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鹿児島県 南九州市

平成 24年 第 3回定例会( 3月) 03月06日−03号




平成 24年 第 3回定例会( 3月) − 03月06日−03号









平成 24年 第 3回定例会( 3月)


 本会議3号     (3月6日)
   出席議員     22名
1番議員  西   次 雄        12番議員  峯 苫 勝 範
2番議員  内 園 知恵子        13番議員  蔵 元 慎 一
3番議員  吉 永 賢 三        14番議員  山 下 つきみ
4番議員  伊瀬知 正 人        15番議員  深 町 幸 子
5番議員  蓮 子 幹 夫        16番議員  下 窪 一 輝
6番議員  亀 甲 俊 博        17番議員  浜 田 茂 久
7番議員  塗 木 弘 幸        18番議員  竹 迫   毅
8番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  菊 永 忠 行
9番議員  松久保 正 毅        20番議員  満 留 秀 昭
10番議員  東   兼 喜        21番議員  今 吉 賢 二
11番議員  加治佐 民 生        22番議員  森 田 隆 志
   欠席議員     0名
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 地方自治法第121条による出席者
市     長   霜 出 勘 平    企 画 課 長  下 薗 宏一郎
副  市  長   鶴 田 康 夫    健康増進 課長  森 田 夏 江
教  育  長   小 野 義 記    税 務 課 長  東     篤
福 祉 課 長   堂 園 政 利    総 務 部 長  有 水 秀 男
商工観光 課長   塗 木 博 人    市民福祉 部長  折 田 盛 彦
総合営農 課長   川 畑 雅 樹    建 設 部 長  田 代 良 民
建 設 課 長   下之薗 博 幸    農林水産 部長  田 中   泉
学校教育 課長   大 木 節 夫    会 計 管理者  新 留 育 男
社会教育 課長   小 濱 義 智    教 育 部 長  小 園 和 幸
保健体育 課長   菊 永 克 幸    頴 娃 支所長  山 下 由 海
建築住宅 課長   厚 村 善 人    知 覧 支所長  大 坪 三 郎
茶 業 課 長   鮫 島 信 行    川 辺 支所長  新 屋 清 盛
知覧特攻平和会館長 金 田 憲 明    財 政 課 長  上 野 勝 郎
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 事務局職員出席者
事 務 局 長   中 薗 浩 二    議 事 係 長  浜 田 和 人
庶 務 係 長   朝 隈 克 博                   
 
 第3回定例会議事日程(第3号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.一般質問




平成24年3月6日 午前10時0分開会





△開議



○議長(森田隆志)  これから本日の会議を開きます。

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△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(森田隆志)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において浜田茂久議員,竹迫毅議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2一般質問



○議長(森田隆志)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,内園知恵子議員。

  [2番議員内園知恵子登壇]



◆議員(内園知恵子)  皆さん,おはようございます。住民の代表の一人として,住民の願い実現のために精一杯がんばります。どうぞよろしくお願いいたします。

 まず初めに,国民健康保険税の引き下げについて。

 国民健康保険事業は社会保障及び国民保健の向上に寄与すると,このことを目的としております。この制度が国民の生活苦に追い打ちをかけ,人権や命を脅かすことなどあってはならないと考えます。

 日本共産党知覧支部で実施したアンケートでも,「国民健康保険税が高すぎる,引き下げてもらいたい」という回答が83%を占めました。市民の命と健康,暮らしを守るために,国民健康保険税を引き下げるべきと思うが,市長の見解を問う。

 二つ目,TPP,環太平洋連携協定への参加反対について。

 野田内閣は,昨年11月,APEC,アジア太平洋経済協力首脳会議で,例外なしの関税撤廃を原則とするTPP,への参加に向けて関係国との交渉に入っている。TPPに参加することになれば,農林水産業や地域社会は壊滅的な打撃を受け,命を支える食糧の大半が外国頼みとなり,国土や環境も荒廃することが懸念される。さらに,非関税障壁撤廃の名のもとに,規制緩和,外国企業の無秩序な開放が迫られる恐れがあります。JA鹿児島の試算で,鹿児島県への影響は国内2番目の損失額5,667億円となっておりますが,本市への米,お茶,畜産などへ影響額を示せ。

二つ目に,TPP参加で本市の農業は大打撃を受けることになると思うが,市長の見解を問う。

 三つ目,川内原発について。

 東日本大震災により,福島第一原子力発電所が被害を受け,放射性物質の流出が拡大するという深刻な状態となっている。現在,川内原発では3号機の増設計画が進められているが,原発の危険から県民の命と安全環境を守るため,増設に反対すべきと考えるが,市長の見解を問う。

 四番目,敬老祝い金について。

 敬老祝い金は,現在集会施設などにおいて支給されているが,これを対象世帯に直接配付することはできないか。

 五つ目,交通安全対策。

 交通量の多い幹線道路の通学路整備は,重要と考えるが,226号の一部区間に歩道が設置されていない状況である。子どもの通学の安全確保のため,歩道設置を国・県に働きかける考えはないか。

 あと一つは,知覧町塗木地内の主要地方道枕崎知覧線と,一般地方道霜出南別府線の交差点は,変形交差点のため危険な状況となっている。交差点改良を実施し,視界確保を図るよう県への働きかけをする考えはないか。

 あとは自席で質問させていただきます。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  内園議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,国民健康保険税の引き下げについてお答えいたします。

 国民健康保険は,国民皆保険制度として,昭和36年に開始をされまして,被保険者の皆様が安心して医療が受けられるよう,さまざまな改善がなされながら今日に至っております。

 しかしながら,近年の高齢化社会,医療技術の高度化などで,医療費が右肩上がりに伸び続け,一方では景気の低迷や若年層の減少によりまして,国民健康保険税の収納額は減少する傾向にございます。

 このような背景の中で,南九州市国民健康保険事業特別会計におきましては,実質単年度収支が平成21年度が8,148万6,000円の赤字,平成22年度が1億26万2,000円の赤字となっております。

 平成22年度の決算を見てみますと,歳入総額において国民健康保険税の占める割合は18.04%で,前年度と比較いたしますと8,753万6,000円の減額で,比率にして7.19%の減でございます。

 そのほかの歳入におきましては,国庫支出金などの補助金が70.84%を占めております。

 また,歳出総額におきましては,保険給付費が68.5%を占めておりまして,前年度と比較すると4,479万7,000円の増額で,比率にして1.1%の伸びを示しております。

 このような財政事情の中で,平成22年度は鹿児島県広域化等支援基金貸付金を4,600万円借り入れ,さらに国民健康保険財政調整基金を2億2,269万5,000円取り崩して,決算の収支をとったところでございます。

 平成23年度の決算見込みでは,歳入の国保税は若干課税所得が持ち直したことなどにより,前年度より9,500万円のほどの増収が見込まれますが,歳出の保険給付につきましては,医療費の伸びが顕著で,前年度より1億6,800万円ほどの増額が見込まれるところでございます。

 その他,歳入歳出を差し引きいたしますと不足額が生じ,当初予算ベースで1億3,200万円の一般会計からの法定外繰り入れで補てんする予定でございます。

 国民健康保険制度は,被保険者の傷病等に対する保険給付を行うことが目的であり,そのための財源といたしましては,被保険者から納めていただく保険料を主体として運営することが本来の姿でございます。

 逼迫する国保財政は,今後も続いて行くと考えますことから,国民健康保険税の引き下げは,非常に難しいと考えております。

 次に,TPPへの参加についてお答えをいたします。

 鹿児島県がTPP参加により関税が撤廃された場合の影響額を試算したときの減少率を用いて,平成21年度の本市農業生産額への影響額を試算いたしますと,お茶で約40億8,000万円,牛肉で約27億1,000万円,豚肉で25億4,000万円,鶏卵,鶏肉,牛乳・乳製品,甘藷,米の8品目合計で152億2,000万円,農業生産額の約36%を占めるところでございます。

 同様に,平成22年度農業生産額で試算をいたしますと,8品目合計で167億100万円,農業生産額の約36%となります。

 このほか,畜産を初めとする農業関連企業への影響も予想されることから,雇用など地域経済への打撃も懸念されます。

 また,高齢化が進展している中山間地域は,圃場区画が小規模であることから,耕作放棄地の増大等により国土を保全する洪水防止機能や,土砂浸食崩壊防止機能が低下するとともに,地域社会の崩壊も危惧されるところでございます。

 このような中,TPPへの交渉参加につきましては,国会や世論においても賛否両論がありまして,県経済界の中でも「参加すべき」との意見があるなど,それぞれの立場での発言もあるところでございます。

 本市は,農業を基幹産業としていることや,農畜産物を処理加工する業種が多く,貴重な雇用機会の場にもなっているなど,農業を基盤とした産業構造でございます。

 仮に国がTPPに参加し,関税が撤廃された場合,農業生産はもとより,関連産業や地域経済が大きな影響を受ける恐れがあることから,今後も情報収集に努めるとともに,参加国との協議の状況など国の動向を注視しながら,関係機関・団体とも連携して交渉参加に反対してまいりたいと考えております。

 次に,川内原発についてお答えをいたします。

 福島第一原子力発電所の事故によりまして,政府はこれまで原子力発電の比率を引き上げる計画を見直し,可能な限り原発への依存度を下げていく方針で,県においても未着工の原子力発電所の新規増設は事実上困難となっていくと認識しているようでございます。

 川内原子力発電所3号機の増設につきましては,安全性の確保と鹿児島県,薩摩川内市及び周辺の自治体の同意が必要であり,これらが担保できない中におきましては,増設すべきではないと考えております。

 次に,敬老祝い金についてお答えをいたします。

 敬老祝い金につきましては,9月1日を基準日として,引き続き1年以上,本市に住所を有する80歳,88歳及び90歳以上の方が対象で,今年度は1,857人に支給いたしたところであります。

 支給方法につきましては,自治公民館など市内164カ所において支給し,100歳以上で希望される方は,私や副市長などが自宅や福祉施設を訪問して敬老祝い金を手渡し,長寿を祝福いたしております。

 なお,支給当日来られない方で,後日も受け取りが困難な市内在住の方につきましては,職員が自宅を訪問し,支給しております。

 また,入院などで家族との連絡を要するような方は,家族の意向により口座振替による支給も行っております,支給方法につきましては,民生委員の訪問による支給も考えられるところでありますが,盗難や紛失による賠償責任の問題があり,本市の会計事務上,民生委員は資金前渡職員として認めていないところでございます。また,本市は支給対象者数が多く,市職員の訪問による支給では日数を要することから,現在の方法で支給しているところでございます。

 平成24年度におきましては,祝金支給は高齢者が集える機会でもあることから,これまでの支給方法を原則としながら,訪問による支給を希望する対象者については,事前に連絡などをいただくよう通知文に明記し,後日職員が自宅を訪問し支給する計画にしております。

 次に,交通安全対策につきまして,矢越の国道226の歩道についてお答えをいたします。

 国道226号矢越自治会内の歩道設置につきましては,平成18年度に測量設計を行いまして,平成19年度から年次的に整備を実施しておりましたが,地権者の同意が得られない土地があり,約120メートルが未整備となっております。

 県におきましては,交通安全対策のため,地権者の承諾が得られ次第,整備を再開する計画と聞いております。市といたしましては,県や地元と連絡して,地権者の同意が得られるよう努力をしてまいりたいと思います。

 次に,塗木交差点についてお答えをいたします。

 御指摘の塗木交差点は,主要地方道と一般県道及び市道が交わる変則交差点でございます。交通事故も多く,県や警察,地元代表者,交通安全協会等による現場診断を行い,交通量調査や地元の意見も参考に,区画線や停止線の改良により現在の交差点が整備されたところであります。

 知覧枕崎線を枕崎方向から知覧市街地方向へ左折する際に,霜出南別府線の松ヶ浦からの車両を確認する角度が鋭角であるものの,中央に設置したロータリーが視界を確保し,車両の交通整理を円滑に処理をいたしておるところでございます。

 平成19年度に停止線等を修正していただいた以降は,事故も発生しておりませんので,今のところ県や警察と連携して状況を見守っている状態でございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  5番目の御質問の交通安全対策について,教育委員会としての答弁をいたしたいと思います。

 さきの一般質問でも答弁いたしましたが,各学校ではさまざまな災害等から児童・生徒を守るための安全マップを年度当初に作成しています。安全マップをとおして,自然災害,危険な川や溝,洞窟,不審者,交通安全等に対する児童・生徒の危機管理意識を高め,さまざまな事故から自分の身を守る態度や能力を育成するよう努めているところです。

 矢越の国道226号の一部区間については,現場検証もいたしましが,御指摘のような状況ですので,児童・生徒への市道ともに,交通事故防止対策に関して関係機関への要請をしていきたいと考えるところでございます。

以上でございます。



◆議員(内園知恵子)  国民健康保険税のことについて質問させていただきます。

 払いたくても払えないと,このような滞納者がどのくらいいるんでしょうか。お尋ねいたします。



◎税務課長(東篤)  国民健康保険税の滞納者につきましては,平成23年度分についてでございますが,2月現在で870名でございます。前年度分からを加算しますと,全部で1,071名というふうになっております。



◆議員(内園知恵子)  また,それ以外で,それ以外の理由で払えないというような方はいらっしゃるんでしょうか。お尋ねします。



◎税務課長(東篤)  失礼しました。御質問の趣旨を少し取り違えておりました。今申し上げましたのは全部,現在の滞納者の数でございましたけれども,払いたくても払えないというような分析,統計は,ちょっとわからないところでございます。



◆議員(内園知恵子)  その点はわかりました。要するに,滞納者が1,071名,現在いらっしゃるということで理解してよろしいんでしょうか。

 滞納世帯の中で子どもさんがいらっしゃる家庭には,短期証を交付するとなっておりますが,本市はどのようになっておりますか。



◎健康増進課長(森田夏江)  お答えします。18歳までの方には,短期証を交付せず,年度内の保険証を交付することになっております。そして,それ以外の方では,平成22年度現在で,短期証の交付が296世帯交付してあります。

 以上で終わります。



◆議員(内園知恵子)  無保険者になったり,正規の保険証を取り上げられるなど,生活困窮で医療機関へ受診が遅れて,このために死亡したとみられる例が全国では17件もあります。そのような深刻な事態を広げないために,南九州市では滞納者が現在,1,071名ということで数字もわかりましたけども,実態として病気になってここにかかれないというような人たちがいることも考えられますが,全国では,新聞を切り抜いてきましたけども,親子3人が飢え死にしたとみられる,さいたま市のアパートの部屋に,もはや飴玉もなめるすべもなく,力尽きたのでしょうかと。飴玉が数個と1円玉が数個転がっていましたと。これは,NHKのニュースでもやっておりました。

 それから,札幌市のマンションでは40代の姉妹がひっそりと亡くなっていました。姉は病気で,妹は凍死。これも,生活保護をお願いしたらしいんですけども,そこまで至らなかったということで,このような全国的な問題としてはこういうものも上がっておりますけども,南九州市でこういうことはないとは思いますけども,高すぎる国保税に対して,このような実態が全国でもありますけども,本市はどのような実態があるんでしょうか。お尋ねいたします。



◎健康増進課長(森田夏江)  税の納付の難しい方については,収納対策課のほうが呼びかけをいたしまして,来ていただいて相談を受けながら,できる限り,1,000円なら1,000円でも納めていただいて,保険証の交付という形を取っております。とにかく納税相談に来るようなきっかけをつくってしているんです。ただ,それに住民の方が対応しない方もいらっしゃいます。そういう方については,結果的には保険証が交付されない状況は出ております。でも,それでも病院に行かれれば,後々療養費払いという形で返納はできます。ただ,そのときに病院にかかる場合は,全額,保険証がないわけですので,10割負担という形になります。そこは,それがないような形で納税相談に来るように呼びかけをしているわけですので,やはり来ていただきたい。面接がないと一向に進まないわけです。だから,そういう形をお願いしています。

 あと,そのほかは,地域の中においては民生委員なりアドバイザーなり見守りというのがありますので,そういう福祉関係のほうとも連携を取りながら,住民には接していっているつもりでございます。

 以上です。



◆議員(内園知恵子)  今のところ南九州市ではそういう実態はないということで理解してよろしいんでしょうか。

 国民健康保険税が,合併前は,川辺は5万8,000円,知覧は6万1,000円,穎娃町は7万と,これが合併して,22年度は,川辺は値上げが2万5,000円,知覧が2万2,000円,穎娃町が1万3,000円というふうに,このように値上げされております。

 滞納者が1,071名いらっしゃるということでしたが,この合計の滞納額というのはどのくらいになるんでしょうか。



◎税務課長(東篤)  滞納されている方の合計の額が,本年度分を含めまして,2億2,332万4,000円ほどとなっております。これは2月17日現在でございます。



◆議員(内園知恵子)  滞納額が2億以上あるということで,今でさえ滞納者がこんなにたくさんいて,額もこんなにあるというんですけども,また値上げされたら,それこそ滞納者がまた増えて,財政悪化になるだけではないでしょうか。

 また,県下で19市ありますけども,この中で南九州市はどのくらいの国保税として何番目なんでしょうか。お尋ねいたします。



◎税務課長(東篤)  国保税につきましては,それぞれの市町村で税率等が違いますので,一定の基準に基づいて算定をした数字で,その収納率等については比較をしているわけですけれども,係数で基準にしたところが189万円程度のところで申し上げますと,5番目の税率のようになっているようでございます。高いほうから5番目でございます。

 以上です。



◆議員(内園知恵子)  私がいただいた資料の中では,私の質問が悪かったのかもしれませんけども,19市の中で一番高い国保税になっております。このような高い国保税の中で,皆さんが国保税を払っていくわけなんですけども,とても高くて払えないという状況を住民の立場から訴えさせていただいてもらっているわけですが,この2億何千万という滞納額をどのような形で回収するというか,納めさせるというか,そういう考えをちょっとお聞かせください。



◎税務課長(東篤)  滞納されている方の事情はさまざまでございます。いろんな事情がございますけれども,一番は納税の相談をしていただくということをしながら,納税意欲を出していただいて,御本人が努力をしていただくことが一番だろうというふうに思います。

 それでもさまざまありますけれども,基本的には税法に基づく滞納処分等を,我々としてはそれに基づいて滞納整理をしていくというような,基本的なスタンスでございます。一番は,納税者の理解を得ながら,納税交渉を進めていくということが基本でございます。



◆議員(内園知恵子)  なかなか納税者の理解が得られないというのと,払えないということで,こういう問題が起きるんだろうと思いますけども,200万世帯でどのくらいの納税,税金がどのくらいになのか,国保税がどのくらいなのか,教えていただきたいと思います。



◎税務課長(東篤)  世帯の所得が200万円で,これは固定資産税にも関係しますので,それらも含めて家族4人でということでありますと,これは試算ですけども,38万7,000円程度になると試算をされます。



◆議員(内園知恵子)  38万7,500円というこの試算を1カ月にしますと,3万2,291円という,こういう高い国保税を納めていかなきゃなんない。この年間200万円所得の人は,低額所得者とみなしてよろしいんでしょうか。



◎税務課長(東篤)  軽減措置を受けるまでにはない世帯だというふうに思います。



◆議員(内園知恵子)  このような低所得者の軽減措置を受けるまでにはないというこの年間所得200万の世帯の方たちの,1カ月の3万2,291円という,この国保税は,とても高くて払えないという,この市民の言葉が本当だなと私も思います。

 このような国保税をどうしても引き下げてもらいたいということで,今話しているわけですけども,一般会計や財政調整基金で,今までも国保会計に繰り入れて乗り切ってきているというお話でしたが,本当にやっていけない人たちがいる,払えなくなったらまた滞納者が増える。滞納者がふえれば,財政が厳しくなるという,こういう悪循環をしていかなきゃいけないので,国保は社会保障の制度でありますし,市民の命と暮らしを守るのが市政の最優先課題だと思います。ぜひとも考えていただきたいということと,あと一つの理由としては,お尋ねいたしますが,1980年代に50%の国庫負担がありましたが,2007年から25%,半減ということで,そういうのが原因として考えられますでしょうか。お尋ねいたします。



◎市民福祉部長(折田盛彦)  今申されたとおりだと思うんですけれども,とにかく国民健康保険の加入者につきましては,低所得者の方が多いということと,軽減世帯の方が2分の1を占めるというような状況になっております。

 また,保険料の2分の1の事業主の負担がないというようなことで,そういう国保財政でございますので,国庫負担の増額などを国のほうにお願いしないことには,この国保財政というものの運営は非常に厳しいというふうに考えております。したがいまして,市民福祉部のほうでは,私どものほうでできることというのは,まず医療費を下げることが負担を下げるというようなことから,国保税の負担の軽減の方策としては,保健事業,とくに特定健診であるとか保健指導,そういったことに全力で取り組んで,病気の早期発見,早期治療等により,高額な医療にならないような対策を講じるということを主眼として取り組んでいきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆議員(内園知恵子)  ただいま国のほうに元に戻してもらえるようにしていけるのが一番いいというようなお答えだったと思いますけども,ぜひそのことを市長のほうからも国のほうに上げて言ってほしいと思います。そして,市民が保険料を払える保険料にしていただきたいと思います。

 それでは,時間もありますので,次に入らせていただきます。

 TPPの問題です。本市に対しても畜産,お茶,米,豚,牛肉,いろいろとありまして,この150何万という影響額が出ていると。これは,市長も先ほど答弁の中にありましたが,やめさせていかなければならないという強い意志が含まれておりました。国のほうがどうなろうと,南九州市のトップでありますので,南九州市民の考えを国に上げていっていただきたいと思います。本当にこのTPPをとおしたことによって,我が市が大打撃を受けることになるということも,市長も先ほど答弁の中に入っておりましたので,強く国のほうに訴えていってほしいと思います。

 TPP参加の反対については,きのうも可決されまして,南九州市議会としては反対をしていくということになりましたので,このことにつきましても答弁の中でもいただきましたので,川内原発3号機増設反対について進みたいと思います。

 川内原発の3号機増設反対について,やっぱりこの答弁の中で市長も止めさせるべきだというふうな答弁をいただいておりますが,一言,私ごとではありますが,自分の意見を述べさせていただきますと,その前に,この場にいらっしゃる皆様方には,この東日本大震災のことではいろいろとお力をいただき,募金などもいただいてありがとうございます。福島県人になりかわってお礼申し上げます。

 実は私は福島県出身の者です。母や弟夫婦,そして親戚の者ももちろん福島に住んでおりますし,長女も福島で学校生活を送って,あちらの方に嫁いでおります。孫も3人おります。無色無臭の放射能の飛散する中で生活しております。第一原発事故の町から約52キロ圏内です。北の方面の方には申し訳ないですが,西のほうだったので今のところ助かっている状態です。何度も避難を進めましたが,自分たちだけ逃げるわけにはいかないと,両親を置いて逃げるわけにはいかないと,若者がいなくなったら年寄りだけの町になってしまうと,ここで頑張るということで,私もどうにかこうにか納得をしている現在ですが,母として未来を担う子どもたちのことが心配でなりません。放射能を浴び続けた子どもたちの染色体が傷つけられないだろうか,成人したときに結婚できるんだろうか,そして子どもはできるのだろうか,果たして五体満足で生まれてくるんだろうか,このようなことをいつも考えております。

 今回の事故で放出された放射能物質は,ウラン換算で広島型原爆の20個分,セシウムは広島,長崎原爆の200倍,このように新聞報道で知りました。いてもたってもいられず,福島に行ってまいりました。幸いにも海岸線ではないので,津波は押し寄せていなかったのですが,それでも車窓から見る景色は,懐かしいふるさとであるはずが,ブルーシートに覆われた屋根ばかりでした。地震の爪痕が残っておりました。新築の家でも傾き,墓石は直されないまま散乱していました。隣町のいわき市も視察しました。ここは海岸線ですので,「あの木の上に車が乗っかっていたんだよ」と,液状化現象や避難所と,原発事故は一たん発生すればこのような状況となることを見てまいりました。

 原発事故は一たん発生すれば,人類は今の科学技術では原発から外部に放出された放射能を消去することも減らすこともできないと科学省は言っておられます。私のふるさとは,小鳥たちがさえずり山からは涼しい風が優しくそよぎ,畑の野菜たちに吹きわたり,新緑の田園を育んできたのです。このふるさとが,今は放射能飛び交い,子どもたちは外では遊べず,洗濯物は外に干せず,野菜も米も安心して食べられない,こんな悔しさいっぱいの里帰りでした。

 川内原発が福島のようになったら,南九州市は60キロ圏内といわれます。私のふるさとと同じくらいになってしまいます。300キロも離れた静岡のお茶が汚染されたと,福島では野菜農家,米農家,畜産農家の方が自殺者も出ております。南九州市の農林水産業全てにわたり放射能まみれになってしまいます。この私の悔しさ,つらさをだれにも,南九州市の皆さん,鹿児島県の皆さん,だれにも遭わせたくないこの一心で川内原発3号機増設反対の立場をとっております。

 このようなことを理解していただきまして,3号機原発反対の力をもうちょっと市長にも貸していただきたいと思います。

 次に,敬老祝い金についてです。

 敬老祝い金のことについて,ここに私がお手紙を持っていますので,これは私たちが出したアンケートの中に入って私に託されたものです。読ませていただきます。

 私たちは90歳と86歳の老夫婦で,子どもは一人娘で千葉におります。現在,二人暮らしです。実は,90歳のお祝いに市からの手紙をいただき,当日,ほかの公民館まで昼の暑いさなか10分の時間内に印鑑と書類を持ってくるように通知をいただきました。あまりにも矛盾していないでしょうか。敬老の祝とは,老人を祝うということではないでしょうか。当日はタクシーで行って,待ってもらって帰るつもりですが,本当ならお断りいたしたいくらいです。先日,場所がわからなくなり,下調べをしたところでした。ちょうどポストに手紙が入っており,聞いていただきたかったので走り書きいたしました。実は市長か議員さんに話そうと思っていました。後々の方々のためにと思いしたためた次第です。

 長い間,社会のために郷土のために頑張ってこられた高齢者に,こんな思いをさせていいのでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  我々は,こういった高齢者の方々に,節目,節目でこういったお祝いをいたしておるところでございます。先ほども申し上げましたように,この支給当日,来られない方もいらっしゃると思います。また,その当日でなくても,来られない方もいらっしゃるというようなことも,これは想定をいたしておりまして,そういう方々については,職員が自宅を訪問して,こういう支給もいたしておりますので,そういったことでお知らせをいただければ,そのようなこともできるわけですので,これについては,その方はこういったことができるんだということを御存じなかったのかもしれません。そういうことにつきましては,やはり私どものほうの周知不足もあったんじゃないかというふうに思いますので,今後におきましてはそういったことを十分お知らせして,皆さんに負担をかけないような形で支給をしてまいりたいと,このように思います。



◆議員(内園知恵子)  多分,市長も言われるように,この方の文面だけでは別な方法もありますよということが書かれていなかったのではないかと私も察します。それで,資料を送るときに,必ず「来られない方は」というようなことを書き添えていただきたいと思います。

 お年寄りに感謝をして,安心して過ごしていただける南九州市をつくるために,このような支給方法じゃなくて,もうちょっと心温まる福祉の心を持った町にしていただければと思います。

 次に,6番の交通安全対策について質問させていただきます。

 この矢越の国道226号線ですが,ここは子どもたちの通学路となっておりまして,朝の通学の時間帯はもちろん,通勤者の自動車も多く走っております。その前まではとてもいい道路で,シュロが立っていて,両方しっかりと歩道をとれていているんですけど,そこは坂になっていて,ちょっと登り坂になっていて,またカーブなんです。そこがちょうどとれないということで,地権者との交渉があるということをお聞きしましたが,そこの道路の,ちょっと入っていくところがありまして,保護者としてはそこの道路を通らないでずっと奥のほうを通りなさいというふうに指導しているそうです。何年前かはわからなかったんですけども,その地域の人たちにお話を聞きましたら,そのカーブをハンドルとれずに,道路よりも下のところに家があるんです。そこの家の屋根に乗っかって,車が止まったという事件が2件ほどあったというふうに聞きました。本当に早急に,そういう事件がありますということでしたので,早急にその辺のところは,国道ですので県のほうに上げていただいて,また国のほうにも上げていただくような,そんな対策をしていただきたいと思います。

 地権者との交渉ということでしたけども,いつまでたっても譲らないとなると,いつまでたってもそこは改良できないという形になるんでしょうか,お尋ねします。



◎建設課長(下之薗博幸)  ただいまの御質問ですけれども,県管理の国道でありますので,当然,用地交渉等につきましては県が行っているわけでございます。市としましても,県のほうには市ができることは何でも協力いたしますということでお伝えをしてあります。ただ,今までの検討協議を連絡を取りながら,また地元の方々にも協力を得ながら,用地取得に努力をしているところでありますけれども,この未同意者の方が,地権者の方ですけども,県外の居住者の方で,なかなか連絡をしても簡単に会えない状況でありまして,そのようなことで難航をしているということでございますが,一日でも早く工事を再開できるように交渉したいと思っております。当該地区はそういうことで,整備に向けて希望を持ってはいるところでございます。



◆議員(内園知恵子)  子どもたちの通学路でありますので,大切な子どもたちの命を失くさない前に,ぜひとも強くその辺のところをやっていただきたいということです。

 それでは,次に塗木のT字路交差点の改善についてということで,私たち共産党では,毎年体験交渉といって,県議会議員とともに県庁に参りまして,体験交渉をしております。その中でこのことも挙げるんですけども,市のほうから挙がってこないということで,相手にされないということもあるんですけども,枕崎方面のほうから来ますと,あまりにもなだらかで,私自分で経験したんですけど,雪が降っていて停止線が見えなかったと。あまりにもなだらかで,途中まで来てしまったというところもありまして,これは夜でよかったのかなというのもありましたけども,そういうこともあります。それから,あそこで停止すると,松ヶ浦のほうから来る車がなかなか見えなくて,夜ならライトがつくからわかるんですけども,首を曲げる程度じゃなくて,体ごと向けないと見れないと。それにまた,あそこにはパトカーが止まって待機して待っているわけです。多分,停止線を見て待ってるんじゃないかなということも考えられるんですけども,そういう道路を少しはやはり考えていただいて,市のほうも県に上げていただいて,あそこにスペースがないわけじゃないです。ちゃんと三角の土地がありますので,そのようにしていただければということで,改善をお願いするところです。その辺のところでは,市のほうとしてはどのようにお考えでしょうか。お尋ねいたします。



◎建設課長(下之薗博幸)  ただいまの御質問ですけれども,市長の答弁にもありましたけれども,現在の交差点の形態といいますか,停止線の形態につきましては,19年の6月に現場診断を実施いたしまして,県や警察,当然地元の代表者,交通安全協議会等の方々も出席をいたしまして,協議をいたし,その結果,霜出南別府線の交通量のほうが,枕崎知覧線の交通量よりも多いということで,現在の交差点の形態になったところでございます。

 その後のこの塗木交差点におきましては,現在の交差点に改良されてから,交通事故等も起きていないということで,先ほども申しましたように,県としましては今のところ様子を見ていきたいということでございます。

 以上でございます。



◆議員(内園知恵子)  霜出のほうから枕崎の方面に行くときには,方向指示器を出して,スムーズに入っていけばいつまでたってもいつまでたっても方向指示器は消えません。手動でしないと消えないんです。自動で消えるようになるべきだって思います。

 それから,交差点というのは,規約か何かありまして,そういう自動にきちんと消えるというような,そういうことはないんでしょうか,お尋ねします。



◎建設部長(田代良民)  その右折をして指示器が戻らないというのは,返ってそれだけ緩やかな道路で,通行の妨げにならない緩やかなカーブという,それを目指しているのが普通でございまして,今回のこの塗木の交差点につきましては,旧町時代も県のほうに要望したことがございます。そのときに,県のほうの考え方といたしましては,主要地方道と一般地方道との差がありまして,本来ならば主要地方道を主にして考えますと,松ヶ浦から来ます霜出に向かう一般県道は,塗木のほうに直角に交わる交差点になってしまうということで,県のほうから1回,計画図面をいただいたことがあります。そうしたときに,旧知覧町としては,縦線に走る一般県道のほうが交通量が多いために,どうしても厳しい苦情等が来るということで,何らかの形でできないかということになったところが,今のような形になった経緯がございます。

 通常ならばそうするのが,どこの交差点も,直角に入るのが通常の計画でございますけれども,ここの場合につきましては,旧町時代の経緯もございまして,ああいった霜出から枕崎のほうに左折する部分についてはちゃんとした別の直角につけたロータリーをつくってございますので,あれで一応我々としては納得をしたとこです。

 ですから,将来的には,南薩縦貫道等もこの付近に来ると聞いております。ですから,29年ぐらいというふうに聞いておりますけれども,その前後のときに見直しをしていただければというふうには考えているところです。



◆議員(内園知恵子)  交差点とは90度になっていなくても交差点というわけですよね。時間がないということですので,これで終わりにします。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午前10時58分休憩

───────────

午前11時10分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。

 次に,吉永賢三議員。

  [3番議員吉永賢三登壇]



◆議員(吉永賢三)  私はイベントについて,まず1点目,川辺二日市,小京都ふるさと祭り,えいゴッソイまつりなどのイベントの意義と効果及び今後の展開を問う。

 二つ目,各イベントに対する市のかかわり方を問う。

 三つ目,かわなべ青の俳句大会と,平和へのメッセージfrom知覧などにおける受賞者の旅費取り扱いが異なる理由を問う。

 2点目,観光振興についてですが,一つ目,観光資源を地域活性化にどのように生かす考えをお持ちであるか。

 二つ目,物産館や特産品販売所を観光資源として活用する考えはないか。

 以上のことを質問し,あとは自席で質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  吉永議員の御質問にお答えいたします。

 まず,イベントについてでございます。

 かわなべふるさと祭り,えいのゴッソイまつりなどのイベントの意義と効果及び今後の展開を問うということでございますが,まずイベントの意義についてでございますが,イベントの種類ごとに違いはあるものの,地域の歴史や伝統,文化の継承あるいは人々の交流う,地域情報の発信,市民への娯楽提供,経済効果などが考えられるところでございます。これらに伴う効果といたしましては,多くの参加者や入場者による人と物の交流により,地域への活力や経済効果が図られていると考えております。

 今後の展開についての市の考え方でございますが,イベントの歴史的背景やこれまでの実績,効果等を評価しながら,基本的には主催者の判断となりますが,このまま継続してかかわりを続けてまいりたいと考えております。

 次に,各イベントに対する市のかかわり方を問うということでございます。各イベントに対する市のかかわりについてでございますが,基本的には,さきの合併協議を踏まえ,それまでの3町の取り組み形態を踏襲する形となっております。つまり,各団体からの補助金交付申請を受けて,効果的なイベントであるかの検証を行い,主催団体に交付を行っておるところでございます。

 また,各イベントの運営に関しましては,これもイベントごとに主催者の判断により異なっているようで,商工会が中心となるもの,JAと連携して実施するもの,市役所に事務局を置くものなど多様でございまして,職員のかかわり方も異なっております。

 市といたしましては,それぞれのイベントが主催者が中心となった魅力や効果が得られる賑やかなものとして独立すべきであると考えます。そのような意味から,今後も側面からサポートしていきたいと考えております。

 観光振興についてお答えをいたします。

 観光の地域活性化の考え方の基本は,地域経済を活発化させることにあると考えます。過疎化が進む中で,地域内住民のみの消費でなく,観光による人の交流がもたらす経済活動を推進する必要があります。

 そのためには,いわゆる観光資源を発掘して,それを効果的に情報発信し,旅行者に訴えていかなければいけません。観光資源には歴史,文化遺産をはじめ,食,景観,イベントなどがありますが,受け入れる側のおもてなしの体制も大きな要因となります。また,これらの素材は時代により,あるいは時の経済状況,旅行者の需要などにより多様化し,刻々と変化をいたします。

 今後要求されるニーズをとらえて情報発信しながら,交流人口をふやし,本市産業を連携する観光の振興を図りたいと考えております。

 観光振興のその2でございます。

 先ほど述べましたとおり,旅行者が地域の特産品を買い求める消費活動は,観光振興の大きな柱であります。市としてかかわっている販売所は,川辺やすらぎ館,知覧特攻物産館,知覧の里,穎娃のゆとり館などがありますが,指定管理制度や貸し付けにより民間での運営をお願いしているところであります。このようなことから,各販売所では,一人でも多くのお客様を迎えられるよう日々努力を積んでおられることと思います。

 お見込みのとおり,各販売所への観光客の誘導により売り上げ拡大を目指すことは,地域の活性化に大変有意義なことと考えます。販売促進対策はもとより,新商品の開発やイベント,その他企画を絡めながらの活動に期待するところでございます。

 市といたしましても,観光客の誘致や各販売所の情報発信など側面から協力していきたいと考えております。

 以上で,私からの答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  1番目の御質問のイベントについての3番目の御質問について,かわなべ青の俳句大会と平和へのメッセージfrom知覧などにおける受賞者の旅費等の扱いが異なる理由を問うという,このことについてお答えいたしたいと思います。

 平和へのメッセージfrom知覧スピーチコンテストは,世界の恒久平和を願い,平和へのメッセージの発信を目的に,平成2年から開催され22回を終了いたしました。

 かわなべ青の俳句大会は,川辺町生まれの俳人福永耕二の功績をしのび,平成11年から開催され,13回を終了いたしました。両者とも全国規模の大会になりつつあり,全国各地からの応募が年ごとに増加傾向にあります。

 平和へのメッセージは,特攻平和会館が,青の俳句大会は教育委員会が担当していますが,両者とも南九州市誕生以前の旧町時代のものを受け継いだ形で運営等なされています。受賞者の旅費についても同じですが,スピーチコンテストは受賞対象者は全て一堂に会してスピーチを競っていただくことから,旅費の支給がなされていて,青の俳句大会は,受賞者の授賞式への出席までは求めていませんので,旅費は支給されていないと解しているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(吉永賢三)  まず,1点目の答弁をいただきまして,基本的には主催者の判断となりますが,このまま継続して,今後イベントを行うということですが,合併して4年たちますが,今後,市全体で新たなイベントの取り組みや展開の考えはないか,お聞かせください。



◎総務部長(有水秀男)  今まで実施しているイベントのほかに,今後新たに取り組むという考えは,現在のところもっておりません。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  いろんな補助金等も,予算も厳しくなってきていて,だんだんイベントも少なくなってきておりますが,日置市では各校区に予算を組み,補助を出して花火大会や盆踊りなどを開催して,地域の活性化を図っているところもございますが,市としてはそういう今後の展開の考えはないか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  今のところそういう具体的な案は持っておりません。



◆議員(吉永賢三)  イベントの川辺二日市は商工会が取り組んで,小京都ふるさと祭り,えいのゴッソイ祭りに対しては,市のほうが取り組んでいるという旧3町時代の取り組みがありますが,今後,合併して4年たちますが,統一した形による運営,そういった形では取り組む姿勢はないのか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  これもいろいろな形で皆さん方積極的に運営をしてこられたわけです。やはりそれは尊重しながら,それぞれの立場でこれ以上の盛り上がりをつくっていただけるように,側面からは応援をしていきたいというふうに思います。



◆議員(吉永賢三)  側面からという答弁をいただきましたが,知覧の小京都まつり,えいのゴッソイまつりも行政主導になっている傾向があるんですが,それを民間主導に変える方向はないのか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  このえいのゴッソイまつりも,知覧の小京都まつりも,これは農協とタイアップして農業祭も兼ねながらのイベントというふうになっておるところでございますので,やはり今の形態のほうがいいんじゃないかというふうに思っております。



◎総務部長(有水秀男)  えいのゴッソイまつりと,それから小京都まつりにつきましては,実行委員会が主体となって運営をいたしております。

 以上です。



◆議員(吉永賢三)  続いて,各イベントに対する市のかかわり方で,1番目と重複するところもありますが,各イベントの補助金が違うのは,どのような割合で補助金を組まれているのか,お聞かせください。



◎商工観光課長(塗木博人)  各イベントへの補助金の額の御質問でございますが,これは合併当初のそれぞれの3町に交付していた補助金を,そのまま継続して交付しているという状況でございます。



◆議員(吉永賢三)  その各イベントについての割合の交付をされているようですが,各イベントの集客や町のPRを行うために,市としては広報活動をどのように取り組んでいるか,お聞かせください。



◎商工観光課長(塗木博人)  情報の発信の仕方についての御質問でございますが,市内に向けましては,防災無線による広報,それから市のホームページ,あるいは各マスコミへの情報を流すことによる各マスコミからの取材による広報,あるいは場合によっては新聞,あるいは雑誌等による広報等をそれぞれ行っております。



◆議員(吉永賢三)  今のイベントの取り組み方で,市民としては旧町時代からの各イベントの取り組み方で,行政の取り組み方に温度差が見られて,不満を抱いている方の声もあるようですが,合併して4年で統一した形で市民も行政主導じゃなく,やはりどの地域も民間で主導していくような形の指導とサポートをしていく考えはないのか,お聞かせください。



◎商工観光課長(塗木博人)  各イベントの所管によりまして,市役所の担当部局も変わりますし,イベントにつきましては,ほとんどが実行委員会組織で運営しております。各イベントにたくさんの方々がおいでいただいて,交流が生まれ,経済活動が生まれることは,非常によろしいことです。そういうことですので,市の,例えば商工観光課を窓口といたしまして,各実行委員会あたりからそのような情報をいただければ,商工観光課が窓口といたしまして多くのメディアへの広報,情報の発信を行いたいと考えております。



◆議員(吉永賢三)  イベントの広報についても,今説明がありましたが,中心地である知覧の取り組みには力を入れているようでありますが,ほかの川辺,頴娃についての防災無線等の放送もあるようですが,あまり積極性も見受けられないんですが,そのようなことはどうお考えになりますか。



◎市長(霜出勘平)  差があるということですが,そういうことは意識をしておりませんし,みな公平に,それぞれの地域が盛り上がるように努力をしているつもりです。



◆議員(吉永賢三)  努力をしていただいているようですが,なぜ質問したかというと,やはり市民のイベントを振興していく中で,各団体で取り組み方に温度差があるようではないかとか,そういう不満を聞くものですから,今回質問をしているところでございます。

 続いて,かわなべ青の俳句大会と平和へのメッセージfrom知覧などにおける受賞者の取り扱いで,先ほど答弁がありましたが,主催者側の取り組みと,受賞者へ旅費等の取り扱いが違うということでありますが,今後,同じ市で取り組む中で統一していくことはないのか,お聞かせください。



◎教育長(小野義記)  今,いろんなイベントに対する御指摘をいたただいいておりますけども,市としてはこれ以外にもたくさんのイベントを実施しているところですけども,それぞれのイベントの内容,規模,歴史が異なりますように,その実施要綱にも異なりがあります。とくに御指摘の二つのイベントは旧知覧町が実施していたもの,旧川辺町が実施していたものをそのまま引き継いでいますので,実施要綱にも異なるものがあります。この二つのイベントの実施要綱の違いに関する理由については,先ほど述べましたように審査の方法,それから表彰式の運営が随分異なります。そのことから,こういう旅費の違いが出ているということですので,現状を改善することなく,これから現状で運営をしていきたいと思っております。

 以上でございます。



◆議員(吉永賢三)  3番目についてはわかりました。

 続いて,観光振興について,観光資源を地域活性化にどのように活かすか,先ほど答弁で,販売所は川辺やすらぎ館と,知覧特攻物産館,知覧の里,頴娃のゆとり館などありますが,先ほど指定管理者の賃貸による運営で図っているということですが,年々,各集客数や売り上げも落ちているようですが,市としてはどのような対応をお考えになるか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  この観光振興については,やはり魅力のある箇所が多くないと,人は来てくれない。そして,それにつれて人が来なければ,物の販売というものも振るわないというようなことになると思います。ですから,やはりその地域地域で,例えば今,頴娃の方々が努力をしていただいて,釜蓋神社が爆発をしておりまして,本当に市もできておるようでございます。だから,そういった,やはり地域の方々,そしてそれにつれて私ども市も協力して,そのようなパワースポットをあっちこっちつくれば,私は南九州市を周遊していただくことになるし,物の販売も振るっていくんではないかというふうに思っております。現在,川辺におきましては,田んぼアートで一生懸命取り組んでいただいております。これが,昨年が初めてだったんですが,ことし当たりからこれも胸を張って多くの皆さんを迎え入れていただけるような形になってくるのではないかというふうに思っております。そういったことをやらないと,やはり魅力のないところにはだれもこないわけですので,やはり地域と一体となって,そういったスポット等もこれからふやしていきたいというようなことを思っております。



◆議員(吉永賢三)  今,市長の答弁がありました,頴娃の番所鼻自然公園,また釜蓋神社など,観光客の注目をされていますが,それをまたどのように活かすか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  これも,先ほど地域の方々が一生懸命やってスポットをつくり上げていただいたと申し上げました。それと,やはりマスコミに協力をいただかないと,色んな形で宣伝をやっていかないと,いいところがあっても多くの方がわかっていただけないわけですので,そういった点ではこの広報活動というのは,大変大事なことだろうというふうに思っております。

 そういったことで,色んな形でそういうメディアに対しても情報発信をしていかなければいけないのではないかというふうに思います。



◆議員(吉永賢三)  その釜蓋神社は,地域の方での働きで,パワースポットとして人を集めているが,24年度の指針でもそういった施設の整備や駐車場の整備を進めていくということなんですが,川辺の磨崖仏,知覧の知覧平和会館など,あわせて観光アピールをさらに進める考えはないか,お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  いい素材がたくさんあるわけですので,我々はそういった情報を広く皆さんに発信をして,一人でも多く来ていただくような努力をしてまいりたいというふうに思います。



◆議員(吉永賢三)  ぜひ鋭意努力をしていただきたいと考えておりますが,地域活性化に大変有意義で販売促進で新商品開発やイベントの企画を進めながら,活動に期待するとございますが,各物産における新商品開発で,今,商工会でS─1グランプリなど行われておりますが,市長はそういったことを御存じでありますか。



◎市長(霜出勘平)  よく知っております。この前も鹿児島市でこれの本大会がありました。朝早く行って,応援をして帰ってきたところでございます。やはり,若い方々が一生懸命取り組んでおられますので,大変頼もしく感じたところです。



◆議員(吉永賢三)  そのS─1グランプリを今掲げたことなんですが,商店街の発展と地域の活性化を目的とされている,県内で注目されているS─1グランプリを御存じでありましたけど,南九州市を今回代表しまして,川辺町の岡野屋さんが黒豚がおかず丼で参加されましたが,黒豚がおかずは県知事,県産米消費拡大の新商品コンクールで受賞されましたが,それを御存じでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  はい,知っております。



◆議員(吉永賢三)  その黒豚がおかずで今回S─1グランプリに参加されましたが,今回は残念ながら総合的に4位ということで新聞にも出なかったんですが,今回,枕崎が優勝されましたが,参加団体がちょっと引くぐらいのいろんな取り組みもあられたようですが,枕崎市は全総力を挙げてこれに参加し,優勝されているようですが,今回,南九州市はどのような支援やサポートを行ったか,お聞かせください。



◎副市長(鶴田康夫)  このS─1グランプリにつきましては,商工会の関係者の方も市長のところにお願いに来られました。そういった中で,我々も市として何とかやらなきゃいけないんじゃないかということで,全職員にもメールを発信いたしましたし,それから市長も朝礼で自ら職員の参加を呼び掛けたところでございます。そういった中で,市長とか私もまいりました。もちろん担当課のほうもまいりましてお手伝いなどもしたところでございます。

 その効果がどれだけあったかという確認はしておりませんですけれども,市としては一生懸命取り組んだつもりでおります。



◆議員(吉永賢三)  情報発信などいろんなところで協力したという答弁をいただきましたが,前年度チャンピオンの志布志市もちりめん三昧丼という商品で優勝され,これが各メディアに取り上げられ,新聞,また鹿児島TJ,グラフかごしま,じゃらん,旅情報,ティータイムなどの取材や広報活動に取り組んで,市が活性化なりPRにもなったということで,できれば市としても,今後知覧の二日市でも鶏飯,また頴娃は伊勢海老とかそういうのもございますが,川辺だけではなく南九州市全体を考えた中で,次の新たな展開とか,そういったお考えはないでしょうか。お聞かせください。



◎市長(霜出勘平)  これは,やはり当事者が一生懸命やっていく以外ないんじゃないかと思います。それに市が応援をするというような形ではないと,市の指導でやっても長続きがしないんで,それと効果も上がらないと思います。だから,いろんな形でそういった意欲のある人たちを市は育てていくというようなことのほうがいいんじゃないかというふうに思っております。



◆議員(吉永賢三)  一生懸命やる気のある方は,サポートをしていただけるというお答えをいただきましたが,S─1グランプリだけではなくて,各地域のイベントの取り組みにしても,やはり地域住民も頑張っている中で,もう少し市のほうもサポートも,市が強く出るというわけではないと思われますが,協力体制を全面的に出していただければと考えておりますが,どうお考えでしょうか。



◎商工観光課長(塗木博人)  お見込みのとおりでございまして,市としても全面的に協力していきたいと思います。先ほど市長が申しましたとおり,主催者の活力といいますか,勢いといいますか,まずはその各イベントの団体であったり,メニューをつくる側の盛り上がり,そういった努力も最優先されるものだと思いますので,そういった意味で市のほうからも協力していきたいと思っております。



◆議員(吉永賢三)  また新商品開発についても,また市のサポートをどんどんしていただきたいと思っております。

 また,物産館等の利用について戻りますが,現在集客数も減っている中で,そういったイベントも各種行われておりますが,日置市の蓬莱館など来客が非常に多く,観光資源のようになっているが,本市は今後,三つの物産館等をどのような展開を行っていくか,お聞かせください。



◎商工観光課長(塗木博人)  地域の食材を扱っているこのような物産館に観光客を取り込むのは,非常に観光政策としては大きな課題でございます。そのようなことから,まずはお客様に来ていただくと。来ていただいてから,各物産館に回るような仕掛け,そういったことが必要だと思います。

 それに関しましては,誘客もですけれども,それぞれの物産館の魅力的な取り組みも必要になってきますし,動いている旅行者のニーズといいますか,何を欲してこの町に,南九州市においでになるのか,その辺の分析とかその辺も必要かと思いますので,多面的に検討していきたいと考えます。



◎副市長(鶴田康夫)  施設がいろいろございますけれども,例えば吉永議員も御存じのとおり,川辺に川辺やすらぎの郷がございます。この施設においては,あの施設で来るお客さんを待っているだけではいけないということで,鹿児島市内のスーパーに出向いて,職員が出向いて販売もしておりますし,数年前からは,鹿児島市の自治会館が確定申告の会場となっていますけれども,ここに出向いて,やはり川辺やすらぎの郷で売ってる特色のある品物を売って,やはりその魅力を伝えておるところでございます。そういうこともありまして,販売額は必ずしも伸びておりませんけれども,今のこの消費者の動向としては,いろんなデパート,スーパー等の売上額が落ちる中で,何とかそういう販売額の今までの状況を保っているということは,やはりそういうことの積み重ねではないかと思います。

 それで,そういった面でも,やはりやすらぎの郷につきましては,農産物の加工部門もございます。そういう中で,新商品の開発をやっているところでございます。やはり,御承知のとおり,川辺の商工会においては,合併前の平成18年か19年ごろから,国の経済産業省の補助金も年間800万取り入れて,新商品を開発を行い,それ以後,合併してから南九州市におきましても,販路拡大の予算を毎年確か150万ずつ組んで,いろんな応援をしたように記憶しております。そういった意味で,やはり市も積極的にこういうものに取り組んでいかなければいけないというふうに思っています。



◆議員(吉永賢三)  各スーパーや確定申告などのところで販売をされているということですが,九州新幹線全線開通に伴い,中央駅近辺で各市町村もそういったRPのための物産販売をされているところもありますが,南九州市としてはそういった取り組みはお考えはないのか,お聞かせください。



◎商工観光課長(塗木博人)  鹿児島中央駅周辺での売り込みですけれども,イベントがございます。新幹線開業イベントもそうでしたが,間もなく1周年記念のイベントもございますし,そういったイベントに地元の特産品を持って行って販売をするといったような活動もしております。

 あるいは,山形屋デパートであったり,それから都市圏のデパート,その辺りである九州の物産展とか,あるいは鹿児島の物産展,そういった催事が行われますが,そこにも出かけて行って,地元の特産品を販売するといったような活動も,地元の商店の皆さんの協力をいただきながら行っております。



◆議員(吉永賢三)  市もいろんな努力をされているという答弁もいただきましたが,今後もやはりいろんな商品開発やイベントに市も取り組んでいただければと考えております。私もさまざまなイベントを取り組む一人でありますが,先ほども言いましたが,市ももっと一生懸命やっている人の声を聞いて,サポートしていただき,市民の融和と一体化を示すのであれば,人との交流はとても大切で,物の交流というのは市の活性化にもつながりますので,地域の格差を市民が感じないような取り組みを市全体で行っていただきたいと考えております。

 最後に,今度3月11日に,また東日本大震災の被災地の復興支援に関するイベントがやすらぎで行われますので,ぜひ市を挙げても参加していただきたいと思いますので,そのような形を強く要望して,私の質問を終わりたいと思います。



○議長(森田隆志)  次に,亀甲俊博議員。

  [6番議員亀甲俊博登壇]



◆議員(亀甲俊博)  それでは,一般質問をさせていただきます。

 まず,通告してありました1番目の共生・協働についてでございます。

 市長は施政方針の中で共生・協働という発言をしておられますが,共生・協働とは地域社会で重要な役割を担ってきた自治会などの地域コミュニティの活動に加え,近年,ボランティアやNPO,企業などの社会貢献活動も活発になってきていることから,これらのいろいろな方々が地域の担い手となり,相互に連携協力して地域の課題解決に取り組んでいることであると私は思っております。

 そこで,市長がどのようにして住民との共生・協働を推進していく考えか,お伺いをいたします。

 続きまして,2番目の仏壇産業の振興についてでございます。

 川辺仏壇は,昭和49年5月に公布施行された伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づき,昭和50年に通産大臣から伝統的工芸品として指定を受け,仏壇産地としての地位を築いてきました。しかし,現在円高による海外からの低価格の輸入品が流入し,国際経済と無縁でなくなってきております。平成6年には約120億あった生産額も,現在は20億程度になっております。このようなことから,平成19年,川辺仏壇協同組合は,地域団体商標登録制度により川辺仏壇の名称登録をいたしました。

 さらに,近いうちに関係者の努力によりまして,仏壇販売の公正競争規約が消費者庁から認可をされる見通しで,原産地表示が義務化される予定でございます。このように,生き残りをかけた活性化の条件整備を可能な限り行っておりますが,一方で,現在まで養われてきた技術,技法を生かし,新しい産業を創造することは,職業としての選択肢を地域にふやし,さらに地域内への経済的波及効果をもたらすことにもなり,また仏壇の技術,技法が集積されている町として独自の生き方をしていくことが,地場産業の自立的発展につながると思います。

 そこで,今後さらに技術を持った職員集団を育成し,全国の寺や仏閣の修理等を行うことも,川辺仏壇の振興につながると思いますが,これらの職人の技術向上を支援する考えはないか,お伺いいたします。

 3番目の地域審議会についてでございます。

 地域審議会の制度は,合併によって住民の意見が合併市町村の施策に反映されにくくなるとの懸念があり,そのことが合併推進の障害になっていることに対応して,合併市町村の施策全般に関し,よりきめ細やかに住民の意見を反映していくために創設されたものであります。平成22年3月5日,総務省が平成の合併の公表の中で,合併による主な課題点として,住民の声が届きにくくなっているということが総括をされております。そして,これは本市でもたまに耳にする言葉でございます。

 合併の本来の効果が表れるまでに10年はかかるといわれておりますが,本市では地域審議会の設置機関は,平成30年3月31日までとなっております。合併してから早いもので4年たちました。ことしで5年目になります。また,地方分権一括法の公布により,地方自治の本旨が具体化してきました。地域の自治は,地域の住民たちが自分たちで決定し,その責任も自分たちで負う,自己決定,自己責任の住民自治のシステムづくりがいろいろな地域で始まってきております。

 そこで,合併協議会において,地域審議会の設置期間は10年となっておりますが,住民自治のまちづくり体制をどのように進めていく考えか,お伺いをいたします。

 4番目の河川改修でございます。

 近年,豪雨による災害が奄美大島,紀伊半島,中国地方,九州北部などの日本各地で発生をしております。100年に一度といわれる集中豪雨が,毎年日本のどこかで降っている状況は,いつかは自分たちのところでも起こるのではないかと不安を持っている住民も多いと思います。

 水害や土砂災害などの自然災害から身を守る方法は,避難もそうでありますが,防災対策も怠ってはならないところであります。二級河川大谷川の大丸上井堰から上流は未改修のため,大雨のたび,国道225号まで越水し,通行止めになるとともに,森山自治会の中には孤立する世帯もありますが,今後の改修計画をお伺いをいたします。

 5番目の校区公民館についてでございます。

 川辺地域にも校区公民館が新設されました。本来ならば校区公民館が設置されたわけですので,それ以前より住民サービスが手厚くなっているはずでございますが,その実感がございません。

 そこで,条例により校区公民館が設置されていますが,社会教育法に基づき校区公民館でどのような事業を実施しているのか,お伺いをいたします。

 以上で1回目の質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  亀甲議員にお答えをいたします。

 まず,共生・協働についてでございますが,共生は自治会と地域社会では地域の福祉や安心・安全などの面で近所同士が支え合う相互扶助機能が重要であること。協働につきましては,少子高齢化の進行や住民のニーズが多様化,複雑化してきている一方で,公共サービスを行政だけではなく,行政,自治会,住民やさまざまな団体が連携して,地域の公共的な課題に取り組んでいきましょうということを市民の皆様にお願いをいたしているところであります。

 共生・協働を推進する方策といたしましては,平成23年度に市民による市民参画条例検討会や自治会活性化市民検討会を開催し,間もなく提言をいただくことになっております。

 市民参画条例につきましては,制定の意義,住民参加の基本原則,市民や市の役割,市民参加のルールなど提言をいただくことになっておりますので,平成24年度において条例の制定に取り組んでまいりたいと考えております。

 自治会活性化のための提言につきましては,少子高齢化,過疎化が進行している中で,自治会活性化の取り組みや住民,自治会,市役所の役割なども提言をいただくことになっておりますので,行政の果たす役割としてどのような施策を展開していくべきかを検討するとともに,自治会の抱える課題を解決するための参考としていただくため,全自治会に提言書を配付する計画でございます。

 共生・協働を推進していく事業としましては,市民と地域のさまざまな団体が取り組む事業としまして,コミュニティ施設の整備や伝統文化の継承に必要な備品等の整備を行うためのまちづくり事業,地域のリーダー育成のための事業,地域の協働の担い手としてNPO法人の育成,支援などを計画をいたしております。

 このほか,行政のさまざまな部分で共生・協働により地域の公共的な課題に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,仏壇産業の振興について,お答えをいたします。

 川辺仏壇産業は,明治期から現在まで本市に根づいている伝統工芸であり,それぞれの作業工程の中に,卓越した高い技術者集団を持つ本市自慢の産業と認識をいたしております。

 仏壇そのものの製作はもとより,このような高い技術を利用した美術品や工芸品,日用品,お土産など多様な応用は,今後の地域産業発展のためには大切なポイントであると考えます。

 このようなことから,御質問の神社,仏閣の修理などへの事業展開は,大変意義深く,興味の持たれるところでございます。

 既に一部の事業所では取り組みはなされておりまして,県内外の神社仏閣の補修等を行っていると聞いております。

 仏壇産業は,地域地場産業の重要な役割を担っていることから,市といたしましても平成24年度から後継者育成確保資金の拡充も予定いたしているところでございます。

 御提言の伝統技術の伝承,または新しい技術向上への支援についても,今後どのような支援ができるのか,仏壇組合など業界の動向を見ながら検討を進めてまいりたいと考えております。

 地域審議会についてお答えをいたします。

 地域審議会は,南九州市合併前の頴娃町,知覧町,川辺町の旧3町の区域ごとに設置し,市長の諮問に応じて合併新市基本計画の変更や執行に関する事項,新市の基本構想,各種計画の策定,変更に関する事項を審議し,答申していただくもので,設置の期間は合併の日から平成30年3月31日までとなっております。

 地域審議会では,平成20年度におきまして,総合計画案についての答申をいただき,平成21年度は市の一体感を醸成するための提案,地産地消の推進,地籍の再調査,公営住宅の整備,商工会の統合などの要望が出されております。

 平成22年度は施設整備,不快害虫の蔓延防止,火葬場の延命存続などの要望が出され,平成23年度は道路や施設の整備,高校存続に向けた支援,災害に備えた施設整備,全天候型ドーム施設の整備や企業誘致の推進などの要望が出されております。

 地域審議会は,10年間の設置期間のうち,4年が経過し,残りが6年で引き続き市の均衡ある発展について御審議いただくことになっております。今後は第1次総合計画後期基本計画や第2次総合計画について審議をしていただく予定でございます。

 住民自治のまちづくりにつきましては,平成24年度に制定を予定している市民参画条例により市民の参加を進め,また自治会の活性化を図るなどの取り組みにより住民自治のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 河川改修についてお答えいたします。

 御指摘のとおり,二級河川大谷川の大丸上井堰から上流については,未改修のため大雨のたびに国道まで越水し,通行止めになる状況であります。

 合併以前から,県へ河川改修の要望を行っておりますが,平成22年2月には促進期成会からの要望を受け,市から県へ要望書を提出し,県の担当者と現地調査を行い,改修の必要性を説明してまいったところでございます。

 また,平成23年9月にも地元代表者や県の担当者と現地で協議を行っております。

 河川改修につきましては,改修要望区間にある2カ所の井堰の改修方法が課題となっており,河川事業での改修や農林水産省関係の改修も非常に難しい状況であります。

 改修要望区間にある井堰の改修方法についての課題が解決できれば,事業採択の道が開けてくると考えますので,井堰の管理者や地域と協議しながら,河川改修が早目に実施できるよう,県に要望してまいりたいと思います。

 私のほうからの答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  5番目の御質問の,校区公民館の事業等についてお答えいたしたいと思います。

 本市におきましては,社会教育法第24条の規定に基づき,平成19年12月1日に南九州市公民館条例を制定し,公民館の設置及び管理に関し,必要な事項を定め,小学校区を単位とし20の公民館を設置しております。

 御質問の公民館の事業につきましては,社会教育法第22条に基づき,公民館講座の開設,体育に関する行事,レクリエーション等の開催,公民館講座等の生涯学習の学習成果の発表となる文化祭の開催,各種団体との連絡や校区民の集会の場となる会議室の提供などの事業をいたしております。

 地域の人口も減少し,人と人のかかわりが薄れつつある今日,人が集い,共に学び,コミュニティを育成しながら,心安らぐ地域づくりを進める上からも,公民館活動の充実を図っていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後0時4分休憩

───────────

午後1時0分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◆議員(亀甲俊博)  それでは,共生・協働についてお尋ねいたします。

 共生・協働につきましては,鹿児島県自体も共生・協働によるぬくもりのある地域社会づくりということで掲げてまして,南薩地域振興局も将来ビジョンとしてみんなで築きあう共生・協働の南薩地域というビジョンをつくって,いろいろ検討をしているところでございます。

 県の場合は,共生・協働によるぬくもりのある新しい地域社会への構築ということで,地域のことは地域みずから考え決定し,実践していく体制が必要だということ,行政だけで公共サービスを提供することが困難になってきている。それと,連帯感のある地域社会,これ結いと書いてありますけども,こういうことで新たに共生・協働によるぬくもりのある地域社会づくりをつくろうとやっております。それで,南薩地域振興局では,今後こういう枠組みといいますか,このやり方というか,そういうことを検討して,各地方公共団体にもお示しをしようということで,今検討を進めておりますけれども,そういうのが示されたときに,市としてはどういう対応をするおつもりか,お伺いいたします。



◎企画課長(下薗宏一郎)  現在,南九州市では270の自治会がありますが,実際の共生については,自治会を中心とした取り組みが中心となるというふうに考えております。

 また,南薩地域振興局からのその提示については,私まだ承知しておりませんので,その内容がまだわかりませんので,今のところ何とも言えない状況でございます。



◆議員(亀甲俊博)  少なくとも,県政と市政は関連がないわけじゃないわけでしょう。ですから,いろんなことをやるときには,やっぱり県の総合振興計画の中でもちゃんと意見が聴取されて,町のいろんな考え方も吸い上げておりますので,その辺もですし,地域振興局というのがあるわけで,そこは南薩地域の振興をちゃんと図るということで設置をされております。そこでも,いろいろ施策をやろうとしておりますので,やはり連携を密にするというか,そういうことも承知した上で行政も対応していかないと,なかなか難しいことになってくるかと思いますが,その辺どうですか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  南薩地域振興局とは,本当に鹿児島県の中で我々もいろんな意味で指導等も賜り,また事業等も一緒にしております。そういった中で,やはり南薩地域振興局の協力なしでは,今後私どもだけでということではなくて,一緒に進んでいくという考え方については,同じ考え方であります。



◆議員(亀甲俊博)  ということであれば,先ほど私が申し上げました,振興局でも協議会ができて,こういう枠組みを各市町村にお示しをしようということでやっておりますので,その辺もまた取り入れながら,県政とやっぱり市政がバラバラにならないように,その方向性を同じにしていくことも大事じゃないかと思うんですけれども。そういうことで,今後の町の姿勢,どうやっていくのか。県政等の,その辺をどのように考えているのか,お伺いをいたします。



◎市長(霜出勘平)  振興局とは連絡を取り合って,共通するものはやはり一緒に連携してやっていくべきでしょうし,また独自のものも市としてはあってもいいというふうに思っておりますので,その辺のところは示された段階でいろいろ精査してやっていけばいいというふうに思います。



◆議員(亀甲俊博)  共生・協働につきましては,南九州市は私から見ますとまだ取り組みが遅れているというふうに思っております。やっぱり先進的な町では,例えばこれは三重県の伊賀市です。ここら辺におきましては,やはり共生・協働イコール住民自治という考え方が定着をしておりまして,やっぱりコミュニティという部分を非常に大事にしておると。それで,南九州市も自治会の活性化を図ろうということで,検討委員会をつくってやっておりますけれども,自治会単独で活性化を図ろうとしても,なかなか無理な部分もあるかと思います。やはり幾つか校区単位,最低校区単位でしょう。校区単位で地域ごとのまちづくり協議会みたいなものをつくって,さっき申し上げました共生・協働の考え方,自治会の地域コミュニティ活動とか,例えば企業と申しますと,地域に建設会社もあったりします。そのほか,ボランティア団体のあるところもあるでしょう。ですから,そういう方々が一つのコミュニティをつくって,自分たちの地域の担い手として自己決定,自己責任の世界でやっていく,やっぱりそういうことが今から先は大事で,その中で自治会もいろんな自治会との連携を取りながら,活性化をしていくんじゃないのかなと思っております。

 今後,その住民自治を推進して行くことイコール共生・協働の行き方というか,市長のおっしゃるようなことになっていくだろうと思うんですけれども,自治の最たる最高規範として,町の最高規範としての住民自治基本条例をつくって,その中で共生・協働をうたい込んで,ちゃんと制度化してやっていっている町もあります。近いところでは出水市が先般できた住民基本自治条例が,それと川内市も住民基本自治条例が制定をされております。その中で,コミュニティ協議会という組織が校区ごとにあって,行政に頼らない活動をしております。そういうことも私,大事じゃなかろうかと思うんですけれども,住民参加基本条例は,その中の一つの手段,住民自治を実現していくための手段じゃなかろうかと思っています。

 いずれにしましても,住民基本自治条例も全国的な流れでございまして,その中で住民参加についてもきちんと規定をしているところもございます。住民基本自治条例は,私自身はそういうのを制度化してもらって,その中で住民参画条例もきちんと位置づけがされて,住民参加を担保してあげるということも大事ですけれども,ただ,いずれにしましても,この制度をつかっていくには,まず職員がすべて同じレベルで考え方を共有していかなきゃいけないし,住民側も同じレベルでそういう考え方を共有していかないと,全然使えないというか,制度が機能しない可能性もございますので,その住民の啓発,職員の啓発,その辺をどうやっていくのか,お伺いいたします。



◎企画課長(下薗宏一郎)  現在,市民参画条例に取り組んでおりまして,議員のおっしゃるのは自治基本条例の制定,そしてまた後もう一つ考えられるのが,議会基本条例という3本の柱というのは,これからの進める中で取り組んでいく必要があるというような話もありましたが,おっしゃるとおり自治基本条例につきましては,鹿児島県で薩摩川内市と出水市で取り組まれているようです。それと,市民参画条例につきましては,現在鹿児島市が1市取り組んでいる状況です。そういった中で,私ども23年度に,市民参画条例の検討を市民の方にお願いいたしまして,24年には条例制定に向けた取り組みを行う予定にしております。

 そういった中で,市民の役割,あと市の役割というのは,条例の中に盛り込んでいこうというふうに提言も受ける予定でございます。そういった中で,やはり市民もさまざまな市の制度,あるいは条例等についてもいろんな意見を出す機会を設ける。

 それと,これらの,先ほど市民参画条例の検討委員会の結果,これについても全自治会に配付して,住民への啓発を図っていき,そして住民参加を促していこうという考えでございます。



◆議員(亀甲俊博)  審議会で提言をいただいて,そして24年度に条例の制定に取り組むということでございますけれども,審議会がつくったのが,必ず絶対でもないし,また議会でも審議されるんでしょうけれども,事前にこういう参画条例ができて,こういうふうにして運営をしていくんですよということを住民にお示しをした中で,住民側の意見を幅広く聞いて,その中で修正をかけて行かなきゃいけないところがあれば,そのようなことをしていく,やっぱりそういうタウンミーティングみたいなことをしながら,地域に啓発もしていかないといけないでしょうし,あと職員がこれをそのまま,できました,条例が制定されましたといって簡単に使えるかといったら,全然住民参加とか住民自治のことを知らない職員が,簡単に運用ができるわけはないと思うんです。私も昔からいろいろ勉強してきましたけれども,なかなか難しいです。

 そういうことで,条例を制定する前に地域住民にお示しをし,町がこういうふうに変わっていくんだよというようなことをちゃんとやっていく計画があるのかどうか,お伺いいたします。



◎企画課長(下薗宏一郎)  先ほども触れましたが,市民参画条例検討会の提言につきましては,全自治会に配付して市民に啓発を図っていく予定でございます。ですので,市民にお知らせ,またそれ以外の媒体は,また具体的に何にするか考えておりませんが,この市民参画についての提言を載せることで,市民には周知を図っていきたい。

 それと,提言をいただいた検討会もありますので,まずそれと,人選をどうするかというのは,まだ具体的には決まっておりませんが,引き続きそういった市民の会に,条例の状況についても意見等をいただく予定でございます。



◆議員(亀甲俊博)  最初の質問のところでも,どこかで申し上げましたけれども,やはり住民の声が届きにくくなっているという話があるわけです。そういうことで,資料をつくって流すだけじゃなくて,住民とキャッチボールを直接出向いてしていく。それが校区単位であろうが,時間をかけて一生懸命やるということが,やっぱり住民の気持ちを醸成することになりますので,その辺の考え方はないのか,お伺いいたします。



◎市長(霜出勘平)  先ほどから御説明をしておるように,市民参画条例検討委員会とか,それから自治会活性化市民検討会というものを立ち上げまして,そして御提言をいただき,そういうのをもとにして条例を制定していきたいというふうに思っております。

 また,先ほどから先進地の紹介もしていただいておりますので,そういった先進地等の研究もしながら,やはり条例をつくっても住民にそれが十分に理解されなければ意味がないわけですので,地域審議会とかいろんな本市においてもそういう会もあるわけですので,嘱託委員会とかそういったことを通じましても,これの浸透に努力をしていきたいというふうに思います。



◆議員(亀甲俊博)  市民の方々は,我々の意見も聞いてほしいというのもあります。ですから,市長,又は副市長が,計画的に時間を見つけて出向いて,そういういろんな町の情報を流しながら,また住民の意見をくみ上げていく,そういうことが住民の声が市政に届くということを本当は市民の方々,体感すると思うんです。ものすごく大事なことだろうと思います。ですから,できれば地域懇談会とか,方法はいろいろあるんでしょうけれども,そういうことを本当は計画的にやってほしいという声もあります。去年はそういう会を何回やられたのか,お伺いをいたします。



◎市長(霜出勘平)  去年というよりも,前の4年間に,別府公民館とか,それから松山校区とか,これは向こうからの要請であったわけですが,こちらから出向きまして,いろいろと懇談はやってきております。



◆議員(亀甲俊博)  やはり,地域住民の要望よりも,市長も率先して出て行って,住民と接するというか,声を聞くという考え方を示していければ,さらに私は一体感が出てくるだろうと思います。ですから,今後,先ほど申し上げましたような地域懇談会を行政のほうとして,まあ全部回れというのは無理です。やはり計画的に頴娃地区,知覧地区,川辺地区というようなことで,年に数か所,行ける範囲で,やはりそういうことをしていったほうがいいかと思うんですが,やる気はないですか。



◎市長(霜出勘平)  できるだけ機会を見つけて,そういう取り組みをやっていきたいというふうに思っております。

 そしてまた,やはりこういろんな組織もあるわけですので,そういう組織等も通して,やはり住民の方々には周知をしていかなければいけないのじゃないかというふうに思っております。



◆議員(亀甲俊博)  住民の方々は,町の情報に飢えておる部分もございますので,その辺はまたお考えをしていっていただきたいと思います。

 続きまして,仏壇の振興についてお伺いをいたします。

 私がなぜこういう質問をしたかと申しますと,川辺仏壇は本当に大変な危機的状況でございます。後継者もいない。なかなか地場産業が存続していく上で難しい時期に来ているんですけれども,その中で商標登録をしたり,原産地表示ができるような制度にしたり,可能な限りの努力をしています。ただ,私は仏壇の技術,技法が今は集積されているわけです,川辺には。五つのそれぞれの工程で,それぞれの技術が残っておりますけれども,この集積されている町として新たな展開,新たな展開になるのかどうかわからないんですけども,例えば宮大工と似たようなもので,本当に川辺の職人が,川辺仏壇の職人が国の文化財とかそういうレベルの寺や仏閣の修理に出向ける。川辺という産地を引っ提げていけば,川辺仏壇としての名声ももっともっと高くなるし,ブランド化していくだろうと思います。

 一つは,もう今から先は職人の里として,やはり技術をもっともっと集積していかないと,今後やっぱり生き残っていくのは難しい話でもありますし,また,そういうことをすることが職として,選択肢として志のある方を受け入れることにもなるかと思います。そういうことで,市長のほうでは今後検討をしていくということでございました。一部の業者は行っております。ただ,川辺仏壇は所詮はやっぱり県内のレベルなんです。それで,伝統工芸士ではありますけれども,京都の仏壇をつくっている人たちと川辺仏壇をつくっている人たちの技術は,確かにやっぱり差があるという話でもございました。

 ですから,そういう話が出てきたときに,川辺のほうから行けないと。行けないというか,そういう形になってしまったという話もございます。そういうことで,私,いろんな川辺仏壇の方々の規約をもらったんですけれども,川辺仏壇伝統工芸士会則というのには,川辺仏壇の伝統的技術,技法の向上に関する事業とか,後継者の確保を育成に関する事業をやるということで,載っています。ですから,せっかく伝統工芸士というすばらしい人たちがおりますので,まず,この人たちの技術をもっともっと高めていただいて,新しい仏壇の技術の向上への支援をしていくということで,市長は,仏壇業界などの動向を見ながら検討を進めていきたいと回答しておりますけれども,仏壇組合などがやりたいという話があれば,検討ということはどういうことですか。やるということですか,やらないということですか。お答えください。



◎市長(霜出勘平)  まず,基本的には,やはり仏壇に携わる方々が技術を高めて,しっかりとやっていかれるのが基本だと思います。そういった中で,こういうことはどうだろうかというような相談があったときには,我々としては真剣に取り組んでいきたいというふうな思いであります。



◆議員(亀甲俊博)  それでは,地域審議会は似たようなことですので,あと4番目の河川改修でございます。

 最初の質問でも申し上げましたように,大丸上井堰から上流は未改修で,大雨のたびごとに225号が通行止めになると,私も消防団に入っておりまして,国道の通行止めに立ち会うというような形で,誘導をするとかそういう仕事をした記憶もございますし,またこの辺は常に支流が輻輳してまして,大雨のたびごとに河川が決壊をするというような状況もあるようでございます。また,あそこに森山という自治会があるんですけれども,地域住民の方々は,雨が降るたびに「私どもは孤立をしてしまう」という心配も常々言っております。ただ,先般から消防組合の話もございますけれども,そこが完全に通行止めになると,消防車も行けない,救急車も行けないということになります。森山自治会から庭月野,桐木平,田代,う回路がなかなかないんです。

 それで,そういうこともありまして,陳情も出されたところでございますけれども,その辺のことがありまして,県の担当者も来られたりいろいろしております。私,陳情をした後,県の南薩地域振興局の土木の担当のところへ行きましたら,先ほどの回答にもありましたように,井堰の改修方法が問題だと。井堰を壊せるんだったらすぐにでもやりますよというようなことを言いましたんで,それじゃわかりましたということで,水利権を放棄して,井堰を壊せば,すぐにでもやるというような話だったりということで,地元の方々とちょこっと話をしましたら,それはわかったということで,なら水利権を放棄するように語ってみんかという話も,一部ではされました。

 それで,県に,もう井堰は壊してもいいそうですよということで言って,じゃあもう井堰はすぐにでも壊せる状態ですので,どうにかしてくださいと言ったら,今度はお金がないからできないという話をされました。で,多分,表現悪いんですけれども,県の方々は,井堰を盾にとって,県の財政も苦しいから,何とか県自体が財政的に延命を図ろうとか,そういうこともあったんでしょう。地元が非常にやっぱり大変な状況ですので,先ほども申し上げましたように,100年に一回の豪雨があちこちで起きております。ですから,地元の方々に,急に言ってもなかなか地元の方々もそうかという話にもまだならないんで,事前に計画を採択してもらう前に,大谷川の河川改修についてはこういう問題があるよと,これが解決できれば,何とか採択に向けて市長も頑張れますということで,御説明なりしていただければ,一歩前に進みだしていただければ,住民の方々というのはもっと安心するんじゃないのかなと思うんですけれども,住民に今後の方向というか段取り,そういうことをやって,採択に向けて取り組んでいくお考えがないのか,お伺いいたします。



◎市長(霜出勘平)  この大谷川については,私も現地を調査いたしました。上流の保護はそういう田んぼの受益者もいないということで,上のほうの井堰は問題ないということを聞いておりまして,下のほうが数人の耕作者がおられて,それがなかなかハードルが高いんだと,それを皆さん方がもう壊していいよと言ってくれれば,すぐにこの事業は進むんだというふうに報告を受けておるんですが,今,議員から話を聞きますと,そうでもないというようなことであるようです。だから,振興局としては,その井堰を壊すということであれば,すぐにでもこの改修が進むんだと,仕事をやるんだというようなことだったというふうに聞いておりますが,その辺のところはちょっと食い違いがあるようです。そこをよく精査しないと,本当に地元の方々が二つとも壊していいんだよということであれば,私はすぐ,財政的な面もありますけども,年次的にもこれは進んでいくと思いますが,その辺のところをもう1回どうなのか,お聞かせをいただきたいと思います。



◆議員(亀甲俊博)  このことについては,井堰を壊すというのもいろいろあるわけです。例えば,井堰を壊すと水田を持っていた人が水利権を放棄しても,放棄すれば田んぼつくれないわけですよね。その方々に代替地を,もう今は田んぼも耕作する人がいなくなって,近くにも水田が余っているような状態ですので,農業委員会なり何なり,やっぱりそういういろんなところと動いて,もし必要があれば確保する。あとは水田でなくなりますから,畑地に転換をする,いろいろあるわけです。

 ただ,だから善後策もきちんと考えてやっていかなきゃいけないし,地域でもやっぱりそういうものもつくっていかなきゃいけないし,いろいろ上流側は簡単に廃止という話も出てきたんですけれども,下流のほうはやはり難しい人もいらっしゃるようです。そういう話も,私も聞きました。ただ,その住民としては,計画ができれば進められるんですけどという話がないと,進める気があるのかないのか,どうかわなんないのに,地元が先に相談に行けない部分もございます。ですから,私がお願いしたいのは,その段取り。こうこうこういうことで町もやりますから,地域住民の方々もその水利権の放棄については地域で話をして進めてくださいというようなアプローチをしてほしいということなんです,地域に。だから,それは市がするのか,振興局がするのかわからないんですけれども,実際,その井堰があるから難しいよという話は地域住民の方々にはひとつも説明はされていないと思うんです。ただ,私ども陳情をしたんで,そのときにそういう話を聞きました。

 ですから,その辺のアプローチの仕方,地域住民にこういうことで進めていきたいんだけど,住民の方々も動いてくださいますかというような話を私のほうから投げかけてほしいということです。そうすると,住民側も動きやすいという。そういうことをしてもらえないかということでお尋ねをしているところでございます。



◎市長(霜出勘平)  この大谷川につきましては,合併してからこのような悪い状況になったのではなくて,旧町時代から懸案事項だったというふうに思うんです。その中で,亀甲議員も委員というような形で携わっておられたというふうに聞いておりますし,とにかく私が職員から聞いたのでは,その井堰さえ,何とか住民の方々が理解をいただいて壊せれば解決するんだというようなふうに聞いております。今,亀甲議員からお話を聞きますと,まだその辺の情報が住民に伝わっていないということなんですが,それは本当なんでしょうか。住民には十分そういうことを現地の振興局も行って,現地でもいろいろお話もされたというふうに聞いておりますが,そのような提案はなかったでしょうか。井堰を壊すということが一番手っ取り早い方法ですので,住民の方々が御理解をいただかないと,無理な話です。そして,その代替地とかそういう話し合い,今まで一回も出たことがないんです。今初めて,私は議員からそういうことを聞いたわけでございますので,そういった条件があるのであれば,全部出していただいて,どうしても市が振興局にお願いをしなければいけない立場ですので,その地元の事情をよく聞いてやらないと,前に進まないと思うんです。だから,そういうようなところ,全部出してみてください。こうしたら住民は納得するんだよというようなことを,これも今に始まったことでも,何十年も前からの話だと思うんですが,早く解決するためにもその辺のところを洗い出して,教えてみてください。



◆議員(亀甲俊博)  私はその行政側と住民側が話をする中で洗い出しをしていかないと,住民側だけで洗い出しができる問題でもございませんので,ですから僕は,県の方々も来まして,ただ現地は見に来てどうだこうだという話はして,地元から説明を受けて,現地は見ました。課長も来られました。その後どうなっているのか全然わかりません。私どもも。

 その中で,役所のほうからも住民とこういうことを話をしようやと,住民側がそしたら来てくださいと言って,役所にお願いすればそういうことを相談に乗ってくれるんです。どうですか。



◎建設課長(下之薗博幸)  ただいまの御質問ですけれども,これまで確かに井堰の問題ということで,水利権等の問題がありまして,県としても市としても,少し受け身的なところがあったかもしれません。あくまでも県営事業ですので,県のほうと連絡を取りながらということになりますけれども,地元のほうで地元説明会,地元の意見を聞く場を設けてほしいという,そのような要請があれば,いつでも出ていって御説明等をしたいと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。



◆議員(亀甲俊博)  続きまして,校区公民館の問題について,少し御質問いたします。

 校区公民館は,条例で設置をされて,社会教育法の22条の事業を行っていかなければいけないんですよね。公民館の事業として,社会教育法の22条の乗っておりますので,地域公民館でこの事業を本当にやってらっしゃいますか,お伺いいたします。



◎教育長(小野義記)  平成19年の12月1日に南九州市が誕生したわけですけども,その時点で3町それぞれ公民館のあり方は違っていたわけです。頴娃町のほうは,いわゆる行政のほうで運営をしてましたけども,知覧町は指定管理者制度だったんです。その当時,川辺町はまだ校区公民館の制度はありませんでしたので,平成20年にまず組織をつくりました。そして,21年に校区公民館を造って,今,それから2年たっているわけですけども,その後,3町合同の校区公民館長会,あるいは書記会,そういうのを頻繁に行いながら,各公民館の運営の充実を図っているところで,まだできたばかりですので,十分でないところがたくさんあると思いますけども,校区民の皆さん方の協力で,できるだけ充実した社会教育ができるようにお願いしたいと思います。

 実は先週の日曜日にも,川辺校区公民館の文化祭が行われましたけども,非常に充実した活動等が行われていたようですので,そういうのも参考にしながら,各校区で取り組んでいただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



◆議員(亀甲俊博)  私がお尋ねをしているのは,校区公民館が自らの事業としてこういう事業を行っているのかということです。校区公民館補助をしているのがありますよね。補助をしているということは,その公民館は行政の公民館じゃないんです。行政が行政に,身内が身内に補助をするはずがないわけですから。ですから,先ほどのコミュニティの話にもつながりますけれども,川内なんかはコミュニティセンターにその公民館を変えてコミュニティ協議会という組織をつくって,その館を協議会が使えるようにということでしているわけです。そうするとわかりやすいですよね。

 で,本市の公民館は,館としての公民館はもちろん,行政財産としての公民館があります。組織としての校区公民館,行政の中の。校区校民館の分掌事務が何なのかを教えてください。

 それと,もう一つ,公民館の設置及び運営に関する基準というのが,平成15年の6月6日出てます。それで,職員のことも書いてあるわけです。公民館の館長及び主事には,社会教育に関する識見と経験を有し,かつ公民館の事業に関する専門的な知識及び技能を有するものをもってあてるように努めるものとするとなっております。校区公民館には公民館書記という方がいらっしゃいますよね。本当にそういう方々は。

健全な公民館の発達を目的とするために,こういう基準が示されているわけですけれども,この方々がそういう館長,書記の方々がこういう識見及び技術を要する者があたっているのか,それをお伺いいたします。



◎社会教育課長(小濱義智)  まず,先ほどの公民館の組織についてです。

 現在,ほとんどの公民館が基本,総務部,生涯学習部,あるいは文化教養部,環境美化部,青少年育成部,保健体育部というような組織をつくっております。また,地域によっては,そこに女性部,それからまちづくり推進部というなのをつくっているところもあります。それから,せせらぎワールド部というなのをつくっているところもあります。これはいずれも川辺町内でございます。

 事業といたしましては,それぞれ花いっぱい運動,校区の一斉清掃作業,それからホタルの観察会とか,そういうのも地域で取り組んでいるところもございます。それからあいさつ声かけ立哨,それから校区内の青少年の見守りのパトロール,それから区の時代も行われていましたが,保健体育部のほうが体育協会と協力しながらふれあい球技大会とか駅伝競走大会とか,それらに地域を挙げて取り組んでいただいてもらっているところでございます。

 それから,ただいまの書記の話が出ましたが,現在のところ地域を一番知っている,状況を知っている方にということで,書記さんを任命しているわけなんですが,ここにつきましては年間10回ほどの研修会等を行って,その市民の皆さんからの公民館への要望にこたえられるような資質向上を図っているところでございます。

 以上でございます。



○議長(森田隆志)  次に,松久保正毅議員。

  [9番議員松久保正毅登壇]



◆議員(松久保正毅)  それでは,通告をしてありました再生可能エネルギー導入について質問をいたします。

 昨年3月11日に発生いたしました,東日本大震災による福島原発事故は,被災地も含め一般消費者にも多大な困窮をもたらしたところでございます。電力不足や節電対策による日本経済への今後の影響は計り知れないものがございます。

 電力の供給を原子力から再生可能エネルギーへの転換は,日本経済や地方経済に大きなチャンスをもたらす可能性が高いと考えられます。こうした背景のもと,再生可能エネルギーからの電力固定買い取り制度が法制化をされ,本年7月より実施されます。本市の自然環境は,再生可能エネルギーの開発に有利であると思いますが,風力発電,太陽光発電,海洋発電,水力発電,バイオマス発電など,市としてこれから取り組む考えはないか,また市の小学校で大規模改造も行われております。一番いい時期ととらえて,ソーラーパネル等の設置等も考えられますので,市長と教育長に質問をいたします。

 次に,障害者支援の強化施策について,市長は施政方針におきまして,平成24年4月施行予定の制度改正による新体系サービスへの移行のための支援を含めた各種障害者支援の強化施策について,円滑に提供できるよう体制の整備を図ると表明をしております。具体的な内容を市長に質問をいたします。

 これで1回目の質問といたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  松久保議員の御質問にお答えをいたします。

 再生可能エネルギー導入についてでございますが,国におきましてはエネルギー安定供給の確保,地球温暖化問題への対応,環境関連産業の育成等の観点から,重要な再生可能エネルギーの利用拡大を図るため,再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を導入するため,電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法を平成23年8月に制定し,平成24年7月1日から施行されることになっております。本市では総合計画の基本計画の中で,新エネルギーの導入促進を図ることとなっており,現在,二酸化炭素の抑制により,地球環境への負荷を軽減するため,住宅太陽光発電導入支援事業補助金制度により,住宅用太陽光発電システムの設置を支援いたしております。

 再生可能エネルギーによる電気の買い取りの価格や,期間がまだまだ定まっておらず,これらが決定してきますと,再生可能エネルギーによる電気事業への取り組みが活発になってくることが考えられます。

 再生可能エネルギーによる発電を市が取り組むとなりますと,庁舎など市の施設の向上などに太陽光発電システムを設置することが考えられるところであります。

 設置に当たりましては,初期投資にかかる経費の問題や,整備してから長い期間かけてコストの回収をしていかなければならないこと,既存の建物につきましては,建物の構造,耐用年数,耐震性などを考慮して設置の可否を検討してまいりたいと考えております。

 また,新たな施設を整備する際に,太陽光発電システムの設置を検討してまいりたいと考えております。

 次に,障害者支援の強化策についてお答えいたします。

 現在,障害者などに対しての福祉施策については,障害者自立支援法に基づき実施されておりますが,平成22年10月に法の一部改正が行われ,本年4月から施行される主な内容は,相談支援の充実,障害児支援の強化などであります。

 まず,相談支援の充実についてでございますが,障害者などが障害福祉サービスを利用したい場合,市町村の支給決定後にサービス利用計画を作成し,適正な利用に努めることとなっておりますが,支給決定前にサービス利用計画案を作成し,支給決定の参考とするよう見直されるところでございます。本市では総合的に相談支援を行う特定相談支援事業者の指定などに関する規則などを制定し,規則に基づき指定を受けた特定相談支援事業者が作成するサービス利用計画案を勘案して,支給決定を行います。支給決定後も一定期間ごとのモニタリングを行い,サービス利用に対する評価を行っていきます。

 次に,障害児支援の強化についてでありますが,1点目に,障害を持つ子どもが身近な地域でサービスを受けられるよう,障害種別などにより分かれている現行の障害児施設について一元化されます。在宅サービスや児童デイサービスの実施主体が市町村になっていることも踏まえ,通所サービスにつきましては,実施主体が都道府県から市町村並行されることから,支援対象者の把握に努めるなど,円滑なサービス移行体制の確保を図ってまいります。

 2点目に,学齢期における放課後や夏休みなどの居場所の確保及び保育所などに通う障害児に対して,集団生活への適用のための支援が必要なことから,本市では学齢期の障害児に対しての日中一時支援事業の受け入れ先の確保に努めるとともに,保育所などに通う障害児に対しましては,保育所などを訪問し,専門的な支援を実施してまいりたいと思います。

 以上で私からの答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)   最初の御質問の,再生可能エネルギー導入についてお答えいたします。

 今後,地球地下資源の減少,原子力発電への依存脱却ということから,再生可能エネルギーへの転換はますます求められると考えられますが,これらの発電に関する研究の余地は,まだまだあると考えられますことから,今のところ研究・検討は必要なことと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後1時55分休憩

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午後2時5分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。



◆議員(松久保正毅)  市が所有します全ての庁舎,市立の保育園,幼稚園,小学校,中学校並びに校区公民館,運動公園など,すべての施設が1年間に使用した電力使用総量は282万1,900キロワットであります。また,電気料金の総額は,これは頴娃支所がバルクで表示をしてあるので参考としていただきたいんですが,8,955万,約9,000万近くであります。

 また,この施設に設置可能面積のこれに太陽光発電のパネルを設置するとなりますと,積算でございますが,幼稚園,すべての小中学校,体育館,公民館等の屋根が,大体6万7,058平米で,この大体60%にパネルを設置するということでございまして,その有効面積が4万235平米でございます。また,庁舎関係の設置可能面積が2,457平米に,これにまた6割の面積を掛けますと1,475平米という有効面積になります。このすべての最初の施設に1枚1.33平米のソーラーパネルを張りつけますと,3万252枚張りつけることができます。また,庁舎関係の屋根にこの1.33平米のパネルを取りつけますと,1,110枚張りつけることができると試算がされております。

 この総計が,パネル代すべてが24億3,996万3,600円の試算で,これに設置代,パワーショベル,コンディショナー,工事費を含めて全てで24億9,881万円ぐらいになります。約25億となります。この工事をもし導入した場合に,国庫補助とか率はどれくらいになるものか,質問をいたします。



◎企画課長(下薗宏一郎)  現在,国・県及び市の補助につきましては,住宅用の太陽光発電に向けられたもので,事業用の発電についての国・県の補助はございません。



◆議員(松久保正毅)  一般の住宅へ補助があるということは,市の自治体がすればないということでございますが,この24億の工事費ですが,これは一遍にやるというわけにはいきませんけれども,年次的に考えれば,これは十分,約9,000万近い電気料金は元を取っていくんじゃないかと考えております。

 市長はこの導入を考えるつもりはございませんか。質問をいたします。



◎市長(霜出勘平)  この件についても,松久保議員からこういう一般質問の要旨が出てきたときに,いろいろ検討もいたしましたが,現在では先ほどもお答えいたしましたように,この電気の買い取り価格もまだ決まっていないということです。

 それから,投資対効果というものも,ちょっとまだ見極めがついていないところです。

 それから,やはりこの形のあるものはいつかは壊れるわけですので,これもまた修繕,それから取り換えというようなことも考えなければいけない。そういったもろもろの総合的に判断をしていかなければいけないというふうに思っておりますので,こういう,もうそろそろ買い取り価格なんかも表示をされるんじゃないかと,そういったものを受けまして,今後検討していきたいというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  教育長にお尋ねしますが,学校関係の施設に,今現在太陽光発電の設備があるところがございますか。



◎教育長(小野義記)  現在,知覧小学校にございます。知覧小学校は,平成14年に太陽光発電が取りつけられていまして,設置費用が4,050万円,平成22年度までに約72万円の売電がございました。しかし,現在3機あるんですけども,3機のうちの1機はもう故障していまして,その故障の修理代が約150万かかるだろうと言われている状況です。それとまた,知覧小の場合は校舎改築に合わせてしたわけですけども,通常新たに設置する場合は,校舎改築も必要になってくると。重さに耐えられるように。そういうこともありますので,そういうことを勘案いたしまして,先ほどもう少し研究検討が必要だろうということでお答えしたんですけども,以上でございます。



◆議員(松久保正毅)  私が各学校ごとの電気料金21年度,22年度をいただいたんですが,知覧小の今の分を紹介いたしますと,平成21年度が電気使用料が8万2,525キロワット,電気料金が196万5,000円ぐらいですかね。22年になりますと,電気は少し増えて9万2,354キロワットなんですが,電気料金が80万ぐらい下がりまして118万2,627円なんですよ。この差額は,故障とは関係ないですかね。どのようにとらえているんでしょう。



◎教育部長(小園和幸)  今,御指摘の21年度と22年度の電気料金については,確かに80万程度の差が出ておりますが,これは,太陽光発電により現物として学校に供給している効果も考えられますが,学校によりましては,年度ごとの学校行事で,例えば地区の研究会とかが知覧小である年については,かなりの消費量になることもありますので,一概にすべてが太陽光発電の効果とは言えない部分もありますが,確かに現物として供給している効果はあります。

 しかしながら,今教育長が申しましたように,設置費用等それから設置するとした場合に,再度精密な強度計算をした上で耐震補強計算をやり直す必要も出てまいります。

 以上です。



◆議員(松久保正毅)  隣の霜出小学校と22年度を同じく比較したんですが,霜出小は知覧小の約半分しか使っていない,5万8,000キロワットしか使っていないんですが,電気料金が130万なんですね。しかも,知覧小は約10万近く使って118万なんですよ。これの説明は,太陽光発電による効果ではないんですかね。



◎教育部長(小園和幸)  太陽光発電による効果もかなりウエイトは大きいと考えられます。



◆議員(松久保正毅)  私がもらったこの金額を見りゃ,今故障されていると言いましたけれども,相当効果があるんではないかと思います。これは,本当に真剣に考えていただきたいと思います。これから年次,今度松山小学校は大規模改造を行いますが,次にまた順番の学校があるときは,ぜひその耐震補強も含めて考えていただきたいと思います。

 次に,一つ自治体が取り組んでいる事例を御紹介させていただきます。これは,群馬県太田市の太陽光発電の事業でございますが,群馬県太田市は,人口22万で我が市よりも4倍も5倍も大きい都市ではございますが,太陽光を利用した環境にやさしいまちづくりを推進しております。平成14年度に世界最大規模のソーラータウンを建設をし,出力合計2,029キロワットを建設しておりまして,二酸化炭素に換算しますと,817トンを削減している。これを森林に換算しますと,225町歩の森を市内に創出したことになっているという換算になります。

 また,一般家庭を対象に太陽光導入奨励金制度を条例化して,新築住宅に太陽光発電を設置した者に対し,1キロワット当たり10万円,本市では現在3万円だと思いますが,これを40万円を限度に設定し支給しております。本市は,限度が4キロワットで12万だと思っております。

 現在では,2,540件にものぼり出力合計9,518キロワットに相当する発電所が誕生したことになると思います。本市もこのような補助金を引き上げ,このようなソーラータウンをつくる考えはないか,市長に質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  今,この新エネルギーの導入促進を図るための補助事業等をやっておるわけですので,しばらくこの様子を見ながら,効果的であれば,またこれは補助金の額を引き上げるなり,いろんな形でまた検討してまいりたいというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  慎重にやられるということで,ぜひいろんな自治体を勉強もされて,また推進をしていただきたいと思います。

 この前の新聞に2月14日,南九州市川辺地区にある第三セクター,南薩木材加工センターの新工場の落成式があったという記事が載っていました。この南薩木材加工センターは,今度新しくなりまして,総原木処理量がこれまでの2.6倍に当たる,年間4万立方メートルの処理をするということであります。この工場等や,また市内の製材所もたくさんございます。

 また,このバイオマス発電ということを考えると,我が市は畜産もたくさんございます。畜産のふん尿の処理にも非常にいろんなふん尿の施設を導入して,高額の資金を投入させております。この畜産や南薩木材加工のチップ等廃材等を利用して,バイオマス発電は考えられないか,市長に質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  南薩木材加工センターも新しい設備が整ったところでございますが,その建設時におきましては,このバイオマスということは念頭に入れておりません。どうしてかといいますと,のこくずをいろんなこの畜産業者の方々に販売いたしておりますので,のこくずを販売ということで,そこまでバイオマスエネルギーということまで行き着かない状態でございますので,のこくずの売れ行き等も見ながら,有効であればバイオマスエネルギーのほうにも枠を広げていってもいいなというふうには思っておりますけれども,今後の課題ということでやっていきたいというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  大変慎重にやられるということでございます。バイオマス発電のほかにも風力と海洋発電がございますが,今スカイラインの麓の下のほうに風力発電が何基か立っております。大変な大きな規模だと思っておりますが,将来的に我が市は,山から海岸までこの太陽光発電,バイオマス発電には立地が非常に向いていると思いますが,風力発電,海洋発電も含めて,また導入する考えはないか,もう一度お尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  風力発電につきましては,現在でもいろんな企業が設置をしたいというようなことで問いかけがあるところですが,県の条例として,もうこれ以上は,鹿児島県はもう日本全国どこの都道府県よりも風力発電が設置されているんだというようなことで,県としても今慎重な対応をしておりますので,県がどのような動きをするのか,そういったものを見極めながら,もし県がそういう緩和をするようなことがあれば,やはり南九州市には,そういった風を受けやすい場所がたくさんあるわけですので,この辺のところは,もう真剣に考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。



◆議員(松久保正毅)  慎重にやられるということでございます。この問題の最後でございますが,これも先ほどの新聞に載っていた記事ですが,本県の最北端に位置する出水市の記事でございますが,2012年度予算案に小水力発電を試験的に行うマイクロ水力発電施設整備事業を提案したということで,ことしの予算案に盛り込んだという記事がございました。本市も川辺町をよく通るんですが,高田の台地から湧き出る豊富な水があります。また清水の豊富な水が湧き出て流れてきます。あの川辺地区は,ほかの地区もあると思いますが,あの豊富な水源を黙って見ている手はないと思いますが,これを利用した小水力の発電,出水市に倣うような施策は考えられませんか。



◎市長(霜出勘平)  私は,清水の水までは考えつかなかったんですが,高田の水はもったいないなと議員と同じようなことを考えたことがあります。ただやはり水利権というのがあるようでございますので,それをやはりそのハードルを超えなければいけないというような話を聞いたことがありますが,本当に環境にやさしいエネルギー源でございますので,そういったものがクリアされ,そしてまた水量的にも発電に必要な水量があるとなれば,一考はしてもいいんじゃないかというふうに思っております。



◆議員(松久保正毅)  それでは,障害者のほうにまいります。

 ただ今障害者支援の強化施策について答弁をいただきましたが,これは,大変奥が深くて難しいということがよくわかりました。私がこれを取り上げたのは,新聞の記事に熊本県の県条例「障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり条例」というのを目にしたところであります。とにかく障害者の方々がまだ我々健常者と同等な扱いは受けていないというふうに私は感じております。

 障害支援の強化施策が実施されるようでございますが,この熊本の条例の基本理念をちょっと紹介させていただきますが,第3条「障害者の権利擁護等のための施策は,全ての障害者が障害者でない者と等しく基本的人権を享有する個人として尊厳が重んじられ,自らの意思によって社会経済活動に参加し,自立した地域生活を営む権利を有すること,及び何人も,障害者に対して,障害を理由として,差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならないことを踏まえ,全ての県民が各々の役割を果たすとともに,相互に協力することを旨として行わなければならない」とうたっております。

 ぜひ,市長,最後ですが,我が市がまずリーダーシップをとって,このような障害者に対するやさしい条例をつくる気はございませんか。お尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  これは大事なことですので,どれだけできるか,これから真剣に検討してみたいというふうに思います。



○議長(森田隆志)  次に,山下つきみ議員。

  [14番議員山下つきみ登壇]



◆議員(山下つきみ)  2期目の霜出市政がスタートした昨年の12月,南日本新聞のインタビューで市長は,「2期目は発展期と位置づけ,これからが真のまちづくりをやっていきたい」というふうに語っておられました。その決意を持って24年度の施政方針は示されたものと思っております。

 1年前を思い起こしますと,当初予算が計上され,議案をそれぞれ付託された委員会で審議の真っ最中でした。3月11日14時46分,サイレンの音に庁舎内も騒然となったあの日ですが,議員控室でテレビで見た光景は,まるでCG映画を放映しているかのようなとても現実のものとは思えない映像でありました。

 その日の審議は,その後どういうふうに進めていったのかさえ,思い出せないほどの衝撃を今でも忘れることはできません。間もなく被災から1年を迎える岩手の被災地が,けさのテレビでも紹介されておりました。津波で流された商店街を仮設の建物ではありますが,復活させて名物料理を店頭に出しておられる光景でありました。被災された方々の復興に向けたさまざまな御努力を私たちも何らかの形で支えていく日々を過ごす努力が必要と感じています。

 まちの再興にこの先何年かかるのか予測のつかない中で,地域のつながりを大きな力にして少しずつ前進していかれる被災地の皆さんに,心からのエールを送りながら,私は,南九州市民の負託にこたえるべく,まちの安全,福祉の充実など,通告してあります次の3項目について質問いたします。

 1点目,定住促進対策について,新規の住宅取得者への補助制度や空き家バンク制度等により,住宅施策を展開しているが,条件を設け,無償払い下げによる分譲優遇措置を行い,定住促進を進めている日置市の例もあります。本市で分譲されている団地等について優遇措置を設けるお考えはありませんか。

 2点目,自主防災組織について,施政方針において,「平成23年度に組織率100%となり,結成後の組織については,自主防災組織独自の防災訓練の実施など,組織の育成強化,活性化に取り組む」と表明しておられますが,具体的な取り組みをお伺いします。

 3点目,高齢者福祉について,高齢者訪問給食サービスは,医療費の抑制につながるとともに,安否確認など高齢者の暮らしの見守り効果も大きいと考えます。受給資格などの見直しを行い,拡充するお考えはありませんか。

 以上,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  山下議員の御質問にお答えいたします。

 定住促進対策についてでございますが,市が分譲している団地といたしまして,みずほ団地があり,38区画のうち,21区画が分譲済みで,残りが17区画となっているところでございます。市が行っている事業のほか,南九州市土地開発公社が住宅用地の販売を行っており,現在,南野元団地38区画,上山田有木団地10区画,永田上団地2区画,平成団地1区画の4団地51区画が分譲中となっております。

 市が分譲しているみずほ団地は,21区画が分譲され住宅が建設されております。今後販売する用地と分譲済みの用地とは,価格や優遇制度など,公平性を保つ必要があると考えております。

 現在,住宅の取得等によりまして,定住を希望される方には,移住定住促進対策補助制度を設け,住宅用地や建築に対する補助を行っておりますので,引き続きこの事業により移住定住の促進を図ってまいりたいと考えます。

 次に,自主防災組織についてお答えをいたします。

 自主防災組織の結成後の課題といたしましては,組織による平常時の訓練等を実施することが必要になってくると思います。消火訓練,避難訓練など,防災訓練や,防災知識の研修等を実施することによりまして,災害発生時には,消火,救出,救護,及び避難誘導など即座に対応でき被害を最小限に抑えることができるものと考えます。

 今後は,自主防災組織を結成後,一度も訓練等を実施していない組織を優先的に行政嘱託委員会などで呼びかけ,啓発用のチラシ等を作成いたしまして,自治会行事や会合などの際に,消防分遣所職員や消防団員の協力を得ながら,消火訓練や防災訓練等を行うなど,多くの団体で実施してもらうよう啓発してまいりたいと考えております。

 高齢者福祉の充実についてお答えいたします。

 高齢者訪問給食サービスについて,平成23年度からは,糖尿病食や刻み食などの特別食につきましては,事業所の負担も考慮し,委託単価を50円上乗せして1食300円としているところで,これは全体配食数の約16%を占めることから,議員御指摘のとおり,医療費の抑制に寄与しているものと考えております。

 また,配食の際の声かけなどや残飯の状況などから,安否を確認し,異常がある場合は,事業所から直接身内の方へ連絡くださるなどの対応がとられているところでございます。

 このサービスにつきましては,旧3町で1食当たりの単価に相違があったことから,平成20年4月から単価などに加え,受給条件についても統一し,運用してきたところであります。受給条件を統一したことに伴いまして,利用者数が半減してしまった地域もあり,平成21年10月ごろ,230人余りの利用者に減少してしまいましたが,平成22年度から条件を一部緩和するとともに,原則は原則としながら,現地調査の結果を踏まえ,柔軟に判断し,真にサービスが必要な方には許可しているところでございます。このことにより,利用者も徐々に増え,現在では300人前後の利用者がおられるところであります。

 利用者の減は,委託事業所の存続にも影響を与える問題であり,利用者及び食数が多いに越したことはないと思いますが,だれでもということではなく,やはりある一定の条件を設け,真に必要な方に利用してもらう事業として実施をしていきたいと思っているところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(山下つきみ)  今,3点について答弁をいただきましたけれども,1点目の定住促進対策のほうから改めてお伺いしたいと思います。

 「住みたい・住み続けたい」まちづくりということで,平成21年4月から住宅等を取得される方のための補助対象というのが拡充をされて,年齢制限の一部撤廃,それから出身自治会への回帰加算,それからリフォームも補助対象に追加されるなど,最高130万円の補助が受けられるようになっているわけですが,建築にかかわっている者としましても,お客様にそのことを御案内するのは非常に鼻高々な部分もあるわけですが,現在本市には,土地開発公社の分が142区画,それから市の分が,みずほ団地ですが,38区画あります。公社の分が残が51,それから2月末現在ですが,市の分が17,残があるということなのですが,公社の分とその市の分というのは,事業も違いますので,ここで公社の内容についてお尋ねすることはできないと思っておりますが,最も新しい団地が,川辺のこれは公社分ですけど,永田,中福良にある9区画が,21年6月から分譲開始して,2年で完売という大変すばらしい成績をおさめている区画だろうと思うんですが,この結果をどのように分析をされておられますか。なぜあそこがああいうふうに早く売れた理由といいますか,どういうところにあるとお考えですか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  永田,中福良の分譲開始が平成21年6月ということで,平成23年度中に完売になりました。ここは,ほかの団地と違うところは,一番児童数の多い川辺小学校区にあるということもあると思います。そういったことで,子どもを持つ世帯,若者世帯がここを選んできておりますので,そういったことが一番の原因かなというふうに考えます。



◆議員(山下つきみ)  私もそういうふうにお答えになるんではないかなと思っておりましたが,実際に私の知人もここに建築しているわけですけれども,御夫婦で,御主人と奥さんとで,その南野元にするか,この永田,中福良にするかということの話し合いをされたんですけれども,小規模校にやはり子どもを出すのは,かわいそうだという一方の意見が強くございまして,その結果,永田,中福良に落ち着いたという経緯もあるんですよね。価格ではないのかなという気がいたします。安いからとか高いからとかいうのはなくて,やはり立地条件であったり,まちに近かったり,知覧,頴娃の議員にはちょっと場所がわかりにくいかもしれませんが,AZの裏手といいますかね,お店にも近いというようなこともあって,そういう利便性やら,川辺では一番大きな小学校区内であるというのは,その一番人気で売れたという要因ではないかなというふうに思っているところです。

 今,公社独自のまた補助とかというのもありますけれども,これはまた後ほど述べたいと思いますが,私が気になっているのは,その知覧にありますみずほ団地のことなわけですが,このみずほ団地は,旧知覧町時代に,平成8年12月から分譲が開始されているようですよね。38区画数の残が先ほど申し上げました17区画あるわけですが,霜出小学校まで2キロ,知覧中まで1キロというところにあるわけですが,分譲開始から15年が経過しております。坪単価が5万1,367円から5万3,140円ということで,決して安くはないのかなというふうに思っているところなんですが,当初予算にこのみずほ団地の予算が145万9,000円組まれております。これは,浄化槽などの維持管理ですとか,それから販売促進PR経費というふうにありますが,このPRというのは,どのような形でみずほ団地についてはされているんでしょうか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  PRにつきましては,まず身近なところで,広報紙の活用をいたしております。また予算にかかわる分としましては,「かごしま木造」の本,そして「空き家・鹿児島」という雑誌に掲載しております。これについては,南九州市土地開発公社と共同で広告として載せております。



◆議員(山下つきみ)  広報紙ですとか,それからそういうものに掲載をしているPR経費であるというふうな答弁がございましたが,インターネットで調べてみますと,土地開発公社の分と,それから市の分というのは一緒に紹介されているわけですよね。土地開発公社の持ち分については,2カ所のところが値下げしましたと御丁寧に書いてあるわけですよ。

 そうすると,例えば南九州市にどんな土地があるのかなというようなことを興味を持ってごらんになる方は,値下げをしましたと丁寧に書いてあるわけですけれど,これは土地開発公社の分でありまして,みずほ団地は,そういうふうにはもちろん書いてございません。もう既に21区画,もう家を建ててそこに住んでおられる方がいらっしゃるわけですから,そんな状態で値下げをしますというふうなことはちょっと言えないのかもしれませんけれども,また最初の質問のところに書いておりましたように,日置市で優遇措置をとっている例がありますというふうなことを紹介しております。これも皆さんも多分御存じなのではないかなと思うんですが,旧吹上町の時代に12地域にミニ団地を造られまして,70区画,当時造ってあったようでございます。

 これは,平成4年から始まった事業だったんですが,1坪100円で20年そちらのほうに住んでいただくと,20年経過後は無償で払い下げをするという制度があったわけですよね。場所によっては,大変な山の中にある団地もありまして,そこは,さすがに7区画のところに2区画しか売れておりませんで,5つ残っているところで一番残が多いところでございますけど,ほとんど区画数が5,6,7というミニの団地でございますが,70区画ありましたものが,ことしの1月31日現在では9区画残がございます。

 これは,吹上町にとりましては,まずまず成功している例ではないですかねというふうに担当者の方はおっしゃっておられました。みずほ団地に今さら,坪100円でというふうなことは,もう既にさっき言いましたように,住んでおられる方もありますので,そういう優遇措置はもしかしたらそぐわないのかもしれませんけれども,さつま町の例でいきますと,区画によっては,場所によっては,その1坪100円で20年貸し付けますよ,その後は無償で払い下げますよという部分と,それから分割払いで20年かけてその宅地を購入するという区画を設けてある例もあります。今のところは,一括現金で土地の取得というのはあるんでしょうけれども,今例えばみずほ団地に残っている区画を売るときに,分割でというふうなことはこれからは考えられませんか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  ただいま日置市,あるいはさつま町の例をもとに話がありましたが,私ども今分割ということについては全く考えておりませんで,住宅ローンによる借り入れについては,お客様のために借り入れの過程ができるまで待ったりとか,そういうサービスは行っております。今のところ市で分割で販売するという考え方は持っておりません。



◆議員(山下つきみ)  分割での売買は今のところは考えていないということでございましたけれども,このままでは,それこそ買ってくださる方が出てくるまでは,ずっとこのままでいくということで理解していいんですかね。



◎市長(霜出勘平)  あそこの子どもたちは,小学校は名門霜出小学校なんですけれども,私の母校なんですが,なかなかこの家を建てていただけない状態であります。

 また,知覧町時代から議員の方々もいろんな形でこれを御指導をいただいてきたわけでございますが,これといったいい案はなくて現在まできているところでございますが,値下げをしたらどうかというようなことも考えたんですが,また今住んでいらっしゃる方との整合性もあります。なかなかそういうこともできないと。今おっしゃったその分割ということは,これはやはり考えてみる必要はあるんじゃないかなというふうに思っておりますので,そういうのができればまた買いやすいわけですので,検討してみたいというふうに思います。



◆議員(山下つきみ)  購入する側からすれば,分割で当然ローンみたいな形になるわけですけれども,そのさつま町方式というのも,今検討してもいいのではないかというふうな市長の答弁でありましたので,先行きを期待をしておきたいと思うんですが,土地開発公社のその売買については,同一人物,もしくは親子関係だったですかね,2区画購入した場合には,1区画は50%引き,いわゆる半額になるというのが土地開発公社の中ではあるんですけれども,そういうふうなことはいかがですか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  みずほ団地についても,既にもう親子で購入された経緯があると記憶しております。ですので,そういったことを考えていかないと,今新たにするとすれば,そういった方々も対象にしていかないといけないというふうに考えますので,今のところ土地開発公社が行っているそういった制度についても,具体的な考えはないところでございます。



◆議員(山下つきみ)  今おっしゃるように,現在居住しておられる家が21区画あるわけですから,これからの購入者に対しての新たな補助制度というのは,公平性に欠けるというのは私も理解ができるところでございますが,それでは,先ほど市長が校区は名門霜出小学校だというふうにおっしゃっておられました。現在は,川辺地域だけに建てられている地域活性化住宅というのがありますよね。これも小規模校のところに,児童増対策の意味も含めて,入る人がほぼ決まっているような状態で活性化住宅というのは建てられておりまして,もう3月中に完成する1戸まで含めますと,川辺地域に17戸ほど活性化住宅というのがあります。

 まだ知覧,頴娃の方には,この地域活性化住宅というのが深く知られていない,理解されていない部分もあるんではないかなと思うんですが,その霜出校区に地域の要望などの聞き取りをして,その活性化住宅みたいなものを建てるというふうなお考えはありませんでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  このみずほ団地に活性化住宅をということですかね。



◆議員(山下つきみ)  はい。そうです。



◎市長(霜出勘平)  この活性化住宅も,これは,市がもう入っても入らなくてもこれはもう借り上げて,その家賃を払っていくというような制度でございますので,やはりこのことにつきましては,ある程度の見通しがないとこれはやれないんじゃないかというふうに思っておりますが,この残っている土地の解決方策としては,これは考えてみればいいんじゃないかというふうに思っております。

 ただ,これから頴娃地域,そしてまた知覧地域,これになじんでいないわけですので,やはり広報等をして,そういうような建ててみてもいいなと,投資してもいいなというような人をまず見つけなければいけないというふうに思いますが,このことについてもまた考えてみたいというふうに思います。



◆議員(山下つきみ)  これから売り出そうということであれば,新しいまた制度も取り入れることは可能かもしれませんが,既に幾つか建っているとなりますと,なかなか新しいものというのは難しいかもしれませんけれども,検討してみて,あるいは地域に要望があるかないか,そのあたりは調査していただいて,活性化住宅なり,あるいは先ほどおっしゃったその分割払いというのも,もし可能であればぜひ検討していただきたいということを要望しておきたいと思います。

 1点目は,一応これで終わります。

 2点目の自主防災組織について,改めて質問いたします。

 市内の組織数ですけれども,頴娃68,知覧が67,川辺が96の231組織でありまして,平成23年度の4月20日が最後だったと思いますが,これで100%に達したというふうに資料でもいただいたところでございます。

 結成一覧表というのをいただいたんですが,頴娃地域に対しましては,合併以前に既に頴娃はもう100%に達していたんでしょうか。自治体名は全部入っていたんですけれども,設立年数というのは入っておりませんでした。しかし,早い段階で頴娃地域は結成をされておられるということで,訓練の指導歴も非常に内容も多岐にわたった訓練をされておられました。

 本当は,防災組織とかそういうのが活躍をしないというのが一番望ましいんですけれども,火災についての資料をちょっといただいたのですが,初期消火活動,合併してからのことですけれども,自主防災組織が初期消火活動に貢献をしまして,出初式のときに表彰がされるんでございますが,20年度に2件ございました。これが頴娃がやはり2件ともですね。ほかのところに火災がなかったのかもしれないんですけれども,中村自治会,それからこれは「カミイデ」と読むんでしょうか,「上手」と書いてあるんですが,「カミデ」,上手自治会,それから21年はゼロ件ですが,22年は長崎自治会,そして新しいところでは川辺の本別府大久保自主防災組織が23年,そして同じく23年に頴娃の加治佐自治会が表彰を受けております。やはりこれも早い段階からその自主防災組織というのを立ち上げておられて,そして日ごろの訓練の成果でもあったのかなというふうに思うところでございました。

 知覧と川辺に関しては,結成一覧表にいついつ設立されたということがちゃんと書いてございましたけれども,知覧は67と申し上げましたが,合併前は8組織でした。これが合併後に59。そして川辺は,合併前が48,合併後に同じく48ということで,大体21年から22年,23年,そのあたりでぱあっと組織ができているようです。

 本来,この組織というのは,自発的なのが理想なわけですけれども,現実にはなかなか生まれないために,行政から自治会等に呼びかけて組織化の推進をしているというのが現状だろうと思うんですね。

 大きな災害の後に組織率がアップするということもありまして,平成17年の阪神・淡路大震災後は,全国の自主防災組織の組織率というのは40%台から60%台にアップしたというデータもございました。

 そこでお尋ねしますが,本市におきまして,この二,三年のうちに組織がだっと増えたわけですが,その組織づくりを市としてどのように進めていかれたのか。例えば自治会等からの要望もあったものなのかをまずお伺いします。



◎副市長(鶴田康夫)  自主防災組織につきましては,この一般質問の中で深町議員が積極的に取り組むべきだという質問をされまして,そのときに市長に,いつまでに100%にするのかということでございました。そのときの市長の答弁が「私の任期中にやります」ということでした。

 そうした中で私どもは,私も知覧と,それから川辺の校区公民館に全部出かけていって,消防分遣所,それから消防団,こういう方も一緒になって各校区公民館単位でずっと説明会をしたわけです。その後,それぞれの川辺支所,知覧支所の職員が各自治会の要望を受け,あるいは要望のないところにつきましては,こちらから働きかけて説明会をして,そして100%に達したということでございます。



◆議員(山下つきみ)  では,同僚議員に約束をされたとおりに任期中に100%に達成をさせたということのようでございますが,やはり行政主導でとなりますと,住民への防災思想とか,それから防災知識の普及をきめ細かく行わないうちに組織化の推進だけを急ぐというようなことになりかねないですよね。

 もちろん実践的な訓練とかというのも大事なんですけれども,組織の育成・強化ということについて施政方針の中でも市長が述べておられるんですが,育成・強化をしたいというふうに述べておられますが,防災組織がなぜ必要なのか,それから,だれがどんな役割を持つのか,そのことをやはり住民に十分理解してもらうということが一番だと思うんです。つくりましょう,つくりましょうで,正直申し上げて私たちの自治会でもつくってはおりますけれども,いざとなったときにだれが指揮をとり,どこへ避難をするかとか,けが人がいたらどこで救出をするかとか,そういった具体的なものも,もちろん十分つくっておられるところもあるんでしょうけれども,恐らくつくってないところのほうが私は多いんじゃないかなという気がいたします。

 大小を問わず災害が発生したときに,消防・警察等の防災機関が到着といいますか,活動するまでの間,被害の拡大を防ぎ1人でも多くの人の命と安全を守ること,これが自主防災組織の目的だというふうに私は考えます。これをまず徹底してといいますか,まずは訓練もなんですけれども,本当は並行してやれれば一番いいんでしょうけれども,まず防災組織というのは,こういうことがあるから大事なんだよという,こういうふうな働きがあるんだよというようなことを,DVDですとか,既にやっているところもあるかもしれないんですが,要は専門家を招いた講和などを使って周知させる進め方というのがやはり私は一番大事なような気がいたしますが,そのあたりはどうでしょうか。



◎副市長(鶴田康夫)  現在,制度の自主防災組織でどのようなことをやって,訓練をどうやっているかということにつきましては,総務部長のほうから後ほど答弁させますけれども。

 私どもが,まず最初,知覧,川辺地域の校区公民館に行って説明した中では,やはり自分たちの身を守る,災害が発生したときには自助・共助・公助という,こういうやり方があるんだけれども,阪神・淡路大震災が発生したときみたいなときには,やはり行政に頼っててもどうにもならないんだということから説明をしていきまして,自分たちが動かなきゃ駄目なんだということから説明いたしました。

 そういった中で私が一番びっくりしたのは,頴娃地域が100%自主防災組織があるということを聞きました。それだけではなかったんです,合併した最初に初年度に鬼前集落で自主防災訓練がありまして,そのときに地域の方々が一生懸命されている姿を目の当たりにしました。その後は施設の研修と訓練といたしまして榎山学園にも行きました。そこにも地域の方々と一緒になってやっている姿を見たわけでございます。

 そういうことを見た後にも実は頴娃地域であるところで火災が発生しました。本来ならば市長が火災見舞いに行かなきゃいけなかったんですが,市長が行けなくて私が代理で行ったところで,地域の方が言われたのは,自主防災組織があったから初期消火につながったんだと。これが早く,消防車が来るまでの間にこの人たちがやってなかったら隣の家に移っていたんだということを生の声を聞いたところです。そういうこともあって,やはりこれは自主防災組織を設置して訓練をしなきゃいけないなということを私は強く感じたところでございます。

 そういった意味で,深町議員のいつまで100%に達するかと,市長の答弁の中で任期中にやりますということもありましたので,市長の命を受けて職員の人たちが一丸となってやったところでございます。

 あとの答弁は総務部長からさせます。



◎総務部長(有水秀男)  まず,自主防災組織の組織率100%に至るまでの件については今副市長のほうから述べたとおりでございます。

 まず,この自主防災組織をつくる上でそれぞれの地域におきまして規約,それから防災計画,組織編成表というのをつくっていただきました。その中で自主防災組織は何をするのかというのが書いてありますので,ちょっと読んでみたいと思いますが,本組織は次の事業を行うと,防災に関する知識の普及啓発に関すること,地震等に対する災害予防,災害危険の把握・点検,地震等の災害発生時における情報の収集・伝達,出火防止,初期消火,救出・救護,避難誘導等の応急対策,それから前号に関する防災訓練等研修,防災資機材設備等の備蓄・点検整備に関すること,その他本組織の目的を達成するために必要な事項と,こういった事業を行いますと。そして,組織としては自治会長さんが会長さんになられて,副会長さんとか班長さん,幹事とか会計とかそういう方を選出しております。そして総会を開いて,防災計画についてもこういうことをやるんだというようなことを一応この規約の中に書いてあるわけですが。これを受けまして,まず訓練とか,どのようなことをやったかということになるかと思うんですが,組織率が早く100%を達成したということだけあって,頴娃地域におきましては頴娃の分遣所主体と,それから自治会主体ということで,いろいろと訓練,自主防災,防火講話とか救急講習会,可搬ポンプとか消火器の取り扱い,それからDVDの視聴とかそういったこと,それから知覧・川辺におきましてもやはり消火訓練が主でございます。それから避難訓練とかDVDの視聴とか,そういったのが結構たくさんやっております。

 先ほど申し上げましたのは,やはりこの中でも組織は結成しましたけど,一回も防災訓練とかそういったのをやっていないというところもあるようでございます。現に最近のところでは,私は川辺の野間というところですが,野間里というところでも最近,1月末だったと思いますが,やはり消火器の取り扱いとか,それから各地域に消火栓があるんですが,消火栓からのホースをつないで水をかけるというような訓練とか,火事の場合にどういった手段でやるかとか,隣近所の人はどういった協力をしたほうがいいのかとか,そういったことを分遣所の職員に来ていただいて,るる説明をしていただき,皆さん喜んでおりました。そういったようなことで,今後においてもそのようなことが考えられます。

 やはり先ほど言いましたように,4月に嘱託委員会がございます。嘱託員の方,それから地域公民館の方がおいでになりますので,そのときにまず一回でもやってないところを中心に訓練とかそういったのをやりますのでと,希望のあるところは申し入れていただきたいと,こちらからも必要に応じて行きますということを申し述べたいと。それから加えまして市の広報紙等でもそういうことを啓発をしていきたいと考えております。

 以上でございます。



◆議員(山下つきみ)  今,部長に答弁をいただきましたように,せっかくつくった組織なわけですから,とりあえずは4月の嘱託委員会のときにでも1回もやってないところを把握して,そこを重点的にやりたいというようなことでありますので,ぜひそのように進めていただきたいと思います。

 副市長がさっきおっしゃいましたけれど,阪神・淡路大震災,平成7年1月17日ですよね。このときに地震による倒壊家屋に15万人の人が生き埋めになったと言われるんですが,自力で脱出した人ももちろんおりますけれども,自力で脱出困難な人が3万5,000人いたそうですけれども,閉じ込められた方がですね。その77%が近隣住民によって助け出されていると。自衛隊とか消防・警察などの防災関係者による救出は19%であったというふうに数字は出ております。

 先ほど,自助・共助・公助とおっしゃいましたけれども,自助は自分で自分の命は守るですよね。共助というのもともに助け合う。そして公助というのは公的な支援ということですけれど,大きな地震とかになると道路が寸断されたりとかで救援に行きたくても行けないという事情があって,そうなると自分たちのところは自分たちで守るということが一番なわけですから,それが唯一の力になるわけですから,そういったときにやはり自主防災組織というのは大いに活かされるのではないかなというふうに思っています。

 この自主防災組織,立ち上げました,いろいろ訓練もしましょうということですが,防災資機材,いろいろございますよね。例えば情報連絡用の物であったり,メガホンですとかラジオですとか,それから救出用の備品だったり,それから消火用の機器だったり,それから救助のために使うような物,そういったのを防災資機材というように言うんだそうですが,自治体によりましては設立をした組織に対して1回限りというのがほとんどの自治体でしたけれども,資機材の購入補助制度というのを設けている自治体がございます。上限が10万だったり20万だったりというのかあるんですが,本市ではそういう制度はありませんか。



◎総務部長(有水秀男)  本市におきましても南九州市自主防災組織資機材購入費補助金交付要綱というのがございます。この中で,この資機材を必要なところにつきましては購入価格の補助金は2分の1以内ということで,単年度6万以内ですが,これについては上限が12万ということになろうかと思いますが,その2分の1を助成をするということです。これは単年度で6万ですので,まだ次の年度に必要であればまた助成をしたいと考えております。

 内容につきましては,よく買われているのが,消防用のホースとかノズル,それから格納箱とか管鎗とかリヤカーとかそういったのが結構多いようでございます。こういったところが資機材の購入実績ということで上がっております。

 以上です。



◆議員(山下つきみ)  すみません,私の勉強不足でございました。自治会のほうにそういう物が全くまだそろえてございませんので,帰りましたら早速自治会長さんと話をしてみたいと思います。

 組織が動くことがないのが一番だとは思うんですけれども,地域のまとまりが最終的に大きな力となることを考えますと,自助・共助・公助,それに加えて近助,近くを助けると書いて近助だそうですけれども,その精神がまさに自主防災組織だと思いますので,その育成強化については大いにこれからも力を入れていただきたいと思います。2点目については,これで終わります。

 最後の高齢者福祉についてですけれども,訪問給食サービスについてですが,高齢期を健康的に過ごす上で大切なのは食生活であると言われます。おおむね65歳以上のひとり暮らし,もしくは夫婦暮らしで身体的に弱っている人,障害のある人,認知症など,調理に支障がある人が対象でありますが,そのような高齢者等に食事を訪問により提供することで食生活の改善を通じた健康の保持,安否の確認などもあわせて行うことによって孤独感の解消や自立した生活の維持が図られるという福祉サービスであります。どのようなプロセスでサービスが受けられるようになるのか,また現在本市のサービスの現状,受けておられる数とかそういったものはどのようになっているのかお伺いします。



◎福祉課長(堂園政利)  高齢者給食訪問サービスの関係なんですけど,これにつきましては,まず申請書を提出していただくということでございます。その申請書の中につきましてはそれぞれ氏名とか緊急の連絡先とか,そういうのを書くようになっております。それと民生委員の意見を書くところもございます。というのが民生委員はその地域の実情をよく知っていると。それと住民の生活の状態を必要に応じ適切に把握し職務を行っていると,このようなことから申請書に民生委員の意見を記載していただくようになっているところでございます。

 それと,介護認定が要支援の方につきましては,地域包括支援センターというのが福祉課内にございますけど,その介護支援専門員が介護予防ケアプランを作成し,介護予防サービスを受けていますが,ケアプランを作成するに当たっては訪問給食サービスの必要性についても検討し,必要な場合は訪問給食の担当係と必要性について協議をした上で申請書を提出していただいているという状況でございます。

 また,介護認定が要介護,要介護も1から5までございますけど,要介護の方につきましても居宅介護支援事業所というのがございます。ここの介護支援専門員が本人にかわりまして担当係と協議をした上で申請書を提出している案件も多く見られているところでございます。

 このようなことで,利用申請書につきましては介護支援専門員が意見を記載するような欄はありませんですけど,担当係のほうで現地調査を含めて介護支援専門員の意見を参考にして高齢者の実態を把握して,それで必要な方については訪問給食サービスを進めているというふうな状況でございます。

 現在の数につきましては,先ほど冒頭で市長のほうからも答弁がございましたとおり,約300名ほどというふうな状況になっているところでございます。



◆議員(山下つきみ)  受給資格条件というのが一番大事な部分になってくるだろうと思いますが,例えば自動車を日常的に運転をしている人は原則としてできない。あるいは家族が同敷地内または隣接地等にいる場合もできない。同居または同敷地内の家族と折り合いが悪いなどについては不許可となるという項目があるわけですが,最近大きな社会問題になっております介護放棄とか虐待というのはよく聞かれます。同居している例えば息子さんなりが,自分のお父さん,お母さんを虐待をしてるというような実態もよくテレビなどで報道されたりするわけですが,本市にそういう人があってはならないと思いますけれども,そういう同居していても,例えばそういう事情がある場合,そういったものは柔軟に対応ができているんでしょうか。



◎福祉課長(堂園政利)  受給の資格の要件ということで,議員おっしゃるとおり,例えば車を持っている方とか同じ敷地内ないし隣接した場所に家族,結果的に親子,子どもなんですけど,がいらっしゃる場合は不許可といたしているところなんですけど,しかし,例えば家族が同敷地または隣接地にいる場合でも先ほど言いましたとおり介護放棄とか,例えば虐待がある場合は,それとか例えば二世帯住宅で子どもの帰宅が例えば遅いとか,仕事の関係ですけど遅いとか,高齢者の食事の時間帯と相当な隔たりがあるというふうな場合に食事の提供ができない方を許可しているケースもございます。

 また,先ほど言いましたとおり,車の運転をできる方については不許可という原則はあるんですけど,しかし,その方が車を使用する,例えば頻度,それと運転をする目的,それとか認知です,認知の度合いと,こういうことを総合的に勘案して,そして許可したケースもあるところでございます。

 以上でございます。



◆議員(山下つきみ)  本市の場合は,利用者の負担額というのが一律450円ということになっているようですが,他の自治体においては住民税の課税世帯,それから非課税世帯,所得によって段階的に利用者の負担額が安いところもあれば,高いところは500円ぐらいというようなところもあるわけですけれど,そういうことで同居の子はいるが日中は仕事で,昼食のみできればそういうサービスが欲しいとか,そういった例も出てくる場合もあります。料金の利用額の形体を段階的に分けてというなのは非常に作業的にも難しい部分もあるかもしれませんが,そうすることによって受けたくても受けられなかった方々への間口が広くなって,より充実した福祉サービスにつながっていくのではないかと思いますが,これは市長にお尋ねしたほうがよろしいでしょうか。



◎福祉課長(堂園政利)  県内の市の状況なんですけど,県内の市の状況におきましては,所得に応じてそれぞれ個人の利用者の負担ですけど,負担額が違うところもございます。例えば400円の方もいるし450円の方もいるし,例えば500円の方もいるというふうな状況であろうかと思います。

 先ほど言いましたとおり,18市の本市を含めての状況なんですけど,そのうちの半分が,こちらの統計でとったあれなんですけど,半分がそのような所得に応じて利用者の負担を決めているということでございます。ほかの残りの半分,姶良市がちょっと入ってないんですけど,半分につきましては本市と同様に一律,例えば400円とか450円とか,そのような金額になっているところでございますけど,これにつきましてはまた今後検討する余地もあるのかなというふうには思っているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(山下つきみ)  時代は,高齢化社会じゃなくて,もう超高齢社会に既に入っております。今後ますますこういうサービスを受けようとする人,受けなければならない人というのは増えてくる可能性は大でありますので,できるだけ福祉のサービスが実情に応じて受けられるような施策を講じていただくように期待をして,これで質問を終わります。



○議長(森田隆志)  しばらく休憩します。

午後3時20分休憩

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午後3時30分開議 



○議長(森田隆志)  再開します。

 次に,蔵元慎一議員。

  [13番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  通告していました2点について質問をいたします。

 まずは,12月の選挙において再選を果たされました霜出市長にお祝いを申し上げるとともに,これまでの第1ステージは市の基礎づくり,これからの第2ステージは市の発展期という表現をされ支持を獲得したわけですので,2期目の4年間はどうか御自身の政治信念をフルに発揮し,未来の南九州市が自然豊かで創造と活力に満ち,暮らしと命輝く心安らぐまちであるよう,しっかりとかじを取っていただきたいと思います。

 それでは,最初に,施政方針の中から3点について質問をいたします。

 昨日,同僚議員から同じ質問がありましたが,我が市にとっては非常に重要な案件ですので重複する部分もあると思いますが再度答弁を求めます。

 茶業振興について,24年度施政方針で,本市の茶業振興方策,統一銘柄,加工流通の高度化,品質向上の促進,消費拡大,お茶の文化の創造など,振興策を策定するための協議会を設置するとあります。合併後,間もなく銘柄統一についてはあらゆる機会で話題になってきたことと思いますが,いまだ結論は出ていないようです。加工流通についても,日本一の茶産地を自負するにはまだ取り組むべき事業も残されているようです。このような懸案事項の進捗を図るための協議会であると思いますが,そのタイムスケジュールと協議内容はどのようになっているのか。

 次に,定住促進対策に対して喫緊の課題と述べています。今年度出会い応援事業実行委員会設立準備会が計画されています。現在,未婚や晩婚化は大きな社会問題と考えていますが,我が市ではこれに対する積極的な動きが見られません。少子化対策のためには若い世代の結婚が重要であります。しかしながら,市内にも相当数の未婚者がいると認識しているのは私だけではないと思います。婚活支援等の施策をどのように行っていくのか。

 次に,検討委員会の件についてお尋ねいたします。

 先の2点についても立ち上げているようですが,現在10の各種検討委員会が進行中または計画中であるようです。施政方針の中で第1次南九州市総合計画に基づいた施策を市民の皆様の意見を公聴し全力を傾注して推進すると述べています。公聴とは辞書を見ますと,国や地方公共団体が重要な事項を決定するときに利害関係者や学識経験者などを呼んでその意見を聞く制度とあります。重要なプロセスであると思いますが,そこには市長御自身の政治姿勢,信念も反映させるべきです。決して検討会任せではならないと思います。今後においてこのような検討会の設置についての市長の考えを質問いたします。

 2問目の名誉市民条例について質問いたします。

 この条例は,社会文化の興隆に功績が顕著であった者に対し,その功績と栄誉を称え,もって市民の社会文化の興隆に対する意欲の高揚を図ることを目的とすると第1条にうたっています。私は,子どもたちに夢を与え向学の意欲をもたらし,市民の郷土愛を深める大切な条例であると確信していますが,合併後において選考を検討した事例はないのか。また,名誉市民に該当する顕著な功績とはどのようなものなのか具体的例があるのか。選考に値する対象者があった場合どのような手順を踏むのか。その選考方法は決まっているのか。

 以上で1回目の質問を終わり,あとの質問は自席より行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  蔵元議員の御質問にお答えをいたします。

 茶業振興についてでございますが,茶業の振興につきましては,著しく変化する茶業情勢の中で,昨年制定された茶業振興法に基づき,品質向上の促進,加工流通の高度化,統一銘柄,消費拡大,お茶の文化の創造など本市の茶業振興方策を策定しなくてはなりません。

 特に加工・流通の高度化の中で,本市では,県茶市場等に荒茶での出荷が大半でございまして,付加価値の高い商品であります仕上げ茶の出荷割合は1割程度であり,農家所得の向上を図るためには,仕上げ茶率を高め流通の円滑化を図る必要があると考えておりまして,そのためにはJA南さつま,JAいぶすきや茶業農家を含めた新たな茶流通拠点施設を整備することが本市の茶業の活性化になるのではないかと思い,そのための協議会を設置いたしたいと思っております。

 協議内容といたしましては,市,両JA,生産者代表を中心に学識経験者等を交え,荒茶の集出荷施設並びに保管貯蔵施設,付加価値を高めるための仕上げ加工施設,さらには全国茶品評会など出品茶を製造する優良茶研修施設の整備などハード的なものや,統一銘柄など本市の茶業振興方策を協議し,タイムスケジュールといたしましては,年8回程度の会合や研修会等を実施いたしまして,拠点施設の計画から運営方法など3年間をめどに実施いたしたいと思います。

 次に,定住促進対策についてお答えをいたします。

 定住促進対策の中の少子化対策につきましては,多様化する保育ニーズに対応した特別保育,放課後の児童クラブの実施や医療費助成の対象を拡充しながら,子育て支援を行うことにより少子化対策を推進してきております。

 結婚支援につきまして,かつては地域の青年団活動をとおした出会いや「きもいどん」によりまして,配偶者を得る機会が多いようでありましたが,現在は,地域に残る若者が減少してきたことや結婚に対する考え方の変化などにより男女の出会う機会が少なくなってきております。

 このようなことから,本市におきましては,平成24年度に出会い応援事業を計画いたしたところでございます。

 この事業の実施に当たりましては,婚活に関する事業を実施している団体や今後計画しようとしている団体の方々と本市の関係課の職員で構成いたします実行委員会を設置いたしまして,事業の手法についての意見交換や研修会を行うとともにイベントを実施する予定となっておりまして,結婚を希望される方を対象に,出会いの機会を創造してまいりたいと考えております。

 次に,第1次南九州市総合計画に基づいた施策を,市民の皆様の意見を公聴するとあるが,各種検討会を設置し公聴する考えかという御質問でございます。

 本市には,条例,要綱等に基づき設置され,市の諮問,審議,調査などを行う審議会,審査会,委員会などが50余り設置されております。これまで,総合計画や過疎地域自立促進計画などについての審議や行政改革,男女共同参画の推進など市政について調査審議をしていただいております。

 平成24年度におきましても,引き続き,これらの各会の御意見をお聞きするとともに,市長へのメッセージや御意見箱などを利用するほか,行政嘱託員及び校区・地区公民館長合同会や校区・地区公民館における市政懇談会などの機会におきまして,広く市民の皆様から御意見をいただく考えでございます。

 施政方針の中で申し上げました「市民の皆様の意見を公聴する」ことにつきましては,平成24年度に,新たに各種検討会を設置し,公聴するということではございませんので,御理解をいただきたいと思います。

 名誉市民条例についてお答えをいたします。

 本市の名誉市民につきましては,社会文化の興隆に功績が顕著であった方に対しまして,その功績と栄誉を称え,もって市民の社会文化興隆に対する意欲の高揚を高めることを目的に,名誉市民の称号を贈ることといたしまして,その内容及び手続等につきましては,南九州市名誉市民条例及び同条例施行規則で規定しているところでございます。

 合併協議におきましては,「名誉市民については,新市において新たに制定する。なお,既にその称号を贈られている名誉町民については,名誉を新市に引き継ぐ」ことといたしまして,現在は,旧知覧町の名誉町民でありました塗木早美氏お一人が本市の名誉市民となられておるところでございます。

 なお,南九州市発足後におきましては,これまで選考を検討した事例はないところでございます。

 2番目の名誉市民に該当する顕著な功績とはどのようなものか。また,その選考方法を問うということでございます。

 名誉市民の称号を贈る条件といたしましては,市民または本市に縁故の深い方で,広く社会文化の興隆に寄与し,市民が郷土の誇りとし,深く尊敬に値すると認めた方と定めておりまして,名誉市民に該当する顕著な功績につきましては,長期にわたる市発展への多大な功績や,地方自治,教育文化,社会福祉,産業経済などあらゆる分野における全国的・世界的規模の顕著な功績などが考えられます。

 なお,選考方法につきましては,市の各部署や行政委員会,市民や各団体等から該当者についての打診等があれば,庁議において名誉市民の称号を贈ることについて協議を行うことといたしておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  2番目の御質問の名誉市民条例についてお答えいたします。

 まず初めの,選考を検討したことはないかということですが,南九州市が誕生いたしましてから,教育委員会として選考したことはございません。

 次に,顕著な功績とはどのようなものか,その選考方法等を問うということでございますが,今市長答弁にありましたように,南九州市名誉市民条例には称号を贈る条件として,「市民または本市に縁故の深い者で,広く社会文化の興隆に寄与し,市民が郷土の誇りとし,かつ,深く尊敬に値すると認めたもの」と抽象的な表現にとどめてあります。このようなことから,名誉市民については,選考委員会等による候補者となるお一人お一人について十分な審議が必要だと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  まず,お茶のことについて質問いたします。

 合併後,先ほども言いましたけれども,これまでに銘柄統一に関しての話し合い等があったと思いますけれども,市はどのようなスタンスでかかわってきたのか,また,そしてその中身というのはどういったふうに話し合われてきたのか御質問いたします。



◎茶業課長(鮫島信行)  銘柄確立がいまだに統一は進んでいないわけでございますけれども,市といたしましてもかかわり方といいますか,茶業振興会を通じまして,昨日も述べましたけれども,合併当初20年度から17回の会議をいろいろとしまして,その中でいろいろとそういった皆さんに統一銘柄のメリットかれこれを説明いたしまして,そういった形で進めてまいっております。



◆議員(蔵元慎一)  17回の話し合いの中でもなかなか方向性が見えないということでありますけれども,どのようなことがまず一番ネックになっているように感じているのか。



◎茶業課長(鮫島信行)  昨日もちょっと市長のほうからも答弁いたしましたけれども,いろいろと市茶業振興会等で協議をしているところでございますけれども,旧川辺町,旧頴娃町は,やはり統一銘柄の浸透を図るための方策として,やはり知覧茶の名称を入れた銘柄の要望が出ておるところでございますけれども,やはり旧知覧のほうではやはり地域団体商標登録とかをとっておりまして,その登録で知覧町産の緑茶として登録されているわけでございますけれども,その地域といいますか,地域を越えた変更は非常に難しいことということでございます。

 そういうことで,また知覧茶といたしましては,やはり銘柄確立には非常に多額のお金を投資しているといったようなことで,現在では差別化があらわれておりまして,市場での引き合いも多いといったようなことから合意に至ってないというのが現状でございます。



◆議員(蔵元慎一)  その地域ブランド,知覧茶,鹿児島知覧茶のことだと思いますけれども,これは南さつま農業協同組合が取得している特許庁が出す地域団体商標でありますけれども,これの定義です,定義,それから,これは多分期間,有効期限,それから,それが来たときにはどういった手続が必要なのかというのがあると思いますけれども,その辺の説明をお願いいたします。



◎茶業課長(鮫島信行)  地域ブランド知覧茶に関する定義といったようなことであるようでございますけれども,国が地域ブランド産地銘柄ともいうことと解釈いたしておりますけれども,国が示した表示基準の中には産地銘柄というものの取り決めはなくて,社団法人日本茶業中央会が定めた任意表示事項の中に産地銘柄の規定がございまして,その解釈をもっていくと知覧茶の場合は荒茶工場で生産されたお茶ということでございますけれども,この特許庁が出しております地域団体商標登録というのは,出願人が今ございましたように協同組合であって,その構成員に使用させる標章であり,その標章は地域の名称と商品の名称等からなる文字標章ということであって,さらに認知されているということであるようでございますが,これにつきましては,知覧茶の場合にいたしますと,「JA南さつま,またはその組合員が販売している知覧町の茶園で生産された緑茶」ということで,ちょっと茶業中央会の意味合いと少し違うわけでございますけれども,そういった2通りの定義があるのではないかと思っております。

 その特許庁が出している地域団体商標登録でございますけれども,かごしま知覧茶と知覧茶というのが2種類ございます。これにつきましては,18年4月に申請をしておりまして,かごしま知覧茶は,18年12月にその登録が出ているようでございます。知覧茶のほうが19年2月ということで出ておりますが,これにつきましては,約10年間の効果があるといいますか,一応期間があるわけでございますけれども,そのときに変更しなくてはいけないといったようなことなんですけれども,やはり変更する中で一番問題になるのが,その知覧茶をもし広域に使った場合の認知度というのが問題になるのではないかというふうに感じておるわけでございますけれども,そういったのを今後十分協議しながら,荒茶を含めた小売茶まで含めたそういったものの考え方をしっかりと,この協議会の中で定めていく必要があるのではないかというふうに感じているところでございます。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  非常に大事なところだと思うんですけれども,その特許庁なりに言えたのかどうかわかりませんけど,その地域を広げるということに関して,許可してくれるのかどうかというのを尋ねられたことはありますか。



◎茶業課長(鮫島信行)  その件について農協のほうに,農協はJA南さつまですが,問うてお伺いしたら,非常に難しいといった回答をもらったといったような話を聞いております。



◆議員(蔵元慎一)  こういういろいろブランドとかというのは,非常に厳しいですよね,ほかの品物に関してもですね。そこら辺をやはりきちっと専門家に尋ねられて,どういった方法をとっていけば一番いい回答をいただけるのかというのは,非常にデリケートな部分ですので,きちっとやっていただきたいと思います。

 それから,この登録要件にある部分でいきますと,その南さつま農業協同組合が取得しているブランドですけれども,南九州市にはもう一つの組合があります。そこの構成員であります頴娃は,多分そのいぶすき農業協同組合のほうに入っていらっしゃる方が多いと思いますけれども,この方たちは,その構成員ではないので,その方たちがたとえ一緒になろうとしても今の状態では使えないわけですよね。そういったことは,どういうふうに解決していくとかいうのがもう話し合われているんですか。



◎茶業課長(鮫島信行)  この件につきましては非常に難しいことなんですが,一番手っ取り早いのは,両JAが合併していただいて,その中で集出荷といいますか,お茶を集めてそれを販売するといった形になりますと,おのずからそれも道が開けるのではないかと思っております。



◆議員(蔵元慎一)  これは,本当市長がかかわってこないといけない部分だと思います。このJAが一緒にならない,ということは非常に大きな問題ですので,そこ辺を解決していかないとなかなか難しいというのが現実であろうかと思います。そこ辺はしっかり対応していっていただきたいと思います。

 あと,このブランドというのは,今我々は,我々というか茶業界の中では,銘柄統一どうすれば利益がどうだとかいう話はしますけれども,やっぱり決めるのは消費者ですよね。ブランド。認めてくれるのも消費者なんですね。その消費者サイドの見方というのでいくと,今は地域ブランドの中で多分頴娃知覧の境というのはもうほとんどないので,頴娃のお茶も必ず入っているはずです。もしくは,荒茶工場もこっちのほうにあったりするので,たくさん入っている状態があると思います。それは,一応認められているわけですよね,実際は,地域ブランドその境があるとはいっても,あるわけですね。それで,味等にもさしてそういう差があるわけではないと思いますけれども,その辺はどのように認識されているんですか。



◎茶業課長(鮫島信行)  本当実際いいますと許されることでは,このブランドの関係からいうとちょっと難しいんですが,今のところもう頴娃の方々のお茶も集荷されて,知覧茶で売られているのもあるやに聞いております。そういうことなんですが,やはりそれにつきましては,今後そういったところの地域というのも十分検討していきながら,先ほど申し上げましたように,その地域,頴娃町,あるいは旧川辺町まで広げた,そういったのが必要になってくるんじゃないかと思っております。

 消費者から見ると,本当にその格差というのはほとんどございません。そういう中でちょっと,今後,そういった形での広域化した形でのやはり認知度というのを図っていくべき必要があるのではないかと思っております。



◆議員(蔵元慎一)  茶業といっても,最終的には買う消費者があって成り立っているわけです。商売ととらえたときには,何よりも大切なのは信用であります。以前ありました米や牛肉の偽装問題でもわかるように,何十年もかけてつくり上げた信頼も,消費者を裏切ると一瞬で消えてしまいます。地域ブランドは,大きなステータスであるんですけれども,これは,その裏には大きな責任があるということであります。

 銘柄統一は,やらなければならないことだというふうに考えておりますけれども,あくまでも買っていただいているお客様の信頼の上に成り立ちます。目標は,この地域のお茶は安心・安全でおいしいと評価していただくということであり,銘柄統一はその過程の一つの手段であると私は考えます。しかしながら,ブランド確立に多大な投資をしてきた関係者の思いが強いのは,昨日の同僚議員のほうからも申し上げられました。

 一方で,10年後の茶業に携わる若い世代に希望と一体感を持たせるためには,この銘柄統一等は絶対必要なことです。市長の英断を期待するわけですけれども,頂上を決めて,そのルートは段階を追って十分協議していただきたいと。先の見えないことには,人は真剣になれません。市長のお考えを聞かせてください。



◎市長(霜出勘平)  昨日も塗木議員に対しての答弁をいたしましたが,銘柄統一,これは日本一の生産量を誇る南九州市では,避けて通れないというふうに思っております。なるだけ早くこれはやらないと,るるきのうも説明しましたように,もう静岡ではない,鹿児島だと,その中でも南九州市だということです。

 そして,南九州市が頴娃茶だ,知覧茶だ,川辺茶だといっているような状態ではないんじゃないかと。もうお茶離れもどんどん進んでおります。また早くこれを阻止し,そして消費拡大をお互いに図っていかなければいけないときですので,やはりこの頴娃,川辺,知覧,手をとって心を一つにしていいお茶をつくっていかなれば,消費者に飽きられてくるんじゃないかというふうに思っておりますので,これは,本当にこの私の4年間の大きな仕事の一つだということで位置づけをいたしております。

 頴娃と川辺の方は,この知名度もあるし,知覧茶という名を使いたいというような御意向でありますが,特に後岳の皆さん,きのうも銘茶研究会があったんですが,その中でも,いろいろこれまで苦労をしてここまで知覧茶の名声を高めてきたんだとそういうような思いがあられるわけです。そういったことで,一緒にやってもいいんだけれども,もし1,000に一つ間違いがあってもいけないんだと,そうすると一夜にして今までの知覧茶というものがパアになってしまうと,そういうことを危惧されているようです。

 だから,この銘柄統一と仕上げ工場,これはやっぱり一体化に進めていかなければ,この銘柄統一も進んでいかないのじゃないかと。もう品質を均一化して安心・安全でおいしいお茶を,南九州市のお茶はどこでとれたのも大体品質が均一化していいと,安心・安全だと,そういうことをまず持っていかないと,この銘柄統一というのは進んでいかないのではないかというふうに思っております。

 そういったことで,きのうも,かごしま知覧茶,それから知覧茶というものをこれが南さつま農協が持っているということを申し上げましたが,かごしま知覧茶でなくてもいいんですよね。南九州知覧茶でもいいし,さつま知覧茶でもいいと思うんですが,かごしま知覧茶にこだわるのは,やはり県としても,我々から見ればもう鹿児島の茶じゃなくて,知覧茶ででも全部鹿児島県のを出せばいいんじゃないかというような思いがありますが,県としてはやはり冠に鹿児島をつけたいという思いがあられるようですので,そういった点から,これからも補助事業等を導入することも多いわけですので,やはり県の意向も尊重したほうがいいんではないかと。

 そういうような思いで,やはりかごしま知覧茶というものに今こだわっておりますが,これもさつまも鹿児島と同じような響きがあるわけで,さつまは鹿児島だねという全国だれでも知っているわけですので,そういったブランドを私は新たに茶業,これはどういうあれでやっていけばいいのかわかりませんけど,茶業振興会とか市とか団体とかいろんな両団体をつくり上げて,そういうさつま知覧茶というような銘柄を登録してもいいんじゃないかというふうな思いもあるところですが,いずれにいたしましても,この仕上げ工場と,それから銘柄統一というのは,並行して進めていかなければいけないのではないかというふうに思っておるところでございますので,これについては,いろんな方々とまたひざを交えて話し合いをしながら,一日も早い実現を目指していきたいというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  私も今回の件でいろいろな茶の関係の方にお話をしました。口をそろえて言われるのは,もう次は市長の決断しかないと言われておりました。ぜひとも責任を持って成し遂げていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。

 定住促進の中で,婚活に関しての問題です。

 先日の新聞に移住定住促進対策検討会の提言書が市長に提出されたという記事がありました。もらわれたんですよね,市長。もう目も通されましたか。もし通されていれば。



◎市長(霜出勘平)  まだ十分に目を通していないところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  担当課の企画課長は,目を通されていますか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  会議にも出席しておりますし,提言書もすべて目を通しております。



◆議員(蔵元慎一)  その中に,婚活に関する提言とかは入っておりましたか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  入っております。内容は,結婚を希望する未婚の市民に対し,出会いの場を提供するというような内容でございます。



◆議員(蔵元慎一)  今,この前,これも新聞記事の中からのデータなんですけれども,鹿児島県では,男性の5人に1人,これは年齢はちょっと20歳から50歳までという感じのデータだと思います。男性は5人に1人,女性は10人に1人が生涯未婚者,結婚をされていないという方のデータであります。本市のデータがありますか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  南九州市のデータは,国勢調査によって出ております。

 ただ,国勢調査,17年と22年の調査結果が出ておりますが,22年については,5歳ごとの詳細が出ておりませんので,ちょっと内容について17年と交えて説明をさせていただきます。

 南九州市の15歳以上の未婚率でまず説明いたしますが,平成17年の調査では,男性25%,女性17%,そして22年は,男性26%,女性17%となっております。これを22年については,5年ごとの5歳ごとの詳細内訳がわかりませんので,17年の調査,大体22年と総数では余り変わりがありませんので,参考までに申し上げますと,20歳以上の南九州市未婚率の状況につきましては,男性未婚率20.3%,女性未婚率12.8%となっております。年齢を制限してさらに30歳から59歳までとかになりますと,男性が23%台,女性が10%台という数字になるようでございます。



◆議員(蔵元慎一)  市長も今聞いた感じで,県の推計とすると,どうなんですかね。ちょっとやっぱり高いんですかね,未婚率。どっちにしろ多いですよね。20%だから,5人に1人が男性,やはり結婚しない。女性7人か8人に1人ですかね。そのような認識を持って,それがどういうなふうに感じられますか。



◎市長(霜出勘平)  そうですよね,昔は,やはり女性も男性に頼らなけりゃいけないというようなこともあって,ほとんどの方が結婚されたと思いますが,今はいろんな仕事も持っておられて,別に男性に頼らなくても生きていけるんだというようなこともあるんじゃないかというふうに思っております。青春を謳歌しているということもあると思いますが,こういう話下手でいろんなことで男女と話ができないというそういう人もいらっしゃるんじゃないかというふうに思います。だから,そういう人は救済をしてあげなきゃいけないというふうに思いますし,このような婚活事業というようなことをやりながら,一人でも多くハッピーエンドになればというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  思っておられるばかりじゃだめで,今年度はついていますけど,今までの中で婚活支援は,全然なかったわけではないと思いますけれども,ちょっと手薄だったのかなと。やはり定住促進の中で少子化という部分も考えると,若い世代の方が結婚しないと子どもは多く産まれない,そういう状態になると思います。

 昨年5月に「結の集い」というのが,婚活の一環だと思いますけれども,頴娃の釜蓋神社とかあの辺を中心に行われたということで伺っているんですが,その内容に関して,これは社会教育課の事業ですかね。もしわかっていれば。



◎社会教育課長(小濱義智)  今,話に出たことですが,地域女性連のほうが実施している事業でございまして,事業名は「世話やきキューピット事業」ということになります。

 昨年,釜蓋神社,それから番所鼻公園周辺で,昨年といいますのは5月22日でございます。46名が参加したというふうに聞いております。一昨年が,頴娃の「アグリランドえい」ですかね,あそこで実施しております。そのときも50名前後だというなふうに聞いております。

 そこで,内容につきましては,お互いプロフィールトークというふうなことで自己紹介をし合いながら,ローテーションで自己紹介していくというようなことです。

 済みません。ちょっとデータがないんですが,ことしですが,本市からの参加者は少ないというようなことを聞いております。済みません。はっきりしたデータがないんですが,以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  私がこう聞いた中では,今この1件だけが婚活に関する市がかかわっている事業だと思いますが,ほかにありますか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  先ほど南九州市地域女性団体連絡協議会のことが報告されましたが,あと指宿・川辺地区商工会青年部が実施しております。これは,南九州市に限ったことではないんですが,関係ではそのような会がございます。

 それとあと,過去には,任意で青年農業者の会等がそのような活動を行っているような話も聞いております。



◆議員(蔵元慎一)  新聞等を注意して見てみると,この婚活イベントは,どこの自治体も非常に積極的に行っていると思います。1カ月の中の記事を切り抜いても四,五件出てきますので,相当な確率でやっております。

 この世話やきキューピットも県の事業の一環だと思いますけれども,鹿児島県も「ゆいネット」というのをつくりまして,その情報のサイトを開いて一生懸命やっております。今年度,その出会い応援事業実行委員会設立準備会となっておりますけれども,すごい長い,まだ今から立ち上げるためにこんな長くなっているんですかね。実行委員会というのじゃなくて設立準備会って,まだその準備が要るちゅうことですか。



◎企画課長(下薗宏一郎)  これまで実施している団体,そしてまたこれから実施しようとしている団体等もありまして,この内容等を実際にまだ業務としておりませんので,本当にまだ素人の域にあるところもあります。

 そういったことで,事業の検討,そしていろんな方法を探りながらやらないといけないということで,それと名称についても,まだ実行委員会を設立しているわけではなくて,仮称の名前ですので,そのつもりでお聞きいただきたいと。



◆議員(蔵元慎一)  昨年,総務常任委員会では,所管事務調査でこのことを,婚活というわけじゃないけど,定住促進ということで調査をしてあり,その中の報告の中でも,この婚活のことに関しては幾つか出てきたと思います。

 この準備会のほうの検討期間は,4月から12月というふうになっております。もう少しスピーディにやっていただきたいと思います。どんどんそういう適齢期というと失礼かもしれませんけど,年はとっていきますので,これはまだ準備会ですので,これぐらいは早くしてください。

 この婚活も,私が思うには,やっぱり地域の中で今検討されている部分もあるかもしれませんけど,実際いうと余り近いとやりにくい部分もあります。ここにあの人がおってここにこの人がおるどと,ただ個々の家族関係も全部わかっている人たちがつくったとなると非常にやりにくい部分もあります。これは広域でするべきだと私は思っています。指宿なり南さつまなり枕崎なり連携をとって,近い部分といっても南薩地域ぐらいを考えて,そういったイベントを考えるように持っていっていただければなというふうに考えています。ぜひともその辺は検討してください。

 次に入ります。ちょうど検討会のことに関しては,私のほうで少し勘違いという部分がありましたので,これは,私が言いたかったのは,市長も選挙の後の記者の質問の中でも,市民からの情報収集が足りなかったようなこともいろいろ書いてあります。そういうことを非常に気にしながら,やはり一生懸命市民の意思を吸い上げるような姿勢を持っているんだと思いますけれども,私が言いたいのは,政策決定の過程で住民の声を聞くことは非常に重要ですけれども,全員の意思を統一することはちょっと不可能に近いのだと思います。民主主義の原理にのっとった事業決定も必要なこともあるかもしれません。

 市長は,選挙で市民の信託を受けた一番の代表者であると思っています。市民の声をすべて生かすことは難しいので,それを一番よい形で調整して説得することも市長の役割だと思っていますので,強いリーダーシップを持って発展期の市政運営に取り組んでいくようにお願いします。

 時間がありませんので,名誉市民条例について質問いたします。

 この前は,広域圏の組合会議が枕崎でありました。市長も参加されていますよね。木村庄之助さんの横断幕は見られましたか。横断幕,垂れ幕かな。



◎市長(霜出勘平)  いえ,見ておりません。



◆議員(蔵元慎一)  堂々と正面玄関にこんな目立つというぐらい立っていましたですよね,副市長,見ていませんですか。



◎副市長(鶴田康夫)  私も実は,先般,一部事務組合の議会に行きましたけれども,裏のほうの駐車場から入ったものですから,大変申しわけございません。見ておりません。



◆議員(蔵元慎一)  多分議長は表玄関も通りましたので見ていると思います。これは,枕崎出身の方が第36代の木村庄之助を襲名ということで,枕崎市は,すぐに名誉市民ということでその栄誉をたたえているわけでございます。

 この条例なんですけれども,検討は今までされたことはないと。じゃあどういうときにそういう検討が始まるのかと,そこ辺が私はちょっとわからないんですけれど,どういうときに,だれかが言ったときにとかいろいろあると思いますけれども,その辺はどうでしょうか。市長。



◎市長(霜出勘平)  いろんなケースがあると思います。市民の方々から推薦をされたり,我々が目についたり,この方はどうだろうかと思うようないろんなケースがあるんじゃないかというふうに思います。



◆議員(蔵元慎一)  例えば国レベルの表彰,それからスポーツであればオリンピックで,金メダルではなくても銅メダル以上ぐらいだったらもう受賞なのかなと,これは個人的な思いですけれども,そういうふうに考えられますか。



◎市長(霜出勘平)  そうですね,広く南九州市というようなことの出身だというような方であれば,検討してみることも必要なんじゃないかなというふうに思います。



◎総務部長(有水秀男)  今ちょっと先ほど議員がおっしゃったのは,枕崎の木村庄之助さんに昇格が決まった式守伊之助さんのことだと思うんですが,この方については,恐らく名誉市民ではなくて市民栄誉賞だったと思います。



◆議員(蔵元慎一)  今,総務部長が言いましたその辺の部分はあると思います。これも個人的な見解です。このスポーツとかそういった部分の感じだと栄誉賞かなと。ただ,それではなければこの名誉市民条例だと思っていますので,質問を続けますけれども,この条例によると「市民または本市に縁故の深い者」とありますけれども,この意味するところは,どのような範囲だと考えておりますか。



◎総務部長(有水秀男)  いわゆる読んで字のごとく縁の深い方ということで,県外の方でも何といいますか,市にいろんな,市の社会文化の交流に寄与して,自分が郷土の誇りなんだという方だろうと思います。市の出身の方とかそういった方を指すということで思っております。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  非常にあいまいな書き方なので解釈がどうにでもできるんだと思いますけれども,もう多分戸籍があるとかあればもうそれに入ってくるんだと思います。これも,ここで産まれたということであればですね。私はそういうふうにとらえます。

 名誉市民になる方は,御自身の栄誉や名誉を求めることはないと思うんです。それよりもやっぱり教育的な面から見ると,郷土の先輩の業績とか生き方を市内の子どもたちに紹介することによって,夢を与えて向学の意欲をもたらして,それで市民にとっては郷土愛を醸成させる大きな機会でもあると思うんですけれども,教育長,どうでしょう。



◎教育長(小野義記)  先ほど答弁いたしましたけれども,非常にこう抽象的な表現にとどまっているわけですね。ですから,お一人お一人についてよくやっぱり審議をしなくてはいけないわけですけれども,市民表彰等については,その方の功績等に関して,市レベルとか,県レベルとか,あるいは国レベルとか,あるいは世界的レベルとか,そういう段階での表彰等当然参考とするだろうと思います。参考としていくと。ですから,まだまだ上位の賞をその方がもらわれるんじゃないかなと判断される場合は,審議をちょっと待つ場合もあるんじゃないかなということを考えているところです。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  済みません。もう時間がないのではっきりと言います。昨年,11月に我が南九州市知覧町出身の方が,文化勲章を受けておられます。これより上の賞は何ですかね。



◎教育長(小野義記)  余り現実的なのは言いたくないんですけれども,この方は,もう随分以前からノーベル賞の候補にも上がっている方なんですよね。ですよね。ですから,そういうことを考慮して今そういうお話をしたんですけれども。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  済みません。年齢が今84歳くらいだったですかね。だったと思います。地元に残る従兄の方に話を聞きに行きました。市長の産まれ在所である霜出のすぐ近くで,お父様は指物屋さんをしていて,大体五,六歳のころだったと思うけれども,鹿児島市内に引っ越されたと。その後,大龍小に行って,二中に行って,七高に行って,京都大学というふうに進んでおられます。

 私は,わかるんですけれども,待っている間に,万が一とかあれば元も子もないよなと,やはり今の段階で,ぜひともやっぱり候補としてやるべきだなというふうに考えます。ぜひともそこ辺は検討していただきたいというふうにぜひ言いたいんですけれども,どうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  この方は,私もよく存じ上げております。何年か前やったですね,稲盛財団の京都賞も受賞され,私は地元だということで稲盛財団から呼ばれて同席をしたこともあります。それからエジソン賞もとられました。そして今度は文化勲章,これも知覧町のころから,秋になると毎年ノーベル賞の対象ということで,事前に,そのころは町長でしたが,市長になってからもそうですが,コメントをくれというようなことで,一回も載ったことはないわけですけれども,そういうようなすばらしい方であります。

 おっしゃるように,私の家は,前の実家は5593なんで,5592で産まれていらっしゃいます。松久保議員のところが5594なんです。上之病院がありますよね,もう廃業をされた。あそこに長屋があったんです。そこでお産まれになって,そしてもう小学校から,議員がおっしゃるように鹿児島の小学校ですよね。ということで,下郡のお父さんは御出身だということで,私は,いつもノーベル賞をもらわれたら,これは何とかせんにゃいかんなというふうな思いがあったんです。11月にこの文化勲章ということで,これもうこの賞に値するような大変な功績ですよね。

 だから,ちょっと時期を外しましたけれども,今度5周年記念をやりますので,ことしの12月末にですね。そのときに,名誉市民はちょっとそぐいませんので,市民栄誉賞あたりを創設して差し上げたらどうかということで,今内部ではそういう話をしているところです。そのときには,いろんな市民の方々も表彰をいろんなところから募りまして,功績のある方や市民表彰もしたいと思いますので,その席で何とか市民栄誉賞第1号という形で表彰ができないか,今内部では検討しております。



◆議員(蔵元慎一)  ぜひお願いしておきますが,なぜそぐわないという部分の解釈を一応聞いておきます。



◎市長(霜出勘平)  名誉市民は,やはり長年この市におられた方とか,それから行政でとかいろんな形で何ですか,いろんな会合があるときは名誉市民をお呼びをするんですよね。だからお呼びしても,もうとてもじゃないけれども,物理的にも来れないわけですので,もう名誉市民よりも,やはりこの市民栄誉賞あたりということで,もちろん恩給とかはないですけど,すばらしい賞でありますので,私はそちらのほうがいいんじゃないかというふうに思います。



◎副市長(鶴田康夫)  補足的にちょっと説明させていただきますと,私以前,平成7年か8年ごろの話ですけど,県民栄誉表彰の創設にかかわったことがございます。そのときに,まさに今蔵元議員がおっしゃるようなその趣旨の賞というのが,県民栄誉表彰なんです。そのときに何が具体的にあったかと申し上げますと,鹿児島実業高校が全国高校サッカー大会で優勝をいたしました。春の選抜高校野球大会でも優勝したので,これは何とかしなきゃいけないと。そのときに何が適当かというときに県民栄誉表彰制度を設けようということの要綱をつくったことがございます。

 そのときには,何とか彗星も見つけた方も栄誉賞でしたんですが,ちょっと名前を忘れましたけれども,そういうことからしますと,やはり名誉市民もだけれども,名誉市民よりも市民栄誉賞というのが,よりふさわしい賞じゃないかということを市長と今までお話してきたところでございます。

 そういった意味で,やはり先ほど市長がおっしゃいましたけれども,少し時期は遅れるけれども,節目の年の合併5周年記念式典が12月に予定されているから,そのほうがよりふさわしいんじゃないかということで,今お話をしているところでございます。

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△散会



○議長(森田隆志)  以上で本日の日程は全部終了しました。

 次の会議は,3月23日午前10時から開会することとし,本日はこれで散会いたします。

午後4時30分散会