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沖縄県 読谷村

平成23年第400回読谷村議会定例会会議録 06月20日−04号




平成23年第400回読谷村議会定例会会議録 − 06月20日−04号







平成23年第400回読谷村議会定例会会議録



第400回読谷村議会定例会会議録



第7日目(6月20日)本会議 午前10時01分 開議



出席議員は次のとおりである。

      1番 知 花 徳 栄 君         2番 比 嘉 郁 也 君

      3番 仲宗根 盛 良 君         4番 伊 波   篤 君

      5番 當 山 勝 吉 君         6番 大 城 行 治 君

      7番 當 間 良 史 君         8番 上 地 利枝子 君

      9番 山 城 正 輝 君        10番 城 間   勇 君

     11番 嘉手苅 林 春 君        12番 津波古 菊 江 君

     13番 山 内 政 徳 君        14番 長 浜 宗 則 君

     15番 照 屋 清 秀 君        16番 上 地   栄 君

     17番 伊 佐 眞 武 君        18番 國 吉 雅 和 君

     19番 新 垣 修 幸 君





欠席議員は次のとおりである。





地方自治法第121条の規定により、説明のため本会議に出席した者は次のとおりである。

 村    長   石 嶺 傳 實 君      副  村  長   池 原 栄 順 君

 教  育  長   比 嘉 源 勇 君      総務企画部長   儀 間 敏 光 君

 建設経済部長   比 嘉 隆 雄 君      生活福祉部長   仲宗根 盛 和 君

 教 育 次 長    與 儀   優 君      会計管理者    知 花   毅 君

 会 計 課 長    饒平名 俊 江 君      総 務 課 長    與那覇   準 君

 企画財政課長   與那覇   操 君      税 務 課 長    小橋川 清 弘 君

 農業推進課長   福 地 政 勝 君      跡地利用推進   大 城 友 誼 君

                         課    長

 土木建設課長   新 城 直 喜 君      都市計画課長   古 堅   守 君

 商工観光課長   長 浜 真佐夫 君      健康環境課長   真栄田 敏 光 君

 福 祉 課 長    知 花 俊 治 君      健康保険課長   大 湾   勇 君

 住民年金課長   仲村渠 英 二 君      こども未来課長  山 内 勝 美 君

 診療所事務長   高 山 朝 慎 君      健康増進センター 山 内   猛 君

                         事   務   長

 教育総務課長   喜 瀬   栄 君      学校教育課長   上 地 栄 春 君

 生涯学習課長   玉 城 秀 友 君      文化振興課長   仲宗根   求 君

 給食調理場所長  伊 波   靖 君      水 道 課 長    比 嘉 憲 友 君

 選挙管理委員長  仲 村 律 子 君





職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。

 事 務 局 長    松 田   修 君      事務局次長    山 内 明 秀 君

 議 会 主 任    當 山 克 伯 君





本日の会議に付した事件は次のとおりである。

 日程 1.一般質問







○議長(新垣修幸君)

 これより本日の会議を開きます。

 昨日に引き続き、一般質問を行います。



△17番・伊佐眞武議員の一般質問を許します。



◆17番(伊佐眞武君)

 村民の皆さん、おはようございます。日本共産党、読谷村議会議員の伊佐眞武です。第400回6月定例会において一般質問を行います。今回4つのテーマで通告してありますが、早速ですが、質問に入っていきたいと思います。

 一、読谷村の防災計画についてお尋ねします。自然災害は台風災害から大雨による洪水災害や地震・津波による災害まであり、防災計画も幅広い分野にまで及びますが、今回は地震・津波被害対策に焦点を当てて質問したいと思います。東日本大震災を目の当たりにして、沖縄県でも地震・津波に対する警戒感や関心が高まっております。そのことは本定例会においても多くの議員が取り上げていることにもあらわれております。この地震につきましては、今年の5月10日付の沖縄タイムスで琉球大学の中村准教授によって、沖縄本島の南約100キロメートルの琉球海溝の海底を震源として、マグニチュード8を超える巨大地震が発生し、本島は震度6前後の揺れに見舞われる可能性があると指摘しています。そして大きな地震が発生した場合、津波の高さは現在の沖縄県の予想の2倍から3倍に達すると予測しています。そこで読谷村の防災計画について質問していきます。?地震に対する災害対策は、どのような対策がありますか。?津波に対しては、どのような対策がありますか。2点伺います。



◎総務課長(與那覇準君)

 御質問の1、?地震に対する災害対策についてお答えいたします。読谷村地域防災計画においては「地震に強いまちづくり」として、1.地盤災害防止対策。2.急傾斜地崩壊対策。3.河川災害防止対策。4.道路施設整備対策。5.漁港施設整備対策。6.農地防災対策。7.上水道施設防災対策。8.通信施設防災対策などがあります。それぞれの分野で建築物などの耐震化を図り、適切な維持管理を行うことにより耐震性の確保に努めるということであります。

 次に?の津波対策についてお答えいたします。読谷村地域防災計画では、1.津波避難計画の対策。2.津波危険に関する啓発対策。3.警戒・避難体制・手段整備の対策。4.海岸保全対策があります。地震や津波のいずれの災害においても、自分の身は自分で守るということは基本であり、村民の意識啓発をしなければなりません。その次に共助ということで、お隣近所の助け合いで急場をしのぐ、災難を小難に、小難を無難にするということは大切だと考えます。



◆17番(伊佐眞武君)

 防災計画の概略を今伺いましたが、行政の立場からすれば公共施設の耐震化が一番重要な課題だと思うんですけれども、それ以外にいろんな避難訓練だとか、非常に範囲が広いんですけれども、今言われたように公共施設ではなくて、公共施設には非常に耐震化というんですか、基準のハードルが高くて、沖縄県もこの耐震基準を見直す方向にあると思うんですが、少なくともこれまでの構造計算上、非常に耐震化はしっかりしていると思うんです。そういう意味で私は民間住宅について、中心に質問していきたいと思います。村民にとって地震が発生した場合、ほんとに自分の家は大丈夫だろうかということが一番切実な思いだと思うんです。そういう意味では沖縄県の場合は特徴的なのは、多分復帰前からの建物なんですけれども、ピロティ形式の住宅とかアパートですね。いわゆるゲタばき、そういう住宅が結構あるんですけれども、それらも専門家に言わせれば強い地震の揺れには非常に問題があるということで、以前からこれは指摘されております。これについては1階部分が空間になっているんですが、柱と梁の間に袖壁をつけたり、耐震補強の方法はあるということで、そういうことも指摘されております。それから民間住宅でもう1つ大丈夫かなと思う点があって、これも沖縄県の特徴的なことなんですけれども、水タンクがありますね。水タンクそのものが問題ではないんですが、要するにタンクの設置の仕方です。これは建物の屋上の真ん中でなくて、柱の上のほうに延長して、柱を1本立てて、その上に設置したりするものですから、最近のものは比較的頑丈にできていて、タンク台の周りもコンクリートとかブロックで囲まれているのは多分大丈夫だと思うんですが、以前のものは柱1本を立ててその上に乗っけて、そういう場合の加重は大丈夫と思うんですが、揺れについては非常に不安定、バランスが悪いと思うんです。この水タンクの設置の仕方と、ピロティ式の住宅、その2点を非常に沖縄県の民間住宅は問題があるということで専門家からも指摘されております。それについてはもちろん補強工事自体するのは家主の責任でやるべきではありますが、その補強するかどうかの判断をするために、やはりこれは行政からの知恵と言うんですか、支援が必要だと思うんです。そういう意味で、つまり結論として私が今言いたいのは、今年の4月1日から、これは沖縄県の制度なんですけれども、沖縄県民間住宅耐震診断事業補助金交付要綱というのができていまして、この制度について今、担当者の方は入手していますか。沖縄県の交付金要綱ですね。これがあることは御存じでしょうか、伺います。



◎都市計画課長(古堅守君)

 今の沖縄県民間住宅耐震診断事業補助交付要綱というのが沖縄県にございまして、これは国の住宅・建築物安全ストック形成事業の補助金を受けるためのものでありまして、今年の4月から制定されております。



◆17番(伊佐眞武君)

 できればこの交付金要綱の簡単な、まず初めに趣旨だとか、対象になる住宅だとか、あと対象金額とか、大体二、三点ですね。概略のほうをちょっとだけ説明願いたいのですが、よろしくお願いします。



◎都市計画課長(古堅守君)

 内容といたしましては、住宅の耐震診断に対する費用を補助するものであります。個人住宅の耐震を診断する費用を国、県、市町村、そして事業者、個人の負担ということでございます。国が3分の1、県と村で3分の1、あと事業者が3分の1という内容になっております。個人住宅については13万円が限度額となっております。あと集合住宅には面積要件がありまして、1,000平米以内のものについては平米2,000円と。1,000平米を超えて2,000平米以内の部分については、平米1,500円当たりというような補助金の内容になっております。



◆17番(伊佐眞武君)

 せっかく今そういう国、県の制度があるわけですから、やはり家主の立場に立って、ほんとにこれ地震が来たときに耐え得るかどうか耐震工事の必要性を判断する基準になると思いますので、ぜひ読谷村でも県の制度に対応したこの制度の整備が必要だと思うんですけれども、その辺は改めてもう一回お伺いしますけれども、必要性についてはどう思いますか。



◎都市計画課長(古堅守君)

 この助成制度を活用するためには読谷村が耐震改修促進計画というものを立てて補助金を受けることになります。現在は特定行政庁が義務づけられておりますが、ほかの市町村はまだ策定されておりません。この補助事業を導入するに当たっては村独自の耐震改修促進計画を立てて補助要綱等をつくって、予算を確保する必要があります。今後はこの取り組みになると思います。



◆17番(伊佐眞武君)

 ぜひ今後の防災計画の中に参考と言いますか、検討してほしいというふうに思います。次に、今は地震についてだったんですが、今度は津波について、もう少し突っ込んでいきたいのですが、この質問はずっと先日からやられていて、特に沿岸地域に住む住民ですね、津波に対する不安というのは常にあると思います。そこで仮に津波が発生して津波情報が出たときに、この情報を聞いて正しく判断して行動するためにも、これも照屋議員からも先日質問されていたんですが、自分の住んでいる地域が海抜何メートルに位置しているか、これを知ることはとっても大事だと思うんです。しかしこれは一方的にやるわけにもいかないはずですから、地域の自主防災組織の中で十分メリットもありますし、デメリットもあると思います。そこらあたりも議論する必要がある、一番の前提になると思うんですが、そこはまた地域の中で議論を詰められてもらいたいと思います。そのほかに質問をしたいのは、地域に住んでいるところ以外にも、村民、県民が一番通る国道とか県道ですね、ここも高さ表示というのは注意喚起という面もあるんですけれども、逆に安心感を与えるという側面もあると思うんです。要するに県道というのは恐らく海抜20メートル前後あると思うんです。そういう意味でも安心感を与えるためにも、その後の避難場所にするためにも、やはり国道とか県道沿いにある程度の海抜表示が必要と思うんですけれども、そのあたりについてはどう思っておりますか。



◎総務課長(與那覇準君)

 各地域における海抜表示については先日も説明申し上げましたが、それぞれの地域の自主防災組織の取り組みの中で、学習会を重ねていって、そこで設置のあり方について方向性を出していきたい。できましたら設置する方向でそういうことをやっていきたいということでございます。その地域の状況が把握できていないと不安があるだとか、あるいは逆に安心感につながるというふうなこともありますので、この主要な道路におけるその高さの表示というのはこれから検討していきたいというふうに思っております。



◆17番(伊佐眞武君)

 これはいろいろ議論してもらうとして、一番肝心なことは避難場所が一番肝心だと思うんです。地震、津波が発生したときに指定のと言いますか、高台とか一番近いところと言いますと、読谷でいえば読谷飛行場跡地ですね、ここまで来れば絶対大丈夫と思うんですが、実際ここまで避難するときは現実的にみんな一斉に避難しますから、歩いて逃げるという人は少ないと思うんです。これはこれからの教育だと思うんですが、車を使って一斉に車が出た場合は渋滞が予想されるんです。そうすると沖縄県でもし仮に地震が発生した場合には、震源地が沖縄本島の大体南の100キロメートルぐらいと言われていますから、本島に到達するまで大体45分ぐらいかかるらしいんです。実際問題として避難するのに恐らく時間がかかると思います。車がスムーズに使えれば別なんですけれども、一斉に使うと混雑が予想されるということで、要するに言いたいのは津波警報だとか、避難指示とか勧告がいざというときに出ると思うんですが、そのときに素早く対応するために近くに高台がない場合に、そのときは地盤自体が既に海抜何メートルとか既にありますから、その上に3階建て以上でも10メートル以上になると思うんです。そういう意味で近くの民間のアパートとかマンション、そこにいつでも安心してと言いますか、すぐ逃げれるようにですね。今の状態だったら逃げる人もいると思うんですが、躊躇があると思うんです、使っていいかどうかということで。この辺は行政のほうで民間住宅の家主と避難場所に指定するように取り決めと言うんですか、そういう協定を結んで準備しておいたほうがいいのではないかと思いますが、この点についてはいかがですか。



◎総務課長(與那覇準君)

 今おっしゃっているのは避難ビルの指定のお話になると思います。読谷村地域防災計画の中では現段階では、この避難ビルの指定というのがありません。まずそれを設定していくためには地域にどれだけのそういう防災施設としての資源があるかという調査をやらなければいけません。そしてそこに至るための、いわゆる私たちが考えているのが徒歩で1キロから2キロ、最高2キロが限度として避難施設を考えなければいけないということです。その時間が20分から30分以内に、その避難が完了するような形の設定をしなければいけない。そのために例えば公園だとか、あるいは公共施設、そこに至るための距離が長いということになれば、あるいはそれよりもっと緊急性を要するような災害が発生した場合の時間短縮として、緊急避難ができるその避難ビルとしては有効だと考えます。これは今年度の地域防災計画の見直しの中でのハザードマップを作成していく作業を、もう発注して契約しておりますので、その中で調査をして村民にわかりやすく、そういうものも表示していきたいというふうに考えています。これ総論的なお話であって、具体的に防災資源としてのそういう建物、避難が困難であるような場所、そういう設定をあらかじめ調査した上で設定をしていくことになりますので、具体的にはこれからの作業になります。



◆17番(伊佐眞武君)

 できるだけ近くに避難場所があれば不安が軽減されると思います。いざというときにほんとに何分かの時間差で命が助かるとか、そういうことも十分あり得ると思いますので、ぜひこの点はハザードマップの作成作業に生かしてほしいと思います。

 あともう少し質問をしたいんですが、実際に比較的大きな地震、津波が発生して、ほんとは考えたくもないんですが、もし仮に大量のけが人が出た場合に、そのときの対応まで防災計画には取り入れる必要があると思うんです。多分計画はあると思うんですけれども、現実にそういう状況になった場合に、一斉に大量に出るものですから、けが人を病院に搬送する救急車だけではとても対応できないというふうに思うんです。これも質問に先日出されていたんですが、民間との連携ということで、地域住民の車の活用とか、あるいはまた運送会社と言いますか、タクシー業界ですね、そことの連携ということももう準備していたほうがいいのではないかと思って、そのいざというときの搬送、けが人を搬送する手段と言うんですか、それと実際けが人を搬送しても肝心の病院では大量に来た場合にとても対応できないと思うんです。そういうときにどこの病院に運んだらいいかとか、その情報の連絡体制とか、この辺は計画ではどうなっていますか。



◎総務課長(與那覇準君)

 これはいろんな災害の避難想定に基づいて、そういったものが設定されていきますけれども、いわゆる沖縄本島の直下型の地震が起きた場合に、ほぼ崩壊という形になりますので、そういう場合には病院も被害を受けているということが考えられます。そういう想定になっております。各市町村で同じような状況が発生するわけです。大規模な被害、そこで一斉にということで実際はある程度の設定をしても集中することが考えられますけれども、各市町村の災害対策本部では基本的にトリアージ、消防も含めてですね、トリアージをした上で最も緊急を要する、命にかかわるそういう優先順位を設定のもとに搬送計画を立てるということが基本になっております。ある程度のそれぞれの市町村での対応をした上で、最も危険度の高いそういう患者についてはトリアージをした上で搬送していくと。そういう計画になりますけれども、今タクシーとかそういう輸送の手段を考えるという話ですけれども、これは去年、私たちは建設業者会を含めて災害支援協定というのを結びましたけれども、その段階で搬送輸送についても検討しましょうということで、村内のタクシー業者ですね、一応検討はしています。ただ、これはそういうけが人云々の話ではなくて、一たん災害が発生するとそういう交通機関もマヒをしていきますので、一つの災害予防として要援護者の皆さんをある一定の基準、作業のマニュアルに基づいて、その方々が安全な場所に避難できるように輸送をしていただく。そういうことを前提とした輸送計画は今のところ検討しております。具体的に検討をしている最中です。ただし、一たん災害が発生し、大量のけが人が出た場合のものは今のところその搬送計画については設定がございません。これから具体的に消防あたりとの詰めが必要になってきます。



◆17番(伊佐眞武君)

 最悪の場合を考えると対策も切りがないと言いますか、もう大変なことになると思うんですが、できるだけそういうことがないように願うしかありません。あと1点だけ質問したいことがあるんですが、これまで対策もやっていて、またこれからもある程度の見直し作業があると思うんですけれども、それに伴って沖縄県でこれまでの津波の大体の高さ予想というのが出されていて、要するに質問の内容として、2年前に読谷村で、これは読谷村の村づくりの基本に関することなんですが、景観条例ができて、それも従来の沖縄県のいろんな予測のもとに立てられた計画だったと思うんですけれども、議員もですね、その議案についても賛成して、全会一致になってその条例ができたんですが、その条例全体の趣旨ということではなく、一定部分の高さ制限という部分があります。このことが実は非常に気になっていると言いますか、今回沖縄県がこれまでの防災計画を見直した場合に、この景観条例の中にある高さ制限ですね。これについても今後その防災会議の中で検討課題として出てくるのかどうか、この辺を今聞いておきたいと思います。具体的な詰めまでまだないと思うんですけれども、恐らくそのことは無視できないと思うんですけれども、趣旨が非常に大事ですということで。ちょっとこの辺の見通しだけ伺います。



◎総務課長(與那覇準君)

 高さに関することですね。いわゆるそういう危険が想定される場所において、景観の問題はあるにしろ、ある一定の高さを認めていくべきではないかというふうな御趣旨だと思います。これはいろいろ考えられますけれども、これからの検討課題にしたいと思います。どういう指定でそういうものが許可されていくのか。あるいは許可するのかどうか。公共施設はできるのかできないのか、いろいろあるかと思います。逆にそういう高さを認めていくとなると、そういう指定をしていくとなると、その高さのものは安全だというお墨付きを与えることにもなりますので、果たしてそれで万全なのかどうか。ここら辺も十分な検証が必要だと思います。ある意味ではこれもリスクを伴うものかもしれません。今回の東北の事例を見た場合に、防災ビルというものがあったことを皆さん、あの映像で観ているかと思います。リアルな映像が流れてきましたけれども、そのまちの防災ビルと言われている建物に自治体の職員が首長も一緒に上っていって、その監視をしている最中にどんどん津波が高くなっていって、そこの町長でしたか流されたというふうなこともありました。時として自然というのは私たちの考えも及ばないような、想定を超えるような災害が起きるのが自然災害でございますので、ここら辺は十分に慎重になる必要があるかと思います。



◆17番(伊佐眞武君)

 もうほんとにこの防災計画というのは範囲が広くて大変な作業になると思うんですが、村民の生命、財産を守ることですから、そういうことに直結するような実効性のある防災計画をつくることを要望して次に移ります。

 二、ユンタンザミュージアム基本構想との関連で、座喜味城跡公園内の整備について伺います。村立歴史民俗資料館は、昭和50年の開館以来、読谷村の文化活動の拠点として博物館の役割を担ってきました。開館から35年が経過し、建物の老朽化が懸念される中、博物館としてのさらなる機能強化、地域振興の一翼を担う役割が求められているもとで、ユンタンザミュージアム基本構想が今年の3月に策定されております。基本構想の内容は地域資源を生かし、読谷村のさらなる発展を期待させるものであります。基本構想策定委員の方々には心から敬意を表したいと思います。基本構想との関連で座喜味城跡公園をより充実させる上で考えたことがありますので、何点か質問をします。?公園内の散策路は現在コンクリートづくりになっていますが、歴史的遺産、世界遺産にふさわしい石畳づくりに整備していってはどうですか。?座喜味城跡の魅力に最上部からの展望があります。しかし風のある日は最上部へ上ることが制限されることから、参観者は不満が残るようです。ある程度の風でも周りが展望できるよう工夫が必要ではないでしょうか。?郷土の広場トイレのドアの改修とあずまやのわらの葺きかえ予定はありますか。?公園内の樹木に樹票をつけてはどうですか。4点伺います。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 ?についてお答えいたします。国指定史跡内の歩道は、昭和58年度に文化庁補助事業により整備したものでございます。舗装方法については、将来の歩道再整備時に検討してまいりたいと思います。

 ?についてお答えいたします。現在座喜味城跡城壁へは、強風時、特に台風接近の二、三日前後には城壁階段門扉を閉め、安全管理上、立ち入りを制限しているところであります。このことにつきましては参観者の皆様に安全管理上、御理解をお願いしたいと思います。次に、ある程度の風でも展望できるような工夫として、城壁への柵の設置が考えられますが、城壁への柵などの工作物設置については、文化庁の許可を受ける必要があります。

 ?についてお答えいたします。御指摘のトイレのドアについては、御指摘後修繕しております。以後、施設の管理・補修については気をつけていきたいと思います。あずまやについては、木造茅葺きとなっていることから、このたびの台風におきましても天井の一部が破損する被害を受けています。修復について検討し、業者への見積もりを依頼しようとしたのですが、現在、茅葺き請負業者が見つからず、苦慮しているところです。よって、茅葺きかえについては、あずまやの屋根の施工方法の変更を含めて対応策を検討していきたいと思います。

 ?についてお答えいたします。樹木への樹票の取りつけにつきましては、一部の樹木へ対して樹票取りつけを検討してまいります。



◆17番(伊佐眞武君)

 ?について再質問します。答弁で補助事業によって整備されて、将来の歩道再整備時に検討していくということになっているんですけれども、これ将来というのは大体何年後ぐらいをめどにしているんでしょうか。大体のめどでいいんですが。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 具体的ではありませんけれども、今歩道の亀裂があって、そこのほうと擁壁工事等、必要な箇所がございます。その辺は今用地購入等、地主と折衝中であります。その際が歩道再整備かなと。亀裂が入っている擁壁工事が実施できるときが全体的な歩道再整備の時期かなと考えております。



◆17番(伊佐眞武君)

 これ補助事業との関連ですので、その時期が来れば、ミュージアムが完成するのが5年後という予定になっておりますので、できるだけ間に合えばいいんですが、努力してください。この通路散策路について、もう1点だけお伺いしたいことがあるんですが、座喜味城跡の正面から入り口に向かった場合、階段があって通路があるんですけれども、座喜味城跡入り口の手前大体20メートルか30メートルぐらいの舗装されたコンクリートの通路が途中から途切れているんです。これがなぜなのかちょっとその理由を伺いたいんですけれども、どういう原因でですか。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 今、御指摘の場所は松林を抜けて、すぐ最初にアーチ門が見えてくる、この二、三十メートルの場所だと思いますけれども、そちらのほうは現代の舗装等が目に入らないようにということで、この二、三十メートル手前で現在の遊歩道の舗装が終了しているところでございます。城壁に近いところへは現代の舗装をしていなくて今途切れたような感じに見えているかと思います。



◆17番(伊佐眞武君)

 ここは文化財保護区域になっていて、当然途中までは文化庁からの許可がおりていて舗装されていると思うんですが、近くになればなるほど舗装が途切れているということは、要するに文化庁の指導があって、ちゃんと舗装ができないということでしょうか。要するにコンクリートの通路ですね、それができないということになっているんですか。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 そのとおりでございます。整備の際は文化庁の許可を受けながら整備しておりますので、文化庁の指導によるものです。



◆17番(伊佐眞武君)

 そういう指導があるならば、別に必ずしもコンクリートにしなくてもいいと思うんです。現状を見てみますと、ほんとにもう雨で浸食されて足元が悪い状況になっているわけなんです。それをあえて別にコンクリート舗装でなくても、もちろん文化庁の許可がおりないのは一番なんですけれども、現状保存という立場で考えた場合に、浸食されていれば当時の材料とか補修方法で土とかコーラルを使って、そのまま埋めて元に戻すということですね。今の状態を少し改善するぐらいの、当時の材料、赤土とかを使っての舗装だったら文化庁の当然許可はおりると思うんですけれども、このあたりはどうですか。こういう方法での補修ですね、検討してほしいんですけれども。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 当初整備時の状態から梅雨時期の雨でやはり流されている現状がございます。その辺については当然維持補修ということでこまめに補修していく必要があると考えております。



◆17番(伊佐眞武君)

 できるだけ参観者をもてなすような丁寧な、可能な限りの舗装をやっていただきたいと思います。

 それで次?の展望台についてなんですけれども、これも2年前に質問をして当時の担当課長を初め、村長からも十分聞いてはいるんですけれども、もう一つ思うことがあって、今回またあえて取り上げているんですけれども、まず今の座喜味城跡の最上部分ですね、ここは一の郭になるんですかね、そこから最上部に上る鉄製の階段がありますよね。それを上って参観者はその眺望を見渡すんですけれども、仮に風が強い日にこっちに上って、参観者がもし仮に転落した場合に、管理責任を問われるということがありますね。これは当然だと思います。ただ、しかし考えてみますと今の状況でも天気がいい日でも、これ変な見方なんですけれども、すぐ階段を上って、めまいをしたり、子どもたちがふざけあって、後ろから押したりして落ちる可能性があって、今の現状でも実は管理責任が問われると思うんです。そういう意味からすると、ほんとは城壁に上らせないような、直接城壁にはタッチさせないで別の方法でですね、高さもそんなに高くなくていいと思うんですけれども、城壁とは無関係に展望台がつくれないかと思っているんですけれども、大体答弁の予想はできるんですけれども、一回聞いてみましょう。どういうことですかね。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 現在、城壁に鉄階段があって、鉄階段には注意喚起として転落注意という看板を階段の最初のほう、そして上に上りきったところに転落注意という看板を掲げて、注意喚起をしているところでございます。上ったあとの城壁についての柵なんですけれども、以前にも県の担当課と相談をしたこともありますけれども、やはり城壁そのものには工作物は無理という回答はいただいております。



◆17番(伊佐眞武君)

 予想どおりなんですが、それではもう少しこの点、踏み込んでみたいんですが、別の視点からちょっと考えてみたんですけれども、保存という視点から、昔の城というのは高いところにあって、これはもちろん敵の侵入を防ぐことが第一の目的だと思うんですが、それ以外にも当時の一番早い情報伝達手段として、この高いところからのろしを上げたり、逆に上っているのを見たり、常に城の中から遠くを見渡せるような状態にあったのが、当時の城の形態だと思うんです。もちろん見張りをつける手もあるんですけれども、常に城の中から周囲が見えるような状態に多分あったと思うんです。そういう意味では今の座喜味城跡の一の郭の中に現在残っている建物の基礎と言いますか、礎石が残っているんですけれども、それを見たときに過去に遺構発掘調査があったと思うんですが、そのときに発掘された資料とか、あるいはほかの資料も含めて、その当時の建築物の復元が可能かどうか。その点の資料も出ていますか。出てないでしょうか。



◎文化振興課長(仲宗根求君)

 御承知のとおり、座喜味城跡は昭和48年から昭和60年まで発掘調査整備されております。その際の今御質問の一の郭発掘調査しておりまして、見つかった建物跡は今展示として基礎部分を、そして礎石部分を再現してあります。その他の建物跡としても柱穴とかは見つかっておりますけれども、これが発掘調査だけの資料では復元はできておりません。図も書けておりません。極端に言いますと、上屋構造を復元する情報は得られてない調査成果でございます。今、文化庁の指導で再現できるのが今の礎石部分の復元のみでございます。上屋については今のところ復元は困難だろうと考えております。あとのろし関係、座喜味城跡、のろしを上げる場所として言い伝えがございます。そういったのろしに関する建物跡についても発掘調査で注意して発掘したようですけれども、のろしを上げるような建物等も見つかっておりません。



◆17番(伊佐眞武君)

 参観者の立場に立てば、座喜味城跡の眺望がすばらしいものですから、何とか現状保存と利便性の相反すると言うんですか、矛盾しているんですが、なかなか難しい問題があると思うんですが、いずれにしましても5年後には新しい資料館が完成して一体的な運用が図れられて、有料になるということもありますし、ぜひですね、うまく統一できるようなことになればいいかなと思って、問題提起のつもりで質問をしています。

 あとトイレの改修とか非常に評価するんですが、実はここも場所がバリアフリーの観点からちょっと難点があると思うんですけれども、今回時間がないので次に移りたいと思います。

 三、比謝橋碑文前の生活排水路について伺います。比謝橋碑文は木でつくられたもとの橋を1717年に堅固な石づくりに完成させた記念に建てられたものです。比謝橋はそれ以来、豊見城の真玉橋とともに沖縄の二大石橋として有名でした。この一帯はかつて沖縄八景に数えられるほど景観もよく、読谷村の表玄関であり、歴史的にも由緒あるところです。そのことから読谷村文化協会により、比謝矼友竹亭顕彰碑と沖縄三大歌人の一人、吉屋チルーの歌碑も建立されています。今では文化協会によりお茶会や古典音楽演奏なども行われるところです。このような神聖な場所に現在のような排水路がむき出しの状態であるのはふさわしくないし、文化村読谷村としても放置できない問題だと思います。そこで質問します。?排水路は露出の状態で汚水が比謝川に流れ込んでいますが、その対策を伺います。



◎土木建設課長(新城直喜君)

 御質問三の?についてお答えします。現地を調査したところ、比謝橋碑文前の生活排水路は、素堀りの水路で、一部に汚水が滞水している状況が見られます。その排水路の敷地は民有地となっており、排水路の維持管理や露出状態の解消対策につきましては、土地所有者が行うものと考えております。滞水している状況については、土地所有者へ連絡したところ、その改善につきましては現地測量を行い、その対策を検討するとの回答がありました。



◆17番(伊佐眞武君)

 直接的には土地所有者の改善責任ということになりますけれども、その前にちょっと問題点を明らかにするために、ここは土地所有者が原因者なのか、要するにその排水路を今現状を見てみると非常に悪臭も漂って、水質も非常に悪くなっていますけれども、その排水路にたまっている水ですね。それどこから流れて、それは当然原因者はわかっていると思うんですけれども、所有者はゴルフ場らしいんです。そういう意味ではどこに改善責任があるのか。もちろん土地の所有者が協力的で自分の土地を使って、それで納得して改善すればいいんですけれども、そうならない場合がありますよね。原因者が別とすれば。その場合の原因者にいろいろ連絡して対応を求めたということなんですが、その時点でどういう改善内容ですね、まだそこは回答出てないですか。



◎土木建設課長(新城直喜君)

 今、回答を待っている状態であります。まず対策としては今汚水が滞水している状況がありますので、その溝を少しさらうと言うんですか、清掃をすれば汚水は流れていくかなと。現場を見た限りそう思います。ですから現地を測量して、水が流れるような構造であれば、そこをさらえば汚水の滞水はなくて、極端に臭いにおいはなくなるかなと考えております。



◆17番(伊佐眞武君)

 現場を見たら、ほんとにここは由緒あるところで、今のような状態を絶対放置してはいけないと思いますが、抜本的に解決するためには、流域下水道を通して、そこに村の公共下水道をつないで、その原因者からも直接公共下水道につなげば根本的な解決になると思うんですけれども、しかし、いろいろあって住宅も密集してなくて、区域に含まれてなくて、いろんな問題が今出ていると思うんですけれども、そういう抜本的なことは時間がかかると思いますので、現時点でやるべきこととして、その原因者が使っている浄化槽があるんですけれども、これがどうもうまく機能していないのではないかというふうに思うんですけれども、水質が非常に悪いんですよ。そこを滞留しているのか、そこで水質が悪くなっているのか、もともとの浄化槽から出たのがちゃんと浄化されずに排水路に来ているのか。この辺の指導も行政から直接なのか、それとも保健所を通してなのか、ちょっとわからないんですけれども、あるべき指導があると思うんですけれども、これは健康環境課ですか。浄化槽の指導ですね、どうなっていますか。



◎健康環境課長(真栄田敏光君)

 やはり浄化槽からの排水基準というのがございます。まずはその基準は本来守られて汚水は出されているものと見ておりますが、先ほど土木課長からありましたとおり、今水がたまっている状態、滞水の状態で汚れた状態があるということですから、まずはそれを改善していただくと。その後に排水の基準ができているかどうかは中部保健所を含めまして連携の上、もし守られてなければそのように改善する方向で対処をしていきたいと考えております。



◆17番(伊佐眞武君)

 ぜひ現場を調査して、私の見た目では排水は全然基準に達してないというふうに思うんですけれども、ぜひこの辺調査して対応してほしいと思います。次に移ります。

 四、比謝地域内の村道認定申請について伺います。比謝地域の西側一帯は昔は大変不便な地でありました。それが昭和53年以来、村道が整備され、地域の住環境は格段によくなっています。尽力された方々に対して改めて敬意を表します。しかし比謝西側一帯は大きな課題が残されているところがあります。当該地域は第一種低層住居専用地域になっていますが、戦後66年全くの未整備です。道路はなく住宅が建てられません。近くには読谷中央幼稚園、のぐさ保育園及びふれあい保育園があります。また100件以上の墓地群があります。シーミーの季節には駐車場もなく、大混雑をしております。幸い地主の中に所有地を駐車場や公園にしてもよいと進んで協力している人もいます。また住宅を建てたいとする地主も数人います。保育園、地主、墓の所有者、皆さん大きな期待を寄せております。関係地主全員も同意しております。さらに比謝区長、牧原区長、大湾区長、大木区長、そして南部地域の議員4名の連名で要請されている案件であります。そのことについて質問をします。?現場は第一種低層住居専用地域になっていますが、道路がなく住宅が建てられる状況にありません。また近くには保育園や墓地群もあり、駐車場や公園などが必要です。村道のできる意義は大きいと思いますが、どうですか。?村道認定に至るまでの審議内容、経過等の説明を伺います。



◎土木建設課長(新城直喜君)

 御質問四の?についてお答えします。村道認定の要請がある比謝地域一帯は、道路網が脆弱であることから、国道58号と国道58号バイパス西海岸道路間を連結する東西の道路網の整備が必要だと考えており、読谷村第2次都市計画マスタープランなどでは、当該地域の国道58号から国道58号バイパス西海岸道路を連結する道路と、県道6号線から県道16号線を連結する道路の2本の補助幹線道路の整備構想があります。村道認定の要請のある当該道路につきましては、土地利用の観点から、その意義は大きいと考えており、読谷村第2次都市計画マスタープランなどの上位計画との整合性を図りながら、道路線形等を含め検討したいと考えております。

 続きまして、御質問四の?についてお答えします。村道認定に至るまでの一般的な経過等についてでありますが、まず道路整備の必要性を確認し、そして地元など関係者と協議を行うための概略設計を行い、道路線形を決めた後に、道路整備に対する関係地権者などの同意を取りつけた後、村道として認定という経過になります。



◆17番(伊佐眞武君)

 今の答弁は文面からすれば非常に前向きだと受けとめております。関係者の方々、マスタープランもあるんですけれども、整合性を図りながら、ほんとは質問をしたかったんですが、時間がないようですので、ぜひ私たちも地権者と地域の方を含めて実現のために全力で頑張りたいと思いますので、御支援よろしくお願いいたします。以上で終わります。



○議長(新垣修幸君)

 伊佐眞武議員の質問は終わりました。

 休憩いたします。

     午前10時57分 休憩

     午前11時07分 再開



○議長(新垣修幸君)

 再開いたします。

 休憩前に引き続き一般質問を行います。

 議席10番・城間 勇議員の一般質問を許します。



◆10番(城間勇君)

 村民の皆さん、こんにちは。傍聴席の皆さん、渡具知区の区長、審議員の皆さん、梅雨明けで暑い中、御苦労さまでございます。第400回読谷村議会定例会において一般質問を行います。その前に所感の一端を申し上げます。地震・津波、原発事故、前例のない複合災害となった東北・関東大震災で亡くなられた皆様へ哀悼の意を捧げる。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い被災地の復興を願います。

 次に6月23日は慰霊の日、沖縄戦終結から66年、沖縄戦戦没者の御霊を慰める沖縄戦戦没者追悼式が今年も糸満市摩文仁の平和祈念公園を中心に県内の各地域で慰霊祭が挙行されます。守礼の邦、沖縄は我が国で唯一、軍人・軍属のみならず、一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦となり、12万余の県民を含め、24万900人余の尊い人命が犠牲となり、平和で緑豊かな島々の貴重な財産や文化遺産を失っております。読谷村もあの当時の人口の4名に1人が犠牲になって、3,900名余の犠牲をこうむっております。伊波 篤議員の一般質問の中で、楚辺区は慰霊祭の中で区長さんが三味線を弾いて、参加者全員で「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」を合唱していることに大変感銘を受けました。さとうきび畑の歌碑建立同様に「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」のすばらしい歌碑の建立が実現することを期待し、一般質問に入ります。

 1.防災計画について。イ、東日本大震災で自治体が定めた指定避難所のうち100カ所以上が津波に襲われ流失や浸水などの被害に遭っておりますが、本村の沿岸部に近い災害時の避難所、長浜公民館、都屋公民館、楚辺公民館、大添公民館、渡具知公民館等の地震と津波を想定した避難場所と避難誘導経路の再点検が必要では。ロ、防災訓練の今後の計画と内容、具体的な取り組みは。ハ、各字の自主防災組織の取り組みは。ニ、学校現場の避難訓練の内容は。ホ、災害持に避難住民に提供する食料や水の備蓄状況は。



◎総務課長(與那覇準君)

 御質問の1.防災計画について。(イ)本村の沿岸部に近い災害時の避難所、長浜公民館、都屋公民館、楚辺公民館、大添公民館、渡具知公民館などの地震と津波を想定した避難所と避難誘導経路の再点検の必要性についてお答えいたします。現在の防災マップでは、地域の皆さんにとって具体的な避難経路や、どのような危険があるのかがわかりにくく使いづらいものと考えまして、本年度から2カ年事業でハザードマップ作成委託業務を行っております。本年度は海岸線集落についてその作業の中で具体的点検と設定作業を行っていくことになっております。

 次に(ロ)の避難訓練の今後の計画と内容、具体的取り組みについてお答えいたします。現時点では今年度中の避難訓練の具体的な計画設定はありません。

 次に(ハ)の各字の自主防災組織の取り組みについてお答えいたします。今年の4月から海岸線に面した集落4地区において自主防災組織を結成していただくため、現在取り組みを行っている最中であります。字としましては長浜、都屋、楚辺、渡具知に加え大添が入り5地区を今年度目標としております。

 次に(ニ)学校現場の避難訓練についてお答えいたします。村内の小中学校における避難訓練の状況ですが、小学校では基本年2回の訓練を行っており、中学校では年1回の訓練が行われております。避難訓練は地震、津波と不審者避難訓練があり、ニライ消防や嘉手納警察署の協力を得ながら実施されております。

 次に(ホ)災害時の食糧備蓄についてお答えいたします。本年度当初段階での食糧備蓄は5,178食、水の備蓄は624本(2リットル)で、食糧の場合、現在の読谷村地域防災計画では、2,000人の3日分(3食)で、1万8,000食を備えなければなりません。現時点では目標の29%となっております。



◆10番(城間勇君)

 課長から一通り答弁をしていただきました。議論を深める意味で、また再質問をしていきたいと思います。課長の答弁では本年度から2カ年事業でハザードマップ作成委託業務を行っている答弁でございました。ぜひ立派なハザードマップ作成に向けて頑張っていっていただきたいと思います。ところで6月17日、先週の金曜日の新聞に東日本大震災を受けた県地域防災計画の見直しに向けまして、県地震津波想定検討委員会の初会合のことが新聞に掲載されておりました。その中で委員からはハザードマップは危険情報であり、安全と判断する情報になってはならないなどの意見があったそうですが、実際に東北の被災地のハザードマップの中で安全とされた地域が被災全体の50%以上を占めていたという報道がなされておりました。また実際にテレビのインタビューの中でも、自分たちの地域は安全だからということで避難しなかった。そこへ津波が一瞬に押し寄せてきて、被災したと言っておりました。ハザードマップは危険情報であり、安全と判断する情報になってはならないとのことに対して、課長としてはどのように認識しておられるのか、お伺いいたしたいと思います。



◎総務課長(與那覇準君)

 御質問がありますように、これはたしか気象台の地震津波課長のコメントだったかと思います。まさしくそのとおりでありまして、先ほども少しお話をしましたが、私たち行政がいろいろ示していく場合には、表裏一体、必ずそれはつきまとうものでもありますけれども、しかし村民が求めているのはどこまで行けば安心なのかということも常に問いますし、私たちも問われております。しかしハザードマップの性質上、確かに危険情報であるということになりますので、読谷村にどれだけのリスクがあるのか。お互いクライシスマネジメントをどこまでやらないといけないのか。これはしっかりとした啓発事業の中で、村民の皆さんと自主防災組織をつくり上げるその途中の段階で、きちっと学習活動をして、そういうことを認識していただくような取り組みをしていきたいというふうに考えております。



◆10番(城間勇君)

 東北のほうではそういうのを自治体でハザードマップを配布して、その中で津波のほうは6メートルぐらいの予想だったということで、そして防災無線のほうからも第一報のほうが津波は約3メートルぐらいの高さだということで、そういうのを広報して、そして第二報のほうが今度は6メートルだということで広報をしたものだから、ほとんど安全マップを見ている住民の方々が大丈夫だろうということで避難しなかったら、すぐ一瞬ですね、津波が押し寄せてきたということでございますので、特に津波から災害を防ぐには、1にも2にも避難しかないと思いますので、そういう点でぜひですね、立派なハザードマップ作成に向けまして担当課職員一丸となって頑張っていただきたいと思います。

 次に急傾斜地崩壊危険箇所についてですけれども、防災マップのほうにも村内4カ所、急傾斜地崩壊危険箇所について指摘されております。1カ所が大添ミサワ地区ですね。そして古堅地区、大湾地区、比謝矼地区がありますが、大添ミサワのほうは先週でしょうか、國吉雅和議員からも質問がありましたが、課長の答弁では、もう既に県のほうで防災対策済みということですけれども、それはその防災対策をしてから90度の崖ですけれども、網が張られているんですけれども、何年になるのか、何十年になるのか、その辺お伺いいたしたいと思います。



◎総務課長(與那覇準君)

 実際の施工事業年度ですね、それについては詳しいデータを持っておりませんのでお答えできません。ここは整備が済んでいるというお話ですけれども、先日お答え申し上げましたのは、一部の土地を除いての話になります。急傾斜崩壊危険区域の事業につきましては、基本こういう危険箇所は地主がみずから対策をしなければいけないという原則論がありまして、それを国がかわって、実際の事務としては県がやりますけれども、かわって行うというのが急傾斜地崩壊危険箇所の対策事業になります。そこで合意形成の問題がありまして、一部の崖が行われておりません。そこの崖の対策が行われたのが、いわゆる待ち受け、その急傾斜地が崩落していく場合に巨石の落石がありますので、その落石の待ち受けのための擁壁があります。そして崖面にはネットをかぶせて、その崩落を防ぐということの対策が講じられております。ただし、一部の土地については地主の同意が得られなかった、地主がその事業に参加しなかったため対策が行われてない場所があります。



◆10番(城間勇君)

 課長の答弁では県のほうがそういう防災対策をした、そういう年度というか、わからないという答弁でしたけれども、恐らく私の記憶では15年前後ではないかなと思っているんですけれども、そのころですね、防災対策をしたと思います。そして15年経過しているということで網を張ってあるんですけれども、その中からガジュマルとかギンネム、いろんな雑木が生えてきて、フェンスのネットを押し上げているというか、そういうことで崖地よりはフェンス自体が張り詰めているというか、切れるのではないかなという状況になっております。そういう点ではガジュマルとか、そしてギンネム、そういう雑木等を全体的に伐採したほうがいいんじゃないかなと思っているんですけれども、大添そしてミサワ地区のほうはいかがでしょうか、その辺。



◎総務課長(與那覇準君)

 私もそう思います。危険ですので、ガジュマル、雑木を伐採すべきだと思います。これは第一義的に地主がやるべき行為になります。管理行為ですね。自分の財産である以上、管理行為としてそれをきちっとやるべきということになります。ただし、これ西側のほうになりますけれども、一部村有地がありますので、そこについては村のほうでそういう伐採等ですね、それを行っております。



◆10番(城間勇君)

 個人で維持管理はするべきだということだったんですけれども、何せ大分高いですよね。急斜面で90度以上あるところもあるし、大体20メートルぐらいあるんですよ。それを個人ではしごでも到底届かない場所でありますので、その辺はですね、どうぞまた大添区や個人の方々を行政が指導してタイアップして、雑木の伐採等をやっていただきたいと思います。

 次に2番目の危険箇所ですけれども、古堅にミーチェ井戸から比謝川の堰の間、ダムの間ですけれども、これに関しても照屋清秀議員のほうからも一般質問がありました。実際に二、三年前ですね、ミーチェ井戸の上のほうですけれども、大きな岩が崩落して、そしてミーチェ井戸のフェンスを