議事ロックス -地方議会議事録検索-


鹿児島県 霧島市

平成21年第2回定例会(第5日目 6月12日)




平成21年第2回定例会(第5日目 6月12日)





             平成21年第2回霧島市議会定例会会議録





 
1.議事日程は次のとおりである。


                       平成21年6月12日(第5日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐


│日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │


│  │  │                            │      │


│番号│番号│                            │      │


├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤


│ 1│  │一般質問 山浦 安生君( 278ページ)          │      │


│  │  │      ・上野原縄文遺跡について          │      │


│  │  │      ・学校教育について             │      │


│  │  │     深町 四雄君( 290ページ)          │      │


│  │  │      ・県道60号について             │      │


│  │  │      ・霧島温泉健康増進センターについて     │      │


│  │  │      ・河川の環境浄化について          │      │


│  │  │     田代 昇子君( 306ページ)          │      │


│  │  │      ・防災対策について             │      │


│  │  │      ・交通安全の推進について          │      │


│  │  │      ・施設整備について             │      │


│  │  │     時任 英寛君( 315ページ)          │      │


│  │  │      ・安心安全なまちづくりについて       │      │


│  │  │     脇元  敬君( 326ページ)          │      │


│  │  │      ・効率的な地域活性化対策と観光振興を進める行│      │


│  │  │       政運営について              │      │


│  │  │     岡村 一二三君( 343ページ)         │      │


│  │  │      ・市長の政治姿勢について          │      │


│  │  │      ・監査委員の職務機能の確保について     │      │


│  │  │     仮屋 国治君( 356ページ)          │      │


│  │  │      ・(仮称)霧島中央公園整備計画及びローカルエ│      │


│  │  │       ネルギー館改修事業について        │      │


│  │  │      ・次世代育成支援対策行動「きりしますくすく子│      │


│  │  │       どもプラン」について           │      │


└──┴──┴────────────────────────────┴──────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     20番  上 鍋 正 光 君


   21番  塩井川 幸 生 君     22番  久 保 史 郎 君


   23番  岡 村 一二三 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   24番  島 廻 一 心 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長    満 留   寛 君


 議事調査課主幹兼  新 窪 政 博 君   書    記    隈 元 秀 一 君


 議事グループ長


 書    記    吉 村 祐 樹 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永   腋 君   総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長    南 田 吉 文 君


 行政改革推進監兼


 大学跡地利用対策監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君   消 防 局 長   後 庵 博 文 君


 会計管理部長    東   邦 雄 君   税務対策総括監   末 野 賢 了 君


 危機管理監     宇 都 克 枝 君   企画部次長兼    川 村 直 人 君


                       企画政策課長


 生活環境部次長兼  川 畑   巧 君   商工観光部次長兼  細山田 孝 文 君


 生活環境政策課長              商工観光政策課長


 総 務 課 長   宗 像 成 昭 君   安心安全課長    尾 堂   守 君


 広報広聴課長    緒 方 祐 二 君   財 政 課 長   塩 川   剛 君


 税 務 課 長   中 村   功 君   行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君


 環境衛生課長    今 村 政 憲 君   児童福祉課長    隈 元   悟 君


 長寿・障害福祉課長 荒 木   敏 君   健康増進課長    宮 本 順 子 君


 農林水産政策課長  木野田   隆 君   耕 地 課 長   馬 場 義 光 君


 企業振興課長    池 田 洋 一 君   観 光 課 長   横 手 航太郎 君


 建設政策課長    下 拂   勉 君   土 木 課 長   中 村 順 二 君


 建築住宅課長    矢 野 昌 幸 君   都市整備課長    川 東 千 尋 君


 下水道課長     島 内 拓 郎 君   検 査 課 長   長 野   豊 君


 消防局警防課長   蔵 元   悟 君   消防局予防課長   塚 田 修 二 君


 霧島総合支所    四 本 廣 美 君   総務課人事     橋 口 洋 平 君


 市民福祉課長                グループ長


 総務課文書法制   西   敬一朗 君


 グループ長


 代表監査委員    大 山 東 生 君   監査委員事務局長  小 濱   泉 君


 教  育  長   ? 田 肥 文 君   教育総務課長    東 郷 一 徳 君


 学校教育課長    村 田 研 史 君   保健体育課長兼   藤 山 光 隆 君


                       隼人給食センター所長


 生涯学習課長兼   山 下   修 君   文化振興課長    川 原 和 昭 君


 隼人図書館長





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これより本日の会議を開きます。一般質問に入ります前に,前田市長より発言を求められておりますので許可します。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。新型インフルエンザ対策についてでございます。本市の対応について報告を申し上げておきます。テレビ,新聞等の報道でご存じのとおり,WHOは,新型インフルエンザの警戒水準を今朝の段階でフェーズ5からフェーズ6に引き上げられました。これは,感染が北半球から南半球へ広がって,地理的な広がりを示す警戒水準を引き上げられたものでございます。また同時に,健康被害の深刻度を3段階に区分し,今回は弱毒性でありますが,北米などでやや重症者が目立つため,中度と位置づけております。国内におきましては,警戒レベルはフェーズ4のままでございまして,国におきましても現体制を維持するということとされております。このようなことから,本市では,本日早朝,連絡調整会議を既に開催しまして,情報の共有,今後の対応について協議,確認をさせてもらったところでございます。感染者は,WHOの今朝ほどの発表によりますと,10日の時点で74か国地域で2万7,737人,死者は7か国141人となっております。また,国内では22都道府県で548人となっており,私どもの鹿児島県内ではまだ確認されておりません。今後,秋ごろにかけて第2波が予想されますけれども,焦らず,慌てず,侮らず,万全の体制で対策に取り組んでまいりたいと考えております。以上,報告を申し上げておきます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 それでは,昨日に引き続き一般質問を続けます。7番,山浦安生議員より2件通告がされております。したがって,山浦安生議員の発言を許可します。


○7番(山浦安生君)


 おはようございます。今朝早く起きまして,ドングリに水をやってまいりました。喜んでドングリが送り出してくれました。元気よく頑張っていきたいと思います。それでは,通告に従いまして質問をいたします。我が霧島市には上野原縄文の森公園があります。そこには最も初期の縄文文化が分かる遺跡があります。この遺跡は,我が国の考古学に大きな影響を与えた超一級の遺跡であります。縄文文化は1万年続いたと言われますが,私たちは,この文化をもっと直視し,経済活動の要素とか博物館的な視点ではなくて,もっと深いところでしっかりと向き合わねばならないと思います。この文化の中には,市長の提起する持続可能な循環型社会の原型があるように思われてなりません。この意味において,上野原縄文の森をどのように未来に生かしていくのか,以下の要旨でお尋ねをいたします。1,上野原縄文遺跡について,その1,上野原縄文の森公園と埋蔵文化財センターは,霧島市にとって計り知れない価値あるものと思いますが,市としてはどのように考えるか。その2,縄文の森周辺には未発掘地も多く残されているが,もう少し範囲を広げての調査はできないのか。その3,史跡は観光資源という考え方があるが,市としてはどのように考えるのか。その4,霧島ジオパークとのかかわりの中で,この地域の位置づけをどのように考え,今後どのように取り組んでいくつもりか。その5,上野原縄文遺跡は,霧島市民にとってかけがえのない財産であるにもかかわらず,市民の興味がいま一つ薄い,関心を呼び起こすための手立ては何か考えられないか。その6,縄文人の生き方や文化には,現在の混乱の世界に重要なメッセージを投げかけていると思うが,どのように考えるか。大きな2番目でございますが,学校教育について,その1,来年4月開校予定の天降川小学校は,自然との触れ合い,エコシステムという部分でどのような配慮がなされているのか,お尋ねをいたします。以上で壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 皆さん,改めましておはようございます。山浦議員より2点につきましてご質問でございました。1点目の1につきましては私のほうから答弁をさせていただきます。2,3,5,6及び2点目につきましては教育委員会が答弁をいたします。そのほかにつきましては企画部長が答弁いたします。上野原縄文遺跡についての1点目についてお答えいたします。上野原縄文遺跡は,12年前になりますけれども,平成9年5月に,縄文時代早期前葉,約9500年前ということになりますが,この時期に定住をした,ムラとしてはもう本当に国内最大,最古級の遺跡として発見をされ,平成11年1月に国指定の史跡となりました。また,縄文時代早期後葉,約7500年前に当たるそうでございますが,そのころに使われていた南九州独特の石器や土器が多量に発見をされ,そのうちの767点が平成10年6月に国指定の重要文化財となっております。鹿児島県は,これらの貴重な遺跡等を後世に保存するために,「上野原縄文の森」として英断をもって須賀知事体制のときに整備をされますとともに,関連施設として「鹿児島県立埋蔵文化財センター」,これを併設され,鹿児島県の埋蔵文化財の保護や考古学研究の中心的な施設として今日に至っております。上野原遺跡の存在というものは,私たちのこの先人が悠久の時代から自然と共生をして営んできたあかしでありまして,彼らの生き方は現代にも通ずることを議員ご指摘のとおり示唆してくれている貴重なものでもあろうと思うものでございます。また,上野原縄文の森や県立埋蔵文化財センター,こういうものは観光という視点はもとよりでございますけれども,教育,学術,これらの立場から見ましても非常に重要な施設であると認識しているところでございます。なお,参考までに申し上げておきますが,この上野原縄文の森には,開館以来84万1,857人来たと記録をお聞きいたしました。年間に平均約12万人ぐらいだそうでございます。この調子でいきますと,あと2年以内には100万人を突破する方々があの上野原縄文の森の場所に県内外からお越しになるということが言えるわけでございます。若干感想を言っておきますと,何千年もの昔のこの縄文人に比べて,私たちはもう本当にずっと便利で安全に快適に今暮らしていると思います。しかし,私たちのほうがすべてにおいて恵まれていると私は言い切れないと思うんです。例えば,具体的に言いますと,約1万年ぐらい前の縄文時代の澄み切った青空,すがすがしい空気,透明な水の流れ,緑の森,野生の鳥,鳥獣,虫,魚,青い海,すばらしいこの地球の自然環境は,1万年前,人類たちのものでありました。みんなのものでありました。しかし,文明というのは,1万年もかかりながら根こそぎそういうものをたたき壊してきた部分があります。そして,集団と集団は向かい合って,たくさんの人々が殺し合いをやる。戦争であります。そういうことを縄文人は知らずに,穏やかにゆったりと暮らした時代ではなかったのかなと,そういうふうに私は思うんですよ。ですから,縄文の昔にあって,私たち人類が文明というものによって取り壊したものを取り戻したい。そして,縄文時代になくて,新しく文明がつくり出したもの,そういうものの中で忌まわしいものは捨て去りたい。そして,新しい時代を我々はつくっていかなきゃならぬ,こう思うものであります。


○教育長(?田肥文君)


 上野原縄文遺跡についての2点目にお答えをいたします。上野原縄文遺跡は,国分上野原テクノパークの中核工業団地建設に伴い,鹿児島県埋蔵文化財センターが発掘調査を実施し,発見したものでございます。発掘調査の範囲は,工業団地建設に伴った発掘調査であったために,上野原縄文の森敷地内にとどめているところであります。次に,3点目についてお答えいたします。議員仰せのとおり,史跡は一つの観光資源として活用していく必要があると思います。特に,青森県にある「三内丸山遺跡」や佐賀県の「吉野ヶ里遺跡」は,年間50万人以上の観光客が訪れる遺跡でありますし,各地で行われている遺跡見学会も大変好評で,多数の見学者が見えられます。これらの史跡や歴史・文化遺産の人気の背景には,悠久の歴史に対するロマンと知的好奇心,さらには自然と共生してきた営みへのあこがれなどが考えられます。このように,史跡には人々を魅了する要素を多く含んでいると思っております。上野原縄文の森を生かした事業としまして,鹿児島県文化振興財団では,湧水町にある「霧島アートの森」,そして本市にある「みやまコンセール」,「上野原縄文の森」をめぐる観光ルートをPRしているところであります。また,本市としましても,「ぐるり霧島 歴史探索の道」で上野原縄文の森を含むコースを設定して,文化財の紹介に努めているところであります。次に,5点目についてお答えをいたします。現在,上野原縄文の森では,縄文の森春まつりや秋まつり,夏休み縄文キャンプ村,考古学講座「南九州の縄文に学ぶ」など,年間を通じてイベントの開催を実施しております。また,本市としましても,上野原縄文の森を生かして霧島市上野原縄文の森駅伝大会や,埋蔵文化財センターと連携した考古学の学習や発掘調査体験活動,市内の文化財をめぐるスタンプラリーなども実施し,縄文の森の施設紹介に努めているところであります。今後とも,市民の関心を呼び起こすために,例えば縄文の森のドングリを拾って,実から育て,植栽し,森をつくるといった事業を検討するなど,これまで以上に上野原縄文の森と連携を深めていきたいと考えております。次に,6点目についてお答えをいたします。9500年前の縄文人が,あの上野原で,自然の恵みに感謝し,自然に対する畏敬の念を抱きながら協働してムラをつくり,高度な技術による土器をつくり,料理をして食していた縄文人の知恵に学ぶところは数多くあると思います。特に,人と人の心が触れ合う住みよいまちづくりのための方策を検討する中で,縄文人の知恵に学ぶことも必要なことではないかと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 上野原縄文遺跡についての4点目,霧島ジオパークとのかかわりの中で,この地域の位置づけをどのように考え,今後どのように取り組むかというご質問にお答えいたします。霧島ジオパークの中心となる霧島火山群は,加久藤カルデラの南に位置し,30万年前からの火山活動により現在の山体を形成いたしておりますが,姶良カルデラの北側にある上野原は,霧島火山群の活動よりも,姶良カルデラや桜島の火山活動の影響を強く受けており,地質的には霧島火山群との直接の関連性は薄いと考えられているところでございます。しかしながら,霧島火山群と直線的にわずか約22kmしか離れておらず,高千穂の峰の大規模の噴火があった約7000年前には既に上野原には縄文人が生活していたことなどから,上野原と霧島火山群は密接な関係があると言えます。また,上野原縄文の森や埋蔵文化財センターは,全国各地から修学旅行など数多くの方々が訪れており,教育の場としてだけでなく,研究施設としても貴重な施設でございます。このようなことから,霧島ジオパークを推進していく上で,上野原縄文の森を絡めたジオツーリズムの設定や埋蔵文化財センターを活用した教育,学習などに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 2点目の学校教育についての1点目についてお答えをいたします。自然との触れ合いという点についてのご質問でございますが,天降川小学校につきましては,運動場の敷地東側の正門から校舎玄関までのアプローチ延長70mの部分を学校の森と位置づけ,南九州に本来自生している樹木を中心に,シイノキ,タブノキ,アラカシ,イロハモミジなどの四季を感じられる樹木を植える計画でございます。また,運動場西側には,約160m2の学習農園と児童が植林を実体験するスペースを約500m2確保しております。さらに,校舎南側部分には花壇を設け,運動場南側には常緑樹を配置し,その下の部分には芝生を植える設計としております。学校の森を整備して活用することにより,児童が学校にいながらにして自然と触れ合いができるものと考えております。次に,エコシステムについてですが,環境に配慮し,また環境教育に活用するということで,校舎の屋根に太陽光発電システム20kw,校舎の屋根の一部に屋上緑化を75m2,校舎中庭に雨水貯留槽約1,000甬を整備し,昔ながらの手押しポンプで水をくみ,植栽の散水に利用する計画でおります。また,学校敷地の積極的な緑化を図るために,学校全体で約100本ほどの樹木を植え,敷地周辺に約2,400m2ほどの芝を張る計画としております。


○7番(山浦安生君)


 ただいまそれぞれ答弁をいただきまして,まず最初に,学校の森のほうからお尋ねをしてまいりたいと思います。いろいろ今までになかったこと,多くの緑を取り入れてやろうという,すごくその前向きな姿勢が伺えるんじゃないかというふうに思います。そのことでお尋ねしていくわけですけれども,その学校の森を整備して活用するというふうになっておりますけど,これを具体的にどんなふうに活用していくのか,教えてください。


○学校教育課長(村田研史君)


 小学校の教科の中に,理科,あるいは生活科,あるいは特別活動,総合的な学習の時間といったようなものがございます。四季折々に,例えば落ち葉が舞うころには生活科の活動とか,あるいは新しく芽が芽吹くころには理科の学習活動といったようなことで,大変教材として利用価値が高いのではないかというふうに考えております。


○7番(山浦安生君)


 あともう1点,この学校敷地の積極的な緑化を図るために,学校全体で100本ほど植えるということになっておりますが,これは学校周辺に植える樹木とそれから学校の森を整備していく中で植える木の数,本数なんですか,これが100本という意味でございますか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 学校の森を,先ほど教育長の答弁でもございましたように,学校の森は,正門,南側に正門を設けておりますけれども,学校正門から玄関までのアプローチを学校の森と位置づけまして,そこには24本の樹木を整備する計画でございます。学校の敷地,グラウンドの南側を中心にその他の木を,例えば桜,シイノキというような木を交互に植える計画でございます。あわせて,先ほど100本程度という答弁ございましたけれども,正確には106本でございます。


○7番(山浦安生君)


 私は少ないというような気がするんですけどね。学校というのは,あの地域に行けばすぐ分かると思うんですけれども,住宅が密集していますよね。そして,住宅だけでなくて,アパート,マンション,そういうものも密集しているわけです。後これからもどんどん密集してくると思うんですよ。そういうことを考えた場合に,あの地域はやはり緑を多くして,憩いの場所にするべきだと思うんです。それと同時に,災害,地震とか火事,そういうときのために避難場所にもなるわけですね。そういう配慮はなされてないのか。まとめて言わなきゃいけないと言いますけれども,火防木(ひぶせぎ)というのはありますよね。火防木,火事から守るという意味での火防木です。これは常緑樹でしたら水分を多く含んでいるので,火事のときに延焼を防いでくれるわけですけれども,そういう配慮というのはなされていないんですか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 先ほど私は,最初,市のほうで植える計画の木の本数を申し上げましたけれども,グラウンドの敷地西側に子どもたちに実体験していただく記念植樹のスペースを設けております。これが約500m2でございます。それと学習農園,ここらにも子どもたちに実際に自分たちで植えていただいて,それを毎年自分たちで管理していただくというようなスペースも設けてございますので,先ほど申し上げましたけれども,106本のほかに,相当程度の何年か後には植樹のスペースができると考えております。それと,学校につきましてはもちろん避難所になるわけでございますけれども,その避難所になった場合の例えば建物につきましては,地震等,それと雨季の災害等につきまして,実際周囲の方々の避難所としても利用していただくということで,建物につきましては震度6以上の地震に耐えられるように設計をしております。それと,グラウンドにつきましても,周囲に相当程度の学校の敷地の水が流れないように,グラウンドに1回貯留しまして,貯留槽としての位置づけをしまして,その後で徐々に排水口を伝わって周囲の河川に流すというような考え方で設計をしております。


○7番(山浦安生君)


 ありがとうございます。私は,やはり災害,火事が一番大きなものになってくると思いますけれども,そういう学校の周りをシイとかカシ,このたくさん水を含んだ樹木でやはり囲っていただいて,そこを守るという姿勢が欲しいんじゃないかと思います。どうか今後いい方向に検討していただくようにお願いいたします。それでは,次に縄文の森のことでお尋ねいたしますけれども,先ほど市長のほうからもう本当詳しく丁寧に説明がございました。私も同感とするところでございます。そこで,一つだけお尋ねするんですが,市長は,その縄文時代というのは約1万年ぐらい続いたというふうに言われておりますけど,その1万年も長い間続いた要因は何だというふうに思っていらっしゃいますか。


○市長(前田終止君)


 1万年以上前にこの思いをはせるということになるわけですが,エジプト文明,約4000年前ぐらいでしょう。それを数千年もまたさかのぼらないかんわけです。7000年とか8000年,9000年,そして1万年前,これはもう時間が本当にゆったり流れているですね。やっぱり今みたいに,現代はこせこせして,もう急いでいない,そういういう中で人々は神々に祈りながら毎日を暮らしてきた。時間がゆったり流れて,そして自然環境を壊すような,そういうことをできる力とか,あるいはやる考えというものがもとよりなかった。ですから,その時代は争いもほとんどなく,穏やかな日々の中で,人々は神々を恐れてですね。山の怒りは噴火となるでしょうし,川の怒りは洪水となり,そしてまた風の怒りは台風であったでしょうし,そういう中で,神々のなせるわざ,これに対してただただ祈らざるを得なかったという中で,ゆったりと自然環境と向き合ってきて,1万年という時空が過ぎ去っていったんじゃないかなと,そういうふうに想像しています。


○7番(山浦安生君)


 ちょっと見解の違うところがあるんですけれど,ゆったりして,時間がゆっくり流れていったというのは,これはもうよく分かります。ただ,その当時の人々が考える力がなかったとか,その例えば科学技術の部分においてはすごく劣るわけなんですけれども,私は,この1万年以上も続いた中には精神文明の高さがあったんじゃないかというふうに思っております。余り欲張らないという,そういうすばらしいものがあったんですけれども,こういうこのことに関して話をしますと,また長くなって,いろいろと問題が出ますのでやめますけれども,またこれは後日。私も,この縄文の森にはまだ四,五回しか行っておりません。その中で勉強させていただいて,こういうふうに質問するわけでありますが,行くたびに,この重要性といいますか,大事さを本当身にしみて感じるわけでございます。ですから,今後またこういう機会があれば,是非市長と今度は対面してやっていきたいというふうに思います。次は,2番目に移るわけなんですが,この敷地の問題ですけれども,ここに三内丸山,それから吉野ヶ里という分が出てきますけれども,この2つの部分に遺跡として出てきているもので,上野原の遺跡には出てきていないものがありますか。


○文化振興課長(川原和昭君)


 上野原縄文の森の遺跡年代と吉野ヶ里,それから三内丸山遺跡というのは,若干年代が上野原のほうが古いわけでございます。その部分で,三内丸山,あるいはこの吉野ヶ里というのは弥生の文化の遺跡というようなふうに考えておりますので,そこのところが若干違うのかなと,縄文の場合は初期の定住というような形,弥生になりますと,稲作文化の中でムラというのを完全に形成した中での遺跡が残っているというようなふうに理解をいたしております。


○7番(山浦安生君)


 多少年代が違いますので,そういうことはあろうかと思います。ただ,私は,私の質問が悪かったんですけれども,非常にこの遺跡を発掘する中で重要な部分というのは,例えば墓地とか,その例えば物を廃棄する場所,そういうところにいろんなものが埋まっているわけです。そういうものを調査したときに,全容が分かってくるわけなんですけれども,この考古学の先生に話を聞きますと,そんなことはないと,全体からよく分かるんだというような話も言っておられます。しかしながら,どっかの部分でそういうものがあるはずなんだと,是非調査してみたいという気持ちもあるわけです。ここは私有地,個人の土地もありますし,また霧島市の市有地がすぐ近くにあるわけです。こういうところを発掘することによって,新たな遺跡を発掘することができるわけなんですけれども,そういう意味で,新たに調査することはできないのかと。これはもちろん県の施設でありますけれども,それは分かっております。ですけれども,それをあえて,霧島市の中にある貴重な財産です,これは。それをもう一つ掘り下げて調査してみようかということを話をしているわけなんです。いかがですか。


○文化振興課長(川原和昭君)


 埋蔵文化財の発掘調査の方法には2通りあろうかと思います。一つには,包蔵地,埋蔵文化財が眠っている土地,そこを開発するときに,そういう重要な遺跡,遺物があるということで試掘調査をして,記録保存にとどめていく方法,あるいはまた,そういう開発に伴わない学術調査ということで,そこを掘ってみて,どんな貴重な遺跡があるのかという,そういう2通りの方法があるかと思うんですが,埋蔵文化財の保護の一番基本的な部分というのは,ありのままをそのまま地中に置いとくというのが一番の埋蔵文化財の保護の基本であろうというふうに考えます。そこで,お尋ねの新たにそこを発掘して,いろんな部分を解明する必要はないかということでございますけれども,学術的には非常に興味のある場所だろうというふうに考えます。しかしながら,現在,今市が進めております大隅国分寺,あるいはまた大隅正八幡のそういう発掘調査を現在進めておりますので,そういうところ,あるいはまた霧島神宮の改修の問題,大隅正八幡の改修の問題,そういうもろもろの現在抱えております事業を現段階としては最優先に考えながら事業を進めていると,そういうのが現段階でございまして,考古学者なり,そういう部分からは非常に興味のある部分だろうかと思いますけれども,現段階におきましては,そういう今進めている事業を優先したいというふうに考えているところでございます。


○7番(山浦安生君)


 分かりました。非常にほかにもたくさんあるというふうなことなんですけれど,市長も教育長も,この縄文の森の遺跡というのは非常に重要な部分であるというふうに答弁されてるわけです。そういった意味からも,ほかのものも大事なんです。その1番目,2番目,3番目,この順序をつけるわけにはいきませんけれども,ただ,そういうふうに重要な部分ですから本当にこれでいいのかなと。それで,あの地域は,発掘のやり方については,例えば道路をつくるときにそういうものが出てきたから,じゃ中断してそこをやりましょうというようなことがありますけれども,あの地域は今どんなふうになっているかと,空いてるわけです。だから,そういうふうなところがあって,非常にやりやすいんじゃないかというようなことでお尋ねしたわけでございます。次に移りますけれども,4番目のジオパークについてちょっとお尋ねしたいんですが,この中で,霧島の火山群からはちょっと外れていて,直接の関連性は薄いけれども,今後,ジオパークを推進していく上で,縄文文化の上野原縄文とのジオツーリズム等の設定や埋蔵文化財センターを活用した,いろいろ取り組んでいくというようになっていますけれど,このジオパークの中のエリアに入るのかどうか,それを。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 基本的には,まだエリアをどうするかというのもまだ模索中でございます。ただ,今我々が想定している中では,エリアとしてはこの部分は入ってこない可能性も高いというふうに考えております。ただ,ここでも申し上げておりますように,例えば地層とか,そういったのを見るすばらしい博物館でございますので,ここは欠かせない施設であるというふうに考えております。


○7番(山浦安生君)


 ありがとうございます。やはりそういう観点で進めていっていただきたいと思います。ここに地図がありますけど,そのような非常に地質の勉強をするにももってこいの場所でありますし,我が霧島市の中でも非常に重要な位置を占めるんじゃないかと思います。それと,ジオパーク認定に向けての中にも,必要なこととして,地域の地史や地質現象がよく分かる地質遺産を多数含むだけでなく,考古学的にもというようなことも出ております。ですから,そういう観点からも是非外すことのないように。と言いますのは,このジオパークとの絡みが出てきますと,私は,この霧島市内の方々の注目もやはりそこに,今は少し関心が薄いんじゃないかと思いますけれど,そこへやはり目を向けさせる必要があるんじゃないかと,そしてこの貴重な財産をみんなで勉強して,大事に残していこうという気持ちを植え付ける意味でも,是非ジオパークとしての中に取り上げていただきたいというふうにお願いをしておきます。次に,5番目に入るわけですが,この利用状況なんですけれども,先ほど年間に大体12万ぐらいというふうな説明がございました。私もちょっと調べてみましたら,平成14年度から20年度までの数字なんですが,大体平均しますと,私の数字では10万前後というふうになっております。これは一番国分市の時代にいろいろと検討がなされて,最初はここの入場者数を30万というふうに見込んでおりましたところが,どっか途中で22万に変更されたという答弁がですね,南副市長のほうで答弁がなされておりました。もともとは大体22万ぐらいの想定をされていたんだろうと思うんですが,それが今は12万,10万から12万ぐらいしかないということで,私は若干少ないんじゃないかということでお尋ねしているわけですが,当時は非常にその学術的にも,それから子どもさん方の学習の場としても,それから観光の場としても非常に期待されていたわけですけれども,観光という意味では私はちょっと期待外れがあったんじゃないかと,その部分について,商工観光部長,よろしいですか,どれぐらいの推移で移っているのか,観光客の推移がですね。分かりますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 上野原縄文の森の誘客数ですか,全体的なもののという(「全体的なもの」と言う声あり)すみません。ちょっと待ってください。


○7番(山浦安生君)


 数字は分からなくていいんですけれども,要するに,その観光客が減っているのか増えているのか,それを知りたかったんですが,学校のほうとしては,非常に去年の実績では197校1万2,715人の方がそこに訪れて,体験学習で訪れております。そのうち25校926人が霧島市内の学校だというふうに聞いております。これが多いか少ないかは,ちょっと私もまだ分からないところがあるんですけれども,この内容が,ただ遠足でご飯を食べに行って,あそこで遊んで帰ってきたのか,あるいは本当に縄文の遺跡の中から縄文時代の人々の心を,また裏側にあるものをえぐり出して勉強してきたのか,そのあたりがですね。質の問題じゃないかと思うんですが,どんなふうに今この縄文の森の活用をされているのか,お尋ねいたします。


○文化振興課長(川原和昭君)


 利用の形ですけれども,霧島市内の小中学校で25校が見学,あるいは施設に訪れるという資料は持っておりますけれども,具体的な中身までは把握をしていないところでございます。


○学校教育課長(村田研史君)


 ちょっと補足をさせていただきたいと思うんですけれども,ご存じのとおり,中学生でボランティア活動をしている学校もございます。ということは,かなり上野原の状況について学習を進めた子どもたちであろうというふうに理解ができるわけです。単なる遠足かというようなご指摘でございますけれども,やはり,例えば総合的な学習の時間では,私たちの郷土について詳しく調べようというようなテーマもございますので,そういった意識を持って子どもたちに参加をさせている学校もあるというふうに理解をしております。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 先ほどは失礼しました。観光客の入り込み客数でございますけれども,16年から20年までが出ておりますので,日帰り客と宿泊者数で申し上げます。まず,日帰り客でございますが,16年が685万,約685万です。17年が644万,18年が624万,19年が632万,20年が657万でございます。これは日帰りでございます。宿泊客でございますけれども,16年が115万,17年が108万,18年が同じく108万,19年が112万,20年が113万でございます。


○7番(山浦安生君)


 ありがとうございます。大体横ばいの状態ではないかというふうに思います。学校の利用状況も,聞いてみましたら大体横ばい状態というふうに聞いております。それぞれここをうまいぐあいに活用されているんじゃないかというふうに思います。あと,生涯教育でこの場所をうまいぐあいに使っていくというふうな,これは栫井議員が質問されたときに答弁がなされているんですけど,生涯教育とか学校教育にというふうになっているもんですから,生涯教育の中でどういうふうな活用のされ方があるのか,お尋ねいたします。


○教育長(?田肥文君)


 生涯学習の中には,縄文の森アートギャラリーなんかの,この中に春の霧島名草展とか,そういう部分があります。生涯学習でいろんな,草木染めをされたり,いろんなものをされますが,そういうようなものの展示をしてもらったりということで,木工芸,それから隼人工業あたりなんかの高校生のそういう展示もそこでやっておられますし,絵手紙とパッチワーク,そういうもの,それから,いろいろ俳句をつくられたりしたものをそこに展示をしていただく。そういう学習で学んだことをああいうところで発表する場として使わせていただいたりということで利用をされているようであります。


○7番(山浦安生君)


 発表する場である,会場という形での使用が多いということでございますが,縄文の森をすごく,すごくというか,理解するための生涯教育というのはないのかということだったんですが,この地域にはボランティア団体もたくさんあるわけでありまして,先ほど教育課長のほうからもありましたように,南中学校でしたか,ボランティアの団体の皆さん毎年来て,50人程度が来てくださるということでございますが,そのほかにも地元の方が,どんぐり倶楽部ですか,そういうものをつくって,ずっと長いこと本当に協力をされていると。非常にありがたく思っているところでございます。是非ここにかかわりを持ってこられた先生,新東先生いらっしゃいますけれども,新東先生の話の中に出てきたんですが,地元の方の関心が薄いというようなことを話をされておりましたんで,今そこの部分を尋ねたわけなんです,生涯教育でどんな使われ方をしているのか,それと,学校でどういう使われ方をしたのかということをお尋ねしたわけです。ですから,もう少し,さっきお話しました22万という数字からいきますと,もう少し人数が少ないのかなと,地元の人数が少ないのかなという気がいたしますので,そのあたりをもう少し努力してみてくださるようにお願いしておきます。それでは,6番目に移りますけれども,縄文人の生き方,それからこれに学ぶべきと言いますか,何かメッセージがないのかというような質問の中で,この答弁の中にすべてが,1万年の歴史のすべてが凝縮されているように感じるわけなんですが,そこで,お尋ねしますけれども,教育長にも,先ほど市長にお尋ねしたようなことを,1万年も続いた要因というのは何であったのかということをお尋ねしてみたいと思います。


○教育長(?田肥文君)


 先ほどの生涯学習の部分では,私がちょっと落としたのが,ニューライフカレッジ霧島というのがございますが,その中で,実際に縄文について新東先生を講師に呼んだり,また,その関係の方々を呼んだりして学ぶ,そういう学習をずうっと今年でもう10年を数えるわけですが,続けてやっております。なぜこれまでそういう縄文時代が1万年も続いたかという話でありますが,私はちょっと自然のシステムと言いますか,生態系のシステムがあろうかというふうに私は捉えております。まず,水というものがあったと,そしてそれがきれいに保たれてきたと。そして,また,空気というものがある。これもそういう今の時代と違うすばらしいものがあったと。そして,太陽のエネルギー,それから多様化した生き物,そして何よりも,昨日も話題になりましたけども,土の表土,腐葉土からミネラルを含んだものが循環をしていくという話が昨日ありましたけれども,まさにこの生態系の循環というものがこの時代はそのまま自然に保たれてきた,そのことが,非常に人間というものが生きていく一番の基本的なものがそうして奇跡的に残ってきたのではないかなと。この地球というのは,そういう生態系のまさに循環システムがうまく構築されてきたのかなと,それを壊しだしたところで今いろんな問題が,地球温暖化の問題など,そういうものが出てきて,その地球が今危なくなっていると叫ばれているのはそういうことかなというふうに思っております。


○7番(山浦安生君)


 全くそのように私も思います。これはそういうシステムが壊されなかったんじゃなくて,壊さなかったんです。壊さずにそれをずっと続けてきた。便利なものを作ろうと思えばできたものがあったそうです。ところが,それをやると,森を壊すことによって滅びる,自分たちが駄目になるということを彼らは知っていたというふうに言われております。そこで,開発,前に進むことを抑えてきたんです。それが彼らの私は非常にすばらしいところじゃないかと思うんです。自然生態系の話をすれば,時間がいくらあっても足りないわけなんですけれど,ここは本当に非常に重要な部分だと思うんです。縄文人の生活の基盤というのは,やはり豊かな森,その豊かな森というのは,照葉樹で覆われていたわけです。食料も衣類も住宅,家をつくる材料も,全部森から持ってきたわけです。そういう中で,自分たちを森の中の一員として位置づけて,森を大切にしようと,森を壊すことは自分たちを壊すことになるという,そういうものをやってきたんじゃないかというふうに私は思うんです。ですから,森の大切さというものをつくづく感じるわけなんです。先ほど教育長話をされましたけれども,このことは,この間3月26日に来られました宮脇昭先生のほうからもこのことが,話が出ております。かつて地球上には廃棄物はなかった。生産,消費,分解,還元が繰り返される自然生態系のシステムの中で無駄は何一つなく,すべて地球資源として,緑の植物の再生産に組み込まれていたという物質循環の枠の中で人間も生きてきたということが非常に大事なことじゃないかというふうに思います。このように縄文社会は狩猟採取社会でありますけれども,その社会におきましては女性中心で,ほとんど女性中心か,男女平等であったのか,同じぐらいのところなんですが,富の蓄積はなく,そして身分差も少なかったというふうに聞いております。戦争のない平和な社会であったというふうにも書かれております。縄文社会の特徴は,この時代が長く続いたことが特徴であるというふうにも書いてあります。その縄文時代は1万年という長い時代であったわけですけれども,これも2,300年ごろ前に弥生式文化ができてきまして,消滅していくわけですけれども,弥生式文化というのは農耕文化で,社会の中では,蓄積された富をめぐって略奪とか闘争とか,さらには,生産は自分では行わずに,侵略と支配することとする軍事国家も競い合って,そして激しい戦争の歴史が繰り広げられるわけです。縄文人は,先ほども申しましたように,急速な発展に対しましてはブレーキを,歯止めをしていたわけですけれども,弥生になりますと,それが外されてしまうわけです。そして,今の世の中にずうっと引き継いできているわけです。私たちも弥生の時代の価値観の上に今のっかっているようなもんなんです。そして,それは,経済至上主義の価値観でもあるんじゃないかというふうに思います。このことは,今までの歴史を見ると,森の破壊の歴史にもつながっていくわけです。今,本当に古い文明というのは,森を破壊して築かれてきましたけれども,森を破壊することによって文明も壊されていくわけです。今何が必要かなというときに,私は森が必要だと思うんです。だからと言って,縄文の森に返ることはできないんです。私たちは今,新しい森をつくっていかなければいけないのじゃないかなというふうに思うんです。木を植えて,そして新しい森をつくることが新しい時代を生んでいくんじゃないかなというふうに思います。木を植えることは新しい時代だろうというふうに思います。もう最後になりますけれども,どこの国の人だったかちょっと忘れましたが,デモルという人がおりまして,この方はこのようなことを言っております。「人類の最も愚かなことは,自然や生活環境を破壊して,衰退し,滅亡した他の民族の過ちや失敗の例を決して学ぼうとしない。自分たちも奈落に落ちるまでは同じ失敗を何回も繰り返す」と言っております。このようにならぬように,後世に負の遺産を残さないように心がけていきたいものでございます。市長,一言簡潔に感想をお願いいたします。終わります。


○市長(前田終止君)


 山浦議員の自然環境,なかんずく森というものに対するこだわりのお話をじっくり聞かせていただきました。そしてまた,天降川小学校,ここに対する取組も,私ども行政,そして教育委員会,心を合わせ合いながら,しっかりご指摘の点などよく語らいながら,次の世代のためにできることをしっかりともに汗をかいてみたいなと,こう思っているところでございます。今,平成21年ですが,平成24年,2012年は,上野原縄文の森がオープンをいたしましてちょうど10年目という大きな,あと3年後は節目を迎えることになります。私といたしましては,何としてもジオパーク,日本ネットワーク入り,世界ネットワーク入りを見事に果たして,そして3年後,縄文シティーサミット,これを平成24年,2012年,上野原縄文の森オープン記念ということで,10年記念を目指しながら,今日ご指摘のような点を県と,またそれをいただいている我々の市と,向こう3年間気持ちを合わせあいながら,こつこつとなすべきことをなしながら,日本中の縄文シティー,そのサミットをやることによって,今おっしゃるような視点を市民の方々が学んでいく,また好機を迎える努力をしてみたい。あの発見をされた衝撃的な,世界史を塗りかえるんじゃないかというぐらいのあの興奮と感動のあった十数年前のあのようなことをもう一度思い起こして,上野原縄文の森,こういうものをしっかり生かし切る時代を,いただいている我々の霧島市がしっかりしなきゃいかんなとつくづく思っております。最後になりますけれども,鹿児島県内にある教育,文化,芸術の3大拠点地,これが霧島連山圏域エリアに,上野原縄文の森,そして音楽の森,彫刻の森,3つがあることを,我々はこの近くに住んでいる者として喜び合って,これを生かし切らないかん,こう思っております。一緒になって頑張りましょう。


○文化振興課長(川原和昭君)


 先ほど三内丸山遺跡を弥生時代という発言をいたしましたけれども,三内丸山遺跡は約5,500年から4,000年前の遺跡ということで,縄文時代の遺跡でございます。訂正を申し上げます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で山浦安生議員の一般質問を終わります。次に,42番,深町四雄議員より3件通告がされております。したがって,深町四雄議員の発言を許可します。


○42番(深町四雄君)


 皆さん,おはようございます。この檀上に立つと,いつものことながら,気の弱い私にとっては緊張の連続でございます。平成21年度第2回定例会において一般質問ができる喜び,浅学非才な私にとってはまさに感無量であります。約半年たちますと,霧島市誕生2回目の選挙がありますが,田舎者の私は,市会議員としてすばらしい議員との仲間ができたことは私の一生の宝になると思っております。霧島市議会議員の皆様には若い優秀な議員の皆様がたくさんおる中,今高齢者,10年後には後期高齢者の仲間入りになる私であり,66歳の自分の能力のなさに限界さえ感じておりますが,今回を含めて2回になりましたこの質問の機会に,旧霧島町民から選ばれた誇りを胸に質問をいたします。当たり前のことですが,一般質問は議員に与えられた政策論争の場であり,「頑張れ,議会のことは深町に任せる」と言われるような声を盾にして質問をいたします。私も死んかぎりで質問をいたします。当局における答弁も死んかぎりの答弁で,生半可な答弁は要らないことを強く要望して,本題に入ります。件名1,県道60号について質問します。霧島地区の大窪付近より霧島中学校までは,過去に大災害が発生しています。また,観光地霧島にふさわしくない道路として早急に改良すべきと,過去2回,旧霧島町民の後押しを受けて質問しましたが,何ら進展の気配もなく,県との協議について伺うものであります。件名2,霧島温泉健康増進センターについて質問します。その1,生きがい対応型デイサービス事業が生活機能維持強化通所事業と一般高齢通所介護予防事業に変わり,牧園地区,隼人地区,新たに霧島地区でスタートいたしましたが,その事業内容について質問をいたします。その2,各施設の温泉利用者の料金について伺うものであります。その3,霧島市はり・きゅう及び温泉保養の利用券について伺います。件名3,河川の環境浄化について質問をいたしますが,ミヤマキリシマ命名100周年記念講演会があり,続いて,環霧島管内の環境をテーマにした活動報告がありましたが,環境,河川の保護に今こそ取り組むべきであります。旧霧島町では,EM液を活用するために活性液製造機を購入して,河川の浄化に取り組んだ経緯があります。霧島市としてどのような取組がなされているかを伺い,檀上からの1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 深町議員から3点につきましてご質問でございました。3点目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をいたします。河川の環境浄化についてご答弁いたします。去る5月30日に行われましたミヤマキリシマ命名100周年記念講演会では,環霧島構成団体7市町の中から,環境問題に対するさまざまな取組が報告をされまして,大変感銘を受けたところでございます。さて,河川浄化への取組でございますが,霧島市といたしましては,天降川等河川環境保全条例を制定し,天降川等の環境を保全するため,河川環境保全推進員68名の任命をさせていただきました。また,21年度当初予算には,合併浄化槽の設置補助金,水質調査,汚濁負荷解析業務委託,工場排水等調査委託料等を計上させていただいているところでございます。河川の汚濁につきましてはさまざまな要因が考えられますが,台所排水などの生活雑排水も原因の一つと考えられておりますので,これらを処理するために,市としては下水道事業を実施しているところでございます。下水道地区以外の地区では,合併浄化槽や高度処理浄化槽の設置,単独浄化槽から合併浄化槽への切り替えなどを推進しております。また,河川浄化のための市民運動として,ご案内のとおり,霧島市環境保全協会霧島支部のEM菌の活用のほか,鹿児島湾奥地域生活排水対策協議会の女性団体がEM菌団子を作り,水路に投入をされたり,国分地区では廃油石けん作り,隼人地区では,EM菌液を水路に流し,河川の環境浄化に取り組んでいただいているところでございます。本市といたしましては,今後も良好な河川環境を将来の世代に引き継ぐため,市民及び事業者の皆様の協力をいただきながら,河川環境の保全に努めてまいります。


○建設部長(篠原明博君)


 1問目の県道60号についてお答えをいたします。市内の県事業の要望箇所につきましては,毎年県に要望を行っておりますが,今年度も5月8日付けで姶良・伊佐地域振興局建設部長に市長名で要望書を提出したところでございます。その中で,県道60号の大窪付近から霧島中学校付近までの梅北地区につきましても,道路改築要望箇所としてお願いをいたしているところでございます。しかしながら,県道の整備につきましては,現在,街路事業を含め14か所で継続事業を実施していただいていることから,新規要望箇所につきましては,県の財政も厳しいこともあり,早急な整備が困難な状況にあるとのことでございます。市といたしましても,梅北地区については,旧霧島町の中心部であり,危険な状況であると認識をいたしておりますので,今後,他地区の整備状況等を見ながら,優先地区として早期着工していただくよう重ねて要望してまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 2問目の霧島温泉健康増進センターについての1点目と2点目についてあわせてお答えいたします。介護予防の充実を図り,できるだけ要介護等の状態にならないようにするための事業として,新たに本年4月から開始いたしました生活機能維持・強化通所事業及び一般高齢者通所介護予防事業につきましては,霧島温泉健康増進交流センター神乃湯をはじめとして,市内27か所において実施しており,運営は介護保険事業者や霧島市社会福祉協議会に委託しております。一般高齢者通所介護予防事業は,心身の機能低下の兆候がある高齢者を対象として,対象者の住まいから実施施設等への送迎等,入浴,昼食の提供,身体機能維持等のための運動などのプログラムを実施して,おおむね6か月ごとに個別の効果判定を行いながら実施していく事業であります。サービスの提供に要する市からの委託料は,標準的なプログラムの場合,1人1回当たり3,000円としており,また,送迎,入浴を利用しなかったときには,送迎300円,入浴350円を3,000円からそれぞれ減額することといたしております。また,利用者の負担につきましてはサービス料の1割としており,昼食代につきましては別途実費負担としているところでございます。次に,生活機能維持・強化通所事業は,心身の機能低下があり,要介護・要支援認定の手前にある特定高齢者を対象として,一般高齢者通所介護予防事業のプログラムに加えて,対象が,介護予防検診で医師から機能低下の指摘を受けた,身体機能や口腔機能の向上,栄養改善のプログラムを追加し,効果測定については,おおむね3か月ごとに実施していく事業であります。サービスの提供に要する市からの委託料は,標準的なプログラムの場合,1人1回当たり4,000円としており,送迎,入浴を利用しなかったときの減額や利用者負担の考え方は,一般高齢者通所介護予防事業と同様といたしております。また,利用の開始の際には,いずれの事業も,地域包括支援センターや市の職員で構成する地域ケア会議において,対象者それぞれの心身の状況やご本人の希望等を勘案して,利用の可否や利用回数の目安などを協議し,サービスの利用決定をいたしております。本年4月の利用実績は,生活機能維持・強化通所事業77人,一般高齢者通所介護予防事業640人の計717人で,平成21年3月の,従来の生きがい対応型デイサービス事業の実利用者617人に比較しまして,100人の増加となっております。なお,霧島温泉健康増進交流センターでは一般高齢者通所介護予防事業を実施しており,平成21年4月の利用実績は延べ184人,このうち入浴利用者は67人となっております。次に,3点目についてお答えいたします。本市では,高齢者等の健康と福祉の増進を図るために,満70歳以上の方及び身体障害,療育,精神保健手帳等の所持者に対して,はり・きゅう等施術料及び温泉保養利用料の一部を助成する制度を設けております。平成20年度は2万6,015人の対象者のうち,温泉保養券は1万2,723人に交付しており,交付した利用券等に対する利用率は63.1%となっております。また,温泉保養券は62か所の施設で利用可能で,このうち市が設置している溝辺ふれあい温泉センターの利用者が延べ2,633人,横川健康温泉センター1,712人,霧島温泉健康増進交流センター1,539人,浜之市ふれあいセンター3,037人,関平温泉1,039人となっております。このほか,57か所の民間施設の利用者が8万6,450人で,利用者の合計は9万6,410人となっております。はり・きゅう受診券は1万296人に交付し,利用者の合計は1万8,961人で,交付した利用券に対する利用率は15.3%となっており,はり・きゅう受診券が利用できる事業所等は市内51か所でございます。


○議長(西村新一郎君)


 深町四雄議員の質問に対する答弁が終わったところでございますが,ここで休憩を挟んで,休憩後に再質問を進行したいと思います。それでは,休憩いたします。


               「休憩  午前10時20分」


               ──────────────


               「再開  午前10時37分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。深町四雄議員の檀上からの質問に対する答弁をいただいたところでございます。続けます。


○42番(深町四雄君)


 再質問に入らせていただく前に,こうした第一次霧島市総合計画がある,その第3章の中に,かねて同僚議員からも言われておるとおり,全庁横断的課題に最重要課題として取り組まなければいけないという方向はちゃんとここにうたってありますので,関連的な部長,全庁横断的にですから,私の思いでどこに飛び火するかも分かりませんので,そのつもりでお互い真剣にこうしたものをしていきたいなと思いで再質問をさせていただきます。まず,この県道60号,道路等をつくる場合は,一番大きな障害になるのは,部長,何ですかね,一番大きな障害になるの。


○建設部長(篠原明博君)


 一番大きな障害になるのは何かということでございますが,いろいろと県あたりに要望書を提出するわけでございますけれども,やはり新規事業として事業採択をいただくということになりますと,こういう厳しい状況の,財政状況の中,やはり交通ネットワーク上の位置づけでありますとか,地域的なバランスあるいはその地域が持つ特性,例えば空港あるいは観光,こういった県道60号につきましては観光へのアクセス,そういった道路の位置づけになっているわけですけれども,そういったもの,それから,交通渋滞あるいは地域の実情,そういったものをやはり総合的に踏まえた費用対効果等があらわれる道路が,やはり事業採択の一番になるのではないかというふうに考えております。ただ,今おっしゃいましたように,大きな障害と言いますと,やはり地域がやはりそういう要望が盛り上がり,そして地権者の協力というのは必要不可欠な一番であると思っております。


○42番(深町四雄君)


 費用対効果,そうしたいろんなもろもろがありますが,私は,こうした新規にする場合においては,地元の土地のいろんな承諾書とか,そういう承諾書がこれも必要じゃないかなと思うんですが,その辺についての認識ですね。


○建設部長(篠原明博君)


 ただいま申し上げましたように,道路をつくるに当たりましては,用地というのは必要不可欠な一番のものでございますので,そういった承諾書があるというのは一つの一番の条件だというふうに思っております。


○42番(深町四雄君)


 それでは,部長もこの地域に,もうご承知のとおり,地域住民はもとより,内外も認める,本市にとっては重要な幹線道路なんです,幹線道路。また,観光道路ということも認識されております。そのような幹線道路でありながら,市長も言われておる観光,これがなぜ前に進まないのか,その認識についてお伺いをいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 今お話がありましたように,この県道60号につきましては,霧島市の中央部を南北に横断しまして,おっしゃいます「観光地霧島」への主要道路であると認識をいたしております。また,地域の方々の,地域住民の方々の生活道路でもあるわけでございますので,やはりこういった地域の要望を,地域住民はもとより,期成会あるいは協議会といったところで再三要望され,具体的に一部,年次的に整備は終わっているところもございます。しかしながら,先ほどお話をいたしましたように,この地域にはいろんな,公共施設であります中学校あるいは小学校,それと総合支所等があります。そういって,それにあわせまして道路付近が非常に狭いところでございます。そういったことを踏まえて,観光客等の観光バスも離合しますので,通勤・通学等については非常に危険な状況があるというふうに強く私ども認識をいたしております。そういったことを踏まえまして,県におきましては,我々のほうから積極的に優先地区として要望を重ねていたしていきたいというふうに考えているところでございます。


○42番(深町四雄君)


 枦田地区は17年度で終了しております,枦田地区は。そして,その当時の部長は,梅北地区が枦田地区の整備に引き続いて,梅北地区が早期着工されるよう協議会と一体となって働きかけをしていく,そういうふうになっておるわけですが,協議会とは何回ぐらいそういう話し合いを持たれたのか。


○建設部長(篠原明博君)


 今おっしゃいましたように,地元におきましては,梅北地区の町並み整備期成会あるいは整備促進協議会がございます。そういった協議会と以前は市と一緒になって要望を上げるわけでございますが,今回霧島市になりまして,市としての全体的な要望として,県事業の要望箇所を市で取りまとめて一括して出しております。その際には,やはり地元からの要望,承諾書あるいは期成会,協議会が強く要望している場所であるということを踏まえまして,重ねてそういうのを付記しまして県に要望を毎年いたしているところでございます。


○42番(深町四雄君)


 この60号については,今回で私はもう3回目です。18年度の9月議会に確認の意味合いからも再質問をしております。市長が答弁されて,景勝地の県道整備事業については,この梅北地区のほかにも数か所新規要望があるが,5月23日に市長名で梅北地区の改良工事の早期着工として要望しており,霧島市県事業要望書でこの梅北地区も優先地区として要望をさらにいたすと答弁をいただいておりますが,こうした要望,1回で終わったのか,何回も後押ししたのか,その辺についてどうされたのかをお伺いをいたします。


○建設部長(篠原明博君)


 平成18年度の議会の中で,この箇所につきましては,優先地区という形で再度要望をするということでございまして,当時は早速市長名で,その改良工事の早期着工という形で別に要望書を出しました。その後,やはりこういう県事業の中のうちでやはり優先地区を決め込んで,霧島市としてはどうしてもこの地区とこの地区だけはどうしても必要だというようなことを踏まえて,常日ごろ全体の事業要望書の中では優先地区をまず第一にして,強く要望を重ねているところでございます。先ほどお話がありました,こういう優先地区につきましては,今回市長のほうから指示がございまして,やはり重ねて要望する必要があるというようなことで,今回県のほうにも現地で再度要望をしようじゃないかというようなことで,近々そういうセッティングをして,現在,日程を調整したいというふうに思っているところでございますので,今おっしゃいましたように,重々そういう状況は認識いたしておりますので,これからも強く要望してまいります。


○42番(深町四雄君)


 認識がまたいろいろとそういう方向にご答弁いただきましたから,多くの関係機関から整備促進について強い要望があり,先ほども言いましたとおり,地元では梅北地区町並み整備期成会,そして,中央待世地区町並み整備促進協議会まで,また,事業実施に最も必要な用地関係者の,先ほど申し上げました用地関係者の承諾書も県に提出しておるにもかかわらず,改良工事の「か」の声も聞こえないんです。これが,合併してよかったなあという声が聞こえない,私はそう思っております。それにどう思っておりますか。


○副市長(南 洋海君)


 要望活動につきましては,先ほど部長が申したとおりでございますけれども,前にも,議場で申し上げたことがございますけれども,現在の公共事業の,いわゆる実施高というもの,平成,例えば7年,10年をピークといたしますと,今,四二,三%ぐらいの事業費ではないかと思っております。したがいまして,財政的にも,非常に厳しいものが,国にしても,県にしてもあるようでございます。なかなか新規に着工ができないというのは,やはり,そういう財政事業があるということは,ご理解をいただきたいと思います。それから,特に,県道,幹線道路等が多いわけですけれども,やはり,長期間にわたって工事をするのではなくて,やはり,早く完了をしたいという今政策もあるようでございます。何十か所もだらだらやるよりか,集中的に予算を投入し,その線を仕上げたら次に行こうという,今行政の公共工事のやり方も,そういうふうにシフトが変わっているように思っております。しかし,議員のおっしゃいました地域のその熱い思いもしっかりと県当局にも伝えていきたいと思っております。


○42番(深町四雄君)


 副市長が答弁をしていただきましたが,ここで今も言われましたとおり,優先してされるんだと,優先地区として要望するんだと。これは,もう何回も前から出ておるんです。これが,これだけの用地関係者の承諾書も一緒に添えながら,みんな賛成してますよと,その辺についても強く要望していかないと,ただ優先地区だと,それでは,私は前に進まないと思います。もう一回,再度,部長でもいいです。


○建設部長(篠原明博君)


 今,副市長のほうから答弁ございましたように,優先地区として要望いたしますが,今現在,県道60号につきましては,ご存じのとおり都城隼人線との重用区間でございます関の坂の交流改良工事,それと,国分,広瀬の地区の街路事業,それと,豊後迫隼人線の工事がそれぞれ行われておりまして,それらが,近い将来に少しずつ完結をいたします。そういったことを踏まえますと,そういった事業完了路線を見ながら,地区の状況を見ながら,その次に,是非とも,こういう路線の要望をしていきたいというふうに思っておりますので,強く,そういう形でまた要望してまいります。


○42番(深町四雄君)


 市長が一番よく知っていると思っております,語いもんそ会です。そのときも,要望はたくさんあって,今,先ほど私も言いましたが,市長はもう市長名でほんと出したんです。しかし,後が,そういう何もなければ,せっかくいいことをしても,市民はそんなに捉えていないです。ですから,私は,そういう方向を,やっぱり答えを,することが,これがちょっと遅れると,そういう場合においては,協議会と一体となって物を進めるんだと,そうした協議会にぴしゃっとした答えを出さなければそこに不満が募ってくると,私はだから言っているんです。その辺について,市長どうですか。


○市長(前田終止君)


 深町議員のこの件に対する思いというのは,もう十分に私にも伝わってきておりますし,今までも,また努力をなさってきた経緯についても承知しているものでございます。私どもといたしましても,この件に限らず,旧7つの自治体エリアごとに,やっぱり似たような,もうひとつ進展を見ない,悔しい場所が数か所ずつございます。そういうところを,私といたしましては,この際,1期4年間を終了するに当たりましても,しっかりとさらに現場に立って,そしてまた,県の行政の担当者の方にも,是非ご足労を願って,そして,私どもの地域の声を確実にやっぱり届けて,予算が厳しい事情はあろうとも,精一杯の声を届けて,そして,一定の答えを引き出していく,そういう最大の努力をすることを約束いたします。


○42番(深町四雄君)


 今,未曾有の100年に1回と言われるような,本当に大変な時代に突入しておりますが,そうしたものを踏まえながら,国も,経済対策,いろんなものを打ち出しておりますが,この整備等に対する条件は,それに当てはまるような何か設計でもするとか,そういうものは含まれていないのか,確認の意味合いから質問いたします。


○建設部長(篠原明博君)


 今,おっしゃいましたのは,市のほうで,そういうものの計画をということでよろしいですか。


○42番(深町四雄君)


 県道60号だから,県にそういう方向に,そういう配分等,そういうのはないかということです。


○建設部長(篠原明博君)


 市といたしましても,今,道路交通ネットワークということで,やはり幹線道路の整備というのを一番大きな項目として上げております。当然,県道60号は,観光への一番のアクセス道路でございますので,そういった交通体系の構築という形のものは,市は今そういう交通体系の計画を作っております。また,都市計画マスタープランでも強く位置づけて,どうしても必要があるという路線で,県に要望はしていきたいというふうに思っております。


○42番(深町四雄君)


 先ほど先日だったですか,市長は365日,ほんとに忙しい中で一生懸命されておりますが,市長のその期待にこたえるためにも,副市長,どうしても,副市長が,その音頭をとって,実現していただきたいと強く要望いたしておきます。それでは,河川の浄化についてお伺いいたしますが,先ほども申し上げましたとおり,この河川の浄化というものは,こうしたもので,幅広い,全庁横断的な取組をしないといけないということでございますので,そういう観点からも質問をいたしますが,この河川の環境浄化の目安になる水質検査,そういうものはどうなされるつもりですか。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 霧島市内の河川,水路,61地点,年に2回ですが,かんがい期の8月から9月,非かんがい期の11月,2回いたしておりますので,合計122回。それと,事業系,畜産系が39地点,58回でございます。


○42番(深町四雄君)


 今,そういう方向で答弁をいただきましたが,この中には,自然環境の保全という意味合いから,これは,商工観光部長にも通じるわけですが,霧島市には,自然豊かな霧島連山の麓には数多くの温泉街があるわけです。温泉街がある。散在しておるわけですが,霧島温泉郷,霧島神宮温泉郷,新川渓谷温泉,日当山温泉郷などがありますが,この課題の中に,そうした旅館等の排水対策が最も大事だとうたってありますが,そうした横の連携が取れたことはあるんですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 温泉というのは河川流域に,霧島の場合も,全国的にも河川流域にあるわけですけれども,その温泉から流れるお湯と言いますか,それにつきましては,今までもいろいろ問題になった,問題と言いますか,いろいろあったわけですけれども,連携等は取りながらやっているつもりでございます。


○42番(深町四雄君)


 生活環境部長にお伺いいたしますが,今,そういう方向で確認したということなんです。この河川の水質を保全するため,生活排水や工業排水,農業の適正な使用と,硫黄の流出の防止,ホテル,旅館等の排水対策は最も必要だと載ってるんですが,その辺にはどのような対応をされておるんですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 事業系,観光業等営まれております方々に対しましては,厚地議員等からもいろいろ質問,過去あったわけでございますけれども,温泉水そのもの,これは自然水でございます。これは,例えば,浄化をして流すというふうな状況にはございません。ただ,浴場ですね,浴場がありますけども,浴場につきましては,浄化して流していただきたいという指導はいたしているところでございます。また,生活系の対策でございますけれども,生活系につきましては,コミュニティプラントが牧園にはございますけれども,私,先ほど来いろいろ申し上げておりますように,下水道の普及であったり,あるいは,高度化の浄化槽の設置であったり,単独への切り替えであったりというふうなことをご存知のように強力に推進しているというふうな状況にございます。農畜産系でございますけども,これはなかなか把握が非常に難しゅうございますけれども,やはり,農畜産系につきましても,法律の範囲内でし尿等の処理はなされているものというふうに思っておるところでございます。


○42番(深町四雄君)


 課長にお伺いをいたしますが,先日の錦江湾の汚染を水質を計るために,BODですか,おおむね良好な状態と,この霧島川については,どのような結果が出ておりますか。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 霧島川の昨年の20年度の結果でございますが,河川はBODという数値で表しておりますけれども,昨年の8月28日に霧島川の武安橋ですか,ここの数値が,BODの数値が1.2ということになっております。


○42番(深町四雄君)


 今,おおむね良好な状態にあるんじゃないかなと思っておりますが,メディア等がホタルがどこどこにあったと,霧島で言えば霧島中学校でしたと,非常にみんな関心を持って,そこに行くんです。しかし,総体的な川の汚れがあるから,私は,昔はどこでもホタルがおったんです。生態系もつり合ったと。うちなんかも勉強どころじゃなくて,川に,帰るときは,魚釣りしながら,そして,ホタルはもうどこでも舞っとったんですが。そうしたことを踏まえると,こういう数字で計る以上に,水質は汚れておるという,私はそう認識をしておりますが,どうですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 今,ホタルのことを引き合いに出されたわけでございますけども,私ども,原体験として,小さい頃,私どもの周りに,非常に水路にも,もちろん小河川にも,用排水にもホタルがいたというふうに思っております。これらの原因というのは,恐らく,人工的自然でございます田んぼのあり方に非常に影響があるというふうに言われております。これは,直接な因果関係というのはよく分かりませんけども,やはり,農薬関係ではないかというふうに言われております。そういったようなものが,非常に大きく絡んでいると思っております。ただ,ホタルだけで申し上げますと,カワニナ,これはやや清流といいますか,というようなところにもやややっぱり栄養分がないと,カワニナが育ちませんので,そんな意味からは,多少,表現は悪いんですけども,カワニナが育つ程度の栄養分がないといけないということだけは言えるようでございます。


○42番(深町四雄君)


 私は,先ほど,旧霧島町では,河川等の浄化に効果があると言われておるEM活性液製造機を幅広く活用して,河川の浄化に取り組んだ経緯があるわけですが,その取組についても,環境保全協会と協議するべきと思っておりますが,その辺についてお伺いいたします。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 霧島市環境保全協会の理事会にお諮りしたいというふうに思っております。


○42番(深町四雄君)


 河川環境の浄化につながる,この活性液等については,取組の継続が大事であると思っておりますが,市民を巻き込んだ利用を図るためにして,今のリッターいくらというお金で購入してもらっているんです。そういうものを無料にしてでも,試験的に生態系,ホタルの生息地の可能性のあるところには,活性液のじゃぶじゃぶ作戦とか,そういう思い切ったものを私はするべきと思っておりますが,そういうことについてはどういう認識を持たれておるのかお伺いします。


○生活環境部長(南田吉文君)


 EM菌につきましては,今,議員から紹介がございましたように,EM活性液,それから,EMボカシにしたり,あるいはまた,EM団子にしたりして,河川等の浄化に非常に有効な物質でございますが,まさに,有用微生物群というふうに思います。さて,河川の浄化でございますけれども,河川は,昨日,徳田拡志議員が海のことを質問されました。先ほど,山浦議員は山のことをお話になりました。河川は,これらを繋ぐ大事な役割を持ったものでございます。それらの言わばパイプでございますが,パイプをきれいにしようということでございますので,上流域にあります霧島地区の取組というものは,非常にとても大事な重要なことではないかというふうに思っております。じゃぶじゃぶ作戦でしたか,非常に洗濯をイメージするような,非常にいいネーミングかなと思います。ところで,先ほど課長が申し上げましたが,環境保全協会はもとより,市長も答弁しましたけども,河川環境保全推進員だとか,あるいは,環境に携わります各種の団体,助成団体等もございます,NPOもございます,そういったところ,それから,内水面漁協,海水面漁協の皆さん,そしてまた,先ほど来の事業者,事業を営まれている方々,これらの方々をはじめ市民,成否をにぎるは市民でございますので,上流域の市民,中流域の市民,下流域の市民,これらネットワーク化ができたらどうかなと毎日考えているところでございます。それから,無料化の話がございましたけども,この分につきましては,ちょっと慎重に検討を加えさせていただきたい,そういうように思います。


○42番(深町四雄君)


 教育長に質問をいたしますが,市の教育施策の中で,霧島市,霧島らしい体験活動の推進をうたっておりますが,この霧島連山からいただいた水,河川の浄化の推進こそが,子どもから市民まで巻き込むことにより,本年度は見送りになって,来年度登録申請に向けたジオパークの認定に向けた,市民の皆さんの機運が,私は高まると思っております。そうした河川の環境浄化の取組が今本当に必要だと思っておりますが,そうした観点から,教育長のお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。


○学校教育課長(村田研史君)


 ご指摘の河川をはじめとして,この環境をきれいに保とうというような心を育て,実践させることは,これは非常に大事なことであるという認識を持っております。先ほど来,話題になっておりますEMを活用した体験活動については,霧島市内の学校でも,既に実践をしているところがございます。そういったことから,環境教育というような視点で,このような活動については広く啓発をしていきたいというふうに考えます。


○42番(深町四雄君)


 ジオパークという言葉が何回も出てきましたが,市長は,河川の環境浄化とジオパークについては,どのようなお考えをお持ちですか。


○市長(前田終止君)


 地球があって,大地があって,その大地に,いわゆる地質,地形を形成している構造があるわけで,その最も,その地域における低い部分に河川が流れているわけでございます。その河川は,天から降った一滴の雨が地下に染み込み,そしてまた,湧水をし,小川を形成をし,やがて大河となって海に注ぎ込んでいく。その間に滝ができたり,それぞれ多くの生態系が生まれております。皆さんの地域にもそれぞれ大中小の高さの滝などもあります。それは名所となっております。また清流のせせらぎ,これは,やはり地域にとってふるさとの宝であります。そういうものをしっかりと,ふるさとの宝,あるいは,それは同時に,観光の資源とも言えるかもしれません。そういう意味では地質遺産,ジオとは地球,そして,地形,そういうものの中に清流があるすばらしさ,そこに豊かな生態系がある。これは,ほんとに大事なことだなと思います。ですから,世の中におられるすべての人々が,特に,ふるさとで暮らす若い世代が,環境ということに対して大きな関心を持っていただいて,そして,その現場に立つ,触る,見る,触れる,そのことによって,それこそ感動をし,そして,世の中にこのような事実があるということを感謝をする,そのことが,また河川浄化というようなことにも,しっかりつながっていくのではないかなと思います。私は,原体験としては,小学生のころ,50年以上前でございますけれども,私たちのふるさとの川にはカワニナがおり,そして,どの河川にもと言っても言い過ぎじゃないぐらいホタルが川の形になって浮いているようなもんでした。そして,そこにはタニシ,あるいはまた,ドジョウ,メダカ,ゲンゴロウ,ミズスマシ,アカハラ,もういろんなものが,もう川に入ればもうどきどきわくわく,そういうものがいっぱい,どの小川にも,川にもいたんです。川の水はこうして手酌で飲んでたんです。でも,今,それが,議員ご指摘のとおり,損なわれている。ですから,そういう意味では,EM菌活動とか,あるいはまた,この手の環境に対する環境教育,そういうものを,私たちは今を生きる者として精一杯,教育委員会や地域の,また,こういうことに関心を持つ方などがっちり肩を組んで,いいふるさとを次世代に残してあげなければいけないと,こう思っています。ですから,ジオパーク認定に向かう動きも,そしてまた,自然環境を大事にすることも,河川の浄化をしていくことに対する努力も,総合してみんなで頑張っていかなきゃならんと,こう思っております。


○42番(深町四雄君)


 もう,私もそのとおりだと思っております。同僚議員が錦江湾の個々の問題,そして,また,森の問題,そして,河川の問題,これが整えば,必ず来年のこのジオパークの認定が成功するんだと。だから,教育長先生にもお伺いいたしましたが,子どもから市民,もうみんながそういう問題に取り組むことが大事かなあと思って質問をいたしました。次に入らせていただきますが,この温泉保養券の交付者に対する利用率は,部長の答弁で63.1%という答弁をいただきましたが,交付対象者に対する全体の利用率,これはどうなっておるんですか。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 交付対象者に対します交付の利用状況につきましては,30.9%となっております。


○42番(深町四雄君)


 保養券の交付者に対する利用率は63.1%,交付対象者,この人には交付ができるという人には,30.9%ということです。非常に少ないということです。それでは,この温泉保養券の地区別の利用状況は把握されておるんですか。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 温泉保養券の地区別の利用状況につきましては,交付対象者に対します利用率の割合が国分地区38.9%,溝辺地区24.1%,横川地区22.9%,牧園地区9.6%,霧島地区12.8%,隼人地区が38.1%,福山地区が24.4%となっております。また,交付いたしました方々の利用率につきましては,国分地区が66.3%,溝辺地区が52.3%,横川地区が62.8%,牧園地区が38.5%,霧島地区が56.7%,隼人地区が66.1%,福山地区が61.4%となっております。


○42番(深町四雄君)


 そしたら,この地区別の高齢化率はどのようになっておるんですか。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 地区別の高齢化率につきましては,国分地区が17.26%,溝辺地区が22.07%,横川地区が34.62%,牧園地区が35.45%,霧島地区が33.17%,隼人地区が21.43%,福山地区が30.10%,霧島市全体の高齢化率が21.98%でございます。これは6月1日現在の高齢化率でございます。


○42番(深町四雄君)


 今こうしたやり取りをする中において,この温泉保養券の交付者対象に対する利用率は,もう非常に低いわけです。低くなっておるように思いますが,この利用率を引き上げるために,例えば交付枚数をもうちょっと増やすんだと,その予算の中で使っている人は30%,交付対象者に対する交付率は30%,そうした対象者に対する利用率は63.1%になっておりますが,非常に低いわけですが,そうした枚数を増やすことは,考えておりませんか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 この温泉保養券を交付している目的でございますけれども,高齢者の方々の健康づくり等にもつなげるということが目的の一つでございますので,そういった面から申し上げますと,この高齢者の健康づくりと介護予防の推進という観点から申し上げますと,本年3月に策定いたしました,「新すこやか支えあいプラン」という,その計画を作っておりますが,こういう中で,さまざまな事業を展開して,健康づくり,あるいは生きがいづくりに取り組んでいただこうとするものでございますので,その温泉保養券だけの利用を考えますと,このような状況でございますけれども,さまざまな取組を進めておりますので,ご理解を賜りたいと思います。ですから,現在のところ,その枚数を増やすというところのものには至っていないところでございます。


○42番(深町四雄君)


 私が質問を仕方が悪かったような気がいたしますが,また,こうしたものを考えていくと,交付対象を,年齢を引き下げるというようなことはできないものか,また,特に,福山地区等においては温泉施設がないことも私は理解をいたしておりますが,年齢を引き下げることによって,この交付者に対する,あれが上がってくると,そういう方向に思っておりますが,そうすることによって,年齢を引き下げることによって,国分や隼人地区などの近隣の温泉施設等に行く機会が増えて,健康保持や福祉の増進が図られるんじゃないかと,私はそう思っておりますが,どうですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 温泉を活用した場合,温泉の効果といいますか,そういうものは当然にさまざまな観点からあるわけですございますけれども,先ほど申しましたように,その温泉を活用したものの中でも,例えば従来の生きがい対応型のデイサービス事業を,また2つの区分に分けて実施したりとか,そういうものの中でも取組をさせていただいております。ですから,この保養券の枚数を増やすことのみならず,さまざまな観点で事業を取り組んでいきたいというふうに考えておりますので,ご理解賜りたいと思います。


○42番(深町四雄君)


 この「すこやか支えあいプラン」というものが,冊子があるわけですが,ここには,私は今回も同僚議員が質問いたしております,このコミュニティバス,そういうのもあり,そして,デマンドバスの供用で解決はできないかとか,いろいろ質問がありましたが,これを見てみると,これと一体化になったもの,保養券とか,そういうものと組み合わせがあれば,さらに,問題解決につながるような,これを見る限りでは。そういう方向,今後はどうですか。企画部長にお伺いいたします。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 議員が最初おっしゃられました第一次総合計画というのが,市のまず大きな目標になっております。その下に,例えば今のプランであったり,公共交通政策があったり,それで,やはり,それは一つひとつが連携しながらやっていくべきものと考えております。それが,いつも言っている横串だと思っております。そういったのが,じゃ,あれもこれもできるかというと,また,それは別の中で,その中で,例えば高齢者福祉であれば高齢者福祉に何が最も効果的かというのを考えながら,それを単一でするんでなくて,組み合わせながらやっていくべきとそういうふうに考えております。


○42番(深町四雄君)


 次に入らせていただきますが,この温泉センターは,社会福祉協議会に指定管理者制度により委託いたしておりますが,平成20年度の間に収入実績等委託料はどのようになっているんですか。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 平成20年度の霧島市の温泉センターの収入実績と委託料につきましては,溝辺ふれあい温泉センターが,収入が1,191万3,050円,指定管理委託料が2,507万7,000円,横川健康温泉センターが,収入が1,051万3,900円,指定管理委託料が2,953万6,990円,霧島温泉健康増進交流センターが,収入が1,269万6,210円,指定管理委託料が2,466万6,300円,牧園塩浸温泉福祉の里が,収入が116万9,730円,指定管理委託料が527万9,000円で,委託料に対します収入割合は42.9%となっております。


○42番(深町四雄君)


 収入に対する指定管理の,この割合が42.9%,非常に市の財政の持ち出しが大きいわけです。そこで,再度お伺いいたしますが,平成20年の9月議会でも私質問した経緯がありますが,市営の各温泉センターの入浴等の一元化に向けた見直しをするべきと私は質問した経緯があります。部長答弁では,歳入対策本部の中で,各施設の使用料あるいは利用等の見直しに着手するということであったが,施設の使用料あるいは利用料のあり方については,どのような検討をされたのですか。それは総務部長ですか,だれですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 施設の使用料のあり方につきましては,現在,霧島市歳入確保対策本部で協議を重ねているところでございます。具体的には,使用料の見直しをするための公の施設に関する使用料の見直し方針及び改定基準というのを定めております。各施設に係りますコストなどを計算しまして,現在,各課におきまして数値等の精査の作業等を行っているところでございます。


○42番(深町四雄君)


 それじゃ,牧園の老人福祉センターの料金はなぜ安いのか,また,塩浸温泉福祉の里で実施された生きがい対応型デイサービスが,本年度から3か所,霧島でも再開されたわけですが,ほかの温泉施設で新しく実施される事業と,入浴料の負担が違うのではないかなと思っておりますが,その件について。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 牧園老人福祉センターにつきましては,旧牧園町が老人福祉法第20条の7の規定に基づきまして,高齢者に対しまして,無料または低額な料金で高齢者に関する各種の相談,健康の増進,教養の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に提供するために設置されたもので,合併後におきましても,その設置目的は引き継がれているものでございます。一方,霧島温泉健康増進交流センター,溝辺,それから横川などの温泉センターにつきましては,合併前に温泉入浴施設等を活用することによりまして,町民の健康増進と福祉の向上を図るために設置されているところでございます。なお,事業の中で入浴を利用された場合の個人の負担は,1問目でも部長がお答えをいたしましたけれども,一律に35円の個人負担となっているところでございます。


○42番(深町四雄君)


 最初に答弁をいただきましたが,3,000円の中で350円,その1割は35円を負担するんだと,入った方は。そうした中において,その35円は,350円使用しなかった場合は減額となっておりますが,この35円の歳入はどう一般財源として入るんですか。


○長寿・障害福祉課長(荒木 敏君)


 この通所事業に係ります個人負担分の納付につきましては,それぞれの事業所から毎月実績報告書が提出をされますので,その実績報告書に基づきまして,市のほうから,それぞれの通所事業所に納付書を送付いたしまして,各事業所のほうで個人負担分は徴収をいただき,市のほうに納入していただいているところでございます。


○42番(深町四雄君)


 ちなみに,確認の意味から,低額な料金で,福祉センターの料金は抑えてあると,この一般の入浴料はいくらなんですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 牧園老人福祉センターの入浴料につきましては100円となっております。


○42番(深町四雄君)


 こういうところから,先ほど財政課長も申し上げましたとおり,私も申し上げました,不公平が生じておるということから質問いたしますが,市営温泉センターの設置の大きな目的は,市民の健康増進の向上を図ることであったわけです。合併前,霧島地区に設置されている神乃湯については,70歳以上の高齢者は無料でありましたが,合併後に廃止され,利用者の減少はもちろんのこと,高齢者の方々から不満が多く出されているんです。出されている。例えば,市営の温泉センターの,こうしたことを踏まえれば,入浴料を70歳以上の方には減免するとか,そういう不公平感をなくしないといけないんじゃないかと思っておりますが,これ,財政課長ですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 先ほどご答弁申し上げましたとおり,現在,施設の使用料のほうの見直しの作業をいたしているところでございます。施設の維持管理の経費につきましては,基本的には,施設利用の対価として利用者から納付される使用料によりまして,コストの一部を賄うということになっております。サービスを利用する人と利用しない人との負担の公平性というのを考えました場合,利用する人が応分の負担をすると。することによりまして,初めて利用しない人との負担の公平というのが確保されるというふうに考えております。また,減額免除制度につきましても,現在,各施設におきまして,高齢者,障がい者,小・中学生及び公共団体等を対象としまして,条例等の規定が定められておりますけれども,それぞれ施設ごとに異なっているというのが実情でございます。そこで,一層の公平性,公正性を確保する観点から,原則として,全施設で共通の対応となるような基準の統一を図りたいなというふうに考えているところでございます。したがいまして,ご質問にありました70歳以上の方について減免するといったような具体的な検討にはまだ至っていないというところでございます。


○42番(深町四雄君)


 それでは,市営温泉センターのこの利用者の先ほど委託料のすごく大きい49.何%しかないということでございますので,この料金を引き下げることによって,高齢化していくこの中で,私は利用者が増加することによって一般会計への歳入確保にもつながっていくんではないかと,それが健康増進にもつながっていく,そういう思いがあるんです。その辺についてはどう思っておりますか。


○財政課長(塩川 剛君)


 入浴料の引き下げによりまして利用者が増えるといったようなことも考えられるわけですけれども,そういったようなことで歳入の確保を図るということも可能性としてはあろうかと思います。ですけれども,まずは合併後未調整であった類似施設の利用料の統一,使用料の統一に向けまして,コストに見合う使用料はどの程度が適切であるかというようなことを念頭に検討してまいりたいというふうに考えております。


○42番(深町四雄君)


 それじゃ,前後しますが,牧園地区については高齢化率が一番高いと,高齢化率が高い割にはこうした利用率は,温泉保養券等も利用する人が少ないんです。それはなぜかと,この社会福祉協議会がしておるところは,一般の方は入浴は100円だと。だからこういうものを利用するよりも,もう安いんだから面倒くさくてと,そういうふうになっておると思っておりますよ。それが伝わって霧島でも「牧園は100円じゃいげな」と,そういう声を聞けば非常に不公平感が生じてくるわけですが,市長これはどう思っておりますか。


○市長(前田終止君)


 今合併後それぞれの自治体で合併前持ってた類似施設,これの使用料金の公平な負担,これについていろんなご指摘をいただいているわけでございますが,このことに対しての新市の協議をしっかりと私としても今の議論を踏まえて,もう合併後3年半,やがて4年が過ぎ,5年とこうなっていくわけでございますけれども,是非その利用のあり方,そして健康との関係,そして利用の公平な負担感,そういうところをしっかりと詰めさせたいというふうに思っております。


○42番(深町四雄君)


 市長は昨日の質問の中で,マニフェストのことについて答弁をされましたが,私はこうした不公平感が生じていることを,残された期間に取り除くことが最優先すると思っております。もう前のマニフェストとして,これは残された課題があればこれをやるんだと,それにはどういう思いですか。


○市長(前田終止君)


 スピード感を持って対応をしたいと思います。


○42番(深町四雄君)


 もう時間も来て最後になりましたが,財政課長は70歳以上の方の料金は減額またはそれは考えていないと,今のところでは。しかし一方では,現実に牧園のそういうところでは100円にされておる。それでは霧島は町長の使用料の減免ということで無料にしておりましたが,市長は牧園の老人福祉センターの件にしても,溝辺,横川,霧島温泉健康増進センターにしても,私は今何とかの福祉法があると言いましたが,市民はそういう方向に捉えていないんですよ。裏を返せば老人の健康増進,福祉の向上につながっていくんです,これは。温泉を利用することによって。70歳以上の方には料金の設定を100円ぐらいにして,日本一のふるさとも実は日本一の高齢者健康対策に私はするべきだと私は思っております。施設はあるし,そして一般財源の収入は上がる,業者が増えれば上がっていくんですから。そうした医療費の抑制になる,そういうことをして抑制になる,一石二鳥,それ以上に費用対効果もあると私は思っております。試験的にも本年度だけでも70歳以上の方を対象にこの使用料のこの規定の10条,使用料の減免ということをされてはいかがですか。


○市長(前田終止君)


 今のご指摘等踏まえながら積極的に高齢者福祉,元気なふるさとづくり,元気な合併,そういう方向を目指さにゃいかん。精一杯勉強させていただきたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,深町四雄議員の一般質問を終わります。次に,38番,田代昇子議員より3件通告がされております。したがって,田代昇子議員の発言を許可します。


○38番(田代昇子君)


 こんにちは。お疲れさまでございます。議長の許可をいただきましたので,通告に従い3点についてご質問申し上げます。一般質問も最終日を迎え,既に24名が終わっており,重複する部分が多いのではと思いますが,簡単にご質問いたしますのでよろしくお願い申し上げます。執行部の明快なご答弁をお願いするものでございます。昨年の世界的経済危機は日本にとっても思いもよらない大変な深刻な影響をもたらし,中小企業などの経営破綻は多くの派遣社員の解雇,新入社員の内定取り消し,その上に円高による景気回復は厳しいものがあると言われております。最近になって「夜明け前の一筋の光が見えた」と言っておられる人がおります。多少明るさがあるように思われると新聞記事にもありました。少しでも希望を持てる多くの市民につなげられたらと願うものでございます。国は経済危機対策の裏づけとなる平成21年度補正予算の財政支出を15兆4,000億円を可決しておりますが,霧島にも地域活性化対策として10億3,100万円財政補正が見込まれると説明がありました。市長も数々の緊急対策としてプレミアム付き商品券など多くの対策を取り組んでいただき大変ありがたいことであり,市民にとってほっとする部分でもあります。質疑に入りますが,1点目,治水対策についてでございますが,季節の移り変わりは早いもので梅雨の季節となってまいりました。近年,温暖化による大雨,集中豪雨も増加し,その上,大型になりつつあります。それによる特に市街地,上小川,福島,有下,湊,広瀬地区のほか,水稲作への冠水が毎年とは言えませんが繰り返し起こっているのが現状であります。これまで再三質疑がなされておりますが,平成8年度から20年度にかけ,県営の湛水防除事業が完了したと昨日の答弁にされております。治水対策の推進については,基本構想,基本計画の総合計画の中に集中豪雨の浸水被害の低減を図るとともに,各種の治水対策事業を推進しますとあります。各種の治水対策事業とはどのような事業なのかお尋ねいたします。現在この地域には多くの宅地開発がなされており,既存の拡幅工事で十分なのか併せてご意見をお聞かせいただきます。次に,2点目の交通安全の推進については,霧島警察署管内交通事故発生件数が本年5月末現在で事件件数400件,うち死者2名,負傷者482名となっていて,前年度比事故件数で32件の増,8.7%の増であります。負傷者については31名増の6.9%増,高齢者事故が全体の33.8%,また交差点事故が多く,全体の43.5%となっておるようです。国分,隼人地区での土地開発が急速に進む中で住環境も急激に変わり,信号機の設置への緊急度が高くなる場所が出てくると思いますが,そのあたりの対策についてどのように捉えておられるのかお聞かせください。特に国分西小学校桜並木から上小川Aコープへの交差点が交通量の増加,子どもたちの通学交差点でもあります。そのあたりも含めご意見をお聞かせください。次に,3点目の施設整備について,国分地区の保健センターの改修計画について,この施設は市民会館周辺の駐車場の整備に伴い,保健センターの一部と勤労青少年センターが取り除かれ現在の施設となっております。一見してどこに玄関があるのか,トイレは1階まで行かなければならないのが現状であります。1階部分はいろいろな検診の場,2階部分は調理場と研修する中会議室的なものとなっております。旧国分時代は市民の検診や食事指導の料理の研修,推進の拠点の場でもありました。第一次霧島市総合計画の中の健康づくり推進の施策と基本事業の体系の「健康づくり推進」の4に「食育の推進」が掲げてあります。「各年代層に応じた食育を推進します」とあり,食育とは食育基本法で提示されていますが,食は生きる上での基本であって,知育,徳育及び体育の基礎となるものであります。また,一昨日は木野田議員からありましたが,昔の食料不足時代を含め食を通して家族愛のきずなををはぐくみ,思いやりの心を育ててきたものと存じます。健康づくり活動がしやすい社会環境づくりの基本事業の概要の中に,「市民の健康づくりを推進するための食生活推進員の育成強化とともに,市民への食生活改善や食育などの知識の普及を図り」とあります。食育の推進は「食育の相談に応じ,必要な栄養指導,食育の推進を図る」とあり,そのための研修の場でもあります。発信の場でもあります。現在の施設は昭和50年ごろ増設された部分と思うのですが,本来手狭な施設となっていて,1階部分で検診などと同時使用が難しい面もある上に,流し台など故障が十七,八年前からあり,水漏れなどが時々あるのが現状であります。どのように捉えておられるのかお聞かせください。次に,国分地区にある「ふれあいの郷」の改修計画については,特に2階部分について,平成20年3月の一般質問の子育て支援センターでの関連質問で,ふれあいの郷の整備に触れさせていただきました。その折,今後の計画,また将来計画をしていきたいとご答弁いただいております。一昨日の同僚議員のご答弁で,天降川小学校の隣接地に(仮称)こどもセンターとか,子ども支援センター,児童クラブなど建設予定と聞きましたが,この施設が移転するのかお聞きするものです。2階部分についての空いたスペースについては,市民にとってなぜなのという疑問があるようです。当初からあのような設計だったのか,また活用の計画はないのかお聞きするものです。以上で,壇上からの質問を終わります。ご答弁によっては自席からの質問を議長にお願いして終わります。


○市長(前田終止君)


 田代議員から3点につきましてご質問でございました。2点目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をさせていただきます。2点目の質問は交通安全の推進についてでございました。全国的に交通事故発生件数は毎年減少傾向にございまして,鹿児島県全体としても減少してまいりました。しかし,今年に入り県内の交通事故発生件数は増加傾向にあり,霧島市においても今年の5月末は437件であり,前年の5月末と比較をいたしまして15件増加いたしております。交通事故防止策の一つとして信号機の設置がありますが,議員もご承知のとおり,信号機の設置につきましては所管の警察署への上申を経て,県公安委員会で審査審議を行い,交通事故の発生状況,交通量,道路状況の実態や住民の要望,意見などを踏まえまして,県全体の中でその必要性,緊急性を検討された上で優先順位を定められていると聞いております。信号機の設置につきましては,県内で毎年100か所前後の設置要望があり,年度内に必要があると判断をした30から40機程度の予算の範囲内で新設整備されているようでございます。国分,隼人地区における平成20年度の設置状況は,名波ハイタウン交差点,隼人工業高校前の踏み切りを挟んだ交差点2か所,AZ前の交差点,それと国道10号沿いの隼人小浜の計5か所に設置をされました。今後も引き続き信号機の設置を警察署へ強く要望をしていきたいと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 1問目の防災対策についてお答えをいたします。総合治水対策につきましては,豪雨時の市街地への雨水の流出量を抑制し,浸水被害の低減を図ることを目的として平成16年に旧国分市総合治水対策基本計画を策定し,平成18年に霧島市総合治水対策基本計画を策定いたしております。平成20年度までの主な取組といたしましては,この基本計画に基づく総合治水対策実施計画の策定を行うとともに,国分地区におきましては,府中地区の排水路実施設計及び中央四丁目地区の排水路実施設計等の作成,隼人地区におきましては東郷・姫城地区の基本設計等を行っております。また,施設整備につきましては,奈良田団地付近から排水を市街地に流さないために府中地区の排水路の拡幅工事や地下貯留施設等の工事を実施しており,今後も市民の生命,財産を守るため,各種治水対策事業の実施に取り組んでまいります。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 3問目の施設整備についての1点目についてお答えいたします。国分保健センターは昭和56年に開設以来28年が経過し,施設設備の老朽化が進んでおります。平成17年の旧国分市勤労青少年ホームの解体に伴い,夜間診療所と保健センターとの間の空き地に新しく待合室を増設したところでございます。このセンターは利用者が多いことから,検診事業や健康相談事業等を実施するに当たっては効率的な事業実施ができるよう努力しているところであります。また,施設の維持管理面においても必要な修繕等は随時行い対応をしているところであります。施設の改修につきましては,現在計画はございませんが,今後は拠点となる保健センターが必要なことから既存施設の有効活用や新たな施設建設等を含め今後研究してまいりたいと考えております。2点目についてご答弁申し上げます。国分ふれあいの郷は1階が国分東地区自治公民館として,2階の一部は霧島市地域子育て支援センターとして使用しております。2階のお尋ねの部分につきましては来年天降川小学校の隣接地に(仮称)こどもセンターを新設し,子育て支援センターを設置する予定でありますので移転することとなります。その後の利用方法については,今後検討してまいりたいと考えております。


○38番(田代昇子君)


 それでは,ご答弁いただきましたので,随時ご質問申し上げたいと思います。周辺部で豪雨のときに床上,床下浸水,道路冠水などの被害の低減を図るため排水施設の設置,改良,貯蔵,貯留施設の整備などによる対策,工事を行うとありますが,ただいまご答弁の中でも出てきたと思いますけれども,何か所ぐらいに地下の貯留施設ができているのか,どのぐらいの容量があるのか,その辺をご答弁いただきたいと,お願いします。


○建設部長(篠原明博君)


 現在,市街地の浸水被害を解消するために市内に2か所設置をいたしております。1か所は国分シビックセンター西駐車場に,規模は590m3でございます。また,国分パークプラザ内に容量450m3を設置し,軽減をしているところでございます。


○38番(田代昇子君)


 2か所ということでございますが,2か所でどの程度,豪雨の量によって違うと思いますけれども,それで安心できるような施設となっているのか。足しにはなってるんだろうと思いますけれども,そこら辺をどのように捉えていらっしゃるのかお聞かせいただきたいと思います。


○建設部長(篠原明博君)


 総合治水計画につきましてでございますが,治水の方法というのがいろいろあるかと思います。大きく排水施設,排水路の改修をすることによって,下流へその雨水を流す方法,それから地下貯留施設等によって,そこに一時的にためる方法,それからバイパス工事,バイパスの水路を設置することで,今まで集中的に流域が重なってきたとこについてはバイパス等による分水をする方法,あるいは流末,あるいは部分に調整池等の設置をすることで,そこに水を遊ばせる,遊水させる施設と,いろんなそういう方法が講じられて初めて総合治水対策ができるのじゃないかというふうに考えております。今2か所ほど先行してこういった地下貯留の施設を造っております。それで十分とは言えないわけでございまして,これらをやはり組み合わせることによって,この総合治水の対策の目的が達成するというふうに考えておりますので,やはり今後はいろんな公共施設等の設置等におきましても,少しずつでもそういう施設を造ることによって,そういう排水の軽減が図れるものというふうに考えております。


○38番(田代昇子君)


 地下水貯留の建設の手当てについてはよく分かりましたけれども,昨日,池田議員の答弁の中で,水戸川のしゅんせつじゃなくて,拡幅工事が済んだということでありましたけれども,今後それだけで間に合うのかどうか,緊急にどっかをしていかないと,豪雨が来た場合の対処ができるのかどうか,お聞かせいただきたいと思います。湛水防除でした。


○建設部長(篠原明博君)


 今お話しをいたしましたように,水戸川の湛水防除事業におきましても,排水路の改修ということで,今平成20年度に完成をいたしております。市といたしましては,今までの流域がすべて,すべてと言いますか,上場と言いますか,北部,市の北部のほうの流域がこの水戸川幹線の流域面積に入っておりましたので,そういった部分の流域を少しでも分散させようというようなことで,先ほどお話しをいたしましたが,府中のほうにできる範囲内での分水をすることによって,ある程度その市街地の排水が緩和されるということで考えております。こういったいろんな方法の中で水戸川の水路がどういう形で機能するかというのは今後の課題であります。昨日,副市長のほうからお話しがございましたように,今後やはり土地利用が変わってきて,いろんなまた宅地等が想定されます。またそういうときには次なる策というものは想定しないといけないというふうに考えております。


○38番(田代昇子君)


 よく分かりました。今上小川とか舞鶴中学周辺とか,福島の有下周辺とか広瀬周辺が非常に宅地開発をされております。今若い世代の人たちは集落の中にはなかなか溶け込めないという習性がありまして,習性というのはちょっと表現がまずいですけれども,そのようなことで大変宅地開発がそういうところに集中してまいるわけですけれども,今後もそのような傾向にあるのか,そこ辺のご見解をお聞かせいただきたいと思います。


○副市長(南 洋海君)


 昨日もご答弁をいたしましたけれども,水戸川の流域に流れてくる面積がおおむね約1,100ha程度の面積がございます。しかしご承知のとおり,上小川,広瀬付近ではまだ農振農用地として残してございます。水戸川につきましても,昨日申し上げましたけれども,今広瀬の付近で標高が1m弱ぐらいの標高かと思います。満潮のときには水戸川の樋門は閉まったままでございまして,閉まった状態のときにいわゆる内地側に,陸地側に大雨が降った場合に湛水が起こるということでございます。そういう事情で,例えば台風なんかが来ますと海面が膨らみます。ルース台風のときには記録として1m程度膨れたという記録が残っておりますので,やはりこういうときのためには水戸川の樋門が大切であるということを昨日申し上げた次第であります。今後の宅地化につきましては,今のところ農振農用地としてしっかり農業の振興のために資するといたしております。しかし,今後社会情勢が変わった場合には,またほかの土地利用が考えられるかもしれませんので,今後水戸川の樋門についても検討をしていきたいということでございます。


○38番(田代昇子君)


 大変これまでの質問の中で水田というのは貯留の役割をするんだということの答弁をいただいておりますが,やはり耕作者にとっては稲がとれるんだろうか,全部流されるんじゃなかろうかという大変な心配があるのではないかなと思うことでございます。昨日の排水ポンプについては,財政的に大変な負担が要るんだということでございましたが,検討していきたいというようなご答弁もあったようです。是非前向きに検討いただいて,計画なり,作っていただく方向でやっていただければと思うのでございますが,そこら辺でもう一遍お願いしたいと思います。


○副市長(南 洋海君)


 今後検討をしていきたいと考えております。


○38番(田代昇子君)


 ありがとうございます。それでは,次に入ります。2点目の交通安全の推進についてでございますが,先ほど申しましたけれども,この地域は大変宅地開発が急速に進んでくる場所でございまして,それにあわせてやはり大型店舗もできてきてまいりますし,非常に福島の有下地区ですけれども,西小学校の桜並木から上小川へ行く,あるいは福島Aコープに行く道路の交差点が非常に危のうございます。そこの地域に行くのだけじゃなくて,空港に行く近道の方法の手段として交通量も増えているようです。大変危険でございますが,先ほど県のほうに信号機を年間5機つけていただいたと市長の答弁がありましたけれども,よく要望書が出てないよということを言われるんですけれども,例えば要望が出たら緊急に調査していただくんじゃないかなと思いますが,要望が出て調査されて,やはりそこ辺は緊急性の高いところを市としても県に要望していかれるのではないかなと思うんですけれども,そういうのがやっぱり順番でないといけないのか,もちろん警察も調査してくれるんだろうと思いますけれども,そこら辺をお聞かせいただきたいと思います。やはり緊急性の高いところからやっていただきたいなと。そしてまた,国分,霧島地区は大変人口も増えたし,道も狭いし交通量も多いということで,是非そこ辺を強力に県のほうに要望していただきたいなとそういう思いがあるんですが,ご答弁お聞かせいただきたいと思います。


○安心安全課長(尾堂 守君)


 当地区は住宅等建設も進み,大型店舗の進出もあり大変危険な交差点と認識はいたしております。まず,信号機の設置につきましては,所轄警察署に要望書を提出いたしまして,現地調査等により設置の必要が認められる場合に限り,県が公安委員会に上申され,その上全県的な立場で先ほども市長のほうより答弁されましたように,その必要性,緊急性から優先順位を判断いたしまして,予算の範囲内で設置箇所を選定されていくと伺っております。国分福島2丁目の桜並木の区間の交差点につきましては,平成19年9月に霧島警察署に市として要望を行っていますが,いまだ設置には至っておりません。現在,警察から設置についての明確な解答がありませんので,設置予定についても不透明な段階と言わざるを得ないのが現状です。市といたしましては,設置権限がありませんが,皆様からの強い要望を受け止め,引き続き霧島警察署に対し信号機設置要望を継続して要望していきたいと思っております。


○38番(田代昇子君)


 前向きなご答弁ありがとうございました。通常,通常というのはちょっとおかしいですが,何か人身事故がないとなかなか腰が上がらないという面が非常にあるのではないかなと思うのですが,そこら辺をどのようにお考えでございましょうか。


○安心安全課長(尾堂 守君)


 信号機の設置につきましては,信号機の設置により防止できると認められる交通事故を現に発生し,または発生する恐れがある場合とか,信号機の設置により自動車の遅れ時間,または歩行者の横断待ち時間を減少させることができる等の場合を勘案されて設置されているようでございます。


○38番(田代昇子君)


 是非行政としての県のほうに,公安委員会のほうに要望を強くしていただきたいなと,お願いをしておきたいと思います。次に,保健センターの改修については前向きなご答弁をいただいたと思いますけれども,56年に今の施設ができたということでございましたけれども,検診として,国分時代からすると検診なんかが増えているのかどうか,そこら辺をお聞かせいただければと思います。


○健康増進課長(宮本順子君)


 検診につきましては若干減っております。しかしながら,年間国分保健センターの利用者数は,20年度が1万7,788人が利用されておられます。


○38番(田代昇子君)


 非常にこの保健センターはスペースが割と人口の割に狭いですので,下で検診があると,上では料理教室はできなかったり,非常にそういう不便な,不便て言うのか,気を使わなきゃならない部分がありまして,思うように研修とか推進ができない部分があるのでございますけれども,そこら辺を改修に合わせて何とかこう併設してできないのかなと,そんな思いを長年持っておりまして,そこら辺はいかがでございましょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 この保健センターでございますが,従来は隣接の青少年ホームと一体的な利用を図ってまいっております。先ほどございましたように,トイレ等も2階部分にはないというのは,そのような併設した施設を利用して,相互に共用をするというようなことでスタートした経緯があります。しかしながら,青少年ホームの一部を取り壊しをいたしましたので,現在の保健センターとしては,非常に議員が言われますように狭いところでございます。この保健センターの面積としましては,すこやか保健センターよりもかなり狭い面積となっております。また現在,土曜休日夜間診療所もあわせてその一部を使っておりますけれども,それにいたしましても狭い状況でございます。先ほどご答弁申し上げましたように,すこやか保健センターにつきましても狭い状況にあるわけでございまして,やはり検診,あるいはさまざまな事業を行う上では,拠点として使える保健センターというものがやはり必要ではないかというようなこともございますので,そういうところも含めて今後研究させていただきたいと思います。ですから,現在の保健センターは非常にご不便をおかけしておりますけれども,今のところこの部分について改修をするという計画はないところでございますので,ご理解を賜りたいと思います。


○38番(田代昇子君)


 ご答弁でよく分かったわけですけれども,以前は2階にもトイレもついてました。非常に何とかできている部分もありましたけれども,昭和62年から老人の福祉弁当も作っておりました。その当時から水道が詰まり,水漏れがしてという大変窮屈な思いをしながらの利用でございましたけれども,最近は少しよくなったとはいえ,流しのドアがとれたり,それぞれに使用する人たちはくぎで打ちつけたりというような,そういうこれまでの形態ですけれども,是非これから健康を大事にしなきゃいけない時代になりました。計画がないのであれば早急に検討していただいて,何とか計画に載せていただきたい,そのような思いでございますが,もう一遍ご答弁のほうをお願いしたいと思います。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 現在の28年を経過しておりますので,非常に老朽化が進んでいるというのは承知をいたしております。したがいまして,今ご指摘のような修繕等が発生をしているようなものでございますと,早急に調査をしてそういう対応をさせていただきたいと思います。なお,大幅な改修ということにつきましては,先ほど申し上げましたように,現時点では計画をいたしておりませんので,改めましてご理解を賜りたいと思います。


○38番(田代昇子君)


 前向きだったのか,答弁をいただきありがとうございました。次に,ふれあいの郷につきましては,(仮称)こどもセンターのほうに移転するということでございましたけれども,それでは,残りました施設については具体的には計画はないということで理解してよろしいでしょうか。それと,ふれあいの郷の2階部分については,当初からあのような計画だったのかどうか。非常に壁もなくて,使用することもできないし,遊ばせてるのももったいないというような環境であります。何とか国分のここの公民館も手狭でどうしようもない状態にきております。是非ああいうところでも使用できるような計画を是非立てていただきたいなと,そのような思いがあるんですが,ご答弁のほうをよろしくお願いします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 建設の前の計画段階でございますけれども,この2階部分の,今議員ご指摘のところは,屋上広場として活用をするという計画で建設をされたものというふうに理解をいたしておりますが,この建物の2階部分につきましては,現在子育て支援センターがある部分は児童クラブを配置しようと,そしてその広場として屋上の広場を活用しようというような経緯があったというふうに記憶いたしておりますけれども,その児童クラブではなくて子育て支援センターを2階部分に設置をしたというようなことから,そこに利用される乳幼児は部屋の中で動いたり,あるいは相談に乗ったりというようなことでございますので,その屋上部分については活用されていないというのが現状でございます。それが当初のときのそういう計画であったというふうに認識をいたしております。後の活用につきましては,先ほど申しましたように現在のところは今後検討していくということでございます。


○38番(田代昇子君)


 2階の空きスペースのところについては,単なる不便だとかそういうものでなかったのかどうか。非常に隣が隣接して近いですよね。で,あの2階の部分で,例えば子どもたちが暴れて,隣に騒音の面で迷惑をかけるから使用されてないのか,そういう思いがしたんですけれども,そこら辺はどうなんでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 詳細につきましては承知いたしておりませんが,その建物を建設する時点で旧法務局の跡地でございます。その法務局のときの入り口は,国分小学校側のほうから進入をすることになっておりまして,そのときに道路改良の部分と平行して工事をした経緯があるというふうに記憶いたしております。その時点で隣接地の方から土地を購入したという経緯がございまして,その時点で隣接地の方には,ここにはこのようなものができるという説明をして土地の購入をした経緯があるというふうに記憶いたしておりますが,その時点でふれあいの郷と東地区の自治公民館,あるいは児童クラブのそういうようものが配置されるというような説明はしているというふうに思っております。


○38番(田代昇子君)


 経緯についてはよく分かったんですが,非常にあの場所に行ってみて,あそこで騒音がすると隣に迷惑を掛けるのかなと,そのような思いがして,それであのままなっているのかなという思いが強いんですけれども,壁を二重壁にするとかしながら,是非活用の方法を考えていただきたいなって,これは市民の人たちが,あそこに参加して来られた方々がそういう思いを一生懸命伝えてくださるんですけれども,是非そこら辺を何とか計画に乗せていただいて,立派に活用していただければという思いがあるのでございますが,いかがでございましょう。何か,非常に先ほども申しましたけれども,生涯学習のそれぞれの人たちが活動する場っていうのが非常に不足しておりますので,是非分散しながらでも,ああいうところを活用ができればなという思いが強いわけです。是非,その答弁を,市長どうでしょうか。


○市長(前田終止君)


 限られた公有地,その中における限られた空間,それの最大利活用ということを問われてるんだというように思います。今直ちにこうします,ああしますという回答にはなりませんけれども,その指摘をしっかりお聞きいたしましたので,関係者と協議を深めてどのように対応できるか積極的に検討をしてみたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,田代昇子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 0時16分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時20分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,43番,時任英寛議員より1件通告がされております。したがって,時任英寛議員の発言を許可します。


○43番(時任英寛君)


 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので,通告に従い順次質問を申し上げます。初めに,今定例会29名の一般質問の登壇者でございます。私で26番目,今回霧島市政の現状から将来像,はたまた1万年前の縄文時代の縄文人の心までを弁舌さわやかに,そして熱意溢れる答弁をされていらっしゃる前田市長に心から敬意を表します。あと3年もすれば高齢者の仲間入り,このままでいきますと中山間地の独居老人といわれる立場にありながら,老いてますます盛んなりの活動をされておりますことに,心から敬服を申し上げます。さて,昨日は東証株価がサブプライムローン破綻によるアメリカ発の金融危機以来,8か月ぶり1万円台を回復し,政府も安堵と期待を込めて歓迎しております。しかしながら,またもやガソリン等の小売価格がじわじわと上がってきており,投機マネーの原油先物取引への介入が懸念される事案も発生しております。ただ,昨年来の世界同時経済危機に対し,政府与党の緊急経済対策は本年度本予算,第一次補正予算分までで戦後最大規模と言われる136兆円にも及ぶ施策の効果が,徐々にはですが,しかし確実に成果として現れていることを確信いたします。また,09年,政府予算の特徴として,地方の発想で事業を企画し執行する地方分権の時代,地方の力量が試される予算となっております。本市として,経済対策はもとより,新市のあらゆる基盤構築のチャンスと捉え,今後の事業展開に期待をいたします。質問に入りますが,今回は皆さんが日常的に耳慣れた言葉,周知されている項目ですが,詳細をと問えばぼやっとした認識しかないと思えることについて,改めてお伺いをいたしたいと思います。安心安全なまちづくりの観点から,5項目についてお伺いをいたします。まず第1点,AEDの設置についてお伺いします。ご案内のとおり,AED普及により心停止状態の要救護者の救命率が大幅に向上しているとの報道もなされております。本市においても消防局の協力を得,各小中学校のPTAの皆さん,企業の皆さん方がAEDの取り扱い研修が行われております。だれでも,どこでも救命措置を行える救命器具がAEDであります。したがって,AED設置の拡充が救命率の向上につながると認識をいたします。小中学校の設置は,先の本会議で年次的に整備,設置,また,研修等,具体的に示されましたが,学校以外での公共施設において,AEDの設置状況についてお尋ねをいたします。また,本市では,市内外の各種団体による多くのイベントが開催されておりますが,すべてのイベント会場にAEDが必ずしも設置されている状況ではありません。さまざまなイベント,会合運営において,万が一があってはいけませんが,主催者としては危機管理上最低限の備えは必要と認識いたします。そこで,各種イベントに対し申し出があれば,AEDを貸し出す事業を検討できないか,お尋ねをいたします。第2点,火災報知機の設置についてお伺いをいたします。消防法の改正により,平成18年6月以降建築の家屋については,建築時に火災報知機の設置が義務付けられ,また,既存住宅においても平成23年5月31日までに寝室等への設置が義務付けられました。現在,地区自治公民館及び自治会での共同購入,設置を行っているところもありますが,本市の設置状況及び啓発について,どのような取組がなされているか,お尋ねをいたします。また,火災報知機は各種販売されており,価格もそれぞれあります。一度取り付けましたら,おおむね10年間は耐用年数があると言われますが,小売価格で7,000円から8,000円,決して安価ではないと思います。低所得の高齢者,障害者にとっては,軽い負担ではありません。さらには,機材の取り付けについても容易ではありません。そこで,低所得の高齢者,障害者を対象に,機器購入・設置に対して無償,または助成制度の検討はできないか,お尋ねをいたします。第3点,障害者用トイレ,オストメイトトイレの公共施設への設置状況及び今後の設置計画についてお伺いをいたします。ノーマライゼーションの理念を啓発するためにも,さらには真のバリアフリー実現のためにも,日常施設の整備,拡充が急務と考えますが,いかがでしょうか。お尋ねをいたします。第4点,子どもたちの健康増進についてお伺いをいたします。まず,食育につきましては,先に同僚議員からも同様な質問がなされましたので割愛いたしますが,愛知県では愛知大学の協力を得て,このたび5,000部の食育絵本が作成され,県内の保育園,幼稚園へ配布され,幼児期からの食育に貢献しているとの報道もありました。本市も食育については先進的な取組がなされ,高く評価するものでありますが,今後更なる先進事例の調査,検討を行い,当該事業の拡充を望むものであります。食育絵本をブックスタート事業で活用するのも新鮮な発想ではないかと思います。ご提案を申し上げておきます。子どもたちの体力向上についてお伺いいたします。子どもたちの体力の低下については,国としても重要課題であると申し上げても過言ではないと思います。昭和時代より,体格においては男女とも著しく向上しているものの,体力は,追いつかないというよりも,昭和よりも落ち込んでいる,さらには小児成人病,小児メタボリック等,従来は考えられない疾患も発生いたしております。子どもたちの体力は向上することで,克服できる疾患も多々あると認識をいたしております。この体力低下の事実を深く認識した上で,子どもたちの体力向上の施策というより,学校現場においてさまざまな体力向上の事業,取組がなされておると思いますが,具体的にお示しをいただきたいと存じます。第5点,小中学校通学路の定期点検についてお伺いいたします。毎年,年度当初,児童生徒が通学地図を提出し,各学校において安全確認が行われ通学路が定められております。市内小学校34校,中学校14校,高等学校7校,高等専門学校1校,特別支援学校1校の学校を擁する霧島市。本市教育委員会として,全学校の通学路を認識をされておられるか,また,毎年まちは動きます。大型店の出店等,新施設のオープン,大型マンション,新興住宅地,それに伴う道路新設,道路改良等,学校を取り巻く環境は日々変化していくものであります。同じ通学路でも,毎年状況は変化するものと認識すべきと思います。したがって,同じ通学路でも新たな危険箇所が,改良箇所が存在するわけであります。ゆえに,毎年,通学路の確認,安全点検は重要視されるべきものであると思います。現在,委員会として定期的・計画的に通学路の安全点検が実施されているかお尋ねをいたします。また,通学路は道路の中でもより高い安全性が担保されなければならなく,さらには改良等においても最優先されるべきものであると理解いたしております。通学路表示及び交通規制の拡充はできないかお尋ねをいたします。以上で,壇上からの質問を終わりますが,答弁のいかんでは自席からの再質問を議長にお願いをいたします。


○市長(前田終止君)


 時任議員から1点に絞っての質問でございました。1点目の中の1につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。4のイ及び,また5につきましては,教育委員会が答弁させていただきます。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさしていただきます。安心安全なまちづくりについて,この1点目についてお答えをいたします。平成15年に救急救命士がAEDの使用を認められ,平成16年には一般の方もAEDの使用が可能になりました。このAEDは,コンピューターが電気ショックを実施するかしないかを,自動的に判断するということであります。昨今,マラソン大会等でこのAEDを使用して命を救うことができ,社会復帰されたことはマスコミ等でも大きく幾例にも取り上げられました。本市におきましては,市民が救命のため積極的にAEDを使用していただけるよう,消防局内外で講習会を実施するとともに,学校をはじめ多数の方が出入りをされる公共施設に優先的にAEDを設置をし,学校以外の公共施設におきましても,平成20年度までに20の施設に22台設置をし,21年度も4施設に4台設置をしており,今後も計画的に設置してまいります。各種イベントへの貸し出しを,AEDについて,議員ご指摘のとおり設置させていただきたいと存じます。


○消防局長(後庵博文君)


 安心安全なまちづくりについての2問目についてお答えします。火災警報器の設置につきましては,これまでに広報きりしまをはじめ,自治会,婦人会や各種団体の会合,防火教室,そのほか各種事業所で行う避難訓練など,あらゆる機会を捉え,普及啓発に努めております。現在,消防団,婦人防火協力会や,自治会等の協力をいただきながら進めているところでもあります。また,設置届出義務等がないことから,正確な数字ではありませんが,住宅用火災警報器の取扱販売業者や消防団等からの設置戸数の聞きとりや,該当アンケート調査結果等から,現在の霧島市における設置率は,約35%と推計しております。また,今回更なる設置率の向上を図るために,5月に消防機関はもとより,地域に密着した関係団体の協力を得て,11団体からなる「霧島市住宅用火災警報器設置推進委員会」を設置したところでございます。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 安心安全なまちづくりの火災報知機の設置についての2点目についてお答えいたします。火災報知機の設置についてでございますが,障害者世帯につきましては,霧島市地域生活支援事業により視覚障害,聴覚障害,肢体不自由,心臓や腎臓機能障害など,障害等級が2級以上で,火災発生の感知及び避難が著しく困難な障害者のみの世帯,並びにこれに準ずる世帯の方が火災警報器を設置された場合,自立生活支援用具として本人は1割負担で給付する制度があります。さらに,本年4月から,重度精神及び知的障害者につきましても,本制度の対象者に追加されたところでございます。また,高齢者の世帯につきましては,現在のところ一律の助成は考えておりませんが,従来から高齢者日常生活用具給付等事業において,寝たきりに準ずる方や認知症など給付基準に該当する方からの給付申請に基づき,地域ケア会議で認められた場合給付をいたしており,平成20年度の給付実績は1件となっております。3点目の,オストメイトトイレの公共施設での設置状況につきましては,国分シビックセンターのほか,鹿児島空港や上野原縄文の森,みやまコンセール等に設置してあり,最近では北消防署やJR国分駅東口の公衆トイレ,国分ふれあいの郷などに設置しております。今後,公共施設等を建設する場合は,必要に応じ関係部署と協議しながら設置について検討してまいりたいと考えております。4点目についてお答えいたします。本市におきましては平成20年2月に「霧島市食育推進計画」を作成し,全市的に食育の推進に取り組んでいるところであり,子どもたちや市民の方により分かりやすく食育について理解していただくために,霧島版食事バランスガイドやライフスタイルに応じた食育の7つのポイントを示したパンフレットを作成し,昨年10月に市内各世帯,家庭に配布いたしました。「霧島版食事バランスガイド」には,1日に何をどれだけ食べたらよいかが一目で分かる食事の目安や,霧島の旬の食材,郷土料理,食事のときに気をつけることなどについて,イラストを交えながら分かりやすく紹介いたしております。また,「ライフステージに応じた食育の7つのポイント」には,妊娠期,授乳期から高齢期までを7つの区分に分け,それぞれの区分ごとに食育のポイントを示しております。これらのことをもとに,各ご家庭におきまして,親子で一緒に食育について考えていただき,毎日の生活の中で実践していただきたいと考えているところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 安心安全なまちづくりについての4点目のイについてお答えをいたします。霧島市におきましては,子どもたちの体力向上に向けた取組としまして,1校1運動を推進しております。朝の駆け足やなわ跳びなど,各学校においてみんなで取り組める運動を決め,始業前や業間,放課後等の時間を活用して,1回15分程度で週2ないし3回を目安として取り組んでいこうというものであります。また,今回の学習指導要領の改訂により,体育の授業時数も,小学校では平成23年度から,中学校では平成24年度から,年間12時間から15時間増加することになります。小学校につきましては,移行期間としまして1,2年生で実施されているところであり,この体育の授業時数の増加も子どもたちの体力向上対策の一環であります。体育の授業における十分な運動量の確保や,持久走大会,なわ跳び大会などの体育的行事の充実,昼休みの外遊びの奨励や,みんなで遊ぶ日の設定,また,家庭と連携した取組としまして,親子体力づくりや外遊びの奨励等も行っているところであります。市教委の数値目標としましては,第一次霧島市総合計画に示してあるとおり,体力運動能力調査における長座体前屈の平均値を平成18年度の38.2cmから平成24年度までに41.5cmに,20mシャトルランの平均値を,平成18年度の55.6回から平成24年度までに58.7回にすることにしております。児童生徒の柔軟性と持久力の向上に取り組んでいるところであります。次に,5点目にお答えをいたします。各学校におきましては,毎年児童生徒の通学路の点検を実施しております。点検時期及び方法につきましては,各学校の実態により異なりますが,例えばPTA役員と学校職員が年3回,通学路を点検して危険箇所の把握を行っております。また,集団下校の際に,児童生徒と教職員が一緒に通学路を通りながら,危険箇所の確認を行ったり,日曜参観や新1年生の体験入学等の際に,親子で通学路を通って危険箇所チェックを実施してることところであります。通学路点検で把握した危険箇所等につきましては,各学校ごとに通学路安全マップを作成し,校内等に掲示して児童生徒への啓発を図っております。市教委では各学校で作成した通学路安全マップの提出を求め,通学路における危険箇所等について把握するとともに,児童生徒の安全管理について,指導の徹底を図っているところであります。危険箇所等の改良や通学路表示・規制につきましては,各地区ごとに設置されている青少年健全育成連絡会において共通理解を図るとともに,今後は教育部だけでの対応は困難なものがありますことから,関係部,機関との連携を深め,通学路の安全確保に努めてまいりたいと考えております。


○43番(時任英寛君)


 それぞれ答弁をいただきました。もうほとんど自席からしなくていいんじゃないかなと思うぐらい前向きにご答弁いただいたこところですが,若干確認という意味でお話をさせていただきたいと思います。まず,AEDについてでございます。市長自らが答弁いただきましたけれども,貸出用のAEDも設置をすると,これで私の成果は出たわけでございまして,また選挙で「よかどこら」と思います。そこで,大阪の四条畷市,ここはもう全公共施設にAEDを設置をしたと。そしてまた,貸出用のAEDも準備がしてありますと。当然それに伴う研修というのも,積極的に行っているということでございます。ただ,本市においても先ほど市長のほうから答弁ございましたけれども,結構な施設にAEDが配置をされ,もう学校についてはほぼ100%に近い状況で設置がされていくわけでございます。問題はその研修の部分であります。先ほど答弁の中でも,消防局の内外において研修が行われておるということでございましたが,全市民を対象にとなりますと,まだまだ数字的なものっていうのは低いと思います。ただ,全市民が必ずしもこの研修を受けなければならないかということでもないと思うんですけれども,今のスポーツ少年団,中学校・高校の部活動の顧問の先生方っていうのは,このAEDの研修を受けてらっしゃると思うんですけど,スポーツ少年団の指導者の皆さんがいらっしゃいます。スポーツ少年団というのは,あくまでも任意の団体という位置づけがされております。ただし,スポーツ少年団,毎年講習会がございます,指導員の。こういう指導員の講習会等で時間を割いて,こういうAEDの講習というものはできないものか,まずお伺いいたしたいと思います。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(藤山光隆君)


 AEDの設置につきましては,今年の5月末日をもちまして市内の小中学校にすべて配置をさせていただきました。議員が質問されましたスポーツ少年団の指導者等に対する研修・講習会でございますけども,昨年度の霧島市スポーツ少年団の指導者と育成協議会の中での研修の一つに,AEDと心肺蘇生法の講習会を取り入れまして,隼人の体育館のほうで消防局の職員の方々のご協力をいただきながら開催したところでございます。現在,AEDの必要性が問われておりますので,毎年同じ研修をというわけにはいきませんけれども,今後は機会を見つけながら少年団にかかわっている保護者の方々,それから指導者の方々を対象に,積極的に研修会を開催していきたいというふうに考えております。


○43番(時任英寛君)


 消防局長,このAEDの研修会,取り扱い研修,これ大体時間的にどのぐらい必要とされるもんでしょう。


○消防局長(後庵博文君)


 2種類ございまして,AEDのみ教えてくださいというグループに対しては大体1時間程度。普通救命講習というのがございまして,心肺蘇生法から含めて大体3時間やっておるわけですが,できるだけこの3時間の中でAEDを入れて,是非とも心肺蘇生も受けてくださいということで,市民の方にはお願いをしております。


○43番(時任英寛君)


 今,スポーツ少年団の指導者研修等でも昨年実施をされたということです。スポーツ少年団の指導者,または育成会の方々っていうのは,毎年変わる可能性もあるわけでして,できれば毎年というわけにはいかないがという答弁でございましたけれども,やはりその指導者,または育成会の方々のメンバーを見てやはり判断していただくのもいいのかなと思います。やはり,隔年ごとであったり3年に1回という形になりましたら,やはり使用できない方も中には出てまいられると思いますので,その辺りも考慮して研修計画っていうか,このことを考えていただきたいと。これ,提言をいたしておきます。消防局長,これは非常に,1時間または第2段階の心肺蘇生3時間。3時間でしたらここに,今そちらから見て46人おります。ここに46人座ってる皆様方がいらっしゃいます。この方々を対象としたそういう講習会等も私の一存でございますけれども今ご提案申し上げたいと思いますが,それでも議会のこういう講習会には消防局の方は喜んでしていただけるんでしょうか。


○消防局長(後庵博文君)


 私どもとしましては,できるだけ普及啓発を図るということでございますので,どんな団体であろうと受けていただくということに対しては非常に喜んでおりますので,大体10名に1名うちの職員がつきまして指導することになっております。いつでも待っております。


○市長(前田終止君)


 この件でですね,実は私もAEDの使用,一遍も自ら立ち会ったこともなければ,使用することが今の状態ではちょっと難しいかなと,こう思ってます。それで,是非議会の皆さん方と,提案ですが,我々のこの行政執行部もやっぱり一社会人としても地域地域に暮らしておりますし,是非あわせて一緒に勉強会やりましょう。是非ひとつ,これは提案しときます。


○43番(時任英寛君)


 議長を差し置いて,市長を差し置いて,私がこういう提案をいたしましたけれども,ただ市長もそうでございますが,われわれ議員もいろんな会合に呼ばれて行きます。いろんなイベントに顔を出してます。これは何のためかって言えば,まあいろいろあるんでしょうけれども,だからそういうところに行く人種でございます,私どもは。したがって,そういうところでこういう事故が発生したとき,AEDが設置をしてあれば,それを使える能力があれば,人命を救えるという,やはり必要なことではなかろうかと思いますので,後はまた議長のほうでいろいろと企画をいただけると思いますけれども,どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。次に,火災報知機でございます。局長のほうから,今設置率が35%ぐらいであると。まだ消防法で改正されましてから2年ぐらいあるわけでございますけれども,やはり一番心配になるのはそういう地域ぐるみ,または1つの塊として共同購入等をしていただく部分は心配ないんですけれども,昨日も出ました中山間地限界集落,そういうところの独居老人の方々とか,高齢者の方々,障害者の方々,この方々について,やはり市としてはそういう特別な配慮というものが必要ではなかろうかなと考えておるところでございます。地デジ放送の件についても申し上げました,それで今回火災報知機につきましても,ひとつは,その法律が変わって義務づけられたということでございます。これは,その火災報知機を設置しない場合の罰則規定っていうのが消防局長,あるんでしょうか。


○消防局長(後庵博文君)


 罰則規定についてはございません。


○43番(時任英寛君)


 罰則規定はないわけですけれども,結局命にかかわる問題になってまいります。設置をしてある家と設置をしてない家。そこで,これは無償化についてご提案を申し上げたいと思います。先ほど保健福祉部長のほうから障害者の方については,ある条件で1割の負担とさせていただいております。また,高齢者につきましても,認知症等特別な条件が付されれば,同等の扱いをするということでございましたが,茨城県の古河市では,高齢者,障害者,7,500世帯を対象に無償で取り付けをやるという事業を始められました。これについては,どういう制度かと言いますと,緊急経済対策,いわゆる臨時職員を雇用して対応する緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用いたしまして,当然市の持ち出しはございますけれども,臨時職員を8名雇いまして,事務補佐員を2名雇いまして,この8名で7,500世帯を対象に無償で取り付けをしていくという事業でございます。当然これは予算がかかるものでございまして,既にもう地域で共同購入をされていらっしゃる場所もございます。同僚議員の質問でもあります不公平感というものも途中からこういう制度を持っていけば出てくる可能性もございますが,ただ,高齢者の方々にも火災報知機というのを認識をされない,仮に買ってきても取り付けられないという方々というのはたくさんいらっしゃると思うんです。したがいまして,ここについてやはり特別な配慮というものを今後さらに検討できないか,お伺いしたいと思います。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 今議員が申されました先進事例の件でございますけれども,設置については無料ということであるようでございます。現在,私どもが制度として持っておりますのは,障害者等の場合につきましては1割の負担をいただく,それから高齢者につきましては所得の区分がございますけれども,所得の低い方については自己負担はございませんけれども,所得のある程度ある方につきましては,自己負担が発生するというような,そういう制度になっておりまして,そういう既にもう付けられた方,あるいは今から付けられる方,そういうところの公平性がどうであるのかということが非常に懸念をされますので,今後勉強させていただきたいというふうに思っております。


○43番(時任英寛君)


 私,この古河市の先進事例をいきなり持ってきなさいっていうことじゃなくて,最終的にはすべての市民のご自宅に,寝室に火災報知機が取り付けられるようなシステムを作りましょうという提案でございます。どうすればすべての住宅に火災報知機が取り付けられるのかというのを,今部長の答弁で結構なんです。今後研究していくと。いろんな先進事例があると思います。そして,不公平のない中で,だけれどもここについては特別な手立て,それはどういうことかというと,こういう条件が該当する方についてはということであれば,ほかの市民の方々も納得をされると思います。したがいまして,まだ時間があると言ってもやはり5万世帯の35%ですから,まだまだ残りが多いわけです。75%の方が設置をされていらっしゃらないわけです。その中でも障害者,高齢者が取り残されたというようなことがないような手立てを,これは保健福祉部だけの問題じゃなく,当然消防局が入ってこられるわけでして,中山間地そういうところの限界集落というか現地集落の対応策,企画部も入ってくるわけですんで,先ほど深町議員からありましたように,全庁横断課題としてやはり取り組んでいただきたいとご要望申し上げたいと思います。次に,オストメイトトイレでございます。これも,今答弁いただきましたけれども本当に特別なところにしか,現在付いておりません。で,シビックセンター,市の施設であれば。あとは国分ふれあいの郷,あとはJRの駅とか空港とか,そういうところですけれども,今後新しい公共施設を建設するときには対応するということなんですが,ただ,既存の施設等についても考えられないのか,改修という,改良ということで,これについてはいかがなんでしょうか,部長。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 このオストメイトトイレにつきましては,シビックセンターの例を申し上げますと,当初は付いていなかったものを途中で改修をした経緯がございますので,そういう必要性がある箇所につきましては,今後また検討させていただきたいと思います。ただ,公衆用トイレの設置をしていたわけでございますけれども,何らかの形で破損をしておりまして,そういう場所については公共施設と同じような形の取り扱いというのを,またさらに検討していかなければならないと思っております。


○43番(時任英寛君)


 それと,あと学校のトイレにオストメイトのトイレは必要ないのかという,そういう議論もしたいと思うんですけれども,教育長いかがなものでしょうか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 新設の学校,それと改築の学校等につきましては,多目的トイレというような名目のもとにできるだけ設置をするように設計をしているわけでございますけども,今後必要性をいろいろと検討させていただきまして,必要と判断した場合につきましては,今後整備を進めていきたいと考えております。


○43番(時任英寛君)


 これは病気によるそういう障害を持たれるわけです。がん対策基本法というのができまして,がんでの死亡率を抑えようということでございます。こういうがんという一つの病気から発生したこういう障害というのも多いわけでございますので,やはり必要性を考慮してということでございます。学校という場も今県のほうでも県民週間等があって,いろんな市民の方々に学校を見ていただきたいという形で要請をしてるわけですけれども,そういうトイレがあるとなれば,また来られる可能性のある障がい者の方もいらっしゃるのではなかろうかと思います。今後やはり前向きにそういう改修または新設というものを考えていただきますようご要望申し上げておきます。次に,体力の問題でございます。食育について質問を割愛したんですけれども,ご答弁いただきましてありがとうございました,本当ご丁寧に。ただ,本来ならば食育と子どもの体力の低下というのはセットで議論をすべき問題であるんですけれども,木野田議員,そしてまた,今日,田代議員のほうから食育についていろいろと詳しくやりとりがありますので,これ以上,中身についてやりとりをしますと,くどくなると思いまして割愛いたしたところでございます。体力向上につきましては,一つの数値目標を基に教育委員会も取り組んでいらっしゃるわけですけれども,問題はやはり食べ物だと思います。木野田議員の質問でもございました欠食,こういうことも体力の低下というのにもつながってまいりますし,やはり食べ物の種類によっても脳の活性化を阻害する食べ物等もございますし,これは嗜好品であるたばこもそうでございますし,アルコールもそうでございますし,やはりそういうものも加味した上での体力向上という形で考えていかなければならないと思います。そして,学校の場合,給食の献立を各家庭に配布されております。私はこれこそ,まず食育の原点になるのではなかろうかと常々考えております。カロリー計算やら何やら,そして,給食室からのお便りが来ます。こういうものを入れ込んで,こういうものをという,今回,市のほうでもすばらしいガイドブックができておりますけれども,その前身となるものが給食の献立表ではなかろうかと,カロリー計算からいろいろ書いてありまして,だから,それをもとにして子どもたちの体力向上,そしてまた,体格向上というものを家庭でも考えられるようなシステムというのも大事ではなかろうかなと思います。この体力向上につきましても,私も去年までは,3月までは小中高大,子どもがおりました。すべてのPTAにかかわっておりました。これだけを見ますと,教育長より上ですよ。そのぐらいのPTAに関しての知識も豊富で持っておりましたが,けがをしやすい,持久力がないというのは現場におりまして,先生方からよく聞く声でございましたけれども,とにかくこれは粘り強く取り組んでいくしかないということでございますので,答弁にもございましたように学校だけじゃなく,親子で,家庭でできるようなそういう何と言いますか,一つの提案というのも学校を中心に発信をしていっていただきたいなと思います。これも教育長の最初の答弁で結構でした。次に,通学路の安全点検です。これについてもるる細かく答弁いただきましたけれども,申し上げたいのは,まちが動いてるということです。同じ通学路でも毎年毎年状況が変わってきているということでございますので,委員会が各道路を所管する建設部であったり,農林水産部であったり,また,施設を所管する各部と,子どもの命にかかわってくることですので,しっかりとした連携をとっていただきたいとお願いしたいと思いますが,建設部長,農林水産部長,各市道または農道等で工事に入りますよね。今も工事をあっちこっちやってらっしゃいますけれども,この工事をするときは通学路という認識をされた上で,学校等への連絡というものをなさってらっしゃるのか,ちょっとお伺いいたしたいと思います。


○建設部長(篠原明博君)


 工事発注をするに当たりましては,当然その周囲にそういう学校等があり,通学路となってるところについては十分注意し,学校と協議をして施工するように指示をいたしておるところでございます。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 農林水産部のほうも建設部と同様に,それぞれ学校,あるいは地域のほうに連絡をとって調整しているところでございます。


○43番(時任英寛君)


 これは業者が学校と協議をされるのか,それとも市のほうから直接こういう工事がいつからいつまでということで案内されるんでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 当然工事発注をするときにそういう学校施設等がありますと,市の工事工程等によって学校との関連がございますので,事前に学校とは協議をいたしております。また,発注後につきましては,その趣旨をその業者さんに伝えて,そういうのが起こらないように,トラブルが起こらないように周知をしているところでございます。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 農林水産部も同様でございます。


○43番(時任英寛君)


 学校の周辺は分かるんですよ。ただ,通学路というのは結構遠いところまであるわけでして,通学路を認識していらっしゃれば,通学路等で工事をされるときは,例えば,向花小学校の周辺で工事をされるときは,当然学校にお知らせをされて,今みたいな形で協議をされるわけですけれども,新町から来る子どもたちがいます。その途中を今工事をされるときは,当然学校のほうに工事協議というのはなされないんじゃなかろうかと,こういう認識をいたしております。だから,通学路という認識があることによって,学校のほうに通学路となっておりますよねと,実はいつからいつまでここの工事をいたしますと,ここを通ってくる子どもさん方にこちらも注意をいたしますが,注意喚起をお願いしますというような連携というのがとれているんでしょうかという質問でございます。


○建設部長(篠原明博君)


 私どものほうとしましては,周辺についてはそういうふうに徹底いたしておりましたけども,今おっしゃいますように通学路というのは周辺以外の道路も指定されているようでございます。今後そういう通学路等につきましては,教育委員会と常に綿密に協議をしながら,そういうところの工事に当たっては今後十分注意していきたいというふうに思っております。


○43番(時任英寛君)


 そういうことなんですね,学校教育課長,教育長。結局学校周辺については,当然市のほうも配慮しましていろんな協議をされるんですけれども,通学路という認識ではないんです。学校周辺ということで協議をされるわけですけれども,だから,教育委員会としては通学路というものをしっかりと各部に,それこそ全庁横断課題だと思うんですよね。だから,学校周辺の通学路じゃなくて,学校の通学路をしっかりと各所管部にお伝えをすることで,通学路上で起こり得るいろんな情報が学校に伝わると,学校に伝わったら子どもに伝わると,そして,保護者に伝わるということで,より安全性というものが確保できるのではなかろうかと,このように考えておりますが,学校教育課長,私の言ってることは間違いでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 議員からは以前もそういったご指摘をいただいたことがございました。おっしゃるとおり,関係の部署ときちっと連携をとるということは大事なことであるというふうに認識をしております。


○43番(時任英寛君)


 前も質問したとき,多分勘違いをしてるなと思ったものですから,今回やったんです。学校周辺については,非常に念入りにというか,神経質なぐらい協議をされるんですけども,だから,通学路という,そういう大きな枠で考えていただきたいなということで,今回確認の意味で質問をさせていただいたところでございました。いずれにいたしましても,子どもたち,通学路上で事故等もこれは発生しておるのも事実でございます。そして,いろんなあってはならないわけですけど,不審者も出ておりますし,そういうことを考えますと,全市的にというか,全庁的に子どもたちの通学路というのはしっかりと認識をしていただきたいなと思っております。今回,野口橋のところから山形屋ストアに抜ける道路がございます。ここについては,まだ未完成形ですけれども,市のほうで,市長の英断で安全灯を付けていただきました。非常に明るくなりました。不審者が続発してるところでございましたけれども,そういう英断というのもこの通学路については必要なことではないかなと,教育委員会ではそういう安全灯は付けられないと,建設部では道路が完成してませんから付けられないと,そんならどこでできるんだといえば,安心安全課で道路安全灯を付けていくという,これこそ全庁横断課題として取り組んでいただいた成果ではなかろうかと思っております。いずれにいたしましても,子どもたちの少子化の時代,命を守るということは市の最優先課題だと思っておりますので,今後とも通学路の整備,そしてまた,改良につきましては前向きに,そして,優先事項として捉えていただき,全庁横断的課題として取り組んでいただきますようご提言を申し上げまして,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 以上で時任英寛議員の一般質問を終わります。先ほどのAEDについては,市長のほうからここへおいでの部課長さん皆さんと一緒にと申し出がございましたので,休憩中に協議をした上で,また,議員各位にはご連絡申し上げたいと思います。次に,1番,脇元敬議員より1件通告がされております。したがって,脇元敬議員の発言を許可します。


○1番(脇元 敬君)


 皆さん,お疲れさまです。議席番号1番,脇元敬でございます。今回も元気よく,さわやかに質問を行いたいと思います。今朝方この原稿を印刷いたしまして,自分の質問部分だけを読み上げてみましたら35分ありました。早速質問に入ります。私は,毎回この一般質問で登壇した際に,私のふるさと霧島市に対する熱い思いや考えていること,思い描いている霧島市の姿など,さまざまな前語りをさせていただいておりますが,今回は少し趣向を変えまして,昨年12月に行われました5大学合同合宿ゼミについてお話させていただきます。この授業は,九州管内の5つの大学,九州大学,西南学院大学,佐賀大学,熊本大学,そして,鹿児島大学の政治系のゼミに所属する120名余りの学生が参加をしたもので,学生たちが自主的に取組,地方自治の現場,現地に実際出て,市民や関係者と言葉を交わし,学ぶフィールドワークを基盤とした学生主導のゼミのことであります。この合同ゼミを通して,地域課題の発見及び解決を可能にする地域活性化人材の育成を目的として年1回のペースで行われているそうです。8回目となる今回は,鹿児島大学がホスト校として担当し,「平成の大合併は地域に何をもたらしたのか。市町村合併後の課題とは何か」をテーマに霧島市を題材に学習なされました。2泊3日の日程で霧島市に宿泊をされ,それぞれの大学で事前調査として自分たちの身近な自治体の聞き取りや調査,評価をした上で,霧島市の合併を検証されたようです。学問的,学術的な講義や地元自治体関係者からの話を聞いたり,実際に霧島市内の各地に出かけて,市民にアンケートを行ったりされたそうです。私は,ひょんなことからこのゼミの場で議会という現場にいる者としてお話をさせていただくことになりました。そして,先日このゼミのレポートがまとめられたものをいただきましたので,少し紹介させていただきますが,これは彼らがアンケートや講義をもとにして感じたことを書いています。第三者で,若者たちの意見ですので,もちろんパーフェクトではないとは思いますが,何かのヒントにはなるのではないでしょうか,一部紹介させていただきます。「合併による影響は,大きなまちよりも小さなまちのほうが大きい。中心部の北部地区のアンケートでも,そもそも合併による変化はなく,知らないうちに合併が決まって,知らないうちに合併していたという印象の人が多かったという結果に対して,周辺部でのアンケートでは,合併してよくなったと言えることは一つもないという声が多く聞かれた。合併によって期待された公共工事はほとんど行われなかった。行政との距離が遠くなった。行政サービスに対する負担が増大した。情報伝達問題の例として合併とほぼ同時期に引き上げとなった住民税を勘違いして,合併によって引き上げられたと思い込んでいる方が多くいるようだ。行政はこのような情報提供を確実に幅広く行うべきである。地域自治を考えるときに最も重要なことは,住民をいかに参加させていくかの仕組みづくりであり,その後の住民が自ら考えるようになるのである。行政側が住民に対する情報開示を行うことを住民側は求めるばかりでなく,自ら動くことを心がけなければならないと思いました。住みよいまちづくりを行うには住民が無関心では決して成功しない。住民の声を市政に反映する制度づくりが必要ではないか。感じたのは地域間格差と,行政と住民との距離である。周辺部においては,政治,行政に対する情報が十分に行き届いていない。政治,行政が何をやっているか把握できていないということは,住民のまちづくりへの参加を困難にする。高齢化が進んでいる周辺部地域は,インターネットを介する情報の有効性は極めて乏しいのではないか。アンケートをとると,市民,住民は自らを霧島市の住民としてではなく,国分の,あるいは溝辺の,横川の,牧園の,霧島の,隼人の,福山の住民として自らを捉えている。つまり,霧島市とは住民にとって霧島市民という一体感をもたらすようなものではないということが伺える。行政の役割が住民の意見をくみ上げることだとすると,住民が感じている行政との距離をどのように埋めていくかは避けては通れない課題である。行政が市民にできることは市民で行ってほしいと求めているように,市民も市民の暮らしを支えるのは行政の責任だと求めている。それぞれの地域の個性を大切にしながら,一つの市として一体感を持っていくためには周辺部の活性化が必要であると考えます」と,耳の痛いコメントが並んでおります。中でも一番気になったコメントは,「市民には積極的に現状を変えていこう,自分たちの市をよくしていこうという意識が欠けていると感じた。霧島市民にはこのような意識が低かったため,市町村合併を失敗だとするならば,この責任は彼らにもあると言えるだろう」,また,事前調査で由布市を調査している学生からは,「湯布院のようにはいかないにしても,湯布院の若い人たちを見ていると,本当に湯布院をよくしようとしている。湯布院には地域の中での役割とは何かを考え行動されている方が多くいる。次世代の子どもたちが自分たちの住んでいるまちはすばらしいと自信と誇りを持てるふるさと,目先のことばかりでなく,10年後,20年後のために地域で私は何ができるだろうか,その役割を考えていきたい」という学生のコメントでした。多くの学生が捉えた問題点は,地域間の格差と,行政と市民の溝,距離感,情報伝達の問題だったようです。これからは行政だけでなく,我々議会も市民の前に出ていき,議員個人ではなく,議会として情報を伝える役割をしていかなければならないと思いますし,また,議会として地域の課題を受け止め,問題解決に行動しなければならないと思います。市民,行政,議会が一体となって,世界の霧島への道をまっしぐらに歩んでいけるように私もさらに努力してまいります。その決意を胸に今回の質問に入ります。効率的な地域活性化対策と観光振興を進める行政運営についてです。100年に1度の未曾有の経済危機と言われる中,当市は行財政改革を進めながら事業の集中と選択を行い,効率的で健全な行政運営への努力をしている真っ最中だと思います。さまざまな事業の実態,そして,現状はどうなのか,5項目について質問いたします。まずは,指定管理者制度についてです。行財政改革の一番手として実施された指定管理者制度ですけれども,3年,もしくは3年近くが経過し,今現在の状況はどうなのでしょうか,効果としてはどうだったのでしょうか,そして,今後の見通しについて伺います。2番目に,小規模事業者に対する支援策についてです。今回プレミアム付き商品券の発売は,市内の小規模事業を営む方々には大きな影響とやる気を起こしたものと思います。発売から1週間余りで完売し,購入できなかったという声もあるということは,霧島市のポテンシャルの高さを示しているものと考えます。そこで,これまでの支援策とこれからの展望について伺います。3番目に,市営住宅の活用策についてです。霧島市には多くの市営の住宅があり,多くの市民が利用し,その市民生活に寄与してきています。当然これからの市営住宅のあり方については計画があり,実行されていくものと思いますが,多くの市民が利用しているからこそ,これからの社会ニーズに,そして,霧島市の問題解決になるような利用,活用がされていくようにしなければなりません。効率的な行政運営という観点から,今後の活用策について伺います。4番目に,固定資産税についてです。今年は3年ごとに行われる固定資産税の評価の見直しの年です。また,霧島市においては,合併後行われていなかった評価方法の統一を行ったようです。この2つの改正が重なったために一部の方におかれてはいきなり大きな負担を強いられることになっていないのか,制度の変更の内容と併せて伺います。最後に,世界の霧島を目指す観光振興策についてです。合併の効果として最も期待されるというよりは,期待されていたと言ったほうがいいかもしれませんが,それが霧島というネームバリューを生かした観光関係です。鹿児島空港はもちろんのこと,JRとの連携,温泉や世界ジオパークを目指すほどの自然環境,そして,一次産業をもととした霧島ブランドの創出であったと思います。私は,本物である霧島ブランドを日本国内のみならず,世界に発信し,多くの観光客が訪れ,市民の誇り,自信として心に根づき,ふるさとづくりに大きく寄与するのではと考えていました。市の宣言でも国際観光文化立市宣言を行っていますが,世界の人々があこがれる世界の霧島を目指し,これまで何を行ってきたのか,これからの展望と振興策について伺います。以上申し上げ,明快で簡潔な答弁を期待いたしまして,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元敬議員から効率的な地域活性化対策と観光振興を進める行政運営についてと題されて,5点に及んでの質問でございます。アからオまでありますが,そのオにつきましては私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長等それぞれ答弁をさせていただきます。オは,世界の霧島を目指す観光振興についてでございました。お答えいたします。霧島市には南九州を拠点とする鹿児島空港があり,アジアを圏域とした韓国,中国,東南アジアとは2時間から約5時間程度で結ばれております。現在,霧島市では外国人観光客に対応するために,韓国,中国,英語版のトレッキングガイドマップや霧島市観光ガイドパンフレットを作成するなどの整備を進めております。また,県や観光連盟等と連携をしながら,韓国の旅行会社やメディアを招へいし,霧島連山を活用したトレッキング,あるいはまた温泉,グルメ,こういうものを組み合わせたプランを提供し,広報等に努めております。今後も霧島市観光基本計画にある国際化への対応に沿った事業をさらに進めてまいります。現在,鹿児島,宮崎,両県の5市2町の皆様と力を合わせながら日本ジオパーク及び世界ジオパークの認定を目指す努力をさせてもらってる最中でありますが,認定されますと,環霧島圏域の魅力がアジアに,世界に向かって発信されることにもなり,さらに,インターナショナルな我々の地域がクローズアップされていくものと確信いたしております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 効率的な地域活性化対策と観光振興を進める行政運営についての1点目にお答えいたします。霧島市では,公の施設における住民サービスの向上と行政コストの削減を目的として,平成18年2月に「霧島市公の施設の指定管理者制度導入に関する指針」を策定し,平成18年度から年次的に導入を進め,現在,768の公の施設中,集会施設や都市公園,スポーツ施設等150の施設に導入しております。公募施設の導入効果につきましては,平成18年度が31施設の7か月分で約2,430万円,平成19年度が42施設で5,270万円,平成20年度が43施設で5,310万円,平成21年度が44施設で約5,370万円の維持管理経費の削減が見込まれるほか,指定管理者の提案による開館時間の延長や自主事業等も実施されており,毎年実施している利用者アンケート調査では,接客対応や施設の清潔さなど,施設の運営等においてサービスが向上したという結果も出ております。今年は平成18年度に公募した施設の指定期間満了の年でもあり,37施設の再公募と新規導入施設の公募の手続を行うこととしております。今後においても指針に基づき,計画的に,積極的に導入してまいります。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 小規模事業者に対する支援についてお答えいたします。小規模事業者に対する支援につきましては,商工業資金利子補給及び緊急経済対策商工業借入金保証料補助による支援やセーフティネット保証制度に係る認定により,小規模事業者に対する支援を行っているところでございます。また,経営改善普及事業,総合振興事業,商業振興事業及び観光振興事業などにより,中小企業の健全な発展に取り組む商工会議所,商工会に対し補助を行い,間接的に小規模事業者に対する支援を行っているところでございます。プレミアム商品券についてのお尋ねがございました。プレミアム商品券についての状況につきましては,これまで説明してきたとおりでございますが,これからの支援と展望策ということでございましたので,お答えします。商品券の有効期限が10月21日までとなっておりますので,これからの換金状況やお中元商戦等その動向に注目してまいりたいと考えております。そのようなことで,商品券が利用されている最中でもありますので,今後の利用実績及びその効果等を見ていきたいと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 3点目にお答えをいたします。現在,市で管理しております市営住宅を今後どう活用していくかについては,その整備手法等について検討を重ね,平成19年3月に霧島市営住宅ストック総合活用計画を策定いたしました。内容といたしましては,霧島市全域を見据え,建物の状態や地域の実情に合わせて建て替えを行う団地,高齢者対応居住性向上や安全性確保を目的に全面的改善を行う団地,いろいろな改善を選択して,個別改善を行う団地,修繕にとどめる維持保全の団地,そして,用途廃止を行う団地に分類し,団地ごとに適切な手法を選択することで,公営住宅ストックをより有効に活用するための計画でございます。よって,現在,この計画に基づき事業実施を行っております。今後も引き続き団地の入居状況や地域の特性を考慮しながら,事業を推進してまいりたいと考えております。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 4点目についてお答えいたします。固定資産の評価額につきましては,議員ご承知のとおり,地方税法に基づき3年ごとに見直しを行っております。平成18年度の固定資産の評価替えにつきましては,合併が平成17年11月であったことから旧市町ごとの評価で行いましたので,土地の評価は各市町で異なっておりました。そこで,公平,公正な課税を行うために,平成21年度の評価替えにおいて評価方法を統一いたしました。なお,土地の評価は,総務大臣が告示する固定資産評価基準に基づき,平成21年1月1日の現況の地目により行っております。その結果,一部で土地に係る税額が変動したところもございますが,同じ利用状況の土地であれば,同じ評価方法により税額を算出することが税の公平,公正の観点から重要なことであることを念頭に評価を行ったものであることをご理解いただきたいと存じます。


○1番(脇元 敬君)


 それでは,再質問をさせていただきます。指定管理者制度のところから伺います。特に,公募の分について伺いますけれども,指定管理者で指定されて運営されているのは多くが民間企業ということになるわけなんですが,この社会情勢の中で健全に今現在が運営されているのかどうか,また,その運営状況を行政としてはどう把握をされているのか,そして,逆に運営されている指定管理者のほうからさまざまな要望とか,意見を聞く場を作っていらっしゃるのか,もしその意見があればお聞かせいただきたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 指定管理者と,それから,市側の担当する課と一緒になりまして,指定管理者運営協議会というのを作っております。その中で,一緒に,例えば,アンケートを実施したり,それから,現在の運営の状況とかの報告をしたり,それから,それぞれいろいろお考えがありますので,それをそれぞれのお考えを発表することによって,また,みんなでそれを参考にしたりと,そういったことを年何回か行っております。今年度になりましてもう既に1回して,2週間ぐらい後にまた2回目も行う,そういった状況で,小まめにそういった情報交換会を行っているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 協議会というのを行って意見も聞いてらっしゃるということですけれども,今担当の部と,そして,行政改革推進の課も一緒になって伺っているというふうに捉えましたけども,担当の部と行政改革推進課との意思疎通というか,協議というのはどうなってるんですか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 担当の課とはいろんな市の指定管理者に関する考え方などを小まめに,そういった施設などを持っているところとは打ち合わせなどを行っておりますし,市の考え方を,例えば,平成21年度はどういう方針でいくというような説明会なども行っているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 小まめにという表現でございましたけど,やってらっしゃるということでございました。先ほど要望とかご意見とか,具体的なところ出てこなかったんですけれども,さまざま実際あるんだろうと思うんです。民間のほうから出てくる意見は,そういったことも踏まえて,また,今社会情勢も踏まえて,来年の3月はまた再公募,また,新しい施設も公募するということですけれども,本年度に,また,企画書,そして,計画書,プレゼンテーションとされていくんだと思うんですが,その状況を踏まえて,今度の選定の留意点とか注意点とか,何か考えてらっしゃることがあればお聞かせください。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 やはり去年一番問題になったのが,原油の高騰によるそういった今まで考えられないようなのが途中で入ってきたときに,3年間の提案でしたので,そういったところが,予定しないようなのが入ってきたときにどう指定管理者の方々と向き合っていくかというのを去年の教訓をしながら,今後どうやっていくかというのをやはり考えていかなきゃならないだろうなと,そんなことも考えております。それから,指定管理者運営協議会を作った一つの目的は,個々がやるのではなくて,協議会を作ることによってどう生かせるかということで,一つの例ですけれども,例えば,隼人にある運動施設などは第1の月曜日が休みでした。それから,国分にある運動施設はすべて月曜日は休みでした。そうすると,第1月曜日は運動施設は国分平野では開いていないということで,そういった情報が入ったものですから,隼人が第1月曜日が休みであれば国分のほうを開けようと,そういったことでどっかが開いてると,そういったことなどもできる,そういったこともありますので,やはり一つのあれではなくて,全体としてどう連携できるかというのも考えながらやっていかなきゃならないというのが一つの教訓として持っているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 それでは,今度のプレゼンテーションとか企画書とか出される中で,今現在,指定管理者制度を受けられて運営されている企業の方,そういった現状,例えば,企業努力で削減されていってコストをダウンしていらっしゃるというところも,努力されているとこが見えるところもあると思うんです。そういったところをどう評価するのか,それを評価の基準に加えるのかどうかをお聞かせください。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 基本的には公の施設がどれだけ有効に利用されるか,そして,住民の方々がそれをどう有効に利用できるかというのが一番の問題です。ですから,ただ安いだけでは駄目だと思います。一応標準価格がございますけれども,それをクリアした上で,一番安いものとか,そういったものではなくて,いかにどう有効活用できるかというのがプレゼンテーションで見ていければというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 それで,今回条例集,ちょっと私もいろいろ見たんですけれども,同類の施設でさまざまな料金体系があったりとか,時間の設定があったりとか,いろいろばらつきがあるように思うんですけど,先ほどの温泉施設の話もそうなんですが,料金の統一化というのはこれ以降考えていらっしゃいますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 合併のときに料金の統一とかのいろいろ話もありました。そのとき出たのが,施設施設によってグレードが違う部分もあります。使い勝手がいいところはやはり高いし,使い勝手が少し悪いところは安いし,そういったところをいろいろ勘案しながら,今ののはあります。そこで,もう一回,また財政のほうもそういった見直しもするということですので,そういったのも勘案しながら,どういう体系がいいかというのは考えていくべきだというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 是非そこら辺考慮して,いろいろと考えていただきたいと思います。先日の同僚議員の質問に対して市長が,これも指定管理者制度に出てるとこでしたけれども,施設の利用料金を徴収しないという答弁をされました。これ実際マイナスになると思うんですね。指定管理者側からすると,徴収するお金が入ってこないというふうになります。このマイナス部分,どういうふうに補てんをされるおつもりですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 国民休養地の関係でございますけれども,ここにつきましては,一般の花見の方でお金を徴収してるのは,全体額がキャンプに対する徴収額は500何十万かだったと思うんですけれども,その中で,花見に一般のので徴収してるのは年に四,五万程度なんです。そして,そのようなことで,その分は表現は悪いかもしれませんけど,それほど影響はないというのと,そういう取らないことによってお客さんさんがそんだけ増えてきて,そのほかのキャンプ客が増大すればよりいい,また,お金を徴収するのにはあそこの管理者の方が逐次管理をしなければなりませんけど,人件費とか生じてまいります。それらを相殺すると,よりいいのではなかろうかということで,指定管理者と協議はしたところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 四,五万だから泣いてくれというのもちょっと通らない話かもしれませんから,しっかり企業の方とお話していただいて協議をしていく上で合意していただきたいと思います。企業が行うわけですから,少しでももうけようと考えるのは当たり前の話なんですが,市民サービスの向上と施設の利用拡大ということを図るということで,さまざまな事業を行おうとしたこともあると思うんですが,さまざまな条例の縛りであるとか,もともとつくった補助金の絡みであるとかで,それをやったらいけませんよという行政からストップがかかったみたいなことは今までなかったんでしょうか。


○行政改革推進課長(濱?正治君)


 自主事業をいろいろなところでやっておりますけれども,体育施設等ではスポーツの教室とか,そして都市公園等ではフリーマーケット,そしてまた陶器市とか,そして生涯学習では,これも各種の生涯学習教室等を開催いたしておりますけれども,私たちの知る限りにおいては,設置目的に合わない提案はまだされてないというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 その設置目的というのが難しいところなのかなと。民間の方々にはまた分かりづらいところだったりとか,実際できなかったというお話も私,何件か伺ったこともありましたので,今回答弁の中にもありますけども,公の施設における住民サービスの向上と行政コストの削減を目的ということは,これ指定管理者のことは全く触れてないわけです。指定管理者のためではないという,当然そうなのかもしれませんけども,運営していただいているのは指定管理者の皆さんですので,そちらのこともしっかりと踏まえながら,しっかり協議をして指定管理制度,行政改革の一部としてしっかりとやっていただきたいと思います。それでは次に参ります。小規模事業者支援策についてですけれども,今回プレミアム付き商品券が好評を博し,売り切れが1週間だったわけですけれども,その好評を博した原因,どんな工夫がよかったというふうに分析をされていますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 好評の結果はどういう工夫をしたのかとかいうことでございますけれども,まず一番考えられることは全体的に見まして,買っていただく方,使われる市民が使いやすい,買い物しやすい商品券であったということがまず一番だと思います。あと商工会,商工会議所が共同し,私どもと市と一緒に共同して取り組んだ,そして盛り上がったということ。それから広報の仕方がうまいこといったのではないかと思います。市報もですし,新聞にも取り上げていただいて,市民に早く知らせることができたということ。それから,話題性という意味からは,中央高校の美術部の女性の方の協力を得てデザインができたというようなこと。それからまた個々に,商店とか商工会,商工会議所とかそれらの意見を途中まででございますけれども,聞いてみますと,まず個店から見た場合,個人個人のお店から見た場合,個店の商品券活用には一工夫が必要であるということがございまして,それぞれの経営努力をしてくださったと。例えば,商品券発行にあわせて展示会を開催したとか,独自でチラシを作られたとか,電話や訪問をされて営業を行ったお店があったとか,商工会はまた5%の還元を独自でされましたので,それらがよかったのかなというようなふうに思います。そのようなことで,消費者の購買意欲と言いますか,それと地域経済の活性化創出に,ある一定の効果が上がったものと考えております。


○1番(脇元 敬君)


 私もこの霧島市の市場マーケットの潜在能力の高さというのも大きな要因だったろうと思いますし,今ご紹介いただいた独自の事業というのも好材料だったと思います。特に,周辺部を管轄する商工会がですね,独自で5%のキャッシュバックの事業を行われたということは,商工会議所と商工会が一緒になって行っている事業ですけれども,独自でやった事業として大変大きな影響を与えたのではないかなと思います。取扱店の数ですけれども,商工会と商工会議所,同じぐらいの会員数だと思うんですが,恐らく商工会のほうが断然多かったのではないかと思います。そこでその期待度,今回の期待度が現れています。事業者にとっては,この5%のキャッシュバックにしても,商工会から手数料を取られて4%しか自分の手元に入ってこないんですけれども,たくさん加盟されました。もちろん消費されるのは中心部の大型店になるのかもしれませんけれども,その少しのおこぼれ的なものでもすがりたいというのが本音である,今の現状であると思います。そこでさらにこういった事業が展開できるように行政として,市としてできることは何かありませんでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 最初にお答えいたしましたように,今途中でございますので,この10月までの換金状況を見ていろいろ判断しなければならないかと思います。今回の発行をもとに,またもしですね,もし次このようなことで発行とかいうことがあるかもしれませんけど,そういうことになったときを考えまして,いろんな今先ほど申し上げたような良かった点,また悪かった点,そこらを全部分析しながら,さらに地域経済の活性化につながるためにはどうすればいいかということを常に私どもは考えながら,その結果はとっていきたいなと思っております。


○1番(脇元 敬君)


 是非2弾,3弾と行われて,さらなる特に周辺部の小さな事業所の方々に好影響があるように事業を行っていただきたいとお願いをしておきます。それでは,市営住宅の活用策についてです。答弁にもありましたように,市全域を見据えてということで当然周辺部だけに手厚くやってくれというわけにはいかないわけでございます。その計画にのっとって実行されていくということになるんでしょうが,今回私が申し上げたかったのは,先日の同僚議員の質問にもありましたように,周辺部においては過疎化,高齢化による地域力の低下,コミュニティの低下,そして先ほども言われましたけれども独居老人の問題もございます。計画の中で新しく建設もしくは改築という予定があるなら,こういった問題を解決する効率的な市営住宅も造っていただけないだろうかということでございます。いい例が,牧園の高千穂地区にあります小谷住宅でございます。1階が高齢者用の住宅,2階が子育て世代の若い方々が住んでいる住宅,この小谷地区は恐らく今牧園地区で一番人が住んでいる地域だと思います。その上,高齢者から子どもまでいる。そういう地域でコミュニティが構築されつつあります。恐らく独居老人の方も相当数住んでらっしゃると思うんですけれども,先日お話があった孤独死みたいなことは恐らくないだろうと思います。そういう観点から地域によって用途や目的の違う住宅が入り混じった状態であってもいいのではないかと思うんですけれども,いかがでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどご答弁申し上げましたが,ストック総合活用計画の中では,いろんな目的に応じて改善等を行うことを定めております。ただ今おっしゃいましたように小規模の周辺の住宅等につきましては,いろんな事情があります。そういったことを踏まえ,今後はやはり,そういう時代の流れに沿っていろいろ考えていかないといけないというようなことも考えております。このストック住宅総合計画につきましては,おおむね10年をめどにいたしておりますが,やはりある程度の時期には,そういうものを常に考えながら見直していかないといけないのじゃないかというふうに考えてます。


○1番(脇元 敬君)


 時代と流れとまた問題を解決しながら,是非さまざまな施策を講じていただきたいとお願いをしておきます。それでは,固定資産税のほうにこれで移ります。今回私もいろいろ勉強させていただきましたけれども,この固定資産税のしおりを見ても難しいです。数字がいっぱい載ってましてよく分からない部分がいっぱいあります。そうなんですが,今回,市の調定額として歳入になるわけですけれども,実際増えたのか,減ったのか,いかがでしょうか。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 固定資産税にはご承知のとおり,土地,家屋,償却資産,この3つがございますけれども,今回その中の土地におきましての調定額での比較をさせていただきたいと思います。19年度から20年度,一昨年のことでございますけれども,それのときの増額というのが約6,500万程度,それから今回の20年度から21年度の増,これが大体8,500万円程度ということで,約一昨年と比較いたしますと,調定額では2,000万円ほど伸びています。内訳といたしましては,平成6年度の負担調整措置に係る5%の分,あるいは農地,そういったものから家が建ったことによる宅地,あるいは地目変更,そういったものが考えられるというふうに分析をいたしておりますけれども,単純に比較いたしますと,昨年,一昨年度と2,000万ぐらい増えておるかなと考えているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 今回の問題は,やはりその地目変更だったのかなというところなんですけれども,今現在支所も含めて相当数苦情とか相談とか多く寄せられているのではないかなと予想しているんですけれども,実際その数が分かっていたら教えてください。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 問い合わせ等の状況でございますけれども,毎年納税通知書,これを発送いたしました後には,問い合わせ等が集中するわけでございますけれども,今年度の状況を把握しておりますけれども,問い合わせ件数といたしましては,総数で1,300件,そのうち土地関係が約1,000件になっていまして,またその中でこの1,000件の中で事実,現地調査,そういったものを行ったところが420件というふうになっております。地域的な内訳については,土地の1,000件の問い合わせ関係でございますけども,本庁,国分・隼人関係でございますけど720件,溝辺総合支所50件,横川総合支所40件,牧園総合支所40件,霧島総合支所50件,福山総合支所50件,計の1,000件,それに現地調査をしたところでございますけれども,本庁関係では255件,溝辺総合支所で30件,横川総合支所で30件,牧園総合支所で30件,それに霧島総合支所で35件,福山総合支所で40件,合計の420件ということになっておりますけども,当然に住民の方々へのそういったお問い合わせ等に対する説明責任というのは必要でございます。地権者の方々から相談あるいは苦情,そういったものを受けましたならば,まず内容をよくお聞きさせていただいた上で我々の持っております税務資料等をもとにご説明申し上げ,ご理解をいただきながらそういったことは対応しておりますけれども,それでも納得していただけない方々,そういった方々には先ほども申し上げましたように,現場に出向きながら実際に土地を再度確認をさせていただきながら精査し,ご説明をさせていただいているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 1,300件のお問い合わせがあったということで,多いのか少ないのか,例年がちょっと分かりませんので比較のしようがないですが,多くの市民の方が少し困惑されている状況があるのかなというふうに思います。課税前,通知が行く前に所有者に対する指導であるとか,またその周知,今回こういう形で固定資産税が変わっていきますよという周知はどのように行われたのか教えてください。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 住民に対しましての周知方でございますけれども,広報きりしまへの掲載,あるいはホームページを通じての掲載,さらには納税通知書を送付するとき,そういった文書を同封させていただきながら住民の方々へのご理解,周知を図ったところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 このご時世で土地の評価額というのも上がっているところほとんどないでしょうし,譲与税や相続税など国としても税の軽減を打ち出している現在の社会情勢の中で,一般市民の方々が本当に驚いているという状況ではないかなと思います。そこで霧島市として,この評価方法の統一の時期を今回一緒の時期に合わせたわけですけど,これを少しずらすとか,段階的に課税していく経過措置みたいな検討はされなかったのかどうかを伺います。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 経過措置などを設けて段階的な是正はできなかったのかというようなことのご質問だろうと思いますけども,ご承知のとおり評価替えにより,土地の上昇が大きくなったところ,そういったものにつきましては,地方税法上で税額の補正ができるということになっておりますけれども,それが3年の評価替え,その3年の間に地価の上昇が大きかったところが該当するというようなことでございまして,今回の評価方法の見直しによる是正,こういったものの上昇に伴うことにつきましては,なじまないものという判断をさせていただいたところでございます。また税額を緩やかに上昇させる負担調整,先ほど申し上げましたけれども,こういったものもございますけれども,評価替えにより固定資産の評価額と評価課税標準額との開きがある,そういったときについての措置でございますので,今回の税額の上昇,そういった,今回については,なじまないものということで判断をさせていただきながら,経過措置等はとっていないところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 固定資産税,上がられた方もいれば下がった方もいるということもあるでしょうから,なかなかそこは難しいところだなと思うんですけれども,このままの状態でとりあえずやっていくというお話に捉えました。であればですね,さまざまな相談事,お問い合わせ,たくさん来ているわけですから,その相談に対して是非優しい対応をしていただきたい。そして課税対象物件の改善の余地があるのであれば,現地に行かれて,その検討と指導というのも是非行っていただいて,細やかな指導をされることを要望しておきます。それでは,観光施策にまいります。まず鹿児島空港のことから伺います。空港前にあります県営駐車場についてなんですが,県は売却の方針であるということが報道等もありましたけれども,報道ありましたかね,あったと思うんですけれども,もし売却されるのであれば,その事実を市としては捉えていらっしゃれば,これからどう対応していこうと思っていらっしゃるのか伺います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 最初にその報道が出てからは,私どもも県のほうには何回かお伺いして情報を得る努力をいたしております。何らかの,例えば方針が変わるとか方針が決まるとかその都度こちらのほうにお知らせいただきたいと。それからまだ今は国へということだったんですけども,この方針が決まる前は例えば市などへの売却も可能性があるのかどうかとか,そういったことなども県のほうにお伺いしながらいろいろ今日まで来ているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 つい先日の6月8日,南日本新聞の論点のところに「空港を地域活性化の核に」ということで,これ前田市長が昔,昔というか少し前にこの議場で言われた構想と全く同じことがこの浜田健一郎さんが言われているんですけども,これを見て,これで進むのかなと思ったんですけど,市長いかがなんですか。


○市長(前田終止君)


 南日本新聞に紹介をされたその中身につきましては,私,全国の市長会の中から空港所在都市の3人の1人として出て,大体いろいろ議論を重ねて,特に空港所在都市の自治体長としての鹿児島国際空港,このことを念頭に置いて,こうもあってほしいということを夢と希望と期待を込めて県・国に対する気持ちを申し上げたこととほとんど重なった視点でものを書いていただいたかなと思っております。


○1番(脇元 敬君)


 市長のご意見とこの浜田さんのご意見が一緒だと。これは実現可能かどうかまだ分からないというふうに思っていいわけですね。まだ分からないということですね。


○市長(前田終止君)


 これはやはりひとえに県・国との連携が非常に必要なことであって,私どもの市政,これから考えますと,ちょっと距離もある部分もございますし。ただ,やっぱり空港所在都市の自治体として意見を私は持つべきだということを強く感じておりまして,よって,県・中央にも,また県議会の皆さん方にも,そしてまた国の関係各位にも自ら乗り込んでいって,こうもあってほしいということを申し上げたわけでございます。それでまた今度もこの活動については市民の皆さん等のいろんな声もよく聞きながら,まずは地元の目の前にある空港としてよりよき利活策,こういうものも将来に向かって指し示していく努力をしたい。願わくば議会の皆さん方にも私の提案書も含めてですね,是非一度ご批判もいただきたい,ご意見もいただきたいと思ってますんで,後日資料として差し上げたいと思いますので,是非ご一読ください。


○1番(脇元 敬君)


 是非その構想の中にですね,国際的な観光空港ということで,できれば周辺に免税店,そして家電量販店,できないかと思います。そしてハブ空港の機能を備えた是非24時間化,24時間体制というのも実現できないものかどうか,検討していただきたいと思います。それでは,次JRについてなんですが,今年は肥薩線100周年の年であります。2年後の九州新幹線全面開業に向けて,価値観を高め,大きくアピール,魅力を伝えることができる今年だと思うんですけれども,今年何かやられますか。


○観光課長(横手航太郎君)


 私どもは姶良伊佐の地域観光連絡協議会というのを作っておりまして,そこで負担金を出し合って計画しております。というのは,肥薩線への100周年事業,その中で肥薩線100周年事業におきましては,全体的には肥薩線丸ごと博覧会ガイドブック作成,それから肥薩線遺産見学ツアー,また100周年冠イベントとの連携,肥薩線ウォーキング大会,記念列車の運行,肥薩線全線開通100周年記念シンポジウム,全線開通100周年記念フェスタ,全線開通記念セレモニーというのを全体的にはやりますけれども,その中で霧島市が特に関係のある事業といたしましては,この前5月30日に行われましたJRとタイアップしましたホタル鑑賞列車,霧島温泉駅の近くに蛍が出るところがございますので,そこにJRとタイアップしまして,ホタル列車というのを走らせて,お客さんを呼んでおります。人気がございまして,65名の募集に対しまして,75名が参加し,喜ばれたということでございます。それから,年を明けまして,特に霧島市が担当する大きな事業としまして,全線開通100周年記念シンポジウムというのを開催します。中身については,記念講演,トークショー,鉄道思い出を語る会など計画をします。それからまだたくさんありますが,まとめますと,例えば嘉例川駅とか横川駅を利用したイベントを計画しているところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 盛りだくさん言っていただきましたけども,何か一つ目玉になるようなことが何もなかったような思いで,全然覚えられなかったような感じがしましたけれども,いろいろあるということで是非頑張ってやっていただきたいと思います。それでは,霧島市の魅力の情報発信という観点で,先日東京の有楽町にある,かごしま有楽館に伺いました。館長のほか,1階のサツマイモの館の責任者の方などからいろいろお話を伺ったわけなんですが,ここの1階の売店は大変好調だということで,年間6億円以上の売り上げがあるということでございます。その伺ったときに,1階の売店は私どもものぞいてみましたけれども,霧島市のものというのがなかなか見つかりませんでした。お茶さえもなかったと記憶をしてます。黒酢も1社のみだったと思います。担当の方とお話をしますと,いろいろ是非売り込んでほしいんだと。もっと情報が欲しいんだというお話をされました。たしかこの3月まで霧島市の職員の方,この事務所9階にいらっしゃったと思います。1階と9階で仕事別ですから直接はかかわらないんですけれども,実際この状況を見ておられるんじゃないかなと思うんですね。企業誘致の仕事など兼ねていらっしゃるんで,お忙しいかとは思いますけれども,霧島市の魅力発信基地としてこの有楽館を使わない手はないわけですから,この状況に対して何か報告等はあったのか伺います。


○総務課長(宗像成昭君)


 本市におきましては,平成21年度長期派遣研修生といたしまして8名を国とか全国市長会,県の機関に派遣をしているところでございます。平成20年度におきましては,かごしま有楽館をはじめ,10名を派遣いたしました。派遣職員の任務といたしましては,派遣先の業務を遂行しながら自己研さんに努めるとともに,また霧島市にとって有益な情報を提供するというのも大事な仕事の一つであろうかと考えております。今後そういった情報提供がないということにつきましては,早急に派遣職員に対しまして連絡をとりたいというふうに考えております。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 今総務課長が答えましたその前の年ですけれども,18年4月から20年3月まで有楽館に行っとった者が今帰りまして観光課に所属しておりまして,報告を受けておりますので,私どもが受けてる範囲内でお答えいたしますと,非常によくやってくれておりまして,この有楽館の目的と言いますか,これは県の農産物等のブランド確立を推進するとともに,観光鹿児島の魅力あるイメージづくりを推進するため首都圏において物産や観光についての広報,宣伝,販売,展示等を行う総合的な情報の受発信拠点として設置されているというようなことで,そのようなことで私どもが受けてるのでは,いろんな鹿児島のPRは,県の職員の位置ですので,県全体で捉えながらPRのいろんなイベントとか百貨店での鹿児島物産展の開催の手伝いとか,それから霧島市が行って,観光課関係で行くわけですから,池袋の東武百貨店とか,横浜高島屋,それから札幌の東急百貨店での観光キャンペーンなんかをやっているわけですが,物産を販売したり,いろんな霧島市のお店の人たちと一緒にやってるわけですけども,そのようなことを一生懸命取り組んでやっていたということでございます。そのようなことで,細かなのはまだいっぱいありますけど,中で今言われました有楽館に霧島市の品物が少ないんじゃないかなというようなことでございまして,そのような報告も受けてるんですけれども,1階のサツマイモの館ですか,ここは約200社の品物が600点入っておって,その中では霧島の商品は約8%ですか。200社のうち16社程度,商品につきましては8.6%というようなことが,これは1階でございます。3階のブランドショップですか,ここにつきましては約5%,商品については2.6%のものが入っているというような報告は受けております。


○1番(脇元 敬君)


 私もその職員とお話をしまして,私がいたときにはしっかり商品はありましたというふうに言ってました。ということは,彼が帰ってきてから商品が入れ替わってしまってるのかもしれないです。それは分かりませんけれども。とは言え,現実的に今有楽館の事務所に霧島市の職員は派遣されていないわけですから,商工観光部観光課の特産品係,また農林水産部あたりはこういう情報を収集して,実際行かれてた職員が2人ぐらいこの庁舎の中にいるわけですから,この人材をしっかり活用されて,販路拡大をしたいという民間の企業の方とか農家さんとのパイプ役をしっかりとやるべきではないかなと思いますけれども,いかがでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 議員のおっしゃるとおりだと思います。そのような職員がおりますので,いろんな情報を仕入れながら霧島の物産,それを東京のほうで,東京のアンテナショップの中では全国的には,ここのところは,かごしま有楽館は3番目ぐらいの位置にあるというふうにお聞きしておりますので,そのようなことを十分帰ってきた者の力を借りまして,より霧島の物産なりそういうものを販路拡大と言いますか,そのようなことを民間の人たちとも協調しながらやっていかなければならないのかなと思っております。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 松元深議員の農林業振興策の中で,市長が答弁申し上げましたけれども,今月11日,東京駅構内にオープンいたしました鹿児島サツマイモの館東京店がオープン時に接待用の湯茶に霧島茶をしていただいたり,14日に開催される東京国際フォーラム青空市場において,消費者が自らお茶を入れて楽しむ茶屋のお茶として使用いただく,そういう機会が恵まれましたので,これを契機に霧島茶のそういった場所への出店と言いますか,そういったのはできないか,今いろいろ調査してまいりたいというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 是非努力をしていただいて,向こうは情報を求めているようですので,しっかりと頑張っていただきたいと思います。関平鉱泉も売ってもいいんじゃないかなと思うんですけれども,いろいろ問題はあるかもしれませんが,ここの努力もしてもいいんじゃないかなと思います。実際時間がなくなってまいりました。少しはしょります。ジオパーク関連に入ります。今回申請を見送った原因,理由を教えてください。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 ジオパークにつきましては,例えばジオツーリズムとかそういったものをやっていく必要があります。それからやはり教育とかそういったところにも生かしていく必要があります。そういったところがまだ不足の部分が見えたと。もう少し充実させて満を持して出したほうがよりすばらしい質の高いジオパークとして認定できるのではないかということで,今回次年に送ることとさせていただいたところでございます。


○1番(脇元 敬君)


 これから1年かけてやりますということを,それでは駄目だということで1年かけていろいろ事業をやっていきます。そして育成もやっていきますということでございますので,さまざまな事業が今までとは少し違う観点で,ジオパーク関連として捉えた事業が出てくるはずだと思いますし,そうでなければいけないんじゃないかなと思います。そういうことでいろいろと質問をしようと思っていたんですが,時間がないので少し飛ばしまして,ジオパークの申請ということには,地域に根付いた郷土芸能に関しても項目が当然あるというふうに私は捉えていますけれども,ここ霧島がジオパークの魅力として掲げることができる一つが霧島山に残る神話である。ただ珍しい地質があるだけではなくて,ここに暮らす人々が太古の昔から山を神とあがめ,生活文化に地名にと浸透していったはずです。そこにストーリーがあり,神話は作り話かもしれませんけれども,その国の国つくりの神話が生まれるほどの偉大なる母なる崇拝する山がここにあったということがすばらしいことと感動を呼ぶはずです。そして環霧島地域には,神話が生活に浸透したあかしとも言うべき多くの地名であるとか郷土芸能が残っています。先日の第4回環霧島会議のシンポジウムにおいても,東霧島神社の祓川神楽だったでしょうか,舞われました。これらの郷土芸能が一般市民や子どもたちにも見ることができる機会を増やす意味合いや,なぜこの芸能がこの地域にあるのかなど知ってもらうこともジオパークの推進の一環でもあるというふうに捉えます。そういった観点から環霧島の郷土芸能が週替わりで,または日替わりでそうやって演じられるような環霧島郷土芸能館みたいなことは構想で考えられないか伺います。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 もう議員のおっしゃるとおりだと思います。やはり来られた方に感動を与える,その仕掛けづくり,そしてその仕掛けを作るのがジオパークであろうかと思っております。今朝ほどの市長の答弁にもありましたけれども,まず関心を持たせて感動させて,そして感謝できるようなそういった仕組みをしていくことだと思います。その感動のためにはやっぱりストーリーが大事だと思っております。ストーリーは,いろんなストーリーがあると思います。山の生いたちというストーリー,それから今度は今神話というストーリーもございました。それから今朝ほど縄文の森,あそこは日本人のストーリー,そういったのもあります。そういったいろんなストーリーを作って,それを見ていただいて感動していただく,それが大事だと思っております。そういったことから,議員がおっしゃられるようなところ,例えばいろんな既存の施設を利用したりとか,それから場合によってはいろんな考え方もあろうかと思いますけれども,そういった仕掛けづくりの中でそういったのは当然必要になってくるんじゃないかというふうに考えております。


○1番(脇元 敬君)


 郷土芸能を生かしていくということがジオパーク申請に向けても,また教育の分野でも観光の分野でも大きく寄与すると,私は信じています。実際今,霧島の旅館組合の方々が,郷土芸能の夢ということで毎回200人ぐらい集められて毎月やってらっしゃいます。皆さん感動をもってお帰りになられています。この小さな積み重ねが1年後のジオパーク申請につながるものと思います。市としても是非バックアップのほうをお願いしたいと思います。それでは,少し予算について伺いますけれども,平成21年度の観光費,施設費は抜いてください。観光費事業費はいくらですか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 21年度の観光費の予算ということでございますけど,1億353万8,000円でございます。


○1番(脇元 敬君)


 約1億円でございます。それでは,観光関係の市の収入として入湯税ございます。これは大体目的税という意味合いのものなんですけれども,つまり観光関係の事業に充てられるものなんですけれども,平成21年度の予算書を見ますと,入湯税の歳入見込みでございますけれども1億2,000万円です。観光費が1億円,入湯税で入ってくるお金が1億2,000万円,観光関係の収入すべてではないですけれども,大方観光客が来たからこそ徴収できるこの入湯税,1億2,000万円,入湯税のすべてが観光事業だけに充てられてないというのは分かっているんですけれども,簡単に言ってしまえば入ってくるお金をそのまま出しているだけと。霧島市としては何もしていないと言われてもおかしくないのではないかなと,ちょっと言い過ぎかもしれませんが,観光立市,国際観光文化立市を宣言している霧島市としてですね,この予算の額でいいのか,大体霧島市の総額500億円のうち1億円,0.2%ですよね。旧牧園町の予算決算書を見ますと,総額50億円で5,000万円,1%です。お金を掛ければいいというものではありませんけれども,是非ここもっともっと力を入れていただきたいと強く要望しておきます。今回は効率的に行政運用を行ってほしいという観点からさまざまな事業のお話をいたしました。昨日も,結婚相談所の話がありまして,NPOまたは青年会議所がやる事業にやってもらうという話がございました。6月21日,そのカップリングパーティーがホテル京セラで行われますけれども,年齢制限は25歳から上の制限はございません。市長は6月21日はお暇がございませんでしょうか。是非参加をしていただいて,いいお相手が見つかればと思うんですけれども,特別枠でしっかり入れさせていただきますので,よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元議員より,観光産業の予算が余りにも少ないんじゃないかというご指摘でございました。一応純粋に観光だけの予算,これをこれものっけて,全部こうすると,確かにそういう指摘は分かります。ただ,観光産業というのは総合産業なんです。まちづくり全体からいろんな多種・多岐に渡っています。だから,総合産業であり,平和産業であり,感動産業であり,創造産業であり,まちづくりも全部含んでますし,農業も特産品も全部が合わせていくと。ここでもよう考えながら,全体の予算をつくっていかなきゃならない。ですから,その辺は是非ご理解もいただきたいなと思います。20何日でしたかね,21日,時間があったら私も関心がありますので行きます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で脇元敬議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 3時24分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時40分」


○議長(西村新一郎君)


 それでは休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,23番,岡村一二三議員より2件通告がされております。したがって,岡村一二三議員の発言を許可します。


○23番(岡村一二三君)


 通告に基づき一般質問を行います。地方分権一括法が施行され,行政のチェック機関である議会が果たす役割も大きくなってきております。私は,3月議会で非常勤職員の給与に関する方策について質問し,市長は賃金以外の手当については県あるいは県内の同規模の自治体を参考にしながら,近く総務省から通知するとの情報も受けており,財政的なことなどを考慮し,改善するべきことは考えていきたいとのことでした。ところが,21年度当初歳出予算審査において,約600名の臨時職員のうち,24名の臨時職員は賃金で期末勤勉手当等の支給が行われていることが明らかになりました。5月28日の臨時議会では,24名の臨時職員は合併前の身分を引き継いでいる。期末勤勉手当の規定はないので早急に規定の整備を行いたいとのこと。そこで物件費の中の賃金で,期末勤勉手当,共済負担金,退職一時金の支出負担行為ができるのであれば,同一価値労働同一賃金の原則に基づき,臨時職員全員へ公平,公正に支給するべきと思いますので,このことについて1点。また,平成18年度,19年度に月額平均1万6,458円の賃金を減額支給された187名の臨時職員も,合併前から雇用されていた職員として引き継いで雇用していることから,減額された差額賃金も支給するべきであると思うが,こちらの臨時職員の引継ぎはなかったということなのかどうなのか,1点。次に,20年度3月補正予算で放課後児童クラブ施設整備事業,陵南児童クラブ4,102万1,000円の議決が行われました。市長は,私の一般質問を受け,本件児童クラブは早急な施設整備が必要と認識,施設整備に当たっては,保護者等と十分協議する必要があると答弁。20年度一般会計補正予算(第7号)の分割付託を受けた委員会は陵南児童クラブの関係について,委員長報告に付け加える点として,子どもたちにとって最も安全で保護者の皆さんからもご賛同を得られるような形で進めていただきたいとのこと。そこで保護者等といつ,どのような方法で協議が行われたのか,市長の政治姿勢を問うものであります。次に,監査委員の職務機能の確保について監査委員に対して質問をいたします。自治体の不正経理などが相次いだことで,政府の第29次地方制度調査会は監査委員制度の機能強化を提言したとのこと。もともと地方公共団体の監査委員の監査は,第一義的に納税者の住民に代わり,その責任を果たすべきことであり,監査委員の任務は重要であり,住民の付託にこたえて,行政の公正を確保するため,第三者機関として不当,非違を指摘し,行政の適法性,妥当性を追求し,いかにすれば公正で効率的な行政が確保できるかなどなどの指導をする責任が課せられております。さて,そこで本市において,従来までに執行してきた監査で,地方自治法が期待する十分な監査であるとお考えなのかどうか。次に,十分な監査をするまでに至っていない,まだ不十分な点があるというお考えがあれば,その原因についてはどのように考えているのか,最後に決算監査あるいは定期監査で指摘事項があったのか。あったのであれば,それらの点については改善されているか,改善されていないものについては監査委員としてどのようにお考えになっているのか。以上,壇上からの質問といたします。


○市長(前田終止君)


 岡村議員から2点につきましてご質問でございました。1点目の2につきましては私のほうから答弁をさせていただきます。2点目につきましては監査委員会が答弁いたします。そのほかにつきましては総務部長が答弁いたします。市長の政治姿勢にかかわる2点目についての答弁を申し上げます。子育て環境の充実につきましては,第一次霧島市総合計画におきまして,重点施策の一つとして位置づけ,また次世代育成支援対策行動計画においても次代を担う子どもたちが健やかに成長できますよう子育て環境の整備,充実を図っているところでございます。このような中,放課後児童クラブに対して,国や県の補助制度に加えて霧島市独自で運営費の上乗せ助成を行うなど支援をしているところであります。また施設整備につきましては,平成18年末に私自ら各児童クラブ20か所を訪問させていただき,緊急性などを考慮して,年次的に整備を進めさせていただくこととさせていただきました。結果,平成19年度は向花小学校の児童クラブと国分北児童クラブ,平成20年度はとみくま児童クラブの施設を整備いたしたところであります。このようなことから平成20年度の繰越事業として陵南児童クラブの施設整備の予算化をしておりますが,現在も関係者の方々と協議中であります。


○総務部長(今村恭一君)


 市長の政治姿勢の1点目についてお答えします。本年4月1日現在,市役所全体で臨時職員を640人雇用しており,そのうち牧園・横川地区し尿処理場の1名,高千穂保育園の1名,関平鉱泉所の9名,隼人学校給食センターの10名,計21名の臨時職員が鹿児島県市町村職員共済組合の資格を取得しており,また鹿児島県市町村総合事務組合の退職手当に関する条例の適用を受けております。この21名の臨時職員の方々は,合併前にそれぞれの町において共済組合等に加入し,正規職員に準じた取り扱いをいたしており,その身分を合併後も引き継いだものであります。一時金についても合併前と同様に関平鉱泉所に勤務する臨時職員に一般職員と同じ支給割合,それ以外の牧園・横川地区し尿処理場,高千穂保育園,隼人学校給食センター,3か所に勤務する臨時職員に特別職と同じ支給割合で6月と12月に一時金を支給しております。一時金支給の規定につきましては,市町村職員共済組合に加入している臨時職員の賃金に関する取扱規程を整備いたしたところであります。また,これらの臨時職員の賃金につきましては,予算科目は賃金でありますが,決算統計上の性質別分類は人件費として計上することとなっております。ほかの臨時職員の賃金でありますが,霧島市経営健全化のための歳出の全体的な見直しの検討の中で,平成17年度に月額臨時職員の一部に支給しておりました一時金を平成18年度に廃止し,平成19年度に一部賃金の引き下げを行ってきましたが,平成20年8月に人事院より国家公務員の非常勤職員に対する給与について待遇改善を求める通知が出されたこともあり,平成21年度から月額雇用の臨時職員の単価につきまして,基本となる賃金額を類似する正規職員の初号の俸給月額を基礎とし,職務内容等を考慮しながら,それぞれの賃金の基準単価を設定いたしました。また,既雇用者のうち新基準単価より賃金額の高い臨時職員については現給を保障し,低い臨時職員につきましては新基準単価に引き上げることとしております。このように待遇改善も図っておりますので,現在のところ臨時職員全員への一時金の支給や過去に減額された賃金の差額を支給する考えはありませんが,平成20年8月の人事院事務総長通知に基づく通勤手当や期末手当に相当する賃金の支給につきましては,県や県内の動向を参考にしながら検討したいと考えております。


○代表監査委員(大山東生君)


 第2項目,監査委員の職務機能の確保についてお答えいたします。議員におかれましては,地方自治法等にうんちくを傾けて,地方自治に長年携わり行政運営にも豊富な体験を重ねられ,今日ではその知識に基づき全力で市民のための地方公共団体のあるべき姿や,本市の均衡ある発展に意を注ぎライフワークとされていることに敬意を表します。さて,ただされた第1点目,地方自治法が期待する監査についてでありますが,地方公共団体の特別職及び一般職の職員はすべからく関係法令を遵守することはもちろんのこと,地方公共団体が個性豊かで活力に満ちた地域社会の構築に向け厳正な服務規律の確保及び適正な予算執行をすることで,市民の信頼を裏切らない市の経営がなされることであると理解しております。2点目,3点目については事務局長に答弁させます。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 それでは次に2番目の,監査をするまでに至ってない,まだ不十分な事案はないかにつきましてご答弁いたします。監査には例月現金出納検査,定期監査,決算審査及び1件5,000万以上の工事関係の書類審査及び実地検査,1件500万円以上の物品購入の書類審査及び確認調査等が実施されているところでございます。議員お尋ねの監査をするまでに至ってない,まだ不十分な事案はないかということでありますが,本庁及び各総合支所におきましては,ただいま申し上げましたとおり最善の努力を傾注し監査等を実施しておりますが,財政援助団体や指定管理者として委託しております各団体等につきましては,今後の課題ではないかと考えているところであります。次に,3番目の従来までの監査で指摘事項があったのかどうか,指摘事項は改善されたのかにつきましてご答弁いたします。先ほども申し上げましたとおり各種の監査を実施しておりますが,定期監査や決算審査等を実施した場合,その都度監査委員によります監査の講評を実施し,文書によりまして市長宛と議長宛に結果を報告させてもらっております。なお,監査の結果を参考として措置を講じた場合は,地方自治法199条第12項の規定により,その旨を監査委員に通知することになっています。そのほか軽微な指摘や指導事項につきましては,かねての例月検査中や定期監査中に口頭にて行っているところであります。なお,指摘事項について改善されたかにつきましては,すぐできるものとか予算がらみで時間を要するものとかがございますが,合併後それぞれの自治体で統一されていないものが多々ありましたが,現在では指摘事項が減少してきていることから,改善されたのではと理解しております。例えば一つの例を挙げますと,保育園におきましてパソコンの台数が不足しているのではとの指摘をいたしましたところ,予算の関係で一挙に購入は無理なところがありましたが,少しずつではございますが改善されているようです。また行政文書の収受や出勤簿,年休簿の様式や記入方法などの統一した取り扱いにつきまして指摘をいたしましたところ,監査指摘事項を踏まえて書式の統一や記入方法の周知徹底を図ったなどの報告がされているところでございます。


○23番(岡村一二三君)


 1問目の答弁をいただきました。まず,この臨時職員の,共済職員ですか,この関係からお尋ねしますが,このそれぞれ事業費ごとに事業所と職員数をいただきました。この職種と,例えば1名のところはもうしようがないんですが,支給した20年度でよろしいです,金額並びにその20年度の累計額,さらに退職一時金の支給があれば,その金額はいかようになっているのかお尋ねします。あわせて共済加入臨時職員が引継ぎがあったということですので,いつ,だれが,どのようにして,だれに引継ぎが行われたのか,引継ぎ書の提示と規定の整備状況の提示も求めます。


○総務課長(宗像成昭君)


 期末勤勉手当相当分に対します支払い額を申し上げます。関平鉱泉温泉施設で平成20年度867万9,440円,保育所費とし尿処理費につきましては,合算してご報告いたします151万7,670円,学校給食費で640万5,160円,共済加入臨時職合計で1,660万2,270円です。退職手当組合からの退職手当支給額ですけれども,平成20年度は3人で578万7,350円の支払いとなっております。合併協議の引継ぎですけれども,それぞれAランク,Bランク,Cランクとございまして,合併協議会,幹事会,専門部会でそれぞれ協議がされておるところでございます。旧牧園・横川衛生管理組合,高千穂保育所,隼人学校給食センターにつきましては姶良地区合併協議会で,関平鉱泉所につきましては幹事会,事務補佐員等につきましては総務専門部会で協議がなされまして現行どおり新市に引き継ぐと協議がなされているところでございます。合併協議会の協定書及び幹事会決定事項,さらに分科会の議事録において業務を継承したものと見なしております。


○23番(岡村一二三君)


 答弁漏れがありますので,後1点ですね。先般の臨時議会で私の質疑に対して「規定の整備を早急に行いたい」ということでした。したがって,今日の答弁も整備を行ったということですので,その提示を求めたいという要求をしたところであります。


○総務課長(宗像成昭君)


 この共済組合臨時職員の規定の整備につきましては,霧島市臨時職員の雇用に関する取扱規程の中に共済組合加入臨時職員の規定を挿入したところでございます。後ほど提示いたします。


○23番(岡村一二三君)


 それぞれ答弁をいただきましたが,先ほどおっしゃった合併協議会で協定をすり合わせをしたと,その文書も,引継書がなければ,これを引継書としてお渡しいただきたいと思いますので。後ほどで結構です。共済組合,一方が引き下げられておりますので,私,これやってるんですが,規定の賃金を150何名ですか,引き下げられましたよね。共済職員として資格を取得しているからこうだという話なんだけれども,じゃあどうですか,600名雇用していらっしゃいますので,この全員の共済職員の資格を求めたいんですが。答弁を求めます。


○総務課長(宗像成昭君)


 地方公務員等共済組合法施行令におきまして,常時勤務に服することを要しない公務員のうち,総務大臣の定めるところにより常時勤務に服することを要する地方公務員について,定められている勤務時間以上勤務した日が引き続き12月を超えるに至った者で,その超えるに至った日以後引き続き当該勤務時間により勤務することを要することとされているものは職員と見なされ加入できるようになっております。定められている勤務時間というのが18日以上です。現在共済組合加入臨時職員の方が21名いらっしゃいますけれども,これ以上の加入ということは考えておりません。


○23番(岡村一二三君)


 そうするとおかしいんです。市長のマニフェストにも反する行為ですよ。今さっき総務課長がおっしゃった関係の職員はたくさんいるんですよ。月額臨時職員,保育園にもいるじゃないですか。ほかの調理員もいるじゃないですか。老人ホームにもいらっしゃるじゃないですか。だから,こういった人は共済職員としてできるわけでしょうが,今さっき前段でおっしゃったわけだから。それを求めたいんですが,できないというのはおかしいと思いますよ。市長のマニフェストに反するから私,要求してるんですが,どうですか。


○総務課長(宗像成昭君)


 月額臨時職員の方につきましては,1年のうち一月は17日以下の勤務をする月を設けているところでございます。したがいまして,共済加入ができないということでございます。1年を通じて18日以上勤務をされている方は,共済組合に加入している臨時職員以外にはいないということでございます。


○23番(岡村一二三君)


 先ほど自治体労働者の任用形態,それと賃金の支払いの関係についての概念をお渡ししました,市長にですね。これを見られるとどうすればいいのか分かると思います。18日以上12か月働いている職員はいないとおっしゃるけれども,私はそうは理解していないんです。20日働くと月額臨時職員はいくらですよとおっしゃって雇用してるじゃないですか,現在も。何でそんなことが分からないんですか。今雇用している人は,6か月間は単なる臨時ですよと。6か月雇用後は20日勤務してもらいますよと。したがって月額賃金はいくらですよと説明していらっしゃるじゃないですか。ハローワークもそうされていらっしゃるんじゃないんですか。


○総務課長(宗像成昭君)


 先ほども申し上げましたように,月額の方につきましても1年間のうち一月は17日以下勤務をしていただいているのが現実でございます。


○23番(岡村一二三君)


 じゃあ新規雇用者でハローワークへどのような申し入れをされていらっしゃるんですか。


○総務課長(宗像成昭君)


 資料の持ち合わせがございませんので。後ほどご回答いたします。


○23番(岡村一二三君)


 後でということですので,後でもいいんですが,私はおかしいと思いますよ。逃げる,詭弁だと私は思います。新しく雇用する人についてはハローワークへ申請しているじゃないですか。先ほど言ったような形態なんですよ。で,もうちょっと別の角度からいくと,これがあるわけだから任用形態が,できないんですよ,一方から言うと。そのことはまずおいて,どうしてもこの月額臨時職員を共済職員として任用していただきたいのが私の本音ですので。あと,21年度の当初予算説明資料の24ページ,性質別分類の状況という円グラフが各議員に配付されました。21年度の賃金総額は,先ほど答弁もありましたので質疑をするんですが,決算統計上の性質分類が人件費として計上することになっていますという答弁をいただきましたのでお尋ねするんですが,21年度の賃金総額は9億2,588万3,000円ですが,この賃金の人件費算入額はいくらなのかお尋ねしておきます。


○財政課長(塩川 剛君)


 平成21年度の当初予算におきます賃金,いわゆる28節で分類しております賃金の総額が9億2,588万8,000円でございます。賃金につきましては,いわゆる共済に加入されている臨時職員の方は一応人件費扱いということで人件費のほうに分類いたします。それから,事業費支弁等で支払っている方々につきましては,普通建設事業のほうへ一応分類するような形にいたしております。この人件費の中にいくら入っているかというのは手元に資料がございませんので,後ほど回答させていただきたいと思います。


○23番(岡村一二三君)


 後ほどで結構であります。ただ,財政課長が今おっしゃった,その関係,賃金はあくまでも物件費ですから,性質別分類の状況では,やっぱり私としては物件費の中に参入されることなのかなと思ったからお尋ねしたところです。答弁で,先ほどお尋ねしましたが,臨時職員の賃金に関する取扱規程を整備したという答弁です。規程を整備する前に,条例があると思うんです。我が国は法治国家じゃないですか。その法の範囲内で条例が制定できるわけです。先ほども同僚議員のほうからいろいろお話がありましたよ。今年度の固定資産税の話もありましたが,納付書を受けた市民の苦情もたくさんあったようです。市税などの課税は税法,条例に基づき課税しているんですよということで,苦情は処理されて徴収されております。そうして徴収した市民の血税を預かった市長は市民のために,公平,公正に条例,規則にのっとって支出されなければならないわけなんです。主観的に行った行為や地方自治法第242条第1項の該当事案です,私に言わせると。したがって,自治法204条,公務員法22条の5号,地方公務員法24条の6号がありますが,この3つの法律と職員の給与条例制定よりも,合併前の身分の引継ぎのほうが優先するという市長のお考えをお尋ねします。


○総務課長(宗像成昭君)


 地方自治法第204条で,常勤の職員に対し,給料,手当を支給しなければならないと規定してありますが,この規定は正規職員に対するものと判断しておりますので,臨時職員には勤労に対する反対給付のうち地方自治法第203条及び第204条の規定により支給される報酬並びに給料及び諸手当以外のものとして賃金で支給しているところでございます。


○23番(岡村一二三君)


 先ほど市長に,賃金の支払いの関係についての私の概念をお渡ししましたので,総務課長読んでみてください。(発言する者あり)(「読んでくださいと言われたから」「読んでください,総務課長読んで」と言う声あり)


○総務課長(宗像成昭君)


 賃金支払い関係についての概念。賃金は物件費であり,物件費とは歳出予算の執行科目である節の区分のうち,賃金,旅費,交際費,需用費,役務費,委託料,原材料費,使用料及び賃借料,備品購入費を総称していい,さまざまな内容の経費が含まれている。物件費である賃金とは地方公共団体に対して提供した勤労に対する反対給付として支給される金銭をいい,常勤職員に支給される給料及び諸手当等,非常勤職員に支給される報酬などを除いたものを言う。臨時の職員は任命行為による当該団体の正規の地位を有する職員ではないので,賃金払いでその対価を支給することになる。賃金は人件費に計上されるものを除くことになっている。共済費は地方公務員共済組合に対する負担金,議員共済会負担金あるいは雇用者に対する厚生年金,失業保険等の保険料の経費をいうものである。


○23番(岡村一二三君)


 どっかですよ。私の概念と執行部の考え方が食い違ってると思うんです。どこが違ってると思いますか。今取り扱いをされていらっしゃいます。共済職員21名にはこうですよと,おっしゃってるんだけど,私がこの賃金の関係の概念と違うところがあるんです。だから,執行部がやっているのは,合法的な話なのかどうなのかと私,申し上げているんですよ。


○議長(西村新一郎君)


 岡村議員。違いのところを議員のほうからちょっと指摘していただけますか。今読んでどこが違うかということを求めてらっしゃいましたけども,議員のほうが違うところを指摘をして質問していただければと思います。


○23番(岡村一二三君)


 具体的に言うと,先ほど今読んでいただく前に,総務課長がおっしゃったことと,そのことが違うんです。平たく,具体的には。(「議長,動議を提出します」と言う声あり)


○42番(深町四雄君)


 本会議の審議は,議案等の審議はスムーズに行われるように,議長の諮問的機関を受けた議会運営というものがあるわけですが,本会議の審議がたびたびストップすることはいかがなものか。直ちに,議会運営委員会を開催して,この問題について協議をしていただきたい。本会議がスムーズに運営されるように,直ちに本会議を休憩して,協議はできないものかを動議として提出をいたします。


○議長(西村新一郎君)


 しばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 4時26分」


               ──────────────


               「再開  午後 4時39分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。先ほど,深町四雄議員から,議会運営委員会を開いて対処してくださいという動議が提出されました。深町議員の動議に賛成の方の挙手を求めます。


                  [賛成者挙手]


○議長(西村新一郎君)


 多数でございますので,動議は成立いたしました。直ちに,議会運営委員会を開きます。議会運営委員会の皆様は第2委員会室にお集まりをいただきたいと思います。しばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 4時41分」


               ──────────────


               「再開  午後 4時51分」


○議長(西村新一郎君)


 それでは,休憩前に引き続き会議を開きます。岡村一二三議員の一般質問を続けます。答弁を求めます。


○総務課長(宗像成昭君)


 先ほど申し上げましたとおり,地方自治法204条の規定並びに地方公務員法第25条で規定されております職員は正規の職員と判断し,臨時職員につきましては,賃金で支給しているところでございますが,今後,どのような方策があるのか検討してまいります。


○23番(岡村一二三君)


 前向きな答弁をいただきましたので,十分,執行部で,チェック機関の議員から指摘を受けないような形で行政執行をやっていただきたいということを求めておきたいと思います。今度は市長にお尋ねなんですが,このマニフェストの関係なんですけれども,人の脳は成果,報酬を意識することでやる気が生まれるわけなんですが,市長はこのマニフェストで公正で公平な市政,平等で偏りのない市政を掲げていらっしゃるわけです。合併前から雇用されていた臨時職員を引き継ぎ,霧島市の行政が走り出したわけです。それは紛れもない事実です。ところが,初代市長として187名の月額臨時職員の給与の減額行為はこれまでの既得権を,権力を持って一方的に奪ったということに私はつながる,思うところもあります。ところで,先般シビックセンター勤務の臨時職員と思われる複数の方から手紙をいただきました。要点をまとめると以下のようになります。「職員と同じように働いておりますが,職員との待遇の差に愕然とすることも多い。職員の中には臨時職員よりも働かない人,この人はいつ席に着いて仕事をしているんだろうと思われるほど出歩く人,やたら休憩ばかりする人,こういう人々のために税金を払わなければならないのかと思うと怒りを感じる。民間企業は,今いかに経費を削減するかと必死に努力をしているのに,役所はこのままでいいのだろうか。税金の無駄遣い,一刻も早くやめてほしい」というものでした。駐車場のモラルの話もありましたが,いまだに休憩,休息時間の区別もできない職員もいるようです。臨時職員を含めて職員の管理運営責任者は市長なんですが,期末勤勉手当,共済負担金,支出を行ってきた臨時職員との取り扱いの格差は,このマニフェストで言われる平等性を欠いてると私は考えますが,市長はどのように判断されていらっしゃるのかお尋ねいたします。


○市長(前田終止君)


 正職員として採用されて働いておられる方,また臨時という形で入っておられる方,これはもうスタートがやっぱり違うと。それの取り扱いの議員ご指摘の条例規則等によって,きちんと霧島市なりにその執行が行われているものと,私としては受け止めております。


○23番(岡村一二三君)


 次に児童クラブについてですが,先ほど現在も関係者と協議中でありますというご答弁でありました,陵南児童クラブ。新設天降川小学校には児童クラブに法務局跡地に築5年程度の子育て支援センターを,どういう関係か分かりませんが,併設計画もあるようなんですが,陵南児童クラブ新設については,保護者等との協議が補正予算計上時を含めて,この質問通告までは,私が聞いたところでは行われておりません。市長がふるさと維新,市民との約束,市政への姿勢として開かれた市政を宣言されていらっしゃいます。予算審査の前に市長と陵南中学校の中学生が市長に話をされたのは,遊び場も欲しいという話もされたというのがメディアでも報道されていたようです。したがって,私その一般質問の中で,JAS跡地はどうなのかという話もした経緯があるんですが,そこで,環境福祉常任委員会の予算審査で配付された施設予定場所の位置図を市民が持っていたそうです。それを,そのことで市の職員が入手経緯を聞き,それはいかんという発言があったそうです。また,市民の問い合わせで,市の職員がこういう話をされましたということで,事実か分かりませんけど,市の職員にも保護者がいるので意見を聞いているという話も職員がされたそうです。したがって,私が感じているのは,本霧島市,いまだに過去の政治の基本,「由らしむべし,知らしむべからず」という論語が生きているようです。ここシビックセンターはどうか分かりませんが,あるまちの役所で。


○議長(西村新一郎君)


 間もなく5時でございますので,本日の会議時間は,議事の都合により時間を延長して行います。


○23番(岡村一二三君)


 引き続き質疑をしますが,ここシビックセンターのことは分かりませんが,あるまちの役所で帝国鹿児島大学〇〇学校という学閥が幅を利かせてるまちがあるそうです。役所も,歩調がそろわなければシステムの力を発揮することはできません。この学閥が幅を利かすまちは,住民の声の反映されない格差拡大の行政が行われるそうです。市役所は市民のためにあり,そこで働く職員は市民のために仕事をさせていただいてるという基本理念が欠落しては,もう世も末です。予算審査で配付されたものは,公開された文書に該当するわけなんですが,市長がマニフェストでもおっしゃってるんだけれども,市長の市民が主役の基本姿勢をあえてここでもう1回お尋ねします。


○市長(前田終止君)


 開かれた市政で,何事に対してもオープンという気持ちを持って臨んでほしいと,私自身もそういうつもりでやっております。そして,もちろん活力ある市政,それで公正で公平な市政,そういう中で市民参加,これも共生協働の時代,一緒になってやっていこうということでいつも呼びかけさせてもらってるところでございます。


○23番(岡村一二三君)


 市長の基本姿勢と,私が先ほど言ったのは大分ずれていると思います。市長もそう考えていらっしゃると。住民と保護者等と十分協議をして進めてまいりますとおっしゃったにもかかわらず,先ほど言ったように,この私が通告をしてから聞かれたということです。保護者会もまだ招集されていないそうです。あと児童クラブの関係で1点お尋ねしておきます。環境福祉常任委員会で,計画地の図面を今提示されたところは,現在工事が行われておりますが,この工事関係者もここに児童クラブができるという話もされていらっしゃるそうです。誠におかしい話だと思います。保護者じゃないわけですから。協議がされていないわけです。そこで1点お尋ねしておきますが,あそこの空港警備派出所へ通じる道路整備計画は,どのようになってるのか。用地買収は終わっているのかお示しいただきたい。


○建設部長(篠原明博君)


 今,図面を確認をさせていただきましたけども,当該地区は,麓第一地区の区画整理区域内であるということでございます。


○23番(岡村一二三君)


 次に,時間の関係で,監査委員さんがせっかくお越しでございますので,監査委員さんのほうに二,三お尋ねしておきたいと思います。監査委員さんは,法令等に従って適正に行われているかなどについて監査を実施される独立の執行機関であるということになっているわけなんですが,そこで例月出納監査などなど行われているわけなんですが,支払い残額,いわゆる現在額との通帳とのチェックは行われているわけでしょうか。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 現金検査につきましては,毎月中旬に会計から通帳と一般会計分,水道,病院関係の通帳等を提示してもらって検査をしております。


○23番(岡村一二三君)


 ありがとうございました。ちょっとどうなのか,私分からないからお尋ねさせてもらいますけど,通帳が一本化されているとお聞きしたことがあるんです。各会計ごとの通帳がないと,支出残額など分かりにくいと考えるわけなんですが,各会計ごとに通帳があり,それらで監査が行われているものか,再度お尋ねしておきたいと思います。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 意味がちょっとよく分からないんですけど,実際やっているのは,一般会計分の通帳と水道の事業会計分,それと病院関係の事業会計分,そのそれぞれの会計の通帳等を確認しております。


○23番(岡村一二三君)


 分かりました。ということは,特別会計がたくさんありますね。それぞれに通帳があるというふうに理解してよろしいわけですね。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 今言いましたのは,特別会計の分じゃなくて,一般会計の中にはそれぞれ特別会計があると思いますけど,その分と事業会計,水道,病院がそれぞれあるということでございます。それぞれの中身をチェックしているということです。


○23番(岡村一二三君)


 議長,どうもそこが私理解できないんです。私がお尋ねしてるのは,一般会計分がありますね。この通帳が一本,それと水道会計とか,それぞれ特別会計がありますよね。それぞれの特別会計ごと,各事業ごとの会計がそれぞれ分類された通帳があるのかということなんです。


○議長(西村新一郎君)


 ちょっと待ってくださいね。監査委員事務局のほうは,与えられてる情報をチェックしてると。この会計課のほうはどういう処理をしてますかということでもあるような質問だと思うんですが。ちょっとしばらく休憩をします。


               「休憩  午後 5時 8分」


               ──────────────


               「再開  午後 5時12分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。岡村一二三議員の質問に対して,もう一回明快に小濱監査事務局長のほうから答弁を願います。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 先ほども申し上げましたように,一般会計分1通帳と,企業会計の水道事業会計,病院会計,それぞれ1通ということでございます。


○議長(西村新一郎君)


 4つの通帳があると(「3つですね」と言う声あり)3つですか,ということだそうでございます。


○23番(岡村一二三君)


 じゃあ,私の聞き違いだと思いますが,ただ特別会計はまだ何本てありますので,この辺はちょっと理解できませんので,市長,後でやっぱり監査委員さんもそれぞれの皆さんも通帳は別々にあって,出し入れがはっきりと分かってくるわけなんですが,その辺をちゃんと整理をしてやっていただきたいと思っていますので,今会計部長が下に調べに行っていらっしゃいますので,もう1回会計部長から答弁をいただきたいと思います。そのことはさて置きまして,もう一つ監査委員にお尋ねしたいんですが,霧島市の事務の委託に関する規則に基づき,自治公民館長,自治会長等に事務委託料が支払われることになっています。予算も委託料で計上されています。そこでお尋ねなんですが,委託料については委託契約に基づき,予算執行が可能になるわけですが,委託契約書の点検が行われていらっしゃるのか。そのことについて。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 今言われているのは,その財政援助団体に係るその委託料のことですか。


           (「自治校公民館長,自治会長」と言う声あり)


○議長(西村新一郎君)


 事務局長,大山監査委員,どちらでも結構でございます。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 自治公民館等に係る団体が33団体あると思ってるんですけど,その委託料については,それぞれの公民会等との中で委託契約がなされていると理解しております。


○議長(西村新一郎君)


 契約がなされておりますかということでございますが,そういうふうに理解しておりますでは答弁になってないと思うんですが,あるのか,ないのか。委託契約書がそれぞれあるんですかということだと思うんです。そうでしょ。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 事務委託料につきましては,霧島市事務の委託に関する規則に基づき,地区自治公民館長・自治会長に対して行政協力員としての委嘱状をお願いしているところでございます。この委嘱状をもって契約と私どもはみなしております。


○23番(岡村一二三君)


 会計部長がお見えでございますので,先ほど監査委員にお尋ねしたことで下りられたと思いますので,この通帳の関係なんですが,大枠で一本なのか。それぞれ事業ごとに通帳があるのか。部長のほうからお示しいただきたいと思います。


○会計管理部長(東 邦雄君)


 確認のために席を外しました。先ほどのご質問の通帳の件ですが,現金検査をしていただく通帳の種類は歳計の通帳と歳計外の通帳の2種類があります。歳計通帳の中に一般会計と特別会計分がすべて網羅されております。歳計外は住宅資金等のものを入れております。


○23番(岡村一二三君)


 市長,部長の答弁のとおりです。監査委員さんも私の質疑をもうちょっとよく理解していただければよかったのかなあと思います。したがって,市長先ほど言ったように,会計ごとに通帳は分類されてしかるべきだと思いますので,庁内会議で検討していただきたいと思います。監査委員さんにあと1点時間がありますので,もう1点だけお尋ねしておきますが,先ほど,行政当局は,臨時職員にこれまで支払ってきた期末勤勉手当等については,今回,規定の整備を行ったという説明をされました。したがって,20年の12月までに支払いがあったものについては,規定の整備は行われていなかったわけですから,監査委員としては不適正な支出負担行為結果をどう思われますか。追認されたと判断されてよろしいでしょうか。監査委員会では,この事案一つをとっても行政当局へ指摘を行う必要はないと結論を出された経緯をお尋ねしておきます。


○監査委員事務局長(小濱 泉君)


 先ほど,総務課関係の賃金の件があったわけですけど,監査委員事務局といたしまして,職員千数百名の給料,職員手当,賃金等を支出していたわけでございますけど,合併より当然それぞれの条例,規則等については整備がなされていたものと理解しておりましたので,別段指示,指摘等もなかったところでございます。


○代表監査委員(大山東生君)


 監査委員としては,適正な支出命令による予算執行がなされたものと理解しております。


○23番(岡村一二三君)


 これ以上議論しても私の時間がありませんので,本日の質問の最後に市長に答弁を求めたいわけですが,臨時職員の雇用格差が明らかになりましたが,旧来の秩序にどっぷりつかった人間ではしがらみは断ち切れないと思います。改革には痛みが伴うわけです。そういったことで,組織であり,団体であり,成功するのはトップの情熱と市民のために仕事をさせていただいているんだという考えに基づく職員のやる気が肝要であると私は思います。市長の気持ちが職員にどう反映されているのか分からない部分がたくさんあると私は思ってるんですが,市民が豊かな心を持って霧島市のあるべき姿,夢を実現するためには,まず日々の暮らしが安心してできるかがまず前提なんです,市民の皆さんとすれば。市長の任期も残り少なくなりましたが,将来の霧島市の活性化と雇用の場をどのように絵を描いていらっしゃるのか,市長の勇気ある気概をお尋ねして本日の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 活性化,雇用の場の確保というご指摘でございますが,私どもは,この合併後3年半余,お互いに議会を通じ,あるいはまたお互いのかねがねの行政展開,あるいは議会活動,そういう中でしっかりと向こう10か年間の霧島市総合計画,これを策定させていただき,今緒につけたばっかりでございます。それで,少なくてもそれを一つの市政,運営経営の羅針盤としながら,さまざまな努力すべき課題等は,もう本当に皆さん方からご指摘いただいているとおり山積いたしております。私自身も先ほどいろいろ指摘を受けましたけども,相変わらず開かれた活力ある公正で公平な市政を実現するために引き続いて担って頑張ってみたいというふうに思っております。なお,また雇用の場の確保においても,いずれ19社目の立地協定等も結ばれる準備が進めてありますけれども,また,今回のこの議会において多くのご指摘も賜りましたことなど念頭に置きながら,さまざまなことに挑戦をしていくという気持ちを持って市民参加も促し,精いっぱい職員とともに問題点解決できる役所を目指して頑張っていきたいと思います。どうぞ,ひとつよろしくお願いします。


○財政課長(塩川 剛君)


 先ほど岡村議員から質問のございました平成21年度当初説明資料24ページの,いわゆる決算統計に基づきます人件費に含まれます共済加入の臨時職員者の賃金でございますが,6,538万4,000円でございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,岡村一二三議員の一般質問を終わります。次に,16番,仮屋国治議員より2件通告がされております。したがって,仮屋国治議員の発言を許可します。


○16番(仮屋国治君)


 本会議中でございますけれども,1回深呼吸を皆さんいたしましょう。夕方の深呼吸は1回しますと1時間知力・体力が持つと言われております。私は例規集にほとんど縁のない仏のような男でございますのでよろしくお願いを申し上げます。16番,仮屋国治でございます。6月定例会の一般質問,29人目,大取りを務めさせていただきます。霧島市が誕生して,早いもので3年と6か月が経過いたしました。議会も執行部も合併直後のばりばり,びりびりの緊張感の中,議論を戦わせてきたのが,まるで昨日のことのように思い出されます。1市6町の119名の議員が合併特例により48名に減員になっての議会,そして当局も幾多の人間が定年はともかくとして中途退職,その他の都合でお辞めになられております。物事をなすには犠牲がつきものとは申しますが,さまざまな皆様のおかげによって新市霧島市が存在するということを強く肝に銘じたいと存じます。果たして,私たちは1市6町の合併を成功裏に導けたのでしょうか。選挙によって,新市のまちづくりを市民に付託された前田市長,そして議会議員の我々,いよいよ半年後には市民の皆様の洗礼を受けることになりますが,いま一度足元をじっくり見詰め,議員活動に努めていきたいと考えるところであります。合併当初のちんどん屋的な執行体制も日を増すごとにレベルアップし,当局の行政サービスは格段に充実してきたものと評価をしておりますが,民意を吸い上げた行政運営が十分になされているのかどうか。謙虚に,自らの発言も振り返りながら,早速2点の一般質問に入らせていただきます。1問目,平成21年度第1回定例会の当初予算審議において,(仮称)霧島中央公園基本設計等業務委託料1,400万円,並びにローカルエネルギー館改修事業費833万9,000円を減額し,同額を予備費に増額するという修正案を賛成多数で議決いたしました。主な修正理由として,第1に事前の行政評価,事業計画の見受けられない旧態依然とした行政手法であること,第2に地域の特色を生かした全庁横断的なまちづくりへの取組み姿勢が見受けられないことを指摘させていただきましたが,市長はこの事案をどのように受け止められ,どのように対応したいと考えておられるのかお尋ねするものであります。2問目,未婚化や晩婚化による少子化の進行は労働人口の低下や社会保障負担の増加など,社会経済へ大きな影響を与えることから,国は平成6年「エンゼルプラン」,平成11年「新エンゼルプラン」,平成14年「少子化対策プラスワン」と,次々に少子化対策を取りまとめ,平成15年7月には,「次世代育成支援対策推進法」が成立し施行に至っております。これを受け,霧島市の旧1市6町でも平成17年3月までに「次世代育成支援対策行動計画」が策定されておりましたが,昨年3月にこの1市6町の計画をもとに,前期計画,残り2年間分を「きりしますくすく子どもプラン」として取りまとめられました。そこで1点目,前期5か年で達成できた主なる行動計画は何か,数値目標を設定した9事業の達成見込みを含め答弁を求めます。2点目は,平成22年度から5か年は後期行動計画の期間となりますが,この策定に当たり,特に重要と思われる課題は何かお尋ねいたします。3点目は,平成19年12月に取りまとめられた重点戦略,子どもと家族を応援する日本では,我が国の経済社会の持続的な発展を図るには,就労と出産・子育ての二者択一構造の解消という点に対応が必要との認識から,待機児童解消に向けての取組みが積極的に講じられてきておりますが,1,保育園と幼稚園の配置状況と待機児童数を踏まえ,霧島市の待機児童の現状と解消策をお示しください。2,幼・保一元化と民営化について,霧島市の基本的な考え方と今後の計画をお尋ねし,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 仮屋議員から2点につきまして質問がございました。2点目の1につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長が,それぞれ答弁をいたします。次世代育成支援対策行動「きりしますくすく子どもプラン」についての1点目についてご答弁を申し上げます。本市におきましては,平成17年度から平成21年度までの次世代育成支援対策の実施に関する前期計画,「きりしますくすく子どもプラン」を策定をし,「安心して子どもを生み,子育てができる霧島市」を基本理念とし,地域における子育て支援,母親並びに乳幼児等の健康の確保及び増進,子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備,子育てを支援する生活環境の整備,職業生活と家庭生活との両立の推進,子ども等の安全の確保,支援を必要とする児童への対応など,きめ細やかな取組みの推進,子育てに係る費用への支援の8項目を掲げ,総合的に取り組んでいるところでございます。これらに基づき,前期計画期間の5か年で,数値目標設定をした9事業のうち,平成20年度までに達成できた事業は,通常保育事業,延長保育事業,放課後児童健全育成事業,地域子育て支援センター事業,つどいの広場事業,ファミリーサポートセンター事業の6事業であります。残りの一時保育事業,休日保育事業,病後児保育事業の3事業につきましても,今年度中に達成できるよう努力してまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 次世代育成支援対策行動「きりしますくすく子どもプラン」についての2点目についてご答弁を申し上げます。「安心して子どもを生み,子育てができる霧島市」を目指し,全庁的な子育て支援に取り組んでいるところであり,今後,後期計画を策定する中で前期計画の8項目の課題を検証していくことが必要であると考えております。前期計画はほとんどの項目において計画どおりに進んでいるところでございますが,一時預かり事業,(仮称)きりしま出会いサポート事業,(仮称)発達支援センター事業などの事業につきましては未着手でありますので,早期に実施できるよう努めたいと思います。また,数値目標を定めている一時保育事業,休日保育事業,乳幼児健康支援一時預かり事業につきましては,実施できる保育園をさらに増やすため,各保育園への十分な事業説明を行いご理解を求めていくことが重要であります。さらに後期計画では,現在の社会経済状況等を踏まえ,児童福祉法等の改正などが行われることなどを含め,今後の子育て支援の施策についても検討する必要があると考えております。次に3点目についてお答えいたします。平成21年5月1日現在の32か所の保育園の定員は2,415人で,入所者数は2,457人,待機児童数,いわゆる希望する保育所に入所できない児童のことでございますが,待機児童数が85人となっております。また,18か所の幼稚園の定員は2,140人で,入所者数は1,760人となっております。現在,人口が集中している国分・隼人地域では,入所希望の待機があり,周辺部では定員を下回るといったような二極化が進んでおります。この要因といたしましては,共働き世帯の増加,保護者が保育所を選択できるため中心部に集中,既存施設を利用しての定員増はほとんどの施設において困難な状況であります。このような状況を解消するため,霧島市の希望する保育所に入所できない児童の解消対策に係る基本方針を平成21年3月26日に定めたところであります。この基本方針の中で,平成21年度と平成22年度に既存保育所の定員増,分園,保育所の新設,認定こども園等による受け入れの拡大を行い,希望する保育所に入所できない待機児童の解消を図ることといたしております。次に,幼・保一元化につきましては,近年の社会構造,就業構造の変化を受け,就学前の教育・保育を一体として捉えた取組を進めることが求められております。現在,霧島市周辺部におきましては,定員を下回るといったような状況のため,今後は新しい子育て支援の一方策として,保育園と幼稚園が一体となった幼・保一元化について検討していく必要があると考えております。また,公立保育園の民営化等につきましては多面的に検討する必要があります。今後,庁内・庁外の検討委員会を設置し,公立保育園のあり方について検討を行ってまいりたいと考えております。また,なるべく早い時期に方針を決定したいと考えているところでございます。なお,公立幼稚園の今後のあり方につきましては,今年度,教育振興基本計画を策定することとしており,その中で方向性を検討してまいりたいと考えているところでございます。


○建設部長(篠原明博君)


 1問目の質問のうち,(仮称)霧島中央公園整備計画についてお答えいたします。本計画につきましては,平成20年度中に基本構想及び基本計画の策定を予定していましたが,構想案についてさらに十分な検討を行う必要もあると判断し,先の第1回定例会で予算の繰り越しをご承認いただいた上で,資料の収集や調査など本年度も引き続きその作業を行っているところでございます。計画策定に当たりましては,昨年度のプロポーザル実施前から関係課による協議を行い,これまで庁内の策定委員会や市民の代表者の方々との意見交換会を行いました。また,建設水道常任委員会の所管事務調査も実施していただき,総合公園としての基本構想案の内容をご説明するとともに,パブリックコメント制度を活用して,広く市民の方々のご意見も伺いながら作業を進めてまいりました。今後は,これまでいただいたさまざまなご意見を参考に,事業評価という観点からの検討も加えながら基本計画の案を作成し,しかるべき時期に議会へのご報告もさせていただいた上で,減額となりました基本設計策定につきましても,ご理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。


○生活環境部長(南田吉文君)


 1問目のご質問のうち,ローカルエネルギー館改修事業についてお答えいたします。ローカルエネルギー館の改修につきましては,これまでさまざま議論を重ねてきましたが,平成20年6月,いわゆる補助金適化法に関係する財産処分の取り扱いが緩和され,目的外の使用や譲渡,貸付等が可能になりました。これを受けて新たに庁内や市内の企業,団体等の皆様のご意見もお聞きしながら利活用について検討をしてまいりました。それにより,従来の展示型だけではなく,市民や企業,団体の皆様が交流し学習できる,あくまでも利用者の視点に立った拠点づくりを基本理念としまして,基本設計と実施設計の経費を計上させていただきました。今後は,環境施策をテーマにしながらも,幅広い施策展開ができるような利用計画も視野に入れ,より具体的な提案ができますよう全庁的な議論を慎重に進めてまいりたいと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 ご答弁をいただきました。再質問に移らせていただきます。少子化対策としての子育て支援は,国も県も相当な力を入れておりまして,市のほうも大変な力を入れてきていただいております。総じて私は問題はないというふうに考えているところでございます。妊婦健診から始まって出産育児一時金ですか,それから産まれた後はすぐ1万円の児童手当がもらえるとか,非常に手厚いサポートが出てきているんだろうと思うんですけれども,ただこれは,結構ほかの市町村も同程度のものが追随してきていると,同様なものだという認識でおります。やはりその中身を霧島はやっぱり安心して住めるんだ,いいところだというところを強調するのは,きめの細かいサービスをやっぱり見つけて追求していくことが大事なのではないかということで,先ほどご答弁をいただきました1番と2番を合わせまして,前期計画,行動計画,課題は何かというところまでありますので,こちらのほうの再質問からさせていただきたいと思います。21年度中には達成したいというものの中に,病後児保育施設などというのがございましたけれども,これについてもう少しご説明をいただけませんか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 「乳幼児健康支援一時預かり事業」という名称になりますが,この事業につきましてご説明いたします。これは,内容といたしまして保育所に通所中の児童等が病気の回復時期であって集団保育の困難な期間を病院で一時的に預かるという制度でございます。実際今実施しているところは,かわの小児科というところが1か所ございます。平成20年度の実績といたしましては,延べ人数で369人の子どもがお世話になったということでございます。


○16番(仮屋国治君)


 私も仕事柄,主婦の皆さんにお勤めいただいておりまして,子どもが病気をしますと,すぐお休みということがあるわけですけれども,はっきり申し上げて知らなかったんですよ。広報不足の部分があるのかなと思いますけれども。病気をして治りかけたお子さんを預かってくださる,大体何人ぐらい収容ができて預かり料はおいくらぐらいになっているんですか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 ここのかわの小児科,ここでは大体五,六人という子どもが限界でございます。それで利用料といたしまして,1日1,200円,半日で600円と,それと生活保護世帯の方は無料ということになっております。


○16番(仮屋国治君)


 是非これは後期計画の中で広げていただきたい。そのかわの小児科さんだけではなくて,結構市内にも小児科さんが結構あるんですけれども,対応をいただいて,こういう制度にのろうというところがありましたら,是非積極的な推進をお願いしたいと思います。ちなみに支援金といいますか,行政の持ち出しがおいくらぐらいなんですか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 実績に基づきましてお支払いするわけですけれども,大体500万円,20年度の実績で上げますと500万5,000円でございました。大体この前後でございます。


○16番(仮屋国治君)


 せめて霧島市内3か所のスタートというようなスタイルからでもいいですので,是非取組のほうをお願いしたいと思います。次にこの数値目標が載っているのには載っていませんけれども,行動計画の中に障がい児保育事業というのがありますけれども,これの現状を少しお知らせをいただけませんか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 障がい児保育事業の件ですが,これにつきましては,これまで国県の補助事業で平成14年まではやっておりましたが,平成15年度から始めている市の単独事業でございます。まず事業内容といたしましては,障がい児を受け入れている保育所に対しまして保育士の加配を行うということでございます。対象児童といたしましては,集団保育が可能で日々通所できるということが条件になります。それと,特別児童扶養手当の支給対象の障がい児の方,それと障がい者の手帳3級以上,それと療育手帳のA1・A2・B1を持っていらっしゃる方,それで基準単価が月額,保育園のほうに7万4,140円という月額となっております。先ほど言いましたように,この補助は平成15年から市の単独補助になっております。それで平成20年度の実績といたしまして,今20年度の実績としまして10人行っております。金額として771万560円,それと保育所の数といたしまして7か所の保育所でお願いをいたしております。


○16番(仮屋国治君)


 枝葉の部分は飛ばしてもらって構いませんから,人数とか補助金とかストレートにご答弁ください。そろそろイライラし出しますので。幼稚園のほうの障がい児の預かりというのは,広瀬の竹の子さんが結構預かっていらっしゃるという話を聞いたことがあるんですが,状況は市内ではどのようになっていますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 今,ご指摘の幼稚園については,積極的に対応していただいているというふうに伺っております。それから公立幼稚園につきましても,障がいのある幼児について預かっているという例もございます。


○16番(仮屋国治君)


 もう少し詳しく,市内で何人ぐらいを,どのぐらいの支援をしているというのは分かりませんか。


○学校教育課長(村田研史君)


 実際に,その障がいがある・ないということについて判断をするのがなかなか難しいところもございますので,その具体的な数字については,私どもとしては現在のところ把握ができていないところでございます。ただ,公立の幼稚園,それから保育所に特別支援教育の支援員を配置をしまして対応しているという例はございます。


○16番(仮屋国治君)


 全体数でいけば幼稚園も保育園もそう数はないと思いますけれども,是非ともそこら辺のところ,積極的に保育園,幼稚園が受け入れができるような体制を,加配で1人7万4,000円ということですけども若干厳しいのかなという思いもしますし,地域によってどこか指定をして集中的にやるのか,それとも若干補助金を上乗せするのか,ちょっとご検討をお願いしたいなと思います。それから,数値目標を設定しました地域子育て支援センター事業で,21年度まで5か所の子育て支援センターということでございます。多分今回の広瀬ではありませんね,天降川小学校の子育てセンターまでを入れて5か所だと思うんですけれども,この5か所の内訳と大体の概要をお知らせいただけませんか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 今現在,「国分ふれあいの郷」にある霧島市の支援センターが移る分その1か所,それと各地区に4か所の保育所にお願いしております。照明保育園,安良保育園,霧島保育園,牧之原保育園と4か所に支援センター事業を委託しております。それと内容といたしましては,核家族の進行,少子化及び共働き世帯の増加,子育てを取り巻く環境の変化に対応するための子育て家庭に対する育児支援ということで,子育て親子の交流の場の提供をしたり,子育てに関する相談・援助,それと地域の子育て関連情報の提供とか,子育て及び子育て支援に関する講習等を行っております。


○16番(仮屋国治君)


 5か所,地域のバランスは保てておるんでしょうか。若干周辺部の3か所と国分の2か所というような今聞き取りだったような気がするんですけれども。部長,後期計画においてこの子育てセンターというのは,地域バランスを保つために,あと何か所かつくる計画,予定,考え,検討はできますか。どうですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 現状は先ほど申したようなことでございますが,この子育て支援センターは,大きなものが1か所あればいいというものではなく,やはり地域の方々が気軽にそういう相談等ができる場所がふさわしいのではないかというふうに考えておりますので,ある程度の,例えば配置する保育士等の人数にもよりますけれども,2人程度の保育士を配置するとなりますと,それなりの人数の方しかご相談等ができませんので,そういう観点からは,複数のセンターを設置していかなければならないというふうに考えております。


○16番(仮屋国治君)


 全国的には何千という子育てセンターの設置というのがうたわれておるようでございます。ざっと国分にはあと二,三か所もあってもいいのかな,隼人に二,三か所あってもいいのかな,周辺部にもあと数か所というような,ざっと聞いただけでもそういう思いがいたしますけれども,南副市長,たまにはご質問をさせていただいてよろしいでしょうか。私が生まれ育った重久のあたりに,青葉小学校の前に市有地があるんですよ。管財課の持ち物の丘があるんですよ。今。あの辺なんかは,この子育てセンターがいいのではないかなと思ったりもするんですけれども,南副市長はどのようにお考えになりますか。


○副市長(南 洋海君)


 現場は存じております。市有地であることも承知をいたしております。あと,どういう活用があるかについては,今後検討しなければならないのかなと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 市長,市長も先日の入学式でご一緒させていただきました,ご確認をいただきましたけれども。今の同じ質問をご答弁をお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 小学校を訪れさせていただいて,正門の真正面に,何となくこの不思議な丘と言いますか,何でここがこの状態のままなのかなということをこう率直に感じまして,まじまじと周りもよく観察もさせていただき,いっとき時間も置いて現場も見させていただきました。そしてさまざまな学校活動,こういう中であの場所がもし本当に好位置として生かしきるとするならば,何らかの利活用策をしようとする。駐車場も行事の状況によっては,大きく不足も年間を通じれば何回かしておるということも漏れ聞いてもおりますし,何らかの利活用策をいずれ考えなきゃならんなということは率直に感じました。


○16番(仮屋国治君)


 あと半年ですがね。まあまあひとつよろしくご検討のほどをお願いをいたします。なかなかいい答弁をいただけない議員として有名なんですよ,議員仲間では。「あんたは嫌われとる」とよく言われるんですけれども,たまには,今半分ぐらい前向きだったでしょうかね。よろしくお願いをしておきたいと思います。それでは3点目のア,イ,含めて,計画の策定に当たってはしっかりと関係団体と協議をするというふうになっております。推進法によりましても実施状況の公表ということもあるようですけれども,この辺の公表,関係団体との協議,この辺をしっかりやっていただいていいものをつくっていただきたいと思っております。次に3点目,ア,イで,保育園と幼稚園の配置状況で,待機児童はどうかということで85名ということが先ほどご答弁をいただきましたが,地区別が分かりますか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 待機児童等の人数,地区別にですけれども,国分地区で……計算します。


○議長(西村新一郎君)


 今,計算されるそうですから,次の質問を進めておってください。


○16番(仮屋国治君)


 それでは,ちょっと飛ばした質問に返らせていただきます。すくすくプランの統計によりますと,霧島市の離婚率が国・県よりずっと高いんです。2.3。国・県が2.02とかそういう数値なんですけれども,教育長,何で霧島市の離婚率が高いんでしょうか。平成12年からこう国・県・市も上がっているんです。ところが十四,五年から霧島がぐっと上に伸びているんです。昨日は霧島のお話を,基礎の「き」,立志の「り」,習慣づけ,マナー,私も感動いたしました。多分そのようなところも関係しているんではないかというふうな思いがあったんですけれども,何か昨日聞きながら,是非今日は教育長にご教示をいただこうと思っておりましたけれども,どうでしょうか。


○教育長(?田肥文君)


 霧島市内で夫婦げんかが増えた結果かどうかは分かりませんけれども,やはり私が想像しますと,都市化しつつあるのかなというふうに感じています。


○16番(仮屋国治君)


 私も4人の子どもがおりましたので恐い思いもいっぱいいたしましたけれども,10代後半からやはりなかなか霧島のその4つを実行できない子どもたちが非常に増えています。結果として20前後の結婚,出産,離婚というパターンが非常に多いような気がしております。是非ともこのすくすく子どもプラン後期計画の中で,教育委員会として何ができるか,ご検討も是非お願いをしておきたいと思います。それと答弁は求めませんけれども,建設部長,市営住宅もやはり今1年から待っています。これが共通と需要のバランスが取れているというのは絶対にあり得ないと私は思います。抽選方式になっておりますけれども,若い人がやはり安価な家賃で安心して住める場所を提供するのが,やはり行政の務めではないでしょうか。民業を圧迫するということは僕はないと思うんです。一戸建て志向,それから中年の方の志向,それと若者の夫婦の志向の住まいは違うと思いますので,是非こちらのご検討もお願いをしておきたい。それから,商工観光部長,働く人,若者が安心して働く場所がなければ,技能がなければよそに出て行きます。福岡に行きます。大阪に行きます。東京に行きます。そして帰って来ない人になります。そして人口が減ってまいります。どうかこの辺のところもすくすく子どもプラン,人の課の計画と思わないで,全庁横断的にご検討をいただければなというふうに要望をいたしまして,先ほどの答弁をいただきます。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 失礼いたしました。待機児童の地区別でございますけれども,国分地区が57人,隼人地区が27人,それと広域ということで広域から来られるこれが,広域が1ということで85となっております。


○16番(仮屋国治君)


 国分地区の57人,やっぱり下場に,隼人の27ということで集中をしているんですけれども,すくすくプランの統計で18年度現在で見ますと,公立保育園の定員数はマイナスです。これはいくらありますか,公立・私立合わせてプラス22なんですけれども,私立の保育園さんがプラスになっている分,公立はマイナスになっているんです。五,六十あるんですけれども,ここに待機児童を送れない理由というのは何なんでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 公立保育所が12園あるわけでございますけれども,特に周辺部だけではなくて,人口の集中している地域の部分の周辺のところも定員を割っている状況でございます。保護者が保育所を選択をできるようなそういうシステムに変わってきておりますので,私どもといたしましては,保護者の方々にお待ちいただくよりも空いているところにお願いをしているわけでございますけれども,なかなかそういう保育所を選んでいただけないというような状況がありますので,そういうところが発生しているということでございます。


○16番(仮屋国治君)


 要は真の待機児童ではないということですよね。働く必要がなくて,今働いていないから預ける必要もない,家の近くのいいところに入れたいから待っていますよという待機児童という理解でよろしいですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 先ほどご答弁の中で申し上げましたけれども,厚労省が示しております待機児童という概念,定義というものと,私どもが定義しております待機児童と,いわゆる呼んでおります待機児童というのは希望する保育所に入れない方々です。そういう方々が5月1日現在で85名いらっしゃるということでございます。


○16番(仮屋国治君)


 だから,俗に言う待機児童ではないという理解でよろしいですということですよね。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 そうです。


○16番(仮屋国治君)


 ありがとうございます。さわやかな答弁をいただきましたので,そういうことでいきますと,統計を見ていきますと結構いいバランスなんですけれども,2番目で幼・保一元化と民営化ということをお話をしておりますけれども,国でも今,幼・保一元化ががたがたしております。なかなかそううまくいくもんじゃないというふうに思っているんですけれども。今回,認定こども園の申請が出されて審議会が開かれたということなんですけれども,これが幼稚園での幼・保連携型が結構固まっているように私もお聞きしましたけれども,この辺の理由は,どういう理由からこうなるんでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 平成21年1月1日現在でいわゆる待機児童は157名おられまして,その81.5%は0歳,1歳,2歳の低年齢の方でございます。そういたしますと,幼稚園は3歳以上でございますので,保育所で保育を受けるしかないということでございますので,そういった観点でいきますと,幼稚園の中に認可保育所を設置するという認定こども園というものが,必然的に出てくるんではないかということであろうかと思います。


○16番(仮屋国治君)


 認定こども園の,私はこの話を聞いたときに,モデルケースから進めるべき事案なのではないかなというような思いがしたんですよ。幼稚園に1件,保育園に1件,周辺部の地域で地域型で1件とかね。こういうモデルケースで進めて,実際,待機児童解消ということよりも児童の保育・教育,これをどういう形でやるか,保護者の利便性を高めるのにどうしたらいいか,どうやっていったらいいかなと,やっていくべきだったらよかったのになという思いで見ておったんですけれども,幼・保連携で保育園でする場合と幼稚園でする場合との違いは何ですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 その幼・保連携の幼稚園の中に認可保育所をつくる場合と,認可保育所の中に幼稚園をつくる場合とございます。その場合におきましては,やはり本来の定義であります3歳から5歳とか,あるいは0歳から5歳とかいったようなものがございますので,そういうところで預けられるかどうかというところの部分で分かれるというところが,一番大きな違いだと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 今の答弁はよく分かりませんでした。結局0歳から5歳まで幼・保連携でいけば両方見れるということですよね。両方,結局働いていない人も預けられるし,働いている人も預けられるし,だから保護者からすればいい制度ですよね。東京で行われたアンケートを見てみますと,90%近い方がいいというアンケート結果になっているようです。施設の85%の方がいいと言っているらしいです。ですから,これは幼・保連携,民営化といろいろ書きましたけれども,画一的に民業圧迫だから公立はこうならんないかんとか,何て言うんですか,行財政改革の観点から民営化をせんないかんとか,閉鎖をせんないかんとかいう考えじゃなくて,昨年の9月の浦野議員の質問でも教育長先生とやられておられますけれども,「三つ子の魂百まで」というような話で,やはり子育て,ここにかけるいい施設,いい環境のものをつくっていくことが大事なような気がしておりますので,どうか私が言った待機児童ということに捉われずに,いいモデル事業でスタートをしていただければなとご提案を申し上げておきます。それと,幼稚園と保育園のあり方について,もう既に合併して3年半経っております。そろそろあり方をしっかりと検討していかなければいけない時期に入ってきているんじゃないんでしょうか。少子化といっても実際5年先の数字しか今のところは分からんわけですよね。10年先の赤ん坊が何人産まれくるかなんぞというのは,本当は産まれてきてみないと分からんわけですから,全国平均は下がっていますけど,鹿児島県霧島市は今底をうってから上がり加減ですもんね。これが減るか減らないか分からない。また前田市長が一生懸命子育て支援をしていただいておりますので,ぐっと県,全国1位に上がるかもしれません。まあそれはないと思いますけれども,いろんな状況を踏まえて,ただ官・民,それから幼稚園・保育園,これを連携してやはり話し合いの場を持って検討していく,こういうことが大事だと思うんですが,答弁によりますと,保育園は保育園,幼稚園は幼稚園ということですが,まさに二重行政の解消になっていないと思うわけですけれども,この辺のところはいかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 先ほどもご答弁申し上げましたけれども,現代の社会構造,あるいは働かれる方々,あるいはその働かれる方々の環境,そういう就業構造,そういったもの等が非常に制度が発足した時点からいたしますと,非常にと言いますか変わってきているというのが実感でございます。私どもが現在取り組んでおります子育て支援の中には,国が示しております国の所管もまた分かれておりますけれども,この部分で国のほうも幼・保一元化ということで取組をされておりますけれども,現段階ではまだ具体的なものとしてはなかなか進んでいないということが現状のようでございます。今後,後期の計画を策定する中で,そういったことも少しずつは国等の状況等も分かってくるのではないかと思っておりますので,そういうことも踏まえて後期計画の策定に臨んでいきたいというふうに考えております。


○16番(仮屋国治君)


 今の答弁は駄目ですよ。もうちょっと踏み込んでいかないと霧島市は変わっていかないといけないと思います。今の部分はこれを変えられるのは市長だけなんです。この「きりしますくすく子どもプラン」,この主管課は保健福祉部児童福祉課でございます。そこがやっている。ここがやっているならここに幼・保連携の担当を置いて,ちゃんと全庁横断で,これ,やっていただきたい。そうした中で,そこはそこでやる,ここはここでやるをいつまでもやっておってもしょうがないです。対象は就学前の子どもたちなんです。この子どもたちをどうしていくかということをやはり考えていかないと,いつまでたってもごたごたはついてきますよ,この業界は。その前に学校教育課長,昨年の11月11日,保育所協議会あてに市長名で文書が出されております。その最後の2行を読みなさいというといけませんでしたから,私が読みます。「今後,私立保育園・幼稚園等との公私の話し合いの場を設け,本市における保育園・幼稚園のあり方についての検討を重ねてまいりたい。前田終止」と書いてありますが,市長。どうしましょう。


○市長(前田終止君)


 子育て支援のあり方,そして幼・保一元化の問題,待機児童等,本当に現実的な解決していかなきゃならない重要な目の前にある課題だと強く認識いたしております。行政の職員たちとも,あるいはまた関係される機関の方々とも精力的に話し合いながら,精いっぱい取り組まさせていただきたいと思っています。


○16番(仮屋国治君)


 公文書による回答でございます。今のところをぼかさないではっきりとおっしゃっていただけませんでしょうか。


○市長(前田終止君)


 その問題点解決に向かって積極的に取組ます。


○16番(仮屋国治君)


 保育園と幼稚園,公立・私立,合わせて協議をしますというのを出していらっしゃるわけですから,是非この場を設けていっていただきたいと思います。次に1番に返りまして,修正案のところですけれども,時間がなくなってよかったですね。3月議会以降の市政の取組状況で一言言っていただければ質問をする必要はなかったと私は考えております。担当課から聞き取りがありましたときに,「うんとかすんとか言えばいいよ」と言いました。お二人とも。ここで市長に「うんとかすんとか言え」と言えないものですから,担当課の方に申し上げたわけですけれども,大事な修正議決を議会は行ったと私は考えております。これをどんなふうに受け止めて,これがどうしたいというのは是非聞きたかったんですが,冒頭から質問通告を出すまでになかったものですから,あえて出させていただきました。これはやはり私は説明責任があると思うんですよ。中央公園を待ち望んでらっしゃった方々は,「もうできるんだってね」という方もいらっしゃいます。ローカルエネルギー館にかかわった方もそうかもしれません。議員もそうでございます。これを説明しようと市長は考えられなかったですか。


○副市長(南 洋海君)


 今,公園の計画につきまして,20年度の繰越事業で今作業中でございます。今,7月か8月ごろにはそういう基本構想の成果が上がるということです。それからでないと,やはり説明をできるものが非常に少なかったということでございました。


○16番(仮屋国治君)


 私が求めているのはそういうことじゃないんです。2点について指摘をさせていただいた行政手法,それと全庁横断的なまちづくり,これを庁議においてどういう受け止めをされてどういう指示をなされて,「今からこうせよ」とかおっしゃったのかどうか,聞きたいものだというふうに思っておったんですけれども,3月議会終了後,庁議でこの件に関して話し合いがなされ,検討がなされ,指示がなされたことがありましたら教えてください。


○市長(前田終止君)


 この議決があった後,両副市長に市長室に来てもらって,今後,この件に対してしっかりと話を詰めて,実現できる方向に努力をしてくれと,そしてまた今後の理解を求める努力をしていただきたいということを申し上げました。


○16番(仮屋国治君)


 山口部長,最近おきらいみたいです,私のことが。答弁をいただけませんけれども,行政評価について,この2つに関して,特に企画で動いたところはありませんか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 行政評価については,3年前から霧島市の「行政運営」を「行政経営」に変えていきたいということで取り組んでおります。今年,最終的な経営の方針というのができております。その中で評価というのが3つほどあります。施策評価,それから事務事業評価,そして新規事業の事前評価というこれがございます。まず中央公園構想につきましては,昨年この新規事業の事前評価というのを行っております。それからローカルエネルギー館のほうに,少しちょっと長くなりますけれども,ちょっと経緯をお知らせさせていただきたいと思います。お時間いただきたいと思いますけれども。ちょうどローカルエネルギー館の問題になったのが合併直後のころでございましたので,まだこの行政経営というのが確立しておりませんでしたけれども,評価をやっていこうということで,そのころあったのが事務事業評価のみでした。実は合併直前に,ローカルエネルギー開発推進協議会ということで,今,人が少ないということで,どうやったらいいだろうかというようなのを,旧国分市でいろいろ検討したその中に,体験コーナーなどを入れながらリニューアルしていこうというような方向が出ました。これが合併直前です。そしてその合併直前にそれが出たものですから,リニューアルの方向で向かっていったんですけれども,実は合併後,実際行政評価というのがあるんだけどリニューアルでいいんだろうかと。リニューアルしてしまうと同じような繰り返しになってしまうんではないだろうかということで,これをできたばかりの行政評価にかけてみたいということで,平成18年度に行政評価をしました。一次評価,二次評価,もうそこでもこのリニューアルというのはどうも難しいだろうという結果が出まして,自分たちだけでは判断できないということに至りまして,55委員会,これがちょうど平成18年度の末,一次評価,二次評価が終わったのが19年1月16日だったんですけれども,それを受けても判断できないということで,55委員会のほうに3月にかけました。その中で,特に出たのが行政が展示型をやっていたらおもしろくないというようなお話があって,展示でなくてやっぱり体験型とか情報発信とか,またこれは環境に関する部分だからそういった方々がここで学べるような,そういったのにしたらどうだろうかというようなそういった55委員会のご意見がございました。そういったことから私どもは,まず行政でそういった展示型もやめようと,そして展示するんだったら,例えば風車とかありますけれども,風車のおもちゃがあります。だけど風車はもう輝北のあそこに行けば本物があります。だからおもちゃとかそうしたものをしても駄目なんではないだろうかというふうなことでいろいろする中で,ですけど体験をするためにはやはり本物をしたいと。そうなってくると,霧島市内にいろんな企業がございますので,そういったところで,例えばISOの14000シリーズなんかとっておられるところの取組の話をしたりとか,それから実際そういった九州電力とか電力に関係するところとか,それから太陽光だとか,そういったのをされている事業所などもありますので,そういったところにご協力願えないだろうかということで,内々にお話をしたらいい話だということになりました。それで,ちょうど平成19年の6月ぐらいだったでしょうか,3回ぐらい副市長とともに,九州経済産業局,あちらのほうに参りまして,企業とコラボしたそういったふうにつくりかえて,情報発信基地にしたいというようなお話を申し上げましたところ,補助金適化法の関係でそれは無理ですと,行政でやってくださいというようなことでした。何回か行ったんですけれども,おもしろいお話だけどそれは補助金を返していただくことになりますから,補助金を返してそういうふうにしてくださいということがございました。それで,私どもは国のほうの総務省のほうに行って,補助金がこういうことがあって,実際こういうやりたいのに補助金適化法のせいでこういったことができないということを強く訴えてまいりました。補助金適化法が去年の6月に変わりましたけれども,その変わるための一つのきっかけにもなったんだと私どもは思っております。そういったことから補助金が変わってきましたので,実際どうやっていこうということで,少し私どもが考えたのが,課題が3つあったんですけれども,行政単独運営であるため展示が魅力不足だと,だったら市内にあるいろんな企業の力を借りたいと。それから青少年の理科離れというのが,興味が薄れていると,だったらそこで環境をテーマにした理科を話をしていきたいと。それから3つ目がやはり環境温暖化が進んでおり問題が深刻になっていると,だったらこの霧島市からそうしたのを発信しようじゃないかと。この3つを解決するために民間の方々のご意見をいただきながらやっていきたいということでしてきました。ただ,前回のときに行政評価をやっていないんではないだろうかということで,実際私どもも事前評価をやっておりませんでした。このころ事前評価という仕組みをまだつくり上げていなくて,そして言われてはっと気づいたところもあって,今事前評価の準備作業をしているところでございます。この準備作業をしながら,再度ご理解をいただくような努力をしてまいりたいというふうに考えております。


○16番(仮屋国治君)


 事業評価のほうは是非お願いをしておきます。当初予算に100万円以上のソフト事業等いろいろ出てまいります。あれぐらいは全部添付ができるぐらいの資料を用意していただければと。今の流れで,かごしま環境未来館というのを手本にされていますか。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 はい。しております。


○16番(仮屋国治君)


 昨年の10月にオープンしておりますけれども,総事業費40億円だそうです。すごいですね。これなら造っていいですよ,部長。最高です。月の平均1万5,000人来館があります。私は2回行きましたけれども,甲突川のほとりにあります。造るならあれぐらいののを造ってくださいよ。今は食糧備蓄基地になっているわけですから,ローエネ館もかわいそうだなと思うわけですけれども,是非見に行っていただいて,造るならああいうの,そうでなかったらやはり市街地の活性化に充てるスペースですよ。持論です。基してこの2点について,霧島環境エコプラザでやるというのと,霧島中央公園構想案のままでいかれるつもりなのか,案の時点から見直すつもりなのかお答えください。


○建設部長(篠原明博君)


 霧島中央公園の構想案についてでございますが,先ほどから構想案の検証を行うために,現在実際のアンケート調査でありましたり,事業費分析などを行うための事業評価の資料を取りまとめております。当然先ほどおっしゃいましたように,全庁的に取り組む本年度の事業ということで,やはりそういった全体的な事務事業評価の中で,この本構想計画も評価を行わないといけないというふうに考えております。私どもといたしましては,今持っております基本構想はその骨格になるとは思っております。ただ,それを一つのそういう事業評価の中でいろいろ議論し,その構想案がある程度修正というのは可能性があるのではないかと思っております。しかしながら,今昨年からいろいろ市民の方々,あるいは庁内の策定委員会,それから関係機関とも協議をずっとやってきました。そういうものを踏まえますと,ある程度我々としてはそういうものが骨格となって,そういう方向のものを基本構想の骨組みはそんなに変わらないというふうに我々は思っているところです。


○生活環境部長(南田吉文君)


 最後の答弁者になるようにきちっと答えたいと思いますが,地球温暖化をはじめ,さまざまな環境問題というのがございます。霧島市もその多分に漏れないわけでございますけれども,これらの問題を解決する希望はもう教育でしかありません。したがいまして,私ども環境教育だとか環境学習,今まで以上の取組を取り組んでいきたいというふうに思っております。体験活動であるとか,あるいは出前講座というのは,館は要らないわけでしたけれども,やはりこれは推進するには,学習施設というものもやっぱり欲しいと思っております。先ほど企画部長が申し上げましたけれども,今後,事前評価をさせていただきまして十分に検討していきたいとそういうふうに思っております。


○16番(仮屋国治君)


 できましたら,1週間ぐらい許可をいただいて,全国各地いろいろ見て来ていただければいいのかなと思ったりしますけれども,是非もう1回,これも最後でしょうから,どんな公園をつくる,どんなエコプラザをつくる,本当に真剣に考えてください。最後に市長,先ほど脇元敬議員が新聞記事を見せていました。あれはすごいですよね,私も新聞で読みましたけれども,あのぐらいの発想で中央公園に指示が出せませんか。


○市長(前田終止君)


 いかなる事業も決断をして着手しますと,本当に後に残る大きな責任があります。そういう意味でおっしゃっているんだというふうに実感いたします。今まで皆さん方からさまざまな指摘をいただいたことなどを念頭に置きながら,私たちのかけがえのないふるさとのかけがえのない事業だというふうに思っておりますので,精いっぱい役所の者,あるいはまた市民の皆さん方の声,なかんずくまた議会の皆さん方のご指摘等もさらに謙虚に聞きながら,精いっぱい力を尽くさせていただきたい,しようと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。


○16番(仮屋国治君)


 収益性という観点から私は市長に期待しているんですよ。担当者はやっぱり役人さんでこうしてこられますと,クリエイティブというのはなかなか難しいです。うちのおやじもそうでしたから。でも観光立市を目指していらっしゃるんですよ。市長は。霧島のど真ん中に公園を造ろうとしているんですよ。あんな公園を造っていいんですか。極端に言えば箱物公園です,ただの。都市公園とはいえ,もうちょっと交流人口を引っ張ってくれるような,観光の核施設になるような,どうして結びつけて話ができないんだろうかなというジレンマを非常に思っております。ですから,是非検討できるところはご検討をいただきたいとお願いをしておきます。最後に,阿久根市で現職の市長さんが再選をされました。民間の市民の感覚は変わってきているという認識を,議会も執行部も持っていかないと大変な時代がやってくるんではないでしょうか。自分たちが思っている以上に民間は厳しい,きつい。そういうところでこの2件につきましても,シビアな行政運営,行政計画をお願いをいたしまして質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,仮屋国治議員の一般質問を終わります。これで通告のありました29名の議員の一般質問のすべてが終わりました。次の本会議は6月26日の予定であります。本日はこれで散会します。


              「散 会  午後 6時30分」