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鹿児島県 伊佐市

平成22年第4回定例会(第3日目) 本文




2010年12月07日:平成22年第4回定例会(第3日目) 本文

               △開  議△(10時00分)
◯議長(丸田 和時議員)
 おはようございます。
 これから本日の会議を開きます。
 なお、本日は2番 松元 正議員より1日の欠席、それから8番 井上 光一議員より午前中の欠席届が提出されておりますのでお知らせいたします。
◯議長(丸田 和時議員)
 日程第1、これから昨日に引き続き一般質問を行います。通告に基づき、順次発言を許します。
 まず、15番 森山 善友議員の一般質問を許可します。
 森山 善友議員。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 おはようございます。通告に基づき、2点ほど一般質問をいたします。道路関係と農業関係でございます。
 まず、道路関係について一般質問をするわけでございます。車社会の中、道路というのは社会的に大変利用される位置づけにあるのではないかと思っているところでございます。道路維持管理等については、建設課を初め、県の土木事務所といろいろ連携しながら管理をされていることとは思っておりますが、やはり1年間を通じて管理をしていかなきゃならない仕事でございます。今から先はやはり積雪の問題等が出てくるようでございますし、既に県道あたりは融雪剤を要所要所に配布もしてあるようでございます。
 なぜ今回、この道路のことについてお伺いするかといいますと、今から先になりますと、ほとんど毎年、何件か電話等の連絡が入ります。「病院に行きたいんだけども、雪が積もって車が走れない。何とかしてもらえないか。どこに連絡したらいいか」というようなことで、私も建設課あたりによく電話をすることがあるわけですが、なかなか、国道、県道については対処が早いんですけれども、一般の市道であったり、生活用道路、こういうところについては手遅れになってしまうと。人手のことや除雪車のこと等があるかと思いますけれども、そういう事態が起きているわけです。
 そこでまず、今、伊佐市は3本の国道が走っておりますけれども、国道、県道、それから農道であったり、林道であったり、生活用道路──一般用の公衆用道路ですか、こういうもの等については総延長的にどのくらいあるのか、でき得れば、川内川、羽月川、それぞれの河川の堤防等の道路、これも一般の車が走っておりますので、どのような管理の状態になっているのかお聞きをしたいと思っております。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 市内の道路についてのお尋ねでございますが、国道、県道、市道、農道、林道となっておりますが、国道が路線数が3本で72.897キロメートルでございます。県道が10本で85.958キロメートルでございます。市道が634本で549.636キロメートルでございます。農道が716.400キロメートルでございます。林道が46本で128.433キロメートルでございます。総計としましては、1,553.324キロメートルということになります。
 川内川の堤防の道路につきましては、これは国土交通省の管理ということで整備、管理していただいているところでございます。
 以上でございます。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 道路の総延長、面積等については、他の市町村等と比べてどんなものですかね。今、道路の管理に主に携わっているのは道路維持の方だと思っておりますけれども、その中で、もちろん県道、国道については県の土木事務所でございますし、また、先ほど御答弁があったように、河川の堤防等については国土交通省ということでございますので、これも県のほうの管理になるかと思いますけれども、今回、私がまずお聞きしたいのは、冬場の除雪作業についてはどのような体制をとられているのかということと、高齢化社会でございます。ほぼ毎日のように病院に行かれる方が多いわけです。自分で車を運転される方は自分の車で行かれるわけですけれども、雪が降ると、どうしてもすぐに病院に行けないという事態が生じてきております。
 また、お年寄りのひとり住まいの方々も多いわけで、雪が積もらなかったりして天気がよければ近所の方たちもある程度様子見に行かれたりすることもあるわけですが、雪が積もったりして道路が通れないとそういうこともできないということで、やはり雪が積もったときの道路の管理、整備というものは早急にしなければならないわけですが、ここらについてはどのようにお考えなのかお伺いをいたしてみたいと思っております。
◯建設課長(若松 学君)
 御説明いたします。
 除雪作業につきましては、運転者のチェーン規制が基本だと思います。チェーンもつけなくて電話をされる方もいらっしゃいます。ですので、積雪時にはチェーンをつけて走行してくださいということをお願いした上で、10センチ、20センチになりますとチェーンも役立ちませんので、市としては、除雪作業のためにグレーダーを委託して各路線に配置するようにしております。今度の年末年始につきましても、対策班をつくりましてパトロールをしたりしておりますけども、その中身といたしましては、基本的には忠元公園の明光学園、それから五女木の山野西小、そういう給食センター等が走るところとか、それから、広域農道の牛舎関係、飼料作物の搬入というところを重点的にパトロールいたしまして、あとは、随所に融雪剤を置いてありますので、通行の方々にまいていただいて除雪をお願いしているところであります。また、電話が来たときに臨機応変に対応している状況であります。
 以上です。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 やはり除雪作業が遅れるということで苦情が来るわけですので、建設会社からの貸与だと思いますけれども、グレーダーを使用して除雪をするわけですが、建設会社等の対応については、何らかの契約のもとにされているのか、あるいは、積雪があったときだけお願いをされているのか、こっちから要請があってすぐ建設会社のほうから出れる状態にいつもあっているのか、その辺の確認はどうなっているのかということと、先ほどチェーンをつけてもらうと言われましたけれども、私が当初質問しましたけれども、お年寄りのひとり住まいが非常に多いと。その人たちは今、車の運転ができるお年寄りですよね。朝起きて、チェーンをすぐつけてというのもなかなか難しいんじゃないかなと。というよりも、チェーンのつけ方そのものも知らない人も相当いるんじゃないですか。もちろん、チェーンを不携帯している人もいっぱいいると思います。そこらについてはどうなんですかね。建設課のほうでそのように考えていらっしゃるのならば、そういうことも時にはやはり指導していくというのも大事になってくるんじゃないですかね。
 私のところの集落を申しますと、31戸数で、11名の方がひとり者の女性の方ですけれども、ほとんど車を運転されるんですよ。でも、チェーンをつけてというのは恐らくできる人は一人もいないんじゃないかと思います。ですから、チェーンをつけることをお願いしたいということであれば、機会があったらそのようなことも何とかやっていただきたいなと思います。
 それと、木ノ氏バイパスはまだでき上がっておりませんけれども、一部でき上がっている部分のところに既に住宅、いわゆる建物がどんどん建っております。以前はあそこは農道が横切っていたわけです。それから、山野のバイパスもそうですね。菱刈のバイパスもそうだと思います。ほとんど農作業車が通っていたわけです。しかし、ああいう道路ができて近くに住宅ができるとどこを通るかというと、どうしても農道を通るわけです、利便性が非常にいいわけですから。バイパスにすぐつながりますので。
 そうすると、今まで農道として管理をしてきていたけれども、いわゆる農耕車の通行よりも一般車の通行がはるかに多くなってくるわけですね。それでも管理上は農道として管理をする。それが土地改良組合あたりで管理しているとなると、「管理はどこがするんですか。傷んでいますが」ということになりますと、それは農道ですから土地改良事務所がしてくださいと。あるいは、以前は人家が少なかったんだけれども、そういうところに道路が新しくできますと、今度は人家が多くなる。住む人が多くなって、車が多くなって、公衆用道路でもほとんど傷みがなかったんだけれども、傷みがひどくなってくるというところですね。
 そういうところの管理についてはどうなんですかね。市道に格上げをするということになるとなかなか難しい問題もあろうかと思いますけれども、何か大きな見直しというのはありませんか。市長もよくおわかりだと思いますが、小木原何番口の旧国道と今のバイパスとの間には市道も5、6本入っておりますけれども、農道もそれ以上に入っているわけですが、その農道を通る車が非常に多いわけですよね。ですから、やはりそういうところは農道として管理をするのか、あるいはほかの管理を考えられるのか、そこらについてもちょっとお教えしていただければと思っております。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 一定の要件を満たしている農道につきましては農政課のほうで対応することになります。その一定の要件の農道というのは、市町村が管理している幅員4メートル以上の農道のうち国道、県道、市道または農道台帳に記載されている全区間において4メートル以上である農道に接続し、かつ農道台帳作成済みのものでございます。これは交付税算定の対象にもなっていることから、農政課のほうで管理をするということになります。この農道が67.7キロございます。それ以外の農道というのが325.9キロございますので、それぞれの問題の箇所がございましたら、その箇所を私どものほうの農政課のほうに個別的に御連絡いただければよろしいかなと思います。その他の農道につきましては、これは土地改良区のほうで管理するということで、また、その管理に関しましては、通行どめ等を含めてその権限があるわけでございますので、そういうような条件になっておりますので、その箇所について御相談いただければというふうに思います。
◯建設課長(若松 学君)
 建設業者との連携はという質問にお答えしたいと思います。
 今現在、舗装業者がグレーダーというのを持っておりますけども、何せ数が少ないために、国道、県道を優先的にやります。その後にその路線に近い、国道447号だったら広域農道に入っていただくというような連携をとっているところであります。グレーダーにつきましては、適切に配置をしているところであります。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 先ほど市長が答弁されました農道として整備していくところ、いわゆる幅員4メートル以上のところですか、この67.7キロメートルは恐らく今言いました交付の対象になるわけですのでそれでできるわけですが、私が先ほどお聞きしました、新しい道路ができる、そうするとそこの通行量が非常に多くなる、そうするとこれを農道として土地改良組合が以前と同じように管理、整備していくのには何か不都合が生じないかということでお聞きしたわけです。
 というのは、農道ですから、基本的には農耕車が利用する道路ですよね。しかしながら、ほぼ毎日、朝晩、農耕車が使用する量よりもはるかに数倍は一般車が通行している状態。これが何カ所もあるわけですよ。菱刈のことは余りわかりませんけど、恐らく菱刈のほうもあると思います、農道であるけれども一般車の通行が非常に多いというところが。幅員が4メートルなくていわゆる農道として市が管理していない道路であってもですよ。ここいらの見直しについては今後どうかできないのかということを聞いているわけでございますので、そこいらについての見解をちょっとお聞かせ願いたい。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 市道につきましてはいろいろな基準がございますので、簡単に今の農道を市道へ見直すというのは難しいと思います。それを解決するためには、今、村づくり交付金とか、そういうことでそれぞれのコミュニティあるいはその集落でお話し合いいただいて、利便性が高まったのに対して対応していただくということで解決していくしかないのじゃないかなと思っております。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 市長、ちょっと簡単に答弁し過ぎじゃないですか。大体わかるでしょう。村づくりをしなさいと。若い人がいっぱいいて──村づくりといっても、何でもかんでもそう簡単にはできないわけですよ。そうすると、ある程度大きな集落ならできると思いますけど、ちっちゃな集落はなかなか難しいですよ。
 ですから、私は別に市道に編入するんだということじゃなくして、これは農道だったら農水省あたりからの資金があろうかと思いますし、林道だったら林務関係からあるだろうと。そういう関係で事業はいろいろできるとは思いますけれども、ただ、土地改良組合で管理する道路が一般の公衆用道路として既に使用されているわけです。ここについては、それは土地改良組合の管轄ですよと言われてもトラブルが生じてくるのではないかなというような気がするわけです。現にそういうトラブルも生じてきております。既に生活道路として利用されていたりしておりますから、なかなか難しいんですよ、土地改良としても。ですから、そこいらについては何らかの考え方はできないのかと聞いているわけですが、今、市長が言われたとおり、市道にするにはそれなりの要件が必要だと。市道に編入する要件は私もわかっております。それでなくても何らかの手を打っていかないと、後でまたお話ししますけれども、TPP等の問題が入ってくると、土地改良そのものも要らなくなるような時代が来るのも間近じゃないかと思っていますけれども、ほとんど一般の車が使用している農道をやはり土地改良組合が農道として管理するのか。管理してもいいんですけれども、そのときには市のほうでかれこれは面倒を見ますよというのが何かないのかということをお聞きしたいわけですので、それについてはどうですかね。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 やはり、ルール的には、基本的には土地改良区だと思います。あとは個別にお話し合いをして何らかの対応をするという。その場合、コミュニティにお願いするか、市が何らかの協力をして土地改良区と一緒に事業を組み立てるか、それは個別になると思いますので。やはり土地改良区あるいは市というような区分けをしておかないと、言ってみれば、境界線がわからなくなりますので、基本的には、今言いましたような形での管理となります。あとはそれぞれ個別にお話し合いをさせていただくということでしか解決できないんじゃないかと思っております。(「課長も同じ考えですか。」と呼ぶ者あり……15番議員)
◯建設課長(若松 学君)
 今の農道についての問い合わせですけども、農道につきましても、土地改良区所有のものと、今市長が言いましたように、一定要件の農道、その他の農道ということで、3種類ほどあると思います。
 その中で、農道として管理することにつきましては市のほうでやりますけども、土地改良区に所有権がある道路は土地改良区が基本だと思っております。ただ、今おっしゃいますように、不特定多数の一般通行が多い路線もあります。それは土地改良区等と協議をして舗装をしたこともありますので、そのあたりの状況を見きわめて対応していきたいと思っております。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 少し時間を食いましたので、この件についてはこれで終わりたいと思います。ただ、昨日ですか、事故がありましたね。これは国道ですけれども、さくがなかったということでございます。この辺については、市のほうで安全性について確認をしていくというようなことはないわけですけれども、事故が起きた以上、市としては何らかの対応をやはり今後とらなければならないと思いますが、この件についてお伺いをしてみたいと思っております。これは通告も何もしてありませんでしたけども、やはり道路の事情関係ですので、わかっている範囲でお願いしたいと思っております。
 市民体育大会のときなんかに総合グラウンドを使われますね。市民体育大会のあの羽月川の堤防は車が相当行き交いをしますね。もし仮にあそこで事故が起きたとする。さくも何もない。堤防ですから管理も市ではない。何か事故があったりするときの責任というようなもの──堤防はほとんど全部そうなんですが、こういう箇所は車は通れるようにしてあるけれども安全策はとっていない。本城と菱刈を結んでいる川内川は橋が何本もかかっております。必ず堤防を越えて来ておりますし、どっちのほうも堤防を越えたらすぐ車が通るようになっております。ここらについての安全性等についてはどのように考えていらっしゃるのかお伺いをしてみたいと思います。
◯建設課長(若松 学君)
 まず、総合グラウンドの道路につきましては、グラウンド橋から国道267号までにつきましては、市が申請をいたしまして、市道として管理しております、あの区間につきましては。ですので、道路保険にも入っているところでありますけれども、事故等につきましては運転手さんの責務だと思います。ただ、管理上、瑕疵があれば市道としての責任があると思いますけども。そういうふうに思っております。
 それと、川内川、羽月川の堤防につきましては国とか、ほかの県河川につきましては県の管理ですけども、それの安全対策につきましては、事故があったときには自己責任だというふうに思っております。(「昨日の事故について、道路さくがしていなかったというふうに聞いてありますけど。」と呼ぶ者あり……15番議員)
 きのう、議会が済みまして現地を見に行きました。あれは国道ですので、今ここでどうこうという批判というか、言葉は出ないんですけども、あのような場所がないように、市道としての管理につきましては、きのう帰った時点で、道路維持係のほうに、パトロールをして、ああいう場所がないか、今調査中であります。ないように努力してまいりたいと思います。(「よろしくお願いします。」と呼ぶ者あり……15番議員)
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 それでは、次の質問に入りたいと思います。農業関係でございます。
 昨日も同僚議員のほうから質問があったわけでございますが、農業関係は、つい8月に口蹄疫の問題が解決してほっとしたところに、いろんな問題がまた急に起こってきております。もちろん、口蹄疫関係も今、韓国でまたはやってきておりますね。韓国はことしの正月ごろはやって、そして5月、6月ごろには終息をして、そしてまた出てきたわけです。宮崎の口蹄疫も、もとは韓国からじゃなかろうかというような話もあったわけです。モンゴルもそうですが、アジアにおいては、今、口蹄疫が相当な勢いで広がっているようでございますし、島根県の鳥インフルエンザもありますね。すべて農業関係。ほかの問題も持ち上がっている中での大きな問題になろうかと思っております。
 まずお聞きしたいのは、この1番目──その前にちょっと訂正をさせていただきます。通告書の4番目に、50%を目指す自給率が18%へと書いてありますが、私はどこかでこの18%という数字を見たような気がしたものですから書いてしまったわけですが、実際、今、計算された数字的には14%となっていますので、また昨日の質問者の数字も14%ですので、14%に訂正方をお願いをいたしまして、質問をさせていただきます。
 1番目の米価の価格が非常に下がったということにつきましては、昨日、所得補償が大きな要因だったということで答弁をいただいておりますので、ここは除きたいと思います。
 2番目の、ことしの小作料はどうなるんだろうと。市が決めてくれるんじゃないかなということで今、米生産農家から非常に話が上がってきているわけですけれども、これについては、今、作付体系が変わってきているものですから、ことしは非常にいろんな品種が出てきております。わせのヒノヒカリから始まって──コシヒカリもそうですが──「夢はやと」とか、そういうおくてのものまで、稲刈りがほんの今終わった時点で、農協等に聞いてみましてもまだ実際の数量等もわかっていないというようなことでしたので、これは無理だろうと思います。しかしながら、これは早いうちに反収と生産費とを上げていただいて、そして、できれば小作料の設定等も所管のところでやって農家に通知していただくことをお約束だけはしていただきたいなと思っていますが、まずこの件について、所管の課長の御意見をお伺いをいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 小作料の設定につきましては、農業委員会のほうで毎年2月か3月に標準小作料ということで決めているところでございます。そういうことで、本年度は座談会資料等に出しております金額の中で試算をして出しているところでございまして、来年あたりの標準小作料はその中でまた決めていただくというふうになるかと思っております。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 今の日本の農業を考えたときに、特に米作については価格が上がったというためしがないんですよね、ここ十数年。少しずつ少しずつ、ずっとずっと価格が下がってきました。そして、今回、一遍に1,200円下がったわけです。下がった要因については、所得補償がされたからだというふうに昨日、市長が説明をされたわけですが、耕作面積1アールに対して1万5,000円、これは所得補償の中に含めるということで国が打ち出したわけです。この1万5,000円というのは、今までは稲作農家の赤字部分の潜在的な補てんだったんですよ。ですから、何ら米の価格に響くはずじゃなかった政府の所得補償の一部だったんですが、ふたをあけて実施されるとなると、これが全く逆効果になってしまったわけですね。稲作農家は今までずっと赤字で来たんだと、そういうのを政府が認めて、そして、それならば、作付した面積に対して、ただし、条件としては転作を100%した農家に対しては1万5,000円の補てんをしていきましょうと。これは今まで農家の赤字部分の補てんですよということだったんですが、米の値段が伊佐の場合は一等米で6,500円から5,300円に下がった。1万5,000円で換算してもまだ間に合わないぐらいの価格差が出てきたわけです。何かおかしいなと。農家が少しもうけようとすると、どこかがすぐどうにかしてこういう状態に持ってくるんです。
 5,300円という価格が採算に合うのかどうかと農協に聞いてみました。6,000円だと言いました、採算に合うのは。6,000円だと言っているけれども、じゃあ、農家には赤字覚悟で5,300円で米をつくらせているんですねというような話もしたわけです。「将来的に稲作農家は残りますかね」と言ったら、その人いわく、「農地があるから、水田があるから米はつくっていかれるでしょう」というような答えでしたけれども、私はそうはいかないと思っております。ことしは5,300円です。既に来年はやめようという農家も出てきております。そういうことであれば、恐らくことしの価格が大きく左右したというのは現時点でわかっております。
 稲作農家はそうですけれども、販売金をもって自分の借入金等に充てていくわけですね。自分の経営面積等で大体予想を立てて、販売収益をちゃんと計算をして、その中から必要経費等を生み出していくわけですけれども、5,300円では到底、必要経費に満たない。農薬、肥料、そういうもの等のいわゆる資材代を納めることができないという農家がことしは非常に多いというふうに聞いております。現に私も、どうしたらいいかということで相談を受けたり話を聞いたりしております。
 ですから、この米の価格が5,300円になったということについては、所得補償が一番の要因になったわけなんですけれども、そのほかに考えられるのは、一つは、やっぱり政府のやり方が非常に気になったわけなんですよね。これが所得補償でなくして価格補償であったらここまでは行かなかっただろうと。
 常日ごろ私は言っているんですが、農家が望むのは所得補償ではないんだと。つくった品物に対しての補償をしてくれればいいんだということを言っております。それと、災害があったときの共済を徹底していただければ農家は十分やっていけるんだけどなと。ですけども、政府は所得補償をやったわけですね。作付面積に対して1万5,000円のお金を補償するということでありましたけれども、この1万5,000円が今までは赤字分の潜在的な補てんだったんですけれども、これがうまくいかなかったということでこうなったわけです。
 そこで、TPPの関係ですけども、昨日、諏訪議員の質問の中で、伊佐市における減収分についてはどのように検討しているかということで、米が30億、豚が31億、その他を入れて72億というような市長の説明でありましたけど、この基本となった算式はどのような方法で出されたのか。それと、そのほかについてはまだ試算はしていないと言われましたけれども、とにかく簡単に試算できるので市の財政に直接関係してくるのは、そこから得る市県民税ですね。それから、保険税もそうなってきますね。それから、消費税もそうなってきますね。そういうものに対しての関係というのはどのように感じていらっしゃるのかお聞きしたいと思っております。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 算式につきましては、それぞれ、関税が撤廃された場合の減少率と伊佐市の生産額とを参考にしております。例えば、米は減少率が100%ですので、生産額が30億4,000万でありますのでそのまま30億4,000万となりますし、牛肉の場合は減少率が52%でございますので、伊佐の生産額が8億2,000万でございますので4億2,000万の減ということになります。そのようにして72億余りということに計算しております。
 消費税の関係とかそういう点については、私どもはまだ計算をしているというところではありません。ただ、地域経済に及ぼす影響というのは、鹿児島県が減少額と同額ぐらいが出るだろうということで、私たちもそれにならって答弁させていただいたところでございます。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 このTPPの問題なんですけれども、実際、日本の農業の生産総額というのは、国の生産総額の幾らですか。1%、2%ぐらいにしかならないわけですよね、あとはほとんどほかのもので。ただ、それに付随するもの、そしてそこに生まれる雇用、そういうものを含めると相当なものになってくるわけです。そういうことからしてどうなのかなと。
 私たちもTPPは将来的には大きく考えていかなきゃならん問題かなと思ってはいるわけですが、ことしの10月になって突如として政府が自由貿易案を出してきたわけですね。いわゆる鎖国状態の日本を開国していく、そのために自由貿易に向かっていく、そのために農業の再生をやるということで今、政府が一生懸命やっているわけですけれども、どう考えても、今、米に700~800%ぐらいの関税をかけていますからね。ほかの農産物も、少ないものでも25%から50%の関税をかけるわけですから、関税がかかっていない品物というのはほとんどないんじゃないですかね。ですから、関税で守られてきているというのは事実なんです。それを撤廃したときにどうなるかというのはあからさまに目に見えているわけでございます。これを再生していくとなると、どうなんですかね。
 新聞なんかを見ると、今の現状で農家の所得を補償するには、現時点で3兆円ぐらいの予算が必要だと言われておりますが、大体、国の1年の農業予算を見ると、2兆円そこそこなんですよ。その1.5倍ぐらいを所得補償だけに使うということは恐らく考えられない。ということは、農家への所得補償は限られたものになってしまうということになるわけです。
 先ほど市長が答弁をされましたように、私どものこの伊佐市においても農業が主体ですね。米は100%なくなるだろうと言われていますけれども、特に米が主体。認定農業者等の認定も、米、プラス畜産であるとか、米、プラスたばこであるとか、いわゆる米、プラス何々というような経営体が7、8割なんです。この米主体の経営体もなくなっていくわけでございますし、畜産もなくなっていくでしょう。そうなると、当然、農業関係、林業関係、そういうものの施設投入はなくなっていくわけですね。畜産関係がなくなってくると、堆肥センターもそうでしょうし。
 実はきのう、私、議長から許可をいただきまして早退をしたわけです。山野土地改良組合の理事会がありました。それで、土地改良組合の人たちがどのような考えを持っているかどうしても聞きたかったものですから会のほうに出席していきましたけれども、やはりまだ認識が足らないわけです。何じゃろうかいというような感じだったです。ただ、幸いにTPP関連については土地改良組合の役員会の中で現時点では絶対反対というような決議をしていただきましたので、その辺では非常に助かったと思っておりますが、今後、理事会の回答にはそれをもって打ち出していくということでございます。
 そのように、非常に厳しい状態になっていくということは、事実、わかっているわけですね。米も、きのうは市長は高く打って出ればいいんだとかというような答弁もされていたですが、米が同じくおいしければ、安いのを買いますよね。アメリカでつくられているものもササニシキやコシヒカリと全く変わらないんですよね。これは私たちも何回も試食をしていますから。向こうは700%ぐらいの税金をかけて30キロで2,000~3,000円で入ってくるわけですから、太刀打ちできるはずがないんですよね。1経営体で100ヘクタール、200ヘクタールの経営体ですから、経営体も違いますからね。
 そういう中で、市長、やはり伊佐は守りますかね、農業を。それともほかに道を考えますか。守るためにはどうしたらいいですかね。その辺は市長はどのように思っていらっしゃいますかね。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今の時点では、TPPに反対していくということで、あるいは、10年間でこれが実行されるとなれば、その間に国からの支援というのをどういうふうに取りつけていくかということが農業を守ることになるというふうに考えております。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 来年の6月ごろまでに日本の農業の再生を考えるということですね。そして、11月ごろにはTPPに参加するかしないか検討するということですが、この前のAPECでの総理大臣の声明等を聞いていますと、今にも自由貿易に参加するような話をしておりましたよね。これは何だろうかなと。今聞いて、そしてすぐというふうな感じを私は受けたわけです。果たして6月までにできるのかというのも疑問なんですよね。専門家──全国日本農業協同組合の理事さんあたりを入れてということでやっていくんでしょうけれども、果たしてできるのかなという疑問を持っておりますし、11月ごろというと、ちょうど稲刈りが終わったころですね。もしやるとなると、来年の米の価格もどうなるのかなというふうに、今、非常に不安を持っているわけです。
 そこで、市長に一つ、これは提案です。どうですかね。今度のこの議会でもいいんですが、補正でも組んでいただいて、あるいは所管のほかに係でも置いてもらって、TPP関連に関する問題解決のための対策をとってもらえないかなと。私は、鹿児島県であれば、どこかの市町村が手を挙げてもいいんじゃないかと思うんですよ。ほかのところは違うと思います。東京、大阪、名古屋、こういうところはなかなか挙げにくいところもあるけれども、農業を主体とした地域であれば、特別な方法をとって反対をしていく、あるいは現時点以上の農業再生の道を国がひらいてくれる、そういう方向づけをきちっとつくってくれるまでは絶対反対というようなことで、まだ間に合うんじゃないですか、この最終議会あたりに補正として提出されても。あるいは、所管に係をつくって専門に検討させていくということです。
 先ほど質問しましたけれども、税とか何とかにはまだどういう影響があるかわからないということでしたけれども、それだけじゃないですよね。若者がどんどん出ていく。こうなると、恐らくこの地で農業をする若者はいなくなりますよね。農業をする若者だけじゃなくて、ほかの関連もほとんどなくなっていく。この前、知事と語る会のときにもちょっと話をしましたけれども、生き残るのは菱刈の鉱山だけだろう、あとはほとんどなくなるだろう、そういう事態が生じるかもしれないと。学校統合なんていうのはもう考える必要はないんです、ですから。通う子どもたちがいなくなるわけですから。
 ですから、そういう危機感が今起きてきているということを広く知らせるためにも、何らかの手を打たないとですね。それは行政だけじゃないんです。農協、共済組合、森林組合、あらゆるところと手をとって、そしてやっていく。そのためにも、真っ先に先頭に立って市が予算を組んで、あるいは専門的にこの問題に取り組んでいくという姿勢を見せていただけたらなと。これは私からのお願いなんですが、市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今、鹿児島県が大変危機感を持って、サトウキビ、甘しょに至るまで、米を含めて県ぐるみで取り組んでございますので、県の動きと連動していくということで、特別に市がみずから予算を組んでやるということは、今の段階ではまだ考えておりません。(「時期が来たら考えますか。」と呼ぶ者あり……15番議員)
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 今の段階ではと、そういうふうな答弁になるだろうとは予測はしておりましたけれども、この問題については、さすがだと思われるぐらいの政策をもう一歩踏み出してもいいと思いますよ。なぜ私がそこまで言うかというと、農業のまちだからそう言うんです。薩摩川内市とか、霧島市とか、こういうところでやはり相当な反対意見が出るらしいんですよ。思い切って言えないと。思い切って言える地域はどこどこだとなると、伊佐は言えると思うんです、私は。農業のまちだからはっきりと言えると思うんですよ。ですから、そういうような体制をとってもいいんじゃないかということで御提案をしたわけですが、行く行くは考えていただくということでございます。しかし、来年の6月には農業再生の基本方針が決まるということですので、5月、6月ごろではちょっと遅くなります。明けてすぐぐらいなら何とかなるかと思います。私は、伊佐市のためにというのじゃなくして、そういうのを鹿児島県全域に、行く行くは日本全国に広げていきたいというのが一つのねらいというふうに考えてそういうふうに言ったわけです。
 あともう少しお聞きしたいと思いますが、来年度の米の配分と植えつけの配分についてですけれども、どのような見通しをされておりますかね。来年度の品種、それから面積、それから転作作物等について既に検討していかなければならない時期でございますので、わかっていたらお教え願いたいと思います。
◯農政課長(田中 淳一君)
 来年度の23年産米の鹿児島県の生産数量の目標というのが、昨年とすると2.8%減の割り当てになってきております。今、伊佐市の22年の転作率が23%ということでございましたので、これからいけば、23年度は割り当てが少し増えて、25%を予想をしているところでございます。
 それから、米の品種につきましては、高温障害によりましてヒノヒカリの率が相当低くなってきている状況でございまして、その点、「あきほなみ」を重点的にやっていく必要があるんじゃなかろうかという話し合いまでになってきておりますが、来年度の23年度に向けての品種につきましては、今後、伊佐技連等、そういった関係者との協議の中で方向を決めていく予定になっております。
 以上でございます。
◯15番(森山 善友議員)   登  壇
 いずれにしろ、農業環境は非常に厳しい状態であるということを一言お願いをいたしまして私の質問を終わりたいと思います。それというのは、今度のTPPにしても、4月に起きた口蹄疫にしましても、やはり住民の方々の認識が非常に薄いわけです、農業というものに関しては。というのはなぜかと要因をいろいろ考えてみますけど、夕べもそういう話をしたわけですが、今までの米の価格の下がり方を見てもわかるように、やはり旧態依然として、じわじわじわじわと締めつけて、それでも我慢していくのが農家だというふうに国は見ているんじゃないかなと。そして、農家もそれに耐えてきているものですから、それが大きな根源になっているんじゃないかなと。夕べの話の中ではそういうふうな話になってしまったわけですが、私はそれじゃいけないと思っております。このTPPの問題等については、住民に早く、詳しく知っていただく方法を執行部としてはぜひとっていただきたいと、それをお願いいたしまして、質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 以上で、15番 森山 善友議員の一般質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 次に、11番 左近充 諭議員の一般質問を許可します。
 左近充 諭議員。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 皆さん、おはようございます。
 私は、さきに通告いたしました米の問題1点に絞りまして質問いたします。
 今回の一般質問は、10人中5人から農政課関係の質問があり、私で4人目でございますけれども、前の森山議員が特に詳しく聞かれましたので重複する点があると思いますが、改めて質問いたしますので、重複するところは簡単でよろしいですので答弁をお願いいたします。
 伊佐の農業は、米、プラス野菜、米、プラス畜産あるいはたばこ作など、ほとんど米中心に経営がなされておりますが、本年は、米価の下落で農機具代や肥料、農薬代などを払えないという声があちこちで聞かれます。ことしで米づくりはやめるという高齢者もたくさんいらっしゃいますが、きのうも答弁されましたけれども、下落の原因は何だと考えていらっしゃるか、また、対策はどのように考えているのかお伺いいたします。
 1回目の質問を終わります。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 下落の原因は、大きくは三つあるだろうと思います。
 一つは、やはり所得補償制度が導入されたことによって、仲買人がその所得補償分を見込んで最初から買い付けの上限を下げたということが一つであると思います。二つ目は、全国的にもやはりどうしても生産調整未達成者があるわけですので、その過剰作付も米価下落の一因であると思います。それと、ことしの場合は品質が一等米が少なかったということ、大きくはこの三つが価格の下落の原因ではないかなというふうに考えられます。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 今、米の下落は戸別所得補償とか米余り、あるいは一等米が少ない、品質が悪かったということでございましたけども、現に、伊佐米の差別化、ブランド化ができなくなってきているのではないかというふうに思われるところでございます。個人で販売できる人は30キロで8,000円とか1万円以上で売っている人もいらっしゃるようでございますけれども、少しでも高く売れる対策は考えられないかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 伊佐米の場合は、ことしの場合、一等米が60%ぐらいありますので、下がった中でも、10%、20%の一等米の比率しかないほかの地域に比べたらそこそこの値段で販売できておりますので、やはり例年の品質をしっかりと維持するということが伊佐米にとりましては大切なことではないかなと思っております。
 あとは、個人的に、最近はインターネット等をお使いになって個別販売をなさる方々が増えてきておりますので、やはりそういうような独自の販売先を確保するということで生き残るということではないかなと思います。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 伊佐米は甘い、おいしいということで、消費者に直接白米を販売しますと高く売れる、ほかの産地との競争に勝てると思いますけれども、JA伊佐支所だけの価格は出せないか、そういう指導はできないかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 JAの方針につきましてはそれぞれおありだと思いますので、私どもとしましては、JAがなさることについて独自に私どもの要望をということは今のところはございませんが、ただ、農政協議会の中でやはり生産から販売までを議論いたしますので、そういうところでこのように今の時代の状況を考えながら御提案はしていけるものというふうに思います。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 けさ、病院で農家の方とお話ししておりますと、伊佐の米は隼人まで持っていって、隼人で検査をして、下場の米とブレンドして売るんだということで、価格は同じということでございますけれども、伊佐米だけで販売しますと少しでも高く売れると思いますので、今答弁があったとおり、少しでも高く売れるように伊佐米ブランドをつくっていただいて、そこら辺の指導とか協議をしていただきたいと思います。
 それと、次に、こういう白米を県内の介護施設や福祉施設などに販売しますと高く売れると思いますけれども、そこら辺で農家の手取りが上がってくるのかわかりませんけれども、現に今、JA伊佐で直売をしているのは農家からは六千幾らで買いまして九千幾らで売っていらっしゃいますけれども、先ほどJA伊佐ということでそういう指導をお願いしたところでございますけれども、こういう白米の直接販売も無洗米の精米でもできたようでございますので、県内のそういうところに直販をするように、それで農家に少しでも手取りが高く入るように協議、指導をしていただいたらどうかと思いますけれども、そこら辺の答弁を、農政課長でもいいです、市長でもいいです、お願いします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私どもがどこまで言えるかというのもあると思うんですけども、やはりJA北さつまの中でも旧JA伊佐の米につきましては特別な扱いがされていると思いますので、できるだけ農家に手取りが多く入るようにこちらかもお願いしてまいろうと思います。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 私も今、市長が答弁されたとおりと思っていたんですよ。そして、隼人のほうに持っていって、あそこで検査して、下場の米とまぜて同価格で売るという話をけさ病院で聞いたものですから、初めて聞いてびっくりしたところでございますけれども、そうじゃなくて、伊佐の米は伊佐の米でブランド化を図っていって、先ほど言いましたとおり、個人でインターネットなどで売っていらっしゃる方は1万円以上で売っていらっしゃる事例が確かにあるわけですから、そこら辺は農家の手取りが少しでも多くなるように協議、指導ができないものかお伺いいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 今、伊佐の場合は、米の検査のほうは隼人のデポセンターの検査場のほうに持っていって、そこに保冷庫施設があるものですから、そこで貯蔵して取引をしていくという制度をとっております。これだけ米が下がってくれば、伊佐独自で売る方法、そういったものをしなくちゃならないときだという形で、今、農協等で出てきて検討されているのが炊飯事業でございます。これは、米を炊いて、これを、例えば保温パックに入れたり、真空パックに入れたりしながら、南九州一帯、そういったところに売り込んでいく制度というのができないのかなというので今検討されているわけでございます。そうすることによって、伊佐の米をそういったところに独自に販売することによって伊佐の米の価値というのがまた出てくるのではないのかなという形でこの北さつまの伊佐総合支所管轄の中では検討をされているところでございます。
 以上でございます。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 少しでも農家の手取りが高くなるように、ぜひそのようにお願いいたします。
 次に、日本の国民総生産に占める農業の割合は1.5%で、ほかの産業が98.5%ですが、伊佐は大部分が農業であり、環太平洋連携協定(TPP)に参加すると壊滅的な打撃を受けると思われます。昨日の答弁では農業関連で144億ということでございましたが、今まで米粉工場の建設や焼酎用麹米の栽培を質問してまいりましたが、それに加えて、国より反当たり8万円の補助のある飼料米の推進を行うべきじゃないか、特にこういう、TPPで食料米が安くなると、8万円はいただけるということで、これは自民党時代からの政策でございまして、政権がどうなってもこれだけは補助があると思いますけれど、そこら辺はどのように考えていらっしゃるかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 過去2年間、飼料米につきましても試験栽培を畜産農家に実施していただきましたが、残念ながら、伊佐市におきましては専用品種の作付に向かない結果となっております。試験栽培を実施した畜産農家も現在の補助金額反当8万円では採算が合わないという結論になっておりますので、この件につきましては、今、かなり消極的な状況になっております。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 TPPに参加しますと北海道が2兆円の打撃を受け、2番目に鹿児島県で、5,660億の打撃を受けるということでございましたが、伊佐市議会でも、条件が整わない限り断固反対という意見書を関係行政庁に対し提出するように決議いたしましたが、菅首相は、さきのアジア太平洋経済協力会議で「政府方針に沿って関係国と協議を始める」と表明されました。反対してもそのように進んでいくと思われますが、対策の一つとして、この飼料米の栽培を進めるべきじゃないかと思いますけれども、試験栽培をしたけれども向かないということでございますけれども、何件ぐらいの栽培を何年ぐらい試験的にされたのかお伺いいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 飼料用米につきましては、過去2年ぐらい、2戸の農家等で作付いたしました。そして、販路につきましては、養豚農家2戸に協力していただいたところです。そういった関係で作付をやってきたわけですが、当時、主食用の米ではなくして、この飼料用米専用の品種──タチアオバとかそういうのがございましたけれども、その品種であれば主食用米との混入のおそれがあるというのもございまして、この米地帯の中ではなかなかだということでなってきておりましたが、本年度から来年度につきましては主食用米の品種でもよいというふうになってきているのが今の実情でございまして、そういった飼料米を作付したいというのは今のところ何人というのはございませんけれども、また後で質問等もあると思うんですが、かえってホールクロップサイレージのほうが希望者が出てきている状況でございます。
 以上でございます。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 飼料米はジャパンファームなどで国の助成8万、プラス、トン当たり3万ということで、これは少し乾燥したり、いろいろ手間がかかるんじゃないかなというふうに考えているところでございます。飼料用米は向かないということでございますけれども。
 次に、先ほどもありましたけれども、農林水産省は、2011年度の米の生産目標を前年度より18万トン減らして795万トンにするとしておりますが、生産調整が伊佐でもまた増えるということになります。先ほど少し答弁をいただいたようでございますけれども、転作として、稲の穂、茎、葉を丸ごと刈り取り、発酵させるWCS用の稲の栽培の推進を大々的に行う考えはないか質問いたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 大々的に行うというのはまだ時期尚早だろうと思います。今、作付してみたい農家から数件問い合わせがございますので、希望者に説明を行って、とりあえずは始めてみたいというふうには考えております。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 TPPなどで食料米の価格が下がってきますと、先ほどございましたとおり、WCS用の稲をつくりたいという人も私の周りでもたくさんいるようでございますけれども、個人での栽培が可能なのかお伺いいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 このWCSは、ホールクロップサイレージといって、ビニール等でこん包して貯蔵することでございますが、これについては、種子は主食用米でもよいというふうになってきているところでございます。
 ただ、防除薬については、病害虫・雑草防除の薬が限定されているものです。それから、収穫については9月の上旬から中旬ごろになりまして、出穂して10日から25日までに刈り取る、それを刈り取って3日ぐらいしてこん包していくという種類になります。水分が多いためにそれぐらい時間を置いていくと。そうしますと、機械が水田のほうに入らないとなりませんので、団地化、そして沈まないということ、そういったことが条件になるとは思ってくるわけですが、どうしても病害虫防除の関係がございますので、場所の選定、そういったことが今後の課題になってきます。
 そうしますと、ホールクロップサイレージの場合が助成額が8万円というふうになっております。そういった価格等もございますので、畜産農家の方については、つくってみたいという作付希望者がいらっしゃいます。ただ、これらについては、米を植えるわけですので、これは必ずサイレージ用にするんですよという播種前契約と、農政事務所に届けも要ります。そうしないと、仮にそれが転作としてしているのに主食用に参ったらまた米余りの原因にもなりますので、そこ辺の指導というのは非常に厳しいです。ですので、そこ辺、それから薬の関係、そういったものは十分に説明した上での作付を指導していきたいというふうに思っております。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 今、答弁で畜産農家ということでございましたけども、畜産をしていなければできないんですか。それと、薬が特別なやつということでございましたけれども、高い薬なんですかね。そこら辺のところと、団地化ということでございましたけれども、幾らぐらいの面積が必要か、そこら辺の答弁をお願いいたします。
◯農政課長(田中 淳一君)
 薬につきましては、指定されております。ですので、混合種とかそういうものじゃありませんので価格はそんなに高くはないんじゃないかなと思っております。
 それから、これは畜産農家との供給契約をしていけば大丈夫だと思っております。
 団地化といいますのは、23年度の分の団地化の要件というのはまだなかなか詳しく決まっていないところでございまして、今の条件の中では、さっき言いましたのは、例えば、団地でしないと水が入ってくる、それから、隣のほうから一般用の薬が入ってくるものですから、そういった条件もございますので、団地化というほうがいいんじゃないかということで申し上げたところでございます。
◯11番(左近充 諭議員)   登  壇
 以上で質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 以上で、11番 左近充 諭議員の一般質問を終わります。
 ここで、課長の交代を求めます。
    (課長交代)
◯議長(丸田 和時議員)
 次に、3番 久保 教仁議員の一般質問を許可します。
 久保 教仁議員。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 おはようございます。
 農政について5人の方が質問するという農政のための定例会のような感もありますけれども、私が5人目だそうであります。先ほど左近充議員、あるいは森山議員、そして昨日も質問をしておられますので、本当にありがたいことで、もう質問することがないんじゃないかと思って心配しておりましたが、私は私なりに、通告に基づいて質問をさせていただきたいと思います。
 通告では、国に左右されない農政のビジョンを示せということで、米政策と和牛についてお伺いをすることにしております。
 まず、水稲についてでありますが、先ほど来、何回もありますように、米価が下落しました。JAの仮渡し金も大幅に下げられました。一等米比率も、先ほど来ありますように、昨年比20%近く低下という状況であります。稲作農家の所得は大幅に打撃を受けております。伊佐市における米の販売収入は、10年前、また昨年と比べてどのぐらい減少になる見込みかお伺いをしたいと思います。
 米価が下落し、TPPで国の農政も不安定であります。県下一の水田地帯として稲作で独自の施策を講じるべきだ、具体的に検討すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 さきの6月定例会では、焼酎の麹用米生産拡大に予算化をされました。22年度は「夢はやと」を20ヘクタール作付し、将来的には、焼酎蔵元3社が必要な400ヘクタール2,300トンの生産を目指すということであります。伊佐米でつくった麹用米でつくられた焼酎はさぞかしうまいことだろうと思います。だれやめの郷の住民として、毎日毎晩、楽しみにしているところでもあります。
 この麹用米と同じように、米粉用米の作付を拡大し、米粉製粉工場と米粉を使ったパンなどの製造・販売施設をつくり、農家の水田活用や所得の向上を促し、雇用拡大につながるような施策をうまい伊佐米の産地として考えられないか、市長のお考えをお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今のTPPのこと、そして伊佐の米を主とする農業を考えた場合に、国に左右されない農政ビジョンというのは無理だというふうに思います。国の農政でしっかりとした指針が示されない限りは左右され続けるだろうというふうに、まず前置きとして御答弁させていただきます。
 10年前と現在の市の米の収入でございますけども、10年前が平成12年度になるとした場合に、平成12年度の水田面積が3,970ヘクタールで、作付面積が2,760ヘクタールでございます。生産量は1万4,780トンでございます。生産額が32億1,300万円でございました。これは、30%以上の転作率があったために作付面積は少なくなっております。平成21年度、昨年度でございますけど、水田面積は3,820ヘクタールで、作付は2,812ヘクタールでございます。農地転用等で平成12年度より150ヘクタール少なくなっておりますが、転作率が23%と下がったために、作付面積は52ヘクタール増えております。生産額も2,400万円ほど増えております。そして、ことしの平成22年度は、作付面積、生産量は昨年と変わりございませんが、生産額が7億800万円減少しております。この減少した要因は、単価を30キロ当たり1,200円程度下げたためであります。
 2番目の御質問の具体的な検討をすべきでないかということでございますが、これは今までも御答弁申し上げておりますけども、市単独で下落分を補てんするとなりますと数十億円必要なことになりますので、今の市財政を考えた場合に、困難と判断しております。国全体の問題でございますので、現在の戸別所得補償制度の充実を国へ依頼することが現実的と判断しております。
 米粉用の御質問をいただいておりますが、伊佐市には米を米粉にする施設がない状態でございますので、ハイネス株式会社菱刈営業所が試験的に伊佐米を米粉にして商品開発事業を取り組んでおります。今後、市内の企業が取り組む意欲があれば、補助事業の窓口になり実施する手段もありますので、JAあるいはハイネスに働きかけているところでございます。これらの推進を図るために、やはり私どもは地域振興推進事業等を導入しまして外食産業や一般消費者に売り込み、伊佐米の産地としてのシェアを拡大していかなければならないかなと思っております。
 ただ、この米粉の場合も、私が冒頭、国の農政ビジョンに左右されると申し上げるのは、仮にTPPが入りますと、10年間でどのような調整が行われるかわかりませんが、今よりも安い小麦が粉の状態で入ってくることになります。今は小麦粉は国内で粉にしてそれぞれに販売されるわけですけども、小麦粉の状態で外国から入ってくることが可となりますので、そうしました場合に、この米粉との価格差というのは今よりももっと開きます。その開いた分を国が補償するかどうかというのは不透明でありますので、冒頭申し上げましたように、私どもは今後はやはり国の農政ビジョンを考えながらせざるを得ない、どうしても左右されるということは御理解いただきたいと思います。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 国に左右されない農政ビジョンを示せというのは、確かに言われるように、補助金制度であったり、いろんな面から無理があろうかと思います。失礼をいたしました。
 それで、今年度は7億800万と言われましたか、これだけ米が減収になったということでありますが、昨日、税務課長のほうでも法人市民税のほうは20年度まで回復した、しかし、個人市民税のほうは悪化の一途をたどっているというような発言があったかと思いますが、この7億の農家の収入減が市民税に与える影響というものはどういうところがあるんでしょうか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 ただいま税務課長が準備しております間に、少し厳しい7億からの減収というのを申し上げましたので誤解があるといけませんけども、この後これに所得補償が加味されますので若干は戻るわけでありますが、それがどの程度戻るかというのは、価格調整の過去3年間ののを平均してその差額を支給するとか、そういうのも加味してきますので、はっきりとした数字は今のところは出ておりません。ただ、ある程度は戻りますけども、21年度並みをかなり下がるだろうというふうには予測はしております。そのことを前提にして税務課長の答弁とさせていただきたいと思います。
◯税務課長(吉永 重行君)
 それでは、農業所得減少に係る市税への影響について説明したいと思います。
 先ほどからありますとおり、戸別所得補償制度による収入金の扱いについてまず説明をさせていただきます。
 固定部分に係る部分についてはことしの12月中に交付金が交付されるというふうに聞いております。その収入の取り扱いにつきましては、平成22年中の農業所得の雑収入としての取り扱いをして、ほかの収入金と同様に市民税の申告をしていただくということになります。それから、変動部分につきましては23年の3月に交付されるというふうに聞いておりますので、これにつきましては次の年度の申告が必要になるということでございます。
 先ほど来、7億800万円の農業収入の減収が見込まれるということでありましたが、それらをもとに市税に与える影響を考えましたときに、農業所得の計算となる総所得金額としましては2億9,900万程度を見込んでおります。前年度からしますと2,000万円の減ということで、市民税への直接の影響としましては約700万の減収になるのかなというふうに見込んでいるところでございます。
 以上です。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 よくわかりました。米の件に関しては何人もの方が質問されましたので、これで米の件は置きまして、米粉用のほうへ移りたいと思います。
 米粉用を作付して、製粉工場、加工場をつくれないかという提案でありますが、まず、先ほど飼料米では採算がとれないというような御指摘でありましたけれども、例えば、麹用米は「夢はやと」でやっておられますが、この場合、反収600キロを計算しております。これを米粉用に換算したとしたら、米粉用米は今、全国的にはキロ50円でありますから、反収600キロとれると3万円であります。これに水田活用の所得補償交付金の8万円をプラスしますと11万円となります。片や、ことしの一等米──ヒノヒカリでありますが、価格が5,300円、反収を510キロで計算しておりますが、30キロ袋17袋でありますが、5,300円、掛ける17で9万100円となります。この試算では、米粉が反収2万ほど増となります。
 ただ、先ほど来、税収のところでもありましたように、戸別所得補償の1万5,000円等が入ることを考慮しないといけないわけですけれども、これでも米粉のほうに5,000円ほど利があるのじゃないか。確かに、米の値段が下がってくると米粉米の値も下がる可能性がありますから、一概に米粉が有利だということは言えないかもしれませんが、この米粉生産を拡大して、製粉して加工・販売するシステムをつくる必要があるんじゃないかと思っております。
 幸い、農水省の事業で農山漁村活性化プロジェクト支援交付金というものがあります。新規需要米生産製造連携関連施設整備事業というものでありますが、議長の許可をいただきまして、この交付金の一例をお手元に配付させていただきました。
 この事業は、事業費の2分の1を国費で負担するものであります。21年度は全国で26の事業が行われました。お手元に配付しました新潟県胎内市は、この10月31日の人口が3万1,954人であり、伊佐市とほぼ同じ規模の市であります。ここに全体事業費22億4,578万2,000円とありますが、ここは規模が大きいわけでありますが、熊本県では331万円という小規模の事業も行っております。どうでしょうか。この事業に取り組んで、水田を守り、水稲農家の所得を保持し、雇用確保の一端になればと思いますが。昨日、鵜木議員からもありました、そして先ほど市長の答弁の中にもありましたが、ハイネスが活性化協議会を通して地域雇用創造実現事業を受託して、米粉の開発、研究に力を入れております。ある意味で、米粉事業についてはベースができ上がっていると考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 この一例だけではなくて、26例が一覧表になりました資料も事前にいただいておりまして、確かに、規模は大きいところから小さいところまでできる事業でございます。うちもハイネスが似たような事業でございますから、私どもは実際、働きかけているのが事実でございます。問題は、平たい言葉で言ったら、いわゆる流通・消費の部分でそれだけをさばき切れるかだと思います。そこさえ見通しが立てば私どもはこの事業は取り入れていいと思いますし、また、今試算していただきましたように、農家もそんなに悪い条件ではありませんので、取り組むことができるんじゃないかなと思っております。今後とも働きかけていこうと思っております。
 もう一つは、JAがどういうふうにハイネスさんと提携できて、例えば、小さな話になりますけども、マルショクのパンをその米粉でやるという、そういうような流通部門での連携をJAさんになさっていただいて、機械の導入はハイネスさんにしていただく、それに対して国の補助事業を持ってくるということも可能でありますので、これは今、双方に働きかけているところでございます。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 確かに、米粉をつくったはいいが売れないということでは困りますから、今、ハイネスのほうでも、福岡市あるいは大阪等のいろんな企業と連携をとりながら、販売が可能になるように努力されているようでもあります。確かにJAとの関係もありますが、いろんな形で協議をしていただいて、市長に言っていただきましたように、市が補助事業の窓口になってこの事業を強力に進めていただくようお願いをいたします。
 次に、2問目の質問に入りたいと思いますが、来年の5月から子牛の競り市が薩摩中央家畜市場において行われるということであります。さきに行われました11月12日の伊佐家畜市場は421頭が取引され、平均取引価格は42万3,000円でありました。同じく、薩摩中央家畜市場も10月15日、16日の両日、競り市が行われたわけでありますが、374頭、368頭の取引がなされ、42万6,000円、43万7,000円という価格でありました。
 この薩摩中央家畜市場と伊佐家畜市場は、鹿児島県ではトップクラスの市場であります。全国的にも、兵庫県の但馬や淡路、あるいはほかのところと比べましても、例年、全国5位、6位を実績として残しております。価格的に遜色のない伊佐の家畜市場を市場への距離が遠くなる薩摩中央家畜市場での競りにというのはどういうことなのだろうかということからの質問であります。生産農家への説明、対応は十分になされているのか、また、伊佐の子牛生産農家にとって薩摩で競りを行う利点と不利益を検証されたかどうか、生産者の負担増、収入減にならないだろうか、子牛の生産に生きがいを持って頑張っておられる高齢者の切り捨てにはならないだろうか、いろんなことを考えるところでありますが、市長のお考えをお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 この件につきましては、二つのJAが合併したときからいつかはそうなるであろうというような予測は大体していただいていたと思いますが、この趣旨説明を行いましたのがことしの2月21日から4月9日まで、2月21日の山野地区を最初に、最後の4月9日の下手地区まで9カ所で、肉用牛振興協議会が各支部ごとに総会座談会を開催して説明しております。その段階では統一競り市になるというのを平成24年の1月を目途に考えられておりましたが、JA北さつまからの再検討の申し入れがありまして、9月3日、伊佐家畜市場におきまして、肉用牛振興協議会の役員、家畜商組合の代表、人工授精師会の代表、そしてJA北さつまから春田常務が来られまして、平成23年5月から市場の合併をお願いできないかという相談でございました。協議された結果は、一部反対の御意見もございましたが、多数決により、JAの方針のように来年の5月からということに決定したようでございます。
 その中でメリット、デメリットというのは当然、協議されております。やはり一番の問題は、高齢のために運搬ができないのでどうなるんだろうかという、その不安が一番大きいようでございます。それを今後どのように解決していくかということが来年5月へ向けてのやらなきゃならないことだと思います。
 それ以外では、やはりブランド名は高まりますし、いい市場といい市場が一緒になりますから、さらによくなるということになります、価格面あるいは牛の品質的には。すなわち、優秀な種牛の精液がより手に入るようになるということでもありますので、そういう点では有利になりますし、購買者も、今までの伊佐で単独でやるときよりも増えるというのも確実であります。そしてまた、今までは2カ月に1回の競りでございましたから、売る時期にちょうどいい増体にならない場合もありまして、1カ月早いか1カ月遅いかというその選択で出す牛もいたわけでございます。それが毎月開催ですので、体重等がちょうどいい時期に競りに出せるという利点がありますので、高齢化して運ぶのがしにくくなるというそこだけがやはり問題で、あとはよくなるというふうに思われます。
 以上です。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 利点のほうが多いようですが、確かに今言われましたように、高齢化で運搬が大変だということでありますが、今、伊佐家畜市場でもこれが大変なのに、薩摩中央までの運搬の方法とかは具体的にはまだ決まっていないんでしょうか。
 それと、いま一つは、たしか薩摩中央は隔月の二日連続で800頭近くをやっておられるわけですけれども、この競り市の開催は毎月になるのか、あるいは隔月の二日開催あるいは三日開催になるのか、そのあたりについてお知らせください。
◯農政課長(田中 淳一君)
 子牛競り市の運搬の関係でございますが、来年度にヘルパー制度の事業を導入をいたします。これは、一つは自宅から伊佐の市場に持ってきまして、市場から大型車で薩摩中央市場まで運ぶコース、それから、自宅から直接さつま町の中央市場まで運ぶコース、二つほどございます。そうしますと、運搬の経費を見てみますと、自宅から伊佐の市場に来て薩摩の市場まで行く、これを5,000円としたとき、50%補助事業でございますので、1頭当たり2,500円の助成が来る。それから、自宅から薩摩市場のほうにも5,000円。そして、50%の2,500円が助成になる。ただし、これは第三者に委託しないと助成の対象になりませんので、今までのように個人で直接持っていった場合については補助の対象にはならない。あくまでも第三者に委託する、それがこの事業で制度的に組織をつくることにもなるんじゃなかろうかと思っております。
 競り市の回数につきましては、現在も、伊佐は2カ月に1回、薩摩の場合も4カ月ぐらいは開催されない時期がございます。今度一緒になりますと、毎月二日間の市場開催という計画で今、来年度の調整をされているところでございます。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 毎月開催で二日間ということは、先ほど市長が答弁していただきました適齢適期に販売ができるということになろうかと思います。このヘルパー事業は、牛を市場まで持ってきて、それをヘルパーの方が薩摩中央へ運ぶという理解でよろしいんですよね。
◯農政課長(田中 淳一君)
 市場まで持ってきた分は、規模的には20頭とかそういうことで専門の業者の大型車で一遍に薩摩中央に運んでいくとなります。ただ、自宅から行く分は、農家の持っていらっしゃる普通の2トンとか1トンとか、そういうふうになります。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 大型車で20頭。そうすると、自宅から行く人も随分おられると思いますが、伊佐では大体2カ月に1回、競りが開催されておって、360頭とか、370頭とか、まあ、400頭という時期もありますが、これが毎月開催されるとなると、単純に半分の頭数と考えていいのかというのが1点。
 それと、大型車で20頭運ぶとすると、その大型車両というのは何台ぐらいを考えておられるのか、もし計画があればお知らせいただきたい。
◯農政課長(田中 淳一君)
 大型車というのは──今、名称は……、ある会社でございますけども、1台・1回で大体4万円程度と言われております。そうしますと、20頭乗せれば2,000円で運べるということになります。先ほど半分になるかと言われましたが、そのとおりで、1カ月当たりは半分になると思います。ただ、二日間に分ける今度の場合は、2頭以上持っている農家の方々は、「私は1日だけでいいですよ」、「私は1日目と2日目に分けてください」とか、そういうふうに本人の自己申告もできてまいりますので、今度は運ぶ車の余裕というのもある程度出てくる可能性はあるなというふうに思っているところでございます。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 よくわかりましたが、これまで和牛同好会の青年部の方々が高齢者の方の子牛の引き回しを手伝っておられたりするわけですが、このヘルパー事業を導入すると、そのあたりはどのようになるんでしょうか。
◯農政課長(田中 淳一君)
 前に和牛青年部というのがございまして、今現在は菱刈地区にはない状態でございます。大口のほうにヘルパー制度という形で運搬作業を持っていらっしゃいます。こういう運搬につきましては、現在、若手を中心として運んでいらっしゃるところもございますので、今後またこれらの組織をどういうふうにしてつくっていくか話し合いをしながら、つくっていくという方向で今努力をしているところでございます。
◯3番(久保 教仁議員)   登  壇
 よくわかりました。高齢者の方々が生きがいにしておられる──少頭生産の方ですが、そういう方もたくさんおられますので、そのあたりを十分考慮して計画を進めていただきたいと思います。
 これで、私の一般質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 以上で、3番 久保 教仁議員の一般質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 次に、17番 中村 周二議員の一般質問を許可します。
 中村 周二議員。
◯17番(中村 周二議員)   登  壇
 鶴田議員と同じ質問で、総合振興計画とか、予算では、特別交付金1.5兆円の減額になるから、それに合わせて来年度予算150億ぐらいということで言っておったが、少し組み替えをするとのこと、そういうことでいろいろな話を聞きましたけれども、私の質問の中に、来年の新しい企画の中で特に市民が元気になるものと書いておりました。何かあればお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 以前にも御答弁いたしましたけども、まだ具体的に重点事業を決定する段階ではございませんので、来年の1月上旬に市長ヒアリングを控えておりますので、その時点で具体的になってくるというふうに思います。
 ただ、この前期5年間というのが市民協働の体制づくり、雇用対策の促進、道路公共交通体系の整備、地域福祉の体制づくりというのを重点施策としておりますので、その中で一つ一つ、元気の出るのをつくっていこうというふうに思います。
 特にこの市民協働体制づくりというのが、今後、市が直接できない、というよりも市にそこまでの余裕がございませんので、コミュニティないしは校区公民館活動を母体にして、市民に参画していただいて行っていくというところで元気をつけていけたらなというふうに考えておりますので、そのことは重点事業になるだろうというふうに思います。
 また、雇用対策につきましては、新しく企業誘致の条例等をも整備いたしましたので、さらにこのことを進めていきたいというふうに思います。
 道路公共交通体系につきましては、やはり新幹線開通、あるいは花博、そういうこと等を考えて、アクセスをどのように確保するか、今までよりももう一アイデア考えた方法というのを決めようというふうに考えております。
 地域福祉につきましては、県のほうも増床ということで議会答弁等をなされておりますので、今、待機の方々等のこと、施設整備、そういうこと等を考えながら、安心ができる体制を考えなければいけないというふうに思っておりますので、その5項目を中心にして重点事業というのを考えてまいろうというふうに思っております。
◯17番(中村 周二議員)   登  壇
 大まかには今言われたことでわかるわけですけれども、もう来年のことですから、来年の施策の中で市民が本当に元気になるものということがどのぐらい出ているのかな、どんな話し合いが出ているのかなと細かいところでもお聞きしたかったんですけれども、私は「伊佐市、ここにあり」という企画を考えているんじゃないかなと思って質問をしたわけです。
 昔のことをちょっと思い出してみますと、「日本はどこに行っても一緒だ。変わらない」というようなことを言ったある外国人がいらっしゃいました。それを教えていただいたことがあります。私なりに考えてみますと、国のほうからも、補助金は何のほうに使いなさいとか来ております。県でいろんな開発をしておりますが、ゴマドレッシング、これもどこにでもあります。金太郎あめだなというようなことを言う人もいらっしゃいますけれども、もう2年たちましたので、企画の中でも、伊佐のまちはこんな思いでこんなふうにしていくという新しい企画等が出たことはないのか、そこら辺をちょっとお伺いします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 そういうような企画というのはまだ具体的には出ておりません。とりあえず1年目というのが合併に伴うさまざまなイベントでございましたし、2年目は、コミュニティを中心として、次の2年目に結びつけるための話し合いが主だったというふうに思います。そして、今度の23年度当初にお出しする振興計画のもとで新しい方向性ということでございますので、伊佐はこれが特徴でこうなんだというのは私どもはまだ具体的には出しておりません。
◯17番(中村 周二議員)   登  壇
 具体的には出していないということで、それで終わりのような気がしますけれども、自分なりにいろんなことを考えてみました。この中で取り上げていただければありがたいなというようなことを申し上げてみたいと思います。
 実は、きのう、企画ということで鵜木議員のほうからも質問をされておりましたけれども、婚活というのが出てまいりました。私はこれを聞いたときに、昔、春園という青年団長がいまして、私の家に来て、「2,000円で忘年会をやってくれんかい」ということを言ったんです。「2,000円やればよかど」と答えたところが、「お泊まり忘年会でお願いします」と追加をしたんですね。これはやられたねと思ったんですけれども、このお泊まり忘年会というのが何年も続いたんです。その中で結婚した人も何人か知っております。そういうアイデアを出す人は職員の中にもたくさんいると思うんですよ。だから、小さいことから大きなことまでいろいろあるわけですけれども、いろんなアイデアを出しながら組み入れていただきたいと思っております。
 この間、議会の交流会がありました。交流会の中で議員の方々は皆見られたと思いますけれども、水俣の市議の人たちがポスターを持っていらっしゃいました。私も欲しいなと言ったところが、送ってまいりました。水俣出身の江口という漫画家にかいてもらったそうです。とてもすばらしくて、目を引くいいポスターだなと思いました。伊佐市も榎木さんというすばらしい人がいらっしゃいます。その人と一緒になりながらポスター企画をしたら、張っておったらだれかが持っていくようなポスターができ上がってくるんじゃないかと思いました。こういうような企画もおもしろいんじゃないかなというふうに考えます。
 新幹線のことで、市長は、私どものまちに滞在していただくかというようなことをきのうも申されました。新幹線が来る、伊佐市に滞在してもらおうということだけで取り組んでいって何人来るんだろうかなというような考えも持ちました。私は川内川流域連携ネットワークというところにも入っております。川内川の流域の中で、市町村も手をつないでいろんな話し合いをしております。
 新幹線が来年開通しますと、伊佐市に立って左のほうが新幹線、右の方が高速道路、高速バス、飛行機、飛行場、そういうのがあります。川内川流域を一つにまとめたとすると、高速バスと新幹線をうまく利用しましたら、1週間の旅とか、二十日間の旅とか、いろんなことを体験しながら組めるような企画ができるような気がいたします。新幹線でおりてから高速バスで帰るまで、または高速バスでおりられてから新幹線に乗るまでの間は交通費に関しては無料になるという企画も打てるような気がします。何で無料になるかというと、泊まるところの人が迎えに行って自分の家に連れてきて、体験をするところに連れていったり、連れていったら体験をするところが泊まるところまで送り返してくれるということをしたらどんどん広がっていくんじゃないかと思っています。
 高齢者社会になっています。いろんな旅行の形態というのがあります。ツーリズムというのも盛んに勉強していろんな方々がやっていらっしゃいます。これを伊佐市だけじゃなくてこの川内川流域の中で手を結んでつなげていくことを5年ぐらいの間に企画して進めていくことができたら、相当な人が入り込んでくるような気がいたします。
 この伊佐市の中をちょっとのぞいてみますと、活性化協議会のように、役所のほうも協力しながら今動いているところもあります。私たちがガラッパ王国というのをつくっておりますが、当初は役所の金も入れていただき、また協力もいただき、役所の人と手を結びながら今までつくってまいりました。大口にもバイオマスというNPOがありますが、金のことはちょっとわかりませんけれども、役所の人がかかわりながらつくり上げています。NPO菱の実もそのとおりです。きばらん会というのも聞いておりますが、そのとおりだと思います。この伊佐市の中にも、小さくやっているところはたくさんあると思うんです。そういうところ、コミュニティ、商工会、観光協会、すべてをひっくるめて指導したり、新しくこのまちをプロデュースするところをつくったならばということで考えております。
 前も観光協会を大きくしてということで言ったことがございますが、きのう、市長の答弁の中で、市民だれもが活躍できるまちづくりということを言われました。これを聞いたときに、「NPO法人伊佐のまちプロジェクト」とでも言いましょうか、NPOを外して「伊佐のまちプロジェクト」とでも言いましょうか、職員でつくるか、プロの人を3年雇うか、とにかく勉強をさせるところをつくり、そしてまた、金を取ってきてまちをプロデュースする、元気にするという仕組みをつくれないか。
 今、地方分権の時代です。自分たちのまちは自分たちで頑張れと言っているんです。そんなふうに考えると、私は株式会社伊佐市役所になるというふうに思っております。今、市民が金がなくて、何か組織をつくっても事務所を置けない状態なんです。市民のための市役所だと思うから、その最初の手助けというのをする、そして大きな仕組みをつくりながらまち全体に仕掛けていくということを考えております。
 今いろんなことを申しましたけれども、急で申し訳ございませんけれども、そのことについて市長の考えがあれば、お答えをいただきたいと思います。
◯議長(丸田 和時議員)
 質問の途中ではありますが、ここで、昼食のためしばらく休憩します。なお、再開は午後1時からといたします。
               △休  憩△(12時03分)
               △再  開△(12時57分)
◯議長(丸田 和時議員)
 休憩前に引き続き会議を再開し、一般質問を続けます。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 お答えいたします。
 かつての行政と今の行政とではかなり違ってきております。一つには、かつては市の職員が主体となっていろんな催し物というのをやる、あるいは、アイデアを出して、それをまず率先垂範してやっていくという形で発展してきたと思いますが、小泉首相がなられたあのころぐらいから財政状況が大変厳しくなり、職員等の削減でもって人件費を落とすことによって予算を捻出するというような、そういう状況が起こり、そして、この5、6年の間は市町村合併によってそれをまたさらに集約化していくという、そういうような時代になっている中で、今、議員の御提案なさっているのを市でもってやっていくというのはかなり厳しい状況にございます。行政がどうしても総合的なことを行わなければならず、観光や、産業や、そういうことだけでなく、福祉、あるいは税金、教育、そういうものまで広範囲にある一定の水準というのを保ち、あるいは行っていくということからできなくなっているということも言えると思います。
 そういう中で、私たちが今期待しているのは、コミュニティであり、NPOであり、各種団体や、あるいは協議会というものであろうと思います。そういうところにいろんなアイデアを出していただき、動かれるのに対して、必要に応じては人材の投入もありましょうが、主には予算を国や県、あるいは市独自の財源から見つけ出すという、そういうような関係になってきていると思います。
 最近で比較的わかりやすい例は、ごみ袋の制作に当たりましては、これは市の職員がやったものではなくて、民間団体のほうから提案がございました。それに対して私どもが予算づけをし、そして、今では市の施策の一つになっております。また、2カ年にわたる「半次郎」関係のことも、私どもが主体ではなくて、御相談を受けて、そしてこれだけの盛り上がりになったという形になりますので、今後、私たちはやはりこういうような市民あるいは諸団体との共助によって行っていくのではないかなと思っておりますので、方向性としてはそういうことを考えておりますので、いろいろと情報の御提供などをよろしくお願い申し上げたいと思います。
 ただ、昨日も質問に出ましたように、マスコミ等では非常に取り上げられておりますので、市が主体でなくても、市民が主体であれば、そういうふうに社会に対して発信していくという力にはなっているんじゃないかなと思っております。
◯17番(中村 周二議員)   登  壇
 今、市長から答弁をいただいたわけですけれども、全部市がやりなさいと言うんじゃないんです。今、市民の中で元気になっている人がどこにいるんだろうというぐらい探し当たらないんですよ。小さいNPO法人を何個つくっても、事務所も持てない、何も持てない、そういうような状況なんです。だから、できればそういうところを活性化協議会のほうで一つに束ねる力があってやっていくとしたならば、手数料を取りながら、いろんな資金を引っ張ってきてというのもできると思うんです。
 活性化協議会の内容を聞くと、それも補助金をもらってあと何年間ということで聞いておりますけれども、いろんな補助金を探してみれば、そういうのも国、県、外郭団体にあると思うんですよ。だから、そういうのを利用しながら、この3万人のまちをどんなふうにまとめて元気をつけさせていくことができるだろうかと、そこを言っているんです。
 その中で、先ほど提案しましたように、榎木孝明さんに映画を撮っていただきました。これもすごいPRになったと思います。それには、この伊佐の方々もいろんな形で協力をしたと思うんです。榎木さんと話すときに、何か加勢することがあったら加勢しますよということもすんなり言っていただけます。さっきポスターの企画を言いましたけれども、やっぱりそういうことには進んで応援をもらえるんじゃないかなと思ったものですから、余り金も要らなくて、どうせつくらないかんポスターならば、そういうふうにつくったほうがいいんじゃないかと言って提案をしたわけです。
 前々から、一つのプロジェクトを大きく育てて、そしてまた大きく金もとってきて伊佐市に落としていくという仕組みを言いますけれども──ちょっと自慢しますけれども、鹿児島にネイチャリング・プロジェクトというNPO法人をつくっております。これは、最初は小さなNPO法人でつくり上げたわけですけれども、東京から来た人を私がつかまえて、岩坪というところの私の家に半年間ぐらいいて、そして旅立っていって、そしてまた入来のほうでNPOを立ち上げて、鹿児島に直して、今は、天文館のアーケード街の中に、「メガネのヨネザワ」という会社とのタイアップ事業、企業支援事業というやつで3階、4階、5階を貸し切って事務所を開いてやっております。たかがNPOと言われるかもしれませんけど、従業員が35名います。企業と一緒なんです。いち早くネイチャリングというNPOに目をつけたのが錦江町の町長でした。錦江町の町長と話をしながら、ことしから錦江町に学校を開きました。詳しくはちょっと私もまだ勉強しておりませんが、20人ぐらい集めて農業をやっております。そしてまた、熊本と福岡の駅の裏に事務所を開こうと、今、一生懸命努力をしています。それぐらい広がっていくんです。
 だから、考える力──こんなことを言いますけれども、どんなふうにして書類を書いてお金を引っ張ってくるか、私もNPOの中身を全然知らないんです。ある役所の方々とも話をするんですが、わからない人が大半だと思うんです。仮に勉強をするのに人を雇って金がかかっても、やはりそういう外郭団体、企業、国、県、こっちのお金を引っ張ってくるということができれば、それだけでもそれの何十倍という金額のお金が伊佐のまちに落ちてくるような気がするんです。何でこんなことを言うかというと、ネイチャリング・プロジェクトでその実績があるものですから言っているんです。
 先ほど言いました、株式会社伊佐市役所だなと。地方分権になってくる、そんなふうに考えている、そういうときに、やはり自分たちのところは──ほかのところは、外郭団体とかそういうところからいっぱいお金を引っ張ってやっているところもあるんです。今、見渡したときに、伊佐市の中にそういう企業とか外郭団体、そっちからお金が幾ら入ってきているんだろうと。ほとんど入ってきていないと同じような気がいたすものですから、何とか勉強をさせてもらう仕組み、そしてまた、そういうのを引っ張っていく仕組みを行政が力を入れてできないものだろうかと、そういうお願いをしているわけです。
 答弁があればお伺いします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 特別にそういうのの対策のチームをつくっているわけでもありませんので、今後、私らが企画調整課なり、あるいは地域振興課なりでそういうような団体と連絡をとらせてもらって、実際、できるものがあるのかどうかということを調べさせていただくことからしか今のところは始められないんじゃないかなと思います。
◯17番(中村 周二議員)   登  壇
 ぜひNPOのこと、小さいNPOじゃなくて、私はネイチャリング・プロジェクトは鹿児島県一だと思っているんです。やっぱりそういうところの人たちとも話をしながらいろんな探りを入れて、どんなふうにしたらまちのためになるのか、そこら辺もやっぱり勉強していってくださればありがたいなと思っていますので、これはお願いをいたしまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
◯議長(丸田 和時議員)
 以上で、17番 中村 周二議員の一般質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 次に、12番 柿木原 榮一議員の一般質問を許可します。
 柿木原 榮一議員。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 今年度、最後の一般質問者となりました。いつもくじ運が悪いですので、一番最後は私になっているみたいです。
 議長より発言の機会をいただきましたので、通告書に従いまして一般質問をしてまいりますが、11月14日に行われました忠元神社での記念碑除幕式及び記念式典の新納武蔵守忠元公没後400年祭は、実行委員会並びに志をいただいた方、市当局に感謝申し上げます。伊佐市こぞって、忠元公の「二才咄格式定目(にせばなしかくしきじょうもく)十箇条」が現在の世相にぴったり合う遺言であると感じられたことと思います。全国に発信し、また伊佐市の子どもたちの道徳の糧に受け継がれていかれる方法をお願いしたいと思います。また、お礼申し上げます。明治の時代に行われました没後300年祭に負けない祭典であったと思っております。本当にありがとうございました。
 介護保険制度第5期目についてお伺いいたします。
 厚労省素案に対し、南日本新聞を初めいろいろな新聞が報道をされておりますが、「介護保険料月5,200円」、それと「高所得者2割負担、ケアプラン有料化」、それと「介護保険利用費増」、それと「増える負担、細るサービス」、それと「介護保険改革大詰め」、それに「サービス縮小、負担は増大」、それと「生活援助制限も」というような見出しで新聞各社がこぞって、24年から始まります介護保険の第5期目の問題についていろいろと紙上をにぎわせておりますが、最初、11年前に市長みずから介護保険制度に市民の皆様の理解を求め、数十回の説明会で推進をされましたが、10年たちましたが、市長はどのように感じられておられるのか質問をいたします。
 1回目の質問といたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 報道等では「素案」というような言葉が使ってあるかもしれませんが、私はまだこれは素案ではないというふうに思っておりますので、そこのところの前提を最初に申し上げてから答弁させていただきたいと思います。
 これは社会保障審議会介護保険部会が介護保険制度の見直しに関する意見として出しているものでございまして、これはまだそれぞれの委員の方々の意見の段階でございますので、これを厚生労働省が素案として出したというふうには私は思っておりません。ただ、委員の方々が28名だったでしょうか、いらっしゃる中で、地方自治体を代表されているというのはそのうちの3名だけでありますので、それ以外はそれぞれの施設があり、いろいろなそういう関連するところの代表の方々でありますし、また学者の先生方も何名か入っていらっしゃいますので、これは並列的に並べてある意見というふうにとらえるほうがいいのではないかなと私は思っております。
 ただ、大きな流れとしましては、給付と負担のバランスというのを真剣に考えなければいけないとか、あるいは、在宅介護支援について、施設介護との比較がなされていたり、あるいは、増えてまいります認知症への対応というのをいかにするかということや、もちろん、利用者負担、あるいは最終的には保険料の額、負担というところの議論がなされて、並列的になっているというふうに思っております。
 この介護保険というのは、導入されて今4期が過ぎようとしておりますけども、これはやはり社会の中ではどうしても必要な制度であるということは論を待たないと思っております。それぞれの家族関係が変化したり、あるいは地域のつながりが昔よりも薄くなってきているという中にあっての制度として、やはりこの介護保険というのが果たす役割は今後とも重要であろうというふうに思います。
 私たちのまちとしましては、やはり高齢化率が35%、そして認知症が増えて、独居老人が増えて、その中でも後期高齢者が増えるという、そういうのを踏まえての新しい5期目の介護保険制度というのの厚生労働省の決定を見守りたいと思っております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 市長の言われるように、「素案」ということで社会保障審議会の中の介護保険部会というところから出されておりますが、決まってくるときは各自治体はもう何も言えません。その上からも、素案が出た時点からやっぱり対応はしていかなきゃならないと私は思っております。
 4月で発足してから10年を越えた介護保険制度は、現行のままでは制度を維持できないと考えている市町村が87%にも上がっております。また、7割が保険料の負担の限界を理由に挙げ、今後、財源確保が大きな課題と見ていると読売新聞社の全国自治体アンケートで明らかになっております。制度全体については、市長が言われましたように、「大いに」の36%、「多少は」の60%を合わせ、96%が評価していると回答されております。財源構成──1割の利用者負担を除き、税と保険料で50%ずつや、サービス内容などは現行のままで今後10年間、制度を維持できるかと尋ねましたところ、「そうは思わない」が29%、「どちらかといえばそうは思わない」が58%で、9割が否定的な見方であったと報告しております。保険料の上昇に住民の負担が耐えられない、老々世帯や高齢独居世帯の増加に対し現在の介護サービス料では足りなくなるなど、高齢化に伴う要介護者の増が不安材料になっているようです。
 説明として、抜本改革が期待された今回の改正論議は、安定財源が見込めない中、将来像の構築より金策に終始されているような結果になっているような気がしてならないんですが、制度発足時、2000年ですね、3.6兆円だった介護費用は、高齢化で2010年度は7.9兆円に膨らんでいるようで、いたし方ないかなと思いもしますが、平成25年には19兆から23兆円の持ち出し、これも今から団塊の世代の増でなると思いますが、これは平成20年社会保障国民会議の推計でありますが、そのようにも試算されております。
 介護の社会化を目的に、2000年度に施行、40歳以上から保険料を払い、要介護、要支援の認定を受けた原則65歳以上が介護サービスを利用できる制度でありますが、2012年度から第5期が始まりますが、厚労省の社会保障審議会介護保険部会の示した12年度の介護保険制度改正に対する意見書案に対して市長はどのように思っておられますか、お伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 先ほども私、申し上げましたけど、意見書案というふうに私は受け取っていないわけであります。これは委員の方々が並列的におっしゃっていますので。対立とまでは言いませんけども、違った意見でそれぞれ並列されていますので。だから、その中で介護保険を──私、先ほど答弁申し上げましたように、私どもは35%の高齢化率であって、後期高齢者が増える傾向にありまして、そして認知症の方々も増えている現状を考えて、財源の少ないまちとしては、当然、その委員の中の御意見として私どもに適したののほうにくみしているというか、評価しているというようなことでございますので、この保険部会全体の意見書というふうには私はとらえていないわけであります。あくまでも厚生労働省が決定したのを素案として出してきましたら私のコメントというのはあると思いますけど、今はそれぞれの委員の方々に対してそれぞれに評価をさせていただいているというところでございます。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 素案と申しますけども、やっぱりその方向で進んでいく感じになると思います。市長、厚労省のこの社会保障審議会介護保険部会が介護保険制度の見直しに関する意見を提出されたのを伊佐市はいつ把握されましたか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 これは11月25日に公表というふうになっておりますが。私はそういうふうに担当課から受けております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 確かに素案は11月25日に出されておりますが、その意見として出されたのは11月30日になっております。その辺の認識がちょっと甘いのかなと思いながらお聞きしている次第でございます。11月30日に出ていますでしょう。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 これは11月25日に出ております。これは介護保険制度の見直しに関する意見(素案)でございますが、あくまでも部会の素案でございますので、厚生労働省の素案ではないというふうに私は申し上げているわけです。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 ちょっとその辺の認識が……。介護保険がどんどん変わる中で、その意見書が30日には出ているんですよ。課長、素案が赤字で書いてあるこれですね。そして、30日に出ているのが、この……。はい、それはそれで結構でございます。ちょっと認識が甘いのかなと思いながらしたところでございます。ちょっとあれします。
 負担増案の中のサービスを組み合わせた計画──ケアプラン作成ですね──を有料化に対して、高齢者が不自由な形になれば予防を促す理念から遠くなるとの指摘があるが、受け皿となる伊佐市はどう考えていますか。案は案でいいでしょうけども、そのようなものが出てきたときはどうされますか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私はケアプラン作成の有料化はならないと思っておりますし、それは本旨に外れるというふうに思っております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 私もそう思います。
 また、ケアプランは自分でつくることも認められていますが、ケアマネジャーがケアプランを作成するときに公平中立の立場が崩れるとか、市民団体の調査で、要介護者で作成している人は0.01%にすぎないと。保険者である市町村の事務量の負担が増大することに市長の考えはどうでしょうか。大概、高齢者とか認知症の方ですので、もしケアプラン等ができないということでケアマネジャーの仕事からしたとき──先ほど否定的な考えを、私もそう思いますが──事務量が増えてきますが、その辺はどうでしょうか。
 過去3回改正がありましたが、改正のたびに使いにくくなっているとの声が聞こえてきますが、見直し案の中には、要支援と認定された人の掃除、調理などの生活援助サービスを保険から切り離そうというような案がありますが、自治体が判断すれば、保険でなく自治体の独自サービスで行える内容にもなると思います。市長はどう思っておられるのかお答えください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 先ほど、ケアプランは本来、負担を求めないという、私はその立場に立っておりますので、まず、御自分でおつくりになる方は本当に限られて少ないと思いますので、事務量の負担についても本当に少ない。ほとんどいらっしゃらないというのが現実です、私どものまちでは。ですので、事務量が増えるということで反対という立場ではございません。そういうような負担は求められないという立場に立っておりますので、御理解いただきたいと思います。
 介護保険は使いにくいというよりも、これはいろんな新しいサービスというのをくっつけてきますので、それでわかりにくくなっているというのが実際だと思います。使いにくいというのではなくて、わかりにくいということだというふうに私は考えております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 使いにくくなった、わかりにくくなったのは確かでございます。65歳以上の人の平均月額保険料は2012年度に負担の限界5,000円を超えると各報道機関も報道されておりますし、また試算されております。介護保険に係る費用から利用者の自己負担分1割を除いた部分について、65歳以上が2割分、40歳から64歳までが3割分の保険料を負担します。残り5割が公費。65歳以上の保険料は原則として市町村が決めておりますが、このまま厚労省案──部会の意見が決定したら、保険料は現在、全国平均が4,160円で、伊佐市が3,600円──ちょうど真ん中の部分ですね。基金から560円をしてありますので、全国平均と変わっていないと思います。一緒であります──でありますが、もし5,000円を超えるときには伊佐市の介護保険料はいかほどになるのか、試算をしてあればお知らせください。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 まだ正確には試算をしておりません。ただ、私どもは今までの国と私どもの平均の差というのを一つの基準にして試算していくものというふうに考えております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 大体、国が出した市町村の平均値ぐらいは行くんだろうなと思いながら、心配しております。払える人、払えない人、それぞれ出てくるのではなかろうかと思っております。
 社会保障審議会介護保険部会は5月から審議をされ、13回を経て11月30日に意見を提出されました。伊佐市は職員を厚労省に派遣しておりますが、介護保険制度の見直しの情報は随時つかんでおられるのか。
 また、介護保険制度の2012年改正に向けた論議が本格化しているのでお聞かせ願います。今までの質問、答弁がありましたが、再度でありますが、これを踏まえ、厚労省のこの審議会の部会の案は伊佐市介護事業にどのような影響を与えるでしょうか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 今、厚労省に派遣しております職員から特に介護保険に関しての情報というのはございません。それぞれ、最初に行った職員の場合は介護保険を担当しておりましたけども、その後は少子化の対策、そして障害者の対策というように部門別に分かれておりますので、特段、介護保険の情報というのが入ってきているということはございません。
 また、この部会がどのような影響を与えるかというのは、私にはよく見当がつきません。厚労省が最終的に私どもに素案を出しましたら、それに基づいて影響を考えなくちゃいけないと思いますが、部会につきましては、3人の地方自治体を代表していらっしゃる方々に私どもの意見を託しておりますので、あくまでも私どもはその意見が通るというふうに考えております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 なかなかおつかみじゃないのかなという感じがいたします。
 訪問看護事業所が2000年当初には全国で9,833事業所から2008年度は2万885事業所に、介護老人福祉施設が2000年には4,463施設から2008年には6,015施設に増加するなど、介護サービスの基盤も整っておりますが、グループホームの介護施設の1ユニット9名が増設された場合、現在の伊佐市民の介護保険料の1名の負担はどのようになりますか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私どもは1人当たり39.7円アップするというふうに見込んでおります。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 先ほど市長も言われましたが、本日の南日本新聞に、県の待機解消への計画拡大ということで、来年度、2,400床の増を計画されておられますが、この待機の関係、今の伊佐市でどのくらいおいでなんでしょうか。
◯長寿支援課長(宮原 孝文君)
 11月現在での待機者について御説明いたします。
 老人福祉施設──特別養護老人ホームですけれども──におきましては5名、グループホームにおきましては31名という数値が出ております。
 以上でございます。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 県が2,400増やすということですが、伊佐市もあるところが増やしていきますが、大体これで解消していくんでしょうか。また、この意見書の中には近隣の市町村からも受け入れていいというようなあれも来ておりますが、その辺はどうでしょうか。
◯長寿支援課長(宮原 孝文君)
 今、議員の御指摘されます2,400床につきましては、県の方針として、広域の分で整備するということで支援計画の中で示したものだというふうに考えております。市としましては、先ほど部会の意見書の中にもありましたけれども、結局、特別養護老人ホームの部分が抜けないとなりますと、結果的にグループホーム等のほうに待機者が集中するというのが今の実情でありますので、今おっしゃるように、今後、施設系の整備をするということで県が方針を示したという段階だというふうに考えております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 大体わかりますけど、国が決めたときにはやっぱりもう決まっていって、市町村、自治体はそれに従っていかざるを得ないところがあります。消費税の論議もされないでおられますが、保険料を負担する対象者を、今、保険料を納付される40歳以上の方々から拡大する議論とか、公費負担割合を引き上げるとか、より以上の地域包括ケアシステムの構築とか、市長も全国市長会でも声を上げてほしいと思います。また、先ほど言われましたケアプランの有料化というのにもぜひ声を上げてほしいと思いますが、市長、どうでしょうか。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 私たちは既に市長会等で声を上げているわけでございます。それが3人の委員の方々に集約されて、意見を申し上げさせていただいているところでございます。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 この介護保険もどんどん制度が変わり、進んでまいります。せっかく厚労省──障害者の方々のところでしょうけども、情報はぜひ仕入れ、また、伊佐市の職員の方々も、どうなっていくのか、第二の国保にならないか、特にその辺を見きわめながら、私も皆さんと一緒にまたどんどん勉強していきたいと思いますので、この問題については終わります。
 2番目に、大口里区域の市道城下線──大口郵便局から市役所(大口総合支所)と伊佐警察署通りまでの改良工事についてお伺いいたします。10年ぐらい前には話があったらしいですけども、なかなかということだったんですが、今また、土地を持っておられる方々からどうにかしてもらえないだろうかというような話も出ております。
 旧山野線から東側は道路の整備がなされております。大口幼稚園のところも広くしていただきました。また、元町のほうも一応整備されておりますが、城下線だけが、家屋が少しありますが、取り残されております。大口幼稚園、大口小学校、大口中学校、大口高校への通学路であります。大体50人前後が利用されておられます。7時から9時まで片側規制で、道路も狭く、かまぼこ状の形になっておる状態であります。特に雨降りの際は、傘を差し、子どもたち、住民、利用される方に不便と危険をかけておりますが、市長は現状をどのように感じておられるのか質問をいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 現状はやはり狭いと感じておりますが、ただ、予算的に言えば、そこを改良事業に取り組むかどうかということは、地権者のお考えも聞いておりませんし、新築の家も建っておりますので、私どもが今、計画の中に入れるという考えはございません。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 今、市長は新築されている方もおられるということですが、あそこは区画整理のところだったと思いますが、新築の方には1筆は入れておられると思います。大体、それも1メートルぐらいずつ控えてつくっておいでになっておりますが、今、そういう計画は金がかかるからないということですが、子どもたちの通学路、これがたくさんの子どもたちに及んでおります。伊佐市過疎地域自立促進計画書(平成22年度~平成27年度)が提出されておりますが、6年ですね、これが。通学路、それと、2、交通通信の整備、情報化及び地域間交流の促進の事業名、事業内容にも計画してありませんが、私は重要なものと思いますが、計画としてなぜ取り上げられなかったのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 取り上げなかった理由というのは私も今ここではちょっと定かでございませんが、回答を御用意しておりませんが、ただ、通学路の問題では、そこのあたりの3本、4本の道路をすべて改良していくというのは財政的にはとても不可能でございますので、したがいまして、今、営林署の前をさせていただき、というような形で、どうしても通学路として危険であれば、代替通学道路がやはりあるわけでありますので、ほかの道路を通学路に指定していただくとか、これからの行政はやはりそういうような、すべてができない時代になりましたので、お互い話し合いながら安全性を高めていければというふうに考えております。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 安全でないから聞いているわけでございます。区画整理事業では12メートル道路が計画されておりましたが、今の総合大口支所のところから大口小学校までの道路の改良工事及び排水路の整備を街路事業とかでされました。通学路改良事業等というのは持ってこれないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 持ってこれるかどうかは今ここでちょっと即答できませんので、研究させていただきたいと思います。ただ、今、かまぼこ状になっていますのはやはり歩きにくいですので、そういうような補修といいますか、補整はしていかなくちゃいけないと思いますが、道路そのものを大きく広げて計画をつくっていくということは今のところは考えておりません。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 安全性よりもという感じの答弁になっておりますが、最後の質問に参ります。
 6年間の伊佐市過疎地域自立促進計画書が出ておりますが、見直しはできないのかお伺いいたします。
◯市長(隈元 新君)   登  壇
 見直しはできると思いますが、ただ、見直してこの城下線を入れるかどうかということは即答は今のところできません。ただ、制度上はローリングしていきますので、この中を見直していくということは通常行っていることでございます。
◯12番(柿木原 榮一議員)   登  壇
 先ほど申されましたように、かまぼこ状になっておりますので、周辺の女性の方が自転車でひっくり返ったとか、子どもが傘を差していたら車が来たものですから、車のほうに向けて泥はねを一応防いだとか、そういう問題が出ておりますので、特に子どもたちの危険性の問題、小、中、高、幼稚園、それぞれ使っておられますので、ぜひこの伊佐市過疎地域自立促進計画を見直すときはまた見直してください。よろしくお願いします。
 終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 以上で、12番 柿木原 榮一議員の一般質問を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
 ここで、しばらく休憩します。
               △休  憩△(13時44分)
               △再  開△(13時47分)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 休憩前に引き続き会議を再開します。
 先ほど丸田和時議長から議長の辞職願が提出されました。
 お諮りします。
 「議長辞職の件」を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、「議長辞職の件」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 「議長辞職の件」を議題とします。
 地方自治法第117条の規定に基づき、丸田 和時議員の退席を求めます。
    (22番 丸田 和時議員 退席)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 お諮りします。
 丸田 和時議員の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、丸田 和時議員の議長辞職を許可することに決定いたしました。
 ここで、丸田 和時議員の着席を求めます。
    (22番 丸田 和時議員 着席)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 丸田 和時議員に申し上げます。
 「議長辞職の件」は許可されましたのでお知らせします。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 ただいま、議長が欠員になりました。
 お諮りします。
 「議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、「議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 ここで、しばらく休憩します。
 議員の皆さんは議員控室にお集まりください。
               △休  憩△(13時49分)
               △再  開△(14時15分)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 休憩前に引き続き会議を再開します。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 これから「議長の選挙」を行います。
 選挙の方法は、単記無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
    (議場を閉める)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 ただいまの出席議員数は、21人であります。
 会議規則第31条第2項の規定に基づき、立会人に6番 畑中 香子議員、7番 今吉 光一議員を指名します。
 投票用紙を配ります。
    (投票用紙配付)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
    (投票箱点検)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。
 投票は単記無記名で行います。
 事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順次投票願います。
 なお、8番 井上 光一議員は最後に自席で投票することに御了承願います。
 これから投票を行います。
 投票される場合は、記載台で記載の上、投票していただきます。
 事務局長に点呼させます。
 議会事務局長 山下 和弘君。
◯議会事務局長(山下 和弘君)
 それでは点呼を行います。
 1番 緒方 重則議員、3番 久保 教仁議員、4番 前田 和文議員、5番 諏訪 信一議員、6番 畑中 香子議員、7番 今吉 光一議員、9番 沖田 義一議員、10番 鶴田 公紀議員、11番 左近充 諭議員、12番 柿木原 榮一議員、13番 福本 千枝子議員、14番 市来 弘行議員、15番 森山 善友議員、17番 中村 周二議員、18番 古城 恵人議員、19番 山下 親志議員、20番 岩元 克頼議員、21番 植松 尚志郎議員、22番 丸田 和時議員、16番 鵜木 誠議員、8番 井上 光一議員。
 以上で点呼を終わります。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 投票漏れはありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終わります。
 議場の出入口を開きます。
    (議場を開く)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 これから開票を行います。6番 畑中 香子議員、7番 今吉 光一議員、開票の立ち会いを願います。
    ( 開  票 )
◯副議長(鵜木 誠議員)
 立会人に申し上げます。立会人として何か御意見はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 御発言がありませんので、立会人の意見はないものと認めます。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 投票の結果を報告いたします。
 投票総数21票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち有効投票21票、無効投票ゼロ票です。有効投票のうち、古城 恵人議員3票、山下 親志議員15票、岩元 克頼議員3票、以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は6票であります。
 したがいまして、山下 親志議員が議長に当選されました。
◯副議長(鵜木 誠議員)
 ただ今議長に当選されました山下 親志議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
 当選人、山下 親志議員の発言を許します。
◯19番(山下 親志議員)
 ごあいさつを申し上げます。
 ただいま議長選挙が行われまして、私、浅学非才にもかかわらず議長に当選いたしました。まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。就任いたしましたからには、新たな意欲と抱負のもとに、市民の負託にこたえる最善の努力を尽くす決意であります。議員各位の変わらぬ御指導と御鞭撻を賜りますようにお願いいたしまして、就任のあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
◯副議長(鵜木 誠議員)
 ここで、議長を交代します。
    (議長交代)
◯議長(山下 親志議員)
 お諮りします。
 「議席の一部変更について」を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、「議席の一部変更について」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
◯議長(山下 親志議員)
 「議席の一部変更について」を議題とします。
 議長の選挙に伴い、議席の一部を変更したいと思います。
 その議席番号及び氏名を事務局長に朗読させます。
 議会事務局長 山下 和弘君。
◯議会事務局長(山下 和弘君)
 それでは朗読いたします。
 11番 丸田 和時議員、12番 左近充 諭議員、13番 柿木原 榮一議員、14番 福本 千枝子議員、15番 市来 弘行議員、16番 森山 善友議員、17番 鵜木 誠議員、18番 中村 周二議員、19番 古城 恵人議員、22番 山下 親志議員。
 以上でございます。
◯議長(山下 親志議員)
 お諮りします。
 ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 異議なしと認めます。
 よって、ただいま朗読したとおり議席の一部を変更することに決定しました。
 それでは、ただいま決定しました議席にそれぞれお着きを願います。
 ここでしばらく休憩します。
               △休  憩△(14時28分)
               △再  開△(14時30分)
◯議長(山下 親志議員)
 休憩前に引き続き会議を再開します。
◯議長(山下 親志議員)
 先ほど、鵜木 誠副議長から副議長の辞職願が提出されました。
 お諮りします。
 「副議長辞職の件」を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、「副議長辞職の件」を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
◯議長(山下 親志議員)
 「副議長辞職の件」を議題とします。
 地方自治法第117条の規定に基づき、鵜木 誠議員の退席を求めます。
    (17番 鵜木 誠議員 退席)
◯議長(山下 親志議員)
 お諮りします。
 鵜木 誠議員の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、鵜木 誠議員の副議長辞職を許可することに決定しました。
 ここで、鵜木 誠議員の着席を求めます。
    (17番 鵜木 誠議員 着席)
◯議長(山下 親志議員)
 鵜木 誠議員に申し上げます。
 「副議長辞職の件」は許可されましたのでお知らせいたします。
◯議長(山下 親志議員)
 ただいま副議長が欠員になりました。
 お諮りします。
 「副議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 異議なしと認めます。
 したがって、「副議長の選挙」を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定しました。
◯議長(山下 親志議員)
 ここで、しばらく休憩します。
 議員の皆さんは議員控室にお集まりください。
               △休  憩△(14時32分)
               △再  開△(14時41分)
◯議長(山下 親志議員)
 休憩前に引き続き会議を再開します。
◯議長(山下 親志議員)
 これから「副議長の選挙」を行います。
 選挙の方法は、単記無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
    (議場を閉める)
◯議長(山下 親志議員)
 ただいまの出席議員数は、21人であります。
 会議規則第31条第2項の規定に基づき、立会人に6番 畑中 香子議員、9番 沖田 義一議員を指名します。
 投票用紙を配ります。
    (投票用紙配付)
◯議長(山下 親志議員)
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検します。
    (投票箱点検)
◯議長(山下 親志議員)
 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名で行います。
 事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順次投票願います。
 なお、8番 井上 光一議員は最後に自席で投票することに御了承願います。
 これから投票を行います。
 投票される場合は、記載台で記載の上、投票していただきます。
 事務局長に点呼させます。
 議会事務局長 山下 和弘君。
◯議会事務局長(山下 和弘君)
 それでは点呼を行います。
 1番 緒方 重則議員、3番 久保 教仁議員、4番 前田 和文議員、5番 諏訪 信一議員、6番 畑中 香子議員、7番 今吉 光一議員、9番 沖田 義一議員、10番 鶴田 公紀議員、11番 丸田 和時議員、12番 左近充 諭議員、13番 柿木原 榮一議員、14番 福本 千枝子議員、15番 市来 弘行議員、16番 森山 善友議員、17番 鵜木 誠議員、18番 中村 周二議員、19番 古城 恵人議員、20番 岩元 克頼議員、21番 植松 尚志郎議員、22番 山下 親志議員、8番 井上 光一議員。
 以上で点呼を終わります。
◯議長(山下 親志議員)
 投票漏れはありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終わります。
 議場の出入り口を開きます。
    (議場を開く)
◯議長(山下 親志議員)
 これから開票を行います。6番 畑中 香子議員、9番 沖田 義一議員、開票の立ち会いを願います。
    ( 開  票 )
◯議長(山下 親志議員)
 立会人に申し上げます。立会人として何か御意見はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山下 親志議員)
 御発言がありませんので、立会人の意見はないものと認めます。
◯議長(山下 親志議員)
 投票の結果を報告します。
 投票総数21票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち有効投票21票、無効投票ゼロ票。有効投票のうち、今吉 光一議員9票、福本 千枝子議員12票、以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は6票であります。
 したがいまして、福本 千枝子議員が副議長に当選されました。
◯議長(山下 親志議員)
 ただいま副議長に当選されました福本 千枝子議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をします。
 当選人、福本 千枝子議員の発言を許します。
◯14番(福本 千枝子議員)
 副議長に推挙していただきまして、本当にありがとうございます。議長を補佐し、伊佐市議会の活性化とともに、伊佐市の活性化のために、みんなが元気になるまちづくりを目指して皆さんと一緒に頑張ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
◯議長(山下 親志議員)
 以上で本日の会議は全部終了しました。
 本日はこれで散会します。
               △散  会△(14時52分)