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鹿児島県 霧島市

平成21年第3回定例会(第5日目 9月11日)




平成21年第3回定例会(第5日目 9月11日)





             平成21年第3回霧島市議会定例会会議録





 
1.議事日程は次のとおりである。


                       平成21年9月11日(第5日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐


│日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │


│  │  │                            │      │


│番号│番号│                            │      │


├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤


│ 1│  │一般質問 山浦 安生君( 284ページ)          │      │


│  │  │      ・道路行政について             │      │


│  │  │     松元  深君( 288ページ)          │      │


│  │  │      ・障がい児支援について           │      │


│  │  │      ・道路の維持管理について          │      │


│  │  │     時任 英寛君( 296ページ)          │      │


│  │  │      ・ヒブワクチン接種の公費助成について    │      │


│  │  │      ・ドライ型ミスト装置の設置について     │      │


│  │  │      ・赤ちゃんの駅設置について         │      │


│  │  │      ・福祉用具貸与の過払い防止について     │      │


│  │  │     脇元  敬君( 302ページ)          │      │


│  │  │      ・マニフェストの自己評価と「市民総親和」の達│      │


│  │  │       成度について               │      │


│  │  │      ・市民の多様な活動の拠点となる公民館など公的│      │


│  │  │       施設の活用について            │      │


│  │  │     山神 生人君( 314ページ)          │      │


│  │  │      ・市長の政治姿勢について          │      │


│  │  │      ・天降川小学校の通学路整備について     │      │


│  │  │      ・観光行政について             │      │


│  │  │     岡村一二三君( 330ページ)          │      │


│  │  │      ・地域活性化対策について          │      │


│  │  │      ・県単農道整備事業について         │      │


│  │  │      ・地域審議会の活用について         │      │


│  │  │     木場 幸一君( 337ページ)          │      │


│  │  │      ・茶業振興策について            │      │


│  │  │      ・自殺防止対策等について          │      │


│  │  │      ・溝辺町旧公民館の今後の見通しについて   │      │


└──┴──┴────────────────────────────┴──────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     20番  上 鍋 正 光 君


   21番  塩井川 幸 生 君     22番  久 保 史 郎 君


   23番  岡 村 一二三 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   24番  島 廻 一 心 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長    満 留   寛 君


 議事調査課主幹兼  新 窪 政 博 君   書    記    有 村 真 一 君


 議事グループ長


 書    記    隈 元 秀 一 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永   腋 君   総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長    南 田 吉 文 君


 行政改革推進監兼


 大学跡地利用対策監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君   会計管理部長    東   邦 雄 君


 溝辺総合支所長兼  岩 切 正 信 君   横川総合支所長兼  福 原   平 君


 地域振興課長                地域振興課長


 牧園総合支所長兼  間手原   修 君   危機管理監     宇 都 克 枝 君


 地域振興課長


 企画部次長兼    川 村 直 人 君   商工観光部次長兼  細山田 孝 文 君


 企画政策課長                商工観光政策課長


 総 務 課 長   宗 像 成 昭 君   安心安全課長    尾 堂   守 君


 秘 書 課 長   馬 場 勝 芳 君   管 財 課 長   津 曲 正 昭 君


 財 政 課 長   塩 川   剛 君   共生協働推進課長  久 保 隆 義 君


 行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君   保健福祉政策課長  花 堂   誠 君


 児童福祉課長    隈 元   悟 君   長寿・障害福祉課長 荒 木   敏 君


 健康増進課長    宮 本 順 子 君   農林水産政策課長  木野田   隆 君


 農政畜産課長    冨 永 克 義 君   耕 地 課 長   馬 場 義 光 君


 観 光 課 長   横 手 航太郎 君   建設政策課長    下 拂   勉 君


 溝辺総合支所    浜 田 健 治 君   土木課主幹     長谷川 俊 己 君


 産業建設課長


 教  育  長   ? 田 肥 文 君   教 育 部 長   阿 多 己 清 君


 教育総務課長    東 郷 一 煦 君   学校教育課長    村 田 研 史 君


 保健体育課長兼   藤 山 光 隆 君   生涯学習課長兼   山 下   修 君


 隼人学校給食センター所長          隼人図書館長


 文化振興課長    川 原 和 昭 君





6.会議のてん末は次のとおりである。





               「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これより本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 昨日に引き続き,一般質問を続けます。7番,山浦安生議員より1件通告がされております。したがって,山浦安生議員の発言を許可します。


○7番(山浦安生君)


 おはようございます。最終日のトップバッターでございます。元気よく簡潔にまいりたいと思っております。民主党の鳩山代表がつい先ごろ,温室効果ガスの削減目標を1990年比で25%削減を目指すと明言されました。これを受けまして,環境省の事務次官が「身の引締まる思いだ」と述べ,経済界のみならず,国民の高負担増など国民の懸念について説明していかないといけないというような,実現に向けた対応を検討する考えを示しています。アメリカ・オバマ政権は,温暖化対策に積極的姿勢を示しました。日本でも,温暖化の深刻な影響回避に,率先して厳しい目標を掲げ取組むとしております。詳細について知るものではございませんが,地球温暖化という環境問題は,人の命,あらゆる生き物の命の問題であり,間違った持続可能な開発を続けるならば,近い将来,地球環境は人間の生存に適さなくなる大きな要素の一つであるとする学者もあります。とても気になるところであります。また,官僚主導から政治家主導へ移行することで我が霧島市の中でどのように変化していくのか,興味深いところでもあります。それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。道路行政について,霧島市内の交通事故多発地域についてどのように掌握されているのか。2つ目に,交通事故多発地点における基本的対応姿勢を問う。3番目に,先般,牧園町農村活性化センターで死亡事故発生地点合同現場診断が行われましたが,その内容と今後の対応についてを問う。以上で壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。山浦議員より1点に絞っての質問でございました。その中の1と2につきましては,私のほうから答弁をいたします。3につきましては,危機管理監が答弁をいたします。道路行政についての1点目と2点目についてお答えいたします。合併によって市域が広がり,車社会と言われる中で,車は私たちの生活にとって必要不可欠のものとなっております。霧島市における過去5年間の交通事故発生状況を見ますと,数字的には件数,死傷者数とも,微減もしくは横ばい状態が続いております。しかし,市内では毎日のように多くの交通事故が起こり,不幸にして亡くなられる方もおられます。霧島警察署,横川警察署に交通事故多発地域について問い合わせをさせてもらったところ,霧島警察署管内においては国道10号及び県道北永野田小浜線,横川警察署管内においては県道牧園薩摩線で,いずれも交通量が多い路線で交通事故の発生が多いと伺っております。次に,2点目についてお答えします。交通事故多発地点については,警察,公安委員会,道路管理者等関係機関と毎年交通事故診断を実施いたしております。交通事故をなくすためには,交通事故多発地域にかかわらず,道路を利用する市民一人一人が交通ルールを守り,お互いに譲り合う交通安全に関する意識を高めていくことが極めて重要でありますことから,交通安全教室の実施をはじめ,注意喚起の看板設置や路面標示設置,危険箇所道路の改良整備など,安心して安全に道路利用ができる環境を,行政,警察署,関係機関などと地域住民,市民が一体となり取組んでまいります。


○危機管理監(宇都克枝君)


 質問の3点目についてお答えいたします。当死亡事故は今年の7月27日午前8時ごろに発生し,軽乗用車が対向してきたトラックとセンターライン付近で正面衝突し,不幸にも女性が死亡された事故であります。現場付近は,平成9年と平成17年にも死亡事故が発生したほか,横転事故や追突事故が多発をしております。今回の死亡事故を受けまして,8月4日,横川警察署,県・市関係者,地元関係者による交通事故診断を実施いたしており,この診断を踏まえ,8月28日に診断に対する取組み状況の報告会が開催をされました。その内容と今後の対応についてですが,横川警察署においては,県の公安委員会に当区間の速度規制見直しができないか上申中であり,また,安全運転管理者協議会において危険予告等の看板設置がなされました。市といたしましては,県道を覆っている市有林の伐採を行い,県の姶良・伊佐地域振興局建設部湧水支所においては,伐採後の法面のコンクリート吹きつけ工事を行っていただいております。今後,路面補修工事とあわせて,道路にスピード抑制の標示をしていただくことになっております。今回は地元の方々の意見も取入れ,少しでも早く交通事故解消を図るため,関係機関と連携して,今できることをスピード感を持って対応いたしました。


○7番(山浦安生君)


 市長,これは広報の6月号です。表紙は非常にきれいな久留味川の風景の写真が載っています。1ページあけますと,命の重さがここに表現されています。交通事故が霧島管内ですごく増えているということで特集が組まれたわけなんですけれども,非常に重要なことではないかと思います。交通事故に関しましては,本人の責任はもちろんあるんですけれども,それに対して,日ごろから行政のほうでもいろいろと手立てを尽くされて,事故のないよう対策をとられているはずなんです。しかしながら,先ほど市長のほうにお見せしました資料を見ていただくと分かりますように,死亡事故が10年ちょっとの間に3件,それからもろもろの事故を入れますと,15件以上の事故が発生しております。そのことを市長はどんなふうに,現場もよくご存じだと思いますが,どんなふうに思っていらっしゃるか,お尋ねいたします。


○市長(前田終止君)


 この地域における死亡事故の一報を伺いましたときに,過去ここで死亡事故があったこと,あるいはまた,死亡なさらなくても相当数の事故が繰返されてきているということ,調べてみて本当に実感をいたしました。先ほど答弁の中でも申し上げましたけれども,私どもの霧島市は県央部,南九州のまた中心地,観光地でもあり,よそからの車もよく入ってくる。そしてなお,ソニー,京セラさん等をはじめ,多くの100社を超える誘致立地企業等々がある。そして,若者人口も,地方都市にしては本当に多いということもございます。また,山間部では逆に高齢化が進んでいる。そういう中で交通事故が多発していることは,もう鹿児島県内とは言わず,全国でも,本当に私たちの地域は交通安全の意味では常に危険信号を心の中に持ちながら,行政そのものも,市民の皆さん全体も,企業組織団体も,大きな気持ちを合わせて向かわなければ,この事故,あるいは,ましてや死亡となりますと,もうお互いにとって,加害者も被害者も本当に泣きたくなるぐらい大きな心の負担,そしてまた人生の大きな損失,企業にとってもまた損失。ですから,私は,交通事故,無事故・無違反180日コンテスト,そういうものに具体的にチャレンジをして,皆さん方にも交通安全は守って当たり前,しかし,もし180日間無事故・無違反だったら,それなりにさらに意識を高めていくためのご褒美もありますよというようなことに,県内の自治体で唯一チャレンジしておりますし,あんしん・あんぜん検定なども,いろんな意味での,広い意味での安心・安全でございますが,取組んでおりますし,なおパトロール隊等も,子どもたちの安全もさることながら,自分たちの安全もさることながら,交通の安全も含めて,みんなで頑張っている最中でございます。そういうことで,本当に重大な関心を持ち,1件でも少ない,そういう時代をつくる努力をし続けていきたいと思っております。


○7番(山浦安生君)


 総合支所長に伺いますけれども,8月4日にこの事故の合同現場診断が地域の方やら警察,それから国の土木事務所の方々と行われました。これに至るまでの経緯といいますか,地域のほうから要望が出されまして,この8月4日に至るまでの経緯というのはあらかた分かりますか。分かったら教えてください。


○牧園総合支所長兼地域振興課長(間手原修君)


 今回,死亡事故が発生しましたけれども,この横川寄りの300mぐらいでしょうか,このところに以前,信号機設置の要望があったようでございます。そのことにつきましても,総合支所,それから警察,湧水支所,それぞれ対応いたしましたけれども,結果として,信号機等の設置については至っておりません。ただし,地域の方々の要望といたしまして,非常に,大型車も含めて,駅の近くでございますので,スピードを出す車が多いというようなことがありました。早速,スピードは落としなさいという警告の標示等もさせていただきましたけれども,まだまだ,それについては地元のほうでは要望がまだ至ってないというようなことでございました。そういった中に今回死亡事故がありました。早速,これについては警察署のほうが主体となりまして,8月4日の現場診断ということと意見交換ということになっております。


○7番(山浦安生君)


 地域の方々が,非常に交通事故が多いということで,安心・安全を確保しなければいけないという意味からも,自治体のほうに要望を出されたわけであります。それに対しまして,さまざまな手を尽くされてきたわけでありまして,その結果として8月4日にこのような合同の診断が行われたわけです。8月4日以降の総合支所,それから警察,それから国の土木事務所,素早い対応をしてくださったと非常に喜んでいるところです。ただ,短期的な対処,改善といいますか,短期的なものと長期的なものがあると思うんですね。その後,28日に途中経過の報告があったわけですけど,その報告の中で,確かに警察署のほうでは安全運転管理協議会においては危険予告等の看板設置とか,それから,あの中に私もちょっとおりましたので少し聞いたんですが,ギャップ舗装と言いまして,ガタガタする,ああいう方法をやると。そういうことに関しましては,地域の方々も,もう本当にそういう悲惨な,かわいそうな思いをする家族の皆さんを見ることはできないと,忍びないと,いくら音がしようが,振動がしようが,それでも是非やってくれというような声もあったと思うんですね。そういう中で,いろいろ進んでいくわけなんですけれども,今後どういうふうにそれが展開していくのか,一番知りたいのはそこなんです。約束はされました。それがどういう形で進展していくのか,そして,そのことが,これは県の管轄ですから,地域の皆さんが直接県と対応をするのか,そして警察のほうと対応していくのか,それとも自治体が中に入って,地域の住民の皆さんと約束されたことを一緒になって進めていくのか,そのあたりが非常に心配なわけなんですね。長期的なこともありまして,そういうところを市長のほうでどんなふうに進めたらいいのかということをお答えいただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 ここの現場にも,年間を通じて相当数利用させてもらっている路線でもございます。なお,事故の一報を聞いて私も現場にも立たせていただきました。一部地域の人からの一声もお伺いをし,そして,現場の限られた範囲でございますが,一通り検分もさせていただきました。この後,この議会が落ちつき,ある時期,日程を調整して,私がもう一度現場に来るので,県の関係各位,そしてまた,市の市有地がございますので,その範囲の関係者に来てもらって,このお示しの写真でも分かるとおり,かなり土手の上の木が差しかかってきて,結果として見通しなどが得にくい,なお,暗いイメージを持っている,そして通学路にも当たっていることなどを考えますと,もっと明るくさっぱり全体の伐採をさらに,もう今,一部対応はしてありますよ,全体としてもうちょっと幅広く伐採すべきかなと,そのようなことなど。あと,中・長期的な交通安全対策を道路路面の中にどういう形でちゃんと調整したらいいのか。スピード制限から,あるいはまた道路の路面のスピード,多くの車が通りますが,短い時間でしたけれども,皆かなり結構スピードを出して走っているなと。それで,大型車両等も結構たくさん通るんですね。ですから,そういうところにおけるさまざまな可能な範囲の安全性を促すための策をどう中・長期的に考えていくか,しっかりと検証もし,お願いもしてみたいと思います。


○7番(山浦安生君)


 大変前向きな答弁をいただきまして,感謝するところでございます。この地域に限らず,霧島市内の中にはいくつかのこういう場所というのはあると思うんですね。そういうところをどれくらい安心安全課のほうでは掌握されているか,ちょっとその点だけ教えていただけますか。


○安心安全課長(尾堂 守君)


 交通事故多発地点というのは,一応,先ほど申したとおり,押さえているんですが,その危ないところが何か所あるかというのは,ちょっと押さえていません。


○7番(山浦安生君)


 私は地元ですから,さっき市長とのやりとりの中で,地元ですから,よく知っていたんですけれども,恐らくそのほかにもいっぱいあると思うんですね。そういうところの地域に住んでいる方々というのは,やっぱり交通事故が起こって,ここで亡くなられた方も,また現場から500mのところに2人お住まいです。1.2〜1.3kmですかね,のところにお一人。もうその地域がやっぱり不安なんですね。これではあそこの道路をどうにかしてもらわなければ困ると,だけど県だと,どうしたらいいんだろうかというのがやっぱり市民の皆様方の不安材料なんですね。先ほど市長のほうからいい回答をいただきましたので,もうこれで終わりますけれども,是非そういう視点に立って,市民の目線に立って,安心・安全というのは,これはもう市長が公約されていることですから,是非やっていただきたいと,よろしくお願いします。終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で山浦安生議員の一般質問を終わります。次に,2番,松元深議員より2件通告がされております。したがって,松元深議員の発言を許可します。


○2番(松元 深君)


 おはようございます。議席番号2番,市政クラブ,溝辺地区選出議員の松元深です。ただいま議長に発言の許可を得ましたので,2件について一般質問させていただきます。その前に,4年前まで農協職員でした私が市議会議員としての議席を与えていただいてから,あと2か月で改選のときとなりました。新人議員として初心を忘れることなく,真心と情熱を持って住みよいふるさとを目指して勉強し,努力してきました。これも市民の方々,諸先輩議員の皆様のおかげさまと感謝しています。今まで一般質問では機会あるごとに農政問題を議論してきましたが,今回は溝辺選出3先輩議員を含め4名が特にお茶まつりを含めて熱く議論されました。また,これからもされますので,今後再びこの場に立つ機会があることを信じ,農業振興については行いませんが,先に行われた衆議院議員選挙で民主党が308もの議席を獲得し,民・社・国連立政権が来週には発足します。農業について考えましても,新政権下のもとで日本の新しい食料・農業施策が始まることになります。例えば,米国との自由貿易協定(FTA)の交渉促進を打ち出そうとしています。締結すれば,農産物輸入は避けられず,貿易自由化や,米価や他農産物価格の下落を見越した上での戸別補償政策を行おうとしていますが,うまくいかなければ農業の崩壊,壊滅にも進みそうで,不安ではありますが,新政権には,北から南まで農業現場が多様化していることをよく理解し,農業の競争力を高める成長政策をとってほしいと願っているところです。本市の農業施策についても,例えば鹿児島県も水鳥サークルとして後押ししている農地・水・環境保全事業を,今後5年の時限立法に終わらせないように,継続できるよう努力すべきと思います。この事業の延長が集落営農制度へもつながっていくと期待しています。そして,食料自給率の向上,農業施策の柱にもなっていくと思います。また,平成23年に開催されるお茶まつりは,生産者,消費者を含めた市民すべてを巻き込んで,そして支所を挙げての取組みを期待しています。霧島市としても新政権の農業施策をしっかりと捉えて,農業の発展,農業所得向上のため取組まれることを期待しまして,先に通告しました2件について質問いたします。まず,1件目の障がい児支援についてお尋ねします。1つ目として,発達障がい児に対する施策は,県内でも当市は進んでいるほうであると思います。今までの取組みの実績と成果及び今後の計画と考え方についてお尋ねします。2つ目に,それ以外の障がい児に対する支援策について,具体的にこれまでの取組み,今後について,1つ目と同様にお尋ねいたします。3つ目の特別支援教育に関する取組みについてお尋ねします。学校教育法が改正され,特別支援教育ということが位置づけられ,平成19年4月から施行されております。特別教育とは,障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けた自主的な取組みを支援する視点に立って,適切な指導や必要な支援を行うことであると思います。そして,従来対象とされなかった知的遅れのない発達障がい,多動性障がい,学習障がい,高機能自閉症などについても特別支援教育の対象ということで,障がい児ということでなく,生きづらい子,つまり支援を必要としている子ということで,その範囲が大きく拡大されたということのように承知しています。教育委員会としても,これまで心身障がい教育については積極的に取組んでおられますが,現在,小中学校に特別支援教室を設置されておりますが,教育的支援の現状と今後の考え方についてお尋ねします。次に,2件目の道路維持管理についてであります。市内の道路は,それぞれ国,県,市の管理のもと整備がなされておりますが,特に周辺部では道路に覆いかぶさる樹木が多くなってきているのが現状であります。屋根の高い車などは通行に支障があるとも聞いており,交通の妨げになっているところも少なくありません。自治体,つまり集落内の道路管理に対しましては,年二,三回,集落のボランティア活動として草払いや清掃が行われています。しかし,集落間の道路については,シルバー人材センターなどにより年1回程度の草払いは行ってくださいますが,予想の繁茂に追いつかない状況であります。また,樹木も成長は著しく,道路に覆いかぶさったり,大雨のときには倒れる危険もあります。シルバー人材センター等で樹木の伐採などをしていただけたらよろしいのですが,現状ではそこまでできない状況ですので,集落間の道路の樹木伐採などの作業は自治体でもできる範囲もあると思いますので,自治体などに作業の依頼をすべきと考え,当局の考えをお尋ねしまして壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 松元深議員より2点につきましてのご質問でございました。1点目につきましては,その1,2でございますが,私のほうから答弁をいたします。3につきましては,教育委員会がご答弁いたします。2点目につきましては,建設部長が答弁させていただきます。障がい児支援の1点目についてお答えをいたします。私は,発達障がい者や,その保護者に対する支援が必要であると考えており,その施策としましては,平成20年度から発達障がい者及びその疑いのある人に対する相談業務の強化,啓発,広報活動の充実,早期発見及び早期療育を図るため,発達障がい者支援事業を開始いたしました。その結果,発達障がいに対する保護者の方々からの相談等も多く,また,市が主催をしました講演会等においても多くの方々に参加をいただき,市民の皆様方の関心の高さがうかがえます。このようなことから,平成21年度からは,日常的な障がい児等の相談にも対応できるように常勤の臨床心理士を配置するなど,専門的な立場から総合相談等の支援体制強化や,ピアカウンセリングの実施などの事業の充実を図っているところでございます。加えて,同じく平成21年度から専門の小児科医師による月1回の発育発達相談事業を開始したことにより,保護者への心理的ケアを含む支援が可能となってございます。また,今年10月から毎月1回,市の医師会医療センターにおきまして試験的に発達専門の小児科医師による「発達専門外来」を開設し,平成22年度からの本格実施に向けた取組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。今後も引き続き発達障がい者の支援事業を充実させながら,発達障がいの早期発見と早期療育に取組んでまいりたいと考えております。2点目の発達障がい児以外の障がい児への支援対策につきましては,その障がいの程度に応じた装具や義肢,車いす,眼鏡や補聴器などの補装具の給付,日常生活を利便にするための日常生活用具の給付,障がい児の療育のための児童デイサービス事業,保護者の一時休息や介護者の不在等の場合に利用する短期入所支援や日中一時支援のほか,夏休みなどの長期休暇中の活動支援としてデイサービス事業などの国,県の補助による事業を行っております。特に,児童デイサービス事業につきましては,障害者自立支援法の施行に伴う利用者負担分をほかの自治体に先駆けて全額を公費負担とすることとし,保護者の経済的負担の軽減とサービス向上に努めることといたしました。また,重度の障がい児を持つ保護者を支援するための特別児童扶養手当や障害児福祉手当の支給,重度心身障害者医療費助成制度や障がい児の育成医療制度などの事業を行っております。さらに,霧島市単独の支援策といたしましては,霧島市福祉手当として重度心身障がい児の手当の支給を行っております。


○教育長(?田肥文君)


 障がい児支援についての3点目にお答えをいたします。本市におきまして特別支援学級を設置している学校は,小学校17校29学級,中学校9校12学級,小中学校合わせて26校41学級でございます。内訳を申し上げますと,小学校で知的障害特別支援学級が18学級,自閉症・情緒障害特別支援学級が11学級,計29学級,中学校で知的障害特別支援学級が9学級,自閉症・情緒障害特別支援学級が3学級の計12学級でございます。昨年度と比べますと,本年度は小学校で2校5学級,中学校で2校4学級,計4校9学級を新たに設置したところでございます。教育委員会としましては,議員ご指摘のように,今後も児童生徒の実態を的確に把握し,学校や保護者の要望を踏まえ,特別支援学級設置の基準に照らし合わせながら適切に対応してまいりたいと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 2点目の道路の維持管理についてお答えいたします。市では,幹線的な道路は主にシルバー人材センター等への委託により道路の草払いを行い,その他の道路については,自治会等の協力をいただきながら,その維持管理を行っておりますが,集落周辺の道路に樹木が覆いかぶさった箇所も多く見受けられます。これらの作業はシルバー人材センター等に委託をいたしておりますが,管理の行き届かない箇所もあります。議員のご提言のとおり,自治会等でできる範囲の作業について委託することも一つの方策であり,今後どのような形がいいのか,検討してまいりたいと考えております。


○2番(松元 深君)


 それでは,2回目の質問をしますが,道路維持管理のほうから入らせていただきたいと思います。今,提案したとおり,自治会でできることは委託を考えるということですが,そのときの費用等についてはどのように考えていらっしゃるか,お伺いいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 道路の維持管理,特に草払い等につきましては,何回も以前にもいろいろご質問いただきまして,なかなか市だけでは対応が難しいという状況もあるようでございます。また,地域によりましては高齢化の時代になって,なかなか,やりたいけれども,できないというようなこともございます。そういった観点から,市としては,やはり地域のいろんな事情をよくお聞きしながら,できるところは地域にお願いできないかということで今後協議をしていきたいということでございます。今おっしゃいましたように,費用についてどうするかということにつきましては,まだ現段階では申し上げられませんので,今後のいろんな協議の中で,そういったものまで含めて,また議論をさせていただければというふうに思います。


○2番(松元 深君)


 いろいろな自治体,自治公民館等に補助もありますので,そこ辺を利用できるところもあると思うんですが,今回この問題を言ったのは,国分地区は前あったと思うんですが,道路の里親制度というのがありまして,道路の一定部分を清掃など行い,企業や住民団体などと契約して任せようとするものでありますが,これでボランティア意識や運転マナーの向上も期待されると言われておるんですが,今まで旧自治体でこの道路里親制度の導入をしていた地区がありましたら,ご紹介いただきたいと思います。


○建設部長(篠原明博君)


 今おっしゃいました里親制度につきまして,市道でそういうところはないかということでございますが,市道では今のところ記憶をいたしておりません。ただ,以前の議会でお話があったように,例えば地区あるいは公園の一部をいろんな形で里親として認めて,その一部の植栽,花園ですね,そういう形のものを里親として自分で管理していくもので,そういう方策をして,若干何年かそういう形で行ったということは記憶いたしております。


○2番(松元 深君)


 道路ではなかったということなんですが,なかなか,いろいろ問題もあると思うんですが,アメリカで始まった制度で,48州で導入されて効果を上げているということですので,これから,市長も言われていますように,各地区協働で行ういい制度と思うんですが,導入の検討をする考えはないか,お伺いいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 今おしゃいましたように,里親制度というものがもしそういう形の道路の管理の中で生かされて,それがいい方向になるということでございますれば,もう少し私どものほうでもその里親制度について勉強させていただきたいと思います。


○2番(松元 深君)


 来年以降の課題になると思いますが,ここ一,二か月で覆いかぶさったところは,また各自治会が申し出をされましたら,是非推進して行っていただきたいと思います。その辺のバックアップもよろしくお願いいたしまして,この問題については終わります。続きまして,1番目の障がい児支援でありますが,発達障がいをあわせて申しますが,これをやられてから期間もたつわけですが,発達障がい児の早期発見にどのくらいの成果があったか,再度お聞き申し上げます。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 実際に発達障がいの事業を始めましたのが平成20年度からでございますけれども,これまで相談件数でいきますと,20年度が49回開催いたしまして,89件のご相談をいただいております。それから,平成21年度がこれまで13回開催いたしまして,41件の相談を受けているところですけれども,こういう形で実際に相談を受けて,専門の臨床心理士の方,いろいろなご相談をいただいておるわけですけれども,実際に発達障がいの発見とか,そういう部分につきましては,現在のところは,まだ今,事業を展開中でありまして,実数的には把握はいたしておりません。


○2番(松元 深君)


 発達障がいの支援事業で,今言われましたように,発達相談の案内もたくさんやられているわけですが,それで学習会を行われておりますが,それぞれの学習会には上限50名ぐらいという定員のコースもあるわけですが,参加人数はどのくらい参加されているのか,お伺いいたします。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 発達障がいの学習会につきましては,保護者向けと,それぞれの小中学校,幼稚園,保育園,児童クラブ等の支援者の方々を対象としまして開催をいたしておりますけれども,保護者向けの学習会が平成20年度が14回で840名の参加,平成21年度が7回開催いたしまして582名の参加があるところです。一方,支援者向けの学習会につきましては,平成20年度が6回開催いたしまして154名の参加,平成21年度はこれまで2回開催いたしまして106名が参加いたしております。


○2番(松元 深君)


 発達障がいに対しては,それぞれこの人数は延べの人数だと思うんですが,大体1回で30名ぐらいの参加になっているのか,再度お伺いします。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 学習会につきましては,保護者向けが一番少ないときで19名,一番多いときで46名でございます。それから,支援者向けが一番少ないときが10名,一番多いときが59名でございます。


○2番(松元 深君)


 1歳児健診,3歳児健診,3歳児健診はどうか分かりませんが,その健診のときに看護師さん,それから病院の先生方が発見されて支援に結びついた件数はあるのか,お伺いいたします。


○健康増進課長(宮本順子君)


 健診等で発見されました未就学児の発育発達相談時の数でございますが,相談件数が平成20年度で874件ございまして,そのうち,広汎性発達障がい,疑いを含めまして75名が発見されております。


○2番(松元 深君)


 その中で来年,今度,小学校に上がる発達障がいと見受けられるような子どもがどのくらいいるか,分かればお知らせいただきたいと思います。


○健康増進課長(宮本順子君)


 十数名程度いるものと思われますが,はっきり数字した数字は現在ここでつかんでおりません。


○2番(松元 深君)


 今聞いたのは,今度小学校に上がられる子が十数名いるということですので,当然学校のほうでも把握されながら,今まで特別支援学級がなかった学校には設置をしていただきたいと思うんですが,教育委員会のほうの答弁をお願いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 現在,来年度入学予定の子どもたちの就学に関する相談会とか,あるいは間もなく各学校で就学児の健康診断,それから各幼稚園,保育所等で日常の指導の中で特別な配慮が必要な園児の把握といったようなことで取組みを進めておりますので,そういった状況を整理をしながら,特別支援学級の設置については検討していくという手順になります。


○2番(松元 深君)


 平成14年度の資料なんですが,全国の児童の6.3%程度が疑わしいというか,そのような発達障がいらしいという結果も出ているのですが,16人に1人となりますが,まだまだ隠れた,学校の中にはいらっしゃるんじゃないかなと感じるところなんですが,例えば100人以上の学校で設置されてない学校も4校程度あるわけですが,それには親の理解,学校の理解等あると思うんですが,どういう要因か,お伺いいたします。


○学校教育課長(村田研史君)


 どういった対応をしているかでよろしいんでしょうか。


○2番(松元 深君)


 対応もですが,設置,今できていない要因が分かればお知らせください。


○学校教育課長(村田研史君)


 発達障がいと一言で申し上げましても,いろいろ程度がございます。そうしますと,例えば特別支援学級での指導が必要であるという児童生徒,あるいは通常の学級で配慮しながらの指導が適切であるというようなこと等を検討してまいりますので,そういった意味では,先ほど数字を,6.数%というような数字を触れていただきましたけれども,その子どもたちがすべて特別支援学級等に就学をするというわけではないということでございます。


○2番(松元 深君)


 先ほど,特別支援学級を設置できないかという,設置したほうがいいという質問をしたのは,私,ちょうど特別支援学級に入っている子と特別支援学級に入ってない子,2人,あるところで,面倒じゃないんですが,ちょっとかかわっているものですから,特別支援学級で2年間育った子と普通の学級で育った子では,やっぱりだんだん差がついていくんじゃないかなということが心配で,特別支援学級を是非教育委員会のほうからも学校に相談しながら,できましたら,そういう,あるところは設置していただきたいと考えるんですが,いかがでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほど教育長の答弁でも触れましたけれども,子どもたちの実態をきちっと把握をした上で,それから保護者がどういうお考えをお持ちなのか,そして就学するであろう子どもたちの学校の校長をはじめ先生方がどういう願い,あるいは判断をされるかといったようなこと等も総合的に考えながら,特別支援学級の設置については検討していきたいというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 今後ともそこ辺はしっかりやって,保健福祉のほうでもありますが,是非,保護者の方への支援,保護者の方への周知をしっかりやりながら行っていただきたいと思います。それと,特別支援教室が小規模,50名以下の学校に設置されているところがありましたら,お知らせいただきたいと思います。


○学校教育課長(村田研史君)


 50名以下の学校については,福山小学校に本年度設置をしたところでございます。


○2番(松元 深君)


 ということは,今,児童数50名以下の学校が塚脇の若駒学園を除いて13校あると思うんですが,この学校でも発達障がいの子どもが今後通学するようになる可能性もあるんですが,そこ辺についても今後,今言われました小さな学校でも設置する考えがあるのか,お伺いいたします。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほども申し上げましたけれども,子どもたちの実態をきちっと把握をするというのがまず前提であろうかと思います。そして,保護者がどういった就学の願いを持っていらっしゃるか,学校としてはどういう体制にあるかというようなこと等も判断をしながら,私どもも先ほど就学相談会を開きましたというようなことを申し上げましたが,そういったときに保護者へも啓発を進めるというような取組みもやっているところでございます。


○2番(松元 深君)


 それでは,中学校には設置されている学校が何校かありますが,高校への進学の指導・支援については,どのような施策を持っていらっしゃるか,お伺いいたします。


○学校教育課長(村田研史君)


 中学校を卒業する子どもたちの進路につきましては,それぞれ適性といったようなこと等も配慮する必要があろうかと思います。ですから,これも生徒の希望あるいは保護者の願い,そういったこと等をきちっと判断をした上で,中学校が検討し,進路の決定を進めていくというような手立てをとっているところでございます。


○2番(松元 深君)


 もう1回,小規模校の動向についてお伺いしますが,現在,50名以下の小学校が13校あるわけですが,今後,数年でもいいですが,ここ二,三年でもいいですが,動向についてお伺いしたいと思います。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほども申し上げましたとおり,現在,新入学を予定している子どもたちの状況について把握をする段階にございますので,その状況を見ながら,設置が適当であるかどうかということについては,検討してまいりたいというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 今,一番少ない学校で7名という学校があると思いますが,今後,これが進んでいきますと,当然廃校という危機も巡ってくる時期があると思います。ということで,提案でありますが,地区を交えた当然統廃合の準備委員会なるものを,協議会でも,早い時期から立ち上げて,地区を交えた統廃合に向けた準備が必要と思うんですが,教育長はどうお考えでしょうか。


○教育長(?田肥文君)


 先日も触れましたけれども,教育振興基本計画を今策定中でありまして,その中で今後の児童生徒の数の動向というものを総合的に判断するような,審議会といいましょうか,そういうものを設置をしていかなければならないというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 是非そういう審議会を立ち上げて,是非その対象となる地区の方々も審議会のメンバーに入れたような会ができることを希望いたしまして,審議会をつくるということですので,これで私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で松元深議員の一般質問を終わります。次に,43番,時任英寛議員より4件通告がされております。したがって,時任英寛議員の発言を許可します。


○43番(時任英寛君)


 予定より早目の議事進行であるようでございます。私も,決して皆様方のご期待を裏切らないような心得をいたしております。今回の一般質問が始まって以来,先ごろ行われました衆議院総選挙,多くの議員の皆様がその所管を述べられておりますが,私は敗軍の将として多くは語りません。捲土重来という言葉が一昨年の参議院より私の背中にずっとのしかかっておるようでございますが,次,11月が捲土重来にならないようにしっかりと頑張ってまいる決意でございますので,どうぞご支援できる方はよろしくお願いを申し上げます。さて,31歳で旧国分市の市議会に議席を与えていただきまして,5度目の任期末を迎えたところでございます。各任期末の定例会におきまして,その4年間,任期中の思いが込み上げてまいりますけれども,今回のこの5度目の任期末はその思いひとしおでございます。合併というすさまじいエネルギーを使い,この4年になんなんとする期間を,前田市長,そしてまた執行部の職員の皆様,そして同僚の皆様とともに,霧島市の創世記第1章を駆け抜けてきた思いが巡っておるところでございます。今回,勇退を決意されました先輩方がこの議場におきまして遺言とも言うべきご質問をされておられました。本当にこの先輩方の思いというものを引続き私どもが胸に秘め,霧島市第2章,発展のために頑張っていかなければならないという決意を新たにしたところでございます。前置きはこのぐらいにいたしまして,質問に入らせていただきます。それでは,まず第1点目でございます。ヒブワクチンの接種の公費助成についてでございますが,この件につきましては,同僚2議員から出されております。通常でございましたら,私,割愛をいたしますと申し上げるところでございますが,今回,秋広議員より,とめくいをとりなさいという指示がございましたので,再度質問させていただきまして,公費助成について議論をさせていただきたいと,このように考えております。細菌性髄膜炎を引き起こすインフルエンザ菌b型(ヒブ)を予防するのがヒブワクチンでありますが,1回当たりの接種料が7,000円から8,000円で,4回は必要とされております。接種に対し負担軽減の公費助成は検討できないか,問うものであります。第2点,ドライ型ミスト装置の設置について。まず,第1点でございますが,その中の,緑のカーテン事業を市内各所で展開されましたこの夏でございました。全国的に取組みが進んでいるドライ型ミスト装置をこのシビックセンターに設置する考えはないか,問うものでございます。次に,同じくドライ型ミスト装置を学校施設への設置というものは検討できないか,問うものでございます。第3点,赤ちゃんの駅設置についてでございます。授乳,おむつ替え,ミルク用のお湯の提供などの整備されたスペース,いわゆる赤ちゃんの駅,子育てで大変な親子の方々が安心して外出できるこの赤ちゃんの駅の設置はできないか,問うものでございます。4番目,福祉用具貸与の過払い防止についてお伺いいたします。福祉用具は,利用者の要介護度の変化に応じ切替えるため,貸与が原則でございますが,介護保険給付の対象でありながら,業者間の価格のばらつきが全国的に問題となっております。厚生労働省が是正のためのシステムを提供するとしておりますが,本市の状況,取組みについて問うものでございます。以上で壇上からの質問を終わりますが,答弁のいかんによりましては議長に自席からの再質問をお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 時任議員から4点につきましてご質問でございました。2点目,1につきましては,私のほうから答弁をいたします。2につきましては,教育委員会が答弁をいたします。そのほかにつきましては,保健福祉部長が答弁させていただきます。ドライ型ミスト装置の設置についての1点目についてお答えをいたします。この装置は,加圧した水を微小な噴射孔から空気中に散布をし,人工的に霧を発生させ,周囲の熱を奪う現象を利用して周りの空間を冷却するものであります。国分シビックセンターへの設置につきましては,その必要性,効果,設置場所,経費等の検討をすべき課題がございますので,装置の設置してある施設などを調査させていただきながら,今後,研究させていただきたいと思います。


○教育長(?田肥文君)


 次に,ドライ型ミスト装置についての2点目にお答えいたします。学校施設への設置の検討につきましても,必要性,効果の面,設置場所の問題,経費の面など,先進的に装置が設置してある学校などを調査させていただきながら,今後,研究させていただきたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 1点目のヒブワクチン接種の公費助成についてご答弁申し上げます。インフルエンザb菌の予防接種であるいわゆるヒブワクチンは,特に乳幼児の細菌性髄膜炎の発生予防に有効であると言われており,我が国では平成20年12月から接種ができるようになりました。現在は任意接種であり,また,接種回数が1回から4回程度であることや,保険適用外であることから,その自己負担額は2万円から3万円と,保護者の負担は大きいものと考えております。一方,現在,国内1社の流通によるワクチン確保のため,市内の小児科でも3か月間から6か月間待たなければ接種できない状況にあるようでございます。ヒブワクチン接種の公費助成につきましては,先に市長も答弁いたしましたとおり,乳幼児の細菌性髄膜炎の早期診断や,ワクチン接種により感染の抑止につながることから,助成する意義は大きいと考えておりますので,今後も引続き検討してまいりたいと考えております。3点目の赤ちゃんの駅設置についてご答弁を申し上げます。本市におきましては,授乳,おむつ替え,ミルク用のお湯の提供などの整備されたスペース,赤ちゃんの駅と同様の施設といたしまして,シビックセンターなど一部の公共施設内に,調乳室,おむつ替え,授乳室などを備えたスペースを設置しております。まず,シビックセンター内では,図書館前の授乳室におむつ交換台1台と授乳用いすを,行政棟1階の女子トイレ,2階の男子トイレ,女子トイレにおむつ交換台をそれぞれ1台ずつ設置しております。隼人庁舎内では,市民課,福祉課,1階の女子トイレにベビーベッドをそれぞれ1台ずつ,牧園総合支所市民福祉課にベビーベッドを1台,霧島総合支所市民福祉課にベビーベッドを2台設置しております。国分,隼人,霧島の保健センター内に,それぞれ授乳室とおむつ交換台1台を設置させております。また,市民サービスセンター「コア・よか」内に,調乳室,授乳室,ベビーベッド兼用のおむつ交換台を2台,授乳チェア2脚を設置しております。そのほか子育て支援センターを開設しております国分ふれあいの郷1階の多目的トイレ,2階女子トイレに,それぞれおむつ交換台を1台ずつ設置しております。また,今定例市議会に一般会計補正予算(第3号)として,地域子育て創生事業を活用し,おむつ替え,授乳チェア,ベビーベッド等を備えた授乳室等を整備する経費を追加計上いたしており,シビックセンター内では,図書館内の授乳室におむつ交換台1台,授乳チェア1脚,ベビーベッド1台の追加をはじめ,福祉事務所には,おむつ交換台1台,授乳チェア1脚を新設するほか,ベビーベッド1台の買替えを予定しております。隼人庁舎内では,おむつ交換台1台,授乳チェア1脚,ベビーベッド1台を新設し,横川,溝辺の保健センターに,おむつ交換台1台,授乳チェア1脚,ベビーベッド1台をそれぞれ新設するほか,国分ふれあいの郷の2階に,おむつ交換台1台,授乳チェア1脚,ベビーベッド1台を新設することとしております。今後,子育て世帯が安心して外出できるような環境整備のために,公共施設のみならず民間施設等と連携して子育て環境の整備を図るための施策を,今年度策定いたします次世代育成支援対策行動計画において検討してまいりたいと考えております。4点目の福祉用具貸与の過払い防止についてお答えいたします。福祉用具貸与サービスにおいて,業者間で生じている貸与価格のばらつきにつきましては,平成20年12月12日に開催された社会保障審議会介護給付費分科会の平成21年度介護報酬改定に関する審議報告の中で,「競争を通じた価格の適正化を推進するために,都道府県,市町村の取組みを支援する」とされ,平成21年6月には厚生労働省から,「国保連合会介護給付適正化システムの改修における福祉用具の介護給付の適正化の推進について」が通知されたところでございます。同一製品でありながら貸与価格が非常に高額になるケースがあることから,既に整備済みの国保連合会介護給付適正化システムに,福祉用具の製品ごとなどの価格の分布状況の把握,基準値を超えた数字等,確認すべきポイントの明確化等の機能を追加する改修を行うこととされております。本市におきましては,身体状況や生活状況に適合した福祉用具を選定し使用していただくよう,利用者及び貸与事業者に対して啓発や指導を実施しておりますが,今後,システムを活用して介護給付費通知等で詳細な内容を通知するなど,適正化への取組みをさらに充実・強化してまいりたいと考えております。


○43番(時任英寛君)


 それぞれ答弁をいただきました。1点目から入らせていただきたいと思います,再質問。ヒブワクチンでございます。昨日,一昨日,予算の関係で平野部長より答弁がございました。大体,全額支給になりますと,5,400万と答弁されたと思うんですけれども,もう1回その数字の根拠をお示しをいただけますでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 ヒブワクチンの接種対象者でございますが,ゼロ歳児から4歳児が約6,300名おられます。その接種率を75%というふうな想定をして試算をいたしました場合に,1回当たりの接種額を7,000円というふうな単価を設定した場合に,全額公費負担した場合には5,400万円,そして半額の場合はその半分の2,700万円というような試算をいたしているところでございます。


○43番(時任英寛君)


 鹿児島市が3,000円の負担,そして伊佐市は全額負担ということを答弁されておりましたけれども,南副市長,福永副市長,お孫さんはかわいいですよね,本当に。特にゼロ歳から4歳というのは,もう目の中に入れても痛くないというくらい,かわいいと思います。?田教育長は,お孫さんはいらっしゃるんですか。


○教育長(?田肥文君)


 残念ながらおりません。


○43番(時任英寛君)


 結局こういうかわいいお孫さんの,その一番またかわいい時期にかかる一つの病気といえば病気でございます。市長はもう,私の口から申し上げるわけにはいきませんけれども,嫁さんは霧島,特技は演説,趣味はあっちこっち出張いという方でございますけれども,ということは,嫁さんは霧島ということをおっしゃいましたですよね。霧島の子どもたちというのは全部孫です,市長の。これはいけんかせんないかんと。昨日,医療ジャーナリスト・前田終止先生のヒブワクチンについての講習を拝聴させていただきました,この議場で。その中で死亡するケースもあると,そして後遺障がいが残るケースもあるということをおっしゃいました。後遺障がいが残るということは障がい児になるという,このように認識してよろしいんでしょうか,健康増進課長。


○健康増進課長(宮本順子君)


 ヒブ髄膜炎によります後遺症には,水頭症とか難聴,脳性麻痺,精神遅滞,けいれんなどがございますので,やはり障がいを持つということになるのではないかと思います。


○43番(時任英寛君)


 先ほど松元深議員の一般質問がございました。発達障がいも含めて,あらゆる障がいに対していろんな手立てを今やっていると,そして今後も拡充するということを市長は明言されました。ヒブワクチンを接種すれば,新たな障がい児を出さなくて済むということも今明らかになりました。平野部長は,22年度の予算につきましても,国の動向というものを見ながらということでございましたが,現在のところ,公費負担の予算措置は検討してないというような答弁がございましたけれども,私は,市長,いつも市長がおっしゃいます,できることからやろうと。私は全額負担をせえとか,半額負担をせえとか,3,000円とか言いません。2,000円でどうでしょうか。実際,1回の接種料2,000円でも8,000円ですよね,4回打てば。できることからやっていくと,全くしないというよりも。ひょっとすればこのヒブワクチンが保険適用になる可能性もあります。その間のつなぎでもいいと思うんですね。少しでも負担軽減できるという部分。鹿児島が3,000円やって霧島は2,000円や,伊佐市は全額出すって霧島はたった2,000円やという市民は,どこにもいらっしゃいません。よかこつ,また終ちゃんはしやったなあというのが市民の評価なんです。だから,2,000円という数字を出しましたけれども,2,500円とか1,500円じゃちょっと切りが悪いですからね,できれば2,000円ということでですね。3,000円という言葉が今ありましたけれども,鹿児島に敬意を表しまして,あっちは60万都市ですから,2,000円でもどうかなと思っておりますが,こういう発想で物事というのは考えられないんでしょうかね,市長。だって,新幹線も普通起点からずっと工事が進むと思っていたら,終点から始まっているんですから,こういう発想の転換というのはあると思うんですけれども,いかがでしょうか,市長。


○市長(前田終止君)


 秋広議員に続いて,それこそ時任議員のこの件についての質問でございますが,私といたしましては,議員ご指摘のとおり,子育て支援,これについては徹底して新たな政策決定をしながら,次代を担う地域の宝という考え方で総合的に進めてまいりますよということをいつも皆さんに申し上げ,そしてまた行政の担当担当にもそのことについては配慮を是非いろいろできることから,おっしゃるとおりですね,こつこつとやっていこうよと。総合的には,県内一の,願わくば日本一の子育てがしやすい環境づくりをみんなで力を合わせてやっていこうと,こういう考え方を持っております。そういう意味では,秋広議員にも申しましたけれども,このヒブワクチン接種の公費補助については前向きに取組む気持ちを強く持っております。ただ,ここで明言するというよりも,やっぱりここはそのような気持ちをしっかり伝えさせていただきまして,11月でもう任期満了いたしますが,2期目に向かう,そういう中からしっかりとした次に示せるマニフェストの中から自分なりの思いを,こういう分野にわたってお示しをしたいと。おっしゃるとおり,新市・霧島市は我が妻だと,そしてこの台地は我が父親だと,この川や海は我が母親だと,13万市民は家族だと,こういう思いでおりますから,ご指摘のとおり,しっかりとそういう目線を持ちながら,温かい気持ちを持って,この分野は特に力を込めてまいりたいと,こういうふうに思っております。


○43番(時任英寛君)


 今,決意を述べていただきました。とりあえず2,000円ということだけは申し上げておきたいと思います。実際それぞれにお互いまた闘いを勝ち越えて,またこの場で議論させていただきたいことでございますけれども,2期目を是非とも頑張っていただきたいとエールを送るものでございますが,ただ,昨日,池田靖議員の質問で,5年先のことまで出てきたもんですから,3期のことまで言われたなということを思っておりましたけれども,とりあえず2期目の闘いが先でございますから,そのことは申し上げておきたいと思います。いずれにいたしましても,子育て支援,負担軽減というよりも,別な観点から言いますと,先ほど申し上げましたように,新たな障がい児,障がい者を出させないんだという一つのやはりそういう観点からも,是非とも前向きにご検討いただきたいと要請をいたしたいと思います。次に,ドライ型ミスト装置でございます。市長のご自宅につきましては,常にこれ,装置はついてなくても,かすみがかかって,霧がかかって,非常に体にもいいような状況で過ごしやすいところかと思いますが,この下場に行きますと,街路樹等植えてはございますけれども,なかなかコンクリートという一つの無機質な状況の中で市民の皆さんが生活をされていらっしゃると。その中で象徴される施設がこの霧島市庁舎,シビックセンターではなかろうかと思っております。先ほど答弁ございましたように,今からのことだと思います。特に,地球温暖化の影響もございまして,熱中症とか,そういうのが非常に全国的に問題になっております。そしてまた,今回,私,提案をいたしまして緑のカーテンという事業を積極的に取組んでいただきまして,これが非常にまたそういう熱中症も含めた夏の涼しげなそういう施策になったのではなかろうかと評価もいたしておりますが,是非ともしっかりとした検討,調査を重ねていただきまして,前向きにご検討いただきますよう要請をいたしたいと思います。学校現場につきましても,同じくやはり子どもたちの一つの,身体的にもそうなんですけれども,精神的にもやはり和らぐという効果があるということも出ておりますので,前向きにご検討いただきたいと申し上げておきます。次に,赤ちゃんの駅でございます。先ほどるるご説明,答弁ございました。非常に拡充されているんです,このシビックセンターと周辺の施設につきましては。先ほど部長のほうからありましたように,結局それ以外の施設にどれだけ拡充ができるかというのが問題かと,課題かと思います。特に,民間の施設でどれだけご協力いただけるかと。と申し上げますのが,これは,市長,市長が観光客1,000万人招致ということをおっしゃいましたけれども,高速道路が民主政権になりましたら無料になります。家族連れもどんどんこの霧島の地に来られるかと思いますよね。そういうときに,赤ちゃんの駅というのがそういう観光地とか観光施設にあるのかということも,やはりよく検討されなければならない問題だと思います。だから,こういう市役所等の施設,こどもセンター,そういうものにつきましては拡充がされていきますけれども,そういう観光施設は霧島市の一つの大きな政治課題でもございますし,これは都市戦略でもございます。そういう観光というものにこの赤ちゃんの駅というのをどういう位置づけをしていくのかというのも,今後の私は重要な課題,ポイントだと思っておりますので,その点を含めまして,しっかりとご協議をいただきたいと思いますけれども。市長,今,私,こういう観光地への一つの設置というものを申し上げましたけれども,市長はいかがお考えでしょう。


○市長(前田終止君)


 訪れる観光地において,国内外を問わず,どこでもそうなんですが,優しい,地域の人々の温かいまなざしでご歓迎をいただくこと,そしてその歓迎の中には人だけじゃなくて,各種施設,例えば障がい者用のトイレが充実して整備されているとか,あるいはまた歩くこの歩道等が非常に配慮があるとか,あるいはまたホテル・旅館の宿泊等において,障がいをお持ちになる方々の専用の部屋があって,そういう方々に対して特別な料金制度,受付関連,かれこれが対応できているということ,そしてまた特にそういう障がいなどなくても,赤ちゃん子育て現役であられる方々が本当に安心して赤ちゃんに授乳ができたり,あるいはおむつ替えができたり,そういうことに配慮のあるホテル・旅館あるいは地域の公共施設,こういうものがあることは,本当にその地域の行政力あるいは地域力,観光力,さまざまな観点から見て,高い評価が私はできると思っております。


○43番(時任英寛君)


 これは保健福祉部という観点で物事を考えるのではなくて,やはり商工観光部,ここの一つの戦略的な課題として捉まえていく必要があろうかと思いますので,今,市長はそのこともおっしゃったと思います。しっかりと,そういうものについては,保健福祉部というものが一つのものを整理をし,調査をし,検討していくべきですけれども,場所については,やはり商工観光部,または建設部,公園等を含めまして,このあたりがしっかりと認識をし,協議していくべき問題であろうと思います。前向きなご検討を要請いたします。次に,福祉用具の過払い防止についてでございます。これは,国から,厚生労働省から通知がございました。この質問を提出いたしましたら,まだしっかりと市のほうも掌握ができてない状況でありますというようなことです。それほど私の情報は早かったということなんです。なぜかと言いますと,15日までは与党です。16日以降は分かりませんけれども。この過払いというのは,部長がおっしゃいました,同一製品で価格にばらつきがあるのもあれば,過剰サービス的なものもあるんですよね。ベッドが動くものが,3か所動く必要がないのに,そういう障がいの方に1か所動けばいいものを,3か所動くベッドを貸与したりということでですね。答弁ございましたように,身体状況や生活状況に適合したものを,そして同一製品であれば適正な価格ということをしないと,これは行政の負担もそうなんですけれども,受益者の方々,利用者の方々の負担も増えるわけですので,ここは本当,何といいますか,見落としていた部分ではなかろうかなと。当たり前みたいにして使っていたのが,隣近所お話をしてみると,これだけの差があったというのが昨年度明らかになってきたわけです。今,経費節減という部分からもそうですし,これだけの経済不況,まだ脱し切れない部分,受益者の方々につきましても,できるだけの負担軽減を考えるんだったら,やはりそこに競争というものを発生させることによって負担軽減につながっていくと思いますので,今後このシステムを有効利用していただきまして,また,部長のほうからありましたように,啓発活動,これについてもしっかりと受益者の方と,そして業者の方ですね,ここに市のほうからのやっぱりそういう一つの指導といいますか,お願いという形になろうかと思いますけれども,これは定期的にやっていただくことをお願いを申し上げまして,私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で時任英寛議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午前10時30分」


               ──────────────


               「再開  午前10時46分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,1番,脇元敬議員より2件通告がされております。したがって脇元敬議員の発言を許可します。


○1番(脇元 敬君)


 予想していないほどの早さに登壇することになりました。さすが先輩議員方と感心しているところでございます。その先輩議員方と市長をはじめ執行部職員の皆さん,そして,市民の方々に支えられこの4年間頑張ってこれました。感謝申し上げます。議席番号1番,市政クラブ,牧園地区選出の脇元敬です。どうか,長い温かい目で見ていただきますようによろしくお願いいたします。ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告しております2点について質問をいたします。霧島市が誕生して3年と10か月,私が霧島市議会議員としてこの議場に送り出していただいてから間もなく4年が経過をしようとしています。その間,誕生したばかりの霧島市の目指す将来像や今やられなければならないこと,今だからできること,また私を選出していただいた牧園地区の役割や期待されることを実行するために,大きな視点や新しい感覚を通しての活動と努力をしてきたつもりでおります。世界の霧島を目指してここに暮らす人々が,また訪れる人々が幸せになれる,笑顔になれる霧島市を思い描いて,微力ではありますが努力してきたつもりでおります。霧島市の向かうべき方向はどこなんだろう,市民の方々の望んでいるものは何だろう,議員って何だろう,幸せって何だろう,そういった疑問や課題を心に持ちながらがむしゃらにその答えを求めて走ってきたように思います。しかし,勉強すればするほど,行動すればするほど課題や問題が見えてきますし,市民の思いが感じ取れるようにもなってきました。同時に,その問題解決に対し,自分にはできることがまだまだあるとも感じています。できることがあると感じたからには,やらなければいけないとも思っています。この4年間の学びと行動から得たものをしっかりと生かして,これからも活動していきたいと思います。人の幸せとは一体何でしょうか。今私は人間の幸せとは生きていること,命があることだと感じています。8月には64年前に広島,長崎に原子力爆弾が投下された日から終戦記念日までの国のために散っていかれた多くの方々のみ霊を追悼し,過去の過ちや教訓を通して平和を考える期間がありました。そして,くしくも今日は9月11日,アメリカニューヨーク,貿易センタービルにハイジャックされた2機の旅客機が突入したいわゆる9.11の同時多発テロの日です。あれから8年,そして,戦争へと移っていきました。散っていった命,産まれ来る新しい命,そういったさまざまな場面をテレビや写真等の映像を通して,また新聞の活字を通して,また人々と顔を合わせ話をしていく中で,私は命というものを考えさせられる日々が続いています。私が今こうしてこの壇上において,ふるさと霧島市のために,また,明日の霧島市を担う子どもたちのために,世界の霧島を目指してという目標を掲げ,皆様とともに議論ができること,動くことができるのも命があるからです。こんな私にも命を授けてくれた両親がおります。その両親にもまた両親がおります。そのまた両親にも両親がおります。こうやってさかのぼっていきますと,何千人,何万人もの命がこの私の体に宿っている,つながっている。これまでの,またこれからの私の人生においても多くの人々に触れ,教わり,助けられ,支えられていかなくてはなりません。そして,私自身も家族を持ち,子どもを育てていきます。命が命を産み,命が命を育んでいくのです。先週末に知覧の特攻平和記念会館を訪れてきました。10代後半から20代前半の少年飛行兵から家族を持ち,お子さんもいる特攻兵までの多くの遺影と手紙などが展示してあります。訪れた多くの方々が涙を流しています。若い方も多く見受けられます。自分の命のみを糧として激動の時代を生きた方々の思いと,時代を経て,今ここにある平和を感じながら,64年の時間の隔たりはあるとしても,自分たちの思いに隔たりはあってはならないと感じました。決してひと事ではいけないと。命をかけて,私たち後世の人々のために,国のために散っていった人々が実際にいて,今,自分たちが日本を,家族を,愛する人を思う気持ちは,当時の先輩方と私たちは何も変わらない。つまり,若い世代だけではなく,現代の日本に,このふるさとに暮らす私たちにも,皆さんにも,私だからできることがある,皆さんだからできることがある,できることがあるのにやっていないことがある。明日必ず命があるという保障はどこにもないのです。今回の質問に際して,自分にかかわる多くの命に感謝をし,ちょうど3年前の9月12日亡くなった私の母が授けたくれたこの命の使い方,人生の役割,そういったものを噛みしめて,また踏みしめて,一歩でも半歩でも前に進むぞという強い思いを胸に刻んでいます。その決意のもと今回の質問に入ります。まず,1点目,マニフェストの自己評価と「市民総親和」の達成度についてです。去る平成17年11月,県内初と言われたローカルマニフェストを示しての霧島市長選挙の公開討論会がまちづくり青年協議会の主催により行われました。その公開討論会を経て,マニフェストを市民に約束する形で前田市長は見事当選をされました。今では,だれもが知っているマニフェストですが,当時はまだまだ浸透しておらず,主催者はもちろん,作成に当たっては市長も大分苦労をされたのではないでしょうか。先の衆議院選挙では,政党の示すマニフェストが,各政党の評価に大きく作用し,マスコミもこのマニフェストの発表を待って一斉に比較をし,多くの方の投票行動の基準になっていたようです。その市民権を得たマニフェストをもとに,この霧島市議会においても,進捗状況や総合計画との整合性,さまざまな事業の可能性など,多くの議論を重ねてきました。そのマニフェストにとっても,市長にとっても集大成の4年が経過しようとしています。任期内に一度検証大会が行われたものの,現段階となっては選挙日が近いこともあり,検証自体は行いますが,大々的な検証大会は行わないと聞いています。そこで,任期満了を間近に迎え,その検証のもとともなる,市長自らの自己評価は一体どのような評価なのか伺います。また,初代市長として,市長室にも掲げてあります,「市民総親和」という理念,取組みは,私もこの議場において,生まれて初めて行った一般質問でも取上げたほど期待をし,注目していたものです。新市においての,最も優先して行われるべき親和を深める事業,取組みはどの程度行われ,達成できたと捉えているのか伺います。次に,2点目,市民の多様な活動の拠点となる公民館など,公的施設の活用についてです。1点目の質問でも申し上げました市民総親和の達成度を高めるためにも,共生・協働の自己決定,自己責任,自己完結の市民意識を深めるためにも,市民の地域コミュニティやさまざまな活動の拠点となる公民館や法的施設の存在はあるかないかで大きな影響を及ぼします。その重要性は時代とともにますます高まっていると言えます。そんな中,先の8月に示された補正予算では,国分地区内唯一公民館施設がなかった国分西地区の公民館建設が承認されました。しかし,霧島市内全域での状況はどうなっているのでしょうか。こうした公民館がない地域がどれぐらいあるのでしょうか。また,その中の一つとも言える,牧園麓地区には,これから公民館建設の可能性はあるのでしょうか。その可能性が薄いのであれば,現存の農村活性化センターなど,公的施設を有効利用するために,条例や規則の改正が必要ではないかと思います。その2点を伺います。以上申し上げ,明快で簡潔な答弁を期待いたしまして,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元敬議員から2点につきまして質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。2点目につきましては,企画部長が答弁させていただきます。1問目のマニフェストの自己評価と「市民総親和」の達成度についてお答えをいたします。まず,マニフェストの自己評価の件でございますが,平成20年2月,私の任期4年の折返し時点において,脇元議員をはじめとする,霧島市まちづくり青年協議会主催による霧島市長マニフェスト検証大会が開催をされました。すべての項目にわたる検証ではありませんでしたが,その時点での私の自己採点は平均しますと約70点強でありました。その後,達成度の低い項目についても取組んでまいりましたので,全体的な現在の達成度は8割程度と考えております。次に,「市民総親和」の達成度についてでありますが,私は市長に就任して以来,「市民総親和」を旗印に掲げて,市民の皆様と協働してふるさとづくり,まちづくりを進めていくためには,広く情報を公開して共有していくことがまずはその基本にある,大事であると,そういうことから,この知らしめる広報紙やホームページなどを通じて,私のスケジュールをはじめ,交際費の使途,市の経営状況等を積極的に公開をしますとともに,パブリックコメントを活用し,総合計画など各種計画書づくりに市民の皆様のご意見を伺うなど,開かれた行政を確実に実行してまいりました。県内外,市町村多いわけでございますが,私は13万人のトップとして,当選して以来今日まで,私自身の行動,そして,可能な限り公開できる日程,365日いつでもチェックできるように,そして,すべて報告をしたり,あるいはまたオープンにする姿勢を最初からこの4年間貫いてまいりました。そういうことでは,開かれた活力ある公平な市政,それをもう一身投げ打つ覚悟で,懸命に努力をしてきたこともどうぞひとつご理解もいただきたいというふうに思います。マニフェストの中にも,私の示しました4年前の合言葉,「新ふるさとづくり,一緒にきばイもんそ」と,頑張ろうということを大きく掲げさせていただきまして,初代市長として市政運営に全力を挙げて取組んでまいったものでございます。「市民総親和」という意味は,私は私自身の一つの生き方,政治姿勢を表すものでございまして,達成度云々ではなくて,今後も私はまた2期目選ばれましたら,「市民総親和」という姿勢一貫して持ってまいりたいと思っております。そして,みんなで新しいこのふるさとづくりを一緒に力を合わせて頑張っていこう,努力していこうという意味では,もう一つこれに加えまして「市民総努力」,この精神で市民が主役という気持ちを持ち,日本一のふるさとづくりを目指したいという気持ちで頑張っていこうと思っているところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 2点目の市民の多様な活動の拠点となる公民館など,公的施設の活用についてお答えいたします。地区自治公民館及び自治会の地域活動を円滑に行うための拠点施設である公民館は,市内89ある地区自治公民館のうち,61の地区自治公民館で整備されており,28の地区自治公民館に公民館がないことになりますが,自治会に整備されている公民館が301ありますので,これを加えると現在地区自治公民館内に公民館のない所は,国分西地区自治公民館のみでございます。また,牧園麓地区は,牧園地区自治公民館になりますが,牧園みやまの森運動公園内の多目的グラウンドのスタンド1階部分を条例公民館としております。しかしながら,現在は,使い勝手等の問題から,総会,役員会や講習会などの地区自治公民館の集まりは,牧園農村活性化センターを使用料免除により利用されております。この牧園農村活性化センターは,今年7月までは,施設を汚す恐れがあるとの理由で,昼食程度しか飲食を認めておりませんでしたが,地域住民から地域行事の反省会や懇親会も認めてほしいとの強い要望を受け,見直しを行い,8月からはこれらの使用も認め,施設の有効利用に努めているところでございます。今後とも,牧園地区自治公民館の地域活動が円滑に行われるように配慮してまいりたいと考えております。


○1番(脇元 敬君)


 それでは,議席から再質問をさせていただきます。2点目の公民館活動のところから入ります。牧園麓地区の現状をお聞かせいただきました。そして,市内全域の現状もお聞かせいただきました。そう考えると,国分西地区にこれまでなかった,そして,今回建設になったということはとても喜ばしいことだと思います。そして,牧園麓地区に関してですけれども,私もお話を聞きますと,公民館活動に際しては特に今のところ支障はないんだというお話もございます。しかしながら,答弁にもありましたとおり,さまざまな行事等の,よくある上がりとか,懇親会とかをする場所がないということで,地元の牧園中学校のPTAの方々とか,牧園小学校のPTAの方々,そういう場所がないということで困ってらっしゃったところもあります。8月からこうして事前に言っておけば飲食も可能になったと,使えることになったということですので,地域の皆さんの交流の場ということになって,コミュニティの形成に役立つと期待ができると思います。何よりもこの地域の方々が喜ぶと思いますけれども,この情報は地区の方々には,この地域の方々には情報を流していらっしゃいますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 もう一部そういう使用は始まっておりますので,情報は流れているものというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 せっかくこうして市民のために,前向きに取組んで改善がされたのですので,もっともっと市民の方々に広めていただきたいと思います。それでは,2点目のマニフェストに入ります。今回の衆議院選挙のマニフェストを踏まえて,この重要性とか今の認識というか,市長ご自身が今どういった認識,感覚今お持ちなのか伺いたいと思います。


○市長(前田終止君)


 私も政治活動40数年になりますけれども,地方選挙における,あるいはまた国政レベルもそうですが,ここまでマニフェストというものがすごく重要視される時代はないなということを,自らも経験も踏まえて実感をいたしております。国,県政レベル,市町村政レベル,それぞれ私が本当にその座を担ったならば,議員として,あるいは市長として,こういう姿勢で有権者の人たちに,あるいは市民の皆さん方に,県民,国民の皆さん方にやりますよということをかつてやったわけですけれども,それに向かって本当に具体実行をならしめるものを,実に懸命に問われているというふうに認識をいたしております。ただ,一つだけ申し上げますと,マニフェスト万能主義,これではないんじゃないかということは自身の経験として思っております。例えば,マニフェスト自身に示したもの以外にも,政治は生き物ですから,行政にしても,そういう中で本当に時,おりを得て,タイムリーに,そして今やらねばならんことを想定していなかったような範囲でも徹底してやっていかなければならないことも,そのレベルレベルで発生してくるものでもございます。そしてまた,こういうものがあろうとなかろうと,自治体の長を目指す者,あるいは議会議員として公の席をいただく者,あろうとなかろうとしっかりと公の責任を感じながらやらねばならぬ,こう思ってます。


○1番(脇元 敬君)


 とても大事なものだと,選挙においての判断の基準になるという認識をお持ちだというふうに捉えました。あるアンケートでは,今回の衆議院選挙に関してですが,60%に近い方々がマニフェストを実際読まれたと。そして,インターネットの比較のサイト,それぞれの政党のマニフェストを比較するサイトがあるんですが,さまざまあったわけですけれども,公示から2日間で10万人がアクセスをするようなサイトもあったというふうに聞いております。それでは,この市長が前回掲げた,また次回も掲げると思いますけれどもマニフェスト,このマニフェストと,今少しお話がありましたが,市の総合計画,この総合計画との整合性というのはどういうふうに捉えていらっしゃいますか。


○市長(前田終止君)


 私自身が示したそのマニフェストを,当然,市長として就任いたしましたならば,どう達成していくかについて,行政の職員の皆さん方にしっかりと指示を出します。しかしながら,そういう中で,今度は公に,ご承知のとおり,広くあまねくさまざまな立場,市民の代表であったり,組織団体の代表であったり,皆さん方のまたこういう議会におけるご指摘であったり,そういうものを受けて立って,今度は行政として,しからばどういう未来を,明日,今日をつくっていくかということが常に前向きにチャンレジされていくわけです。そこで,基本計画というものを物にする努力がございました。私自身のこだわって示したマニフェスト,そういう思いのものと,そして,逆にまたさっき言ったような背景から上がってきた市民の声,議会のご指摘,組織団体のまた希望,そういうものを経て向こう10か年の私どものふるさと,霧島市の市政の運営の要となる,大きな柱となる第一次総合計画ができたものと思っております。そこいらの踏み込みを,最初の段階で踏み込んでいくべきこと,そしてまた長いスパンをかけて頑張っていかなければならないこと,そういうことを適時に判断しながら,また,そういうことについても,きちんと整理整頓がなされておりますので,しっかりと私をはじめ,それぞれのつかさつかさで,今後はこれを基本に霧島市政は動いていくものと確信をいたしてます。


○1番(脇元 敬君)


 理想と現実といいますか,現場と市民の立場といいますか,やはり少し距離感がある。また,その実際のところはなかなか難しいんだろうと。私もマニフェストを推進している一人として,その難しさを感じているところではございます。昨日もですけども,市の総合計画は市の羅針盤的なものだというお話もございました。実際にマニフェストを掲げて当選する市長さんになるわけですけれども,これ私の意見として聞いていただきたいんですけども,市民に約束をするという形で当選する市長さんのマニフェストですので,当然優先されるべきなんではないかというふうに思います。実際に市民のコンセンサス,形成を得て,合意を得て当選されているということを考えれば,優先されるべきではないかなというふうに捉えます。今回の民主党が全く同じことが言えるんではないかなと。もう決まっている補正予算をひっくり返すぞということもあるわけです。まだ分かりませんけれど,この定例会の一般質問でも,選挙前の最後の議会ということもありまして,いろんな言葉が飛び交っています。マニフェストにこの事業を盛り込んでくれと,盛り込むとか盛り込まないとかいろいろございました。昨日の答弁にもおおむね達成できたもの,できなかったものと示していただきましたが,私は前回の検証大会で実際に検証した4項目について少し伺いたいと思います。1つ目が,開かれた市政という分野から行財政改革,2番目が,元気で働きやすいふるさとから観光客1000万人プロジェクト,3,いきいきと暮らせるふるさとから子育て支援,子育て支援センターの設置,4番目が豊かな自然あふれるふるさとから,生活環境美化条例,清流保護条例,ごみ問題,産業廃棄物処分場の問題です。この4項目なんですが,それぞれに細かく答弁は必要ありません。今現在この4つに対して,先ほどおおむね考えていますという,8割方できているかもしれないというお話がございましたけども,実際これに次の段階として自己評価,点数づけというのをされたのかどうか伺います。


○市長(前田終止君)


 開かれた市政,元気で働きやすいふるさとづくり,そして,いきいきと暮らせるふるさとづくり,豊かな自然あふれるふるさとづくり,そういうことをいろいろとお示しをしました。全体として,市民の皆さん方に約束をさせていただいたこと,ほぼ努力だけは,感想として,もう最大限の努力をしながら,誠実にその示した目標に向かう最大の努力はできたかなという印象は,全体として私自身は我ながらよく頑張ったというふうに自分自身では思っております。ただ,正直に,先日も申し上げましたとおり,例えば,この観光客1000万人プロジェクトというのを力んでつくったんです。もうマニフェストつくるときに迷いました。例えば,もうあっさりと現実水準に近いものとして800万人というふうな数字を上げてもいいんじゃないかというかっとうも本当はあったんですよ。それで数字書きかえ書きかえ,でも,やっぱり安定的に1000万来たら本当にいいだろうなということを強く念じました。ですから,力みましたよ。それで,結果,示したマニフェストは観光客1000万人プロジェクト,それを1000万人の安定確保をしたい,そういう思いは本当なんです。でも,数字で力んじゃったんです。本当はこれを700万人とか800万人とすれば,現実的には727万人というカウントができてるわけですから,700万人で掲げていたら達成ということが言えるわけです。800万人でも大体8割近くの達成ということを胸張れたと思うんです。でも,ここの価値観,表し方の価値観です。そういう判断が,今回のマニフェストづくりでも,私自身しっかり1回目の経験から自分自身をしっかり失わず,そしてまた,夢のある,そしてまた,意気込みのある,そういうものになるようなものもやっぱり失っちゃいけないなと。余りにも現実過ぎて,余りにも市民感覚を重視する余り,達成度をまた将来気にする余り,できない約束はしないみたいな雰囲気を余り強くにじませると,見る側にとっても,あるいは市民の有権者の選択から見ても魅力を感じないといいますか,そういう点もあろうかなという気もいたします。いろいろございますけれども,意外と頑張られたんじゃないかというのは,子育て支援策など多くのやはり成果が,少しずつですが総合的に非常にいい評価になっていくんじゃないかなと。あるいはまた,定住移住促進策,これも議会の皆さん方から,多くの角度からご指摘をいただきましたけど,結果としてはいい数字が手ごたえを感じて出てきたんじゃないかなというふうにも思っております。そしてまた,環境の問題,これについても,実に意欲的にいろんな取組みを示させていただいて,皆さん方にも理解をいただいてお認めいただいたというふうに思います。18年9月に環境基本条例を制定させていただいた。これはもう合併後1年待たずに強い意欲が出ていることを感じることができると思うんです。そして,その後,19年12月には生活環境美化条例の制定,そして,天降川などの河川環境の保全条例の制定,そして,20年3月には,環境基本計画の策定,そして,同時に地球温暖化対策の実行計画の策定,そして,生活排水対策の推進計画の策定,天降川等の自然環境基礎調査,そういうものを報告書を取りまとめていくということ。そして,4月には一般廃棄物処理計画の策定,こういうことを考えてみますと,これは,ほかにもいっぱいありますが,自分でここまできて感じておりますのは,私一人ではもう何にもできなかったであろうということはもう言うまでもありません。何よりも,市民の方々の鋭いご指摘や各種団体のリーダーの方々のまたこれに対するご指摘や,そしてまた,この議場における,あるいは委員会におけるさまざまな点からのご指導,ご指摘,そういうことをしっかり聞き,踏まえながら,なお,最後にやっぱり感謝を申し上げてるのは,行政職員が実によくそれぞれの分野で,無理難題を申し上げる私の立場をよく理解してくれて,さまざまな努力を一緒になってできたということは,私はもう本当に心の底から皆さん方に敬意と感謝を申し上げ,本当によくここまでみんなで,合併後のだれがやっても難しい,批判なしにこの地方自治,ふるさとづくりができるはずがない。みんな人間ですから神様じゃないんだから,そういう中で,批判を受けずに,批判する側,批判する前にやってみろと言いたいですね。本当に精いっぱいやりましたよ。


○1番(脇元 敬君)


 細かくご説明いただいてありがとうございました。実際まだ点数はつけられていないということで確認をさせていただきますが,これから,その実感を数字にして自己評価という形でご自身でつけていただくということになりますので,よろしくお願いいたします。さて,マニフェストの大きな影響,いい影響を与えるものとして,市民に,先ほどありましたけども,期限と財源,そして事業が行われているかを検証する,これ外部がすることなんですが,することによって市民が意識をする,市政を見るようになるということがあります。そして,もう一つ,私は職員の皆さんの意識改革にもなるんではないかというふうに思っています。自分たちのトップがこれをやりますよと示すわけですから,当たり前のことだと思います。これは,前回の検証大会の資料ですけれども,この中に市職員約900名にとったアンケートがございます。ここでひとつちょっと気になるのが,マニフェストについてどのように活用されていますかという項目がありまして,幹部職員の皆さんは,業務の指針として日常的に読み返している。個別計画等の策定等のときに整合性を確認しているという回答が97%あります。同じ項目だと,一般職員だとこれが43%に減ります。そして,ほとんど読んだことがないというのが54%あります。ここは少し問題かなというふうに思います。次回はしっかりと一般職員の方々にも配付というか周知をしていただいて,このマニフェストを市民が支持をしたんだということを意識させる,そういうことも必要だと思います。ということで,そのご提案申し上げておきたいと思います。マニフェスト達成に向けて,全庁挙げてこれから次回,またこれからの行政のあるべき姿ということで取組んでいただきたいと思いますけれども,先の衆議院選挙でも分かるように,大分マニフェストが浸透してまいりました。ということは,今度のマニフェストでは,次回のマニフェストではより具体的に期限と財源をしっかりと示す。そして,そういった事業が盛り込まれて,なおかつ市民に分かりやすい,理解しやすいものが必要になると思います。そして,次の注意点といいますか,私の思うことですけれども,政権交代行いますけれども,これに対応したマニフェストでなければならないんではないかなと思います。現段階では,国の情勢,動向は不透明です。しかし,市民が安心安全な生活を営む,そのことを最優先に考えれば,おのずとその変化に対応できる。もっといえば,政権交代のせいにしないような情報収集能力とビジョン,地方分権によりさらに責任と業務が増大しても,行政運営,経営ができるような基礎自治体のトップが必要ですし,そのマニフェストが必要になると私は思っています。マニフェストが政権交代のせいで進まないと,全く逆の方向に進んでしまったということはあってはならないというふうに思います。市民に約束して示すわけですので,そこをしっかりと責任を持っていただきたいとご提案申し上げておきたいと思います。それでは,「市民総親和」のほうに入ってまいります。合併をしてまずお互いをよく知ることだと私も思っていましたので,この「市民総親和」にかかわると思われるさまざまな取組みを質問してまいりました。市報のこと,ケーブルテレビ,ブロードバンド化,本庁と支所とのネットワーク,FMラジオ,議会中継など行ってきたつもりでございます。市長は先日の答弁の中で,市報について熱く語っていらっしゃいました。手ごたえを感じていらっしゃるからこそだと思いますが,しかし,示した施策が実現できなかった原因として説明不足による理解がされなかったためではないかという答弁もございました。この説明責任をこれからどう対応して,どういう施策で果たしていくおつもりなのか伺いたいと思います。


○市長(前田終止君)


 お互いに取組んでおります市政の課題,問題は,もう本当に尽きないものでございます。そして,その課題には,大きなものもあれば,それこそ大中小さまざまな問題があるわけです。そのすべてを説明責任,そして,しっかり市民の間に根付く努力が求められるわけでございますが,やはり物事はしっかりそのスピード感とコスト感を持ち,そして,推進をしていくわけでございますけれども,場合によっては自分たちで粛々と判断をしながら進めていける範囲,そして,今度は,この問題については,本当に市民の方々のしっかりとしたご意見を拝聴しながら進めていくべきことなど,十分に事の大中小判断をし,その上で向き合いながら進めていく時代だというふうに認識をいたしております。そういう努力が年間を通じて多ければ多いほど,ある意味では,その市民の皆さん方の納得度,満足度は市政に対して上がっていくのかなというふうに思っております。ですから,私はまた2期目に選んでいただきましたら,そういう市政を1期目以上の視点を持ちながら,最大の努力を重ねていくことを約束したいと思います。


○1番(脇元 敬君)


 先ほどの一般職員のちょっと指摘をした点と同じように,なかなかこの情報の共有というのは難しいんですけれども,これが図られなければなかなか市民の一体感というのは図れないというふうに思いますので,どんどん努力をしていただきたいと思います。そして,答弁の中でこうも話しておられました。これからは行政運営もさまざまな事業も全庁横断的に捉える必要があるんではないか。事業が大きければ大きいほど,市民に公表もして,しっかり伝えて方向性も得なければいけないだろう。そういった市民目線も必要だというふうにお答えがありました。そこで,企画部長にお伺いしますけれども,今地域審議会ございますけれども,とても活発にすばらしい会議がされているというふうに聞いています。今現在どういう状況なんでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 この3年半やってきたのが,まず市の総合計画がございますけれども,それについての議論をしてまいりました。そして,その総合計画ができた中で,では,自分たちの地域は自分たちの今度はビジョンをつくろうということで,例えば,牧園なら牧園の地域の振興計画というのをつくってまいりました。その達成するためにはどういったことをすべきかということで,じゃあ,この中で予算要望はどういったことをやっていこうかということなどを毎年行ってきております。それの検証をしながら,そして,地区の計画の中で特に自分たちの地区ではどういったことをやっていこうという一つのテーマを決めまして,そのテーマについてより掘下げていく,そういった作業を今やっているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 とても活発にすばらしい会議が行われているというふうに私も聞いておりますし,我々は中に入ってお話を聞いていないのでどういうことか分かりませんが,4年かかって大分機能してきていると。そして,市民の意識が高まっているんだろうというふうに私は捉えています。これから,この地域審議会も含めて,自治公民館,そして,我々議会,役割分担をしっかりしなければいけないだろうと思います。そこには,また民間,またNPO,そういったさまざまな組織の地域力も活用しなければなりません。そこには行政職員がどう入っていくのか,業務として入るのか,またボランティアとして入るのか,さまざまな形があると思います。そういった仕組みづくり,線引きみたいなものもこれから必要になるだろうというふうにご提案申し上げておきたいと思います。先ほど,大きな事業ほどというお話をしましたけれども,その一つが,私はジオパークだと思っております。ジオパークの認定に向けて取組みも市民全体を理解し進めていかなければならないというふうに思います。つい先日国内の3か所が世界のジオパークに認定されたという報道がございました。その後すぐ南日本新聞の社説で,霧島も頑張れというふうに書いてございました。そして,何より地域住民の関心が高まらないことには難しいよという指摘もありました。我々市民がこのジオパーク認定に向けてできることとは何でしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 最初ジオパークという話をしたときに,市民の皆様方はこれは何だろうかというような考え方だったと思います。それから,市として5市2町でいろいろやってまいりました。それなりにジオパークという名前は浸透してきているというふうに考えております。そういった中で,やっぱり今議員がおっしゃったとおり,どれだけ関心を持つかということだと思っております。たまたま今回世界ジオパークに3か所選ばれまして,全国版でも大きく報道されたことによって,今度は積極的に住民の方々がジオパークって教えてくださいということで,例えば,霧島市外の,この前も小林市の住民の方々が私どものほうのジオパーク推進室のほうに来て話をしていただけないだろうかというお話もございました。話をして,関心を持って知ること,知れば知るほど何かやれることは出てくるんじゃないだろうかと。まだジオパークそのものが,まだ世界ジオパークも始まったばかりですので,何をしていいか分からないのはもう私どもも一緒なんですけども,まず関心持って知って,その先に何をやればいいかというのは見えてくるんじゃないかと,そういうふうに思っております。


○1番(脇元 敬君)


 私も一生懸命活動しようと思っていますけど,なかなか何をやったらいいのか分からないというのが現実で,我々の仲間もそういう感じで,一般市民の方々もそういう状況じゃないかと思います。先ほども関心を持ってもらうというのが大事だと。もうまさに情報の共有をすることだというふうに思いますので,それを踏まえて市民の意識が高まるように私も頑張りたいと思います。そういった,これジオパークだけに限りませんけれども,市民を巻き込んで大きなムーブメントを起こすという大きな事業をやるときに,物事が決まってから示すのではなく,その準備段階から市民に伝え,その方向性と理解を得る必要があると,この議会でも指摘がございました。情報を共有し,できるだけ意思統一を図っていく体制づくりというのが,今必要に感じています。その上でそれぞれできること,それぞれの団体,組織でできることをやっていくという機運を高める環境づくりが必要だと思います。市内には,商工会,商工会議所,NPO,農業団体,観光協会,特産品協会,青年会議所,そして行政,議会,いろんな組織がございます。こういった団体が一堂に会して意思統一と情報の共有をする場というのが必要ではないかなというふうに思うんですけれども,そういった発想は生まれてきませんでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 先ほどの地域審議会の話になりますけれども,地域審議会に行ってお話を聞いて,課題が何なのか,それを共有することは本当に大事だというのを感じております。そういった中で,広い600km2を超える霧島市ですので,それぞれの課題がある。そういった課題を抱えた方々が一堂に会して課題を知り合うということは非常に大事なことだというふうに考えております。いろんな意味で,そういった方々が会えるそういった場所が提供できたらというふうな思いでおります。


○1番(脇元 敬君)


 思いはあるということでございましたので,その思いをまた形にできるように頑張りましょう。よろしくお願いします。前回の私の6月の質問の中で,観光のことを少し例に挙げますと,市長が答弁の中で,観光予算について,私が少し指摘をしました。市の歳出の0.2%しかありませんよと。もうちょっと予算措置できませんかというお話をしたときに,観光は総合産業だと。多くの事業,産業が観光にもつながっているので理解してほしいという答弁でございました。ということであれば,この観光の分野でいえば,多くの産業やそういった市民活動,これが観光につながるように,またつながっていると,ほかの産業の方々にも理解,意識をしてもらうためにも,こういったさまざまな団体が加盟をする,例えば,先にも提案ございましたけれども,鹿児島市が行っている観光コンベンション協会みたいもの,そういったものが必要じゃないかなと思いますけれども,いかがでしょうか。


○観光課長(横手航太郎君)


 観光コンベンション協会は今のところ霧島市にはございませんで,鹿児島県で行っております。そして,霧島市は大体12万ぐらいだったと思いますが,負担金を納めてそれで運営を行っているところでございます。霧島市だけでやるというのは,今のところはまだ考えておりませんけれども,県全体でやっておりますので,宣伝効果は一つの市でやるよりたくさんの市でやるほうが効果があるんじゃないかとは思っております。それを利用していくのがいいのではないかと,担当課では思っているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 私も勉強不足でした。鹿児島市のものだというふうに,鹿児島市が予算を出してやっているものだというふうに捉えておりましたので,勉強不足だったと反省をしております。確かに,顧問が鹿児島県知事で理事長が鹿児島市長,そして,コンベンションという名前がついています。コンベンション,つまり大きな会議だったり学会だったりということですけれども,それを誘致をすると,そのコンベンション協会から補助が出ます。つまり,攻めの姿勢といいますか,誘致誘致という形のものでございました。しかしながら,これ鹿児島市に限ってというふうに私も聞いたことがございました。鹿児島市で行われる会議,コンベンションに限って補助をしますということでございまして,まさか霧島市がここに拠出をしているというふうには私も思っていませんでしたので,ああ,ちょっと違ったなというふうに今回認識を改めたところでございます。しかしながら,先ほど申し上げましたさまざまな組織がありまして,私も先日,商工会議所の事業,私商工会の会員ですけれども,商工会議所の事業に呼ばれて一緒に参加をさせていただいて,牧園地区で行われる事業でした。しかしながら,牧園地区で商工会議所が行うがためかもしれませんけれども,参加の方がその会はわずか3人というような会もございました。やはり同じ目的意識と方向性を持ってそれぞれの団体がやることを,やれることをしっかりと認識をし合って,そして,あっちがこういうことをやるんだから,俺らはこういう違うことをやろうかとか,そういった同じことをやるのではなくて,それぞれの組織が役割分担をしっかりできるような,先ほど申し上げました情報の共有と意思統一を図る場を是非つくっていただきたいと思います。これからできるだけこういった形で,多くの市民ができるだけ多くの情報を得て行動できるように,行政も,そして,我々議会もなんですが,進んで市民の前に出ていく。そして,よりよい霧島市をつくっていくという行動が必要だと考えています。これからその思いを形にするために私も頑張りたいと思います。以上で私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で脇元敬議員の一般質問を終わります。次に,26番,山神生人議員より3件通告がされております。したがって山神生人議員の発言を許可します。


○26番(山神生人君)


 皆さん,よほど先が忙しいのか,準備が間に合わないほど早いスピードで進んでおります。これからもこうであってほしいなと思うのは,私じゃなくて行政の方々かなというふうに思う次第でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告いたしました3件につき質問をいたします。早いもので,霧島市が誕生して早や4年近くとなり,11月度には2回目の選挙が行われることとなりました。合併後の大変大事な時期の議員の皆さん,並びに行政職員の皆さんご苦労さまです。また,初代前田市長におかれましては,小さい体でよくぞ先頭に立って頑張っていただきました。ご苦労さんでした。11月15日の選挙はそれぞれの目標に向かって,結果は現状では分かりませんが,皆さん頑張っていただきたいと思います。今笑われた方は余裕のある方かというふうに思います。さて,100年に一度と言われた経済不況と政権交代とまさに動乱のときと思います。先に行われた衆議院選挙はまさに官僚政治に対する不満,不安,あきらめが爆発した結果であり,起こるべきして起こった結果ではないでしょうか。明治維新に次ぐ今後の政治が是非経済・政治によい方向に進み,市民に優しい政治が遂行されるものと期待をしております。我々が住むこの霧島市においても,今からが一番大事な時期であります。さまざまな課題の調整と合併後の本当の意味での成果を発揮する時期であると思います。本来のあるべき姿を明確にして実行に移すべきであると思います。長引いている経済不況で,市民の方々の不満,不安が募り,議会,行政に対しての信頼が低下しつつある今日,市民の方々に対し明確な方向性を示し,信頼回復に努めることが急務と思います。それでは質問に入ります。質問の1つ目は,市長の政治姿勢について。市長のこの4年近くの施策を振返って,その成果と合併後道半ばでできなかったことはどんなことがありますか,お伺いいたします。次に,今後の財政運営と課題について,霧島市の予算枠はどれぐらいが妥当かと思いますか。合併直後と今日の状況には大幅な差が生じておると思います。今後の霧島市の,今後の3年間の歳入と歳出をどのように捉えて考えていらっしゃいますかお示しください。3件目には,行政改革について市長の考えを2点お聞きいたします。一つには,大型事業を行う際に対して,事業の評価システムの遵守はどのように考えていますか。さまざまな事業を行うには,個々の評価のみでなく,バランスをとるためにも事業間の優先度が重要と思いますが,現状では不明な点が多いように私は感じております。今日の厳しい財政状況下では,市民に配慮したきめ細かな政策が重要と思います。行政評価システムをフルに活用して,公正・公平な事業の有無の判断基準にしてはどうでしょうか,お伺いいたします。次に,合併後の大きな課題であります総合支所の今後の展開についてお伺いいたします。本来の合併目的であります統合は,市民のサービスの低下を招かないように,あるときは緩やかな政策が必要でありますが,4年を経過しようとする今日,そろそろ統合を目的に考えるべきであると思います。統合の足かせとなっているのは住民サービスの低下が大きな課題であるかと思います。住民サービスの低下を招かないような統合は考えられないのでしょうか。もちろん完全統合でなく,必要最小限の機能を残した支所方式を目指して,合併の本来の目的を果たすべきと考えますが,いかがでしょうか。市民サービスと負担のバランスをとるのは,口にするほど簡単ではないと思いますが,避けられない課題であります。リーダーとしての見解をお聞かせください。4点目には,答えられないのであれば結構ですが,市長として,議会に対して期待すること,要望等ありませんか。県内のどこかの市長みたいでは困りますが,今後の霧島市の繁栄をともに考え,全国の見本となるすばらしい霧島市を目指す仲間としてお聞かせください。議員は言いたい放題,この45名の議員はそれぞれの立場でいろいろと意見をする,それは当たり前のことであります。そういう中で,市長はよほど気が長くないと務まらないかと思いますけども,そういう中でどんな考えで議会に対する,またいろんな,議会とどういう協調性をとりながらやっていくのかということ等も踏まえて,もし意見があればお聞かせいただきたいと思います。大きな質問の2つ目には,天降川小学校の通学路整備についてお聞きいたします。来年の4月を開校に整備されておりますが,通学路の整備計画はどのようになっておりますか。いい学校ができつつあると皆さん非常に喜んでいるところでございますが,ただ一つ通学路の整備が心配であるのは私だけではないかと思います。開校までには完成しなくてもどのように整備されていくのか,完了するのかお伺いをいたします。子どもたちの通学時の安全安心確保は早急な課題と考えます。明確な答弁を求めます。3つ目には,観光行政についてお伺いいたします。前田市長は,市長に就任されてから,事あるごとに観光の重要性を口にされております。神に与えられた霧島市のこの自然豊かな観光は,当霧島市の財政面でも大きな要因を果たすと思います。市の発展のためにも欠かせない大事な課題でもありますこの観光を,どのようにしていきたいのか,実際は余り具体的には進展してないように思います。是非今後の考えをお聞きいたします。もうそろそろ具体的な政策を実行に移すべき時期に来ているのではないでしょうか。例えば,丸尾周辺の自然を生かした散策道路や,宿泊のみでなく,宿泊に来られたお客様をもてなす夜神楽等の検討・実施は考えていないでしょうか。旧態依然のホテルのみでは衰退は目に見えております。幸いなことに,周辺にはすばらしい自然と郷土芸能を有する個人・団体の方が多くいらっしゃるではありませんか。夜ホテルで過ごされてからぶらっと外へ出て,すばらしい夜の丸尾周辺の散策や郷土芸能を楽しんでいただくのはどうでしょうか。巨額を投じて大きな施設や公園をつくるより,私は費用対効果を考えれば,地元関係者と協力して,是非手始めに検討する価値があるのではないかというふうに思います。実施成功させるためには,具体的にまず一歩を踏み出すということが大事でしょう。仕掛けが必要だと思います。私は自然豊かな霧島市の観光を考えるならば,それにふさわしい,お金をかけなくても,観光地を地元関係者と協議しつつ,いろんな形ですばらしい観光にしていくためにはどうしたらいいのかということを,やっぱり進めるべきだというふうに思います。口に出すだけじゃなくて,具体的にモデル地区を形成していくのはどうなんでしょうか。是非市長の見解をお伺いするものでございます。これで壇上からの質問を終わりますけども,答弁次第では自席からの質問を議長にお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 山神議員から3点につきましてのご質問でございました。1点目につきましては,私のほうからすべて答弁させていただきます。2点目につきましては教育委員会が答弁をいたします。3点目につきましては,商工観光部長が答弁をいたします。私の政治姿勢についての1点目についてお答えをいたします。これまでの成果といたしましては,子育て支援事業の推進,安心安全のまちづくりのための市内89の自主防犯パトロール隊の結成,企業18社との立地協定の締結,予想を上回る移住定住者の増加,観光協会や国際交流協会など各種団体の統一化,ブロードバンド未整備地域の解消,コミュニティバスの運行,あるいは天降川小学校の新設や学校改築事業の実施,市民サービスセンター「コア・よか」の設置,首都圏霧島市ふるさと会の設立など,議会の皆様をはじめとする多くの市民の皆様方のご理解とご協力によりまして,多くの成果をほかにもたくさん上げることが大中小できました。一方,新市におきまして調整することとされておりました合併協定項目のうち,地方税の取扱いや上水道,簡易水道料金の統一など,未調整項目が課題として残されており,今後の大きな課題でございます。総合支所を含めた行政組織のあり方,さらなる行財政改革の推進,過疎化への対策,一般廃棄物最終処分場の建設,霧島山の世界ジオパーク登録への実現の努力,農産品等のブランド化の確立など,多くの課題がこれ以外にも残されていることも十分に認識をいたしております。2点目につきましてお答えいたします。霧島市におきましては,平成18年8月に経営健全化計画を策定し,持続可能な健全財政を確立するために,一般財源の確保と地方債残高の縮減に向けた取組みを行ってまいりました。本計画においては,自主財源の安定的確保と歳入に見合った歳出構造の再構築を行う必要があるとし,行財政改革の基本的考え方に基づき,持続可能な財政運営に必要な一般財源を確保するため,平成23年度を目標に収支のバランスをとり,収支不足を構造的に解消したあるべき財政構造を示したものであり,本市の財政規律として位置づけております。なお,現状では,計画策定当時と経済情勢など,本市の財政状況を取巻く環境の変化もありますが,歳入に見合った予算編成を行うという基本姿勢を今後も堅持してまいりたいと存じます。一方,本市の財政状況を平成21年度当初予算で,類似団体と比較してみますと,歳出では,人件費,扶助費及び公債費,義務的経費や普通建設事業費の占める割合がほかの市より高いという特徴があります。しかしながら,今後,退職手当負担金の減少等や公債費のピークが平成22年度でありますことから,義務的経費の占める割合は徐々に低くなる見通しでございます。また,歳入では,昨今の流動的な政治,経済情勢から把握が困難な面もございますが,昨年からの経済不況の影響により,平成22年度の法人市民税では,平成21年度と同様に税収の伸びは期待できないものと考えており,個人市民税では,有効求人倍率の悪化と雇用情勢を考慮すると,平成21年度より厳しいものが予想をされます。また,地方交付税や国庫補助金等につきましても,今回の政権交代後の動向を注視してまいりたいと考えております。以上のことから,本市の財政状況を取巻く環境については,不確定要素も多い状況ではございますが,今後も引続き一般財源の確保と地方債残高の縮減に向けた取組みを行い,経営健全化計画の考え方である持続可能な健全財政を確立してまいりたいと存じます。私の政治姿勢についての3点目,大型事業と評価システムについてお答えをいたします。本市では,行政評価を活用しました行政経営を行うこととして,平成18年度から職員の研修を行いながら,行政評価システムの構築を行ってきているところでございます。この行政経営の基本的な流れとしましては,各担当部署で事務事業や施策の振返りを行い,それをもとに施策別,次年度計画案を作成し,行政経営会議で次年度に向けた基本方針を設定し,市政推進会議を経て,次年度の経営方針の決定を行うというものであります。大型事業を含む新規事業につきましては,平成21年度まではこのシステムが未完成なこともあり,この流れによらない事業もございました。しかし,平成22年度事業からは,すべての事業で事前評価を行い,この流れに沿って進めることといたしております。その中で,イ,総合支所の今後の展開の考え方につきましては,3月議会で報告をされました行財政改革調査特別委員会最終報告や,4月8日に霧島市行政改革推進委員会から市長へ提出されました霧島市の組織のあり方に対する意見書をもとに,現在,副市長,教育長と部長等で構成をする霧島市事務所機構検討委員会を設置し,総合支所を含めた合併10年後の霧島市の組織のあり方について,各委員会から提出をされました意見を十分に踏まえながら検討を進めているところでございます。今後とも,職員数の削減を推し進めながら,組織の見直しを行ってまいりますが,基本的な考え方といたしましては,本庁と総合支所で同じ業務を行っている分につきましては,一本化することでより迅速かつ適切な対応が可能であれば本庁へ集約を図ってまいります。また,総合支所は地域住民の身近な行政窓口でもありますので,生活に直結をした申請だとか相談など,この最小限の受付窓口については,今後も保持していくべきものであると考えております。そして,それぞれの地域の特性,それを生かしていくための体制についても検討を進めてまいりたいと考えております。このように限られた人材,財源を有効に活用し,効果的で効率的な組織を構築する考えであります。私の政治姿勢についての,最後の4点目であります。議会に期待すること,要望はないかを問うということでございますが,特に要望ということはございませんが,私は議会のこの場は,お互いに議論すべきときは徹底的に議論をさせていただき,そして,お互いに目標とする私たちの霧島市のふるさとづくり,市政発展のためには一致できるわけですから,住民福祉向上のためにお互いに努力をし合うことはもう当然の責務でございますので,公平,むしろ気持ち,是々非々の気持ち,そして,どなたに対しましても率直に自分の気持ちをできる限り努力をして,私自身を伝え切る。皆様方におかれましても,議会の席をお取りになられて,本当にここにしかない,自分たちのふるさとのために精いっぱい力を尽くしていこうということはもうお互いに一致できるわけですから,この議会,委員会と言わず,もう率直な語らいを持ちながら,ともにここにしかないふるさと発展のために力を尽くしていこうではありませんか。


○教育長(?田肥文君)


 天降川小学校の通学路整備についてお答えをいたします。来年4月開校予定の天降川小学校の通学路につきましては,学校とも協議をし教育委員会で検討した通学路に関する素案をもとにこれまで5つの地域の地区自治公民館長や育成会の方々と現地を確認したり意見を伺ったりしてまいりました。あわせて子どもたちの安全確保の上から必要と考えられる条件を関係各課と検討してまいりました。現在,天降川小学校の通学路につきましては,最終調整の段階にありまして,10月には公表したいと考えております。一方,通学路の安全施設の整備につきましては,通学路が決定し次第,カーブミラーなどの必要な箇所について,来年3月までには設置することにしております。また,横断歩道や一たん停止線の設置につきましては,霧島警察署を通じまして公安委員会に設置をお願いしているところであります。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 観光行政についての1点目と2点目については関連がございますので一括してお答えいたします。霧島国立公園は,霧島連山や天然記念物のノカイドウをはじめ,ミヤマキリシマやミツバツツジなど四季折々の植物の観賞することができ,1年を通して老若男女を問わずトレッキングを楽しめ,また,11種類の泉質を持つと言われる温泉群が特徴でございます。丸尾地区は宿泊施設が多く集まり,霧島山観光の拠点となる地域であるとともに,周辺には文化スポットである,みやまコンセールやゴルフ場,乗馬施設などのスポーツ施設もあり,多くの観光客が訪れられますが,これらの方々は,霧島山の歴史,文化,自然に触れることで,健康や癒しを求める方々がそのほとんどであると認識しております。宿泊施設を生かした新たな取組みということでございますが,日帰り客,宿泊客を問わず,お客様に霧島の特徴である自然をより一層楽しんでいただくための取組みに官民一体となって努めてまいります。


○議長(西村新一郎君)


 ただいま山神生人議員の壇上からの質問に対して答弁をいただいたところでございます。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 零時03分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時04分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引続き会議を開きます。一般質問を続けます。山神生人議員の壇上からの質問に対して答弁をいただいたところでございます。再質疑の許可をいたします。


○26番(山神生人君)


 それぞれ答弁をいただきました。まず,順次再質問をさせていただきたいと思います。まず,市長の政治姿勢での1点目,1期目を振り返ってということでしたけども,合併後の4年間というのは確かに大変な時期なのかなと。ある面では,基礎づくりという面では目立って大きなことはないのかもしれませんけれども,やっぱりそういう中でも,こういうことをやってきたんだと。それで,次にこういうことを目指していくんだということをきちっとやることが,また次の判断基準になるのかなというふうに思います。だから,あえて今まで4年間の中でやってきたこと云々という気持ちはありません。そういう,ただ1期目をやって,これを反省のもとに,逆に実績のもとに,こういう次のことにかけるんだというのが,やっぱりそれが一つのやっぱり大きな方向性になるのかなというふうに思いました。そういう意味でも,道半ばのところのいろんな事業がありますけども,是非いろんな形でそれを引き継いでいくというのが大事なのかなというふうに思いました。だから,この1点目に関しましては終わります。2点目の財政運営と課題についてですけども,今景気対策でいろんな補正予算,国の予算,いろいろと大盤振る舞いでばらまきが行われております。そうすると,果たして霧島市のあるべき財政状況というのはどうなのかなといったら,皆さん分からなくなってくるんじゃないかなと思います。今が当たり前だと。そうすると大変なことなのかというふうに思います。先ほどの市長の答弁の中にありました収支バランスをとりながら財政構造を目指していくんだという話がありました。まさに基本の考え方はそうだろうと思うんです。であれば,私が質問の中で出した,今のこの特別な経済対策を除いた霧島市の予算というのは,本当はどの辺がいいのかなと。これは,合併直後,長期的に数字で示されましたよね,具体的に。それを,もう少し詳しく説明をしていただきたいと思います。


○財政課長(塩川 剛君)


 合併直後の平成18年度に作成いたしました経営健全化計画では,平成22年度の予算規模を453億,平成23年度を450億,それから,平成24年度を446億,大体450億程度の予算規模というようなことでシミュレーションのほうはいたしているところでございます。


○26番(山神生人君)


 ですよね。だから,今の予算でしたら,非常に大きな差が生じてる。これを,例えば,経済対策が終わった後,元に戻すとなるとこれは大変なことだろうと思うんです。だから,そこらあたり徐々に戻していくのか。何を言いたいかというと,今の財政の予算の立て方は今こうで,本来のあるべき姿は,先ほど言いましたこういうのなんだよということを市民にきちっと情報公開,やっぱり説明,納得してもらう,そういうことが大事だろうと思うんですが,市長その辺はどう思われますか。


○財政課長(塩川 剛君)


 予算規模が大きいと,これが戻っていくのかというふうなことでございますけれども,先ほど市長答弁の中にもありましたとおり,本市の財政の特徴といたしましては,人件費,公債費,扶助費などのそういった義務的経費が,平成20年度決算では大体約54%を占めているという高い状況にございます。ただ,人件費につきましても,職員の減,それから,退職手当負担金,これは特別負担金等が大きいわけですけれども,この辺が減少していくというふうなこと,それから,公債費につきましても,これは平成22年度がピークというのはもう分かっておりますので,これが過ぎていくと落ちていくんじゃないかというふうに考えているところでございます。そのあたりから,今後徐々に予算規模のほうは少しずつではあろうかと思いますけれども,特別な事情を除いては減少していくものというふうに考えているところでございます。


○26番(山神生人君)


 今までは,合併してもう4年近くなって,人件費の削減も大分順調に進んでいるかと思うんですけども,今からは何で削減するんだとなったら,今からが厳しいんだろうと思うんです。今までは,あるスピードでどんと経過予定どおりきた。今からは,それ以上何をやるのかといったら,非常に私は今からが勝負だと思っていますので,そういうのを踏まえて,特に昨今厳しい経済状況で歳入がなくなってきてますよね。収入はどんどんどんどん減っていく。だけど,市民の要望はどんどんどんどん大きくなってきてる。そうすると,先ほど言いました収支バランスをとるのには,どういう形でやっていくのかといったら,これは,相当市民の方には納得してもらうには非常に大変な苦労をされると思うんです。だから,そういう中で,やっぱり今後の歳入確保はどういうことを目指していきたいのか,大きなのを一,二点ちょっと示していただけませんか。


○財政課長(塩川 剛君)


 歳入確保につきましては,歳入確保対策本部の中でこれまで随時いろいろ検討してまいりました。その中では,広告収入等の新たな歳入,それから,市税,保育料,住宅使用料などの徴収率をどう上げていくかと,その辺の対策を,検討をずっと行ってきたところでございます。本市の歳入の4分の1を税が占めております。そのようなことからも,非常に税収,これをどういうふうに収納率を高めていくかというのが一番大きな問題でございます。また,残り4分の1は交付税でございます。昨今の政権交代等の動きもございますので,非常に今後読みにくい部分もございますので,このあたりにつきましては,今後の動向を十分踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。


○26番(山神生人君)


 大きな問題として徴収率を上げるとありましたけど,徴収率も私はあんまり期待できないと思います。これはちょっと言い方が悪いかもしれません。今までも何年間も,いろんな議員の方たちは口をすっぱくして言ってきて,なかなか上がらないというのはもう実際分かっていらっしゃいますでしょう。だから,私は,ここらでやっぱりもう少し歳入をどうして上げていくのかといったら,大きなやっぱり考え方を変えていってやっていかないとならないんだろうというふうに思います。是非今後はそういう見方でも,具体的に何をしていくのかということで,やっぱり今後協議していってもらって,もう少し歳入を増やしていく施策をちゃんとしてほしいなというふうに思います。それと同時に歳出をいかに抑えるかと。そういうのも,非常にここは一番厳しいところでしょう,難しいとこでしょう。市長,ここらあたりをどういうふうにやっていくのかというのは,これはあんまり絞り過ぎると人気が落ちる,難しい,非常に苦しいとこでしょうけど,だけど,収入と支出のバランスをとるというのはそういうことですから,そこらあたりを是非理解をいただくような形で説明責任を果たしていかないといけないと思います。そこらあたりでどう考えるでしょうか,市長,ちょっと簡単にお願いします。


○市長(前田終止君)


 「入りを量りて出ずるを制す」という基本があろうかと思います。ですから,入ると出る,それのしっかりしたバランスを私ども行政幹部,私をトップに先頭に,その視点を見失わず,身の丈に合ったやっぱり予算編成というものを常に心がけていくということだろうと思います。それで,今,先ほど議員ご指摘のとおり,ありとあらゆる歳入への確保の努力を,のべつ幕なく精いっぱい力を合わせあいながら努力をしていく。そして,厳しくなる面については,本当にもう誠心誠意,説明責任こういうものをし切ることによって,納税者の方々に満足はいただかなくても納得度だけは上げながら,厳しい時代にも対応していけるような市政,市の財政運営ということがしっかり求められているのかなというふうに思います。


○26番(山神生人君)


 時間の都合で次にいきます。行政改革のところの大型事業と事業の評価システムのところでちょっとお伺いしたいんですが,いろんな事業をするに当たっては,今いろんな形で評価システムをいろいろと工夫されてやっぱり検討されているということで,昔と違って相当進んではきているのかと思うんですけれども,ただ大型事業をするときのその行政評価システムの中で,どのような位置づけで今されているのか,実態をちょっと教えていただきたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 霧島市が今,今年ででき上がりつつある行政評価システムをちょっとご紹介させていただきますと,まず評価が3つございます。一つが事務事業評価,それぞれいろいろやっている事務事業を一つ一つ評価していくという事務事業評価がございます。それから施策評価,これは目標を設定しまして,総合施策の中で28の施策がございますけれども,その施策ごとに目標設定をしまして,その達成度を見ていくという評価でございます。そして3つ目が施策優先度評価,28の評価の中で今,施策評価した中で何が達成していて何が達成していないのかというのを見た中で,達成していない部分を優先して予算をつけていこうというのが施策優先度評価です。その中で例えば健康の部分が今少ないからもうちょっとここにお金を入れようとか,そういった部分を施策の優先度を評価して,それに沿って今度新しい事業などを事前評価を行います。実際その足りない部分,これが補えるのかどうかというのを評価をして,次の新しい施策として考えていくということでございます。そして,その底辺に流れるのはビルド・アンド・スクラップという考え方です。もともとはスクラップ・アンド・ビルドという考え方が一般的だったんですけれども,スクラップ・アンド・ビルドであると,とにかく何かをなくしていこうと,そうしていくと必要な部分までなくしてしまう可能性がありますので,霧島市の場合はビルド・アンド・スクラップ,何かをつくるんだったら何かを,一番効果のないものをなくしていこうと。そういった考えに基づいて枠予算というのを,例えば健康部分にはこれだけの枠をします。観光部分にはこれだけの枠をします。その中で最も大事なものを優先的にこう付けていって,そして一番効果がないものをなくしていくと,そういったのが一つのサイクルとして霧島市の経営システムとして今つくり上げつつある部分でございます。


○26番(山神生人君)


 私がここで質問した中で一番聞きたかったのは,先ほどありました優先度評価なんですけど,ここを特に聞きたかったんですね。これだけの予算に対してこの市の中でいろんな事業をされる中で,優先度評価をどういうふうにされているのかなと。課が違う,いろんな課がまたがってやる中で,そのそれぞれの評価の仕方によって違う,そしてまた,その違った中でまた違った課との優先度をどうつけていくのかと。ここらあたりをもう少しどういうふうな手法を使っていらっしゃるのか,お伺いいたします。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 先ほど施策別優先度評価というのをすると申し上げましたけれども,それはすべての部長,それから三役,一緒になりまして行政経営会議というのをしております。その中でいろんな指標を使いながら,今この部分についてはまだ成果が上がっていない,どこが上がっていないかというのを今年も2日間にかけて集中して議論をいたしました。その中で例えば28の施策の中でこの分野がまだまだ弱いとかいうふうになる,そういったのがなったら,それはあと市政推進会議と,これは三役を中心にしたところで来年度の方針を決める会議でございますけれども,この行政経営会議,部長と三役で決めた中から,来年度力を入れるべきところはどこだというのを市政推進会議の中で決めます。それを来年度の経営方針として示して,その経営方針に沿って各課が予算をつくっていくと。そして例えば子育ての部分が弱いというふうな経営方針が出たら,その部分にある意味では重点的に予算をつけていくと,そういった方向にやっていく。そういった方向で今経営システムをつくり上げつつあるところでございます。


○26番(山神生人君)


 優先度には二通りあると思うんですね。この評価を利用した優先度評価と,トップダウンでやる場合,これはもちろんあるはずですよね。評価とは別に。でもそこあたりは,基本的には市長,どちらを優先させたいというふうに思っていらっしゃいますか。基本的にはそのそれぞれの優先度評価が優先するかと思いますけれども,そうじゃない場合も出てきますよね。トップとしてこうしたいということで評価とは別のやり方でやる場合もあるかと思いますけれども,それはもちろんありますよね。


○市長(前田終止君)


 市民の皆さん方にトップとして選んでいただいて,それに執行する立場をいただいているわけですから,それは責任を持ってきちんとなすべきをなしていかなければならない。そして,特に霧島市の場合は,1市6町,7自治体がそれぞれ課題を持って大合併を果たしたわけでございます。その課題課題がそれぞれの過去の自治体ごとに大・中・小,横たわっているわけですね。そういう中で,私自身がやはりこだわって推進をしていくべき範囲の問題もありましょう。しかしながら,今度は合併してみた現実として,地域の声としてこういう課題があったけれども,これのほうが先だというふうな話もやっぱり出てくるんですね。そういうのを今までのこの行政評価システム,これが構築される前は,本当に政治感覚,そしてまた政治判断,そういうものが今までは優先されてきた時代でありましょう。今後もある種の一部の範囲では,それを執行権をいただく者としてあり得ることもあり得るでしょう。しかし,過去に比べたらもう格段に全員野球をやっていくような気持ちでやっていかなければ,もう市長一人が踏ん張って号令かけてどうこうという時代じゃない部分がもう本当にあります。財政事情も本当に厳しいわけで,そしてそういう中で市長裁量なんかもう知れている。そういう意味では,本当にみんなでこの行政会議,あるいは推進会議,そういうものでチェックをしていただきながら,けんけんがくがくこうやって,その上で方向性を決定していくということになろうかと思いますね。


○26番(山神生人君)


 はい。そうだと思います。もちろん市長裁量があってもいいんですけれども,これはもう結構だと。それがまたトップの役目だろうし,またそのやり方によって評価されるものであろうかと思うんですけど。私が問題にしたいのは,今いろんなそれぞれの地域の方たちがあれもしてくれこれもしてくれといろんな要望が上がってきますね。そのときに大変困るんだろうと思いますよ。行政の方も困るだろうと。だからこの評価システムをぴしっと確立すれば,いやこうだけどこうなんだよということがぴしっと説明がつくはずですね。やるのやらんのという議論をしなくてもいい。「いや,そう言うけどあなたは優先順位をこうしたらこの結果はこっちで優先ですよ」ということが言えるはずなのに,やっぱりそのいろんなことが山積みされて,いろんな要望が山ほど来た中で,それをぴしっと方向性を示してその説明責任がつくとなると,ここらあたりが一番大事なんです。だからこの評価システムを私はもう少しぴしっと整備していただいて,そういう問題があったときにそれでぱっとこう数字で出せるような評価システムをしていただきたいと思うものですから,この質問をしたわけですが,その辺,企画部長,どうでしょうか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 この行政評価システムを構築するために私どもは3年かけてまいりました。まず1年目は,住民起点で見れるそういった研修から始めまして,そして評価というのをいくつか経験して,そして昨年すべての事務事業をやって,そして今年,最終的にでき上がるところでございます。これは平成22年度予算に関しては,もうこの評価システムが確立できるものというふうに考えております。


○26番(山神生人君)


 是非そういうふうに早くしていただきたいなというふうに思います。次に,総合支所の件でちょっとお伺いしたいんですけれども,これも非常に口では言うのはたやすいですけれど難しいですね。ただ,私はもうそろそろサービスと負担をやっぱりバランスをどうしてとっていくのかと。住民サービスももちろん大事だと,だけど負担も軽減しないといけないとなったら,そこのバランスをとらないといけないんだろうと思います。サービスだけ先行していったらどっかでか負担もしてもらわないといかんわけですから,そこらあたりの私は住民説明をやっぱりきちっとしていただきたい。だからまさに,総合支所の場合はそれに一番当てはまるのかなと思うんですよ。ちょっと不自由するけど,こういう面でこれをこういうふうにしたらこういうことがよくなるんだよねとか,そういうところが大事だし,また今のいろんなハイテクを活用することによって,サービスを低下させないで総合支所をもう少し縮小しながらでも住民サービスは全部できるんだという形を早く目指さないと,なぜ合併したんだろうかと,合併効果はいつ出るんだろうかということが,一つの大きな不満となってまた出てくるんだろうと思いますので,そこらあたりはやっぱり今考えていらっしゃいますけれども,そこらあたりはどう思っていらっしゃるのか,ちょっとお聞きしたい。


○市長(前田終止君)


 合併後,本当に皆さんの理解と協力をいただきながら,行財政改革,本当に魂込めてみんなで頑張ってまいりました。その結果,160人からの人件費カットなど踏み込んだ結果が出ております。そして,歳出についても徹底した見直し,事務事業等の見直しなどの調整もしながらここまでまいりまして,そして実際,ここ足かけ3年,2年,実質少々で,その財政縮減効果は三十数億円に結果が合併効果となって現れていますよ。ですから,そういうことなどもしっかり考えながら,よりまだ限られた,まだそれこそ人数は減ってきますからね,類似都市に比べたらまだ多いよと指摘を受けているわけですから,まだまだ限られた人材の中で,限られた財源の中でこれを有効に活用しながら,効果的で効率的な我が市の経営,運営というものをやっていかなければならない。ですから,その総合支所などについていろんなご指摘をご批判もまたいただいていることも重々承知いたしておりますけれども,壇上のほうからも答弁をいたしましたとおり,本当に市民にとって身近な必要な行政サービスは残すということですね。しかしながら,一本化したほうが市民全体のためになるということをしっかり整理整頓できた問題については,これをしっかり説明責任を果たして納得度を上げて,いずれ順番に確実にやっぱり努めていかなければならんとこういうふうに思っています。


○26番(山神生人君)


 総合支所と名前を出しただけでぴりぴりされる部分が非常に多いですね。まずサービスを低下するということで,私もこんなことを言うと,陰で何を言われるか分からないと思っているんですけれども,だけど合併の目的となったら,そこを何とかしないといけないという目的があるわけですよね。その合併の目的はそこなんですよね。だから住民サービスをその統合イコールサービス低下というよく皆さん敏感に反応されるけど,そうじゃないんだよと,低下させないためにはいろいろあるはずだと私は思うんですよ。そこをいろんな観点から調べて,早くそういうあるべき姿に戻していただきたい,あるべき姿にやり直していただきたいということを思うからこういうことを言っているわけです。是非これはやらないといけないですね。先ほど10年とおっしゃいましたけれども,10年は,マックス10年ですから,10年以内にやるべきだとなると,来年でも構わんわけですね。だから是非そういう総合支所のあり方というのを是非やっていただきたい。これはもちろん説明責任を果たしながらやっていただきたいと。一方的にやると駄目ですので,是非それをお願いしたいと思います。それから,天降川小学校の通学路整備についてですが,別に特別に言うことはないんですが,ただ私はちょっと遅いのかなと。天降川小学校をつくるとなってから,もう既に学校ができる寸前になって今一生懸命されているのは分かりますけれども,すぐできる問題とできない問題がありますよね。だから学校ができるとなった時点から同時並行で私は通学路の整備もやっていくべきだったのかなというふうに,反省としてそう思っているわけです。だから教育委員会の管轄ですけれども,是非そういう面では教育委員会が中心になってやられる中で,ちょっと私は遅過ぎたなと,これはそういうふうに思っております。教育長,その辺はどういうふうに感じていらっしゃいますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 ご指摘の件ですけれども,これまで校舎建築,あるいは体育館,プール建築等々をはじめ,例えば給食関係とか,あるいは教育課程の編制,あるいはPTA等を含めるこの関係機関,団体の整備,そういったもの等を含めながら,私どもとしてはこの通学路の設定についても計画的に進めてきているつもりでございます。


○26番(山神生人君)


 整備には,すぐできる問題と,お金がかかって,しかもお金だけではなくて住民の承諾を得ないといけないそういう問題もありますよね。整備もありますよね。そういう問題は私は早目にかからないとなかなか時間がかかるのかなと,計算どおりいかないんだろうなと思います。でも来年4月から開校です。是非細かなそういうチェックをしていただいて,子どもたちの安全な通学路確保を目指してやっていただきたいなというふうに思います。それでは,最後の観光行政についてお伺いいたします。市長,答弁を聞きました。中身がないですね。市長が日ごろ観光観光と言われる割には,ちょっとがっかりしましたね。中身がなさ過ぎて。だから是非,市長は日ごろ観光観光とおっしゃるんですから,もう少し先頭を切って,やっぱりこういうことをやるべきだとか何とかそういうのが出てくるのかなと思ったんですけれども,市長,どうですか。


○市長(前田終止君)


 やるべきことに対する取組みはこれは山ほどありますよ。しかしながら,それぞれ評価するところがどこを見てやっていくかによって,今のご指摘については答えが出てくると思います。


○26番(山神生人君)


 やっぱり力の入れ具合でこういう形になるのかなというふうに思いましたね。だから私は,この下場のほうに住んでいますけれども,霧島のほうにはたまに泊まりに行ったりしますけれども,指宿も行っていますけれども,もう本当にそのまま放っていたら寂れてきますよね。もう見苦しく寂れてきますよ。だから今のうちに私は手を打つべきだという意味でこういう観光,まあ観光議連のメンバーでもありますので言っているわけですけれども,やっぱり観光というのは昔みたいに条件のそろったところに,ただ人に来てくださいじゃなくて,やっぱり仕掛けが大事だと思うんですよ。仕掛けをしないと今観光地では成り立っていきませんよ。例えば黒川温泉でもそうでしょう。普通だったらだれも行かないところにああいう人が行くというのは何なのかって,やっぱり仕掛け人がおるからですよ。由布院だってそうでしょう。自然のその豊かなその自然,その環境にはこちらの霧島も負けませんよ。だから私が言いたいのは,やっぱり観光というのは今からの観光は仕掛けがあって,どういうお客さんをどういう形で呼ぶのかということを私は具体的に考えていかないと駄目だと。これはお金をかけるという意味じゃないんですよ。お金をかけない方法もあるはずですよ。その辺はどうですか。


○市長(前田終止君)


 先ほど議員が壇上より,例えばという事例で具体的な丸尾周辺のあり方の一部をご指摘いただきました。私もまさに同感の部分も多々あるのでございます。丸尾滝,それのライトアップ,そしてまた地域に橋が,今新しい道路の建設があります。これらがきちんと完成をし切りましたら,あの危険な崖下の通行,そして行着くところに滝があり,そしてU字型に,いやV字型と言ってもいいんですが,危険地域を通り抜けることなく必要のない車をドーンと,それこそ霧島神宮方面に抜けられる。しかし,もうどうしてもきちんとした安全策を講じた上での滝見物ができる人たちは,そっちのほうに今度はまあ一方通行,そして今ほとんど駐車場がない部分も,将来的にはちゃんと条件が整ったらそれを確保して,そしてあそこの厚みのある観光づくりをやっていく。これはもう構想の中に地域の人たちとも意見交換もし,しっかり入っております。まあ滝を見るだけでは時間がそれこそ足りません。ですから歩く,自然に触れる,その中でまた歴史解説もある,そして全体として,癒し,また立寄りなどの充実を図っていく,そういうことを地道にこつこつ積み上げていくことかなというふうにも思います。


○26番(山神生人君)


 ここに,霧島の有識者がつくった「霧島温泉を考える」という,「どうして活性化していきたいか」という資料の中に,霧島,この課題としてやっぱり「そこに住んでいる人たちの一体感がない」と,「必要である」と,「宿泊しなければ触れられない,そういうものがない」と。それから霧島市のイメージを「霧島市に泊まってこういうのが,霧島市だというのがない」ということなんですね。私はまさにそうだと思っているんですよ。だから,やっぱりホテルとの連携をとりながら,やっぱり丸尾に散策道をつくって,そのやっぱりそういう郷土芸能を見させたり,泊まるだけだったら楽しくないですよね,泊まって飯を食べて温泉に入ったら終わりですよ。夜にぶらっと行って散策して郷土芸能でも見てみようかとか,もうそういうのはもうこれは九州でもいっぱいありますよね。そういうものをすばらしい郷土芸能がたくさんあるんだから,これを是非生かす方法はないのかなと私も思うんですよね。だから,やっぱり泊まってあそこに行って,ああこういうのを見せるんだと,それで逆に市はお金を出せというわけではないですよ。地元の人たちと協議しながらそういう神楽をつくるなりして,夜に泊まった人がぶらっと出て,夜の丸尾滝でも見ながら散策しながら,郷土芸能を見ながら,あるいは太鼓を聞きながら,そしてホテルに帰って休むと,そういうもののそういう仕掛けを私はしないといけないです。だからそこあたりをちょっとした工夫をすると,私は非常に変わってくるのかなと思います。その辺はどうですか。得意なところだと思うんですよね,市長の。


○市長(前田終止君)


 プロでありませんので得意であるかどうかというのは別問題といたしまして,今おっしゃった視点は実はもう既にやっているんです。例えばどういう形でやっていますかというと,みやまコンセールここと,観光協会と旅館・ホテル関係,しっかり話し合いながら,そして年間を通じて日程をつくって,そして太鼓の演奏とか郷土のいろんな神楽でありますとか,それを語り合いながら順番に出していく。そして各旅館・ホテルはそれに対する送客体制をつくる。そういうことでもう具体的に今プログラムをつくりながら既にそのことを実行いたしております。ただ議員がおっしゃるのは,恐らく箱物でどこかにかもっと身近な場所に,適正規模でそういう館を箱物をつくりなさいというような意味なんでしょうかね。それを言われると,それなりの将来的な経費,そういうものをきちんとやっていかなければ,まさに大変ですよということになりますね。それで,何せ旧霧島町エリアの霧島と,旧牧園町エリアの霧島とこう両方短くて近そうですけど結構あるんですよ。今度は同じエリアの中でも非常にほかの地域と違って高低差が大きいんですね。ですから,下駄を履いてからんころん出てきて,さっと行けるという範囲がもう極めて限られておるという悲しさの現実がございます。そういうところを本当にどう調整していくかが課題であります。


○26番(山神生人君)


 全部を網羅しようと思ったら難しいでしょうからね,私が言いたいのは,どこか一番適したところをモデル的にやったらどうですかということをお願いしたかったんですよね。やっぱりそれも先ほど言いましたように,評価システムに乗っけてね,みんなで議論して評価してみて,どこがいいのかということをやってみたらどうなんでしょうかね。それと,国土交通省の地域整備局のまちづくり推進課といって,3年から5年の交付期間でまちづくり交付金と地域の歴史文化,自然環境との特性を生かした個性あるまちづくりを,こういう活性化を図る目的で支援をする制度がありますね。それで,この中に歴史まちづくりというのでこれもこの中に入るんですよね。そうすれば,こういうものに対して上限で45%ぐらいの交付金を充てますよということで,こういうものに対しての助成もいろいろあるわけですよね。だからこういういろんな国の制度を利用しながら,霧島市のやっぱりそういう温泉地のここが霧島だというようなモデル地区を私は構築していけばいいのじゃないかなというふうに思うんですよね。だから市長がよく霧島は観光だと「いの一番」に言われますね。私は観光もそうだと思いますよ。指宿なんかに行ったらもう寂しいものじゃないんですか。だんだん寂れて行って,霧島市は是非そういうふうになる前に手立てをする必要があろうかと思うんですよね。だから,そういう形ではもう少しそういう制度と,また地元の方たちのそういう悩みと,そしてまた霧島市にどういうお客さんを呼び込むのかと。私はもらった資料の中には,市長は1,000万人と言いましたけれども,まだそこまでは7割ぐらいしか達していませんね。日帰り客とその宿泊客が7割にも達していない,その目標に対してですよ。これはやっぱり一つの目標に達するためには,こういうことをいろいろやっていかないとならないんだろうと思いますね。だから,そういうことをやって初めてどうなるのかということが評価されるんだと思いますね。だから是非これは目標に近づくように,どんなことをしていくのかということが大事だと思います。だから先ほど言いましたこの答弁は中身がないなと私が言ったのは失礼な言い方かもしれませんけれども,商工観光部長,是非そこらあたりもここの中にちょっとうたっていただきたかったなというふうに思うんですね。どうですか。部長。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 中身がないということで申し訳なく思っております。付け加えさせていただきますと,観光客はこの山々や温泉の近くに位置する丸尾のホテル・旅館に滞在し,それぞれが求める癒しの場へ出向いて行かれます。私どもはこの丸尾地区のホテル・旅館は癒しを求める観光客の拠点地であると考えております。議員のおっしゃいました神楽館ですか,そのことにつきましては,昨日の深町議員のところでも申し上げたんですけれども,神楽は神社等で神を祭るときの音楽や舞踊であり,神社で厳かに神々が集う表現舞いをされてこそ映えるもので貴重な文化財であると思っております。また神楽の伝統文化を引き継ぐとともに,霧島市の大事な観光資源でもあると思っております。そのようなことで,もしそういう施設ができたといたしましたならば,観光の一つとして活用してたくさんの観光客を呼ぶように手がけたいと考えております。


○26番(山神生人君)


 我々は,その天孫降臨のすばらしい自然をこの先祖から受け継いでいるわけですけれども,今部長がおっしゃったように,その自然を生かした観光というのにはもう申し分のない条件が整っていますよね。だけど今からの観光といったらそれだけでは駄目だろうと私もそう思います。だから今からの観光いうのは,その恵まれた自然をどういうふうに生かすかということを考えていかないといけないんだろうということでこういう質問をさせていただきました。お金を使いなさいという意味じゃありません。必要最小限のどういう形のことをやるのかということと,霧島市には丸尾もあり,昨日深町議員がおっしゃった神宮もあり,妙見温泉もあり,日当山もあり,いろいろありますよね。だけど,その中でやっぱりここだというところを一つやってみようやと,そしてすばらしい霧島を売り出すそういうのをしてみようと。そこで先ほど来ずっと出ています霧島茶をどうするのかとか,黒牛をどうするのか,黒豚どうするのか,そういう農産物をPRしていくというそういう一体感を持ったそういうものをつくるべきだと私は思っているものですから,こういう質問をさせていただきました。何も丸尾の観光のホテルの人たちから頼まれたわけでも何でもありません。だからそういうのは,やっぱり仕掛けをしていっていただいて,そして初めてやっぱり評価されるものだと思うし,それこそが今後の観光だと私はそう思っておりますので,ジオパークも大事です。だけど,ジオパークとそういうものをくっつけて,もう少しジオパークだけじゃなくて広い意味でのその霧島連山の周辺を,やっぱり日本にアピール,世界にアピールしていくとなったら,いろんなそういうのは考えられるんだろうと思いますよね。是非そこらを総合的に検討していただきたいということで,この一つの丸尾の整備というものを取上げてきました。是非そういう広い視野に立って今後の霧島市の観光というものはこうなんだと,新幹線ができてだんだん観光客が減っていく,空港の利用客も減っていく,ならば,それなら歯止めをかけるのは何なのかといった,やっぱりそういうことが大事だと思いますので,市長,そこらあたりも,もし2期目に当選されるんであれば,そういうことも是非やっていただきたいし,逆にそういうやっぱり政策を打ち出していくことは私は大事だと思いますよ。どうですか。最後に。


○市長(前田終止君)


 山神議員より,熱い霧島観光改革案をお伺いしました。私も同じような視点を実際に持っていると思うんです。例えば山神議員の基本は,金をかけて全部こうやれという話ではないんだとおっしゃいました。そういうことです。実際やっていることも是非気づいていただきたいと思いますのは,例えば環霧島会議での取組み,そしてまたジオパークへの流れのつくり方,そしてまた,来年度はうちの予算の持出しはもうほとんどゼロに近いんですよ。日本全国から8月になったら,千数百名の高校登山競技大会,インターハイのために霧島連山が全体的に使われますよと。そういう11月になったら日本全体のこの手の会議では最大の会議,国立公園・国定公園の自然公園大会を我が霧島市で中心になって,国の動き・県の動きを受け切ってやりますよと。そしてまた森林セラピー,そういうものがしっかり周りを取囲んでいますよと。そして,今,今度は国際音楽祭30周年,こういうものがしっかりこう動きながら全体が動いていますからね,そういう中で合併後少しずつですけれども,右肩上がりを続けている。日本全体の観光は減っているんですよ。そういう中でどこも不振なんですよ。そういう中で善戦していることも是非分かっていただきたい。そして,またジオパーク的視点が新しく加わっていきますと,霧島神宮周辺にはすばらしい財産が再発見されて,またみんなでブラッシングしながらやっていくというふうにもなります。ただ,やっぱりどうしても今議員ご指摘の点などについては,例えば丸尾の適地に,あるいはまた神宮の適地に,ある程度の規模を予測して駐車スペースのないところに,どういう形でそのようないつも常設,まあ活動館みたいなものをつくるかというのは,お金を相当にやっぱりかかるものでございます。ですから,そういうことをよく考えながら総合して全体でやっていかなければならないものと思っております。


○議長(西村新一郎君)


 以上で山神生人議員の一般質問を終わります。次に,23番,岡村一二三議員より3件通告がされております。したがって,岡村一二三議員の発言を許可します。


○23番(岡村一二三君)


 私は,先に通告しておいたことについて質問を行います。まず1点は,地域活性化対策についてであります。自治体によっては,自分たちの趣味を生かし,生きがいを求め一生懸命に活動している小さな団体が集まり,協力,努力しながら,地域ごとに文化祭行事を行っている団体もあります。また,農林水産まつりとして,園芸作物の生産技術研修,最新の情報提供及び市民とのふれあいの場を設けることにより,農林水産物の消費拡大と市民の農林水産業への理解を深めるためのイベントを,市長が実行委員会長として実施している団体もあります。なお,本市では,長寿社会を迎えた今日,シビックセンター,市民会館で健康福祉まつりを開催し,高齢者が社会的弱者ではなく,より自由な立場で地域社会に貢献できる仕組みも主管課で取組んでいることは,周知のとおりであります。老人福祉については,これからは高齢者主導として,一つには老人力・老人パワーを生かした自己満足の余暇利用型社会,二つにはこれまでの受身の福祉サービスから社会に貢献する参加型社会,三つには,病気・治療よりも予防医学,レクリエーション等を普及し,死の直前まで完全に燃焼する老衰とは異なる健康管理型社会へと,お年寄りが第二の人生を生きがいを持って社会活動に参加できるように,市行政も対処,転換する時代でもあります。生きがいとは,衣・食・住足りて満足するだけでは十分ではなく,さらに自分の能力を発揮し自己の完成を目指して努力することであり,しかもその能力が周りから評価され感謝されるものでなければなりません。そこで,人と自然と文化が宝物,地域の資源で地域社会の活力を生み出す手法として,数多くの住民が文化活動への理解,農林水産業への理解,能力が周りから評価される健康福祉まつりを同時並行したイベントを,市行政が中心となり開催することについてどのように考えているのか,お尋ねするものであります。次に,県単農道整備事業についてであります。本年7月,本市は,県担当部署より農道整備追加要望箇所の問い合わせを受け,市内の農道整備の優先的な箇所について,関係機関に要望箇所を提出したことのみをもって,ある自治会の夏まつりに市長が呼ばれた際,「地域内にある小字名の未整備農道について21年度中に県単農道整備を行う」と発言し,関係者住民は一喜一憂しております。農林道整備に異論はないわけでありますが,ただし,一般的には県単農道整備については,執行部において,緊急性と優先順位をつけ,関係機関へ事業採択要望書を提出し,事業内示,地元説明会といった経緯を踏まえ,事業費の55%相当額を事業費負担金として予算計上を行い,議決後事業の着手という手続になろうかと思います。いつから県単農道整備事業は市長の専決処分事件となったものかどうか問うものであります。次に,地域審議会の活用についてであります。地域審議会については,旧市町それぞれ委員の皆さん方のご協力により,所掌事務である新市まちづくりの計画の変更に関する事項,新市まちづくり計画の執行状況に関する事項,新市の基本構想に関する事項,予算編成の際の事業等に関する要望などを審議いただき,運営についても各地域振興課において取りまとめ,ある程度機能しているかと思います。地域審議会は,合併後の各地域活性化の推進,あるいは扶助を促す母体として設けられていると思います。合併時は,議員数特例により各旧市町で法定定数に2人を加えた議員により,旧市町の状況を勘案した市政の展開がなされたと思います。今年の11月15日,行われる議員選挙においては,霧島市区での選挙となり,地域によっては極端に旧地元選出の議員数が少なくなることも想定されます。そのような状況になれば,ますます地域審議会の役割は大きくなると思います。2点ほどお尋ねしますが,市長は当然各地域審議会の意見書に目を通されていると思います。1点は,各地域審議会の開催回数,出会謝金支出額,各地域審議会の要望件数,予算に反映させた事業名と各事業費について,2点目として,市長として今後地域審議会の活用をどのようにお考えなのか,以上3項目4点について,壇上からの質問といたします。


○市長(前田終止君)


 岡村議員から3点につきまして,ご質問でございました。2点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,企画部長が答弁させていただきます。県単農道整備事業についてのお伺いでございます。本年の県単独事業は,府中地区ほか1地区について,その採択に向けて努力を重ねていたところでございます。しかし,例年内示のある5月から6月において,採択の予定がないことが判明しましたので,緊急を有する地区は別途補助事業で実施することとし,用地取得の長期化が懸念される地域は,今後の対策を検討することといたしているところでございます。このような中で7月下旬に,県より平成21年度分の募集の通知がありましたので,市内全域を再調査させていただいて,近年の県からの内示額の実績等から過去の経緯や緊急性,こういうものを考慮して,議員ご指摘の阿弥陀原地区1地区を県へ申請いたしましたので,8月中旬に開催されました地元の夏まつりのイベントにおいて,当地区の計画を進めているという意欲を農道整備について話をさせてもらったところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 1点目の地域活性化対策についてお答えいたします。地域における各種のイベントは,地域住民の一体感の醸成や活性化を図るための有力な方策の一つであると考えております。また一方では,費用対効果を勘案するとともに,効果が一過性のものとならないよう留意する必要があると認識いたしているところでございます。議員ご指摘のような主なイベントにつきましては,合併協定で示した方針に基づき実施いたしているところでございます。本市におきましては,合併間もないことから,旧市町時の形態のまま引き継がれているイベントも多く,各種団体の統一の遅れや市補助金のあり方など,効率化・公平化といった観点から検討すべき事項や課題があったことから,平成18年度に庁内においてイベントのあり方について検討・協議し,一定の方針を定めた経緯がございます。今後もイベントのあり方につきましては,関係者や地域住民の皆様方の意向を踏まえながら,それぞれのイベントの趣旨や内容に沿った形で,市全体の一体感の高揚や各地域の活性化に寄与できるよう必要に応じて検討してまいりたいと存じます。次に,3点目の地域審議会の活用についてお答えいたします。合併によって,市の区域が広がることにより,住民と行政の距離が遠くなり,住民の意見が市の施策に反映されにくくなるとの懸念を払拭するため,平成18年2月に,合併前の旧市町ごとに地域審議会が設置されました。これまでそれぞれの地域で12回,合同の会長・副会長による代表者会議を4回開催いたしておりますが,地区によってはこれ以外にも独自に開催されております。これに伴い支払った報酬は総額549万4,400円でございます。これまでの議題は,新市まちづくり計画について,第一次霧島市総合計画について,地域計画について,予算に対する要望についてなどでございます。このほか,コミュニティバスの運行について,福山総合支所のあり方について,一般廃棄物最終処分場について,隼人の旧庁舎についてなど,各地区で抱えるさまざまな課題についても独自に協議していただいております。予算に対する要望は,平成20年度予算に対しまして,国分地区13件,溝辺地区6件,牧園地区11件,霧島地区10件,隼人地区17件,福山地区8件の合計65件出されており,平成21年度予算に対しましては,国分地区24件,溝辺地区10件,横川地区5件,牧園地区12件,霧島地区15件,隼人地区16件,福山地区18件の合計100件出されております。その内容は,土木,福祉,教育,商工観光,農林水産など市政全般にわたっており,この要望を踏まえての予算は,平成20年度が27億3,000万円,21年度が13億5,200万円措置しております。第一次霧島市総合計画の基本計画前期5か年の全庁横断課題としている「おのおのの地域が個性豊かに発展し,霧島市としての一体感を構築する」ため,地域の課題や声を市政に反映させることができるよう,今後とも地域審議会の円滑な運営に努めてまいりたいと考えております。


○23番(岡村一二三君)


 それぞれご答弁をいただきました。まず1点目の地域活性化対策についてであります。ご答弁は合併協定で示した方針に基づいてやっているということですので,そのことは理解しておりますが,それと補助金のあり方などの関係も理解しております。ただ,私が1問目で質問をしたように,地域によってはいろんな問題を抱えております。合併協議会はどの合併した町でもそうなんですが,いつまでも合併協議会の決定にとらわれないと,真に市民が今何を求めているのか,そういった住民の声を聞きながら住民主体の行政を行っているという自治体もあります。我がまちもそうでしたね。隼人の支所についても,総合支所についても支所にすぐなったわけですので,やっぱりいつまでもとらわれないというのはもうそのとおりだろうと思います。霧島市は,もう今までいろんな話を企画部長ですか,合併当初から「あるべき姿を求めて」というのも耳にタコができるぐらいお聞かせいただいているんですが,それはそうだろうと思います。今回,私がこのテーマを掲げたのは,ある合併した市なんです。県内のまちなんですが,このまちは春は畜産,秋は農林水産まつりを実施しているわけです。19年度から主催は実行委員会ということになっておりますが,構成団体は市,市内の農協,市内の漁協,市内の森林組合,県の地域振興課,そして先ほど言ったように会長は市長ですよということになっております。開催内容は,農林水産業まつりですので,メインは,市民とのふれあいのコーナーとかいろんなものがありました。あと資料をこの後,お渡ししますが,このまつりの経費は90%は市が負担しておりまして,1,300万円程度,市が出しております。さらに合併前の地区へは,別途200万円程度,市が負担金を出し,そして各支所で事務局で事務を担いながら地域再発見ということで,住民が自ら考え行動する地域おこし活動が行われております。文化の関係も横川町は文化祭を合併して半日で終わるような状態になりました。現在この地域で農林業祭と文化祭を同時並行してやっていらっしゃるところが,残念ながら溝辺だけなんですが,健康福祉まつりもここだけですよね,中心部のシビックセンターと市民会館だけでやっております。ただ残念ながら周辺部のお年寄りは,なかなかここまでは出てこれないという状況もあります。それで今回こういったテーマを掲げたわけです。文化についても教育長がご存じなんですが,これまでは生涯学習推進大会とか,姶良伊佐地区芸術祭とか,そして地域地域では大きな盛り上がりを持った文化祭といったものがありました。残念ながら合併後それぞれが活気がなくなっています。教育長ご存じのように,この文化というのも明治で我が国はこの文化は途絶えたと,あとは富国強兵,世界二次大戦,そして敗戦,そういった経緯を踏まえております。今,高度経済成長で何とか文化を取りもどそうとやってきているところもありますが,この世界同時不況でまた働く若い世代が,なかなかそっちの郷土芸能とかそういったほうに力を入れにくくなっているということで,何とかしてあげる方法はないかという話です。お年寄りの方も元気な方はグラウンドゴルフ,あるいはゲートボール,パークゴルフもあるでしょう。そうしたことにも老後の楽しみということで出かけていらっしゃると思います。ちなみに,我がまちに65歳以上74歳までの高齢者は1万3,000人いらっしゃいます。後期高齢者と言われるお年寄りは1万5,273人というふうな数字があったようです。こういった中で,レクリエーション,そういったものにかかわられない土いじりが好きなお年寄りもたくさんいらっしゃいます。そういった関係で農産物の生産に高度の知識を持った方々がたくさんいらっしゃいます。どこかの国の総理大臣は,「お年寄りは働くことしか知らない」とおっしゃったとか,おっしゃらなかったとかいう話も聞きましたが,こういった元気なご老人,高齢者が農林業まつりなどを通じて,農産物の品評会の部分を設けるならば,またいろんな催しに参加できて,農業と文化と,生きがいを応援することも健康元気老人対策手段と思っています。市長も忙しいでしょうけれども,365日いろいろ飛び回っていらっしゃいますので,世界・日本の中のいろんな文化の活動のあり方,イベントのあり方は十分ご存じだろうと思います。そういったことで,この提言をしたわけですが,市民一人一人が霧島市に生まれ,住んでよかったと実感できる施策などを持っているわけですが,この私の提言を市長,どのようにお考えですか。


○市長(前田終止君)


 一言で言えば,本当にこれからの合併後のあるべきふるさとの中における,特に過疎化・高齢化・少子化の厳しい山間部においては,本当にすばらしいご指摘だというふうに直感をいたします。えてして,合併後中心部でのさまざまな活動が,どうしても会場の関係とかさまざまな地域の集まりやすさ,市全体からにらんでのそういうことで,割合として開催が多くなる。しかし,今度は周辺部での行きたくても行けない交通弱者的な立場の方々,ご高齢の方々,あるいは近くでないからどうしてもそこまで足を運ぶに至らない,そういうこともあろうかと思います。そういうことなども念頭に入れながら,小さくてもいい,本当にこの地域地域で輝くその取組みをできたらなと思います。それで,議員ご指摘の言わば文化祭,農林業,健康福祉まつりみたいなもののお話も一通り聞かさせてもらいましたけれども,まさに自分の出番,参加する,しやすい環境,そういうところを鋭くご指摘になっているのかなという直感もいたしました。


○23番(岡村一二三君)


 市長が私の考え方を評価していただいたわけですが,市民がいろんなニーズを持っていらっしゃるわけなんですが,市民の皆さんがどのようにしたら自分たちの地域の元気をつくりだせるのかと,どうしたらその思いを次の世代につなぐことができるのだろうかと,そのためには何をしたらよいのかということなんですよ。したがって,単発的なイベントでは一部の住民だけのものになってしまい,すそ野が広がらない。そういったことで,地域の自然や文化を次の世代へ教え,伝えていく,取組む方策が途絶えてしまうということなんですね。だからこのことを提言しているわけなんですが,この11月で私どもも市長も当然また次のことがあるわけなんですが,そこで,来年度に向けてご検討をいただきたいんですが,今提言していることは,ほかの町でもやっていらっしゃるわけです。それを3つを一緒にできないかと言っているわけですので,ただ,この財務規則がありますので,当市はですね。来年度予算は予算の編成方針で,前年の10月末日までというくだりがありますので,市長がこの財務規則をどう取扱われるのか分かりませんけれども,できればやっぱり来年度の当初予算編成に当たり,こういったイベントのあり方を議論していただきたいということであります。是非検討される価値があると思いますので,庁内会議で議論をしていただきたいと思うところであります。次に,先ほどご答弁をいただきました県単農道整備事業についてですが,まあ話をしたと,計画を進めていると話をされたんでしょう。ただし,聞いているほうはそうは受取っていなかったようです。もう「21年度中にしてくれると言われた」と一喜一憂あったようです。それはどういうことかというと,地域の現場を市長は見られたのかどうか分かりませんが,非常に今後農地性の高い地域でありまして,畑地の整備をすると非常にいいのではないかというふうな場所でもあります。そして,ここが持っている農地への進入路もない部分もあります。そして,一喜一憂しているというのは,県単整備をやると道路拡幅になって土地の提供等が出てくるんじゃないかという部分もありますね。整備はしてほしいんだけれども,「現状のままで整備もしていただいたほうがいいような気もする」とか,「もう長くは生きないからもうこのまま整備をしてくれたほうがいい」とか,「改良してもらえばまた土地が減る」とかいろいろあったようでございます。だから市長がどういう意味で言われたのか,地元の人はお分かりでないからそういう話になってきたのかと思います。だから話をされるのは結構なんですが,慎重にやっぱり話をしていただきたいと思いまして,今回この質問をさせていただきました。何か市長のほうで,この件についてあれば。


○市長(前田終止君)


 市長として,それぞれの地域の行事に招かれて出席をいたします。当該する地域の関心事というものをある程度チェックをさせていただきます。そういう中で地元の議員さん方もそれぞれお見えになります。そういう中で,私といたしましては,課題について認識のある範囲の一部を意欲を示して,ともに頑張っていこうというような話もさせてもらうことがあります。特にこの件につきましては,岡村議員さんも大きな情熱を持ってこのことを今日までしっかりとご提言なされ,地域の方々とも取組まれているということも情報として私のほうにも伝わってきております。みんなでやっぱり力を合わせていくことだというふうに認識をいたしております。今後ともお互いに地域の活性化,または振興のためにも,私も意欲的に計画事項課題に向かって果敢に挑戦してまいりたいと思います。大所高所からのまたご指導,ご鞭撻,ともになってまた頑張ってまいりましょう。


○23番(岡村一二三君)


 次に,地域審議会の活用についてであります。私が以前,地域審議会の委員の皆さんに取材したことよりも大分前進した審議会の運用方法になっているのかなと思うことでした。私が当初,地域審議会のいろんな皆さんの意見を聞かせてもらいました。なぜかというと,合併協議会でいろいろ勉強もさせてもらいましたが,合併するときに合併しても心配は要らないんだと,地域審議会ができるから何にも心配は要らないというのが合併推進策の地域審議会ですよね。そうだったと思います。どの町も。心配を打ち消すための地域審議会がありますよという話だったと思います。ところが,だれが言われたのか分かりませんが,「地域審議会の皆さんは,市全体を見て意見を出してくださいというふうな話もありましたよ」と。またあるところでは,「交付金をもらいながら審議会は地域の問題点を出し合う場所ではないのか」と,「スタート時点で行政主導型と感じましたよ」と,「職員の方の考えとは,ずれがありますよ」とそれぞれの意見をいただいております。「地域の問題点を出すように言われましたが,出した人は二,三人でしたよ」と,「そのことを後でプリントぐらいはして」と,そうして「このことについて,1年くらいしてからまた同じ問題に返りましたよ」と,「方向性も見つけられませんよ」と。そして審議委員さんが意見を言うと,「行政側からはお金がないと言われましたよ」と,「昔の有意の方法,いわゆるボランティアでの知恵を出してほしいと言われましたよ」と,「結局お金がないという結論が出ているのなら意見の出しようがないじゃありませんか」と。したがって,ある委員さんはこう言いましたよ。「お金をもらうのに,こんな会議に出て苦痛を感じます」と,「地域審議会は地域の声を伝える代表ではなかったか」,「意見が取上げられない」と,「会は単発的です」と。「毎回書類は多く,事前に書類配付もなく当日配付でありましたが,近ごろはやっと事前に配付されるようになりましたよ」と,「行政側の答弁はもっともらしく聞こえますが,公金の無駄遣いと思いますよ」と。したがって,「審議会の委員は行政側の意に沿った人を選ばれたほうがよいのじゃないでしょうか」という声がそれぞれから寄せられました。したがって,こういう質問をしたわけなんですが,前向きにとらまえると地域審議会は地域に密着した協議会と思います。審議会の活動を積極的に促すために,地域審議会の計画によって事業費配分を考える考えはないのか,お聞かせをいただきたい。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 今いろいろお聞きしました。実際私どもも今ずっと行っておりまして,そういった声もお聞きしたりします。何か改善できないかというのも考えております。まず地域の声を吸い上げるという意味では,やっぱりこのことは非常に大事だと思いますし,市の職員が直接そういった地域の課題を聞ける場というのは本当にありがたい場だと思っております。そして,先ほどおっしゃったとおり,いろいろご意見をいただいたのが,お金がないというふうなことでしてる,そういったのも見受けられます。いろいろ今回,いろんなお話を地域審議会の方々とする中で,「できないんだったらなぜできないかというのをもう少し教えていただきたい」というようなお話が出ました。「こうこうこうやってその過程を示してくれ」という話がございました。ですから,そういったいろんな協議をされたことに対する答えを,「もう少し説明責任を果たしたようなふうに変えていこうや」というような話を今しているところです。そういったところで,内部での協議なんかをしたのも,その協議内容なんかもちゃんとお知らせできるような格好でしていきたいというふうに考えております。少しずつ改善していきたいと。いろいろ言われましたけれども,実際この3年・4年たって,私もまだ2年・3年目なんですけれども,最初のころからするとかなりお話も活発になってきていますし,真剣にお話をされておられるようです。そして15名ということなんですけれども,公募の方がおられたりいろんな方が一緒になって話をしていって,同じ例えば横川町内でもそういったのを知らなかったというふうな情報の共有化なんかもできておりますので,そして旧この町の課題は何かもというのも本当に分かってきておられると思います。そういった中で今一生懸命されておられます。それに対して私どもも,それに対する説明責任を果たせるような方向にもう少し研究させていただければと思いますので,よろしくお願いいたします。


○23番(岡村一二三君)


 私がお尋ねしたいのは,事業費の配分のことをお尋ねしたんですが,具体的に言うと,予算の地区の配分は考えられませんかという質問だったと思います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 すみません。今はやはり行政評価システムというのをつくっておりますので,その中で全体の予算の中で考えていく方策を今とっておりますので,地区ごとにそういったことは今のところは考えていないところでございます。


○23番(岡村一二三君)


 答弁は分かっていて質問するわけですから,それはそれでいいんですけれども,やっぱり審議会の委員さんは,ここの地域はこうして議論をした。結果的にこれだけこの事業を取組んでもらったというものが見えないと,委員さんも力がなくなるじゃないですか。それで,最後にこういうことはどうお考えなのか。審議会の委員は各15名以内ということですね。任期は2年ということですよね。したがって,今期の任期は22年3月末までだろうと私はそういうふうに認識しているんですが,違えばまたご指摘をいただければいいんですが,そういったことを考えて,地域の審議会の委員さんですが,地域の住民のニーズをよく理解できる立場の人は,自治公民館長だと私はそういうふうにまずはとらまえているんですが,そういったことで自治公民館長を委員として参画していただくことについては,どのようにお考えなのか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 委員の選任につきましては,「公共的団体等を代表する方」というのもございますので,実際そういった公民館長とかそういった方々も入っている例もございますので,それは偏ってしまうといけないと思うんですけれども,そういった方が参画されるのは何ら構わないものというふうに理解いたしております。


○23番(岡村一二三君)


 だから,構わないと思っていらっしゃるんだったら,こう理解していいですか。来年の3月までですよね,任期が,今の方々が。勇退される方とかいろいろいらっしゃるかと思いますが,いらっしゃらない方も,ちょっと分かりませんけど。やっぱりこういった方々をベースにして参加をいただくということは考えられないのかということですので,ご検討方をいただきたいというふうに思うんですが,どうですかね。この考え方については。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 今のご提言なんですけれども,まだ今年もまだ審議会などもございますので,そういった中でどうだろうかということで,こういったご提案もあったということでお話させていただきたいというふうに思います。


○23番(岡村一二三君)


 委員会でもこういった提言があったということを議論をしていただきたいと思います。今日は皆さん早く終わられていますので,私も持ち時間はかねてはいっぱいいっぱいですが,3分残っていますけれども,これで終わりたいと思います。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 以上で岡村一二三議員の一般質問を終わります。次に,33番,木場幸一議員より3件通告がされております。したがって,木場幸一議員の発言を許可します。


○33番(木場幸一君)


 私たち議員の任期最後の今期定例会の28番目,最後の一般質問でございます。お疲れのところとは思いますが,しばらくご辛抱いただきたいと思います。平成20年度,国の借金総額860兆円,国民1人当たり674万円と極めて厳しい財政運営の中で行われました今回の衆議院選挙で,国民は民主党政権を選択いたしましたが,政権運営に当たりましては,赤字国債に頼らない財源確保の上でマニフェストの実行を望むものであります。さて,「世界にひらく,人と自然・歴史・文化がふれあう都市」を基本理念として,市民の期待と不安の交錯する中で誕生した霧島市でありますが,早くも4年,光陰矢のごとしを実感する今日であります。そして,市民の理解を十分得られない中で,行財政改革を急ぐ余り市民の不安は不満となって聞こえてまいります。また,多くの合併調整項目や課題の方向性は示されましたが,まだ道半ばであり改善の余地も多く残されていると思います。ただ,財政面では,合併当時804億円あった地方債残高は,平成20年度末には764億円となりました。これは平成18年に策定された財政健全化計画よりもかなり早いペースで改善が進み,合併当時よりも40億円減少していますが,財政健全化や後世への負担を抑制する意味からも評価できる成果であると思います。また市議会では4年間に16回の定例会が開催されましたが,延べ414人,1回平均26人弱の議員が質問したことになります。これはほかの議会では例のない人数であり,議員各位が市民の福祉の向上や霧島市発展への強い思いの証拠ではないかと思います。それでは,先に通告いたしました3件について質問をいたします。まず1点目,茶業振興対策について伺います。要旨1として,近年,国民の健康志向の高まりから,ミネラル成分等が多量に含まれ健康によいと言われる緑茶の需要が急速に伸びてきたことに伴い,生産農家におきましては,増反・増産に取組まれた結果,生産過剰気味となり,消費もその多くがペットボトルのドリンク茶であります。これは二番茶以降の茶で賄われるものでありますが,それまで販売額の大部分を占めておりました急須で飲む一番茶に使われるリーフ茶の消費の低迷から,価格が大きく値下がりして生産者は大変厳しい経営を強いられています。このような中で,平成23年度,本市で全国お茶まつりが開催されることになっていますが,生産者の意欲も低下しているところもあり,今早急な対策を講じなければ所期の目的は達成できず,失うものも大きなものがあると思います。しかし,一昨日の同僚議員の質問の答弁で,全国お茶まつりにかける市長の積極的な姿勢を感じました。私たち議員も積極的な姿勢を示す意味からも,この件に3人目となりますが,重複をしないように心がけながら質問をいたします。そこで伺います。まず一つに,30kg部門で出品の場合,50aぐらいの茶園が必要とのことであります。これらは,肥料代,資材費,労力など通常よりかなり多くを要するとのことでありますが,この厳しい環境の中で生産者が完全な体制を整えて臨むには大きな負担であります。出品者を励まし,奮起を促す上からも出品ほ場に対して,肥料代と経費の一部を助成する考えはないか,お伺いいたします。二つに,最優秀賞や産地賞を獲得してお茶まつりを成功させるには,栽培日数などの指導体制の充実が重要であります。現体制で十分なのか,新たな技術員の採用は考えられないか,伺います。3つに,良質の茶を生産するには良好な土壌条件も重要であり,これは短期間でできるものではありませんが,出品茶の摘採期までは1年と7か月しかありません。生産技術・加工技術の指導,出品体制などに万全を期さなければなりませんが,そのためには行政と農協と地域振興局など十分な連携が重要と思います。そのための対策室を設ける考えはないか,伺います。要旨2として,茶生産者の継続的な経営安定化を図る上からも,財政的な支援はもとよりですが,安定した消費拡大など将来の動向を見据えた対策が求められます。それにはブランド確立が最優先課題であり,そのためには全国お茶まつりの成功やK癩GAP,これは「かごしまの農林水産物認定証制度」の略ですが,この推進や海外市場を含めた販路の拡大,お茶の効能やおいしいお茶の飲み方,安全性など消費者に分かりやすい霧島市で統一したパンフレットの作成,まず産地らしく市民によるリーフ茶の消費拡大を図る対策など挙げれば限りがありませんが,霧島としてどのような対策をお考えか伺います。2点目に,「世界自殺予防デー」,自殺予防週間3日目に,自殺対策について質問をする意義を感じ,市民の皆様に思いの一片でも届くことを期待して質問をいたします。我が国の自殺数が平成10年度より3万人を超える状態が11年間続いておりますが,これは交通事故の5倍以上もの人数であります。そして,「本年1月から7月までの死亡者は,昨年よりも4.7%,899人多い1万9,859人」との新聞報道であります。また失業率5.7%と厳しい経済不況の中で,自殺者がさらに増えることが心配されておりますように,自殺は極めて深刻な問題であるはずであります。しかし,今までこれらの事件の話をすることやかかわりを持つことをタブー視する風潮があったと思います。そんな中,遅過ぎた感じがありますが,平成18年に「自殺防止基本法」が制定されて,国や地方自治体,国民の責務が明確に示され,住民の最も身近にある地方自治体が積極的に取組む方向を示したことは大きな前進であります。人が限りある命をその半ばにして自ら断つということは,私たちの想像の届かないほど大きく深刻な問題を抱えられ,その解決の糸口を見出せない中での結末であり,残された家族の深い悲しみの中での精神的,社会的,あるいは経済的な苦しみやかかわりのある人たちへの影響を案ずるいとまもなく,そこに至るまでの当人の苦しみはいかほどのものかと察するところであります。その背景には,病気などの健康上の問題,失業や借金,倒産などの経済的問題,社会的,家庭的な問題など,平均4つの要因が重なっていると言われていますが,この自殺を防ぐためには,これらの問題を抱える人たちが深刻な状態に陥る前から相談できる人や相談できるところで適切な指導や支援ができれば,多くの人が救われるのではないかと思います。そして,今回の補正予算で関係する新規事業が計上されていますが,詳しいことは委員会審査にゆだねることとして,その概要と現在の霧島市の自殺の実態と,これまでどのような対策を講じてこられたかお伺いいたします。最後に,3点目として,溝辺町旧公民館の今後の見通しについて伺います。この公民館は,昭和41年4月1日,開館した当時,溝辺のシンボル的施設として,社会教育の癩癩今は生涯学習と呼ばれていますが,拠点として溝辺のほとんどの行事や各種活動に広く利用されてまいりましたが,昭和63年,社会教育課が上床公園のコミュニティセンターへ移転したことに伴い閉館されておりますが,既に20年余りが経過しております。そして,溝辺町時代も数人の議員が一般質問もされてまいりましたが,決定的な方向性を見出せないまま現在に至っております。ここは進入路の勾配が厳しい上に急カーブであり,またがけ上,がけ下など,建築基準法の制約があり,その活用にも限界があると思います。しかし,築後43年,閉館後20年余りたった今,老朽化が著しく,これ以上放置しておくことは台風時等に周辺住民に被害の及ぶ可能性もあり,早急な対策が必要と思いますが,市長はどのようなお考えか見解を伺います。以上,3点,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 木場議員から3点につきましてご質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれご答弁させていただきます。茶業振興策についての1点目についてお答えいたします。霧島茶のブランド確立につきましては,全国お茶まつり大会において,最高の栄誉である農林水産大臣賞や産地賞を獲得し,霧島茶を全国へ向けてPRすることが最も重要であり,今後の霧島市における茶業振興につながるものと考えております。全国お茶品評会へ出品する茶園の指導体制につきましては,市の茶専門技術員が市内各ほ場を巡回し,茶園の技術指導や管理指導を行っているところでございます。これに加えて,県,JA,市で構成されます霧島市出品茶指導班会においても巡回を行い,生産者への病害虫防除,施肥について指導を行い,各関係機関連携を図っていただいているところでございます。さらに,お茶の技術指導を強化するため,県に茶専門指導員の本市への派遣をお願いしているところでございます。また,県の全国お茶まつり準備委員会が本年6月30日に開催をされましたので,本市の全国お茶まつり準備委員会を8月19日に開催させていただきました。両準備委員会が相互に連携を図り,大会準備を円滑に進めていくこととなります。今後は,さらに対策室等の準備態勢を整え,市を挙げての協力体制を整えてまいりたいと考えております。また,霧島茶のブランド化を実現するために,現在,全国茶品評会への出品に対して,せん茶30kgの部は8万円,そのほかの部は3万円の助成等を行っております。今回は地元で開催をする特別の大会であり,農林水産大臣賞,産地賞の獲得が至上目標でありますことから,そのための最大限の特別な支援を行うことも必要ではないかと考えております。次に,2点目についてお答えをいたします。茶農家への支援といたしましては,引き続き品質向上を図るため,防霜ファンの設置や摘採機の導入など,施設整備に対する支援による安定生産を進めるとともに,山間地の気候特性を生かしたかぶせ茶などの付加価値の高い商品づくりや消費拡大や販路拡大のための取組みを茶業関係者一体となって進めていかなければならないと考えております。かぶせ茶は,「霧島本かぶせ茶」と称して,せん茶に比べ1kg当たり平均2,000円程度高値で取引きされております。また,消費者の求める食に対する安心・安全にこたえるため,茶部門では鹿児島県で第1号となるかごしま農林水産物認証を市内の8工場が取得されました。かごしまの農林水産物認証を取得されたことで付加価値が高まり,6月上旬に東京駅内にオープンをしたさつまいもの館2号店の開店時には,安心・安全なお茶として指名をいただき,霧島茶を販売することができ,全国に情報発信もできるようになったところでございます。認証を取得することで県が認めた安心・安全なお茶としての付加価値が高まり,消費者に安心・安全を強くアピールすることができますので,今後もかごしまの農林水産物認証取得を推進し,安心・安全な霧島茶として消費拡大につながるように関係者と一体となって取組むことが経営安定につながるものと考えております。また,2年連続茶の値段が下落したことによりまして,運転資金面での貸付けの必要な方につきましては,国の無利子貸付けの紹介を行ってまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 2点目の自殺防止対策等についてご答弁申し上げます。霧島市の自殺者は,平成18年は52人,平成19年は37人と推移いたしております。人口10万対の自殺率は,平成19年の国の25.9に対し,本市は29.0と高い状況にあり,性別では,男性の自殺者が多く,年代では50歳代から70歳代で多くなっております。これらの現状を踏まえ,本市では平成21年2月17日に自殺対策への認識を深めるため,相談を受ける機会が多い市の関係職員103名,民生委員55名,介護保険事業者や企業,警察や保健所等の関係機関から82名,合計240名が参加し,自殺対策関係者研修会を開催いたしました。平成21年度につきましては,国の地域自殺対策緊急交付金を活用し,地域自殺対策緊急強化事業として,自殺対策の基盤づくりを推進することとしております。この事業は,民生委員や医師会,警察署,司法書士などの関係者からなる自殺対策検討委員会を設置し,自殺予防のための個別支援などのため,関係機関と連携を図るとともに,一般市民の方々に対して,自殺予防についての理解を求めるための講演会などの開催,職員研修会の開催,自殺対策への理解を図るパンフレットの全戸配付を行うこととしております。また,各種相談や自殺の要因である,うつ予防対策などを中心に心の相談事業を実施するとともに,関係機関・団体等への研修会も引続き開催することといたしております。自殺者の多くは,複雑な要因を抱え,自殺に追い込まれている実態等があることから,包括的な相談窓口の設置などについても,今後検討してまいりたいと考えております。


○溝辺総合支所長兼地域振興課長(岩切正信君)


 3点目の溝辺町旧公民館についてお答えいたします。旧公民館は,議員のご指摘のとおり,老朽化が進み,その対応に苦慮しているところです。市としましては,老朽化した建物を取壊す場合は,その管理において,二重投資にならないよう跡地の利用方法等を決定して取壊すこととしております。また,公民館の敷地は高いがけ地を持ち,市道からは急勾配の道路が進入路となっており,その活用について苦慮しているところですが,売却等も含め,早急に結論を出したいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 お茶の振興策については,市長のほうからご答弁いただいたわけですが,出品ほ場の助成につきましては,非常に前向きな答弁をいただきました。市長のお茶まつりに対する強い姿勢が感じられます。私の思いよりも大きく上回る助成を考えておられるのではないかというような予感がいたしますので,あえて額についてはお聞きしませんけれども,市長がよく言われる選択と集中とは,まさにこのことではないかと思います。出品者にとっては大きな励みになるのではないかと思っております。ただ,出品茶の摘採期間までは,先ほど申しましたように1年と7か月しかありませんが,一日も早い予算措置が求められるわけでございますが,この12月定例会あたりでも,補正予算で是非計上させていただくことを期待しているわけですが,いかがですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 お茶の出品茶につきましては,4月に摘み取りをするわけでございますので,できるだけ早く茶園については管理をしていかないといけないということでございますので,その辺についても十分検討させていただきたいというふうに思います。


○33番(木場幸一君)


 全額とは言いませんけれども,とにかくこれはお茶まつりまでは継続的な支援が必要ではないかと思いますので,その部分でも12月に計上していただくことを期待しております。それで市長,一昨日の有村議員の質問におきましても,このお茶まつり大会の目的は,お茶どころとして霧島市の存在と,霧島茶の品質の高さをアピールすることにあり,霧島茶のブランド化を図るとの答弁がありました。言葉じりを捉えるつもりはありませんけど,この霧島茶の品質の高さをアピールするには,その根拠がなければならないわけでありまして,市長の答弁にもありましたように,お茶まつりで最高賞をとることやら,K癩GAPをさらに推進すること,まさに答弁のとおりであると思います。それで,今年のお茶まつりについてお伺いいたしますけれども,県内の結果はどのようになっているのか,その辺についてお伺いいたします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 全国お茶まつりの全国茶品評会での鹿児島県内の成績がどうかということでございますか。申し上げます。産地賞でいきますと,普通せん茶30kgで南九州市が1位,霧島市が2位でございます。それで,志布志市が3位でございます。あとにつきましては,蒸し製玉緑茶が志布志市のほうが産地賞で2位という結果でございます。霧島市の成績をちょっと申し上げたいと思いますけれども,今年につきましては,全国茶品評会に21点出品をさせていただきました。普通せん茶30kgの部で8点,せん茶10kgの分で8点,かぶせ茶で5点出しております。成績につきましては,産地賞は先ほど申し上げましたように,せん茶30kgの部で2位,個人の部ではせん茶30kgの部で10位以内に3名入っていらっしゃいます。5位,6位,10位,その後は14位,15位,19位,27位,38位ということでございます。昨年は全国茶品評会には15点ほど出品をさせていただいたわけですけれども,この中でせん茶30?の部で,産地賞は昨年も2位でございました。個人の部では最高8位が1人ということで,あとは11位以下でございまして,去年は10位以内に1人でございましたけど,今年は3名入られたということで,確実に上がってきているというふうに思います。


○33番(木場幸一君)


 昨年,今年とお茶まつりの中で霧島は今2位ということでしたけれども,この結果について,市長はどのように受けとめられているかお伺いいたします。


○市長(前田終止君)


 手元に結果の一覧を部長から預かりましたけれども,あと1年7か月,足かけ2年ということになりますが,確実に一歩ずつ前進はいたしているものの,是非次の大会では1位となる部門が一つでも多くいただけるような努力は必要かなということを強く感じております。そして,その開催の年には見事にすべての賞が,産地賞,農林水産大臣賞などを中心に,またいただけますように,皆さんのご努力を茶農家の方々にも心からお願いもし,期待もしたいと,こう思っております。


○33番(木場幸一君)


 昨年よりも今年は順位は2位であっても内容において上がってきているというようなことでありますけれども,とにかくあと来年,再来年であります。考え方といたしましては,来年あたり最高位をとるぐらいの勢いでないと,そのときを目指していれば,時既に遅しというような結果になるんじゃないかというような心配もしております。南九州市の場合は,霧島市の約5倍余りの面積3,400haですか,それに比べまして霧島市は700haしかありませんし,しかも晩霜の被害のおそれのある,非常に条件的には厳しい場所でありますので,生産者におかれましても,格段の努力が必要なわけでございます。その上からも,さっき財政的な助成もご答弁いただきましたので,生産者にとりましては励みになるわけですが,あわせて市場体制がしっかりしていないと,これは非常にまた厳しい面もあると思うわけですが,その辺について,今の状態では十分なのかどうか,その辺をお伺いいたします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 23年の本大会に向けて,県,あるいはJA,本市,生産者の皆さんと一体となって今一番大きな目標であります産地賞,これを獲得するために一生懸命努力をしているところでございます。また,技術者につきましても,技術をより高めたいということで,県のお茶の専門技術員の方の派遣というものも今お願いしているところでございます。そういった面で,今できるところを一生懸命取組みをしているところでございまして,やはりそういった不足する面については,また検討しながら補充するなり,そういった対策を講じていかなければいけないというふうに考えております。


○33番(木場幸一君)


 県に派遣を要請しているというようなことでありますけども,見込みはどういう状態なんですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 一生懸命県のほうにもお願いをしているところですけれども,県のほうもやはり非常に職員の適正化というところで,それぞれの支所を統合されたりとかいう形で,技術者の方は減っているというのが現状のようです。しかしながら,このお茶まつりにつきましては23年度につきましては鹿児島県が主催ということでもございますし,特にやはり地元で開催する以上は,どうしても地元で産地賞,農林水産大臣賞をとりたいということで,特に県の担当の部長さんにも直接お伺いしてお願いもしております。それから,姶良・伊佐地域振興局の農政普及課長さんにも特にお願いをし,また局長にもお願いをし,どうにか技術員を派遣してくださいということで,今お願いをしているところでございます。それ以降につきましては,聞いていただけるのかなというふうに期待をしているところでございます。


○33番(木場幸一君)


 この指導体制の確立は,とにかく早い確立を望むところでございますので,県のほうは見込みのないようであれば,県内にはもう定年退職を迎えられた経験豊かな方がおられるんじゃないかと思います。その辺を探していただきまして,早く体制を整えていただきたいと思います。そして,とにかく万全の体制の中で,このお茶まつりがとにかく最高賞を獲得できるようになることを期待いたします。そして,要旨2の中で,厳しい生産農家に対する支援のことでお伺いいたしますけれども,今お茶農家が抱えている問題は,いかに経営の安定化を図るかが問題であるわけですが,今茶の中でも価格の安い,品質的に量の少ない安いお茶やら,老木などの更新が必要であるんじゃないかと思いますが,その辺に対しまして新しい価格の高い苗を購入するための補助なんかは考えられないものかどうか,お伺いいたします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 茶価が低迷をして非常に経営が厳しい中で,各農家の方々には生産コストの削減,要は生産性の向上に努力していただいているところでございますけれども,茶樹につきましては,大体30年から40年たったら改植をという形で指導をしているところでございます。今,茶価が非常に低迷し,生産量自体が,在庫が非常に少しだぶついている中で,逆に言うと,今この時期が将来を考えて,こういった30年か40年たった古い,年老いたと言ったらあれですけれども,古い茶樹を更新するということは,逆に言うと非常にいい時期かもしれません。そういった面で,改植を進めていかないといけないわけですけれども,ただこれにつきましては,やっぱり他市の状況とか,あるいは各作物への支援のバランス,そういったものも考えて検討させていただきたいというふうに考えております。老木になりますと,生産量の面,品質の面でどうしてもやっぱり落ちてくるということでございますので,その辺も考えて検討させていただきたいというふうに思います。


○33番(木場幸一君)


 本市の農産物の中で,生産額の中で耕種部門ではお茶は米に次いで2位ということになっておりますけれども,お茶の生産が始まって以来,これほど厳しい状況を迎えたことはかつてないと言われておりますので,財政的な支援も今後前向きに検討していただきたいと思いますが,そのほかにもソフト面のまた支援も大事なことではないかと思います。だから販路の拡大にいたしましても,国内だけじゃなくて,国外も視野に入れた開拓をしていく必要があるんじゃないかと思います。そして,そのためには,国内はもちろん,パンフレットなども必要なわけでございますが,茶の効能とか,あるいは飲み方とか,安全性とか,いろいろなものを霧島市がブランド化をするためには統一したパンフレットをつくる必要があるのではないかと思いますが,その辺について,指導なり援助も欲しいところであります。それと,また一方では,市内でも産地にふさわしい,やっぱり市民の消費の拡大も大事なことでありますし,同僚議員の塩井川議員からも質問がありましたように,学校の給茶につきましても,市長のほうから溝辺と牧園にモデル校を設けてというような答弁もありましたけれども,このお茶の効能をいろいろ見てみますと,もうとにかく抗菌作用やら抗ウイルス作用やら,非常にいろんなのが出ているわけですが,今新型インフルエンザがこう流行している中で,全校と言いたいんですけど,せめてこのモデル校に早く設置して,その効果がどうあるか,このインフルエンザにちょっと挑戦してもらって,成果があれば,これは非常に今後のお茶の消費拡大に貢献できるのではないかと思いますので,その辺はもう回答を求めずに期待しておきたいと思います。それと,総合支所への給茶機にいたしましても,これはやっぱり市民の消費拡大には非常につながっていくんではないかと思いますので検討いただきたいと思います。余りにも多く質問したり意向を並べましたので,どこからいっていいやら分からないような状態ですけれども,まず全国のお茶まつりの成功と,このK癩GAPの推進を積極的にしていただきまして,消費拡大につながり,あわせてブランド確立のもとで霧島茶の農家の経営が安定していくことを期待いたしまして,この問題については終わります。次に,自殺対策についてですが,先日,新聞で鹿児島市の窓口の職員が80人ほど自殺の防止対策の研修を受けられたということでありましたけれども,本市においてはそれを上回る103名もの職員の方が研修されたとのことで,非常に頼もしい限りであります。ただ,自殺の背景は多岐にわたり,4つ以上の要因が重なっていると言われていますので,全庁的な取組みが求められるところでありまして,今後またさらに取組みを推進されることを期待しております。今年の2月17日に開催された,この研修会には,各機関等の,いろいろな機関や団体が対象になっているわけですが,自治会長や公民館長は対象になっていなかったようでございますが,住民に最も身近な立場の方々でありますので,今後この方々を入っていただくような考えはないのかお伺いいたします。


○健康増進課長(宮本順子君)


 2月17日の研修会には,民生委員さん方には入っていただきました。議員がおっしゃるように,一番身近な自治公民館,自治会への方々につきましては,必要と思っておりますので,今後開催する際は周知を行いたいと思います。ちなみに,一般市民を対象とした講演会を12月6日,日曜日午後からみそめ館で開催する予定となっております。そのときにも公民館長,自治会長さん方にもお通知を差し上げてまいりたいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 この自殺対策基本法6条の中にも国民の責務として,国民は自殺対策の重要性に対する関心と理解を深めるよう努めなければならないとありますし,また,基本法の中には地方自治体の多くの役割が示してあるわけでありますが,この市民の理解を深めるための取組みを積極的に進めなければならないというような文言も入っていると思います。今みそめ館でこのような研修会をしていただくことは,非常に前向きな姿勢でありがたいことであります。そのほかに,健康福祉まつりなどや市民のイベントなどの中で命をテーマにした企画があってもよいのではないかと思いますが,その辺について,そしてまた継続的なこういう催しは必要ではないかと思いますが,その辺についてどのようにお考えかを伺います。


○健康増進課長(宮本順子君)


 今年度は自殺対策の市民への啓発,それから職員の研修,それからまた関係機関の現状を把握すること,それから市民向けのパンフレット等を発行する予定としております。また,継続的にうつ予防など,心の健康づくりに関することなど,多重債務など,生活苦に関することなどの窓口なども開催できるように自殺対策検討委員会などを開催して協議をしてまいりたいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 通告はしていませんけど,ちょっと教育委員会のほうにお伺いいたしますけれども,この平成21年度自殺対策関係予算についての資料の中には,文科省関係の事業がいろいろと計上されておりますけれども,この辺についての霧島市の予算には出てきていないわけですが,取組みについてはどのようにお考えなのかちょっとお伺いします。


○教育総務課長(東郷一煢君)


 内閣府自殺対策推進室がまとめました自殺対策予算によりますと,青少年の自殺防止対策事業としまして,豊かな体験活動推進事業,青少年を取巻く有害環境対策の推進,いじめ対策事業,以上3点ほど挙げているようでございます。教育委員会としましては,体験活動推進事業としまして,本市の豊かな自然を生かした,いわゆる体験活動のきりしまチャレンジャーの各事業や青少年自然の家を活用した夏冬自然体験事業などの体験活動や学習活動を通して,心と体のバランスのとれた「きりしまっ子」の育成に努めているところでございます。有害環境対策としましては,霧島市青少年育成センターにおきまして,県との連携のもと,各書店等を訪問するなどして環境浄化活動に取組んでおります。また,いじめ未然防止対策としましては,「子ども人権セミナー」と題し,市内各中学校の生徒や保護者を対象に,いじめにより自殺で我が子を亡くした講師による講演会などを開催し,人権教育の推進を図っているところでございます。また,霧島市青少年育成センターに教育相談員を配置し,さまざまな教育相談に対応しているところでございます。


○33番(木場幸一君)


 自殺防止対策とあわせて重要なことが,残された遺族の支援体制であると思いますが,市としてはどのような取組みを今後考えておられるのかお伺いいたします。


○健康増進課長(宮本順子君)


 一人の自殺者,未遂でも同様でございますが,周囲の五,六人が心理的影響を受けると言われております。議員のおっしゃるように遺族の支援はとても重要だと思っております。ご遺族がご自分のお気持ちを話したりすることは,とても勇気の要ることですし,慎重に対応してまいりたいと思います。12月6日のみそめ館で開催予定の一般市民向けの自殺対策講演会では,ご遺族の方も講師としてお招きして,ご遺族のお気持ちや支援についても理解する機会にしたいと思っております。また,支援を望むご遺族がいらっしゃいましたら,心理的ケアや県が行います自助グループ「こころ・つむぎの会」というのができておりますので,そちらへのご紹介などを行ってまいりたいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 冒頭にも申し上げましたように,自殺問題にかかわりを持つことはタブー視されていて,ほとんどの市民が避けてきたと思いますけれども,霧島市では平成19年も自殺で37もの方が亡くなっております。残された遺族の悲しみや,その後の長い苦しみ,そしてかかわりのある人への大きな影響を考えると,行政も真正面から取組まなければならない課題だと思いますが,市長はどのようにこの問題を捉えておられるかお伺いいたします。


○市長(前田終止君)


 自らの命を自ら絶たれるということは,壇上から議員もご指摘があったとおり,本当に悲しい事実だと思います。一方,私どもの社会全体から見ると,年間日本全体では3万人を超える方々が亡くなっておられていること。人口減社会の中にあって,貴重な人の命が自ら絶たれるこのことは,国全体で見ても,日本中のふるさとから見ても悲しい,つらい,そしてまた憂うべき本当に大きな損失でもあろうかと思います。そういうことが少しでも減じられていって,自殺しなくても済むような国や地方のあり方,私たちのふるさとのあり方をやっぱりみんなで社会力といいますか,地域力で明るく元気に前向きに生きていけるような風土をつくる努力も必要かなというような印象を受けております。市としても今後も前向きに,できる限りほかの地域に負けないような努力をしながら頑張ってまいりたいと思います。


○33番(木場幸一君)


 先進地事例では,本人ではなくて回りの人が相談して自殺を防げた例もあります。市民が正しい認識を持って適切な対応をすることで防げる部分も多いのではないかと思います。昨日から自殺予防週間であります。昨今,マスコミにも関連報道が目立つようになりまして歓迎するところでございます。市民の皆さんが自殺の問題に理解を深められ,行政と一体となって悩みを持つ方々や大きな悲しみや苦しみを抱えながら,はけ口のない遺族の方々の話を聞いてあげる,慰めてあげるなど,積極的にかかわりを持っていただき,一人でも多くの人が救われることを節に願い,この項目の質問を終わります。続きまして,旧公民館についてでございますが,二重投資にならないよう跡地の利用方法を決定して取壊すとのことでありますが,これはさっきも申し上げましたように,この進入路の問題やら,がけ上,がけ下の問題を考えますとき,跡地の利用を見込めるのかどうか,見込みがあるのかどうか,その辺について伺います。


○総務部長(今村恭一君)


 昭和41年に建築されたこの旧公民館が昭和63年に社会教育課がコミュニティセンターに移転してから,現在まで21年が経過しておりますけれども,その間になかなかいい活用法が見出せなかったということは,議員が言われますように坂が勾配が急であることやら,カーブ,がけの問題もあると思います。したがいまして,早急に結論を出さなければいけない問題だとは思いますけれども,まず今の市のほうで跡地の利用をどうするかというのは,なかなかいい案が浮かばない現状を考えますと,売却等も含めて早急に結論を出したいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 はっきりいたしまして,私はこの旧公民館は負の財産と捉えております。売却も含めてというようなことでありますが,その売却の方法はどのような方向でされるのか,その辺をお伺いします。


○総務部長(今村恭一君)


 現在,建物が建っております。その建物を取壊すのはかなりの費用がかかると考えております。その敷地の面積等からして,勾配やらマイナス要因になる部分がございますので,そこ辺と,その建物を取壊す費用とを一緒に差引きをしまして売却というような方法がいいんじゃないかと考えております。


○33番(木場幸一君)


 勾配というようなこともありましたが,これを入札などでされる場合は最低価格も設けられるつもりかどうか,その辺についてお伺いいたします。


○管財課長(津曲正昭君)


 具体的なことにつきましては,今後また検討してまいりますけれども,できるだけ売れる条件を整えまして売却というような方法をとりたいと考えております。


○33番(木場幸一君)


 早急に結論を出すと言いながら今後検討していくとは,ちょっとその辺は整合性がないんじゃないかと思いますが,私もはっきり言って,後をだれか利用する人をあちこち探してもみました。今後もそうするつもりです。ただ,ただでもいいからもらってくれるかというような形ででもないとちょっと見込みがないわけですが,この危険性からしたとき,周辺住民は大変不安を持っております。その辺のやりとりもあります。とにかく買い手がないとすれば早急な撤去を求めるところですが,それについて市長はいかがお考えですか。


○市長(前田終止君)


 仮に試算でございますけれども,ここの解体撤去を公費で担うとすれば千数百万円かかる試算も一部ございます。ですから,議員ご指摘のようなことも念頭に入れて,本当にこの21年,生かし切れなかったことを残念に思い,どうにか生かし切る施策があればいいんですけれども,何か所か,各地域ごとに,旧自治体ごとに,旧小学校跡,中学校跡,このようなものがもんもんと生かされ切れず眠った状態で複数地域ございます。私としても,本当にどうすべきか。切歯扼腕の思いでおります。何か有効な手立てを今申し上げたようなこと等を含めながら,ご指摘のことなども念頭に置いて,今後各地域別のそのような負の遺産といいますか,状況によっては,この場所をもうそういうところがあったら,私にただでくれれば,あるいは生かす方法をある一定の基準でやれば,そこである種の例えば山村塾とか,あるいは生産活動とか,あるいは何かこの地域塾とか,何らかの生かす手立てをちょっと手を加えてやるだけの気迫のある方々がゲットしてくれたらいいんですが,なかなか現れていただけませんので,そういうことも考えてもいる部分もございます。いずれにいたしましても,検討をさせていただき,不安のないような対策を講じたいと思います。


○33番(木場幸一君)


 もう何回も言うんですけども,この建物は再度利用できるようにするには相当のまた補修費も要ります。だから見込みはありません。そのような中でありますけども,市長の任期中にはっきりと方向を示していただきたいと思います。質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,木場幸一議員の一般質問を終わります。これで通告のありました28名の議員の一般質問のすべてが終わりました。本日はこれで散会します。


              「散 会  午後 3時29分」