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鹿児島県 伊佐市

平成23年第3回定例会(第4日目) 本文




2011年09月14日:平成23年第3回定例会(第4日目) 本文

               △開  議△(10時00分)
◯議長(山下 親志議員)
 皆さん、おはようございます。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、本日は6番 畑中 香子議員より欠席届が提出されております。
◯議長(山下 親志議員)
 日程第1、これから昨日に引き続き一般質問を行います。通告に基づき、順次発言を許します。
 まず、13番 柿木原 榮一議員の一般質問を許可します。
 柿木原 榮一議員。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 おはようございます。
 通告書に従い、6月、7月の豪雨についてと公園の管理についての2点の質問を行っていきたいと思います。
 今回は旧大口市が被害の大きいのが多かったので、6月、7月の豪雨については旧大口市を中心に行います。
 伊佐市では6月、7月の災害復旧関連で700ぐらいということでお聞きしていたんですが、査定をされ、災害要件にはまったものが資料では310ぐらいであったとのことですが、浸水するところ、壊れる橋梁が常態化しています。二度ならず三度、四度と災害を受け、災害のところは原状復帰が常識でありますが、何度もやっている場所なのに、見方によっては人災ではないかと言う被災者もおられます。やり方や橋梁の長さを考慮しなければいつも同じところをいじらなければなりませんが、また、住民は年じゅう、安心して生活ができないが、川内川改修促進対策調査特別委員会も一生懸命動いておいでであります。また、災害後も職員も頑張ってもらっています。
 6月、7月の川西地区の豪雨の際に駆けつけましたとき、住民からの要望で、関白陣方面の水系の多量の水に内水面排水作業をしなければなりませんでした。移動ポンプは据えつけに時間がかかり、ポンプの出口はビニール製のホースで、見ておりますと、波を打っております。移動ポンプではなかなか流出しないのが現状でございます。設置場所の確保と性能のより優れたポンプか固定ポンプの設置は検討はできないのかお伺いいたします。
 1回目の質問といたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 おはようございます。お答え申し上げます。
 固定ポンプについては、やはり億という金額の経費が伴うことで、補助事業を取り入れないと短期的には解決できないと考えております。したがいまして、川西地区につきましては現在は排水ポンプが4台稼働しておりますが、7月6日の豪雨時には、内水の水位は1軒の家屋の周りが犬走りすれすれということでございました。8月の末に性能のよりよい排水ポンプを購入しておりますので、このポンプ2台を配置する予定でございます。
 また、川内川上流河川改修期成会の要望会の中で要望事項として国土交通省のほうに排水ポンプ車(30トン毎分)の配備を要望しておりますので、今後も引き続き強く要望してまいりたいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 新しい水中ポンプの発注もあったとお聞きしましたけども、出ていくほうのところ、また設置場所によって大分違いますし、設置場所が遠ければ設置時間も長くかかります。2回も3回も直さなきゃなりませんが、曽木分水路もより以上の床の掘り方を考えられ、話には27年度までとか聞こえてきますが、内水面問題のことでいつも古城川内川改修促進対策調査委員長が言われていますが、影島橋の下流に移動ポンプを備えつけ、ポンプは水を精いっぱい吐き出そうとしておりますけど、ポンプの先のほうのホース自体が波を打っているんですね、行って見ていますと。なかなか引かないんですよね。効果が少なく、水面を見ている間にどんどん増えてまいります。また、関白陣の面積も広うございますから、そこにどんどん入ってくるわけでございます。畳や生活用品を高いところに上げても住民の方々は落ちつきません。先ほど言われましたように、7月の災害ではまた犬走りのところまで来ておりました。効果のあるポンプがどのような性能になっているのかお伺いいたします。また、再度質問いたしますが、枕を高くして休んでいただくことはできないものかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 新しい排水ポンプは10インチ(8トン毎分)でございます。従前のものが8インチ(4トン毎分)でございますので、より性能が高くなっております。
 平成18年の災害が契機となりましてさまざまな施策というのを講じてきているわけでございますが、このように排水ポンプを導入するというのも、その後、一般財源の中から非常に優先的に使ってきております。これで十分だという対策というのはないと思います。一つを対策すると、また次が、次がと出てまいります。自然との向き合いというのはそれぐらい難しく、また厳しいものだと思っていますので、今後、人災が出ないということを最条件として、改良していくということに努めたいと思っております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 4トン毎分から8トン毎分ですね。ポンプが2倍に大きくなっておりますが、その先っちょのほうのホースはやっぱりビニール製でございますか。設置的にはやっぱり今のところを少し掘ってされる予定ですか。その辺をお聞きします。
 それと、国に陳情、要望はしてあるということですが、早い設置の可能性はどのようになっておりますか、お聞かせください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 設置の場所の細かいことにつきましては、今後、私どもの職員がより効率的なところを探していくというか、委託している方々と協議していくと思っております。
 国に対しましては、震災がこういうことでございますので、国の今の動向を見ていますとなかなか短兵急にいくというふうには思いませんが、やはり要望は続けていかなくてはならないと考えております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ぜひ要望はしていただき、可能性があるように努力していただけたらと思います。
 今の排水ポンプのほうはビニール製のホースになりますか、どんなふうになりますか。また、なかなか、言われましたように追っかけっこになりますけども、そのときそのときで可能性のある限りやっていかなきゃなりませんので、その辺はできないじゃなくて、やっぱりできるように努力してもらわなきゃなりません。
 そのホースが何か、ちょっとお答えください。
◯建設課長(若松 学君)
 お答えいたします。
 新しいポンプにつきましては今現在と同じホースでありますけども、ただ、ポンプの出口がホースでつぶされないような形をとって、5、6メートルの排水パイプというのをつくりまして、揚力が最大限に発揮できるような手法をとっております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 設置場所等はやっぱり一定のところにしておったほうが、ポンプを据えつけてごみ──ゴモッゾといいますけど、これが来ますので、やっぱりちゃんとした深さのあるものをしていただけたらと思います。
 それと、先ほど課長のほうから答弁がありましたけども、やっぱりビニール製のホースはワイヤーか何かが入っていないと、ホースだけじゃ蛇がカエルをのむような格好でこうしていくもんですから、なかなかいかないと思いますので、ビニール製ホースはそういうワイヤーが入ったようなのもまた検討していただくようにお願いいたします。
 次に、水之手の原田橋の件について参ります。
 水之手川の原田橋上流で同じ場所が決壊しておりますが、構造上、無理があるのではないかと思っております。橋の上流で水が土手に当たり、橋梁の足部分のごみが堰になり壊れる原因になっていると思いますが、どのようなものを設計予定しておいでかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 どのようなものというのにつきましては課長のほうから答弁いたさせますが、原田橋が低いためにごみ等がそこにかかるために水があふれるという原因がはっきりしておりますので、今定例会に予備設計委託業務をお願いしてございますので、財政的には厳しい中ではありますが、有利な補助事業採択、そしてかけかえに向け、早期解決ということに努めてまいりたいと思っております。
◯建設課長(若松 学君)
 補足して御説明申し上げます。
 今、設計と言われましたけども、現在、まだ設計段階ではありません。今、国、県、及び伊佐市において協議中であります。
 河川事務所につきましては、今のところ、川内川、羽月川について、平成23年度から河川整備計画に基づき計画的に支障木の伐採、それから堆積土砂のしゅんせつをするというふうになっております。
 鹿児島県におきましては、現在、河積を阻害しておりますけども、短期的には市山合流部から原田橋付近までのしゅんせつ、伐採、長期的には河川改修整備計画の見直しを伊佐市として要望していかなければならないというふうに思っていますので、河川整備計画の見直しをお願いしているところであります。
 伊佐市におきましては、今、市長が申し上げましたように、河積の阻害の原因となっている原田橋のかけかえのために予備設計のための委託業務費をお願いしておりますけども、有利な補助事業によりまして早期にかけかえを行っていきたいと考えております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 市長、課長が言われましたように、橋が低い、これは一つの原因であると思いますが、また、下流50メートルぐらいのところに市山川との合流地点がございます。橋のけた、足の部分、川幅等の検討、改良が本当に必要ではなかろうかと思います。年じゅう同じところです。またそれだけの労力をつぎ込ませなければなりませんが、そういうのもちゃんと計算をしながら仮設計、設計に移っていかれたらいいんじゃなかろうかと思います。足の部分が余りないような、そういう、けたも当たるものですから、けたの高さもできるだけ高くしていただけたらと思います。
 それと、地元企業の周りに輪中の工法も検討されているやに聞いております。今の段階でどうなっているのかお聞きいたします。岐阜県にあります輪中、ああいう感じで囲む工法ですね。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 そのことも一時、検討いたしましたが、国の補助事業に乗るには条件が余りにも厳しいという点がありまして、その輪中堤に関しましてはやらないことにしておりますが、工場自体を囲むことについては、今、実験的に土のうで──実際はフレコンパックですけど──囲むというようなことで対応しております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 橋けたを上げたり橋を長くしたりしていったらまたもう少しいい結果が出るんじゃなかろうかと思いますが、また今後の進捗の状態を見たいと思います。いつ完成の予定でありますか。これの完成予定をいつごろまでと見ておられるのかお聞きいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 それは未定ですのではっきりとは申し上げられないと思いますが、予備設計を委託したというので一歩を踏み出したと思っております。あとはどの時点で採択されて予算がつくかという段階だと思いますので、ここで日時を申し上げるということは今のところは難しいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 難しいでしょうけども、また、より早く安心安全な橋ができて地域の方々に安心していただけるようにお願いいたします。
 次の箇所に参ります。市道後迫園田線ですが、これはちょうど鳥巣の中ぐらいになるんですか、上ですか、あそこから冨士集落に入る道でございますが、過去2回、18年度も決壊しました。ここもちょうど川が垂直に来るところでございますが、道路の下に川があって、川幅も狭いんですが、今回のものは今まで以上に決壊しております。同じ工法ではだめだと思いますが、地元は橋梁方式を望んでおりますが、どのような工法になるのか、わかっていたらお知らせください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 基本的には道路でありますけども、その部分だけ幅を狭めまして、橋梁ということで災害査定をいただいております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ありがとうございます。本当、川の流れる間がちょうど道路の下になるものですからたくさんのいろいろな瓦れきが流されておりますが、瓦れきも撤去ができるのか。また、これは今言われましたけども、完成予定はいつごろを見込んでおられるのかお伺いいたします。
◯建設課長(若松 学君)
 平出水川の瓦れき撤去につきましては、県河川ですので、これの完成年度は調べておりません。県のほうで今、作業中だということであります。
 それから、市長査定のほうで橋梁方式に採択されましたので、今後、用地買収等を含めまして地主さん等に御相談申し上げ、実施設計をいたしまして、本年度中には発注をする計画であります。橋梁ですので繰り越しになるのかなというふうに思います。ただ、梅雨前までには完成させたいというふうに計画しているところであります。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 前向きな橋梁の答弁をいただきましたが、完成年度はちょっとわからないということですが、来年早目にということですが、設計はいつごろ発注の予定でございますか。このごろですが、鳥巣上自治会で長く伝承してある「お伊勢講」があったのですが、災害地の向こう側の座元、Y氏宅まで回り道で行かれたそうです。18年度の豪雨のときも復旧に時間がかかりました。自治会間の行き来、他自治会との交流、交通、生活道路に使用されておりますので、できるだけ早く開通ができますようお願いいたします。
 一つ、設計の関係がありましたら。いつぐらいまでに発注されるのか。
◯建設課長(若松 学君)
 確実な日時は今申し上げられませんけれども、設計におきましては実施設計で行っておりますので、あとは単価更正等をする部分と用地交渉のみでありますので、そのあたりを解決したら早急に発注する予定であります。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 どうもありがとうございます。あそこはちょうど道がないと、また橋等でつながないと、本当、一番無理なところでございますので、よろしくお願いいたします。
 4番目の国道267号の西本町も、またことしも3、4回つかったというお菓子屋さんのお話でございますが、ことしもまだ9、10、11、12とあとがありますからね。1回は床上浸水。そのときには消防自動車3台で排水されておりましたが、あそこは入れたらまた回ってくるという仕組みですので。だけど、それでもどんどんはけておりました。それから、菓子工場も浸水しておりますが、今度は駅前都市計画作成時の暗渠排水路の増水が主な原因であったと私は思っておりますが、暗渠の排水対策についてお聞かせください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 この解決のため、今回の定例会におきまして、この場所を含む3カ所を考えまして、委託費の補正をお願いしております。予算書の31ページだと思いますが、それで今回、どのようにするかということで手をつけさせていただきます。これは上流部のほうで水を分けないことには抜本的な解決になりませんので、井手原地区上流に排水路を計画しまして羽月川へ分水するという、そういうような考え方で改修計画を考えますので、今回、委託費の中に入れさせていただきました。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 これもありがとうございますと言わざるを得ないんですが、本当、早急にしていただけたらと思います。
 市街地の大雨の抜本的な解決策は、市道元町線、またふるさと農道及び旧宮之城線を使い、暗渠で川内川に流すようなことはできないのか。今、道路、住宅は大概、セメントで塗り固めてあります。今から市街地のほうの水も来ると思います。そしてまた、これは1回言いましたけど、上のほうからの水の流れがございます。今、里町のほうを言われましたけども、今の状態で設計をされて、これで済まないときはまた見直し、改善策をやっていただけるのでありましょうか。その点ですね。
 それと、できないのであれば、都市計画の副産物として災害に遭われるので、西本町に5軒ぐらい被害に遭うところがありますが、低いところの建屋のかさ上げ等の検討はできないものか、何かいい補助事業はないものかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在のところは今回の上流部のほうを分水するという形でさせていただき、現時点での都市下水路の改修計画というのはございませんが、状況を見きわめながら対策をとっていかなければならないと思います。かさ上げ等につきましては、まだ今のところは検討はしておりません。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 前向きな答弁でありがたいんですが、今度はまちの中の排水も考えなきゃなりませんが、できないときはかさ上げ、こういう工法もやっぱり必要じゃないかなと思います。都市下水路のそれが、ダイリョウのあれから、通称ナケンベエ川と我々は言っておりましたけども、そこのほうにどうしても上がってきます。また結果によって検討をしていただけたらと思います。里の井手原のところを掘削し、暗渠にしていただけるような設計だろうと思いますけども、ぜひよろしくお願いいたします。
 それと、一応確認をさせていただきたいんですが、里の井手原、冨士見荘──ちょうど墓から下ったところ──から西本町のダイリョウ印刷さんまでは市の管轄の都市下水路としての位置づけはされておりますか。
◯建設課長(若松 学君)
 土地改良区との協議の中で、冨士見荘から松元病院の裏を通りまして寿しまどかまでにつきましては前都市計画課において市のほうで管理する、それ以上の上流につきましては土地改良区、それから、寿しまどかからダイリョウの方向に行きましたら都市下水路として管理していくという取り交わしができておりますので、今もしゅんせつ等をその取り交わしによりまして実施しているところであります。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 土地改良区も大口土地改良区と西水流土地改良区とがあるんですが、土地改良区との取り決めは両方ともされておられるんだろうと思いますが、寿しまどかからダイリョウまでの堤防赤線に並行してありますこの都市下水路でありますが、通常でも各複数人が落ちた。豪雨のときにも水路に落ちる可能性がありますが、防護さくを設置する考えがないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今回の補正でも、交通安全施設につきましては当初の約3倍の補正をしてある程度一気に市内を整備しようと思っておりますが、この場合、地域の総意があれば、計画的に整備するということは検討してまいりたいと思います。この地域の総意というのは、やはりガードレールをすることによってそこが狭くなることによって不便を来すというようなお考えがあるかもしれませんし、私たちとしては、やはり自治会としてのそのあたりの総意というのがあれば危険というふうに考えられると思いますので、あくまでも地元の方々のお考えというのを聞きたいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 西本町の自治会長さんともお話しして、話はしてあるんだが、自治会としてもぜひしていただきたい、落ちてからはいろいろ悲しい思いをしなきゃならないとかというような話もあります。それと、一つ、まどかさんの前のあの大塚ブリキのちょうど国道の入り口のところでございますが、三角でもいいから少しふたをするような感じでしていただければいいんじゃなかろうかという要望も聞いておりますので、ぜひその辺も含めてもう一回……。防護さくも、やり方は水路のほうに出してもいいわけだろうと思いますが、その辺のところができるかどうかもお聞きいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 ぜひお願いでございますけども、議会でこのような御質問等をいただくわけでございます。私たちも地域との関連で常にその同意を得ながらやっていくということにしておりますので、ぜひ議員さんにも間に入っていただきまして、地域コミュニティの一員として、自治会長さん、あるいはその関連の近隣の方々等に一緒にいい案を出していただければ、私たちもしやすいのじゃないかなと思っております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 わかりました。もし落ちて亡くなられたりけがをしたりしたときの補償問題、いろいろございますので、話をしていただければ我々もしていきたいと思いますので、防護さく、そういうのもやっぱりやり方、工法がございますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 それと、もう一点お聞きしますが、建設課長さんと農政課長さんがおられるんですが、災害にされなかったところが400ぐらいあるんですか、市単独事業の取り扱いは何カ所ぐらいで、来年の雨季まで扱いができるのか。これは質問書に出しておりませんでしたが、この辺がわかりましたら、答弁をお願いいたします。
◯建設課長(若松 学君)
 まず、公共土木施設災害につきましては、第5次が9月の初め──済みません、第5次と第6次がありました。60万円以上というのが公共土木施設災害になりますけれども(「40万じゃなかったんですか。」と呼ぶ者あり……13番議員)はい、60万円です。(「60万円。失礼しました。」と呼ぶ者あり……13番議員)60万円以上が35件であります。それと、30万円から60万円の公共災にならない、起債を使った単独災が65件であります。あとは、30万円未満につきましては、作業員の方々やらで賃金等を使って復旧したところであります。
 建設課関係においては以上であります。(「耕地関係を教えてください。」と呼ぶ者あり……13番議員)
◯農政課長(田中 淳一君)
 件数的にはちょっと書類を持ってきておりませんのでわかりませんけれども、考え方といたしましては、農地の関係につきましては、公共災害の分は40万円以上が対象になっております。それ以下の40万円行かなかった分につきましては、激甚災害及び広範囲的な災害を受けたということによりまして市の単独といたしまして、5万円以上40万未満の50%助成事業という形で本年度9月補正のほうに計上しているところでございます。また、農地以外の農用地の施設、そういったものについては、一応、単独災害といたしまして市のほうで施設の整備をしていこうというふうになっているところでございます。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 お願いになるんですが、被災した場所は原状復帰が常識でありますけども、たびたびしますので、何か工夫ができるものは工夫をして、二度、三度ないようにしていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、公園管理について、参ります。
 轟公園の芝生の部分は水はけが悪く、雨の後、子どもたちが遊べない状態であります。土がかたく、キンツイで土を掘ってもなかなか掘れない、桜の苗木等の発育が悪いですが、砂の入れかえができないのか、また、排水溝を入れられないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 轟公園につきましては、平成7年から9年の3年間で公園の整備を行いましたが、したがいまして14年経過しておりますが、芝生広場の50アール部分につきましては、片側が河川、片側が水田と芝生部分は高台の地形になっておりますが、それにもかかわらず、一部、水はけに時間がかかる部分がありますので、肥料不足なのか、土壌的に不適なのか、そのことなども含めて調査を行い、今後、対応したいと思っております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 もう夏休みも済みましたけど、来年の夏休み、春休み、冬休みがあろうと思います。雨上がりでも水が腐り、本当に滑りやすくなっております。水はけが悪いせいでございます。保育園の子どもたちも座ることもできません。芝生の上に寝転ぶこともできません。管理が無理があるように思われますが、先ほど市長のほうから調査したい、検討したいということですのでこれは要りませんが、ぜひ水はけのいい──去年だったですか、施設を改修するのに6月の補正で出ていて、地元の業者がいないと言いながら夏休み過ぎから打っ立ったようでございますが、そのようなことのないように、また早急に検討していただくようにお願いいたします。
 この質問書を提出しましてから、除草剤の散布、除草、施設へのペンキ塗りと作業がなされておりますが、偶然なのか、今までなされなかったが定期的なものなのか、答弁をお願いします。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 お答えいたします。
 現在、緊急雇用で2名の方を3カ月雇用しておりまして、8月から公園イメージアップ事業ということで、3カ月間ですけれども、その方で公園の整備、ペンキ塗りとか芝の管理等を行っております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 定期的なものではないのですね。
 今度は小尻公園のほうに参りますが、開園してから10年ほど経過し、雑草が生えるようになりました。この雑草が草刈り機で刈っても上だけ滑って刈れないんです。最初は特殊砂を入れてあったと思います。そのおかげで8年から9年ぐらい雑草が生えませんでした。特殊砂の入れかえの可能性はどのようになっているのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在、小尻公園につきましても、ベンチやトイレ、ウッドテラスの防腐剤の塗りかえを行ったり、先ほど申し上げました本年8月からの緊急雇用創出事業の公園イメージアップ事業を導入しまして今行っておりますが、その中で、広場についても雑草などの除去を行い、耕うん、転圧し、整地作業を進めているところであります。砂の入れかえ等については、今のところ、まだ検討しておりません。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 除草は一時的なものでありますのでまた生えてくると思いますが、検討をしていただければ、保育園3園ぐらいの子どもたちがよく遊びに来ます。除草剤も、使用するのはどうかなと思って我々もしないところでございますが、熊本の芦北かどこかの砂だということでございましたけども、特殊砂の入れかえの検討もまたできたらお願いいたします。
 元町児童公園ですが、鉄棒、砂場だけで、都市にある都市公園の役割をなしておりませんが、ブランコ、滑り台の設置の可能性はどのようになっているんでしょうか。また、先ほど言われましたけども、防犯灯とか鉄棒とか、いろんな施設の土に埋めてある電柱部分とか金属部分、この土との境界のところがやっぱりさびが出ておりますが、防さびをしてペンキ等の塗りかえの維持管理が必要であると思いますが、耐久性に問題があると思いますが、どのようにお考えか。また、フェンスの内側にはこぼれるように砂が盛り上がっております。これは中の砂をどんどん持ってきたり、落ち葉等を持ってきてかたくなっておりますが、これを除去されることはないのか。それと、商工観光課のときでしたか、神野課長のときだったですが、ボランティアで今吉 光一議員と一緒にチェーンソーで枝打ちをしましたが、防犯のためにも、公園の立ち木の枝打ち等の手入れが必要だと思いますが、計画的なものはあるのかどうかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 公園の除草や、あるいはそのような木の伐採、そういう等に関しましても、遊具の管理を含めまして、公園作業員が7名で2週間に1回、全遊具の点検やそれぞれの公園の管理を行っております。それに加えまして、先ほどから申し上げておりますように、8月からの緊急雇用の3カ月の間にさらに腐食のぐあいや、あるいは変形や摩耗や、そういうこと等をも点検し、その腐食度合いによっては専門業者に依頼して取りかえを行ったりとか、そういうようなことを考えながら今、点検しております。
 また、大口地区の公園の遊具は中央公園、轟公園、忠元公園に備えてございますので、市民の遊具の利用に支障はないものと考えておりますので、現在、遊具の新設の計画はないところであります。全国的に事故が多発した時期がございまして、そのときに遊具に関してはそれぞれの自治体がやはり厳しい考え方を持ちながら行っておりますので、今の状態では増やすということはないと考えております。また、砂の除去等につきましても、今後、公園管理の作業員の判断により対応してまいりたいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 対応していきたいということでお話を伺いましたが、私は公園条例の中でこの小尻公園は児童公園とうたってあったと思いますが、今うたってございませんが、いつの時点から児童公園の役割は消えたのか教えてください。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 年度は覚えませんけれども、上部機関に報告をする段階で分類として児童公園というふうになっておりましたけれども、現在は街区公園というふうに分類は変えてございます。条例上は元町公園というふうになっています。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 児童公園というふうな役割はもうないということで認識していいわけでしょうか。それと、先ほど、枝打ちとかそういうのは一応また見て検討されるということですが、やっぱり防犯上も厳しいところがありますので、よろしくお願いいたします。まず、その児童公園としての役割はもう終わっているのか、その辺をお聞きします。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 児童公園としての役割は終わっていない、いるということではなくて、砂場もございますし、まだライオンとかいう固定をした動物の小さな構造物もございます。それと、今回、砂場の砂の入れかえもしておりまして、役割がなくなったというわけではなくて、遊ぶ方が遊んでいただければ結構かと思っております。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ちょっとだまされそうやな。まあ、ここの公園は明徳寺の運動会とか元町の自治会の運動会、ことし夏祭りもあったわけですが、通常、保育園等の先生方が子どもたちを連れてこられてそこを遊び場にしておられますが、公園整備にも定期的に力を注いでいただきたいんですが、定期的なお考えがあるのかお聞きいたします。
◯地域振興課長(坂元 福満君)
 先ほども申し上げましたけれども、7名の公園作業員がございますので、公園が27施設ございますけれども、シルバー人材センターに委託している部分もございます。その中で公園作業員の方が定期的に除草、点検、枝打ち等も行っているところでございます。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ぜひ定期的にやっていただき、やっぱり公園管理に力を注いでいただけるようにお願いいたします。
 先ほど言われました公園の清掃などはシルバー人材センターに委託して年に2回ほど回ってありますが、身障者のトイレも長く使用できなくしてありますが、これは原因はわかっておりますが、公園はみんなのものだという考えから、この管理を各コミュニティにも委託する、そういう考えはできないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今後は地区の公園管理につきましては、地区コミュニティの話し合いが調えば委託する方向で検討できると思いますが、あくまでも地区住民の合意形成が必要となりますので、そのようなことを基本にして対応してまいりたいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ぜひそのようにお願いいたしたいと思います。立神公園も八坂町が清掃をしております。どこが何を清掃しておりますということですが、なかなか、お年をとったり、機械等がありませんので難しいところがあると思います。やっぱり拡大して各コミュニティでしていただけたらと思っておりますが、どうぞよろしくお願いします。
 地域振興課の公園の係の方にも連絡しましたが、9月5日、6日の午後、轟公園にグラスファイバー製の大きい滑り台でございますが、30歳ぐらいの青年がスケートボードを持ってきて、キックターンとか、上にはねてどーんと落ちるようなものに、自分たちもふんぞり返ったり、すごい音がしていたので注意をしたんですが、そのときは「車のナンバーを控えましたよ」と言ったら謝って帰りましたけども、次の6日も違う車2台でやって来ました。私の姿を見たら、車は2台ともすぐ逃げました。警察の方もパトで見回りに来てくださいますが、また、公園係の方にも、傷がついていないか、そういうのも調べていただきましたが、私の見たところでは何カ所か傷がついておりました。
 子どもたちが滑ってもけがはしない程度だろうと思いましたが、地域振興課でも年間のいろんな観光行事をしておられます。また、交通関係、企業誘致、今回提案の子どもの森事業、公園管理、本当に人手が足りないと思います。我々もわかっておりますけども、自分たちの公園でありますので青パト隊も結成しています。各コミュニティに市が委託費を払い、維持管理、見回りはお願いできないものか、重複しますけども、再度質問をさせてください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 同じお答えになりますけども、地区コミュニティと話し合いが調えば委託するということはできると思いますので、地区住民の合意形成というのをまず先に考えてまいりたいと思います。
◯13番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 いろいろ前向きな答弁をいただきましたが、今回は安心安全な伊佐市づくりと、伊佐市の公園財産管理を質問いたしましたが、伊佐市民が切望しておられることを代弁いたしましたので、ぜひお願いを申し上げ、質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、13番 柿木原 榮一議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 次に、17番 鵜木 誠議員の一般質問を許可します。
 鵜木 誠議員。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 おはようございます。今回はまず、企業誘致活動の可能性と地場産業について質問してまいります。
 ことしの1月1日の伊佐市の人口は3万32名でした。9月1日で2万9,690人、8カ月で342人が減少しました。年ベースでいきますと500人強ということになります。私は議員として、合併前から、人口減対策と働く場の確保のために企業誘致活動を積極的に進めるよう、たびたび提言してきました。旧菱刈町では総務委員会の活動テーマとして3年間継続して調査研究し、企業誘致運動の取り組み方からセールスの仕方、受け入れ体制についてはワンストップサービスに至るまで提言してきました。首長に担当職員は兼務でなく専門職を置き、進めるべきだと提言し、臨時職員でありましたが、やっと営業に精通した担当を配置しました。担当課で積極的な調査活動、受け入れ体制の整備を進める中で、菱刈町出身の方が鹿児島県内へ進出計画があるとの情報が入り、当時の町長のトップセールスで姶良郡に決まりかけていた企業が菱刈へ変更し、合併前に進出の仮契約まで進みました。その会社の社長が「町長の熱意を感じ、立地を決めました」と言っていました。新聞でも紹介されましたので御存じと思いますが、仮契約まで進め、進出までのタイムスケジュールもできていたのに、リーマンショックにより世界的な不況が起こり、その企業も業績に大きな影響を受け、計画の見直しをされました。その後、内部努力によって何とか今も鹿児島進出の計画は残しておられます。
 さらに、世界的に経済環境が悪化し、歴史的円高により、輸出産業は企業の進出どころか海外への進出、移行の話だけがクローズアップしています。しかし、そのような環境の中でも県内への進出はゼロではありません。また、東日本大震災の教訓により、リスク分散を考える企業も少なくありません。あらゆる職種の企業が鹿児島県内に進出したり、既に立地している企業が規模を拡大するなどのニュースが飛び込むたびに歯がゆい気持ちになります。本市でも動きはあるものの、なかなか立地まで至らない。再度、伊佐市の最近の誘致活動の状況を確認したいと思います。伊佐市の人口減少ストップの対策として、働く場の確保、所得の向上を目指すための施策の中で1)に掲げました現在の企業誘致活動、地場産業の活性化の状況について伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 平成20年の世界的な金融危機によります経済活動の落ち込みで、伊佐市の企業立地や誘致予定企業の生産・雇用の面においても影響を受けております。その後もいわゆるトヨタショックが追い打ちをかけておりまして、そして今回の東日本大震災ということで、日本経済の牽引役であります自動車産業を中心に大打撃がございます。そのことによって、私どもも、立地寸前に行っておりました企業にされても、一時期、大変苦境に立たされ、今、最盛時の3分の2まで盛り返しておられますが、そのような影響を現実に受けております。
 このような状況下ではありますが、平成21年度から地域振興課に、嘱託でありましたが、企業誘致専門員を配置し、今年度からは専門の係として企業立地雇用促進係を新設しまして、2名の職員を配置しております。
 平成22年度の職員の市外企業訪問の頻度は、年間延べ100回を数えます。関東・関西圏の企業と県内を中心に訪問活動をしております。さらに、現在、市内にある立地企業の訪問は、地場産業を含めまして年間延べ400回近くになっております。企業を小まめに訪問することで企業と行政の信頼関係を構築し、工場増設や誘致企業の新規開拓について情報を得やすい環境を整えるようにしております。このことにより企業側のさまざまな意見や要望に迅速に対応できるように、問題解決のフォローアップ体制を整えております。また、ワンストップサービス体制により市の窓口が一本化されることは、企業側にとってタイムロスがなくなり、経済的にも歓迎されております。今後、このような地道な活動から得た情報というのが企業誘致にもつながるというふうに考えております。
 何よりも今回の東日本大震災によるその後の電力の問題が、今後、私たちにとりましては、海外進出か地方への誘致かということで非常に厳しい局面になるのではないかなということを考えながら進めてまいりたいと思っております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 今、伊佐市中学校再編成協議会が始まっています。協議会の第6回から分科会も含めて傍聴しています。この協議会を傍聴することが議員として恥ずかしく、委員の皆さんに顔を上げられない気持ちであります。人口減少ストップ対策、あるいは減少速度の緩和に何ら決め手のないままに時だけが過ぎていくからであります。第7回の中では、市は減ることだけを考えず、増やすことも考えるべきだという意見もありました。選ばれた委員は真剣に向き合い、将来を見据え、特にPTA代表の若者たちを頼もしく感じたことも事実です。伊佐市が誕生して3年、この委員会の総勢25人もの委員の大変なエネルギーを後退する方向への話し合いに費やさなければならない現状に私は責任を感じます。市長も旧大口市長として長く担当され、さらに伊佐市長として人口減少の対策を何とかしなければならないと思いながら市長を続けておられるでしょう。
 我々が研究してきた企業誘致の取り組みの最優先は、首長の熱意次第、そして議会の一致協力でした。この現実を真剣に考え、何とかしなければという責任と情熱があれば、伊佐市を売り込むために伊佐を発信すれば多くの情報も集まるでしょう。また、外部要因は別として、伊佐市の対応の反省も出てくるでしょう。
 そこで、2問目は、2)、対外的にも市長の受ける情報の量は多いと思いますが、最近のトップセールスの頻度はどの程度なのか、あるのかないのか、お話を伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 合併以降は県外のふるさと会へ出席する機会も増えてきておりますが、それだけに限らず今まで関連のある会社等を訪問するということで、1回の出張で何社も訪問するように、そういうこともしておりますが、昨年の回数を数えてみますと43回行っておりますが、本年は8月末で54回の企業訪問をいたしております。新たな誘致や既存の進出企業の新規部門への参入や規模拡大というのをお願いするわけでございますけども、なかなか、大きな経済の流れの中で、やはり厳しさというのも感じております。
 その活動を行いながら、一方では、市内の企業の訪問、あるいは工場の見学を非常に積極的に、それも時間を長くとりまして、社長の生の声や、そこに働いている方々の雰囲気を見聞させていただいております。進出してから40年を超えようとする企業もございますが、日常の中で見逃していた企業の姿勢や進出の背景など、近年の厳しい経済状況を乗り越えるのに市内企業は必死であるということを感じております。
 伊佐市としましては、できる範囲で災害支援活動なども行いながら、一方で、企業に新たな拡大策をとっていただきますように、今回、企業立地等促進条例も改定しておりますし、それでもなおかつ、まだ御要望等がそぐわないのであれば、今後ともそういうことが対応できるように考えてまいりたいというふうに考えております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 通告の3)では立地企業や地場産業の活性化に対する積極度についてといたしましたが、このすべての商工業の活性化に市長がどれだけ積極的な姿勢を示しているかということです。立地企業とは伊佐市に進出していただいた企業であり、地場産業とは、農業を初め、もともと地域に根差して頑張っている町工場などの商工業から市長が力を入れている福祉医療関係を含めた全般であります。
 幾つかの事業所に聞きますと、先ほども答弁の中にありましたように、「企業誘致係の担当がよく訪問されます」という話を聞きますし、活発にコミュニケーション活動をしていることはわかります。ことしになって福祉関係が幾つかは増設・拡張し、雇用が生まれたかもしれませんが、新たな進出、企業拡大が見込めない中で何を活性化し、伊佐市がどのような方向に向かっていくのか、市長の考えがあれば伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 何よりも大事なことは、今現在、立地していただいている企業に拡張していただくということが具体的には一番早い方法だと思っております。電子関係が数社ございますが、災害に対しましての私どもの迅速な対応に感謝していただいておりますし、親企業のほうからも、一時期は非常に厳しい言葉をいただいておりましたけども、私たちの姿勢がわかるにしたがって評価をいただいております。
 また、ある電子部品企業に関しましては、市内の別な箇所での新規の操業というのも今、視野に入れていらっしゃいますし、また、私どもは水道を中心にしまして、水の確保、そういうことへも積極的に協力したり、とりあえずは、今できることで効果が上がるのは、やはり地元に立地していただいている企業をというのが最初だというふうに思います。
 また、震災がありましたために、震災地との営業活動を行われている企業がありますので、そういうところの情報収集というのも引き続き大事であろうというふうに思います。
 あとは、東京、大阪、福岡で県が主催します企業との情報交換、そういうところに私ないしは副市長が積極的に出ていきまして、新規の雇用を創出するべく会社の誘致というのを図るというのは、やはり私たちにとっては引き続き大切な仕事であろうというふうに考えております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 3回目の質問までの答弁を聞いておりますと、今、やはりいいニュースはありません。でも、地場産業を何とかして継続していただき、そしてまた、拡大していただくことを一生懸命努力しているんだという気持ちは伝わってまいります。
 現在の金価格相場は、きのうまでは4,800円台が出ておりましたけれども、けさの新聞では4,700円台にありますが、大変な相場が続いています。ありがたいことです。合併前のことを何度も話しますが、資源には限りがあります。無限ではありません。
 平成17年11月、菱刈町議会では住友金属鉱山株式会社の愛媛県新居浜市の東予工場と新居浜市役所を訪問、調査したことがあります。東予工場は、菱刈鉱山の掘り出した金鉱石を処理していますが、主体は外国から輸入した銅鉱石の精練所であります。
 なぜこの地を調査したかというと、新居浜は住友の城下町として繁栄したところだからです。当時の東予工場は、菱刈鉱山の鉱石はできるだけ長く使い、大事に採掘していきたいと言われました。金の精製量、年間7.5トンの生産目標で、そのときは今後20年間採掘できると言われていましたが、最近では27年分はあるとのことであります。これからも調査して、新たな金鉱脈が見つかってくれればありがたいことです。
 新居浜市では、住友の関係について、別子銅山開坑以来、300年の歴史があり、まさに住友の設立で始まり、住友とともに繁栄してきたまちであると説明していました。雇用のピーク時には、関連会社も含めて住民の80%が関係していたということです。訪問当時の新居浜市の人口12万3,952人の中で住友社員が970人、関連社員が930人で、計1,900人が従事していました。参考までに、ことし8月1日の人口が新居浜市は12万1,334人ですから、6年間で2,618人、年平均430人減少しております。
 市の説明では、昭和48年に別子銅山を閉山するまで283年間発掘されていた。現在は外国の銅鉱石の製錬をしているが、工場の機械化、近代化により従業員は減少しているとのことです。ですから、新居浜市でも積極的な企業誘致活動をしていました。新居浜市の市長は上京のたびに住友各社を訪問し、本社トップとコミュニケーションをとっているそうです。人口減少対策で住友の関連企業を誘致したいからです。また、市当局では住友グループと年2回の経済懇談会を実施し、担当は定期的にグループ各社を回り、情報交換をしながら密接な関係を保っていると言っていました。現在、伊佐市でも企業訪問や異業種交流を繰り返していると思います。
 最初に申しましたように、資源は無限ではありません。必ず終わりがあります。このことについては、菱刈町議会でも住友本社にお願いしています。本社の話では、「菱刈鉱山は住友の利益を支えている中の一つだ。(当時は)年間7.5トンで換算して20年はある。鉱山の延命が地元への貢献と思っている。住友は地元に貢献したいし、ギブ・アンド・テイクで進めていきたい」、そのように言っていただいております。
 このときの金価格相場は2,000円だったと記憶しています。現在は倍以上の価格です。もちろん市財政に毎年、恩恵を受けてはいますが、我が伊佐が今一番必要なのは、働く場の確保、人口減少のストップです。
 さて、4)で通告しましたポスト菱刈鉱山について、市長の考えを伺っておきます。住友グループの関連企業の新規分野による企業立地を求めないのか。大口電子の規模拡大などを市長として訴えていくべきではないか。現在、無職の市民、そして就職先を決めなければならない子どもたちを持つ親の気持ちを考えると、もっと積極的な活動を議会と一丸となって取り組むことが重要と思いますが、市長の考えを伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 住友鉱山は大変大切な会社でございますし、いつか終わりが来るというようなことはあり得ることでありますが、まだそれを論議するには早いのかなというふうに思います。現在、年度内に搬出する分の新しい鉱脈を探すというような採掘方針で取り組んでおられますので、この前までは20年とおっしゃっていたのが今では27年とか、そういうようなお話も漏れ聞くわけですけども、掘った分だけ新規の鉱脈を発見し続けるという、そのような努力を今なさっていますので、鉱山本体については、私は今のところでは安心しているところであります。
 また、マザー鉱山というような位置づけで、ここで優秀な技術者を育成して、そして海外の鉱山へ派遣するというような形でここが一つの研修の場所になっておりますので、この菱刈鉱山の存在意義というのは今後とも続くと思いますし、大きいものと思います。
 その一方で、やはり住友関連に関しまして立地を要請するということは同時に行っていかなければなりませんし、現在、大口電子の新規の分野に研究機関を持ってくるという話が進んでおりますし、その前は、別な研究機関というまではなくて、研究者が数名入って、これからの温暖化に対しての製品というのを研究なさっていましたので、やはりこれも、住友系列の中では大口電子がマザー工場として存在を強くしていくのではないかなと思っております。
 したがいまして、私どもとしましては、海外に出る以外の住友関連の分野について、私たちのところへの誘致というのを、私だけではなく、県会議員や知事を含めて今、行動しつつあります。ことしの6月には伊藤県知事みずからが本社を表敬訪問されておりますし、また、7月には県議会の池畑副議長と私が一緒に本社を訪問し、関連事業の増設等に関しまして、ぜひ伊佐市内にということをお願いしております。その中で、温泉水の利活用などについても引き続き研究を行っていくというようなこともお聞きしておりますので、常に伊佐が念頭にあることは間違いありませんし、今後もそのことを私たちは強力にお願いしてまいろうと思っております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 12万の新居浜市が人口減少を心配して一生懸命取り組んでいるんですよ。やはり大きな会社を持っているから、ぜひ関連企業をうちに持ってきてくれと、工場用地を造成して手を広げて待っているんですよ。そういった中で、3万を切っているまちがこのような程度でやっていけるのか。私が言わなくとも、人口が減るということは、税収も減るし、交付税も減るし、何をやるにもまちの力がなくなります。最近はいろいろな災害が出ておりますが、その災害をとめていくのも、やはり若者が近くにいるのといないのとでは全然違います。そのようなことまでどんどん弱体化していく。
 そういうことを考えると、何とかしてこの伊佐市を活気あるまちにしていかなければいけない。市長はそういうことを常に私以上に思っておられると思いますが、思っているだけではだめなんです。何とかしなければいけない。きのうの話でも、あの企業誘致担当がマカオにまだ二人残っているというようなことを書かれたものを見ましたが、あのようにして、何か見つけるまでは帰ってくるなと言うぐらいの緊迫感が必要だと僕は思うんですよ。今後、そういうことも考えて行動していただきたいと思います。
 そこで、大きな2番目の質問であります。まちづくり活性化活動の可能性についてと通告しました。
 このように人口が減少していく中でも一生懸命頑張ってくれる市民がたくさんいるということは財産であります。合併後、農家の組織活動や伊佐の若者たちの活動が目立ってきています。例えば、「子ども達に素敵な街をひきつぎ隊」というグループや、先週は、職場の有志でつくるボランティアグループも新聞で紹介されていました。ほかにも、企業も含めていろいろなボランティア活動の団体があり、あらゆる団体の活動が伊佐の活性化を目的としたものであります。
 キーワードは「伊佐の活性化」です。活動の中に伊佐を何とかしなければという思いが伝わってきます。その活動のほとんどに市長も参加し、一緒になって活動されている姿も見ております。市長の理解とフットワークのよさが若者たちの活動に拍車をかけているのかもしれません。そこでまず、このような団体の活動に対して、市長はどのように見ておられるのかお伺いしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今の若い方々の活動を見ていて一番感じますのは、30年ぐらい前の自分の姿とダブるような感じがいたします。やはり私自身が若いときにそういう活動をしていましたので、今の若い人がボランティアを含めてやってくれているのは、今後の伊佐市を考えるときに非常に頼りになるなというふうに感じております。やがて彼らの中から立派なリーダーが出てくるのかなというふうに期待しております。それが今の若い人の活動に対する私の率直な感想であります。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 では、二つ目の質問の1)、若者たちの提言や行動をどう生かすか。この若者たちのそれぞれのグループのエネルギーをどう生かすかです。若者たちの活動には損得はありません。純粋に何とかしなければという思いがわかります。最近は、まず、まちをきれいにしよう、道路を、川をきれいにしよう、子どもたちにも伝えようという活動をよく耳にします。その活動の中に高校生も巻き込んで、伊佐農林高校では地域応援団なるグループが発足し、活動しているようです。若者たちはアイデアも豊富で、既に御存じのとおり、いろいろな提案と提言をしていきます。なるほどと思うこともしばしばです。このような提言や行動をどう生かすか。また、その活動を継続するには人を育てることも大事と思いますが、市長の考えを伺います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 人を育てるというよりも、人は育っていくものだというふうに思っております。といいますのは、そのような若い方々の活動に対して、私でしたら、よく聞いてあげるということじゃないかなと思います。聞いて、彼らと一緒に行動するということで今のところは十分なんじゃないかなと思います。そこから政策的なものが提言されてやっていくということもあります。ごみ袋があのような状態になったというのはその一つでありますし、今、不法投棄されたものを住民の方あるいは高校生を巻き込んでやっていくということもその一つの結果で、野口健さんの講演が一つの成果で、あれは一里塚でありまして、あそこからまたどう発展するかということを彼らがまた提案していくと思いますので、私どもは、聞いて、参加して、そしてそれを広めていくという、その役割を果たせばいいのじゃないかなと思います。
 今、一つ、私の部屋に井上雄彦さんの親鸞聖人をかいたびょうぶ絵が飾ってございます。これはレプリカです。本物はびょうぶですから非常に大きいんですけど、限定150個つくられております。それの売り上げというのが東日本大震災の義援金として贈られるということで、私どものまちの若い人がそれを一つ──134番目と番号が書いてありますけど──買いました。それを今、私がお借りして市長室に飾ってございます。
 これはどういう意味かといいますと、「来客が多い市長室に飾ることによって、その来客の方に井上雄彦さんのことを市長のほうから宣伝してほしい。そのことが将来、井上雄彦さんをこのまちに呼ぶことにつながるというふうに信じているから」ということを彼らが私に言いましたので、それをそのまま受けまして私の部屋に飾ってございます。職員には見るように言ってありますので、うちの職員はほとんど全員見ていると思います。
 そのように、若い人たちとの対し方というのは、まず、彼らの考えを聞いてあげること、そして、できることを一緒に活動すること、そのことで次への展開というのが開かれて、行政としては政策につながっていくのではないかなというふうに考えております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 井上雄彦さんの絵を飾ってあると言われました。僕はきのう、市長室に行ったんでしたけれども、気づきませんでした。お客さんがどの位置に座ると見れるんですか。1回1回、説明されるんですか。僕が興味がなかったのかもしれませんけれども、やはりぱっと目につくところにレイアウトすることもすごく大事だと思うが、また見せていただきたいと思います。
 育てるのでなくて育っていくということをおっしゃいました。僕は前回の質問で、教育長とお話しするときでしたか、リーダーは育てるものでなくて生まれてくるんだとお話ししたと思うんですが、まさに今、市長がおっしゃるように、育っていくものです。
 この話をいろいろまとめるために、長年、ボランティア活動をしている人に話を聞いてみました。ボランティアの推進に必要なことはと聞きますと、その人は、「ボランティア活動に答えを求めることはない。人は気持ちで動いている。人の姿を見て活動している人もいる。そのような環境づくり、人づくりが必要ではないか。組織でなくても個人で活動する人もいるし、組織が一緒になったり、活動の形はそれぞれ違う。伊佐のために必要という気持ちを持つことだ。子ども時代から地域ぐるみ、企業や団体を含めてボランティアの盛んなまちづくりを目指すことではないか」と話していました。今回の活動の一つとして美化活動を挙げましたが、この人たちの活動をもっと拡大し、伊佐市ぐるみで活動を進めるまちづくりをさらに強力に進めたらいかがかと思います。
 また、こういう美化活動だけじゃなくて、きのうも話に少しありましたが、以前にも話したと思うんですが、「助けて」というまちづくりを目指している自治体もありました。みんなが手が欲しいというときに、とにかくだれでも助ける。きのう話に出ていました黄色い旗は、その旗を掲げる日は絶対にひとりぼっちにさせない日という提言だったんですね。みんながそれぞれ声をかけ合って、そして助け合う、そういうこともこのボランティアの中で考えていけるのではないでしょうか。伊佐市ぐるみでこのようなまちづくりをするために何か市長の考えがあったら、いま一度、伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 伊佐市ぐるみでやるというのは、なかなか、行政が打ち出すというのでは本物にならないというふうに私は思っています。やはりこれは、今の若い方々の活動がありますが、ほかにもコミュニティの活動がありますし、そのあたりの活動の一つ一つに私たちが次の活性化へつながるような支援をしていくということが行政としては大事なんじゃないかなと思います。結果的にはそれが共生協働というまちづくりになるんじゃないかなというふうに思っております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 共生協働のまちづくりを一生懸命取り組んでいただきたいと思います。
 次です。2)グリーンツーリズムも一つの方法であるが、伊佐市としての目指す方向を伺いたいと通告しました。
 これまで話したボランティア活動に対して、同じ伊佐市活性化の目的でも、農家民泊を進めるこのグリーンツーリズムの活動は内容が違うと思います。直接おうちにお迎えしておもてなしをする。自分たちの生活の中でお客さんにいっときの農家体験をしていただく。修学旅行では、家畜や田畑を見たことのない子どもたちにとっては異次元の生活リズムがあったり、懐かしいふるさとのぬくもりがあったり、もてなしの心をお客さんに伝え、体験していただくのであります。民泊を引き受ける農家の皆さんは心からそのお客さんを歓迎してくださいました。私も議会の広報委員として幾つかの民泊先へ写真撮影に行き、そのことを感じました。この受け入れ家庭の皆さんも、伊佐を何とかしようという気持ちだからと思います。
 そこでまず、現在、伊佐市として取り組むグリーンツーリズムに対する市長の意気込みを伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 昨年10月に産業活性化協議会の事業活動の一つとして伊佐地区ツーリズム協議会が発足しまして、2年間は地域振興課内に事務局を置いて事業を進めております。現在の会員数が35戸で、本年5月に33戸の受け入れ農家で山口県の中学校の修学旅行生102人の受け入れを実施しております。さらに、24年度は4回から5回の約300人の受け入れを予定しておりますので、私どもとしましても、これを順調に育てていきたい、また御協力いただく農家民宿というのを増やしていきたいというふうに思っております。現在、その中で9戸は飲食店の営業許可なども申請中でございます。
 また、このツーリズムにつきましては、議員の方々にしましても、コミュニティの方々にしましても、その中の中心的な役割で動いていただいておりますので、これは官民を超えて共通の事業になっているというふうに思っております。
 また、この11月には、さつま町で開催されます九州グリーンツーリズムシンポジウム交流会、これは400人が参加というふうに聞いておりますが、九州各県の参加者の中から伊佐市には50人受け入れて、農家民宿というのを実施する予定にしております。今回のシンポジウム交流会に参加する県内外の近隣市町村との交流を行いながら今後の受け入れ体制を充実していこうと思っておりますので、軌道に乗りつつありますので、行政としてもこれを積極的に進めて、さらにしっかりとしたものにしなければならないと思います。
 ここに至るまでに中心的に動いていただいた先ほど申し上げた方々には本当にお礼を申し上げたいと思いますし、これからもやはり皆さんの総意をいただきながらさらに進めなければ成功しないというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 そうですね、私がこの質問をするよりも、この議場におられる方々で既に受け入れ家庭として活動されている人もおられますが、その方々が質問したらもっと具体的に話が出てくるのかもしれませんけども、12月に回したいと思います。
 第1次総合振興計画の基本構想の中にも、「伊佐の特性を活かす地域産業づくり」と位置づけて、九州新幹線全線開通を踏まえた取り組みの中に「ツーリズム観光の積極的な展開を支援します」とありますし、ブランド化の推進の中でも「ツーリズム観光などの地域外への売込み」とあります。鹿児島県内では既に県を挙げた修学旅行生の誘致が実り、新幹線を利用した鹿児島入りが大きく報道され始めました。伊佐の基本計画の中でのツーリズムの目標数値は27年に120人としてありますが、先ほどもおっしゃったように、既にことし第1陣の102人が来られましたし、来年も5組ぐらいの修学旅行生の予定が組まれるようなことも今、市長も説明されました。関係者の協力でかなり速いスピードで広がっていますし、有望な市場じゃないですか。
 そこで、この誘致が一過性に終わらず、伊佐の新たな6次産業として展開させるために、しかも地域を生かした差別化商品として売り出すために、行政としてどうかかわり、どうバックアップされるのか、企業誘致の可能性が少ない中で、このツーリズムを定着させる意欲を示していただきたい。先ほども申されましたが、もう一回、市長の意気込みを伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 人口が減する中でいかに活力を維持するかということになりますと、それを補うには、一つにはやはり交流人口を増やすということが大切だと思います。交流人口というのは観光によって増えるということは一般的にはわかるんですけども、今、取り組んでおりますグリーンツーリズムは、それにも増す交流人口ではないかなと思っております。このまちの差別化というよりも、今私どもが考えていますのは、同じ事業をやっている近隣の自治体あるいは近隣県とのコミュニケーションといいますか、連携というのがやはり一番大事かなというふうに思っております。
 もともと南さつま市でこのNPOが立ち上げられまして、私は個人的にも存じ上げている人なんですけども、その一人の方の大変な情熱でこれが始まったのを覚えております。そのような組織がございますので、このことをやはり私どもは大事にしながら、出水に来た方が伊佐を経由して人吉に行く、その逆もありますし、そのまま南薩のほうから真っすぐ伊佐に来る、そして水俣から今度は新幹線で帰るという、やはりこれは、新幹線効果とも相まって、鹿児島県にとりましても非常に大きな魅力ある、活性化の進められる分野ではないかなと思っていますので、将来的には伊佐の差別化というので伊佐でなければということにもなると思うんですが、ある規模に達するまではやはり連携を強くしてやっていくということで今後とも進めてまいりたいと思っております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 ぜひこの事業を継続的に長くできるように努力していただきたいと思います。
 最後になります。3)、野菜や換金作物の種類や普及にどう取り組むかと通告いたしました。
 伊佐に残りたくても働く場がなく、高校を卒業すると伊佐を出ていく子どもたちが多いです。また、Uターンしたくても、職場や所得を上げる産業が少なくて帰ってこれません。これまでも伊佐は農業立町として稲作以外の作物で何とかして所得を上げる対策を打つために行政も補助金を出してきましたが、所得は上がらず、継続しなかった。
 私が知っている範囲で旧菱刈町を例に挙げると、大麦がありました。早期水稲もありました。施設園芸ではトマト、メロン、加工イチゴ、里芋ではわせの石川芋、落葉作物ではカキ、ギンナンも植えました。蔬菜ではレタス、チンゲンサイ、ホウレンソウがありました。同じ農業改良普及所ですから、補助金の差はあれ、旧大口市もほぼ同じだったと思います。昨日の話ではタケノコもあったようです。残っているのはシロネギ、カボチャ、ここ数年、水田ゴボウもあります。
 この奨励作物を行政が出すたびに「はい、はい」と言って取り組んできた人たちは既に80歳前後であります。施設や資材と負債だけが残ってきたのではないでしょうか。行政は栽培には力を入れましたが、販売はJA任せでした。シロネギ、カボチャが残っているのは、行政も販路拡大に積極に取り組んだからではないでしょうか。すべてが隈元市長時代ではありませんが、これまでの伊佐の農作物の普及方法をどのように考察されているのか、また、今後のビジョンがあるのか、まず伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 農業をやる方がある程度固定されているということがありますので、新規に入って農業を新分野でという方が少ないですので、どうしても金山ネギに一生懸命やっているときはほかののは少なくて、金山ネギからカボチャに変わればカボチャが増えてというふうに、作り手は大体同じ人で品目が違うという、そういうような生産の場になっているというふうに考察しております。
 販売につきましては、これはやはり量が伴わなければ有利な販売は展開できないというふうに今まで感じてまいりました。それで、最近、カボチャが非常に優位性を高めているのは市場での量と質が安定したというところにありますので、ほかの作物につきましても、私どもはそのことを踏まえながら行っていかなければならないというふうに考えております。
◯17番(鵜木 誠議員)   登  壇
 時間がありませんので深く入れないんですが、熊本大同青果の産地指導員に市場ではどんな作物がよいのか尋ねたことがあります。指導員が言うには、「何でもいいです。要は、一定の量を確保して販路に乗せることです。バイヤーに認めさせることです」と言っていました。
 大阪での話ですが、伊佐を出て50年、最近、会社を立ち上げて軌道に乗せた人の話です。「伊佐のために手伝いたい。食べ物の量販店チェーンを経営している知人に伊佐の農産物を紹介しようか。伊佐米もおいしいし、十分競争できるのではないか。ただし、野菜はカット野菜が欲しいらしい」と言っていました。私は、伊佐米のほかにはシロネギとカボチャしか答えられませんでした。
 このカボチャ、シロネギも現在の販売ルートがあるでしょうし、簡単にはいきません。しかし、農家所得をアップするには販路の拡大は必要であるし、消費地が求める品数や輸送コストに見合う商品でなければなりません。ある程度のまちであれば、行政が動かなくとも商魂たくましい仲買人がいるかもしれませんが、伊佐の環境下ではJAのほかにはそのような業者もいないし、情報も少ないです。この伊佐市で生産者を導くのは、やはり行政しかないと思います。一朝一夕にできることではありません。でも、伊佐の課題なんです。住民にもうかる、換金できる作物を栽培させ、活気づかせることです。もうかる作物であれば自然と栽培面積は増えるのです。そのためには、生産された野菜、加工された商品の販路拡大です。
 市長も販路拡大の重要性に気づかれたように見受けますが、我々議員も、市長も、いよいよ任期はあと1年です。伊佐市の人口減対策のためには働く場の確保、所得の向上は最も大事な課題です。市長も継続を考えているなら、働く場がないとすれば農業で市場性のある換金作物を栽培させることが重要であると思いますが、市長の考えを伺って終わりたいと思います。
 でも、先ほどの、つくる人はほとんど同じで変わっていくという話がありましたが、きのうも久保議員が言っていましたとおり、これからどうして就農者を定着させていくかということになると、今さっきの市長の考えは当てはまらないと思います。新しい起業を何とかしなければいけないということを念頭に市長の考え伺いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 10年前後、農業に従事している方にとりましては、これはやはり従来の農業の生産のあり方でやっていかざるを得ないと思います。ネギがよければネギ、カボチャがよければカボチャでやっていただいて、その量と質をそろえて市場へ売り込んでいくというのは今までと変わらないと思います。
 若い方にとりましては、やはり農業で会社を経営するという感覚で行うように私ども行政としては指導していくべきではないかなと思っております。現に今、ドリームファームというのを昨年立ち上げて、雇用して、ネギを中心にして面積を増やしていかれております。このような方は一つのモデルになると思いますし、今回私が非常に感動しましたのは、伊佐農林高校の農業クラブの発表会の中で、「自分は将来は農業で会社を設立して、グリーンツーリズムをやりながら農業を拡大していく」という、そういう意見発表をしております。高校生ではありますが、このような若者が私たちのまちにも出てきているということを私どもは大事に受けとめて、その考えが成就していくようにしっかり支援しなければいけないのじゃないかなと思いますが、まずはやはり、若い人には会社を立ち上げるぐらいの、しばらくはこのまちを出ていっても10年後は帰ってくるというような、そういうような精神力も強い、信念の強い若者を教育の段階からも育てなければいけないと思いますので、地元の中学、高校において子どもたちに切磋琢磨させて今後の担い手になっていただければというふうに期待しているところであります。(「終わります。」と呼ぶ者あり……17番議員)
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、17番 鵜木 誠議員の一般質問を終わります。
 ここで、昼食のためしばらく休憩いたします。なお、再開は午後1時からといたします。
               △休  憩△(11時54分)
               △再  開△(13時00分)
◯議長(山下 親志議員)
 休憩前に引き続き会議を再開します。
 3番 久保 教仁議員と8番 井上 光一議員より午後からの会議の欠席届が提出されております。
 一般質問を続けます。
 19番 古城 恵人議員の一般質問を許可します。
 古城 恵人議員。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 発言の許可をいただきましたので、お手元の通告書に基づいて発言をしてみたいと思います。
 県道404号線といいますと、大口から曽木の滝、鶴田ダムを経由して鶴田町につなぐ県道でございます。きょうの私の質問は、本田運送のところから旧曽木発電所展望所のあります2,740メートルの中の──皆さんもこのパンフレットを見ていただきたいと思いますが、ここに地図も載っておりますので、詳しく概要が書いてあります。ここの中のおよそ200メートルの未着工区間のところの問題について質問をしてまいりたいと思います。
 伊佐市観光のメーンであります曽木の滝は、かつては年間80万を超える県内外の方々が訪れる観光名所であります。九州自動車道の開通以降、県外の各観光業者からはそのルートから外された今、大きく減少しているとは言いましても、年間30万の集客を持つ、悠久の大自然がつくり上げた、国内では滝幅が二つとない、「東洋のナイアガラ」と例えられた景観を誇る滝でもあります。
 鹿児島県が県内3カ所につくりました鹿屋市の大隅広域公園、南さつま市の海浜公園、さつま町の北薩広域公園など、いずれも多額の投資がなされました。さつま町の北薩広域公園は100億円というお金がつぎ込まれておりますが、行かれた方なら御存じのとおり、いつもはというより、年間を通じてほとんど人影がまばらなところであります。この曽木の滝周辺に北薩広域公園に投じられた100億円のお金があったとするならば、見違えるほどの水、緑、四季の花々に彩られたプロムナードなど、まさに自然を満喫できる一帯に塗りかわる公園となったのではないかと思うのであります。
 過疎化と高齢化の中であえいでいる伊佐市にとりましては、点の観光から線につなぎ、さらに面の観光へと、リピーターの交流人口拡大、また、九州新幹線を利用された北九州、中国、関西からの観光客も取り込める大きな可能性を秘めたところであることは皆さんも御存じのことと存じます。私たち議会もそのためにより一層、知恵と工夫を結集していかなければならないと思うのであります。
 さて、顧みますと、平成の初めごろでありました。曽木の滝大橋が滝の真上にあることにより自然景観を損なっているとの理由から「日本の滝百選」に落とされてしまった経緯があります。このことを受けて、「東洋のナイアガラ」と称される曽木の滝周辺整備に取り組もうということで、平成4年、旧大口市議会に特別委員会が設置されまして、私もその一員に加えさせていただきました。
 当時、橋をかけかえるとするならばその位置はどこにするのかということで大住の日本フードパッカー前から下流に八つの案が出され、橋の形状はどうするかということで旧鹿児島県大口土木事務所、柏木時夫所長に大変お世話になりました。所長の計らいで、長島町の伊唐大橋──長島本島と伊唐島をつなぐ全長675メートル、総工費100億円の橋でございます──また、甑島の甑大明神橋──上甑島と中甑島の間にかけられた全長420メートル──を研修をさせていただきました。新曽木大橋完成を目指し、議会一体となって取り組んできた経緯がきのうのように思い出されるのであります。このことは、市長、ようく御記憶のことと思います。あなたと岩元議員さんと私の3人であります。
 ここ1、2年は日本工営が国の補助を受け、小水力発電施設建設が進んでおります。今定例会には県の地域振興事業が導入され、曽木発電所遺構、小水力発電施設など自然エネルギーを学ぶ施設としての観光拠点施設計画予算も計上をされております。そしてまた、11月5日土曜日、新曽木大橋開通式予算も組まれており、いよいよ曽木の滝と鶴田ダムを結ぶ404号線と、昭和57年に旧大口市、旧菱刈町、旧栗野町が一致協力し、計画協定が実を結んだ物流と農畜産業活性化を促進するための伊佐広域農道の二つの路線をつなぐ新曽木大橋の供用が開始されるのであります。この新曽木大橋は、まさしく伊佐市民の大きな夢と希望、期待を未来につなぐ橋であり、同時に、曽木の滝周辺をさらにグレードアップする橋となることは言うまでもありません。
 しかしながら、まことに残念なことに、計画着工された平成7年より16年が経過しながら、いまだに用地交渉の未解決箇所があり、県道404号線は橋の完成に間に合わない状況と聞いております。私も先日、現地調査で見てまいりましたが、曽木の滝入り口の榊保盛さん宅前から帖佐逸郎さん宅付近までは工事は完成しております。そこから先はカーブとなってこちらからは見えませんが、新大橋に向かう道路線形の中の3筆、およそ800平方メートルが未買収のため、ちょうどくさびを打ち込んだように、区間内約200メートルがそのまま未着工の状態であります。
 市長、確かに用地交渉及び工事は鹿児島県の事業であるとはいいましても、新曽木大橋は伊佐市民と伊佐市議会、伊佐市が曽木の滝の新たな魅力を創造し、周辺整備を図るために県に働きかけた最重要の課題であったはずであります。
 長島では飯尾町長、甑島でも当時の村長を先頭に、国、県にお百度を踏むような陳情と御苦労をされ、橋をメーンにした地域振興、活性化に子どもたちからお年寄りまで総動員され、まさに島民ぐるみで、自分たちの夢を絵や作文にしてマンダリンロードに沿う形でタイルに焼きつけた置物がずっと並べてあるのであります。皆さんごらんになった方もきっとたくさんいらっしゃるはずであります。
 伊佐市はこの新曽木大橋につながる県道404号線の用地交渉解決に向けてどのような対応や協力をされてきたのか、協力関係は果たして築かれているのか、伊佐市の見解と取り組みの経緯、姿勢について具体的にお伺いしたいのであります。市長の明快なる答弁を求めるものであります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私どもは、この県道の土地の買収につきましては、県のほうからその土地の番地や所有者、あるいは地元に住んでいらっしゃる親戚等、そういうような御照会に対して県の職員の方と一緒にお願いに参ったり、あるいは書類を整理したりして今まで協力してまいっております。さっきおっしゃいましたように、未買収の土地が3筆ございますが、現在、相続人が多数のために交渉が難航しているという状況をお聞きしておりますが、難航というよりも、今、手続上、裁判所のほうからそれぞれの相続人の方に内容を証明して説明会の旨の連絡をして、その住所の確認と、場合によってはその土地に対する権利の放棄まで含めての案内を出していらっしゃるところでございます。それが全部そろいましてから鹿児島県が説明会を行い、そして再度整理し直し、遠くに住んでいらっしゃる方等で仮に同意がいただけないとするならば、その時点で私が一緒に同行するというところまでは今、話し合いを済ませております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 道路の建設や管理は、例えば国道、県道、市道等に分けられます。しかし、この道路を利用するのも、市民や県内外から足を運んでくださる観光客であります。そして、恩恵を受けるのも私たち市民ですから、地元住民でもない、3年で異動していく県の職員に、さあ、用地交渉はあなた方の仕事ですからと責任を押しつけるだけではいかがなものでしょうか。国、県の事業の場合、予算も工事も国や県がやってくれるわけですから、住民のためのインフラ整備をしてくれる国や県に協力するのは当たり前であります。どこの自治体も用地交渉特別班等をつくり、交渉員を依頼して、全力を挙げて協力しているのであります。なぜもっと熱心に取り組まれなかったのか。市長、あなたがいつも口癖の財政力の弱い小さな市であるからこそ、県の事業で整備してもらうこういう事業に一生懸命協力していくことは当然ではないでしょうか。
 私は、このパンフレットをいただいてきました。9月9日のことでございます。私はびっくりしました。これが振興局の大口支所の担当者の後ろの戸棚にこんなに積んであるんですよね。市長、あなたがおっしゃった、県の職員と一体となって一生懸命頑張ってきた、そういうことを信用したいですよ。でも、これができたのが2年前なんです。本当ならば、足しげく、緊密に連携がとれているのであれば、この前、私どもの議会報や市の広報に載りましたこの写真をもらわれてきたときに、我々議会にもこれをあわせて配付されるのがあなたたちの仕事じゃないでしょうかね。担当部署はどこですか。広報をする総務課ですか。きょうこれを配ったら、我々議員の皆さんがびっくりしましたよ、こんな立派なのがあったのかと。市長、あなたはこれで県と緊密な関係を結んでいる、一緒にやっていると言えると思いますか。協力関係が築かれていると言うのであれば、なぜ11月5日の開通式を目前にして、市長、あなたが8月になってから県の振興局の支所職員を呼んで、「私が出ていくところがあれば出ていきましょう」と──今、説明されましたね──何で今ごろ言うんですか。
 市長、きょうは県の職員も聞いていらっしゃいますね。もちろんインターネットでこの議会の一部始終をごらんになっているということを百も承知のはずですから、きょうの答弁はきちんとした本音の答弁をしていただかないと困るのであります。この伊佐市も今後大きなリスクを負う、そういうことになるやもしれません。ですから、本当のことを答弁されたほうがいいのではないかと思うのであります。再度、県との良好な協力関係が築かれていると言えるのか、市長の明快なる答弁をいただきたいのであります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 県の職員の方が3年とか4年でおかわりになるとしまして、行政における引き継ぎは万全にやっていただいておりますので、私どものほうの職員もやはり数年でかわっていくというような、行政というのは、だれが担当にかわりましても引き継ぎをしっかりして、住民の方に迷惑をかけないということで行っておりますので、その点では、私どもは連携はうまくとれているというふうに考えております。
 パンフレットとこの土地の買収については、比べられて、それだから一方がそうだというようなことにはならないと私は思っております。土地の買収につきましては、これは県道でございますから、事務局がやはり県にございますから、そこのお進めになるのに従って私たちがそれにお手伝いをするという形をとっておりますので、私は8月以前にも所長のほうに、いつでも私は協力する用意はありますよということを申し上げております。その段階で、やはり裁判所のほうの連絡の通知、それの返信、それのそろい方──何せたくさんの相続人でございます。1000分の1の権利のある方までこれをすべてお出しにならなくちゃいけません。そして、これはプライバシーになりますけども、今回のここの場合は、相続関係がやはり非常に複雑になっております。したがいまして、その調査というのは裁判所のほうで大変時間がかかります。それをまた一つ一つ郵送して、確認をとって、内容証明をとってということでございますので、この財産に関する権利に関しては非常に厳しい制約がございますので、やはりそれをクリアしなければその次に進みませんのでこういうふうになっております。
 県との関係において一つの例を申し上げますと、267号木ノ氏バイパスの土地の買収についても非常に困難が伴いました。この点もやはり最終の段階で、というよりも、この場合は地元にその地権者がいらっしゃって、相続関係というのは難しくありませんでしたので、私も何回となくうちの担当の職員も連れまして県の職員に同行しまして、お頼みして、最終的には解決させていただきました。
 このように、今まで私は自分が県にこのようなところで協力するというのは心得ておりますので、今回のこの曽木の滝の場合も、やはり相続人のプライバシーを含む人権の問題もありますので、その点を考慮しながら、県からの連絡を待って動く体制にはしております。(「議長、担当部署はどこかと聞いたんです。」と呼ぶ者あり……19番議員)建設課がやっております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、今まで忠元の三角土地を買収するのも相当な時間がかかりましたね。それから、都市計画のときにも大変な仕事をされました。それから、ここの市庁舎の前の344号線も大変な御苦労をなさいました。そして、あなたが今言われた木ノ氏バイパス、大口高校の裏から登っていくあの件については、私はだれがやったかちゃんと知っているんですよ、市長。あなたが出ていって何かやりましたか。だれがしたかちゃんと知っているんですよ、私は。旧大口市から伊佐市はそういうノウハウを持っているんですよ。やめられただけで、その人が亡くなったわけじゃない。聞きに行けば教えてくれるんですよ。
 私の調査では、曽木の滝周辺の買収を県が始めたのが平成11年からであり、平成14年にMさんの御家族と交渉が持たれ、既にこの時点で買収交渉が難しくなるのではないかとの感触を得たという、そういう話を聞いてきました。そして、平成16年には、用地交渉が進まないこともあって、地域で説明会も持たれております。
 私ごとで例を紹介しますと、ちょうどこのころ、16年の秋でした、用地交渉がうまくいかない、買収に応じていただけないということがあるということで、ない知恵を絞り、その方に話のできる協力者をお願いし、解決にこぎつけました。市長、あんたは知っているでしょう。自慢するわけじゃないが。Mさんという方にとっては自分の財産はかけがえのない大切なものであったわけですが、県や他人から評価されて納得されないのも当然であります。また、Sさんという方は、市長、あなたの大ファンでしたね。おばあちゃんでした。ところが、あなたの大ファンだけど、県の職員の顔は見たくないと、こういうプライドを持ったかたくなな方でありました。しかし、人はだれでも困ったことを抱えているんです。そのことを一緒になって解決してあげたら信頼関係ができまして、あとは一気に解決しました。定年退職を目前にされた当時の大口土木事務所長の木場さんが大変感謝をされたことを私は覚えております。あなたも聞いて知っているはずです。
 そこで、なぜこのころから我が市の課題として協力し、県と一体となり手を尽くし、協力者を求められなかったのか。地元には市役所OBの課長さんが3人いらっしゃいます。現在の課長も住んでおられますし、福本 千枝子副議長もいらっしゃいます。私ども議会にも報告もなされず、協力も求められませんでした。一体、この14年から21年、いや、22年まで、市としてどういうような動きをされたのか、さっぱり見えません。市長は回答されないかもしれませんが、これは県の職員もインターネットで全部見ていますからね。どのような具体的努力をされたのか、そのことについて、そしてまた、担当部署はどのような努力や動きをしてこられたのか、市長にお伺いをしたいわけであります。
 写真を広報に載せるだけではなくて、完成を目前にしてどのような問題や懸案事項があるのか、伊佐市としてどうしなければならないのか、私ども議会にもわかるような説明や協力を求められていたなら、この事態は解決できたのではないか、そう考えると残念でならないわけであります。
 21年から既に調停にかけられておりますから、でも、その調停も不調に終わるかもしれないわけであります。私が聞くところによると、県は、この問題が不調に終わって解決がつかない場合には、いわばそのまま放置する形になるやもしれないというようなことであります。市長、情報を私どもにも開示する必要はないと、そういうふうに判断されたのはどういう理由なのか。私が質問しなければ、この議会も11月まで何も知らないで開通式を迎えることになったかもしれませんよ。市長の明快なる答弁を求めるものであります。きちんと答弁してくださいよ。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 担当課の建設課の課長が答弁するのも同じことだと思いますが、最終的にここの3筆があるわけですけども、私どもはやはりこの方々の代表といいますか、どなたに御相談をすることがいいのかとか、地元で知り得る範囲の情報で私どもが県に御協力して、それを御案内したり、一緒に考えたり、今までそういうふうにしてきておりまして、ここの場合はやはり特殊でございまして、そこの家族関係、婚姻関係というのが非常に複雑でございまして、その方の一存で全部を取りまとめるということができない状況というのが私どももわかりますので、あと、調停にかけられて、その調停というのが裁判所の仕事になりますので、そういうふうにして今連絡をしているところでございます。
 私は先ほどから御質問をお聞きしているんですけども、本来、私どもは協力しないわけではなくて、協力してきているわけです。この私どもの本会議の一般質問で、県道に関する質問に私がどこまで込み入ったことをお話しすればいいかというのは戸惑いがございます。これは本来、私どもが市道に関してこの質問をされるとするならば、プライバシーに反しない限りは私はすべての数字から、ある程度できると思いますが、その件は御理解いただきながら質問をいただきたいと思っております。
◯建設課長(若松 学君)
 担当部署といたしましての考えは、市長と同行しておりますので同じであります。ここの場合には、特に土地所有者の方が反対というか、協力いただけないことじゃなくて、相続の方が原因で時間、またエネルギー等が必要なところですので、今、調停を起こされている結果を見てまた行動するというふうに協議をしているところであります。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、問題をすりかえないでくださいよ。私は市道と同じような意味で質問しているんじゃないですよ。市の姿勢を聞いているんですよ。県道も国道も、道路を利用するのは市民なんですよ。市長は国、県のそういう事業を導入して市民の利便性を図るのは当たり前じゃないですか。どこだって厳しいんですよ。どこの市町村も問題に一生懸命取り組むんですよ。私はそういう熱意、努力を聞いているんですよ。
 Mさんの相続税がかなり複雑な問題であることは私も承知しております。県は平成21年に、相続権があり、話に応じていただけない9人の方に対して裁判所の調停に踏み切られたと聞いております。しかし、この調停にも応じられていないので、今後、おひとりおひとりに持ち分の何分の幾らということで個別に対応していく、そういう任意での交渉に入られることになっていると聞いておりますが、でも、結局、調停が不発に終わることも考えられる。県としては買収も建設もストップする選択もあり得るとの見解であります。今となっては万事休すであります。
 仮に今解決したとしても、広いところは幅員が19メートルぐらいありますから、延長200メートルを突貫工事をしたとしても、新曽木大橋開通式には間に合いません。市長は開通式で県や県姶良・伊佐振興局のトップの方に会われるわけですが、どのような対応を考えていらっしゃるんでしょうかね。私は、これは市の仕事だ、これは県の仕事だからというふうなことを言っているんじゃないんです。一生懸命協力しているかしていないか。あなただっていつも言われるじゃないですか。コミュニティが自発的に企画立案して動くところはどんどん予算をつけるけれども、何にもしないところはつけませんよというようなことを言っていますよね。県だって全くあなたと一緒なんですよ。ですから、伊佐市という自治体の熱意、協力度合いですよ。そういうことを県も見ておるわけですから。
 私は何もこの難しい法律問題に首を突っ込んでどうこうしなさいということを言っているんじゃないんです。必ず話を持っていける人というのはいらっしゃるんです。これまでそうだったでしょう。ひとりひとりに丁寧に手紙を書いてアピールして解決していたというこれまでの実績があるじゃないですか。あなたはされなかったけどね。そういうところを私は指摘しているわけであります。
 これまでおよそ20年の年月と、県単独道路整備事業30億、大橋建設約16億、合わせて46億の巨額のお金が投じられた鹿児島県の事業が未完成のままであるならば、その投資が生かされなかったこの事業に、地元住民の見る目も県の方々の見る目も変わるのは当然ではないでしょうか。市長はどう考えているのか、見解をお伺いしたいと思います。明快なる答弁をお願いしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 明快なる答弁というのは、先ほどから申し上げておりますが、今までも私どもは協力をしてまいっております。これからも引き続き協力をして、最終的には私がどうしても行ってお願いして、頭を下げるところは頭を下げるという、そこまでのことを県のほうには伝えてあるわけでございますので、積極的に協力するということを明言しておきたいと思います。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、今後、県のほうにも一生懸命協力するというふうに言われたんでありますから、その言葉を私は信じたいと思います。
 いずれにしましても、新曽木大橋の景観や滝周辺の歴史的遺産や自然エネルギーの学習展示館、そして何よりも四季折々の景色を求めて来られた観光客が草に覆われた未完成のままの404号線(鶴田大口線)を目の当たりにされることになります。せっかくの観光客は迂回路に戸惑い、これではこの橋をかける目的でもあった安全で円滑なアクセス道路網とはとても言えませんし、伊佐市は一体どうなっているのかというふうにいぶかしがられることは当然ではないかと思いますが、市長の見解を求めるものであります。
 建設には、そうなった場合、伊佐市としては、市道崎山下木場線をおよそ1.2キロ迂回して新大橋に入らなければなりません。そうなりますと、地元住民、観光客、何よりも公園内に敷地料を払い、なりわいを立てて必死に努力されていらっしゃる曽木の滝観光協会の方々も、利便性を欠くばかりか、将来への障壁になるこの問題について大変悩まれるんじゃないかと思うのであります。
 もう一つの迂回路として、現在、市が公園内のさかき屋さんのお店から県道404号線のほうにアクセスする幅員5メートルの連絡道が整備中であります。この路線はとても大型バスなどは利用しづらいと思いますが、どうされるおつもりか、市長の明快なる答弁を求めるものであります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 しばらくは地元の方々の御協力をいただきながら、迂回路もやむを得ないと考えております。しかし、この土地の問題を解決すべく努力して、最終的には本来の道路の供用となるようにと考えております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、そんな簡単な答弁でいいんですかね。迂回路を通る住民の方々、観光客──もうすぐもみじ祭りですが、伊佐市の恥ですよ。私はそうとしか思われないのであります。嫌みを言っているんじゃないんですよ。それは、市民の方々から見れば、何をやっておるんだということになりますよ。「いやいや、あれは法律問題、相続問題で難しいんですよ」と、それが伊佐市を引っ張っていくトップのあなたの言うことですか。
 伊佐市としてこれからこの用地交渉をどうされるおつもりなのか。方法としましては、例えば、伊佐市に用地交渉のための委員会のようなものを設けて取り組んでいくとか、地元の方を中心に関係者にコンタクトをとっていくような対策検討委員会を設けるとか、あるいは、すばらしい頭脳を集めた伊佐市でありますから、庁内でもっとよい知恵を集める方法などはあるはずであります。調停を成功させるために、市長の決意をお聞かせいただきたいと思うのであります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現在のところは、市で特別にチームを組むという考えはございません。建設課が今まで携わってきておりますし、あくまでも県の土地の調停の推移を見守りながら、私どもへの御相談をいただきながら、私どもがそれに臨機応変にかかわっていくということをやってまいりたいと思っています。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長の話を聞いておりますと、今までどおりのような対応をしていくということだから、今までが──平成16年から難しいということはわかっていたはずなんですよ。関係のない私でさえ2件の難しい問題を片づけたじゃないですか。あなたは何をなすべきか。法律論争をするわけでもないし、あなたの仕事は、いろんな方にお願いすることだけなんですよ。こんな簡単なことがありますか。私がお願いしたって聞く耳を持たない人もいっぱいいらっしゃいますよ。でも、市長の頼みだったら聞く人はいっぱいおると思うんですよね。
 だって、考えてみなさいよ。複雑な家庭関係であったとか相続関係であると言ったって、何百分の1になるやもしれない。一人何百円という人もいらっしゃるそうじゃないですか。私はお金にこだわってとか、だれかを困らせようとか、そういう方はいらっしゃらないと思いますよ。あなた方はちゃんと知っているでしょう。プライベートな問題だから私は言えないいけど。仮に反当100万とすれば、幾らかということはすぐわかるじゃないですか。それをぱっぱっぱっと、夫婦関係、一親等、二親等、あるいは権利がある方がいっぱいでずうっと分けていきますよね。そういう方にコンタクトできる方というのはいらっしゃるはずですよ。
 市長、あなたの答弁というのは、誠意が全く感じられない。熱意が全くない。あなたはいつも見解の相違だと言われますけど、よその自治体は、これまでの伊佐市はやってきたじゃないですか。忠元の公園敷地だって大変な問題だったでしょう。私は知っていますよ、だてに20年議員をやっているわけじゃないから。ここの市道344号線の問題にしたって、大変な御苦労をされたということは知っていますよ。それぞれ難しい問題がいっぱいありました。あなたがおっしゃった木ノ氏バイパスも19年に解決したじゃないですか。あなたが出ていって何かしましたか。あなたはお願いされただけじゃないですか。だから、そういうようにお願いをされるんですよ。用地交渉に当たってくださる方を、ちゃんとそういう委員会をつくるなり、あるいは委員になっていただいて、ささやかだけど日当を払って今までやってきたじゃないですか。これからやりますというような、そういう答弁が聞かれるかと思ったら、やっぱりいつものとおりですね、あなたは。自分の気に入らない質問や指摘をする人には聞く耳を持たないじゃないですか、あんたは。この間、ずっとそうでしたよ、見解の相違で。
 まあ、今後の用地交渉をどうするつもりか聞いたところが、これまでどおりのことをやっていくしかないということですから期待はできませんが、しかし、今後、あの道路があのまま放置されるということになると、これは伊佐市にとって大変な汚点になると思うんですよ。今後、県の事業を導入するにしても、それは、県の人たちは───────────、しっかり見ていますからね。一生懸命協力してくれる自治体にはいろんな形での協力はするけど、協力度合いのよくないところは今からはオミットされるんですよ。伊佐の住民が不利益をこうむるわけじゃないですか。もっと早ければ、平成21年前だったら線形の変更だってできたかもしれないんですよ。16年から、あんた、全然進展していないわけでしょう。
 最後になりますが、調停が不調に終われば、線形の変更とか、そういうふうなことを県に改めてお願いする必要があるんじゃないかなというふうに思うわけでありますが、あのまま放っておかれないように、市長として今後、県にどういうふうに対応されていかれるおつもりか。これは伊佐市民にとって極めて重要なことですから、私の個人的な質問じゃないですから、そこを十分踏まえて答弁をしていただきたいと思います。お願いします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 答弁の前に一つ訂正していただきたいんですけど、「県の人は──────────」というこの発言はお取り消しいただきたいと思います。県のほうをバックにしながら御質問をいただいておりますので、私はどのような情報でこういうような御質問をなさるかという、そこまでつい考えてしまいます。
 当初も申し上げましたけども、私たちは協力していないわけではなくて、むしろ積極的に協力してきているというふうに自負しております。それはこの道路だけではなくて、先ほど申し上げました木ノ氏バイパスにしてもそうでございますけども、私はそれは行ってお願いするだけでございますが、特に書類を書いているわけではありませんけども、私が行くことによってどういうふうに変わるかというのを十分認識した上で動いてきたつもりでございます。ですので、今度は県が主管の道路、県が主管の買収、県が主管となって裁判所に調停を依頼していらっしゃって、今、それを取りまとめていらっしゃるところであります。
 先ほど課長も答弁いたしましたが、絶対反対とか協力しないということではなくて、それぞれの、はっきり申し上げましたら、41名いらっしゃいます、相続人が。その方々は、1000分の1から1000分の何百までいろいろあると思います。裁判所はそれはすべて公平に通知を出し、それを受けて整理をやっていって、そして、最終的にこれこれこれの方々にはどうしても市長に行っていただきたいとか、あるいは担当課長にお願いしたいということは私どもに御相談になります。私どもが勝手に委員会をつくって、その委員会で県と交渉するわけではありません。窓口はワンストップ、わかりやすい窓口にして連携をとりながらやってきているわけでありますので、今後もそれをやっていくつもりでございます。
 私どもはこれは御理解いただけると思って今進めておりますので、線形を変えるとか、そういうようなことは今は考えておりません。暗中模索でやっていたものがあくまでも今ここまで整理できてきておりますので、最後となってもある程度時間はかかると思いますが、今後は今まで以上にやはり連携をとってやっていくということで、御質問には私の答弁を御理解いただくしかないのではないかなと思っております。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 市長、これまで積極的な協力をしてきたと、そういうふうに市長は言われますけども、私は住民はそういうふうに思わないと思います。そして、どこの何をどう積極的にやったのか。私は県の人たちと一緒になって委員会をつくれと言っているわけじゃないでしょう。県の人たちとは関係ないですよ。関係ないけど、協力がいただけない、あるいは配達証明も横に置かれるような方々に話の通じる人をお願いするとか、そういうふうな形で一つ一つ納得していただく、片づけていく、そういうことを言っているんですよ。
 あなたに言っても──九州管内でナンバーワンと言われる伊佐市議会、一般質問で発言する方の比率が一番高いそうなんですが、みんな伊佐市のために一生懸命発言しているわけですよね。だって、私は思いますけれども、県のほうにもっとコンタクトする方法は今までもあったはずじゃないかということを言っているんですよ。それは、あなた方のだれでもそう言いますよ、私はやっていますよと。やっていますよと言ったって、実績が上がってこなきゃやっていると言えないわけだから、熱意がどうなのかなということを言っているわけですから、私は市長がそういうふうに、私どもは積極的にやってきましたと、額面どおりに受け取りたくないわけですし、やっぱりこの人に言っても無駄かなと。あなたに言っても期待はできないということでしょうね。
 新しい大橋はできたものの、交通アクセスは全く悪い、迂回路を通っていかなきゃいけない、狭い、見た目によくない、観光客は寄りつかない、県からは余り協力しない伊佐市という烙印を押されることになりますが、この点についても、答弁をいただけるなら──これはでも、大事なことですよね、市長──聞かせてください。
 それと、下殿自治会への市の水道の給水計画の進捗についてお伺いをしてみたいと思いますが、平成18年の豪雨災害で南中の飲用水が一時使用不能になりましたね。このことがあって、市の水道が布設をされました。この南中から下殿自治会までは目と鼻の距離であります。伊佐市はどういう理由なのかはわかりませんが、この下殿自治会は給水計画地には入っていないそうですね。給水希望の調査をされて同意をとられたというふうに聞いておりますが、下殿自治会では今回の激特事業の影響で井戸ボーリングをされた家庭もあったやに聞いております。
 市長は市長になる前から岩國さんの『雛の論理』なんかを盛んに取り上げて、行政は最大のサービス産業でなければならないというのがあなたの持論でしたから、私が下殿自治会の皆さんの御希望なんかをきちんと調査をされたのかと聞いたら、それは市のほうで自治会の役員を通じて希望を聞かれたり、あるいは同意書をとられたと。最初の希望は80%あったけれども、同意を確認してみたら60%だったということで、その後、何の音さたもないというようなことで、地元の方々は、水はやっぱり大事なライフラインですから、そういう意味で心配をされておりますが、市のほうとしては、この下殿自治会への給水計画等についてどのような対応を考えていらっしゃるのかお伺いをしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 先ほどの県道につきまして、一つだけ訂正いたしたいと思います。私は調停は県がしているというふうに表現いたしましたが、土地の所有者が調停を申し立てているというふうに訂正願いたいと思います。
 また、県道あるいは曽木の滝について、イメージが悪くなっていくんじゃないかというような御意見でございますけども、私は以前からしましたら、分水路もできましたけども、橋ができる、あるいは小水力を取り組む、あるいは展望台をつくりかえる、空池のところを埋めて芝生の公園にしている、曽木の滝観光協会の方々からは大変評価をいただいておりますので、私は前進していっていると思いますので、おっしゃるようなそんなに悲観的な考えは持っておりません。
 さて、下殿集落の水道でございますけども、南中から目と鼻の先とおっしゃいますけども、650メートルございますので、私どもの水道会計が650メートル単独で掘っていくというのは大変な後年度の負担になります。そういうことも御理解いただいてちょっと目と鼻の先というふうに言っていただいたほうがいいのかなと思いますが、下殿集落から平成22年9月1日付で要望書を提出されております。要望書の中では45世帯中39世帯、87%の方が必ず使用するという確約書を添付してございました。確認と、再度地元の御意見を聞きたいことから自治会長を通じて日程を設定してもらいまして、下殿自治会総会日の平成23年3月20日に説明会を開催いたしました。
 説明内容は伊佐市水道事業の内容、特に工事を施工した場合の工事費と償却費用の関係、また、水道料金や各家庭の引き込み費用について説明いたしました。水道事業の公平性や経営の観点から、下殿自治会全戸数の給水引き込みをお願いし、その後、質疑を受け、終了したような次第でございます。2カ月後の5月20日付で確約書が提出され、下殿自治会の要望者は48世帯のうち31世帯、約65%になっており、平成22年9月時点よりかなり要望者が減ったことになりました。
 その原因としましては、説明会で現在使用している井戸水を使用しないことを条件に出したこと、あるいは木戸口部分の個人負担や、水道料金等の支出が今までよりも多くなると思われた方が多かったというふうに考えられます。やはり水道事業は独立採算を旨としておりますので、お使いいただく方が限りなく100%に近いということを条件としておりますので、現在の65%では非常に不安を感じておりますので、今、私どもが御要望にこたえられるように工事ができるという段階ではございません。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 説明をされたというふうに聞いておりますが、例えば、本管をどこまで持っていくのかという、そういう説明はなかったんじゃないですか。だから、私が言っているように、自治会の各会員さんの方々のところでどの程度の自己負担になるのかとか、本管は一体どういうところまでどういうふうになっていくのかとか、そういう説明が不足していたから地元からいろいろ声が上がっているんじゃないでしょうかね。課長、どうなんですか。
◯水道課長(兵底 透君)
 今言われました議員の御質問でございますけれども、どこまで本管を布設するかというのは説明会の中で説明をしておりますけれども、ただ、木戸口が長い部分につきまして図面をつけて説明しておりませんでしたので、幸い、9月4日午前10時より下殿自治会の河川敷の清掃作業がありましたので、その前に、5月20日の自治会長さんからの要望書に対しまして、今の段階ではちょっと難しいということでありました。ただし、地元の要望に沿いまして、また今後も引き続き説明会を開いたりしますよということで約束しておりましたので、9月4日の日曜日、午前10時より再度、説明会を行いました。その中で地元の要望というのがありました。今、議員がおっしゃったとおり、実際、説明会の中でどこまで本管が来るのかということを知りたがっていらっしゃいましたので、要望書をまた再度とりたいということでありましたので、図面をつけまして提出しております。
 以上でございます。
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 時間ですが、一言。独立採算制の問題と行政は最大のサービス事業という、そこら辺はどこかで折り合いをつけなければならないところがあるかと思いますが、市としてやっぱり住民の方々の意見や要望を十分拝聴していただいて、いろいろいい方法を検討していただけたらありがたいと思います。
 以上で終わります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 水道会計につきましては、折り合いをつけるというのは原則としては難しいです。(「終わります。」と呼ぶ者あり……19番議員)(「議長、議事進行。」と呼ぶ者あり……16番議員)
◯16番(森山 善友議員)   登  壇
 先ほど、古城議員の不適切な発言というのが市長のほうから指摘がありました。「県の職員は……」という次の言葉ですが、また市長も同じ言葉を使われました。これは議会運営で非常にゆゆしき問題になるかと思いますので、議長のほうから取り計らいをよろしくお願いをいたしたいと思います。
 よろしいですか。本来なら、不適切な発言というのは即座に議長が訂正をさせるべきなんですよ。そして、不適切な言葉ですので同じ言葉を使って指摘をしてもいけないということになりますので、議長のほうでよろしくお取り計らいを願います。
◯議長(山下 親志議員)
 今後、十分注意いたします。(「議長。」と呼ぶ者あり……19番議員)
◯19番(古城 恵人議員)   登  壇
 確かに、森山議員が言われましたように、私は「──────────」という表現は取り消させていただきたいと思います。県の職員はしっかり伊佐市のことを見ているんだよ、ぼんやりしているわけじゃないんだよということを言いたかったわけでありますので、取り消しておわびしたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私は質問者の言葉をなぞってその言葉を使いましたので、今、質問者がそれをお取り消しになりましたので、私もそれを取り消させていただきたいと思います。
◯議長(山下 親志議員)
 16番 森山議員、取り消すということでよろしいですかね。
◯16番(森山 善友議員)   登  壇
 議長の御判断にお任せいたします。
◯議長(山下 親志議員)
 次に、2番 松元 正議員の一般質問を許可します。
 松元 正議員。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 ちょうど1年前になります。9月11日に病気で倒れまして、9月12日に熊本で手術をしていただきまして、今、こうして元気でこの席でお話しすることができました。御心配をかけた方々、御迷惑をおかけした方々、そしていろいろお世話いただいた方々に改めてこの席で御礼申し上げます。どうもありがとうございました。1年前に奇跡としか言いようのないことが私の身に起きました。そこには多くの人々の努力と思いが介在し、お互いがお互いを思い、お互いがお互いのバランスを整え合う、そんな環境の中で精いっぱいの努力がなされ、奇跡が起きたのではないかと感謝しております。
 私の個人的な見解で恐れ入りますけれども、私の父も昨年の9月27日に亡くなりましたけれども、本人としては思いもよらず長生きができたということで、亡くなるときにはC型肝炎から肝臓がんを患っていましたし、前立腺がんも患っていたんですけれども、その二つのがんが全部消えて、入院した病院の院長先生も、北薩の主治医の先生もびっくりしていらっしゃいました。両先生にも感謝を申し上げます。私の母が言うには、がんがなくなったのは、ひょっとしたらハチミツ漬けの梅干しを食べていたから、それがいい影響を与えたんじゃないかなというようなことを言っていましたけれど、認知症がなくなったのは多分、家族の愛情が一番の思いだったんじゃないのかなということで話しておりました。
 そこで、今回は、自分の経験をもとに、どうやったら元気で長生きできるか、どうしたら最期に命と向き合えるのかというようなことをお話ししながら質問したいと思います。
 よく言われますように、体の老化ががんであり、脳の老化が認知症であります。世界一の長寿国の日本にとって、長生きをすればどうしても避けることができないものであります。そもそも、がんを克服しても、認知症にならなくても、人の死亡は100%です。そうは言っても、限りある命を大切にし、今ある時間を大事に生きる、このことを考えていかなければなりません。そこで、伊佐の活性化、人の健康について御質問いたします。
 6月の定例会の一般質問において、人間の普遍的ニーズとは健康、食、交流であるとコメントいたしました。また、21世紀のビジネスチャンスは心と体と自然に関することであると言われております。私のキャッチフレーズも、「心豊かに、体健やかに、自然清らかに」であります。
 そこで、今定例会の一般質問におきましては、どうしたら心と体の健康を維持しながら人間の寿命と言われる100歳あるいは120歳まで元気で長生きできるのか、ひょっとしたらできるかもしれないということを提案しながら質問いたします。
 まず、人の健康についてですが、健康な人とは、脳と心と体が元気で、みずから生活を送ることができる人、あるいは身の回りのことができて自活している人、またそうできるように努力している人のことで、認知症になりにくい人ほど長生きしているそうです。また、「アンチエイジング」という言葉が近年、誤解されていると言われております。一般的には若返りというような意味合いで使われておりますけれども、本来、年相応に健やかに老いるよう努めることである、そして、長生きをして天寿を全うすることであるということだそうです。隈元市長も、個人的にも健康に注意なさって生活の中でいろいろ取り入れていらっしゃると思いますが、隈元市長は人の健康に関してどういうふうなお考えを持っていらっしゃいますか、お伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 健康に関しましては、今おっしゃいましたように、脳と体が元気であるということが健康であろうというふうに思います。ただ、健康と長生きというのが必ずしも一緒であるかというのは、個人的にはなかなか言えないことかなというふうに思っています。したがいまして、私の場合は、今はこういう仕事を任されています。あるいは、87歳でまだ元気にしている母がおります。そういうようなことを自分が一生懸命取り組まなければいけないその期間については、健康を保つというような心がけをしております。ですので、この職をやめたり、あるいは母がいなくなったり、あるいは、少し気になっています障がいを持っているいとこがおりますが、がいなくなったりしたら、私はやはり衰えるかもしれないなと。衰えてもそれはそれでもいいのかなというふうに個人的には考えております。その役割を果たさなければならない期間は、脳と体が元気でい続けるために日ごろ体にいいことを何をするかということを心がけて生活しております。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 人それぞれ、健康についてのお考えもあるでしょうし、過ごし方もあるでしょうから、それはそれで尊重したいと思っておりますが、この質問をしようと思ったきっかけは、自分の病気もさることながら、伊佐に帰ってきまして周りの方々を拝見したときに、例えば、家の中で転んで足を折ったりとか、頭を打ったりとかして、いわゆる不慮の事故で寝たきりになったりとかなさる方が非常に多いのかなと。それは自分の親戚のおじやおばなんかもそうなんですけど、お見舞いで病院なんかを訪れて見たり聞いたりしていますと、結構そういう方が多うございました。
 これは非常に、気をつければ何とかなることなので、ふだんの生活習慣を、もうちょっと足腰を鍛えるとか、そういうことを導入していけば防げることなので、今後はそういうことをしながらやっていけば、これからのことになりますけれども、そういう方がどうでもいいというわけじゃなくて、そういう原因があったので今回この質問をすることにしましたことと、あと、やっぱり入院していらっしゃる方なんかが──うちの父親が看護師さんに言ったそうです。「個室部屋は寂しいから大部屋にしてくれ」と。そうしたら、看護師さんいわく、「いや、しゃべれるのはおじさん一人で、あとの人たちはしゃべれないんだよ。だから、大部屋に移ってもどうしようもないんだよ」という話を聞かされまして、そういうことなんだなということで、そういうことを見たり聞いたりしていまして、そこに至らないような形の努力を何とかしないと不幸じゃないのかなという思いがしまして、こういう質問に至った次第でございます。
 次に行きますけれども、よく言われるのが、がんのことなんですけど、がんは免疫性のトラブルによる病気であります。私がかかった病気は血管のトラブルによる病気です。二通りあります。現在は、がんで亡くなる方よりこの血管障害のトラブルで病気になる方が非常に多い。亡くなる方も多い。脳卒中もどちらかといったら血管によるトラブルです。心臓疾患もそういうふうな病気です。ですから、血管障害の病気というのは、がんもそうなんですけども、日ごろの生活の中で自分なりに努力するというか、工夫するというか、改善していけば、防ぐことはできないかもしれませんけども、予防にはなる。例えば、先ほど私が話しましたけれども、家の中で転んだり道路で転んだりして、足を折ったり頭を打ったりする、そういうことが防げるんじゃないか、あえて自分からそういう不幸な思いをしなくてもいいような人生が歩めるようになるんじゃないかと。そういう意味で、元気で長生きというふうな表現をした次第であります。
 そこで、次の質問は健康診断についてなんですけども、ちょっとどこかが調子が悪いんだけど、我慢して病院に行くのをやめたとか、あるいは、お医者さんそのものが嫌いだから行くのをやめたとか、皆さんの話をよく伺うんですけれども、9月に肺がんの検診が行われました。ここでちょっとあるがんの専門家のコメントをお話ししますけども、「正しくがんと向き合うことが必要です。──これは日本の現状なんですけども──過剰に行われているのががんの検診である」と。がんの検診で死亡率が低下するのは、大腸がん、子宮がん、マンモグラフィーを用いた乳がんくらいだそうです。日本で盛んに行われている肺がんの検診は、欧米では余り行われていないそうです。また、日本で人気のPET(陽電子放射断層撮影装置)による検診も行われていないそうなんですが、なぜPETがそうだというと、PETだけでしたら全体の半分以下しか検出されないというようなこともありまして、この先生が、「本当に必要ながん対策を行うときに来ています」というふうな発言をしていらっしゃるんですけども。
 そこで、健康診断についての質問なんですけども、そういうことで、私が肺がん検診があったんですけども、ちょうど8月11日に東京にいる私のおじが肺がんであっという間に亡くなりまして、この肺がんというのは、見つかったら今の医学ではどうしようもないというようなことを聞きまして恐れおののいたといいますか、検診には行かなかったんですけども。あと、4月に特定健診を受けましたが、これは十分でないと思ったのは、私も倒れる前は人間ドックも入っていましたし、直前に尿検査も血液検査もしたんですけども、これは大きな病気をそれまでしたことがなかったからなんでしょうけども、専門の先生に診てもらっていなかったんですね。例えば、CT検査をして心臓血管の先生に診てもらうとか、あるいは首から上の脳外科の先生に診てもらうとか、そういうことをしていなかったものですから、また、血管障害というのは事前に症状が顕著にあらわれないものですから、突然来るということを聞いておりまして、そこで、そういうことがあってちょっと、特定健診は受けたほうがいいんだけども、まだ十分ではないなというのは感じました。PETのことを言いましたけど、特に今、PETとCTとを組み合わせた検診が行われております。ただ、これは非常に金額が張ります。
 このように、完全なものはないと認識しておりますので仕方がない面もあるんですけれども、私、個人的には、周りの皆さんにいろいろ質問を受けた場合は、とにかく専門の先生に診てもらってください、そして、できればCTとかMRIとかを撮っていただいて詳細に診てもらったほうがいいですよと。特に血管障害の場合は、病院に行き着くまでに亡くなる方が非常に多いです。そして、私も言われたんですけれども、これで命を取りとめたとしても、合併症が起きたりとか、後遺症が起きたりとか、寝たきりになる人が多いんです。私の場合は右手がしびれていたんですけど、リハビリの先生のおかげでここまで上がるようになりましたし、声帯が半分動かなかったんですけれども、やっぱり言語聴覚士の先生のおかげでここまで声が出るようになりました。何と左耳も突発性難聴だったんですけども、やっぱりリハビリのおかげで幾らか和らいできました。
 そういうことで、これは健診がいけないとかそういうわけじゃなくて、日ごろ、周りの皆様にお話ししているように、大したことはないと思わないでとにかく専門の先生のところに行って早く診てもらってください、そうしないと手遅れになりますよというようなことを訴えたかったというのがあるんですけれども、この健康診断について、市長のいろんな判断はあると思いますが、隈元市長のお考えをお伺いできればと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 よく考えてみましたら、昨年のちょうど文化会館での「半次郎」のときに救急車でということを今思い出しておりました。早く気づけばよかったんですけども。先ほど健康の御質問をいただきましたけども、私は議員ほどの重い病気にかかって生きる死ぬの境をさまよったことがありませんので、先ほど1回目にしたような答弁しかできないんだろうと思いますが、その点では死とか生に対する重さが私は少し軽くて、議員のほうはやっぱり非常に重要に受けとめていらっしゃるのかなというふうに感じております。
 がん検診につきましては、これは早期発見して適切な治療を行うことががんの場合は一番大切であるという、いわゆる早期発見ということでこの検診というのがメリットがあるんじゃないかなというふうに思いますが、多くの人が、検診を受けて異常なしの判断が下ったからこれでがんではないと安心するという気持ちはわかるんですけども、これで100%見つかるということではないということもやはり御理解はいただきたいというのがこの検診についての考えであります。
 今議員もおっしゃいますように、いろいろなものを御紹介いただきましたけども、やはりどのような優れた検査でも100%の精度ではないということ、それと、きょうよかったから1カ月後にもいいということも言えないということですので、6カ月前に検診したのにどうしてわからなかったんだろうとかいうことをよく聞きますが、それは後で発生した場合も考えられるわけでありますので、検査は必要ではありますけども絶対ではないということで、ですから、定期的にお受けいただきたい、そして違う検査方法も取り入れていただきたいというふうに考えております。
 喀たん検査のことも文書の中でちょっと御質問をいただいておりますが、これは全員すればいいことではありますが、やはり作業の関係上、なかなか、そうできない状態でありますので、現在のところは50歳以上で喫煙指数が高い方、あるいは6カ月以内に血たんのある方というような、そういうようなことでさせていただいております。
 きょうのニュースでもありましたけども、きょうの場合は特に結核でございましたけども、看護師さんとか助産婦さんとか、そういう方々の場合はなお一層、定期的な健診というので健康に関しては注意をしていただくように私たち内部でも話し合っております。そのようにして、検査するほうも、あるいは検査される側も、がんについては、あるいは結核等を含めて、そういう検診については正しい理解のもとにお互いおやりいただきたいというふうに考えております。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 特定健診のことでちょっと補充しますれば、健診率が低いということがよく言われるわけですけども、多くの方々がやっぱり主治医の方がいらっしゃって、そして、いろんな病院にいつもかかって検査を受けていらっしゃる。そういうことも影響があって特定健診の比率が低いということも聞いています。ただ、一方では、今年度からですか、あるいはそういう病院で受けている人たちも特定健診の受診者としてカウントできるというような話も聞いておりますので、そういう点ではよかったなとは思っているんですが、健診のことで一番申し上げたかったのは、とにかく油断しないでいただきたいと。心配し過ぎてもいけないんですね。一番いいのは、ちょっといつもより調子が悪いなと思ったら、面倒くさがらないでとにかく病院に行って、かかりつけの先生でもいいですから相談してくださいと。このところそれを強く感じております。そうしなかったために伊佐市の人口がどんどんどんどん減っていくような感じがしてならなくて、あえてこの質問を取り上げました。
 それでは、どうしたら脳と心と体の健康を維持しながら人間の寿命と言われる100歳あるいは120歳まで元気で長生きできるか、あるいはできるかもしれない、そういうことを考察してみたいと思います。きょうの南日本新聞のほうにも、100歳がたしか4万7,000人でしたっけ、鹿児島県が5位でしたね、そんな記事が載っていました。ですから、今私がここで100歳とか120歳というようなお話をすると、「おまえはとんでもない、ちょっとかけ離れた話をしている」とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんけれども、ただ、日ごろの暮らし方次第では、元気で長生き、それも100歳まで、120歳までというのも夢じゃないということなんですね。実際に、きょうの南日本新聞の記事にも書いてあるとおり、現実となってきているということなんです。
 そのキーポイントは、先に結論を申し上げると、これは車を運転していてもつくづく感じることなんですけれども、人間には自律神経というのがあって、交感神経と副交感神経のバランスが非常に大切だということなんです。そのためにはどうしたらいいかということなんですけども、ゆっくりを意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きるということだそうです。
 例えば、日曜日に大口南中の運動会に行ったんですけども、準備運動と整理運動をやるんですけど、やっぱり中学生の動きって速いんですね、準備運動にしても整理運動にしても。一番よくないらしいです。例えば、ヨガだとか太極拳みたいなもうちょっとゆっくりとした気持ち、ゆっくりした動きで準備運動とか整理運動をするのがいいらしいです。
 ですから、例えば、伊佐市も人口からしたら交通事故が多いんですけども、私が交差点でとまっていますと、ちょっとでも発進が遅れると後ろでプッ、プッとよく鳴らされるんですけど、昔、標語でありましたね、「狭い日本 そんなに急いでどこへ行く」と。19年に伊佐市に帰ってきて生活するようになって、それをつくづく感じます。もうちょっと伊佐の人たちも、のんびりとは言いませんけども、気持ちをゆっくり持って日々を動いていただければいいんじゃないのかなと。そうすることによって正確な判断ができるようになるんじゃないかなと。
 これは、ゴルフなんかもそうなんですね。例えば、アドレスに始まってアドレスに終わると言いますけども、本来は、グリップはゆるゆるに持ちなさいと。親指に力を入れちゃいけないんです。今度は逆に、相手の軸足でない足の親指を踏むと、これは防犯になるそうです。ですから、今、健康の話をしていますけど、いろんなことに使えるんですね。いかにして健康を保つかというそのキーワードは、気を焦らないでゆっくりした気持ちで過ごしていただければというのがポイントになるそうです。
 いろんな病気とか習慣がありますけども、一つ、市長がこの間も柳谷集落の話をなさいましたけど、この間も柳谷集落のお年寄りの医療費のことが報道されていまして、鹿屋市のお年寄りの医療費の50数%で済んでいるそうです。ということは、40何%少ないということなんです。その理由はなぜかというと、運動──スポーツですね、それから読書、いわゆる新聞、それから地域の奉仕活動、これが理由になっているんじゃないかと報道されていました。特に柳谷集落の場合は今申し上げたところが顕著だそうです。
 あるいは長野県の高山村に「アンチエイジングの里」というところがあるそうです。ここは特産物がリンゴとブドウと赤ワインと温泉だそうです。野菜、果物、山菜と、健康にいいものばっかりなんですけども。いろいろな本を読みましたけど、やっぱり意外と共通しているのがありまして。
 それで、先日の報道によりますと、鹿児島県も脳卒中予防へ対策を始めるというようなことも出ておりました。それで、鹿児島県がせっかく発症要因の市町村調査なんていうことも計画しておりますので、伊佐市もこういう検討はなされていないのか、なされる予定はないのか。ちょっと質問書に載せていないんですけども、とっさで申し訳ないですけども、もし御答弁願えるのであればお願いいたします。
◯健康増進課長(下池 隆君)
 特定健診の生活習慣病予防の中で脳卒中予防等にも取り組んでおります。それと、脳卒中予防につきましては、地域のそれぞれの医療圏間で連携ができるように、そういう取り組みもやっております。
 以上です。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 鹿児島県も脳卒中予防や対策、指導ということでありますから、一度、鹿児島県にも連絡をとっていただいて、市民にとっていいことは、県と一体となって何でもやったほうがいいと思います、できるだけお金がかからない方法で。ぜひ調べてみてください。
 そこで、3番目に移りますけれども、伊佐市民の皆様が元気で長生きをされることを祈って提案しますけれども、そこに、健康によい食材、それから食生活、生活習慣、体操と書いてあります。簡単に言いますと、例えば、健康にいい食材なんですけど、皆さん御存じのように、俗によく言われるのが、「まごはやさしい」と。まめ、ごま、海藻、それから野菜、果物、魚──肉も本当はいいんですね、それから、キノコ類、芋類ということです。
 そこで、野菜の王様というのがあるんですね。果物もそうなんですけど、なぜこれをお話しするかというと、がんの予防にもなるし、それから、認知症の半分以上、50数%はアルツハイマーだそうです。そういう予防にもなるそうです。
 私が倒れた一番の理由は、皆さんに聞かれるので今よくよく思い出してみたところ、多分、野菜を食べるのが少なかったんだろうなというのを非常に反省しています。営業職でしたから、関東にいるころは接待で毎晩午前様のような感じでしたけども、焼き鳥屋に行っても野菜はないし、すし屋に行って野菜は少ないし、関東はそういう専門店が多かったものですから野菜を食べる機会は本当に少なくて、今から思うと、本当はお酒を飲んだらその分、水も飲まなきゃいけないんですけど、肝心の野菜を食べていなかったからやっぱりこういうことになってしまったんだろうなと反省しております。
 そこで、野菜の王様は、そういう予防でいくと、ブロッコリーだそうです。それで、あと、次に来るのがカボチャ、ニンジン。ちなみに、野菜で一番消費量が多いのはネギだそうです。農政課長もいらっしゃるのでこれを今後の伊佐の農業のためにぜひ参考にしていただければと思いますけども。
 魚の王様はサケだそうです。青魚。この間、宮崎かどこかだったと思いますけど、ヤマメとマスをかけ合わせて新しいサケの品種を養殖していました。それを見て、これはすごいアイデアだなと思いましたけども、地域活性化の中で行政の一つの仕事として地場産業の育成というのがあります。そういうことを考えるときに、まず健康にいいものを地元でどんどんつくっていただければいいのかなと。
 朝、果物を食べるというのは金、ゴールドですね、それくらい価値があるそうです。何がいいか。何でもいいんですけど、例えば、リンゴなんかは非常にいいと。本当はまだいっぱいありますけども。
 あとは、伊佐市は米が盛んですけども、イネ科の植物でハト麦というのがあります。私は今、漢方薬も飲んでいます。伊佐市にすばらしい漢方の薬局があって、紹介でお伺いして「寺師睦宗先生を御存じですか」と聞いたら、「いや、知っているも何も、出入りしていました」と。「ああ、世の中、狭いんですね」と。山野で開業していらっしゃいますけどね。それで、僕は実際、これでも5キロ太っちゃったんです。でも、前よりか水太りがなくなってしまって、幾らかAB体のジャケットが着れるようになったんです。前はBB体だったんですけど。そういうことでハト麦茶を飲んでいるんですけど、このハト麦も非常にいいよとこの漢方の先生が言われまして、だったら伊佐で飼料米じゃなくてハト麦をつくって牛に食わせたら、人間にいいんだったら動物にもいいんじゃないかなと素人ながら思ったりした次第なんですけども。
 これが食材に関することで、あと、食生活は、旬の食材、できるだけ自然のもの、天然のものを食べてくださいと。それと、何でもそうなんですけど、過ぎたるは及ばざるがごとしで、飲んでもいいけど飲み過ぎちゃだめですよ、食べてもいいけど食べ過ぎちゃだめですよ、吸ってもいいけど吸い過ぎちゃだめですよということですね。それで、太っている人がもしやせたいと思ったら、今、私もそうしているんですけど、ゆっくりかんで食べてくださいと。そうすると体の中から何か分泌物が出てきて、それを半年続けるとだんだん身が締まってくるそうです。漢方の先生がそうおっしゃっていました。先生にはこういうことをひょっとしたら議会で話をするかもしれないけどいいですかと前もってお伺いしたら、どうぞいいですよという了解をいただいていますので。あとは、朝御飯は毎日ちゃんと食べてください、もし食欲がなかったら、軽くでもいいですから食べてくださいと。でないと、脳が活性化しないそうなんです。あとは、肉がだめだと言っているんですけど、やっぱり肉も食べなきゃだめ、魚と肉は1日置きに食べなさいと。そして、一番肝心なのは、現代人はカロリーのとり過ぎなので、腹八分じゃなくて腹七分ぐらいにしてくださいと。
 それで、今度は生活習慣のほうなんですけど、これはだれでもできるんですけども、朝、昼、それから夕方、食事をする前にコップ1杯の水を飲んでくださいと。それによって胃が動き出すそうです。いきなり食べると、ある意味、胃によくないみたい。まず水を飲むことによって、徐々に……。要は、胃腸というのは物すごく大事なところだそうです。ですから順天堂大学の先生が便秘科というのをつくられたんですけど、3年待ちだそうです。「風邪は万病のもと」と言いますけど、便秘、おなかの調子が悪いのも万病のもとだそうです。おなかの調子をよくすることによってある程度、病気も防げる。理由は、自律神経のバランスがよくなるからだと。
 それで、あとは、先ほども出ましたけども、やっぱり運動ですね。毎日とは言いませんけども、週3日、1日30分、ゆっくり歩くでもいいですからやってくださいと。ただし、朝の運動はよくないそうです。朝、運動をすると疲れてしまうから、朝はできるだけ頭を動かすことをやってくださいと。血の流れとかリンパの流れをよくするようにできるだけ柔軟体操をしてくださいと。そんな生活習慣を取り入れていただければ、別にこれはお金がかかることではないので、一般の家庭でもできますので、家族で元気に暮らしていけるんじゃないかと。体操も運動もし過ぎちゃいけません。何でもそうだそうです。
 朝、コップ1杯の水を飲んだら柔軟体操をして、そして、一番いいのは、皆さん1杯飲んだ後はつらいかもしれませんけども、夕食を食べて食休みしたら、家族ででもいいです、奥さんと二人ででもいいですから、ゆっくり歩いてください。それはできれば15分は早足で歩いて、あとの15分をゆっくり歩く。脈拍が100以上になればぜい肉を燃やしているみたいな形になるので、その早足15分がその要素になるみたいです。あと、深呼吸。呼吸をゆっくりしてください。これは腹式呼吸が一番いい。吸うときにおなかを出して、吐くときにおなかをへこめる。こういうことをやることによって……。
 あともう一つだけ。伊佐の方々は、車社会ですから下半身が非常に弱い。だから、下半身を鍛える。例えば、スクワットとか、それから、スキーでボーゲンというのがあるんですけど、ひざを内側に曲げてやる運動なんですが、そういうことをやっていただければ元気で長生きできるような一つの礎になるんじゃないかなと思って、大ざっぱですけど、これをかいつまんでお話しした次第なんです。
 できればこれを、例えば、保健師さんとか──お医者さんは栄養学を余り勉強していないそうです。中にはしていらっしゃるんでしょうけど。ですから、栄養学を勉強している人、あるいは保健師さん、そういう方々が地域のリーダーとなって、こういう簡単なことを市民の皆さんに健康増進ということでPRしていただければいいんじゃないかというようなことをこの順天堂の教授なんかがおっしゃっているので、伊佐市でもそういうことを検討していただけないかなということで、3番目の質問といたしました。
 市長、もしよろしければ御答弁をお願いします。(「松元議員、質問はもっと簡潔にお願いします。」と呼ぶ者あり……議長)はい。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今、保健師のほうがいろんな団体、あるいは、今ちょうど敬老会のシーズンでございますので、健康についての話をしてくれというようなこともございます。今の時期に限らず、コミュニティの活動の中でそのような案内がありますので、今おっしゃったようなことがほとんど網羅されているんじゃないかなというふうに思っております。健康によい食材のとり方、あるいは健康によい食生活、そしてその生活習慣、そして運動ですね。その今おっしゃったのをお聞きしながら、今うちの保健師が実践している内容とほぼ一緒だなというふうに考えております。
 おっしゃったのの中で私個人に関して一つ違うのは、朝の運動を控えるというので、やはり私は朝しか時間がありませんので、どうしても朝、運動をしてしまいますので、そのあたりが違うかなと。あとは大体、おっしゃったのとほぼ同じで、健康の維持のための心がけにはなっているのかなと思います。
 感想ということでございますので、私は一言で言えば、「身土不二」という言葉がございますが、これはそのことに尽きるんじゃないかなと思っております。御質問の中では食材のとり方、食生活、生活習慣、体操となっておりますが、やはりそれに加えて、風景、そして人の触れ合いですね。コミュニティと言っていいんでしょうか、あるいは向こう三軒両隣と言っていいんでしょうか。私は最近、出張がかなり長期間にわたって続きましたので、この伊佐に帰ってまさにそのことを感じました。この見なれた風景、あるいは見なれた人の触れ合いがなければやはり精神的にはかなりストレスがたまるんだなということを実感しておりますので、このア、イ、ウ、エに加えてその二つというのが大事かなと。一言で申し上げれば、「身土不二」ということではないかなというふうに理解しております。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 市のほうでもそういう動きがあるということで、せっかく1日、15日に市のほうから市報が出ているわけですから、これを市報なんかを通して子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、いろんな人に伝えてほしいなということなんですね。
 それで、私がきょうしているこのお話は、健康に生きるということでは日本の第一人者の先生、それから、自律神経ということに関しては日本で初めて自律神経について書いた先生、あるいは漢方の先生、放射線の先生の話をもとに、まだほかにいっぱいあるんですけども、ただ、これだったら皆さん知っていらっしゃってわかるだろうなというようなことを、具体的に話さないと御理解いただけないかなと思って話しております。そういうことで御理解いただければと思います。
 次に、過去の一般質問を振り返って、事業の評価と反省なんですが、以前、光ファイバーについて御質問いたしました。その前に私なりに光ファイバーについて調べましたら、伊佐市に光ファイバー網を設置するのに30億かかる、光ファイバー網を設置してもランニングコストは赤字であるということは前もってわかりました。ただ、市長としてはどういうふうにお考えかということを質問しましたところ、とりあえずは、光ファイバーができるところは相当あるけれども、そうでないところはADSLでというようなお話がありまして、今になって思えば、よかったなと。
 というのは、携帯基地局を充実させるということもありました。今は多分、携帯電話というのは伊佐市の中ではいろんなところで使えるようになったんじゃないかなと思いますね。この光ファイバーの質問をしているときは携帯電話ではノキアが世界ナンバーワンだったんですけど、今は携帯電話がスマートフォンになってしまって、当時のパソコンの世界一の会社アップルが今は世界一の携帯電話の会社になっていると。私がこれを質問したのは、多分、去年かおととしで、まだそう長くたっていないんですね。ところが、世の中というのは変われば変わるもので、あっという間にパソコンも要らなくなっちゃうんじゃないかなというような時代になってしまった。
 そういうことで、たまには一般質問を振り返って、自分がどちらかといったらあのときはよかった、このときはこんなだったなというようなことを思い出すのもいいんじゃないかなということでこういう質問をした次第なんですが。
 そこで、そういう時代になって、伊佐市でもパソコンを導入して子どもたちに教えるというICT事業を導入なさいましたけども、今まではどういう教え方をしてどういう実績があるか、あるいは今後どういうふうに教育を発展させていかれるか、そこをお伺いいたします。
◯教育長(森 和範君)
 本市におきましては平成21年度に各学校にパソコン等の設置をしておりますが、そのおかげでクラスの子ども全員がパソコン室で1人1台のパソコンを使用できるようになっております。そのことで学習の効果が非常に上がっているということを聞いております。また、教師に対しても、普通の教室の中で、書画カメラといいまして、ここに書いてある文字を映して、それをプロジェクターで黒板のほうに映すとかいうような方法等を組み合わせて、授業の方法が随分改善されてきたということを聞いております。また、子どもたちもそのために表現力とか、まとめる力とか、調べる力とかが随分ついてきたように思っております。
 今後は、LANを普通教室のほうにも配置をする必要があるだろうということや、それから、県下のほとんどの学校に電子黒板というものが設置されているんですが、本市はまだ電子黒板は設置されておりません。電子黒板を全部の学校に設置するのは経費がかかりますので非常に難しいですが、特定の学校に設置をし、その使用の効果等を見ながらほかの学校にも広げていくというようなことも考えております。
 また、各学校の情報を教育委員会のほうに保存をしたり収集したりするという設備がありませんので、そういう面ではサーバというものがありますが、そのサーバを教育委員会のほうに設置するとかいうようなことを考えながらしていきたいと思いますが、何しろ義務教育というのはパソコン等の情報能力の基礎を培うところでございまして、その基礎を培いながら、非常に日々進展していますこの情報社会に対応していけるような教育を進めていこうというふうに考えております。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 光ファイバーにつきましては、南日本新聞の記事でございますけども、ある市が合併特例債を使いまして47億余りで光ファイバーを全戸へというのが出されたのが昨年の3月でございます。ですので、議員の御質問というのはそのあたりを受けての当時の質問ではなかったかなというふうに記憶するわけでありますけども、確かに、合併特例債というのがあって、それを使って全部にできるというトップの判断でやって利便性を図るというのも一つの方法ではあったろうと思いますけども、今、評価していただきましたように、果たしてそれが後々の財政負担を考えた場合にどうだろうかということはまだ結論は出ていませんけども、私どものまちではそこまでの投資をするお金がなかったためにできなかったのが結果的には幸いしているというふうな考えもできるのではないかと思います。
 それはそれとしましても、それのかわりにというわけではありませんけども、ADSLの通信基盤整備につきましては、平成22年度に未整備地区の3地区をして整備し終わりましたので、おおむねインフラの整備は終えたものと思っております。したがいまして、携帯による私どもの連絡網というのが一応整備されましたので、今後、これを有効に活用していけるのじゃないかなと思っております。
 光ファイバーケーブルにつきましては大口局で利用が可能な状況となっておりますので、それからさらに延ばすというのについては、高額な経費を必要とするところから、今のところ、まだそれを決断するには至っていないところでございます。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 世の中の変化というのは速いですから、教育の現場もそれに対応していかなきゃいけない部分もあります。大変だと思います。そうは言っても、未来を背負う子どもたちのために、ぜひできるだけ努力していただくようにお願いします。
 あと、温水プールの件も私なりにまた後で考えたんですけど、伊佐市にはなくても、伊佐市の周辺の自治体のあちこちに用意してあります。この温水プールを伊佐市で独自に新たに設置するとなると、また多大なる費用もかかるし、ランニングコストもかかるということで、子どもたちを見ると、市外のプールへ行って、いい成績も出している。伊佐市でもできればいいんですけど、財政事情を考えると無理なのかなという考えも持っております。
 それはそれとして、今後の課題ということになりますけども、あと、最後にお伺いしたいのは、これは東日本大震災の件で私がいわゆるきずな、あるいは協働コミュニティの考えとか、それから、どういうふうにお感じになりましたかと質問しましたときに、6月の定例会で市長が、これからさらにどういうふうにお手伝いできるかということを考えなければならないと思っているというふうに答弁なさいました。
 それで、その答弁をいただく前に、まず私のほうから放射線に関することがありましたので、これは5月12日時点です、それ以降の変化によるかもしれませんけども参考程度にお話ししておきますと、野菜はがんを予防する効果がありますが、野菜以外の人のがん死亡リスクは、普通、安全と言われる100ミリシーベルト以上より多いと言われております。それで、この先生がぜひこれだけは認識してほしいとおっしゃっていることは、原発付近で放射線にさらされている皆さんを除き、がんは増えないと予想できます、2番目は、出荷制限、摂取制限をしていない食材までをも警戒し、摂取しないと、かえって健康被害が生じかねません、エックス線やCTなどによる健診を受けないとかえってマイナスです、最後に、放射線に対する正しい理解をお願いしますと。
 例えば、もう一つ言っておきますと、ろうそくで言えば、放射性物質はろうそくの白いところですね。燃えている火のところが放射能、そして、明かりの部分が放射線です。ですから、「放射能を浴びる」とよく言われますけど、それは間違いで、「放射線を浴びる」と言うのが正しいということを──この先生は東大の放射線の医療チームで、実際に飯舘村とかに行っていらっしゃいます。そういうことを勘案して、東日本大震災に対しまして、伊佐市は南三陸町を支援しましたが、これから伊佐市も実りの秋になって、お米がとれたりとかします。宮崎なんかでは宮崎の特産物を送っております。伊佐市では前回、支援がありましたけども、今後はどういう御計画をお持ちか、もしありましたら御答弁をお願いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 まだ担当課と詳しく打ち合わせているわけではございませんが、私どもの間で今、南三陸町に支援に行った職員らと話している中での考えとしましては、私どもが間もなく行いますふるさと祭りがございます。それから、氷の祭典がございます。そのときに南三陸町の物産を町の観光協会等を通じて取り寄せて、それをこちらのほうで販売するということにして協力して、向こうの商店街の復興にお手伝いしようかなというふうな考えを今、職員の間では話しておりますので、いずれにしても、何らかの形で南三陸町への支援というのを考えてまいりたいと思います。
◯2番(松元 正議員)   登  壇
 6月の定例会の一般質問で、きずなというのは、一人はみんなのために、みんなは一人のためにということを志布志の幼稚園の子どもが言っていたということをお伝えしましたけれども、ぜひ今後とも、我が伊佐市もそういう姿勢を維持していただければと思います。
 以上で、私の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、2番 松元 正議員の一般質問を終わります。
 ここで、しばらく休憩いたします。なお、休憩時間は15分程度といたします。
               △休  憩△(15時01分)
               △再  開△(15時15分)
◯議長(山下 親志議員)
 休憩前に引き続き会議を再開し、一般質問を続けます。
 7番 今吉 光一議員の一般質問を許可します。
 今吉 光一議員。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 本日最後の一般質問になりました。今回の一般質問につきましては、私のブログの中で数多くの方々から新築住宅について本市として補助金制度ができないのかと意見があり、そのことを踏まえて、今回、「本市の住宅着工活性化に向けた取り組みについて」という題目でお尋ねします。今回の質問事項についてあらかじめ通告書に載せておりますが、その前に私の提案を聞いていただき、その上で御回答を賜りたいと思います。質問の趣旨は、今後の市内の新築住宅について支援することができないかを問うものであります。
 本市は体験型住宅を一つの施策として具体的な取り組みをし、また、太陽光発電や合併浄化槽の設置についても意欲的に予算を組まれていることは大変評価をしているところです。そこで、近隣の自治体の中で調べましたが、出水市では木造住宅新築等建築工事促進事業、水俣市ではエコ住宅建築促進総合支援事業が施行されております。この事業を本市でも採択されることにより、産業の活性化や雇用の維持・創出を図れ、一方で、地球規模の環境問題でもある地球温暖化の解決にも貢献するという趣旨でございます。
 出水、水俣両市では、一般財源から100%の3年間もしくは単年度だけの予算を組まれているようです。本市においては、昔から林業の盛んなまちであったために公有林の規模も大きく、最近の数値を見てみると、立木財産売り払い収入も、年々、森林が成熟される中、増加の傾向にあります。私は、戦後の混乱期に先輩が汗して育てた森林の造林計画の中で毎年、確実に見込まれる一般財源を新築住宅に対して支援することが有意義ではないかと考えております。平成21年度の決算においても957万円の立木売り払い収入があり、今後も計画的な財源として十分なものになると思っております。そのことを踏まえて市長のお考えをお聞かせいただき、1回目の質問といたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 水俣市や出水市で行われているということは私どもも承知しているわけでございます。確かに、今おっしゃるように財源をそこに求めるならばできないことではないと思いますが、ただ、私どもの一般財源としての貴重な財源でもあります。同じ森林に関することであるからそのまま新築のほうにそれを財源として当てはめていいものかどうかということは少し議論があるだろうというふうに思います。また、新築住宅の業者にしましても、ゼネコンから市内業者に至るまで数多くございます。そのあたりを整理しながら、できる範囲内でやっていく方向に考えるということは大切かなと思っております。
 今まで太陽光や合併浄化槽や、そのように一般財源を投入して地域の活性化、あるいは建設業者の活性化というのも考えてまいりましたので、次の施策として、今おっしゃったような施策というのは有効な施策だというふうに考えられます。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 今回の一般質問に際しまして、タイミングよく議長あてに伊佐の家づくりネットワークより要望書が提出されております。同じような趣旨の要望書でございますが、ここで、伊佐市の公有林について若干分析をしてみたところです。
 今、伊佐の市有林──公有林ですね──が1,427ヘクタール、材積にして40万立方が蓄積されていると平成21年度の決算審査の資料により出ております。ですので、毎年、森林蓄積は増加しておりますので、材積についてはこれ以上あるものと思われます。それで、その市有林が全部で192筆あるようでございますが、ここで、利用間伐、すなわちそこにある木材を搬出してお金にかえることができる森林というのをば私の一つの定義として試算をしてみました。その中で、杉を30年生以上、ヒノキを40年生以上で、そしてまた、1ヘクタール以上もしくはその表面積であっても隣接する地番の森林も含めた面積は一体的に施業できるということで試算をしてみました。
 その192のうち、実際、利用間伐として施業、造林計画の中に入れられるのが101筆、面積にして1,670ヘクタール、割合にして72%というふうに試算しております。そしてまた、平成21年度、先ほど申しましたが、立木財産売り払い収入が、市有林の造林事業のみの数字になりますが、20.99ヘクタールが造林計画で施業されたわけですが、この造林事業の中の木材売上収入が543万7,536円となります。そうしたときに、ヘクタール当たり25万9,053円を今、森林で間伐によって現金として換算できる数字として試算しております。それにこの1,670ヘクタールを掛けますと、現段階で2億7,600万円が間伐をすることによって一般会計のほうに財産として入る。これは机上だけの数字になるわけですが、そうしたときに、平成21年度の実際の造林事業の収入が570万程度でしたが、今後、森林が充実していく、そしてまた、先ほど言いましたように、そういう造林計画が進行していくのであれば、財源としてはその分母自体も大きくなってくると思われます。
 それで、先ほど市長が、確かに、その森林から得た一般財源を、じゃあ、そのまま新築住宅のほうに補助事業として出すのはどうかというふうに言われましたが、私は、この数字を見る限り、かなり余裕があるというふうに思っております。戦後、先輩たちが本当に苦労して、そして、確かに市民の税金をそこに注ぎながら今の森林があることは事実でありますが、今ここで森林を活用してこそ──やはり今、市長がいつも言っていらっしゃいますように、ここ数年のうちに基金もなくなり苦しくなるという中で、私は森林というのは一つの救いになるんじゃないかと思っております。
 そこで、今、市長のほうからはそういう、もう一つというようなことでしたが、過去10年間の市内の住宅着工戸数をお教えいただきたいと思います。この中で、木造住宅と木造住宅でない、ツーバイであったり、コンクリート工法であったり、そういう、そこの詳細がわかっておれば教えていただきたいと思います。
◯建設課長(若松 学君)
 お答えいたします。
 平成13年度から平成22年度のトータルでありますけども、まず、この数字は、都市計画区域内につきましては建築確認申請が出ますので、木造、それから業者名の市外、市内というのがわかりますけども、都市計画外につきましては業者名も書いていないのもありまして、工法等を検討いたしまして、プレハブにつきましては市外業者というふうに判断した数字であります。10年間で新築、増築を合わせまして870件であります。平均的に87件になります。そのうち木造住宅につきましては803件、それから、その他の構造ということで46件、それから、集合住宅が21件の内訳であります。
 以上でよろしいでしょうか。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 はい。それでは、従来工法による市内の建築業者さんの数というのは幾らなんでしょうか、そこをお教えいただきたいと思います。
◯建設課長(若松 学君)
 最初に申し上げましたように、都市計画区域外につきましては工事届のみですので、業者名が入っていないのもありました。プレハブ工法につきましては市外業者ということでカウントいたしましたので、その結果といたしまして、10年間で市内業者は新築、増築を含めまして500件、それから、市外業者につきましては370件であります。
 以上です。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 多分、調べていらっしゃると思いますが、出水市の場合、平成22年度から3年間で、去年のちょうど今のころから施行されたようです。それで、この1年間で32件の申請があったそうです。当初予算で640万円の予算を組まれたわけですが、申し込みが多くて、今期定例会に500万の上乗せの補正を今出しておられて、総額1,140万が単年度の予算になりますが、それで、1年目、2年目、3年目に分けて合計で50万、そして、16歳未満のお子さんがいらっしゃる場合はその金額が倍になって100万と、これが22年から24年度までの3年間。ですので、単純に1,140万の3年間、3,300万から3,500万ほどの予算を計上されているようです。それで、新築住宅だけじゃなくて増改築とかそういう部分も含まれておりまして、新築住宅につきましては、その申請があった32件のうち19件が1年間で出ているというふうに聞いております。
 また、水俣市の場合になりますが、平成23年度の1年に限ってこの事業を採択し、予算を組まれているようです。予算総額が3,000万ということで、坪3万で上限を150万とし、また、環境に配慮した住宅の普及、そして水俣市で生産された木材を使った場合、そしてまた技術を継承した場合、または地域経済の活性化に寄与されていると認定された場合に別枠として最大30万がつくと。3,000万の内訳はそういうことになっているわけですが、ただ、ここについては、出水市と違うのは先着順ということで、その予算の範囲内で執行するというふうに聞いております。23年度から始まりまして、今、申請が11件というふうに聞いております。
 それで、伊佐市のほうに帰りますが、今後、仮にこの事業を取り入れたときに、出水型のそういう新築住宅支援にするのか、水俣型の新築取得事業にするのか、そこは当然、また議論はされるわけですが、私は500万ぐらい、1件当たり50万程度をその新築住宅に対しての助成ということでまず始めることが最初の走り出しなのかなと。これはやっぱり単年度に終わらず、先ほど言いましたように、森林は毎年充実しておりますので、林務課のほうでしっかりと計画を組んでいただければこれは確実に一般財源として入ってまいりますので、数字としても無理ではないし、また、そのお金の使途についても、森林から得た収入をそういう木造住宅をつくることに助成するというのは大変意義があると私は思いますが、市長の見解をお尋ねいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私どもが調べました出水市の場合の数字と若干違いますので、そのことは後々、またいろんな意見交換をする場合がありますのでそのときにお話しすればと思いますが、新築が30万、増改築が最大で15万というような、この資料を私どもは持っているわけです。出水市のホームページから引いておりますが、名称が「出水市木造住宅新築等建築工事促進事業」というふうになっておりますので、今おっしゃいました条件は非常によ過ぎる条件ですので、私どもの情報収集がまだ足りないのかなと思いますが、これは具体的なことですので、私どもが事業を行うとなったときに、出水市とか、水俣市とか、そういうところを参考にして立案すればいいのかなと思います。
 ですが、大事なことは、御理解いただきたいのは、森林資源が一般財源に入ってきた、それを原資としてやっていくという、そのお考えというのは、議員さんのお考えとしては正しいとは思います。提案をする場合に、その財源をどこに求めてこれを提案するということになりますので、それは私は正しく評価できることではあります、議員さんのお立場になりましたら。しかし、私の立場になりましたらば、その森林資源が林業関係者あるいは建築業者だけの財産ではないということを踏まえておかなければならないと思います。そうしませんと、ことしはこれだけ収入が入ったんだからこれだけできる、来年はこれだけになるからこれに使えるという、いわゆる財源の既得権というのが出てまいります。ですので、ここのところは御理解いただきたいと思います。
 これは私の個人的なことで、ちょっとこういう場で申し上げるのはいかがかなと思いましたからちょっと紹介させていただきますけど、私の祖父は大正4年から昭和8年まで山野村長をしておりました。『山野今昔』という本を開いていただけばわかるんですけども、そのときに植林に明け暮れる村長だったというふうに記述がございます。時間を見つけては一緒に植林に携わる、もちろん村民も村長自身も無報酬で植林をし続けたと。そのときに村民とどういう話をしていたかというと、「やがてはな、あんた方の税金はゼロになるからな。だから今、苦役でお手伝いしてくださいね。私も職員もするから」と言って始めたのが山野の植林事業です。そして、大口市として合併するときに、山野だけはかなりの財産を持っていたわけです。その財産というのが、植林したその山林です。そこからの売り上げたお金をどうしたかということはここでは言いません。当時の四つのまちが合併するときに山野が非常に裕福だったということだけは聞いております。
 したがいまして、私たちが今持っている市有林に関しましても、本来これは、収益が上がったらそれを全市民にお返しするというのが建前だと、私の立場からはそういうふうに思っていますので、そこは御理解いただきたいと思います。しかし、議員さんの立場としては、財源はここにあるじゃないか、だからこれを有効に利用したらいいじゃないかというのは、これは当然、正しいことだと思います。後で私どもが政策として判断して予算をつけてまいります場合に、2年目、3年目、4年目となったときに必ずその既得権による要求というのになるおそれがありますので、きょうは一般質問の場でありますので、この例を取り上げてちょっとわかりやすい形で紹介させていただきました。
 確かに、私どもも今、合併浄化槽をやり、太陽光発電をやり、そしてやはり、経済が低迷する中、活力をつけなくちゃいけないということで何らかの施策を打たなくてはいけません。そういう中で、今御紹介いただいたこれは私どもも十分に検討していかなければならないものであるし、今おっしゃるように、議員さんの立場からしたら、財源はあるではないかというような御意見でございますので、それも尊重しながら検討してまいりたいと思います。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 その出水の関係ですが、私の表現の仕方がまずかったと思いますが、多分、持っている資料は一緒だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ただ、今、山野村の山の過去のことを言われましたが、例えば、最近身近にあったことで言えば、学校分収造林は当時、これははっきりとはその記載はしていないんですけど、将来、学校が古くなって学校の建て直しをするときに自分たちがそういう木を育ててやろうやというような意味合いがあったんだろうし、そしてまた、今、山ノ神の分収造林組合というのがあって、幾つか、もう50年を超える──最近聞いたんですけど、そのころ、50年前に山に木を植えて、50年後はその木を売って東京に旅行に行こうやという目的があって、今の市長の祖父みたいな、そういう方がやっぱり地域にいらっしゃって、それこそ一生懸命山の手入れをやって、地元のリーダーになって、造林をしたり、枝打ちをしたり、除間伐をされてきて、今になってその成果があるんですよね。結局、分収造林というのは何人かで契約をしますので、その権利者の何名かの方に配当金という形でそのお金が行ったそうですけど、聞いたところ、「おかげさんで孫も連れて旅行に行ってきたよ」と言われるんですよ。やっぱりそのぐらい……。
 今、確かに木材の価格というのは、ここ10年来、価格低迷はしていますけど、本当に管理をされている森林というのはやっぱりそれなりの価値は生んでいるわけですよね。確かに、私の立場と市長の立場でそういう見解の違いというのがありますから、そこは十分理解するわけですが、せっかく森林から生まれるそういう財源を、ぜひ今後──今後というよりも、できれば早い時期に施策としてまたこの議会の中で提案をしていただくことを期待したいと思います。
 ちょっとその調べる中で、市の公有林の関係なんですが、今、杉の適正伐期齢が60年、それからヒノキが70年となっていますよね。それまでは造林計画の中で間伐という形でされていくわけですけど、今の林況を見たときに、ここ10年しないうちにその適正伐期齢に来る林分も幾つかございます。それが毎年だんだん増えていくわけですけど、この適正伐期齢というのは、ヒノキが45年生で杉が40年という時代がございました。ただ、木材価格が低迷する中で、結局、長伐期施業という部分の中でこの適正伐期齢が10年ぐらい前に変わったはずなんです。ただ、そうは言っても、その適正伐期齢に近づいている林分については、流れからすると間伐じゃなくて皆伐、すべての木を切るということになっていくと思うんですけど、そこを適正伐期齢をまた延ばすのか、それともその林齢が来た時点で処分をして、また新たに植林をされるのか、そこについてお聞きしたいと思います。
◯林務課長(前原 武俊君)
 杉が60年、ヒノキが70年ということでありますけども、保安林指定の森林が多いですので、伐期に来た場合には年間10ヘクタールの伐採しかできませんので、10ヘクタールは皆伐して、今から森林経営計画もありますので、今後の木材の価格の動向を見て、それに沿ってまた計画をつくっていきたいと思います。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 保安林指定になっているということは、当然、伐採するときには県知事の許可が要るわけですよね。ただ、今おっしゃったように、その数字が定かであるかどうかはちょっとわかりませんが、そこの部分については変更計画も当然できていきますので、そうすると、後からの質問のほうでもまた触れていきますけど、森林経営計画の中でもしできるとすれば、当然、皆伐した後の森林については新たにまた造林計画を策定していけるということでもございますので、3、4年のうちに適正伐期にくる林分もございますので、そこはまた御検討をお願いしたいと思います。
 次の質問に参ります。
 平成13年度から本年度まで、森林施業計画を柱として一体的に民有林等を管理してきましたが、来年度より森林経営計画に方向転換することになっているようです。これまでの団地形成の考え方は、流域で30ヘクタール以上の団地をつくり、またはその主たる団地におよそ1時間程度で行き来できる森林も団地化できていたわけですが、この前の地域振興局で開催された説明会では、1林班ごとに団地を形成し、計画面積がその全体の面積の50%以上であることが条件というふうにされております。政府の具体的な指針が示されてはいないものの、このままでは造林事業に対し補助金がゼロになる森林が出てくる可能性がございます。
 というのは、今、森林組合さんが中心になって森林施業計画というのをつくっているわけですが、林班ごとにした場合に、そのデータの中で、そこの山林所有者と50%に満たない施業計画を組んでいる林分がかなりございます。そうすると、これまで保安林、循環林の中で補助率の差はあったわけですが、もしこれがこのままいくと、そこの条件から外れた森林については造林事業に対して補助金がゼロというふうになってまいります。そうなると、自力による管理、施業ということになってしまうわけですが、現在の木材市況では、伐採後の放置林が増加することが懸念されます。
 そこで、本市として、県などと一体となり政府や関係機関に対しての問題提起をし、森林所有者の意欲を損なわないようなアピールしていくべきではないかと考えますが、市長の見解と今後の取り組みについてお伺いします。
 また、さきの森林組合の総代会でも、私も総代という立場で助言をしたかったわけですが、来年度に本当にそういう施業の方式に変わることによってこれまで補助金で造林事業ができていた森林ができないとなると、これはすごくまた混乱を招いていくのじゃないかと思うわけです。そこを踏まえて市長の見解をお尋ねいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 新しい森林経営計画につきましては今、議員のほうで説明していただいたとおりでございまして、林班または連担する複数林班の2分の1以上でということが大きな変更でございます。今までは、伊佐市内であればどこでも1時間以内に行けますので30ヘクタール以上の団地というのは組めたわけでございますが、今回の場合は、このような練担する複数の林班というのが入っております。
 それで、私どもとしましては、これは面的にわかるようになりますので地図上は把握しやすいという利点はございますが、今おっしゃいましたように、外れるところが出てくる場合もあるのじゃないかということが懸念されております。しかしながら、まだ国、県からの作成基準あるいは認定基準等が示されていない状況でございますので、現在の段階では適用外の面積を把握できない状態でございます。したがいまして、これが示されたときにどこが適用外になるかというのを早目に把握したいと思います。しかしながら、森林施業というのが後退してはいけませんので、やはり現実に作業が進みやすいようにということは現場の声として今後、県、国のほうには上げてまいりたいと思います。
 見通しとしまして、国の森林・林業プランの指針というのを基本としまして、今後10年間を目途に効率的かつ安定的な林業経営の基盤づくり、木材の安定供給と利用体制の構築というのを図ってまいりたいというふうに思っております。そのためには、市内林地の適正な管理や指導についての支援というのは行わなければならないと思います。市有林を適切に管理するということは言うまでもないと思いますが、いずれにしましても、作成基準、認定基準等を早目に把握しまして、面積等をも把握したいと思います。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 市長が今言われたように、確かに国、県がまだ骨のところしか示されていない状況の中で、例えば、私の3番目の質問にあります中長期の森林管理の見通しなんかは市としてはわからないわけですよね。なんですが、一つ思うことは、そのときになってからばたばたするよりも、先ほど森林組合のことを例に挙げましたが、現状では森林も補助事業の採択から外れる可能性もありますよということは広報等を通じてやっぱり前もって市民の方々にはお伝えしておったほうがいいのかなと思います。特にこれが実際に枝葉がついていってちゃんとした形で施行されるようになるわけですけど、本当にこれはゆゆしき問題であろうかと思いますので、ぜひそこの広報の部分も含めて市民の方々への周知方をよろしくお願いしたいと思います。
 それで、今回、発言通告書には詳細には書いてはおりませんでしたが、先般、本市の文化財として登録されております三州谷の大ケヤキが倒れてしまいましたが、ちょっとこじつけみたいな質問になりますけど、三州谷の大ケヤキについて、これまでの施業計画の中にこれは入っていたのかなというふうに思うわけですけど、まず、ちょっとそこからお尋ねしたいと思います。(「これは文化財だよ。」と呼ぶ者あり)
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 これは国有林の所有になっておりまして、私どもとしましては文化財という位置づけで、施業計画ではなくて文化財の維持管理ということで私どもの管理下に入っておりました。最近のことでございますので、この御質問をいただいた後に倒木したわけでございますので、当然、そのような御質問になるのはいたし方ないと思っておりますので、一応、倒木に至るまでの状況につきましては、社会教育課長のほうから説明させたいと思います。
◯社会教育課長兼図書館長(隈元 修君)
 南日本新聞のほうで報道がございました。8月22日にこちらのほうが倒木しているということに気づきました。私どもは現場のほうに行きまして確認をいたしまして、これは再生が不可能だということを現地で判断をいたしました。その後、文化財の保護審議委員の方も現地に行かれまして、その確認をしていらっしゃいます。
 それで、旧大口市時代の昭和63年に文化財に指定しておりまして、先ほど説明がございましたとおり、23年間管理をさせていただいたということになります。それで、市の指定文化財ですので、これを解除する手続が残っているわけです。九州森林管理局のほうから滅失届を出していただきまして、それを市の文化財保護審議会に諮問をいたしまして、今月の26日に定例の教育委員会が計画されておりますので、それに答申という形になります。それで指定解除の形をとらせていただきたいというふうに考えます。
 それから、きのう夕方、現地のほうをちょっと確認をいたしましたら、現地では今、倒木した状態で置かれております。九州森林管理局のほうのいわゆる管轄になるわけですけど、こちらのほうは北薩森林管理署というのがさつま町にございます。そちらのほうから担当の方も来られて、テープを張ったり、一般の方が中に入らないようにされております。
 それで、この大ケヤキを市民の方が23年見守り、そしてまた、その地域にあってはシンボル的なものであったわけですので、いわゆる倒れた後の枝一本でも分けていただきたいなということで北薩森林管理所のほうに要請をしましたら、これは国の財産であるということで、寄附は全然できないと。それから、個人のいわゆる申し入れも断っているというような状況でございます。そうしたらどんな方法がありますかということでいろいろと相談したら、国が貸与する形はとれないことはないということでしたので、これから、市が貸与していただける部分があるかどうかというのも検討しながら向こうのほうとも連絡をとっていきたいというふうに考えております。非常に残念なことなんですが、市もこれに対しては樹勢の回復事業等もやってきておりますので、ぜひこちらのほうの意見も酌んでいただきたいということもありますので、北薩森林管理所を通しまして九州の森林管理局のほうへも働きかけていきたいというふうに考えております。
 以上です。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 26日に定例の教育委員会を開かれるということですが、三州谷の大ケヤキについては、6年ぐらい前でしたか、市の一般財源の中で100万ほど予算を組んで樹勢回復事業をされているわけですよね。もう一つここで市長に強く申しておきたいのは、国有林野事業というのは過去、特別会計でやってきたわけですよね。それはなぜかというと、木材価格も高かったし、そういう需要も多かったから、林野会計で収入と支出のバランスがうまくとれていたわけです。ところが、25年前からこれが赤字に転じて、そして、平成10年の10月から、国の一般会計のほうから林野の赤字のために予算が補てんされているわけですよね。ということは、確かに国有のものでもありますけど、我々の税金もそこに入っているわけですよね。ということは、我々もこれまで以上にその国有林野の財産に対して物を言えると私は思うんですよ。
 そういうことで、今、社会教育課長のほうからありましたが、やはりこれまで地域の人たちが、そしてまた市民の方々が三州谷の大ケヤキとして本当になれ親しんで、そして、それをあがめてきたその巨木を何らかの、やっぱり強い形で森林管理署なり九州森林管理局に対して言える立場にあると私は思うんです。ですので、今回、発言の通告書にはありませんでしたが、ちょっとこじつけた形で質問をさせてもらったわけです。
 ですので、そういう寄附とかじゃなくて、やっぱり枝の1本ぐらい……。というのは、30年ぐらい前に枝が1本折れたときに、当時、それを民間の人たちにも表札にして配った経緯があるんですよ。それを言えば、じゃあ、国有のものをその当時の職員は勝手に配ったということですからね。今さらそれを問題視するつもりはありませんが、やっぱり何らかの形で、例えば学校に、これは三州谷の大ケヤキの一部ですよとか、そういう形として残していただきたい。
 そして、当時、樹勢回復作業をやったときに、結局枯れるということは、当然、想定の範疇にあったわけです。ですので、熊本の管理局が管轄する植物園から来られて、その枝をとって、そこの植物園のほうに幾つか移して、それが育っていると思うんです。当時、根っこのほうにもたくさんのケヤキの芽が出ていたんですけど、専門家の方に言わせると、それはよそから飛んできたケヤキの種から出た芽かもしれないから、だから、まあ言えば、直接枝をとって、それを育てるというふうにもされているわけです。
 例えば、倒れたあそこに子どもたちを集めて最後のお別れイベントとか、植樹をするとか、一つの記念に使う、我々市民の記憶に残るようなことも何かやっぱり企画としてやってほしいなと思うわけですけど、そのことについて、市長の御見解を賜りたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 実際、この樹勢回復事業というのは、5年間にわたりまして476万1,000円の市費を投じております。また、これは三州ケヤキだけではありませんけども、エドヒガン桜なども含まれておりますけども、看板あるいは草払い賃金等を合わせますと平成7年から平成16年までで177万3,340円使っておりますので、やはり私どもとしましては、管理上、これだけのことをしてきているということもお伝えしながら私の名前で要望書を提出し、来週になるかと思いますけども、さつま町のほうには私自身が伺おうかというような考え方を今持っております。
◯7番(今吉 光一議員)   登  壇
 最後になりますが、巨樹・巨木は、伊佐市の場合、2本あるわけですよね。あともう一本は奥十曽のエドヒガン桜があります。そして、それについても、最近ではちょっと木の勢いがなくなってきているような話も聞きます。10年ぐらい前にあそこを整備するときに、周りの広葉樹を切って急に光が入り込んだせいで樹皮が乾燥したと。聞くところによりますと、三州谷の大ケヤキも、結局、あそこの周りの環境が変わって樹皮が乾燥したから枯れたという見解もあるわけです。エドヒガン桜も同じように、これまで全然日が当たっていないところに急に光が差したために樹皮が乾燥して弱っているというふうに聞いているわけですけど、将来、いつかはエドヒガン桜も同じような状況になるとすれば、今回の三州谷の大ケヤキがやっぱり一つの例となっていきますので、特にエドヒガン桜は、あそこは借地をされて、そういうさまざまな形で予算を計上されて管理をされていらっしゃいますので、ぜひここは市として強い形で要望していただきたいというところで私の質問を終わりたいと思います。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で、7番 今吉 光一議員の一般質問を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 以上で本日の日程は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
               △散  会△(16時05分)