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鹿児島県 南九州市

平成 20年 第 2回定例会( 3月) 03月05日−03号




平成 20年 第 2回定例会( 3月) − 03月05日−03号









平成 20年 第 2回定例会( 3月)




 本会議3号     (3月5日)
   出席議員     24名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  今 吉 賢 二
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  満 留 秀 昭
3番議員  山 本 森 満        15番議員  内 匠 秋 夫
4番議員  田之脇   厚        16番議員  山 下 つきみ
5番議員  浜 田 茂 久        17番議員  柚 木 茂 樹
6番議員  大 薗 秀 己        18番議員  松久保 正 毅
7番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  蔵 元 慎 一
8番議員  深 町 幸 子        20番議員  塗 木 弘 幸
9番議員  竹 迫   毅        21番議員  薗 田   誠
10番議員  森 田 隆 志        22番議員  加治佐 民 生
11番議員  永 吉 義 輝        23番議員  下 窪 一 輝
12番議員  東   兼 喜        24番議員  西   良 仁
   欠席議員     0名
───────────────────────────────────
 地方自治法第121条による出席者
市    長   霜 出 勘 平    川辺支所長    土 喰 行 夫
副  市  長  鶴 田 康 夫    財政課長     上 野 勝 郎
副  市  長  山 内 廣 行    企画課長     金 田 憲 明
教  育  長  小 野 義 記    危機管理室長   有 村 壽 内
総務部長     海江田   操    商工観光課長   村 永 正 人
市民福祉部長   有 水 秀 男    税務課長     福 吉 良 夫
農林水産部長   伊瀬知 正 人    福祉課長     君 野 悦 郎
建設部長     大 坪 三 郎    行政改革推進室長 松 元   正
会計管理者    新 留 和 人    茶業課長     鮫 島 信 行
教育部長     和 田 二三男    畜産課長     東   利 文
頴娃支所長    安 西 友 治    建築住宅課長   東     篤
知覧支所長    霜 出 憲 一    学校教育課長   勝間田   収
───────────────────────────────────
 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 純 一
庶務係長  堂 園 政 利    議事係   川 ? 弘一郎
 


 第2回定例会議事日程(第3号)



 第 1.会議録署名議員の指名

 第 2.一般質問

平成20年3月5日 午前10時0分開会





△開議



○議長(西良仁)  これから,本日の会議を開きます。

    ────────────────────



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(西良仁)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において,柚木茂樹議員,松久保正毅議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2 一般質問



○議長(西良仁)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,松久保正毅議員。

  [18番議員松久保正毅登壇]



◆議員(松久保正毅)  それでは,通告をしてありました4点について質問を申し上げます。

 まず,1点目でございますが,茶業振興について,市長に質問をいたします。

 平成19年12月1日に,旧頴娃町,川辺町,知覧町が合併をし,日本一の食の供給基地南九州市が誕生いたしました。全国屈指の農産物の中でも,特に,茶に関しましては,静岡県牧之原市の茶園面積2,600ヘクタール,荒茶生産量6,130トンに対し,南九州市は,茶園面積で3,358ヘクタール,荒茶生産量は1万373トン,いずれも平成18年度の実績でございますが,名実ともに日本一の茶の産地となったわけでございます。

 また,旧3町の農林水産大臣賞,産地賞の受賞歴におきましても,全国茶品評会で大臣賞27本,産地賞18回,九州茶品評会では,大臣賞9本,産地賞6回,県茶品評会では,大臣賞18本,産地賞16回と,実に輝かしい受賞歴でございます。

 しかしながら,近年の茶の消費の低迷によりまして2006年度のリーフ茶出荷量は,全国で11.2%減り,茶相場も同調するようにずっと下がり続けております。このような状況を打開しようと,鹿児島県は2008年度に日本一の茶産地づくりチャレンジ事業を新設いたしました。市長は,日本一の茶産地としての南九州市の茶業振興対策をどのように推進していくつもりか,質問をいたします。

 2点目でございますが,集落の再生について,市長に質問をいたします。

 南九州市も少子高齢化が進みまして,県が発表をした統計によりますと2007年10月1日現在で,旧川辺町で高齢化率34.8,年少率12.6で,高齢化率では県内で10位,旧頴娃町におきましては,高齢化率33.5,年少人口率12.8でございます。高齢化率で,県内で19位,旧知覧町におきましては,高齢化率32.9,年少人口率12.4で,高齢化率でいきますと,県内21位であります。2008年2月現在では,少しこの数値は下がっているようでございますが,県内でも高齢化率は高い位置にあっているところでございます。集落の世帯数が20未満,かつ人口30人未満,または高齢化率66.66%以上の集落機能の維持が低下している集落が,旧頴娃町にはございませんが,旧知覧町で8集落,旧川辺町で15集落あり,その中でも65歳未満の人口が5人未満の集落が旧川辺町で7つの集落が報告をされております。将来,限界集落の発生も考えられますが,集落の再生に向けた考え方はないものか質問をいたします。

 次に,3点目でございますが,商店街の活性化と再生について,市長に質問をいたします。

 南九州市内外に大型店舗の進出が相次いで,地元商店街の消費者の流出に拍車をかけています。県商工会連合会の調査によりますと,旧頴娃町で総店舗数119店舗に対しまして空いた店舗が28店,旧知覧町で総店舗数116店に対し,空き店舗が16件,旧川辺町で総店舗数145店に対し,空き店舗が28店となっております。大型店舗進出が地元商店街にとって相当なる影響を与えているところでございます。市長は,施政方針で,商店街の活性化と再生を図る考えを示しておりますが,具体的にどのような対策を講じるつもりか質問をいたします。

 最後に4点目でございますが,学校給食の食材の安全性について,教育長に質問をいたします。

 今,中国製のギョーザ中毒事件で,日本の食の安全性が問題視されております。最近では,県内産の農産物でも基準値を相当上回る農薬が検出をされたと報道されました。市の平成20年1月分の学校給食食材調査では,中国産の食材が184キロ,全体の1%でございますが使われております。金額にして,わずか9万9,252円,1.3%でございますが,微量な量ではございますが,子供たちの健康に,最も影響のある学校給食の食材の安全性は確保されているのか質問をいたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  ただいまの松久保議員の御質問にお答えいたします。

 茶業振興についてでございますが,茶業を取り巻く環境は,消費低迷と価格の下落が続き,厳しい状況にあり,かつ全国的に茶園面積が減少していく中,南九州市としては立地条件を生かし,栽培面積3,800ヘクタールを目標に,主産地化を図る計画でございます。このための新植及び改植事業の苗木購入に対し,一部助成を予算化いたしております。

 品質向上対策といたしましては,防霜対策に万全を期し,管理指導の充実を図るとともに,病害虫発生など,管理情報を提供したいと考えております。防霜施設の新設に対しましては,国県の補助事業を積極的に導入するとともに,国県で対応できないところは市の単独補助を行い,さらに,茶業振興会の一本化を進めながら,管理指導を充実してまいります。

 また,各種茶品評会への出品を積極的に取り組みながら,有利販売を進め,茶業振興会や茶流通対策協議会と十分協議して,リーフ茶の消費拡大と銘柄確立を推進していきたいと考えておるところでございます。

 2番目の集落の再生についてでございますが,本市には,現在270の集落がございまして,それぞれの集落が,独自の自治活動を行っているところでございます。

 これらの集落のうち,集落機能を維持する力が低下している集落が本市では23集落ありますが,これらの集落は世帯数が20戸未満で,かつ人口が30人未満であり,あわせて高齢化率が66.7%以上の集落であります。

 本市におきましては,今後も少子高齢化の進行に伴い,集落機能の維持が低下する集落は増加することが予想されております。

 このような状況の中,平成20年度は南九州市の今後進むべき方向を定める総合計画を策定することといたしておりますが,この総合計画では,地域自治組織の機能強化等について検討してまいります。

 なお,当面は,住民協働のまちづくりの推進を図るため,新たに創設いたしました自治コミュニティー活動奨励金の交付や他の諸施設とあわせて自治会活動の活性化に努めてまいりたいと考えております。

 3問目の商店街の活性化と再生についてでございます。

 御質問の商店街の活性化と再生についての具体的な政策についてでございますが,平成20年度予算といたしまして,各商工会運営補助金,商工振興資金利子補給補助金,川辺焼販路対策事業補助金,さらには,川辺仏壇振興費を計上いたしております。また,川辺地区における特産品を新たに開発し,その販路についても具体的にそのパイプを太くするという新規のソフト事業として商工会特産品販路開拓事業補助金の計上をいたしておるところでございます。

 仏壇産業におきましては,後継者育成のための貸付制度を継承しながら,本市の特色ある地域産業としての位置づけを保持するとともに,平成19年度伝統工芸品としての商標登録を行ったことから,川辺仏壇協同組合を中心として,その利用方法を効果的に検討し,さらなる販路の拡大を目指していくこととしております。

 このほか,川辺二日市,知覧のねぷた祭り,えいのゴッソイ祭りなどイベントの実施により特産品販売や地域間交流の推進を行い,商工関係で高い経済効果を得られるような工夫を行っていかなければいけないと考えておるところでございます。

 以上で,松久保議員に対する答弁とさせていただきたいと思います。



◎教育長(小野義記)  4番目の御質問でございますが,子供たちの心身の健康増進を図る学校給食の安全性の確保に関する取り組みについてお答えいたします。

 食の安全性に関する問題につきましては,賞味,消費期限の改ざん,産地偽証,農薬や食品添加物に関する問題等がございますが,喫緊の課題として,中国産食品の安全性の確保がございます。

 御指摘の中国産ギョーザの問題が生じました時点で,教育委員会といたしましては,直ちに3町の学校給食食材の調査を実施いたしました。

 平成20年1月分の実態でございますが,知覧町が温食の食材の数量,キログラムで申しますと0.5%,川辺町が1.7%,頴娃町が1.0%で,南九州市全体では1.0%になっています。

 主な品目は,生ピーナツ,れんこん,ごま,おろししょうが,おろしにんにく,むきイカ等でございます。

 食材の産地につきましては,販売ルートが単一でないことから,確認が困難なことが多く,特に加工食品については,食材の産地確認は非常に困難になってまいります。豆腐,みそ,しょうゆの原材料である大豆の大部分は中国産だと言われていますが,その他の加工食品についても同じことが考えられます。

 そういう背景の中での調査であることを御理解いただきたいと思います。

 このように,食材の産地確認に関する課題は大きいものがありますが,今後は,さらに学校給食の安全確保のために,学校給食食材の購入時における産地確認等に努めるとともに,安全性に問題がある食材の排除に努め,学校給食食材の安全確保に努めていきたいと思います。

 以上でございます。



◆議員(松久保正毅)  続きまして,2回目の質問に入りたいと思いますが,茶業の振興について市長に質問いたします。

 先ほども申し上げましたが,県は日本一の茶産地づくりチャレンジ事業を本年度新設しております。それと同時に,また本年度中に産地拡大プランを策定するとしております。我が南九州市での生産拡大と銘柄の確立を進捗すべきところですが,日本茶業中央会の認知度の調査によりますと,鹿児島茶は静岡茶に大きくまだまだ半分も知られていないというような調査結果も出ております。市長に申し上げますが,この県の2つの策定事業とタイアップして,どのようにして,また本市の茶業振興に取り組んでいくか,その旨を質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  ただいまの御質問にお答えいたしたいと思います。

 先ほども申し上げましたように,本市といたしましては,新植及び改植事業の苗木購入に対して一部予算計上もいたしておるところでございます。また,この3町の茶業振興会が,早く一体化を図りまして,管理につきましても,同じ管理をしていっていただきまして,茶業の振興を図っていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。

 先般,牧之原の方々も当地に来ていただきまして,いろいろと懇親も深め協議もいたしたところでございますが,本市のお茶につきましては,上質茶でございます。今,主流がドリンク茶になっておりますが,本市のお茶は急須で十分に味わっていただかなければ需要拡大は図られないのじゃなかろうかなというふうに思っているところでございますので,その席上でも話しがありました。若い人方にも急須でこのリーフ茶を飲んでいただく方策をお互い考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというような御意見もあり,またお茶の日,そしてまた,このリーフ茶に,急須も若い人たちに好まれるような急須も考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうな話しもいたしたところでございます。

 県,国もそういったいろいろな事業に対しましても,積極的に導入をしていきまして,日本一の,このお茶を守っていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っておるところでございます。



◆議員(松久保正毅)  市長の考え方よくわかりましたが,次に,ここに見えにくいと思いますが,南九州市旧3町の48年度からの農林水産大臣賞,3町の受賞歴が,資料がございますが,知覧町に関してちょっと申し上げますが,平成8年からほとんど毎年にように受賞が続いております。この全国茶品評会での旧知覧町の場合ですが,平成8年度から大臣賞と産地賞の受賞が多くなっている起因は,市長はどのように理解しているでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  このことにつきましては,やはり農家の方と生産者と,それからJA,行政一体となってこの出品茶に取り組んできた成果だろうと,このように思っているところでございます。昨年,これまででき得なかった産地賞4連覇というものも達成をできたところでございまして,南九州市の,この誕生に花を添えていただいた感もあるところでございます。そういったことで,やはり今後とも,この3町の茶業振興会が早く一体化をしていただきまして,銘柄の確立,そしてまた,安心安全なお茶を供給していくと,そういうような積極的な取り組みが必要だろうと,このように思っているところでございます。



◆議員(松久保正毅)  市長の8年度からの見方が今わかりましたが,私は違った観点から,この数字を見て気がついたことがありまして,私が議員になって2年目でしたと思いますが,当時の堀之内課長が,JA枕崎の茶業の専任指導人でありました瀬川氏を招致をして,茶業に万全を期したいというようなことで,瀬川氏が,今現在茶業係,生産流通係に配属されておりますが,この方が来てからずっとこの受賞が続いていると私は考えているところでございます。その前は,49年に2本,50年,51年に1本,あとはずっと取っておりません。61年が1本,平成2年が1本,それだけですね。この瀬川氏が入ってからほとんど続いております。取れなかったときも,第2位,3位,ほとんど上位に入っていると思います。

 この瀬川氏でございますが,現在農林水産課の生産流通指導係長になっております。本人に話しを伺いましたところ,昔みたいに茶業係専属のころと違って,今では花卉類,農産物,各部会に出荷をしたり,茶業に関しては,3割くらいしか仕事はできていないというような話しでした。これから新茶の製造も始まります。そしてまた,恐らく3町合併して,すばらしい日本一の産地ができましたので,全国の方々も相当な注目度で農林水産大臣賞,産地賞を受賞するのではなかろうかというふうに考えていると思います。

 そこで,この瀬川氏を,ぜひ茶業振興会の方々からも多くの声が来ておりますが,また元の茶業係に,専任として配属する考えはないか質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  これまで知覧茶として,いろいろと受賞をしてきたところでございますが,このことにつきましては,やはり先人が一生懸命頑張っていただき,そして,静岡に学び,今日の知覧茶のこういった功績がたくさんあるところでございます。もちろん,個人の力も大きなものがございますが,これまでもいろいろな形で農業委員会,そして,経済課一緒になって取り組んできた結果であるところでございます。

 この瀬川氏につきましては,大変情熱も持っておりますし,技術も高いものを持っておるところでございます。現在は,農政の方と兼任で頑張っていただいておるところでございますが,これほどの人物でございますので,兼任でも,私は十分にやっていける方だと,このように思っているところでございます。

 また,今後につきましては,いろいろなことも協議をしながら,いい方向で行きたいと,このように思っているところでございます。



◆議員(松久保正毅)  瀬川氏と私は直接話しをさせていただきました。本人が今の状況では3割しかできないと言っておりますので,ぜひ,茶業振興会の方々の要望もたくさん声が来ているようでございますので,しっかりと,その辺は考えていただきたいと思います。

 次に,集落の再生でございますが,近隣の市の南さつま市は,2007年12月に集落再生整備基本方針を定めております。南さつま市の川野市長は,各集落を営める規模にするために,モデルを示す必要があると言っており,戸数80戸,人口160人以上,高齢化率50%以下,それを満たせない集落は隣接する集落とあわせて集落群として編成をし,再生に向けて取り組み,5年ぐらいである程度の形にしたいと考えていると言っております。

 私の住んでいる今霜出校区の現状におきましても,集落が2つ,3つ一緒になって1つのスポーツ大会に参加をしております。とても1つの集落では1つのチームも編成できないような状況でございます。この南さつまに倣って,いち早くこのような基本方針を打ち出す考えはないものか質問申し上げます。



◎市長(霜出勘平)  先ほども答弁の中で申し上げましたところですが,この本市におきましては,総合計画を策定しなければいけないわけでございます。その中で,いろいろと御意見等もお聞きしながら,この限界集落につきまして,進めてまいらなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。現在,コミュニティー活動奨励金,その他のこの諸政策も7月1日から行うわけでございますが,このことにつきましては,やはり,行政だけでは限界があろうと思います。議会の皆様方の,このお知恵,そして,また住民の方々の御意見等も真摯に聞きながら,このことについては進めていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。南さつま市では,いち早く取り組んでおられますので,そういった先進地の事例等も参考にしながら,よりよい方向で,この限界集落については対処していきたいと,このように思っているところでございます。



◆議員(松久保正毅)  限界集落について,もう1点お尋ねしますが,先月2月27日,鹿児島県は,限界集落について実態調査を行ったということで,紙面に載っておりましたが,それで,これまで回答があった40市町村の中で365集落が集落の機能の維持が困難であると明言をしております。また,65歳以上が過半数を占める集落は800集落あり,限界集落は240前後にあると紙面に載っておりました。

 県が各市町村の課題と,今後必要となる対策をそれぞれの市町村に質問したと示しておりましたが,もし,南九州市でもそのようなお尋ねがあったなら,どのように回答されたのか質問申し上げます。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,本当に放っておけないといいますか,真摯に取り組んでいかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。これまでこの限界集落という言葉は,最近こう言われてきておりますが,以前からも,やはりそういった子供がいなくなったりというようなことで,集落の危機というものは言われてきたところでございますが,いろいろとそういった模索する中で,やはり集落には,それぞれの歴史がありますし,そしてまた,それぞれ財産も持っている集落もあるわけでございます。そういったことがネックにもなって,なかなか集落の合併というようなことも実現ができなかったわけでございます。

 そういったことで,もう今は全国的に,この限界集落が言われているところでございますので,このことにつきましては,少ない人口の中でも,生き生きと生活ができるような集落をつくっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っているところでございますので,今後,総合振興計画あたりもつくらなきゃいかんわけですので,そういったところで真摯に取り組んでいきたいと,このように思っています。



◆議員(松久保正毅)  続きまして,商店街の活性化について質問をいたしますが,この役場の前の永久橋のちょっと先に,木造の橋がございますが,平成17年3月31日に完成しました麓橋でございます。木造でなかなかしゃれた武家屋敷にマッチした橋であると思います。

 この橋は,武家屋敷を見学する観光客が,中郡町商店街に流れていくように,つくられた橋であると記憶しております。また,その後,公園等も整備をされまして,ふもと横丁という地元商店街の有志の方々につくられた店舗も今設置されております。

 私2日ぐらいずっと調査をさせていただきましたが,どれくらい観光客が利用するか,拝見をさせていただきましたが,2日間とも,1人も歩く人はいなかったのが現状であります。また,ふもと横丁に5店舗が入れるようになっておりますが,最初,4店舗入っていたというふうに聞いております。その中でも,もう採算が合わずに2店舗が撤退されており,今2店舗入っておりますが,1店舗の方にお話しをお聞きしましたら,1日に1人も来ない日が相当あると言っておりまして,もう人を雇ってでは,とても採算が合わないと,ただ自分でやっているから,まだ営業を続けているんだというような話を伺いました。せっかく作ったあのような立派な施設でございます。また,その後,中郡公民館のそばに駐車場も整備をしましたが,私もあの辺を通るたびに,車がとまっているのをほとんど見たこともございません。大変,力を入れて整備をされた事業でございますが,ほとんど,今活性化されていないのが現状であります。市として,また民活であると言えばそれまででございますが,その利用のもう1回,活性化と再生の施策は考えられないか,市長に質問を申し上げます。



◎市長(霜出勘平)  ただいま通称昭和通りと言っておりますところの御質問でございますが,我々武家屋敷には,35万人ほどの観光客が来られるわけです。その観光客をどうしても,中郡町の商店街を歩いていただきたいというようなことで,いろいろとこの計画をし,そして,橋もかけたところでございます。そしてまた,それに功をして,いろいろな方々がふもと横丁に,いろいろな出店も出店をしていただいた経緯もあるところでございます。

 また,議員おっしゃるように,大型バスがとまれるようにというようなことで,この駐車場の整備もいたしたところでございますが,なかなか成果が上がっていないのが実情でございます。

 今後,地元の方々と,そして行政が一体となって,このことは進めていかなければいけないのじゃなかろうかなと,これまでもそのような取り組みをしてきたわけですが,さらに,強力に,そのようなことをやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。

 やはり,人は,魅力のあるところに集まると思っておるところでございますので,この知覧商工会でやっていらっしゃる元気祭りとか,いろいろなイベント,このホタルの鑑賞会とか,そういったものも積極的に推進をしていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思っています。やはり,行政がやることには限界がありますので,どうしても,地元の方々がはまってやっていただかなければ成功しないんじゃなかろうかなというふうに思っております。

 川辺町の商店街では,この今の期間,町のギャラリーというんですか,それぞれの商店のウインドーに絵画を展示して,一人でも多くのお客さんに来ていただきたいと,そのような取り組みをされておるようでございますので,やはり行政と地元が一体となって,このことについて頑張っていかないと成果は上げられないんじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(松久保正毅)  ぜひ,大事な観光でございますので,力を入れていただきたいと思います。

 続きまして,教育長に再度質問申し上げますが,食材の安全性について,今問題になっているメタミドホス・ジクロルボスなどの残留農薬が問題となっておりますが,こういうのは,民間の機関では単体分析が1品当たり1万5,000円程度で検査はできるそうでありますが,教育長としてこのような検査とか考えていないのか質問を申し上げます。



◎教育長(小野義記)  学校給食の,この安全確保につきましては,これまで定期的にBSE検査とか,あるいはサルモネラ菌,大腸菌,O─157等の微生物検査を実施してまいりましたが,これからは新たな視点からの安全性の確認が必要になってきているということになります。有害な食品添加物や残留農薬等への問題は,中国産のみならず,すべての食品に注意を払う必要がありますが,特に,現在高濃度の農薬が禁止されている中国産の食品の排除については,食材の納入業者への指示を強化するとともに,納入段階での検査体制を強化していきたいと考えています。

 なお,この問題につきましては,現在,文部科学省でも学校給食の衛生管理基準を改正する方向で検討を始めております。冷凍食品を初め,加工食品への対応等も,その中に盛り込まれている予定で,今進められているところです。

 病原性大腸菌ノロウイルス等の食中毒対策とともに,冷凍食品を含む加工食品への対策が強化されるだろうと考えているところです。この問題は,食材が消費者の手に渡る以前の検査体制等が確立されなければ,安全性の確保は非常に困難だと考えているところでございますが,今御指摘のことについては,先ほどお話しをしました定期的なこれまでの検査の中にそういう検査ができるかできないか,検討はしてみたいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(松久保正毅)  ぜひ,この検査はそんなに高い検査ではございませんので,実施していただいて,一番肝心なのは,保護者の方,また学校に通う子供さんたちが,この給食は安全であるということが,一番認識が大事だと思います。

 だから,今皆さん不安でしようがないのではないかと私は考えております。だから,皆さんに,自信を持って南九州市の給食は安全であると言えるような体制をとってほしいと思います。

 次に,食材のことでございますが,できるだけ身近な地域での食材,自給率向上を求めた地産地消が近年叫ばれておるところでございます。学校給食の中で,南九州市産の食材は合計で24.7%しか使われておりません。今食育とか,地産地消を言われている中で,本市の農業の振興にも寄与する部分がございますが,もう少し地元の食材を使う考えはないか,再度質問申し上げます。



◎教育長(小野義記)  地産地消につきましては,これまでも3町とも可能な限り食材として取り上げる努力をしてきているのが実情でございます。先ほど24.7%というのが出ておりましたけれども,現在の段階では,地産地消のとらえ方にもちょっと問題があるのではないかと思いますが,また地産のとらえ方が,概念がはっきりしていない段階でございまして,これを頴娃町とか,知覧町,川辺町という小さな枠で地産をとらえるか,南九州全体をとらえるか,あるいは大隅半島,あるいは鹿児島県というとらえ方をしますと,この地産地消の割合っていうのは,かなり大きくなってくるだろうという感じがいたします。

 現在の段階では,南九州市の食材を24%使っているということが出ておりますが,今の御指摘のように,いろいろな意味で,この地産地消の価値がありますので,可能な限り,もちろん給食の安全性の確保もあるわけですけれども,そういう観点から考えまして,拡大できるように検討していきたいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(松久保正毅)  地元の食材を使えと言えば,なかなか調達が継続して困難であると,よく言われております。それは十分承知しておりますが,ぜひとも,せめて50%ぐらいは南九州市産の食材を使っていただきたいと考えております。

 先ほども言いましたが,県内産の野菜から基準値を超える農薬も検出されました。最後に,子供たちが安心して食する給食づくりに励んでいただきたいことを要望申し上げまして,一般質問とさせていただきます。

 終わります。



○議長(西良仁)  次に,深町幸子議員。

  [8番議員深町幸子登壇]



◆議員(深町幸子)   平成19年12月1日に,頴娃町,知覧町及び川辺町の3町が合併し,南九州市民ガイドブックによりますと,面積357.85平方キロメートル,人口4万2,191人,世帯数1万6,771の世帯の南九州市が誕生いたしました。

 歴史に残るこの輝かしいこの席で,一般質問をすることは,身の引き締まる思いでいっぱいであります。

 私は南九州市民の代表として,汗を流し,知恵を出し合い,少しでも住民の方々が暮らしやすいまちづくりに努め,次の時代を担う子供たちに胸を張って託せる南九州市を残すことを願っております。

 市長の施政方針で,第1に子供からお年寄りまで安心安全なまちづくりを目指すと述べておられ,この4年間に期待し,大変心強く思っております。

 それでは質問いたします。

 1番目に,通学道路の早期改修についてお尋ねいたします。

 平成20年3月13日,川辺中学校の第25回卒業式が挙行されます。昭和58年川辺中,勝目中,南中,北中,瀬戸山中の5校が統合され,川辺中学校として開校され,現在に至っております。そのときから,それぞれの小学校を卒業した子供たちは,雨の日も風の日も通学しているわけであります。統合され,通学が始まったとき,これは通学道路ではない,大人の人たちも毎日利用したらわかるよと,ぽつりと言った男の子の言葉が,今も脳裏にしっかり残っています。保護者の歩道が狭いので広くしてほしいという要望があり,関係者の方々の努力で,早速2カ所が改修された経緯があります。やっと,少しは安心で安全な通学路が確保されたと思っていましたが,大型店の進出などにより,慢性的な交通渋滞が続いております。

 そこで,通学路の早期回収についてお尋ねいたします。

 平成19年第2回川辺町議会定例会において,国道225号の勝目交差点の改修について質問し,整備に向けて国道事務所及び公安委員会と協議するとの答弁でありましたが,その後の経過をお尋ねいたします。

 また,改修に当たり,子供たちの安心安全な通学路として,歩道を3メートルに拡幅するよう国道事務所に要請する考えはありませんか。

 次に移ります。平成19年10月に,調査結果が出て3月議会が初めてのために,今回一般質問をすることをあらかじめ申し添えます。

 全国学力調査の結果についてお尋ねいたします。

 平成19年4月24日,43年ぶりに全国学力テストが実施されました。県教育委員会の資料によりますと,背景は1,学校教育の現状や課題について十分に把握する必要性があること,2,国際学力調査の結果に見る学力や学習意欲の低下傾向にあること,3,義務教育の質を保証する仕組みの構築の要請であること。

 調査の目的は,1,全国的な義務教育の機会均等と水準向上のため,児童生徒の学力,学習状況を把握,分析することにより,教育の結果を検証し,改善を図る。2番目に,各教育委員会,学校等が全国的な状況との関係において,みずからの教育の結果を把握し,改善を図る。

 調査の対象は,小学校第6学年,中学校第3学年の,原則として全児童生徒であります。

 調査の内容は,1,教科に関する調査,国語と算数と数学,2,生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査であります。

 国による,その結果の公表は,国全体,各都道府県,地域の規模別における調査結果を公表する。2番目に,児童生徒の生活習慣や学習環境,学校における教育条件の整備状況と学力との相関関係を分析,公表する。教育委員会,学校等におのおのの調査結果を提供する。

 最後に,ここの市町村名や学校名を明らかにした公表は行わないなど,学校間の序列化や過度な競争につながらないよう配慮するとなっております。

 平成19年4月25日の南日本新聞の報道によりますと,小中校計3万3,000校で一斉に実施され,小学校6年生,中学校3年生の,計230万2,000人がテストを受け,学校の参加率は99%でありました。全国的な学力データを学校現場や教育委員会がそれぞれの結果と比較し,改善すべき課題を浮き彫りにさせるのがねらいであります。

 平成19年10月25日の南日本新聞に,全国学力テスト結果を,文科省として知識の活用力に課題と大きく見出しが掲載され,鹿児島県の結果が詳しく公表されております。平成19年10月,鹿児島県義務教育課の資料によりますと,県の参加状況は848校,児童生徒数3万4,256人であり,南九州市は小学6年生355人,中学3年生454人であります。

 今後の対応として,全国学力学習状況調査と本県で実施している基礎,基本定着度調査の結果を,学力検証改善委員会で結果分析と今後の改善策を探るということです。

 そこで,南九州市の児童生徒の結果分析と今後の改善策をお尋ねいたします。

 3番目に,同僚議員から先ほど質問がありましたので,教育長の方から答弁をいただいております。私は,また違った視点からお尋ねします。重複する部分もあるかもしれませんが,御理解お願いいたします。

 学校給食の安心安全対策についてお尋ねいたします。

 中国製ギョーザ中毒事件で,食の安心安全に対する消費者の関心は高く,輸入品の食材はできるだけ買わないと,台所を預かるお母さん方は話しをします。しかし,輸入に頼り過ぎる日本の食料事情は,国内産,県内産と目くじら立てて買い求めても至難のわざであります。県内産という表示で,安心安全と思っていましたが,1月下旬には,東串良町園芸振興会がカラーピーマンから農薬取締法に登録されていない農薬が検出されたとして,一時,出荷を見合わせております。安全性が確認され,約1週間後の出荷を再開したと新聞で報道されました。

 また,JA種子屋久くまげ地区本部産のスナップエンドウから食品の衛生法の残留基準を超える農薬が検出され,全国の量販店や生協に出荷していた鹿児島組合食品は,問題のスナップエンドウを出荷停止するとともに,出荷した分の自己改修を始めました。

 市長の所信表明に,産業の振興において基盤整備や農地流動化による農地の有効利用の推進を図り,サツマイモ,お茶など,全国屈指の食料供給基地づくりの推進による日本一の産地化づくりを展開してまいりますと述べております。

 このような現状の中で,平成18年度南九州市立学校給食センターの給食数は,児童生徒が72万587人,教職員8万1,628人,その他2,573人で,18年度合計が80万4,780人の給食数であります。このようにたくさんの給食を,早く衛生的に,それぞれの学校へ配られており,お母さん方は大変助かっていると話しをされております。新聞,テレビ等で,小麦を初め,すべての食材の値上がりが既に始まりました。安全安心な食材の国内産志向が高まるなど,食に関する関心は非常に高い今日であります。食料基地南九州市を目指すことにとって願ってもいないことだと思います。

 そこで,学校給食の安心安全対策について,1,外国からの輸入食材に農薬や殺虫剤が混入され,日本人の食卓や外食産業で使われているとテレビや新聞等で報道されております。南九州市の学校給食は安心ですか。2番目に,今後ますます地産地消が必要不可欠と考えられます。積極的に関係機関と連携をとり,計画的な食材の確保を図る考えはありませんか。3番目に,今後,各学校の児童生徒に対する食農教育をどのように推進する考えでありますか。

 以上で,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  深町議員の質問にお答えいたします。

 まず,1問目の通学路の早期改修についてでございますが,国道255号の勝目交差点の改修についての御質問に対し,その後の経過はどのようになっているかということでございますが,勝目交差点は,国道225号と市道永田下村線が交わる交差点でございます。

 改良計画につきましては,平成19年度旧川辺町で委託料を予算化し,予備設計を実施。現在,予備設計をもとに,国土交通省及び県公安委員会との交差点改良計画について協議を行っておるところでございます。

 今後につきましては,平成20年度市道単独整備事業費の中で,現在,進めている協議結果をもとに,交差点を含む実施測量設計を行うための委託料や物件調査費,用地買収費,補償費等を予算計上いたしております。

 なお,工事の実施につきましては,平成21年度を予定いたしておるところでございます。

 次に,勝目交差点の改修に当たり,交差点前後の国道225号に現在も歩道を設置,平均幅員が2メートルでございますが,設置はされているが,子供たちの安心安全な通学路として自歩道を3メートルに拡幅するように国道事務所に要請する考えはないかということでございますが,確かに交通量が多く,自転車の通学者は車道部を通行することから,危険な状況にあることは確認をいたしておるところでございます。

 このようなことから,勝目交差点の改良にあわせて,通学路としての自歩道3メートルの拡幅整備についても,強く国道事務所に要望をしてまいりたいと考えております。

 2問目以降につきましては,教育長の方から答弁をいたします。



◎教育長(小野義記)  2番目の全国学力調査の結果等についての御質問にお答えいたしたいと思います。

 その時々の社会情勢を踏まえまして,教育の方針等も変わっていくのは当然のことでございますが,御質問の全国学力検査につきましては,43年ぶりに77億円という事業費を使って実施されたものでございます。

 平成の時代を迎えまして,不登校,いじめの問題,児童生徒による殺傷事件等憂慮すべき問題が数多く生じましたことから,知育偏重の教育を是正し,心の教育を重視するとともに,過激な受験競争や偏差値を重視した教育の是正,そうして業者テストの排除等も進められた平成9年ごろから,他と比較するような児童生徒の学力の実態把握が非常に困難な状態になってまいりました。

 しかし,PISA等の調査等により,児童生徒の学力低下が懸念され始め,文部科学省による全国的な学力調査が平成19年度から始まったことになります。

 この学力検査は,小学校6年生,中学校3年生という特定の学年の一度の検査であるということ,学力の概念は,もっと大きなものであるという考え方もあること等から,子供たちの学力の一側面をとらえたものであるということを考慮して分析する必要があります。

 学力検査の結果につきましては,本調査が3町合併前に実施されましたので,3町それぞれの結果が出されています。小学校6年生の平均につきましては,3町とも,国語A,国語B,算数Aともに全国,県平均を上回り,算数Bについては,県平均を若干上回っています。全体的に好ましい状態にあるというふうにとらえております。

 中学校3年生の平均につきましては,国語Aについては,全国,県平均と同レベルにありますが,そのほかはさらに努力を要する状態にあると考えています。

 学力検査の結果を受けまして,教育委員会といたしましては,校長会,教頭会等での学力調査結果を踏まえた学力向上対策に関する研修会の実施,教職員の指導力の向上を目指す研修会の実施,各学校では,検査結果,検査分析と具体的な学力向上対策の実践に努力をしています。

 具体的には,毎時間の授業の充実を目指す学習指導法の改善,個別指導の推進,学習の手引きや6090運動による家庭学習の習慣化等を進めているところでございます。

 3番目に御質問の学校給食の安心安全対策についてお答えいたしたいと思います。

 まず初めに,外国からの輸入食材に農薬や殺虫剤が混入され,非常に問題になっているが,南九州市の学校給食は安心安全かということについてお答えいたします。

 日本の食料自給率は40%で,世界の先進国の中で最低の数字になると言われ,食を大きく海外に依存している状況の中で,食品の安全性の問題が生じ,その対策に苦慮しているのが現状でございます。外国からの輸入食材に頼らざるを得ない社会になっているということ,その輸入食材に関する安全性の確認が困難であるということです。

 そういう中で,安心安全な食材の確保については,食品の安全に関する情報を敏感に把握し,即座に対応できる体制を整えておくことが必要だと考えています。

 この食品の安全確保のためのリスクコミュニケーションのあり方については,厚生労働省,農林水産省との連携のもとに,食品安全委員会が平成15年に発足し,平成18年には答申をまとめていますが,食育推進上からも,今後の大きな課題でもあります。リスクコミュニケーションの充実を目指す方策が待たれるところでございます。

 外国からの輸入食材の中でも,特に,中国産の食材の対応については,さきの答弁で述べましたとおり,即座に対応し,学校給食の安全確保に努めたところでございます。

 今後とも食品の安全に関するさまざまな課題等への対応を検討しながら,学校給食の安心安全の確保に努めてまいります。

 次の地産地消のことに関する御質問についてお答えいたします。

 地産地消については,子供たちが食材を身近に感じ,食育に関する学習に主体的に取り組み,郷土教育を推進することにもなり,安心安全な食材の確保にもつながることから,さらに積極的に推進していく必要があると考えているところでございます。

 地産地消の現状は,平成20年1月の給食では,地産という概念を南九州市全体としましたときに,3町全体で温食の重さでとらえますと24.7%の南九州市産の食材を使っているということになります。地産の概念がはっきり定まっていない状態ですので,そのとらえ方で異なってまいりますが,薩摩半島,鹿児島県産という大きなとらえ方をすると,その割合はもっと大きくなってまいります。

 今後とも,年間を通して南九州市産の食材の質と量の確保ができるよう,学校給食センター運営委員会に農業関係者を入れたり,関係機関との連携を深めたりしていきたいと考えているところでございます。

 3番目の,食農教育に関する御質問についてお答えいたしたいと思います。

 平成17年に施行されました食育基本法には,第3条に,食に関する感謝の念と理解を深めるよう,第4条には,食に関する体験活動と食育推進活動の実践を通した食に関する理解を深めることを強く求めています。

 人が生きる上で,最も大事な食の生産ということに,主体的に取り組み,土にまみれ,自然の偉大さに気づき,感謝し,感動し,社会性や協調性等を培う上で,食農教育は,すばらしい教育活動であると強く認識しているところでございます。

 現在,食農教育は,南九州市すべての小中学校で実施されています。総合的な学習の時間の中での農業体験学習が多く,学年の発達段階に応じた作物の栽培,収穫,収穫祭という学習課程が多いようですが,中には,みんなで協力して育てた大根を鹿児島市の中央市場で売ることを体験したり,サツマイモを宅急便を使って販売し,その収益金をカンボジアの学校建設に寄附している学校もございます。

 私も,冬野菜パーティーやそばパーティーにでかけましたが,地域の人々との交流も図られ,子供たちも保護者の方々も生き生きとしていて,このことで学校や地域の活性化も図られていることを強く感じました。

 開かれた学校,特色ある学校,地域に根ざす学校を推進する上からも,今後も充実させていきたい教育活動の1つでございます。

 今後とも,さらに本質に迫る食農教育が展開されることを目指していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午前11時5分休憩

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午前11時16分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◆議員(深町幸子)  それでは,市長にお尋ねいたします。

 現在,勝目の中学生は,自転車通学の生徒は53名おられます。そのほかにも高校生や一般の方々の自転車の方々がいらっしゃいます。勝目の高校生が,すぐ近くの子供ですが,下り坂で滑って,その現場で鎖骨を折っております。朝夕の登下校の様子を見るにつけ,私は,早く何とかせんといかんと願っているのは,私だけではないと思います。交通弱者と言われる子供たち,何とも言うことのできない子供たち,そして,一般の方々が事故の起きないうちに,1日も早い改修を,私は望みます。

 あらゆる関係機関と連携をとっていただいて,市長に再度の心強い答弁を求めます。



◎市長(霜出勘平)  先ほど答弁いたしましたように,この区間の大変危険度につきましては,よく認識をいたしておるところでございます。そういったことでございますので,勝目交差点の改良にあわせまして,強く国道事務所に要望をしてまいりたいと,このように思っておりますので,そのように御承知おきをいただければと思います。



◆議員(深町幸子)  それでは,教育長にお尋ねいたします。

 私は,いつもまちづくりは人づくりだと思っております。子供たちを取り巻く環境は,私たちの育った時代とは比べものにならないほど様変わりしております。学校,地域,そして,保護者の方々が一生懸命子供たちを見守り,育てようと日夜頑張っている。

 先ほど教育長の南九州市の児童生徒の結果分析と改善策は,大変よく理解できたところでございます。これから,私は,知育,徳育,体育のバランスのとれた子供たちをと願っておりますが,南九州市の教育長として,未来ある子供像,そして,教師像,燃える思いをどのように描いておられるかをお尋ねいたします。



◎教育長(小野義記)  南九州市が誕生いたしまして3カ月が経過いたしました。年末年始の,非常に慌ただしさと相まった3町合併の戸惑いの時期が過ぎ,いよいよ新市の基本理念に基づくまちづくりが始まろうとしています。まちづくりの基本は,人づくりであるということからの,新市のこれからの子供たちの教育のあり方に関する御質問ととらえてお答えいたしたいと思います。

 南九州市に参りまして3カ月が経過いたしましたが,機会をとらえまして3町内を回り,学校,公民館,あるいは図書館,歴史資料館等の教育施設等を訪問したり,地域の行事等に出席させていただいたりして,教育の実態把握に,現在努めているところでございます。かねてから教育は人なり,教育は環境なりと考えていますが,南九州市3町の山,海,見渡す限りの一面の緑,そして,心癒される豊かなすばらしい自然と長い歴史とすばらしい文化に包まれた落ち着いた環境が心豊かな子供たちをはぐくんでいると考えています。

 各小中学校の教育も,教職員の資質向上を図りながら,指導体制の充実を進め,地域との連携を深めながら家庭教育の充実も進められていると思います。地域の教育力については,3町の多くの集落の皆さんが,自信を誇りを持っておられることを感じています。子供会活動,スポーツ少年団等の育成,季節にちなむ地域のさまざまな行事,地域全体が取り組む子供たちの安全の取り組み,各小中学校の食農教育,地域に根ざす学校推進事業あるいは開かれた学校,特色ある学校への協力体制等から,このことを強く感じています。

 知,徳,体のバランスのとれた子供たちを育成するということ,そのために学校と家庭と地域が一体となって教育するということは,教育の原点です。これは,社会がどのように変化しようと変えてはいけないことと考えています。急激な社会の変化が進む中で,心豊かに,心身ともにたくましく主体的に判断し,行動できる,そういう生きる力を持って,これからの南九州を担っていく子供たちを育成するために,次のようなことを大事にしていきたいと考えています。

 1つは,学校の教育機能を高めるということです。そのために,教職員の資質向上は不可欠です。子供への愛情を持ち,職責感と責任感に支えられた指導力の向上を目指す校内研修の研修体制の充実が必要だと考えています。校長を中心とする組織体として,機能化する学校をさらに目指す必要があります。そうでなければ,学校の教育の効果は上がらないと考えております。

 2つ目に,家庭の教育力をさらに高める必要があります。そのためにすべての学校が家庭での学習の手引きを作成し,各家庭に配付し,6090運動も展開するところでございます。小学生が60分,中学生が90分の家庭学習をするという運動でございますが,6090運動を始めております。そのほか,PTA活動,家庭教育学級等の充実も必要だと考えています。

 3つ目に地域の教育力のさらなる向上ということに努力していかなければいけないと考えています。地域には,1年を通してさまざまな行事が展開をされています。以前から,私は地域の諸行事を,子供中心のものにしていただきたいと言ってまいりました。子供中心の行事にいたしますと,行事そのものがとても活性化してまいります。子供たちは,そのような行事を活性化する力を持っています。そこに高齢者の方々や地域の方々と子供たちの会話が生まれ,ふれあいも深まり,そのことで地域が活性化している様子を随分目にいたしました。数十年ぶりに復活した鬼火焚きに,集落の人たちが集まって何日もかかって準備をし,凍えるような寒い吹雪の中で大きなたき火を囲んでみんなで温かいぜんざいを食べる光景を見ましたときに,本当にほのぼのとした地域の教育力を感じます。子供たちが大きくなって,ふるさとを離れてもそういう思い出が,子供たち,自分のふるさとへの誇りとなって残ることと思います。子供たちを中心とする行事は,目に見えない地域の教育力を育てていることを強く感じています。

 学校,家庭,地域のことをお話しいたしましたが,教育行政のあり方等も改善すべきは改善していきたいと考えております。閉鎖的という御指摘も以前ありましたけれども,そういう部分があれば,やっぱり学校や市民の皆さんから自由に来ていただくような,そういう開かれた学校を進めていますので,開かれた教育委員会を目指していく必要があるだろうと思います。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  教育長の子供に対する思い,先生方に対する思いがひしひしと伝わってまいりました。これから新しい南九州市の教育長としての頑張りを期待いたします。

 それでは,次に,3番目,教育長にまたお尋ねいたします。

 先日資料をいただきました給食センターの関係,米だけが値上げの対象になっていませんが,もっと米飯給食をふやす考えはございませんか。週3回とかと聞いておりますが,その辺はいかがなものでございますか。米余り時代でございますがお尋ねいたします。



◎教育長(小野義記)  米飯給食につきましては,大体鹿児島県全体で統一された見解がございまして,現在のところ,どこの市町村も週3日米飯,1日がパン食,1日がめん類と,そういうメニューで進んでいるところでございます。

 先ほどからバランスのとれたという言葉がよく出てまいりますけれども,学校給食につきましても,米飯とパン食とめん類とか,そういうバランスのとれた給食ということで考えられているわけですので,この3回の米飯をふやすということについては,また少し検討を加えなきゃいけないだろうと思います。給食センターの体制との,施設の問題,そういうこともございます。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  それでは,先ほど地域に開かれた学校ということで,子供たちの力を地域で一緒にすることによって高齢者の方々とされて,これから,触れ合いの場を設けたいと言われました。私は,いつも考えております。今,食農教育をそれぞれの学校でやっております。教頭先生を初めお母さん方,高齢者の方が来ております。軽トラックに水を乗せて,お母さん方が夕方持ってまいているようでございますが,この食農教育の一環としてされているわけですけど,私は,身近に家庭内園づくりを楽しんでいる,この高齢者の方々がそれぞれおられます。その方々の教えをいただきながら,家庭で,親子で,1坪農園をつくることを奨励する考えはございませんか。お尋ねいたします。



◎教育長(小野義記)  ただいまのことにつきましては,家庭への教育のあり方等を含めて考えていく必要があろうかと考えております。1つは,我が国の学校教育というのは,これまで子供たちの豊かな全人格を形成するという立場から,家庭での教育内容まで学校が責任を持って教育をしてきたという歴史がございます。これは,我が国の教育の長所でもあり,短所でもあるわけです。子供たちの家庭教育の中まで入り込んで教育がされているという,そういうよさが家庭の教育力を低下させているのではないかということも言われているわけです。

 2つ目に,社会や子供たちの変化に対応した教育は非常に必要だと思います。子供たちに身につけさせなくてはならない新たな教育内容は膨らむ一方でありまして,どちらかといいますと,学校教育がオーバーフローの状態にあります。ですから,学校が教育内容をもう少しスリム化を図って,スリム化を図ることによってゆとりある学校教育を展開できるということもありますので,学校でやっている教育内容を家庭におろしていく,地域のおろしていくようなことも今後考えていかなくてはいけない。その中に,この食農教育があるだろうというふうに考えております。

 この食農教育につきましては,各家庭での,この教育をぜひ推進していきたいと考えていますが,1つは,親子で農作業,農作物等の栽培を通して親子の対話も生まれます。そして,家庭の教育力に結びつくのではないか。対話があるところに教育が生まれます。対話がないから教育力がていかしているということになるわけです。ですから,そういう農作物を栽培等々をして,親子の対話が生まれ,そして,家庭の教育力の向上につながるということがまず1つです。

 2番目に,都市ではなかなかできないことです,これは。南九州市の,この恵まれた環境を生かして,家庭での実践が可能な教育内容だと思います。この恵まれた環境を生かしていかなければいけないというのが2番目です。

 3番目に,きのうの議会等でも指摘が出されていましたけれども,1坪農園の活用と結びつけまして,家庭における食農教育を推進することによって1坪農園の活用にもつながっていくのではないかなということを考えております。

 4番目に,食育推進上,非常に大事な家庭での教育活動であるということです。こういうことを考えまして,親子で土にまみれ,汗を流し,収穫の喜びを味わいながら親子のきずなを確かなものにし,家庭の教育力の向上を深めるという上からも食農教育を推進していきたいと,今考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  今大変食の危機にさらされている現在であります。家庭で,1坪農園をされていくということでするならば,大変子供たちもお母さん,お父さん方も,周りも安心,安全な食を自分たちでつくったのを口に入れていくということで,大変な効果があるのではないかなと私も思います。

 そういうことで,大変な仕事はいっぱいいっぱいの教育現場であると聞きましたが,大変ですが,私たちも,私自身も,子供にそういう教育をしていない,子供たちもしてなかった,それが大きく悔やまれているところでございます。どうか,これから大変ですが,そのあたりもまた進めていってもらいたいと期待いたしまして,質問をすべて終わります。



○議長(西良仁)  次に,森田隆志議員。

  [10番議員森田隆志登壇]



◆議員(森田隆志)  平成20年3月議会に当たり,私はこの一般質問の場をお借りいたしまして,まず昨年12月,頴娃町,知覧町,川辺町,3町の合併により誕生いたしました南九州市の議会に,市民の皆様の多大な御支援と御理解を賜り,議席を与えていただいたことに心から感謝申し上げるとともに,1期4年間の責任を胸に秘めながら新生南九州市の市政運営に議会の立場から市民の皆様方とともに話し合い,勉強しながら誠心誠意取り組み,合併してよかったと市民が誇りに思える力強いまちづくりを目指してまいりたいと思います。

 さて,地方自治体の現況は,国の三位一体の改革などによる財政難を初め,少子高齢化の進行や若者減少による集落の崩壊,中央対地方の地域間格差の拡大など厳しく大きな課題が山積している状況にあります。

 そのような中で,市町村合併は御承知のとおり,地方分権を担える自治体として,また長年の疲弊した行財政構造の建て直しのため,全国的に進められてきたわけですが,合併したらすべてが解決するというわけでは決してなく,むしろ,圏域が広がることや事務事業の整理統合などで住民サービスの低下や過疎の進行による集落の消滅など,心配することも数多く考えられるところでございます。

 南九州市は,新しい市長のもと,進むべき将来の方向性を決定する大事な1期4年間が始まりました。この4年間において,生産性の高い,効率的で計画的な筋道を立てることに,新しい自治体の命運がかけられております。

 私は,南九州市の初代の市政を担う霜出市長が,任期4年間において,市政運営の中で,どのような方向性を示し,改革を実行していくのが,マニフェストや行財政改革など策定し,その具体的な方策を示すことに期待しているところでございますが,20年度の施政方針を見る限り,いまだ改革の姿が見えておるとはとらえておりません。

 ここで,南九州市のあすを決定する重点課題として,次の4つの事項を市長に申し上げたいと思います。

 まず,1番目に合併後,10年を見越した行財政改革大綱を策定し,徹底した行財政の改革を推進することであります。職員組織及び機構を再編することで500人以上にも及ぶ職員数の適正規模実現への道立てをつくること。指定管理者やアウトソーシングの研究を十分に行い,福祉施設を含めた法的施設の管理運営を再検討すること,歳入歳出の関係では,人件費,扶助費,繰り出し金など,経常収支比率を底上げし,財政運営の硬直化を招いている部門について,改革のメスを入れることなど,長期的改革に指針が新市の名のもとに必要不可欠であります。

 2番目に,分権社会へ向けた強力な行政組織の構築です。行財政改革を実施しながら,あらゆる行政ニーズに対応できる職員の質を向上させないといけません。国,県からの事務移譲や住民サービスの多様化に適用できる能力を持つことが必須になってきます。

 3番目に,産業の育成であります。南九州市はお茶を中心に,農業で結ばれた日本でも有数の農業生産基盤を持った合併自治体であると言われております。お茶を初め,カンショ,畜産など,基幹産業である1次産業の振興は,絶対的に進めていかなければなりません。さらに,1次産業に関連づけた2次産業の誘致,育成も求められてきます。清涼飲料メーカーや芋を使った菓子,あめ等の企業立地に力を入れる必要があります。また伝統工芸である仏壇産業の振興も不可欠であります。

 4番目に,地域の振興であります。自治体の圏域が大きくなれば,地域の声は行政に届きにくくなります。また,市の情報は住民に聞こえにくくなってきます。また,共生,協働の理念のもと,自主的,主体的な地域活動が求められ,活動の活発な地域とそうでない地域では,行政サービスに差が出てきます。自治体の中で地域間格差が生じないよう,各地域がそれぞれ知恵を出し合いながら課題を解決する地域力が求められてきます。地方分権改革の流れの中,私は自治体の組織機構や運営は,人的質の向上を図りながら,大胆に改革すること,収入の源である産業の振興は,全国的な視野に立って,賢く行動的に進めること,住民の生活は地域の情報や要求をしっかりと聞きながら行政に反映させ,市民とともに住みやすく,明るい,活発な地域づくりをすることが,今一番の課題であると考えております。共生,協働の社会づくりを進めることが地域力を高めることではないでしょうか。

 そこで,南九州市の初代のかじ取り役になられた市長に,市の将来をどのように位置づけ,どうかじを切って行かれるのか,次の4点について質問をいたしますので,市長の率直で明快な御答弁をいただきたいと思います。

 まず最初に,南九州市の初代市長として,合併してよかったと市民が誇りに思える力強いまちづくりのため,1期4年間において,その道筋を立てる責任があると思いますが,どのように南九州市づくりを実践していく考えですか。その所信をお伺いいたします。

 2点目に,施政方針についてお伺いいたします。南九州市スタート1年目の平成20年度は,未来へ向かってレールを敷いていく,重要な年であると述べていますが,進むべき未来の姿をどのように描いているのか,またその実現へ向けた具体的な取り組みは20年度のどの事業を指しているのかお伺いいたします。

 3点目に,市政運営のためには,総合振興計画を立て,その基本計画のもと行政をつかさどっていかなければなりません。南九州市総合計画の策定に当たっては,農業,工業,商業,教育,福祉,環境,観光など,あらゆる面を見定め,南九州市という1つの行政環境の中で,それぞれが結びつき合い,関連性を持って特色を出す政策が必要であると考えます。市政運営の基礎となる総合計画について,市長の根本的な考え方をお伺いいたします。

 最後に,行財政改革の推進については,行政組織の簡素化と効率化を図りながら,中長期的な財政計画の策定や職員の適正配置と資質の向上を図りながら計画的な採用により,健全な財政運営に努めるとありますが,改革を推進するためには,具体的な数値目標を設定し,行財政改革の中長期的計画を策定する必要があると考えます。1期4年間の目標と,その長期計画の基本的な考え方をお伺いして1回目の質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  森田議員の質問にお答えいたします。

 行政全般についての質問については,平成19年度は,旧頴娃町,知覧町,川辺町が,さまざまな課題を乗り越えて合併いたしました南九州市として新たな出発を遂げた輝かしい年でございました。今後は,南九州市が南の拠点都市として発展を目指していかなければならないと思っております。

 新市のまちづくりに当たりましては,新市基本計画に定めた基本理念である「自然豊かで創造と活力に満ち,くらしといのちが輝くこころやすらぐまち」を目指して取り組んでまいる所存でございます。

 南九州市の特徴は,基本理念にもありますように,自然豊かであります。この自然を有効に活用し,大地と共存しながら,南の食料基地としての基盤づくりに取り組んでまいりたいと思っております。また,「くらしといのちが輝くこころやすらぐまち」とは,住んでいる住民が,自分のまちに誇りを持てるということであろうと思います。

 この合併新市基本計画の基本理念と施政方針で申し上げました「協調と融和」,「協働と自立の創造」,「均衡ある発展」のまちづくりの理念のもとに,より詳細で具体的な総合計画を平成20年度に策定することといたしております。

 この総合計画の中で,住民の皆様の声を反映させ,そして,住民の皆さんと一緒になって,南九州市づくりに取り組んでいく考えでございます。

 20年度の施政方針について,その1でございますが,新生南九州市の未来の姿については,住民にとりまして関心の高いものであると認識をいたしておりまして,平成20年度に総合計画を作成し,具体的にお示ししたいと考えております。

 取り組みの方向性につきましては,総合計画の策定作業の中で,市民会議を設置して住民からの意見を聞いたり,アンケートの実施,パブリックコメント,地域別懇談会など,多くの市民の皆様の参加をいただきながら計画を作成していく考えでございます。

 20年度施政方針,その2につきまして,総合計画の作成に当たりましては,市民の参加を得ながら,平成21年度から平成29年度までの9年間の計画を策定する予定でございます。

 また,先ほども申し上げましたが,3町合併時に合併新市基本計画を定めておりますので,この計画を基本に,より詳細かつ具体的な計画といたしたいと考えておるところでございます。

 20年度施政方針について,その3でございますが,新市の健全な財政運営を推進していくためには,中長期的な財政計画を策定し,これに基づいた予算編成等を行っていくことが重要であると考えております。新市におきましては,合併して間もないことから,現時点では財政計画は策定されておりませんが,南薩三町合併協議会で策定した合併新市基本計画にあります財政計画を基本に,平成20年度当初予算の編成状況等も考慮しながら,平成20年度中に中長期財政計画を策定することといたしております。

 この財政計画の策定に当たりましては,今後とも歳入増は期待できないために歳出を抑制せざるを得ず,人件費等の経常経費の削減,真に必要な事業への重点配分等が求められます。

 行政改革についての長期的計画の基本的な考えといたしましては,歳出面においては事務事業の再編整理,統廃合を図るとともに,民間委託等を積極的に進め,さらに効率的な組織機構を構築し,行政の責任と市民との役割を明確化し,歳入面においては市税や使用料等の歳入確保に努め,将来にわたり持続可能な健全財政を確立していかなければならないと考えており,平成20年度に発足予定の行政改革推進委員会の答申を尊重して行政改革大綱及び集中改革プランを策定いたしまして,数値目標も設定してまいりたいと考えておるところでございます。

 以上で森田議員の御質問の答弁とさせていただきます。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午前11時47分休憩

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午前11時47分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◆議員(森田隆志)  もうちょっと時間があるということですから,少しだけ質問をさせていただきますが,市長,いろんなことを申し上げたわけですけれども,まず20年度の施政方針をいただいておりますので,その中で私が一番言いたいことに絡めて質問をまずさせていただきますが,まず,4ページの行財政改革の推進につきましては,「国,地方を問わず,右肩上がりの経済成長は望めず」というようなことで施政方針に述べられておりますけれども,ちょっと私はびっくりしたんですよ,この文章について。右肩上がりの成長は望めない,これはもう10年前の話だと認識,私は,しております。

 先ほども言いましたけれども,我々が合併しましたこの南九州市,頴娃町,知覧町,川辺町,3町が一緒になって新しい自治体ができたわけですが,今までさんざん議論してきた中に,合併のやらないといけない原因は何かということで話をしてきた中に,国の地方分権改革に伴います分権に伴う権利移譲による基礎的自治体の実際の自治力の向上と,それから,ほとんどだと思って私はおるんですが,財政上の問題というようなことで,合併の議論をしてきたと思っております。

 財政を右肩上がりで,まだこういう表現で本当にいいのかということが,非常に,ちょっとここ危惧されるところでございます。これは,もう今の常識じゃ全くございません。日本全体の人口ももちろん減少してきますし,こういう状況の中で合併した新しい南九州市のありようを,これから先,我々はお互い議論をしながらやっていかないといけないわけですので,ここについては,1点だけ,そういう常識をもう余り外れたような表現では,やっぱりちょっと,これも外に出ていきますので,問題があるんじゃないかというようなふうに思っているところです。

 これは,ただ私が思ったことを述べただけですので,答弁は要りませんので,ぜひその辺ももう一回見直してみていただきたいというようなふうに思います。

 それから,今から質問ですが,まず最初に,いろんなことを議論をさせていただきたいと思っているんですけれども,熱が入りますと肝心な20年度の事業について確認をするのを忘れたときがですので,まず施政方針に基づいて4点ぐらい答弁をいただきたいのでございますけれども。

 施政方針の中で書かれていることでございますが,具体的な施策についてですけれども,商工業につきまして,いろいろ基幹産業であります仏壇産業を初め云々と書いてありますが,仏壇産業の振興にどのような形で取り組むのか,先ほど同僚議員等の中でも答弁の中でありましたが,具体的な取り組みをお伺いいたします。これはもう担当課で答弁されて結構ですので。

 それから,2番目の社会基盤整備についてでございます,2番目はですね。社会基盤整備につきまして,幹線道路の整備,アクセス交通網の整備促進等を図っていくということで表現をしておりますが,ここ南九州市ができまして,同僚議員がまた後で質問をされると思いますが,南九州市内には国道もありますし,県道もありますし,もちろん市道もあるわけですが,それからもう一つ南薩縦貫道という大きな事業もあるわけですけれども,域内を結ぶ幹線アクセス道路の整備というのが急がれるというふうに思うわけですけれども,その具体的な取り組みはどのように考えておられるのか。

 旧町の町道につきましては,旧町の中で地域間を結ぶ道路について町道認定等もしております。これが3町一緒になったわけでございます。見方によりますと,名称は市道になったわけですが,その中で広域的に結ばないといけない幹線市道というのなんかの位置づけもしていかないといけないということになりますし,その整備もやっていかないといけないということになると思うんですが,そういうこと等についての取り組みはどのように考えておられるか,質問いたします。

 それから,保健福祉の充実,保健福祉のところでございますが,「家庭での介護や子育ての機能低下に対応する総合的なシステムの構築」というような表現で書かれておりますけれども,この総合的なシステムというのは,どのようなことを考えているのか,質問いたします。

 それから,4点目の教育・文化の充実でございます。この中に「地域と行政の協働による運動の展開」というようなことが書かれております。これが内容としましてどういうことを指しているのか,その4点について御答弁をいただきたいと思います。



○議長(西良仁)  ここで休憩いたします。

午前11時55分休憩

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午後0時59分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◎商工観光課長(村永正人)  仏壇の振興費につきまして御説明いたしますが,本年度は全体では545万9,000円,一応予算を計上してあるところですが,主に販路対策事業が主でございまして,その他また,仏壇の後継者育成確保のための予算も計上してあるところでございます。

 また,そのほかに,ほかの特産品販売ということで150万程度,別な項目でつけてありますが,それは全部が全部仏壇の方に回るというんじゃなくて,全体の特産品の販売という方に回っております。

 以上です。



◎建設部長(大坪三郎)  それでは,2番目の質問にお答えをさせていただきます。

 国・県道の整備と域内を結ぶ市道の今後の整備のあり方,考え方はどうかという質問であったかと思いますが,国・県道の整備状況でございます。18年4月1日現在の数値でございますけれども,本市を通過する国県道が19路線ございます。実延長で18万1,000メートルでございます。

 国道については,規格改良済み率が100%,舗装率が100%となっております。また,県道においては,主要地方道,一般県道がございますが,主要地方道では規格改良済み率が86%,未改良率が14%,全長で1万1,800メートルが未改良となっております。舗装率は100%でございます。

 主要地方道は,隣接地を結ぶ大事な幹線道路であり,一部においては旧町を結ぶ連絡幹線道路でもございます。このようなことから市町村合併支援道路整備計画を,12月1日の合併を前提に,平成19年11月13日付で旧3町で整備計画書をば県に提出をいたしております。

 その計画書の概要でございますが,計画地域における道路ネットワーク整備の考え方ということで,今後の当地区の活性化,少子化・高齢化対策,広い合併市をカバーし,行政システムの効率化による行政基盤の強化を図るためには,地域内の連携を密にするための道路ネットワークが必要であるという考え方をば県の方にお示ししたところでございます。

 その中で3つのパターンを考えておりますけれども,各旧市町村間の中心地間のネットワーク形成による時間,距離の短縮,安全性の確保ということで,頴娃川辺線の瀬世中工区,牧之内工区,粟ケ窪工区の路線,それから霜出川辺線の柳工区,それから交通連結点へのアクセス向上に資する道路の整備ということで,高規格道路の川辺道路の整備,それから各市町村が所有する既存公共施設へのアクセス向上に資する道路ということで,石垣加世田線の勝目工区,飯山喜入線の谷場工区ということで一応計画書に登載をして,県の方に支援事業としての道路整備のお願いをいたしておるところでございます。

 20年度におきましては,県が実施する道路整備の中で市が工事費の一部を負担する整備路線等も5路線ございますが,その中で一般県道霜出川辺線の柳工区につきましては,先ほども説明申し上げましたとおり,旧3町を結ぶ連絡幹線道路として,また,隣接地を結ぶ幹線道路として,新規事業として採択をいただきまして,平成20年度から事業着手をすることになっております。

 市道の整備でございますが,平成20年度は22路線の整備をば予定いたしておりますけれども,整備路線のほとんどが旧町からの継続事業によるものでございます。整備体系は,旧町内の主要幹線道路の生活幹線道路としての整備がほとんどでございます。

 また,継続事業の中で,旧頴娃町と旧知覧町を結ぶ境橋の架け替えを含めた道路整備の連絡幹線道路の整備もございます。合併において旧町を結ぶ連絡幹線道路の整備も必要と考えておりますけれども,現在まで進めてきた旧3町の継続事業の路線完了ができないことには,財政的な面からしても,新規事業を実施することができない状況でございます。

 本市の合併時点での市道路線数は1,558路線ございます。実延長で121万2,000メートル,改良率が61.9%,舗装率71.2%となっております。

 このような現状でございますので,今後におきましては,旧3町で現在まで取り組んできた道路整備の実態を把握しながら整備体系の整理を進め,南九州市としての道路整備計画を定めまして,隣接市を結ぶアクセス交通網の整備や旧3町を結ぶ連絡幹線道路の整備,生活道路の整備など,旧3町の均衡ある道路整備に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎企画課長(金田憲明)  南薩縦貫道路の要望活動につきましては,企画の方が担当いたしておりますので,説明申し上げます。

 広域交通ネットワークの南薩縦貫道につきましては,現在,川辺ダム付近から国道225号までの約6.5キロメートルを整備中でございます。軸屋トンネルなどが,その主なものでございます。また,国道225号から知覧までの9キロメートル区間が調査区間,それから知覧から枕崎までが計画路線となっております。

 今後は,整備区間の早期完成,それから調査区間,計画区間がございますけれども,それぞれの格上げ,これらのものを強く要望してまいりたいと思います。そして,一日も早い地域広域交通ネットワークの構築を図りたいと思っております。

 以上です。



◎市民福祉部長(有水秀男)  少子高齢化の進行や労働形態の変化等から,家庭での介護や子育て機能低下に対応する総合的なシステムの構築とは何かという御質問でございますが,御承知のとおり南九州市も少子高齢化が進行いたしておりまして,夫婦共働きの世帯の増加とか核家族化も進行いたしておりまして,労働形態も変化いたしておりますことから,家庭内で病気とか身体の不自由な家族の方を介護する時間もとれる人が少なくなっておりますということでございますが,また,核家族化によりまして,いわゆるおじいちゃん,おばあちゃんとの同居も少なく,世代間の交流も減少いたしているということから,子育て機能が低下いたしておりますと。

 これらを解決するために,子供でいえば,自分の子供だけでなく地域の子供もともに育てていくということが望ましいというようなことで,例えば放課後の児童クラブとか子育て支援センターの充実,延長保育,一時保育とか,あるいは,子供に関しては乳幼児の健康診査,それから乳幼児の医療費助成とか,こういった事業を行うとともに,また,高齢の方等に対しましては,老人福祉入所措置とか,寝たきり老人の介護とか,緊急通報システムの利用などを行いながらやっていくということと,それから,あと保育所等におけます園児とそれからお年寄りの方との交流を通じて,昔の物づくりとか行事の伝承などを行いながら,総合的な体系をもって取り組んでいくという意味でございます。

 以上です。



◎教育部長(和田二三男)  地域と行政の協働による運動の展開について御質問でございますが,これは市長の施政方針の3ページに書いてございます。その前段に「子供たちの健全育成のために,社会の変化に対応できる基礎的な知識,学力の向上,豊かな心の醸成を図り,そのための学校施設,図書館,交流センター等の教育施設の整備充実とともに,地域と行政の協働による運動の展開を進めます」となっております。

 これは,各町がこれまで,限られた厳しい財政状況の中で,子供たちの教育環境の整備のために各種事務事業を計画的に進めてきたことは,もう御案内のとおりでございます。今後においては,その趣旨を尊重し継続するものでございますが,ただ,これからは,すべてを行政が進めるのではなく,地域も行政に頼るのではなく,自分たちでできることは自分たちでする,地域発展のために地域がどのようなかかわりを持つか,行政に参画するか,いかに行政と地域が連携するかということが大事になってまいります。

 教育委員会が具体的に今取り組む事業といたしまして,地域の特色ある教育活動,郷土に根差す学校づくり推進事業,地域の人材の活用による食育,食農の教育等があります。

 先日も,川辺の神殿小学校においては,冬野菜パーティーとか,そばパーティーとして子供たちが手づくりしたそばを試食する会が開かれました。これは,地域の人を指導者に招き,種まきから草とり,肥料のやり方や収穫,そしてそばづくりから試食会まで,地域の協力を得て,連携した食育,食農の教育を行っております。

 このほか,地域が育む「鹿児島の教育」県民週間として,11月には,学校の授業を一般の方にも参観していただき,その意見を学校経営の参考にさせていただいております。そのほか,不審者対策として,地域の方に安心パトロール隊を組織していただき,児童生徒の登下校にパトロールをして子供たちを見守ることで,安心・安全の一助となっております。

 このように地域とのかかわりをいかに持つか,地域力を高めることを通して新しいまちづくりを進めるものと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(森田隆志)  3点について,もう少し質問をしたいと思います。

 商工業,仏壇産業の振興でございます。今まで販路対策事業なり,いろいろ仏壇振興のための事業というのは,計画もされまして,実施もされてきております。残念ながら,財政上の理由で,どこの部署も例外なくだったわけですが,年々その予算については少なくなってきているというようなことでございますが,少ない予算の中でいかに効率的に事業効果を上げるかというのは,これはまた,関係の業者の方々,それから行政の方々あわせて,必要になってくると思うんですが,これからちょっと市長にお尋ねしますが,例えば,3町合併によりまして,仏壇産業は今まで旧川辺町が基幹産業でございますので,簡単に言いますと,あの手この手,何とか低迷を打破できないかというようなことで行政の方も取り組んでまいりました。しかし,なかなかその効果が上がらないというような現状といいますか,実態にあったわけです。

 で,どこかで出ましたけれども,平成19年の4月だったですかね,商標の登録もできまして,川辺仏壇としての位置づけをより強固にできるような形もできてきているわけですが,合併しまして南九州市になりまして,これもまた,旧川辺町でもう何年も前から議論をされて,なかなか実現もできなかったことでございます。いわゆる箱物というようなことでございまして,10年ぐらい前の話ですが,伝統工芸館というような話もかなり活発に議論もされたこともございます。しかし,その事業実施と,それから効果等を考えて見てみると,なかなか踏み込めなかったというようなのが今までだったと思います。

 しかし,南九州市になりまして,ここ旧知覧町には年間100万近くの観光客の方々もお見えになるというような現況の中で,基幹産業である仏壇というその産業をどこかの場所に披瀝できる形はできないのかというようなことをまず第一に考えているところでございます。今から,その業界の方々,それから組合の方々,いろいろ話も出てくると思うんですが,こうしなさいとかそういうことは申しませんけれども,何とか外にその産業を発信をできるというようなことになりますと,南九州市全体で取り組むというような考え方の中で,そういう施策的なものはできないのかというのを1点だけお伺いいたします。

 それと,道路の整備なんですが,県道の幹線道路等で主要地方道等も決められて,県の方にも,整備につきましては,3町間のアクセス道路として整備も非常に大事だと思うところでございますけれども,先ほども申しましたが,各町道としてそれぞれ路線が今まであったわけですが,そこの整理,そしてまた線名を変えるというのはちょっとなんですけれども,距離的なものもあわせたところで,旧町間で整理統合というような形で一つの線引きをしてデザインをするということも,このアクセス道の整備につきましては,市道として南九州市が対応するような計画の中で絶対必要になってくると思うんですよね。その辺の計画をどのように考えているか,そこが1点です。

 それと,教育長の方にお伺いしますが,今,地域と行政の協働による運動の展開というようなことで,地域力を高める安全なまちづくりのために,行政だけじゃなくして地域の方々も一体的に教育の場を自分たちでつくっていくんだということは大事だというようなことでございましたが,川辺町におきましては,県の地域塾関係で3年ぐらい予算が,県事業として予算がつけられまして,地域力を高める事業があったわけですが,県がその補助事業を撤退した段階で,町で単独で取り組むというようなことで,例えば放課後子ども教室とか,それから地域塾事業,地域の人たちが事業を進めるようなそういう事業等についての補助なんかも実施してきております。そういうこと等が,これから先どのように継続されていくのかを1点お尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  まず,第1点目の仏壇の販路拡大というような御質問でございました。

 先般,仏壇組合の新年会に呼ばれまして,出席をさせていただきました。その中で,大変,昔と違って,厳しい状況であるというような話もされておりましたが,この仏壇の技術を使って,仏壇以外のものにも進出をしていく方策も必要だろうというような話をされておりました。そして,これにつきましては,燕市ですかね,スプーンで有名な燕市の例もいろいろと話をされまして,ここが輸入でいろんな何回か危機に見舞われましたけども,その技術を使って切り抜けてきたというような話もされておりまして,そういったこともこれからは目指すべきだろうというような話をされてまして,なかなか皆さん積極的に活動をされておるなあと関心いたしたこともあったところでございます。

 また,南九州市が誕生いたしまして,先般は牧之原市が,お茶の関係でございましたけども,1位と2位の交流をやろうということで,こちらの方に来ていただきました。そういった交流もあります。そしてまた,最近では,北九州市が南九州市と交流をしたいというような話で,事務方の方でこれを詰めていくことになっております。そういったような交流も,これからどしどし出てくるんじゃなかろうかなというふうに思っております。そういった交流の場を最大限に生かして,こういった川辺仏壇の売り込みというんですかね,そういったことも積極的にやっていければと,このように思っております。

 また,この展示場を設けて展示をしてみたらというようなお話でございますが,このことにつきましては,多額の財政負担も伴うことでございますので,これからいろいろと考えて,本当にすばらしい伝統工芸があるわけですので,これを廃れさせることなく,これからもいろんな形でこの技術,それから仏壇そのもの,そういったものをどんどん各地に発信できていけたらというふうに思っておりますので,いろんな形でお互いに知恵を出し合いながら,このことについては頑張っていければと,このように思っております。

 それから,道路についてでございますが,この道路につきましても,それぞれ旧3町で取り組んできたわけでございます。それを継承いたしまして,市道として,我々は,これからまた整備促進を図っていかなければいけないわけでございます。いろいろな形で,この道路というものは,我々のいろんな生活に直接結びつくものでございますので,このことについては整備をしていかなければいけないと。もう,この地方は,鉄道もありませんし,車に頼る以外に方法はないわけでございますので,いろいろな形で働きかけをいたしまして,道路の整備については積極的に推進をしていく必要があろうと,このように思っております。



◎教育長(小野義記)  お尋ねの子ども放課後教室の事業でございますけども,3年間の指定が一応終了ということですけども,来年度も引き続き実施するということで予算等をしております。県が3分の2負担するということで,引き続き川辺町で実施いたします。

 それと,頴娃町と知覧町につきましては,児童クラブ等がありますので,そちらの方で対応していきたいと。将来的には,またそれを一本化する方向で何か考えていかなくてはいけないと思いますけども,来年度は現状どおり存続するということでお答えしておきたいと思います。

 以上でございます。



◆議員(森田隆志)  伝統工芸館とは申しませんので,市長,ぜひその辺の販路対策をあわせて,外に発信できる,たくさん外部の方と申しますか,観光客等が来るところに伝統工芸の展示ができるような考え方で取り組んでいただきたいというふうに思います。

 それから,市道につきましては,今まで計画したのが,もちろん今までの継続的なものもあると思うんですが,そこには,ちゃんとした位置づけというのは,やっぱり効果を出すためには,今私は市道の名称を変更してというふうに申しましたけれども,幹線主要道という県道が名前があれば,幹線市道というのも,川辺町では1級町道と申しておりましたが,幹線市道という形で,新しい市の中で線引きをするのは大事じゃないですかということを申しているところです。優先度の問題ですよ,そういうことになってくれば。そういうことで質問しましたので,御理解いただきたいと思います。

 続きまして,財政改革の推進につきまして,4ページから先,5ページの中で,2ページを割いて行財政関係を出しておりますので,そこについて質問をさせていただきますが,合併前3町の19年度の決算につきましては,それぞれの執行済み予算があるわけですので,その決算につきましては,昨日話を聞きましたが,どうも6月議会のころに旧3町分については決算の審査をしていただくような形になるようなのを聞きました。

 それから,今度南九州市に昨年の12月1日からなりまして,その19年度予算分については,今までと変わりなく,9月になるのかわかりませんが,9月ごろやるんじゃないかというふうに思っておりますが,そこにつきまして,19年度,それから今回提案される20年度の予算,19年度は特にもう,19年度の予算につきましては,そのところにつきまして予想される財政状況というのが,ここで言えたら説明いただきたいと思うんですが,どうですか。財政課長でいいですよ。



◎財政課長(上野勝郎)  19年度の各町の決算につきましては,歳計剰余金というところの本予算の中で説明をいたしましたけれども,それと,12月1日から3月31日までの南九州市としての予算の決算,あわせまして,こちらの方で見込みを立ててみましたので,その数値でよければ申し述べさせていただきたいと思いますが,この数字を見ますと,一般会計で歳出の見込みが219億6,121万8,000円。繰り返します。歳入見込み額が,決算見込み額が219億6,121万8,000円。それから,一方歳出の方が215億302万8,000円。繰り返して申します。215億302万8,000円。差し引き4億5,819万円を見込んでいるところでございます。

 以上です。



◆議員(森田隆志)  私は,その歳入歳出の総計が予想されることは,そういうことでよろしいんですが,その点どうといいますか,ちょっと失礼になりますが,そういうことであるとするんでしたら,18年度の普通会計の決算審査総括表の中で議論をさせていただきますが,合併をする前が,市長,頴娃町,知覧町,川辺町,いずれの3町とも,県に提出した決算状況の報告書の中では,経常収支比率はもう90を超えてるんですよ,3町とも。それはもう御存じだと思うんですけれども,非常に,市長が本議会の冒頭に3役の給与の条例の改正の提案をされたように,財政的には非常に厳しい状況であるというのは間違いないと思うんですよね。

 で,合併されて,20年度の予算もこうやって出てきたわけですが,これから先,19年度の実績はまだ出てきておりませんので言えませんが,そうそう変わるというようなことではないと思っております。これから先も,どうなるかといいますと,そんなに変わるわけじゃないと,相変わらず厳しい状況,逆に厳しくなっていく状況がそのまま続いていくというふうに思っております。

 そのような中で,平成20年度の決算から,地方公共団体の財政の健全化に関する法律によって,健全化の判断比率の公表をしないといけなくなってきております。これは,もう国の法律でそういうふうに決まっております。本年度の予算から,20年度の予算に基づいた決算から,そういうのを公表しないといけないというようなことになってきておりますし,そこの中には4つの項目がありますが,実質赤字比率とか,連結実質赤字比率とか,実質公債費比率,将来負担比率と,よくわかんないような項目があるわけですけれども,要するに財政の状況をこの4つの項目のもとに計算をして,そして公表をしなさいというような法律がもう決まっておりますが,このような状況の中で,南九州市は大丈夫でありますかどうかということをお尋ねします。



◎市長(霜出勘平)  大変厳しい情勢が続くわけでございます。経常収支比率にいたしましても,75%以下が望ましいと,これまでそういうようなことで来たわけでございますが,どこの自治体でも,交付税が減ることによりまして分母が少なくなっていきまして,この75%というものはどんどんウナギ登りに上っていっておるわけでございます。

 ただ,交付税が少なくなったからと,そのまま放置していたんでは,財政危機を招くだけでございますので,我々は支出の面を極力抑えるようにしていかなければいけないと思っております。収入額確保も必要であるわけでございますが,収入にいたしましても,地方の公共団体というものは,新たな税源というものはなかなか見当たらないわけでございます。所得税,町民税とか,そういった税の収入を1%でも上げていくと,滞納がないようにしていくというような努力をしながら,歳出も抑えていく必要があるのではなかろうかなというふうに思っております。

 そういったことで,今回の20年度の予算につきましても,投資的な経費,普通建設事業費あたりを大幅に圧縮をいたしたところでございます。そういったことをやりながら,やはり健全財政というものは保っていかなければいけないと思っております。やはりこの健全財政の重要さというのは,我々3町合併の協議会をして,つくづくそういった思いをいたしたところでございますので,今後は,そういうような計画的な予算執行といいますか,そういったものをやっていきながら,健全財政を保っていかなければいけないというふうに思っておるところでございます。

 それには,実質公債費率とかいろいろな数字がありますので,それを片時もおろそかにしないようにしながら,いろいろな事務事業をやっていかなければいけないというふうに思っておるところでございます。



◆議員(森田隆志)  健全な財政運営をやっていかないといけないというのは,それはもう当然のことですので,そのとおりでございます。

 財政課長,一つですね,今,財政シミュレーション,19年度,それから20年度,はっきりとした数値はもちろん出せないわけですが,18年度の旧3町の財政状況というのは,もう県に報告したこれで出ているわけですよね。で,これから先,市政運営を行っていく中で,本市の財政状況はどのような形で推移していくかということ,大事なところですので,その担当課長としてどのように予想されているか,答弁をいただきたい。



◎財政課長(上野勝郎)  お答えさせていただきたいと思いますが,財政シミュレーションにつきましては,御案内のとおり,新市の基本計画の中で財政計画につきましてされておりますが,この計画につきましては,18年度決算をベースにつくられておりまして,実際の20年度の予算と比べますと,大分相違が出てまいっております。

 そこで,20年度予算編成をベースにいたしまして再度見直しましたところ,なかなか厳しい状況でございまして,物件費を5%カットしても届かないというような状況がございますので,後もっての回答になろうかと思いますけども,中長期的な財政計画というのものをば20年度中につくりまして,そこで計画的な財政運営を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。



◆議員(森田隆志)  経常収支比率の問題を言えば,今言う物件費等もあるわけですが,何といいましても人件費,それから年々伸びていくのはですね,項目的に言えば,その中の一番大きい比率を占めているのは人件費,それから公債費,物件費,そういうところでございますけれども,年々,もう確実にやっぱり伸びていかざるを得ないものがあるわけですよね。

 この経常収支比率という財政の硬直化の度合いを示すその比率の中で,何といいましても,今市長にも申しましたけれども,人件費の削減,これは大事なところですね。それを,ふえる人件費を削減していかないといけないところ,それがあるわけですが,それから扶助費,扶助費は,もう少子高齢化の社会の中では,どうしてもやっぱりふえていく要因になってくるわけです。

 それともう一つ,見逃してはいけないのが,繰り出し金というのがあるんですよね。これがよく特別会計等に繰り出さないといけないもの,それから今度は,今まで基金として自分たちが持っていたものを取り崩しをしながら財政運営をしていくというようなことを,実態としてやっている。そういうこと等もあわせて見てみますと,厳しい財政状況であるというのは間違いないわけですが,内容の検討というのは非常に大事になってくると思います。ここをしっかりと押さえて財政運営をしていかないといけないというふうに思うところでございます。

 ですので,その辺もあわせたところで,例えば,今言いました一番大きい人件費につきましては,どのような形で取り組んでいけばいいのかということになります。市長が当初出されました,自分たちの給与を10%,5%,3%カットして,そして少しでも人件費の削減になるような形をつくろうというようなことでございましたけれども,職員数につきましても,500名を超える職員の数が,今合併でございまして,おるわけでございます。その職員数の適正な数は幾らなのか,果たして。

 そこにつきましても,決して職員数を少なくすればいいとは申しませんが,適正なこの南九州市の中で職員数の数は幾らなのかということ等の調査,研究というのは,非常に大事になってきます。そういう等々の調査をし,研究をし,そして計画を立てる,これが非常大事だと私は思っているわけでございます。その辺について,市長,考え方をお伺いいたします。



◎市長(霜出勘平)  このことにつきましては,もう合併協議の中でもいろいろと検討をされておるところでございます。現実に,退職者が毎年出るわけでございますが,ことしも,20年度もですね,採用はゼロというようなことでいくことになっておるところでございます。ただ,これも長く放置しておきますと,この年齢構成がいびつな形になりますので,できるだけそういうことがないように配慮しながら,人件費については削減をしていかなければいけないというふうに思っております。

 議員がおっしゃるように,経常収支比率というのは,義務的な経費がどれだけ一般計上財源の中にあるかというようなことを示す数字でございますので,やはり人件費が大きな割合を示すんじゃなかろうかなというふうに思っております。そういったことで,計画的な採用といいますか,そういったものをやりながら,適正な職員の数に持っていければというふうに思っております。

 この適正な職員の数というものにつきましては,総務部長の方から答弁をさせますので,よろしくお願いいたします。



◎総務部長(海江田操)  人件費の関係からまず申し上げますけれども,御指摘のとおり義務的経費で占める大きなものでございまして,これらにつきましては,合併の協議で説明いたしましたように,定員管理表を作成してやっていくということで,現在それに向けて鋭意努力し,行政改革本部等も開催をしながら,職員のいろんな実情も把握しながら進めているところでございます。

 人数としては,この人数につきましては,本市の状況,分庁方式をとりながら総合支所方式をとるというようなこのシステムの中で,最小限の職員で最大の効果を上げるその人数は幾らかというのは,これから後も十分検討してまいりたいと。計画としては,24年度までに五百十七,八名の数でいこうという計画でおりますけれども,これにつきましては,今後もさらに検討してやっていかなければならないというふうに思っております。

 それと,先ほど予算の関係でも出ましたけれども,予算編成するに当たりまして,人件費の比率,それはもう御指摘のとおりでございます。今回の20年度予算編成をするに当たりまして,先ほども出ましたように,旧3町の予算の実態を把握をいたしまして,それぞれごとに指標を把握しながら,そして今後の予算編成はどうするべきかということで検討いたして予算編成方針を出して,そして編成をいたしました。

 しかしながら,やはり建設事業,あるいは先ほどもありました人件費,扶助費あるいは補助金等,それらを十分精査をしていきながらでも,財源が不足して基金繰り入れをしなければならないというような状況にも,今回の予算編成ではなったところでございます。起債にいたしましても,後年度に支障を来しますので,それらを含めて整理をするようにいたしましたので,起債を制限をしていくやり方と,そういうことで思っております。

 冒頭にありましたけれども,職員数ですけれども,10年間で10%を削減するという目標を立てておりまして,それぞれのところで削減をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。



◆議員(森田隆志)  最初の答弁で市長からいただきましたので,これで私の目的は大体果たされているんですが,最後ですね,市長,平成20年度に発足予定の行財政改革推進委員会の答申を尊重して行財政改革大綱及び集中改革プランを策定し,さらにその中に数値目標もぴしゃっと入れていくというようなことを答弁されておりますから,これでいいと思うんですが,そのことについて,私は,霜出勘平さんという方が市長に出られるに当たって,残念だと思うんですが,選挙を実施できなかったということで,端的に言いますとマニフェストがないわけなんですよ。

 で,市長が南日本新聞で,それとってたんですけども,ゆうべ一生懸命探したんだけど見つからんであれでしたが,4行ぐらい書いたのを,記者の質問にこう書かれたのだったと思うんですが,その4行程度の市長のお気持ちが出ているのを,私は,まだ,それだけしか,入手しておりません。で,きょうはちょっとくどく質問をいたしましたが,1期4年間の中で,市長が南九州市の市長として,どのような政策を具体的に,1期4年間,目指すところはこういうことであってというようなことを,していくという内容がはっきりとれない状態にあります。私がわからないということは,恐らく市民の方々も,霜出丸がどういうふうに目指していくのかというのはわからないという現況にあると思います。

 ですので,20年度に,今言いました行財政改革,総合振興計画と申しますが,その策定もですし,それから行財政改革大綱,それから集中改革プランというのを策定すると。具体的に中長期的な改革プランも策定して,そして南九州市の進み行く方向性を示していくというようなことを答弁されておりますから,ぜひ具体的な数値目標をその中に入れまして,ひとつ,ちょっと掘り下げましたが,職員数の適正規模の問題,職員数の問題,あと冒頭に申しましたいろんな事業等もあると思っておりますので,そういうのが,任期4年間の目標じゃなくて南九州市が進むべき方向というのを,一つのベクトル,方向性として改革プランの中に出さないといけない。それが市長の大きな責任だと私は思っております。それを示す責任,今は出ておりませんので,私たちは早い時期にそれが出るような,出させる責任が我々議会にあると思っております。

 ですので,早急にそういうこと等に取り組みまして,もう20年度の新しい年度が始まったわけです。1年,単年度の予算につきましては,もう出されたわけですので,これを全体的な4年計画のマニフェストを具体的に出すということと,それから,南九州市が10年,20年進んでいく,その進む地方自治の方向性というのをぜひ,お2人副市長さんもつけられたわけですので,その辺を具体的に示してほしいというのが私のきょうの質問の趣旨ですので,ぜひそこはお願いしておきたいと思います。

 そしてまた,有能な職員の方々がおりますので,ぜひ対話,話し合いと協議を重ねて,皆さん方の知恵を結集して,そしてこの新市の市政運営に携わってほしいということをここに強く思っているところでございますが,市長の御決意を最後にいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  今御指摘がありましたように,選挙につきましては,告示日1日で終わったところでございます。私といたしましては,このようなマニフェストも用意をいたしておりましたが,告示日で終わったということで,これを市民の皆様方にも配付することもなく,幻に終わるのか。これをもとにして,これから私はやっていかなければいけないと思っておるところでございます。

 今御指摘がありましたように,本当に大事な1年目でございますので,皆さんの御意見,議会の御指導もいただきながら,そして市民の方々のいろんな御意見等も聞きながら,そして職員の皆さん方の知恵も結集いたしまして,この南九州市発足に当たって間違いのないようにやっていきたいと,このように思っておるところでございます。どうか今後とも議会の皆様方の御理解,御協力を賜りますように,心からお願いを申し上げたいと思います。



◆議員(森田隆志)  市長,そのマニフェストがあるんだったら,もうぜひ,ここまで持ってきちょって,もう我々にもぜひ見せてくださいよ。それがないとですね,私たちも市民に説明ができないという立場になってしまいます。

 先ほど言いましたように,それぞれの行財政改革大綱,それから改革プラン等につきましては,ぱっとすぐにあしたつくれと言ってもできるもんじゃないですので,まずやっぱり市長の考え方,基本的な考え方が,自分ではまとめられているのであれば,それはぜひお示しいただきたい,そのように思います。どうか示していただきたいということと,登壇のときに私は自分の今考えていることを4点申させていただきました。具体的なことにつきましても,中身を言ったつもりでございます。ですので,これは一方的に言っただけですので,これから先,また6月議会,9月議会,12月議会,そういう定例会等もありますので,またその中で具体的に質問等もしていきますので,答弁をいただきたいということを申しまして,今回の質問を終わらさせていただきます。その件については答弁いただけますか,マニフェストの。



◎市長(霜出勘平)  これは,私からもらってくださいと言うべき自信もないところでございますが,御所望であれば全議員にお配りをさせていただきたいと思います。



○議長(西良仁)  次に,田之脇厚議員。

  [4番議員田之脇厚登壇]



◆議員(田之脇厚)  私は,さきに通告してありました2点について,市長に質問をいたします。

 まず第1点目が,職員給与の格差等についてでございます。

 鹿児島県は,平成19年12月26日,県内市町村の一般行政職給与水準2007年4月1日現在を公表いたしました。鹿児島県内自治体ラスパイレス指数を見ると,旧頴娃町92.2%,旧知覧町96.8%,旧川辺町96.8%となっております。新市においてこのような格差があると,職務に対する意欲または職員間の人間関係にも支障が出て,住民サービスの低下が危惧されるところでございます。

 参考までに2007年の県内の町村の平均を申し上げますと,93.1%となっているようでございます。

 合併協議会では,現給を保障し,合併後速やかに新市の給与制度との整合性を図るよう調整するとなっているが,どのように対処するのかということをお伺いいたしたいと思います。

 次に,2点目の限界集落については,先ほども同僚議員が質問をいたしましたが,重複するところがあるかと思いますけれども,再度質問をいたします。

 全国,または鹿児島県においても,急速な少子高齢化等の要因により,地域の過疎化が深刻な問題となっている。1月の25日,南日本新聞で「限界集落隣接地組み入れ再生,住民計画市が後押し」というタイトルで南さつま市が紹介されました。このことについては,皆さん方御案内のとおりでございます。

 本市におきましても,大小267自治会があり,それぞれ自主的に活動を行っておりますが,高齢化率の推移と限界集落対策について質問をいたします。

 ちなみに,限界集落とはということで申し上げますと,この問題につきましては,最近非常に問題化されておりますが,長野大学の大野晃教授が提唱した限界集落でございます。65歳以上の高齢者が集落人口の半数を超え,冠婚葬祭を初め,農業用水や道路の維持管理といった社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている集落を指すということでございます。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  田之脇議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず,1点目の職員給与の格差等についてでございますが,一般職員の給与につきましては,平成19年10月25日の第18回南薩三町合併協議会において最終的な調整方針を報告をいたしたとおり,統一的な昇級モデルを作成いたしまして,合併時に職員の学歴,勤務年数,職区分を一人一人比較いたしまして,昇級モデルより給料の高い職員については据え置き,低い職員については上限を設けて調整を行うことといたしたところでございます。

 また,1月1日が定期昇給時でございましたが,このときにも,高い職員につきましては昇級号給を抑制し,職員間の不均衡是正に努めておるところでございます。

 なお,今後におきまして調整を要するものにつきましては,調整方針に基づき早い段階で調整してまいりたいと思っております。

 2番目の限界集落対策についてでございますが,本市の高齢化率につきましては,平成12年が30.4%でありましたが,平成17年には32.4%となっております。人口推計によりますと,本市の人口は平成27年には3万9,449人,平成37年には3万5,525人と減少し,これに伴って高齢化率は33.6%から36.8%と今後とも高まっていくことが予測されておるところでございます。

 この数値は,集落の維持が困難となっている山間部の集落ではさらに高まることが予想されます。

 このようなことから,集落の機能を維持するために,住民の声をお聞きしながら,その対策に努めてまいりたいと考えております。その具体的方策につきましては,若者の定住化対策などを平成20年度に作成する総合計画の中に十分に反映させてまいりたいと考えておるところでございます。

 以上で田之脇議員の質問の答弁とさせていただきます。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午後1時58分休憩

───────────

午後2時10分開議 



○議長(西良仁)  再開します。



◆議員(田之脇厚)  3町の給与の状況等につきましては,給与体系等としては3町同じレベルの同体系であり,大きな相違はないものと思っておりますけれども,近隣の市町等におきましては,市と町との合併でありまして,2年ぐらいがたつわけでございますけれども,いまだに調整がなされていないというような話もよく聞きます。

 そこで,南九州市として組織機構や業務内容を考慮し,現在の給与構造の中で体制を整備し,職員間の均衡を図りながら速やかに調整が必要であるというふうに考えているところでございますけれども,この辺の取り組みについて,再度,総務部長にお尋ねをいたしたいと思います。



◎総務部長(海江田操)  お答えいたします。

 合併時に3年をめどに調整に努めるということで報告いたしました。そして,12月1日に合併をいたしたわけですけれども,12月1日に可能なものについては調整をいたし,そして1月1日が昇給日でございましたので,1月1日も可能な範囲で調整をいたしたところでございます。

 御指摘のように,給与体系そのものは旧3町同じような体系でございましたけれども,採用されてから後の調整のあり方等が若干違っておりましので,調整をさせていただきました。12月1日で調整を322名やっております。調整をした職員数が322名でございます。そして,1月1日に昇給時に12名というような形で調整をいたしております。

 これらにつきましては,調整の方法といたしましては,標準モデル表を作成して,それぞれの職員で採用時点,どういう形で採用,あるいは経験年数とかいろいろございますので,それらを一人一人チェックいたしまして調整をいたしたところでございます。

 なお,この後,現在まで調整できなかった分につきましても,3年を目標に調整可能なものについては調整をしていく予定でございます。

 以上でございます。



◆議員(田之脇厚)  今の答弁で,ことしも調整やったということでございますが,3年という月日をもって全部が調整できるという方向でいいでしょうか。



◎総務部長(海江田操)  先ほども申し上げましたように,可能な範囲,職員,調整として可能な分についてすべてをやるということでございます。

 以上です。



◆議員(田之脇厚)  3年で大体調整ができるということでございますけれども,ここ二,三年の間に何人ぐらい定年退職者といいますか,持っているかということを再度質問します。



◎総務部長(海江田操)  定年の退職者につきましては,19年度が13名,20年度が15名,21年度が14名,22年度が17名,23年度が20名というような形になっております。そういうことで,今後につきましても調整,あるいは先ほどの議員からもありましたように,今後のいろんな調整については当たってまいりたいと思っております。



◆議員(田之脇厚)  今,19年度から23年度までたくさんの退職者が見込まれるということでございますので,市長,このことについては,熟慮,断行して頑張っていただきたいということをば強く要請をいたします。

 それと,限界集落につきましてでございますけれども,昨年の頴娃町議会の第2回の定例会におきまして同僚議員の質問があったわけでございますけれども,その時点では,町内79集落中2集落が限界集落に分類されると。また,参考までに,65歳以上の高齢化率が40%を超える限界集落に近い集落も18集落あるということで答弁がなされたわけでございますけれども,2月の26日に配付されました企画課の資料によりますと,この段階では頴娃町には全然該当がないということを出ているようでございますが,この辺の見解をひとつ再度答弁をお願いします。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,限界集落っていいますか,集落機能の維持が低下しておる集落等について説明申し上げます。

 まず,先ほども議員の方から説明ございましたけれども,限界集落っていうものにつきましては,長野大学の大野教授の方が説明をされておるようでございますが,今回,新聞社の方といいますか,県の方が行っております集落等につきましては,調査項目が集落機能の維持が低下ということで来ております。

 ということにつきまして私どもも判断をいたしまして,この集落機能の維持が低下とはどういうことなのかということで判断をいたしましたが,それにつきましては,世帯数が20未満,それから人口が30未満ということが一つでございます。それからまた,高齢化指数が66.7%以上ということで,これが集落機能の維持が低下しているのではなかろうかということで調査をいたしております。

 その結果,旧頴娃地域におきましてはなし,それから旧知覧町におきましては8集落,それから旧川辺町におきましては15集落ということで,全体で23集落を回答いたしたところでございます。

 以上でございます。



◆議員(田之脇厚)  とにかく集落の活性化ということは,イコール行政の活性化ということにもつながるんではないかと思っているわけでございます。そこで,地域おこしは住民の手でやらなければ意味がないと。そのためには,限界集落になる前に集落を活性化させる予防の行政が必要であると思うところでございますけれども,再度ひとつここら辺について御答弁を求めます。



◎市長(霜出勘平)  先ほどからいろいろと申し上げております。今,南さつま市でもそれに取り組んでおるようでございますので,そういったデータ等も参考にさせていただきながら,そしてまた,この少子化対策というんですかね,若者が定住できるような,そしてまた,赤ちゃんが多く生まれるような,そういった方策も考えていかなければいけないんではなかろうかなというふうに思っておるところでございます。

 やはり行政がお手伝いをしながら,何とか集落機能の維持に努めていかなければいけないのではなかろうかなあというふうに思っておりますので,いろいろな御意見等もお聞きしながらこれから進めてまいりたいと,このように思っております。



○議長(西良仁)  次に,柚木茂樹議員。

  [17番議員柚木茂樹登壇]



◆議員(柚木茂樹)  私は,通告してありました平成20年度市政方針及び当初予算の要旨についてと,広報南九州1月号での霜出市長が述べた新年のあいさつでの内容について質問をしたいと思います。

 新生南九州市が誕生して約3カ月がたつ今回の3月定例会におきまして,平成20年度南九州市の当初予算が示されました。霜出市長は,市政方針の中で新生南九州市のスタートの1年目の平成20年度は,市民とともに未来に向かってレールをしき,歴史をつくり上げていく重要な年と位置づけ,述べております。そのレール1年目の当初予算が示されたことになります。

 そこで,このレールの先にある南九州市が向かう駅は,一体どのような姿の駅なのでしょうか。霜出市長は,市政方針の中で3つの理念を掲げて説明していますが,私には,いま一つ抽象的で,目指す南九州市像がはっきりと見えないところでございます。霜出市長は,新生南九州市のかじ取り役として,みずからのグランドビジョンを4万2,000人市民に,そして議会に及び予算の編成,執行に当たる職員に,しっかりとイメージ,認識できるよう具体的に示す必要があると考えます。

 つまり,霜出市長は南九州市をどのような町にしたいのか。目指すまちづくりにはどのような課題があり,どのような方法によって課題解決を図っていくのか。そのためには何を重要施策ととらえて,どのように,どうしていくのか。これらのことを市民にわかりやすく示す義務があると考えます。

 しかしながら,この施政方針では抽象的で,市民からしても,霜出市長が南九州市をどのような町の姿に持っていきたいのかがわかりづらいと考えます。そこで,霜出市長の施政方針で述べた3つの理念と,その理念実現のためとった産業の振興や畜産の振興等それぞれの施策の説明に対しまして,具体的に事例をただすことにより,霜出市政のグランドビジョンを浮き上がらせ,明らかにしていきたいと考えております。

 そこで,まず3つの理念を一つずつただしてまいりますが,その第1点目は「協調と融和」であります。霜出市長は,3町の融和,一体化こそが重要課題と位置づけていますが,「協調と融和」を図る中で,今現在及びこれからの将来において,「協調と融和」のことでありますが,それを阻害しているという事例があるのか,あるいは将来考えられるのか,どのようなことがそのようなことになるのかをお尋ね申し上げます。具体的に事例を示していただきたいと思います。

 重要課題ととらえている以上は,課題解決の対応には予算の中で反映されるべきだと考えますが,どのように反映しているのかもお尋ね申し上げます。

 第2点目の「協働と自立の創造」のまちづくりであります。霜出市長は,「市民の皆様と行政が協力して働き」と述べていますが,具体的にはどのようなことを指しているのか,具体例をもって示してもらいたいと思います。また,「地域でできることは地域で担っていただく精神と制度の定着化」と述べていますが,どのようなことを指しているのか,具体的事例で示していただきたいと思います。

 また,これら2件の実現に向かって,予算の反映はどのような事業名で行われているのか,示していただきたいと思います。

 第3点目の「均衡ある発展」のまちづくりであります。「地域の特性,個性を伸ばし,均衡ある発展のまちづくりに努める」と述べていますが,地域の特性,個性とは何なのか,具体的に示してほしいと思います。伸ばすための予算反映はどの事業に該当するのか,示してほしいと思います。地域の特性,個性を伸ばすということは,均衡ある発展とは相反することになると私は考えますが,その整合性を示してほしいと思います。

 ここで,今まで質問と関連しますが,私は当時の霜出町長に対し,平成19年のことですが,第3回定例会において,南九州市の市長に立候補を表明した立場から,霜出勘平氏の描く南九州市のまちづくりのグランドビジョンをただしております。新市の抱える重要な課題は何かと考え,課題に対応すべき対応策をどのように考えているのかとただしております。

 議事録を今読み上げてみますと,すべてが,これは町長の答弁ですが,「すべてが重要な課題じゃなかろうかなあというふうに思っております。ちょっと一つ二つ挙げてみますと,過疎化,少子高齢化への対応とか,それから新市の一体感を創出する交通基盤の整備とか,農業担い手不足の解消とか,地域資源を生かした観光の推進とか,どれがどれということではなく,すべてが重要な課題だろうと,このように思っているところである。そして,これらへの具体的対応には,マニフェストを作成して,その後しかるべきときに御説明をさせていただきたいと思っております」と霜出市長は答弁しております。そのマニフェストを示してください。

 最後に,霜出市長の市政方針と広報南九州の1月号の市長のあいさつの内容はほぼ同一でありますが,地球環境での取り組みとして,化石燃料にかわるバイオマスの普及に努めると広報誌では示していますが,施政方針の中では言及されていないのはなぜですか,その理由を示してください。

 以上,大項目2点,小項目5点を質問いたしますが,抽象的表現でない,具体的な明瞭な答弁を求めて,第1回目の質問といたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  柚木議員の質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず,1番目の「協調と融和」を阻害すると考える具体例を示せというようなことでございますが,合併前におきましては,それぞれの地域で活性化策,振興策を実施し,特色あるまちづくりを行ってまいりましたが,その取り組みや手法,考え方には,大なり小なり違いがあったわけでございます。

 今後も,これらを共通理解,共通認識に立った「協調と融和」の姿勢のもとに,各種の施策を再検討し,必要な施策をいかに地域の均衡に配慮しながら全市的に実施していくかが課題でございます。

 なお,重要課題といたしましては,過疎化,少子化,高齢化,社会基盤整備,産業振興などさまざまなものがございますが,平成20年度当初予算に当たりましては,旧町ごとに仕組みが異なった事業等を,市民の御理解を得て,できるだけ全市的に統一した事業として構築することや,旧町ごとに偏った事業展開にならないように十分配慮し,予算化を図ったところでございます。

 次に,2番目の「協働と自立の創造」でございますが,地方財政がますます厳しくなる中で,福祉,医療,教育の充実,産業の振興,生活環境や社会基盤の整備など行政サービスを展開していくには,すべてを行政オンリーで行っていくことには限界があり,できるところは市民,地域がみずから取り組んでいただき,行政も住民と一緒に知恵や汗を出しながら,限られた財源を有効に活用することが重要であると考えます。

 このようなことから,住民協働のまちづくりを推進するための自治コミュニティー奨励金や自治会等が行う各種の地域づくり活動への補助,自治会等が実施する地域道路や排水路の整備に対する補助,道路愛護作業や河川愛護作業に対する報奨金などの経費を予算計上いたしたところでございます。

 次に,「均衡ある発展」でございますが,南薩三町合併協議会で策定いたしました合併新市基本計画におきましては,南九州市の地形,都市機能,地域資源など地域の特性・特徴等を生かした振興方向が示されております。

 具体的には,豊かな自然資源や交流施設,風光明媚な海岸線,武家屋敷群や特攻平和会館など県内を代表する観光資源,日本有数の食料供給基地を形成する広大な農地や伝統的工芸品に指定されている仏壇産業等の工芸技術など多くの地域の特性があり,これらの特性を伸ばし,総括的に活用していくことが,均衡ある南九州市の大きな発展につながるものと考えております。

 なお,これらの関連事業につきましては,森林整備事業や基盤整備促進事業,観光振興事業などを初め,当初予算別冊資料の概要にお示ししてあります事業を平成20年度当初予算計上いたしたところでございます。

 マニフェストを示せということでございますが,先ほどの森田議員の質問に答弁をいたしたとおり,マニフェストは作成をしてございます。

 それから,市広報新年号の市長のあいさつの内容についてということでございますが,広報誌のあいさつの内容につきましては,新市の円滑な運営の確保と新市全体の均衡ある発展を目的に,将来を見据えた長期的な立場で述べたものであります。

 一方,平成20年度施政方針につきましては,平成20年度の施策の基本を述べたものでございまして,基本理念と,それに基づく施策の展開,平成20年度の事業取り組みの概要を申し上げました。

 したがいまして,市政方針の中で述べていない事項については,市として取り組まないのかということではございません。バイオマスエネルギーにつきましては,地球温暖化対策の一つでもありますので,今後も広報,啓発等を行ってまいりたいと考えております。

 以上で柚木議員に対する答弁とさせていただきます。



◆議員(柚木茂樹)  では,同僚議員が施政方針に関しましては若干もう先に質問をしておりまして,ダブるところがあるかもしれませんが,お許しを願って,再度,細部にわたりまして,一問一答という形をとりまして質問してまいります。

 まずは,最後に質問をいたしましたバイオマスの普及についてでありますが,このことは広報南九州1月号に書いてあるんですね。このほどにも文面が,ほとんど同じ文章でもって施政方針の,今度は市長が今回示したこの施政方針の文面とほぼダブりますが,ダブるというか,ほぼ同一ですが,なっております。

 今,市長は,こちらの方は,施政方針の方は,20年度の当初予算の施政方針であるから載せなかった,広報南九州にバイオマス,これは載せなかったと,つまりその答弁は20年度以降に取り組むという答弁であります。その取り組むという答弁は,南九州市の広報の方では,これは市民に約束したことを書いてあるわけですから,読んでみたいと思いますが。

 地球環境への取り組みとして,化石燃料にかわるバイオマスの普及に努めると書いてあるんであります。今の答弁は広報ということにとどまっておりますが,普及と広報は違うと思うんですが,この辺の答弁からお願いします。



◎市長(霜出勘平)  先ほどもお答えをいたしましたが,広報誌のあいさつの内容につきましては,将来を見据えた投資的な立場で述べたものであります。

 この20年度の施政方針につきましては,20年度の施策の基本を述べたものでございまして,この20年度の施政方針の中にこのバイオマスエネルギーが入っていないということは,市として取り組まないことではないというようなことで返答をいたしたところでございますので,御理解をいただきたいと思います。



◆議員(柚木茂樹)  取り組むのはわかったんです。市長は「広報と啓発に取り組む」ときょう,今回答弁したんです。ところが広報ちらんでは,バイオマスの実際の,これは化石燃料にかわるプラントがいるでしょ,当然。そういう取り組みを市民には示しているんです。答弁が市民と議会で違うんだが,この違いは何なのかという質問であります。



◎市長(霜出勘平)  最後の方で「今後も広報啓発等を行ってまいりたい」というふうにお答えをいたしましたが,その後に「広報啓発等を行いながら普及に努める」というような文言が抜けておったようでございまして,その点については訂正をさせていただきたいと思います。



◆議員(柚木茂樹)  普及の形を若干なりとも方向性を示してください。



◎市長(霜出勘平)  これについては,これからいろいろと,4年間ございますので,検討をし,そしていろいろな御意見等も聞きながらこの普及に努めてまいりたいと思います。



◆議員(柚木茂樹)  市長,岩手県の葛巻だったですか,大きな牧場があって,そこを家畜排泄物を利用してアルコール化して電気を起こしていたんです。その牧場は市長も行かれたんじゃなかったんですか。ほぼ100%そこの事業体では済んでいたんです。

 今の答弁は答弁になっていないと思うんですが,そこは,私の記憶では10億ぐらいのプラントだったと思います。現在は,画期的に先進的に取り組んだもんですから,もう半分ぐらいの4,5億でできるでしょうという説明でした。

 少なくとも,私は,サツマイモ等は非常な化石燃料のバイオマスの農業振興につながると考えておりますが,少なくともサツマイモをアルコール化して電気でも起こすとなりますと,40,50億のプラントが要るみたいです。例えばです。

 もう少し,これから検討じゃなくて,もう市民には示しているわけですから,もう少しこの程度のことを考えるとか,もう少し具体的に述べられませんか。



◎市長(霜出勘平)  これは,先ほども言いますように,広報誌のあいさつの中でこういったことで長期的にやっていくということでございますので,この20年度にこれをやるというようなことじゃないわけです。

 いろいろと議員もおっしゃるように,多額の費用等も要するわけですので,これについてはこれから検討をし,いろいろと温暖な対策について啓発をしていこうと,このように思っております。



◆議員(柚木茂樹)  ちょっとしつこくなりますが,私は一つの産業として化石燃料のプラントを中心としたことを取り組むのは,食糧危機という観点からも環境の観点からも非常に大事だと思うんです。ところが,産業というとらえ方をしますと,そこで起こす事業が黒字でなければほとんど意味はないというふうに考えているんです。その辺の調査も要るでしょう。

 それで,旧知覧町では,知覧町バイオマスエネルギー調査事業というのがありまして,これも当然町長であったわけで市長も知っていると思いますが,これにも非常に,これを読み上げると長くなるんですが,鶏ふん部門のふんなんかに関しましては,エネルギー回収の後の液化液は,お茶なんかの堆肥に非常に有効であるということが判明したとか,バイオマスメタンガスをかした電気熱エネルギーは現実味を帯びてきて非常に期待があるとか主に結論づけているんです。

 そういうこともございますから,平成20年度は少なくとも取り組まないと,しかしながら21年度には普及に向けて取り組むという答弁でありますから,その具体性に関しましては若干明確でありませんでしたが,平成21年度に関しましてはもう少し具体性を持って取り組んでいただきたいということで,このことに対しましては終わりたいと思います。

 それで,次に市長が南九州市をどういう形に持っていきたいのか,市長がとらえる南九州市像は何なのかということをただしたいためにこうやって質問をしているわけです。そのイメージが具体的に私ども出ないから,具体的な施策事例をもってとらえたいと,こういうふうにして質問をしているわけです。

 それで,市長がどういうふうに考えているかということは,議会のみならず市民,ましてや予算編成に現場で当たる職員,そういう方々も非常にしっかりととらえなければいけない問題だろうと思います。

 そこで,この平成20年,つかぬことを聞きますが,20年度の施政方針は市長みずからが書き上げたものでしょうか,その点を聞きます。



◎市長(霜出勘平)  これにつきましては,職員の方でいろいろと私のマニフェスト等も参考にしながら作成したものでございます。



◆議員(柚木茂樹)  職員でしたと,今そこで合点がいったんですが,私は平成20年度の霜出町長時代の施政方針を見ましたが,全く文面なりとも果たしてどんな人が書いたのかなと思うぐらい違うんです。職員が関与したということでありますが。

 なぜこういう質問をしたかというと,部長でもいいんですが,この基本理念をどのように理解しているのかということなんです。正当なというか,適切な市長の考えが本当にわかっていないと予算配分されませんから,部長,聞くのは酷ですか。

 市長,どういう説明をしたんですか。この3つの理念に関しては。それからまず聞きましょう。



◎市長(霜出勘平)  もう1回,今聞き取れませんでしたので,御質問をお願いいたしたいと思います。



◆議員(柚木茂樹)  この基本方針はどなたか職員を介して原案を出して最終的に市長が認められたから市長が出したことになるんですが,「書いた」という答弁だったです。書いた方が,この市長の3つの理念,3つの理念というのは「協調と融和,協働と自立の創造,均衡のある発展」です。これをどういうふうに理解したかというのは非常に重要なんです。書いた人が理解していなければ書けませんから。

 だから,それをまずその職員の方にはどのように説明したのかと,これだけで私は,職員と言えども理解できないと思います。それを今聞いているんです。



◎市長(霜出勘平)  もう読んで字のごとくでございます。やはり,この新市が発足したわけでございます。やはり一体化が一番急務じゃなかろうかなということで,協調と融和,それから,協働と自立の創造,やはり皆さんが一緒に働いて早くこの南九州市を軌道に乗せなければいけないということでございます。

 それから,やはり3町が合併したわけでございますので,均衡ある発展というようなことでございまして,ごく当たり前のことじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(柚木茂樹)  その当たり前が具体的になるとよくわからない私なんです。恐らく町民もそうだと思います。森田議員の質問もそれに近いような質問だったと思います。

 どなたが書いたんですか。その方を教えてください。職員でしょうから。



◎総務部長(海江田操)  施政方針につきましては,市長が最終決裁をしてこの施政方針になったわけでございまして,先ほどもマニフェストの件がございましたけれども,マニフェストの中で,ただいま市長の基本理念,これが示されまして,合併をし,自分の,市長として進むべき道は私どもに指示がされております。

 また,合併協議会でもいろんな協議がされておりまして,基本計画はできております。それに基づきまして市長からもマニフェストが示され,私どもに,先ほどこれが,マニフェストがあるということでございましたけれども,その指示のもとに素案を作成して,副市長,市長等とも協議をし,内容を検討し,この施政方針になった次第でございます。



◆議員(柚木茂樹)  職員の人が相談して施政方針に述べることは何ら私はそれはそれでよしとして,どうこうというんじゃありません。そうすべきだと思います,むしろ。そうではないんです。

 じゃ今,総務部長に聞きますが,総務部長が理解する融和と一体とは何なんですか。何が融和が足りないんですか。それを教えてください。



◎総務部長(海江田操)  私がこの融和とか,足りるとか足りないとかという意味で申し上げているのではございませんで,あくまでも市長がいつも申し上げておりますように協調と融和,それのもとに我々の業務にしても,いろんな市政のあり方にしてもやっていただきたいということで,私が中身をどうということではございません。



◆議員(柚木茂樹)  結局この文面ぐらいの理解しかできないということではないですか。

 私は,この協調と融和ということに関しましては,果たしてこれが施政方針の内容足りるかなと思っているんです。これは政治姿勢としてはとらえられます。政治姿勢としては。

 何か3町がいかにも今現在,融和と対話がないがごときにして,もしあったら具体的にこういう事例は将来的にあるんだと,考えられるんだとあればですねとるべきでしょう。それは,市政を預かる人は,政治姿勢としては協調と融和をもとにして取り組むべきだと思います。

 今,協議会の中で,それぞれ市町村でシステムとかやり方が違ったからということであり,それは当たり前のことでして,そのことが果たして融和と協調を阻害することになるんですか。

 むしろそれぞれの地域で,うちはこういうふうな目的でこの事業に取り組んでいたんだと,必要なんだと,どんどん議論をしていただいて,そして最終的にはまとめ上げていくと,一つにまとめる,それが本当の調和じゃないでしょうか。何か霜出市長,3町で協調と融和を危惧するようなことが具体的にあるんですか。もう1回お尋ねします。



◎市長(霜出勘平)  そういうことじゃなくて,やはり新市が発展していくためには,それぞれ職員も協調をしていかなければいけないと,旧3町の職員が一緒になって仕事をするわけです。それで協調と,それから,いろんな形で融和を図りながらやっていかないと力も出せないというようなことでございます。

 そしてまた,こういうような厳しい財政状況にもありますので,協働と自立が必要ではないでしょうかと,そして,あと均衡ある発展をお互いに3町ともしていかないといけないというようなことでございまして,私は当然のことだろうと思いますが,柚木議員とは意見が違うようであります。



◆議員(柚木茂樹)  抽象論で申せれば,だれもがこれは当然のことを言うのは当たり前なんです。私がとらえたいのは,それを具体的に南九州市としては施策に反映されているのか知りたいわけです。ですから,さっき言った事業名を具体的に上げてくださいというのはそこなんです。

 それで,私は,さきの市長の説明でもありましたように,仮に調和と融和を崩すことがあるとすれば,それはやはり施策の失敗による協調と融和が崩れる可能性はあると思います。

 法にかない,理にかない,情にかなった施策を霜出市政がとれば,私は旧頴娃町の旧町民,知覧町,川辺町,融和と調和はおのずから,時間はかかりますが,自然の形で醸成されていくものだと思います。

 行政が非常に理解できない施策をとれば,それは崩れるでしょう。私,そこに尽きると思っていますが,これは政策でも何でもない。政治姿勢の問題でありますが,そういうふうにとらえて,意見として申し上げておきたいと思います。ですから,しっかりとした行政をとっていただきたいということであります。

 次に,協働と自立の創造と,これもまた総務課長に聞かないかんですが,総務課長が原案を書いたみたいですから,総務課長,別な視点で申し上げます。予算をつくるのは総務課長が1人でつくるわけじゃありません。(発言する者あり)総務部長だ,ごめんなさい。済いません。総務部長。当然担当課の係長以下その下の職員にもこの考え方を理解してもらわないかんです。予想では,できません。その辺のはどういう形で行ったんでしょうか。



◎総務部長(海江田操)  協働と自立の創造ということでございますけれども,施政方針に基本理念として市長が述べられているわけでございまして,そういう基本理念のもとに,予算編成にしても,先ほどの議員からも質問がございましたけれども,予算編成方針を出しまして,そのもとに,市としては予算編成を,初めての予算編成でございますので,合併の協議にのっとり,また,昨今の財政事情を考慮し,旧3町の財政状況,そして,これから後の地方財政に関する状況等を踏まえて予算編成はいたした。私ども各課それぞれ計画を出し,そして編成をしてきたところでございます。

 以上です。



◆議員(柚木茂樹)  どうも質問が悪いんですか。予算編成はしたでしょうが,市長の考え方を明確に職員が理解していなければ,有効ある予算編成につながっていかないということで申し上げているんですが。

 そのためには,今,総務部長には原案も書いて協力してもらったと,そこまではわかったんです。でも総務課長のみならず係長,あるいはその下の職員にも市長の基本的考え方に理解なければ予算配分されないです,絶対に。それをしたのかというだけの話なんです。したんだったら,いつしたんですかと,全体を集めてするのが一番効率的でしょう。そういう具体的なのはあるんですかという話です。



◎総務部長(海江田操)  施政方針につきましては,今回の議会で示されたわけでございますけれども,市長の市にかけるその姿勢というものにつきましては,職員に指示がされているわけでございまして,予算編成方針に基づきまして,それぞれの各課各係,それぞれの部署で指示のもとに理解して予算編成はしてきたところでございます。



◆議員(柚木茂樹)  質問は変えられません。

 じゃ,市には具体的に市長の考えはいつごろ,日にちまで正確でなくていいです。いつどこでしたんですか。日にちとあれで答弁してください。



◎総務部長(海江田操)  市長は12月1日,市は12月1日に発足して,市長の選挙があり,そして選挙後登庁されておりますので,登庁されたときにも市長としての考え方は職員には示されておりまして,随時いろんな業務を進めていく中で,あるいは予算編成をしていく中で指示をいただきながら現在まできているということで,いつこの内容がこうこうという日にちは,この場では何日というのはできないところでございます。



◆議員(柚木茂樹)  早くそう言っていただければわかりやすかったんですが,具体的には市長の考え方を明確に説明する機会を持たなくて,市長が登庁した折にはあいさつ程度で理解してもらっているんだと,こういう説明のようであります。

 そういう形でもってして,12月1日と今言いましたっけ,と言いました。それ以前に予算編成はもう動いているわけですけれども,それ以前に,少なくとも新市の市長なれば,それ以後にも,職員の間でも市長の意思を反映される予算編成に追加なり修正なりがあるべきなんです。そのための市長ですから。そういうふうなことは,それじゃできないと思いますが,それで十分だったとお考えですか。



◎総務部長(海江田操)  予算編成につきましては,ただいま議員の御指摘のとおり,新市は12月1日でございまして,市長が登庁されましたのは選挙後でございますので,その間に業務については新市の予算編成,暫定予算から新市の予算,それらに向けて業務は進めてまいっております。

 職務代理者がおり,選挙後は引き継ぎをし,そして,予算の査定につきましては,市長が最終的に予算裁定という形で内容を査定をし,裁定をしてきているという状況でございます。



◆議員(柚木茂樹)  どうもかみ合いませんが,私は市長の基本ベクトルという話がありましたが,市長がどういうまちをつくりたい,どういうまちを目指すのかということを職員がまずしっかりと認識理解すると,そして予算編成がなされると,それはすべてに網羅して市長の考えでやられたと思います。全部守らな済まんですから,南九州市を。ここ1点に関しては,あるいはここの地点に関しては,これが霜出市政だというキラリと光るものがあるべきだと思っているんです。それですから立候補したんじゃないですか。

 それが,これはちょっと具体的で私の方がないかもしれませんが,予算書を見る限るにおいては,旧知覧町でやった事業,旧頴娃町でやった事業,前年度踏襲主義というんですか,その中で整理していったという感覚が非常にあります。要するに何が言いたいかというと,霜出カラーがよく見えてこないということを言いたいわけであります。

 具体的に市長,この事業は私のカラーですと言える事業が何かありますか。あれば事業名でお答えください。



◎市長(霜出勘平)  私は,このマニフェストの中で,公約としての政策項目は既に南薩3町合併協議会で合意し,旧3町住民に説明してある南九州市合併新市基本計画をもとに実践していくことになりますというようなことを書いてあります。

 この合併協議会で決めたことをやはり守り,実践していくのが筋だろうというふうなことで,今回の20年度の予算編成に当たりましては,そういったことでこのカラーを出せなかった,出そうと思っても出せなかったというようなのが実情でございます。



◆議員(柚木茂樹)  結論から言うとカラーは出せなかったということなんです。いろいろ言っておりますけれども。

 そこで,もうちょっと聞きますが,協働と自立の創造のまちづくりということで今,市長の答弁の中でありましたが,こんなことを言っています。

 住民協働のまちづくりを推進するため,自治コミュニティ奨励金や自治会等を行う種々の地域づくりの活動への補助,自治会等が実施する地域道路,排水路の整備に関する補助,道路愛護作業や河川愛護作業に対する報奨金とありますが,これが今,霜出市政の大きな柱の一つの具体的なのを言っているわけですが,これは本来今まで全部やっていた事業です。

 一つだけ自治コミュニティ奨励金の補助は,これは1戸数1,800円ぐらいだったですか。これは自治体へ配分する金額が今までより減るということで,減ることに対して自治体,公民館が運営するのに困るというので,救済的処置として私はやっていると思っているんですが,協働と自立の創造ですから,今までやっていたこと以外に,総務課長,考えるような余地はなかったんでしょうか。総務部長,済いません。



◎総務部長(海江田操)  施政方針に向けての内容を私が云々というのも大変気が引けるわけですけれども,コミュニティ奨励金についてですけれども,議員の言われることもあろうかとも思います。

 しかし,これから後合併をして旧3町の自治会が,自分たちの自治会の底力を上げていくということも含めて,自治コミュニティ奨励金を新市等しく各世帯当たり1,800円という数字を試算して,それと,各自治会への嘱託の経費,あるいは道路愛護作業等についても旧3町,実態が,作業内容,あるいは報奨金の内容等が違っておりましたので,それらも含めて等しく同じような形で作業,あるいは報奨金のやり方もしたならというようなことで,合併協議会でも協議がされて現在にきている状況でございますので。

 やはり,自立,協働,それらにつきましては,そういう意味合いを含めてコミュニティ奨励金についても整理をしてきているつもりでございます。

 いろんな,これからがスタートでございますので,議員の皆さん方やら住民の皆さん方のいろんな意見も集約しながら,自治会,市,市民一体となってまちづくりを進めていくということで取り組んできているところでございます。

 以上です。



◆議員(柚木茂樹)  非常に言葉的な抽象的で,わかることも述べているんですが,霜出市長が協働と自立の創造ということを大きな理念として掲げた以上,今まであること以上に予算反映されなければ,霜出市政のカラーはないわけであります。

 それで,なぜ総務部長に質問をしたかというと,あなたが一番原案も書いて理解されている方であるわけですから,広く係長以下職員にもその内容の趣旨とするところを伝えて予算編成してこいと。

 今まで税も上げても,今までと同じことでありまして,市長がかわった,要するに行政がかわるということ,変革,今までのことだったら一緒なんです。継続するのは一緒なんです。それを市民は求めていると思います。それに反映させるべきだったと,少なくともこの答弁ではひとつもないです。コミュニティ事業は性格上,村の運営の維持費に充てられる事業だと判断しておりますから,そういうこと1点であります。

 それで,もう1点,3点目,均衡ある発展のまちづくりということについて若干,理念のその3番目です。どこでしたっけ,急にあれするもんですから。

 地域の特色を具体的にはどうとらえるのかということでありますが,こういうことを言っているんです。ちょっと読みましょうか。町長答弁の繰り返しになりますが。

 「具体的には豊かな自然資源や交流施設,風光明媚な環境,風光明媚な海岸線,武家屋敷群や特攻平和会館など県を代表する観光資源」と,一つの視点では観光資源というとらえ方をしています。「日本有数な食糧基地」と,食糧基地というとらえ方をしています。「広大な農地や伝統的工芸指定されている仏壇」,工芸技術のとらえ方だと,その特徴をそれぞれの伸ばす施策をこの平成20年度は展開したんだと,予算では。そういうことになっているんです。

 市長,先ほど,霜出カラーとしてはなかなか予算編成はできなかったということでありますが,地域の特徴をとらえればとらえるほど,そこに重点的に,今回はとらえられなかったわけですから,予算編成できなかったわけですから,今後するとすれば,例えば仏壇産業の振興が今500万ぐらいしておりましたが,具体的に効果的な施策が今度,21年度でも後年度でもいいんですが,できてくれば,当然集中的に資本投下はしないといけないと思うんです。

 それは合併の一つの大きな特色,長所でもあると思いますが,広大な地域ですから,地域指定もしてほしいんですが,「食糧基地を形成する広大な農地」と,これはどこをいっているのか。それから聞きましょうか。これは,食糧基地の特色ある地域はどこですか。



◎市長(霜出勘平)  合併協議でお示しをいたしました地域ごとのあれだったと思いますが,広大な地域とは南部地域を一応そういうことで合併協議でも,この広大な農業地域ということで,アグリというようなことで位置づけをいたしておるところでございます。中部から南部にかけて。

 この地域別基本構想の中にお示しをしてあるところでございます。アグリゾーンというようなところでございます。こういった地域を活用しながらというようなことです。



◆議員(柚木茂樹)  市長が言っているのはこれでしょうけど,アグリゾーンと,これから外れる地域にも,川辺はここは外れるんじゃないかな。畜産業とかもやっているとこもあるわけだから。アグリゾーンに集中的に農業政策を展開すると,その地域は外れていくと,頴娃の谷場地区も外れます。極端な言い方をすると。

 そういうところを地域の特色を出せば出すほど均衡ある発展とは相反することになるのではないかということを言ったわけであります。その辺の整合性は市長はどう考えるのかという質問であります。



◎市長(霜出勘平)  やはりこの合併で一番住民の方々が危惧されたのは,発展に差が出てくるんじゃないかと,地域格差が出てくるんじゃないかというのを一番危惧されたんじゃないかなというふうに思っております。

 そういった点では,やはり3町等しく発展していくんですよと,その中でいろいろな特色もありますが,その特色を生かしながら発展していくんですよということであるわけでございますので,その特色をつぶすんじゃないかとか,均衡ある発展は逆行するんじゃないかとかいうようなことにはなっていかないと私は思います。

 やはり特色は生かしながら3町発展をしていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(柚木茂樹)  これは私の基本的な考え方でもあるんですが,産業力を例えばつけるとすれば,投資をしないといけない。何が課題で何ができるか考えないといけない。

 私は純農家で,専業農家であれば年収純所得800万円以上を今の10%から20%ぐらいふやせると,そういう施策をコンセプトとして施策を決めますが,そういうことをやっていきますと,当然ながら局部集中的になってくるんであります。それをどう市民に理解してもらうかということが私は非常に重要だと思っているんです。

 地域の特性を見きわめると,この地域は産業振興するが,この地域は別な特性があるからここに支援していくと,その見きわめが大事だと思っているんです。市長は非常にアバウトなとらえ方でもっていっていますが,現実に予算編成の中にその特色ある政策には図られていないと思います。

 ぜひ執行されるに当たっては,行政が何ができて,何が地域に特徴なのかということをもう1回総合基本計画の中で洗い出して,実効ある,効果のある施策に反映していただきたいということで止めおきたいと思います。

 だらだら,総論的に言いますと,予算編成ができてから施政方針が後からできたんじゃないかと思うような感があるわけです,実は。これは言い過ぎでしょう。言い過ぎでしょうが,なかなか市長のまだ具体的あれが見えてきません。

 それで,マニフェストが今あると,マニフェストというのを後で示してください。議員に渡すということでありますから,希望すれば。

 市長は勘違いしております。マニフェストというのは,期限を区切って何々を数字をもって仕上げますよというのがマニフェストですから,例えば行政改革に関し行財政改革をするんであれば,例で言えば。職員定数は4年間の間に何人減らせますよと,例えばです。みんなマニフェストですから。協議会は関係ありません。市長のマニフェストを示さないといけないわけですから,勘違いしないでほしいと思います。

 協議会で決定したことが私のマニフェストだと,わけがわかりません。マニフェストというのは個人が持っているものでありますから,ぜひ市長の考える,協議会へ逃げないで示してほしいと思います。

 もう1点だけ,だらだらなって申しわけありません。もう1点だけ,ずっと質問はたらたらあるんですが,これもよくわかりません。後もってダブりますが,簡単に今質問します。

 職員の適正化,適正配置と意識改革,資質向上を図りとありますが,職員の適正配置をする見きわめは,市長,どうやってするんですか。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,いろいろと総務部長,それ担当の職員の意見も聞きながら,この職員が一番同僚であるわけですので,この人はこういったのが向いているとか,ここに置いた方がいいんじゃないかとか,そういったことを一番よく知っているのは,同僚である職員だと思います。

 そういった方々の意見も十分取り入れながら,職員の配置についてはこれからもやっていきたいと,このように思っております。



◆議員(柚木茂樹)  同僚職員の意見を聞くというのは今までとやり方はほぼ一緒だと思うんですが,一つだけ提案しておきます。私は,500人を超える職員になりますと,市長がその能力,性格,見きわめはまず困難だろうと思います。総務部長から意見を聞いても,一つのフィルターを通ってくるわけですから,それは客観的という問題に関してはまた問題があります。

 職員の人事に関します問題は,職員の資質にも,意識の,仕事をやる気があるかないかの意識まで反映されてきますから,非常に慎重にやらなければいけない。

 提案しますが,私は,やはり職員の内部評価システムが非常にアバウトな方がいいと思っていますが,要ると思っています。部下が上司を内部評価すると,逆の場合ももちろん要ります。そうしないと,適正配置しようにも見きわめができないと思います。ぜひ,これは意見として言っておきますが,それは適正配置せないかんでしょう。それが一番理想的なわけですから,それも意見として申し上げておきます。

 いろいろ行政の簡素化とか役割分担とか,非常に抽象的で,もう1点だけ聞きますか,行政の簡素化,行政の役割分担,これは何を指しているんですか。



◎市長(霜出勘平)  行政の簡素化は,やはり組織機構の再編とか,適材適所の人員の配置とか,そういったものをやらなければいけないと思っております。

 それから,役割分担については,横の壁を取っ払って,やはり助け合いの精神というんですか,そういったこともやっていかなければいけないんじゃなかろうかなと,この仕事はほかの課の仕事だからというようなことで,いろんなイベント等の応援あたりも,やっぱりそういうことで役割分担をして,そしていろいろな市の活性化につなげていかなければいけないんじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(柚木茂樹)  この辺が施政方針と実際やっているのとはどうかなという話なんです。今,市長が「行政の簡素化とは組織の簡素化だ」と言っているのが,実際は組織が膨らんできています。課はふえているし,副市長制も2人制になってきていますし,役割分担といいますが,よその部署まで仕事をしていただくんだというような考え方のようですが,それは役割分担とは言わないです。明確化ではないです。

 私は,役割分担というよりも,その職務に対する責任体制の確立というのを考えた方がいいと思います。あなたの仕事の責任はここにあるんですよと,こういう責任を持っているんですよとした方がもっと仕事は効率化すると思います。

 るる申し上げましたが,そろそろこれでやめますが,どうもいまだもって残念ながら私の能力不足で,市長がどういうまちづくりをしたいのか,私なりにイメージできないままに終わることになりました。ぜひ,どうであろうが,あとはこの予算を効率よく効果よく運営していくことが大事でありますから,可決されましたら,ぜひそのような努力をお願いして質問を終わりたいと思います。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午後3時17分休憩

───────────

午後3時26分開議 



○議長(西良仁)  再開します。

 次に,東兼喜議員。

  [12番議員東 兼喜登壇]



◆議員(東兼喜)  さきに通告してありました3つのことについて市長に質問をいたします。

 まず,さきの2月の26日本議会で決定されております過疎地域自立促進計画の基本策による定住促進対策の一環として,合併と同時要綱が市民に告示され施行されていることは御承知のとおりであります。このことは,現在過疎化の進む中,人口の確保や増加,また,市の経済の活性化のため高い評価が期待できるものと私は思います。

 また,制度であり,充実との活用の拡大を図るため,まず旧頴娃町,川辺町で実施しておりました過去5カ年間の住宅取得補助の実績とその効果についてお伺いします。

 そして,この事業が地域の格差是正や市街地集中化防止のため,集約機能の維持が低下しているこのような集落に住宅を建設する場合など,住宅取得補助金の額を増額する考えはないか,お尋ねいたします。

 また,交通通信体系の整備についてでありますが,生活道路や集落道路の整備は,地域住民の日常生活の安全・安心はもとより,快適性からして必要不可欠であります。半面,これからも膨大な事業費が伴うのは必至であります。市になっても財源が限られる中,重点地域を絞り,より効果の高い事業整備を進めていくことが慣用であると思います。

 そこで,旧知覧町の場合,過去の計画の路線が登載されず,新規事業が計画されているが,その根拠を示していただきたい。あわせて事業の見直しをする考えがないか,お尋ねします。

 2点目になりますが,みずほ団地のことについてでございます。みずほ団地は平成6年度,県市町村開発公社,旧知覧支社において郷土の均等ある発展と過疎対策の一環として,定住促進や若者の定住,それに町外者の定住を図る目的で整備計画を進め,平成8年に公社から旧知覧町へ処分,旧知覧町において造成,完成し,その後,販売計画が進まないことから,平成17年から販売促進策として斡旋,支援策を実施し,既に14年余り経過し現在に至っておりますが。

 このみずほ団地の具体的な販売施策を講ずることはできないか,また,今後,区画の見直しや市住宅化は考えられないか,お尋ねします。

 3点目になりますが,薬害肝炎についてのことでございます。このことについては,1月の11日国会において薬害肝炎救済法が成立したことは既に御承知のとおりであります。申すまでもなく訴訟の対象になった血液製剤フィブリノゲン第9因子製剤の投与によるC型肝炎ウイルス感染病に対し,投与時期に関係なく症状に応じて政府や製薬会社が救済することになっておるわけでございます。

 半面,また対象者外の方々など不安の声も報道されておる現状でございます。市民の中にこのような方がいらっしゃるものなのか,また,市としてどのような対応をしているものなのか,お尋ねします。

 以上,第1回目の質問とし,以下は自席で行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  東議員の御質問にお答えいたします。

 1番目の住宅取得補助の実績についてでございますが,住宅取得補助の過去5カ年間の実績は,旧頴娃町では住宅建築・購入が8件で,空き家改修が4件,旧川辺町におきましては79件でございました。この制度により,それぞれの町に新たに転入された方,あるいは町外に転出せずに町内で家を取得された方がおられ,定住促進が図られたものと考えております。

 2番目の,集落機能の維持が低下している集落に住宅を建築する場合,住宅取得補助金の額を上乗せする考えはないかという質問でございますが,住宅取得補助金の対象者は,50歳未満の方が本市に住宅を取得すれば30万円の補助を行い,その住宅を建築する業者が本市内に本社を有しておれば20万円の上乗せ補助を行い,さらに市外居住の方が住宅を取得する目的で本市に土地まで購入すれば,土地に対しても取得価格の2分の1以内の範囲で50万円を限度として補助を行っております。

 御質問の集落機能の維持が困難となっている集落において住宅を取得する場合には,さらに上乗せをということでございますが,3町合併協議の結果を踏まえ,当分の間はこの制度を維持してまいりたいと考えておるところでございます。

 次に,交通通信体系の整備に当たり,旧町の過疎計画に登載されている路線が登載されず,新規事業が登載されている路線が見られるが,事業計画登載の根拠を示せということでございます。

 旧町の過疎計画,平成17年度から21年度に登載されていた路線で今回の南九州市の過疎計画,平成19年度から平成21年度でございますが,この中に登載しなかった路線が17路線,これは旧頴娃町が13,旧知覧町が2,旧川辺町が2でございます。

 なお,平成17,18年度で事業完了となったもの,事業実施年度の見直し,これは22年度以降に先送りしたものについては,本計画から削除してございます。

 今回新規登載した事業計画でございますが,道路3路線,橋梁1橋,これは知覧支所管内が1,川辺支所管内が3を登載いたしております。

 今回の新規登載事業計画の登載理由につきましては,次のとおりでございます。

 知覧支所管内,塗木飯野線道路改良舗装事業,本路線沿いに平成19年2月,旧知覧町の誘致企業として農業生産法人サンエッグが立地いたしまして,大型車両等の通行量が多くなり,通勤・通学や地区住民の通行に危険な状況にあるとの声も多く,早期整備が望まれており,住民が安心・安全に通行できるよう早急に整備を進める必要があるためでございます。

 川辺支所管内,永田下村線交差点改良舗装事業,本交差点は国道225号と接する片側1車線の交差点でありますが,交差角が鋭角で交差点内での右折・左折に支障を来し,平成18年度には死亡事故も発生いたしております。このようなことから国道に対して直角交差となるよう交差点改良を緊急に行う必要があるためでございます。

 まちづくり交付金事業,横手川原線道路整備事業でございます。旧川辺町の市民交流センターの建設に当たり,国土交通省との協議により都市再生整備計画を策定し,まちづくり交付金事業として整備を進めるに当たり,平成20年度交流センター建設を実施することから,交流センターとの一体的な整備を図る必要があるためでございます。

 柳下橋橋梁整備事業でございます。本橋は昭和11年に架設された幅員3.7メートル,老朽化が進み,高欄等の破損により通行に危険な状況にあり,地元から橋梁のかけかえの強い要望が出されております。旧知覧町松久保と旧川辺町柳を結ぶ主要道路にかけられており,合併に伴い今後,通行量の増加も予想されるため,早急にかけかえを行う必要があるためでございます。

 以上のような理由により,交通安全上早急に整備が必要なものであることから,今回,新規登載をいたしました。今後,事業計画・路線につきましては,各支所管内の道路整備の実態を把握しながら均衡ある道路網の整備を図る必要があると考えておりまして,当然,それぞれローリングをしながら実施をしていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。

 次に,みずほ団地についてでございますが,みずほ団地は平成8年度に整備を完了いたしまして,平成9年1月に販売を開始してから既に約11年が経過いたしております。40区画中,現在2区画を旧知覧町が取得して,特定公共賃貸住宅3戸が建築されております。また,一般には16区画が売却されております。

 今後,残りの22区画については,新聞広告,市のホームページ等による宣伝などにより販売を促進してまいります。

 区画の見直しにつきましては,見直しによる区画全体への影響や造成費,登記変更等新たな経費が必要となることから難しいものと考えておりますが,場所によっては2区画を3区画に,あるいは2区画を1区画にするなど部分的な区画の変更は可能と考えております。

 市営住宅用地として活用することにつきましては,当該団地には既に3戸の市営住宅があり,他の団地が優先すべき老朽住宅の建てかえも予定されるなど,財政状況等を考慮いたしますと,今の段階で当該団地に市営住宅を建設することは難しいと考えておるところでございます。

 薬害肝炎の被害者救済についてでございますが,薬害肝炎救済法に基づく救済対象者または対象外の方が本市内にどれだけおられるかにつきましては,国等からの情報提供がないことから,把握することは困難でございます。

 厚生労働省が公表しているフィブリノゲン製剤の納入先として,本市内の医療機関が1カ所含まれておりますが,薬剤肝炎救済に関することは,国が直接行う事務でございまして,国から市町村への指示,指導等の通知はなされていないところでございます。

 以上で,東議員の質問への答弁とさしていただきます。



◆議員(東兼喜)  質問の順番に2回目からの質問に入らさせていただきますが,まず,住宅の取得の補助の問題で,先ほど質問に対して町長は,戸数と,それから効果なしと失礼しました市長は。それと,今後の対策についての御答弁をいただいたわけでございますが,先ほどいろいろ同僚の議員の話からも活性化に向けた話も出たようでございます。

 私は,一番この事業が新しい具体的な方策ではないかなというような考え方を持っているわけでございます。そこで,いま一度,過去の5カ年間の数字と効果を答弁をいただいたわけでございますが,それなりの促進効果が出ているんだと,頴娃町の場合は過去5カ年間で30,それから,川辺町の場合は79件,は,確かに大きな数字でございます。

 そこで,新たに川辺町,頴娃町のを調整しながら今度新しい南九州市の要綱として交付したわけでございます。

 そこで,頴娃町,川辺町,旧の両町のそれなりの効果のもうちょっと説明が足りなかったのでお聞きしたいんですが,中身の問題です。確かにこれは,内容は先ほど市長も説明なさったとおりで,私も十分要綱を見ましたのでわかっておりますが,土地の場合はさておいて,住宅の場合のみに考えていただきたいと思うんですが。

 旧頴娃町と川辺町の場合はそんなに差はなかったわけでございますけれども,この中身の問題,例えば頴娃町の場合,川辺町でも一緒ですが,79件の川辺町の場合あったとするならば,いろんな形があると思うんです。

 どういうことかといいますと,この申請をする人,あるいは受ける人も,これは申請するから受けるわけですが,内容が地域外,地域外といいますと南九州外の方になるわけですが,これも県外の方なのか,あるいは県内の方で地域外というような方もいらっしゃるわけでございます。その区分がわからないものなのか。

 それと,親がおって,これは失礼な言い方になるかもしれない。家族がうちにおって,そして子供が東京なら東京,あるいは関西なら関西におって,実家を引き継がんな済まんから帰れと,家はおいたちが作っくるっでという方々もおっただろうと思うんです。この辺の区分がわかっておったら教えていただきたいと思うんです。これがわかっておったら教えていただきたい。担当でも結構でございます。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,住宅取得補助の地域内外の件でございますけれども,それぞれの旧町におきまして,地域外というような形で把握をいたしておりましたので,その方が県外なのか,それとも町外というような形で位置づけをしておりましたので,そこの区分についてはここではわかりません。

 以上でございます。



◆議員(東兼喜)  今「わからない」という答えがありましたけども,担当であれば,その辺ぐらいはわかるはずです。大阪から帰ったとか,あるいは東京から帰ったとか,その辺はわかると思うんですが,九州外なら九州外だというようなデータは出ているはずと思うんですが,ないですか。ちょっと教えていただきたい。



○議長(西良仁)  しばらく休憩します。

午後3時44分休憩

───────────

午後3時45分開議 



◎企画課長(金田憲明)  それでは,もう少し詳しく説明申し上げます。

 この事業につきましては,旧川辺町で行っておったのが79件ということで報告をさせていただいておりますが,旧川辺町の場合では,町外居住者が川辺町の方に入ってくればということで,そういう把握をいたしておりました。ですから,そこでは,その町外の方というのは,川辺町外であれば,それこそ旧知覧町でも旧頴娃町でも町外という判断をいたしております。

 それで,もちろん県外の方も町外という方に含まれますので,町外と町内という把握の仕方をいたしておりましたので,そこの件でその方が東京・大阪なのか,あるいは福岡なのか,そういうところまでは今ここではお答えできないということでございます。

 以上でございます。



◆議員(東兼喜)  今お答えいただいたんだけれど,それなら今度は新しい我が南九州市の要綱もできたわけです。これのねらいは何ですか。ちょっと教えていただきたいんですけれども。



◎企画課長(金田憲明)  南九州市の住宅取得補助の趣旨でございますけれども,定住化の促進を図り,南九州市内の経済の活性化を図るということが目的でございます。



◆議員(東兼喜)  先ほども同僚の議員から,基本計画はやっぱり引きずるものだという話も出ていたようでございます。ただ,そんなに持ってきただけのことであって,新しい私発想が欲しかったと思うんです。質問の内容がこれから密になってきますけれども,やはり,そういうことを前提として新しい南九州市の要綱をつくるんだったらば,県外の方々にはこうしましょうと,やはりPR度も違ってくると思うんです。その熱も違ってくると思うんです。

 また,それを受ける立場の方も「こんなにすばらしいものなのか,鹿児島の南九州市は」という一つの斡旋道具であり,これから南九州市が出発する基点になると思うんです。その辺も十分考慮していただきたいと思うんです。

 それならば,そういうところでこの同じ住宅関係の第2問になりますけれども,そういうことからして,今,市長は「合併協議で決めたことだから値段は上げられない」という答弁でございました。

 私は,先ほどから言っている質問の内容は,やはり額をもっと上げて,私は,そうすることが脱皮だと思うんです。どうですか,市長。その辺についてお考えをお示しいただきたい。



◎市長(霜出勘平)  この限界集落対策にもなるんじゃないかというような御提言でございますけども,それはわかるんですが,合併をして初年度でございます。やはり合併協議のことについてはある程度尊重をしてやっていかなければいけないんじゃなかろうかなというふうに思っております。

 今後そういうことが必要で,そしてこれが効果があるというような見通しでも立てば,このこともまた検討をしていかなければいけないんじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(東兼喜)  今,要綱のお示しになった内容について伺ったんですが,私がなぜ増額した方がいいのかということは,私の考え方が未熟かもしれませんけれども,今最近の情報というもののことをやはり知ることも大切じゃなかろうかなということで,もちろん,例えばこの要綱に基づいて,どちみち南九州市に来てくださいよという呼びかけのいうことであるならば,やはり今最近の,私は住宅の方々と調査して聞き取りをしたことですが,今最近非常に若者がUターン組がふえていることも事実のようでございます。

 それに,やはり困るのは,その親でございます。どうしてもこれは,私もその身内の方も知っておりますけれども,家もつくらないかん,米も持たせないかんというような話もちょこちょこ聞きます。そして,その方々が今現在相当数いらっしゃるようでございます。そしてまた,やはりその方々が家族を含めて,若い者は洋風をつくりたいという希望のようでございます。

 そしてまた,年配の方々,やはり世代は団塊世代というんですか,その方々も大分旧知覧町にも私が知っている範囲内でも両手に数えるぐらいの方々が帰って,そして空き家なり,また,新しい家もつくった方がいらっしゃるようでございます。

 この要綱の場合は50歳未満という一つのやはりこれから南九州を背負っていただく一員となるための要綱であろうというふうに私も認識しておりますので,そういう観点からして,やはり建てる方々が,大体若い者で30坪から40坪ぐらい,それから,年配になると40坪から50坪ぐらい,そうすると,単価は大体その若風で40万ぐらい,洋風の場合は40万ぐらい,和風になると40万から45万ぐらいの単価になるようでございます。

 それからすると,やはり,例えば洋風の場合でも,最低でも1,400万から1,600万かかるようでございます。そうすると,和風の40坪から50坪をつくるとしますと,1,600万から2,000万近くかかるようでございます。

 今のこの補助率からすると,出資からすると,やはり私は,今の補助率はコンマ2です。2%です。2.5%,これぐらい出したって私は意味ないと思うんです。どうなんですか。その辺,市長,お答えいただきたい。



◎市長(霜出勘平)  先ほども申し上げましたように,この実績も申し上げたところでございます。川辺町においては79軒の家が建ったということで,やはり家を建てる方にとっては大変ありがたい制度ではなかろうかなというふうに思います。



◆議員(東兼喜)  市長が前向きな姿勢で取り組んでいらっしゃるのかなと思ったら,さっきも答弁が「以前やっていたんだから」というようなことでありました。熱意が入っていないなというような感じを受けました。

 ぜひこれは再検討なりして,要綱でございますので,別にここの議会で諮る必要ないわけですから,やはり自分が,先ほどのある議員が言っていましたように,一つのマニフェストであるならば,ぜひこれを見直すなりしてやりとげていただきたい。私は最低でも1割ぐらい出したら,どんどん帰ってくると思います。そういうことで,ひとつ見直しに向けて検討いただくことを要請します。

 次に,道路の問題でございます。道路整備については,私も非常に過疎自立促進計画を見まして,なるほどなと,それは,こんなに旧町でも格差があったのかなとつくづくそう思う,これは別に不審とか,あるいは不満があって言うものでございませんので御理解いただきたいんですが。

 それにしても,こんなになあと,それはそれとして,私はそういうことで,旧知覧町の管内の話にさしていただきたいと思います。

 今,市長は,道路の問題でどうしてもできないんだと,知覧町の新しい新規事業は1カ所だということの話をされました。先ほど私も,他の旧川辺町,頴娃町には触れませんと言いましたので触れませんが,確かに知覧町の方々には気の毒ですけれども,頴娃町からすると,あらっと,頴娃町の方々はおーと思うんです。

 そこで市長,塗木線,飯野線,これは確かに新規事業であり,今まで乗っていなかった事業です。私は,また消えた,あるいは登載されていないのもあります。私,この辺,市長に聞きたいんですけれども,鳥に例えれば,ツバメもあるし,あるいはヒバリもおりますしスズメもおります。また,地域の集落にもそれぞれの方々の自治館長さんというんですか,あるいは嘱託というんですか,おります。その方の一人一人千差万別でございます。

 昔,「鳴かぬなら鳴かしてみせろ」という言葉もございます。そういういきさつでこういうのが新規に上がったものなのか,もしくは,やはり封建的というのか,何かしならない,早く言うならば政治の圧力というんですか,今最近いろいろ道路特定財源の話で出てくるのがあります。政治の介入があるんじゃないかとか,いろんなのがあります。

 私は,こういうのも引き金になっているんじゃないかなというような気がするんですが,ただ,その回答として市長は,「新しい工場ができたから,誘致企業ができたから,地域も困っておるんだと,だからつくるんだ」と,意味はわかったんですが,私は,さっき言ったようなそういうのもあるんじゃないかと。

 私は,なぜ言ったかというと,株式会社くみあい食肉なんか誘致企業でありながら,13年間ほったらかしてきて,やっと,まだそれも完成していない町道があるわけです。現在これも同じ事業でやっているわけでございます。

 そこでまず聞きたいのが,今,旧知覧町で行っておりました緊急地方道路整備事業のところ,あるいは地方特定道路のところ,それから,地方特定道路整備事業,これで旧知覧町もここ10何年やってきた事業がいっぱいあるわけです。それにまた継続事業もそれでやっているわけですが,これはすべて特定財源でやってきているものなのか,部長でも結構ですので回答をいただきたいと思います。



◎建設部長(大坪三郎)  ただいまの御質問にお答えをさしていただきますが,旧知覧町で緊急道路整備事業と地方特定事業の導入があったということで,これが,特定財源が充当されているのかということでございますが,緊急地方道整備事業につきましては特定財源が充当されております。それから,地方特定事業については,これは単独事業でございます。

 以上です。



◆議員(東兼喜)  それといま一つ,地方道路交付金事業,この事業は,これも特定財源の絡みですか,どうですか。



◎建設部長(大坪三郎)  これは同じ事業でございますが,平成18年までは緊急地方道という事業名称で呼んでおりましたが,19年からは臨時交付金事業という交付金事業に名称が変わった関係で,そういうことで,事業の内容は一緒でございますけれども,名称変更があったということです。



◆議員(東兼喜)  それでは,わかりましたので質問を続けますが,今現在,この新しい新規事業は,この事業でやるわけではないということも認識しました。それならば,以前続けておった,旧知覧町内でこの事業でやっておった,もう名前を申し上げてもいいかと思いますが,後岳線はどうなったのか,この辺も説明していただきたいと思います。



◎建設部長(大坪三郎)  ただいまの御質問にお答えしますが,後岳線につきましては,これにつきましては緊急地方道整備事業ということで事業導入しましたが,これは17年後で一応整備をずっと進めてきておったところでございますけども,用地がどうしても取得が難航いたしまして,最終年度の18年度で事業完了の予定でございましたが,用地がどうしても取得いかないと,交渉が時間がかかるということで,今回この路線については,過疎事業から事業休止ということで削除をさしていただいたところでございます。

 現在この路線については,谷山知覧線沿いの入り口の方が若干できておりますけれども,あと150メートルぐらいができていない分がございます。これについては現在用地交渉を十分詰めておりますが,なかなか進捗がいかないところでございますけれども,これが用地が取得できる見込みになったら再度,これは臨時交付金事業として県の方に事業採択をしていくという方向で,県の方とは協議を詰めております。

 そういうことで,現在は事業休止ということで,今回の過疎計画からは休止ということで削除をいたしました。

 以上です。



◆議員(東兼喜)  今,新しい新規のと,登載されていない道路についての話をしたわけでございますが,私は,後で申し上げました後岳線については,旧知覧町が一番誇りをかけて,お茶の活性化のために発祥の地を売り出そうと一生懸命になってとりかかった事業でございます。それが,内容は知っておりますけれども,いろいろあるようでございますが。

 私は,これにかかわるような1カ所は,問題を起こしながら,それも旧知覧町で何とかせんないかんということでいろいろごたごたありながら,まだそれもどうなっているかわからないけれども,私はこの先の後岳線については問題ないと思っているんですけども,この取り組みについて私はぜひひとつ執行部当局も骨折りする必要があるんじゃなかろうかと思いますが,これについて御提言をいただければ結構かと思います。



◎建設部長(大坪三郎)  先ほども申し上げましたが,私どもこの事業につきましては,平成13年度から補助事業を導入いたしまして,集落の奥の方から県道に向かって整備をしてきておったところでございますが,1筆入り口の方の土地が買えないと,先ほども申し上げましたとおり,そういうことで,現在も交渉をいたしておりますけれども,1筆でございますが,なかなか土地の権利者以外の権利等が入っておりまして,その解除がどうしても同意を得られないというような状況下にありまして。

 私どもも,その後交渉をしていないわけじゃございません。現在も交渉はいたしておりますけれども,そういう権利者等が宮崎県の方でございまして,なかなか交渉が戸惑っている状況でございますし,今後,あと1年で終わる事業の延長でございますから,一生懸命努力を今後もしながら取り組んでいきたいと思っておりますので,御理解をいただきたいと思います。



◆議員(東兼喜)  内容はわかりましたが,ぜひ前向きで努力をしていただきたいと,ここ中断してから恐らく5年になろうかと思います。ぜひ知覧町の茶の発祥地のということで,バスまで何も交通まで通そうということで始めた大きな事業でございます。ひとつ御努力をお願いしたいと思いますが。

 そこで,さきに,話はまたもとに戻りますけれども,新規事業のこの事業,私,市長にお聞きしたいんですが,先ほどもちょっと触れましたけれども,私,何か策があるような感じでならないんですけれども,本当にただ新しく必要だからつくるんだと,私その辺が理解できないんですけれども,もうちょっと少し御説明いただきたいと思うんですが。



◎市長(霜出勘平)  お尋ねの件でございますけども,何もあれはありません。ただ,こういうことで,それぞれ各支所間で調整をした結果こういうことになったと思いますし,また,この知覧町の事業につきましては,本当に緊急に必要な事業だというような判断をして,このように登載したんじゃないかなというふうに思っております。



◆議員(東兼喜)  今,議員の皆さん方も笑いの声がありまして,これはどこの地域でも今後出てくる問題だと思います。

 ただ上げたからするんでは,私は大変なことになると思います。だから,一番この総合的な今年の予算さえも,皆さんも御存じだろうと思いますけれども,19年度で6億2,000万です。そして20年度になったら補助事業を含めて12億円です,皆さん。ほとんどの中身は起債です。ごらんになったと思うんです。私は,これを真剣に皆さん考えなきゃいかんと思うんです。

 だから先ほどからいろんなことを言っていますけれども,要はこれが具体論なんです。通り一遍な抽象論はどうでもいいんです。この具体論こそが本当の私たちの住民のお金と利益なんです。

 そこで,いま一度言いますけれども,特定財源で続けております,我が知覧町にももう1件あります。私は,住民からも大きな批判の声を聞いております。もういい加減にやめんかと,だれが通るのかと,皆さんは,本当にその地域にそんなのが出てくるんです。みんな過疎化になっていく,人口が減る,みんな口だけで高齢化だと,自分のことのように私は考えていただきたいんですが,私は,その集落もこの一歩手前なんです。

 私は,限界集落という言葉は使いたくないんだけれども,維持困難になるのは目に見えているんです。そこをえてして続行してやっている。私は,こんなのも,えてして地名は申し上げませんけれども,市長どうですか。こういうのも徹底的に見直していただきたいと思うんですが,ひとつ市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  この限界集落にならないように道路も整備しなければいかんという人もいらっしゃるんじゃなかろうかなというふうに思っております。限界集落を目の前にしているから道路整備は途中でやめてもいいというような御意見のようでございますが,それはどんなものかなというふうに思っております。

 ただ,これまでいろいろ道路政策につきましては,歩道も3メートルなきゃいかんとか,いろんな形で国の補助事業がそのようなことで進んできたわけでございますので,今後はやはりその地方に合った道路と,不必要なものは極力廃止して,その地域に合った道路づくりというものは考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。



◆議員(東兼喜)  建設部長も荷が重いと思うんですけれども,今,知覧町はここ20年近く本当に特定財源という意味のもとの事業で,もちろん緊急道路もありますけれども,快適な市道が完成しております。また,一部完成していないところがあります。その一部の話を今しているわけでございます。

 もう既に一般会計化しておるわけです,支出は。全く補助がない,それをやっているような状況でありますが,事業費のことになりますとまたいろいろありますので申し上げませんが,この辺もぜひ今,市長が先ほど「検討もしなきゃいかん」というような話も出ましたので,一応要請しておきますが,予算に合った計画を立てていただきたい,今後は。

 ただ,これが上がってきたら,私はこのような,これをやっておったら大変なことになると思います。そういうことで,この道路の問題につきましては,もちろん格差があるのは当然だと思います。やっぱり期限内に空回りはしないように事業の推進を図っていただきたいと。

 そして,やっぱりそうすることが予算の今後の見通しも立てるんじゃなかろうかなと思いますので,ぜひひとつ,新しい道路をつくることもいいでしょうけれども,本当に住民が「よかった」というような,確かに5世帯おるところにも,橋もかけんにゃいかんけれども,限界集落は市長も答弁に苦しんでいるわけです。だれも苦しんでいると思います。素直な答弁はできないと思います。

 それをああせえこうせえと言ったって,これは私は,それこそ言葉そのものも限界に来ていると思いますので,どうかそういうことを御理解いただいてぜひ,要請としておきます。

 それから次に,みずほ団地の件についてでございます。みずほ団地については先ほど回答もいただきまして,確かに調べて見てもそのとおりでございます。ただ,16戸分譲しているけれども,2カ所はまだそのまま家は建っていないわけです。この辺の御指導はいろいろ,条例の中でも何年したら家を建てなきゃならないという条項も設けたようでございますが,その辺はどうなっているのか,企画課長でも結構です。御答弁をいただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  みずほ団地の件の御質問ですけれども,これは,取得いたしましてから5年以内に住宅を建てるようになっておりますので,5年以内であれば大丈夫ということでございます。

 以上でございます。



◆議員(東兼喜)  そこで,いろいろあの手この手打ちながら旧知覧町の担当の方々も苦労なさっていただろうと思います。もちろん私もこのみずほ団地につきましては,過去2回ほど一般質問もさしていただいております。もう日にちは覚えておりません。

 そこで,やっぱり同じようなことですけれども,本当に,市長も先ほど述べましたように,施策がないというのが事実だろうと思います。ただ,今回は区画については検討しようかというところの説明も出ました。

 私はぜひ,今いい言葉が出ましたので,区画をすれば,私は,この問題につきましては,先日の本議会で山下議員がいろいろ内容等もお聞きしておりますので,重複をする面があろうかと思いますが,どうですか,ぜひ市長,区割の検討をなさったらどうですか。

 そのことと,今,市になっても造成も計画しているようでございます。200万程度予算も計上されて,この辺は別にして,私,このみずほ団地について本当に腰を入れていただきたいと思うんですが,その具体策ちゃ全くないのか,もう一度市長にお伺いしたいと思うんですが。



◎市長(霜出勘平)  昨日の山下議員の質問にも,前知覧町の企画課長であります現支所長が答弁をいたしておりました。議員も御存じのように,あらゆる方策を考え,そしてまた実行をしてきたところでございます。考えられるあらゆるものを,これまでいろいろと展開をしてきたと言っても過言ではないんじゃなかろうかなというふうに思っております。

 また,最近この上の方に,北側にございますブロイラー施設も,やはりいろいろと団地内の住民の方々からの苦情もあり,やむなくこの事業も廃止をされてまして,現在その鶏舎も取り壊されておるような現状でございます。

 そういったことで,これからまた新たないろいろな展開もあるんじゃなかろうかなとは思いますが,やはり,先ほど申し上げましたこの区画の見直し,こういったことも考え,あらゆる考えられることすべてをいろいろと検討をいたしまして,1区画でも売れるような努力はしていかなければいけないんじゃなかろうかなというふうに思っております。

 また,議員の皆様方もいろいろといいアイデアがありましたら教えていただければ,我々も真摯に検討をしてまいりたいと,このように思っております。



◆議員(東兼喜)  係の方に御答弁をいただきたいんですが,内容については,販売が不可能な理由については先般の山下議員のでわかっておると思います。私も理解しております。市長も述べられております。

 私,担当の方に,売ってさばけという意味じゃないんです。広報もしても,私は値段が変わらない以上これは致し方のないことだと思います。要は値段を下げたらみんな飛びつく,あれだけの環境がめったにないところなんです。それで,何とかして1億円を生かせば大きな仕事ができるわけだから,これは私どもの立場から職員に頑張ってくださいと言っているわけです。

 それで,いろんな施策を持ってきても,手数料をあげるからどうかしてくれんかて言ったって,プロじゃないとしないです。プロはそんな金じゃ掘れないです。お金が一緒なんだから,高いものを,安いものをという問題じゃない。一定したものを買ってくださいということだから,これは早く言えば,地域の状況からして,地価の状況からしても高い,しかし下げられない。

 だとするならば,どうですか,区画を,今2区画を,まだ北側の方は全く1列家が建っていません。区画しよう思ったら今でもできるわけです。区画を排除して新しく区画にすることは。最近の傾向としては,やっぱり土地つきで宅地ですから,やはりだれかが菜園でもする,あるいは車庫でも2台入るような車庫をつくりたいというのがみんなの夢なんです。そうすると,今の敷地では,やはり坪数ではぎりぎりいっぱいだろうと思います。

 そういうことで,やっぱり玄関も大きくつくりたい,また,入り口もかっこよくつくりたいというなりますと,今の坪数じゃ,20年前に企画した団地ですから,そのとおりになるのは当たり前だと思いますが,やはりそれを今の時代に合うた企画にすれば,値段設定はできると思うんですが,どうですか,担当の課長にお聞きします。



◎企画課長(金田憲明)  それではまたお答えいたしますけれども,値段設定等でございますが,ここの部分につきましては,既に16区画を分譲売却いたしております。こういうことから,今後の分について値段を下げるというのについて非常に均衡を失するということから,非常に難しいというふうに考えております。

 それから,ここのみずほ団地の分譲の販売促進ですけれども,もちろん新聞ですとか,それからホームページとか,そういうこと等も今後も力を入れながらやっていく考えではございますが。

 また,今度,南九州市になりまして住宅取得補助というのが出てきております。もちろんここの団地を取得し,あるいは家を建てたりしますと分譲については補助の対象になりますので,この住宅取得補助のことも宣伝をしながら地域内外の方に呼びかけをいたしたいというふうに考えております。このようなことをやることによって,今後みずほ団地の販売の方にも力を入れていきたいというふうに思っております。

 ちなみに19年度は2区画売却がされておりますので,また今後,先ほど申し上げました住宅取得補助,こういうこと等もあわせながら宣伝を図っていって販売の方を促進したいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(東兼喜)  別に時間を気にして質問しているわけじゃありませんので,今,担当の方からも答えいただきましたが,なかなか前向きに抜本的にしようという機運が高まっていないような気がするわけです。

 今,先ほど市長も周辺の方々の近くにちょっと養鶏の方々がいたもんですから,そこに確かに環境的な衛生の面がありましたけれども,私は,できればその方とも土地の相談をするなりして,私は,あそこに誘致企業でも持ってくれば,それこそあっという間の仕事だと思ったりするわけです。

 環境が悪いからじゃなくして,とにかく値段だけの問題だから,値段だけの問題なんです。みんなが言うんです。値段だけなんです。だから,確かに現在おる方々に対してはそれは耳の痛い話でしょうけれども,そのためには,やり抜くためにも,方策を考えてやれば,私は,本当にすばらしい団地が完成すると思っていますので,どうかひとつ前向きで取り組んでいただきたいと思います。要請します。

 最後になりますが,薬害関係のことで,市町村行政関係は全く携わっていないような御説明でございました。確かにそうだろうと思います。あくまでもこれは本人が申請し,本人のことでございますので,私もこれ以上の質問はさし控えさしていただきたい。

 ただ,このような方々が,私の地域にもおります。ただ,C型肝炎であったから,治療しよったから,今はその方は亡くなって,2人おるんですけれども,ある奥さんの話では,該当しないんだろうかと役場に行って電話してみたら,役場というのが市役所です。行ってみたら,余り詳しいことはわからんと,これは確かにそうでしょう。だから,それはこうだよと,病院にかかっとって,病院に行ってこうこうして,要は,いざというときは裁判も伴うかもなあと,そういう話をすると,もうそうなっとならと高齢な方々もいらっしゃるんです。

 これは,旧頴娃町,旧川辺町の方の住民の中にもいらっしゃるのか,いないのかまでは,それは定かじゃございませんけれども,個人のなっている方がいっぱいいらっしゃると思うんです。私は,360万の対象者がおるというふうな情報もあったわけですけれども,実際,フィブリノゲンのいろんな治療で飲んだ方もたくさんいらっしゃるようでございます。

 幸い我が地域内にも一病院があるようでございます。そういう機関等も通じて,やっぱり私は連携するなり,何らかの情報をつかんだから,それにも対応をしていく姿勢も必要じゃないかということを要望して終わりたいと思います。

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△延会



○議長(西良仁)  お諮りします。本日の会議は,これで延会したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(西良仁)  異議なしと認めます。本日はこれで延会することに決定しました。

 次の会議は3月6日,午前10時から開会することとし,本日はこれにて延会します。

午後4時27分延会





 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。

 南九州市議会議長

 南九州市議会議員

 南九州市議会議員