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鹿児島県 南九州市

平成 22年 第 8回定例会(12月) 12月01日−02号




平成 22年 第 8回定例会(12月) − 12月01日−02号









平成 22年 第 8回定例会(12月)


 本会議2号     (12月1日)
   出席議員     24名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  内 匠 秋 夫
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  山 下 つきみ
3番議員  山 本 森 満        15番議員  柚 木 茂 樹
4番議員  浜 田 茂 久        16番議員  松久保 正 毅
5番議員  大 薗 秀 己        17番議員  蔵 元 慎 一
6番議員  田 畑 浩一郎        18番議員  塗 木 弘 幸
7番議員  深 町 幸 子        19番議員  薗 田   誠
8番議員  竹 迫   毅        20番議員  加治佐 民 生
9番議員  永 吉 義 輝        21番議員  下 窪 一 輝
10番議員  東   兼 喜        22番議員  西   良 仁
11番議員  今 吉 賢 二        23番議員  森 田 隆 志
12番議員  満 留 秀 昭        24番議員  田之脇   厚
   欠席議員     0名
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 地方自治法第121条による出席者
市     長  霜 出 勘 平    企画課長      金 田 憲 明
副  市  長  鶴 田 康 夫    市民生活課長    折 田 盛 彦
副  市  長  山 内 廣 行    福祉課長      君 野 悦 郎
教  育  長  小 野 義 記    健康増進課長    森 田 夏 江
総務部長兼                                
 知覧支所長   和 田 二三男    農林水産課長    東   利 文
農林水産部長   伊瀬知 正 人    畜産課長      三 宅 俊 正
建設部長     田 代 良 民    商工観光課長    塗 木 博 人
市民福祉部長   有 水 秀 男    建設課長      下之薗 博 幸
会計管理者    大 坪 三 郎    水道課長      神 薗   誠
教育部長     東   信 行    耕地課長      山 下 由 海
頴娃支所長    永 谷 岩 男    教育総務課長    小 園 和 幸
川辺支所長    新 屋 清 盛    社会教育課長    小 濱 義 智
                    保健体育課長兼          
総務課長     福 吉 良 夫     給食センター所長 摺 木 和 文
財政課長     上 野 勝 郎                     
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 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 和 人
庶務係長  堂 園 政 利    議事 係  川 ? 弘一郎
 
 第8回定例会議事日程(第2号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.一般質問



平成22年12月1日 午前10時0分開会





△開議



○議長(田之脇厚)  これから本日の会議を開きます。

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△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(田之脇厚)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において山下つきみ議員,柚木茂樹議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2一般質問



○議長(田之脇厚)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,深町幸子議員。

  [7番議員深町幸子登壇]



◆議員(深町幸子)  平成19年12月1日に南九州市が誕生し,昨日30日で3カ年が過ぎようとしています。市歌について質問し,今回は市の音頭についてお尋ねしますが,私にとっては夢を語り少しずつ現実に向かっていくことに大変うれしく思います。市長の率直な答弁を求めます。

 平成21年度に市民歌制定委員会が設置され,南九州市民歌(仮称)のホームページ,市の窓口,そして,広報誌等にも募集し,精力的に協議され,23年2月にお披露目できるという答弁を22年の第2回市議会定例会で述べられました。行政事務関係者の資料によりますと,平成22年11月2日現在まで21年6月30日に立ち上げ,検討委員会を3回,選定委員会を4回,選考委員会を4回開催し,これまでかかった経費は96万778円であるということです。内訳は,委員会報酬が73万2,340円,歌詞入賞者への賞金,賞品,22万8,438円,今後かかる見込みの経費は,417万円程度であり,選定委員会2回及び選考委員会3回,委員報酬56万円程度であるということです。曲入賞者への賞金,賞品及び送料として25万円程度となっております。編曲CD制作委託300万円程度,歌詞,曲の最優秀作品応募者招待旅費が20万円程度ということでございます。完成披露宴,演奏会時の楽器運搬など費用弁償が16万円程度であるということでございます。また,市民歌選定委員は21人,選考委員は6人,庁内検討委員は9名の構成であり,今まで10回の委員会できめ細かに協議され,大変御苦労されたことと思います。23年2月のお披露目を市民の皆様は大変楽しみにされております。

 次に,私は市の音頭の制定について,22年第2回定例会において,市民音頭については歌詞,曲に加えまして,振りつけまで制作する必要があろうかと思います。短期間のうちに市民音頭まで制作することは,時間的にも困難なことから,市民の歌を選考して制作していきたいと考えているところであります。市民音頭の制定につきましては,市民歌の制定を行った後,広く市民の声を聞きながら検討してまいりたいと市長が答弁されました。そこで,市民音頭についても,早急に制作する考えはないかお尋ねいたします。

 以上で,登壇による質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  深町議員の御質問にお答えをいたします。

 市民歌につきましては,全国からの応募が,歌詞につきましては334通,曲につきましては256通あったところでございます。現在の進捗状況は歌詞の選考が終了いたしまして,曲につきましても先日市民歌制定委員会が開催され,メロディが決定したというふうに報告を受けております。

 今後このメロディの編曲等を行ってまいりますが,これらに要する時間も大分かかることから,年度末に市民歌は完成する予定でございまして,現在作業を進めております。

 市民音頭の制作についての御質問でございますが,3月議会でもお答えいたしているとおり,今年度末市民歌の制定を行った後,広く市民の皆さんの御意見を聞いてまいりたいと,このように思っておるところでございます。

 答弁とさせていただきます。



◆議員(深町幸子)  3月議会のお答えがそのまま今回もされているようですが,一歩進んで質問させていただきます。

 市長が施政方針の中で「生涯体育の推進について,体育協会や協議団体,スポーツ少年団等の育成や支援に努めながら,市民の各種スポーツ活動への取り組みを通した健康体力づくりを推進します」と述べております。体育イベントについては,「第1回の統一大会の反省を踏まえ,より多くの市民が楽しく参加する大会を目指し,地域間の交流を努め南九州市民の一体化に努めます」と述べています。旧川辺町においては,勝目小学校の運動会で小学生と区民が一体となって,川辺音頭を恒例として踊っておりました。子供たちは大きくなって,この勝目の地を離れてからも,川辺音頭について大変楽しい思い出として残ると私は思っております。

 また,町民体育祭においても,400人が輪になって踊り,町民が心を一つにしたプログラムであったと私は思います。平成22年の第2回の南九州市民体育大会が雨や雷のために残念ながら中止となりました。この最大の体育大会のイベントで老若男女,そして,3町の皆さんと一緒になって南九州の音頭の輪が,次の大会には繰り広げられることを願っております。

 また,ある体育指導員の方から「南九州市には30名の体育指導員がおります。ぜひ音頭をつくっていただき,振りつけについては,私たち体育指導員に任せてください。喜んで引き受けたい」と大変心強い話をされました。そのような市民の声を大切にしながら,ぜひ早い対応と思うわけです。私はそのときの一般質問の中で,市長は「市民音頭については十分検討してまいりたいというふうに思っております。やはり皆さんの融和を図るというようなことが,この歌の一番の大きな目的でございますので,この曲が流れたら自然と皆さんの手足が動くというような音頭をつくれたらというふうに思っております。広く市民の皆さんの御意見等もお聞きしながら,本当に我々がこの歌って踊って楽しい市民音頭をつくるように努力してまいりたいと思います」と答弁されました。以上のようなことから,市民音頭について今後どのようにされる考えか,具体的な計画はございますか。市長は先ほどの答弁で3月のそのままでしたので,金田課長にお尋ねいたします。



◎企画課長(金田憲明)  市民音頭の制定の件でございますけれども,先ほど市長が答弁いたしましたとおり,22年度につきましては,歌ができ上がります。そして,この歌ができ上がった後,市民に市民歌のほうの普及を図っていき,そして,まずはこの最初につくります市民歌というのが市民の中に広く歌われる,普及する,定着するということが大事ではなかろうかというふうに思っております。ですから,そのような状況等を見ながら,そして,市民の皆さんの意見をお聞きしながら音頭のほうも検討をしてまいればというふうに思っております。

 また,市民歌につきましては,編曲という作業がございますけれども,この中におきまして,ピアノ譜,ピアノで弾けるような楽譜,それから,合唱譜,歌が歌えるというもの,それから,吹奏楽,それから,管弦楽,それから,ポピュラーという感じで体が動くという,そういうちょっと軽い感じのポップ調といいますか,そういう楽しい感じのものも編曲をする予定でございます。そのようなことで,これらのいろんなものを普及を図りながら,そして,あわせて市民のほうのお声をお聞きしていくという作業も大事かなというふうに思っております。ですから,具体的なスケジュールというものにつきましては,今のところございませんが,その普及定着を図ってから市民の意見を聞いていくというふうになっていくというふうに思います。



◆議員(深町幸子)  今のところは,それでは市民音頭については全然計画がないということですので,何とか私は市民歌が2月にお披露目だということでしたので,既に12月のこの予算の期間では計画されていくのではないのかなと大変期待しておりました。何とか12月のこの査定の中で市民音頭についても入れていただいて検討する余地はないものでしょうか。そのことについては市長にお尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  この市民音頭については,これはもう制作は必要だろうというふうに思っております。今私も答弁いたしましたし,また企画課長のほうからも答弁がありましたが,市民歌が今年度末で大体決定をして市民の皆様方に御披露できるんじゃないかと思っております。これも市民歌も皆さん方に定着を早くしていただかなきゃいかんわけです。そういったこともございますし,今後におきましては,この市民音頭については,まだ具体的な計画はいたしてはおりませんが,やはり議員がおっしゃるように,この市民音頭というのは,また市民歌と違って,市民の皆さん方が口ずさんでいただき,そして,また,この曲が流れたら自然と手足が動くというようなものでなければいけないというふうに思っております。早急につくることも必要ですが,やはりじっくりと市民の皆さん方の御意見をお聞きしながら,これはずっと未来永劫にわたって歌い継がれていくわけですので,そういうことも考えながら市民の皆さん方の広く意見をお聞きしながら,市民の皆さんに本当に愛されるこの市民音頭でなければいけないと思いますので,時間がかかってもこれは慎重に皆さんの意見を聞きながらやっていくのがベターだろうというふうに思っております。何もこれを軽んじておるわけでは,これはもう必要な音頭だと思いますので,できるだけ早目に皆さんの意見を聞きながら制定ができたらというふうに思っております。



◆議員(深町幸子)  私の思いは,私の思いです,夢です。何とかこの市民歌ができたら,最初は並行していくものと思っておりました。でも内容的に見たときに,大変御苦労されているということもわかりました。もう今は土台はできているわけでございますので,市民音頭についても経験もあられる方ばかりでございますが,また,全然検討されていないということには,大変はっきり言ってがっかりさせられました。早急に市民の皆様の声を市民の皆様の声をと市長は言われますが,どうしても行政側からのアプローチがないと私は難しいことだと思います。計画的なものをつくっていただいて,予算的な面もありますが,何かそういうふうなきっかけづくりはできないものかなと。いつごろ何とかしたいなとか,具体的なことは市長は考えておられませんか。市民の声を市民の声をということはよくわかりますが,何かその辺をもう一回お尋ねいたします。



◎市長(霜出勘平)  本当に先ほどから申し上げておりますように,市民の皆さんに愛していただくような歌にしなければいけないというふうに思います。現在全国でもいろんな曲がどんどんどんどん誕生いたしておりますが,本当に皆さんに受け入れていただくのは,そのうちの何曲だろうというふうに思っております。そういうこともありますので,つくるからには本当に市民の皆さんが未来永劫にわたって歌い続け踊り続けていただけるような市民歌をつくるべきだろうというふうに思っておりますので,何もこれをやらないということではありませんので,いろいろと市民の皆さんの意見をということですが,広く意見をお聞きしながら,早急に制定ができるように努力をしてまいりますので,御理解をいただければというふうに思います。



◆議員(深町幸子)  トップバッターでございますので,もう少しさわやかにまいりたいと思います。ただいまの早急にやっていきたいという答弁をいただきましたので,大変期待しております。いつそういう具体的なのが出てくるのか,いつもいつもそういう形で私は見つめておりますので,期待しまして一般質問を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,今吉賢二議員。

  [11番議員今吉賢二登壇]



◆議員(今吉賢二)  私は先に通告してありました次の2点について御質問いたします。

 まず,1点目は,登記事務についてでありますが,そのうちの1番目です。全未登記筆数並びに公共用地事務処理適正化についての通達があった平成8年11月以降の市単独事業及び国県補助事業における未登記の筆数を示していただきたい。

 2番目に,登記前払いで購入された土地において,相続人の所有権が侵害されている箇所が見られるが,今後の対応を問いたい。

 2点目に,魚道整備についてであります。

 用水用井堰により,魚族が遡上できない河川が見られるが,魚道を設置し環境整備を図る考えはないか。そして,二級河川集川下流域で鮎の生息が確認されました。魚族繁殖のため各井堰に魚道を整備するよう県に要請する考えはないか。

 以上,質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  今吉議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,登記事務についての未登記の筆数を示せということでございますが,現在本市全未登記筆数につきましては,平成22年10月31日現在で3,112筆が未登記となっております。

 内訳につきましては,旧頴娃町分が1,350筆,旧知覧町分が1,067筆,旧川辺町分が695筆でございます。

 また,平成8年11月以降の市単独事業及び国県補助事業における未登記数は1,608筆で,市単独事業1,185筆,国県補助事業423筆が未登記となっておるところでございます。

 同じ登記事務についての相続人の所有権が侵害されている箇所が見られるが,今後の対応を問うということでございますが,現在,本市におきましては合併してから登記前支払いによる土地取得は原則として行っていないところでございますが,過去におきましては,相続人が多いことから,事務処理に長い時間を要し,結果として事業の進捗に影響があるなどの理由によりまして,相続人代表者へ理解を求めるとともに,民法第903条証明書の取りまとめや他の相続人への具体的な内容説明をお願いした上で,登記前払いの制度を活用し,事業の推進を図ってきたところでございます。

 このように用地取得に当たりましては,相続人代表者の理解と協力を得て取り組んできたところでございますが,議員の言われるように,相続人の一部に所有権が侵害されていると思われている方がおられるとすれば,大変遺憾なことで申しわけなく思っております。

 つきましては,今後,登記事務を執行する中で,未承諾の相続人に対しましては,これまでの経緯を十分説明し,理解を求めながら,未登記の早期解消に努めてまいりたいと考えております。

 次に,魚道整備についてお答えをいたします。

 市内における河川の流域におきましては,長い歴史の中で河川が水と緑の潤いを与えるスペースとして親しまれ,水遊びや魚釣り,動植物との触れ合いの場とされてきたところでございます。

 なお,二級河川の管理につきましては,県が主体で行っているところであり,洪水から市民の生命・財産を守る川づくりを進めるためには,生物の生育環境の保全やだれもが川に親しみを持つような水辺空間づくりなどが重要な課題であると考えます。

 御質問の魚道整備につきまして,県といたしましては,河川管理や環境保全の上で特に必要と認められれば,県で魚道を整備することもできますが,魚族が遡上できない原因が用水用井堰によるものであれば,井堰の管理者でございます水利組合で行うようにお願いしているとのことでございます。

 なお,県に要請するといたしましても,水利組合の同意が必要となりますので,魚道の整備をするには,まず各井堰の管理者である水利用組合との話し合いが必要と考えているところでございます。

 水利用組合の同意が得られ,魚道整備を行うことにより魚族繁殖や生物の成育環境の保全等が図られ,地域住民の理解がいただけるようであれば県に要請したいと考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(今吉賢二)  先ほどのこの国県補助事業で未登記が423筆あると。これについては,全体的に私が通告の分には,平成8年11月以降と一応なっておりますけども,全体的に見て一番古い年度で,昭和52年のやつもあるわけですよね。そして,新しいので平成19年度,そういう事業もまだ未登記となっているわけですよ。それに対して,先ほど市長の答弁では今後真摯に取り組むんだという答弁でありましたが,その全体的な,要するに国県補助事業よりほかに,前から,まだ合併する前からもずっとあったわけですけども,それを全体的に含めて今後もどのように進めていくつもりか,御答弁求めます。



◎市長(霜出勘平)  この未登記分については,今後もそういったことでこの登記ができるように最大の努力をしていかなければいけないというふうに思っております。これまでの経緯等も十分説明をしながら,この地権者の方々に御理解をいただきながらこのことを解消していくということでございます。



◆議員(今吉賢二)  私の持ってる資料では,未登記の理由が相続関係人の承諾がそろわないと,未登記の理由がですよ。じゃあなぜ承諾書がそろわないのか。要するに登記ができない理由は法定相続人の承諾書がそろわない。では,なぜ承諾書がそろわないのかと。要するに最初の行政側の土地取得の時点で,私の考えますところによると,法律上の手続きで不備があったのではないかと。それによりこの相続人,要するに法定相続人が納得しなくて所有権移転登記に関して印鑑をくれないのではないかと,私はそういうふうに思っているんですが,見解はいかがですか。



◎市長(霜出勘平)  この代表人を立てて,そして登記前払いというようなこと,これはこれまでずっと日本全国で行われてきた制度なんですよね。だからこのことについては,この未登記分があるというのはいろいろな要件があるんじゃないかと思います。理解を得られなかったこともあるでしょうし,それから,海外に移住されて,死亡され,その死亡届がこちらのほうに届いていないというような方もあるんじゃないかと思うんですが,いろいろな要素があるんじゃないかと思います。だからこの代表者に対しての御理解をいただいて,これまで進めてきたところでございますが,まだその代表者から地権者に対して,一人一人に対してそのような御理解がいただけていない部分もあると思いますので,今後につきましては,このことをこういう制度であったんだと,だけども理解が得られてないというようなことで,よく説明をしながら理解をいただいて,一人でも多くの方々からの承諾をいただくように努力をしていきたいということでございます。



◆議員(今吉賢二)  なぜ私が平成8年度以降についてと申しましたのかと言いますと,当時の建設省から公共用地取得事務処理の適正化について通達が来てるんですよね。そして,また,農政局,要するに農林水産省のほうでは,農政局のほうからやっぱり同じような文言で11年ですか,11年のころ通達が来ております。その以降の要するにその国県補助事業なりの未登記について,これを行政の方々は理解して,その後事務に当たったのかなあと私は疑問に思うんですが,この文書を見ますと。要するにそのようなことはするなと,8年前はいいですよ,今市長が答弁したとおり,みんなやってたと。それはそれで理解するんですが,その後通達があった以降にもまだ,新しいもので平成19年にもやっていますね。そういうのが要するにこれも理解してる上でやったのか,それとも知らなくてやったのか,その辺をちょっと伺います。



◎市長(霜出勘平)  これは過去のことでもありますし,現在ではもう南九州市が誕生いたしましてからはそういうことはないわけでございますが,議員のおっしゃるように,そういう通達もあったようでございます。そのことについては,もうこれはやってはいかんというようなことで,やらないほうがいいというような通達だろうというふうに思っておりますが,この代表ということで,これまで取り組んできた結果,いろんな事業が推進をされ,そして,整備ができてきたのは,これは間違いのない事実だろうというふうに思っております。だから,8年以降もこれは法的にだめだよということではないというふうに皆さん理解をされ,今後も許されるのではないかなというような認識のもとにきたんじゃないかなというふうに思っております。その前の関係した人たちからのそういうような意見も聞いておりませんが,私の考えるところでは,これはもう法的にだめなんだよということじゃなくて,控えたほうがいいというような判断で,これまでこられたのではないかなというふうに想像をいたしております。



◆議員(今吉賢二)  その代表云々,過去ずっと掘り下げていきたくはないんですけども,責任の追及もしたくはないんですけども,要するに最初行政側の土地取得の時点において,これは明らかに法的に手続きミスがあったわけなんですよ。というのは,法定相続人,要するに,ただ窓口的な感じで,例えば相続人が5人いますとすれば,そのうちの南九州市に住所があって生活をしている方に代表になってくれということで,代表から印鑑をもらっていると。そして,残りの4人の方々は市内に居住してないと。ということは,そこにおいて,その法定代表相続人を決めるのであれば,4人の方々からも法定遺産,遺産分割協議書なりをもらって,それに対して1人の人が代表となって,その人が進めるべきであって,要するにその法定相続人からは全員の方々が了解をしていないという箇所が見られるからこういうふうにずっと相続人の承諾書がそろわないとか,得られないとか,そういうふうになってきてると私は感じてるんですよ。私の考えとしては,行政側の土地の取得の時点から法律上において手続きの不備があったと。だから市としては,この法定相続人に対して誠意を持って説明をして,先ほども市長のほうから言われてましたけども,この法定相続人に本当誠意を持って説明して,場合によっては所在地まで出向いて行って,所有権移転登記への協力をお願いしなければならないと私は思ってるんですけども,これをずっと先送り,現年度分の登記に対して仕事が忙しくて,その過年度分に対しては登記の手続きがちょっと遅れているかもしれませんけども,ずっと先送りしているってことは,相続人がねずみ算式に増えていって,その所有権移転登記がますます困難になってくると思うんですよね。そうすることによって,また登記の事務量,そして,経費もまた増大になっていくと私は思えるんですが,今現時点で嘱託登記ですか,それに職員の方は何名いらっしゃいますかね。



◎財政課長(上野勝郎)  登記事務につきましては,昨年まで登記関係の事務職員が財産管理まで担当をいたしておりましたけども,昨年いろいろ問題がございまして,やはり未登記の対処を早く図らなければならないということで,今年の4月から選任職員を配置いたしまして,登記事務を進めているところでございます。

 また,あわせまして,1人の職員でございますので,1人でやったら難しいということで,臨時職員を5名雇用いたしまして,早期解消に努めているところでございます。



◆議員(今吉賢二)  臨時職員を5名と,正職員は1名であるとの答弁でしたけれども,これで過年度分についても十分私が申しましたとおり,先送りにすればするほど費用も増大化してきますが,正職員が1人,臨時職員が5名で過年度分について順調に進められると感じておりますか。



◎財政課長(上野勝郎)  予算につきましては,これまでの登記の方法もいろいろ従前は買収面積のみの登記等でよかったようでございますが,現在におきましては,買収面積,それから,残った面積等につきましても,ちゃんと測量いたしまして登記申請をしなければならないというような事務も複雑化しているようでございますが,この登記に当たりましては,地籍測量作成もまた改めて必要になってきたということで,昨年は590万5,000円の委託で地籍の測量図作成業務委託を計画いたしておりましたけども,来年はさらに上乗せをいたしまして,980万円ほどの地籍作成図の委託料を組みまして,早期の解消を図りたいというふうに考えているところでございます。

 また,ちなみに19年末の未登記の状況が3,585筆でございましたが,いろいろ調査をいたしました結果,登記したのに消し込みの忘れがあったということもございましたけども,22年度末は3,134筆ということで,451筆ほどの過年度分の減があったところでございます。このうち先ほど申しました消し込み忘れ等がございまして,147筆ございましたが,実質上は304筆を2年間で処理したというふうになっているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(今吉賢二)  先送りにせずに,現年度分を処理する事務方,そして,また過年度分に対して事務処理する方と,そういうふうにもうちょっと職員を張りつけて処理に当たってもらいたいと思います。

 先ほども申しましたとおり,先送りにすると経費も増大になっていきますので,早急に具体的な方策,そして,スケジュール等を策定して,解決に向けて鋭意取り組んでいただきたいと強くこの件に関しては私は要請したいと思います。

 次に,2点目ですが,本市に1級河川,2級河川は大体何カ所,何本ぐらいありますか。それと,その中に魚道が整備されている箇所は何河川あるか。



◎建設課長(下之薗博幸)  お尋ねの河川の本数につきまして答弁させていただきたいと思います。南九州市内には,1級河川はございません。2級河川が16河川ございます。



◎農林水産課長(東利文)  魚道の整備につきましては,川辺の2級河川の今度できた万之瀬川,あれが正式な魚道ができているというふうに把握しております。

 以上です。



◆議員(今吉賢二)  16河川のうち1河川のみ魚道は整備されていると。その魚道ですが,大体河口より何キロぐらいまで魚道というのは整備されているのか。



◎農林水産課長(東利文)  河口より何キロというのはわかりませんけれども,万之瀬川につきましては,魚族の遡上はできるように,河口の南さつま市のほうから川辺の上流の古殿どんどんファームがあるあの辺ですが,あれから上流まで10キロ以上は十分あると考えております。



◆議員(今吉賢二)  郡のほうの集川についてですが,鮎の生息が確認されたわけですけども,集川自体が大体延長が5,700メートル,6キロないぐらいなんですよ。なぜ河口から万之瀬川について何キロまでぐらいかと聞いたのは,この延長が集川については5,700メートルしかないものですから,そのうちの用水場井堰が,高さが大体3メートルぐらいですかね,それが7カ所ほどあります。それに河口から1番目の堰までの間には何十年か見られなかったと思うんですが,鮎の生息が確認されたわけですけども,鮎というのは皆さんも御承知のとおりずっと川をのぼっていきます。その第1井堰でも遡上はできないわけですよ。遡上できることによってその2番目,3番目,4番目をずっと遡上するできることによって,鮎ないしウナギ等,要するに魚族ですね,それが繁殖し,そして,繁栄というかな,川に親しむというか,子供たちも親しまれるような川になっていくと私は思っているんですが,それについて再度伺いますけども,市長,いかがなものですか,県管轄の河川なんですけども,今集川について申しますと,井堰の要するに幅が6メートルぐらいあった場合,井堰に対して1メートルないし1.5メートルぐらいのちょっと低い,何というかなVカットというか,ちょっと低くなってる部分があるんですけども,その辺を利用しながら勾配を緩やかにして遡上できるようには,県に要請がちょっとうまくいかない場合,そんなには金額もかからないと思いますが,その辺を行う考えはないものか,市長。



◎市長(霜出勘平)  先ほどもお答えいたしましたように,魚が遡上できない原因が,そういう用水用の井堰にあるというのであれば,これはやはり水利用組合の皆さん方のまず承諾が必要だ,同意が必要だろうというふうに思います。そういったことで,これが得られるのであれば,やはりこれはもう県の管理している河川ですから,まず県のほうにお願いをするというのが筋だろうというふうに思っております。そのような要件がそろえば県のほうにも強く要望はしていけるのではないかというふうに思います。



◆議員(今吉賢二)  この水利組合に同意が必要と魚道の整備をするには同意が必要だと。この水利組合に対して行政等との話し合いというのは持てませんでしょうかね。



◎農林水産課長(東利文)  水利組合が農業水利と環境保全を一体として考えてどうしてもやりたいというようなことであれば,こちらは応じたいと思います。



◆議員(今吉賢二)  地区においても年間に1回河川清掃を行っております。県の助成が4万円,市が5万7,000円,そして,各1世帯500円ずつ徴収して河川も清掃,そして,また最近合併浄化槽などの設置も進んでおり,住民の方々がこの川に対する河川に対する意識が昔といいますかね,もう前とすると全然愛着を感じるというか,そういうふうになりつつあります。皆さん,住民の方々もこれは川をきれいにせんといかんと,昔みたいに子供たちが川遊びができるように今はもうその水質もだんだんきれいになりつつありますが,その証拠は先ほど言ったように鮎が生息できるようになったと,今後もその辺に地域の住民はもちろんですけども,そういう環境整備が整ってくることによって,また住民の方々も何というんですかね,ゆとりが出るというのかな,言い方がわかりませんけども,そのように何ですか自然にあふれて生活もできると,そういうふうになると思いますので,この件に関してでもぜひ県のほうに,そして,また先ほど水利組合の方々ともできることならば話し合いを持っていただいて,環境の面からも整備要請なり整備していただければと思っております。

 また,その河川の魚道はそうなんですけども,これは通告にないと言われたら仕方ないかもしれませんけども,護岸工事においてもやっぱりただ建築ブロックを積むんじゃなくて,魚が繁殖できるような工法を使って,そういうふうな要請もしていただいてほしいと思います。

 今2点について質問したわけですけども,これらに1点目についても先ほど申しましたとおり,早急に本当どちらも早急に具体的方策,そして,スケジュール等を策定して解決に向けて鋭意取り組んでいただきたいと強く要請して私の質問を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,大薗秀己議員。

  [5番議員大薗秀己登壇]



◆議員(大薗秀己)  今年もあと1カ月となりました。1年の締めくくりの12月でありますが,また合併3年が過ぎました。いろいろな面で再点検が必要であり,市長も南九州市初代市長としてあと1年です。言ってきたやるべき公約を再点検し,市の発展に寄与していただきたいと思っております。私は合併賛成の立場で議論に参加してまいりました。そして,市民の幸せ,南九州市の発展を念頭に置き,次の3点について一般質問をいたします。

 指定管理者制度について。

 指定管理者候補者の選考に当たり,市内団体等を優遇して選考することは可能か。

 また,指定管理者の市内及び市外団体数を示せ。総体的に見た営業収支に対する見解を伺います。

 2,防災無線について。

 防災無線の情報提供の内容がわかりづらいとの声があります。また,放送時間帯や内容も各部局統一されていないと市民の苦情もあります。対策を講じる考えはないか。

 3,口蹄疫対策について。

 県は,口蹄疫対策として各市町村に各種支援を行っているが,肉牛,乳牛及び肉豚など相場の低迷により経営の危機にある畜産農家を守るため,支援策を講じる考えはないか。

 以上,登壇での質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  大薗議員の御質問にお答えいたします。

 まず,指定管理者制度についてお答えをさせていただきます。指定管理候補者の選定におきましては,原則として公募する必要があることから,募集のための広告を行いまして,参入の機会を幅広く確保し,また法人のみでなく個人以外の任意の団体も対象にして募集をいたしておるところでございます。

 ただし,地域のコミュニティ施設等,施設の性質,規模及び機能により公募することが適さない施設につきましては,非公募といたしまして,市内の関係する任意の団体を候補者として選定しているところでございます。

 選定基準につきましては,公募・非公募を問わず,候補者を公平公正に選定するため,条例に基づき定めておりますが,この中には市内団体等の優遇措置項目は設けていないところでございます。

 ただし,民間委員を含めた選定委員会における,選定基準の協議の中では,申請団体の中に市内団体等があるかどうかを確認するとともに,市外団体等の申請団体には,地元住民の雇用・物品等の購入による地域の商店街の活用について質疑を行い採点するなど,市内団体の優遇を当然に行った上で総合的な評価を行い,候補者を選定しているところでございます。

 それから,総体的に見た営業収支に対する見解を問うということでございますが,現在,本市におきまして指定管理制度を導入している施設は,頴娃地域が8施設,知覧地域が18施設,川辺地域が4施設の合計30施設ございます。うち二つの公の施設を管理する指定管理者もあることから,市内の指定管理者が23施設において19団体,市外の指定管理者が7施設で6団体でございます。

 総体的な営業収支とのことでございますが,公の施設は個々の施設の設置目的が異なることから,指定管理者制度における管理運営経費の形式といたしまして,指定管理料のみの場合,また,2番目に利用料金(使用料)と指定管理料の併用の場合,三つ目が,利用料金のみで行う場合,四つ目が,納付金制度によるものに分類することができると思いますが,本市には納付金制度を導入できるほどの公の施設はなく,また指定管理料は,市が直営で管理運営する費用または指定管理者による実績を基本に収入・支出を積算いたしまして,その不足額を基準として年度協定書で定めておるところでございます。このような中,利用料金に運営経費が左右される施設におきましては,営業努力を図り,誘客による利用料金等の収入の増加及び低コストでの適正なサービスの提供を行っております。

 また,施設管理主管課におきましても,年度末の事業報告書及び随時の報告等によりまして,継続的な監視と必要に応じて指導・助言等を行っているところでございます。

 次に,防災無線についてお答えをいたします。

 放送内容につきましては,なるべく短く端的に放送するように心がけておるところでございます。内容がわかりづらいとは,放送する発声音のことか,また内容のことかはわかりませんが,音声につきましては,ゆっくりはきはきと放送するように心がけておりますので,御理解をいただきたいと思います。

 また,「放送時間や内容も各部局統一されていない」とのことでございますが,放送時間につきましては,市内全域への放送は,朝は午前6時40分,夜は午後7時30分に統一いたしておるところでございます。

 各支所だけの放送につきましては,午前6時50分と午後7時40分とし,放送回数につきましては,地域により異なっておりましたが,5月より1回のみの放送となったところでございます。

 ほかに現在は,教育委員会からの依頼で学校が休みとなる土曜,日曜,祝日には午後4時45分(夏場は午後5時45分)に帰宅放送を流しております。

 さらに,分遣所からの緊急放送,消防団招集等,火災気象通報等,こういったことや,メンテナンス等による試験放送がありますが,これについては随時必要な場合に放送をいたしております。

 放送卓を統一いたしました関係から放送時間の変更や内容については,5月から変更になることを4月の行政嘱託員会で説明をいたしまして,5月号の市報でも広報をいたしておるところでございます。

 防災行政無線につきましては,いろいろと意見が寄せられておりますが,現状を理解していただき御協力をお願いいただきたいというふうに思います。

 次に,口蹄疫についてお答えをいたします。

 宮崎の口蹄疫発生に伴い,本市におきましても,市単独による畜産農家への見舞金等の実施と家畜伝染病防疫マニュアルを作成いたしまして,全庁的対策の確立が図られたところでございます。

 市全体といたしましては,プレミアム付き商品券の発行や,イベント等に対する支援の積極的な取り組み活用が図られているところでございます。

 しかしながら,景気の低迷等を背景としての枝肉価格の低迷が顕著でございます。

 この対策といたしましては,国の助成制度により価格保証制度の対策がなされているところでございますが,一律同額補てんということを考慮いたしますと,さらなる品質向上を図るべきと思われます。

 また,道の駅「川辺やすらぎの郷」等を中心といたしまして,地元畜産物の消費拡大対策の継続的実施と「畜産の方向性を語る会」等も含めて,今後,国・県の動向に注視し,関係機関と十分に連携しながら指導強化を図ってまいりたいと考えております。

 以上で答弁とさせていただきます。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午前11時2分休憩

───────────

午前11時12分開議



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(大薗秀己)  まず,防災無線について質問を先にさせていただきます。市長の答弁の中で具体的な数字やらあるわけですけれども,もう単純に言いまして,防災無線でいろんな情報が流れてきます。文化の情報,テレビ放映の情報,農業の情報,それから保健,市民福祉関係ですね,この合併で3年の間で頴娃,知覧,川辺,さまざまな風習があるということもわかってきたわけです。これもいいことなんですけれども,農業のパターンの違いもわかってきたわけですが,私が今回のこの質問をしたのは,基準を設けてほしいんですよ。ここで今市長の答弁の中には,朝は6時40分,夜は7時30分ということに書いてありますけれども,きょうも8時何分かに頴娃の温泉センターの会議用についての放送が流れておりますよね。結局何ら消防の緊急時とか,そういうのはもうわかりますけれども,こういうことに関しては総務部局がこれはするんだと思いますけれども,統一した見解で要約する,こういうシステムをもう少し設けないと,余りにも情報が多過ぎて,市民が聞いてないとか,聞こえなかったとか,先日の市民体育大会もそうです。防災無線が流れたとか流れんかったとか,流したんですよ。聞いてない人もいるんですよ。そういうこともあるということも私もわかるんですが,これ整理することも大事だと思うんです。この辺どう考えますか。



◎総務課長(福吉良夫)  防災無線の放送内容につきましては,市民の方々に行政情報,もちろん防災は放送ですが,行政情報も市民の方に的確に早く情報を提供することは大事なことということで,それぞれの防災運用規則において行政広報の伝達ということで掲げられているところでございますが,今言われるように,内容につきましては,農業情報とあるいは行政情報と,たくさんあるわけでございます。これらもすべて総務課のほうで内容は管理いたしておりまして,非常にそれぞれ主管課から上がってくる長い文書,あるいは必要でないこと等たくさんあるわけでございますが,これらを的確に短く,できるだけ市民が理解しやすい内容に書き換えて放送いたしているところでございます。

 しかし,何分放送する情報が多くて,これをいかに取りまとめて市民に提供するかというのは,今後も検討をしていかなければならないと思っているところでございまして,そこらあたりの内容は十分精査しながら,市民に的確に放送する分,あるいは広報誌等で掲げた分については,今後検討するとか,いろんな改革をしながら情報提供をしてまいりたいと思っております。



◆議員(大薗秀己)  それが先ほど1回目に質問したときに,再点検する必要があるんじゃないかと。これを行政側も思っていらっしゃるということでわかったので,一つは安心するわけですが,この防災無線に関して言いますと,各支所の放送だけを10分差で放送しているということになっておりますけれども,もう統一していいんですよ。チャイムが2回も3回も鳴る必要はないと思いますので,この辺も検討していただきたいと思います。

 それで,ひとつこれは私の要望になるんですが,できるんかできないかの答弁をちょっといただきたいんですけれども,川辺地域では10時と3時に時報的な放送を流しておりました。チャイムだったか,どうでしたっけ,チャイムでしたっけ,(「チャイムだった」と呼ぶ者あり)これはですね,農業関係の方に言わせますと,休憩をする時間,それから次の仕事の段取りをする時間として非常に有効だったのを何でたた切ったのかと。これを担当部局に1回私は尋ねたなら,統一したから今度これはもう放送しないんだと言われて,ううんと思って,それでも我慢してたんですが,最近この声を地元の方々から非常によく聞くんです。3時と10時の放送を再開していただきたいということがあるんですけど,これ可能ですか。



◎総務課長(福吉良夫)  それぞれの3地域におきまして,放送時間,あるいはチャイム,放送内容,いろいろあったわけでございますけども,これを4月の行政嘱託委員会でいろいろ御審議いただき,5月からは統一して放送いたしますということで,チャイムにつきましても,3地域それぞればらばらだったものは統一してやっているところでございます。しかしながら,今議員御指摘の地域によっては農業情報やかれこれあってチャイムを流してほしいということであれば,これは地域ごとには可能であります。



◆議員(大薗秀己)  次に,3番目の質問の口蹄疫に行きますが,本市は先日TPPの反対決起大会の中で,我が南九州市の市長が各地域の代表の反対の,演説じゃないんですが,あいさつですかね,の中で,市長はTPPに反対するというようなことを言っていただいたんですが,そして,またその中で畜産は非常に本市の南九州市の中でも農業総収入の半分以上あるということをおっしゃっておりました。今回の宮崎で発生した口蹄疫におきましては,実際は宮崎の方々は涙をのんで自分の愛する家畜を処分されたわけですけれども,その後の発生地である川南の話を聞きますと,非常にパチンコ屋とかカラオケボックスとかスナックが大繁盛しているという話を聞いたり,理由があるわけですよ。ここはもう私が言うべきことじゃないかもしれませんけれども,仕事がないから,そして義援金がたくさん出てそのお金の使い道だったのかもしれません。ただし,その周辺である鹿児島,熊本,大分,この辺の畜産農家は非常にとばっちりと言いますか,風評被害的な意味も含めて,畜産子牛の価格の低下,それから肉牛の相場の低迷というのが,もう著しくあったと私は思います。ここの中でプレミアム商品券も,それから,イベントに対する補助金も,これは直接農家には価格保証みたいなことで出ましたけれども,それ以上に県は別方向にはいろんな支援をして,直接私たち畜産農家に伝わるような事業,それからこういう支援策はなかったので,今回この質問をしてみたわけです。この中で,本市の畜産はすごいと,ウエイトが大きいということをおっしゃっていただいた市長ですので,肉牛,肉豚,乳牛など,この出荷の数量に応じて農家の支援,特に先進地の各県内の市では,肉牛農家に関しては経営指導,一貫経営が有利だということを含めて,消費省力化できる簡易牛舎の建設補助,スタンチョン補助,子牛の保留事業など力を入れているようです。本市にこのような具体的な対策はないのかお伺いします。



◎畜産課長(三宅俊正)  本市につきましては,見舞金も他市町村並みに補助したと解釈しておりますが,県内で進んでる曽於市に比較しまして,曽於市単独の事業に対しては,若干見劣りする部分があるんですけど,本市におきましては,牛舎建築に対しても公共事業の畜産サイエンス法対策事業環境対策につきましては,資源リサイクル利用,それから,畜産環境支援リース事業も該当いたしますし,今次期対策事業の策定時期にありますので,それで対応できるんじゃないかと思っております。ただ,ソフト面でいきますと,畜産全体,豚肉,枝肉に関しましては,産直がかなり進んでまして,価格的にはわりと,他県内では有利な販売ができている地域だと思いますが,肉用牛に関しましては,品質及び枝肉重量に関しても,若干県内で見劣りする分がありますので,それにつきましては,農協及び団体等と協力しましてかさ上げする必要があるんじゃないかと思っております。

 それと,ただほかの地域と比較しまして,南九州市は肥育に関しましてはかなり大型化が進んでまして,牛舎建設につきましてもかなり大きな施設になるんじゃないかと思っております。ですから,先ほども言いましたように,公共事業を利用したほうがより効率的なんじゃないかと思っております。

 それと,ただ他市町と比べて一貫経営がかなり普及しているんじゃないかと思っています。ただ今年度の肥育に対する助成に対しましては,4,6月で40万円ぐらいの子牛価格の設定になっていますので,国のほうがですね。ですから,一貫経営に対して,その分がコスト減になっていると思いますので,今後についても一貫経営を普及する意味でも,市でやっております生産牛増頭対策事業の市の保留分に対しまして,若干補助対象の基準額が登録点数ですけど,83点というのは高いような感覚がありますので,それも検討いたしていきたいと思っております。ただ,今回TPPを言うわけじゃないですけど,ちょうど畜産の過渡期にありますので,23年におきましては,計画なんですけど,畜産振興大会的なものを設けまして,市全体で畜産農家の要望等を的確に把握するためにも大会を開きまして,それにおきまして,その後出ました課題等についても検討して,その後の対策を行っていきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。



◆議員(大薗秀己)  きのう議決をされた南九州市過疎地域自立促進計画の中でも,全協でも話をしたわけですが,畜産に関しても農業全体に関してやっぱり後継者不足,後継者の育成を図る,低コストを図る防疫管理の徹底,これはもちろん大事なことなんですが,一貫経営の有利さというのは課長も今の答弁の中であったし,もう市長も部長もよく理解されていると思いますが,そのために畜産課があるわけですから,行政の中にも。そして,イコールJAの中に畜産肉用牛か養豚か,それから,養鶏は離れたのかな,農協というまた新たな専門組織もありますので,先進地では農協がこの後継者育成のための簡易牛舎,生産牛舎ですよね,こういう曽於市で行われているような堆肥舎と兼ねた省力されて牛の繁殖率も上がるということで,非常に実績のある事業が展開されている,そして,またそういう農協も進んでそうやっている地域もあるということも考えたときに,もうちょっと,本市に畜産課というのがあるのであれば,農協とのタイアップで繁殖と肥育の一貫経営を進める,そういう指導力があっていいと思うんですけど,この辺市長どう考えますかね。



◎市長(霜出勘平)  農協とは,これはもう連携をとりながらやっていかないと,この畜産だけでなくて農業については振興が図られないのではなかろうかなというふうに思っております。そういうところは,また畜産課のほうでも鋭意努力はしていくと思いますので,そのような形のほうがいいのではないかというふうに思います。だから,いろんな形で助成というようなこともあるわけでございますが,大変御苦労をされておりますけども,やはり将来にわたっての消費拡大というものを私は模索をしていく必要があるんじゃなかろうかなというふうに思います。例えばお茶関係につきましては,毎年振興大会をやっておりますよね。だから畜産のほうでもそういう大会をやって,南九州市畜産ここにありというようなことを内外に私は示すべきだろうと。もうこの補助もそのときだけの補助になってしまいますので,将来を考えた畜産振興というものが私は必要じゃなかろうか。そのためには,畜産農家のこれは大きな決断と協力が必要なわけですので,そういったことが図れれば,そういうことで取り組んでいったほうが全体的に底上げができていくんじゃなかろうかなというふうに思いますので,その辺のところも考えていただければというふうに思います。



◆議員(大薗秀己)  1番目の質問に行きます。指定管理者制度のことなんですが,市の財産である各施設を30施設にわたって指定管理されておるということでしたよね。この指定管理というのは,市の施設ですよね。それを市が管理するよりも民間の力を借りて民間の能力を活力を生かして,民活という流行った言葉ですけども,効率的に活用して経済的にまた有効に雇用を発生し,指定管理者制度を使っていくことで財政を少しでも軽くしていくという,財政の負担を軽くしていくという発想があったと思うわけです。こういうことを考えたときに,私は単純に考えてたんですよ。昨日本会議の中で財政課長がここにも答弁にもあるわけですが,指定管理候補者の選考に関しては,地元の団体を優遇して採点しているということを聞いて,これ間違ってたら今取り消してください。昨日言ったのは間違ってませんよね。



◎財政課長(上野勝郎)  昨日答弁いたしましたとおり,条例規則の中にはそういう規定はございませんけれども,選定に当たりましては,選定委員会なるものを立ち上げるように条例規則で定めておりますから,その中で選定基準といたしまして,地元団体ないしは既存の現団体については,事情を聞いて,よければ上乗せしてくださいという形の要望をした上での採点を行っております。



◆議員(大薗秀己)  聞いて,ああこれはすごくいいことをしてる,いいことというか,そうなんだというのを初めて認識したんですが,それでは昨日議決されました。私は賛成しました。そのわくわくとそれから知覧の温泉センターに関しまして,地元業者は地元団体は全然参入されていなかったんですかね。



◎財政課長(上野勝郎)  すべて市外業者でございました。ただ現指定管理者は参加しておりました。



◆議員(大薗秀己)  地元は選考に出てなかったということですが,ここに関して,ゆとり館のときに思ったんです。前ゆとり館の管理者が急に本人が辞退して,ワコーさんが参入するときに思ったんです。審査の中でワコーさん十何億,済みません,ちょっと数字を思い出せない,数億円も売り上げをしているようなお店ですよね。そのような方々と市内の団体というのが,同じテーブルで審査されたときに,例えばその道のプロ,達人,作文を書くのがうまい,計算もプレゼンテーションの中に出すプロの方が書き上げた申請書と私みたいなのが作文を書いたのと雲泥の差があると思うんですよ,その段階で。この作文審査,書類審査とほかにどのような審査が行われているのですか。これゆとり館の審査に関して。



◎財政課長(上野勝郎)  指定管理者の応募に当たりまして,申請書というのを提出していただいておりますが,その中でこの団体が指定を受けるに当たりまして,管理の基準とか,管理に当たりましての収支予算書,それから,当該団体の定款,それから寄附行為等があればその内容,調書,それから,当該団体の前年度の収支状況,それから,それに伴います貸借対照表,財産目録,役員名簿と,それから,各施設等を維持管理するための基本的な姿勢というのをば申請書の中に記載していただきまして,その申請の中には安全対策とか従業員の関係とか,地元物品等の調達の関係とかいうのを書く欄がございますけども,それらを記載した内容を申請書として受け付けをしておりまして,それに基づいて審査を行うということでございます。



◆議員(大薗秀己)  ということは,書類審査だけで点数の採点で採択されるということなんですかね。



◎財政課長(上野勝郎)  この申請に当たりましては,いろいろ暴力団関係でないとか税の滞納がないとかいう形での調査をするために,とりあえず基本的な事項ということで徴収いたしておりまして,その中で該当団体,資格の団体であれば,そこでオミットされると。ただ,それが適正であれば,それを今度はプレゼンテーションの中で説明して,また委員の中の質疑の中で,それに上乗せして質問をして,今議員がおっしゃったとおり,文書能力の関係もございますので,文書に書けない部分等につきましては,口頭のほうで説明していただくというような形でのプレゼンテーションを行いまして,内容を精査した上での採点を行っているというような状況でございます。



◆議員(大薗秀己)  面接もして実態調査もしているということですが,昨日の総務常任委員会の委員長報告がありました。この中でも地元の団体の運営に任せられる施設については,市長もそのとおり答えているわけですけども,やっぱり地元の施設ですので,地元に使ってほしいという,私だけじゃないと思いますので,この辺をひとつ強調しておきたいんですが,市長,昨日の総務常任委員会の報告書を聞きまして,今後の地元の業者とか団体に,こういうことの選考があったときに最終決断は市長が判子を押すんだと思いますけども,どのように反映されられますかね。



◎市長(霜出勘平)  先ほどからお答えいたしておりますように,この条例の中では,地元優遇ということは設けてはいないんですが,その選考する過程で皆さん方にそのようなことで気配りをしていただきたいというようなことは申し上げております。議員がおっしゃるように,地元の方々に引き受けていただくのが一番いいことなんですが,これも市民に対して我々は説明をする義務がありますので,その説明ができないような選考は,これはもちろんやってはいけないことだというふうに思います。だから,どっちかということであれば,もちろん地元を優先して,これはお願いをしていくというようなことで,そういう気持ちはやって,地元の人たちにやっていただきたいというような気持ちで委員の方々も取り組んでいると思います。今後もこれは続けていきたいというふうに思います。



◆議員(大薗秀己)  今ちょっとだけここに関して,昨日の本会議の中で基金がある団体の指定管理者があったということを明らかになったわけですが,資料をいただいた中に,知覧温泉センターのこの第6章23条のところに,温泉の利用料金の総額95%はその管理者の収入とし,残りの5%を市のものにするという文言があります。やっぱりこうやってある程度今後この指定管理者が収益が上がったり,その基金ができるような施設に関しましては,市も財政が苦しいわけですので,こういう方法は今度は設けられないんですかね。どうなんでしょうかね。



◎財政課長(上野勝郎)  先ほど市長答弁の中でもございましたとおり,指定管理の制度のあり方といたしまして,指定管理料のみで運営する場合,それから利用料金指定管理料でする場合,いろいろ説明いたしました。その中の一つに納付金制度というのがございます。こういうことで毎年収支状況,それから,業務の内容につきまして実績報告をさせていただいておりますので,主管課等でその指定管理の施設のかかる中で,収益があるような団体等につきましては,当然委託料を減額する方法もそうですし,また,それ以上に収益が上がるようであれば,一部につきましては,納付金制度ということで納付していただくような制度も取り入れていきたいというふうに今後は思っているところでございます。



◎市長(霜出勘平)  先ほど基金という言葉が出ましたが,これはもう知覧町時代から行政に頼らないで観光協会で自主運営をされておるということ。そして,先ほどそのときに説明がありましたように,これは駐車料金で成り立っておるわけですね。知覧の観光協会というのは。だからこれもその年によっていろいろと観光客も変動があるということで,将来のために積み立てておこうということで,これは関係者の方々はすべて御存知だと思うんです,議員を含めてですね。だから埋蔵金ということは当たらないと思うんですが,これも今後また3町の観光協会が一緒に活動をしていかなければ,合併も今模索をされております。この南九州市観光協会になったら,その財源としてこれは活用をされていくというふうに思っております。だから今は市から助成を受けないで,そういう駐車料金で運営をしておるわけですが,これも不確定なんですよね。いつまでも毎年同じようなそういう収入があるかというと,これは疑問なわけですので,そのためにいざというときのためにそういったことを積み立てておいて,今後活用していくというような趣旨のものでございますので,御理解をいただければというふうに思います。



◆議員(大薗秀己)  どの協定書の中にも修理の部分で,例えば10万円とか20万円という数字も出てきまして,昨日の本会議の中では統一されていくべきものではないかということで話が出たわけですが,やっぱり収益のあるそういう指定管理者の場合も,同じように修理も市でするということがあるのであれば,大きな例えば舗装をやり直すとかいうようなときなんか,すごく金がかかるわけですけども,市の財政が苦しいとかねがねおっしゃる市長のことを思ってちょっと言ってみたんですけども,私の言葉が足らずでしたら謝りますが,この辺の指定管理の中で,今後は市の財産であることもやっぱり認識していただいて,そして,一緒に市の発展のために寄与するためには,自らすることからしていただきたいというのも,私は指定管理者の中に要件が一つあってもいいと思います。この辺どう思いますかね。



◎財政課長(上野勝郎)  ただいまの御質問でございますが,おっしゃるとおり,今年8月にマニュアル指針を定めたわけでございますが,それまではそういう統一した見解,指針がなかった関係で,18年に導入された段階で公共施設の指定管理という,それだけの概念で指定管理をしておきましたので,それぞれの同じような施設がありながら修繕料に差があった取り扱い方があったということでございましたが,今回から指針を定めまして,最低10万円ということで,その10万円以上につきましては,それぞれの施設の内容によって収益性があるところにつきましては,20万円,30万円,それはも個別に協議ということでいたさせていただいているところでございますが,これまで20万円が大体限度でございましたので,これまで今回募集をいたしました内容につきましても,20万円という形で仕様書をつくっておりましたので,今後決定をしていただきましたので,年度協定,それから協定書を策定する段階では,関係業者さんとその辺のところにつきましても,議会等の意見も踏まえた形で協議を進めまして,委員会からの要望というか指摘があったのを踏まえながら,協定を結んでいきたいというふうに考えております。



◎副市長(鶴田康夫)  ちょっと一つだけ,今まで指定管理を受けてた施設で,収益が出てきたところにつきましては,今の修繕料10万円,20万円と,これにこだわらずに修繕してきたものもありますし,新たな投資といいますか,新たな施設とかいうものをつくってきたものも旧川辺町時代,具体的に言いますと岩屋公園なんかがあります。今回の更新に伴いまして申請があったところにつきましても,プレゼンテーションを受ける中で,収益が出てきたときには,今の言う10万円,20万円にこだわらずに,私どもは積極的にそいうものをやっていきますというようなことも受けておるところでございます。



○議長(田之脇厚)  次に,蔵元慎一議員。

  [17番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  それでは,通告していました2点について質問を行いたいと思いますが,本日で合併3周年を迎えた今,南九州市が抱える課題はまだまだたくさん残っていると感じています。市長を初め,職員の皆さんも1日も早い新市の一体感のさらなる醸成のため,日々努力していただいているわけですが,着実に前へ進み市民の融和を図りながら幸せな暮らしの創造を目指していただきたいと願っています。

 さて,1番目の質問に入りますが,今市が抱える最も大きな不安材料は,将来に向けての人口動態ではないでしょうか。総合計画の中にあるコーホート要因法による人口推計は,平成29年に3万8,628人とはじき出されています。また,平成22年4月現在の0歳から14歳の全人口に対する割合は11.8%で,4,766人となっており,典型的な少子高齢化の状態です。つまり子供の数は着実に減少をしているわけです。

 話は変わりますが,市長は若いころ商工青年部のソフトボールチームの名内野手として活躍をされていたことは話に聞いていますが,そのころはたくさんの競技人口がいて,子供のスポーツ少年団等もたくさんの団員を要し活発な活動をしてきました。もちろん現在においてもその活動は市内の学校単位に多くのチームが存在し活躍をしているわけです。しかしながら,先ほど示した子供の減少は確実に各団体の構成人数の減につながっています。これがどういうことかというと,数年前30人で負担していたグラウンドや体育館の使用料を10人で負担しなければならないような状態になっているわけです。人数が少なければもう使用を自制することもあります。教育委員会では重点施策の中に,スポーツ活動の充実を掲げ,幼児期からのスポーツの振興を初め,年代に応じてすべての市民が楽しく健康的な体力づくりを進めるために,市民総ぐるみの健やかスポーツ100日運動を合言葉に,スポーツクラブなどの育成展開に努めるとあります。そこで住民負担の公平と受益者負担の原則はありますけれども,社会的義務を有しない市内児童,生徒の使用料及び手数料を無料化する考えはないか,質問をいたします。

 次に,平成23年度予算編成方針についてお尋ねします。

 連日ニュースなどで報道されるのは,国際社会の中での日本の対応のまずさに端を発した政府の管理能力です。もちろん重要な課題ではありますが,長引く不況の中で景気は低迷し,税収も激減する中,地方の自治体は非常に厳しい財政運営を強いられています。また,住民も生活に不安を感じている現状です。国の真剣な経済浮揚対策への取り組みを望むものであります。本市においても,来年度に向けて予算編成が進められている中で,その基本方針と重点施策はどういうことのように考えているのか。市長も1期4年の節目の予算となるが,その思いを語っていただきたいと思います。

 次に,リーマンショック以来政府は次々と景気浮揚対策を打ち出してきています。菅政権では雇用創出をメインに景気対策を行うようですが,どのような事業が想定されるのか,また,その活用についてわかっていれば答弁をいただきたい。

 次に,市民との共生・協働,そして,市政への関心を高めるため市長へのメッセージや行政改革推進委員会等での行政への評価を吸い上げているが,これが予算編成においてどのように反映していくのか。

 全国の自治体の中には,予算編成方針を公開し,住民の協働参画の機会を提供しているところもあるが,市長はこの取り組みに対してどのような見解であるか質問いたします。明確な答弁をお願いし,あとの質問は自席より行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  質問の2の23年度予算方針についてのその1をお答えいたします。

 平成23年度の予算編成の基本方針につきましては,南九州市総合計画に基本理念として掲げております「自然豊かで創造と活力に満ち,暮らしと命が輝く"こころ"やすらぐまち」の実現を目指すものでございます。

 また,重点施策につきましては,来年度が総合計画の前期基本計画の中間年度に当たることから,実施計画に掲げました事業の確実な実施及び本定例会で提案いたします南九州市過疎地域自立促進計画の推進と考えております。

 御存知のとおり,本市の財政収支につきましては,地方交付税や国県支出金等の依存財源の占める割合が高く,市税等の一般財源につきましては,この景気低迷によりますますその占める割合を下げるものと予想をいたしております。

 このような厳しい状況ではございますが,市民の皆様方の御協力をいただきながら,総合計画及び過疎計画の着実な実施を図り,基本理念に向かって前進したいと考えております。

 予算編成のその2でございます。

 国の平成23年度予算につきましては,まだ編成の段階であり,具体的な経済浮揚対策の内容が示されておりませんので,現時点におきましては,本市としての活用策を示すことはできない状況でございます。今後本格化する国の予算編成作業等を注視しながら,本市の平成23年度予算編成の中に具体化を図ってまいりたいと考えております。

 次に,予算編成のその3でございます。

 まず,市長へのメッセージの取り扱いでございますが,本年度においては,79件の投稿がございました。市民からのメッセージは各部,各課で検討をいたしまして,それを庁議でさらに検討した上で回答を行っております。メッセージは内容によって直接本人とお会いし,解決策を探る案件,市報に掲載して市民に広くお知らせするもの,あるいは予算措置を行うものなど区別し対応をいたしております。

 次に,行政改革推進委員会における集中改革プランの評価に対する対応について申し上げますと,行政改革推進委員会からの評価,提言等を施策の中に取り入れながら,事業の推進を心がけておるところでございます。しかし,中には十分な調査研究が遅れまして,評価を迅速に反映できていない部分もございます。

 例を挙げますと,窓口サービスの充実において「ローカウンターの設置など協議可能な件については,早急に取り組むべきである」という評価でありましたが,関係部署の協議は十分整わず,整備が遅れております。

 すべてが即座に解決できる事案ばかりではございませんが,評価と実施との流れの検証などを綿密に行いながら,行政サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。

 予算編成のその4でございます。

 本市の予算編成方針につきましては,これまでホームページ等への掲載はいたしておりませんが,インターネットで検索をいたしますと,全国ではかなりの団体が掲載しておりますので,平成24年度の予算編成方針から市のホームページに掲載し,広く周知したいと考えております。

 また,住民の参画の点につきましては,先進自治体の調査等を行い,今後検討してまいりたいというふうに思っております。

 以上で答弁とさせていただきます。



◎教育長(小野義記)  それでは,質問の1番目の公共施設の使用料金についてお答えいたします。

 社会教育,社会体育施設等の使用料については,旧3町の取り扱いが異なっていましたので,合併協議会では「合併後,統一できるものは統一していく」ということになっていました。

 例えば,社会教育施設等については,平成19年度までに検討を行い,平成20年度から新たな南九州市文化会館条例等にのっとり,旧3町統一された料金で運用しているところでございます。

 文化会館等の大型施設になりますと,冷暖房に伴う電気料金はかなりの金額になりますので,受益者負担の適正化を図ることからも,これまでより厳格な基準による統一した使用料金といたしました。

 なお,社会体育施設の使用料については,南九州市都市公園条例に則し体育館使用料や照明料等の一部統一料金で運用しておりますが,児童生徒の使用料は一般料金の5割に設定しております。

 減免措置につきましては,平成20年度に調整し,21年度から文化体育施設等の統一した運用を行っております。減免額については,活動の目的・内容等から,全額免除,5割免除等としています。

 今後とも,南九州市内の21小学校,5中学校,3高等学校の児童生徒とともに,一般市民の公平・適切な利用推進とともに,受益者負担の原則により,施設等を適正に運用してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩をします。

午前11時55分休憩

───────────

午後0時55分開議



○議長(田之脇厚)  それでは再開します。



◆議員(蔵元慎一)  先ほど,まず使用料金について答弁書をいただきました。現状を言いますと,やはり市民への公平な負担ということで,大人から子供まですべての方に使用料は課せられると。ただ資料等もいただきますと,公的な活動に関しては,もう一切使用料は減免はされているということで伺っております。そういうふうな運用はしてるかもしれませんけれども,では,そういった団体に属さない例えば子供たちは,やはり負担をしているわけですかね。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  ただいま議員が申しましたように,スポーツ少年団,それから社会教育団体,子供会をはじめといたしまして,そういう加入をしている児童生徒等につきましての使用については,社会体育施設等々におきましては,平素の活動については減免という形で対応しておりますが,個人で子供たちの小グループ,属さない子供たちが使用する場合につきましては,条例上の使用料を徴収しているところでございますけれども,先ほど教育長が申しましたように,子供の児童生徒の料金は,一般の料金からさらに2分の1ということで,2分の1の額を設定しておりますので,そういう意味では一応使いやすい料金設定ということでしているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  先ほどちょっとお伺いしましたグラウンド等の使用に関しては,大人が100円で子供たちがその半分50円となっている。その半分25円を徴収していると。金額で言えばもう大したことはないんですけれども,どうでしょう,子供たちに公平な対応をするとなれば,先ほど冒頭に言っていますように,使用料というのはもう子供は税金を払っているわけでもないし,我々が見守らなければならない立場であるわけですので,もしうたえるんだったら条例上で子供は無料というふうなことはできないんでしょうか。



◎教育長(小野義記)  公共施設につきましては,その体育関係だけでなくて文化的な施設も含めて考えなくてはいけないと思うんですね。で,体育関係はこれでよし,文化関係はこれでよしと,別って,ちょっとそれはおかしいし,基本的にはやっぱり決めなくてはいけないということですよね。ですから,先ほど言いましたように,そんなに電気代なんか使用料の要らないのもあるんですよね。それはありますけども,さっき言いました文化的な施設の中には,1時間が5万円ぐらいかかるとこもあるわけです。1時間ですね,1日5万円か,1日5万円ですかね,と30日使えば150万円かかる,そういう施設もあるわけですね。そういうのを含めて考えていかなくてはいけないということで,今いろんな利用団体からのそういう要望等は全く出ていませんけども,文化施設については,一つの団体からそういう要望は出ておりますけども,適正な利用をしていただければ,そう負担にならないだろうというふうに考えております。

 以上です。



◆議員(蔵元慎一)  市長のほうにちょっとお尋ねしますが,ここに資料をいただいてて,年間でその子供たちから徴収した額を全部合わせても七,八十万円ぐらいしかかからないというふうな試算が出てるようなんですよ。これぐらいは市長の裁量でできるもんじゃないかなというふうに考えますけど,どうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  額としては大したことはないということでございますが,やはりこれを利用する方々は公平でなくてはいけないと思うんですよね。例えば今運動公園の照明を利用して,スポーツ少年団の方々が練習をしている。これも限られた学校なんですね。だから全体がそういうことで等しくこれを利用するんだということであれば,これはですけども,限られたところだけはそういう恩恵をこうむるということはちょっといけないのじゃないのかなというふうに思います。



◆議員(蔵元慎一)  はい,市民からの要望等も上がっているようですので,できるだけ子供たちの部分ですので,ちょっと手続きもちょっと面倒なんですね,減免とかっていうの1回1回。今ちょっと先ほど聞いたら,最初の年に1回ぐらいの最初の部分だけでしているところもあれば,やっぱり3カ月ごとぐらいにそういう申請の仕方やっているところもあるようですので,できるだけ指導者とか親がそういった面倒のないように,そして,できるだけ安く使用できるように対処していただきたいというふうに考えます。

 で,次の質問にまいります。今ちょうど平成23年度の予算編成の時期に行政も入っていると思います。今景気も低迷して,当初予算の説明のときもあったと思うんですけれども,非常に税収等も落ち込んできているというふうに伺っておりますけれども,21年度の決算,それから,22年度ももう12月ですので,大体の税収等の減の額はわかっている範囲でいいんですけれども,お答えいただけるでしょうか。

 わからなければいいです。ここにいただいた資料の中に,21年度決算では1億2,700万円というふうに当初の見込みから減になっているというふうに書かれているみたいなんですけれども,何が言いたいかというと,だんだん税収も今減少傾向にあるわけですよね。それが歳入,もとになるお金がだんだん減ってきているわけです。ここにいただいた資料によると,23年度の当初予算の想定額ということで見ますと,22年度より7億9,800万円ほど少ない額で想定しているということなんですけれども,これはしようがないといえばしようがないんですが,やはり財政が厳しいからといってなかなか市長の積極的な予算編成,攻めのというか,今ずっと守りの予算編成をずっとされているとは思います。合併後,3地区の調整等も大事だと思うんですけれども,来年に向けて何か大きな事業というか,そういったことは考えてらっしゃらないですか。



◎市長(霜出勘平)  今のところはそういう大きな事業というものは今のところ考えておりません。今いろいろ各課からいろんな形でこの要求が上がってきております。この年明けからこれを本格的に聞き取りをしながら査定をしていくわけですが,その中でどのような各課からのいろんな事業等の新しいものも上がってきてるか,そういうことも見極めながら,これから作業を進めていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思いますが,今のところ来年度このような大きなのをやるんだというような具体的なものはないところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  なかなかお金が厳しくて,新しい事業等は厳に慎むようというような感じの方針の中にもなっているようですけれども,職員の皆さんの中にはやはり新しい事業を見つけてきてやりたいというような気概いがあるのが出てくるかもしれません。それなら積極的にやはりブレーキをかけないで検討していっていただきたいというふうに考えます。

 2番目の国の経済浮揚対策が継続されると聞きますけれども,市としてはどのようになっておる。これも私23年度予算というふうに最初にうたっているので,なんですけど,国としましては22年補正予算でこの前11月26日に4兆何千億円でしたかね,経済対策を打つというふうになっております。前,平成20年,21年度の経済対策でそういった予算がぼんと出てきました。ただそのときには余りにも緊急過ぎて,じゃあ何でもいいからやれという感じで取りかかったような気がします。で,そこで今度の政権が出します補正予算の,これがどういった事業に使われていくのかなというのが,ある程度わかっていれば教えていただきたいと思うんですけども。



◎財政課長(上野勝郎)  今回国のほうで決定いたしました補正予算につきましては,その内容につきましては,詳しい内容がわかっていないところでございます。ただし,閣議決定されました予算の内容等を見てみますと,ある程度大まかな部分ではございますが,御存知かと思いますけれども示されております。雇用対策,人材育成,それから,新成長戦略の推進・加速,それから子育て医療・介護福祉等の強化による安心の確保,そして,地域活性化,社会資本整備,中小企業等々ということで5兆500億円ほどの補正予算が組まれたところでございます。この内容につきまして,具体的な取り扱いについての通知が参っていないところでございますが,先ほど申しました地域活性化というところで,3兆円ほど組まれておりますが,その中に地方交付税の増額という部分も1兆円ほど組まれてます。この1兆円につきましては,来年度予算で交付されると。残りの3,000億円につきましては,今年度交付という形でなっていまして,その使い道につきましては,今のところどういう形で使用すべきなのかという通知も参っていないところでございます。

 また,ある方面で地域活性化,社会資本整備,それから,中小企業等対策等ということで,3,500億円ほど計上されているようでございますが,この中にきめ細かな交付金2,500億円,それから,住民生活に光を注ぐ交付金1,000億円ということで,3,500億円が2,500億円と1,000億円ということで区分された交付金制度が設けられているようでございます。この中で,きめ細かな交付金につきましては,昨年末同じような交付金が創設されましたので,そのような形での交付になろうかと思いますが,現段階におきまして,具体的にこうだということが示されることができないところでございます。

 また,住民生活に光を注ぐ交付金というものにつきましては,国から参った通知分によりますと,光が十分に当てられてこなかった分野,地方消費者,行政,DV対策,自殺予防等の弱者対策,自立支援,知の地域づくり等々の文言が示されておりますので,これらの具体的な取り扱いというのが今後各省庁から示されるものだというふうに考えております。

 以上でございます。



◆議員(蔵元慎一)  もう補正予算は組まれているわけですので,もうこれは出るということはまず確実なわけです。ですから,まだ具体的などういったというような出てこないと言いますけれども,備えはやっぱり重要ですので,市長のほうで指示をしていただいて,来たときには,こういったものに使うぞというふうなもう準備をやっぱりされてたほうが,ばたばたとするというようなことじゃなくて,きちっとその辺を準備をしておいていただきたいというふうに思います。

 では,3番目の市長へのメッセージや行政改革推進委員会との評価を反映するということで質問させていただきました。答弁を見ますと,実際に市長へのメッセージに関しても,一応それを吸い上げまして,各係課のほうにまず検討し,それをまた庁議まで回してしているということであります。そういった取り組みは非常にありがたいことだと思います。今後もやはり市民の声というのを十分に市政に反映できますように,よろしく対応のほうお願いしたいと思います。行政改革推進委員会等の評価・提言等を生かすということで,いただいた資料の中にもその文言は入っています。行政改革推進本部,それは委員会から上がったのをまたその町内の行革本部のほうで検討されてということであると思うんですけれども,それをやはり前回のちょっと一般質問のときにも言いましたけれども,少しタイムラグがあるような気がしました。今やっているのは21年度の評価が1月ぐらいに出るということです。ですから,23年度の予算に反映されるのは21年度の声ということになろうかと思いますけれども,そこ辺もぜひ遅れることのないように対応していっていただきたいと思います。

 最後のほうで,あと予算編成方針は公開してというふうで,これもちょっと答弁がもうすんなりこういうふうに書かれてますので,ぜひやってくださいというふうにしか言えないんですけれども,我が友好都市である北九州市もそういった取り組みをしています。我々も一生懸命市のことに関しては,もちろん職員の方も含め考えているんですけれども,頭が例えば500人の頭だとすれば,市民が4万人いれば4万人の頭で考えたらまだいい知恵も出てくるかなというふうに考えますので,ぜひそういった取り組みをして市民の声を市政に反映できるようなふうにしていただきたいというふうに思います。

 行政の仕事の中で,最も重要な作業である予算編成は,南九州市総合計画をもとにまちづくりの基本理念を「自然豊かで創造と活力に満ち,暮らしと命輝く"こころ"やすらぐまち」とうたっています。特に「創造と活力に満ち」という文言は,私に非常に積極的な響きに感じます。冒頭でも申しましたけれども,市長も1期4年の節目の予算となりますので,これまで旧3町の均衡ある発展を進めるために,予算配分には非常に配慮をしていただいてきたと思います。それはそれで市長の信念に敬意を表しますけれども,創造と活力に満ちというその夢のある将来像を見据えた市民への提案も大切な役目だと考えます。市長の思いをもう一度答弁いただきまして,質問を終わります。



◎市長(霜出勘平)  おかげさまで大過なく1期をあと1年ありますが,議員の皆様方,市民の皆様方の御協力をいただきながら,何とかかんとかやってこれたところでございます。最後の1年ということでございますので,できれば選挙もありますから,大きなあれをやりたいんですが,その辺のところも内容のある財政の伴ういろんな形で将来を見据えた施策をやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。

 この市長へのメッセージについても,市役所全体で共有していただいた提言等については,みんなで共有して,そして,真摯にこれは受けとめてやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。職員の皆さんも大変協力をしていただいておりまして,匿名でどうしてもこれは市民の皆さん方にお知らせしなければいけないというようなものは,広報誌等で発表させていただいておりますし,また,名前を書いてある方々については,また個人的にも職員が直にお伺いして,いろいろと説明をし御理解をいただくというような取り組みもしておりますので,このことについては,真心を持ってお答えをしていきたいというふうに思っております。

 財政さえ許せば,いろんな施策をやりたいんですが,限られた中でのこの予算編成になりますので,本当に南九州市の将来を見据えた予算編成に心がけていきたいというふうに思っておるところでございます。



○議長(田之脇厚)  次に,森田隆志議員。

  [23番議員森田隆志登壇]



◆議員(森田隆志)  冒頭の言葉としては,大薗議員が述べられたのと見解が同じでありますので,省略いたしまして,質問に入らさせていただきます。

 私は合併初年度3月議会におきまして,新市の計画的な道筋を立てる重点課題として四つの項目を提案,提言いたしました。その中の一つである地域の振興につきまして,市長がこれまでどのように取り組まれてきたか,また,これからどのように取り組まれていくか,市政運営の基礎的コミュニティである自治会のありようや高齢者対策について質問いたしますので,答弁をいただきたいと思います。

 20年3月議会において,合併して権益が広がることは住民サービスの低下や過疎,高齢化の進行により,集落の消滅など心配することも多く,市の情報は住民に聞こえにくくなり,活動の活発な地域とそうでない地域では,行政サービスに差が出てくると申しました。そして,自治体の中で地域間格差が生じないよう,各地域がそれぞれ知恵を出し合いながら,課題を解決する地域力が求められている共生・協働の社会づくりが大切であり,市民とともに住みやすく明るい活発な地域づくりを進める責任を市長に問いました。3年間で人口が4万3,000人から4万人に減少する中で,本市のまちづくりの機関であり行政遂行上一番の基礎をなす自治会の組織運営についてどのように取り組んでいくか質問いたします。

 1番目,本市の自治会組織は,3地域合わせて270自治会が存在し,各地域においてそれぞれ形態が異なっております。特に川辺地域では,117もの自治会が合併前の小組合,区制のまま組織されており,本年条例化された校区公民館単位では一括化できない地域がありますし,高齢化,人口減少等により自治会運営が機能できない地域があります。市の総合計画におきましても,平成29年には人口が3万8,628人まで減少することが予想され,人口減少により地域の活力が低下し,集落の維持存続が困難になるとして,解決のため新しい制度の必要性をうたっています。市としては,防災・防犯活動など住民の安心・安全や地域づくりの核である自治会の維持存続は喫緊の課題であると考えます。そこで,行政として自治会の現状と課題と問題の提起をし,再編,統合に向けた取り組みを自治会とともに推し進め,安心・安全な地域づくりを推進する考えはないか質問いたします。

 2番目,合併後,自治会における自主防災組織の100%達成に向けた取り組みや自治会有線放送の無線化補助などにより,自治会活動の充実を図ってきました。自主防災組織での要援護者の選定や65歳以上の独居高齢者に対する緊急通報システム事業などそれぞれの課,係で取り組んでおりますが,災害や体調不良など緊急時における安全対策については十分だとは考えられません。そこで自治会有線放送の無線化補助事業において,携帯型無線非常通報器の整備を行う考えはないかお伺いして,1回目の質問といたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  森田議員の御質問にお答えいたします。自治会運営についてという御質問でございます。その1にお答えをいたしたいと思います。

 本市の自治会組織は,現在頴娃地域79,知覧地域75,そして,川辺地域が議員がおっしゃるように,自治会長がいない自治会を含めますと117でございます。議員の御指摘のとおり,川辺地域以外でも少子高齢化等により自治会運営が困難な自治会が見られるところでございます。

 行政といたしましても,このような自治会につきましては,統合等を含め進めていくことが最も必要と思われますが,行政より統合・再編を推進することはできないのは現状でございます。

 このようなことから,自治会のあり方や将来を見据えた対策が必要となることから,平成23年度に自治会活性化市民検討会の設置を行いまして,それらについて市民とともに検討を行っていきたいと考えておるところでございます。

 また,自治会住民の意向があれば行政といたしましても協力し,安心・安全に過ごせる地域を目指して,自治会の運営を後押しし自治会との協働によるまちづくりを行っていきたいと考えているところでございます。

 その2についてお答えをいたします。ひとり暮らしの老人,あるいは要援護者に対する安全対策となりますと,自主防災組織の中で「避難者リスト」で氏名等を把握し,災害時や火災発生時には組織内の救出救護班がその家に向かうなど対策をお願いをいたしているところでございます。また,災害時要援護者の登録を行い,緊急時に避難漏れ等がないように避難誘導,安否確認等や日常生活での声かけ,相談等を避難支援者にお願いいたしております。

 携帯型無線非常通報器の整備につきましては,平成21年度以降の放送施設整備事業で自治会放送施設の無線化を実施している自治会の個別受信機につきましては,そのような機能を追加できますが,現在では一部自治会で導入されているだけで,ほとんどの自治会で導入をしておりません。なお,平成20年度以前に整備されました施設につきましては,有線,無線に限らず,別にこの機能を追加整備しなければ利用できないところでございます。

 また,緊急時の連絡手段といたしましては,福祉課で導入いたしております「緊急通報システム」がありまして,旧町からの継続分を合わせますと69件設置されております。

 今後,緊急連絡手段といたしまして,これらも含め再度検討をしてまいりたいと,このように考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後1時35分休憩

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午後1時40分開議



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(森田隆志)  まず,自治会の現状についてお尋ねをしていきたいと思います。

 自治会機能の低下している自治会,それから,もう既に存続が困難になっている自治会,そういう自治会がもう混在といいますか,存在していると思われるわけですが,そして,また近い将来運営が立ち行かなくなる,これから先非常に難しくなると見込まれる自治会,その辺につきまして,数といいますか,どの程度あるか御答弁をいただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,集落機能の維持が低下,あるいは困難となっている自治会等についてお答えいたします。

 まず,集落機能の維持の低下ということでございますけれども,これにつきましては,私どもが数値的なもので判断いたしておるのが16でございます。この維持が低下というのが,各自治会の人口が30人未満,かつ世帯数が20世帯未満,あるいは高齢化が通常は50%と言うんですけれども,3分の2以上ということで66.7%以上の部分のとこ,集落について,自治会について維持が低下しているというふうに把握いたしております。

 それから,集落機能の維持が困難ということですけれども,これにつきましては,先ほど申し上げました人口が30人未満,それから,かつ世帯数は20,そして,高齢化率が66.7で65歳未満の人口がもう5人未満だというようなもう本当に維持をしていくにはもう困難と思われる部分のところにつきまして,7つの自治会と考えております。合わせますと23の自治会が機能が低下,あるいは困難になっているというふうに把握をいたしておるところでございます。



◆議員(森田隆志)  今低下している自治会,それから,困難となっている自治会,近い将来ここに入る予測が立つ自治会というのは,今はもう課長は答弁をされなかったですが,そこはいいとしまして,総合計画の中で自治会の活性化,再編等についても出されているところがあります。それから,総合計画と行政改革大綱の中にも自治会についてのところが位置付けられておるわけですが,どのように総合計画,それから,行政改革大綱等で位置付けておるのか,そこを説明いただきたいと思います。



◎企画課長(金田憲明)  それでは,市のほうで策定しております各種計画等がございますけれども,その中における自治会等の活性化に向けた考え方というのについて答えさせていただきます。

 まず,一番もとでございます総合計画でございますが,総合計画の中では現状と課題というものを地域組織の基本となる自治会に対し,その活性化を促すためコミュニティ活動奨励金を交付しています。

 それから,自治会の中には,自主的に活発な活動が行われているところがある反面,連帯感意識の希薄化による活動の低下,あるいは少子高齢化や過疎化が進行し,自治会運営活動に支障を来すようなところも見られます。地域コミュニティ組織やまちづくりの基礎として重要な役割を担うことから,その活性化を図っていく必要がありますということで,現状と課題をとらえております。

 そして,その施策の展開でございますけれども,コミュニティ活動奨励金の交付,これにつきましては,継続をしていくということでございます。それから,自治会施設整備の充実ということも図っていくというふうに述べております。

 それから,校区,地区公民館と自治会との連携という部分がございます。それから,地域自治組織の活性化というものがございますけれども,その中におきましては,地域自治組織の活性化については,少子高齢化,過疎化が進み,自治運営活動に支障を来している自治会の活性化に向けた対策を検討する組織体制を整え,行政と自治会の協働による地域活性化対策を検討しますというふうに施策の展開は述べております。

 それから,集中改革プランの中でございますけれども,行政改革大綱の中の集中改革プランの中ですが,地域自治活動の活性化という項目の中で,少子高齢化,過疎化が進む校区・地区公民館,自治会の活性化に向けた対策を検討する組織体制を整え,行政と自治会の協働による地域活性化対策を図ることとしていますというふうに述べております。

 それから,もう一つは,先般,昨日議決いただきました過疎計画の中におきましても,集落の整備という項目を設けまして,自治会の活性化を図っていかなければならない,図っていきますというようなこと等を記載してあるところでございます。

 以上でございます。



◆議員(森田隆志)  今決められた市が目指そうとしているところを出していただいたわけですが,要するにその自治会の活性化とか,その維持存続の確保というようなことの見地からすれば,その辺につきまして,再編・統合を図っていくという文言ははっきり言って見受けられないわけですよ。で,そこは今市長の答弁の中にありましたけれども,行政より統合・再編を推進することはできないのが現状であります,というような答弁であるわけですが,果たして行政としてはそこを進めていくわけにはいかないということでいいのかということです。上からといいますか,市としまして,強制的な再編等はできないと思いますよ,当然。できないと思うんですが,そこをできないというようなことで言い切っていいのかというような,これ大きな問題ですよね。そういうことであれば,自治会運営の存続が非常に難しくなっているところの自治会はどういう対応を図っていくのかというような,どのように思われますかね。どういうふうにしていけばその解決ができると思われますか。そのまま放っておくわけにはいかない,これは市はもう放っておくわけにはいかないということになってきますよ。そういうことに対してどのように対策をとっていくかということ。その辺がまだ出てきませんよね。23年度に自治会活性化市民検討会ですか,の設置を行いというようなこともこの1回目の答弁の中に入っておりますが,検討会ができて,それはもうそれでこの件につきましては,その辺で解決を図っていくということで結構だと思いますが,はっきり申しまして,余りにも検討会の立ち上げが多過ぎるというふうに思います。すべての案件に対しまして検討会を立ち上げて,それで解決をしていこうというようなことであれば,それは一つの言葉としてはそれで結構ですけれども,どのように市としては考えているかという一つの方向性が見えてこないんですよ,ここの場所では。ですから,そこは市として,どういうふうに例えばその対策としてはとっていくんだというそのことをいただかないと,なかなか納得ができないというふうに思います。答弁があったらいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  いろんな形で今合併して3年が経とうとしておるわけでございますので,いろんな施策を模索をしている状態ということでございます。この検討委員会もいろんなのをお願いをして立ち上げておるわけですが,余りにも多過ぎるからというようなことでございますが,もうやはり先ほども申し上げましたように,市がこことここは合併してくださいとか統合してくださいとか,そういったことはなかなか言いづらいことでありますので,やはりこういった住民の方々の代表の方々に,いろんな形で検討をいただき,そして,また御提言等もいただければ,スムーズにそういった議員がおっしゃるような形で進んでいけるんじゃなかろうかなというふうに思っております。私の近い集落でも,もう人がいなくてどんどん役が次から次回ってくるというようなお話等も聞きますが,そうだから何とか合併しなければいかんというような話まではいかないところでございます。だからそういったことで,心には思っていらっしゃるんだけども口には出せないというようなこともあるのではなかろうかなというふうに思いますので,やはり住民の方々に,いろんなそういう問題提起をしていただければ,統合等もスムーズに行くんじゃなかろうかなというふうに思っておるところでございます。



◆議員(森田隆志)  他市の例を挙げるわけじゃないですけれども,他市の例を挙げます。隣と隣の日置市です。日置市です,日置市。本市よりも若干合併が早いでした。で,合併して何年度って書いてあったかな,とにかく自治会数が100減ってるんですよ。もう既に。で,どうしてその自治会数がそんなに減ったかということを申しますと,今南九州市と全く同じような状況でございます。単位自治会の数が多過ぎる。中には消滅してしまう自治会がある。そういう現況の中で市としてその自治会の活性化,それから,存続を進めていくためにどうやったらいいかというようなことで,行政としてもかなり大胆な動きをとっております。ですので,今市長が申された,その市としてこうして合併をしてください,統合してくださいというのはなかなか市としては申し上げにくいというようなことを言いましたけれども,自治会合併につきましては,当然自主的な動きの中で合併がなし得ていかないといけないのは当たり前のことだと思います。行政のほうが無理やり合併を進めるというわけにいかないのは当然なことだと思うんですが,その機運を盛り上げる方法として,やっぱり行政として一つの方向性といいますか,指針を出すのが大切なことだと思うんですね。それとまたもう一つ,南九州市じゃない旧知覧町でも市長やられていたんじゃないですか,昔は。合併補助金というのを。旧知覧町時代にやられていたんじゃないですか。御存知でなければまた後で調べていただければ結構ですけれども,日置市の場合は,ちょっと読ませていただきますけれども,「防災・防犯活動など住民の安心・安全や地域づくりの核と期待される自治会が,一方高齢化で役割を果たせない組織が増えております。住民生活の基礎単位である自治組織をどう再構築していくかが課題である」,これは全く本市と同じです。

 それから,「住民自治の基礎単位であり,共生・協働のパートナーである自治会には,一定程度の規模が必要である。として再編を促進し,役員報酬や運営資金など各地域の実情に応じて特別交付金を出し,住民の決断を促した」というようなことも書いてあります。ですので,補助金関係も出ているんですよね,交付金を出してというようなことで。それから,加えて市長自ら各会合に赴いて説明をして再編の後押しをしたというようなことなんですよ。ですので,私が言いたいのは,市として強制的な合併を促進していきなさいということではないです。合併をやりたいんだけれども,やりようにもなかなか腰が上がらない地域があるとすれば,そこは市として後押しするような施策は必要だということを言ってるんですよ,市長。そこを何とかやっぱり示していただかないと,なかなかその自治会合併というのは進まないまま,旧川辺町におきましては,自治会長の存在しない自治会を含めて117と言いましたよね。直送で行政文書も送らないといけない自治会があるのはもう御存知だと思います。そういう現況がある中で,知覧町,頴娃町と比べますと,格段に自治会数の多い,先ほど最初に申しましたように,昔の小組合,それから区制をそのまま引き継いで,今の自治会に南九州市の自治会になっている状況がそのまま残っているわけです。で,このまま置いておきますと,直送で送らないといけないような自治会がどんどんどんどん増えてくるというような現況があるわけですよ。その辺とあわせて自治会の再編・統合に向かう市の姿勢というのを今答弁をいただきたいというようことで言っているわけですので,そこについて今市長がおっしゃるなかなか進みにくいというような,その答弁では,これはやった意味がないですから,今の現状等も踏まえて,もう1回答弁をいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  この23年度に自治会活性化市民検討会を立ち上げるというようなことは,これは市民に対してもそういった何というんですかね,今の現状維持できないような集落に対しては,大きなメッセージになるんじゃなかろうかなというふうに私は思っております。市もこういうことを真剣に考えているんだよというようなことで,メッセージになるんじゃなかろうかなというふうに思っております。この集落の合併もそうですが,今は自主防災組織を100%に,もう頴娃は100%なんですが,川辺地域,知覧地域100%にこれをやっていこうということで鋭意取り組んでおりますが,このことについても,一集落でできない,また,ちょっとまとめてやったほうが効果的であるというようなところがあれば,そういったことで一集落だけの自主防災組織でなくて,近辺の二,三の集落を包含したこの自主防災組織ということも進めておるところです。そういったこともやりながら,皆さん方のその思いを市のほうにぶつけてもらうというんですか,市としてはこのようなことも検討会をしながら,皆さん方が満足な集落活動をできるように取り組んでいるんですよというようなメッセージにもなるんじゃないかというふうに思いますので,こういったこともいろんな嘱託委員会あたりにも,このことを皆さん方によく理解していただくように努力をしていきたいというふうに思います。



◆議員(森田隆志)  旧知覧町の厚地地区,厚地,ちょっと前ですよね,あそこが九つの集落が一つになって今厚地の一つの公民館になっていますよね。あそこは自主的に合併されたところですよね。ですから,現状を踏まえてそういう自主合併をしていく地域もあるわけですが,その辺もあわせまして,先ほど申しました旧知覧町時代の自治公民館合併補助交付金規則もここで見つかりました。昭和45年に制定をされています。平成5年まで,平成5年3月31日までこのような交付金で,具体的に金額まで出てます。で,こう補助金をあげますよという,こういう規則までつくって旧知覧町がどうも合併を進めた,自治合併を進めたみたいです。私は自分の出身町であります川辺町の現状を見まして,このままではいけないというような自治会もあります。そして,また自分の住んでるとこのすぐ近くに,実を言うと一緒になればいいんだけれども,なかなか腰を上げるに上げられないという,本当は一緒にやりたいんだというような一つの先ほど言いました区という制度があるものですから,1区が1自治会になろうと,しよういう気持ちはあるんだけど,なかなか腰が上がらないという地域が実際もあります。それから,もう一つ,ひょっとしますと,来年度,もう23年がすぐそこですから,そこらあたりでもう一緒になろうという話をしている自治会もあるわけです。そういう現状も踏まえて,決して市がAとBと一緒になりなさいということは言わなくても,そういうことをやろうという機運はあるところはあるんですよ。

 ですので,私は本当きょうここで言いたいのは,そこについた強力なメッセージですよ。市としてのメッセージを示す,出す必要があるというふうに市長思いますので,その辺をお金でつるわけじゃないですが,なかなか体力もいるわけですよ,一緒になるというのは。そして,一緒になれば公民館等の整備もありますし,運営上の問題も出てくると思います。その辺につきましては,22年度の予算でも当初予算で1億2,000万円ぐらいの自治会計費の中で人件費がやっぱり予算化されておりますよ。

 ですので,一番最初企画課長が言ったのは,その行政改革というような目線で見ても,これは大きな課題だというふうに私は思うんですよ。どのように改革を進めていくかというようなことになれば,基礎的なコミュニティである自治会が,やっぱり市のニーズに合った形に,市のニーズというといけませんが,やっぱり活力ある明るい地域づくりを進める上では,このままではいけないというところがあるという現実をとらえていかないとだめだというようなことで,そこをリードしていく市の姿勢というのは大事なところだと思います。ですので,例えば,その自治会長さんのその人件費に当たる報酬等の予算につきましては,例えば時限的に,それと大体見合っただけの,その合併されたところについては,ある意味補助金といいますか,運営上やっぱり立ち上げていく中で必要な経費も要るでしょうから,そういうものを制度的に設立をしていくこと,これはもう市の取り組みですから,それ十分できていきますよ。先ほど言われました自治会のその活性化市民検討会ですか,この辺で内容については検討しますと言えばそういうことでございますが,一つ一つ上げてみてもそういうのはもうすぐ出てくる,言えば考え方,案だというようなふうに思います。

 ですので,早くやっぱりそういう整理をして,我々が南九州市として捉えて,自治会の一つの単位,それから,地域コミュニティの基礎的なコミュニティの力強さ,それから,その活力というのを考えれば,このままではいけないというのはもう目に見えておりますので,ぜひその辺につきましては,十分研究して,検討して,市としてはこういう姿勢で臨むんだというのを出していただきたい。そのように思います。どうですか,市長。



◎市長(霜出勘平)  まず,議員が示していただきました旧知覧町の取り組みについては,私は勉強不足で知らないところでございました。大変申しわけなく思っております。そういえば,厚地地区,それから,上別府地区,浮辺地区,そういったことで大体そのようなことが起こっておりますが,もう自然にそういうことはできたのかなというふうに思っておったところです。これからも勉強をしていきたいというふうに思います。

 これは本当に大事なことでございますので,嘱託員会あたりでもこういうようないろんな御提言もあったんだというようなことを広くお話をしながら,そういったことであれば,いつでも市のほうとしても応援をしていきますと。いろんな形で相談にも乗っていきますというようなことを申し上げながら,これはやはり推進していくべきだろうというふうに思っております。それにやっぱり受け皿が必要でございますので,今後におきましては,内部のほうでいろんな拠点施設の問題とか,公民館活動費,人件費,そういったものについてもこれから真剣に取り組んでいきたいというふうに思います。



◆議員(森田隆志)  2番目に行きたいと思います。

 自治会無線,川辺地域で結構です。自治会無線放送施設の整備率はどのぐらいになっておりますか。



◎総務課長(福吉良夫)  自治会無線組織でございますが,自治会はそれぞれ以前は集落有線放送がそれぞれ変わりまして無線化をされているわけですけれども,自治会の放送施設は,すべて設置されておりますけれども,最近無線化は20年度からされておりますので,組織率は100%だと思っております。無線化の組織率はここに数字を持ってきておりません,後をもってまた数字はお答えしたいと思います。(「大体でいいですよ」と呼ぶ者あり)合併後,旧頴娃地域から始まっておりますので,(「川辺地域」と呼ぶ者あり)川辺地域,若干数字的には低いですので,ここに数字を持ってきておりませんので,申しわけございませんが,後をもってお答えしたいと思います。



◆議員(森田隆志)  今無線化を進め方であるというのは間違いないですよね。無線化を進め方だというようなことで,本年度も幾らだった,三,四千万,ちょっと待ってくださいね,そこの予算につきまして4,100万円,要するに4,100万円の予算がついておりますし,これは頴娃町も知覧町も,知覧町は100%ですか,ということになれば頴娃町,それから,旧川辺町,その辺の無線化を図っていくための予算だというふうに思うわけです。で,旧川辺町におきましては,平成5年の川辺地域は台風によりまして大災害が起きたことがございます。その災害を機に防災行政無線のもちろん設置と,それから,各戸1個ずつ個別受信機の設置も行政として進めました。今無線化が進められておる状況でございますが,その個別受信機につきましては,無線化が図られた地域についてはどのような処置をしておりますかね。



◎総務課長(福吉良夫)  防災行政無線の従来からついております個別受信機の取り扱いだろうと思いますが,無線化をされますと,従来からあります個別受信機は今回設置する無線機は両方消えるわけでございますので,個別受信機については,防災行政無線の要綱からしますと,それぞれ各家庭に1台ずつ貸与,貸しているわけでございますので,2台は要らないと思いますので,返還をしていただくということになります。



◆議員(森田隆志)  引き上げを実施するということだと思いますが,かなりの量がもう役場のどこかにかためられているんじゃないかというふうに思いますけれども,これが川辺地域は100%になりますと,6,500ぐらいの個数がありますから,その台数がそのままどういう後利用をするのかわかりませんが,引き上げられるということですよね。そういうことになってくると思います。そうなった場合,今課長の答弁の中にありましたが,防災行政無線の受信については,今進められ方である各自治会の有線施設の無線化による受信機が市の行政無線を受信するという形でよろしいですか。



◎総務課長(福吉良夫)  いま現在,各自治会が設置してあります無線化,これに防災行政無線はそれぞれ自治会長さん,あるいは自治会組織の中心部で受信されたものが,各家庭へ放送されるという仕組みになっております。



◆議員(森田隆志)  そこで,私はよくわからないのでお尋ねしますが,防災行政無線は後ろ盾になる上位法ですよ,法律,関係法を見てみますと,多分電波法,それから,災害対策基本法,それ等において自治体が防災行政無線の設置を全国ほとんどの自治体がやって設置しているというような状況じゃないかと思うのでございますが,その上位法に基づいた防災行政無線の設置と,それから,今課長から説明をいただいたその地域の自治会の無線施設と,そこにある個別受信機という形になるわけですけれども,そこについては関係法に基づいた設置義務というのはないのかどうか,そこをちょっと確認をしたいところでございますが,どうですかね。



◎総務課長(福吉良夫)  関係法となると私も詳しくわかりませんけども,防災行政無線のシステムとしましては,そもそもの根拠といたしましては,日本国は地震,台風,豪雨,津波など災害が多いということで,国におかれまして災害が発生した場合の災害の現場の位置や状況をいち早く正確な情報を地域住民に伝達する必要があるということから設置されたものと思われます。

 こういうことで,今議員言われるように,災害時に起こる電波法の役割,あるいは災害対策基本法に基づく設定,実態に沿った防災行政無線のシステムを構築すると,こういう三つの基本から成り立っていると伺っております。そういうことで市町村における市町村防災行政無線につきましては,昭和53年に整備を開始されたと私も聞いておりますので,こういう防災システムの流れから,それぞれ全国各地市町村防災行政無線が設置されたと聞いております。ただし,先ほどから言われるように,このシステムについては,高額な予算を必要とするために,現在のところ日本で約8割程度は防災行政無線システムを設置していると聞いております。



◆議員(森田隆志)  ちょっと横道に入りそうな感じがしますので。要するに災害時の体制として,防災無線を設置をし,防災無線による体制づくりを市としてつくっておるわけですが,その災害時の体制としての事業の進め方に,集落内の,簡単に言えば有線放送の無線化の,その集落の財産である子機,受信機を使った災害時の体制の進め方で,そこに問題はないのかどうかというのを一つだけ確認をしたかったんです。今まで川辺地域は,自治体が個別受信機の設置までしておりました。今回その整備を事業を進めるに当たって,自治会単位に補助金としてその事業の補助をしていきますよという形をとっておるわけです。その財産は自治会の財産になってきます。その自治会の財産のそのシステムの中に今の防災行政無線のその事業を入れ込ませた場合に,そこについて災害時の体制のとり方で問題はございませんかというのを確認したかったわけです。そこについてはどういうふうに思われますか。



◎総務課長(福吉良夫)  今までついておりました防災行政無線は,今議員言われるように,それぞれ旧町ごとで購入し,備品としてそれぞれの自治会で使用しとったわけですが,新たな防災行政無線につきましては,市がそれぞれ独自で採用し,それに対して市は2分の1の補助をして設置するという方法でございます。

 しかしながら,そういうやり方でございますが,肝心なのは災害が起きた場合に,市民にいち早く情報を伝達するというのが一番の目的でございますので,目的からすると市の防災行政無線が自治会の防災行政無線に乗っかって行うということで,それについては問題はないと思いますが,市の備品と市が購入したものとの関係を今聞かれているわけですので,そこらあたりは市としても半分は補助をして実施しているわけでございますので,市民に対しての情報を的確に早く伝達するということを考えれば問題はないのではないのかと思います。



◆議員(森田隆志)  その条例等のまた解釈の仕方も出てこないといけないといいますか,川辺地域防災行政無線管理運用規則の中に,先ほどから言っております個別受信機という用語ももちろん今ありますから出ておりますし,それが100%その施設が整っていけばこれはなくなっていくということになってきますが,その法的な根拠につきましては,私はそこまで先ほど申しました2法が,その個別受信機まで及んでいるのかというのは,多分及んでいないんじゃないかというふうに解釈をしておるわけですが,ということになりますと,ここで書かれているこの拡声支局ですかね,集落内に外に向かってやっている,あそこまでの法的な及ぶ範囲が,なのかなあというような,その辺がわからなかったものですからお尋ねしたところなんですが,当然100%そこの事業が進んでまいりますと,第2条の(6)については削除しないといけないというような形にもなってきますので,それはそういうことで,ちゃんとした説明といいますか,答弁が今ではいただけなかったような気がいたしますんで,また後もってわかったときは教えていただきたいというふうに思います。

 それから,それはもうそれで置いておきます。ちょっところっと変わってしまいますが,これも川辺地域で結構ですので,独居高齢者の世帯数,それから,在宅高齢者アドバイザー訪問世帯数,それから,自主防災組織の要援護者数,を教えていただきたい。福祉課ですかね。



◎福祉課長(君野悦郎)  ひとり暮らしの高齢者の世帯でございますが,これにつきましては,1,151です。それから,アドバイザーの訪問対象者数につきましては,662。それから,災害時等の要援護者数でございますが,川辺地域338でございます。

 以上です。



◆議員(森田隆志)  自主防災組織の要援護者数が338ですか。



◎福祉課長(君野悦郎)  338と申し上げましたのは,災害時等の要援護者数でございます。



◆議員(森田隆志)  今の1,151,662,338人に対しまして,福祉課のこれも事業でございますが,緊急通報システム事業というのがございますよね。その内容と,それから21年度で結構ですので,実績を教えてください。



◎福祉課長(君野悦郎)  これにつきましては,高齢者等が,おおむね65歳以上でございますけれども,ひとり暮らしの老人で,この緊急時に電話を回せない,あるいは外に大きな声が出せない,あるいはどうしても動きがというような方々について,受話器をとる,あるいはボタンを押す,これにおいて消防のほうに通報が行くようになっております,直接。それで,消防のほうから,どういたしましたかという伺いをしながら,本人が話せない状況があったときには,それの協力員という方々が3名いらっしゃいます。その協力員のほうに消防から連絡が行きまして,安否の確認をしていただく。場合によっては,その安否の確認をしていただいた協力員から連絡で,消防のほうから救急車等がこの応援に走るというような状況で,もしものときに対応するというシステムになっております。

 これにつきましては,現在まで川辺地域で16台設置をいたしまして,現在稼働しているのは,亡くなった方等もいらっしゃいますので,11台が稼働をいたしております。



◆議員(森田隆志)  その先ほど言われた数と比べれば,非常に少ないというようなことが言われますよね。おおむね65歳以上の方々にそういう緊急通報システムを事業ができるというようなことであれば,なぜこんなに少ないか,ちょっと疑問なんですが,自主防災組織の中で,今先ほど言いました集落内の無線化の話とあわせて,緊急通報システム設置を希望しているところもかなりあるわけですが,この福祉のこの部分で,この台数で,この程度の実績だという,その原因は何ですか。



◎福祉課長(君野悦郎)  原因がこれですということで,私どももその突き詰めたことはございませんけれども,一つには,この緊急通報システム,私どもは民生委員等にお願いをいたしまして,毎年1回,こういうものがございますよという制度の趣旨を説明いたし,その上で高齢者のところに訪問をして,必要と思われる人には紹介をしてくださいというふうにはしております。

 しかしながら,これには,この住民税が非課税の方については負担金はゼロ円でございますけれども,段階的に,例えば一番多いところで住民税を8万以上納めていらっしゃる方,これは工事費1台当たり4万6,200円かかりますけれども,それだけの負担が必要だということ等もあるというふうには思っております。



◆議員(森田隆志)  それで,危機管理室と福祉のほう,福祉課のほうで,自主防災組織の設立に当たって,要援護者のその員数を,自主防災組織の中にその数と氏名も出していただきたいというようなことでやりながら,その防災組織の設立,先ほど市長が答弁されました,100%自主防災組織を設立に向けて,今やり方だというようなことであったわけですが,その中で,その集落の先ほど言いました無線化,自治会無線放送施設の中で2分の1補助,その施設補助の中に,福祉課の今言われましたその緊急通報システムと同じシステムをその無線化の中で同時に設立ができる,整備ができるというようなことであるわけなんですが,その2分の1補助の中にその通報システムが補助の俎上に載っていないんです。市長,そこがなぜ,その2分の1を補助をやるということで事業を進め方なのに,高齢者の方に,グリップコールといいますが,緊急通報システムをばその補助の体制の中に入れてないのかということが,この整備がなかなか進まない原因の一つでもあるというようなふうに思っております。

 福祉のほうで,そこが,その65歳以上,希望者がありゃすべて対応できますよということであれば,もう何も言うことはないわけですが,今課長から答弁がありましたこの程度の普及率でしかないわけです。毎年度,その自治会放送施設の無線化を図りながら進めているその中に,これから先も,その今言う高齢者に優しい,そういう緊急通報システムをば整備したいという自治会が間違いなく出てきます。そこを今のところは2分の1補助の対象にはなっていないということですが,これから先が,そこを,それまでその補助対象にしていただきたいという声が,かなりのやっぱ声があるわけです。

 そこにつきまして,どのように,福祉課の見解も求めたかったのは,どうしてそんだけしか整備されていないのかというようなこととあわせて,危機管理のほうでも,これは地域防災等々を考えますと,防災の見地,それからいわば高齢者の方々の身体上のその安心・安全な地域づくりを進める上でのその見地から見ましても,両方からお互いがすり合わせをしながら,その整備を進めていかないといけないことだと思っております。

 そこにつきまして,なかなか各課で対応しますと物事の押し合いになってきまして,なかなかその整備が進まないということなんです。市長の見解をきょう求めたかったのは,そこについて,やっぱり市長として市を預かる,この南九州市の中でどういう事業を進めていくかということで,どのように対応していくかということで,統一的な議論として出して,ぜひその補助の俎上にも載せていって,整備を図るというようなことを求めていきたいと思うところでございます。

 そこについて,市長,答弁をいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  この無線化については,こういうことでどんどん進めていけたらというふうに思っておりましたが,今議員がおっしゃるように,この緊急通報システム,このことについては考えが及びませんでした。これも本当大事なことですので,あわせていろいろな形で,この危機管理,福祉,いろんな形で庁内で協議をして,前向きに検討していきたいというふうに思います。



◆議員(森田隆志)  市長,総務課部局,それから福祉部局ありまして,その横の連携がなかなかうまくいかないということであれば,そこは両方を調整するのはもう市長の仕事だと思いますから,ぜひそういうことで事業の推進を図っていただきたい,そのように思います。

 ちなみに,こんなものですので,どうかよく後でまた,カタログを持っていると思いますから見てください。

 もうこれで大体終わったところでございますが,最後に,先ほどから申し上げておりますように,南九州市が霜出市政になって,同僚議員も言っておりますが,ちょうど3年,あと1年というときになってきたわけですよね。市政運営の中で一番大事なそのコミュニティーの創設というのを考えますと,自治会の再編等を含めて,自治会のそのいわば自治力の強化というのを進めないといけないというのも大きく出てきますし,それから地域の実情に即した制度,体制づくりをやっぱりやっていかないといけないということだと思っております。

 先般といいますか,きのうですね。文教厚生常任委員会の所管事務調査でもありましたけれども,校区公民館に行政機能を持たせるということであれば,その特に川辺地域においては,自治組織の上に昔から区の制度がのっかっておりますから,実情を加味した地域組織のつくり方を進めていけないと思っております。そしてまた,そのような中において自治会機能の強化・再編を図っていかないといけないということだと思っております。

 今,先ほど言いましたそのグリップコール,緊急通報システムの整備等も含めて,その自治会活動に対するその進め方について,市長の考え方をもう一回聞いて,終わりたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  この校区公民館につきましては,もう頴娃地域,知覧地域,名前は,頴娃地域のほうは地区公民館と,知覧のほうは校区公民館ということであって,これまでやってきたんですが,川辺地域については,議員がおっしゃるように区制ということで,区がすべてをやっていた。その中で,今後,旧3町が足並みをそろえるには,川辺地域にも校区公民館をつくっていただいたほうが,いろんな形でスムーズに,いろんな形で行政が推進できるということでお願いをしたところでございます。

 だけれども,現在あります頴娃地域,川辺地域,知覧地域についても,その中身はなかなかもう全然違っている,大きく違っているわけですね。そういった形で,今3つの地区・校区公民館を設置ができたところでございますけれども,これからは,やはりいろんな形でこの統一というんですが,大体同じようなシステムにしながら,これは推進をしていかなければいけないというふうに思っておりますので,またこれは検討委員会かとおっしゃいますけれども,やはり住民の方々の意見をお聞きしないことには,これも推進ができないわけですので,教育委員会あたりでそういった住民の意見を聞くというような場を設けて,これから進めていかなければいけないというふうに思います。

 これが一番基礎となる,南九州のこの基礎となる団体でございますので,これがうまく機能しないと,南九州市のいろんな発展にも障害が出てくると思いますので,このことについては23年度ですね。そのようなことを内々には今話をしておりますので,具体的には教育委員会のほうで,どのようにしたほうがいいのかということで早急に検討してもらいたいというふうに思っております。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後2時23分休憩

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午後2時35分開議



○議長(田之脇厚)  再開します。

 次に,加治佐民生議員。

  [20番議員加治佐民生登壇]



◆議員(加治佐民生)  いよいよ本日6番目になりました。私は,先に通告してありました2件について質問いたします。

 まず1件目は,ヤンバルトサカの蔓延防止についてであります。

 10月号の広報南九州を見ると,本年度は,昨年度と比べてヤンバルトサカヤスデの大量発生が見られ,以前は越冬しないと言われていたが,近年の暖冬の影響で越冬することが確認されているそうです。生息範囲は年々拡大し,薬剤の駆除等を行っているが,現在のところ,絶滅の方法は見つかっていないとのことであります。

 また,11月21日には,JR指宿枕崎線の御領駅から石垣駅の間で,枕崎行き普通列車が,大量発生したヤスデのために車輪が空転し,75分の遅れが生じるトラブルがありました。

 そこで,市内各地で蔓延し,市民生活に不快感を与えているヤスデの現状と今後の対策はどのように進めるのか,市長の答弁を求めます。

 次に,この議場に猟友会長さん,それから猟友会の頴娃支部長さんがおられますが,僣越ではありますが,有害鳥獣被害対策について質問いたします。

 農水省は,9月13日,鳥獣被害対策全国会議を開き,その中で,野生鳥獣は生息範囲を広げ,農作物被害金額は約200億円で高どまりしているということであります。

 本市においても,イノシシなど有害鳥獣の被害が増加していると思うが,獣害を受けた農家,特に高齢の農家は生産意欲を失い,新たな耕作放棄地を生み出すことも考えられます。

 特に,イノシシは,人里に現われ,稲をなぎ倒し,サツマイモを掘り返し,行動範囲も広がりつつあり,被害に悩んでいる住民からの苦情の状況と被害防止対策はどのように進める考えか,市長の答弁を求めます。

 あとは自席で対応いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  加治佐議員の御質問にお答えいたします。

 まず,1点目のヤンバルトサカヤスデ蔓延防止対策についてお答えをいたしたいと思います。

 ヤンバルトサカヤスデの蔓延につきましては,年々その生息範囲は拡大の一途をたどっておりまして,本年10月には川辺地域におきましても成体が確認をされまして,既に群遊も見られ,一部住宅にも侵入している状況であるようでございます。

 住民の情報や職員等の調査で確認した生息範囲は,市内全域で平成22年11月1日現在,5,491ヘクタールと推定をされております。しかしながら,発見されずに生息している地域等もあると考えられますので,生息範囲はまだ広範囲に及んでいると思われます。

 先ほど議員のほうからもお話がございました。11月21日には,JR指宿枕崎線でヤスデ大量発生によりまして列車が運休するという事態も起きております。

 ヤンバルトサカヤスデは,本市だけに限らず,近隣の枕崎市,指宿市,南さつま市,鹿児島市でも大発生をいたしております。

 このような状況の中,市民の皆様には説明会などを開催し,発生地域からの土壌や草木の移動等の禁止や草払いなどの環境整備をお願いしておりますが,ヤスデの生息範囲の抑制は非常に厳しい状況でございます。

 今後の対応といたしましては,薬剤の適量散布を促すために,今まで無償で配布しておりました薬剤につきましては,来年度から一部個人負担をお願いしていく計画でございます。

 次に,有害鳥獣の被害対策強化についてお答えをいたします。

 最近,新聞等で,県内各地で有害鳥獣等による被害が増えているとの記事をよく目にいたすところでございます。

 本市におきましても,たびたび有害鳥獣による農作物等の被害が発生いたしておりまして,ほぼ1年を通して駆除・捕獲の依頼が来ております。

 平成22年度を例に見ますと,被害報告及び捕獲依頼によって捕獲指示書を発行した回数が,現在までにイノシシ16回,タヌキ・アナグマ19回,カラス9回でございますが,平成21年度に比べますと捕獲依頼の回数はやや少なくなっております。ただ,イノシシに限りましては,昨年度より50頭ほど多い捕獲頭数となっておりまして,イノシシの生息頭数が多くなってきているとの見方ができるところでございます。

 現在の駆除・捕獲は,市の猟友会の有害鳥獣駆除隊員に依頼をいたしまして捕獲を行っているのが現状でございますが,猟友会員も高齢化してきておりまして,今後は,ますます少人数になっていくことが考えられ,捕獲体制の維持が難しくなることも予想されるところでございます。

 このような状況の中,有害鳥獣の被害を最小限に抑えるためには,有害鳥獣のすみかとなるような集落周辺の耕作放棄地,荒れ地を解消する必要もあり,住民の方々にも率先した自衛策を講じていただく必要があります。

 また,現在の捕獲体制には限界もあるため,住民の方々にも「わなの免許」を取得していただき,自ら捕獲し駆除を行うなどの方策も推進していきたいと考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(加治佐民生)  まず,ヤンバルトサカヤスデでありますけれども,以前,平成20年12月の議会で,平成19年度までに旧町を含めて5億円の経費を投入しているということがありましたが,22年の10月までに幾らの経費を投入されたか,わかっていれば教えていただきたい。



◎市民生活課長(折田盛彦)  平成22年度までの予算でありますけれども,21年度までが決算であり,22年度はまだ予算の途中でありますけれども,南九州市におきましては5億6,659万6,000円というふうになっております。



◆議員(加治佐民生)  事務局からいただきましたこの資料を見ますと,こういう地図で生息の範囲をあらわした図があるんですが,これは生息マップというふうに考えていいんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  お示ししてある地図につきましては,私どもの市民生活課のほうで調査をしたマップでありまして,基本的には山林原野,家屋等が主であります。一部農地等も入っておりますけれども,農地については当初から除外をしてあるというような考えであります。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  この色の濃淡がありますが,これはその繁殖数の量の差でしょうか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  濃淡がある分につきましては,年次ごとにヤスデが広がっていっているマップとなっております。ピンクが当初からある分,それから一番この白黒ですかね。(「白黒です」と呼ぶ者あり)一番薄いのが当初から発生している地域で,色が黒い地域が最近発生している地区というふうに理解していただきたいと思います。



◆議員(加治佐民生)  このマップを市民の方に配布して,生息拡大防止策という考えはないですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  この生息図につきましては,現在まで私ども市民生活課のほうの係のほうで確認をいたしているものでありまして,先ほども言いましたように,農地等は含まれておりませんし,なおかつ,このヤスデにつきましては,今いろんなところで発生をいたしておりまして,私どものほうで確認してない地域があるやもしれません。

 そういったことで,この地図の一番上に示してあるように,この地図のマップが,現在ヤスデが発生していますよというようなことで,これを証明するという意味ではないというようなことで御理解をいただきたいと思います。



◆議員(加治佐民生)  確かにそうでしょうけど,わかっている範囲で一応示す必要はないと考えますか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  先ほどと同じような答弁になるかもしれませんけれども,先ほど申しましたように,これ以外にも繁殖地が,発生している地域があるやもしれませんし,なおかつ,住民の方々にとって,実際この地図で,マップ以外は大丈夫なんだというような理解をしていただいたら私どものほうでも困りますので,そのような対応をさせていただきたいと思います。



◆議員(加治佐民生)  この事前にもらった書類の中で,薬の配布方法で,自治会長を通じて配布するというのと個人の申請で配布とありますが,なぜこういうふうに方法が違うんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  基本的に,自治会長を通じて配布いたしておるのは,頴娃地域,それから知覧地域であります。これは既に今まで発生している地域で,公民館長を通じまして,家屋侵入防止剤として無償配布いたしておるものでありまして,個人の申請により配布というのは,今回,今年度初めて川辺地域のほうに発生しましたけれども,川辺地域についてはこの制度がまだ確立いたしておりませんので,集落の自治会の説明会をいたしまして,市役所の川辺支所のほうで申請により配布しますというような説明会をいたしたところであります。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  配布する場合に,使用方法の説明とか,それから乳幼児のいる家庭がありますよね。そういったことに対しては,取り扱いの注意とか,いろんな指導は行っていますか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  頴娃,それから知覧地域におきましては,既に発生しておりまして,新たな発生地域につきましては,市民課の生活環境のほうから出向いて,集落への説明会等を行っていると思います。当然,川辺地域におきましても,今回新たに発生しまして,6自治会に対しましての集落説明会を行っております。

 その段階で,薬のまき方等について,例えば実際実物をペットボトルに,キャップに穴をあけたやつですけれども,その中に薬を入れて振ってくださいというようなこと等の説明会をしながら,なおかつ,この薬につきましては,一応ヤスデ専用につくられた薬であり,解毒性も少ないというようなふうに言われておりますけれども,一応薬でありますので,その管理につきましては,ペットボトルの側面にも「ヤスデの薬」というような字句でも書いていただいて,適正な管理をお願いしたいというような説明をいたしたところであります。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  特に,乳幼児のいる家庭は十分な指導を行っていただきたいと思います。

 それから,コイレット,ノックスダウンと虫コロパーが家屋侵入防止効果があるとなっていますけど,なぜ虫コロパーは使用しないのかと,効果が違うんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  コイレットにつきましては,サンケイ化学が開発した薬でありまして,ノックダウンと虫コロパーについては,有恒社という会社がつくった薬であります。

 役所のほうでは,この3種類について,JAもしくは有恒社のほうと契約をいたしておりますけれども,結果的に,知覧においてはこの主にコイレットを,それから頴娃地域におきましては主にコイレット及びノックダウンを使っているようであります。これは住民の方々の求めによるものであります。実績です。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  また,マップにも出ていますけど,最初見たとき,生息範囲を見ると,頴娃町,知覧町を見たときに,頴娃町のほうが広いように思われますけれども,これまで使用した薬剤量,金額は,大体頴娃,知覧がほぼ同額というふうになっていますけど,地区によってそういう薬剤配布の濃淡はないですか。平等に同じような指導で配布してるんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  薬剤の配布等につきまして,それから駆除等につきましてもですけど,旧町時代を含めまして,平成11年から対策を講じておりますが,もうその当時からお互いに連携をとってということで,同じような駆除,同じような無償薬剤の配布というふうに理解をいたしております。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  市内に施設とか会社とか事業所があるわけですけれども,事業所等へのその薬の配布はどのような状況になっていますか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  市から助成する薬剤等につきましては,個人に対しては無償でありますけれども,事業所等につきましては,御自分の会社の恐らく経理上の決算をするときにその経費となるということから,市のほうでは,その事業所とか会社とかいうところには配布はいたしておりません。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  経費となるわけですけれども,事業所としては,市に相当の税金を納めているわけですよね。ここについて,何らかの助成措置は考えられませんか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  これにつきましては,当初から議論もありましたけれども,さっき言ったように,個人を対象にして行うということのようであります。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  今後,何らかそういうところも検討してほしいと思います。

 次に,大きな自治会や財政的に余裕のある自治会はいいと思いますが,今年から一部負担ということですけれども,小さな自治会や山間部の高齢化が進んだ自治会,特に先ほども出ましたけど,維持困難な限界自治会ですか,こういったところには一部負担が重くのしかかると思いますが,この点について,例えば限界自治会については一部負担はないよとか,そういう検討はされなかったもんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  今現在,家屋侵入防止薬剤ということで無償配布をいたしておりますけれども,平成23年度から一部有償化ということで今動いているところであります。

 そして,その中で当然,今まで無償ということで,住民の方に負担がかかるというようなことで,そこら辺についても内部のほうでも協議をいたしましたけれども,鹿児島県内のほうに大体18市町村のヤスデが発生いたしておりまして,そのうち8市町村において薬剤の補助をしているようでございますが,そのほとんどが5割程度の補助というようなことであります。

 ですから,南九州市においては,今まで全額助成をしていたと,それをいきなり半額助成ということで5割の負担を求めるのはどうだろうかと,あるいは課税世帯,非課税世帯,それから今議員のおっしゃったような集落等もいろいろ協議をしましたけれども,その線引きというものにつきましてはなかなか厳しいと,でき得ないだろうと,そういったことで,まずは住民の方々が理解の得られるであろう3割程度の負担を求めていこうということで,課のほうで協議をいたしたところであります。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  3割負担と,いきなり金額が大きくなりますけど,薬の薬剤金額を見ますと,19年が3,314万,20年が2,962万,21年が3,199万と,ほぼ平行に推移していますよね。こういった中で,いきなり3割というのは余りにも重いと思いますけれども,例えば,さっき言われましたように,限界自治会に関しては1割とか,そういった考える余地はないもんでしょうか。



◎市民福祉部長(有水秀男)  これにつきましては,基本的に個人負担ということで考えておりますので,限界集落とか,人間が少ないとか,そこについてはちょっとどうかなと,やはり平等に個人的に負担をしていただくというような考え方でございます。



◆議員(加治佐民生)  これまでなかなか絶滅できないということですけれども,県とか,あるいは研究機関と連携して,新しい完全に殺せる薬剤というような研究とか,そういうのは何も進んでないんでしょうか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  県のほうにこういった委員会があるわけですが,その中でいろんなその協議がなされております。

 まず,このヤスデの駆除薬剤については,やはり環境に配慮した形での薬剤というようなことで,非常にこのさっき言ったように解毒性の低い,直接我々のほうでヤスデの頭のほうから薬をかけても,5分,10分はうごめいているような,そういった非常に即効性の低い薬であります。

 しかし,そういった薬剤の開発であるとか,あるいはコバルト照射による不妊虫の研究であるとか,モロコシソウとか,そういった忌避植物,そういったこと等の研究もなされておるようでございますけれども,これといったもう即効性のある対策というものはないようでございます。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  市内の建設業者の方が市の工事を受注した場合に,ヤスデの生息地でありますと,土壌の搬出ということで土壌を消毒して持ち出すということでありますが,その件に関して,市としては何か対策を打っているんでしょうか。



◎建設課長(下之薗博幸)  公共工事等によります土の持ち出しにつきましては,ヤスデの生息内での土壌につきましては,その生息内での処理を今させております。ですから,生息範囲内で発生した土砂につきましては,その範囲内の土砂捨て場に搬入をしております。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  ということは,もう土壌消毒はやらなくていいということですか。



◎建設課長(下之薗博幸)  基本的に,その範囲内での処理につきましては土壌消毒はいたしておりません。



◆議員(加治佐民生)  この件で最後にしたいと思いますけれども,先ほどから言いますように,広く市民に薬剤使用の指導,抑制をさせながら,限界自治会にはまだ,3割というんじゃなくて,軽い負担ということで市長は考えておられないでしょうか,見解を伺いたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  来年度からこれを,3割負担をということで今取り組んでおるところでございますが,議員のおっしゃるように,その限界集落とか,そういったところでのこの負担減というようなことは,現在は考えていないところです。



◆議員(加治佐民生)  次に,鳥獣の被害対策について質問いたします。

 まず,猟友会の会員数は減っていると思いますが,わかっていれば数字を示していただきたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  猟友会員の会員の数値でありますが,20年度が120名,21年度が106名,22年度が93名というふうに少しずつ減ってきております。



◆議員(加治佐民生)  鳥獣被害の状況がわかっていると思いますが,昨年,本年の被害件数,金額等はどうなっているでしょうか。



◎農林水産課長(東利文)  被害状況でございますが,21年のこれは被害の捕獲指示回数によりますけれども,イノシシが21回,タヌキ・アナグマが30回,カラスが13回,野ウサギ3回,スズメ1回と計68回でございます。

 22年度につきましては,イノシシが16回,タヌキ・アナグマが19回,カラスが9回,野ウサギが3回,スズメが1回,計48回で,若干回数においては減ってきておりますが,冒頭で申し上げましたように,イノシシだけの頭数は50頭ぐらい増えているということでございます。



◆議員(加治佐民生)  今,件数と被害の金額というのは出ないですか。



◎農林水産課長(東利文)  ちょっと待ってくださいね。済みませんでした。

 被害額につきましては,22年度が合計で270万円でございます。頴娃が36万円,知覧が83万円,川辺が151万円,計270万円。22年度しかわかっておりません。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  恐らくこれ以上の相当の被害額はあると思いますけれども,そのことに関しては置きまして,もらった資料の中で,県からの補助金は21年度まではあったが,廃止となっておりますが,この理由は何かあるんでしょうか。



◎農林水産課長(東利文)  県から明確な説明は受けておりませんけれども,財政が苦しいということであったというふうに聞いております。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  今,イノシシ1頭幾らとか,タヌキ1頭幾らとか,カラス1羽幾らとか,こういう補助金があるんですけれども,捕獲実績に対しての補助金は21年度は幾らだったんですかね。



◎農林水産課長(東利文)  21年度におきましては129万9,400円となっております。



◆議員(加治佐民生)  猟友会員の方はだんだん少なくなってくると,イノシシは増えてくるという状況の中で,イノシシ1頭4,400円,タヌキ1頭3,400円,カラス1羽600円とありますが,この部分の単価引き上げとか,あるいは猟友会への対策費として30万とありますが,この部分で23年度は少しでも上乗せできるということは考えられませんか。



◎農林水産課長(東利文)  21年度まで補助があって,22年度には補助がなくなったわけですが,その補助の単価はそのままに維持しておるわけでございますので,市の負担は増えております。したがいまして,今のところは,これを増額するということは考えておりません。



◆議員(加治佐民生)  JAが発行する日本農業新聞というのがありますが,その9月15日付に,和歌山県の印南町という町におきまして,害獣駆除促進のため,免許取得や銃購入に助成という記事がありました。

 趣旨は,若い新規狩猟者の確保策として,免許取得や所持許可など猟銃を所持するまでにかかる経費の全額と猟銃と保管庫の購入経費の半額を補助する仕組みを始めています。今年度の補正予算として9月議会に提出と,有害鳥獣の捕獲効率を高め,農作物被害を抑えるのがねらいであると,免許の取得経費を補助する自治体はあるが,銃や保管庫など個人の所有物に対して補助するケースは少ないと,わなで捕獲できるイノシシは,とどめを刺すのに銃器を使うことが多く,農作物被害を食いとめるには猟銃所持者の確保が重要であるので,対策に踏み切ったということでございます。

 猟銃取得の総体の経費は約42万円ほどかかるそうですが,うち25万円を上限に補助すると,その要件として,猟友会に所属し,有害鳥獣の駆除に従事するとなっておりますが,こういった形で,その取得経費に対して一部助成をしていくという考えはないでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  今朝のテレビで,この有害鳥獣の被害について放映されておったようです。この地域は,イノシシ,タヌキ,それにアナグマ,カラス,それにウサギであるようですが,それにシカと猿とクマが加わるんだということで,やはりこの対策といたしましては,猟友会の方々にお願いをしているということでしたが,その猟友会の会員の方が,今は猟友会じゃないんだと,老友会になってしまったというようなこともおっしゃっておりましたし,やはり猟友会のメンバーの方も少なくなってきているのが現状だろうというふうに思います。

 現在では,本当に南九州市におきましては,この猟友会の方々がボランティアで,本当に手弁当でいろいろと活動をしていただいておりまして,大変ありがたいことだというふうに思っておりますが,高齢化,そして会員数の減というようなことも考えれば,これからやっぱそういうような,今議員がおっしゃったような助成というんですか,そういうことも考えていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思います。



◎農林水産課長(東利文)  本年度の今回の12月の補正予算,その説明書の30ページにあるんですが,鳥獣被害防止総合対策交付金事業というのがあります。この中で,160万円で,イノシシの罠,それからカラスの罠,タヌキの罠,そういったものを購入しまして,免許等を持った方々に借りていただいて,これで駆除をしていただこうというふうに考えております。

 以上です。



◆議員(加治佐民生)  ちょうど次の質問でそれをしようかと思ったら,先に回答いただきました。

 今,市長からも,そういうことで前向きに検討するということでありましたから,これで質問を終わりたいと思います。



○議長(田之脇厚)  次に,竹迫毅議員。

  [8番議員竹迫 毅登壇]



◆議員(竹迫毅)  私は,通告してあります2点について質問いたします。

 合併3周年の記念日に,合併に伴う職員給与の調整ということも質問することになりました。まず,それじゃ最初のこの合併に伴う職員給与の調整についてから質問していきます。

 合併協議で,職員の給与については,職員の処遇及び給与の適正化の観点から調整し,統一を図る。なお,現職員については,現給を保障し,合併後,新市の給与制度との整合性を図るよう調整するとなっていますが,どのように調整しているのか,また調整作業は完了しているのか,答弁いただきたい。

 2番目のヤンバルトサカヤスデ対策についてですが,これは3つほど質問いたしますが,これまで一般質問等で,ヤスデ返しに補助制度の創設を提唱してきましたが,しかしながら,創設する考えはないということでありましたが,その理由を答弁いただきたい。

 それから次に,現在,市が無料配布している20年度から22年度までの年度別薬剤ごとの購入単価,購入量及び購入金額並びに委託料について説明いただきたい。また,コイレットについては,旧町時代を含め過去10年間の単価の推移を示していただきたい。

 それから,市民より薬剤の散布の仕方,ヤスデの習性等について説明会を行ってもらいたいとの声がありますが,私は,この薬が無駄にならないように,早急に説明会を行ったらと思うものでありますが,どのように考えているか,答弁いただきたい。

 以上で1回目の質問を終わります。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  竹迫議員の御質問にお答えいたします。

 合併に伴う職員給与の調整についてお答えいたします。

 職員の給与につきましては,合併前の旧町の昇給昇格基準等の違いにより給与に格差があったことから,合併協議の調整方針に基づきまして,統一的な昇給モデルを作成いたしまして,合併時に職員の学歴,前歴,勤務年数,職区分を一人一人比較いたしまして,昇給モデルより給料の高い職員につきましては据え置き,低い職員につきましては上限を設けて調整を行いました。

 また,合併後の最初の定期昇給時であります平成20年1月1日に昇給号給を抑制するなど,職員間の不均衡是正に努めたところでございます。

 なお,これらの調整作業については,すべて終了をいたしております。

 次に,ヤンバルトサカヤスデ対策についての1番目についてお答えいたします。

 ヤスデ返しに対する補助制度につきましては,以前にも御質問をいただき,検討を重ねた経緯がございます。ヤスデ返しの効果の有無や市の財政状況,県内の市町村の予算措置の状況,さらには現地検討も含め,あらゆる角度から検討をいたしてまいりましたが,住宅敷地環境の違いによりましてヤスデ返しの設置が容易にできる敷地とできない敷地があると考えます。

 特に,中山間地域における集落では,家屋が山や川に囲まれており,また,イヌマキ等の樹木による生け垣が多いため,ヤスデ返しの設置が難しい地区なども多くあるところでございます。

 また,ヤスデ返し本来の役割は,自己財産である家屋侵入防止であり,直接駆除には効果がないこと,年々生息拡大をしている現状など考慮いたしますと,ヤスデ返し補助を創設しても薬剤費を減らすことにはつながらないのではないかと考えます。薬剤費を減らさずに,新たにヤスデ返しの補助となりますと,今後,財政状況を圧迫するのではないかと危惧いたしておるところでございます。

 以上のようなことから,公共性や平等性,財源的な観点から,補助制度の創設は難しいのではないかと考えておるところでございます。

 次に,質問の2番目にお答えいたします。市が無償配布しているヤンバルトサカヤスデの駆除薬剤についてでございます。

 無償配布しております薬剤につきましては,家屋侵入防止剤として,コイレット,ノックダウンダスター,シャットアウト,虫コロパーがありまして,自治会で共同防除する場合,主に山林原野等に散布するミリペーダ,虫コロパーベイトがありますが,各地域住民ニーズにより薬剤を配布いたしております。

 購入単価につきまして,コイレットは後ほど説明いたしますが,平成20年度は,ミリペーダ粒剤1箱1万2,600円,ミリペーダ液剤1本1万8,900円,虫コロパー1箱9,072円,虫コロパーベイト1箱9,450円,シャットアウト1箱4,620円で単価契約をいたしております。

 平成21年度につきましては,ノックダウンダスターという新商品が開発され,1箱5,250円,虫コロパーベイトが1箱1万710円,他の薬剤は前年度と同額で単価契約をいたしております。

 平成22年度につきましては,平成21年度同様の単価で購入をいたしております。

 なお,コイレットの過去10年間の単価といたしましては,頴娃地域と知覧地域のJA取扱店の単価がそれぞれ異なっており,頴娃地域では,平成12年度1箱1万1,592円,平成13年度9,408円,平成14年度から18年度までは9,240円,平成20年度8,836円,平成21年度,22年度は8,971円でございます。

 一方,知覧地域では,平成12年度から平成15年度まで1箱9,408円,平成16年度から平成20年度まで9,282円,平成21年度が9,439円,平成22年度は8,971円となっております。

 購入量及び購入金額につきましては,平成20年度で,コイレットは1,610箱1,456万3,000円,ミリペーダ粒剤が1,020箱1,285万2,000円,虫コロパーベイトが195箱184万3,000円,シャットアウトが80箱36万9,000円であり,購入金額合計2,962万7,000円となっております。

 平成21年度につきましては,コイレットが1,293箱1,185万7,000円,ミリペーダ粒剤が1,025箱1,291万5,000円,ミリペーダ液剤が55本で103万9,000円,ノックダウンダスターが219箱で114万9,000円,虫コロパーベイトが470箱で503万3,000円であり,購入金額合計3,199万3,000円となっております。

 また,平成22年度は,11月現在で,コイレットが761箱682万6,000円,ミリペーダ粒剤が385箱485万1,000円,ミリペーダ液剤が9本17万円,ノックダウンダスターが220箱115万5,000円,虫コロパーベイトが100箱で107万1,000円でありまして,購入金額合計が1,407万3,000円となっております。

 次に,委託料でございますが,委託料につきましては,平成20年度で758万1,000円,平成21年度は627万7,000円,平成22年度は11月現在で169万6,000円となっております。

 次に,ヤンバルトサカヤスデについての市民への説明会についての御質問にお答えいたします。

 本年10月には,川辺地域でもヤンバルトサカヤスデの生息が確認をされまして,既に生息地域周辺の自治会につきましては,自治会ごとにヤスデの生態や薬剤の使用方法,日常の注意事項などの対策について説明会を開いております。

 また,頴娃,知覧地域の新たな発生地域におきましても,その都度説明会を開き,注意を促しているところでございます。

 なお,自治会からの要請があれば,説明会を実施していきたいと考えておるところでございます。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(竹迫毅)  まず最初に,職員給与の調整についてから再度質問いたします。

 この調整作業はすべて終了しているということですが,どうだったんですか。その合併したときには,旧3町どのような違いがあったんですか。



◎総務課長(福吉良夫)  合併した後の調整でございますが,まず,3町の初任給基準については一緒でございましたけれども,昇給昇格の基準が異なっていたために,それぞれの3町に差異が生じたものであります。



◆議員(竹迫毅)  質問の意味が,ちょっと私の質問が悪かったのか,わかっていないようですが,合併当時,差異があったから調整しようということだったと思うんですよ。それで,どのような差があったのかということです,旧3町。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後3時25分休憩

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午後3時40分開議



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎総務課長(福吉良夫)  合併前に旧町どのような差異があったのか質問だったかと思いますけど,先ほど申し上げましたように,最初の初任給に入ったときの基準は3町とも同等でありました。ただし,先ほども述べましたが,昇給昇格の基準が異なっていたために差異が生じたということでございます。

 これはどういうことかと申し上げますと,それぞれの級別年数,1級から7級までありますが,級別年数の在職年数が違います。この在職年数の違いから昇給昇格の差異が出てきた。それとそれぞれ旧町のラスパイレス指数が,旧頴娃町は当時92.1,知覧町が96.0,川辺町が96.8でございました。

 以上です。



◆議員(竹迫毅)  この1級から7級とあるということですが,これは最初は一緒でも,その違ってきていると,いたということなんですが,まだ私はよくわからないところがあるんですが,質問が多くなるかもしれませんが,いずれにしても,ラスパイレスでいっても,頴娃町が低いわけですが,一番高いのが旧川辺町だったということになりますが,全部完了しているということでしたよね。

 そうしますと,旧頴娃町の職員が少なかったわけですが,旧川辺町の職員の給与に並んでいるんですか。これは間違いないですか。



◎総務課長(福吉良夫)  これは旧川辺町に並んだというわけではございません。旧川辺町が一番高かったわけでございますが,合併して新たな昇格基準を設けまして,それに基づいて,3町それぞれ低い者は上げる,高い者は抑制するという方法でございます。



◆議員(竹迫毅)  その新しい基準というのは,この旧3町でいったらどこに当たるか,どことどこの間に当たるか,そういうことがわかりますか。



◎総務課長(福吉良夫)  新しい基準と申し上げますと,それぞれ先ほど市長が答弁いたしましたように,各年齢別ごとに昇格基準を設けまして,それに対しての高い低いの差を調整したわけでございますが,実際調整したものは,各年齢モデルに職員を設定し,採用年月日,前歴等,各町の比較を行ったところでございます。

 調整の方針としましては,先ほど議員が言われましたとおり,現給が保障されたことでございますので,実質号給の高い川辺町の制度は基本といたしました。

 新市の標準号給を設定した。これは,先ほど年齢別にそれぞれ30代,40代と設定をいたしておりますが,川辺町においては,全標準号給の基本となることから調整なし,知覧町においては,2号給を上限に,一部標準号給を超えてる分については抑制,頴娃町におきましては,9号給を限度に調整をいたしたところでございます。



◆議員(竹迫毅)  そうしますと,この高かった川辺町,知覧町は,上がらない人もいたということでよろしいんですかね。どうですか。



◎総務課長(福吉良夫)  そのとおりです。



◆議員(竹迫毅)  それはそうだということでわかりましたが,そうしますと,旧頴娃町の職員の給料は下げない,保障するということになって,給料は保障するということになっていましたから,合併協議でですね。川辺町の職員は下げられないということになっただろうと思いますが,すると,もう完全に肩を並べたということでよろしいんですね。どうですか。



◎総務課長(福吉良夫)  先ほど市長の答弁のとおり,20年の1月ですべて終了いたしておりますが,抑制された方まで含めますと,3年をめどに調整するということでございましたけれども,21年の1月昇給時にすべて終了いたしております。



◆議員(竹迫毅)  完全に終わっていれば,それでいいんですが,しかし,私が心配したのは,いつまでにということもなかったと思いますので,どうなっているのかなということが気になったわけです。同じ仕事をして給料に差があるということは,これは,高いほうはそれなりに愉快でしょうけど,低いほうはおもしろくないというのが,もうだれでもそういうことだろうと思いますよ。そういうことがあると,新しい南九州市づくりがうまくいかないんじゃないかという,そういう心配があったわけです。ですから,こういう質問をしたところですね。

 そういうことになれば,旧町の壁も,またそういう面ではなくなったのかなということで,一体化に弾みがつくんじゃないかなというふうに思います。ぜひ,職員の皆さんも,市長はもちろんですが,そういうところであれば,みんな一緒になって,南九州市のまちづくりに励んでいただきたいなと思います。

 それでは,この点は終わりまして,ヤスデのほうに入りますが,私は,この質問をするとヤスデに見えるんじゃないかなと思ってるんですが,決してそうじゃございませんので。今回どうしようかと思って,ヤスデオンリーじゃないんですよ,私はね。ひそかに秘めていた質問もあるんですが,3月議会にお預けということで考えておりますので,そのつもりで楽しみにしておってください。

 私が,このまたヤスデ返しのことについて質問したのには理由があるんですよ。あの9月議会で質問しましたよね。そして,最後の答弁で市長が前向きな答弁だったんですよね。しかし,ぶれたのかなというふうに思ってるんですよね。もう早速,職員の方が私のところに連絡がありまして,来て,もうこれはやりませんということだったんですよ。

 ですから,またこう質問してるんですが,職員の方が来られたときに,いろいろ今書いてある答弁の中にあるようなことも話がありました。それ以外に,こういう補助制度をすると,着工前に行っていろいろやらんにゃいかんと,また済んだら,その後をやらんにゃいかんと,仕事が多くなるということでした。

 それで,今のこの市長の答弁からはそれが抜けてるんですよね。これは庁議で決まったんだということでしたよね。ですから,私は,そのときはどうも市長は前向きだったんがなと,何でこんなになったかなということを思ったんですよ。それで,どうも市長は職員に丸め込まれたんじゃないかなというふうに直観的に思ったんですよね。

 私は,仕事の量が増えるということは,これは理由にはならんと思ったんです。でしょう。秀峰園とか,そういうところは諸々民間に移管して,そして職員は余って,一面からすると給食センターもですよね。まず頴娃の給食センターの職員はやめる人もいるかもしれないけど,市で何とかせんにゃいかんわけでしょうが。そういうこと等を考えると,何か仕事を見つけんにゃいかんと,市民サービスを考えにゃいかんというようなことをせんにゃいかんと思うんですよ。そういうところに仕事が増えるというようなこともあったもんですから,これはおかしいなと私は思ったわけですよ。だから,質問したんですよ。これは,必要があれば,そこに配置するなり,今の陣容で頑張るなりせんにゃいかんはずだと思うんですよ。

 市長,どうですか。それが理由だとしたら,私はけしからんと思いますよ。どう考えますか,市長は。



◎市長(霜出勘平)  先ほどお答えしたとおりでございます。このことについては,もう早く,そういう一般質問でもあったわけだから,庁内協議をしようということでしました。そのときには,今申し上げたとおりだったんですが,その人手がどうのこうのということは話題にはならなかったです。その検査とか,そういうあれは話題にはならなかったんですが,そういうことも実際はあるわけですよね。ただ,それが話題にはなりませんでしたけど,あるんですが,それで,このヤスデ返しを一番真剣に考えました。だから,あの協議をしたんですが,このことについては,その条件の整った人たちはいい,そしてまたそれをできる人はいいけれども,できない人については不公平があるんじゃないかというようなことを話をしたところです。

 これは,この前,もう私の友人ですから名前を出してもいいと思うんですが,赤崎さんのところで火事がありました。このことの火事の原因も聞いてみますと,あそこはそういうヤスデ返しをやってる。私は,こう溝を掘ってヤスデ返しをつけておる,こういう方法もあるんだな,みんなやっぱりそれぞれ大したもんだなと思って感心したんですが,家には入ってこないと,そして,来ないけれども,これは駆除をするわけじゃないから,周りにはいっぱいいるんだと,そのヤスデを駆除するためにバーナーで火をつけたら,その火が倉庫に移ったというようなことも聞いたもんですから,やはり全体でこの薬でもって,みんなの力で気持ちを合わせて駆除をしていかないと,ヤスデ返しは,もうただ家へ来んなよかというような一面もあるわけですから,できれば,来年から3割負担をしていただきますけれども,市民の方々には,この薬剤でもって,防除も駆除も含めてこの防除をしていただいたほうがいいんじゃないかというような結論になったもんですから,早く,そうであれば早く行って説明をしておいたほうがいいよということで,職員には竹迫さんのところに行ってもらったというのが実情でございます。



◆議員(竹迫毅)  この理由の中に「特に」と書いてありますよね。さっきの答弁の資料ですが。「中山間地域における集落では,家屋が山や川に囲まれており,また,イヌマキ等の樹木による生け垣が多いため,ヤスデ返しの設置が難しい地区なども多くあるところでございます」という答弁だったんですよね。

 これは,中山間地域であろうが,これは理由にならんですよ。イヌマキが周囲にあろうが,住宅を囲むんだったら,こういうのは関係ないと思う。山間地であろうが平地であろうが,住宅を囲むんであれば,これは理由にならないですよ。そうじゃないですか。どうですか,この点は。



◎市長(霜出勘平)  やはりこのヤスデ返しをつけるには,それなりの施設というんですか,ブロックがあったり,それからそのコンクリートで舗装をしてあって,その入口は人が通れるようになって,車が通れるけれども,そこに溝を掘ってとか,そういう条件があると思うんです。

 だから,ほとんどの家がですね。もう特に台風常襲地帯ですから,家の周りを生け垣で囲うというような家庭が多いわけです。そうすると,なかなかこのヤスデ返しをつけるということが簡単にはいかないというようなことで,こういうような表現にさせていただいたところでございます。



◆議員(竹迫毅)  ちょっと違いますね。その台風常襲地帯で生け垣がある,これ防風垣があることはわかっていますよ。あろうがなかろうが,住宅に侵入ですよ。宅地じゃないですよ。住宅に侵入を防ぐんだったら,これは理由に当たらないと私は言ってるんですよ。どうですか。



◎市民福祉部長(有水秀男)  基本的に,ヤスデ返しが住宅の周りに,いわゆる通常のところでいえば,生け垣があったり,あるいはブロックをしたりしてると思いますが,してないところもあります。そのままの土手があったりとか。そこにして,初めて侵入しないようにしないと,ただ,家の周りだったら,もうもちろん薬をまけばいいかもしれませんが,ただ,基本的に今どこも,私は菊永集落とかを見てみたんですけど,やはりブロックを積んで,そこにヤスデ返しをして,何メートル,広いところは50とか100とかしておったみたいですが,そういうふうにやっていかないと,効果が,ヤスデ返しをするんだったら,そういうふうにするのかなということですので,今言ったこういった表現をしたところでございます。

 ただ,周りですので,生け垣とか,それであれば,ブロックを積んでないところもありますので,それについてはいろいろ個人によってできる方もいらっしゃるし,財政的にちょっと無理だという方もいらっしゃると,そういった面から,やっぱりそれぞれ不公平が生じるのでどうかなと,ただ,自分で,自分たちでやるのについては,もちろんそれはもうその人の個人財産を守るためですので,我々はもうそこまでもちろん,やられるわけですから,別にとやかく言うことではございませんし,結構なことだと思いますので,そういった面から,こういう表現をしたとこでございます。

 以上です。



◆議員(竹迫毅)  ヤスデ返しは,私は大きく分けて2通りあると思うんですよ。家に入らないようにするやり方,それと宅地に入らないやり方,2通りあると思うんですよ,大きく分けて。それで,私は,家に入らないヤスデ返しだったら,イヌマキが云々,川が云々,山が云々というのは理由に当たらないじゃないかというんですよ。そういうことですよ。いや理由になるというんだったら,そういうふうに答弁されればいいんですよ。私は,理由に当たらないと言ってるんですよ。



◎市民生活課長(折田盛彦)  このヤスデ返しにつきましては,私どもの市民生活課のほうでもう何回も協議を重ねてきたわけですけれども,確かにおっしゃいますように,家屋,家屋敷を囲うヤスデ返し並びに家だけ,家屋だけを囲むヤスデ返し,その2通りがあろうかと思います。

 私どものほうでは,その両方についても基本的に協議をしたわけですけれども,家屋敷周辺をブロック等で完全に囲んでいない限り,ヤスデ返しを全面設置できる家は限られていると考えております。

 さっき言ったように,仮に家の周り,家屋にヤスデ返しを設置できたとしても,大多数の方が,いわゆるヤスデ返し並びに家屋侵入防止薬剤の併用による対策を講じていかなければならないだろうと考えております。

 したがいまして,ヤスデの家屋侵入防止の助成は今後も継続していかなければならないと,そういうことで,今後ますます急速に生息範囲が広がっておりますけれども,昨年と比べて約倍になっておりますけれども,ヤスデ返しに対する補助制度の創設は,財政上の問題も含めまして,先ほども言ったように,両方の助成,補助ということになりますので難しいのではないかというふうに私どものほうでは協議を重ねたところであります。

 以上です。



◆議員(竹迫毅)  家の中に,侵入するから,皆さん神経質になるんですよ。もう多いところは何十匹で済まないんですから,家の中ですよ。座敷にですね。ですから,私は,家に侵入しないヤスデ返しだったら,今言うようなこの条件は当たらないと言ってるんですよ。

 それが金がかかるところもあるから,補助制度を創設したらどうかと,薬剤の節約に私はなると思う。例えば,雨が降ったら流れるんですよね。ですから,雨になりそうだと思うときも,ヤスデがたくさん出てくると,雨が降るかもしれんばといいながら,やっぱりこうふりたくなるんですよね。しかし,家の中に来なかったら,雨,もう2日ばっかり,3日ばっかりすれば雨が降るぞというようなことになれば,我慢できるんですよ。ふらんで済むんですよ。

 それと,だから私は言ってるんですよ。理由が理由にならないと私は言ってるんですよ。理由でないのをば消去していくところですよ,私は。全部が全部とは言いませんけどね。もう「特に」という,ここなんかは全く当たらん。理由にならないですよ。住宅の敷地環境に違いがあるんですよ,どこも。だから,家に入らんようにという対策をばとったらいいんですよ,そういうところは。できることなら,二重にやったほうがいいと私は思う。私は,大分減ると思う。私はですね。いずれにしても,財政を圧迫するわけですよ。

 それと,現在で,このヤスデのコイレット1袋幾らになるんですかね。あれはこのケースで書いてあるようですが,3キロですかね。1袋が幾らになるんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  コイレットでございますけれども,3キロ入りが8袋入っておりまして,22年度単価で8,971円となっております。したがいまして,1袋当たり1,121円ぐらいになろうかと思います。



◆議員(竹迫毅)  年々,このコイレットについては値段が下がってきているようですが,私は,まだ交渉の余地があると思います。これは枕崎のこの薬を売っているところなんですが,3キロ1,260円なんですよ。それこそもう小さい店屋ですが,1,260円ですね。ですから,今,3キロで1,121円とありますが,私はまだ交渉してもいいんじゃないかなと思いますよ。

 それと,つい最近,コイレットの生産が間に合わなくて,そしてもらえないという時期がありましたが,どうなんですか。もう今は落ちついているんですかね。どうですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  このコイレットにつきましては,ちょうど先々月,大島のほうで豪雨災害がありましたけれども,あれを契機にして,薬剤のほうが島のほうに流れて,今不足してるというようなことで,それについては今現在も少しあるようでございます。



◆議員(竹迫毅)  それで,さっきも言ったような気がするんですが,もう経済的に無理だから,やるようにしたほうがいいんじゃないかということなんですよ。私はですね。それと,節約もできるということをば申し上げたい。

 それと,そのヤスデ返しをしたから,ほかのところに行くという前の一般質問で答弁があったんですよね。ヤスデ返しをしたところ,すると,ほかのとこにヤスデが行って,そういうものに公費を使うのはという意味の答弁があったんですよ。

 しかし,それも当たらないと思う。ヤスデ返しを例えばブロックの側面にやりますよね。そこまでは行くんですよ。もうあってもなくても行くんですから,ここはヤスデ返しがあるなと,やばいなといって隣に行くようなことは,これは絶対ないと思う,私は。毎晩毎晩,言えば,そこに行くんですよ。そこに来るのは来るんですよ。

 それで,私は,まだこのヤスデに対する観察が足りないと思う。これはもう夜だからですね。夜行かんといかんですから大変だと思いますが,夜な夜なやっぱり観察する必要があると思うんですよ。

 それと,市長,私は見ましたかと言いましたが,実数的にヤスデの多いところを見に行きました。どうですか,副市長。



◎市長(霜出勘平)  あの火災のときに,あの辺を回って,あの赤崎さんの懐中電灯を借りまして,見せてもらいました。(「副市長は」と呼ぶ者あり)



◎副市長(鶴田康夫)  私も,頴娃のほうで見ました。



◆議員(竹迫毅)  それで,この前,火事があったところのあそこ辺も多いには多いんですが,あの自動車工場のあの辺はさほどないんですよ。奥が多いんですよ。もう隣近所で違うんですからね,違うところは。もう一方は物すごい,こっちは少ないというような,そういうわけがわからないんですよ,ヤスデはもう。それで,私は,課長にも,お書物どおりにいかんななということをば何回か申し上げているんですよ。一生懸命やっているということは認めますよ。職員の方がですね。しかし,まだ観察が足りんと私は思う。

 それと同僚議員の答弁にありましたが,即効性でないということ,それはだと思います。しかし,あのヤスデが出たときに,ぱらぱらとふると,ころころっといくのが多いんですよ。じかにふると,少しであってもいきます。たまには,ちょっといくのもいますけどね。それで,即効性でない,即効あるなしは別として,いうなれば,これはもう全市に蔓延するということをば想定せんにゃいかんと思います,全市に。

 そうなりますと,薬の量も半端じゃないですよね。そうしますと,これは甲殻類に効くというわけですから,エビとかカニとか,川のカニとか,海のカニ,エビもいますよね。そういうものにもいいはずはないんですよ。環境に対する負荷は非常に高くなっていくと思うんですよ。やっぱそういうこと等からもして,やはりこの薬剤の全体的な使用量を抑えるということも,やっぱり考えんにゃいかんと思いますよ。私は,だから言ってるんですよ。

 これは,薬剤をしたから,それが半減するとかどうとか,そういうことはできないと思います。もう次から次に出てくるんですから,それが出てくる波はあるんですよ,波は。もう1週間,10日間は多く出て,そうして下火になっていって,よかったな,これはもうおらんごとなればよかがねと言うちょりゃ,また出るんですよ。ですから,私はもう,これはよほどこの薬で,殺虫剤でということでは根絶できないと思う。先ほど課長さんも言っていましたが,何かその繁殖をできないように,ウリミバエみたいな,そういうようなものをば何かその研究機関等でやってもらわないことには,薬で根絶するということは私は不可能だと思っている。だから,言っているんですよ。

 それで,これはいろいろあるんですよ。もう本当,コイレットには寄ってくるとかいうあれがあって,そして自前でディスカウント店なんかに行って薬を買ってまいたり,もう皆さんいろいろしてるんですよ。ですから,私は,やっぱりそういう薬を使わない,環境に負荷をかけないというようなこともやっぱ模索する必要があるというふうに思います。薬をふったから,それが減る,もういなくなるとか,もう極端に少なくなるというようなことはまずない。次から次に,どこにいるのか出てくるんです。そういう状態ですよ。

 ですから,これも一つのやっぱり方法だなということで言ってるわけですよね。しかし,やらないと言えば,私は金を持っているわけじゃないし,やれないんですけどね。だから,もうそれでどうしてもやらないということであれば,今のところは仕方ないということで置いときます。

 それで,先ほど言ったように,薬の,私も会社市況で調べたんですが,全農ですか,そこにサンケイ化学ですが,もう全農とが4割ぐらいですかね。取引だというようなことが出ていたんですが,そして筆頭株主は住友化学となっていますが,そういうことで,値段の交渉もやっていただきたいということをば申し上げておきます。必ずまだ交渉ができると私は思っております。

 それと,説明会についてですが,やってるんですかね。私は,私の校区で自治会に来て,私のところもですが,そういう説明会をやったというようなことは聞いていないんですが,どうなんですか。どんなやり方をやってるんですか。



◎市民生活課長(折田盛彦)  先ほどは川辺地区の例を申し上げましたけれども,知覧地域でいえば,新たに発生した地域,例えばこの市役所の給食センターがありますが,その下の中郡,北の公民館であるとか,そういったところについては係のほうが出向いていって,ヤスデの習性なり薬剤の散布の方法なり,そういったこと等について,新たに発生した地域に限ってですけれども,出向いていって説明会を行っております。

 また,今まで発生して何年か経っているところでも,そういった集落,自治会の要請があれば,積極的に係のほうは出向いていって説明を行いたいというふうに考えております。



◆議員(竹迫毅)  このいろんなとこで薬をばたくさんふってあるとか,そういう声は聞くんですよね。しかし,私は思うんですが,ふっている人が多いと思えばふらないはずですよ。ですね。これは多過ぎると思えばふらないと思います。確かに,それは,私が見て,いや,これはあんまり多過ぎると,思うところも見ますよ。しかし,私のが適量で,向こうのが多いのかは,判断がちょっとつきにくいですよ。それで,平米当たり20から30ミリですか,ということも袋に書いてありますよね。しかし,それをはかってやる人はまずいないと思いますよ。ですから,そういう声があるんですよ。ふり方を教えてくれればいいのにと。

 だから,それで思うんですが,まずそういう薬の節約について,出向いて説明会をしますと,しますから,いい日にちをば言ってくださいというぐらい積極的にやらんと,これはなかなかそういう説明はできないと思いますよ。そして,実際に職員の方がやってみせて,それでこういうところがいいですよとか,やっぱどこでんかしこでんふっても,あんまり効果はないわけですよね。ですから,そういうところもちゃんと教えてやらないと,ただ,大量にふる,またふるということでは,私は,どこが基準になるのか私もわからずにふってるんですよ。ですから,まず節約はそういうところから始めんにゃいかんと思いますよ。

 3割負担云々と言う前に,やることがまだあるんじゃないかと,もう私は,負担はやむを得ないということは思っていますよ,それは。しかし,まだそれよりか早うやらんにゃ済まんことがあるんですよ。今,そういうふうにしてやれば,私は薬の節約は大分できるんじゃないかなと思いますよ。どうですかね。答弁いただきたい。



◎市長(霜出勘平)  もうそれは本当に大事なことだと思います。適量ということをですね。これをやらないと,環境的にもいい影響を与えないわけですので,もうこのことについては早急にやる必要があると思います。

 だから,これまでもそういう要請があればやっておったということですし,また,川辺地区は新しくそういう侵入してきましたので,そういうところも説明をしながら,適量の薬というようなことで説明をしておるようですが,やはりこちらからも議員がおっしゃるように問いかけて,そういう必要のあるところは出向きますよというようなことをこちらから情報を発信して,これからやる必要があると思いますので,その担当課とも相談をしながらやっていきたいと思います。



◆議員(竹迫毅)  ぜひ,そういう教えてくれればいいのにという声は結構あるんですよ。ですから,受け身じゃなくて,積極的にやっぱ出ていかんにゃいかんと思いますよ。ぜひそうやっていただきたい。

 それと,議場は議長の手のうちにありますから,きのうのあの給食センターのことでちょっとですが,やはりああいう施設等,公共の施設ですね。そういうところも,ヤスデ返しというようなことも今後やっぱ考えて,頭の中に入れて物事をばやっていかんにゃいかんと思いますよ。それで,私はきのうのあれを聞いて,やはり教育委員会もそういうことは何も考えなかったのかなということを思いましたよ。ですから,本当にそういう物が物だけに,給食センターなんかはきちっとした,これこそ二重にヤスデ返しをばやるべきだというふうに思いますよね。

 そういうことで,ぜひ,ほかのことも,やっぱ公共の施設ですね。そういうものは何とか考えていかないかんと思います。それで,私の校区も,校区公民館のホールも座敷もですが,もう会合があるときは,ヤスデ始末からせんにゃいかんのですよ。もうそういう状況になっています。

 ですから,やはり今後はもう蔓延は防げないと思いますので,やっぱり今後の施設等についてはそういうことをば考えてやるべきだと思うんですが,それで答弁いただきたい。



◎市長(霜出勘平)  昨日も申し上げました。本当にこの危機意識が足りなくて,やはり私どものところが発生がないもんですから,そういう感覚がなくて大変申しわけないことをしましたが,本当におっしゃるとおり,これは安心・安全をうたわなきゃいかんわけですので,そういうことで前向きに取り組んでいかなければいけない。他の今後におきましても,やはりそういう今発生していない地域についても,いろんな形で公共の建物等については今後考えていきたいというふうに,いろいろと御示唆をいただきありがとうございました。



◆議員(竹迫毅)  これは言っとかんとあれですから,あのヤスデ返しでも,100%できるとは私も思っていないんですよ。まず,その観察してると,やはり何でもパーフェクトというものはいないんだなと思うんですが,もうとにかく滑るのは苦手と,それが苦手なんだなというふうに思いますが,これは私が直接聞いたんじゃないですが,枕崎,別府の板敷の方が言っていたそうですが,何か建設業に勤める人で,いち早くそのヤスデ返しをやったんだそうです。そしたら,ヤスデ返しを乗り越えてきたわよという話もあるんです。これはなぜかというと,低いところにヤスデ返しをやりますよね。そうしますと,そこに群れるもんだから,群遊するから,それを乗り越えていくという,そういう可能性はあるんですよ。だから,100%,竹迫が言ったからということにならないように,これは念押しで,本当笑い話じゃないんですよ。もう実際そういうことなんですよ。そういう話を聞いて,それはそうだろうと,本当に壁にブドウの房みたいについていたというお話もあるわけですからね。

 そういうことで,それはそういうこともあるということは承知の上で,やっぱりこれを対応せんにゃいかん。それはもう異常中の異常だと思いますよね。もう今のこのヤスデの発生は,私は異常じゃないと思います。正常だと,これはもう正常になったんだというふうにもう切りかえんといかんと思いますよ。異常発生だ,異常発生だと,何年経っても異常発生じゃつまらんですよね。そういう危機感を持ってもらいたいというふうに思います。

 そのためには,職員のほうに情報が入ると思いますから,今どこどこが多いですよとかと情報が入ると思います。そういう時期に,市長,副市長,それから希望する方,ほかの担当でない職員の方も大挙して,そういうところに行ってもらいたい。探さんなめっからんようなとこに行ってもだめですよ。もう一目,立ったら,これはわっぜいかねというようなとこで見らんと実感わかないんです。ぜひそういうふうに,市長は引き連れていってもらいたい。

 答弁は要りませんが,そういうことで終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,田畑浩一郎議員。

  [6番議員田畑浩一郎登壇]



◆議員(田畑浩一郎)  私は,先に通告してありました2点について質問いたしたいと思います。

 まず1番目に,夢・風の里アグリランドえいの誘客対策について,駐車場を利用しグラウンドゴルフを行っているが,市民が十分楽しめ,また大規模な大会が開催できる施設を整備する考えはないか。

 いぶすき菜の花マラソンなど隣接地で行われるイベントなどと連携し,誘客を図る考えはないか。

 2点目,公園整備について,本市は「食料供給基地」として位置づけられているが,農家の方や物資を運ばれるトラックの方々から,トイレや休憩施設がなく不便であるという話を聞く。市民が安心して働けるよう,市道や農道などに隣接したトイレや休憩のできる公園を整備する考えはないかということです。

 あとは議席にて行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  田畑議員の御質問にお答えいたします。

 まず,1番目のアグリランドえいの誘客対策についてのその1でございますが,アグリランドのグラウンドゴルフ場は,面積は0.5ヘクタールで,16ホールが設置できる環境にあります。また,年数回のイベント開催時には約130台程度の駐車場としての利用も兼ねながらの運用をいたしておるところでございます。

 当施設は,家族連れや小団体の方々が気軽に利用できるよう,来園者向けの施設となっておりまして,大規模な競技大会としての利用は難しい状況にございます。

 御提案の新たな施設の拡充となりますと,相当の敷地面積が必要となる上,施設整備には多額の費用を要することから,本市の財政状況程度等に照らし,今のところ考えておりません。ただし,アグリランドには多くの芝広場があることから,グラウンドゴルフ大会などニュースポーツの需要等を調査した上,検討したいと思います。

 特に,ミニゴルフ場のフェアウエーは管理が行き届いている上,適当な起伏もあることから,グラウンドゴルフの競技場所としてはすばらしい環境にあるんじゃないかというふうに思います。今後,課題等を研究いたしまして,実施の方向で進めてまいりたいというふうに思います。

 次に,2番目についてお答えをいたします。

 いぶすき菜の花マラソンにつきましては,28年の歴史があり,今年1月開催の参加者は約1万8,000人と国内有数の市民マラソン大会として定着をいたしており,指宿市では宿泊需要を初めとした経済効果が10億円とも聞いております。

 御指摘のように,このような本市周辺で開催される大きなイベント等を活用しながら観光振興を図ることは大変すばらしいことで,積極的に行わなければいけないと思います。宿泊施設が零細な本市にとりましては,通過型であっても,交流する人口を増やした中で,観光客の消費行動が必要でございます。近くに大きなイベントがあり,多くの人の動きがある場合,その動きを本市に向かわせるような企画は大変重要であると考えております。

 菜の花マラソンによりまして,アグリランドでは,宿泊施設は毎年,満杯で,温泉や食事の利用もあるとのことでございますが,今後,参加者の動きや嗜好,年齢構成などを分析しながら,アグリランド,あるいは本市観光施設へ,さらに大きな流れができるよう対策を検討していきたいと考えております。

 最後に,公園整備についてお答えをいたします。

 本市は,第1次南九州市総合計画の中で,南の「食糧供給基地」として位置づけ,農業生産基盤の整備や生活環境の整備に努めているところであります。

 農家からトイレや休憩施設がなく不便とのことでございますが,農業者が畑等で働く中,トイレ等がなく,自宅まで帰っている現状において,農作業を十分できるようにするためには,トイレや休憩所は必要であると考えます。

 ただ,施設の設置に当たりましては,農業面,観光面,衛生管理面や環境面などを考慮しながら,地元の取り組みとして日常の管理体制や電気及び給排水施設の設置が地理的に可能か,設置場所の用地の確保が可能か等の課題解決を模索しながら,施設の設置については検討してまいりたいと考えております。

 以上で答弁とさせていただきます。



◆議員(田畑浩一郎)  今,答弁の中で,相当な敷地面積が必要となる上と言われましたが,アグリランドには市有地はないんですかね。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  頴娃支所から答えさせていただきますが,あの地域は,国有林を200ヘクタール,旧頴娃町が取得して,その中の31ヘクタール,これがアグリランドえいに供用されているということで,すべて合併後は市の土地ではございます。そういうことでございます。



◆議員(田畑浩一郎)  アグリランドは,温泉施設もあり,レストラン,そして宿泊施設,そういったものも,このようなグラウンドゴルフ,大規模なグラウンドゴルフの大会ができるような施設を整備すれば,そういうものにも使われていくと思われるわけですよね。

 今,相当な敷地面積と多額の費用と言われましたが,費用はかかるのはわかるんですが,そういうものにも利用されていく,誘客を図られていくと思われるんですが,その辺は考えていますかね。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  広い面積は持っているわけでございますけど,200ヘクタールのうち現在賄っているアグリランドの敷地は31ヘクタール,その他は牧場用地として,別途の指定管理者が牧場用地として供用してるということで,現在使っている31ヘクタールのアグリランドの土地の中では,なかなかその新しい芝生用地,グラウンドゴルフ大会を大きくとなりますと,この近辺では鹿屋が大きなグラウンドゴルフ場専用のものを持っていますが,やはり10ヘクタール規模の施設になっています。その中で,現在のアグリランドの敷地31ヘクタールの中では,さらにそれを創出する土地はそれほどないということで考えております。

 それと,造成を行いますと,相当のやはりまた資金投資が必要ということで,現況としては厳しいかなという判断をしてるとこです。



◆議員(田畑浩一郎)  私も,鹿児島を代表するということで鹿屋に大きなところがあるということで調べてみました。10ヘクタールぐらいの敷地といいますが,年間の利用者というものも毎年増えて,19年度が3万9,000人,20年度が5万人,それで21年度が6万3,500人程度利用されているわけです。

 南九州市からも,グラウンドゴルフをされる方は,船代よりもプレー代のほうが安いんですよね。しかし,そこまでして鹿屋に行くということは,そんだけのコースの魅力があるということだと思うんですよ。

 今のアグリランドの場所であれば,ここまで広くなくても,そのようなグラウンドゴルフ場を見て,もう少し工夫をすれば,場所,位置的にもすばらしい場所にあると思われるんですが,そして誘客を図られるというふうに思いますが,その辺はどう思いますか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  庁舎内でもいろいろ検討しました。それと,議員の提案に基づいて気がついたことなんですが,アグリランドというのは,もう芝生用地は多いわけですね。その中で,ミニゴルフ場というのを持っています。9ホール,1,360ヤードぐらいのミニゴルフ場でありますが,ここのフェアウエーというのはフラットなわけですね。ゴルフも毎日満杯入っているという状況ではないわけでありまして,年一,二回の大会的なグラウンドゴルフ場として利用はできないもんだろうかと,これには幾つかの課題はあるかと思うんですが,御提案をいただいて気がついたということで,今後,その方法も模索してはおもしろいんではなかろうかと考えているところです。

 現在のグラウンドゴルフ場は,16ホールしかできませんので,100名がせいぜいと,来ていただいても,100名を超えるとオーバーすると,ミニゴルフ場のフェアウエーは9ホールで,各ホールに8ホールできますので,72ホールができると,そうすると430名程度が可能と,そうしますと,現在の既存のと合わせると,500名程度の同時スタートのできるグラウンドゴルフ場としては設置ができると,これを年1回ぐらいイベントとして打てば,非常におもしろいイベントができるのかなということで,御提案をもらって今気がついたということで,今後,さらに検討を進めていきたいということでございます。



◆議員(田畑浩一郎)  今の答弁も大変うれしいんですが,1年を通してグラウンドゴルフができる,あるいは大会ができる。この鹿屋市などは,大会も調べてみましたが,土・日じゃないんですよね。平日などが多くこの大会をされている。というのは,やっぱり年配の方々が多いということだと思うんですよ。だから,平日のこの誘客というものが今度はできるんじゃないかと,アグリランドに対してですね。土・日は家庭,この答弁の中でもありましたように,家庭,家族連れとか諸団体,そういった方々がいらっしゃるのはもう目に見えてるわけです。しかし,平日がさほどいない状況であるという気がするもんですから,こういう施設をつくることにより,平日の誘客者が増えると思われますが,その辺はどう考えますか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  施設の拡充を行えば,それに魅力があって,またたくさんのお客の誘客が望めると,これは当然の理であるかと思うんですが,大きく構えれば,それだけの維持管理,それから投資額というのを必要としてきます。

 ですから,見合ったものをどこまで求めるかというのが課題になってるわけですが,私どもも多少調査をさせてもらいましたが,今,南九州市内のグラウンドゴルフ人口,登録されている方が1,292名ということです。それから,この方は南九州市内ですから,各町の地域には運動広場とかグリーン広場を持ってるわけですね。そこで大分,ほとんどの方が楽しんでおられると,この方々が年1回来ていただくという形を想定しても,どれだけの投資効果を上げればいいのか,投資をすりゃいいのか,ここら辺は今後やはり研究していかなきゃならないということで,いい提案をいただいていることは感謝申し上げておりますし,今後勉強させていただきたいというふうにお願いしたいと思います。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,今のこの件については今後期待して,次の質問に移りたいと思います。

 菜の花マラソンなどのようなこのイベント,大きなイベント等と連携して誘客を図るということですが,今までもそういうことをされたことがあるんですかね。どうなんですか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  マラソン大会があるということで,ロッジ等の誘客を図ったことはありますけれども,特別にイベントを組み合わせるという形はなかったかと思います。



◆議員(田畑浩一郎)  菜の花マラソン,先ほど答弁いただきましたが,今年は1万8,000人ということのようですが,県内はもとより,県外の参加者も多く,国道226号線の渋滞,あるいは混雑を迂回するため,スカイラインを利用し帰られる方々が多いわけですが,そういう中で,熊ヶ谷牧場の牛を前面に出し,即売会をしたり,お茶,サツマイモなどの特産品の販売,あるいは川辺仏壇などの展示販売などを行う,そういうような企画をし,誘客というものは考えられないものか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  御提案に感激申し上げるばかりでございますけれども,私どもの努力も足りなかった。今までは,指宿さんは指宿のイベントというふうに,なかなか融合する手をつないだイベント構成がなかったということで,今年明けて1月にもございますので,小さいイベントでもいいから,何か協調し合うものを持合いながら努力していきたいと考えます。

 以上でございます。



◆議員(田畑浩一郎)  それでは,昨日も出ていましたが,新幹線の開業に伴い,中央駅から指宿まで,この特急列車も出るようになっているようですが,そういうものを生かして,指宿まではその観光客がその特急列車で来れるわけですが,それ以降,こちらのほうには指宿枕崎線があるわけですが,そういうJRなどにもそうやって要望し,こちらのほうにもそのような観光列車のようなのを走らせて,誘客というものを図る考えはございませんか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  指宿から,もしくは山川駅からのアグリランドへの誘客,輸送方法ということになるかと思うんですが,以前,旧頴娃町時代に,乗ったり降りたりのバスを入れて知覧町まで運ぶという形でいきましたが,ほとんど乗降客が望めなかったということで,途中で中断した経緯がございます。

 ただ,イベント的に,ある1日をそのJRさんと協定しながらバスの運行を運んでくるというのは可能かと思うんですが,今のところ,そういう大きな毎日通うようなバス運行というのは,事前の経過,失敗の関係からして非常に厳しいのかなという感覚を持っております。

 以上です。



◆議員(田畑浩一郎)  アグリランドの誘客なんですが,南九州市にはたくさんの観光施設もあるわけですよね。そういうことも考えると,これからはやっぱりそういう南薩一帯の隣接地で,そういった観光も取り組んで,アグリランドまでも含めて,やっぱりそういう動きをしていかなければいけないと思いますが,全般でそういう観光,そういう考えはございませんか。



◎市長(霜出勘平)  指宿枕崎線の協議会がありまして,枕崎市,指宿市,南九州市,これでいろいろとJRにも陳情に行っております。その中で,南九州市としましては利用客が少ないもんですから,大きなこともお願いをできないところでございますが,西頴娃駅とか松ヶ浦駅,こういったところで降りていただいて,そしてあのアグリランドを通って知覧に来ていただく,それから川辺の磨崖仏に行っていただく,西頴娃駅で降りて,茶畑を通って,また知覧に来ていただき,川辺に,そういうこともこの中ではいろいろと計画をしておるところですが,将来的には,今,海岸線の計画もこれから作成をしていくわけですので,そういったことをしながら,やはりこの指宿枕崎線というものも有効的に活用ができるように,これからいろんな形で検討をしていきたいというふうに思っております。

 きのうも豊留市長ともお話をする機会があったんですが,もう余りにもこの菜の花マラソンは多過ぎて,参加人員を規制しようかというようなことも考えていらっしゃるということでした。このことにつきましては,指宿のホテルだけじゃなくて,番所鼻あたり,それから先ほど出ましたアグリランドのロッジですか,ここら辺のところも満員になるということですので,これは本当にそういうこちらのほうにいろいろな形で,まだまだその方々を南九州市のほうにおいでいただくように努力をする価値は十分あるのではないかなというふうに思っておりますので,これからいろんなことを皆さんからお聞きしながら,計画を立てていけたらというふうに思います。



◆議員(田畑浩一郎)  すばらしい答弁だったので,もう次に行きたいと思います。

 それでは,公園整備についていきたいと思いますが,食料供給基地として位置づけている本市でありますが,今,この答弁の中でも,自宅まで帰っている現状において,そういうことも私が言おうと思ったことなんですけど,自宅まで帰っているということが,答弁されていますが,そういうことがわかっていて,こういう整備がされていないというふうに,検討はしたことはあるんですか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  御質問が広域農道付近ということでお話をさせていただきますが,平成十四,五年からKAMなんさつ事業というのがございました。この中で,広域農道沿いにポケットパーク3カ所,これは頴娃から枕崎までの広域農道の計画のものでございましたが,頴娃地域内に3カ所ということで立案もしたわけですが,用地の取得という問題が一つの課題です。

 それから,トイレ,休憩所をつくりますと,当然手を洗いますので,手を洗った後は口に手が行くことになりますので,飲料水の適合する上水道管を引っ張ってくる必要があると,それから次は浄化槽を設置するわけですが,将来的な維持管理はどこがするのかと,県につくってもらったにしても,市に移管するのか,地元に移管するのか,これら等の調整というのが非常に難しくなりまして,県のKAMなんさつ事業では一応計画書に上がっていたんですが,取り下げ,断念という形で今までやったあれがございます。

 それと,用地取得が難しかった背景には,建物を近くに建てていただくと,私のとこの畑にがらくたを投げ込んでくるという反対運動がありまして,建物を建ててくれるなというのが,大きなその当時の要因です。

 五,六年前の話になりますが,一応何回も,旧頴娃町時代から農家の主婦の方々が使えるトイレを準備してくれと,要請は議会の中でも何回もあったもので,そういう取り組みをしましたが,断念をしたという経緯がございます。

 以上でございます。



◆議員(田畑浩一郎)  今,KAMなんさつ事業と言われましたが,もう今現在,事業はないわけですが,旧山川町などは,そういうKAMなんさつ事業の中でトイレなど,非常にこの市民の方々が利用されているわけですよね。そういうのを見て,また南九州市の方々もそのようなことも出ているようでございますが,これにかわる事業があるという話もお聞きしていますが,この事業に,KAMなんさつ事業にかわる今現在の事業というものはどのようなものがあるのか。



◎耕地課長(山下由海)  これにかわる事業といたしましては,やはり同じ事業でございますけれども,県営の中山間地域総合整備事業であろうというふうに思っております。

 しかしながら,この中山間事業におきましても,やはりトイレと休憩所だけの環境整備の建設事業だけの事業では事業が成り立たないということでございまして,これに主たる生産基盤の計画,要するに農道整備とか水路整備,これを含めて事業計画をすることになっておりますので,環境基盤だけの整備というのは成り立っていかないところでございます。

 以上です。



◆議員(田畑浩一郎)  いろんな農家の方々,あるいはそこを通られる,農道を通られる,あるいはそういった方々から,よく聞くんですが,女性の方々が特にトイレがないと,非常にもう時間ももったいないと,家まで帰るのも,今はもう畑かんされて,頴娃の方が知覧,あるいは知覧の方が頴娃に畑を持っておられて,非常にこの距離的にも遠い。それかといって,お店屋さんに寄ってトイレを借りるというのも,やっぱり女性の方はそういう格好ではなかなか入れない。また,お店の方も余りいい目で見ないと,汚れとけばですね。やはりそういう感覚で,我慢したりとかして,女性の方などにも最近多いようでございますが,膀胱炎になったりとか,やはりそういうこともあるようでございます。あと,山などが陰になり,その辺で用を済ますと,今度は山の方々が迷惑だという話も聞いたこともございます。

 やはりトイレというものは,必要不可欠なものであるというふうに思うんですが,市長,どう思いますか。



◎市長(霜出勘平)  昔は,山での排便は自然への恩返しということを言ったと思いますが,もう最近ではそういうことは通用しないわけでございます。本当にいろんな畑に行くにしても,議員がおっしゃるように,知覧の方が頴娃に,頴娃の方が知覧にというようなことで,広域にわたって作業場があるわけですので,本当に必要だというふうに思いますが,いろんな先ほど支所長のほうからも話がありまして,いろんなことを勘案しますと,はいそうですかということで,こうなかなか踏み切れない面がありますので,今後,また検討させていただきたいと思います。



◆議員(田畑浩一郎)  今後,つくるに当たりましては,いろいろな課題等がたくさんあるようでございます。財政的にも厳しいところもあるとは思いますが,今,南薩縦貫道が着々と整備が進められているわけですが,県道,あるいは農道,そういったものが,今後,縦貫道のアクセス道路,あるいは連絡道路となると思われますが,そういう事業などに抱かせて,県や国に要望される考えはございませんか。



◎市長(霜出勘平)  そういう状況に来ましたら,お願いできるものはお願いをしていきたいというふうに思います。



◆議員(田畑浩一郎)  いい答弁をいただいたので,もう終わりたいと思います。



○議長(田之脇厚)  これで一般質問を終わります。

    ────────────────────



△散会



○議長(田之脇厚)  以上で本日の日程は全部終了しました。

 次の会議は12月10日午前10時から開会することとし,本日はこれで散会します。

午後4時52分散会