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鹿児島県 霧島市

平成21年第4回定例会(第4日目12月17日)




平成21年第4回定例会(第4日目12月17日)





             平成21年第4回霧島市議会定例会会議録





 
1.議事日程は次のとおりである。


                       平成21年12月17日(第4日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐


│日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │


│番号│番号│                            │      │


├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤


│ 1│  │一般質問 厚地  覺君( 185ページ)          │      │


│  │  │      ・地熱開発について             │      │


│  │  │     下深迫孝二君( 190ページ)          │      │


│  │  │      ・一般廃棄物管理型最終処分場整備について  │      │


│  │  │      ・公共事業について             │      │


│  │  │     有村 隆志君( 207ページ)          │      │


│  │  │      ・天降川小学校の新設と今後の課題について  │      │


│  │  │      ・循環バスの運用について          │      │


│  │  │      ・水戸川の満潮時の集中豪雨時の排水対策につい│      │


│  │  │       て                    │      │


│  │  │     中村 正人君( 213ページ)          │      │


│  │  │      ・共生・協働のまちづくりについて      │      │


│  │  │      ・道路行政について             │      │


│  │  │      ・少子化対策について            │      │


│  │  │     植山 利博君( 223ページ)          │      │


│  │  │      ・市長の政治姿勢について          │      │


│  │  │      ・活力ある産業のまちづくりについて     │      │


│  │  │     久保 史郎君( 235ページ)          │      │


│  │  │      ・溝辺町の区画整理事業の進捗について    │      │


│  │  │      ・隼人町,新田山の公園建設計画について   │      │


│  │  │      ・場外舟券売場施設建設計画について     │      │


│  │  │      ・天降川小学校横の宅地販売について     │      │


│  │  │     脇元  敬君( 247ページ)          │      │


│  │  │      ・政権交代による本市への影響について    │      │


│  │  │      ・環霧島会議での取り組みについて      │      │


│  │  │     時任 英寛君( 260ページ)          │      │


│  │  │      ・下水道事業の今後の計画見直しについて   │      │


│  │  │      ・特別支援員(幼稚園・保育園)モデル事業につ│      │


│  │  │       いて                   │      │


│  │  │      ・災害時避難所の拡充について        │      │


└──┴──┴────────────────────────────┴──────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  宮 本 明 彦 君      2番  前 島 広 紀 君


    3番  有 村 隆 志 君      4番  志 摩 浩 志 君


    5番  中 村 正 人 君      6番  脇 元   敬 君


    7番  松 元   深 君      8番  秋 広 眞 司 君


    9番  池 田 綱 雄 君     10番  徳 田 拡 志 君


   11番  山 浦 安 生 君     12番  厚 地   覺 君


   14番  仮 屋 国 治 君     15番  常 盤 信 一 君


   16番  脇 元   操 君     17番  植 山 利 博 君


   19番  塩井川 幸 生 君     20番  久 保 史 郎 君


   21番  岡 村 一二三 君     22番  木野田 恵美子 君


   23番  池 田   守 君     24番  下深迫 孝 二 君


   25番  吉 永 民 治 君     26番  今 吉 歳 晴 君


   27番  細山田 為 重 君     28番  蔵 原   勇 君


   29番  田 代 昇 子 君     30番  前川原 正 人 君


   31番  時 任 英 寛 君     32番  西 村 新一郎 君


   33番  宮 内   博 君     34番  徳 田 和 昭 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   13番  新 橋   実 君     18番  上 鍋 正 光 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長   満 留   寛 君


 議事調査課主幹兼  新 窪 政 博 君   書    記   有 村 真 一 君


 議事グループ長


 書    記    隈 元 秀 一 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   総 務 部 長  今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長   南 田 吉 文 君


 行政改革推進監兼


 大学跡地利用対策監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長   萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長  篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君   会計管理部長   東   邦 雄 君


 危機管理監     宇 都 克 枝 君   企画部次長兼   川 村 直 人 君


                       企画政策課長


 廃棄物対策監    西     剛 君   生活環境部次長兼 川 畑   巧 君


                       生活環境政策課長


 商工観光部次長兼  細山田 孝 文 君   総 務 課 長  宗 像 成 昭 君


 商工観光政策課長


 安心安全課長    尾 堂   守 君   秘 書 課 長  馬 場 勝 芳 君


 管 財 課 長   津 曲 正 昭 君   財 政 課 長  塩 川   剛 君


 共生協働推進課長  久 保 隆 義 君   行政改革推進課長 濱 ? 正 治 君


 保健福祉政策課長  花 堂   誠 君   児童福祉課長   隈 元   悟 君


 農林水産政策課長  木野田   隆 君   林務水産課長   山 下   晃 君


 耕 地 課 長   馬 場 義 光 君   企業振興課長   池 田 洋 一 君


 観 光 課 長   横 手 航太郎 君   建設政策課長   下 拂   勉 君


 土 木 課 長   中 村 順 二 君   建築住宅課長   矢 野 昌 幸 君


 都市整備課長    川 東 千 尋 君   下水道課長    島 内 拓 郎 君


 契約課長      上 原 良 仁 君   水 道 課 長  今 吉 近 見 君


 消防局警防課長   蔵 元   悟 君


 教  育  長   ? 田 肥 文 君   教 育 部 長  阿 多 己 清 君


 教育総務課長    東 郷 一 煦 君   学校教育課長   村 田 研 史 君


 保健体育課長兼   藤 山 光 隆 君


 隼人学校給食センター所長





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(池田 守君)


 これより本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(池田 守君)


 昨日に引き続き一般質問を続けます。12番,厚地覺議員より1件通告がされております。したがって,厚地覺議員の発言を許可します。


○12番(厚地 覺君)


 おはようございます。3日目のトップということで発言の機会をいただきました。中間点にもまだ入らず,先が長いですけれども,ひとつよろしくお願いいたします。私は1点の通告でありますので,時間はたっぷりございます。まず初めに,先月行われました霧島市の市長選,市議選の同時選挙において,前田市長は2期目も再選され,同じ地元民として大変喜ばしいことであります。しかしながら,市民の目は厳しく,市民の半数近くが前田市政に「ノー」という判定を下したことは事実であります。その要因は何であったのか,今後はこれを真摯に受けとめ,市政に当たられんことを切望するものであります。また,国政も政権交代後100日有余が経過し,臨時国会も閉会となりました。政府の行政刷新会議ワーキンググループの事業仕分けの作業全449事業も終了し,公共事業や地方交付税など,次々と事業の廃止や見直しを判定し,今後,税収が落ち込んでいる地方自治体の財政に大きく影響してまいります。また,対象となる事業は,農林水産業が一番多く,97事業にも及び,廃止とか予算要求縮減の事業が多くあり,環境の整備や農業農村の振興など,蚊帳の外の感がいたしています。食料の自給率の向上をうたいながら,耕作放棄地再生利用緊急対策の予算は認めない,従来,霧島市が活用してきた里山エリア再生交付金は廃止など,農村の過疎化を助長するようで,特に議論の中で「里山が荒れて,だれか困る人がいるんですか」とあぜんとした発言もあったようですが,全く農村を無視した無知の発言であります。個別の事業は,政策目標のもとに行われるべきで,それには日本の将来像をどう描くのか,食料の基幹である農業や多目的機能を持つ農村をどう位置付けるのかという国家感が大事であり,今回の事業仕分けを基本として,政策の理念を明確にして,効率的かつより効果的な論争を望むのであります。質問に入ります。今回は農大跡地問題を含む2点を通告しましたが,22年度当初予算を想定して削除して,地熱開発問題の1つだけに質問いたします。この問題は,昨日の西村議員の質問と同じでありますが,私は私なりの視点で質問いたしますが,昨日は西村議員の熱意ある質問がありました。また,陳情者の方々の傍聴も多くあり,市長の答弁も一歩前進という感は受けております。今日は一夜明けて,市長の頭もすっきり切り替わり,さらに前進した答弁を求めるものであります。平成8年,大霧地熱発電所が稼働してから,はや14年が経過しようとしています。その間,坑井内はもちろんのこと,発電所内あるいは環境に及ぼす影響なども全くなく,順調に稼働し,2年に一度の国の定期点検検査時に停止するほか,365日年中無休で稼働し,3万kwの電力を霧島市民に供給しています。NEDO(新エネルギー産業技術開発機構)は,牧園町の白水越地区に平成11年度から14年度にかけての調査で,有望な地下資源を確認し,その後,日鉄鹿児島地熱により基礎調査は継続されていますが,たび重なる反対により本格調査の資源量推察や需要性評価が以後なされていない現状であります。先の9月定例会に地熱開発促進の陳情が市内5団体により提出され,圧倒的賛成多数で採択されたことは,まだ記憶に新しいところであります。これは提出者の各種団体が永続的な霧島市の景気対策を願うあらわれでもあります。調査はとんざして7年余りが経過していますが,霧島市政2期目を担う市長としても,節目として大きな決断のときであります。市長は市議会の採択を受け,今後どのように対応していくのか。市長としても改選直後でもあり,右か左の判断に迷いはありましょうが,事業の先送りをいつまでも図らず,昨日の答弁よりさらに明解な答弁を求め,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 皆さん,改めましておはようございます。厚地議員から1点につきまして,絞り込んでの質問でございました。私のほうから答弁をさせていただきます。地熱開発についての質問でございます。霧島市の地域特性を生かした地熱エネルギーの活用は,再生可能なエネルギーの導入促進や地球温暖化対策を図る上で重要なことであると認識をいたしているところでございます。昨日の西村議員のご質問にもお答えいたしましたように,地熱エネルギーの開発につきましては,地域住民や関係者の方々に賛否両論あることは承知いたしておりまして,それぞれの立場での主張につきましては,重く受けとめているところでございます。また,先の9月定例市議会におきまして,地熱開発促進の陳情が採択されましたことは,今後地熱エネルギーの有効活用に対する本市の方針を決定する際に十分尊重しなければならないと考えているところでございます。本市といたしましては,景観など自然環境や既存の温泉への影響等を勘案しながら,今後も引き続き関係機関と連携を図り,事業予定者と意見交換等を重ねてまいりますとともに,地域住民の方々等への説明責任を十分に果たされるよう要請をしてまいりたいと存じます。


○12番(厚地 覺君)


 今答弁をいただきましたけれども,昨日の西村議員の答弁と全く同じであります。まず最初に,霧島市の民生用電力需要量は526.2GW,5億2,600万kwございますけれども,食料に食料自給率があるように,エネルギーにも地産地消のエネルギー自給率というのがありますが,霧島市のエネルギーの自給率はどのくらいか,試算されたことはございますか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 本市で独自で試算をしたことはございません。


○12番(厚地 覺君)


 昨年の6月9日に公表された福田ビジョンの中で,「低炭素社会を実現するということは,地方がその先導役を果たすことにほかならず,それぞれの地域が,食糧もエネルギーも地産地消型に近づいていくことになるでありましょう。あまり知られてないことでありますけれども,すでに我が国の76の自治体が,地域内に民生用電力需要を上回る再生可能エネルギー電源を保有しているという調査がございます。こういった取り組みをさらに全国に広げることで,日本が世界をリードしていくことであります」とありますけれども,この中で霧島市の電力重要量は,先ほど申しましたけれども,我が霧島市におきましては,エネルギー源としまして地熱発電あるいはまた水力,太陽熱をもって63%の自給率をやっておりますけれども,今後,市長の言われる,日本一のふるさとづくりとよく言われますけれども,自然豊かな霧島市に,観光面も対外的にも自然エネルギー自給率100%と言えるような霧島市を目指す考えはないか,伺います。


○市長(前田終止君)


 自然エネルギーを有効に利活用していくということは,今後の時代,大変に大事なことだというふうに思います。大霧発電,これが私たちの地域で3万kwということでございますけれども,1万世帯から補われていること,CO2の削減効果などから言われれば,本当に今後大事にこういうこともしっかり対応できるふるさとでなければいけないと思っております。


○12番(厚地 覺君)


 その中で地熱発電は44%を占めているわけでございます。その場合,熱源に今後何を求める考えがありますか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 その地熱のほか,その他の自然エネルギー,それから,それで当然不足する分につきましては,本市内には水力発電所もございますけれども,そのようなほかの既存のエネルギーから当然電力を受けるというふうになります。


○12番(厚地 覺君)


 「電気のことは九電が持ってくるんだから心配するな」と言われるかも分かりませんけれども,あと37%持ってくれば自給率は足りるわけですよ。今後,ぜひ地熱という点に目を向けていただきたいと思っております。また,温泉を守る会は,反対陳情の中で,事あるごとにえびの高原の噴気を引き合いに出して,あたかも地熱開発が原因であるかのように述べております。林野庁の航空写真で見る限り,火山活動の鎮静化に伴い,1986年ごろには噴気が縮小し,1992年には全く噴気がなくなっております。大霧発電所はその4年後の96年に開設しているわけでございますけれども,その後,8・6水害の大雨によりまして,韓国岳に大量の雨水が貯留し,その水が次第に浸透し,地下の温度の低下を促したという専門家の発言もございます。今後このような誤った情報が独り歩きしないよう,環霧島会議などで整理する考えはないかどうか,伺います。


○市長(前田終止君)


 地熱利用に関して,特にえびの高原の噴気についてのご指摘でございました。私も関係各位のさまざまな立場からのお話を今日までいただいております。つい先日も,これを推進なさる立場のさまざまな貴重なデータも,議員ご指摘のとおりの噴気に関する,かくも精細な航空写真からなるデータ,こういうものもご指摘のような変化というものが,航空写真を示しながらの事実はこうだというお話も承っております。環霧島会議でこのようなことに対する正しい認識のあり方というものをお互いに研さんをするということは,また大事なことではないかと,機会があれば必要なときにそういう勉強会をやることも必要ではないかなと感じております。


○12番(厚地 覺君)


 ぜひそう願いたいものであります。今回,霧島火山資源の活用と地域活性化を考える会の陳情の背景には,不況による観光客の減もありましょうけれども,今後個人が泉源を確保すること自体,費用に限界がございます。丸尾地区は,乱掘により水位が変わり,相互かんしょうを起こしていることは事実でございます。この陳情の提出者は,企業の地元へ還元の期待を込め,乱掘を防止して,ひいては環境へも配慮して,河川の水質浄化を考えているところでございます。いわば観光客数の向上,熱源の集中管理,コストの削減,河川の浄化を挙げております。陳情者は,直接市へ援助を求めているわけではございません。自前でやろうと計画しております。そのあたりを考慮して,霧島温泉の活性化を考え,やはり開発協定を締結すべきと考えております。5団体の陳情をどのように受けとられているか,前にも述べられておりますけれども,簡単に再度伺います。


○市長(前田終止君)


 丸尾地区の温泉をもってのさまざまな事業を展開されている方々の悩み,そういうことについてもいろいろと今日までお伺いをいたしております。今後,関係各位自らがんばらなければならないこと,全体としてお互いがしっかり認識を持ちながら取り組むべきこと,そういうこと等をしっかり協議しながら,観光霧島,その中心部のいわば大事な面が,一番の宝が損なわれないような最大の努力をお互いになすべきかと思っております。


○12番(厚地 覺君)


 霧島温泉を守る会は,また10月9日の最終本会議で否決された後,県議会へも反対陳情を提出しております。しかしながら,昨年5月23日,市議会へ反対陳情を出した方々は大半が離反していらっしゃいます。皆さんそれぞれ霧島温泉の発展を願っている方々でございますけれども,今や観光協会あるいはまた旅館組合など多くの団体が対立する危機感があります。市長はここで,市長としての立場でリーダーシップを発揮し,霧島観光振興のためにお互いの意見を聞く考えはないものか,お伺いいたします。


○市長(前田終止君)


 必要があれば,当然の努力をさせていただきたいと思います。


○12番(厚地 覺君)


 ぜひ対立を深めず,今後前向きに話し合いを早急に持っていただきたいと思っております。温泉旅館の地熱開発に対する懸念につきましては,地熱の専門家,いわゆる第三者の学識経験者や地元の温泉業者代表あるいは企業の担当者による委員会を立ち上げ,意見を求め,地域の理解を得ながら慎重に進める計画を持っておられます。今も事あるごとに関係者の理解は求めておりますけれども,市として,開発云々は別として,霧島山に眠る地下資源を温泉利用,発電利用にかかわらず,我がまちの財産として資源量推察の調査を行うため,市長の意見を出す考えはないですか。


○市長(前田終止君)


 霧島連山の中にある地下資源,それを市として何か掘り下げて市民に理解を求めるという意味かな,どうなんですか。今直ちに私たちの市の立場で,これだけのこういうものがこうだということを学問的な裏付けを持ちながら,いろいろ賛否両論の議論のある中で,あえて直ちに出すような用意は今のところはまだございません。


○12番(厚地 覺君)


 この答弁の中で「関係機関と連携を図り」とありましたが,この関係機関というのは,どこを指すわけですか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 この地熱の問題につきましては,温泉の問題等もございますので,そういう問題も含めまして,県当局とお話をしていく。あるいは電気事業としての開発をしていくわけですので,その場合については,また国のほうにもいろいろご指導をいただきたいと,そういうふうに考えております。


○12番(厚地 覺君)


 関係機関とぴしゃっとやっていただければいいわけですけれども。この資源量推察の調査を行うためには,市長の意見書が必要なんですか,どうですか。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 地熱開発につきましてのさまざまな手続を進めるためには,その場所等にもよりますけれども,かなりの法令に基づいての手続が必要になってまいります。その場合に,地元の自治体の同意が取れているかというようなことは,添付書類の中でも求められるというふうに聞いております。


○12番(厚地 覺君)


 私は必要ないと思いますよ。掘削をするというなら別なんですけれども。その辺をやっぱりよく調査してくださいよ。業者としましては,関係団体との摩擦を抑えるために,7年間辛抱しているんですよ。石の上にも3年と申しますけれども,坑井の上に7年ですよ。この辺を意見が必要かどうか,ぴしゃっと見解を出してください。これは掘削をするなら別ですよ。


○企画部次長兼企画政策課長(川村直人君)


 調査のための掘削のお話が出ましたけれども,当然掘削については,先ほど言いましたが,その調査につきましても,例えば電気探査とか,さまざまございますので,先ほどの基礎調査,そういうことをするに当たりましては,確実なところは掘削などをしないと分からないわけで,そういうことを念頭にして掘削などをするのであれば,必要であると言いました。


○12番(厚地 覺君)


 掘削をしなければ調査はできないわけです。その辺をぴしっと線引きをしていただきたいと思います。今回ここに来て陳情の5件も出されていますし,地域への経済効果も大きなものがあります。その辺を考慮して,開発に対する意見書をぜひ提出する考えはないものかどうか,もう一回市長の答弁を伺って,私の質問を終わります。もうこれ以上質問してもらちがあかないと思います。


○市長(前田終止君)


 この件に対しては,今までの経緯いろいろご承知のとおり,賛否両論ある中で決断をしていかなければならないということでございます。しかしながら,議員ご指摘のような今日までの長い間の努力,そしてまた,それぞれの地域での受けとめ方の変化,そしてまた何よりも議会がこの件に関する採択を圧倒的な形でなさったということ,そういう意味では地熱エネルギーのこの有効活用に対する本市の方針,そういうものを,今までの今日的一番の直近の変化というものを受けとめながら,十分に熟慮をして決断をしていかなければならないと,こう考えております。


○12番(厚地 覺君)


 最後と言いましたけれど,なかなかこの辺の見解も難しいところは分かります。しかし,市長,もう旧牧園町長時代,それ以前の話なんです。もうそろそろ結論を出すべきと思います。だから,これが1年後か,あるいはまた2年後になるのか,100%反対者の方の意見を受け入れるということは難しいと思います。その辺を考慮して,もう一回,1年後か2年後か3年後か,その辺をもう一回伺います。


○市長(前田終止君)


 今後調査がいろいろと積極的に検討されていくと思いますが,私としましては,今日までの経過をしっかり受けとめて,なるべく早い,いい時期に決断ができるように,皆さん方の前にお考えを示せる日を模索したいと,こう思っております。


○議長(池田 守君)


 以上で厚地覺議員の一般質問を終わります。次に,24番,下深迫孝二議員より2件通告がされております。したがって,下深迫孝二議員の発言を許可します。


○24番(下深迫孝二君)


 おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告しました2点について質問いたします。その前に,去る11月15日の市議会議員選挙の投票におきまして,市民の皆様方,後援会の方々のご支援をいただき,合併して2期目の選挙に当選をさせていただきました。心からお礼を申し上げます。今後いただいた4年間の任期を全力でがんばってまいります。さて,本年を振り返ってみますと,国においては,自民党・公明党の連立政権より民主党を中心とする連立への政権交代があり,国民は夢と希望を持って投票されたと思いますが,現実はどうでしょう。総理の金銭疑惑や閣僚の足並みの乱れ等,不安に思っているのは私だけでしょうか。一日も早い政治の安定と景気の回復を願うものであります。また,今年は新型インフルエンザが流行し,国内においても死者100名を超えたとの報道であります。本市においても,10月19日より医療従事者や基礎疾患を持っている人,妊婦,1歳から就学前幼児を対象に予防接種を実施しているとの報告でありますが,今後も予防対策に全力を挙げていただくよう,強く要請するものであります。また,来年1月より霧島市立医師会医療センター内に脳神経外科を開設することになったとの報告を受け,大変大きな決断をされたと,市長をはじめ,関係者各位の努力に対し,敬意を表すものであります。それでは,質問に入ります。一般廃棄物最終処分場整備について,市長は12月定例会の中で,本年6月に霧島地区循環型社会形成地域計画に基づく国・県との協議を終え,交付金の内示を10月にいただいたので,同調査の発注に向けた2回目のお知らせを関係者に送付したとの説明でした。そこで,質問いたします。現在までに何回説明会をしたのか,2つに,地域住民の理解は得られたのか,3つ目に,国・県からの交付金の内示は10月に来たとのことであるが,何日に来たのか。4つ目に,立地可能性調査を実施するわけであるが,これは調査結果がよかった場合でも,住民が反対したときは計画は中止できるのか,お伺いをいたします。2つ目に,合併をして4年が経過し,市内を見回してみますと,公共事業もたまにしか見かけない状況です。今回の選挙では,地域の枠がとれ,全体選挙となった関係で,市内全域を回ることができました。その中で一部の地域において公共事業が非常に多いと感じたのは,私だけでしょうか。市長も2期目に当選され,12万8,000人の代表です。事あるごとに公平・公正,安心・安全を口にされています。ここで公共事業について質問いたします。1つ目に,4年間に行ってきた事業の金額内容を地域別にお示しください。2つ目に,本市に建設事業者が何社あるのか,地域別にお示しください。3つ目に,4年間で市外の業者が行った事業件数と金額をお示しください。以上,檀上からの質問は終わりますが,答弁によりまして質問席からの再質問を議長にお願いし,質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 下深迫議員から2点につきまして質問がございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。2点目につきましては,工事監査部長が答弁させていただきます。一般廃棄物管理型最終処分場の整備についての1点目につきましてお答えをいたします。ご承知のとおり,昨年4月に公表いたしまして,現在まで地元の皆様方及び地区自治公民館長や自治会長さんなどを対象に,20回の説明会を行ってまいりました。そのほかに先進地視察を4回,また広報誌やホームページ等での広報活動も丁寧に,いくたびにわたって広報活動もしてまいりましたところでございます。2点目についてお答えいたします。候補地の可能性調査については,できることなら100%の理解をいただければありがたいわけでございますが,それはどのような安易なことであっても,なかなか難しいことと考えております。ご質問の住民からの理解についての判断は,具体的な数値をあげるのは難しいですが,これまで地元の皆様へ処分場のその必要性,その安全性を説明してきた中で,1つ目には,従来の生ごみを直接埋め立てるような最終処分場とは違うということ。2つ目には,平成10年の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の基準省令の改正により,遮水シートの二重構造として,さらに安全性を高めた遮水工の整備基準になっていること。3つ目には,本市では市の5つの基本方針や埋立物は飛灰固化物に限るとし,法の整備基準以上の施設を設置する計画であることなどを説明申し上げてきておりますので,感触ではありますけれども,市民の皆さん方にある程度の理解というものは得られたと考えております。3点目についてお答えいたします。国からの交付金,いわゆる循環型社会形成推進交付金は,平成21年10月13日付で内示をいただいております。4点目についてお答えいたします。本市にとりまして一般廃棄物管理型最終処分場は必要な施設であって,その整備が喫緊の課題であると考えております。調査結果が「建設可能」となった場合は,調査結果を住民の皆様方に十分にご説明を申し上げて,今まで以上に処分場整備のご理解,納得度を上げるよう,市といたしましては努力してまいりたいと思います。


○工事監査部長(大井 正君)


 公共事業についての1点目についてお答えいたします。平成18年度から平成21年度11月末までの集計を旧自治体別に報告いたします。なお,国分,隼人地区は統合いたしておりますので本庁で,水道部,教育部につきましては,それぞれの部単位で報告をいたします。本庁634件で122億7,860万円,溝辺地区126件で3億5,230万円,横川地区160件で9億8,310万円,牧園地区128件で11億5,740万円,霧島地区67件で4億5,870万円,福山地区81件で3億7,600万円,水道部358件で21億2,850万円,教育部178件で80億4,740万円の実績となっております。内訳につきましては,土木関係は道路改良,舗装,維持修繕,上下水道管布設及び災害復旧工事等が主なものでございます。建築関係につきましては,市営住宅及び小中学校の建築及び改修,それに伴う各種設備工事と耐震対策工事が主なものであります。次に,2点目についてお答えいたします。平成21年12月1日現在における本市に指名願いを提出している業者数は,国分地区89社,溝辺地区16社,横川地区12社,牧園地区18社,霧島地区12社,隼人地区50社,福山地区12社の合計209社でございます。次に,3点目についてお答えいたします。過去4年間の市外業者施工実績でございますが,平成18年度,35件で43億240万円,19年度,32件で6億9,400万円,20年度,24件で1億2,480万円,21年度11月末現在で18件,1億6,120万円となっております。内容を確認いたしますと,土木関係の橋梁,水道関係の特殊設備工事及び建築関係の特殊建築物,また大口の電気工事がほとんどを占めております。


○24番(下深迫孝二君)


 ありがとうございました。今お答えをそれぞれにいただきました。一般廃棄物のほうから順次再質問をさせていただきます。20回の説明会を開いたというふうに今ご答弁をいただいたわけでございますけれども,その20回というのは,どこ地区の方たちを中心にされたのか,まず伺います。


○廃棄物対策監(西  剛君)


 今おっしゃいましたように,1回から20回ということで説明会をさせていただきました。地区別につきましては,主に牧之原地区の3地区を含め,福山全地区を対象にしてその説明会というのを開いているところでございます。


○24番(下深迫孝二君)


 福山の全地域を対象に説明をされたという,今,西対策監からの答弁でございますけれども,私が聞いた限りでは,市長は昨日の前川原議員の答弁では,「おおむね理解を得られた」とおっしゃったんですが,今日私のほうには「おおむね」じゃなくて,ちょっと違った「ある程度の理解を得られた」というふうに答弁をいただいているんですね,これは。「おおむね」というのは,どの程度のことを「おおむね」とおっしゃるのか。そしてまた,私のほうには「ある程度」との答弁でしたけど,100人おられれば,10人ぐらいが,言うならば理解を得られたというのを「ある程度」というふうにも受け取れるわけですよね。これはどの程度ということを「ある程度」というのは示しておられるのか,その割合をちょっとお尋ねをいたします。


○廃棄物対策監(西  剛君)


 市長が答弁でも申し上げましたように,100%の理解というのは難しいということで申し上げました。そして,それを具体的な数字で挙げるというのも難しいというふうに思います。我々はその説明会をする中で,今20回という説明をいたしました。その中で17回までは地域の方の質問,こちらが説明して質問を行って,その答弁を行うと。その後3回ですね,3回は,その地域の方々の質問に対して答えができなかったものを報告という形で,一応その説明会というのを開催しております。また,その質問を受けて回答もするわけですけども,それを含めて20回ということで行っております。その後,ある程度の期間をおきまして,ちょうど1年前でございますけれども,12月議会で早期実施の採択をいただいたところでございます。すぐには私どもも動きませんでして,ある程度のお互い考える期間があるということで据え置いたところでございまして,今年の5月に1回目のお知らせと申しますか,「早期実施をいたします」と,「今年度の実施をいたします」ということでお知らせをしたところでございます。また,その後に事務手続も含めながら,11月にそのお知らせ,12月4日に実施をいたしますということで,そのお知らせについても,現地に出向いて直接本人にお渡しができるように,行って,家族の方もいらっしゃいましたけれども,お渡しをいたしました。ある程度我々も肌で感じるところがございまして,そういうところからも考えまして,「おおむね」理解がいただけたのかなというふうに思っております。


○24番(下深迫孝二君)


 ですから,私がお尋ねしているのは,「おおむね理解が得られた」「ある程度理解が得られた」というのは,どのくらいの割合をおっしゃっているんですかと。そんな難しいことを聞いているんじゃないんです。簡単な質問なんです。


○生活環境部長(南田吉文君)


 非常に日本語の難しい,あいまいなところでございまして,今の「ある程度」「おおむね」というふうな表現を今使っておりますけども,そのほかには「おおよそ」であるとか「大体」であるとか「ほぼ」とか,いろんな表現が日本語というのはあるんですけれども,ここで使っております「ある程度」であるとか「おおむね」というのは,100%ではないけれども,100%に近づいているような感触を持つというような意味で使わせていただいております。


○24番(下深迫孝二君)


 100%に近づいているというのは,どのぐらいですかということを聞いているわけですよ。まやかしを言ったら駄目ですよ。もうちょっと真剣に答えなさい。


○生活環境部長(南田吉文君)


 真剣に答えているつもりでございますけれども,数字では表せないというのが,これが実情でございます。これをアンケートをとったり,あるいは一件一件消し込んだりというようなことは,決してそういうことをしているわけではございませんで,実数としては言い表せないということでございます。ただ,これを日本語で表現するとするならば,こういう表現を使わざるを得ないということでございます。


○24番(下深迫孝二君)


 らちがあかない回答だけをいただいておりますけれど,実際あなた方は地元の方に会って話をされたと言うけれども,アンケートをされましたか。僕は市長,反対のための,反対の質問をするつもりはないんです。必要な施設です。何としても理解が得られるならば造らなければいけない。ただ,これを行政があまりにも強引にやった場合には,行政不信になってしまうんですよ。今あっちこっちで道路が出たりへこんだりしているところもあります。旧国分にもたくさんそういうところがありました。これは必ず行政への不信がもとで承諾がいってないということもあるんです。そして,宝瀬地区の皆さん方にも,私も今回の選挙で初めて足を踏み込みました。なぜなら,今までは選挙区を設けてやらせていただいておりましたので,地元の議員さんたちの立場もあると思って,まず足は踏み込んでおりません。今回,選挙区の壁もなくなりましたので,まず入っていってお話を聞いてみましたら,「絶対反対だ」とおっしゃる方が大半なんですよ,まだ今宝瀬地区はですよ。ほかの地域は私も存じ上げておりません。それと,福山の下場の皆さん方が反対だということをおっしゃっていました。なぜなら,風評被害があると。福山は酢で生活を立てているんだと。ですから,そこまで本当にひざを交えて話をされたのか,一方的に「おおむね」あるいは「ある程度」理解が得られたから発車をするというふうに聞こえて仕方がないんですよ。宝瀬地区はわずか16世帯ぐらいしかないんだそうですけれども,道路を造ってもらわなきゃいけないから賛成をしてほしいとか,あるいは水道を作っていただかなきゃいけないからとかいう,そういうもので押さえつけてしまったんじゃ,私は大変な間違いだと。道路を造るべきところは造らなくちゃいけない。これは行政の当たり前の仕事なんですね,これは。水道が悪けりゃ,水道をやり替える,これも当たり前のことだと思うんです。そうした中で住民の心と心を結んでいくということは大事だと思います。ですけれども,聞いた中では,「おおむね」とか「ある程度」というのは,私はまだ理解ができないんですよ。ですから,あなたたちに何%ぐらいの理解が得られたのかということをしつこく聞いているわけ。日本語は難しいとか何とかおっしゃるけど,アンケートすればすぐ分かることじゃないですか,何%ぐらいというのは,でしょう。どうですか,部長,もう一回あなたの答弁を聞かせてください。


○生活環境部長(南田吉文君)


 地元の説明会をいたします中で,住民の方からアンケートをとったらどうかということがございました。その中でどういうふうに答えたと言いますと,アンケートをとる範囲で非常に結果が違ってまいると思います。例えば,宝瀬地区のみ,十五,六人でございます,そこいらのアンケートもあれば,牧之原地区でのアンケートもあれば,あるいは市内全域を対象としたアンケート,いろんなことがあるのではないかと。そういうアンケートをとりますと,明解な数字が出てまいります。そうしますと,どういった判断基準でもってそれを今後推し進めていくのかという,非常に難しい判断を迫られます。ですから,そういうことは避けたいと。例えば,地域が二分されてしまう可能性もあるわけでございますから,それだけは絶対避けたいと。先ほど少し風評被害がいろいろ出ましたけれども,地元が割れるというのが私ども一番怖いわけでございまして,そうではなくて,どうしても必要な施設であるがゆえに,そういった不安があるとすれば,不安解消のために説明をし尽くしていくということを市長からも言われておりますので,真摯になって説明をし尽くしてきたつもりでございます。不信というような言葉も先ほど言われましたけども,むしろ,そうではなくて,説明責任を果たすことで,むしろ信頼関係をつくりたいということを一生懸命これまで取り組んできたつもりでございます。そこのところは十分にご理解をいただきたいと,そういうふうに思うところでございます。


○24番(下深迫孝二君)


 説明はし尽くしてきたとおっしゃれば,皆さんが賛成をされるんですよ。まだそこまで行ってないんです。私は旧国分のころ,環境福祉の委員長をさせていただいていました。川内地区に産廃問題が発生しました。地域住民を挙げて反対をされました。これは皆さん,新聞報道でもご存じでしょう。そのときに前田市長は,霧島市の市長選に出られるときでしたね,ちょうど。反対のあるところには造らないということを当時明言されているんですよね,これは。今,福山地区でも100%私は,100%とは言いませんよ,せめて7割ぐらいの皆さん方が理解をされたら発車をされていいと思うんです。市長,そこ辺はどうお考えですか。


○市長(前田終止君)


 川内地区の私が4年前,訪問をしたときのお話の一部ご指摘かと,そういうふうに理解をいたしましたが,反対のあるところには造らないというその理解は,私といたしましては,混乱の極に達して,もうどうしようもない事態になっているこういう反対の実情というものを非常に,次期市長を担うものとして,もうこれ以上の中でやれない,そういう判断をした上での意味でございますので,ご理解ください。


○24番(下深迫孝二君)


 国分の場合は川内200世帯ぐらいあります,400だったかな,200世帯でしたか,あるわけですけれども,宝瀬地区16世帯しかないわけです,基盤になるところは。そして今,部長は,福山地域全体を考えたらというようなこともおっしゃいましたけれども,自分の地域に関係ないものは,距離が離れていれば,そういう人たちには関係はないわけです,これは。一番大事にしなきゃいけないのは,そこの周辺部の人たちだと思いますよ。私が聞いた話では,館長さんに「会合を開いてください」というご相談もしたけれども,会も開いていただけないと,「それは関係ないんだ,我々には」というような話だということも聞いております。それが,それじゃ適切な正しいあなたたちの判断材料になると思いますか,もう一回部長。


○生活環境部長(南田吉文君)


 これまでの答弁の中で申し上げているわけですけれども,廃棄物対策課を中心に,担当の職員,実は一戸一戸訪問させていただきまして,ひざを交えながら話もさせていただいているところでございます。そういったことを総合的に判断したわけでございます。見切り発車とか言われましたけれども,決してそうではないと。と申しますのは,基本姿勢でございますけれども,反対をされます陳情者の方々から強制的な執行はするなということを真摯にこれまで守っておりますし,また,その都度ポイントポイントがございますと,こちらのほうからそういった方々に文書等を発送しまして,今こういうことになっていますというふうなこともお知らせしながら,慎重に進めているというのが実情でございます。そういったこともぜひぜひご理解いただきたいと思います。


○24番(下深迫孝二君)


 それでは,一つ市長,提案いたします。もうすでに環境調査を始められる準備はできているわけですよね。その前に,西牧之原という地域だそうです。私どものところは公民館長がおって,会長がいるという組織づくりですけれども,牧之原については,館長さんの下は全部班がいくつかあって,その上に館長さんがいらっしゃるそうなんですよ。その地域だけをアンケートを1回されたらどうでしょう。それで発車されるんならされれば,私はその中で,市長がおっしゃっているように,「おおむね」「ある程度」の理解が得られれば,進めていかれればいいと思うんです。そうすることがやはり行政に対する信頼につながるんだと思うんですよ。今,あまり何もかんも強行にやると,行政ほど信用できんものはないという話もあちこちで出るわけですよ。本来は公共関与ですから,これが一番信頼されなくちゃいけない,公共関与というのは,あくまでも「行政が責任を最後まで持つんですよ」ということになるわけですから,これが一番信頼されなければいけないわけですけれども,今それが若干霧島市も崩れているんです。一例を挙げますと,敷根の清掃センターですね,あそこに焼却灰が捨てるところがなくて山積みになったり,かなり埋まっているんです。それを当時,焼却場の新しいのができたら随時焼却していきますと,私も充て職で入っていましたから,そういう話も聞いています。ですが,今どうですか,あれは燃えないということでほとんど進めていらっしゃらないんです,これは。これが現実なんですよ。行政がやっぱり口にしたことはきちっと実行するということは,私は大前提じゃないかというふうに思っております。お金がかかるということもおっしゃるんですけども,お金がかかるんなら皆さんの家庭から出たごみなんで,皆さん,この分は特別に税負担をしてくださいと,1件から1,000円ずつ集めても,かなりの金額が集まると思うんです。そういう形でぴしっと実行しないと。言った後は,部長は前回,「何万t持ち出すという約束はしてない」とかという発言もされたことは私は記憶にあるんですが,そういう問題じゃないんですよ。少しずつでもいいから,何年までに片付けるよといった約束は守れなくても,随時努力はしていますということがやっぱり行政の信頼に私はつながるというふうに思いますけど,市長どうでしょう。


○市長(前田終止君)


 市民の方々と行政の信頼関係,これはやはり市民,そしてまた,その中には多くの納税者の方々がおられるわけですし,いかなることに対しても,やはりお互いの信頼できる関係が,まず底流にきちんとあるということは大変大事なことだというふうに思っております。なお,西牧之原地域についてのアンケートをというお話でございましたけども,アンケートに対するこの種の問題のあり方,考え方,これについては,先ほど部長から説明があったとおりのような見解で今日まで進めてまいりました。そういうことで,願わくば今までの重なる努力などもどうぞひとつご理解をいただきながら,ここまで来たことをすべて公表しながらやってきてまいっておりますし,ぜひ皆さん方のご理解をいただけたらというふうに思っているところでございます。今後どうしてもそういうことが必要であるかどうか,それについては,また今の議員ご指摘の点,念頭に置きながら内部協議をまたさせていただき,後日また回答もさせていただきたいと,こういうふうに今は思っております。


○24番(下深迫孝二君)


 慎重には慎重を期してやっていただければ,必ず理解を得られる日は私は来るというふうに思っておりますので,あえてこういう厳しいことも申し上げるわけです。それと,南田部長においては,次はもう一段上の席が待っているかもしれないんです。これは明日がその日にちになっているようですけども,あえて,だからあなたにはきついことも申し上げるんだけれども,あなたは大隅地区に行かれたときに,「霧島市は便所がないから便所をつくらせてくれ」というような説明をされたということも,前窓口に行って言いました,私は。あなたは,「例えで言ったかもしれません」ということをおっしゃいましたけれども,やっぱり上に立つ人間は,こういう大きな問題になるものをそう軽々に言っていただいてはいけないんじゃないかというふうに私思っておりますので,どうですか,今後。


○生活環境部長(南田吉文君)


 肝に銘じたいと思います。


○24番(下深迫孝二君)


 ぜひそういうことでがんばっていただきたいと思います。これは文句を言うばっかりじゃなくて,激励の意味も込めているわけですから,よろしくひとつお願いします。それじゃ次に入りたいと思います。国からの交付金が10月13日に届いたということでございました。前,私,南田部長にいつ環境調査を行うんだという質問を電話で問い合わせをしましたときに,9月にはやりたいと思いますということでございましたけれども,政治の混迷等もありましてちょっと遅れたんじゃないかと言うふうに思っておりますけれども。やはり10月13日に来て,その後,11月4日でしたか,されたということは,やはり市長も市長選というものを意識されて若干遅れたのかなというふうに私も思っております。今回,私も福山地域を回る中で,やっぱり市長に対する批判もあったということは,今まで市長のために全力を挙げてやってきたんだという方たちもいらっしゃいました。ですから,やはり一般廃棄物もかなり影響しているんだなということも私は心の中ではそう思いましたので,一応お伝えをしておきます。ですから,今後はもうここまで来てばたばたする必要はないんですよ,市長,2期目を通られたわけですから。今後はじっくり腰を据えて一般廃棄物最終処分場も造っていかれれば,住民の理解は今以上にまた広まってくるというふうに私は思っておりますので,あまり結論を急がずにやっていただきたい。さっきは市長は牧園地区の温泉については,非常に慎重な答弁をされていましたよ。ああいうところはもっと急いでいただいてもいいんじゃないか,お金を生む施設ですから。一方は迷惑施設なわけですので,やっぱり慎重にやっていただかないと,これはいけないということも申し上げておきたいと思います。時間が過ぎてきておりますので,次に公共事業について質問をさせていただきます。地区別に今挙げていただいたわけでございますけれども,この中で学校建設,いくつ入っているか,ご答弁をお願いいたします。


○工事監査部長(大井 正君)


 先の教育部予算につきましては,教育部で申し上げましたけれども,合併以来この4年間,教育部の予算の特色といたしましては,学校の新設また学校の改築等が行われております。まず,日当山小学校の改築工事がされました。その後,牧園中学校の改築工事がされております。そして今現在,天降川小学校の新設の建築工事が済んだところでございます。


○24番(下深迫孝二君)


 ここで一つお尋ねいたします。市長にだけ今日はちょっと質問の矛先を向けていますけれども,2期目の最初の議会でございます。今までは市長には常に1期目は大変なんだと,がんばってくださいという私は激励をしてきたつもりでございます。その中で,市長は牧園中学校屋上緑化もするように指示をされています。牧園中学校,ものすごい標高の私は高いとこだと思っているんです。そして,日当山あるいは天降川小学校,こういうところは本当に夏も暑い地域ですよね。それで,何でこの牧園中学校だけが屋上緑化なのかと。市長もやっぱり自分の地元に錦を飾りたいという気持ちは私も分からんではないですけれども,これだけ財政が厳しい中で,そしてまた,これからの学校はほとんど改修でされるというような報告も受けています,これは。新しく造った学校はなるだけ辛抱していただかないと,これはあの高台でなけりゃこういうことは申し上げませんけれども,その意図はどこにあるんですかね。


○市長(前田終止君)


 まず,標高はおおむね200m少々かなというような高さでございます。そして合併,このことがまだ固まらない時期,牧園町の最後の町長を最終的に受けさせてもらっておりました。当時,それこそ私たちの牧園と言われた旧町の体制の中で,今新しく町内唯一の中学校を造るということが大きな取り組みのプロジェクトの一つでございました。そういう中で夢として,当時のそれこそみんなで語ったことは,牧園町はさまざまなエネルギー資源,そういうものを持って,例えば,それが水力であったり,あるいはまた地熱であったり,温泉熱利用というものも旅館・ホテルではエネルギーに変えたりしておりますと。そういう中の唯一の中学校ですから,さまざまなこの省エネとか,エネルギーに対する入口部分の学習,そういうものが教育機関,義務教育の最後の過程で学べる,そういう創意工夫がせっかく新しく中学校を造るんだから,そういう哲学をみんなで持とうということを提案させていただきました。よって,周りにある水力,そしてまた地熱あるいは温泉熱利用のさまざまな冷暖房への生かし方,そして学校では,そういうことを生かす中で,例えば,風力発電,これをしっかりと学習する,入口部分だけの小規模ですけども,こういうのが世の中にあるんだよということで,風力による発電,あるいはまた太陽光,こういうものによる発電,そしてまた省エネの中では,都会ではこういうような形で屋上緑化というものが大規模じゃない,基礎的に大体これぐらいあればいいという学習効果の入口部分の効果を高らしめるような範囲,そういうことでやりましょうということを決定し,そして合併が実現をし,そして年次的に計画的にやってきた。皆さんの理解を得ながら,それを推進してきたということであります。ですから,大規模に,もう本当に徹底してそれがやられているということではなくて,小規模ですけれども,学習の入口の一番基本的な,基礎的な部分が分かりやすく生徒諸君たち,世の中というのは,こういう形で勉強していけばいいんだなという,そういう学習の入口だというふうにご理解いただきたいと思います。


○24番(下深迫孝二君)


 市長のおっしゃることは理解はしたいと思います。したいと思いますけれども,日当山だ,天降川だという学校も新しく新設もされております。牧園だけがそのエネルギーなどについても特別されているわけじゃないわけです。市長は今や9,000人の牧園の町長さんじゃないわけです。12万8,000のトップである父親であり,私は副市長は母親であるというふうに思っているんです。そういった中で,父親が自分の地域の学校だけそういうふうにされたときに,今おっしゃるようなふうに皆さんが理解をされるかどうかということを疑問に思うんです。やはり12万8,000の父親になった以上は,全体的にやはり目を向けていただかないといけない。これもやはり選挙の結果として若干は影響しているんじゃないかという私は気がいたします。ですから,今から学校も建て替えもしてもらえない,隼人などにおいては雨漏りがしているというような同僚議員からの話もありましたけれども,修繕をするというようなこともおっしゃっています。一方では新築をして,高台の涼しいところにありながら屋上緑化までするというのは,やはり市長,考えていただかないと,今おっしゃった,そういう思いも大事ですけれども,やはり12万8,000の市民が見ているんだということも考えていただきたいと思いますが,どうでしょうか。


○市長(前田終止君)


 中学校は14,小学校は34あるんですね。それで,今議員のおっしゃる意味は,私もよく理解ができます。ただ,それぞれの地域特徴が,約600km2の中にそれぞれの学校別にあるんです。そこから考えたら,明治,大正,昭和,平成と,100年単位でものを考えて,エネルギーということを考えて,置かれているそれの地域的な特徴の条件を最も具備した中学校はどこか,そういうふうに考えながら私は判断をしているわけです。ですから,公平感というものを考えるに,本当にその地域にふさわしいものが力を込めてそこにはしっかりあるということは,私は逆に公平だというふうに思います。ですから,どこにも押しなべて全部が,いわばあまねく行くことだけは公平じゃない部分もあることもお互いに理解し合うことも必要だというふうに思います。ですから,議員ご指摘の点の,いわば1万人足らずの町の町長から13万人近いトップになった,そこにおける公平・公正な考え方で仕事をしていくということは,もう非常に大事なことですから,そのとおり,もう率直にご指摘を受け,そしてまた,私もそういう努力を最大限にしていくことをお約束申し上げます。しかしながら,地域の特性や個性,地域の環境,歴史,伝統,文化,例えば福山においては水泳とか,その地域の持つ歴史,伝統があって,そこに対するプールの問題など,やっぱりこれは大事な問題だから,踏み込んで早くしてあげなければならない,そういう判断をしていくわけです。いろいろ地域の平野部の特徴あるいは山岳部の急峻な中で唯一の中学校としては,こういうこともあっていいかな。そこにお互いに相互乗入れしたり,多くの人たちが訪れたり,あるいは地域の人たちはそれを誇りに思いながら,ああ,そういうことだなと,中学校は14ある中でいろんな個性があるんだな,その個性に向かってきちんとした努力がなされておることも,どうぞひとつ一部の範囲としてもご理解もいただきたいと思います。


○24番(下深迫孝二君)


 市長熱く語っておられますけれどね,それは理解はしますよ。しますけれども,片一方じゃ雨漏りがする学校があるということも考えてください。そういうところは修繕で済ませるということですね。擁壁が,外壁が落ちてくるということは,もうそれだけ耐久性がなくなっているということなんですよ。一方じゃそういうところもあるんだということを考えていただかないと,一方は新築した上に,今度は屋上緑化だ,やれエレベーターということになりますと,それはもっとほかのほうに回すお金はないのかと,我々は今言ったように,全域を今度は考えないといけないわけです。そういうことも考えましたので,あえて苦言を申させていただいているわけです。それと,各部長にお尋ねをいたしますけれども,皆さん方,我々,部長,課長のところにお願いに行きますと,予算がないんです,予算がないんです。予算がないと言えば済むというような感じで,ほとんどそうおっしゃっています。そういった中で,大体各7つの地域が公平にほとんど並行して事業がなされているかどうかということを,各今ここに部長が8名座っておられます。大井部長から順次皆さんのご意見を聞かせてください。


○工事監査部長(大井 正君)


 残念ながら,工事監査部のほうでは事業予算は持っておりません。全体的な工事の執行と完成のほうの監査のほうだけでございますので,そういうのは聞いておりません。


○教育総務課長(東郷一煦君)


 私が代わって答弁をさせていただきたいと思います。教育委員会でございます。教育委員会に限って申し上げます。合併後実施した耐震診断の結果,それとアスベスト再調査等を行いました。それにより一部に変更はございましたけども,合併時に示された新市まちづくり計画に沿って,教育委員会としましてはおおむね工事を実施した結果でございますので,ご理解をいただきたいと思います。それで,先ほど修繕,雨漏り等の質問がございましたけども,教育委員会としましては,学校等から要望がございました時点におきまして,施設営繕グループがございますので,すぐ学校に出向きまして,必要な場合は修繕工事を実施しているわけでございますので,ご理解をいただきたいと思います。現在のところ,雨漏りはすぐ処置をいたしておりますので,私が今現在把握している時点におきましては,雨漏りはないということでご理解をいただきたいと思います。


○建設部長(篠原明博君)


 それでは,建設部関係の主に道路事業について答弁をいたします。おっしゃいましたように,各地域によってその公平性が保たれているかということでございますが,建設部の道路につきましては,当然第1期の4年間につきましては,各旧市町が事業計画をいたしてきた道路につきまして,おおむね継続事業でやってきた経緯がございます。当然各市町におかれまして,その市町の計画に基づいた計画をやってきておられまして,その分の残事業あるいはその完成までの事業というものが各市町でばらつきがあるわけでございます。そういった観点から建設部におきましては,各地区のバランスは若干崩れておりますけれども,その目的である地域間連絡道路でありますとか,国道,県道をつなぐ道路でありますとか,そういう集落間の道路というのは,やはり各市町で位置付けられた重要な路線ということで,それが完成する,あるいはその目的がある程度成就するまでは必要性はやっぱりあるんじゃないかということでやってきた経緯があります。そのために,やはりある程度の地区によってはバランスが崩れているというか,各地域によって多少差異があるというのは歪めないというふうに考えております。ただ,合併いたしましてもう4年たちまして,市としての総合的な道路計画網はどうあるべきかということにつきましては,現在そういう総合計画の中で位置付け,あるいは都市計画マスタープランの中で位置付け,下場でありますと,国分,隼人の渋滞緩和,あるいは上場におきまして,各総合支所間を結ぶ連携道路というのは重要な路線であるということで位置付け,今後はそういった地域的なバランスを組んだ計画でやっていかないといけないというふうに考えているところです。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 商工観光部につきましては,商工業,そして観光,そして企業誘致を担当しておりますけれども,地域によっては若干のばらつきはあると思っております。また,金額等につきましても,若干のばらつきはあると思いますけれども,基本的には公平な考え方を持ってやっていこうということで一生懸命取り組んでいるつもりでございます。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 農林水産部でございますけれども,合併して4年間の間には,それぞれ旧市町が計画し,実施してきている事業がございます。そういったもので継続されている地区につきましてはそれなりに予算がついてまいりますので,地域全体としてのバランスとなりますと,やはりばらつきがございます。新規事業等につきましても,それぞれの総合支所から予算要求という形で上がってくるわけですけども,やはり市全体を見て,やっぱり緊急性のあるもの,それと優先等,そういったものを勘案しながら一応予算配分といいますか,予算を要求しているという状況でございます。やはり霧島市としての合併をいたしたわけですので,当然地域のバランスも考えなくてはいけないですけれども,市民として必要なもの,それはだれが見ても緊急度のあるもの,そういったものを優先して予算措置をしているということでございます。


○総務部長(今村恭一君)


 総務部関係におきましては,主に工事というのは出てこないわけですけども,考えてみますと,交通安全施設であるとか防犯灯・安全灯などがございます。ただ,それは地域性を考えての執行ではなくて,優先順位的なものになります。ですから,一方のところに偏ったりする事例はありますけれども,やはり必要なものを限られた予算の中でどこからすべきかというものを念頭に置いて執行していくべきものだと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 企画部につきましては,総合計画の実施計画というのを作ってまいります。その実施計画を作る中では優先度評価というのを行います。それは地区というわけではなくて,霧島市全体を見ながら優先度評価をしております。その優先度評価そのものにつきましては,考え方としては長所を生かす,短所を改善する,その2つで優先度評価をしながら行っております。それはあくまでも霧島市全体を見た中での評価でございますので,そういった意味では公平になっているというふうに考えております。


○生活環境部長(南田吉文君)


 生活環境部は,内部事務及び施設の維持管理,そして修繕等が主なものでございまして,現在のところ各地域のバランスをとるような公共事業はございません。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 保健福祉部の所管でございますけれども,既存のものにつきましては,それぞれの地域によりましてその規模等が異なっておりますので,修繕工事につきましては,当然緊急性等を優先して実施をいたしております。また,新たに実施をするものにつきましても,それぞれの地域の状況等が,例えば,子どもの状況とか,そういうものが異なっておりますので,そういうものを考慮しながら建設しておりますので,そういう面につきましては,地域というとらえ方をしますと,ばらつきがあるかもしれませんけれども,必要なものを必要最小限のものでつくっていくという考え方,それと地域特性を生かすということについては,そういう方針で臨んでいるということでございます。


○会計管理部長(東 邦雄君)


 事業をする立場ではないんですが,とりあえず部長を拝命いたしておりますので,ご答弁をさせていただきます。私は会計管理部長兼会計管理者という立場で,公金を適正かつ効果的に管理運営していくことに日々努めさせていただいております。また,これまで答弁をさせていただきました各部署の担当の方たちが行います事業に対する支払い,これについては,間違いなくきちんと支払うことができるよう,日々資金管理に努めさせていただいております。


○市長(前田終止君)


 私は先ほどの議員の質問の中で,学校施設のレベルの公平性というような意味での質問があったかと思います。そして特に牧園中学校は非常にいいものを造ったけれども,ほかは雨漏りがしているというようなご指摘だったと思いますが,雨漏りのしている学校があったら,ぜひご指摘をそのままいただければ,精いっぱいこれは次代を担う子どもたちが学んでいる大事な学校教育の最大の一番必要な現場でございますから,どうぞ具体的にどこの学校のこの部分だとおっしゃってください。私どものほうは対応をする最大の努力をさせていただき,子どもたちの学校教育に支障のないように努力をさせていただきたいと思います。そして施設の,いわばレベルの公平性みたいなものは,これは学校のできた歴史,あるいはまた校舎がいつ建造されて,今何年になっているか,そういうことなどによって,それぞれ後発の有利性,そういうものもございましょうし,特にまた新しく天降川小学校など,ああいうような形でできていくわけでございますが,こういうものについては,やはりほかの小学校に比べた場合,やはり後からできる施設でございますし,それであるけれども,公平性を前のものと保つがゆえに,いわばぐんと抑えて抑えて抑え込む昔のまんまの基準を,いわば仮にやったとすれば,逆に本当に新しく造ったのに,もっと工夫ができなかったかというような指摘のそしりも免れないというふうな点もあろうかと思います。もちろん物事にはある程度しっかりとしたその概念を持って,その程度というものもあることはお互いに常識を持って判断し,やっていくべきことだと。そして新しく学校を造りかえていくとか,あるいはまた修繕をするとかいうものは,地域の声,そういうものをしっかり聞きながら,議員ご指摘のことがなるべく一件でも少なくなるような行政努力を今後肝に銘じながら精いっぱい努力をさせていただきたいというふうに思っております。


○24番(下深迫孝二君)


 公共事業のところで,もう少しお聞きをしたいと思いますけれども,県単事業あるいは過疎対策事業,あるいはいろんなそういう国・県の補助事業を使って事業をされているところが継続になっているというようなご答弁でございました。少し奥歯に物がはさまっていたような気もしますけれども,現実,継続をするにしても,どの地域も上がってきていると思うんです,補助事業というのは。そういった中で,今まで我々が役所に行ってお話を聞きますと,補助事業の場合は優先順位をつけてくださいと,どこの地域にどれから始めたらいいか,優先順位をつけてくださいということをよく言われているんですよ,私もよく役所のほうにはお願いに行っていますから。そうしたときに,同じ地域に2つも3つも入って,ほかが入ってないということは,萬?部長,あなたのところは特にそういう補助事業が多いと思うんだけれども,どのようにお考えですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 例えば,国の事業におきましても,全体計画を出して,それに基づいて承認を得て事業を実施しているというような事業がたくさんございます。いろんな中山間総合整備事業とか,あるいは村づくり交付金事業とか,いろんな形で計画に基づいて事業を実施しておりますので,その計画した区域がどうしてもその地域に偏った場合,そこに仕事が集中するという形もございます。ただ,いろんな形で地域から要望がある場合は,当然地元の意向として同じ地区から二,三か所あった場合,地域としてどこをまず優先をされますかというような形で,地元からの意見をお聞きしながら事業に着手していくと。要は,いろんな単独事業にいたしましても,いろんな地域からたくさん要望があるわけでございますので,その地域に集中してというわけにはまいりません。そういった意味から,地域のほうとして,どこを優先して希望されますかというような形で採択をしていくというような形の取り組みをしているところでございます。


○24番(下深迫孝二君)


 何もそんな難しいことをお尋ねしているんじゃないんです。あなた方のところにお尋ねに行けば,優先順位がありますと言って,この小さな事業であっても,1年に1つしかできませんというふうなことをおっしゃっているわけです,現実。ですから,もっと歯切れのいい答弁をされたらどうですか。例えば,今この事業費を見たときに,牧園町というのは普通の倍事業をしているんです。それが当たり前なんですかということを私はお尋ねしているんです。選挙で回ってみて,初めて気づいたわけです。あっちもこっちも公共事業がある,やっている。そういった中で補助事業だと,今あなた方は継続でこれはやっているんだとおっしゃるけれども,継続だけが1か所に集中していいのかということを聞いているわけです。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 私どもが今,農林水産部でやっている事業につきましては,それぞれの地域,旧1市6町,それぞれで全体的な総合計画というものを作っておりまして,その計画に基づいて事業を実施しております。したがいまして,この地区について,特にそこだけを重点的に事業に取り組んでいるという形ではございません。したがいまして,今,牧園の例がございましたけれども,例えば,溝辺におきましても,新たに総合計画で5か年の事業計画を今から実施しようという形で取り組みを今年から始めるわけですが,そういった形で福山にいたしましても,地域の農業振興のための,要は,できるだけいろんな事業は国の補助事業を導入したほうが地元の一財が少なくて済むという形で,できるだけ総合的に国の補助事業を導入しながら農業振興を図っていこうという取り組みをしております。そういった面で,たまたまその地区が事業が完了しましたと,あるいは新たなところが今から事業に着手しますというふうになりますと,どうしてもその地域が事業費が大きくなるという形でございます。


○24番(下深迫孝二君)


 建設部長に同じ質問です。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどの各地区ごとの事業費を答弁させていただきましたけども,牧園地区が若干高いんじゃないかというご指摘でございます。事業としましては,例えば国の補助事業でありましたり県の事業でありましたり,また起債事業であります辺地対策事業あるいは過疎対策事業というのがございます。そういった観点から,例えば,国分,隼人地区につきましては,そういうものじゃなくて,国庫補助事業を使って今までやってきた経緯がございます。ただ,過疎事業あるいは辺地対策事業が牧園,横川等で今採択地域があるというようなことで,そういった起債事業を使ってきた経緯のもとで,限られた地区にそういう事業が投入されてきたという経緯がございます。おっしゃいましたように,今まではそういう形の起債事業を使った事業でやってまいりましたけれども,やはりその起債につきましても借金でございますので,そういったものをなるべく全域に使えるような形のバランスをとった計画を今後はしていかないといけないというふうな考えでおります。と言いますのも,国庫補助事業につきましても,全域対象になるわけでございますので,そういった国庫補助事業をなるべく全域に該当し,その裏財源として過疎あるいは辺地等も使うというような手法で,少しでも経費節減あるいは財源の確保に努めてやっていかなければいけないというふうに考えております。


○24番(下深迫孝二君)


 何で市長,こういうことを申し上げたかと言いますと,今うちあたりは,亀の子の背中みたいにひび割れたところも,満足に舗装もかけていただいておりません,合併して。そういう状況の中で,片一方は回ってみればどんどん公共事業をやっているわけです。それは継続だ何だと言えば,それはそれで済むでしょう。だけども,1市6町合併してみんないっしょになったわけですから,こういうことはあまり申し上げたくないけれども,現実的にそのようなところも見受けられるから言うわけです。これはやっぱり市長が牧園から出ておられなければこういうことは申し上げません。やはり牧園から出ておられるわけですから。前の谷口市長というのは,皆さんご存じですよね。市長を24年されました。本当にあの方は,お年寄りにも若い人にも常に公正・公平。そして自分が辞められる寸前になって,自分の家の前の舗装をされましたよ。まさしくこの人はこういうふうだから対抗馬も24年間出きらなかったんだなと,すばらしい市長だったなということを私思うんですけれども。私今回回ってみて,ああ,牧園は仕事がたくさん出ているねと,はっきり言ってそう思いました。事業費を見ても,まさしくそうですよね。これは今言ったように,継続事業だの,いろんなものもあるでしょう。だけども,やはりそこら辺は市長が,「ちょっと待て,こっちがちょっと多過ぎないか」とかいうような,執行権は市長しかないわけですから,そういうところもきちっと目配りをしてされないと,市長はそういう偏見は持ってないんだとおっしゃっても,市民はそういう目では私は見ないというふうに思うんです。今後続けていただくわけですから。今回最初の議会に当たって,市長にも嫌なこともたくさん申し上げました。だけれども,これはやっぱり市長にきちっとそうしていただくことによって信頼を得ていただきたいという思いもあるわけです。そしてまた,福山地区の一般廃棄物最終処分場問題にしても,焦らずに,さっき申し上げましたように,することによって信頼というのは得られるわけですから。早くやるが勝ちじゃないわけです。早く進めていただかなきゃいけない,要するに,先ほど質問がありましたようなものについては,お金にもなるわけですから,早くやっていただいて,慎重にやらなきゃいけないものについては,やっぱりきちっと慎重を期していただくと。地域住民の声を再度聞いていただいてやっていただくということを最後にお願いいたしまして,終わりたいと思いますけども,市長,最後にもう一回ご答弁いただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 下深迫孝二議員より2期目のスタートに当たって公平・公正,そういうことを旨としてしっかり担っていただきたいというご指摘でございました。率直にその言葉を受けとめて,今後努力をさせていただきたいと思います。そういう気持ちは十分に持ちながら1期目4年間やったつもりでございます。そして皆さん方にすべての点についてお諮りしながら進めてきたことも事実だろうと思います。今後もその姿勢は変わりません。私の一つの信条でもあります。ただ,お互いに今後さらに,今のご指摘があったからこそ,わざわざ申し上げますけれども,心して,また理解もし合わなければならないのは,かつて1市6町7自治体があって,面積が違う,人口が違う,その人口も構成の中身が違う,そして歴史も伝統も文化も自然も地形も違う,そして産業のそれぞれの形態も違う,そういう中で公平・公正をお互いに努力していかなければいけないわけでございますけれども,例えば,牧園町というのは,合併した中で最も大きい面積を持って,本当に広大な範囲の中で事業をしてきた長い長い歴史があるんです。そういう中で国・県レベルの仕事を継続しながら持っているものがあれば,また市でやっている点も,特に新市になってからの事業については,議員ご指摘のような点については,本当に初代市長というのは気を遣いますよ。それで得がたいお2人の副市長あるいはそれぞれのまた関係部長,それらもみんなおっしゃる点をやはり心に思いながら,納税者,市民の側を見て精いっぱいまた努力もし続けていることもどうかご理解いただきたい。そういう中で,例えば,福山の特徴,溝辺の特徴,それぞれの1市6町ごとに産業形態の違いの特徴を見て,いい特徴は伸ばしてあげなければいかんし,それを伸ばしたら公平でないと言われることになると,これは心がちょっと痛いですよね。分かりますかね。ですから,ほかの,例えば教育の分野でも,学校の歴史や伝統や文化や子どもの数も違う,そういう中での限りない公平・公正な姿勢を持って努力をすることは,もう精いっぱい約束を申し上げます。ただ,お互いの違い,そういうこともあることを見ながら特徴を伸ばし,悪いところは,さっき部長も申し上げましたけども,改善をしていく,そういうことだというふうに思いますので,私も真摯に精いっぱいまた2期目を担う市長として,今の議員ご指摘のような点,今回の接近戦になって,その接近戦を制しました者として,市民の半分の声をしっかりとまたお救いできるような懐を深く,考え方をまたもう一歩も二歩も踏み込んで理解のできる努力をしながら,このここにしかないふるさと発展のために力を尽くしたいと思いますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。


○24番(下深迫孝二君)


 面積の違うことも今おっしゃいました。それも理解しております。そして,そういう中で多少のずれだったらこういう質問はしないつもりでございましたけれども,ちょっとあまり突出し過ぎているなということを感じましたので,質問をさせていただきました。ありがとうございました。


○議長(池田 守君)


 以上で下深迫孝二議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。


               「休憩  午前10時40分」


               ──────────────


               「再開  午前10時55分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。次に,3番,有村隆志議員より3件通告がされております。したがって,有村隆志議員の発言を許可します。


○3番(有村隆志君)


 ただいま議長より質問の許可をいただきました,私はこのたび公明党より立候補し,市民の皆様の真心の支援をいただき,初当選させていただきました有村隆志でございます。私はこの機会を作ってくださった霧島市民の皆様,支援者の皆様に心から感謝申し上げます。さて,昨年のアメリカ発世界同時不況の中,日本経済はまだまだ本格的な回復は見られず,市民の皆様におかれましても,不況のあおりを受けてご苦労されておられます。そこで,市民の皆様が「住みやすくなった,便利になった」と言われるような霧島市のまちづくりに取り組んでまいります。同僚議員の皆様,また市長をはじめ,市当局におかれましても,ご指導のほどよろしくお願いいたします。それでは,先に通告いたしました3件につき順次質問いたします。明解な答弁を求めます。1つ,天降川小学校の新設と今後の課題について,(1)天降川小学校の新設に伴い,通学路の安全対策はどのような取り組みになっているか問う。(2)天降川小学校新設により保護者の負担はどのようになるのか,制服・スリッパ等新たに購入するものがあるか問う。2番目,循環バスの運用について,ますます高齢化を迎え,交通安全からもバスの利用を進めるものと考えますが,過疎地など運行していないところの対策はどのように計画しているか問う。3番目,水戸川の満潮時の集中豪雨時の排水対策について,これまでの対策と今後の取り組みを問う。答弁のいかんによっては,質問席から再質問を議長にお願いします。以上,よろしくお願いします。


○市長(前田終止君)


 有村議員から3点につきましてご質問でございました。3点目につきましては,私のほうから答弁させていただきます。1点目につきましては,教育委員会が答弁いたします。2点目につきましては,企画部長が答弁をいたします。水戸川の満潮時の集中豪雨時の排水対策についてお答えをいたします。錦江湾を末端とする幹線排水路でございます水戸川は,近年の市街化やその周辺での宅地開発等により排水流入量が著しく増加をいたしておりまして,平成5年の未曾有の豪雨の際には,水戸川への流入量が排水能力を上回った結果,市街地をはじめ,流域の水田が長時間にわたり冠水する被害をもたらしました。このことから,水戸川の排水能力を高め,水田の湛水被害を解消するために,平成8年度から農林水産省の補助事業である湛水防除事業を導入いたしました。事業内容といたしましては,川幅を広げ,川底を掘り下げる計画で,排水路延長3,437mの改修と川の拡幅に伴う14か所の橋の架け替えなどで総事業費約29億6,000万円を投じ,平成20年度に完了いたしたところでございます。現在水戸川への流入量をできるだけ減らすことを目的に,雨水が一度に流出しないよう一時貯留する雨水貯留施設や,市街地からの排水先を水戸川から天降川水系へ変えるための幹線排水路の改修やバイパス等による分水施設の事業を推進しております。今後の取り組みといたしましては,水戸川流域における宅地化は今後も進むことが予想されますことから,引き続き分水施設事業等の推進を行いながら,下流におきましては水戸川樋門の改修やポンプの検討も必要であると考えているところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 天降川小学校の新設と今後の課題の1点目についてお答えをいたします。天降川小学校の4月の開校に向け,5つの地域の地区自治公民館や子ども会育成会の方々のご意見を伺い,関係各課と協議した上で幹線となる通学路を決定いたしました。その結果につきましては,各自治公民館長や各学校長へお示しをし,各家庭へもお知らせを始めております。通学路の安全対策につきましては,関係部署と連携し,歩道と車道を分ける外側線に係る工事やカーブミラー,通学路標識の設置を進めており,開校に間に合わせる計画であります。また,通学路となる市道の速度制限や横断歩道の設置等につきましては,警察に対応をお願いしているところであります。加えて,今後は交通安全指導や子どもたちの安全確保のための防犯パトロール,子ども110番の家の設置などが必要であり,警察や関係機関と連携しながら,地区自治公民館をはじめとする地域の方々のご協力もお願いをしてまいりたいと考えております。次に,2点目についてお答えをいたします。新設の天降川小学校には,国分西小学校,向花小学校,富隈小学校から約600名の児童が集まって開校いたします。新1年生につきましては,他の小学校への入学と同様に,標準服や体育服,シューズ等をそろえていただくことになります。2年生以上につきましては,通学用の帽子やネームのほか,体育館シューズが新たに必要となる場合もありますが,保護者の負担軽減のためにも,基本的にはこれまでの学校で使用したものを引き続き使用することといたします。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 2問目の循環バスの運用についてお答えいたします。本市のふれあいバス,コミュニティバスの運行につきましては,合併時の「合併前の旧市町で運行していたコミュニティバス事業を引き継ぎ,合併後に広域的視点に立って,市民の要望・意見等を十分反映させ,より充実を図る」との調整方針を踏まえ,鉄道や路線バス等が運行されていない交通空白地域や交通不便地域の市民の皆様方の移動手段を確保することを主な目的として,昨年4月から合併前に運行がなされていなかった溝辺,福山地区においては,新規運行を行うとともに,その他の地区では運行形態の見直しによる新たな形態での運行を開始しているところであり,現在多くの市民の皆様にご利用いただいているところでございます。現在のふれあいバスの運行形態につきましては,道路運送法に基づく地域交通会議や各地区の代表者や学識経験者からなるコミュニティバス検討委員会での協議,さらに各地区の地域審議会等の意見等を十分に踏まえ,決定いたしたものでございますが,利用者の皆様からのご要望等につきましては,バス事業者や関係機関との協議を適宜実施しながら,可能な限りその反映を図ってきたところでございます。国,地方を取り巻く財政は非常に厳しい状況にありますが,本格的な高齢社会を迎え,ふれあいバスは高齢者の交通移動手段として必要不可欠であると考えており,今後も霧島市地域公共交通計画を踏まえ,運行状況等を総合的に検証しながら弾力的な見直しを行うことにより,利用者の利便性の向上を図るとともに,効率的な運行に努めてまいりたいと存じます。


○3番(有村隆志君)


 天降川小学校の通学路のことでございますけども,広瀬の一丁目,それから福島の自衛隊官舎からのお子様,それから新川地区からのお子様が自衛隊の西側のフェンス沿いを北上されて,それからあの道路を横断されるということでございました。ここに何名ぐらいの児童の方が通学されるか,お分かりでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 正確な数字につきましては,今後把握をしていくところでございます。それぞれ実情があって,通学する学校をどのように決定するかということで検討していらっしゃるところもございますので,概数で申し上げます。大体230名程度が今ご指摘の通学路を通るということになろうかというふうに判断をしております。


○3番(有村隆志君)


 この通学路を230名の方が横断するときのその安全対策はどのように考えていらっしゃいますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほどの答弁の中でも一部触れましたけれども,今警察にお願いをしてございますのが,学校周辺の道路の,いわゆる速度制限,それと横断歩道の設置ということでお願いをしているところなんですが,速度制限については,大体30km制限のところ,それから40km制限のところというようなことで今上申をしていただいているというふうに伺っています。それから,横断歩道の設置につきましては,6か所ないし8か所については,大体めどがついたというふうに伺っているところです。


○3番(有村隆志君)


 この通学路,今私が質問したところの箇所については,横断歩道が現在ないわけですけど,そこら辺はどうなんですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 ご指摘のところにつきましても,特に自衛隊の北西の角からの横断の箇所に何とか横断歩道が設置できないかということで相談をしているところなんですが,道路の幅とか,あるいは道路の状況,それと西側のほうに点滅信号等もございます。そういったこと等もございまして,今検討中であるというような回答をいただいているところです。


○3番(有村隆志君)


 横断歩道がないということで,その間ないんであれば,市の職員が立つとか,そこらの対策はどうなりますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 これについても,先ほど答弁の中で触れましたが,地域の方々にもぜひご協力をいただいて,現在各校区には安全パトロールといったような組織も設置をしていただいております。それから,110番の家といったようなこと等もお願いをしてございますので,そういった対応も含めて考えていきたいというふうに予定をしているところでございます。


○3番(有村隆志君)


 対応についても,子どもたちが朝の通学のときは時間帯がそろうんでしょう。だけど,帰りとなると,また違うんじゃないか,状況が違いますので,これについては早急にとっていただきたいと,何とか対応していただきたい。ここは市長にもちょっとお願いして,お金がかかる部分でもございますので,いろんな条件があるというふうに聞いておりますので,何とかここの横断歩道については,230名の児童の安全ということがかかっておりますので,何とか市長のほうからお力を貸していただけないかと思いますので,お願いします。


○市長(前田終止君)


 天降川小学校の新設に伴う通学路の安全性の確保という視点で,特に特定路線をしっかりかねがねの活動の中で見ておられて,そして非常に危険を感じる。ですから,今通学路の安全性確保への,特に横断歩道等の設置云々については,議員のご指摘などを受けながら,教育委員会のほうとも私どももしっかり打ち合わせをして,警察をはじめ,関係各機関努力をして,1か所でも必要なところから順次,計画的に整備が,予算も伴うことですし,できるように最大限の努力はできることをお約束します。また,なお先ほどの答弁の中に一部ありましたけれども,今私どもの市では,ご承知のとおり90団体,9,292名の自主防犯パトロール隊というものとかが交通の安全も,また子どもたちのさまざまな安全も地域挙げてがんばってもらっている地域が90組織,地域団体ございます。ぜひ新しく600名からの天降川小学校もできるわけですから,議員,仲間の方たちがおられる範囲でもありましょうし,どうぞ声をかけ合って子どもたちの交通の安全,あるいはまた通学路の安全,そしてまた地域における生活の安全などなど,いっしょになってみんなができるように,お互いが力を合わせあうことがとても大事かなというふうに思いますので,よろしくまたそっちのほうはお願いいたします。


○3番(有村隆志君)


 そのように私たちも協力いたしますので,どうかよろしくお願いいたします。2番目に,それから新たな学校については,服装の違いとか,それからいろんなものがあって,3つの学校から来られるということですので,伸び伸びと仲良くやっていけるような配慮を,クラスの編成にしても,そこら辺も踏まえて検討していただければと思いますので,お願いします。次に,循環バスの運用について,昨日も同僚議員からございましたけども,循環バスに「不満がある」とのアンケート調査をされたということでございましたので,その中でどうして不満があるか,こういうデータがあればお聞きしたいんですけれども。時間帯なのか便数なのか,それから行き先なのか,乗り換えしやすいバスの,乗りにくいのか,それからほかにあったのかなという,そこら辺が分かりますでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 いくつかの項目がありまして,少し挙げてみますと,一番多いのが,「運行本数が少ない」というのがまずあります。それから,「時刻表や路線が分かりにくい」というのもあります。それから,「バスの目的地をもうちょっと増やしてほしい」とか,あと「JRとの乗り継ぎを便利にしてほしい」それから「運行ダイヤを改善してほしい」,「料金を安くしてほしい」,「バス停を自宅の近くに設置してほしい」,そういったものなどが主な不満の原因でございます。


○3番(有村隆志君)


 私,福山の方にちょっとお伺いしたんですけど,「バスができてよかった」という話もお伺いしました。ただ,その中で,市役所に行くだとか,それから病院に行くとか,お買い物をするとかいうことになると,なかなか,さっきこの中に出てきましたけど,「ダイヤが分からない」とかいう話もございましたので,できるかできないかはちょっと私も癩癩お願いですけれども,まず第1点目に,まず乗りやすいバスというか,段が低いというんですかね,お年寄りが大きく踏み出せないと思うので,エレベーターではないんでしょうけど,何かそういったものが付いたもの,それから目的地も,今回医師会医療センターも充実するということをお聞きしていますので,市役所を含めた医師会医療センターへの路線というものが,今これを見てみますと,インターネットで調べたんですけども,牧園地区のふれあいバスは,ちゃんとこの中で医師会医療センターが一つコースに入っております。これは確かに私便利だなと思います,このことを見たときに。他のところでもこれができないのかなと。ひとつバスを1台市で購入,次どうせ順次新しいものと替えていかれると思うので,ちょっと早目にそういった10人乗りぐらいの小さいバスで,小回りがきくようなバスで,そういった医師会医療センター,それと買い物ができるようなところをとりあえず通っていただくような,週に1便とか,そういうものを各地区に回すような計画はできないでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 このアンケートの中で一番利用するものの中では,外出する方は通勤・通学が多いようです。その次は買い物,そしてその次が通院というのが多いようでございます。その通院も,例えば,医師会医療センターが目的地であったり,例えば,いわゆる限界集落なんかにお住まいの方などは,例えば,眼科に行きたいとか,それから整形外科に行きたいとか,いろんなのがあります。それから,普通は域内でできる内科であるとか。だから,お一人お一人がものすごく目的が違うようでございます。ある一定のところにしてしまうと,今度はこの方に対しては今までより不便になるというところがありますので,そういったのをいろいろ考えつつ,少しずつだけでも改善できたらというふうに考えております。それから,低床バスのことだと思いますけれども,最終的には可能な限りはそういったふうに向かうことになろうかと思いますけれども,やはり今あるバスを利用しなければなりませんし,そういったのに買い替えるためには,それなりのまたお金も要りますし,全体的にはかなりの場所で走っておりますので,1台,2台,替えても,なかなか改善するというものでもございませんけれども,最終的にはそういったとこを目指さなければなりませんけれども,いろんなご意見を伺いながら,今できる中で一番いい方法を考えていけたらというふうに考えております。


○3番(有村隆志君)


 このバスは適宜その都度見直しを行っていくということでございますので,またそこは市民の皆様の声を聞きながらやっていただければと思いますので,どうかよろしくお願いします。次に,水戸川の排水の件ですけども,市長から答弁をいただきまして,ポンプの設置等の検討ということでございますので,私も一時,消防団におりました関係で,水があふれたときの怖さというんですかね,びっくりました。それを目の当たりにしているので,私も今回こういう形で質問をさせていただきました。一番問題なのは今後集中豪雨が,8月ぐらいに高潮のころと集中豪雨があったときのお話なんですけれど,そのことも含めて,一応,完了したということですけれども,その中でも今後もまた市長から答弁がありましたように,樋門の改修,ポンプ等の検討も必要であるというふうに答弁いただきましたので,一つだけ今後のシミュレーションというんですか,そういった,これぐらいの規模が来たらこうだよというものが,検討されたものがございますか。


○建設部長(篠原明博君)


 水戸川の排水につきましては,先ほど答弁の中にありましたように,湛水防除事業としては完了いたしております。しかしながら,さっきおっしゃいました高潮等によりまして,干満によってどうしてもゲートが閉まるというようなこともございます。そういった観点から,霧島市においてはそういった総合治水対策をどのようにするかというものをある程度シミュレーションいたしまして,やはりそういう浸水被害を防除するため,排除するためにいろんな方法があるだろうということで考えております。先ほどの答弁の中にありましたように,バイパス水路をつくるとか,あるいは排水路を大きくする,あるいは上流部での流域を排除して,下場になるべく少なくするような計画もしております。ただし,そういう中でもやはり市街地の中がある程度宅地化が進んでまいりますと,今以上に流出率が高くなってまいりますので,そういったものを踏まえますと,やはり最終的には末端のところに遊水池,水を遊ばせる調整池であったり,それに伴うポンプ等もどうしても必要になってくるということでございます。規模等につきましては,いろんなそういう治水対策を絡めながら,最小限で最大限のそういう効果が出るようなもので,今具体的なそういう規模等も検討する予定にいたしておりますので,随時そういうものについては早目に検討していきたいというふうに思っております。


○3番(有村隆志君)


 早急な対策をよろしくお願いします。以上で私の質問を終わります。


○議長(池田 守君)


 以上で有村隆志議員の一般質問を終わります。次に,5番,中村正人議員より3件通告がされております。したがって,中村正人議員の発言を許可します。


○5番(中村正人君)


 皆様,お疲れさまでございます。中村正人でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので,一般質問をさせていただきます。その前に,先般の市議会議員選挙におきましては,市民の皆様の過分なるご支援を賜りまして,市議会の檀上へお送りいただきましたことを心より御礼を申し上げる次第でございます。残念ながら新市霧島市誕生最初の4年間は議会活動に参加することがかないませんでしたが,この間,団体や地域の活動に携わり,さまざまな人との心と心の触れ合いを通し,さらに霧島市の発展にかかわっていきたいと強く感じました。その責任の重さと広く市民の皆様の負託にこたえるべく,さらなる霧島市発展のため誠心誠意,全力で取り組んでまいりますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。また,同僚議員の皆様にもよろしくご指導,おつきあいのほどお願いを申し上げます。さて,通告いたしました3項目について質問をいたします。我が霧島市も,合併後さまざまな問題が山積する中,はや4年が経過いたしました。平成20年度より新市まちづくり計画を基本とした第一次霧島市総合計画が策定され,その実施計画に基づき事務事業が実施されてきております。その中で,まず質問の1項目めとして,7つの柱の一つ,「共生・協働のまちづくり」について,特にその中で市民参加によるまちづくりの推進について質問をいたします。今月号の広報誌にありました「自治会に入ろう」の特集記事は,霧島市のホームページの内容に似通ってはおりましたけれども,地域の抱える現状や自治会のあり方,また,さまざまな活動紹介など,写真等を多用されまして興味深いものでございました。私もこの20年近く「人づくり・まちづくり」を掲げて活動をしてきておりますが,まちづくりとは,そこに住まう人々がその地域を愛し,そのさまざまな問題を自分たちのことととらえ,それを解決しようとする地域力による元気で安心・安全な地域となり得ることと思います。つまり,それをなすには,何よりもまず,そのことを考えられる人を育てること,人をつくること,人を残すことにほかならないと考えます。そこで,まず1点目,市民活動入門講座開催事業について,2点目,霧島ふるさと元気再生事業について,3点目,地域まちづくり支援事業について,4点目,市民活動支援事業について,以上4点についての現状と課題及び今後の展望についてお示しください。次に2項目めとして,道路行政についてでありますが,本市の道路も幅員の狭い道路がまだまだたくさんあり,さまざまな要望や原因,要因により年次的に改良が進んできていることと思います。本市において緊急車両の出動時,通行や進入が困難な道路の現状とその対応はどのように行われ,今後どのように改善されるのかをお示しください。最後に3項目めとして,少子化対策についてでありますが,ご案内のとおり,少子・高齢化が着実に進行しつつある現在において,子どもはまさしくこれからの日本を,またふるさとの次代を担っていく大切な宝であります。さて,この3項目めの多子世帯保育料軽減事業は大変喜ばれている制度でありますが,現在の本市の状況はどうなっているのかをお示しください。しかしながら,その中で認可外保育所に入所している子どもは対象外となっております。この認可外保育所につきましては,待機児童の解消やさまざまなニーズに応じた形で少子化対策や子育ての一環を担ってきております。また,昨今では認可外保育所から小学校に入学する子どもたちも増えてきていると聞いております。この第3子以降の無料制度においては,大いに少子化対策につながる制度であると評価はいたしますけれども,預けた先がどこであるかによって助成の対象となるかならないかが決められるというのは,一部疑問を感じるところでございます。加えて,本市においては,1項目めにも述べました第一次総合計画,子育て環境の充実の方針の中に,「安心して子どもを生み,育てることができる環境を整えます。若い世代に『霧島市に住みたい,霧島市で子育てをしたい』と感じてもらえるように子育て支援事業を充実させ,近隣市町より抜きん出た支援策を展開していきます」とあります。もとより,この事業は国の制度であることは理解いたしておりますが,対象児童数も少ないということから,認可外保育所に在園する子どもを持つ親も,同制度の軽減措置を受けることは可能ではないかと考えますが,いかがお考えかをお示しください。以上で檀上からの質問を終わりますが,答弁のいかんによっては質問席からの再質問を議長にお願いして,終わります。


○市長(前田終止君)


 中村議員から3点につきましてのご質問でございました。2点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をさせていただきます。道路行政についてお答えいたします。本市には平成21年4月1日現在1,768路線,約1,555kmの市道があります。その中で緊急車両等の通行に支障を来すと思われる狭小な幅員の狭い道路4.5m未満の道路は約42%に当たる約653kmでございます。特に人口集中地域である国分・隼人市街地におきましては,272路線で約57kmでございます。このような狭い道路は,ほとんどが生活道路となってございますことから,毎年各地区自治公民館等から提出されます「地域まちづくり計画」等の中で,改良の要望がなされておるところでございます。これらの要望につきましては,地区からの優先順位や改良工事に必要な地権者の同意の状況を踏まえながら,地元の方々と意見調整等を図り,市といたしまして総合的に判断をし,補助事業等を導入するなどして,その整備について検討してまいりたいと考えているところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 1問目の共生・協働のまちづくりについてお答えいたします。少子・高齢化の進行,住民ニーズの複雑多様化等のさまざまな課題に適切に対応しながら市政を推進するためには,本市のみでなく,地区自治公民館,自治会,ボランティア,NPO等の多様な主体が相互にその特性や役割を認識し,尊重しながら対等な立場で共通の目的を達成する共生・協働のまちづくりを行う必要があります。このような共生・協働のまちづくりを行うため,本市におきましては,地区自治公民館,自治会や市民活動団体等と連携しながら,さまざまな事業に取り組んでいるところでございます。市民活動入門講座開催事業は,市民活動に関する市民の理解を深め,主体的なまちづくりへの参加を促進するもので,昨年度から実施しておりますが,初年度の講座にもかかわらず76名の参加がありました。さらに参加者を増やすために,広報等によりPRに努める必要があります。この事業を継続していくことにより,多くの市民の皆様の公益的な市民活動に対する関心と参加意識が高まるものと考えております。霧島ふるさと元気再生事業は,高齢化率が50%を超え,共同生活の維持や地域活動の維持が困難な地区自治公民館,いわゆる限界集落についての対策を行うもので,霧島市元気なふるさと再生委員会の開催,井戸端会議モデル事業,マンパワー支援事業,集落支援員の設置等の事業を行っております。これらの事業により明らかになったことをどのようにして施策に反映させていくかが課題であり,この課題の解決のために霧島市元気なふるさと再生委員会から市長に今年度提出された提言を参考にしながら,その方策を推進してまいりたいと考えております。地域まちづくり支援事業は,地区自治公民館において10年後を見据え,その特色を生かし,独自のテーマや目標を設定した「地域まちづくり計画」を策定し,その実現に向けて住民がお互いに知恵を出し合い,「自助・互助・公助」による地域づくりを行うもので,旧国分市と旧霧島町においては合併前から取り組んでおりますが,その他の地区ではなかなか思うように取り組みが進んでおりません。いかにして取り組んでいただくかが課題となっておりますので,取り組みのなされていない地区自治公民館に対し,積極的に働きかけ,取り組みを促進してまいりたいと考えております。市民活動支援事業は,市民グループが行う公益的な活動に対して,その経費の一部を補助することにより市民活動を促進するもので,平成20年度から実施しております。平成20年度は11グループの事業を採択し,平成21年度は17グループの事業を採択しております。いくつかの取り組みは新聞でも取り上げられ,評価をいただいておりますので,順調に推移しているものと考えます。この事業により,市民による公益的な活動が注目され,公共サービスの新しい担い手として期待が高まるとともに,今後さらに申請が増えるものと期待いたしております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 少子化対策についてご答弁を申し上げます。本市では,子育て世帯の経済的負担を軽減するために,平成19年度から認可保育所に同時に入所している第3子以降の保育料を無料としてきております。さらに,本年度から少子化対策の一環として,子育てに係る経済的負担を軽減するため,多子世帯保育料軽減事業を実施しております。この事業は,満18歳未満の児童を3人以上扶養されており,前年の所得税額が4万円未満の世帯のうち,認可保育所,幼稚園に入所している多子世帯の第3子以降の保育料を軽減するものでございます。対象児童数は,本年10月1日時点で276名となっております。また今後の課題といたしましては,対象者が認可保育所・幼稚園の入所者に限られていることから,認可外保育所にも適用できるよう,県市長会等を通じ,県へ要望してまいりたいと考えております。


○5番(中村正人君)


 それでは,順次再質問をさせていただきます。まず,市民活動入門講座について,答弁では広報等によるPRに努める必要があるということですが,今現在の広報と今後どのような広報をされていくのか,お知らせください。


○共生協働推進課長(久保隆義君)


 今年度この広報につきましては,市報にも掲載いたしました。それから,インターネットでも掲載しておりますので,霧島市のホームページで,これからもそういうふうにして,申請とか,あるいは実績状況とか,そういうことについて広報していきたいと思っております。


○5番(中村正人君)


 それでは,ふるさと元気再生事業につきまして,一応限界集落についての事業ですけれども,まず内容につきましては,さまざまな事業を行っておられますが,各事業,マンパワーとか井戸端会議とか,詳しく説明をいただければありがたいのですが,お願いいたします。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 この事業は,もう何年かかけて取り組んでおります。全体的なコンセプトとしては,まずそういったところの短所を改善していこうと。そして長所があるから長所をアピールしていこうと。そして最終的には,例えば,定住の実現とか,そういったものに持っていこうということでございます。まず,最初の短所の改善ですけども,先ほどバスも出ましたけれども,例えば,福山地区とか,それから溝辺地区とか,そういったところにはバスがありませんでしたので,そういったコミュニティバスをまず運行していこうと,すべての地区に運行していこうというのが短所の改善でございます。それから,ブロードバンドの未整備地区がございました。例えば,横川のほうの山ヶ野地区などは限界集落なんですけれども,ブロードバンドがありませんでしたので,これブロードバンドを昨年入れさせていただきました。それから,やっぱり土地利用計画というのがしっかりしていないと,そこをどう今後やっていこうかというビジョンが見えませんので,そういった土地利用計画の中で位置付けをさせていただきました。そして,長所のアピールといたしましては,例えば,自分たちのところはもう田舎だからというふうに考えるんじゃなく,それはもしかしたら長所であるかもしれないと,それをみんなで考えていこうということで井戸端会議をして,みんなで自分たちの長所をまず見つけ出そうということでございます。それから,マンパワー支援事業ということで,この霧島市というのは田舎だけではなくて,まちがありますので,そのまちに勤めておられる方々がそういった限界集落などに行って交流をすることによって,交流人口が生まれることによって力がわいてくるんじゃないだろうかと,そういったことが長所のアピールになっていこうと。そういうことで最終的には定住を目指していこうと,そういったのを,全体をひっくるめて霧島元気なふるさと再生事業というふうなことでとらえてきております。


○5番(中村正人君)


 分かりました。その中身は分かりましたけれども,現状としておそらく所管の職員の方もその場に行かれると思うんですが,いろんな温度差があると思うんです。そういった中で,元気なところもあれば,元気がないようなところもあるとは思うんですが,その内容は分かりましたけど,その現状は,何地域かあると思うんですが,どんな状況なのかをお教えいただけますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 例えば,マンパワー支援事業ということで,まちに住んでいる人たちが行って,市内にあるいくつかの企業の方々にも参加していただいたりしたんですけれども,最初行ったときは,やっぱり一つそこに線を入れて,なかなか打ち解けていただけなかったところもあります。繰り返し繰り返し行くことによって,「来年も来てね」とか,例えば,運動会に行ったり,収穫祭に行ったりとか,そういうふうにすれば,「来年も連れてきて」と,そういったふうに期待されるようになってきたということは非常にありがたいことだと思っております。それと,やはり自分たちの地区はこんなにいいところなんだというのを再認識されたというのを非常に感じております。そういった意味ではいいところだったと思います。いいところに気づくということは,次の一歩が出てくるんじゃないかというふうに考えております。


○5番(中村正人君)


 そういった中で,その地域の方々じゃなくて,地域外からも行かれてということなんですが,それは具体的には広報的なものとか,そういったことはされているんですか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 基本的には,まずは市内にある大きな企業のところを私どもが回りまして,こういったことがあるんですけれども,いかがですか,参加していただけないでしょうかということで回っていきました。そして,それを受けて総務の方々が,例えば食堂に張り出していただいたり,そういったのをしていただきました。それと,それぞれ例えば収穫祭がありますよというのなんかは,ご自分たちでそういったポスターを作られて,各所のところに張られたりしております。ただ,それは,例えば,市報に載せたとか,そういったのはまだしてはいないんですけれども,突然いっぱい行くよりは,まず少しずつ地道な活動をしていきたいと,そういうとこから始めたいということで今やっているところでございます。


○5番(中村正人君)


 分かりました。なかなか50%を超えた地域がたくさんある中で,元気のないという表現もおかしいんですが,そういったところにどんどんたくさんの方が行っていただいて,皆さんでまた盛り上げていただければと思います。それでは,まちづくり支援事業についてですが,聞くところによると,89公民館の中の37公民館がまちづくり計画を策定されているということらしいんですが,なぜまだ37公民館なのか,そちらのほうにどういった説明をなされているのかをお知らせください。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 計画策定を終わっているところは43地区でございます。そのほかにも現在,現状分析などを行っているところがありまして,3年かかって計画を作りますけども,その計画を作るためには,まず自分たちの地区はどういったところかというのを現状分析するところから始まっております。その現状分析を今行っておられるところもいっぱいありますので,ここ数年したら計画策定まで至るところはまだまだ出てくるとは思っております。ただし,まだ取り組んでいただけないところもございますけども,そういったのは地区公民館長会がございますので,それでまずこの制度そのものをアピールしていくというふうな取り組みを行っております。それと,地域審議会などでもこういったのがありますよということを,ぜひ地区で取り組んでいただきたいということを,地域審議会のほうでも言っていただきたいというふうな,そういった活動なども行っているところでございます。


○5番(中村正人君)


 順次増えてくるだろうということなんですが,一番ベストなのは,その全部のところが策定されることが一番いいことなんですが,答弁では思うように進んでないと,課題となっていると。その積極的働きかけというのが,公民館長会とかいうところなんでしょうけれども,市役所の職員の方々もいろんな地域に住まわれているわけなんですが,当初その立ち上げのときに,各公民館で,サポーターという方がいらっしゃると思うんですけども,そういったところからも職員の方はいろんな地域に住まわれていますので,当然その地域の一員であられるわけですから,その導入の手助けとかいうところでの活動というのはやられているんでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 この計画を作るためには,市の職員がサポーターとなってお手伝いしていますけれども,それはある意味では計画を作るという意思決定をされたところにサポーターとして入っております。ですから,作っていないところにどうですかという活動は今のところはしてはおりません。ただ,なかなか進んでいないところを見ますと,まず校区の広さなどに問題があったり,能力に問題があって,例えば,もうお年寄り,高齢者の方だけでなかなかそういったのができないというのがあったり,この校区はもうちょっと狭くしたほうがいいとか,もうちょっと広くしたほうがいいとか,例えば,校区公民館にしてほしい,それじゃなくて,もうちょっとこういうふうにして,いろんなできない理由があろうかと思います。そういったのを解決しながら今後やっていかないと,さらに進めるのに,まだまだいろんな課題があるなというのは感じております。


○5番(中村正人君)


 分かりました。当然策定するというところにはサポーターが行かれるということなんですが,今後そういった形で,当然その地域の一員であられるわけですから,今回のこのまちづくり支援事業の内容を皆さん分かっていらっしゃると思うんで,できたら少しでも早く皆さんが策定されたほうがいいわけですので,そういった職員の方々の計画策定が決まってからじゃなくて,それ以前にもやっぱり公民館のほうにサポーターとして行っていただけるというような考えはございませんか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 基本的には,よく見ますと,やっぱり職員がそれぞれの地区でがんばっている姿を見ております。そういった中でいろいろやっぱりやっていると思います。ですから,私どもがこういう制度を作るという以前に,市の職員というのは各地区でがんばっている職員がいっぱいいると思います。そういった力をまずは信じていきたいというふうに考えております。


○5番(中村正人君)


 分かりました。それでは,ぜひそういう形でがんばっていただいて,少しでも早くこの計画策定が全公民館で上がってくるように努力していただければと思います。そしたら次は,市民活動支援事業についてですが,大変頼もしいなと思って聞いていたんですが,数字的には,20年度は11グループ,21年度は17グループなんですが,継続事業を入れての17ということですか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 そうです。


○5番(中村正人君)


 ということは,増えたんですかね,減ったんですかね,この採択された事業,団体は。


○共生協働推進課長(久保隆義君)


 平成20年度は11件,11団体採択されております。平成21年度が17件,17団体が採択されておりますので,この17件の中には2年目の事業もあるんですけれども,数としては増えているということでございます。


○5番(中村正人君)


 私ちょっと勘違いしておりました。応募事業審査総評というのがあったんですけれども,実際は1事業減という結果でしたというふうに書いてありましたので,私ちょっと数字を間違っておりました。要は,この採択事業者の方々の所在の地域の,先ほどのまちづくり支援事業と関連するんですが,その地域の公民館というものは,まちづくり計画を策定しておられるかどうかが分かりますか,分かったらでいいですが。


○共生協働推進課長(久保隆義君)


 この市民活動支援事業は,いわゆる市民団体,NPOとか,そういうボランティア団体とか,そういう事業を行う市民団体に対する補助でございまして,地域まちづくり支援事業は,地区自治公民館を対象としておりますので,この事業内容も地区自治公民館は地縁ですけれども,こちらのほうは特定の項目について事業を進めるということですので,特に公民館と直接つながりがあるとか,そういうものではまたないんです。


○5番(中村正人君)


 何を言いたいかと言うと,まちづくり計画を策定している公民館の所在のところに採択業者の方がいらっしゃって,その地域に,それがいっしょになって公民館活動の中のまちづくり支援事業の中でできるものはないのかとかいう意味合いのものなんですが,分かりますか。要は,採択事業の方々の一応リストは持っているんですが,そこの地域で公民館活動に対しての接点があるのか。全くないということですか。


○共生協働推進課長(久保隆義君)


 採択になったものの中には,例えば,大隅横川駅の活性化事業と横川地区に対するものもありますし,あとウィメンズ隼人の初午祭の関係の事業,それから霧島の「ふるさと霧島夏祭り」に関する事業とか,NPOしきねの敷根地区の「美しい湧水の郷再生事業」とかというようなことで,その地域のそういう特色なんかを生かして活動を行っている事業もございます。


○5番(中村正人君)


 何を言いたいかと言うと,例えば継続事業もあるわけですけれども,3年間が補助対象となるということなんですが,補助金が4年目から継続の可能性として,当然将来性というのが選定基準にあると思うんですけど,そういった中で補助金が4年目から出ない中で,地域に接点があれば長期的展望が持てるのかなという意味合いから質問しているわけなんですけれども,分かりますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 もともとこの事業は,こういった団体を育成して,やがては一本立ちしていただきたいというのを考えてしているところです。補助金に頼らない,そういった団体になっていただきたいと。だけど,立ち上げの時点ではなかなか厳しいので,まずはいくつか補助金を出しながら,3年の間には一本立ちしていただいて,この事業を継続していただきたいというのが目的でございますので,ご理解いただきたいと思います。


○5番(中村正人君)


 私もそう思っておりますが,ちょっと説明不足だったかもしれないんですけど,要は,一本立ちという意味合いを持っての質問なんですけども。3年目以降,4年目からの分で,当然一本立ちしていただきたいということがあれば,当然4年目以降もアフターフォローという形で,まだ2年目ですが,当然その後も指導的なもの等を含めてやっていっていただける考えがあるのかないのかをお知らせください。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 今地域力と言われているのがありますけれども,例えば,それが自治公民館であったりPTA活動であったり,いろんな活動,市民団体の活動,そういったのが今ばらばらに活動をやっていると。それを一本化するのがやがて地域力につながっていくという考えがございますので,そういった意味では,できるところはできるだけいっしょになっていっていただければ,地域力そのものが上がっていくのではないかというふうな考えでおります。


○5番(中村正人君)


 分かりました。1項目めの全体を通して,ちょっとニュアンスが違ったり,言葉の使い方が違ったりして理解をしてもらえなかったかもしれないですけど,当然自治会加入者が減少している現実もあるわけで,当然さらなる加入促進に努力していただきたいと思いますし,何と言っても,まちづくり計画を策定することが,本当一番自分たちの地域の歴史も含めて再確認してから,それから互助・自助・共助を考えて活動すると,これが行政との本当に信頼関係が生まれてくるものだと思いますので,本当に一刻も早くこの市内全域に強力に広げていただきたいと思っております。そういうことで,まちづくりを考える,それをまた行動する人たちをたくさんつくって,残していただきたいと思います。そういう意味で質問をさせていただきました。一昨日,市長の答弁に,「お金だけでは地域は活性化しない」と,そういったニュアンスの答弁もあったみたいなので,本当予算ありき,補助金ありきでは事業は長続きしないと思っております。おんぶにだっこでは地域は衰退すると思いますし,行政の力を借りなくても自分たちの地域は自分たちで守るんだという人がどんどん増えてくるように努力をしていただければと思います。1項目めはこれで終わります。


○議長(池田 守君)


 中村議員の一般質問の途中ですが,ここでしばらく休憩にしたいと思います。


               「休憩  午後 零時03分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時00分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。中村議員の一般質問を続けます。


○5番(中村正人君)


 それでは,再質問を続けさせていただきます。道路行政についてでございますが,4.5m未満の狭小道路は42%あるという回答でございますが,私が申し上げているのは,通常の普通車が通れないような道路については,どのぐらいのパーセントを占めるのか,分かりましたらお願いいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどの4.5m未満の約653kmのうち,幅員が1.5から2.5mにつきましては,約38kmございます。


○5番(中村正人君)


 38kmあるということでございます。今回の広域な選挙区になりまして,自分自身もいろんなところに,乗用車クラスの選挙カーだったんですが,1回入り込んでしまったら前にも行けない,後ろにも行けないという道路があるわけなんですけども,市内全域に。そういったところの話の質問だったんですが。そういった中で今回,医師会医療センターのほうにも脳神経外科が新設されます。そういう中で緊急医療に関して,いち早く人命にかかわる病人を搬送し,いち早く病院に到着するようにするためには,どうしても消防局のほうとの話し合いというか,すり合わせというか,そういったものがなされる必要があるのではないかと思うんですが,そこらあたりはどのようにお考えでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 当然緊急自動車等が入らない道路がこういうふうにあるわけでございます。消防局のほうにも当然そういった道路というのは認識をされているということでございます。そうした場合,やはりそういった場所でそういうある程度の事故,事件等が起こった場合は,それに対してのいろんな方法,さまざまな対応が今あるということでお聞きをいたしております。ただ,一番いいのは,近くまで行けばいいわけですけれども,当然こういう延長の長い道路すべてを改良して,そこまで行くというのはちょっと難しいわけですので,そこに行くまでの間,いろんな方法があるというようなことも消防局からお聞きいたします。そういうところは連携をして,うまく解決できるようにしていきたいというふうに思っております。


○5番(中村正人君)


 一応消防局にお聞きしたところでは,大体市内全域そういう道路は分かっていると。分かっているという返事だけで,それを建設部のほうに話をされたということはないというような話をちょっとお聞きしたんですが,やっぱりその優先順位というのはあるとは思うんですが,やっぱり人命にかかわることも加味されて,そういうすり合わせの場所を持たれるというのはどのようにお考えでしょうか,再度質問いたします。


○建設部長(篠原明博君)


 もちろん,そういうものが一番大事なことだというふうに思っております。先々日,消防局のほうとも話をさせていただいて,そういうところについては,消防局としてはいろんな形で対応していきたいということは考えているということでした。ただ,その中でもやはり緊急にどうしてもここだけはとか,こういう方法がとれないかというものがあれば,そういうものは今後また消防局と協議をしながら,対応できるものからしていきたいというふうに思います。


○5番(中村正人君)


 そういうことがあればということなんですが,消防局のほうも現場の方々は担架を持って何百mも走ったりされるわけですけれども,そういった中で現場の方の話もあると思うんですよね。私が話を聞いたところは,現場の方ではないんですが,やはりそういったことの,消防局のほうには地図にそういう印がしてあると,そういう困難な道路はですね,ということなんです。だから,それを建設部のほうの地図にプロットしてそういう検討をされたらどうかなと思うんですが,いかがお考えでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 今おっしゃいましたような道路につきまして,今後どういう対策がとれるかは検討課題だと思います。当然先ほど話が出ました,地区からも,やはりそういう道路の整備につきましては,まちづくり計画の中で,やはりこの道路だけはとか,やっぱり緊急の優先度をつけていらっしゃいますので,そういった道路とあわせながら,また消防局とも協議をしていきたいと思います。


○5番(中村正人君)


 もう一つ付け加えますと,霧島市地域防災計画というのがございます。その中に災害弱者に対しての把握というのがございます。災害時の要援護者について掌握するということになってるわけですが,ちょっと通告外の部分かもしれないですが,そういった意味からも,ちょっと所管が違うかもしれないんですが,その災害弱者に対しての部分の関係する道路,これも含めていっしょに検討をお願いしたいと思うんですが,いかがでございましょうか。


○土木課長(中村順二君)


 避難場所への道路に関しましては,地域防災計画で避難道路と指定がしてございます。それについては主に市道でございますので,地域まちづくり計画の中で出された路線について,地元からも優先度,緊急度が出ます。それを見まして,私どもも極力そういうものを総合的に判断して優先順位を上げてるところであります。本来ならば,そういう援護者を輸送すると,今後の計画はされているんですけども,マイクロバスとか,大型になってしまえば,また別な問題で,大きな道路整備を図らなければならないということで,私どもも地域防災計画を見ながら計画は今後とも立てていきたいと思っております。


○5番(中村正人君)


 今までそういう話し合いを持たれてないということだったものですから,今回質問させていただきました。やはり人命にかかわることも,その優先順位の中に必ず加味していただいて,今後そういうすり合わせをされながら,道路行政のほう,その1.5から2.5mの道路に関しては38kmということです。そちらのほうもどうぞ,優先順位がありましょうけれども,人命にかかわることも必ず加味して行っていただきたいと思います。それから最後になりますが,3件目,県市長会等を通じて県へ要望してまいりたいという回答でございます。こういう景気の中でございます。できますれば一刻も早くそういったことを県のほうに要望していただいて,親御さんにちょっとでも負担が軽減できるようにということを思っておりますので,ちょっと最後に市長お願いいたします。


○市長(前田終止君)


 少子化対策,第3子以降の保育料の助成事業,これについての議員の大所高所からのご指摘でございました。認可外保育所,ここにも適用できるような要望を市長会のほうにもしっかりと今後伝えてまいりたいと,私もまた精いっぱい研究,努力して,そういうところにこたえられるふるさとづくりにつなげてまいりたいというふうに思ってございます。


○5番(中村正人君)


 一応他市町よりもぬきんでた施策を行っていくということでございますので,ぜひそういうところも努力していただきたいと思います。質問終わります。


○議長(池田 守君)


 以上で中村正人議員の一般質問を終わります。次に,17番,植山利博議員より2件通告がされております。したがって,植山利博議員の発言を許可します。


○17番(植山利博君)


 ただいま議長の許可を得ましたので,一般質問をさせていただきます。初めに,私は先の11月15日に執行されました霧島市誕生2回目の市長及び議員選挙において,有権者の皆様の温かいご支持,ご支援を賜り,再び市政壇上へとお送りいただいた,そして本日の12月定例議会において一般質問の機会を与えられましたことに対し,市民の皆様に心から感謝をするものであります。今回の市議選は,霧島市を1つの選挙区として行われた初めての選挙であり,大変不透明で,厳しい選挙でありました。私自身,これまでの4年間を顧みて,自らの至らざるところを謙虚に反省し,新たな任期の4年間に向けて,初心を忘れることなく取り組む覚悟であります。私の政治信条である共生の社会を目指し,特定の地域や特定の人に偏ることのない,すべての地域やすべての人の足元に,くまなく行政の光が届く,そんな政治を目指し,微力ながら全力を傾けて議員活動を展開する所存であります。どうぞ市民の皆様,議員各位,そして市長をはじめ執行部の皆様には,ご指導,ご鞭撻のほど心からお願いをいたします。また,市長におかれても,大変厳しい選挙に勝ち抜かれ,2期目の市政運営を担われることになりました。大変おめでとうございます。合併直後の4年間も厳しい市政運営を強いられたと思いますが,2期目の4年間もさらなる霧島市の一体感の醸成のため,水道料金や都市計画税の一元化,また一般廃棄物管理型最終処分場建設などなど,解決しなければならない多くの課題を抱えています。市長には,ぜひ健康に十分留意され,総合計画を中心にこれらの課題解決と福祉向上,市勢発展にご尽力くださいますよう願うものであります。それでは,先に通告をいたしました大きく2つについてお尋ねをいたします。市長及び教育委員会の明快な答弁を求めます。1番目に,市長の政治姿勢についてであります。市長は,今回の市長選挙に当たり,そのマニフェストで,「地方主権の時代に向けて」として第1番目に示されているが,地方主権の時代を迎えるには,どのようなシステムづくりが必要だと考えられているのか。2番目に,活力ある産業のまちづくりについて。地域経済の活性化について,今後どのような施策,事業展開を考えているのか。小さな2番目として,第1弾のプレミアム付き商品券事業をどのように評価をしているのか。また,そのことを踏まえ,第2弾の事業にどのように反映されたのか。3番目に,霧島市の発注する工事,また調達する備品などは,全庁にわたり各部各課において,霧島市に本社機能を有する企業からの調達の比率はどのようになっているのか。また今後,可能な限り地元企業の育成支援という観点から,地元企業からの調達発注を積極的に進める考えはないのか。4番目に,新設なる天降川小学校の備品購入について,どのような基本姿勢で取り組もうとしているのか。以上,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 植山議員から2点に絞ってのご質問でございました。1点目につきましては私のほうから答弁をさせていただきます。2点目の4につきましては教育委員会が答弁いたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をいたします。1点目の市長の政治姿勢についてのご質問にお答えいたします。今回の市長選挙に際し作成をいたしましたマニフェストの冒頭に,「中央集権の政治から地方主権の政治へ,日本が今,大きく変わろうとしています」と記載をいたしておりますが,これからの地方自治は,自らの地域のことは地域自らが主体的に考えて決定をし,責任を持って行動していくことが重要であると考えているところでございます。従来の地方分権という言葉が,中央から地方に権限や財源が与えられ,上下関係があるといった印象をぬぐいきれないことから,地方主権と表現いたしておりますが,これは地域主権というような考え方でもよろしいです。議員ご指摘のように,地方主権を実現していくためには,地域の市民ニーズ,住民の方々の声,そういうものにこたえて,自主的,自立的かつ効率的なこの行政運営を可能とするような行政システム構築が必要となってくるわけでございます。そのため,定員適正化計画等に基づく職員数を考慮しながら,複雑,多様化する住民ニーズに的確かつ柔軟に対応できる既存の組織の見直しを早急に進めていく必要があり,今後における本庁や総合支所のあり方について,現在検討を進めているところでございます。一方,すでにこれまで地域審議会をはじめ,多くの附属機関などから市政に対するご提言,ご意見等をいただき,これらを各種計画の策定や施策の推進に反映させているほか,パブリックコメントや市長と語イもんそ会,ご意見箱の設置等を実施し,広聴制度の充実に努めるなど,市民の皆様の声を市政に反映する取り組みを行ってきております。さらに,地区自治公民館において地域まちづくり計画を策定していただき,「自助・互助・公助」による活力ある地域づくりを進めることを目的とする地域まちづくり支援事業や地域振興補助制度等の活用により,住民によるまちづくりも着実に根付いてきつつあるところと考えてるものでございます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 活力ある産業のまちづくりについての1点目と2点目についてお答えいたします。まず1点目につきましては,利子補給の延長や鹿児島県ふるさと雇用再生特別基金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用し,地域経済の活性化に努めてまいりたいと考えているところでございます。また,雇用促進は地域経済の活性化ととらえ,雇用の促進につながる市独自の新たな対策について調査研究を始めたところでございます。なお,中小企業の健全な発展と地域経済の活性化に取り組む霧島商工会議所及び霧島市商工会の各種事業に対する補助や商店街活性化補助事業を引き続き推進してまいりたいと考えているところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。まず,第1弾の霧島市共通商品券につきましては,本年4月22日に,本市の補助金3,000万円を含む3億3,000万円分を商工会議所と商工会が共同で発行いたしました。定額給付金の支給時期に合わせたこともあり,7日間で売り切れ,商品券を使える加盟店舗も575店に及び,5%還元など,各種協賛セールによるにぎわいや市内の消費拡大に貢献し,地域経済の活性化につながったものと評価しております。次に,第2弾の商品券につきましては,国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用し,本市の補助金5,000万円を含む5億5,000万円分を11月2日に発行いたしました。おかげさまで今回も好評を得まして,この12月7日に完売しております。折しも歳末商戦を迎えており,市民の皆様がこの商品券で買い物をされることにより,地元商店のにぎわいに一役買ってくれるものと期待しているところでございます。また,前回,第1弾の反省点といたしましては,市民の方々から寄せられましたご意見が,「売り切れて買えなかったので追加販売してほしい」,「平日ばかりでなく,土日にも販売してほしい」,「販売時間を延ばしてほしい」,「販売場所を増やしてほしい」,などでございました。このようなことを十分踏まえ,今回,第2弾の発行に際しまして,市民の皆様が購入しやすい環境づくりに努めてきたところでございます。


○工事監査部長(大井 正君)


 3点目の霧島市の発注する工事についてお答えいたします。工事監査部では,企業からの調達の比率につきましては把握できておりません。しかし,従来,各発注課においては現場説明書等で,できる限り地元業者を下請に使うこと,また,建築においては,設計の段階において,地元企業及び誘致企業で生産される製品について極力使用すると同時に,地元企業への育成支援が図られるよう指導しているところでございます。今後とも,それぞれの発注課に対して,調達及び発注につきまして積極的な対応への指導を行っていきたいと考えているところでございます。


○総務部長(今村恭一君)


 活力ある産業のまちづくりについての3点目についてお答えします。20年度決算における備品購入費のうち,霧島市に本社機能を有する事業所とそれ以外の事業所の調達率は,総務部関係で,市内での調達率が金額で84%,件数では71%となっております。また,企画部では,主に情報関連の備品という特殊な事情のため,金額の比率ではほぼ市外事業者が占めておりますが,件数の調達率は13%となっております。また,生活環境部は,金額の調達率が27%,件数が43%。保健福祉部は,医療関連の備品という特殊な事情のため,金額の調達率が4%,件数が26%。農林水産部は,すべて市内で調達しており,商工観光部は,金額の調達率が52%,件数が33%。建設部は,金額の調達率が82%,件数が63%。教育部は,金額の調達率が41%,件数が42%。選挙管理委員会は,金額の調達率が43%,件数が64%。水道部は,金額の調達率が93%,件数が89%。最後に消防局では,金額の調達率が53%,件数は25%となっており,他の部署は購入の実績がございませんでした。続きまして,企業からの調達,発注を積極的に進める考えはないかについてお答えします。ご質問のとおり,地元企業の育成及び支援はとても大事なことであると考えております。市といたしましては,今後も特殊な物品等を除き,可能な限り地元の事業所へ配慮しながら調達を行ってまいりたいと考えております。


○教育部長(阿多己清君)


 活力ある産業のまちづくりについての4点目についてお答えをいたします。天降川小学校の備品購入につきましては,本市で指名願を受け付けている業者のうち,霧島市に本社,本店または営業所等を有している業者を指名して入札を実施することといたしております。学校関係の備品につきましては,これまでも同様の方法を採用しており,地元重視,地域経済浮揚への配慮の基本姿勢で取り組んでいるところでございます。なお,先週,すでに児童用の机,いすなどの学校管理備品の入札については実施済みでございます。理科や算数などの授業で使う用具等を含む教材備品,また給食関係の備品については,年明け早々に発注をしていきたいと考えております。


○17番(植山利博君)


 それぞれ答弁をいただきました。質問席からの質問を続けさせていただきます。地方主権の地域づくりということで,市長の答弁の中で,自らの地域のことは地域自らが主体的に考え決定し,責任を持って行動していくというふうに答えられておりますけれども,ここで言われる「自ら」ということは,例えば「自ら」のとらえ方ですけれども,市長はこの「自ら」をどういうふうにとらえられておられますか。


○市長(前田終止君)


 まず,市民全体感覚で考えれば,霧島市全体の「自ら」もありますでしょうし,さまざまな組織,企業,団体のリーダーにとっては,自らの組織,あるいは自らの企業,そういうことにとっての「自ら」もございますでしょうし,今度は自治公民館活動,NPO法人,あるいはまた,さまざまな地域おこしグループ,そういう方々にとっては,そのよって立つ一番の基本となさってるところの「自ら」もあられるんじゃないかと思います。最終的には,今毎日の生活を送っている市民の方々のそれぞれの生活基盤中の住所のあるそこの場所,そこの家族,一個人,そういう「自ら」も究極的にはあるんじゃないでしょうか。


○17番(植山利博君)


 私も全く同感であります。つまり,住民自治がしっかりと確立することが地方主権の確立を進めることなんだろうというふうに思っております。ですから,市が,執行部がさまざまな制度設計をする中でも,その制度設計をする過程の中に,市民のその意思決定がなされるようなシステムづくりが,本来の意味での住民自治のあり方なのではないかなというふうに思っております。ですから,例えばこれまでの議会でも議論になっております,国保制度をいじりました。この税の不均一を統一するためにいじったわけですけれども,決定後に多くの市民の方々から,その制度設計に対する批判の声が上がりましたけれども,これも国保審議会であるとか,そういうものの一定の手順を踏みながら,議会でも議決をしながらでき上がった制度ですけれども,そのでき上がった制度が,市民が自分たちで決めたんだという思いがないから不平不満が出るのではないかと思うんです。ですから,住民自治をしっかりと確立するには,例えば各種の審議会であるとか,それからパブリックコメントであるとか,そういう制度設計をするシステムの中に,住民が,自分たちが意思決定にかかわれたというようなシステムづくりをする必要があるのではないかと思いますが,今のこの制度設計の中に,本来はあると思うんですけれども,それが現実には機能していないのではないかというふうに思いますが,市長はどう思われますか。


○市長(前田終止君)


 ありとあらゆる努力を合併自治体であればこそチャレンジをお互いにしてまいりました。そして,さまざまな組織機構の改革をしながら,地域社会の中に,市民の方々に対して,市民参加ということも求めてまいりました。そして,広報力,これを高めながら,理解・納得度を上げていく努力もさせていただきました。しかしながら,議員ご指摘のとおり,ありとあらゆる市政課題に対して,市民の方々の思い,期待,また不満,そういうものが1期4年過ぎてみて,選挙の結果もまた踏まえてみて,まだまだ本当に創意工夫,また私自身の努力,また行政の私たちがなすべき努力,創意工夫,充実強化していかなければならないものがいっぱいあるんだなということを感じました。一方また,市民の方々にも,ぜひお互いの呼びかけに対して,あるいはまた,さまざまな国や県の動き,私たちのなかんずく足元のふるさとのそういうものに意識を,関心を持っていただき,またこの意識改革,改善,またさらなる挑戦,そういうこともご批判をいただきつつ,なお,ともに協調できるところはいっしょになってがんばっていく,そういう覚悟も自治体全体にも,地域社会にも,企業,組織団体にもそれぞれ問われているのではないでしょうか。


○17番(植山利博君)


 言われるとおりだと思うんですが,住民自治の確立をするということも地方主権の大前提でありますけれども,国や県とのあり方,ここもしっかりと見直していかないと,とてもじゃないけれども,地方分権も地方主権も確立はできないのではないかというふうに思うわけです。そこで,例えばずっと国保を例にとりますけれども,国が59万という限度額を定めているわけでありまして,ここを私個人的には取っ払わないことには,例えば500万以上の所得の方には全然影響が出ないわけで,400万をちょっと超えるぐらいからはもう頭打ちになるわけですので,そのことを地方の声として国に届けていくということは非常に大事ではないかなというふうに思います。だから,国が地方分権,地方分権と言う割には,国の制度設計の中に地方の意見がきちっと反映できるようなシステムづくりをしていかないことには,とてもじゃないけれども地方主権なんていうことはおぼつかないというふうに思いますけれども,市長は地方の声を県や国へ届けて,それを実現していくという立場でもあられると思いますが,その市長の立場で,本当の意味での地方主権を獲得するには,国に対してどういうことを求めていく必要があると。大事なことから,1点,2点,3点ぐらい,今頭にあることがあればお示しをいただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 地方主権の時代,そしてまた地域主権という考え方もあっていいと思うんですが,そのためには,県に対しても国に対しても,例えば財源,権限,もう一つ,人間ということもございますけども,この「3げん」を本当に自らのものとする努力を地域社会の市町村はしっかりと持ってなければならないし,そのことをまた国や県のほうにもしっかり物申し,そしてそういうものを実現していく努力が問われてるんじゃないかなというふうに思っております。


○17番(植山利博君)


 当然財源も人材も必要なわけですけれども,私は地方の声を積極的に国の施策や事務事業に反映をしていくようなシステムをつくるべきだと。先ほど言いました,国の制度設計の中に地方が参画できるシステムをつくるべきだと。そして,最後には地方からの国に対する提案権であるとか,もしくは拒否権,そういうものが具体的に制度として確立をしていく必要があるんじゃないかなと思っております。ですから,ぜひ市長は県下第2の首長として,それぞれの鹿児島県の自治体の首長と連携をとりながら,そういう思いを県や国に届けていただきたいというふうに求めておきたいと思います。そうなっていきますと,地方主権がさらに高まっていくと,道州制という問題も必ずついて回ると思いますけれども,市長の道州制に対する考え方をお尋ねさせていただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 政権が代わりました。そういう中で,まずさっきのご指摘の地方主権,地域主権というこの考え方,これは国レベルのほうに,例えば中央と地方という考え方がありますけれども,地方の考え方が,がっちりと新しい政権交代があった中でも,自信を持って地方6団体がしっかりと地域の声というものを受けとめるだけの語らえる,きちんとした,法律の裏打ちのある場所づくり,それをしっかり,基本法みたいなものを法の裏付けを持って国が主導しながら,また地域の声をよく聞いていくシステム,制度設計をしっかり今後はやっていかなければ,地方の声というものは,本当に新しい政権の中でどこまで本当に届いていくのか,非常に大きな不安を考えます。そういう点については,しっかり努力を私ども自身が,私は市長会の立場から各18市の市長とも語らいつつ,我が県,九州,全国の声としていかなきゃならなんなと,こう認識をいたしております。


○17番(植山利博君)


 先の定例議会で特別委員会が議会基本条例を提案されまして,これが成立になったわけですけれども,これが今から動き出すわけですが,今後住民自治の確立を進める上では,もちろん行政とも一体となりながら基本条例の制定を私はしていく必要があると。議会基本条例もそうでありますし,それから行政基本条例,また自治体の最高憲法と言われる自治基本条例を,我々も研究し勉強しながら,執行部のほうとも呼吸を合わせながら,近い将来,自治基本条例を,しっかりとしたものをつくり上げる必要があるというふうに私は思っておりますけれども,市長の見解を求めておきます。


○市長(前田終止君)


 この件は非常に大事な点だというふうに思います。年明けましたら,合併をして,いよいよもうあの日から5周年という物事の大きな節目を迎える年になります。そして,私が任期中に8年という歳月を迎えますけれども,今仰せの基本条例づくりなどについては,今後積極的に研さんを積まさせていただいて,あるべき方向付けをしっかりと皆さんのまたご指導,ご鞭撻もいただきながらがんばってみたいなと思っております。なお,先ほど質問の中で答弁をさせてもらっておりませんけども,道州制,これにつきましては,まだ少し先の話という認識を私個人は持っております。ただ,それに向かうさまざまな地方自治のあり方,それについては,例えば具体的に言いますと,環霧島会議などを通じて,県境を越える,あるいは市町村境を越える地域の一つの大きな圏域,環霧島会議の場合は5市2町,約43万人というエリアでございますけれども,しっかりと研さんを積んで,具体的な道州制という先をにらみながらの今後の私どもの地方自治に問われていることかなと思っております。


○17番(植山利博君)


 時間がありませんので先に行きます。これはいくら時間があっても足りませんので。2番目ですけれども,昨年12月ですか,緊急経済対策本部を置かれて,非常に速やかな対応をされたと評価をしますが,その中で,いわゆる利子補給の補助を2,000万を限度として1%から2%にされたと。つまり20万から最高額40万までされたわけです。このことも非常に高く評価をするものであります。それから,信用保証料に対する補助制度の創立をされましたけれども,これのこれまでの実績,件数と金額をお示しをいただきたいと思います。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 まず,利子補給補助のほうですが,平成21年度分がまだ前期しか出ておりませんので,平成20年度の前期分と21年度の前期分比較でお答え申し上げます。平成20年度前期分が110件,補助額が981万5,000円,平成21年度前期分159件,2,524万円となっております。それから,信用保証料補助のほうですが,同じく平成20年度前期はゼロ件でございました。ちなみに後期が2件ございまして,補助金が12万6,000円となっております。平成21年度前期分55件,補助額185万2,000円となっております。


○17番(植山利博君)


 この21年度になって相当件数も額も増えているということは,相当厳しい状況にあるということだろうと思います。国は,いわゆるモラトリアム法案,中小企業金融円滑化法案というのを制定しましたけれども,これは元金の返済を猶予しましょうということであるわけですが,現場の中小零細の企業にしてみますと,この制度はあまりぴんとこないんです。これよりも手元に運転資金がないわけですから。この厳しいところを何とか乗り越えるというためには,手元に何らかの運転資金が必要なわけです。ですから,「今まで借り入れていた分を,もとの借入額まで融資をしますよ」と。「返済も金利も今まででいいですよ」というような対応のほうが,はるかに現実的で,現場の企業家にとってはありがたみがあると。例えば10万ずつ返済するのを,「しばらく元本は猶予しますよ,だけど金利だけは」ということですけれども,それよりも今生き延びるための運転資金がないわけですから,そのような発想で市で何か取り組むことはできないものだろうかという思いがあるんですけれども,いかがなものですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 新たな融資策みたいな形だと思うんですけれども,今のところ,今利子補給補助と信用保証料の補助,これでも相当の額を支出しておりまして,今のところ今の施策が手いっぱいかなというふうに考えております。


○17番(植山利博君)


 私はそれが正解だと思います。市がやるようなことじゃないと私も思っておりますので,ぜひ県の制度,融資とか県はやっているわけですから,国に対しても,今このモラトリアム法案というのは,私は現実的でないと私は思っておりますので,今私の思ってるようなことを県あたり,国あたりに少し声を出していただければというふうに思っております。次に行きます。プレミアム付き商品券ですが,第1回目はもう100%近く回収されたというふうに聞いておりますけれども,あとどれぐらい残っているのかお尋ねをいたします。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 第1弾目の換金率,12月9日現在で99.74%,86万円の残高でございます。


○17番(植山利博君)


 ほとんど回収,3億3,000万の中のあと86万ということですので。いくらかこれはロスが出るのもやむを得ないと,100%というのは難しいのかなというふうに思っておりますけれども。その中で,いわゆる大型店と地元の小規模事業者での使われた比率が分かっていればお示しをいただきたいと思います。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 換金状況で,まず第1弾,今現在3億2,914万円が換金されているわけですが,その中で59.1%,1億9,460万3,000円が大型店のほうに行ってるというふうに調査をした結果が出ております。


○17番(植山利博君)


 その数字は間違いないですか。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 私どもが大型店と申し上げますのは,大規模小売店舗法にいう,いわゆる1,000m2の売り場面積を有するということで,この会議所管内には,第1弾の場合ですと12店ございます。隼人地区のほうに4店ございます。この換金された分を一応ピックアップしたものでお答えしました。


○17番(植山利博君)


 もちろん私も同じです,1,000m2。それで掌握をしているつもりなんですが,少し数字が違う。福山,横川,あの辺はもう90数%,小規模事業者のところで使われておりますけれども,旧国分は80%近いものが,いわゆる今おっしゃった,その12店舗ですか,大型店で使われているんです。隼人も70%を超える金額が大型店で使われているというふうに今私は認識をしているんですけれども。この先ほどの答弁を聞いて,答弁のあり方が,第1弾の商品券事業をどう反省されて,総括されて,第2弾にどう生かされたかというのが,消費者の視点に立っていらっしゃるんですよね。消費者の視点で全部答弁がなされているわけ。私は今回は,要するに地域の地元商店街の活性化の支援という流れで質問をしているんです。それで,欲しかったのは,この商品券事業というのは,確かに低迷している経済を何とか活力を持たせようと,しかも,定額給付で配られるお金を何とか消費に回して,地域経済の活性化を図ろうという視点でされたと思うんです。それは,もちろん消費者の購買意欲を,消費行動を高めようという視点もあります。それとあわせて,地元の商店街の活性化ということも,その政策の中の一つに入っていると。これはもう前回議論したところで,間違いないですよね。ですから,私がここで問いたかったのは,地元零細企業の使われ方が2割とか,3割しかない,国分,隼人を中心にして,それを平等に販売しました,公正,公平,平等に販売しましたけれども,結果として大型店に偏った使われ方をしたのであれば,その結果の公平,平等性が担保されていないのじゃないかと。であれば,そこをいくらか,あと若干でも地元の中小零細事業者に使われるような手立てをする必要があるのではないかという議論は前回,前々回,何度も議論してきたわけです。だから,その視点で,どういう対策をとられたのかということを聞きたいわけですけれども,いかがですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 前回,6月のときにも議員からそのような話を聞いたりいろいろしたんですけれども,もちろん市民が使いやすい商品券であることが第一であると思います。それと,市民が使いやすいということは,商店街をはじめ,市内に購買意欲が増すことで市内の活性化が図られる。ひいては地元の商店街が活性化するということですので,そのような着眼のもとに,今回も,もちろん商工会の属する,表現は悪いかもしれませんけど,上場地区の商店街でも多く買っていただくような形をお願いして,取り組んだところでございますし,確かに1,000m2以上の大規模店は国分,隼人に集中しておりますけれども,もちろん上のほうでもたくさん活用されておりますし,パーセンテージ的には少ないかもしれませんけれども,小さなお店もそれなりに活用がなされて,十分な効果があったものと思っております。


○17番(植山利博君)


 私は,この事業そのものについては高く評価をしているものでありまして,今後この事業をまだ続けていかれるつもりであるのかどうかお尋ねをしておきます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 第1弾で3億3,000万しまして,6月の時点で申し上げたんですけれども,10月21日までの換金状況を見ながら判断したいというようなふうにお答えしたと思います。そのようなときに,国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金というものがありましたので,それと市民の皆様方の「まだ商品券は残ってないのか」というようなことが多くありましたので,それと大規模店もですけれども,地域の小規模のお店でも大変喜ばれておりましたことから,ぜひこの臨時交付金を活用してということで,実際3億にしようか,5億にしようか,商工会議所やら商工会で十分協議を重ねた上で,5億5,000万ということを打ち出しまして,国の補助を受けたところでございます。これにつきましては,大変売れるかなという心配も商工会議所,商工会ともにあったんですけれども,市民の方のご理解,購買意欲,そういうものを得て,1か月ちょっとで売れたということでございます。次の段階となりますと,またいろんな予算的なものとか,いろんなものがありますし,まだこの5億の,正月明けになりますけれども,換金状況とか,そこらを見なければなりませんので,今のところ,どうするということを明確に打ち出せるものではないと思っております。


○17番(植山利博君)


 市長,いかがですか。市長は,このマニフェストの中で,商工業分野別政策の中で,一番最初にプレミアム付き商品券の継続発行助成というふうにうたわれておりますが,これはいつ出されたのか。多分11月15日に選挙をされたわけですので,それ以前には出されておりますので,この継続というのが第2弾目のことを言われているのか,第3弾目以降を言われてるのか,ちょっといかがですか。


○市長(前田終止君)


 第2弾目,これを念頭に置いて,ちょうど取り組んでる真っ最中で,1期目,2期目を担い続けようという強い意欲を持った本人ですから,実際,現在進行形,そういう意味でございます。そして,今ご指摘の点につきましては,今後の換金の動向,また市民の皆さん方の声等々いろいろ聞きながら適切に判断をしてまいりたいと思っております。


○17番(植山利博君)


 ぜひ今後も財源的なものが許す範囲の中で,こういうような事業も続けていっていただければなというふうに思うところでございます。時間もありませんので次へまいりますけれども,それぞれ備品,それからほかにも消耗品等もあります。こういうものも,私が今回,下深迫議員であったりとか,それから塩井川議員であったりとか,雇用対策,この不景気の中で非常に指摘をされております。予算を増やさずに地元発注を増やすことによって,地元の企業が活力があって,雇用につながり,税収につながるということを考えれば,できるだけ自治体が,行政が支出をするお金は地元で使うと,そして地元の活力を生むと,そして地元に雇用が生まれるということだろうと思うんです。だから,入札をする,見積をとる,そして技術力の問題もあります,商品の質の問題もあります。公平,公正ということは,入札をしたら安いほうに落札をするというのが当たり前のことですけれども,これが霧島外と,私は地域内とは,少し合理的な説明責任がつけば,少々高くても市内から調達することだって理解が得られると思うんです。特にこういう経済状況の中ですので,市民の方にきちっと合理的な説明責任がつけば,市外から,鹿児島市から買ったら10円だったと,でも市内は12円だったけれども,この2円の差は納税とか,雇用とかいうことで,かえって霧島市のためにはなるんですよというのがどこのラインなのか,非常に微妙な,難しいところですけれども,そういうところをしっかりと説明責任がつく範囲の中では,地元から調達すべきだと思いますが,基本的に。いかがですか,市長。


○市長(前田終止君)


 地元の本社機能を持つ企業,あるいはまた中小零細な,地元で本当に納税いただきながらがんばっておられる各位,そういうところに,今議員ご指摘のような細かな配慮が行き届く行政の市政のあり方は,全くご指摘のとおりだというふうに私のほうも考えております。ただ,本当に極端に技術力や商品の価値とか,あるいはコストが本当に極端に違うと,あるいはまた,その域内の範囲ができない話を無理やりという点については,よく考えながら,もし育てるということであっても,そこいらしっかりとしたお互いの一定理解できる範ちゅうのルールみたいなもの,考え方をしっかり持ってやらなければ,危険,リスクを背負うことになることもあろうかと思いますが,基本的にはもう全く同じような方向を向いております。


○17番(植山利博君)


 監査部に,私の尋ね方がまずかったのかもしれませんけども,霧島市の発注する工事の中で,市外のものと,市内の業者が受けたものがどれぐらいありますかということを聞きたかったんです。それは先ほどもう答弁にありました,下深迫議員の質問の中で,市外の業者の分が平成18年が35件,43億,19年が32件,6億,20年が24件,1億4,000万程度ですね。21年が18件で1億6,000万程度というふうに答えられておりますので,これは,こういう答弁がほしかったわけです。私の尋ねたかったのはですね。これを見てみますと,明らかに18年から,市外の業者の仕事というのは少なくなって,20年は1億4,000万,21年は10月か11月現在でしょうけれども,1億6,000万という形で激減しているということは,この時代のこういう状況,経済状況の中で,やはり地元に発注しなきゃいけないという執行部の姿勢を見てとれるなというふうに感じたところでした。ですから,今後もひとつ,今市長が言われたような,当然技術力があって,どうしても地元にない業者,これはやむを得ないんです。そんな物も地元でつくれと,そんなむちゃなこと言うつもりはないんですけれども,調達できるのものは,おにぎり1個,紙1枚,鉛筆1本,地元から調達すると。そして,直接行政だけでなくて,行政にかかわる,行政が補助金を出したり,例えば指定管理者であったり,そういうところも極力地元を使ってくださいよというような,指定管理者に対しても,そういう市長の今の思いが伝わるような,そういうメッセージを常に出し続けてほしいということであります。時間がありませんので,次にまいりたいと思います。4番目,天降川小学校の備品購入,これも同じような発想で,天降川小学校は今度4月に開校すると。そうすれば全くの新設校ですので,相当の備品購入,もしくは消耗品の購入があるだろうという想定で,もうそろそろ今ごろは準備をされるんじゃないかなと思いました。今の答弁を聞きますと,もうすでに机とか,いすは入札が済んだということですけれども,であれば大体の見当はついてると思うんですが,備品,もしくは消耗品等で総額どれぐらいの調達額になりますか。


○教育総務課長(東郷一煦君)


 平成21年度の予算ベースで申し上げます。備品購入費が8,800万円でございます。それと消耗品費が2,530万円でございます。


○17番(植山利博君)


 約1億1,300万程度ですか,総額で。もうある程度入札も済まれた部分もありますが,この1億1,330万ですか,この中で地元から調達可能なものはどれぐらいありますか。


○教育総務課長(東郷一煦君)


 天降川小学校関係に限ってのことでございますが,机,いす等の一部の製品を除きまして,現在,各備品等の種類によって入札等の準備を行っている段階でございます。したがいまして,今のところ,どの程度という調達をする,そのような数字は今のところはつかんでおりません。


○17番(植山利博君)


 机,いすは入札をされたということですので,その分は,その机,いすは市内から調達する分がありますか。あれば,どれぐらい金額があるのか。


○教育総務課長(東郷一煦君)


 金額につきましては,手元に資料ございませんのでここで申し上げることはちょっとできないんですが,3件ほど先週入札を行いましたので,その結果を申し上げます。児童用の机といすを2件ほど発注いたしまして,そのうちの1件が市内に本社機能を有する事業所が落札されております。それともう1件でございますけども,市内に営業所を有する事業所の方が1件は落札されております。それから,電化製品の備品でございます,1件だけ入札を行ったんですが,市内に営業所を有する電気店が落札されております。


○17番(植山利博君)


 大体地元で調達ができているようでございますので,ぜひ今後も,ほかの,天降川小学校はすべて新しくということですけれども,教育委員会関係も相当備品,消耗品の調達あろうかと思いますので,今市長が言われたような基本姿勢で取り組んでいただきたいと思います。それから,少しもとに返って,緊急経済対策の利子補給と保証料の補助制度ですが,これは,しばらくの間,まだ続けられるつもりがあるのかどうなのかお尋ねをしておきます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 それぞれ緊急経済対策で8つの事業をしてるんですけれども,今言われました利子補給補助と信用保証料補助ですけれども,延長の方向で検討しようという形で,今第9回の緊急経済対策本部の中では話が出ております。正確にはまだ決まってはおりませんけれども,そのような方向でという形を持っております。


○17番(植山利博君)


 今回,陳情が24号と26号が出ております。商工会議所から,今言いました2つの事業の延長ということ,それから図書の購入,書籍の納入に関する陳情というのが2件出ておりますけれども,こういう状況の中で,図書は以前も請願で出てきた経緯があろうかと思います。あのときは不採択になったんではなかろうかなと思っておりますが,私も多分あのときは不採択のほうに立ったと思っておりますけれども,今回また陳情で出ております。こういう状況の中では,今日は図書館は,これは通告外ですけれども,こういうことも含めて,できるだけ地元から調達できるものは調達する工夫を,システムになかなかそぐわないものであっても,それを,システムをいくらか緩和しながらあわせていくという努力をぜひ今後もし続けていただきたいということを要請いたしまして,私の質問を終わります。ありがとうございました。


○工事監査部長(大井 正君)


 先ほどの植山議員の答弁に対しまして,説明不足がありましたことをおわび申し上げます。下深迫議員の中で数字的には申し上げましたけれども,ちなみに19年度から21年度,霧島市が発注いたしました工事,全体で工事費ベースで153億8,200万ございますけども,市外業者に発注した分が事業費ベースで6.3%,9億8,000万円の市外発注工事であります。あと残りの93.7%については,すべて地元業者への発注となっております。


○議長(池田 守君)


 以上で植山利博議員の一般質問を終わります。次に,20番,久保史郎議員より4件通告がされております。したがって,久保史郎議員の発言を許可します。


○20番(久保史郎君)


 私は,この議会におきまして,先に通告いたしました4項目について当局の見解,また取り組みを伺います。初めに,今回の霧島市議選において多大なるご支援をいただき,再びこの議会に送っていただきました。ご支援くださいました市民の皆様に対して心から厚く御礼を申し上げ,期待にこたえられるよう一生懸命議会活動に取り組みますことをお約束して,御礼のあいさつといたします。また,前田市長におかれましても,激戦を勝ち抜かれ,2期目の市長としての13万弱市民のトップとして指揮をとられることは大変なご苦労であると思いますが,マニフェストに掲げられた3つの基本姿勢をたがうことなく実行され,市民に信頼される市長として,新鮮な,だれもが住みたいと思う霧島市を構築されますよう全力の取り組みを期待して,質問に入ります。質問の初めは,溝辺町における区画整理事業の進捗についてであります。今回の霧島市議会議員選挙は,霧島市全体選挙として,すべての区域を私ども候補は回りました。その関係上,溝辺町の有権者の多くの方にもお会いしましたが,その中で数多くの方より区画整理事業の実態を聞かれた経緯がございます。旧溝辺町関係でありまして,内容や経過などあまり詳しく実態が分からず,また説明ができない状況でありましたので,今回質問させていただきます。そこで,この溝辺町における区画整理事業のこれまでの経緯と経過について第1点目にお伺いをいたします。また,今回のこの区画整理事業における全体の区画数,販売価格,販売形態,総事業費,販売年数,完了年度等についてもお伺いをいたします。次に,隼人町新田山の公園建設計画についてお聞きします。合併前の隼人町には,新田山に総合運動場をはじめとする公園計画があったと聞いておりますが,各種事情により中断しております。現在までに一部道路も完成しておりますが,今後の計画はどのようになっているのかを伺います。次に,場外舟券売り場施設建設計画について,市長の見解を伺います。今回,12月5日に新川公民館において,隼人町住吉東川原に場外舟券売り場建設の説明会がありましたが,これまでも西光寺地区や敷根地区などでの建設計画と事業者が同じでありますので,霧島市内における舟券売場建設など,このような事業の建設計画に対する市長の見解を伺うものであります。次に,新設される天降川小学校北側の宅地販売について伺います。現在,霧島市土地開発公社が宅地販売している用地は,天降川小学校の開校により,道路整備,市道新川北線の道路拡幅により,移転住宅用地として取得したと思いますが,道路建設が計画段階で,先に住宅販売をした経過を問うものであります。当局の明快なる答弁を求め,以上で壇上からの1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 久保議員から4点につきまして質問でございました。2点目につきましては私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をさせていただきます。隼人町新田山の公園建設計画についてお答えいたします。本計画につきましては,旧隼人町において,隼人町小田と内山田地内の山林等を,自然と親しめる「隼人の森自然公園」として公園構想の検討が行われましたが,その後,計画は中断され,現在に至ったと聞いております。また当時,公園計画の進入道路として周辺道路の一部を拡幅整備した経緯もあり,平成19年度には地元の要望により舗装を行ったところでもございます。今後の本市の公園,広場等の整備につきましては,市町村が緑地の保全や緑化の推進に関して,その将来像,目標,施策などを定める基本計画である「緑の基本計画」を平成22年度から策定する予定でございますので,その中で新田山の公園計画につきましても,これまでの地域の経緯などを踏まえながら検討を行ってまいりたいと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 溝辺町の区画整理事業の進捗についての1点目にお答えをいたします。本事業は,麓第一土地区画整理事業として平成5年度に事業計画決定を行い,事業区域面積は約42.5haで,総事業費は81億6,900万円であります。平成5年度から換地設計を行い,平成6年度には仮換地指定及び建物移転に着手し,平成7年度から工事も実施をいたしております。平成20年度末の事業進捗率は,仮換地指定率が約91%,建物等移転率は約93%,事業費割合では約77%となっております。次に,2点目にお答えをいたします。保留地の総面積は88区画の2万9,630m2であり,現在,43区画の1万6,316m2の敷地造成を行い分譲をいたしておりますが,平成21年11月現在,29区画の1万1,796m2が販売済みであります。次に,販売価格については,1m2当たりの平均価格は2万1,649円,坪当たり7万1,546円であり,販売の形態につきましては,原則として一般公開抽選の方法で行っております。また,保留地の総事業費は約7億円を見込んでおり,販売年数につきましては,平成13年度から保留地の販売を行っております。全保留地の販売が終わるまで実施をいたす予定でございます。また,完了年度につきましては,現計画では平成20年度計画となっておりますが,現在,平成28年度までの事業計画変更をする予定で今作業を行っているとこでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 3問目の場外舟券売り場施設建設計画についてお答えいたします。去る10月13日に事業者から本市に対し,隼人町住吉地区内における場外舟券売り場施設の設置計画書が提出されましたが,この計画書は事業者から任意に提出されたものであり,施設設置の法的根拠となりますモーターボート競走法等に基づくものではございませんので,同計画書に対する本市の具体的な対応につきましては,現段階では決めていないところでございます。本市といたしましては,「この種の施設で地域活性化は考えていない,積極的に公営ギャンブル施設を誘致するという方針は持っていない」という姿勢には何ら変わりはございませんが,今後,事態の推移を見守りながら,しかるべき時期に地域住民や議会の皆様などのご意見等を拝聴しながら,総合的に判断しなければならないと考えているところでございます。4問目の天降川小学校横の宅地販売についてお答えいたします。天降川小学校北隣の土地につきましては,道路,公園等の整備に係る公共事業用地や土地開発公社の宅地造成事業用地として活用することを目的に,平成19年10月に同公社が取得いたしたものでございます。現在,宅地分譲を行っております区画は,同公社が当初から宅地造成事業を目的として取得を行った箇所であり,本年8月から分譲を開始しているところでございます。議員ご指摘の(仮称)市道新川北線の整備に伴う住宅移転代替用地は,当該分譲区画に隣接する市の公共事業用地として取得した区画に含まれており,事業に特段の支障はないものと考えておりますので,ご理解賜りたいと存じます。なお,(仮称)市道新川北線の整備に伴う住宅移転代替用地につきましては,天降川小学校南隣の市有地も活用できるものではないかと考えているところでございます。


○20番(久保史郎君)


 それぞれ答弁いただきましたので,2回目以降の質問をさせていただきますが,ちょっと順不同で,舟券売り場のほうからちょっと先に入らせていただきたいと思います。今回の舟券売り場のこの施設建設計画においては,もうすでに2年ほど前から,同じ事業実施主体のところが,市長もよくご存じだと思いますけれども,西光寺地区のあの妙見の手前の入り口にその建設計画が持ち上がった経緯がございます。それで,そのときに私ども,同僚議員もちょっとそのときに質問していらっしゃるわけです。そのときには,もう私どもが何ら議会で取り上げるなり,あるいは審議するなりする間もなく,もう即決で多分市長は断られたと思いますけれども,その点についてはいかがでしたか。


○市長(前田終止君)


 当時そういう動きがございまして,すぐ断ったという経緯ではございませんが,ある程度の動きがあって,時間も経過した後,相手の方のこのことに対する答えがほしいという時期が詰まってまいりまして,よって,私なりに当時判断をさせていただいたと。その判断といたしましては,霧島温泉,それの出入口に当たる妙見温泉のすぐ近くというようなこと等もあり,特に私はかねがねから申し上げておりますけれども,この手の施設を懇願して,ぜひ来てくださいというような形で,基本的にはあまり好んでないということもあり,そしてまた,温泉地特有のある意味で落ちついた,いやしの場,静かさ,そういうことなども念頭に入れ,考えたところでございます。


○20番(久保史郎君)


 平成19年度の第2回のところで,今市長が述べられたような,同僚議員のことに関しまして,「本市においては,すでに溝辺町に競輪の場外車券売り場サテライトみぞべもございます」と。「同一自治体に複数の公営ギャンブル施設を有する例は少なく,今後も私といたしましては慎重に対処してまいりたいと考えております」と。それから,今言われたましたように,「観光基本計画の策定中でもあります」というようなことで,ふさわしくない施設じゃないかというような,霧島市としては取り組む考えはないというような答弁をいただいております。それで,今回のこの場所について,市長,見に行かれましたか。


○市長(前田終止君)


 見には行っておりませんが,その地図上で,「ああこの場所だな」という認識は十分持っております。


○20番(久保史郎君)


 まことに,あまりにも私のところが関係しておりまして,現在あの河川敷の堤防を通って行く道路が,この建設計画の場所になってるわけです。それで,先般,12月5日に地域住民に説明会がございました。それで,その中で,11月にはもうすでに地域自治公民館長さんたちを集められて,11月27日だったと思うんですけど,まず1回目の説明をされ,それから12月5日に今度は地域住民に対しましても説明会をするということで,約40名弱だったと思いますけれど,地元の皆さん方が参加されまして説明を受けたわけでございます。それで,今市長のほうにも同じこの計画書が出てると思うんですね。「場外舟券売り場施設設置計画説明書」と。霧島ロイヤルリゾート株式会社さんですか,こちらのほうやら,それから多分こういう半径何km以内に何があるという図面やら全部ついたものが多分出されていると思うんですよ。そうしますと,この当日の説明では,私どももいきなり寝耳に水のお話でございまして,地域住民も初めてでございますが,対応に困るわけです。今地域役員さんたちも,それぞれの秋の運動会も終えて,やっと1年間の任務からこれで解き放たれると非常に安堵していらっしゃる中で持ち上がった話でございますので。それで,その中で,一番心配されるのは,この進入道路の件が一番大きな議題になったようでございます。というのは,河川でございますので,センターラインもございません。ましてや,その奥のほうにヤマウ株式会社というセメントを,コンクリートをつくる大きな会社がございます。ここの大型車が出入りしますと,現実的に今でも離合するために,どちらかが待ち合わせをしなければならないという河川敷である,そこは紛れもない事実でございます。ですから,そこに今回の計画では,700台の駐車場を備えた,1日700台ぐらいのそういう車が来ると。それから,売上げが月に5億円を目指していらっしゃるという施設でございます。年間60億。その中の1%が環境整備費として霧島市に入ってくるというような説明でございました。ですから,今後,市長のお話によっては,新川地域住民は臨時総会を開くなり,いろんな形の住民の賛否を問う会合を開かなければならないわけです。しかし,これまでの経緯を踏まえますと,例えば西光寺のところには,この手の施設は市長としてはあまり好まないというような発言でございますし,ましてや,その後,敷根地区にこの話持ち上がりまして,そして今,この新川地区にきてるわけです。そういう経緯がございますので,そこで,なぜ市長にこれをお伺いするかといいますと,この業者の方が言われるには,今答弁では,モーターボート競走法に基づく,そういう施設設置の申請書ではないという答弁をいただいておりますけれども,この申請書をもらう前に業者としては,地域住民の同意,それからあわせまして市長のほうの特別な許可は要らないんですけれども,容認というのは要るんです。市長も認めると,地域住民も認めると。この2つがそろわないと,このモーターボート競走会社のほうは許可しないんだそうですよ。ですから,あくまでも基本的な市長の考えが今までの流れの考えの中であって,この霧島市においてはあまりふさわしくないという,自分は容認するような考えはないというような結論にもう達するのであれば,あえて地域住民が臨時総会を開く必要もないんです。もう許可されないわけですから。造れないということになりますので。ですから,その点について,今市長のそういう本質的な見解というものはお変わりないですかということを再度お聞きをしておきます。


○市長(前田終止君)


 今のところ,私の今までやってきた方針は変わりません。ただ,財政事情等いろんなことを勘案してみますと,厳しい中で,今後も市政運営をしていかなければならないと,ありとあらゆる歳入への努力も一方しなければならない実情を肌身を持って感じてございます。そういう意味では,新たなる懸案というものが次々とやってきているわけでございますが,今私としましては,今後さらに熟慮をしながら,そのことに対する判断をいずれしなければならないと,こう思っております。


○20番(久保史郎君)


 今聞いておりますと,前回のこの西光寺にあったときの市長のそういう腹づもりとは若干ニュアンスが違っているのかなというような思いがするわけですけれども,この西光寺のときには,もう同一自治体に複数の公営ギャンブル場を有するもの,例もないからということで明確に市長述べられていらっしゃるわけですよ。だから,この霧島市においても,そういうものではなくして,各種企業等の誘致等を市長としては取り組むというような結論を述べていらっしゃるわけです。ですから,市長が同じ考えである,同じ気持ちであるならば,基本的にですね,あるならば,私も地元の選出の議員として,当然これは自治公民館長さんたちにお伝えしなければならないわけでございますので,それでお伺いをしたところでございます。もう一回聞きます。基本的には,そういうのは誘致する,そういう思いというのは基本的にはないということでとらえてよろしいですか。


○市長(前田終止君)


 そのとおりでよろしいです。


○20番(久保史郎君)


 それでは,市長はそのような考えでございましたということを明確に地元住民にもお伝えしておきたいと思います。それでは次に,溝辺町の区画整理事業の件についてお伺いをいたします。冒頭,壇上からも質問いたしましたように,それぞれ回ってみますと,大きな面積で今区画整理事業をされているわけですけれども,一番市民の皆さん方がこの件に関して困ってる問題というのは,現金一括払いでないと購入できないという,この点でご相談を受けたわけです。その点について内容を説明してください。


○建設部長(篠原明博君)


 今おっしゃいました,例えば保留地の販売に関しまして,市の中で販売につきましては,規則の中で一応定めたものがございます。その規則の中で定めた内容につきましては,保留地を購入する場合は,まず保留地の買い取り申し込みをしていただきまして,その後,審査をいたしまして売却の決定をいたします。そうしたときに,契約の締結を10日以内に保留地売買契約書を締結いたしますけれども,それにあわせて,締結時に契約金の10分の1を納めていくというような流れになっております。それで,締結の後60日以内に契約金額の全額を納入していただき,それと同時に保留地をお渡しするというような流れになっております。今申されましたように,一括というのが,今のこの規則の中では60日以内で,分割可能な金額で60日以内に納めていただくというのが一つの今の規則の中の運用でございます。


○20番(久保史郎君)


 今お聞きしたのは保留地の件でございますけれども,建物の建築はどのような内容になっているんですか。例えば土地を買った場合に,何年以内に建築物を建てなければならないというような内容もあるんですか。


○建設政策課長(下拂 勉君)


 建物については特に定めてはございません。


○20番(久保史郎君)


 であるならば,今あれだけの区画数,今半分,まだ88区画のうちの,その全体43区画だけが販売できて,29区画がもう販売済みであるということでございまして,これを事業変更いたしまして28年度まで延ばすということでございますけれども,実質的に28年度までに完売するというような強い思いございますか。


○建設部長(篠原明博君)


 当然保留地の売買につきましては事業費に充てるわけですので,それにつきましては完売する予定で進めていきたいというふうに思ってます。


○20番(久保史郎君)


 その10%を契約のときにもらって,そして残りを60日以内ということは,2か月以内に残金を全部お支払いしてくださいと。区画の一番高いところの金額,それから一番安いところの金額はいくらになりますか。


○建設政策課長(下拂 勉君)


 現在分譲しておりますところで,一番安いところが564万8,933円,一番高いところが840万3,210円となっております。


○20番(久保史郎君)


 であれば,あそこを買いたいと思う人は,560万,一番安いところでも預金を持っていなければ買えないということです。そうですよね。高いところで,840万,1,000万弱の現金を持っていないと買えないと。非常にすばらしい場所ですよ,場所的には。空港も近いし。市長,いかがですか,もうちょっと販売促進のために方法があるんじゃないですか,このまま形にはまったそういう取り組みだけしなくても。だから,そこら辺はやっていかないと,28年度までにこれが完売して,国の事業で,どれだけの補助が来て,そして市からはどれだけのお金の持ち出しになってるんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 最初の1番目の保留地の売買につきましてですが,原則1割の10分の1以上の契約保証金をいただいて,60日以内というような運用になっております。ただ,買われる方につきましては,すぐ欲しいんだけど金がないというような方もいらっしゃると思います。そういったときには,ある程度予約的に,そういう契約の猶予をいたしまして,契約から6か月という形をとらせていただいておりますので,その方の状況に応じて対応はしていきたいというように思っております。また,個人でどうしてもその金額をちょっと出せないと,ある程度の借金をしてやりたいという場合も,現状においては,あいら農協と労金については,そういうような貸付ローンもあるみたいでございますので,そういった形のものである程度対応していただければいいのかなというふうに思っております。それから,残事業の計画で申し上げますと,今後約18億6,000万程度の残事業があるわけでございますけれども,交付金あるいは地方特定といったものの事業で約7億7,000万ぐらいを予定いたしておりますので,残りにつきましては,その保留地の処分金でありましたり,単独事業というような形になってしまいますので,今後,その事業費をある程度落とすために,事業計画の見直しであったり,あるいは経費節減のための工法変更であったり,そういったものをしながら,なるべく28年度までをめどにして保留地をお願いして,事業計画を完成させたいというふうに思っているところでございます。


○20番(久保史郎君)


 今そのような,あいら農業協同組合であったり,そういうところがあれば,民間の銀行もあるわけです。銀行等のお力もお借りしながら,ローンを組まれるのは向こうのほうが専門でございますので,それぞれの市の対応だけではなくして,きちっと間違いのないところのお力を借りたりしながら,私は取り組んで,あのすばらしい地域を住宅が,都市部から帰って来られても買えるというような取り組みをぜひしていただきたいと思います。あそこがもし分割,いろんな形で,例えば農協を通じてでも,銀行を通じてでも分割で買えるとなれば,もうすでに六,七名の方が買っていらっしゃるというお話を聞いてるんですよ。行ったけど買えなかったと。一括納付だったからと。ですから,もったいない話でございます。せっかくあそこを買おうという人がいらっしゃるのに買えなかったというのは。ぜひそこら辺はもうちょっと買いやすく,そしてなおかつ間違いのない方法というのも検討していただいて,取り組みをしていただいて,この年度内には事業変更までされて延ばされるわけですので,完結という形でしていただきたいと思います。それでは次に,新田山の公園建設計画についてをお伺いいたします。今日はもう土木課長も座っていらっしゃいますので,非常にこの件については詳しい経緯もご存じだと思うんですけれども,平成16年,合併前に,この一部地域の,民間が所持してるところを,ここは建設計画を凍結という形でなっておりましたよね,たしかこの地域は。それで,合併前に凍結解除はしたんですけれども,まずこの場所の面積がどの程度あるのかを示していただきたいと思います。


○建設部長(篠原明博君)


 今計画を当時された面積では約12haでございます。


○20番(久保史郎君)


 12haのうち,8haがもうすでに市の所有となってると思いますけれども,間違いございませんか。


○建設部長(篠原明博君)


 現在の所有者は土地開発公社でございます。


○20番(久保史郎君)


 市の開発公社であってもいいんですけども,市の開発公社が持ってるのは,その12haですか,それとも8haですか。


○建設部長(篠原明博君)


 現在所有していらっしゃるのは8haでございます。


○20番(久保史郎君)


 ここは,私が議員になる前からの話でございますので,平成16年だったと思うんですけど,凍結解除をした以降ももうすでにその4haについては,何ら手を付けられなかったということでございますか。


○建設部長(篠原明博君)


 この今の新田山の公園計画につきましては,今こういった形で凍結され,また,いろんな動きがあったかと思いますけれども,それ以降,例えば公園計画で進める,あるいはそれ以外に含めて用地を今後買収していくというようなことで,合併後動いた経緯は今のところございません。


○20番(久保史郎君)


 なぜこれを取り上げるかといいますと,市はそれぞれのたくさんの市有財産を持っております。宅地であったり,山林であったりですね。それで,旧隼人町が12haのそういう公園計画をしたということで,8haまでは買い進めたけれども,4haがまだ買ってないということになりますと,その8haを買った意味さえ何も残らないわけです。使いようもない。ですから,これを私は当時から申し上げたんですけれども,買うなら買う,もう買わないなら,この8haは要らないわけですよ,端的に申し上げまして。ですから,どのような状況でその4haは残っているんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 今の土地の開発公社の買収をした経緯を言いますと,中央部を大体買収をしているようでございまして,その周辺部約4haが未買収な場所になっております。


○20番(久保史郎君)


 それでは,中央部のほうは,その山の部分は買っていらっしゃるということでございますので,多分市長のほうも国分の北公園,行かれたことあると思うんですけれども,多分この新田山をもし開発するならば,あの程度の多分運動総合公園的な,そういう面積になると思うんで,北公園はいくら面積があるんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 ちょっと調べさせてください。


○20番(久保史郎君)


 大体あの程度,あるいはあれ以上のそういう運動公園になると思いますけれども,そこで,この道路の件について,今,示していただいた説明では,22年度から,もう今度の新田山の公園計画についても検討を行っていくということでございますから,一部農地の中を広い道路ができた,その道路建設についてはどうなるんですか。


○土木課長(中村順二君)


 市道の宇都山1号線という市道でございますが,これにつきましては,県営ほ場整備事業のときに非農地換地として用地取得をして整備をした道路なんですが,その間,防じん舗装であったために,地元から舗装の要望がございましたので,平成19年度に舗装工事をした経緯がございます。今後の整備計画につきましては,公園計画の様子を見ながら,あわせて整備をしていきたいというふうに考えております。


○20番(久保史郎君)


 できれば,あの道路だけでもきちっとした形で,私はその公園建設計画がどうなろうと,きちっとした形で,私はそこを進めていっていただきたい。と言いますのが,もうすでに新しい住宅ができつつあるんです。そうしますと,今のところは一般的な農道的な分野でございますので,道路拡張をするにしても,そんなにお金が要りません。しかし,一たん住宅が建ってしまうと,道路拡張をするというのは大変な,膨大な金額がかかりますし,また補償費あるいは移転費等がかかるということは当然考えられますので,そこら辺に懸念を持ってるんですが,土木課としてはどのように考えていらっしゃいますか。


○土木課長(中村順二君)


 宇都山1号線につきましては,幅員は10mでございます。現在,舗装をいたしました幅員は約6mでございまして,その両サイドにつきましては,歩道を設置する予定の敷地でございます。住宅の建設につきましては,私どもも現地は見ておりますが,この公園が建設される場合の進入路となるこの道路についての宅地化というものはまだ進んでないみたいで,ほかの路線でございますが,生活道路で出ました宇都山地区については,脇元議員からもございました,そういう路線については今後整備を検討していきたいということで考えております。


○20番(久保史郎君)


 この地域は,先般,市民と市長も面会されまして,一部この新田山の後ろのほうを,市の部分,開発公社が持ってる部分を市民がお借りして,もう造成だけはしております,一部ですね。ですから,できればこの地域にも,今まで議員の空白区でございましたので,この新田山の総合運動公園でも結構ですし,地域住民のための公園建設でも結構でございます。きちっとした形で,同僚議員,たくさんの方たちが公平,公正な,そのような市政という形でとらえていらっしゃいますので,ここのところはぜひとも頭に入れておいて整備をしていただきたいと思います。その点について取り組みを執行当局はしてくださることを念願しております。それでは次に,もう一点,天降川小学校の横の,その住宅地の件についてお伺いをいたしますけれども,今回,あそこは,当初より住宅地として販売する予定であったという答弁をいただいてるんですけども,私どもがこの議会で,あそこの取得をされるときには,そのような話ではなかったと思うんです。あそこはあくまでも代替地として,あるいは公園用地として,それから子育ての支援施設,それだけしか,そのときの説明ではなかったと思いますが,違いましたでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 先ほど申し上げましたとおり,小学校の北側のところの半分のところは,当初より宅地分譲のほうに予定していたつもりで,残りの半分のところは,そういった公共用地とか,代替用地とか,そういったところにということでご説明したつもりではございます。


○20番(久保史郎君)


 先般,建設部長のほうから,西小学校において,あそこの道路建設の説明会がございました。それで,そのときに,新川北線の都市計画変更の説明会で,天降川小学校のところまでが第1期工事,5年間,それから自衛隊の東側の角までが第2期で5年間,それからその先が,向こうの国分のあの本通りに出るまでが5年間という形の説明をいただきました。それで,最終的に,あのときの説明会でも,「もう15年は生きていないんだ」というようなお話が出ましたよね,住民の方から。ですから,そのような3期15年かけてやる事業でございますけれども,総体的に,この道路工事にかかる住宅は,影響を受ける住宅,あるいは移転をしなければならない住宅,何軒ほどと試算されていらっしゃるんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 先日の都市計画決定説明会時においても説明申し上げましたが,路線が非常に長いということで,3期に分けて工事をする予定にいたしております。その中で,宅地,建物が影響がある戸数につきましては,今の段階では詳細ではございませんが,約60戸程度がかかってくるのではないかというふうに考えております。その中で,15年から17年という非常に長期の計画でございます。よって,第1期の工事に伴います移転補償につきまして,おおむね十数戸が該当するのではないかというようなことでございますので,そういった戸数について,今そういう代替地等の検討もしていきたいというふうに思っているところでございます。


○20番(久保史郎君)


 15年かかる中で,先にこのように癩癩それはもう非常に便利のいい土地でございますし,分譲されることで,これは開発公社が入れた癩癩今同僚議員が後ろのほうから渡してくださいましたけれども,先般新聞に入っていた中でも,区画数も半分以上売れていると。残りの半分のところに,あるいは南側のほうに一部土地があるから,もし移転の方はという形になると,そこをしますよという,そういう説明だったと思うんですけども,それでよろしいですか。


○建設部長(篠原明博君)


 ただいま申し上げましたように,1期の工事区間内に十数戸いらっしゃいますので,そういった方々につきましては,今お話がありました小学校の南側の一画にそういう土地を確保いたしておりますので,そこのところでお願いをしていこうかなというふうに思っているところでございます。


○20番(久保史郎君)


 今日は,先ほど質問しました,本当にそこを住宅地として最初から売り出す計画であったのかどうか,本来は副市長に聞かなければいけないんですけど,残念ながらもう辞任をしていらっしゃいますので,たしか南副市長が,「ここを買い取り,残ったその土地は移転をされる皆さん方の土地として買い取るんだ」というような説明があったやに私は記憶をしているわけですけれども,今部長が言われるように,何軒かの方,移転されるかどうか分かりません,今後ですね。そうしますと,当然ここは今後も空けたまま,そのままやっていくのか。この一画には公園を造ったり,子どもの支援施設を,たしか児童クラブなんかも含んだのを造られる予定だと説明受けたんですけども,その点については間違いないですか。


○建設部長(篠原明博君)


 現在この一画に,土地開発公社が所有しておりました宅地分譲予定の一画に,(仮称)こどもセンターの建設に着手するという準備を進めて,すでに発注はいたしているところでございます。


○20番(久保史郎君)


 今回のこの宅地分譲をされたところを見ますと,公園が道路の角のところにとってあるんです。これは開発公社がちゃんとこのようにされて,この図面を引かれて販売をされたんですか。通常こういう住宅地であれば,その住宅地の真ん中に公園等も計画をされるのが一番ベターじゃないかと思うんですけれども,その点についてはいかがですか。


○建設部長(篠原明博君)


 確かに今開発公社が先行でプロパー事業として宅地分譲しているところにつきましては,一番北東部といいますか,角のほうに公園を一応設置をされております。この計画につきましては,全体計画の中で公園の面積が定められるわけでございまして,当然,今の区画の中で必要な面積として,あの面積を確保いたしておりますけれども,ご存じのように,今の市街地の,例えば宅地等を造成する場合に,どうしても排水対策というのが大きな懸案になっているところでございます。そういった観点から,現場を見ていただければ分かりますけれど,若干宅地地盤より下げた形で造成をされ,その中で公園として整備をしていただいております。それは,あくまでも大雨に,集中豪雨につきましては,一時的なそういう調整池という形も含まれた形でそこに計画をいたしております。また,公園の場所につきましては,先ほど話がございましたように,市が今後整備する中でも,当然そういった公園の計画もございますので,そういった公園と並行して使っていただくような形で全体計画がなされているというふうに考えております。


○20番(久保史郎君)


 あともう一点は,今後移転をされる人たちが買われる分譲予定地のところは,一番危険性があって,土砂の撤去作業をしなければならなかった分野ですよね,ここのところ。もうすでにこの土砂の撤去作業は全部済んだんですか。


○建設部長(篠原明博君)


 汚染土壌の件につきましては,最初の議会の始まる前に経過報告でも申し上げましたけれども,約6,900tという数字で,もうすでに搬出が終わりました。終わった後の検査もすべてチェックをいたしまして,あの区域に汚染土壌はないということを確認いたしまして,すべて埋め戻しが終わっている状況でございますので,現段階では一番安全な敷地であるというふうに考えております。


○20番(久保史郎君)


 それぞれ質問をさせていただきましたけれども,新しい2期目の市長さんにとっても,大変この霧島市をいかに安定させた,そういう霧島市をつくっていくかということを,私ども議員も含めていっしょでございますけれども,大いに力を合わせてやっていかなければならない分野でございますけれども,また抱えている課題も山ほどございます。ぜひともまた健康に留意されて,全力でそういう力を発揮していただきますようお願いをしておきます。以上で私の質問をすべて終わります。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどの北公園の面積でございますが,4.7haでございます。それから,先ほどの保留地のところで申し上げましたが,今そういうローン的なものを実際やっているところが,あいら農協と労金でございまして,金融機関によってはすべて対応してるというわけではございませんので,そういう形で答弁させていただきます。


○議長(池田 守君)


 以上で久保史郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。


               「休憩  午後 3時00分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時15分」


○議長(池田 守君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。次に,6番,脇元敬議員より2件通告がされております。したがって,脇元敬議員の発言を許可します。


○6番(脇元 敬君)


 ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告しております2点,6項目について質問をいたします。今回,改選により議席番号6番になりました,脇元敬です。私も2年生になりましたけれども,まだまだ未熟でございます。温かい,長い目で見ていただきますように,見守っていただきますようにお願いいたします。本日も元気に,そしてさわやかに質問を行います。さて,合併を経て霧島市が誕生し4年がたち,「市民が主役」,「開かれた市政」,「活力ある市政」,「公正,公平な市政」,「現場主義」を掲げる前田市長と私たち34名の議員がともに選ばれ,2期目の霧島市政がスタートいたしました。市長選挙においては,今回もまちづくり青年協議会主催による2度目のローカルマニフェストを示しての公開討論会が行われ,その公開討論会を経て,マニフェストを市民に約束する形で,前田市長は見事2期目の当選をされました。先の衆議院選挙を見てもお分かりのとおり,マニフェストでその政党が何を示すのか,どんな政策を盛り込むのか,財源はどうなのか,各政党の評価に大きく作用をし,マスコミが大々的に比較をしたことにより,投票行動の判断の基準になっていました。今回の市長選挙においても,国政のレベルまではいかないまでも,同じことが言えるのではないでしょうか。我が霧島市議会においても,先の任期中には,市長のマニフェストをもとに進捗状況や総合計画との整合性,さまざまな事業の可能性など多くの議論を重ねてきました。今回の市長のマニフェストも,前田カラーの濃いものとなっているようです。また,前任期中に計画をした,前田市政ならではの取り組みもこの先控えています。市長には,マニフェストの実現と,そのさまざまな取り組みを成功へと導いてもらわなければなりません。その取り組みが,霧島市の発展のため,市民の笑顔のためになるものであれば,私たち議会も同じ方向を向いて努力していけると思います。また,前回のマニフェストの検証大会での職員アンケートでもあったように,幹部職員だけでなく,一般職員へもこのマニフェストをぜひ配付していただいて,市民が選んだ自分の職場のトップが何を訴えて当選したのか,何を考えているのか,何を目指し,何を行おうとしているのか,しっかりと意識の高揚を促していただきたいと思います。市長の努力を期待いたします。また,私も市長選挙と同時に行われた選挙におきまして,2期目の大事な議席を与えていただきました。心から感謝を申し上げます。これからも今まで同様,旧自治体の枠組みを超え,本当の意味での合併,つまり霧島市民としての意識の共有と,その意識から生まれる目指すべき霧島市というふるさとの姿を次世代の子どもたちにつなぐ仕事を多くの市民の皆さんとともに行っていきたいと思っています。私たちは,愛するふるさとを子どもたちの時代に,またその次の子どもたちの時代に渡す,つなぐ責任があります。その子どもたちが,ふるさと霧島市を誇る,その思いを胸に,いつでも,だれにでも,世界じゅうどこででも自信を持って話すことができる,日本一,世界一の霧島市をともに目指していきましょう。私も子育て世代として,また若者の代表として,その思いを胸に,前田市長ではありませんが,「いっしょに気張いもんそ」という気持ちであります。先輩議員の皆さん,市長をはじめ執行部,市職員の皆さん,そして市民の皆さん,いっしょに気張りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。その決意のもと,今回の質問に入ります。まず1点目,政権交代による本市への影響についてです。本年8月に行われた総選挙により,政権交代を望む大きな強い風が吹き,民主党が大勝利をおさめ,社民党,国民新党との連立政権が誕生いたしました。「官僚からの脱却」,「政治主導」,「政治は生活」をマニフェストに掲げ,子ども手当などのマニフェスト達成に向けて,無駄をなくす作業,行政刷新会議や事業仕分けなど,今までにない新しい取り組みが行われています。国の方針が変われば,当然地方へも影響が及びます。現在の国と地方の関係では当たり前のことです。そこで,本市への影響について伺います。今現在のデフレ傾向,円高,雇用問題,消費の低迷と日本の置かれている社会情勢は,まさに「厳しい」の一言です。昨年秋のリーマンショック以降,国においても,20年度第2次補正予算,21年度第1次補正予算,そして今回,新政権下での補正予算と,緊急的な経済対策を打ち出してきました。本市においても,先の補正予算における地域活性化・経済危機対策の交付金をもとに,雇用促進住宅の購入など多くの事業を計画していました。国では補正予算の見直しも行われたようですが,これらの事業はしっかりと進んでいるのか,行われなかった事業があるのか,現状を伺います。また,閣議決定により,内閣府に行政刷新会議が設置をされました。会議のメンバーは,鳩山総理を議長に,仙谷行政刷新担当大臣や副総理,官房長官などのほかに,民間の稲盛和夫京セラ名誉会長や来月,私たちが議員研修会で講演を伺うことになっている,元鳥取県知事で慶應義塾大学教授の片山善博氏などとなっています。そして,その中にワーキンググループが置かれ,既存の予算であっても,そもそも必要な予算なのか,ゼロベースで見直す,予算編成の透明性を徹底するということで,先月,事業仕分け作業が行われました。さまざまな事業を「継続」,「見直し」,「廃止」と評価を下していました。この事業仕分けはあくまで判定であり,仕分け人に予算削減を行う権限,強制力はないということですが,マスコミに大きく取り上げられたことで,国民も関心を寄せたのは確かな事実です。国民に対して政策決定のプロセスをオープンにしたということで高支持率の要因にもなっているようですが,批判の声も多かったのも事実のようです。そこで,この事業仕分けに対して,市長はどういった認識をお持ちか伺います。また,この事業仕分けの対象となり,廃止,見直しとなった本市関連の事業があるのか。具体的に言えば,丸尾の滝橋や民主党議員が無駄の代名詞に上げていた妙見トンネルなど,どうなっているのか伺います。3つ目に,霧島市においても行政評価,事務事業評価を行っていると認識しています。行財政改革,安定した行政経営を行うために,特に昨今の社会情勢を見れば,とても重要な作業と考えます。そこで,平成22年度の予算編成が始まっていると思いますが,この評価システムをどう活用し編成作業を進めているのか伺います。2点目に,環霧島会議での取り組みについて伺います。平成19年11月に環霧島会議が発足し,その中心的存在である霧島山は,日本で最初の国立公園に指定され,本年,75周年を迎えました。自然公園法によれば,「優れた自然の風景地を保護するとともに,その利用の増進を図り,もって国民の保健,休養及び教化に資することを目的とする」とあります。つまり,後世に残すべき自然がそこにあることを示しています。しかし,今現在の霧島山は,シカの増殖により,そのすばらしい生態系が損なわれ,崩れているとも言われています。また,農業被害,林業被害も深刻な状況にあるようです。霧島山におけるシカの適正頭数が1,500頭とも言われる中,鹿児島県側の報告では2万頭から2万5,000頭,宮崎県側の報告では3万頭とも言われています。同じくシカとの共生を図り研究している屋久島では8,000頭から1万5,000頭がいると推定され,年間2,000頭以上捕獲しても現状維持の状況であり,研究者によれば,このまま何もしなければ年間30%ずつ増え,4年で倍になると指摘をしています。本土では年間20%の増加と言われています。例えば現在2万頭生息しているとすれば,5年で5万頭になるということです。また,霧島山にある希少植物も,少なくとも4種がシカの食害と見られる影響で絶滅したとの報告もあります。今,保護だけでなく,防ぐだけでなく,根本的な解決策を早急に講じる必要があります。その解決策を見出すためにも,また市民への啓発も含めて,まずは環霧島で,もしくは霧島市で頭数調査を行うべきではないかと考えますがいかがでしょうか。2つ目に,去る10月31日に発生した,韓国岳における小学生の遭難事故についてです。これまで山岳事故など非常事態の際の情報伝達方法や手段について質問してきましたが,先の事故を受け,霧島山を取り巻く自治体で組織をしている環霧島会議として対応し,取り組むことがこれから何かあるのか。個人的には,行政だけでなく,関係団体,組織が一堂に会し,認識を同じにし,今回のような問題が生じた場合に備え,緊急の連絡体制を構築しておくべきではないかと考えます。いかがでしょうか。最後に,環霧島会議では,霧島山を世界ジオパークへという大きな目標を掲げ,発足間もなくから活動しています。準備不足ということで本年度の申請を見合わせましたが,来年度の日本ジオパークへの申請は春ごろと伺っています。間近に迫った申請に向けて,現状はどうなのか,そして今後のスケジュールと具体的活動の予定はどうなっているのか伺います。以上,申し上げ,市長の明快で簡潔な答弁を期待いたしまして,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元敬議員から2点につきましてご質問でございました。1点目のイにつきましては私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。政権交代による本市への影響についての2点目,国の事業仕分けに対しての認識についてお答えいたします。政府の行政刷新会議は,歳出の見直し作業に取り組むに当たり,公開の場において外部の視点も取り入れながら,あるいは国民の目線を十分に考慮し,それぞれの事業ごとに要否等を議論して判定する「事業仕分け」という手法を活用され,平成22年度予算概算要求の無駄を洗い出すための事業仕分けというものを実施されました。対象となったものは約3,000に上る国の事業のうちの440余り,審議項目数で見ると約220件でございまして,同会議のもとのワーキンググループによる仕分け作業でありました。本市におきましては,国の事業項目にしますと26件ほどの事業が対象となっており,まちづくり交付金の縮減や地方交付税の見直しなどが挙げられております。これらは霧島市にとって大きな良質の財源であって,これらを活用したまちづくりを進めているところでありますので,今後も地方の状況を理解していただき,事業の継続,事業費の増額をしていただくことを切望しているところでありますが,今後の国の動向を注視するとともに,全国市長会を通じて,私たちの地方の意見を訴えてまいりたいと思っております。


○総務部長(今村恭一君)


 政権交代による本市への影響についての1問目,アにつきましてお答えします。国の経済対策による補正予算に対する本市の執行状況についてでありますが,平成20年度の一般会計補正予算(第4号・第7号)におきまして,国の第1次補正予算に伴う「地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金」及び国の第2次補正予算に伴う「地域活性化・生活対策臨時交付金」を活用した合計11億6,709万4,000円の補正予算を編成いたしました。平成21年度一般会計補正予算(第2号・第3号)におきまして,国の1次補正予算に伴う地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した合計14億4,213万4,000円の補正予算を編成し,総額26億922万8,000円の補正予算で経済危機対策に対応してまいりました。本市といたしましては,現下の厳しい経済情勢及び地域活性化等の速やか,かつ,着実な実施を図るという交付金の趣旨にかんがみ,関連公共事業等の早期執行に努めてまいりました。その結果,国の平成20年度第1次補正予算に伴う「地域活性化・緊急安心実現総合対策交付金」及び第2次補正予算に伴う「地域活性化・生活対策臨時交付金」を活用した本市の事業の執行状況は,12月10日現在,執行予定額10億8,061万4,000円に対し,執行済額10億123万8,000円,進捗率92.7%となっております。また,平成21年度第1次補正予算に伴う「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」を活用した本市の事業の執行状況は,12月10日現在,執行予定額14億2,753万1,000円に対し,執行済額7億4,876万7,000円,進捗率52.5%となっております。今後も交付金の趣旨にかんがみ,関連公共事業の早期執行に努めてまいります。続きまして,ウ,事務事業評価システムについてお答えします。本市におきましては,総合計画,行政評価及び予算編成が連動する行政経営システムの構築に向け取り組んでいるところであります。平成20年度には1,200の事務事業評価と総合計画の政策・施策体系に基づく施策評価を行い,その結果を平成21年度当初予算に一部反映させるなど,行政経営システムの構築を着実に進めてまいりました。平成21年度は,これまで各課の共通経費や一部事務組合への負担金など裁量性の低い事務事業を除く約600の事務事業評価と総合計画の政策・施策体系に基づく施策評価を行ってきております。また,平成22年度から,原則として,各施策に一般財源を配分する「施策別枠配分方式」を採用することとしております。施策別枠配分方式で配分する一般財源の総額は,霧島市経営健全化計画で示す平成22年度の取り崩し可能額や市税等の決算見込み等から算出した一般財源から義務的に支出される人件費,交際費,繰出金など裁量性のない事務事業に要する一般財源を除外した額としております。提示された施策ごとの一般財源枠に予算を調整するため,施策ごとに事務事業について,施策の課題解決や目標値に近付けるために,優先的に取り組むべき事業,成果向上が期待できる事務事業はどれかなどを評価する「成果優先度評価」と,施策の成果を低下させずに施策全体のコストを削減するためには,どの事務事業のコストを削減すべきかを評価する「コスト削減優先度評価」を行うなどして,その結果を予算編成作業に生かすこととし,現在,予算編成作業を進めているところでございます。


○生活環境部長(南田吉文君)


 環霧島会議での取り組みについての1点目,シカの頭数調査の件につきまして答弁いたします。環霧島会議の環境専門部会で協議している項目は4つございますが,そのうちの一つが「霧島山系の生態系とシカ問題の研究」でございます。シカの適正個体数管理につきましては,シカが増えている要因の一つであります,観光客等によるいわゆる人工給餌を防止するために,看板の設置やポスター,リーフレットを作成し,ホテル,旅館などの観光施設や学校などへ配布し,市民や観光客への啓発を行いました。また,NPO法人が主催いたしますシカ問題の研究会に,構成市町の森林担当者も含めた環境専門部会として参加しているところでございます。ご指摘の頭数調査の実施は,適正頭数を保ち,自然環境を保護,保全していく上での最も基礎となる調査でございます。現状では,鹿児島県,宮崎県,環境省の調査方法が異なり,環霧島会議管内の正確な頭数が把握できない課題もあることから,さらにきめ細かい調査となるよう,環霧島会議として環境省等へ要望を行い,「その方向で検討する」との回答を得ているところでございます。今後とも国や県などの関係機関と連携しながら,より精度の高い頭数の把握に努めてまいりたいと思います。


○危機管理監(宇都克枝君)


 2問目の環霧島会議での取り組みについての2点目についてお答えいたします。第5回目の環霧島会議が,10月22日に曽於市の財部中央公民館において開催されました。この会議の中で,近年の霧島山における遭難事故を受け,防災専門部会から霧島連山における山岳遭難の対応のあり方を検討する捜索救助担当者連絡会を開催することについての提案がなされ,同会議において了承されました。鹿児島県と宮崎県の県境をまたがる捜索・救難活動には,指揮所の活動や捜索情報の共有といった面などで,さらに検証すべき点があると考えられます。このため,年明け早々にも本市において,環霧島山岳遭難対策連絡会議を開催することといたしております。この会議の参加者は,霧島連山の捜索・救助に直接関係する警察,消防,自衛隊をはじめ,5市2町の防災担当者,環境省えびの自然保護官事務所等です。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 2問目の環霧島会議での取り組みに関するご質問のうち,3点目のジオパークの今後のスケジュールと具体的活動についてお答えいたします。霧島ジオパークの取り組みにつきましては,本年度の認定申請を見送ることとなった課題を十分踏まえながら,より一層の啓発活動や人材育成を重点的に,現在,官民で組織される「霧島ジオパーク推進連絡協議会」が中心となって,各種の事業を展開いたしているところでございます。具体的な活動でございますが,まず,ジオツーリズムを提供するために必要な人材の育成を最優先課題と位置付け,霧島ですでに活動されている自然ガイドの方々を対象とした「霧島ジオパークガイド養成講座」を開設し,これまで実施いたしました座学1回,現地講座2回に延べ128人のガイドの方々の参加をいただきました。この講座は,全体で座学を2回,現地講座を5回開催する計画となっておりますが,今後3月まで予定している講座にも,すでにそれぞれ50名以上の受講申し込みがなされているところでございます。また,来年2月に,観光や商工,自然保護といった分野の民間団体と連携を図り,霧島ジオパークのあるべき姿を検証し,確認するために「霧島ジオパークフォーラム」を,3月には,ガイド養成講座を受講された方々がガイド役を務めるモニターツアーを実施する予定でございます。そのほか年明けには,ジオサイトの学術的説明板の設置を,霧島連山を見渡せる場所に構成市町すべて1基ずつ設置する予定であり,ジオサイトの調査とジオマップの作成については,現在,鹿児島大学と連携しながら進めているところでございます。教育に関する事業といたしましては,国土交通省の事業である火山防災に関する教育用の資料作成に環霧島会議も参加させていただき,協議を重ねているところであり,また,来年5月にはインタブ(火山噴出物に関する国際会議)が本市で開催される予定となっております。なお,来年度の認定申請期限は,まだ正式には発表されておりませんが,5月中旬と推測いたしております。少し早まる可能性もあり,今後も最大限の努力をしながら申請作業を進めてまいりたいと存じます。


○6番(脇元 敬君)


 それぞれ答弁をいただきました。質問席から再質問をさせていただきます。1点目から伺います。1点目,通告しておりました文言の中に雇用促進住宅を掲げておりました。今回,進捗状況で金額の進捗率で示してございますので,それぞれの事業が分からないわけですが,この雇用促進住宅に関して,市が購入をし,市営住宅として運用していくということで間違いがないのか確認をさせてください。


○建設部長(篠原明博君)


 雇用促進住宅の購入につきまして,現在までの経緯についてと今後の予定についてお答えをいたします。現在,雇用能力開発機構に対しまして,本年10月下旬に国分重久宿舎と牧園宿舎の修繕の依頼申請を行っております。また,11月下旬に2宿舎の売り払い申請書を提出いたしております。現在,修繕の依頼の一部につきましては,機構によりすでに工事の着手をされているところでございます。この後,来年2月ごろに,機構と本市が合同で,現入居者に対しまして説明会を開催する予定にいたしております。その後,財産売買の仮契約を行いまして,来年の3月議会に,その契約議案と管理条例改正を予定いたしているところでございます。議会において可決をいただきますと,3月31日付で所有権移転と引き渡しを行い,4月1日より市の住宅として管理を開始する予定にいたしております。また,新規の入居募集につきましては,6月から7月をめどに行う予定にいたしております。


○6番(脇元 敬君)


 この雇用促進住宅にお住まいの方々,大変心配をされておられます。説明会というのもなかなか行われていないという現状もございます。十分な説明をこれからしていただきたいと思います。その心配もあって,この機会にと転居をされる世帯もあったというのも事実でございます。また,市営住宅となる際には,市報等でしっかりと周知をされて,多くの方が利用できるように環境を整えていただきたいと思います。それでは,答弁でそれぞれの事業の進捗率を示していただきましたけれども,この事業はもうストップしてしまいましたという事業があったら教えてください。


○財政課長(塩川 剛君)


 平成20年度の1次補正,2次補正に関します事業で,現在もうストップしてしまったというのは,確定してしまったというのはございません。


○6番(脇元 敬君)


 今20年度の補正予算ということですね。21年度の補正予算のほうはどうでしょう。


○財政課長(塩川 剛君)


 21年度につきましても現在のところ確認いたしておりません。


○6番(脇元 敬君)


 了解いたしました。それでは次に行きまして,事業仕分けについてでございます。先ほどの答弁では,市に直接的な事業の答弁をいただきました。私が通告に示しておりますのは,国,県も絡んできますけれども,丸尾の滝橋であるとか,妙見トンネルであるとか,大きな事業でございます。その事業の現状を把握されておられたら教えてください。


○建設部長(篠原明博君)


 政権交代によります本市の影響についてでございますが,1例として,丸尾の滝,妙見トンネル等についてのご質問であるかと思います。事業仕分けにつきましては,今後最終的な決定がされるというふうに考えておりますが,それに伴います影響につきましては,現時点においては明確になっていないのが実情でございます。したがいまして,県の事業,国道でございますけれども,県の事業として施工中の丸尾の滝橋,あるいは妙見トンネル及び国道504号等の整備事業につきましても,現時点では例えば廃止及び見直しといった,そういう影響につきましては,現在のところ明確になっていないというような状況であります。市といたしましては,今後も国の事業,仕分け作業の動向を見守るとともに,県からいろんな情報をいただきながら対応してまいりたいと考えております。


○6番(脇元 敬君)


 新年度の予算の関係ですので,まだ不透明だということでございます。先ほど市長の答弁にもございました,「地方の意見をしっかりと訴えてまいりたい」ということでございました。地方の現状をしっかりと伝えていただいて,事業がしっかりと継続されるようにお願いしたいと思います。それでは,この事業仕分けについてですけれども,民主党の国会議員,そして有識者,担当府省の副大臣または政務官からなるメンバーで,公開の場において外部の視点も入れながら,それぞれの事業ごとに必要性を議論,判定するものであり,透明性を確保しながら予算を見直す有効な方法という評価もございます。イエスか,ノーかという感じで,とても分かりやすい作業だったなというふうには思うんですけれども,私としては,ただ説明側に諸省庁の大臣も座るべきではなかったかなという意見も持っています。このワーキンググループのメンバーに,幾つかの全国の地方自治体,市の職員も入っておりました。これがどういう意味かは分かりませんけれども,おそらく先進的な取り組み,つまり自治体として事業仕分け等を行っている自治体なんだろうと思います。そして,この作業を行う背景には,民主党が国民に示した,約束したマニフェストがあり,それを実行するがために,無駄をなくすために行われている作業だと私はとらえています。先ほど答弁では,この事業仕分けについての市長の認識というのはお答えがなかったわけですが,昨日の答弁の中で,18年度の指定管理者の作業の中で,この事業仕分けを行ったという答弁がございましたが,これはどういった内容だったのでしょうか。そして,霧島市として,この事業仕分け,今現在行っていることがあれば教えてください。


○財政課長(塩川 剛君)


 まず,事業仕分けというものについてですけれども,これにつきましては,NPOの「構想日本」というのが2002年から行っている,そういうシステムでございます。2008年7月現在で26の自治体が活用してるということです。今回国が行いました事業仕分けは,これを活用したものでございます。その中では,中身といたしましては,これは自治体向けですけれども,実施する自治体職員と構想日本事業仕分けチーム,これには他の自治体の職員,民間地方議員などで構成されますが,これらの方々がけんけんがくがくと議論をするといったようなもの。それから,国や自治体の行政サービスについて,予算事業一つ一つについて,そもそもその事業が必要かどうかということを議論するということ。それから,必要だとすると,その事業をどこがやるのか。官か民か,国か地方かを議論する。それから,最終的には多数決で,不要,民間,国,都道府県,市町村に仕分けをすると。それから,外部の目を入れる,公開の場で行う,仕分け人はボランティアといったような条件等のもとに行われるものでございます。本市の事業仕分けということでございますが,本市は現在,行政評価システムを導入いたしまして,その事務事業のほうを1個1個精査いたしているところでございます。やり方は違うかと思いますけれども,目的は同じじゃないかなというふうに考えているところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 昨日の指定管理者の中で事業仕分けをどのように行っているかということでございますけれども,最初するときに4段階に分けました。その中身が,1個の施設で管理することにより制度導入効果が期待される施設,それから施設を複数で管理することにより制度導入効果が期待される施設,それから直営で管理することが効果的または合理的な施設,それから廃止や活用方策を再検討する施設,この4つに分けてそれぞれ行いまして,これに沿って第1回目の公募なり,それから直接指定,そういったものをしたところでございます。それから,霧島市における事業仕分けはどうかということなんですけども,今,事務事業評価を数年前から始めておりますけれども,試行を含めまして,1次評価,2次評価,3次評価までやっております。それで,3次評価までやった中で,どうしても判断がつかないというものが,霧島市55委員会というのがございました,そこで,この事業はすべきかすべきでないか,するとしたら,民がするべきか,官がするべきかと,そういう,今財政課長が言った,その視点で今までの事務事業で民間の方にお伺いしたい部分をここでやってきたところでございます。


○6番(脇元 敬君)


 55委員会がそういう位置付けだというのを私も初めて知ったような気がします。勉強になりました。しっかりとその評価,仕分けが行われているんだなというふうに思います。そして,霧島市としては,その行政評価のシステムをしっかりと導入して行っているというのが考え方だろうと思います。そのシステムを活用することによって,事業の有効性,そして効果を検証して,新年度の予算に反映させるということで,まったく事業仕分けと同じ役割なんだろうと思います。つまり,この評価によってなくなってしまった事業もあるんだろうというふうには思うんですが,切るべきものは切ると,まさに国の事業仕分けと同じということだと思います。国においても,財政状況がとても厳しい,税収が大幅に減少する,国債の発行額を抑えたいなどなど,今の政府も本当に国民が望む施策に力を入れるために,財源確保に奔走しているという状況だろうと思います。その国民が望むものと,それが選挙で示したマニフェストではないかなと思います。その内容が正しいとか,正しくないとかは,この場では議論をいたしませんが,これを地方自治体に置き替えれば,政府は市ということになります。議院内閣制ではないので,執行部の皆さんは市民の審判を受けることはありません。ですから,審判を受け,その市のトップとなる市長のマニフェストがとても重要だということが言えると思います。そして,そのマニフェストを実行するために財源の確保が必要で,さらには市民に大いに理解してもらいながら行うということが大事だということになります。市長は公正,公平な市政と言われておりますけれども,税収が多くあるころは,すべてに公正,公平に行政として光を当てることができたと思います。しかし,現在の社会情勢や市の財政を考慮すれば,これは大変難しい。しっかりと事業の評価を行って,精査をして,継続事業も一律にカットするのではなく,これは新規事業にも言えることだと思いますが,行うべきと判断したものは集中的に力を注ぎ込んで行うという姿勢が必要だと私は思います。「これは」というマニフェストで示した事業は,総合計画との整合性を十分に図った上で行っていくべきだと思うのです。一言で言うなら,選択と集中ということです。「これは」というものには,しっかりとウエイトを置いて施策を講じる,そういったことを望みますけれども,市長いかがでしょうか。


○市長(前田終止君)


 まさにあれもこれもという考え方から,選択と集中,そういうことだというふうに認識をいたしております。この事業仕分けについても,考えてみると,1期4年間のうちの前半の段階で,私どもはすでにいち早く,その経験をせざるを得なかった予算編成の時期がございました。今日的にそういう経験を生かしながら,今関係部長等が説明しているとおりの私たちの霧島版の事業仕分け,考え方,そういうところに挑戦をし続けているというふうな理解をしていただける範囲もあるかと思います。国の行われたこの事業仕分け,これにつきましては,いわばどちらかというと従来,密室性の高かったこの予算編成の過程,そういうものを公開した,そういうところに国民的関心,そういうものが相当高まったかという点では評価をする点もあるのかなというふうに思いますが,ただ,気になりますところは,日本じゅうの地方自治体のふるさとの声,そういうものを検証,あるいはまた評価,あるいはそういうものをどう聞くかという努力がほとんどないままに決定をされることについては,一抹の不安を覚えました。そういうことかなと思いますが,ただ,大事なことは,鳩山政権で本当に地域主権というものを大事になさるということであれば,ただ単に無駄遣いの排除,そして予算をどこかずっと圧縮しながら見つけてくる,財源確保といいますか,そういうものだけでいったらどうかなという,またこれ不安も覚えます。ですから,むしろ所信表明もあったとおり,日本じゅうのふるさと,基礎自治体を重視した地域主権のあり方を念頭に置かれた大きな政府としての大方針,そういうものを大事になさる,地方の自主財源の確保への充実強化を努めるような視点での事業仕分けというものが基本にあってやってほしいなというようなことを期待するものでございます。


○6番(脇元 敬君)


 それでは,2点目に入ってまいります。環霧島会議での取り組みについてです。霧島に生息するシカの数が増えているというのは認識が同じだと思いますけれども,市として,環霧島としてでも結構ですけれども,適正な頭数,何頭というふうに把握をしていらっしゃいますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 霧島山の生息数というのはちょっと把握はできておりませんけれども,鹿児島県が平成19年9月に策定いたしました第3期特定鳥獣,日本シカの保護管理計画によりますと,八重山,国見,霧島山地,この地域で現在推定生息数として1万75頭という形で推計がされておるわけですけれども,ここにつきまして,目標頭数として,シカ個体分の保護を優先する地域,保護地域,それと農林業生産を優先する地域,調整地域という形に仕分けをいたしまして,そこの生息密度ということで,保護地域が1km2当たり5頭,それから調整地域がkm2当たり1.5頭という形で生息密度を出しまして,それから割り出した目標頭数というのが1,568頭という形で算定がされております。


○6番(脇元 敬君)


 先ほどの答弁の中で,鹿児島県,宮崎県,環境省で,このシカの頭数調査の方法が違うということがございました。ということは,それぞれ調査を実際されているということだと思いますけれども,それでは現在の頭数の把握というのは,今何頭というふうに思っていらっしゃいますか。


○生活環境部次長兼生活環境政策課長(川畑 巧君)


 議員がおっしゃるように,鹿児島県,宮崎県,環境省のそれぞれの調査というのが若干違います。調査方法はふん粒法という方式ですが,ただ,宮崎県にしたら,そこから減少率を,例えばふんを虫が食べたとか,その減少率を掛けて,そしてまた計数プログラムが違うところであります。環境省については,国立公園,国定公園,そういう形で若干違ってくると思います。ですから,今農林水産部長がお答えしましたように,鹿児島県では1万いくら,そして宮崎県では3万いくらという数字が出ているところであります。


○6番(脇元 敬君)


 適正頭数が1,500頭で,鹿児島県の調査では1万7,000でしたか,宮崎県では3万頭だということでございます。もし3万頭だとすれば20倍いると,適正頭数の20倍いるということになります。このたくさんいるシカさんなんですけれども,このシカの被害,食害とか,いろいろあると思うんですけれども,その被害額というのはいくらぐらいのものなんでしょうか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 シカの被害といたしまして,農作物関係あるいは林業関係あるわけですけども,農業関係でいきますと,飼料作物とか,水稲,果樹,芋類,そういったものの被害が報告をされておりまして,平成20年度で被害額が799万7,000円という形で報告がされております。林業につきましては,スギやらヒノキの造林木への食害とか,あるいは角をこすることによります樹皮の剥皮等があるわけですけれども,この被害額につきましては把握できていない状況でございます。


○6番(脇元 敬君)


 それでは,農業,林業以外の,例えば生態系,自然環境,こういったものへの影響というのはどういうふうにとらえていらっしゃいますか。


○生活環境部次長兼生活環境政策課長(川畑 巧君)


 かなりの影響があると確認していますが,具体的に,えびの高原の被害状況や天然林における下層植生食害,そしてまた,ノカイドウ等の希少種の傷み,そしてまた,生物多様性から見る絶滅や種の多様性の問題となってるのは現実の問題であります。しかしながら,被害の数量等については,国においても,県においても,環霧島会議においてもまだとらえてないところであります。今後の課題であると考えております。


○6番(脇元 敬君)


 もし3万頭いれば,20倍の数のシカがいるわけですから,20倍のスピードで食物,草等も食して食べていってしまうということでございます。先ほど言いました,5年で5倍になってしまうと,大変なことになるのかというのがもう現実問題でございます。県により調査方法が違うということで,統一した数値が出てこないということで,環霧島会議としても対応しにくい状況なのかもしれませんけれども,答弁では,「精度の高い頭数把握に努めていく」ということでございました。鹿児島県が,今言われました,行った調査において,霧島市内にもその調査の地点,ポイントみたいなものが何か所かあるんだろうと思います。そのポイントを活用して,市としてこの頭数調査行うことはできないんでしょうか。


○林務水産課長(山下 晃君)


 今年度から国のほうで,霧島山系国有林についての個体数調査を平成25年度までに実施されるそうです。そして,鹿児島県は鹿児島県で毎年されており,あと宮崎県もされているんですけれども,できればいっしょに,別々するのではなくて,霧島市もいっしょに入れてもらった形でできないかを早急に関係団体と協議をしてみたいと考えております。


○6番(脇元 敬君)


 鹿児島県の調査というと,先ほど言ったように,国見だったりとか,八重山とか,そういったところまで含まれた形の頭数の結果になるかもしれません。先ほど言いましたポイントが霧島市内にもいくつかあれば,そこをピックアップして頭数を出すということもできるのかもしれません。研究していただいて,努力していただきたいと思います。そして,新年度の事業,これから組んでいくわけですから,ぜひ早急に,まずこの頭数調査を行っていただくのが先決だというふうにご要望を申し上げておきます。このシカの問題について,今答弁がこっちからもこっちからも出てくるわけなんですけれども,環霧島会議では,先ほど皆さんにも配られました,このリーフレットを作成したのが環霧島の環境専門部会,そして市の有害鳥獣対策は山下課長の林務水産ということで,根本的なこれから解決策を探していこうという中で,この縦割りの形を何とかしなければいけないんではないのかなと思うんですけれども,そこら辺いかがでしょうか。


○生活環境部次長兼生活環境政策課長(川畑 巧君)


 環霧島会議といたしましては,環境専門部会で,部長答弁でもありましたように,今後は私どもだけではなくて,林務担当者も同席していただいて,具体的な対策について検討していきたいと考えています。


○6番(脇元 敬君)


 佐賀県武雄市,ここには,いのしし課という課がございます。本気でやろうと思えば,こういうことになるのかなと思います。まずは頭数調査,そして現状の把握,それからどういった対策を講じていくのか,そして市民への啓発,理解をどうやって得ていくのか,まだまだ先は長いです。しかし,早急に行わなければなりません。そして,この霧島山には,国,県の鳥獣保護区があります。この規制の問題もあります。現在,狩猟の期間中ですけれども,銃の解禁日になれば,シカやイノシシがこの保護区内に,線が分かっているように,さっと逃げていくそうです。解禁日も分かっているような,そういった現象があるそうです。また,鹿児島県においては,構造改革特別区域,いわゆる特区ですけれども,わなの免許の取得が容易に行えるということも聞いております。例えばこれは被害がある農家さん,そして林業の森林管理の皆さん,こういった方々が容易にこのわなの免許を取得することができるような形になっているとも聞いています。とにかく,まだ入口にも入っておりません。入口から出口までトータルにとらえた根本的な解決策を,さまざまな機関とも連携をして行政が行うべき役割もあるかと思います。その役割をしっかりと果たしながら,市民への意識啓発も含めて努力していただくように要望をいたします。それでは,2点目の遭難のことですけれども,新年早々,環霧島の自治体や関係団体などと会議を行うということでした。どうしても山での事故は起こります。ゼロということにはならないでしょう。だからこそ,最小の被害で済むように,限りなく最悪の事態にはならないように努力を地元自治体として,また,この山を取り巻く自治体がせっかく連携をしているのですから,この組織を活用して,もしもの緊急時に備えていただきたいと思います。それでは,3点目に入ります。ジオパークについてです。来年の申請に向けて,市民全体での意識の高揚,盛り上がりが何よりも大事だと思います。市長も選挙が終わりました。これからフル稼働で働いていただきたいと思います。さて,私は以前,一般質問の中で,ジオパークの認定に向けても,市民の意識高揚のためにも,シンボル的な施設,場所も必要ではないかと,環霧島郷土芸能館なども提案をしてきております。また,その中の一つとして,計画をしていました霧島中央公園,ここにジオパーク関連の場所,そういったエリア,ゾーンがあってもいいんじゃないですかという提案もいたしました。今回,市長のマニフェストには,この中央公園の文字がありませんけれども,市長,あきらめてしまったんでしょうか。


○市長(前田終止君)


 全くそういうことはございませんけれども,どこまでマニフェストに今認識している問題を書き上げるか,これについては,それに限らず,その件に限らず,多く迷う点がございました。なるべく限られた範囲に,限られたことを絞り込んで書いたというふうにご理解いただければ結構だと思います。中央公園構想等につきましては,議会の方々のご指摘や市民の声など,また健全な財政のあり方等,よく相談をしながら,慎重に,きちんと対応できる手法を考えてまいりたいと思っております。


○6番(脇元 敬君)


 市長に資料を渡したいんですけど,よろしいでしょうか。あきらめてはいないという答弁だったと思います。であれば,ジオパーク関連のそういったゾーン,エリアも,構想策定の際には盛り込んでいただきたいとお願いします。この農大跡地,27haあります。広大な面積です。多くの可能性を持っています。その広さゆえに,いろんな要素を盛り込むこともできると思います。この地域の目指すべき姿をしっかりと定めて,本当に望まれる,そういった場所にしていただきたいと思います。例えば牧園地域には,いわゆる都市公園,遊具が設置してあるような公園は一つもありません。子どもたちが遊び,そして地域の高齢者がグラウンドゴルフやウォーキングをして健康づくりをする,そして観光客も集うような,そういった場所が,エリアがあってもいい,ゾーンがあってもいいと思います。また,今市長にお渡ししましたけれども,これです。ちょっと写真が違いますけれども,こういうものです。これはアイスランドのブルーラグーンという場所でございます。いわゆる大きな露天ぶろです。先日,日本一の露天ぶろの話がございました。これは世界一の露天ぶろでございます。広さ5,000m2,50mプールが4個分だそうでございます。実はこれは自然に湧出する温泉ではありません。隣接する地熱発電所がくみ上げた地下熱水の排水を再利用した温泉の湖のようなものです。ヨーロッパじゅうから人が訪れて,アイスランド随一の観光スポットになっています。入場料が23ユーロ,大体3,000円です。こういったものが,これぐらいの発想があってもまたおもしろいのかなと思います。つまり,まだまだ可能性,まだまだ検討していただきたいということでございます。今回はジオパーク,中央公園を例に挙げてお話しました。今回提案されている医療センターの脳神経外科の創設もそうです。多くの議員が質問を繰り返し行っている国保税の軽減もそうです。これだという施策は思い切って行ってほしいと思います。1点目でも申し上げました,霧島市の目指すべき姿,そのふるさとの姿に誇りを持ち,活動,生活する笑顔の市民を1人でも多くするために,選択と集中,ウエイトを置いて,思い切った2期目の前田市政を望みます。いかがですか。


○市長(前田終止君)


 皆さん方のおかげさまで,1期目4年間,大きな基礎をつくっていただきました。そして,第一次総合計画,そしてまた,多くの分野における基本構想や計画そのものを方向付けをみんなでつくっていただきました。せっかく難儀をしていただいた2期目の4年間でございます。今議員ご指摘のようなことなど,もうしっかりと頭に入れてございます。その中で,お互い市民の皆さん方や,議会の皆さん方とも議論,またご指摘など拝聴しながら,2期目の4年間は本当に腹をくくった決定,決断がさらにできるように自己を鍛えたいと。そしてまた,私たちのここにしかない,かけがえのないふるさとの間違いのない方向を全力をもって力を尽くして,ふるさと発展のために一身投げ打ちたいと,そう思っております。


○議長(池田 守君)


 以上で脇元敬議員の一般質問を終わります。次に,31番,時任英寛議員より3件通告がされております。したがって,時任英寛議員の発言を許可します。


○31番(時任英寛君)


 ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告をいたしました3件につきまして順次質問をいたします。本日,私で8人目となります。お疲れでしょうが,ひょっとすれば,時間によりましては9人目までという話も出ておりますが,できるだけ簡潔に述べさせていただきますので,よろしくお願いを申し上げます。また,このたび霧島市議会に再びの議席を賜りました。市民の皆様に心から感謝申し上げますとともに,向こう4年間,市勢発展のために,そしてまた市民の皆様の福祉向上のために,微力ではございますが一生懸命全力で取り組んでまいる決意でございます。そしてまた,市長におかれましては,2期目の当選,鹿児島の扇の要,霧島のかじ取りをされることとなりました。難問,課題山積でございますが,お体ご自愛の上,ご奮闘いただきますよう期待をいたします。「元気!霧島・市民力!いっどきキバイもんそ!」。それでは,質問に入らせていただきます。まず,第1点でございます,下水道事業の今後の計画見直しについてでございます。まずは,採算性のとれる事業にはなりにくいと,このように認識をいたしております。下水道の処理原価並びに使用料の対比を示して,今後の使用料の値上げを検討するのか問うものであります。次に,維持管理及び建設債務等,一般会計を今後圧迫することが十分予想されるわけでございますが,事業規模の縮小は検討できないか問うものでございます。第2点,特別支援員モデル事業についてでございますが,発達障害者支援法及び特別支援教育が本格実施をされ,さまざまな先進的な事例が全国で紹介をされております。私もこの議場におきまして,全国的な先進事例を紹介させていただいたところでございますが,このたび幼稚園,保育園へ,国のモデル事業として特別支援員が配置をされておりましたが,本年度を期限としてモデル事業が廃止をされます。幼・保・小連携の考え方で大きな成果があったと私は評価をいたしておりますが,今後,市単独でのこの幼稚園,保育園への支援員の配置事業を継続実施できないか問うものであります。次に第3点,災害時の避難所の拡充についてでございます。災害時要援護者の掌握につきましては,今福祉事務所のほうで鋭意努力をされているとお聞きをいたしましたが,そこでお伺いをいたしますが,障がい者,高齢者を対象とする避難施設の設置は検討できないか問うものでございます。例えば現在避難所として設置をされておりますところは,体育館または公民館等でございます。そこにはスロープのないところ,または障がい者用のトイレのないところ,オストメイトトイレの設置のないところ,さまざまでございます。したがいまして,1市6町7地区でございますが,中心に,こういう障がい者,高齢者対応の避難所施設の設置はできないか問うものでございます。次に,災害要援護者の中でも妊産婦の方,そして乳幼児のいらっしゃる方々について,プライバシーの確保,心身の負担軽減の考え方から,災害時の旅館,ホテルの空き部屋活用として,民間の施設,ホテル,旅館の活用,受け入れ協定などは検討できないか問うものでございます。以上で壇上からの質問を終わりますが,答弁のいかんによりましては,質問席から再質問を議長にお願い申し上げます。


○市長(前田終止君)


 時任議員から3点につきましてのご質問でございました。1点目につきましては私のほうから答弁をさせていただきます。2点目につきましては教育委員会及び保健福祉部長が答弁をいたします。3点目につきましては危機管理監が答弁をいたします。下水道事業の今後の計画見直しについての1点目についてお答えをいたします。国分・隼人公共下水道事業の平成20年度決算における下水道使用料単価は,1m3当たり98.8円で,処理原価は156.4円であり,マイナス57.6円の損益が出ております。したがいまして,現在の使用料では,処理原価のうち,維持管理費に対しましては充足できているものの,地方債の元利償還金でございます資本金につきましては充足できていない状況でございます。しかしながら,使用料の年々の収入増により,処理原価は18年度で276.7円,19年度で199.1円,20年度で156.4円と徐々に下がってきておりまして,資本費も低利子への借り換え等を行ったことなどで減少する傾向にありますので,今後も確実に使用料単価と処理原価の格差は少なくなっていくものと考えておるとこでございます。このような状況を踏まえた上で,採算性を考慮した使用料の値上げは,下水道接続者の負担を増やすばかりではなく,下水道への接続意欲を低下させることも危惧されるところでもございます。このことから,下水道使用料の値上げの見直しにつきましては,今後慎重に検討すべきものと考えております。次に,2点目についてお答えいたします。ご案内のように,下水道を整備していくためには,下水道終末処理場の建設から,下水道管の布設,そして道路の舗装・復旧等や維持管理等を含めますと,多額の事業費が必要でございます。国分・隼人地区の公共下水道事業の全体計画は,市街地などの周辺を含め2,097haの計画でございます。そのうち現在整備を進めております国分・隼人公共下水道の事業認可区域は,既成市街地など人口密度や投資効率が高く,今後さらに人口の増加が見込まれ,汚水量の増大が想定されますので,この区域については引き続き計画どおり事業の推進を図ってまいります。また,全体計画の見直しにつきましては,今後土地の動向や人口推移等を考慮し,合併浄化槽による整備も進んでる区域もありますことから,費用対効果を踏まえながら今後検討させていただきたいと考えております。


○教育長(?田肥文君)


 2点目の特別支援員モデル事業についてお答えをいたします。霧島市教育委員会は,文部科学省の委嘱を受け,平成20年度から2年間,「発達障害早期総合支援モデル事業」を展開しております。この事業は,発達障がい等のある幼児を早期に発見し,当該幼児及び保護者に対する早期からの総合的な相談・支援を展開するための体制を構築するとともに,特別な支援を必要とする幼児の情報を就学する学校へ適切につなぐことを目的としております。その取り組みの一環としまして,富隈幼稚園,陵南幼稚園,国分西保育園の3園をモデル園とし,特別支援教育支援員を配置しております。支援員が配置されているモデル園では,集団行動や集中力等に課題のある園児をつぶさに発見し,適切な対応ができるようになったとか,支援を受けている園児の保護者も安心して相談ができるといった成果が上がっております。議員ご指摘のように,このモデル事業は本年度で終了いたしますが,市教育委員会としましては,特別な教育的支援が必要な幼児に対しまして,一人一人の実態に応じたきめ細かな手立てをとり,就学する学校へのスムーズな移行を図るために支援員は必要であるという認識に立っております。したがいまして,小・中学校と同様,来年度も引き続き支援員の配置ができるよう,新規事業としての実現を目指して手続を進めているところであります。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 特別支援員モデル事業の保育園関係についてご答弁を申し上げます。平成20年度から,特別支援教育支援員モデル事業として,国分西保育園に特別支援教育支援員1名を配置しており,特別支援の必要な園児に対して直接支援を行っております。このことによりまして,各クラスの特別な支援が必要な園児について,クラス担任の保育士などと連携を図りながら,個々の発達状況の効果的な支援を行うことができ,園児の行動の把握や保護者との情報交換がスムーズになったと聞いております。今後,保護者,保育園及び小学校との連携を引き続き図っていくことが必要であると考えております。このようなことから,現在本市独自の事業として実施している,きりしますこやか保育事業において,特別支援の必要な園児に対する支援を積極的に行ってまいりたいと考えております。


○危機管理監(宇都克枝君)


 災害時避難所の拡充についての1点目についてお答えいたします。本市におきましては,1次避難所116か所,2次避難所37か所,臨時避難所1か所,全体で154か所の避難所を指定しております。しかしながら,一部の施設についてはバリアフリー化がなされておりますが,オストメイト等の避難者に対応する施設は皆無の状態です。このような中,災害時要援護者の把握が進み,個別支援計画を作成する段階で,このような方々をどこに避難させるかという問題が起きております。今後,避難先の選定について早急に対応を検討するとともに,今後の課題として,避難者が利用しやすい避難施設のあり方について検討しなければならないと考えております。次に,2点目についてお答えいたします。大規模災害が発生した場合については,費用負担のあり方や優先順位などの基準を作成し,ホテルや旅館の空き室が利用できるよう,関係団体の意見を聞きながら今後検討してまいりたいと考えております。


○31番(時任英寛君)


 ただいまそれぞれ答弁をいただきました。まず下水道について若干お伺いいたします。この下水道事業が開始されたころ,文化のバロメーターという言葉がよく使われておりました。今やゆされるわけですけど,今度は財政破綻のバロメーターと,この下水道事業は言われているんですね。結局,大きなまちでありながらも,集中的なそういう住宅密集地でありながらも採算性がとれないと。一般会計からの繰り入れをしなければ維持できないというのがこの下水道事業であるというのは,これはもう国会で先の福田首相もそのような認識でおられましたし,そのようなやりとりがなされておるところでございますし,また,この問題につきましては,私のほうから紹介もさせていただいたところでございます。いずれにいたしましても,なかなか使用料と処理原価のバランスをとるというのは難しい状況でございますけれども,確かに計画どおり今本管は布設されておりますけれども,その加入率というのは,国分・隼人公共下水道でどのくらいでございますか。


○下水道課長(島内拓郎君)


 加入率はいくらぐらいかということについてお答えいたします。普通,水洗化率という言葉で下水道のほうは表現しておりますが,水洗化率につきましては73%でございます。


○31番(時任英寛君)


 73%ということでございますけれども,結局あと負担金の問題等,なかなか接続が難しい方々が多々いらっしゃるわけです。今後,計画どおり進めますと。ただ,その先はまた検討するという答弁をいただいたわけでございますけれども,採算性というのをしっかりと考えていかなければならない事業であろうと思います。これについては,山口企画部長にお伺いいたします。行政評価,事業評価というのを,当然この下水道事業というのもかけられるわけですよね。その点におきまして,この下水道事業についての行政評価,事業評価というのは,どのような認識をされていらっしゃるのかお伺いをしたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 行政評価そのものは,すべてこの総合計画に入ってまいります。その総合計画の中で,おそらく生活基盤の充実というところで評価することになろうかと思います。生活基盤の充実にどれだけこれが貢献するかという貢献度を評価しながら,これをやるべきか,やらざるべきかという,そういったのが事業評価ということになってまいろうかというふうに思います。


○31番(時任英寛君)


 だから,私,下水道そのものを否定しているんじゃないということを今までも申し上げてまいりました。ただ,この財政状況の厳しい中で,さらに,今のところ使えば使うだけ赤字が出ていく下水道と言われてるわけです。だから,思い切った見直しというものが必要であろうと,このように訴えをさせていただきたいと思います。ただ,今後,市長の答弁にありましたように,費用対効果を踏まえながら十分に検討するという答弁いただきました。新しい市の方向性というのを,この排水,そして環境というものを考えていただいて,また新しい事業への着手というのも検討いただけると,このように期待をいたしますので,これについては終わらせていただきたいと思いますが,ただ,合併浄化槽を今後,普及を進めるとなりますと,当然,排水溝のほうに処理水が流れていきます。先ほど一般質問で水戸川の排水対策の件もございました。処理水が,水洗トイレになりますので,下水道じゃなくて,それは全部道路側溝のほうに流れていきますので,その点についても治水計画の中で,合併浄化槽を推進するのであれば,そこまで含めての治水計画というのを考えられたほうがいいと思いますので,これは提言しておきたいと思います。次に,特別支援員モデル事業についてでございます。非常に立派な答弁でございます。前向きです。評価します。終わります。それと,次に避難所の関係でございます。災害時要援護者の把握が進み,個別支援計画を作成する段階で,このような方々をどこに避難させるかという答弁がございました。今どの程度この把握が進んでいらっしゃるのか。ただ把握が進んだだけでは駄目ですよね。今度は支援員ですか,お手伝いを,協力者の方がいらっしゃらなければ,ただ単に要援護者がこの人だということになりますけれども,ここも含めて今の進捗状況についてお知らせをいただきたいと思います。


○保健福祉政策課長(花堂 誠君)


 まず,1点目のお尋ねの現在の災害時要援護者の登録状況ですけれども,全市で,今年の12月14日現在で697名の方が登録をされております。以前の一般質問におきましても申し上げましたが,霧島市は同意方式というのをとっておりますので,現在の数字は多いのか少ないのかというのは差し控えさせていただきたいと思いますが,そのうち,いわゆる避難を助けていただく支援者が1人でも決まっている方につきましては,697名中365名でございまして,選定率52.37%であります。例えば高齢者のみの集落とかは,避難支援をされる方が高齢者だという状況もございまして,なかなか進んでおりませんで,もうすでに民生委員の方から,もうこの方々は選定不能だという方が42名いらっしゃいます。今後の進め方としましては,非常に民生委員さんにも限界がそろそろきておりますので,また関係課と協議をいたしまして,いろんな方法を考えながら選定作業を進めたいと考えております。


○31番(時任英寛君)


 やはり地域間で格差が出てこようかと思います。その要援護者の方を把握しても,今おっしゃったように支援員の方が,支援者の方がいらっしゃらなければ手が打てないというのが現状でございます。これは今後の課題かと思います。それに伴いまして,今ご提案申し上げました,そういう方々,できるだけ支援員の方々に手を煩わせない,そういう取り組みとして,利便性のある高齢者,障がい者の方々のそういう避難施設というものを拡充する必要があろうかと認識をいたして,今回質問をさせていただきました。それと,ホテル,旅館の空き部屋対策,これについては,全国的にそんな多くはございません,実施している自治体。1か所,2か所だと思いますけれども,これは別段,行政で,市で避難所を設置しておく必要はないわけです。もともとある旅館,ホテルをその災害時空き室の場合,借り入れをすればいいわけですので,維持管理は当然そのホテル,旅館が日常的にはやっておられるわけでございまして,その災害時においての借用というような形でございます。また,いろいろと資料的には手持ちがございます。また紹介をさせていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか,市長,こういう提案というのは。所感をお聞かせをいただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 私ども霧島市には,旅館,ホテル,民宿等,宿泊施設を持ったそのキャパシティーは,1晩に約1万人さばけるだけの客室がございます。相当数のそういう宿泊施設があります。ということは,これで容易に推測できると思うんですが,それらの方々と安心,安全の地域社会をつくるという意味で,しかも最小限のコストで,万が一に備えてそういう約束をもし,きちんとした行政努力やら,相手の方々の納得がいけば,大変すばらしい提案だと思います。


○31番(時任英寛君)


 山口部長,コンビニエンスストア等とも,食糧等の災害時の提携協定も結ばれましたよね。だから,そういう発想で,民官が一体となって非常時に対応するという発想。かねては,日常的な業務をされていらっしゃるわけでして,私は大いに進めていただきたいなと思うわけでございまして,また,ホテル,旅館というのは耐力度というか,耐震度も通常の施設に比べれば強く造ってあるとお聞きをいたしておりますので,ぜひともこういう構想について前向きに進めていただきたいと要請をいたしまして,私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


○議長(池田 守君)


 以上で時任英寛議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの5名については明日の本会議で行います。本日はこれで散会します。


              「散 会  午後 4時42分」