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沖縄県 名護市

平成12年第121回名護市定例会 12月15日−05号




平成12年第121回名護市定例会 − 12月15日−05号







平成12年第121回名護市定例会





第121回名護市議会定例会会議録


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│招 集 年 月 日│      平成12年12月 7日木曜日 午前10時      │
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│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │
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│開       議│     平成12年12月15日金曜日 午前10時 0分     │
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│散       会│     平成12年12月15日金曜日 午後 6時15分     │
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出席並びに欠席議員
 出  席27名
 欠  席 3名

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│議席番号│   氏 名   │出 欠│議席番号│   氏 名   │出 欠│
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│  1  │我那覇 隆 樹 君│ 出 │  16  │宮 城 里 子 君│ 出 │
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│  2  │小 濱 守 男 君│ 出 │  17  │荻 堂 盛 光 君│ 欠 │
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│  3  │長 山   隆 君│ 出 │  18  │屋比久   稔 君│ 出 │
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│  4  │渡具知 武 豊 君│ 出 │  19  │大 山 政 照 君│ 出 │
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│  5  │吉 元 義 彦 君│ 出 │  20  │宮 城 康 成 君│ 出 │
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│  6  │宮 城 弘 子 君│ 出 │  21  │我喜屋 宗 弘 君│ 出 │
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│  7  │東 江 新 公 君│ 出 │  22  │屋 部 幹 男 君│ 出 │
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│  8  │島 袋 吉 和 君│ 出 │  23  │宮 城 慶 三 君│ 欠 │
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│  9  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  24  │比 嘉 康 雄 君│ 出 │
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│  10  │宮 里   繁 君│ 出 │  25  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │
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│  11  │長 山 一 則 君│ 出 │  26  │新 城 盛 康 君│ 出 │
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│  12  │具志堅 興 作 君│ 欠 │  27  │具志堅   徹 君│ 出 │
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│  13  │島 袋 権 勇 君│ 出 │  28  │山 城 義 雄 君│ 出 │
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│  14  │宮 城 義 房 君│ 出 │  29  │宮 城 康 博 君│ 出 │
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│  15  │大 城 秀 樹 君│ 出 │  30  │大 城 敬 人 君│ 出 │
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 署名議員       24番 比嘉康雄君   25番 比嘉祐一君

 議事日程       別紙のとおり

 会議に付した事件   別紙のとおり

 会議の結果      別紙のとおり





法第121条による出席者



              市 長   岸 本 建 男 君

              助 役   宮 城 常 吉 君

              収入役   島 袋 利 治 君



 調  整  監   具志堅 強 志 君   総 務 部 長   稲 嶺   進 君

 企 画 部 長   末 松 文 信 君   市 民 部 長   岸 本 達 司 君

 福 祉 部 長   玉 城 直 三 君   産 業 部 長   宮 里   尚 君

 建 設 部 長   岸 本 慶 典 君   水 道 部 長   宮 里 武 尚 君

 消  防  長   古波蔵   廣 君











              教育長   山 里 全 用 君



 教 育 次 長   徳 本 哲 保 君





議会事務局出席者



 事 務 局 長   又 吉 武 志 君   次     長   玉 城 文 利 君

 庶 務 係 長   比 嘉 幹 祝 君   議 事 係 長   友 寄 隆 史 君

 議  事  係   吉 田 正 志 君







○議長(島袋吉和君) ただいまの出席議員は26名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 前日に引き続き一般質問を行います。

 29番 宮城康博君、一般質問を許します。



◆29番(宮城康博君) おはようございます。いつものことですが、一般質問、非常に緊張しております。議長のお許しがありましたので、一般質問始めたいと思いますが、今回一般質問で通告させていただいておりますのが、基地建設問題について1点であります。3月、6月、9月と今年に入ってからの一般質問、全部この問題について市長とのやり取りに費やしてきました。去年の12月、市長が受け入れ表明をなされてから1年がたちます。いろいろな問題について一般質問入る前に、ちょっと現状についての所感を述べさせていただきたいと思います。

 最近この3日間ぐらい、市長との一般質問でのやり取り、どのように議論をかみ合わせていけるかについて、頭の中でずっと私の中にいる市長が応答してくれて、質疑応答をずっと繰り返しているわけですが、そういうことを考えながら、僕には子供が2人いまして、5歳と4歳の子供がいます。幼稚園と保育園ですが、幼稚園、保育園で歌を習うらしくて、多分正式に習っているわけではないでしょうけど、「ちっちゃなころから悪がきて、15で不良と呼ばれたよ」という、「ギザギザハートの子守歌」を5歳と4際になる子供が歌います。

 いまから十年前に流行った歌なんですけど、彼や彼女にとっては、15というのはこれから1O年後に訪れる未来の15であります。私たちはここにいる全員そうですよね、これから15歳になる人はいないわけで、みんな15歳という年齢を経験しています。この「15で不良と呼ばれたよ」と歌の中で言われているわけですけど、この15という年齢、時間に対するお互いの私の息子や娘たちと私の違い、このことについて思いをいたします。これから10年後、彼や彼女は15歳になります。私は25年ぐらい前に15であったということであります。

 そういう一つの言葉、一つの時間の区切りに対して、未来形であったり、過去形であったりするというようなことがおもしろく、子供たちの歌を、意味もわからないで歌っているんでしょうけど、一緒に口ずさみながらそういうことを考えていました。

 15年の期間限定で軍民共用空港という県知事及び名護市長の要請があります。この15年というのはどういう区切りなのか。沖縄の基地、ずっと抱えてきた基地、それを考えたときに、15年が容認の限界だというふうに県知事はお話なされているようでありますが、この15年の根拠というものが、この間ずっと市長からご答弁いただいても、県知事の答弁を県議会の議事録や新聞報道等でみても、なにゆえに15年なのかというのがよくわからないというのが、私の率直な感想です。なにゆえに15年なんだろう。本当にあまり根拠はないのかもしれない。「15で不良と呼ばれたよ」と歌があるように、15というのはそういう区切りぐらいな話なのかもしれませんが、この15年という時間のもつ内容、重み、意味というものを私たちはしっかり考えなければいけないというふうに思います。

 昨日これは宮城康成議員の一般質問に対しての市長の答弁であったかと思うんですが、共用が開始されるまで10年はかかるだろう。それから15年だと。私はそのときに市長になっているかどうかわかりませんというお話でしたが、25年後、私の息子や娘は30歳になっています。また25年後にこの基地をどうするかという話が起きるのかもしれませんし、その間私の娘や息子は20代の時間をこの基地と向き合いながら過ごす。よしんば15年が成立したとしてですが、こういうような事柄が起きるのであるというのが、現在の我々が向き合っている未来なわけです。このことについて、私たちは責任ある大人として、責任ある決断、判断を下さなければいけないと、そのように考えています。

 市長とこの間いろいろやり取りをしてきましたが、今回4回目、市長が受け入れ表明なされてからの4回目の一般質問であります。どうかおおらかな気持ちで、冷静に、深刻にはならずに冷静に、係る問題について議論をしていければというふうに思っております。

 通告のとおりに質問していきます。発言の事項としては基地建設問題について1点であります。発言の要旨4点挙げさせていただいております。

 前回の9月の定例会のときでありますが、市長は私の住民投票に関する質問の中でお答えしていただきまして、「住民投票の結果には反するけれども、私を市長として選んだ市民及び市議会をはじめとするこの間の雰囲気の変化、状況の変化というものを踏まえて、あえて住民投票の結果には叛意するけれども受入れ容認の声明をした」というふうにご答弁なされました。住民投票の結果には叛意するけれども。

 そういうふうにして市長の判断によって、住民投票によっては否定されたにもかかわらず新しい基地建設が誘致されたというのが現在であります。そのことについて、その市長の意思決定の妥当性について、前回は私は見解としてはお聞きしておきますというふうにお話しましたが、その妥当性について、雰囲気の変化とか、状況の変化とか言われても、具体的には非常に疑義があるところでありますので、妥当性について市長がどのようにお考えなのかお尋ねをしておきます。

 2点目に、「一方が遅れれば一方も遅れます」と前回の定例会で市長は答弁されました。使用期限、使用協定等の問題の進捗状況と、基本計画を策定するための「代替施設協議会」の進捗について、経過報告と市長の状況認識をお尋ねしたいと思います。

 3点目に、市長の要請もあり代替施設協議会の中での要請もあり、防衛施設局によりジュゴンの予備的調査や辺野古地先海域のサンゴや藻場の追加調査が行われております。市長の同海域自然環境に対する現状認識と今後の取り組み方についての基本的なスタンスをお尋ねしておきます。

 4点目に、基地建設により被害をこうむる地域が、市長受け入れ表明の際には記者団の質問に対して「一任を得た」というふうにお話なされておりましたが、この間の私どもとのやり取りの中で、「すべての判断を私に委ねるという意味での一任をしたという事実はない」ということを明言されております。当該地域住民の意思をどのように聴取して、今般のこの問題に反映させていくのか、市長の現在についてのお考えをお尋ねしておきます。

 以上、事項としては1点であります。発言の要旨は4点挙げさせていただいておりますが、基地建設問題について市長にお尋ねします。二次質問は自席より行います。よろしくお願いします。



○議長(島袋吉和君) 市当局の答弁を求めます。市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) それではただいまのご質問に対して、お答えをいたします。

 基地建設問題についてのご質問でございますが、まず1点目の「住民投票の結果に叛意する」私の決定についてであります。これまでの議会でも再三申し上げてまいりましたが、住民投票の結果については、その結果を重く受けとめていかなければならないというふうにいまでも考えております。しかし、代替施設受け入れに関しましては、これまでの市長選挙の結果、あるいは県知事の要請、市議会の議決、久辺3区や名護漁業協同組合の意向、さらには北部市町村会や議長会等のご意見等を参考に総合的に判断し、受け入れ容認の表明をしたということでございます。

 2点目の使用期限問題、使用協定等の問題の進捗状況について申し上げます。使用期限問題についてはこれまで答弁してきましたように、大変重要なことだと認識しており、今後とも強く政府に要請していきたいと考えております。使用協定等については、去る11月21日に実務者連絡調整会議が発足して、その中で協議が進むものと考えております。代替施設協議会については、ご承知のとおりこれまで4回開催され、軍民共用飛行場に関する県の考え方や防衛施設庁から、平成9年の調査に基づく移設予定地域の海底の地形、生物の分布状況、航空機騒音予測調査の結果等が報告されました。

 今後代替施設の規模、工法、建設地点等、基本計画の策定に当たっては、受け入れ表明の際にも申し上げましたように、地域住民の生活や自然環境に著しい影響を及ぼすことのないよう、協議会の場を通して政府に申し入れをしていきたいと、こういうふうに考えております。

 3点目の、辺野古沿岸域の自然環境に対する現状認識と今後の取り組みについての基本的なスタンスということについてお答えいたします。同海域はサンゴや藻場が形成されており、また、地域住民が漁業を営むなど、豊かな自然が残されている海域だと認識しております。代替施設の移設に当たっては、自然環境評価を実施するとともに、その影響を最小限にとどめ、適切な対策を講ずるよう政府に申し入れていきたいと思っております。

 4点目の、地域住民の意思をどのように反映させていくのかということについてお答えいたします。これまで代替施設協議会における協議の内容は、その資料を含め、移設先となる地元の方々にそのつど報告してまいりました。これからも基本計画策定に当たっては、地元の方々との信頼関係のもとに進めていくべきものと考えており、地元への事前説明や幅広い意見の聴取等に努力していきたいと考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 順を追って二次質問を行っていきたいと思います。

 まず1点目、「市民投票の結果に叛意する」という今回の意思決定のあり方についてですが、市長がいまご答弁いただいた事柄については、再三再四にわたり聞いております。今回はだからそのことについての妥当性という事柄について、市長はこれを妥当であると思うのかどうかについて私はお尋ねしているわけです。

 言っていることの意味はわかりにくいでしょうか。議会の決議であるとか、いろいろ周りの状況を総合的に勘案して判断したんだというふうに市長はおっしゃっておりますが、「市民投票の結果に叛意する」ということは妥当なのかどうなのか。この問題について、そのことについてお尋ねしている。その妥当性についていま市長のご答弁の中では、認識が何ら明らかにされていないので、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私は市民投票の結果というものについては、その事実を重く受けとめております。しかし、現実的な物事の判断において、市民投票の結果だけが私の判断を左右するすべてではないと、こういうふうに申し上げているわけでございます。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 市民投票の結果だけが判断を左右するわけではない。それはそのとおりだと思います。しかし、そのことについて妥当性があるのかどうなのかという事柄を考えるわけでありますが、9月の定例会において、市長は法的には政治的に拘束するものではないというご発言をされました。法的拘束力はないということについては私も重々承知しております。しかし、法的拘束力がないからといって、地域住民の地権者の意思をどのように考えていくのか。そのことがとても大切なことだというふうには思うんですが、そのことについて重く受けとめる。重く受けとめて、なおかつそれには叛意して誘致をなさる。叛意して誘致していく、新しい基地を。

 そのことについて、私はとても妥当性に欠くというふうに考えるんですが、これは法的な問題を言っているわけではないんです。市長が受け入れ表明の際にお話なされていた「沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢にかんがみ」市長は容認して受け入れを表明したわけですが、沖縄における基地問題の長い歴史を考えれば、この住民投票に叛意するというのは本当に妥当なのかということが、私は問われてしかるべきだというふうに思うんですが、市長、とても大切なことですので、市長の受け入れ表明の中で全部つらつら読んでいくといろいろなことが書かれているんですが、動機としては、理由としては、沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢にかんがみ、代替施設の受け入れ容認を表明しているわけです。

 問題は、沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢だというふうに私は思うんですが、沖縄の基地問題の長い歴史は、1945年4月に第2次世界大戦、米軍が沖縄に上陸して、米海軍軍政府布告第1号、北緯30度以南を米軍政下に置くということを上陸直後にしたわけです。それから1946年1月には、連合国の総指令部が、若干の外部地域を政治上、行政上、日本から分離することに関する覚書というのものを発しました。それで沖縄は米軍政下に置かれる。

 1952年4月には対日平和条約が結ばれ、11月には布告第91号、契約書によって米軍用地料の支払いが命じられた。これは1950年7月1日以前は対象外だということで、このことについてハーグ陸戦法規違反という疑義がかかっている、沖縄の基地問題については。米軍のいまの基地、土地は民衆から取り上げたものである。このことについてハーグ陸戦法規では、私有財産の尊重義務、原則及び没収禁止原則というのが第46条にあります。このことに違反しているのではないかという疑義が、この間再三再四沖縄では言われ続けている。

 そして、そのような状態がずっと米軍政下で続き、1971年6月には琉球列島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定、いわゆる沖縄返還協定が結ばれ、1972年5月15日に発効される。それで沖縄は、いわゆる本土復帰というふうに言われるわけです。しかし、その際にも公用地暫定使用法が新たに適用され、そして地積不明確のため地積明確法もつくられました。

 駐留軍用地特措法は、それによる強制使用は1982年に初めて起こる。5年の延長、87年にはおおむね10年間の使用期間の延長、おおむね5年間の強制使用の期間がつくられる。1992年です。そして97年には、4月17日にこのままでは不法な状態で私有財産を占拠することになるということで、駐留軍用地特措法は改正される。

 そして、去年7月8日に再改正され、機関委任事務、地方自治体の長の事務はなくなる。全部国の事務だと。沖縄の民衆の私有財産はそのように取り上げられていきながら、いまの米軍用地がある。その中に土地収用法であるとか、そういうものがある。駐留軍用地特措法というのは明らかに国家の利益、国家のためにやる法律であるから、その際に市民の利益はどうなるんだということで、土地収用法というのがある。その土地収用法もないがしろにしていく、骨抜きにしていく特借法の改正が97年、99年と続いた。これが沖縄の基地問題の長い歴史と諸般の情勢、現状であるわけです。

 この間には、前県知事が最高裁で敗訴しました。法律によって守られるべき私有財産、市民の利益、市民の権益、そういうものが沖縄の基地問題に関してはどんどん収奪されていく。これが沖縄の基地問題の長い歴史と諸般の情勢なんです。

 こういう状況の中で名護市民は、法的な拘束力はないが、しかし、この基地問題に関して、基地建設の問題について、一番の利害関係者は私たちであるということで、市民の意思を決しようと市民投票を行ったわけです。この市民投票の結果を、名護市という地方自治体の長が、なぜならば市民投票は名護市の法律ですから、この法律で行われた市民投票の結果を名護市の市長が守らないでだれが守るのか。基地問題の長い歴史と諸般の情勢にかんがみれば、市民が置かれている立場はどれほどシビアな問題なのかというのは、市長はよくわかるはずです。本当に僕はそう思っています。

 そういう状況の中で、なにゆえに市民投票まで市長によってその結果を叛意という形でないがしろにされていかなければいけないのか。これを妥当性を欠くと私は言わざるをえないんですけど、市長はそういう沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢にかんがみ、市長の市民投票に叛意するということは妥当なのかどうか、もう一度お尋ねしたい。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) いま宮城康博議員が述べられた沖縄の基地の歴史と現状、そういう中で私はそういう判断をせざるをえなかったということでございます。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) そういう状況の中で判断をせさるをえなかったと。市民の利益を守る、市民を守るのが務めであるかもしれない。いや務めであると私はそのように思います。その務めを守る市長が、務めを守るような判断をしないで、諸般の情勢、基地問題の長い歴史、どんどん国家に収奪されでいっている、そのことに加担する。その判断をせざるをえなかったのでありますというご答弁がいまなされたというふうに私は思います。

 このことについては、私は断じて容認できない。市民投票の結果に叛意する判断をした。そのことをもう一度叛意してほしいというふうに私は心の底から思いますが、市長にそれができるかどうかは、私には計り知れませんし、そのことを市長に要望はしません。

 次の質問に移りますが、「一方が遅れれば一方が遅れます」というふうに言っていた使用期限及び使用協定の問題について、市長は前回の私の質問に対して、「私はいま協議会で計画されるであろう位置、工法、いわゆる規模、これと私どもが申し上げている使用協定の問題、これらは使用期限の問題とは同時に進めなければいけないというふうに思っております。ですから、一方が遅れれば一方も遅れますというふうに、私は国に申し上げるつもりでおります」というふうに市長はおっしゃっておりました。

 使用協定の問題や使用期限の問題が解決しない限りは、基本計画の策定はありえないというふうに認識していいんですかというふうに私はお尋ねし、そのとおりとお答えになりました。市長、9月の定例会の際には国に申し上げるつもりでおりますというふうなお話でありましたが、どのようにお話がされたのか。進んでいるのか、お尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 使用協定の問題につきましては、私の方から国に要望しまして、実務者レベルの協議会をつくってほしいと、それと基本計画とは同時進行でなければいけないという要望をし、実務者レベルの協議会がいま発足したところでございます。そして、この実務者レベルの協議会というところで、現在ある基地の問題等含めて、これから後の問題の話し合いが進まない限り、私は基本計画を容認するということはないという立場には変わりはございません。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 一方が遅れれば一方も遅れますというふうに国に申し上げるつもりだというお話だったんですが、どうもまだ国には申し上げていないですよね、このことについては。市長、申し上げているか申し上げていないかということについてお答えいただければと思うんですけど。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 実務者レベルの協議会というのはまだ1回しか開かれていない段階でありますから、そのことはまだ申し上げておりません。ただ、この協議会が私の期待どおりに進行しないならば、これは当然きちっと国に申し上げるつもりでございます。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 使用協定についてはそういうことなんだ、実務者レベルの協議会で。15年期限という話についてはどういうふうになるわけですか。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 今回つくりました実務者レベルの協議会では、15年使用協定の問題は扱われないものだと私は考えております。これにつきましては、あくまでも私、あるいは県知事が国の方に直接申し上げる問題だろうというふうに考えております。今回橋本担当大臣が決定いたしましたので、橋本大臣にそのことをきちんと申し上げておきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 前回の質問の中で、使用協定の問題とか、使用期限の問題は同時に進めなければいけないと。一方がおくれれば一方もおくれますというふうにお話いただいて、15年使用期限のことが解決しない限りは基本計画の合意はないというふうに市長はおっしゃっていたわけですけど、そのことを国に申し上げる。いまのお話だったら、実務者レベルの協議会の中でお話を申し上げるつもりでいるようでありますが、国はどのように考えているのか。来年の夏までには基本計画、来年の夏というとあと半年、七、八カ月そこいらですから、いま12月ですから、来年の夏までには基本計画をつくるということで、防衛庁の幹部がそのようにお話なされている。

 仲村政務次官が15年の使用期限のことについては、工法等々全部決定した後、工事着工前までには結論が出るようにするというお話をなされていたというのが新聞で報道されているんですが、明らかに市長が基本計画の合意以前にそれがないといけないというふうに言っているのと、着工までには解決すると当時の仲村防衛政務次官がおっしゃっているということには、明らかに認識に違いがあるわけです。同時に県知事もそのようなことを言っている。着工までにはと言っている。

 しかし、我が名護市長は、基本計画の合意以前にはそのことが解決されなければいけないとおっしゃっている。明らかに違います。この違いについてどう考えるのか。そして、市長は9月の定例会のときに、私たち市議会に対して明言された初期の態度は変わらないのかということについてお尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 基本計画に対する合意ということは、ほぼ全体的な同問題に対する了解ということであります。したがって、基本計画の合意以前には15年問題というのはきちっと整理されておくべきだというふうに私は考えております。

 なお、私の基本的態度については、昨年の12月27日の私の声明文以来変わっていないと考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 基本計画の合意、ようするに来夏までには基本計画をつくるという防衛庁の幹部や仲村政務次官もそのような事柄をおっしゃっているようですが、15年期間限定の問題がそこまでには解決していないと、来年の夏までに合意すると国は言っているがあり得ないんだと。来年の夏までに合意するということは、来年の夏までに15年の期間限定の事柄が解決している。そうじゃないといけないというふうに市長は言っているんだというふうに理解してよろしいんですか。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) ようするに、国のスケジュールどおりに私が動く必要はないわけでありまして、私は来年の夏までに基本計画に合意するということは、いま全く私のスケジュールにはございません。私はやはりこの問題については、基本計画の合意という問題については、地元の住民の意見、周辺住民の意見、そういうものをじっくりと聴取をして、その上で判断をしたいと思っております。したがいまして、来年の夏までの合意ということは、いま私のスケジュールには全くありません。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 国のスケジュールどおりに動く必要はないというのはそのとおりだと思います。しかし、国のスケジュールどおりに去年は受け入れ表明がなされたというふうに言わざるをえない。これは去年の10月、11月ごろにそれらのアクションプログラムじゃないですけど、それが報道されていて、報道されたとおりに事が進んでいったという、もう我々は去年経験していますので、国のスケジュールどおりに動く必要はないという市長の言明でありますが、素直に受け取れないのがちょっと辛いところであります。

 使用協定の問題ですけど、使用協定の問題について、昨日、使用のあり方については国と国がやることですので、私たちは市と国が結ぶんだと。それに県が立ち会っていただくんだと。それぐらいのことなんだというお話であった。それは沖縄県内では初めての試みであるというふうにおっしゃっていたんですが、私たちがこの間、今年の3月に入ってから、使用協定の問題について、日米地位協定3条に基づく個々の施設及び区域の使用の協定、使用のあり方についての協定を結ぶのであれば、それは第25条における合同委員会が行うと。合同委員会で合意するんだというふうになっているということに照らし合わせて、そこまで持っていくんだよね。合同委員会の合意にならない限りは、国と結んだからといってどうこうといってどこに担保があるのか。

 なぜならば、第3条において自由な使用を許されているわけだから、日米安全保障条約を履行するために必要な訓練及び練度を高めるためのあらゆる事柄はやっていいということになっている。軍事施設とはそういうものだ。そこに対して、日米地位協定に基づく合同委員会の合意にまでもっていかなければいけない。そうすることによって初めて拘束力らしいものが生まれるのではないかということがこの間議論されてきて、市長はそのようにしていく。

 これは知事公室長が紳士協定だと発言をなされた事柄について、3月、6月、9月とお話してきました。そのことがどうも後退していっているような気がしてならないんですが、地位協定にかかわる合同委員会での合意にまでもっていく。そのことを国に対して要求しながらやっていくということではないのか。国と結ぶからそれでいいんだと。あとは国の問題ですというお話になるのか。ちょっとお尋ねしたい。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 合同委員会に問題点を持ち出すこのための根拠、縛りをこの協定でやっていきたいと、そういうふうに考えているわけでございます。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 個別の基地使用について、合同委員会ではいろいろな合意をしているわけです。それで嘉手納基地であるとか、普天間飛行場について航空機騒音措置に関する合同委員会の合意というのが平成8年に行われています。それで普天間飛行場については、18時から翌日の8時まではジェットエンジンテストは制限しようと。22時から翌日の6時までは夜間飛行については制限しようと、合同委員会の合意でなっています。

 しかしこの場合の制限しようというのも、運用上必要と考えられるものに制限するということになっているわけです。とすると、運用上必要と考えられるものは行われるわけです、夜間飛行も。任務達成、練度維持等々について、必要最低限のものにするんだということが合意されているわけです。夜間飛行がすなわち禁止になっているわけではないというのが、平成8年に合同委員会で合意されたことなんです。

 任務の達成や練度の維持というのは当然のことだと思います。安全保障条約に基づいて米軍はいるわけですから、遊びでいるわけではないですから、何か起きたときにすぐさま動けるように彼らは任務を達成するという趨向の義務がある。そのためにここに展開している限りは練度を維持しようというのは軍事的な要件で考えれば当然のことじゃないですか。

 あれだけ大騒ぎしたSACOやいろいろな事柄の中で、普天間の騒音軽減措置ということでやられた合同委員会の合意でもそのレベルなんです。市長がいまから国と結ぶという使用協定がどれほどの中身になりうるんだ。この軍事基地に対してですよ。どれほどのことを考えているのか。私は冷静に考えれば、ちょっとおぼつかないんですけど、どういうおつもりなのかお尋ねしておきたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私が昨年の声明の際も申し上げましたように、地域住民、特に地元住民の生活に著しいを影響を与えない、被害を与えない、そういうことを基本にして、この協定を取りまとめていきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 任務達成や練度維持というのは当然のことなんです。安全保障条約上の軍事的な要件としては当然のことなんです。なぜならば、あなたは軍事基地を誘致したんだから。そうでしょう。ディズニーランドを誘致したわけじゃないでしょう。そういうことと市民の日常生活、どう整合性を持つのか。よくわからないんですけど、あなたがいま言っているような事柄が履行されるとは私には思えない。

 どんなに頑張ったって、軍事的要件との間の妥協は探らなければいけない。なぜならば、軍事基地だからです。じゃなければ軍事基地はこんなところにいません。おれなくしてしまうのが一番大事なことだと私は個人的には思っているんですけど、これを誘致したものが何物なのかということについて、市長はちょっと認識が不足しているんじゃないかと思います。

 県からもわざわざこのためについて職員が我々名護市には新しく配置されているようですので、お尋ねしておきますけど、航空機騒音措置に関する合同委員会での合意で、22時から翌6時まで夜間飛行に関しては制限されるというふうになっているんですが、沖縄から当時要望していた飛行制限についての時間帯はどういう要望だったんですか。このことについてお答えください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 非常に言葉の正確な意味を大切にする宮城康博議員ですから、あえて申し上げておきます。私は基地を誘致したことは一度もございません。やむをえず容認をしたということであります。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) 当時沖縄の方からどういう時間帯の要請をしたかということについては、確認してまた報告したいと思います。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 沖縄から嘉手納や近隣の嘉手納飛行場及び普天間飛行場の近隣の市町村から要望されているのは、沖縄県も含めて19時から翌日7時までは飛行制限してくれという要望だったんです。それがあれだけの大騒ぎがあって、95年の不幸な少女の暴行事件があって、それで妥協につぐ妥協で、合同委員会が出してきたのは22時から6時なんです。これが現実なんだということは十分わかっていた方がいい。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 多分それはその状況の中で申し上げた言葉だと思います。改めて訂正をいたします。もしそういうふうに申し上げているんだったら、私は誘致をしたことはございません。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) もしそうであったらというのは、本当に失礼な言い方だ。本当にそう言ったんだ、我々に対して。もしそうであったらなどということを認めるんですか。私はページ数まで言って指定したんだから、そのことについて事実関係を確認した上で発言させてください。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午前10時45分)再 開(午前10時46分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 6月定例会で、これはちょっと質問者がはっきりしませんが、山城議員だったんでしょうか。私は確かに答弁で「最終的には私の判断によってこの問題は誘致ということに決まったということは私は認める」という発言をしております。しかしそれは、多分前後の状況でそういうふうに申し上げたかもしれません。しかし私は、積極的に誘致したと、誘致という結果になったということです。ようするに、容認するという結果になったということでご理解をいただきたい。

 私は容認したということははっきりと認めます。しかし、私は前後の関係で誘致と言ったかもしれないけれども、私は何もいらっしゃい、いらっしゃいという意味で使っている言葉ではありません。しょうがなくて容認をしたということであります。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) こういうやり取りは不毛だからやめさせてくれませんか、議長。本当に「最終的には私の判断によってこの問題は誘致ということに決まったということは私も十分に認めるところでございます」というのは私に答弁している。これは一任発言についてやり取りをしている中で、最終的にあなたがそう言ったので、わかりましたと私は言ったんです。

 久辺地区が一任した、豊原、辺野古の行政委員会が一任したと。そのようなことを言うことはまかりならない。あなたの政治的な判断でこうなったんでしょうと、再三再四質問と応答があって、それであなたの政治的な意思決定としてこうなったんだということを確認するために、私は何十分も時間を使って、行政委員会や責任のない人たちに責任をなするようなことをしてはいけないということでやったんでしょう。そのことについて答弁した言葉について、そんなでたらめな話の仕方はないです。市長としてしっかりとしてほしい。

 こういう答弁のあり方は絶対なっちゃいない。議長、この問題については少し市長の答弁のあり方をただしてくれないかな。我々だって本当に誠心誠意市民の代表としてこの場に来て、一生懸命資料を精査して、皆さん650人もいるんです、市長のスタッフは。我々は一人ひとりなんだ、みんな。そのことでどれだけ懸命に努力して、市長の判断が過っていけないということでただしている。そのことについては、誠心誠意真剣にやってほしい。このことについては議運で話し合う内容だと私は思います。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午前10時49分)再 開(午前11時34分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 ただいま議会運営委員長から報告のありましたとおり、市議会に対する答弁は真摯に答弁し、質問者によって内容が変わることのないよう、過去の答弁、議事録を精査して答弁に臨むよう注意をします。

 あわせて市長より「もし」の発言についての訂正等を求めます。市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 先ほど宮城康博議員への答弁の中で、「もし6月定例議会で私が誘致という表現をしているのならば云々」という答弁をいたしました。議事録を確認したところ、私は誘致という言葉を使っております。したがいまして、先ほどの答弁についてはこれを訂正をし、かつご無礼な発言であったと認めます。

 しかしながら、あの誘致という言葉の前後のニュアンスからして、私は受け入れるというニュアンスで誘致という言葉を使ったということをご理解をいただきたいなというふうに思っております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 言葉を丁寧に丁寧にお互い使っていかなければいけない立場ですから、私よりはなおのこと市長は5万5,OOO人名護市民の生命と財産を守るという責務を負っているわけですから、言葉に対して注意深くあるようにしてください。

 先ほどの「もし」という発言については、いまご無礼だったということはお認めになりました。謝罪の言がなかったように思いますが、ご無礼であったということは認めたということで、それは謝罪に妥当するんだというふうに私は認識しておきますから、この問題についてはもうこれ以上やらないでおきましょう。

 さて、一方が遅れれば一方も遅れますというふうにしていた事柄、この一方がという一方というのは使用協定のことであるとか、もろもろの問題でありますが、15年期間限定について、どのように、ようするに日本政府は閣議決定でお話する程度の話であります。そのことをどのように担保として明確にするのか、させるのかというふうにお考えなのかということについて、地域協定やもろもろの日米安全保障条約にかかわる事柄の中でどのように位置づけるよう要望していくのか、お尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私は戦中戦後を通じて55年間、長い米軍基地の存在によって、県民は大変に苦しい生活を強いられたというふうに思っております。したがって、これから後この基地が固定化するということはどうしても避けたいと思っているわけでございます。したがって、15年限定使用ということを申し上げているわけであります。

 これについてどういう担保を取るか、どういうふうにこれを保障していくかということでありますが、それにつきましてはこれから日本政府と十分に話し合いをして、そして沖縄担当大臣も新しく変わったところでありますので、私はその問題を強く訴えていきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) お気持ちは、お話はお話として聞いておきますけど、大事なことは、ではどのように位置づけるのかという技術的なことも含めて、具体的にはではどこを出口とするのかということを考えるべきだと思うんですけど、地位協定というのは、皆さん地位協定の見直しも求めるということで条件にしているわけですから、地位協定については精査なされていると思いますが、地位協定第2条第4号Bでは、合衆国軍隊が一定の期間を限って使用すべき施設及び区域に関しては合同委員会は当該施設及び区域に関する協定中に適用があるこの協定の規定の範囲を明確にしなければならないとあります。

 ようするに第2条第4号において、一定の期間を限って使用すべき施設ということが位置づけられている。一定の期間に限って使用すべき施設については合同委員会で明確にすべきだというふうになっているわけです。ですから、皆さんがいま要求しようと言っている、要求している15年については、第2条第4号に基づいて15年間期間限定なんだということを明らかにさせ、そしてそれを合同委員会で明確にする。そこまで求めていくというのが、私は15年期間限定についての県と名護市がやるというんだったら、それが取りあえずのゴールなんだろうと。

 それぐらいのことは私は思うわけでありますが、いまの市長の要望として、長い間こうであったから、55年間沖縄は基地で過重な負担をしている。でもあと15年、建設まであと10年というお話ですから、あと25年はこのことに向き合わなければいけないわけでしょう。55年にプラス25年したのは皆さんなんだ。それについてどうしていくかという具体的な事柄を考えておくのが僕は普通だと思うんですが、当局としてはその地位協定のことについてどういうふうに考え、具体的にやっているのかどうか、お尋ねしておきます。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 当然これから先、具体的な話になっていくと思いますが、そのときはいま宮城康博議員のおっしゃるとおりの手続、ないしは交渉をしていかなければいけないことになるというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) いまから勉強しておかないといけないですよ、ほんとに。それを言えばいいと、言っていればどうにかなるというもんじゃないから、相手は日米両政府なんだからね、向き合っているのは。そのことについては本当に真剣にかかっていかないと、僕はちょっと名護市にとっては、本当にあまりにも重い宿題、重い問題を抱えているんだと、本当に皆さんがご苦労するのはよくわかります。頑張るんだったら本気になって頑張らないと、適当にしてはいけないというふうに指摘しておきます。適当にしているというわけじゃないです。心意気のことでお話したわけですけど。

 代替施設協議会の中で、地形、生物分布等の状況についてという資料が第3回の資料で出てきています。これによって97年に防衛庁が調査した事柄、いろいろなことが見えています。この資料を代替施設協議会の中で見せられて、市長は改めて豊かな自然環境だというふうに認識しますというふうにお話なされておりました。

 第4回では、航空機騒音などの生活状況についてということで防衛庁から資料が示され、1.1キロメートルというような場所が騒音にかかわることで示されました。私思うんですけど、地形、生物分布等の状況についてという資料を見ると、1.1キロメートルという場所はサンゴや藻場を完全に破壊する場所のことです。

 これら2つを合わせると、何か大変に自然環境に影響を与えるんだというふうにしか認識できないんですけど、多分、おそらくこれは私の推察以外のなにものでもないんですけど、航空機騒音などの生活環境についてということで、第4回代替施設協議会の中で示された資料は、これは騒音問題だけなんだ。自然環境への影響という事柄についてはまだ配慮されていない。配慮されていない材料が出てきたんだと。あらゆる材料が出てきた中で総合的に勘案するんだということで1.1キロというのは出ているんだというふうに認識していいのかどうかをお尋ねしておきます。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 1.1キロというのは、あくまでも航空機騒音のシミュレーションの結果でありまして、総合的な判断ではないというふうに私は認識しております。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 了解しました。私もそのように認識しておりますので、1.1キロというのがとにかく現実的に1.1キロの場所に2,500メートル近くの滑走路ができるんだということにはならないというふうに、いま現在認識しております。

 それで、この騒音問題について代替施設協議会の中で、議論というか報告等々があったときに、市長はこの議事録から読み上げますけど、「先ほど防衛庁長官及び沖縄県知事から航空機騒音予測結果について説明がありましたが、今後具体的な建設場所の検討に当たっては地域住民の生活環境へ十分配慮してもらいたいと思っております。さらに航空機騒音を地域住民に実際に認識してもらうために、米軍ヘリの現地試験飛行を実施していただきますようお願いいたします」というふうに発言なされているようでありますが、これは間違いないありませんね、市長。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) そのとおりであります。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) この場合CH46やCH53という老朽化して、新たな航空機にかえなければいけないということが大前提になっているヘリコプターが騒音の基準の大前提になっているようであります。これは2005年には代替するんだと。普天間が代替されるような話なのかわかりませんけど、それでMV22オスプレイという話が出ているというのが現状であります。

 この試験飛行というのをCH46やCH53で行うことで、何ら騒音問題についての本当に10年かかって、15年間、ようするに25年先には明らかにCH46やCH53は使われていないわけです。それらを飛ばして試験飛行をすることが何の妥当性があるのか、僕には不思議でしょうがないんですけど、その点について市長はどのようにお考えなのかお尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) とりあえず現在ある機種で、一番大きな騒音を起こすという機種でテストをしていただきたいと、そういう意味でございます。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) MV22オスプレイはまだ開発途中ですから、この危険な開発レベルでは持ってこられては困るということで、きのう反対と。9月定例会では欠陥機は私は反対するというふうに市長はおっしゃっていましたので、MV22オスプレイをこちらに持ってきて騒音調査するということは別に必要ないと思いますけど、一つSACO合意の中では、短距離で離発着できる航空機の運用をも支援するということがあります。今回の防衛庁が出された資料では、航空機というのは民間航空機と及びヘリコプター部隊だけです。短距離で離発着できる航空機、ジェット機のタッチアンドゴーとか、そういうもろもろの騒音についてのテスト、試験飛行等々は行う必要はないでしょうか。市長にお尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) どういう航空機が該当するかということについては、防衛庁に問い合わせをいたしましたところ、現在の普天間基地にあるヘリコプター基地が普天間代替地設の前提だというふうに聞いておりますので、当面このテストをするということであります。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 短距離で離発着できる航空機というのは、私は98年に議会に入ってきてから再三再四言い続けていますが、空母に艦載されている艦載機です。いわゆるジェット機です、戦闘機。それがタッチアンドゴーを繰り返したり、いろいろな事柄が行われている。これは現在の普天間でも行われているわけです。ヘリコプターの騒音のみならず、そのような騒音がある。これが夜間に行われていたり等々ある。いわゆるNLPでしたか、NPLでしたか、そういうことが行われている。

 市長、ひとつご提言ですけど、横須賀沖にとめられていたメガフロート、あれを一回ここに持ってきて、ここでタッチアンドゴーぐらいの実験をさせる、短距離で。それで騒音というのがどうなるのかということぐらいは見るべきではないでしょうか。実際につくられる施設はそれ以上の規模になるわけですから、そういう事柄を要求しても私は罰は当たらないと思うんですが、市長はどのようにお考えなのかお尋ねします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 市民の生活に著しい影響を与えないというのが私の前提でありますから、それに従って、テストできるものについてはすべてテストするような要求はしていきたいというふうに思います。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君。



◆29番(宮城康博君) 時間になりましたので、これで終わりたいと思います。3月、6月、9月、12月と4回この基地建設問題について市長とやり取りをしてきました。私は再三再四お話をし続け、そしてできれば市長の考えている事柄がわかるようにと思って、議論をかみ合わす努力をしてきましたけど、いまだお互いちょっとまだかみ合わない部分が多々あるというふうに思っております。

 そして私の認識としては、やはり7つの条件を付したとはいえ、この基地建設の条件付きの受け入れ表明は容認するわけにはいかないと、私はそのように思っております。住民投票の結果に叛意するような受け入れ容認発言の妥当性についても、私は現在のところ何一つ見出せません。

 長い沖縄の基地問題の歴史、そして諸般の情勢にかんがみ、この基地建設問題について市長に叛意していただきますよう、忠告とは言わない、指摘でもない、要望でもない、私はそのように考えるということを申し述べて、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(島袋吉和君) 29番 宮城康博君の一般質問を終わります。

 暫時休憩いたします。


休 憩(午前11時49分)再 開(午後 1時35分)




○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 30番大城敬人君、一般質問を許します。



◆30番(大城敬人君) それでは30番、議長のお許しがありましたので、一般質問を行います。

 一般質問に入る前に、市当局に確認しておきたいことがあります。9月議会の一般質問で取り上げましたロシア宇宙展のことであります。条例違反の使用料未払いと市内業者への未払いの件について、12月議会までに解決したいとのことでありました。そして、議会の都度経過報告を行うことが約束されたはずであります。しかし、今議会、今日まで議会に対して何ら報告がありません。業者の皆さんも未払い解決のため努力しているということで待機して、待っておられます。市の報告を受けて、相手を訴えるかどうか判断することにしているようでありますので、一般質問が終了次第、この議会に報告することを強く求めます。市長の考えをお聞きしておきたいと思います。

 さて、一般質問に移ります。

 発言事項の1、基地問題について、市長が掲げた普天問基地返還に伴う代替施設の受け入れのための基本条件について伺います。

 発言の要旨(1)から(7)まで。

 (1)安全性の確保?基本計画(設置場所を含む)の策定、?機能及び規模、?実施体制の確立。

 (2) 自然環境への配慮

 (3) 既存の米軍施設等の改善

 (4) 日米地位協定の改善及び当該施設の使用期限(15年問題)

 (5) 基地使用協定

 (6) 基地の整理縮小

 (7) 持続的発展の確保

 以上、1から7の項目について、代替協議会及びその他の機関において協議した内容について、文書で議会に提出してもらいたい。今日までの到達点を明確にしていただきたい。

 2番目に、市長が表明した受け入れ撤回の具体的な方策とはどのような条件をいうのか。

 (1) 現状を客観的にみると代替協議会及びその他の機関において既成事実だけが積み上げられていき、気が付いてみると「今さら引き返せない」といった状況になってしまうのではないか。市長が受け入れ条件としている15年の使用期限はなし崩しになって、結局期限なしの受け入れ容認という結末になるのではないか。市長の見解をお聞きします。

 3番目に、ジュゴンについて伺います。

 (1) 藻場などの調査目的はジュゴンの保護が目的ではないと施設局は言っています。市長はIUCN勧告決議についてどのように理解しておられるのかお伺いします。

 4番目に、災害について伺います。

 (1) 幸喜川上流護岸の決壊は、予想を上回る流量による鉄砲水と判断します。護岸だけの改修では、根本的解決にはならないと考えます。調査結果と改修計画を示してください。

 (2) 喜瀬101番地の床下浸水の原因は、排水溝からの逆流によるものです。排水溝の改良が必要かと判断します。調査結果を伺います。

 (3) 幸喜区アイリーストア前排水溝不整備により、雨水がコロンバン前58号線が水びたしになりました。排水溝の整備について伺います。

 5番目に、「沖縄愛楽園」の存続と地域の医療、福祉の充実を求めます。

 (1) 議会決議について市長の見解を求めます。

 (2) らい予防法の廃止に関する市長見解と、ハンセン病療養所沖縄愛楽園に関する名護市の基本的政策をお聞きします。

 (3) 市長は、全国のハンセン病療養所所在市町村議長会及び首長会議にこれまで何回ご出席されたのか伺います。

 それでは、1から市長への質問について、逐次基本的なことを確認してきいきたいと思います。この1についてこれまでの経過を見てみますというと、現実にはほとんど緒についたと答弁されておりますように、具体的なことは進んでいない。そういう状況の中で代替施設協議会でいろいろと会合が頻繁に、月1回の程度で進むということがあります。これらのことについて、それぞれ伺いたいと思うんですが、まず藻場について、順序不動ですけれども一応お聞きしていきたいと思います。

 10月31日第3回代替施設協議会において、防衛施設部長の説明では、防衛庁提出資料24ページの図、約126ヘクタールの藻場があると説明しています。平成11年12月、沖縄県知事が提出した普天間飛行場移設侯補地の選定についての資料、移設候補地の比較表、7ペ一ジには自然環境条件の沿岸域の自然環境として藻場173ヘクタールとなっています。この差47ヘクタールになっています。

 この報告に対して県知事は、「この代替施設協議会で経年変化が予想されるサンゴと藻場については、沿岸を中心とした周辺地域を含め、ぜひとも補足調査を実施していただきたいと思います」といって注文をつけております。岸本市長は、「代替環境の醸成についてどのような配慮がなされるのかお伺いします」ということで、名護市の沿岸区域でありながら、藻場の落差について、調査結果について一言もこれに対しての意見を言っておられない。そういう認識はなかったのかどうか。

 陸生生物確認の一覧表28ぺージの資料14では、特記すべき種について、平成9年11月普天間飛行場移設対策本部提出のシュワブ沖調査結果報告書75ぺージ、表4の9の本調査地域における特記すべき種の一覧表が代替施設協議会で報告されていません。その理由は何か。

 これはいま市長のテーブルの上に私昼から置いてありますが、この特記すべき種は極めて重要な中身ですが、これが防衛施設庁から出された資料にありません。これらについて市長は、この存在を知らなかったのか。また、どうしてこの資料が出されていないのかについて何らお聞きしていないわけでありますが、なぜそれらについて聞いておられないか。環境調査というのをかなり強調されているわりには、代替施設協議会でのそういうコメントがないのが残念であります。お答えをいただきたい。

 11月29日、第4回代替施設協議会防衛庁提出資料9ぺージ、資料3、海岸線に民間地域70以上の騒音を及ぼさない滑走路中心の軌跡の図で、辺野古集落の中から1.1キロメートル以上離せばよいとの結果を得ておりますと防衛庁は説明している。これに対して市長は現地試験飛行を求めています。久志3区からもシミュレーションによるデータに不満を表明、実測を求める要請がありました。これはどのようになっているかお聞きしたい。

 防衛庁施設部長は、これらについて黄色い線で示しております滑走路方位39度の場合には、この線に沿って先ほどの資料1の騒音予測コンターを移動させますと、一番外側のこの黄色い線です。この黄色い線は、各議員にも配られている資料の中にあるわけです。この黄色い線の1.1キロ、これをここに実は移していくと汀間にさわると、防衛庁の施設部長が答えているんです。そして、これをずっと南にずらすと、これは久志、豊原にさわっていきます。

 ですから、これは中心点だけ1.1キロの辺野古中心からやったら、これだけの基準に達していますという説明だけであって、現実に飛行機はここから飛んだり降りたりするわけではない。実際にここに移した、こういうことをやっているわけですが、このコンターの調査では、ただ単に中心点を真ん中においてシミュレーションをしている。これらについての説明、これでいいのかどうか。

 ここで一番外側の線は最も北側に滑走路中心を置いた場合は、大浦湾をはさむ汀間地域に接し、南側に移動するにしたがって辺野古、豊原の地域に接する状況となります。結局騒音問題は、県知事提出の移設候補地の比較表に地域と学校が明記されています。沖縄県が発表した滑走路2.400メートルになると、騒音地域はより拡大されるという状況になります。

 普天間、嘉手納騒音について沖縄県は、平成3年に文化環境部から航空騒音による健康影響に関する調査報告書が発表されました。極めて深刻な状況になっています。市長はどのように認識していますか。

 これらについて、ちょっとこの円を見ていただきたいと思います。沖縄県の出したいわゆる調査資料によりますとほぼ現在の1.1キロと同じですが、このように北は汀間、そして南は松田小学校にかかるということが言われております。これについては、実はこのように普天間飛行場移設候補地の比較表というのがありまして、先ほどのこの問題につきましては、移設候補地周辺及び滑走路延長線周辺の主な集落及び学校ということで、集落は天仁屋、底仁屋、嘉陽、安部、三原、辺野古、豊原、松田、宜野座、惣慶、学校は天仁屋小、嘉陽小、三原小、久辺小、松田小、宜野座小中、久辺小中という形で出ているわけです。

 そういう状況にあるにもかかわらず、1.1キロということについて何らコメントが出てきてないというのはどういうこなのか。ただ市長は、これでは納得できない、実測をやってくれという話はあります。その辺について、今後どうするかという問題もありますが、今回のシミュレーションによる騒音の発生状況等に対する代替協の中身というのは、極めて現実に即していないのではないかというふうにうかがえるわけであります。

 先ほどのコンターを少し見てみますというと、今回のものは、このコンターが1.1キロだと全然響きませんよというんですが、この円周囲3キロの周囲になってきますというと、実際にはこれが久志地域全体に響いていくというのが、簡単にシミュレーションできるわけです。しかも、これは私たち名護市議会軍特委が普天間飛行場を調査したときの一場面ですが、このように4機編隊で飛行場に入ってくる。1機で飛んで離着陸しているわけではないんです。4機編隊でくる。

 そればかりではありません。私は今回のこのシミュレーションの問題で、前からずっと指摘しておりますが、市長もご承知だと思います。SACO決定では、嘉手納の読谷飛行場での落下傘降下は伊江島にいく。であるならば、必ず伊江島には予定されている場所から幸喜と許田の間をぬって伊江島に行く。あるいは屋部や安和の側面を飛んでいく。こういうことがあるにもかかわらず、これらについての今回の騒音のシミュレーションデータが全くない。こういうことで本当に既成事実だけが積み上げられていくと私が指摘しているのは、そういうことなんです。

 さらにこの問題について市長に資料を差し上げていますからちょっと説明しますけれども、いわゆる沖縄県が行った騒音公害、騒音調査の中身はどういうものかというと、困る基地騒音の種類ということで18項目あるんです。ジェット戦闘機、ジェット輸送機、プロペラ輸送機、空中給油機、ヘリコプター、その他区別がつかない。困るものはない。離陸、着陸、上空通過、エンジン調整、タッチアンドゴー、旋回飛行、飛行機が基地内の上を移動する音、その他区別がつかない。困るものはない。そして特に困る基地騒音の種類ということで、また同じように18項目でいろいろと調査をする。

 ということになりますと、現実には、1点でコンターがこれだけだと70の基準を下回っている。あるいはその範囲だからいいという話は絵にかいたもちであって、全く現実性のない今回の代替施設協におけるシミュレーションだと、これを断じざるを得ない。そういう状況でもって名護市民には何の影響もないんだというようなことを言ってはばからないものは、先にまずはここに基地ありきということを言わざるを得ないです。

 市長は前々から、そういう条件を満たさなければ私は撤回しますと言っているんだから、少なくともこのぐらいの問題については問題意識としても当然代替施設協に参加するときは、この現実の問題を持っていって向こうで議論するなりしないと、向こうはちゃんと大臣が質問がありませんか、ありませんかと聞いているわけです。それに対してきれいごとで終わっているんです、みんな。こういう話が出てこないんです。こういうことだから我々に資料が出せないのかもしれませんけど、そういうことでは困るのではないかというふうに思います。したがって、これらのことについては詳しく説明、どういうふうに考えているかやっていただきたいというふうに思います。

 ジュゴンの問題では、市長に資料をお渡ししてあります。ジュゴンの決議、これらについてはちゃんとこの決議に基づいて質問をしておりますので、これらについて感想等々、具体的にどのようにやられるのか。特に世界自然保護会議はその第2回会議、ヨルダン・アンマンで2000年10月4日から11日において、「日本国政府に対し以下の点を要請する。米国政府に対して日本の政府の依頼に従って、自発的環境アセスメントに取り組むことを要請する」というふうにあります。さらに、私はここで棄権をした日本政府代表、アメリカ政府代表の発言についても紹介しておきたいと思います。その前に、WWFJ、日本の代表の発言等々についてちょっと紹介しておきます。

 「沖縄県民を含む多くの日本国民は、このIUCNの決議に大きな関心と期待をしている。決議採択を望む4万7,OOO人の請願署名が集まった。署名は沖縄ブースに展示されている。これらの人々は絶滅の危機がある沖縄の固有種の保全を強く求め、IUCNとその勧告に大きな信頼と尊敬を抱いている。私たちの決議に対するすべての皆さんの支持をお願いする」ということで、頑張って代表が名護からも保護基金のメンバーも行っておりますが、それに対して日本政府は棄権をしたということでどういうことを言っているか。

 日本政府外務省、「日本政府はすでに普天間飛行場の移設と北部訓練場の返還に際して、自然環境に重大な影響を与えないよう最大限の努力を払うという政策目標を定めている。この政策目標に沿って日本政府は、普天間飛行場の代替施設の基本計画の作成より前に、ジュゴンの状態のアセスメントを進めることを決めたところだ。このアセスメントをできるだけ早く完了する。いくつかの理由で、我々は(決議採択の)コンセンサスに加わることを棄権したい。しかしながら、先に述べたように我々はジュゴン、ノグチゲラ、ヤンバルクイナの生存を保障するために最大限の努力を行う。この発言を記録し、総会決議集の中に盛り込むようお願いする」。

 米国政府は国務省の代表ですが、「本決議の意味を考慮し、米国はこれらの種およびその他の絶滅危惧種及び絶滅のおそれのある種を保全するための努力を支持する。また我々は本決議への反響が示すこれらの種が存続し続けるようにとの懸念に敬意を払い、その懸念を我々も共にする。我々は当初の案で要請されていたことにはいくつかの疑問点を持っていたが、現在の案はより明確になっていると思う。この意味において我々は普天間移設計画に対する包括的で透明性のある環境影響調査(EIA)を支持し、日本政府が行うEIAに対し、日本政府の要請によって協力を行う用意がある。米国は日本の環境を保護するために、関連する法と規則に従ってあらゆる努力を払う約束を公にしている。これらの努力を行う中で我々は関係するNGOとの対話を歓迎する。この発言が記録に加えられるようお願いする」という発言がありましたが、実際には米国と日本政府代表は棄権をされております。

 そういう国際的な世論の中で、この代替施設協議会においても環境庁長官などがこのものについての評価をした発言もありますので、市長のこれについての認識をお伺いしたいと思います。

 去る12月1日に、実はジュゴン保護基金の方で現地を調査をいたしました。このように現地で蘂場の写真を撮って調査をしてまいっております。このように実際にジュゴンがそこにおるということは、市民投票以来、ジュゴンが自ら姿を表して、私はここにおりますよということでやってきているわけですから、これまで1頭しかいないと政府の報告書には書いてあるわけですが、そうではないという現地調査の観察の結果も出ておりますので、これらに従ってやはり市長はこれを守るようにしなければいけないのではないか。

 ところが最近になりまして、防衛施設局の方では、ジュゴンの保護が目的ではないと。市長はどういう目的で今回特に市長が主張して、代替協でジュゴンの調査をしてほしいというふうに述べられて、ジュゴンの調査に速やかに移ったという経緯がありますが、市長の思いはどうだったのか。ジュゴンを守るという立場なのか。それとも防衛施設局が言うように、基地がありきという前提のもとに、ジュゴンがいるかいないかだけをやるということでやっておられるのか。そのことについてはっきりさせていただきたいと思います。

 特にどうしてそれを伺うかというと、市長は代替協の質疑の中で、環境のいわゆる移すことをかなり強くうかがっているような発言もありますので、その辺の真意をお聞きしておきたいと思います。

 次にらい予防法に対しての問題で、我々名護市議会は去る6月16日に決議をしでございます。これらについて先ほど質問いたしましたことについて、これをお答えをいただきたい。既にこれについては平良市も今回決議をされたということもありますし、特に私が問題にしたかったのは、どうして市長がハンセン病療養所の所在市町村の会議に参加されていないのかという理由が聞きたい。このことが非常にやはり愛楽園の皆さんにとっても大きな関心事であると思います。

 特に市長は最近になりまして、屋部の皆さんの踊りを持っていって向こうとの交流を図ったり、いろいろ努力されていることはよくわかるわけですが、この会議に出席されなかった理由というのは何かほかにあるかと思うんですが、それをひとつお聞かせいただきたいと思います。

 それから、先ほどの災害の問題ですが、このように大変な鉄砲水で護岸が決壊している。あるいは床下浸水があった。99年に現場を踏査しながら、これに手つかずのためにこのような冠水の災害が起こっているということなども、質疑で既に質疑しておりますので、これについては建設部長は簡潔に答えていただきたい。

 先ほど言いました、我々の頭上を通っていく伊江島へのヘリコプターですが、これもこれまでさんざん見ておられると思うんですが、部落のスピーカーの上などこういうふうに飛んでいるんです。日常的にこのように飛んでいる。こういう形でここに基地がきたら、この緑色の周囲が全部騒音の範囲に入ってしまう。

 なぜかと言いますと、これらの政府の先ほどのコンターの調査の中でありました経路というのがあるんです。これは普天間と同じとなっているんです。この普天間の経路は何カ所あるかというのは、市長の方にも渡してありますように、いわゆる普天間の騒音を調査するに当たって、この場所が決まっておりまして、五、六カ所の地点がある。あれは全部普天間のあちこちから入ってくる。必ず飛行場に沿って入ってくるというものではないんです。我々は現地を踏査してきましたから、その場所の指定からすると経路をただ普天間と同じというだけで、こんな今回のコンターで疑問を出さないというのはやはり普天間そのものを知っておられないのではないかという感じがしてならないんです。

 そういう点で、いくつかの点でこういう政府が不十分な資料でそのままなし崩しにやっていくということは、私たち当事者である自治体の者としても、市民の生命、財産を守る立場からしても、容易にああそうですかと言えないと思う。最低限の質疑というのは向こうでも許されているはずですから、1ヵ月1回ですから、事前に今度は何をするというのは決まっているわけですから、そういう調査をして、現場にあったこういういろいろな矛盾を持っていきながらやるということが大事ではないか。

 そのことによって市長が言っているこの条件が満たされなければ容認を撤回すると言われているならわかるんですけれども、いまのようなやり方だと、いわゆるすべて容認してしまう、政府の言っているのを。これでは市民に対して、撤回しますと勇ましく言うたところが内実は何かということになれば、政府の言いなりだということにつながるのではないかということで私は懸念しているわけです。したがって、そういったものについても、いま私が指摘したことが間違っているのか。事実でないのか。反論があれば反論していただいて、ここで明確に答弁をしていただきたい。

 私は市長が去年の12月27日に掲げられた、いわゆる市民に約束された容認というのは、先ほども物議を醸しました誘致ではない、容認だと。その容認の条件が合わなければ撤回するとおっしゃっているんですから、これほどもう既にいろいろな面で、私は二次質問でやりたいと思いますが、時間があるかどうかわかりませんが、もう少し詳しくこの点について確認していきたい面もあるわけです。

 したがって、そういう問題がいっぱいあるにもかかわらず、条件について私が求めた文書、これまでの到達点を議会に明らかにしないと、これは議会に対して私は不遜だと思うんです。我々は市民の代表なんです。行政の代表ではありません。市長は行政の代表なんです。もちろん市民の生命、財産を守らなければいけないという、地方自治法に基づくそういう重大な責任はあります。私たちはそれを市民の声を市政に反映してくれということで議会議員になっているんです。したがって、代替施設協の議事録が議会に明らかにされないというのはもってのほかだ。

 議長にお願いしたいんですが、もし市長がこの答弁でできるというんだったら、休憩して議事録からつくって、そして議員の皆さんに明らかにしてこそ私との議論がかみ合うのであって、いまのようなやり方だったら一方通行になってしまう。だからそういう点で市長は誠意ある答弁をしてください。

 二次質問は自席からやります。



○議長(島袋吉和君) 市当局の答弁を求めます。市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) ただいまのご質問に対し答弁をいたします。

 1点目の代替施設協議会及びその他の機関で協議された内容について、到達点はどういうところなのかということについてお答えをいたします。

 これまでの4回の代替施設協議会の概要や北部振興協議会、移設先及び周辺地域振興協議会の概要について、協議会で提出された資料も含め議会に送付してありますので、詳細につきましてはその資料をご参考にしていただきたいということでございます。なお、議事録等につきましては、先ほど大城敬人議員がご指摘のとおり、インターネット等で公開もされておりますので、それを参考にしていただきたいということでございます。

 現在、この協議会はいわゆる協議を重ねてる段階でありまして、先ほどの7つの個々の項目について、それぞれ到達点を明らかにするということについては難しい状況であります。しかし、いずれにいたしましてもこの7つの条件は私が受け入れの際に掲げた条件でありますので、これらが達成されるよう政府に十分に働きかけていくということは私の義務だというふうに思っております。

 次に2番目のことについて答弁をいたします。私の考えていることは、昨年12月27目に受け入れ表明した際の声明文のとおりでありまして、いささかも後退した考えは持っておりません。また、騒音問題、あるいは防衛庁が先の協議会で示した1.1キロの問題等につきましては、私は防衛庁の見解として承っているところでありまして、私がそれにいま了解したということではございません。

 これから後、さまざまな基地の現地調査、あるいは使用協定の問題で進められるであろう実務者レベルの会議等で問題点を明らかにし、それが克服されるという前提のもとに、私は最終的に了解をするという立場でございます。いまの段階であの1.1キロを容認したわけではございません。防衛庁の見解を承ったというところでございます。そういう意味で私は前の協議会でも立ち入った質問はしていないということであります。

 次にジュゴンの問題についてお答えいたします。ジュゴンの保護に関するIUCN勧告決議は、日本国政府に対し環境影響調査を可能な限り早期に完了すること。また、日米両政府に対し環境影響評価による結果を考慮し、適当な措置をとることを要請する趣旨の内容になっているというふうに考えております。ジュゴンの保護については、国において関係省庁が密接に連携して取り組むべき課題であると思っておりますし、そのことについてはこれから後も協議会、その他の機会を通じて、私の方で要望をしていくという姿勢でございます。



○議長(島袋吉和君) 建設部長 岸本慶典君。



◎建設部長(岸本慶典君) 大城敬人議員の発言事項の4、災害について、発言の要旨(1)についてお答えいたします。

 幸喜川上流護岸の決壊については、平成13年度の公共土木施設災害復旧事業の1次査定で取り上げるように予定しております。ご指摘の災害箇所は、幸喜川と東側へ延びる農業用排水路と合流する場所となっておりまして、地元の方々によりますと、その東側の排水路の流量が予想以上に大きく、本流と支流が直角に交わり、渦が発生して災害が起きたということになっております。今後の対策といたしましては、産業部と協議し、抜本的な解決に向けて検討していきたいと考えております。

 発言要旨の(2)、喜瀬101番地の床下浸水の原因については、道路側溝よりも流末排水路が小さいために浸水しているものと思われますので、今後改修していきたいと考えております。

 それから発言の要旨(3)、アイリーストアの前の道路側溝は、国道58号線の排水路につながっておらず、大雨時に浸水する状況にあります。これまで国道に排水路接続工事を要請してまいりましたが実施しておりませんので、今後強力に要請していきたいと思っております。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) ハンセン病の関連で、会議にどうして出席しなかったのかということについお答えをいたします。

 私が市長になって最初の会議は選挙の間もないころでありまして、身の回りが大変に忙しい時期でありましたので、変わりに担当のものに行っていただきました。昨年は実は7月の8日に宮古で開かれたわけでありますが、そのときはサミットの現地視察ということで、私ども議長ともどもケルンに行っておりまして、それから帰ってきて6月定例を開いたものですから、7月8日まで議会がまだ継続中でありました。それで昨年は出席できなかったということでございます。今年についてはまだ案内が来ておりません。



○議長(島袋吉和君) 福祉部長 玉城直三君。



◎福祉部長(玉城直三君) それでは市長の答弁に補足をしたいと思います。

 今年は7月13日に連絡協議会が開かれました。サミット直前ということもありまして、私が代理で行かせてもらいました。それから所在市町村は全国のハンセン病療養所が所在する12の市町村で構成をしております。主として療養所の抱えるいろいろな問題を側面から支援していこうということで、主として国に対していろいろな要請行動を行っております。

 もちろんこの行動は、いわゆる全国ハンセン病療養者連絡協議会というのがございまして、そこの要請に基づいて大体行動しているということが現況でございます。毎年関係する国の機関について繰り返し要請行動してきているということと、それぞれの市町村で啓発活動を推進していこうということを主な活動の内容にしております。市の方もそういう線に沿って頑張っているということでございます。

 それから、愛楽園をどうするかという問題については、いまのところ市の方としては特別議論が進んでおりません。全国的には四、五カ所、もう200人を切る入所者ということで、行革の流れを受けて、かなり廃園になるのではないかという心配がありまして、将来構想についていろいろ議論をしている。ただ、市としても屋我地アイランド構想の問題がありますし、どうしてもこの件については、この構想の策定の際に話題にはせんといかんというふうに思っております。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後2時15分)再 開(午後2時18分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 内容については議会に送付してありますので、それをご参考にお願いしたいということでございます。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 私は市長が昨年の12月27日に容認をするということで、「普天間基地返還に伴う代替施設ヘリコプター基地等の受け入れについて」ということで文書を出されました。その中でいわゆる条件がありました。別添として、安全の確保、先ほど私一般質問で指摘したんですが、この中の基地使用協定、基地使用協定についてはというところの1、これは昨年の平成11年12月17日の沖縄政策協議会の冒頭に出てくる文書の3、この文書全く同じなんですけど。

 私たちは名護市長が、平成11年12月17日の沖縄政策協議会の資料の文章の全く写しになっているというのはどういうことですか。この経緯を説明してください。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) 一語一句一緒だということではないと思うんですけれども、まず経緯から説明申し上げますと、27日に市長が表明した中に、市長の基本方針としてこういった条件を付しますよということを申し上げてまいりました。その翌日閣議が開催されて、閣議で普天間飛行場の移設に係る基本方針が示されたということであります。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後2時21分)再 開(午後2時24分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 例えば、名護市が考えてつくった文書とこの沖縄政策協議会の文書が真似ましたとか、参考にしましたと、ここで率直に認めればそれはそれでいいでしょう。しかし、これは市長の案だとして出されたんです。どうしてそれを言うかというと、皆さん7番目を見てください。なぜこれを僕は気が付いたかというと、7番目に、持続的発展の確保ということで、第14回沖縄政策協議会で了承された事項について確実に実施すると市長は条件の中に入れているんです。

 そうすると、この了承されたものと全くダブっていることになる。これは同じものをここにまた入れてきているということで、一体那辺に意図があるのか。市長は本当に市長の考えや思いで、先ほど宮城康博議員が、戦後の基地の過重負担の問題について市長が思いをはせてきたと述べていましたけれども、このようにいわゆる基地を移設したい側の政府のそういう政策的な文書と一言一句変わらないということで、私はこれは本当に市長これでいいのか。市民をだましたなと。

 私が考えたなどと言わんばかりのこの内容は、しかも7番目に第14回沖縄政策協議会で了承された事項とあるわけだから、市長、どういう意図でこういう結末になっているんですか。これは僕は極めて市民に対しても問題だと思いますので、答えてください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私の12月27日の声明文の発表の前に政策協議会は行われております。したがって、その政策協議会の文章と私の声明文の文章が同じようになる部分も当然あると私は思います。これが間違いだというふうには思っておりません。ただ、一字一句みんな同じだというふうに言われますと、政策協議会の議決された、あの協議会の中で話し合われた内容と私が書いている内容とが一字一句同じだというふうに市民に誤解されますので、そういうことはありません。ただ、いまご指摘の部分は一緒かもしれません。そういうことであります。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後2時27分)再 開(午後2時29分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 容認を撤回すると言った市長の、そういういままでにないような対応に、市民もこれで政府がこの条件を認めないなら撤回するんだという、いささかの期待感も市民の一部にはあったかもしれない。しかし、その中身が政策協議会といま読んだところは全く一字一句同じなんです。あなたが何と言おうと、いま末松部長と確認したんだ。

 特に「基地内への自治体の立入りにつき、地方白治体の意見を反映した内容となるもの」と、ここまで文章が全く同じというのはおかしいじゃありませんか。あなたがおっしゃる1行目が抜粋とか、2行目が違うとかいうものではないんです。ここの文章は、まさに引用しているんです、政策協議会のものを。いったいどう考えるんですか。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 政策協議会の結果と共通の認識に私が立ったならば、それは引用しても構わないと思いませんか、その部分については。私はそう思います。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) いまやっと、私はそれを聞きたかった。引用するなら引用するでいいんです。それを私がきょう初めてこの問題を明らかにして、いま市長は引用してもいいんじゃないですかとおっしゃるので、はっきり言ってください。この部分については市長の考え方と同じだったので引用しましたとはっきりここで言ってください。それなら認めます。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 誤解のないように申し上げますが、私の出した7つの条件がすべて政策協議会の引用ではないということは改めて申し上げておきます。その中の一つ、いま大城敬人議員の指摘のところは、政策協議会と共通の認識に立ちましたので、その文章を引用したということでございます。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) なぜこの問題を私が取り上げたかといいますと、実は岸本市長の容認の前提条件について、文章、内容、この代替協議会のこれまでの動き等についてすべて検証してみたんです。はたして市長は本当にこの条件が合わなければ撤回できるのか。

 この問題は15年問題なんです。ここまで代替施設協議会で市長が主張されて、実はこの地位協定の問題については実務者会議になった。政府当局関係者は、当初は市長は協議会にしてくれと言ったけれども、実務者会議でいいじゃないかということを市長もそれをのんだ。そういう形でこれまでにいくつかの協議会ができた。そして話は進んでいく。こういうことで、もう既に外堀が埋められているんじゃないか。そうとうの皆さんはそういうふうに見ているわけです。

 私は15年問題前から言ってきているんですが、15年問題が決着つかなくても、市長はいまのような形で政府ぺースでこのように協議会が進められていく。どんどんどんどん条件がいまのような形で反論もなければ、いま緒についたものです、これから深めます、深めますと言って、外堀が全部埋まったときにはたして市長はノーと言えるのか。このことについて市民の大いなる疑問があるわけです。そこをはっきりさせておいてほしいために言っているんです。本当に市長はノーと言うのか。答えてください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 再々申し上げていますように、私は7つの条件を満たさなければいけないと申し上げているわけでございます。さらにまた、外堀が埋められたという表現をいま大城議員がなさっておられましたけれども、私はこれからの話だという認識でございます。地域の皆さんとじっくりと話し合いをしながら、その問題については最終的な結論を出さなければいけないというふうに思っております。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 騒音問題については、3区の区長さんから実測でやれという要望が出て、市長も代替協議会でその実測を求めている。これらについては政府は今後どうするのかというのがありますが、言わないでそのままだと結局は押し切られてしまうのではないかという3区の皆さんの不安もあります。実測は確実にさせるのかどうか。

 そして、この前のような現場でヘリコプターが来て、後の話ですが、音を抑えた。そして、向こうの方でやればこちらの騒音測定に響かなかった。あまり影響はなかった。それでよしとするような、そういうシミュレーション、あるいは実測ということでは納得はいかないと思うんです。そういう点で、本当に普天間で行われているようなこと、いまさき私が申し上げましたタッチアンドゴーや夜間訓練が行われているような、そういったことも全部含めてちゃんとさせるのかどうか。ちょっとはっきりしてください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私どもはいま大城議員がおっしゃったような、音を抑えたと、そういう事実は確認はしておりません。ただし、地元から当然編隊飛行でのテストをしてくれという要望が出ておりますから、それについては防衛庁もやると言っておりますので、これについてはぜひやらせます。ただし、私どもとしてはやはり普天間基地の現状を含めて、現在の国内の飛行場、あるいは場合によっては国外の飛行場等も調査をしなければいけないだろうというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 代替施設協の第4回防衛施設庁施設部長のコンターの説明のくだりに、今回の騒音測定コンター作成に当たりまして、滑走路の方位については風向きの影響を勘案し、航空機の就航率95%確保するため、真北から東側に39度と55度に設定しております。黄色い線で示しております滑走路方向39度の場合には、この線に沿って先ほどの資料1の騒音予測コンターを移動させていきますと、一番外側のうるささ指数の線は、最も北側に滑走路中心点を置いた場合、大浦湾を挟む汀間地域に接し、南側に移動するにしたがって、辺野古、豊原の地域に接する状況となります。

 また、赤い線で示す滑走路方位55度の場合には、最も北側で安部地域に接し、南側に移動するにしたがって辺野古、豊原の地域に接する状況となります。このようにいくつかの前提条件を置いた上のことですが、これらの軌跡よりも海側に代替施設の滑走路中心点を置けば、騒音レベルが70うるささ指数以上となる区域が民間地域にかかることはないと考えています。なお、最寄りの集落からこの軌跡までの最短距離は辺野古からは黄色い線で示す滑走路方位39度の場合は1.1キロ、赤い線で示す55度の場合は1.4キロというふうなことが言われておるわけですが、このことについては間違いないですね、市長。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) いま読み上げられた資料が議事録ということであれば、そのとおりです。たまたまいま読み上げられた資料手元にないので、正確だとは言えませんけれども、そのような内容の話が行われました。

 ただいまの大城敬人議員の発言のとおりでございます。そういう話し合いがなされました。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) そうした中で見ますと、1.1キロというのはいかにでたらめかと。と言うのは、先ほどの沖縄県が示したあの図からしましても、区域が明確にされていますように、これはこの1.1キロ、あるいは1.4キロ、5キロであっても、実際にリーフ以内の場所であれば、騒音の問題は学校環境、生活環境を破壊するものだということが非常によくわかるわけです。シミュレーションでは、1点を辺野古公民館から1.1キロのところにポイントを置いて、それで80ホーンまで3キロだと。うるささ指数は3キロだと。70以内だったら1.1か2以内だと。

 こういうことがいかに絵にかいたもちであって、現実性のない、ただ我々名護市民や国民に、この国が行っている調査が妥当性があるかのようにごまかしをしているんです。いま市長はお認めになったんですよ。移していけば汀間にさわる。南側では豊原、久志にさわるとはっきり言っているんです。これに対して市長はどのようにお聞きになったのか。

 名護市長の質問があるんです。「先ほど防衛庁長官が沖縄県知事から航空機騒音測定結果について説明がありましたが、今後具体的な建設場所の検討に当たっては、地域住民の生活環境へ十分配慮してもらいたいと思っております。さらに航空機騒音を地域住民に実際に認識してもらうために、米軍ヘリによる現地試験飛行を実施していただきますようお願いいたします」、これについてはどのような答えがあったんですか。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) いま大城議員が言われる1.1キロとの関係と、それから移動していくと汀間に引っかかる、あるいは南に移動すると、それについてちょっと説明をしたいと思います。

 先の説明は、黄色い線と赤い線ということについては、これはいわゆるうるささ指数の70ホーンの限界線を示した、これ以上陸域によるとこれはそれだけの集落に影響しますよと、こういう位置を示したもので、この滑走路の位置がこの線上を上にずっといくと、例えばこの滑走路の位置になると汀間が引っかかります。これを南にずらしていくと豊原であるとか、辺野古であるとか、こういう形で影響の範囲に入るかもしれませんと、こういうことを説明したもので、滑走路の位置がどこにいくか、まだこれからの協議の段階でありますので、いまそうであるというふうに決めたわけではありません。

 それからもう1点、県の資料の説明もありまして、誤解のないように申し上げておきますと、県が調査した報告は、例えば滑走路の位置をこことしたときに、延長線上にどういう施設があるのかというようなことで、各集落ごとにこういった学校がその延長線上にはある。しかし、これは飛行機の常習経路との関係は全くそこでは言われておりませんので、ただ延長線上を拾ってみたらこうでありますと、こういう説明でありますので、誤解のないようにお願いしたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 先ほどの協議会での私の発言に国がどういうふうに答えたかという質問がございました。国の方もそのようにしたいという答弁でございました。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君。



◆30番(大城敬人君) 今回市長の代替協での質問等をいろいろと精査し、これまでの条件等の話を見ましても、政府の説明は緒についた、緒についたと言うんですが、ほとんど上滑りで我々に世論づくり、あるいはアリバイづくりをしていくということに他ならない状況にあります。したがって、このままの状況で、例えば地位協定にしましても、これについて具体的にどうしていくかということも現状ではおぼつかない。

 ただ、外堀が埋められて実際にはなし崩し的になっていって、市長は15年の問題が最終的に決着しない場合、本当に拒否するのかどうかというのは、これは繰り返し議会議員の質問として出ているんですが、あえて私はこの4回の状況をつぶさに調べていくと、これは市長はできないなと、率直なところ。そういうふうに感ずるものですから、そもそも市長の言った条件とは何だったのかということを考えると、そもそも市長の条件というのは、結局のところ基地を容認するということが先にあって、結局はこの基地が市長の言う条件が認められなければ撤回できるようなものではないということが、これまでの4回の状況でわかってきたんです。

 なぜかというと、既に先ほど来の政策協議会、あるいはその他の会議で国が示してきた閣議決定も含めて、全部市長の言うことをほとんど聞いているんです、外郭は。ところが中身は違うんです。あたかも市長の要望が満たされるかのように描きながら、中身はそうではない。結局そこに巻き込んで、政府の土俵に市長を巻き込んで、条件闘争が成り立つかのように描きながら、これは大きな意味で普天間基地をそのままなし崩しに持っていくという、こういうふうに描かざるを得ない現状になっている。そういうふうにしか受けとめられません。

 最後に、市長、15年が決着しなければ本当に撤回しますか。お答えください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 私の考え方は、昨年の12月27日に文章でもって表明したあのとおりでございますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 30番 大城敬人君の一般質問を終わります。

 暫時休憩いたします。


休 憩(午後2時47分)再 開(午後3時 0分)




○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 10番 宮里 繁君、一般質問を許します。



◆10番(宮里繁君) 皆さんこんにちは。市民クラブ、10番、宮里 繁、一般質問を行います。

 一般質問に入る前に、G8、2000年九州、沖縄サミット開催のかかわりで、去る12月4日、フランス水兵2名が眠る屋我地オランダ基に、市民待望のフランス艦艇、ヴァンデミール号、艦長、ボジェンヌ・オリヴィエ中佐、モンターニュ駐日フランス大使と、乗組員17名が地元市民多数の盛大な歓迎を受けて、154年ぶりにオランダ墓に献花、墓参りが実現し、その歓迎式の状況が全国に放映されました。その縁の立役者は皆さん既にご案内の我が屋我地運天原の花城清仁大先輩であります。

 墓参り歓迎式典には、地元の市民をはじめ、屋我地小中学校生、大宮中学校吹奏楽部など、歓迎アトラクションに参加した生徒の皆さんは、サミット開催記念の一生の思い出として、人間愛の尊さ、先祖の他人を思いやる親切心、チムグクルについて感銘したことと思います。これこそがいま注目されている心の教育、青少年の健全育成に寄与するものと確信しております。ここで改めて、54年余りオランダ墓守を継続してこられた花城清仁氏、運天原区民をはじめ、今回の墓参りを実現させ、歓迎式典に尽力された市当局職員及び関係者に深くご苦労に敬意を表します。

 参考までに、今年2月花城清仁氏が屋我地中学校で開催した、オランダ墓由来のお話会での生徒たちの感想文がありますので、24名おりますが、その中から要点を二、三点紹介して、一般質問に入りたいと思います。

 これが24名の写しでございます。金城茉里奈さん、中学生。「花城さんは約50年、半世紀オランダ基の掃除などをしてきたそうです。そのオランダ墓にはフランス人2人が葬られているそうです。ライライ島の約束の劇を見たときもこのことを聞きました。きょう花城さんが言っていたことを家族などにも話し、自分たちの住んでいる地域をこれから大切にしたいと思います」。

 それから新川功人君。「僕は6年生のときにオランダ基に行ったことが1度だけあります。花城さんが屋我地中学校に来てオランダ墓の話をしてくれました。僕はなぜ知らない人たちが亡くなっただけなのに、何十年もお墓の掃除などをするのかわかりません。村全員の人がフランスの人のために頑張ってきたことを聞いて、すごいと思いました」。

 あと一人、これは屋良さんという女生徒ですけれども、「その話の中で一番驚いたことは、花城清仁さんが約50年も墓の周辺の草取りなどをして、いつもきれいにしてくれたことです。そしてサミットが行われるとき、シラク大統領が参拝する計画が実現してほしいと、きょうの話を聞いて思いました。また、フランスではオランダ基のことはよく知られていないので、サミットを通じてもっと知られるようになってほしいと思いました」というふうに感想を述べております。

 では一般質問に入らさせていただきます。

 発言の事項1、屋我地アイランド構想について。

 発言の要旨1、去る10月18日の第184回臨時会で可決された屋我地アイランド構想についての構想策定事業計画書の構想概要に、農業、漁業者と都市住民、観光客との交流拠点を整備し、都市生活者への精神的豊かさを提供し、地域産業の活性化、健康保養拠点の整備、高齢者を含む3世代に向けて健康の維持回復の場を提供するとのすばらしい計画書が作成されています。平成12年度の構想策定事項の具体的内容と検討委員会設置状況について伺います。

 既に答弁内容本当にすばらしく、前もってきております。

 続きまして発言の事項2、水泳プールの監視、管理人の配置について。

 発言の要旨、私が去る6月定例議会で東江小学校のプールで発生した事故の反省もありまして、安全管理、監視人の配置、そして通報体制について質問したのでありますが、その後の安全管理体制など、改善策について伺います。

 発言の事項3、覚せい剤など、薬物乱用防止対策について。

 まずはじめに、覚せい剤を中心とした薬物汚染が全国的に広がり、戦後第3の乱用期と言われ、最近の薬物汚染は青少年へも及び、薬物使用が低年齢化しており、その原因はストレス社会、親の放任主義、好奇心といった複雑な要素がからみ合っていると言われております。政府においても深刻な薬物問題への対策として、平成9年時の小渕総理大臣が本部長として薬物乱用防止5カ年戦略を策定して、政府をあげて警察関係機関とタイアップし、薬物対策に強力に取り組み、推進したことは皆様も記憶に新しいと思います。

 いまや麻薬犯罪は国際化したと言われ、密輸手口の悪質巧妙化、外国薬物組織の関与、暴力団の不正取引と深く関与していると報じられております。警察庁の資料によりますと、昨年の検挙人員は1万8,285入で、うち暴力団が7,944人、中学生が24人、高校生が81人で、少年の総数は996人となっております。一方県内では45人でありますが、その中には少年の検挙はありません。

 県内でも、今年2月13日、宜野湾署で女子中学生2名逮捕、さらに9月26日、浦添署で女子中学生が逮捕され、県内でも覚せい剤汚染が低年齢化していることが浮き彫りになり、県民に大きな衝撃を与えております。いまこそ県民こぞって、これら防止策に取り組む必要があると思います。

 では質問に入ります。

 発言の事項3、発言の要旨、今年の2月、11月に本島の中部に住む女子中学生が覚せい剤取締法違反で逮捕されたことが新聞、テレビ等の報道により、県民はじめ県内各教育関係者に大きな衝撃を与えている。各学校においては、警察や関係機関と連携し、防止対策を推進中と思われるが、その対策、取り組み状況などについて伺います。

 発言事項4、ワーキングチームについて。

 発言の要旨1、米兵の綱紀粛正を目的に、米軍人、軍属等による事件事故防止のための協力ワーキングチームの第1回会合が外務省沖縄事務所で本年10月10日開催され、12月現在4回開催されていると聞いております。基地所在市町村では警察や関係者合同で繁華街での巡視を実施するなど、事件、事故の防止に向けて推進中でありますが、名護市の取り組み、対応策と協力ワーキングチーム関係の要綱、構成員等について伺います。

 以上一般質問としますが、時間の関係上、明確な回答をお願いします。そして二次質問は自席から行いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(島袋吉和君) 市当局の答弁を求めます。調整監 具志堅強志君。



◎調整監(具志堅強志君) 宮里 繁議員の質問の発言事項1、屋我地アイランド構想についての発言の要旨の屋我地アイランド構想についての構想策定事業計画書の構想概要、それから12年度の構想策定調査の内容と検討委員会の設置状況についてお答えいたします。

 屋我地アイランド構想につきましては、風光明媚な観光資源に恵まれた屋我地島において、都市と農、山、漁村の交流拠点を整備し、都市生活者へ精神的豊かさを提供し、高齢者を含む3世代が農業体験や動物と触れ合うことにより、身心ともにゆとりを持ってもらうために必要な施設整備、運営等に関する構想を策定するものであります。また、この構想は屋我地島における地場産業を起こし、滞在型、参加型、体験型観光の促進を図っていくこともあわせて策定するものであります。

 平成12年度の北部振興予算でその調査委託費を承認いただき、現在補助金交付申請の手続をしているところでございます。交付決定の通知を受け次第、委託調査を開始したいと思っております。また、その検討委員会の設置につきましては、名護市農業関係機関、屋我地振興会、学識経験者等で組織し、地元の意見がこの構想に十分に反映されますよう検討していきたいと考えております。

 策定構想の調査の概要でございますが、まず1点目に、構想を策定するために必要な調整ということで、農業体験、それから動物との触れ合い等を活用した都市と農村、漁村の交流拠点の整備構想の策定、2点目に土地の土地条件等に関する調査ということで、立地選定や土地権利関係と地域住民の意向等立地条件を調査検討するということ、それから3点目に、施設、事業、運営計画を作成するために必要な調査ということで、事業主体、運営主体、事業規模等を検討して構想事業化の可能性を調査するというふうなことでこさいます。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) それではプールの件でありますが、管理人、監視員等については、新年度予算編成に間に合うように、いま担当課の方でも準備を進めているところでありますが、いずれにせよ財政当局とも十分調整を図りながら、配置ができるように努めていきたいというふうに考えております。なお、緊急時の体制ということについては、各プールのある学校について、インターホーンを既に取り付けてございまして、その連絡網の体制がとられているということでございます。

 それから薬物乱用等に関する対策ということでありますけれども、この件につきましては、県内、あるいは教育界を揺るがしたというような大きな問題が指摘されました。この件に関しては私たちも6月15日には教育長の名で各学校の校長先生、教頭先生、あるいは保健主事、養護教諭、保健体育の担当の先生、そして生徒指導にかかわる先生方を一堂に会して、その対策等についての話し合いをしてございます。なお、各学校については、薬物乱用防止の副読本、これは県の方で発行したものでありますけれども、このことを各学校に配付をしながら、周知徹底を図っております。

 さらに11月6日には、麻薬覚せい剤乱用防止運動沖縄地区大会、これについても各学校に参加の呼びかけをし、意識を啓蒙するということで取り組んでございます。さらには12月2日、那覇高校で開かれた青少年を覚せい剤や非行から守る県民大会ということにも各学校への参加を要請をし、各小学校からは管理職、そして教諭、中学校からは管理職、教諭、そして生徒も含めて参加をする、こういう取り組みをしてございまして、名護からは67名の皆さんが参加をし、お互いに気をつけようと、あるいは周りにしっかりとした対応をしていこうということの意思確認をしてきたところであります。なお引き続き、この件については、私たちもしっかりと対策をとっていきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 助役 宮城常吉君。



◎助役(宮城常吉君) ワーキングチームにつきまして答弁いたします。ワーキングチームの構成員には、名護市からは助役がなっておりますので、基本的なことにつきましては私の方で答弁させていただきます。

 ご質問の名護市の取り組みとワーキングチームの要綱、構成員についてお伺いしますということでございますので、まず最初に要綱からご説明をしていきたいと思います。名称は、米軍人、軍属等による事件、事故防止のための協力ワーキングチームと、こういう名称になっております。その第1条に目的ですけど、米軍施設区域外における米軍人、軍属等による公務外の事件、事故の防止を図ることを目的として、関係機関が協力し、その対策を協議、調整する臨時的な場として、米軍人、軍属等による事件、事故防止のための協力ワーキングチームを設置すると、こういうふうになっております。

 その構成員は、米側からは在沖米軍人及び在沖米総領事館、日本政府側からは外務省沖縄事務所、那覇防衛施設局、それから沖縄県からは沖縄県と沖縄県警察本部。それから関係市町村でございますが、関係市町村は名護市、沖縄市、宜野湾市、金武町、北谷町の5市町村になっております。さらに関係団体としては、この5市町村の商工会や商工会議所、それから社交業組合としてその関係の市町村からの社交業組合の長、または副会長と、こういうふうなメンバーで構成がされております。

 これまで4回開催をされておりますが、その中での名護市の取り組みはということでございますが、第1回は10月10日に行われましたが、その後10月24日に、まず名護市内で警察を中心に関係業者集まって情報交換を持っております。その情報交換の中で、具体的に辺野古社交業の状況を視察をしたらどうかと、こういう提案がございまして、11月10日に関係者11名で辺野古社交業かいわいを視察をしております。

 さらに、名護市はキャンプ・シュワブと名護市の間で連絡会議を設置しておりますので、次回はキャンプ・シュワブ主催で行われることになっておりますので、この場でも公務外の事件、事故の申し入れや情報交換を行っていきたいと、このように考えているところでございます。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) では二次質問をさせていただきます。

 屋我地アイランド構想につきましては、私も屋我地出身でありまして、宮城副議長もそうであります。前々から既にその構想についてのアウトラインを部落の皆さんにも知らせながら、大変頑張っていることを知っております。そういうことで、先ほどのお話で、お尋ねしたいことは、補助金交付を受け次第に調査委託を始めるということですが、委託先、コンサルタントかどうかわかりませんが、どこになっているか。現時点で委託先はおわかりでしょうか。

 それと検討委員会、これは先ほど農業機関関係とか、屋我地振興会、学識経験者などの方から検討委員会を設置するということですが、現段階で何名ぐらいとかということもおわかりでしょうか。この2点について。



○議長(島袋吉和君) 調整監 具志堅強志君。



◎調整監(具志堅強志君) お答えいたします。

 調査委託先でございますが、農業観光型の施設等の整備につきましては、全国でいろいろ十二、三カ所程度手がけている団体等々もあるというふうなことで、その辺等についてもいろいろ参考にさせていただきたいということで、現在のところ調査委託先についてはまだ決定していないということでございます。

 それから検討委員会でございますが、先ほど申し上げましたように、農業関係の観光型の施設というふうなことでごさいますので、農業関係機関の方から何名か、それから振興会の方から何名か、それからまた学識経験者の中から何名かということで、いまのところ人数については確定しているわけではございませんが、十分に屋我地地域のこのアイランド構想が十分にでき上がるような形で、人数を決めていきたいというふうに思っております。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) せっかくのすばらしい構想でありますので、すばらしい設置委員会を決定して、また委託先も十分検討の上ひとつ決定してもらいたいと思います。

 参考までですが、委託先予定のうわさがあります株式会社ファームの社長、久門渡さん、同人の著書を見まして、20世紀の農業、夢のある産業という、すばらしい農村をどのようにして活性化するかという内容を見て、大変すばらしい人だなと思っております。そこで会社経営実態はよくわかりますけれども、現地にこの方が踏査、実査したことがあるかどうかということだけ確認しておきます。



○議長(島袋吉和君) 調整監 具志堅強志君。



◎調整監(具志堅強志君) お答えします。

 いま宮里議員から話がありました久門渡氏につきましては、屋我地島周辺につきまして2回ほど調査されているというふうなことでございます。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) いまから調査でございますので、しっかりとまた確認をして、すばらしい実現できますようにひとつ希望いたします。

 では、プールの監視体制について質問いたします。これは最近国頭支部の方からいろいろな要請、また議長、それから市長にもあったと思いますけれども、我々議員の各個人にも、ぜひ名護市内の8カ所の施設されてあるプールに、監視人、そして管理人を置いてもらいたいという要望で、こちらでちょっと紹介するのもどうですけれども、名護市立東江小学校の職員の一同からこういうふうにして署名押印して、各議員に来ているわけです。ぜひ実現させてくれとの思いなんです。

 その中にちょっとだけ、この中から読みますと、プール管理人、監視人の早期配置要請書、12月5日、名護市立東江小学校、教諭一同。名護市議会議員様と書いてありますけれども、「去る5月に私たちの東江小学校では、水泳学習中に1人の児童が尊い命を失うという大変ショッキングな事故が起きました。水泳指導においては日ごろから万全な注意を払っていたにもかかわらず、最悪な結果になってしまいました。尊い命を失ったご遺族の皆様の悲しみは計り知れません。また、私たち東江小学校全児童及び保護者の皆様、そして職員の受けた大きな衝撃、心の痛手は癒されることはありません」、そして省略いたしまして、「私たちはこの事故の後、安全面の話し合いを持つ中で、プールの管理人、監視人の必要性について意見が出されていたところ、中南部のほとんどの学校においてはプールの管理人、監視人が置かれていることを知りました。私たちは子供の安全を守るために早急にプールの管理人、監視人を配置する必要性を痛感しました」と。

 以下省略しますけれども、そういうことで、来年また夏になりますと子供たちはプールを使用しなければいけません。予算の関係もありますけれども、先ほど検討とか、そういう来年に向けてということがありましたが、もう一度こういう先生方の意向を踏まえて、対策なり、どういうふうにして来年度予算を取っていくというような力強い回答をお願いします。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) この件に関しては、先ほど答弁をしたとおりでございますけれども、私たちとしても何とか配置を考えていきたいということに変わりはございません。しかしながら、予算の関係もございますし、私どもの方でこうするということが言えないところも大変辛いところでありますけれども、いずれにしても13年度予算編成時に向けて、委員会の思いを財政当局にも伝えていきたいというふうに思います。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) よくわかりましたけれども、そこで市長、13年度予算でぜひお願いしたいということですから、そのことについてまた市長からもよろしくお願いいたします。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 学校プールの使用期間というのはかなり限定されます。特に夏休みが間に狭まりますから。それでどういう雇用の仕方があるのかということで、非常に難しい問題だろうと思うんです。したがいまして、よく検討させていただきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) 前の6月議会にも私は恩納村の資料をもって上げました。この間も恩納村へ行きまして、また資料をもらってきました。そうしますと、教育委員会の方も何か電話で確認したということですが、プール管理事務分掌というのをすばらしくつくってあるんです。そして、もう一遍読みましょう。

 雇用期間は5月中句から10月中旬ごろまで。ただし7月下旬から8月末日までの夏休み期間中はプール開放事業があるため、勤務時間が異なる。給与、前までは7,000円であったのが、日給7,200円を支給する。ただし土曜日は前は3,500円から100円上げて3,600円になっております。それから勤務時間、午前8時から午後5時。土曜日は午前8時15分から午後0時15分までとする。昼食時間については各学校の給食時間を参考にする。勤務内容、プール内の水質とか、その他事項というふうに、向こうは夏休み期間中は社会体育課で管理する。管理人1人追加して2名つくというふうに、このようにすばらしく前からやっているんです。

 ですから、私たちが一応要望したことは現場へ行かれまして、その施設を見ながら、そして向こうの意見も聞きながら、どの程度予算がかかるとか。これは5ヵ月なんです。ですからそういうことで、先生方が安心して教育とあわせてできますように、ひとつそういうことを希望するんですが、そのことについて。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) ただいま恩納村の例が出されました。私たちも近隣の教育委員会の状況について情報収集はしてございます。さらにまた、中南部の方に至っても、二、三資料をいただいておりますし、それを含めた形で検討をしてみたい。

 これまで平成11年度まででしたでしょうか、私たちはプールのない学校の子供たちがプールのある学校の施設を利用して授業を展開するときに、指導員という形で社会体育課との調整をかけながら、指導員を回していくということもなされてきてございますし、そういうところも名護は名護の経験も通しながら、総合的に判断をしたいというふうに思います。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) そういうことで、ぜひ来年度は、せっかくプール8個ありますので、安全で事故のないような対策をぜひ協力に推進してもらいたいと思います。

 では、覚せい剤事犯について、これは警察においてもいろいろカを出しまして、現在私の確認では8校、名護署管内、屋我地小中学校も私一緒に行きました。そういうことで、13日学警連がありました。その中でも話し合いができたと思うんですけれども、先ほど申し上げましたように、汚染の状態が低年齢化しているということもありますし、私たちの管内ではまだそういう事件はありませんけれども、やはりこれは波及性があるわけですから、そういうことで特に学校においても、いろいろ12月2日には那覇高校体育館でありました。皆さんも代表で行っておりますけれども、そういうあらゆる機会を通じまして、先ほども話出ましたが、会議を通じまして、事故がないように、また指導、助言してもらいたいと思います。

 それからついでですから、学警連がありましたので、それと関連して、名護署管内の青少年の事件、事故のアウトラインと言いますか、その資料はありますか。資料がありましたら、いま時間がないですから、後で皆さんの議員にもそういう実態を知らせるために、麻薬事犯はなかったですよね。そういうことで、後で資料を提供して、各議員の皆さんも認識を新たにさせるということでよろしくお願いします。

 ではワーキングチームについて、先ほど助役から説明あったように、やはり事件、事故防止のためにワーキングチームをつくっているわけでございまして、いろいろ風俗営業法の遵守とか、未成年立入りとか、そういうものをいろいろ規制するというふうなことで、風俗営業組合とも連絡とっていると思うんですが、私は2日間にわたりまして、夜間辺野古へ行きました。普通の日であったので、外人は四、五名おりました。辺野古には風俗営業関連が大体20カ所と、飲食店業等いろいろやりますと40件ぐらいありますか、一応名義上は。しかし稼働しているのは20件ぐらい。

 そして、千草という店があって、そこに出入りしておりましたけれども、いまのところ名護署管内においても、今年に至っては交通事故は当て逃げ1件あっただけで、ほかの事件は発生していないということであります。そういうことで、これからまたいろいろな問題が出てきますし、このワーキングチーム、どのようにやっていくかというのが非常に重要になりますので、助役がまた担当でございますから、ひとつ精一杯頑張ってもらいたいと思います。

 それで去る10月26日開催の会議で、米軍の教育プログラム、指導要領の説明で、事故、不祥事を未然に防止し、指導を徹底するためのリバティーキャンペーンプランがあります。これを作成して、すべての兵隊に義務づける方針のようですが、そのリバティープランの概要、この資料があれば、おそらく私たち議員の皆さんもあまり内容をわからないと思いますので、後でいいですので、ひとつこのリバティープランと要綱、名簿などについて、後で資料を議員の皆さんに配付してくれるようにお願いいたします。

 さらに、先ほど助役から話ありましたように、名護市は今年の4月20日にキャンプ・シュワブ、名護市と連絡会議を結成いたしまして、第1回会議を持ちました、ホテルで。そして年2回で、今年はキャンプ・シュワブということになっておりますので、早目にそういうものも加えまして、その中で協力体制を持つ意味において、12月ももう中旬になりますけれども、そういう計画をされているのかどうか。本年12月でやらないともうあれですよ。その計画があるかどうか確認します。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) いまのキャンプ・シュワブの司令官の方から日程調整入っておりますけれども、いま議会中で、年内に開けるかどうかについてはまだ決まっておりません。司令官の方から申込みはあります。キャンプ・シュワブの司令官の方からは、日程調査がきております。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君。



◆10番(宮里繁君) ぜひまたせっかくのチャンスですから、そういうことで確実に会議を持つようにしてもらいたい。

 参考まで、辺野古の漁港を僕は久しぶりに行きました。前の仕事の関係であの管内はわかるわけですから、漁港からキャンプ・シュワブに向かう海岸、そこのフェンス、これは前から問題になっていましたが、最近あまり事件、事故がないのであまり問題ないようですけれども、実際に行ってみたら、これがフェンスなんです。海岸。これは自由自在に入れるわけです。辺野古の漁港からずっと真ん中まではこういうふうにしてブロックしてやっていますけれども、これから下は浜辺はこういうふうにして、金網ですけれども破ってこのように中からもいつでも出入りできる。

 そういうことで、犯罪の防止、それからワーキングチームあるわけですから、それと加えてその実態を確認されて、早目にこれを補修するかどうか、させた方がいいと思います。助役行ったことありますか。何か事件、事故があって、ゲートではチェックしてもこちらから行く穴はたくさんできるわけです。そういうことで、そういう補修の件についても、シュワプのお互い連絡会議がある際には要望としてやって、整備も図ってもらいたいと思います。

 いろいろ話したいんですが、大変お疲れでしょう。4点ほどいろいろ質問しましたが、これがぜひまたいいように解決し、そして市民が安心して生活できる環境、特に学校のプールの問題につきましては、ぜひ達成できるように要望いたします。

 大変ありがとうございました。



○議長(島袋吉和君) 10番 宮里 繁君の一般質問を終わります。

 お諮りいたします。定刻4時に17分前でございます。25番 比嘉祐一君の一般質問が終了するまで時間延長することにご異議ありませんか。

 (「異議なし」と呼ぶ者あり)

 ご異議ないようでありますので、時間延長することに決定されました。

 暫時休憩いたします。

休 憩(午後3時41分)再 開(午後3時52分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 18番 屋比久稔君、一般質問を許します。



◆18番(屋比久稔君) 皆さんこんにちは。ちょっと疲れておりますけれども、元気を出してやりたいなと思います。議員の出席もまばらでございますが、これではいかんなと思って、議長、注意されていただきたいと思います。

 私たちは総務財政委員会といたしまして、私は今回委員長を拝命されまして、初めての総務財政委員会の行政視察を去った10月3日より6日までの3泊4日で総務財政の視察研修してきました。その研修報告書がここにありますので、どうぞ事務局の方で各議員の方々、総務財政以外の方々はまだ見ていないと思いますので、よろしく見ていただきたいと思います。

 それで視察研修をしてきたわけですが、4日の研修地は北海道のニセコ町の行政改革についてでありました。そして5日には岩見沢市の介護保険制度と情報公開制度、6日には滝川市の住環境整備と情報公開制度の日程で視察研修を行ってきております。

 特にニセコ町におきましては、住民自治実践の取り組み事例が紹介されまして、逢坂町長の熱意あるあいさつの中で、ニセコ町の情報公開から共有へという説明には大変感動いたしました。取り組み事例を二、三点ご紹介いたしたいと思います。

 今回那覇市でも市長が変わりまして、いろいろと行革の一端が見られます。ここにありますけれども、市民の弔電廃止とか、市長専用車廃止とか、市長が変わると大変いろいろと行革も行われるんだなというふうに思っております。そういうふうな中でいろいろあります。

 また、普天間の見出しも、ブッシュ大統領が決まってから普天間の見直しもあるのではないかというきのうの新聞の見出しもあります。ヘリ基地に大変追われている我々名護市の行政でありますけれども、基地に追われて行政が停滞するようでは大変困ったものでございますので、そのようなことがないようにひとつ頑張っていただきたいと思います。しかし、我が市の岸本市長におかれましては、サミットの誘致から、あるいはその成功させたことにつきましては、大変頭の下がる思いであります。そういうことで、一生懸命市当局も頑張っていただきたいなと思っております。

 それではニセコ町長であります逢坂誠二町長でございますけれども、35歳で財政係長だったものを辞めまして、当時最年少の町長に立候補いたしまして、そして見事当選しております。これは地方分権時代をリードするということで、地方分権をどのように考えるかということで、総務財政委員会といたしましては、宮城康博副委員長の方からインターネットではじき出しまして、どうしても北海道のニセコ町の方がいま地方分権に対しては非常に先進地ではないかということを思いまして、そこを選んで研修してまいりました。

 そこでは、町長は朝6時に出勤しまして、町内ではLANの構築、ローカルエリアネットワークということで、町内の情報ネットワークを町長日記でEメールで全職員に配付します。6時に出勤しまして。この方が若い逢坂町長でございます。町長が職員の皆さんに全部朝6時に出勤してやる。朝6時から出勤するのかということを言いましたら、やはり我々名護市とは全然違うなということでびっくりしたわけでございますけれども、何も我が名護市長とは比べているわけではございまんせんですが、研修報告の内容でありますので、ご理解いただきたいと思っております。

 まずサービス面といたしまして、これは町職員が交替制で昼休みも廃止している。これが平成7年の4月から行われた。次に対応カウンターの改修、そして町民負担の軽減、職員による町内の環境美化巡回制度ということで、この環境美化巡回制度というのはここにのっておりますけれども、ニセコ町でスタートしまして、これはまず町内を知ろうということがあります。町職員が情報と宣伝マンになろうということで、2人ペアを組んで、ニセコ町のすばらしさを町内外へ広くアピールするために、職員一人びとりが情報宣伝マンとして位置づけて、ニセコ町で環境美化の巡視をしているというふうな、すばらしい町でありました。

 この町長は行く行くは町長ではおさまらないというふうなこともありましたが、非常に期待できるなと。我が名護市長も期待できるというふうな人でありますけれども、ひとつこういうふうなこともあったということで、ご報告を申し上げておきたいと思っております。

 あと2点報告みたいなものがありますので、報告させていただきます。

 1月25日に玉城敏一さんが日本PTA会長賞を受賞されまして、その祝賀会が羽地中学校の体育館で行われまして、約600名参加のもと盛大に開催されましたことは、大変感動いたしました。まさにヤキパニジンチュのシチマンタル魂が爆発した瞬間であったと私は思っております。人の喜びを自分の喜びとして、他の悲しみを己のものとし、弱者を助け悪を排すハネジンチュの姿を見た思いであります。何か大臣賞でも受けたような感じがいたしました。玉城敏一氏、まことにおめでとうございます。これからもどうぞご自愛のもと、地域のためご尽力されますようますますご活躍をされますよう、ご期待申し上げます。

 それからあと1点、宮城鐵夫先生でございますけれども、羽地が生んだ沖縄農業の先駆者として知られまして、さとうきび栽培とその生産により糖業の発展に多大な貢献を果たした故宮城鐵夫氏の業績を後世代に語り継ぐことを目的に、記念事業期成会が結成されまして、既に銅像が建立され、12月26日に予定されております除幕式を迎えるまでに取り組みも進んでおります。名護市の助成もいただき、ご理解いただきました市長はじめ市会議員の皆様のご協力に対しまして、まことに心から感謝申し上げたいと思っております。

 それから羽地郷友会の皆さんの芸能の夕べということで、これが10月29日に那覇市民会館大ホールで、二、三千名だったんでしょうか、わかりませんが超満員でありました。その芸能のチャリティーの夕べを催しまして、この前100万円ほど寄贈がありました。大変ありがたいことであります。それではご報告ということでこのぐらいにしておきまして、一般質問に移らさせていただきます。

 発言事項の1でございます。畜産業の振興につきまして。

 このことにつきましては、きのうですか吉元義彦議員の方からいろいろ、JA出身でもございましててきぱきと一般質問されておりましたけれども、このことにつきましては私の方では別の角度から質問させていただきます。

 発言要旨でございます。市内の食肉処理施設とその経営形態及び方向性等は、北部振興策の中でその運営主体の概要は示されているが、我が市としての雇用効果はどうなっているのか。また、実際に豚の生産は県内の約53%が北部で生産されている。そのうち何パーセントが新と畜場で処理されるのかお伺いします。

 2点目に、沖縄北部振興対策事業で畜産農家に対して生産を安定させ、また増加を図り、畜産経営の健全かつ持続的に発展させるためには、畜産環境問題へ適切に対応することが重要な課題であると思慮される。そのためには基金を創設し、畜産農家への支援を図れないのかお伺いしたいということであります。

 次に教育問題についてでございます。

 体罰とかいろいろございますけれども、学校教育法第11条の中で体罰は禁止されております。しかし、教師が体罰をしたときにこれを体罰としてとらえるのか、あるいはまたしつけとしてとらえるのかで中身が違ってきます。だれでも人をたたくのは本意ではないと思います。教師ならましその思いは強いのではないでしょうか。

 10月に北部のある中学校で、学校の全体集会のときに学校から抜け出してパーラーの前で喫煙をしている子供が再三の教師の注意に応じない態度に出たときに、たたかずにしてそれ以外の方法で現場で指導する方法があったのだろうか。すぐ指導しなければならない場合と、時間が経過してもこの子供に対しまして指導効果があると判断したときには、場所をかえて適当な場所で指導する方法論は教師ならだれでも持ち合わせていると思います。

 教師は信頼関係がなくても、子供の命にかかわる行為があったときには、たたいてでも指導しなければならないときもあると私は思います。教師が子供をたたける条件は、信頼関係が成り立っているときであります。信頼関係があれば、たたかれても当たり前だと子供は受け入れてくれるのではないでしょうか。このような場合には、しつけの範疇であると私は解釈してもよいと思っております。

 教師は日ごろから子供たちと信頼関係を持つことを常に努力しなければらなない。信頼関係がないと、子供は体罰を受けたとしか認識しないでありましょう。昨今、学校で起きた体罰のことをマスコミは中身の検討もせずに、表面上のことだけを報道しているように私は思います。このことは、教育現場の教師と子供たちの信頼関係を打ち砕き、子供たちに教師の指導をすることがきかなくなったり、学校の崩壊につながり、何ら問題の解決にならず、学校現場を混乱に陥れ、子供たちのためにならないと思います。

 地域で起きた体罰のことは、その地域、家庭、学校に任せておけばよいことである。やたらと目くじらをたてて、教師の体罰について、表面上の現象だけで教師の批判をするのは、沖縄の子供たちの健全育成のためになるとは私は思っておりません。もし客観的に判断して教師側に間違いがあれば、当事者間で解決させるのが得策ではないでしょうか。それでも解決できない状況になった場合には、各関係機関やマスコミ等も含めて、解決の手を差し伸べるのが最良の方法であると思います。

 最近のある一部の親は、家庭でやるべきしつけまでを学校に押し付け、親業を放棄している親が多く見受けられます。教師は学校において教科の指導や生徒指導、また部活動をみるなど、多忙な仕事であることは周知のとおりであろうと思います。そして学級担任ともなると、一人で多くの子供たちをみなければならず、時間がいくらあっても足りない状況であります。ましてや問題傾向のある子供が学級にいると、その子供の問題解決に時間がさかれ、その他の子供に目を向けることができないようなことも多々あると思います。

 このような過酷な状況の中で教師だけに責任を押し付け、批判を繰り返していると、教師は子供たちの非行の現場を見ても見ぬふりをする状況になってしまうことも十分考えられます。学校は地域のものであり、地域で起きたことは地域で解決させることをみんなで考えなければならないと思います。

 戦後、物のない時代から飽食の時代を経験した我が国民は、欧米の自由をはき違え、自分のやりたい放題のことができることが自由と思い、人の迷惑になることも考えず、また義務を果たすことをせず、自分に都合が悪くなると他力本願になり、我が身に火の粉が降りかかると豹変して相手を攻撃するような風潮になってきている。

 30年ぐらい前までは、子供たちにとって警察官とか、あるいは先生、父親、先輩、地域の人々が怖く、尊敬するものとして存在していた。このようなこともあって、素直に人の注意に対して聞く耳を持っていたように思います。いまからでも、我々大人が経験した昔のよき時代のよい面を復活させるように、法律改正も含めて考えなければならない時期にきていると思います。そこで2点ほど質問いたします。

 羽地中学校のPTA会長もやりまして、いろいろ教師とか、あるいは地域の方々、あるいはまた先生方からもいろいろな問題も突きつけられまして、ウリヤサンキナランサーという気持ちがありました。そこでこの2点でございますけれども、教育問題につきまして、発言の要旨1、教育者や地域住民による体罰、または愛のむちは教育長としてはどのように理解しておられるのかお伺いします。

 そして2点目に、教育者として、あるいは指導者として、事の善悪はどのように指導しなければならないのか。単純な質問でありますが、最近のマスコミ等で見る限り、重大問題として市の教育委員会のお考えをお伺いしたいと思っております。

 発言事項の3でありますが、市営陸上競技場について、そこと発言事項の4大体関連いたします。

 発言の事項3でございますけれども、市営陸上競技場について。

 発言の要旨1、トイレ、駐車場の設置につきまして。

 これは中体連や多くの大会時に関係者より、競技場については全天候型ですばらしく整備されているが、駐車場やトイレが少なくて大変不便であるとの声が聞こえる。市当局としてどのような対応をするのかお伺いいたします。

 それから4番目でございますけれども、これも先ほどの3と関連いたします。

 県立北部総合運動公園の設置構想については、これは25番、比嘉祐一議員が再三いろいろと一般質問でも取り上げておりますけれども、一向に進まないものですから、ちょうど今回北部振興策等いろいろあります。その中でできないものかということで、北部振興対策事業の中に北部地区での総合運動公園構想は策定できないかということで、市のお考えをお伺いしたいというふうに思っております。

 発言事項5の、名護市へのIT特区及び金融特区構想につきまして。

 このことにつきましては、既に市長もアイルランドに行きまして、いろいろとそこの情報等もつかんできているということで、去った9月議会に比嘉祐一議員からの一般質問の中でも、市長はその報告を重ねましてここに誘致につきましては絶対必要だというふうなことも述べられております。市の今後の対応についてお伺いいたします。

 以上述べまして、後は自席から再質問いたします。



○議長(島袋吉和君) 市当局の答弁を求めます。産業部長 宮里 尚君。



◎産業部長(宮里尚君) 屋比久 稔議員の一般質問にお答えします。

 発言事項の1、畜産業の振興について、発言の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。

 はじめに(1)、新食肉処理施設は名護市が事業主体で施設整備を予定しておりますが、事業の運営については中小企業等で構成する協業組合を設立しまして、運営委託する予定であります。したがいまして、その協業組合の従業員等を含めて、協業計画を策定して人事配置していくことになりますが、名護市としては現在の沖縄県食肉センター名護分工場で勤務している皆さんの雇用については、確保できるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 また、新と畜場での豚のと蓄を約14万頭から15万頭を予定しております。山羊につきましては、北部地域で生産される約2,000頭をと畜できるように整備していきたいと考えております。

 次に発言要旨の(2)についてお答えします。家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律、これは平成年11月1日施行により、排泄物の野積み及び素掘りでの処理ができなくなりますので、平成16年までその対策を講じる必要がございます。既に農家においては自主的に取り組んでいる農家もありますが、事業規模の大きい農家等については、補助事業を導入して実施してまいりたいと考えております。全体としましては、平成13年度から農家の意向を踏まえて、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。基金を創設して農家支援については、今後とも検討してまいりたいと考えております。



○議長(島袋吉和君) 教育長 山里全用君。



◎教育長(山里全用君) 教育問題についてお答えいたします。

 1点目の体罰と愛のむちについてでございますが、体罰というのは身体的に侵害していくこと。具体的に申し上げますと、殴るとか、蹴るとか。それから肉体的苦痛を与えること。正座、ひざまずきを長い時間させるとか、あるいは直立のままで長いこと立たしておくとかというふうなことだというふうに私は理解しております。

 それから愛のむちというのは、体罰を肯定的にとらえようとする人々が扱う言葉だと思いますけれども、体罰も愛のむちも、学校教育法の第11条でしてはならないことというふうにうたわれておりますので、教育者であろうが、あるいは地域の住民であろうが、それはしてはいけないことというふうに理解しております。

 2点目の善悪の指導ということですけれども、説論とか、訓戒とか、あるいは叱責とか、いわゆる諭すとか、戒めるとか、叱るとかという方法を用いながら、していはいけないこと、あるいはしてもいいこと、こういうものを発達段階を考えながら、さっき申し上げました方法をもとにして、教えて、わからせて、行わせるということが一番ではないかなというふうに思っておりますので、学校にもそういう指導を続けております。

 それからマスコミ等によって、教師が萎縮したりすることのないようにご協力をいただいて、非常にご理解をいただいているところでございますが、どうしようもない状況もあったりして、報道になってしまうというふうなこともあるようでございます。今後とも屋比久議員がご指摘いただいた、あるいはお話されたことを大事にしながら、名護市の教育を進めていきたいなと思っております。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) 陸上競技場の件で、トイレ、駐車場の設置というお尋ねでありますが、ご案内のように現在の競技場のトイレの状況については、私たちも少し何とかしないといかんなというふうな話し合いは常に担当課の方からも寄せられておりますが、現状では大変厳しい状況にあるのではないかというふうに考えております。

 これまで中体連あたりで競技場を使用する場合には、仮設トイレを設置して使う等々、大きな大会等にはこのような手法が講じられているようでありますが、全体の中でスペースが確保されるかどうか、そのことについてはもう少し担当課も交えて検討しでみたいというふうに思います。

 それから駐車場の件でありますが、ご案内のようにもうどうにもスペースがあの場所では確保できないのではないかというふうに思います。現在大会等では、市営体育館、あるいは市民会館の駐車場、そして県の合同庁舎の駐車場、そこの借用をお願いをしてそこにとめていただくと、こういう対応をしておりまして、この競技場については県内の競技場としては大変場所的にはすばらしいという評価をいただいておりまして、県内の記録もこの場所で出ているという状況もあって、条件的には大変いい場所ではありますが、いかんせんご指摘のような手狭になっているということもあって、これまで再三にわたって議員の皆さんからも、県立の総合運動公園をつくったらどうかとこういうお話もございますので、現段階ではそちらの方に期待をしていきたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) 発言事項の4、県立北部総合運動公園の構想について、この件については先ほどもご案内がありましたように、以前から総合運動公園の建設ということで、多くの方々からご質問を受けております。その必要性については私どもも認識しておりまして、実は県の方にもいろいろ要請を重ねているところなんですけれども、県としては、県の広域緑地計画を今年から策定するというようなことで、その中で各地域圏の公園とか、あるいは緑地の配置計画等を広域的観点から検討していくということになっているようであります。

 そこで、北部振興事業での構想はどうかということでありますけれども、これについても県の公園担当主幹課とも調整を図りながら、検討を進めていきたいとこのように考えております。



○議長(島袋吉和君) 調整監 具志堅強志君。



◎調整監(具志堅強志君) 発言事項の5、名護市へのIT特区及び金融特区構想について、市の今後の対応について答弁します。

 IT特区及び金融特区構想については、北部振興並びに移設先及び周辺地域振興に関する基本方針の中で、産業振興に向けた主要施策の1つに位置づけられ、特に情報通信関連産業は、北部地域においての一定の集積振興が可能と考えられ、国際情報特区構想の着実な推進等を通じ、地域産業振興の大きな柱として積極的に企業誘致に努めることが明記されております。市といたしましては、現在名護市マルチメディア館を中心といたしまして、高速通信基盤整備や情報通信関連企業の誘致、IT人材育成等沖縄国際情報特区構想の方策に沿って、着実に実施しております。

 また、金融特区構想につきましては、国際的金融情報拠点の形成の可能性に係る調査を進めているところであり、その結果を踏まえて対処する考えでございます。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 前後しますけれども、まず市営陸上競技場につきまして、二次質問させていただきます。

 実は陸上競技場につきましては、現段階ではそこはすばらしいことはすばらしいんですが、ここは整備されておりますので、しかし去った10月の国頭地区中体連のときにおきまして、これが駐車場が合同庁舎も受け入れていただきまして、21世紀の体育館をやっていただく。そのほかは全部路上駐車だというふうなことで、非常に住民からの苦情もあったというふうに聞いております。

 それからトイレは仮設トイレが6基は設置してあったものの、しかし人数が約6,000名というふうな人数でありますので、その中で応急処置はしてその対応をやっていることは、市教育委員会に対しましてこれは大変ご苦労でございますけれども、しかしながら、名護地区のPTAの方々、あるいは名護市内5校のPTAの方々が、ワゴン車で名護中とか大宮中をピストン運行してトイレタイムをとっていたという、トイレに対して非常に並んでいるものですから、大変な状態だということで、そういうふうな手当をしてやったというふうなこともありますので、その辺をどういう方向で、これは現段階ではしょうがないから、来年もこういうふうに仮設トイレをすればいいじゃないかということでは問題じゃないかなということもありますので、ぜひ来年度からはどういうことをするのかということをもう一度お聞きしたいと思います。まだそのままでいいのかどうか。また苦情は来てそのままでやってもいいのかどうかということなんです。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) 具体にこのトイレをどの場所にどう設置をしていくというような議論については、私の方もまだ始めてはございませんけれども、今議会終わり次第、担当課にも十分な検討を指示をし、さらに何らかの対応策が新年度で打ち出せるように、ぜひ残された期間で十分な点検をしてみたいというふうに思います。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) ぜひそういうふうなことで、来年度には支障を来さないような方法で、ただいまの答弁のようにしていただきたいなというふうに思っています。

 それでは次に、4番目の県立北部総合運動公園の設置構想について、それにつきましては、これは平成10年の6月の111回の比嘉祐一議員への企画部長の答弁です。そこでは、いまの総合運動公園の計画について進めていきたいというふうに答弁されています。それから平成10年でございますから、それから進めたその公園の計画についてどのような進め方をしたのか。その経過についてお伺いします。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) その後の取り組みということでありますけれども、実は県の方にもたびたび要請をしてきたところ、いまさき申し上げましたように、県としての緑地計画を策定する。その中に位置づけしていこうということで、今年それは策定されるということでいま県と調整を図っているところでありますので、ひとつご理解賜りたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 今年策定すると。それで、この運動公園のことにつきまして、12年の去った6月119回の議会でも、また同じく比嘉祐一議員が突っ込んで、県営総合運動公園について、これはこういうふうに企画部長は答弁されているわけです。時に今回の振興策の一環としても県の方に強く要望していくと、そしてこれは北部全体の運動公園という位置づけからしますと、制度的にはいま運動公園が設置できるのは名護市とある町だけだというふうなことで、都市計画区域内でないとこの制度が使えないということでありますので、今回の緑の基本計画を策定する中でこれを位置づけて、具体的に要請をしようというふうに考えているというふうに6月議会では述べています。

 10年度の6月にもこういうふうに計画を進めていきたいと言いながら、また今後進めていくということで、10年、11年、12年というふうに2カ年経過して中でも何もやっていない。また今後やるというふうなことを言う。今回基本計画を策定してこれを位置づけるというふうなことでありますが、6月議会で答弁されているものですから、これはぜひこの具体的に要請をしようということをいま取り組んでいらっしゃるかどうか。先ほどはやっているということを言っていたんだが、県営の運動公園、その後にどういうふうに要請しようとして取り組んでいったのか。それをちょっとお聞きしたい。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) 思いは同じでありますけれども、何しろ制度導入との関係でおくれておりますけれども、幸いにいたしまして今回北部振興事業ということがございます。またその中で位置づけできればいいということで考えているところで、いましばらく時間をいただきたいとこのように思います。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 大変いますばらしい回答がきたんじゃないかなと私は思っています。北部振興策の事業の中で位置づけていくというようなこでありましたので、これは議事録にはっきりと残っていると思います。ぜひこれを実現させていただきたいなと思っております。というのは、県営の北部総合運動公園でありますので、北部地区全体で考えて、この振興策の中から取り出していけばこれはすばらしいんじゃないかと思います。

 ここに羽地地区振興開発計画書というのがあります。これは羽地を語る会、先は羽地郷友会の皆さんの鐵夫先生の話をやりましたんですが、これは羽地を語る会ということで、羽地地区振興開発計画というふうなことでつくられております。これはたくさんの方でございますけれども、中南部におられる、特に助役はご存知だろうかと思うんですけれども、このようにして、羽地の皆さんがスポーツ振興、たくさんこういうふうに振興計画の中にありますけれども、スポーツ振興という中で、これは私羽地出身だからそういうわけではないんですけれども、羽地地区に県立総合連動公園の設置を促進するとか、いろいろとこういうふうにやって、その整備に当たっては総合グラウンド、先ほども総合グラウンドの件が出ましたけれども、これと位置づけて、いまの総合グラウンドでは、中身はいいんだけれども、外からは何の利用もできないというふうなことがございます。

 ましてや大きな大会となると駐車場がなくて、県の大会なんて非常に難しいんじゃないかなと、そういうふうな気がいたします。そういうことからして、これは県立の総合運動公園をぜひ、全天候型に整備されたからあと10年ぐらいそのままにほったらかしていいんじゃないかというかもしれませんですけれども、これはいまの時期でこの北部振興対策事業の中で取り組んでやらないと、それは昔はよかったかもしれませんけれども、いま住宅地の中にあって、駐車場もないというところではどうしようもないんじゃないかと思っているんです。

 しかもトイレもないというふうなことで、それをぜひこの総合グラウンド、そしてその中には野球場とかテニス場、サッカー場、サッカー場は羽地ダムの建設の一環として環境整備の中で位置づけられて2面がとらております。ゲートボール場とかグランドゴルフ、水泳プール、これは来年度羽地中学に予定されているということも聞いております。そしてタラソテラピー、海洋深層水療法等、新しい視点からの施設を整備促進していただきたい。

 そしてまた、県立健康増進センターを誘致促進、これは市民の健康のためにどうしても頑張っていただきたいなということで、羽地を語る会の皆さんが、彼らはみんな自腹を出してこうつくってあります。これは羽地を語る会の皆さん、そして今後羽地だけでなく、久志や屋我地も、そして屋部も、そういう先輩方、中南部におられる先輩方が、自分の郷里を思う、自分の故郷をどうにかして発展していただきたいなという語る会が、自腹を出してやってるということに対して、私は本当に頭の下がる思いです。

 そういうことで、中南部の方々も我が名護やんばるのことを非常に思っていらっしゃるので、この県立総合運動公園、これはぜひ振興策で誘致していただいて、完成させていただきたいなというふうに思うんですが、企画部長からおっしゃったからこれはいいんじゃないかと思うんですけれども、市長としてもやはり運動公園の中でもサッカー、またラグビーが名護高も沖縄一になって全国に羽ばたいていくわけでございますので、そういう観点からも、市長もラグビーに関しましては観戦に行かれて、向こうで応援もしていただきたいという気持ちもあります。そのためにぜひこの運動公園をつくらないと、やはり我々名護市のスポーツ振興にもならないのではないかと思いますので、市長からも総合運動公園につきましてのご意見をお伺いしたい。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 県立の総合公園、あるいは総合運動公園につきましては、前々から県と直接折衝しているところでございます。その際県に言われているのは、緑の基本計画、緑のマスタープランを作成しなければだめですよというふうに言われてきたわけであります。今年度その緑のマスタープランをいま作成中でありますから、それが完成しましたら、来年度さっそく県の方に行きまして、交渉をしたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) ぜひ緑のマスタープランの中でも位置づけされまして、この実現方をよろしくお願いしたいというふうに思っています。

 それでは次にIT特区につきまして、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。この構想につきましては、実現に向けてその可能性を調査進めていくということでございましたけれども、きのうの新聞でございますが、これはIT特区講習、県へ6億円の交付を自治省が決定しております。このことにつきましては、これは各市町村が開設する場合には、都道府県から全額補助されるということであります。

 実は、お互いマルチメディア館とか、IT特区ということでやっておりますが、名護市内の十字路の遊休施設内で市民が個人的に集まりをもって、コンピュータとか、パソコン、Eメールをお互いに習ったり、教えあったりすることはできないかというふうなことを、この前あるパソコンの金城さんという方ですけれども、そういうふうに話を持ちかけられましてやりましたら、14日、IT講習というふうなことで新聞に出ましたので、びっくりしてきょう皆さんにこうやっているわけでございますけれども、この講習も全額補助されるということで聞いておりますので、名護市街地の遊休地を利用して、そこでNPOみたいにサポートセンターみたいにつくって、これをまた講習会も開催することはできないか、ちょっとお聞きしたいなと思っております。



○議長(島袋吉和君) 企画部長 末松文信君。



◎企画部長(末松文信君) 実はこの件は宮城里子議員から一般質問出ておりまして、そのことについてはそこで述べたいと思いますが、いまその制度を活用するために、手続を進めている最中であります。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) ぜひ進めていただきたいと思います。

 それから先ほども申し上げましたんですが、アイルランド視察報告は119回の6月議会で祐一議員の質問に市長は答えられております。その中でも、大蔵省がなかなか認めてくれないんじゃないかという話がありますけれども、この大蔵省もそういう姿勢になってきているんじゃないかなということで、開発庁としては調査に入りつつあると。我々も沖縄開発庁がバックアップして、何とか大蔵省を説得して、先ほど申し上げましたこの整備は相当な時間かかると思いますけれども、そういうふうに進めていきたいというふうに語っております。

 そうであるならば、これは市議会でもやはり議論させて、市議会でも決議させるような方向でもっていかれるだろうというふうなこともあります。そして、これはまたここにきておりますけれども、シンポジウムも何回か開かれております。そういうことで、今回議員の皆さんも那覇で行われるこのシンポジウムにぜひ参加していただいて、その内容把握を早目に議員の皆さんにも議論させて、勉強させていただきたいなとそういうふうに思っております。ぜひこれを進めていただきたいというふうなことを私から提言を申し上げたいというふうに思っております。

 それから、これはちょっと申し上げますけれども、政治的な支援の必要性ということで、これも政治的に非常にバックアップしなければできないような問題でありますので、この問題については、やはり人材の問題も必要でございますけれども、税政を整備することと、ひとつは人材を整備するということに加えて、政治的な支援を勝ち取るということでなければ、沖縄の特区構想について、なかなか実現をするのも非常に難儀を来すのではないかということもありますので、これを申し上げまして市長からもう一度お聞きしたいんですが、沖縄の一番自立化の問題が非常に大きい。

 そこで、どういうふうに政策を形成するかということになっているということでありますけれども、このシンポジウムの中に、27年間に及ぶアメリカの統治の中で、その間経済成長した日本本土と大きな格差があり、課題となっている。格差是正のために28年間さまざまな施策が実施されてきましたけれども、いまなお日本の中では所得水準最下位、失業率全国平均の2倍であるということで、課題はなかなか解決されない。そういうことで、従来の政策は財政主導型で、沖振法という法律をつくり、高率補助で格差を是正していこうとしたわけですが、いまなおこの最低所得と失業率2倍という課題が引き続いています。

 これは高率補助型政策の限界を示しているということで、これからは民間型主導で、民間プレーヤーが表れてくるような政策形成をしていく必要がある。ここでは金融特区ということで、1国2制度型への政策転換が必要であろうというふうなことを言われでおりますけれども、そこで市長にお尋ねしたいんですが、それをなし遂げたら我が沖縄の方向性が見出せてくるのではないか。そういうことからしますと、名護市がいち早く手を挙げて、この金融特区構想に取り組んでいくべきじゃないかと思いますが、いま一度市長のお考えをお聞かせください。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 屋比久議員のおっしゃるとおりでありまして、私は名護が先鞭をきってこの問題に取り組んでいくべきだというふうに考えているところであります。そういうことから、今月の末に那覇市の方で金融特区についてのシンポウジウムを開こうということにしております。

 その前に、議会の合間をぬって、議員の皆様に金融特区の取り組んでいる現状について、ご説明を申し上げたいと思っております。それから年が明けてから、東京の方で経団連、その他、大きな企業等のトップで構成されているそういう組織のバックアップを得て、東京の方でシンポジウムを開いて、気運を盛り上げたいなというふうにいま考えているところであります。

 いずれにせよ、これは1国2制度の問題になります。これについては当然先ほど屋比久議員がおっしゃっていたように、政治的な判断というものが必要になってくると思います。これはもちろん国内の政治的判断もさることながら、国際的な関係での政治的判断、例えばアメリカの支援、OECDの容認、そういうふうな判断も当然背景としては必要になってくるだろうというふうに思うわけであります。特にまたシンガポールや香港との競合の問題も出てまいります。そういう中で実施していくというのは非常に困難でありますが、私はやりがいのあることだというふうに思っておりますので、これについてはぜひ名護市にという基本姿勢で頑張っていきたいと思っております。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) ただいまの市長のご答弁にありますように、いま沖縄を救えるのはIT産業と金融センターの設置じゃないかなとそういうふうに思っています。それからしますと、いま市長がご答弁なされたことはぜひ実現に向けて、我が沖縄を救うと、沖縄を自立させるような方向性をもっていかせていただきたいなと、そういふうに思っております。

 次に1番に戻ります。畜産業の振興についてでございますが、この件につきましては、産業部長、先ほど答弁をいただいております。委託運営するということでありました。私はこの北部のと畜場運営主体の概要というのをみておりますけれども、その中で、小規模の8社と言いますか、これを見ますと、この中では例えばある社が社長になるということが決まっているんですね。決まってないですか。出資割合からみますと、どこが社長になるということは大体決まるんです。これに出ていますから、どこが何パーセント、どこが何パーセントというふうに決まっています。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後4時46分)再 開(午後4時48分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 8社の組合の皆さんが、雇用されないようなことも起こる可能性があるんです。そうなっては、吉元議員からも一般質問ありましたけれども、北部振興のために30億円つぎ込んで、我が足元はそのままさらわれていくいうことであれば、これは何のための振興策であるのかわからないということもありますので、絶対にこういうことはさせてはいけないということを確約できますか。



○議長(島袋吉和君) 産業部長 宮里 尚君。



◎産業部長(宮里尚君) お答えします。

 この件につきましては、協業組合を立ち上げしまして、その中で検討していきたいと考えております。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 協業組合を立ち上げてこれをやっていくというんですけれども、これは指導して、ぜひこういうものですよとこういうふうに書かないとだめです。雇用は絶対に北部食肉組合の皆さんでないといかんということと、それからあと1点は、箱物は名護市のもの。下の土地は経済連のものとなった場合に、いざ経営が悪化した場合には、負担は皆さんがやってくれというふうにさせられた場合には、またあるところの我々の第三セクターみたいなことになってしまうのではないか。そういう気がしますけれども、これは絶対にあり得ないですね。



○議長(島袋吉和君) 市長 岸本建男君。



◎市長(岸本建男君) 協業組合を立ち上げる際に、協業組合と私ども名護市との間に管理運営についての取り交わしを行う予定になっております。その際に、いまの雇用の問題については、名護市から十分に条件をつけたいというふうに考えております。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) わかりました。ではぜひこういうふうな段取りをとっていただきたいと思います。

 それでは教育問題について、ちょっと時間がないようでございますので、早口でさせていただきます。ダブりますけれども、頻繁に体罰の問題がマスコミ等で言われているんですけれども、先にも述べましたが、これは学校教育法によって禁止されていると先ほど教育長がご答弁されておりました。教師は生徒の信頼関係を損ねると教育上のマイナス面が大きいというふうに指摘されておりますけれども、しかし現実には、市内を含めて全体に、北部含めた沖縄全体でございますけれども、教師の体罰が後を絶たないわけです。しかしこういうことでは学校現場で問題化しているのではないかというふうなこともありますが、体罰容認の意見も多いということも教育長はご存知ですか。

 そして、またその背景には、喫煙とか、飲酒、深夜徘徊などの不良行為をはじめ、強盗や傷害などの刑事犯罪、あげくのはては青少年の薬物汚染等が先ほど宮里 繁議員からもありましたけれとも、これらは低年齢化している。そして父母や教育関係者や地域社会に大きなショックを与えているのはこれは事実である。このような要因を挙げられていることから、容認の意見を集約してみますと、体罰は愛のむちである。そして打たれたことの痛みを知らないからいじめを繰り返すのではないかというふうなことも言われています。

 それは法律、法律と言っても成り立たないんじゃないかと思います。いまの子供たちはわがままいっぱいに育てられて、一部の子供はたばこは平気で吸おうとし、お菓子を食べたり、飲み物を飲むとき、路上に包紙や容器を捨てている。しつけをされていない親が子供を育てるという状況が大変多く見られるというふうなこともあります。

 こんな状態では子供のしっけはできない。だから愛のむち、これはある程度しつけということでよいのではないかということで、もちろん過剰の体罰には問題はあるが、精神的に不安定な思春期の少年には、痛みで教える教育も時としては必要ではないか。このような声も私はよく聞いているんですけれども、いずれにいたしましても、教師による体罰問題は相次いで起きておりますので、この問題が一朝一夕には解決できないことはありますが、大いに議論を深めて、そういうふうに解決していきたいなというふうに思っています。

 これはニセコ町の問題でありますけれども、ニセコ町では、まちづくり憲法、これは例えば地方分権に則して、我が村ではそういうふうなことをやるんだということで憲法も制定して、人が一番大事であるから、人間教育を、地域を支えるのは人であると。人間教育を徹底するためにはある程度の愛のむちは許されていいんじゃないかというふうな気持ちもあります。

 そこでお聞きしたいんですが、地方分権制度により、名護市の教育大改革を打ち立てて、教師が教え子をたたくのは市教育委員会ではこれはしつけととらえて、名護市独自の教育方針を打ち立ててみてはどうだろうか。私は沖縄方言で、ムヌーワカランシヤシツケティナラセ、そういう言葉がありますが、名護市独自の憲法をつくって、そういうふうな教育改革も必要ではないかと思いますが、教育長、どうでしょうかという前に、ちょっと休憩願います。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後4時54分)再 開(午後4時56分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 実はただいま私が休憩中に申し上げましたように、教育長といたしまして、非常にすばらしい教育をなされてこられました。すばらしい人材も教育長の教えによって輩出されております。ですから、大教育改革のために、名護市の教育革命を起こしてみてはどうかという観点から、教育長に一言この熱意のほどをお伺いいたします。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後4時56分)再 開(午後4時58分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。教育長 山里全用君。



◎教育長(山里全用君) 屋比久議員の熱血、非常にうれしく、しかも休憩中に申し上げましたように、ご指摘のようなことを非常に大事にしながら、法の精神を大事にしながら、名護市の教育をまた改革していきたいと思っております。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君。



◆18番(屋比久稔君) 時間を満杯使わせていただきました議長に対しまして、大変感謝を申し上げます。以上をもって屋比久 稔、一般質問を終わります。



○議長(島袋吉和君) 18番 屋比久 稔君の一般質問を終わります。

 暫時休憩いたします。

休 憩(午後4時59分)再 開(午後5時11分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 25番 比嘉祐一君、一般質問を許します。



◆25番(比嘉祐一君) 5時を過ぎまして、大分時間も遅くなっておりますけれども、あとしばらくお付き合いのほどお願いしたいと思います。

 一般質問に入る前に、字句の訂正をお願いしたいと思います。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後5時12分)再 開(午後5時13分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。25番 比嘉祐一君。



◆25番(比嘉祐一君) 議長のお許しが出ましたので、25番、比嘉祐一、一般質問に入ります。

 今回は、私ども11月から12月4日までの決算審査を通しまして、その審査を通しまして特に感じたことを一般質問として取り上げてまいりました。特に繰越明許費、不用額、そして不納欠損額など多くなっております。こういった原因とか、なぜそうならなければいけないのかということを取り上げて、ひとつこの辺を事細かく市当局の説明をよろしくお願いしたいと思います。

 まず第1番目に、決算についてでございます。

 平成11年度決算審査から次の件についてお伺いをいたします。

 平成11年度の決算については、審査の段階で、各関係職員より説明を聞き質疑をしたわけでございますけど、1つの項目に数課が関係しているところもあり、要領の得ない点もありました。また、次の件について三役、特に収入役にもお尋ねしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。

 まず初めに予算繰越、正しくは繰越明許費についてでありますが、これは自治法の第213条によって違法性はないと思われますが、平成9年度21億8,800万4万円、平成10年度が18億1,944万6,000円、平成11年度が予算の1割にも近い29億4,366万円の多額を出しているわけでございます。これは国の経済政策の一環として、年度中途からの事業費の補正による影響もあると思いますけれども、多額の予算を繰り越しますと、次年度予算の執行にも支障を来すおそれがあるというのも十分考えられるわけであります。

 また、10年で1,000億円、年度ごとに配分されます100億円のうち、我が名護市に割り当てられる振興費が加算されますと、これは相当の予算額になるわけでございます。としますと、年度内に事業を執行し、予算繰越を少なくするためには、やはりどうしても執行体制の強化が必要と私は思います。この辺は市はどのようにお考えか、この辺を事細かくひとつ説明をお願いしたいと思います。

 次に2点目の不用額の2億3,900万円についてでありますけれども、これは監査委員の意見書によりますと、不用額の主なものは執行残、経費節減、予算の未執行、人員の減などとなっております。特に入札残など予算の執行残は、その時点で補正してまた別の事業に振り向けるなどして、予算の効率運用が望まれるのではないかと思うわけでございます。

 この不用額も年々増加をしております。平成9年度には1億1,700万円余り、平成10年度には1億8,900万円余り、平成11年度にはそれが何と平成9年度の約2倍の2億3,900万円にのぼっているわけでございます。

 不用額が多いということは、これは予算の消極的執行にもつながることになります。そこで不用額についてどう考えておられるか。また、予算執行の手続はどうなっていらっしゃるのか。この辺もひとつ具体的に説明をお願いしたいと思います。

 次に3点目の不納欠損についてであります。この不納欠損、平成9年度には5,OOO万円余り、平成10年度には4,500万円余り、平成11年度は平成10年度の2倍余りの9,800万円になっているのが現状でございます。その内訳をみますと、地方税法第15条の7第5号適用の執行停止が155件で4,500万円余り、同法第18条適用の消滅時効が785件で5,300万円余りとなっておりまして、これは5カ年間徴収しないで時効となったのが多くなっております。

 特に税収目的別では固定資産税が7,000万円余り、全体の約71%を占めております。皆様ご承知のとおり、固定資産税は物件税で物に課税されておるわけでございますけれども、特に固定資産税が不納欠損額の71%を占めていることは、賦課段階に問題はなかったかどうか、これは今後大いに検討する必要があると思うわけでございます。もちろん固定資産の中には償却資産も含まれます。企業などの倒産によって徴収不納になる場合も考えられます。また、その対策も必要であると私は強く感じております。

 いずれにいたしましても、多額の不納欠損を出すということは、納税思想等に悪影響を及ぼすことになり、慎重を帰すべき問題だと思います。その不納欠損について、市当局は今後どのように対処されていくのかお伺いいたします。

 4点目に、不納欠損と深い関係があるのが市税徴収であります。市税の徴収率を見ますと、平成9年度が85.3%で、滞納額が6億2,300万円余り、平成10年度が83.8%で、滞納額が6億8,600万円余り、平成11年度が83.2%で、滞納額が7億1,300万円余りとなっており、年々これは徴収率が低下して滞納しているのが現状であります。

 こういったことが続きますと、市財政の影響は大きくなると監査委員会も指摘しておりますし、また滞納額の増加は次年度の不納欠損の増加にもつながる可能性が高いのであります。この際市は思いきった市税の徴収方策を講ずる必要があると思いますけれども、これに取り組む考えがあるかどうか、ひとつこの辺をお聞かせ願いたいと思います。

 また、国民健康保険税についてでありますが、これも市税同様、本当に年々滞納額が増加しているのが現状でございます。そのほかにも知的障害者入所負担金、老人福祉施設入所負担金、幼稚園使用料、住宅使用料等の徴収強化を図る必要があると私は思っております。これについてもひとつ具体的に伺っていきたいと思います。

 ちなみに、平成10年度の決算における市の未収入金の状況を見てみますと、市税が7億1,310万3,310円、入所負担金などが2,085万5,796円、使用料及び手数料が5,934万8,230円、財産収入などが130万7,300円、諸収入などが940万5,712円で、これを合計いたしますと8億402万348円で、それに国民健康保険税の4億8,774万3,652円を加えますと、実に合計が12億9,176万4,030円と莫大な金額になるわけでございます。ただしこの場合は、国庫補助金の21億5,951万4,200円と、県補助金1億5,806万円は除いた金額であるということは一応付け加えておきます。

 次に5点目の、予算流用及び予備費の流用についてでございますけれども、この件につきましては、予算流用等の人件費は項間の流用は可能であります。その他は目、節内の流用はできることになっておりますけれども、平成9年度の流用等は418件で4億3,OOO万円余り、平成10年度は407件で3億9,500万円余り平成11年度は462件で5億3,500万円余りで多額になっております。流用等を多額に行いますと、我が議会で審議した予算を大幅に変更することになります。いくら権限はあるとはいえ、大幅な流用は避けるべきだと私は感じておりますけれども、はたしてこの辺の市の考えはどのようなお考がえか、これもひとつ具体的にお聞かせください。

 以上私ども11月から12月4日まで、今回の決算審査を通しまして感じた件でありますけれども、この件に関しましては、市当局の具体的な説明をお願いしたいのであります。

 次に発言事項の2番目、名護ハーフマラソンについてでございます。このハーフマラソンについてでありますが、いまや健康ブームで、老善男女を問わず、自己の健康管理に対する意識が高まってきております。その表れといたしまして、夕方や早朝、公園、陸上競技場などありとあらゆるところでスポーツを楽しんでいる方々が数多く見受けられます。その代表的なものがウォーキングやジョギングではないでしょうか。身軽で金もかからず、いつでも、どこでも、一人でもできるところが長所であり、いまや全国的なブームを巻き起こしているような状況にあります。

 そしてその延長線上にあるのがマラソンであり、我が沖縄県での代表的なものとしては、那覇マラソンと沖縄マラソンがあります。1985年にスタートし、今年で16回目を数える那覇マラソンは、今大会の申し込み者数2万2,112人で、そのうち県外が3,579人、海外が249人で、過去最多を記録し、いまや全国的に知られる一大イベントに成長しております。沖縄マラソンも定着しつつあり、いまや両マラソンとも中南部の経済振興、スポーツ振興、観光資源に大きく貢献しているのが現状でございます。

 ところで我が名護市の場合は、30回を数え、2年前に取りやめた新春クロスカントリー、42回目を数えた20キロロードレース、36回目の聖火宿泊記念久志20キロロードレースが開催されていたわけでございますけれども、2年前に大幅に見直し、20キロロードレースを名護ハーフマラソンと格上げして、大きく飛躍しようとしております。多くの市民も賛同しており、関係者の英断を私は高く評価するとともに、敬意を表すものであります。

 ご承知のように、戦後の復興期には、400メートル陸上競技場は我が名護市営陸上競技場と琉大グラウンドしかなく、昭和40年ごろまでの全県的な陸上競技は、ほとんどがこの北部で開催されております。また、多くの陸上選手も輩出しておりまして、まさに北部やんばる、長距離をはじめとする陸上協議のメッカと言っても過言ではないと私は思うのであります。

 そのようなことからいたしまして、中南部に押されておりますマラソンでありますが、北部こそが中心的役割を担うべきであると、私は強く感じております。いまこそ北部全住民が一丸となって、名護ハーフマラソンが全国的なハーフマラソンとなるように頑張っていきたいものであります。

 以上申し述べまして質疑をいたします。まず(1)の今回で42回目を数えますが、昨年から要項が大幅に改正されて実施されておりますが、その歴史と要項変更になった箇所を説明をお願いしたいのであります。

 2点目に、南部には那覇マラソンがあります。中部には沖縄マラソンと全国的に知られておりますけれども、北部には名護ハーフマラソンを売り物に、そのハーフマラソンの名称を桜マラソンとか、サミットマラソンに変えて、将来は北部の一大イベントとして定着させて、北部の振興に大きく寄与させてほしいと思うのであります。この辺もお聞かせください。

 3点目でございますけれども、ジョガーにとっては沿道での声援は大きな励みになると考えますが、その中で医療マッサージとか、給水等の多くのボランティアの方々の協力が不可欠であります。今回このような方々への呼びかけはどのようになさるのか。これもひとつ教えていただきたいと、思います。

 4点目に、この大会を盛り上げるためには、どうしてもいろいろな催しが必要でございます。例えば、開会式、表彰式、アトラクション等を取り入れまして大会を盛り上げていく必要があると思いますが、この辺は市当局はどのような見解を持っているのか、この点もお聞かせください。

 ハーフマラソンについては以上でございます。

 次に発言事項の3、老人福祉についてであります。

 いまや我が国は世界に類例のない速さで人口の高齢化が進み、世界一の高齢国になっております。平均寿命も80歳を超え、人生80年代時代となっております。さらに2025年ごろには4人に1人が65歳以上の老人という、超高齢化社会に突入します。

 このような時代背景におきましては、我が国においても高齢化社会は長寿を喜べる社会、ともに生きられる豊かな社会、豊かなシルバーライフが送られる社会、一人ひとりがその人らしく生きられる社会の重要性を強調されておりますが、老後の生き方が問題となっている昨今、はつらつと生きて、年よりも若々しく見える人と、またその反対に年に似合わず極度に老け込んでいる人がおられます。

 その差は、趣味に生き、仕事を持っているお年寄りは若々しく、無趣味、無職で日々を無為に過ごす方は早く老いるのではないでしょうか。すなわち、頭脳を活性化させ、何にでも挑戦する心が若さの秘訣であると私は考えております。

 このようなことからして、高齢化社会の進展に伴って、人生を有意義に過ごすため、現役を引退した後も何らかの形で働き続けたい、また趣味を生かしたサークル活動をしてみたい。また、ボランティア活動をしたいと希望する高齢者が増えてきております。お年寄りの皆様方が豊かな知識と経験を地域のために生かし、また自分たちの手で実りある高齢化社会を築こうと積極的に外へ出て活動することは、地域発展のため、また老人の健康管理のためにも大きく寄与するものと私は考えております。

 以上の観点から次の3点を質問いたします。

 まず1点目に、退職された高齢者の雇用についての状況の説明をお願いします。

 2点目に、シルバー人材センターについてでありますけれども、県内で10市のうちシルバー人材センターが設置されていないのは石川市と我が名護市だけてあります。これについて今後どのような施策を講じる考えなのか、この辺もお伺いいたします。

 3点目に、高齢者が趣味などで豊かな老後を送るために、高齢者講座を多く開設する必要があると思います。この件に関してどのように考えておられるか、お伺いいたします。

 発言事項4の教育問題についてであります。

 少子化、市街地のドーナツ化現象、大規模校の分離等に伴い、現在は使用されてない空き教室が市内の各小中校に何室かずっとあると聞いております。これらの教室を遊休化しておくべきではなく、有効利用して、積極的に地域へ開放すべきであると考えます。これら空き教室の転用は1980年代後半ごろから始まっており、文部省でも余裕教室活用指針を示し、有効利用をバックアップしているそうであります。そのような観点から次の2点を質問いたします。

 1点目に、少子傾向になって、かなり生徒の数が減少していると思います。それによって各小中校で空き教室が出てきていると予測されます。その空き教室の現況についてどうなっているのか、この辺も説明をお願いいたします。

 発言要旨2点目でございます。空き教室の有効利用をどのように考えるか。例えば、学童保育や社会教育関係で利用するなどについて、検討はなさっているのかどうか。この辺はどうなのかひとつ説明をお願いしたいと思います。

 ということで、一般質問といたします。よろしくお願いをいたします。



○議長(島袋吉和君) 市当局の答弁を求めます。総務部長 稲嶺 進君。



◎総務部長(稲嶺進君) それでは比嘉祐一議員の発言事項の決算についての1番目、繰越額の29億円、これについてその理由と、それから事業の執行体制はどうなっているのかというようなご質問でございます。

 ご指摘のとおり、29億円というのは相当の額にのぼる繰越額になっております。まずその主な理由といたしましては、国の経済新生対策、そしてこれは景気回復に全力を尽くすという、いわゆる政府の方針のもとに国の方でも大きな補正予算ができました。それからさらに切れ目のない事業を執行するということで、15ヵ月予算という考え方に立って12年度の予算編成がなされたというようなことで、その予算自体がかなり大きく膨らんでいったというふうになっております。

 国のそういう方針に基づいて、これはそのまま地方公共団体、いわゆる我が名護市にとってもそれに対応するため、必然的に予算が膨らんでいきました。これはひとつには、予算上、経済対策というようなことでひとつには構造的なものもあるとは思いますけれども、そういう中でこれらの予算が当初予算編成する時点ではまだ決められていない状況でありまして、ようするに当初予算には組み込まれていないものであります。15ヵ月予算というのは当初で入っている部分もありますが、いわゆる11年度の会計では当初予算では組み込まれておりません。

 しかもそれが早い時期に補正で組むということもできずに、それらは補正の4号、これは12月に入ってから、しかも12月に入って2回補正予算を行っております。例えば12月に大きなものとしてありましたので、例えば地域イントラネット、これが6億円。それから久志中学校の屋内運動場が3億円。これは概算でございます。久志中学校の校舎の方で1億5,000万円余。それから部瀬名線で1億2,000万円余等々ということで、これが年度のしかも終盤の方になって国の方で経済対策ということで事業が採択された。それに伴って、我が名護市の方でもそれに対応するものということで計上しました。

 したがいまして、12月にそれを補正をするわけですから、残り3ヵ月で事業をするということはこれは到底かないません。したがって、これらの予算というのはほとんど繰越しを前提として補正をしたということになります。

 さらに、事業によっては、交付決定のおくれで当初で組めなかったというのもあります。一番大きなものでは、久志農業用ダムなどの9億6,000万円余の事業、それからグラウンド西線、嘉陽公民館、安部公民館等々、これらは国の方で採択されてその交付決定がおくれたことによって、我々の事業の遂行ができないそういう状況にあります。

 したがいまして、そういう理由で補正が途中で出てきました。その執行体制ということについても、先ほど申しましたように、年度の後半から入ってきますから、これは繰越しを前提としたもということでくるものですから、結果的に29億円余という大きな繰越しになったというのが事実でございます。

 2点目の、不用額が2億3,000万円余があるということについてでございます。そしてその効率的な執行が望まれるというようなことでございます。これについては、確かにそういうようなご指摘を受けても仕方のない部分もございます。しかし、我々は当初予算を編成する場合にかなり厳しく査定をしてきまして、その中で過不足が出てくる。その過不足が出てくるものについては、実はひとつには我々がいまとっていますシステムの問題にもなります。

 例えば、一つひとつ我々は事業コードをもって、非常に細かく事業別に区分をして予算を計上します。例えば、旅費でいいますと、県内旅費、県外旅費等々、これがそれぞれ1つのコードになっております。したがいまして、県外に出る場合に、県内の旅費が残っていてもその県内の旅費をそのまま使えずに、節の間で流用をしなければならないということです。それから、これは需用費の方でも非常に細かくコードが分かれておりまして、同じ11節でもすぐ使えるというわけではなくして、その節内でまた流用をしなければいけないという、ひとつの財政のシステムの中で出てくることもございます。

 これについては、そのことによってそのシステムの方がいいのか悪いのかということになりますが、しかし、できるだけ性質別に細かくすることによって、決算統計の方でよりわかりやすいと言いますか、どういうふうに使われたというのがわかりやすい、そういうのをやるためにも、そういう方法としては一面効果は上げております。

 不用額の方でも、いまおっしゃるようにご指摘を受けるものがございます。これについては、節減によるものだとか、先ほどいろいろご指摘もありました。それから入札残、その入札残の場合は早目に補正をやりまして、あるいはその前に組み替えをしてその方に使えるのではないかというようなことがございます。確かにそういうご指摘は受けてしかりと思います。

 例えば、特に大きく工事費の場合には入札残が出てまいりますので、そういう場合にはそれをほかに使える方法というようなものがございます。ただその場合に、事業採択によって決められておりますので、ほかに回せないという場合がございます。例えば道路工事の中でありますと、補償から工事へとかいうことが可能でありますけれども、事業によってはそれができずに、いわゆる国庫補助を受けてやるものですから、すぐ他のものにできない部分もございます。そういうようなことで、入札残等がそのままほかの使い方に回されるというふうにできない部分がございます。

 あと不用になっているのは、先ほどもありましたやはり経費の節減、それぞれの課が努力をしてそれを生み出しているというものがございます。これは少ない予算で大きな効果を出すというひとつのことでやってございますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。

 3点目の税の方での不納欠損、9,800万円余があります。これはこれまでになく額が大きいということがございますが、その理由について申し上げますが、これまでは不納欠損にしていたのは、時効、いわゆる5年経過して時効による処分だけをこれまではやってございました。しかし、11年度はそれにプラス滞納処分の停止後3年間を超えたもの。この滞納処分の停止というのはどういう場合にやるかといいますと、まず滞納がある場合には、一時的には財産を差し押えをして、それを時効にかからないようにやるわけですが、それでも中には差し押えをする財産がないという場合もございます。したがって、そういうような場合などは、差し押えの処分ができないものですから、結局そのまま引きずっていく形になるわけです。払えない状況がつづきます。そうするとそれはそのまま5年間引きずっていく。いわゆる時効という話になってきます。徴収が不可能だということに滞納処分というのがあります。これは停止をして3年経過したら、それがいまの不納欠損にできる。

 それからもう1つは、滞納処分をして3カ年待たないですぐやる処分というのがございます。例えばその場合はどういうことかと言いますと、ある事業所が倒産をした。倒産をしてしまって差し押えするのもない。そうすると、倒産をしてしまうとこれも3年待ってもどうしても取りようがないというものがあります。これは同じように税法の中で許されているもので、今回その2つを採用したものですから、これまでの金額よりは増えたということがあります。しかし、これについても今後どう対処していくかということに対しては、やはりあらゆる努力をして対応しなければいけないと考えております。

 それから、徴収率の低下について、これはやはりおっしゃるとおり、かなり多くの累積を持っております。これには今度職員を増やしまして、12年度から職員1人増やしまして、滞納班というのを設置いたしました。それによって今後は対応していきたいというふうに考えております。あと予算の流用については先ほどやりましたので、時間もありませんようですから。



○議長(島袋吉和君) 市民部長 岸本達司君。



◎市民部長(岸本達司君) 比嘉祐一議員の一般質問にお答えします。関連してという質問がありましたので、国民健康保険税を担当しているものとして、簡単に説明いたします。

 ご指摘のとおり、徴収率が低いというこであります。しかし、平成7年からは微々たる率ですけど、上昇してきているという現状が国民健康保険にはございます。しかし、未済額につきましては、毎年同じぐらいの滞納処理しても残っているという状況であります。しかし、国からの収納対策事業ということで、徴収の嘱託員を8名配置して徴収に特別に当たっているわけですけど、何せ国民健康保険の被保険者につきましては低所得者が多いということもあります。

 そういうことである中で、これだけの滞納であるということにつきましても、非常に僕らも気の重たいところでありますけれども、いずれにしましても健康保険につきましては目的税でありますので、次年度からは差し押え処分というものも含めて、税の公平を帰していきたいと思っておりますので、今後また努力していきたいと思っております。



○議長(島袋吉和君) 教育次長 徳本哲保君。



◎教育次長(徳本哲保君) それでは名護ハーフマラソンに関連して、順を追って答弁をいたします。

 まず今回で41回目の大会になったわけでありますが、昭和35年に第1回大会ということからかなりの歴史の流れを感じますけれども、多くのドラマを生んできた大会となっております。なお、今日までこの大会についてはコースも名称も何度か変えてきたようでありますが、コースについては、例えば源河の回り、あるいは屋部の回り、そしてかなり長い定着をしてきた幸喜、喜瀬の折り返しと、こういうコースを変更しながらなお41回までこぎ着けてきたということについては、関係者の努力もなみなみならぬものがあったんだろうというふうに思います。  それで今回はサミット開催、あるいは名護市制の30周年記念大会ということで、ハーフマラソンにかえてきております。これもコースの変更ということのお尋ねでありますので、このコースについては、競技場から幸喜の折り返しと、従来のコースでありますが、これを競技場から羽地、仲尾次、呉我、バイパス、宮里を経由して競技場に入ってくると、こういうコースになってございます。

 種目については、これまで一般男子の20キロということでありましたが、ハーフになりまして、21.0975キロになりました。さらに、男女別で、年代別ということもありますけれども、男女で参加できる大会というふうになっております。なお、一般男女の10キロということについても新たに今回から設定をされたようであります。

 この41回大会、最初の大会でありますけれども、名護ハーフマラソンとして名称をうってやってきましたわけでありますが、市体協の1つの事業ということでは、今回の大会状況等も踏まえながら、今後の展望をするときに、これだけではいかんだろうということで、名護ハーフマラソン実行委員会の主催に変えていこうと、こういう試みでいま大会要項が交付されているというところであります。

 この名称についてでありますけれども、これは教育委員会の立場でどうするということは申し上げられませんけれども、市体協の役員の皆さん、あるいは関係者の皆さんにもいろいろな趣向、大会を盛り上げるためのひとつの名称を考えたらどうかということで、議員の方からも助言があった旨伝えていきたいと思います。

 それから給水等、医療マッサージ、ボランティアの呼びかけでありますが、今回も区長会、あるいは婦人会、老人会、その他のボランティア等に文書で協力を要請をしてきたというところであるようであります。今回もそのように協力をお願いをしていくという段取りをしているようでございます。なお、医療マッサージについては、ハーフマラソンの分野で特に必要だということにはなっていないようでありまして、さらにこれまでの選手の皆さんからも特に要望は入っていないということのようでありますので、今回第42回については、特にこの件についての対応は考えていないということであります。

 それから開会式等におけるアトラクション等を取り入れて、大会を盛り上げていってはどうかということでありますが、ご指摘のように、大会を盛り上げていく上ではぜひ必要な部分だろうというふうには考えますけれども、この件についても動員体制、あるいは費用の財政事情の問題等も勘案をしながら、私たちの行政の立場からもできるだけの支援はやっていくつもりでありますが、いずれにせよ体協の皆さんともご相談をしていきたいというふうに思います。

 次に空き教室、余裕教室ということだと思いますけれども、これら活用についてということであります。現在私どもで把握している余裕教室、空き教室については、名護小学校の4教室というふうに把握されておりますけれども、この部分については新年度改築の予定をしておりまして、この時点で空き教室はなくなるということになります。

 ご案内のように、文部省も余裕教室の活用についてということで、都道府県の教育委員会を通じて市町村にも指導も入っているところでありまして、私たちも積極的にこれら検討をしていきたい。ただ、現時点において各学校とも空き教室、あるいは余裕教室という部分についてはないということでありますし、この件については文部省も言っているように、極力学校教育活動を充実をさせるためにということをまず基本に、さらにそれでもなお余裕が出てくる場合ということでの指導であります。

 なお、学校施設以外に転用していくというところでは、全国的には児童福祉施設、あるいは社会教育施設、地域防災用備蓄倉庫とか、老人福祉施設と、いろいろなことで活用されている事例は全国的にはデータとして上がっております。



○議長(島袋吉和君) 福祉部長 玉城直三君。



◎福祉部長(玉城直三君) 時間がないようですから、簡単にお答えをしたいと思います。

 発言事項の3、老人福祉についてという領域で、退職された高齢者の雇用について、これは社協の中につくってあります高齢者無料職業紹介所というところで、昭和48年度から事業をしてございます。11年度の実績について簡単に申し上げますと、求人件数が269件、求人の数に対して516人という求人がございます。その中で私は仕事が欲しいということで紹介所にみえた皆さんが244名、この皆さんが一度仕事をしてまた繰り返しくるということですから、延べ542名の求職はございます。そのうち就業したのが516ということで、主として軽作業が中心の展開になっております。

 この実績は県内の次の質問項目の中のシルバー人材センター9カ所ございますが、そこの実績にあまり劣らない実績を持っております。そういうこともありまして、シルバー人材センターをどうするんだという2点目のことについてもちょっと申し上げたいと思いますが、県のシルバー人材センター連合の皆さん、それから県の労商部の皆さんともいろいろ連絡を取り合って意見交換してございます。いま市の予定としては、来年度まではいま高齢者無料職業紹介所の事業でいこう。14年度からシルバーに移行できるように準備をする。こういうことでいま市としては考えております。

 それから3点目の高齢者の豊かな老後を送るために、趣味等の講座をいろいろと数多く持ってくれないかということについてですが、これまで介護保険やまた介護予防、それから周辺のミニデイサービスということで、市としてはいろいろと準備を進めてまいりました。ミニデイについて申し上げると、17カ所もうスタートしておりますし、年度内で21カ所に広げるという準備は進めておりますが、このミニデイの中でぜひ身近な状態で、身近な場所で趣味講座を展開できるように、13年度からかなり強化をしていきいたい。たまたま趣味等の講座に関しても国の助成が若干やられるという新しい情報も入っておりますので、これについてはぜひ強化をしていきたい。

 そういうことで、生きがいと先ほどの雇用で豊かなとはいかんと思うんですが、できるだけ就労することで元気に長寿をしていただくという、前半の作業をやりたいというふうに思っております。



○議長(島袋吉和君) 25番 比嘉祐一君。



◆25番(比嘉祐一君) 時間の都合で、予算について、これは5点は私はお願いといたしまして答えはいいですから、お願いしておきます。

 1点目の、予算繰越はやはりやむを得ないと思います、確かに。しかし、最善の努力はすべきだと思います。それと、いま企業間で国の経済対策や市の振興事業など、相当の額があるとされております。その割には現在仕事が少ないということが言われています。それからすると、企業側に大分まだ余力はあるわけです、仕事に関しましては。やはり執行を迅速に行うためには、一つの事業にできるだけ数社を入れるなど、いわゆるJV方式と言いますか、それを利用して事業の年度内執行に努力していただきたいと思うわけです。これはお願いでございます。

 2点目の不用額の問題についてでありますけれども、これは予算の執行手続といたしまして、支出負担行為、そして支出手続をえて執行すると思いますけれども、この際、予算差引残、あるいは収入役の審査、あるいは資金計画の中で十分これは掌握できるのではないかと思うわけです。また3月に集中的に補正するのではなく、その残額が確認された時点で補正をして、事業を執行していただきたい。これは多額の不用額が出ないように努力をすべきではないだろうかと思うわけです。

 3点目でございますけれども、不納欠損については、ご承知のとおり2種類がございます。1つは先ほど私が申し上げました。地方税法第15条の7の執行停止、それと徴収手続をしているが徴収不納による処分であります。これは3つの要件に適合したものでありますから理解できます。問題は第18条による消滅時効であります。これは先ほど申し上げました固定資産税が71%を占めております。この原因は皆さんよくご存知だと思います。その部分を改善して、不納欠損の減額に努めていただきたいと思います。

 4点目の市税の滞納額についてでございますけど、これも不納欠損と不離一体でございまして、滞納額が不納欠損の1つにつながる場合が少なくありません。ここもいろいろ原因があると思いますけれども、この1つとして賦課する時点にも問題はなかったかと思います。いずれにしても、滞納税の徴収強化を図る必要があると私は思います。

 それと先ほどの国民健康保険税についても、市税と同様年々滞納額が増加しております。これも徴収強化を図る必要があると私は思っております。またそのほかの徴収についても、あらゆる手段を講じて徴収すべきだと思います。これは先ほど私言いました。12億9,176万4,300円は莫大な金額でございます。これは本当に真剣に取り組まないと、そういったことも認識されまして、一層の努力が必要と思います。

 それと予算流用についてでありますけれども、これは多額の流用等は先ほど申し上げた理由によりまして、私は好ましくないと思います。この流用等については必要最小限にとどめ、適正に流用していただきたいと思います。

 以上希望といたしまして、一般質問を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(島袋吉和君) 25番 比嘉祐一君の一般質問を終わります。

 建設部長より一般質問に対する訂正の答弁がございます。先日神山敏雄議員の質問に対しての答弁でございます。建設部長 岸本慶典君。



◎建設部長(岸本慶典君) 昨日神山敏雄議員の一般質問の発言事項の5、羽地内海のしゅんせつについての答弁が不適切でありましたので、訂正しておわび申し上げます。

 5年前の平成7年11月、屋我地区長会より屋我地周辺の海浜保全についての陳情がありました。その陳情の趣旨は、屋我浜の砂の流出が激しく懸念されているところでありますが、同時に漁船の安全確保のためしゅんせつも大事であり、しゅんせつの際に生じた砂は外部搬出することなく、流出箇所へ還元できるような事業で実施していただきたいとのことでありましたので、ご理解をしていただきたいと思っております。

 それでは、神山敏雄議員の一般質問の羽地内海のしゅんせつについてお答えいたします。

 羽地内海は特定重要港湾、国定公園、鳥獣保護区域などの法的規制があるので、関係機関と協議した上で検討していきたいと考えております。



○議長(島袋吉和君) 暫時休憩いたします。

休 憩(午後6時13分)再 開(午後6時14分)



○議長(島袋吉和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 本日はこれにて散会いたします。

散 会(午後6時15分)