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鹿児島県 南九州市

平成 20年 第 2回定例会( 3月) 03月06日−04号




平成 20年 第 2回定例会( 3月) − 03月06日−04号









平成 20年 第 2回定例会( 3月)


 本会議4号     (3月6日)
   出席議員     24名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  今 吉 賢 二
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  満 留 秀 昭
3番議員  山 本 森 満        15番議員  内 匠 秋 夫
4番議員  田之脇   厚        16番議員  山 下 つきみ
5番議員  浜 田 茂 久        17番議員  柚 木 茂 樹
6番議員  大 薗 秀 己        18番議員  松久保 正 毅
7番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  蔵 元 慎 一
8番議員  深 町 幸 子        20番議員  塗 木 弘 幸
9番議員  竹 迫   毅        21番議員  薗 田   誠
10番議員  森 田 隆 志        22番議員  加治佐 民 生
11番議員  永 吉 義 輝        23番議員  下 窪 一 輝
12番議員  東   兼 喜        24番議員  西   良 仁
   欠席議員     0名
───────────────────────────────────
 地方自治法第121条による出席者
市    長   霜 出 勘 平    知覧支所長    霜 出 憲 一
副  市  長  鶴 田 康 夫    川辺支所長    土 喰 行 夫
副  市  長  山 内 廣 行    財政課長     上 野 勝 郎
教  育  長  小 野 義 記    企画課長     金 田 憲 明
総務部長     海江田   操    危機管理室長   有 村 壽 内
市民福祉部長   有 水 秀 男    商工観光課長   村 永 正 人
農林水産部長   伊瀬知 正 人    行政改革推進室長 松 元   正
建設部長     大 坪 三 郎    茶業課長     鮫 島 信 行
会計管理者    新 留 和 人    畜産課長     東   利 文
教育部長     和 田 二三男    建築住宅課長   東     篤
頴娃支所長    安 西 友 治    学校教育課長   勝間田   収
───────────────────────────────────
 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 純 一
庶務係長  堂 園 政 利    議事係   川 ? 弘一郎




 第2回定例会議事日程(第4号)



 第 1.会議録署名議員の指名

 第 2.一般質問

平成20年3月6日 午前10時0分開会





△開議



○議長(西良仁)  これから本日の会議を開きます。

    ────────────────────



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(西良仁)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において蔵元慎一議員,塗木弘幸議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2 一般質問



○議長(西良仁)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。まず,菊永忠行議員。2番。

  [2番議員菊永忠行登壇]



◆議員(菊永忠行)  おはようございます。私は,通告してありました2点について質問いたします。

 先日も同僚議員が関連質問をしていますが,まず1点目,道路整備についてですが,県道のうち主要地方道は,市町村間を結ぶ特に重要な幹線道路であり,他の道路以上に優先して整備すべきと思うが,市長の考えをお伺いいたします。

 中でも主要地方道枕崎知覧線の塗木交差点から東垂水集落入り口付近までの路面状態が悪く側溝蓋板もない状態であると。また,主要地方道石垣加世田線の旧長谷小学校から,市道小原線交差点間は幅員が狭小で大型車との離合が非常に困難な状況で,地域住民は常に危険にさらされている。安全な交通を確保する見地から,県に対して早急な整備を要請する考えはないか。

 2点目の防災行政無線の整備についてですが,市内全域に防災行政無線が整備され防災情報等を提供していますが,知覧地域においては幾つかの地域で受信状態が悪いと聞いていますが,川辺地区,頴娃地区の状況はどのようになっているか,また受信状態が悪い地域の改善策をどのように考えているかお伺いし,1回目の質問といたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  菊永議員の御質問にお答えいたします。

 道路整備についてでございますが,まず主要地方道枕崎知覧線,塗木交差点から東垂水入り口付近の整備でございますが,この区間につきましては,以前から「早期整備促進について」川辺地区総合開発期成会からも県に強く要望し,さらに通学路交通安全対策事業の要望も毎年行い,平成20年度事業実施分についても要望をいたしておるところでございます。

 南薩地域振興局建設部も整備すべき区間であることは認識をいたしておりまして,事業実施に向けて予算要求を本課これは道路建設課及び道路維持課にしていただいておりますが,県も財政的に厳しい状況の中,新規事業の採択をしてもらえないところでございます。今後も強く要望を進めてまいりたいと考えております。

 次に,主要地方道石垣加世田線,旧長谷小学校から市道高田小原線の整備でございますが,区間の両側,川辺支所管内の川原地区につきましては既に改良済みとなっております。また,国道225号に接する勝目地区につきましては,平成15年度から平成25年度までの計画で延長800メートルの整備を現在進めていただいております。

 確かに,質問の区間につきましては狭隘な部分もございますが,既に危険度の高い狭隘部につきましては,一部改良済みとなっておるところでございます。また,区間の深野木地内で平成7年度に用地買収済みで現在まで未改良区間となっております,延長600メートルにつきましては,平成19年度に土質調査と実施再設計委託を実施いたしまして,今後工事着手が予定されているところでございます。県もこのようなことから,財政的に厳しい中で,狭隘な所から前向きに事業実施に取り組んでいただいております。

 また,県道の主要地方道は,市町村を結ぶ重要な幹線道路であり,産業や観光面での地域経済の活性化を図る上で道路の整備は必要不可欠なものでございます。

 今後もアクセス交通網の道路整備促進につきましては,強く県に要望を行ってまいりたいと考えております。

 次に,防災行政無線の整備についてお答えいたします。

 防災行政無線の受信状態につきましては,知覧地域の中部地域及び南部地域におきまして,受信状態が悪い所があると聞いております。この地域が対象となる施設は,無線中継基地を高塚山に設置し,対応しているところでございます。

 知覧地域の自治会放送施設につきましては,旧知覧町の補助事業により,各自治会が設置しており,設置業者,放送施設の機種等が各自治会ごとに異なっておるところでございます。受信状態が悪いときの改善策といたしましては,各自治会が設置業者に依頼し,保守点検等をされるよう指導をいたしておるところでございます。

 なお,頴娃地域,川辺地域につきましては,町が戸別受信機を配布していることから機種の統一がなされておりますが,地形的に受信状態の悪い地域もございます。その改善策といたしましては,市の担当者が地域に出向いて調査し,設置場所の移動や屋外アンテナの設置等を行うほか,受信機の不良によるものにつきましては,受信機の交換を行って対応いたしておるところでございます。

 以上で,菊永議員に対する答弁といたします。



◆議員(菊永忠行)  ただいま市長からの答弁をいただきましたが,私がこの道路整備について質問したところは,本年1月8日の南日本新聞記事に,国の文部科学省の危機管理マニュアル改定で,通学路の安全対策強化の記事です。子供たちの日常的な通学路の安全,安心です。子供たちを守るためには普段の見直しが必要,学校や地域の実情に合った対策を考えてほしいと書いてあります。自転車,あるいは単者通学に対し,地域の方々からも話しが上がっております。また,過疎地域自立促進計画の中でも周辺を結ぶ広域交通網の整備促進を掲げてあります。そういうことからも所管の考えをお聞かせ願えればと思っていますけれども。



◎建設部長(大坪三郎)  ただいまの御質問でございますが,所管の考えをということでございます。交通安全事業につきましては,ただいま議員の方からありましたとおり,確かに20年の1月8日,通学路の安全対策の実態の管理マニュアルという改定が出ております。そういうことで,私ども十分それも読まさせていただきましたが,いろいろチェックリストがございます。そういうことで,そういうものは地域の人たちが通学路に安心・安全に子供たちが通学できるチェックリストになっておりますし,今後私どももこの通学路等の整備,そういうもの等における要望において地域のそういう点検マニュアル等が出てきますと,要望に十分地域の声を反映できるんじゃないかというふうに考えております。そういうことで,十分そういう文科の出した危険管理マニュアル等を十分受け入れをしながら,事業の実施に向けては,国庫補助とか県単事業等の要望に活用させていただきたいと考えております。

 以上です。



◎教育長(小野義記)  児童・生徒の安全確保につきましては,毎年年度当初に各小中学校では通学路を中心としまして,海,川,がけ,それから一時問題になりました防空ごう跡,それから交通関係,それから不審者等を含めて,通学路の中で特に危険と感じるような所の点検を行っております。そのことについては,保護者と子供たちに対して地図で示して特に安全確保できるように,そういう対応をしているところでございます。その他,年度当初あるいは年間を通しまして,いろんな団体との連携をとりながら安全パトロール等を実施して,子供たちの安全確保に努めているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(菊永忠行)  どうもありがとうございます。そういうことで,子供たちの安全・安心,あるいは地域のためにも,どうか県の方にも強く要望をしていただければと思っております。

 次ですけれども,2番目の防災行政無線の整備についてですが,先ほど答弁をいただきましたが,市民に対して災害,情報,暮らしに生きる情報まで,より早くより正確な情報が必要です。早急な改善策が必要かと思われますけれども,これもできれば所管の考えを一度お聞かせ願えればと思っていますけれども。



◎危機管理室長(有村壽内)  防災無線は災害とかいろんなそういう情報を,議員がおっしゃられますように,住民の方に情報をいち早く流して,災害から住民の生命,身体,財産を保護するというのが一番の目的でございます。それと,行政からの連絡事項等について,市民の方にお伝えするのが防災行政無線なんですけれども,旧知覧町の地域におかれましては,旧知覧町の,市長が回答をいたしました,答弁いたしましたように,知覧町の補助事業でやりまして,自治会放送設置の事業主体が各自治会になっている関係で,各自治会が業者,それを設置していただいた業者の方に,受信状態が悪かったら連絡をとって保守点検等をしていただいて,また私たちの方に連絡をいただければ,試験放送なり流してその対応にしていきたいと考えております。

 あと,旧頴娃,川辺地区については,職員が出向いて,それは市が配布した品物でありますので市の方で対応させていただいた。今後もやはりそういうのは早急に対応するように,所管としては考えております。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  ただいま答弁をいただきましたけれども,今後機器の老朽化を伴うことで,更新の必要がある。このことで,過疎地域自立促進の計画にも掲げてありますように,予算の説明,その中でも予測できない災害に対し,対処すべき情報収集,市民に緊急情報伝達のための防災行政無線の整備等の充実を図ると掲げてあります。そういうことから,受信状態が悪くて対応がおくれたと言われるようなことがないように,早急な対策が必要かと思われます。このことで,住民の財産等を守るためにも,ぜひそういう整備の方を,早急な整備の方をしていただければと思っていますけれども,市長,どうですか。



◎市長(霜出勘平)  これは大変大事なことでございます。できるだけ早く正確な情報を市民に伝えなければいけないわけでございますので,このことにつきましては,いつも多くの気を配りながら行っていきたいと,このように思います。



◆議員(菊永忠行)  この受信状態が悪い地域という,先ほども答弁がありましたように,特に知覧の南部地域,これが松山地区,松ヶ浦地区,それに浮辺地区,それに中福良というような話を聞いております。私が業者の方にお尋ねしたところ,1地区にアンテナを1つ設置すれば,その受信の状態の改善ができるんじゃないかと。これにやっぱりお金の方もかかると。聞いてみますと,1基3万から4万のお金がかかるんだと。それだけのお金をかけたら受信の困難な状況は解消できるんじゃないかというような話を聞いてますけれども,この予算的なことですけれども,この予算説明書の中に一般会計の方から,放送設置費,これが200万,この中にそういう私が言いましたように,3万,4万修理費がかかるというんであれば,この中から組まれているのかどうか,そういうのが補助ができるのかどうか,そういうところをお伺いいたします。



◎危機管理室長(有村壽内)  防災費の中で予算を計上してありますけれども,まして21年度もし可決されましたらいきますけれども,これは各自治会の方に,機器の老朽化による更新とかそういうので,南九州市の自治会放送施設の補助金要綱にのっとって,悪い所は悪いなりに,もちろんそういう要請が,申請がありましたら早急に対応していきたいということです。

 それと,今議員がおっしゃられました南部地区,旧知覧町の南部地区については,行政といたしましても早急に再度調査をいたしまして,それに受信が悪い状態がないように対応していきたいと考えております。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  ただいま前向きなそういう回答をいただきました。地域の財産を守るためにもぜひ重要なことだと思っております。予算的なことにも出ましたけれども,私が地域の方々に聞きますと,先月の中旬ごろそういう無線の状態が悪いと,そして市役所の方に相談に来ましたと。行きましたなら,合併したばっかりで,修理あるいはそういう補修のことは個人でというような話を伺ったと。そのことで,1万2,000円ほどの修理費がかかったというような件もあります。

 そういうことで,地域の人たちの安全のためにもそういう早急な対応をとっていただきましていければいいのかなと思っております。

 道路の件,防災無線の件,そういうことでいろいろお願いをいたしまして,また要請をして,これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西良仁)  次に,蔵元慎一議員。

  [19番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  それでは,通告しておりました3点について,市長並びに教育長の所見をお伺いしたいと思いますが,その前に,12月1日をもって誕生しました我が南九州市の将来のために,合併を推進してきた者の一人として,その責任を市民の皆さん,議会,そして行政が一体となって果たしていくことを,ここに改めて決意し,質問を始めたいと思います。

 国の三位一体の改革による税源移譲や国,県からの権限移譲が進み,地方分権が進められる中,地方では少子高齢化,広域的な行政需要,国,地方を通じた厳しい財政状況に対応し,より強固な財政基盤を確立するために市町村合併が推し進められ,頴娃町,川辺町,知覧町をもって新市南九州市が住民の希望と不安の中で誕生いたしました。

 市長は,その初代市長として住民の信任を受け,その重大なトップランナーとしてのスタートを切りました。産みの苦しみの多くの問題を抱えながら大変だとは思いますが,すべての市民とともに南九州市の将来のために確かなかじ取りを強く願うものであります。

 まず初めに,先日の施政方針演説の中に,市長は職員の適正配置と意識改革,資質の向上を述べています。私も新市の健全な財政を守るため,効率的に住民サービスを向上するためにはぜひとも必要な施策だと考えております。もちろん現在も市の職員は大変優秀な能力をもって市政運営に当たっていると思いますが,合併による行政機構の統合,IT化の推進によって,その適正な数の目標値はどれぐらいか,またタイムスケジュールはどのように考えているのか,その過程の中で意識改革,資質の向上を図っていくものと理解しているが,従来の研修制度等のほかに市長が持つ職員教育の構想があれば具体的に述べていただきたい。

 次に,将来に向けてのまちづくりの中で,協働と自立の創造とあります。これは同僚議員も何回か申し述べておりました。今後の地方財政は停滞している日本経済,少子高齢化に伴う税収減,社会保障費の増加等を考えると必然的に厳しくなることは明らかです。もちろん今回の予算編成においても歳出の削減に努めたこととは思いますが,限られた財源で削られる行政サービスを補うために,住民に求める地域でできることは地域に担っていただくという制度とはどんなものか,また,行政組織の簡素化とは,どこをどのように変えていくお考えなのか,その予測される効果を述べていただきたい。まちづくりにおいては,予算的には頑張る地方応援プログラム等が考えられるが,どのように反映されているのかお答えいただきたい。

 次に,教育長に質問いたします。

 学校教育について,昨今のメディア報道等をかいま見ますと,教育現場におけるさまざまな問題が聞こえてまいります。いじめ,不登校,学級崩壊,モンスターペアレンツ,給食費未納,教師指導力不足など,これらは本来の学校経営に支障を来たし,子供たちの健全育成を阻害しているのではないかと危惧しているところであります。義務教育においては,基礎的な知識の向上,健全な体力の育成,豊かな道徳心の習得が重要だと考えるが,教育長が目指す新市の教育行政はどのように進めていくのか,後は自席の方で行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  蔵元議員の質問にお答えいたします。

 まず最初の行政改革の推進の中に職員の適正配置と意識改革,資質の向上を図るとあるが,具体的にはどのような施策を考えているかということでございます。

 本庁機能の一部分庁,総合支所方式のもとに職員の配置がなされておるところでございます。職員の適正配置につきましては,行政改革推進本部会議の結果を尊重しながら組織の再編を進めてまいりたいと考えております。

 また,職員の意識改革,資質の向上につきましては,公務員は全体の奉仕者であるという自覚を持たせ,市民へのサービスを向上させるために,研修を実施するとともに地域のイベント活動などに職員を積極的に参加させ,その認識を培っていきたいと考えております。

 具体的には,一般職員分の研修関係費でございますが,209万8,160円予算計上いたしておるところでございます。このことにつきましては,1部研修,2部研修と新任課長補佐研修と,こういったものを計画いたしておるところでございます。

 次に,まちづくりにおいて協働と自立の創造を進める中で,市民に求める地域でできることは地域で担っていただく精神と制度の定着化,行政組織の簡素化と役割分担とあるが,どのように進めていくのかという御質問でございますが,まちづくりを進めるに当たりましては,従来は行政主体で行われてきた面もありましたが,昨今の厳しい財政状況,行政需要拡大,生活圏域の広域化等,今後は地域・市民の立場に立ち,限られた財源の中で行政と市民が協力して,住みよいまちづくりを進めていくことが重要であると思っております。

 行政の役割分担につきましては,各自治会への活動奨励,再編への支援,校区・地区公民館制度の確立,地域自治組織の機能強化を図り,行政と市民が参画・協力して築き上げる基盤づくりと啓発を進めてまいります。

 行政組織の簡素化につきましては,行政改革大綱を作成いたしまして,事務事業の再編整理をするとともに,定員管理計画を基に人員の削減を行い,スリムで効率的な行政組織を構築したいと思っておるところでございます。

 学校教育につきましては,教育長の方より答弁をいたします。



◎教育長(小野義記)  子供たちの教育につきましては,時代の変化にかかわらず,いつの時代も変わらず大事にしていくべきものと,時代の変化に対応して新しいものを取り入れていかなくてはならない「不易と流行」がございます。

 御指摘のように,子供たちの健全育成のために,知,徳,体のバランスのとれた子供たちを育成することは不易なことで,社会がどのように変化をしても変わらないことととらえて,大事にしていきたいと考えています。そのような子供たちを育てるために,学校,家庭,地域社会の三者が連携を深めていかなくてはならないということも不易なことになります。

 また,市長の平成20年度施政方針にありますように,社会の変化に対応できる学力と豊かな心の醸成を図り,凛として文化の香る南九州市を担っていく子供たちを育成するための教育の充実を図っていきたいと考えています。流行の部分に当たる教育ということになります。

 具体的には,郷土の歴史,文化,伝統,自然等を生かす郷土教育,情報教育,国際感覚を培う教育活動等を通して,主体的に判断し,みずから進んで行動できる子供たちを育成していきたいと考えています。

 そのほか,施政方針にあります協調と融和,協働と自立,均衡ある発展というまちづくりの3つの基本理念を教育行政の中でも大事にして,旧3町の一体感のある教育体制の確立を目指しながら,教育の充実を図っていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  まず定員の問題について御質問いたします。

 職員の定員につきましては,基本方針2006において5年間で行政機関の国家公務員の定数純減,マイナス5.7%と同程度の定員純減を行うこととされていると思うんですが,新市での計画はこれに準じて進められているのかどうかお答えいただきたい。



◎総務部長(海江田操)  定員適正化計画を作成して,これから後やっていくわけでございますけれども,昨日も答弁申し上げましたけれども,20年度から29年度まで10年間で本市においては10%の削減をしようという計画でございます。なお,標準的な国の方のその率とそれぞれの自治体で違うわけでございますので,合併とのいろんな関係,人件費のこれから後の関係を含めて,10%を目標に削減をしていこうという計画でございます。



◆議員(蔵元慎一)  ここに資料もいただいておりまして,今平成24年度までに518人という目標値を立てております。これは,マイナス5.7という考えと,これが521人ですので,それを下回っているというふうに思います。ただ,きのうですか,10年の目標値を立てられて10%という数字が出てきたんですが,50人ですか,50人以上ですけれども,今のこの総合支所,分庁方式でそれだけの人を削って,果たして住民サービスを落とさない中でできるのかどうか,その辺はどのようにお考えであるのか,ちょっとお答えいただきたいと思います。



◎総務部長(海江田操)  合併に伴いまして,御指摘のように本庁,それも分庁方式を一部入れて総合支所方式という形で,ただいま御指摘のように住民サービスが低下されないのかとか,いろんな懸念もございます。現在,行政改革推進室におきまして,定年による退職,あるいは早期による退職,それらも含めて合併をして実際に行政のあり方がどうなっているのかということ等をアンケート調査し,また実態を調査しながら,この後行政改革推進本部でもって内容を出されたものを精査をして,方向性を出していくということで今準備中でございます。



◆議員(蔵元慎一)  やはり今言っていただきましたけれども,減らせばいいというものでもないと思います。これはやっぱり住民という立場を考えながら,適正な数値目標を立てていただきたいと思います。

 次に,給与及び定員管理の状況の公表についてですけれども,住民等が団体間の比較分析を十分行えるように,国の指導で公表様式に沿った情報公開をするように求めていると思うんですけれども,それはなされているのか,まだ準備段階なのか,もし準備段階であるんだったら,それはいつからするのかお答えをしていただきたい。



◎総務部長(海江田操)  人件費等の公表につきましては,従来から各町においても実施をしておりました。今後につきましても広報紙等を通じて公表をいたします。



◆議員(蔵元慎一)  もう今実際広報紙には載っているということですか,広報,例えばホームページ等,それから広報紙等に公表していると。



◎総務部長(海江田操)  広報の仕方としては広報紙並びにホームページでいたしますけれども,現在南九州市に発足して間もないわけでございますので,今後の段階において実施すると。規定に基づきまして従来どおり実施していくということでございます。



◆議員(蔵元慎一)  いつからというふうに最後に聞きましたけれども,そのちゃんとした時期をお答えいただきたいと思います。



◎総務部長(海江田操)  いつからということでございますけれども,決算が終わりまして4月かあるいは5月には公表になろうかと思います。



◆議員(蔵元慎一)  よろしくお願いいたします。

 次に,職員の意識改革・資質の向上ということですけれども,適正配置は職員の減による住民サービスの低下が考えられるが,それを補うための一人一人の資質の向上が大切だと思います。そのためには,職員のやる気,個々の持つ得意分野の能力を生かす人事が必要になってくると考えますが,現状では年功序列重視の人事だと私は感じております。しかし,国では人材育成について,能力,実績を重視した新しい人事評価システムを導入するように求めております。今後の市長の人事に関する考えを示していただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  このことにつきましては,昨日もどなたかの御質問にお答えいたしたと思いますが,やはりこの庁舎内でいろいろといろんな人の御意見もお聞きしながら,これは進めていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。今年功序列というようなことで進んできております。これを実績評価というようなことも今世間では行われているわけですが,公務員につきましてはなかなかこの面が難しいところでございます。一般の企業におきましては営業成績とかそういったものがよく出るわけでございますけども,この公務員につきましてはそういったことがなかなか表面に出てこないということもありますが,我々はいろいろな形で,いろんな方の御意見をお聞きしながら,その職員の持っている適性を十分把握して,適材適所に配置するような努力をこれからも一層やっていかなければいけないというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  先ほども申しましたけれども,人は減らすということであります。その中でやはり何で補っていかなければならないかというと,それは一人一人の能力ですね,これは能力差というのは必ずあるわけです。やはりその能力を生かす人事をしていかないと,先ほども言いました減らすことによって住民サービスが落ちるということにつながっていくのではないかと懸念いたします。ここはぜひ市長の御決断をもってきちっとした評価のシステムを考えて,そしてそれに準じた人事をすることによって,市長に対する信頼や忠誠心,そして職員のやる気というのは起こってくると思いますので,ぜひともよろしくお願いいたします。

 私の考えでは,市職員の中にも潜在的な能力を持った方たくさんいると思います。きのうも少し同僚議員の発言の中でもありましたけれども,配属された部署とかそれから自分が思っていない,やりたくないというのはおかしいんですけれども,得意でない部署に配置されたときに,非常にやる気が萎縮してしまうように感じます。市長はこの表に出てこない大切な人力を発掘される一番の人事権を持っているわけであります。例えば,一つの事業やプロジェクトに関して,企業や団体等がやっているように,実際の実現を前提のもとにプランを公募し,審査し,採用し,事業に参加させるような,そんなシステムも考えられると私は思っております。いろいろ条例等の規制もあるかとは思いますけれども,私の思っていることでありますので,もし市長がそういう考えがあればやっていただきたいというふうに思います。

 次に,協働と自立の創造というところで,私の見解では限られた財源で削られる行政サービスを補うために,住民にも地域でできることは地域に担っていただく,補助金も年々縮小せざるを得ない,行政も頑張るが住民も理解し協力してくださいと言ってるように思うんですが,この辺はどうでしょうか,私の解釈が間違っているのかどうか,市長の方,答弁をいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  そのとおりだと思っております。



◆議員(蔵元慎一)  住民主導というのは,もう本当にこれは大事なことだと思うんですけれども,これを急に言われても住民の方も非常にとまどうのではないかというふうに感じているわけです。その辺の今からなされるその住民主導型の地域でできることはできるようにいうふうにする準備,それからそういったとはどこでどういうふうにどの課がされていくのかどうか,その辺をちょっとお伺いしたいと思います。



◎総務部長(海江田操)  まちづくりにつきましては,もう御承知のとおりそれぞれの課で市を挙げて,市長の施政方針のもとにそれぞれやっていくわけでございまして,まちづくりについては企画課が中心になり,道路整備等については建設部でなりと,教育については教育部というような形で,総合的に市を挙げてやっていかなければならないというふうに考えております。



◆議員(蔵元慎一)  ここにちょっと新聞の切り抜きを持ってきているんですけれども,これは南日本新聞に連載されたふるさと鹿児島地域再生という中の担い手の形という10回のシリーズでありました。この中に,非常に参考になるなというふうに書かれてある部分があるので,断片的ですけれども読ませていただきたいと思います。

 まず1回目に,「うちからの力である公務員に対する期待も大きい,地域づくりの現状や課題を通じて担い手のあり方を探る」というふうに最初1回目で述べられております。

 7回目ですけれども,これは大口市の方にある布計地区というところでの限界集落について取材をしたときの言葉であります。休耕されている棚田を再生するために,市の青年グループ「ふるさときばらん会」という所が取り組んでいるんですけれども,過疎化が進む地域の課題を現場から考えようということで,市職員の五,六人がその棚田の再生に取り組んでいるということを紹介してあります。

 それから,これは湧水町の川添地区という所です。そこの公民館の役員に町職員が主要の4ポストを担っていると。住民みんなが顔見知りという人間関係があるから,地域のために頑張ろうという思いが強いと,その職員が言っております。

 市町村役場は人材が集まる地場産業だ。過疎高齢化で地域の疲弊が進む中,職員のマンパワーがますます必要とされているのではないか,担い手としての重みは増す一方だ,住民の期待もそこにある。特に最近は市町村合併が逆風になっている。地域密着が薄れ職員の顔が見えなくなったという嘆きも聞こえているということを紹介してあります。

 9回目に,これは今すごく出てきますね,鹿屋市串良町の柳谷という所の自治会長である豊重さんという方が言っております。

  現状のままでは地域と役所の距離は縮まらない。行政職員が本来持つ潜在的な力を地域振興のために最大限発揮してほしい。共生・協働社会は,いわば人と人との関係をつなぐことだ。だが,縦割社会の役所では横の連携を深めるコミュニケーション能力が育ちにくい。このため地域興しをやったというありばい型の施策があふれることになる。地域と縦割関係からコーディネータ役へ待ったなしで進む少子高齢化は行政職員に地域の担い手としての進化を促している。

このような記事が書かれております。今,総務部長の方から,担当課をという問いに関しまして,建設部がとか観光課がとか農政部がとか,まあ縦割ですよね,こうやって何か地域づくりには非常に苦手な組織づくりだと思うんです。やはり地域というのは人と人とのつながりがあって,そこにはもう横のつながりが一番大事なわけです。もちろんその行政機関としての,そういう補助金とかそういうのの事務的なことはしないといけないんですけれども,職員はやはり市民の一人でありますから,やはり飛び込んで行って,その中でその力を発揮していただくという形が今からは求められてくるのではないかというふうに考えますが,市長,その辺はどんなふうに考えておりますでしょうか,答弁をしてください。



◎市長(霜出勘平)  南九州市でもいろんなところで地域の皆さん方がイベント等をされるわけでございます。そういったイベント等にも職員も積極的に飛び込んで行って,地域の皆さんのお手伝いをしたり交流を図ると,こういうことは大変大事なことではなかろうかなというふうに思っております。そういうことをすることによりまして,地域の抱えている悩みとか,我々がいかにこれから行政を進めていかなければいけないかというような答えも出てくるんじゃなかろうかなというふうに思っております。ということで,いろんなこういう催し,イベント,こういったものには職員も積極的に参加して,地域の皆さんと交流を図るべきだろうというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  ぜひとも,職員の皆さんも,先ほどもちょっと最初の部分で職員の方のやる気とかそういうことも言いましたけれども,ぜひともお願いはお願いで,申しわけないとは思いますけれども,やはり本当に地域の担い手という部分でいくと,この職員の力というのは大事なことだと思っております。ぜひともその辺は進めていただきたいと思います。

 ここで,資料要求をした中に,まちづくりに関する組織活動等の実績報告というのが上がっております。いろいろな団体が活動されていることを見させていただいたわけですけれども,私も一応この中に上がっている劇団いぶきという所に所属をしております。ちょっと中身を紹介させていただきたいんですけれども,もともと青年団の方の活動の一環として30年前に始まっております。我々が参加しているのはもう20年ぐらい前ですけれども,これは劇団ですので年に数回の演劇の上演をします。これは町民の皆様方に向けての公演でありますけれども,最初は,そうですね,もう本当の素人劇団です。失礼かもしれませんが,中学校の演劇にちょっと毛が生えたぐらいのもので始まっておりましたけれども,その中にぽつりぽつりといろいろな人材が集まってまいりました。脚本を書ける者が来,それから音楽をつくれる者が来,歌を歌えるものが来,いろいろ舞台装置などをつくる者が来,これは求めて入ってきたのではなくて,自然に広がってそういうふうな集まりになっていって,今は自分で言うには何ですけれども,非常に地方の劇団としてはすばらしい活動をしているのではないかと思っております。昨年の11月には南日本文化賞をいただいております。今後も一生懸命頑張っていきたいというふうには考えております。こういう地域のコミュニティー,それから今こういう団体,これも時間をかけてゆっくりとゆっくりとつくり上げられてくるものだと思っております。ここ辺をぜひ自主的にするのはもちろんですけれども,よく各部署の方でも気をつけて見ていただいて,育成の方をしていくようによろしくお願いいたしたいと思います。

 先ほど質問した中で,頑張る地方応援プログラムというのがあるんですけれども,これについてちょっと回答をいただいてないような気がするんですけれども。企画部の方ですか,財務でしょうか。



◎総務部長(海江田操)  頑張る地方応援プログラム,これも国の方からの制度といいますか,そういう中で,それぞれのまちづくりを,特色あるまちづくりをしていくために実施をしている。それをピックアップして申請をして財源に充てていく制度がございます。旧町でもそれぞれやっとったかと思います。後継者育成の対策とか,あるいはまちづくりのいろんなイベントに対する関係とか,それらを上げて申請をして,財源の充当に充てていくということをしております。本市におきましても,それらを拾い上げて,合併前からもそれを拾い上げましてやっていくということで,事務としては進めてきております。これから後もそれは進めていかなければならないというふうに思っております。

 それと,先ほどの答弁の中で,それぞれの部署でまちづくりもということでやっているという答弁をいたしましたけれども,専門的に部門部門ではそれぞれやっておりますけれども,市としてはいろんな部課長会,担当者会等を綿密に開きまして,縦だけじゃなくて縦横の連携をとって,市として一本化して進めていくということで進めてきております。そういうことで,一体となってやっていくと。職員としては意欲を出し,能力を出し,そして成果を上げていくんだというようなことで,市民本位の職員としてやっていくんだということで,常日ごろから市長,副市長からもその辺の指示を受けております。そういうことで,これから後を取り組んでまいりたいということで,先ほどの答弁の補足をさせていただきます。



◆議員(蔵元慎一)  もう1回聞きます。頑張る地方応援プログラムについては,旧町におきまして1回一般質問をした記憶があります。これは,そのときはまだ始まったばかりで,まだ県からの説明もないということで,何も始められてなかったわけですけれども,これはやる気のある所に優先的に配分するという形になっております。人口割とかいうあれじゃないと思います。これは手を挙げて,私たちがやりますという気概さえあれば,そっちから優先的に来るという予算であるというふうに認識しておりますけれども,そういったまだ行動は起こされてないでしょうか,具体的な事業です。



◎総務部長(海江田操)  取りまとめは財政課の方でしていくことになっていると思いますけれども,具体的にここに資料がございませんので,具体的には申し上げられませんが,これにつきましては旧町時代からもやっておりましたので,引き続いてこれはやっていくということになろうかと思います。



◆議員(蔵元慎一)  まだやってないということで理解しておきます。これに関連して,これは2月の27日の新聞であります。県議会の一般質問の中で出た,地域産業活性化協議会というのが設立されております。多分本町も加わっていると思うんですけれども,お答えいただきたいと思います。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午前10時59分休憩

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午前11時12分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◎企画課長(金田憲明)  産業活性化協議会についてのお尋ねでございました。地域産業活性化協議会につきましては,本市は企業立地促進法に基づく基本計画の作成に関する協議会でございますけれども,参加をいたしております。この協議会につきましては企業誘致を進めるためのものでございますけれども,この計画の中に自動車,電子,食の3分野を中心として,企業誘致に取り組むということで協議会を設立いたしております。

 南九州市におきましては,現在旧川辺町の塘之池工業団地,あるいは旧頴娃町の方の三本松工業団地等がございますので,その分につきまして,これらを利用しながら企業誘致の促進を図りたいということで,この協議会に参加をいたしております。

 以上でございます。



◎財政課長(上野勝郎)  頑張る地方応援プログラムにつきましての御質問に対しまして,資料がまとまりましたので御報告させていただきたいと思います。

 頑張る地方応援プログラムにつきましては,具体的な事業につきましては,特別交付税の方で措置されていると。それから,行政努力で行政改革等を行って経費が出てきた場合については普通交付税で措置されているということのようでございまして,特別交付税で措置されておりますプログラムにつきましては,それぞれ7月ないし8月ぐらいに県の方から照会が参りまして,それに対して回答をいたしているところでございます。

 ちなみに,昨年度というか19年度の旧町におけます申請状況でございますが,川辺町におきましては,2件ほどプロジェクト名称を作成しておりまして,1件目が,ふるさと定住促進プロジェクト,2つ目が,地域交通バス対策プロジェクトというような形での申請になっております。

 それから,知覧町におきましても2件ほどのプロジェクト名を作成しておりまして,1件目が,歴史・文化を生かした観光プロジェクト,それから2件目といたしまして,知覧茶ブランド確立プロジェクトということで,それぞれの事業を具体名を上げながら報告いたしているところでございます。

 それから,頴娃地域におきましては,4件プロジェクトを作成しておりまして,1件目が,頴娃町少子化対策プロジェクト,それから2件目といたしまして,頴娃茶銘柄確立プロジェクト,3件目といたしまして,頴娃町新規就農者育成プロジェクト,4件目といたしまして,頴娃町安全・安心な学校づくりプロジェクトということで,4件のプロジェクトを申請いたしているところでございます。また,具体的な事業名につきましては,御質問があればまたお答えさせていただきたいと思います。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  たくさんのプロジェクトがなされているということであります。きのうからも何回か出ておりますけれども,この少子高齢化に対して,やはり我々は真摯にその現状を受けとめながら対応していかなければならないと思います。きのう出ました住宅の補助金の問題にしましても,人は帰ってくるけれども,その地域に働く場所がなければ何も,若い人たちの職場がなければ帰ってこれないわけであります。ぜひともこの企業誘致,私も先日の所管事務調査でずっと市内を回りました。川辺の三豊機工とか,すごい規模の工場でありました。ぜひともこれをまだ拡大していけるように,またほかの新規の事業所が来れるように,この地域産業活性化協議会の中でも皆さんの,職員の方で頑張っていただきまして,その成果が上げられるようにお願いしたいと思います。

 それでは,次の教育問題について御質問いたします。

 昨日同僚議員から同じような質問がありましたので,まず資料の請求等もいたしましたが,知育という部分で学力調査等の件に関しましてはもう省かせていただきます。3つの柱,知育,徳育,体育というのがあると思うんですけれども,徳育につきまして,教育長も薩摩の郷中教育というのは御存じだと思いますけれども,私も30数年前,知覧自彊学舎という組織がございました。そこで中学校1年から高校2年まで学んだ経験があります。薩摩の三大精神というのがあります。負けるな,うそをつくな,弱者をいじめるな,知覧自彊学舎においては,切磋琢磨,自彊不息,長幼有序という三大精神のもとに修練を励んだわけでございます。

 この中の一つ紹介させていただきたいんですが,「長幼有序」について,これは孟子の五倫の教えの一つなんですけれども,兄は弟を愛し,弟は兄を敬わなければいけません,住まいは一家だんらんで和気があり,外では近所の人々とむつまじく,物事の処理には礼と謙譲を最重要に置く必要があります。同席の場合は上下関係をきちんとあけ,同行する場合は前後を分けてきちんとします。世界中皆兄弟であり,兄が寛大で弟がしのめば自然に長幼に序があるようになるのです。また,年長者が寛大で年少者が耐えしのめば自然に敬うようになります。こういうことであります。

 今,学校の現場で,この昔の教えを引っ張り出すというのを非常にどうかとは思いますけれども,先ほどの教育長の答弁にもありましたけれども,どこでしたっけ,ちょっとお待ちください。不易,不易という部分です。知,徳,体のバランスのとれた子供たちを育成すること,これはもう普遍なことであると思います。そういった中で,今のこの郷中教育の教えというのも注目をされている部分でありますけれども,このことに関しまして教育長のお考えをお聞きしたいと思います。



◎教育長(小野義記)  ただいまの御質問にお答えしたいと思いますが,この鹿児島に伝わる郷中教育のよさについては,最近の新しい教育を生み出そうとしている中で大事にしていかなくてはいけないという,そういうのはもうかなり前から言われていることでして,鹿児島では昭和50年代から郷土教育というのに力を入れています,郷土教育です。この郷土教育の中にそういう郷中教育の理念みたいなものは入っていますし,最近では例えば川辺町が実施していましたけども,地域塾とかいうのもあります。地域塾といって地域に根ざす教育ということで,その中にもやっぱり郷中教育のよさが生かされていますし,学舎のまたよさも生かしたような取り組み,そういうのもなされています。ですから,今回やはり不易の部分をさらにやっぱり大事にしていくような体制を整えていかなくてはいけないだろうということは考えております。その不易,流行いずれにしましても大事なことはやはり,先ほどから出ていますように,教師の指導力の向上ですし,また家庭の教育力の充実ですし,そしてまた日々の授業の充実ということで,教職員の研修体制というのも大事にしながら,時代を越えて変わらない教育のあり方等についても研修を深めて,教育の充実を図っていきたいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  私今回ここをちょっと取り上げた理由が,今スポーツ少年団とか部活動の調査をちょっとお願いしたわけでございますけれども,これは学年を越えてする活動であります。通常の学級の中でする横の活動ではなくて縦の活動,さっき言った逆ですよね,これが今非常に希薄になっていると,上下があって礼儀というのも教えられていくと,上下があって,上の者が下を敬い,下の者は上を敬いという関係ができてくるわけでございます。ただ,ちょっと耳にしているところによりますと,学校の現場でそういった部活動等の活動が非常に,帰宅時間とかそういう関係もありますけれども,縮小されているような気がいたします。我々も学生時代を思い起こすと,もちろん勉強のことはなかなか思い出せませんけれども,そういった部活動の中の先輩,後輩の関係とか,その中で楽しんだ思い出というのはたくさんあります。ぜひとももう少し,学校のちゃんとした教科の中ではないんですけれども,そういった活動をもうちょっと推し進めていただきたいようにお願いしたいんですが,どうでしょう。



◎教育長(小野義記)  体育の面でのことも御質問がありましたけども,現状をお話をしておきたいと思いますが,中学の部活動につきましては,3町に中学校が現在5校ございますが,その全体的なとらえ方をしていきたいと思いますが,現在部活動に入っている子供たちが入部率といいますか,入部率が84.8%でございます。その84.8%の子供たちというのは文化的な部活動も入っているわけで,その中で体育的な部活動に入っている子供たちが全体では936人の72.4%ということになっております。先ほど84.8%と言います,あと12%程度の子供たちが部活動に入ってないということになります。数的にこの数を是と見るかはまだまだ足りないと見るか,ちょっと判断が難しいところなんですけども,やはりできれば多くの子供たちがかねての教育でできないような人間関係とか,あるいは社会性,協調性というか,そういうのを培う上からも,部活動についてはやはりすべての子供たちが取り組むような指導をしていかなくてはいけない,そういうことを考えております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  この加入率調査についてですけれども,これは上がってきたので,それを信ずるしかありませんが,どうも現状はもう少し低いのではないかなというふうに感じております。その辺ももう少しきちっと調べていただきたいと思います。今の教育システムは長年の研究と実践の上にでき上がったものであり基本でありますが,平成18年度に教育基本法は改正されております。その中で,第2条第5項「伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに」という下りがあります。ぜひ鹿児島を愛し,南九州市を愛する子供たちが育つように御指導の方をよろしくお願い申し上げます。人の道の教えには昔も今もないと考えます。よろしくお願いします。

 最後になります。先ほどのお願いの繰り返しになりますけれども,職員の地域の担い手としての参加はぜひともこれは市長は,もうお願いというよりは指導という形で進めていただきたいと思います。

 先日,南九州市知覧町民大学の最終講座を受けに行きました。これは,年6回の受講で,ことしは延べ3,500人が受けております。前回出席者は260名いると聞いております。私も早退はありましたけれども,6回出席者ということで終了証書をいただきました。その3月1日の講座の中で,児玉義人先生という,前高校の野球の監督をされた先生です。の言葉が気になりましたので,最後に御紹介して終わりたいと思いますが,山本五十六元帥の言葉です。「やって見せて,言って聞かせて,やらせてみて,褒めてやれねば人は動かじ」という言葉であります。人を動かすためには熱意と時間と愛情が必要であります。市長の強いリーダーシップを期待いたしまして,質問を終わりたいと思います。



○議長(西良仁)  次に,大薗秀己議員。

  [6番議員大薗秀己登壇]



◆議員(大薗秀己)  平成20年3月第1回,記念すべき南九州市市議会に当たり一般質問をいたします。

 新南九州市発足いたしました。3カ月が過ぎました。初代市長として歴史に名を残す霜出市長。合併1期目の市のトップとして,しっかりパワフルに堂々と働いていただきたいと思います。また,私たち24名の議員の方々も厳しい選挙を戦ってここに来ております。それぞれ地域の住民の期待と熱いまなざしを受けております。新市になって何がどう変わったのか,また21世紀になり世の中の移り変わりについて行けなくなっている現状にとまどっている地域住民もおります。3月当初の議会でもあり,私合併賛成の立場で議論に参加してきました。新市の成功を願い,市長と議論をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 さて,今国は少子高齢化社会になったといい,約800兆円にもなろうかという借金も返すめどもなく,社会保険庁もいいかげん,国土交通省も防衛省も信じられなくなっております。

 一方,合併になった私たち南九州市も高齢化率33%,現時点での負債額230億円もあります。旧3町とも大型店の進出で商店街はシャッターのおりた店も多くなっているようです。

 しかし,暗いところばかり見ておいてはいけません。私流にいいところを見てみますと,まず,第1に,南九州市,何と名前のでかいこと,インパクトがあります。全国に名を知られる知覧茶,日本一です。また,から芋はうまい,また日本一です。おいしい米,大豆の産地,おいしい和牛の産地です。歴史のある静かなまち,きれいなまち,きれいな水,自然が豊か,そしてこの知覧町には多くの観光客が訪れてくれている現状もあります。このほかにもいいところがいっぱいございます。宮崎の東国原知事のパフォーマンスは宮崎県に数百億円もの経済効果を上げていると聞きます。新南九州市もその素材はあります。霜出市長にもトップセールスをやっていただきたいと思っております。

 そこで,何を始めるかというと,私はこの合併の第1のセールスである食料供給基地を自負する農業だと思います。今度の合併は,人口など町の規模は似通った町3町が合併することを強調してきました。南の食料供給基地となると,市長も事あるごとに言っておられます。とはいっても農業の形態が違います。南薩畑かん事業で飛躍的に農業生産額が伸びた頴娃町,知覧町,一方米の消費低迷で水田転作に力を入れてきたとはいえ,万之瀬川水系での水田農業の川辺であります。この新市では,米,野菜,カンショ,お茶など,手前みそになりますけれども,地域内自給率を考えると100%あるのではないでしょうか。何でも耕作できる農地は豊富にあり,自然の恵みも豊かにあります。日本中の中でも有数の農業の市になったわけです。市長にはこのすばらしいことをセールスしていただきたいと考えます。このような中で,3月議会に市長の施政方針が示されましたので,4つの点についてお伺いいたします。

 まず,産業の振興において,農業後継者の育成に努めるとあるが,3月定例会の議案第34号で,南九州市農業後継者育成確保資金貸与条例の廃止を上程している。施政方針の内容と異なるのではないか,また,お茶,さつま芋などの産地ブランド化支援について支援策を具体的に示せ。なお,このことについてJAとの協議はどのように進展しているのかお伺いします。

 2,畜産の経営規模拡大を図るとあるが,どのような支援を考えているのかお伺いします。

 3,商店街の活性化と再生を図るとあるが,初代市長として,どのように活性化を図るのかビジョンをお示しいただきたい。

 4,施政方針のまず第1に,協調と融和を,第2に,協働と自立の創造,そして第3に,均衡ある発展とあるが,住民の目線での新市のまちづくりが大事である。職員の教育,また人材育成など取り組むべきだと考えるが,市長の考えをお伺いします。

 以上,登壇での質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  大薗議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 農業後継者対策につきましては,南薩3町合併協議会におきまして,合併翌年度から再編を行い統一できるよう調整するとしたところでございます。これは旧川辺町の農業後継者育成確保資金貸与制度と旧知覧町及び旧川辺町のファームサラリー制度が類似した支援制度であることでございます。

 また,現行の貸与条例を新市に統一的に適用しようとした場合,毎年多数の農業後継者が確保されている知覧地区及び頴娃地区を含めるとなると財政的に厳しいこと,さらにはファームサラリー制度におきましては,南さつま農協及び川辺農業公社とも負担しておりますが,いぶすき農協が管内でこのような支援策を講じていないことなどの理由から再編することが望ましいという考えによるものでございます。

 しかしながら,農業が主幹産業である本市におきましては,農業後継者を含めた新規就農者の確保は不可欠でございまして,今後,これらにかわる施策を要綱等で制定し,新市における農業後継者等の育成確保を支援していきたいと考えております。

 産地ブランド化支援についてでございますが,さつま芋については「鹿児島ブランド指定産地」として発展を続け,県外市場においても安定した取引を実施しているところでございます。さらに,安心・安全なさつま芋を消費者に正確に伝え,さつま芋に対する消費者の安心と信頼を確保するため,第三者機関が認証する鹿児島県独自の「かごしまの農林水産物認証制度」にも早くから取り組み,生産者,関係機関一体となり,さらなる有利販売に努めてまいります。

 お茶につきましては,各種品評会におきまして,頴娃,知覧,川辺,それぞれ数多くの産地賞や農林水産大臣賞を獲得してきましたが,今後も出品対策事業を継続し,銘柄確立を図っていく計画でございます。

 また,日本一の茶産地として新改植事業を新設いたしまして,苗木助成を実施しながら,茶園面積3,800ヘクタールを目標に産地ブランドを確立していく所存でございます。

 このように,ブランド化支援につきましては,現在2つのJAにおいて加工・販売が行われている状況でありますので,現段階においては統一ブランド化については協議がされておりませんので,今後両JA及び生産組織の方々と十分協議してまいりたいと考えておるところでございます。

 次に,畜産経営の規模拡大につきましては,産業振興及び経営安定化を図る上で不可欠なものであり,合併前から旧3町それぞれが取り組んできたところでございます。

 新市における規模拡大の支援につきましては,南薩3町合併協議会での協議結果を踏まえ,従来旧3町で行われてきた事業を整理統合し,生産牛増頭対策事業補助など市全域において統一した各種の補助事業を予算化して,農家の支援に取り組んでまいります。

 また,畜産農家の現状を考えますと,原油高に加え飼料価格が高騰し,苦しい経営を強いられているところでございますので,関係機関との連携を強化しながら経営主導等を行い,国や県におきましてもあらゆる機会をとらえて支援策を講じていただくよう要望してまいりたいと考えております。

 次に,商店街の活性化についてでございますが,私は市長就任当初から,まずは新市の一体感の醸成を強く訴えてまいったところでございます。商工業についても当然例外ではないと考えております。合併いたしまして,現在,商工の中心は頴娃,知覧,川辺それぞれの旧中心市街地にございまして,それぞれの商工会のもとで組織の運営や商活動を行っておるところでございます。現在,川辺町商工会では商工会活性化委員会を立ち上げ,商業活性化に向けて積極的に取り組んでいるところでございます。知覧,頴娃でも同様の委員会の組織づくりを推進してまいりたいと思います。

 また,ポイントカード制を活用し納税等に利用できないか,現在模索しているところでございます。

 合併協議でも商工会の再編につきまして,行政の合併を速やかに統合することと決定しておりますが,おおむね3年をめどに組織を統一するということになっておりますので,平成21年4月には新市の商工会がスタートする見込みとなっております。同時に,観光協会や特産品協会につきましても一本化が図られ,さらに活性化につながると考えられます。

 あわせて,地買地消運動の展開,都市農村の交流を推進し,産業,観光,商業をリンクさせ,活性化を図ってまいりたいと思います。

 今後,総合計画を策定するに当たり,市民の御意見を踏まえ,ビジョン作成をいたしたいと考えておるところでございます。

 最後に,職員の教育,また人材育成などに取り組むべきだと考えるが,市長の考えを問うということでございますが,住民の行政に対するニーズは高度化,多様化しており,豊かさとゆとりを実感できる地域社会を築き上げていくためには,行政の果たすべき役割は重要なものと考えております。

 このような状況に適切に対応できる職員を育成するためには,政策形成能力や法務能力等を培う必要があることから,さまざまな研修等を通じて資質の向上を図ってまいりたいと考えております。

 また,地域の目線での新市のまちづくりは大変重要であると考えております。先ほどの御質問でもお答えいたしたところでございますが,職員が日常生活の中で地域のイベント活動等へ積極的に参加することや,住民の視点に立った諸施策の企画,事業の遂行をしていくことで,地域住民との交流が深まり,地域の役に立つ職員となり,地域の目線となって考えられる職員が育つものと考えております。

 市政の実践部隊は職員でございますので,今後とも職員間の協調性,創造性等,資質の向上に努め,有能な人材の育成に努めていきたいと考えておるところでございます。

 以上で答弁にさせていただきます。



◆議員(大薗秀己)  まず,4番目の質問です。職員教育,それから人材育成についての質問をいたしますが,先ほども19番議員の質問の中にも出てきましたので,同じような質問になるかもしれませんが,私流に質問させていただきます。

 この質問は,まず住民に対する行政職員,市の職員の接遇のことなんです。合併して住民生活が何も変わらない,そして,いやむしろ住民サービスが向上したということが実感できれば,合併がよかったとなります。しかし,今私の所,それから多くの同僚議員の所にも同じような声があったと聞きます。市になったら職員の人たちはあいさつをせんごとなったというのがまず一番多い状況です。市長にはこのような声は届いていませんでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  残念ながらそういう声を聞いておるところでございます。これにつきましては,いろいろと指導はしておりますが,合併当初慣れない市に行っての業務というようなこともあるんじゃなかろうかと思いますが,そういったことは言いわけにはならないわけでございますので,一日も早い今まで以上の住民サービスができるように指導してまいりたいと思います。



◆議員(大薗秀己)  行政の中で,これまで旧3町とも行政に対する御意見ということを伺う形をいろいろとっておりますね,知覧町では,町長へのメッセージを示すようなものがあり,また川辺でも御意見箱があり,頴娃町でも提案箱というのがあったとお聞きしました。やっぱりこれを最大限利用しなければならないのではないでしょうか,いま一度こういう御意見を真摯に聞く場を持つべきだと考えます。このような合併当初の時期ですので,皆さん率直に住民の声を上げてくださいと,本当大きなことを言えば,防災無線で行政への声をお聞かせくださいというようなこともすべきだと考えますが,市長,この辺どう考えますか。



◎市長(霜出勘平)  議員のおっしゃるとおりだと思っております。この市長へのメッセージ,それから行政懇談会,移動市長室等,こういったものをフルに開催いたしまして,住民との交流を図り,そしていろいろな御意見をお聞きしていきたいと,このように思っております。



◆議員(大薗秀己)  余りあっさりこういい返事が返ってくるものだから,ちょっと拍子抜けしているんですが,ここで目先を変えて質問いたします。

 副市長を2人にする条例提案のときに,何度も市長が職員と住民のパイプ役,そしてその不安を取り除くため,住民の不安を取り除くためということを何度も条例の中でも説明していらっしゃったわけですが,合併3カ月が過ぎて副市長になったのはまだ2カ月なってないわけですかね。ですけれども,副市長さんの方々2人この間何をなさっていたのか,この間の副市長の動きをお知らせいただけません,しっかりやっているのでしょうけども,私たちの目には見えませんので,その姿を御本人の口からお聞かせください。



◎副市長(鶴田康夫)  今私も副市長になりましてやっと1カ月ちょっと10日足らずでございます。私は,先ほど大薗議員から市長の方に御質問がございましたけども,あいさつの話されましたですね。2月1日に私は就任いたしまして,山内副市長と本所,それから両支所の職員を目の前にしまして就任のごあいさつをいたしました。その中で,やはり私は大薗議員がおっしゃるように,私も2カ月間浪人生活を送っておりましたけれども,その間,地域の住民からいろんなお話を聞いてまいりました。その中に,おっしゃるとおり,支所に行ったけれども,なかなか前とすると何か入りにくいと,あいさつもせんというようなお話も聞こえてまいりました。そこで,私は3つ職員の皆さんにお願いしました,それぞれの支所で。1つは,川辺町の助役に就任したときもそうでした。皆さん人と接するときは笑顔を心がけましょうと。私は川辺ではこの1つしかお願いしませんでした。

 今回は3つお願いしました。まず,この笑顔で人に接しましょうというのが1つでございます。2つ目は,簡単なことだけれども,皆さんあいさつができませんねと。あいさつに心がけましょうというのが2つ目でございました。もう一つは,職員同士情報の共有化に努めましょうということです。いろんな仕事を進める上で担当者しか知らない,係長しか知らない,そういうことがあっちゃあいけないと。ものによっては,ちゃんと市長,副市長まで報告するようなときはちゃんとしなさいと,この3つをお願いしてまいりました。

 私は,それ以後いろんな機会をとらえて,職員のいろんな服装のことも含めてでございますけれども,とりあえずといっちゃあ失礼ですけれども,そういう意識改革に努めてきたつもりでおります。

 以上でございます。



◎副市長(山内廣行)  ただいま鶴田副市長の方からもいろいろと御説明申し上げましたが,私も御質問の中の接遇という問題につきましては,5年間,旧頴娃町の町長時代に就任と同時に職員に申し上げたことは,仕事については職員はプロだから私は何にも言いませんと。ただし,住民に対する接遇だけはしっかりやってほしいと。何かあったらこれは徹底して指導するということを申し上げて,そのような形で今日までやってまいりました。

 接遇という問題は本当に非常に難しい問題でございまして,窓口等で忙しいときに,2人も3人も来るとつい愛想が悪くなりますと,どうも愛想が悪いと言われる,非常に厳しい批判も受けることもありますが,これは職員として当然に接遇という問題が今後考えていかなきゃならないということで,この問題につきましては,私たちも十分留意してまいりたいと思います。

 なお,副市長としての仕事が見えないということでございますが,1カ月とちょっと,いろんな年度末の会議等がいろいろ今入ってきております。そういう会議には積極的に出向いていきまして,その方々の声を聞くと。私は農林水産部と建設部の関係でございますので,そういう方々の意見を聞きながら,市長と相談をして行政を進めてまいりたいというふうに考えております。

 ただ,非常に範囲が広いんですが,建設部におきましても,私も非常に地名が多くて場所もわかなくて非常に戸惑っておりますが,通勤途中におきまして,20年度に計画されている建設場所等もちらほら見て歩いておりますし,自分ではそういう行動をとっているつもりでございますが,まだ,川辺町まで行き着かないところでございます。知覧町の建設箇所と頴娃町の分は全部終わりました。そういう形で,とにかく現場を見,建設課の職員とも力を合わせて今後仕事を進めてまいりたいと,市長を補佐しながら,そして,市民と市長とのパイプ役,あるいは職員と市長とのパイプ役,3町間のそれぞれの住民のパイプ役として頑張ってまいりたいというふうに考えております。



◆議員(大薗秀己)  納得のいく答弁です。合併成功のため,今おっしゃったことを実践していただきたいと思います。

 次に,職員の教育の話になりますが,霜出市長の答弁の中にも私が言わんとしているところはあるわけですが,同僚議員も何人の方もおっしゃっております。優秀な方の集団ですよね,今行政職員の方々,パソコンは使える,いろいろ情報にも早い,体もよく動くようです。

 ただ,まちづくりのためには,この行政職員というのはキーマンでなければ済まないと思っております。キーマンとは,組織の中の重要人物,キーパーソン,中心人物となることです。まちづくりのキーマンとなるべく職員の方々の人材育成といいますか,人材交流をする考えはございませんでしょうか。

 現在でも県庁から派遣されている福祉事務所の方もいらっしゃいます。どうかあれば,国土交通省,ましては農林省,総務省など大事な国の機関もあるわけですが,優秀な人材がそろっている我が南九州市の職員の方々をそのような人材交流をする考えはございませんでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  現在では,具体的にそういうことを検討はいたしてはおりませんが,やはりこのことにつきましては,職員の資質向上にも役立つことでございます。また,情報の収集ということ等も大きなメリットがあると思いますので,今後検討をしていかなければいけない課題だろうというふうに思っております。



◆議員(大薗秀己)  続きまして,民間の人材育成についてちょっとお伺いします。旧川辺町では,20年度の中で条例公民館を7校区をすることになりました。その中で,川辺校区は非常に広くて人も多いんですけども,その校区公民館長の取りまとめをするのに,公民館長の会では非常に苦慮していることとお聞きしております。そのような人材育成を図れということで,川辺町議会のときも,私は当時の町長にも進言してきたわけですけれども,なかなか進展がなかったようです。

 ここで行政と住民のパイプ役を育てていかないと思うわけですが,この中には,やはり人づくりというのが大事になってくると思っております。新市の将来像をという平成18年,これはまだ任意合併協議会のときにでき上がった冊子がございます。この中に数字的なものからすべて書いてあるわけですが,やや変動はあるようですけれども,やはり人づくりこそコミュニティの創造にもつながる,まちづくりの定義の中にも人づくりというのが重要だということを書いてございます。

 市長も先ほど地域の行事には進んで参加するようにというような答弁もあったわけですけれども,やっぱりこれをあえて言わなければ職員の方に伝わらないのではないでしょうかね。このような横の連携をとり,職員の方に地域と直接積極的に交流をしなさいよ,イベントに参加しなさいよ,企画に参加しなさいよということを言わなければわからないと思うんですが,どうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,部課長会議あたりで部課長に対してそういった要請をしておりますし,また,それを下までつないでいただくようなお願いもいたしておるところでございます。やはり大変大事なことでございますので,1人でも多くの職員がそういった行事等に参加することにより,この南九州市の一体化も早急に図れますし,そしてまた,発展もあるんじゃないかなということでございます。機会をとらえて,私毎日朝あいさつをしておりますが,そういった中でも職員に啓発をしていきたいと,このように思っております。



◆議員(大薗秀己)  この問題,この質問の最後になりますが,この合併のときに,提言をまとめられております,合併協議会の中で,各町の方々がつくり上げたまちづくりの提言でしたっけ,この提言書をまとめられたのが,協議会のまちづくり委員会という組織ですよね。これは,非常に大事ないいことを皆さん真摯に考えて提言していらっしゃると思います。これを,現3月議会当初に出てきました予算の中で見ますと,10万円予算化してあると思うんですが,間違ってたらごめんなさい。正直,これは,10万で何ができるんですか。市長の特別な諮問機関として,市長が身銭を切ってでも,組織にこういう提言を,それから,いろんな意見の各方面の意見を聞く会としてつくり上げるべきだと私は思うんですけども,いかがでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  この大変すばらしい提言をしていただいておるのはよくわかっております。そういったものをいろいろと生かしながら,この20年度におきましては総合計画もつくっていかなければいけないわけでございます。そういったものを生かしながら,今後このまちづくりをやっていくわけでございます。その10万円の予算については担当課の方から説明をさせますのでよろしくお願いいたします。



○議長(西良仁)  しばらく休憩いたします。

午前11時58分休憩

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午後1時0分開議



○議長(西良仁)  再開します。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,先ほどまちづくり実践事業についての御質問がございましたのでお答え申し上げます。

 この事業につきましては,まちづくり,あるいは地域づくりの団体等が,その活動を実践に移していくのに当たって,その活動に対しましての補助分でございます。平成20年度につきましては,1件分ということで,限度額は10万円ですので,1件分を計上いたしてございます。

 あと住民の方々のいろんな提言,御意見等を聞くのにつきましては,平成20年度は南九州市総合計画を策定する計画でございます。この計画策定の段階におきまして,市民会議,あるいは地域審議会,それから,総合計画の審議会とかございますが,一番住民の方の意見を聞くのにおきましては市民会議,この中におきまして住民の方々の御提言とかいただきたいというふうに考えております。

 また,市民提案制度とか,パブリックコメント,こういうのも行いながら,市民の皆さんの御意見を十分取り入れた総合計画の策定というのに取り組んでまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◆議員(大薗秀己)  この問題はもう終わるつもりでしたが,今その答弁を聞いて,私が言いたかったのは,先ほど出ましたけれども,あの提言書のすばらしいことですよね。あれは本当に現地に住んでいるその住民の声を素直にこれから新市に結びつけていこうという熱意のある提言書ですよね。あれが,今から先大事なのはもう皆さんわかると思いますけれども,地域総合振興計画の中で今出てきている,この前防災無線で公募がありましたけれども,あれではどうしても決まった人たち,手を挙げた人たち,私がしますというその熱意がある人たちもいるけど,選考されるわけですから,本当の真の声は出てこないんじゃないですか。本当の意味での,私は先ほど市長の個別的という言い方は失礼かもしれませんけども,本当に市長に直接的な自分の,私の姿勢はどうですかと,声を張り上げていけるような提言をできる集団をつくったらどうですかということを提案してるんですけど,いかがでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  そういった面で,市長へのメッセージとか,そういったことでいろいろな御意見をお聞きしようと思っております。合併協議会におきまして,その提言がありましたことは,この総合計画をつくる上でも委員の方々にこういった市民からの提言もあったんですよと。参考にしていただきながら総合計画をつくっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。



◆議員(大薗秀己)  次に入ります。(1)の質問になります。3月4日の本会議の中で少し質疑を行いました。この後継者対策に関しましては,旧川辺町議会の中で川辺の農業振興を図る上で,農業後継者育成は最大の重要政策だということで,議会を挙げて取り組んできました。この内容が通ってからは,一時休止しておりました農業後継者の会というのも再開するまで人材が集まった経緯もございます。今30名の農業後継者の会というのが川辺ではあるわけですが,旧各町,知覧町にも頴娃町にもそれぞれの組織がありますし,知覧町には,またそのほかに茶業宣伝の会というのもあるようです。ということは,あのときの答弁の中で,多くの金が必要になるという答弁でありましたけれども,必要な部分にはお金を出すことも大事だと思います。

 これまでどおりの,旧川辺町がつくっておりましたこの条例,貸与資金を,今後この20年度の予算に反映するとしたらどれぐらいが必要なのか,試算していらっしゃいましたらお知らせください。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  ちなみに,これまで過去4年間を見てみますというと,頴娃,知覧,川辺の方で100名,先ほどありましたけれども,トータルで100名いるという中で,この方々を年平均にいたしますと25名となりますし,これを単純に後継者のみで計算をいたしますと2,730万円程度のこの貸与資金で対応しますというような状況になりますし,今回新しい要綱でいきますと735万円程度の予算が必要になるというふうなことになるとこでございます。



◆議員(大薗秀己)  合併協議会の中でこの貸与資金のことについていただいたこれまでの旧議会での資料がございますが,この中には,合併翌年度から統一できるように調整するとなっておりますが,廃止はうたっておりません。この辺はどのような展開で,予算だけの問題なのか,そういう答えならばしようがございませんが,どのような経緯で廃止というのを即うたってきたのか質問いたします。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  先ほど申し上げましたように,また市長の方からも答弁がありましたように,一挙に廃止ということではなくして,これまでの川辺町の貸与資金なり,またファームサラリー制度なり,知覧町のファームサラリー制度,頴娃町にも以前におきましては,研修センターを終了した方々に助成制度もございました。そういった助成制度も頴娃町の方においては,逆にもうリタイアとか離農とか,そういった問題等もございまして,見直しをするべきじゃないかということ等も出ましたし,そのようなことを総合的に検討しまして,今回の新しい制度に要綱で支援するものでございます。

 実際に就農いたしまして,経営が安定して拡大計画が,また改善計画が示されれば,低利の融資施策とか,あるいは補助事業等を共同で導入したり,またその補助事業の導入の補助残融資等を利活用しながら,そういったことにおいても対応は可能ではなかろうかなと,このように考えておるとこでございます。



◆議員(大薗秀己)  先ほど質問席で私は3町の農業形態が違っているということを申し上げました。そのことも踏まえながら,この農業公社,それから,営農研修センター研修生の制度になっていくファームサラリー制度というのは,そのような部分が多いのではないかと思っているわけですが,これまで昔の議会を言うといけませんが,旧川辺町議会でこの条例を制定してきたことを少し掘り下げて申し上げますと,先ほど部長もおっしゃいましたが,なかなかこの研修センターに入所しても途中で離農をするという方もたくさんいます。農業の厳しさが研修して初めてわかったと。当たり前のことなんです,本当いったら,農業は本当厳しいんですよ。食っていくため,それから,家族を養うため,そのほかにもその地域のしがらみ,いろいろなことがあることを考えれば,都会からぱっと進んで農業できるはずがないんです。このことを踏まえて,地元の農家の後継者を育てることこそが,私自身を考えますと,先祖から受け継いできた農地を守り続けていくこととなると思ってます。

 先ほど言いましたけども,研修生が途中で離農したりすることが多いのは,やはりそういうものが余りにもなさ過ぎる。逆にいえば,やらにゃすまんと。親についている甘えをどうこう言うんじゃなくて,農業後継者として育っていくよう自覚を,そして,その連中にそれだけの教育をしていくことこそがこの条例の中で受け継いできて,先ほど言いました農業後継者クラブの会も人材がふえてきたわけです。

 これから考えて,もう一つは,人の命というのも限りがあります。その命の源はやはり食,食べ物だと思います。それをつくり出す農地自体は,もう私たちのものではございませんので,ずっと受け継がれていくものだと思っているわけです。ここに,先ほども何回もちょっとしつこくなりましたが,親と一緒の農業後継者であっても,育てることが次の時代にも南九州市がこれだけ大きくなり,耕地が豊かな中で,次の時代に継続させられる制度として残すべきだと思っています。

 金額でいいますと,これはもらう側から考えますと,年に1年間で,1年間でしたので対応が,84万円が今回の条例では12万円になるというわけですが,余りにもこの差は大きいわけです。19年度の方は84万円,後継者でもらっております。20年度に就農した方が12万円になるわけですが,この辺に何かアイデアというのはなかったんでしょうかね。いかがでしょうか。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  金額的にちょっと新しい要綱においては2万円ということでございまして,年間においては24万円ということになるわけですけども,差としては60万円という差が出てくるわけです。

 ただ,全体的に考えますと,すべてがマイナスになるということではなくして,貸与資金で考えますと,すべてが単身者にしても,あるいは配偶者を持っている方にしても,あるいは新規就農者にしてもそれぞれマイナスが生じておりますけれども,逆に今回の新しい要綱でいきますと,例えば,ファームサラリー制度で考えますと,後継者の単身者でいえばプラス5,000円になりますし,あるいは配偶者においてもプラス1万円とかいうような形で,また新規参入においても1万,5万円になりますので,1万5,000円のプラスとかという形で,必ずしも後退ではないですよと。それに,従来JA南さつまにおいては,これまでお願いしておった額については,JA南さつま管内における,そういった共販体制,いろいろあろうかと思いますけども,そういった方々においてはJAの方にもお願いをしていこうと。さらには,開発公社の研修期間中においては,公社の方からもお願いをしようというような形で整理がされているところでございます。

 それで,今先ほども申し上げましたように,いろんな後継者というのは,当然営農スタイルにおいても,いろんな離農とかリタイヤとか,先ほどありましたように,地元後継者にもう少しそういう新規就農者ばっかり反映して,地元後継者にするべきだがというような話もあったりして,今回こういうメニューにしたところでございまして,むしろ頴娃においては,全くそういうのが後継者対策の中で打たれておりませんでしたので,今回のこの要綱に基づいては,非常に前向きなというふうなとらえ方をしているところです。



◆議員(大薗秀己)  ただいま話を聞きながら,これに対する国の支援策があるということを各方面で,経験豊かな,5番議員からアドバイスを受けたところでありますが,この国の支援策というのはわかってますか。で,使えないんでしょうか。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  この国の支援策というのは,特に国も自給率アップのためにいかにしていけばいいかというふうなことで,いまやもう39%というふうな状況の中で,何とか施策を講じていかなければならないということで,特にこの後継者あるいは担い手支援に対しては,そういった制度もあるわけでございます。その中で,今まで国,県がいろいろと協議会なるものをつくって支援策をしてきたわけです。だけども,それではなかなか浸透しないということで,19年度からまた改めて各市町村に担い手推進協議会,対策協議会を制定して協議会をつくりまして,旧頴娃町においても,19年度の事業としても,通称実験事業という事業でやっておりますけれども,14の農家程度をいろんな,本来の補助事業であれば共同でなければいけない。そしてまた,3人以上の共同でなければいけないですよというのは,個人でも認定農業者になっておって,そういった地域の担い手協議会が認めたものについては,担い手あるいは認定農業については支援をしていこうといったような制度でございまして,今回も19年度においても取り組んでおりますし,また,これは申請主義でございまして,各農業者が申請して,国の方に申請をするというシステムになっております。20年度においても,現在,今申し込みをとっている状況でございます。



◆議員(大薗秀己)  地域ブランドについてお伺いいたします。地域ブランドといいますか,産地ブランドの支援化についてであります。地域ブランドといいますと,一つはかごしまブランドというものがあります。これは,鹿児島県がつくり上げていく農産物を中心にしたものですが,このほかに,国の特許庁として動いている,知的財産戦略調査会議が進めてきた,いわゆる地域団体商標登録のことです。この中に,昨年4月からスタートしているわけですが,この中に,我が南九州市から5つ,大きくちょっといいますが,5つ入っているんです。これが,かごしま知覧茶,そして,川辺仏壇,また同じく知覧茶,知覧紅,から芋です。そして,鹿児島黒牛が今回商標登録をとって認可されているわけですけれども,すごいことですよね。国が認めて鹿児島県の中に5つもの分野が入っているということがわかりました。これは大いに活用すべきだと思います。

 その中の鹿児島黒牛という中には,頴娃,知覧,川辺で肥育された和牛が含まれておりますので,私はここもすごく売りになる部分だと思っているわけですので言いますが,これだけ南九州の産物は頑張って生産され,販売も力を入れてることだと思います。ただ一つ次につながってないのが残念なんです。これまで,頴娃町の広大な面積のお茶,そして,川辺の茶も生産されております。この南九州市の合併で,だれもが思ってたこの知覧茶で3つの町の茶が売れるんじゃないかと。農家の方々も思ってました。私たちもそう思ってました。ところが,議会の中でわかってきたわけですが,議会の調査の中でわかってきたわけですが,3つの町の振興会がありまして,これまでの知覧茶をつくり上げた3生産者の努力,それから,工夫もあるわけです。これもよく理解するところですが,先ほどきのうからたくさん出てます同僚議員の質問の中にも,全国の茶業品評会で産地賞もとり,グランチャンピオンにもなる知覧茶はさすがにすばらしい。10アール単収も3町の中でもやはりトップです。

 しかし,先ほど言いました生産面積も,品種改良といいますか,早生品種で,品質が全国的に高い評価を受けている頴娃のお茶もあります。昨年は九州お茶祭りの中で,おくればせながら,川辺町のお茶も産地賞とチャンピオンになることができてきました。品質の向上というのは図られていると思います。

 そうなると,ブランドのこの知覧茶で一本化するということが,いち早く図られるべきだと考えます。どこがどのようにできないのか,ちょっとわかりやすく素人の私にお知らせいただきたいんですが,お願いします。



◎市長(霜出勘平)  それぞれ頴娃,知覧,川辺,この茶につきましては,先人が努力をいたしまして,現在のそれでのお茶があるわけでございます。かごしま茶よりも知覧茶,えい茶の方が全国的に知らせているんじゃなかろうかなというような現実もあるわけでございますが,やはり,それぞれ今12月1日から南九州市ということで3町が合併して新市が発足したわけでございますが,これまで,それぞれの町で独自に研究,そして,管理,製造,いろんな形で独自のやり方でここまでお茶も伸びてきたんじゃなかろうかというふうに思っております。

 合併したからにも,一日も早い一本化というものが望ましいわけでございますが,いろいろと茶業振興会あたりで協議を今熱心にしていただいておるところでございますが,組織についてはまとまりつつあるようやに聞いておりますけども,このブランド,えい茶で売るのか知覧茶で売るのかというようなことは,今まだ具体的に話が進んで,話はしていらっしゃるようですが,具体的にこれで行こうというところまでは行っていないようでございます。

 このブランドを一つにするということは,私は諸羽の剣にもなるんじゃなろうかなと。うまくいけば,それこそ強いものができ上がりますけども,もしこれで今までこの品質の管理なんかも,頴娃,知覧,川辺でそれぞれ違っておったわけですよね。これが,1カ所がちょっとしたミスを犯すと,それが全体に広がっていって,今までの努力が水の泡になるというような危惧を大いに持っていらっしゃるんじゃなかろうかなというふうに思っております。

 そういうことでございますので,このことにつきましては,行政もいろいろと指導をいったらおこがましいんですが,いろんな意味でお手伝をしなければいけないんですが,要は,この振興会,旧町の振興会の皆さんが真摯に検討,話し合いをしていただいて,結論を出していただいた方がいいんじゃないかなというふうに思っております。



◆議員(大薗秀己)  今市長がおっしゃったような心配事がある,そのためにわざわざ茶業課というのがあって,その為の行政になっているんだと思うんですけれども,我が旧川辺町の東展弘氏にこのことを言いましたら,町長同士の会議のときには話をする。そして,頑張ってみるということがありましたけれども,このような話が町長会のときにありましたか,東展弘氏から。茶の一本化に向けての話し合いを進めましょうという話がありましたか。



◎市長(霜出勘平)  具体的にそういった話は記憶にないところでございます。



◆議員(大薗秀己)  私の意見がすべてではありませんので,皆さん,同僚議員もいろんな考えがあると思いますから押しつけはしませんが,合併メリット,そして,生産量が日本一,品質も日本一,ということは農家が潤います。農家が潤うということは税金が上がってます。税収アップの一番対策として,農業政策,今からまだ畜産関係も出てきますが,やはり,努力,そして,せっかく専門の課がありますので,一番早くこの部分に市長の命運をかけて取り組んでいただきたい。このために,2つのJAあるとはいえ,南九州市で取り組むプロジェクトとして,JAの調整役の方の手を,言葉はうまく言えませんが,そういう部分にも取り組んでいただきたいと思いますが,決意のほどをお願いいたします。



◎市長(霜出勘平)  一日も早いこういうようなブランド化の統一というのは望ましいわけでございますので,お茶農家の方々,そして,JAの方々,行政,いろいろな形で熱心に協議をしながら,一日も早いそういった目的を達成できるように頑張ってまいりたいと思います。



◆議員(大薗秀己)  畜産振興について,(2)でいきます。施政方針の中で,畜産経営の規模拡大について安定化を図るような支援策を考えていくことを述べております。ということは,先ほど地域ブランドのことも言いましたけれども,鹿児島黒牛という部分に登録されたことで,畜産の振興を図る中の目玉として,私は鹿児島黒牛のブランドにより経営安定を図るべきだと考えている1人です。新市の予算の中では,生産牛の導入事業の増頭事業が一つ持っているわけですが,ほかの部分が見えなかったので,これだけで十分かなという思いで今回質問になったわけですけれども,先ほどお茶の話もしました。新予算の説明資料やら,予算を見てみますと,多くの予算がトンネルとはいえ,お茶の工場や経営構造対策に充てられているようです。

 やっぱり先ほど言いました税収アップの考えの中に,畜産の振興は欠かせない部分だと思っております。

 今,畜産業界を見回せてみますと,くみあい食肉の南薩工場もあります。消費者の食の安心安全という観点から,牛肉の消費は非常に高まっているところでもあります。川辺には,農家の協議会で直売所もございます。これも,地域住民からの信頼があり,まだ潰れずに頑張っておりますけれども,これこそこの地の利を生かしてできた直売所であります。畜産振興に力を入れるべきだと思います。

 それぞれ旧3町,JAの組織の部会もございます。今回,この新市が発足したことで,銘柄確立協議会というのはそれぞれあると思うんですけれども,その生産者の協議会を立ち上げて,行政も一緒になって技術,そしてまた売り出し作戦をすべきだと考えますが,どのように考えますか。



◎市長(霜出勘平)  旧知覧町では,この畜産部門が耕種部門よりも生産量は多くあったところでございます。南九州市になりましてもそれは変わらないのじゃなろうかなというふうに思っております。この畜産部門が,議員のおっしゃるように,本当に付加価値をつけて販売ができればものすごいエネルギーになってくるんじゃなかろうかなというふうに思っておるところでございます。今は,なかなかいろんな厳しい時代を迎えて,畜産農家の方々も経営も厳しい状態であろうかと思いますが,できるだけ応援をさせていただいて,この付加価値をつけ,そしてまた高額で取引ができるようなことができれば,農家はもとより,市の税収にも大きくつながっていくわけでございますので,そういったことをこれから行政としては考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(大薗秀己)  先ほど宮崎県の東国原知事のお話を少しさせていただきましたが,私は詳しいことは全然わかりません。あの人のことがどうだこうだじゃなくて,彼がやっているやり方というのは一つヒントがあると思うんですよね。至るところで手土産を持っていって試食してもらう。試食はただですので保健所もやかましいことは言いません,ただで食わせれば。

 ところが,やはり,やり方としてあえて使う志向は,マスコミもとってくれるからなんでしょうけれども,先ほど言いました南九州市の魅力をずっとアピールするために,ここは市長にトップセールスをやっていただきたいと思っております。

 お茶もです。お米もお芋も,転作大豆でつくった豆腐も非常においしいです。野菜もとれます。お花もとれます。ミカン,キンカン,牛肉,鶏肉,豚肉,ボンタンもだそうです。この東国原方式のやり方というのをやって,今後,事あるごとに県庁なり,農林水産省,出向くときには身銭を切ってでも,市長きちっと宣伝をしていただきたいと思うのですが,御所見をいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  先日,川辺関東会に行きまして,そのとき大薗議員も出席をされておりまして,この黒牛を一生懸命販売をされている姿を見て本当に心を打たれたところでございます。東国原知事は,あのとおりのキャラクターを持ってらっしゃいますが,私も声だけは出ますので,短い足で駆け回って宣伝に努めたいと,このように思います。



◆議員(大薗秀己)  それでいいと思いますが,やはり私もそうでしたけれども,何も知らない人の前で食べてください,買ってくださいというのは非常に恥ずかしいんです。心臓が小さい私としては,非常に恥ずかしいのを飛び越えてやはりおいしいものを食べていただきたいし,そう宣伝したいという思いでやっております。これは,本当の気持ちです。ぜひ,足が短いとか関係ございません。はっぴを着て,私たちと一緒に市長も今後こういう物産会なりには出向いていって,まずトップセールスをアピールしていただきたいと思って,この質問になっております。

 次に,商店街の活性化についてるる答弁をいただきました。そのことに関して,私のこれも一般質問,意見でありますが,ここで少し議論をさせていただきますが,3町の商店街が昔の賑わいがなくなっている現状があります。これは,大型店が各町来たこともあります。利用者が,駐車場があり大型店の方が利用しやすいというのが本当にそこに流れているから,そうだと思うんですが,細かいことを言わせてもらうと,行政が使う,先日備品の条例が廃止されましたが,あれはあれでいいと思いますけれども,せめて行政が使う細かいもの,ノート,ペン,消しごむ,乾電池でも,地元の各支所で使うものは地元の商店街を使うことを勧めたい。飲み方も鹿児島市内やよその町を使わずに,我が家の町で飲んで,地元のタクシーを使う,地買地消ですか,これを市長みずから率先してやっていただきたいと思っていますが,どうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  もうそれは当然だろうと思っております。もう最近は余り飲み屋にも行けなくなってきたところでございますが,できるだけやはり地元でできたものを使い,そして,地元のものをまたいろんな形で土産物なんかにも持っていく,やはり,そういったことが必要ではなろうかなというふうに思っております。

 行政で使いますいろんな日用品につきましても,できる限り地元の商店から購入するようということは,もう旧3町でもこれもやってきておったんじゃなかろうかと思いますけども,南九州市にありましても,そのような姿勢でやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(大薗秀己)  そのように進めていただきたいと思います。

 最後になりますが,今まで4つの項目で質問してきましたけれども,合併協議会の資料を,たくさんあった資料ですけども,一応目を通してみまして,合併した段階で廃止するもの,新市につなぐもの,頴娃町方式,知覧町方式,川辺町方式というのがたくさんあって,頭の中が混乱したんですけれども,確かにその合併協議会の議論は一応わかります。大事なことです。しかし,新市になったわけですので3カ月がたちました。もう変われるもの,方向性を変えなきゃすまないものはそれにとらわれないで,ぜひ霜出勘平カラーというものを出していただきたい。ここ,きのうときょうの,今からあと残りの方も一般質問ございますが,その霜出カラーを出していただきたいという思いがあります。市長の考えをお聞きいたします。



◎市長(霜出勘平)  もうそれは,私が一番願っていることでございますが,今回は20年度はやはり合併して最初の年でもございます。そして,長い間かけて合併協議をして新市が誕生をいたしたわけでございますので,その合併協議で決まったものというものは,最大限に尊重をしなければいけないと思います。

 ただ,やはりやっていくうちに,これは改革をしなければいけないというのもたくさん出てくると思います。それについては,この間に改革をしていくべきだろうというふうに思っております。できるだけ経常的な経費を削減して,投資的な事業に回していきたいと,このように思っておるところでございますし,そうして,また,自分の思っている幾つかの新しいこの事業等にもタッチできればいいがなというふうに思っておりますので,いろいろな形で検討をしながら,前向きに市政を担当させていただきたいと思っております。



○議長(西良仁)  次に,竹迫毅議員。

  [9番議員竹迫 毅登壇]



◆議員(竹迫毅)  私は通告をしてあります4点について質問いたします。きのうからきょうまで連日続いていますので,できるだけ早く終わりたいと思っておりますので,明快な答弁をいただきたいと思います。

 まず,1点目,地域バスの運行の取り組みについて,高齢者を中心に,地域バス運行の声が多く,できるだけ早く実施すべきと思います。平成20年度予算では,地域バス導入庁内検討委員会,地域公共交通会議等の設置等ありますが,その目的とメンバー等について答弁いただきたい。

 次に,南部出張所について,合併前,合併後の利用状況に変動はないか。南部地域の市民から存続の声が大変多うございます。合併により,利用の地域は広がっていると思います。これは,合併協議のことも十分承知していますが,存続の方向で考える考えはないか。

 それから,3番目ですが,庁舎の改築等について,本庁,支所,耐用年数,耐震性等を考慮すると,今後,本庁,支所等の改築は必要になってくると思います。そのために,積み立て基金を創設する考えはないか。

 4番目ですが,市長発言について。全員協議会における発言と本会議における発言に異なる点が見られます。議会を軽視しているのではないかというふうにも思います。ここで,この点に,4番目の市長発言については,これは1月18日の金曜日,議会の全員協議会があったわけですが,その中で,市長の2人制についてということで,全員協議会があったわけですが,この確認の意味も含めまして,この市長発言については,18日の全員協議会は,霜出市長が全員協議会をお願いしたものかどうか,この点だけ,4番目は答弁していただきたいと思います。

 質問席での質問を終わりますが,あとは自席で質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  竹迫議員の質問に答弁をさせていただきます。

 まず,地域バスについてでございますが,合併協議会におきましても,高齢者等交通弱者の利便性確保のため,できるだけ速やかにその対策を講じることといたしております。このようなことから平成20年度はその対策会議を設置いたしまして,平成21年度でのできるだけ早い時期の運行を目指したいと考えておるところでございます。

 その検討の段階における地域バス導入庁内検討会は,市役所内部のバスに関する職員で構成するもので,これまでの旧川辺町の地域バス,旧頴娃町,旧知覧町の温泉バス,中学生・小学生が利用する通学バス等の状況を調査いたしまして,今後の地域バス運行のあり方などの検討をするものでございます。

 地域公共交通会議は,具体的な乗合サービスの運行形態,運賃などについて協議するもので,住民代表,利用者代表,国土交通省鹿児島運輸支局,乗合・貸切事業者,道路管理者,警察,学識経験者などで構成するものでございます。

 次に,南部出張所についてでございますが,合併前の平成19年10月から11月までの2カ間と,合併後の平成19年12月から20年1月までの2カ月間における南部出張所の事務取り扱い状況を比較いたしますと,現金取り扱い,市税取り扱い,各種文書受付送達事務が合併前174件,合併後206件で32件の増となっております。

 また,戸籍や住民票,納税証明などの取り扱いにつきましては,合併前210件,合併後240件で30件の増となっておりますが,平成18年度と19年度の同時期を比較してみますと,10月から11月が62件の減,12月から1月が11件の減となっておるところでございます。

 存続する考えはないかという御質問でございますが,知覧町南部出張所につきましては,南薩三町合併協議会において,現行のまま新市に引き継ぎ,合併後5年以内に廃止する旨協議決定がなされておるところでございます。

 したがいまして,現時点では,合併協議での決定を尊重したいと考えております。

 それから,庁舎の改築等についてでございます。庁舎改築に係る「積立金」を創設する考えはないかの御質問につきましてお答えいたします。

 庁舎改築に係る積立金につきましては,旧知覧町では設置されていなかったところですが,旧頴娃町,旧川辺町におきましては,それぞれに庁舎改築に係る積立基金がございました。合併時には,両町の基金を引き継ぎ,公共施設等整備基金条例を制定したところでございます。

 御質問のとおり,知覧庁舎本館につきましては,築後45年,川辺庁舎本館は,築後41年,頴娃庁舎は39年を経過いたしまして,3庁舎とも今後改築の必要性が出てくることは否めないところであります。

 また,各庁舎の耐震診断につきましては,知覧庁舎のみ平成14年度に実施しておりまして,耐震安全性を確保するためには,相応の処置を施す必要があるとの結果が出されておるところでございます。

 他の2庁舎につきましては,建築基準法の規定によりまして昭和56年以前に建築されたものであることから,知覧本館との同様の対応が必要ではないかと考えられます。

 平成18年9月の第2回南薩三町合併協議会での庁舎の建設に関する決定事項を踏まえ,3庁舎の有効活用を図っていかなければならないと考えますが,年数・耐震の現実を再認識いたしまして,当面は,現有基金の範囲内で庁舎の改築等を行うこととしておりますが,今後,多額の改築費用が必要になることも考えられますので,財政状況を考慮しながら,基金積み立ての増額を含め,議会を初め,市民の皆様の意見をお聞きしながら,今後の方向性を定めていきたいと考えております。

 4番目の私の発言につきましては,全員協議会をお願いしたのは私からでございます。

 以上で竹迫議員の質問の答弁とさせていただきます。



◆議員(竹迫毅)  それでは,地域バスの運行について再度質問いたしますが,この地域バスの市民からの声というのは,本当に声が多うございます。といいますのは,もう交通弱者と言ってもいいと思うんですが,高齢者が多いんですが,知覧町の南部は,元旧知覧町の南部からの知覧方向に行くバスは今ないわけですよね。そういうこと等からしまして,そういう声が非常に多いんだというふうに私はとらえているんですが,この地域バスについては,旧川辺町で実施しているということなんですが,川辺町のその地域バスの運行の実態,そういうものはどのようになっているのか説明いただきたい。



◎企画課長(金田憲明)  すべて旧川辺町の地域バスの実態等でございますけども,利用者でございますが,昨年度の利用者は約2万人でございます。それと全部で43の路線がございます。中心部と,それから,集落の方をつなぐバスということ等で,町の方まで直行する便,あるいは町の中を循環する便ということで運行をいたしております。

 あと利用者の年齢層といいますか,その状況でございますけれども,一般的には,買い物ですとか,病院通いとか,そういうこと等で交通弱者と言われている高齢者の方が多く利用しているようでございます。



◆議員(竹迫毅)  川辺町は43路線,2万人という説明でしたが,これ料金はどうなっているんですか。



◎企画課長(金田憲明)  料金は100円でございます。



◆議員(竹迫毅)  路線についても43路線というふうになっているということですが,ここの週に何回とかそういうところはどうなっているんですか。



◎企画課長(金田憲明)  1回の利用料金が100円ということでございますので,1回乗ればもう100円ということで,そういうような運行を現在も行っておるところでございます。済みません。集落に,週に1回のところもございますし,これは運行形態が集落によって異なるんですけれども,週に1回行くところ,それから,週に2回行くところという等で,これは路線によって若干異なりがございます。



◆議員(竹迫毅)  旧頴娃町,それから,知覧町は温泉バスの運行ということになっているわけですが,どうしても旧頴娃町,知覧町,まだうちも頴娃町の方は十分把握できないんですが,少なくとも知覧町においては,本当この路線バスがもうなくなっているところがあるわけですよね。ですから,どうしてもこれはやはり早急に検討をしてやるべきだというふうに思っているところです。先ほどの市長の答弁でも,そういうような方向,そういうことで出て答弁がいただいているところですが,今先ほどの答弁の中で,中学生・小学生による通学バス等の利用状況を調査し,今後の地域運行のあり方なども検討するとありますが,中・小学生が利用するバス等の状況というのは,どういうことをなさっているんですか。



◎企画課長(金田憲明)  先ほど市長の方から答弁いたしましたのは,今の現在の状況をすべて調査をいたしまして,現在,川辺地域の走っている地域バス,それから,温泉バス等も走っておりますけれども,それと,スクールバス運行を行っているバスもございます。このような状況をすべて調べ上げた上で,今度,九州市内を循環するバスについては,どのような系統で,時間帯で走った方がいいのか,現状を把握した上で,次への計画の中にいたしていきたいということ等で庁内検討会の方でそのようなことを検討したいということでございます。



◆議員(竹迫毅)  この地域公共交通会議,これに住民代表,利用者代表とありますよね。本当に今答弁を聞いて,国土交通省の関係とか,本当にこういうところまで,警察とかそういうことまで本当にあった方がいいんだろうなというふうに思いますが,住民代表,利用者代表というのは,どのようなことをば考えていらっしゃるのか答弁いただきたい。



◎企画課長(金田憲明)  住民代表,それから,利用者代表の件でございますけれども,ここにつきましては,実際利用される方は,場所はどこがいいのか,あるいは時間帯としてはどのような時間帯がよろしいのか,あるいはどういう目的で行かれるのか,そのようなこと等の具体的なことをお聞きするということで,住民代表,あるいは利用者代表の方々も入っていただきたいというふうに考えておるところでございます。



◆議員(竹迫毅)  最初から100%ということはなかなか難しい面もあるんじゃないかと思います。しかし,やるからには,やはりこれは余り不満がないような方向で,やはり検討してもらわんにゃいかんというふうには思います。

 そういうことで,何よりも,先ほど私も交通弱者と言いましたが,利用する人はもう本当運転をしない人,運転をできない人なんですよね。自分で運転する人は,こう見ておって大丈夫かなというような人も,運転すると割りとちゃんとしているんですよね。ですから,そういうできる人は問題ないんですよね。しかし,できなくなるわけですから,それから,できない人,免許証を持たない人。私なんかももう予備軍ですから,そういうことで,本当にこれはいろいろ運輸省の関係とか,いろいろ手続等もあろうかと思います。しかし,やっぱりこれはもう1カ月でも早くというような方向でぜひ検討して実現するようにしていただきたいと思います。

 それで,先ほど住民代表,利用者代表を利用する人ということでしたが,十分にその代表のもう人選を含めて,それから,利用する人たちの声も十分吸い上げて,路線の決定とか,週何便にするとか,そういうものもやっていただきたいというふうに思います。それじゃこの点については一応終わりたいと思います。

 それから,次にこの南部出張所の件についてですが,先ほど市長が答弁したように,合併協議のことは尊重せんといかんという,そういうことも十分わかります。しかし,とにかく知覧町は細長くて,そして,役場ですが,北に偏っている関係でこの南部出張所ができた経緯があるんですが,そういうこと等から,もう本当なくなったらという,もう本当そういう声が多いんですね。

 それと,私が考えるに,合併して頴娃町の別府地区の半分ぐらいはかえって今のこの南部出張所の方が距離的にも近いんじゃないかなという(発言する者あり)だれか知らんけど,やじが飛びましたが,議長注意してください。



○議長(西良仁)  私語は謹んでください。



◆議員(竹迫毅)  もう完全に大川地区,それから,摺木,耳原,松永ですか,ああいうところは,私は今の南部出張所の方が距離的にも近いと思います。そして,農家の方なんかも,耕作等も総合乗り入れで,頴娃町の方なんかも知覧町内にお茶園を持っている方なんかもいますよね。そうしますと,畑に行ったついでに用を済ませるというようなこともできて非常に便利だというふうに言われてきていたわけですよね。そういうことで,存続できないかというふうに思っているわけです。

 それで,私は,別府地区あたり,そこら辺の人には,今のその旧知覧町の南部出張所の利用ができますよというようなことが,何か広報等でやったことがありますかね,どうなんですか,その点について答弁いただきたい。



○議長(西良仁)  ここでしばらく休憩します。

午後2時4分休憩

───────────

午後2時17分開議



○議長(西良仁)  再開します。



◎頴娃支所長(安西友治)  先ほどの広報の件ですけれども,合併時の住民説明会時に耳原とか松永地区でそういうお話がございましたので,どこでも使えるということでお話をしてあります。

 また,広報で,不足点があれば広報誌等に掲載して,今後住民に周知徹底させたいと思います。

 以上です。



◆議員(竹迫毅)  支所長の今答弁をいただきましたが,合併時にやったということのようですが,改めてやはり私が思うには,本当大川とか松原校区といいますか,そういうところは本当もうこれは間違いなく近いというふうに思います。そういうことで,やはりそういうことは合併説明会等でやったかもしれませんが,周知しているか,またそれはどうかと思いますので,ぜひ改めて旧頴娃町の方々にも周知をいただきたいというふうに思います。

 それと,把握しているかどうかわかりませんが,合併してから旧頴娃町地区の人の利用,そういうものはわかっていませんかね,どうですか。利用状況。



◎市民福祉部長(有水秀男)  頴娃町の方が利用したのが戸籍住民票の関係でございますが,12月が戸籍の全部事項証明書が1件,それから,1月が住民票が1件だということで報告受けております。



◆議員(竹迫毅)  今の数字等を聞きますと,周知されていないんじゃないかなというふうに私は思います。

 それじゃあ,市長に,先ほど答弁があったように,やっぱり合併協議ということは尊重せないといけないだろうということは,それも私も思いますが,利用の範囲は,私は間違いなく広がっていると,いくというふうに思います。そういうことで,ぜひとも旧頴娃町地区の方,それから,旧知覧町の南部の市民,そういう方等の意見も十分にお聞きしていただいて,できることなら存続の方向で今後検討していけないかというふうに思うわけですが,市長の答弁を求めます。



◎市長(霜出勘平)  このことにつきましては今始まったばっかりでございまして,5年間は存続するということでございます。今議員がおっしゃるように,いろいろな方々の御意見もお聞きし,その近くの方々だけじゃなくて,やはり合併協議で川辺町,頴娃町の住民の方々にもこういうことでお示しをし,この合併でいいかということもしたわけですので,いろんな方々のこの御意見もお聞きし,これから検討をしてまいりたいと思います。



◆議員(竹迫毅)  それでは,3番目の基金創設について質問いたしますが,私は,本館は41年,頴娃庁舎39年というふうになっているようですが,川辺町も41年ですか,頴娃庁舎が39年,本当もう40年を越したというような状況になるわけですね,越すということになるわけです。もちろん現在の耐震性能も備えていないだろうというふうに思います。いずれ改築ということは来るというふうに思います。

 そこで,事務局を通してお話はしていたんですが,もしこの本庁舎,支所等の改築をするとしたらどれくらいの予算が必要になるものか,どうですか,わかっていませんかね。



◎建築住宅課長(東篤)  具体的に検討をしたものではございませんけれども,一般的に言われておりますのが,建物でいいますと,その条件もございます。グレードがどうかとかいうのもございます。建築物だけでいいますと,一般的には坪90万円程度かかるだろうというふうに言われております。

 それで,建築面積が自由になりますけれども,それをどういうふうに決めるのかというのもございます。一つは,職員数で検討するとこですね。いろいろございますが,最近の庁舎を見ますと,一人当たり30平米ぐらいを見ているようです。それからしますと,大体十四,五億から20億程度が必要ではないかなという,一般的なこれ建築費でございます。このほかに造成ですとか,まださまざまな駐車場の問題とか必要になるかと思います。

 全体で先ほど言いましたような数字です。このほかに駐車場の問題とか,建設場所とかで条件によってまたさまざま変わってきますので,全体が幾らかというのは,今のところは申し上げられないところです。



◆議員(竹迫毅)  今の答弁で,建物だけ10億から20億ぐらい,これはもう概算の概算だというふうに私もとらえているんですが,もろもろということになりますと,これは20億をくだらなくなるんじゃないかなというふうに,私は素人なんですが,そういうふうに思います。10年後か20年後か知りませんけれども,いずれは,これはもう先ほど言いましたように,耐震性能等も備えていないと。それじゃあ,今の建物をば耐震性能を満たすような工事ということになりますと,これもまた半端じゃないだろうというふうに思います。

 そういうことで,私はこの積み立て基金を創設してはどうかというふうに思うところです。一般の家庭でも家を新築するということは,本当一生の一大事業,普通の人は一大事業だと私は思っているんですが,そういうふうに新築をするにしても,やはり節約して元手になるような金を蓄えて,あとは借り入れをするにしても,するのは私は一般的だというふうに思います。

 そういうことで,やっぱり幾らかの備えが必要だというふうに思うわけです。確かに,今を見ても,厳しい財政状況だということは十分思っているんですが,その中にも,やはり蓄えをするということがなければ,やっぱり霜出市政4年で終わるということでもないわけですから,私は計画的にこの庁舎の改築等の基金を,積み立て基金を創設してはと思うんですが,霜出市長,どうですか。



◎市長(霜出勘平)  先ほども申し上げましたように,もう旧川辺町,旧頴娃町の方で基金がありまして,それを公共施設等整備基金条例を制定いたしまして引き継いだところでございます。これに,やはり今後こういう築年数も相当経過しておりますので,必ず近い日に改築をしなければならないと,もう耐震もあるわけでございますので,いろいろと財政状況を考慮しながら,少しでも毎年積立金を増額をしていくような方向で行かなければいけないだろうというふうに思っております。



◆議員(竹迫毅)  今の旧町から引き継いだ基金,それを活用する方法もあろうかと思います。しかし,余りこれは庁舎の建設ということは本当これはもう大変なことだと思います。ですから,やはり別個に基金をつくるのも,私はいいんじゃないかなと思います。その後の協議は後に譲るとしましても,やはりそういうことで,やっぱり備えが必要だということで,こういう意見を申し上げたところです。それでは,この点についてはこれで終わりたいと思います。

 それでは,4番目の市長の発言について再度質問いたしますが,18日の先ほどの答弁で,1月18日の全協は市長がお願いしたんだという確認をとったところですが,副市長を2人にという,そういうことで議会で全協で相談があったわけですが,霜出市長はどういう目的で全協をお願いしたのか答弁いただきたい。



◎市長(霜出勘平)  これにつきましては,副市長を2人お願いしようというような思いを決めたわけでございます。そうしまして,いろいろと全協でも御説明いたしましたように,人選をいたしましてここにいらっしゃる2人にお願いしようということで,私としてはそういうような判断をしたところでございます。

 そういったことでございまして,議会に報告する前にこういうことが,いろんな世間に広まりますと,議会に対して大変申しわけないと,一番先に議会の方々に報告すべきだというようなことで全協をお願いし,報告をいたしたところでございます。



◆議員(竹迫毅)  それじゃ,全協は報告のためにお願いしたということなんですか。



◎市長(霜出勘平)  そうです。私がこのお2人をどうしてもお願いしたいということで,議案としてこの臨時議会に提出したいと。その前に報告をしておくべきだろうということで全協をお願いいたしました。



◆議員(竹迫毅)  報告だけで意見も何も聞かないと,説明をしないということだったんですか,どうなんですか。



◎市長(霜出勘平)  いや,それはそれに対してこういう方をお願いするということで報告し,実際質問もあったところでございます。その質問にはお答えをいたしておりますので,報告だけ行って,はい,さようならということではなかったわけでございます。



◆議員(竹迫毅)  私は,人選,その以前の副市長を2人にしたいということがあったわけですよね。そのときに,この全協で霜出市長が説明したのと,本会議の説明が異なっているんですよね。これはいかがなものかということで,市長発言について質問しているわけです。霜出市長は,全協のときは,2人置くのは職員とのパイプ役だと,パイプ役としてだとして,職員の一体化とか,それから,職員の不安を取り除くためだと。そういう説明だったんですよ。しかし,本会議では,これは,23日の本会議ですよね。ここでは,職員の不安は出てこなかったんですよ。最近流行りの社会保険庁の消えた年金じゃないですが,こうして本会議では住民の不安になっているんですよ,市民の不安。こういう2人制にしたいということについて,全協と本会議での説明が異なっているんです。だから,こういうことを言ってるんです。そうして,私が本会議でそのことについて質問したら,全協で市民の住民の不安,それも言いましたと言っているんですよ。これは全協では言ってないんです。だから,こういう質問をしているんですよ。

 私は,全協は,本会議がやはりスムーズに行くように,その事前の説明とか,理解を得る,そういうために全協を開いたんじゃないか思っているんですが,どうですか。



◎市長(霜出勘平)  言ったの言わないというもう水掛け論になりそうですが,私は,現況では,確かにパイプ役も言いました。職員の,それから不安解消,もう3町の職員が一緒になるんだから,やはり不安があるだろうと,それの解消にもつながるんだと。そして,住民の方々のこの相談,知っている人がいれば相談もしやすいと,風通しもよくなるんだということも言ったと思っております。

 そういったことで,全協と本会議で同じような一言一句違わず言うということは,これはもう不可能なことでありますし,言わんとする内容は違っておれば,これはもう問題ですが,やはりテープレコーダーをもってそれを流すんであればそういうこともできますけども,ちょっと私の頭では,一言一句違わず言うということは不可能な状態でございます。

 ただ,御理解いただきたいというのは,私のそういうような,どうして2人制にするのかというような内容が全協と本会議で全然違っておる,丸っきり別なことを言っているというんであれば,これは,もう大変申しわけなく,それはやっちゃならんことですが,一言一句間違いなく全協で言ったことをそのまま議会でということはちょっとできない相談でございますので,御理解をいただきたいと。何も他意があったわけじゃありません。ただ,そういうことで,議員が御指摘があるとすれば,ただ,そういう言葉が足りなかったということで御理解をいただければ大変ありがたいと思います。



◆議員(竹迫毅)  私は,一言一句違わんようにとか,そういうことは毛頭持っていないんです。それで全協のとき,職員とのパイプ役と2人にするのは。職員の不安を取り除くためだと,そして,住民というのは考えていないような説明だったんですよ。ですから,全協のときに,私は,市長は職員の方は向いているけど,住民の方が向いていないじゃないかという発言をしたんですよ。

 ですから,本会議で職員とのパイプ役,それから住民とのパイプ役というようなことが出てきたらまだしも,そして,本会議の質問で,私は住民の不安を,私の質問に対して霜出市長は,職員の不安も,それから,住民の不安もと言いましたというふうに本会議で答弁しているんですよ。それで,同僚議員が,侮辱しているようなというような,そういう発言もあったように私は記憶しているんですが,私は,大きな提案理由ですよね,私はそうだと思いますよ。ですから,それはもちろん職員とのパイプ役も必要でしょうよ。不安を取り除くのも必要だと思うんですよ。それがだめだとは思いませんよ。しかし,何日ですかね18日と23日でしょう。5日ぐらいの間に,やはりこれはもう大きな提案理由の1つだと思うんです。ですから,全協と本会議と発言が違うと。そういうことでは,今後の全協での議論ですね。そういうことは,私は執行部と議会議員との信頼関係は築けなくなるんじゃないかというふうにも思うわけですよ。

 私は,きょうは霜出市長の今の発言を聞いて,今までとするとちょっと素直になったかなという気持ちで聞いています,本当です。だから,これ以上追求はしませんが,もう異なったんです,明らかに大きなことが,言葉尻りとか何とかいう問題じゃないんですよ。ですから,やはり議会に対して,議員に対して,全協であろうが,本会議であろうか,そういう主な提案理由の説明とか,そういうものは異なるようなことがないように,今後は十分注意してもらいたいというふうに思いますが,どうですか,市長。



◎市長(霜出勘平)  ちょっと整理をさせてください。全協のときにこの職員とのパイプ役だけだと言ったと。本会議では,職員とのパイプ役もそうだけども,住民の不安を解消するためもあるんだというふうに言ったということで理解してよろしいですか。



◆議員(竹迫毅)  全協では,もう職員とのパイプ役というのがもうメインだったんですよ,もうほとんど。それで,しかし,本会議では住民とのパイプ役と,そういうようにすりかわっていると,きたということですよ。ですから,そういうことがないように,今後は十分注意してもらいたいというふうに思うわけですよね。あれ全協のときにはあんなに言ったのに,本会議にはこう言わよと,そういうことが私はあっては信頼関係が築けないというふうに思うわけです。ですから,今後は十分注意していただきたいというふうに思うわけです。どうですか。



◎市長(霜出勘平)  私は,さっきから全協でもパイプ役でもあると,職員のパイプ役でもあると。ただ,住民も知っている人がいらっしゃれば安心するし,風通しもよくなると,このように言ったと思っております。竹迫議員は,もうその辺の後段は言わなかったということで今攻めていらっしゃるわけですが,私は,今申し上げましたようなことを言ったと思います。

 これは議長どうですか,録音はありませんか。これは重要なことです。だから,録音していましたら,それを解読して示していただけませんか,どちらが言ってるのがいいのか,私もやはり市政を担当している以上,そういうような言われ方をすると納得がいきませんので,その録音があれば解読をしていただきたいと思います。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午後2時43分休憩

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午後2時43分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◎市長(霜出勘平)  注意するも何もやっていないのを注意する必要もないと思います。だから,そのために,私は今要求をいたしたところでございますので,その辺のところは,議長の方でよくかじ取りをしていただきたいと思います。



◆議員(竹迫毅)  録音をとった,どうとかいう,それは立場とすればそうかもしれませんけど,やはり私が言わんとするのは,やっぱり全協であろうが,本会議であろうが,主な答弁の提案理由はちゃんと異ならないように……。



◎市長(霜出勘平)  異なってないわね。



○議長(西良仁)  ちょっと市長。竹迫議員,簡潔に。



◆議員(竹迫毅)  それで,これはもう水掛け論になると思います。ですけど,私はそういうことで,今後はやってもらいたいということで,それじゃもうこれで終わります。



○議長(西良仁)  次に,峯苫勝範議員。

  [1番議員峯苫勝範登壇]



◆議員(峯苫勝範)  それでは,通告してありました茶業振興について質問させていただきますが,先日から本日もまた同僚議員からも同じ内容の質問がなされ重複する点があるかと思いますが,市長の所見を求めます。

 昨年12月1日に南九州市が誕生いたしまして,人口4万2,191人,面積357.85平方キロ,農業産出額は県内トップの鹿屋市を抜いて全国第7位の日本の食の拠点地として誕生いたしました。その中で,本市の農業主幹作物としてお茶は全国1位の茶産地となりました。茶生産面積につきましては3,388ヘクタール,茶生産量につきましては1万193トン,茶生産額は140億円,茶栽培農家戸数が1,337戸となっております。

 先般,国内2大茶生産地,静岡県牧之原市と交流できたことは大変喜ばしいことだったと思います。来年3月開航予定の静岡空港を生かした世界の茶の流通拠点を目指し,消費者が欲しがっているおいしいお茶を多くの方々に飲んでいただくよう,かごしま茶も世界に発信する企画もあり,今後さらに交流を深めていただきたいと思います。

 そこで,まず1点目なんですが,今後,えい茶,川辺茶について,かごしま知覧茶,知覧茶というブランド名の活用が重要かと考えられますが,どのように普及し推進する考えがあるのか。普及推進する考えがあるとすると,どのように取り組む考えがあるのかお尋ねいたします。

 次に,2点目,昨年7月の川辺町産業建設委員会の所管事務調査で,川辺町の茶業振興についての経過と結果報告が出されております。川辺町は,10アール当たりの販売額が27万7,000円と3町で一番低い状況であります。低い理由は何かといいますと,栽培品種が偏っているため,新茶の時期に新芽が一斉に伸びまして,摘採時期が遅れて品質が悪くなることだそうです。今後,新植,改植する場合に,摘採時期が調整できる品種の栽培と助成事業の導入が必要であると。さらには後継者育成の観点からもコスト削減や労働力の省力化を図る上で,5経営体程度の共同経営による経営規模拡大を図ることと,お茶の品質向上を考えたとき,生産者の意識改革を進め,官民一体となって施策を積極的に転換するよう要望が出されたところであります。

 そこで,平成20年度予算の中で,このような要望をどのように盛り込み,どのように取り組む考えがあるのか,以上,2点につきまして市長の考えをお尋ねいたします。あとの質問につきましては,自席よりいたしますのでよろしくお願いいたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  ただいまの峯苫議員の質問に答えさせていただきたいと思います。日本一の茶産地となりました南九州市におきましては,茶のブランド名の統一は重要と考えておるところでございます。現在,知覧茶,えい茶,川辺茶,それぞれの銘柄がありまして,今日までそれぞれ歴史のもとに,生産及び銘柄基盤確立のため投資をされてきておるところでございます。ブランド化に向け,市といたしましては,茶業関係者の雇用を尊重するとともに,3月に設立される南九州市茶業振興会の中で十分協議していただきながら,ブランド化に向け努めてまいりたいと考えております。

 2番目のことにつきましてお答えいたします。平成19年第6回川辺町議会定例会における産業建設常任委員会で要望の出された茶業振興についての改植,新植に対する一部助成制度につきましては,川辺を含む全市内を対象に摘採時期を考慮した品種への新植,改植を進め,主産地体制を確立してまいりたいと考えておるところでございます。

 茶の品質向上,茶園の徹底した管理については,国県補助事業を積極的に活用し,茶工場の再編統合や荒茶加工施設及び防霜ファンや乗用型茶園管理機械を導入したいと考えております。また,安心安全なお茶づくりのため,今後さらに茶業関係者一体となって取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(峯苫勝範)  私がなぜこのような質問をしたかといいますと,先ほどから諸議員の方々からも質問が出ておりましたけれども,合併したら知覧茶はどうなるのだろうかと,農家や関係者からよく話が聞かれるところでございます。このかごしま知覧茶,あるいは知覧茶,これは,かごしま知覧茶につきましては,平成18年12月の8日に,また,知覧茶につきましては,平成19年2月の9日にそれぞれ南さつま農業協同組合が申請をいたしまして商標登録されたところでございます。これも,知覧の先人の方々のたゆまない努力のたまものがあったからこそ認定されたものだというふうに認識しております。

 そこで,南九州市のお茶のブランド名の一本化に向けた取り組みということで,市長の方から御説明ありましたけれども,るる今までの諸議員の中からも質問の中にもありましたけれども,過去においては,そのお茶の歴史,栽培歴史から極めて困難な道のりかとは思うんですけれども,過去においては,全国茶品評会,あるいは九州茶品評会並びに県茶品評会において,旧3町それぞれが大臣賞,あるいは産地賞を受賞されておりますので,3町の茶業振興会や南さつま農業協同組合,またはいぶすき農業協同組合との調整を図りながら,さらにブランド名に負けない品質の向上と生産者の意識改革を取り組まれることが望ましいかというふうに考えております。

 そこで,やはりブランドにつきましては,ここに商標登録の写しをいただいたところなんですが,鹿児島県の知覧町産の茶ということは,南さつま農業協同組合が申請した商標登録の中にうたわれているところなんですが,これにつきましても,例えば,荒茶100%使用しないと知覧町内のお茶じゃないと。それから,50%から100%未満なら,知覧茶をブレンドとして表示いたしまして,JAS法に基づく業務表示,名称あるいは,原材料名,内容量,それから,賞味期限,保存方,あるいは原産地名,製造者等が義務づけられているところなんですが,この荒茶の仕上げ,これを今現在南さつま農業協同組合茶業センターが実施しているところなんですが,この一本化した,例えば,規格,品質,価格等が統一されるシステムを構築すれば,このような形のかごしま知覧茶,あるいは知覧茶というブランド名が使えるものなのかどうなのか御質問いたします。できれば所管課の方でよろしくお願いします。



◎茶業課長(鮫島信行)  今,商標登録の問題でございますけれども,今条件の中にやはり先ほど言われました,知覧町産の煎茶でなければならないということでございましたけれども,そのような感じで今のところ使えない状態であります。

 今後,やはり今おっしゃられますように,統一した小売茶をJAの方でつくっていただいて,知覧茶は使えないものだろうかということでございますけども,これにつきましては,JAさんが2つございます。そういうことで,南九州市といたしましては,やはり先ほどから申し上げておりますように,こうして南九州茶といったものがいいのか,あるいは知覧茶といったものがいいのか,そこらあたりは,今後十分振興会の中等で協議しながら詰めていかなくていけないんじゃなかろうかと。それから,また,JAさんが先ほど言いましたように2つあるといったようなことでございまして,まだ,その仕上げの統一はなされていないということもございますので,今後十分そこらあたりも,できればJAさんが合併していただければ非常にやりやすいということなんですけれども,ただ,そこらあたりも十分今後協議しながらやっていきたいというふうに考えております。



◆議員(峯苫勝範)  ブランドについては,非常にこれはもう難しい問題だというふうに思います。これも,かごしま知覧茶というのは本当に歴史があって,行政も一生懸命,茶の指導員も一生懸命になってここまで農家の方々と協力しながら築き上げた,それにまたJA南さつまを一生懸命になって取り組んだものだというふうに思っております。

 川辺町のお茶につきましては,川辺茶につきましてはJAさん一緒ですので,川辺町のお茶がこの知覧茶業センターあたりで荒茶がどれくらいあれされているのか,その辺がわかっておったら教えていただけませんでしょうか。



◎茶業課長(鮫島信行)  その数字ははっきりとつかめておりません。これまた調査してお伝えいたしたいと思います。



◆議員(峯苫勝範)  それでは,川辺茶もここの知覧茶業センターあたりで荒茶の製造についてはできるということで理解してよろしいでしょうか。



◎茶業課長(鮫島信行)  JAさんが,旧川辺町,知覧町一緒でございますので,そのあたりはできると思います。



◆議員(峯苫勝範)  確実な数字的なものはまだつかんでいないというような御答弁のようですけれども,JAの企画室長にお伺いしましたら,枕崎の方からも持ってきてる,あるいは頴娃の方からも持ってきて荒茶の加工をしているというようなお話も聞いておりました。その辺の数字的なもの,あるいは実際にどうなのかというのをしっかりと把握をまた今後お願いをしたいなというふうに思います。

 ブランドについては,そういったことで,知覧町内産というのが限定されてる,うたわれてるわけですね。だから,非常に難しいというふうに思っているとこなんですけども,ましてや,またJAさんも2つございますので,そこら辺の絡み,これにつきましては,今後市長ぜひ一本化というような形に御尽力をよろしくお願いをしたいというふうに思います。

 次に,川辺町の質問の中でありましたけれども,昨年の建設経済委員の所管事務調査の報告の中で,川辺町のお茶,川辺ばっかもじって申しわけないんですけれども,お茶の栽培品種が偏っているというようなことで,どういった内容かなとお聞きしましたらば,平成17年度の川辺町のお茶園の状況なんですが,面積が27.4ヘクタールと,茶栽培農家が250戸と,茶の栽培品種の67%がヤブキタに偏ってる。それで,摘採時期が遅れて摘採時期のバランスを今後考慮した品種の選定指導が必要ではないかということを言ってるところなんです。それで,平成20年度予算の中で,茶園増殖事業,これは360万あるわけなんですが,この事業を川辺町の茶農家の方々がどのくらい利用する計画があるのか,面積でも結構ですが,もう摘採時期のバランスを農家の方たちにどのように取り組むように協議し,あるいは指導をしていくつもりなのか,ありましたら教えてください。



◎茶業課長(鮫島信行)  川辺町の昨年ちょっとこうして数字的にとった新植,そのときは改植は入れておりませんでしたけども,新植では0.3ヘクタールということで,非常に少ないようでございます。改植につきましては,まだとっておりません。

 それから,その品種構成に対することでございますけれども,先ほど議員の方から申されましたように,ヤブキタが非常に多くて67%ということでございます。知覧町は約40%ということで,大体こうして品種の割合がいいんですけれども,ただ,また川辺町の方では,やはりその早い品種も少ない,それから,反対に晩生の品種の在来とか,そういうのも多いといったようなことで,今後,やはり指導といたしましては,操業計画,あるいは摘採計画に沿った,長く摘採ができるように品種の組み合わせをやっていっていただきたいと,そういうまた指導をしていきたいというふうに考えております。



◆議員(峯苫勝範)  川辺のお茶をつくってる松崎の農家の方々に私の近くも耕作をしてるところなんですけども,お茶の栽培地は知覧町になるわけなんですが,知覧の茶農家と,それから,川辺の茶農家をちょっと比べると,非常にお茶の栽培の技術といいますか,そういったものがちょっと劣るんじゃないかなというふうな気がします。

 というのはどういうことかというと,例えば,茶園の管理につきましても,まくら路なんかもとらないで農道,あるいは簡易舗装のところでUターンをしながら耕作をしていると。これは,薬剤散布等においてもそうなんですけれども,そういったところとか,あるいはスプリンクラー等が簡易舗装のところに水が飛んで,朝高校生が凍った,アイスバーンの上でころんでけがをしたというような,そういったこともあったんですが,そういった栽培農家の方々の意識レベルアップというのは,やはりこれは必要じゃないかなというふうなところも感じているところなんですが,それが,イコール,品質のところなんかにも反映されるんじゃないかなというふうに思うんですが,そこら辺についてはどのように指導していくつもりでしょうか。



◎茶業課長(鮫島信行)  おっしゃるとおり,ただ,非常に技術的にはいろいろと川辺の民生委員の方のお話を聞くと余り劣っていないと。ただ,摘採時期がこうして遅れて非常に品質が悪くて安いといったようなことが原因のようでございまして,やはりこれには非常に茶工場の形態も,非常に共同工場じゃなくて個人工場が多いといったようなことが上げられるんじゃないかなというふうに考えております。

 その中で,やはり家族で個人工場ということで,大体川辺の場合は,平均の一工場当たり15町歩平均になって,農家といたしましては5町歩ぐらい持っていらっしゃるということで,非常にこうして大きな農家さん等も多いわけでございますけども,家族で操業あるいは経営しているといったようなことで,最盛期には品種も偏っておりまして,非常に労働力不足を来すんじゃないかなということで,やはり被覆管理,それから,栽培管理というのが手が回らずに,そういうのも見受けられるといったような感じがいたしております。

 そういうことで,やはり今後補助事業等を積極的に活用いたしまして,やはり再編合併をしていただいたり,それから,いろんな茶工場の大型化ということで,できれば,その方に少しでも余力が回っていただくようにしていただければ,非常にありがたいというふうに考えております。



◆議員(峯苫勝範)  ここに昭和49年から南九州市が,その前は旧頴娃町,旧川辺町,旧知覧町だったわけなんですが,49年からの農林水産大臣賞,産地賞受賞履歴というのをちょっといただいたところなんですが,川辺町も結構いいお茶をつくっている農家がいらっしゃいます。ですから,要は,先ほども職員の資質というのがちょっと出ましたけれども,やはり知覧町は,お茶の技術についてはもう専門なんです。課長も,鮫島課長もずっとこういう形で専門でやってらっしゃるわけなんですが,そういった形で,行政と農家と一緒になって取り組むという姿勢も私は大事じゃないかなというふうに思いますので,今後また川辺町,あるいは知覧町,それから旧頴娃町それぞれ南九州市のお茶のためにまた職員一同また頑張ってみていただきたいなというふうに思います。

 今課長の方からも経営体の状況等も今ちょっと説明が出ましたけれども,お茶農家の経営規模別栽培戸数というのを,川辺町はちょっと調べてみましたら,10ヘクタール以上が8戸,それから,5ヘクタールから10ヘクタールが12戸となっておる。この20戸すべてがお茶工場を持っていらっしゃると。そして,良質のお茶を生産するに当たり,今後いいお茶を生産するに当たり,やはり量から質への転換が今後必要じゃないだろうかということも言われているところなんですが,経営体の共同化による効率化と,それによって後継者もまた育つんじゃないだろうかと。それで,5経営体程度の共同経営による規模拡大を図る必要があるかというふうに思うんですが,現在お茶農家にどのように協議し,導入を図っていくよう指導しているのか,そこら辺がお聞かせいただければありがたいですが。



◎茶業課長(鮫島信行)  共同体の育成といったようなことでございますけれども,今のところ,まだ私もちょうど川辺町の方はちょうど会議しか行かずに,まだよくこの茶工場の方を知らないわけでございますけども,今後,いろいろと行って,その経営内容等も十分調査いたしながら,できれば二,三工場はそういった共同化に向けての関心がある茶工場さんたちもいらっしゃるようでございますので,そういうところをまずやりまして,モデル工場としてまた普及させていきたいというふうに考えています。



◆議員(峯苫勝範)  川辺町のお茶の方々ともちょっと話をよくさせていただけるんですが,全体的にはあれなんですけども,ほとんどが松崎の方々なんですけれども,なかなかそれぞれお茶農家の方々個性があるそうですね。あそこには負けんがというような,そういった個性があって,なかなか共同経営体というのは難しいところもあるというふうにお聞きします。

 ただし,後継者が育っております。若い人たちは,そういったのに非常に関心を持っております。ですから,茶業課の方でぜひそういった若い人たちも育てる意味からも,ぜひ茶業振興費,並びに経営構造対策事業費,こういった事業費もございますので,こういったのをぜひ指導していただいて,川辺茶,あるいはえい茶,これが一本化できるような,かごしま知覧茶あるいは知覧茶に近づけるようなお茶の性質に御尽力をいただきたいなと思います。

 それと,もう一点なんですが,お茶の小売販売なんですけれども,先ほどトップセールスをというようなことで御質問が市長の方にあったようですが,私が観光課におるときに,旧霜出町長は一緒に東京の東武百貨店の方でトップセールスをしていただきました。また,イオン九州の福岡の伊都店というところがありますけども,そちらの方でも,知覧のねぶたを持っていって正面玄関の方に飾って,その前で市長がトップセールスをしていただきました。もちろん,知覧のお茶,それから,知覧紅,それから,さつま揚げ,知覧の特産品等をもって促進をさせていただいたところなんです。

 旧頴娃町の町長さん,あるいは川辺町長さんだったかわかりませんけれども,知覧においては,そういった形で小売の販売促進ということも,それぞれ各茶農家が取り組んでおります。私の知っておるところにおいては,広く事業所が自分のところのお茶を持って,こういった百貨店あるいはデパート,あるいはスーパー,そういったところで自分で即売をやっているところです。まだまだ福岡,あるいは大阪等に行って知覧茶,あるいはかごしま知覧茶といってもなかなかです。まだまだ全国的にはブランド名として普及はしていないところなんですが,そういったことをもっと普及,販売促進普及というんですか,そういうことを今後どう考えているか,もしあったらお聞かせくださいませ。



◎茶業課長(鮫島信行)  小売茶の販売促進でございますけども,やはり販売促進は積極的に取り組んでまいりたいと思っております。そのためには,やはりJAさんを含めた,今回南九州市内の全域で,茶流通対策協議会というのを立ち上げたいといふうに考えております。その中で協議しながら,今まであった知覧町の茶業振興会の中にありました茶流通会をまき込みまして,一緒にやりまして今後百貨店・デパート等を積極的に有利販売をいたして今後宣伝販売も行ってまいりたいというふうに考えております。



◆議員(峯苫勝範)  確かにそのとおりです。まっとったらお客さん来ません。もう攻めの一手じゃないといけないんじゃないかなと思います。ブランド化,一本化についても,これもまっとったらだめだというふうに考えます。もちろんこれにつきましては,茶業振興会や南さつま農業協同組合,さらにはいぶすき農業協同組合,こちらとの整合性も大事じゃないかなというふうに思います。そういったことを,整合調整しながらぜひ官民一体となっていろんなさまざまな施策を講じて積極的に展開するように要望いたします。

 厳しい財政状況でありますけれども,新市の一本化はもちろんのことなんですが,均等を図りながら,市政の運営に取り組んでいただくことをお願いいたしまして,私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(西良仁)  これで一般質問を終わります。

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△散  会



○議長(西良仁)  以上で本日の日程は全部終了しました。次の会議は3月25日午前10時から開会することとし,本日はこれにて散会します。

午後3時17分散会





 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。

 南九州市議会議長

 南九州市議会議員

 南九州市議会議員