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沖縄県 宜野湾市

平成23年  3月 定例会(第360回) 03月28日−14号




平成23年  3月 定例会(第360回) − 03月28日−14号









平成23年  3月 定例会(第360回)



   平成23年第360回宜野湾市議会定例会会議録(第14日目)

                       午前10時00分(開議時刻)

            平成23年3月28日(月)

                       午後3時19分(散会時刻)

1.出席議員(28名)

     議席番号   氏名    議席番号   氏名

       1   玉元一恵     2   米須清正

       3   屋良千枝美    4   宮城勝子

       5   佐喜真 進    6   宮城 克

       7   宮城 司     8   知名康司

       9   濱元朝晴    10   桃原 朗

      11   伊波秀男    12   桃原 功

      13   喜舍場 保   14   森田 進

      15   比嘉憲康    16   呉屋 等

      17   島 勝政    18   平良眞一

      19   上地安之    20   呉屋 勉

      21   知念吉男    22   我如古盛英

      23   岸本一徳    24   伊波一男

      25   大城政利    26   又吉清義

      27   仲村春松    28   伊佐光雄

2.欠席議員(なし)

3.説明のために出席した者

      職名       氏名     職名       氏名

     市長       安里 猛   教育長      宮城茂雄

     水道事業管理者  新田宗仁   総務部長     仲村 隆

     企画部長     城間盛久   基地政策部長   山内繁雄

     福祉保健部長   玉那覇豊子  市民経済部長   新城正一

     建設部長     稲嶺盛政   教育部長     宮平良和

     指導部長     下地邦敏   消防長      平安名常明

     会計管理者    國吉秀子

4.議会事務局出席者

      職名       氏名     職名       氏名

     事務局長     松川正則   次長       和田敬悟

     議事係長     宮城秀樹   主任主事     上地章弘

     主任主事     伊禮理子   主事       松田江里奈

5.会議に付した事件は議事日程第14号のとおりである。

              議事日程第14号

         平成23年3月28日(月)午前10時開議

 日程第1 一般質問

    (1) 森田 進      (2) 呉屋 等

    (3) 喜舍場 保



○議長(呉屋勉君) おはようございます。ただいまから第360回宜野湾市議会定例会第14日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分)

 本日の日程はお手元に配付してあります議事日程表第14号のとおり進めてまいります。

 日程第1.一般質問を行います。14番 森田進議員の質問を許します。森田進議員。



◆14番(森田進君) おはようございます。今年度、一般質問最終日の1番目の質問者になりました、議席番号14番、会派みらいの森田進です。

 まず、今回の3月議会、2月25日に開会し、あした最終日を迎えますが、会期中の3月11日に戦後最悪の東日本大震災が起きました。被害に遭われた多くの被災者の皆様にお見舞いを申し上げるとともに、犠牲となった方々に心よりお悔やみを申し上げます。

 今回の災害は天災ではありますが、その影響で原発事故の人災も起こりました。そこに住んでいる方々は二重の苦しみを負わされています。郷土復興にも長期間かかると言われ、その中で沖縄県も被災者支援を表明し、集団疎開に向けた対応を進めています。沖縄県民は「命どぅ宝」を信条としております。温かいチムグクルで被災者を迎え入れたいものです。同じ日本人として、今私たちにできる支援のすべを最大限取り組むことが大事なときです。私たち宜野湾市民も精いっぱい支援に頑張りましょう。

 では、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、通告しておりました一般質問を行っていきたいと思います。

 1の市長の施政方針から、(1)の「飛び出せ市長室」の取り組みについてからお聞きします。これまでは行政懇談会という名目で市民との意見交換会がありましたが、長い間実施されてこなかったように思います。今回の「飛び出せ市長室」は、どのような内容で、いつごろから、どのような体制で取り組んでいこうとしているのか、確認したいと思います。あとは自席から質問を行います。よろしくお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) おはようございます。それでは、森田議員の質問にお答えいたします。今回の「飛び出せ市長室」ということで、どういうような事業内容かと申しますと、まず市長みずから市役所を飛び出して、市長もおっしゃったように、市民の健康づくりを今後どのように進めていくかというような形で、その地域におりていって、そしてひざを交えながらその意見等を聞きながら、その健康づくりというような形で力を入れていきたいというような考え方を持っております。

 それから、その時期等についてなのですけれども、早々に4月からはスタートしていきたい。その体制と申しますと、せんだっても申し上げましたけれども、企画部の企画政策課に市民協働推進担当主査のほうが今回新たに配置されることになっておりますので、そこのところを窓口にしながら、関係部署と、福祉サイドとも連携をとりながら実施していきたいなと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) ありがとうございました。市民が主役の市政を目指す安里市長ですから、待ちの行政ではなくて攻める行政を強力に推し進めて、市民との情報の共有化を図っていただきたいと思いますが、そのために市長の意気込みをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田進議員の質問にお答えいたします。まず、1つ目は、宜野湾市民の健康づくりが今大きな課題として求められているというふうに思っております。そのためには、先ほど企画部長から答弁をいたしましたように、私はこの任期4年間、市民の健康をどのように守って、何をすべきかということを市民とともに考えてまいりたいというのが大きなねらいでございます。

 そして、もう一点目には、歴史的な転換期を迎えていると思っております。それは何かと申しますと、団塊世代の皆さんが大量に退職をする時期を迎えました。そういう意味では、これから市の行政にかかわってくる若い世代をどのように育てていくかということ、人材育成が求められていると思っております。その意味においては、県や国の職員との交流、そして他市町村との職員交流等も含めて、ともに進めていきたいということで、「飛び出せ市長室」ということを掲げて取り組むことにしております。

 これまでも県知事や他市町村の首長とも意見交換をしておりますが、早急にそのことについては実施をして、若い世代の皆さんが市民のために働きやすい職場環境と、そして市民の健康づくりを守っていきたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) あらゆる課題を市民とひざを交えながら話し合って、お互いに情報の共有化を図るというのはとてもいいことだと思いますので、ぜひこの企画、進めていただきたいなというふうに思っています。実施する際には、ぜひ私たち議員にも案内をいただきますようお願い申し上げて、次の質問に移りたいと思います。

 (2)の宜野湾中学校の学習環境整備の充実についてお聞きします。現段階において平成24年度の完成に向け、今、校舎、武道場、水泳プールの全面改築と増改築工事が進んでいます。子供たちを含め、また地域の方々も大変喜んでおります。宜野湾中学校の学習環境をこれからもより充実させるためには、グラウンドの西側の傾斜地の有効活用について、常に私は気にかけているところです。この問題は、私が議員になった最初の平成18年9月の一般質問でも取り上げました。傾斜地を有効活用すれば300坪程度グラウンドが拡張できるという課題ですが、当時の部長は体育の授業やクラブ活動にも支障があることは認めながらも、工事工程でかなりの経費が必要で、今議会でも市長が4つの最重要課題に挙げている市道宜野湾11号の開通と同時期に工事手法を検討したいという答弁でした。

 教育委員会は、この場所をまず確認しているか、また、まだ市道宜野湾11号とあわせて工事をしていこうとしているのかという見解なのか、そのままの見解なのか、また答弁でもありました埋め立て工事を着手した場合、どれぐらいの予算がかかるのか、その後、検討したのか状況をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) 森田議員にお答えいたします。ただいまの御指摘につきましては、我々のほうも平成18年当時からそれを取り上げられているということも当然承知しておりまして、今御指摘のその傾斜地については、確かに森田議員のおっしゃるとおり、その分を改善といいましょうか、盛り土をして改修すれば、確かに学校環境もすばらしくなるということは理解しておりますけれども、ただ今の傾斜地については、最大で5メートルぐらいの高低差がございまして、それを盛り土をして擁壁をして、これをまた改修しようとした場合に、4,200万円程度、今の段階で4,200万円程度の予算が必要ということで試算をしておりますけれども、ただ今市長部局においても市道宜野湾11号の事業の取り組みについて積極的に取り組んでいる状況でございますので、その事業と一体的に整備した場合については、そういった盛り土であるとか擁壁工事が不要になりますので、この分についても基本的に予算の軽減といいましょうか、そういったものも一応図れるということもあって、教育委員会といたしましては、平成18年当時にお答えしたとおりになりますけれども、市道宜野湾11号と一体的に、市長部局と連携もとりながら、その段階でグラウンドの全面改修をやっていきたいと。現段階においても一部分改良したにしても、全面的な対策にはならないというふうに思っておりますので、その際にはもう全面改良ということで取り組んでいきたいということで御理解いただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 現時点においてもその見解は変わっていないということで理解いたしました。部長が述べていたように、この傾斜地問題と、そして宜野湾中学校のグラウンド、市内の学校の中でも整備が大変おくれて、まとまった雨が降ると1週間以上運動場が使えない、そういう状況が続いています。その意味で、この市道宜野湾11号の傾斜地もありますが、このグラウンド整備についてもいつまでもほうっておかないように、早急に事業を検討していただきたいと思います。

 また、宜野湾中学校においては、過去に子供たちが大変荒れた時期もありましたが、先生方やPTA、地域の頑張りで今本当にすばらしい学校になっています。これまで地区陸上の4連覇や、応援団賞5連覇など、本当にすばらしい成績を上げています。教育環境を整備してあげるのが行政の役目だと思いますので、担当部署では早目の検討をお願いしたいと思います。それについて答弁いただけますか。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。森田議員のおっしゃったそのグラウンドの件ですけれども、実は昨年梅雨時期に大雨の後でしたけれども、大規模改修前に校舎の視察に行ってまいりました。そのときに、ちょうどそのグラウンドのほうが、特にテニスコート側でしたけれども、非常にプールみたいな形で水が排出されないというような状況があって、そのときに先生、学校側のほうから、大雨が降った場合には1週間から10日ぐらいは使えない状況になるよということの指摘もあって、何らかの手だてが必要だということで指摘を受けておりまして、我々もその段階から施設課のほうと協議をしながら、とにかく何らかの手だては必要だということで、ずっと協議をしておりますので、平成23年度をめどに何らかの手だてをしていきたいというふうに思っておりますので、あとしばらくお待ちになっていただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) ありがとうございました。平成23年度何らかの手だてをして、グラウンド整備をしていくということで、これについては大いに期待したいと思いますので、ぜひこの課題に取り組み、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 では、次の質問に移ります。(3)の宜野湾市地球温暖化防止実行計画について、公共施設の削減効果について等は、先週の金曜日、比嘉憲康議員が細かく質問していましたので、私は新年度に取り組まれる宜野湾市地球温暖化対策地域推進計画についてお聞きしたいと思います。

 まず、今回の予算の組み方ですが、私もこの予算計上、本当にありがとうございました。何度か私もこの質問は取り上げて、必要性を感じ、再三早期の対応方を提言してきましたが、今回新年度予算で取り組まれるということで大変喜んでいます。今回の予算、単独事業費として567万8,000円の計上となっていますが、国の補助メニューがなかったのか、まずはそれからお聞きしたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。まず、環境省やそれから経済産業省等の国の補助メニューを調べましたけれども、基本計画等、そしてエコに関するビジョン策定の補助メニューにつきましては、これはございませんでした。ただ、国の補助事業につきましては、太陽光発電の設置補助や、あるいはまたエコカー導入補助など、いわゆるハード事業に関する補助が主流となっているようでございます。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 予算上は国の補助がもらえなかったということですね。わかりました。

 では、今回のこの推進計画、事業概要について端的に説明をよろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。まず、地球温暖化対策事業推進法に基づきまして、この温室効果ガスの排出抑制などのための総合的かつ計画的な施策を策定しまして、実施に努めるよう、地球温暖化対策地域推進計画の策定が、現在法的に位置づけられているというふうになっております。本市では、まず第三次総合計画の基本目標であります持続発展可能な美しいまちに基づき、自然環境の地球温暖化に配慮した持続発展可能なまちづくりを目指し、自然環境の保全、それから環境教育、ごみの減量化、再資源化などに取り組んでいかなければなりません。このような市の方針に即しまして、地球温暖化に対する取り組みをより強力に進めるためにも、地球温暖化対策地域推進計画の策定が求められておるところでございます。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 詳しい説明ありがとうございました。

 では、計画内容、今後どうやっていくのか、中身について、計画内容についても説明をよろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。地球温暖化対策は、住民、そして事業者、行政が一体となった取り組みを展開することによって効果が期待できます。地球温暖化対策地域推進計画は、温室効果ガスの削減のため住民、事業者、行政の役割と、個々の取り組み内容を施策として取りまとめ、これを実施していくものであります。実現性の高い施策とするためには、自然条件やまた社会条件などの実態に即するとともに、住民や事業所の意向把握を行い、行政としてどのような支援ができるかを明らかにしておく必要がございます。また、施策の実現に向けて住民、事業者、行政の連携が不可欠であることから、推進体制の確立を図ることが求められているということでございます。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 今の答弁で、大方の計画内容については理解しました。温室効果ガスの削減のために住民、事業所、行政が一体となって、さまざま取り組んでいくというふうに言われましたが、部長の答弁の中にありましたが、行政としてどのような支援ができるのかということが大変大切だというふうに思っています。これを具体的に推進する中に、地球温暖化防止に向けて頑張る市民、事業所への例えば地方税等の優遇措置も盛り込まれていくことになるのかということをお聞きしたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。地域推進計画で想定される行政の取り組みにつきましては、エネルギー対策、いわゆる太陽光発電などの普及促進、そして産業対策、低公害車対策などが考えられます。その中でも、行政支援につきましては、地域推進計画におきまして支援方針が決定をすれば、それに基づいて税の優遇措置などについても検討はできるのではないかと、そういうふうに考えております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 新城部長、大変ありがとうございました。よくわかりました。

 私は、この地球温暖化防止対策地域推進計画、本当に近い将来返還される普天間飛行場の跡地開発に向けた新たなまちづくりにも大きく貢献するものと考えています。自然エネルギーの活用等を含めれば、環境に優しいまちづくりも進んでいくものと思います。冒頭でも述べましたが、今回の東日本大震災の原発事故で多くの国民が不安になっています。今こそ原子力ではなくて自然エネルギー、いわゆる太陽光、風力等の活用、開発に取り組み、エネルギー政策を根本から転換するべきだと考えています。今後、担当部署のこの推進計画の進捗状況を見守りながら、今後も質問していきたいと思いますので、ぜひ取り組み頑張ってください。ありがとうございました。

 では、次に(4)の軍用地の先行取得事業の取り組みについてお聞きします。まず、この事業の進捗状況について御説明をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。軍用地の先行取得については、公共施設用地を計画的に先行取得をして、円滑な跡地開発事業の推進を図るということを目的に、平成13年度より取り組んでおります。平成22年度までの進捗状況としては、普天間飛行場が予定面積20万9,925平米に対して、取得面積が2万1,674平米、進捗率が10.3%、キャンプ瑞慶覧のほうが予定面積2,300平米に対して、取得面積が2,022平米で、87.9%となっております。以上です。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) まだまだ目標までには大変厳しい状況と認識しますが、市長も施政方針で述べているとおり、跡地利用の促進と円滑化を図るために、返還後の公共公益施設用地の先行取得は重要な事業だというふうに述べていますが、具体的に国や県にどのような支援をお願いしていこうとしているのか、お聞かせいただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。議員も御承知のとおり、跡地利用に関する現行の法制度は、沖縄振興特別措置法と、それからもう一点は、沖縄県における駐留軍用地の返還に伴う特別措置に関する法律、軍転特措法というものですね。それに規定をされておりますけれども、両法は平成24年3月に失効することになっております。県では、沖縄21世紀ビジョンの策定を踏まえて、これまでの返還跡地整備において明らかになった課題や、今後の嘉手納飛行場より南の大規模返還地への対応を図るために、昨年跡地関係市町村連絡調整会議、これは副知事が主催です。そして、11跡地市町村長が構成員になっております。そこで、駐留軍用地跡利用に関する新たな法制度提案の基本的考えということを取りまとめて、昨年9月に国のほうに要望をしたところでございます。

 提案の概要としましては、跡地利用の推進は、長年基地を提供してきた国の責任であること、跡地の有効活用を沖縄県の自立経済の発展につなげることを基本スタンスとして、次の6つの新たな制度、施策の内容となっております。1点目は、返還前の埋蔵文化財、環境調査及び汚染に関する原状回復措置徹底の制度化、それから2点目、給付金制度の見直し、それから3点目は中南部都市圏広域跡地(仮称)の指定や同跡地の事業実施主体の確立、それから4点目は、跡地利用を促進するための行財政上の特別措置、5点目に返還跡地国家プロジェクトの導入、そして最後に跡地利用推進のための調整機関の設置ということで提案をしております。御指摘の先行取得については、新制度の提案の中でも返還後の早期の事業着手を図るために、国は返還前の早い段階から事業実施主体の確立をして、環境調査や用地先行取得の業務等を実施するものとしておりまして、跡地利用を促進するための行財政上の特別措置の中に、公共用地先行取得等の推進制度の創設ということで、市町村、県の先行取得を支援する制度の創設、それから国により用地先行取得制度の創設と、国有財産法の規定にかかわらず、国有財産の譲与、無償貸与が可能となる制度の創設を現在国のほうに要望をしているところでございます。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) るる説明ありがとうございました。市の財政も厳しくなる中で、この事業を段階的に進めるのも大変だと思います。部長答弁にもありましたが、例えば国の国有財産法の規定にかかわらず、国有財産の譲与、無償譲与ができるような制度創設、普天間飛行場には国有面積が35万9,000平米ございますので、そういったものを利活用できるような、まず制度をぜひ構築していただきたいと思います。

 市長にも率先して交渉に臨んでいただきたいと思いますが、県と歩調を合わせながら、市長の事業に対する見解をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田進議員の質問にお答えいたします。昨年、日米両政府が締結をしました沖縄からグアムへの海兵隊の移転協定が2014年を目標年次として協定が結ばれました。その中で、状況としては2017年という流れになっておりますが、やはり期間的には長くはございません。そういう意味では、早目に先行取得の制度化を国には県と連携をしながら制度を確立していただくことが大変重要なことだと思っております。

 今回の軍転協の要請の中でも、県知事とともに先行取得事業の制度化を要請をしましたが、今後も引き続き基地を抱える市町村、それから県とも連携をしながら、制度化に向けて取り組んでまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 先ほど部長答弁にもありました現行の沖縄振興特別措置法、また沖縄県における駐留軍用地の返還に伴う特別措置に関する法律、それぞれが来年の平成24年3月になくなっていきます。失効します。そういう意味では、今からこの制度の新しい制度をどうやって構築していくか、ぜひ市長を先頭に頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。

 では、(5)の第五次宜野湾市行財政改革実施計画の取り組みについてお聞きしたいと思います。まず、平成18年度から21年度まで行った第四次宜野湾市行財政改革推進計画の総括結果について、端的に説明をよろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 総務部長。



◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。本市におきましては、平成18年6月に第五次宜野湾市行財政改革大綱、これは平成18年から21年度までの策定ですけれども、その実施計画に当たる宜野湾市行財政改革推進計画を策定しました。その実施計画に当たるものの中に、行財政推進計画も定めて、平成18年から21年度まで実施をしております。第四次宜野湾市行財政改革に掲げた重点項目を受けまして、具体的な取り組み状況、53の実施項目を設定しました。それから、平成21年度の期間満了を迎えたことに伴いまして、今年度におきましては外部の有識者、専門家、市民団体の委員等から構成される宜野湾市行財政改革検討委員会、これは委員長は沖国大の副学長の照屋先生でございますけれども、お願いいたしまして4年間のこの総括評価を行いました。

 実施項目53項目中、実施済み、一部実施済み含むが44件、83%でございます。検討中が8件でございます。それから、具体的な取り組みなしが1件でございます。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 総務部長、ありがとうございました。私も資料いただきました。53の実施項目を設定し、これまで取り組んできたということですが、取り組みの中でこの53項目中、52項目までは検討を加えたというふうになっています。残り1項目については、具体的な取り組みはなしとなっていますが、この1項目について御説明いただけますか。



○議長(呉屋勉君) 総務部長。



◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。この1項目につきましては、13番目の自治基本条例、これは協働・参画の制定でございまして、その4年間の中ではちょっと取り組みができませんでした。そのほかにも、30番目の審議会・委員会の公募による一般市民の登用や、あるいはパブリックコメント制度の調査研究と導入の検討など、いわゆる市民協働の取り組みに進捗のおくれがあります。これは、今回の行財政改革検討委員会からも御指摘を受けております。今後は、ぜひこの実施体制を整えまして、平成23年度から新たにスタートします第五次行革大綱については、引き続きこの部分については、また積極的に取り組んでいきたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) この53項目の中で、13番目の自治基本条例、協働・参画の制定です。これは、特にやはり安里市長の中ではとても大切な事項だと思っています。まず、ぜひこれからも、「飛び出せ市長室」等を行う中で、やっぱりこの自治基本条例を次の第五次でぜひ頑張って条例化していただきたいというふうに思います。また、私は、この第四次では職員の定員適正化計画、707名から5%削減の一応672名まで達成する予定となっている、また市民ニーズが高まる、新たな業務も多くなる中で本当に頑張ってきたというふうに評価しています。また、窓口業務におけるワンストップサービスやリニューアルした市民サービスステーションで、市民からも大変好評だというふうにお聞きしています。この第四次の中で、いろいろ成果も出ているというふうに評価しますが、この第四次の中で財政効果、この4年間の財政効果はどのように検証されているのか、まずお聞きします。



○議長(呉屋勉君) 総務部長。



◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。この件は、先日大城政利議員からも御質問がありまして答弁いたしましたけれども、私どもは平成18年から21年度までの4年間の中で、合計7億4,700万円余りの効果額として計上しております。主な効果額ですけれども、1つは農業委員会の見直し、これは平成20年10月に廃止しました。380万円余りの効果額を計上、それから2つ目に、定員適正化計画の推進において4年間で合計1億5,400万円の効果額を計上してございます。それから、通勤手当の見直し、これは平成19年10月に実施をいたしました。2,100万円余りの効果額を計上しております。それから、市税の徴収率の向上におきましては、滞納整理班とかをつくりまして、その収入未済額の圧縮に取り組み、4年間で合計2億7,700万円余りの効果額を計上しております。そのほかにも、行財政改革の効果については、金額で示すことがなかなか難しい項目もございます。そのため、平成23年度からスタートする第五次行革大綱においては、金額以外の部分についても効果がわかりやすく表示できるように、その辺は指標等を設定しながら工夫をして、また取り組んでいきたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) この4年間で7億4,700万円の効果額を出したということで、確かに数字的に出されていないのもあります。そういうこともまた改良しながら、これから第五次に向かって継続課題については踏襲しながら進めていくと思いますが、第五次行財政改革について、いつごろまでに策定をして、その中身についてはどのようなことが取り組まれていく予定なのか、現時点で説明できるのであればお願いしたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 総務部長。



◎総務部長(仲村隆君) お答えいたします。これは、とりあえずは第四次の総括を平成22年、昨年の3月から12月まで計7回ですけれども、行財政改革委員会を開催して、そのいわゆる評価総括をいたしました。それから、第五次について、経過としては昨年、平成22年12月27日に委員長から市長への第五次宜野湾市行財政改革大綱(案)が答申されました。この答申を受けまして、行財政改革推進本部において、これはちょうどきょう議会が終わりましたら本部会議を開いて、正式にこの改革大綱(案)を大綱策定にかえていく手続をきょうとりたいと思っております。

 それから、その後、実施項目とかそういった具体的なものはこれからまた準備を進めてまいります。

 第五次においては、主なものとしては、先ほどもお話ししたのですけれども、市民との協働で取り組む行財政改革、あるいは自主的、主体的に取り組む行財政改革、市民の福祉と暮らしを守るための行財政改革の3つを基本方針に掲げております。

 それから、その具体的な重点項目としては、市民と行政のパートナーシップの確立、そのことにおいてはパブリックコメント制度の導入とか、あるいは民意を適切に行政運営に反映させ、市民協働の取り組みを推進するもののほか、引き続き電子自治体の推進や、あるいは健全な財政運営の確保等、計7本の重点項目を掲げて取り組んでいきたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) ありがとうございました。今部長からも述べられていましたが、今回の施政方針の中で3つの基本方針がありますが、この施政方針を受けて、また市長の力強い取り組む姿勢を御答弁いただきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田議員の質問にお答えをいたします。なお、本市の最上位計画であります第三次宜野湾市総合計画では、将来都市像を「市民が主役の『ねたて』の都市・ぎのわん」としております。第五次行革大綱においても、市民が主役の市政を実現すべく、市民と行政のパートナーシップを確立をして、市民と行政の協働を目指してまいりたいと思っております。また、行財政改革は、各地域の実情に応じた取り組みがなされるべきだと考えておりまして、本市も自主的、主体的に行財政改革に取り組んでまいります。

 最後に、第五次行革大綱における行財政改革の取り組みは、その効果が市民の福祉と暮らしを守るような施策に還元できるように、効果的、効率的な行政体制の構築及び健全な財政運営の確保を目指してまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 市長、ありがとうございました。市長に要望ですが、私たち議員も各議会の中で、各常任委員会の所管事務調査や各会派で政務調査を、国内の先進地へ赴いて情報交換を行っています。地方の時代と言われ、地方分権が進む中で、各地方自治体もさまざまなユニークな施策があります。例えば地域コミュニティーの育成のあり方や、役所の臨時職員をすべて派遣会社が担うというような市民サービスに貢献する自治体もありました。そういう情報を今後市政の中で進めるためにも、私たち議員の情報も大変大事だと思います。時期を見ながら市長からまた議会と懇談会を設定するなど、前向きな取り組みをお願いしたいと思います。そういうことであれば、各議員諸公も調整の中でぜひ対応できるというふうに、また応援もしてくれると思いますが、市長、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田議員の質問にお答えをいたします。ただいまの御提案については、他自治体の取り組み状況等、調査研究をしてまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 議会とも懇談をしながら、私たち議会も本当に市民のために役立つことであれば幾らでも御協力できると思いますので、そういう機会があればぜひ進めていただきたいと思います。

 では、次の質問に移ります。2の国道330号(我如古十字路)の整備計画については、本会議での一般会計予算説明で理解しましたので、細かい質問はしませんが、市長にお願いがあります。普天間から我如古までの国道330号は本当に国内でも劣悪な国道だと私は思っています。この間、中央分離帯もなく、街路樹も一本もありません。常日ごろからこの道については地域間差別だと私考えていました。本市は、中央部に普天間基地を抱え、そのことにより市内全体の道路が狭隘な構造になってきたというふうに思っています。市長の普天間地域のまちづくりを進めるためにも、国道330号の改良工事は重要な課題だと考えています。できればこの際、この間の国道330号全体の見直しを担当する南部国道事務所に直接交渉するべきだというふうに思っています。市長にぜひ頑張っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) おはようございます。我如古十字路等については、一般会計予算審議の中で御説明したとおりでございますが、今御指摘の国道330号全体の見直しということで、私ども担当部署の今までの取り組みをちょっと御説明したいと思います。担当部署としましても、今議員御指摘の国道330号の全線の道路改良工事は必要であるということで認識はしております。南部国道事務所は、現在我如古交差点の改良工事は実施中でございますが、市としても南部国道事務所に対して去年の11月、道路整備等の要請を行ってまいりました。その要請内容としましては、我如古交差点から普天間交差点までの全区間の歩道を拡幅してもらいたいということ、そして宜野湾記念病院入り口、宜野湾小、中学校、沖銀前の普天間南交差点、サンフティーマ前、以上の右折帯の確保、それと長田交差点バス停車帯等の整備について、担当部署としても南部国道事務所に対してこれまで要請を行ってきました。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田議員にお答えをいたします。これまでも南部国道事務所、それから沖縄総合事務局長に対する要請等、ただいまの建設部長の答弁のとおり要請をしておりますが、とりわけ我如古交差点の改良に合わせて普天間三差路の改良は早急に実施をして進めてまいりたいと思っております。普天間の交差点の改良につきましては、普天間神宮周辺の整備事業の進捗に合わせながら取り組んでいきましょうということになっておりますが、この普天間飛行場周辺のまちづくり事業を早急に進展を見ながら、国道330号の拡幅改良については、再度要請をして、実施できるよう進めてまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 市長、建設部長、ありがとうございました。建設部長のこれまでの交渉経過、現実的に進めているというところを聞いて、私本当に安心しております。ぜひ中原区も含めて、この間に住む市民のために、ぜひ国道330号の改良、本当に力強く交渉していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。3の中原区内の下水道整備、道路整備計画についてお聞きします。まず、新年度の下水道整備計画の中原地域内の説明と、対象世帯、そして工事終了後、この中原区の下水道整備率を答弁よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) 新年度、平成23年度の中原地区の下水道の整備につきましては、赤道2丁目11番一帯を今整備する予定で計画しています。世帯数としては、約80世帯が対象となります。また、新年度の工事が完了しますと、先ほど整備率ということでありましたけれども、中原地区の下水道整備率は91%になる見込みです。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 建設部長、ありがとうございました。今回の整備計画箇所は、私が議員当選以来、これまで幾度となく一般質問で長年お願いしてきた地域です。当初の計画から5年近くおくれてきたような感じがしますが、下水道事業については下流から整備していくというのが基本原則だというふうに理解していますので、やっとこの地区まで来たかという、本当に実感です。地域の方々も大変喜んでいると思います。ぜひ順調な工事着手ができるようよろしくお願いいたします。

 それと、もう一点、ぜひ市長と建設部に検討をお願いしたいと思いますが、実は今回の整備箇所の中に、赤道2丁目9番13号の空き地があります。日ごろはこの広場を通ってハンタ道への通り抜けに使われています。下水道課に確認したところ、今回の下水道管部分については、布設工事部分については用地取得があるように聞いております。ただ、地権者としては、現在通り抜けで使われている状況もありまして、下水道整備だけではなくて、道路整備まで考えてほしいという希望があります。現場的には、そういうことになれば地域の方々にも大変利便性のいい道路になると考えます。今回の下水道整備を行う中で、担当部署として検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) お答えします。赤道2丁目9番13号付近のハンタ道に通り抜ける道路についてでございますが、その当該地は個人所有の土地で、広場が道路になって使用されているという状況で私どもも認識をしています。また、今、下水道課のほうで汚水管布設の承諾を今現在地権者にお願いしているところでございますが、今のところその下水道管の布設のお願いということで、道路整備という形での計画は、今のところございません。ただ、今後とも下水道課とも協議を行って、その辺について検討はしていきたいとは思います。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) ぜひこの地権者の方とも前向きな交渉をしていただきながら、ぜひ道路整備まで、本当にハンタ道に通う道も、結構通り抜ける道で車多いですので、交通安全の立場からもぜひ道路の整備をよろしくお願い申し上げて、4の中原進入路及び市道宜野湾11号の早期整備について、市長の交渉状況をお聞きしたいと思います。

 この問題については、市長が掲げる4つの課題の一つで、多くの議員から早期整備要望があります。先ほどの宜野湾中学校問題もこの市道宜野湾11号とかかわってきます。そういう意味で、これまで担当部署の議会答弁としては、防衛局サイドから100%の地権者の返還同意が必要ということ、また基地内に流入する雨水の処理問題で、普天間基地司令官が難色を示している、そして基地内の周回道路の確保が課題だというようなこれまでの説明でしたが、現在もこの答弁が変わりないのか、一応再確認したいと思います。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) お答えします。ただいまの市道宜野湾11号についても、我々も今議会、それ以前、これまでの議会の中で何度もその難しさとか、今までの私どもの取り組み状況を御説明してきた状況でございますが、私どももその11号については、本市の都市計画マスタープランにも補助幹線道路ということで位置づけている関係上、その整備する方針でこれまで沖縄防衛局、米軍という形で協議を進めてまいりましたが、確かに今御指摘のとおり、そういった基地内への水の浸入とかそういったもの、そして100%の返還同意とか、そういう厳しいあれが求められてきて、今現在御指摘のとおり、若干足踏み状態ということでございますが、市長就任以来、私どもは11月から頻繁に沖縄防衛局からもその問い合わせ等があり、12月の初旬ですか、そのときには米軍及びその防衛局に雨水流入の件で協議もこれまで行ってきました。そして、ことし1月には、その市道宜野湾11号の整備方針、そして返還要請等についての協議等もやってきました。今後も関係部署との合同会議を行うということで防衛局とは確認をしており、現在その日程を調整しております。私どもとしても、事業再開に向けて、粘り強く沖縄防衛局及び米軍と協議を行い、100%同意でなくても事業再開ができるよう努力はしていきたいと思っています。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) ありがとうございました。結論的にはこれまでの答弁と変わらないような感じがしますが、市長にぜひこの問題について頑張っていただくために、一応、この問題やっぱり解決するには、担当部局、事務方の努力にも限界があると思います。これからは、やはり市長の政治交渉だというふうに考えます。市長就任以来、これまで幾度となく政府交渉や各政党への協力依頼等も行ってきたと思います。また、昨年末の課題であった、ほかの議員からも触れられていましたが、市民広場の閉鎖問題を市長が普天間飛行場司令官と交渉する中、早々と解決してきました。やはり市道宜野湾11号のこの早期整備については、市長の考え方、交渉が一番大事だというふうに思いますが、市長がこれまで政府、関係団体、そして各政党、交渉する中で、どういう感触を持っているのかをお伺いしたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 森田議員の質問にお答えをいたします。市道宜野湾11号の問題については、20数年来の宜野湾市の課題でございます。何としても一日も早い問題の解決を図ってまいりたいと思っております。

 現在、対政府との交渉、防衛省との話し合いの中では、この100%の返還同意での手法ではかなりハードルが高いということについては理解を得たものと思っております。それは何かと申しますと、中原地域の中原進入路、それから6工区においては巻き添え返還がかなり多いということの問題が挙げられます。そういう意味で、この中原地域においては、従来の方式、共同使用方式による整備をお願いをしてまいりたいと思っております。この1工区ごとの工事の進捗となりますと、10年以上の期間を要しますので、宜野湾区側においては返還方式等を活用しながら、宜野湾区側、それから中原区側、両側から事業の推進ができないものかということを具体的に要請もしてまいりたいと思っておりますが、去る1月のグリーン総領事の面談のときにも、この問題についてはやはり日米両政府の協力が何としても必要であることを理解を求めました。今議会終了後、グリーン総領事、四軍調整官、それから普天間飛行場のスミス司令官とも、この問題の改善が周辺地域住民の生活環境の向上と、それから普天間飛行場との環境面でもやはりどうしても必要であるということを理解を求めながら、市道宜野湾11号の一日も早い事業の推進に結びつけてまいりたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 森田進議員。



◆14番(森田進君) 市道宜野湾11号の問題については、私たち会派の宮城勝子議員も宜野湾区側でまた頑張っています。私も中原区から本当に進めていけるよう、頑張っていきたいと思いますが、今市長が述べていたとおり、政府だけではなくて、やはり普天間飛行場司令官、それから総領事、四軍調整官、そういった方々と早目に交渉して、この皆さんがこれについて理解を示せば、やっぱり国は動くと思います。そういう意味では、これが本当にいいチャンスだと思いますので、ぜひこれからも市長、頑張っていただきますようよろしくお願いいたします。

 最後になります。今月で定年退職を迎える仲村総務部長、城間企画部長、新城市民経済部長、稲嶺建設部長、本当に御苦労さまでした。また、2年間、本市の教育行政を支えていただきました下地指導部長、現場に帰られるということでお聞きしています。本当に御苦労さまでした。また、部長の皆様と今回同時に退職する45名の皆さん、本当に長い間御苦労さまでした。役所時代を私も一緒に過ごした先輩の皆さんが卒業するのは、大変寂しく思っております。これからは、健康に留意しながら宜野湾市の本当にまちづくりに側面から支えていただきますようお願い申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(呉屋勉君) 以上で14番 森田進議員の質問を終わります。



○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時04分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時18分)

 休憩前に引き続き一般質問を行います。16番 呉屋等議員の質問を許します。呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 皆さん、こんにちは。16番議員、絆クラブ、呉屋等でございます。一般質問を始める前に、去った3月11日発生しました東日本大震災では、多くのとうとい命が奪われました。亡くなられた皆様の御冥福を心よりお祈りを申し上げます。また、被災された皆様方へ心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興ができますようお祈りをいたします。そして、今回、被災地へ緊急消防援助隊沖縄隊としまして派遣されました本市消防隊員の皆さん、大変御苦労さまでございました。それでは、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、19回目の一般質問を行います。

 まず、初めに、普天満宮周辺まちづくり事業修正計画の進捗状況についてお伺いをいたします。防衛省の高率補助を活用するこの事業、事業名は「普天間飛行場周辺まちづくり事業」でございます。実施計画策定に向け、いよいよことし5月の防衛省への概算要求まであと1カ月余りとなりました。現在はワークショップ、検討委員会、修正計画策定へ向けての大詰めの作業が行われているものだと思います。そこで、質問いたしますが、最終的な計画の規模、総予算、そして財源、そして本員が再三提言をしてまいりました防衛省補助以外にも活用できる補助メニューについて御答弁をお願いします。あとは自席より質問いたします。よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) それでは、呉屋議員にお答えいたします。まず、計画規模、それから財源と、それから現在そういった補助メニュー等についてお答えしたいと思いますが、まず規模的なものなのですけれども、承知のとおりこの計画規模につきましては神宮前の交流広場の位置づけと、それから平和祈念像がある建物一帯を含めた交流センターの整備を計画しているところです。現時点で、総事業費の試算なのですけれども、約15億円から20億円を大体めどという形に設定をしてございます。ただ、左側です、西側のほうに高橋歯科医院を含むところに面積を仮に延ばすとなると、20億円から30億円ぐらいの規模になるのかなと思っております。

 それから、補助メニューの件なのですけれども、議員もおっしゃったように普天間飛行場周辺まちづくり事業ということで、75%の補助率でありますので、とりあえず現在計画しているものについてはこの補助メニューでいくしかないかなと思っていますけれども、ただ、まち全体、普天間のまち全体を再開発等、あるいは道路整備等含めて考えるのであれば、国交省の補助であるとか、あるいは経済産業省のメニュー等も活用しての一括的な整備を図っていく必要があるかなと考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長の話であれば、最終的な計画のほうはまだ決まっていないというふうな理解をいたしました。それでは、その計画の中に用地取得も当然含まれております。この予定地の中には民有地もございますが、県有地もございます。この県有地、民有地、当然市が買い取ることになると思いますが、5月の概算要求に向けてその市の買い取りのことは事前に承諾がもう地主のほうから得ていらっしゃるのでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) お答えいたします。民有地部分につきましては、これまでの事業の中で、地域説明会、懇談会等の中で、ある程度の一定の地主の承諾等については得ているのかなと。実は、今ある程度と申し上げておりますのは、現時点でまだ防衛局のほうに、その今見直しをやっている計画案が承認されていない段階で、まずどういった絵を描いてという形で、まだ現時点で地権者等に示すこともできませんので、そういったことで具体的にはまだ承諾等については得ていないのだけれども、これまで積み上げてきた地域の説明会等の中で一定的な理解等は得ているのかなと考えています。県につきましても、先ほど申し上げましたとおり、まず基本計画が防衛局のほうを通って承認を得た、その段階から県のほうとも打ち合わせ等についてはやっていきたいなと考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) これからということではございますが、本員も防衛局のほうに何度か足を運びまして、この計画についていろんな側面から意見交換をさせていただきました。その際に出た言葉が、用地取得はもう大丈夫なのですかという言葉が出てまいりました。それはなぜかというと、この基本構想段階の中で、用地取得の件がまず一つのネックになり、基本計画の縮小、そして平成18年3月にこの基本計画がストップした際に、そのときの総事業費が約16億円、そして補償費に上がるのが13億円、総事業の85%が補償費でございました。国の補助は75%、そしてそれを上回る85%が用地補償ということで、国はこの計画の休止をしたものでございます。あれから5年経過しました。また同じ失敗をしてはいけないと本員は思います。ですので、検討委員会、ワークショップ、そして地域説明会が大事ですよと何度も申し上げてまいりました。そして、また県のほうにもこの県有地、ある程度早目早目に打診をすべきであると思います。

 結論から申し上げますと、予定として5月10日に概算要求の話も局のほうからございました。最終的に本市がこの計画の決定をするのはいつになるのでしょうか。5月10日には防衛省に概算要求しなければなりません、沖縄防衛局に。では、本市のほうで検討委員会なり最終的に決定する時期はいつでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時25分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時25分)

 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) お答えいたします。今等議員おっしゃったとおり、防衛局のほうに平成24年度に向けての概算要求の締め切りは議員おっしゃったように5月の上旬だということで話は聞いております。だから、今現在進めている見直しの計画案をその前までには、いわば4月いっぱいあたりまでにはどうしても承認を得て、その中身等をもって今度は地域の住民等におろしていって、正式には今言う平成24年度の概算要求等に発していきたいなと、要するにそれに向けて取り組んでいきたいなと考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 4月末までにはまとめていきたいという答弁でございました。

 そこで、市長へお伺いします。市長は今定例議会の中で、このまちづくり事業を活用し、普天間飛行場の一部である市民広場を返還させて野球場の整備を行いたいと、議会の中でほかの議員の質問の中にあわせてお話をされておりました。市長の発言、間違いないでしょうか。

 また、現在の宜野湾市立野球場の広さや、あとは照明の高さは何メートルあるのでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) お答えします。今呉屋議員の御指摘の市立野球場の総面積として、今海浜公園のある総面積として約3万126平米が一応野球場としての総面積ということでございます。あと、それと照明の高さということでございますが、今野球場のほうに備えている照明柱の高さが約24メートルでございます。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 呉屋等議員の質問にお答えいたします。今議会でも審査をいただいています。普天間飛行場周辺まちづくり事業の基本計画の見直しは、平成23年度への明繰事業として進行しております。この進行の中で、基本計画の見直し作業の見直しが盛り込まれているわけでございますが、呉屋議員においても、これまで幾度となく沖縄防衛局を訪ねていただいて、同事業の推進に尽力をいただいていることには感謝を申し上げます。私は、この普天間飛行場周辺まちづくり事業が普天間地域の活性化を目的に取り組まれていることと、それと現在宜野湾市が抱えている課題、市民の健康づくりに寄与する施設づくりもあわせて見直しの中に盛り込めないか検討を平成23年の中で行ってまいりたいと思っております。それは何かと申しますと、神宮周辺の整備のみで普天間の活性化というのが図れるかということがまず一つ。

 それと、もう一つには、市民の健康づくりの拠点づくりを推進をできる限り充実をさせてまいりたいと思っております。その中で、来る3月31日、本市を防衛省から担当職員が宜野湾市の意見を聴取しに来ることになっておりますが、この現在の普天間飛行場周辺まちづくり事業の中で、そういった事業を盛り込むことができないかということを手がけていきたいと思っております。中身としましては、市民の健康福祉の拠点であります総合福祉センターの建設、それから今老朽化をしています野球場、屋内練習場、市立グラウンドというものをこの普天間地域に移設することによって、今その3施設で年間10万人の入客がございますが、その入客の流れを普天間にもたらすことができないかどうかということを、その見直し作業の中で取り組んでまいりたいということでございます。今議会で議員の皆様に御理解をいただくために私の考え方を申し上げましたが、これからの作業の中で誠実に国のほうにその事業の立ち上げに向けて鋭意努力してまいりたいという考えでございます。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 市長、この総合福祉センター、野球場、本員が平成20年度からずっと他市の中で、うるま市においてはキャンプコートニー周辺まちづくり事業で看護学校と総合保健、そして那覇市においては那覇軍港港湾まちづくり事業の中で今のセルラースタジアム、それをまちづくりの事業でやりましたということは述べましたが、本市でも同じものをつくってくださいということは言った覚えはないですよね。今、企画部長は、4月いっぱいにはもう計画予算をまとめて防衛局に行くのだという話をしている中で、突然普天間飛行場の一部を返還させて野球場建設や福祉センターというと、あと何10年かかるかわからないのですよ。まして現実的に、この市民広場、市長、普天間飛行場の一部ですよね。そして、この市民広場というのはクリアゾーンに極めて近い隣接した場所なのですよ。今、建設部長から照明の高さが24メートルあると言っていました。普天間飛行場から離陸したヘリは、この市民広場を横切りながら庁舎の真上を通って中城のキーポイントに飛んでいきます。いわゆるこれこそ危険への接近なのですよ。こういうことが普天間飛行場返還、一部を返還して認められるということは、私は到底理解ができません。市長は、外務省を通じて米軍とそういう話の内諾をいただいているのですか。御答弁ください。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 呉屋等議員にお答えをいたします。

 まず、この市民広場周辺については、クリアゾーンからは外れております。もう一つは、本省と内諾を得ているかということでございますが、そういう内諾は得てはまだおりません。今、防衛本省と私が話をしているのは、この普天間飛行場周辺まちづくり事業の目的に沿って、普天間を再生する事業について、もっと広域的な視点によって取り組むべきではないのかということをお互い話し合いをしておりまして、事業の見直しについては防衛本省も理解を得ているものと思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 市長、計画というのは、いわゆるいつまでにつくっていつまでに実施するというものが私は計画であると思います。今、企画部長からは、ことしの4月いっぱいでは防衛局のほうに概算的な要求、そして面積もやっていくのだと、そして平成24年度の実施計画をつくるのですね。もうやっと5年間かけてここまで来たのですよ。それ市長、一番よく、身近に聞いていてそれは理解しているはずなのですね。それをいきなり普天間飛行場の一部である、しかもクリアゾーンには確かに入っていませんけれども、クリアゾーンと危険ゾーンのちょうどポケット部分なのですね。御承知のとおりヘリはここから何回も飛んでいますし、頻繁に離発着しているところなのですよ。そこに24メートルの工作物を建てられるというのは、私はとてもではないですけれども、理解できません。野球場つくることに関しては、私も賛成です。これは、普天間飛行場跡地の、跡地開発の中で市全体として取り組むべきであって、普天満宮周辺まちづくり事業の中にこれを持っていくのはちょっとどうなのかなと。しかも、もう4月末、1カ月後には計画をまとめてくださいという話ですよね、企画部長。それ本当に間に合うのですか。それとも、ことしはもうパスしてあと10年かけてやろうという考えなのですか、どっちなのですか。市長の話は、根拠とそれと一体性が私は何かちょっと弱いような気がします。いつもその場で発言をしている。これが議会の中でも他市の状況を話ししたら、そこに野球場を持ってくる。企画部長、もう一度言いますが、この市長の発言を踏まえて4月いっぱいでこれは防衛省に、本当にこれ概算要求できるのですか。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 呉屋等議員にお答えをいたします。呉屋等議員含めて議員の皆さんに御理解をいただきたいのは、神宮周辺の整備ということであれば、短期間に進むでしょう。この普天間飛行場周辺まちづくり事業の趣旨目的に沿って、中期的な考え方によって段階的な整備というのも可能であると思っております。そういう意味では、この神宮周辺のワークショップを積み重ねながら、考え方が整理をされてきました。それについては、工事含めた事業の進捗は短期間に進めることが可能でございましょう。その基本計画の中で、もっとより広域的に普天間の活性化を目指した事業を進めていくことについては、その段階を踏んで中期的な事業の採択をすることが可能であれば、それはもっと広域的な範囲を広げた形で事業の進捗は図れるものと思っております。

     (呉屋 等議員「議長、企画部長の答弁もお願いします」と呼ぶ)



○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時37分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時37分)

 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) お答えをいたします。現在見直しの計画案を作成中でありますけれども、今市長が申し上げましたとおり、スポーツ施設等を持ってくるということなので、ではそれを今言う企画計画案の中にどう取り組むかということなのですけれども、とりあえずは私どもとしてはこの計画、実施計画の中に具体的な内容を取り組むことはやっぱり厳しいものがあるかと思うのですけれども、ただ前出し部分のこういうような普天間飛行場周辺まちづくり事業の従来の計画の中に、今市長がおっしゃった分も入っていきますよというような文言的なものをまず織り込んで、そしてこのあたりは局のほうとも調整を詰めながら、そして次の段階に踏んでいければなということで、局のほうとはこれを詰めていきたいなと。要するに繰り返すようですけれども、今のものにこういう、今市長がおっしゃったような状況等のスポーツ施設等も、この普天間の飛行場の周辺まちづくりの中に取り組んでいきますというような文言等をどこかで取り込んでいきながら、一歩一歩進めていきたいなという考え方を持っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 正直言って、本当に見通しが甘いですね。これは、基本構想でこの話をすべきなのです。基本構想は終わりました。基本計画も終わりました。その基本計画がだめなので、休止をしているので、今修正をしているのです。今度は実施計画に入るのです。もう1段階、2段階、3段階終わっているのですよ。実施計画を、これ90%補助で実施計画の計画書をつくります。もう私が防衛局にいったときには、用地が確保できるのですよねと、そういう話なのですね。今から普天間飛行場返還云々の話ではもうないのです。分けて考えなければ、肝心の普天満宮周辺のまちづくりは前に進みません。幸いにも3月31日には防衛局のほうとそういう話があるということですので、市長、思いは大変私もよくわかります。普天間の跡地、そして飛行場跡地に関しての思いはわかるのですが、できるもの、できないもの、そして時期的にどうなのかちゃんと線を引いて、3月の時点で防衛局のほうからこれはちょっと無理がありますよということがあれば、そこは潔く発言を撤回していただきたい。そういうふうに思います。

 いずれにしても、今の計画4月に間に合わせるというお話ですので、これはしっかりとやっていただきたい。最初の計画から10年経過しております。海軍病院はもう本体が完成間近になっています。本来ならばあれと同じような時期にでき上がっているのが、この計画の本来の姿だったと私は確信しますので、まずは市長の思いはわかりますが、現実的な意見交換の中でできないのであれば、これは潔くできる方向で進めてもらいたい。そのことを申し上げまして、次の質問の中に移っていきます。

 次に、2番目の都市計画街路、3−4−71号普天間線、通称万年通りであります。早期整備と交通安全対策についてお伺いいたします。何度も質問と提言をさせていただいておりますが、この都市計画街路、御承知のとおり42年以上経過しても進んでおりません。ただ、平成11年には半分の、その本町通り側は完了しております。この計画、平成21年1月28日に開催されました宜野湾市都市計画見直し検討委員会では、機能評価が70点の評価をいただいています。事業を継続しようということでの評価でございました。その後、本員も何度も一般質問をしましたが、全く進展ございません。本員が防衛省関連の予算を活用してはどうでしょうかということも提言をしました。その中で、建設部長は、(仮称)社会資本整備総合交付金などを活用できないか、検討してみるとの答弁でした。私もこの(仮称)社会資本整備総合交付金を調べてみました。平成22年度の一般予算が2.2兆円という大変大きい、そして使いやすい交付金でございました。この交付金の検討した結果について御答弁願います。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) お答えします。今呉屋議員御指摘のとおり、3−4−71号普天間線というのは、総延長で1.5キロぐらいございますが、その一部、県道部分については既に整備済みでございます。残り約270メートル程度ですか、先ほど御説明ありました通称万年通りですか、そこについてでございますが、そのところについては、さまざま今まで1度住民説明会も実施した経緯があり、私どももその事業云々について何度も一応検討してきたところでございますが、今までその事業実施に至らなかったという点で、そして先ほど、(仮称)社会資本整備総合交付金ということの活用、私どもはそれも念頭に入れて、今後その事業を展開できるかどうか、その補助金の採択要件とかその新しい補助メニュー、必ずしもその(仮称)社会資本整備総合交付金ということではなくて、防衛局の予算も活用できないかも踏まえて、その事業を実施していくという前提で今後作業を進めていくということで今考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 42年以上もそのままになって、この社会整備交付金というのは、交付期限がおおむね3年から5年だそうです。あるうちに使わないと、ないです。そして、この当該道路、御承知のとおり建物も古くなっております。都市計画の網がかかっているために、改築、そして新築もままならない状態であります。昨年2月にも記憶に新しいのですが、沖縄県地方でも震度3の地震が発生しており、耐震化の問題もございます。台風や地震等の自然災害が発生し、当該道路、いわゆる普天間3区、万年通り側です。家屋の倒壊が発生した場合、行政の責任は重大だと思います。行政が都市計画をやるということで40数年網をかけて、いつまでたってもやるかわからない。その中で大変住宅が老朽化し、大きな地震も発生しております。その中でもし家屋が倒壊したら、この行政の責任は重大だと思いますよ。市長、これは、早期にこの計画、財源もしっかりしたものがあると思います。私は実施するべきだと思いますが、市長の御見解をお伺いしたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 建設部長。



◎建設部長(稲嶺盛政君) お答えします。先ほどと若干重複した答弁になるかもしれませんが、(仮称)社会資本整備総合交付金とか、防衛局の補助メニュー等も検討しながら、私の先ほど事業を進めていきたいということで御答弁申し上げましたけれども、これについてを市内部でも、本日の呉屋議員の最初の御質問の普天間周辺まちづくりの事業、それと私どもはその万年通りは、必ずしも神宮周辺だけではなくて、面的整備も含めた普天間の計画ということでございますと、当然その万年通り、そこまで踏まえた、その万年通りも整備しないと、そのまちづくり、その活性化にはつながらないだろうということも考えておるものですから、その神宮周辺まちづくり構想と合わせながら、リンクさせながら、私どもはその万年通りの整備計画を立てていこうというふうに今計画中でございます。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 建設部長、そうなのですよ。この(仮称)社会資本整備総合交付金というのは、まちづくり事業にも使えるのです、企画部長。ですから、この(仮称)社会資本整備総合交付金、平成22年度で2.2兆円の補正予算が組まれました。この交付金事業の中で都市計画道路の整備をし、そしてまちづくり事業のいわゆる裏負担分、市の負担分で足りない分はこの交付金を活用することができるのです。ただ、時間的にももう老朽化している住宅もありますので、そう10年以上も待てるものではないので、これはもう部長もわかっていらっしゃいますよね。あとはやるだけなのですよ。もうわかっていらっしゃるので、あとは実際それを計画してやっていただく、それだけでございます。都市計画道路も整備をして、周辺のまちづくり事業もやっていくと、大きな動きが出てまいります。雇用も生まれてくると思います。これを、この4月までにあわせてやっていけば、この事業はうまく進んでいくものだと本員は考えますので、もう一度市長に今の建設部長の答弁を踏まえて、こういった都市計画道路もあわせてまちづくり事業を進めていく、4月の予算めどにやっていけるということの御見解を再度お願いします。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 呉屋等議員の御質問にお答えをいたします。ただいま建設部長が答弁をしたように、その万年通りの整備の問題については必要だと思っております。この平成23年度の早い時期にこの万年通りの事業化に向けた検討作業を行ってまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 今市長のほうから平成23年度の早い時期に計画のほうをということがありましたので、ひとつ安心しました。ぜひともほかにもあと2つ当地区には都市計画街路もございますが、まずは少し、1つずつできるところから始めていくということでお願いをしたいと思います。

 また、あわせてこの当該街路は、国道330号、そして県道35号線、そして万年通りである市道普天間3区10号線を抜けて県道81号線に接続される本当に交通量の多いところでございます。また、当地域は変則的な5差路になっておりまして、なかなかその信号のほうの設置もいろいろ難しい面も御答弁していました。ただ、国道側にある交差点、右折矢印や時差信号もなく、実際赤信号になってから多くの車が右折をしていくようなところで、大変危険な状態でございます。これは、平成19年の12月議会で時差式信号設置をということで提言をさせていただきましたが、当時の市民経済部長は宜野湾署と調整協議をしながら要請等をしてまいりたいと思いますとございました。今の万年通りを含めて、都市計画街路のところの交差点でございます。本当に赤信号にならないと右折できない、本当に大変危険なのですよ、歩行者も、そして車も。これもあわせて時差式信号の設置、19年から調整していきたいということで答弁、当時の市民経済部長はおっしゃっていましたが、いかがなのでしょうか。これも早急な整備が必要であると思います。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今の通称三角食堂前交差点におきましては、市役所側から普天間小学校へ向け県道35号線及び万年通り側はサンフティーマ横の旧郵便局通り側から市役所に向け右折する際は、やはり右折矢印信号が全くございません。また、朝夕の車両交通のピーク時には交通渋滞もすごく招いているところでございます。しかしながら、この矢印信号を設置するには、右折だまりの場所を設置しなければいけませんので、当面はこの当該交差点の道路拡張計画はございませんので、少しでも交通渋滞を緩和するため、時差式信号に変更できないか、また再度宜野湾警察署のほうへ要請をしてまいりたいと、そういうふうに思っているところでございます。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長、再度強力に要請をお願いします。

 また、当該交差点につきましては、夜間高校生が運転する自転車が無灯火で走り、歩行者や車両と接触しそうになり、非常に危険な状態で、市民の方からそういったお話もあり、また直接この市民の方は学校のほうに注意をしたそうなのですが、改善されていないのが現状だそうです。夜間無灯火で、要は自転車の電球はついているのですが、それをつけていないということです。市のほうからも関係機関に対してこれは注意をするべきだと思いますが、それについて御答弁お願いします。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。まず、学生による夜間無灯火自転車走行につきましては、この地域は特にスーパーへの買い物をする住民が、徒歩や車で行き交う交通量の多い地域でございますので、児童生徒や、それとまた住民を交通事故から守る上からも、宜野湾警察署のほうにその警戒の要請を行ってまいりたいと、そういうふうに考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長、あわせてよろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 休憩します。(休憩時刻 午前11時52分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時52分)

 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間、休憩いたします。(休憩時刻 午前11時53分)



△午後の会議



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分)

 午前に引き続き、16番 呉屋等議員の質問を許します。呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) それでは、引き続きお願いいたします。

 3番目の海軍病院建設と本市のかかわりについてお伺いします。海軍病院本体の完成時期と、あと附帯施設の工事予定、そして北中城村から海軍病院関連施設への水道供用開始時期について御答弁をお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。私のほうからは、工事関係、答弁します。海軍病院の完成予定時期及び本体附属施設等の工程表、進捗率について防衛局に照会をしております。その回答としまして、こういう回答が出ています。

 海軍病院の移設については、平成17年1月の日米合同委員会において、海軍病院及び関連施設をキャンプ瑞慶覧へ移設、整備することについて合意をされていると。平成21年5月、病院本体の建設工事に着手したところであるが、海軍病院移設予定地においては埋蔵文化財が広範囲に存在することが確認されていることから、文化財保護法の手続に基づく文化財調査が完了次第、逐次関連施設の工事に着手することとしており、完成予定時期については、現時点において確たることを申し上げられず、工程表も提供することは困難であると。進捗率についても、本事業にかかる全体計画額及び工程表が明示できない現時点において、平成22年度末までの具体的な進捗率について確たることは申し上げられないという回答でございます。

 事業主体の防衛局としても明示することは困難な状況になっておるということで答弁をいたします。



○議長(呉屋勉君) 水道事業管理者。



◎水道事業管理者(新田宗仁君) 呉屋等議員の質問にお答えします。海軍病院への給水時期等については、1月24日のグリーン総領事が本市に見えたときに、いつぐらいから給水開始なのかということも聞きました。その時点では、関係機関に問い合わせをするということでございました。瑞慶覧基地に関しましては、現在北中城村から3カ所のほうから給水しています。その中の基地内、瑞慶覧基地は網の目のように給配管が通っていまして、その3カ所のうちから海軍病院へは調整池を使って給水されるものだというふうに考えられます。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 防衛局からの回答についても、今部長の答弁でわかりました。ただ、防衛局のホームページに海軍病院の入札関係が出ておりますので、本体工事、そして附帯施設、約350億円ぐらいの入札結果が出ています。それもまたいろいろ調査をしてみたいと思っています。

 また、水道に関しても、北中の上下水道課に確認しましたところ、平成24年に供用開始というような報告もいただいているのですが、それについては水道事業管理者のほうは把握していないでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 水道事業管理者。



◎水道事業管理者(新田宗仁君) せんだって、3月15日に海兵隊施設管理部と北中城村のほうで協議があったようです。その中で、海軍病院の直接水を供給する調整池、調整池は1,500立方を容量としているということを聞いています。あわせて2012年に内部医療機器が入ってくるということがあって、そのテスト的に、その硬度、水の硬度とか、人工透析に必要な硬度をテストしたりするようですので、その配水池から2012年にはテスト的に海軍病院に給水されるかもしれません。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) その後にも、本員が確認した中で、2014年ということでも話を聞いていますので、その辺も確認していただきたいと思います。なぜかというと、御承知のとおりキャンプ瑞慶覧の水道は4市町村で案分をされています。その協定書もいただきました。ただ、その当時、キャンプ瑞慶覧の土地と、今のその土地と大分返還もされてきていまして、実際、水道の使っている量というのも、当時と大分状況が変わってきていると思います。

 本市においても、確かにハウジングエリアに関しては、もうハウジングのほうも住んでいませんので減少はしていますが、海軍病院関連施設、病院本体、そして将校の宿舎、もろもろのものを合わせれば恐らく上がるのではないかなということもありますので、案分率に関しても、再度、この宜野湾市のほうから、改正というか、見直しについてテーブルの上にのっけるべきだと本員は考えますが、これはあくまで水道局の管理者の見解としてどのようにお考えでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 水道事業管理者。



◎水道事業管理者(新田宗仁君) お答えします。確かに施設対価料は、この間減ってきております。ピーク時には、大体4,600万円程度入ってきていましたが、現在は4,300万円程度に落ち込んできています。これは、一つには米軍サイドのほうが小まめに節水コマとか、そういったのにかかわってきたというふうな報告が、一方では米軍サイドからございます。

 今後は、4市町村で協定を結んで供給していますので、当然、海軍病院ができた場合には、現在の調整池等についても1,500トンの増が見込めるということがございますので、当然、再度その辺は、北中城村、あるいは沖縄市、北谷町4市で海軍病院が移設された後の案分率等についても協議をしてみたいというふうに思っています。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) ぜひとも、その案分率の改定に向けて、他市の状況もあわせて改正をお願いします。

 あと、教育委員会にちょっとお伺いします。新年度予算にもございました現在当該地域では、緊急埋蔵文化財発掘作業も行われています。委託先について、市内業者を優先に入札、あるいは発注できるようなそういった仕組みもあるのでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) 呉屋議員にお答えいたします。今、ただいま発掘事業に係るものということで一応御理解をして答弁したいと思います。まず、発掘調査におきまして、3つに分類できるのかなと思っておりまして、まず1点目は、支援業務の委託事業、そして2点目は、その文化財として発掘されてきたものの、自然科学分析委託事業、そしてあとは直接発掘作業ということで、3つに分かれていると思うのですけれども、本市としては、その指名に関しては、原則として指名業者を指名していくという方針で臨んでおります。

 まず、自然科学分析に関しましては、これ県内でも1社しかございませんので、この1社が宜野湾市に会社があるということで、優先的にそっちのほうに随契でお願いしていると。あと発掘作業に関しましては、磁気探査業務であったり、掘削事業であったりということで、土木的要因が大きいということもあって、これは全部市内業者を指名しているということでございます。

 ただ、あと1点なのですけれども、支援業務に関しましては、これはどうしても委託するに関しての条件として、発掘調査に係る十分な知識を有している職員を、まず抱えているということが条件です。そして、その発掘に当たっては、文化財発掘に関するやっぱり知識等も有していないといけないということで、まずどういったものがあるかというと、これが文化財であるかないかの判別です。遺構、遺物等の検出作業、出てきたものを基本的にまた報告資料として図面化したり、それをまた写真、記録等で作成しなければならないという、そういったものもあって、その分に関しては、どうしても先ほど言った条件を満たす場合に本市で平成20年度の指名段階では1社しかそれがなかったということで、1社を含めて、市外の3社を含めて入札をしてきたという経過がございます。

 それから、先ほど予算審議の段階で、例えば呉屋議員が前おっしゃっていた雇用の面においての市内優先の雇用も、これは取り組むべきではないかという提起もございました。実は、その件で、今回のその支援業務の委託につきまして、入札の招集において、その作業要員として40名程度の雇用が発生しますので、その段階で、市内の雇用を優先的に採用するということで、一定の条件も付して入札はやってございます。

 その結果ではございますけれども、その前段で、市内で発掘調査の経験者、これは文化課を通して事前に6名程度の照会をして採用してもらっております。そして、その業者の抱えている事業者を除いた20名に対してハローワークのほうに求人広告を出しておりますけれども、その中で、宜野湾市内が、その求人に対して8名の方が申し込みをされております。ところが、その中で3名が、その業務内容に対して辞退をしていると。あと1名の方については、高齢ということもあって会社側のほうが採用を見送ったということで、残り4名に対して、その業者のほうで一応雇用をしているということで、その業務委託支援に関しては10名の雇用が発生したということでございます。

 直雇用のほうで、市の直雇用のほうで10名の雇用、そして支援業務のほうで10名の雇用と。そして、あと1点、これは県が持っている発掘調査事業につきましては、これも市内の経験者10名程度を県のほうに紹介をして、県のほうで採用をいただいたということで、今回のその発掘調査においても30名の雇用が発生しているということで、これも報告しておきたいと思います。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長、ありがとうございます。結論から言うと、市内を優先的にできるものはやっているというふうな理解をしています。雇用の面に関しても、そしてまたそういった仕事の面にしても、市内を優先的に、教育委員会のほうではやっていただいているというのがよくわかりました。ありがとうございます。

 一方で、関連しまして、以前、これは2001年なのですが、平成13年、アメリカで移植手術が必要な県民、そのために海軍病院や四軍調整官が熱心に、その当時、動いてアメリカの移植する病院のほうも調整していただいたそうなのですが、これ新聞のほうにも掲載されておりました。この件は、市長は御存じでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。御質問の件については2001年の10月、当時の新聞報道を調べたところ、原因不明の難病、拡張型心筋症という重い心臓病にかかり、心臓移植手術を受けるために米国に渡り移植手術に成功しております。

 その際に、当時の四軍調整官や在沖海軍病院が米国との受け入れ病院との調整等を支援したことは承知をしてございます。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長、ありがとうございます。そしてまた、御承知のとおり、その1年前、この四軍調整官や海軍病院の司令官のほうがアメリカの病院との調整をするちょうど1年前です。いわゆる2000年、平成12年7月18日付で、当時の宜野湾市長が苦渋の決断として海軍病院の本市への移設を容認し、9つの要望を行いました。何度も議会で私も訴えさせていただいたし、また承知のことだと思います。

 その要望事項の5番目に、海軍病院移設に当たっては、日本人医師研修医の受け入れを初め、緊急難病患者等地域に開かれた国際医療機関としての機能が発揮できるように位置づけをしていただきたいということを平成12年7月18日に文書で回答しました。その9日後に、当時の大森防衛施設庁長官が宜野湾市役所に比嘉元市長を訪ね、前向きに検討するということを回答しているのです。

 ただ、残念ながら、伊波市政が誕生して、海軍病院に対する反対、そして建設に関しても要請はせず、緊急避難に、難病患者の受け入れの要請も反対ということで、行わないということが7年半続いたのです。そこで御質問します。市長は、この平成12年に当時の比嘉盛光市長が苦渋の決断を行い、海軍病院を認め、そしていろんなところで支援をしていただきたい、そしてまた緊急難病患者の受け入れも行っていきたいということを要望しました。当然、市長も御存じかと思います。それに対して、当時の防衛施設庁長官も前向きに検討するということを述べております。

 今、この10年経過した中で、再度この件を、病院ももう完成も間近になっております。文書のほうではやっておりますが、前市政と今の安里市政、違いをはっきりするためにも、私は、再度、この9つの要望事項、普天間の神宮周辺まちづくり事業も、これも絡んでおります。すべてこの海軍病院を苦渋の決断をしたところからまちづくり事業の出発が始まっております。再度、この大事な時期でございますので、この9つの要望書、ちゅんなー公園はもう既に完成はしておりますが、再度市長のほうもこの件を防衛省に対して、再度宜野湾市からの要請を行うべきかと思いますが、御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。当時の比嘉市長が海軍病院の移設受け入れを表明をし、キャンプ瑞慶覧の跡地利用への国の支援と海軍病院の救急、難病患者の受け入れや学術交流を受け入れ条件として提示をして、防衛施設庁長官が前向きに検討すると回答した経過がございます。

 本市から再度、要請については、人道上の観点から、防衛局と調整等を踏まえながら十分に検討してまいりたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長からの答弁ございましたが、やはり宜野湾市の責任者は市長でございます。再度、同じ質問です。私は、賛成か反対かを聞いておりません。この10年たった今、この当時の文書がございますが、再度、国に対して、この難病患者の受け入れ、沖縄にはたくさんの離島も抱えております。海軍病院のヘリポートも設置されております。北谷町の場合では、メッシュサポートの共同訓練も行っております。この本市の現状を踏まえて、再度国に対して、この要望を行い、人道的にも、そして教育委員会も既に市内業者への優先発注もどんどんやっているというお話もありました。雇用の面、経済の活性化にも、これを起爆剤として使うことは、私は苦渋の決断をしたこの意味がすべてここに返ってくるというふうに信じておりますので、市長、私が聞いているのは、もう賛成とか反対という議論ではなくて、10年前のその要望書をもう一度、宜野湾市がテーブルにのっけて要請をすべきであるというふうに思いますが、それについて市長の御見解をお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 呉屋等議員の質問にお答えをいたします。先ほどの呉屋議員の質問の趣旨は、難病患者がアメリカにおいて手術を行うために、米軍の四軍調整官や米軍の関係者が協力をいただいたということについては承知をしております。

 ただ、海軍病院において、どのような医療の技術の交流といいますか、協力関係がとれていくのか、あるいは県内にある琉大附属病院含めて対応が困難なものがあるのかについては、私、十分承知をしておりません。これまでの医療の今の発展から見ますと、厚生労働省の管轄の沖縄病院や、あるいは文科省の管轄の琉大病院等において十分な医療が行われているのかなというふうに思っておりますが、ただ、先ほど基地政策部長もお答えをしたとおり、もし万が一の事態ということを考えて、そういった海軍病院における技術の医療の提供が行えるかどうかについては、これからも調査等を踏まえながら、人道的な観点から必要であれば、そのことについては検討はしてみたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 現在、我が国には、アメリカの海軍病院が、横須賀の海軍病院、そして我が沖縄県に海軍病院があります。この病院施設を人道的という意味で、ぜひとも有効的にできるような検討をお願いします。

 そして、民間レベルでは、海軍病院の司令官との交流も行っていまして、本員も何度かお会いさせていただいています。6月には司令官の交代式もあるということを聞いていますので、まずは民間、そして行政の中で意見交換会というのを海軍病院の司令官等々とも行っていきながら、そういった情報も交換なさるのもいいのかなと思いますので、これは答弁は要りませんが、そういうことも提言をさせていただきます。

 ちょっと時間がないものですから少し飛ばしまして、5番目の質問に移らさせていただきたいと思います。普天間第二小学校及び普天間第二幼稚園の増築工事についてお伺いいたしますが、昨年の6月の補正予算からこの設計のほうの予算も上がってきていますが、まず工事の概要と工期の日程です。そして、既存施設の移動について御説明をお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。まず、普天間第二小学校の概要につきましては、現在、遊び場、砂場と、総合遊び場があると思いますけれども、そのスペースを活用しまして、3階建ての増築をしていきたいと、面積として619平米を予定しております。現在、普天間第二小学校自体、もう既に2教室が、特別教室を転用して普通教室のほうに転用して使用していると。そして、平成23年度からも1教室の増ということが見込まれて、視聴覚室を、今月3月までに改修をして、次年度の受け入れに準備をしているということで、もう既に3教室の不足が一応見込まれているということを含めて、次年度、その3教室分、各階1教室と多機能スペースを保有したものです。そしてまた、少人数教室も対応できるような、そのスペースも一応確保して、その増築をやっていきたいということでございます。

 そして、幼稚園園舎につきましては、その園舎につきましても、今後2年保育園の実施と、そしてその2年保育に係る預かり保育園の実施をするということで、次年度に1階建てでございますけれども、1階建て平家で123平米を建築していく予定でございます。

 なお、工期につきましては、第二小学校のほうがおおむね8月ごろの着手で2月末までに完成予定と。それと並行して、併行防音事業も若干時期をずらして9月ごろからその本体の工事完了する2月末までの期間で、その併行防音事業もしていきたいと。

 幼稚園園舎につきましても、本体工事とあわせて併行防音事業も、その完了の1月末までには同時に完成させていきたいということで計画しております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 日程のほうも大分わかりました。御承知のとおり、普天間第二小学校は、普天間飛行場に隣接をしておりまして、北側の滑走路にも近い状態でございます。現在の防音工事をしている状態でも、窓を閉めても、このジェット戦闘機の爆音は本当に恐怖を与えるような状況でございます。

 今の併行防音工事の内容も話がございましたが、他の小学校と同じようなレベルの併行防音工事なのか。併行防音工事と一口に言いますが、いろんなランクがあると思うのです。当学校に関しては、ほかの小学校と同じようなレベルの併行防音工事なのか、それともワンランク上の併行防音工事なのか。その辺について御答弁お願いします。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。併行防音工事のランクにつきましては、呉屋議員が質問のとおり、その併行防音事業に関しても、例えば1級から4級までのランクがございまして、まず1級の防音工事につきましては35デシベル以上で、2級の防音工事が30デシベル以上、あと3級で25デシベル以上、4級で20デシベル以上ということになっておりますが、普天間第二小学校と第二幼稚園の園舎につきましては、1級防音工事を予定しております。

 それから、呉屋議員、先ほど指摘のありました遊具とか飼育小屋等ございましたけれども、今、例えば普天間第二小学校の校舎のそばにある蝶園はグラウンド側のほうに移設をしていく。そして、遊具とか砂場がございますけれども、これは条件として、その遊び場の周辺、2メーター以内の安全空間を確保する必要があるということですけれども、今回はどうしても移動せざるを得ないということで、この遊具と砂場については、4メーター程度プール側のほうに移設をしていきたいと。

 そして、飼育小屋でございますけれども、これは今現在の幼稚園園舎のほうの建築予定場所に飼育小屋が幼稚園のほうがございますので、今回、小学校と幼稚園の飼育小屋を一体的にちょっと整理をしてグラウンド側のほうに移設をしていきたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 私も2月でしたか、視察をさせていただきまして、施設課の課長のほうともいろいろ説明して、その飼育小屋まで配慮していただきまして本当にありがとうございます。

 また、この工事、当該小学校のほうは、入り口が1カ所でございまして、工事車両の出入り口について少しお伺いしたいのですが、工事現場へ向かう正面の入り口しか、虹のアーケードがかかっているところですか、ありませんよね。子供たちが登下校する場所でございます。安全を確保するためにも、工事車両のほう、別の進入路を検討すべきであると考えますが、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 教育部長。



◎教育部長(宮平良和君) お答えいたします。今、呉屋議員御指摘のとおり、たしか今の小学校、幼稚園に関しましては、入り口が正門側のみということになっております。ただ、工事につきましては、普天間中学校からおりていって、いすの木通りに突き当たる丁字路がありますけれども、そこから実際里道として建設部のほうで管理しているその里道の部分と普天間第二小学校の教材園、そのスペースを活用して進入路を確保していきたいと。そして、その工事の範囲区域においては、2メーターの高さの鉄板で、その辺を工事の部分は完全に囲いをして、動線を遮断していきたいということで、安全面については万全を期していきたいと。

 あとは、幼稚園部分のその改築については、現在、幼稚園部分の南側の一番端っこのほうの駐車場でございますけれども、そこのブロック塀を一時取り壊しをしまして、1メーター40センチ程度の段差がございますけれども、そこも矢板を打ち込んで進入路の確保をしていきたいと。バラスあたりでのちょっとした盛り土をして進入路を確保して、幼稚園については若干不便を来しますけれども、遊具のほうから、それを工事の2メーター程度の高さで工事のその鉄製の壁を、棚さくをつくって、子供たちの安全面に関しては十分注意を払って、車両の進入口も一応確保していきたいということで考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 現在、既存する校舎のすぐ横に、横というか、くっつけて増築するということでございますので、くれぐれもその子供たちの安全面に関しては配慮をしていただきまして、増築工事の完成をお願いを申し上げたいと思います。

 次の質問に移ります。済みません、ちょっと1つ戻りまして、4番目のほうにいきます。4番目に市内防音工事指定地域の見直しについてお伺いします。昨年6月議会でもこの件は質問させていただきまして、その中で、市内同一の自治会においても、防音工事の指定が異なる自治会が4自治会あることもわかりました。

 また、他市においては、防音工事の指定地域が拡充していることも御報告させていただきましたが、実はことしの4月1日よりアルミサッシの普及対象地域が80W地域にも適用されるということで、防衛局のほうから文書がネット上で公開されていました。市民への告知、そして市内業者へ優先的な発注を要請することはできないのでしょうか。そしてまた、この75W地域と80W地域というのは、ほんの2メートルぐらいの道でこう区切られていまして、上空を飛ぶのか、下を自動車が走るので分けているのかわからないぐらい細かくやっているのです。ですから、そこも見直し、何度も議会でもこの拡充の話は出ておりますが、そこもあわせて改善のほうを要求をお願いしたいと思うのですが、御答弁をお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。同一自治会で防音工事指定地域とそうでない地域については、これまでの要請の中でも対象地域拡大の要請分に合わせて説明をしてきたところでございます。

 それから、80W地域と75W地域の境界の現状調査を実施しながら騒音レベル調査を含め、改善に向けて国への要請と、今後とも粘り強く取り組んでいきたいというふうに考えております。

 それから、ことしの4月1日から80W値以上の防音建具の機能復旧工事の住宅防音工事の希望届の受け付けを開始するということになっております。議員からの御指摘を受けまして、3月24日に市のホームページに掲載をして周知を図っております。今後、市報等にも掲載をして周知に努めたいというふうに考えております。

 それから、市内業者の優先発注が可能かどうか、これは防衛局に打診しましたけれども、工事契約については、補助事業者、対象者です、対象者である住民個々の権利がありまして、業者を選択し工事契約をするものであります。そういうことから、あっせんや市内業者への優先発注はできないことであるというふうに報告を受けています。要請自体は、これについては非常に困難ではないかなというふうには考えております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 早速、ホームページのほうに案内が出ていたのは、本員も拝見しました。本当にありがとうございます。あと、市報に掲載する際に、4月1日からであるという点と、あと市内業者の一覧でも載せておくのも一つの方法かなと思って。というのは、確かに防衛局のホームページは1月にアップされてはいたのですけれども、もう2月の時点から市外の業者がすべて回って契約をとっているという話も聞いたものですから、地元は全くわからなくて、そういうことも行われている現状でありますので、その辺もひとつ御考慮お願いします。

 また、NHKの地上放送分の受信料減免に関しても、本市はこの減免の指定地域ではございません。この防衛施設周辺放送受信事業補助金交付金要綱というのがございます。その中の第1条にも、アメリカ軍に提供している飛行場、または地対銃射撃場で、ターボジェットを発動を有する航空機の離発着が頻繁に実施されているものということで、この要綱にも書かれております。確かにターボジェットの発着云々というのはございますが、本普天間飛行場、宜野湾市にあるアメリカ海軍の飛行場は、FA−18戦闘機を含む外来機が頻繁に離発着をしている現状でございます。ですから、NHKの受信料減免に該当するものだと本員は思いますが、御答弁お願いします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。この件については、たびたび市としても要請はしておりますけれども、NHK放送の受信料減免については、先ほどお話がありましたけれども、防衛施設周辺放送受信事業補助金交付要綱ということで、ターボジェット発動機を有する航空機の離着陸が頻繁に実施される地域というふうになっておりますけれども、おっしゃるとおりです。普天間飛行場には、外来機のF−18ジェット戦闘機や、それからダイバートによるF−15戦闘機も飛来することから、基地による過重な負担を受けている市民の立場からNHK受診料減免措置について、これについても強力に要請をしてまいりたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 部長、強力にまた引き続き要請をお願いします。

 今回、電波障害の900戸の件も、当市のほうが担当部のほうで粘り強く要請した結果、かなったのかなということで思いますので、このNHKの件に関しても、ある情報としては、普天間飛行場については今検討しているよという話も情報としてありましたので、再度粘り強く、ちょうど今、この障害のほうが、電波障害が出ていますので、あわせてNHKのほうもやるというのは今いいチャンスかなというか、タイミングかなと思いましたので、ぜひあわせてお願いいたします。

 それでは、あと時間もないのですが、6番目の質問のほうにいきますが、市道普天間3区・喜友名線の交通安全対策についてお伺いします。この道路は承知のとおり、幼稚園、小学校、中学校の通学路でありますが、その当該交差点、赤信号、いわゆる市道新城16号との交差点なのですが、赤信号から赤信号、要は両面が赤信号の時間というのが1.7秒ぐらいしかなくて大変短いのです。同じような該当する市道を実測しましたら、3.8秒、ほかの市道は赤赤の状態があるのです。

 ですから、宜野湾警察署にもこの辺のところを要望したのですが、いわゆる当該道路交差点、信号の切りかえの調整を行政のほうからもぜひともお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。



◎市民経済部長(新城正一君) 質問にお答えいたします。今議員のおっしゃる市道新城16号と、それから新城2丁目の太悟道場前だと思うのですけれども、この交差点の信号機の改善につきましては、去る9月にも宮城克議員からも指摘がありまして、12月に宜野湾警察署へ要請を行ったところでございますけれども、児童生徒の交通安全対策の観点からしても引き続きこの要請を行っていきたいと、そういうふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。



◆16番(呉屋等君) 本員も宜野湾警察署に行った後、2日後に担当の警察官がパトカーで見えて、確かに短いとはっきり言って、ほかのほうとの調整もあるのでという話をしていましたので、ぜひお願いします。

 時間のほうも残り少なくなりましたので、7番目に予定していました本市における植物工場の取り組みについてというところは、済みません、せっかく担当部のほうで答弁のほうを御用意していただいたと思うのですが、時間がないので、また次に結びつけます。

 結びになりますが、今回退職されます総務部長、企画部長、そして市民経済部長、建設部長、教育委員から今度また学校現場へ戻られます指導部長、皆さん、御苦労さまでございました。そしてまた、今回退職されますすべての職員の皆様、本当にお疲れさまでした。以上で一般質問を終わります。



○議長(呉屋勉君) 以上で、16番 呉屋等議員の質問を終わります。



○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時07分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時22分)

 休憩前に引き続き一般質問を行います。13番 喜舍場保議員の質問を許します。喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 皆さん、こんにちは。議席番号13番(社民・市民クラブの喜舍場保でございます。平成22年度一般質問も最後になりました。議長に通告してありました質問を若干順番を入れかえまして進めてまいりますが、その前に、3月11日に起こりました東日本大震災により被災されました方々の御冥福をお祈りいたします。自然災害の恐ろしさを実感した次第であります。復興に向けては、オールジャパンの力をもって当たるほかありません。私たち、宜野湾市も物心両面からの支援を惜しまず進めていこうではありませんか。

 それでは、質問を進めてまいります。最初に、本市の学力向上対策についてお伺いをいたします。去る1月14日、本市の学力向上対策推進実践報告会が催されました。当日は、午前中は大謝名小学校での公開授業、午後から市民会館において実践発表会が行われております。毎年、この報告会に参加をしておりますが、年を追うごとに報告内容が充実し、本市の学力向上対策が実を結んできたということを実感をしております。5〜6年前は、学力の問題より生活指導面での課題が優先するような状況でありました。

 今年度の報告によりますと、各教科とも県内平均を上回り、全国にも追いつける力を本市の子供たちが身につけてきたということであり、大変喜んでおります。本市の学力向上対策推進施策は、学力を勉強面だけではなく、心豊かなたくましさをあわせ持つ情操教育も重視をしており、子供たちが明るい未来をみずから切り開いていく力をはぐくむ教育だと考えております。

 しかしながら、まだまだ課題は山積しており、今後、そのことを克服していくのが教育委員会を初めとした行政、そして私たち大人の役目だと本員は考えております。

 それでは、そのことに関しまして質問をしていきたいと思います。最初に、平成22年度の本市の学力向上推進対策のテーマであります「主体的に学習に取り組む心豊かなたくましい幼児・児童・生徒の育成」、それの達成がどうだったのか、御答弁をお願いいたします。あとは自席より進めてまいります。よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。本市の学力向上対策のテーマは、先ほどおっしゃったように「主体的に学習に取り組む心豊かなたくましい幼児・児童・生徒の育成」ということでありまして、単なる知的な面だけではなくて、心の面、それから体力の面、知・徳・体の調和のとれた子供たちを目指しているわけです。

 今年度の結果ですけれども、それぞれの面で好結果を実際おさめておりまして、我々としては、本対策は一定の成果を上げたものと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) はい、部長、ありがとうございます。実践発表の中でも、真志喜中学校区の紹介がありましたが、小学校では基礎学力の定着や読書週間の充実を図り、子供たちが伸び伸びと学ぶ姿がうかがえました。習熟度別の授業を取り入れたり、中学校では生徒同士で学び合うリトルティーチャー制度の様子など、授業への工夫が感じられました。こういう工夫の積み重ねが大変大切だと思いますので、さらに力を入れて頑張っていただきたいというふうに思っております。

 次に、基礎的な生活習慣を身につけさせる「早寝・早起き・朝ごはん」のテーマについてはどうだったのでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えします。基本的な生活習慣、「早寝・早起き・朝ごはん」ということですが、実際の数字でもってその状況を御説明したいと思います。

 まず、アンケート等の調査で子供たちが早寝をしているかどうかということですが、午後10時前に就寝をしているという子供たちが、小学校で37.4%、中学校で53%です。これについては、我々も多少低いなという感じを持っておりまして、沖縄のこの夜型社会を多少反映しているのかなというふうに思っております。

 早起きに関しては、我々としては午前7時前には起きてもらいたいという願いがありまして、これについては、小学校が約80%、中学校が72%の子供たちが、その時間までには起きているということでございます。

 それから、朝御飯、これは子供たちがしっかりと学校で学習活動をするためには、しっかりとした朝御飯をとって、心も体も健康で学習に臨むということを目指しているわけですが、これに関しては84.5%、これは小学校です。中学校が79%の達成でございます。この中では、やはり先ほど申し上げましたように、早寝のほうが多少課題かと思いますけれども、全体的にまだ十分達成がされているとは言えませんで、これからも引き続き地域、家庭と連携しながら引き続き強化をしながら指導していきたいというふうに思っております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 今、早寝のほうが、やはりちょっとおくれているのかな、遅いのかなという話がありましたけれども、生活実態調査を見てみますと、やはり夜更かしの生徒が多いように思いますね。夜型社会と部長おっしゃっていましたけれども、夜型社会と呼ばれる沖縄を反映しているような気もしますが、それ以上に、パソコンやメール等の影響も考えられるのではないかというふうな危惧をしております。

 だから、今後は、この保護者へ使用方法のルールを決めるとか、そういうような呼びかけを強く進めてほしいと思います。やはり生活習慣の確立こそが、学校においてきちんと授業を受けられるというところにつながってまいりますので、その辺は、やはり皆さんのほうでも、保護者のほうに家庭でのそういうパソコンや携帯の使い方、しっかりとルールを決めてやっていただきたいというふうに思います。

 そして、さっき部長からありましたけれども、幼小中の連携という言葉がありましたが、この幼小中の連携に関してはいかがでしょうか。できましたら具体例を何点か挙げて説明をいただきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。幼小中連携については、平成22年度から本格的に教育委員会の根づくり教育という施策の打ち出しに伴って、各学校にお願いをしてきた経緯がございます。内容の一つに、生徒指導連絡協議会においての幼小中の連携、これは地域も含まれてきますけれども、これが1つあります。2つ目に、学習指導、例えば、今言われている各学校の中で言語活動を十分指導していくといったことなども、単なる小学校だけではなくて中学校と連携し、それから小学校と幼稚園が連携していくとより効果が上がるということでの連携、これを幼小中が一貫して取り組むことによって教育効果を高めていくというふうなねらいを持っております。

 実は、真志喜中学校区が、今年度この研究の指定をしました。実は、先進校であります千葉県の八街市の学校の職員を今回招いて、具体的な実践を学んだということが今年度ございました。そういう意味では、平成22年度から取り組みましたけれども、さらに平成23年度は充実をしてくるのではないかということで期待をしているところです。以上です。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) やはり今の子供たち、なかなか異年齢との交流がないものですから、やはり今の取り組み、今八街市の話が出ておりましたけれども、こういうふうな先進地から事例を取り入れてやっていくというふうなことをどんどん進めていただきたいというふうに思います。

 まず、異年齢交流というのは、上級生にとっては、下級生を思いやる心、下級生にとっては、優しく頼れるお兄ちゃん、お姉ちゃんのようになりたいというふうな尊敬の心を養う情操面での大きな効果があると思いますので、ぜひ今後も力を注いでもらいたいというふうに思っております。

 また、現在本市においては、全校区で、登下校時の交通安全ボランティアや下校見回り隊とか、あと教材園の指導、あいさつ運動と、さまざまな学校支援が地域連携によって行われておりますけれども、子供たちへの学習効果についてはどう考えますでしょうか。御答弁をお願いいたします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答え申し上げます。登下校等々の地域の方々とのかかわりについては、非常に子供たちにとって教育効果は大きいものがあるというふうに考えております。例えば、登下校時の交通安全のボランティア・パトロール等の例で申し上げますと、事故発生件数が徐々に減ってきておりまして、平成20年度23件あった交通事故ですが、21年度が19件、平成22年度が13件と徐々に減ってきております。そういう意味では、子供たちの意識も高まるという意味では、教育効果は特に大きいものがあるというふうに思いますし、あいさつ運動に関しても、今回のアンケートの中で近所の人に会ったらあいさつをしていますかという質問に対して、現在はまだ十分ではないのですけれども、43.7%があいさつを返しているというふうに答えておりまして、これは前年度よりも4.3%数字が上がってございます。そういうことで、効果も徐々に高まっているというふうに感じております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 地域は、こういうふうな支援をやっておりますし、また新学期を迎えて、今度は新しい新入生、幼稚園生、入ってきますので、ぜひその地域の交通安全ボランティアの方などとも連携をとっていただいて、より子供たちの安全のためにやっていただきたいと思います。

 それと、あいさつ運動に関しましては、一つは防犯効果があるのです。要するに知らない人というのは、あいさつをされると顔を見られたかなという形で、この地域に入ってこないというふうな防犯効果もありますので、ぜひ子供たちにはあいさつも、そういう効果も含めて指導していただきたいというふうに思っております。

 それでは、地域はこういう形でいろんな支援を、連携をしておるのですけれども、地域自体は力を惜しまないです。しかしながら、ちょっと気になることもあるのです。先ほど言いました生活実態調査によりますと、子供たちの地域行事への不参加率が、中学1年生で68%、中学3年生で82%、これだけの子供たちが地域の行事へ参加はしていませんというふうなことになっておりますけれども、この現状については、どう考えておりますでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えします。非常に私もこの数字は、ちょっと残念な数字だなというふうな感じで思っていますけれども、地域は子供たちを育てていくという、いわゆる地域の教育力を持つということは、子供たちを育てるという意味では大変重要なことだというふうに考えております。そういう意味からは、今のアンケートの結果は、学校も含めて一緒に積極的に改善をしていく必要のあることだなというふうに考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) やはり地域との連携というのは非常に大切だと思います。これは子供たちだけではなくて、保護者の皆さんにも言えることだと思うのです。例えばPTAの集まりには行くけれども、地域行事への参加は少ないと。大変自治会が厳しい運営をやっているわけです。ですから、老人会、婦人会、青年会は子供たちのために手弁当でボランティアに汗をかいております。本来であれば、日ごろの自治会の皆様の活動に感謝をし、せめて地域行事に足を運び、自治会を盛り上げる。それが筋だと思うのです。これは提言ではありますけれども、ぜひ、皆様からも自分たちの住む地域を知り、地域とともに行動することが、子供たちが安心・安全に、そして伸び伸びと育つ住環境整備のために必要だということを強くおっしゃっていただきたいというふうに考えております。

 次に、教育委員会は、毎年夏休み前に地域懇談会を行っておりますけれども、その趣旨は何でしょうか。そして、ことしも実施するのでしょうか。御答弁をください。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。子供たちの指導というものは、まさに学校だけで教育できるものではございませんで、地域の力をおかりしながら育てていくということでありまして、学校の持っている課題性、それから地域での子供たちの状況等々をお互いが情報交換をする中で、よりよい学習、子供たちを育てる環境づくりに努めたいというのが懇談会の趣旨でございます。

 平成22年度は、参加人数、全地区での合計が674名に上っておりまして、ある程度の参加はできているというふうな気がいたします。次年度も実施する方向で現在は考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 部長が言うように、地域懇談会、本当に大切なのです。ただ、今は地域懇談会ではなくて、学事報告会になっているのではないかというふうに私感じるのです。本来、懇談会というのであれば、日ごろ聞けない地域の声を聞き、それぞれの課題を出し合って、それに対処していく場と思うのです。これに関してはどうでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。まさに喜舍場議員が今御指摘あったことについては、我々もそういうことではいけないなということで、実は方法を変えて、できるだけ学校の状況の説明だけで終わらないようにしたいということで進めてきたつもりでは実はございます。しかし、結果的にその趣旨が浸透しなかった部分がもしかしたらあったのかなという気はしますけれども、できるだけ、おっしゃるように懇談会ですので、地域の実情が情報として交流、交換できるような地域懇談会に改善をしていきたいと。もう一度、そのあたりを確認をさせていただきたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) このことは、懇談会終了後、毎年地域から声が上がっているのです。できましたら、部長おっしゃっていましたけれども、こういうような形で進めていって、できるだけ懇談の時間をふやしていくというふうに進めるようにお願いをしたいと思っております。

 そして、この学力向上対策は、この数年間、本当に大変効果を上げておるのです。このことは、やはり皆様の努力のたまものだと高く評価をしております。しかしながら、さらなる飛躍をするためには、皆様が地域へもっと精力的に足を運び、保護者の方々にも声をかけ、地域に協力を依頼することが皆様の言う本来の意味での学校・家庭・地域の連携だと考えるのですけれども、こういう考えに対してはいかがですか、御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。まさに今おっしゃっていただいたように、学校も地域の実情をしっかりと自分の足で、目で見、情報交換等々をしながら子供たちを指導していくということが理想的だというふうには感じておりまして、実は、今回の平成22年度の根づくり教育の実施に当たって、そういう意味も含めて、教育長を先頭に各中学校区の生徒指導連絡協議会、これは夜からの会合ですけれども、地域の方々も集まるということで、全中学校区参加してきました。そういう意味では、これからもその思いを継続して実施していきたいというふうに思っております。

 また、学校の職員等々の地域へのかかわりということに関しては、実は、普天間小学校の今年度のPTA活動の報告の中で、花づくりを通して地域の方々と交流をして、かなり一体となった活動ができたという報告がございました。このあたりは、いい実践事例ではないのかということで、徐々にそのあたりも拡大をしていければというふうに考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) こういうふうな成功事例があるのであれば、本当にどんどん、どんどん進めていただいて、地域への浸透を図っていただければと思います。もう一歩なのです、宜野湾の学力向上対策は。もう本当に進んでいるとは思うのです。ですから、皆さんがもう少しだけ頑張っていただければ、非常にすばらしい学校になっていくと思いますのでよろしくお願いします。

 それでは、次の質問に入っていきます。生活保護世帯への学習支援について。去る3月8日から9日にかけて県立高校の入学試験がありました。そして、15日に合格発表、また25日には二次募集の合格発表もありました。現在は、ほとんどの生徒が高校に進学し、半ば義務教育化しているのが現状であります。

 そこでお伺いしますが、本市の高校進学率がどのくらいになっているのか。また、その中で生活保護世帯の進学率がどれくらいなのか、御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時28分)



○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時28分)

 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。本市の中学校生の進路状況調査の結果ですが、平成21年度の高等学校の進路者、進学率ですけれども、92.9%です。



○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(玉那覇豊子君) 喜舍場議員の御質問にお答えいたします。昨年3月に中学校を卒業した本市の被保護世帯の高校進学率は65.4%となっております。

 それから、ことし3月の中学校卒業生34人のうち31人が高校受験をしておりまして、そのうち28人が合格をしております。3月25日金曜日の玉元議員への答弁後もまだ二次発表の追加報告がございましたので、多少数字が変更されております。それによりまして、進学率は82.4%となっておりまして、昨年度に比べ17%伸びております。県の保護世帯の平均の進学率が、平成22年度は74.4%ということでございますので、宜野湾市は飛躍的に伸びているものと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 部長、ありがとうございました。宜野湾は昨年に比べてかなり伸びているというふうなことですけれども、やはり普通の世帯に比べますと、かなりの開きがあるということであります。

 そこで、保護世帯の進学率が低いことの原因、それは何だと思われますでしょうか。お答えください。



○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。生活保護世帯につきましては、親の病気などの理由で、子供のしつけや教育にかかわりが大変弱いことから進学率が低いものと考えております。具体的に申し上げますと、経済的にも精神的にも余裕がないために、子供の状況を把握できないことや親が病気であるために登校をサポートして学校へ送り出すことがちょっと難しいということのような状況からして、学校での遅刻や欠席などが目立って不登校や非行、それから保健室登校などで学力低下につながっているものと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) やはりこういうふうな背景があるのです。現在は、ほとんどの生徒が受験を控えて塾に通うようになっていますけれども、保護世帯の子供たちの多くが経済的な理由で塾の費用が捻出できないと、こういうような実情があります。いわゆる経済格差が教育の格差につながっているのです。

 先日も1番議員のほうから質問がありましたけれども、本市はさまざまな就学支援を行っております。そのことは県内でも先進地として評価されているのは承知のとおりであります。私もそう思っております。しかしながら、進学を目前にした中学生への直接的な学習支援に対してはどうでしょうか。これは実施されているのでしょうか。これは教育委員会か、福祉保健部か、お答えをお願いします。



○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。生活保護世帯に対する学習支援は、今現在行っておりません。就学支援ということでは、学校に送り出すための支援はしておりますけれども、具体的に学習を進めるための支援は今現在やっていない状況でございます。

 生活習慣や学習環境が大変悪いということもありまして、子供の学力の低い世帯が多いことから、学習支援は大変必要だとは感じております。昨年11月には、県内の福祉事務所長会議で、子供の貧困対策の問題で、先進地の取り組みについて新宿区などを私訪ねましたけれども、そこでは、子供に対して学校の宿題や予習、復習、それからパソコンの指導など、具体的に子供の学習支援をしておりました。

 それから、先ほど親の病気などでなかなか対応できないというふうにお話ししましたけれども、しかしながら、今現在は、元気であってもなかなか仕事につけないというような親御さんもいらっしゃいますので、または認識不足の部分もございますので、親に対しても生活の応援講座やお仕事体験講座、それから余暇の過ごし方などの親の支援などもございまして、子供、親ともそういうような支援が必要だと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 3月1日の新聞によれば、県は2011年度から嘉手納町、北谷町、読谷村の3町村をモデル地域として学習支援に乗り出すとの報道がありました。「経済的理由により、塾代を工面できなかったり、貧困ゆえに進学できない家庭は多い。学ぶ意欲を失っていたり、将来をあきらめてしまっている子もいる。子供の変化から世帯全体の立て直しを期待したい」とあります。その事業に関しては、把握をしておりますでしょうか。把握をしておるのであれば内容を説明お願いいたします。よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。沖縄県としても高校進学率が大変低いということから、県は中部地域の北谷、嘉手納、読谷をモデル地区に平成23年4月から学習支援を行うことを予定しております。具体的には、学習意欲のある被保護世帯の子供に対して、学習塾などでの学習を支援するためにNPOなどの団体に委託するとのことで、先進的な都道府県の実績を参考にしていると思います。

 先ほどお話ししましたように、私も東京の新宿区の先進地を視察した際にも、やはり塾の活用ということで、塾の費用を負担してあげたりということでさまざまな取り組みがされておりました。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 今、部長の答弁の中でもありましたけれども、NPO法人等に委託してというふうにありました。県は全市町村にそのことを拡大していく方針だと思いますけれども、本市としては、そのモデル事業の成果を待つのではなくて、独自に学習支援を行うべきなのではと私は考えております。

 保護世帯への学習支援は、経済格差が学習の格差につながっているという問題をどう解消していくのかというところにあると思うのです。冒頭述べましたが、高校進学が事実上義務教育化している現状で、進学を断念するということは、将来の職業選択の際に大きなハンディを背負い、いわゆる貧困の連鎖につながりかねないというふうに思うわけです。

 現に、現在保護世帯ではないのだけれども、困窮している世帯においても、教育格差をそのままにすることが、将来の生活を不安定にし、生活保護世帯の予備軍になってしまわないかという懸念があるのではないかというふうな思いがします。

 だから、今私たちは、緊急に打てる手を打っておくべきではないかと思います。教育長にお伺いしますが、そのことについてはどうお考えでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 教育長。



◎教育長(宮城茂雄君) お答えいたします。本市におきましては、平成22年度から学習支援員を小学校に配置しておりまして、子供たちの学習についてきていない、いきにくい子供たちに対しては、やっぱり学級担任が実態把握をして、それに対して適切に対応しているということでございます。

 それと、このボランティアについては、大学生のボランティアも導入しておりまして、あらゆる方法を通して、子供たちのきめ細かい指導を、これまでもやってきましたし、これからもやっていきたいと思っています。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 今、教育長からありましたけれども、こういうふうなボランティアも活用していると。ただ、この子たちは学校になかなか足を運べないのです。だから、その辺も含めていきますと、もうちょっと踏み込んでいきましょうということが私の意見なのです。

 今、教育長がおっしゃっていたのが、いわゆる北海道の恵庭市において、北海道大学の学生と連携して、アシスタントティーチャーという制度を実施しているのです。授業の中に学生を補助員として入れて学習支援を行っていると。いわゆる本市がやっている補助支援です。本市は、やはりこういうようなスクールソーシャルワーカーとか自立支援指導員等の配置は、他市町村に先駆けておるのです。

 ですけれども、やはり学校に来られない、来ない、今福祉保健部長からありましたけれども、なかなか足を運べない、不登校になる、それでちょっと生活習慣が不規則になっているという子供たちも多いのです。だから、そのためにもう一歩踏み込もうということが私の趣旨なのですけれども。

 だから、本市には沖縄国際大学とか、隣には琉球大学、キリスト教学院大学等があります。やはり彼らに呼びかけて、学習支援で、塾へ行けない子供たち、この子たちの支援を行うと。この方法というのは、1対1のいわゆる家庭教師的なものであったり、どこか空き教室を利用したり、公民館を利用したり、どこかの場所を利用したりということで、こういうふうなことができるのではないだろうかということなのです。

 大学にもたくさんのボランティア団体がありまして、現に防犯ボランティアの中では何団体かは登録しているのです。ですから、学習支援の呼びかけに対しても、この大学生はこたえてくれるのではないかというふうに思っておりますので、こういうふうな呼びかけ、大学のサークルとか、その辺の呼びかけ、これが可能なのですか、お答えをお願いします。



○議長(呉屋勉君) 指導部長。



◎指導部長(下地邦敏君) お答えいたします。現実的には可能だというふうに思います。というのは、現在も琉球大学の学生の学習ボランティア、今年度、小中合わせて10校で行っておりまして、これまでの大学生計180名を活用したボランティア学習支援が行われております。ですから、このあたりは、実情と、それから学生との連携のあり方を大学側とも、この旨は調整をすれば可能になるのではないかというふうに思います。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 貧困の連鎖というふうなことがありましたけれども、やはりそれを断ち切るのは、教育だと思うのです。これをぜひ進めていただきたいというふうに思っております。

 そして、我が国の経済は、リーマンショック以来低迷をして、さらに先日の東日本大震災で、建国以来の未曾有の危機にさらされております。本県の経済にとっても人ごとではないのです。実際に観光客は減少しておりますし、風評被害で海外からの観光客のキャンセルも多数出ているのです。就職率も激減をしておりまして、さらに落ち込むことが予想されているわけです。この危機を乗り越えていくためには、やはり未来を担っていく若い人たちにできるだけの教育の場を与え、自立した生活を送ることのできる環境をつくることが重要だと考えておりますので、ぜひ子供たちのこの明るい未来のために尽力をお願いをいたします。

 それでは、次の質問に移ってまいります。平和行政の取り組みについてお聞きをいたします。安里市長は施政方針の中で平和行政の取り組みについて述べられておりますが、そのことに取り組むべきスタンスを御説明願いたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) それでは、喜舍場議員にお答えいたします。平和行政についてということなのですけれども、戦後60年が経過し、かつて沖縄戦において悲惨な体験をした世代が少なくなっている今日、戦争を知らない世代が平和について学ぶ機会をつくることは、本市の平和行政を推進する観点からも大変重要なことであると思います。

 特に本市においては、沖縄戦当時、嘉数地区に日本軍の前哨基地があったこと。市内ではそういうような状況で、激しい戦闘等が繰り広げられたということで、多数の住民等が犠牲になりましたということで、この過去の事実をしっかりととらえて、戦争を知らない世代に正しく継承していくことは、市としても十分なる責務があるのだと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 今、部長おっしゃいますように、全国で唯一の地上戦の体験をした沖縄県なのです。ですから、この戦争体験者がどんどん、どんどん減少してしまうと、こういう状況の中で沖縄戦の風化というのは、ほうっておけば、それはもうどんどん、どんどん加速度的に風化していきます。そのことをやはり風化をさせてならないということを皆さんうたっておりますので、そのことに対する具体的施策はどのように実施していかれるのでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) お答えいたします。平和のとうとさということで、平和行政を今市のほうでもやっているわけですけれども、まず実際にどういうような事業展開という話になるかと思うのですけれども、まず慰霊の日に、それは平成16年度から実施しておりますけれども、議員皆さんよく承知だと思いますが、北島角子さんによる一人芝居による平和のとうとさ、戦争の反対等で、これは今実施しているという状況にあります。

 そして、その中で、大学生であるとか、小学生も一緒になって憲法第9条の朗読等をやっているということ。そして、あわせて平和を訴えるというコンサートも、市民会館の中で実施をしています。それから、平成17年度からなのですけれども、市内の小学生を対象として、被爆地長崎で、毎年原爆の日に平和祈念式典に伴って、一環として行われている青少年ピースフォーラムというのがございます。その中に宜野湾市の子供たちも参加させて、ともに平和を考えるというようなそのフォーラムのほうに参加していただいていると。

 それから、あと1点なのですけれども、反対に今回、次は県外からの受け入れ、平和授業ということなのですけれども、三重県と、それから高知県のほうから中学生の修学旅行に伴って平和学習の一環として各自治会のほうで、お年寄り等が戦争体験の話を聞かせるとか。あるいは、そこで地域の文化であるとか、食べ物であるとか紹介しながら、ともに平和のとうとさをということを考える場を提供しているというような、今もろもろの事業等を実施しているという内容であります。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) こういうふうなやはり事業を継続していく若い人たちに、地域の人たちにも、こういうふうな事業で知らせていくと、これが大切だと思いますので、今後もよろしくお願いしたいというふうに思っております。

 それと、本市においても、たくさんの犠牲者が出ているわけでして、一つ、本市にある慰霊の塔、それを小学生や中学生に、慰霊の日に学習といいますか、そういうようなことも必要ではないかなというふうに思うのです。といいますのは、新城のほうにも、あらしろの塔というのが普天間第二小学校のすぐ近くにあるのです。そのときには、戦争のときにどういうふうにして亡くなった、この人たちを祭っているということがありますので、地域の方に、本当に講師ではないのですけれども、そういうことをお願いすれば、身近なところでもこういうような学習ができるわけです。当然、新城にもありますし、嘉数のほうにもあるはずなのです。いろんなところにあると思いますので、こういうふうなことも学習の一環として取り入れたらどうかなというふうに私考えております。

 それと今、県外からの団体や修学旅行も積極的に受け入れているということでありましたけれども、新城においても、昨年か、一昨年か、受け入れました。高知学芸大附属中学校でしたか、受け入れましたけれども、そのときに感じたのですけれども、地域の方に説明をということだったのです。しかし、順序立てて説明することが非常に難しくて、新城のお年寄りの方々、大変戸惑っておりました。ですから、平和ガイドのような方がおればと痛感をしました。以前は、平和ガイド養成していた時期もあったということを聞いているのですけれども、その必要性についてはどうでしょうか、お答えをお願いします。



○議長(呉屋勉君) 企画部長。



◎企画部長(城間盛久君) お答えいたします。喜舍場議員おっしゃるとおり、今受け入れ、修学旅行生を受け入れをしている段階で、各自治会にお願いしているのですけれども、おっしゃるとおり、反省会の中で、うちの担当の秘書広報課長のほうからもそういう説明できるボランティア的な、あるいは平和ガイド養成というのは、十分に必要だなということがありました。

 その件につきまして、平成9年と平成10年あたりには、平和ガイド養成講座というのは持ったらしいのです、宜野湾のほうでもです。だが、その継続性がなかったということで続きがないような状況なのですけれども、今言う必要性については十分感じておりますので、来年度に向けて、ぜひともその平和ガイド及び平和ボランティアについては立ち上げていきたいなと考えております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 今の件に関しましては、相手の中学生はいろいろと勉強してくるわけです。ですから、こっちの答える側の人たちが逆に答えることが余りできないというふうなことがありまして、非常に戸惑っているという様子が見受けられましたので、ぜひお願いしたいと思います。

 次に、米軍基地普天間飛行場に関して、ちょっと質問をいたします。さきの政権や現在の民主党政権とも、普天間基地は抑止力のためにあると言いますけれども、ベトナム戦争や湾岸戦争のときは、前線基地として使用されたのは事実であります。今後、アジアや中近東での有事の際、普天間基地は同様に使用されると考えますが、市長は、平和行政を主張する立場として米軍基地普天間飛行場をどうとらえていくのでしょうか、お答えをお願いします。



○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。



◎基地政策部長(山内繁雄君) お答えします。普天間飛行場の役割としては、第36海兵航空基地のホームベースということになっており、駐留各部隊が任務を遂行できるような後方支援体制をとっているというふうに思っています。

 抑止力という話がよく出ますけれども、抑止力というのは、相手の敵対行動が目指す利益を得るためにはコストや犠牲が大き過ぎると考えさせて、敵対行動を思いとどまらせる戦略であるというふうに理解をしています。

 その上で、北朝鮮や中国の脅威論に対しては、中距離ミサイル等航空戦略の問題であり、海兵隊の出番は考えられず、現に米国内でも、現在、普天間飛行場は宜野湾市の真ん中に位置をし、騒音、墜落の危険などの問題を発生をさせ、地元の経済発展の戦略上の障害になっているということがワシントン・タイムズで論文が掲載されております。

 また、アメリカの連邦議会の下院歳出委員長が、海外駐留経費の大幅削減を主張する論文の中で、沖縄の海兵隊は65年前に終わった戦争の遺物にすぎずと。沖縄に海兵隊は要らない。超党派で協力をし、この論議を提示していきたいということで、大手テレビ局やCNNニュースで相次いで取り上げられております。

 また、在沖海兵隊は、日本、沖縄の抑止力にはならず、実際は、海外派兵に駆り出されているのが実情であります。このような論文等から、アフガンやイラク等の中近東への沖縄からの派兵は、相手国からすれば、米国と日本、それと沖縄は同様に敵対国としてみなされるものと思われます。

 65年前に住民を巻き込んだ戦争がありましたけれども、そういう地上戦を経験した沖縄として、早期に平和的解決と住民生活の安寧を願うものであり、早急に普天間飛行場は閉鎖、返還をさせねばならないというふうに考えているところでございます。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) やはり沖縄の普天間基地も、こういうふうな前線基地として使われるというようなことがありますので、ですから抑止力ではなくて、ここから向こうに派兵をしていくというふうなことを絶対許してはいけないと思うのです。

 ですから、市長、その辺は頑張っていただきたいというふうに私は思っているのです。前米国沖縄総領事のケビン・メア氏、沖縄の人たちは、金が欲しいがために基地に反対するというふうな趣旨の発言をしております。米国こそ、沖縄の民意を無視してでも自国の利益のためなら恥も外聞もない行動をするというのは明白なのです。幸い仲井眞知事も平和な沖縄をと明言をしております。県を挙げての平和を追求する姿勢をぜひ貫き、沖縄の民意を全世界に発信することを強く要望いたします。市長、いかがでしょうか。



○議長(呉屋勉君) 市長。



◎市長(安里猛君) 喜舍場議員の質問にお答えいたします。やはり65年前の去る大戦によって地上戦を体験した沖縄県民として、そして宜野湾市民として、私も平和を最も望むものであります。そういうところから、戦後65年、普天間飛行場が宜野湾市のど真ん中に居座り続けているわけでありますが、やはり普天間飛行場は、住民生活のまちづくりの大きな障害になっていることも事実であります。

 私は平和を願う者として、そして市民の生活、福祉の向上を図る観点からも、普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還に取り組みながら、これからのまちづくりに頑張ってまいりたいと思っております。



○議長(呉屋勉君) 喜舍場保議員。



◆13番(喜舍場保君) 市長、よろしくお願いいたします。宜野湾市は、反核、軍縮を求める平和都市宣言をしております。その趣旨に沿った具体的な取り組みも、市長、施政方針の中で書かれておりますので、ぜひそのことにも力を注いで、沖縄の平和、日本の平和、これが恒久的には世界平和につながっていくと思いますので、頑張っていただくようにお願いをいたします。

 あと1つ、臨時職員の待遇について質問がありましたけれども、3番議員の屋良議員との質問がかぶっておりますので、取り下げをしたいと思います。

 私の一般質問をこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(呉屋勉君) 以上で、13番 喜舍場保議員の質問を終わります。

 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は3月29日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後3時19分)