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鹿児島県 南九州市

平成 21年 第 4回定例会( 9月) 09月02日−02号




平成 21年 第 4回定例会( 9月) − 09月02日−02号









平成 21年 第 4回定例会( 9月)


 本会議2号     (9月2日)
   出席議員     24名
1番議員  峯 苫 勝 範        13番議員  今 吉 賢 二
2番議員  菊 永 忠 行        14番議員  満 留 秀 昭
3番議員  山 本 森 満        15番議員  内 匠 秋 夫
4番議員  田之脇   厚        16番議員  山 下 つきみ
5番議員  浜 田 茂 久        17番議員  柚 木 茂 樹
6番議員  大 薗 秀 己        18番議員  松久保 正 毅
7番議員  田 畑 浩一郎        19番議員  蔵 元 慎 一
8番議員  深 町 幸 子        20番議員  塗 木 弘 幸
9番議員  竹 迫   毅        21番議員  薗 田   誠
10番議員  森 田 隆 志        22番議員  加治佐 民 生
11番議員  永 吉 義 輝        23番議員  下 窪 一 輝
12番議員  東   兼 喜        24番議員  西   良 仁
   欠席議員     0名
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 地方自治法第121条による出席者
市     長  霜 出 勘 平    財 政 課 長  上 野 勝 郎
副  市  長  鶴 田 康 夫    企 画 課 長  金 田 憲 明
副  市  長  山 内 廣 行    商工観光 課長  田 代 良 民
教  育  長  小 野 義 記    市民生活 課長  折 田 盛 彦
市民福祉 部長  有 水 秀 男    農林水産 課長  東   利 文
農林水産 部長  伊瀬知 正 人    茶 業 課 長  鮫 島 信 行
建 設 部 長  大 坪 三 郎    耕 地 課 長  山 下 由 海
会 計 管理者  新 留 和 人    知覧支所農林水産課長
                             田 中   泉
教 育 部 長  和 田 二三男    川辺支所農林水産課長
                             下 薗 宏一郎
頴 娃 支所長  永 谷 岩 男    頴娃支所建設課長 伊瀬知 博 道
川 辺 支所長  土 喰 行 夫    川辺支所建設課長 東     篤
総 務 課 長  中木原 重 孝
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 事務局職員出席者
事務局長  中 薗 浩 二    議事係長  浜 田 純 一
庶務係長  堂 園 政 利    議事 係  川 ? 弘一郎
 
 第4回定例会議事日程(第2号)

 第 1.会議録署名議員の指名
 第 2.一般質問



平成21年9月2日 午前10時0分開会





△開議



○議長(西良仁)  これから本日の会議を開きます。

    ────────────────────



△日程第1会議録署名議員の指名



○議長(西良仁)  日程第1,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,議長において浜田茂久議員,大薗秀己議員を指名します。

    ────────────────────



△日程第2一般質問



○議長(西良仁)  日程第2,一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 まず,蔵元慎一議員。

  [19番議員蔵元慎一登壇]



◆議員(蔵元慎一)  おはようございます。それでは,通告していました2点について,市長の所見を伺いたいと思います。

 30日の選挙で,55年余り続いた自民党政権が幕を閉じ,未知数の中で民主党のかじ取りが始まろうとしております。

 昨年から続く,世界同時不況の影響はまだ数年は続くであろうと思われ,戦後の高度成長期以来,世界の経済を牽引してきた日本も,昨年は28年ぶりの貿易赤字国に転落し,都市部においては深刻な雇用不安を起しています。

 地域経済においても,少なからず,この影響を受けることは疑いのないところであります。国民の意思は,この閉塞感に変革を求めた結果ではないでしょうか。

 我が市においても,茶価の低迷,飼料,肥料の高騰による農家の経営圧迫,商店街の衰退など,市民の生活環境は決して満足のいくレベルではありません。

 しかし,このようなときこそ知恵を出し,汗を流して,新たな調整へと踏み出すことが重要ではないでしょうか。

 先日の新聞に,鹿屋市で,農商工連携を理解してもらうために,鹿屋市と鹿屋商工会議所が異業種交流会を開催したとの記事が掲載されていました。

 国は,2008年5月,中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律を成立し,中小企業者と農林漁業者が共同で行う新たな商品やサービスの開発等の計画の認定を受けた場合に,事業資金の貸し付けや債務保証,設備機械の取得に対する税制等の優遇,支援,事業にかかわる経費への補助等を受けられることとしています。

 人口減少が進む中で,若者が地方にとどまるためには,そこに働く場所がなければなりません。農商工連携の担い手は,地域で活躍する農業者,林業者,漁業者並びに地域経済を支える食品加工,食品小売り,外食を中心とする商工業者であります。

 これらの横の連携を図り,21世紀型の産業構造,地域経済の姿を見据え,将来の南九州市の発展の道筋を立てていく必要があると考えますが,今後の農商工連携へ取り組んでいく考えはないか,市長に尋ねます。

 次に,29日の新聞によると,第63回全国茶品評会で,普通煎茶30キロの部で南九州市が産地賞1位を獲得し,旧知覧町を含め,6年連続12回目の快挙を成し遂げ,個人部門でも,上位2つが南九州市で占められていました。

 これも,ひとえに日頃の生産者の方々の努力,行政当局,JA,その他サポートしている皆様の献身的な後押しのたまものだと,心から敬意を表する次第であります。

 これまで農林水産業においては,規模拡大による生産効率の追求や安定的な生産の実現が追求されてきました。先人達のたゆまぬ努力と勤勉な取り組みが生産量,品質ともに,今日日本一の産地をつくりあげてくれました。

 しかしながら,ここ数年の市場を見ると,それが必ずしも正当な評価を受けていない気がしてなりません。リーフ茶離れ,ペットボトルの台頭,過剰な在庫などいろいろ耳にしますが,本質的なことはわかりません。しかし,市場原理だと傍観するだけでは生産者の意欲も低下していきます。

 そこで2点目の質問ですが,流通,品質管理,新商品開発,ブランドの確立,人材育成など,より専門的に,より幅広く研究するために,産学官連携により,将来の姿を見据えながら,新たな強み,新たな付加価値を創造していく必要があると考えます。

 今までハード的分野に注いできた実績を,情報化社会,そして,時代のニーズにも対応できるようソフト的分野を高めていく考えはないか,市長に尋ねます。

 これで最初の質問を終わり,後は自席より行います。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)   蔵元議員の御質問にお答えいたします。

 地域産業振興についてということでございますが,近年,農業が農産物等の価格低迷,生産資材の高騰など厳しい経営環境の中,消費者のニーズに的確にこたえるため,新たな商品の開発や地域ブランドの創出,生産,流通体制の改善及び販路拡大を図り,農産物の付加価値を高め,農家の所得向上に努める必要があります。

 しかし,これまでも農産物等を使用いたしました特産品や新商品開発につきましては,生活改善グループや女性グループなどを中心に取り組んでおりますが,販路の確保,大量生産,銘柄の確立などまで到達していないのが現状でございます。

 このような状況の中,昨年地域経済活性化のため,地域の基幹産業である農林水産業と商業,工業などの産業間連携を強化し,業種の壁を超え,それぞれの経営資源を有効活用して行う,新商品の開発などを促進するため,中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律(農商工等連携促進法)が施行をされまして,国の認定を受けるとさまざまな支援策を活用することができるようになってきました。

 しかし,新商品開発など,一つの目的に向かって,農商工の3者がお互いの技術やノウハウを持って連携することは,非常に難しいところでございます。

 したがいまして,今後は,農商工連携の制度について広く周知するとともに,民間を中心に地域資源などを生かした農商工連携への取り組みがなされる場合は,開発支援,普及宣伝,情報提供及び施設整備に対しまして,有利な補助制度や融資制度を活用できるよう,市も側面から支援いたしまして,地域農業の発展,地域の活性化に努めてまいりたいと思います。

 次に,2番目の市の基幹作物でございます。

 お茶が低迷しているが,今後品質管理,流通,高付加価値商品の開発など,専門的研究が重要と考える。産学官連携を推進し,人材育成やブランド化に結びつける等,ソフト的分野を高めていく考えはないかという御質問でございますが,茶を取り巻く情勢は,長引く世界経済の悪化に加え,食生生活の変化により茶の消費が減退いたしまして,さらに,平成21年産茶は,気象的要因も加わり,茶の価格は下落いたしまして,危機的状況にございます。

 この局面を打開するには,御指摘のとおり,今後,品質管理,流通,高付加価値商品の開発などの取り組みは重要と考えております。

 現在,市といたしましても,品質管理面では,安心・安全,信頼される茶産地づくり特別事業により,鹿児島農林水産物認証制度,Kギャップを全農家取り組むよう指導いたしておりまして,さらに,Jギャップ,ISO90001の取得等にも取り組んでまいりたいと考えております。

 また,流通関係につきましても,茶消費拡大特別対策事業に取り組み,農家みずから消費地へ積極的に出向き,新たな販路の開拓をしていくための取り組みを行っているところでございます。また,高付加価値商品の開発につきましては,県の予算化により,お茶を使った料理フェア等を実施するよう,計画がされております。

 このように,いろいろな事業に取り組み,農家の所得向上のため,高付加価値化を推進してまいりたいと思います。

 蔵元議員の産学官連携を推進し,人材育成やブランド化に結びつける等,ソフト的分野も高めていく考えはないかという御質問でございますが,現在,各種研究会の折,大学教授や関係機関,団体等から講師をお呼びいたしまして,勉強会を実施している現状でございます。

 学術的には,お茶の効能など研究が進んでおりまして,すばらしい成果が出ていますが,今のところ生産現場で生かされていないのが現状かと思います。

 今後,産学官連携を進めるべきと思いますので,農家を含め,市民消費者のニーズを十分把握いたしまして,関係機関と連携し,高付加価値商品化を推進いたしまして,農家所得の向上に努めてまいりたいと考えております。

 以上で,蔵元議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。



◆議員(蔵元慎一)  まず,先に配付されました第一次南九州市総合計画の中では,南九州市は特に重点的に,戦略的に取り組む施策を移住・定住促進対策として,平成29年度,目標人口4万人に設定しています。その中で,産業振興という部門がありまして,雇用の創造をうたってありますが,この雇用の創造は,まず,どういったことを重点的にやるということで計画されているのか,お尋ねいたします。



◎企画課長(金田憲明)  総合計画の中における雇用の創造でございますけれども,まず考えられますのが,企業誘致の推進,これがございます。現在,具体的に企業誘致というものが行われているわけではございませんけれども,これは,やはり継続的に企業誘致につきましては努めていきながら,新たな雇用の創造というものをつくっていきたいというふうに考えております。

 また,そのほか,本市におきます基幹産業という農業がございますけれども,これは,それぞれの産業の基盤を強化することによりまして,そして,それぞれの産業のまあ農業で申し上げますと,農業の後継者,それから,商業の後継者,このようなもの等の新たな担い手を育成し,そして,雇用の場,働く場の確保というものをつくっていかなければならないというふうに思っております。

 また,それから,あわせまして,新たな企業誘致もそうでございますけれども,これまで誘致いたしました企業が市内のほうにはございます。これらのニーズのほうも探りながら,また,それぞれの企業間と申しますか,企業,それから,学校,それから,行政,そのような関係機関との連絡等も取りながら,どのようなことを企業が求めているのか,あるいは,生徒が,学生が求めているのかということ等も探りながら,雇用の場の創造というものに努めてまいりたいというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  今,企業誘致などをということでありましたけれども,この企業誘致なんですけれども,どっちかと言うと宝くじに当たるようなもので,なかなかこれは予測のできないものであります。

 2009年に4万人という目標を立ててあるわけですので,私が思うに,あまり,今ある地元の強みをどうにかして変えていく,産業を創造していくという方向で進むべきではないかなというふうに考えて,今回の農商工連携のことを言っているんです。

 今,企画課長のほうからも,そういったことも言われましたけれども,今,最初の答弁にあります,お互いの技術やノウハウを持って連携することは非常に難しいところであります,というふうに書いてありますけれども,これは,取り組んだ結果でありますか,それとも,想像で,こういうふうな書き方をしているのですか。



◎農林水産課長(東利文)  まだ具体的には,農の側としては取り組んでおりませんけれども,今後,取り組んでいきたいというふうに考えているところです。



◆議員(蔵元慎一)  今,非常に難しいんですけれども,これは必ず,私は将来的には有効な産業創造の方法だと思いますので,ぜひとも,前向きに取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。

 この農商工連携の,今の2年ぐらい前から始まっているんですけれども,全国にはいろいろ成功事例とかが発表されております。これが,すぐ南九州市につながるというふうには思っていませんけれども,もう実際には,南九州市内にも1社が──これは,自治体を通さずに,経済産業省の直接の事業で,エヌチキンさんが食肉の,その過程で出る不要物をペットのえさにするということを研究されまして,これは,もう,事業化の一歩手前までいっているふうなことを聞いております。

 また,鹿児島県内で言いますと,曽於市のほうでは,日本有機さんが鹿大との連携によりまして,新しい品種の切花を開発し,その販売で成功していると。

 全国的に見ますと,これは,南九州市内にもかかわっている人たちもいるんですけれども,お茶の中にべにふうきという品種がありまして,この中にアレルギーによく効く成分がありまして,これをアサヒ飲料と連携を取りましてべにふうき茶,それから,粉末のべにふうきなるものを試験的に流通させているようでこざいます。

 このように,実際にはもう走り出していると,そういう中で,やっぱり取り組みがなかなか遅れているような感じがしますけれども,市長のほうの答弁の中に,生活改善グループや女性グループなどを中心に取り組んでいるが,販路の確保,大量生産,銘柄の確立などがまだできていない,到達していないという現状でありますけれども,この辺についての販路の拡大,確保ということであれば,それに対してどういった今後の政策を取っていくのか,大量生産ということを考えているのであれば,そういった施設をつくるなら,市としても一緒に取り組んでいくという考えであるのか,その辺をちょっとお伺いしたいと思います。



◎農林水産課長(東利文)  先ほども市長が言いましたように,これまでいろんな団体で取り組んできたわけですけれども,なかなか大量の生産,販売までは結びついてないというのが実情でありまして,今後は,こういった事例を,もちろん公表はしているんですけれども,こういったものに取り組む商の団体,あるいは工の団体,そういったところがあるか,ないかを探りたいということで,広報とか市のホームページ等で広報いたしまして,もし,そういったものに手を挙げられてくれる方がおれば,そういった方々と取り組んでいきたいというふうに考えております。



◆議員(蔵元慎一)  この質問をするときに,今現状取り組んでいる実績があるのかということで資料を要求したのですが,現在はないということで出てこなかったんですけれど,実際調べてみますと,やはり,これはどっちかちゅうと,商工会とか,商工会議所とかというほうからの呼びかけのほうが今強くて,なかなか自治体のほうの農政とかというふうには,まだ浸透をしてないような気がいたしました。

 今の答弁にもありましたけれども,今からの事業であります。

 地元のやっぱり商工会のほうでは,この農商工連携に関しても,何回もセミナーを開いているような感じでした。ただ,なかなかこれが,これが何なのかということを理解できていないものですから,セミナーを開いても集まらないというのが現状のようであります。

 これは,やはり地元商工会,また,JA,それから,行政がタッグを組んで,やはり一緒にやっていかないと意味がない事業ですので,その辺の横の連携をぜひとも今後は強く連携を取りながら,進んでいただきたいと思います。

 そのときに,やはり窓口なんですけれども,例えば,今回,じゃ,この農商工連携を今からじゃ取りかかってみましょうというときに,行政は,窓口としてどこを窓口に持っていくのか,今突然言ったので,すぐは答えられないかもしれませんけど,市長はどのような考えで取り組んでいけるか。



◎市長(霜出勘平)  この窓口でございますけども,やはりそれぞれが連携してやっていかなければいけないと思いますけども,お茶の流通であれば,やはり農林課あたりがやらなければいけないと思いますし,この伝統工芸とか,それから,いろいろな加工品,そういったものも,それぞれのやっぱり主管課が中心になってやっていかなければいけないのじゃなかろうかなというふうに思っております。

 特産品を扱う特産品のその部会というものなどもあるわけでございますが,やはり現在では,それぞれの課で取り組んでいかなければいけないのじゃなかろうかなあというふうに思っておるところでございます。

 今,それぞれ個人的にやる気のある人がいろんな市場に出向いていきまして,そして,この販路開拓を行っていただいておりますので,その方々に対しては,いろんな形で支援もしていく必要があろうというふうに思っておるところでございます。

 窓口といたしまして,将来的には,一つの窓口というようなことでもいいと思いますけども,現在のところは,それぞれでの部署で積極的に取り組んでいくべきだろうというふうに思っております。



◆議員(蔵元慎一)  今の最後のほうで出ましたけれども,一つの窓口というのがやはり必要だと思うんです。やっぱり,じゃ,何か取り組んでみたいと思って,例えば商工観光課に行った。ちょっと農業分野だから,あっちだかもとか,そういうたらい回しというふうな言い方は悪いかもしれませんけれども,それではやはり市民も安心できないと思うんです。だから,どこでもいいです,商工観光課でもいいですし,農政課でもいいです,どこかでとにかくワンストップでとまって,そこで一応話をして,じゃ,その中で話を聞いた中で,じゃ,次,あの人に訪ねてみてください,あそこに行ってみてくださいというような,そういったシステムをつくってもらいたいというふうに考えます。

 とにかく,あそこに,じゃ農商工連携だったら,まずあそこに行って相談してくださいというのをきちっとつくってほしいというふうに要望いたしたいと思います。

 先ほど,総合計画を言いましたけれども,中のほうに見ると,結局,今私が言いたいことは,計画の中に入っています。生産流通体制の強化の中では農産物のブランド化,高付加価値化推進し,PR活動,マーケティング戦略を展開し,有利販売に努めますと。企業誘致の推進の中には,農産物などの地域資源を活用できる企業の誘致を図りますと。観光の振興の中には,地域ならではのお土産を開発するとともに,特に,農産物に対して観光客が注目し,経済効果に結びつくような販売対策を推進しますと。こういうふうに総合振興計画の中にうたわれてますので,これをじゃどうするかというときに,やはり農商工連携という方法があるわけですから,これも十分研究されて,そういったいろいろな制度がありますので,活用をしていただきたいというふうに考えます。

 では,2番目の産学官連携についてですけれども,今2つに分かれていますけれども,農商工連携と産学官もほとんどリンクしたような感じで混ざって,また質問になるかもしれませんけれども。

 まず最初に,お茶で出てますので,19年度から後の,19年,20年,21年度のお茶に生産高,それから,一番茶の平均的な茶の価格の動向をわかっておりましたら,答弁お願いします。



◎茶業課長(鮫島信行)  生産額でございますけれども,今年と前年度の今比較して出しておりますが,1茶生産額で,今年が67億8,000万,昨年度の20年度が84億1,000万ということで,比較いたしますと,80.6%の生産額でございます。

 減額といたしまして,昨年より今年の場合は16億3,000万安いといいますか,減少しております。

 2番茶の生産額につきましては,17億4,000万,前年度が26億5,000万,66.0%になりまして,9億の減額ということで,今年,まだ3番茶,4番茶摘んでおりますけれども,集計されておりませんので,2番茶までの合計で申し上げますと,現在,今年の場合が80億3,000万,前年が110億6,000万ということで,77.1%いうことで,減額が25億3,000万となるところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  平均の茶価に関しても,多分少なくなっているんであろうと思います。

 6月議会においても,同僚議員から,このお茶の低迷に関しては質問もありました。繰り返すことになるかもしれませんけれども,現場では,この茶価のこのような下落をどのように分析されているのですか。



◎茶業課長(鮫島信行)  現場のほうでは非常に安いということで,まず,価格低迷に対する当面の対策といたしまして,非常に,今後やはり量で今まで走りよったというのを,単価の引き上げをいたしまして,品質重点ということでやっていこうと。それから,やはり生産調整かれこれもしていかなくてはいけないということで,中刈,深刈の実施をしたいということ。

 それから,やはり今,非常に不良品種もございます。そういう中で,優良品種への改植ということを進めていきたいということ,それから,農家の方々のやはり経費削減対策,それから,経営改善対策ということを今後やっていきたいということで,こちらのほうも,そういう指導もしてまいりたいというふうに考えております。



◆議員(蔵元慎一)  その経営とかのことではなくて,何でこんなに茶のお金が,市場価格が下がったのかを,例えば流通組合のほうとかが,原因をちゃんと出しているのかどうかです。受給バランスが崩れているのか,今年の作況が悪かったのかということをきちっと打ち出しているのかどうかをお尋ねしたかったのですが。



◎茶業課長(鮫島信行)  価格低迷の要因ということだと思いますが,まず,景気低迷ということで,非常に長引く世界経済の悪化ということで,また,昨年後半から非常に急速な景気の落ち込みということでございまして,それに引き続き,消費の低迷がなされているということで,特に,食生活の変化や若い世代の茶離れによりまして,リーフ茶が非常に消費が低迷していると。

 それから,また反対に,そういう関係上,茶商の在庫の過多というのが結構あるということで,昨年産茶の在庫が思った以上に多かったということ。それから,今年の場合は,非常に早い新茶生産時期でございまして,買い手の体制が整わない状態での生産開始といったようなことが言われております。

 それから,早かったということで,春先の暖冬により10日早かったわけでございますけれども,今年の場合は品質も低下しているということです。

 それに加えまして,ちょうど3月の26日前後,それから4月の2日に霜,低温障害によりまして,やられているということと,それから,日照不足ということで品質低下が見られたということです。

 特に,南九州市の場合は,46%の「ゆたかみどり」という品種があるわけですが,約46%を占めておるわけでございますけれども,それが非常に摘採直前の冷え込みによりまして被害を被ったということが,価格低迷の要因になったんじゃなかろうかというふうに感じております。



◆議員(蔵元慎一)  今詳しく説明をしていただいたんですけれども,これ等は,実際の数字的な根拠があることで,例えば今年の茶はこんだけなんだと,今までの在庫はこんだけだと,それが,今回こんだけ出たから,この価格だというふうなデータ的なものがあるわけですか。



◎茶業課長(鮫島信行)  データ的なものは,ちょっと出てないところでございますけれども,とにかく,問屋さんの,昨年品質的にもちょっと落ち込みましたけれども,ただ,非常に在庫過多あたりで購入意欲が非常になかったということで,落ち込んでおるということでございます。



◆議員(蔵元慎一)  悪い言い方をすれば,聞いた話がたくさんあって,その中でいろいろ状況を判断しているような,しようがないと思うんです。そんなに,きちっと,そういうデータを出してきてないのかもしれません,市場のほうは。ただ,どっちかと言うと,やっぱり多分市場というのが,お茶の場合,相場価格という部分であります。何でもなんですけれども,あって,ただ単に,その需給だけの問題ではないような気がしています。これは,自分で思っているだけですけれども。

 ただ,これ,今,今年のあの価格があります。じゃ,来年作況がよかったら,じゃ,幾らぐらいにはなるだろうという予測がつきますか。



◎茶業課長(鮫島信行)  今,一番茶で申し上げますと,昨年度3,000円前後したのが今年は2,000円前後かなという話でございますが,やはりちょっと来年,再来年の状態はわからない状態でございますけども,品質によりますと,若干は上がってくるのかなということで考えておりますけども,やはり昨年からの価格体制の中では,ちょっと伸びは示されないんじゃなかろうかというふうに考えております。



◆議員(蔵元慎一)  なかなか予測がつかない状態であるというのが実情だと思うんですけれども,やはり本質的には,原因をやはり突き詰めていかなければならないんじゃないかなというふうに考えているわけです。

 今の時代なので,やっぱりお茶の消費動向とか,人口動態とか,生産量だとか,そういうものを統計学的に研究,分析していけば,長期的とかじゃなくて,長期的にどうなっていくのかなあという予測は多分つくと思うんです。それは,自分たちで多分できないと思います。

 こういうときに,やっぱり,そういう研究機関に頼って,じゃ,お茶は今から10年後はこんなふうになっていくんだよという,長期的に展望も持っていって,それに向けて,やはり生産のほうも考えていかなければならないんじゃないかなというふうに考えるわけです。

 お茶は,やはり1回設備投資すればすごいお金もかかりますし,植えてすぐなるものでもありませんので,やっぱり,こういった長期的なマーケットを探るということを,やはり知るための研究もしなきゃいけないなあというふうに思うわけです。そういった場合に,やっぱり,こういう大学等のところを頼るのが筋ではないかなあというふうに思っております。

 それから,商品の開発に関してですけれども,今は,荒茶生産ということで,ずうっと来ています。今まで,これでよかったんですけれども,これが,なかなか今まで申していますように,安定的な収入を得るための価格を割ってしまってきているということであります。

 では,じゃ,どうすればいいのかというふうになると,じゃ,市場を通さない,直販であったり,二次製品であったりというふうなことも考えていかなきゃいけない。今さっきも答弁にもありましたけれども,実際,もう茶業者の中には,自分でどんどんと市場のほうに行って,自分で売るという行動を起している方々もいらっしゃいます。そういう方々のやっぱり支援も大事になってくるんじゃないかなあというふうに思いますけれども。

 先日,南風録の中に,お茶の水女子大の大学でのお茶の製品開発のことが出ていました。お茶の水女子大の,あのお茶に入るカテキンを発見したのは,お茶の水女子大の教授をした辻村みちよさんという方だったらしいんですけれども,そのお茶の水女子大という,お茶ということでありますので,新しい製品ということで取り組んだと思います。

 お茶の協力したのが,鹿児島県の下堂園さんが協力してつくったのは,柚子の香りとミントのさわやかさが口に残る柚子ミント緑茶ということだったらしいです。それに開発に携わった担当者は,緑茶とハーブをブレンドする発想にびっくりしたというふうに書いてあります。これは,担当者だから,多分びっくりしただと思います。もう,その道で歩んできた人は,ほかのことをやっぱり邪道だと,外道だとかというふうに考える傾向があるというか,なかなか,その新しいことに一歩踏み出すというのができないわけです。もう,自分の中には凝り固まった考えがありますので。やはり,この商品開発に関しては,やっぱり,その業界を離れたところの方に入ってもらって,やっぱりやっていくようなことが必要だと思うんですけれども。そういった中で,やっぱり,この農商工連携,産官学間連携というのが生きてくると思います。

 そういう研究とかを,やはり今から先進めていかなければならないと思いますけれども,今の状態で,県内の大学とか,短大とかありますけれども,そういったところで,そういうつながりを持っているところがありますか。



◎茶業課長(鮫島信行)  大学とのつながりといいますか,ほとんど,お茶のほうでは,試験場関係の研究機関というのとは常に連携しておりますが,大学のほうでは,やはり,今女子短大の福司山先生,あるいはまた,鹿児島大学のほうではちょっとマーケットのほうにいろいろとされております李教授ということで,この前お茶のほうで,ちょっと,こうして呼んでお話をもらったことがありますけれども,その方々等は,ちょっとこうしているところでございます。



◆議員(蔵元慎一)  ぜひとも,そのつながり,そこだけではなく,やはりできるネットワークは,もう本当にどこでも自分から飛び込んでいって,取り組むぐらいの意気込みで,やはり情報を集めることが大事だと思いますので,これからも,そういった取り組みを,もちろん,その業界の方もなんですけども,ほかの業界も視野に入れて,茶の新製品の開発等は取り組んでいただきたいと思います。

 最後になりますけれども,農商工連携にしても,産学官連携にしても,ネットワークづくりがあります。

 最近も,産業クラスターとか,農業クラスターという言葉がよく聞かれますけれども,クラスターというのはブドウの房という意味なんですけれども,ブドウの房というのは,立体的な房です。今まで,こういった表現をするときに,つながりをネットワークを表現するときに,紙に書いて,丸を書いて,線を引いて,こことここというふうな表現をしてましたけれども,このクラスターというイメージは,とにかく多面的,包括的なという意味です。今まで全然つながっていなかった業界もつないでいく,そして,その中に乗っかっていくというふうな情報交換,ネットワークづくりをするということだということです。その1つの実に自分が乗っかってないと何もならないわけですので,とにかく乗っかるということです。かかわるといことが大切になってくると思います。

 そのつながりというのは,やっぱり人と人とのつながりから始まりますので,市長は,やっぱり民間指導でと言いますけれども,最初のやっぱり情報とか,取っかかりは,とにかく,行政の方が最初1歩目を道をつけてくれないと,なかなか民間のほうでは,その情報,それから,コンタクトとかがなかなかやりにくいんです。ですから,やっぱりそこ辺は手助けをしてやる施策が大事だと思いますので,今後,市長には,人づくりの重要性を理解していただいて,必要なときにはまた要望に来ますので,直命でもいいですから,とにかく,お前がこれにやれというような形で関わっていくのが重要なことになってくると思いますので,ぜひ,その辺は検討をされて,お願いしたいと思いますが,最後,答弁をお願いします。



◎市長(霜出勘平)  この茶価の低迷というのは,私が平成13年に知覧町長に就任いたしましたときに,中国から大量にお茶が入ってきまして,そのときに,嬉野の町長さん,星野村の村長さん,そして,私3人で九州農政局に,政府ガードを発行するようというようなことでお願いに行った経緯もあります。

 その後,農薬問題等で,中国からお茶があまり入ってこなくなったということでずうっと安定期で来たんですが,そのときには,供給過多ということで茶価が低迷したわけです。だから,今回はどうしてこう下がったのかというようなことを,議員がおっしゃるように,やはり原因を突き詰めないと,このいろんな解決策も打てないんじゃないかなあというふうに思っております。

 そういった点では,そういった原因を突き詰めると同時に,やはり産学官連携をして,いろんな方々のお知恵も借りながら,これから商品開拓もし,そして,販路開拓もし,この南九州市のお茶は安心安全で高く売れると,そういうような形にしていかなければいけないのではなかろうかなあというふうに思っております。

 最近では,生活様式も変わってきておりますし,若い方々は急須を持たない方々もたくさんいらっしゃるというようなことで,それと,お茶は主食ではないわけでございますので,こういった100年に一度というような不景気のときには,どうしても,そういったところから我慢をしていくというようなこともあるんじゃなかろうかなあというふうに思っております。

 だから,そういったことも十分原因を追究しながら,この高付加価値の製品を,これからいろんな方々のお知恵等もいただきながら,やっていかなければいけないというふうに思っています。

 だから,いろんな,今まではつくれば売れる時代だったわけですが,もう,それが最近では,そういった時代ではなくなりましたので,そういったことも考えながら,南九州市の茶業,やはり全国の茶業をリードしていかなければいけないわけでございますので,いろんな方々と連携をしながら,一生懸命取り組んでいきたいと,このように思います。



◆議員(蔵元慎一)  最後のところ,済みません,人づくりが重要だと思う。必要な場合には,直命で職員を張りつかせるぐらいのことは,今から先考えていただけますでしょうかと言ったんですけど,そこの部分の答弁を。



◎市長(霜出勘平)  それも,今後検討をしていきたいと思います。



○議長(西良仁)  次に,菊永忠行議員。

  [2番議員菊永忠行登壇]



◆議員(菊永忠行)  お疲れさまです。

 私は,通告してあります2点について,市長及び所管事務に質問をいたします。

 まず1点目ですが,市道の維持管理について,平成20年11月21日の議会全員協議会の資料によると,市道延長1,225キロメートルで,市道の草払い,軽微な舗装補修,側溝清掃等の維持管理を,市職員道路整備員,臨時職員の合わせて36名で行っている。平成21年4月から1名減の35名となっているが,現在の人員で維持管理は十分と考えるか。また,作業中の事故防止策を示してください。

 次に2点目ですが,農道の維持管理について,合併前の旧知覧町では,経済課耕地係に作業員が配置され,農道の維持管理を行っていたが,現在は,この作業が,作業員が配置されていないことから,農道の維持管理が行き届いていないという地域住民の声を聞きます。今後の維持管理をどのように行っていく考えかお伺いし,1回目の質問といたします。

 後は,自席からお伺いをいたします。

  [市長霜出勘平登壇]



◎市長(霜出勘平)  菊永議員の御質問にお答えいたします。

 まず最初の市道の維持管理についてでございますが,現在の人員で維持管理は十分と考えるかということでございますが,市道の維持管理につきましては,合併後から平成20年度までは,それぞれ旧町の維持管理によって実施をしてまいったところでございますが,維持管理の方法等に旧3町で差異がありましたので,統一を図ってまいりました。

 知覧地域の県道,国道の道路管理の本市への権限委譲,加えて,南九州市クリーン公社の平成20年度末の解散等によりまして,平成21年度から市道等の維持管理の抜本的な見直しを行ったところでございます。

 なお,平成20年度まで側溝整備,防じん舗装等を直営実施しておりましたが,平成21年度からは,草払いを中心に軽微な舗装補修,側溝清掃等の維持管理を,市道延長等を踏まえまして,頴娃13名,知覧10名,川辺12名,合計で35名の市職員,道路整備員,臨時作業員を配置いたしたところでございます。

 このような体制で,本年4月1日から市道等の維持管理を実施いたしておりますが,特に,夏季の草の繁茂は早く,草払いに苦慮いたしておりまして,幹線道路や地域の要望に必ずしもこたえ切れない状況でございます。

 このような中で,市民による道路愛護作業で実施される草払いは,市道の維持管理に大きく寄与していただいておるところでございますが,地域におきましては,年々高齢化の進む中で,道路愛護作業への参加も厳しい状況となっておるところでございます。

 今後も,引き続き道路の愛護作業への参加について啓発に努め,行政と住民が協働して道路環境の整備に努めますとともに,さらに,効率的な維持管理の方策,体制等について,今後検討を行ってまいりたいと考えております。

 また,作業中の事故防止策を示せということでございますが,平成21年度に入りまして,草払いによって走行中の車両フロントガラスに石が飛び,破損させる事故が発生いたしたところでございます。

 今回のような草払い時の事故防止対策といたしまして,これまで実施しておりました作業中の看板の適正箇所への配置,スコッチコーンによる作業範囲の囲い込みに加え,作業員の事故防止に対する意識の喚起と班長による監視体制を強化し,草払い機による石等の飛散防止として,交通量の多い路線におきましては,防護ネットを併用しながらの作業方法を実施いたしているところでございます。

 また,特に交通量の多い市道,県道,国道につきましては,通行車両への安全と作業員の作業の安全に配慮をいたしまして,専門の交通警備員を配置して,作業を行うこととして,今定例議会において必要な予算の補正をお願いいたしているところでございます。

 道路の維持管理作業につきましては,常に危険と隣り合わせてであることを改めて認識するとともに,作業員を含め関係者がその認識を共有し,今回の事故を教訓に,十分に注意を図りながら,道路の維持管理作業を行ってまいりたいと考えております。

 次に,2問目の今後の維持管理をどのように行っていくかということでございますが,農道の維持管理につきましては,旧知覧町では職員1名と整備員2名で維持管理を行い,旧頴娃町,旧川辺町では受益者管理を基本にしながら,維持管理に必要な原材料の支給を町が行っておりました。合併時に維持管理方法を統一いたしまして,基本的に受益者にお願いすることといたしたところでございます。

 その中で,路面の不陸や穴ぼこ等の維持管理に必要な砂利や生コン等の原材料については,市が支給をいたしております。また,受益者でできない部分につきましては,市が事業委託や市単独工事等で対応してまいります。

 今後におきまきしても,草払いや側溝等の管理につきましては,受益者みずからの管理をお願いし,大規模な補修等におきましては,市が随時整備を行ってまいりたいと考えておるところでございます。

 これで,菊永議員の質問への答弁とさせていただきます。



◆議員(菊永忠行)  まず,1点目の市道維持管理についてですけれども,昨年も12月の定例会で,同僚議員も市道管理について質問をしていますが,市長の答弁の中で,市道等の草払い作業については現在より充実した管理が実施できると,また,建設部長のほうも,人員配置におきまして,現在よりも21年度以降は配置が充実されると答弁をいたしていますが,現在の草払い作業等について,充実される作業で市道管理ができているとお思いでしょうか。



◎建設部長(大坪三郎)  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。

 先ほど市長も申し上げましたが,それぞれの支所にそれぞれの配置をば4月からいたしております。これにつきましては,市道延長等を考えながら配置いたしておりますけれども,旧町で,それぞれ側溝等の維持補修も含めた直営実施をいたしておりましたけれども,今回21年から草払いを中心に,そして,軽微な舗装程度ということの作業になっておりまして,人員的にも,昨年からすると維持管理的には十分配置をされていると,私のほうは考えているところでございます。



◆議員(菊永忠行)  道路愛護作業等の実施についても答弁のほうでもありますけれども,昨年の各支所の取り組み状況ですが,実質率はどのようになっていますか。また,この作業による自治会への助成への単価は,今現在行っている単価で,これからも続いていくのかお伺いいたします。



◎建設部長(大坪三郎)  それでは,20年度の道路作業の実績でございますけれども,各支所全体の状況を御説明申し上げますが,頴娃地区におきましては,延長に対する実施率が大体52%,それから,知覧地区におきましては,総延長に対する92%,それから,川辺地区におきましては28%ということで,全体的には137万6,837メーターございますが,その中で実施した延長が82万2,907メーターということで,大体60%が実施をされているところでございます。

 それから,この報償費につきましては,合併協の中でメーター当たり20円ということで調整をいたしましたので,20年度はメーター20円ということで支払いをいたしております。

 そういうことで,また,21年度におきましても20円ということで予算はお願いをし,予算をいただいているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(菊永忠行)  20年度,21年度,こういう形で助成のほうも行っていくというようなお話ですけれども,それ以降のことについてはどうなんでしょうか。また,こういう形で単価で現状を見ながらというような考えでいるのかどうか,お伺いします。



◎建設部長(大坪三郎)  先ほど申し上げましたとおり,合併協の中では,それぞれ報償費等を支払っていたのが旧知覧町でございまして,ほかのところはガソリンとか,そういうような支給はいたしておりました。20年,21年度は,そういうことでメーター20円ということで考えておりますし,今後も状況を見ながら,20円程度お支払いができればと思っているところでございます。



◆議員(菊永忠行)  高齢化が進み,年配だけの作業で大変であるという声も聞きます。そういうことで,自治会からも申し出があれば,作業の軽減または道路維持管理班への派遣はできるものかどうかお伺いします。



◎建設部長(大坪三郎)  先ほども,市長も,道路愛護作業につきましては,だいぶ私ども維持管理に大きく寄与しているということで,答弁をしたところでございますけれども,確かに高齢化が進んでいるのはもう実態でございます。そういうことで,集落によっては,私ども行政のほうからお願いする割り当てができないというような声もある自治会もございます。

 そういうことで,私ども,できない分につきましてはもうやむを得ませんので,そういう連絡があったところについては,現業職員による市の維持管理でやったりしていかないと済まないのかなあと思ったりいたします。

 それと合わせて,今後におきましては,高齢化が進む中で,先ほど市長も答弁いたしましたが,維持管理の方策とか,体制については十分検討していかなければならないのかなあというふうには考えております。



◆議員(菊永忠行)  高齢化が進んでいる地域等に対しては,これからは行政の方でも何らかの配慮が必要かと思っています。

 現在行っている維持管理工事ですけれども,路面の状態の悪いところ,路肩が悪く,バラスが出てきて,雑草が生えているところ,また,樹木の枝が道路等にはみ出しているところ等を見受けますが,地域住民の要望,これは要望とは強く期待することということ,それから,要請,これは必要とするということだと,こういうことがあれば,強い箇所から実施して,年次的に業者への発注をしていくのかどうか,お伺いをいたします。



◎建設部長(大坪三郎)  数点ございましたが,道路内にいろいろと草とか,そういうものが繁茂している分等につきましては,除草剤等をかけながら,3地区統一して今年からやっておりますし,道路内に高木等の枝が出ているものについては,地域からの要請があれば,それに対して,私ども年数回にわたって委託を出して,伐採をやっているということでございます。

 今後におきましても,そのような形で要望にはこたえていきたいと思っております。

 それから,舗装等の路肩の決壊等の補修の問題でございますけれども,これは,特に今年は舗装等の傷んだところについては,国の景気対策等で大分補修等も改修もできているところでございますが,今後におきましても,そういう舗装の傷んでいる整備の必要なところにつきましては,随時整備していかないと済まないというふうに考えております。



◆議員(菊永忠行)  年次的に,そういうことで,業者への発注とか,いろいろなことはやっていくというようなことですけれども,予算的なこともありますが,地域住民の要望,要請にはこたえられるように,できることから少しずつでもいいですから,地域の声が行政に反映されていく事業をやっていってもらいたいというふうに思っているところです。

 次に,平成19年7月10日ですけど,これは旧川辺町の永田本別府線で,当時高校生の人身死亡事故が発生をしております。これは,雨で道路に土砂が流出し,通りかかった単車がスリップをして,対向車と事故が発生したところですけれども,事故後,すぐ土砂を撤去し,路肩に土のう等を積んでありますけれども,これが,現在そのまま,当時の対応したそのままになっています。流出,下の土のうにも雑草が生えています。この辺の道路の維持管理はどうなっているのか,合併前の事故のことですけれども,旧川辺町からの申し送り等なかったものかどうか,当時,川辺高校の保護者の,ちょうど保護者の通りかかったというふうなことですけれども,川辺高校の保護者から役場のほうにも通報をしたと聞いています。これは,通報とは,急を要するというようなことです。これについて,そういう旧川辺町からの,この事故等について,あのところについては,行政として,そういう申し送り事項等があったものかどうかお伺いします。



◎川辺支所建設課長(東篤)  ただいまの質問でございますけれども,19年の7月の10日に大変痛ましい事故が起きてしまっております。本線は,幹線道路の1級町道でございますけれども,議員のおっしゃった箇所については,急なカーブで,2車線でございますけれども,急なカーブで見通しの悪い路線箇所でございます。雨によりまして,確かに土砂が路面のほうに流れ出てはおりましたけども,先ほど議員がおっしゃったような,その土砂に乗り上げて事故を起したというようなことではないというふうに聞いております。これは,急カーブでというのは,土砂が道路の真ん中とかで中央まで来ているという状況ではなくて,ちょっと路側のほうまでということでしたので,町道の管理に瑕疵があったというようなことで事故の処理もなされておりませんので,念のために申し添えておきますが,その後の対応につきましては,当時,事故の重要性にかんがみて,急カーブであるということで,カーブの直前に2カ所に両方に徐行の標識を設置するとともに,それから,路面にもカーブがあり,速度を落とせというような表示を緊急に行っております。

 それから,法面からの土砂を除いたわけですけども,流れ出さないように,また土のうを,今さっきおっしゃいましたように,土のうを積んで,応急策としてやっておりますけれども,現在までその形で残っておりますが,事故の原因が土砂ではなかったということで,様子を見て対応しなければいけないということでございましたので,予算の都合等もございまして,今回,3月の補正で,その法面を安定させるための法面保護工事を,予算を計上しております。

 今まで工事がなされておりませんけども,これは,雨期と,それから,台風時期を避けるというようなことなどもございましたので,これは10月に,もうすぐ発注を予定をしておりますので,そのような形で対応をしているということでございます。



◆議員(菊永忠行)  この件については,予算等も計上されているというふうなことで,台風,雨期の時期,そういう台風時期を避けて,工事をするというようなことであります。この件については,早急な対策が必要かと思っております。

 夢を持ち,希望を持って高校に入学し,卒業間近の子供が亡くなっているところです。二度とこのようなことが,事故が起きないような対応を早急にとっていただければなというふうに思っているところです。

 次に,大雨等で道路がたびたび冠水をしているところがありますけれども,車が通行しにくくなるというような箇所があります。市道松山西塩屋線の状況については,市としての把握をしているのかどうか,また,市内でこういうところが幾つかあるのかどうか,お伺いいたします。



◎建設部長(大坪三郎)  市道松山西塩屋線ということでございますが,この路線につきましては,松山集落から菊永を通って,西塩屋に行く路線だろうと思います。

 この路線につきましては,松山,菊永集落の分については,改良工事が五十七,八年ごろ既に終わって,側溝整備も終わっていると思いますが,議員が言われる,その冠水場所というのは,菊永集落を通って西塩屋に向かう,あの畑地帯のあの部分じゃないかと思います。

 確かに,あの部分については,この圃場からの水が相当その道路側溝に乗るということで,この道路側溝につきましても,土地改良事業等で道路改良をして,現在は市道を管理しているということで,菊永から西塩屋のほうに向かいまして,右側のほうについては,圃場が道路よりも若干高いということで,側溝が入っている状況じゃないかと思います。

 それから,左側のほうについては,L型ガッターで,排水が,雨が降るとガッターで側溝がない関係で,道路面を流れるということの状況は,確かに,そういう状況になっているかと思いますが,今後,圃場からの作業,昔からすると大分,30数年前につくった道路でございまして,圃場の形態も違ったり,耕作のやり方も違ったりして圃場からの水が側溝に入ってあふれると,そして,道路を流れるというようなことでございますので,十分な,この辺については農林水産部とも調整を図りながら検討をいたしたいと。こういうところがほかにないかということでございますが,特に,私ども,農道整備でやった,そして,現在市道になっている区域につきましては,専門的に言いますと,断面の降雨強度の考え方が,若干農林と建設省の考え方が違う関係で,断面等か不足して,オーバーフローしているところもそれぞれ何カ所かあるのは実態でございます。

 そういうものも踏まえながら,十分,今後もまた,そういう冠水等があるところについては検討しなければならないのかなあというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



◆議員(菊永忠行)  こういう大雨等のときは,地域からの声も上がってくるかと思っていますけれども,この松山西塩屋線についても通学路にもなっています。こういうことから,維持管理のほうをしっかりしていってもらいたいなあというふうに思っております。

 また,維持管理が無理なら,改修をしていくということもできるわけですので,よく現場のほうで検討をし,今後の対応をしていただきたいというふうに思っております。

 次に,道路の草払い等の作業で,通行中の車両に小石が跳ねて,車の損傷をする事故が数件発生しておりますけれども,また,樹木等の枝等の伐採等の事故防止策もお伺いしますけれども,昨日の議案の第65号,66号でも和解及び損害賠償の件が出てきましたが,今までに,こういう事故等については何件ぐらい事故が発生していますか。これは確認です。



◎建設部長(大坪三郎)  現在までに,今このような事故が何件起きたかということでございますが,私ども,合併する旧3町におきましていろいろと調査してみますと,この10年間においては1回もこのような通行車両への事故発生は出ていないのが実態でございます。

 ただ,合併いたしまして,先ほども市長が申し上げましたとおり,ちょうど5月の7日,それから,7月15日だったと思いますが,このような形で立て続けに2回発生をいたしております。

 そういう状況でございます。



◆議員(菊永忠行)  昨日の議会の議案65号,66号の損害賠償,和解の件について出ていましたけれども,再発防止のためにも人員の配置をしっかり取って,作業に当たっていただきたいというふうに思っております。

 次に,2点目ですけれども,農道の維持管理についてお伺いをいたします。

 市町村が管理している管理農道とはどういうものなのか,また,市が管理する農道は交付税対象路線というようなものがあるかと思いますけれども,これも,昨日同僚議員のほうも,農道については質問をしてますけれども,この交付税対象路線,これも確認です,もう1回お伺いいたします。



◎耕地課長(山下由海)  農道についてでございますけども,農道で,農道台帳に記載される一定要件を具備した道路ということでございますが,これにつきましては,土地改良法に基づく土地改良事業により造成された道路,それと,農道台帳に記載されている農道,農道全幅員が4メーター以上あること,それと,農道の両端,要するに,起点,終点が道路法第2条1項の規定する道路,または,道路台帳に記載されている道路と接続していることなどが条件であります。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  農道が,先ほども,一昨日,昨日の同僚議員の農道の管理農道というようなことで,これも確認なんですけれども,何キロあるのかというようなことを,交付税対象路線というものが幾らあるのか,市内で幾らあるのかということです。確認です。



◎耕地課長(山下由海)  道路台帳に記載されている一定要件の道路ということで,全体で539線あります。延長にして,21万1,721メーターでございます。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  1回目の質問のほうでも言いましたけれども,旧知覧町のあの場合には,耕地係に作業員が配置をされていたわけですが,旧川辺町,頴娃町はこういう農道の管理体制というものは,どのような対策を取っていたのか,もう1回お伺いをいたします。



◎耕地課長(山下由海)  先ほどの市長の答弁でもありましたように,旧頴娃町,川辺町では,受益者管理を基本としながら維持管理を,必要な材料につきましては,町が支給をしていた状況であります。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  愛護作業等の件についても言いましたけれども,県道,市道については,各自治会で道路愛護作業を行っているわけですけれども,地域によって違いがあるかもしれませんけれども,私たちの自治会というか,集落では,年に1回,5月頃なんですけれども,農道の草払い等を行っています。この作業は,地域内の作業でありまして,地域以外の作業はやっておりません。

 また,地権者がいないところ等の管理については,先ほどもありましたけれども,各自治会に協力をお願いしたいというようなことでしたけれども,地権者がはっきりとしていないところ等については,行政としても何らかの手だてが必要かと思っています。この件についてお伺いいたします。



◎耕地課長(山下由海)  前も申し上げたことがあると思うんですが,例えば広域農道とか幹線道路などで長い路線,そういうところの中で農地に付随してない部分,要するに山間地部分,そういうところもありまして,そういうとこにつきましては大きな面積にもなるということで,市のほうで業務委託とか,そういうあれで現在も対応していきたいというふうに考えております。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  どうかよろしくお願いしておきます。

 今,各地区で,農地・水・環境保全向上対策事業を行っているところがありますけれども,これ等について,草払い,側溝の清掃,雨等で流れた土砂コン等をまいているところですけども,この農地・水・環境保全向上対策事業でどうしても対応ができないところ等もあるということなんですけれども,こういうことについては,行政のほうでもどうか,そういう手だてが必要ではないのかなあというふうにも思っているところです。

 農地・水等で,もしうちらの自治会なんですけれども,200ちょっとの補助というようなことでありますけれども,この事業でやるとして,農道の補修,舗装というようなことで,1路線,大体100万から200万というような,業者に発注をしたらかかるというような話を聞いております。だったら,もう1年間の予算というものが,この1つの事業でなくなるというようなことです。

 また,雨等が降って,バラスのほうも,この農地・水の保全対策事業のほうでバラスを購入し,バラスのほうを散布をしているわけですけれども,雨が降ったら,また流出をして,ほんとは,何回も何回もそういう形でやり直し,荒れたらまくというようなことで,イタチごっこというような形になっているわけですけれども,こういうことも行政のほうでももっと検討して,対応していっていただきたいなあというふうにも思っているところです。

 この農道の維持管理ですけれども,現在,農業が近代化しております。大型機械化をしております。こういう形で,お茶の摘採機または米刈り等のコンバイン等を,トラックの荷台等に乗せて移動をすることが本当に多くなっているようです。このようなことで,木の伐採等を機械に当たって損傷をするというようなことも起きていると,通行にも妨げをしているというようなことも,各地域住民の方からも聞いています。自分たちでできることは自分たちでしないとはいけないことなんでしょうけれども,どうしても高齢化が進み,どうしてもできないところということもあるかと思います。こういうことについては,住民の方の要望,要請等があれば,行政のほうでも,このことについては,こういう道路の維持管理について対応していってもらいたいなあというふうに思っております。これについてはどんなでしょうか。



◎耕地課長(山下由海)  先ほどから申し上げておりますように,受益者,農家,そういう方々にお願いしている部分というのが穴ぼこ,不陸,そういうところの軽いところの維持管理,草払い等もですけれども,そういうものなどをお願いしているところでございまして,難しいところにつきましては,そのときの状況を見まして,市の方で対応してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆議員(菊永忠行)  ちょうど私の時間というのがあと5分ぐらい残っているのかなあというようなふうにも思っていますけれども,最後に,ただいま質問いたしました市道管理,農道維持管理等についても,合併をし,行政サービスが低下したと言われないためにも,地域住民の声を聞きながら,しっかりと仕事をしていってもらいたいというふうに思っております。

 各支所の職員のそれぞれの課の対応等については,私のほうは満足できるものであると感じているところです。

 ある会合でだったんですけれども,市役所とはというようなことで,話があったやに私のほうも記憶をしているところですけれども,市役所とは,市民のために役に立つ所と,書くというようなことを言っている方がいました。まさに,そのとおりではないかと思います。

 これからも,明るい笑顔であいさつができる,そういう職場を──職場が明るくなります。市民のためにも,前向きに,できることから,また,すぐにできないこともあるかと思います。それぞれ検討をしながら,仕事をしていってもらいたいなあというふうに思っています。

 ある行政区では,すぐやる課というようなものを設置をしているところがあるやにも聞いたことがあります。こういうことで,南九州市も,こういうことで検討はできないものかどうか,お伺いしたいなあというふうに思っております。

 答弁があったら答弁をいただきたいなあというふうにも思いますけれども,これで私の質問は終わらさせていただきます。お疲れさまでした。ありがとうございました。



◎市長(霜出勘平)  私は,常々,職員にもまずにっこりだと,職員がしかめっ面をしていたんじゃ,市民の皆さん方にも迷惑をかけるし,仕事もはかどらないと,まず,にっこりだということを常に言ってきております。我々は,職員は全体の奉仕者ということを忘れずに,これからも一生懸命頑張っていきたいと思っております。

 もう,そういう,すぐやる課ということでございますが,もう,その名前をつける必要はないので,今の体制で,私はいいんじゃないかというふうに思っております。

 今後とも,いろんな意味で御指導をいただければありがたいと思っております。



○議長(西良仁)  これで一般質問を終わります。

    ────────────────────



△散会



○議長(西良仁)  以上で本日の日程は全部終了しました。

 次の会議は9月9日午前10時から開会することとし,本日はこれにて散会します。

午前11時29分散会