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鹿児島県 南九州市

平成 24年 第 6回定例会( 9月) 09月05日−02号




平成 24年 第 6回定例会( 9月) − 09月05日−02号









平成 24年 第 6回定例会( 9月)


 本会議2号     (9月5日)
   出席議員     22名
1番議員  西   次 雄        12番議員  峯 苫 勝 範
2番議員  内 園 知恵子        13番議員  蔵 元 慎 一
3番議員  吉 永 賢 三        14番議員  山 下 つきみ
4番議員  伊瀬知 正 人        15番議員  深 町 幸 子
5番議員  蓮 子 幹 夫        16番議員  下 窪 一 輝
6番議員  亀 甲 俊 博        17番議員  浜 田 茂 久
7番議員  塗 木 弘 幸        18番議員  竹 迫   毅
8番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  菊 永 忠 行
9番議員  松久保 正 毅        20番議員  満 留 秀 昭
10番議員  東   兼 喜        21番議員  今 吉 賢 二
11番議員  加治佐 民 生        22番議員  森 田 隆 志
   欠席議員     0名
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 地方自治法第121条による出席者
市     長  霜 出 勘 平    財 政 課 長  金 田 憲 明
副  市  長  鶴 田 康 夫    企 画 課 長  下 薗 宏一郎
教  育  長  小 野 義 記    商工観光 課長  塗 木 博 人
総 務 部 長  有 水 秀 男    福 祉 課 長  堂 園 政 利
市民福祉 部長  折 田 盛 彦    総合営農 課長  鶴 留 孝 一
建 設 部 長  下之薗 博 幸    茶 業 課 長  鮫 島 信 行
農林水産 部長  田 中   泉    畜 産 課 長  三 宅 俊 正
会 計 管理者  新 留 育 男    建築住宅 課長  楠 元 章 一
教 育 部 長  小 園 和 幸    都市計画 課長  大 隣 健 二
頴 娃 支所長  山 下 由 海    学校教育 課長  井之上 良 一
                    社会教育課長          
知 覧 支所長  上 野 勝 郎     兼中央公民館長 小 濱 義 智
川 辺 支所長  東   利 文    文化財 課 長  西 野 栄一郎
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 事務局職員出席者
事 務 局 長  中 薗 浩 二    議 事 係 長  浜 田 和 人
庶 務 係 長  朝 隈 克 博                   
 
 第6回定例会議事日程(第2号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.一般質問




平成24年9月5日 午前10時0分開会





△開議



○議長(森田隆志)  これから本日の会議を開きます。

    ────────────────────



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(森田隆志)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において東兼喜議員,加治佐民生議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2一般質問



○議長(森田隆志)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,深町幸子議員。

  [15番議員深町幸子登壇]



◆議員(深町幸子)  おはようございます。頴娃町,知覧町,川辺町の旧3町が合併し,ことしは合併5周年という記念すべき年となり,式典も計画されているようです。私は,市民の代表として議席を与えられ,議会議員としてさらに努力をしなければと思っております。

 それでは,次の項目について質問いたします。

 市長は,平成24年度の市政方針の中で,「生涯体育の推進についてはスポーツ推進委員を核に,学校や地域,体育協会や各競技団体などと連携して,スポーツ人口の底辺拡大を図りながら,市民の健康増進や体力づくりに努めてまいります。また,各種スポーツ大会については,南九州市民の一体化を図りながら多くの市民が気軽に参加できる大会を目指すとともに,各統一大会の充実と,ニュースポーツの普及促進などに努めてまいります」と述べております。

 平成23年6月議会において,市長は「市民音頭の制定につきましては,市民体育大会や各地域のお祭りなど,市民参加の行事などで歌い,踊られることにより,市民の融和が図られ愛郷心を養うなどの効果が期待される。今年度,職員で構成をいたします検討委員会を設置し,平成24年度の予算化に向けて準備を進めてまいります」と答弁されました。

 そこで,市民音頭制作について,現在,市民音頭制作に向け庁内検討委員会が設置され,準備が進められていると思われます。平成24年度の予算化に向けて,これまでの経過と今後の計画をお尋ねいたします。

 以上で,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  深町議員の市民音頭制作についての御質問にお答えをいたします。

 市民音頭の制作につきましては,本年3月に職員10人で構成いたします庁内検討会を設置し,市民音頭制定委員の選定や,制作に向けた工程について協議をいたしております。選定委員につきましては,各種団体,学校関係者,学識経験者,市役所職員など18人を決定いたしたところでございます。

 今後におきましては,歌詞を平成24年度に広報誌やホームページなどにより広く募集いたしまして,決定することとしております。曲と振りつけにつきましては,平成25年度に決定する計画となっておりますので,今後におきまして制定委員会で協議することになっております。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  ただいま職員10人で検討を続けておるということでございます。18人の人数を決定されております。24年度に歌詞を広報誌,ホームページなどに広く募集し決定するとなっておりますが,曲の振りつけが25年度に計画されております。

 そこで,私は前々からスポーツ推進委員の方々が市内に30名いらっしゃいます。その方々が,ぜひ私たちに振りつけをという話を何回も聞いております。それぞれ検討委員会でされるとは思いますが,この点を市長はどのようにお考えですか。お尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  今,議員のおっしゃったことは,耳にしておるところでございます。このことにつきましては,先ほども申し上げましたが,選定委員会でいろいろ協議をして決めていただいた方がいいのではないかというふうに思っております。



◆議員(深町幸子)  25年度に計画になっておりますが,私はどうしても早いうちにと思うわけですが,25年度のいつになったらその音頭の振りつけが終わり,市民全体にお披露目ができるのか,そのあたりをお尋ねしたいと思います。ぜひ子どもから大人まで一つの輪をつくり,音頭を踊る,小学校では学校で踊り,市民体育大会で踊り,大変いい思い出づくりとなっておるわけでございます。

 今までそれぞれの知覧,頴娃,川辺でも音頭があり,されていると思いますが,いかがなものでございますか,その辺はどうお考えですか。まだ,全然お披露目の段階とかそういう計画は,長期的なビジョンはないのでしょうか。お尋ねいたします。



◎企画課長(下薗宏一郎)  制作につきましては,先ほど市長からもありました歌詞は平成24年度,あと曲と振りつけについては25年度にかけて行うようになっております。

 9月の11日に,初めての制定委員会を開催いたしますので,25年度の工程については,その会議から話し合うことになっておりますが,私どもの予定では実際に曲を募集し,曲,振りつけをつくって最終的に市民に発表するのは平成26年,いわゆる25年度いっぱいかかるというふうに考えております。

 それと,早く市民音頭をみんなにお披露目したいというような話でございますが,まだ,市民歌の普及の時期だと私どもは考えております。スポーツ推進委員の協力によりまして,市民歌の健康体操も間もなく披露されようとしております。現在は市民音頭ではなくて,まだ市民歌の普及の時期であるというふうに考えております。



◆議員(深町幸子)  最終的には26年度ということで計画をされているようでございます。26年度には,ぜひ市民の皆様にお披露目をされて,大きな輪ができることを期待しながら一般質問を終わります。



○議長(森田隆志)  次に,西次雄議員。

  [1番議員西 次雄登壇]



◆議員(西次雄)  私は,先般提出してございました2点のことについて一般質問をいたしたいと思います。

 まず,1点目については,市報の6月号で合併に関する市民アンケート調査結果が公表されております。このアンケート結果を,どのように分析されているかお伺いしたいと思います。

 2点目につきましては,全国的に学校でのいじめが問題になっております。本市でのいじめに対する防止対策はどのようになっているか,お伺いしたいと思います。

 この2点について質問をいたします。登壇での質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  西議員の合併に関する市民アンケート調査結果についてという御質問にお答えをいたします。

 合併に関する市民アンケート調査につきましては,平成19年12月に南九州市が誕生し,5年という節目を迎えるに当たり,本年2月から3月にかけまして市内にお住まいの20歳以上の方々の中から,地域別,年代別に無作為に抽出をいたしました3,000人を対象に行ったもので,1,246人の方々から回答をいただいたところでございます。

 アンケート内容は,合併前と比較してどのようになったかを,1,保健・医療・福祉,2,産業・経済,3,教育・文化,4,社会基盤・生活環境,5,公共料金等,6,コミュニティ・その他の6分野において項目を設け,6段階で回答をいただいております。

 アンケートの結果では,42項目中「よくなった,ややよくなった」が「やや悪くなった,悪くなった」を上回る項目が31で,下回る項目が11となっております。

 「保健・医療・福祉」,「教育文化」,「社会基盤・生活環境」,「コミュニティ・その他」につきましては,比較的に評価が高く,南九州市民の融和や一体化の促進など,南九州市としての基盤づくりが図られたものと判断をいたしております。

 反面,「産業・経済」,「公共料金等」は,厳しい評価をいただいておりますが,このことにつきましては長引く景気低迷など,国の社会経済情勢や施設使用料等の統一によるものが大きく影響しているものと考えられます。

 質問の項目が多岐にわたりまして,回答者に関係のない項目につきましては,わからないという回答が寄せられておりますが,このわからないという回答を除きますと,よくなった,ややよくなった,変わらないとの回答は全体の約84%となっており,職員の削減など行政改革を進める中で,高い評価が得られたものと思っております。

 合併につきましては,よかったと回答された方は260人,よくなかったと回答された方は357人で,よくなかったという方が多いですが,これまで慣れ親しんだ旧3町への思い入れや人事異動により顔見知りの職員が減ったこと,合併協議により施設使用料など統一を図ったことにより,地区によっては負担増となったことなどが影響していると考えております。

 引き続き,より多くの市民の皆様が「合併してよかった」と感じていただけるよう,各種施策を進めてまいる所存でございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  それでは,私のほうで合併に関する市民のアンケート調査結果についてと,学校のいじめ防止対策についてお答えいたします。

 まず,最初に,市民アンケート調査については,調査項目によって回答した人数が若干異なりますので,パーセントで捉えることとし,(よくなった・ややよくなった)を「よくなった」,(悪くなった・やや悪くなった)を「悪くなった」意見として分析をいたしました。

 文化祭,体育祭を含め教育・文化に関する9つの項目中8つの項目で,よくなったという結果が出ています。中でも図書館の利用,小中学校の施設設備,公民館講座などの生涯学習事業等については高い評価が出ています。

 しかし,体育祭,文化祭については「よくなった」が14.5%,「悪くなった」が24.5%となっていて,体育大会等,旧3町でそれぞれに実施していたものを統一したことに対する評価だと受け止めています。

 このことについては,市民の評価を大事にしながら,種目,参加人数等に改善をしていきたいと考えています。特に,市民体育大会等については,市民の健康増進や親睦を深めながら,3町の一体化を進めるために,充実した大会になるよう努めていきたいと考えているところです。

 次に,学校のいじめ防止対策についてお答えいたします。

 大津市の中学2年男子生徒の自殺を契機として,児童生徒のいじめ問題の対応が大きな問題となっているようです。今回は,特に,事故発生後の学校,教育委員会,警察等の対応に対する不信感が背景にあるようです。

 本市では,過去に絶対あってはならない痛ましい事故が平成8年,22年と発生していることを踏まえ,「百尺竿頭一歩を進める」気持ちでいじめ防止対策をしてまいりました。

 具体的には,一つは教育相談体制の整備。スクールカウンセラー2名,教育相談員2名,スクールソーシャルワーカー3名の配置。そして教育相談員,スクールソーシャルワーカー,福祉事務所合同のケース会議,これは毎月です。

 2番目に,各学校でのいじめ防止教育については,いじめ問題を考える週間を年3回設定。道徳,特別活動等におけるいじめ問題を考える場の設定。毎学期,無記名のアンケート調査による実態把握。

 3番目に,学校の指導体制の確立で,この中では,全校体制による「いじめ防止教育」の推進。研修を通した教職員の資質の向上。保護者,地域社会との連携強化。一人一人に寄り添う教育活動の推進。

 学校と教育委員会との連携については,いじめ,不登校,生徒指導に関する報告を毎月。児童生徒の問題行動に対する指導助言。指導主事による学校訪問と,5番目にその他では,知覧特攻平和会館を利用した「平和,命」を考える教育の推進。「縄文杉に会えるアドベンチャーの旅」「青森県平川市との交流」「北九州市との交流」等,豊かな心を育てる体験活動等,これからもいじめ問題が生じない教育の推進に傾注していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(西次雄)  今,合併に関するアンケートで回答をいただいたところですが,ここに書いてあるように「よくなった」あるいは「悪くなった」という項目ごとに出てございますが。

 南九州市では,総合計画で「安心・安全な食の提供と未来を支える農業のまちづくり」あるいは「南の食料供給基地」ということで,農林水産業にはこれまで力を入れてきているところでございますが,農林水産業について言えば,悪くなった,やや悪くなった,わからないという方のほうが半数以上となっております。

 先ほどの回答の中で,長引く景気低迷,社会経済あるいは施設使用料,こういうのでアンケート結果が悪くなったと判断しておられるようですが,我々はやっぱり合併して,農業が主であるわけですから,せめて「変わらない」とか,確かに社会情勢,経済状況そういうのもございますけれども,せめて「変わらない」というような,「よくなった,ややよくなった,変わらない」というのが半数以上であれば,こういう「悪くなった」あるいは「やや悪くなった」という状況が改善する努力が足らなかったのではないかというふうに私は思いますが,その辺の市長の考え方はいかがでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  結果としては,残念な結果が出たわけでございますが,これについては私ども合併いたしましたが,とにかく農業と観光と伝統工芸のまちであるんだというようなことを全面に出して,いろいろと施策を講じてきたところでございますが,そういった意味では,それぞれ職員も一所懸命頑張ってくれたというふうに思います。

 ここに御答弁いたしましたように,これはやはりいろいろな国の景気低迷とか,それから社会情勢,こういったものが一番大きな要因になってくるのではないかというふうに思っております。つくっても高価格で売れないというような現状が続いておるわけです。

 特に,お茶につきましては,やはりお茶離れということもありますし,そしてまた,この原発によります風評被害というようなこと等もあるわけでございますので,そういったものも大きく影響をしているのではないかというふうに思っております。

 この景気低迷とか社会情勢ということは,南九州市だけで解決ができる問題ではありませんので,私どもができることをしっかりとこれからやりながら,農家の皆様方に安心をしていただくような施策を講じていかなければいけないというふうに思っております。



◆議員(西次雄)  今,話があったように経済状況,社会状況,確かにそういうことで農業は非常に苦慮に立たされております。

 その中で,この農業の関係につきましては,農業の振興についてアンケートをただしているわけです。要するに農業の現状はどうかということのアンケートではないわけですね。農業の振興について,どうでしたかというアンケートです。

 そういう意味でいきますと,農業の振興で「よくなった,ややよくなった」が88名,「やや悪くなった,悪くなった」が146名です。そういう意味では,農業の振興の取り組みを,私はこの回答をされた方は,振興について「悪くなった」という方が多いんではないかと思いますが,その辺はどう判断されますか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  このアンケートの結果につきましては,先ほど市長からもありました。茶や農作物の南九州市の特産であるお茶については,合併後,非常に価格が低迷し,農家は非常に苦境の中にあるわけですが,これはやはり世界的,あるいは国の状況によって農業というのは大きく影響されるもので,なかなか市単位で農業の振興というのが,そのまま図られるとは思ってはおりません。

 その中で,産業経済の中で農業の振興に関連しまして,特産品のブランド化,あるいは地産地消の推進,いわゆるこういったことについては南九州市の農政関係,あるいは関係機関の努力が大いに発揮されるところだいうふうに考えますが。

 特産品のブランド化につきましては,「よくなった,ややよくなった」が161,これに対して「悪くなった,わからない」が88,それと地産地消の推進につきましては,166が「よかった,ややよくなった」,それと84が「悪くなった,やや悪くなった」ということで,およそ2倍の方々が高く評価をしているところだというふうに,私は考えております。

 ですので,農業の振興というのは,南九州市農業の振興をすべて南九州市の政策というふうに見ずに,総合的に見て評価されているのではないかというふうに考えます。



◆議員(西次雄)  今の回答をいただきまして,地産地消の推進,ブランド化この辺については,農業者が感じたということではないと思います。市内の消費者が主になるかなあと。

 ブランド化につきましても,今話が出ましたが,お茶をブランド化しようという茶業振興会のほうでも,いろいろ議論をされております。4年経過しまして,いまだになかなか方向性を見出していない状況でございますが。

 例えばお茶一つにしても,行政主導で一本化できないのかという答えもあるんです。そういうのも,このアンケートの結果には出てきているんではないかと。一本化できないのであれば,何もメリットがなかったんじゃないかという結果とも思われますが,その辺をいかが判断されますか。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,茶業振興会,これも旧3町でそれぞれ振興会があったわけですが,皆さん方の努力によりまして「南九州市茶業振興会」というものを立ち上げていただき,その中でブランド統一もいろいろと御苦労をいただいておるところでございます。

 このブランドにつきましては,今,西議員も川辺町時代経済課におられたということでよく御存じだと思いますが,この南九州市には農協もいぶすき農協,それから南さつま農協と2つの農協もあるところでございます。そういったこともあります。

 そして,南さつま農協では地域ブランドとして「鹿児島知覧茶」,そして「知覧茶」というものを,これを取得をいたしておるわけです。この「鹿児島知覧茶」,「知覧茶」につきましては,南さつま農協が取得したんですが,南さつま農協は御存じのように枕崎から加世田,それから川辺,知覧というような組合員がいるわけでございますが,この中でも知覧で生産されたお茶でないと,これは使えないという縛りがあるところでございます。

 そういったもろもろの条件がありまして,簡単に今,統一化が図られないところでございますが,行政もタッチをいたしまして,このことについては茶業振興会あたりで真剣に議論をしていただき,今,大体なんとかなるのではないかというようなところまできておるところですが,いろんな条件があるということを,十分御認識いただいたほうがいいのではないかというふうに思います。



◆議員(西次雄)  私も,南さつま農協がこの件については商標権なりを持っていらっしゃるということはお伺いしております。

 ただ,そういう中でJAが2つに分かれているということで,なかなか難しいというのもわかっておりますけれども,そろそろこの件についても方向性を見出していって,このアンケートでやっぱり合併してよかったなあというのを,早く方向性を出すべきではないかと思いますが。

 今の市長の回答では,具体的にどういうふうに,いつごろどうなるということは出ませんでしたけれども,その結果を早く見出すためには,現在どこまで進んでいるのか,あるいはこれは茶業をされている方は早く一本化をされて,それがブランド化につながる,それを望んでいる。そのことが,合併してよかったということにもつながると思うんですが,その辺の進捗,見通しそこらはいかがでしょうか,お伺いします。



◎茶業課長(鮫島信行)  お茶のブランド化についてということでございますけれども,市長が申し上げましたように,振興会のほうで一所懸命議論をしていただいております。

 今申し上げましたとおり,やはりいろんな縛りがあるということで,特に,頴娃と川辺の方々は,今の知覧茶をこうして使っていったほうがいいんじゃないかという話でございますけれども,やはり,農協さんの商標登録の問題によりまして,非常にこうして苦労をしているわけでございますけれども,それと一緒にやはり今まで知覧の人たちが築き上げてきた高付加価値化ということでございまして,やはり今,市場等にすると,その価値が出てきているといったようなことで,ちょっと反対の意見があるといったようなことでございます。

 やはりそういう中で,市の指導のもとでという話でございますけれども,やはりこのブランド化は農家の方々が主になって決めていただければ,今後長続きするのではないかというふうにも考えておりますし,また,いろいろと協議の中で,とにかく28年度の商標登録が切れる時点までは,どうにかして一本化したいという話し合いになっておるところでございます。



◆議員(西次雄)  お茶については一本化に向けて努力をされているということでございますが,「ブランド」という言葉が先ほどから出ております。確かにブランドを確立して,農地産物を売りだすことで非常にこの農業が振興され,あるいは販売力が上がり農業の振興になると思うんですが。

 先般,イメージキャラクターというのを提案されまして,あれがこれから動いていくと思うんですが,私が先般御提案したんですが,やっぱりブランドというのは1点,1点でやっていくのではなかなか振興にはつながらないと思います。

 南九州ブランドとして全体を,先ほど御回答いただいた中でも,商工業の振興も約半数以上が「やや悪くなった,悪くなった」と書いておるわけですね。そうすると,ブランドというのは,ただ単に農畜産物の一点一点ごとにブランド化したってなかなか消費,あるいは販売力の強化にはならないと思っております。

 だから,南九州ブランドとしてすべてをこの農林水産業の関係も含めて一体となって,「ブランド」ということで売りだした方が,私は南九州市全体の振興につながると。農業あるいは商業,今,商工業の方なんかも6次産業化を目指して一所懸命頑張っているようでございます。

 それを,各事業者が一人一人で販売あるいはPRをするというよりも,南九州ブランドとしてはこういうのがございますよというのをPRしていかないと,なかなかこの農業に関しても,商工業に関しても振興は図れない,そしてかつこの結果として半数以上が悪くなったということになると思うんですが,その辺の考え方はいかがでしょうか。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午前10時38分休憩

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午前10時38分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◎商工観光課長(塗木博人)  総合的な地域ブランドのお話になろうかと思いますが,先ほどございましたイメージキャラクターの話ですけれども,地域を印象づけながら,その地域を売り込むということは,非常に大切なことだと思います。

 先ほど来,農商工連携あるいは6次産業化のお話もございましたが,それぞれの観光であれ農業,商工業,漁業それらのものを一つのブランドで売り出していくということは,非常に大事なことと理解しております。

 先般来より農商工連携6次産業化のお話を進める上で,農家と商工業者の会合も持ったところですが,それにつきましては,それぞれの分野で課題を持っております。それをトータルでまとめるということは,非常にいろんなハードルもございますので,ほかのセクションとも連携しながら検討を進めてまいりたいと思っております。



◆議員(西次雄)  ちょっと脱線したようですが,それでは商工業の振興でございますが,先ほど答弁の中で,川辺仏壇を含めて商工業の振興ということで話がございました。

 そうすると,商工業の振興では先ほど申し上げましたように,アンケート結果としては半数以上が「やや悪くなった,悪くなった」と回答しております。ここらをどういうふうに判断されますか。この中にも,産業経済あるいは景気低迷などということで回答をいただいておりますが,その辺の考え方を再度お伺いします。



◎商工観光課長(塗木博人)  商工業の発展につきましてでございますが,これも先ほど回答にもございましたとおり農業の部分とも同じですが,合併に伴う施策の問題以外にも大きな経済状況の変化であったり,いろいろな世界の情勢が変化をするというようなことで,多面的な要因により変更いたします。

 ただ,市といたしましては,仏壇産業にいたしましても地元の商工業にいたしましても,これまでどおりの視点でフォローしていきたいというふうに考えております。



◆議員(西次雄)  商業の振興も,経済の低迷で確かに苦境に立たされております。

 それでは,このアンケートの中で,市長がアンケートとちょっと関連すると思うんですが,2期目の公約の中で基幹産業である農業の振興や,観光と連携した商工業の振興をあげておられます。

 単に,今までのアンケートから見ると,商工業も余りよくなかったということでございますので,ここらの2期目で基幹産業である農業,観光と連携した商工業の振興ということでうたっておられるようですが,市長はどういうふうに今後取り組んでいかれるか,お伺いします。



◎市長(霜出勘平)  先ほども申し上げましたように,南九州市は農業と観光,そして仏壇と伝統工芸ということで進んでおるわけですが,やはり観光もいろんな素材がたくさんあります。

 こういった素材を早く掘り起こして,そしてそれを磨くと,そういうことによって多くの交流人口も生まれてくるのではないかというふうに思っております。移住・定住促進事業等もやっておりますが,やはり少子化,高齢化ということで人口は年々減っていく一方でございますが,この定住人口も増やす努力もしながら,さらなる交流人口も増やしていくと,そうすることによりまして,我々の特産品であります農業のいろいろな作物等も,それにつれて売れていくのではないかと,消費もできていくのではないかというようなことを考えております。

 また,伝統工芸につきましても,今,大変仏壇産業は苦労をしておられるわけですが,この仏壇産業を本当に七職会というような方々もいらっしゃるわけですので,そういった方々が持っていらっしゃる技術を仏壇以外でも発揮をしていただいて,この窮状をしのいでいただくこともあるんじゃなかろうかなあというふうに思っているところです。

 とにかく人がこの南九州市に交流人口なり,定住人口なりいないと,いろんな作物をつくっても売れない,仏壇をつくっても売れないというようなことでありますので,やはり定住人口増と,そしてまた交流人口増を図れば,おのずとこういったことも解決もできていくのではないかなあというふうなことを思っております。

 そういったことで,とにかくこの農業にしても,この仏壇にしても,商工業にしてもそれをやっていらっしゃる市民の方々が,まず,一所懸命汗を出し,知恵を出していただくのが第一だろうというふうに思っております。

 それに,我々行政といたしましては,できる限りのお手伝いをしていくというようなことで,これから進んでいかなければ発展はないのではないかというふうに思っております。



◆議員(西次雄)  そういう意味では農業,商工業についても,ぜひ努力をしていただきたいと思うんですけれども,このアンケートの結果を聞きますと,先ほど御回答をいただきました中で,保健・医療・福祉・教育・文化・社会基盤・生活環境・コミュニティについては比較的に評価が高くなっておられると,そして,南九州市としての基盤づくりが図られたと判断されているということですが,先ほどから申し上げます産業・経済についてはなかなか成果が上がっていないという御回答でしたが。

 私はやっぱりここらについても,合併しての評価,ですから確かにある面で言うと,経済が悪いから合併してよくなかったというのもあるのかなと,思わないんでもないですけども,やっぱり合併して農業は振興された,あるいは経済は悪いけれども農業につく後継者が増えたとか,あるいは農業の就業人口もなかなか減らないとか,そして,地域が盛り上がっているというような振興策が,私は足らなかったのではないかなあというふうに思うべきだと思うんですが,やっぱりこの「よかった」「悪かった」というのが,それぞれあるわけです。

 そうすると,市長のやり方が,この保健・医療・福祉・教育・文化・社会基盤・生活環境この辺に偏った取り組みではなかったのかなあと,そういう危惧もしているところです。早く言えば農業,商工業にもっと力を入れるべきではなかったかと。

 特に,経済が悪い,不況の問題というのもございますけども,それ以上に,もうちょっと力を入れるべきではなかったかと私は思いますけれども,そこらの考え方としては,市長はどのように判断されますか。お伺いします。



◎市長(霜出勘平)  これは議員がおっしゃるわけですので,努力が足りなかったと言えばそうだと思います。

 ただ,この農業につきましても後継者が育つのは,やはり所得がある作物については,後継者が育っているんです。やはりこの所得次第だというふうに思っておるわけでございますので,このことについては私ども販路開拓とか,消費拡大とか,そういったことでいろんなところに出かけていって,南九州市の作物を宣伝もいたしておるわけです。

 何とか皆さん方の所得が上がるように,いろんな形で農業振興とともに,いろんな施設整備そういったこととともに,今度は販売にも力をいらなければいかんということで,機会を捉えて出向いて行っております。

 そういったことで,今後におきましても,このことについては本当に南九州市の基盤が農業であるわけですので,このことをおろそかにしないで頑張っていきたいというふうに思っております。

 そこで,西議員も農業については大変経験があられる方ですが,皆さんが本当に農業をしてよかったと,南九州市で合併してよかったというような,何かそういう策でもあれば,教えでもあればお貸しをいただければ,また参考にしながら我々は頑張っていきたいというふうに思いますので,よろしくお願いをいたしたいと思います。



◆議員(西次雄)  確かにおっしゃるように画期的な農業の振興策があれば,私も,直接市長のところに行ってかけ合うんですが,確かにそういう劇的な振興策はないわけでございますが。

 ただ,ちょっと外れますが,川辺地域では集落営農もだいぶ発展しておるわけですが,今後の高齢化とかそういうのを考えると,やっぱり耕作放棄地の拡大等もございますので,そういう方策ももっと振興していくべきではないかなあと思ったりもしております。この件についてはその辺にいたしまして。

 次に,公共料金等でございます。このアンケートを見ますと,特に,市民税や国民健康保険税などの負担については,「やや悪くなった,悪くなった,変わらない」が「わからない」を超えております。

 そういう中で,これも国の制度等が変わって,あるいは高齢化で医療費が増大したり,あるいは社会保障費が非常に各面にわたって,多岐にわたって増大しているというのもあると思います。ここらの税の関係等の取り組みを,今後どういうふうに合併して「変わらないよ」あるいは「よくなったよ」というようにするためには,どういう方向性をしていただくかお伺いします。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午前10時52分休憩

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午前11時2分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◎税務課長(東篤)  市民税や国民健康保険税などの税負担についての質問でございましたけれども。

 確かに国民健康保険税につきましては,合併の協定の中で統一をするというようなことでございまして,一体性確保の原則,それから負担公平の原則のもとに決められたものでございます。

 これによりまして国民健康保険税については,それぞれ負担に差がありましたけれども,統一をされて高くなったところ,若干低くなったところはございましたけれども,現在では統一されているところでございます。

 それと,このアンケートの中ではそれぞれの税負担というのは,その年度,年度の所得によりましても違ってまいりますので,アンケートの難しさというか高く感じる場合もございますし,例えば住民税とか固定資産税につきましては一律,まだ税率は改正したということはございませんのでということでございます。

 終わります。



◆議員(西次雄)  ちょっと別な方向にそれましたことを反省しております。

 それでは,最後にこのアンケート結果の中で,「合併してよかったと思いますか」というアンケートが最後に出ているようでございますが,この中で「よくなかった」という方のパーセントが30.5%です。「よかった」という方のパーセントは22.2%というふうになっております。

 この辺については,全体の結果ということでございますが,この結果を全体的にどう判断されるか伺います。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,本当に皆様方に申しわけないという気持ちでいっぱいでございます。一日も早く合併してよかったと,多くの皆さんに言っていただけるように,これからも鋭意努力をしていきたいとこのように思います。



◆議員(西次雄)  こういう結果が出たということを,今後の残された任期の中で逆転できるとお思いか,そこらはいかがかお伺いしたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  逆転しなければいけないでしょうね。



◆議員(西次雄)  逆転するということで意気込みを感じさせていただきました。ぜひ逆転できるように取り組んでいただきたいと思います。そのことがやっぱり合併して市民の融和も図られる,あるいは農業や産業の振興にもつながるのかなあと思っております。

 次の2点目の質問に移らさせていただきたいと思います。

 全国的ないじめということで,御回答もいただきました。確かに今回の大津の件については,こういう各機関の対応に対する不信感もあったのかなと思います。

 そして,本市合併以前でも,我々の地域でもそういう悲惨な事件があったということでございます。そういう中で,やっぱりここにもいろんな要件が回答されております。本市も一所懸命取り組んでスクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー等が配置されているということでございますが,ここらの例えば相談件数とかあるいは相談の状況,要するに結構あるのか,あるいはそこらのカウンセラー等の報告とか,そういうのがございますか,そこらをちょっと教えていただきたいと思います。



◎学校教育課長(井之上良一)  ただいまスクールソーシャルワーカー,スクールカウンセラー等のこの教育相談体制が機能しているかというようなことにかかわる話ではなかったかと承りましたので,私のほうでお答えをさせていただきたいと思います。

 スクールカウンセラーは臨床心理士でありまして,3つの中学校に2人,1人は2校を兼務する形で配置されておりまして,それからスクールソーシャルワーカーにつきましては,それぞれ頴娃,知覧,川辺地区ごとに1人配置されております。

 それとは別に,本市独自の取り組みといたしまして,教育相談員を知覧中に配置して,近隣の小中学校並びに頴娃地区の学校もその相談の巡回の対象としております。それから,もう一人,川辺小学校にも同じく教育相談員を配置しておりまして,学校の相談や直接児童生徒,保護者と相談ができるような体制を取っているところでございます。

 参考までに,教育相談員の方の対応件数が昨年度わかっておりますので申し上げますが,それぞれ2人配置されておりますが,1人がおよそ,300件ほどの相談件数対応をしております。

 それから,このスクールソーシャルワーカー,教育相談員等は通常は個別に活動をしておりますけれども,それぞれの情報を共有して,お互いに共有した情報でもって対応策を考えていくことも必要であると考えておりまして,市教委におきまして定例の共同の会,ケース会議というものを持ってどのような支援策がよいかということを,情報交換しながら対応しておりまして,特に,その教育相談員の助言というのは非常に効果的であるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(西次雄)  私は学校での,こういう児童生徒に対する相談というのは余りよくわからなかったのですが,相談件数はそれぞれいろいろ内容はあると思います。家庭的なこと,学校でのこと,地域でのことそういうのを含めて,確かに教育相談員の皆さんの活動によって,こういう相談件数が多い,少ないじゃなくて,やっぱりそのことがいじめの防止につながっているのかなあとは思います。

 そこで,このいじめに対しては,やっぱりここにもございますように学校と教育委員会の連携,あるいはここには書いてございますかね,学校と家庭との連携,そういうものも大事かなと思うんですが,そこらの要するに雑談の中で,いじめについてはいじめられるほうも,いじめるほうも悪いというような言い方をする人もいらっしゃいます。

 そうではなくて,私はやっぱりいじめは絶対だめだよということ自体が,学校でも家庭でも地域でも大事だと思うんですが,この回答の中でもございますが,あるいは家庭,地域との関係については,どのように考えていらっしゃるかお伺いします。



◎学校教育課長(井之上良一)  先ほど私が,まず最初に,相談件数,対応件数のことを申し上げたことにつきまして,少し補足をしておきたいと思いますが。

 その相談件数というのは,不登校とか友達とのトラブル,あるいは教師との相談,児童生徒本人だけではなくて,それから保護者との相談,全部ひっくるめてです。いじめだけの相談というわけではなくて,そのように御理解いただきたいというふうに思います。

 それから,今の議員から御指摘がありましたこの学校だけの取り組みではなくて,やはり保護者あるいは地域との連携,そして地域ぐるみでいじめ問題の防止に取り組む体制とか,そういったことは非常に大切なことであると,私どもも認識をしているところでございます。

 そして,まず,最初に御指摘のありました,学校と教育委員会との連携から先に申し上げますが,これにつきましては,大津市で起こったこのいじめ問題を契機としまして,学校内部,それから学校と教育委員会との報告・連絡相談体制そういうものが非常に問われているというふうに,私たちもそういう現状にあることを踏まえまして,この7月に改めて学校に対して通知文を配布しまして,いじめについてはどんな小さなことでも見逃さずに,教育委員会に報告するように通知をしたところであります。

 私どもとしましては,その報告に基づきまして迅速な対応を,あるいはまた家庭等,あるいは場合によっては,地域の関係機関と連携した迅速な対応を指導していきたいと考えておりますし,また状況に応じて私たちも学校に即座にお伺いして,訪問しての学校も一緒になっての指導,または対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。

 それから,家庭,地域との連携ということにつきましては,いじめの発見が家庭からの連絡,地域からの情報によってなされることが非常に多いです。そういうことも踏まえまして,特に,校区民会議とか青少年育成の会議は各校区ごとにもあります。あるいはまた,学校でのPTAという場もあります。そういうところで,いろいろなことを啓発,また情報の提供そういうことに努めていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。



◆議員(西次雄)  確かに早いうちに,小さなうちにということで相談を,あるいは学校を通じての教育委員会への通報ということを早めにしていきたいということですが,確かにそういうふうに早いうちに,絶対いじめはだめですよというのを学校,現場,地域,家庭でしていただければ,こういう悲惨な事件は起こらないのかなと思っております。また,そうしていただきたいというふうに思っているところですが。

 この回答の中でも,過去,本市でも2件,そういう悲惨な事件があったということでございますが,やっぱりこれらが今後のいじめ防止に生かされていくことが大事じゃないかと思いますが,ここらの市長の取り組みをお伺いして,教育長でも結構ですが,取り組みを聞いて,最後の私の質問とします。



◎教育長(小野義記)  いじめ問題については,今の議員さんの御指摘がありましたように,細心の注意を払いながら最大の努力をしていかなくてはいけないというふうに考えております。

 先ほどの答弁でも答えましたけれども,一言で言いますと「人事を尽くして天命を待つ」のではなく,「人事を尽くしてさらに人事を尽くす」という気持ちで取り組んでいきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(森田隆志)  次に,山下つきみ議員。

  [14番議員山下つきみ登壇]



◆議員(山下つきみ)  私は先に通告しておりました2点について質問をいたしますが。

 まず,1点目の少子化対策についてでありますが,これは昨日の同僚議員の質問とほぼ同じでございまして,大変期待の持てる答弁をきのういただきましたので,きょうは改めて,確認の意味で質問をさせていただきたいと思います。

 2017年までの本市の総合計画の中で,平成29年の目標人口を4万人としておりますが,推計によりますと3万9,000人を割るという見通しであるとして,1,300人余りの人口増を図るための重点プロジェクトを定めてあります。子育て支援対策体制の強化,あるいは保健・福祉政策の充実など6項目を掲げ,目標人口の実現に努力されていると理解しております。

 全国的に少子高齢化が進んでおりますが,23年度の全国の出生数は105万698人,これは過去最少の数字であったそうです。また,死亡者数は125万3,463人,これは戦後最多の数字となっております。

 人口減の起因の一つに出生率の低下があります。15歳から49歳までの女性を対象とする,一人の女性が生涯生む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は,23年度の全国平均が1.39,鹿児島県の平均が1.64,これは全国で3番目に高い数字でありますが,この出生率は2で現状維持となりますので,本市のここ七,八年の出生率は1.6から1.7を推移している実情では,人口の減少はこの先も止まらないのではと懸念されます。

 また,女性の社会進出や晩婚化などで出産年齢が高くなったこと,環境汚染や現代社会のストレスなどによって引き起こされるとする,不妊が出生率の低下の一因になっているとも言われています。

 近年,不妊治療を受ける夫婦が増加しており,治療に伴う経済的負担を軽減し,治療を受ける機会を増大することによって少子化対策にも期待できるとして,国は平成16年特定不妊治療費助成事業を創設しました。

 そこで1点目の質問でありますが,鹿児島県でも助成をしている自治体が増加しておりますが,本市でも高額な治療費を要する不妊治療に対し助成を行い,少子化対策に取り組むお考えはないでしょうか。

 2点目に,清水磨崖仏群の保存についてでありますが,当初予算で,傾斜により倒壊のおそれがある部分の記録保存をするための経費というのが計上されておりますが,今後どのように保存していく考えか。また,観光資源として磨崖仏群を生かす方策が必要と考えますが,その見解をお伺いします。

 以上で,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  山下議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,1番目の少子化対策についてでございますが,全国的に少子高齢化が急速に進む中,本市におきましてもさらなる少子高齢化の進展が予測されることから,地域の活力を維持していくためにも,定住促進や住民が安心して暮らせる福祉の充実,生活環境の整備等が必要となっておるところでございます。

 この不妊治療につきましては,以前から山下議員が熱心に取り組んでおられましたが,私どもその効果について確認ができていませんでしたので遅くなったところでございますが,その効果も十分確認ができましたので,25年度の予算化に向けて検討をしてまいりたいと考えております。

 次に,清水磨崖仏群についてのお尋ねにお答えをいたします。

 御案内のとおり本市の貴重な観光資源であります。壮大な規模で刻まれました磨崖仏群を観光ガイドの説明つきで,間近に見る観光がツアー商品として徐々に認知されつつあったところでございますが,昨年8月から通行止めにいたしておりまして,磨崖仏群の観光素材としての情報発信は,観光客の安全を最優先すべきとの考えから,積極的なPRは控えている状況にございます。

 また,通行止め区域以外から大五輪塔付近の眺望を確保するためには,万之瀬川対岸の迂回路など施設整備費用の検討が必要でございます。

 清水磨崖仏群の周辺は,名水百選の「清水の湧水」,疎水百選の篠井手用水,桜の名所「岩屋公園」など変化に富んだ自然素材や開通いたしました南薩縦貫道の川辺道路,道の駅「川辺やすらきの郷」などがありますが,見学できる範囲の磨崖仏群の活用を含めた観光振興を図ってまいりたいと,このように思っております。

 以上で,答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  清水磨崖仏群の保存についてお答えしたいと思います。

 清水磨崖仏群は高さ20メートル,長さ400メートルの壁面に,平安時代から明治28年ごろまで彫られた五輪塔や宝篋印塔,梵字,仏像など約200基の彫刻があり,昭和34年に県指定文化財史跡に指定されています。

 旧川辺町では,文化庁や県教委の指導のもと,平成5年から各種調査を実施し,平成8年度には報告書を刊行しましたが,この中でも大五輪塔は倒壊する可能性が高いと指摘されているところです。

 倒壊防止については,これまでも県の文化財課と連携して協議を進めてまいりましたが,本年度,県単独補助事業を導入し,重要な文化財としての情報を残すため,三次元測量と傾斜状況を調査するための経費を予算計上し,現在委託業務執行中でございます。

 保存処理については,旧川辺町時代にも10年以上も検討され応急保存処理もされましたが,完全な倒壊防止については非常に困難な状況です。特に,大五輪塔については拓本も取れていないため,現在,倒壊防止保存対策の前に,詳細な記録取りに取りかかっているところです。その後,関係機関と連携しながら保存工法の検討をしていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(山下つきみ)  ただいま市長,教育長から非常に見通しの明るい答弁をいただいたなと思っているところでございますが,1点目の質問について,確認の意味で改めて質問をいたします。

 昨日,同僚議員が同じような質問をされました。これまで不妊というのは女性に原因があるようなふうに言われておりますし,男性から不妊治療の助成の質問が出るというのは,非常に私も喜ばしいことだなと思って,きのうは聞いておりましたんですが,現在は不妊の原因というのは男性に40%あるというデータが出ているそうでございます。10組に1組が不妊で悩んでいるということですので,決して珍しくないということのようですよね。

 25年度から予算化をしたいというふうなことでありましたけれども,保険の適用外の治療であり技術の高いものが,当然効果も高いということで,それだけ経済的な負担が重くなります。1回の治療で30万円から50万円,それも1回で効果が出ればいいですけれども,2回,3回と重ねて5年,6年かかってもとうとう恵まれなかったと,あるいは2回,3回と続くとなりますと,やはり経済的な負担が大きいですから,途中で断念せざるを得ないという方も周りに意外といらっしゃるのだなあということを知りました。

 来年から予算化したいということでありますが,これまでの本市の申請件数を把握をされていらっしゃるでしょうか。ここ二,三年ですけれど。



◎健康増進課長(石田俊彦)  ただいまの御質問は,現在,県の助成制度がありますので,南九州市の市民の方が,その県の助成金を受けられた方が何人いらっしゃるかという御質問かと思います。

 振興局の保健所のほうに確認をいたしましたが,23年度で16人,22年度が17人,21年度が15人,20年度が13人,19年度が18人ということでございます。ただ,個人情報の関係で追跡調査ができないために,この方々が,実際子どもさんが恵まれたかどうかという確認はできておりません。



◆議員(山下つきみ)  ただいま答弁をいただきました。23年が16件,22年が17件というふうなことでしたけれど,22年度は加世田保健所での申請を受けたのが54件のうちの17件が南九州市,23年は51件のうちの16件が南九州市の方であったということでございます。

 もちろん申請をされた方がその後というのは,やはりデリケートな部分でありますし個人情報も絡んできますので,なかなか何人がどうでしたよというようなことは,もちろんつかめないのかもしれませんけれど,例えば南さつま市は平成21年度からこの制度を助成をしておりますが,平成21年度に10件申請がありましてそのうちの6件,22年は9件申請があって7件,23年度が8件申請があって4件,これが母子手帳の交付に至ったという数字だそうでございます。

 それから日置市は,昨年から始まったばかりですので,まだ周知が足りないんじゃないかということでしたけれど,平成23年は14件申請があって5件母子手帳の交付があったと,ことしは既に9件申請が上がっておるそうですが,そのうちの2件が母子手帳の交付につながったと,非常に1件,2件というのは小さいようでも,この人口減が非常に進んでいる中は大変喜ばしい実績ではないかなというふうに思っております。

 先ほど合計特殊出生率というのを申し上げましたが,全国平均は1.39,1位が沖縄が1.86,宮崎が2位で1.68,そして鹿児島県が1.64ということで,全国で3番目に出生率は高いわけですけれども,それでも先ほど言いましたように2というのが現状維持ということですから,人口減少はなかなか歯どめがかからないのかなというふうに思います。ちなみに最低が東京で1.06だそうでございます。

 現在,15の自治体が鹿児島県内でもこの助成制度を実施しているわけですが,助成額であるとか,それから期間とかあるいは対象者支給要件等がそれぞれの自治体によって違います。改めて25年度から予算化したいということですけれども,こういった助成額や対象者支給要件というのをどのようにしていかれる予定なのか,ある程度計画が立っておりましたらお示しください。



◎健康増進課長(石田俊彦)  昨日の質問にもお答えをいたしましたが,これから,また協議で詰めていくことになります。

 現在,健康増進課のほうで考えている案といたしましては,昨日申し上げましたが1年度に20万を限度として助成するということを考えております。ただ,この20万というのを1回にするか,それとも2回に分けるかそこについては,まだ詰めておりません。

 助成期間につきましては,県の助成制度と同じで通算5年間。あと所得要件については,同じく夫婦合わせて730万未満というのを考えております。あとは,他の市と同様に市に1年以上居住しているとか,そういう要件もつけることになるかと思います。当然,市税等の滞納がないとか,そういう要件についても今後詰めてまいりたいと思っております。



◆議員(山下つきみ)  ただいま課長にお答えをいただきました。1年度に20万,それを1回でするか2回でするかというのは,これからの協議だということでしたが,15の自治体の中で20万というのを示しているところが5市町あるんですね。回数は余り決まっていないようです,1年度で20万とか10万とかいう決め方がしてあります。

 あと,対象者支給要件等の中で,1年以上この市に居住するというのが条件であったり,それが3カ月以上居住とか,居住年数というのは自治体によって違いがあります。できるだけこういうことで悩んでおられる方というのは非常に多くございますので,多くの方が受けられるような,もう1年以上いなければちょっとこの治療は受けられませんよ,申請ができませんよというようなことではなくて,まさかそれを受けるために,少しの間,南九州市に籍を移すなんて方はいらっしゃらないと思いますので,できるだけそのあたりは短期間で受けられるようなふうに,ぜひ,していただきたいというふうに思います。

 第1子の出産年齢というのが,去年はじめて30歳を超えたという数字が出ておりました。ますますこれから治療を受けられる方は増えてくるのではというふうに思います。加世田保健所の方のお話ですと,偏見や無理解への不満を相談に来られる方も非常に多いということも聞きました。

 国会議員の野田聖子さんは51歳で母親になられましたよね。その不妊治療にベンツ1台分使ったというふうなことを,御自分のブログで紹介をされておりました。これはあながち大げさなことではないんじゃないかなという気がいたします。ただ,51歳の出産でしたので,余りにも高齢によるリスクが大きくて,体に幾つもの障害を持った子どもさんを出産されておりますので,その点では非常にかわいそうな気がいたしますが,そうしてでも子どもが欲しいという方はたくさんいらっしゃるということのあらわれだと思います。

 治療を受けることで,精神的な負担の軽減にもつながりますし,出生率の回復にもつながりますし,何より対象者御夫婦の生きがい支援になることだろうと思いますので,ぜひともいい条件で,この助成が受けられるように希望をして,1点目の質問はこれで終わりたいと思います。

 2点目の,清水の磨崖仏群の保存についてなんですが,夏休みの期間中それから先日の日曜日にも様子を見に行ってみました。天気がよかったせいもあって,水遊びには格好の場所でしたので岩屋公園の中も大変賑わっておりました。ただ,立ち入り禁止の柵というのが,やはり残念な思いでございました。

 記録保存の前に,周辺の雑木や草などの除去作業をしておられる日にも,たまたま参りまして,余り仕事中でしたのでお話はそう詳しくは聞くことはできませんでしたけれど,教育長が説明されましたように,昭和34年の6月10日に県指定の文化財の指定を受けております。

 清水川の裏に高さが20,長さが400メートルの溶結凝灰岩の岸壁に,平安後期から明治にかけて彫刻されました梵字,仏像など192基が確認をされているわけですが,今回処理をするに至ったその経緯,それから,また対象となっているのはどの部分なのかを教えてください。



◎文化財課長(西野栄一郎)  清水磨崖仏の処理に至った経緯でございます。

 私,今文化財課で3年目に入ったところでございますが,何かこの保存,それから記録を含めて保存の方法がないか,それと財源措置がないかというのを探しておりまして,県の文化財課といろいろ協議を重ねてまいりました。それで,23年度に県のほうも補助金を流したいという返事をいただきまして,これまでやっていなかった記録の面で補助金が入ってくるということになりました。

 現在,執行中の記録保存の三次元測量,傾斜の測量につきましては県の補助を一部入れまして,記録保存のための委託業務を執行中ということでございます。

 対象は,現在のところ大五輪の塔周辺,特に,大五輪の塔が中心になっておりますが,その近くのいわゆる表面が消えつつある部分がございます。上流側でございます。2カ所を記録保存したいということにしております。



◆議員(山下つきみ)  恐らくこれは旧川辺町時代のことになるかと思うんですが,これまで何らかの処置が施された経緯があるんですか。



◎文化財課長(西野栄一郎)  過去の処理でございます。これは,旧川辺町時代に平成7年から10年にかけまして,表面処理という応急的なものになりますけれども,保存処理を実施しているようでございます。



◆議員(山下つきみ)  今回の当初予算は,倒壊する前に,大五輪塔のことだと思いますが,前のほうにかなり傾いていますよね。倒壊する前に記録保存というのは理解できるわけですが,やはり特に,川辺市民の方は倒壊する前の記録保存ではなくて,倒壊しないような手だてというのはできないものなのか,そのぐらいの疑問だと思うんですけど,そういうふうな声をよく聞きます。

 現在,危険箇所ということで通行止めになっているわけですが,磨崖仏群のなかでは最も大五輪塔のところが古いわけです。歴史的にはもっとも古くて,また価値の高い部分なんですが,今後いつまで立ち入り禁止なのか。

 それから,どのような手だてを考えておられるのか。また,それ以外の左右にもずらっといろんな仏像とか線刻とかあるわけですが,そういうものを,風化とか侵食から守るような劣化防止というんですか,そういう保存方法というのは考えておられるのかお示しいただきたいです。



◎文化財課長(西野栄一郎)  まず,倒壊防止についてお答えしたいと思います。

 これにつきましても旧川辺町時代,先ほど申しましたけれども平成5年からだったと思います,約10年にわたりましていろいろ検討をされております。

 その中で,一応の工法というのは決定を見ておるようでございます。ただし,これについても一つの工法に絞られたということはあるんですけれども,決定的にこれで保存できるという確証がなかったようでございます。

 この報告書の中では,これで保存できなかったときは再度検討するという項目が入っておりまして,恐らくはこれらが実施に至らなかった要因ではないかと思われます。我々がお聞きしておるのは,財源もそうなんですが,工法としてなかなか難しいものがあるというふうにお聞きしておりますので,担当者もそのときのもう15年ぐらい前ですか,16年前かだと思うんですが,その当時の記憶としては,なかなか条件として難しかったということぐらいしか覚えていないようでございます。

 それから,立ち入りの禁止の件でございますが,この件については都市計画課のほうでございます。私ども都市計画課,今,公園管理係というのがございますけれども,そちらと打ち合わせをして,現在のところ立ち入り禁止ということにしているところでございます。

 よければ,都市計画課のほうの答弁ということでお願いをしたいと思いますが。



◎都市計画課長(大隣健二)  ただいまの御質問でございますけれども,倒壊防止対策が完成するまでは,安全を確保するために通行禁止にしたいと考えております。



◆議員(山下つきみ)  ということは,いつまでということは現実には言えないというふうに理解すればいいんですか。



◎教育長(小野義記)  川辺町時代からの,この磨崖仏群への保存処理等についてはよく御存じだと思いますけども,平成5年から平成15年度までに,金額にしまして約7,000万円使っているんです。7,000万円使っても,なかなか抜本的な防止策はできなかったということで,大五輪塔だけでも約1,600万円ぐらい使って,いろんな方法を試しているんですけども,なかなか抜本的な倒壊防止策はできないということです。ですから,この当時から10年たっていますので,この10年間のうちにどのくらいその工法が進んでいるかということ,それに期待をしているんですけれども。

 とにかく今説明がありましたように,やっぱり観光客の人命を守るというのが,やっぱり一番大事なことですので,抜本的な先を見通せるような対策が取れない限り,やっぱり通行禁止は遵守しなくてはいけないということを考えております。

 以上でございます。



◆議員(山下つきみ)  財源のこともありましょうし,その工法として非常に難しいという答弁でございましたが,岩屋公園に隣接するというふうに清水磨崖仏群のことは紹介をされますね。

 岩屋公園に来られた方は,まず,見るというのは磨崖仏群なわけです。しかも,一番メインになる部分が,現在倒壊の恐れがあるということで,震度4の地震が来れば確実に倒れるというようなこともちょっと聞きましたけれども,観光に生かす方策はありませんかということで,後半のほうは質問したいわけですが,本市は観光のまちですね。

 8月24日の南日本新聞に,釜蓋神社のにぎわいぶりが大きく掲載されておりました。テレビの全国放送でも紹介をされましたので,恐らく皆さんも見ていらっしゃると思うんですが,お盆の3日間で5,500人の人出があったと。昨年は8月の1カ月間で1万1,000人だったということですが,3日間で5,500人ということは,これは平和会館を抜くような勢いの数字ではなかったかなというふうに思います。

 これは,オリンピックで皆様御承知のとおり,大活躍をした「なでしこジャパン」の福元美穂さん,ゴールキーパーですから「守護神」と言われるわけですが,守護神の「守護神」というようなことで紹介をされましたし,釜蓋神社にお参りをしたという経緯もあるんだそうですが,ただ,ことしの3月には,沢穂希さんもお参りをしたと。過去には中村俊輔さんあたりも来ているという,そのパワーにあやかりたいということで,県外からもたくさんお客様がいらしたというふうに聞いております。

 このように,頴娃地区は釜蓋神社もですが,番所鼻公園,それから大野岳など景観を生かした観光ということだと思うんです。大野岳も,今,展望所のほうまで非常にきれいな108段の階段ができて,とてもきれいな展望台ができているそうですが,そこへ行きますと,茶の木の根っこでつくった高さが1センチ,径が5センチぐらいの登頂記念という朱印を押したものを,何か記念にもらえるんだというようなことで,ああ,いろいろな試みをされているんだなというふうに,大変喜ばしく思いました。これは,お茶をつくっておられる方々が提供してくださっているんだそうですが。

 知覧地区においては,これまで行政や地域の皆さんの長年の努力によって,武家屋敷に象徴される江戸時代,それから特攻基地,太平洋戦争の歴史を知るということで,近代の歴史を売りにしているところ。

 川辺地区はどうかというと,やはり磨崖仏群なんですね。名水100選とうたわれているその清い流れに沿って,わずか400メートルのところに平安時代から明治までの700年ぐらいの歴史があるわけです。

 特に,大五輪塔というのは日本最大の規模であります。なぜこの地にこの場所に刻まれ続けてきたのか,やはり特別な場所であることは間違いないと思うんです。釜蓋神社とはまた違った意味で,パワースポット的な聖地であるんではないかと,これから売りようによっては,そういうふうな形でも売れるんじゃないかと思うんですが,市として,これを生かそうという方法は何かお考えありませんか。



◎市長(霜出勘平)  今,山下議員のほうからいろいろと紹介をしていただいたところでございますが。

 頴娃につきましては,皆さん御存じのように大野岳,それから番所鼻公園,そしてタツノオトシゴ,釜蓋神社というような名所が,今パワースポットとなっております。

 これも,ただ自然に生まれたのではなくて,頴娃地域の皆さん方が鋭意努力された結果,今は全国から注目をされる観光地となっておるところです。「なでしこジャパン」の活躍もあって,一気に大爆発をしたようでございますが,この「なでしこジャパン」福元選手と澤選手2人だけしかお参りをしてないです。アメリカは多くの人が選手が行ったそうで,だから,金と銀の違いになったんじゃないかと。(笑声)いうようなことを,頴娃の方が言っておられました。だから,本当に勝負事は実力もさることなんですが,やっぱり運というものも大事じゃないかなあというふうに思っております。

 また,川辺につきましては,この清水の磨崖仏群,本当にこれはもう歴史的にも貴重なものだし,観光資源としても,本当にこれから生かしていけるんじゃないかというふうに思っております。残念ながら,るる質問もあり答弁もあったところでございますが,このことについては,だんだん,だんだんこの倒壊をする危険性が高まっているということで,川辺町時代からもいろんなことで知恵を絞られて,何とか倒壊を防止しようということで来られたわけですが,これまで,なかなかいいこの防止策が見つからなかったというのが現状であるようでございます。  今後におきましては,本当にこれが倒れてしまえば,もう何にも価値がなくなるわけでございますので,文化庁あたりにもそういった補助事業ないか,そういった工法がないか,これからも鋭意これは努力をしていかなければいけないというふうに思っております。

 また川辺は,先ほど山下議員は触れられませんでしたが,今,田んぼアート,これが大変皆さん方に注目をされています。きょうは南日本新聞の記者も来ていらっしゃいますが,南日本新聞等でも紹介をしていただきました。

 そして,また,きのうは北九州市,福岡に本社のある西日本新聞も大きく1面でカラー入りで取り上げてくれております。本当にこういうことで,今,新幹線効果もありまして,多くの方々が,個人のお客さんが多く南九州市に来ていただいておりますので,そういったパワースポットを各地につくっていけば,やはり観光の振興にも十分なり,そしてまた,このいろんな特産品の消費拡大にもつながっていくと思いますので,こういったことも,我々はやっていかなければいけないのではないかというふうに思っております。

 まずは,この磨崖仏群の倒壊防止に,いろんな形で我々は全力を傾注していかなければいけないのではないかというふうに思っております。



◆議員(山下つきみ)  川辺の見どころをPRしていただいて非常にありがたいことでございましたが,今,通行止めになっている関係で,万之瀬川の対岸の迂回路などの施設整備費の検討が必要ですということでありましたが,現在,西側の駐車場にとめた場合は,そこから対岸から見られるところに行けるんですけれど,正面の赤い橋を渡っていきますと行けないわけです。通行止めのところからまた戻ってこなければいけないということなりますので,赤い橋を渡って行く場合は,川の中に飛び石で対岸に渡れるようになっておりましたが,これが川辺ダムができましてから,大水が流れなくなったものですから,その飛び石と飛び石の間に,カヤとかいろんな雑木が茂って,その飛び石を使って対岸に渡れないような状態になっているわけです。

 ですから,そのあたりの整備も,ぜひこれは早目にやっていただきたいというふうに思います。本当なら対岸のほうから,何か物見やぐらみたいな感じの展望台みたいなものをつくって,どっちみちそこが工法も難しいとなれば,当分の間がそれこそ10年先か20年先かもわからないような感じでございますので,どうしてもその真下で見られないのであれば,対岸のほうから危険が回避できるようなところに展望所みたいなのをつくって見られるような,何かそういう手だてを講じていただきたいというふうに思います。

 この磨崖仏で,国宝に指定されているところが大分県の臼杵というところにありますね。60体のうちの59体が国宝に指定されております。作家でいうと,芥川賞と直木賞をダブルで受賞しているような国の重要文化財でもあって,国宝にもなっているということで,ここは一番メインとなっていた大日如来像が,長年の風化とか侵食だったんでしょうか,頭から落ちて胴体の真ん前に頭が偶然落ちているわけです。それがずっと長年シンボルだったんですが,やっぱりもとの形に納めるべきだということで,今はしっかり頭も上に戻されて,それまでの雨ざらし状態のところに立派な屋根をつけて,風化・侵食から守ろうということにしてあります。

 年間16万人ぐらいのお客様がいらっしゃるんですが,その屋根つきをつくったところで,ちゃんとお参りができるように,おさい銭箱も立派なのをしつられて,その入口にはいろいろな祈願のための,祈願を書く用紙が準備がしてあって,それに願い事を書いて,気持ちも添えてその箱の中に入れます。これを,祈祷にいい月というのが年に三月回ってくるんだそうですが,それをまとめて,そして近くのお寺のお坊さんがわざわざそこに来て,祈願供養というのをされるということで,これが御利益があるかどうかは別として,国宝祈願として,非常に人気を呼んでいるというふうなこともあります。

 あの大きな大五輪塔に屋根をつけるのは,なかなか難しいことかもしれませんけれども,ほかの室町時代に刻まれた,江戸に刻まれたというのは小さなのもありますね。ああいったものもできるだけ劣化しないように,川辺には仏壇の技術もあるわけですから,これは仏壇の宮殿みたいな形の屋根がどっかつけられたらとか,これは素人考えかもしれませんが,何とかそういう劣化防止というのもしていただきたいというふうに思います。

 それから,磨崖仏群を含む岩屋公園のところで,現在,この岩屋公園というのは指定管理者が現在入って管理をしておりますが,この方は川辺の自然の魅力に魅せられて県外から入ってこられたIターンの方です。で,いろいろ集客のための努力をされておられます。今月の中旬には「満月の調べコンサート」ということで,ことしで6回目を迎える恒例のイベントになっておりますが,コンサートもあります。

 それから,桜の季節にはお花見の時期に,磨崖仏を散策していただいた方々が,町内のアマチュアの方々による手づくり品の販売とか,それから香料酵素によるアロママッサージなどの体験を,桜のもとでしていただいたりとか,あるいはこれはもうすぐですけれど,毎年11月第2日曜日に,これは実行委員会が入りますが「磨崖仏まつり」というのもあります。

 それから,ボランティアの方々が別な場所で,蛍の餌となるカワニナを採取して岩屋のところに入れて,蛍の名所にしようというふうな取り組みもいろいろされております。これは,ほとんど磨崖仏祭りは別として,指定管理者が率先してやっておられる分については,なかなか市の助成とかそういったものはないのかもしれませんけれども,一所懸命そうやって地元でも努力をしている方もいらっしゃいますので,ぜひとも磨崖仏群を生かせるような,最大限の努力をこれからもしていただきたいと思います。

 平安時代から明治時代まで,それぞれの時代にそれぞれの思いが込められて彫り込まれたはずです。造立の際に,仏教の非常に高度な知識を必要とする,特に,その倒壊の恐れのある大五輪塔群は,財政の厳しい中でありましょうけれども,県などの関係機関に働きかけて,ぜひ守っていただきたい。

 ある宴会のときに,職員の方でしたけれども明治まで掘られていたという事実があるわけですから,この際,鹿児島の偉大な歌手であります長淵剛さんに来ていただいて,平成の磨崖仏でも刻んでもらって,さらにこれを観光資源としての魅力づくりにつなげればいいんじゃないかと,そういうふうなこともおっしゃっておられた職員の方がおられました。

 これも本当に,一理あるのかなというふうな感じがいたしましたけれども,なかなか行政だけではできない部分あるかもしれませんが,地域でこれをやりたい,あれをやりたいというふうな意見が出てまいりましたら,ぜひ取り上げていただいて,市としても最大限の協力をしていただくことを希望しまして,私の質問は終わります。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後0時0分休憩

───────────

午後0時1分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◎都市計画課長(大隣健二)  御指摘のございました飛び石の草等につきましては,早急な対処をさせていただきたいと思っております。

 以上です。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後0時2分休憩

───────────

午後1時0分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。

 次に,塗木弘幸議員。

  [7番議員塗木弘幸登壇]



◆議員(塗木弘幸)  昼からのトップバッターでございます。通告してありました3点について質問をいたします。

 1番目に,南薩縦貫道霜出道路について。

 南薩縦貫道霜出道路は整備区間に指定され,調査測量が行われている。県は2015年度の完成を目指しているが,平面交差で計画をされることとなると,地形が複雑な地域で,市道との交差点も多いことから非常に危険と思うが,立体交差を要望する考えはないか。

 2番目に,市道の整備について。

 知覧地域及び川辺地域においては,防塵舗装を実施している道路が多いことから,路面の凹凸が大きい箇所や,ポケット補修が必要な箇所が多く見られる。交通に支障があり危険であると考えるが,今後の対策を問う。

 3番目,降灰対策について。

 桜島の爆発は,2010年から3年連続で700回を超えております。鹿児島気象台は,引き続き活発な活動が続く見通しであると発表しています。桜島降灰により,本年度は茶の摘採時期において,茶農家は多大な被害をこうむっているが,被害状況と今後の対策を問う。

 あとは自席で質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  塗木議員の御質問にお答えいたします。

 まず,南薩縦貫道についてお答えをいたします。南薩縦貫道は,鹿児島谷山インターから枕崎市までの約40キロメートルが自動車専用道路として計画され,平成12年12月に川辺道路が整備区間の指定を受け,平成13年度から整備に着手し,本年8月8日には川辺道路が全線開通をいたしたところでございます。

 知覧道路につきましては,平成21年3月に整備区間の指定を受け,現在,用地買収を進めており,年内には(仮称)知覧トンネルの工事も発注する予定でございます。

 霜出道路につきましては,平成24年4月に整備区間の指定を受け,7月には事業説明会も開催し,測量設計に着手いたしたところでございます。

 地域高規格道路は,これまで自動車専用道路として整備が進められてまいりましたが,県は事業費の縮減を図り整備のスピードを早めるため,県内の地域高規格道路の全路線につきまして,自動車専用道路から一般道路へ整備方針の転換を検討しており,知覧道路の一部と霜出道路につきましても,一般道路に計画が変更されております。

 市は交通量の多い(仮称)知覧交差点について,危険防止の観点から立体交差で計画していただくよう,直接県知事に要望もいたしましたが,県といたしましては立体交差は多額の経費がかかることなどから,平面交差での計画となったところでございます。

 御指摘の市道との交差点の件でございますが,側道を設けることで市道等を集約し,交差点を少なくして危険防止を図りたいとのことでございます。ただし,地形的な条件によっては立体交差となり得る場合も考えられますので,総合的に検討するよう要望してまいりたいと思います。

 次に,市道の整備についてお答えいたします。

 南九州市には1,584路線,1,224キロメートルの市道があり,現在の舗装率は頴娃支所管内が94%,知覧支所管内が56.7%,川辺支所管内が71%で防塵舗装は舗装率の数値に計上されないため,知覧支所管内と川辺支所管内の舗装率が低くなっております。

 御指摘のとおり,防塵舗装路線には路面のでこぼこやポケットホール等が多く見られ,補修に苦慮している状況であります。現在,年次的に舗装・補修を進めているところでございますが,今後も集落内や荒廃の著しい路線を優先しながら整備を進めていきたいと考えております。なお,ポケット補修につきましては,随時対応をいたしておるところでございます。

 次に,降灰対策についてお答えをいたします。

 本年度のお茶の生産は,一番茶摘採初めに一部塩害の被害はありましたが,春先の大きな凍霜害もなく順調に生育し,1番茶荒茶生産量で昨年より15%増の3,700トン,生産額で昨年より20%増の92億4,000万円の実績となったところでございます。

 しかし,1番茶から2番茶にかけて桜島の火山灰が摘採時期に降り,被害が発生をいたしました。平成24年度は例年になく桜島の活動が活発で,昨年996回の爆発に対し,ことしは7月末で660回もの爆発があったところでございます。

 昨年を上回る爆発で,さらに3,000メートルを超える噴煙もあり,我が南九州市でも風向きにより降る場所は異なりますが,1番茶で4回,2番茶で6回確認されており,県茶市場に出荷したお茶で灰が混入し,不落となったお茶が1番茶で25件,2番茶で317件あり,昨年に比べ,倍以上の件数が取引できず返品され,甚大な被害が発生いたしたところでございます。

 今後の対策といたしまして,活動火山周辺地域防災営農対策事業を活用いたしまして,能力の高い洗浄脱水機や摘採前洗浄機を計画的に導入していくとともに,県単独事業の「日本一の茶産地プロジェクト事業」により,アタッチメント方式のブラシや,茶園洗浄装置を導入し,対策を講じてまいりたいと考えております。

 以上で,答弁とさせていただきます。



◆議員(塗木弘幸)  南九州市の市道延長整備率表によると,市道一級,二級の道路は舗装率が高いわけですが,その他道路となりますと知覧が49.3%,川辺59.8%,頴娃92.6%,知覧,川辺は舗装率が低いわけです。これは防塵舗装,ちょっと待ってください。失礼しました,市道の整備から先にまいりますのでよろしいですか。

 この原因は,防塵舗装が多いことが考えられます。今,答弁をいただきましたパーセントとは若干,私がもらった資料のパーセントは違っていますが,これは私が言っているのは,その他道路のパーセントでございます。

 また,このその他道路の総延長では,頴娃が30万44キロ,知覧38万3,842キロ,川辺25万747キロメートルとなっており,この資料からいくと知覧が一番総延長も長く,防塵舗装延長が一番多いと思われます。防塵舗装がなされたのは20年から30年前であると私は思っておりますが,そのころに行われておりますか質問いたします。



◎建設部長(下之薗博幸)  防塵舗装の実施時期でございますけれども,はっきりした明確な年度はわかりませんけれども,川辺町時代におきましては失対事業と言いまして,旧川辺町の作業の失対事業で作業員が直接防塵舗装を行っております。知覧町につきましても,時期的には同じころだと思いますので,20年前後だと考えられます。

 以上でございます。



◆議員(塗木弘幸)  もう大分長い年数がたっているわけでございますが,ここに22年12月と,24年3月現在の舗装率の資料をもらっております。

 舗装率では,21年度知覧は48.5%の舗装率でありました。24年末では49.3%,川辺が59.2から59.8%となっております。知覧が0.8%,川辺0.6%上昇しているだけであり,防塵舗装から本舗装への改修は,ほとんどされていないと思われます。頴娃支所の舗装率は92.6%と高くなっておりますが,もうこれも年数が長くなっており,不陸が大きくでこぼこの道路が多く見られております。ここの現状を,ちょっと所管課はどう捉えているのか,説明をお願いしたい。



◎建設部長(下之薗博幸)  舗装率につきましては,市道の延長も,市道認定あるいは廃止等も行っておりますので,分母が変わりますので,この舗装率の伸び率につきましてはそういう影響もあろうかと思います。

 ちなみに22年度の舗装延長でございますが,防塵舗装を通常の舗装に整備した延長につきましては,22年度知覧地域内で911メートル,川辺地域でゼロ,23年度のつきましては知覧地域で1,272メートル,川辺地域で374メートルと整備をいたしております。

 これにつきましては,道路維持予算の中で,舗装整備と側溝整備と合わせた道路維持予算の中で行っておりますので,各地域によっては舗装整備率として伸びが少ないところ,あるいは舗装だけを重点的にした地域につきましては,舗装率が伸びている地域もございます。

 それと,従来舗装整備をした路線で年数がたちまして,舗装の打ちかえ等を行ったところにつきましては,舗装率としてはカウントされませんので,そういうこともあろうかと思います。

 以上でございます。



◆議員(塗木弘幸)  少しは改修をされているようでございますが,まだこの延長は長くて,改修されていない地域がたくさんございます。

 私は地域の住民から依頼され,幾度も道路の現況を見に行き,担当所管に出向いて修繕・改修を要望してまいりました。道路の状況は凹凸ができ,路面に穴があき,側溝との取りつきは,もうアスファルトが剥げ落ちて砂利が流され,侵食されているところもございました。

 管理所管課によって,応急処置等はしていただいておりますが,老朽化しており,ポケット補修などでは,またすぐにアスファルトが剥げてしまい,根本的な改良工事が必要であると思われます。

 このことに関して市長の見解を伺いたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  この道路整備につきましては,随時優先順位をつけてやっておるところでございますが。

 合併いたしましてこの普通建設事業費,それぞれ旧町時代はいろいろあったところでございますが,合併いたしましてから大体12億円ぐらいで,横並びで格差がないようにというようなことで取り組んでおります。

 この普通建設事業費につきましては,道路の舗装もあり,側溝整備等もあり,いろいろとこの普通建設に関する仕事をやってところでございますが,これが舗装だけにこのすべて投入できれば,早くこの舗装のほうも整備ができるんですが,いろいろな修理等もあるわけでございますので,その中で旧3町均衡ある発展というようなことで,この予算等も大体同じような予算を投入しておるところです。

 そういったとろで,この舗装につきましても,なかなか進捗率が上がらないで皆さんに迷惑をおかけいたしておるところでございますが,財政的な事情もあります。できるだけ我々は,市民の皆さんが生活しやすいような環境を整えていきたいというふうに思っておりますが,予算等の面からも,やはりその辺のところは御考慮いただければ大変ありがたいというふうに思います。



◆議員(塗木弘幸)  ちょっと所管のほうから資料をいただきました。道路維持費にかかっている予算というのは,毎年大体,頴娃,川辺,知覧各支所4,000万円ぐらいの予算となっているようでございます。

 国の予算で経済対策とか生活対策などの予算が出た場合は,また,たくさんついておりますが,大体市の予算というのは4,000万円程度でございます。この4,000万円から委託料などを除くと,もう工事費というのは3,000万ぐらいになっております。

 知覧を例にとると,その他道路において知覧支所管内の舗装をされていない,まあ,この資料でいくと,道路延長は約19万4,000キロぐらいに私の計算ではなると思っております。舗装をされていない道路ですね,まあ,ほとんど簡易舗装の道路だと思っております。

 どれくらいの工事費か試算をして見ますと,これだけの延長の道路を舗装工事をすると,約1メートル2万円かかるとして,大体3億8,000万程度かかると計算されます。仮に,年4,000万円ぐらいの予算でいくと13年ぐらいかかるわけです。

 これを10年ぐらいで完成するくらいの計画は立てられないのか,また,現在この組まれている各支所の道路維持費の予算では,側溝新設とか,その他の道路管理費で満額となっているような状態で,舗装改修までは,今,市長がおっしゃいましたように進捗率がなかなか上がっていないところでございます。

 ぜひこの簡易舗装を本舗装にするという,この別枠の予算を組んでいただきたいと思っているところでございます。市道一級,二級の幹線道路においては,10年単位の長期的な整備計画は立てられて実行をされております。

 ことしは予算の執行は終わりましたから,これから別枠の予算がつけられないか,本当にでこぼこの,集落の中に多いんですよ,こういう道路が。知覧は特にそうだと思います。まあ,川辺もあるとは思いますけれども。別枠の予算がつけられないのか,今の予算ではもう40年も50年もかかってしまうんじゃないですか。別枠の予算をつけられないか市長に伺います。



◎市長(霜出勘平)  今,現在,南九州市はこの財政の健全性でも皆さんから評価をいただいておるところです。これも堅持をしなければいけない。そしてまた,整備も進めなければいけないというようなことで,我々も大変苦慮をいたしておるところでございますが,この別枠の予算となりますと,やはり財源的にもなかなか無理な点があろうというふうに思っております。できるだけそういったことも我々は視野に入れながら,これから行政を進めていかなければいけないというふうに思いますが,やはり限られた予算の中で,いろいろなこの道路整備だけが市政ではないですので,いろんなことをやっていかなければいけないわけでございます。

 議員のおっしゃるように,できれば我々もそのようにしたいというふうに考えておりますが,財源とも相談をしながら,できれば少しでもそういった,前年度よりも多くの予算をつけられるように努力はしていきたいと,このように思っております。



◆議員(塗木弘幸)  なるべく早くつけていただきたいと思っております。長期の整備計画を立てていただいて,根本的な改修を行い,本舗装を実行していただきたいと思っております。

 次にまいります。霜出道路のことについて質問いたします。

 この道路は,南薩縦貫道として川辺道路,知覧道路に続き,県道頴娃川辺線との交差点,(仮称)知覧交差点となっていますが,から知覧枕崎線,(仮称)塗木交差点までの延長3.4キロの道路なわけです。

 当初は,知覧交差点から浮辺のほうへ進み,枕崎別府方面が終点の計画であったようですが,頴娃などとのアクセスも考えられていたようです。しかし,整備する区間が短くなり,また知覧道路の途中から一般道路となり,高規格道路の高速性は半減され,非常に残念に思われるところです。

 一般道路となると,平面交差となり信号がつくと思いますが,知覧道路においては交差点は3箇所に絞るという県の説明がありました。霜出道路は,大体何箇所の交差点になるのか質問をいたします。



◎建設部長(下之薗博幸)  霜出道路の交差点の数でありますけれども,現在,県のほうで測量設計中でございまして,現時点で交差点を何箇所にするかということは,今のところわかっておりません。

 ただ,はっきりしていることは,県道との交差点につきましては平面交差で交差するということでありますので,霜出道路につきましては,箇所は先ほど申しました知覧交差点から,塗木の交差点の間に瀬世向の県道頴娃川辺線との交差点が出てまいります。それ以外の,市道等の交差点につきましては,今後計画の中で協議をしてまいりたいと考えております。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  資料をいただきました市道等の交差すると思われる地点は,今,予定されているこの霜出道路の中には,市道とが18箇所あり,このうち9カ所,また県道との交差点1カ所は瀬世地区にあるわけでございます。瀬世上,瀬世向の集落内を通過するわけでございます。集落の中は市道だけではなくて,集落道とか私道なども多数存在すると思われます。

 ここを,通行止めにするわけでございますから,住民の皆さんが生活するこの生活道路は通行止めとなるわけです。通行止めとなることによって,生活に大変な不便が生じると思われます。

 また,この地域は地形的にも急な勾配であり,下りがあったり登りがあったり斜面が多いところでございます。見通しが悪く危険であるとも思います。立体の交差点を全部ではなくて数カ所でも設置をしないと,これは非常に危険であると思われます。

 極力この立体交差としたほうがいいと思われると思いますが,今,部長のほうから県にお願いするというようなことがありました。何箇所ぐらいは立体交差にできるというような考えは,今は持っておられないでしょうか。



◎建設部長(下之薗博幸)  先ほどの道路が通行止めになるというようなお話でしたけれども,基本的に縦貫道の本線に沿って側道を設ける計画になっております。

 これは本線と交差することで切断される市道,農道,集落道等いろいろ道路がありますけれども,それらを集約をしまして,本線との交差点を数を少なくするということで,全線が通行止めになるということはございません。現在通れる道路につきましては,側道に乗せこんで,側道を通って目的地にいけるというような設計をするようになっております。

 立体交差の要望の件でありますけれども,霜出道路につきましては,先ほども市長が申しましたように,一般道路としての整備となっておりますので基本的には平面交差ということになりますが,霜出道路の計画ルートの地形は複雑で高低差も随分ありますので,その中に,橋梁等の必要な箇所も出てまいります。

 また,地形の関係で切り盛りの大きな区間につきましては,中にはボックスカルバートー等で横断交差が経費的に安くなる場合もありますので,県としましてはその辺も含めた総合的に検討したいということでございますので,線形が決まりまして交差点との計画案が示された段階で,市としましても県と十分協議をしていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  県は27年度までに完成をさせたいとしているわけですが,あと3年しかないわけです。これを急ぐのにはいろいろな要因があると思われますが,余り拙速に行わずに,道路ができて便利にならなければならないわけです。

 住民にとって不便になったと言われるようでは困るわけです。もっと時間をかけて,住民の声を聞いて取り組んでいただきたいと思います。住民説明会は,これから随時やっていかれると思いますが,1年に何回とか,どのように開かれていくのか質問をいたします。



◎建設部長(下之薗博幸)  住民説明会の件ですけれども,先ほども申し上げましたけれども,先般事業説明会ということで3カ所で説明会を開催いたしております。

 今後,県のほうで事業を進めていく中で,計画平面図ができて地権者の方々に計画ルート,あるいは用地等の買収のお願い等ができる段階になりましたら,また,地区を限定しまして説明会を開催する予定でございます。

 時期的には,今のところはっきりまだ決まっておりませんけれども,24年度内に計画案を策定しまして,地権者の説明会を開催したいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆議員(塗木弘幸)  これは十分に回数を多くして説明をしていただきたいと思います。

 それと,(仮称)塗木交差点となっているわけですが,この交差点は今,霜出から塗木の入口のところで交差点となっているところでございます。現在も交差点でありますが,信号はついておりませんが,歩道が右についていたのが左に入れかわる地点でございます。自転車通学の中学生とか,横断するのに交差点内で横断しなければならず,非常に危険な状況となっております。

 また,塗木交差点から垂水地区への歩道設置を県に再三要望しているわけでございますが,まだ実行されておりません。このことに関して,県にどのように働きかけをしていかれるのか質問をいたします。



◎建設部長(下之薗博幸)  (仮称)塗木交差点の件でございますが,霜出道路は塗木の県道枕崎知覧線と,県道霜出南別府線の交差点付近に取りつくということで計画を今進めておりますけれども,そうなりますと,当然,交差点改良が必要となってまいります。

 この交差点改良につきましては,今後,県との設計協議の中で歩道の設置も含めまして,形状につきましては十分検討していきたいと考えております。信号機あるいは横断歩道の設置につきましても,最終的には公安委員会の判断になりますけれども,これらにつきましても県と協議をしていきたいと考えております。

 それと,県道枕崎知覧線の歩道設置,塗木交差点から垂水交差点までの未歩道設置区間の件でございますけれども,県はこの県道枕崎知覧線につきましては,縦貫道に準ずる整備というふうに位置づけをして整備を進めておりますので,塗木交差点から垂水交差点までの歩道設置につきましては,整備がされるものと考えております。

 市としましても,できるだけ早く整備ができるように,これまでも要望はしてきておりますけれども,今後も県のほうに強く要望していきたいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(塗木弘幸)  せっかくつくっていただく道路でございます。市民に喜ばれる道路の建設をお願いいたします。この質問はこれで終わります。

 次に,桜島の降灰対策について質問をいたします。

 ことしは桜島の爆発が史上2番目の早さで700回を超え,南九州市においても約10回の降灰が1番茶,2番茶の生産期間に確認されております。降灰の除去を行うためには,茶工場内に据えられた洗浄脱水施設を使用するのが有効でございますが,現在,市内に何工場設置をされているのか,また,この施設は大変高額であると聞きますが,設置要望は現在何箇所出されているのか。

 それと,摘採前茶園洗浄機の申請は何台あったのか教えてください。これは,前日同僚議員のほうからも質問がありましたが,重複点もあると思いますがよろしくお願いいたします。



◎茶業課長(鮫島信行)  洗浄脱水機でございますけれども,今まで洗浄脱水機を設置している茶工場が29件ほどございます。それから摘採前洗浄機が336台ということでございまして,今後の要望でございますけれども,要望につきましては24年度が洗浄脱水機で6工場ほど上がってきておりまして,25年度に要望が19件と昨日申し上げましたが,その19件のうちの18件が洗浄脱水機で,1件が摘採前洗浄機でございました。

 ということで,摘採前洗浄機にいたしましては,来年度25年度1件の要望がまいっておりますが,19件のうちの中の18件の茶工場さんが洗浄脱水機になっているんですが,当初申し込みは,そのうちの2件は,摘採前洗浄装置であったようでございますけども,優先順位の件から,摘採前洗浄機は茶工場の洗浄脱水機を優先とするために,後回しになるということから2工場は洗浄脱水機に変えた経緯があります。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  24年度の当初予算には,洗浄脱水施設は4カ所,摘採前洗浄機3台が計上されておりますが,24年度はそれぞれ何機導入される予定となっておりますか。



◎茶業課長(鮫島信行)  当初予算のほうではそういうふうにしておりましたが,全工場も摘採前洗浄機の3台は一応もう取り下げて,24年度は6件が茶工場につける洗浄脱水機の申請が上がってまいっております。



◆議員(塗木弘幸)  6件依頼があったということでございますが,これは6件とも24年度の予算でつけられるわけですか。



◎茶業課長(鮫島信行)  今,申請しているのが6件で,可能性が高いのではないかと考えております。



◆議員(塗木弘幸)  よくわかりました。6件可能性が大であるということでお聞きしました。

 摘採前茶園洗浄機では,灰が完全には落ちず,今,答弁がありましたように返品が多かったわけです。そして,この工場内に設置する洗浄脱水機への需要が高まっているところでございますが,高額であるため,個人では賄いきれないということです。

 今まで必要としなかったこの洗浄機が,早急に必要となってきたわけですが,国・県の補助金もございますが,市としてはどのような対策を考えておられるのか質問をいたします。



◎茶業課長(鮫島信行)  市としての対策でございますけれども,昨日も申し上げましたけれども,非常に高額であって市からもという話があるわけでございますが,これにつきましては市の降灰対策事業につきましては,県の65%の補助率ということで,他の事業よりも補助の率が高いといったようなことから,市としては今のところ上乗せの助成というのは考えておりません。

 ちょっと昨日もお話をしましたけれども,今,南薩地域振興局がしております茶産地のプロジェクト事業というのがございます。それでアタッチメント式の洗浄装置の分がございますが,義務づけの上乗せをしなさいというのが来ましたら,そちらのほうで対応したいというふうに考えております。



◆議員(塗木弘幸)  今年度の6月補正予算に,県の事業としてこの摘採前洗浄機のアタッチメント式の機種を県の補助で導入するとあります。これに市も上乗せするという形になってくるという見解でよろしいんですかね。



◎茶業課長(鮫島信行)  これにつきましては,ただ,県のほうから義務づけということで要望がございましたら,そちらのほうで対応するということです。ですから,それに県のほうがそういうのがなければ,ほかの市町村と同じくしないということになります。



◆議員(塗木弘幸)  このようなアタッチメント式のこういう機具というのは,そんな高額ではないわけでございます。もし要望があれば,市単独でも予算の関係をさっきから市長はたびたび申しますが,予算の関係もあると思いますが,そんな高額な機械ではないと思います。単独でもしていただきたいとお願いをしておきます。

 それと,この機械でちょっと聞いたんですが,この装着可能な機種は,3種類しかないと聞いたところでございます。ほかの機種にも応用していく考えはないのかお聞きしたいのですが。



◎茶業課長(鮫島信行)  装着可能な機種と言いますか,茶園管理機械の乗用型の分でございますが,普通装着可能な機械というのは,前の乗用型摘採機でございます。それにつきましては,今現在使われている摘採機はお茶を摘むために,装着したら今度はお茶が摘めないということになりますので,以前使っていて,もう今の時点では刈り込みに使っている機械等をちょっと改造して装着するという形になります。

 それから,中刈機がそのときに遊んでいるということで,中刈機に装着できる。それから従来の摘採前洗浄機のやつをちょっと大きめにするとか,あるいはブラシをつけるとかいったその装着はできるという話を聞いております。



◆議員(塗木弘幸)  茶業農家の要望があったら,ぜひこちらのほうもしていただきたいと思います。

 本市の農家数の約半分は,茶業農家でございます。降灰の影響は農家にとって計り知れないものがあります。まず,摘採前の茶園洗浄に降灰があった場合,栽培面積40町歩から50町歩の工場で,人件費だけで200万から300万の出費増となると,また工場内洗浄機を使用しているところでも,通常の加工品に比べて約1.5倍の経費が必要になると聞いております。

 また,降灰により摘採がだいぶ遅れておるのが現状でございます。秋芽の発育が遅くなり,来年の一番茶への品質の影響も懸念を茶農家はしているところでございます。

 この桜島の降灰というのは,過去10年間はなかったわけです。ここ二,三年続いている現状ですが,このような突発的な災害に備えて,お茶の栽培には共済保険というのは適応されておりませんが,災害基金を,前も質問をしたと思いますが設ける考えはないのか質問をいたします。



◎市長(霜出勘平)  これについては,今のところ考えていないところですが,我々もこのお茶農家の被害というのは,本当に危機的な状況だなあということで受け止めております。

 知覧地域でも,昭和50年ごろ,この洗浄脱水機を導入した経緯があるんです。それから議員がおっしゃるように,しばらく桜島も静かだったということで,これも廃棄処分をした農家も結構あるんじゃないかというふうに思っております。

 最近このようなことで,また,こういう機械等も導入しなければいけないというような事態になったわけでございますので,この機械の導入とか,そういう保険とかそういったことを,これからやっぱり考えていかなければいけないときに来ているのではないかなというふうに思っております。これは,これから検討してまいりたいと思います。



◆議員(塗木弘幸)  ぜひ検討をお願いいたします。このお茶の加工施設には何億という高額な設備が必要でございます。多額の費用を必要といたします。どうか国や県への支援の働きかけを行政のほうでよろしくお願いしたいと思います。

 私の質問はこれで終わります。



○議長(森田隆志)  次に,蔵元慎一議員。

  [13番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  通告していました歳出削減について質問をいたします。

 その前に,先日うれしい報告をいただきました。「川辺次世会」と「南九州花き振興会」の方々が,東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市を訪れ,本市のお茶と,それを飲む「絆」の銘がついた湯呑み,カーネーションを届ける「茶いっぺプロジェクト」の活動報告です。

 その中には,幾つかの被災者の感謝の手紙が紹介されていました。息子さんを津波で失い,その心労で御主人を亡くされた83歳の御婦人が,「お茶をいただくたびにその温かみに触れながら,復興とは言えませんが,ただ生かされてその日が来るまで,正しく優しく生きてまいりとうございます」とつづられた手紙。

 また,別の手紙では,被災前に亡き御主人と訪れた,知覧の平和会館の思い出を振り返りながら,出がらしになるまで思い出の地のお茶を飲み干したこと,仏前に「絆」湯のみで一番の茶を注ぎ,供えたことなどが書かれていました。

 この「茶いっぺプロジェクト」によって,陸前高田市の皆さんに少しでも心の安らぎを取り戻していただき,前に進む勇気の糧を届けていただいたのではないでしょうか。携わった皆様方に,心から敬意を表する次第です。

 一方で,震災の残した大きな負の遺産は,これからの国家の課題として立ちはだかっていきます。毎週金曜日には,首相官邸前では「脱原発」を訴えるデモが行われ,日本のエネルギー政策は大きな転換を迫られています。再生可能エネルギーの創造,エコ事業など,今後取り組みを迫られてくるでしょう。

 市では庁舎内の節電や,太陽光発電事業への協力等も積極的に行っているようですが,今後は電力事情の変化によって電気料金の値上げも予測されます。

 そこで,1問目の質問ですが,庁舎,各公共施設,防犯灯などの照明器具を,消費電力が最大で10分の1削減できるLEDへの変換を計画的に進める考えはないか質問いたします。

 次に,国会は8月10日の参議院本会議で消費税増税を柱とした,社会保障と税の一体改革関連法案を可決成立しました。高齢化社会の進行で増大する社会保障給付費を消費税で賄おうとするものであります。2014年4月に8%,15年10月には10%に引き上げられる予定です。

 このような中,南九州市の23年度決算を見ても,厳しい財政状況が続いていることに変わりはありません。より一層の財政健全化に取り組まなければ,適正な公共サービスを提供することが難しくなってきます。

 市では合併後,集中改革プランの歳出削減への取り組みの中で,補助金の見直し等の改革も実施してきましたが,今回質問する委託料は,消費税増税に大きく影響を受ける可能性があります。

 検証をして見ますと,旧町での契約がそのままのもの,仕様書の有無,価格の適正化が図られているのか,一元化集約化することによるスケールメリットなどは考えられていないのか等,多くの課題が感じられます。

 財政の健全化や費用対効果の観点から,委託事業,委託料の使用等,業務の内容を見直す考えはないか,市長の答弁を求めます。

 あとの質問は,自席より行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  蔵元議員の御質問にお答えいたします。

 歳出削減についてでございますが,まず,1番目の照明器具をLED化する考えはないかという御質問でございます。

 LED照明につきましては,蛍光灯や白熱電球といった従来型の照明器具と比較いたしますと,長寿命,高信頼性で一度設置すれば電球交換等の保守の手間が省け,部品や器具の購入コストも削減できるとともに,消費電力を抑え発熱性が低いとされています。

 しかし,高輝度LEDの製造には,高価な半導体製造装置と高度な技術が必要とされ,また生産・販売数が少ないことで量産効果を生まず,LED照明を設置するには価格が非常に高くなっております。

 例えば3つの市庁舎には約2,000本の蛍光灯が設置されていますが,これをすべてLED照明にかえた場合,概算で約1,700万円程度の費用がかかると思われます。しかし,消費電力で見てみますと,LED化により電気量が30から40%程度削減されると言われております。

 このようなことから,庁舎,各公共施設,防犯灯等の照明器具のLED化につきましては,財政状況等を考慮しますと一挙に行うことは困難でございますが,施設整備や改修,照明器具の故障などに合わせて,少しずつでも計画的に照明器具のLED化を進めてまいりたいと考えております。

 次に,2番目の委託料等発注において,各支所や出先機関等で同じ品物であっても価格が異なるものが見られる。財政状況や費用対効果の観点から,価格統一で,より安価に発注できるように業務の進め方を考え直す考えはないかという御質問でございますが。

 委託料等の,特に施設の維持管理に関する業務で,公園清掃業務や樹木管理業務等につきましては,平成24年度の予算編成時において,今までまちまちであった諸経費率について統一をいたし,予算計上をいたしたところでございます。

 また,執行段階におきましては,各施設に共通します浄化槽維持管理業務や消防設備点検,清掃業務等のそれぞれの同一業務の案件につきましては,地域ごとに複数施設分をまとめて見積もり合わせをするなどし,経費節減に努めているところでございます。

 その他の経費につきましても,予算編成方針の中で各節ごとにその要求額の基本的な考え方を示し,統一した考えで予算計上しているものと考えているところであります。御指摘のありました費用対効果を考慮した業務の進め方につきましては,今後も研究していき,より効率的な予算執行を目指したいと考えております。

 以上で,答弁とさせていただきます。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後2時0分休憩

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午後2時10分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◆議員(蔵元慎一)  LEDの件に関しましては,前向きな答弁をいただきました。

 その中で,今現在,南九州市が節電に関して取り組んでおられることは,どういったことを取り組んでおられますか。



◎市民福祉部長(折田盛彦)  本市では,平成22年6月に南九州市地球温暖化防止実行計画を策定しまして,市みずからが事業者,消費者として地球温暖化防止に向け,市の事務事業に伴う温室効果ガスの排出抑制を図ってきているところでございます。平成23年度につきましては,目標3%削減に対しまして実績が3.82%となっておるところでございます。

 本市の温室効果ガスの排出量の約7割弱は,電気使用量に起因するものでありまして,今後いかに電気使用量を抑制するかが,地球温暖化対策温室効果ガスの抑制を図る上からも重要と考えているところであります。

 以上でございます。



◎総務部長(有水秀男)  具体的な取り組みでございますが,まず照明におきましては,不要時不要場所の消灯の徹底ということで,川辺庁舎においてはプルスイッチを全部導入いたしまして,必要なときに点灯するということです。それから,スイッチ付近に節電の呼びかけの張り紙をいたしております。それから昼休み時間は,昼窓業務を除いて,原則照明を消灯しているところでございます。それから不要な照明の蛍光灯の間引きも行っております。それから時間外勤務の削減を推奨しているところでございます。それから,退室退庁時には消灯の確認を行うように指導いたしております。それから会議等についてはできるだけ時間短縮に努めるように指導をいたしております。それから支障のない範囲での廊下,ロビー等の減灯,明かりを減じるということとですね,と点灯時間の短縮と。

 それから冷暖房関係でございますが,冷暖房の適正温度ということで,冷房は夏季が28度,冬の暖房が20度ということで設定をいたしてございます。それからブラインド等を利用して日射の防止で冷房効率の向上に努めております。それから夏季のクールビズ,軽装ですね,冬期のウォームビズ,重ね着等を励行いたしております。それからできるだけ冷暖房器具の使用を抑えるようにいたしております。それから空調機の定期的な整備点検を行って,適正な運転管理に努めているということでございます。

 パソコンにおきましては,昼休みなど長時間使用しないときには電源を切るように指導いたしております。それから一応それと電気ポットとか冷蔵庫,テレビ等の電気製品については必要性を精査し,効率的な使用を行うように指導いたしております。

 以上,このようなことで,何て言いますかね,この照明,冷暖房,パソコン,そういったものの適正な使用に努めているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  今数字的な部分でいくと,目標3%だったのが3.82%ということで上回っているということです。非常に人的な努力が見られるところでございますが,これ以上はなかなか人的努力というのも限界がありますので,あとはやはりこういった今LEDとかというのに切りかえるというようなこと。それから省エネ設計のそういう冷暖房設備に切りかえていくと,順次ですね,ということで少しでも省エネをしていかないといけないのかなというふうに考えるわけでございます。

 市の施設の中でLED化を進めている施設がありますよね。平和会館は今順次進めていると思います。財政課長は多分その予算をつくるときにいらっしゃったんだと思いますけれども,そのときにどのような試算でされたのか。あそこは一応博物館ということで,その紫外線の防止という意味でも先に進めたんだと思いますけれども,そういう省エネという部分の観点でどういった試算を持たれたか,もしわかっていれば答弁をお願いしたいと思います。



◎財政課長(金田憲明)  平和会館のLED化につきましては,計画的に2年,3年かけて行っているところでございます。ただ私が財政におりまして,そこの試算を行ったわけではないものですから,昨年は平和会館のほうに勤務しておりましたので,その実績といいますか,その面から申し上げますと,物理的な節電も行ったところですが,LED化,それからほかにも省エネ対策ということでは,屋根に遮熱ということで白いペンキを塗りました。あるいはガラスにつきましても遮熱効果のあるフィルムといいますか,塗料を塗りました。それからLED化も図りましたというようなこと等で,月々の電気料というものが10万円以上,平和会館で減額といいますか,節電ができたような状況等がございました。

 それから今議員のほうからもございましたとおり,LED化を図った目的というものは,LEDのほうは熱を出さないということで資料にも優しい。熱というものは非常に,あそこに展示してあります遺書ですとか,そういうもの等に影響を与えるということ等もございましたので,熱を出さないLED化というものについて,導入を計画的に行っているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  答弁の中にもありますけれども,やはり今このLED機器というのは,普通の電球からすると10倍から20倍という,器具によってはという価格になっておりますので,ここに書いてありますように一気にはできないと思いますけれども,これはやっぱり,将来世代にやっぱり引き継いでいく部分だと思って,機器の更新があるときにはぜひこういった交換をしていただくようにお願いしたいと思います。

 けさの南日本新聞には,原発ゼロ社会を目指すための政府試算が掲載されていました。再生エネルギー投資に今後50兆円が必要で,2030年脱原発案では,家庭の光熱費が2010年実績の2倍になると試算をしています。私たちももうその時期には現役世代ではなくなっておりますけれども,それまでに将来負担を少しでも軽くする責任はあります。

 今回の9月補正,住宅用太陽光発電導入支援事業補助金の増額補正から見ても,市民の新エネルギー節電に対する関心がいかに高まっているのかがわかります。市としても率先して省エネ政策に取り組む姿勢を市民に示していただきたいと強く願うものでありますが,最後に市長の答弁をお願いしたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  これはもう本当に大事なことだというふうに思っております。できるだけ先ほどの答弁でもお答えいたしましたが,計画的にこの照明器具のLED化というものは図っていかなければいけないのじゃないかというふうに思います。

 きのう,いろいろ御質問の中にありました,頴娃幼稚園は今回新築ということですので,これあたりから取り組んでいってたら,またいろんな形で模範にもなるんじゃないかというようなことも考えておりますので,こういうことも検討していきたいというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  次に,委託料についてお尋ねいたします。

 合併後もう5年たつんですけれども,行財政改革歳出削減の観点から,この委託料について,協議検証などに取り組んだことがありますでしょうか。



◎財政課長(金田憲明)  委託料等の統合と申しますか,これについては,合併後,取り組みをいたしております。合併前から合併直後につきましては,それぞれの旧町のやり方というものがございましたので,それぞれの施設についても委託料等についてはそれぞれ別個にとり行っておりました。23年度の実績で申し上げますと,施設ごと,あるい地域ごとにまとめられる,これについては同一業者にお願いができるというものにつきましては,仕様ですとか,そのようなもの等を統合いたしまして,入札契約委員会のほうで諮りまして入札を行う,見積もり合わせを行うというようなこと等で経費の節減について取り組んでいるところではございます。



◆議員(蔵元慎一)  資料請求いたしまして,委託料の一覧のほうも見させていただきました。もちろん庁舎管理などは一括して,それぞれの庁舎ごとに業者にやらせるという感じてやっておりますけど,やはりまだまだ何か統一がされていないような気がします。見えてきます。積算根拠となる仕様書などが統一されていない部分もたくさんあるんではないかと思います。同じ業務であっても金額の異なる契約などが幾つか見られました。この辺に関しては,そういうふうに把握をされておりますか。



◎財政課長(金田憲明)  議員のおっしゃいますとおり,まだ中にはその単価,こちらのほうがそれぞれの主管課のほうが出します仕様についても,まだそれぞれで仕様を作成をいたしておりますので,その分でもまだ統一ができていない部分,そのようなもの等がございますので,単価的にも全体的に統一が図られている,完全に図られているとは言えないというような状況ではございます。把握はいたしております。



◆議員(蔵元慎一)  10月に入りまして,まだ予算編成のほうに入ると思うんですけれども,昨年度の平成24年度の南九州市当初予算編成方針の中で委託料の部分ですね,積算基礎については毎年継続している委託料の増額は基本的に認めてないので,委託内容を見直し,減額に取り組むこととなっていますが,各事業での委託料は,この5年間の推移みたいなものがあって,それが減っているのかどうか,増えているかもしれませんけど,もしデータがあればお示しください。



◎財政課長(金田憲明)  それでは,合併後の委託料の推移でございますけれども,決算統計ベースのほうでちょっと説明申し上げたいというふうに思います。これ市のほうで予算的に委託料ということで計上をいたしますが,最終的に決算をとる場合,それを性質別では物件費というものの中で仕分けをいたしておりますので,決算で申し上げますと,物件費の中の委託料ということで説明申し上げたほうが正確な数字が出ますので,そちらで申し上げます。

 平成20年度でございますが,8億7,519万5,000円,それから21年度が9億674万3,000円,22年度が9億3,559万7,000円,23年度が10億2,949万2,000円となっております。これ先ほど私が申し上げました委託料,物件費等の節減については努めているというふうに申し上げましたけれども,22と23につきましては比較をいたしますと,増えてきているというような状況でございます。ただこれにつきましては,それぞれの年度によって特殊事情もございます。そのようなこと等で23年度は増えてきておりますけれども,内訳等につきましては,平和情報ネットワークの委託料が増えましたですとか,それから公有財産の管理システムの構築です。それからヒブワクチンの接種事業,それから塘之池公園の管理委託料が新たに発生したとか,それから新給食センターへの移行準備で委託料等が増えたとか,そのような特殊な要件があったため,23年度は22年度と比べますと増えているというような状況でございます。

 まだ24年度については決算が出ておりませんので,当初予算ベースで申し上げますと,当初予算で委託料,13の科目で組んだものが13億8,916万7,000円でございます。これも決算統計ということで物件費のほうでこの性質別に分けますと,また減ってはくるというふうに思っております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  なかなか年度によっていろいろな突発的なものも出てきますので,簡単には比較はできないかもしれませんけれども,これは減っているというより増えていると言ったほうがいいかもしれません。やはりここら辺は予算編成のときにちゃんと指導しているのですから,そこの減額という部分をちゃんと各事業課のほうで努力をされて見直しをされていったほうがいいのではないかなというふうに思います。

 またその留意事項の中で,委託料は経常的なものについても業務内容の精査検討をし,ゼロベースで見直しを行うこと,また安易に業務委託をせずに内部執行に努めることとありますが,このことに関して改善が見られるケースがあるのでしょうか。またこのことをやっぱりチェックをするのは,やはり課長,係長がきちっとやっているんでしょうかね。



◎財政課長(金田憲明)  当初予算の編成方針の中では,議員のおっしゃいますとおり,委託料につきましては経常的なものについては中身のほうを精査し,検討をし,もう一回見直しをしなさいというようなこと等で通知はして,予算編成のほうにも臨んでおります。

 ただ先ほども申し上げましたが,年度によっては特殊な事情によりまして,どうしても委託をしなければならないというようなこと等も生じております。ただ特殊な事情が生じたから委託料が増えて,物件費が増えていいというようなことにはなりませんので,ここの部分につきましても再度その内容のほうを私どものほうも精査しながら,また各主管課のほうにも課長,部長のほうにもお願いをいたしながら物件費の抑制というものには今後も努めてまいりたいというふうに思います。



◆議員(蔵元慎一)  委託料の中で条例で定められている長期継続契約は適正に締結されているのか,これはやはり機械の保守管理業務などというのは,一回入れてしまうともうその入れた業者がずっと継続的にやるというのが通例ですよね。ただその一番最初に契約する時点で,じゃあそれが適正でなかったら,ずっと高い委託料を払い続けるということがあります。今回見た中で,同じようなエレベーターの保守管理業務であっても2万二,三千円のところと4万幾らという倍ぐらいかかっているところがありました。これは契約内容のほうにやっぱり,ただ点検をするのと,故障があったときには駆けつけてするというのが含まれている,多分その違いだと思うんですけど。

 まあ市内にあるエレベーターの装置というのはほとんど使われることのない,学校にあるやつですとか,図書館もそんなに使用頻度の少ないものなんですよね。それにその4万円のほうの保守管理をつけるのがいいのかどうか,私はそこは必要がないと思うんですね。そういったところの契約の段階できちっとやっぱり各担当の方は,これはうちに必要なものなのかな,必要でないのかというのをやっぱりきちっと精査をして契約に至っていただきたいと思うんですけれども,その契約を結ぶ時点ですね,例えば10年間前のを,じゃあだれがこんな契約したのという感じでわかるように,最初の契約書というのはわかるようなふうになっていますかね。更新時に最初はだれがしたんですよということがわかるように,今契約書はなっていますかね。



◎財政課長(金田憲明)  ただいまの御質問はエレベーターの件に関して,それを例にとりながらの御質問でございました。エレベーターにつきましては,これ導入した時点の機種,メーカーの者が保守点検を行わなければならないということ等で,導入した事業者のほうから見積もりをいただきといいますか,契約をしたというのが今の状態でございます。

 これにつきましては,その保守点検という部分では,導入した業者のほうが,その機種,機械のほうに精通をいたしておりますので,そちらのほうが経費的にも安くつくのではなかろうかというふうに思っております。

 ただ内容的に見直さなければならない部分につきましては,先ほど申し上げました委託料については,ゼロベースでもう一回新たな目で見るということ等で精査をしてもらうように,次のまた予算編成においても注意を喚起したいというふうに思っております。

 それから,長期継続契約のことについても御質問がございましたけれども,本市におきましては,長期継続契約を締結することができる契約を定める条例というもので,その内容について定めております。電子計算機等のもの,それから複写機,その他事務用品の賃貸借契約,それから庁舎その他市の施設に設置する機械設備等の賃貸借契約,このようなもの等については,長期継続契約を締結することができるようになっておりますので,これも内容につきましては入札契約運営委員会のほうで中身のほうを精査することになっておりますので,適正な契約の締結というものについて契約を行っていきたいというふうに思っております。

 また同じ業者にこの契約を結ぶことなく毎年毎年,単に更新するということ等はあってはならないといいますか,中身のほうをゼロベースで見直すという原則からいたしますと外れておりますので,そこの点については再度もう一回見直しというものを行ってまいりたいというふうに思います。

 ちなみに,本市におきます長期継続契約は,74件現在結んでおります。

 それから契約書の保管等についてでございますけれども,これにつきましては長期にわたるものものについては,契約を締結した時点での担当者がわかっていて,次への担当者への引き継ぎというものがうまく行われているかどうかというようなこと等でございますが,これにつきましては現在は事務引き継ぎというものを行っておりますので,その中で適正に引き継がれているというふうに思っております。今後もこのことにつきましては大事な契約書でございますので,完全に確実に引き継がれるというようなこと等でもう一回確認はしていきたいというふうに思います。

 以上でございます。



◎副市長(鶴田康夫)  私,今入札契約委員会の委員長をしてますので,補足して説明させていただきますが,平成19年の12月に南九州市がスタートいたしまして,20年度予算の委託料の執行に当たりまして,恐らく300件から400件ぐらいの委託があったんじゃないかと思います。そういった中で非常に随意契約が多かったです。その随意契約については,旧3町それぞれのいろいろないきさつがあったということは十分わかってましたけれども,やはりこの随意契約が多いということは問題じゃないかということで,2年間にわたりまして随意契約の全般的な見直しを行いました。要するに競争原理が働くような指名競争入札に切りかえまして,今は随意契約の案件というのも減っているというふうに思います。それがまさにゼロベースからの見直しの一つだったと思っております。



◆議員(蔵元慎一)  今副市長のほうから説明されたんですけれども,1社随契まだ74件ということでございます。これはもう専門性の高いものに関しては,そこに頼まなければいけないんですけれども,その中でも業者を信用しないわけではないんですけれども,もしできるのであれば,他市町との比較ですね。同じような設備をされているところはほかにあるかもしれません。そういったところとの情報交換をしながら,やはり適正な価格の追求ということをされてほしいと思います。

 この委託の事業が終わった後の検収といいますか,チェックですね,これは必ず,管理業務などのことですけれども,ちゃんとチェックをやっておりますか。



◎財政課長(金田憲明)  先ほどの議員が随意契約が74件とお話しされましたけれども,長期継続契約が74件でございますので,その点を私のほうから申し上げさせていただきます。

 それから委託業務が終わった後の確認等でございますけれども,これにつきましては入札契約関係事務というマニュアルを作成いたしまして,これは全職員,全職員といいますか,部長,課長のほうにはお配りしておりますけれども,このマニュアルに基づきまして適正に完成検査というものを行っているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  一番冒頭にも申しましたけれども,再来年には消費税増税が予定されているわけですけれども,これは委託料にも当然係ってくると思います。23年度の決算ベースでいきますと13億ということは,すべてが消費税の対象じゃないかもしれませんけれども,単純に計算すると6,500万という委託料の,これはもう一律上がるわけですので。それに対して,国からは多分地方消費税ですので少しはバックがあると思いますけれども,この辺に関しては今後どのような考えをお持ちか。



◎財政課長(金田憲明)  今後の消費税との関係でございますけれども,先般も川端総務大臣のほうから市長あてに,今後消費税のほうが上がっていくということ等で事務について,あるいは市民に対する説明,そういうこと等もお願いするというような文書等が参ってきております。消費税が5%から8%,10%上がっていけば,委託料のほうにつきましても当然その分が課税されることになりますので,おっしゃいますとおり,その分につきましてはうちのほうの歳出のほうが多くなるということになります。ですから,今もございましたとおり,なお一層委託料,物件費等の節減というものにも努めながら,経費節減,それから健全な財政運営というものには努めていかなければならないというふうに思いますので,消費税の導入ということを一つの契機としながら,さらに心を引き締めてまいりたいというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  繰り返しになりますけど,委託料は23年度決算で14億6,877万8,000円支払われています。これは雇用の創出,事業者の育成を通して,市の経済の活性化にも大きな影響を与えています。委託先には自治会や子ども会等もあり,住民との協働,地域自治会の振興も考慮しながら,コストの検証を行った上で委託先としての選定もあるべきだと思います。

 またコストの削減ばかりにとらわれると民間事業者の経営悪化にもつながります。シルバー人材センターなど公共的団体とは業務内容,技術的評価,若者の雇用創出など総合的な評価を行い,お互いが共存できるようなすみ分けも必要ではないかと思います。執行部の賢明な判断を期待いたします。

 今回質問するに当たって,インターネットから取り込んだ委託料に関する取り組みの資料がありますけれども,委託契約の適正化に向けたマニュアルなんですけれども,他自治体のこういった取り組みも参考にしながら,消費税増税も視野に入れながら,今後とも将来にわたり持続可能な健全財政への確立に向けて,委託料の適正化を行っていただきたいと思いますが,市長の答弁をお願いいたします。



◎市長(霜出勘平)  もう先ほどからよく聞いておりました。本当に大事なことだというふうに思っております。我々は市民の皆様の血税をお預かりしておるわけですので,有効にこれを活用していかなければいけないというふうに思っております。今後一生懸命職員ともども一体となって,これには取り組んでいきたいと思いますので,今後におきましてもどうかいろんな形で御指導もいただければありがたいと思います。



○議長(森田隆志)  次に,満留秀昭議員。

  [20番議員満留秀昭登壇]



◆議員(満留秀昭)  大変お疲れさまでございます。

 現在,国政においては,野田首相の問責決議案が可決されるなど国会は空転,混沌とした状況で,そのあおりを受け,交付税の減額ないし交付の先送りなどで地方にしわ寄せが来ているところでもあります。時期の問題はあれ,いずれ解散総選挙となり新しい政権が誕生し,国政を担うこととなる見込みであります。現状の日本の政治体制では何も変わらないことを踏まえ,その形をかえ,実現する政権であってほしいものです。その地方の大きな一つが,県域を超えた道州制の導入であり,その実現ではないでしょうか。

 とりわけ九州については,その実現において大きな飛躍が期待されているようです。とにかく早い国政の安定を望みたいと考えているところでもあります。

 それでは,通告してありました2点について質問いたします。

 清水磨崖仏群について,大五輪塔群の現状と今後の崩壊防止対策を問う。岩崎育英基金について,基金利子のみの活用では,現行また将来的にも有意義な活用は望まれないと考えるが,有効な活用策を見出す考えはないか。

 以上,登壇での質問を終わります。



◎教育長(小野義記)  それでは,清水磨崖仏群についてと岩崎育英基金について,私のほうで答弁いたしたいと思います。

 まず最初,清水の磨崖仏群についてお答えいたします。

 現在,大五輪塔を含む磨崖仏群については,昨年の夏とことしの夏に落石があり,来訪者の安全確保のため,偲ぶ橋上流約200メートルを立ち入り禁止にしているところです。

 大五輪塔については,旧川辺町時代の平成8年度に刊行された報告書にもありますように,長年の風雨により倒壊風化を危惧されていて,軟弱な地盤上に前傾で立ち,震度4から5以上の地震が発生した場合,倒壊する可能性が高いと指摘されています。

 また報告書により,数種類の倒壊防止の工法が検討されていますが,いずれも決め手を欠き,現在まで抜本的な倒壊防止策が施されていない状況にあります。報告書が出されて十数年経過して,その間に倒壊防止の工法も進歩していると考えられますので,まず詳細な保存記録をした後,関係機関との連携のもとに倒壊防止工法等について検討したいと考えているところでございます。

 次に,岩崎育英基金についてお答えいたします。

 御指摘の岩崎育英基金は,市町村合併前の昭和49年に頴娃町,知覧町,川辺町それぞれに500万円の基金寄贈があり,その後,3町それぞれに500万円の追加があり,各町1,000万円の基金になり,現在旧3町の基金を合わせた3,000万円を南九州市岩崎育英基金としているものです。

 その運用については,「基金の取り崩しをすることなく,基金から生ずる利子を青少年の健全育成に関する事業に充当すること」という取り決めがなされていますので,現在の運用を遵守しているところです。

 御指摘のような活用方法を改善するためには,条例の改正を行う前に,まず岩崎育英文化財団との協議が必要になってまいりますが,これまでの経緯から,このことについてかなり難しいことが予想されます。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  それでは,まず1点目の清水磨崖仏群について質問いたしますが,これにつきましては,けさほど同僚議員が同じ質問をされまして,私の聞きたいことも大分聞いていただきまして相当理解もできたところでもあります。その中で,教育長,市長につきましても,全力を傾けてその防止対策に努めたいということもありました。ぜひ早急な取り組みをしていただきたいと願うばかりでございます。

 その中で,若干関連質問ということで質問させていただきますが,通行止めを200メートルされているということで,大五輪塔の崩壊だけではなくて,その他にも若干落石があったりというようなこともあって通行止めになっているということも聞きました。具体的にどこら辺が落石があったのか,ちょっとお聞きしたいんですが。



◎文化財課長(西野栄一郎)  私どもが掌握している確実な落石があった分が,昨年6月がまず1回目でございます。偲ぶ橋から下流の部分の土手付近でございますが,これがまず崩壊をいたしました。

 それからことしの6月,これは6月18日でございます。そのときも前年とほぼ近くでございますけれども,ここも土中にあった岩が折れたものだろうと思われますが,下の用水路まで落ちております。

 それと以前のことを聞きますと,私が参る前にも上のほうから,一番上の方,20メートル上ぐらいになるわけですが,落ちてきた例があったということで,これではもう人命を尊重せざるを得ない,安全安心という観点から,関係課と連携しまして通行止めにしていただいたということでございます。



◆議員(満留秀昭)  今の上のほうからということですが,その上のほうとは具体的にどこだったんですか。



◎文化財課長(西野栄一郎)  私が聞いている限りでは,大五輪の塔の何といいますかね,東側のところで100キロだか200キロだか,私は来る以前でございますけど,落ちてきた例があるということでございます。



◆議員(満留秀昭)  最初,崩落があったというのは通路の河川側の土手が崩壊したということでしたかね,確認で。



◎文化財課長(西野栄一郎)  ちょうど現地のところには,大五輪の塔の前と言うべきでしょうか,水路が通っているわけでございます。これは地域の集落内まで下流のほうは水路がずっと流れているわけですが,その水路の上のほうになります。それが水路もふさぐぐらいの岩が落ちてきたということでございます。



◆議員(満留秀昭)  要するに通行止めの区間が200メートルということで,入口から少しでもその通行止めの期間を短くはできないかという思いで,できれば橋ですよね,橋が対岸に渡る橋ができてますんで,そこまでは通行は可能ではないか,可能な限り短縮はできないのかということでお尋ねしますが。



◎文化財課長(西野栄一郎)  おっしゃる思いは重々わかるつもりでおるんですが,現地のほうに参りますと,見上げるぐらいのといいますか,あの園路のところ,いわゆる散策道的な園路のところを歩きますと,見上げるぐらいの角度になっておりまして,うちの課だけじゃないんですが,関係課とも話をしたわけですけれども,過去に3年ぐらい前だろうと思うんですが,私が来る前に落ちた場所まで含めると,ちょうど今のところぐらいは通行止めにしたいということで収まった経緯がございます。

 午前中の質問の中でもありましたけれども,迂回路もしくは展望台,そういったものが要望というか意見があることも知っておりますけれども,今のところ私どものほうでできるのは,まずこの範囲であろうと思っているところでございます。



◆議員(満留秀昭)  はい,今わかりました。見に来てくださる方々の安心安全が第一だと思います。となればで,同僚議員も申し上げましたが,通行できるようになるまでは多分相当な期間が必要になってくると思います。同僚議員からも対岸にやぐらをつくってという話もありましたが,そういう中でも立て看板ですね,縮図的な案内板ですかね,そういったものを看板にして,対岸に立てて見ていただくということも一つの方法ではないかと思いますが,どうでしょうか。



◎都市計画課長(大隣健二)  先ほど申し上げました通行止め区間につきましては,石橋の偲ぶ橋でございますけれども,そこの20メートル上流にことし落石が確認されたものですから,偲ぶ橋のところで止めております。

 それから大五輪の塔の10メートル上流側にも大きな崩落の可能性のある石壁があるもんですから,その間約200メートルを通行止めにしている状況です。

 それで,見晴らし台につきましては,岩屋公園の正面入口から,通称赤門と言われるあちらから入ってこられても,案内板がないものですから,途中でUターンされる方が多うございます。

 そこで,駐車場の入口付近に今議員のおっしゃるような図的なわかるような案内板及び設置しまして,偲ぶ橋側のほうに誘導をして,対岸のほうから見れるように,なおかつ見晴らし台についても関係の各課とちょっと協議をしながらできないものか,検討していきたいと考えております。

 以上です。



◆議員(満留秀昭)  大五輪の塔の崩壊対策につきましては,より効果的な工法ですね,これが一番重要になってくるようです。その工法ができるだけ早く発見され,崩壊対策ができることを望みます。

 このことについては終わりたいと思います。

 それでは,岩崎育英基金についてでございますが,教育長の答弁の中にもありましたけども,多分これ,最初の寄附を受けたのが昭和50年だと,いろいろな資料から察しますればそうだと思いますが,それから約37年ですかね,たったわけです。昭和50年,そのころの金利は非常に高かったと思います。55,56年,57,58年ごろですかね,年で言えば7%,8%と今では考えられないような金利で,非常にその点では恩恵を受けた基金でありがたい基金ではあるというふうに思ってはおりますが。もう御承知のとおり,今定期金利も0.02とかそういった非常に低い金利で,残念ながらありがたいことであるんですが,現行も将来的にも金利の上昇は望めない中で,どうにかならないかという思いで質問をしているところでもあります。

 その中で,基金の条例を,当初は何も知らずに見たときに,いわば市長の判断で取り崩しができるというような判断をしてしまったものですから。ただいろいろ調べる中で,指宿市とか枕崎市の条例には取り崩すことはできないということがうたっているわけです。そういう意味では,当初のその条例の文句が一番大事な部分が抜けていたんじゃないかなという気がしますが,その点について一言。



◎教育部長(小園和幸)  議員がおっしゃるとおり,各市のこの基金条例につきましては,規定の仕方が確かに枕崎市のように条例内に取り崩すことはできないということを明記してあるものもございます。

 本市の場合は,基金は金融機関への預金または最も確実かつ有利な有価証券により保管しなければならないとなっておりますので,これはすなわち取り崩すことはできないと,保管しなければならないというふうに理解しております。



◆議員(満留秀昭)  先ほどの教育長の答弁の中で,岩崎育英文化財団との協議は必要になってまいりますと,これまでの経緯からこのことについてはかなり難しいことが予想されますということで,これまでの経緯でどういう難しいことがあったのか,そこら辺ちょっと具体的に。



◎社会教育課長兼中央公民館長(小濱義智)  お答えします。

 本件につきまして,先般岩崎育英文化財団のほうに電話で問い合わせをしました。そのとき,おおむね次のような回答をいただいたところです。

 基金につきましては,当初の取り決めのとおり運用は貯金等の利子を運用するように,また取り崩し等による利用については前例のないことであり,当社から現時点でどうこう言えるものではないと,そのような回答をいただいたところでした。

 以上です。



◆議員(満留秀昭)  私個人的には,もう三十数年もたって,当初はその目的は大分達成されたのではないかと。昭和50年ごろというのも私もその恩恵,若干受けたのかもしれませんが。そういうことで,できれば県なりに多分,鹿児島県の全市町となれば10億近くになるんではないですかね。そこら辺,金額的に把握されていたら教えていただきたいんですが。

 とにかく10億近いお金が鹿児島県に眠っているというような現状があるわけですよね。であるならば,鹿児島県なりがするなり,また岩崎育英財団が現在どういった方向で別な財団法人として取り組んでらっしゃいますので,南九州市としては,もうそちらに寄附しますというような方向性でもいいのじゃないかなという気がしたものですから。そこら辺についてどうでしょうか。



◎教育部長(小園和幸)  先ほど社会教育課長も答弁いたしましたとおり,当時の県内96市町村のうち,ほぼ3分の2程度が岩崎育英基金として寄贈を受け,基金として保管しているものと思われます。

 私は決算審査のときにも御指摘がありましたので,他の市の意向等を調査いたしましたけれども,相手が岩崎育英財団ですので,1,000万円というのは基金利子だけで運用してくれと。その1,000万円が各市町村の青少年健全育成に資するということで,企業のレーゾンデートルにもなっているのだと思います。

 それとこの岩崎育英文化財団というのは,財団法人岩崎育英奨学会と財団法人岩崎芸術文化財団が本年1月に合併したもので,社会教育課長が問い合わせた際には,前例がないというような,論外だというような言い方だったそうですので,他の市も検討もしたことはないと。おっしゃるとおり,3,000万の五,六千円の利子というのは本当に元金だけでありがたいことではあるんですけれども,ただ形式上,青少年育成の事業に財源充当しているだけの状況なんですが,先方もそういう状況であり,他の市町もそういうことですので,現行のままいくしかないんだと。ただ各市町の状況や,今後の動向については研究,検討していきたいと思っております。



◆議員(満留秀昭)  確認です。では今その財団法人岩崎育英財団は,今現在の,南九州市であればその3,000万を受け取る気もないとおっしゃったわけですか。



◎教育部長(小園和幸)  いいえ,本市から返還する意向は示しておりません。で,育英財団は当然に取り決めどおり元金に手をつけずに運用していくものというふうに理解しているところです。



◆議員(満留秀昭)  そこを申し上げてないのなら,もう申し上げてお返ししたほうが,私はよっぽど青少年のためになると思います。市長,どうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  利子が5,000円でも,やはりこれは貴重な財源になるんじゃないかと思いますので,こちらから返すというのもいかがなもんでしょうか。あとこれじゃちょっと果実で運用ができませんので,もうちょっと値上げをしてくれというような交渉をしたほうがいいんじゃないかと思いますが。



◆議員(満留秀昭)  市長がそうおっしゃれば何も申し上げることはないんですが,できれば5,000円でもと市長おっしゃいますが,3,000万が眠っているわけなんですよ。そういう考えのもとで,ぜひ財団法人と交渉をしてみてください,いいですか。



◎市長(霜出勘平)  どんな交渉,返す交渉でしょうか。それとも増額の交渉でしょうか。



◆議員(満留秀昭)  返す交渉です。



◎市長(霜出勘平)  ちょっと皆さんの意見も聞きながら,ちょっと考えさせていただきたいというふうに思います。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩いたします。

午後3時7分休憩

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午後3時15分開議



○議長(森田隆志)  再開します。

 次に,吉永賢三議員。

  [3番議員吉永賢三登壇]



◆議員(吉永賢三)  お疲れさまです。かなり緊張しておりますが,お手柔らかにお願いいたします。

 先に通告いたしました3つ質問いたします。

 1点目,火葬場検討委員会について開催されておられるようですが,これまでの検討を問う。

 2点目,消防広域化に向けてのこれまでの取り組みについて問う。

 3点目,河川の管理について,梅雨前後から九州管内でも記録的な豪雨に見舞われ,河川の増水,また堤防が決壊し,浸水被害や集落が孤立するなど予測のつかないところで自然災害が出ております。防災対策上,河川の中洲・寄洲除去は重要と考えるが,これまでの取り組みと今後の対応を問う。また管理は県の管轄となっているが,市と県との連携はどのようにされているのか。市民からはどのような要望が出され,どのような対応をしているのか。

 以上,登壇の質疑を終わり,あとは自席にて質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  吉永議員の御質問にお答えいたします。

 まず最初に火葬場についてお答えいたします。

 火葬場検討委員会につきましては,これまで4回開催をいたしております。委員会での主な検討状況でございますが,川辺火葬場の存続問題については,男女別トイレの改修及び1号炉,2号炉の改修を行い,延命化を図ること。

 頴娃浄楽苑の一部事務組合加入につきましては,川辺火葬場の延命化,頴娃浄楽苑の1号炉,2号炉の延命化の改修を完了させた後に一部事務組合加入の手続をすること。

 また将来的な火葬業務のあり方につきましては,既存施設をできる限り延命していくこととし,限界に近づいた時期に南九州市で1施設,あるいは南薩地区衛生管理組合管内で調整を行うことなどの意見が出されておるところでございます。

 次に,消防広域化についてお答えいたします。

 消防広域化に向けてのこれまでの取り組みにつきましては,これまでもお答えいたしたところでございますが,国から消防広域化の基本方針が平成18年7月に策定されたことから,県におきましては平成20年3月,鹿児島県消防広域化推進計画が策定されました。そこで4市(枕崎市,南さつま市,指宿市及び南九州市)による消防広域化を検討するため,南薩地域消防広域化運営協議会設立準備事務局を枕崎市役所内に立ち上げ,平成22年2月には南薩地域消防広域化運営協議会を南薩地区消防組合本部内に設立し,平成24年4月の広域化に向けて検討を行ってまいりました。

 平成22年4月から平成23年7月までの間,協議会を7回,幹事会を11回,各専門部会等を開催いたしまして,広域化に向けて協議検討してまいったところでございます。

 22項目の協議項目のうち6項目につきまして,なかなか調整が進まず,特に本部位置につきましては,最後まで意見がまとまらず,平成23年7月31日をもって南薩地域消防広域化運営協議会を解散いたしたところでございます。

 その後,枕崎市を除く3市の副市長,総務担当部長による広域化に向けた検討会を開催し,協議いたしましたが,本部位置について意見集約ができなかったため,3市での協議の続行は不可能であると我々は考えたところでございます。

 その後,指宿市との消防広域化に向けた準備室を平成24年4月に指宿地区消防組合本部内に立ち上げ,7月11日に指宿市・南九州市消防広域化協議会を設立し,同日に第1回協議会が開かれたところでございます。

 第1回協議会におきましては,21項目の協議事項のうち,広域化の期日や事務所の位置・消防署,分遣所の取り扱いなど17項目について調整方針が提案をされたところです。

 8月3日の第2回協議会では,17項目の調整方針について協議を行い,うち16項目につきましては原案のとおり承認されましたが,「相互応援協定の取り扱い」につきましては,第3回協議会で再度協議することといたしたところでございます。

 また第3回協議会で協議いたします「名称について」などの4つの協議項目が提案されたところでございます。

 8月23日の第3回協議会では,前回再協議となった「相互応援協定の取り扱い」と,第2回協議会で提案された4つの協議項目の調整方針について協議を行い,すべて原案のとおり承認されたところでございます。

 また現在までに南九州市消防団と南薩医師会・南薩歯科医師会に所属する南九州市内の病院関係者と各地区の行政嘱託員,地区・校区公民館長合同会議で消防広域化の現状について説明をいたしております。

 南九州市消防団には,7月15日に消防広域化の経過と現状を説明し,9月2日には南九州市総合防災訓練終了後,消防団幹部会を開催し,消防広域化協議会の協議結果について説明したところでございます。

 今後のスケジュールでございますが,10月に4回目の協議会を開催し,12月議会で規約の変更等の申請をし,その後,2回ほど協議会を開催し,平成25年4月1日を目標に指宿市との消防広域化を進めることといたしております。

 今月から10月にかけまして,住民説明会,そして方針が固まり次第,協議会便りを発行し,市民の皆様に配布したいと考えております。

 3番目の河川管理についてお答えいたします。

 御指摘のとおり,中洲・寄洲は,河川断面を狭くし,災害発生の原因となることから,その除去は重要と考えております。昨今の異常気象によりまして,河川敷へ土砂が流入し,堆積部にアシ等が繁殖しており,中洲・寄洲除去の要望は年々多くなってきております。これらの要望箇所につきましては,現地を調査し,毎年県に要望しておりますが,県としては各市からの要望が多く,要望に対して予算の確保が難しい状況だということでございます。

 このようなことから,県では現在,寄洲除去計画を策定中であり,平成24年度から26年度にかけて県内全域の二級河川について集中的に予算配分し,中洲・寄洲除去を重点的に行うことになっております。市といたしましても今後とも県に強く要望してまいりたいと思います。

 河川管理のその2でございます。

 本市には県管理の二級河川が16河川で,総延長が約113キロメートルございます。

 県との連携でありますが,先ほども申し上げましたとおり,中洲・寄洲除去や堤防払い,災害復旧などの要望箇所につきましては,市は現地を確認し,県単河川等防災事業で実施していただくよう要望を行っております。

 県におきましては,市からの要望を受け,現地調査を行い,緊急性や地域バランスなど総合的に検討し,市の意見も聞きながら事業実施に努めておるところでございます。

 河川管理のその3,二級河川については,市民からどのような要望が出され,どのように対処しているかという御質問でございますが,二級河川についての市民からの要望でございますが,中洲・寄洲除去の要望が最も多く,そのほか築堤や護岸の復旧等の要望がございます。また大規模な河川改修の要望も出されております。

 先ほども申し上げましたとおり,これらの要望につきましては,毎年,県単河川等防災事業で要望し,また寄洲除去等の河川維持予算の確保等について,川辺地区土木事業連絡会で直接要望もいたしております。

 なお,大規模な河川改修の要望につきましては,川辺地区総合開発期成会や川辺地区土木事業連絡会でも個別に要望を行っておるところでございます。

 以上で,答弁とさせていただきます。



◆議員(吉永賢三)  ただいま答弁をいただきました。火葬場検討委員会でございます。これまで4回されておられるようですが,市長も議事録に目を通していると思いますが,答弁でもありましたが,再度今後の見解をお伺いいたします。



◎市長(霜出勘平)  今答弁をいたしましたように,検討委員会では今申し上げたとおりの,この意見が出されておるところです。この意見等を集約をいたしまして,今後の本市の火葬場のあり方というものを庁内で協議をしていかなければいけないというふうに思っております。



◆議員(吉永賢三)  23年度に行われました第6回定例議会の一般質問でも出た質問だと思いますが,この火葬場検討委員会ですが,委員の中にも議会議員も入っていると思います。私もでしたが,そのほかの議員でも会議録やどういったことが検討されているかというのは知らないと思いますので,この件について質問したところでございますが,できればこういった検討委員会が行われた情報を議員の全協で話す機会を考えてないかどうかお聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  それはですね,もし必要であれば,何も隠すことでもありませんので,議員の皆様方には文書等でもお知らせをして構わないというふうに思っております。



◆議員(吉永賢三)  要請があればということなんですが,市民の方々からも以前からのこういった火葬場の問題というか課題が,市はどういった方向を考えているのか,また現在はどのようになっているのかとかよく聞かれるものでありますから,諮問委員会であっても私は途中経過を,先ほどもちょっと冒頭でお話ししましたが,全協でもそういった面で報告していただければ,市民にも状況が伝えられると思うんですが,その件についてもう一度どうお考えかお願いします。



◎市長(霜出勘平)  最終的には報告をする予定でございましたが,途中報告も必要ということであれば,これは皆さん方にそういうことでお知らせしても構わないと思いますので,そのようにさせていただきたいと思います。



◆議員(吉永賢三)  毎月というのは難しいかもしれませんけど,全協を行って,この火葬場検討委員会だけではなくて,例えば公民館あり方検討委員会とか,ほかのさまざまな諮問委員会もございますが,そういった部分の途中経過で,今後市の方向がどういった形で考えたりとか,今の市の現状というのを状況を周知するためにも必要ではないかと思って質問したところでございます。

 また検討委員会では資料をいただきましたが,さまざまなシミュレーションを行い,現状視察をして,現段階の課題,先ほど答弁書もいただきましたけど,改修の検討,また南薩地区衛生管理組合加入の今後の検討など慎重に審議し,火葬場存続や今後の方向性を出そうとしております。5回目で検討委員会の最終報告,いわゆる市長の諮問の答申という形でまとめ,10月ごろにまた行われるかと思われますが,この件に関して,また報告があるかお聞かせください。



◎市民福祉部長(折田盛彦)  今後の日程案でございますけれども,今4回開催をいたしました。第5回目の検討委員会,これはもう最終でございますけれども,今月の26日を予定をいたしております。この中で最終報告案,いわゆる諮問に対する市長への答申書というものを委員の方々にまとめていただく予定となっておりまして,これを10月早々に市長への答申という形で委員長にお願いする運びとなっております。

 したがいまして,途中の経過ということについては,もう今月の26日の第6回目の検討会が最終の会議でありますので,その結果を踏まえて答申書という報告書にて,いわゆる議会への報告というふうにさせていただき,なおかつ市民に対しては市報によって答申書が市長になされましたということで,その内容について市民の方々に広報紙を通してお知らせしたら,私としてはそれでいいのではないかというふうに考えております。

 なおまた,今市長からの回答にありましたこの主な3つの検討内容が,主なこの火葬場検討委員会での内容,それから答申書という形に恐らくなるというふうに思っておりますので,そのように御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



◆議員(吉永賢三)  答申書の後,次の議会でも報告があり,市報にも載せるということでありますが,先ほども言いましたように,できれば私としてはそういった今後いろんな委員会についても途中経過の状況報告ができればいいと考えておりますので,その件についても御検討をお願いしたいと思います。

 続いて,消防広域についての質問に移ります。

 2月の平成24年度施政方針で,平成23年度,7月に4市での協議会が解散し,今後の本市としての方向性を検討したいと考えているとありましたが,この時点で広域をどのように考えておりましたかお示しください。



◎市長(霜出勘平)  その時点では4市でこの広域合併をするのがベストだろうというような考えを持っておりました。今でも変わりません。



◆議員(吉永賢三)  この平成23年7月に4市の協議が解散した後,この件について今後の方向を,先ほど市長が言いましたように4市でできればということでもありましたが,本市に検討委員会をつくる考えはなかったのかお聞かせください。広域合併について,今後市はどういった方向で考えていったらいいのかなということを検討委員会などを立てて考えることはなかったのか,質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  それは4市で最初,発足をしたわけですが,それが壊れて,それでは次はどうしようかというような段階になったところですので,あとまた後戻りをして4市でというようなことは全然念頭にありませんでした。



◆議員(吉永賢三)  今指宿との2市での消防広域に向けての協議をなされているところなんですが,4市がだめなあと3市で協議も行われておりまして,その後,2市という方向で検討されて協議なされているんですが,その中で,早目に検討委員会でいろんな先ほどありました火葬場検討委員会ではないですけど,そういった形でいろんな委員で協議する委員会をつくるということを考えていなかったかという質問だったんですが。



◎市長(霜出勘平)  この広域化については,もう最初からそういう考えはありませんでした。まず4市でというようなことで,これらをやらなきゃいかんだろうというようなことで発足をいたしたところですし,そして3市,2市というようなことで来たところでございます。



◆議員(吉永賢三)  先ほど4市がだめで3市になったときに,南さつま市との協議の中でも本部の位置の問題でできなかったということでありますが,南さつま市は本部を南九州市ということで考えておられたようですが,南さつま市との広域にならなかった理由がその本部の位置だけだったのでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  私はそういうふうに認識をいたしております。



◆議員(吉永賢三)  その中で,あと一つ市民からの聞かれたことで,現在2市との協議をする中で,南薩地区消防組合のほうに頴娃のほうも入れて協議する考えはなかったのかなというのを聞かれるんですが,その件についてはどうお考えでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  その点については,そういう考えはありませんでした。これまでも頴娃地域は指宿,そしてこの指宿消防については頴娃の分遣所につきましてもいろいろな施設をそれぞれの負担でやっておるわけです。南薩地区についてはそれぞれの消防署,それから消防車,これをそれぞれの市の負担ということで単独でやっておりましたので,そういった意味からも,やはり指宿のほうがこれはベターだろうというような考えでした。



◆議員(吉永賢三)  もう最初から4市を頭に入れての協議だったので,その後を考えていなかったということでありますが,2月の全協から出てまいりまして議論してまいりましたが,協議に入る前にいろんなシミュレーション,先ほど資料いただいた火葬場検討委員会でも,頴娃を存続したりとか枕崎に行った場合とか南さつま市を利用した場合とか川辺町の存続をしたりとか,そういった形でいろんな時間と,また財政とかいろんな部分が数字でも出ておりましたが,そういったシミュレーションは行われていたんでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  これについては,南九州市は4市の中で特異な存在であったわけですよね。頴娃地域は指宿消防,それから川辺,知覧は南薩消防というようなことでどちらにも負担をしなきゃいかんというようなことで,これを我々はこれから財源的にもこれを統一したいと,そして南九州市としての消防力・防災力を高めておかないと,いざ大きな災害に遭ったらほかのところには頼れないと,自分自身で解決していかなければいけないと,そういうような判断をいたしましたので,2市でできないかということで,まず準備会をつくりまして,その準備会でいろいろと協議をいたしまして,それだったらこの協議会を設立してもやっていけるというような確信を得ましたので協議会を設立し,今日まで来たところです。



◆議員(吉永賢三)  その中で4市,3市,2市もしくは単独という場合で計算上でシミュレーションができなかったのかなと,財政的に。そういった数字等も出ましたら,いろんな観点から考えて,2市で,3市でいろんな取り組みが協議がしやすかったんじゃないかなと思うところでありますので,そういった質問をしているところでございます。



◎総務部長(有水秀男)  財政的なシミュレーションといいますか,4市の場合,あるいは3市,2市の場合というのをやりまして,ちょっと細かい数字はありませんが。昨日も申し上げましたように,この,ちょっとお待ちください。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後3時43分休憩

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午後3時44分開議



○議長(森田隆志)  再開します。



◎総務部長(有水秀男)  今後,無線デジタル化等も控えておりまして,これらとそれから消防通信指令センター,こういった負担金の比較をいたしたところでございます。

 まず南薩地区単独,いわゆるこれは現在の枕崎,南さつま,南九州市のこの場合において,この概算で一応これらを整備いたしますと6億3,500万係るという試算をいたしました。それから指宿地区,指宿地区の単独ということは,指宿市とそれから頴娃町の分ですね,このままでということで,これが2億500万という試算をいたしまして,このまま例えば単独でいけば,この額を出していかなければならないという考えであると思います。単純に申し上げますと。

 今回,指宿市と南九州市と合併すると5億6,100万ということでございます。これらを差し引きますと,これは事業費ベースでございますが,差額として2億7,900万という額になるということでございますので,それだけマイナスというだけ,それだけ係らないという考えでございます。

 それから昨日も申し上げましたが,一般財源ベースでいきますと8,300万というマイナスが出ると,このような試算をいたしまして,これ財政的な面でこういったメリットがあるという判断をいたしたところでございます。



◆議員(吉永賢三)  それはデジタル無線化の広域に向けての試算,積算ですか。



◎総務部長(有水秀男)  いや,これはこういうのも今後必要になっていくということで通信指令センターについては,もうデジタル化とは関係なくやらなければならない。当然デジタル化も進めていかなければならないということでございます。

 それでおっしゃるように,現在,南九州市は2つの消防組合に加入しておりますので,両方のところにも出していかなければならないということです。

 それから今現在負担金を払っているんですけど,このほかに人件費等の負担金も払っているわけですが,普通負担金と特定負担金というのがございまして,こういったのも計算をいたしまして,南薩地区消防組合と指宿地区消防組合にこのままで行きますと,これは24年度ベースで指宿消防署の分を除いた分ですが,両方で5億7,300万程度の負担を必要とすると。これが指宿市と一緒になれば,これらも軽減されるんじゃないかというふうに思ってます。細かくは試算はいたしてございません。

 以上でございます。



◆議員(吉永賢三)  ちょっと計算があれなんですけど,単純に消防署をもし造るとなれば,当然消防職員も増になると思います。そういった形になると思いますが,一応何名程度増になるか,今のところ計画としては。



◎総務部長(有水秀男)  消防署を設置いたしますと,救助工作車も必要になるということで,現在のところ5名程度は増になるんじゃないかというふうに考えております。



◆議員(吉永賢三)  救助工作車を入れると5人増ということですが,その数は基準に対して満たしているんですかね。5名で稼働できるのか。例えば非番とかそういった部分で5名じゃ職員数は足りないと思うんですが。



◎総務部長(有水秀男)  これについては,最低,これだけは必要であるということでございますので,充足率についてはちょっと計算しておりませんが,そういうことでございます。



◆議員(吉永賢三)  消防署になるとプロパー方式になって,給与面も変わってくるかと思いますが,平成24年度一般職,南九州市であれば年863万ぐらいだと私は計算したんですが,一般職の給与がですね。それより消防職員だと手当,特殊手当等がついて,若干上がると思いますが,5人ということでありますが,私は5人じゃ足りないと思って10人で計算した場合,約8,630万以上経費が上がると単純にちょっと計算した部分もありますが,それについてはやっぱりプロパーになって増員されても財政的にはそんなに負担はかかっていないということでよろしいんでしょうか。



◎総務部長(有水秀男)  今議員がおっしゃったのは,860万程度というのは,消防職員の平均給与額であろうかと思いますが,ただこの消防広域化をするときに,当然足りない分は募集をしなければならないと思っております。

 ということで,その金額はおそらくそこまでは行かないと。私が,これは4市の協議の中で聞いたところですが,大体300万から400万ぐらいじゃないかという話を聞いたことがございます。ちょっと細かい数字は覚えていませんが,平均すれば350万ぐらい要るんじゃないかという試算をしたというのを聞いたことがありますので,若干金額が違うかもしれませんが,大体新人職員でございますので約半分ぐらいかなとは思っております。



◆議員(吉永賢三)  人件費等とあとは資材ですが,救助工作車を購入した場合,特種車両なんで注文になると思いますが,1台入れると7,000万から8,000万係ると思われますが,市民の財政,安心安全な生命財産を守るためにも消防力を強化するのは大変いいことだと思いますが,合併するのと単独,2市4市とのその中で,どれくらい差額が出るのかという数字が,先ほども冒頭でもちょっと言ったんですが,そういったのがわかれば,また聞かれた場合に説明しやすいと思いまして質問をしたところでございます。

 消防署をつくるということでありますが,もし本市に消防署を造る場合,幾らぐらいの経費,それと位置はどの辺にということで,今のところはまだ計画もされてないと思いますが,もしあったらお示しください。



◎総務部長(有水秀男)  先ほどの経費の割合でございますが,指宿市が51,南九州市が49の割合。これは23年度の基準財政需要額割でいけばこういった数字になるということでございます。

 それから,消防署を南九州市に造るとなりますと,5億ちょっとぐらい係るという試算をいたしております。



◎市長(霜出勘平)  この消防署の位置については,今決めておりません。いろんな選択肢がありますが,今のところここだというのは決めていないところです。

 そして我々は,消防署をとにかくを造らないかんと。もう南九州市民の生命財産を守るには,消防力・防災力を強化しなければいかんということで取り組んでおるところです。4市においては,枕崎市が時代に逆行すると,今ごろ消防署を造るとは何事だというようなことでありましたが,指宿市においては,その負担も向こうが51%でこちらは,南九州市に消防署を造るんですが,向こうが51%持っていただくと,こんなありがたい話もあるところでございます。

 そして,我々はこれからいろいろと議員が心配されているプロパーになると,職員もまた消防署を設置すると職員も増えるというようなことでございますので,そういった面は,やはり市民の安全安心を守る意味からも本当に必要なことだと,そのためにも節約するものは節約して財源を確保しなければいけないということで取り組んできました。

 ただ今いろいろこの反対の方々がいろいろ言ってらっしゃいますが,何で救助工作車が要るんだとか,消防署が要るんだとかというような話をしておりますが,市民の安心安全というものは考えていらっしゃらないのかなというふうに不思議でならないところです。

 そして,この救助工作車は消防署を造れば設置しなきゃならないんですよね。それで現在,新幹線も開通いたしまして,いろんな方々が南九州市にたくさんおいでになっていらっしゃいます。南薩縦貫道も開通した,そういったことから,大きな交通事故等もこれが発生が予想されるわけですね。そういうことに対する備えもしておかなければいけないというようなことで,まず我々が南九州市民の安心安全を最優先するんですよということで消防署も造り,救助工作車も設置をするわけでございますので,どうか御理解をいただきたいというふうに思います。



◆議員(吉永賢三)  今市長の答弁をいただきました中で,私は消防署をただ造る計画で幾ら経費とかそういった概算部分で今まで示されてなかった部分がありましたので,それも聞きたく,いろんな部分を明確にされれば,市民の皆様にもちゃんと説明もしてできると思っております。私自身も勉強不足なところもあるかもしれませんが,そういった部分は必ず市当局なりいろんなところを聞いて,そんな違ったふうに捉えられるような情報は流しているつもりはないので,そこは御理解いただき,質問しているところでありますのでよろしくお願いいたします。

 私が反対というのは,先ほど言ったそういった明確なところとか協議するところをやはり持って,市民のやはり安心安全と生命財産を守る中での今後の施策,ほかの施策についてもやはり市の当局の説明とかそういった部分を正確に情報を底辺までおろしていただきたいと思う中で,6月の定例議会で予算が即決されましたけど,先ほどもちょっと冒頭に言いました。委員会付託なりいろんな調査をして,こういった形をデータに出していただければスムーズに行ったのではないかと思うところでございますので。

 またその中で,先ほど職員のこともということですが,例えば2市で合併になった場合に,職員の通勤等や消防無線の指令で,そこの地区にまた移ってできるということで説明もありましたが,地形や場所がかわれば,そういった認識とかいうところが難しいと考えるんですが,その辺は職員の部分に関しては大丈夫なのかなというのを質問いたします。



◎副市長(鶴田康夫)  この件につきましては,今勤務している職員の方々についても非常に心配なことでもあり,安易に人事異動をして他の地区へ行くとなると,まさに消防活動は円滑に進められないということは,だれが聞いてもわかる話であります。最近というか,南薩地区消防組合で川辺の分遣所と知覧の分遣所がたくさん人が入れかわったことがあって,私も人事異動の結果を見てびっくりしたんですが,先般,全協でも申し上げましたけれども,この件につきましては,やはり人事異動をやるのは,それぞれの消防組合ですけれども,両市の市長・副市長とは言わなくても,それなりの立場の人がやはり中に入って適正な人事異動が行われるようにしたいというふうに思っております。

 本当は,やはり今いる川辺,知覧の分遣所の方々,なるべくこの地域で,やっぱり将来回したほうがいいわけですよね。そこはやはり,まあ本部に派遣する人はまた別な話で。本部に派遣する人は今でも,まあ6名ですから,具体的な消防活動には消火活動とか務まらんわけですから,ここはいろいろ御理解いただけなければいけませんが。

 そういった意味で,新しい消防組織においては,うまくいろんなことが進められるように協議をしていきたいと思っております。



◆議員(吉永賢三)  適切な人事異動等も含めて,もし2市になった場合は十分配慮していただきたいと思います。

 また職員等のいろんな意見をアンケートもとる予定ということで全協でも出ましたが,それはいつごろ実施される予定で考えてらっしゃいますか。その2市との協議が終わって後なのか,今の現状でのアンケートをとるのかお聞かせください。



◎総務部長(有水秀男)  知覧の分遣所,それから川辺の分遣所の職員,それから本部職員も含めてでございますが,本部職員については都合のいいところに行っていただくということで,9月2日に知覧分遣所で今までの協議結果等についての説明をいたしました。そして,意向調査についても今用紙を配付して9月末までにいただく予定でございます。

 それから川辺分遣所については9月10日に説明をしまして,意向調査の用紙を配ることといたしております。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  その意向調査をする中で,やはり救急搬送,2次救急搬送,いろんなそういったところで現場の声も必要だと思いますので,どうかそういったところも拾い上げて慎重な協議を進めてほしいというのがあります。

 それともう一つ,平成24年の施政方針の中で,地域保健医療の充実について,医師会と連携を図りながら緊急医療体制の充実を務めてまいりますとありましたが,医師会の説明が7月にとり行われているようでありますが,それについてどういった説明をしたのか,お聞かせください。



◎総務部長(有水秀男)  医師会の方につきましては,7月24日に行ったわけですが,現在までのその消防の広域化について,最初の4市から,あと3市の協議,で,2市の協議を今進めているところだということで,現状について説明を行ったところでございます。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  4市との協議のころからと,今の現状と説明をされたということでありますが,その4市との協議から2市との広域に向けての協議に入る前に,医師会のほうにこういった形で市は協議に入りたいという話を7月の前に事前にされたのでしょうか。



◎総務部長(有水秀男)  たしか5月だったと思いますが,南薩医師会の川辺支部長さんのほうから話を聞きたいということで説明をいたしました。その後について,説明をしていただきたいということでございましたが,一応ある程度の方向性というのか,そういうのが出てからということで,我々は考えて7月になったわけでございますが,そのときもやはり言われたのは,もうちょっと早くそういう説明してほしかったというのは意見をいただいたところでございます。

 それからすいません,先ほどのその説明の中で,今までの経過と,それから医師会の方が消防広域化をすると,指宿市と南九州市の消防広域化について,救急医療と輪番制等について,いろんな不安を持ってらっしゃると。どうなるのか,変わってくるんじゃないかというようなそういうお考えを持っておりましたので,それについても救急医療,輪番制,そういったものについては現在と何も変わらずにやっていくということで,そういった説明もしたところでございます。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  やはり医師会との連携も救急搬送に関しても,患者を受け入れないということはないと思いますが,やはり先ほど言った現場とのそういった医師とのかかわりというのは,地方自治がお願いしている以上,逆に説明義務も若干あったのではないかと感じるところでありますが,そういった部分があれば医師会等もどういった説明が欲しかったということが出なかったと思うんですが,この医師会を協議会の委員の中にいろんなアドバイスを受けられるということで,委員に入れることはできなかったのか教えてください。



◎副市長(鶴田康夫)  実はですね,この消防広域化のことについて,医師会の皆さん方に4市の協議を始める段階からお話がなかったということにつきましては,7月に医師会の先生方に説明会をしたときに,向こうからもお話がありましたので,素直に私はおわびいたしました。そのときの出席者は,南九州市内に病院医院のある,歯科医師会も含めてですけど,60カ所の対象者に対しまして,ちょうど3分の1の20名の出席者がございました。

 おっしゃるとおり,そのときにも同じような質問がございました。何でその医師会の人たちに説明をしないのか,あるいは医師会の人たちを協議会の委員に入れないのかという話がございました。ただ私どもの認識は,救急医療の関係にしましても病院輪番制にしましても,これにつきましてはさっき総務部長が答えたように,指宿と一緒になっても変わらないという認識でございましたので協議会の委員にも入っていただかなかったということでございます。

 ただ指示病院につきましては,これについて合併協議会,項目に挙げられておりませんでしたけれども,いずれにしても協議しなきゃいけないということで,これについても協議しております。

 そして,先ほど来,その医師会の説明会の話がありましたけれども,実はこの話がありまして,私は南薩医師会の東会長のところにも5月19日に行きました。そのときに「先生,川辺の支部長さんからこういうお話が来てますけれどもどうしましょうか」と御相談しましたら,「じゃあ,そちらのほうで説明に行ってくれ」と。そのときの話が私が聞いた中では医師会としての要望というよりも一市民としての要望だというふうに私は職員から聞きました。そういったことだったもんですから,東会長の判断は行ってくれということで総務部長とたしか健康増進課長も一緒に行きましたよね。失礼しました。少なくとも総務部長は行きました。

 その後,やはり同じようなお話がございまして,また東会長に御相談いたしました。そしたら説明会開いてくれということで,その結果でもって説明会をいたしました。そして,実はきのうも南薩地区消防組合指示病院連絡協議会の会長をしておられます川辺の菊野病院の副院長さんのところに行ってまいりました。指示病院のことで,協議会としてはこれは新しい組織ができるときまでの間に今までどおりできるように努力するというようなふうになっているものでお願いに行きました。「会長さん,この件については今の南九州市としては枕崎の3つの病院,それから南さつまの1つ,それから南九州市の2つの病院にお願いするつもりでおりますけれども,会長さんのほうから皆さんにお願いしていただけますか。それとも個々に私どもは回ったほうがいいでしょうか」というお話をしたところが,結論といたしましては,自分たちも10月か11月ごろにこの会の会合を開くことになっているから,一筆書いたものを送れということでしたので,そういうことで話をして帰りました。

 そういった中でもやはり会長さんは,なぜその協議会の委員に入れてくれんかったかというようなことは繰り返しおっしゃっておりました。

 以上でございます。



◎市長(霜出勘平)  これはですね,先ほどから説明をしておりますように,救急医療,それから輪番制,これはもう全然今までどおりだというような我々は認識でおります。そのとおりなんです。そして,今回我々が進めておりますのは消防組合の合併なんで医師会の合併じゃないんで,消防組合が指宿と合併するのにつれて,医師会も指宿市医師会に南九州市のお医者さん方は入らなければいけないということであれば,これはもう大変なことですので,前もってこうこういう計画があるんですが,どうでしょうかという説明はお伺いはやりますが,今回は消防組合の合併で,医師会は全然これまでと同じなんです。そういったことがあったもんですから,我々はこういうことで協議委員にもお願いもしませんでしたし,そしてこれまで説明があるようなことで今日まで来たところでございますので御理解をいただきたい,消防組合の合併です。



◆議員(吉永賢三)  消防広域の質問ばかりしていると,もう時間が足りなくなるような感じもありますので,最後に一つ消防についてですが,8月30日の南日本新聞やテレビでもありましたが,政府が発表した南海トラフ大地震について,大変な大規模な地震に見舞われた場合,新聞では屋久島で13メートル,川内では震度5であれば5メートルという想定をしておりましたが,9月2日に頴娃の大川で防災訓練が行われましたが,マグニチュード7を想定しておりましたが,鹿児島市は実際どれくらいの津波を想定しているのかおわかりでしたら。南九州市です,ごめんなさい。



◎総務部長(有水秀男)  文書をいただいたところでは,最大4メートルのところがあると聞いております。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  南九州市は4メートルということでありますが,消防本部をもし2市との協議で指宿のほうになった場合,そこは海抜6メートルとお聞きしておりますが,指令室は3階で12メートルということでよろしいですか。すいません,4階で12メートル。



◎総務部長(有水秀男)  4階建てでございまして,4階の部分まで入れますと16.7メートルになるところでございます。



◆議員(吉永賢三)  それであれば,もし17メートル以上の津波が来た場合は本部機能としては大丈夫なのかなと思う中で,指宿がその計画されている消防署は単独で設置を,消防署を市役所とは別にまた建てるのではと思いますが,違うんでしょうか。単独施設として消防署を建てる計画ですが,それであれば,その消防署の位置をまた,まだ高いところに計画を,もし本部を置くのであれば,そういった変更ができないのか協議をしていく考えはないのか,お示しください。



◎総務部長(有水秀男)  これにつきましては,指宿市消防署を建てかえるということで,それにあわせて本部機能もスペースがあると,設けるということで,今実施設計の段階でございまして,それについては議会で負担金等の議決もいただいたところでございまして今進めておるところでございますが。また今後,これについてはまた補正がちょっと出ておりますので,またそのとき説明いたしますが,現在のところはそういうことで進めておるところでございます。



◆議員(吉永賢三)  できれば,消防本部指令室,通信室が速やかに機能できることようなことを考えれば高台につくるべきではないかなと思うところでございます。

 縦貫道も整備され,鹿児島市に搬送する,縦貫道が整備されればですね,今後二次救急,三次救急も早いと思いますが,それについてどうお考えか,消防について最後の質問をいたします。

 今後,縦貫道も整備されて大変交通量も多くなって事故等も増えてくると思いますが,その対応についてどう考えていらっしゃいますか,お示しください。



◎市長(霜出勘平)  先ほどからお答えいたしておりますように,いろんな方々が交流人口もこれから増えると思います。そしてまた平和会館は世界記憶遺産に登録しようというようなことで今努力をいたしておりますが,これが登録されたら大変な人が来るんじゃないかというふうに思います。そういった意味でも消防署をつくり,救助工作車も置いておかないと,皆さんに大変な御迷惑をかける事態が発生するのではないかということで,とにかく南九州市の防災力,消防力,いろんな面でこれを高めておかないと,市民の皆さん方は安心して生活ができないだろうというような判断でございます。



◆議員(吉永賢三)  すいません,もう時間もないですので,河川管理についての質問にかわります。

 先ほども言いましたが,九州管内でも熊本・大分,また近況では奄美で3集落が孤立するなど想定外の局地的な雨による自然災害が起きておりますが,先ほど答弁書もいただきまして,県にも強く要望をされているということでありますが,二級河川の現状況などどれだけ把握しているかお示しください。



◎建設部長(下之薗博幸)  二級河川の現状ということですが,質問の趣旨であります防災対策上の現状ということでお答えいたします。

 24年度の要望箇所につきましてですけれども,寄洲除去が市内全域で34カ所,それと護岸整備の要望箇所が7カ所,それと築堤の整備箇所が5カ所,その他が2カ所,それと大規模な河川改修等の要望箇所が2河川ございます。その中で,本年度はもう既に事業を着手して事業が終わっている箇所が3カ所,それと今現在実施中の箇所が1カ所ございます。それとあと今年度予算でこれから発注予定をしている箇所が6カ所ほどあると聞いております。あとそれと市長が当初説明もいたしましたけれども,県のほうで現在,寄洲除去計画を策定中ということで,今後また9月補正も検討をしているというふうに聞いております。

 以上でございます。



◆議員(吉永賢三)  今後とも台風または防災等に関して,県に強く言っていただければ,知事等も選挙等で全力を挙げてそういったところに取り組むということでしたので,市も強くいろんな要望に対して要請していただきたいと思います。

 以上です。



○議長(森田隆志)  次に,田畑浩一郎議員。

  [8番議員田畑浩一郎登壇]



◆議員(田畑浩一郎)  僕が消防広域でも3人目となりまして,質問することがなくなってきたような気がしますけれど,通告してありましたので僕なりに質問したいと思います。

 常備消防と消防広域化について,現在の分遣所方式で防災力や救助体制は十分と考えるか,また消防広域化をどのように進め,防災行政に取り組んでいく考えか,お聞きいたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  田畑議員の御質問にお答えいたします。常備消防と消防広域化についてということでございます。

 県下の19市の中で消防署のない市は南九州市だけでございます。南九州市には分遣所しかないことから救助工作車などの資機材不足や人員不足のため防災力や救助体制は十分なものではないと考えております。

 住民の安心安全を守るためには消防署の設置は必要不可欠なものであり,指宿市との消防広域化を進めることによりまして,消防署の設置も可能となり,財政状況の厳しい中,経費削減にもつながるものと思っております。

 また救助工作車などの資機材の充実も図られますので,南九州市の消防力・防災力が高まっていくと考えております。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(田畑浩一郎)  今答弁をいただいたわけですけれども,資機材不足や人員不足があるということですよね。その中で,あるところで市民の方々は常備消防力が充実しているというようなことも言われているんですが,私はそれがどうも理解できないんですけれど,市長はその辺は理解できますかね。



◎市長(霜出勘平)  これまで合併しない前は3町それぞれ分遣所しかなかったわけですので,住民の方々はそういった意味でこの分遣所で十分だというような認識だったんじゃないかというふうに思っておりますが,やはり合併をいたしまして広域化されたわけでございますので,そういった意味ではさらに消防力・防災力を高めておかなければいけないというふうに思います。



◆議員(田畑浩一郎)  それでしたら,充足率はどの程度なのかお聞きいたしたいと思います。南薩地区消防組合の知覧・川辺の分遣所の充足率。



◎総務部長(有水秀男)  人員につきましては,充足率は知覧が75%です。川辺は56%です。これは似たような,知覧には署員が現在21人おりますけど,川辺は19ですが,救急車について川辺は高規格とそれから2B型というんですかね,高規格と普通の2台です。それと知覧は高規格とあと1台は南薩消防の所有の分を配属しているということで,それについてはカウントされていないということで充足率が違っているということでございます。

 したがいまして,知覧が75%,川辺が56%という数字が出ております。

 以上です。



◆議員(田畑浩一郎)  そうすると,高規格救急車が出動となりますと,3名となっているようですけれども,夜勤の方,夜が少ないと思うんですよね。日勤より夜勤のほうが少ないと思うんですが,この夜勤の場合に救急が2台,消防車も出た場合ですよ,すべてが出るということができますかね。



◎総務部長(有水秀男)  すべて出払った場合には,そのほかのところからの出動をお願いせざるを得ないのかなと。人数的にはすべて行けば足りなくなるというんですかね。詳しいことは私わからないんですが,すいません,回答は控えさせていただきます。



◆議員(田畑浩一郎)  私が聞いた話によりますと,結局夜勤者が五,六名いるとするんですよね,五,六名,何名かちょっとわかんないんですけど,聞く話によるとですよ。そうした場合に,結局高規格救急車に3名乗っていけば,6名いたときは3名しか残らないということなんですよね。そして救急がもう1台出ましたと,火災も発生しましたと言った場合に人員の充足が足りているのかということを僕は聞きたかったんですよ。結局,今僕の前に質問しました議員もいましたけれども,そういう予算関係を言いましたけれども,結局そんだけの車があるということは,自分の町は自分で守っていくという感覚の中で,やっぱり人員の充足を充実させることが大事だと思うんですが,その辺はどのように考えるか。



◎総務部長(有水秀男)  おっしゃるとおり,充足率を満たすためであれば,やはり人員の増というのは検討しなければならんじゃないかと思っております。



◆議員(田畑浩一郎)  私もそう思ってるんですよ。結局,今までですね,資機材なども知覧・川辺にはそういう工作車が持っているような機材などもなかったと,今までですね,知覧・川辺には。これなかったというのは僕も不思議なんですよね。川辺にはAZもありますよね。磨崖仏もある。そして人の出入りちゅうのも非常に多いいんですよね。それで知覧は,武家屋敷や特攻基地などがあって観光も多いわけですよね。それで,その中でなかったわけですよね。その必要じゃなかったと思ったんですかね。それとも応援が来ると。加世田,枕崎から工作車が来る,その間救助ができなかったということが今までにあったのかなかったのかを聞きたいと思います。結局救助ができなくて,工作車が来るまで待ってたということが今まであったのかなかったのか。まあわからなかったらもういいです。結構です。



◎総務部長(有水秀男)  それについてはちょっと把握をいたしておりません。



◆議員(田畑浩一郎)  先ほども市長も言っていましたけれども川辺縦貫道も川辺インターまで開通しているわけですから,事故は発生したら困るんですけれども,いつするかわからんわけですよね。そういうことなども考えれば,やっぱりお金にこだわらず,我が市はそうやって観光などで誘客している点もあるわけですよね。人にはどんどん来いって言いながら,そういうことが発生したときに自分たちのまちで自分たちのまちの人間でそういう体制ができないというのはおかしいんじゃないかなと思うんですよ。ですから,消防署建設なども僕はどんどんしてもいいと思うんですよ。それがやっぱり市民のサービスにもつながっていくだろうと,お金にはかえられないというふうに思いますが,市長もどのような考えかお聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  議員のおっしゃるとおりです。

 それから,先ほど救助工作車の話が出ました。このことについては,私は回数は把握をしておりませんが,こちらのほうで救助できない分は,枕崎のほうから救助工作車は知覧には来ておったというふうに認識をいたしております。

 そういうことで,これから南九州市はどんどんどんどん成長し,多くの人が来ていただかなきゃならんわけですね。それをお迎えするためにも,この必要最小限度の設備というものは整えておかなければいけないのではないか,それは即また市民にも通じることでございますので,市民の安心を守るためにもそういったことは充実をさせていかなければいけないというふうに思っております。



◆議員(田畑浩一郎)  すいません,また元にちょっと戻ってしまいますけれども。人員の充足を先ほど言いましたけれども,今度指宿広域と合併がうまく行った場合ですよ,人員の配置というものは先ほど同僚議員が5名程度だろう,それでは足りないと,10名程度かかるんじゃないかという計算をしていましたけれども,そのぐらいかかっても人の命は守るべきだと思うんですよ。一番近い場所にいるわけですから,消防士は。ですから,その充足を上げるために,指宿広域のほうともそういう人員の定数の協議は今後もしていく考えなんですか。



◎総務部長(有水秀男)  現在のところは指宿市と消防の話し合いでは,現在の人員をそのまま充当するという考え方でございます。またその後については,また消防署等を造るときになれば,またその辺の増というのは正確な数を把握して検討していきたいと思っております。



◆議員(田畑浩一郎)  ぜひ人員も増をしていただいてですね,生命財産を守っていただけるように努力していただきたいなというふうに思います。

 それとですね,人員の救命士などの資格を取られると思うんですが,それで市の財政財産を使って取られるわけですよね。そういう方々の配置というのは今後どのように行っていくの。やっぱりもう市役所に帰りたいという方はもうどんどん帰らせていくというような考えでよろしいんですか。

 それと以前にも救命士を取った方々が市役所のほうに帰ってきていると思うんですよ。そういう方々にも消防職としてプロパーでいきませんかという声掛けはする予定なのかどうなのか,その辺をお聞きします。



◎総務部長(有水秀男)  今のところ知覧分遣所と,それから川辺分遣所,それから本部の職員についてやっているわけですが,今後,今現在おっしゃるような方も消防署のほうから市役所の職員のほうに帰ってきている方がおりますが,救急救命士等の資格を持っていらっしゃる方もおりますので,そういった方も含めて,消防職員として,また仕事をする気があるかどうかを,意向を確認していきたいと考えております。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,資材を知覧分遣所,あるいは川辺分遣所に全協のときに購入すると,そしてその後に工作車を買ったときに乗せかえるというようなことでしたけど,それは乗せかえるのか乗せかえらないのか,またそうしたほうが安くつくのかどうなのか,金銭的にですね。



◎総務部長(有水秀男)  この救助工作車用の資機材につきましては,ことしのこの合併協議の中では,考え方としては本年の3月までに資機材を知覧か川辺どちらかに配置したいと思っております。そして,またその後4年以内に消防署を造りたいという考えでございますが,消防署ができたときには新しくまた救助工作車は購入して,その中にも資機材が入っておりますので,いわゆるどちらかのほうに資機材を配置しても入れかわる場合もあるし,またそのまま残る場合があるということで,両方に資機材が装備すると,準備するという考えでございます。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,もう皆さんが質問した後ですので,市長にもう一度聞きますが,必ず消防署は造っていくということをお約束できますか。



◎市長(霜出勘平)  このことは本当に市民の生命財産を守るためには本当に必要なことだろうというふうに思っておりますので,現在では指宿市さんもこのことについては理解をしていただいておりますので,この設置については必ず成し遂げたいと,このように思っております。



◆議員(田畑浩一郎)  造るということですので,一言言っておきたいんですけれども。頴娃の分遣所ができている場所がわかると思うんですよね。あそこが本当に救急に対して,場所的に理想というふうに思えるかといったら思えないと思うんですよね。線路沿いであって,救急でも何度かとまっているみたいなんですよ。やっぱああいうところに造ってしまって1年,2年ですぐ造れるものじゃないので,これについては消防署建設に当たってですよ,まず敷地の広い場所,そして交通の便がいい場所といいますか,そういう場所,そしてまたサービスが低下する場所も出てくると思うんですよね。うちの頴娃なんかはある程度サービスが図られていくんじゃないかなと,この指宿広域になればですね。しかし,サービスが低下する場所ちゅうのもあるわけですよね。やはりそういったところを考慮しながらですよ,建設に向けては広い敷地で,そしてまた救助訓練なり何なりできるような建屋も建てられるようなですね,それで5年,10年先にはまた消防広域化がいつ起きるか,またやるかもしれないわけですよね。そうなった場合に我がまちが本部に来るんだよというぐらいのですね,そんぐらいの場所にしっかりと建てていただきたいと思いますが,その辺まで考えていると思うんですけれども,お聞かせいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,皆様方の意見を十分に考慮しながら進めていきたいと,本当に南九州市民の方々が消防署ができてよかったなと思えるような場所に建設をしていきたいと,このように思います。



◆議員(田畑浩一郎)  いい答弁でありましたので,期待をしながらですね,それでまた指宿市との広域に向けて,さらなる努力をしていただきますよう要望いたします。

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△延会



○議長(森田隆志)  お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(森田隆志)  異議なしと認めます。本日は,これで延会することに決定しました。

 次の会議は9月6日午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。

午後4時38分延会