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鹿児島県 霧島市

平成22年第1回定例会(第3日目 3月 4日)




平成22年第1回定例会(第3日目 3月 4日)





             平成22年第1回霧島市議会定例会会議録





 
1.議事日程は次のとおりである。


                       平成22年3月4日(第3日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐


│日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │


│番号│番号│                            │      │


├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤


│ 1│  │一般質問 志摩 浩志君( 134ページ)          │      │


│  │  │      ・河川環境保全条例について         │      │


│  │  │      ・神田橋より鹿児島神宮前交差点までの道路改修│      │


│  │  │       について                 │      │


│  │  │      ・東郷〜宮内線の道路整備について      │      │


│  │  │      ・小野地区には運動公園がない。今後の計画は。│      │


│  │  │      ・広報きりしまと回覧チラシについて     │      │


│  │  │     脇元  操君( 142ページ)          │      │


│  │  │      ・天降川河川敷の環境整備について      │      │


│  │  │      ・観光振興について             │      │


│  │  │     池田 綱雄君( 149ページ)          │      │


│  │  │      ・環境整備(道路も含む)について      │      │


│  │  │      ・職員採用について             │      │


│  │  │      ・子育て支援について            │      │


│  │  │     宮本 明彦君( 163ページ)          │      │


│  │  │      ・行政評価システムについて         │      │


│  │  │      ・自殺防止対策について           │      │


│  │  │     新橋  実君( 176ページ)          │      │


│  │  │      ・市及び土地開発公社の所有する土地の売却状況│      │


│  │  │       について                 │      │


│  │  │      ・旧敷根清掃工場解体工事の落札結果について │      │


│  │  │      ・立地企業の今後の課題や雇用情勢について  │      │


│  │  │      ・学校教育の諸課題について         │      │


│  │  │     田代 昇子君( 198ページ)          │      │


│  │  │      ・環境問題について             │      │


│  │  │      ・男女共同参画推進について         │      │


│  │  │      ・霧島市国分総合福祉センター食品加工室の運営│      │


│  │  │       について                 │      │


│  │  │     植山 利博君( 209ページ)          │      │


│  │  │      ・施政方針について             │      │


│  │  │      ・国保税について              │      │


└──┴──┴────────────────────────────┴──────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  宮 本 明 彦 君      2番  前 島 広 紀 君


    3番  有 村 隆 志 君      4番  志 摩 浩 志 君


    5番  中 村 正 人 君      6番  脇 元   敬 君


    7番  松 元   深 君      8番  秋 広 眞 司 君


    9番  池 田 綱 雄 君     10番  徳 田 拡 志 君


   11番  山 浦 安 生 君     12番  厚 地   覺 君


   13番  新 橋   実 君     14番  仮 屋 国 治 君


   15番  常 盤 信 一 君     16番  脇 元   操 君


   17番  植 山 利 博 君     18番  上 鍋 正 光 君


   19番  塩井川 幸 生 君     20番  久 保 史 郎 君


   21番  岡 村 一二三 君     22番  木野田 恵美子 君


   23番  池 田   守 君     24番  下深迫 孝 二 君


   25番  吉 永 民 治 君     26番  今 吉 歳 晴 君


   27番  細山田 為 重 君     28番  蔵 原   勇 君


   29番  田 代 昇 子 君     30番  前川原 正 人 君


   31番  時 任 英 寛 君     32番  西 村 新一郎 君


   33番  宮 内   博 君     34番  徳 田 和 昭 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   な し





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長    満 留   寛 君


 議事調査課主幹兼  新 窪 政 博 君   書    記    有 村 真 一 君


 議事グループ長


 書    記    吉 村 祐 樹 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   南 田 吉 文 君


 副  市  長   大 塚 行 則 君   総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長    川 畑   巧 君


 行政改革推進監兼


 大学跡地利用対策監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 消 防 局 長   後 庵 博 文 君   会計管理部長    東   邦 雄 君


 税務対策総括監   末 野 賢 了 君   危機管理監     宇 都 克 枝 君


 企画部次長兼    川 村 直 人 君   商工観光部次長兼  細山田 孝 文 君


 企画政策課長                商工観光政策課長


 総 務 課 長   宗 像 成 昭 君   安心安全課長    尾 堂   守 君


 秘 書 課 長   馬 場 勝 芳 君   広報広聴課長    緒 方 祐 二 君


 管 財 課 長   津 曲 正 昭 君   財 政 課 長   塩 川   剛 君


 税 務 課 長   中 村   功 君   収 納 課 長   川 ? 秀一郎 君


 共生協働推進課長  久 保 隆 義 君   行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君


 環境衛生課長    今 村 政 憲 君   市 民 課 長   越 口 哲 也 君


 保険年金課長    小 野 博 生 君   衛生施設課長    前 田   理 君


 保健福祉政策課長  花 堂   誠 君   生活福祉課長    町 田 正 一 君


 児童福祉課長    隈 元   悟 君   健康増進課長    宮 本 順 子 君


 農林水産政策課長  木野田   隆 君   林務水産課長    山 下   晃 君


 耕 地 課 長   馬 場 義 光 君   企業振興課長    池 田 洋 一 君


 観 光 課 長   横 手 航太郎 君   建設政策課長    下 拂   勉 君


 土 木 課 長   中 村 順 二 君   建築住宅課長    矢 野 昌 幸 君


 建築指導課長兼   内 村 一 也 君   都市整備課長    川 東 千 尋 君


 指導第1グループ長


 消防局総務課長   田 中 義 春 君   消防局警防課長   蔵 元   悟 君


 農政グループ長   内 田 大 作 君





 教  育  長   ? 田 肥 文 君   教 育 部 長   阿 多 己 清 君


 教育総務課長    東 郷 一 ? 君   学校教育課長    村 田 研 史 君


 保健体育課長兼   藤 山 光 隆 君   国分中央高校事務長 邉 田 政 弘 君


 隼人学校給食セン


 ター所長





6.会議のてん末は次のとおりである。








              「開 議  午前 9時01分」


○議長(池田 守君)


 これより本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(池田 守君)


 一昨日に引き続き,一般質問を続けます。4番,志摩浩志議員から5件通告がされております。したがって,志摩浩志議員の発言を許可します。


○4番(志摩浩志君)


 議長の許可をいただきましたので住民の声を代表いたしまして,壇上より質問をいたします。政権交代をし,大きな期待を持たせてスタートいたしました国会も,相変わらず政治とカネ問題でつつき合い,連立も党の主張を曲げず,国民の暮らしを忘れ,批判するだけのやさしさと実行する難しさを実感しながら,一向に前に進まない民主党政治と,野党へと回り要領を得ない自民党,お互い慣れない立場で迷走を続け,マニフェストを信じた国民の政治不信は,募るばかりであります。1日も早い国民生活優先の国会正常化を望むものであります。一方,社会におきましては,日本の国技として親しまれている大相撲では,横綱朝青龍が引退をいたしました。本場所中にもかかわらず,酒に酔い,暴行事件を起こした疑いが持たれております。また,冬季オリンピックでは,服装の乱れを指摘され,開会式へ出場できなかった選手もおりました。日本代表として日の丸を掲げ,参加する選手がこれでよいのか,残念でなりません。スポーツ精神は,心・技・体と教育をされたものでございました。強ければ許される,メダルを取れば許される,このようなうぬぼれた精神に怒りを覚える事件でもございました。道義高揚・豊かな心推進宣言都市,霧島市民の一人として一層の推進を努めてまいりたいと思います。私は,5点について質問をいたします。去る2月20日,隼人地区では環境保全協会隼人エコサークル,隼人地区自治公民館連絡協議会,隼人地区女性連,天降川・検校川の水をきれいにする会の主催する天降川ボランティア清掃が行われました。多くの市民の参加をいただき作業を行いました。参加していただきました皆様方には,心から感謝を申し上げたいと思います。美しい母なる天降川は,アシ,竹やぶ,寄り洲にセンダン,ヤナギが生い茂り,一見,川のない草原のようにさえ思える,余りに荒れ果てた河川敷には,電化製品,自転車,単車,古タイヤ,空き缶,空き瓶,また食べ残しのごみ袋,ありとあらゆるものが捨てられておりました。また,日常生活におきましては,不審火による火災も発生しており,消防車も数回の出動をいたしております。徘回する老人が行方不明となり,近隣の方々が探した末に,竹やぶの中から出られなくなっていた事件もありました。特に,日当山小,日当山中学校などにおきましては,川沿いにあります。登下校の防犯の面においても,大変危惧いたしておるところでございます。天降川等河川環境保全条例を制定されておりますが,どのような取り組みをなさっておられるのか,伺います。2点目に,現在,宮内地区では下水道工事が行われております。この工事が終わりますと,神田橋より鹿児島神宮交差点前までの道路工事に入ると聞いておりますが,この地区は鹿児島神宮の門前になる通りでございます。特に歩道等におきましては,門前にふさわしい景観にしてはどうかと思いますが,どのような計画が進められておるのか,伺います。3点目に,市道東郷宮内線道路整備についてお伺いをいたします。この道路も路面の劣化が非常に激しく,歩道の整備も途中で中断されたままになっております。道幅は急に狭くなっており,交通量も非常に多く,歩行者は大変危険であります。早急な対策が必要に思いますが,今後の計画について伺います。4点目に,小野地区には運動する公園がありません。高齢化が進み,身近なところで大人から子どもまで地域の人々が触れ合い,健康づくりに集う,そんなコミュニティ広場を地域の方々,長年要望をされておりますが,今後の計画について伺います。最後に,市より配布されます広報きりしまと全戸配布チラシについてお伺いをいたします。毎月2回配布されます広報とお知らせ版のことについてですが,同時に全戸配布のチラシが入ってまいります。多いときには8枚,9枚入ってまいります。折り込む自治会長さんには大きな負担となっております。そこで,早目の情報を収集し,広報誌に掲載できないのか,お伺いをいたします。以上,5点について当局の明快な答弁を求め,壇上から1回目の質問といたします。


○市長(前田終止君)


 志摩議員から5問につきまして質問でございました。1問目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をいたします。霧島市天降川等河川環境保全条例を平成20年4月1日に施行いたしました。この条例は,天降川をはじめとする霧島市域を流れる河川の環境保全を図り,良好な河川環境を将来の世代に引き継ぐため,市,市民及び事業者の責務を明らかにするとともに,河川環境の保全に関する必要事項を定めたものでございます。この中で,市の責務としまして,市は天降川等を保全するために自然的・社会的条件に応じた施策を策定し,これを実施するものとしております。具体的には,平成22年度事業で県緊急雇用創出臨時特例基金事業を活用し,天降川及び手篭川等の堤防沿い及び河川敷のアシ,雑草,竹や木等の草払いを実施いたしまして,河川環境の保全に努めたいと存じます。また,事業終了後は,河川環境保全推進員を中心に,自治会や事業者等に対して県と協議を進めながら,河川環境保全里親制度の導入を検討して,市民の河川環境保全に対する意識を高め,市民や事業者の草払いにより,河川環境保全を図ってまいります。


○建設部長(篠原明博君)


 神田橋より鹿児島神宮前交差点までの道路整備についてお答えをいたします。本路線は,街路宮内線で,市道区間である当区間延長300mにつきましては,現在施工中である下水道工事が本年度中には完了する見込みであることから,平成22年度から歩道の改良と車道の舗装等を行ってまいりたいと考えております。歩道は,車道との段差が高い現在のマウンドアップ形式から,段差の低いセミフラット形式に替え,平板ブロック等で仕上げる予定であり,街路樹の植樹等も計画をいたしております。車道につきましては,歩道のセミフラット化にあわせてかさ上げを行い,排水性舗装等を計画いたしております。なお,車道の舗装の劣化が著しいことから,平成21年度の国の二次補正に伴う本市の補正予算として本議会に予算の計上をさせていただき,車道路面の改修につきましては,前倒しして施工する予定であります。また,歩道の改修及び車道の排水性舗装等は次年度以降に年次的に進めてまいる予定であります。次に,東郷宮内線の道路整備についてお答えいたします。東郷宮内線は,隼人町東郷の国道223号交差点から木之房地区を経由し,神宮六丁目の二級河川角之下川神田橋近くの県道崎森〜隼人線とを結ぶ延長2,847mの市道であります。本路線につきましては,昭和48年ごろから58年ごろにかけて歩道整備を行っております。鹿児島神宮前交差点北側の約109m区間に歩道が設置されていないことから,朝夕の通勤通学の際は交通量も多く,歩行者等が危険な状況であると認識をいたしているところでございます。そのため,昨年,再度地権者の皆様に歩道設置の必要性を説明し,お願いをしましたところ,事業推進についてご理解をいただけることとなったことから,平成22年度に測量設計を行い,今後,事業の推進を図ってまいりたいと考えております。また,鹿児島神宮前交差点付近の延長約117m区間につきましては舗装の経年劣化による損傷が著しいことから,平成22年度で舗装打替工事を行う予定であります。4問目の小野地区の運動公園についてお答えをいたします。小野地区の公園整備につきましては,昨年,地元自治公民館からも要望書が提出されており,合併以降市内の他の地域においても,地域の方々の交流や健康づくりなど,さまざまな役割を担う公園緑地の整備が求められているところであります。公園整備は,公園を利用する区域や人口,周辺地域の状況などの整備条件も十分に勘案しながら,計画的に進める必要があると考えております。本市では,平成22年度から公園や緑地等に関する緑の基本計画の策定に着手する予定でございますが,その中で各地域における公園整備の方針などについても,検討することといたしております。


○総務部長(今村恭一君)


 次に,5問目,広報きりしまと回覧チラシにつきましてお答えいたします。市が行政情報などを直接市民にお知らせする方法として,おおむね毎月2回,広報誌等の文書配布事務を自治会長さんへお願いしております。この文書配布事務の主なものは,広報誌の配布でありますが,各種イベントの案内などのチラシやそれぞれの担当部署や団体等が直接発行する市議会だより,県議会だより,県政かわら版や社協だよりなども同時に配布をお願いいたしております。市民の方からチラシの数が増えたとの指摘もいただいており,自治会長の負担軽減のためなるべく広報誌への掲載を活用するよう,職員や関係機関等へ周知をいたしております。無駄を省くことが経費削減や資源を大切にする環境への配慮にもつながるものと考えており,イベント情報などの年間行事の開催案内は,なるべく個別のチラシ配布や回覧を減らし,広報誌への掲載を活用するようさらに周知を徹底してまいります。広報誌のページ数については,おおむね上旬号が28ページ,下旬号のお知らせ版が12ページで発行をいたしておりますが,記事が多い場合や緊急なお知らせなどを考慮し,年間16ページ程度の余裕を見ており,ある程度の記事の増加には対応ができるものと考えております。


○4番(志摩浩志君)


 それぞれに回答をいただきました。合併して5年目を迎えておりますけれども,行政のすり合わせに大変忙しかったんじゃないかとは思いますが,天降川に目が届かなかったのか,大変荒れ放題になっております。心ない人が車の中からちりを投げ捨てても,全然不思議に思えないぐらい荒れ果てております。源流は横川の山ヶ野金山にあって,いくつものまちを通り,生活排水等を蓄えた水は下流の錦江湾へと流れてヘドロとなって海底にたまっております。近ごろ錦江湾も大変汚れてきたというような話も聞いております。霧島市の市章にもありますように,母なる天降川をもっときれいに観光,霧島のシンボルとして美しい川を取り戻さなければいけない。市長の施政方針の中で総合治水対策,生活環境の向上について聞きまして,少しは安心をしておりますけれども,先日,横川の総合支所等を視察した際,支所長の話によりますと,洪水対策は改善されたと聞きますと,下流に住む私どもはまた余計な心配をするわけです。上流がよくなればよくなるほど下流に流れてくるわけですので,心配をするわけでございます。今の現状も8・6水害において上流より流れた濁流,泥やごみをのみ込んで,最も下流の隼人地区にたまっておるわけです。現在,工事中の野口橋の現状を見ればよく分かるように,堆積した土の真ん中ほどに石積みされた堤防が見えております。現在,7か所ポンプアップする揚水場がありますが,ここでお尋ねしますけれども,ポンプアップする揚水場を1基つくるのにどれぐらいの費用がかかっておるのか,分かっておればお知らせいただきたいと思います。


○土木課長(中村順二君)


 排水機場につきましては,排水能力に違いはございますが,約1億円から1億5,000万円かかっております。


○4番(志摩浩志君)


 1億から1億5,000万かかるというようなことですけれども,これが我が隼人町には今現在7か所あります。東郷地区の排水の件も前回問題になっておりましたけれども,天降川へ排水するわけですので,天降川の容量を大きくしないと効果が発揮されないというようなことになるんじゃないかと思います。今回,予算化していただきました6,300万でしたか,これで草払いということですけれども,河川敷のアシ,今ほこっております,アシ,竹,そういうようなものを払っていただけると思うんですが,川底も大変浅くなっております。土砂を取り除き川底も掘り下げないと大雨や洪水対策にならず,ポンプ揚水場の排水機場の効果が出ませんので,寄り洲,中洲の除去にも力を入れていただきたいと思うんですけれども,この点についてはどう思われるでしょうか。


○土木課長(中村順二君)


 天降川の寄り洲,中洲につきましては,治水上危険な箇所から毎年県に要望し,実施していただいているところでありますが,本年度は東郷,日当山中学校周辺の約2万m3の土砂除去を終えたところであります。河川の寄り洲,中洲除去は,県営単独事業の河川等防災事業として実施されておりますが,限られた予算で効果が小さいため,県では正常な河川機能の維持のため,流下阻害物の解消を図る目的で,本年度から平成25年度までのおおむね5年間で補助事業,総合流域防災河川事業を導入していただき,JR日豊線鉄橋から隼人町西光寺湯田橋までの間約4.5kmに当たり,寄り洲,中洲の掘削を計画されております。事業導入初年度の本年度は,河川測量設計等を行い,一部堆積土砂の掘削に着手されたというふうにお聞きしております。流下阻害部の解消により,河川の流下断面が確保されることで,集中豪雨や台風時の水位の抑制や内水害の軽減にもなり,また,災害を未然に防ぎ,地域住民の安全が確保されると期待しております。


○4番(志摩浩志君)


 天降川は出るところが錦江湾に出ます。錦江湾の満潮時と重なりますと,国分隼人地区,住宅浸水をする住宅が大変多く,被害に遭う方が大変多くなるわけです。そういう面でも何としても取り組まねばならない事業でありますので,どうかこの事業を一層取り組んでほしいと思う次第でございます。本日の参考にと思い,30か所以上の写真を撮りに行きました。見てみますと,橋の上からでないと川が見えないと,堤防からでは川の水が見えない状態になっております。先日もボランティア作業をいたしましたけれども,普通の一般市民では入っていけない,手に負えないような状態になっております。これは,行政の力に頼るしか解決することはできないと思っております。この企画をぜひ実行していただきまして,きれいな天降川を取り戻していただきたいと念願しております。きれいになったその後,市長の言われますように民間,市民の方々と事業者の方やらボランティアで,また守っていけばいいわけですけれども,河川敷の遊歩道,直線的なグラウンドゴルフコースとか,迷惑がられておりますペットの散歩コースとか,今無断で畑を作っておられますけれども,こういうのも有料の貸し農園とか,アイデアはいくらでも浮かんでくるんじゃないかと思います。ぜひ行政が手をつけて,その後市民の共同作業により,美しい天降川を守っていけばよいと思うんですが,市長の見解を一つだけお伺いいたしたいと思います。


○市長(前田終止君)


 母なる川の天降川の美しい環境,自然環境をしっかり次世代に残してあげたいという思いからのご質問と存じますけれども,全く同感の点多々ありでございます。そういう中で,自らも地域の方々といっしょにボランティアで目の前にある河川のクリーン作戦,徹底清掃,そういうものにも参加をされたと,行動も起こしているという話のご指摘もございました。その点が一番私は大事だというふうに思うんです。行政の力がこういうところに,こう必要だという点がそういう作業をしてみると見えてきます。そして,最初に言った部分は,まさに市民力だと思うのです。それと行政力とあわせ合いながら,ともに力を発揮して初めて効果が大きくなっていくというご指摘だというふうに思うのです。とてもよく理解できます。これは共生・共働・共助という気持ちにぴったりのあり方ではないかなとつくづく思ってございます。参考までに申し上げておきますけれども,龍馬ハネムーンウォーク,14回目を迎えました。15年前からそのようなことを繰り返しております。消防団とか地域社会の自治会も,あるいはまた若い諸君たちも,子どもたちも,大人もみんなそのコースに当たるところを15年清掃活動を一緒にやっていきますと,本当に今おっしゃることが実現してくるんですね。そして,川に対していろんなものが負荷を与えていることに,子どもたちも,お母さんたちも,学校の先生たちも,消防団もみんなが気付いた。そして1年目より2年目,2年目より3年目,そして河川が荒れる,例えば増水する,そういうときにまた大きな力が必要になります。そういうことをぐうっとやっぱり3年,5年,10年,20年やっていきますと,あの周りももっと私は変わってくると思いますよ。だから,もっと市民力を発揮し,もっと行政もそこらに一緒にがんばる力を発揮する仕組みづくりをみんなでやらなきゃ駄目だと,全く同感であります。一緒になってがんばりましょう。共生・共働・共助・市民力です。


○4番(志摩浩志君)


 今回天降川について質問をいたしておりますけれども,霧島市内の川,本当に荒れていると思います。川を軽く位置付けすることなく,もっと大切に管理しないといけないと思います。災害時において大変なことになることは間違いのないことですので,災害に強い安心のまちづくり,また霧島のきれいな川づくりに取り組んでいただくようにお願いを申し上げまして,次に進みます。次に,宮内線についてです。あの区間は大隅一宮鹿児島神宮の門前でもあります。正月の初詣や鹿児島の3大祭りでもある初午祭が行われ,大変にぎわうところでございます。今年は3月7日に行われますが,日本の祭りとしてテレビでも大がかりな撮影が行われ,全国に放映されます。鹿児島の代表的な祭りでございます。私どもも今準備で大変忙しいところでございますけれども,この区間の歩道整備につきましては,観光面においても門前町にふさわしいまちづくりにしてはどうかと思います。近年,神宮通り会,立ち上げまして,地域の方々が環境の整備に積極的に盛り上がっておられます。地域の方々と意見を交換しながら参考に取り入れ,設計をされると,よりよいまちづくりにつながっていくのではないかと考えます。建設のほうでは既にいろんな計画が,歩道の計画が立てられております。街路樹等も立てるようになっておりますけれども,街路樹,これは空気の清浄化とか,そういうのでもあると思うんですけれども,あそこら一帯各家庭においても,大変緑のきれいな庭もあります。そしてまた,神宮の森,ぜひ必要だという,問題はないと思うんですけれども,街路樹の代わりに常夜灯,また灯の,神宮の門前町らしい雰囲気のものを立てたらどうかというような考えも持っております。地域の方々とまた話し合って,参考になるような会を持つような計画はないでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 今進めております宮内線でございますが,ご存じのとおり宮内線は隼人の鹿児島銀行の隼人支店から神宮前まで約1,000mございまして,そのうち今700mにつきましては,県の事業で地域の意見を聞きながら歩道整備を主にしてやってきております。その中でも街路樹につきましても,先ほどお話しされましたように景観あるいはそういう空気の清浄化,そういった環境に優しい形での街路樹をやろうということで,計画をされ,一部現在工事中であり,県の工事が大体今年度で完了する予定でございます。それを受けまして,市もその後の300m区間につきまして,歩道整備と舗装の打ち替えをやる予定でございます。当然歩道の整備にあたりましては,先ほどおっしゃいましたように,鹿児島神宮前の門前町としての歴史的なそういう資源を持っておりますので,それに合った景観づくりというのが一番大事になってくるのではないかというふうに考えております。歩道の幅員等の規制もございまして,植樹,街路樹の設置がどのぐらいでき,また先ほどおっしゃいました,そういう昔の景観をたたずませるような灯籠等の計画も今後出てくるのかもしれません。そういったいろんな地域の意見をお聞きしながら,今のあの地域に一番ふさわしい街路,あるいは街路樹あるいは歩道空間といったものも整備をしていかないといけないというふうに思っております。そういったところから整備を進めるにあたりましては,地域の声を一番お聞きしながら進めていきたいというふうに思っておりますので,ぜひそういう会等もつくらせていただいて,ご意見を伺っていきたいというふうに思います。


○4番(志摩浩志君)


 どの答弁におきましても納得いく答弁をいただいております。ぜひ,このような住民と一体となったまちづくりに努めていただきまして,そのような話し合いはぜひ会を持っていただきたいと思っております。次に入りますけれども,東郷宮内線ですが,これも車道のほうは1区間舗装をやり直すという返事をいただきました。これが今,歩道が途中で中断しております。大変交通量が多く,大型の車も大変多く走っております。歩行者は大型が通るたびに石垣にへばりつくようにして風圧に耐えながら歩かなければいけない。そのような状態でございますので,明るい見通しの回答をいただきましたけれども,早急に取り組んでいただきまして,安全を守っていただきますようにお願いをいたします。今,住民の方々との話し合いも進んでいるというようなことですけれども,どのあたりまで,どのぐらいから着工とか,そういう面まではまだ分かりませんか。


○土木課長(中村順二君)


 市民の皆さんや議員の皆さんから,ここの箇所につきましてはいろんなご意見,ご要望がございました。定期的にお願いはしておったところですが,今回,事業の推進についてご理解をいただいたというふうに判断しまして,まず,調査からということで予算計上したところです。測量をいたしまして,区域が確定しましたら,また再度その資料を持って,今度は実際用地取得に応じていただくということで,相談をして実施に向けて努力してまいりたいと思っております。


○4番(志摩浩志君)


 住民の方々も大変長い間心配しながら待っておられます。ぜひ力を入れて進めていただきたいと思います。次に,小野公園についてですけれども,小野地区には公園といった公園がないわけです。今では神社の狭い境内,また工業試験場がございますけれども,工業試験場に相談に行ったり,触れ合うための広場を探し歩いておられます。昨年ありましたように,昨年7月にも要望が出されております。地域住民が一体となって触れ合って,憩いの場所及びまた緊急時の避難場所となるようなコミュニティ広場を整備していただきたい。小野校区の方々の大変切実な長年の要望に応えて,公平な住民サービスを受けられるように重ねて要望しておきますけれども,今後,検討するということですけれども,この小野の公園については,もう少し詳しく説明をしていただきたいと思いますけれども,地域の方々も場所とかそういうところもいろいろ検討して,ここに造ってもらったら大変ありがたいんだけどというような場所も聞いておられると思いますけれども,要望もされております。可能性についてお伺いをいたしますけれども,どんなものでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどご答弁申し上げましたように,市内いろいろな各地域におきましてそういった要望が強くあるところが結構あるわけでございます。合併をいたしまして,新市の霧島市の公園緑地のあり方といったものを早く定め,地域に必要な箇所にはそういう配置をどういうふうにしていくというものを,今回予算を計上いたしまして,緑の基本計画として計画いたす予定にいたしております。当然各地域のいろんな要望をお聞きし,また地域的なバランスあるいは公平性,そういったものをすべて網羅した形の整備方針を作ってまいりますので,その中でより具体的なそういういろんな地域の声とか,そういうものもいろいろお聞きをしながら決めていきたいというふうに思っております。可能性的なものについては,なかなか今この段階では申し上げられませんけれども,やはりそういった地域の声を十分聞きながら,適正に配置をするような計画をまず作って,それにのっとって事業計画を進めていきたいというふうに思っております。


○4番(志摩浩志君)


 今バランス的な問題とか答弁をいただきましたけれども,バランス的に見ても隼人地区は公園という公園はないわけです。特にこのような密度の高い地域において,こういう場所がないということは,大変地区民の方々にも不便な思いをさせていると思いますので,ぜひ優先的な工事着工,また企画をしていただきたいと思います。併せて隼人地区には溝辺の上床公園,横川の丸岡,牧園のアリーナ,霧島の神話の里,福山にはふくふくランド,国分の城山総合運動公園のような大型といいますか,そういう総合運動公園がありません。12月の議会でも同僚議員の発言がありましたけれども,新田山構想,隼人町時代の中断した公園構想もございます。これは前向きに取り組んでいただきますようにお願いをしておきます。次に,最後になりますけれども,広報きりしま,これももう要望どおりやるような話が来ております。これも自治会長さん,大きな自治会になればなるほどチラシを入れるわけですけれども,最後になって1枚足りない,2枚足りない,こうなりますと,また最初から確認をせんないかんわけです。大変な苦労をされております。年間行事,そういうのはもうちゃんと決まっておるわけですので,そういうのがあれば早目に提出するように指示をして出していただきまして,ページにもう刷り込んでいただきたいと,そういうふうに思います。回答ではそのようにやるようなことでございます。ぜひ,自治会長に負担の少ない,自治会長の仕事を少しでも減らしていただきまして,ほかの仕事をできるように,大変なり手のない自治会長でございます。私の自治会でも今大変苦労しております。そういう面からも自治会長の仕事を少しでも少なくして,広報きりしま,またお知らせ版を活用できるようにお願いをいたしたいと,ぜひ実行に移してほしいと願うものでございます。以上で私の質問を終わらせていただきます。


○議長(池田 守君)


 以上で志摩浩志議員の一般質問を終わります。次に,16番,脇元操議員から2件通告がされております。したがって,脇元操議員の発言を許可します。


○16番(脇元 操君)


 志摩議員,私,つまり隼人前通り会出身でございます。よろしくお願いいたします。私は,こよなく霧島観光については思う一人でございます。その観点から今日は質問させていただきます。NHK大河ドラマ「龍馬伝」が放映されている今,この霧島市に花をきっと咲かせてくれると期待している一人でございます。市長におかれましては,いち早くから旧牧園町時代に龍馬ハネムーンウォークを立ち上げられまして,市内外からの参加者も増大し,盛大に行われていることは観光振興に花を添えるものと思う一人でございます。厳しい経済状況の中で,霧島市に観光客を呼び込むことは非常に厳しいものであるというふうに思っておりますが,市当局,観光協会及び周辺の団体等で一致団結して観光PRをする必要があると思っております。先のNHK大河ドラマ「篤姫」の影響がどの程度あったのか,篤姫効果は,結局は一時的なものであったと3月1日付の南日本新聞に論点として「終息早かった篤姫効果」の見出しでありました。観光を地域の安定的な産業として育成するためには,スポーツ観光の推進を早急に取り組む必要があります。市はどのような計画を持っているか,お伺いするものでございますが,いちき串木野市においては2月の定例会において,総合体育館建設構想について田畑市長は,競技力向上や市民の憩いの場ではなく,大規模な大会の招致で経済効果も期待できると意欲を見せておられます。ちなみに,南薩摩地区においては,スポーツ観光の推進をいち早く取り入れ,合併前の旧市町村単位で各施設の充実を図っておられます。合併後の各施設をグレードの高い施設に整備を行っております。吹上海浜公園総合グランウンドにおいては,日本フットボール協会公認の人工芝サッカー場2面を備え,丸山公園総合グラウンド等においても,人工芝1面いずれも日本フットボール協会公認のサッカー場を擁しております。また,湯之元野球場においては,ロッテ球団等が毎年訪れ,多額の大いなる経済効果を生み出しております。宮之城のかぐや姫グラウンドにおいても韓国のサッカーチームはキャンプを毎年行っています。これもいずれも経済効果を非常に高めておるわけでございます。市当局においても,大規模大会の招致で経済効果が期待できるようなグラウンドの整備等を大いに行うべきではないかと,このように思っております。(仮称)霧島中央公園構想を続行されるよう要望して,質問に入ります。先ほど志摩議員が質問いたしました天降川河川敷の環境整備についてでございます。泉帯橋から下流にある水道局周辺の河川敷は,アシ,カヤ,竹などが生い茂り,空き瓶とごみ,自転車,家庭電化製品などが捨てられ,外観も非常に悪い環境でございます。環境整備が必要だと考えるが,どのように考えるか,質問するものでございます。2番目に,観光振興についてでございます。1番目に,NHK大河ドラマで放映されている「龍馬伝」による経済効果を,市としてはどのように考えているか,お伺いするものでございます。2番目に,現在工事が行われている塩浸温泉龍馬公園の駐車場について,何台ぐらいの駐車が可能か,お伺いするものでございます。3番目に,駐車場が不足した場合,他に駐車場を確保しているのか。また,そこからの距離はどのくらいか,お伺いするものでございます。4番目に,観光客に対して十分対応できると考えているか,質問するものであります。以上をもちまして,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元操議員から2問につきましてご質問でございました。2問目の1につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁いたします。2問目の1点目につきましてお答えをいたします。現在,本市にゆかりのある坂本龍馬を主役とした大河ドラマ「龍馬伝」が,1月から既に放映をされております。龍馬が日本で最初の新婚旅行に訪れた霧島での場面が放映されますと,「龍馬ゆかりの地・霧島」を全国にPRをし,大河ドラマの効果を利用した霧島市の知名度アップ及び観光客誘致を図る絶好の機会だと認識をいたしております。さらに,霧島でのロケ誘致が成功をし,霧島の名所旧跡等が放映されたとなるならば,観光客は増大し,その経済効果は数字ではあらわせませんけれども,かなり大きな効果につながっていくものと考えます。このような機会を逃すことなく,私どもは霧島でのロケ誘致に官民一体となって全力を尽くしてまいりましたし,さらに今後もそのつもりで努力をし続けていきたい。そして観光客の受け入れに力を入れてまいりたいと思っているところでございます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 2問目の2点目,3点目,4点目につきましては,関連がございますので,まとめてお答えいたします。本年度は大河ドラマ「龍馬伝」の効果もあり,本市への観光客の増加が見込まれ,塩浸温泉龍馬公園につきましても,相当数の観光客が予想されます。しかしながら,塩浸温泉龍馬公園の周辺は地形的にも駐車場の確保が難しいところでございます。現在,確保しているこの公園の駐車可能台数でございますが,普通車で17台でございます。また,大型バスにつきましては,公園の入り口,塩浸橋たもとが広くなっておりますので,そこで観光客は乗降を行ってもらい,バスの駐車につきましては,牧園総合支所や牧園総合運動公園,嘉例川駅駐車場を利用していただきたいと考えております。さらに,塩浸温泉龍馬公園のすぐ上,徒歩5分の距離の牧園1区内にマイクロバス約6台,普通車約20台が駐車できる駐車場の整備を計画しております。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 天降川河川敷の環境整備についてお答えいたします。平成22年度事業で,県緊急雇用創出臨時特例基金事業を活用いたしまして,天降川及び手篭川等の堤防沿い及び河川敷のアシ,雑草,竹や木などの草払いや廃家電の回収を併せて実施し,河川環境の保全に努めます。また,事業終了後は河川環境保全推進員を中心に自治会や事業者等に対して県と協議をしながら,河川環境保全里親制度の導入を検討して,市民の河川環境保全に対する意識を高め,市民や事業者の草払いにより河川環境保全を図ってまいります。今後は,天降川等河川環境保全推進員のご協力をいただきながら,不法投棄の防止等を進めてまいります。


○16番(脇元 操君)


 ただいま一通りご説明をいただきました。したがいまして,先に質問しました志摩浩志議員とは河川敷の第1点については競合するものでありますので,2点目から質問に入りたいと思います。いよいよ大河ドラマも鹿児島地区に入ってきます。その他いろんな意味合いですばらしい環境のもとロケが行われるというふうに思っております。本当に市長も旧牧園町時代からこういう龍馬ハネムーンウォークということで立ち上げられまして,非常に盛大に行われているということでございます。本当にこれは我が霧島観光振興にとっては,まことにその熱意にありがたいなということでございます。今現在,塩浸温泉龍馬公園の工事が粛々と行われているわけでございますが,問題は,いわゆる駐車場の問題ですね,これが一番の課題だというふうに思っております。今説明がありましたとおり,本当に大丈夫なのかというような気がします。私も3回ほど現地を視察してまいりました。この辺は本当に大丈夫なんですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 先ほどお答えいたしましたように,非常にこの地域は狭い地域でございまして,なかなか駐車場の確保が難しいところでございます。そのようなことで,私どもも今塩浸温泉の公園は先ほど申しましたように普通車で17台でございますけれども,先ほどお答えしましたように龍馬公園のすぐ上のところですね,牧園1区は公民館の前ですけれども,そこのところを民間の畑でございますけれども,そこをお借りして駐車場の確保を図りたいと。直線では公園から100m程度なんですけれども,階段がございますので,5分程度かかるのではなかろうかなと思うんですけれども,一番近いところになりますので,そこを確保してちょっとでも緩和を図りたいというふうに考えております。


○16番(脇元 操君)


 今おっしゃった場所は,いわゆる旧塩浸温泉の上のほうですか,階段を云々をおっしゃいましたが。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 そうでございます。塩浸温泉龍馬公園の後ろのほうといいますか,龍馬が通ったと言われる,龍馬とお龍が通ったと言われる古い石畳の階段を上がりますと,上のほうに牧園1区の公民館がございます。そこの道路向かいの畑でございます。先ほど言いましたように直線では100mほどなんですけれども,階段がありますので,歩けば5分程度かかるのかなあというようなことでございます。したがいまして,例えばマイクロで来られた方は,先ほど言いましたようにバスは塩浸橋のところで降りてもらって,運転手は上のほうに行って下りてきてくださるとか,あるいは龍馬とお龍が通った情緒豊かな古い階段のところを皆さん下りたり上ったりされるんであれば,そこを通っていただくというようなことを考えております。そうすれば,より龍馬とお龍の気分になってできるというようなことも考えておりますので。


○16番(脇元 操君)


 私も拝見しました。あの急階段を上り下り,これは非常に危険を伴うというふうに私は思いました。したがって,バスの置き場所,いわゆる龍馬公園の前の国道沿いですよね。したがって,非常に駐車場,現在の駐車場自体が狭いし,あそこで何とか降ろし,お客さんを,観光客を降ろし,そしてバスだけ待機するということのほうがいいような気がするんですけど,その辺は。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 確かに議員のおっしゃるように塩浸橋のところで乗り降りしていただいて,運転手はバスをそこに,今言う牧園1区のとこのところに停めていただくのが基本になると思うんですけれども,私も何回も上り下りしておりますけど,ある程度の方であれば上り下りは十分可能ですので,ぜひ上ってみたいと思われる方も龍馬ファンにとってはおられると思います。だから,その点も一つの,観光の一つにはなるんじゃなかろうかなと思っております。


○16番(脇元 操君)


 得てして観光客の方々は若い人ばっかりじゃございません。したがって,本当にもう危険度がもう大だと,もう私も見る限りそう思うわけでございます。そうであれば,よほどの設備,いわゆる手すり等とか,そういうものを完備しないことには,ただ現状ではなかなか困難だというふうに思っておりますが,その辺はどのようにお考えですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 先ほども申しましたように,観光客のご判断で先ほど乗降と言いましたそこで乗り降りしてくださって,資料館なり温泉とか公園を見ていただくのもいいでしょうし,健脚な方は上っていただくと。手すり等の話でございますけれども,あそこに手すりとかをつくってしまいますと,せっかくの昔の龍馬とお龍が通ったその旅情と言いますか,それが薄れてしまいまして,いろんな観察点から見ますと,そのままのところを残したいというふうに思っております。


○16番(脇元 操君)


 手すり等でございますが,今そのようなものがあると思いますよ。何もハイカラな,いわゆるスチール製でなくても,現場に似合ったようなものはあるというふうに私は思っておるわけです。それと,ほかにこういう大型バス等が駐車するような場所等はございませんか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 手すりの問題につきましては,それぞれが思われるところはいろいろさまざまあると思います。先ほどお答えしたような今私どもは観点を持っておりまして,今のところそこに手すりというのは考えておりません。それと,別な駐車場はどうかということで,私どももいろいろほかの駐車場につきましても検討はいたしました。もとのラムネ温泉跡ですね,あの辺りから上までずっと見てみたんですけれども,なかなかいいところはございません。旧ラムネ温泉のあそこも用地を確保して,今後駐車場としてできないか,そこら辺は検討はいたしております。


○16番(脇元 操君)


 それでは,龍馬伝による経済的な効果,これをどうとらえていらっしゃいますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 先ほど市長が答弁いたしましたように,なかなか数字ではあらわしにくいし,かなり大きなものはあると思っております。先ほど議員がおっしゃいましたように,篤姫効果とは若干違うのかなあと。全国の龍馬ファンというのは非常に根強いものがございまして,幅広く全国民から慕われているようなのが新聞紙上でもよく出てまいります。そのようなことで,長期にわたって誘客が図れるのではなかろうかと思っております。数字的にはかなり出しにくいんですけれども,例えば今霧島市の観光客は770万人ほどなんですけれども,もし1割とか伸びた場合の経済効果を宿泊客と日帰り客で計算しますと,1割ということは770万人ですので,77万人ほどですか,そういうことで経済効果を単純に1割で計算しますと,五十数億かなあというような計算になります。また,0.5%伸びた場合を想定しますと,その半分二十数億ですね,二十五,六億から30億の間ぐらいかなあという,これはあくまでも試算でございまして,正確なのはなかなか出ないと思うんですけれども,そのように私どもは見ております。


○16番(脇元 操君)


 私自身,それを一番心配しているわけでございます。3月1日付の論点の新聞を見てみますと,やっぱり篤姫効果は短期間であったというふうに論評しております。龍馬伝は市長も本当に片思いと言いますか,熱心に各地でもPRされているというふうにお伺いしております。したがって,ぜひ成功裏に進んでもらいたいというのが,私も願いでございます。市長,その辺はもう1回お伺いしておきます。


○市長(前田終止君)


 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」,これらの放映の効果ということでの集中質問でございますが,かつて私どもは篤姫以前に平成2年に大河ドラマ「翔ぶが如く」という経験がございます。あっという間に20年近く経とうといたしておりますが,当時の鹿児島県の観光客の統計は過去最高を示しました。それから,かなり時間が過ぎたわけでございますが,篤姫のブームも風が吹いたわけでございますが,この篤姫ですら大河ドラマの同士でありますけれども,翔ぶが如くの効果をいまだ超えられていない。篤姫もそれに次いでの効果があったと。過去大河ドラマのいわば主たる地域になったエリアは,もう本当に自分たちのところに大河ドラマの誘致をしたいという強い思いが日本全国のふるさとにございまして,かなり大きな経済効果を経験されております。時代は世界も,そしてまた日本も,観光というものを国政や県政,市町村政という中で重要にとらえていこうという時代を迎えております。大交流時代が待ち受けているとも言われております。そういう意味では,やはり受け皿となる話題性のある,そういうものがきちんと地道に努力が繰り返されていくことが大事であります。せっかくいい素材を持っておっても,そのところにきちんと光が当たって,磨き直しがあったり,新しい視点,風を入れたり,水を注いだりしていかなければまたそこが生かされ切れないという点もございます。そういう意味では,今まで約20年近い坂本龍馬とお龍の日本最初の新婚旅行の地,それはまさに私たちの地域の歴史,伝統,自然環境,文化,そして健康づくり,もう複雑に相互に評価のできる点があろうと思います。それは天孫降臨の高千穂の峰,そういう場所に新婚さんも来たということ,それにまつわる神社に新婚参拝したということ,そして何よりも龍馬とお龍が傷をいやすために温泉文化,これにも日当山温泉,塩浸温泉,霧島の山野温泉,も親しんだということ,そして歩いたということでまた健康づくり,そして自然や歴史,環境,文化を大事にする。そういうふうに総合的に考えられることもできますし,この際,磨かなきゃならんということを強く感じております。そしてその結果,私は実力が底上げされていくと思うんです。そして,そのことは将来に永続的に観光客の流入を招くことになろうかと思います。ただ一番大きな懸念と悔しさは,あのエリアが部長もご説明いたしましたが,狭い谷合いの渓谷になっているということ,がけ下危険地域という法律的な制限があるということ,最も低い部分を川は流れており,もう河川敷なんていうのはもうないに等しい中を国道が通っており,そして,ほんの狭い場所に温泉がわいておって,そのエリアの中でミニミニ整備を余儀なくされている制約がある。そういうところでの環境ですから,できる限りの工夫をそのエリア内ではするしかない。ですから,少し視点を変えて,その上にある集落を今までなかった視点で踏み込んでみる第一歩としたい,こういうふうに思ってございます。このことは,長崎県の長崎市,亀山社中というところが今全国的に大変大きな評判を呼び,もう連日満員のいわば千客万来というような状況下にあるということで,市の職員もその状況を早速検分にも行っております。報告を受けました,聞きました。駐車台数ゼロ,そして長蛇の列で待ち受けていくと。それは長崎県のその市の土地条件,うちとまた違う形で似たような悩みを持っております。それでも引く手あまたの千客万来,それを受け切って行からざるを得ないという状況が繰り返される。我々のところもそれと比較してみればどうだと聞いてみれば,まだ向こうよりましですと。駐車場が少しでも確保できる部分,そしてこれを年間,そしてまた将来にわたって永続的に磨きをかけながら,やはり将来を見据えてがんばるしかないかなと,こういうふうに思っております。一般的な広い駐車場を持ったそういう観光地づくりとはちょっと条件が厳しい,違うということもご理解いただきたい。四国の土佐の高知の桂浜,これも駐車場から銅像まで,浜まで歩かせるところがまた魅力なんですね。そういう意味では,開き直って当然その一番の場所に横付けする発想から,歩く,そして自然環境とかかわる,そういうところをしっかり視点を移し直したほうがいいのかなと,こう思っているところでございます。


○16番(脇元 操君)


 市長の熱意あるいは我が霧島市においては,見るスポットが非常にたくさんありますね。したがって,大成功になるというふうに思っております。そのようなことで,皆さん方も一生懸命がんばってもらって,我々議員自身も一生懸命取り組んでまいりたいと思っております。次に,天降川河川の環境整備についてでございますが,先の志摩議員と競合しますので,簡潔に質問をさせていただきます。先ほどいろいろと質問等がありましたが,やはり問題は竹ですね。これが非常に伸び放題で美しい霧島連山も見えないというようなことでございます。思うには,1級河川と2級河川の違いかなというふうに私はとらえております。この整備事業は6,300万,これは県の委託で行われているものでありましょうか。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 この事業は,本来ならば県が管理している河川でございますけれども,これを市が県から補助金を受けてやるという事業でございます。


○16番(脇元 操君)


 つまり河川敷にあるアシですね,これはあるところに行きますと中洲をつくりまして,植樹しているところもあります。したがって,このアシというものはいわゆる汚染,汚い水を吸うて育つという性質がありまして,これを奨励しているところもございます。あと河川敷は,堤防から河川敷に生い茂る,また中洲もありますが,この中洲の問題ですね。これは非常に整備するにはちょっとどうかなというふうに思っているわけでございます。この辺はどのように考えていらっしゃいますか。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 先般,県と事前協議をいたしましたわけでございますが,アシにつきましては,全面というよりも若干残す場所も必要になってくるだろうと。議員がおっしゃいましたように,環境に対して汚れた水を浄化する作用もあるということは確認をいたしているところでございます。


○16番(脇元 操君)


 先ほども同僚議員がおっしゃいましたとおり,母なる川天降川,この周辺には小さな小鳥,もちろん生物等もおりますが,寝床になっているというようなことでありましょうが,なかなか一般的に整備,いわゆる伐採するということでいいますと,非常に環境保護,いわゆる野鳥保護という観点からも,非常に問題点が出てくると思われますが,その辺はどのように考えていらっしゃいますか。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 あそこに生息しております鳥,野鳥ですね,そういった自然環境を保ちながらすべてをアシ,竹,雑草,こういったものすべてを取り除くということではございません。ある程度そこ辺も県と協議をしながら,残すべきところは残していくという計画でございます。


○16番(脇元 操君)


 いろいろと問題点があろうと思いますが,きれいに整備されれば美しい外形,いわゆる景観ですね,堤防,この通りがすっきりとした通りになると私は思っております。この問題点は,前議員と競合しますので,本日は割愛させていただきまして,私の質問を終わりたいと思います。


○議長(池田 守君)


 以上で脇元操議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。


               「休憩  午前10時24分」


               ──────────────


               「再開  午前10時40分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。次に,9番,池田綱雄議員から3件通告がなされております。したがって,池田綱雄議員の発言を許可します。


○9番(池田綱雄君)


 ただいま議長の許可を得ましたので,通告に従い一般質問をいたします。さて,3月はそれぞれの学校において卒業式が行われ,別れの季節でもあります。霧島市役所職員においても,3月いっぱいで定年を迎えられる32名と勧奨などで辞められる14名,合わせて46名の方が退職をされます。長い人は41年勤務されるそうであります。合併後の大変厳しい状況の中で,元気に定年を迎えるということは大変なことであったと思います。時には家庭を犠牲にしたり,また時には苦手な職場で仕事が思うようにいかず,辞めようと思ったこと,また,1回,2回と病気で入院をしたこと,さらには世の中が不況になればなるほど公務員へ対する市民の目は厳しく,叱咤激励を受けながら市勢発展に多大な貢献をされたことに対し,心から感謝と敬意を表する次第でございます。人生はこれからであります。今までしたくてもできなかったことや,けいこごとなどされる方,また今後も仕事をされる方もおられると思いますが,何といっても健康が第一です。健康に十分留意され,今までの貴重な経験を生かし,職場や地域のリーダーとして今後とも霧島市発展のため,ご尽力されることをご期待申し上げます。大変ご苦労さまでございました。それでは質問に入りますが,初めに環境整備についてお尋ねいたします。さて,高齢化が言われて久しくなりますが,高齢化の次にひしひしと感じていることがあります。それは,市内どこの集落でも起きていることですが,市街地から二,三kmしか離れていない集落でも,最近空き家や空き地が増えてきております。これらの集落の住環境は五,六十年前とあまり変わらず,特に道路は昔から3m前後で,火災が発生すれば消防のタンク車などとても入れそうにありません。このまま放置すれば,空き家や空き地が増え続け,廃墟化していくものと思われますが,このように衰退していく集落の今後のまちづくりをどのように考えておられるのか,お伺いいたします。2点目の空き家対策についてお伺いします。これもどこでも起きている現象でございますが,人が住まなくなり,そのうち崩れ落ちた家がそのまま放置されたり,また空き家の周辺にカヤが生い茂り,台風でかわらなどが飛ばないか,また火災が発生しないか,周辺住民にとっては大変心配なことであります。ここまで壊れるまでには相当な年数が経っていると思いますし,また,しっかりとした所有者や管理人がいないのではないかと思われます。基本的には個人の財産所有物であり,所有者が取り壊すなど管理責任を果たすべきであることは承知しておりますが,現に市民が危険な状況にあるわけでありますので,早急な措置が必要であると考えます。市長のお考えを伺いたいと思います。次に,道路問題についてお伺いします。(仮称)新川北線については,広聴会を開くなど準備を進めておられますが,これからどのように進めていくのか,今後の計画についてお伺いいたします。次に,市道川跡〜有下線の水戸川から南側への計画についてお伺いします。この道路は,県道から舞鶴中学校西側を通り,水戸川まで両歩道付きの立派な道路が昨年完成しましたが,水戸川から南側については計画がされておりません。平成20年12月議会の一般質問の答弁では,水戸川から南側については,今後概略設計を行い,地元や関係機関と十分協議を進めるとのことでしたが,どのように進んでいるのか,お伺いいたします。次に,川跡松木線のヤマダ電機前交差点の信号機設置の時期についてお伺いします。この問題も何回か質問しましたが,その都度,用地交渉が難航しているということで終始しておりましたが,今回,職員による粘り強い誠意ある交渉が実り,地権者の承諾が得られたことに対し,心から感謝と敬意を表するものであります。現在,一部交差点の改良工事も始まっておりますが,霧島市内で最も交通事故の多いヤマダ電機前交差点の信号機は,いつ設置されるのか,お伺いいたします。次に,職員の採用についてお伺いいたします。長引く不況と就職難の中,公務員への人気が高く,先日も三島村の職員募集2人に対し248人の応募があったと報道されました。最近市民の方から,近ごろは霧島市の職員採用は地元からは通らないみたいだという話を耳にします。この就職難の中で,また会社の倒産やリストラもある中,市役所公務員は最も安定した職場であり,親にとっては最も就職をさせたい職場の一つではないかと思います。そこでお伺いしますが,合併後の年度別による受験者数と採用者数を市内,市外別にお示し願いたいと思います。また,消防局についても同じようにお示し願いたいと思います。次に,子育て支援についてお伺いいたします。子育て一時預かり支援事業については,今回,商工会議所が設立するNPO法人で開所する運びとなりましたが,その内容についてお伺いいたします。次に,きりしま出会いサポート事業についてお伺いします。このサポート事業は,結婚を支援する情報の提供や出会いの機会の創出など,子育て支援の推進を図ることを目的としておりますが,これは結婚相談所設立の準備ではないかと思われますが,どのような事業なのか,お伺いいたします。以上で壇上からの質問を終わります。答弁いかんでは再質問をさせていただきます。


○市長(前田終止君)


 池田議員から3問につきましてご質問でございました。3問目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をいたします。子育て支援についての1点目についてお答えいたします。本市におきましては,第一次霧島市総合計画において,子育て環境の充実を重点施策の一つとして掲げておりまして,子育てされている方々が安心して働き,子育てができるよう各種保育サービスの充実,ファミリーサポートセンター事業及び子育て支援センター事業等を積極的に実施いたしているところでございます。さらに,本年4月から市民サービスセンター「コア・よか」内において,保護者が買い物やパート就労など家庭での保育が困難となる場合や,育児による保護者等の身体的・心理的負担を軽減するため,一時的に子どもを預かる子育て一時預かり事業を実施することにいたしております。この事業は,NPO法人に委託しようとするものでございまして,開所時間は午前10時から午後9時までを予定いたしており,保護者が買い物などの場合,預けたいときにいつでも預けられますことから,利用者の利便性が高まり,子育て支援の充実につながるものと考えておるところでございます。2問目のきりしま出会いサポート事業の内容についてお答えをいたします。まず,本市における未婚率を平成7年と平成17年の国勢調査結果で比較した場合,30歳から34歳までの男性で31.0%が39.4%に,同じく女性でも16.1%が26.3%になっており,特に30歳代の未婚率が急増をいたしております。また,衛生統計年報によりますと,本市における平均初婚年齢を平成7年と平成19年で比較した場合,男性で28.5歳が28.8歳,同じく女性で26.2歳が27.3歳となっており,特に女性の平均初婚年齢が高くなっております。このようなことから,出生率の低下など少子化が進行することが懸念されるため,現在,策定中の次世代育成支援対策後期行動計画において,まずは家庭の形成支援施策が重要であると位置付け,取り組もうとする事業であります。このため,平成22年度当初予算に,本市とNPO法人,ホテル及び結婚式場等との連携により,結婚のための出会いを求めている市民の方々などに広く出会いのためのイベント開催の情報を提供させていただいたり,NPO法人等と協働して農業体験,観光体験など本市の特性を生かした内容のイベント開催等の経費を盛り込み,多方面から結婚支援をすることといたしております。


○建設部長(篠原明博君)


 環境整備についての1点目にお答えをいたします。市街地の周辺部には古くから続いている家並みが残っている集落では,高齢化や若者の流出などによって空き地や空き家が多く見られるような状況があるようでございます。このような集落につきましては,市といたしましては,集落外から住んでいただけるように空き家対策や公共施設等の整備等も念頭に置きながら,地域住民の方々が望むまちづくりについて,地域住民のご意見,ご要望等をお聞きしながら検討してまいりたいと考えております。次に,3点目にお答えいたします。本路線は,交通渋滞の著しい国分隼人市街地南部地区において,道路ネットワークとしての総合的な交通体系構築のために整備を図るものであり,隼人町住吉地区と国分福島地区を結ぶ東西の幹線道路として位置付け,現在,都市計画決定の手続きを行っているところであります。本路線の全体延長は2,250mでありますが,国道223号から東へ420mの区間は,既に改良済みであることから,残りの1,830mの区間につきまして,平成22年度から国の補助事業等により整備を進める予定であり,天降川に新設する橋梁と河川両岸の取り付け区間につきましては土木課で整備を行い,橋梁から東側の道路区間は都市整備課で整備を行う計画といたしております。なお,平成22年度は橋梁の諸調査測量設計と道路の一期計画区間の測量及び詳細設計等を行い,平成23年度以降,道路用地の取得等に着手する予定であります。次に,4点目にお答えをいたします。市道川跡〜有下線につきましては,平成20年度までに県道日当山敷根線から水戸川までの延長720mの区間が完成をいたしております。水戸川から南側の計画につきましては,本年度概略設計を行っており,道路のネットワークや利便性などを考慮したルート案を検討したところでございます。現在,接続道路との交差点計画などについて,公安委員会と事前協議を行っております。その協議結果を踏まえ,今後,地元と協議を行いながら進めてまいりたいと考えております。次に,5点目についてお答えをいたします。市道川跡〜松木線のヤマダ電機前交差点につきましては,本年度用地取得ができたことから,平成22年度に交差点部の工事にも着手する予定といたしておりますので,それにあわせて信号機設置ができるように協議いたしているところでございます。


○危機管理監(宇都克枝君)


 環境整備についての2点目についてお答えいたします。防災上の空き家対策といたしましては,特段事前に防災上危険のある空き家等の調査は行ってはおりません。管理放棄された家屋の老朽化が進み,老朽家屋の近隣に住む住民から,台風時に屋根瓦が飛んだり外壁等が崩れるおそれがあるので危険であるとの苦情や,青少年のたまり場になり防犯上危険であるという苦情が年に2から3件あります。この住民からの苦情を受けまして,現地を確認し,所有者や管理がどのようになっているかを確認するため,近隣への聞き取り調査を行います。そこで,確認がとれた所有者や管理者に対し,電話または文書にて付近住民の不安材料になっている旨の説明を行い,家屋に対する適正な管理を依頼し,所有者による状態改善をお願いし,住民の不安を解消しているところであります。


○総務部長(今村恭一君)


 職員採用についてのご質問の1点目についてお答えします。合併後の年度別の市内・市外別の受験者数及び採用者数でありますが,受験申込書に本籍地,出生地を記入させることができなくなっているため,仮に出身中学校をもとに市内出身,市外出身に分けてみますと,一般行政職につきましては,平成17年度が受験者数430人のうち市内出身者が134人,市外出身者が296人,採用者10人のうち市内出身者が1人,市外出身者が9人,平成18年度が受験者数132人のうち市内出身者が59人,市外出身者が73人,採用者6人のうち市内出身者が4人,市外出身者が2人,平成19年度が受験者数145人のうち市内出身者が66人,市外出身者が79人,採用者10人のうち市内出身者が6人,市外出身者が4人,平成20年度が受験者数182人のうち市内出身者が84人,市外出身者が98人,採用者10人のうち市内出身者が2人,市外出身者が8人,平成21年度が受験者数282人のうち市内出身者が115人,市外出身者が167人,採用者は見込みでありますが,13人のうち市内出身者が2人,市外出身者が11人になる予定です。また,平成21年度試験の採用予定者を含め合併後のすべてを合計しますと,受験者数1,171人のうち市内出身者が458人,市外出身者が713人,採用者49人のうち市内出身者が15人,市外出身者が34人となっております。


○消防局長(後庵博文君)


 職員採用についてのご質問の(2)についてお答えいたします。消防職員につきましても,一般行政職と同じような基準で市内出身,市外出身に分けてみますと,平成17年度が受験者数202人のうち市内出身者が45人,市外出身者が157人,採用者16人のうち市内出身者が2人,市外出身者が14人,平成18年度が受験者数151人のうち市内出身者が48人,市外出身者が103人,採用者6人のうち市内出身者が3人,市外出身者が3人,平成19年度が受験者数74人のうち市内出身者が18人,市外出身者が56人,採用者8人のうち市内出身者が1人,市外出身者が7人,平成20年度が受験者数6人のうち市内出身者がゼロ,市外出身者が6人,採用者4人のうち市内出身者はゼロ,市外出身者が4人,平成21年度が受験者数76人のうち市内出身者が20人,市外出身者が56人,採用者は見込みでありますが,13人のうち市内出身者が6人,市外出身者が7人になる予定です。また,平成21年度試験の採用予定者を含め合併後のすべてを合計いたしますと,受験者数509人のうち市内出身者が131人,市外出身者が378人,採用者47人のうち市内出身者が12人,市外出身者が35人となっております。


○9番(池田綱雄君)


 それぞれ答弁をいただきました。再質問をさせていただきたいと思います。最初に,まちづくりの関係ですが,今空き家対策,空き家に入っていただくというようなことを言われましたけど,今市内でも不動産業者といいますか,本職で賃貸をやっているそういうところでも,空き家が目立っている状況の中で,そういう一般の家を少々リフォームしたからって,おそらく入り手はいないと思います。私はそういう観点じゃなくて,今後,空き家とか空き地がどんどん増えていく。これはもうどこでも言えるんですが,そういうまちづくり,根本的にやり直さないかんのじゃないかなというような,その辺の回答が来るかなと思っていたんですけど,その辺がどうですか。


○建設部長(篠原明博君)


 空き地,空き家につきましては,先ほど答弁いたしましたように,各地域にそういった箇所が結構あるようでございます。また,先日もそういう箇所を絞って,広瀬につきましては現地を調査いたしまして,各通りを歩いてみました。そういたしますと,昔からの旧家といいますか,そういった集落の閑静なところがずっとあるわけですけれども,やはりその周辺に国道がございましたり,県道がございましたり,そして中に幹線道路があったりといたしますけれども,ただそれから一つ中に入りますと,まだ昔の狭い道路があって,なかなかそういったところの周辺の家屋については,新たな入居者あるいは新たな建築がなされていないというのが現実にはあろうかと思います。そういったことを踏まえますと,その地域が持つまちづくりというのはどういう形で地域の皆様が考えていらっしゃって,またどういう形の方向を市と一緒に考えていかないといけないかということを十分議論しないといけないかというふうに考えております。そういったことを踏まえて,やはりその地域が目指すべきまちづくりについて,市ができるいろんな事業あるいは整備等もあろうかと思いますので,そこらあたりは今後の課題として地域の皆様と十分議論をさせていただきながら進めていかないといけないというふうに考えております。


○9番(池田綱雄君)


 残念ながら私,今日質問しているのは広瀬四丁目を言っておるんですが,2日間かけて私ずっと空き家,空き地を調べてみました。残念ながら今日資料を持って来ていませんが,大体5分の1ぐらいが空き家,空き地になっているのかなというふうに思うんですが,そこで,今回副市長に,市長が立派なそういう専門職の大塚副市長を来ていただいたわけでございまして,私も大いに霧島市のまちづくりというのを違った点から見てもらえるということで,大いに期待しておりますし,また市民の皆さんも大いに期待していると思います。大塚副市長にも現場を見てもらうように前もって通告もしておりましたので,見ていただいていると思いますけど,そういう空き地,空き家の増えるまちをどのように今後開発といいますか,まちづくりをしていけばいいのか,ちょっとご意見をいただきたいと思います。


○副市長(大塚行則君)


 私は特にまちづくり,都市計画というのが専門というわけではございませんけれども,昨年,県庁の都市計画課でまちづくりの主体は市町村であるという認識のもとで,これまで市町村の方々に指導・助言をしてきた立場からお話をさせていただきますと,現在,少子高齢化や人口減少が進行しておりまして,社会経済情勢の変化,こういったものもありまして,都市活力の低下や未利用地の増加,こういったものなどのさまざまな都市問題が発生してきております。県下の多くの地区でも同様に空き家,未利用地対策が課題になってきております。こうした課題やこういった環境の変化に対応するために,県におきましては,持続可能なコンパクトな都市づくりを進めていく必要があるとしまして,昨年3月に都市計画区域マスタープランの上位になります県都市計画基本方針というのを改定しまして,関係市町に通知したところであります。この基本方針の中では,今のご指摘の周辺市街地の整備方針としましては,都市基盤が整った個性と潤いのある都市づくりを進めるために,地域住民の合意形成を図りながら,土地区画整理事業や地区計画の手法の導入を検討しますというふうにしております。私,国分広瀬四丁目地区につきましても,先日,現場に行きまして状況を見てまいりました。実際,交通環境的には結構国道10号,県道というのがありますけれども,都市計画の用途としましては,あそこは第1種住居地域に指定されておりまして,それに基づいて閑静な住宅街になっておりました。また,国道,県道につきましても,まだまだ今後整備が必要な状況でございまして,壊れかかった空き家等も多く見られましたので,やはり何らかの対策が必要ではないかと思ったところでございます。対応策というふうに考えますところで,まず短期的な安全対策というのはもちろんですけれども,中長期的には,せっかく国道10号などの幹線道路が通っておりますので,こうした沿道型の開発を考えた用途指定や,街路の都市計画決定等を行いまして,都市基盤整備を進めていくということが考えられますけれども,現在の閑静な住宅街がよいというふうな意見もあるかと思いますので,そういった地域住民の声も十分に尊重すべきではないかと考えたところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 土地基盤整備という話が途中でありましたけど,あそこは区画整理事業というような事業は取り入れられない地域ですかね。


○副市長(大塚行則君)


 土地区画整理事業といいますのは,良好な市街地の形成を図るために道路,公園等の公共施設の整備,改善と宅地の利用増進を一体的に進めることによって,まちづくりを図る事業でございまして,活力のある快適で魅力あるまちづくりを進めていく上では,非常に有効な事業でありますが,地域住民の合意が必要である上に事業費も大きく,また施工期間も長期にわたることになりますので,事業実施には相当パワーが必要になるものと考えております。また,県内の過去の土地区画整理事業をちょっと見てみますと,今回の市町村合併前の旧14市の中で,唯一旧国分市だけがこの事業を1回もまだ実施していないという状況がありまして,過去に国分第一地区において導入の検討がなされたということですが,諸般の事情で断念したという経緯があるようでございます。いずれにいたしましても,人口減少・超高齢社会に対応した活力のある快適で魅力あるまちづくりを進めていくためには,地域住民の合意形成や議会と協力が不可欠でありますので,今後はさまざまな場面において,市民の皆様との協働によるまちづくりを進めていくことが重要であると考えているところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 旧国分市が街路事業からスタートしているものですから,街路事業と,同じ市の中で街路事業と区画整理事業両立は大変難しくて,区画整理を取り入れられなかった経緯があるわけです。いろいろあるでしょうけど,この私が言っている地域は,あの辺の住民が自衛隊周辺に畑を持っておられた,過去。それで子どもさん方はそっちに家を造った関係で,地元というか,親元に返ってこない,そういう家庭が多いわけですよ。だから,私は何らかの手立てで区画整理とかもう1回整備をし直して,また人口いろいろ若い人たちやら入れ替えてまちづくりをせんと,私はこのまま行けば年々すたれるまちになると思います。ぜひわずかたった2年間の期間ですけど,計画をしていただき,そしてまた県に帰られたらそれをどんどん実施するというようなふうにしていただきたいなと。そしてまた県の事業も遅れているところも大変たくさんあります。例えば第一工大の道路の問題,あれも県事業です。ぜひ2年間のうちにめどを立てていただきたいなと期待をするものです。これは次回もその次も,ずっとこのまちづくりというのはやっていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。それから,空き家対策についてです。先ほど部長の答弁で空き家を利用してもらおうというようなことでございましたが,全国的にもそういう空き家を都会の人にセカンドハウスとして使っていただいて,週末にはこっちで住んでいただく,そして購買力が増減とか,そういうのに利用している自治体もあるわけです。そういう取り組みもいいんですけど,さっき言いましたように,この近辺は最近プロの人たちの貸し家が大分空いているなあということで,よっぽどふんどしを締めて図らんと,こういう事業も成功しないのかなというふうに思います。そこで,空き家が増えて,これも残念ながら市長に写真を見てもらいたかったんですけど,明日持って来ますけど,もう本当家がずんべって,もう瓦がちょこっとのって,それで周辺にはカヤがいっぱい生えてというようなのが事実あるんですよ。それで近辺の人たちは本当火災が発生しないだろうか,台風が来ればいろんなのが飛んで来ないだろうかということで心配されております。そのようなところをおそらくちゃんとした管理人がいないんじゃないかと思いますが,そんなのは市が何とかせんないかんのじゃないかなというふうにも思うわけです。それで,12月12日の南日本新聞に「空き家解体進む」という見出しで曽於市の取り組みが紹介されておりました。曽於市では2009年,去年から廃屋の解体の補助制度を設けております。工事費の30%を市が補助すると,限度が30万というふうなことで非常に好評ということが載っておりましたが,霧島市もそういうのも検討する時期じゃないかなというふうに思いますけど,市長,どうですか。


○市長(前田終止君)


 管理放棄された老朽家屋,こういうものが霧島市内のそれぞれの地域にそれなりに存在していることは,私も十分に承知いたしております。そしてまたなお,広瀬四丁目,ここにも足も運ばさせていただきました。そういう中で,議員ご指摘のとおり本当に将来的不安,例えば台風時,例えばまた火災の発生など,予期せぬ青少年のいわばさまざまな懸念されるような場所に変わるとか,いうようなことなんかも聞こえてくるわけですね。ですから,こういうものに対して所有者が不明であったり,あるいは民間同士の問題でもあるという点もありますし,私有財産の侵害,そういうことなどもやっぱりあるわけですよね。そういう中で,市としては危険家屋についてきちんと文書で相手の方に申し上げたり,あるいはまた,市が現場に消防関係,警察関係行って景観を損なっている場所とか非常に危険を感じる場所について,実際その所有者に来てもらって,分かる範囲で,そういうことへの改善を求めたり,繰り返している状況にはございます。よって,もうちょっとどうにかそういうものに対する他の県,あるいは市町村の先行事例等,議員ご指摘のようなこともございますし,どうにかもう一つ一歩踏み込んでそのようなことをどうにかならないかということを強く感じまして,鹿児島県の市長会,これで管理放棄された老朽家屋に対する安全措置などについての要望を国において,保安上,衛生上の緊急を要するような場合,景観行政を推進する上で大きな障害となっている場合には,行政が私有財産に対して安全措置等をとることができるようにするための調査,そういう制度設計などを国において検討してくれということを市長会の名において要望を今強くいたしているところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 長崎市では去年だったですか,そういう取り壊しのできない所有者が,市にもうあげるから市で壊してくれと,あとは土地をあげますよというような,何かそういうやり方をしておりましたよね。そして長崎市はそれをミニ公園,公園化するんだというようなことも報道されておったようです。これから高齢化が進んで高齢者の人が亡くなって,その後に住み手がいないという,そういう現象は年々増えてくると思います。そういうこともございますので,人間は少しでも補助をもらえばもうけたような気分になって,そういう廃屋を取り壊す気分にもなるんじゃないかなというふうに思いますので,そういう取り壊しに対する補助制度というのも真剣に検討していただきたいなという,これは要望しておきます。次に,新川北線について再質問をいたします。どのぐらいかかるのか,そういうのが全然触れていないんですが,全体的に何十年かかるのか,そしてまた橋梁だけでいったらどのぐらいで完成するのか,大体でいいですが,お尋ねいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 全体計画でございますけれども,延長が相当長いということと,また橋梁部分を抱えているということで,都市計画決定の説明時におきましては,3期で15から17年かかるというような形で説明をいたしております。また,橋梁につきましても,相当数の経費金額を要することも予想され,今後の補助事業の動向によって変わるかと思いますけれども,約10年程度かかるんじゃないかというふうに考えております。


○9番(池田綱雄君)


 あの沿線にも高齢者,もう80過ぎの人がたくさんいらっしゃいます。15年,20年といえばもう私達は生きていないよというようなことです。早く用地買収費をもらいたいというような人もおりますので,できるだけいろんな事業を使って早目に完成するようにしていただきたいと。そしてまた,工事区間内に完全に立ち退きをせんないかん,そういう家が何軒ありますか。


○建設部長(篠原明博君)


 今後,詳細な測量設計をいたすわけですけれども,現在の概略設計等で建物に当たり,その建物がすべて移転というところまでは調査いたしておりません。部分的に改造等ができる建物もあるかと思いますけれども,今回の道路沿線に当たる家屋については,約60戸ぐらいが当たるのではないかというふうに考えております。


○9番(池田綱雄君)


 なぜこういう質問をするかといいますと,山久跡地の小学校跡地の残り約3万m2,これを買収するときの説明として,この用地は公園を造ったり,それから児童クラブの用地にしたり,そしてまた新川北線に係るそういう移転地,そのときには50戸という説明だったと思いますが,今部長は60戸と言われましたけど,それの用地として確保したいんだという説明であったと思いますが,今,あそこは開発公社のほうで分譲を開始して,売れ行きもいいという話ですが,この最初の説明どおり50戸分はあの地区に確保されているのかどうか,お尋ねいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 ただいま説明いたしましたように,60戸が対象になるということでございますが,そのうち何戸程度がすべて完全移転をしなければならないというのは,今後の調査によるわけですけれども,今私どものほうで計画いたしております3期工事がございます。その中で1期工事としては想定いたしておりますところが約10戸ぐらいが当たるようでございます。そういったことを考えますと,今,例の天降川小学校の開発公社から買った土地について,今想定いたしています,緊急にどうしても家屋の移転が必要な箇所につきましては,現在の天降川小学校の南側に一定区画の用地を確保いたしておりますので,そちらのほうにお願いをしていければというふうに思っております。また,今後の進捗によりまして,当初説明をいたしました市の公共用地のところにどういう形でお願いしていくかということにつきましては,詳細にまだ詰めておりませんので,今後の打ち合わせの中でそういったものも検討させていただければというふうに思います。


○9番(池田綱雄君)


 私の質問には答えていないようですが,新しく開発公社が今分譲しているその地区に50戸分,立ち退きとして50戸分が確保してあるかという質問です。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 住宅移転代替地として,大体最初の計画では二十数戸ぐらいの分が北側にあったというふうに考えております。それから,南側のほうに十数戸分がございますので,合わせると40戸ぐらいになるのかなというふうな現段階での計算ではございます。


○9番(池田綱雄君)


 あの沿線の人がどうしても近くに住みたいというような要望もたくさんあると思いますので,ぜひそういう最初の約束どおり,あそこにそういう立ち退き料としての用地の確保はしていただきたいなというふうに思います。新川北線については,先ほど土木課と都市整備課両方でやると,それぞれ補助の手法が違うんじゃないかなというふうに思いますが,まだ取り入れる補助があればいろいろ取り入れて,できるだけ早い期間に学校ももう4月から開校するわけですから,できるだけ早く完成するようによろしくお願いいたします。川跡〜有下線についてですが,概略設計が終わったように聞くんですが,いくつか案を出されたと思いますけど,どちらにしても有下の公民館はひっかかるんじゃないかなと思いますが,どうですか。


○建設部長(篠原明博君)


 川跡〜有下線の計画でございます。現在今,水戸川までの延長が完成いたしておりますけれども,当然その南側の計画というものにつきましては,先ほど答弁いたしましたように,ルート案として計画をいたしております。そのルート案の中で有下公民館がちょうど中心にございまして,いずれのルートにおきましても,何らかの形で公民館にお願いをしないといけないというようなルートでございます。そういったことを踏まえますと,当然そのルートに伴いまして,有下公民館の新たな移転,あるいは改築,そういったものもどうしても検討しないといけない課題であるというふうに思います。


○9番(池田綱雄君)


 あの川跡〜有下線の沿線は,おそらく南九州でと私は言っているのですが,最も住宅ができる地域,そして子ども,そういう子どもや幼児が増える地区だと思っております。ここ10年ぐらいで小学生が100人ぐらい増えたというふうにも伺っておるんですが,この地区には何回も言いますけど,開発はどんどん進みますけど,公園をつくらない開発,ミニ開発がどんどん進んで住宅ばっかりができると,公園ができていない。今回,有下の公民館がどっちのルートを通ってもひっかかるというふうなことです。あそこに小さな公園じゃないけど,遊び場が引っついているんですが,この際,公民館を直すときに,この公園はどのように考えているか,お尋ねいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 今回の川跡〜有下線の計画に伴いまして,当然公民館敷地のお願いをしないといけないというふうに考えておりますが,当然今お話をされましたように,当該地区は舞鶴中学校もでき,またその周辺に先ほどお話がありましたように,小さなミニ開発による建築が相当な数でされております。先ほどちょっと調べましたけれども,農振除外をしまして白地の地域に75%程度がもう建築がなされている状況でございます。そういったことを踏まえますと,そういった新しい新興住宅の中への公園というのも一つの考えないといけないことだというふうに思っております。そういったことを踏まえますと,先ほどからいろいろお話出ておりますように,それぞれの地域が持ついろんな問題を踏まえた形で,公園の適正な配置を考えていかないといけないということで,来年度から計画いたします「緑の基本計画」の中で十分検討させていただいて,その方向性を出していきたいというふうに思っております。


○9番(池田綱雄君)


 よろしくお願いします。この道路はまだ概略設計がどういうルートがあるのか聞いておりませんけど,いずれにしましても,今度は行き着くところ,取り付けるところは広瀬へ向かう西小学校の下の桜並木だと思います。あの桜並木との合流点も交通事故の多い非常に危険な場所であります。信号機設置も要望されている場所でございますが,この辺の改良,信号機設置というのも今回の事業の中で検討されておりますか。


○建設部長(篠原明博君)


 今回の計画で当然南下いたしますと,ちょうどコミュニティプラザ国分がある南側の道路,東西に走る道路に接続をする計画でございます。そういったことを踏まえますと,現在の交差点計画の中で警察署あるいは公安委員会と協議をいたしているわけですけれども,今議員おっしゃいますように,桜並木のある市道名で国分西小学校の下の福島〜広瀬線という道路がございますが,その交差点が近くなるというようなことで,一体的な交差点の修理をしないとスムーズな交通体系はとれないというようなことでございますので,今回の交差点協議の中ではその2つの交差点を併せていろいろ協議をいたしておりますので,そういった経過を踏まえながら交差点改良をしてまいりたいと思っております。


○9番(池田綱雄君)


 この川跡〜有下線,途中まで立派に十何mですか,両歩道の立派な道路が完成しております。その延長線上には大型商業施設もできておりまして,最近交通量も非常に多くなって,事故も多発しておりますので,それこそいろいろな事業を駆使して早期完成をよろしくお願いいたします。次に,ヤマダ電機前信号機についてですが,これも用地が解決したということですが,また今年度もたばこを植えるような何か処置がしてあるんですけど,その辺は契約の条件はどのようになっているんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 長年の懸案事項でございました交差点部の用地につきましては,地権者のご協力をいただきまして用地を取得できたということでございます。それを踏まえまして,22年度以降,その工事についても計画をいたしているわけでございますが,その交渉の中で所有者の方からたばこの耕作については年間を通しての契約をいたしているというようなことでございましたので,市といたしましてはそのご意見をお聞きし,たばこの収穫後にそういった工事に着手したいというふうに考えております。


○9番(池田綱雄君)


 はい,了解しました。最も霧島市内で交通事故の多い交差点だそうですから,なるべく早く信号機設置までしていただきたいというふうに思います。次に,職員採用について再質問をいたします。今,職員の採用と市内・市外の人数を小まめにお示しいただきました。正直なところ驚いております。半分半分ぐらいかなというふうに思っておったんですが,49人中33人,率にしますと67%が市外の方が採用されているというようなことでございます。この募集から採用までの経緯,どのような過程を通って採用までなるのか,お示し願いたいと思います。


○総務課長(宗像成昭君)


 採用試験のスケジュールにつきましてご説明いたします。21年度の採用試験の募集期間につきましては,7月22日から8月12日までとすることで広報誌やホームページに掲載をいたしております。採用一次試験は9月20日に行いまして,一次試験の合格者の発表を10月16日に行っております。採用の二次試験につきましては,11月1日に実施いたしまして,合格者の発表を11月5日に行いました。また,採用決定通知書の発送につきましては,11月18日に行ったところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 平成19年度と20年度は市内のほうが市外のほうを倍ぐらい上回っておるんですけど,これは何か採用の方法が違ったんですか。


○総務課長(宗像成昭君)


 採用の方法は毎年同じでございます。成績の上位順からとりまして,面接まで行っているという形式につきましては,変わりはございません。


○9番(池田綱雄君)


 平成21年度まで4年間で22名の市外の方が採用になっておりますけど,採用後はその方々はどこに住んでおりますか。


○総務課長(宗像成昭君)


 採用後の職員につきましては,採用後はすべて市内のほうに居住をしていただいておりますけれども,現在,1名については婚姻のため市外に居住をしているところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 以前は市外の方は採用後は市内に住むようにという何か条件をつけておったような気がするんですが,今はそういう条件がありますか。


○総務課長(宗像成昭君)


 霧島市職員の服務に関する規程というのがございまして,この第9条の中で「職員は,市内に居住しなければならない。ただし,やむを得ない事情により特に市長の許可を得たものは,この限りでない。」と規定をしておりますので,そのように取り扱っているところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 地域との密着とか触れ合いといった点では,地元の方のほうがいいのかなというふうに私は思うんですが,そういう地域にそれぞれ住んで,みんな採用後は住んでいるということですが,そういう人たちに地域でいろんなボランティア活動とか,いろんな地域の行事とかそういうのに積極的に参加するような,そういう指導とか研修とかいうのはされていますか。


○総務課長(宗像成昭君)


 各地域でいろんな行事,催しがあるわけですけれども,市の職員につきましても積極的に参加したり,スタッフとなったり行事に参加するようにはお願いをしているところでございます。


○9番(池田綱雄君)


 こういうことで,試験で採用となれば頭のいい人がどんどん採用になるわけで,今後こういうのが続けば,やがては大多数が市外の方が勤務されるのかなというふうに思います。そういうふうなことで,いろいろ地元に密着したそういう指導が必要かなというふうに思います。市長は,もうこういう67%も市外の方を採用しているというのはご存じでしたか。


○市長(前田終止君)


 存じております。


○9番(池田綱雄君)


 一次試験は試験の結果,これは誰でも分かるんですが,二次試験,面接試験が誰がやられるんですか。


○総務課長(宗像成昭君)


 現在,二次試験におきます面接官は,両副市長と総務部長,総務課長の4名でございます。


○9番(池田綱雄君)


 市長は入っていないんですか。そうですか。一次試験はですが,二次試験の面接のあり方についてちょっと話をしてみたいんですが,これからの行政は従来のお役人的発想ではなく,民間的視点やノウハウを活用する必要があるというふうに思います。いくつかの自治体で面接官に企業の人事担当者を加え,多様な人材の確保や選考の透明化を図るとしておりますが,公平公正を主張される市長,そういうことは考えられませんか,民間の面接官というような,を一部に入れるという。


○総務部長(今村恭一君)


 確かにほかの自治体では民間人を入れている自治体も一部ございます。それに加えて,教育長を面接官に入れているところも多くあります。議員がおっしゃいましたように,民間の視点で面接をするというのも必要なことかもしれませんので,今後検討してまいりたいと考えております。


○9番(池田綱雄君)


 時間がありませんので,次に入ります。消防職員の採用についてですが,たくさん聞きたかったんですけど,時間がありませんのでポイントだけ,21年度採用4人に対して,市内ゼロというのは何か理由がありますか。


○消防局長(後庵博文君)


 これは不足する救急救命士を補充するために採用要綱の中で,受験資格を救急救命士に限定しました。したがいまして,市内出身者はゼロになった次第でございます。


○9番(池田綱雄君)


 救命士の資格,これは現職の消防職員が受けるにはどのような工程がありますか,経費も含めて。


○消防局長(後庵博文君)


 まず,救急救命士,消防職員になりますと,6か月間消防学校の初任科というところで教育を受けるわけでございます。それを経まして,現場で消防士として二,三年勤務をし,その後,救急科の標準課程というのに2か月間入校するわけでございます。さらに,それからまた経験を踏まえまして,救急救命士の資格を得るには標準課程を卒業してから救急車の搭乗時間2,000時間,あるいは5年間救急隊員として実務を積む。そして救急救命士の資格(入校資格あるいは受験資格)を得るわけであります。大体お尋ねの救急救命士につきましては,1人養成するのに230万円ぐらい経費がかかっております。


○9番(池田綱雄君)


 経費的にも,また期間的にも救命士を受けるには大変な苦労というか時間がかかるわけですが,そういう意味ではそういう救急救命士の資格を持った人,そしてほかの条件がそろえば私もそういう人を採用するのがベターかなというふうには思います。消防もここ4年間で全体の2割を市外の方が採用になっていると。消防だけは市内の採用がいいのかな。なぜかといえば,やっぱり緊急時にいち早く現場に到着せんないかん,やっぱり地理を知っていないといかんというようなことで,そういうふうに思いますが,採用後そういう人たちに何か地理とかそういう指導をしていますか,研修とか。


○消防局長(後庵博文君)


 議員おっしゃるとおりでございまして,市外の者が霧島市に居住して,消防職員として勤務するには,まず,地理に精通しなければいけないわけでございます。消防職員すべてですが,霧島市内いずれかの分遣所に異動になりました場合,職員は非番日はほとんど午前中,あるいは1日を地理水利調査というのに費やして,精通するように各自努力をしております。


○9番(池田綱雄君)


 伺ったところでは,もちろん採用後は市内に住んでいるということでございました。そしてまた,地理とか消火栓の位置などを覚えるために,非番日には現地を回るなどいろんな努力をしているというようなことを聞いて,安心したわけでございます。一般職においても,消防においても,やっぱり優秀な人が受けてもらって,できるだけ市内の若者が職員になっていただければいいなというふうに思うところでございました。試験の結果,そして面接の結果,公平公正にやっておられるということは十分分かりました。この問題は終わります。もう時間がありませんので,最後に市長にお尋ねしますが,今回,子ども一時預かり所が開設されます。霧島市では近くに霧島市内に親兄弟,近親者,そういう人がいない家庭がたくさんあると思います。そういう人たちのためには,本当この一時預かり所,いつでも預かってくれる,そういうのは非常に利用されるんじゃないかなというふうに思います。あわせて,結婚適齢期の子どもさんを持つ親にとっては,子どもの結婚については切実な願いだというふうに思います。結婚相談所の設立についても,できるだけ早く設立していただきたいと思いますが,最後にこれについての市長の決意をお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 子育てをしやすいふるさとづくり,そしてまた,地域において活力というのは若い世代,特にまた,赤ちゃんの声が聞こえるふるさとということは,とても大事だと思います。そういう意味で,最近はよく全国的に話題になっておりますのは,「婚活」ということなどもよくメディア等でも取り上げられておりますけれども,私どもの地域においても,合併後4年間の間に人口については若干ではございますけれども,増加の傾向を数字的には示しておりまして,それらに対して少しでもまた上積みできるような諸施策を婚活あるいはまた子育て支援等,今後とも徹底した努力を官民ともになってがんばってまいりたいと決意をいたしております。


○議長(池田 守君)


 以上で池田綱雄議員の一般質問を終わります。次に,1番,宮本明彦議員から2件通告がされております。したがって,宮本明彦議員の発言を許可します。


○1番(宮本明彦君)


 議員番号1番の宮本明彦です。日ごろより皆様からいただいておりますご支援に対し,心より御礼を申し上げますとともに,霧島市の発展に微力ながら貢献できますよう,私自身全力で取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。さて,早速ですが,議長にご許可をいただきましたので,事前通告に従いまして2点の質問をさせていただきます。まず,大きな1点目の質問は,行政評価システムについてお伺いするものです。昨年の第1回定例会における前田市長の所信表明によりますと,「平成17年度より取り組みを開始し,平成20年度には1,200の事務事業評価と総合計画の施策体系に基づく施策評価を行い,その結果を平成21年度当初予算に一部反映させるなど,行政経営システムの構築を着実に進めているところであります」とのことでした。この行政評価システムは,順調に霧島市行政に改善と創造を与えているものと思います。また,霧島市のホームページでは,「行政評価とは,民間企業で使われている目標管理の手法を行政経営に生かすための仕組みのことで,限られた財源を有効に活用するために,施策や事務事業についてその目的や目標に対して取り組んだ結果の効果等を分析し,客観的な検証を行うことをいいます」と定義し,「この行政評価の結果をもとに,全庁的な政策議論を行うことによって予算がどのように使われたかを検証し,改善しながら次年度の予算に反映させていくことが大切だと考えています」と語られています。現在,霧島市のホームページには,平成19年度事務事業の行政評価結果が掲載されています。本日は,平成22年3月4日です。掲載されている事業評価結果は174事業で,これらは平成21年3月18日にアップされた平成19年度の事務事業の評価結果です。つまり,繰り返しになりますが,平成19年度の事業が平成20年3月に終了し,その後秋に実施されます決算委員会で決算を行い,年が明けた3月にホームページに登載されたというように受け取れます。今の行政評価システムでは,この平成19年度の反省点,改善点を平成20年度に評価し,平成21年度の事業に反映されることと設定しています。ただ,私は,平成19年度の反省点は平成20年度の事業に反映させるべきで,スピードを持って改善を進めることが事業経営の要点になると考えてはおります。このようなプラン・ドゥー・シーという管理のサイクルが行政評価をする上できちんと回っているのかをお伺いするものです。まず,小さな1点目の質問になります。市民への公開は,約1年経っての公開になっていますが,近々の年度の行政評価システムの運用状況,つまり平成20年度分の公開はいつになるのか,また,平成21年度分の事業評価はいつ完了し,公開はいつになるのかをお伺いします。小さな質問の2点目です。各部局が作成された行政評価を全庁横断的にまとめて,行政評価が有効に機能していることを検証した結果があるかどうかをお尋ねします。次に,3点目になります。行政評価の期待される効果として,大きく3点に区分されています。1点目が「分かりやすく透明性の高い行政経営の実現」,そしてこの中で4項目,「住民が主体的にまちづくりに参画し,協働する」,「納税者が税金の使われ方に納得する」,「利害関係者が不公平な陳情をしなくなる」,「職員が公平な立場で仕事をする」。2点目ですが,「住民起点での行政体質改革の実現」で3項目,「役所,組織の動き方が変わる」,「職員一人一人の意識や行動が変わる」,「住民から見た職員や行政の仕事の仕方が変わり,信頼度が高まる」などの期待効果。さらに3点目として,「政策の再構築(将来につけを残さない事業)」で2項目,「重点的な施策が明確になる」,「事務事業の統廃合が進み,予算編成が効率的になる」などの効果を期待しています。これらの期待効果がどう現れているのか,評価結果をお尋ねします。小さな質問の4件目になりますが,最後に現状の行政評価システムの課題と今後の展開についてお尋ねします。それでは,続いて大きな2点目の自殺防止に関しての質問に移ります。昨年,平成21年の全国での自殺者は,3万2,753人で前年より504人の増加,鹿児島県では470人で前年より64人の減少ということでした。政府は医師団や市民団体の協力も得て,内閣府に自殺問題の「緊急戦略チーム」を設置したり,昨年11月には,一部のハローワークの窓口に精神保健の専門家を配置するなどの対策を進めているとのことです。3月という年度末の決算期前後は経済的な理由で自殺者が増えるとの分析結果もあり,この3月を「自殺対策強化月間」と定め,1日から3日間,NHKでも自殺対策,うつ病に関する番組を行っております。ぜひ自らの命を絶つということのない真の意味での「たすけあい,支えあうまちづくり」を実現したいと考えます。さて,昨年,議員にならせていただいて最初に案内をいただいた講演会が,「みそめ館」でありました霧島市自殺対策講演会でした。自死遺族の悲痛な胸のうちを聞き,自殺対策緊急戦略チームとなられている清水先生のお話を伺いました。「自殺は,止めることができる。やめさせることができる」との力強いお話でした。霧島市の自殺者は平成17年37人,平成18年52人,平成19年37人です。また平成20年,21年は霧島署管内ではそれぞれ28人,19人と聞いています。減少傾向であるという認識でいいのか,まず小さな質問の1件目として,霧島市での自殺件数の現状,そして,毎月1回2時間半になりますが,臨床心理士,精神保健福祉士,保健師が同席している「心の健康相談室」での相談状況の実績はどうなっているのか,お伺いするものです。小さな2点目の質問は,ワンストップ・サービスについてです。ハローワーク鹿児島,ハローワーク大隅,ハローワーク川内,日置市役所東市来支所においては,「ワンストップ・サービス・ディ」として昨年12月に1日のみですが実施されています。44名の方が相談に来られたということです。ハローワーク自体は厚生労働省の所管ですが,ワンストップ・サービス・ディの実施状況についてお尋ねします。最後の質問になりますが,3点目の質問になります。昨年の第3回定例会で,木場議員の質問に対し,自殺対策検討委員会などを開催して,うつ予防,心の健康づくり,多重債務,生活苦に関する窓口を開催できるようにとの答弁でした。また,みそめ館での講演会の翌日には,行政の方々を対象に講演をされると伺っております。この講演の後,自殺防止に対してどういう施策の展開を考えておられるのかをお尋ねします。以上で壇上よりの質問について終わります。答弁により再度質問席から質問させていただきます。


○議長(池田 守君)


 ただいま宮本議員の壇上からの質問が終わったところですが,ここでしばらく休憩いたします。


               「休憩  午前11時59分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時00分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。宮本議員の質問に対する答弁を求めます。


○市長(前田終止君)


 宮本議員から2問につきましてご質問でございました。1問目,3,4につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をさせていただきます。行政評価についての3点目につきまして,お答えいたします。霧島市では,限られた財源を有効に活用するために,施策や事務事業について,その目的や目標に対して取り組んだ結果や効果等を分析し,客観的な検証を行いながら事業に反映させていく行政評価を導入しています。この行政評価の主な導入目的は,3点ほどございます。1つ目には,分かりやすく透明性の高い行政経営の実現,2つ目には,住民起点での行政体質改革の実現,3つ目には,将来につけを残さないための政策の再構築を行うということであります。具体的には,市の総合計画に基づいて,施策に関する課が組織の枠を超えて協議し,それぞれの施策や事務事業を評価して課題の解決に取り組んでいくことが可能となり,平成22年度予算編成においては,予算調整まで実現することができました。また,事務事業評価においても,そもそもこの事務事業は何のために行っているのか,施策の課題解決につながる事業なのかというような議論ができるようになり,事業ありきの従来型の行政運営から行政評価を活用した行政経営の形ができつつあります。次に,4点目についてお答えいたします。行政評価を活用した行政経営を進めていくためには多くの課題がありますが,現時点における当面の大きな課題としては2点あります。1点目は,事務事業評価の精度を上げること,2点目は,施策評価の議論を充実させることであろうかと考えております。そのためにも職員の意識の向上とレベルアップが急務であると考えております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 行政評価システムについての1点目につきましてお答えいたします。行政評価には,事務事業や施策を評価する個別評価と,施策の優先度や施策内における事務事業の優先度を評価する相対評価があります。本市におきましては,このような評価結果を行政経営に活用するために,平成18年度から行政評価システムの構築を進めているところでございます。ご質問の運用状況につきましては,平成20年度は,平成19年度に実施した約1,100の事務事業を4月から6月にかけて事後評価を行っております。また,6月から7月にかけては総合計画の施策についても施策評価を行っています。この施策評価は,施策に関係する課長が集まって施策別分科会として開催しております。この施策評価の結果をもとに施策ごとに翌年度の重点課題を決定し,次年度はどの事務事業を優先的に取り組むべきかという施策別事務事業優先度評価を行っております。平成20年度につきましては,その結果を平成21年度予算編成の参考資料として活用いたしました。平成21年度につきましては,平成22年度の予算編成において,施策別に配分した予算の枠内で調整する施策別枠配分方式による予算編成に取り組んでおります。そのため,事務事業評価につきましては,市の裁量度の高い事務事業として約600の事務事業を評価しております。さらに,平成21年度の施策評価では,28の施策の中でどの施策に重点的に予算を配分すべきかを検討する施策優先度評価も行っており,この結果に基づいて施策ごとに平成22年度に向けて予算が配分され,施策の関係課が協議を行い,配分された予算内で調整を行いました。事務事業評価システムの公表という点につきましては,平成20年度分は公表初年度ということもあり,作成した事務事業評価シートの一部について,平成21年3月にホームページで公表しております。平成21年度につきましては,作成した事務事業評価シートをすべて公表することとしており,本年3月中には公表する予定です。この公表の時期につきましては,事務事業評価シートの記載内容の確認等に時間を要するために遅くなっておりますが,来年度は8月から9月には公表できるようにしていきたいと考えているところでございます。次に,2点目の運用状況の検証結果についてお答えいたします。本市の事務事業評価は,主に事務事業の担当グループ長が事務事業評価シートを作成し,担当課長が総括意見を記載するようにしております。シートの1枚目は,主に事務事業の概要や目標値等の数値を記載し,2枚目に目的妥当性,有効性,効率性,公平性の4つの視点で評価した内容を記載することとしております。この4つの視点は,行政評価を行う上で最も大事なポイントであり,なぜこの事務事業を実施するのか,対象は現状のままでよいのか,ほかに類似の事務事業はないのかなどあらゆる角度から分析できるようにしております。また,評価結果をもとに,今後の改善策を記載する欄も設けております。評価した内容を今後の活動に生かしていくことが行政評価の基本ですので,この点についても今後もしっかりと反映できるように努力してまいります。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 自殺対策についての1点目についてお答えいたします。本市の自殺者は,平成18年が52人,平成19年が37人となっており,人口10万対の自殺率は平成19年の国の24.4に対して,本市は29.0と高く,また性別では男性の自殺者が多く,年代別では50歳代から70歳代で多くなっております。このため,本市におきましては,市民の皆様方への啓発活動を行うこととし,これまで市民の皆様向けの自殺対策講演会や関係者向けの研修会を開催いたしております。併せて,民生委員,医師会,警察署や司法書士などで構成する「霧島市自殺対策検討委員会」を昨年11月に設置し,本市の現状や今後の対応などについて協議を行っているところであります。また,すこやか保健センターにおきましては,平成21年度から毎月1回,「心の健康相談日」を設け,自殺の要因の中でも多いとされるうつやうつ病などへの早期対応を行うため,臨床心理士や精神保健福祉士による相談を行っております。本年2月まで延べ15人の方が相談され,うつ病で治療後の社会復帰に関すること,子育て中のメンタルヘルスに関することなどの相談に対応しているところであります。次に,2点目のワンストップ・サービス・デイの実施状況についてお答えいたします。本事業につきましては,昨年11月から,一部の公共職業安定所において試行実施されている事業でございます。国分公共職業安定所と協議いたしましたが,国分公共職業安定所におきましては,平成22年度ワンストップ・サービス・デイを実施することとなったと伺っております。次に,3点目についてお答えいたします。自殺防止対策として,平成22年度は,国の自殺対策緊急交付金を活用して,地域自殺対策緊急強化事業を実施することとしており,平成21年度に引き続き,市民の皆様方向けの自殺対策講演会や関係者の研修会などを開催し,自殺予防の相談体制の整備などに努めてまいります。また,平成23年度に関係者向けの対応の手引書を作成することとしており,平成22年度にワーキンググループを設置し,手引書作成に取り組むこととしております。一方,国におきましては,本年2月5日に自殺対策会議を開催し,自殺対策の緊急的な強化を図る「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を策定し,相談体制や早期対応対策の充実,実態の解明,ハイリスク者対応の質の向上などを推進し,当事者本意の施策展開を図る予定としており,月別自殺者数の一番多いこの3月を「自殺対策強化月間」として対策に取り組んでおります。本市といたしましては,当面,市民の皆様方への自殺防止対策の啓発や関係者の相談体制,早期対応体制の充実などに向けた取り組みを関係機関と連携しながら進めてまいりたいと考えております。


○1番(宮本明彦君)


 それでは,行政評価システムの件から随時質問をさせていただきます。まずですが,教育委員会では,自己点検評価制度を用いて事務事業と教育委員活動の自己点検評価を行っています。平成19年度の事業に対して,平成20年9月に,産業教育委員会で結果を報告し,平成21年5月にホームページに載せております。外部委員の意見も聞き,評点までつけられて進捗度合いも分かりやすくまとめられています。事業費,人件費については記載はありませんが,事業の結果がよく分かります。市長,企画部長はご覧になっておられますでしょうか。


○市長(前田終止君)


 残念ながら,私自身はホームページをそこまで見ておりません。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 教育委員会の分につきましては見ておりません。


○1番(宮本明彦君)


 分かりました。よくまとめてあるという思いでおりますので,これもまた参考にしたらどうかというふうに思っております。ただ,あれもこれもというのは進められませんので,どれか一つに固めた形でというふうに考えております。それでは次になりますけれども,まず行政評価のサイクルの公開というのは,こういうスピードでいいのかという点なんですけれども,答弁にありましたように,今年は20年度の分が3月に,その次の21年度の分は8月にということですから,まずはそれでいっていただきたいというふうに思います。そして,予算に反映されているというところはよく分かるんですけれども,事業の改善に的確に反映されているのかという点について,お伺いさせていただきたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 行政評価の視点が4つあります。いわゆる事務事業評価のロジックとして4つ掲げております。その1つが目的妥当性,2つ目が有効性,3つ目が効率性,4つ目が公平性でございます。まず目的妥当性ですけれども,これが総合計画に沿った形で役に立っているか,目的が妥当かということで評価をいたします。この妥当とは言えないとした場合は,目的の配置,または再設定というのを行ってまいります。それから有効性ですけれども,例えば成果の向上余地があるかどうかというのを評価いたします。成果向上の余地があるとしたら,そのための改革を行っていくと。それから3つ目の効率性ですけれども,これはコスト削減余地があるかどうかというのを評価いたします。そのコスト削減余地があるとしたら,そのコスト削減のための改善を行うと。それから最後に公平性ですけれども,受益と負担とが公平でないといった場合があった場合は,それに対して受益者負担の適正化,そういったのをすることによりまして,改革改善方向の設定ができるものというふうに考えております。


○1番(宮本明彦君)


 事業の改善に的確に反映されているのかということです。今の質問なんですけれども,評価シートを見てみますと,19年度の実績と20年度の計画が記載されています。しかしながら21年度に何をしようとしているのか。21年度はこれをやろうと,もう予算も組み上がっているところですよね。そういうところがこのシートからは見えない。要は改善実施項目,スケジュール等が記載されていないんですよね。ですから21年度の予算の見込みについて評価をやるというのは分かるんですけれども,もう一つ,その事務事業をどう改善していくかというところがもう一つじゃないかなと思っています。ですから,ほかになりますけれども,確かに改革改善案の記載はあるんです。それからもう一つになりますけれども,21年度の予算の見込み金額も記載されていない。だから予算がどういった形で動いていくのかというのは,21年度の予算ぐらいまでは書けるんじゃないかなと,見込みまではですね。そしたら事業がどういうふうな改善の進め方で動いていっているのかというのがもっと分かるんじゃないかというふうに考えております。そういうことですので,そういう結果が別にまとめられているものというのがあればお答えいただきたいんですが。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 今言われたのは,おそらく事務事業評価シートだと思います。それのほかに施策評価というのもやっております。それを合わせて今度は,例えば事務事業評価の中で事務事業優先度評価ということで,例えばこの施策の中でどれを優先していくかということなどを議論いたします。それから施策優先度評価,市が28の施策を持っておりますけれども,その中でさらにどれを優先していくかというのを議論いたします。ただご指摘のとおり,まだこの施策評価とか事務事業評価ができたばかりで,先ほど市長の答弁にもありましたとおり,まだ未完成の部分,精度が上がっていない部分がございます。書く欄はあっても書けていない部分とか,そういったところもありますので,先ほど申しました課題というのはそういった精度を上げていくところが,今後課題だと思っております。再度今おっしゃられた部分なんかも点検しながら,精度を上げていきたいというふうに考えております。


○1番(宮本明彦君)


 事務事業評価シートの内容,個々に確認された結果としてどういう課題が浮かび上がるかというのが次になるんですけれども,そういう中で,予算の編成,行財政改革の中で特に重要となっていく効率性評価の項目において,成果を維持した状態で事業費の削減の余地が見出せた項目,例えば人件費の削減の余地が見出せた項目がどれぐらいあったかと。また事業費,人件費に関してどれぐらいの金額,時間が削減できたものか,データ,または検証結果等はありますでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 22年度一般会計予算に反映したものとして今回上げたのが,事業の廃止とか休止の方向でしたのが15項目ございました。そういったようなことで予算のほうには反映しております。それから,枠配分を行いますので,枠の中で例えば一律カットというようなことがよく言われるんですけれども,その中で政策の中でこれは重要だねというところは,予算を落とさずにそのまま評価していったりとか,それから少しもうこれはいろんな意味で達成しているよねという部分につきましては,予算を少なくしたりとか,そういった部分で使用しているところでございます。


○1番(宮本明彦君)


 確かに大枠は分かってきました。事業,施策,それから事務事業に対しての予算配分を枠ごとにと言ったらいいんですか,行っていくという目で,まずは大きくは一つとらえていますよと。それがこの行政評価システムの中では大きなウェートを占めていますよということですね。私が,先ほどからちょっと細かいところになるかもしれませんけれども,聞いておりますのは,基本的にその評価を事務所で事業についてまとめた。まとめたものについて来年はどうするのか。再来年はどうやって改善していくのかというところですね。ですから,この評価を初めて見たときに,やはり余りそういう予算の面では活用されているんでしょうけれども,改善という面では余り改善が進んでいないんではないかなというふうにも受けとめられます。要は,効率性,やはり評価の中に人件費,延べ時間,延べ業務時間の削減余地という項目があります。これはどれだけの人がどれくらいの業務時間をかけて行っているのか,これについてこれは実態が分からないんですよね。これは効率的な業務が行われているのかどうか判断ができる状態にはないなというふうに思いました。これはなぜかといいますと,公表されたシートの中で,人件費,延べの業務時間について,各174件のシートの中でほとんどが空欄になっているというところですね。それで,この中で1枚だけきちんと時間について,人数,時間について書かれたシートが1枚ありました。会計課の作成分ですね。この1枚のシートには,人件費として正規職員従事人数と延べ業務時間が記載されています。そして20年度の人数,時間も削減された数字で記入されています。削減しようとしている意思がよく分かるんです。こういう点から,基本的に20年度公表する事務事業の評価シートには,この人件費の欄というのは埋まっているものなんでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 当初,私どももトータルコストで考えるということで,人件費を入れたこの評価シートを作ることでしておりました。最終的にはそういう格好に持っていく予定ではございますけれども,まずは人件費を除いた部分で議論を今しております。というのが先ほど申しましたとおり,今構築の途中でございますので,まずはその事務事業そのものがどういった政策・施策に結びついていくかという今議論にとどまっておりますけれども,最終的なトータルコストで考えていく予定でございます。最初この行政経営をつくるときには,トータルコストで持っていくというのが大前提にしておりますので,どの時点でそのトータルコストまで持っていけるかというのは,まだ明言はできないんですけれども,最終的にでき上がったのは,そういったものでつくっていきたいというふうに考えております。


○1番(宮本明彦君)


 トータルコストということですけれども,それが部局ないし課の中で,きちんとそういう時間的なものが分かるような形での一つのまとめはお願いしたいと思います。そして,3つ目の質問に当たるところになりますが,174件の評価シートを見てみますと,「目的妥当性評価」のところ,これは「政策体系との整合性」,それから「公共関与の妥当性」,「対象意図の妥当性」,これはもうほぼ100%適切であるという評価ですね。確かにこれはその事業を行うわけですから,すべて適切になっているというところはあると思います。続いて,「有効性の評価」です。「成果の向上余地」,「廃止・休止の成果への影響」,「類似事業との統廃合・連携の可能性」の3つの評価です。成果の向上余地については,75%の事業でまだまだ成果の改善余地はあるという結果です。改善の意欲ありというところですね。そして,廃止・休止の成果への影響については,ほぼ100%影響ありということです。これはもう当然のことだと思います。ただ,どれぐらいの影響があるかは分かりません。書かれてはいないです。そして類似事業との統廃合・連携の可能性は,統合できる,または連携できるというところが16%ありました。期待の持てるところですね。問題は,効率性評価の項目で,予算編成,経営健全化,それから行政サービスに一番密着して結びつく項目だと考えていますけれども,事業費の削減余地,これは80%強が削減の余地はないという回答になっています。これは反対に考えたら20%が削減の余地はありと評価していると言ってもいいのかもしれません。ただ,成果の向上余地の結果に比べると少ないというふうに考えております。そして,人件費,業務時間の削減余地については,15%弱しか削減の余地がないというふうに評価しております。これは174件中15%ということですね。確かに事務の見直しを行いますと記入している事業もあります。それぞれの事業で事務改善,効率化の項目を見つけてほしいというところが願いであります。職員の皆様の机の上を見ると多くの書類が積み上げられています。あれだけ積んであるんだったら,書類を探す時間だけでも時間がかかって非効率的だと思いますが,この辺を市長,どうお考えでしょうか。


○市長(前田終止君)


 効率の上がる事務事業への取り組み姿勢,これは公務員全体に本当にしっかりと行わなければならないことだと思います。私自身もそれぞれの各階別にたまに覗かせてもらったりしておりますけれども,従来に比べては,かなりそれぞれの担当部課別に改善が年々こう進んでおられるかなというふうにも思います。しっかりとそれぞれの担当部課別にさまざまなことへのチャレンジをされているというふうにも聞いておりますし,私もたまにその会議に参加もさせてもらったりして,私自身も学ばせてもらっているというような気持ちであります。


○1番(宮本明彦君)


 分かりました。進んでいるということで理解をしておきます。私が所属している企業では,日ごとに,そして月ごとに実績が公開され,事業の状態が手にとるように分かる。そのため翌月の計画の課題が分かり,またすぐさま新たな計画を盛り込むことも可能です。しかしながら,行政機構は予算という1年区切りの計画があり,1年経たなければ結果が評価できないという面が生じてきているものと推測しております。この辺の改善がなければスピーディーな対応ができないというふうに考えています。こういうところは,今ありました改善の中で順次順次その各部局課で進めていただきたいと思います。そして,この行政評価システムは,目標管理,方針管理と理解してもいいんですけれども,民間企業が数多く取り入れているISO9000,これのシステムにならった形だというふうに理解をしております。ISO9000では,公的機関の方が工場にも来られて審査します。私も品質保証部門におりましたので,この監査に何度か立ち会いました。公的な資格は持っていませんが,評価・結果を審査する場があるのであれば,また行政評価システムをどのように運用していかなければならないのか,予算についてのシステムは分かりました。改善のシステムということですね。そういうところについて議論の場があるのであれば協力を惜しみません。ぜひ出席させてもいただきたいんですけれども,そういう場はありますか。つくれますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 基本的には,事務事業評価というのは,前年の振り返り評価になっております。そういったのを,第一段階ではグループ長,そして第二段階では課長と,それでもいろいろ疑問がある部分が最後の経営者会議の中で三次評価をしております。それでもどうしてもご意見を伺いたいという部分につきましては,外部評価を実施しようとして考えております。外部評価そのものは,評価委員というのは今後少し考えていきたいと考えておりますので,その中でどういう格好で議論をしていただくかというのは,今後考えていきたいというふうに考えております。


○1番(宮本明彦君)


 今後,システムについてもきちっと見直しが必要ですよということを私はやっぱり思っていますということになります。期待効果は全部で9項目ありますが,現時点での期待効果を数字であらわすとそれぞれ何%程度でしょうか。4項目,3項目,2項目ありますね。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 目的妥当性,効率性等この中の1項目の中でということですね。(「はい」と言う声あり)ちょっとそういった部分での統計的なものはまだしておりませんけれども,やはり今まで議論というのはなかなかなかったという。本当にこれは目的に妥当性があるのというのをみんなで議論できるようになったということを一番思っております。ですから,例えば市が道路を造るときに,今までは道路を何m造ったという,何km造ったというのがそれが成果だったんですけれども,それによって住民がどう変わったかというのをみんなで議論できるような,そういったのが3年かかってできてきた部分かなと。だから職員の意識改革というのもありますけれども,そういったのに大変役に立っているというふうに考えております。


○1番(宮本明彦君)


 確かに9項目についてアバウトな結果になるかと思いますけれども,先ほど教育委員会の資料のような形で評価できるのかできないのかというのはできるんじゃないかなというふうに考えています。最後,4つ目の質問になります。答弁のほうでは,精度を上げる,それから議論を充実していくということでした。スピーディーな対応というのは,今後2年かけて行われていくということです。ただ,その中で改善のスピードは失わないでいただきたいというふうに思っております。それで,答弁がありましたように,足元を固めて行う,精度を上げるということが足元を固めるということだと思います。そして,評価の結果を確実に予算に反映させ,業務の改革・改善を行うことを地道に進めていただきたいと思います。今回の質問は,すぐに市民の皆様の幸せにつながるものではありません。ただしかしながら,この行政評価システムが行政改革・経営健全化につながり,国も県も霧島市も大きな借金を抱えている中,世界でまた日本で万一のことが起きて破たんでもしたら,このまちに住みたい,住んでよかったなんて何も残らない状態になります。いつ何かあったとき,いつ何時でも財源が備わっていて,すぐ支出のできる状態に行政経営を持っていかなければならないというのが最終的なあるべき姿だと考えております。前田市長はじめ行政に携わる方々は,将来にわたる市民の笑顔を夢に描いて,このシステムを全庁的に有効に機能させていただきたいものというふうに考えております。これで大きな1点目の質問を終わります。2点目に移ります。実際に21年の公表したデータはないということですが,霧島署の方にお伺いしたところでは,減っているような数字だということです。すこやか健康センターですね,「心の健康相談日」,これを今年度,これは4月からということでよろしいでしょうか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 今年度4月から月1回実施をしております。


○1番(宮本明彦君)


 1か月で2時間半の時間という枠なんですけれども,これは有効に利用されているとお考えでしょうか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 月1回約3時間前後の相談になります。大体2名前後,来ていただいております。じっくり話を聞いていただいているという現状です。この月1回というのがやはり今私どもの課題でございまして,対処する臨床心理士の方,あるいは精神保健福祉士の方をもう少し将来的には増やしたり,あるいは日数を増やしたりというようなことも今後検討をさせていただきたいと考えております。


○1番(宮本明彦君)


 そうですね。私ももっと必要ではありませんかということだというふうに考えております。2番目に移ります。ワンストップ・サービスの件,これは厚生労働省所管ということで,そちらに頼るというところになっているのかなと思いますけれども,この辺のハローワークとの連携,それから社会福祉協議会であったり,保健所,弁護士会との連携というものはどうなっていますでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 ハローワークの連携という観点でお答えいたします。ハローワークとは,答弁の中にもありましたように,常にこう連携を取り合っているわけなんですけれども,先だって所長さんとも相談しまして,来年度はこのワンストップ・サービスを取り入れてやるということでございました。もちろんこれにつきましては,我々自治体とハローワーク,そして社会福祉協議会とか民間団体,そういう方との連携が必要でありますので,今後それとも連携を取り合いながらやっていかなければならないと思っております。


○1番(宮本明彦君)


 これはハローワークに,生活関連,生活保護とかそういうところも受け付けるというような意味で,この地方自治体,霧島市からも誰か行かないといけないのかなというふうにも考えておりますけれども,それはそういうことでよろしいんでしょうかね。誰かがやはりハローワークに行って対応するんですよというような形になるんでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 私どものところは,先だって,宮内議員のところでありましたけれども,この厚生労働省が示すこのワンストップ・サービスの中の,特に多重債務等の「心の健康相談」といいますか,そのものもあるんですけれども,それにつきましては,厚生労働省が示すのは,民間団体,弁護士等の連携になります。私どもの多重債務相談というのは,うちのところは消費者相談なんですね。消費者相談員の資格を持った者がいまして,消費者相談といいますと,例えば騙されて買ってしまったとか,多く買い過ぎたとかそのようなものの相談でございまして,多重債務はご存じのようにたくさん借金をしてしまってどうにもならないという相談です。これにつきましては,弁護士さんとかそういう資格を持った人でなければ対応できないんです。私どもは,今消費者相談員がそれこそ一つの受付といたしまして,まずその人の心配を和らげてあげて,強いては例えば自殺をされるようなケースにならないようにまずするということが大事ですので,そこで気持ちを和らげてあげて,次の今言いましたような弁護士さんとかそういうところにつないであげると。そういうことが一番大事だという形でやっております。このハローワークにおけるワンストップ・サービス・デイの中では,今のその部分については,今申しましたように,民間団体の弁護士会とかそういうところになると思いますけれども,あと自治体の者を持っていくのは,例えば住宅手当とか生活保護の相談とかそういう部分があります。それと公営住宅等の情報提供,そのようなものについては,十分にハローワークと私ども市と協議を重ねた上で,関係の職員と協議を重ねて持っていかなければならないと考えております。


○1番(宮本明彦君)


 特にその住宅手当,生活保護の関係,この辺はやはり市のほうがリードをしてやっていくということになるわけですかね。そのものハローワークさんにお任せですよという意味になっているのか。市のほうから出向いていって行うというのか。ちょっとそこをお伺いしたいんですけれども。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 今年度の平成22年度の当初予算にお願いをしております,提案を申し上げておりますセーフティネットの支援事業でございますが,この中におきましては,生活困窮の方々,あるいは一時期に職を失っておられる方々に対する住宅のそういう手当の部分とかのものを措置をしていると。また併せまして,生活保護を受けておられる方に対する就労のそういう支援というものも併せて行うということでございます。そして,そのワンストップ・サービスの部分におきましては,先ほど商工観光部長が答弁を申し上げましたように,市も,それから例えば社会福祉協議会なり,あるいは弁護士,そういったようなそういう方々も窓口を一元化するということでございますので,ハローワーク等にそういう窓口を設置して,相談の窓口を広げて対応できるようなそういう設置をするというふうなことで現在検討されておりますので,そういうものについても私どもとしても,その多重債務に限らずに対応していくというふうなことになっていくと思っています。


○1番(宮本明彦君)


 今のお答えですと,市は市,ハローワークはハローワーク,ハローワークの中での連携,市は市でのやり方をしますよということで受けとめてよろしいんでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 厚労省は,ハローワークを窓口としたワンストップのサービスを提供したいと。そのためには国だけではなくて,市町村も,あるいはそういう社会福祉協議会とか,あるいは弁護士というようなそういう専門の方も含めた形で,ハローワークのほうに設置をして対応するということでございます。それから,本市といたしましては,そういう方々もですけれども,一方では,生活保護を受けておられる方々に対しても,就労の意欲がある方については,就労支援のそういう専門員を配置して対応するというような窓口も設置をしますよということで,両方立てでいきたいということでございます。


○1番(宮本明彦君)


 分かりました。続いていきます。平成22年度の一般会計予算の内容を確認しますと,確かに新規事務事業の項目がなく,地域自殺対策緊急強化事業,それから心の健康相談事業の継続の2事業ということです。地域自殺対策緊急強化事業の主な事業内容は,講演会の開催というのが主になっているかと思います。私は公民館長,自治会長,民生委員,企業関係者,そして一般の方々への講演会は,多くの方々が多くの人がこの問題に関心を持ち,取り組んで,多重債務,生活苦,心の病などを持っておられる方の声を少しでも近いところで聞ける方々を育てていこうとされていることというのは,非常に有効なことだと思います。それと,解決となると個々の方々では難しく,行政のネットワークであったり,カウンセラーや専門分野の方々が必要だと思っております。「心の健康相談室」ももっと充実させて時間を長くとれるようにする。そして市の職員の方々が専門職として,講演会,研修を受けての心の相談をいつでも受けられるようにする。これらが先にありました行政評価で時間を動かす,人を動かす,そういうところにつなげていって,重点的な重点のあるところにやはり需要があるところにその方々,時間を持っていくということが重要じゃないかなと思っております。そして,ワンストップ・サービスについても1か所で住居,生活保護,多重債務,心の問題,その他もろもろ相談ができるような形で,本当にハローワークと連携をとって,1人でも救えるように自殺をとめられるようにしていっていただきたいというふうに思います。そしてもう一つ,相談ができる場の広報が必要だとも考えています。「心の健康相談室」でしたか,これは霧島市でも鹿児島の県の組織でもかまわないと思います。とにかくここに相談すれば,今の状況が変われそうだという情報の提供が必要だというふうに考えております。こういう点,要はつまり相談機会の拡大,それと相談場所の広報について,いかがお考えかお聞かせください。


○健康増進課長(宮本順子君)


 現在,ホームページ上におきましても自殺予防対策についてのページを持っておりまして,その中で相談窓口ということで,すこやか保健センター等を表示しているところです。今回,心の健康相談事業につきましても,健康管理カレンダーというのが毎年3月末に,翌年度の分が全世帯に配布されますので,その健康カレンダーの中にも「心の相談日」を提示しております。それからさらに,関係者のさまざまな研修会をしておりますので,そういう場,あるいは講演会の場などでチラシなどを配布いたしまして,今年度まだチラシもつくって配布をする予定ですので,そういう場でも広報に努めてまいりたいと考えております。


○1番(宮本明彦君)


 分かりました。最後に自殺未遂者のための支援強化,それから自殺者の遺族のための支援の強化も併せて取り組みをお願いします。前田市長の言われる誰もがこのまちに住みたい,住んでよかったと思える安心のあるまちづくりを期待して,私の質問は終了させていただきます。


○議長(池田 守君)


 以上で,宮本明彦議員の一般質問を終わります。次に,13番,新橋実議員から4件通告がされております。したがって,新橋実議員の発言を許可します。


○13番(新橋 実君)


 13番,新橋実です。通告に従い一般質問を行います。先日,市長から22年度当初予算が示されました。これまで私が一般質問をしてきた中についても,数項目の予算措置がなされており,前向きに検討していただいた結果かなという思いもあり,感謝いたしております。国では事業仕分けという中で無駄な事業も廃止の方向に向かっているようですが,我が霧島市でも無駄を省くといったことで無駄な事業が計上されているか,計上されていないか,議会議員としてしっかり監視をしてまいりたいと考えております。そのような中,平成22年度予算については,市民のために医療や福祉,教育,子育て,環境,観光等々にメリハリをつけた予算執行を望むものであります。合併後5年目,市長2期目の今後霧島市の方向性を示された22年度予算だとは思いますが,4項目について当局の今後の方針等をお伺いし,質問を行います。執行部の明快で分かりやすい答弁をお願いいたします。まず1点目,市及び開発公社の保有する土地の売却状況についてお伺いをいたします。この問題については,平成20年12月議会で質問をしておりますが,その後の状況についてお伺いをするものです。2,未利用地の中で売却された市所有の土地並びに土地開発公社の土地はどれぐらいあるのか。また未利用地の今後の対策についてどのように考えているのか,その後新たに市や開発公社が取得した土地はあるのか,あるとすればその利用目的はどういったものか,お伺いをいたします。次に,2項目目,旧敷根清掃工場解体工事の落札結果についてお伺いをいたします。この工事は昨年の12月25日に入札が行われております。条件付一般競争入札で5JVが参加し,予定公示価格1億4,178万8,572円に対し,入札金額5,880万円,率にして41.4%という結果で1JVが落札しております。他のJVの入札金額は8,000万円台が3JV,1億1,000万円台が1JVという結果でした。そこで伺いますが,一般的に委託事業以外の工事については,最低制限価格が設けられるはずですが,最低制限価格を設けなかった理由は何か,お伺いをいたします。次に,あの施設は環境福祉常任委員会でも慎重に議論をした経緯がありますが,落札業者が決定してからそれぞれのやり方で労働基準監督署に汚染物質のダイオキシンをどのように除去するということで計画書を提出し,外部に漏れることのないような工法で除去,最後に水,もしくは取り壊すところのコンクリート等の運び出しについても施工計画書を労働基準監督署に提出し,慎重に工事を行うとのことでありましたが,その落札額で十分工事ができるのか検討を対応されたと思いますが,処分の方法や安全対策など問題なく施工できるのかお伺いをいたします。次に3点目の質問に入ります。市内に立地している企業の今後の課題や雇用の情勢についてお伺いをいたします。県内でも出水市などでは,大手企業の撤退がありました。霧島市内の企業については,現在のところそのような話は聞いておりませんが,雇用問題も含め非常に厳しい状況だと思います。市長の所信表明の中で大企業は少し明るい兆しが見えてきているとの報告もされておりましたが,私は先日地元企業の社長さんとお話をする機会がありました。雇用の確保のため,職安や商工会議所などから1人でも求人をとってもらえないかという話でございました。その社長さんは,1人従業員を増やすということは,約家1軒分,2,000万円ぐらいの工事をしないと受け入れられない。現在を維持していくのも大変な中に従業員を増やすといったことは現状では難しいので断っていると言われておりました。旧国分の時代の話になりますが,当時は企業に来てもらうためにさまざまな手立てをしていたようです。京セラ,ソニーなどの受け入れにおいても,その当時の市長をはじめ市全体で対応されていたようです。来年度の予算にも立地企業に対して情報収集する機会を設ける予算が組まれているようですが,その中でどのような話し合いがなされ,企業がどのような問題点を抱えているのか把握をされているのか,お伺いをいたします。また,以前同僚議員が立地企業紹介のパンフレットを作成し,冊子にして紹介してほしいとの質問に対し,前向きに検討するとの答弁もありましたが,どのようになっているのか,その後の状況についてお伺いをいたします。次に,4項目目の質問に入ります。学校教育の諸課題についてお伺いをいたします。まず,小・中学校での問題点について,生活指導や生徒指導の状況はどのようになっているのか,また,子どもたちが親身になって悩みや相談などを受ける体制はできているのか,いじめや不登校に対して先生方がしっかり向き合っているのか,学校教育の問題点についてお伺いをいたします。次に,現在の小・中学生は,学校での授業以外に学習塾等に通っている児童・生徒が非常に多いのかなと感じております。現在,学習塾に行っている児童・生徒の数がどれぐらいいるのか,お伺いをいたします。また,そうしたことを教育委員会としてどのように受けとめているのか,お伺いをいたします。最後に,国分中央高等学校の学科の再編についてお伺いをいたします。昨年,私が一般質問の中で中央高校の学科の問題について取り上げましたが,今回早速,教育委員会として,また,市長として取り組んでいただいたようです。非常にありがたいことです。子どもたちが何を目標に将来の設計をしていくのかといったことに一石を投じていただいたような気がいたします。そこで,体育科を新設するという内容になっているようですが,具体的にどのような形で生徒募集をされるのか,お伺いをいたします。以上で,壇上からの質問を終わり,答弁によっては質問席から再質問を行います。


○市長(前田終止君)


 新橋議員から4問につきまして,ご質問でございました。2問目の2につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。4問目につきましては,教育委員会が答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれご答弁させていただきます。旧敷根清掃工場解体工事の落札結果についての2点目についてお答えいたします。平成21年2月,解体工事を行うために必要なアスベスト等の事前調査を実施いたしました。その結果,アスベストは同工場内のクレーン操作室の壁のみに使用をされておりました。アスベストの除去につきましては,「国の建設・解体工事に伴うアスベスト廃棄物処理に関する技術指針」に沿って,作業者はもちろん,周辺環境に対する汚染を防止できる施工方法で除去をし,管理型最終処分場で適切に埋め立て処分することとしており,アスベスト等が周辺に飛散することのないように万全の対策を行い,解体工事を実施いたします。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 旧敷根清掃工場解体工事の落札結果についての1点目についてお答えいたします。解体工事は循環型社会形成推進交付金事業で行います。環境省からの交付金内示の留意事項で,廃棄物処理施設請負契約,今回の解体工事を含みますが,これらの請負契約では,原則として最低制限価格を設定しないことと示されていることから,最低制限価格は設定せずに入札を行ったものです。なお,落札率が低率であったため,契約前に業者へ履行の確認を行い,契約を締結しております。


○総務部長(今村恭一君)


 1点目の市の保有する土地の売却状況についてお答えします。平成22年2月末現在,市全体の平成20年度以降の売却については,平成21年1件で,国分地区の宅地70.30m2を426万円で売却いたしました。なお,今月中には広報きりしま2月号にも掲載しておりますが,宅地1件と田1件,計2件の入札を行うこととしております。今後も未利用地については,条件が整ったものから売却したいと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 1点目のご質問のうち,土地開発公社関係の保有する土地の売却状況についてお答えいたします。まず,平成20年度以降,これまでに売却した土地の件数は,1団の土地を1件とカウントして15件,平成20年度に9件,平成21年度に6件でございます。また,これまでに取得した件数は平成20年度で3件,21年度で3件の計6件でございます。保有する土地の処分についてどのように考えているのかというご質問でございますが,土地開発公社が保有する土地は,公共事業用地として市が先行取得を依頼した土地と土地開発公社が宅地分譲等のプロパー事業用地として自ら取得したものとがあり,それらの中には社会経済情勢の変化等により,当初の計画どおり活用されず,保有期間が長期化している土地がございます。このような土地につきましては,土地開発公社の経営健全化の観点からも計画的に処分を進める必要がございますので,昨年2月に「霧島市土地開発公社経営健全化計画」を策定し,現地の状況等を踏まえながら,個々の保有地ごとの処分方法を検討いたしているところでございます。今定例会にも当該計画の内容を踏まえ,本市が用地を取得するための経費を補正予算に計上いたしているところでございますが,今後も土地開発公社と緊密に連携を図りながら,民間への売却も含めた保有土地の縮減について積極的に推進してまいりたいと存じます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 立地企業の今後の課題や雇用情勢についての1点目についてお答えいたします。市内の企業訪問につきましては,行政に対する要望,増設計画などの情報収集を行うため,機会をとらえ適宜訪問をしております。また年に1回ではございますが,市内の誘致企業等に参加していただく「誘致企業等交流会」で異業種間の情報交流を行っております。情報収集をしてみますと,昨今の景気悪化に伴う雇用の問題が中小企業を中心に依然として厳しい状況でございますが,大企業を中心に明るい兆しも見え始めております。本市といたしましては,企業に対して国の補助金であります「中小企業緊急雇用安定助成金」の制度の周知を図り,雇用の確保をお願いしているところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。市内に立地している企業を紹介する冊子作成につきましては,以前,他の議員より一般質問の中でご指導をいただき,「検討します」とお答えしておりましたが,今回,平成22年度予算に計上いたしておりますので,新年度に作成してまいりたいと考えております。


○教育長(?田肥文君)


 学校教育の諸課題につきましての1点目についてお答えをいたします。本市の小・中学校におけます教育課題は,まず学力向上と体力の向上,そして心の教育というふうにとらえております。その土台を支える議員ご指摘の本市の生徒指導上の課題としましては,不登校児童・生徒への対応,いじめ問題の未然防止と早期対応,あいさつ運動の推進が挙げられ,市教育委員会の努力点としまして積極的な取り組みを行っているところでございます。不登校の問題につきましては,学校における教職員の誠意ある家庭訪問や相談活動,専門の相談員を配置した市教育支援センターとの連携による不登校児童・生徒の解消に努めているところであります。いじめ問題に関しましては,「どの学校にもいじめはある」という認識のもと,「お互いを認め合う学級づくり」や,「いじめ問題を考える週間」の取り組み等を通しまして,早期発見・早期対応に努めているところであります。また,新たな課題としまして,インターネットに係る問題も発生をしておりますので,市のメディアセンターと連携をし,学校の職員研修やPTA研修に指導主事を派遣して,児童・生徒の情報モラルを高める教育の充実を図っているところであります。さらに,児童・生徒の悩みに対応するため,24時間対応の現場相談を実施するとともに,スクールカウンセラーや子どもサポート推進委員を配置し,一人一人の問題行動や悩み等に応じるとともに,教職員の相談や指導上のアドバイスを行うなど相談体制の充実を図っているところであります。学校でのさまざまな生徒指導上の問題に対しましては,担当職員が一人で悩みや問題を抱え込まないように,生徒指導部会や学年部会,職員会議等で情報を共有し,組織として対応する体制づくりに努めているところであります。教育委員会としましては,学校はもちろん,警察をはじめ,関係機関や団体と連携した取り組みを一層推進しながら,地域と一体となったあいさつ運動をはじめ,積極的な生徒指導の推進に努めてまいりたいと考えております。次に2点目についてお答えをいたします。昨年4月に実施しました全国学力・学習状況調査では,本市の小学校6年生で学習塾に通っている児童は約34%,中学3年生は54%であります。全国の平均は小学校6年生で約48%,中学3年生が約63%となっております。本市の通塾率,塾に通っている児童・生徒の数でございますが,全国に比べ約10ポイント程度低い傾向にございます。文部科学省が平成20年8月に発表しました子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告によりますと,学習塾通いの要因としましては,「学校だけでの学習に対する不安」や「学歴重視の社会風潮」などが挙げられております。教育委員会としましては,学力の向上を重要な課題の一つととらえ,指導主事の学校への派遣や指導方法を工夫改善するための加配教員の配置などにより,教師の授業力の向上や指導方法の工夫改善を図っているところであります。また,学校と保護者が連携しながら「家庭学習60・90運動」,これは小学校で60分以上,中学校で90分以上の家庭学習をするという運動でございますが,これを推進し,各学年に応じた課題を与えるなどして,家庭での学習時間を確保するとともに,家庭学習の手引きなどを活用した学習習慣の確立に努めているところでございます。次に,3点目についてお答えをいたします。国分中央高校の学科再編につきましては,平成23年3月の中学校卒業予定者が県下全体で約1,300人減少することに対応するとともに,時代や地域の要請に応える魅力ある専門高校づくりに資するため,これまで検討をしてまいりました。その学科再編の内容は,園芸工学科は現状のままとしまして,現在ある生活文化科「3学級」を「2学級」にし,商業科2学級と情報会計科2学級を商業系の学科3学級に統合再編し,新たにスポーツ系の学科を1学級新設するもので,全体では1学級減となります。なお,今回新設するスポーツ系学科につきましては,本県にはスポーツ系の学科を置く県立高校が1校しかなく,霧島市内の中学校で活躍した生徒が市外に進学している実態を踏まえ,県央の霧島市にふさわしい専門学科であると判断をしたところでございます。同学科は,心と体を一体としてとらえ,スポーツについての専門的な理解及び高度な技能の習得を目指し,生涯を通してスポーツの振興発展に寄与する資質や能力を育て,明るく豊かで活力ある生活を営む態度を育成することを目標とし,運動の合理的な実践や健康について学ぶとともに,スポーツ技能の向上を目指し,スポーツ系での就職や大学進学など,進路選択の幅をさらに広げられたらと考えているところであります。現在,正式な学科の名称,教育課程,推薦枠の設定等について学校とともに検討しているところでございます。


○13番(新橋 実君)


 再質問をさせていただきます。最初の市及び土地開発公社の保有する土地の状況ですけれども,国分地区で宅地70.3m2,426万円ということですが,これは坪20万ぐらいだと思うんですけれども,これはどこですか。場所は。


○管財課長(津曲正昭君)


 旧国分郵便局の道路向いの土地でございます。


○13番(新橋 実君)


 市の所有する未利用地というのは,たくさんあると思うんですけれども,これには今上がっていないんですけれども,どれぐらいあるか。大体筆数と全体の平米数が分かれば教えてください。


○管財課長(津曲正昭君)


 昨年の3月議会でも申し上げましたけれども,約21筆あるということを申し上げました。その中で,売却が可能であろうというような筆が16筆ぐらいあるのかなと。ただ,それが売れる売れないというのは別問題としまして,そのぐらいあるのではと。それから平米数としましては1万7,406.65m2ぐらいというようなことでございます。


○13番(新橋 実君)


 今,管財課ですかね,管財のほうで答弁していただいているわけですけれども,やはり道路のところですね,道路の今まで曲がっていた部分が直線になって,その道路分がどうしても未利用地になっているところが結構あると思うんですよね。これは建設部長のほうだと思いますけれども,こういったところは,やっぱり店舗用地とかそういうふうな形で活用できるんじゃないかとは思うんですけど,面積もいろいろとあると思うんですけれども,そういったものの売却というのは考えに入っているのか入っていないのか。考えているのか。


○管財課長(津曲正昭君)


 道路用地につきましては,管財課のほうでは把握しておりません。ですので入っておりません。


○土木課長(中村順二君)


 ただいま議員がおっしゃいましたように土木課に,土木課といいますか,道路の未利用地というのもあるようでございます。その未利用地につきましては,やはり状況に応じて何らかの形で売却できるものは売却していきたいというふうに思います。


○13番(新橋 実君)


 今回,2月号に掲載しているということで,私もちょっと確認していないんですけれども,宅地と田んぼということで,これは場所はどこになりますか。


○管財課長(津曲正昭君)


 この2筆は,昨年度,売りに出したんですけれども,売れなかったという土地で,一つは重久,一つは道路残地でございまして,土木の関係ですけれども,それは上小川,迫田の土地でございます。


○13番(新橋 実君)


 21筆あって,16筆ぐらいが売れるんじゃないかというようなことで,今後売却されていくと私も思うわけですけれども,やっぱり税金も非常に生まないわけですので,しっかりとこの辺も今後は早目に売っていただくような努力をしていただきたいと。私も上之段地区の実は上之段の上野原がありますよね。上野原に山林が市が持っている土地があるということで,前に課長に話をしたことがあったんですけども,そこについても市が所有しているんですけれども,実際買いたいんだけど土地が広過ぎて買えなかったという状況もあったんですけれども,そういうふうに公募をすれば買いたい人もいると思うんですよね。確かにインターネットで出されているのか,広報きりしまで出されているということなんですけれども,もうちょっと広く市民以外の方にも広報できるような形でやっていただいて,できるだけこういう土地を売却するような方向でやっていただきたいと思いますけど,いかがでしょうか。


○管財課長(津曲正昭君)


 部長のほうでも1答目でお答えしましたように,測量をしたりとか準備が整ったら,そのような形で売却をしたいと考えております。


○13番(新橋 実君)


 できるだけよろしくお願いいたします。次に,土地開発公社について伺います。現在,土地開発公社には何名の職員がいらっしゃるのか。また,その一元化に係る人件費等の経費,並びに働いている職員の年齢構成等が分かりましたら教えてください。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 スタッフは6名でございます。それから21年度の決算見込みでは,人件費が約5,000万円でございます。年齢構成につきましては,ちょっと年齢は記載しておりませんけれども,生年月日で申しますと,昭和20年代の方が4名,30年代の方が2名いらっしゃいます。


○13番(新橋 実君)


 昭和20年代といいますと,60代ということでなんでしょうけれども,非常に5,000万円という,人件費だけの経費ということですかね,これは。すべて入っているということですか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 5,000万円というのは,人件費だけでございます。


○13番(新橋 実君)


 その他の経費というのはかかっていないんですね。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 その他につきましては,事務所の経費なども当然入ってまいります。それらが大体年間で630万円程度が平成21年度の見込みと積算をいたしております。


○13番(新橋 実君)


 ここで一つ例を挙げて説明してほしいわけですけれども,例えば昨年売られた土地がございますよね。ここの買い取り価格,売り渡しの金額,それにかかった経費,利息,土地開発公社の利益など,どのようになっているか,お伺いします。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 売却額が1,850万円でございます。それから面積が2万2,905m2でございます。それから簿価ということでよろしいでしょうか。簿価が平成20年度末で2億6,550万円程度でございます。


○13番(新橋 実君)


 ということは,20年度で2億6,550万円ですかね,これを1,850万円で売られたということですか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 そのようなことになります。


○13番(新橋 実君)


 市長,今これを聞かれてどう思われますか。


○市長(前田終止君)


 それぞれのこの土地に対する経緯があり,そして状況をしっかりと土地開発公社の関係役員かれこれ議論も高めて,そして時代のすう勢を見極めて,その上でそのような形で処分をするということが方向付けられるかと理解しております。


○副市長(南田吉文君)


 ちょっと補足させていただきます。私は,開発公社の理事長という立場でございますので,この場で回答するのが適切なのかどうかは分かりませんけれども,ちょっと補足させていただきます。開発公社の保有地の処分に関しましては,管理処分委員会というものを設置いたしておりまして,その中で種々検討するわけでございますけれども,その中で最低入札価格等の算定をいたしております。鑑定評価に基づきまして,それぞれの現地の評価をいたしております。そういたしますと,その上之段から鳶永それから堂ノ原この特定用地,3段の土地があそこにあったわけでございますけれども,23筆ございまして,2万2,900m2ほどでございます。鑑定評価の結果,平地でございますが,平地が平米当たり2,500円,それから山林につきましては250円というふうな鑑定結果が出ているところでございます。これらを平地部と山林部それぞれに分けまして計算をいたしますと,平地部で1,492万円と,それから山林部におきましては432万4,250円と,合計で1,915万4,250円というふうな鑑定の結果が出ているわけでございます。ただ,処分をするためには境界確定が必要なんですけれども,それにつきましては,企業,買われる方の負担ということにいたしまして,その結果,最低入札価格というものを1,765万4,250円と決めまして公募いたしたと,公募しようということで決定をしていたところでございます。(P334に訂正あり)


○13番(新橋 実君)


 確かに公募をして,早目に売却することはいいことだと思いますけれども,ここでもう一回お伺いしますけれども,この土地ですよ,実際市が最初に買われたときがいくらで買われて,いくらの利息がついたのか。利息というか土地開発公社等のその辺の関係ですね。いろんな経費がかかったと思いますけれども,その辺は把握されていますか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 その土地につきましては,購入した年月日というのが,早いもので平成元年ということでございます。したがいまして,そのときの取得をどの程度にしたかというふうな今ちょっと調べておりませんけれども,ずっとその取得原価に利息が加わって,先ほど申しました簿価になっております。あいにく当時の取得原価というのは調べておりません。


○13番(新橋 実君)


 これぐらいですね,市長,土地が売れなければ簿価はどんどん膨らんでいくわけですね。やはり今後はしっかりと考えて,早目に開発公社を解散の方向に追い込むか,それやら今言ったように,早目に土地の売却のほうを進めていただきたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いいたします。続きまして,2つ目の質問に入ります。旧敷根清掃工場の解体工事について,再質問いたします。先ほど最低制限価格は設ける必要はないようなことで言われておりましたけれども,例えば今回この施工業者が5JV入ったわけですけれども,業者の施工方法が違うことで金額に非常に大きな差が出てくることは前もって分かっていたんじゃないかと私は考えるわけですけれども,おまけにそれだったらもう業者も決まっていたような感じがするわけですが,その辺はどういうふうに把握されていらっしゃいますか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 業者が決まっていたということでございますけど,これは性能発注方式でございますので,それぞれの性能発注方式ですね,性能発注方式というのは解体してくださいと,そしてアスベストの法の遵守とか,あるいはダイオキシンのばく露防止対策の遵守とか,そういうものを守ってくださいよ,そして解体をしてくださいとそういう性能発注方式ですので,それぞれの会社の独自性で行いますので,その応札額というものはそれぞれ違ってくるものと感じております。


○13番(新橋 実君)


 市は1億4,000万ですかね,この予定価格をそしたらどういうふうな形ではじき出したんですか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 これは,その大手の会社から10社だったですかね,その会社から見積もりをもらいまして,その額を算定してその1億4,887万8,000円という額を引き出しております。


○13番(新橋 実君)


 その後,余りにも低率であったため本当にできるかということで,業者への履行確認を行ったということですけど,問題なくできるということだったわけですね。もう一回確認します。


○衛生施設課長(前田 理君)


 確かに41.47%ということで低率でありましたので,間違いじゃないのかというようなことで,入札が終わってから確認いたしましたところ,額は間違いないということで,契約もちゃんと履行するということでございましたので,契約いたしております。


○13番(新橋 実君)


 10社ぐらいから見積もりをとって1億4,000万ということで,この予定価格は決まったということですけれども,その中には今回入っていたこの業者は入っていなかったわけですか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 その吉丸組ですけれども,吉丸組は入っておりません。


○13番(新橋 実君)


 条件付一般競争入札ということですよね。そこでは入ってきたということなんですけれども,そこら辺がどういうふうな形でこうなったのかちょっとあれですけど,私はこの環境福祉委員会でも非常に危惧していたわけですよ。やっぱりこれを解体するに当たってはですね。だから副市長にそこでお伺いします。技術系に非常に詳しいわけですから,こうした物件はどの程度までなら問題なく施工できると思われますか。


○副市長(大塚行則君)


 最低制限価格の面についてはいろんな考え方がありまして,解体工事については,確かに最低制限なしでやる例もよくあると思います。ただ実際にその金額がいくらまでであったらば,その業者の方々が,例えば下請けいじめであるとか,適正な工事はできないとか,そういうところについては,個々にやっぱりその会社の方に確認をした上でしないとできないと。実際に県の場合でも大きな工事の場合で,最低制限を下回った場合でも低価格調査を行いまして,可能であればそこで契約をするという制度はちゃんとやっています。


○13番(新橋 実君)


 それでは,慎重に行っていただきたいわけですけれども,今後の解体の進め方ですね。スケジュールを教えていただきたいと思います。


○衛生施設課長(前田 理君)


 スケジュールといいますか,解体の足場を組みまして,それから防炎シートといいまして,風に吹き飛ばされないようにシートを張りまして,建物全体を天井から壁全体を覆いまして,目張りをしまして,そしてダイオキシン除去を行います。ダイオキシン除去は,その中を負圧にいたしまして水で洗浄いたしまして,その洗浄水は浄化設備を設けておりまして,浄化設備で浄化しまして,そしてその浄化する中にダイオキシンが含まれておりますので,そのダイオキシンは沈降させます。薬品を使いまして沈降させます。沈降させたダイオキシン類は,管理型最終処分場で焼成,焼いて処分すると,持ち出して処分すると,そういうような流れになりまして,そしてまた,ダイオキシンの除去が済んでから検査を行います。まだダイオキシンが入っていないかですね。検査を行ってダイオキシンが入っていないとなりましたら,解体に入りまして,普通の解体になりますので,その廃材につきましては,またリサイクルをされるというようなことで流れていきます。


○13番(新橋 実君)


 それには,労働基準監督署は立ち会いをするんですか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 労働基準監督署は,そのダイオキシンの除去をする前,14日前に所管の加治木になりますけれども,そこに届け出をするようになっております。


○13番(新橋 実君)


 届けだけで現地は確認をしないと,それは市の職員が立ち会うんですか。誰か立ち会う方がいらっしゃるんでしょうか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 立ち会いは,その施工監理契約もいたしておりまして,そこが施工監理委託会社も全国でそういう解体に携わった業者でございますので,そこが検査には立ち会うということになっております。そしてまた市と立ち会います。


○13番(新橋 実君)


 しっかりとこのダイオキシンが入っているという施設ですので,飛散等がないようにですね。また,私たちの委員会の中でも解体してすぐには持ち出せない状況もあるわけです。やっぱりテント等で覆って持ち出すまでは時間もかかるわけですね。そこでまた飛散等がないようにしっかりと対応していただくようにお願いいたします。だけど,先日,この旧敷根清掃工場の解体工事現場で重大事故があったような話も聞きました。それはどのような事故だったのか。また工事施工上の事故なのか,安全対策上の事故なのか,分かっておりましたら教えてください。


○衛生施設課長(前田 理君)


 去る2月17日の日に,大体午後2時50分ごろ落下事故がございました。これは不燃物解体処分場の現場でございまして,その事故状況等をいいますと,その元請が名前じゃなくてよろしいですかね。(「はい」と言う声あり)その会社の社員がうちの発注によりまして,不燃物処分場のピットの中に不燃物残さが残っておりまして,それをのけることというのも条件でございましたので,それをのけた後の完成写真を撮りたいということで,完成写真を撮るにはやはり上から撮ったほうがいいというようなことで,上のほうといいますと投入口ですね,ピットの投入口のほうに行きまして,いい撮影ポイントを探しているうちにバランスを崩して落下したというようなことで,落下事故があったわけでございます。しかしながら,その日,警察署の現場検証もございまして,そのときには事件性はないと,そしてまた,そこで撮らなくてもいいわけですね。そこでピットの上のほうに行って写真を撮りなさいというそういう指導もしておりませんでした。そしてまた,作業員につきましてもその安全帯をしておりまして,安全帯を命綱につけていなかったというようなその作業員のちょっとしたミスでございまして,そのようなことでございまして落下事故に至ったんですけれども,命には別状なかったというようなことで,その会社のほうも責任はないというようなことでなっております。


○13番(新橋 実君)


 市長は,ご存じでしたか。


○市長(前田終止君)


 早速報告を受けて,私自身も現場に,将来に対する不安,あるいはまたきちんとした対応を求める,そういう気持ちを持って現場検証に自ら行きました。


○13番(新橋 実君)


 非常に私も聞いたんですけれども,高さは約6mぐらいのところから落ちて,普通だったらもう命を落としててもおかしくないと。頭を打っていらっしゃって,霧島の医師会医療センターのほうに運ばれたけれども,そこで対応できないということで市立病院まで運ばれたという話まで聞きました。あそこに脳外科ができたんですけれども,まだそこまで対応が至っていないというような状況で,市立病院があったからそれで助かったと私は思います。やはりしっかりと今注目されているところなんです。あそこは,その解体においても,いろんな現場においてもそうですけれども,特に市が発注する工事は,そういう重大事故があったら大変なことですので,今後はそういうことがないようにやっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 その後,一応すべての工事を止めまして,また安全確認報告書とか事故てん末書とかそういうものを出していただきまして,こちらとしての対応は十分いたしているところでございます。


○13番(新橋 実君)


 これについては,監督署から工事の中止とかそういったのはなかったですか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 労基局はその翌日18日,現場検証に参られました。2名来られまして,やはりその作業員の今仕事熱心さゆえの作業であって,過失があるというふうなことで,作業はそのまま続けてもよいというようなことで一応落ち着いております。


○13番(新橋 実君)


 これからは,より気を付けて作業を行うように,前田課長も大変でしょうけど,自分の仕事を持ちながら,現場のほうもたまには見られることもあると思いますので,よろしくお願いします。3点目の質問に入ります。市内の企業に昨年就職された方ですね,企業振興のほうですけれども,どれぐらいおられるか。その中で地元雇用の方はどれぐらいいらっしゃるか,分かっていらっしゃいましたらお知らせください。


○企業振興課長(池田洋一君)


 個別的なものは特に言えませんけれども,平成20年4月1日の従業員数と,平成21年4月1日の従業員数,毎年4月になって各企業の従業員数を調べております。その中で,平成20年の4月が1万1,028名,それと21年4月が1万760名ということで,マイナスの268名という形で,従業員そのものが減っているというような状況があらわれております。ちょっと細かいところまでは,今ちょっと把握ができておりません。


○13番(新橋 実君)


 後々でいいですから,これは地元の方がどれぐらい働いていらっしゃるか,またお知らせください。確かに厳しいと思いますよ,私は。どんどん厳しくなるんじゃないかと思っております。次の質問に入りますけど,大手企業は多くの地域に工場を持っているわけですけれども,撤退するときの地域を選択する大きな理由は何と考えていらっしゃいますか。


○企業振興課長(池田洋一君)


 今,撤退というお話がございましたけれども,今のこの経済情勢というのが一番の状況で,21年度も数社撤退をしておりますけれども,やはり経営状況の悪化というのが一番大きな原因かと考えております。


○13番(新橋 実君)


 私が言っているのは大手企業ということですね。大手企業ですよね。今,京セラ,ソニーさんとか,この間,出水のほうに出ましたNECさん,ああいう企業は地元をまだ離れてほかにもたくさん持っているわけですよ。ほかの地域にもあるわけですね,大手企業の場合は。そこでなぜ例えば霧島市を撤退するのかといった理由は何かということを今聞いているんですが,それでいいんですか,その答えで。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 大手企業ということでございますけれども,今のところそのようなことはお聞きしておりませんけれども,今後そのようなことがないように,私どもはいろいろな働きかけをやっていかなければならないと思っております。冒頭でお答えいたしましたように,大手企業につきましては,若干ではありますけれども,持ち直してきているのが見えてきているというようなこともありますので,今のところそのような状況です。


○13番(新橋 実君)


 部長,だけど今が一番大事なときなんですよね。これを持ち直してきているけれども,やっぱり撤退していく企業もあると思うんですよ。やはり私は,旧国分時代の市長ですね,立地企業に対してあらゆる情報収集なども行っていたと私も聞いております。雇用の問題ももちろん,立地企業が今後どのような計画を持っているのか。働く環境の面といったことなどさまざまな問題としても状況をしっかりと把握していたようです。そうすることによって,霧島市はいいところだから離れられないといったような思いを持つことが,私は大事なことではないかと思っております。先ほど言いましたように,昨年大手企業が鹿児島を離れていきました。いろんな経緯があったと思いますけれども,かねてからの付き合いが私は非常に大事じゃないかと思うんですけれども,その辺はどう思われますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 私どもも逐次いろんな機会をとらえまして企業訪問をし,企業の方とも連携を取り合ってやっているところでございます。大手の企業さんにつきましては,企業を,工場を拡大して雇用を促進していただいておりますので,そのような観点からもそのような話がございましたならば,市としても積極的に動き,これまでもやってきたところですし,今後もそのように努めてまいりたいと思っております。


○13番(新橋 実君)


 今回,企業振興課というのがなくなるわけですけれども,なくなるわけですよね。だからどうなのかなと私はつくづく思うわけですけれども,その中でこれから立地してくる企業も非常に大事なことです。今回もいろいろあると聞いております。これまで立地していただいている企業も大事な企業であります。市としてはそうした企業にやっぱり側面から協力していくことが大事だと思います。就職状況が非常に厳しい時代に,一番先に撤退することがないように,また撤退する企業がないように,市としてもしっかりと取り組んでいってもらいたいと考えます。よろしくお願いします。例をとりますと,霧島市の大手企業に京セラがございますよね。従業員3,500名を超える非常に地元にとってはありがたい企業でございます。数年前に,京セラ工場建設のために,これまで従業員が運動や健康増進のためにあった運動場を取り壊したわけですね。これまで利用していた運動場がなくなり,会社としてはまた新たな場所が必要ではないかと私は考えるわけです。そういったときに,市として積極的にそういった場に話し合いを持っていったのか。やっぱりそういったことが大事だと考えるわけです。また,場所がなければ市のほうでその場所の確保といったことをやはり取り組んでいく,やっぱりそういったことが大事じゃないかと思うわけですけれども,そういったことについては,いかが部長は考えられますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 そういうことがございましたら,先ほどお答えいたしましたように積極的に取り組んでまいりたいと思います。またちょっと関連は少し違うかもしれませんけれども,市長が施政方針の中でも雇用促進についての施策の一つといたしまして,緊急雇用対策の一環として,新たに農林水産業や商工業など一定の要件を満たした業種にも対応した緊急雇用補助制度を創設するとあります。これはまさに今まで既存の企業さん,誘致企業さんが自分の持っておられた敷地のところに増設された場合,これまでそこの増設したところに雇用を例えば5人とか10人されても補助金はなかったわけですけれども,今度は今まで,新規に新たに土地を買われて工場を建てられた場合は補助がありました。しかし,今まで持っておられたところに増設した場合はなかったわけです。その場合は今度は,同じ自分の持っておられた敷地のところに増設されて,5人以上雇用された場合は,1人当たり20万円以上の補助をしようというものでございます。これにつきましては,今誘致企業で例を申し上げましたけど,農林水産業・商工業すべてですので,あらゆる業種に適応しますので,例えば病院とか,そのようなホテルとかそういうのにも該当しますし,法人であればですね。そのようなことで,新たにまさにこういうことを積極的な施策の一つだと思っておりますので,ぜひこういうのも今ホテルとか病院とかと言いましたけれども,建設業,土木業にしても同じでございまして,そのようなものは該当するというような形でございますので,私どもも積極的に取り組んでまいりたいと思っております。


○13番(新橋 実君)


 先ほど部長の答弁の中で,市内の企業訪問に対しては,要望など増設計画などに対して情報収集を行うとの適宜訪問をされているということですけれども,適宜というのは,1年に1回ですか。それとも何回くらい,企業によっては数も違うと思いますけれども,どういうふうな形になっているんですかね。


○企業振興課長(池田洋一君)


 一概に当然決まってはおりませんけれども,何かその企業のほうの要望とかいろいろ相談等がありましたら,その都度回数は増えていきます。それなりに経営状況がいいという形で何もこちらのほうに連絡がなければ,年に一,二回というような会社もあります。企業誘致で今している企業さんが84社ありますので,その84社の中で,今企業さんがお困りなところを重点的に回っているというような状況でございます。


○13番(新橋 実君)


 なかなかやっぱり企業のほうから要望とか増設について言えない状況もあると思います。やっぱりきちっと1か月に1回というのはあれですけれども,せめて2か月に1回ぐらいでも,これはあるときだけではなくて何もなくてもこう話をすることが,話し合いを持つことによってやっぱり交流が深まっていろんな形で,いろんなこと,別なことでもいいんですよ。これだけに限らずにいろんなことを,それが後は深まってやっぱりこの霧島市のためにやっぱりがんばらないといけないというようなことを企業も思ってくれると思うんですけど,市長はいかが思われますか。


○市長(前田終止君)


 大変大事な点をご指摘いただいていると思います。誘致立地いただいた企業等,私どもの行政の側が緊密な連携を持ちながら,その企業の将来計画に,また雇用の増大にもつながっていくでしょうし,そのことはまた市の人口増大にも深くかかわっていきますし,納税等もまた大きくかかわっていくということになります。そういう点について,行政の内部の検討としても積極的にかかわっていくことを私も努力を努めておりますし,担当の者も節目節目にきちっとこのことを目指してやる会議もありますし,こちらから訪問することもありますし,状況によってはよそからお越しになった経済団体のリーダーとか,自治体の長だとか,議会の方々とか,私自身がご案内することも結構ございます。今度新しい皆様方に農林水産までを含む雇用の増大を担う緊急雇用の今回の提案などをお認めいただければ,これを機会にまたそれを説明して,きちんとご理解いただき,またそれがまた生かされる,そういう努力もまたさらに必要となってくるのかなというふうに思っております。


○13番(新橋 実君)


 今回,市長の考えも分かりました。企業振興課がなくなるわけですけれども,今後の対応はどこの課で対応されるのでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 今回といいますか,4月からということでございますけれども,これまでの企業振興課と商工観光政策課が一つになるということでございますので,人数的には全然変わらない,まあ合算になるだけのことなんですけれども,今まで企業振興課の3人でやっておりましたけれども,政策と一つになりますと,5人なりになると思います。そうしますと,5人で力を合わせてまだより深くできるんじゃなかろうかと思っております。考え方といたしまして,1+1=2じゃなくて,1+1=3になるというような考え方で,年限を追ってやっていけたらと思っております。


○13番(新橋 実君)


 より立地企業なり,地元企業に綿密に連携を図っていただいて,地元雇用がどんどん増えるようにがんばっていただきたいと考えております。先ほどの2問目に入りますけど,このパンフレットの作成を今回されるということでしたけれども,これについては,どういうふうな形で配布をされるのか。すべての企業が入るのか,この中にですね。その辺もお伺いします。


○企業振興課長(池田洋一君)


 配布につきましては,まず作成部数が500部作成しようという形で,今回22年度予算の中で35万円の500部という形で計上しております。配布先につきましては,市内の立地している企業を考えておりますし,また東京の「かごしま遊楽館」や県の大阪事務所へも配布を考えているところでございます。


○13番(新橋 実君)


 35万円で500部ということは,1部が700円ということですが,これは市民のほうには,全然配布はされないということですか。


○企業振興課長(池田洋一君)


 今,市民各世帯という形も考えたんですけれども,とりあえず今回は予算的なものも当然ありますし,市内に立地していらっしゃる企業さんを中心にお配りして,またその後については,また市民の皆様等にも配布できるような考え方であれば,またそのような形で方向性を持っていきたいと考えております。


○13番(新橋 実君)


 できるだけそういうふうな形で今後は進めていただきたいと考えております。それでは最後の質問に入ります。まず,中央高校のほうからお伺いしますけれども,中央高校の学科の再編の問題ですけれども,生活文化科が1学級,商業情報科が1学級減らして二つを一つにして,一つに減らすということですね。1学級を減らして体育科を新設,平成23年度から生徒募集をしたいということでしたが,わずか1年しかないわけですね。情報収集並びに中学校への生徒募集の呼びかけ等非常に課題も多くて,厳しいのではないかと考えておりますけれども,教育委員会としては今後のスケジュールをどのよう考えているのか,詳しく教えてください。


○教育長(?田肥文君)


 まず私どもとしましては,今年度中に学科名を決定しようというふうに思っております。そして4月に入りますと,早速リーフレット等印刷をしまして,これは専門学科ですので,全県から募集ができます。そういう意味では,すべての中学校にはそのことが広報されなければならないなというふうに考えております。そして,学校のほうとしましては,その教育の内容,カリキュラムの内容,教育課程の内容を考えるとともに,そしてどういうスポーツで打ち出していくのかとか,そういうふうなことを今検討させているところであります。そしてまた,人的な措置,そういうものも絡んできますし,施設面,そういうものも出てきますし,備品類,そういうものも出てくるのかなというふうに考えておりますので,早い時期に計画を策定して,生徒を迎える体制をつくっていかなければならないというふうに考えております。


○13番(新橋 実君)


 非常に短い時間でつくり上げていかないといけないと,非常に大変だと思います。体育科ということで私は考えていたわけですけれども,科名についても今年度中に作成するということで,まだ正式には決まっていないような気がいたしますけれども,今言われました全県から来るということで,市内の生徒がどれぐらい入っていくかというのも分からないわけですけれども,体育科が新設されることによれば,現在のグラウンド等では非常に手狭なのかなという気もしますが,そういったことも含めて,今後そういったグラウンド用地等を拡大していく考えがあるのかですね。現在の広さで対応していかれるのか。その辺も考えていらっしゃいましたら教えてください。


○教育長(?田肥文君)


 今,学校と詰めておりますところでは,現在学校が体育施設と非常に近い位置にございますので,市内にある体育施設を有効に活用させられないか。指定管理も行っております。指定管理者との協議も必要だなというふうに思っているところであります。


○13番(新橋 実君)


 鹿児島県内には,鹿児島南高校に体育科があるわけですけれども,そこに中央高校の体育科となると,ランクもやっぱりその程度になるのか。その辺をお知らせください。


○教育長(?田肥文君)


 鹿児島南高校が体育科を設置したのは昭和43年でございます。ですから,それからその歴史を考えたときに,いきなりそのレベルに持っていけるかというのはまたあれですが,私どもが今考えておりますのは,これに今霧島の8つの「K」と,市長のほうから今度訴えられました「健康」という部分を入れられないかということで,新たな目玉としてそういう健康にも目を向けたスポーツ系の学科にできないか,今そこを学校とも詰めているところであります。


○13番(新橋 実君)


 この学科を設立するために,どこかの別な学校を見に行かれたという話も聞いたんですけど,そこはどこを見に行かれたんでしょうか。


○教育長(?田肥文君)


 まず,広島県の学校を3校見に行っております。広島県立広島皆実高等学校,それから広島県立神辺旭高等学校,それから広島市立ですが,沼田高等学校,この広島の3校を見ております。そして,熊本県2校,熊本県立八代東高等学校,それから熊本県立大津高等学校,この2校が熊本県でございまして,合計5校をそれぞれ2人の教員が見てきております。その報告も受けたところであります。


○13番(新橋 実君)


 広島皆実といいますと,全国大会で優勝するぐらいのサッカーの有名な学校なんですけれども,そこら辺を,大津高校にしてもそうですね。熊本の大津にしてもスポーツが盛んで非常にいろんなスポーツが盛んなわけですけれども,これが中央高校の1クラスの体育科でどうなるかなという話もあるわけですけれども,それを見られて先生方の,学校の先生方が見に行かれたということですけれども,その辺の感想といいますか,どういうふうに考えていらっしゃったか,分かりましたら教えてください。


○教育長(?田肥文君)


 学校の先生方が見に行かれたところは,この広島の場合は3校とも普通科を設置しているということでございまして,ほとんどは進学を主に置いてやっているということであります。ですから,そういう意味で進路というのが進学一本に限られてしまっているものですから,私どものところは,就職を含めて幅広くこうできるのではないかなというふうに感じたところであります。熊本におきましても,やはりここも二つとも普通科がありまして,ここは2校とも体育コースというコースを設定している学校でありまして,学科として体育科を持っているところではございませんでした。そういう意味では,うちは県立鹿児島南高校に次ぐ二つ目の体育系の学科をつくるということですので,アピール度は強いのかなというふうに思っています。


○13番(新橋 実君)


 市長は,この国分中央高校へのこの体育科の新設は,どういうふうな気持ちで考えていらっしゃいますか。


○市長(前田終止君)


 合併をして5年目に入りました。そして,6つの高校がこの霧島市にあるわけでございますが,その中で唯一霧島市立という国分中央高校,約1,000名近い生徒がおられるということでございます。やはりこのスポーツというものは,地域にしても,もちろん学校にしても,そしてまた地域とは,合併をしたばっかりのこの霧島市全体にしましても,人々の市民の心を熱くするもの,一体感というのがぐっとこう盛り上がってくるものが,ありとあらゆるスポーツに勝利すればするほど沸いてくるのかなという思いを,特に分かりやすく申し上げれば甲子園などを見ていれば,地元の高校ということなんかをもう念頭に置きながら,負けたら次の近い県のとかこうなっていきますよね。そういうことなどを考えますと,今,教育長が申し上げましたことが一番根幹にはありますけれども,大きくこうふんわり気持ちを膨らませていいますと,そういう面も十分に言えるのかなと。ぜひぜひこの新しい市,県下の2番目となった私どもの市の一つの市立高校が,大いにこのスポーツ系の学科を新設することによって,市民の気持ちを熱くさせ,そしてまた,もちろん学ぶ子どもたちも,ありとあらゆる挑戦をしていただき,?田教育長には,県の教育委員会におられて,得難い人物を我々もいただいているわけでございますし,今までのさまざまな経験や人脈やさまざまな教育意欲というものを駆り立てていくようなすばらしい霧島市立国分中央高校のスポーツ系学科,それをまた市民全体で,あるいは県下からまた優秀な生徒を集めて,霧島市のあの高校はまた勝っているぞと,新聞にこう活字が躍るようなそういう魅力ある学校,学科再編につながっていけばと大きく期待をいたしております。


○13番(新橋 実君)


 教育長に係る負担も非常に重いと今市長の話を聞いて思いましたけれども,しっかりとやり遂げていっていただきたいと思います。私も前回の質問で申し上げましたけれども,霧島市にはスポーツに関して非常に優秀な子がたくさんおります。その多くが有名私立高校やクラブチームへスカウトされて活躍をしております。今,神村学園等でも,こっちの子どもたちもいるわけですけど,あそこなんかは全国から来るわけですね。だから地元という意識が足りない。だから国分中央高校は,せめて鹿児島県内の生徒に限ってしていただければというような気持ちを私は持っているわけですけれども,やはりそういったことが,またその中央高校の私たち議員にとっても励みになるんじゃないかというような気持ちを持っております。今後,そうした子どもたちをスポーツ関係の指導者やプロスポーツ選手になれるような教育体制に,教育環境に整備をしていただき,夢のある国分中央高校の学科の再編になるように希望しております。よろしくお願いいたします。今回,学科の再編によって2学級がなくなるわけですね。2つのクラスが。その一つの生活文化科は非常に人気があるわけですが,毎年定員オーバーということでの状況だと聞いておりますけれども,ほかの生徒に及ぼす影響は考えていらっしゃらないのか,お伺いいたします。


○国分中央高校事務長(邉田政弘君)


 先ほどの教育長の答弁でもございましたように,県下で約1,300人生徒が減少すると,これは学級数字に直しますと約33学級という数字になります。同じく23年3月から,学区が姶良学区ということで統一されると。そして,姶良学区でも前年に比べますと約210名程度減少すると。そのまた学級数にしますと約5学級減るといったようなことで,それにも対応するということが,やはり市立高校としても学級減に対する対応はしなければならないのではないかということで,今回生活文化科の3を2つに,大学科商業科の4学科を3学科にして名称を変更するということで,1学科学級減にするということで,今回教育長の命を受けまして実施しているところです。


○13番(新橋 実君)


 1,300人減少するということは,来年はどうなるんですか。


○教育長(?田肥文君)


 先ほどの生活文化科の1学級減ということですが,これは登録段階では非常に人気があるんですけれども,実際の出願になりますと,今年度は定員割れをしたという状況もございまして,ここは3学級を2学級にもうするべきだろう,来年のその中学校の卒業生の減を考えた場合は,そうせざるを得ないだろうというふうな判断をしたところであります。


○市長(前田終止君)


 先ほどの話の中にもう一点だけ理解を高めておいていただきたい点がありましたので,この際申し上げさせてください。今,平成22年度でございますけれども,平成32年(2020年)になりますと,2巡目の鹿児島国体,昭和47年「太陽国体」というのがあったわけですが,48年ぶりに私どもの鹿児島県はお受けになるということがほとんどもう明らかにされております。そうなりますと8年後であります。私どもの県下2番目の自治体と,面積人口規模ともになった私どものここは,その未来を見て今から仕込んでいかなきゃもう間に合わないという気持ちも強くあります。ですから,そのような視点でも今後しっかり国体とか高校総体とか,活躍する私ども霧島市のどきどきわくわくするような選手を,あるいはそういう教育をこういう国分中央高校のスポーツ系学科が刺激をして,6つの高校が競い合って伸びてくれればなということも気持ちの奥にたくさんございます。


○13番(新橋 実君)


 分かりました。それでは,続きまして小・中学校の課題についてお伺いいたします。数か月前ですけれども,私は,小学校で子どもたちが非常に暴れて手がつけられないといった状況の中で,今年に入って6年の担任が変わったというような話も聞いております。確かに話を聞かない子どもたちが多いクラスのようでございます。子どもたちに対する指導が先生ができないのではないかといった話も聞くわけですけれども,また先生が厳しく指導すると,保護者からすれば,「何でうちの子ばかりを先生はしかるだろうか」といったことで,先生に対して苦情もあるようです。こうした中,本当に生徒指導ができるのか。どう思われますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 担任が変わったというようなことについてのご質問でございますけれども,確かに子どもたちの中には,先生の指導に素直に従わないというようなこと等もございます。これは事実でございます。そしてまた,保護者とのやりとりの中で,なかなかこの意思疎通ができにくいというような現実もこれもまたございます。しかし,だからといって,そのことについて,もう課題が大きいからどうしようもないというふうなことで済ますわけにはいきませんので,やはり根気強く課題については,子どもに対しても保護者に対しても意思疎通ができるように対応していくということが必要かと考えます。


○13番(新橋 実君)


 その対応の仕方がなかなか分かっていないんじゃないかと思うわけですけれども,教育委員会としてその指導というのは,どういうふうな形でされていらっしゃるんですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 私どもも子どもたちだけではなくて,教師に対するこの相談体制というようなのもつくっております。管理職の研修会はもちろんですけれども,生徒指導を担当する先生方の研修会,あるいは直接学校に伺って,校内研修会でお互いに協議をする中で,学習指導だけでなくて,例えば生徒指導等についても対応のあり方を勉強すると,そういった機会を設けるような取り組みをしているところでございます。


○13番(新橋 実君)


 なかなか非常に難しい問題だと思いますけど,これをやっぱり乗り越えていかないと,いい子どもたちも育っていかないというふうに私は思います。また,先日の南日本新聞に,ここにありますが,「学年別の学習塾費」ということで掲載されておりました。全国平均ですから霧島市に当てはまるかどうかは分からないわけですけども,すべて公立であって小学校6年生で約月1万円の学習塾費,中学校3年生で約月2万3,000円となっておりました。親としては公立の高校や国公立の大学に進学してもらうために,高校受験に費用をかけるとも指摘されておりましたけれども,現在の学校での授業だけでは国公立の進学は難しいというようなことでしょうかね。どう考えていらっしゃいますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 私は,子どもたちの基礎学力,あるいは学力向上を図る上では,大きくやはり3つの視点があろうかと思います。その前に,今ご指摘の学力をつけるということについては,これは学校教育については非常に大きな責任でございますので,その上で3つの視点というふうにお話をさせていただきたいというふうに思いますけれども,1番は授業の充実であるというふうに考えます。そういった意味で,例えば研修会等についても先ほど触れましたけれども,実施をしておりますし,あるいは例えば小学校癩中学校,あるいは中学校癩高等学校との連携とか,あるいは国とか,あるいは県の教育委員会の施策としては,先生方をサポートするための教員をできるだけ増やして対応していくというふうなこと等での授業の充実を図るというのが一点だと思います。二つ目は,それを補うための補充の時間というんでしょうか,授業以外での補充といったようなこと等について取り組んでいただく。これは,中学校で申し上げますと,ほとんどの学校ですべての教科とは言いませんけれども,取り組んでいただいているというふうに思います。3つ目の視点としては,やはり学習習慣を身につけると。これは家庭での学習といったようなことになろうかと思いますけれども,こういった3つのことがきちっと実践されれば,学校教育の大きな責任はきちっと果たしていけるというふうに思っておりますので,一層そういったことを念頭に先生方,特に校長先生や教頭先生方を中心にして今後も取り組みを強化していきたいというふうに思っております。


○13番(新橋 実君)


 ぜひともそう思いたいわけですけれども,ある保護者によりまして,公立の中学校に入っても結局は塾に入らないといけないから,私立に入ったほうが学費は高いけれども,学習意欲も出ていいといった意見もあるようです。公立の学校に入っても学習塾に頼らない,そういった教育をぜひとも今後ともやっていただきたいと思います。時間もまいりましたけれども,今回私のほうに,「霧島市中学校の学力低下に対する対策について」ということで,保護者の方から,溝辺の保護者の方ですけれども,先ほどの中央高校のあれとは相反するわけですけれども,当校では規定に違反して部活動が早朝にも行われているなど,勉強よりも部活優先の勝利至上主義の校風となっていて,先生方の学力向上に対する熱意が全く感じられないと。保護者の皆さんも大変心配しておられる。部活動のほかに昼休みも練習をさせ,また土日も休みなしということで,学校で身につけるべき学力を塾に頼っている現在の中学校の風潮を親の皆さんも感じて大変心配をしている。他の学校でも生徒を,平均点が悪かったので,ある教科担任にその話をされたら,何と「成績が悪い生徒は塾に行ってカバーしなさいよ」と言われたと。そういったことも言われているらしいです。この中学校では塾に行かせないと高校入試は合格できないぐらいというようなことで,今現在,中学2年の生徒の保護者の方が言われています。このことをどう思われますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 今,ご指摘の塾に行かなければ学力が上がらないというようなことで,対応がもしあったとすれば,これは絶対あってはならないことであるというふうに感じております。先ほど申し上げましたように,学校教育において,この基礎学力を身につけさせる,あるいは学力を向上させるというのは非常に大きな責任でございますので,絶対にそういったことがないように私どももまた話題にしてまいりたいと思いますし,学校ともまたこれは話題にし,そういったことがないように努力をしてまいりたいというふうに思います。


○13番(新橋 実君)


 このお知らせ版の中には,学校の取り組み・改善点が記載されているんですけれども,部活動規程違反の行き過ぎた部活優先の現状からして,果たして実行されているのかはなはだ疑問であると。「教育委員会として各授業や取り組みの充実を図り,児童・生徒が意欲的に学べる学校づくりや学習環境の整備に力を入れます」ときれいごとが書いているように見えるということです。いかがですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほども触れましたけれども,もしそういったことが事実であるということが確認されましたら,これは早急に是正されるように部活動のこと等も含めて,学校への指導・助言といったことについて取り組んでまいりたいと思います。


○13番(新橋 実君)


 ある学校では,宿題を出したら,塾で勉強する時間がなくなるから宿題を出さないでくれといったような話もあるそうです。私にも中学生がおりますけれども,先生方が非常に忙しいような気がいたします。私がたまに学校に行けば,夜9時過ぎまで残業をされている姿もときどき見かけます。部活動もあったりして,それが学習に響いているのかなという感じもいたしますので,今,課長が言われましたけれども,しっかりとその辺の対応をとっていただきたいと思いますけれども,もう一回そこをお願いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 同じようなことの繰り返しになりますけれども,学校の果たす責任の一番は,基礎学力を身につけさせ,そして学力を向上させるということではございます。しかし,先ほども触れていただいたような生徒指導に関する課題,こういったこと等についてもきちっと向き合うと,そういったことでどうしても時間がかかってしまうというようなこと等があるかもしれません。しかし,できるだけ効率的な取り組みによって,課題解決等が図られるように私どもも努力をしてまいりたいというふうに思います。


○13番(新橋 実君)


 先生方が学習に意欲を持って取り組めるような体制になっているのか非常に疑問を持つわけですけれども,もちろんすべての先生方がそうではありません。来年度から先生方の勤務時間も15分間短縮されます。今以上に勉強していく時間も短くなっていくわけですね。こういった中でとにかく教育委員会として,学力低下につながらないような形で,先生方がしっかりとした指導をしていただくようにお願いいたしまして,私の質問を終わりたいと思います。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 先ほど議員の質問の中で,地元の人の雇用者数というのがございましたので,お答えいたしたいと思います。先ほど21年4月1日現在において,雇用者数が1万760人と申し上げました。そのうち地元霧島市在住の方が8,584名でございます。また新規の採用者といいますか,これにつきましては,なかなか把握が難しいところでございまして,ほとんどが高校生なんですけど,高校生で把握ができましたので,高校生では21年3月採用といいますか,これにつきましては175名でございます。これにつきましては,地元,県外か,そこら辺はちょっと把握ができない状況でございます。


○議長(池田 守君)


 以上で,新橋実議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。


               「休憩  午後 3時14分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時31分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。次に,29番,田代昇子議員から3件通告がされております。したがって,田代昇子議員の発言を許可します。


○29番(田代昇子君)


 29番,田代です。皆さん,お疲れさまでございます。もう,すぐ終わりますので,がんばってください。それでは,議長の許可をいただきましたので,先の通告に従い,3点についてご質問いたします。当局の簡潔なご答弁をお願いするものでございます。その前に,昨年市議会議員改選により,多くの市民のご支援を賜り議席を得ましたことに心からお礼を申し上げます。議員としてご期待に添えるよう一生懸命努力してまいります。また,前田市長におかれましても,「開かれた市政」,「活力のある市政」,「公平・公正の市政」をモットーに,13万市民の負託にがんばっていただきたいと願っております。一昨年のリーマンブラザーズの経営破たんは,世界各国に大きな打撃を与え,いまだに世界不況は先の見えない状況でございます。経済不況は,中高生,大学生の就職率の低下や派遣社員の失業は大きな社会問題となっております。国・県も平成22年度予算について発表されておりますが,まだまだ大変な厳しさを感じることでございます。それでは質問に入りますが,まず1点目は,環境問題で,これは世界的規模での喫緊の課題であります。年末の気候変動枠組(COP15)条例会議で鳩山政権は,地球温暖化への取組目標を日本として25%削減目標を掲げておられます。また,「地球温暖化対策推進法」が成立し,環境委員会では,京都議定書目標達成計画に立てられた国内対策を着実に実施し,国内の温室効果ガスの削減に最大限努力するなど付帯決議も示されております。専門家の小宮先生は,日本のエネルギー消費は,日々の暮らしで55%を占めていると言っておられます。その日々の暮らしの中での省エネで,1990年(平成2年)比12%,物づくりで3%,原子力中心の新エネルギーで5%,森林保全・農業など合わせて計30%可能と主張しておられます。特に日々の暮らしは削減の余地が大きいと言っておられます。そこで質問に入りますが,環境家計簿への取り組みの現状はどうか。2番目に,家庭から排出される燃えるごみ,資源ごみの現状はどうか。3,不法投棄はどのような現状なのか。4番目に,レジ袋の有料化に向けた市の取り組みの現状はどうなのか。5,太陽光発電設置補助による設置者の現状はどうなのか。6番目に,太陽光熱温水器補助への取り組みは考えられないか。次に,男女共同参画推進についてお尋ねします。平成21年2月,「霧島市男女共同参画計画」を作成されました。「女と男が認め合い支え合う共に輝くまち」をキーワードに,男女共同参画社会の実現を目指してすばらしいものができているものと思います。策定の背景に,真の男女平等の実現や社会経済情勢の急激な変化に対応していく上で,男女がともに,互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い,性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現が緊要な課題となっていると述べてあります。また,本市の意識調査の中でも,法律や制度上について,男性33.9%,女性15.4%,社会通念,慣習,しきたりなどについて,男女とも平等感が低くなっているようでございます。女性政策は幅が広く,子育て問題,食育,農政,DVなどの問題とあわせ,介護雇用問題など,多く長年の生活習慣から抜け切れない部分と,現在社会経済情勢の急激な変化の中,人々のライフスタイルや価値観の多様化もあって大変難しいものを感じますが,議会に女性がもっと手を挙げてくださることが大きな力となり,活性化していくのではないかと考えております。そこで質問の1点目,平成11年,男女共同参画基本法施行から10年が経過しております。霧島市議会議員34名中,女性2名でございます。もっと積極的施策をすべきでないか,市長のご意見をお聞きするものです。2番目,全国に父子家庭が9万2,000世帯とも言われる大変子育てに苦労している家庭が増加しているとも言われます。男は外で働くという昔の概念でできた今の仕組みだったと思われます。初日の市長の施政方針の中に,制度として取り入れる方向性を示してくださいましたので,ほっとするものでございます。そこで,ご質問ですが,霧島市内にひとり親家庭の中の父子家庭は何家族ぐらいあるのか,お示しください。次に,国分総合福祉センター食品加工室の運営についてご質問いたします。この施設は,平成10年5月,市民の強い要望があって設立されたものと理解しております。現在57団体の登録がなされ,幅広い市民の方々が活用されています。特に昨今は,地産地消が市民のニーズでございます。加工のメニューもグループによってそれぞれ工夫され,地域の方々,また家族に好評のようでございます。主なものとして,みそ,めんつゆ,菓子,あくまきなどが多く,若い方,高齢者それぞれよいものができたと感動される声を聞くことでございます。参加グループとして,隣近所の活動グループ,地域グループ,高齢者グループ,職場グループなどで大変よい交流の場となっております。そして,指導員も自分のことのように一生懸命指導や手伝いをされております。そこで,1点目,指導員の位置付けについて,どのようになっているのか,お伺いいたします。次に,今後の食品加工の利用についての方向性はどのように捉えておられるのか。3点目,この施設の指導員の勤務の改善については,経緯として当初3人体制で指導がなされておりました。現在利用者が増加しているにもかかわらず,2人体制であり,その上,新しいグループの増加は,加工のメニュー,材料の仕入れなどにあわせ,みそなどの仕込み作業などハード面が大変負担になっております。デリケートな面もあります。報酬として1人月2万円,2人で年間48万円と聞きますが,国分地区には営農研修センターもあります。そこを参考にされなかったものか,お尋ねするものです。以上で,壇上から質問を終わり,質問席からの質問をお願いして終わります。


○市長(前田終止君)


 田代議員から3問につきましてのご質問でございました。2問目の1につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をいたします。2問目の男女共同参画推進についてのご質問のうち,1点目についてお答えいたします。霧島市では,平成11年6月に制定されました「男女共同参画社会基本法」や,平成11年12月に策定されました国の「男女共同参画計画(第二次)」等を踏まえて,平成20年3月に「霧島市男女共同参画計画」を策定させていただき,4つの基本目標を掲げ,男女共同参画社会の実現に向けて,さまざまな取り組みを全庁的に推進させてもらっているところでございます。男女共同参画社会の実現に向けての大きな障害の一つは,人々の意識の中に長い時間をかけて形づくられてきた性別に基づく固定的な役割分担意識であると考えられますことから,これまで男女共同参画の理念の浸透と意識啓発を図るための講座やセミナー等を重点的に実施してまいりましたけれども,この役割分担意識は時代とともに変化するものの,依然として根強く残っておりますことから,さらなる広報啓発活動を推進していく必要があると思っております。そこで,今後は新たに地区自治公民館単位でのセミナーを実施させていただき,市民の皆様方と一体となったさらなる取り組みを推進してまいりたいと存じます。なお,最近特に女性の人権が著しく侵害されている配偶者からの暴力,いわゆるDVの問題に対し,配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護,自立支援のための施策を総合的にきめ細かく実施していくために,県内の市町村では,初めてとなる「霧島市配偶者等からの暴力防止及び被害者支援に関する計画」を本年度内の完成を目指して,現在,策定作業を進めているところでございます。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 男女共同参画推進についての2点目についてお答えいたします。現行の児童扶養手当制度は,父親のいない家庭や父親が一定の障害のある家庭の児童を監護している母,または母に代わってその児童を養育している人に支給されるもので,父子家庭においては本制度の対象外となっております。しかしながら,近年の厳しい経済状況等から,低賃金や不安定な雇用条件等を強いられている父子家庭も増えてきていることから,父子家庭への児童扶養手当を支給してほしいとの要望がなされておりました。一方,本市におきましても同様の要望が寄せられてきていたことから,鹿児島県市長会及び全国市長会を通じ,国に対して父子家庭への児童扶養手当支給の要望を続けてきたところでございます。このようなことを受け,今国会において,児童扶養手当法の一部改正法案が提出され,現在審議中であります。この一部改正法案は,従来の児童扶養手当と同様に,母と生計を同じくしていない児童を監護し,かつ,これと生計を同じくしている児童の父についても,新たに児童扶養手当の支給をしようとするものであります。本市といたしましても,対象の父子家庭90世帯への支給関係経費を平成22年度当初予算に計上しているところでございます。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 環境問題についての1点目にお答えいたします。環境家計簿は,家庭で使用した電気や水道などの量を記入することにより,二酸化炭素の排出量を前年の同月と比較することで,省エネルギーや節水などの行動を促し,地球温暖化防止対策を啓発する一つの手法として取り組みやすい方法であると認識いたしております。霧島市では,平成20年3月に策定した「霧島市環境基本計画」において,市民の自主的な省エネルギー行動を支援するために,情報の提供や啓発に努めることとしており,市民の皆様にも環境家計簿などを活用し,温室効果ガスの発生抑制に努めるようお願いしているところでございます。これまでの取り組みにつきましては,市民の皆様や企業への出前講座におきまして,地球温暖化防止の必要性をお話しさせていただき,関心度を高めながら環境家計簿にチャレンジしていただくように家計簿を配布し,啓発を進めているところでございます。実績といたしまして,昨年8月から始めました「ストップ地球温暖化講座」で,延べ11回,525人の皆様に配布いたしております。また,環境家計簿の導入版として,1人1日1kgの二酸化炭素の削減を目標とするチャレンジメニューがございますが,こちらは中学校2年生の全員に環境学習の補助教材として活用していただくように,毎年,霧島市環境基本計画の概要版を配布し,啓発を行っております。さらに,官民協働事業としての昨年5月に発行された全世帯に配布されました「霧島市市民便利帳」,これが便利帳でございますが,このチャレンジメニューのほか,家庭でできる温暖化対策や緑のカーテンのつくり方などを掲載し,啓発を行っているところでございます。配布した環境家計簿の回収につきましては,先行しています鹿児島県と重複しないような方法を検討してまいります。2点目についてお答えいたします。平成19年度と平成20年度を比較してみますと,可燃ごみの量は256t,1.1%の減,資源ごみにつきましては655t,16%減と,2年間を比較してみますと減少傾向にあるようでございます。3点目の不法投棄の現状についてお答えします。平成20年4月から,環境美化推進員の活動によりまして,主要道路等の空き缶等のポイ捨てが少なくなってきました。しかしながら,海岸沿線や山手のほうは依然として不法投棄がある現状であります。4点目についてお答えいたします。霧島市の取り組みといたしましては,平成20年度に環境保全協会の協力で,マイバッグを配布してレジ袋の使用削減を図ったところであります。また,毎年10月に実施します「3R推進月間」の関連イベントとして,「九州統一マイバッグキャンペーン」を推進し,参加店によるレジ袋の減量化を啓発することを市の広報誌に掲載し,市民に広報しているところでございます。5点目についてお答えいたします。太陽光発電設置補助制度は,国が平成21年1月に開始いたしました。これに呼応しまして,霧島市も国の補助金確定通知を受けた市民に対して,平成21年4月から補助金を交付してまいりました。平成22年2月24日現在,181件の申請があり,2,190万6,000円を交付する予定となっております。6点目についてお答えいたします。国の太陽光熱温水器補助の制度は,平成17年度で終了しております。また,県内の状況といたしましては,1市のみの取り組みがありますが,霧島市といたしましては,太陽光発電設置事業を推進してまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 霧島市国分総合福祉センター食品加工室の運営について,1点目から3点目を一括してお答えいたします。本市では,高齢者及び身体障がい者等に対して,健康の増進,教養の向上及び福祉の増進を目的とした交流,レクリエーション,並びに研修,集会の利便に供するため,食品加工室などを備えた総合福祉センターを設置いたしております。国分総合福祉センターは,平成18年度から指定管理者として霧島市社会福祉協議会が管理されており,食品加工室には指定管理者の非常勤の職員である指導員が2名配置されているところでございます。当施設は,資器材が整っていること,加工用食材の入手が容易であることなど,他の施設と比較して利便性が高いことから,利用申請が多い状況にあるととらえておりますので,当面は現在の利用形態を実施してまいりたいと考えております。現在2名の指導員が配置されているところでございますが,利用者によっては事前の食材の手配の依頼があるなど指導員の業務も多岐に及ぶこともあると伺っております。このようなことから利用実態等を含め調査してまいりたいと考えております。


○29番(田代昇子君)


 それでは順次再質問を申し上げてみたいと思います。1番のエコ対策について申し上げます。家電エコ化,それから住宅版のエコ対策など国も積極的に取り組んできておりますが,先に申しましたように,日々の暮らしの中で55%,CO2の排出をしているとのことでございます。30%を少なくするために,取り組みはわりと日々の生活の中でできるんだということを申されておりますが,いろいろご答弁の中で出てまいりましたけれども,中学生に配布しているよとかいろいろおっしゃっていただきましたけれども,実際にじゃあ日々の1日1kg節約するのに,どこの電気を消してどのぐらいの削減ができるのかという,実質に住民は分からない部分が非常にあるのではないかなとそんなことを日々考えているんですけれども,そのためにもやはり環境家計簿をお願いされたときは,最後まで回収して指導ができるようなそういう体制づくりというのが非常に大事かなと考えております。そこら辺をどのように,モデル地区をつくりながら,少しずつその輪を広げていくということが大事ではないかなと思っているところでございますが,そこ辺をどうとらえていらっしゃるのか。チラシを配布するだけではなかなか実践ができない部分が多いのではないかなと思います。いかがでございましょうか。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 ご指摘のように,企業・工場は,いわゆる京都議定書の約束年度に向かって45%ぐらいもう削減をしています。だけど今議員がおっしゃるように,日常市民の暮らしで逆に減っていないのが実情です。そこで環境家計簿,ただ配るだけではどうしようもないんじゃないかということで,確かにご指摘のとおりでございます。それで,県もかつて回収に取り掛かったことがありますが,なかなか回収の成果が上がらないと。そこで,切り替えましたのが,現在では子ども向けにチャレンジシートに替えて実施をしているようです。その中で,家庭の小学校4年生,中学校2年生,環境大臣をお父さんが任命しまして地道にやっていくことも聞いております。今後は,回収の方法などを含めて効果が上がる方式を検討してまいります。すぐできることといたしましては,議員が組織されていらっしゃいます生活学校などの各団体で取り組んでいただき回収いただくような取り組みや,団体の主体性を支援するような取り組みはできるものと考えています。それから来年度から,生ごみの分別をモデル地区でするように計画いたしております。そのときの説明会でも,このエコ対策についても各自治会にそのモデル自治会でも説明していきたいと考えております。


○29番(田代昇子君)


 次に,増える資源ごみの現状について,年々少し減っているというような数字的なものを見せていただきましたけれども,これは皆さんが認識されて少し減ったと理解していいのかどうか,そこら辺をどのようにとらえていらっしゃるのか,お聞かせいただきたいと思います。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 先ほど申し上げましたのは,もう実績でございますので,私どもが今後家庭ごみの中での生ごみ,この部分に着眼しまして,今農政部でバイオマス構想を作っておりますけれども,それに沿った形で堆肥化とかそういうもの,そして今議員さんがおっしゃられる地球への負荷を和らげていくという体制作りを今行っているところであります。


○29番(田代昇子君)


 不法投棄についてお尋ねしますが,不法投棄は,量的に一番多いのは何なのか,分かっていましたらお聞かせいただきたいと思います。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 不法投棄についてお答えいたします。今一番多いのが家電製品でございまして,テレビ,冷蔵庫,洗濯機,エアコンの順になっております。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 不法投棄について補足しますけれども,私ども「環霧島会議」というのを持っております。そこで「家電製品等におけるデボジット制の確立に向けて」ということで国に請願を上げているというそういう形でも,結局持ってきたらその分のお金をもらえるというデボジット制,かつて京都市が空き缶とかやったことがありますけれども,そういうものを環境自治体サミットと連携しながら,環霧島でももう既に議決はされております。そういう活動もまたよろしくお願いしたいと思います。


○29番(田代昇子君)


 家電製品が一番多いということでございますが,非常に情報の中で,このトラブルはなかったものか。何か業者がお金を取っているにもかかわらず不法投棄をしたり,いろんなところでトラブルがあるということを聞いておりますが,そんな例はなかったものかどうか,お聞かせいただきたいと思います。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 今,議員ご指摘のようなことはございませんでした。


○29番(田代昇子君)


 それでは,レジ袋の有料化の現状について,先ほど聞かせてもらいましたけれども,ポイント制も大型店での取り組みがなされておりますが,現在,私の気付く範囲内では,大型店舗は2ポイントから5ポイントのポイントをくださっているのが現状でございますが,まれにコンビニもしているというのを聞かせてもらいますが,私たち余り行かないものには,行かれた方もおっしゃっていますけれども,よく見えないよねということをおっしゃるんですが,鹿児島市は昨年11月,南日本新聞によりますと,「レジ袋削減会議」をされております。その中には,やはりコンビニも含めて二十数社来て開催されておりますが,多くの参加店の参加を得ながら,また課題に向けて一生懸命取り組んでいくんだというのが南日本新聞に載っておりました。そして,22年の今年の2月1日の九州7県で実施されている調査の中で発表されておりましたが,現在では4人に1人がマイバッグを使っているというような統計も出ておりました。しかし,課題としてやはり行政の後押しと,そして市民の協力が欠かせないものだということが載っておりましたけれども,やはり行政の後押しという面でひとつみんなのチャンスを取っていただければ大変ありがたいと思いますが,そこら辺はどのように考えていらっしゃるのか,必要ないと思っていらっしゃるのか,お聞かせいただきたいと思います。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 確かに鹿児島市といいますか,「温対法」というのが改正されまして,鹿児島市のような中核都市には,いわゆる市全体の計画を策定付けております。ところが,霧島市のような一般市においては,義務付けがないところなんですが,でも大規模店とか,いろんなコンビニですとか,それらは個別に国から指示が来ていると思います。ですから,買い袋の有料,いろんな制度ができてポイント制度もできる。しかしながら,私どもも市民に対して地球温暖化対策への意識啓発を行うことは,重要な施策として認識しております。というのも「霧島市環境基本計画」の中にも,「市民に対して行政が積極的に支援していくこと」と掲げられておりますので,今後も市民の皆様や各企業へ出前講座などを通して推進していきたいと思います。


○29番(田代昇子君)


 次に入りますが,太陽光発電設置については非常に好評ということで,181件の申請があって,また補正が組まれるやに聞いておりますが,これは若い人たちのニーズがそれに合致したということもあると思いますけれども,売電の上乗せが非常によかったのではないかなと思いますけれども,この太陽光発電を設置するについて,メーカーの指定というのはないのかどうか。市民の中にはそう言っていらっしゃる方々がいるんですけれども,そこら辺を教えていただければと思います。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 霧島市で,181件の設置がございましたけれども,メーカーの指定はございません。ただ代理店がございまして,実績で申し上げますと181件の内訳でございますが,京セラの部分が49件,三洋電機が21件,シャープが104件,ホンダが3件,三菱電機が2件,長州産業というところが2件,以上181件となっております。


○29番(田代昇子君)


 大体このソーラーをつけますと,工事費を込めて約300万ぐらい要るというようなことを聞いておりますが,それでもこうして大変市民に受けるということは,エコの認識もできたということもあろうけれども,売電して,そしてどのぐらいの年数で還元,全部ということではないけれども,大体採算が合うというような計算をされているのか。計算されたことがあれば教えていただければ。大体の計算で結構です。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 既存家屋で14年,そして新築家屋で10年といった振り込みで投資額を回収できるというようなことでございます。先ほど議員からありました売電の価格が「25円」から「48円」に約2倍になりましたので,そのような数字になった次第でございます。


○29番(田代昇子君)


 ぜひ進めていただきたいなと思っております。次に6番目ですけど,太陽光の温水器につきまして,今21年とおっしゃったか,19年で終わったということでございますが,これは国の補助金が切れたから終わったというふうに理解してよろしいんでしょうか。国のほうでは,そういう経済産業省では補助事業はされていないんでしょうか。どのようにとらえていらっしゃるのか,お聞かせいただければと思います。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 国の太陽光の温水の補助金のことでございますが,17年度で補助の対象として終わっているということでございます。したがいまして,霧島市,それ以前の国分市もございますが,温水器への補助金はなかったということでございます。


○29番(田代昇子君)


 その件はよく分かりましたけれども,よく考えてみますと,非常に若い方は10年,15年かかっても,若い分,回収できるという思いがあるけれども,高齢者にとっては,私はいつ死ぬか分からないのにそんな300万も入れられないというそういう認識のほうが大きいのではないかなと思っておりますので,こういうものが補助があるとすごくいいのかな。実は,私も3年前につけておりますけれども,もう今でもちょっとたまにこう日照時間が3時間でも4時間でもあると熱くて燃料費は余り要らないというようなそんな思いで毎日使わせてもらっていますけれども,ぜひできるものなら。先日ある業者に聞いてみました。おたくでこの機器がソーラーがいくらぐらい,何台ぐらい出ているのといったら,やっぱり十二,三台は出ているということをおっしゃっていました。それは一企業でございますので,私は霧島市内だったらそれなりの数があるのではないかなとそのように思っておるところでございます。いかがでございましょうか,市長。


○市長(前田終止君)


 大いに市民の皆さん方にもご評価をいただいて,地場産業のまた育成にもつながる面もございますし,環境の面でも大いに効果もあろうと思って,今後の中長期的な視点でも積極的に推進できたらと思います。


○29番(田代昇子君)


 ちょっと3点目からいきます。福祉センターにある加工室の件でございますが,これは10年前に設置されておりますけれども,ボランティアとしてこのような制度で,有料ボランティアということでされたのかなと思っております。指導員の報酬は福祉センターでされているんですけれども,福祉センターは18年度から指定管理になっているということのご答弁をいただいたみたいですが,委託料の枠の中でされているのかどうか,教えていただきたいと思います。


○保健福祉政策課長(花堂 誠君)


 議員ご指摘のとおり,現在は指定管理者に対する委託料の枠内で支払いがされております。


○29番(田代昇子君)


 10年度されたわけですけれども,そのときに,1人2万5,000円の3人分,90万出ていたそうでございますが,そのとき補正をするからという約束をされた経緯があると聞いておりますが,その後補正はなかったと,そのままだったということでございます。その後,このセンターも,今国分に営農研修センターというのがありますけども,あれも20数年なるのかなと思いますが,ほとんど内容は同じでございます。あそこを参考にされなかったのかなと,そんな気がしてなりませんがどうなんでしょうか。


○保健福祉政策課長(花堂 誠君)


 設立当時のことにつきましては,参考にされたのかどうかはちょっとはっきりと分かりませんが,根本的に違いますのは,営農研修センターの場合につきましては,設置管理条例によりまして営農研修センター等に管理人を置くというのが規定されているわけでございますけれども,国分総合福祉センターにつきましては,部長が答弁いたしましたとおり,目的が福祉ということもございまして,その中に食品加工室も備えているということで,その備えている理由につきましては,議員がご指摘のとおり,やはり市民の利便性を考えてのことだと理解していることでございます。したがいまして,営農センターの指導員の状況を参考にしなかったのかというのは,若干ニュアンスが違うんじゃないかと考えているところでございます。


○29番(田代昇子君)


 少しニュアンスが違うということで,私たちも少しそうなのかなっていう思いはありましたけれども,あそこの指導員は大変ハードな仕事をされてます。そして,特にみそをする人が多いですので,みその麹がくるための大変緻密な神経が要ります。そして,初心者が入るものですから,朝8時半から5時,あるいは5時半まで本当に精力的に協力されております。それが1月,2月と,7月と8月は少ないんですけれども,1年を通しますと月に十三,四日出ていらっしゃいます。私も計算をしてみましたら1日3,000円ぐらいにしかならないようでございます。本当に大変だなと思っております。みそが年間1万2,000kgぐらいできるのかな,営農センターが1万3,500kgぐらい作っていらっしゃいますけれども,あそこは少し麹を作る機械が大きいですので,少し少ない部分もあるので1万2,000kgはできてるのかなって,そんな気がしておりますが,市長,そこ辺はどんなふうにとらえられますか。ボランティアだから,じゃあそれでいいよって。当初2万5,000円出していらっしゃったのが2人になって2万円ずつになったというところの理屈が私もよくわかりませんけれども,そこら辺をどんなふうに考えていらっしゃるのか。


○保健福祉政策課長(花堂 誠君)


 確かにご指摘のとおり当初は2万5,000円の月の謝金として,3名に指定管理者のほうから支払いがあったということでお聞きしております。平成19年度に1名の指導員の方が退職され,2名となって,1人当たりは現在月額1万円ということでお聞きしております。まあ,今1人の指導員が退職された理由につきましてはこちらは分かっておりませんけれども,議員ご指摘がございます今の利用形態も,グループの若い世代がいろんな郷土の味に親しみたいというようなこともありまして利用されているということもございます。そうしますと,指導員の方は一からまず指導していかなければならないということもございますので,部長が答弁いたしましたとおり,利用実態を調査して,指定管理者ともまた協議してみたいと考えております。


○29番(田代昇子君)


 前向きに取り組んでいくというようなご返事をいただけましたので,まあほっとする部分でございます。非常に,もう三,四年前,「1人辞めたのよね」,「辞めたいのよね」って何回か頼まれることがあります。私だけじゃなくて多くの人にそういうことを頼んでいらっしゃいます。なかなかあれだけの仕事を月2万円で飛びつく人はいないのが現状でございます。そこら辺をぜひ前向きにご検討いただきたいなと思っております。市長,どうでしょうか,そこら辺を。


○市長(前田終止君)


 関係者の話はよくさらにお伺いしながら,係の者ともよく協議をさせていただいて,その上で方針を決定させていただきます。よろしくお願いします。


○29番(田代昇子君)


 それでは,次に男女共同参画の質問をさせていただきます。まず市長,昨年11月,市長選挙と同時に議員選挙もあったわけですけれども,34名中2名当選させていただきましたけれども,そのこと自体,どのように受け止めておられるのか。例えばどうしても五,六人はほしいよと思っていらっしゃるのか,そこら辺のご意見をちょっと聞かせていただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 鹿児島県の各市町における女性議員の数というのをちょっとチェックさせてもらいました。鹿児島市が5名,そして枕崎市が4名,西之表市が3名,そして,あと日置市も4名になっておりますね。それで,私ども霧島市が2名,出水市も2名,薩摩川内市も2名,もろもろ,南九州市も2名いらっしゃいますが,伊佐市も2名ですね。合わせて県下全体で492名の市町議会議員の中で33名の女性議員と,こういうことになります。私どもの市では2名ということでございますが,これは男女に限らず,どなたでもその意思を決定されて,もう性を問わずに手を挙げて立候補する意思,意欲さえあれば,戦かえるわけです。ただ,手を挙げても当選しなければ,これ話になりませんですからね。願わくばひとりでも多くの女性の議員がこれにプラスされていき,また女性ならではの細やかな視点,経験,また,思い込みで男性だけしかできないみたいな長い固定観念の持っておられる世の中の節もあるのかなと,こう思いますけれども,皆さん方を含めて,将来にはまた新しい選択でひとりずつでも女性の議員さんが増えることも期待申し上げたいと思います。


○29番(田代昇子君)


 ありがとうございました。女性議員を増やす鳥取県の実験が,雑誌「議員ナビ」に掲載されておりましたので,読ませていただきました。前鳥取県知事の片山さんの築かれたことは,女性議員をいかに増やすかが大きな課題だと受け止めながら,政策の一つに女性の政策決定参画セミナーを策定し,女性たちの参加を得ながら,現職議員を講師として公職選挙法の解説,演説の仕方など一定期間に実践的に使える内容とされたそうです。その結果は,当選された人が出てきて大変嬉しかったと,よかったということでございますが,それが議会の活性化と女性の社会参画拡大という点で高く評価されていると。そして,その結果として2006年,平成18年の鳥取県の市町村議会議員審議会委員の女性委員が42%を超え,女性管理職18%になったということが載ってました。そしてまた,神奈川県大磯町議会は,平成19年度の選挙で定数14名に対し女性議員8人が当選,約57%になるそうです。議長,副議長,監査の三役も女性が占め,生活者の視点で活性化が図られていて,このような成果を全国に広めることが大切だと述べておられます。一方,地域ではまず女性議員を送り出す工夫が求められているのではないかということが載っております。また,鳥取県のような実験も経過措置として各地域で行われてもよいのではないかということが述べられておられます。このような制度でしないとこの女性議員は出て来れないのではないかと,この辺市長,どのようにお考えでございましょうか。何か積極的な施策をしないと,なかなか今女性が手を挙げられない環境が多過ぎて,いつまで経ってもこのままではないかなと,そんな気がしてならないんですが,ご意見を聞きたいと思います。


○市長(前田終止君)


 議会をはじめ各種,市のかかわる審議会とか委員会,評議会等に世の中の半分以上を占めておられる女性の方々が,積極的に前に出てこられ,ものをおっしゃるということは,とても大事なことだと思います。今,議員の全国事例の件や,鳥取県や,あるいはまた大磯市でしたかね,そういう紹介ございましたけれども,いろいろ課題,問題はあろうかと思います。例えば,この家族の理解とか,その協力が得られないとか,あるいはまたその男性がなったほうがよいと思い込んでいる長いこの日本社会のいわば風潮というのもありますしね。そしてまた,女性の方々のそのようなことに対してしっかりとこの支援していくようなネットワークみたいなものがやはりお互いの周りに少ないのかなと,こういうような気持ちも感じたりいたします。いずれにいたしましても,現実的には子どもたちの世界とか,若い人の世界では,女性のほうが圧倒的に手を挙げられてリーダーシップを担われているケースも多いわけで,現に,例えば公募で中学生,小学生,高校生などで海外派遣とか,さまざまな交流のメニューを,プログラムを出しますと,圧倒的にもう女の子,女性のほうが多い。でも,世の中にこう出てしまうと,なかなかこう前に出ておいでにならないというようなことも見えますしね。議員ご指摘のような点などしっかり参考にさせていただきながら,私どもの霧島市においても,もう一歩進めるいい政策等,勉強にさせていただきたいと思います。


○29番(田代昇子君)


 市長から大変力強いお答弁をいただきました。私,先月の男女共同参画講座に参加させていただきました。年に二,三回,開催されて,来年度も各地域で開催するということでございましたが,非常にそういうものではなかなか参加した人が限られているし,人が,メンバーが変わるし,なかなか継続して勉強するということができない部分ではないかなと思ってます。できる部分ならもう少し,一歩進んだ,例えば1年を通じてやるとか,何か実践的なことも含めてそのような政策に取り組むことが大事ではないかなと思ってます。4年先はどうなるのか分かりませんけれども,ぜひそのためにも,やはり今でそういうものに取り組んでいかないと,大変だなという思いでこのような質問をさせていただきましたけれども,ぜひ,そのようなことでやっていただきたいと思っております。それから,先ほど家庭への支援についてご質問しましたけれども,父子家庭が霧島市に90世帯ということでございましたが,これは母子手当と同じだということで理解してよろしいでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 先ほど対象世帯が90世帯と申し上げましたけれども,これは現在国会で審議中でございますけれども,今回新たに創設されます父子家庭に対する児童扶養手当の対象世帯が90世帯でございます。私どもがとらえております父子世帯につきましては,市内では103世帯,そのうちの90世帯がこの児童扶養手当の対象となるということでございます。この児童扶養手当につきましては,従来の母子家庭等を対象とするものと同じ内容となっております。


○29番(田代昇子君)


 百何世帯のうち,対象になる人が90世帯ということでございましたが,これは所得制限があるから,これだけしかいないよということでよろしいんですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 その通りでございます。


○29番(田代昇子君)


 それでは,3点についてご質問させていただきましたけれども,前田市長も前向きなご答弁をいただきましたので,それを期待して私の質問をこれで終わりたいと思います。


○議長(池田 守君)


 以上で田代昇子議員の一般質問を終わります。次に,17番,植山利博議員から2件通告がされております。したがって,植山利博議員の発言を許可します。


○17番(植山利博君)


 本日のしんがりとなりました。しばらくの間よろしくお願いいたします。本日,ここに平成22年第1回霧島市定例議会において一般質問の機会を与えられたことに心から感謝をいたします。さて,新しいふるさと霧島市の第2幕が開いて4か月目を迎えようとしています。市長には解決をしなければならない多くの難問,課題を抱えられ,日々大中小の決断を迫られています。よくて当たり前,多様化する価値観,複雑な利害関係の中,いずれの決断をしても,非難ごうごう,心中察するところあまりあるかと思っております。しかしながら,自ら好んで就かれた立場であります。大変でありましょうが,勇気と自信を持って正しい決断を願いたいものであります。ところで,昭和30年代から40年代,戦後の復興から所得倍増,高度成長と古き良き時代,国民の多くが価値観を共有し,同じ方向を向いていました。終身雇用に支えられた優秀な労働力は,がんばれば豊かになれました。今月よりも来月,今年よりも来年と着実に所得も増え,生活水準は向上し,産業基盤や生活基盤の整備は進み,公共工事の先行投資は右肩上がりの経済成長をさらに加速させました。しかし,そこに生まれたひずみは,公害を引き起こし,人の心を痛ませ,ものづくりから投機,金融マーケット中心の資本主義へとのシフトは,バブルをはじけさせ,経済は停滞をし,日本丸はまさにデフレスパイラルの渦の中に巻き込まれようとしていました。このような状況を何とか打ち破ろうと国民の熱い思いを反映して誕生したのが民主党を中心とした連立与党だったのです。しかし,大きな期待を寄せたマニフェストの実現はなかなか厳しく,国会論戦は政治と金をめぐる議論に終始し,国民の支持率はあっという間に低落をしていることに,大きな寂しさを感じてしまうのは私だけではないはずです。ぜひ1日も早く,民主党にも自民党にも党利党略にとらわれることなく,成長戦略や外交,福祉,医療,年金,教育などなど本格的な議論と政策実現を望みたいものです。それでは,先に通告をいたしました2項目,施政方針と国保税についてお尋ねをいたします。市長の明快な答弁を求めます。1番目,施政方針について,(1)行財政改革の推進について,財政健全化に向け,自主財源の確保や新たな収入の確保に努めるとあるが,具体策を問うものであります。(2)快適で魅力あるまちづくりについて,生活や産業の基盤となるインフラストラクチャーの整備を積極的かつ計画的に進めるとあるが,中心市街地のスプロール現象が進行している中,その解消についての取り組みを問うものであります。(3)港湾整備について,永浜漁港の船舶の安全な係留と航行の確保を図るため消波ブロックなどの設置など進める考えはないか,お尋ねをいたします。大きな2番目,国保税について,(1)平成22年2月17日に開催された環境福祉常任委員会に市長が出席され,国保会計への一般会計からの繰り入れを行うとの趣旨の発言があったとのことでありますが,その背景と目的,根拠,規模,期間を問うものであります。(2)特定扶養控除を継続すべきであると思うがどうか。(3)区画整理事業における移転補償に対する国保課税を減免すべきと思うが,どうか。以上,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 植山議員から2問につきましてのご質問でございました。1問目の(1)については,私のほうから答弁させていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をいたします。施政方針についての1点目につきましてお答えいたします。霧島市の財政状況につきましては,霧島市行政改革大綱,霧島市集中改革プラン及び霧島市経営健全化計画の取り組みを積極的に進めた結果,財政健全化に向けた成果は出てきているものの,依然として国・県同様に厳しい状況にありますことから,引き続き財政健全化に向け,自主財源の確保や新たな収入の積極的な確保に努めるとともに,投資的経費等の抑制及び事務執行の効率化等を図るなど,徹底した行財政改革をより一層推進していく必要があると思います。自主財源の確保の具体策としましては,集中改革プランにおいて,市役所以外でも市税等が納入できるような窓口として,コンビニエンスストアや市民サービスセンターでの収納等を掲げ,既にこれまでに取り組んでいるところでございます。平成22年度からは,コンビニエンスストアでの収納を既に開始している軽自動車税に加えて,市県民税,固定資産税・都市計画税,国民健康保険税,介護保険料,後期高齢者医療保険料,住宅使用料,保育所負担金も可能とし,納めやすい環境づくりに取り組むことといたしております。また,新たな収入の確保につきましては,平成19年度から広報誌やホームページ等への民間広報掲載も進めてきており,今後は公共施設への看板等広告物掲出の研究や未利用の財産の処分など,これらのことも継続して進めていくこととしております。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 施政方針についての2点目についてお答えいたします。中心市街地の活性化につきましては,これまで合併前の旧国分市で策定した中心市街地活性化基本計画に基づき,国分パークプラザ付近を中心とする市街地におきまして,各種事業を取り入れながら整備してきたところでございます。今後も霧島市の市街地形成等について計画的に推進していくため,地権者,通り会や商工関係者との合意形成を図りながら,新たな中心市街地活性化基本計画の策定に向けて検討してまいります。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 施政方針についての3点目についてお答えいたします。永浜漁港につきましては,利用範囲が地元の漁業を主とする第一種漁港であり,台風時などの緊急避難港ではありませんので,台風時には他の場所に避難することになります。ご質問の趣旨は,台風時などに南に向かって伸びている防砂堤を南東からの波が越えないように消波ブロックなどの設置ができないかということでありますが,防砂堤の延長は54mあり,そこに消波ブロックを施工するには相当な経費がかかると考えられます。また,防砂堤延長上にある船舶の出入り口は,消波ブロックで締め切れないことから,例えば出入り口の前面の海の中に風向きを考慮して防波堤を新たに設置するか,または出入り口の場所を変更するかなどの処置をしなければならないと考えられます。今後は,それらの整備に要する経費や漁業者の現状などを総合的に判断して,整備の可能性につきまして検討してまいりたいと考えているとこでございます。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 国保税の1点目についてお答えいたします。この税は国民健康保険制度を運営していくための大切な財源の一つであります。また,その税率や賦課方式などは,地域の医療サービスや経済環境及び市民の所得状況などさまざまな方向からの検討がなされ,その地域の実情に応じた税率等が定められ,加入者全員が一緒になって地域の医療を支え合っていくことが基本的な考え方であります。そのようなことから,本市では合併後の不均一課税を解消することと今後の医療費増に対応するため,平成19年度に税率の改正を行いました。また,国民健康保険税の賦課方式についても,資産割がない3方式を導入することで低所得者の方々に配慮したり,県内初の特定扶養に係る特別減免の実施など配慮すべきところにはきちんと配慮するなど,本市の国民健康保険税はまさに霧島市の実情に応じたものであり,税のあり方としては適切なものであると考えております。しかし,今日の経済不況の中,リストラ等の増加などに象徴されるように経済状況は落ち込み,個人所得が減少するなどの背景により,少しでも国保加入世帯の負担の軽減を図れるよう,一般会計からの繰り入れも視野に入れながら,軽減策の検討を勧めているところでございます。その内容については暫定的な措置として考えており,具体的には平成21年の個人所得の状況等を考慮する必要があることから,6月議会にお示ししたいと考えております。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 2点目についてお答えいたします。特定扶養者の特別減免につきましては,本市独自の条例として平成19年度に制定した「霧島市国民健康保険税の特別減免に関する条例」に規定しているものでございますが,議員ご承知のとおり,その内容は子育て支援や次世代の担い手となる12歳から18歳未満の子どもを扶養する世帯を対象に税負担を軽減するものでございます。適用期間につきましては,平成21年度までとなっておりますが,依然として厳しい経済状況のもと,被保険者の所得の伸びが期待できないことから,本条例の必要性は大きいものと判断をいたしております。適用期限の延長につきましては,6月議会で全体的な軽減策と併せて提案したいと考えております。次に,3点目についてお答えいたします。区画整理事業の補償金に係る国民健康保険税の減免の取り扱いにつきましては,平成14年度の税制改正で,新たに居住用財産を取得した場合には,実際手元に収入として残らないため,特別控除の必要性があるということから,国民健康保険税の所得割額の算定に当たっては,所得税と同様の特別控除の適用がなされております。一方,地方税法による法定減免につきましては,平成14年度の税制改正においてもこの特別控除が適用される改正がなされておりませんので,所得のあった年の翌年度の国民健康保険税の7割,5割,2割の軽減が受けられなくなる場合がございます。現時点では現在の法令等に基づいた課税を行ってまいりたいと考えております。


○議長(池田 守君)


 ただいま植山利博議員の一般質問中でございますが,本日の会議時間は植山議員終了までといたしたいと思います。あらかじめ時間を延長いたします。


○17番(植山利博君)


 それぞれ答弁をいただきましたけれども,それぞれ質問をさせていただきたいと思います。まず,施政方針についてですけれども,自主財源の確保ということについては,これまで,私もコンビニでの収納を再々一般質問で議論してきたことです。それが今回,いろんな保険料,税目,コンビニなどでの収納ができるような対策を取っていただいたということは,大きな前進だろうなというふうに思います。また,先ほど市長が答弁されたように,これまでの行財政改革の推進,健全財政の運営については,私も一定の評価をしております。例えば,その市債残高の状況,それから基金の状況を見ますと,健全化計画よりもはるかに良好な状況がつくられていると。だからといって,まだまだ安全な領域ではないわけですので,今後も引き続き経営健全化に向けては取り組みを進めていかなければならないわけですが,新たなその税収ということについては,今までとほとんどその新たな,ここで施政方針の中で言われております新たなその税収について積極的に取り組むということについては,いまいちその具体策がないのではないかなというふうに思いますけれども,市長いかがですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 新たな税収といいますか,新たな自主財源の確保ということでお答え申し上げます。第一次霧島市総合計画の中で,新たな自主財源の確保としまして,広報誌やホームページ等の民間広告掲載を推進するほか,職員駐車場利用料の徴収,法定外目的税の導入や公募債の発行などについて検討するというふうにいたしているところでございます。広報誌やホームページでの広告,これはもう既にいくつか効果を出しているところでございます。あと,職員駐車場の使用料,法定外目的税の導入,公募債の発行につきましても,集中改革プランの中でうたいこんでおります。例えば職員駐車場のあり方につきましては,平成21年度で方針を決定するというようなことでございましたけれども,職員駐車場を有料とするか無料とするか決定付ける明確な理由がまだ見出せないというようなことで,これを22年度へ先送りしているというような状況でございます。それから,法定外目的税につきましても,昨今のこういう経済情勢で厳しい市民の皆様方,あるいはそういった方々に新たな税をというふうな,大変厳しいんですけれども,各種情報を入手しながらそういう制度に至らなくても,そういう庁内協議のほうは進めていくというふうな整理で,継続してまたこれもずっと協議していくというような形にしております。それから,公募債の発行につきましては,健全化のほうで市債発行を,元利償還元金の範囲内に抑制するといったような方針も決めております。そういった関係で,ミニ公募債を新たに発行する余地はないんじゃないかというふうなことで判断いたしておりますけれども,引き続きこれもずっと協議をしていこうというような形にしているところでございます。今回これらのほかに新たに公共施設への看板等広告物の掲出というようなことで,これは何を意味しているかといいますと,コア・よかどうとか国分駅の西口東口の橋がございますけれども,あの内側のほうにそういう民間の広告ができないかというようなのをちょっと勉強してみたいといったようなことで,今回答弁させていただいたところでございます。


○17番(植山利博君)


 今法定外目的税,今こういう経済状況の中では難しいだろうと,だけど庁内では検討しているということですけれども,具体的にはどういうものを想定されておりますか。


○財政課長(塩川 剛君)


 法定外の目的税といいますか,法定外普通税,法定外目的税というふうにございます。両方合わせまして,例えば,法定外普通税のほうで近いところでは薩摩川内市,ここが核燃料のそういう貯蔵を課税客体としまして,その核燃料の数量などに対して課税しているといったようなものもございますし,あと,太宰府市などが,そういう観光地の駐車場の駐車台数に対して課税していると,目的税としてですね。そういったようなのがございますので,それぞれいろんな自治体で,いろんなものをやっておりますので,それらをちょっとそれぞれまた研究,勉強していきたいというふうに考えております。


○17番(植山利博君)


 例えば,今非常に環境問題が言われております。先ほど田代議員もレジ袋の議論をされておりましたけれども,このレジ袋1枚について例えば1円,2円,その金額は別として,目的税として法定外でできないかというような検討をされた経緯はないですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 議員の言われますそういうレジ袋に対するそういったような検討というのは,これまでまだいたしていないところでございます。ただ,沖縄あたりではその旅客船とか飛行機で,そういう村へ入ってこられる方に対して環境協力税というような形で取っていらっしゃるようなところもありますので,いろんなそういう環境に対する課税の考え方というのもあろうと思いますので,今後また勉強していきたいと思います。


○17番(植山利博君)


 環境を守るためには非常に今後大きなコストがかかっていくんだろうと思います。例えば山の整備であるとか,植林をするとか,そういうものをやはり何らかの形で目的税として広く薄くいただくというようなことも今後は研究していっていただきたいというふうに要請をしておきます。次に入ります。そのインフラの整備ということで,中心市街地を先ほどの商工観光のほうでの答弁をいただいたわけですけれども,中心市街地の整備ということになるといわゆるTMO,それから国分市中心市街地活性化基本計画が,一番上位にあるんだろうと思いますけれども,その中にTMO,商工会議所が中心となって策定したものがあります。これはそれを含めて,今度は国分中央地区市街地総合再計画という計画もできているようですけれども,これのエリアを見てみますと,旧市役所を中心としたパークプラザですか,あの辺をちょうど中心とした84haの計画区域を持っているようですが,先の11月の選挙戦で私も久しぶりに国分の中心市街地をくまなく車で回る機会がありました。本当に国分の中心市街地の中の,車が1台ようやく通れるか通れないかのような道路が縦横に相当走っているようですけれども,この中心市街地のこの整備,総合再生計画というのは,いわゆるまちづくり三法に基づく区画整理の手法だというふうに理解をしているんですけれども,そういう理解でよろしいですか。


○建設部長(篠原明博君)


 ただいま議員申されますように,旧国分市時代に作りました基本計画,中心市街地活性化基本計画に基づきまして,中心部の再生計画を作っております。中心市街地活性化基本計画はおおむね80haという形で概念を作っているわけですが,その中の拠点地区と言われる3.8haですかね,その分につきまして,より具体的な整備手法も含めた形で計画をいたした経緯がございます。その中で,その拠点地区のブロック分けをいたしまして,順次整備ができるところから連携して,少しずつ全体の整備をつくろうというような基本計画になっているようでございます。その整備手法の中で,今おっしゃいますように区画整理を使ったり,あるいは市街地再開発を使ったり,あるいはそういうまちづくり交付金を使って先ほどおっしゃいました市が進める事業と,TMOと言われます,以前商工会議所がTMOになりまして,そういうソフトを含めた形で整備をやろうということで,一体的な整備を進めるための基本計画でございました。その整備そのものはすべて区画整理事業あるいは再開発事業を基本にして進めるというものではなくて,一つのブロックにつきましては,そういう整備手法もあると。当然,その整備手法にのっとったソフト事業を入れ,また会議所等においてはテナントミックス的なものの商業の再構築といいますか,そういうものをつけた形でその街中の拠点地区の整備を進めるということでございますので,その中の整備手法につきましては,区画整理もあるし,街路事業もあるし,ほか小さな災害路の整備もあるというふうに理解をしていただけたらいいと思っております。


○17番(植山利博君)


 両輪だと思うんですよね。ここにもこの計画の位置付けというところにうたってありますけれども,市街地の整備改善と商業等の活性化,これが両輪だということですので,商業の活性化を進めると同時に,市街地の整備もするということは,良好なその市街地の整備をするためには,どうしても区画整理という手法を導入しながら面的整備を進めなければ,非常にこの整備ができた街路とその裏側との矛盾を広げるという状況がさらに広がっていくんじゃないかと思うんですよ。ですから,時間もありませんので深くは議論をしませんけれども,ぜひその区画整理という手法を取り入れながら,先ほどおっしゃった3.8haでもいいですよ。80haをいきなり,84haですか,いきなりやるというわけにいかないけれども,年次的に進めていかなければ,プラザは造ったけれども,陸橋を造ったけれども,中心市街地の整備はどうなってるんだと。やはり,市民の方や小売りの地元の商工業者からはそういう意見が出てくると思うんです。ですから,やはり基本に立ち返ったあの地域の面的な整備を進める必要はあるだろうというふうに指摘をしておきます。それから,今度は見次の中心市街地,旧国分だけじゃないわけですので,私は霧島市の中心市街地というと,今の国分も含めて,見次も含めてツインコアと言われますけれども,この全体の中心市街地をどう整備するかということが重要だろうと思います。具体的に例を挙げますと,今国分の中心市街地の道路の狭さを言いましたけれども,例えば,見次のオートバックスの裏ぐらいの通りに一方通行の,野口西から斜めにサティに入っていく道路がありますけれども,あの辺はその排水溝もまだ整備をされてない場所があるわけです。これは国分も一緒です。ですから,やはり中心市街地が非常に急激な民間の開発が進むと,本当に整合性のある街並みが形成されてないという,それは激しく街の整備が民間の主導で行われたという証だと思うんですけれども,それをやはり遅ればせながらも良好な整備を,基本的なインフラ整備をする必要があると思うんですけれども,例えば一例を上げましたけれども,オートバックスのあの裏の,あの一方通行のたった何十,何百mかの短い道路ですけれども,あの辺のその排水溝の整備などについては,どのように認識をされておりますか。


○建設部長(篠原明博君)


 今おっしゃいますように,国分,隼人,両市街地を抱えて,全体的に霧島市の中心市街地をどうするかという議論になるかと思います。その中で,今おっしゃいました見次付近のその排水路整備,あるいは道路整備も含めてでしょうけれども,そういった周辺の道路の整備につきましては,やはり人が回遊できるような,あるいはうまくそういう施設間を結ぶような道路の整備というのが必要だというふうに考えております。より具体的にそういう,今のおっしゃいます排水路の整備につきましては,今後具体的な計画をしていかないといけないというように思っておりますが,一例としてそういう話のところも含めて,やはり市街地の整備につきましては,やはり人が回遊し,そこで生活環境の整備を一体的に進めていくのが一番最適な整備じゃないかなというふうに思います。やはり,今おっしゃいます生活環境の整備,あるいは人が街中にいて,そこを歩いて,そういう完全な形での整備がされた中の市街地というのも形成していかないといけないというふうに思っておりますので,先ほどの具体的な場所については,またそういうものは前向きに検討していきたいというふうに思います。


○17番(植山利博君)


 特にこの位置は,やはり矛盾が多いのはなぜかというと,旧隼人町と国分市の境界なんですよ。だから,隼人も,具体的には国分エリアなんですけども,隼人と国分の境界に接しているところの道路整備というのは,合併前まで隼人も手をつけにくかった,国分も手をつけにくかった,新川辺りもそうなんですけれども,この辺はもう合併をして4年以上経つわけですので,やはりその境界が境界として矛盾を残さない形での整備を私は急ぐべきだと,このことが合併をして一体化を進めるためには,非常に重要なことだと思いますけれども,市長,どういう見解ですか。


○市長(前田終止君)


 合併の効果,何のために合併したのか,ということ等を原点に,しっかり思い出してみれば,まさに議員ご指摘の点だろうと大変重要な視点のひとつだと,こう認識いたします。そのような努力を今後きちんとできるように努めさせていただきます。


○17番(植山利博君)


 次に行きます。市長は施政方針の4ページで,港湾整備につきましては,福山港及び隼人港における船舶の安全な係留云々とありまして,隼人外港にも触れられまして,県の事業で厳しいけれども,県に引き続き働きかけなど行い,その実現に向けて努力をしてまいります,という表現で触れられております。私が今回,この永浜漁港を挙げたのは,漁港の整備の中に全然触れてなかったので,やはりあそこも一次産業を支える,農業もそうですけれども,漁業を支えるその大きな拠点としてのやはり位置付け,認識を私自身は持っております。ですから,あそこの整備も,これは市が担わなきゃならない第一漁港としての位置付けです。ですから,先ほどの説明はよく分かりますけれども,できる範囲で年次的にやはり安全な係留と運航ができるような整備をできる範囲で計画的に,年次的に進める必要があるんじゃないかなと,ここに欠落をしてたもんですから,あえて一言触れさせていただきました。市長はどういう見解をお持ちですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 確かにおっしゃるとおり,非常にこう漁業は厳しい状況にございます。やはりこういった水産業の振興という面からも非常に大事なことではございます。しかしながら,先ほどもご答弁申し上げましたとおり,この永浜漁港につきましては,第一種漁港ということで,地元の方々の漁業の方が利用されるということで,緊急時,要は台風時等,いろんな緊急のときには,ここから避難するという形でございますので,そういったときにはそこに係留してという形じゃないもんですから,どうしても今度はそういったための施設を整備するということになりますので,かなりの投資が必要になってきます。そうしますと,その投資効果,いろんなものを見ていかないといけないというふうに思っております。そういった面で今のここの永浜漁港の利用状況とか,そういったものの全部を総体的に見て判断していかないといけないのかなというふうに思っております。


○17番(植山利博君)


 その投資効果もきっちり勘案しながら,検討していただきたいと思います。次に,国保税に入ります。市長はこの会議録を読ませていただくと,この2月17日の環境福祉常任委員会での会議録ですけれども,私の結論といたしましては,「一般会計からの一財の繰り出し,これを皆さんの仰せのとおりの前回の委員会の議論,また今日の各委員のご指摘など十分に踏まえまして,私としてはこれをしっかりと視野に入れて,6月議会までの間に具体策をしっかりとお示しできるようにいたしたいと,またこのことは,私の腹は固まっているという意味です。」と,こういうふうに答弁されております。市長のマニフェストを見ますと,この1ページを割いて国民健康保険税に対する考え方ということで,Q&A方式になっております。どこから読みましょうか。まず,「霧島市の国民健康保険税は,他自治体より高いですか」という,まあ仮の設問に対して,「霧島市では日本で最初に特定扶養者,12歳以上の特別減免を条例化し,年1人当たり1万5,800円の減免を今後も市長責任で継続いたします」と。「県内他市より安いか同等です」と。「ほとんどの世帯が県内他市より安いか同等です」というふうに記載がされております。それから,「国民健康保険税を下げるのに,一般財源からの繰り入れはしないのですか」という問いに,アンサーとして「霧島市の国保加入世帯は全世帯の3分の1の1万9,172世帯で,一般財源は市民全体の皆様からお預かりした大事な血税です」と,「安易に法定外の繰り入れを行うことは,税の公平性から見て好ましいとは言えません」と,「しかし,想定外の状況が発生したときは,柔軟に対応する用意があります」と。これは,この条例改正をされるときから一貫して市長が言われてきたことだろうと私は思っております。ですから,このマニフェストを市長の選挙のマニフェストとして市長は選挙を戦われてこられて,僅差ではありましたけれども,市長としての立場に,重責を担われたわけですね。これが11月の何日かだったんでしょうけれども,それから二,三か月も経たないうちにこれになった背景を,何の目的で入れようとされているのか,お示しをいただきたいと思います。


○生活環境部長(川畑 巧君)


 私も答弁,先ほども述べましたけども,2月17日の環境福祉常任委員会での会議録を読ませていただきました。今おっしゃられるように,一般会計からの繰り入れも視野に入れながら,ただ決して一般会計から入れるとは思っていないと思います。もし仮にそういう状況があるとすれば,国の制度に法定減免の7,5,2がありますけれども,今度国はリストラ減免における減免分を,国の一般会計から入れようとしています。ですから,もし一般会計から繰り入れをするとすれば,特定扶養減免ですとか,多重債務減免ですとか,災害減免ですとか,条例減免に関する分については,これは筋が通っているだろうと思います。しかしながら,6月議会で市長がいろいろの軽減策を練りますという根本には,21年中の個人所得が不明というのが今あるんです。それと,国保制度,いわゆる広域化支援方針の策定など,こういう国保の広域化の促進に関する都道府県知事への権限移譲の問題も残されています。それと,後期高齢者医療制度もあります。ですから,もろもろを考えていかれると思います。ですから,一般会計をただ単に入れるということは,いわゆる不作為行為,不作為の罪だと言われています。何にもしないことの。ですから,根本,根拠はあるところでちゃんとやる。そういう形で私は市長の答弁は聞いております。


○17番(植山利博君)


 いや,ちょっと,あのね,市長にお尋ねしてるんですね。市長,答弁してください。


○市長(前田終止君)


 今部長の話もありましたが,そういう仕組みの解説をしてくれたというふうに思いますが,私といたしましては,選挙前々からありとあらゆる角度から,もしもの市の国保税に対するご指摘を,毎年税率改正の後ご指摘をいただいておりました。それで,当然,選挙戦に向かってマニフェスト作り,そして公開討論会等あり,その中で,社会経済の大きなこの変化というものも風を受け,自分なりにこのままではいけないなという思いもいたすところが多々ございました。しかしながら,一貫してきた自分の思いと,1期4年の区切りと言いますか,そういうことをじっと見つめながらどうにかその不平,不満,ご批判に対してこたえていく道,ないものかという知恵が特別減免などにつながっていったわけですね。なお,その先に選挙を戦った者として,さらに軽減措置を講じるような知恵をいただきたい,みんな知恵貸してくれというようなことをずっと選挙前からも申し続けてきてました。そして,ご指摘のとおりまた市民のみなさんの判断は,僅差ではありましたけれども勝たしてもらった,いよいよそれを実行に移さなきゃならない,決意をしなきゃならんと思い,この2期目が始まったわけでございまして,引き続いてそのことの指示を出しながら慎重に判断をし,そしてこの2月17日への出席を求められ,そして私の気持ちを率直にご承知のとおり伝えさせてもらったところでございます。


○17番(植山利博君)


 市長,市長は国保税の負担が県内一高い国保税だというふうに思われてますか。


○市長(前田終止君)


 全体としては,本当に努力をしてもらって,一番高いという気持ちはないです。


○17番(植山利博君)


 あのですね,これはいろんな見方があると思うんですよ。例えば,特定の階層だけ抜き出して確かに霧島市が一番高くなる階層があります。ある階層を取り出せば,霧島市のほうが他市よりうんと安いところもずっと出てきます。例えば,この資料を,これは市長はもらわれましたか,これは私がこれは議員に,霧島市議会議員の皆様へということで,霧島市の国保税引き下げを求める市民の会の皆様から頂いた資料です。これをここに他市との比較が非常に細かく,これは大変な労力だったろうと思うんですけれども,資産が,固定資産税がゼロの方で扶養者が1人の場合,所得がゼロから650万まで,霧島市,鹿児島市,鹿屋市,いちき串木野市として,この4つの市を例に挙げられて,固定資産税がゼロ,被保険者が2人,固定資産税がゼロ,被保険者が4人,固定資産税が5万,被保険者が1人,固定資産税が5万というふうに事細かく資料をいただきました。私もこの資料をずっと分析させていただきましたけれども,結論としては4方式から3方式にしたわけですから,3方式は鹿児島と奄美と霧島しかないわけですよね。だから,所得割の税率だけ比べられるのはこの3市しか対象にならないわけです。だから,確かに所得割の税率で言えば,霧島市は高いです。だけど,試算割がゼロなんですから,そのほかの4方式をしているところとは所得割は比較にならないんですよ,最初から。それと,後は均等割と平等割を使っているわけですね。だから,ここに固定資産税が20万,それで被保険者は2人の例が書いてあります。所得がゼロの方は霧島市は被保険者2人の場合,2人ですよ,2万7,200円,年間に払われております。鹿屋市は10万100円,薩摩川内市は7万2,800円,いちき串木野市は8万5,200円,50万の所得の方で霧島市は6万7,600円,鹿屋市は12万9,200円,薩摩川内市は10万2,200円,いちき串木野市は12万2,200円,霧島市は低所得者,しかも資産のない方には非常に配慮のある制度なんです。ただ,よく言われる,だって資産の持っていない人が4割近く,4割ぐらいいるじゃないかと,4割ちょっと強ですね。資産のある,固定資産税がかかる方が6割近くいらっしゃるわけです。そうすると,高くなった方もいらっしゃるし,安くなった方もいらっしゃる。全体として見れば,今ここに,例えば固定資産税は20万までしか記載がなかったですので,私が後を,例えば固定資産税が30万のところを,40万のところを試算すると,さらにその差が広がっていくわけです。試算割がないわけですから。だから,この一つの制度で完璧な制度はないと思うんですよ。例えば1人平均で,一人平均どれぐらい払ってるかというと,霧島市は県下で3番目ぐらいに高いです。世帯当たりも3番目ぐらいです。これは平均だから,平均を比べるのが妥当なのか,じゃあ所得の何万の人,どこの階層とどう比べるのが一番妥当なのかというのは,非常に難しいことだろうと思います。ですから,私が言いたいのは,この制度は市長が作られたんですよ。腹をくくって。確かに8億の増税なんですよ。8億足らないから8億増税しましょうという話なんです。不均一課税を一緒にして。これ増税するのは選挙を受ける人間としてはしたい人は誰もいませんよ。負担は安いに,いいに決まっているんですよ。ただ,市長はあの制度を作られるときには,相当首長として腹を据えてかかられたと思いますよ。でなければ,大変なぼやっとしたことにしかならないわけですよ。だから,我々も相当の覚悟を持って,市民の方々に負担が増える人もいるし,全体としては8億の増税ですから,これをお願いするには相当の覚悟を持って26人の議員が賛成したんです。その重みを市長はしっかりと受け止めてもらわないと。この制度を作ったのは市長なんですよ。いかがですか。


○市長(前田終止君)


 議員のご指摘の点,よう自分も肝に銘じながら,しっかりと前に考えていくことを進めさせていただきたいと思います。


○17番(植山利博君)


 決断をするのは大変難しいと思います。これを私はよく口にすることなんですけれども,アメリカの大統領で最も尊敬する大統領は誰かとアメリカの国民に聞くと,ワシントン,リンカーン,ルーズベルト,この3人だそうです。理由を問えば,ワシントンは独立のために戦争までして,独立を勝ち取った,賛成反対が相半ばですよ。リンカーンも奴隷解放,南北戦争,国内戦争までして奴隷解放した,これも賛成反対相半ばですよ。ルーズベルトのニューディール政策,これも大不況の中でやはり賛成反対相半ばのときに将来の制度を設計,将来の国民のことを思って,どっちが正しい判断化するというのが,政治家のもっとも厳しい判断ですよ。私はそれに近い判断が税金をどういただいて,どういうサービスをするかということだろうと思うんですよ。だから,山中貞則,衆議院ですか,3区の,消費税を創設したときの担当大臣だったのかと思いますけれども,次の選挙は落ちましたよ。それぐらい,覚悟を持ってやらなきゃならないことじゃないかなと,私はこの国保という,もうそれは矛盾があります。自治体が本当に保険者としていいのかという,これも民主党も医療保険の一元化をマニフェストに掲げて,選挙をしました。だけど,なかなか難しい。難しいわけですよ,口で言うのは簡単だけど。だから,負担の高い,私もいくらですか,7万いくら9回ぐらい払いますから,63万いくらですかね。それは払うときは大変ですよ。特に病院にいかない若い人なんか,もっと払いたくないですよ。だから,この前賛成討論でも言いましたように,20代と30代が納税意識が低いから,54%と六十数%なんです。所得階層で徴収率があんまり差がないのはそこなんですよね。だから,納税者に負担を求めるということは,政治家として選挙を受ける人間として大変厳しいことだろうけれども,この私は世界一優秀な医療保険制度,皆保険制度を守るためには,腹をくくったどういうふうに腹をくくられるか分かりませんけれども,いずれに判断をされても非難ごうごうだと思いますよ。腹をくくって判断をしていただきたいというふうに思います。私は,所得が200万で,子どもが2人いらっしゃる方の負担感が非常に強いというのであれば,例えば均等割をいくらか安くして,税率を上げてもいいと思うんですよ。税率を上げることは低所得者にはほとんど影響はありませんから。1%や2%上げても。国もやはり所得がこの非常に所得階層が開いている,非常に厳しい低い所得の方と裕福な方との格差が広がっているということで,最高税率をどんどん少しずつ引き上げようとしているわけですから,やはり所得の高い人には応分の負担をしていこうということだろうと思います。少し長くなりましたので,市長の決意を一言聞いて次に行きます。


○市長(前田終止君)


 いろいろ示唆に富む部分もご指摘いただきました。参考にさせていただきたいと思います。今まで委員会でも,あるいはまた今日までの経過の中でもしっかり私の市長としての大方針は腹をもうくくっているということを申し上げ,今日に至っております。6月議会を目指して残る課題等しっかりと市民の皆さんの,また議会の皆さんの声も大事にしながら,私どもの考えを,私の考えを,また最終的に示させていただきたいと思ってます。


○17番(植山利博君)


 それから,まず,2番目ですけどね,これまで行ってた,まあ1年1年延長して行ってきたわけですけど,特定扶養控除であるとか,それからリストラ減免であるとか,それからその債務,多重債務とかで土地を処分したのの減免ですね,そういうのは続けるべきですよ,今のこういう状況の中で。6月にもう一回出しますじゃなくて,本当はもう当初予算の段階から一般会計から入れるという腹をくくる前に,もう条例の延長を出すべきだと私は思いましたけれども,これはもうしっかりと続けていかれると思いますが,どうですか。


○市長(前田終止君)


 続ける方向で検討したいと思っています。


○17番(植山利博君)


 もう時間もなくなりました。それと,区画整理の補償を受けた方が,所得割のは減免になったんですよ,最近やっとですね。だけど,7割,5割,2割の減免がないから,今までは国保税も医療費も安かった人は,本当にもう病院に入院してて,所得もほとんどない,奥さんだけが働いているというような人が,区画整理で移転補償をいただいた,移転補償をいただいても今までの借金を返したり,家も建てることもできない,もう住宅にいるその方が,移転補償を受けたばかりに次の年から7割,5割,2割の減免かからないからぼーんと上がるわけですよ。こういうところにこそ,やはり特別減免の配慮をすべきではないかと思いますけれども,これは法律でなってないのは分かった上で聞いているわけですから,もう担当課とは何か月が議論してきました。どげんかならんなと。担当課はもうどげんかもならんわけですよ。だから,どげんもならんのをどげんかするのが市長なんですけど,市長どうですか。


○副市長(南田吉文君)


 対策監も申し上げましたけれども,まあ現在は,現在の考えでは法令等に基づいてやはり執行していきたいと,そういうふうに思っております,このことには変わりはございません。


○17番(植山利博君)


 だけど,やるとすれば,いわゆる特別減税ということでやれないんですか。


○副市長(南田吉文君)


 その可能性はないわけではないんでしょうけれども,今現在ではそういうふうに考えてるということでございます。


○17番(植山利博君)


 ぜひ,試算をしてみてください。そんなに多くはないと思うんですよ。年間何人になるのか。そんなに数は多くないですよ。財源もそんなに要りませんよ。だけど現実に困っている人がいる中で,霧島市のこの国保税の仕組みというのは,低所得者には非常に配慮が高いと私評価をしていますよ。矛盾もありますよ。矛盾もある。だけど,やはり移転補償というのは,所得じゃないと思うんですよ,私は。移転するための経費を見るだけのことですから。だから,それに対して要は課税するわけです。今まで7割,5割,2割の減免の範囲にあった人に課税するわけです。所得割はちゃんと控除されてるんです,所得税にも反映しないんですよ。その原理からいけば,7割,5割,2割も特別減免をする,私は必要があると。決して所得ではないというふうに思いますけど,市長はどう思われますか。


○市長(前田終止君)


 現在の法令等に基づいた課税の基本方針の考え方に,今の時点では変わりありませんけれども,お伺いいたしますと,議員もこの点で担当の者と相当議論を深められ,ご指摘もいただいているということでございます。私といたしましても,どうにかご指摘のようなことに答える道,そういうものをもうひとつ突っ込んで研究できないか,検討できないか,勉強させてください。


○17番(植山利博君)


 ぜひ,そのどこにその全体の理念と全体の構想をしっかりと守りながら,市長のところでできる配慮,特別減税なども今後十分検討していただきたいということを求めて,私の質問を終わります。


○議長(池田 守君)


 以上で植山利博議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの12名については明日以降の本会議で行います。本日はこれで散会します。


              「散 会  午後 5時28分」