議事ロックス -地方議会議事録検索-


鹿児島県 南九州市

平成 22年 第 4回定例会( 6月) 06月15日−01号




平成 22年 第 4回定例会( 6月) − 06月15日−01号









平成 22年 第 4回定例会( 6月)



 平成22年第4回定例会会期表

 1.会期日程表
月   日曜日       程
 6・15火 本 会 議(開会)
 6・16水 本 会 議
 6・17木 休  会
 6・18金 常任委員会
 6・19土 休  会
 6・20日 休  会
 6・21月 休  会
 6・22火 休  会
 6・23水 休  会
 6・24木 休  会
 6・25金 本 会 議(閉会)





 1.付議事件
 議案第37号 交通事故に係る和解について                      (可決)
 議案第38号 南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について          (可決)
 議案第39号 指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び指宿広域市町村圏組
        合規約の変更について                         (可決)
 議案第40号 南九州市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び南九州市職員の育児休
        業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について        (原案可決)
 議案第41号 南九州市過疎地域産業開発促進条例の一部を改正する条例の制定について(原案可決)
 議案第42号 訴えの提起について                        (原案可決)
 議案第43号 平成22年度南九州市一般会計補正予算(第3号)          (原案可決)
 議案第44号 平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    (原案可決)
 議案第45号 平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)    (原案可決)
 議案第46号 平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   (原案可決)
 議案第47号 平成22年度南九州市水道事業会計補正予算(第1号)        (原案可決)
 報告第 1号 平成21年度南九州市一般会計繰越明許費繰越計算書について     
 報告第 2号 平成21年度南九州市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書につい
        て                                
 発議第 3号 口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書の提出につ
        いて                               (原案可決)
 発議第 4号 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の提出について(原案可決)
 発議第 5号 30人以下学級実現及び義務教育費国庫負担制度拡充に関する意見書提出
        について                             (原案可決)
 承認第 3号 専決処分の承認を求めることについて                  (承認)
 陳情第 2号 30人以下学級実現,教員賃金改善,義務教育費国庫負担制度拡充に関す
        る意見書の採択要請について                    (一部採択)
 陳情第 3号 永住外国人への地方参政権付与法案に反対する陳情書           (採択)





 本会議1号     (6月15日)
   出席議員     24名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  内 匠 秋 夫
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  山 下 つきみ
3番議員  山 本 森 満        15番議員  柚 木 茂 樹
4番議員  浜 田 茂 久        16番議員  松久保 正 毅
5番議員  大 薗 秀 己        17番議員  蔵 元 慎 一
6番議員  田 畑 浩一郎        18番議員  塗 木 弘 幸
7番議員  深 町 幸 子        19番議員  薗 田   誠
8番議員  竹 迫   毅        20番議員  加治佐 民 生
9番議員  永 吉 義 輝        21番議員  下 窪 一 輝
10番議員  東   兼 喜        22番議員  西   良 仁
11番議員  今 吉 賢 二        23番議員  森 田 隆 志
12番議員  満 留 秀 昭        24番議員  田之脇   厚
   欠席議員     0名
───────────────────────────────────
 地方自治法第121条による出席者
市     長  霜 出 勘 平    企画課長      金 田 憲 明
副  市  長  鶴 田 康 夫    建築住宅課長    厚 村 善 人
副  市  長  山 内 廣 行    建設課長      下之薗 博 幸
教  育  長  小 野 義 記    農林水産課長    東   利 文
総務部長兼                                
 知覧支所長   和 田 二三男    耕地課長      山 下 由 海
農林水産部長   伊瀬知 正 人    畜産課長      三 宅 俊 正
建設部長     田 代 良 民    福祉課長      君 野 悦 郎
市民福祉部長   有 水 秀 男    市民生活課長    折 田 盛 彦
会計管理者    大 坪 三 郎    健康増進課長    森 田 夏 江
教育部長     東   信 行    教育総務課長    小 園 和 幸
頴娃支所長    永 谷 岩 男    学校教育課長    大 木 節 夫
                    文化財課長兼           
川辺支所長    新 屋 清 盛     教育振興課長   西 野 栄一郎
                    中央公民館長兼          
総務課長     福 吉 良 夫     図書館長     古 市 博 信
                    保健体育課長兼          
財政課長     上 野 勝 郎     給食センター所長 摺 木 和 文
───────────────────────────────────
 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 和 人
庶務係長  堂 園 政 利    議事 係  川 ? 弘一郎



 第4回定例会議事日程(第1号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.会期の決定
 第 3.諸般の報告
  (1)議長報告
  (2)平成21年度南九州市土地開発公社決算書並びに平成22年度(第1回)南九州市土地開発公
    社事業計画資金計画の変更及び予算の補正
  (3)有限会社川辺やすらぎの郷第11期決算報告書及び第12期事業計画書等について
  (4)公益社団法人南九州市農業公社平成21年度決算報告書及び平成22年度事業計画書等の提出
    について
  (5)所管事務調査報告
 第 4.発議第 3号
     口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書の提出について
 第 5.報告第 1号
     平成21年度南九州市一般会計繰越明許費繰越計算書について
 第 6.報告第 2号
     平成21年度南九州市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について
 第 7.承認第 3号
     専決処分の承認を求めることについて
 第 8.議案第37号
     交通事故に係る和解について
 第 9.議案第38号
     南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について
 第10.議案第39号
     指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び指宿広域市町村圏組合規約の変更につい
     て
 第11.議案第40号
     南九州市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び南九州市職員の育児休業等に関する条例の
     一部を改正する条例の制定について
 第12.議案第41号
     南九州市過疎地域産業開発促進条例の一部を改正する条例の制定について
 第13.議案第42号
     訴えの提起について
 第14.議案第43号
     平成22年度南九州市一般会計補正予算(第3号)
 第15.議案第44号
     平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
 第16.議案第45号
     平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
 第17.議案第46号
     平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
 第18.議案第47号
     平成22年度南九州市水道事業会計補正予算(第1号)
 第19.陳情第 2号
     30人以下学級実現,教員賃金改善,義務教育費国庫負担制度拡充に関する意見書の採択要請
     について
 第20.陳情第 3号
     永住外国人への地方参政権付与法案に反対する陳情書
 第21.一般質問




平成22年6月15日 午前10時0分開会





△開会



○議長(田之脇厚)  平成22年第4回南九州市議会定例会を開会します。

    ────────────────────



△開議



○議長(田之脇厚)  本日の会議を開きます。

    ────────────────────



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(田之脇厚)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において柚木茂樹議員,松久保正毅議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2会期の決定



○議長(田之脇厚)  日程第2,会期決定の件を議題にします。

 お諮りします。本定例会の会期は,本日から6月25日までの11日間にしたいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。会期は本日から6月25日までの11日間に決定しました。

    ────────────────────



△日程第3諸般の報告



○議長(田之脇厚)  日程第3,諸般の報告を行います。

 まず,議長報告については,印刷して配付しておきましたので,御了承願います。

 また,市長から南九州市土地開発公社の決算書と有限会社川辺やすらぎの郷決算報告書等及び広域社団法人南九州市農業公社決算報告書等の提出があり,配付しておきましたので御了承願います。

 次に,所管事務調査報告であります。

 まず,総務常任委員長の報告を求めます。

  [総務常任委員長内匠秋夫議員登壇]



◎総務常任委員長(内匠秋夫)  総務常任委員会が閉会中に実施した所管事務調査事項の「商工観光振興と行政への対応について」の調査の経過と結果を報告申し上げます。

 当委員会は,2月3日に執行部の出席を求め,本市の商工業の現状,3商工会合併協議に関する経緯と課題及び観光振興などについての説明を受けたところであります。

 事業所数と商工会員数について,平成21年商工会実態調査によると,頴娃町は534事業所で,うち商工会員346人,会員率64.8%,知覧町は513事業所で,うち商工会員323人,会員率63.0%,川辺町は698事業所で,うち商工会員426人,会員率61.0%となっております。

 3地域ごとの商店街の空き店舗については,頴娃地域が119店舗のうち27店舗で,比率22.7%,知覧地域が113店舗のうち16店舗で,比率14.2%,川辺地域が128店舗のうち27店舗で,比率21.1%となっております。

 なお,空き店舗対策のため,川辺町商工会では,本市からの振興事業補助金のうち,40万円を空き店舗助成金に充てて,市外からの新規事業者の掘り起こしを行っております。

 委員から,助成内容と件数についてただしたところ,空き店舗を借り上げた場合は,月額借上料の5分の4以内で4万円を限度に3年間助成し,改造した場合は改造費の5分の4以内で40万円を限度に初年度のみ助成している。18年度以降は,店舗借上料の助成が18年度7件,19年度1件,店舗改造費の助成が20年度1件との答弁でありました。

 3商工会の合併については,20年6月に合同研究会を立ち上げ,合併に係る項目や協議を重ね,さらに21年度には,合併協議会を立ち上げ,具体的な項目について検討・協議を行ってきたが,商工会費や本所の位置問題で協議が整わず,同協議が延期になっております。

 委員から,商工会合併に対する市の対応について説明を求めたところ,市が合併の方向性を示すべきではなく,あくまでも3商工会での協議・理解のもと,それぞれが納得して合併するのが望ましいとのことでありました。

 次に,観光については,知覧特攻平和会館,知覧武家屋敷,清水磨崖仏などの歴史的素材及び森林馬事公苑,アグリランドえいなどの体験施設があります。また,多様化する観光の一つとして体験型観光が注目されはじめ,本市の基幹産業である農業や豊かな自然を利用した農山漁村交流の観光が増加しつつあります。

 また,来年3月の九州新幹線全線開業は,観光振興に関しては一つの契機となることから,本市の特色である歴史的遺産や農業を観光に反映させるとともに,おもてなしの心を持って対応したいとのことでありました。

 委員から,九州新幹線全線開業に向けた本市の取り組みについてただしたところ,鹿児島中央駅での開業イベント前夜祭で,ねぷたの運行を行うとともに,県が来年春に開催する「全国都市緑化かごしまフェア」の協賛会場に道の駅やアグリランドえいを応募し,花を飾り,観光の振興などを推進したいとの答弁でありました。

 以上のような本市の実態を踏まえ,委員会は,5月11日・12日に,大分県豊後高田市と杵築市で調査を実施しました。

 まず,豊後高田市について申し上げます。

 豊後高田市は,「仏の里」として名高い国東半島の西側に位置し,4月1日現在の人口は2万4,341人で,面積は206.6平方キロメートルで,自然と歴史文化などが豊富に残っております。

 「昭和の町」の取り組みについて,旧豊後高田市の商店街は,江戸時代から昭和30年代にかけて,県北地域の商業の中心地として栄えてきたが,近年の大型店の進出や過疎化による後継者不足,さらに昭和40年の宇佐参宮鉄道の廃線やモータリゼーションの進展による人の流れに変化が起こったことなどから,中心商店街も急速に衰退の道をたどっていました。衰退したまちの再興への道を模索する中,商工会議所を中心とした「豊後高田商業まちづくり委員会」が設置され,調査・検討する中で,「昭和」がこのまちのテーマであることを確信しております。「昭和」というテーマの決定後は,行政・商工会議所・商業者の三者一体で,1年かけて「まちなみ実態調査」を実施したところ,まちの分析から既存商店街の建物の7割が昭和30年代以前のものということが判明し,歴史を振り返る中で最も元気のあった昭和の商店街再生に向け取り組みが始まっております。

 昭和の町の再生は,「昭和の建築再生」として,各商店の木製やブリキ製の「昭和の看板」への改修,「昭和の歴史再生」として,その店に代々伝わる珍しい道具などの展示,「昭和の商品再生」として,その店自慢の商品販売,「昭和の商人再生」として,お客さんと直接対話し,触れ合うことにより,昭和30年代と変わらないおもてなしをするといった4つのキーワードでまちづくりが進められております。

 委員から,店舗の看板を改修した場合の財政支援について説明を求めたところ,市が事業主体となって,県の補助事業で実施し,県が3分の1補助,市が3分の1負担,残り3分の1を商工会議所が負担するとのことでありました。

 昭和の町の核施設として,巨大な米蔵を市が改修し,まちの拠点施設「昭和ロマン蔵」を整備しております。同蔵内には,お面やブリキの玩具,ロボットなど10万点を超える古いおもちゃなどを展示した「駄菓子屋の夢博物館」や,昭和の町のロゴにもなっている黒崎義介画伯の絵本原画や童画作品などを展示した「昭和の絵本美術館」,懐かしい雰囲気の昭和の茶の間や木製の机が置かれた小学校の教室などを再現した「昭和の夢町三丁目館」などがあります。

 昭和のまちづくりに,行政・商工会議所・商業者の3者が協力し合い,取り組んだ結果,今では年間30万人以上の観光客が集まる町へと生まれ変わっております。

 次に,杵築市について申し上げます。

 杵築市は,国東半島の南部に位置し,4月1日現在の人口は3万2,811人で,面積は280.01平方キロメートルで,武家屋敷や石畳の坂道など江戸時代の面影を残した町並みが保存されております。

 商店街の活性化については,まちづくりマスタープランや中心市街地活性化基本計画に沿った施策により,道路・歩道の拡幅,電柱・電線の地中下,駐車場の整備及び旧酒蔵を利用した観光交流センターを建設しておりますが,同センター内には,大衆演劇の舞台を復活し,一座の公演が連日行われ,観光客を楽しませております。

 昨年,商工会が行った10回目の「プレミアム付お買い物券」の販売に際し,プレミアム分のうち,市が6割を補助するとともに,同年2月と4月に行った「ど〜んと商品券」の販売にも,市の緊急雇用対策の一環として,プレミアム分を市が全額補助しております。

 空き店舗対策については,20年度商工会主催の課題解決プラン支援事業として,若手経営者・後継者や大学教授などで組織する研究会を立ち上げ,数回の会議と先進地視察を実施しております。短期の取り組みとして,空き地を利用した定期的な朝市開催,中長期の取り組みとして,朝市の出店を他業種へ拡大することとしております。

 観光の振興について,南北の高台に勇壮な武家屋敷があり,その谷あいに老舗が残る商人の町の建物は,白壁などに統一され,江戸時代の風情を感じる町並みとして観光客が訪れております。市民一人ひとりがお客様を温かいおもてなしの心で迎え,魅力ある観光地を目指すため,「杵築市観光おもてなし宣言」を行い,日本一のおもてな市を目指しております。また,杵築の風情と和服が調和することから,「京都につづく和服で歩きたいまち」を目指して,全国でも珍しい「きつき和服応援宣言」を行い,和服の方は,いつ訪れても,公共観光文化施設入館料が全施設無料で,30店舗で食事代の割引やソフトドリンクサービスなどの特典もあります。

 委員から,商人の町の建築物の外観が統一されていることについて説明を求めたところ,城下町にふさわしい景観を再生するため,建築物等の制限に関する条例を制定し,建築物の高さ,屋根の形態及び色調などを制限しているとのことでありました。

 商工会合併に対する市の対応については,市は商工会合併認可手続及び定款作成についての相談・指導を行っており,平成の大合併に伴う県内最初の商工会合併で,新たに杵築市商工会を設立しております。

 以上の調査を踏まえ,委員会は5月17日に次のとおり意見の集約を行いました。商店街の活性化による魅力あるまちづくりのために,次の3点について提言します。

 1点目に,商工会及び地域商業者からの商店街の活性化に向けた方策について,提案がされない現状において,市から意見交換の場を設け,商店街活性化に向けた取り組みのきっかけや情報提供を行うなど支援していくこと。

 2点目に,商店街の再生・再構築にチャレンジするためには,その中核となる人材や組織が必要であることから,商店街を牽引する優れたリーダーや組織の育成を図ること。

 最後に,旧知覧町のとき,武家屋敷を訪れた観光客を中郡商店街に誘導するため,麓橋の新設及び大型バス駐車場の整備を行った経緯があるが,現在まで誘客が進んでいない状況である。商店街の自助努力を前提として,行政・商工会・商業者の三者が一体となり,史跡や観光地など周辺の地域資源を活用した魅力ある商店街づくりに取り組むこと。

 これで,総務常任委員会の調査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,文教厚生常任委員長の報告を求めます。

  [文教厚生常任委員長今吉賢二議員登壇]



◎文教厚生常任委員長(今吉賢二)  文教厚生常任委員会が閉会中に実施した所管事務調査事項の「幼稚園及び保育所の現状と今後の運営方策について」の調査の経過と結果を報告申し上げます。

 まず,委員会では,1月29日に執行部の出席を求め,現地調査を踏まえ,本市の現状と今後の運営方策について説明を受けたところであります。

 本市には,市立幼稚園2箇所,私立幼稚園2箇所,市立保育所3箇所,私立保育施設14箇所,無認可施設2箇所,託児所2箇所,計25箇所の保育施設があります。地域別では,頴娃地域9箇所,知覧地域6箇所,川辺地域10箇所となっております。

 委員から,幼稚園の定員割れと保育所の定員オーバーが見られる原因をただしたところ,幼稚園の定員割れの大きな要因は,社会情勢の変化により,共働きが増えて家庭で保育できない環境が増加している。幼稚園は,学校教育法により,保育時間が4時間と定められていることから,長時間の保育を望む保護者の要望に応えられていないことと考えられる。一方,保育園は,幼稚園よりも保育時間が長く,延長保育などサービスを受けることも可能で,また,夏休み期間等の長期休業もなく,受け入れ年齢も0歳児からとなっていることから,入所希望者が多いのではないかとの答弁でありました。

 委員から,国,県及び市からの補助を受けず,保育料だけで運営している川辺地域の2無認可幼児施設の運営状況について説明を求めたところ,認可保育所は,所得額により保育料が決定されるが,無認可保育施設の場合は,所得額にかかわらず,保育料は一律で,認可保育所よりも安価となる世帯が多いことと,現在では0歳から預かることや,保育環境や保育内容が認可保育所と遜色のないことから,利用者が多いとのことでありました。

 委員から,認定こども園について説明を求めたところ,幼稚園と保育所のよいところを生かしながら,両方の役割を果たせる新しい仕組みをつくるという観点から,「就学前の子供に関する教育,保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が制定され,幼稚園を管轄する文部科学省と,保育所を管轄する厚生労働省が連携し,就学前の教育・保育ニーズに対応する新たな選択肢として認定こども園を,平成18年10月からスタートしており,23年には新たな国の法的整備がされるとのことでありました。

 委員から,本市の幼保一元化及び民間移管に向けた取り組み状況をただしたところ,4月に開所したかつめ保育所が,認定こども園に対応できる施設として整備されており,将来,地域関係者の要望が高まれば設置に向けて検討したい。また,民間移管については,平成20年7月に市立保育所民間移管検討委員会を設置し,移管に向けた調査や協議を行っているとの答弁でありました。

 以上のような本市の実態を踏まえ,委員会は去る5月11日から12日にかけて,長崎県諫早市,福岡県須恵町で調査を実施いたしました。

 まず,諫早市について申し上げます。

 諫早市は,長崎県のほぼ中央に位置し,平成17年1市5町による合併で,人口14万2,128人,面積321.28平方キロメートルの規模となっており,諫早平野では,主に麦が生産され,丘陵地帯は野菜やミカンの特産地となっております。

 国の規制緩和や行財政改革の流れを受け,市の集中改革プランに行政サービスへの民間活力導入が盛り込まれたことから,実行に向け,条例に基づく健康福祉審議会を設け,市立保育所のあり方や役割について審議されております。その結果,質に視点を置いた保育を実施することと,保育所の運営については,国や県からの情報がいち早く行政に入ってくることから,市立保育所が地域の核となり,私立保育所施設に情報提供を行うこと。また,育児不安や虐待予防等に対する相談対応の徹底などが大きな柱として掲げられております。このことから,市立6保育所のうち3保育所については,地域性を考慮しながら拠点保育所及び連携・補完施設として位置づけられ,市立保育所として存続することとし,残りの3保育所については22年4月から民間移管されております。

 委員から,民間移管までのスケジュールについて説明を求めたところ,18年6月の健康福祉審議会の民間移管の答申を受け,7月に民間移管検討委員会を設置し,19年2月に民間移管方針が正式に決定された後,半年間で延べ26回開催した住民説明会において,住民の理解を求めております。その後,20年8月に移管先の募集を行い,21年3月に移管先を決定後,1年間の市及び移管先による引き継ぎ保育を経た後,22年4月から民間移管されたとのことでありました。

 委員から,民間移管検討委員会の委員構成についてただしたところ,大学教授,民間保育所経営者代表,移管される3保育所の所長及び保護者会代表,税理士並びに市職員で構成されたとの答弁でありました。

 委員から,民間移管によるメリット・デメリットについて説明を求めたところ,メリットとしては,民間移管により余剰となった3保育所の経験豊かな保育士を残りの市立保育所へ配置することにより,職員体制の充実が図られた。また,これまで積み重ねてきた保育・子育てのノウハウや地域連携などを生かし,家庭における保育に関する相談や助言の実施並びに子育て,子供の発育等に関する情報提供を行うことができた。なお,デメリットについては,特になかったとのことでありました。

 委員から,民間移管の手法についてただしたところ,土地については,移管後5年間を限度に無償貸し付けとし,その後,譲渡または貸し付けは,市有財産規則等に基づき算定した額としている。また,建物及び備品については無償譲渡としているが,施設整備は移管先の法人が行うこととしている。さらに,施設整備に当たり,市は国等の関係機関と協議するとともに支援を行うこととした。なお,法人等の公募に当たり,募集資格については,認可された保育所を運営する社会福祉法人とし,市内又は隣接する市町に主たる事務所を有し,保育所の運営実績が平成20年4月1日現在で,5年以上あることを条件としたとの答弁でありました。

 次に,須恵町について申し上げます。

 須恵町は,福岡県の中央部よりやや北西寄りで,福岡市の東約10キロメートルに位置し,人口2万5,958人,面積16.33平方キロメートルで,近年福岡市のベッドタウンとして住宅数が急増しております。町営として,幼稚園3園及び保育所3カ所が平成18年度まで運営されておりましたが,社会構造の変化に伴い,既婚女性の社会進出が顕著となり,幼稚園の定員割れ及び保育所の待機児童数の増加により,町立の施設として同等の保育及び教育を提供できる環境整備の可能性について,健康福祉課と教育委員会による合同研究調査が行われております。その結果,0歳児保育から高校入学に係る奨学資金貸付制度までを一貫して取り扱う窓口として,こども教育課が誕生し,平成19年4月には,福岡県内で公立第1号の認定こども園として,須恵町立アザレア幼児園が開園しております。

 委員から,こども教育課の設置によるメリットについて説明を求めたところ,住民が子育てに関する手続が一つの窓口でできること。また,命令管理系統が一本化されたため,教育と福祉の情報が共有化され,幼稚園や保育所から継続する家庭内の問題が大きく関係する学校教育現場における諸問題の対応がスムーズに進んでいる。さらに,施設の共同利用による経費削減等,幼保一元化がもたらす行財政効果は,極めて大きいとのことでありました。

 以上の調査結果を踏まえ,委員会は5月18日に次のとおり意見の集約を行いました。本市の幼稚園及び保育所の現状と今後の運営方策について,委員会として次の4点について提言するものであります。

 まず1番目に,諫早市では,市民の健康増進,社会福祉の向上及び医療体制の充実を図るため,条例に基づく健康福祉審議会を設置している。本市においても乳幼児から高齢者まで,安心して暮らせるよう審議する機関として条例に基づく組織を設置すること。

 2番目に,諫早市,須恵町では,民間移管の検討委員会や幼保一元化の審議会の設置に当たっては,学識経験者,保育専門家,保護者,地域住民代表などを構成委員として,調査,協議を行っている。民間からの意見・要望を広く求めることは,極めて重要であり,本市においても検討委員会に外部からの委員を登用すること。

 3番目に,諫早市では,すべての子供が健全に育成されるよう,あらゆる施策や事業において,常に「子供の目線」に立った取り組みで検討は進められている。

 本市においても,民間移管については,行財政改革のみらとらわれず,子供の健全な育成に重点を置いて慎重に検討すること。

 最後に,民間検討委員会での決定事項等については,市民に対し十分な説明と情報提供を行い,関係者の理解が得られるよう努めること。

 以上で,文教厚生常任委員会の調査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,産業建設常任委員長の報告を求めます。

  [産業建設常任委員長菊永忠行議員登壇]



◎産業建設常任委員長(菊永忠行)  産業建設常任委員会が閉会中に実施した所管事務調査事項の「南薩畑地かんがい事業の現況と維持管理対策等について」調査の経過と結果を報告申し上げます。

 当委員会では,本市の基幹作物であるサツマイモ,お茶の主生産地であります頴娃・知覧地域の南薩畑かん地区において,農業用水の安定供給が不可欠であることから,本地域のかんがい事業における今後の問題点等について調査をいたしました。

 まず,委員会では,1月25日及び4月13日に,執行部及び参考人として南薩土地改良区職員の出席を求め,現地調査を踏まえ,南薩畑地かんがい事業の現在に至るまでの経緯と維持管理の問題点等についての説明を受けたところであります。

 南薩畑地かんがい事業は,水の乏しい指宿市,南九州市,枕崎市に広がる南薩台地において,標高150メートル以下の畑地5,915ヘクタールにかんがいが実施されているもので,受益かんがい用水確保のため,頴娃町の馬渡川,高取川,集川の3河川の余剰水が池田湖に導入貯水され,池田湖を調整池として活用しております。

 なお,地域を東部の指宿地区,南部の山川,開聞地区並びに西部の頴娃,知覧及び枕崎地区の3団地に分け,各団地にそれぞれ池田湖から揚水し,各圃場への配水を行っているものであります。

 当事業は,昭和39年より,旧指宿市,枕崎市,旧山川町,旧開聞町,旧頴娃町,旧知覧町の2市4町により取り組まれております。昭和45年度から59年度にかけて,国営事業により取水施設,導水路,送水路,揚水施設,水管理施設等を事業費約183億円で整備しております。

 また,県営事業により,約526億円を投じ,昭和47年度から平成6年度にかけて,区画整理,農道,農地保全,畑地かんがい工事を行っております。さらに,団体営事業において,スプリンクラーヘッドの購入事業を行っており,総事業費は約709億円となっております。

 このように,巨費を投じ整備された広大な畑地かんがい施設の管理運営を行うため,昭和48年に南薩土地改良区が設立され,現在の組合員数は1万1,348人となっております。なお,土地改良区の業務は,施設の維持管理,賦課金の徴収,事業負担金の償還,農地転用による地区除外が主で,現在の職員数は13人となっております。

 土地改良区では,受益者負担金として,経常賦課金と特別賦課金を徴収しており,経常賦課金は10アール当たり一般事務費1,200円及び栽培作物により異なる施設管理費からなり,特別賦課金は工事に係る負担金で,国営事業,団体営事業については既に償還済みとなっており,県営事業に係る償還金のみが,平成31年度まで残っております。なお,本市より県営事業の償還金補助を行っており,本年度は3,135万1,000円となっております。

 賦課金の徴収率は,20年度において99.16%で,近年低下してきており,滞納金が約1,400万円となっておりますが,滞納の原因は,後継者不足や農産物価格低迷による所得減が主であるとのことでありました。

 畑かん地域における本市の受益農家は,頴娃地域3,480人,知覧地域1,140人の4,620人となっており,畑かん面積は,頴娃2,174ヘクタール,知覧地域1,091ヘクタールの3,265ヘクタールで,本市は総受益面積の約55%を占めておりますが,受益地では,主にサツマイモ,お茶,ニンジン,キャベツ,花卉等が栽培されております。

 委員から,基幹水利施設の維持管理について,施設によっては建設後30数年を経過しており,更新の時期を迎えると考えることから,今後の対応について説明を求めたところ,現在,国・県がストックマネジメント事業により,施設診断を実施しており,国営事業については22年度で,また県営事業は23年度で施設保全計画が策定され,計画に基づき更新事業を実施するとのことでありました。

 本市においては,国及び県の補助金対象の基幹水利施設管理事業が,平成9年度より導入され,西部団地の南薩農業水利造成施設に関する事務の一部について,管理運営を行っております。主な事業内容として,揚水機場の電気料,施設管理及び水質調査委託費,施設の維持管理補修工事費であり,20年度総額は8,217万5,585円で,うち電気料が3,855万3,579円となっており,また,基幹水利施設管理事業の対象とならない施設については,国営造成施設管理体制整備促進事業が導入され,施設維持管理費の37.5%を国と市がそれぞれ50%の割合で負担し,パイプライン等の水路保守点検,漏水補修及びPCタンク,加圧機場等の電気料の支払いに充てております。本年度予算額は599万2,000円で,大部分を南薩土地改良区へ事業補助しております。

 委員から,かんがい用水の水質について説明を求めたところ,11年度より水質検査を業者に委託しており,池田湖の第1揚水機場,頴娃町山下の第2揚水機場,及び導水する3河川の頭首工の5箇所において,年6回用水を採取し,水質検査を実施しており,その調査結果は基準値を超えている項目も見られたが,その値は過去の変動の範囲内であり問題はないとのことでありました。

 以上のような本市の現況を踏まえ,5月11日から12日にかけ,佐賀県唐津市の上場土地改良区及び福岡県久留米市の耳納山麓土地改良区での調査を実施しております。

 まず,上場土地改良区について申し上げます。

 当土地改良区は,佐賀県唐津市と玄海町にまたがる松浦川から高低差200メートル以上ある大小無数の台地において,昭和48年より,国営及び県営事業により総事業費約1,600億円をかけ,受益面積5,254.7ヘクタールの整備に着手し,平成19年度に完了しております。なお,昭和52年2月に土地改良区を設置し,現在の組合員数は4,981人となっております。

 国営事業において,地区内に5基のダムを新規に建設し,松浦川より揚水して,田畑かんがい及び農地造成並びに農道を整備しております。

 また,県営事業では,用水路,散水施設及び農地の区画整理並びに農道を整備しております。

 なお,現在,松浦川より年約1,000万トン揚水し,5基のダムを経由して,各圃場に供給しているとのことでありました。

 組合員への受益者負担金は,10アール当たり,経常賦課金の1,600円及び栽培作物により異なる維持管理賦課金並びに圃場整備に係る特別賦課金とのことでありました。

 委員から,賦課金の滞納状況について説明を求めたところ,滞納金の累積額が1億円を超えており,新たに賦課金徴収係を設け,国営徴収法や地方税法を準用して,差し押さえを行っている。なお,現在,差し押さえ件数は100件超とのことでありました。

 施設の維持管理については,公共性の高いダム,揚水機場等は,唐津市と玄海町が共同で管理を行っており,パイプライン等の修繕は,土地改良区で行っているとのことでありました。

 次に,耳納山麓土地改良区について申し上げます。

 当土地改良区は,福岡県久留米市とうきは市において,筑後川以外の河川は,流域が狭く,用水源が不安定であることから,昭和47年度より国営及び県営事業により,総工費約575億円で,ダム,頭首工,取水工及び農地造成を整備しており,平成12年度に完了しております。本地域は,耳納山麓沿いの樹園及び水田が主で,山麓部では,柿,葡萄,梨等が,また水田地帯では,米,麦のほか野菜,花卉,苗木等が生産されております。なお,受益面積は3,860ヘクタールで,組合員数は5,767名でありますが,賦課金は農地の状況に応じ,地区ごとに細かく設定されております。

 委員から,施設の管理方法について説明を求めたところ,水田については,国営及び県営事業で整備した施設は土地改良区が,また用排水路は地元の水利用組合が管理している。なお,新たに整備した畑地かんがい施設の電気料は,地区ごとの管理組織において電力会社と契約し,支出しているとのことでありました。

 委員から,施設の問題点についてただしたところ,国営事業で行った施設が年々老朽化し,電気関係の制御システムの故障等が発生しており,本年よりストックマネジメント事業で機能診断を行っているとの答弁でありました。

 以上の調査結果を踏まえ,委員会は5月20日に意見の集約を行ったところであります。

 まず,委員会としては,南薩土地改良区が研修先と比較し賦課金の徴収率も高く,かつ耕作放棄地の面積も大幅に少なく良好な管理運営を行っていることと,本事業による水を多く用いる作物への転換も図られ,農業所得向上につながっており,これまでの取り組みを高く評価するところであります。

 次に,委員会としては,今後の南薩畑地の水利用農業がさらに発展するよう,次の4点について提言します。

 1番目に,畑地かんがい施設は建設後数10年を経過しており,施設の老朽化による漏水等が発生し,修繕費が年々増加傾向にある。ストックマネジメント事業において,診断,改修を行う計画となっているが,改修に当たっては多額の費用を要すると考えることから,国及び県の財政措置が図られるよう努めること。

 2番目に,受益農家の高齢化が進み,耕作放棄,後継者不足等による賦課金の滞納額が増加傾向にあり,南薩土地改良区においても苦慮している。本市においても,農業の置かれた状況は厳しいものがあるが,所得の向上が図られるよう的確な農業振興策を展開すること。

 3番目に,干ばつに対する水不足が懸念されることから,不測の事態に対応できるよう新たな水供給の方策を今後も検討していくこと。

 最後に,南薩土地改良区及び関係市と連携を図り,計画的な施設の更新並びに維持管理を要望します。

 これで産業建設常任委員会の調査報告を終わります。



○議長(田之脇厚)  これで諸般の報告を終わります。

    ────────────────────



△日程第4発議第3号口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書の提出について



○議長(田之脇厚)  日程第4,発議第3号口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書の提出についてを議題とします。

 本案について,趣旨説明を求めます。



◎議員(森田隆志)  発議第3号口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書の趣旨説明を申し上げます。

 平成22年4月20日,国内では10年ぶりとなる口蹄疫が宮崎県で発生して以来,感染防止対策と早期撲滅に全力で取り組んでおりますが,感染の猛威は一向に衰えず,本県に隣接する都城市においても発生し,去る6月10日に伊藤知事が準非常事態を宣言するなど,いまだに終息のめどは立っておりません。

 また,県内においては子牛の競り市が全面中止となっているなど,今後の畜産経営に不安を募らせるとともに,地域経済,市民生活にも多大な影響が出ており,このまま口蹄疫感染が拡大すると,南九州の畜産業に壊滅的な影響を与えることが予想されます。

 我が南九州市は,農業生産額の約6割を畜産が占めていることから,本地域への口蹄疫侵入を防止するため,各関係機関,団体,一丸となって自主防疫を展開しておりますが,終わりの見えない自主防疫対策の中で,畜産農家は心身ともに疲弊しております。

 よって,一日も早い終息に向け,感染を封じ込めるための防疫処置に関しあらゆる支援を行い,畜産農家が安心して生産,肥育を続けられ,経営安定が図れるよう口蹄疫に対する総合的な支援対策の強化と充実を求める意見書を提出しようとするものであります。

 意見書の提出先は,衆議院議長,参議院議長,内閣総理大臣,農林水産大臣,総務大臣,財務大臣,経済産業大臣,民主党鹿児島県地域主権推進会議会長であります。

 よろしく御審議くださるようお願いいたします。



○議長(田之脇厚)  これをもって趣旨説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。

 本案については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず,本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。

 これで討論を終わります。

 これから発議第3号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。発議第3号は原案のとおり可決されました。

    ────────────────────



△日程第5―日程第6

         報告第1号―報告第2号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第5,報告第1号平成21年度南九州市一般会計繰越明許費繰越計算書について及び日程第6,報告第2号平成21年度南九州市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてを一括議題とします。

 報告理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  報告第1号,本件は平成21年度南九州市一般会計繰越明許費繰越計算書を5月31日に調製したので,地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会に報告するものであります。

 次に,本件は平成21年度南九州市簡易水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書を5月31日に調製したので,地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会に報告するものであります。



○議長(田之脇厚)  これをもって報告理由の説明を終わります。

 これから報告第1号及び報告第2号について,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 以上で報告第1号及び報告第2号の報告を終わります。

 しばらく休憩します。

午前10時57分休憩

───────────

午前11時8分開議



○議長(田之脇厚)  再開します。

    ────────────────────



△日程第7承認第3号専決処分の承認を求めることについて



○議長(田之脇厚)  日程第7,承認第3号専決処分の承認を求めることについてを議題とします。

 本件について,提出理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  承認第3号について御説明を申し上げます。

 本件は,平成22年度南九州市一般会計補正予算(第2号)を地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分したことについて報告し,承認を求めるものでございます。

 専決処分の内容につきましては,水中ポンプの故障により営業を中止していた頴娃中央温泉センターについて,早急に営業を再開する必要があることから,水中ポンプの修理に要する経費等を補正したもので,第1条の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ388万5,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ204億2,721万3,000円としたものであります。

 歳出につきましては,水中ポンプの修理に伴うポンプの入れ替え,井戸内の清掃及び故障したポンプのオーバーホールに係る費用を補正し,歳入につきましては,財政調整基金からの繰入金を充当したところであります。

 以上,地方自治法第179条第3項の規定に基づき議会へ報告し,その承認を求めるものであります。

 なお,井戸内の清掃を行うため,清浄器具を井戸に挿入したところ,洗浄箇所の入口,深さ700メートル地点で器具の挿入ができない状態となっており,原因はお湯を取り入れるためのストレーナーの入口が外圧によって潰れたか,または折れ曲がっている可能性が高いとのことでありました。

 このようなことから,泉源の利用が可能かどうか,ポンプ位置を深さ120から200メートル地点まで下げて湯量調査を実施いたしました。その結果,十分な湯量が確認されましたので,本日から営業を再開したところでございます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提出理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。



◆議員(浜田茂久)  ただいま水中ポンプの取り替え諸経費,300万以上の専決処分の議案が提案されましたが,この300万以上の水中ポンプの取りかえ,この諸経費については交付税対象,いわゆる経済対策資金等々の見通しを,既にポンプの修理というのは見通しがあったはずですから,そういう制度利用の交付税で行えば,財政調整基金を取り崩さなくとも計画的に処理されたはずであるということを私は判断いたしますが,そのことについての答弁があったらお聞かせいただきたい。



◎財政課長(上野勝郎)  交付税措置の分についての御質問でございますが,御案内のとおり交付税につきましては,7月の中旬ごろに算定がございましてそれで交付決定されるわけでございますが,その中にこの特別な事情というのは含まれていないところでございます。

 これに係る費用につきましては,特別交付税というのがございますので,その中で9月か10月ぐらいに申請があるわけでございますが,そこで特別財政需要ということで国のほうへ申請をいたしますが,その額がそのまま入ってくるかどうかということにつきましては,国の考え方,県の考え方によりますのでわからないわけでございますが,それに向けての努力はしてまいりたいというふうに考えてまして,現段階におきましてその財源を交付税措置ということでするわけにいかなかったことから,財政調整基金での調整をさせていただいたところでございます。

 以上でございます。



◆議員(浜田茂久)  特別交付税については特別でありますから,特段の理由がある場合は我が国は処理するという基本認識方程式を持っておりますからさらに研究して,事後承認であろうともなされる可能性ありますから,今後検討し,事後の交付税として,12月ですね,12月は必ず年度内のすべての会計制度のやり取りがありますから,そこまで踏まえて財政措置には取り組んでいただきたい。

 以上。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑ありませんか。



◆議員(柚木茂樹)  市長の専決処分ということで,300万超える専決をなされたわけですが,私は従来からどうも本市の専決処分に関しては法の趣旨を逸脱してるのではないかという考えを持っておりまして,先般阿久根市が職員の給料を大幅減額する専決処分がありまして,議会も反発をしたと。

 恐らく承認しなかったんでありましょうが,専決処分の怖いのは,仮に承認をしなくても法的に効力があって,それが施行されるということであります。これが乱用されますと,議会は要らないとここにつながるわけでありまして,その見地から質問をいたします。

 専決処分の,なぜこの法律上こういうやり方があるかと言いますと,予算に影響を及ぼさない小額な金額もしくは臨時議会を含む,議会を開くいとまがないときにやむなく,行政上のサービスが著しく損なわれるというときに認められる制度でありますから,本市においてもそういう予算の限度額は条例で示されているはずです。一体幾らなのか。それから,専決処分のですよ,予算の認められる上限額は幾らなのか,条例上のですね。

 それと,本議会を,私は臨時議会を開いて議会の議決をもって補正予算でやるべきだったと考えておりますが,議会を開くいとまがないほどに緊急性を要したのかどうか。その辺の説明をお願いしたいと思います。



◎財政課長(上野勝郎)  専決処分の限度額ということでの御質問でございますが,ちょっと条例を持ってきていないので詳しいことはお答えできませんけども(発言する者あり)限度額という具体的な数字は示されておりません。

 ただ,歳入歳出が同額とか,政策上問題がないとかいう部分につきましての専決処分というのは委任されているというふうに考えております。

 以上です。



◎市民福祉部長(有水秀男)  えい中央温泉の件につきましては,5月15日にお湯の量が急激に減ったということで,急に不足する状態となったということで,湯量の確保ができないということから16日から営業停止をして,プールだけはしておったんですけど,緊急に修繕の必要を生じたということで,議会の招集のいとまがなかったということで対応いたしたところであります。

 以上です。



◆議員(柚木茂樹)  限度額は,旧知覧町時代はたしか5万だったと思ってるんですよ,5万。条例にはたしか,50万か5万かどっちかだったと思ってるんですが,本来は休憩をもって本当にないのかどうか,ないんであれば市長の専決の,横暴じゃないですけど専決の怖さを防止する意味でやっぱり条例化すべきだと思いますよ。

 そうしないと,阿久根市みたいに給与の半分を専決処分するという横暴に出ても,それは法的に効力があって何らそれに対して議会はチェックができないわけでありますから,そういう事態も起こりかねないと,それを含む今の専決,300万を含む,含むといいますかそれにつながる,300万は多額ですからね,ですから質問してるわけです。

 それから,今議会を開くいとまがないとおっしゃいます。これは修理の期間中は使えないわけでありまして,きょう招集してもあしたは開けるんですよ南九州の場合は。我々は報酬いただいて市民のために活動するためにここに立ってるわけですから,あした来てくださいと,事故起きましたと,ポンプが動かなくなりましたというのに対して,どうこういう議員は1人もいないと思いますよ。それを,議会を開くいとまがないという理由にはならないと思う。

 そこで,市長が専決ですから市長の御意見を聞いて質問終わりたいと思います。

市長(霜出勘平 )  今のお尋ねの件につきましては,これは課長が説明いたしましたように開くいとまがなかったと,もう緊急を要する,一日も早く市民の皆さんに提供をしなければいかんというようなことでしたので,専決処分をさせていただいたところでございます。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑ありませんか。



◆議員(今吉賢二)  えい中央温泉が,今部長の説明では5月16日から休業したと,ポンプの故障によりですね。それで,あそこの中央温泉の場合もですけども,フリーパス券を利用してる方が多数いらっしゃると思うんですが,1箇月間休業したと,その場合はどういうような対応方をするのか。

 それと,何ですか食堂を,10数万の賃料を払って営業している方もいらっしゃいますね。その方々については,どのような今後対応をしていくのか。1箇月間ちゅうのは長いですから,その辺はどう考えていらっしゃるのか答弁を求めます。



◎福祉課長(君野悦郎)  まず,フリーパス券の件でございますが,これにつきましてはこの休業をした期間を基本的に延ばして,その日数を延ばして対応をするというふうに考えておりまして,基本的に半年間という部分でございますけれど,休業期間をプラスするということでございます。

 それから,食堂等の部分につきましては,今現在その代表の方と協議をいたしておりますが,基本的には休業期間が非常になごうございましたので,十分業者の方と協議をしながら,この原因についてはポンプの故障等ということで,不慮の事故ではございますけれども長期間にわたりましたので,十分協議をして,話を聞いて協議をしてまいりたいというふうに思っております。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はございませんか。質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。

 本件については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず,本件に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。次に,本件に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから承認第3号を採決します。この採決は起立によって行います。本件はこれを承認することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。承認第3号は承認することに決定しました。

    ────────────────────



△日程第8議案第37号交通事故に係る和解について



○議長(田之脇厚)  日程第8,議案第37号交通事故に係る和解についてを議題とします。

 本件について,提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第37号,本案は交通事故に係る和解について,地方自治法第96条第1項第12号の規定により,議会の議決を求めるものでございます。

 平成22年2月8日午前10時10分ごろ,南九州市川辺町田部田4309番地先におきまして,職員が市の所有する公用車で走行中,信号機に従い交差点に進入したところ,枕崎方面から前方不注視により走行してきた相手方車両と衝突し,職員の身体に損傷及び車両に損害を被った事故で,市が損害を受けた車両分について示談書を取り交わし,相手方に損害賠償金を請求しようとするものでございます。

 和解の相手方でございますが,住所が鹿児島県枕崎市泉町193番地,氏名が久保房子で,損害賠償金を27万5,426円とするものであります。

 和解の内容につきましては,相手方は南九州市に対し損害賠償金を支払い,南九州市は相手方に対し損害賠償金以外の一切の請求をしないとするものでございます。

 御審議の上,御決定を賜りますようにお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提出理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本件については,委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず,本件に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。次に,本件に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから議案第37号を採決します。この採決は起立によって行います。本件はこれを可決することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。

 議案第37号は可決されました。

    ────────────────────



△日程第9議案第38号南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定について



○議長(田之脇厚)  日程第9,議案第38号南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定についてを議題とします。

 本件について,提出理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第38号南九州市お茶街道ゆとり館の指定管理者の指定についてでございますが,施設の名称は南九州市お茶街道ゆとり館,指定管理者となる団体の名称は,住所が鹿児島市西田2丁目21番17号,団体名が有限会社ワコー二十一,代表者名が中村和雄でございます。指定管理期間は,平成22年7月1日から平成28年3月31日まででございます。

 提案理由といたしまして,南九州市お茶街道ゆとり館の効果的かつ効率的な管理運営を図るため,指定管理者として指定しようとするものでございます。

 なお,参考資料として会社の概要等を添付してございますので,御審議の上議決いただきますようお願い申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提出理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。



◆議員(大薗秀己)  指定管理の指定について質疑いたします。

 このお茶街道ゆとり館につきましては,途中で前の指定管理者が指定を自分で中止し新たにこの指定になったわけですが,今回参考資料を見てみますと,5社の申し込みがあったようです。

 その採点の数字もここに示されているわけですが,このワコー二十一という会社が他の4社と比べて最も優れたところというのはどういう点で,これが採用になったのか示していただきたい。

 そして,南九州市内の業者がこの他の4社ですかね,合わせて5社ですけども,何社いたのか示していただきたいと思います。



◎財政課長(上野勝郎)  指定管理者候補の決定に至る経緯ということの御質問だろうということで,所管しております財政課のほうで答弁させていただきたいと思いますが,指定管理者候補の選定基準につきましては,公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第4条というのにございますが,その中に3つの項目が規定されております。

 今回の選定に当たりましては,先ほども申しましたとおり24ページの2のほうに採点結果等を示してございますけども,今回はこの基準を5つに区分いたしまして,さらにそれぞれの区分を細分化いたしまして,合計16項目で審査いたしたところでございます。

 また,審査に当たりましては,この条例の施行規則第6条の規定によりまして,同規則の8条の規定による8名の市の職員の委員と,それから民間から商工会関係者2人を加えました合計10名の委員で構成いたします選定委員会を設置いたしまして,慎重に審査いたしたところでございます。

 採点結果につきましては,資料に記載してございますとおり,すべての算定基準におきましてワコー二十一が最高得点を得ましたので,委員会といたしましては指定管理者候補として選定し,市長の決裁を受けまして提案いたしているところでございます。

 また,申請者の内訳でございますが,今回は5社の申請がございましたが,内訳といたしましては南九州市内の業者が3社,それから鹿児島市内の業者が2社ということでございました。

 以上でございます。



◆議員(大薗秀己)  ゆとり館に関しましては,非常に優良な施設として,前任といいますか前利用されていた方々が独立してまた店を始めたということも考えまして,非常に有効な市の施設であり,それを指定管理して利益を上げてる店ではなかったかなと思うわけです。

 その中で,やはり市の財産である以上,市の業者を育成する観点も考えなければならないと思うんですが,この採用の中で地産地消,地元の産品に対する販売も前は行っておりましたけれども,今回その項目が入っていたのか。

 そして,こういう大きな1億を上げるような販売をやる会社には,地元の業者は太刀打ちできないのではないかと思うんですよね,申し込みの段階で。地元の財産を地元の業者にというような部分も考えていいのではないかと私は思ってるんですけども,この辺は私の感想でありますので答弁は要りませんが,先ほど言いましたけど,地場産品の販売とかそういうものの評価がこの中に入っていたのかどうかをお聞かせください。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  所管する頴娃支所からお答えをさせていただきますが,地産地消という考え方,これはプレゼンテーションの中でもお伺いしたり,それからどういう考え方で農産物の販売行うのかとか,そういうのも審査基準項目の中で質問事項として取り扱っております。

 それから,この地産地消の考え方でありますけども,現在,旧頴娃町が中心になってたかと思うんですが,現在62戸の農家の方が販売登録を行ってるということで,この62戸の販売農家にはすべて説明会の案内を申し上げ,今後の反映に期したいということで考えております。

 ワコー二十一の会社も,この62戸の販売に共同参加するということで,協調するということで話し合いはついております。

 以上です。



◆議員(大薗秀己)  もう一つ。店の多分食堂だと,建物がそういう利用価値がある場所ですので,その店はどのようなものを提供するということを聞いてるんですか。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  ワコー二十一の営業方針ですが,地域の産物,これを直売するというのが第1の要件になるわけですが,あと附属しまして,その企業の企業努力というのの中で食堂経営ということでお伺いしております。

 この内容等については,今後企業がどういう方式でその食堂の運営をするか,今後の課題であると思っております。

 以上です。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。(「関連」と呼ぶ者あり)



◆議員(浜田茂久)  今のやり取りを聞いとって,判定基準の中でどのような点を判定基準にして示されたか,少なくとも市の代表が議員でありますから,せめて判定基準はこういうことを提示して,こういうところが優位でありましたという総評的なやつは,議会後でもいいですからこれはもう当然お示しいただきたい。

 さらに,もしも合併していなかったとして考えたとき,頴娃町の施設でありましたから,先人が努力してつくったところです。やはり地域性,当然南九州市の中の地域性というのは考慮して,していなかったとするならばなされていくはずでありますから,そういうお互いの3町が手を取り合っていくとするならば,そういう配慮が大いに政治的にあるはずでありますが,そういうことを後日提示していただきたい。(「資料提出だそれ」と呼ぶ者あり)



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。



◆議員(柚木茂樹)  指定管理者制度というのは,民間のノウハウを活用して,行財政的にも供するサービスも,行政サービスが向上するという視点に立ってなされる制度ですから,このワコー二十一,選考委員会を尊重しまして多分優秀なノウハウ持ってる会社なんでしょう。

 問題は,私はなかなか,今現行行われる指定管理者制度はうまくいってないと思ってるんですよ。一例申し上げます。知覧の温泉センター,当時入浴料はありまして700万の一般持ち出し,一般的赤字ですね700万赤字。それが1,100万でもって鹿児島の人材派遣会社に,1,100万の赤字ですね一般持ち出しをして出しております。

 じゃあ,サービスが著しく向上したかというとどうもそうでもない。それで,1年に1回収支報告書を出します。事業計画書も出します。そのときに,問題はここなんですよ,質問の問題はですね。指定管理料の改正も含む協議をして,契約は5年ですがこの1年のそこがポイントだと。そこがうまく機能してないとこういうように思ってるんですよ。

 その業者さんは自動販売機を置いております。売上利益が110万ありましたが,それは事業報告書に出しておりません。当然,企業は利益を出したいですから,出さないでいいもの,あるいは隠されるものは隠そうという方向は考えられますよね。

 指定管理者を管理するのは行政なんです。1年に1回,そういうふうに契約でもなってるんです。この辺の,今回のこの業者は117万営業利益は自分が全部とってですよ,市が117万あげて営業するんですよ。

 この117万が果たして妥当なのかどうかは,1年に1回の協議でしっかり踏まないといけない。そういうのはどうやってチェックしていくんですか。御答弁願いたいと思います。



◎頴娃支所長(永谷岩男)  年間の業績,それから実態報告,これは年度末にすべて行われるわけです。その中で,実務報告も行われるわけですが,私どもがこの指定管理料と算定している根拠としましては,あそこの館を管理するために必要な全体の収入と支出,この差額で割り出してるというのが現実です。

 その中で,特に市の指定管理の条件となってるのが農畜産物,農特産物の販売,これを条件としてるわけでございまして,その15%が販売手数料として入るということです。その営業されてる方へですね。あとの85%は農家の方へ還元されてるわけです。

 そうしますと,15%だけではあの館は維持運営できないわけです。ですから,電気代,ガス代,それから水道料,これ館が大きいだけに相当な年間経費になります。それから,セコム等のセキュリティの契約,消防契約,衛生契約,いろんな契約がございますが,それら等すべて引っくるめて総支出をはじき出し,それから歳入となる見込額,先ほど自動販売機もございましたが,そういう歳入も含めてその差額の不足分を指定管理料の算定根拠として出してるという実態でございます。

 以上です。



◆議員(柚木茂樹)  今回,まだここ営業していないわけですから,ワコー二十一がしたら,歳入と歳出,収入と支出からしたら117万赤字だから,指定管理料を赤字と見てくださいとこういう契約だと思うんですよ。ところが,そこが本当にちゃんとした営業努力をもってやっとれば,117万は家賃を出してでも稼げる施設かもしれないんですよ。

 それで,これはもう117万,今年はこれでいいですよ。しかし,1年に1回見直しがあって,今支所長は物産品だけ言いました。あそこの物産品はそんなに売れるところじゃありません。実際上は,あそこの横の飲食の営業のほうがずっと多いんです。

 指定管理者は,全部を含めて営業として見なしているわけですから,全体の営業利益の中から指定管理料が妥当か判断しなければ,判断になりませんよ。そこの15%だけ見て判断するのは判断になりません。市の財産ですから。あと4年したら財政調整基金は枯渇するんですよ。今のままで行くと我が南九州市は。

 1円でも財源を求めるのが行政じゃないですか。その観点だけ市長,答弁ありましたらお願いしたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  指定管理者制度についてのお尋ねのようですが,これはこの地域の活性化ということもこの中にはあるわけです。いろんな形で民間の方々でいい知恵を出してもらって,そして地域の活性化にも寄与していただくというようなことです。

 そして,この実態といたしましては,市の持ってるこの施設をやはり有効活用をしていくんだというようなことでございます。

 指定管理者につきましては,毎年決算書を出していただいて,それを我々は精査をして,この今後の運営というんですか,指定管理のあり方というものは検討をいたしておるところです。

 そういったことで,この直営化,指定管理化というようなことでございますので,直営でない場合は指定管理者にお願いをして有効活用をしていただきたいというようなことでお願いをいたしております。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本件については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず本件に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本件に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから,議案第38号を採決します。この採決は起立によって行います。本件はこれを可決することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第38号は可決されました。

    ────────────────────



△日程第10議案第39号指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び指宿広域市町村圏組合規約の変更について



○議長(田之脇厚)  日程第10,議案第39号指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び指宿広域市町村圏組合規約の変更についてを議題とします。

 本件について提出理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第39号指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び指宿広域市町村圏組合規約の変更について御説明を申し上げます。

 本件は,地方自治法第286条第1項により,指宿広域市町村圏組合の共同処理する事務を変更し,指宿広域市町村圏組合規約を変更することについて同法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 内容といたしましては,一般廃棄物管理型最終処分場を設置することに伴い,その設置,管理及び運営に関する業務の共同処理並びに各共同処理する事務の区域及び負担割合をより明確にするため指宿広域市町村圏組合規約を変更するものでございます。

 なお,一般廃棄物管理型最終処分場費の設置に関する経費でありますが,この最終処分場につきましては,埋立総量6万1,000立方メートルを計画いたしておりまして,経費負担割合につきましては,南九州市及び指宿市の埋立量の比率に基づき按分されております。

 頴娃ごみ処理施設分は,既存の埋立量2万8,000立方メートル及び今後15年間の埋立量1万7,000立方メートルの計4万5,000立方メートル,また指宿市清掃センター分は,今後15年間の埋立量を1万6,000立方メートルと見込んでいるところであります。

 したがいまして,指宿広域圏組合の負担割合が73.77%,26.23%が指宿市の負担割合となります。

 以上で説明を終わりますが,御審議の上,御決定をいただきますようお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって,提出理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。



◆議員(浜田茂久)  最終処分場の予算のページでありますが,提案でありますが,地元民として確かめておきます。ダイオキシンの発生は絶対ないということが言明できるかどうか,それだけ。

市民生活課長(折田盛彦 )  ただいまの御質問でございますけれども,ダイオキシンの発生が全くないということは言えませんけれども,国の定めている基準値以内ということでございます。

 以上で終わります。



◆議員(浜田茂久)  基準値以内はダイオキシンが発生するという答弁ですね。

市民生活課長(折田盛彦 )  そのとおりであります。



◆議員(浜田茂久)  我が鹿児島県も相当な議論を重ねた結果,この1点について絶対に漏れのない方法で臨みますという知事答弁の中で現在進行しておりますが,霜出市長,南九州市の頴娃町にあなたの管轄するときに埋立をするわけでありますから,今後,絶対に心配いらないということを,この議場で言明できるかどうかを質問する。

 以上。



◎市長(霜出勘平)  今回,建設いたしますのは,オープン型ではなくて,クローズド型なんです。屋根がありまして壁があって,外にはそういったことで出ないというようなクローズド型でございます。

 また,水処理についても万全を期しておりますので,この許容範囲内で必ず納まるというふうに信じております。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。本件については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本件については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから討論を行います。まず本件に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本件に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから,議案第39号を採決します。この採決は起立によって行います。本件はこれを可決することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第39号は可決されました。

    ────────────────────



△日程第11―日程第12

         議案第40号―議案第41号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第11,議案第40号南九州市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び南九州市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,並びに日程第12,議案第41号南九州市過疎地域産業開発促進条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。

 本案について,提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第40号南九州市職員の勤務時間,休暇等に関する条例及び南九州市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明を申し上げます。

 本案は,地方公務員の育児休業等に関する法律等の一部改正により,育児休業をすることができる職員の範囲等が改正されたことに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。

 改正の内容でございますが,南九州市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の改正につきましては,職員の配偶者の就業状況等にかかわりなく,育児や介護を行うための早出,遅出勤務ができるようにすることや,3歳に満たない子を養育する場合の時間外勤務の制限ができるようにすることなどが主な内容でございます。

 また,南九州市職員の育児休業等に関する条例の改正につきましては,配偶者が育児休業をしている職員についても,育児休業の取得は可能となることや,子の出生の日から一定期間内に最初の育児休業をした職員が再度の育児休業を取得することを可能とすることなどが主なものであります。

 以上で提案理由の説明を終わります。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

 次に,議案第41号南九州市過疎地域産業開発促進条例の一部を改正する条例の制定について御説明を申し上げます。

 本案は,過疎地域自立促進特別措置法の一部改正に伴い,字句の改正など所要の改正をしようとするものでございます。

 御審議の上,議決いただきますようお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提案理由の説明を終わります。

 これから議案第40号及び議案第41号について一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 お諮りします。議案第40号及び議案第41号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。議案第40号及び議案第41号については委員会付託を省略することに決定しました。委員会の付託を省略します。

 これから議案第40号について討論を行います。まず本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから,議案第40号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第40号は原案のとおり可決されました。

 次に,議案第41号について討論を行います。まず本案に反対者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  反対討論なしと認めます。

 次に,本案に賛成者の発言を許します。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  賛成討論なしと認めます。これで討論を終わります。

 これから,議案第41号を採決します。この採決は起立によって行います。本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

  [賛成者起立]



○議長(田之脇厚)  起立多数であります。議案第41号は原案のとおり可決されました。

    ────────────────────



△日程第13議案第42号訴えの提起について



○議長(田之脇厚)  日程第13,議案第42号訴えの提起についてを議題とします。

 本件について提出理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第42号南九州市公営住宅の明け渡し及び駐車場明け渡し並びに滞納している住宅使用料等の支払いを求めるため,訴えの提起を行うことについて,地方自治法第96条第1項第12号の規定により,議会の議決を求めるものでございます。

 提案理由といたしましては,住宅使用料を長期にわたって滞納するとともに,正当な理由もなく長期にわたり住宅を使用せず,適正な市営住宅の管理運営に支障を来たしているため,入居者及び連帯保証人等に対し,住宅及び駐車場の明け渡し並びに滞納している使用料の支払いと訴訟費用の支払い等の訴えを提起するものでございます。

 御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって,提出理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。質疑はありませんか。



◆議員(西良仁)  本案は,住民を訴えなければならないという非常にこれは残念な議案だというふうに思います。話し合いで解決できなかったからこういう決断しかなかっただろうというふうに思いますけれども,これを見てみますと,合併前からもうずっと続いていたようでございますが,なぜ今まで納入できなかったかなという気もするわけですが,いわゆるこんなに長期,これまでの間にどういう請求方法,本人とどういう話し合いをし,そして時効中断を含めてどういう手続きをしてきたのか,もう少し詳しく説明いただけませんか。



◎建築住宅課長(厚村善人)  それでは,今回の訴えの提起の議案にいたるまでの概要をまず説明させていただきます。

 先ほど市長から提案理由が説明されましたけれども,主なことにつきまして,概要を若干説明させていただきますので,今回の案件につきましては,知覧町瀬世5213番地に所在する公営住宅瀬世団地13号の入居者に対するものでございまして,平成6年の4月8日に結婚を前提に住宅にまず入居をいたしております。それから約10年くらいは平穏に生活しておったようでございまして,この間子供が3人生まれております。

 その後,家庭内問題が発生しておりまして,平成17年1月24日に離婚,翌年の平成18年11月28日に再婚をいたしております。再婚に伴いまして,後妻の方の同居承認申請が出されて承認されておりまして,後妻も同一世帯で住民となっておりますが,後妻はこの住宅で生活をした形跡はありません。平成19年3月分までは住宅使用料を完納いたしておりますが,本人はこのころから住宅を空け始めております。

 平成19年5月ごろには前妻との間に生まれた子供たち3人だけで住宅で生活したようでありまして,福祉関係,学校関係の方々でいろいろと問題になっておったようでございます。

 同年6月11日に前妻が子供3人を引き取って住宅を退去,子供3人が退去しております。そして市外の方に転出をいたしておりますが,その後,家財道具類が残されたまま現在まで約3年もの間にわたって住宅は全く使用されていない状況にございます。

 後妻との間に平成19年3月と平成20年2月に子供が生まれておりますが,同氏の家族4名の住所は現在も南九州市に置かれたままでございまして,生活も全く見られておりません。

 同氏は住所は同住宅に残したまま,約2年ぐらい所在がわかりませんでしたが,平成21年4月の17日に妻の実家である枕崎市の妙見町の方に生活をしているのを確認がなされております。

 平成19年4月分から平成22年3月分までの36カ月分の住宅使用料81万7,200円が未納となっているところでございます。このことは南九州市公営住宅条例第41条第1項第2号の家賃を3カ月以上滞納したとき及び第4号の正当な理由によらないで1カ月以上公営住宅を使用しないときの条項に違反するものであり,また当該住宅の周りには雑草が繁茂するなど住環境の適正な管理に支障を来たしているところでございます。

 これまで住宅係が再三再四にわたりまして,滞納家賃の納入の催告と住宅の明け渡しについて,本人及び連帯保証人との電話連絡,面会,相談等を行ってまいりましたが,同氏からの未払い家賃の完納,または即決和解等の申し出もなく,連帯保証人からの未払い家賃等に係る連帯債務の履行もなされないことから,全く誠意が見られない状況にあります。

 このため,両名に対しまして,住宅の明け渡しと滞納家賃の納入期限を平成22年3月31日とする最終通知書を配達証明郵便にて平成22年2月1日付で発送いたしました。

 しかしながら,両名とも最終通知にも応じなかったため,平成22年4月1日付で住宅の賃貸借契約の解除並びに入居許可の取り消しを行い,両相手方に対し配達証明郵便にて発送をいたしております。

 このため,本件住宅は賃貸借の解約,契約解除等はその効力を発するところとなりまして,入居者に対して,入居者は本件住宅を不法占拠することにいたったところでございます。

 現在においても自主退去する様子もないため,民事訴訟法第4条,第5条,第12号の規定に基づき,裁判所に住宅明け渡し等の訴訟を行おうとするものでございます。

 住宅の賃貸借については,公営住宅法に特別の強制手段が明記されていませんので,民事上の手続きによって明け渡しを求めることになります。

 議案にありますように,1番目は,住宅の明け渡しを求めるものでございます。その次,2番目としまして,入居者本人及び連帯保証人は連帯して,平成19年4月分から平成22年3月分までの滞納している住宅使用料を支払うとともに,入居承認取り消しの日の翌日から明け渡し済みまで近傍同士の住宅の家賃の額の2倍に相当する金銭を支払い,3番目に車両2台の所有者と車両の使用者である本人は車両を撤去するとともに駐車場を明け渡すこと,訴訟費用は本人及び連帯保証人の負担とするとの判決を求めるために裁判所に住宅明け渡し等の訴訟を行うとするものでございます。

 概略を説明いたしました。以上でございます。



◎市長(霜出勘平)  補足説明をさせていただきたいと思います。

 この方は,旧知覧町時代からたびたび滞納がありました。ただ,この知覧町内にある事業所に就職をされておりましたので,その雇い主にお願いをいたしまして,給料からこの滞納分を差し引いて支払っていただいておったところでございますが,もう最近ではその事業所も退職をしまして,今どこで働いているのかということさえもわからない状態でございます。

 議員おっしゃるように,市民を訴えるということはなかなか心苦しいんですが,やはりこの公平な負担というものをしていただかなければいけないわけでございますので,このようなことに踏み切ったところでございます。



◆議員(西良仁)  よくわかりました。今話を聞いておりますと,これまでで心配なのがこの家賃ですね,家賃がずっと滞納していたわけですが,時効が発生しているんじゃないかなという気がいたしますけれども,時効中なりの手続きをずっとやってきたのかなという気もするわけですが,どうですか,大丈夫ですか。



◎建築住宅課長(厚村善人)  時効は住宅は5年でございまして,これにつきましては私も昨年の8月から引き継いだわけですけれども,十分注意をしておりまして,確認をしているところでございます。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。



◆議員(森田隆志)  関連で1点だけ確認をしておきますが,こういう訴訟をやるというようなことになりますと,いろいろなものに対する滞納者なりそれから支払いが滞っている方々なんかが出てくるわけです,おるわけですが,そういうこと等について,この件につきましては,その問題の解決をするためには訴訟をしないとことが解決をしないということなのかどうか,その本人に住宅賃貸契約の取り消しも実施されているのに,その明け渡しが実施できないということはどういうことなのか,そこについて契約上のそのけじめをつけるというような意味で言ったらどういう判断でどうなのか,その辺を説明いただきたいと思います。

 すべてについてこの訴訟でないとできない民事上の問題があるのかどうか,そこについての説明をいただきたい。



◎建築住宅課長(厚村善人)  明け渡しの件につきましては,先ほども説明いたしましたが,公営住宅法に特別にこの明け渡しに対する強制手段というものが明記されておりません。民間の住宅等でも公営住宅等でも明け渡しについては民法が上にありますので,いわゆる民事訴訟によって明け渡し請求をしないと解決しないというのが実情でございます。

 それから,本人からの明け渡しについてのことなんですが,本人とも接触をしたりしているところなんですけれども,仕事が忙しいとかひまがないとか,いろいろ自分の都合のいいようなことを言い訳を言ってなかなか明け渡してくれないと,前回行ったときも,今度は荷物を置くところがないというような言い方でのらりくらりとこうかわされまして,私どもも本人と会ったときに明け渡しの用紙も持って行って渡したんですけども,それも出されないということで,これじゃいかんということで,もう市民を訴えるということは大変悲しいことですけれども,やはり住宅をこのまま長い間放置するわけにもいかない,次の人を入れてあげなければいけないという観点に立ちまして,やむを得ないことだというふうに,私は考えるところでございます。



◆議員(森田隆志)  もう一つだけ確認です。裁判所の判断がくだされた後,その後のその行政としての手続き,動き,それはどうなるのか,もっと端的に言いますと,強制的なものができるのかどうか,裁判所の判断に基づいた動きというようなことについてはどのように考えておられるのか。



◎建築住宅課長(厚村善人)  私も法律上,余り詳しくないんですが,一応総務課を通じて法律相談に行った弁護士の話によりますと,勝利判決をとったとしても入居者が任意に明け渡さないときにはその判決が確定するのを待って裁判所に執行分付与の請求を行って,その後執行官に明け渡しの執行をしてもらうということになるようでございます。

 強制執行にかかる費用等については,民事訴訟法第42条においてすべて債務者負担となっておるようでございますが,現実として債権者が負担しなければならないというような案件が結構あるというような話も聞いておるところでございます。

 それから,住宅内に家財の道具類とかどのような量があるのか,住宅の内部に入れませんので把握できておりません。このため今回はこの強制執行等にかかる予算等は計上されていないところでございます。

 まず判決をいただきたいというのが私どものねらいでございます。

 以上です。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第42号は,産業建設常任委員会に付託します。

 しばらく休憩します。

午後0時11分休憩

───────────

午後1時9分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。

    ────────────────────



△日程第14議案第43号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第3号)



○議長(田之脇厚)  日程第14,議案第43号平成22年度南九州市一般会計補正予算(第3号)を議題とします。

 本案について,提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第43号について御説明を申し上げます。

 本案は,平成22年度南九州市一般会計補正予算(第3号)についてでございますが,今回の補正は人事異動等に伴う人件費及び補助事業の内示等に伴う経費並びに当面における経費について補正しようとするものであります。

 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億9,982万6,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ208億2,703万9,000円にしようとするものであります。

 補正予算の内容につきまして,歳出から主なものを御説明申し上げます。

 まず,人件費につきましては,早期退職者と4月1日付の人事異動に伴う給与,手当,共済費を整理したものであります。

 次に,総務費につきましては,新たに要望があり,難視聴地域に指定された4地区のテレビ難視聴地域対策に伴う経費,市民歌の曲の公募に係る経費を追加して計上いたしました。

 また,緊急雇用創出事業臨時特別基金事業補助金を活用しての農地等土地課税現況地目調査事業等を新たに計上いたしたところであります。

 次に,民生費につきましては,生活保護システムの改修及び医療扶助レセプトの電子化対応に伴う生活保護適正実施事業費などの増額補正であります。

 次に,衛生費につきましては,昨年まで任意接種となっておりました日本脳炎の予防接種が本年度につきましては3歳児に対する初回接種が定期予防接種に変更されたことに伴う予防接種関係費,「がん」の早期発見,早期治療を目的に,特に受診率の低い女性特有のがん検診についての積極的な推進に伴う予防接種関係費等の増額補正であります。

 次に,農林水産業費につきましては,本市の農業振興を図る目的で有能な農業後継者の育成と確保を目的に交付しております農業後継者育成確保奨励金の増額と新規就農者の経営の早期安定を図るため,国の直轄事業として担い手育成協議会へ直接交付されていました担い手育成施設整備事業交付金が,自治体の予算を通して交付されることとなったことから,担い手育成施設整備事業交付金を新たに計上いたしたところでございます。

 また,ほ場での害虫の発生及び被害との関係を分析し,より精度の高い防除適期を導き,効率的な防除体系の確立を図るために害虫発生予察フェロモントラップの導入に伴う経費や,農業法人「アグリストちらん」が農産物集荷施設を整備することに伴う補助金を新たに計上いたしたところでございます。

 畜産業振興費につきましては,飼料の自給率向上の取り組みに伴う事務経費と飼料生産受託組織の育成,拡大に対する支援といたしまして,新たに導入する作業機械への補助金を計上いたしました。

 また,宮崎県で発生し,依然として終息していない口蹄疫の本市への感染予防対策のために必要な備品等の購入経費や競りの中止に伴い,子牛等を出荷できない畜産農家に対しての見舞金を新たに計上いたしたところであります。

 次に,商工費につきましては,現在閉館いたしております「お茶街道ゆとり館」が先ほど議決をいただきましたとおり,7月1日から指定管理者により施設の運営を開始すること等に伴う経費についての補正であります。

 次に,土木費につきましては,国の公共事業における事務費の廃止に伴い,市道補助整備事業及び公園施設整備事業に事務費として計上いたしました人件費の減額及び用地交渉,不在者財産管理人選任申し立てにかかわる経費について補正するものであります。

 また,住宅費につきましては,災害等から住民の生命の安全確保を図る必要があることから,要望のありましたがけ地近接等危険住宅移転促進事業費を新たに計上いたしました。

 次に,教育費につきましては,本年3月の知覧中学校の事故に関する調査委員会に要する経費や小学校屋内運動施設の放送施設の改修費などの増額補正のほか,子供の健康を育む総合食育推進事業の導入,宝くじ協会から助成事業の決定のありました移動図書館車の購入に伴う経費,知覧平和公園の桜並木の樹勢回復に係る経費等を新たに計上いたしました。

 次に,諸支出金につきましては,知覧特攻平和会館の使用料を充当しております知覧平和会館管理費が今回の人事異動に伴い増額になったことから,同施設の使用料を充てて積み立てを行っております関係基金の積立額を同額減額補正をするものであります。

 一方,歳入につきましては,見込まれる国県支出金,繰入金,諸収入及び市債等について補正し,不足する財源につきましては繰越金を充当いたしました。

 次に,第2条の地方債の補正につきましては,過疎対策事業債に係る限度額を変更するものであります。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって,提案理由の説明を終わります。

 これから質疑を行います。発言の通告がありましたので,これを許します。



◆議員(大薗秀己)  説明資料のページで言います。18ページの5番,口蹄疫関係の予算ですが,所管でもあるんですけども,ここではまた一般質問をする方もいらっしゃいますので,簡単にいきますが,予算が計上されてこれは子牛の飼育者に関する補助でありますが,この場合,市長もおっしゃるように,口蹄疫の関係は非常にこう心配されるし,またどこで発生してもおかしくない状況というのは,ここにいる方皆さん,マスコミ等で御存じだと思います。

 我が南九州市で発生しないという確定は一つもありません。もし発生した場合の初動体制というのを宮崎,川南,それからえびの,今回の都城,それぞれ違うようですが,一番大事だったのは,やっぱりこの初動体制だと思うんです。もしものときのことを言うのはどうかと思いますが,やっぱり確認しておきたいので質問いたします。

 この口蹄疫がもし南九州市並びに近隣の市町村で発生した場合の庁舎内,いわゆる庁議ですが,どのような内容でされているのかお聞きします。

 それと33ページ,9款7項樹木医の診断をきょう全協の中で診断書をもらったわけですが,資料をもらっただけでよくわからないので聞きますが,病名はわかりましたが,どのような治療をするということになっているのか,どの項に書いてあるのか説明してください。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  まず1つ目の口蹄疫が発生した場合の市の初期態勢についてでございますが,家畜伝染病予防法により家畜伝染病の蔓延の防止に係ることは地方自治法による第1号法定受託事務で県の業務となっているところでございます。

 これにより県では4月27日に鹿児島県口蹄疫対策本部を設置し,4月の28日に南薩家畜保健所管内を対象とした現地対策本部が設置され,6回の対策会議が開催されたところでございます。

 宮崎での発生状況を踏まえ,本市といたしましても家畜伝染病対策本部設置要綱を制定し,対策会議を開催いたしました。また,明日,市の部課長会を招集し,防疫マニュアルの周知徹底を図るところでございます。

 2つ目の近隣市町村等の絡みで,薩摩半島全体の対策としてはどうなのかというようなことでございますけれども,南薩家畜保健所管内の4市での対応といたしましては,南薩地域家畜防疫対策本部と南薩地区の家畜自衛防疫協会が主となり,対策会議を行い,防疫徹底を図っているところでございます。

 以上です。



◎教育長(小野義記)  それでは,樹木,桜並木の樹木の診断結果等についての答弁をいたしたいと思います。

 ことしの3月末,知覧平和公園内の桜並木の桜の開花時期に異常に気づきましたけども,その後,4月になりましても通常の満開時の4分咲き程度でしたので,急きょ樹木医に相談いたしまして診断をお願いいたしました。

 その結果でございますが,診断をしました119本のすべての樹勢の衰退が顕著であり,土壌の固結や排水不良,道路沿いの樹木帯であることに起因する基盤環境の悪さ,腐朽害病害などが指摘されたところでございます。

 地表については,先に配付いたしました図面に図示されている中のまず自由広場側の体育センター北側と西側を中心としたわりと樹勢の衰退が進行していない49本について,整枝,枝を整える整枝ですね,それから土壌改良,それから踏圧防止対策,足の踏み固めないような対策ですけども,それと病害対策として地衣類除去治療を実施したいと考えています。

 以上でございます。



◆議員(大薗秀己)  口蹄疫対策の予算ですが,部長のおっしゃるそのマニュアル,それから県の仕事,保健所管内の話し合いがあることはわかりました。一番のポイントとしては,先ほど言いましたけれども,初動初期の対策として消毒ポイントを早く,そして外部からの進入者にも御理解いただいて,徹底的な消毒が必要だということは,もう御理解いただいていると思いますので,この辺は,もうポイントとしては抑えてあるんですよね,それだけ確認します。

 それから,樹木医の診断の話ですが,ここに書いてあります対策,踏み圧というんですか,土壌改良,それから枝の剪定ということを書いてあるとおりが,これが治療だということですが,残念ながら私たち川辺町時代に,非常に失敗した事例を持っております。

 この樹木医の診断の結果,この治療で本当に治せるのか。それで,もし治療してだめだったときの対応はどこまで考えているのか,この辺,見解をください。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  ただいま議員御指摘のとおり,この初動体制というのが一番大事なところでございまして,これらについては,近隣市町村とも歩調を合わせ,家畜,南薩家畜保健所を中心としてポイントを設定し,協議をしているところでございます。

 以上です。



◎文化財課長兼教育振興課長(西野栄一郎)  これが本当に治せるかということでございますが,その件につきましては,現在,今回,補正要望をした49本につきましては,主となるのが,ほぼ二十数年の樹年齢,木の年齢でございます。

 この分については,十分に治せる可能性があるという樹木医の判断でございました。ほかの分につきましては,植栽されてから48年たっているようでございます。桜自体が,寿命説が50年から60年と言われていることでして,可能性のある49本に対して,今回,こういった治療を行いたいと。もう,すべてをあきらめるんじゃなんて,まだ可能性があるということでございましたので,これにチャレンジしたいと思っております。

 ただ,これが私どもが知りました治療法のすべてではございません。生命体と考えるならば,もっと治療法が幾つもあるんですが,余りにも高価になり過ぎたために,考えられる治療法ということで,こういう補正のお願いをしたところでございます。

 以上でございます。



◆議員(大薗秀己)  3回目ですので注意して聞きたいんですが,この上のCブロックのほうの予算だけだというような答弁ですけれども,それではこの下のほうのB,Aのブロックはどうするのか。

 先ほど課長がおっしゃるように,寿命が来ている,この話は,もう専門の方から,二,三年前から言われているそうですよ。花が白くなっている,どっか寿命が来ているんじゃないかというような話もあって,もう20年先,30年先,もう1回,つながる桜並木を再現するのであれば,今のうちに抜本的な対策を打ってやらなければ,あのまま病気治療をしないで立たしておく考えなのか,この辺,具体的に今,そこまで言うんだったら示していただきたいんですが。

 3回目ですので,あと足りないことは,ほかの議員にお願いします。



◎市長(霜出勘平)  この桜につきましては,旧知覧町の職員が,どうしてもあそこには桜がなけりゃいかんということでボランティアで植え,そしてまた,補植をしながらここまで育ててきた桜でございます。

 今,説明のありましたこの芝広場側は,何とか樹木医の診断では,治療ができるんじゃないかというようなことで,こうして補正でお願いをいたしておるところです。ほかのところにつきましては,これからやはり抜本的に見直しをしていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思います。

 今,桜並木の芝広場側は治療するわけですが,その真ん中,そしてこの駐車場は,バスの,この辺のところは抜本的に,これは考えてやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。

 それにつきましては,いろいろな方々の意見を聞きながら,一番いい方法でこの桜を残していきたいというふうに思っております。

 これは私案ですが,特攻と桜というのは,どうしてももう切り離せないものでございます。やはり桜の下で,御霊らも安心して安らかに眠っていただきたいというような気持ちもありますので,例えば,全国の方々に呼びかけて寄附をしていただくとか,いろんな形で,もうこちらのほうについては抜本的に考えていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。

 議会の皆さん方の御意見,そしてまたいろいろな専門家の御意見等もお聞きしながら,再生を図っていきたいと,このように思います。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後1時26分休憩

───────────

午後1時27分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎市長(霜出勘平)  芝広場側の治療についてですが,これも樹木医のお話では,何とか再生ができるんじゃないかということですが,もしできなければ,こちら側とあわせて一緒に植えかえをしていかなければいけないというふうに思います。

 こちら側についても,やはり抜根をして,そして新たなこの新しい木を植えていかなければいけないだろうというふうに思います。



○議長(田之脇厚)  ほかに質疑ありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第43号は各常任委員会に付託します。

    ────────────────────



△日程第15―日程第18

         議案第44号―議案第47号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第15,議案第44号平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)から,日程第18,議案第47号平成22年度南九州市水道事業会計補正予算(第1号)までの以上4件を一括議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。



◎市長(霜出勘平)  議案第44号から議案第47号まで,一括して御説明を申し上げます。

 まず,議案第44号平成22年度南九州市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。

 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ32万9,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40億7,732万9,000円にしようとするものであります。

 歳出につきましては,介護予防教室や講和等で使用する携帯型のワイヤレスアンプ等の音響機器の購入経費や,共済費等の財源率の変更に伴う人件費などを補正し,歳入につきましては,国県支出金,支払い基金交付金,繰入金について補正するものであります。

 次に,議案第45号平成22年度南九州市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。

 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ12万7,000円を減額し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億1,497万3,000円にしようとするものであります。

 歳出につきましては,人事異動等に伴う人件費を補正し,歳入については,繰入金について補正するものであります。

 次に,議案第46号平成22年度南九州市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。

 歳入歳出予算の補正につきましては,歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ16万4,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億1,826万4,000円にしようとするものであります。

 歳出につきましては,共済費等の財源率の変更に伴う人件費を補正し,歳入につきましては,繰入金について補正するものであります。

 次に,議案第47号平成22年度南九州市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。

 今回の補正は,共済費等の財源率の変更に伴う人件費及び国道の歩道設置に伴う配水管布設工事に要する経費について補正するものであります。

 補正予算第2条につきましては,当初予算書第3条に定めた収益的支出の予定額を72万5,000円増額し,2億9,894万3,000円にしようとするものであります。

 補正予算第3条につきましては,当初予算書第4条に定めた資本的収入額が資本的支出額に対して不足する場合の補てん内容について補正するとともに,資本的支出の予定額を580万円増額し,1億5,830万1,000円にしようとするものであります。

 補正予算第4条につきましては,議会の議決を経なければ流用することのできない経費である職員給与費の予定額を72万5,000円増額し,7,340万1,000円にしようとするものであります。

 以上で,議案第43号から議案第47号までの提案理由の説明を終わります。

 御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。



○議長(田之脇厚)  これをもって提案理由の説明を終わります。

 これから議案第44号から議案第47号までの以上4件について一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

  [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

 ただいま議題となっています議案第44号は文教厚生常任委員会に,議案第45号から議案第47号までの以上3件は産業建設常任委員会に,それぞれ付託します。

    ────────────────────



△日程第19―日程第20

         陳情第2号―陳情第3号一括上程



○議長(田之脇厚)  日程第19,陳情第2号30人以下学級実現,教員賃金改善,義務教育費国庫負担制度拡充に関する意見書の採択要請について,及び日程第20,陳情第3号永住外国人への地方参政権付与法案に反対する陳情書を一括議題とします。

 陳情第2号については文教厚生常任委員会に,陳情第3号については総務常任委員会にそれぞれ付託します。

 しばらく休憩します。

午後1時39分休憩

───────────

午後1時40分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。

    ────────────────────



△日程第21一般質問



○議長(田之脇厚)  日程第21,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,深町幸子議員。

  [7番議員深町幸子登壇]



◆議員(深町幸子)  私は,南九州市の議会に議席を与えられ,町民を代表して,その意義と重大さを受けとめながら,通告してあります2点について質問いたします。

 1点目,文化財指定の推進についてお尋ねいたします。

 昭和51年刊行の川辺町郷土史によりますと,旧勝目郷の太鼓踊りは,勝目地区の上山田,中山田,下山田の3地域の4団体持ち回りで,毎年10月19日の竹屋神社方祭に奉納されてきました。

 この踊りは,文禄元年(1592年)島津義弘公の朝鮮出兵の折,山田から従軍した兵士の出兵の際に踊られたものと言われております。川辺町でも,ほとんど各大字にありますが,勝目太鼓踊りは「出陣」上山田,「帰陣」下山田,「凱旋」中山田と3種類に分かれており,装身具もそれぞれ違いがあります。3地域で一連の踊りとなっています。

 後継者がいなくなり,一時,途絶えていた中山田太鼓踊りは,平成11年9月,ふるさと実践事業により15年ぶりに復活いたしました。話が浮上して3年間の月日を費やしました。それほど,伝統芸能の継承には地域の意識改革,人的に物的に,何よりも皆さんのコミュニケーションの大切さを知りました。集落の皆さんが心を一つにして,毎晩50日間,夜は踊りの練習,昼はもろもろの装身具を先輩の方々の教えを受け,老若男女,一生懸命頑張りました。

 平成11年9月19日の中山田太鼓踊りが復活して,関係する人々はもちろん,すべての村人が,あの誇りと自信に満ちあふれた顔を今もはっきり覚えています。

 しかも,勝目中の皆さんが心からのもてなしをしてくださり,村中に朝早くから夜遅くまで,鐘や太鼓の音が響き渡りました。郷土芸能は地域の皆さんの心を一つにすると思ったとき,その絵は感動し,すべてが終わったとき涙がとまりませんでした。公民館長さんもぼろぼろ涙を流していたことも,今も忘れることはできません。

 そして,平成15年9月には,途絶えていた上之口の地域の皆さんの賛同を得て,上之口が60年ぶりに中山田の太鼓踊りの中に11人の若い人たちが踊りの輪に入りました。

 そこで私は,平成16年第3回6月議会において,現在,上山田太鼓踊りのみが県指定の文化財に指定されておりますが,「3地域で一連の踊りとなっている」と資料に記されております。地域の活性化と文化財継承のために,3地域の一連の踊りを町指定はもちろん,県指定に要請する考えはないかとただしたところ,平成18年6月に町指定,つまり市指定になったとのことでありました。その後,県指定の要請はどのようになっていますか。お尋ねいたします。

 2番目に,国民読書年の取り組みについてお尋ねいたします。

 文部科学省,生涯学習政策局第463号,平成22年2月10日付で,国民読書年に関する取り組みの実施について周知として,市町村教育委員会,学校及び図書館その他の教育関係機関に協力をお願いしたい旨の公文が届けられています。

 平成20年6月に,国民読書年に関する決議が衆参両院で決議されました。この決議は,読書のまちづくりの広がりや,さまざまな読書に関する市民活動の活性化など,読書への国民の意識を高めるため,政・官・民が協力して,国を挙げてあらゆる努力を重ねることを宣言するとともに,文字・活字文化振興法の制定から5年目の2010年を新たに国民読書年とすることが宣言されています。

 この決議を踏まえ,各地方公共団体においては,学校及び図書館を中心とした読書活動推進のための行事,取り組みのさらなる進展を図られるよう要請していますが,国民読書年に対する認識と対応をお尋ねいたします。

 また,故久保田彦穂(椋鳩十)県立図書館長が,「母と子の20分間読書」運動を提唱して,今年で50周年を迎えますが,この運動に対する認識と対応をお尋ねいたします。

 2番目に,平成21年第3回南九州市議会定例会において,各学校の図書充足率にばらつきがあることが判明しましたが,その後の対応をお尋ねいたします。

 3番目に,国民読書年を契機に,すべての学校に司書を配置する考えはありませんか。

 4番目に,新聞を活用した読書活動に取り組む考えはありませんか。

 以上,2点について登壇による質問を終わります。



◎教育長(小野義記)  それでは,最初の質問の文化財指定についてに答弁をいたしたいと思います。

 上山田,下山田,中山田には,それぞれ文禄年間の朝鮮出兵の「出陣」,「帰陣」,「凱旋」を一連の踊りとして表現する太鼓踊りがございますが,上山田の太鼓踊りについては,既に県指定の無形文化財,56件中11件の太鼓踊りの中の一つとして,県指定の文化財として登録されています。

 その後,他の2つの太鼓踊りについて,平成18年度に旧川辺町及び鹿児島県文化財保護審議会委員の鮫島正道先生にお願いし,同じく県文化財保護審議員会委員で,民族担当の下野敏見先生へ情報提供いたしましたが,審議されるには至りませんでした。

 県指定の文化財の保存及び活用に関する審議等については,南九州市が直接関わることはできませんので,平成18年のときと同じように,県の担当者や県文化財保護審議会委員の方々を通じて,情報提供を継続していきたいと考えているところでございます。

 次に,質問いただきました2番目の国民読書年の取り組みについてお答えいたします。

 まず初めに,1番目の読書推進に関する認識と対応等ということでございましたが,読書推進に関する国の施策としては,平成13年12月に子供の読書活動の推進に関する法律が制定され,平成17年には,文字・活字文化振興法が制定され,平成20年6月には,衆参両院超党派の国会決議に基づき,平成22年度国民読書年と提唱されました。その背景には,近年の活字離れ,読書離れがゆくゆくは我が国の精神文化の品質と社会の劣化を招くものと,その危機意識を明らかにしていると考えられます。

 南九州市では,平成21年7月には,3町にそれぞれすばらしい図書館が整備されたのを契機に,南九州市子ども読書活動推進計画を作成していますので,この推進計画に従って読書活動の充実を図っていきたいと考えています。

 本県には,昭和35年から当時,県立図書館長だった椋鳩十提唱による「母と子の20分間読書」運動が全国に先駆けて取り組まれ,家庭・地域・学校を通じた社会全体での読書活動の精神は,現在も親子20分間読書,朝読み,夕読み,家読の推進等,今も生き続けています。

 各学校でも,親子読書会,職員や図書委員による読み聞かせ,読書指定図書,必読書の設定等,国民読書年を意識した取り組みがなされているところです。さらには,家庭教育学級,子ども教室,子育て教室等での積極的な読書活動を展開し,読書の習慣を醸成していきたいと考えているところでございます。

 次に,質問の2番目になりますが,各学校の学校図書の充足率のばらつきの対応についてお答えします。

 平成20年の9月議会で御指摘いただきました各学校の図書充足率のばらつきへの対応についてお答えいたします。

 平成20年の9月議会では,平成19年度等の図書充足率についてお答えしております。その際,7校ほどが充足率100%を割っていましたが,そのうちの6校は,充足率が年々アップしていますが,平成21年度末に,まだ充足率100%未満が5校ございます。今後とも,学校図書充足率100%未満の学校については,新刊図書購入の充実を図るとともに,学校図書の廃棄のあり方についても指導していきたいと考えています。

 次に,学校図書の司書についてお答えいたします。

 学校司書については,旧3町の雇用形態に差異が見られましたので,今年から調整・統一を図ったものでございます。3町ともに,5中学校と規模の大きい小学校は一人配置とし,その他の小規模校では2校を兼務することとし,旧知覧町での3校勤務体制については改善いたしました。

 小規模校においては,児童の図書委員の活用,国語主任,学校主事等による図書室管理と図書活用を図っていきたいと考えておるところでございます。

 次に,新聞を教育に取り入れるNIEについては,昭和63年から日本新聞協会を中心にして,毎年,県内で数校が指定を受けております。本年度は県内13校が指定を受けて実践的な研究を続けていますが,新聞が貴重な教材となることは周知のことでございます。

 本市でも,各学校では総合的な学習,社会・理科・国語等での活用が見られ,若い目への投稿,特色ある学校紹介等での活用が見られますので,読書としての活用も含めて呼びかけていきたいと考えています。

 新聞には,最も旬の多彩な情報が満載されていますので,新聞活用による教育を見直し,各学校への新聞利用を呼びかけていきたいと考えています。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  まず,指定の申請についてお尋ねいたします。

 平成16年第3回の6月議会において,そのときの川辺の教育長が,「出陣」,「帰陣」,「凱旋」といったこういうものがセットになっているとするならば,今後,非常に価値の高いものになっていくかと思います。町指定になれば,その後の活動状況を見て,県に内容がよければ指定の申請をしていくという運びになろうと思いますし,そういった努力は町としてしていかなければならないと思います。と答弁をいたしました。

 それに気をよくして,今日もまたしているわけですが,そのあたりはどのようになっているんでしょうか。指定はされないというようなことも言われましたが,その辺をちょっとお尋ねいたします。もう1回,お願いします。



◎教育長(小野義記)  県の指定の場合も,市の指定の場合も全く同じような方法・手順でいきますけども,例えば,市の場合は,いわゆる未指定の文化財の中から市指定文化財に指定すべき文化財を教育委員会から市の文化財保護審議会へ諮問いたします。

 そこで,文化財保護審議会で指定すべきかどうかを検討し,市の教育委員会に答申をいたします。そして,定例の教育委員会の南九州市の定例の教育委員会で議決し,告示によって指定ということになります。

 県の場合は全く同じなんですね。ですから,先ほどの答弁の中で御質問の中で,「申請」という言葉を使われましたけども,南九州市から県へ申請することはできない。

 ですからこれは,指定文化財の候補については,県の文化財事務局から提示,または委員会から推薦されるということですね。そして,それを県の四つの専門部会でそれぞれ検討いたします。有形文化財,無形文化財,あるいは民族文化財,それから史跡埋蔵文化財とか四つありますけども,そこで審議をいたします。

 そして,その後,文化財保護審議会で指定すべきかどうかを検討し,県の教育委員会へ答申,そして県の教育委員会で議決し,先ほどと同じように告示し指定という形をとります。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  先ほど答弁された教育長の答弁の中で,県の担当者や県文化財保護審議員の方々を通じて情報提供を継続していきたいと考えているという答弁いただきました。

 今後も,その方向でお願いいたしまして,期待いたしたいと思います。

 次に,2の3,司書の勤務体制でございます。

 平成21年の第3回6月議会で,司書の勤務体制について質問をいたしました。合併当時は体制がいろいろありましたが,平成22年度からは,小規模校は2人体制を検討し,身分は市の嘱託員であり,資格者は12万7,000円,資格のない人で12万円であると説明がありました。

 また,そのとき財政課長は,これは司書がどうのこうのじゃなくて,市全体の賃金体系の在り方の中で,こういう形で決めておりますので,ここだけ司書補だけ上げるというわけにはまいりませんので,全体的な見直しの中で調整をしていきたいというふうに考えているところであります。と答弁されました。

 そこで,私は,国民読書年という記念すべき年であります。賃金体制のあり方が,市職員,嘱託員と同じように考えていらっしゃるとするならば,せめて1校一人体制を考えられないものでしょうか。1校に結局は6万円という嘱託員のお金をされているわけですよね。

 運動会のときなど,午前・午後と2校を一人でかけ持ちされているそうでございます。読書の大切さを思うとき,このままでよいはずはありません。教育長の再度のお考えをお尋ねいたします。



◎教育長(小野義記)  先ほど答弁いたしましたように,本年度から3町の雇用形態等の調整・統一等を図ったところなんですけども,それまでは,例えば,全校児童数が20人の学校にも一人,それから500人,600人の学校にも一人と,こういう状況でございました。

 それで,先ほどお話しましたように,大きい学校については一人体制のほうが望ましいだろうということで,あと小規模の学校の場合は2校兼務体制ですね,それに,あと学校の自助努力を期待したいということですね。

 図書の冊数等も,小規模校は非常に少ないですし,丸々一人で勤務するまではないだろうということで考えております。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  県下の小規模校で一人1校の学校はないものかなと私,思うわけですが,まだ調べておりません。その辺は,また教育長も御存じだろうと思いますが,3校がしていたところが,松ヶ浦・浮辺・松山と,霜出・中福良・手蓑の3校兼務体制を改善いたしております。

 大変前向きな答えが出てきたんだなと。できましたら,時間をかけてでもよろしいですので,関係者の方々の1校1司書という形でできないものか,そのあたりを期待しながら,このことについては質問を終わります。

 次に,4について,新聞を活用した生きた読書活動を私,紹介したいと思います。南九州市の話であります。

 22年6月9日,「若い目」に,南九州市清水小学校3年生の児童の「僕の観察」という題で,理科の時間にモンシロチョウの卵を先生にもらい,おうちで観察し,チョウチョウになるまで観察したいと結んでおります。既に読まれた方も,この中にはいらっしゃるのではないでしょうか。1行1行がどきどきわくわくする思いが伝わってきました。

 そして,その4日後,この間の日曜日です。22年6月13日,また,「若い目」に清水小学校3年生の児童の「紙飛行機づくり」と題して四つの飛行機を弟と遊んでいる様子が目に見えるようで心が暖かくなりました。

 俳句,詩,日記の中から,担任の先生が投稿,そして掲載されると,本人はもちろん,お友達と一緒に喜びあう学級だそうでございます。

 3年,4年の複式学級で,担任の指導により昨年は7人全員が掲載され,今年は3人目で10人全員を目標に頑張っていると聞きました。南九州市内の小学校,中学校で新聞を活用した学校の実態をおわかりでしたらお尋ねいたします。これに対する教育長の考えをあわせてお尋ねいたします。



◎教育長(小野義記)  それでは,南九州市内の学校の新聞利用についての実態がありますので,これをお話したいと思いますが,例えば,頴娃小では社会科学習で主に新聞記事を資料として活用しています。5,6年生ですね。

 宮脇小では,国語の時間に,新聞記者になろうと切り抜きを活用したり,4年から6年生については,朝の1分間スピーチ,いわゆる新聞の記事を読んで自分の考えを発表するという1分間スピーチですね。あるいは,「広場欄」への投稿,「若い目」もあわせてそういうことをしています。

 青戸小でも社会科・国語・算数・理科等における記事,あと宅習で自分の読んだ記事の要約と,自分の考えを記述してくる。あるいは子ども新聞の提示,先ほどと同じように,「広場欄」の学活ということですね。

 それで,南九州市内で,はっきり読書活動に位置づけている学校が,小学校で4校ほどあります。中学校でも2校ほどあります。そのほかすべての学校で,何らかの形で新聞を活用しているということが言えると思います。

 先ほどお話をしましたように,本当に新聞には最も旬の多彩な情報が満載されていますので,それを利用した教育がなされるように,各学校への呼びかけは重視していきたいと思います。

 以上でございます。



◆議員(深町幸子)  南九州市内のそれぞれの学校が,新聞を活用した読書活動をされているということを聞いて,大変うれしく思います。

 最後になりますが,川辺町の7公民館が設置されました。町民の期待の中で運営が始まりました。社会教育法20条の公民館の事業第22条の3番目に,「図書,資料等を備え,利用を図ること」となっていると。勝目農村環境センターの本が,今まで棚にいっぱいあったのですが,いつの間にか全部からっぽになってしまいました。あの本はどこに行ったんでしょうか。

 先ほど教育長も言われましたが,廃棄される本が図書館や学校図書室にあると思われます。知覧や頴娃の公民館には,本がいっぱいあると聞いております。ぜひ,川辺地区の公民館に1冊でも多くの本が並べられることを期待しまして,すべての質問を終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,永吉義輝議員。

  [9番議員永吉義輝登壇]



◆議員(永吉義輝)  私は,先に通告してありました3点について質問を申し上げます。私の質問は,市長,すべて水に関することでございます。答弁を水に流さないように,しっかりとした答弁を期待するものであります。

 それでは,まず一つ目,湧水を利用した水汲み場及び洗い場等の整備について。

 (1)水道が整備されていない時期に,湧水を利用した水汲み場及び洗い場として整備されたところが市内に現在も残っているが,その中には約100年くらい前に作られたものもある。次の世代に残すべき貴重な施設がないか調査し,現場の保存や補修,また,資料の収集等を年次的に実施する考えはないか。

 (2)水汲み場及び洗い場跡並びに流路部分を水生昆虫やホタル等が生息しやすいビオトープとして整備し,日本一住みやすい集落環境づくりを目指す考えはないか。

 2,畑かん事業整備に伴う流末排水路の管理について。伊瀬知集落内において,流末排水が高取川に流入する区間に防災ダムの役目を果たす施設が設けられているが,鉄骨堰どめ部分に土砂や流木等が堆積している。下流域に人家もあり,集中豪雨等による濁流災害が懸念されることから,早急に土砂や流木等を除去する考えはないか。

 3,高取川の河川改修について。高取川の高嶺橋下流域は,大雨により耕作地や冠水や土砂等の流入で被害を受けている。地域住民が河川改修について要望書を県に提出した経緯もあるが,現在でもほ場の土が流出し洗掘された箇所が見られる。早急に河川改修を県に要望する考えはないか。以上を質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  永吉議員の御質問にお答えいたします。

 まず,1番目の洗い場の整備についてのその1でございます。

 かつて先人が湧水を使って飲料水や洗濯等に利用してまいりました施設の保存・活用等についてお答えいたします。

 南九州市内には,川辺町の清水田代下,知覧町の下郡南,頴娃町の春向など,水汲み場及び洗い場だったと思われる多くの施設が所在をいたしております。これらの中には,地域の方々に今でも利用され,清掃管理が行われているものもありますが,利用もされず,人々の関心が薄くなってしまったものもあると考えられます。市としてはこれまで原則として,指定文化財について保存・活用を図り,その他の史跡等については,地域で管理していただくのが望ましいと考えてまいりました。湧水施設等については,全市的な調査は実施したことはございませんが,今後調査を行い,資料収集ができる体制づくりに努めてまいりたいと考えております。

 整備についてのその2でございます。ホタルは,古来夏の風物詩の代表格として,多くの市民に親しまれておりまして,自然と人とのかかわりを考えていく上で,貴重な生物でもあります。また,多くの子供たちを初め,市民の皆様がホタルや水生昆虫と接することができる場所や,環境を確保することは,大切であると認識をいたしております。このため,市内にあります歴史的な水汲み場及び洗い場跡並びに流路部分を守りまして,ふるさとへの愛着を深め,後世に継承するため,地域との話し合い等によりまして,水生昆虫や植物の生育環境を意識した空間づくりを行い,自然と人とが共生できるよう検討する必要があると思います。

 一方,地域によりましては,歴史的に貴重な構築物にわざわざ人工的に手を加えることで,自然の雑草地や雑木林を改変することは,本来の自然の生態系を破壊することになるとして,そのまま残すべきであるとの意見もございます。また,整備後につきましても,地元自治会等で維持管理しながら,地域の活性化につながるような方法でなければいけないと考えております。

 このようなことから,今後の取り組みにつきましては,水汲み場及び洗い場跡の所在する地域の代表者や,関係者等と十分検討を重ね,慎重に対応してまいりたいと思います。

 次に,畑かん事業整備に伴う流末排水路の管理についてでございますが,伊瀬知自治会内にあります防災ダムは,昭和47年に県営の予防治山事業として,網目の方法で設置されたものでございます。現地を調査いたしましたところ,御指摘のとおり,畑かん事業整備に伴う流末排水が流れ込み,土砂や流木等が堆積しておりますが,その上や網目から水が流れている状況でございます。また,上流の状況を確認いたしましたところ,現時点では大量の土砂が流れ込むような状況ではございませんが,予防治山の観点から考えますと,災害防止のための機能が低下しておりまして,土砂や流木等の堆積物を取り除く必要がございます。このダムの機能を生かす事業といたしまして,県の単独事業で治山施設機能再生対策事業があり,この事業で土砂等の除去は可能と考えているところでございます。そのため,現在平成23年度に事業を導入できるように,県に対し要望をいたしているところでございます。

 3番目の高取川の河川改修について,お答えをいたします。本河川は県管理の2級河川で,県道頴娃川辺線にかかります高嶺橋から下流につきましては,線形が蛇行しているため,河川が氾濫し,耕作地が冠水する箇所が見受けられることから,平成21年5月26日付で地元自治会から改修の要望書が提出され,これを受け,4月22日付で県当局に進達をいたし,現地調査も実施していただいたところでございます。

 県といたしましては,全面的な河川改修となりますと,全長も長く,2.8キロあるようでございますが,多額の事業費が必要で,財政状況も厳しく,全面的な改修は難しいことから,改修が必要な箇所につきましては,県単河川等防災事業で,局部的に整備をしていきたいとのことでございます。市といたしましては,今後も全面的な改修に向けまして,引き続き要望をしてまいりたいと思います。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩をいたします。

午後2時12分休憩

───────────

午後2時25分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(永吉義輝)  市長の答弁は非常に前向きな答弁をいただきましたので,さらに質問をすることが,非常に億劫になりました。しかしそれでは格好がつきませんので,質問させていただきます。

 日本一の住環境をつくる考えはないかと質問したわけです。市長も十分としっかりした答弁で,慎重に対応していくと言ってくれました。

 まず,環境を破壊するようなやり方,整備ではなく集落にある,我々はイガヤと言っておりますけれども,これらは水汲み場としての機能,いわゆる水道的な機能があったわけです。これらについては,周りからの土砂の流入とかがあるわけですが,ですからこれらについての整備というのは,市長の答弁にもありました生態系を破壊するような整備ではなくてもいいのではないかというふうに考えております。今後の取り組みについては,地域代表者及び関係者と十分検討のうえで対応すると言いましたけれども,宮脇校区というところの小学校では,こういう場所などを利用して,史跡めぐり等をして,子どもたちにも,ここにはこういうのがあるんですよと,これはどういうことなんですよということを,やはり教育をしてまいったりして,文化的に非常にそういうのも利用したりとかしてるわけです。ですから,私が申し上げるのは,そういうところの整備を,環境を破壊するのではなく,修復するなりとか,整備するなりとかいう考えはないかということで,質問しているわけですけども,この点についてはどうでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  永吉議員のこの通告書が参りましてから,頴娃の春向の──これは水飲み場になるんですかね,流水を利用した,洗い場になるんでしょうか──そこに行ってみましたが,現在ではもう荒れ放題になっておりまして,人家の背戸にあったようでございますが,そういうところを整備するにはやはり地域の方々の理解というものも必要ではないかなというふうに思っております。だから,とりあえずそういったかって湧水を利用した水飲み場や洗い場が市内にはどれほどあるのかということを,調査をしてみたいというふうに思います。その中で,また地域の方々ともこの協議の中で,今後とも残したいというような話等もあれば,やはり今後の管理等も考えながら検討をしていってみたいというふうに思っておるところです。とりあえず,こういうおっしゃるような所が,市内にはどれほどあるかというものを,まず調査をさせていただければというふうに思います。



◆議員(永吉義輝)  調査をするだけではなく,ぜひ前向きに検討いただき,この水が湧き出て大概集落内に,設置されたところが多いんですけれども,流路にこの水が流れますと,夏場の蚊の発生やハエの発生などを非常になくし,環境もよくなり,日本一の環境づくりをする考えはないかというのは,グリーンツーリズムの促進事業の中においても住環境を良くし,自然や文化を親しみながら,都会との交流というところまでつながっていきます。

 大分県には一村一品運動で非常に名を発した人もいます。ぜひ,南九州市の霜出市長も環境庁の表彰状をもらうぐらいの,一村一箇所環境モデル箇所という事業なり等を作っていただき,整備していただくという考えはないですか。これでこの質問は終わりますけど,答弁までお願いします。



◎市長(霜出勘平)  はい,適材適所というのもあるでしょうから,調査をいたしまして,こういうところ何とかやっていけるんじゃないかなというようなところにつきましては,地元の方々と後々の管理も含めまして,いろいろの御相談をさせていただきたいというふうに思います。



◆議員(永吉義輝)  次に,伊瀬知の簡易ダムの役目を果たしている所についてですが,これは23年度に事業導入できるように県に対応をするということでありますけれども,23年度といえばまだ何カ月もあります。災害はいつ起こるかわかりません。下流域には本当に人家があり,非常に危険なところでもあります。どういう災害が来るかもわかりませんので,23年度といわず,県に対しましては,治山事業というのがございまして,これにおいては集中豪雨,地震台風等によって集落周辺の災害を起こらないようなというような予算等もあると思うんですが,これらの対応を使えばもっと早く,いや,これらの事業を導入すればもっと早く整備できるのではないかと考えるところですが,この辺についてはどうでしょうか。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  できるだけ早い時期にしたいのでございますけれども,今年度するといいますと,治山林道維持費の中での市の単独事業での対応となりまして,予算も限られております。応急的な整備しかできないと考えますので,県単独事業を導入したほうが有利ではないかと考えて,23年度に要望したところでございます。また,今年度中にこの事業は入れられないかというような質問でございますけれども,23年度ならいいんじゃないだろうかという県に見てもらったときの回答でございました。



◆議員(永吉義輝)  今,先ほど質問の中にも言いましたけれども,23年度ならいいんではないかじゃなくて,緊急度の高いところの場所として,県には要望していくべきことではないかと思うんですよね。まあ,今,この梅雨時で,今も行かれたらわかるんですけども,水量も随分と増えております。災害というのはどのようなことで起こるかわからないわけですから,23年度とのんきなことを言わないで,ここの席におります伊瀬知部長の家も下にあります。職員の家が災害にあわれたら目も当てられません。この意味からも再度,県に23年度といわずに今年度補正で何とか取り払うことができないかという要望をする考えはないかを再度聞きます。



◎市長(霜出勘平)  23年度には大丈夫だろうというようなことであるようでございますが,県のほうにもこういった緊急を要するような箇所だから何とか今年度中にしてくれないかというようなことは,係を通してまた申し入れをしたいというふうに思います。



◆議員(永吉義輝)  次に,河川改修についてを。まず,この河川につきましては,昨年の要望書を地元の自治会長,公民館長,そして地元の議員私含め,田畑議員と,要望書を提出しました。

 それから何も,回答もないわけですけれども,市は総合計画を作っておりますけれども,私どもも個人的にこの要望を出したわけではございません。地域の,先ほど申し上げましたように,自治会長,公民館長,議員,連名でちゃんと出したわけですね。これらにおいては,この実施計画,総合計画等見てみましても,このくだりの部分は少しでも何とかの改修の面においての努力でもやろうかというような計画書の中に入ってないもんですから,質問になったわけですけれども,この実施計画等に載ってなくても,この河川の場合は大体,ほとんど毎年というぐらい川が氾濫するわけです。で,あそこの地域は,転作をやらなきゃいけないところで,2年に例えば1回米をつくり,唐芋をつくりやるわけです。たまたま米をつくって,米を食べようかちゅうて災害にあって米を食べられないというのがおるわけです。そういう意味からも大規模な改修が必要であるわけですから,市の総合計画の中に,我々がこの要望書を出した時点で,そういう計画の案とかまたこういうことはどうなんだろうというような問題は提起されてこなかったのかどうか,ここのところの答弁をお願いします。



◎建設課長(下之薗博幸)  ただいま御質問ありました高取川の高嶺橋から下流の護岸改修の件なんですけれども,先ほど市長の答弁にもありましたように,要望書を受けまして,県のほうに進達をいたしまして,県の担当のほうと現地の調査を昨年,7月の末に行っております。その中で,県としましては,大規模な改修というのは,俗に言います全面改修といいますと,床上浸水対策事業とか災害関連とか,そのような大きな改修事業というのは,現時点では考えられないということでありました。そういうことで,先ほど答弁にもありましたように,県単河川等防災事業での整備ということになりますと,県が,市の負担なしで県のほうで事業実施していただけますので,この事業によりまして,かさ上げ等の必要なところ,あるいは築堤等の必要なところは整備していくというということでありましたので,市としての総合計画の中では掲載はしていないということでございます。



◆議員(永吉義輝)  大規模的な改修をやらなくても部分的な改修というようなことで検討できるなら,それはそれでいいんですけれども,これはもう今までにも何回か県にも担当者の方にも来ていただき要望もしているわけです。何回もやっても,何年もたってて何もされないからこそ,こう質問をしているわけです。

 いろいろ河川についてこういういろんな整備事業を見てみましても,例えば農地保全整備事業という中でシラス対策,これ,河川等もやっぱり含まれるというところにおいて農地保全をするという意味からもこういう事業もまたあるし,森林整備事業あるいはため池等整備事業,これも河川応急対応事業という,そういう河川に対する大きな事業というのはあるわけです。ですから,これらについて,皆様方検討されたことがありますか。また,私が今言ったものは,全然検討するに値しないというふうに考えているか,この点についてはどうですか。



◎建設部長(田代良民)  今のこの御要望のあります高取川につきましては,県の2級河川ということでございまして,それから,まあいろいろな事業等はあるわけですけども,農政関係,土木行政関係等は,それぞれの管轄がありますので,我々もまだその管轄外の協議等のあるいはまだそれの採択の基準等をまだ存じ上げてませんので,ちょっと勉強させていただいて,ほかの事業でできるのであれば,そういった方向に持っていけるでしょうし,まだ,現段階では県の河川ということでございますので,県のほうに協議に行ってそういった別の意味からの整備もできないかということで,今後協議をしてまいりたいと思います。



◆議員(永吉義輝)  質問者は通告をしてあるわけです。河川に対していろいろな質問が出るだろうというところにおいて,どういう事業が対応できるのか,すべてそういうことは把握し,市の河川,道路等についての問題につきましては,即刻対応できるような勉強をしていただいておかないと,今から勉強するというのではもう今雨が降って,現実,唐芋植えとるところは水びたしになるかも知れないところがあるんですよ。1反植えてたった6万しか収入がないと,1町で60万ですか。そうすると,それがいっぱいあるわけですよ,あの河川には。それがやられたときに,そういうのんきなこと言うてて農家の人たちの緊急度の高いところで質問をしておるわけですよね。だから今から勉強するというその答弁においては,私はその答弁はなっとらんと思いますが,今から休憩して休んで調べるなりとかしますか。それとも,本当に質問者に対して,私に対して,よくよく勉強するから,この場は勘弁してくださいと言うんだったら,次の質問しませんよ。



◎市長(霜出勘平)  この高取川は河川としては蛇行はしておりますが,築堤も大変よく行き届いており,また十分ではないんですが,この川の堤防というんですか,大体できてるんじゃないかなという,ただ,やはり海を控えており,満潮時になると,なかなかはけないというようなこともあるようですし,そしてまた,寄州,中州もちょっとあるようです。あるいはそういったところからよく除去をしていきながら,そしてこれはなかなかあれをまっすぐというようなことは検討してもこれはちょっと無理ではないかなというふうに思います。そういったことで,現在のこの川をいかにして氾濫をさせないかというようなことを考えなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思います。だから,堤防をかさ上げをしたり,いろんな形で住民の方々に迷惑をかけないような方策を,遅きに失しますけども,今後真剣に考えていかなければいけないのではなかろうかなというふうに思っておるところです。



◆議員(永吉義輝)  せっかく市長が答弁をいただきましたけれども,あれは寄州も今でも除去をし,そういうおっしゃるようなこともして,それでまださらにこういう冠水があるということです。馬渡川もそういうところがあって,あれは県の事業でちゃんとまっすぐして,曲がってた川をまっすぐしたら,今ごろ家が水につかるようなことがなくなったんですよ。ですから,まっすぐするのは無理だという考え方を持っておられるのは市長が考えておるだけで,設計者は,ちゃんとした川の水の量を考えれば,まっすぐした川も造れると思うんですよ。だから市長の場合は,極力県にはそういう要望もしていきたいという考えで,答弁をなさるなら,私もすんなりここで座るはずだったんですけれども,市長の考えでできないかもしれないってそれでは質問者の顔もございませんし,市長の答弁の内容もなっておりません。ですから,再度,県には,私が質問した中で,こういう事業があるんだ,こういう事業があるんだ,この質問に対してはどうかと言うたわけですから,この質問のため池等整備事業,これ河川改修もできます。先ほども言いました,今後こういう事業があるならば,極力それを勉強し,さらに検討をというのはもう使わないで,努力しますという言葉あたりで,考えはないですか答弁を。



◎市長(霜出勘平)  これから努力をしてまいりたいと思います。



○議長(田之脇厚)  次に,竹迫毅議員。

  [8番議員竹迫 毅登壇]



◆議員(竹迫毅)  どうも皆さんお疲れ様でございます。私,通告をしてあります学校給食の運営について,質問いたします。私が言うまでもございませんが,学校給食は,安心・安全はもとより,子供たちの健全な発育のため,栄養バランスのとれた食事であるとともに,保護者の負担を考えると安価に提供されることも必要と思います。食材の調達に当たっての基本的な考え方や,基準を示していただきたい。



◎教育長(小野義記)  御質問の学校給食の食材調達の基本的な考え方や,基準等についてお答えいたします。学校給食は昭和29年6月に制定された学校給食法に基づいて実施されているものですが,その目的としては,心身の健全な発達に資するとか,食育推進,目標といたしまして,望ましい食生活の習慣,社会性及び協同の精神,あるいは生命,自然の尊重,環境保全,伝統的な食文化の理解,生産,流通,消費の理解等が目標として上げられています。

 そういうことになっていますので,学校給食食材の調達についても,これらのことを踏まえる必要があります。

 食材となる食品の選定については,学校給食衛生管理基準の中では,まず1番目に鮮度のよい衛生的なもの,2番目に不必要な着色料,保存料,漂白剤,発色剤を使っていないこと,3番目に消費,賞味期限,製造業者,原産国の記述があるもの等が上げられています。そのほか,文部科学省の学校給食摂取基準,学校給食における食品構成をもとにした献立を作成しています。

 また,食育の推進上からもできるだけ地場産物を取り入れ,児童生徒が郷土への理解や愛情を深めるために,地元の生産者,業者からの購入に努めています。

 そのほか,1食当たりの給食費が,幼稚園210円,小学校215円,中学校245円となっていまして,パンや米飯等を除いた1食当たりの温食代が65%程度で,大体142円程度になっていますので,当然,このことを考慮した食材の購入は不可欠のこととなります。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  実は,以前,学校給食センターの統合の関係で,いろいろ特別委員会等も設置して,議会も議論をしたところですが,その中で全く夢にも思っていなかったというか,知らなかったようなことが出てきたわけです。これは,この食材の価格に3センター,大きな差異があるということも建設に当たっての議論の中で私は知りました。いろいろ学校給食センターの建設についていろいろ議会でも議論がなされているところは漏れ聞いている市民も結構いたわけですが,そうしますと,食材等の価格,特に肉類なんですが,そんな中でも目立つのが牛肉ですね。これがセンターによって2倍以上ということがわかったわけです。そういうことでしますと,そんなに違いがあるのかと市民の方もびっくりされている方もいます。そういうことで,やはり保護者の負担を考えると,できるだけ安く調達するということも大事だと思います。

 そういう中で,以前資料請求で執行部のほうにも購入単価,購入量,納入業者,そういうものも請求して,手元にあるところなんですが,私はどのような違いがあって,この単価に,2倍以上も,代表的なのが牛肉です。どのような違いがあって,こういう価格差が出ているのか説明いただきたい。



◎教育長(小野義記)  確かに先日お渡ししました資料の中に,非常に価格の違いが出てましたけども,これはやはり,その学校給食センターがおかれています地域の素材をよりよく使うということの一つの努力だろうと思うんですけども,このことについては,回数との関係もあるわけですね。ですから良質でよりよい質の高いものを10回使える給食センターもありますし,ちょっと値段を安くして20回使うとか,牛肉をですね。そういう工夫をしながらやってるところで,結局,地産地消とか,地場産物をできるだけ学校給食に取り入れたいということですね,そうした結果,そういうのが出ているだろうと思います。なお,今年度はまだ先日お渡ししました資料と違って,大分価格のバランスがとれてきてるんじゃないかと思いますけども。というのは,知覧にしても頴娃にしても,川辺と同じような食材を使っていこうと,今,してますので,いずれ統合されたときにはそうしていかなけりゃいけませんので,そのことを考えて今でもやってるということで,3町の値段が大体同じようになってきてると思います。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  私は基本的には地産地消,これは大いに進めるべきであるし,そのためには努力すべきだというふうに思っております。その中で,ここで価格に2倍以上の差があるというその良質なといいますが,そこら辺のこの説明ができますか,どうですか。まあ説明してもらわんと困るんですけどね。



◎教育長(小野義記)  やっぱり学校給食センターの置かれている,いわゆる立場に求められているものがちょっと違う場合があるわけです。ですから,この給食センターの場合には,こういうような食材を,こういうような給食をしてほしいという地域住民の声もあります。それも聞かんといけないですね。ほかのとこではまた違った声が出てますので,やっぱり3つあった場合,それぞれ若干違った給食の献立の質が落ちるわけじゃないんですけども,食材の購入の仕方が若干変わってきてますので,当然値段が違うということですね。ですから,この給食の食材については,1食分で,考えるんではなくて,やっぱり1年間とか半年間の中で調整を図っていかなくてはいけないということですね。先ほど言いましたように,非常に高いものを使った場合には回数が減ります,確かに。で,値段が半分になればその倍使えるわけです。5回が10回,10回が20回と。その差異は出てきてますので,答弁の答えになりませんけども。給食センターは,やっぱり地産地消を進めていきたいという,そういう思いが非常に強いという結果ということになります。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  回数でやってると,こうしますと,肉は,私もその栄養のことは,よく知らんのですが,たんぱく質というか肉類に代わるもの,半分ぐらいに量を減らした場合,その代替はどういうもので補っているんですか。



◎教育長(小野義記)  わかりやすく言いますと,2,000円のものを10回食べさせるセンターもありますし,1,000円のものを20回食べさせるとこもあると,そういうことでございます。



◆議員(竹迫毅)  それはわかってるんです。しかし,その肉類は半分になると,量は。大体そういうことですよね,量的にはね。そうしますと,その半分ぐらいになったものの栄養の代替というか,そういうものはどういうものを使っての献立でやってるんですか。



◎教育長(小野義記)  牛肉そのものが,鶏肉とか豚に比べると高いわけですよね。ですから,当然,牛肉が使えない場合は,豚肉あるいは鶏肉を使うということになります。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  そうしますと,鶏肉の項もこの川辺給食センターが高いんですよね。鶏肉も違いがあるのかなということですね。どのような,仕様書というか,そういうもので発注してるんですか。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  食材の調達におきましては,各業者のほうに見積りをもらって,それぞれの給食センターで,やってるようでございます。ものによりましては,先ほど申しましたように地産地消等の関連もございまして,産地納入者を特定して購入しているわけでございまして,鶏肉につきましての格差,具体的には,知覧の鶏肉が現在579円,それから頴娃が同じく579円,で川辺が900円ということで非常に川辺のほうが高くなっているところでございますけれども,取扱店等が違うということもございましょうか,そのことにつきましては,まだ,詳しく精査はしているところではございません。



◆議員(竹迫毅)  今の答弁で,取扱店等が違うせいかという答弁でしたよね。そうしますと,なぜその取扱店によって,そんなに差が出るのかということですよね。ただ鶏肉をくださいと,牛肉をくださいと,豚肉をば何キロお願いしますと,そういう発注をしているんですか,どうですか。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  それぞれはもう給食センターのほうで,この購入等につきましては,お願いをしているところでございますけれど,その中で,ムネ肉,モモ肉というふうな種別もございましょうし,あと,質的なところもあるのではないかというふうに思っております。これにつきまして,こちらのほうから現在のところは仕様書ということで,3給食センターの統一は取っておりませんので,今のところ,先ほど申しましたように,センターの栄養士,それから管理のほうでそういうものを運営していただいているところでございます。



◆議員(竹迫毅)  合併してもう3年目に入っているわけですよね。その中で,これはまあ,いろいろな工事を発注するにしても基準があって,そして予定価格以上で安いところに発注しているわけでしょうが。給食の食材についてもやっぱり金を負担する保護者のことを考えたら,できたらよりいいものを,より安くということを考えるべきだと思うんですよね。何も説明ができない,そういう調達をしているということは,これはもう職務怠慢といっても過言じゃないと思う。旧3町の流れを引きずっているんだろうなということも,思わんでもない。

 22年3月22日,川辺の学校給食問題を考える会に,以前川辺町の議員をされとった辰野さんから,案内をもらったんですよ。これは南九州市議員の方には,みんな来たんじゃなかろうかなと私は思ってるんですが。案内をもらいましたので,堂々と行ってみました。そしたら,行ってみて私の感想ですが,学校給食統合に反対するための会だというふうに私は思いました。私はですね,私が思ったんですよ。当事者はそうではないというかもしれん。その中で,フリートークとなっていました。私は聞いていたんですが,司会者が私に振ってきましたので,それなりに当時の私の持論を展開したんですよ。そうしたら向こうにとっては招かざる客ということになったわけです。その中で,どういう関係の人か,女性だったんですが,私がその値段の問題とか,財政的なことも考えなければいかんですよというようなそういうことを述べたんですが,そしたら,議会の傍聴にも来ていたらしくて,そうしますと肉の差ということも私はそこでも述べましたが,傍聴にきていた人らしくて,知っていました。

 そういう中で,川辺牛はブランドだからおいしいんですよというんですよ。食べてみたらわかるんですけどねと。私は通常の2倍以上もするような肉を見たことがあるのかないのかわかりません。もちろん食べたこともないわけですが。それでもう私も,やっぱりブランドだというようなそういう錯覚というかそういうふうに思っていた節があるんですよ。それでまあ,調べてみました。そうしたら川辺牛というブランドはないんですよ。これはないんです。鹿児島県の鹿児島黒牛,黒豚はあるんですよ。しかしこれは県下全域なんです。何も川辺牛だけがブランドじゃない。我が旧知覧町も頴娃町の牛も鹿児島黒牛のブランドには変わりないわけですよね。こうして,ここで私は,その説明ができますかというのは,2倍以上するもの,やっぱりこれ説明ができんといかんですよ。どなたか,説明できる人がいますか。



◎教育長(小野義記)  先ほどもお話をしましたように,この食材の購入につきましては,学校給食衛生管理基準,あるいは学校給食摂取基準,学校給食における食品構成等をもとにしながらやっぱり統一したものとしては,安くて良質なものを,そして量と質が確保できるものとそういうのが完全にあるわけですけども,それプラス1週間当たりのカロリー。このことについては大体統一してますけども,価格については統一はできてないのは事実でございます。それで,学校給食センターが,今,3つありますけども,これが1つに統合できたら,今お話をされたようなことについても検討を加えていかなくてはいけないだろうというふうに考えております。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  この資料をもらって見ますと,以前3月であったのかな,聞いたときには,川辺には,学校給食会とか,そういうところから仕入れてるんですよということだったんですが,この資料を見ますと,この川辺牛が知覧の方にも入っているということになっていますよね,頴娃も頴娃の給食センターにも入っていますよね,こういうことどのようなことで入ってきたんですか。



◎教育長(小野義記)  この問題につきましては,前の議会のときにもちょっとお話をしたと思うんですけども,3町の給食センター統合された場合のこと考えて,できるだけ統一メニューというのを考えていこうということで,統一メニューを考える中で,食材についても地産地消っていうことで考えていこうということで,知覧と頴娃の場合は,南九州市産じゃなくて,別なところから買ってきた部分があるわけですね。そのものについては,南九州市内にもあるということで,購入先を変えて,南九州市産を使ったということで,幾らか値段の違いが出てますけども。3町の給食センター統合した場合の統一メニュー,そのこと考えた統一メニューを今,作っているということで,そういう事情が出てきたということになります。ですから,知覧にしても川辺にしても今までの頴娃にしましても,今まで使わなかった食材で南九州市にあるものを使っていこうというそのあらわれだということになります。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  旧町でいいますと知覧牛もいるんですよ。頴娃牛もいるんですよ。それで,畜産原価に詳しいというか,人に聞いてみますと,それぞれのところで,いい肉をつくっている畜産農家はいますよということなんですよ。鹿児島牛ですよ,頴娃の牛も知覧の牛も川辺の牛も。

 私は,そのような肉には規格があると思うんです。私も詳しいことは知りません。南九州市産の牛も,ピンキリだと思うんですよ。どこもピンキリ。同じ牛でも部位によって違うんじゃないかというふうに思うんですよ。まして,こういう高価な物,まあ,子供たちの発育に関しては,やっぱり,これはもう,食事の欧米化というようなことで,肉類も欠かせないのかなと,牛乳とか,そういうこと思います。ですから,調達に当たっては,肉質,そういうものをきちっと基準を設けて高いからいいということでもない,私はそう思いますよ。何か知らんけど,高く売ったら売れ出したという物もあるというわけです,物によっては。ですから,私は,2倍以上もするというのは納得いかない。それが違いを,どういう,だれでも明確にできるようなものを示せばいいんですよ。鹿児島黒牛なんです。鹿児島黒豚なんです。あの,鶏肉,五百幾らと900円,これも納得いかない。だれかこの中で,詳しい人が,私がちゃんと説明しますという方がいたら,議長の許可を貰って説明していただきたい。探してください。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  畜産の関係の価格のつけ方につきましては,ただいま,牛肉の関係が出ておりますけれども,先ほど議員からも指摘がありましたように,この規格というのは,当然,肉格協の格付協会がつけたその格付によって,A1からずっと1,2,3,4というような価格があるわけです。その価格によって当然,単価が違ってきますし,その取引する等級によって,どういうものを要求するか,欲しいものをそのランクづけでもって提供すると単価は幾らですよという,それに基づいて生産者とか,当然川辺牛も,すぐ生産者からいくわけじゃなくって,南薩工場のほうに行って,屠殺されたものは,組合食肉のほうに流れていって,そっからまた取引されるという中で,どういうものが欲しいんですかと欲しい部位と欲しい規格品をもって,単価が決まって,その単価に基づいて,前回も話があったように,そういう高い物については年中食べられない,だから一4半期に一回ですよとかいう食べ方をしているのではなかろうかというふうに思いますし,当然,畜産というのは,畜産の価格協定というのは,そういう流れで決まっていきます。そして,また当然川辺牛とかそれも上物率が高い方々が,一堂に会して,みんなで飼育管理とかそういうのを培って,上物率を上げることによってブランドという名前で自分たちの高く売ろうとそういう努力の賜物が,そういう形ででき上がっていっている今の価格差。またお茶にしてもそうですけども,知覧の知覧茶というのを,まあ,今議論してますけれども,そういう形で一緒で,やっぱりそういうのがブランドという形ででき上がっていくのじゃなかろうかなというふうに思ってます。



◆議員(竹迫毅)  そういうことで,ブランドというのは,鹿児島黒牛,黒豚ということでしかないわけですよね。

 それとですね,その鶏肉も納得いかないんですよ,私は,1.5倍以上。それも説明できないでしょう,もう。

 ですからね,私が言いたいのは,そういう発注にしても,幸いにして近くに組合食肉の南薩工場があるわけですよ。それで私が言いたいのは,南九州産の牛肉,豚肉,鶏肉を使ってもらいたいということですよ。南薩工場があるわけですから,どこの旧町にしても南薩工場に前もってお願いしとけば,調達できないはずはないと思う。それで,その栄養計算,カロリーとかそういうのが倍するものと,そういう栄養の計算とはどういうふうになってるんですか。違いがあるんですか,どうなんですか。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  栄養値につきましては,先ほど説明しました中の学校給食摂取基準の中に記載されております,厚生省が定める日本人の食事摂取基準を参考にしまして,子供たちに適応させてる部分でございます。この中には,それぞれ,エネルギーたんぱく質,脂肪,ナトリウム等々の基準が記載されておりまして,それを参考にして,献立は作るわけでございますが。小学生につきましては現在660キロカロリーを基準に,中学生につきましては850キロカロリーを算定して献立を作ってるところでございます。

 で,先ほど言いましたように,肉等の高い高価なものが高カロリーになるということではございませんが,それをほかの鶏肉,豚肉等で補う,または料理の魚類のたんぱく質で補うというふうな調整をしながら,献立は作成しているということでございます。



◆議員(竹迫毅)  私は,カロリーとか,まあ,私はよく知らないけど,栄養ですね,たんぱく質がどうのこうのというようなものは,高い肉も安い肉も差があるのかということ,あるのか,ないのか,一緒なのか。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  肉質等のカロリー計算のカロリー計算につきまして,高価な物と安価な物で差があるのかということにつきましては,こちらにつきましては,ちょっと栄養学的なところがございますので,また後日,調査して報告させていただきたいと思います。



◆議員(竹迫毅)  後日,じゃなくてもいいんですよ。これは,管理栄養士がいて,ちゃんとカロリー,それから栄養というものを計算しとるわけでしょう。だから,高い肉と安い肉とカロリーとか栄養素というか,そういうものを違わして,計算しているのかということ,それに答えてもらったらいいんですよ。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  栄養士が設定してますカロリー等につきまして,私もまだ熟知しておりませんので,これにつきましては,栄養士等々のほうから指導いただきまして聞かないと回答ができないところでございます。



◆議員(竹迫毅)  栄養士の指導とかなんとかじゃないんですよ。高い肉と安い肉とカロリーとか栄養とか,そういうものを違う計算をしているのか,一緒なのかと,ただそれだけのことなんですよ。ここは,議長が休憩をとってもらっても,私はかまいませんから,電話連絡なりできるはずですから,そこはきちっとやってもらいたい。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後3時20分休憩

───────────

午後3時30分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◎保健体育課長兼給食センター所長(摺木和文)  先ほどの質問の肉の高価なもの,それから安いもの,または部位等によって違いが,カロリー違いがあるかということでございますけれども,現在,正式なカロリー計算表では,正式なやつでは違いがありますけれども,給食センターでは,1グラム4キロカロリーということで,差はないことで計算をしてるということでございます。

 それと,肉の納入でございますけれども,鶏肉の納入でございますけれども,それぞれの給食センターで,やはりお店ごとに購入している店ごとに単価見積りをしていただきまして,それで決定をしているということで,川辺が,900円ということで,川辺が高い分につきましては,今聞いたところ,皮なしの肉ということで鶏肉のほうをとってる関係で高いのかなというふうに今思ってるところでございます。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  それじゃ,栄養士によるカロリーとか,栄養素,そういうものの計算は一緒でやってるということですね。

 それと,鶏肉,鶏肉は皮なしでやっているから高いのかなということでしたが,皮がなくても(笑声)1.5倍も,というのはこれおかしいんじゃないですか。おかしくてならん。これは,行政のやることですから,学校給食については,保護者負担があると,そういう中においては,本当,今,生活が窮屈なんですよ,お互いに皆さん。そういう中で,やはり安くて仕入れられるものは仕入れて,保護者の負担を減らすということを考えるべきだと思いますが,どうですか,教育長。



◎教育長(小野義記)  現在,1食当たりの給食費は統一してあるわけです,3町ともですね。ですから,統一された給食費の範囲内で栄養教諭が計算をしているわけですね。それ以外に統一したようなカロリーの計算,あと食材について,安心,安全で量と質の確保を安定的できるもの,そういうのも一つの条件なんですけど。あと,価格については,幾らぐらいのものを買いなさいというようなものは定めてありませんので,あとは栄養教諭のほうでそこは判断して,1食当たり245円を中学校であれば,こういうような範囲内で購入しているということになっておりますので。3町の給食センターが統合できました場合には,当然,統一しなければいけないわけですね。ちょっと今の段階では統一できないだろうと思いますけども,しかし御指摘受けたようなことについては,今後は考えていかなくてはいけないというふうに思っております。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  統一できなくても,給食費の範囲内でと言えばそれに合わせればいいわけですよ。その給食費を下げられるものなら下げるべきじゃないかと言っているんですよ,私は。保護者の負担を軽くする努力をすべきだと言ってるんですよ。私の先ほどの答弁には答えてない。どうですか。



◎教育長(小野義記)  この1食当たりの食費というのは,平均した場合の1食当たりととらえていただきたいと思います。ですから,メニューによっては,カロリーはもうもちろん統一してますけども,メニューによっては200円ぐらいでできるのもありますし,300円かかるときもあるわけですよね。ですから,先ほど言いましたように,高い物を買った場合には恐らく300円超えるかもしれませんので,そのときには,またしばらくは200円ぐらいに抑えなくてはいけないということですね。その辺のバランスというのは,栄養教員のほうでやっているということになります。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  私は,牛肉,豚肉だけを思ってるんじゃないんです。お茶にしても知覧茶だけ使う必要はないじゃないかと,川辺茶も頴娃茶も使っていいんじゃないかということを思うんですよね。ですから,私はこの21年度で,川辺牛だけが頴娃,知覧に入っていると,こういうことはこの前まで知らんかったですよ。これは,どういうことかなということを思うんです。やはり知覧牛もあれば頴娃牛もそれなりのものは,2,600円の肉もあれば,3,000円の肉も頴娃にも知覧にも川辺にもあるはずですよ,1,000円の肉も。  それと,私は学校給食は,これはまあ,貧乏に育ったせいもあるんですが,親や周囲の集落のおじさんとかおばさんとかそういう人たちから鹿児島弁で言ったら,食あげたら,食さげやならんということを言われて育ったんですよ。私なんか。いい物をぜいたくしたら,なかなか落とせないと食べ物は,そういうことを言われて育ったんです。ですから,そういうこともあってですが,私は,学校給食,まあ子供たちは,給食は,いい物をおいしい物にこしたことは子供たちは喜ぶと思います。しかし,育ち盛りですよね。ま,質より量で行ってもいいんじゃないかということを思います。私は決して,川辺牛を使うなということは言っていないんですよ。川辺牛にも2,600円もあれば1,300円もあるだろうとこれはないはずはないんですよ。だからそういうふうに考えていくべきじゃないかということを言いたいんですよ。統合するまでも努力をするべきだと思うんですよ。負担を減らす努力,どうですか,教育長。



◎教育長(小野義記)  最近の動向としまして,給食費の値段を下げるというはなかなかないわけですけれども,本市の場合も,これだけ必要だろうということで定めたわけですね。ですからこの範囲内で,やっぱやっていかなくてはいけないと考えております。

 それから,今御指摘があったのは,やっぱりバランスがあると思います。やっぱりよりよい物を子供たちに食べさせなくてはいけない,質のいい物を食べさせなくてはいけないという考え方もありますし,そうじゃなくて,もっと子供だから質素な物を食べさせなくては,両方やっぱあると思うんですね。そのバランスをとっていかなくてはいけないと思います。で,可能であれば,両方とっていかなくてはいけないと考えてますので,指摘された点については,いろいろとこちらのほうも課題として考えるべきものがありますので,検討していきたいと思います。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  それと,最近軟らかい物を食べるようになって,そしゃくの回数が減って,そして,何か,脳にもとかいうようなことが,テレビ等で聞いたように思うんですが,まあ,そういうことをしますと肉なんかにしても,何回も噛まないと飲み込めないようなものを食べさせたほうが,よっぽどいいと思うんですよ。口に入れてとろけてのどを通るようなものより,よっぽどいいんじゃないかと思うんですよ。安上がりで健康的じゃないかと思うんですが,教育長どうですかね。(笑声)



◎教育長(小野義記)  何かいろんな多様な面で質問が多くて,なかなか考えがまとまらないんですけども。やっぱり先ほど言いましたように,やっぱりバランスがあると思うんですね。

 で,給食センターでは,やっぱり栄養教諭ですよ,当然そのことは考慮してます。粉食が多いから硬いものを食べさせるとかすごい考慮してますので,こういう問題は,やっぱり給食センターだけでなくて,家庭でも考えていかなくてはいけない。食材,地産地消もそうですよね。子供たちの大体1年間の学校給食は190回なんです,190食。子供たちは年間1,080食食べてます。1日,3回とすると,1,080分の190で17.6%なんですね,学校給食は。あと,83%は家庭で食べているんですよ。それで家庭でも,今言われたようなことをやっていかなくては,学校だけでっていうのはやっぱり無理があるだろうと思います。

 以上でございます。



◆議員(竹迫毅)  私は,学校だけに,給食だけに,食生活を押しつけようとは毛頭思っておりません。そう思うんですがね,私も孫もいますが,なかなかその硬いものを食べようとしないんですよね。小魚なんか,骨ごと食べろというふうに,まあ,できるだけそういう方向に持っていくように努力をしていますが,なかなか思うようにいきません。そういうことで,私が言わんとするのは,南九州地産地消はもう大いにやるべきだと。その中でも平等にやるべきだということを申し上げたい。とにかく保護者の負担を努力で減らす,努力も多いにやってもらいたいということです。

 以上で終わります。



○議長(田之脇厚)  次に,塗木弘幸議員。

  [18番議員塗木弘幸登壇]



◆議員(塗木弘幸)  私が通告してありました,2点について質問をいたします。

 1番目に,今日問題となっている口蹄疫感染対策について,2番目に,公共事業の適正価格について,お尋ねをします。

 まず,1番目の口蹄疫感染対策について,宮崎県内で,家畜のウイルス性感染病口蹄疫が続発し,鹿児島県内の農家へも多大な影響が出ている。畜産農家は,いつ発生するか,心配で眠れない日々を送っております。鹿児島県は,畜舎への防疫消毒対策と経営安定対策として,総額6億5,721万に上がる補正予算を専決処分とし,緊急対策を実施しています。南九州市では,どのような対策がとられたか。また,今後鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病が発生した場合の蔓延防止に対する施策をどう考えるか。

 2番目の公共事業の適正価格について,これまで建設業は,地域の雇用を支えるとともに,災害発生時の対応などに,大きな役割を果たしており,健全な建設業の育成は,重要な課題でありますが,景気の後退や公共投資の縮減により,建設業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。このような状況を踏まえ,県では平成20年度において,入札の透明性,競争性の向上を図るとともに,公共工事の品質確保の点から最低制限価格の見直しを行っているが,本市の取り組みを伺いたい。

 2番目として,市単独事業においては,諸経費率が減額調整されており,市内の業者の経営を圧迫しているが,見直す考えはないか。

 以上,質問いたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  塗木議員の質問にお答えします。

 まず,1番目の口蹄疫感染対策についてでございますが,宮崎県児湯郡都農町で4月20日,牛,豚等の法定伝染病口蹄疫の発生が認められて以降,感染が拡大いたしまして,6月14日現在,宮崎県の5市5町で289例の発生がございます。

 鹿児島県におきましては,都城市での確認により準非常事態を宣言いたしまして,一部を搬出制限区域とするとともに侵入防止対策強化を図っているところでございます。

 幸いに現在まで,本県本市におきましては,発生はないところでございますが,子牛市場の中止や延期等によりまして,肉用牛繁殖農家及び酪農家,哺育農家等におきましては,出荷停止の状況にあり,経営等に多大な影響が出ております。

 今後の対応といたしまして,家畜伝染病予防法及び農林水産省の定める口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針に従うとともに第1号法廷受託事務の中で都道府県に委託されていることを考慮して,南薩家畜保健衛生所を中心といたしました南薩地域家畜防疫対策本部で対策を講じておるところでございます。

 また南九州市におきましても,南九州市家畜伝染病対策本部設置要綱を制定いたしまして,対策会議を開催いたしたところでございます。さらに,詳細にわたる防疫マニュアルを作成いたしまして,このマニュアルに沿った各般の業務の打ち合わせを行い,有事の際に役立つように関係機関とも十分協議調整を図りたいと思います。

 本市は,県下有数の畜産地域でございまして,口蹄疫でなく,高病原性鳥インフルエンザ等におきましても侵入した場合は,市のみで対応できる状況でないことを考慮いたしますと,まずは,絶対進入防止を図ることが大事であると思われますので,畜産関係者はもとより一般の方々にも十分理解をいただき,消毒等の徹底を図り,予防対策を講じてまいりたいと思います。

 次に,公共事業の適正価格について,お答えをいたします。

 国におきましては,公共工事に対する国民の信頼への確保と,これを請け負う建設業の健全な発達を図るため,みずからの改革とあわせまして,公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針を定めまして,各地方公共団体等へも適正化の措置を講ずるよう,周知徹底を図ったところであります。この指針のもと,鹿児島県におきましては,議員から説明がありましたとおり,平成21年3月に入札の透明性,競争性の一層の向上,技術と経営にすぐれた建設業者の育成及び公共工事の品質確保を図るため,入札格付制度の見直しを行ったところでございます。

 本市における入札契約制度につきましては,合併前の旧3町の制度に差異があったことから,新市としての統一した制度の確立を図るとともに,談合を防止し,より公正で透明性の高い公共調達の実現を図り,行政に対する市民の信頼を確保するため,全庁を上げて取り組む喫緊の課題であったところであります。このようなことから,平成21年8月に庁内関係課の係長等で組織する入札契約制度改善プロジェクトチームで慎重審議の上,入札・契約制度等改革推進契約を策定し,この推進計画に基づき,現在入札制度のほか,公共調達に関連するシステム全般にわたる見直しに取り組んでいるところでございます。

 入札制度の一つでございます,最低制限価格制度の見直しにつきましては,現在本市では,500万円以上の建設工事におきまして,予定価格の70%以上の範囲内で最低制限価格を定めているところでありますが,平成21年度の入札の執行実績におきまして平均落札率は,97%となっていること等から,おおむね適正な価格での入札が行われているものとして,当分の間は制度の見直しを見送ることにしたところでございます。

 しかしながら,国の指針におきましては,最低制限価格の算定方法の見直しとともにダンピング受注の発生や不良不適格業者の粗雑工事による公共工事の品質確保が困難となることを防ぐ上で,大変有効な制度として低入札価格調査制度への取り組みがうたわれておりますので,今後におきましても,常に国,県の対策状況や本市の入札状況等を十分注視しながら,引き続き,最低制限価格の算定方法の見直しとともに,低入札価格調査制度の導入についても検討を行ってまいりたいと考えております。

 公共工事の適正価格のその2でございます。

 市発注の単独事業の諸経費率につきましては,合併当初は各支所で旧3町時代のそれぞれの諸経費率で積算をしておりましたが,平成20年度に建設部及び農林水産部で協議し,これまでの諸経費率を下回らないよう,工種別に補正した諸経費率で統一して積算をいたしております。

 御指摘の市発注単独事業の諸経費率の見直しにつきましては,近隣市町の状況も参考にしながら検討をしてまいりたいと考えております。



○議長(田之脇厚)  しばらく休憩します。

午後3時55分休憩

───────────

午後3時56分開議 



○議長(田之脇厚)  再開します。



◆議員(塗木弘幸)  今現在,南九州市の畜産生産実績を見ると,乳牛用2,114頭,肉牛用2万269頭,豚が10万375頭,合計12万2,758頭,まあ,牛,豚はこういう状況になっております。

 それで生産額は,19年度の額でありますが,畜産の生産額は卵,ブロイラーを入れて,269億4,276万となっております。これはお茶の139億2,800万という生産額に比べて約倍近くになり,畜産業は本市の重要な産業の一つとなっております。

 今回,宮崎で殺処分される牛や豚はワクチンの接種を受けたものと合わせると32万3,000頭が対象となると言われております。これは5月28日時点までですから,まだまだ増えると言われております。

 このような状況になった場合,南九州市には牛,豚は1頭もいなくなるということです。南薩一円にも多分ほとんどいなくなるじゃないかと思われます。 これは人ごとではない重大な事態であると認識します。

 今回の感染拡大は,国や県の初動対応の遅れが,問題となっております。4月9日の最初の発生から発見までに12日かかっており,その後1カ月たってから国が対策本部を発足させております。国や県の対応が後手後手になり,感染が拡大し,深刻な事態となっています。口蹄疫封じ込めの原則として,家畜の早期摘発,素早い淘汰,立ち回りして積極的な防衛の3つがあると言われています。

 都城市では,早急な殺処分で封じ込めに成功したえびの市方式に習い,マニュアルを作成しており。飛び火してから,家畜保健所に,異常の一報が入ってから,10時間以内にもう牛の殺処分は行われております。検査を待たずに殺処分を行っております。初動防衛がスピーディーに実施されております。さっきの大薗議員の質問と重複することがありますが,もし本市で発生した場合,初動対応をどう考えておられるのか。もう1回答弁をお願いいたします。



◎畜産課長(三宅俊正)  数回にわたる,畜産会における対策会議及び家畜保健所を中心とした。宮崎口蹄疫対策会議において対策協議するとともに,公共機関等の所属局として,65箇所の足踏みマットの設置及び消毒液の配布を行ったところです。

 さらに,対策会議を開きまして,南九州市家畜伝染病防疫マニュアルを作成しまして,それで初動の2,3日を対応したいと思っております。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  この初動防衛というのが,本当に大事なことだと言われております。マニュアルが,あるのかないのか,また後で質問しますけど,この初動防衛を本当に早期に行わなければ,宮崎の二の舞になるということです。

 次の質問にいきます。

 県は,4月20日に緊急防疫対策会議を開催し,21日各種イベント開催の自粛依頼を行っております。

 本市でも,4月29日大野岳マラソンは中止となりましたが,5月5日には特攻慰霊祭は挙行されております。

 宮崎でも高校総体が開会された折に,川南町でも協議があり,このことが都城,宮崎,日向市への散発的な発生につながった可能性もあるとしておりますが,市ではこのことに対してどのような協議が行われたのか,またこれから夏へ向けてねぷた祭り,祇園祭などのイベントが予定されておりますが,関係者は自粛を申し出ると聞いております。このことに対してどういう協議が行われたか,またどういう対応をするのか,2つまとめてお答えをいただきたいと思います。



◎市長(霜出勘平)  イベント,行事等でございますが,今後におきましては,それぞれ皆様方に協議をしていただいております。ます,8月15日の平和スピーチコンテスト,これは,特定できる方々ばかりでございますので,まず実施をしようというように思っております。ただコンサートにつきましては,これを中止をしたいということでございます。

 このスピーチコンテストにつきましては,上位入賞者が知覧に来ていろいろと発表をしていただくわけですが,これは特定ができておりますのでこの方々に招待状を発送し,発表をしていただく,そして入場者につきましては,もう南九州市の小学生から高校生,一般,これに限るということで整理券をそれぞれの支所で渡して南九州市民だけの入場ということで行おうというふうに思っております。

 一番間近にありますねぷた祭りについては,実行委員会のほうで延期の方向でこれを検討しているというふうに聞いているところでございます。そういうことでございます。

 また,7月4日に消防操法大会があるんですが,これは特定の南九州市民の方々の競技でございますので,これについては消毒を徹底しながら行おうというようなことでやっております。不特定多数が集まる行事については,中止なり延期なりをしていこうというふうな今話し合いがなされているところでございます。



◆議員(塗木弘幸)  まだちょっと質問に答えてもらってないんですが,慰霊祭は挙行されたんですが,大野岳マラソンは中止と。どういうことでこういうことになったのか。それと祇園祭がまだ答弁されておりませんが,どうなんでしょうか。



◎市長(霜出勘平)  大野岳マラソンにつきましては,もう不特定多数の人たちが県外から来るということ。そしてまた,これにつきましては参加申し込みがありますので,その方々に連絡がとれるというようなことで,20日にこれが発症したわけですが,この主幹課で早速動いてくれまして,このことについては中止ができたところです。

 この慰霊祭につきましては,もういろんな方々が全国各地からおいでになるということで,これはそれだけまた危険性も高かったわけではございますけども,消毒を徹底するというようなことで対処をいたしたところです。

 それから,川辺やすらぎの郷のイベントについては,これはもう5月でしたが中止をいたしたところです。それから川辺の祇園祭,これは今川辺の商工会のほうに中止をしていただけないかというような依頼をいたしております。ゴッソイまつりについても,今後協議をしていくというようなことになっておるところでございます。



◆議員(塗木弘幸)  このような状態の中で,いつどのような状況で侵入してくるのか,飛び火してくるのか,わからないような状態となっております。農家はいつ飛び火してくるかとおびえてじっと耐えている状態です。私も親しい農家から,畜舎には来ないようにと言われております。祭りはいつでもできると思います。このことを十分考慮して,これからの対策を検討していただきたいと思います。

 次に,南九州市内でも庁舎など,各施設に消毒マットの設置が行われております。しかし,観光客が出入りする民間の施設には設置はされておりません。梅雨に入りウイルスが感染しやすい状況になると言われております。もし発生したら,被害は農業だけでなく商工業にも及んでくるわけです。観光客も激減すると思われます。畜産関係者だけでなく,一般の方々への理解を求め,協力を得なければ,蔓延防止対策にならないのではないかと思いますが,この辺はどういう施策をとっておられるのかお聞きをいたします。



◎畜産課長(三宅俊正)  本市での公共機関等の消毒マットの設置は早かったんですが,平和公園内につきましても外のほうに消毒マットを設置しまして早急に対応しております。ただし,御指摘のとおり民間サイドにおいては,現時点,設置されておりませんので,口蹄疫に対する認識,理解協力のもとでの消毒をお願いしなければならないところでございます。今後早急に対応していきたいと思っております。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  一番大事なところにされていないわけであります。これはもう何というか,ざるというか,全然対策のやり方が間違っていると思います。どうかこの辺を十分考慮してやっていってください。

 次に,口蹄疫の発生予防や蔓延防止措置は,今市長が言われましたように,国の特定家畜伝染病防疫指針によって実施されているが,鹿児島県は独自のマニュアルを作成すると明らかにしております。国の指針にない細部まで,初動体制や埋却地確保をマニュアルに盛り込むとしております。

 南九州市でも,発生した場合の連絡体制フローチャート,市職員や獣医師の配置,警察,消防など,応援部隊の手配,埋却地の手配,消毒ポイントの設置場所などを明記した市単独の発生予防と蔓延防止のマニュアルを作成するべきではないかと思いますが,これからの対策をお聞きいたします。



◎畜産課長(三宅俊正)  農林水産省の平成16年の口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針及び宮崎県の口蹄疫発生後,出されました平成24年3月までの時限立法ですが,口蹄疫対策特別措置法を基本として行動すべきですが,今回の宮崎県の状況を考慮しますと,初期の防疫体制が重要であることを認識しております。

 このようなことから,迅速な対応が必要であり,南九州市においても防疫マニュアルを作成したところでございます。

 ただ,消毒ポイントについては,消毒方法,消毒箇所等について限定してありますけど,発生ポイントを確定してからの県からの指示ということで,あくまでも県と協議しながら対応する形で一応マニュアルは作っております。

 以上です。



◆議員(塗木弘幸)  今,課長から答弁をいただいた,この市のマニュアルというのは,初動防疫のマニュアルなんですかね。この発生した場合の殺処分をするとか,場所をちゃんと決めてあるとか,そういう庁舎全体で決めたマニュアルなのか,発生した場合のマニュアルなんですか,そこをちょっとお聞きします。



◎農林水産部長(伊瀬知正人)  ただいま課長のほうから説明があったのは,万が一のときのマニュアル体制でございます。その中においては,市長を本部長といたしまして,その下に現地対策本部を置き,総括班,そして発生現地班,検診追跡調査班,移動制限班といったような班を設置し,その班にはそれぞれ市の職員,また共済組合,農業委員会,両JA,そしてまた獣医師会等々の関係機関も含めて184名の方々が一同に指令のもとで動き出すというような形で,都城が一夜にして埋却処分までできたといったようなこと等も受けて,こういった形でやっておかなければ間に合わないだろうというようなことで,先ほども申し上げましたように,明日夕方緊急対策をもって周知徹底を図り,またそれぞれあしたの状況をもって,そして各班ごとの職員の張りつけを終えた段階においては,さらに各班ごとにどういうものをしなければいけないというところまで再度の会議をもって周知徹底を図っていくという,こういう考え方で今動きをしているところでございます。

 埋却地につきましても,市の関係,各支所に最悪の場合においてはそういうふうな形でやらなければいけないですけれども,基本的には今回都城にも一夜にしてということもありましたとおり,やはり基本的には農家自らが,すぐ牛舎の隣,特に大家畜の場合は草食ですので,飼料畑があるわけです。その飼料畑を埋却地ですよといったようなこと等も既にここにお願いをしたいというようなところまで今後詰めをしながら,特に豚の場合においては,そういった飼料畑等がない農家がございますので,そういった場合においての公共用地を提供していくといったようなこと等も今後詰めを,会の中でやっていきたいというように考えております。



◆議員(塗木弘幸)  あした対策本部を開くということですので,また次の質問にも用意をしていましたから。宮崎県から遠く離れた岐阜県の海津市というところがあります。薩摩義士で行ったところ,あるところです。ここは畜産農家の戸数は15戸しかないそうです。牛豚が3,561頭しかいない,畜産は小規模な市でありますけれども,危機管理対応マニュアルをもう保有しており,これに基づき,今回の宮崎での発生においては初動防衛を実施しているという,こういう市もあるわけです。早く準備をして,何ら対応が遅れるということがないようにしていただきたいと思っております。

 次に,今の部長の答弁の中にもちょっと出てきましたけども,もうちょっと詳しくお聞きをいたします。

 都城市や日向市にも飛び火をしておりますが,都城市は牛豚の肉の生産額が全国でトップクラスとなっております。我が南九州市にも都城市から子豚が導入されております。本市にも飛び火する恐れがもう十分にあるわけです。農林水産課だけの問題でなく,市役所全体,また市全体で対応をしなければならないと考えるが,南薩家畜保健所などとも協議し,対策本部を設置する必要はないか。隣の枕崎市では神園市長を本部長とする警戒本部を設けております。このことについて,市長はどういうお考え,この答弁の中にも出てきましたけど,今必要なときにはやるとありましたが,いつするのか,もうちょっと突っ込んで答弁をお願いいたします。



◎市長(霜出勘平)  このことについては,先ほど部長のほうからも話をさせていただきましたが,そのときに慌てないようにということで対策本部も設置をいたします。そしてまた,いろいろと役割分担も決めまして,一斉に動けるように,そのときになって慌てないようにということで,これはもうマニュアルも作成いたしておりますし,あしたまたこれの詰めをやりたいというふうに思っております。

 先ほど埋却地のことにつきましても話がありましたけども,もうこのことにつきましても農家の方々とも協議をしております。そしてまた,市独自でもやはりできるだけ埋却地を確保しようというようなことも今行っております。

 そういったことでございますので,もういざ入ってきたと,発症したとなれば,もう一糸乱れないような対策を,行動をとろうということで今準備はいたしているところです。



◆議員(塗木弘幸)  県に頼るだけではなく,市も行政だけではなくて,市全体で消防・警察・商工会,いろんな組織があると思います。これを早急に取り組んでいくべき問題であろうと思います。

 伊佐市では,この移動制限が解除された後も防疫強化の一環として市内の全農家の畜舎の巡回消毒をしております。今回の宮崎での口蹄疫が全面終息した後も,消毒や予防に対するガイドブックの配付など,再発予防対策の実施をこれからも,これが発生したら大変なことになります。時がたてば忘れてしまいがちです。こういうガイドブックなどを配付して予防に努めていただきたいと思います。

 この問題は,これで質問を終わります。

 次に,入札の最低価格について質問をいたします。

 建設省地方整備局では,今市長が申されたように,公共工事の品質確保に関する当面の対策として,低入札価格調査基準価格の見直しを行っている。また地方公共団体に対しても,この低入札価格調査基準価格などの適切な見直しを要請していくこととしております。

 国県は工建連モデルに従って基準価格を改めております。この基準というのは,これは算定式があるんですが,平成20年から21年3月までは予定価格の3分の2から10分の8.5までということを21年3月まではこの基準でしたが,21年4月からは最低入札価格を予定価格の10分の7から10分の9とし,おおむね予定価格の85%の水準が適正としております。また,自民党議員連盟が結成する品格議連の資料によると,望ましい地方の最低制限価格は90%の水準が適正であるとしております。

 今,市長の答弁にありましたが,南九州市は予定価格の70%に設定しているということですが,県はこの最低価格を90%の水準に引き上げていると聞いておりますが,現状でいくのか,どの程度に改めていくのか考えを聞かせてください。



◎市長(霜出勘平)  先ほどもお答えをいたしましたが,現在本市におきましては,予定価格の70%以上の範囲内で,この最低制限価格を決めておりますが,21年度の入札の執行実績におきまして,平均落札率が97%となっております。

 こういうことから,おおむね適正な価格での入札が行われているのではなかろうかなということで,今後におきましても,大体この予定価格の70%以上でいいのではなかろうかなというふうに思っているところです。



◆議員(塗木弘幸)  70%以上というのは100%までなのか,ちょっと今の答弁ではわからないんですが,数字を言われるのではなくて,県の水準まで上げられるのか,このままで70だったら70で問題はないわけですから,70でいかれるのか,その辺をもう一回はっきりと教えていただきたい。



◎市長(霜出勘平)  70%以下ではもう失格なんです。だから70%以上ということで今最低限価格を決めておりますので,これでいきたいということです。



◆議員(塗木弘幸)  それはもう考え方でありますから,70%でいかれるのなら70%でもいいのかなと思っているんですけど……。

 次の質問に行きます。この70%もちょっと問題があるんです。

 今,市長の答弁にも出てきました低入札価格調査基準価格という,何というか非常に難しいあれがついておりますが,この意味は,国がこれをちゃんとうたっているわけです,これをしなさいと。この低入札価格調査基準価格という意味は,これもちょっと難しく書いてあるんですけど,「当該契約の内容に適合した履行がされないこととなる恐れがあると認められる場合の基準価格」となっております。簡単に言えば,この基準価格以下で工事を行った場合,適正な単価では見積りはされておらず,ダンピングにより手抜き工事がなされる恐れがあるという価格になるわけです。この基準価格が最低制限価格の考え方の基礎となっております。最低制限価格が基準価格以下になってはならないと国は指導しているわけです。国は,この基準価格より下回る見積り等が提出された場合は,国は調査を行い,調査の結果,問題となる行為が認められた場合には厳正に対処するとしております。だから,この基準価格より下でするような工事というのは,手抜き工事の原因となると言っているわけです。

 現在,南九州市で発注する工事においては,国県の補助を受けている事業については,工事費の中の諸経費率は県と同率であるが,市の単独事業についは,県の経費率の60から75%の間で減額措置をされております。この県の経費率よりも60から70%という低い値で減額した,この60から75というこの数字の根拠はどこから出てきたのか。また単独事業だけがなぜ減額調整されるのか。補助事業も減額するのであればしていいわけですから,これはどうしてなされないのか,この2点をお答えいただきたい。



◎建設部長(田代良民)  ただいまの市単独事業の経費率についての御質問でございますが,おっしゃるとおり,それぞれの自治体の単独事業につきましては,以前から補正をしながら工事発注をいたしております。

 市は,業者側から見ますと若干不平不満あろうかと思いますけれども,この厳しい財政の中で,この市の事業におきましては,それぞれの工事の工種を見ながら,1件当たりの積算を縮小して事業の進捗を図る場合,あるいは業者がたくさんおる中で年間1件もとれないといったような会社もあるとも聞きます。そういうこと等で経費を少しでも浮かして工事件数を増やすといった意味等からも,そういった措置をとっているところでございまして,今後におきましては,市長も今言いましたように,近隣市町の状況等も調査をしながら検討してまいりたいと思っているところでございます。



◆議員(塗木弘幸)  今,説明がちょっとあちこちしますけど,工事経費の中には共通仮設費,現場管理費,一般管理費というのがあるわけです。これは直接工事費の金額によっても異なりますけども,国土交通省の規定があって,県が定めているわけです。市も県に補助事業は倣っているわけですけど,単独事業は道路維持工事の場合には,県の諸経費率の60%を採用するとなっております。県の経費の60%ですから,約半分近くの経費しか見ないということになります。

 この経費率で南九州市の土木工事の見積りを行うと,市の予定価格は国県の経費率で計算をした場合と比べると,国の最低基準価格を予定価格の85%で計算した場合の価格よりも下回るわけです。ということは,この計算でいくと,市の予定価格は国が定める低入札調査基準価格を下回ることとなるわけです。市が発注する市単独工事においては,工事の種類によっては市の予定価格が国県の最低価格よりも安くなるという事態が生じてくるわけです。これは明らかに国や県の基準を無視した政策であると思われます。このことについてはどう思われますか。国の最低基準価格よりも,市は安く,この下回る値段で発注している工事があるわけです。このことについて,答弁をお願いします。



◎建設部長(田代良民)  国が出す基準ということですので,それを目標にそれぞれの自治体も南九州市も目標にしていかなきゃなりませんけれども,合併前もちょっとあれがありますけれども,その昔から50%以下の経費でやっていた経緯がございます。それを,これではいかんということで20年度にその改正をそれぞれの旧3地区の経費率を下回らないよう,土木工事でいきますと60から75に引き上げたところでございますけれども,今後においては,国がこういった指針を出した関係で,我々も検討せざるを得ない状況に来ておりますので,検討はさせていただきたいというふうに考えているところです。



◆議員(塗木弘幸)  同じようなことになると思いますが,せっかく考えましたので,もう一つだけ。

 少ない予算で数多くの事業を実施したいという当局の気持ちはわかりますが,国県の補助がある工事と市単独事業との予定価格の差が違い過ぎるという格差があります。このやり方では,公共工事の品質確保は図れないのではないかと思います。この点について,もう一回答弁をお願いします。

 それと,近隣の市町村にも聞いてみるということでしたが,早速やられるのか,もう一回確認をお願いいたします。



◎市長(霜出勘平)  先ほどもお答えをいたしましたけれども,この諸経費率につきましては,やはりこの近隣の市町村の数字というものを調べるべきだろうと,そういうことで是正をしていくべきであろうというふうに思います。いろんな業者さん方も,すぐそのいろんな情報はもう飛び交うわけですので,そういった中で,やはり適正な諸経費率というものを設定をしなければいけないのではなかろうかなというふうに思っています。だから,近隣の市町等の数字も参考にしながら今後やっていきたいというふうに思います。



◆議員(塗木弘幸)  よろしくお願いをいたします。

 さっき部長が言われましたが,仕事が少ないから,少ない予算で数多くの事業をするということでありましたけれども,逆に仕事はなくなると原価割れの赤字受注が行われるようになります。このような受注が連続すると経営は行き詰ってしまいます。工事を発注するに当たっては,働く者の立場に立って従業員の給料など,企業の雇用,能力の維持につながるように適正な経費を計上して工事発注を願いたいと思います。このことが公共工事の品質確保にもつながってまいります。よろしくお願いをいたします。

 終わります。

    ────────────────────



△延会



○議長(田之脇厚)  お諮りします。本日の会議をこれで延会したいと思います。御異議ありませんか。

  [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(田之脇厚)  異議なしと認めます。本日はこれで延会することに決定しました。

 次の会議は6月16日午前10時から開会することとし,本日はこれで延会します。

午後4時40分延会