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鹿児島県 南九州市

平成 23年 第 1回定例会( 3月) 03月07日−02号




平成 23年 第 1回定例会( 3月) − 03月07日−02号









平成 23年 第 1回定例会( 3月)


 本会議2号     (3月7日)
   出席議員     23名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  内 匠 秋 夫
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  山 下 つきみ
3番議員  山 本 森 満        16番議員  松久保 正 毅
4番議員  浜 田 茂 久        17番議員  蔵 元 慎 一
5番議員  大 薗 秀 己        18番議員  塗 木 弘 幸
6番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  薗 田   誠
7番議員  深 町 幸 子        20番議員  加治佐 民 生
8番議員  竹 迫   毅        21番議員  下 窪 一 輝
9番議員  永 吉 義 輝        22番議員  西   良 仁
10番議員  東   兼 喜        23番議員  森 田 隆 志
11番議員  今 吉 賢 二        24番議員  田之脇   厚
12番議員  満 留 秀 昭        
   欠席議員     0名
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 地方自治法第121条による出席者
市     長  霜 出 勘 平    福祉課長      君 野 悦 郎
副  市  長  鶴 田 康 夫    健康増進課長    森 田 夏 江
副  市  長  山 内 廣 行    税務課長      東     篤
教  育  長  小 野 義 記    市民生活課長    折 田 盛 彦
総務部長兼                                
 知覧支所長   和 田 二三男    農林水産課長    東   利 文
農林水産部長   伊瀬知 正 人    耕地課長      山 下 由 海
建設部長     田 代 良 民    畜産課長      三 宅 俊 正
市民福祉部長   有 水 秀 男    商工観光課長    塗 木 博 人
会計管理者    大 坪 三 郎    建設課長      下之薗 博 幸
教育部長     東   信 行    水道課長      神 薗   誠
頴娃支所長    永 谷 岩 男    教育総務課長    小 園 和 幸
川辺支所長    新 屋 清 盛    学校教育課長    大 木 節 夫
                    保健体育課長兼          
総務課長     福 吉 良 夫     給食センター所長 摺 木 和 文
財政課長     上 野 勝 郎    生産流通指導係長  本木下 裕 一
企画課長     金 田 憲 明                     
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 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 和 人
庶務係長  堂 園 政 利    議事係   川 ? 弘一郎
 
 第1回定例会議事日程(第2号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.議案第14号
     平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)
 第 3.議案第15号
     平成22年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
 第 4.議案第16号
     平成22年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 第 5.議案第17号
     平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)
 第 6.議案第18号
     平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
 第 7.議案第19号
     平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
 第 8.議案第20号
     市道路線の認定について
 第 9.議案第21号
     南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 第10.議案第22号
     南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
 第11.議案第23号
     南九州市社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例の制定について
 第12.議案第24号
     南九州市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
 第13.議案第26号
     平成23年度南九州市一般会計予算
 第14.議案第27号
     平成23年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算
 第15.議案第28号
     平成23年度南九州市後期高齢者医療特別会計予算
 第16.議案第29号
     平成23年度南九州市介護保険事業特別会計予算
 第17.議案第30号
     平成23年度南九州市簡易水道事業特別会計予算
 第18.議案第31号
     平成23年度南九州市農業集落排水事業特別会計予算
 第19.議案第32号
     平成23年度南九州市公共下水道事業特別会計予算
 第20.議案第33号
     平成23年度南九州市水道事業会計予算
 第21.議案第34号 南九州市国民健康保険高額療養資金貸付基金条例及び南九州市奨学金貸付基
            金条例の一部を改正する条例の制定について
 第22.議案第35号 南九州市消防団条例等の一部を改正する条例の制定について
 第23.一般質問




平成23年3月7日 午前10時0分開会



    ────────────────────



△開議



○議長(田之脇厚)  これから本日の会議を開きます。

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△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(田之脇厚)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において,西良仁議員,森田隆志議員を指名します。

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△日程第2議案第14号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)



○議長(田之脇厚)  日程第2,議案第14号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)を議題とします。

 本案について,各常任委員長の報告を求めます。まず,総務常任委員長の報告を求めます。

  [総務常任委員長内匠秋夫議員登壇]



◎総務常任委員長(内匠秋夫)  おはようございます。総務常任委員会に付託された議案第14号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。

 委員会は2月28日に開催し,執行部の出席を求め審査いたしました。

 まず,歳出の主なものについて申し上げます。

 総務費の自治会活性化市民検討事業費は,地域コミュニティの基本となる自治会組織の活性化を図るため,アドバイザー2名のもと,自治会代表者及び公募した市民など20人で構成する自治会活性化市民検討委員会を設置し,地域コミュニティを活性化させるためにどのような課題があり,どのように解決していくか検討を行い,報告書を作成するものであります。

 委員から,報告書の作成部数と活用についてただしたところ,自治会や関係機関などに配布するため400部を作成し,自治会のあり方の指針について周知を図るとの答弁でありました。委員から,自治会合併のあり方を検討するだけでなく,小規模な自治会が活性化するための方策も検討すべきであるとの意見が出されたところであります。

 商工費の夢・風の里アグリランド管理運営費は,年末からの降雪により焼肉レストランの屋根が崩壊し,長期間休業となっているレストランの収入減に対する指定管理料の増額補正が主なものであります。

 委員から,指定管理料の歳出根拠についてただしたところ,昨年度の12月31日から3月末までの焼肉レストランなど関係する施設の収益実績を参考に算出したとの答弁でありました。

 委員から,屋根の補修について説明を求めたところ,改修工事を新年度予算に計上しているとのことでありました。

 諸支出金の体育施設整備基金費は,体育施設の整備を図るため基金への積立金が補正計上されております。

 委員から,体育施設の整備計画についてただしたところ,市総合計画では23年度から25年度に,頴娃運動公園のグラウンドやグリーン広場の整備,知覧平和公園の芝生メンテナンスや防球フェンス設置及び諏訪運動公園の駐車場やトイレの整備などを計画している。また,3地域の体育館については,老朽化していることから,総合体育館のあり方について検討することを計画しているとの答弁でありました。

 次に,歳入の主なものについて申し上げます。

 地方交付税の普通交付税は,年度途中の補正財源として交付決定額の一部を留保していたが,今回留保額を補正計上するものであります。

 総務費国庫補助金のきめ細かな交付金は,公共施設などの整備,補修について地元の中小企業へ発注するきめ細かなインフラ整備に対し,交付されるものであります。また,住民生活に光をそそぐ交付金は,これまで住民生活にとって大事な分野でありながら,光が十分に当てられてこなかったDV対策,図書の整備などを支援するため交付されるものであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案の所管に属する部分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 これで総務常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,文教厚生常任委員長の報告を求めます。

  [文教厚生常任委員長今吉賢二議員登壇]



◎文教厚生常任委員長(今吉賢二)  文教厚生常任委員会に付託された議案第14号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)の所管に属する部分について,審査の経過と結果を御報告申し上げます。

 委員会は去る2月28日に開催し,現地調査を踏まえ執行部の出席を求め審査いたしました。

 まず,歳入の主なものについて申し上げます。

 歳入については,市税の増額や各事業費の確定による国・県からの補助金の増減に伴う補正であります。

 なお,国庫補助金の増額補正の主な要因は,きめ細かな臨時交付金の計上によるものであります。

 次に,歳出の主なものについて申し上げます。

 清掃総務費の一般経費は,指宿広域市町村圏組合負担金及び南薩地区衛生管理組合負担金を減額補正するものであります。

 委員から,それぞれの組合負担金の減額について説明を求めたところ,施設の維持管理経費節減や予算執行残により21年度から繰越金が予算額を大きく上回ったことに加え,22年度の資源ごみ事業収入が当初見込みより大幅に増加することが見込まれるため,負担金が減額となったとのことでありました。

 児童福祉総務費の子ども手当支給事業費は,受給対象者が一月当たり4,732人から4,350人と減少したことによる扶助費の減額補正が主なものであります。

 委員から,受給者対象者が減少した理由について説明を求めたところ,警察官や教職員等への支払いは事業所からとなっていたが,当初,人数の把握ができず,全対象者で予算措置を行ったため,今回,実対象者数に基づき減額補正を行うとのことでありました。

 学校施設整備事業費の小学校施設整備事業費は,頴娃小学校,青戸小学校及び手蓑小学校のプール本体塗装防水工事やプールサイドの改修等に要する経費を増額補正するものであります。

 委員から,事業発注時期についてただしたところ,明許繰越となるが,学習指導時期や学校行事及び工期日程等を考慮すると,プールの使用が終わる9月以降になると思われるとの答弁でありました。

 委員から,施設を見ると危険な状況であり,学校側との調整を行い,可能な限り早期改修を図るようにと意見が出されたところであります。

 社会体育施設管理費の平和公園施設整備事業費は,外灯設置や多目的球場の防球フェンス設置に要する経費の増額補正が主なものであります。

 委員から,平和公園に設置する外灯の1本当たりの単価が高額となっている理由について説明を求めたところ,腐食による劣化を防止するため,外灯の支柱に亜鉛メッキ及び粉体塗装仕上げを施すことで,通常より高額となるとのことでありました。

 委員から,1本当たりの単価が余りにも高額と考えるが,予算の積算に当たっては情報収集や精査を十分行うようにとの意見が出されたところであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案の所管に属する部分は,原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 これで文教厚生常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,産業建設常任委員長の報告を求めます。

  [産業建設常任委員長菊永忠行議員登壇]



◎産業建設常任委員長(菊永忠行)  産業建設常任委員会に付託された議案第14号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第9号)の所管に属する部分について,審査の経過と結果を報告申し上げます。

 委員会は2月28日及び3月1日に開催し,執行部の出席を求め,現地調査を踏まえて審査いたしました。

 まず,農林水産業費の主なものについて申し上げます。

 農業振興費の観光体験施設整備事業費は,アグリランドえいの生産物直売施設の利用促進を図るため,農産物の加工体験,学習受け入れ施設として活用できるよう改修するための経費が補正計上されております。

 委員から,受け入れ先や体験学習内容について説明を求めたところ,中学・高校生の修学旅行等の受け入れや,市グリーンツーリズム協議会等と連携し,イチゴ狩り,摘んだイチゴによるジャムづくり,お茶もみなどを実施したいとのことでありました。

 農業施設管理費のやすらぎの郷施設整備事業費は,農産物販売所床の研磨塗装に係る工事請負費及び冷蔵ショーケースなどの備品購入費の増額補正が主なものであります。

 委員から,本施設には多くの来客者が訪れることから,床の研磨塗装工事は来客者に支障を来さぬことが求められるが,どのように施工する考えかとただしたところ,夜間工事での対応や塗装箇所の分散施工など,今後さらに検討し,可能な限り来客者に支障を与えないことと,販売所の臨時休館を避けたいとの答弁でありました。

 農地費の農道整備事業費は,従来補助事業の採択要件に満たない市内11路線の農道舗装工事費をきめ細かな交付金事業により実施するものであります。

 委員から,農道整備の要望箇所は多いと考えるが,どのように路線を選定したかとただしたところ,荒廃が著しく,地元からの要望の強い路線を優先して選定したとの答弁でありました。

 委員から,事業箇所の選定に当たっては慎重を期すようとの意見が出されるところであります。

 茶業振興費の一般経費は,K─GAP,J─GAP等の認証取得申請件数が当初見込みより大幅に減少したことによる補助金の減額補正が主なものであります。

 委員から,K─GAP,J─GAP等の認証取得は,お茶のブランド化のため事業推進を図ってきたと考えるが,申請件数が減少した要因について説明を求めたところ,認証取得には茶工場系列全生産者の取り組みが必要となるが,一部生産者の取り組みが遅れたことにより,当初53茶工場の申請を見込んでいたが,6茶工場のみの申請となったとのことでありました。

 また,23年度以降の認証取得に対する見解をただしたところ,認証取得の取り組みは重要と考えており,K─GAPについての説明会等を開催し,生産者にさらに推進していくとともに,茶工場が取得する国際基準規格のISOについても推進していく考えであるとの答弁でありました。

 次に,土木費について申し上げます。

 道路橋梁整備事業費については,きめ細かな交付金事業により市道単独整備事業費において,頴娃,知覧,川辺地域それぞれ2路線が,市道維持費において,頴娃地域2路線,知覧地域4路線,川辺地域3路線の側溝整備及び舗装補修工事等が計上されております。

 委員から,舗装整備後,水道管布設替工事等を実施しないよう関係課との連携はとれているのかとただしたところ,関係する課との調整は随時行っているとの答弁でありました。

 次に,繰越明許費補正について申し上げます。

 今回,計上されたきめ細かな臨時交付金事業費等により,農林水産業費9件,土木費3件の事業が明許繰越されることとなります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で,本案の所管に属する部分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 これで,産業建設常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  これをもって,各常任委員長の審査報告を終わります。

 これから,各常任委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。



◆議員(大薗秀己)  総務常任委員会の報告を聞きまして,本会議でも質問していたわけですが,基金費の体育館整備基金,体育施設整備基金ですけれども,この委員会の中で,川辺体育館の建設について合併の前にあったと私は認識しております。だから,その後の話がその委員会でどのように,審査されたのかお聞きします。



◎総務常任委員長(内匠秋夫)  合併前の協議のことについて,私どもの委員会で質疑は交わされておりません。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第14号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する各常任委員長の報告は原案可決です。本案は各常任委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第14号は各常任委員長の報告のとおり原案可決しました。

    ────────────────────



△日程第3―日程第5

         議案第15号―議案第17号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第3,議案第15号平成22年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から,日程第5,議案第17号平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)までの,以上3件を一括議題とします。

 本案について,文教厚生常任委員長の報告を求めます。

  [文教厚生常任委員長今吉賢二議員登壇]



◎文教厚生常任委員長(今吉賢二)  文教厚生常任委員会に付託された議案第15号,議案第16号及び議案第17号について,審査の経過と結果を御報告申し上げます。

 委員会は,去る2月28日に開催し,執行部の出席を求め,審査いたしました。

 まず,議案第15号平成22年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。

 本案は,一般被保険者療養給付費,一般被保険者高額療養費及び共同安定化事業拠出金の医療費等負担金に要する経費の増額補正が主なものであります。

 委員から,県の広域化等支援基金貸付金を借り入れる理由についてただしたところ,国保税算定の基礎となる総所得額が落ち込んだことにより,国保税が6,000万円以上減額するものと見込まれ,歳入不足が危惧されることから借り入れを行うとの答弁でありました。

 また,委員から,今回の借入金の償還が後年度において厳しい財政負担を強いることとなる。安定した事業運営を行うためにも,健全で弾力性のある財政運営を強く要望するとの意見が出されたところであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に,議案第16号平成22年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。

 本案は,後期高齢者医療広域連合への保険料納付金について増額補正するものであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に,議案第17号平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。

 本案は,介護サービス等諸費及び介護予防サービス等諸費の医療費等負担金の減額補正が主なものであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 これで,文教厚生常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  これをもって,文教厚生常任委員長の審査報告を終わります。

 これから,議案第15号から議案第17号までの以上3件の委員長報告に対し,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 これから議案第15号平成22年度南九州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第15号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第15号は委員長の報告のとおり原案可決されました。

 次に,議案第16号平成22年度南九州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第16号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第16号は委員長の報告のとおり原案可決されました。

 次に,議案第17号平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第17号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第17号は委員長の報告のとおり原案可決されました。

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△日程第6―日程第7

         議案第18号―議案第19号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第6,議案第18号平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)及び日程第7,議案第19号平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を一括議題とします。

 本案について,産業建設常任委員長の報告を求めます。

  [産業建設常任委員長菊永忠行議員登壇]



◎産業建設常任委員長(菊永忠行)  産業建設常任委員会に付託された議案第18号及び議案第19号について,審査の経過と結果を報告申し上げます。

 委員会は,2月28日及び3月1日に開催し,執行部の出席を求め,審査いたしました。

 まず,議案第18号平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。

 本案は,県が実施している県道頴娃川辺線道路改良工事(粟ヶ窪地区)の施工延長減に伴う同路線地区の配水管移設に係る工事請負費の減額補正が主なものであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に,議案第19号平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。

 本案は,当初予算計上されていた管網管理図作成業務が,建設課で実施している道路台帳統合業務の地図情報システムに23年度から入力可能となったことから次年度実施することとしたため,委託料を減額補正するものであります。

 以上,討論はなく,採決の結果,賛成多数で本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 これで,産業建設常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  これをもって,産業建設常任委員長の審査報告を終わります。

 これから,議案第18号及び議案第19号の委員長報告に対し,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 これから議案第18号平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第18号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第18号は委員長の報告のとおり原案可決されました。

 次に,議案第19号平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第19号を採決します。この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は原案可決です。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第19号は委員長の報告のとおり原案可決されました。

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△日程第8議案第20号市道路線の認定について



○議長(田之脇厚)  日程第8,議案第20号市道路線の認定についてを議題とします。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第20号は,産業建設常任委員会に付託します。

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△日程第9議案第21号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定に

         ついて



○議長(田之脇厚)  日程第9,議案第21号南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第21号は,文教厚生常任委員会に付託します。

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△日程第10議案第22号南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について



○議長(田之脇厚)  日程第10,議案第22号南九州市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第22号は,文教厚生常任委員会に付託します。

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△日程第11議案第23号南九州市社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例の制定について



○議長(田之脇厚)  日程第11,議案第23号南九州市社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例の制定についてを議題とします。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第23号は,文教厚生常任委員会に付託します。

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△日程第12議案第24号南九州市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について



○議長(田之脇厚)  日程第12,議案第24号南九州市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。まず,東兼喜議員。



◆議員(東兼喜)  ほかのところを見ておりましたので,ちょっと時間がかかりますがお待ちいただきたいと思います。この条例,つまり乳幼児等の問題でございますが,この条例につきましては,事業そのものがいわゆる少子化対策の一環でございまして,子育ての家庭の経済的な負担軽減や生み育てやすい環境づくり,もちろん地域活性化にもつながるわけでございます。非常にこのことにつきましては市民も喜んでいると私も認識しているところでございます。

 そこで,現在行っております0歳から9歳までを3歳引き上げて12歳までとするというような条例でございます。年齢の幅を3歳引き上げるということでございますが,この根拠,これを教えていただきたいということと,いま一つ,現在の0歳から9歳までは,その数字そのものはさほど変わらないで推移するというふうに私も推測しております。そこで,3歳年齢を引き上げたときの,23年度の数字そのものも出ているだろうと思っております。もちろん予算にも反映されてるわけでございますが,あわせて来年から5年間の数字そのもの,もちろん出生が問題になってくるわけですが,その辺の数字も含めてある程度の推測もされているんじゃなかろうかというふうに考えておるわけですが,その辺が資料が提出できるのであれば,もちろん数字が欲しいんだけれども,その辺がどうなのか。もし,きょう報告できないのであれば結構でございますが,資料等で結構でございます,お出しいただければと思って。

 以上でございます。



◎健康増進課長(森田夏江)  ただいまの御質問の現行9歳を12歳にする根拠についてお答えします。

 ただいま議員のほうからもございましたように,現在,全国的傾向として少子・高齢化が進んでいる中,本市も同様の傾向にあり,当然定住促進対策の一つとして,またまちづくり大綱に基づき,子育て支援を充実するため乳幼児等医療費助成対象年齢を拡充したものであります。

 2件目の平成23年度以降,5年間の対象者数の推移について人数をお伝えします。

 23年度は3,682名,24年度は3,612名,25年度が3,537名,26年度が3,452名,27年度が3,391名を予測しているところでございます。

 以上です。



◆議員(東兼喜)  今,数字もいただいたところでございます。まず,根拠につきましては,定住促進を図っていくためにもこの条例も必要であろうと,引き上げも大切だということの意味だと思います。

 そこで,定住そのもの,これはやはり地域格差もございますし,集中的な傾向もあるわけでございます。もちろん非常に南九州市の人口も減ってきております。もちろん最近出生率も多少上向きの傾向があると私も認識はしているところでございます。そういう意味からすると,やはり引き上げも大切じゃなかろうかなと思っておりますが,この数字を今いただいたところによりますと,年々減少していく数字も出てきていると私は認識しているんですが,これはどういうふうな数字で,もちろん出生率が影響しているわけですが,年々100名程度近い数字が減ってきてる報告がなされたところですが,この辺の認識はどんなことだったのか。

 それとあわせて,できれば私もせっかくここで条例改正するのであれば,義務教育終了時,つまり15歳未満の児童を含めた条例改正もできなかったものなのか,検討委員会の状況等踏まえて御説明いただければありがたいですが。

 以上でございます。



◎市長(霜出勘平)  ただいまの御質問でございます。私もマニフェストでこの乳幼児医療等については拡充,拡大をしていくんだというようなことでお願いをいたしたところでございますが,できれば15歳まで一気にこれを拡大をしたかったんですが,やはり健全財政ということも考えながらやっていかなければいけないわけでございますので,とりあえず23年度は12歳までというふうな形でさせていただいたところでございます。今後につきましては,やはりこの15歳までを目標にいたしまして,財政も横にらみしながら取り組んでいきたいというふうに思います。



◆議員(東兼喜)  最後ですが,今,市長からいい答弁もいただきました。

 そこで今,私が先ほど2番目に質問しました,数字が3年,5年計画で大分減少していくというような問題,目に見えてきているわけですよね。でしたならば,私は,これはせっかく引き上げるのであれば5歳引き上げて,あるいは6歳引き上げて中学校まで引き上げてもらったら非常にまたそれだけの効果も上がってくるんじゃなかろうかなという認識がしましたので,検討委員会の状況等はどうだったのか,その辺をあわせて御説明いただきたい。

 以上です。



◎健康増進課長(森田夏江)  まず,人数的なものについては,この5年間の数字の差というのは,現在の9歳までの方が1年ずつ延びたときの減少の部分であって,申請については一応毎年270名で予測しているところでございます。



◎市民福祉部長(有水秀男)  これにつきましては,検討委員会ではございませんで,庁議の中で市長,副市長,それから関係部課長が集まりまして協議して12歳まで引き上げたということでございます。

 以上です。



○議長(田之脇厚)  次に,菊永忠行議員。



◆議員(菊永忠行)  ただいま東議員のほうからも質問がありましたけれど,私のほうもこの乳幼児等医療助成金事業のことについてちょっとお伺いしたいと思います。

 発言の通告のほうでも人数っていうようなことで,何名対象者がいるのかっていうようなことでありましたけれども,先ほど人数のほうも5年間の3,391名というような形で人数のほうは出てきております。本年度の予算額9,563万1,000円と,これ国県支出金1,335万9,000円,ちょっと気になってるところは,一般財源が8,227万2,000円というようなことで,すごく大きな予算が計上されているのですけれども,これは長期的に見てこの財源の見通しっていうものがあるのか。それと,今この条例改正で12歳までというようなことでありますけれども,これについて近隣市町のほうはどうなっているのかお伺いしたいというふうに思っております。



◎健康増進課長(森田夏江)  ただいまの御質問の予算の分については,後ほど財政課長のほうから報告させていただきます。

 近隣市町の状況についてお知らせします。近隣では,指宿市が小学校就学前まで,南さつま市が中学校3年生の3月末まで,枕崎市が小学校3年生の3月末日まで,日置市が小学校就学前までとなっております。あと県内のほうでは就学前までが31市町村,9歳の誕生月までが南九州市,小学3年生就学終了までが3市町村,小学校卒業までが2市町村,中学校卒業までが6市町村あるところです。

 以上です。



◎市長(霜出勘平)  この財源につきましては,もうこれは福祉は後退ということはなかなかできませんので見通しを立てて,今後においてもこれを継続をしていくというようなことで計画をいたしたところでございます。この乳幼児等の医療費につきましては,旧知覧町,この辺ではもう先進町だったんですが,最近では南さつまが中学校卒業までというようなことで追い越されておるわけでございますが,やはり一番肝要なのは財源確保でございますので,そういった点から今回は12歳までというようなことで計画をいたしたところでございます。



◎財政課長(上野勝郎)  財源の見通しについてという御質問でございましたので,財政課のほうで答弁させていただきたいと思いますが,先ほどの制度導入につきましては,るる健康増進課ないしは市長のほうから説明があったとおりでございますので,取り組みにつきましては検討して取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございますが,財政の状況につきましては,これまでるる御説明申し上げておりましたとおり,今後ますます厳しくなることが想定されているところではございますけれども,総合計画に定めました基本理念に基づく将来像を実現する上で,特に重点的,戦略的に取り組む重点プロジェクトとして移住定住促進対策を定めまして,その中で乳幼児等医療費助成事業を含めた子育て支援体制の強化を進めることにしておりますので,これまで以上に行財政改革に取り組みまして経費節減を図るとともに,義務的経費を含めました全事業につきまして廃止,統廃合等などの見直しを行いながら財源確保を図り,優先して予算配分を行いたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑ありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第24号は,文教厚生常任委員会に付託します。

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△日程第13議案第26号平成23年度南九州市一般会計予算



○議長(田之脇厚)  日程第13,議案第26号平成23年度南九州市一般会計予算を議題とします。

 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。



◆議員(大薗秀己)  よろしくお願いします。ちょっとのどが悪くなりまして,声がお聞き苦しい点をお許しいただきたいと思います。

 それでは,議案第26号の,説明資料のページで言います。29ページ,友好姉妹都市交流推進費ですが,企画費の中で国際交流協会への補助ということだろうと考えますが,昨年発足したということで聞いておりまして,活動を期待する一人なんですけれども,この協会への補助額は幾らなのか。それから,現在この協会の活動についての報告を受けていると思いますので報告していただきたい。

 それと,説明資料78ページ,民生費の子ども手当支給ですが,市の全体で構いません。支給される子ども手当の人数,そして例えばっていいますか,最も,この子ども手当並びに児童手当,子ども手当が総額7億3,500万,児童手当が1億3,500万,一般財源もどちらも8,000万,9,000万,あわせて1億7,000万の一般財源を充てるわけですけれども,ここに対応しまして全国の自治体からは子ども手当に反対する自治体,どうせ今やっても,どうせといいますか,将来に向けてのツケに回る政策には反対するというような自治体もあっていろいろ議論がなされているようです。ましては,国におきましてはすったもんだがまだ,ますますひどくなり,今,予算審査中ですね。民主党がマニフェストで2011年から満額2万6,000円としたことに,財源が確保できないので断念という情報もあるようです。我が南九州市におきましても,昨年の9月に21年度の決算報告があったわけですが,その中でも市税,保育料保育所負担金,住宅使用料,給食費負担金に係る滞納が1億8,736万円というようなことも公表されております。この支給方法として,前委員会でも同僚議員からも質問があったわけですが,税の公平感からいって非常に不公平であるという声が,私も思います。この辺の滞納家庭への処遇といいますか,対処をどのように考えているのか。

 それから,行政,南九州市のこの状態の中で,先ほど言った全国の自治体は反対して抗議するというようなところもあります。地方行政としてどのような今までの協議がされてきたのか,それもお聞きします。

 それから,所管になりますけれども,簡単に聞いておきます。二枚貝の事業がありますが,資料118ページ,水産業費。この中で,資料では1万円という収入を書いてあるようですが,これは何の売り上げなのか。貝の売り上げなのかということですね。

 それから,緊急雇用対策事業というのが124ページの上段でありますが,委託先ということですけれども,どういうことを考えてるのか詳しく説明していただきたいと思います。

 議長,済みません。もう一つ,この通告のほかに一つ聞いておきたいのがありました。今で質問しますが,私も一般質問をきょう,ないしあしたする予定ですけれども,市長のマニフェストについても質問する予定ですが,市長と副市長,特別職,教育長までですけれども,退職金がそれぞれ幾らなのか質問いたします。(発言する者あり)(「予算が,何です,23年度予算でしょう」と呼ぶ者あり)



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午前10時55分休憩

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午前10時56分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,1点目の国際交流協会への補助について説明申し上げます。

 国際交流協会につきましては,負担金補助及び交付金っていう形の中の負担金で計上いたしてあります。額については10万円でございます。

 また,現在の活動の状況でございますが,これ,22年度でございます。これにつきましては,国際理解を高めるための活動ということで外国料理教室,これを3地域,頴娃,知覧,川辺のほうで行うことといたしております。また,一部実施はいたしております。

 それから,活動の紹介ということで,国際交流協会はどのような活動を行うのか,これからどのようなことを行っていくのかっていうようなこと等で,イベント等におきまして,その活動について,状況等についての報告をいたしております。残念ながら,22年度につきましては,ゴッソイまつり,それから小京都祭りのほうは中止っていいますか,中止になったりとか会場が変わったりいたしておりますので,ゴッソイと小京都のほうでは実施いたしておりませんけれども,二日市のほうで活動状況の報告をいたしております。

 それからまた,会員の募集ということにおきましては,このようなイベント等を通じまして会員募集等を行っております。

 それと,二日市の中におきましては,カンボジアに学校をつくろうという事業等がございますけれども,そのような募金活動と申しますか,活動を行ったところでございます。

 以上でございます。



◎福祉課長(君野悦郎)  子ども手当についての市の支給人員と,最も多い家庭の支給額は幾らかということでございます。

 支給人員につきましては,4,372人,延べ5万2,465人を予定をいたしております。最高支給額につきましては,年額で92万円を予定しております。

 それから,支給方法として市税などの滞納家庭への対処方法をお伺いでございました。国のほうでは,子ども手当の予算は衆議院で可決され,参議院で現在審議中でございます。関連法案につきましては,現在,審議されていないことや流れてくる情報が変化している状況もありますことから,まだその時期ではないと思っております。したがいまして,現在協議はいたしておりませんが,なお,現在の情報では保育料につきましては,通知により特別徴収ができるんではないかというふうに考えておりますし,給食費につきましては,本人の申し出,同意が得られれば差し引き支給が可能であるというような情報等も得ているところでございます。いずれにいたしましても,市民の義務は果たしていただかなければならないというふうに思っておりますことから,今後関連課と連携をいたしまして適切に対応してまいりたいというふうに思っております。

 3点目の,国に対して子ども手当への反対する県や自治体もあるが,本市も8,090万円の一般財源を計上いたしております。それに対して行政として協議をいたしたのかということでございます。神奈川県や群馬県を中心に,民主党のマニフェストに反する,あるいは事前に市町村への十分な協議がなく地方軽視だという理由から,地方負担分についての予算計上をしていない,あるいはしないという形での抗議の意思表示というふうに思っております。

 南九州市といたしましては,22年度予算を計上するに当たって協議をいたしましたが,最終的に市町村関係の不均衡や市民への福祉サービスの低下にならないようにいたしたいというふうに協議をし,支給を22年度したところでございます。本年度もそのように考えておるところでございます。いずれにいたしましても,その思いは,市町村の負担金を計上していない自治体と私どもは一緒であるというふうに思っております。

 なお,いずれの自治体も最終的には財政調整基金や一般財源で負担をする方針と聞いているところでございます。

 以上でございます。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  二枚貝陸産事業費のその他財源の1万円については,稚貝の売上収入を見込んでおります。

 説明資料の124ページの農業用施設台帳整備事業費の委託料の1,000万円についてでございますが,委託先は鹿児島県土地改良事業団体連合会でございます。また,内容については,農業用施設台帳の整備を行うもので,今回道路の一定要件外及び整備した路線の修正分含めて約29キロ,約90路線程度の延長,幅員の確認及び道路面積,現況平面図の作成等により,農道台帳の整備を行うものであります。

 また,頭首工の整備の調査は,3支所の遺跡約90カ所程度について管理団体名や構造,断面,寸法,現況写真及び位置図などについて調査を行い,施設台帳の作成を行い,今後の整備計画につなげたいと考えているところでございます。

 以上です。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午前11時2分休憩

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午前11時4分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎総務課長(福吉良夫)  先ほど議員から質問のありました退職金でございますが,これにつきましては,間接的には一般会計予算に関係あるかと思いますけども,支払いについては直接的には今回の当初予算には関係ないものと思っております。

 ただ,それぞれ市長,副市長の,教育長含めて退職金については,それぞれの率に応じて退手組合に負担金を納入しておりますし,それに基づいては,それぞれ就任あるいはやめられるときの関係によりまして退手組合のほうで裁定をし,額を定めるものでございます。

 以上でございます。



◆議員(大薗秀己)  最初の国際交流の補助の額10万円,これが妥当なのかどうなのかはちょっとわかりませんが,国際交流の,今の国際化の時代において南九州市もこれまではいろんな交流はしてきたわけですが,せっかく発足した事業ですのでこれを発展,また世界に,今,ISOの取得も含めた新しい事業が始まりつつ,ということであれば,国際化についてはどんどん進めるべきと考えるんですが,10万円では少ないというような意見は出なかったのか。来年に向けて,活動に応じて増やしてやりたいという協議がされているのであれば報告していただきたい。

 それから,子ども手当ですが,参考までに聞きたかったんです。一家庭に92万円年額,これは子ども手当だけだと思いますが,児童手当まで支給された場合,最高額,ちなみにプライバシー関係ないと思います。何人子供がいらっしゃる御家庭なのか,たくさん子供をつくっていただいてありがたいと思うんですけれども,わかっておりましたら報告していただきたい。

 それから,二枚貝ですけれども,これまでの,ずっと合併前の頴娃町時代からこの事業はなされていると認識しております。これについて,このままでいいのかという庁議がなされているかどうかをお聞きします。このままでいいのかということですね。

 それから,退職金に関しては,私も以前,うちの川辺町時代でも退職金制度は市町村総合事務組合に入ってて,その中で対応するということですけども,参考までに金額を聞きたかったわけですが,どうやって調べたらいいのか,またそれも教えていただきたい。お願いします。



◎企画課長(金田憲明)  国際交流協会への負担金の額でございますけれども,先ほど10万円と申し上げました。この額につきましては,現在法人会員が5,それから個人会員が66ということで71になっておりますが,これにつきましては,今後もどんどん会員募集を行ってまいりますので,増えてくるのではなかろうかというふうに思っておりますが,南九州市におきましても,その法人という形で33口分ぐらいになるんですけれども,10万円というようなこと等で加入をいただくということになっております。活動につきましては,やはり身の丈にあった活動というものを最初は行っていかなければならないというふうに思っておりますので,この会員の会費,それから個人等の負担金というような,このようなもの等で地道な活動を行っていって,だんだん発展させていくべきものだというふうに考えております。

 以上でございます。



◎福祉課長(君野悦郎)  子ども手当の人数ということでございますけれども,これにつきましては子供5名の家庭でございます。なお,6名の家庭が1家庭ございますけれども,この家庭は3歳以上でございますので,現段階で子ども手当として1万3,000円を支給するというふうになっておりますので,その額で考えたときにちょっと少なくなります。3歳未満の子供が2人いる家庭で,3歳以上が3人,この家庭で92万円という額になります。

 なお,これは平成22年度の2月,3月分の子ども手当と,それから23年度の4月から1月までの分の1年分を予算計上いたしておりますので,児童手当には関係ございませんのでお間違えのないようにお願いしたいと思います。すべて子ども手当でございます。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  二枚貝施設の今後のあり方につきまして,議員御指摘のように,この二枚貝施設については,平成9年に整備を行い,平成11年度から運営を開始して,これまで投資的にも2億3,900万円程度の過疎債を利用して,これまで運営を重ねてきたわけです。そういった中で,いろいろと技術的にも培われまして,日本にもまだそういった技術が確立をしてないといったようなこと等も含めて,22年,また23年においても特許の申請も今,手がけてやっている状況にございます。そういった中ではありますけれども,なかなか一回やめてしまえば海産の状況の施設でございまして,すぐだめになるといったようなこと等で,試験的にということでこれまでハマグリを主体にやっておりましたけれども,これではなかなか日の目を見ることができないというようなことで,アサリの関係で今,先ほど言ったような形で今,技術確立がされてるということでございます。過疎債についても,ことしの23年度の前期ですべてが償還が終わるといったようなこと等も含めて,今後はやはりそういったこの施設をなんらかの形で活かしていくためには貸し付けといったようなこと等も視野に入れて検討すべきではなかろうかといったようなこと等も庁議の中で協議がなされておりますし,そのような方向で今,一,二の業者もそういった形で施設を見にきたりしているところでございます。そういった方向で,今後はまたその方向でも検討してまいりたいというふうに思っております。



◎総務課長(福吉良夫)  退職金の額につきましては,後ほど退職手当組合にお尋ねいたしまして,資料策定の上,回答させていただきたいと思います。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑ありませんか。



◆議員(田畑浩一郎)  通告してありませんでしたが,1点だけ。説明資料の51ページの下段,衛生費の不快害虫ヤスデ問題なんですが,この薬剤の7割は助成と,3割は自己負担になると思うんですが,この3割の根拠を教えていただきたいのと,今後の,その3割の徴収方法について。それと,薬剤の配布の仕方,これはどのように行う考えか。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午前11時7分休憩

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午前11時20分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎市民生活課長(折田盛彦)  ただいまの御質問でございますけれども,薬剤の3割の根拠でございますが,県内で平成22年の,ただいまの状況ですけど,20市町村入っております。そのうち薬剤の助成をしているのが8市町村ほどありますけれども,そのほとんどが5割補助というようなことになっておりまして,本市におきましては,22年度までは無償配布という形できましたけれども,このままでは財政負担になるというようなことから,23年度におきましては3割程度の負担をお願いしようということで,受益者負担をお願いしようということで市長協議をしたところでございます。そのようなことで理解の得られやすい3割負担ということを,受益者負担の原則に立った形でお願いしたいということでございます。

 それと,その薬剤の配布方法でありますけれども,薬剤につきましては,今までは公民館長を通じて配布しておったわけですけれども,これからは受益者本人が役所の生活環境係のところに出向いていって,個人で申請をまずしていただきます。そして,その申請に基づきまして役所のほうから許可申請書という形で本人に渡しまして,その申請に基づいてJAの窓口に持っていくと,必要の袋数を記入した申請書でありますけども,それに基づいて農協のほうで3割分をお支払いして品物を受け取るということになります。そして,その残りの7割分を月末においてJAのほうから市のほうに請求をしていただくということになりますから,歳入は当然発生しないということになります。



◆議員(田畑浩一郎)  非常に面倒になると思うんですよね。今までとすると非常に面倒になる。今まで無償でやってきたわけですよね。それが3割負担になって,また手続もややこしいんですが,こういうやり方で蔓延防止策となると思いますかね。できると思いますかね。市民の方々も,それじゃもう薬はふらないというようなことになりかねないと思うんですが,その辺はどうですかね。そういうふうに考えませんかね。



◎市民生活課長(折田盛彦)  今まで平成9年からずっとこのヤスデ対策事業につきましては,市のほうでも,旧町時代からですけれども,積極的に取り組んできているわけでありまして,平成22年度まで約5億6,000万程度の費用を費やしてるということでございます。ですから,このままでは,平成22年度においては川辺地区でも発生しまして,もう面積も,もう6,000町歩に追いつくようなものすごい勢いで広がっております。したがいまして,このまま無償配布を続けていくこと自体,財政的にも非常に厳しいというようなことで,受益者負担ということでお願いするわけでございますけれども,やはり実際家屋侵入されている世帯というところに私ども行って話をお聞きしますけれども,やはり薬剤を振って家の中に入ってこないような対策をとらないと,もう夜も眠れないんだというようなことでありますので,私は7割の助成であっても十分効果は上がっていくものと期待をいたしているところです。

 終わります。



◆議員(田畑浩一郎)  この配布の仕方がもう少し柔らかく,簡単にできるようにもう一度検討することが必要なんじゃないかなと思います。

 以上。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。



◆議員(竹迫毅)  今の田畑議員の,先ほどの質問に関連しますが,市の出先まで本人が行ってという説明でしたよね。本当これは出先までということにはもう限られてるわけですよね。そういうことで行政サービスがいいのかなというふうに思いますよね。本当大変ですよ,遠いところなんか。そういうことから自治会長さんあたりに業務をお願いするというような形はとれませんかね。本当遠いところは大変ですよ。一度に大量にということもまた考えもんですよね。そういうことで何とかこのサービスを,よりよいサービスをするというようなことから,どうですかね,今までは自治会長さんにすべてお願いしていたわけですよね。ですから,そこら辺のやり方というようなことは考えられませんか。どうですかね。



◎市民生活課長(折田盛彦)  ただいまの御質問ですけれども,基本的には受益者がということで,先ほど申し上げましたけれども,受益者,それから当然自治会長さん方も入ります。ただし,自治会長さんの場合は集落を取りまとめていただきまして,その3割分のお金はJAのほうで支払っていただくという,その事務は発生すると思います。ですから,個人でもいいし,もう足のない方々につきましては公民館長さん方がその集落分をまとめて代行するということも十分考えられるかと思います。



◆議員(竹迫毅)  ぜひそういう形でしてもらいたいと思いますよね。そういう形にしないと,本当もう不便極まりないですよ。ですから,基本的にはもう,自治会長さん方が身近にいるわけですから,そういう方法をやっぱり考えてもらわないといけないと思います。もう本当,もう支所とか本庁ですね,知覧町の場合は南部出張所が今はあるわけですが,これも廃止という方向になっていますよね。そういうことになりますと,もう足のない人なんか,とてもじゃないが大変ですよ。やっぱそういうことは十分配慮してもらいたいなと思いますね。



○議長(田之脇厚)  ほかにありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第26号は,各常任委員会に付託します。

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△日程第14―日程第20

         議案第27号―議案第33号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第14,議案第27号平成23年度南九州市国民健康保険事業特別会計予算から,日程第20,議案第33号平成23年度南九州市水道事業会計予算までの,以上7件を一括議題とします。

 これから議案第27号から議案第33号までの以上7件について,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第27号から議案第29号までの以上3件を文教厚生常任委員会に,議案第30号から議案第33号までの以上4件を産業建設常任委員会に,それぞれ付託します。

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△日程第21議案第34号南九州市国民健康保険高額療養資金貸付基金条例及び南九州市奨学金貸付

         基金条例の一部を改正する条例の制定について



○議長(田之脇厚)  日程第21,議案第34号南九州市国民健康保険高額療養資金貸付基金条例及び南九州市奨学金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第34号南九州市国民健康保険高額療養資金貸付基金条例及び南九州市奨学金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定について御説明を申し上げます。

 本案は,南九州市国民健康保険高額療養資金貸付基金条例及び南九州市奨学金貸付基金条例の延滞金の利息について,政府契約の支払遅延防止等に関する法律第8条第1項の規定に基づく政府契約の支払い遅延に対する遅延利息の率を定める告示の率とするため改正をしようとするものでございます。

 御審議をいただきまして御決定を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提案理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本案については,会議規則の第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第34号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第34号は原案のとおり可決されました。

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△日程第22議案第35号南九州市消防団条例等の一部を改正する条例の制定について



○議長(田之脇厚)  日程第22,議案第35号南九州市消防団条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第35号南九州市消防団条例等の一部を改正する条例の制定について御説明を申し上げます。

 本案は,南九州市消防団の組織体制の見直しに伴い,「方面団」を「方面隊」へ改め,定数を10人減らして「594人」とし,消防委員会の委員を「方面正副団長」から「団長」,「副団長」に,防災会議委員の職名の変更で,「統括団長及び方面団長」の職名を「消防団長及び副団長」に改正しようとするものでございます。

 また,南九州市報酬及び費用弁償等に関する条例の職名の統括団長,方面団等を「団長」,「副団長」,「方面隊長及び方面隊本部長」へ改正するもので,報酬額はそのままでございます。

 御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提案理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第35号は,総務常任委員会に付託します。

    ────────────────────



△日程第23一般質問



○議長(田之脇厚)  日程第23,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。まず,蔵元慎一議員。

  [17番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  それでは,質問を始めたいと思います。通告していました2点について質問を行いたいと思います。

 連日,報道されているニュージーランド南島のクライストチャーチで発生した地震は,現在でも1人の日本人の身元の確認ができただけという非常に痛ましい状況となっております。御家族の心中を察すると言葉もありません。国内においては,新燃岳の噴火,鳥インフルエンザの発生,気象変動による記録的な大雪と,住民の生命を脅かす事案が次々と発生しています。これまで使われてきた100年に1度という表現は何の信憑性もないことが次々と証明されています。我が市においても,年末から年始,年明けにかけて50年ぶりの大雪に見舞われ,場所によっては3日間身動きできないところもあったように聞いています。

 このような中,南九州市の今回の対応は,市民から見てどうであったのか。平成20年に南九州市地域防災計画を策定し,順次見直しもされているようですが,今回の事案が,この計画の中で対応が想定されているのか。国は多様化する住民の生命,財産を脅かす事案に対処するため,より実践的な危機管理指針,危機管理マニュアル等の整備を進めるため検討を始めています。今後発生するかもしれないさまざまな事案に対して,住民の生命,財産を守るという行政の責務を確実に遂行するための危機管理体制は十分であるのか質問をいたします。

 次に,情報化計画について質問をいたします。

 連日の海外のニュースは,中東で起こっている独裁政権に対する国民の民主化への動きが報道されています。今まで情報統制の中,世界の動きを知り得なかった人々が,近年の衛星放送やインターネット,携帯電話等による高度な情報化がもたらした垣根のない社会が大きな要因だと言われています。今後もこの技術が社会生活に及ぼす影響は大きく,将来において重要な社会基盤となることは容易に予測できます。国では,平成13年にe─Japan計画を策定し,その後,u─Japan計画において高速通信網の整備を進めています。

 しかしながら,我が鹿児島県においては,地理的な問題や財源の問題などから全国で最も環境整備が遅れているやに聞いています。この情報格差を早急に解消することは,総合計画の中でも最も重要課題である定住促進には大切なインフラ整備だと考えるが,本市の現状と今後の取り組みを質問します。

 また,高度情報化計画には多額の予算と長期的なビジョンが不可欠で,それには行政トップの政治的判断がなければ難しいと思います。霜出市長におかれましては,合併後,南九州市の一体感の醸成のためエネルギーを費やしてきたことに敬意を表します。今後さらにこの計画を含め,思い切った施策を展開するため,2期目の市政に携わる考えはないか質問をいたします。

 明快な答弁をお願いして,あとの質問は自席にて行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  蔵元議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,1番目の危機管理体制についてお答えをいたしたいと思います。

 新型インフルエンザに対する取り組みでございますが,平成21年度に南九州市新型インフルエンザ対策行動計画を作成いたしまして,新型インフルエンザの大流行から市民の健康を守り,安心・安全を確保いたしております。

 基本的な取り組みは,市民のパニック防止及び要援護者を初めとした住民支援,予防策の周知及び社会経済活動の制限による健康被害防止,市民生活に直結したサービスの維持の3点でございます。

 この計画に基づきまして,各発生段階に応じて体制の整備を行い,またそれぞれの対策本部や各関係機関と連携しながら,住民への周知や感染拡大防止に取り組んでいるところでございます。

 次に,口蹄疫,鳥インフルエンザにつきましては,家畜伝染病予防法等により国の指示で,県の対策本部,南九州市の対策本部を設置いたしまして,連携・協議して防疫措置体制をとっておるところでございます。

 最近では,集中豪雨,大雪,干ばつなど異常気象によるものではないかと思われるニュースをよく目にするところでございます。

 国内外を問わず,局地的な大雨などによる土砂災害や河川の増水による災害が多く発生いたしております。

 また,予測もしないような場所で,しかも想像を超える災害となっている例が多く見られます。幸い南九州市では,近年は大きな災害も発生しておりませんが,災害は事前に予測できません。そのための備えをしておくことが大事であろうかと思っております。

 本市の防災体制は,地域防災計画を基本に,災害発生時には災害警戒本部,また災害対策本部を設置いたしまして,関係機関との連携など迅速な対応がとれるよう連絡網の整備を図り災害に備えておるところでございます。

 災害発生時には,県危機管理部局,南薩地域振興局など,各方面からの災害情報の収集,気象庁及び鹿児島地方気象台からの気象情報の収集,防災行政無線あるいは今年度整備いたしましたJ─ALERTなどを使った住民への情報伝達,消防防災関係機関との連携・連絡,建設業者などへの援助要請など状況を見極めながらとっさの判断が必要となります。

 また,防災の基本は,「自助・共助・公助」でございます。自分の命は自分で守り,自分の家族や財産を守るため,日ごろからの防災意識が大切でございます。共助といたしましては,自主防災組織による地域の助け合いが重要となります。現在,市におきましても自主防災組織の組織率100%を目指し,自治会へ結成のお願いをしているところでございますが,既に設置されました団体へは消火訓練や避難訓練等を行うなど防災意識の啓発に努めておるところでございます。

 今後は,県の防災関係機関,警察,消防,消防団,他の関係機関との連携・情報伝達の強化,道路網の整備などインフラ整備,耐震対策など災害に強いまちづくりを進めていかなくてはなりません。これらが一体となった総合的な防災体制の強化を図ることが必要であり,これらの整備に取り組んでいくことが危機管理体制の充実につながると思っておるところでございます。

 次に,2問目の高度情報化社会の推進についてお答えをいたします。

 平成22年情報通信白書によりますと,鹿児島県のブロードバンド普及率は,ブロードバンド契約者世帯比が34.6%と,全国で最も低い数値を示しておりまして,全国平均が60%に対し,約半分というところでございます。

 この原因は,離島や山間部などの条件不利地域が多いことや高い高齢化率や産業構造なども考えられますが,離島の多い沖縄県や長崎県にも及んでいません。また,産業構造で言えば,農業産出額の多い北海道にも遅れをとっているというのが現状でございます。

 本市におきましては,市内9局のすべての電話交換局においてADSLのサービスを利用できますが,距離により通信速度が低下するADSLでは,十分な速度でインターネットへ接続できない地域もございます。ADSLと比較すると線路が長くても送電損失の影響が少なく,安定した通信が可能である光回線のサービスは川辺地域の一部でしか利用することができないところでございます。

 今後,本市といたしましては,インターネット利用環境格差の是正は重要な課題ととらえ,整備方式や財源確保などを検討しながら積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,2期目はどうするのかというような御質問でございますが,本当に現在,3年が経過をいたしておりますが,月日の早いのを実感をいたしておるところでございます。私,本当に幸せ者だと思いますが,この理解のある議会,そしてまた,すばらしい市民の方々に支えられて,曲がりなりにも3年を過ごすことができたのではないかなというふうにありがたく思っております。いろいろとマニフェストでもお示しをいたしましたが,なかなか思うように進捗ができなかったところでございます。南九州市は本当にすばらしいものを持っている,磨けばものすごい輝きを放つ市だというふうに認識もいたしております。できますならば,市民の皆様方の御理解が得られる状態であれば,引き続き,もう最後の御奉公ということで4年間,全身全霊を打ち込んで取り組んでみたいと,このような気持ちを持っておるところでございます。そういったとこで答弁になるかどうかわかりませんが,そういう心境を披露いたしまして答弁にかえさせていただきたいと思います。



◆議員(蔵元慎一)  まず,危機管理体制のことについてお尋ねいたします。

 先ほども言いましたけれども,12月の31日から1月の2日,3日ぐらいまで雪がすごく残ってたんですけれども,これに対する市の対応状況,建設部,例えば総務部等で対応されたと思います。これは年末年始の休みに入っているときであり,非常に対応にも大変だったことは予想できますけれども,その辺のところをお聞かせください。



◎総務課長(福吉良夫)  年度末にかけての積雪対策でございますが,先ほど市長のほうからも答弁もありましたように,関係機関から通報される状況におきましては常時情報を共有いたしまして,総務課においては,庁舎管理体制のもとで建設課にタイアップしていただきまして除雪作業を実施したところでございますが,建設課は建設課のほうで市道あるいは集落道関係,住民からの要望のあった除雪作業に従事をいたしております。建設課から,このことについては回答いたします。



◎建設課長(下之薗博幸)  建設課におきましては,年末年始の積雪の対応でございますけれども,県道等を中心といたしました幹線道路の対応策につきまして,先ほど総務課長からもありましたが,危機管理係や県の南薩振興局あるいは警察署などと連携をとりながら,建設課の職員が現地調査や,あるいは建設同友会等への連絡を手分けして行いまして対応いたしたところでございます。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  今,簡単な説明いただきましたけど,具体的には課の職員がどれぐらい,何日間とかというふうに,もしわかっていればお答えいただきたいと思います。



◎建設課長(下之薗博幸)  年末年始にかけての積雪の対応時の建設課の出勤状況でございますが,延べ人数になりますけれども,3支所合わせまして職員が28名,整備員,作業員が26名,合計64名が出勤をいたしております。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  総務課のほうはどうでしょう。



◎総務課長(福吉良夫)  総務課のほうは,それぞれ情報を受けまして,庁舎内外の管理体制を危機管理係で実施しております。



◆議員(蔵元慎一)  人数まで,もしわかっていればもう一回お願いしますが,これ年末年始ということで通常の状態ではなく,何ですかね,もう職員がいないわけですから警備員の方がおられて電話の対応等もされたと思うんですね,初期においては。電話がどれぐらい問い合わせ等があったとかっていうのは,大まかでいいんですけれども,お願いします。



◎建設課長(下之薗博幸)  問い合わせ等が何件ぐらい来たかということで数字的には把握をしておりません。3支所それぞれ直接支所のほうにも問い合わせが来たり,あるいは警察あるいは南薩振興局からは,こちらの本所のほうに来ておりますので相当数の件数でございます。ただ,先ほど言いましたように数字的には把握をいたしておりません。

 以上です。



◎総務課長(福吉良夫)  総務課の出動態勢でございますけども,12月の31,1月1日でございますけど,危機管理係1名と私,2名が出動いたしております。また,先ほど言われました電話連絡等の情報でございますが,これにつきましては12月の31日から1月2日ごろまでにそれぞれ警備員が電話を受けておりますけども,先ほど申し上げましたように件数は数えておりませんでした。



◆議員(蔵元慎一)  今回のこの雪っていうの本当50年ぶりということで,この地域防災計画というのがつくられていて,災害等にはそれに対応するようにちゃんと計画ができてますけども,その想定内にこれが入ってるのかどうか,ちょっとお伺いします。



◎総務課長(福吉良夫)  今回の積雪の状況でございますけれども,地域,南九州市の防災計画から申し上げますと,一応これでこの中には入っておるわけでございますけれども,やはり今回の場合は,南九州市にあっては台風,大雨等については日ごろから準備態勢が整ってるわけですけども,今回のような積雪状況によりましては,そのような訓練体制ができていなかったために戸惑った部分もありますけども,防災計画の中では情報伝達ということで危機管理としては網羅していると思っているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  この防災計画の中身の中では,やはり今,電話対応におきましても記録がなかったというのは果たしてよかったのかどうか。やはりこういった状況ですので情報の把握というのは非常に大事ですよね。どういったものが何時何分に,どこに,どういうふうに入ってきたかというのは当然記録されていなければいけないような情報ではあろうかと思います。その人員的な問題もちょっとあると思いますけれども,非常にこの件から考えますと,この危機管理体制っていうのが大丈夫なのかなっていう気がします。

 もう一つ,じゃちょっと聞きます。1月の2日の日に,知覧町の高星のほうから緊急要請がありまして多分出動されていると思うんですが,そちらのほうの状況をちょっと説明いただきたいと思います。



◎総務課長(福吉良夫)  1月の2日に知覧町の高星自治会で緊急依頼がありまして,知覧分遣所からタンク車と救急車がペアで出動をいたしております。しかしながら,地域的に積雪が深く,救急車も途中で進めなくなりまして,また緊急のゴムタイヤチェーンもついておりましたけれども,これも切れて行かれないと,現場まで行かれないということで,救急隊はそこから歩いて傷病者宅へ舟形のタンク車の器材を持って出かけましたけれども,これもなかなか思うようにいかず,途中で通報者宅に電話を入れまして,こういう状況であるということでお願いをし,また救急隊は川辺の分遣隊にも応援を求めまして,川辺の救急車は2台とも4輪駆動車であるため,1台要請をいたしたところでございます。しかし,歩いて傷病者宅まで行きましたけれども,舟形担架に乗せて運ぶということは非常に危険が伴うということであきらめざるを得なかったということでございます。その後,直ちに建設組合あるいは自治会等にお願いしまして除雪あるいは枝等の整理をしていただきまして約2時間後に救急患者を運んだと聞いております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  もう一つ,お伺いします。1月の31日にも降雪があったわけですけれども,この当日,朝,知覧中学校のスクールバスが途中で立ち往生をしまして,学校のところに遅れて着いたというふうに聞いておりますが,その辺の状況をちょっと詳しく教えていただきたいと思います。



◎教育長(小野義記)  ただいまの御質問の内容は,1月31日に起きた事故ということになりますけども,現在,知覧中学校の通学バスについては,あづま交通に委託をしてまして3系統を3台で運行しております。そのうちの2系統のバスが動かなくなったということになりますけども,通常は8時ごろに到着する予定なんですけども,1号車が10時14分,2号車が9時55分に到着をしています。

 原因につきましては,霜出交差点より,ちょうど南側のほうの下り坂で対向車線にタンクローリーがスリップをして走行不能になります。そこにちょうど反対側の車線から4トントラックが進入してきて道をふさいでしまったということです。ですから,この道については通行不能となったわけですけども,その後,近くにいたドライバー数名で立ち往生している4トントラックを押し出し,動かして通行できるようになったものですけども,先ほど言いましたように,学校到着については1号車,2号車が随分遅れてしまったということです。そういう事故でございます。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  今,非常に一生懸命,運転手の方も対応されていると思うんですけれども,当日は非常に雪の降り方が差があってというか,この地域では5センチぐらいの積雪だったんですけれども,垂水,塗木から枕崎の方に向けての積雪っていうのは25センチ程度の積雪があったと思います。そのバスなんですけれども,チェーンの装着はしていたんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  予定どおり到着しました,1号車については手蓑方面なんですけどもチェーンを装着しております。2号車と3号車については,チェーンをはめておりませんでした。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  昨年の1月の14日にもこの南九州市,14日だったと思うんですけれども,大変な積雪があったことがありました。そのときに市の公用車が指宿のほうで事故があったという報告があったのを覚えています。全協だか本会議だったかちょっとはっきり覚えてないんですが,そういったときの対応のために公用車に関してはチェーンの装備をすると。全部するとかっていうふうに言ったかどうかはわかりませんが,進めていくということで説明を聞いたように記憶しております。今の南九州市,今回,積雪があった後じゃなくて,その前の公用車のチェーンの準備状況ですかね。それはどうなっているか答えていただきたいと思います。



◎総務課長(福吉良夫)  昨年も積雪があったわけですけれども,それを踏まえてのタイヤチェーンの整備ですけれども,その後のタイヤチェーンの整備はなされていないのではないかと思ってるところでございます。今回の積雪につきましては,その後,総務課の車等につきましてはタイヤチェーンの準備もいたしたところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  本当に50年に1度のことだということで,非常に対応が右往左往したのはわかるんですけれども,先ほど冒頭に申し上げていますように,危機管理という部分でいくと本当に大丈夫なのかなというふうに今の答弁聞いていてもするわけです。今,この防災計画の中にうたわれてる部分が,もう地震とか風水害,この地域の特性に合わせたマニュアルというか計画になっているような気がするわけですね。やはりこれだけではなくて総合的な危機管理の考え方というのを持っていただいて対応していかなければ,本当何が起こるかわからない世の中になっていますので,今,準備等は十分していただかないといけないと思いますが,市長はどのように考えておられますか。



◎市長(霜出勘平)  議員がおっしゃるように,我々は台風対策にはもう大体対応ができるようなあれをとっておりますが,なかなか雪に対しては無防備な面がこれまでもあったのではないかというふうに思います。やはり雪になりますと,どうしても建設業者の重機をお借りしないことには抜本的な解決には至らないというふうに思っております。この357.85平方キロ,これを管轄するには,やはり今の建設業界の保有していらっしゃる重機ではとても追いつかない状態でございます。特に,知覧地域では,もう昨年2業者が廃業をされ,そういった点でも機動力があのように低下をいたしてきておるところですが,それぞれこの業者に対する備えというものはかねてからお願いをいたしておるところでございます。今回もよく業界の方々は動いていただいたのではなかろうかなというふうに思います。本来は我々,スノータイヤとか,それからチェーンとかそういったものを,今度はこの装備をやはり充実をさせていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思っておりますので,いろんな形で協議を進めながら,いざというときに動けるような体制を早く構築をいたしたいと,そのように思っております。



◆議員(蔵元慎一)  今の,市長のほうが先に言っていただいたので,今から話そうと思ったんですが,先日,NHKのクローズアップ現代っていう番組の中で,日本のあちこちで災害対策空白地帯というのが出ているという報道がありました。今言われたように,こういう災害が起きた場合にはどうしても建設業の方の協力というのが非常に必要になってきます。重機等を持ってないわけですので,それからそのオペレーターですね。しかしながら,今,公共事業等がこういうふうに激減してる中で廃業を余儀なくされている業者の方もいらっしゃいます。公共事業を増やせというふうにはなかなか言えないんですけれども,できるだけやはり市内の業者を大事に育てていくという市の姿勢というのは大事ではなかろうかなというふうに思っています。今後,そういった検討もしていただきたいと思います。

 それから,その番組の中でもありましたけれども,こういったような降雪等の被害の対応ですけれども,南九州市という中で対応しようとすると,その地域全体が災害を受けてるわけですから,なかなか急に対応しろといっても難しいと思うんですけれども,その番組の中であっては,ちょっと離れた指宿市だとか,例えば鹿児島市だとか南さつま市まで一応ネットワークを引いておけば,もし地域がこの辺に限定されているのであれば他からも応援を頼めるような,そういった対策も考えておけば,少しでも災害復旧の時間を縮めることができるのではないかなというふうに考えております。その辺も検討していただきたいと思います。

 市民の生命,身体及び財産を守るという責務は,まさかのときに確実に実行するには平常時における危機の把握と発生防止,危機を想定した事前準備,そして危機発生時の迅速,的確な対応によって被害の最小化や拡大防止をすることにあります。これは一部署だけがかかわるものではなくて,全職員の危機管理意識が必要だと思います。これを構築するのにはそういう予算とか,そんなにかかるものではないと思います。庁内の検討,それから庁内で作成するということであれば,ぜひとも危機管理体制の構築を図るようにお願いをいたします。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩をいたします。

午後0時21分休憩

───────────

午後1時17分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(蔵元慎一)  情報化の推進についてなんですけれども,総合計画の中で地域情報化計画ということで,今多分,策定中であると思うんですけれども,答えられる範囲でよろしいんですけれども,地域,それから地域にある企業等の器機というのの調査等もしただろうと思いますけれども,その内容等がもしわかっていればお願いいたします。



◎企画課長(金田憲明)  地域情報化計画の策定状況でございますけれども,これにつきましては,まず,昨年におきましては全体的なアンケート調査等も行ったところでございます。市民の高度情報化に対するニーズがどれだけなのか,あるいは現状がどうなのかというようなこと等で調査を行っております。アンケートにつきましては,南九州市内の全世帯を対象といたしまして行ったところですが,大体5,200程度ぐらいの回答が来ております。

 この中におきまして,やはり情報化というものについては,若い人は,若ければ若いほど高度情報化の整備というのは望んでいるような状況でございます。ただ,高齢者の方につきましては,まだこれまで余り利用をしたことがないというようなこと等でございましたので,高齢者のほうについては利用のほうが余り進んでいないというような状況でございます。

 あと情報化のこのアンケートの中におきましては,企業ですとか,そこまでは含めてアンケートのほうは行っておりませんけれども,やはり企業,世界を相手にしてやっぱり営業活動をやらなきゃならない,あるいは日本全国をターゲットにしたような企業というものにつきましては,これは日ごろの情報交換等の中で聞いておることですけれども,やはり情報化の推進については非常に重要である。今後の地域活性化の一つの課題であるというようなこと等では承っております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  南九州市においては,先ほど答弁にもありましたけれども,川辺地域の一部っていうのは国道沿いに大きなラインが通ってますので,その枝葉っていう部分で光ファイバーが敷設が行われ,高速ブロードバンドの整備がされていると思うんですが,ほかの地域に関しては基地局が9つあるということで,そちらのほうのADSLの対応というのはなされているわけですけれども,これ距離が,先ほどあったように,実は4キロ離れるともう高速というふうには言えないという環境だと思うんですが,大まかでいいんですけれども,市内全域を見てそういうつながらないのは5割なのか7割なのかというふうなことがもしわかれば答えていただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  ただいま議員のほうからもございましたとおり,ADSLにつきましては,距離が長ければ長いほど減衰してしまいまして情報が高速で伝わらないというようなこと等がございます。現在,市長答弁にもございましたとおり,市内の全域がADSLのエリア内にはなっておりますけども,その基地局のほうから4キロ以上離れたところについては,もう高速ブロードバンドが余り使えない,利用ができないというような状況でございます。これらの世帯数ですとか,それから人口とかっていうのにつきましては把握はいたしていないということでございます。



◆議員(蔵元慎一)  県内の,他の市あたりと比べて本市の整備状況というのはどのような位置になっているのか。進んでいるほうなのか,遅れているほうなのかぐらいでもいいんですが,お答えいただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  本市のほうの整備状況が他の市町村と比べたときの場合でございますけども,市によりましては民間がどうしても整備をしない,もうできないというようなところがございます。このような市町村におきましては公設民営ということで,もう自治体のほうがお金を出しまして整備をし,あとの運営を民間がやるとか,そのようなこと等でやっているところ等がございます。離島におきましては,このような公設民営っていう形が多くやられているようでございます。近隣の市町村におきましては,南さつま市の場合も中心部のほうだけが民間がやっておるものが敷設されております。あと旧大浦,笠沙,坊津というこの周辺につきましては,光は通っていないような状況でございます。それから,指宿市におきましても,中心地だけは光が通っているというような状況で,あと周辺につきましては光は使えないというような状況でございます。鹿児島市につきましては,一応全域と申しますか,光のサービスが提供できるというふうに聞いてはおりますけれども,周辺のほうがどれまでかというのについての詳しい状況のほうは把握はいたしておりません。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  答弁の中には,今後は重点課題というふうにとらえて,整備方式や財源確保などを検討しながら積極的に進んでいくというふうにありますけれども,今聞くところによると,民間がもうするということは,それ数が多ければ民間はもう採算がとれるところは必ずやっていきますけれども,今の市の状態で考えると民間がやってくれることはないというふうに聞いております。これに対してはどのような見解をお持ちでしょう。



◎企画課長(金田憲明)  民間事業者の場合は,採算がとれない場合につきましては事業のほうはしないっていうふうに聞いておるわけでございますけれども,本市の地域におきましても,先ほどもございましたとおり川辺地域の一部については光のサービスが行われております。ここの部分につきましても採算がとれる地域っていうことで,川辺地域全体が光のサービスが行われているというわけではございません。あと頴娃地域,それから知覧地域でございますけども,現在のところ聞いておりますのは,民間のほうで南九州市全域について光のサービスの提供を今後考えているというようなふうには聞いてはおりません。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  ということは,市が進めるという方向でいくけれども,肝心な整備は民間がしてくれないとなると,もう方法としては自前でやっていくしかないというふうに理解してよろしいでしょうか。



◎企画課長(金田憲明)  整備の,あと方式でございますけれども,公設公営ということで,自治体,行政が整備をして行政が運用管理まで行うのが公設公営でございます。それから,民設民営,これまで事業者のほうが整備をいたしまして,そのまま運用管理まで行うというのが民設民営でございますが,これが非常に難しいというような状況でございます。あと行政の中でやっておりますのが,ほかの市町村でやっておりますのが,行政が整備をして民間が運営をするという公設民営,それからあと,民設民営補助っていうのがございますけれども,この場合につきましては,民間が整備をし,そして民間がその管理運用なども行うんですけれども,それについては行政が整備に要する事業費の一部を補助をするっていう形が民設民営補助っていうような形がございます。このような,いろんなやり方というのがあるんですけれども,本市の場合につきましては,もう民設民営は難しいということでございますので,他の方法,公設民営か民設民営補助か,あるいはもう公設公営っていうのは非常に難しいんですけれども,残された道っていうのはこのような整備の方法,管理運用の方法というのがあろうかというふうに思われます。



◆議員(蔵元慎一)  考えられる一番最適の方法というのは今後検討されていくと思うんですけれども,もしやるにしても一番安い方法でやったとしてどれぐらいの事業費が,民設民営補助というのが一番安いんではないかなと思うんですけれども,それをやった場合にどれぐらいの金額がかかるのか,おおよそでいいんですが,試算できていればお答えいただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  民設民営補助でやった場合の大体の事業費でございますけれども,これもう概算ということでお聞きいただきたいというふうに思いますが,約15億円程度はかかるっていうふうに聞いております。



◆議員(蔵元慎一)  その民設民営補助というような形でする場合,ほかの場合もですけれども国県の補助,それから支援とかっていうのはあるんですかね。



◎企画課長(金田憲明)  補助金についてでございますけれども,補助事業の要件の中で事業主体がどこなのかっていうようなこと等が問われますので,公設民営,公設公営っていう場合で,公設になりますと補助対象になるかというふうに思われますが,補助事業という形ではまだございます。光の道整備推進事業ですとか地域情報通信基盤整備推進交付金とかっていうような形のやつがまだ残っているというふうにも聞いております。ただ,先に申し上げました光の道整備推進事業につきましては,現在,23年度の予定で全国で23億円程度,そしておまけにいろいろなアプリケーションと申しますか,この整備事業を実施することによって教育面でとか,あるいは福祉の面で特別なサービスを市民に提供しますよというようなものがなければ,なかなかその事業の導入は難しいというふうに聞いておるところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  補助のほう,今の現段階で,将来的にはあるのかもしれませんけども,現段階ではなかなか難しいと。事業費としては一番高く見積もってるんだと思うんですけれども15億という金額が出てきました。市長はこの金額が高いと,高いのは高いんですけれども,将来にわたって享受できるサービスであるわけですけれども,どうなんでしょうかね,これはよしやってみようという部分の事業なのか,いや,こういうのはちょっと今は難しいだろうというふうに思っておられるのか,どちらでしょう。



◎市長(霜出勘平)  先ほどから企画課長がいろいろと説明をいたしております。この光回線の方法は,先ほどから申し上げますように,公設民営方式とか民設民営補助とかいろいろあるわけですが,この公設民営については,志布志市が実際やってますね。平成19年度にこれを導入をしておりますが,これは46億かかったようです。そして,この補助率が3分の1ですので16億円の補助,あとの30億円を志布志市は合併特例債と一般財源で対応をしておるようです。ただ,この公設民営のネックは,今度更新時期に補助が多分ないだろうと,更新するときにまた相当額の投資が必要ではないかというようなことを言われております。

 一方,この民設民営補助につきましては,先ほどからおっしゃるように大体南九州市,川辺は一部引いてありますので,南九州市全域にこれをやるとして15億ぐらいというような,アバウトなんですが,そういうような計算がなされております。ただ,NTTとすれば,この南九州市がこれを15億でやるとしたら,例えば知覧の83局,そして頴娃の36局,これは無償で引いてくれるんじゃないかと。そして,あとの部分を南九州市が見ればいいんじゃないかということで,この15億からこの2局分を差し引いた額でやれるんじゃないかと,そういうような今のところは見通しです。それがまた15億からどれぐらい減額されるのかちょっとわかりませんが,これについては民設民営補助については更新時期ということもない,もうすべて一度限りで自治体は投資をすればいいと。あとは民営のほうで更新等もやっていただくというようなことですので,方法としたら,やるとしたらこの民設民営補助がいいんじゃないかなというふうには思っておりますが,いかんせんこの十何億,やはり一度に出さなきゃいかんというようなこともあるわけですので,金額的にも大変大きな投資になるわけです。できれば,これからやはり,これは以前,誘致企業との懇話会も行ったところですが,やはり企業あたりからも,もうこれからはこれを引いてもらわないと困ると,そして企業誘致をするにもこれがないとなかなか来ないだろうというような話も聞いております。これは時代の趨勢として,もうこれは取り入れないとなかなか発展をしていかないというようなことにもなりますので,いろんなケースをこれから,何ていうんですかね,議論しながら,できればこれを導入できたらなというふうに思っております。NTTがどっちみち主体になっていくでしょうから,NTTといろんな形で協議をしながら,早期導入ができればいいなというふうには思っております。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後1時24分休憩

───────────

午後1時25分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎市長(霜出勘平)  私がちょっと間違った回答をしたようでございますので,企画課長が改めて説明いたします。



◎企画課長(金田憲明)  先ほどの志布志市の整備の場合の事業費の内訳でございますけれども,補助率は3分の1でございますけれども,あと地域活性化公共投資臨時交付金というようなものも充当いたしておりますので,志布志市の場合が,交付金が全部で40億9,300万ほど,それから合併特例債が5億4,000万,あと残りが一般財源という形になります。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  市長は,前向きには考えていらっしゃるんですけれども,今までやっぱりいろいろな投資,例えば学校を造るだとか,体育館を造るだとか,グラウンドを造るだとか多額の建設費を伴う事業もやってきているわけですけれども,この光ファイバーを引くという事業,これは市民には非常に公平なネットワーク構築だと思うんですね。費用対効果っていうのは引いた人数です。これは本当に市内全域の方がもうそのメリットを受けられるという考え方からすれば,それも今から先,何十年という長いスパンで受けられるわけですので,決して長い目で見れば高い投資ではないというふうに私は思っております。これを引くことによってできるサービスっていうのは我々が想像する以上のもの,もう我々の頭ではもう現状ぐらいしか想像できませんけれども,10年後の世界がどういうふうになる,このネットワーク社会がどのようになっていくか,もう本当にすごいことになるんだろうと思います。例えば今,タブレット端末っていってあるんですけれども,そういったものを使えば,今から高齢化が進み,ひとり暮らしの方もかなり増えるほうに向かうんじゃないかと思います。そういった場合に,やっぱりみんなが高齢化が進んでいくと,やはり地域の方がその方に目をかけられる時間とかもなかなかとれなくなってくると思うんですね。それでもやっぱりだれかしなきゃいけないかと言えばは都会に出ている子供たちがするべきだと私は思ってます。そのときにこういったネットワークができてれば,すぐ何かあるときには,今はパソコンでするとなるとちょっと難しいかもしれませんけれども,ああいった端末が出てくると,もうボタンをぽんと押せば顔が映るようなこともできてるわけです,携帯の中では。そういったサービスも充実してきます。それから,市のいろいろな行政サービスも電子申請して,もうこれはもうある程度,今からどんどん進んでいくと思うんですけれども,それも全域の方が受けられるというふうに思います。それから,インターネットを介してのいろいろな,教育部分でいけばそういった,授業をするということはないかもしれませんけれども,そういったことも格差なく,みんなが何か調べたいと思っても今はなかなかそういう情報をとる,自分の機械があってもネットワークがつながってなければできてない状態なわけですね。そういったところも情報格差と言われる部分だと思いますので,ぜひともこのことに関しては一大決心をするぐらいのことでやっていっていただきたいというふうに思います。

 情報化の推進っていうのは格差解消が大事なことだと思います。世代格差,それから地域格差,それから情報格差のことです。それが最優先課題だと考えています。そのためにはその基盤整備である,先ほどから出ているネットワークの構築,それが最低必要条件であるわけです。民間事業者は,本当採算がとれなければ絶対にこれをやることはないと思いますので,今後情報化による恩恵が計り知れないということも,もうわかっておりますので,ぜひとも長期的な視点から市長は御決断をいただいて,早急な整備促進を進めていただきたいと思います。今,情報化計画素案ができたところで,今から多分パブリックコメントや,それから検討委員会だとか推進計画のほうに進んでいくと思うんですけれども,ぜひともたくさんの住民の方の要望等を取り入れながらよい情報化計画ができることを願っております。

 以上で終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,松久保正毅議員。

  [16番議員松久保正毅登壇]



◆議員(松久保正毅)  それでは,通告してありました2問について,市長に質問を申し上げます。

 まず1点目でございますが,環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への対応策について質問をいたします。

 菅内閣総理大臣は,昨年10月の臨時国会冒頭の所信表明演説で,環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉への参加を検討し,アジア,太平洋自由貿易圏の構築を目指すと表明をいたしました。また,昨年11月,横浜市で開かれました太平洋経済アジア協力会議,APECでございますが,そこの首脳会議では,TPPに関し,国内の環境整備を早急に進めるとともに,関係国との協議を開始することも表明をいたしました。

 TPPとは,すべての品目の関税を原則100%撤退をすることを目的としている貿易自由化の協定でございますが,日本がTPPに参加することになった場合,完全自由化に対応できるほど構造改革は進んでない中,農林水産業は壊滅的打撃を被ることは必至であります。農林水産省の試算によりますと,TPP参加で関税が100%完全撤廃されますと,国内の農業生産額は,主要品目だけで約4.1兆円の減少,平成21年度の農業の全国総生産額の48%,約半分に相当いたします。その食料の,今現在の自給率は40%から14%程度に急落をし,また米穀の生産では90%も激減する。さらに,砂糖,小麦は壊滅すると試算をしております。

 本市の農業や畜産業も例外ではなく,大打撃を被ることが考えられます。このような対応策,市長はどのような対応策をとるつもりか質問を申し上げます。

 次に,2点目でございますが,観光振興について質問をいたします。

 今月,いよいよ3月12日の,九州新幹線鹿児島ルートの全線開業まであと数日となりました。民間調査機関の試算によりますと,新幹線全線開業で鹿児島県への宿泊客は1年間で約90万人と増え,330億円の経済効果が試算をされております。本県は,2008年に全線開業を見据えた新幹線効果活用プランを策定し,驚きの演出と鹿児島中央駅の拠点性向上などを掲げて計画をしております。

 本市の観光客は,平成11年度の186万人をピークに,平成21年度,昨年度では165万人まで減っております。本市観光は通過型と言われておりますが,九州新幹線全線開業に当たり経済効果を引き上げるため,どのような施策を市長は展開するつもりか質問を申し上げます。

 これで1回目の質問といたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  松久保議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,TPPの対応策についてでございます。

 TPP,環太平洋戦略的経済連携協定につきましては,菅首相がことし1月の記者会見において,「6月をめどに参加を判断」と発言したことから,全国でTPPに対する議論が高まってきているところであります。

 TPPは,原則として例外を認めない貿易自由化協定であることから,仮に我が国がTPPに参加すると日本の農業や地域経済は壊滅的打撃を受け,食料自給率の大幅な低下を招き,農業が培ってきました国土や環境を保全する機能が失われる事態などが懸念をされております。

 本市におきましても,既にJAグループにおいて参加阻止を目指す大会が,昨年11月中旬に開催され,多くの住民参加のもとに,「農業や関連産業は大打撃を受け本県農業は壊滅する」と訴えました。

 市の対策といたしましては,今後,国の関係機関と接触するあらゆる機会をとらえまして,関税が撤廃されたときに受ける影響などを訴え,国会においても十分な審議を行い,国民の合意がとれるまで時間をかけて検討し,拙速に参加しないよう要望していくとともに,今後の国の動向を十分注意していきたいと考えておるところでございます。

 2問目の観光振興についてお答えをいたします。

 観光では,単に人が動くだけでなく,観光客が活発な消費活動を行うことで地域に経済的効果をもたらす,いわゆる観光産業となるような施策が必要でございます。御指摘のとおり宿泊施設が充実していない本市にありましては,通過型の観光体系を余儀なくされておりますが,このような環境の中で持ち味を生かしながら,3つの観点から経済対策の実施を予定をいたしております。

 一つは,観光客の滞在時間を長くすることで消費活動に期待するもので,割安感のある複数の観光施設の共通チケットにより多くの施設をゆっくりごらんいただく方法や,知覧特攻平和会館,知覧武家屋敷のみでなく,周辺戦跡や茶畑散策あるいは川辺の清水磨崖仏,頴娃の釜蓋神社など新たな観光資源を回遊するコースの提案を積極的に行うなどの対策がございます。

 2点目は,本市の基幹産業であります農業と観光を結びつけることとなります。特産品を利用した料理やお土産の開発,道の駅や物産館あるいは全国で開催される物産展への積極的な参加による販売推進,グリーンツーリズムによる宿泊や体験メニューの充実について推進をいたします。最近,特に体験型の教育旅行が注目されていることから,芋掘りや茶摘み,漁業体験など地元農家と連携しながら,おもてなしの心で受け入れ態勢を整えていきたいと思います。

 3つ目に,ソフトボールを初めとしたスポーツ大会や合宿の誘致拡充,二日市やねぷた祭り,大野岳新茶マラソンなど,イベントの実施,広域的な会議の開催などにより交流人口の増加を図り,関係者の宿泊を初めとした消費活動の推進を図りたいと思います。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(松久保正毅)  市長の答弁をいただきましたが,まず,TPPに関することでございますが,関税が完全撤廃されますと,今,本市で,でん粉甘藷が約790ヘクタール,800町歩ぐらいの面積で作付をされております。この安いでん粉,これが輸入をされますと,恐らくこのでん粉甘藷業は壊滅的な打撃を受け,約800町歩の畑は耕作放棄地となっていくと考えられます。今,焼酎用甘藷も,もう既にピークを過ぎましてどんどん減産をされております。ほかの作物への転作もなかなか難しいと思うが,この辺のところ,市長の見解を求めたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  議員のおっしゃるとおり,今もう拙速にこれに参加をいたしますと,本当に本県の農業,本市の農業は壊滅的な打撃を受けるものと私もそのように思っております。

 まず,農業基盤をしっかり磐石なものにし,そしてまた食料の自給率を向上をさせておかないと,いろいろな面で日本は独立国でありながら属国になってしまうんじゃなかろうかなというような懸念も持っております。最近では,レアアースひとつとりましても,これを抑えられたらもう右往左往しておる状態です。それに食料を抑えられたら,本当に兵糧攻めに遭うようなもので,皆さん,もうすぐにギブアップをせざるを得ないんじゃないかというふうに思います。だから,やはり農業の基盤をしっかりして,それからやはり将来的にはこれ参加をしなければいけないでしょうから,今,拙速にそのような行動はとるべきではないというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  合併前に旧知覧町時代にも,このでん粉の自由化が想定されたことがありまして,その代替作物も入れろと,知覧町時代にどういうものが一番このシラス台地に向いてるかというようなことで協議したことがあります。タマネギとか梅とか,いろんな作物も出して試験的に作付したんですが,なかなかこのシラス台地に合わない。結局サツマイモが一番ベストであるというようなことで,現在こういう農業体系は続いてると思います。

 そして,もう一回質問をいたしますが,万が一自由化になった場合に,市長は今この800町歩の作付面積をどのような作物が一番ベストであると考えられるか質問いたします。



◎市長(霜出勘平)  明快にお答えができればいいんですが,私,そこまでまだ勉強をしていないところでございます。まず,今あるこの作物がそのまま通用するような施策を講じていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思いますが,どのような形でそういうのを守っていくかとなると,なかなかまだ勉強不足でお答えができないところでございます。



◆議員(松久保正毅)  燃料の代用としていろんな作物を代替燃料にしていくというような試験的な考え方もございますが,その辺はまたいろいろ勉強されていかれればと思います。

 今度は畜産のほうで質問を申し上げますが,本市の畜産業が今現在,全体で237億ぐらいの生産額がございますが,これもまた輸入が自由化されますと,安い肉,いろんな生産品が入ってきますと,これもほとんどもう壊滅的に生産不可能というような状況になるんじゃないかと思います。この辺の見解はどのように考えてますか。



◎市長(霜出勘平)  そのとおりだろうというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  そのとおりだろうじゃなくて,どのような考えを持ってますか。



◎市長(霜出勘平)  これもこうしたら競争に勝っていけるというような,そういうような策は今のところ持ってない,やはり国がこれは本腰を入れて対策を講じていくべき問題だろうと。一南九州市の力でこれを,世界の市場で何とかできるというそんな小さな問題ではないというふうに思っております。



◆議員(松久保正毅)  先ほど市長は,もう一回市政への,また再度頑張るという決意を申し上げました。ぜひこれを阻止していただいて頑張っていただきたいと思います。

 続きまして,観光の関連でございますが,新幹線の全線開通の時を得たかのように,この前,3月4日に南日本新聞のチラシにこのようなのが入ってまして,知覧のひな祭り,皆さんも御存じだろうと思いますが,きのうは元気まつりというのが開催されて,あいにくの天候で,太鼓とかいろんな演奏は中止をされたようでございます。ほかのはあったようでございます。一番私が時を得てるなと思ったのは,来週にあります,3月19日,20日に開催されます早春灯彩路という企画でございまして,これは点灯式,ライトアップしているイベント,大正琴,幼稚園児の演奏,バイオリン,フルート,シンセサイザー,クラシックギター,いっぱい企画がございます。すばらしい企画であると思いますが,先ほど市長の答弁の中にありました頴娃町のすばらしい観光の資源や川辺町の資源も連携して誘致をしていくんだというような答弁もございましたが,今現在,観光課としてもそういうような考えとかイベントが考えられているのか。あったら御答弁をお願いします。



◎商工観光課長(塗木博人)  御指摘いただきました早春灯彩路につきましては,新幹線開業イベントの新イベントとして認められまして,県のほうから補助金をいただいて実施しているものでございます。知覧まち商工会を中心といたしまして,武家屋敷庭園保存会あるいは建設業者,小学校,幼稚園などなど多くの市民の皆様の協力をいただきまして約5,000個の灯篭の明かりを灯そうというイベントでございます。このようなことで今後も続けていこうというふうには考えているところでございます。

 また,頴娃地域,川辺地域におきましても,既存のイベントがございますので,それらを充実,拡充しながらやっていきたいと思います。具体的にはこのような明るいイベントをば,頴娃,川辺地域に広げていくといったようなことは今のところは決まっておりませんけれども,イベントを起こすことで交流人口が増えて,それにまた経済効果が図られるといったようなこともあろうかと思いますので,積極的にイベントを進めていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◆議員(松久保正毅)  先ほど,きのう,元気まつりも開催されたということで申し上げましたが,前も一般質問でいたしましたが,そこの武家屋敷から観光客を誘致して,まちのほうへ誘導しようというふうなことで立派な橋もできました,知覧町時代。きのう,元気まつりも開催されたんですが,前,昭和通りコースというのがあったと思うんですが,その辺の考え方は今どのようになってますか。もし答弁があったらお答えいただきたいと思います。



◎商工観光課長(塗木博人)  麓橋から渡ってまちの中に人を誘導させようという計画のことだろうと思いますけれども,その中に昭和通り構想をといったようなことで一部ございまして,その構想の中には第二平和会館の建設といったようなものがございました。それにつきましては,ホタル館を建設してございますし,街路自体も開通いたしまして人の通りはできる状況にはなっておりますけれども,なかなかそこのほうに観光客のお客様が流れてこないといったようなこともございます。麓公園の中に長屋を造りまして商店,お店を開いていただこうといったようなことで,地元の皆さんとも協力して募集をかけておりますが,7つのますの中で今,2つしか埋まっていないといったような状況でございます。今後,さらにやはり観光客をまちのほうへ誘導して,さらに経済効果が上がるような対策も考えていかなければならないというふうに感じております。



◆議員(松久保正毅)  ぜひ観光課を中心にして,そのようにやっていただければと思います。これは地区外の方の提案だったんですが,上郡にレンタサイクルを設けて,あそこで自転車1台100円でも200円でも取ってもいいんですが,このレンタサイクルをして自由に,平和公園まで自転車で自由に行ってもらうと,そういうことをされたらどうでしょうかというような提案もあったんですよ。そのようなことは考えたことございませんか。



◎商工観光課長(塗木博人)  レンタサイクルにつきましては,現在,民間の自転車屋さんが実施をしております。最近,電気で動く軽いやつもございまして,それも貸し出しておりまして,平和会館のほうに上っていって観光案内所に乗り捨てるというようなこともできるようになっております。



◆議員(松久保正毅)  まだそれが結構浸透してないようでございまして,まだ知らない人が多いようでございますので,ぜひそれ周知していただきたいと思います。

 市長の答弁に,ソフトボールを初めとしたスポーツ大会のいろんな誘致ということで答弁がありました。今,九州大会とか大きな大会を誘致しておりますが,せっかく新幹線が全線開通されましたので,今度は全国大会を誘致をしたらと考えているところでありますが,この前,ソフトボール協会の方とお話をしましたら,8面とるには,今諏訪公園で2面ですかね,とって,こちらの運動公園で4面,4面か何面かとれば,サッカー場は2面とるには,今の規格では少し整備をし直さないとはまらないんだそうです,規格に。そこを一部改修すりゃ8面ぐらいとれて全国大会の誘致の対象になるんだというような話も聞いたところでございますが,市長はそういう話は聞いたことございませんか。



◎市長(霜出勘平)  それは聞いております。あそこは,サッカー場として整備をいたしたところでございますし,これを広げられるもんか,駐車場にも脇は使っておるわけですので,いろんな形でこれを,そのような8面とれるようなグラウンドにできるかどうか,これから検討をしていきたいと思います。川辺の諏訪グラウンドだけじゃなくて,頴娃のほうのグラウンド等も使っていただければというような今,話もしておるところですが,ちょっと時間的にかかるというようなことも言われておりますし,いろんな形で全国大会を持ってこれるような体制づくりをこれからいろんな,検討してみたいというふうに思います。



◆議員(松久保正毅)  12月には市長選が控えております,市長さん。ぜひ頑張っていただきたいと思います。市長の厚い決意を最後に聞きたいと思いますが,このTPPへの,本当に自分は体を張って阻止するんだと,今,JAの方々も一生懸命になって署名活動をされております。市長の最後に厚い決意と,この新幹線全線開通に向けた,今,大分相当何十万人も落ち込んでますが,観光客をもとに戻すんだと,100万人にするんだと,その厚い決意を最後に聞いて質問を締めたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  まず,TPPにつきましてはJA,それから近隣の自治体とも連携を図りながら,国に対して拙速な参加をしないようにというようなこと,そしてまた,いずれはそういうふうな参加もしなければいけないだろう。早く農家が,農業が壊滅的な打撃を受けないような体制づくりをしていただくように国にも要望していきたいというふうに思います。

 観光につきましては,現在落ち込みがあるところでございます。もうこれはこの前,知覧の観光協会の総会もありまして,ここの菊永君の話も聞いたところですが,もうこれは全県的なものだそうでございます。彼が言うには,やはり新幹線の全線開業,大変これはいいことなんだけども,10人が移動するとしたら鹿児島から8人が行っちゃうんじゃないか。2人しかこちらに来ないんじゃないかというような話もしておりました。だから,そういったことも冷静に見極めながら,ただ,知覧,川辺,頴娃にとりましては,2人来てくれればプラス2ですから,この人たちをまだ何とか大事にして,おもてなしの心で大事にして,そしてまた,その方々の口コミでいろんな方が,多くの方が来ていただければいいのではなかろうかなというふうに思いますので,先ほど申し上げましたように,やはり平和会館,武家屋敷だけでなくて,釜蓋神社,清水の磨崖仏,こういった広域的な南九州の中を覚えていただくような,やはりパワースポット等もこれから自分たちで開発というんですか,第3,第4の資源を開発をしていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。

 それと,私,この武家屋敷もやはりお客さんを待っておるような時代ではないと思います。やはりいろんなメディアの力というのはものすごいものがありますから,やはり自分たちでその話題性をつくって,そしていろんな形で情報発信をしてもらうと,そういうようなことは大事なことじゃなかろうかと,その一つとして,私はこの武家屋敷でかごかきをやってもいいんじゃないかというふうな思いを持っております。一時人力車をというような話があったんですが,人力車はこれは江戸じゃないと,明治の乗り物だということで御破算になったんですが,私はかごかきぐらいをすれば大きな話題になるんじゃなかろうかなというふうに思っておりますので,こういったことも取り入れながら,お互いに勉強しながらやっていけたらというふうに思います。



○議長(田之脇厚)  次に,山下つきみ議員。

  [14番議員山下つきみ登壇]



◆議員(山下つきみ)  南九州市が誕生しまして1期目,最後の年となりました。市民の代表として議席を与えられました責務に,残された任期を精いっぱい務めてまいりたいと思います。

 質問に入ります前に,昨年3月の定例会におきまして,私は環境保全対策について質問をいたしました。その中で,住宅用の太陽光発電システムへの補助制度を導入するお考えはないかお尋ねしたんですが,市長は,先進地の取り組み状況を調査研究するというふうに答弁をされておりました。早速,今年度は60件分の予算を組んでいただきました。近隣の指宿市,枕崎市あるいは南さつま市,日置市にも確認をいたしましたけれども,今年度はまだまだ検討段階とのことでありました。

 また,ダンボールコンポストによる生ごみ処理につきましても,昨年の10月ごろからだったでしょうか,市民のモニターの方々や担当の職員の方も一緒になって現在実験を進めており,成果が出ているというふうにも聞いております。市民の声をしっかりと市政に反映をしてくださったものと大変うれしく思っているところでございます。

 それでは,通告してあります今回の質問に入ります。

 地域コミュニティバスの運行方針についてでありますが,平成19年12月の合併によりまして市域が拡大したことに加え,過疎化や高齢化などの問題を抱え,公共交通による移動手段の確保はますます重要な課題となっています。

 本市は,これまでの市内全域の公共交通サービスのあり方を総合的に見直した形で,21年9月から新しいシステムの南九州市コミュニティバスの運行を開始し,既に1年半が経過しております。実証運行で1年が経過したということで,昨年の11月から12月にかけてアンケート調査が実施されておりますが,その結果報告書を見ますと回収率35%,1,084通からの結果ではありますが,ルート,運行時間など市民にとって利便性が必ずしも高いとは思われません。全国には同じような問題を抱えた自治体が数多くあり,その改善策の一つとして予約利用型のデマンド方式を採用し,成果を上げている自治体も増えてきております。

 そこで,本市におきましても,アンケート結果,地域住民との協議などを踏まえながら,効率的かつ効果的と思われるデマンド方式を導入し,利用者のニーズに応えた運行サービスを実施すべきではないかと考えますが,市長の答弁を求め,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  山下議員の御質問にお答えをいたします。

 南九州市コミュニティバス,愛称ひまわりバスでございますが,平成21年9月から運行を開始いたしまして1年6カ月が経過をいたしたところでございます。御承知のとおり,ひまわりバスは,市役所や市内の主要施設のある地域を連絡する拠点間バスと,頴娃,知覧,川辺の各地域内を連絡し,病院や買い物など市民の日常生活に必要な活動を支援する生活交通バスがございます。

 これまでの間,利用者数を申し上げますと,平成23年1月末までの1年5カ月で7万5,000人余りの市民に御利用をいただいております。また,その利用も少しずつではございますが増加している状況にあるところでございます。

 アンケート調査結果における市民にとっての利便性の点について申し上げます。

 先般実施いたしましたアンケートは,市内の3,100世帯の高齢者のいらっしゃる世帯を無作為抽出いたしまして行ったものでございますが,アンケートの結果では回答者の約20%が利用しているということでありました。また,ひまわりバスの運行に関する調査項目では,「さらに充実すべきである」との回答が8.7%,「現行のとおり継続すべきである」との回答が30.3%,「利用者がいるのであれば継続すべきである」と回答された方が38.2%でありました。このアンケート結果からも市民にとっては必要な施策であると考えておるところでございます。

 今後のデマンド方式の検討について申し上げますと,御承知のとおり,デマンド交通に関する明確な定義があるわけではございませんが,大まかな概念といたしましては,定時・定路線のバス運行に対して,電話予約など利用者のニーズに応じて柔軟な運行を行う公共交通の一つの形態でございます。

 運行の方式といたしましては,自宅を登録して自宅と目的地を運行するドア・トゥ・ドア方式や,基本路線を設定し,予約があった場合にバス停間を運行する基本路線方式などがあるところでございます。

 デマンド方式は,予約があった場合にのみ運行するもので,人の乗っていないバスが走ることはありませんが,デマンド交通のシステム,あるいは運行形態によっては多額の運営費に苦慮するという場合もあると思います。

 デマンド方式の導入につきましては,システム導入コスト,維持管理のコスト,地域の特性,利用者のニーズなどさまざまな点からの検討が必要となります。

 今後,これらの点について検討を重ねまして,利用者ニーズに合った本市の交通システムの構築を図ってまいりたいと考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後2時5分休憩

───────────

午後2時15分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(山下つきみ)  先ほど市長から答弁をいただきましたけれども,また改めてお尋ねしていきたいと思いますが,このひまわりバスについては,昨年の3月の定例会でも同僚議員が同じような質問をしておられました。そのときの市長の答弁は,現在,実証運行中であり,今後アンケートや自治会等とも協議をして1カ年をめどに見直しを検討したいということであったわけですが,恐らく議員も,地域の住民の方からいろいろと指摘を受けたり,あるいは自身で感じられたことで質問をされたものと思います。私がこの質問に至ったのもやはり同じようなことだったわけですが,21年の9月に,そのひまわりバスの運行が始まってもう間もなくでしたけれども,地域の敬老会にたまたま何カ所か呼ばれまして,そこの行った先々で同じような不満を訴えられたのがやはりきっかけでございました。

 例えば,これはアンケートの中でも川辺地域が最も高い数字が上がっておりましたが,朝の出発便が遅くなったと。今9時始発だと思うんですけれど,その前は8時ぐらいだったと思うんですね。朝の出発便が遅くなったことでお寺に行けなくなったと。これは1人,2人ではないんですね。やはり高齢者の方っていうのは,親戚,身内あるいは友人の方々の月命日であったり,何かの節目節目にお寺に行かれる方っていうのは結構多いんですよ。それが,時間が遅くなったことでお寺に,9時のその始発の便利用してお寺に行ったとしても,もう先生のお話が既に終わってるので,もう結局行けなくなったという意見をおっしゃった方やら,あるいは老友会会員で温泉に行ってた,そういう行事も行っていたんだが,時間がゆっくりできなくなって結局やめてしまったというようなことで,合併をしてもいいことがないという,もうそういうふうにもう結論づけておっしゃる方もいらっしゃるわけですよね。そのときに,これはあくまでも最終決定ではなくて,現状のベストとして実証運行をするもので,ある程度の期間の結果を見て見直しをすることもあるわけですからということ,もう少し様子を見てみましょうねっていうような話をそのときにした記憶があります。

 ちなみに,市に直接市民から苦情,逆にありがたいことだっていうような意見でもいいんですが,寄せられたことがあったかどうかお尋ねします。



◎企画課長(金田憲明)  市民の方からの要望と申しますか,状況等でございますけれども,確かに時間的な問題ですとか,それから曜日的な問題とかっていうのは,市民の方々にもいろいろニーズがありますからそのような御要望があることも事実ではございます。

 ただ,今の運行の時間ですとかルートとかっていうのにつきましては,アンケートもそうでございますけれども,市内のほうの温泉施設でありますとか,いろんな施設がございますけれども,それらの時間等を勘案しながら,それから3地域,拠点間バスっていうのも走っておりますので,それとの連絡等の関係もございます。そのようなこと等から今の時間帯にはなっているところでございます。

 また,市民からの市長へのメッセージというのがございますけれども,その中におきましては,今まで頴娃地域,知覧地域につきましては,この生活,ひまわりバスというのが走っていなかったわけでございます。ただ,それが片道は100円で利用ができるということで,もう非常にもうありがたかった,私どもも市長へのメッセージを読ませていただいて胸が熱くなる思いだったんですけど,バスを見ながら拝みましたというような内容のメッセージもいただいております。このようなこと等からいたしますと,すべてではございませんけれども,市民の方にも喜んでいただいているという実績はあるというふうに感じてはおります。



◆議員(山下つきみ)  市民の方から,バスを見て手を合わせましたというぐらい感謝をされてる方も当然いらっしゃると思いますよね。万人の希望を満たすっていうことはまずまず不可能なことだとは思うんですけれど,この路線バスの悪循環がやっぱり深刻化をして,赤字補てんでも経営が成り立たないということで業者が撤退する地域が全国的にも非常に多いと聞いておりますが,そのような交通不便な地域にやっぱりコミュニティバスという,自治体が主体となって対処する形というのが十数年前から見られるようでございます。自治体主体となりますと,やはり地域住民の声を聞く必要があるわけですから,路線バスよりもバス停を細かく設置をするようになるわけですよね。私たちのところにもぜひバス停をとか,あるいはA地区にあって,なぜ私たちのところにないのかというような不満を逐一反映した結果がそうならざるを得ないわけですけれども,バス停が増えれば,また1周当たりにかかる時間というのも当然長くなるわけですから,これが利用者にとっては逆に不便な乗り物になってしまった可能性もあります。

 本市の場合は,系統を多くつくって,できるだけ対応できるようにされてるのかもしれませんが,始発から終点までが約30分というふうな時間で見てあるようですので,30分を長いという方は余りいらっしゃらないかもしれませんけれど,認知度の低い地域等に担当の職員の方が出向いていって,説明会を開いてるっていうことも聞いたんですが,実際何カ所ぐらいやったのか。また,地元から要請があったのか。それによって利用者が増えた例はあったのか。わかっていましたらお尋ねします。



◎企画課長(金田憲明)  ひまわりバスにつきましては,やはり市民の方に利用いただくっていうのが一番でございます。そのようなこと等から,議員のほうからもございましたとおり,まだ利用がなされていない地域っていうのがございましたので,そこの地域につきましては,やはりひまわりバスはどういう形態で,どういう運行で,スケジュールで運行していますよというようなこと等を説明をしなければならないというようなことで地元のほうにも出向いております。なお,地元のほうから具体的に要請がございまして,お伺いしたのは1カ所でございます。1カ所に2度ほど出かけております。そのほか利用がなかなか,まだひまわりバスの内容というものをよく承知いただいていない地域につきましては,それぞれ出かけていっておりますけれども,今現在で48自治会ほどに出かけております。そして,説明を行ったところではございます。今後もこのような活動については続けていかなければならないというふうには思っております。



◆議員(山下つきみ)  48の自治会にこれまで行っているというふうな答弁でございましたが,やはり市民の方に周知するというのが一番だと思うんですね。その一つかもしれないんですが,温泉バスツアーというのも何か最近企画をされて,これもさらに利用率を高めるために市として取り組んでおられることではないかなと思うんですが,これはどのような呼びかけで,何回,何人程度が利用をされたのか。

 たまたま企画のほうに用事がありまして電話を入れまして,担当の方をお願いしますと申し上げましたら,今添乗で行ってるというふうなことを聞きまして,何の添乗ですかと聞きましたときに,こういう温泉バスツアーというものを企画して,それに随行しておりますっていうようなことだったもんですから,そのことをまず教えてください。



◎企画課長(金田憲明)  この温泉入浴ツアーといいますか,これ協議会のほうで実際行っている事業でございますけれども,500円で温泉のほうを利用して,バスを利用した上で温泉まで行けるというようなツアーでございます。このことによりまして,ひまわりバスも利用していただきます。そして,温泉施設も利用していただければというようなこと等で行ったものでございますが,これにつきまして12月から実施をいたしております。

 これまで88人ほどの方が参加をいただいております。また,まだ3月,あしたと,それから3月8日,9日にも計画いたしておりますので,まだ全体的にどれだけの方が利用っていうのは今後になりますけれども,現在のところ88名の方が参加いただきまして,そしてバスの利用の仕方等について,こちらのほうで御説明を行ったところでございます。



◆議員(山下つきみ)  500円でバスを利用できた上に,温泉も利用できると。これも一石二鳥の効果があるんではないかなと思います。利用促進のためには非常にいい取り組みではないかなと評価するところでありますが,ある意味,これも予約利用型でしょうからデマンド式みたいな部分もあるかもしれないですよね。

 先ほど市長の答弁の中にもありましたけれど,アンケート調査を昨年の11月から12月に実施をされているわけですが,この調査対象が高齢者の方や免許がなく,なるべく日常の移動に不便を感じ,公共交通機関が必要と感じておられる方というのが対象になっておりました。

 たまたま80歳ぐらいの女性のひとり暮らしのところでこのアンケートを私も目にしまして,初めて,ああこういう調査をしたんだなというのがわかったんですけれど,内容までゆっくり見る時間がなかったもんですから,その後,その女性に聞きましたら,まだ御自分で運転をされる女性だったもんですから,もう必要ないということでそのまま提出をしたという例もありました。

 数字も,先ほど市長が述べられましたが,市内に3,100通,回収率35%で1,084通回答があったということですが,年代的には70歳以上が66.1%で,60歳代がそれに次いで21.1%と,やはり高齢者の方が対象になってるだけのことはあるなと思うことでした。世帯構成は,夫婦のみが42.8%で1位,ひとり暮らしが24.9%という数字が出ておりました。ひまわりバスの認知度につきましては,3地域とも93%以上ということで,ほとんどの方がこのひまわりバスを知ってるという結果が数字では出ていたようです。

 ただ,この調査結果は市民のごくごく限られた意見であって,ある程度の参考にはなりましても,これだけの今後のアイデアというんですかね,見直しができるものではないんじゃないかと思いますが,そのあたりはどうですか。



◎企画課長(金田憲明)  先ほど議員のほうからもございましたとおり,このアンケートにつきましては,総数が3,100世帯分ということ等で出しております。そのうち1,084通ということで回収いたしましたけれども,回収率は35%ということになります。すべての世帯に出したアンケートではございませんけれども,現在南九州市が三十三,四%ぐらいの高齢化率がございますけども,高齢者のいらっしゃる世帯を無作為で抽出をし,行った調査でございますので,これにつきましては南九州市というものの実情をあらわした状況であるというふうに思いますので,アンケートの結果につきましてはそれなりに地域の実態をあらわしているものというふうに考えております。



◆議員(山下つきみ)  アンケート用紙を配布して調査をされたわけですが,実際にバスを利用されてる方に,これは別な自治体ですけれど,車内アンケートを配布をして後に回収をするとか,あるいは重複することもあるんでしょうけれども,定点調査っていうんですかね,例えば役所ですとか,温泉施設ですとか,道の駅ですとか,あるいは病院の窓口あたりにも自治体のほうからお願いをしてアンケートを置いてもらって,何カ月間かアンケートをしてもらって,あるいは利用者の少ない地域に出向いていって生の声をまた聞くとか,新たな,またそういう調査方法をして,よりもっと市民の声を集めたいというようなお考えはありませんか。



◎企画課長(金田憲明)  やはりこれらにつきましては,市民の声をどれだけ聞くかっていうのがやっぱり重要なことだというふうに思います。そのようなことで,車内のアンケートなんですけれども,これにつきましては,もうできるところにつきましては運転手にお願いをいたしまして車内のアンケート,これ行ったところでございます。また,市民の方の声を一番反映というか,耳にされるのは運転手でもあるというようなこと等から,運転手のほうにもヒヤリングと申しますか,車内の状況ですとか,お客様の要望はどういうことがありますでしょうかというようなこと等で聞いております。

 議員のおっしゃいますとおり,まだ力不足の部分はあるかというふうに思いますけども,できるだけやはり市民の声を拾い上げた上で,それをバスの政策の中に生かしていければというふうに思っております。



◆議員(山下つきみ)  やはり市民の一人でも多くの方の情報というのは大事なことだろうと思いますので,できる範囲でもう少しやってみられてもいいのかなという気はいたします。

 アンケートに回答してくださった方は,ひまわりバスを「全く利用したことがない」73.7%という高い数字だったわけですが,「よく利用する」もしくは「時々利用する」という方が20.2%だったんですね。全く利用したことがない方にアンケート項目を,やっぱり答えようが余りないのではというふうにも私は思ったんですが,利用したことがないと答えた方が「他の交通手段があるから」と答えた方がやっぱり多いんですね。自分で運転をする,あるいは家族の送迎ができるっていうような方,それから時間が合わない,利用したくても時間が合わないので利用できない,目的地は大体買い物と病院っていうのが圧倒的に多かったような気がするんですけれど,やっぱり時間が合わない,それから利用方法とか運行ルートなどをよく知らないという回答も,これが上位3位でございました。全く利用したことがないという方に,利用しない理由が改善をされて運行サービスがよくなれば,今後利用しますかという項目もありましたけれど,約半数の44.9%が利用すると思いますというふうに答えておられるんですね。「よく利用する」あるいは「時々利用する」というふうに答えた方は,1週間に2回というのが31.1%,これが圧倒的に多い数字でございました。一月1回,そして1週間に1回というふうな順に数字は上がっておりました。まだまだアンケート項目にはたくさんあるわけですけれども,このアンケートがその後の議論なしで強行採決をするようなものではあってはならないと思いますので,ぜひもう少し時間をかけた情報収集というのもやってみていただきたいと思います。

 それから,このひまわりバスが運行されて,ことし1月31日までの利用者状況なんですが,先ほどの答弁の中にもあったわけですけれど,拠点間バスと,それから生活交通バスとあるわけですが,そのひまわりバスですね,愛称,のほうを例にとりますと,47系統ありますけれども,片道の乗車数が1日平均10名以上というところが4系統なんです,47系統の中の。1名以下,1日0.25だとか0.75だとか1を割る乗車人数の系統が7系統ありました。2人とか3人とかそういう数字のところが非常に多かったわけですが,これは集落の人口にもよるんでしょうけれども,ジャンボタクシーでほとんどが対応できるぐらいの利用者数なんですね。ただ,路線によっては非常に多いときもありまして,先日,西の駐車場にたまたまおりましたら,ジャンボタクシーの後ろに,さらに普通のタクシーがついてきておりました。その1台で収容できずに臨時が出たのか,2台目が出たのかということで,こういうルートもあるんだなということで,浸透している地域もあるんだなというふうには思ったんでしたけれども,利用者状況の資料をいただいたんですが,やっぱ数字で見る限りはやっぱり1を割ってるところもかなりあるわけですよね。どうなんでしょうか,運行委託先の車両にも制限があるのかなども含めてですが,委託業者の年間契約ですかね,たしか,補助事業でやるわけですけれど,しばりはどこまでかかってくるわけですかね。例えば時間とか,ルートを変更するには勝手に自治体のほうで変えられないとか,そういうしばりがあるんですかね。



◎企画課長(金田憲明)  このコミュニティバスの運行につきましては,国のほうの特別な許可と申しますか,交通の空白地域といいますか,そこを埋めるためにこの地域交通協議会というもので,そして決定をし,それから交通会議というものを,これは道路運送法の中のまた会議でございますけれども,そのような過程を経て,そして協議がされたことが,それがまた国に上がっていって認可を受けるというような形で運行がされております。それで,ルートですとか,それから車両ですとかっていうことにつきまして,もう事前に申請を出しまして,それの許可を受けておりますので簡単には変えられないというようなものでございます。軽微な,バス停を1つ増やすですとか,そのようなこと等に,軽微な変更につきましては事後承認という形もあるようでございますけれども,大まかに申しますと,これは国の承認を受けた上で運行を行っておりますので,一つ一つがやはり国のほうに申請をし認可を受けなければならないという手続が必要になります。



◆議員(山下つきみ)  ということは,路線によっては中型バスを運行していて2人とか3人とかというルートもあるわけですが,これを例えばジャンボタクシーに変更するとかってことは簡単にはできないシステムになってるということでよろしいんですか。わかりました。それ確認です。

 乗車率が低いところには,便によっては乗客のない車両でありましても決められた時間には運行するというのは,素人から考えればですけれども無駄な燃料を使い,諸々の経費など考慮しますと非効率的な部分も非常に多いと思うんですね。がしかし,乗車率が低いところでも当然必要としてる方がいらっしゃるわけですから,そういう方がいらっしゃる以上は何らかの方法はやっぱりとるべきだと思うんですね。フリー乗降区間というのも生活バスのほうにはあるんですが,これもバス停が集落の入口に設けてあると,そこまで移動をするのが,特に高齢者の方は無理だという方もあります。特にそういう方はタクシーを利用するか,外出を控えてしまうと。タクシーもまちの中心から一番遠い集落まで片道3,000円から3,500円かかるわけですよ。もう,そうすると7,000円ぐらい取られるところもあるんですね。結局外出を控えてしまうことで,特に高齢者のひとり暮らしの方,孤独感から健康を害する,外出回数が増えることで孤独感が軽減されるという効果も出てくるんじゃないかなと思うんですが,利用したくても利用できない,場所的に,時間的に。そういう交通弱者対策というのには,今の形では十分になり得てはいないということが言えるんじゃないかと思います。

 そこで,デマンド方式について市として取り組む考えはないですかという質問に至ったわけですけれど,オンデマンド方式は要求があったときにサービスを提供することというのが,直訳するとそうなるんだそうですが,利用登録が当然必要となりますので,あらかじめ予約した乗降場間で乗合率を高めながら利用者の要求に応じた運行形態がとれる。予約がない日は走らないということになりますので,CO2削減は環境にも貢献できるということで今注目を浴びておりまして,あちこちの自治体で取り組みをしているわけですが,そういった先進地の研修に行かれたそうなんですが,そちらの状況としてはどうだったんでしょうか。市に対応できるようなというか,参考になるような事例だったのかどうかをお聞きします。



◎企画課長(金田憲明)  デマンド交通ということで今お話がありましたけれども,やはりこれにつきましては,現在,本市の協議会のほうでも検討を進めているところでございますが,先進地研修ということでお伺いいたしましたのが三重県度会郡の玉城町というところでございます。ここは人口が1万5,000人ほどで,面積が41平方キロメートルということで,非常にコンパクトな町ということになります。人口1万5,000で,面積が41平方キロでございますので人口密度も高いということになります。このような町でございましたので,ここの町につきましては,オンデマンド方式によるバスが運行をしているというような状況でございます。また,ここの町につきましては,従来から言われておりますこのデマンド方式を入れますと,そのシステムの導入経費ですとかそういうこと等がかかるというようなこと等から,どうにかそこを安く上げることができないかというようなこと等で大学とも協力をしながらシステムの導入というものについていろいろ研究をし,今,実証運行を行っているようなところでございました。そのような,ここの町につきましては方式としても非常にすばらしいものを採用いたしておりましたが,ただ,南九州市の場合みたいに広い面積を要する地域と,それからこの玉城町みたいに41平方キロメートルという小さな町のところでデマンド方式で走らせるというのにつきましては,若干やはり異なっているというふうに思っております。

 それから,もう1件ですけれども,滋賀県の米原市っていうところも,ここも研修にお伺いいたしました。人口は4万1,000人で,面積は250平方キロでございます。ここにつきましても,デマンド交通というようなこと等で,名前が「まいちゃん号」ですとか「カモン号」とかっていうようなこと等で運行をいたしておりました。ここの地域につきましては,もう全くのタクシーを借り上げて,そして運行を行っているというようなことでございます。この方式につきましては,非常に参考になる部分はございました。今後,検討していかなければならないというふうには思っております。

 ただ,先ほども市長の答弁の中にもございましたとおり,コストですとか,その地域の広がり,特性,それから利用者のニーズ,動向,このようなもの等を総体的にやっぱり考えていかなければならないということで,そのまま玉城町あるいは米原市のものが南九州市のものにそのまま導入できるというものではないというふうに思ったところでございます。



◆議員(山下つきみ)  今,課長からお話がありましたけれど,当然デマンド式を導入となりますと専用のシステムをどっちみち入れないといけないわけですよね。これがいろいろな企業で今,開発をされているようですが,全国でやっぱり東大が開発をしたサーバーを使ってるところが非常に多いみたいですけれど,従来は単独の自治体でそのサーバーを購入をしておりましたのでものすごい額のものだったようなんですが,現在はさらに開発が進んで他の自治体と共有すると,サーバーを共有して,レンタルでできるようなシステムも出てきてるということで,最初のころよりかは初期投資やらランニングコストが大分抑えられているという話も聞いております。

 今後,地域の問題,市の面積にも当然かかわってくるわけですから,全部が全部デマンド方式にするというわけではなくて,その地域に応じて,当然今のやり方の,ひまわりバスが2台臨時が出るぐらいの,そういう使われ方をしてるところは別として,1を割るような地域だったりするようなところの利用者の少ないコースであったり,それからこの拠点間バスは中型バスが走っておりますが,最初の1年間の数値で見ますと,片道の乗車率が2.88人なんですね。そういう少ないところで試験的にこういうのをやってみるとか,ほとんどこのデマンド方式はインターネットで予約をするようになっておりますが,相手が高齢者の方が多いもんですから電話予約も当然受け付けられますよというようなことで,その自治体によっては予約システム委託,タクシー会社だったりバス会社に委託をしていたり,自治体内でそういう業務をやっていたりする例もございました。

 新潟県の三条市では,市内の高校に通学する,いわゆる高校生のための通学ライナーバスという専用のバスを,私立の学校が持ってるような使い方をしておりましたり,あるいは愛知県の豊田市あたりは日本一の自動車のまちですが,渋滞緩和のためにデマンド方式を採用していたりとか,あるいは山梨県の北杜市では,利用登録をした人に対し,期限つきで無料体験の乗車券を配布をして実証運行をしていたりとか,いろいろ取り組んでやっておられる自治体があります。利用者の少ない路線は廃止ありきではなく,地域エリアに応じた,いわゆる適材適所の方法というのがやっぱり大事だろうと考えます。

 従来の公共交通からひまわりバスに変わったときでしたけれど,バス路線の変更でバス停が廃止された地域の方から強い指摘を2点ほど受けたことがありましたが,コスト削減を優先をさせて,利用者のニーズに合っていないのではないかと。あるいは,補助金は地域住民の足を確保するというよりも事業者の経営存続に使用されているのではないかと,そういうふうな強い指摘をされた方もいらっしゃいました。先ほども申し上げましたように,万人の要望を満足させるということは非常に難しいと思いますけれども,公共交通を必要とされる方は今後ますます増えてまいります。

 北杜市のアンケートの中に,あなた自身の2年後,自家用車での移動が増えると思いますか,減ると思いますかというふうな項目があったんですが,これ私は非常に興味を引いた質問でしたけれども,今年度もこの事業費は6,350万ですかね,組んであります。本当に必要とされている市民にこの事業費が有効に生かされるように,市長が施政方針でも述べておられましたけれど,利用者の増加を図り,マイバス意識の向上に,我がまちに合ったデマンド方式というのも必ずあるんじゃないかなと思いますので,ぜひ検討をして導入をしていただくことを要望しまして,これで質問を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,田畑浩一郎議員。

  [6番議員田畑浩一郎登壇]



◆議員(田畑浩一郎)  私は,先に通告してありました農業施設の災害助成について,ことしに入り,農家が積雪によりハウスの損壊等の被害を受けたが,その他の自然災害を含め,市単独の助成を行う考えはないかを質問いたしまして,あとは自席にて行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  田畑議員の御質問にお答えいたします。

 南九州市におきましては,平成22年2月1日の竜巻でビニールハウス等に470万円,平成23年1月1日の降雪でビニールハウス等に1億7,800万円,1月16日の寒害で野菜等に330万円等の被害が発生をいたしております。

 このような中,本市におきましては,農地または農地の利用保全上,必要な公共施設の災害復旧事業に取り組むとともに,農業経営や施設復旧に必要な資金に対して利子補給を行っている現状であります。今後も農業経営の安定,食料自給率の向上等を図る上での農業災害対策の重要性にかんがみ,農業再生産意欲の減退につながらないように,市としても十分な対策を行う必要があると考えておりますが,台風,雪,霜,ひょう,竜巻等,災害の種類も多く,農家の経営形態も耕種・畜産等多様であることから,多額の費用が必要になることが見込まれますので,国・県の助成策を要望してまいりたいと思います。

 特に,今回の雪害につきましては,既に国の交付金が示されているところでございまして,被害状況を取りまとめ県への報告を終了いたしたところでございます。

 また,復旧に向けた経済的負担が大きい中,農業者の主体的な取り組みによる早急な災害復旧と生産力維持を図るため,県や農業協同組合等の連携により融資面での対応をより円滑かつ迅速に行うとともに,農業共済等の加入促進を図りながら,今後自然災害に対してどのような助成ができるのか検討をしてまいりたいと考えております。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(田畑浩一郎)  今回の積雪によって市のほうへ要望や,そういう声があったと思いますが,どのような声が農家の方々からあったか。現地を回ったときに農家の方々とのお話の中で出てると思うんですよ,口頭でも。そういうことがあったらお聞かせいただきたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  ただいまの質問ですが,今回,回る中で補助制度はないのかとか,あるいはこれを回復するに当たって融資を受けたいと思うが,そういったものに手だてはないのかとか,そういったいろんな話は聞いておりますし,またそれをちょっと早くできないのかというような話もありました。

 以上でございます。



◆議員(田畑浩一郎)  災害が起きてから現地を回ったと思うんですが,どのくらいの時間で回ったか,災害があって。1日,2日等にはなかなか足を運べなかったと,農家の方々もこう言ってるんですよね,市のほうの対応が。その辺はどのような対応だったのかお聞きしたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  調査につきましては,1月3日と4日に,市の技連会を導入いたしまして調査をいたしております。

 以上です。



◆議員(田畑浩一郎)  非常に対応がちょっと遅かったというような農家の方々の不満というものも聞こえてきます。その中で,今度は市の単独の助成などもないというような声がよく聞かれるわけなんですよ。ですからこの質問をしたわけですが,南さつま市や鹿児島市は早かったですよね,この単独の助成を行うというようなことがあったようですが,そのとき南九州市は食料供給基地として振興計画にも登載してるわけですよね。そういう市がなぜそういう助成ができないのか。厳しい財政ちゅうのはわかるんですが,なぜできないのか,その辺をもうちょっと明確に。



◎農林水産課長(東利文)  助成については,より的確に早くしたいというふうな気持ちはあるわけですけれども,これまで災害が起こったときに,例えば昨年の竜巻のときにもなかなかそういった対応がとれなかったところでございます。やりたいという気持ちはあるんですが,どこからどこまで災害として市の独自の助成ができるのかと,そういった話し合いが,詰めがなされていないところでありまして,先ほど市長も言いましたように,今後こういった災害を受けてどんな自然災害に対する助成ができるのかと。今回は,国がいち早く3億円の交付をするということで,県が県単事業で3億円の助成を決めましたので,それを利用していこうというふうに考えておりますし,またこれまでも利子補給でやってきたわけですけれども,今後はそういったものに対して,新たな制度を検討していくべきだなというふうに考えているところです。



◆議員(田畑浩一郎)  何ですか,基準が難しいと,竜巻でもできなかったということですよね。竜巻の災害があったときに,普通はもうこういう基準を決めて,そういうマニュアルなどを作成できたんじゃないですか,そのときに。それが今までずっと引きずってるから,このような形になって,今回の積雪に対してもできなかったと思われるんですが,そのときの竜巻のあれを活かして考えられなかったんですか。そのときはできなかったんですか。



◎農林水産課長(東利文)  竜巻のときも,今言ったような話し合いがなされまして,今後はやっぱりつくるべきだということがあったわけですけれども,災害の言えば種類とかそういったものが非常に多いわけでして,例えば霜の害に対して,1回1回霜がおりたから,お茶農家等に補助をするのかと。その霜がおりた場合の被害の程度はどういうときにしたらいいのかとか,そういった話がなかなか詰まらないところがございまして,今後も引き続き詰めていこうというふうにしているところでございます。



◆議員(田畑浩一郎)  霜と言われましたけど,今,防災無線等があるわけですよね。霜などとか台風,塩害等の災害の対策で,防災無線等で注意を呼びかけていると思うんですよ。

 しかし,今回の場合は先ほど同僚議員が質問していましたけれども,防災無線を使ってしたということだったですけど,農林水産のほうではその農業の方々,あるいはハウスなどに網を張ったりしていますよね。ああいう方々もいたわけですよね。そういうのに対して何ですか,農林水産のほうで農業関係者への対応とか対策はとったんですかね。



◎農林水産課長(東利文)  毎回霜等に対しましては,気象情報を手に入れまして,放送等で呼びかけております。しかし,今回の雪につきましては,網を張っていたから危ないとか,そういうのが全く予測がつきませんで,今議員がおっしゃったように,逆にかねてナイロンが飛ばされないような対策を,網などを張っている方が,その網に逆に雪が引っかかって災害が大きかったというようなこともございまして,これはまだ全く私どもも範ちゅうになかったわけですので,こういったことも含めて今後検討すべきかなというところでございます。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,答弁の中で「十分な対策を行う必要があると考えます」ということですが,この十分な対策というのは,どの程度が十分な対策と思われているんですかね。



◎農林水産課長(東利文)  できれば,今こうして国,県が行ってくれる助成制度もありますけれども,それにこれまで市が行ってきた利子補給ですね,それと加えて,今議員がおっしゃいますような市独自の災害対策の要項をつくりまして,迅速に対応できるようにやっていきたいと,そういうことです。



◆議員(田畑浩一郎)  じゃあ,今後その対策マニュアルをつくるということですか。作成はされるんですか,どうなんですか。



◎農林水産課長(東利文)  もう既に総合営農課のほうでは,園芸に対するそういった検討は個別に進めておりますので,それとほかの作物もですから,総合的に全部まとめて検討していきたいということです。今後そうしていきます。



◆議員(田畑浩一郎)  この国の交付金が示されたということですが,この内容は,現在あるその損害されたハウスがなければ,おりないというようなことも少しは聞いたんですが,その辺が今後どのようにされていくのか。また,さかのぼって見ていただけるのか,その辺をお聞きしたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  先日担当者の方に,2月22日にこの制度について県のほうから説明があったわけですが,県のほうとしましても,いろいろな参加者の要望とか質問に対して明確に答えられないところがありまして,今言ったような既に手早く自分の費用で改修を済ませてしまったと。

 そうでないと,特に早掘り甘藷等の苗床に間に合わないということで済ませてしまった,そういう人たちがもう済んだから対象にならないというような説明があったみたいですけれども,そこが対象になるように今要望しているところで,その回答待ちをしているところです。

 それで,県は3月議会でこの3億円を対応するということですので,我々は6月議会でそれを受けて対応して,農家の方々に説明していきたいというふうに考えているとこです。



◆議員(田畑浩一郎)  わかりました。

 次に,農業共済等のこの保険の加入ですかね。これ僕も調べたんですよ。南九州市は,この保険に推進,市のほうも一緒になって推進をしてくれると。大変助かっているようでもございました。50%余り入っているようでございますが,逆に災害に対しての助成ができないんであれば,こういう保険などに一部の助成といいますか,そういう考えはないですかね,どうですか。



◎農林水産課長(東利文)  この農業共済の掛金につきましては,国が50%もって,その残りを共済加入者が払うようになっているんですけど,もうこういったことがございますので,国が負担して,また負担すると。それに掛金も非常に安く設定されておりますので,今のところ保険にはその保険料を援助すると,そういった考えは持ってないところです。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,もう次にいきたいと思いますが,今摺木に農業開発センターがありますよね。あの開発センターで新規就農者育成を行っているわけですが,最近では研修生も少なくなっているというようなことでありますが,こういうやっぱり補助がない,農家がやりにくいというようなことも,影響しているんじゃないかなと,その辺まで影響しているんじゃないかなと思うんですけど,その辺はどのように考えますかね。考えたことはありますかね,そこまで。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  農業開発研修センターにおいては,22年度,ことしで川辺の方が1人やめて,さらにまた23年度は短期研修ということで,後継者が2名ほど研修にはいるというようなふうになっております。そういった中,以前においてはこの研修センターも,平成11年からこれまで47名程度の研修生が入って,そして園芸,あるいは花卉,そういった部門に就農しているわけですけれども,議員指摘のとおり,最近は先ほど言ったようなとおりで,若干研修の宿泊施設も10人は稼動できる状況にはあるにもかかわらず,そういうような状況です。

 ただ,そのことが補助制度がないから研修生が少ないという,一概には言えないと思います。これらについては,やはり我々としても就農するに当たっては,相当な500万円ぐらいの就農資金は新規就農するためには要りますよという中でしますと,なかなかその500万所持金を持たない方が面接をすると,出てくるという中で,なかなかそれに乗っからないというような状況でありまして,必ずしも議員が指摘のような感じではなかろうと。いろんな角度からして,今我々の周知徹底もあるかもしれませんけれども,現在においてはそういう状況でございます。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,話は変わりますけど,県内の市町村で自然災害などに対する要項基準値を示している市があったら,教えていただきたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  県内でどうかといいますと,よく知りませんが,今回は南さつま市が補助をしたいということで,15%ほど市の単独でやろうかという話を聞いておりますし,それと,指宿市が何らかの助成をしたいということを聞いております。

 しかし,私がはっきりと聞いたのは南さつま市だけで,枕崎と南九州,それから指宿,今のところはないところです。それぐらいです。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  重ねて,鹿児島市のほうもまだ国のこういった交付金が出る前に50%補助をするという単独の状況でございましたけれども,国のほうが今こういった形で2分の1助成をするということになってから,鹿児島市としてはその国の2分の1プラス市のほうで25%,75%の高率助成を出すというのは聞いております。



◆議員(田畑浩一郎)  鹿児島市が,今その国の助成の前に市単独の助成を組んだと言われましたよね。できればやはり南九州市がこうして先に組んで,そういう国,県あたりに本来要望していただければ大変ありがたい。

 ちゅうのが,農家のまちですよね。基幹産業は農業であり,そういうまちが率先して最初にするべきだと僕は思うんですよね。鹿児島市のこの農業就業人口っちゅうのを22年度で見たところ,2,544人なんですよね。鹿児島市の人口が60万7,038人となっているんですよ。そうしたときに,人口でしたときに0.4%余りぐらいしかいないんですよね,農業者が。そういうところにそうやって助成を組めるっていうことは,すばらしいなと思うわけですよね。

 我がまちはその農業のまちでありながら,そんだけができないとちょっと寂しい気分もあったもんですから,私こうやってそういうのもあったもんですから,質問したんですよ。今後自然災害等いつ起きるかわからないわけですよね。今後のマニュアルを作成するというようなことでしたけれども,市長に,農家の方々へ,市民の方々への心意気を最後に聞いて終わりたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  鹿児島県が農業立県,南九州市は農業立市ということで,いろいろと話もさせていただいておるところでございます。その農業の食料供給基地である南九州市が,どうして率先してこのような助成ができないのかというようなお話でございます。

 反面から考えますと,もうこれは農業立市であるがゆえに,いろんな業種があるわけです。耕種部門,畜産部門,そして,いろいろな災害もあるところでございまして,そういったことで前はしていないのに,今回はどうしてするのかとか,いろいろな矛盾も起きてくるわけですので,先ほどから課長が申し上げておりますように,早急にどのような手助けができるのか,いろいろと協議をしながら農業立市として何とか面目の保てるような施策を実施をしていけたらというふうに思っておるところです。早急に検討をして,何らかの形を出したいというふうに思っております。



◆議員(田畑浩一郎)  今市長が言われたように,前はしていないけど今回はするのかと,もうそういうことを言ってたら,先に進まないんですよね。それがやっぱり政策だと思うんですよ。もう前を言えば切りがないんですよね,本当。どっかで切りかえないといけないと思うわけですので,ぜひほんと前向きに今度の積雪のほうも,もう一度所管で検討していただいて,対応していただきたいと思います。終わります。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後3時13分休憩

───────────

午後3時25分開議 



○議長(田之脇厚)  次に,満留秀昭議員。

  [12番議員満留秀昭登壇]



◆議員(満留秀昭)  私もばかじゃなかったみたいで,風邪を引きました。お聞き苦しい点,御了承いただきたいと思います。

 それと,ちょっと引っ張ってくれという要望もございまして,私にはそういう技量はございませんので,ゆっくりと話をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 さて,先月末にニュージーランドで起きた地震で,クライストチャーチにいた邦人を含む200人超の死者,行方不明者に及ぶ惨事となりました。日本人27人の安否がいまだ確認されておらず,残念ながらその消息は絶望的状況で,ただただ御冥福をお祈りいたします。

 そういう中,本市の3庁舎の耐震診断結果が報告されました。いずれも部分的ではありますが,震度6以上の地震が発生した場合,耐震に疑問ありとの結果で,他人事ではない現状を危惧せずにはいられません。庁舎に限らず,学校施設を初めとする本市建造物の耐震強度を考えると,身のすくむ思いにかられます。限られた財政状況の中,国のいち早い対応を望んでやみません。

 さて,財政状況といえば,市町村がその軽減を図る目的で衛生,消防事業等において,一部事務組合を設立し,その対応を図っているところでありますが,残念ながらいずれにおいても各論が先行し,総論が無視された無意味な組合運営のように思えてなりません。意味がないのであれば,財政的に可能であるならば,南九州市民のためにどうするかを先行すべきじゃないかと考え,悩むところでもあります。

 悩むといえば,保育・教育現場も大きな悩みを抱えているようです。教職員の精神疾患による休職者増,考えられないわいせつ行為など,何がそうさせるのでしょうか。また,国の幼保一元化に向けた取り組みに対する保育・幼児教育現場のとまどい,そこには現場を十二分に把握していない政府,経営重視を考えずにはいられない現場とのすれ違いが見え隠れしているように思います。子供の目線に立った保育・教育行政の実現こそが重要であり,そこに的確にてこ入れするのが行政の役割であるように思います。

 以上を述べた観点から,通告してありました次の3点について質問いたします。

 教職員の精神疾患による休職等が全国的に急増している。本市も同様と考えるが,その要因をどのようにとらえ,どのように対処する考えか。

 幼保一元化や学童保育の必要性がさけばれるが,行政窓口を一本化する考えはないか。

 消防の広域化について,指宿地区消防組合と南薩地区消防組合の広域化においては,職員の身分の取り扱いや事務所の位置など,難題が多いと考えるが,現在までの部会,幹事会での統一に向けた検討状況を問う。

 南薩地区消防組合は,消防本部,枕崎,南さつま消防署,5分遣所体制をとっているが,運営面において問題点があれば示せ。また,広域合併に向けた体制をどのように考えているか。

 以上,1回目の質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  満留議員からは,3つの御質問をいただいておるようでございますが,私はまず初めに3番目の消防広域化についてお答えをいたしたいと思います。1番目と2番目は教育長のほうから答弁をさせていただきます。

 現在までの部会,幹事会での統一に向けた検討状況を問うとの御質問でございます。

 昨年の4月に南薩地域消防広域化運営協議会が設置をされてから,協議事項をランク付けいたしまして,分科会,部会,幹事会,協議会でそれぞれ協議を重ねているところでございます。

 また,2月末現在,総務部会では55協議項目のうち,13件が調整済み。警防部会では20協議項目のうち,18件が調整済み。予防部会では,15協議項目全部が調整済み。防災部会では,5協議項目全部が調整済みでございます。

 そのうち,協議項目でAランクに分類されているものは21項目あります。その中で広域化の方式など,15項目については協議会で承認されておりますが,幹事会で継続協議となっているものが,事務所の位置など6項目ございます。

 次に,2番目の南薩地区消防組合の運営面等の問題点及び広域合併に向けた体制をどのように考えているかとの御質問でございますが,南九州市には南薩地区消防組合に所属いたします2分遣所と指宿地区消防組合に所属する分遣所と,3分遣所が存在をいたします。

 議員の質問されております南薩地区消防組合の運営面等の問題点となると,本市には消防署がないため,知覧分遣所,川辺分遣所は枕崎消防署の管轄でございます。

 また,消防職員は構成市からの派遣職員であることから,所属する,しないでしか人事異動ができないため,構成市間の職員交流ができない状況でございます。

 次に,広域合併に向けた体制でございますが,現在の事務局は枕崎市と指宿市からの派遣職員2名でございます。しかし,今後協議が進めば,例規の整備,県への申請,届出などの事務量が増えることが想定され,平成23年4月から南九州市と南さつま市から1名ずつ職員2名を増員いたしまして,4名体制となり,平成24年度合併に向けた事務に対応することになります。

 また,本市におきましては,2消防組合に加入しておりまして,組合により事務処理,職員の身分及び出動体制などの違いがあります。広域合併により1組合となれば,本市でも南九州消防署の建設も視野に入れて,一緒に分遣所体制とし,消防防災行政の効率化,円滑化を図ることが住民のサービスの向上にもつながるものと考えておるところでございます。

 以上で,3番目の消防広域化についての答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  最初の御質問の教育行政に関する御質問にお答えいたします。

 初めに,教職員の精神疾患による休職等は全国的に増加傾向にあります。文部科学省発行による平成23年1月号「教育委員会月報」では,精神疾患による休職者は,平成20年度は過去最高とあり,このことについて平成21年12月26日の南日本新聞には,「精神疾患で休職した教職員は5,400人で過去最高,16年連続の増加」とあります。

 本県の現状については,平成21年度の教職員の精神疾患による休職者は92人で,年々微増していると言われています。本市の現状については,精神疾患による休職者は,平成20年度が0,平成21年度は0,平成22年度は本日までに3人となっていて,本市でも増加傾向にあると捉えています。

 次に,休職の要因と今後の対処等についてお答えいたします。

 精神疾患になる要因について特定することは非常に難しいことですが,一つは児童生徒や保護者との関係が変化し,以前の指導や対応だけでは問題が解決できなくなったこと,2番目に,職場での支え合いが以前より希薄になっているということ,3番目に,業務が多くなって忙しいということ,4番目に,本人の家庭事情等が複雑に絡み合っていると考えられます。

 このような現状に対して,本市では平成19年12月に「南九州市立学校安全衛生管理規程」を設け,各学校に安全衛生委員会を置き,職場における職員の安全の確保及び健康の保持に努めているところですが,今後とも一つは気軽に相談できる職場環境づくり,2番目に心の不健康状態に陥った人の早期発見,早期治療,3番目に会議や行事等を見直して,仕事の効率化を進めていきたいと考えているところでございます。

 次に,幼保一元化についての御質問にお答えしたいと思います。

 保育,教育の窓口の一本化に関することにつきましては,国においても四半世紀近く論議されていて,2009年の衆議院選挙による政権交代後,「幼保一体化」という言葉が生まれました。その後もずっと論議が続き,現在は平成23年1月26日の南日本新聞で報道されましたように,幼稚園と保育所を一本化するこども園制度で,幼稚園や乳児保育所が併存する方向になり,縦割り行政解消ならず,幼保一体化道半ばという状況にあります。幼稚園は文部科学省所管,保育所は厚生労働省所管が続くことになります。

 本市には,市立幼稚園2園,市立保育所3カ所が設置されていて,窓口業務は教育委員会と福祉課でそれぞれ入園手続,保育料の徴収などを行っていますが,電算システム,補助金の手続等,それぞれ業務内容に違いがありますから,現段階での窓口業務の一本化は難しいと考えています。

 今後このことについては,国や県の動向を見極め,他自治体の状況等を参考にしながら,適切な対応をしていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  それでは,教職員の件につきまして,教職員の日常の状況をお聞きするわけですが,教育長の回答にもございましたけども,非常に多忙であると。大体自宅に帰っても2時間なり3時間毎日残業といいますか,仕事があるというような話を聞くわけですが,現状やはり一般的にそうなんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  この学校現場が忙しいということのその判断は,なかなか難しいことですけれども,教育委員会としましては,仕事の多忙化を解消するための努力は続けているところです。

 どんな努力をしていますかといいますと,一つは行事の精選,2番目に研究推進の効率化や効果的な研究公開の実施,3番目に学校運営の組織体としての活性化,4番目に,定時退庁日の厳守,こういうことの遵守を進めていきたいと考えているところです。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  今ありましたように,いろいろ教職員も非常に大変なようであります。それに加えて,「モンスターペアレント」という言葉が出てきますように,昔としますと非常に厳しい教育現場になってると思っているところであります。

 そこで,1つ聞いたことで気になったんですが,休暇をとった場合にレポートを提出しなければいけないんだと,そういったようなこともあるようですが,事実なんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  レポートを提出につきましては,休暇というよりも自宅研修等,長期休業中に研修のために休暇をとる,一般的に職専免の研修といいますけれども,このことについては,きちんとレポートを提出すると。そのことによって,勤務処理を厳密にするという,そういう方法をとっております。



◆議員(満留秀昭)  普通に有給休暇をとるということについては,それはレポートを提出はないということでいいんですかね。



◎教育長(小野義記)  そのほかの休暇等では,提出書類報告は出張のときだけですね。その出張のときの報告についても,先ほどの自宅研修等の職専免の研修の報告も,できるだけ簡略化して,負担にならないように努力はしているところでございます。

 以上です。



◆議員(満留秀昭)  それで,またこれも聞いた話で,現実のようですが,そういった余りにも休暇が多い職員については,昇進にも影響したりするんだというような話も聞いたことがあります。そこら辺も事実なのでしょうか。



◎教育長(小野義記)  ただいまの質問,昇進に影響することはないだろうと思います。ただ,昇給等については,ある一定の期間休みをとりますと,いくらか昇給は遅れてきますけども,昇進とは全く関係ないというふうに捉えているところでございます。



◆議員(満留秀昭)  教育長はそういったないとおっしゃいますが,あるようですよ。(笑声)そこで,どうしてこういったことを言いたかったかというと,やはり今自由がない,はけ口がないんじゃないかなと思うんですよね,教職員の方々は。

 やはりそこが一番の問題で,そういったもちろん教職員は県職ですから,最終的な査定なりはもう県のほうでされるわけでしょうけど,そこら辺についてはその市の教育長がどれぐらいの何といいますか,踏み込めるというか,そこら辺はどうなんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  ただいまの御質問は,昇進との関係でお答えすればよろしいでしょうか。



◆議員(満留秀昭)  はい。



◎教育長(小野義記)  昇進につきましても,当然具申,内申に基づいて県の教育委員会が発令するわけですね。具申というのは学校現場からの,内申というのは教育委員会からの。ですから,当然そこには教育委員会の考え方も入ります。それで,先ほどは問題ないと言いましたけども,いわゆる昇進をした場合に,新しい職務内容になっていくわけですね。新しい職務,これまでと違って。ですから,そういう新しい職務内容とか職務量とか,それに対応できるという確信が持てる方については,昇進をさせても問題ないと思いますけども,そうでない場合,やっぱりその人の将来的なものを考えましたときに,さらに病状等が悪化するとかいうことになりますので,そこはやっぱり十分斟酌をする必要があるだろうと思います。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  最後に,夏休みとか冬休みですよね,長期で休暇をされておりますか。いろいろお話を聞くと,夏休みであっても冬休みであっても,教職員は休みがとれないんだといったことをよく聞くんですが,1週間なり2週間なりその他休んだ事例というのがあるんでしょうか。頻繁にあるんでしょうか,どうなんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  夏休みの勤務については,基本的にはこれは一般と同じように通常の勤務をするということになっているわけです。それで,以前は夏休み期間中を利用した研修に非常に時間を使ってましたけども,その研修内容とか方法等について確認がとれないということになりまして,余りとれないということで,若干そこの点について減ってきてますけども,夏休み期間中を利用して長期に休みなさいという指導はしています。

 例えば,かねてなかなか年次休暇がとれないわけですね。ですから,夏休み長期に年休をとればいいじゃないかとか,あとそれに夏期休暇が5日間ございますので,教職員の場合ですね,夏期休暇が5日。それに,年休を例えば5日ぐらいとった場合は,10日ぐらい,2週間近く休みをとれるわけですよね。ですから,そういうふうにしてできるだけ長期にリフレッシュするための休暇をとりなさいという,そういう指導はしているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  指導はしているが,現実としてどうなんでしょうか。実態として。



◎教育長(小野義記)  夏休み期間中の教職員の勤務については,通常勤務なんですけども,特にかねてと比べて忙しくなっているということはないと思います。研修についても,かねてできない研修を,ゆとりをもってゆっくりできますし,先ほどお話ししましたように,できるだけ休むようにしてほしいということで,ですから,ほとんどの教職員の方々,長期休業中を利用した心身のリフレッシュ等をしてるんじゃないかなと考えております。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  それで,ぜひ教育長,南九州市の教職員が伸び伸びやれる体制を,学校長の手腕もあるでしょうが,そういった学校長等を指導なさって,ぜひ奮闘していただきたいと思います。この件については終わります。

 幼保一元化について,再度御質問いたします。

 これにつきましては,我々文教厚生常任委員会がちょうど1年前だったと思いますが,幼稚園と保育園の現状と今後の方策ということで研修視察に行きました。そこに,福祉課長と担当係長も一緒であったと思いますが,そのとき私思ったんですが,教育委員会の方も行けばよかったなというような思いをしたわけです。

 そういう中で,福岡県の須恵町がいろいろ長い期間をかけて福祉課と教育委員会と審議をする中で,0歳児から高校入学までの奨学金貸付制度,要するに0歳から18歳までですよね。そこを一つの窓口でやるという検討をし,実現をしてまた認定こども園等の設立にも至ったということがあったわけです。

 それで,その後こういった件について検討がなされたものかどうか,ひとつお聞きしたいと思います。



◎教育長(小野義記)  この認定こども園については,先の議会でもお答えいたしましたように,国の教育再生国民会議というのがございまして,平成18年度10月から認定こども園がスタートしたわけですね。そのときに,この教育再生国民会議で全国に2,000園の認定こども園をつくろうという目標が立てられたわけですけれども,それから現在平成22年4月時点では,全国で532園となっているとこです。それだけ認定こども園については,いろいろと課題が多いということになりますので,このことについては,もう少し国の動向とか,いろいろな各県等の動向等を見ながら,的確に判断していかなくてはいけないだろうと,そういうふうに考えております。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  すいません,ちょっと私の言い回しがおかしかったのか,私はいわゆる窓口を一本化する件について,本市として検討をしたことがあるのかということをお聞きしたところですが。



◎教育長(小野義記)  窓口一本化につきましては,やっぱりこども園との関係で考えていかなくてはいけないと考えておりますので,そのこども園そのものについて,もう少し全国の動向等を見極めなくてはいけないということですので,それを抜きにして一本化を図ろうという検討をしたことはございません。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  教育長の認定こども園とセットみたいなことをおっしゃったんですが,私はそういう考えを持ち合わせていないんですけど,要するに学童保育なりありますよね,必要性が。そうする中で,結局は5時までは教育委員会の管轄であると。5時以降はもう厚生労働省ですね,そういったことで親としては何で一緒に考えてくれないのかなという思いがあるわけですよね。そういった意味から,いろいろ総合的に勘案した場合に,今後を見据えての行政の窓口の一本化というのは,非常に必要になってくると思っているわけです。

 検討をするようなことを書いてありましたけども,ぜひ早急に検討をするということで,ここでおっしゃっていただければありがたいと思いますが,どうでしょうか。



◎教育長(小野義記)  このことにつきましては,先ほどお話ししましたように,幼稚園は文部科学省所管なんですね。教育委員会管轄はいわゆる幼稚園ですね。保育園については厚生労働省管轄になりますので,その制度そのものが違うわけですね。その制度の違うものをやっぱり一本化するって非常に難しいと。先ほどはそれぞれ入園手続が異なるということ,保育料の徴収等も異なる。電算システムや補助金の手続等違いがありますので,どうしても今の現段階では一本化できないだろうと。

 さっき認定こども園のお話をしましたけれども,もう今認定こども園じゃなくて,こども園という名前に変わってきてますね。もうこども園に切りかえようという。ですから,そのこども園に切りかわった時点で,いわゆる文部科学省と厚生労働省の一体化も図られるだろうと思います。制度的にもですね,現段階ではちょっと無理だろうと思っております。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  現段階じゃ無理ということは私も重々承知をしております。先ほども申し上げましたけど,福岡県の須恵町では本当に長い期間をかけて検討をしたと。その結果が,四,五年は検討されたというふうに聞いております。だから,そういったまずテーブルについていただきたいと私は思っているわけですよ。そういう意味で,その考えはございませんかということを,これはもう教育長だけじゃなく市長のお考えもだと思うんですが,そこらについてはどうでしょうかね。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,教育長のほうから答弁をしていただいたところでございますが,その答弁の中で,民主党政権もいろいろと迷っておるようで,新聞の報道でも「幼保一体化道半ば」というようなことも言われておるわけです。だから,まだどうなるかちょっと予測がつかないんじゃないでしょうかね。

 だから,もしこの幼保一体が実現いたしまして,この窓口が一本化がいいというようなことになれば,そのとき検討したほうがいいんじゃないかというふうに思いますが。



◆議員(満留秀昭)  教育長にも同じ質問を。



◎教育長(小野義記)  先ほどから何度か話をしますけれども,窓口一本化については,やはりこども園との関係で考えていきたいと。こども園については,また市としてもいろんな計画がありますので,例えば市の幼稚園とか保育所については,民間委託に切りかえようとしてますので,そういうことも含めてやっぱり考えていかなくてはいけないと思っておりますので,検討するというよりも,もう少し国の動向等を的確に把握をしていきたいと,そう思っているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(満留秀昭)  そう言いますけども,実際そうやって窓口を一本化した行政もあるわけですね。もう既に四,五年たって,窓口を一本化して実際やってる行政もあるわけですよ。それも私は今お二人の回答を聞いて,国の動向云々は関係なく,窓口の一本化というのは保護者にとっても,子供たちにとっても私はいいことだと思って,今お聞きしたところであります。

 もちろん,先ほどから何回も言いますが,早急にできることではありませんし,ただそうするために,須恵町みたいに議論を今からでもしていただけませんかと。実現に向けては,3年ないし4年かかるかもしれませんが,そういったことも考えられませんかということを私お聞きしているんですが,どうでしょうか。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後3時55分休憩

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午後4時00分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎福祉課長(君野悦郎)  福岡県の須恵町のほうに文教厚生委員会の所管事務調査で行った須恵町のことにつきましては,現在の須恵町の町長さんが,教育長の経験者でございまして,子供の行政については,須恵町ではもう一本化しなさいということで,教育委員会のほうで全部をしなさいというツルの一声でやった部分でございます。

 なお,四,五年かけてやったというのは,子供の幼保一元化をどのように進めていくかということで,検討を四,五年かけてやったという部分でございました。私は研修のときにそのようだったというふうに記憶をいたしておるところでございます。

 それで,南九州市として今後子どもの件についてどのようにしていったほうがいいのか,保護者の方の御意見もございますでしょうし,そしてまた,施設の経営者の方々の考え等もございます。

 保育所の受付かれこれ,あるいは幼稚園の入園の申し込みかれこれ含めて,それぞれ手続等も違いますけれども,いずれにいたしましても,そのところについては担当者が幼稚園の担当者,そして保育所の担当者というような係の設置を同じ課,あるいは委員会の中に設置をするという方向でしないと,これは現段階では対応が非常に難しゅうございます。

 先ほどから申し上げておるとおりでございますので,その点を踏まえまして,南九州市としては今後十分検討をさせていただきたいというふうに思います。



◆議員(満留秀昭)  今課長から出ました,私もちょっと勘違いもあったようですが,今検討をするということで私も安心いたしました。

 この件については,前向きに検討していただけるということで終わらせていただきます。

 次に,広域消防についてでございますが,市長の回答の中に,南九州市も署をつくりたいというような意向であるようですが,私が一番感じているのが,市長からも今回答にもあったように,南薩地区消防組合自体が,余りまとまり感がないんじゃないかというような気もしているわけです。

 今,枕崎と南さつまと南九州市は頴娃を除くということで,枕崎に本部と支所があって,また加世田に支所があってというようなことで,どうなんですかね,この広域合併,指宿と仮に今合併を前提に話をしてるわけなんですが,私がその体制を聞きたかったのは,結局本部があって支所があって,指令センターのその3つの組み合わせが一番理想であると。広域合併した場合には,その本部,支所,指令センターというのはもう一つで足り得るのかと。であれば,真ん中あたりとなれば南九州市になるわけですよね。

 だから,そういった話し合いは指宿なり,枕崎なり,南さつまの市長さん方はどのような考えを持っていらっしゃるのかと,合併した場合にはそういう方向でいくのですかということを,まず本当は聞きたいわけです。



◎市長(霜出勘平)  この広域合併については,本部を今指宿は指宿にあります。指宿消防がですね。それから,南薩は枕崎にあります。これを1つにしましょうということですね。だから,2つあるのを,今後はもう1つになるというようなことです。

 そして,あとにつきましては,現状の消防署を維持するというようなことでありますよね。ずっと今南九州市には消防署はないわけですよね。3分遣所なんです。指宿消防署,枕崎消防署,南さつま消防署ということで,だからこの3市からは南九州市も消防署をやはりつくるべきであろうというような話も出ております。

 それで,総体的にはもう1つにしようと,本部を1つにしようと。そして,これは24年4月1日から広域で運営を始めましょうという,そこまではきております。ただ,この事務所の位置,今本部の位置ですね,これをどこにしようかということを協議中であります。



◆議員(満留秀昭)  私は広域の原点といいますか,今署があれば特殊車両を準備をしなくてはならなかったりとか,はしご車なり,そういったことがあるという話を聞いているんですが,合併した場合にもやっぱり枕崎にも署があって,こちらにも署があって,指宿にも署があって,それでまた南九州に署ができるという考え方だということでしたよね。

 それで,県とか国がそういう方向性を認めるというか,先ほど私が言いたかったのは,もう本部があって,署が1つになって,指令センターが1つあればいいんだというような考え方のもとに,こういった広域化というのがあるような気がしてるんですが,そういうことではないんですかね。



◎総務課長(福吉良夫)  今回の消防広域化の協議の途中でございますが,今議員がおっしゃるように,24年4月を,目標に広域合併をしましょうという話し合いの中で,それぞれが南薩地区消防組合,指宿地区消防組合,両組合とも本部を持ってるわけでございます。この本部は,そのまま引き継いで広域,あるいは消防資機材についても,それをもって広域合併をしましょうということになっております。

 しかしながら,広域合併するとなりますと,消防署,本部,指令センター,この3つについてはあくまでもこれからの長い目で見れば,一緒にやったほうがいいだろうと。それと,でき得るならば中心地がいいだろうという話し合いはありました。

 ということで,それぞれが話し合いの中で事務所の位置等の話し合いを本日まで進めているわけでございますけれども,何せ南九州市は2組合に加入し,消防署がない。これはどういうことかといいますと,広域合併をしても住民サービスの低下につながらないようにそれぞれ署はもちましょうと。署でいろんな手続をし,本部でまとめましょうという考え方でございますので,それぞれ署をもって指宿,南さつま,枕崎,現在署があるわけです。

 ですから,南九州市には署がないということになれば,住民サービスの低下につながるのではなかろうかということで,署も設置を予定をしているところでございます。そういうことで,事務所の位置問題についてただいま協議中でございます。

 以上です。



◆議員(満留秀昭)  そうですね,私が申し上げたかったのは,南九州市に署がないということで,中心になるわけですよね。ですから,やはり署が必要であるし,本部も南九州市でやってほしいし,また旧頴娃町は指宿地区の消防組合であるわけですから,南九州市としては,やはり南九州市のまず市民の安全性,財政がかなうのであれば,やはりその方向性というのをまず考えていただきたいと。

 来年の4月には合併ということでありますが,そこら辺をちゃんとした上でしないことには,もう4月1日がとりあえず合併しましょうということでは,その消防広域化は本当のねらいということに関すれば,意味のないことでありますので,署にはしご車なり3台,4台あるわけですが,果たしてそこまで実際問題要るのかという議論にもなってくるわけですよね。

 多分にそこら辺があるから,広域化をしなさいという県なり国の方向性があると思うんですよ。ですから,今の体制でそういった方向で合併をするのであれば,もう組合をなくして南九州市は南九州市でその防災の管理はしていけばいいし,南さつまは南さつま,枕崎は枕崎,指宿は指宿で,南九州市はもちろん頴娃町を取り込んだ形での防災でいいんじゃないかなというふうに考えてしまってるわけですよね。そういうことじゃないですか,と私は思うんですが,どうですか。



◎市長(霜出勘平)  広域については,今御存じの4市で協議会を立ち上げております。その中で,この広域で一番メリットがあるのは,私は南九州市だろうというふうに思います。頴娃地区は指宿,それから知覧と川辺は南薩をということで,それぞれ両方に負担金も払わなければいけないんですね。それと,この辺先ほどから答弁もいたしましたが,職員の取り扱いも,指宿のほうはプロパー,そして南薩のほうはこれ派遣ということでございますので,これも職員のあれも違うわけですね。

 それから,これから無線もデジタル化になると思います。そうすると,南九州市は両方にその負担金も払わなきゃいかん。これが1つになると,もう一本で済むわけですので,一番メリットがあるのは,私は南九州市だろうというふうに思っております。

 そういうことで,この一本化するには,一応南九州市も消防署を1カ所持たんにゃいかんと。それには工作車が必要なんですね。そして,今あるそれぞれの指宿にははしご車もありますよね。枕崎にもあるんですかね。それはそのままそこで使うんだと。この指宿のはしご車を,例えば南九州市にもってきても,その宝の持ち腐れというんですか,ゼロじゃないですけども,そういった余り活用もできないわけです。

 それぞれの機能はそれぞれ残しましょうと。その中で本部を1つにし,指令室,それからというようなことでやるわけですので,この協議会の場所の問題については,南さつまも指宿も欲しいんだけども,もう端だと,隅っこだと。だから,枕崎か南九州市ではないかなというふうに思っていらっしゃるようですが,ただ南さつまは今本部がないんです。指宿は本部があるんですね。指宿の消防は本部は指宿だと。それに住民の方々に対して説明がつかなければいかんと。

 この本部を手放すには,指宿市にとっても何らかのいいことがないといけないというようなことで,そのいいことは何でしょうかというような向こうからの問いかけもあるところで,そういったことで,いろんな形でこれから本部の位置について協議をしていくわけですが,ほんと今南九州市にとっては,一つに早くまとまらなければ,財政負担も大きなものがあるというようなことですので,このことについては,早期にまとまるように努力をしていきたいというふうに思います。



◆議員(満留秀昭)  もう最後にしますが,今あったように,やはりもう南九州市2つの組合に入ってる,それも非常によろしくないことでもありますし,市長が申し上げましたように,南九州市にとって広域合併が有利な方向に進むのだということであります。

 そういう中でも冒頭でもありましたが,職員の身分等いろいろ難しい問題もあります。ですが,私が申し上げたいのは,余りにも急ぐ,来年の4月1日だということで急ぎ過ぎずに,またそういったことをちゃんと整理してから,もう4月1日を越してもいいですから,やっていただきたいということを申し上げたいところです。最後に一言。



◎市長(霜出勘平)  一応目標として24年4月1日からということを設定をいたしておりますが,この協議が円満解決をしなければ,もうただの目標に終わるわけでございますので,そういったいろんな問題を解決して,そして24年4月1日から船出ができればいいなというふうに思っております。

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△延会



○議長(田之脇厚)  お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本日はこれで延会することに決定しました。

 次の会議は3月8日,午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。

午後4時13分延会