議事ロックス -地方議会議事録検索-


沖縄県 沖縄市

第237回 沖縄市議会定例会 06月15日−03号




第237回 沖縄市議会定例会 − 06月15日−03号







第237回 沖縄市議会定例会






┌──────────────────────────────────────┐
│   平成12年                              │
│           沖縄市議会定例会会議録                │
│   第237回                              │
│                                      │
│         平成12年6月15日(木)午前10時開議         │
└──────────────────────────────────────┘

議  事  日  程   第 3 号
平成12年6月15日(木)
                午前10時 開議

第1 報告第99号 専決処分の報告について
第2 議案第191号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願について(沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)
第3 議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願について(沖縄県施行)
第4 議案第193号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第5 請願の委員会付託について
     ──────────────────────────────------
本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件
(議事日程のとおり)
     ──────────────────────────────------
出  席  議  員  (33名)
 1 番 仲 眞 由利子 君   21 番 仲宗根 国 夫 君
 2 番 新 田 保 友 君   24 番 島 袋 善 栄 君
 3 番 小 浜 守 勝 君   25 番 渡嘉敷 直 久 君
 4 番 仲宗根   弘 君   26 番 具志堅 徳 重 君
 5 番 内 間 秀太郎 君   27 番 照 屋 寛 徳 君
 6 番 喜友名 朝 清 君   28 番 照 屋 健 栄 君
 7 番 花 城 貞 光 君   29 番 浜比嘉   勇 君
 8 番 江 洲 眞 吉 君   30 番 高江洲 義 宏 君
 9 番 上 間 正 吉 君   31 番 島 袋 勝 元 君
10 番 佐久田 朝 政 君   32 番 仲宗根 義 尚 君
11 番 照 屋   馨 君   33 番 比 嘉 清 吉 君
12 番 仲宗根   忠 君   34 番 島 袋 誠 勇 君
13 番 棚 原 八重子 君   35 番 池 原 秀 明 君
14 番 普久原 朝 勇 君   36 番 中 石 義 雄 君
15 番 新 垣 萬 徳 君
16 番 山 内 盛太郎 君
17 番 与那嶺 克 枝 君
19 番 新 里 八十秀 君
20 番 桑 江 朝千夫 君
     ──────────────────────────────------
欠  席  議  員  (2 名)
22 番 島 袋 邦 男 君   23 番 登 川 重 男 君
     ──────────────────────────────------
説明のため出席した者の職、氏名

市  長   仲宗根 正 和 君    経済文化部長  高 良 憲 光 君

助  役   稲 嶺 盛 隆 君    建設部長    知 念 秀 光 君

収入役    砂 川 正 男 君    東部海浜    山 田   勝 君
                    開発局長            

総務部長   池 原   清 君    水道局長    高 良   武 君

総務課長   仲宗根 秀 雄 君    水道局部長   新 垣 盛 貫 君

企画部長   山 下   泉 君    教育長     小 渡 良 一 君

市民部長   富名腰   進 君    教育部長    冨 里 隆 也 君

福祉部長   根路銘 一 郎 君
     ──────────────────────────────------
職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名

事務局長   島 袋 勝 輝 君    議事課長補佐  中 村 哲三郎 君

議事課長   外 間 政 行 君    議事係長    平 田 嗣 巳 君

調査係長   狩 俣 和 彦 君






○新里八十秀議長 おはようございます。これより本日の会議開きます。

 ただいまの出席議員数32名でございます。花城貞光君、連絡ありません。島袋邦男君、登川重男君、欠席の届出があります。以上、32名でございます。

 本日は議事日程第3号によって議事を進めます。



△日程第1 報告第99号 専決処分の報告についてであります。本件について提出者の報告を求めます。総務部長。



◎池原清総務部長 おはようございます。朝一番から事故に関する専決処分で誠に恐縮でございますが、報告第99号についてご報告申し上げます。

専決処分の報告について

 地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定により、議会において指定されている事項について、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告します。

 実はこの件につきましては、去る12月22日午前9時30分頃、本庁地下3階の出入口におきまして、非常に強い風が吹いておりまして、それで議員各位ご承知のとおり、向こうは2重ドアになっているんですが、そのドアが強い風に伴う急激な閉鎖によりまして、衝撃でもってガラスが破損しまして、そこから職員が左の足のふくらはぎにガラスでけがを負ったわけです。そこで、けがにつきましては、地方公務員災害補償基金というのが本市の厚生会を事務局にしまして、それに加盟しているものですから、そこのほうで治療費等は措置したわけでございますが、そのスーツの補償というものは、地方公務員災害基金の対象外であるものですから、市のほうがこれを賠償しなければいけないということになりまして、4万950円でございますけれども、これを賠償したものでございます。そこで、当事者のほうは宮島岩寿さんということで、本市の職員でございます。そういうことがございまして、専決処分をいたしましたので、ご報告させていただきたいと存じます。よろしくお願いを申し上げます。

 なお市のほうがなぜそれを賠償するかといいますと、いわゆる国家賠償法の第2条の規定によりまして、公の施設の管理に一つの瑕疵があったということが、市が賠償する根拠になっております。よろしくお願い申し上げます。



○新里八十秀議長 以上で提出者の報告を終ります。ただちに質疑に入ります。質疑はありませんか。休憩いたします。

  休 憩 (午前10時06分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後 2時16分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 休憩いたします。

  休 憩 (午後2時17分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後2時18分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 質疑はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 これをもって質疑を終結いたします。

 以上で報告第99号についての報告を終ります。



△日程第2 議案第191号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願について(沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)を議題といたします。本件について提出者の説明を求めます。東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 議案第191号についてご説明申し上げます。

  中城湾港(泡瀬地区)内の公有

  水面埋立承認の出願について

 (沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)

 別表地先の中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願に係る意見について異議のない旨、中城湾港港湾管理者沖縄県代表者沖縄県知事に答申したいので、公有水面埋立法(大正10年法律第57号)第42条第3項において準用する同法第3条第4項の規定により議会の議決を求める。

 次のページをお開き願います。埋立位置、沖縄市字泡瀬931番地1の地先公有水面でございます。埋立面積、全体区域177万3,634.71平方メートルでございます。第?区域、85万8,776.78平方メートル、第?区域91万4,857.93平方メートルでございます。埋立地の用途は、その別表のとおりでございます。

 本埋立事業につきましては、次の議案とも関連いたしますが、平成6年12月に沖縄県地方港湾審議会、そして平成7年11月に港湾審議会の議決を経て、承認された中城湾港港湾計画一部変更に基づいた泡瀬地区の約187ヘクタールを埋め立てるもののうち、国施行分の約177ヘクタールを今回、ご提案している分でございます。

 埋め立てに関する工事の施行に要する期間でございますが、埋め立ての面積全体で約177ヘクタールということで大規模でありまして、全体の竣工には約6年の長期間を要するということでございます。またその後の基盤、上物施設の整備期間にも長期間を要することから、本埋立地を一括して竣工させると、土地利用の緊急性に十分対応できないということから、埋め立てに関する工事の施行区域を2区域に分割し、順次、竣工させることといたしております。

 着手の時期ですが、承認をいただいた日から3カ月以内ということを予定いたしております。それから竣工につきましては、第一区域が着工の日より4年以内、第二区域が着工の日より6年以内ということを予定をいたしております。あとお手元のほうに参考資料をお配りしておりますので、参考にしていただいて、ご審議のほどよろしくお願いいたします。



○新里八十秀議長 以上で提出者の説明を終ります。ただちに質疑に入ります。質疑はありませんか。内間秀太郎君。



◆内間秀太郎議員 ただいま提案されました議案第191号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願について(沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)、質疑を行います。この埋立計画がなされて、今までいろいろ進んできているわけですが、その中で環境アセスメントについても行われ、いろいろ縦覧などもやっているわけでございます。環境アセスメントのほうを見てみましたら、その後、不十分であるということで、追加調査などもいっぱいやられております。そこで縦覧に供した中での生物の状況と、それから追加調査によって出された生物の状況について、ご説明をお願いしたいと思います。

 それから干潟を守るというようなことで、ラムサール条約、特に自然、環境保護というようなことについては、国際的な要請でもありまして、そういうような観点から、開発と環境保護という観点からみなさんとしては、どのような整合性をもって計画を進めてこられたか。そういうようなことについて、お聞かせいただきたいと思います。

 この地域は、いろんな種類の環境から成り立っている。例えば泥質、泥が入っている部分、それから砂質、それからサンゴ、そういうような部分、いろいろそういった環境が違う状況の自然があるわけです。そうしますと、それぞれの所にそれぞれの生物が住んでいるわけです。泥の所にはハゼが住んでいるし、それからまた藻場、海草などが生えている所がある。そういったような所にたくさんの野鳥などがまた特に渡り鳥、こういうようなものが飛来をしている、こういうような環境であります。こういうようなことに対して、そこを埋め立てることによって、そこに住んでいる生物たちがどのような影響を受けるのか、それについてどういう調査がなされて、それを保護するためにどのような措置を講じようとしているのか、そういうことについてお聞かせいただきたいというように思います。

 埋め立ての件に関しては、特に中城湾港は北側のほうもすでに埋め立てられておりますし、それから与那原とか、佐敷マリーナ、ああいった所もだいぶ埋められていて、ある意味では、今の泡瀬の干潟というのが最後の埋立地になるのかなあというような感じがします。そういうようにしますと、特に泡瀬干潟が沖縄でも一番大きいといいますか、羽地内海に次ぐ干潟じゃないかというように、同等な干潟だと、面積約200ヘクタール以上の干潟だということで、非常に大きな干潟になっているわけですね。そういった意味で、埋め立てをすることによって、環境に具体的にどのような影響を及ぼすのかというようなことを調査をし、その対策を立てるということは非常に重要だと思うわけです。

 特にその根元のほうには比屋根湿地というのがあります。その比屋根湿地も塩の干満によって維持されているというようなことがあるわけですが、そこに埋め立てをされると、その比屋根湿地に与える影響はどういうようなものがあるのか。そのへんはどのように調査をされておられるか。縦覧に付されている調査報告書では、そういったことがあまりはっきりしない。もっといろんなのがあるんじゃないかと。いろいろ聞いてみたら、追加調査でいろいろやっている、こういうようなことですが、追加調査で出てきたものの中には、いろいろな希少種とか、絶滅寸前にある生物とか、こういうようなものも発見されておりまして、やはりそれに対する具体的な対策方法がまだ明らかになっていないというように理解するわけですが、みなさんのところで、そういうようなものについての方向をどういうように、保護をしていこうとしているのか。新しく見つかった種類がどういうようなものなのか。こういったことについて、お教えいただきたいと思います。以上、1回目終ります。



○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 まず1点目の補足調査の内容でございますが、調査時期が平成11年12月から今年の3月にかけて4回行っております。調査の方法につきましては、環境アセスメントの時点でも調査をいたしましたけれども、その調査の手法については、その時点では15地点を調査しましたが、本調査ではそういう調査範囲を広げまして、40地点で調査を行っております。それから調査結果につきましては、海草藻類が70種類、底性生物213種類を追加調査のほうでそういう結果が出ております。

 それから開発と保全ということでお話がありましたが、これにつきましては、いくつかの時点が考えられますが、この計画は昭和62年にそういう構想が策定されておりますけれども、今年で15年が経過するわけですが、その中での経過として、平成2年3月に面積として240ヘクタールぐらいで、それから陸つづきで計画されている時期がございまして、その時期にはゴルフ場を抱き込んだ計画になってございました。そういうことで、地元復興期成会のほうからこういう計画については地元としては、同意できないというようなことがあったようでございます。

 内容としては、やはり地元の干潟の一部を残したい、そして護岸も残したい、砂州の部分も残したい、そういうことがあって、この計画で示されているゴルフ場がありますと、どうも環境上もよくない。こういったことがあったようでございます。そういうことで、いろいろ検討を重ねた結果、現在の計画は150メートルないし200メートル、橋が2本架かっておりますので、第1号の橋りょうの所でいきますと150メートルぐらい、第2橋りょうのほうでいきますと200メートルぐらい、沖合に出して、出島方式で計画をし直したということでございます。

 この計画に基づいて、平成7年11月に港湾計画として泡瀬地区として正式に決定をしたわけでありますが、その前に春、夏、秋、冬、そういうことで、いろいろ話が出ておりました海底生物等の調査を入れております。そういうことで、その時点でもできる限りの環境に関する調査はやったというようなことでございます。その当時は、ノコギリガサミとかトカゲハゼ、こういうことが話題になっておりまして、特にそのへんの対策について、いろいろと調査を入れて、そしてその対応策を検討してまいったようであります。

 それから手続きとして、環境評価準備書というようなことが環境アセスメントの手続きとして出てまいりますけれども、その中では先程いろいろ話しました環境上の問題、例えば環境上といいましても、公害防止に関するもの、あるいは自然環境の保全に係るものということで、公害防止に係るものでありましたら、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭、こういったことも予測をしてまいります。それから自然環境の保全に係るものにつきましては、地形、地質、海水の流れ、植物、動物、景観、野外レクリエーション等々の評価項目がありまして、そういうことを準備書のほうで予測をします。

 それについて、地元住民の意見を聞くという機会を設けるようになっておりまして、これが平成11年4月24日と28日、2回行われておりますけれども、そういうことで住民の意見を聞く。そういった準備書に基づいて、住民説明をし、それに基づいて意見が市民から出てまいりますので、それを受けて、県のほうとしては、県知事の意見を出すことになっております。県知事は意見を出す前に、県の諮問機関であります沖縄県環境評価専門委員会というのがございまして、そこにいろんな分野の専門の先生方がいらっしゃいますので、8名で構成されておりますが、そういう先生方の意見を聴取して、それを評価書に反映をさせるというようになっておりまして、その中で実は前々から問題になっておりますクビレミドロについてもそういう先生方の指摘の中から出てまいったわけです。

 ですから、開発をやるにあたって、事業者としては、その時点での十分な調査はやっているということを是非ご理解をいただきまして、そして後々、こういうように事後調査の中で出てきたじゃないか、それについての対策はどうするんだということにつきましては、この評価書に記載する分については、準備書の中で問題になったこと、それから県知事意見が出てきたこと。港湾管理者として意見が出てきたことについて、評価書に記載するようになっていますので、そういう意味では評価書に補足調査した分で漏れている部分がございます。そういうことについては、今後当然、免許の承認をする場合には、県の関係部局の意見を聞くようになっておりますので、その中で、県の文化環境部、環境保全室のほうがそういう窓口になりますので、当然そこのほうの意見を聞くようになっておりますし、そこのほうは本省の上位機関である環境庁の意見を聞くように、当然なっているわけですから、そういうことで十分反映をされていくものだというように思っております。

 それから3点目の干潟の中で、泥の部分、あるいは砂地の部分、それから藻場の部分とか、それから野鳥、渡り鳥、そういうことについても、その対策についてということで出てまいりましたけれども、先程言いましたように、そういうことでは事前に調査はされておりますし、それを計画に反映させるということでやっておりまして、なかなか専門的なことについては、ちょっと認識不足でお答えもちょっとしづらいところもあるんですが、いずれにしても先程言いましたように、そういう専門の先生方の中で十分議論をし、そしてまたクビレミドロ等の対策につきましても、専門の先生の指導、助言をいただいて、そういう対策が可能だということでございますし、また今後もそういう計画については十分、免許、承認をいただくまでに議論する期間がございますので、そういうことで干潟の保全についても図られていくものだというように思っております。どうぞそういうようにご理解をいただきたいと思います。以上です。



○新里八十秀議長 内間秀太郎君。



◆内間秀太郎議員 いま干潟の保全が図られるだろうというようなことで、非常に期待をしているわけでございますが、いま環境評価が具体的にどうなっているのかということで、みなさん調べてみたら、追加調査で出てきている生物が結構たくさんあるわけですね。いわゆる準備段階では確認できなかったが、あとでいろいろ調査をしたらいろんな生物が出てきた。これについて、結局、埋め立てることによってこういう生物にどういう影響を与えるのか。こんな調査がされないといけないわけですね。そしてそれはどのようにして環境を守るのかというようなことが具体的に計画の中に出されないといけないと思うわけです。例えば、千鳥科の渡り鳥でムナグロという鳥がいるわけですが、これについて評価書に調査を平成8年から9年にかけて合計8回やったと、こういったことなんですが、この鳥が実際季節を通じて、どれぐらいの飛来をしているのか。それから潮の干満によって具体的にどういうような変化をするのかとか、こういったものが埋め立てすることによって、実際にその生態系がどういうようになるのか、このへん環境評価はやっぱり評価される地域なのかどうか。いわゆるムナグロがたくさんそこでは確認される、こういうようになっているわけですが、そのムナグロは実際に渡り鳥なんですが、四季を通じてどういうように干潟に来るのか、このへんの調査がどうも平成8年から9年までの8日間ということでは、十分な評価をするというようなことは難しいんじゃあなかろうかと思うわけです。いわゆる調査そのものが十分だとは言えない。もっとやはり季節を通じて、具体的にどういうようにしてきて、これがいまみなさんが提案をしている野鳥公園、そういうようなところをつくれば、十分それが保全できるというようになるのかどうか。もっと説得力のある調査が行われなければならないんじゃないかと思うわけです。埋め立てて野鳥公園はつくったが、そこに渡り鳥は全然渡ってこないというようになりますと、ある意味では保全をしたことにはならないわけですよね。

 それからクビレミドロについてでございますが、みなさんは屋慶名のほうに移植をして、そこからまた人口干潟をつくって、その人口干潟に移植をするというようなことのようでありますが、これについてはほかの所で海草の移植というようなのは、ほとんど成功していない。一見、成功するかのように見えるけれども、7カ月、8カ月、1年ぐらいするともう消えてなくなってしまう。こういうような報告があります。そういったことで、実際、屋慶名のほうに移植をするというようなことになると、移植をする所の屋慶名の生態系が移植をすることによってどう変わっていくのか。それでまたそこから引き上げてきて、人口干潟に移すことによって、そこの環境はどのように変化していくのか、そのへんの調査はどのようになされているのか。これは絶滅種でありますので、そういった点では例えば私たちが近々な例でこちらのほうでやったのが例のジュリグワァーマーチですね。保全をするというようなことで相当の予算を付けてやったわけですが、やはり移植できるかのように見えて、結局枯れてしまった。ああいうようなことにならないように、やはりちゃんと保全ができるという方策が立てられなければならないのではないか。こういうように思うわけです。

 それからまた追加調査の中で確認をされております藻類のホソエガサ、これについても実際どのような措置を講じられるのか、明らかにされていない。こういう状況です。それから貝類で絶滅寸前にあるというように言われているイチョウシラトリ貝、こういうようなものも確認をされているわけですが、こういったようなものに対するみなさんはどういうような計画があるのか。それと貝類で危険な状態にあると言われているWWFJレポートでは私の調べた範囲では22種類の貝類が上げられております。ところが、みなさんのところではどれぐらい確認をしておられるのか、そのへんを聞かせていただきたいと思います。

 こういったようなことで、いろんな生物がそこには生息をして、それで渡り鳥がそこに飛来をして、実際にあの自然が成り立っている、こういった中で埋め立てをすることによって、実際そういうような生態系がどのように変わっていくのか。それでどう保全できるのか。そのへんをやはり十分吟味をするということが必要だと思います。そういったようなことも含めて、環境の対策を十分立てるというようなことも含めて、そういったことで、いま全国的にはそういった対策が不十分であるために、計画そのものを見直していく、やっぱり十分なものにする、もしくは計画そのものを取り止めるというようなこともやっている状況にあります。だからもっと環境の対策というのは十分行われなければならないというように思うわけですが、いまみなさんが出している評価書を見る限りにおいては、非常に不十分ではないかというように考えるんですが、そのへんの渡り鳥の件については、どういうように考えておられるか。それからいま言った、そのあと見えてきたホソエガサの保護については、どのような対策を講ずるのか。それからイチョウシラトリ貝についてはどうなのか。そういったことに絞って、質疑を行いたいと思います。



○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 1点目の野鳥、渡り鳥についてでございますが、渡り鳥が餌をついばむ所、砂地と言われている所は、その陸域の周辺なんですね。そういうことからしますと、先程申し上げました150メートルないし200メートル沖合に対して、人口の島をつくるということでございますから、そういうことの配慮もあって、そういうようにしているというようなことだと思います。ただいろいろお話がありましたことについては、今一度、専門の先生に確認をしまして、そしてそういうできる限りの措置をしていきたいというように思います。

 それからホソエガサにつきましては、確かに評価書の中に組み込んでおりませんが、これにつきましては、今後の調査もありますが、そういう記載されていない希少種が発見された場合につきましては、関係機関との協議のうえ必要があれば、その保全に対し適切な措置を講ずるということを事業者のほうから確認をいたしております。

 それからイチョウシラトリ貝、そういうことにつきましても、今後どういうように取り扱っていくのか、そのへんも対策をしていきたいというように思います。

 それから最後にWWFJのほうでの貝類の22種についての調査ですが、私どもの調査は貝類については119種類やっているということですし、ただ記載したものについてはそのうちの代表的なものを記載しているということでございまして、調査そのものは119種類もやっておりますので、その中で十分調査をされているものというように思っております。



○新里八十秀議長 内間秀太郎君。



◆内間秀太郎議員 いまWWFJレポートの件ですが、これで危険な状態にあるものが22種ということですね。希少種が3種、それからいまいう絶滅寸前が1種、これがイチョウシラトリ貝であるといったことで、みなさんのところで貝類の確認を119種類やったということであって、その中で極めてこういった具体的に危険な状態にあるもの、それから絶滅寸前にあるもの、希少種、こういうようなものがWWFJレポートに書かれているものでもこれだけあると、それに対する対策や措置を当然、みなさんのほうで検討されないといけないはずだが、どうなっているのかというようなことを聞いているわけです。だから調査が不十分なのではないか。十分調査をしましたよと言うけれども、調査がやっぱり埋め立てを前提にして、調査がちょっとおろそかになっていやしないかというようなことで聞いているわけです。

 自然は一旦、破壊されますと、元に戻すというのは不可能なんですから、それをやはり影響を受けるわけですから、そのために環境アセスメントもやるわけですから、どういう影響を受けて、それはどのようにして保全をするんだといった措置をちゃんと明確にしてもらえませんと、なかなかそういった事業を進めるうえで、このへんはやはりクリアをしなければならない課題じゃないかというように思うわけです。ところがいまみなさんから出されている評価書や、そういうようなものに目を通す範囲においては不十分である。だからもっと渡り鳥についても調べて、その措置をどういうようにするんだと。

 移植についても、これは最後の手段ですよね。だから移植についても、最後の手段をすぐ出すんじゃなくて、その前に保全するべきいろんな手立てがあるはずなんですね。環境庁から提起をされている保全の方法もいくつかあると思いますけれども、そのへんみなさんがなぜすぐ移植ということになったのか。ほかの保全の方法などは考えなかったのか。そのへんについて、保全方法についてはすぐ移植ということになったのか。そのほかにもいろんな検討をされて、そういうようになったのか。その経緯について、ご説明をお願いしたいと思います。



○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 専門の先生の指導を受けていろいろ調査をしておりますが、先程お話がありましたように、事業をする側は万全の調査をしているつもりでおりますけれども、そういう補足調査、あるいは別の機関からのそういう指摘もあるわけでございます。そういうことにつきましては、今後やっぱり免許を与える港湾管理者のほうとして、そういう関係機関との調整が出てまいりますので、環境を守る立場である文化環境部の意見を聞くことになっておりますので、そういうことで、計画に反映をされるものというように思っております。

 それからこの事業を進める中で、先程来申し上げておりますように、その時点時点で必要な環境の調査というのは、当然やっているわけでございますので、是非そのへんはご理解いただいて、この開発が極端な例で、その部分を保全するために面積を減らすと、仮にそういうようなことになりますと、この計画はここまで来るまでに先程申し上げましたように15年かかっておりますが、そういうことからしますと、港湾計画の変更ということがまず考えられますし、そうすると、4〜5年計画が延びる。そうしますと、この埋立事業は隣接している新港地区の航路の浚渫土砂を受け入れる土砂処分場というような位置づけをしておりますが、そういうことで、今度はまたその整合が取れなくなってしまいますし、また手続きとして進めております保安水域の問題とか、あるいは漁業補償交渉もその面積に応じた漁業補償交渉をしておりますけれども、そういうことにも影響が出てくる可能性も出てまいります。

 そういうことで、私たちとしては環境をないがしろにするわけではありませんが、そういう計画の経緯の中で取れる策はとっていきたいと。そういうことで、クビレミドロについても単に移植をすればいいということではなくて、それと併行して逆にもっと環境をよくすることができないのかどうかということで、新たな人口干潟の計画とか、それから民間の実験室をつくって増殖をする実験をするとか、そういったことも含めて検討をしておりますので、是非よろしくお願いいたします。



○新里八十秀議長 ほかに質疑はありませんか。池原秀明君。



◆池原秀明議員 議案第191号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願について(沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)質疑をさせていただきたいと思いますけれども、まずいま内間議員から言われたように、環境評価書は準備書の中から出てきたものを評価をしてきているわけですけれども、それでは足りないということで追加調査をされたわけですよね。ところがこの追加調査をしたものが出願にあたっての評価書の中に反映されてないというのがいまのご指摘なんですよね。反映されてないのは、なぜそこが欠落をしているのか。今までは国のほうのお話からすると、評価書に入れるのが間に合わなかったというように言っているわけですけれども、これは沖縄タイムスの6月1日付でそういうように国が答えたということになっているんですけれども、実際私たちがこういう埋立申請をしていくうえで、やはりこういった行政上の手続きに間に合わないから入れなかったということで結論をして、そのまま手続きを進めていいものかどうか、これがまず第1点ですね。

 というのは、本来ならば、追加調査が必要だということで専門員から指摘をされて、それで追加調査をした。追加調査をしたものがある面では絶滅危惧種だとか、危険種だとか、いろんなものが入ってきた。こういう面では確かにこれを守っていきながら、自然を守りながら、開発もしていくというのが本来の大切なことではあるけれども、ところが追加調査をせっかくしたのに、大金をかけて追加調査をしたのに、これを評価書の中に入れないで、入れないということは逆に言えば対策が取られてないということですよね。保護措置が。環境庁が示すそういった調査項目、どういったものであるかというと、自然の状態に戻すのがまず第1番目ですよね。ところがこれがかなわなければ、今度はどうするかというと、そこを避けてやるというのが普通ですよね。いろんな工事関係でも、ここに埋蔵物があるのであれば、埋蔵物を取って保護するのか。それともそこを避けて迂回をして、そのまま現状のまま残すというような形になるわけですけれども、今の部分でもそうですよね。ところがそれでもいまクビレミドロなどは市が取ったことは移植をするという最悪の手段を取ったわけですよね。そこらへんが評価書がどういう形で評価をし、それが将来に禍恨を残さない形の対策が取れるかということが我々が望む東部海浜開発計画のスムーズな進行の仕方だと思うわけです。

 ところがこれが一部ではこういった欠落したものをそのまま間に合わなかったからということで、対策も取らない、評価書にも載せない、そのまま間に合わないからといって進行させてしまう。これは別の浚渫土砂との埋立事業との整合性を保たなければいけないということで、タイムリミットなので、間に合わないという形でそのまま押し切られていいのかどうかという面で、非常に危惧をするわけですね。その対策はどうしているのか。追加調査したものがみなさんはどういう形で対策を取ろうとしているのか。これについてお聞かせを願いたいというように思います。

 それから2点目は、これは主に公有水面の埋め立てに対する申請ではあるけれども、実際にはおしなべて港湾水域の免許を出さないといけないわけですから、港湾水域の埋立申請をするために、免許申請を出すわけですから、その場合にはきちっとした跡利用計画を含めて、いろんな計画を出さないと、ただ環境問題をクリアしたから、これではいゴーサインですというわけにはいかないわけですよね。当然、港湾審議会の中では、中城湾港の臨海利用計画、県全体の総合計画を含めて整合性を取られながら、港湾の埋め立てはやるわけですけれども、それには環境調査の問題もありますよと、あるいは沖縄市が埋立跡地をどう利用するかという利用計画の問題もありますよと、それに伴うインフラ整備の問題もありますよと、それに伴ってまた今度はインフラ整備をするためには財政措置はどうするんだと、あるいはほかの関係では基地の問題がありますよと、保安水域の解除の問題、あるいは今回は共同使用という形になっておりますけれども、こういった諸々の問題点をクリアーしてはじめて、免許申請というのは申請されなければならないと思うんだけれども、ここですべて異議のないという形に提案はされているわけですよね。この問題はクリアされているのかどうか。

 私たちが一番心配しているのは、いま指摘したように、環境面も確かにしかりでありますけれども、ほかにみなさんが埋め立てをするときに必要なものとして、埋め立てというのは用途のゾーニングがありますよね。この活用が将来にわたった跡地利用の計画がそのまま10年前の85年のものまである面ではそのまま進められようとしている。ところがいまそういう面ではなかなか与那原町、佐敷町の埋め立てでやった部分で、跡利用の問題でみんないま行政も頭を抱えている。与那原町、佐敷町の場合は埋め立ての返戻をしようという状況にきている話なんですよね。埋立地は提供されたのに、私たちはインフラ整備の財政がないので、もうもらえませんという状況まできている。そうすると、改めて沖縄市がここで埋め立てて、いまこれをやろうとする場合に、それだけの利活用がはっきりして、沖縄市の活性化につながるという転用計画と同時に実現可能なプランが立たないと、これは実際的には非常に難しくなってくるわけですけれども、そこらへんについてクリアされているのか。せっかく誘致課は置かれているけれども、この誘致の問題ではどのような形でいま進行しているのか、そこらへんを含めてお聞かせを願いたい。

 それから財政問題についても、インフラ整備で一般質問等で出てきたのは120億円かかると言っている。いわゆるこれは市の持ち出しですよね。埋め立てについては国、県の事業でやりますと言っているんですけれども、埋め立てられたあとのものについては市がやっていかなければならない。120億円の問題については、埋め立ては1期工事、2期工事合わせてほぼ6年近くかかると、そうすると、6年以降からインフラの整備が始まってくるわけですけれども、沖縄市がそれに向けて、財政計画のシミュレーションがきちんと立っているのかどうか、そこらへんをお示しいただきたいというように思います。

 それから保安水域の解除という形じゃなくて、共同使用の形で一応ほぼ合意はついたというんですけれども、日米合同委員会の手続き上、どこらへんまできているのか、その進捗状況を含めて、お聞かせを願えませんか。いまみなさんが埋立申請をこうしてやっていると、期限は申請をした日から3カ月以内ということですから、そうすると、例えば今日通ったとして、それから3カ月以内に契約書の準備期間を要するということで、着手するまでに3カ月以内にやらなくてはいけないわけですね。この間にみなさんは、日米合同委員会の決裁は下りているのか、もうすでに終ったのか、そこらへんの進捗状況をお聞かせ願いたいというように思います。

 それから私たちは、行政手続き上の問題で、今までいつ市民が意見を述べることができるのかなあと思って、スケジュールを非常に注意深く見ていたんですけれども、ところがいまみなさんからお示しいただいたスケジュール表から見ると、平成11年4月に住民説明会が泡瀬東部でやられているわけですけれども、これは準備書面作成をする中で、専門委員にかける前に説明会をやっているわけですよね。ところがこれを私たちは去る3月でしたか、評価書の公告縦覧をやりましたよね。ところがそのあと以降、埋立承認を出願をする前に公告縦覧があると思っていたわけですよ。ところがこれがもうすでに今日のお話からすると、5月23日から6月12日、つい2〜3日前でこれも終ってしまったということになっているわけですね。そうすると、お話を聞くと、10名程度、公告縦覧に閲覧をしてもらったということになっているわけですけれども、私たちに対して、告知というか公告というか、いわゆる知らせを非常に注意深く見ていたつもりだったけれども、なかなかこれが伝わらなくて、我々はやっていない。少なくとも私はやっていない。そうすると、ほかの議員のみなさんはこれに対して、ちゃんと見たのかどうか、調べた結果、10名の中には議員は誰もいなかったんですけれども、実際的には、この公報といいますか、それはどのようにされたのか。県のほうでも当然、それは公告縦覧やられているわけだし、市のほうでもやられているわけですけれども、これについて知らなかったから我々は意見を述べる場がなかった。そういう意味で、行政手続き上に少し問題がありはしなかったかというように思うんですけれども、それはどうなのか、お聞かせを願いたいというように思います。



○新里八十秀議長 休憩いたします。

  休 憩 (午後3時12分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後3時25分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 暫時会議時間の延長をいたします。答弁を求めます。東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 お答えをいたします。1点目の追加調査されたものについて、評価書に反映されていないんじゃないかということでございますが、これも答弁の繰り返しになりますが、評価書に記載するものにつきましては、準備書の中でいろいろ住民から意見が出てきたもの、そして県知事の意見、港湾管理者の意見を評価書に記載するということに原則的にそういうようになっておりまして、追加調査した部分についても、評価書に載っている部分はありますけれども、載ってない部分については今後、県の港湾管理者として審査する中で、そのへんの対応についてはやっていくというようなことでございます。

 それから保安水域の利用計画でございますけれども、当然保安水域の共同使用に至るまでの協議内容につきましては、沖縄市が立案した土地利用を実現させるために、そういう共同使用という方策を取ったわけでございまして、土地利用そのものにつきましては、いま多目的広場ということで、そういう少年のサッカーとか、ソフトボール場とか、そういうことの利用を考えております。

 それから財政計画でありますけれども、これにつきましては、まずは埋立免許を取りましてから、それと併行して、役所内の組織体制のこともございますので、そういうことも含めて、今年度中にいろいろ計画をしていきたいというように思っております。保安水域に関する協定についてですけれども、これにつきましては、免許承認の見通しがついた段階で、米軍と、それから沖縄県、沖縄市というように三者で協定を結んでいくことになります。

 それから意見を述べる機会がなかったということでございますけれども、これは先程の手続きの中でいろいろご説明しましたように、まず準備書の中で、そういう住民の意見を聞くようになっておりますので、その中で十分意見を述べるべきですし、いろいろWWFJのそういうメンバーの方々も新聞紙上等でいろいろ調査について指摘がありますけれども、そういう住民意見は、これは沖縄市の住民だけじゃなくて、そういう区域は限っておりませんが、そういう中でもそういったことでのメンバーからの指摘はないんですよ。ですからそういうことで、述べる機会はあったんですけれども、それを逃してしまったというんですか、そういうことですし、また今回の公告縦覧につきましても、そういう周知につきましても、県の告示の中できちっと出しておりますし、役所の中でも告示板、それから1階のロビーのほうにも公告縦覧はいつからいつまでですよという、そういう立て看板も付けておりますし、またエレベーターを上りますと、6階のほうにもそういうような表示をしておりまして、そういうことでは私たちは周知の方法については、事業者のほうからの指示に基づいてきちっとしているものというように思っております。



○新里八十秀議長 池原秀明君。



◆池原秀明議員 いま追加調査の問題で、いわゆる評価書に反映されてない部分については、今後国のほうにやっていくということであるけれども、これについてやはり、きちっと国、県に評価書をどう反映させていくか。保護措置をどうするのかときちっとした対応策を明示していただかないと、逆に言えばこちらでそれが対策が取れないというようになるわけで、それがまず大切じゃないのかなあというように思うんですよ。それについては、いまみなさんがいうように、これまではそれを国、県に対して求めることが道理ではないのかと、実際的には環境を調査するのは国、県ですよね。ですから、これこれについては不足ですよと、みなさんは金をかけて追加調査をやったでしょうと、これについていろいろと絶滅危惧種いろいろ含めて、相当の種類が出てきたと、これについても対策はどうするのかということで、評価書の中にもこれはきちっとやっぱり追加して記載すべきだということを国、県に申し述べるのは、こちらのほうから見れば、当然のことですよ。それをやらないというのがおかしいわけで、それをやらなければいけないと思うんだけれども、どうなのか。それをもう一度きちっとさせていただきたいと思います。

 それから追加調査の中で、やはり間に合わないという形で済ます、市長、先程の休憩中にお話があったんですけれども、やはり専門委員会の中でちゃんとして、これは審議をして、ここで出されているものだということになっていて、全面信頼をして、専門家のみなさん方の全幅の信頼をしての発言だったと思うんですけれども、しかしこの結果が実際的には国をして間に合わなかったと、評価書に反映するのが間に合わなかったという形で出てきているわけですから、そうであれば、何が一体それの間に合わないという意味において基準にするのか。ほかの浚渫土砂の埋め立ての問題と整合性を合わせるためにタイムが決まっていて、それに対していまさら評価書を変えると、また時間が延びる、だから間に合わないから住民から指摘を受けて追加調査をせっかくしたけれども、それは反映させないということになったということでは、やはり住民は納得しないんじゃないのかなあということなんですよ。これについてもきちっとやっぱり反映させていくということを国、県にいれるべきじゃないかということです。

 それから財政の問題について、インフラ整備の問題を含めて、これは埋立申請の免許申請の許可が下りてから、これからやるんだというお話なので、私たちは非常にそういうものを聞かされると、非常に不安になってしまうわけですよね。沖縄市はこれから3次の総合計画を立てていくという審議会の委員のメンバーの推薦の話もありましたけれども、これから市の総合計画を立てていくわけですよね。その場合に、実際的にはこれは今後は埋め立てが終って、12月にはこれがスケジュール通りからすると、終る形になっていますよね。工事着手が12月下旬ということになるわけですよね。そうすると、これから6カ年後にインフラ整備の財政支援の問題をきちっとしていかなければならない。この総合計画の中で、財政の面でのシミュレーションはきちっと出していかないといけないわけですよね。ところが実際的には、これが埋立申請の認可が下りるのかどうか分からないから、これからの財政は今後の検討ですというようにご返事されたら、市民はどうしましょうかとしかならないわけですよ。

 やはり15年来、ずっとこの計画で携わってきたなら、市民に対してやっぱり財政計画もこうなるよと、逆に言えばすばらしいプランだと言いながらも、市民負担が大変だということであれば、市民のほうからじゃあ中止してくれとなり兼ねないわけですよね。ところが今の段階ではこれも見えないとなると、市民は不安の中で東部海浜開発計画を見ているとなると、我々議員は市民に対して説明がつかないわけですよ。そういう面ではきちっと財政計画も含めて、やっぱり検討をして、埋立申請について万全の策で、我々はここまでやっているんだということで、ちゃんと埋立申請についての自信と責任を持って、申請をすべきじゃないのか。ところが今の段階では、そういう不安材料をずっと残していながら、埋立申請の出願をするということでは、納得がいかないんだけれども、そこらへんについての取り組みについて、もう一度お聞かせを願いたいというように思います。

 それから生態系の問題で、非常に先程来、クビレミドロの移植の問題では、当局は香村先生がいらっしゃるということなんですけれども、クビレミドロの大家の先生が移植で可能だということをご教示いただいて、いまテストで与那城沖にこれを移してあると。埋立後、人口干潟のほうに、これを移す計画だというような形になっているわけですけれども、ところがほかの学者からいうと、これについてはまだ実験段階でしかないと、これはとりわけ冬場に発生する藻ですから、簡単に1回でこれがすぐ実験は成功ですという状況にはいかないよと、どうしても3〜4年、これを繰り返さないといけないというのがほかの学者の言い分で、今まで成功例があるんだったら、それを示していただきたいというのがあるわけですよ。移植した成功例があるならば、出してほしいと。実験上ではあるわけですよね。ところが現場を海にもっていって、それがちゃんと移植でこれが定着してやったって、これが3〜4年もちゃんと息づいているという例があるならば出せというのが、逆にほかの専門家の言い分なんですね。そういう面では非常に不安でならないわけですね。

 これは生態系はやはり自然の状況でやることがそれぞれの弱肉強食の中でもお互いにそこで共存共栄しながら生息をしている。しかしこれを違った環境にもっていってしまうと、途端にこれは場合によっては異常繁殖するかもしれないし、逆に言えばこれが消えてしまうかもしれない。そういう面での生態系を崩すような実験では、実験段階でこれでゴーサインということにはならないんじゃないかと、だからこれについてきちっとした根拠を示してほしいというように思います。

 それと保安水域の共同使用の件で、日米合同委員会の審議過程はどうなっているのかということでしたけれども、これも埋立承認後にこれはやりますということになっているわけですけれども、埋立承認後となると12月、工事着手12月下旬ということになっているんですけれども、これからすると、1カ月ですよね。認可が下りて工事着手するまでに、平成12年12月が平成12年12月下旬ということになっているわけですから、この30日間の間で、免許を受けてすぐ着手ということになっているわけですね。この間に本当に日米合同委員会の合意が成り立つのか。そこらへんについてどうなのか。

 財政上の問題で、シミュレーションの話は今後の財政計画については出てくるんだろうけれども、いまこの埋立工事をするときのものについて、国、県の総事業費、あるいは市の持ち出しがあるなら、市の持ち出し事業、含めて、総額どのぐらいになるのか。トータルで分かればお聞かせを願いたいというように思います。



○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 お答えします。まず1点目の市として事業者への環境問題に対して、補足調査で漏れているものについての市としての立場での事業者への申し入れもすべきじゃないかということですが、それは当然そういうことでございます。私たちも市の立場で、そういう事業者のほうに申し入れをしておりますし、今後もそういうようにしてまいりたいというように思っております。そしてそのことについて、港湾管理者である県のほうは、これを関係部局のほうと調整をしていくということでございます。

 それから新聞報道の中で、補足調査の中で、ホソエガサという生物の取り扱いについて環境評価書に間に合わなかったというような表現で記事が載っておりました。それにつきましては問題だということで、私のほうも事業者のほうに確認をいたしておりますけれども、そういうことではなくて、先程申し上げましたように、評価書というものは、準備書の中で問題になったことをこういうように検討した結果、こう対応しますよというような内容を盛り込んだのが評価書でございまして、そういうことで、評価書に盛り込みますけれども、そのホソエガサにつきましては、今後県の中で、環境部局の中で検討されるものというように思っております。

 それから財政計画につきましては、やはり一歩一歩着実にといいますか、そういうことでまずは免許を取得したいということでございます。その中で、そういう処分価格とか、そういう処分の時期とか、そういうことも加味しながら財政計画を検討していくということで考えております。

 それからクビレミドロの件ですけれども、これは今後ともそうですが、やはりいろいろ難しい技術的なことがありまして、私どももなかなか仕事では分からない部分があります。そういうことで、県のほうに環境の専門の先生方がおりますし、その中でクビレミドロについてのアドバイザーとしてそういう先生がいらっしゃいますので、今後の対応についても、先生の指導を仰ぎながら、対策を講じていきたいというように思っております。



○新里八十秀議長 池原秀明君。



◆池原秀明議員 先程、基地の問題については答弁がなかったわけですよね。30日間の間で日米合意が成り立つのかと、話し合いは事務方では進んでいるわけですよね。事務方では進んでいるはずなのに、埋立申請をしてから日米合同委員会にかけますと、それによって着工になるということの30日間でそういうものが可能なのかといってお伺いしたんですけれども、そのへんについて再度お聞かせを願いたいなあというように思います。

 それからいま財政計画の部分が出ましたけれども、やはり財政計画をしていくうえで、一番大切なことは埋め立てをして、その埋立地がどこに所有権が帰属するのかですよね。一応事業は国、県がやるわけですから、公有水面の管理も県ですよね。そうすると、そこから市のほうに有償という形で譲り渡しなのか、無償提供なのか、そこらへんがまずはっきりしてないですよね。有償となると、当然それを売却するときには、そのものが反映されなければいけない。逆に無償提供だとすると、売却益が逆に言えばインフラ整備の財源にあてることができる。そこらへんの中身が全然返ってこないわけですよね。どうインフラ整備の財政を位置づけているのか。だから無償提供なのか、あるいは所有権の委譲なのか、それとも売却なのか、そこらへんについて少し明らかにしてもらえませんか、埋立地の。そうすれば、市民も、ある面では無料でいただいて、それを売却して、インフラ整備については一時は市の財源で出すけれども、売れ次第、財源の確保ができるということであれば、インフラ整備の心配もある面ではしなくていいんだけれども、今はそれが見えないものだから、非常に不安がっているわけですよね。また市民負担が増えるんじゃないかと。そういう面でのお答えをいただきたいというように思います。



○新里八十秀議長 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 まず1点目の保安水域に関して、日米合同委員会の承認でございますが、これは既に日米合同委員会のほうで承認をされております。平成11年9月9日に、日米合同委員会で共同使用について承認をされておりまして、それから11月には閣議決定をされております。今後、必要なことにつきましては、使用者となります沖縄総合事務局、沖縄県、沖縄市、それと米軍及び那覇防衛施設局で施行についての協定を結ぶということが残されておりますけれども、これはそんなに日時を要することではございません。

 それから埋め立てられた土地について、有償になるのか、無償になるのか、財政計画との関係ですけれども、これにつきましては、おそらく有償になるだろうというようなことですが、ただ有償と申しましても、先程申しましたように、新港地区の土砂処分場としての位置づけですから、そういうことを勘案して価格設定をしていただきたいということで、そのへんのことについていまいろいろと協議をしておりまして、最終的に三者協定、国と県と市、それからインフラ整備になりますと、県と市になりますから、県と市の協定書ということをいま検討している最中でございます。



○新里八十秀議長 ほかに質疑はありませんか。中石義雄君。



◆中石義雄議員 議案第191号に関連してお尋ねします。まず1点目、共同使用の問題についてお尋ねしたいんですけれども、市長のいろいろな一般質問の中での答弁も合わせて、共同使用についてはやむを得ないという姿勢だったんですよね。その前には、市長は共同使用について新たな軍用地につながるのではないかという認識を示されていたと思うんですよ。それについてはどうなのか、まず1点お尋ねします。

 それから電波障害さえなければ、米軍は水域を解除するとみていたと、その感触もあったというように聞いた覚えがあるんですが、このへんについてはどうだったんでしょうか。共同使用については確かにこれまでの市長の答弁と、我々の見解が違っているんですね。日米地位協定の4項のaとbがあるんですが、aのほうで取り扱っているということになっているんですが、我々は日米地位協定の4のaが米軍に対する基地の新たな提供というように解釈したものですから、これはまかりならんと、これ1点でも反対せざるを得ないという立場を示したわけです。ですから、その点について、再度お尋ねしたいんですが、いかがでしょうか。

 それからもう1点は、ただいま議案第191号に示されている埋立地の用途、ふ頭用地だとか、マリーナ施設だとか、いろいろ項目がたくさんあって、これはいつ頃、確定したものなのか、用途について。例えば宿泊施設もこれからつくっていく、それからリゾート関係のそういう観光、商業用地も含めてやっていくとなると、いま全県的に見ても、観光商業、これが東部海浜のあの地域で需要があるのかどうか、見通しがあるのかどうか、こういう点についてもどういうように、ずっとこれは埋立用地の用途を策定する中で、これはきちっとしたものとしてあるのかどうか、この点についてもお尋ねいたします。



○新里八十秀議長 休憩いたします。

  休 憩 (午後3時54分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後3時55分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 お答えいたします。まず1点目の共同使用について、新たな土地の提供ではないのかというようなことでございます。それから2点目と関連しますけれども、共同使用に至るまでの経緯ですが、当初は保安水域の解除、一部返還を求めていたわけですね。ところが米軍のほうは、どうも通信施設の保安機能確保上、そういう返還については難しいと。そして何が原因かというと、電波障害の恐れがあると。返還してしまった場合には、時の首長の考えによってまたいろいろ考えも変わってくる可能性もある。そういうこと等もあって、これについては沖縄市の考えている土地利用を実現させながら、米軍が考えている電波障害にも支障がないような方法はないものかというようなことで、いろいろと日米で協議をした経緯があるようです。

 そういうことから、私たちの土地利用につきましては、当然当初からここはそういう保安水域でありますから、あまり高いものをつくると、これがもし仮に返還されたとしても、同じように電波障害の問題はそのまま残ってくるわけですね。そういうことで、土地利用の計画については、それに対応できるような施設配置になっていまして、そう高くならないような建物を配置をしておりますし、多目的広場になっているわけですね。そういうことで、ここまできていますので、共同使用によって、新たな土地の提供ということにはならないというように考えておりまして、と申しますのは、返還される前もそういう電波障害に支障がないような保安用地といいますか、そういうことで利用しますし、また共同使用になった場合でも、これはそういった形で使用されますので、全く同じなわけですね。そういうことで、私たちは共同使用に踏み切った経緯があるわけでございます。

 それからお手元にお配りしてある資料の中に、用途がすでに決まっていて、この利用計画はいつ頃できたのかということですが、これにつきましては、港湾計画の位置づけをする時点で、それぞれの導入施設ということについて、本当にそれぞれの施設が必要なのか。そしてその施設を、うわ物をつくった場合に、どれだけの土地が必要かとか、そういうことの議論もその時点でやりまして、そういうことで土地利用ができ上がっております。従って最終的には平成7年11月、そういう決定がされていますので、その時点ででき上がった土地利用計画でございます。



○新里八十秀議長 中石義雄君。



◆中石義雄議員 地位協定の4項のaが新たな基地提供になるという解釈を私はしているんですが、当局のみなさんはそうじゃないということが前にあったものだから、それについては現在も変わりないのかどうか。答弁漏れということで。



○新里八十秀議長 休憩いたします。

  休 憩 (午後4時01分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後4時02分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 答弁を求めます。東部海浜開発局長。



◎山田勝東部海浜開発局長 お答えいたします。共同使用ができる根拠につきましては、日米地位協定の第2条第4項aでございますよね。そういうことで、米軍が一時的に使用していないときは、日本国政府は臨時に、そのような施設及び区域を自ら使用し、又は日本国民に使用させることができるということでの根拠条文でございまして、これに基づいて、共同使用に踏み切ったということでございます。



○新里八十秀議長 休憩いたします。

  休 憩 (午後4時03分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後4時04分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 市長。



◎仲宗根正和市長 基本的に保安水域については解除をこれまで要求しているわけでございますから、その姿勢には変わりございません。埋め立てが完了したあとも、その努力を続けてまいりたいというように考えております。



○新里八十秀議長 ほかに質疑はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第191号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。よって議案第191号は委員会の付託を省略することに決しました。

 これより議案第191号について討論に入ります。討論はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 休憩いたします。

  休 憩 (午後4時05分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後4時06分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。これより議案第191号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立承認の出願について(沖縄開発庁沖縄総合事務局施行)採決いたします。本件は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

    (「異議あり」の声あり)



○新里八十秀議長 異議がありますので、起立により採決いたします。本件は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○新里八十秀議長 起立多数であります。よって議案第191号は原案のとおり承認されました。



△日程第3 議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願について(沖縄県施行)を議題といたします。本件について提出者の説明を求めます。東部海浜開発局長。

) 議案第192号についてご説明申し上げます。

   中城湾港(泡瀬地区)内の

   公有水面埋立免許の出願に

   ついて(沖縄県施行)

 別表地先の中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願に係る意見について異議のない旨、中城湾港港湾管理者沖縄県代表者沖縄県知事に答申したいので、公有水面埋立法(大正10年法律第57号)第3条第4項の規定により議会の議決を求める。

 次のページをお開き願います。埋立位置、埋立面積、埋立地の用途、これは先程議決をいただきましたこととの関連がありますので、そういうことでよろしくご審議お願いいたします。



○新里八十秀議長 以上で提出者の説明を終ります。ただちに質疑に入ります。質疑はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第192号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。よって議案第192号は委員会の付託を省略することに決しました。

 これより議案第192号について討論に入ります。討論はありませんか。

 中石義雄君。



◆中石義雄議員 議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願について(沖縄県施行)、市長は東部海浜開発事業として泡瀬通信施設の地先埋立部分の陸地化に伴う米軍との共同使用について、同意する方向で表明されました。保安水域に係る場所について、共同使用という形で米軍に地域権を与えることは、新たな基地の提供になり得るという立場から、制限水域の場所は国民の税金で埋め立てを行い、新たに米軍に提供することはとうてい容認できるものではありません。

 市民、県民の願いは米軍基地の縮小、撤去であり、市長は選挙の時点ではっきりと日本国憲法の理念に基づき、平和行政の推進、地権者の合意に基づいた計画的基地の整理、縮小であり、東部開発のための制限水域の解除を強く求めることを公約しておりました。今こそ原点に立ち返って、自らの公約の立場を貫くことこそ市民に対する責務ではないでしょうか。

 米軍は世界の憲兵として、軍事戦略に基づいて先制攻撃を公然と表明し、実践しております。さらにガイドライン関連法の成立に伴い、いつでもどこでも沖縄の米軍基地を使い、出撃基地として利用しようとしているときに、米軍に新たな基地を提供することは、平和を願う市民の立場から受け入れ難いものです。

 また米軍泡瀬通信施設の果たしている役割についてでありますが、危険な発信基地であること、傍受受信電波基地ではなく、敵側、すなわち相手方の位置について、味方の艦船に知らせて攻撃を指示する重要な発信基地であるために、相手方から真っ先に攻撃目標の対象にされる、すなわちターゲットにされる危険な基地でもあります。そのために、隣接する住民地域や海浜リゾート施設としては危険な地域になり兼ねません。ガイドライン関連法が成立して、基地機能がさらに強化されて、ますます危険なリスクを伴う地域となります。

 埋立事業に伴う共同使用提案については、新たな基地提供であり、目的は米軍の権限留保による機能強化であり、いざという時の軍事用の安定確保かと思われるんです。同時に、管理権を有する姿勢を示したものであります。

 そこで泡瀬通信基地は、日米合意で返還が確認されている通信施設であります。ところが、アンテナを更新するなどして、返還どころか機能強化を図っています。危険な基地は返還させて、その跡地について、跡利用計画は地主の合意のもとに、海浜公園やリゾート地として活用を図るべきだと考えます。いま全国的にも新たな土地造成、あるいは県内でも8箇所ありますが、そういう形の改悪をしているんですが、いま非常にリスクを伴う問題があるというように言われております。さらに埋立事業完了後のインフラ整備の莫大な費用、約120億円かかるようであり、市民負担がますます増えてきて、厳しくなり兼ねません。

 そういう中で、さらに環境の問題、これもいまさき質疑の中で明らかにされたように、干潟の問題についても市民の間からは非常に関心が起こってきております。干潟を残してこそ将来にわたっての人間の生きる方法としてそこに新たな問題として提言されているわけです。ですから新たな埋立事業は、そこで勇断をもって早く見直すべき時期にきていると考えます。自然を守ること、子子孫孫に自然の宝を残すことも、また我々に課された重大な責務ではないでしょうか。将来に向けて、自然の宝庫を残してよかったと言われるようにするべきではないでしょうか。開発だと言って環境を破壊してしまったら、取り返しのつかない、後の祭りになり兼ねないからであります。将来に禍恨を残さないことがいま必要ではないかというように考えます。そういう立場からこの開発問題についても、見直すべき時期にきているというように思うわけです。

 よって、以上の観点から、議案第192号に反対いたします。



○新里八十秀議長 ほかに討論はありませんか。浜比嘉 勇君。



◆浜比嘉勇議員 ただいま中石義雄議員から議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願について(沖縄県施行)反対の討論がありましたが、私は賛成の立場から討論をさせていただきたいと思います。

 この事業はご案内のように、元市長でありました故桑江朝幸氏が市長時代に遅れている東部地域を何とか開発しようということで、事業を起こしたわけであります。それ以来、十数年経って、ここでやっと埋め立てができるという状況にきたわけであります。東部地域に企業を起こし、雇用の創出をしようということが目的の第一義であります。市長も2〜3年前の市長選挙の際の公約の第一番目に掲げ、前市長の新川氏と闘ってきたわけでありますが、東部海浜を早めに進めて、子供たちの雇用をここで吸収しよう、雇用を創出しようという声を大に上げて、前市長に勝ったわけであります。

 従いまして、市民の声は市長を押している、市長の事業をすることに世論の声として推進せよという声が大きいのではないかというように考えております。従いまして、議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願については、早期にやるべきだということで、短い討論でありますが、賛成の立場で討論とさせていただきます。



○新里八十秀議長 ほかに討論はありませんか。内間秀太郎君。



◆内間秀太郎議員 いま埋立免許の出願について、提出されている議案について反対をする立場から討論をいたします。

 そもそもこの計画は、バブル期の最盛期に計画を立てられたものであって、当時は58社の企業がそこに張り付く、こういったことだった。ところが最近、調べてみると、12社ぐらいに減っている。見通しが非常に暗い。台湾など、外国の企業を誘致をせざるを得ないというようなところまできている。この事業に対して、市民負担が当局の説明でもインフラ整備で120億円ぐらいかかる。そうすると、120億円のインフラ整備をやりますと、ほかの事業などが相当やっぱり圧迫されるわけです。そうすると、そのへんの財政的なシミュレーションがどうなっているのか。これは全く今からというようなことであります。

 いわゆるこの事業は、バブル期に立てられた計画であり、いま沖縄県はあの普天間飛行場が返還をされる、広大な面積が白地として配置をする。それからまた今、すでに埋め立てられている地域、例えば佐敷のマリーナとか、与那原とか、中城湾港のFTZの所、いま埋め立てをしている所、それから市内では区画整理事業をしている所にもたくさんの保留地を抱えている。こういうようなことで、土地を造成しなければならない緊急な課題はないんじゃないか。雇用に関しても、いま申し上げましたとおり、見通しが全くない。いわゆる雇用創出をする場所としての埋立地としての役割が十分どうなのかということをいま考えたときに、これは全く見通しがつかない。市民負担だけが確実に準備をされている。こういうような計画であります。

 ですからもっと調査をし、そして先程来、質疑をやりましたが、環境保全に対しても十分ではない。特に、調査などが十分行われていない。それに対する対応も不十分である。こういうようなことで、このまま計画が進むとなると、自然破壊と環境破壊とそして膨大な市民負担だけが残って、実際その事業から雇用の創出という我々が望む結果は得られないというように考えるわけであります。

 みんなバラ色に描いて、東部海浜を語っているわけですが、もっと現実を見据えて、この事業が我々の沖縄市の将来にどのような問題点を惹起するのかということを十分、大所高所から検討をしていかなければならない。そういったようなことで、事業を見直しをして、縮小をするなり、もしくは取り止めるなり、もしくはそういった環境対策を十分やるなり、もっと計画を綿密にしていくということが必要だというように考えます。

 そういう観点から、いま提出をされている議案に対しては反対をいたします。



○新里八十秀議長 新田保友君。



◆新田保友議員 私は議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願については賛成の立場から討論させていただきます。

 確か東部海浜開発については、当初沖縄県と沖縄市、両方で進めようとしてきた事業である。それが近年になって、中城湾港のFTZ地域、自由貿易地域に面した港湾の浚渫から出る残砂を全部処分しながら、陸地もつくってあげようということになっているわけでございます。いま120億円、そういう話をしているんだけれども、それについては今までそういう問題じゃなくて、先程も委員から話がありましたように、これらの東部地域をどう活性化していくか、東部地域を活性化するために、してあとに、それから中央とか、どこにも波及させていくというように考えているのが、いまの沖縄市の状況じゃないかと思います。

 いま北谷町あたりのサンセットなどというのがありますけれども、我々はサンライズでいこうということで考えていったのは、みなさんのほうの意思じゃなかったですか。お金を使うからだめだとか、お金を使うものに、それがまた比例して、市民のためにできるような事業が生まれてくるんだったらいいことじゃないでしょうか。今はとにかく埋め立てというものが今の問題ですから、埋め立てて土地をつくるという、それは僕はいい事であって、そのうえに企業が来るか来ないか分からないという話があるんですけれども、それは6カ年以内には、とてもいい目処がつくと思っております。出てきます。

 環境の整備、環境問題についても、もちろん環境はみんなで大切にしなければいけないし、これは海だから、山だから、畑だから、川だからということじゃあないんです。みんなで環境整備、環境保全というものはやっていかなければいけないわけです。それも進めながら、我々はその地域をどういかしていくかということを考えながら、バランスをとりながら、確かに何か事業をするには、プラスとマイナスがあるかもしれません。だからプラスが多くなったら、大目にいってマイナスの面をどうしたら縮小していくかということを考えながら、事業を進めていくべきであって、何でもこれじゃあだめだと言うんだったら、今後どうすればいいんですかね。我々がいま計画しているものはすべてそういう考え方で、何か起こるんじゃないか、起こるんじゃないかということで、事業を進めていって、果たしてできますか。

 そういう意味での考え方、もう一つは、例えばいま沖縄市で計画している中の町の問題にしても、それからこどもの国の整備事業にしても、足踏みしながらやっていて、果たしてその事業ができますか。是非考えてください。僕は賛成です。



○新里八十秀議長 ほかに討論はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 これにて討論を終結いたします。

 これより議案第192号 中城湾港(泡瀬地区)内の公有水面埋立免許の出願について(沖縄県施行)を採決いたします。本件は原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○新里八十秀議長 起立多数であります。よって議案第192号は原案のとおり承認されました。休憩いたします。

  休 憩 (午後4時28分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後5時52分)



○新里八十秀議長 再開いたします。



△日程第4 議案第193号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。本件について提出者の説明を求めます。市長。



◎仲宗根正和市長 議案第193号についてご説明申し上げます。

   教育委員会委員の任命につき

   同意を求めることについて

 このことについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、別記1人を任命したいので、議会の同意を求める。

 (提案理由)

 教育委員会委員を任命するため、この案を提出する。

 2ページ目でございますが、氏名 幸地正枝、生年月日 昭和17年10月23日生、現住所 沖縄県沖縄市安慶田二丁目4番1号でございます。なお幸地さんご本人の履歴書、学歴、職歴、経歴等については、参考資料を添付してございますので、よろしくご参照のうえご同意いただきますように、よろしくお願いいたします。



○新里八十秀議長 以上で提出者の説明を終ります。ただちに質疑に入ります。質疑はありませんか。池原秀明君。



◆池原秀明議員 議案第193号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてですけれども、基本的なことでひとつお聞かせを願いたいと思うんですけれども、これまでいろんな形で各種委員会の選任にあたって、ある面では地域バランスも考えながら、あるいはその人の社会に及ぼす影響も含めて、あるいは人格含めて、非常にそういう面では人事関係について問われる問題だろうと思うんですね。それで、市長が今回、教育委員の選任について、地域バランスとして、まずどういったものを基本において選考されたのか。いま私たちが5名の教育委員会中を見ていると、東部と沖縄市の中部で配置されていて、今回は北地域といいますか、かつて知花から出た方ですけれども、宮里小学校から北美小学校校区に向けた北地域と言われる部分が今まで出ていたわけですけれども、これが今回変わって、また中部地域のほうに戻ってきたという面で、ここで集中しているような感じがするので、地域バランスとしてどう位置づけられているのか。そこらへんについて基本的なことをお聞かせ願いたいというように思います、まず1点です。

 それから2点目は、本人の履歴を見ていると、かなり立派ないろんな形での役職をもっておられるわけですけれども、これは提案された方の役職についてまわった行政内のある面では役職じゃあないのかなあというように思うんです。その場合に、きちっとその任務を果たしてきたのかどうかという面では、それは当然、いろんな形で調査もされてきたんでしょうから、この人が各種委員の中で選ばれた部分で、出席状況はどうだったのか。それからそれに対するいわゆる各協議会に臨んで、どういった形で反映がされてきたのか。積極的に意見の発言があったのか。それともただある面では、諮問された部分について協議をしていくということで終ったのか。あるいはまた代理の人、委嘱は本人で受けたけれども、代理を送ったとか、そういうものがないのか。そこらへんについてお聞かせを願いたいというように思います。

 それから私は今日、実はあるご婦人から朝早くお電話をいただきまして、それでるる言われたわけです。そういう意味で、非常に人事関係についてですので、詳しくは述べたくないです。ただいろいろとありましたということだけはご報告をして、私としては賛成もし兼ねるし、反対もし兼ねるということで、態度としては退場を意思表明しておきたいなあというように思います。まず2点を聞かせてください。



○新里八十秀議長 助役。



◎稲嶺盛隆助役 今回の人事案件についてのご質疑でございます。まず1点目は、本教育委員の任命をするにあたって、どの地域から出し、どの地域が足りないのかというようなことでございます。特にご指摘するところは、地域的に一方に偏ってはないのか、そういうご指摘でございます。従前から中学校を単位として、だいたいは出て、教育委員の選出がなされております。ただやはり、基本的にはそれにふさわしい方を選出するということでありますので、必ずしも大まかな基準としてはあったにしても、それにすべて合致させるというようなことではないわけでございます。従来の選出委員を見ておりますと、同じ校区でお二人方出たとか、そういうこともございます。また特に最近では、委員は5名であるけれども、中学校は8校とか、そういうようなこともあって、どうしても抜ける所があるわけでございます。

 そういうことでありますので、一方が長いこと、選出されないということはやっぱりよくないことで、できるだけこれを地域としては割り振るというようなことは努力しております。ただあくまでも、人物というものは前提に置かないといけないわけですから、そういうことでやっております。今回もご指摘の部分については、私どもとしては必ずしもそういうような感じは受けませんけれども、従前、空いていた所に埋めたというようなことはあります。そういうことで、是非ご理解をお願いしたい。

 それともう一つ、今回の選任につきましては、やはり何と言いましても沖縄市の教育行政を引っぱっていく役割なんですね、教育委員会は。ですから、それにふさわしい方をということと、それからたいへん表現はどうかと思うんですけれども、女性の登用、これについても配慮したということでございます。

 それから2点目、今回お願いしております委員につきまして、今日までたくさん役職を持っておられたわけですけれども、これについてつぶさに活動状況をチェックしたわけではございませんけれども、これについては私が感ずる範囲では、それなりに出席しておられるし、私が同席する機会もいくつかあるわけですけれども、そういう中でもきちんとした委員なり、そういう役割は担っているというように私は理解しております。



○新里八十秀議長 ほかに質疑はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 これをもって質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第193号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。よって議案第193号は委員会の付託を省略することに決しました。

 これより議案第193号について討論に入ります。討論はありませんか。

    (「なし」の声あり)



○新里八十秀議長 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。

 休憩いたします。

  休 憩 (午後6時03分)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  再 開 (午後6時04分)



○新里八十秀議長 再開いたします。

 これより議案第193号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて採決いたします。本件は同意することにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○新里八十秀議長 ご異議なしと認めます。よって議案第193号は同意されました。



△日程第5につきましては、本日6月15日付、請願者から都合により会議規則第132条第4項の規定により撤回したい旨の申し出があり、議長において承認いたしましたので、ご報告いたします。

 お諮りいたします。本日、付議されました事件は全部終了いたしました。明日6月16日から6月19日までは常任委員会、並びに事務整理のため、休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

    (「異議なし」の声あり)



○新里八十秀議長 ご異議なしと認め、さよう決定いたします。

 次の本会議は6月20日火曜日午前10時より会議を開きます。以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。たいへんごくろうさんでした。

  散 会 (午後6時05分)