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鹿児島県 伊佐市

平成23年第4回定例会(第5日目) 本文




2011年12月15日:平成23年第4回定例会(第5日目) 本文

               △開  議△(10時00分)
◯議長(山下 親志議員)
 皆さん、おはようございます。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、本日は6番 畑中 香子議員、8番 井上 光一議員より欠席届が提出されております。
◯議長(山下 親志議員)
 日程第1、これから昨日に引き続き一般質問を行います。通告に基づき、順次発言を許します。
 まず、9番 沖田 義一議員の一般質問を許可します。
 沖田 義一議員。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 おはようございます。
 ただいまから一般質問を始めたいと思います。本日は、質問書に出してございますように、児童生徒や市民の体育、体力、あるいは競技等についてということで質問いたしていきます。よろしくお願いいたします。
 まことに申し訳ございませんけれども、質問の順番を1番、2番、それから4番、3番というふうにしていきますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 冬休み前になりましたけれども、毎年、新学期が始まりますと、児童生徒の皆さん方は、昔で言う身体検査、今は身体測定とか何とかと名前は変わっていると思いますが、そういうものが行われていると思いますけれども、今ごろの時期になりますと、全国あるいは鹿児島県がどういうふうになっているかというようなことが新聞等に出ますので、きょうは伊佐市の児童生徒の測定の結果が県とか全国と比べてどのようになっているか、劣っているのか、それともまさっているのか、平均的なのかどうか等を含めて教えてもらいたいと思います。
 それから、この体格といいますのは、皆さん方も御承知のように、体の組み立てとか、あるいは体つきとかいうようなことで非常に遺伝的な要素が大きいわけでございまして、それもお父さん、お母さんだけじゃなくて、隔世遺伝とかそういうもの等もいろいろあるとは思いますが、お知らせ願いたいと思います。
 それから、もう一つ、体力測定についてもお伺いをいたします。体力につきましては、辞典等によりますと、活動の源であり、健康の維持、意欲や気力といった精神力の充実に大きくかかわってきており、生きる力の重要な要素であるというようなことで、教育委員会としても、この生きる力ということに非常に重きを置いていろんなことをやっていらっしゃいますので、それらも含めて御回答をよろしくお願いしたいと思います。
 以上で1回目の質問を終わります。
◯教育長(森 和範君)
 児童生徒の体力、体格についてでございますが、平成22年度に小学校5年生と中学校2年生に実施した全国体力・運動能力、運動習慣等の調査結果がございますので、その中からお答えいたします。
 まず、体力面についてですけれども、小学校は県平均、全国平均を上回っております。中学校は県平均を上回っておりますが、全国平均は上回っておりません。種目別で申し上げますと、劣っている種目ですが、長座体前屈──前に倒す力ですが、これが劣っているために、柔軟性に課題があるということが言えます。
 それから、体格面についてでございますが、身長は、男子は小・中学校とも県平均並みでありますが、女子は県平均を上回り、全国平均並みでございます。体重につきましては、男女とも県、全国の平均を上回っております。なお、肥満傾向等につきましては、調査年度によって県、全国との相違にばらつきがあるものの、顕著な傾向は見られていない状況です。
 これらの状況等を踏まえまして、教育委員会といたしましては、小・中学校の管理職研修会、それから小学校の体育主任研修会等で資料を配付し、それぞれの学校の実態に応じた指導または体力の向上に努めるようにという指導をしております。
 また、今年度から山坂達者な児童生徒の育成ということをすべての学校で取り組むようにしておりまして、それについてもそれぞれの学校の特性を生かして取り組んでいるところでございます。
 なお、細かい数字が必要でございましたら、学校教育課長のほうで答えさせていただきます。
◯学校教育課長(濱 頼光君)
 教育長の答弁に補足説明いたします。
 まず、体力面についてでございますが、小学校男子が市の平均が31.12……(「長座体前屈。」と呼ぶ者あり……9番議員)あ、長座体前屈ですね、に対しまして県平均が32.73、それから国のほうが32.56センチ、中学校男子のほうが市の平均38.59センチに対して県のほうが40.75、国のほうが43.08となっております。市のほうの平均がやや下回っているということがこれでおわかりいただけると思います。小学校女子のほうですが、市のほうが34.06センチに対しまして県のほうが36.67センチ、国のほうが36.74センチ、また、中学校女子のほうは市の平均が42.80センチに対し県のほうが42.32センチ、国のほうが44.59センチとなっております。
 体格面のほうですが、小学校男子の市の平均は138.39センチメートルです。これに対しまして県のほうが138.00、国が138.76センチとなっております。中学校男子のほうでは、市の平均159.30センチに対して県のほうが159.01、国が159.72センチメートルとなっております。また、小学校女子のほうは市の平均140.58センチメートルに対し県のほうの平均が139.77、国のほうが140.17センチメートルとなっています。中学校女子のほうでは市の平均が155.53センチメートルに対し県のほうが154.64、国のほうが154.93センチメートルとなっております。
 以上でございます。
 あ、済みません、体重のほうまで申し上げます。体重のほうは、小学校男子、市の平均33.24キログラムに対しまして県の平均が33.58、国が34.07キログラムです。中学校男子のほうは、市の平均49.42キログラムに対し県が48.63、国が48.89キログラムとなっております。また、小学校女子が市の平均35.41キログラムに対し県が33.80、国が34.13キログラムとなっております。中学校女子のほうは、市の平均が49.11キログラムに対し県が47.00、国のほうが46.99キログラムとなっております。
 以上です。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 今、細かい数字を教えてもらったんですけども、ちょっと確認しますけども、最初に言われた小学校男子、伊佐市が31.12というのは、これは……。(「長座体前屈といいまして、足を伸ばして、箱をぐうっとおしていくセンチの長さです。」と呼ぶ者あり……学校教育課長)はい、わかりました。失礼しました。よくわからなかったものですから。
 これでいきますと大体、県並みとか、あるいはそういうふうになってきますけれども、体重のほうが──体重は余り変わらない。今の数字は去年のやつですよね。2011年度といいますとことしですけれども、新聞にことしの学校の保健調査ということで身長なんかが出ておりました。これは数字は要りませんけれども、これによりますと、女子の平均体重が1948年度以降、初めて全年齢で前年度より減少したことがわかった、男子の大半の年齢でも減り、現代っ子のスリム化の傾向が鮮明になったということで出ておりまして、大きな見出しで「5歳~17歳女子で体重減」ということでございます。文部省のほうはこの結果に対してダイエット習慣の広がりが子どもの体重減少に拍車をかけているのではないかとコメントされていますけれども、このダイエット習慣の広がりが子どもの体重減少にということを教育委員会としてはどういうふうにとらえているのか、いい傾向なのか、それとも無理してやせているということで、健康面からどんなふうに考えていらっしゃるのか教えてもらいたいと思います。
 それから、体重は減ったということですが、身長については、子どもの平均身長の伸びは頭打ち状態が続き、現世代の30年前との比較では1.9センチしか増えていないということでございます。新しい給食センターもできまして、昼の食事はいつも牛乳を飲んで、カロリー計算もされた、多分、中学生は900カロリーぐらいのものを食べていらっしゃると思うんですけども、それから考えた場合に、スリム化したとか、あるいは身長が30年前より1.8センチしか伸びていないと。私なんかは身長のほうは実際はもっと伸びていると実感しているわけなんですよね。だから、この辺のこと等について、特にこのスリム化というところについて、教育委員会のとらえ方はどうなのか、いいことなのか、それとも気をつけなくちゃいけないことなのか、子どもたちが無理してやせているのかどうか、この辺のことをどう考えていらっしゃるか教えていただきたいと思います。
◯教育長(森 和範君)
 子どもたち、特に女子のほうの体格がスリム化しているということが先日の新聞でも報道されましたけれども、私ども教育委員会としては余りいい傾向ではないと思っております。子どものときにはやはりいわゆる子どもらしい体位・体力、そしていろいろの運動に耐え得るような体力でなければならないと考えます。
 幸いに、本市の場合、女子の体重はスリム化という傾向ではなくて、一般的といいますか、いろいろの面に耐えていけるような体重でありますし、また体格にもなっていると思います。
 給食センターが4月から開始をし、子どもたちの昼の食事においては十分な栄養をとっていると考えておりますが、ただ、家庭でどのような食事の状況にあるのかということはやはり各学校で細かく調査をしながら、早寝・早起き・朝御飯という生活の一番の基本パターンがありますので、これを定着させていきたいと思います。
 なお、身長の伸びについては、私もこういう体格でありますので遺伝的なものだとあきらめていますけれども、以前よりは子どもたちの身長も随分高くなっているんだなという気はしますが、今年度の県のほうの集計がまだ出てきていませんので、本市の数字的な伸びとかをまたこれらと比べていかないといけないと考えております。
 以上です。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 それから、ちょっと気になることが一つあったものですから。きょうのやつとは直接的な関係はないかもしれませんけれども、子どもたちの健康に関することで、幼稚園とか小学校のぜんそくが非常に増えているということでございまして、ぜんそくを患う子どもの割合が幼稚園と小学校で過去最多となり、30年前の親世代と割合を比べると高校では10倍以上になっているというような記事がありまして、これは小学校、中学校、高校なんかの子どもたちの健康のことですので……。これも体力とか体格とか、いろんなことが影響してくると思っております。私の近くの小学校でも、児童数は24人なんですが、たまにですが、ぜんそくで学校を休んだり保健室に行ったりする子どもが私が知っているだけでも3人います。
 私たちの小さいころは、そういうぜんそくもあったんだろうけど、──病院とかに行かなくてどうにかなったのかと思っておりますが、その中で一番気になるのが、文科省のコメントでは「今の子どもは空気がきれいな住環境に恵まれ、抵抗力が身についていないのではないかと分析している」と出ております。このコメントもちょっと私は気になるわけです。医学的にはそういうことなのかと思いますけれども、空気がきれいで住環境が整備されていればぜんそくは出ないのかなと私は思っておりまして、私が今まで思っていたことと違うわけですね。私たちが高校とか社会に出たころは、三日市とか、あと、川崎なんかも空気が汚くて、そういうことでぜんそくとか、気管支炎とか、そういう病気になるのかと思っていましたら、その文科省のコメントでは──気になるんですね──空気がきれいな住環境に恵まれ、抵抗力が身についていないと。空気が汚れれば抵抗力がつくということなのかどうかわかりませが、このことに対して教育長は、今の伊佐市のぜんそくの関係等を見て、学校ではどういうふうな運動とかを指導されたらいいと思っていらっしゃるか、もしわかっていたらお答え願いたいと思います。
◯教育長(森 和範君)
 先ほど三日市と言われましたが、四日市市のぜんそくだと思いますが、ぜんそくの原因というのはアレルギーによるものがほとんどだと聞いておりますが、もちろんアレルギーはハウスダストとかカビとかペットの毛とか花粉などによるアレルギーを指しますが、いわゆるぜんそくの発症率の全国の平均と鹿児島県の平均とは大きく差があるようでございます。
 例えば幼稚園、平成23年度は全国では割合が2.8%ですが、鹿児島県は1.0%、小学校では全国は4.3%、県では1.7%、中学校では全国が2.8%で県が1.4%というように、鹿児島県の子どもたちはぜんそくの割合は少ないようではあります。ただ、体質的なものもありますし、また、花粉とかいろいろな面もありますので、このぜんそくに対する対応というのは医学的にも非常に難しいと言われておりますが、要は、発作をできるだけ軽く終わらせるような体力をつけておくということが大事ではないかと私どもは考えております。
 なお、文科省のこの評価につきましては、私もよくわかりません。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 子どもたちの体力とか、あるいはそういうものについては今、種々説明がありましたけれども、家庭での運動とか、あとは遊びの問題とか、あるいは登下校も昔は5、6キロ先から歩いてきよったんですけども、今はほとんどの子どもたちが保護者の方が送ったり、帰りは迎えに来たりしていらっしゃいまして、そういうこともちょっと影響があるのかなという気がしておりますけれども、今、子どもたちの安全安心の問題からそういうことになっていると思うんですけども、そういうことを含めて、子どもたちの体力とか、そういうものにつきましては非常に大切なことでございまして、幼稚園、小学校、中学校、この時期が一番成長する時期でございますので、先生方は皆さん御承知だと思いますが、ぜひ子どもたちの体力の維持に、健康な体をつくれるように指導してもらいたいと思います。
 それでは、2番目の児童生徒の競技についてどのように考えているかということで質問いたしますけれども、質問をする前に、11月11日に鹿児島県の中学校駅伝大会が指宿で開かれまして、その結果が新聞等にも出ているわけなんですが、男子の優勝は隣の栗野中学校です。女子の優勝は横川中学校。ほんの隣同士で男子と女子が優勝いたしております。そして、ベストテンを見てみますと、鹿児島市内がなかなか入っていないんですね。女子の7位に谷山が入っているだけで、ほかは全部地方の中学校です。
 私が一番興味を持って見たのが輝北中なんですが、ここは百引中と市成中とが合併をして輝北中となりました。御存じの方もいらっしゃると思いますが、百引中学校は60人ぐらいの生徒数で、私の記憶では女子は2回ぐらい鹿児島県で優勝していると思います。ですから、伊佐の中学校も小さい中学校が多いんですけれども、小さいからといってそういう優勝というのはできないとは限らないと思いますし、また、女子の優勝の横川中学校は全校生徒150人ぐらいだということでございますので、こういうことを見ますと、伊佐の中学校や小学校も、駅伝だけではなくて、ほかの体育とか競技によっては立派な成績をおさめることができるんじゃないかと思っております。
 私はこれと、もう一つ残念だと思ったのは、県大会に行けるチームは伊佐と出水地区で男子が4チーム、それから女子が4チームなんです。ところが、伊佐市ではこの4チームの中に男女とも1校も入っておりません。これはここ何十年かのうちで初めてだと思います。去年はたしか明光が出たのかな。大口中が出ましたね。その5、6年前までは、出水で大会があるときに行きますと、関係者から「伊佐は強かでやな」と言われておりました。そのころは伊佐は大口中、菱刈中、そして大口南中、山野中と本当によく出ておりまして、一番多いときは4チームのうち3チームが伊佐の中学校であったわけです。女子は明光学園と大口中が非常に頑張っていたときでございます。そういうことから考えますと、伊佐の児童生徒の競技力というのは、ほかのスポーツに関してもそのような傾向が出ているんじゃないかと思って非常に懸念をしております。
 ここに、これは──大口中学校の沿革史を見てみますと、大口中学校は昭和54年に県大会の駅伝で優勝です。そして、平成10年の県大会で女子が優勝しております。女子はこのときは初優勝なんですが、男子は合併する前にも優勝しています。それと、女子は県大会で優勝しました10年度に九州大会で3位に入賞しておりまして、全国大会では10位に入賞しております。それから、平成11年度も女子が県大会で優勝し、九州大会でも3位に入賞しているというような輝かしい成績を持っている地域なんです。あと、菱刈中も強い学校だったんですけども、新人大会ですけども、平成15年に優勝しております。それから、多分、菱刈は合併前にも出ているんじゃないかなと思っております。
 この大口中学校が全国大会で10位になったというときはどんな選手の方がいらっしゃったのかなと思って非常に興味を持っておりますが、大口中に詳しい方がいらっしゃったら、どういうメンバーが走ったのかなということと、どんな監督さんがいらっしゃって、どんな指導をされたのかなと思います。
 私は、こういうことを見ましたところ、やっぱり伊佐市の競技力というのは全部の競技について低下の傾向にあるんじゃないかと思っております。競技というのは勝つことが目的ですから、これには生徒だけの頑張りではなくていろんな、先生方や、教える方やら、保護者の方やら、地区の応援があってこれだけ立派な成績を上げることができたと思っております。百引中が男女含めて60人ぐらいですが、その中で県大会でも2回ぐらい優勝しております。何かがあるんですよね。だから、伊佐の生徒の皆さん方やらが自信をつけるためにもこのことを考えてもらって、今の小・中学校の競技を指導されている先生方も頑張ってほしいなと。もちろん今も頑張っていらっしゃると思いますが、そういう気がしておりますので、教育長に今のこの現状をお話し願いたいと思います。
◯教育長(森 和範君)
 これまでの伊佐地区の中学校の子どもたちの活躍があったというお話をお伺いいたしまして、またそのような栄光といいますか、すばらしい成績をもたらすような教育活動、児童生徒の育成をしなきゃならないということを強く思います。
 小学校の競技力というのは水泳記録大会とか、それから陸上記録大会とかがございますけれども、小学校では水泳記録大会は今年度からスタート台からの飛び込みは禁止されまして下からスタートするようになりまして、今までのものと比べることはできませんけれども、今年度の子どもたちの泳ぎの様子等を見ていまして、昨年度よりも随分きちんと泳ぎ切れるようになったなという気がしております。学校内での指導がよくなされているんじゃないかと思いまして、確実に泳力の向上はあるだろうと考えております。陸上記録会の記録においても、5年生の男女の100メートルとか6年生男女の100メートル、6年生女子の走り高跳び、6年女子の60メートルハードル等、これまでよりも速くなっておりまして、今後、中学校に行ったときのあれが楽しみだなと考えております。
 中学校においてはかつては県でも非常に活躍しているようでありますが、現在、中学校の体育大会は出水・伊佐地区でしておりますけれども、ちょっと細かく申し上げますと、今年度の出水・伊佐地区の中学校総合体育大会での状況ですが、100メートルとか1,500メートル、100メートルハードル等はほとんど1位、2位を伊佐の子どもたちが占めております。それから、走り高跳び等については、これは大口中の生徒ですけれども、大会新を出しております。野球につきましても、大口中が2位、大口南が1位になっております。二つとも県大会に出場しておりますが。そのほか、バスケットが大口中の女子が3位とか、バレーボールが山野中の女子が3位、今年の10月にあった新人戦では山野中の女子が優勝しておりますけれども、そのように、伊佐の子どもたちもいろいろな部門で活躍しているようでございます。
 ただ、先ほど議員からありましたように、輝北中──前の百引中等においての駅伝とか、また栗野中の駅伝、横川中の駅伝の頑張りとかいうようなものを見てみますと、伊佐市と環境がほとんど同じような中でそのように子どもたちが活躍していますので、中学校における部活動の指導、これは学校だけではなくて地域の応援、保護者の応援ももらいながらしていきたいと思います。また、それができるような小学校での体位・体力の向上ということも努めていきたいと考えております。
 以上です。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 今、教育長のほうから説明がありましたけれども、伊佐と出水地区での野球とかバレーとかの成績は聞いておりまして、山野中は前いた女子の監督さんが大分鍛えられていらっしゃいましたので、伝統ができてきているんじゃないかなと。バレーというのは精神的なものが物すごく強いですので、それを感じています。南中のバレーも強かったんですけども、指導者がかわられたせいか知りませんけども、ここ1、2年、ちょっと低迷ぎみかなと。あと、1,500メートルは速い方がいらっしゃいますよね。
 だから、そういうことについては知っているわけですが、実は私、中学校のときに、古城議員もそうなんですけれども、一緒に走っていたものですから、長距離に関しましては非常に興味があるものですから力が入ったんじゃないかと思っておりますが、そのほかのスポーツにつきましても同じようなことが言えるんじゃないかと思います。
 一つだけ、この指導者のことを話をしていきたいんですけども、大口南中学校に前、橋元先生という方がいらっしゃいまして、入来商業に引き抜かれたような格好で高校に行きました。南中は3年か4年しかいなかったと思います。この橋元先生の息子さんが今、高校2年で、200メートルの全国の新記録をつくった選手です。その橋元先生というのは大口南中にいらっしゃったときも有名な先生で、自分の子どもだけを教えるんじゃなくて、大口市、菱刈町、それから水俣、出水の選手とか生徒を集めて総合センターで基本的なことを教えることも2、3回やっていらっしゃいまして、そういう関係から中学校ではもったいないと言われたのか知りませんが、入来商に行きまして、今、入来高校と樋脇高校が合併しておりますが、またその川薩清修館高校のコーチでいらっしゃるということでございます。
 伊佐市にもそういう先生が呼べたらいいなと思っておりまして、大口高校のラグビー部なんかを見ていても、やっぱり指導者の力というのは非常に大きいです。特にマイナーなスポーツにつきましては、指導者がかわることによって物すごく力がついてきます。大口南中の弓道は、弓道をちゃんとしている何段かの先生が来られましたら、1年生で初段を取った子もいます。その後は東京の全国大会に──錬成大会ですが──2年続けて行ったりしておりますので、そういうことを見ますと、指導者の大切さというのを非常に感じておりますので、全部が伊佐市に来れるわけじゃないんですけども、またそういう先生が来られたら、そういう先生が指導力を発揮できるような環境というのもやっぱり教育委員会としては考えてほしいなと。そして、1校だけの指導に終わらなくて、そのコーチの指導を仰ぎたいという伊佐市の方はだれでも来て一緒にできるような環境づくりもしてほしいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、伊佐市の競技力の向上ということでちょっと質問させてもらいますけれども、伊佐市の競技力については今、中学校のことを言いましたけれども、そのほかに、社会人の方が今、かねてからですが、県下一周駅伝に向けて一生懸命練習されておりますし、女子の対抗駅伝についても同じだと思います。そのほか、それぞれのクラブがあってされていらっしゃるんですが、これは市がするというよりも体協が主体となっておりますのでここで質問をしてもなかなか回答は難しいと思いますけれども、私はそういう人たちが練習とかそういうことができる環境整備が必要じゃないかと思います。ですから、今、陸上競技場とか体育館とかありますが、そういうのも老朽化しておりますので、年次的に改修もやられているわけなんですけども、行政としてはそういう環境整備をやっていく必要があると思っております。
 それと、もう一つ、今、伊佐市には水泳競技用のプールは大口地区の一つしかありませんので、このプールにつきましても、前も廃止しようかという話もありましたけれども、大切に使ってもらって、財政が好転した場合は新しいのをつくってほしいんですが、補修をしながらでも使えるようなことをやってほしいと思います。特に夏場になりますと、小学校や中学校の生徒の皆さん方も来て自由に遊べるプールはここが一つですし、昔みたいに川で遊ぶわけにまいりませんので、長く使えるようなことを検討してほしいと思います。
 それと、もう一つ、スポーツというのは何でもですが、走ることから始まるんじゃないかと思っておりますので、走る環境をつくってほしいと。そういうことで、鹿児島県には余りないかもしれませんけれども、伊佐盆地ですから平野部が多いんですが、できたらクロスカントリーの競技ができるようなところを一つだけでもいいですから整備してほしいなと。これは建物をつくるわけじゃございませんので、1周1キロぐらいあれば──直径で言いますと300メートルちょっとあれば1周1キロになるわけですので、それぐらいの坂のあるコースはどこかできないのかなと思っておりますが、これは質問書に出しておりませんでしたので、今のこれにつきましては市長の答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 クロスカントリーにつきましては、今おっしゃいまして私もすぐ浮かびませんので、今後、教育委員会とも相談しながら、体協の方にも相談しながら、実際、どういうところがあるのかということから検討させてもらいたいと思いますが、下殿に今、河川敷の公園があるわけですが、ああいうところがクロスカントリーになるのかどうかですね。実際、起伏のない状態ですので、やるとなれば起伏を人工的につくらなくちゃならないということにもなりますし、あらかじめ起伏のある伊佐盆地の高地に当たるところにそういう場所等が見つけられるのかどうか、少し調査させていただきたいと思います。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 ぜひお願いしたいと思います。やっぱり競技をした後の体のケアを考えますと温泉もあったほうがいいのかと思っていますので、1キロ、2キロ離れていてもいいと思いますので、できましたら菱刈の温泉がある近くとか曽木の滝周辺で──曽木の滝は温泉もございますので──検討をお願いしたいと思います。
 それと、4番目の質問をいたしますけども、小学校ですが、児童の減少に伴いまして小規模校が増えておりまして、ここには「課外スポーツ」と書いてありますけれども、スポーツ少年団ですね、これは学校と離れているわけですので学校には直接関係ないわけなんですけど、そういうスポーツ少年団がなくなりまして、小規模校の生徒でどうしてもスポーツをしたい人は保護者の方が学校が終わってからほかのところまで車で送迎をしていらっしゃいまして、非常に負担がかかっております。
 それは実際、御承知だと思いますけれども、そういうふうにまでしてスポーツをする子どももいるわけなんですが、そういうことが、スポーツがちょっと苦手とか、そこまで応援ができない保護者の方もいらっしゃいますので、そのまま中学校に行きますと、中学校に入ったときに小学校でスポーツをしていた人としない人との格差が出てきておりまして、中学校のスポーツ系の部活になかなか入りにくいということがあります。小学校でやっていないスポーツは結構あるんですよね。吹奏楽部に入るとか、小学校ではほとんどテニスはやっておりませんのでテニスに多いとか。ところが、野球とかバレーとかサッカーとかになりますと、特にサッカーなんかは小学校でやっていないと物すごく差がついてきます。
 ですから、そういうことで、中学校でスポーツを敬遠するようになりますと、高校に行ったときもそうですが、社会人になったときもそうなんですけども、スポーツ嫌いの人たちができてくるんじゃないかと思います。そうしますと、生涯スポーツということで今、行政のほうでも一生懸命力を入れておりますけれども、そういうところまで響いてくるんじゃないかなという気がいたしておりまして、どうしても小学校のときにスポーツができる環境が欲しいなと思っております。これは教育委員会だけではできないことなんですけれども、放課後の子ども預かりのところでもそういうことを週に2、3回でもやってもらったり、スポーツ少年団的なことも放課後の子ども預かりではできるわけですね。ですから、その辺についてどういうふうに考えていらっしゃるということ。
 それと、高齢になったときは、今、グラウンドゴルフなんかを一生懸命やっていらっしゃいますけれども、その前の段階の社会人でばりばりやっていらっしゃる小学校、中学校の保護者の方なんかも、時間がないせいかもしれませんけれども、スポーツをやっていらっしゃらない方はたくさんいらっしゃいますが、小学校、中学校、高校でやっていらっしゃった方については、それだけの体力とか、いろんなことへの順応力もあるわけですので、目に見えないものがあると思っておりますが、このことについてどのように考えていらっしゃるかということです。
 このことを余り突き詰めていきますと小学校の統廃合の問題になってくるわけなんですよね。大規模でないとそういうことがなかなかしにくいということで非常に大きな問題になりますけれども、今は現状だけで結構でございますので、お答えを願いたいと思います。
◯教育長(森 和範君)
 生涯にわたって運動に親しむことができるような素地をつくる、基礎的な能力を育てるということが小学校における体育の目的でありまして、スポーツ少年団とかいうようなものを念頭に置いての体育の教科ではございません。
 ただ、ソフトボールとかサッカーとかいうふうな1チーム10人前後ぐらいでのスポーツも教科の中にはあるわけでございまして、それを授業の中でゲームとしてつくっていくというのは非常に難しい小規模校もございます。ですから、そのような学校におきましては、近隣の小規模校と交流学習という形で集団で活動するような場をつくっております。きょうは羽月西小学校がその会場になっていると思いますが、きょうもまたそこで交流していると思いますけども、そのように、それぞれの学校において工夫をしながら、集団でのゲームが経験できるような場をつくっております。
 また、子どもたちの生活自体が、家に帰ったらすぐにゲームをして、土曜、日曜は1日じゅう家の中に引きこもっているというようなこと等も見られますので、一つは、集団で楽しむようなゲームをできるだけ各学校の教育活動の中で取り組むということと、もう一つは、そのように家の中に引きこもってしまうような子どもたちを育てずに、外に引き出して活動できるような教育をつくっていくということになると思っております。
 なお、今の中学校の部活動を見ていて、小学校で経験していないから中学校に入ってこの競技ができないとかいうようなことはないような気がいたします。要は、そのときの最初の入り口での指導と、そして子どもの意欲にあるのではないかと考えております。
 以上です。
◯9番(沖田 義一議員)   登  壇
 いろいろとありがとうございました。教育長が言われるようなこともそのとおりだと思いますけれども、私の考えているところでは、伊佐市の目的としまして、スポーツを通じた元気なまちづくりですとか健康づくり、スポーツに親しむ高齢者というような形で行政も頑張っていると思いますし、いろんな課がそういうことにかかわりがあると思いますので、ぜひそういう総合的なことも考えてこれからのまちづくりをしてもらいたいと思います。
 最後にですけれども、きのうの発電所の役人の作文のつくり方じゃございませんけれども、文科省の役人の方がつくった「体力とは」というのがここに出ておりましたので、これを読んでスポーツの必要性ということを訴えて終わりたいと思います。
 「体力は人間の活動の源であり、健康の維持のほか、意欲や気力といった精神面の充実に大きくかかわっており、「生きる力」の重要な要素である。子どもたちの体力の低下は、将来的に国民全体の体力低下につながり、社会全体の活力や文化を支える力が失われることにもなりかねない。子どもたちの心身の調和的発達を図るためには、運動するということに興味を持ち、望ましい運動を通じて体力を養うことが必要であることから、本事業は優先すべき政策と考えられる」というようことで、すばらしい作文を読ませていただきましたけれども、これはこのとおりだと思います。小・中学校の児童生徒の体育の重要性をもう一回考えてもらいまして、御指導のほうをよろしくお願いいたします。
 以上で終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、9番 沖田 義一議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 次に、19番 古城 恵人議員の一般質問を許可します。
 古城 恵人議員。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 おはようございます。発言の機会をいただきましたので、通告に従って発言をしてまいりたいと思います。
 今回は、人口減少にストップがかからないこの伊佐市の文化財や公園、観光資源などの魅力を高めて交流人口の拡大をテーマに一般質問をしてみたいと思います。
 この8月下旬に倒伏しました三州谷の大ケヤキについてお尋ねをいたします。
 お隣のえびの市に通ずる国道447号線の第2けやき谷橋付近は、旧薩摩、大隅、日向の国が接することから「三州谷」と言われております。ここら一帯にはかつて樹齢数百年のケヤキの大木がありました。しかし、国有林内にあったことからことごとく切られ、最後に残った大木を「三州谷の大ケヤキ」と呼んでおりました。
 この大ケヤキは昭和63年1月22日、旧大口市の文化財として指定をされております。当時の記録を見てみますと、この大ケヤキは樹齢1,000年を超え、樹高41メートル、幹回りは胸高で8.1メートル、根回り25.5メートルとなっておるようであります。ごらんになった方々はその大きさは御承知のことと思いますが、いまだ見ておられない方は、霧島神宮の御神木、キリシマスギが樹齢800年、樹高37メートル、幹回りが胸高で7.3メートルですから、それよりもさらに一回り大きい、長年の風雪に耐え、伊佐の自然がつくり上げた周囲を圧倒する堂々たるその偉大さは見る人を感動させます。
 ちなみに、ケヤキは高さ20メートルから25メートルと大木となることから、国や地方の各地で自治体の天然記念物となっているものが多いようであります。インターネットで見てみますと、国指定の特別天然記念物──山形県東根市でしょうか──が1,500年、天然記念物の14本のうち4本が1,000年を超えるケヤキとなっているようであります。
 本市のこの大ケヤキは国有林と民有林の境界付近にあったことで国の天然記念物にこそなっておりませんが、その価値は国の天然記念物にまさるとも劣ることはありません。この間、落雷による損傷から一部が枯れるなど樹勢が衰えたことで、旧大口市は苦しい財政の中から予算を捻出し、平成10年から15年にかけ、木の医者である専門家の樹木医に依頼をして樹勢回復に努力してきたところであります。そのために費やされたお金は500万円近い476万円となっているようであります。
 大ケヤキの倒伏から以降、有限会社伊佐愛林さんが伐採、玉切り、搬出を請け負われまして、私も10月31日の現地調査の途中、決算審査の委員の皆さんと一緒に倒伏現場を視察いたしました。改めてこのケヤキの大きさに驚き、また、大きなユンボとブルドーザーが最大出力を出して引っ張ってもなかなか動かず、作業員の方々が悪戦苦闘されているのを見て、そのケヤキの重量に感心した次第であります。
 御案内のとおり、ケヤキは木目を美しく、磨くと光沢を生じ、かたくて摩耗に強いため、家具・建具等の指物に重宝される高価な木材でもあります。市長、伊佐市はこの倒伏し、搬出された過程で文化財の保存にどのような対応や対策を講じられたのか、そして、今後、大ケヤキの根株跡や一部を後世に残すのか、その施策について質してみたいと思います。テレビ報道によりますと、その後、大ケヤキは岐阜の銘木市場で競りにかけられ、1,750万円で落札されたということでありますが、市は情報を把握されているのか。知る限りの情報を議会にもお示しいただきたいと思います。また、伊佐市として、この倒伏した貴重な文化財の保存や対応について文化財保護委員とか専門家の方々の御意見や声を聞かれたのか、聞かれたのであればどのような意見や声が出されたのか、議会にもお示しいただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 三州谷の大ケヤキは、今おっしゃいましたように、昭和63年の1月22日に旧大口市の文化財に指定されておりますが、平成10年度からは数年にわたりまして樹勢回復事業を実施して何とか回復への処置を続けてきた、そういうようないきさつがございます。今回、不幸にして倒木してしまいましたが、この所有権に関しましては、あくまでも国の所有物でございますので私どもにはそういう後の権利というのはないわけでございますが、おっしゃいましたように、岐阜のほうの銘木展示大会で競りにかけられまして、私どもは落札額というのは1,710万円というふうに聞いております。情報としてはそれ以外にはございません。
 倒木したその後の私どもの対応でございますけども、倒木の状況を見まして、再生は不可能である、文化財としての保存は無理であるというような判断をいたしております。今後のことにつきましては、国といいますか、こちらのほうの北薩森林管理署との情報交換をしながら進めてまいりたいと思っております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長の話では、国の所有物だから、市は権利もないから、倒伏して再生は無理だから旧大口市の文化財としてはもう終わったと、そういう御認識でよろしいんでしょうかね。皆さんも御存じのとおり、例えば、屋久島のウィルソン株とか、ああいう杉の場合は6,000年、7,000年というふうに言われておりますけれども、この切られた後からその価値が出てくるというふうな情報もいっぱい御存じのはずですが、倒伏して持ち出されたから、市としては文化財としての取り扱いはもう終わったと、そういう御認識でよろしいんでしょうかね。もう一遍、確認をしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 はい、そのような認識で結構かと思います。
 経緯を申し上げますと、8月24日に臨時の伊佐市文化財保護審議会を開催し、九州森林管理局長から市指定文化財滅失届が提出され、また、倒木により再生は不可能と思われ、伊佐市指定文化財に値しないという判断から指定解除が妥当であるという答申が出ておりますので、それを受けまして、私の判断としましては、御質問に対してお答えしたとおりでございます。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 今、市長のほうから、文化財保護審議委員の会議も開いて、そして林野庁、九州営林局、北薩森林管理事務所のほうからそういう通達が来たからもう終わったというふうに説明をされたわけでありますが、市長、林野庁や九州営林局、それから北薩森林管理事務所に対してどのような対応をされたのか、その経緯を私どもにもつまびらかに示していただきたいのでありますが、例えば、こういう官庁に対して何回ぐらい相談や交渉をされたのか。されていないのであれば、倒れて文化財としての価値はなくなったんだからもう関係ないということで交渉されなかったのか。私は、市の財政から476万円ものお金も投じながら樹勢回復に努力してきたわけですから、倒伏したらこれで終わりという、そういう考え方というのは余りにも短絡過ぎるんじゃないかというふうに思いますが、この点について、その経緯も具体的にお示しをいただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 時系列的に申し上げますと、8月23日に滅失届を受理しておりますので、それを受けまして24日に文化財の保護審議会を開催して答申をいただいております。やはりあくまでもこれは文化財の保護審議会の意見を尊重すべきものというふうに私は判断しております。9月に入りまして、定例市議会で一般質問をいただき、そのことを受け、9月22日、北薩の森林管理署へ私、教育長、社会教育課で赴きまして、一部貸与いただけないかという要望書を提出しております。9月26日には定例教育委員会でも大ケヤキの指定を解除いたしております。明くる27日に現地におきまして北薩森林管理署職員と社会教育課職員で貸与箇所5カ所の部分の確認をさせていただいております。そして、9月30日に北薩森林管理署より新規の貸し付けの決定の通知をいただいております。10月に入りましてから24日にケヤキの搬出作業が開始されて、11月2日に伊佐市貸与箇所部分の搬出というのをしていただいております。
 以上が時系列的に申し上げました今回の三州谷ケヤキに対する一連の対応でございます。(「市長、交渉や相談は市長が足を運ばれたのは9月22日が1回だけですか。」と呼ぶ者あり……19番議員)はい、そうでございます。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長にお尋ねをしたいわけでありますが、市は大ケヤキの文化財のあかしとして枝の一部を譲り受けたと今報告もありましたが、例えば、根だとか幹とか、そういうのがあったはずですが、なぜ枝を要望するということになったのか、この点について議会と市民に説明をいただきたいと思うのであります。
 そして、市長、この枝──枝といっても、私も見させていただいたんですが、直径が80センチ近いところでしたが、この枝を貸与されたということについて市としてどのような評価をされているのか、さらに、その展示についてはどのような考え方を持っていらっしゃるのか、お示しをいただきたい。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現地へ赴かれた方はよくわかると思いますけども、根のところと胴回りのところを私どもが展示するような形で搬出するのは無理であるという判断でございます。そういうことで、可能な限り大きなところをと言った場合に、今おっしゃいました80センチから20センチぐらいにわたります、これは「枝」と称していますけど、「木」と言ってもいいと思うんですが、その部分を御相談するということになりました。
 大体5箇所に展示の予定にしておりますが、大口ふれあいセンター、あるいは菱刈庁舎、まごし館、大口東小学校、そして、一番近い自治会の多々良石自治会のようなところを今のところは予定しておりますが、実際はやはり1年以上寝かせておいたほうがいいという御指導がありますので、現在、担当課でそのような処理をして、再来年の春にそういうような展示ができればというふうに考えております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、根回りの部分だとか、幹、つまり胴回りの部分はなぜ無理というふうに判断されたのか、これは市長が判断されたのか、あるいは森林の方々や専門家の意見でそうなったのか、そこら辺についてお示しいただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 それは現地においてうちの担当課長等が北薩森林管理署の方々等の御意見を聞きながら理解したものでございます。あくまでも所有権は国にございますから、私どもに第一義的な所有権があるわけではありませんので、こちらのほうからお願いして相手方の都合も考えての合意のもとでございますから、そのあたりは御理解いただきたいと思います。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 現地においていろいろ検討されたんでしょうけれども、私は、国のものだから市は遠慮しなければならない、そういうことはないと思うんですよね。伐採現場で市の担当者の方々が「ここの部分をいただきたい」、「いやいや、別な部分がいい」、そしてまたその明くる日は、今度は「いや、やはりこっちがいい」とか、二転三転するのでなかなか決まらなかったというふうに私は聞いておりますが、それは事実なんですか。
 それと、先ほど幹の展示はできるが根回りや胴の部分は無理だという、その根拠をちゃんと市民にお示しいただきたいんです。国のものだけれども、樹勢回復等や文化財として500万近い市のお金を投じているわけですから、私はこれは国に対しては堂々と物を言っていいんじゃないかなと思うんですが、その点についてお尋ねいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現実にあそこの現場で作業をなさってみたらわかると思いますけども、あの根の部分を掘り起こして、あるいは輪切りにして持ってくるということは現実的には不可能というふうに私自身も判断いたしました。それは無理というものでございます。また、胴回りの幹のところを切る、そのこと自体は、やはり国の所有物でありますから商品価値というのも当然あるわけでありますので、お互いこれは合意の上で、私どもも運べる範囲内、展示できる場所等もあります。実際、入り口から入る幅のものでないと無理なんです、現実のところは。その後の展示した場合の危険性の問題、そういうことを考えた場合に、今の5カ所に展示するものをそれぞれの大きさにして御相談して合意したというわけでございます。
 また、私どもが今まで樹勢回復のためにしたことについて、その分を要求できるというような、そういうような契約も結んでおりませんし、あくまでも最終的には所有権のある方の判断になりますので、そのあたりはきちっと御理解いただければというふうに思います。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、それはあなた流のやり方なんでしょうけれども、市議会の議長初め議員の私どもにもこのことに関する報告や相談などは一切ありませんでしたが、そこら辺についてはやっぱり林野庁に対してもっと言うべきは言っていいんじゃないかというふうに私は思うんです。
 実は私はこの12月8日、ちょうど1週間前ですね、山下議長とともに北薩森林管理署を訪ねまして、大川有一署長、和田誠二総務課長とお会いをしてきました。署長は「私たちは伊佐市さんがどこが欲しいということであれば、そういうことについては十分受けていきたいというふうな考えだった」と、こういうことを言われております。ちょっと前話がありますが、林野庁、そして当時の大口営林署は伊佐檜と言われるすばらしい木を展示をする三反歩の場所以外は全部切ってしまいましたね。ですから、「署長、宮崎県の綾町を見てください。あそこは照葉樹の森ということで全部残してあるじゃないですか。そしてつり橋ができて、観光地にもなっているじゃないですか」というふうに私は話をしました。そうしたら、「いや、私も綾町におったんだ。照葉樹林の保存のためには一生懸命奔走した」というふうなことをおっしゃいました。これは議長も聞いていらっしゃるんですよね。それで、市長がどうして林野庁や九州営林局や北薩森林管理署に遠慮をして曲がっていかなきゃならんですか。私は議長と一緒に聞いたんですよ。そうしたら、署長は「欲しいところがあればどうぞ」と。
 今、市長は、輪切りのところだとかそういうのは持ち込めない、根っこを掘り起こすことはできないと言われましたが、ちょうど私どもが決算委員会の皆さんと一緒に現地に行ったときに、一番根株のところはこれぐらい──40~50センチぐらいでしょうかね──切ってありました。そして、それを今吉議員さんも所属されている伊佐愛林さんが運んでいかれているんですよね。運搬も問題はありませんよ。そして、九州森林局の局長は「その根っこの部分を記念に森林管理署に展示しなさい」、こういうふうに言われている。
 だから市長、市長の判断と局長の判断としたときに、私は局長の判断のほうが市民から見てもまともなような気がするわけですよね。これは考え方の相違、見解の相違と言われるかもしれないが、倒伏したからといってなくなったわけじゃないんですよ。大き過ぎて入り切らないじゃないかと言われましたけれども、私はああいうのは、例えば何分割かに切って加工して、ふれあいセンターにでも持ち込んで展示するとか、そういう方法はあったんじゃないかというふうに思うんですが、この点についてお尋ねいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 当時の北薩森林管理署の署長との意見交換の中で、今回、5カ所を対応していただくということが最善の判断だったと考えております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、私はいつも市長の流儀というのに疑問を感じているんですが、先ほども言ったように、国や県に対してそういう遠慮をする必要はないんですよ。どんどん自分たちの考えや意見をぶつけるということが最初の基本じゃないでしょうかね。私はそう思います。
 枝の部分でだれが感動しますか。だれも感動しませんよ。大ケヤキの年輪とその大きさに文化財としての価値があったんじゃないでしょうかね。市長、今からでも遅くありませんよ。九州森林局の局長や、あるいは北薩森林管理署のほうに交渉に行かれて、池畑県議会副議長や小里先生を動かしてとってくる。50センチのうちの半分でも、10センチでもいいじゃないですか。滅失したんじゃない、ちゃんと形として残っているわけですから、市の大事なお金を使って保存をしてきた、そういう歴史もあるわけだから、私は国を動かせないはずはないと思うんですが、そういう気はないのかお尋ねしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今のところは考えておりません。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、どこの自治体におかれても、首長さんと議長と、そして県議の先生や、あるいは国会議員の先生が一緒になって、あるいは川内川の豪雨災害の場合なんかもよその市町は被害者も一緒になって一生懸命、国にどんどん交渉をしているじゃないですか。市長流の、一人で行って、そして物事を解決できたらいいですよ。どうして我々議会をさておいて一人でそういうふうに行動されるんですか。じゃあ、そういう実績が具体的にあるんですか。私は成果を残そうと思えばやっぱり議会と行政が一緒になって、そして県議の先生や国会議員の先生と一生懸命努力をするのが当たり前のやり方じゃないかというふうに思うんですが、市長が枝の部分で十分満足しているというふうな判断をされているんだったら情けないなというふうに思います。このことについて、またお考えをお聞きしたいと思います。
 それから、これからの構想、三州谷大ケヤキの現場保存についてお尋ねします。
 ケヤキなどの切り株から芽が出ることを萌芽と言います。九州森林局や北薩森林管理署などと協議して何らかの形であの跡地を保存し、萌芽、あるいは新たに植栽をするなどして1,000年の大ケヤキの森づくり構想というようなビジョンや考えはないのか、そのことについてお聞きしたいと思います。
 それと、市長、お願いしておきたいんですが、私は議事録をここにコピーして持ってきておりますが、私の質問には1行とちょびっとだけの答弁で済ます。ところが、議員さんによってはリップサービスもいっぱいされる。どうしてそういうふうに分け隔てをされるんですかね。私はここはあいつは嫌いだからあいつの言うことは聞かんぞというような場じゃないと思うんですよ。ここは議論をする場なわけですから、もっとやっぱり議論になるような答弁をいただかないと、結論をぽつんと言って打ち切ってしまうと、私はこれは議会に対する──議会の品位というのをどういうふうに、これも見解の相違になるかもしれませんが、やはり伊佐市議会の品位はお互いに高め合っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 言葉の誤解があるといけませんので申し上げますが、枝とおっしゃいますけども、4カ所は幹の部分の貸与を受けております。枝の部分が1カ所でございます。
 先ほど申し上げましたように、私の判断としましては、やはり展示する場所、そういう等々を考えてこの判断でよかったというふうに考えておりますので、その考えは変わりません。
 それと、今後のことでございますけども、この後継のクローン苗木というような考えもあるわけですけども、増殖した後継苗木というのを育種場で増殖しまして2、3年後に要請者のもとへ里帰りさせるという制度もございますので、このこと等をも御相談してまいりたいと思いますが、ただ、この制度利用にかかる費用ということ等を確認しながら行ってまいりたいと思います。
 既にこの利用の申し込み申請というのは行っておりまして、9月26日で受理されておりますので、現在のところ、4本は活着しているという連絡もいただいていますので、このこと等は行いながら、また、この制度とは別に、平成16年3月になりますけど、三州谷の大ケヤキの穂木を定植しまして育っているものがあるということも聞いております。
 ただ、このような制度等をこちらのほうも利用しまして場所を選定して定植できればというふうに今考えておりますが、これは有料でありますし、輸送費もありますし、そういうこと等もありますので、そのときには予算等のこともございますので議会に御相談するかなというふうに思います。
 私は議会の品位というのを常に考えながら答弁させていただいていると思いますので御理解いただきたいと思いますが、今、御発言になった中に、一つ、使ってはいけない言葉があったと思いますので、そのことを訂正いただくことを逆にアドバイス申し上げたいと思います。(「議長、答弁漏れがあります。議会に相談しなかったその理由は何かと聞いたんですけど。」と呼ぶ者あり……19番議員)
 私はこれは議会に改めて相談するというような緊急の必要性というのは感じておりませんでした。理由は、9月に議会でも御質問をいただいて、それに対してすぐに対応したわけですので、それは議会に対する誠意ある行動だというふうに思っていますので、私の活動を見ていただければ、逐一、これに関しましての毎日毎日の私の行動を報告する必要はないというふうに感じておりました。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、議会に報告するような問題ではないというふうに言われますが、果たしてそうなんでしょうかね。もうケヤキは倒れてしまったから、あれは国のものだから、滅失したからそれで終わり、そういうふうな認識で、そして、枝といっても結構大きいですよね。私が見たところ、直径が70~80センチあったんですが、市長は幹の部分があったと言われたけど、どうなんですか、幹の部分がありましたか。ちょうど社会教育課長がいらっしゃったから、私は枝の部分をもらったんですというふうな説明をいただきましたが、幹の部分をもらわれたんですか。そのことについてもお尋ねをしておきたいと思います。
 それから、ちょうどあそこは今からえびのに抜ける447の道路の下になりますから、大ケヤキがあったということで、やはりそういう跡地を何らかの形で残していく必要はあるんじゃないかなというふうに思いますが、そこら辺について再度確認をしておきたいと思います。
 それから、2番目の質問でありますが、私は、曽木大橋を周回用歩道として残す考えはないかということを提出しておるわけでありますが、今定例会も数名の同僚議員の方々が入れかわり立ちかわり曽木の滝にスポットを当てて質問をされております。昨日はまた福本議員が持ち時間の大半を使って熱弁を振るわれ、私の質問するところはほとんどなくなってしまいました。切り口を変えて二つ、三つ質問をしてみたいと思います。
 旧曽木大橋を車をシャットアウトした周回用歩道橋の一環として残す考えはないかということについてでありますが、私も自然の造形がつくり出した曽木八景やネーミング、物語づくり、これは大事なことだと思います。そしてまた、福本議員の提案はすばらしいというふうに思いました。担当課の職員はもちろん、市職員、市民、私たちも力を合わせてアイデアや発想を温め合い、春夏秋冬を通して車をおりて散策し、周回したくなるような公園づくりをしていかなければならないんじゃないかというふうに思います。そして、食事をしていただき、伊佐のお土産を買っていただかないと交流人口の拡大によるメリットはないわけですから、これは私どもの大きな課題でもあります。
 市長はきのう、橋のメンテナンスが大変だ、あるいは取り壊すときは1億円の費用がかかるというふうにおっしゃっておりましたが、交流人口を増やすためにはぜひとも必要なんじゃないかというふうに思うんです。私は、あなたがゴーサインを出しさえすれば、市の職員は県を説得するような物語だとかそういうのは知恵を出してつくれるはずだと確信をしております。そしてまた、議長や議会と歩調を合わせ、先ほども申しましたように、県議や小里代議士もいらっしゃるわけでありますので、こうした力を結集すれば、取り壊すときの話なんか要らないんじゃないかと思うんです。
 例えば、じゃあ、県があの曽木大橋にメンテナンスのお金を使ったということを具体的に御存じですか。私はそういうことは恐らく今までないと思うんですが、もし確認をされているのであれば、メンテナンスを何回ぐらいやられて、どれぐらいのお金が要ったのか、そのことについてお示しをいただきたいと思います。
 一人では無理でも、力を合わせれば必ずできるはずだと思いますが、曽木の滝観光協会や市民の声や夢を実現させようではありませんか。市長の見解をお伺いをしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 跡地につきましては、どういうような姿にしておくかということはこれからのことでございますので、まだ今後、協議、検討をしながら、今、ここでの答弁というのはできないところでございます。
 曽木の滝の橋についてのお話でございますが、メンテナンスにつきましては、今までは私どもはそれをデータとしていただいておりません。メンテナンスが必要なのはこれからということになります。老朽化して、使えるか使えないかという橋の診断をして、それに補強をどのようにするかということになりますので、これからそれがかかるということになります。
 新曽木大橋が正式に供用されましたので、この旧大橋というのは解体するというのが前提でございますので、もし残すとなりますと、その補強につきましては市の負担になるということになります。また、これを将来取り壊すときがあった場合にも市の負担ということになりますので、そのことを考えながら議論しなければいけないことじゃないかなと思っております。
 議員の皆様方は市民の代表でございますから、おひとりおひとりがその票をからっていらっしゃいますから、今、この議会でお二人からこういう御意見をお聞きしました。これが全員ということになればそれが市民の総意ということになるのでありましょうから私どもとしては考えなくてはいけませんが、金額が非常に多額に上るがゆえに、いいからということだけでそのまま残していいかということは議論の余地がありますので、皆様方の御意見をお聞きさせていただきたいと思います。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、市長の答弁は、ずっと聞いていると、どの人に対する答弁もそうですが、できない理由から始まっちゃうんですよね。でも、中学校の統合では、20年後には40億のお金をかけて学校をつくりましょうと言っているわけでしょう。相当なお金がかかるわけじゃないですか。選択肢はありますよね。なぜ40億が先にあるんですか。例えば、今、現にある大口中学校の建物や土地を生かした学校づくりをしようと思えば40億もかからんわけですから。市長、できない理由を聞いているんじゃないんですよ、私は。車を入れず歩道橋として残す、そういう考えはないのか、議会や議長、あるいは県議や国会議員の先生なんかの力をかりて、そしてみんなの力で残す、そういう前向きな考え方はあるのかないのかというこのことを聞いているんです。しっかり答えてくださいね。
 9月議会でも指摘しました県道404号鶴田大口線は、民事で解決には相当の時間がかかりそうです。滝入り口で右折し下ノ木場に迂回するのは市内外のお客様にはわかりにくく大変失礼であり、敬遠される理由になるのではないかと心配をしております。
 そこで、さかき屋から新曽木大橋の入り口までの、今回、伊佐KAM事業で整備され完成した5メートル道路がありますが、これをセンターラインの入った道路にして、バスなどが通れるような、そういう拡幅の計画というのは考えられないのかお尋ねをしておきたいと思います。
 それと……。これでいいです。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 歩道として残しましても、やはり外観上のこともございますので、メンテナンスあるいは補強というのは必要であろうというふうに思っております。(「当然じゃない。」と呼ぶ者あり……19番議員)KAM事業でつくりました道路は、今以上に拡幅するという考えはございません。ただ、あそこは2階建ての大型バスになりますと樹木の関係で少し厳しいところがありますけど、普通、一般の大型バスは通行可能で、今現在、通行していただいております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、ちゃんと答弁してくださいよ。歩道として残せばメンテナンスが要るじゃないか、解体のお金が要るじゃないかと。どうしてこれが答弁になっているんですか。メンテナンスや維持管理のことを聞いているんじゃないんですよ。歩道橋として残す前向きな考えはないのかと聞いているわけですから、あなた流の答弁で言えば、できるできない、するしない、そういうことをきちんと言ってくださいよ。
 それから、KAM事業でつくりました今の5メートル道路は、通れんことはないけど、離合はちょっと難しいですよね、くねくねくねくねと曲がっていますから。地元の方々と相談をしてここを何とか解決する考えはないのか、もう一遍お尋ねをしたいと思います。
 それから、きのう、福本議員もおっしゃいましたが、四季折々の景観を楽しむ周回散策ルートづくりといえば、やはりもみじやカエデなどの広葉樹や桜やアジサイなどの植栽じゃないかなというふうに思います。市長はいつも予算がないというふうにおっしゃっていますが、先輩の方々に難儀して植えていただいた旧曽木大橋から伊佐市とさつま町の境界のところまでの桜等については、市長に就任されてから全く更新をされた形跡はありません。やはりこういう──小里先生のレポートを見てみますと、ダム湖畔の404号線のトンネルの拡幅、センターラインのある2車線道路にする──今、一部は現実にやっていますからね──そして、あちこち交差するための退避スポットや釣りスポット、湖畔の展望スポットなど、ビジョンを示されております。だから、これは県の事業だから、それまで放っておいていかれるのがお金の要らない市長のやり方かもしれないけれども、桜は更新しなきゃいかんわけですから、私はここをやはり市としても、忠元の桜のオーナー制度を導入されて成果を上げられたように、そういうような考えや、一刻も早くそういうのに着手するべきじゃないですかね。お金がないで済まされないですよ。お金がなければ知恵を出さないかんわけです。
 例えば、この前からもちょっと言っておりますが、護岸は3人か4人の民有地が入っている以外は国交省と県と伊佐市の所有になっています。そこを──例えば、曽木発電所の展望所のあたりを見てください。木の枝やカズラ、竹をきれいに切り払って、そして、護岸を傷めないようにしながらダム湖畔が展望できるようにしてありますね。ああいうようなことをお金がないならないなりにダム管理事務所と交渉して……。
 例えば、ごみがたくさんたまっております。今はダム再開発のために水を落としてありますから滝のほうには押し寄せてきていないわけですが、あれは水をためるとばあっとまたこっちの滝のほうに、あるいは今度新しくできたつり橋の下あたりに渦を巻くわけですから、焼却できるものと焼却できないものが出てきます。ビニールやペットボトルや、そういうものを伊佐市が管理する権利を持つ未来館等で焼却するから、伊佐市もダム管理事務所にその協力をしていただけないかという形でボランティアの力なんかをかりながらあそこら辺に植栽をしてリピーター客が来るような整備をし、そういうのを小里先生も考えていらっしゃるわけだから、市も──市の職員はただ公園の草払いをするのが仕事じゃないはずですから、どんどんビジョンを出して、そして人々が憩えるような、あるいは何度も来れるような公園づくりに取り組むべきじゃないかと思うんですが、前向きに考えるか考えないか、そういう市長の見解をいただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 先ほどの旧曽木大橋の保存の考え方についてですが、私は最初の御質問のときに答弁したとは思っておるんですけども、今、こういうようなお話が議会でお二人の議員から正式に出ているわけでございます。皆様方はそれぞれに票を背負ってこの場にいらっしゃいますので、全員がそういうお考えになるとなると市民全員がそういうお考えかなというような判断になるわけです。そういう御答弁を最初でしておりますので答弁漏れにはなっていないと思いますので、決して後ろ向きじゃなくてそういう可能性を示唆しておりますので、御理解いただきたいと思います。
 KAM道路につきましては、今で十分に供用できると思いますので、改良はしないという考え方を先ほど答弁いたしました。理由は、やがては県道ができるようになって、やはり正式な道路というのは県道になります。そして、昨日も御答弁申し上げましたが、新たに駐車場をつくる予定にしております。そうしますと、大型のバス等はそこに駐車して、そして、公園のほうは小型車、乗用車、マイクロバス、そういう等の駐車になりますので、そういうような使い分けというのもできますので、あえて今のKAM道路というのはそのように改めて改良する必要はないというふうに考えるわけです。
 公園の桜とか花とかもみじとか、そういうのは今までも、お金の要らない方法でというわけではありませんけど、いろんな有志の方の御厚意をいただきまして、例えば、関東の県人会の方からは桜の苗木を植えさせていただきました。今回は海音寺財団からいただきました。これからも海音寺財団との関係で植栽していくことになるというふうに思っております。
 また、小里先生にいろいろ御報告いただいておりますが、もともとこの御報告いただいている材料というのを提供しているというか、お願い申し上げているのが私どもの仕事で、情報提供させていただいている中で先生にそういうふうに配慮して報告等をしていただいているところでございます。
 また、鶴田のダム事務所にしましても、今までもビオトープを整備していただいたり、左岸側というのも公園化、駐車場化というような形でしていただいております。今後も同じような形で私どもは管理事務所にお願いを申し上げていこうというふうに考えております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、一人や二人の意見は全員の声じゃないから対応しなくてもいいと、そういう意味なんでしょうかね。こういう言われ方をすると、じゃあ、この今期定例会の一般質問で提案をして、市長も大いに乗って乗って乗りまくって、そして意気投合したような答弁をされた例がありますが、それは全員の声だったんですか。自分の気に食わない議員が言ったことだから誠意を持って答える必要はない、せいぜい一人や二人で全体の意見じゃないから聞く必要はない、そういうふうに受け取られるような答弁というのは私は大変失礼じゃないかなと。今の品位を高めるような議会にしていきたい、熱い議論を交わすというのはそういうことじゃないですかね。そのことについてお尋ねしたいと思います。
 それと、もう時間がございませんが、これまでダム湖左岸のほうの桜の更新は1本もされていないように思いますが、今後もこれまでと同じような考えでいかれるのか、その点をお聞きして終わりたいと思います。
 また、この3番目の十曽公園の素材を生かすビジョンはないのかということについては割愛させていただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 あえて申し上げますが、古城議員におかれてももう少し大人になっていただきたいと思います。私も議員さんにされても、こういうような議会を含めての議論の場をもう20年以上経験させていただいております。本当にこういうことは言いたくなかったんですけども、私が答弁する中で先ほど総意がないとなかなか難しいと申し上げたのは、この問題に関しましては、制度としての県との約束があるわけです。これは国、県、市の制度上の問題で、やはり大橋ができたら一つ前の旧ののは壊さなくてはいけない。それを保存した場合はすべて自分たちで持たなくちゃいけない。それが半端なお金じゃなくて1億も2億もというようなお金でございます。そうしたときに、それを私が皆様方に相談しなくて私の政策としていきなり出せるかということは非常に厳しいものがあります。
 また、「滝百選」の問題からこういうふうな状況になったという今までのいきさつも御存じのとおりでございます。そういうことを古城議員さんが一番御存じだと思います。そういうことを含めて御議論いただければ今のような御質問にはならないのじゃないかなと私は本当に思っております。今までこういうことを申し上げませんでしたけども、お互いもっと大人にならなければ議論というのは深まらないと思います。
 左岸側の桜につきましては、桜自体を更新というのはしておりません。ただ、先ほど申し上げましたように、新たに植栽を加えたところが一つ、二つ、三つと増えているというふうに御理解いただきたいと思います。(「議長、お願いです。」と呼ぶ者あり……19番議員)
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 私も熱くなるタイプですから、それは確かに私も反省しなきゃいかんところもたくさんあります。でも、市長、私にはこれでたった1行の答弁ですよ。市長、大人になれって、あなたが議員の立場のときはこういうのをどうされていましたか。植栽の問題にしても、オートキャンプ場を整備したのは市じゃないでしょう。そういうことですので、私も大人にならないかんなと思いますが、市長も分け隔てをしないようにしてくださいね。これは熱くなろうが、穏やかな話であろうが、議論の場なんですよね。
 以上です。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、19番 古城 恵人議員の一般質問を終わります。
 ここで、昼食のためしばらく休憩いたします。なお、再開は午後1時からといたします。
               △休  憩△(11時49分)
               △再  開△(13時00分)
◯議長(山下 親志議員)
 休憩前に引き続き会議を再開いたします。一般質問を続けます。
 次に、21番 植松 尚志郎議員の一般質問を許可します。
 植松 尚志郎議員。
◯21番(植松 尚志郎議員)   登  壇
 市長に伺います。
 今の状況でいきますと、20年後の伊佐市の人口は何人ぐらいになると予想しますか。できましたら理由もお聞かせください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在、手持ちの資料がございませんので、わかりましたら御報告申し上げますが、現在、手持ちにあります資料の中で、10年後の人口が約2万5,000人程度というふうに考えております。
◯21番(植松 尚志郎議員)   登  壇
 10年というと数字の予想もしやすいんですが、例えば、私が計算をしたところでは、2010年が2万9,304人で、2,195人減っているわけですね。これが20年後となると、国勢調査が4回ありますので、これを単純に掛けますと8,780人減りますので、現在の人口から引いた場合、2万524人になります。
 ところが、5年ごとの人口の減少は、例えば、1995年は3万5,007人いたんですが、2,000年は3万3,508人で、5年前に比べると1,499人減少しているんです。そして、2005年は3万1,499人になって、5年前に比べると2,009人と大幅に減少しているわけです。2010年は2万9,304人で、前回の2005年に比較しますと2,195人減少しています。要するに、単純に減っていかないのです。人口が減っている上に、今度は人口の減少幅もさらにひどくなっている、こういう状況なんです。これから比較すると、20年後は、単純計算でいきますと、2,195人に4を掛けると8,780人ですから、現在の人口から8,780人を引くと2万524人になるんですが、年を重ねるごとに、国勢調査をするごとにこの人口というのが減少して、さらに一段と減っていくんです。ここが問題なんです。ですから、私の推測では、恐らくこれは2万を切る可能性が十分あると、こういうふうに考えています。これは今のままでいきますとですよ。
 そこで、我々が一番考えていかなければならないのは、いわゆる人口減少の対策の手というものを早く打たないと、2万人を切るような状況になると再度また合併の話が出てきますよ。それで、その辺を十分考えてください。
 だから、御存じのとおり──そして、少子高齢化と言いますが、特に気をつけなければならないのは子どもの減少なんですよ。以前申し上げましたが、昭和43年か44年に旧菱刈中学校と本城中学校が統合した当初は1,080人いたんですよ。これが今何と208人。20%を割っているんですよ。ここにいわゆる大きな問題があるんです。
 ですから、やはり市長、こういう前後のことを十分考えてやってください。そうでないと、これはやはり、いわゆる生まれてくる子どもが少なくなる、ここに問題があるわけですから。それで、ここの問題を解決しなければだめですよ。
 以前申し上げたこともありますが、やはり最近は円高の関係で企業誘致がちょっと望みが薄いです。企業が外国にどんどん出ていくわけですから。だから、やっぱりそれにかわる対策、もちろん、先ほどから出ています十曽のいわゆる観光の問題、あるいは宿泊は湯之尾を勧めるというようなことを市長が言っておられましたが、それに加えて、農産物、特に米、あるいはネギ、そして今度の議会でも出ましたタケノコとかの特産品を販売することによって農業の方々もよくなるわけです。観光にはそういう意味があると思います。
 先日、執行部の答弁の中でも2万人という数字も出てきたようですが、やはりこれは大事に、また慎重に、貴重なことだというふうに私も考えております。そういうことで、これをほうっておくと大変なことになりますよ。もちろんそのつもりで──例えば、今回も出ましたように、小学校の廃校、あるいは中学校の統合、あるいは恐らく県立高校も一つになると思いますが、こういったもろもろの問題が出てくるわけです。その根源は何かというと、やはり子どもの数が少ないということに限ると思います。
 そこで、どういう対策を打つか。以前も申しましたが、いろんな新聞等を見ていますと、仲人にいわゆるお礼をすると。そうたくさんしなくていいわけですから。これも大事な問題じゃないですか。1組成立するとやはり二人ぐらいは産むんですから、子どもを。こういう問題とか、あるいは国分とか隼人、あるいは鹿児島方面に通勤なさる方に対するいわゆる助成、これは市長のほうから言われましたので、こういうことも考えていけばまたいいのじゃないかと思っております。それに、やっぱり結婚しない若者が多い。その対策としては、出会いの場をつくる、これも大事でしょう。こういうこと。
 それから、私が質問通告書の中に書きました、いわゆるUターンの人たちに対する20年というのは長いですよ、正直申し上げまして。子どもは大きくなると帰ってきません、はっきり言って。子どもはその生まれたところが結局、ふるさとになってしまうんですよ。だから、私はこの20年は長いと思っております。私の周辺を見ても、例えば、夫婦が帰ってこられます。一方が欠けたらまた子どものところに行きます。この問題。あるいは、その集落、その地域に貢献できるのは、あるいは地域の活性化、まちの発展とかになるのは、やっぱり子どもを連れてきてこそですから。こういうこともやっぱり20年は長いと私は思っております。これも考えてみていただけませんか。私がかねがね生活の中で感じたことをこうして質問しているわけですが、特にUターンの場合等のあれについては、20年を10年にされたらやっぱり違うんじゃないかなと思っております。
 そして、一つの政策で大きな効果は無理だと私は思います。あらゆる手段を講じて、いろんな政策で引きとめなり、あるいはあれをやると。増加とまではいかなくても、いわゆる減少を抑えることができるということじゃないでしょうか。そして、2万人というこの線が崩れると、やはり当然、また次の合併が出てきますよ。そのことも考え合わせて答弁してください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 その前に、国立社会保障・人口問題研究所のほうによりますと、平成42年のころの総計が2万1,336人となっております。総人口の中に占めますゼロ歳から14歳までが9.6%の2,049人とデータでは出ております。現在が3,315人の11.4%でありますので、人員、比率ともに下がるというようなデータになっておりますので、議員さんのおっしゃいますデータと少しは違いますが、傾向としては一緒というふうに認識しております。
 それで、まず最初に、Uターン、Iターン者を対象にしたこの事業の補助金でございますけども、御質問いただきましてから、確かに20年というのはやはり長いというような感じを持ちます。したがいまして、今、10年程度に検討し直してはどうかということで、来年度へ向けて調整できるものなら調整するということで考えてまいりたいと思います。
 総合的に、あるいは複数の手段によって人口減を食いとめなければならないというような御提言でございますが、全くそのとおりでありまして、来年度は青年団の企画で出会いの場づくりができないか、結果的には出会いの場になるであろうというような事業に対しての支援というのはできないかというのも考えているところでございます。B級グルメでいろんな活動をしている青年、また従来の青年団の活動の内容、そういうもの等を合わせながら支援できないものかと考えております。
 それと、一昨日から御答弁申し上げておりますように、子育てと医療の充実、このことはかなり力を入れてきているというふうに思いますが、さらにこのことを充実していくことによって、せめて一度は伊佐で子育てをしてみたいという転勤族の方々が増えてくるのを期待しているところであります。
 この医療の充実につきましては、あす、県医師会長以下がお越しになりまして、伊佐の医師会の方々、私ども行政を交えて三者で夜、ふれあいセンターのほうで意見交換会を行いますので、またその機会などにもそういうことを含めていろんな要望や実態をお知らせしていきたいと思っております。
◯21番(植松 尚志郎議員)   登  壇
 前向きの答弁、本当にありがとうございます。
 1、2、質問をしてみたいのですが、前回でしたか、鹿児島とか、あるいは国分、隼人等に行く人に対しては通勤補助を出したいということを言われたような気がするんですが、これについても一言答弁をしていただけばありがたいんですが。
 要するに、人口の減少が──ここを理解してください──「少子高齢化」という言葉は使うけれども、実際には少子化ですから。これが極端に少ないわけですから。先ほど菱刈中学校の問題を言いましたが、今、19%ですよ、合併当初とすると。極端に減っているわけですから。だから、こういうあらゆる手を打ってくださいと言うわけです。高齢化というのは、むしろ平均寿命というのが伸びているので余りあれしないのですが、伊佐市にとって一番の問題はここだと私は思っております。
 それと、市長、再度の答弁をお願いしたいんですが、鹿児島とか国分、隼人への通勤に対する補助ですね。市長が前回か前々回に答弁されたような気がするんですが、やはりそうすることによってまた今度は自宅から通うというような線が……。これもすぐ効果が出るものじゃないですから。今後こういうのがあるよということになると自宅から通勤しようかというふうになるわけですから。
 それと、もう一つ、大事なことを言い忘れました。伊佐は環境的には一番いいと私は思うんです。空気、水ですね。平均寿命も恐らく高いと思っております。私の近所の同級生が6月に必ず帰ってきて9月に帰ります。クーラーはないんですよ。それでもこちらがいいと言うんだから。だから、この辺は伊佐会等を通じてやっぱり盛んに宣伝していいんじゃないですか。平均寿命も都会とすると恐らく違うと思います。私はこの辺の宣伝もしていただきたいというふうに考えております。
 この点と、それから通勤補助をどう考えているか、再度、答弁をお願いします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 通勤補助につきましては、私が確固たる政策として御答弁申し上げたかどうかというのはちょっと私も定かでないんですけども、このような答弁をする際の一つの例として答弁したことはあるかと思います。私どもがこの市外への通勤手当について検討する場合に、このデータのとり方というのが非常に難しい点がございまして、実際、確固たる企業の場合の通勤のデータというのはとれるわけですけども、非常勤的にとか、あるいは一定の会社が外のまちに行って社員ともども仕事をする場合とか、このさまざまなデータのとり方が非常に難しくて、今のところ、まだこれを政策の段階に上げているということではございません。
 それと、2番目の環境のよさにつきましては、これはマスコミのおかげもあるわけですけども、私どもが情報を出すことによっていろんな自然環境のよさというのはかなり宣伝していただいているんじゃないかなと思いますので、これからも独自の広報手段等を通じましてまた広くそのことを宣伝してまいりたいと思います。
◯21番(植松 尚志郎議員)   登  壇
 通勤補助については執行部のほうでも十分御議論していただいて、本当にこれが助かるものであれば検討してみてください。
 それと、環境のよさというのはもちろん我々も大いにしていかなければならないわけですが、確かに農村と都会では違うんです、平均寿命というのは。たしか4年違うということを伺っております。その辺もやっぱり宣伝されていいんじゃないでしょうか。
 そういうことで、通勤の問題は検討していただくということで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、21番 植松 尚志郎議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 次に、12番 左近充 諭議員の一般質問を許可します。
 左近充 諭議員。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 さきに通告いたしました湯之尾の整備について質問いたします。
 まず、川内川旧河川の整備について伺います。
 川内川旧河川は元湯之尾温泉街の真ん中を流れ、毎年6、7月の豪雨では、温泉街は2階近くまで浸水というより川になり、「湯之尾がつからんな流しはあがらん」と言われておりました。毎年のようにテレビの全国放送で流れるものでしたが、当時の久保町長は川内川の名刺を持って今の国土交通省九州整備局や本省に要望に行かれまして、バイパスの小水路ができ、はんらんしていた川も少しだけの水が流れるようになっておりましたが、平成18年の県北豪雨災害の激特事業での捨て土で旧河川を埋めて公園にする計画でございましたけれども、現在、どのように進められているのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 当該地域につきましては、旧菱刈町におきまして平成9年2月に策定されました「21ドリームプラン菱刈」の旧河川土地利用基本構想というのが示された経緯がございます。その中で浸水空間ゾーン、あるいは河川公園及び庭園ゾーン、自然空間ゾーンの整備方向が設定されておりますが、湯之尾地区での地盤沈下が見られ、昭和59年11月に地盤沈下調査検討委員会が設置されまして、昭和60年5月30日に最終報告がなされているようであります。
 このようなことがございまして、そして、平成14年6月に終息宣言が出されております。しかし、完全にはまだ地盤沈下の終息をしていないところもあるというような考え方で、その一部が除外になっております。それで、さきにつくられましたいわゆる「21ドリームプラン菱刈」というのは平成16年で凍結されているというふうに理解しております。したがいまして、まだ公園化の動きというのをするということにはなっていない状態でございます。
 以上が今現在の置かれている状況でございます。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 湯之尾には10軒ぐらいの旅館もあり、神舞やパークゴルフ、カヌーに県内外からたくさんの人たちが来られていらっしゃいます。栗野のバイパスからおりられるとあそこのところを必ず通ってその現場に行かれるわけでございますけれども、現在、セイタカアワダチソウや雑草、木が生えておりまして景観が大変悪いですので、整備はできないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 いわゆる何らかの新しい形に整備するということは今のところないわけでありますが、凍結したような状態のままでありますが、環境的に悪いことにつきましては、周辺住民に悪い影響を与えないように、何らかの管理をする必要はあろうかと思っております。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 きょう、昨日、一昨日、曽木の滝公園の整備について同僚議員からの質問もございましたが、曽木の滝公園の真ん中の付近、あそこも国土交通省の捨て土で整備され、また、工業団地も公園と一部、ヘリポートとして整備されております。忠元公園も今回、ジョギングコースとして1,200万の補正が出ておりますけれども、湯之尾の温泉街もあのままではどうも大変だと思いますが、何とか整備をしていただけないかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在、中州に流量がある関係上、全部を埋め立てるということができないといいますか、しない状況において今凍結されておりますし、また、湯之元橋の整備についても、現在、これを整備し直すという計画がないわけでありますが、平成24年度に長寿命化修繕計画を策定することになっておりますので、この中で方向性を出すことになろうかと思います。
 一つの考え方としましては、撤去しまして旧河川の流量に見合う暗渠を設置し、盛り土工法による道路改良や道路位置を下流側に変更した新設路線などが考えられますが、これは一つの案でございますので、長寿命化修繕計画を策定する中で御意見等をお聞きしながら、地元に合った形と今の流量を考えながらということになろうかと思います。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 まだ橋の質問はしなかったんですけれども、あそこを全部埋め立ててということではなくて、先ほど沖田議員も言われましたけれども、金も余り使わずにあのままでクロスカントリーやジョギングコースに整備できないか、地元の方々がそのように言っていらっしゃるので、そういうような考えはないかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 これはどうしても橋との関係がございましたので、そこのところを関連づけて先ほど御答弁させていただきましたが、今のその使い方につきましては、やはりまだ国土交通省の所有になっておりますので、そこのところをどういうふうにして借りることができるか、整備することができるかということは地盤沈下のこの地域における局所的な状態を見ながらということになろうかというふうに思います。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 国土交通省の上江川副所長さんによりますとこれは市で管理するようになっているという話でしたので、当然、市だろうということで質問したわけでございますけれども、何せあのままほうっておくのはどうかと考えますので、もう一回、国土交通省とも話をして、整備できないかという、そこら辺をお願いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 それはやってみたいと思います。また、湯之尾の出張所の所長も新しくおかわりになりましたし、また、川内河川事務所のほうにもこの件をどの程度御相談できるものか、させていただきたいと思います。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 次に、湯之元橋の整備について伺います。
 湯之元橋は延長74メートル50センチ、幅は3メートル20センチで、昭和34年に建設されてから52年になります。橋全体が老朽化して橋脚も弱く、危険な状態でございます。幅が狭く、離合することができないため、橋の上での交通事故や運転手同士のトラブルが現在でも続いております。車が通るときは橋が揺れて、歩行者は怖いそうです。安心安全でせめて4トン車ぐらいまで通行できるような一日も早い対策を湯之尾地区の全員の皆さんが強く望んでおられます。整備する考えはないかお伺いいたします。
◯建設課長(若松 学君)
 市長に補足をいたしましての説明になりますけども、伊佐市内に284橋あるわけですけども、平成24年度にこれの長寿命化に向けまして修繕計画を策定する計画であります。その中でいろいろと計数計算がありまして、健全度という数値であらわしておりますけども、健全度20未満の場合にはかけかえ、健全度60未満につきましては早期に修繕が必要、それから60から80未満につきましては予防的な修繕が必要、それから80以上につきましては当面修繕の必要はないというふうな計画査定をするわけです。4段階ありますけども、当湯之元橋のほうもこれによりましてどの部類に入るか調査いたしまして、その結果で今後、検討していくことになります。
 以上です。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 旧河川左岸側に未加入者も含めて山下自治会37戸73人、鵜泊自治会41戸81人、計154人が住んでいらっしゃいますが、そのほかに旅館や公衆浴場もあります。ほとんど全部の人がこの狭くて危ない橋を通勤通学等に利用していらっしゃいますが、車が1台通ると縦になって歩かなければ通れないぐらいの狭さでございます。先ほど言いましたとおり、幸い真ん中は土が盛ってあって、旧河川の左岸は今、300ぐらいのヒューム管を2、3本並べてあって、右岸側もそれほどたくさんの水は流れないと思いますので、現在は高い橋をかけてありますけれども、低くすると小さなボックスカルバートで安く整備ができると思いますので、そこら辺は構造上ではどうでしょうか。
◯建設課長(若松 学君)
 これも市長の補足になりますけども、もう一回、答弁したいと思いますけども、流量的には今の橋の断面はもう必要ないと思います。川内川に出水する下流のほうの断面を見ましたら800のヒューム管が2本入っておりますので、そのぐらいの流量で大丈夫かなと思いますけども、正式には流量計算をしますけども、基本的には盛り土工法で安く架設できるというふうに考えております。
 また、場所等につきましても、その橋の先には家がありまして幅員が狭いですので、ちょっと下流側に行ったところに新しく盛り土工法でつくるとかという、そんな計画を立てられるかなというふうに思っております。
◯12番(左近充 諭議員)   登  壇
 先ほどの答弁で24年度に調査をしてということでございますので、そして、調査されても狭いし、揺れて大変危ない橋でございますので、校区民全員が強く望んでいらっしゃいます。ぜひかけかえのほうをよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、12番 左近充 諭議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 次に、3番 久保 教仁議員の一般質問を許可します。
 久保 教仁議員。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 最後の質問者となりました。なるべく早く済むように努力したいと思いますので、ひとつ、いましばらくおつき合いのほどをお願いいたします。
 今回通告いたしましたのは、地域ブランドの取り組みについてということであります。地域ブランドとは、皆さん既に御承知のことだと思いますが、地域に存在する自然、歴史、文化、食、観光、特産品、産業などの地域資源の付加価値を高めて他の地域との差別化を図り、情報発信力や競争力で優位を保ち、地域を活性化させる源になるものであります。
 平成18年に地域商標制度ができました。各地で地域ブランドへの取り組みが活発になってきております。国では、平成25年度でしたか、地域ブランドの新登録制度実施を目指すこととしております。我が伊佐市でも水稲、牛、農産物のブランド化への取り組みが積極になされておるところであります。
 そこで、今回の一般質問でありますが、地域ブランドについてということで、伊佐市の観光戦略について、そしてまた伊佐ブランドと農業政策についての2点で市長のお考えを伺っていきたいと思います。
 まず1点目でありますが、伊佐市の観光戦略についてであります。
 新曽木大橋が完成いたしました。今定例会一般質問で多くの同僚議員の方々が新しい観光スポットの誕生を喜ばれ、その活用についてるる質問を展開されたところであります。同僚議員の質問、そしてまた市長の答弁から、その概要、あるいは今後の展望についてある程度把握させていただいたところであります。
 今、あのすばらしいロケーションを持つ新曽木大橋の誕生を機に、これまでの伊佐市の観光事業を総括し、新たな展開を期すべきだと考えております。これまでの質疑と重複する部分もあるかと思いますが、市長はどのようにお考えか伺ってみたいと思います。
 また、伊佐市における観光イベントの集客数と交流人口の現状、そして今後への対応、どのように対処されるお考えかお伺いをいたします。
 1回目の質問といたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 伊佐市の観光戦略についてでございますけども、一般的にはやはり曽木の滝を中心にした観光宣伝というのを今後も内外ともに強化していかなければならないのじゃないかなと思います。それは、旅行会社のツアーの企画や、あるいは県の観光連盟、県の旅行センター、あるいは報道機関などと連携をとり合いましてPR活動を行っていくには、やはり顔となるのは曽木の滝にかかわることになろうかというふうに思います。
 もう一つの柱は、やはりこれからはグリーン・ツーリズム事業がそのもう一つの顔になるだろうというふうに思います。グリーン・ツーリズムを推進していく中で、当然、十曽の旅行村、あるいは楠本川の自然公園、そういうところがやはり同じように絡んでくるのであろうというふうに思います。
 宿泊施設との関係にもなるんですけども、どうしても旅館、ホテルというのが足りない状況にありますので、それを補うには、やはり民宿、あるいは民泊というようなところも整備していく必要があろうかというふうに思います。
 そのような総合的な見地から、観光と、2点目の御質問のところにもあるんですけども、農業との関係を組み合わせながら売り込んでいくということになろうかというふうに思います。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 確かに、この伊佐市にとって、曽木を中心とした観光がこれからの伊佐を含めた広域での観光の部分でも最も目玉になってくるんじゃないかと思います。また、グリーン・ツーリズムについても触れられましたが、この二つが一緒になってやっていく、そういう中で、今、新曽木大橋のアクセス道路が完成するまでは大型観光バス等の運行は難しいというような答弁も同僚議員の質問にありましたが、20人以下の少人数によるマイクロバスでの旅行者も多くなっているとのことでもありました。
 そこで、今、市長のほうでも触れられましたが、宿泊施設等について少ないということでありますが、この伊佐市の宿泊施設と宿泊できる人数はどの程度あるんでしょうか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 宿泊施設の数は、ホテル、旅館で12施設、収容人員が355人で、民宿関係が7施設で98人、合わせて19施設の453人でございます。ほかにキャンプ場が2施設で、収容人員214人でございます。ちなみに、21年度の宿泊利用状況は、ホテル、旅館で1万8,505人、22年度が1万6,188人となっております。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 今、旅館に355人、そして民宿等が98人泊まれるということでありましたが、この中で40人以上宿泊可能なところというのはあるんでしょうか。これは、大型バスで観光客が来た場合、受け入れることができるかどうかということでお伺いしたいと思います。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 お答えいたします。
 収容人員が40人以上ということで、3施設──45人が一つ、40人と、それから60人ということでございます。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 わかりました。ということは、新曽木大橋をメーンにした観光ルートで例えば出水、阿久根、水俣等から霧島へ抜ける場合、ここへたくさんの方々を宿泊させることはできないと。せんだっての市長の答弁にもありましたように、当分の間は小規模の旅行者をゲットしていくということになろうかと思います。
 せんだって湯之尾の各旅館へ行って宿泊者数の推移を聞いたんですが、一つの旅館だけが若干増えておりまして、ほかの旅館は軒並み減少をしております。やはり新曽木大橋ができたことによって伊佐の観光がさらに活発になっていくようにお願いしておきたいと思います。
 ただ、先ほどPRに力を入れていくというようなことを市長おっしゃいましたが、せんだって10月の終わりに商工観光係の方が鹿児島空港の到着ロビーのところで伊佐市の観光PRをやっておられました。2週間の日程であったそうですが、これは合併前後の3年前から予約をされて、急遽そこへ派遣されたというような感じでありました。もみじ祭りのポスターともみじの木を飾ってありまして、金鉱石を4個か5個並べてあって、そしてチラシを置いてある。パソコンで伊佐市の紹介のビデオを流したりしておったわけなんですけれども、実は、空港ビルに勤めている友人から伊佐市の観光PRというのは他の市町村に比べて本当に貧弱過ぎるというような電話があって、私は見に行かせていただいたんですけれども、3年前の予約の経緯なんかもありましょうが、やはりこの時期だったら、もみじ祭りはもちろんそうでありますが、ふるさと祭りであったり、あるいは地域振興課所管の定住促進のPRであったり、グリーン・ツーリズムもそうでありますが、PRすることはたくさんあります。
 ただ、一昨日でしたか、スポーツ課と企画調整課は話をされておるのかという鵜木議員の質問がありましたが、それと同じように、課を横断したPRをしていかないとなかなかPRが実を結ばないんじゃないかと思います。空港のPRについては答弁は要りませんが、課を横断した取り組みについて、市長、お考えがあったらお聞かせいただきたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 空港のPRというのは、実は私もあのときおりました。指摘されますように、確かに貧弱だというのは感じました。あそこにあれだけ出してするのであればもっとやりようがあったのではないかなというふうに。私も合併のときのいきさつ云々のところをよく存じておりませんでしたので、一応あそこに出していただいて、あれだけの目立つところに置いていただきましたのでそれはそれでよしとしなくちゃいけないかなというふうに感じたのは正直なところであります。もみじも少し枯れてといいますか、水が不足しておりまして、一緒に行っておりました職員にとにかく水を含ませるように指示したりとか、そういうのを今思い出しております。御指摘のとおりであります。
 それで、各課を超えたPRというのを組織的にやっているかといえば、やっていないというのが現状であります。ただ、広報が取りまとめて、それを、マスコミを回りますときとか、あるいはインターネット上にわかるように、最初の画面からすべてに入っていただけるように広報が工夫して見やすいようにしていることは事実でございます。そういう連携はしておりますけども、いわゆるプロジェクト会議、対策会議みたいなのを開いて各課がやっているかといえば、まだ具体的にはやっていないのが実情でございますので、今の御意見等を参考にさせていただいて、どういうふうにできるかということは早速、検討してまいりたいと思います。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 先ほど古城議員の質問の中でも、観光客が来ても土産を買っていただかないと潤わないというような話もありました。この土産を買っていただくのもそうでありますが、昼食をとっていただく、宿泊をしていただく、それでこの伊佐に金が落ちる、交流人口が増えていくというようなことだろうかと思いますので、広報、インターネット等を通じても各課横断的なPRをよろしくお願いしておきたいと思います。
 次に、4棟の体験住宅ができておるわけですが、これは機能しているかということであります。この移住体験住宅でありますが、これは施工者の提案方式、プロポーザル方式で15の提案があり、4案、つまり4業者によって4棟が完成したものでありました。22年4月1日から入居を受け付けて現在に至っているところであります。この提案方式によってできた4棟、これはそれぞれにコンセプト、つまり基本理念があり、その建屋に主張やこだわりがあったはずであります。このような観点から、移住体験住宅の4棟はそのコンセプトに即した機能をしているのかどうかお伺いをしてみたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 4棟にはそれぞれのコンセプトがありますが、利用していただく方が大変多くて4棟が常にあいているということではないことから、必ずしもそれに合致する御利用のされ方をしているかどうかははっきりとはわかりませんが、ただ、お越しになった方に御紹介申し上げて、4棟ある場合はその中から選んでいただきますが、そうでない場合は2棟のうちの一つ、あるいは、1棟しかあいていない場合はそれでもよろしければということで御利用いただいていますので、おおむねはこのコンセプトをわかった上で御利用いただいているというふうに思っております。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 この移住体験住宅の担当課ではいろいろと努力をされて、そしてまたホームページ等でも広報され、よく使われているという市長の答弁でありましたが、この9月27日には「ふるさと回帰フェア2011in東京」というのがありまして、そこでもブースを開いて、そこへ十数人の方々が相談に来られたというようなことであります。
 よく使われていることはいいんですけれども、例えば、重留にある4号棟だと思うんですけれども、この展示会があったときには、あそこのコンセプトは、ここへ来て体験住宅に泊まるとこういう農業体験ができる、工芸体験ができる、そば打ち体験ができるというようなのをその指導者の人たちの写真入りで土間のところに展示してあったんですけれども、多分、これは皆目、実施されていないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 お答えいたします。
 竹細工とか、いろんな、そば打ちにしても、地区の名人という方たちの名簿を出していただきまして協力をいただくことにしておるんですけれども、それをまだその体験住宅で実施はしていないと思います。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 重留の3号棟、4号棟の前に知人がいるもんですから、いついつ入られていつ出られたというのをチェックしていただいているんですけれども──本当に根性の悪い話でありますが、今回の人は気さくな人で、うちにしょうゆを借りに来たとか、地域の人と密着している体験者もおられるようであります。ただ、やはりコンセプトをもってつくった体験住宅でありますから、やはりそれを生かす努力、あるいは地域を巻き込んでいくというような方法も考えていただければと考えているところであります。
 また、この体験住宅は来年度で3年目を迎えるわけでありますが、築年数が古い体験住宅というのはどうかと思います。新しいうちに、あるいは商品価値があるうちに築5年目ぐらいで移住を希望される人に売却して、またプロポーザル方式によって新しい体験住宅を建築されるお考えはないかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 基本的には今おっしゃったような提言の方向がいいかと思います。それを3年目で考えるのか5年目で考えるのか、そのあたりは議論しなくてはいけませんが、次にまた新しいコンセプトでそういう3棟なり4棟なりを別の場所につくるというような、大体、それを繰り返していくということは経済の循環にもなりますし、新しい時代に即したものが出てくる可能性がありますので、基本的にはそういうことをベースにして考えていこうかと思っております。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 よろしくお願いしたいと思います。
 前の方々が早かったものですから私もスピードを上げないといけないと思って頑張っておるところでありますが、次の質問は、高校、大学等の合宿を誘致する補助金は考えられないかということであります。
 議長の許可をいただきまして資料を3点ほど配付させていただいておりますが、その1枚目に肝付町の合宿誘致推進補助金というものを添付させていただきました。これは県内のさつま町、あるいは薩摩川内市、鹿屋市等も取り組んでいるところであります。市外の高校生や大学生等がスポーツで、あるいは文化的なことで伊佐市内の宿泊施設を利用される場合にこういう補助制度は考えられないかということであります。いかがでしょうか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今は実際に行っておりませんけども、しかし、事業としては考えられることだと思います。幾つかの団体がキャンプをしております。そういうところの今の実情をお聞きして、どういうような補助ができるのか、また、この肝付町のこれも参考にさせていただいて検討させていただきたいと思います。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 よろしくお願いしたいと思います。
 実は、菱刈町時代に県下一周駅伝の川辺チームが楠本渓流公園のバンガローを借りて2泊3日の合宿を行いました。その翌年には田中ふるさと館で、同じく川辺チームだったんですけど、行っております。ここは先ほど沖田議員の質問の中でクロカンのコースは考えられないかということもありましたけれども、川辺チームがこの楠本渓流公園を使ったのにはわけがありまして、渓流公園から楠本へおりて、それで徳辺へ上っておりて、そして新川のほうへ上って、それで渓流公園におりていくというアップダウンのすごくあるところで、クロカンにも対応できるんじゃないかと思ったところでありましたが、こういうところで県下一周駅伝の川辺チームの方々が練習をしておられました。現在はやっておられませんけれども。
 それから、モトクロスのバイクのメンバーが20人ほど、楠本渓流公園の裏のほうの林道を毎年バイクで走って楽しんで、夜は焼き肉で一杯というようなのもあります。昨年は口蹄疫の関係で肉はだめだということで中止になったところでありますが。
 また、この12月23、24、25日でしたか、ことしで8回目になりますか、7回目ですか、市職員の方々が中心になってカヌー競技場のところで240人ほど集めてカヌーの合宿を2泊3日で行われます。
 いろんな形で合宿を誘致する素材はあるかと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、次に入ります。
 大きな2番目の伊佐ブランドと農業政策についてでありますが、まず、第1点目の伊佐ブランド認証の統一基準はどうなっているかという質問であります。
 その前に、質問ではありませんが、和牛について触れてみたいと思います。
 5月から薩摩中央家畜市場で競りが行われ、8カ月が経過いたしました。独立行政法人農畜産業振興機構が毎週月曜日にその1週間の全国の処理状況を出しております。これは全国ランキングなんですけれども、これによりますと、5月が全国2位、6月、7月も全国2位、8月には全国1位の取引価格でありました。9月が2位、10月は1位、11月は3位でありますが、12月はこの12日の月曜日の段階では全国1位という数字を残しております。
 かつて財政課長が金の相場を見るのが毎日の楽しみだと言われたことがありますが、私は毎週月曜日、この子牛の販売価格で薩摩中央部よりもほかの家畜市場が低かったら喜んでいるところであります。これは優れた雌牛を残し、規模拡大を支援している市の施策のたまものであると思います。3位が1回、あとは2位と1位ですから、これは全国ブランドといっても過言ではないと思います。来年4月で1年を経過します。残す4カ月の経緯を見ていきたいと考えているところであります。
 さて、伊佐米ブランドの認証についてでありますが、認証を与える機運をつくりながら12月ぐらいには統一基準を作成したいということでありましたが、その後の進捗状況についてお伺いをいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 説明させていただきます。
 伊佐米としての市場でのシェア確保を行う上では品質の統一を図る必要があるということで、本年度、地域振興推進事業によって伊佐米ブランド確立計画の策定を進めているところでございます。この集荷業者が三つの業者がいらっしゃいまして、そのほか生産者、それから集荷業者を含めて関係機関・団体の15人で構成する伊佐米ブランド確立検討委員会を設立しているところでございます。過去、話し合いをいたしまして栽培の統一基準案を作成し、平成23年12月にこの検討委員会で検討いたしまして、平成24年産からの取り組みとして栽培農家へ周知する計画であります。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 ありがとうございます。24年産米から統一基準でということであります。
 実は、ここで一つ、提案があります。配りました資料の1枚目をめくっていただきますと、これは22年度の資料で、23年度の資料も11月7日に出ているんですけれども、これは姶良・伊佐を一くくりにしてあるものですから、22年度の資料を出させていただきました。これを見ていただきますとわかりますように、本当にありがたいことなんですが、伊佐は断トツであります。あるいはあの面積の広い霧島市、薩摩川内市、これをはるかにしのぐトン数を産出しているところであります。こういうふうに県下一の米の主産地として伊佐米をブランド化するには何か足りないというふうに思っているところであります。
 確かに、先日の丸田議員の答弁にもありましたが、東京港区のセルスティンホテルがこの11月1日から朝食とランチを伊佐米でやっているということがあったり、また、先日のマカオからの来訪による成果が期待されるなど、販売促進という面から着実に実績が上がりつつあります。
 ただ、ブランドという観点からすると、来年4月から実施されるこの統一基準でありますが、やはりこの統一基準ができることで他の産地との差別化ができるのかどうか、ある一部の人たちだけにとどまってしまうのかという危惧があります。
 この12月1日に福井県が県内すべての水稲作付を環境保全型特別栽培米としてやっていくと発表しました。そこで、そのマニュアルを福井県から送っていただいたところでありますが、これによりますと、環境特別栽培米ということで認証区分を四つに分けてあります。現在、この伊佐地区で永池、東市山、下市山が取り組んでいるのもここに入っておりますけれども、化学肥料を使わない、農薬を5割以下に抑えるというのが福井県では3番目の認証区分であります。こういうふうに、県全体で特別栽培米に取り組むというふうにやっている県がある。
 鹿児島県は米の生産高は全国28位でありますけれども、その鹿児島県で1位のずば抜けた米の生産額を誇っているこの伊佐市、何か特異さをつくるとしたらこの減農薬特別栽培米ということになるんじゃないかと思うんですが、これへの取り組みについてはいかがなっておりますか。
◯農政課長(田中 淳一君)
 伊佐地区の集荷業者というのは三つの団体がいらっしゃるわけですが、この方々と12月1日に協議をしたところでございましたけども、肥料を統一するということがなかなか難しいという面もございました。一つは、JAのほうでは特別栽培米という形でそれぞれの農家の方々がその基準を守ってやっていくわけでございますけども、農協以外の関係につきましてはなかなか、その取り組みに対していろんな抵抗等もまたあったようでございました。
 それで、一つには、伊佐米の生産基準という形でまず基本管理を大事にすることが大事じゃないかということも言われました。間違いのない伊佐米の基準づくり、これがやはり基本管理じゃないのかなと。それで、一つは、農家の意識改革をするために、基本的なものでございます、苗箱にいもち病が入った場合は完全に捨てるとか、それから、植えつけ日数、例えば、ヒノヒカリであれば何日から何日までに植えつけるとか、それから、箱苗については、徹底して洗ってから直すとか、そういった細々なものがなかなか守られていない面も多いんじゃないかということがございました。それで、伊佐米の生産基準案をつくることにつきましては、やはりこれらの基本管理を徹底させることが大事じゃないのかなというのもございました。
 それから、肥料、農薬はそれぞれの考え方でございましたけども、認証については、これは化学合成農薬の使用回数の成分の関係でございますが、成分数が18以下とか、それから、農薬の使用基準内での栽培であるとか、そういった農薬の制限等をやっていったらということも出てきております。
 いずれにしても、こういう現段階での米づくりの管理体制、取り組みの姿勢を明確にして、伊佐米の全体的な底上げを図ることが大事じゃないのかなというのが3業者の考え方でございました。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 一足飛びにはいかないことだろうと思いますが、ブランドという観点から、また安心安全という面からも、全市的に特別栽培に取り組めるように、徐々に徐々にで結構ですから進んでいただきたいと思います。例えば、せんだってある方々と話をしているときに、市のほうから、特別栽培米をつくらないかと声をかけていただいたというような話もありました。担当係のほうではそういう努力もされているようでありますので、今後とも、伊佐米、イコール安心安全な米だというような方向づけをしていただけたらと思います。
 次に、重点作物の振興計画はどうなっているかということでありますが、伊佐の園芸振興をどうするかということで作物園芸部会で検討を重ねられているということでありますが、その方向性や方策を検討されてきたことと思います。振興計画は年度内にはできるんでしょうか。
◯農政課長(田中 淳一君)
 それでは、説明させていただきます。
 重点作物の振興計画でございますが、これの振興計画の園芸産地活性化プランにつきましては、合併前の平成19年度に旧大口市、旧菱刈町でそれぞれ園芸産地の活性化プランを策定をいたしまして、野菜の重点品目、カボチャ、それから白ネギ、ゴボウ、ニガウリ──このニガウリは旧大口市だけの重点作物でございました──を推進してきたところでございます。この振興計画は平成23年度で終了しますので、本年度、計画を見直しまして、重点振興を図ることになっていくというのがございます。19年以降やってきましたので、今年度、また検討いたしながら伊佐市園芸産地活性化プランを計画していくということになります。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 23年度で終了ということでありますが、24年度以降の計画について今お話しいただいたかもしれませんが、ちょっと聞き漏らしてしまいましたので、そのあたりについて。
◯農政課長(田中 淳一君)
 24年度につきましては、具体的にどれとどれという項目ごとにはまだ検討していないところでございます。今、23年の生産の状況の調査をいたしているわけですけども、項目といたしましては、金山ネギ、カボチャ、水田ゴボウ、こういったものをやはり重点品目としていくのじゃないかというふうに思っております。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 わかりました。課長におかれましても、3月までには何とか方向をつけたいと思っておられることでしょうから、よろしくお願いしたいと思います。
 また、市長におかれましても、ネギをつくる若者と先輩農業者を引き合わせていただいたり、御尽力をいただいていることをお伺いいたしました。ありがたいことであると思います。園芸作物の振興も伊佐の根幹となる部分であろうと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後の質問でありますが、資料の最後のページは野菜を少量多品目でつくられてちくりん館に出されている甫立さんという方の新聞記事なんですが、これは7年前の記事であります。この11月5日にちくりん館に行って、ここへ浜島さんという菱刈町時代に農業の技術員をしておられた方がおられまして、甫立さんはまだ元気にしておられますかと聞いたらまだばりばりだということで、浜島さんと一緒にその甫立さんを訪ねて聞いたところですが、年齢はその当時69歳でしたから、現在は76歳ということであります。この顔写真からするとその分だけ年をとっておられるわけでありますけれども、月40万を下らない量を出しておられます。畑も見させていただいたんですけれども、この御老体がこんなにというようなぐらい頑張っておられるところでありました。
 また、まごし市場では90歳のおばあさんが1日三十数点、月1,000点以上出しておられるんですが、この方が月10万前後の収入を得ておられるところであります。
 せんだって、低所得の高齢者が多い、健康や介護、経済的なことで安心して暮らせないと感じている高齢者が72%もいるというような前田議員の質問もありました。我が伊佐市の特徴に福祉、介護等をうたっておりますが、長寿支援課のお世話にならない老人をつくりたいというふうに私は考えているところであります。そして、若い者たちに迷惑をかけない、市のほうにもそれで寄与できるというように、元気な老人をつくることを目的として、園芸の分野でありますが、直売所の手数料の一部を助成する制度は考えられないかという提言であります。市長のお考えをお伺いしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在、伊佐市内に12カ所の直売所もございますけども、この手数料を調べてみますと8%から20%でございますけども、大体15%の手数料が半分以上を占めているようでございます。会員になれば10%というふうに軽減されるところもございます。また、農協に出荷されている手数料が金山ネギあるいはカボチャで14.8%であります。このほかに集荷場の手数料が1キロ5円とか、これが名古屋とかに出荷されるとその分また運賃がかさむわけでございますけども、このような直売所での手数料となりますと、農協の14.5%が示しますように、大体15%前後かなと思います。ちなみに、青果市場のほうは10%でありますけども、これに軽減するためのいわゆる補助金を出すというのはまだ今のところは検討しているような状況ではございませんし、このことはかなり話し合いをしないとやはり不均衡が起こるんじゃないかなという感じもしております。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 確かに言われるとおりであろうと思います。ただ、8%から20%でありますが、これを全額という考えではなく、例えば、65歳以上あるいは70歳以上の方にその手数料の10%を補助するというような制度にしますと、市長のほうでいろいろ計算していただいてありがたいことなんですが、1件について10円補助すると、5,000点で50万円の助成という園芸振興の経費が計算できるわけであります。
 また、かつて菱刈町時代には直売所で野菜の種子を購入したらその半額を助成するという制度がありました。せんだって農政課長に聞いたらそれは随分昔の話だということでありましたが、現在、田中直売所ではそういう制度がなくなった菱刈町時代からその制度をずっと引き続いてやってきておりまして、そのことによってお年寄りの方々に野菜をよく出していただいております。でありますので、部内で検討をしないといけないということでありますからそれ以上のことは申しませんが、ひとつよろしく検討していただくようにお願いいたします。
 答弁は要りません。これで私の質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、3番 久保 教仁議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で本日の会議は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
               △散  会△(14時27分)