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鹿児島県 霧島市

平成21年第2回定例会(第4日目 6月11日)




平成21年第2回定例会(第4日目 6月11日)





             平成21年第2回霧島市議会定例会会議録





 
1.議事日程は次のとおりである。


                       平成21年6月11日(第4日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬──────┐


│日程│議案│   件                  名     │ 備  考 │


│  │  │                            │      │


│番号│番号│                            │      │


├──┼──┼────────────────────────────┼──────┤


│ 1│  │一般質問 池田  守君( 190ページ)          │      │


│  │  │      ・障がい者福祉について           │      │


│  │  │      ・湛水防除事業について           │      │


│  │  │      ・道路行政について             │      │


│  │  │     植山 利博君( 202ページ)          │      │


│  │  │      ・活力ある産業のまちづくりについて     │      │


│  │  │      ・地域の活性化について           │      │


│  │  │      ・市立医師会医療センターの将来展望について │      │


│  │  │     徳田 芳郎君( 215ページ)          │      │


│  │  │      ・全国統一の小・中学校の学力テストについて │      │


│  │  │      ・09年度国の補正予算が成立したことについて │      │


│  │  │     徳田 拡志君( 224ページ)          │      │


│  │  │      ・海津市との交流事業について        │      │


│  │  │      ・海(錦江湾)の環境問題について      │      │


│  │  │     池田  靖君( 238ページ)          │      │


│  │  │      ・本市の教育行政の基本方向の見直しについて │      │


│  │  │      ・教育振興基本計画の策定について      │      │


│  │  │      ・小中学校の教育力の高揚・児童生徒の学力・体│      │


│  │  │       力向上確保への取組みについて       │      │


│  │  │      ・基本方針について             │      │


│  │  │      ・新市での一体感の促進と「地域力」の養成につ│      │


│  │  │       いて                   │      │


│  │  │     秋広 眞司君( 247ページ)          │      │


│  │  │      ・市長の政治姿勢について          │      │


│  │  │      ・危機管理体制について           │      │


│  │  │      ・春山台地の総合的整備計画について     │      │


│  │  │     新橋  実君( 259ページ)          │      │


│  │  │      ・市民の安心安全を守る緊急医療体制の整備につ│      │


│  │  │       いて                   │      │


│  │  │      ・役所での備品・消耗品等の管理体制について │      │


└──┴──┴────────────────────────────┴──────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     20番  上 鍋 正 光 君


   21番  塩井川 幸 生 君     22番  久 保 史 郎 君


   23番  岡 村 一二三 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   24番  島 廻 一 心 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君   議事調査課長    満 留   寛 君


 議事調査課主幹兼  新 窪 政 博 君   書    記    有 村 真 一 君


 議事グループ長


 書    記    吉 村 祐 樹 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永   腋 君   総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君   生活環境部長    南 田 吉 文 君


 行政改革推進監兼


 大学跡地利用対策監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君   農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    柳 田 秀 徳 君   建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君   消 防 局 長   後 庵 博 文 君


 会計管理部長    東   邦 雄 君   水 道 部 長   迫 間   勇 君


 危機管理監     宇 都 克 枝 君   企画部次長兼    川 村 直 人 君


                       企画政策課長


 生活環境部次長兼  川 畑   巧 君   商工観光部次長兼  細山田 孝 文 君


 生活環境政策課長              商工観光政策課長


 総 務 課 長   宗 像 成 昭 君   安心安全課長    尾 堂   守 君


 秘 書 課 長   馬 場 勝 芳 君   管 財 課 長   津 曲 正 昭 君


 財 政 課 長   塩 川   剛 君   共生協働推進課長  久 保 隆 義 君


 環境衛生課長    今 村 政 憲 君   保健福祉政策課長  花 堂   誠 君


 長寿・障害福祉課長 荒 木   敏 君   健康増進課長    宮 本 順 子 君


 農林水産政策課長  木野田   隆 君   農政畜産課長    冨 永 克 義 君


 林務水産課長    山 下   晃 君   耕 地 課 長   馬 場 義 光 君


 観 光 課 長   横 手 航太郎 君   建設政策課長    下 拂   勉 君


 土 木 課 長   中 村 順 二 君   会 計 課 長   吉 永 幸 雄 君


 水 道 課 長   今 吉 近 見 君   消防局警防課長   蔵 元   悟 君


 教  育  長   ? 田 肥 文 君   教育総務課長    東 郷 一 徳 君


 学校教育課長    村 田 研 史 君   生涯学習課長兼   山 下   修 君


                       隼人図書館長


 国分中央高校事務長 邉 田 政 弘 君





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これから本日の会議を開きます。一般質問に入ります前に,昨日の久保史郎議員の一般質問に対して,大井工事監査部長より発言を求められておりますので許可します。


○工事監査部長(大井 正君)


 おはようございます。昨日の久保議員の質問の中で,損害賠償請求における割合について,他市の状況はどうであるかという質問がございましたが,平成19年1月16日付の公正取引委員会から,課徴金納付命令を受けた案件が全国で14の案件がございます。14の市及び管理組合でございますが,対象業者がJFEエンジニアリングを含む7業者がございます。14か所のうち霧島市を含む13か所が工事代金の10%でございます。あと1か所だけが20%の請求をしているようでございます。なお,工事の手抜き等における行政の制裁措置は,これと同じかというふうな質問の中で,私,勘違いで,「はい,そうであります」とお答えをいたしましたけれども,手抜き工事やその工事に対する制裁措置につきましては,同契約条項の第41条に瑕疵担保でうたい込んでおりますので,今回の独禁法とは別の条項となりますことを申し述べて訂正させていただきます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 それでは,昨日に引き続き一般質問を続けます。27番,池田守議員より3件通告がされております。したがって,池田守議員の発言を許可します。


○27番(池田 守君)


 おはようございます。本定例会での一般質問も昨日で折り返し点を過ぎ後半に入ってまいりました。私は,先に通告いたしました3点について質問をさせていただきます。さて,アメリカの金融危機に端を発した世界経済の混乱は,とどまるところを知らず,ついにアメリカ合衆国の最も象徴的な産業である自動車産業の,しかもビッグスリーと言われる中のクライスラーに続きゼネラルモータースまでもが破産法の適用を受けるという最悪の状況になってきております。特に,GMは,これまで長年にわたり,世界市場を席巻し,つい一昨年までは破産法の適用を受けるということなどは,だれひとりとして予測できなかったことであります。今日の事態は,それほど深刻だと言わざるを得ないということではないでしょうか。ところで,ビッグスリーがなぜこれほどまでに深刻な経営危機に陥ったかと。その現況の一つとされるのが,経営陣の異常とも言える高い報酬と高どまりした賃金体系にあるとも言われております。例えば,フォードの従業員の平均賃金は,日本メーカーの約1.3倍,また,年金,医療保険といった福利厚生も手厚く,GMの従業員の医療保険費用は,トヨタに比べて約8倍だと言われております。経営者と労働者のそれぞれが企業を食いつぶしてきた結果が,今回の破綻の一因でもあると言われているのです。その点,日本の企業は,これまで目先の好業績をいたずらにむさぼることなく,経営者報酬と労働者に対する賃金体系を適正な水準にとどめ,それにより企業の内部留保にも努め,今日のような状況にあっても,それに耐えるだけの企業体力を蓄えてきた。このことは称賛に値することじゃないでしょうか。霧島市内にも大小多くの企業があり,中には,派遣労働者の契約終了等の手段をとられたところもあるようですが,京セラなど幾つかの企業は,絶対に人員削減はしないという方針で臨んでおられるということを聞き,その経営姿勢には深く敬意を表するものであります。と同時に,国内外の一刻も早い経済の立ち直りと企業業績の回復を望むものであります。それでは,質問に移らさせていただきます。まず第1点目は障がい者福祉についてであります。今回は,パーキングパーミット制度について質問いたします。この制度は,障がい者らに専用駐車場の利用証を交付し,障がい者専用駐車場を真に必要とする人のために確保するというのがねらいであると言われております。私は,平成10年に初めての国分市議会で一般質問いたしましたのが,シビックセンター周辺の障害者駐車場の量的確保の必要性についてでありました。そして,その結果,これまでシビックセンター周辺には,多くの障がい専用駐車場を確保していただいたことは,それなりに評価しております。ただ,その駐車場が,障がい者や妊婦,けが人や足の不自由な高齢者など,本当に必要な人のために利用されているのか,はなはだ疑問であります。一見して障がい者ではないと見受けられる人が平気な顔で障がい者専用駐車場を利用する光景の何と多いことでしょうか。このことは,マナーやモラルの問題として片づけられることでしょうか。ところで,去る3月18日の南日本新聞には,鹿児島県は2009年度中に(仮称)パーキングパーミット制度を導入するとの報道がありました。そこで,お伺いいたします。1点目は,本制度の内容についてどのようなものになるのか,お示しください。次に,本制度については,霧島市でも積極的に取り組んでいただきたいと思うのですが,具体的にどのような取組を考えておられるのか,お伺いいたします。質問の第2項目めは,湛水防除事業についてであります。平成8年に始まった水戸川の改良による湛水防除事業は,平成20年度の積み残し事業が少し残っているような状況で,まもなく終了すると聞いております。そこで,現状を踏まえ,今後の課題について質問いたします。特に,最近の工事現場付近の池之上橋から砂ケ町橋間のことに関してお伺いいたします。まず,第1点目は,工事によって残された土砂や石ころの除去についてであります。特に目立つのは,上小川集落の中央部から南部にかけての塩入橋から砂ケ町橋付近ですが,錦江湾に近い場所ですので,潮汐の影響を受けやすい場所であり,干潮の時間帯には川底が大きく洗われ,土砂や大小の石ころが流れを妨げております。いよいよ本格的な雨期に入り,現状のままでは改修以前より川の貯水能力は格段に劣ると思われ,はんらんの危険性が高いと危惧されます。そこで,お伺いいたします。川底のしゅんせつ工事の予定はどうなっているのか,お知らせください。また,それまでの間の対策についてもお示しください。2点目に,両岸の交通安全対策についてお伺いいたします。この問題も塩入橋から砂ケ町橋付近のことですが,現在,川幅の拡幅工事が終わったばかりで,ガードレール等の設置はありません。このままでは一般の通行車両や農作業者の安全や付近を散策される方にとっても大変不安であります。今後,どのような形で整備されるのか,お示しください。3点目は,このたびの湛水防除事業は,間もなく終了いたしますが,今後の治水対策を見据えたとき,上小川集落の多くは海抜一,二mであることを考えますと,平成5年の8・1水害のような大雨では,床上,床下の浸水被害は,また,引き起こされることは必定であります。そこで,お伺いいたします。この地域の抜本的な治水には,水戸川が錦江湾に流れ込む直前の水戸川樋門に排水機を設置することがどうしても必要だと思われるのですが,市長はいかがお考えでしょうか,お伺いいたします。質問の第3項目めは道路行政についてであります。まず,第1点目は,天降川東通り線の整備進捗状況についてお伺いいたします。この路線は,現在の霧島市南部し尿処理場を建設する際に,搬入車両の円滑な通行と地元住民の利便性のため最優先課題として整備すると地元住民の方々に説明されてきました。しかしながら,処理場が完成して数年経過いたしますが,道路の整備は一向に進展する気配がありません。そこで,お伺いいたします。現在までの経過と今後の予定について具体的にお示しください。2点目に,野口橋〜天降川橋間の道路拡幅についてお伺いいたします。この道路は,ソニーセミコンダクタ九州の西側に位置し,天降川の堤防を走っています。現在,付近は,天降川ふるさとの川整備事業の一環として,河川敷に散策路を設置するリバーフロント整備事業が進められているところですが,一部に堤防上の道路の拡幅工事が施工されているように見受けられます。そこで,お伺いいたします。この道路は,天降川ふるさとの川整備事業とも大きく関連があり,河川敷の散策路を利活用する上でも,また,天降川の治水対策としても大きな役割を担うと思われますが,今後の整備計画についてお示しください。以上で壇上からの質問を終わり,答弁いかんによっては自席からの再質問を議長にお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。池田守議員から3点につきましてのご質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては,関係部長が答弁をいたします。障がい者福祉のパーキングパーミット制度につきましてお答えいたします。まず,1点目のパーキングパーミット制度とは,公共施設や病院,店舗等に設置されております身体障がい者用駐車場の適正な利用を促進することを目的として,対象者に利用証を発行し,身体障がい者用駐車場が利用できる方を明確にすることで,真に必要な方々のために駐車スペースを確保するための利用証を交付する制度でございます。2点目の本市での取組につきましては,市独自での実施は,現在のところ計画はいたしておりませんけれども,鹿児島県が事業主体となって,県内全域を対象に平成21年度からパーキングパーミット制度の導入に向けた公共施設等における身体障がい者用駐車場設置の状況調査が実施されたところでございます。県では,今後,各市町村や病院,企業等との調整を行ないながら,平成21年度中の実施に向けた準備を進めておられますので,霧島市といたしましても,前向きに取り組んでまいりたいと考えております。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 2問目の湛水防除事業についての1点目と3点目についてお答えします。県営湛水防除事業は,平成8年度に着手し,平成20年度で完成したところでございます。現在は,平成20年度の繰越事業として一部の残工事と橋梁工事等で発生した建物補償等を残しているところでございます。1点目のしゅんせつにつきましては,これまで工事の完了した区間を平成18年度から平成20年度までの3か年度をかけて国道10号から砂ケ町橋上流約30m区間の約1,440mのしゅんせつが完了をしております。当初計画では,全区間のしゅんせつを予定しておりましたが,平成20年度が最終年度であり,橋梁工事施工に伴う電柱移設等の補償に予算を投入しなければならず,砂ケ町橋上流約30mから上小川小学校西側の塩入橋までの約160m区間においては,しゅんせつ計画がない状況となっております。本事業で計画した水路断面の確保を図る上でも,今後,別途事業の導入ができないか,土砂の堆積状況を確認しながら県とも協議を進めてまいりたいと思います。3点目の排水機の設置についてでございますが,湛水防除事業は,ご存じのとおり,水戸川の排水能力を高め,水田の湛水時間や湛水面積をできるだけ改善することにより,作物への被害を軽減し,農業生産の拡大と農業経営の安定と向上を図ることを目的として導入された事業であり,水戸川の川幅を広げ,排水能力を高めたことにより湛水防除事業を導入した所期の目的は達成されたものと考えております。排水機の設置は,湛水防除事業以上の排水能力を求めるものであり,農林水産省サイドでの補助事業による導入は計画しておりませんが,近年の水戸川流域の宅地転用等の状況を考えた場合は,市街地全体を含めた総合的な排水対策が必要でありますので,今後検討しなければならないものと考えております。


○危機管理監(宇都克枝君)


 次に,湛水防除事業の2点目についてお答えします。水戸川には,左右の堤防に延べ約6,800mの管理道路があります。川と道路の高低差が高く,満潮時には水深も深くなり,交通安全対策が必要な箇所もあると認識しておりますので,年次的に防護柵を設置しているところでございます。今後も通学路や生活道路を優先的に整備してまいりたいと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 3問目の道路行政についての1点目にお答えいたします。市道天降川東通り線につきましては,南部し尿処理場及び河川公園へのアクセス道路として平成17年度から事業に着手し,平成22年度完成を目指して整備を進めているところであります。進捗状況につきましては,平成17年度に測量設計を行い,平成18年度に地元説明及び一部暫定による工事に着手いたしましたが,本計画期間の一部に筆界未定地があり,用地取得が難航していたことから,事業が進まない状況でありました。その後,平成20年度にようやく用地取得ができたことから,今後は,整備促進を図り,早期完成できるよう努力してまいります。次に,2点目にお答えいたします。野口橋〜天降川橋間の市道天降川東通り2号線につきましては,平成17年度,市が策定した地域再生計画に基づき事業を進めております。この計画の中で県が整備する河川公園や民間が整備する緑地広場の利用増大を図るためのアクセス道路として位置づけた野口橋から市道参宮線までの延長935mの区間のうち,野口橋から天降川橋までの512m区間を1期工事といたしまして,平成18年度に工事着手し,平成23年度の完成を目指し事業の促進を図っているところでございます。


○27番(池田 守君)


 ただいま答弁いただきましたが,少しほぐして質問させていただきます。順番は反対から,3点目からいきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。まず,天降川東通り線についてですけれども,用地取得ができたということでしたが,もうすべて用地は取得されておりますでしょうか。


○土木課長(中村順二君)


 用地取得につきましては,筆界未定がございまして,いろいろ難解なことがございましたが,地権者のご理解をいただきまして,全筆買収いたしました。


○27番(池田 守君)


 ということは,もう支障は何もなくなったということですが,平成22年度完成を目指しているということですけれども,予定どおりこぎつけられますか。


○建設部長(篠原明博君)


 今,答弁しましたように,用地が無事終わりましたので,平成20年度の完成に向けて精いっぱい努力してまいりたいと思います。


○27番(池田 守君)


 努力したいということは,まだ,不確定なんですけれども,是非予定どおり完成しますということで,地元住民の方にも安心していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。次,野口橋〜天降川橋間の天降川東通り2号線についてですが,1期工事といたしまして512mを,平成23年度完成を目指し事業の促進を図っているという答弁でしたけれども,具体的にはどのような形になりますか。


○建設部長(篠原明博君)


 天降川東2号線につきましては,先ほど答弁いたしましたように,野口橋から天降川橋までの区間について,1期工事として片側歩道の幅員車道2車線の道路で整備をする予定でございます。


○27番(池田 守君)


 片側歩道のついた2車線の道路をということで,幅はじゃあ8mか10mぐらいになるわけですね。分かりました。これは,23年度完成を目指すということが答弁されましたが,そのとおり進捗できますか。


○建設部長(篠原明博君)


 平成23年度に完成をする予定です。


○27番(池田 守君)


 もう1点お伺いしますが,今現在,中央部のほうが拡幅されているように思うんですけれども,あの幅になるんじゃないかと思うんですが,どういう理由で中央部だけ今広げてあるんですか。


○土木課長(中村順二君)


 当該区間には,取り付け部が県道の北永野田小浜線がございます。野口橋付近がございます。それと,市道の天降川橋の取り付けがございます。まず,入り口から行いますと,車が進入してきまして交通渋滞になりますし,工事がなかなか混雑な仕事になりますので,まず,中のほうから済ましていきます。それと,最終的に県道側と市道側のほうの取り付けをする予定でございます。


○27番(池田 守君)


 了解しました。つまり,入り口から進めると,車の進入が多くなって工事がやりにくくなると,工事上の都合ということですね。わかりました。それでは,もう1点だけお願いいたします。野口橋天降川東通り線ですけれども,南部し尿処理場前から国道10号線までの計画はないのか,その辺のところをお伺いいたします。


○土木課長(中村順二君)


 南部処理場から南側,国道10号までの間につきましては,まず,ふるさとの川公園敷の道路がございます。これは,今公園の沿路として県が管理されておりますが,将来的には,市に移管され市道と認定し,通行をするということになっております。また,新川防災センターというのがございますが,ここから国道10号までの取り付け。特に,10号の交差点の一部がまだ未整備でございます。本年その未整備区間の国道との取り付け部について調査をいたします。国道事務所,警察署,公安委員会と協議をいたしまして,整備の方針といいますか,それに出しまして事業を導入する予定としております。


○27番(池田 守君)


 なかなか道路行政というのは,後から後からという感が強いんですけれども,10号までの接続というのは非常に大事な道路になると思いますので,右岸,左岸両方とも進めていただきたいと思います。次に,2点目の湛水防除事業についてお伺いいたします。砂ケ町橋上流から上小川小学校西の塩入橋までの160m区間についてはしゅんせつ計画がないということでしたけれども,別途事業を図るというようなお答えでしたが,これは非常に喫緊の問題だと思うんですよ。現在,さっきも述べましたけれども,もう干潮のときなどは,川底に大きな石ころがごろごろしております。そして,その部分だけが盛り上がってて,あの辺が川の流れを妨げてるんじゃないかと思いますが,もう1回ここのところを具体的にどういう方向で進めるのか,お示しください。


○耕地課長(馬場義光君)


 先ほども部長のほうで答弁をさせていただいたところでございますけれども,今年度この事業は最終年度を迎えておりました。それで,平成8年から始まった事業の最終年度というのは,予算を取り過ぎても使いようがないというようなちょっと変な状況がありまして,おまけにその昨年の工事完了間際の両岸においては未買収地もございました。それで,未買収地が恐らく完成,工事ができないんじゃないかという思惑もあったりしまして,予算について県としてもある程度考慮した予算要求をしたものと思われます。その中で未買収地が解決しまして,事業実施ができたわけですが,橋梁等の工事をするに当たりまして,今度は,電柱等が非常に,移設に高価な電柱等がございまして,そっちのほうに予算を逆に今度はとられてしまうということ等がございまして,そこで全体を完成した中で,そしたら何を残せるかというふうに県は考えをめぐらしたと思います。その中で一応しゅんせつだけを,とりあえずはしゅんせつを残してということで,今の状況が生れております。ですから,今度雨期を迎えるわけでございますけれども,その中におきましても,しっかりとチェックをしながら,その状況を見極めて,次のことを私どもも県のほうとも協議をしていきたいと。そしてまた,我々もここにも写真を撮っておりますけれども,先ほど確かに議員おっしゃいましたように,いろいろとその状況は把握してございます。ですから,現場をよく見て対応していきたいと思います。


○27番(池田 守君)


 下流域の約1,440mについては,もうしゅんせつがされておりますので,ここも必ずするんだよと。近いうちにやりますということを言えませんか。


○耕地課長(馬場義光君)


 水戸川の改修につきましては,一応,1回だけのしゅんせつをして,おおむね川幅を広げて水深も1m程度しゅんせつをしたところでございます。それで,私どももまた,大鳥川のほうからも土砂が流れてきているということ等もありまして,もう1回しゅんせつができないかと相談申し上げておりますが,県のほうとしては,その考えはないようでございます。


○27番(池田 守君)


 1回目のしゅんせつをされたというのは,下流域ではなくて,この位置についてはまだ1回もしてないんですよね。ですから,この地域はまだ1回目になるんですよ。それをするということはできないですか。


○耕地課長(馬場義光君)


 失礼しました。この区間につきましては,1回もしゅんせつをしておりませんので,およそ約1mの深さ,どこかの時点でしなければならないと考えておりますので,断面を確保するために今から県のほうとも協議を重ねてみたいと思います。


○27番(池田 守君)


 安心しました。わずか100mですけれども,これが完成しないことには,湛水防除事業も完了しないと思いますので,是非進めていただきたいと思います。次に,答弁に従って質問いたしますが,排水機の設置ということは,私も壇上から申し上げましたけれども,これは一応湛水防除事業は終わりました。次は治水対策として必要なんじゃないかということで申し上げたとおりなんですけれども,湛水防除事業により確かに湛水防除の能力は高まったと思いますけれども,やはりこれでは不安が残ります。というのは,さっき申し上げましたように,非常に海と陸地との高低差がない地域ですので,ちょっと大雨が降ると,もうすぐ冠水すると。そのためにはどうしても川から強制的に排出しないといけないという必要性があると思うんですけれども,それについてはどのようにお考えですか。


○副市長(南 洋海君)


 水戸川につきましては,昭和42年から48年にかけまして県営のかんがい排水事業で水戸川の拡幅を行いました。その間,国分の周辺地域の,いわゆる水戸川の流域の周辺地域の住宅等がたくさんできまして,水田に影響を及ぼすということで湛水防除事業を実施をしてきたものでございます。一応,所期の目的でありました農地を守るということには,計画どおりしゅん工いたしました。しかし,今後の土地利用計画にもよりますけれども,今ほとんどいわゆる水田地帯の外周部については,ほぼ7割,8割宅地化が進んできたかなと思っております。しかし,今,残された水田地帯,いわゆる農振農用地でございますけれども,この土地利用のあり方によっては,水戸川の排水機場は考えなければならないと思っているところでございます。議員がおっしゃいましたように,平成5年の災害等を考慮をいたしますと,やはりほうってはおけない,考えなければならない事業であると認識をしております。


○27番(池田 守君)


 南副市長に答えていただけるものと思っていましたが,案の定答えていただきましてありがとうございます。大変,前向きな答弁であったと思います。湛水防除事業というのは,あくまでも水がたまることを防除する。その田んぼ等については1日,2日つかったってどうってことはないわけですね。そのうちに引けばいいわけです。ですけれども,家屋は1日,2日つかっただけでも駄目になってしまいますので,また,別な意味で治水対策として是非取り組んでいただきたいと思います。それでは,この項目の2点目についてお伺いいたします。現在,両岸の特に,塩入橋と砂ケ町の間の右岸ですけれども,道路幅が3mぐらいしかないんですよね。その3mの道路のところに下はもう川がすとんと,逆に右側は田んぼにすとんと,非常に高い位置に3mの道路が走ってるという感じで私も何度も通りますけれども,不安でしようがないんですよ。せめてガードレールとか,そういうのを早急に設置していただくことは考えていらっしゃいませんか。


○安心安全課長(尾堂 守君)


 交通安全施設につきましては,危険な場所を地元の要望を踏まえながら設置していきたいと考えております。


○27番(池田 守君)


 要望は十分ありますので,是非聞いてください。本当に,今まで事故はないですけれども,あそこから落ちたら上がるところはないし,川は。どうしようもない。これは,非常に重大事故につながる可能性がありますので,是非,現地を見て早目な対策を打っていただきたいと思います。それから,同じ区域の今度は左岸側なんですけれども,一部まだ用排水路の工事がされていないんですが,このあたりはどうなっていますか。


○耕地課長(馬場義光君)


 県道大川原小村線から上流のほうに向かいまして,上小川小学校のあたりまで,およそ650m,ここにつきましては,河川の管理道路3mとあわせまして,市道用地として4mを確保してございます。これについての整備を県が完了報告した時点で工事発注をしていきたいと考えておりますが,その中で東のほうから流れてきております排水路が2本ございます。それが道路の真ん中まで一応開きょという状態になって柵がしてあると思いますが,それも含めて工事をしていきたいと考えております。


○27番(池田 守君)


 以前の河川の管理道路に加えて,市道を4m拡幅していただいたということは非常にありがたいことだと思っています。ただ,これは県と市の縦割り行政といいますか,同時に進めれば費用も安くて済むと思うんですけれども,その辺の打ち合わせはされなかった。今は県のほうが済んでからとおっしゃいましたけれども,同時に進行するというようなことは考えられなかったですか。


○耕地課長(馬場義光君)


 県のほうは河川の管理道という形で割り切っておりまして,それで,私どものほうで将来的な土地利用構想等を考えた場合に歩道をプラスしての7mの道路があったほうがいいんじゃないかということで4mを買い増しして,そして7mという幅員を確保させていただいたわけでございます。それで,そこあたりにつきましては,一応,県のほうは3m部分を舗装するということでございましたけれども,先ほども申し上げましたように,最後の事業ということでございました関係上,一応その辺を調整をさせていただいて,市のほうでということにしたところでございます。


○27番(池田 守君)


 まもなく舗装工事をするということで伺っておりましたけれども,今ストップしておるようですけれども,やはりこちらのほうも舗装工事にしても,県と市の負担割合はあると思いますけれども,いっしょにしたほうが安く上がるわけですね。ですから,そういうところもあわせて検討,調整しながら事業を進めていっていただきたいと思います。それから,水戸川のことで言いますと,上流に神田橋というのがあるんですよね。この橋のたもとを見てみますと,漢字で神田橋て書いてあるんですけど,渡り切ったところに,平仮名で「かんだばし」と書いてあるんですよ。これは,地域がこの辺地域が神田(かみた)という地域ですので,「かみた橋」だと思うんですけれども,その辺のことはご認識していらっしゃいますか。


○副市長(南 洋海君)


 橋を国分平野の排水路改良をやるときに,橋の命名につきましては,地域の方の意見を聞きながら,ほとんどその当時の小字の地名でつけた橋の名前がつけてあるはずでございます。今,そういう「かみた」と「かんだ」の話ですけれども,正しくまた修正をいたしたいと考えております。


○27番(池田 守君)


 地元の方々にお聞きになって,正しい方向に修正していただきたいと思います。それでは,第1点目のパーキングパーミット制度についてお伺いいたします。まず,市長にお伺いしますけれども,障がい者が,障がい者駐車場がいっぱいになったときに一般の駐車場を利用するということに関してはどうお考えですか。


○市長(前田終止君)


 障がい者の方が一番便利な場所を真っ先に利用されていただくということはとても社会福祉,また思いやりという意味で大変大事なことだと思います。障がい者以外にも,例えば,けが人の方でありますとか,あるいはまた妊産婦の方でありますとか,あるいはまた相当な高齢者の方々とか,難病患者の方々とか,いわゆる社会的な弱者的な立場の方々に,最も私たち人間社会は温かい配慮をなすべきだと。しかし,それが,どうしても満杯になった場合,やむを得ない措置として一般駐車場のほうに利用をいただくということは,現状に合わせた考え方としてはやむを得ないことかと。しかし,それがずっと続くようであれば,もうちょっと次の一手というものが考えられないかどうか。あるいはまた,その次の一手の中に,真に必要な方々というものに対する手立てに真になってるのかどうか。そういうことについてもしっかりと検証してみなけりゃならないと,そのように私は考えています。


○27番(池田 守君)


 今,市長がお答えになったのが一般的な答えだと思います。だけど,それじゃ足りない部分があるんですよ。というのは,障がい者の方でもいろいろいらっしゃいます。特に,車いすを利用される障がい者という方は,車のドアをいっぱい開かないと乗り降りができないんですよ。そうなりますと,一般の駐車場にその方がとめた場合に,そのときは,周りはがらがらでも,両脇をふさがれたらもう出入りができなくなるんです。ですから,障がい者駐車場というのは,どうしても確保していく必要があるんですよ。もう少しそこあたりを市長も障がい者のことを深く考えていただければありがたいと思います。私は,以前,数年前になりますけれども,シビックセンターの北側にあります障がい者駐車場に親子連れがとめられたんですよ。親子,30代前半ぐらいの親と5歳ぐらいの子どもさんでした。それで,その方がぽっととめられて,こちらへ歩いてこられたもんですから,注意したんですよ。「どうしてそこにとめる,そこは障がい者専用駐車場ですよ」ということを言ったら,その方は,「だって空いてるがね」と,「空いてるでしょう」と,その押し問答をしばらくやって,いや,空いててもそこは障がい者のために空けておかないといけない場所なんだということを説明しても聞かれないんですよね。それで,結局押し問答だったんですけど,最後のその方が今度は,いやうちの妻は妊娠してるんですと。妊娠してると,それは外見は見えませんけれども,ですけれども,妊娠といっても,今考えられているこのパーミット制度によりますと,妊娠7か月から産後3か月ぐらいまでと,こういった基準が示されるわけですね。そういったことによって,利用者も区分がはっきりするということで,是非この件を進めたいなと思ったことでした。ところで,同じ駐車場でも,私は,非常に感心している駐車場があるんですけれども,いいことですから,名前を言っていいと思うんですが,府中のハンズマンの駐車場なんですけれども,そこに障がい者駐車場が2台分設置してあります。そこは,よく空いてるんですよ。不法な利用は少ないと。なぜなのかおわかりですか。


○市長(前田終止君)


 店舗側の方々の恐らく管理状態,それがまずしっかりしていることによって,利用者がその自らのモラル,そういうものをしっかりお持ちになる。ですから,この手の話は,仕組み,その制度,それとモラル,この二本立てでしっかりお互いがやっていかなければそう簡単には解消できない部分が,非常にファジーな部分があると,そう思います。


○27番(池田 守君)


 確かに仕組みとモラルだと思うんですよ。どんな方でもモラルの一片は持ってるはずなんです。ただ,そのモラルを喚起させることができるか。それが仕組みだと思うんですよね。このハンズマンの駐車場の場合,私も見に行ったんですけれども,駐車場の高さはちょうど目の高さのところに大きな看板があります。そこにはカラフルに,障がい者のマークが3つついておりまして,思いやり駐車場と書いてあります。そして,ここは思いやりの駐車場ですので,そういった健康な方の利用はしないでくださいと。そういうのが書いてあると,ついついとめる人でもとめられないんですよ。そういった仕組みは是非必要だと思うんですが。例えば,今言いましたシビックセンター北側に専用駐車場として5台分確保していただいてますけれども,5台のうちの2台はちゃんとした専用駐車場,ですけど,あと3台は,車いすの方の利用にはちょっと向かないような駐車場なんですけれども。そこには,ただ白地に黒い文字で,ここは障がい者専用駐車場ですと,そんな程度しか書いてないんですよ。ここにとめちゃいけないんですよというのを,もっとアピールしてほしいと思うんですが,いかがですか。


○市長(前田終止君)


 大変いい提案だと思います。早速検討させて,そのような方向で,どういう形で市民の皆さん方に,温かい理解,協力,そのモラルの訴え,制度がはっきりしていることを,しっかりあることをお示しをして一歩でも前進させたいと思っております。


○27番(池田 守君)


 是非,そういう形で進めていただきたいと思います。また,それに関連して,その北側の駐車場のほうに2台分ですか,公用車駐車場というのがあります。もう,今どきこういうのは廃止されたらどうですか。全部,障がい者用駐車場にされたらいかがですか。特に公用車の駐車場が必要なほど,周りに駐車場がないわけではないです。公用車が来たら,どこでもとめられます。こういうのは,是非廃止してほしいと思うんですが,いかがですか。


○市長(前田終止君)


 今の指摘につきましては,早速,係の者とも協議を進めて,各種公用事務かれこれが,本当にどの程度必要なのかどうかチェックをいたしまして,少なくともそういう状況がない場合,やっぱり公は,ある意味では,ぐっと引くところは引いて,そして市民の方々を前に出し,市民の方の中でも弱者の方々に最大の配慮はされるべきだということは,よく私も存じ上げているつもりでおります。


○27番(池田 守君)


 是非,検討をお願いいたします。ついでに申し上げますけれども,今申し上げました駐車場の背中合わせの駐車場ですけれども,優先駐車場というふうになっております。優先駐車場といいながら,とめている人はほとんど,もちろん障がい者もとめますけれども,健常者がいっぱいとめております。果たして,そこに障がい者が入ってきたときにスペースがあるかというと,ないときがほとんどです。しかも,その中にある障がい者駐車場の2台までも健常者がどんどんとめます。こういったあやふやな運用というのはかえって混乱を招いて,確かにこれは優先ですから,だれがとめてもいいわけです。ただ,障がい者が来たら譲りましょうという趣旨だと思うんですよ。ですけど,それは例えば列車内における優先席とは違うと思うんですよ。障がい者が来たから,すぐのくというわけにいきません。常に空けておかないといけない,そういうことが前提だと思うんです。その辺のところで,この優先駐車場についても是非見直しをしていただいて。半分は優先でもいいですよ。ですけれども,あとの半分は障がい者専用だというようなさっき申し上げたような表示をして,障がい者のために空けておくと,そういった配慮はできないですか。


○総務部長(今村恭一君)


 今,議員がご指摘のことはもっともだと思いますけれども,まず,市役所のこの周りには,体の不自由な方,障がい者の方がとめられる駐車場が19台ございます。優先駐車場が28台ございます。合わせて47台の駐車場が確保してありますけれども,優先駐車場が,障がい者の中でも妊婦とか高齢の方とか,そういう人たちが優先してとめることができる駐車場になっております。それで,例えばこのシビックセンターの北側にあります優先駐車場,あそこは体の不自由な方が2台,優先駐車場が28台とめられるようになっておりますけれども,そこに一般の方がよくとめられるという苦情がありまして,今現在,市の警備員のほうが,1週間に1回1時間程度立って指導をしております。そうしたところ,多いときには1時間の間に五,六人の方がそこに,健常者の方がとめられるそうです。ですから,看板も指摘されてから大きいのが設置してあるんですけれども,1mぐらいの看板があるんですけれども,それでもとめられるということは,やはりモラルに欠けているんじゃないかと考えております。ただ,指摘のありました優先駐車場と体の不自由な方の駐車場,ここ辺は分けてありますけれども,一体化してできないか。あるいは,県が今要綱をつくる途中でありますけれども,パーキングパーミット制度を全市町村にカードを配布して,とめられるように協力があるかもしれないですけれども,その辺を見ながら,議員がおっしゃられるようなことを考慮して今後考えていきたいと考えております。


○27番(池田 守君)


 壇上から申し上げましたけども,これはやっぱりモラルとかマナーの問題も大事ですけれども,それを喚起するような対策も必要だと思うんですよ。いくら数多く,40何台ですか,つくられたとしても,それが利用できないのでは何にもならない,絵にかいたもちだと思います。ですから,それを実質使えるような方法を是非とっていただきたいと思います。それから,この名称ですけども,パーキングパーミット制度といっても,ぱっと分かる人はほとんどいらっしゃらないと思うんですよ。直訳すれば駐車許可制度なんですけれども。そういうパーキングパーミットいうのを,これは県が施行されるということでしたけれども,県に提言してほしいんですけれども,例えば熊本県の場合は「ハートフルパス制度」といってパス証を交付しています。それから,島根県は「思いやり駐車場制度」と,こういうふうなのを銘打っていらっしゃいます。その仕組みといえば,例えば身体障がい者とか高齢者とか難病等で,もう長期的な利用者の場合は,例えば青い紙に許可証をすると。それから,一時的に,けが人とか妊婦とかという方には有効期限が1年とかいうのの,また違った色にして,それぞれ組分けをするというような。これは佐賀県から始まった制度らしいんですよ。今現在,7県と1つの市でこういう条例を設けて施行しているということですから,鹿児島県もそれに近々入ると思うんですけれども。是非こういった利用上の問題等も,ただ制度があれば,それでいいというものじゃなくて,いかにしたら利用者,ほかの一般の方々に対して認知していただけるか,その辺のところも十分宣伝いただくとともに,またこの施設における区分の表示とか,そういうのも,これから市は率先して,していただきたいと思いますが。最後に,これは市だけの取組じゃ駄目だと思うんですよ。公共的な銀行とか,それからショッピングセンターとか病院とか,そういったところの協力を得ないと進まない制度だと思うんですが,その辺のところについては何か考えていらっしゃいますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 パーキングパーミット制度の導入等についてのご質問の中で,今後の市の対応等についてでございますけれども,現在,県が本年度中の実施に向けた取組を進められているところでございます。その中でさまざまなことが,現在,関係の団体等とも協議がされているということでございます。まだ,はっきりしたことは分かっておりませんけれども,今議員からご指摘ありましたような,例えば公共施設のみならず,さまざまな施設等が一体的に,そういう制度にのっとって実証していただくことが,より効果的な面がございますので,県を通じて,また私どもでできる範囲内でも,そういう制度が始まるとなりますと協力体制をとって,また市民の方々にも啓発をしてまいりたいというふうに考えております。


○27番(池田 守君)


 今回,パーキングパーミット制度について質問させていただきましたが,また市長からも前向きな答弁をいただきましたし,今後の福祉行政に是非進めていただきたいと思います。障がい者の方も,いろんな障がい者がいらっしゃいますので,その方の側に立った施策を,これからも進めていただくことを期待して終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で池田守議員の一般質問を終わります。次に,19番,植山利博議員より3件通告がされております。したがって,植山利博議員の発言を許可します。


○19番(植山利博君)


 おはようございます。本日ここに,平成21年第2回霧島市議会定例会において,一般質問の機会を与えられたことに心から感謝をいたします。さて,昨年秋のサブプライムローンに端を発するアメリカ発の世界的金融危機は,金融派生商品や実体の希薄な債権や先物取引などリスクの高いマネーゲームに奔走し,オイルマネーなど過剰な資金をなりふり構わず投機的商品に投資し,膨らみ過ぎたバブルがはじけるという必然の帰結だと,今になれば評論できる経済現象だったのかもしれません。日本も,過去においてバブル崩壊という同じような経験をしているわけですが,地価や株価の神話の破綻は物づくりという本来の経済活動の原点を再認識させる結果となりました。農業,漁業や製造業に軸足を置いた物づくり中心の新たな産業構造を構築しなければなりません。そのためには物理や数学などという基礎的学問の蓄積が重要で,まさに教育のあり方は国家百年の計であります。いずれにしても,この100年に1度と言われる世界的経済危機は,日本の輸出型依存による産業構造に計り知れない大きな打撃を与え,財務省が先日発表した09年1月癩3月期の製造業の経常損益は2兆2,462億円の赤字,金融・保険業を除く全産業の経常利益は前年比69%の減と最大の下落であります。売上高も20.4%減という過去最大の落ち込みを見せています。また,全産業の設備投資は25.3%減の12兆5,922億円となっているそうであります。昨年10月癩12月期の17.3%減を抜いて最大の減少率を示したとのことであります。そして1月癩3月期が景気の底打ちの時期だったとし,最悪の時期を脱し,景気の下降に歯どめがかかったとの見方を示していますが,しかし,雇用悪化はとまらず,消費不振も続き,まだまだ景気のさらなる底割れ懸念もあり,楽観はできないと思われます。さて,このような大変厳しい経済状況の中,霧島市では3月18日,AZマキオがオープンいたしました。オープン時の交通渋滞を大変心配していましたが,多くの来店者があったにもかかわらず,ほとんど渋滞はありませんでした。臨時駐車場の的確な設置や複数ルートの来退店者への提示と周知,また交通誘導員の配備や誘導看板の設置など,大変きめ細かな対策と配慮がなされていました。さらには,警察,小中学校,高校,地区自治会など対策会議を開き,安全確保の取組も十分になされていたとお聞きしております。霧島市当局と事業者の協議,打ち合わせなどなど,その対応に高く評価をするものであります。そしてAZマキオ隼人店がオープンして3か月足らずが経過いたしましたが,約3万m2の売り場面積,400名を超える雇用,24時間営業で年中無休,食料品,医療品,自動車まで約35万点に上る商品数,霧島市が初めて締結した地域貢献協定など,この店舗が霧島市にとってどのような影響を及ぼし,いかなる功罪をもたらすのか,行政として,今後しっかりと検証し対応していかなければならないと私は考えています。それでは,先に通告をいたしました3点について質問をいたします。市長はじめ執行当局の明快な答弁を求めるものであります。1,活力ある産業のまちづくりについての1,プレミアム付き商品券の経済効果をお尋ねいたしておりましたが,これは同僚議員が2人,同じ質問をしておりますので,この1問目については答弁は不必要です。2,商店街の活性化と商工業の振興の具体策を問う。3,農業,漁業の振興策について,農商工連携や観光との連携を強化して推進すべきと考えるがどうか。ここで,農業のあり方を論じるときに最も大きな課題は米の減反政策だと私は思っています。現在,政府は農業政策の改革を検討していますが,米の生産調整による米価維持などの恩恵が参加をしていない農家にも及ぶ現状を,不公平感が強いとして政策の転換を模索しています。本来,減反は余剰が生じたときの緊急的避難政策であるはずなのに,制度として40年近く続いたことに根源的な問題があると思われます。自給率を高め,農業の足腰を強化し,産業としての将来展望を切り開くためには,米の減反政策の見直しをすべきだと私は思っております。次に,2,地域の活性化について。1,住民自治の確立と地域の活性化にとって,自治会,公民館活動の充実,活性化は不可欠と考えるが,その推進策をどのように考えているか。2,公民館教室の現状と今後の展望について,どのように考えているか。大きな3として,市立医師会医療センターの将来展望について。市立医師会医療センターの現状と今後の展望について,どのように捉えているのかお尋ねをいたします。以上で壇上からの質問を終わりますが,答弁によっては自席からの再質問を議長にお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 植山議員から3点のご質問でございました。1点目の3につきましては,私のほうから答弁をさせていただきます。2点目の2につきましては,教育委員会から答弁いたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁させていただきます。活力ある産業のまちづくりについての3点目についてお答えいたします。まず,農業を取り巻く環境は,従事者の高齢化・減少化の進行,耕作放棄地の増加,食料自給率の低下など大変に厳しい状況にございます。一方,漁業を取り巻く環境も,従事者の高齢化・減少化の進行,魚価の低迷,漁獲量の減少など厳しい状況にございます。農業,漁業の振興につきましては,共通して,担い手や後継者をいかに確保するかが課題でございまして,その課題解決に向けて所得面での魅力を向上させるとともに,戦略的な経営を実施することのできる人材育成などに取り組むことが重要であると認識しているところでございます。そのためには農商工の連携,さらには観光地としての特性を生かした農業,漁業と観光業との連携を図ることも有効な手段と考えられます。農商工の連携につきましては,中小企業庁が示すいわゆる農商工等連携促進法に基づき,連携して新事業に取り組む中小企業者と農林漁業者等を対象に地域産品の販売促進,新商品の開発支援,地域産品の輸出促進,地域人材育成,交流の強化等の支援策がございます。本市におきましても,この支援事業を活用し黒豚生産や販路開拓,「神話ぼっけ鍋」などの新製品の開発に取り組んでいる団体もございます。また,農業,漁業と観光との連携という観点では,霧島高原自然体験ツーリズム協議会が修学旅行者を中心に,観光客を対象とした農業,漁業の体験の受け入れを行っておりまして,漁協においては観光漁業の推進として青空市の開催などに取り組んでおられます。本市といたしましては国の支援策を活用しながら,今後も引き続き農業・漁業関係者,地元企業,観光業者等との連携を図りながら,さらなる農商工連携の推進を図りたいと考えているところでございます。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 1問目の1点目につきましては答弁不必要とのことですので省略いたします。では,2点目についてお答えいたします。商店街の活性化と商工業の振興の具体策につきましては,これまで商工業資金借り入れに係る利子補給,信用保証料に対する助成,セーフティネット保証制度に係る認定による支援等を行ってまいりました。また,通り会への街路灯やイルミネーション補助も行い,商店街の活性化に努めているところでございます。なお,中小企業の健全な発展に取り組む商工会議所及び商工会が実施しておられる経営改善普及事業,総合振興事業,商業振興事業及び観光振興事業に対しまして市から補助を行い,間接的に商店街の活性化と商工業の振興を図っているところでございます。次に,AZのことが出ましたので,お答えいたします。AZ隼人店がオープンしたことによる商店街等への影響でございますが,地元商店や関係者に伺いますと,オープン直後は一時的に売上げが15%程度落ちた店舗があったと聞いております。しかしながら,最近では,もとの100%の売上げに近づいてきている店もあるようでございます。AZは24時間営業の大規模小売店舗でございますので地元商店への影響はあると思いますが,ご承知のとおり,昨年末からの経済危機による消費の冷え込み等も考えられ,売上げ減少は一概にAZのみの影響と申し上げることはできないものと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 2問目の地域活性化についての1点目にお答えいたします。住民生活に最も身近な自治会,地区自治公民館活動の充実,活性化は,住民自治の確立と地域の活性化のためには極めて重要であると考えております。そのため地区自治公民館において,地域住民自らが地域の10年後を見据えて,その特色を生かし,独自のテーマや目標を設定した「地域まちづくり計画」を策定していただきますが,その際,市の財政的・人的支援等を行いながら,その実現に向けて住民がお互いに知恵を出し合い,自助・互助・公助による活力ある地域づくりを進める地域まちづくり支援事業の取組を進めているところでございます。このほか,地域振興補助金,地区活性化事業補助金などの補助制度を活用していただいております。しかしながら,70.9%という自治会加入率の低さが大きな課題としてあります。そのようなことから,平成20年度は霧島市自治公民館連絡協議会及び市内7地区の地区自治公民館連絡協議会の中で,自治会加入促進及び地区自治公民館,自治会の活性化について協議していただきました。平成21年度も引き続き,この場で活性化策等について検討していただくこととなっております。なお,具体的な支援策としては出前講座事業,井戸端会議事業,また集落支援員の設置などを行っております。


○教育長(?田肥文君)


 2問目の地域の活性化についての2点目についてお答えをいたします。教育委員会が所管しております条例公民館での講座につきましては,7地区の拠点公民館,いわゆる中央公民館等を中心に事業を展開しておりますが,生涯学習の基本理念であります「いつでも,どこでも,だれでも」に基づき学習できるよう市内全域に募集案内をし,公民館講座事業の充実に努めているところでございます。平成21年度公民館定期講座につきましては,市内全域を対象に127の講座,国分地区が43講座,溝辺地区10講座,横川地区8講座,牧園地区6講座,霧島地区7講座,隼人地区50講座,福山地区3講座を開設し3,480名の方が学んでおられます。また,10回ないし20回の定期講座を受講できない市民のために,3回ないし5回の短期間で学習していただく短期講座を平成19年度から開設をしております。この短期講座は自然に触れあうための「霧島連山を楽しむ」や「天降川〜初めてのカヌー」など,ふるさとのよさを知り発見するために地域の特性を生かした講座や,「霧島ばっばんのふるさと加工料理」「暮らしの中の法律豆知識」など,市民生活につながる身近な問題など特定のテーマを設けて開設する講座であります。今年度は前期5講座,後期5講座の計10講座を開設予定でございます。公民館は,市民の皆様が身近に学習できる中核的施設でありまして,公民館講座は市民の皆様に広く生涯学習の機会を提供し,市民一人一人が学習を通して自己実現を図るとともに,その学習成果を地域活動に生かすための学習の場でもあります。今後とも,市民だれもが気軽に楽しく学習に取り組めるよう,講座内容も初心者向けを多く取り入れるなど学習のきっかけづくりに努め,受講生間の相互交流などを通して市民の皆様の生きがいづくり,健康づくりを推進してまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 3問目の市立医師会医療センターの将来展望についてお答えいたします。霧島市立医師会医療センターは平成12年に国から譲渡を受ける際に,地域にふさわしい高度な医療を提供する中核病院として開設をした経緯があります。また,地域医療支援病院として指定を受けており,地域医師会の方から患者の紹介を受けて,主に急性期の疾患の治療が終了後,再び地域のかかりつけ医に戻っていただき治療を続けるシステムをとっております。また,C型肝炎のインターフェロン治療や消化器疾患やがん治療,終末期の緩和ケアなど多様な急性期疾患などの治療を継続的に行っており,姶良・伊佐保健医療圏域の中核病院として市民の皆様に理解されてきているところでございます。このような中,全国的な医師不足は医療センターも例外ではなく,小児科の休診などの課題もありますが,一つの公立病院だけでは総合的な医療をすべて行うことは難しい現状にあります。このようなことから,今年3月に「霧島市立医師会医療センターの改革プラン」を策定し,当地域の公的医療機関として果たすべき役割を明確にしたところであります。医療センターは地域の中核病院としての役割,救急医療を担う役割,感染症の拠点病院としての役割,へき地支援などの役割を担っていることから,公立病院として救急医療の充実,急性期病院としての専門性をさらに高めるなどの施策を講じてまいりたいと考えております。一方,平成23年度に指定管理の改定時期となりますが,医療センターは現在まで健全な病院経営を続けており,また,かかりつけ医との医療連携が必要な当地域にあっては,地域医療連携のかなめとしての役割も大変大きいことから,当面,現在の体制を維持してまいりたいと考えております。


○議長(西村新一郎君)


 植山利博議員の一般質問でございますけれども,途中でございますが,壇上からの質問に対する答弁が終わりました。ここでしばらく休憩をして,休憩後に一般質問を続けたいと思います。


               「休憩  午前10時20分」


               ──────────────


               「再開  午前10時37分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。


○19番(植山利博君)


 それでは,答弁を一通りいただきましたけれども,自席から少し再質問をさせていただきたいと思います。プレミアム商品券については,昨日,同僚議員が2人質問しておりますけれども,少し内容を,細かいところを,それぞれの地域で,まだ途中なわけですけども,換金の状況は分かりますか。旧1市6町の地域別の換金状況が分かっておればお示しをいただきたいと思います。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 換金状況でございますが,この1か月間で総額の約49%,1億6,200万円程度が使われ換金されておりますと答弁してきたところでございます。その内訳としまして地区別の割合でございますが,国分地区で62%,隼人地区で23%,溝辺地区で3%,横川地区で3%,牧園地区2%,霧島地区5%,福山地区2%という状況でございます。


○19番(植山利博君)


 今それぞれの地区での換金率が示されましたけれども,その中で,今度はいわゆる大型店と言われる店と,地元の小規模の商店街での換金率というのは分かっていますか。


○商工観光部次長兼商工観光政策課長(細山田孝文君)


 大型店舗に対しまして,まず国分地区は68%,溝辺地区が23%,横川地区がゼロ,牧園地区で1.3%,霧島地区で19%,福山地区で25%,隼人地区が63%というような状況でございます。


○19番(植山利博君)


 今聞いてますと,隼人と国分が大型店の割合が非常に高いと。周辺部は,特に横川はゼロということですので,100%地元で使われているという状況のようですが。その辺のところを,まだ途中でありますけれども,どんなふうに評価をされておりますか。その背景は,どういうふうに読み取られておりますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 ただいま課長が申し上げたような数字でございますけれども。ということは,周辺の地域で買われた人は,周辺の地域でほとんど使われているということは,地域にも貢献がそれぞれあったものと理解しております。


○19番(植山利博君)


 確かにそのとおりなんですけども。じゃあ,なぜそういうふうになったのかということは,どう分析されておりますか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 塩井川議員のとこでも言ったかと思いますけれども,それぞれ商工会は商工会でもですし,各個店は個店で,例えば5%の特別のプレミアムをつけるとか,特別なサービスをするとか,それぞれその地域の人たちが努力をされまして,地元で買ってくださいよというような形ののを十分努力をされた結果だと思っております。


○19番(植山利博君)


 確かにそういう背景もあると思うんですけど。私の分析は,ちょっと違っていまして,隼人でも一生懸命5%のキャッシュバックをして地域で買ってくださいと,地元の商店街で買ってくださいという努力はしてあると思うんです。溝辺も同じようにした。横川もした。だけど,横川は100%地元で使われてる。ほとんど周辺部は,七,八十%は地元で使われてる。だけど,隼人と国分は大型店に6割5分とか流れているということは,やはり近くに大型店があるところは,大型店に流れているということではないかなと私は思ってるんですけど。それと,隼人,国分では,既に大型店が多数進出してきてますので,その地域の店舗として,既に小売業の地元の商店街の力が弱体化していると,疲弊しているということの,どっちかなのかなというふうに私は分析をしたところです。ですから,国分と隼人の,いわゆる霧島市の中心部は大型店がしっかりと,言えば消費の中心的な役割を担っていて,中小零細の小売業は,やはり昔からすると弱体化しているというか疲弊しているという現実があるのかなというふうに読み取ったところです。これは,いろいろ分析の仕方は違うだろうと思います。私が,だから何を言いたいかというのは,やはり周辺部の消費者にとっては,周辺部の商店街というのは非常に重要な役割を担っているんだと。だからこそ,それぞれの地域にそれぞれの規模で,商店街や小売業の方々がしっかりとした活力を持てるような対策も,今後は打っていかなきゃならないのではないかというあかしではないかなと,私はそういうふうに読み取ったところでございます。市長はどういう感想をお持ちですか。


○市長(前田終止君)


 議員ご指摘のとおり,似たような気持ちを持ちます。特に周辺部の中山間地域を中心とした大中小の,かつてからの店舗展開で頑張っていただいてる方々が,今回の取組によって地域に密着なさった存在感というのを,精一杯頑張ってみようという意気込みを強く感じました。そういう意味では,このような取組というのをお互いに思い切ってやってよかったなと,もう一歩踏み込んでもよかったかなというぐらい思っています。ただ一方,平野部,国分,隼人を中心としたエリアですが,ここでは逆に都市化現象というのが進んでおり,また合併後の今日まで約2,000人の人口増というものがあるわけでございます。しかし,逆に周辺部では,ほかの地域に負けないぐらい高齢化,過疎化が進んでいるわけで,そこいらのギャップを同じ市内にありながら,しっかり今後,対応していかなきゃいかんなと課題も感じているところでございます。


○19番(植山利博君)


 全くその通りだと思います。地場企業の育成というのも,やはり中心部のあり方と,それから周辺部のあり方というのは,やはり違った視点で施策を打っていかなければならないのではないかなと。例えば後段,後で議論しますけれど,農業もそうだと思うんですよね。効率化と大規模化を進めなきゃならないという視点も重要でありますけれども,周辺部の棚田とか耕作放棄地を,どう政策的にしっかりと守っていくかというのは,違う政策で,やはりきちっと手当をしていかなきゃならないのじゃないかなということを申し添えておきたいと思います。次に行きます。こういうことを踏まえて今後の活性化への施策ですけれども,先ほど答弁の中にもありましたように,国の30兆の特別保証制度,これは大変厳しい経済状況の中で,10月癩12月,1月癩3月で大変厳しく落ち込んだわけですけれども,これを3月で底を打ったかなと言わせるような対策になったのは,ある意味では30兆の特別融資枠が一番大きかったのではなかろうかと,私も評価しております。というのは,先日の新聞に,鹿児島の5月の倒産件数が出ておりましたけれども,これが前年度よりも回復をしているというような記事が載っておりました。これは,やはり中小零細の企業が,資金繰りのための手当てができたということのあかしだろうと思うんです。しかし,まだまだとりあえずの資金繰りができたわけであって,この状況の中で経済が活力を持たないと,一気にまた底割れをする可能性すらあるわけですから,国も今度の大型の補正予算を打っておりますので,今後も引き続き市としても打てる対策を打つ必要があると思うんですけれども,これを市長,何か今回の補正を使って,やはり地元の商工業,地元の経済活力のために,具体的に打てるメニューというようなものは,今のところどういうふうにお考えでしょうか。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 確かに,議員のおっしゃいますように,倒産件数も低水準というような記事が載っておりましたし,私どもが証明しておりますセーフティネットの件数が,例年は10件弱ぐらいだったのが,20年度は,10月から後でございますけれども,327件ほどの証明を出しておりまして,新聞記事にもありますように,中小企業の方にとりましては,それをもって資金借り入れをされて,命拾いをしたというようなこともたくさんあったかと思います。確かに,何と言いますか,L字型になったような感じも受けますけれども,景気がですね,今後も国の補正の中で活用できるものは十分見ながら,今後,検討していって,市内の,先ほど議員がおっしゃいますように,周辺の商店街はもちろんことですが,中心部においても地元商店街,そこらも十分踏まえた上で,いろんな施策はないか,検討してまいりたいと思っております。


○19番(植山利博君)


 利子補給を1%から2%にされました。このことも非常に大きな支援策になったと思います。今回のプレミア付きの商品券の事業ですけれども,これも非常にタイムリーな,定額給付に合わせたタイムリーな施策だったと思います。昨日,久保議員の質問の中で,第2弾,第3弾は考えていないかというようなこともありましたけれども,私は消費関係,それから周辺部の特に商店街の活力を引き出す事業としては,少しのコストで,3,000万というのが大きいか小さいかという話になりますけれども,3,000万でなくても,例えば1,000万でも,割と小さな投資で大きな効果を生む事業ではないかなと。しかも,例えば周辺部に限った形で,1,000万なら1,000万を打ち込むと。だから,ターゲットを絞り込んで,限られた投資でより大きな効果を引き出すような具体的な事業を是非検討していただきたいと,これはこのことを求めて,次に入りたいと思います。次は,農業,漁業,いわゆる一次産業といいますか,いわゆる製造業も含んだ,この辺がしっかりと活力がないと,本当に日本の将来,長期的な展望の中では最も重要な産業だろうと,やはり私も思っております。そこで,農業の後継者が今の答弁の中でもなかなか育たないという答弁ですけれども,後継者が育たない一番大きな原因は,市長はどういうことだとお思いですか。


○市長(前田終止君)


 農業の本市における実態,これは数字で近年の状況変化を見てみると,本当に議員ご指摘のとおり,厳しいものがあるなということを感じております。特に,農業後継者,また担い手の問題,そういうのを考えてみますと,例えば農業の専従者数,これが2005年統計で言いますと2,438人,その高齢化率,これが44.1%,ほかのものと比べてみますとすごい,そしてまた認定農業者310戸あるわけですけれども,どうにかして本市の農業の現状を,後継者不足という点に絞り込んでいって,対応をする手立てというのを探るわけですが,やっぱり一番考えられるのは,農業で所得が向上していくという点へ最終的には帰結していくのかなと,こう思います。その努力を農業でも林業でも漁業でも,働く意欲に,それから所得が向上していく,だから私も新規参入したい,そういうものも現実をしっかり全体を見ながら,行政としても関係各位,機関と話し合いながら,次の確実な一手を打ち続けて,努力をしていくということかなと思っています。


○19番(植山利博君)


 全く私も同感です。所得が伸びないからだと思うんですよ。仕事が辛い,難儀をする上に高収入を得られないから,自分の子どもに自分の仕事を継がせないんだろうと思うんです。商売人もそうなんですよね。いい収入を得て,まあ言えば楽に仕事をして,いい収入を得たら,自分の子どもには,外で働くことはないよ,うちの商売をしなさいよと,自信を持って胸を張って言えるけれども,こんなに難儀をしてきたのに,経済的に恵まれなかったから,自分の息子にはもっといい大学を出て,大蔵官僚にもなってもらったほうが子どものためじゃないかな,お医者さんでも弁護士でもなってもらったほうがいいかなと,こう思うわけです。ですから,農業のやはり足腰を強くするには,どう所得を上げるかという施策の一本だと思うんですよ。そのためには,効率化と規模の拡大,このことを進める以外にない。そうなれば,一方には,さっき言った棚田とか耕作放棄地の問題が出てきますから,これは政策的にある程度財源を打ち込んででも,やはり国,県,自治体が担っていくということではないかなと思うんですね。だから,そのためには,所得を上げる工夫もするべきだと。そのためには,行政が例えばいろいろな,例えば霧島ブランドの確立であるとか,この作物を奨励するとかいうことをしますけれども,作った作物をいかに高く,量を確保して販売するかという販路を確立するということが,大規模農家の育成には私は最も重要なことじゃないかというふうに私は思っています。ですから,商農工連携を言っているのは,市長は常に私は広報担当,トップセールスマンと,こう言われておりますので,霧島の農産品を例えば大消費者,消費地,東京や大阪や福岡にいかに量の確保をしながら売り込めるかという工夫を,やはり行政も積極的に農政の柱としてやる必要があるのではないかと私は思っていますけど,いかがですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 今,おっしゃったやはりロットの確保,それと販路の開拓,これは一番大事なことでございます。そこで,まず売り込んでいくためには,買っていただく相手の方が,きちんと量が常に安定して供給されるというのがまず第一条件でございます。また,農家の方々に安心して作っていただくためには,販路がきちんと確立しているということが一番大事でございますので,やはりそういったロットの確保,それと販路の開拓,これは最重要という形で取り組んでいかなければならないというふうに考えております。


○19番(植山利博君)


 いろいろ農家の方の話を聞いてみると,例えば隼人時代,役場が作れと言ったものを作れば,豊作貧乏で難儀ばっかりして,何もならんかったというような事例も多いわけですよ。だから,奨励して作った作物をしっかりと高値で売り込む知恵と,そこが商工農連携の一番重要なポイントじゃないかなと。商売人は,例えば霧島市は公設の市場も持っています。あそこの運営も非常に大きな課題があるということも,市長自らいろいろ調べられて,熟知されていると思いますけれども,やはりああいうところは市場間の競争,市場間の商品流通というのはノウハウがあるわけですから,ああいうところとも連携をとって,大規模な農家の育成ということがやはり必要だと。一方では,小規模な,例えば高齢者が楽しみでするような農家の育成というのは,割と物産館があったり,直売所があったりして,小さなロットで身近なところで商品につなげていって,楽しみながら何らかの対価をいただくというのは,割と地産地消という形で今は進んできていると思うんです。要は,だから大規模農家の育成のためには,何が必要なのかということを十分検討していただきたいと思います。時間がありませんので,先にいきます。漁業も一緒です。漁業も,観光漁業,要するに漁業だけで高い収益を得ようと思えば,例えばタチウオも100kgとらないと,何やら生活をするにはあがなうだけの対価は得られない。だけど,観光と結びつけることによって,1kgの漁獲高で,例えば,1kgとは言いませんけど,100kgと10kgとします。10kgの漁獲高で十分生活ができる対価が得られる。だから,そこの付加価値をどうつけていくかということをやはり行政がシンクタンクとなって,つないでいくということではないかと思いますので,非常に積極的に市長はトップセールスマンとして,また担当部をチラシとして使っていただいて,そういうようなシステム作りに是非取り組んでいただきたいということを要請して,先へ進みたいと思います。次は,失礼しました,公民館教室と質問で書いておりましたけども,公民館講座です。講座の数を今示していただきましたけれども,この数の推移はどういうふうになっていますか,18年度以降。


○生涯学習課長兼隼人図書館長(山下 修君)


 条例公民館で行っております定期講座の推移でございますが,講座数が18年度が172講座,19年度が157講座,20年度が149講座,21年度が127講座,開設いたしております。


○19番(植山利博君)


 今,数字をお伺いしますと,18年度が172で一番多いわけですね。それから,漸減といいますか,157,149,127と,数は講座数は減ってきておりますけれども,この背景はどういうことですか。


○生涯学習課長兼隼人図書館長(山下 修君)


 議員おっしゃいますように,18年度に比べまして21年度で45講座減となっております。減となった理由といたしましては,旧市町村でそれぞれ企画,立案していた各講座には,趣味講座等に偏りがちでありまして,同一コースで重複した講座とか,同じような講座で重複した講座が多数ございました。そこで,住民からのアンケートをとりながら,住民のニーズに対応できるような講座内容を検討し,講座数の調整を行うとともに,20年度に開設講座のジャンル割合を規定するなどした「霧島市公民館定期講座内規」を策定いたしまして,講座設定の基準とか,講師の設定の基準を定めまして,定期講座の効率的な内容充実に努めてきたところでございます。その結果,定員数割れで定員数に達しないで廃止したり,ニーズが少ないために調整して廃止した講座が11講座,同一講師により重複講座や,同じような講座で重複した講座等で減にした講座が18講座,それからまた,平成19年度から社会教育施設でも指定管理者の制度が導入されましたけれど,その施設で公民館講座として行っていた講座を指定管理者のほうの自主講座のほうに切り替えております。それによる減が16講座ということで,結果的に合計45講座の減というふうになっております。


○19番(植山利博君)


 この講座を受けるのに,受講料は必要ですか。


○生涯学習課長兼隼人図書館長(山下 修君)


 現在,定期講座の受講料は,10回以内の講座が1,000円,それから11回以上20回までなんですけれど,それが2,000円になっております。


○19番(植山利博君)


 さまざまな理由で,50近い講座が減になっているという説明ですけれども,私どもが市民の方々から耳にするのは,霧島市は財源がない,財源がないと,何もかんも事業縮小のほうせえやあせんどかというような風評をよく聞くんですよ。何人かの方は,今の受講料,1,000円,2,000円で1年間,これお世話になるという意味でしょうから,受講料を少し上げやってん,私たちは何か受けたい講座がなくなったと,1,000円のとを2,000円に,2,000円のとを2,500円にしやってんよかたっどんなあというような声すら聞いたもんですから,今回の質問になったわけです。ですから,今,アンケート調査をとってということですけれども,やはり住民自治,住民参画のまちづくりということであれば,これちょっと順序が逆になりましたけれども,やはり市民の方々の声を反映した形で運営すると。誤解があれば,その誤解を招かないような説明をするということが,大変重要ではないかという気がするわけです。その辺の市長,どうでしょう,見解。


○市長(前田終止君)


 市民の方々が,自分たちが暮らしの中で生きがいを探し,そしてさまざまな分野を知る,あるいは自分の人生の向上のための学習をしていく,こういうのを本当にたくさんの項目を設けて,学び合うということは非常に大事なことだというふうに思います。それで,参加しやすい形態とか,そして私ども行政のほうがもっと市民の利用の参加の目線,そういうものをさらに,議員ご指摘のような点をさらに意見を深め合って,しっかりとした受講体制を作っていくことが,本市の魅力をまた増していくということだろうと認識いたしております。今後,精いっぱいご指摘のような点,よく気持ち分かります。努力をともにしてみたいと思っております。


○19番(植山利博君)


 私は,決して行政サービスを住民が求めるように無限大に出せばいいということを決して言っているつもりはないんです。行政サービスと負担は表裏一体だというふうに思っておりますので,納税意識はきちっと納税した上で,自分たちの町は自分たちが経営していくという意識も市民の方々には持ってもらいながら,そこのどこまでも負担がどこまでもサービスを裏打ちしているのかという意見交換を,お互いの理解を得ながら,さまざまな行政の施策というのは進めていくべきだろうということで申し上げているつもりでございますので,そういう意味で,自治会の,もしくは公民館の活動,そして合併をして,それぞれの総合支所が隼人が分庁になりました。おおむね10年をめどに,総合支所が支所化になっていくんだろうと思います。そういう中で,議員の数も48名から34になり,さらにはその先にはまたいくらか議員の数も議論があるところでしょう。そうする中で,やはり市民の方々の声をきちっと反映するシステムを作っていくためには,やはり地域審議会がありますけれども,これも10年をめどにということですので,やはり自治会,公民館,この辺のしっかりした活性化,自立した自治会というものをしっかりと育成していく必要があるんだろうという思いで,今回の質問をしたところでございます。時間がありませんので,次へいきます。医師会病院の今後の展望についてということですけれども,3月策定の「霧島市立医師会医療センター改革プラン」というのが私どももいただきました。平成12年7月に,国からの移譲を当時の隼人町が受けたわけですけれども,私もそのときは隼人の一議員として,大変多くの議論をしました。特別委員会を作って,相当長きにわたって,この議論をした覚えがあります。そのときに,議会から強く指摘をしたことが,まだそのころは合併前ですので,将来的には隼人町単独でこれを担うのはとても無理であると,近い将来,必ず広域での運営を目指せということで,各隣接市町の首長を回った経緯もあります。そして,国立病院として機能してきた2次医療圏の中核医療,きちっとした公立での病院として,機能をさらに充実強化した運営をすべきだということも議論の中で,議会からの申し入れをした経緯があります。そういう流れの中で,これを見させていただきました。そして,霧島市の条例の中にも位置づけがありますが,13診療科を目指しております。ただ,移譲を受けてから今日まで,脳外科がいまだに実現できておりません。ですから,今回,あえてこれを出していただきましたので,確かに脳外科であるとか,それから小児科であるとか,そのような診療科を設けることによっても,経営的な問題,財政健全化を言う中で,公立の病院がほとんど8割近くが赤字の中で,公立病院をどういう基本理念で運営するかということを市長の思いを聞きたかったもんですから,まず霧島市立の病院として運営する際に,病院運営の理念を市長がどういうふうにお持ちか,お尋ねをいたします。


○市長(前田終止君)


 合併をして,約13万人近い,県下2番目の本市でございます。そこにおける病院,これは本当に市民にとって,健康,命,福祉,そういう医療の最大拠点地だというふうに考えております。今,日本じゅうの公立病院の8割が赤字の中で,それでも元気を出す経営をしていかなきゃならない中で,少なくともお互いの努力によって,黒字経営がどうにかこうにか踏ん張っておられることは,これは是非評価していただきたいと思います。全国のさまざまな民間移行による成功事例等も,テレビや新聞,あるいは諸出版物,そういうものでも情報もいただいたり,あるいはまた状況によっては,ある種の指導的立場の人から助言もいただいたりすることもあるんですが,今,私といたしましては,我が町の医療センターの問題につきましては,地域医療,そして自分たちの市民全体,学校医,さまざまな総合して考えたら,今の状況で課題,問題克服を最大限にお互いが努力をしながら,逆に公立もここまでやれるんだというモデルケースを目指すぐらいの気迫を込めた,私は努力を当面やっぱりしていくべきだという現実で,腹をくくっているところでございます。


○19番(植山利博君)


 いろいろ議論があるところではありますよね。民間のどこかに移譲してしまえば,財政負担がなくなっていいんじゃないかというような議論もあります。それは確かに1つの議論として成り立つと思います。国が国立病院の統廃合を進めました。その嵐の中で,隼人町も国から移譲を受けました。だけど,国立病院をゼロにしたわけじゃないんですよね。国は国の規模で,国立の病院はしっかりと残すべきところは残している。そして,それぞれ県立病院になったり,市立病院になったりするわけです。不採算医療を担う,市民がだれでも安心して診療を受けられるような医療施設というのは,やはり私は必要だと思います。ですから,ある意味では,不採算医療の部分があっても,これは納税者とのお互いの理解の上で成り立つことでありますけれども,やはり一定の税金を打ち込んででも,守っていかなければならない医療というのは確かにあると思います。ただしそこは納税者との理解を共有するということが,まず前提だと思います。ですから,市民に対して,納税者に対して,病院経営というものの実態をきちっと理解していただいて,市民が何を望んでいるか,納税者が何を望んでいるかということを的確にお互い理解しながら,病院経営は進めるべきだろうというふうに思います。と言いますのも,市民の方々が利用された方が,脳外科が欲しいねとか,やっぱりおっしゃるわけですよ。脳疾患で脳梗塞とかで,もちろん市内にも立派な民間の病院があります。ありますけれども,私たちが国から移譲を受けたときの隼人の議会の総意であったように,脳外科も完備し,それから小児科とか,できましたら産婦人科ぐらいまで完備した総合病院として,医療センターが運営できる日が来ればいいなと,これは私の個人的な願いですけれども,そういう思いでいるところであります。この答弁を聞きましても,当分こういう形で運営するということでありますので,市長の今の思いも聞きました。できるだけ早い時期に,条例でうたっているような診療科目を十分完備できるような病院として機能する日が来ることを願って,時間も来ましたので,私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,植山利博議員の一般質問を終わります。次に,10番,徳田芳郎議員より2件通告がされております。したがって,徳田芳郎議員の発言を許可します。


○10番(徳田芳郎君)


 通告に従いまして,質問をしてまいります。さて,5月29日,国の2009年度補正予算が第一次補正が決まりました。しかし,国会の審議で,野党からばらまきと批判を浴びた部分も少なくありません。集中砲火を浴びた中で,国立メディア芸術総合センターは,漫画やアニメ,ゲームなどの収集,展示や研究のための施設として,117億円もかける必要があるのでしょうか,私は疑問を感じたところであります。これを含め,施設整備費に2兆8,000億円を計上し,庁舎の改修費など緊急性を要するのか,問題があるというふうに私は考えております。さて,本市においても,国の第一次補正を受け,補正については検討中であるということですが,私はこの本市における補正については,あれもこれもでなく,これはやらないといけないといういわゆる選択と集中で,この経済危機の中で市民が納得いくものを集中して実施してほしいものだということを要望して,質問に入ります。質問の1,全国統一小中学校の学力テストについてお伺いします。この学力テストの目的は何か,2つ目に,3年連続して実施されたわけですけれども,3年連続するということは過去にはなかったわけですが,今回のこの目的は何か,お伺いするものであります。3点目として,学力テストのため,市内の学校ではテスト前に事前テストということで実施した学校があるというふうにお伺いしておりますけれども,このことは学力テストの目的をゆがめることにならないか,お伺いするものであります。大きな2点目でございますけれども,09年度国の補正予算が成立したことに伴っての1点目,5月29日に国の補正予算が成立しました。この補正の国会審議において,さまざまな問題が指摘をされてきたわけですが,特に景気対策と雇用問題解決には早急に取り組まなければならないが,本市ではどのような計画があるか,お伺いします。2点目として,本市における公共事業では,どのようなものが予想されているかお伺いして,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 徳田芳郎議員から,2点につきましてご質問でございました。2点目の1につきましては,私のほうから答弁させていただきます。1点目につきましては,教育委員会が答弁いたします。そのほかにつきましては,総務部長が答弁をいたします。平成21年度国の補正予算が成立したことについての1点目についてお答えをいたします。5月29日に成立いたしました国の平成21年度補正予算は,4月10日に決定をされた経済危機対策を実行に移すためのものであって,経済危機対策関係費として,1番目に「雇用対策」,2番目に「金融対策」,3番目に「低炭素革命」,4番目に「健康長寿,子育て」,5番目に「底力発揮・21世紀型インフラ整備」,6番目に「地域活性化等」,7番目に「安全・安心確保等」,8番目に「地方公共団体への配慮」に関する経費が計上されております。この補正予算の中で,8番目の「地方公共団体への配慮」として,公共事業の追加に伴う地方負担の軽減を図り,地方公共団体が国の施策と歩調を合わせ,地域における公共投資を円滑に実施するための地域活性化公共投資臨時交付金及び地域の実情に応じたきめ細やかな事業を積極的に実施できるよう,「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」の創設が盛り込まれております。また,「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」につきましては,通知等で内容は明らかになっており,「交付対象事業が地球温暖化対策」,「少子高齢化社会への対応」,「安全・安心の実現」,「その他」の4つの分類で,さらに「地方再生戦略」及び「経済危機対策」と関係づけられるものとなっており,多岐に及んでおりますことから,先の「霧島市緊急経済対策」や「第一次霧島市総合計画」に対応した優先順位の高い事業や,これまで財源がなく,なかなか着手できなかった事業などについての活用を,「行政資源の選択と集中」により,現在,検討しているところでございます。


○総務部長(今村恭一君)


 平成21年度国の補正予算が成立したことについての2点目についてお答えします。今回の国の平成21年度補正予算(第1号)では,地方公共団体への配慮として計上されている「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」につきましては,通知等で内容が明らかになっており,1点目で市長がお答えしましたとおり,現在,対象事業を検討しているところであります。しかしながら,それ以外の1,「雇用対策」,2,「金融対策」,3,「低炭素革命」,4,「健康長寿,子育て」,5,「底力発揮・21世紀型インフラ整備」,6,「地域活性化等」,7,「安全・安心確保等」及び「地域活性化公共投資臨時交付金」に関する経費につきましては,現在,詳細が明らかになっていないことから,具体的な公共事業については検討には至っておりません。


○教育長(?田肥文君)


 全国統一の小中学校の学力テストについての1点目についてお答えをいたします。議員ご指摘の全国学力・学習状況調査は,平成19年4月から,小学6年生及び中学3年生の全児童生徒を対象に,それぞれ「国語・算数」,「国語・数学」で実施され,本年度の調査は4月21日に実施されたところであります。この調査の目的は3つございます。1つは,国が,全国的な義務教育の機会均等と,その水準の維持向上の観点から,各地域における児童生徒の学力や学習状況をきめ細かく把握,分析することにより,教育及び教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図ることであります。2つ目は,教育委員会,学校等が,全国的な状況との関係において,自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し,その改善を図るとともに,そのような取組を通じて,教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立することであります。3つ目は,各学校が各児童生徒の学力や学習状況を把握し,児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てることであります。2つ目にお答えをいたします。調査を継続して実施する目的は2つあります。1つは,継続して実施することにより,児童生徒の基礎学力や生活状況などの課題を明確にすることであります。2つ目は,各学校が児童生徒の一人一人の学習状況等を把握し,これまでの指導内容や指導方法の取組を検証,改善して,学力向上を機能化させるためであります。3点目についてお答えをします。議員ご指摘のような学力調査の前に事前テストを実施した学校は,霧島市内ではございません。全国学力調査の問題は毎年変更されており,その内容は2つあり,1つは,身に付けておかなければ,後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や,実生活において不可欠であり,常に活用できるようになっていることが望ましい知識,技能に関する内容であります。もう1つは,知識,技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力や,さまざまな問題を解決するためのいわゆる応用する力などの内容となっております。身に付けておかなければならない知識,技能に関する内容につきましては,徹底して指導し,定着させなければならない内容だと考えております。そのために,各学校では,これまでの問題を復習問題として指導したり,類似問題を作成して家庭学習の課題として与えたりして,学習の習慣化を図らせております。教育委員会としましては,この全国学力・学習状況調査の趣旨を踏まえ,児童生徒の基礎学力の定着,学力向上のために,一層の支援をしてまいりたいと考えております。


○10番(徳田芳郎君)


 私は,今回,この学力テストの問題について取り上げようとしたのは,6月8日の日本経済新聞で,日本PTA全国協議会が昨年の12月,小中学生の保護者に対してアンケート調査をされております。その結果が,保護者の7割が学力格差が拡大をしているという新聞報道がされました。そのこともありまして,このことについては特に重要視したいということで取り上げているわけですけれども,1点目,またお伺いしますけども,3年連続して行われた学力テストについては,この対応について若干私は教育委員会の対応に問題があるのではないかということでお伺いしますけども,初めに,全国という名で,また県といったところでテストが行われていると思われますが,これはどの学年でどんな内容のものが行われているか,また,その目的は何か,業者に分析依頼するテストも実施されていると思いますが,その点についてはどうなのか,お伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 ご質問の実施学年について,それから内容については,先ほど教育長が答弁をしたとおりでございます。それと,ほかに学力調査を実施しているのではないかというようなことでございますけれども,これは全国学力・学習状況調査については限られた学年だけでございますので,そのほかの学年についても,私どもとしましても学力の状況をきちっと把握をしたいというようなこと等で,予算を措置して,各学校で実施をしているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 国民は,その能力に応じて等しく教育を受ける権利があるというふうに,憲法の中でうたわれております。そういったことを受けて,学力テストでは広範にわたり,知識や考え方,また応用問題等が,しっかりと子どもたちの調査を行うべきであるというふうに私は思いますが,そういったことでするならば,先ほどの回答の中で,これまでの問題を復習問題として指導したり,類似問題を作成して家庭学習の課題として与えたりということをされておるようですけども,そういったことをされることは,この等しく教育を受ける権利があるとするならば,この調査をされるべき問題の中で,若干曲げておられるのではないかというふうな考え方を持っているんですが,その見解はどうですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 ただいまご指摘の内容につきましても,先ほどこの全国学力・学習状況調査の目的について触れました。平たく申し上げますと,まずはやはり基礎的な内容についての力をつけたいということ,それから,応用する力をつけたいというようなこと等でございますので,やはり子どもたちが将来にわたって生きる力を身につけていくためには,どうしても欠かせない内容であるというふうに捉えておりますので,毎年実施される内容は異なっておりますので,同じ問題を練習をさせているわけではございません。類似の問題について学習をさせ,ただいま申し上げましたような目的が達成できるような取組を進めてるところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 教育委員会として,全国のまた県のテストに対して,各学校からどういった状態で調査に挑むべきかという考え方について,学校から教育委員会に対して相談はなかったか。そして,もう一つは,結果の公表について,文科省や県教委はどんな見解を持っているのかお伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 実施をするに当たっての各学校の取組については,管理職研修会等でも話題にしまして,それこそ,子どもたちが偏りなくこの調査に参加できるように,私どもとしても指導助言をしているところでございます。それから,公表のあり方につきましては,これは,学校の規模等もございますので,その方法につきましては,プライバシーにかかわるようなところについては十分配慮をするようにといったようなことで,基本的に捉えておりますが,国としては,特定の学校等についての公表はしてないと,あるいは市町村についての公表はしてないというようなこと等で示しております。霧島市の教育委員会としましても,学校を特定するような,そういった公表のあり方については実施をしておりません。学校によっては,学校全体の状況を保護者や地域の方々に知らしめる,そういった手立てはとっているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 毎年1月に県の調査も小学校5年生と中学校1,2年生ですか,行われる。それから,業者によるテストも年度終わりか,または年度始めに,全国の調査として小学校6年と中学校3年とテスト漬けであるわけですけども,このほかに授業での確認のテストや中学校での定期や実力テストなどが実施されていくわけですけれども,聞くところによると,このような調査の前に,過去の問題など,冬休みや春休みなどに宿題として出したり,そういったことをされて子どもたちの負担になるのではないかというふうな私は感じを持っているんですが,そのほかにまた学習指導要領に基づいた年間の指導計画との関係もなされているわけですけども,そういったところで過密になることは心配はされないんですか,お伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 ただいま議員がご指摘のような内容を現在実施をしているところでございます。先ほども申し上げましたように,調査の内容によって,学年が異なっているというようなこと等もございます。それから,学習課題として与えることによって,子どもたちが過重負担になるというようなこと等については,これは課題そのものについての捉え方をきちんと学校としては把握をしていただいて,先ほどから触れておりますように,基礎的な内容,そして,それを応用する力を身に付けさせるための取組の一環であるというふうに理解をしております。


○10番(徳田芳郎君)


 学校の,いわゆるテストの成績を上げるために,現場に対して,学校での取組などが行われていないかお伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 その,いわゆる点数だけに捉われるということではなくて,先ほどから申し上げておりますように,基礎・基本はきちっと身に付けさせる。そして,その上で応用する力を身に付けさせるための取組については大いに実施をしてくださいというようなことは申し上げているところです。


○10番(徳田芳郎君)


 いろいろやりとりをしたわけですけども,私は基本的には子どもたちの日常の中でのその学力を調査するのが目的であるのではないかというふうに私は思います。テストがあった後にその分析に基づいて,これからの教育のあり方を学校としてどうやっていくことを一番取り組むのがこのテストの目的じゃないかというふうに私は思います。今の回答の中では,過去の問題の復習問題としての取組や類似問題などを作成するということ,もうこのことは,私はその目的からすると,少し逸脱はしないのかなという。いわゆる全国でも統一してテスト前に,こういった復習問題とか類似問題とか全国一律でされるんだったら私は話は分かります。しかしながら,霧島市としての教育委員会の中でもし決まったのであれば,そのことを取り組むのが果たして学力テストの目的にそぐうのかどうかというのは若干私は疑問があります。そのことで,今回はこの問題の質問をしたわけです。そのことについてはどういうふうに感じられますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 この全国学力・学習状況調査につきましては,これだけで学力とかあるいは学習の状況を把握するということではございません。このことについては,大前提としてすべての学校にお知らせをしているところであり,理解をしていただいているということでございます。しかし,子どもたちにやはり先ほども申し上げました,将来に生きて働く力を身に付けさせていくためには,さまざまな角度から努力をするということは当然必要であるというふうに考えておりますし,霧島市だけが,この事前の学習に取り組ませる方法をとっているということではございませんで,文科省にしても,県の教育委員会にしても,この事前の指導については大いにやりなさいというふうに奨励をしているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 全国学力テストのほかに県で行われる基礎学力定着度調査というのが行われていると思います。そういった問題や,それから,年度始めか年度の終わりに行われる業者に委託した標準学力検査といったものも行われていると思います。もうそういったさまざまなテストがあるわけで,その学力テストに対しての,もし仮に回答にあるような復習問題とか類似問題の作成とか言うんであれば,私はそこのところが問題であるというふうに思うんですが,その点についてはどうですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 この全国学力学習状況調査で取り上げられた内容の非常に大きな視点として,いわゆる応用する力,単なる知識,理解,技能だけでなくて,そのことを使って子どもたちがさまざまな課題に対したときに解決する力を身に付けさせたいというねらいの,そういった意味では非常に大きな意義があるというふうに捉えているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 もうそういった教育委員会として大事なことで,応用問題とかそういったことで大事なことであるということであれば,その復習とか,類似問題とかいう問題については,霧島市内の小中学校すべてで取り組まれているんですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 方法はさまざまにあるというふうに捉えます。ただ,しかし,この学力調査のためにだけ準備をするというようなことではなくて,先ほどから議員もご指摘いただいていますけれども,いろんな調査も含めながら,子どもたちに学力を付けていこうというような意味での取組は進めているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 その市内の小中学校のすべての学校でそれを取り組まれているのですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 今申し上げましたように方法は違いますが,事前の取組についてはすべての学校で実施をしているということで理解をしております。


○10番(徳田芳郎君)


 今まで質問に対していろいろ答えていただきました。ただ,私は,憲法や教育基本法で求めている,そういったかねての中で等しく教育を受ける権利とか,それから,授業の関係についてもやっている,その中でやっぱり私はこれから霧島市の将来を背負っていく子どもたちの教育というのは,私非常に大事なことだと思っています。その意味では,こういったいろいろなさまざまなテストがあるわけですけども,学校側のやはりそういった状況をさまざまな角度から見て,日常の中で,今後はやはり等しく教育を受ける権利の中で勉強させていっていただきたい。そのために,やはりかねてがそうしたテストに基づいた調査結果が出たならば,その結果に基づいた分析をし,これからどこが霧島市の子どもたちが問題があるのか,問題というのはちょっと言葉が悪いかもしれませんけども,学力に対して,テストの結果について,改善しなければいけないところがあるんであれば,そういったところに,テストが終わってから等しく教育を受けるためには,等しく教育をするためには,子どもたちが勉強するためには,どういったことをやらなければいけないかということについて労力を費やしてほしい,そういった思いがします。でも,そうした中で憲法26条では,国民は法律の定めで,その能力に応じて等しく教育を受ける権利を有する。一方,教育基本法では,第4条には,すべての国民は等しくその能力に応じた教育を受ける機会を与えなければならないというふうに法律では書いてあります。そういったことを受けたときには,今課長のほうからは類似問題とか復習問題とか言われて,いろんな方法でそういったことをやるというふうに言われましたけども,私はやっぱり日常の子どもたちの正常な中でのそういったテストを受ける,そして,その結果がどういうふうに点数が上がるか上がらないかの問題じゃなくして,やはりこれから霧島市の子どもたちがどういった方向にもう少し力を入れて勉強させていかないといけないということをするためには,この学力テストの中では,試験だけじゃなくて,さっき言われましたとおり,確かにいろんなことが行われています。そうしたことを正しくいい方向に教えていくためには,やっぱりその反復とか,それから,類似とかということじゃなくして,日常で自分たちが1年間どういった教育をしたのかと,その教育の中身をきちっとテストの中で子どもたちが出してくれることを望んでいるというふうに私は思います。そういったことを受けて,私は市長と教育長にお伺いしますけれども,市政のトップとしての市長の今のそういったやり取りを受けての答弁,それから,教育長については,教育委員会の行政のトップとしての教育長としての思いをお聞かせ願いたいと思います。


○教育長(?田肥文君)


 先ほどからやり取りがありますけれども,このテストのためにやっているわけではありません。私は,常日ごろから職員や子どもたちの前に出たときは,そしてまた,今年の中学校の入学式の式辞の中にも述べさせていただいたんですが,私は,まず夢や志,それを持つこと,立志のことを強く訴えたつもりであります。この夢とか志を成し遂げるためには,前に大きな壁があります。例えば,中学生であれば高校入試という大きなそこに壁があります。その壁を乗り越えるためには何が必要かというと,まず基礎基本の力,学力も当然そこになければ,夢を実現することすらできない,それが私は教育の機会均等だというふうに理解をしております。子どもたちにしっかりと基礎・基本の学力を身に付けさせることが,世の中で生きていく上での一番最低の力だと私は思っております。そのために,その立志という言葉と,それから,基礎基本の定着だということ,それから,学習習慣を身に付けさせるということは,非常に今生活が乱れてたり,規範意識が悪かったり,まず「早寝早起き朝ごはん」と,子どものしつけとか,そういうようないろんな読書の習慣とか学習の習慣とか授業を受ける習慣とか,そういういろんな習慣づけをきちっとさせるということを訴えているわけです。そして,道徳関係のマナーの問題も非常に問題になっている。ですから,それを,私は「きりしま」という4文字に思いを込めて,「きりしま」の「き」は基礎・基本の「き」だ,「きりしま」の「り」は,立志の「り」だ,「きりしま」の「し」は習慣づけの「し」だ,「きりしま」の「ま」は,マナーの「ま」だというふうに子どもたちに訴えて,この教育の必要性を強く訴えているところであります。もう一つ,繰り返し指導することがなぜいけないのか私は非常に不思議であります。練習することの大切さ,繰り返し繰り返し練習するのは,スポーツでも当然行われていることです。もう体が自然と動くにようにもっていかないと,そのスポーツではけがをします。ですから,そのためには,必ずいろんな繰り返しの基礎練習をさせるのが当然であります。例えば,書道であっても,何回も何回も同じ字を繰り返し繰り返し書きます。そのことによって技量は伸びていくはずでありますし,音楽にしても,ピアノの練習にしても,それは血の出るような繰り返し繰り返しの練習だと私は思っております。ですから,なぜ勉強はそういう繰り返しをしてはいけないのかということ自体が,私には非常に理解できないところであります。ですから,繰り返し繰り返し同じことでいいから,習慣づけをきちっとさせることが今の子どもたちには非常に必要ではないかというふうに強く思っておりまして,今この霧島市の子どもたちにこのテストだけでありません。常にそういう気持ちで勉強に取り組ませていく指導を続けているところであります。


○市長(前田終止君)


 教育長よりもう本当になるほどと,そのとおりだと思えるお話がありました。私といたしましては,もうこれ以上私が申し上げるようなことはもうないぐらいのことだと思いますけれども,やはり霧島市の将来を背負っていく子どもたちの教育というのは,同時に我が国の未来も背負っていく立場になるわけでございますから,非常に大事だというふうに思っております。今教育の長がそれこそ責任を持って,自信を持って言われたそういう方針に伴いながら,子どもたち一人一人に行き届くような教育の努力が今後も継続していくことは大事だというふうに思います。


○10番(徳田芳郎君)


 本会議で拍手が出たのは初めてと思います。非常に残念でなりません。教育長は繰り返しと言われましたけども,私はかねてからそういったことであれば,大事なことであれば,かねてからやっていらっしゃればいいことではないんでしょうか,私はそう思います。かねてが大事であって,テストの前とかそういったところは私は大事ではない。そういったかねての実力テストが結果としてその子どもたちに,今の現状はどうなのかというのを見るのがテストではないんでしょうか,そう思います。今後,私は,今いろいろお話をしましたけども,問題は霧島市の将来を背負って立つ子どもたちの勉強はどうあるべきかということを私は議論したつもりです。そのことはしっかりやっぱり受けとめていただきたい。類似とか復習とかいういろんな表現をされましたけども,学校の現場だけからの声じゃなくて,父兄の声,いわゆるPTAとか,いろんな声も私は聞いたつもりです。そういった中で,しかしながら,残念なことに,やはり今は子どもの教育については,家庭でもしっかりと家庭教育の中でいろんなことを教えていかなければいけないのは,学校現場だけに求められているという点は少なからずあります。そのことについては,やはり自分たちの市民として,そういったことがあるときには,やはりきちっと受けとめて,今後そういったことについての学校なんかでいろいろ聞かれたときには,そういったこともやっぱり受けとめていただきたい。そして,最後にもう1回お伺いしますけども,先ほど反復はいけない,いわゆるいいことではないかというふうに言われましたけども,私はそうじゃなくて,かねての子どもたちの実力を見るテストであれば,かねてそういったことを教えていくべきではないのかと,そういう視点に立って私は質問したつもりです。ですから,前にするということだけが目立っているのではないかというふうに私は思います。かねてこういった出た類似問題についてされてないかどうかというのは私は細かくはチェックはしておりませんけども,そういったことを受けての質問である。そういったことを受けて教育委員会では,今のさっきから私が申し上げましたとおり,いろいろなテストが,3回ですか,正式にはあるというふうに聞いておりますけれども,そういったことはしっかりとその分析の結果を受けて今後,かねての授業の中でどう取り組んだらいいかということをされるお考えはないかお伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほどから申し上げておりますように,日ごろの学習指導をきちっと進める中で,反復して指導をするということも大事であるということを申し上げているところでございます。徳田議員と全く同じ考えであるということを確認をしておきたいと思います。


○10番(徳田芳郎君)


 教育問題については,これで終わります。次に,最後の09年度補正は成立したわけですけども,これを受けて本市でも今経済危機対策の中で,さまざまな要求に対する検討がなされているということでしたので,同僚議員も質問をしましたけども,先ほども申し上げましたとおり,どれもこれもじゃなくて,きちっとやはり市民が納得いくような補正を組んでいただいて,そして,事業は実施していただきたい。そのためには,1つだけお伺いしますけども,地方公共事業と言われる公共事業に関しての考え方について1点だけお伺いします。


○財政課長(塩川 剛君)


 今回の国の補正に対します公共事業の関係でございますが,先ほど部長答弁でありましたとおり,現在取り扱いが明らかになっておりますのが,地域活性化経済危機対策臨時交付金だけでございまして,これが10億3,500万円分,現在これを取りまとめる作業をいたしているところでございます。現在の段階で具体的な公共事業,どういったような事業という名前はまだお示しできる段階ではございませんが,そのほかにも,地方への配慮といたしまして,公共投資臨時交付金もございます。これについても,国のほうは追って通知するというようなことで,まだ詳細分かっておりません。それから,国のほうの経済危機対策の中で地方公共団体への配慮,この2つの交付金を除いた分が7本あるわけですが,この中で地方向けの基金の積み立てということで15本ほどが予定されております。これにつきましては,都道府県で積み立てるということになっておりまして,6月補正でお願いしております雇用対策の関係の経費,このような使い方になるのではないかなというふうに考えております。概略としましてはそのようなことでございますが,いずれにいたしましても,私どもにとりましても,貴重な財源でございますので,市長答弁にございましたとおり,霧島市総合計画や,これまで財源がなく,なかなか着手できなかった事業等を中心に財源を充てていくことになろうかと思いますけれども,いずれにしましても,真に必要なものに充てていくということで,選択と集中により事業のほうを選択していきたいというふうに考えているところでございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で徳田芳郎議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午前11時56分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時03分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,6番,徳田拡志議員より2件通告がされております。したがって,徳田拡志議員の発言を許可します。


○6番(徳田拡志君)


 皆さん,こんにちは。食事も終わって眠たいとこでしょうが,今日は後ろの傍聴席のほうに民生委員の方々がたくさん来られておりますので,議員の皆さんも,そして当局の皆さんもしっかりと目を開けて,我慢していただきたいと思います。先ほどから徳田が続いております。言わせていただきます。徳田もいろいろ,質問もいろいろ。私は,誇りある国づくり,郷土づくりを目指して日ごろ活動をいたしております。人は一生,名は末代までと申しますが,まさに薩摩義士のことではないでしょうか。梅雨のこの大雨の季節になりますと,必ず思い出すことがあります。それは,薩摩義士の宝暦治水工事のことであります。この話は,実話として今でも姉妹都市の海津市を中心とした地方に語り継がれております。少し薩摩義士の話をさせていただきます。今から255年前,岐阜県南西部の木曽,長良,揖斐の三大河川の合流する地域での治水工事の話であります。この地域は,毎年のように大洪水に見舞われる受難の地でありました。当時の徳川幕府は,遠く300里,約1,200kmも離れた縁もゆかりもないこの薩摩藩に,「御手伝普請」として長良川と揖斐川を分流するという,とてつもない難工事を命じたのでありました。平田靱負を総奉行とする947名の薩摩藩士は,尊い犠牲者86名と40万両とも言われる巨額な費用を費やして,わずか1年2か月足らずで,艱難辛苦の果てに見事完成させたのであります。こうして薩摩藩士は美濃の土地と農民の命を救ったという話であります。この薩摩藩士の崇高な使命感と偉業は,後々美濃の人々に薩摩様と呼ばれ,薩摩義士として顕彰されるようになりました。この薩摩義士がきっかけで,旧国分市と旧海津町との間で始まった姉妹都市交流事業が結ばれて,ちょうど今年で40年になります。今年もこの交流事業の薩摩国分会の皆さんが,どしゃ降りの大雨の中,熱くたぎるものを感じながら馬おどりを治水神社に奉納されました。ここにも薩摩義士のどんなことがあってもやり遂げるという偉業を感じ取ることができます。市長もこの交流事業に行かれましたが,これまでの40年間の交流事業の成果をどのように評価されているかお尋ねいたします。また,このような立派な美しい話を学校教育や生涯学習の場で活用すべきだと思いますが,どのような活用をされているのかお尋ねをいたします。また,霧島市立国分中央高校の修学旅行に薩摩義士の地を訪ね,先人の業績と海津の市民の報恩感謝に触れさせて,本当の意味での修学の場を取り入れてはどうか,教育長にお尋ねをいたします。質問の2番目,錦江湾の海の環境対策についてであります。今,地球規模で海が汚染されております。私たちの目の前の錦江湾が泣いております。海なのに魚が獲れません。干潟に貝やゴカイがおりません。いつからこんな死んだ海になったのでしょう。霧島市の市章にあるように,山があり川があり海があります。こんな自然環境に恵まれたまちは日本中探してもありません。このようなキャッチフレーズは,霧島市民の共通の認識ではありますが,まだまだ海を共有している市民は少ないのであります。市長は,環霧島会議を提唱され,先の会議で防災総合応援協定を締結されました。評価をいたします。しかし,こと海に関しては,率直なところ関心があるようには見えません。錦江湾の環境問題や漁船の安全航行問題,あるいは海を活用した観光開発,水産資源の漁業振興など,解決していくには大変難しい問題ばかりであります。そこで,提案をいたしますが,錦江湾に面する霧島市として,鹿児島市や垂水市,姶良町,加治木町を加えた周辺3市2町と,錦江湾の環境問題やあるいは海の利活用策を共有するために,環錦江湾会議を湾奥の霧島市から発信すべきだと思いますが,市長はどのように考えるかお尋ねをいたします。次に,貝堀りやキス釣りなど,近場で安心できる海のレジャーとして家族連れで楽しんでおりますが,私たちの景色ケ浜から広瀬浜にかけての錦江湾の最大の干潟であります。しかし,ここ数年アサリやゴカイなど,ほとんど見かけることがありません。市当局は,このような実態を認識しておられるのか,どのような対策をとられているのかお尋ねをいたします。次に,浜之市の隼人漁港や隼人新港の出入口付近は浅瀬が多く,漁船や遊漁船による座礁事故も起きております。船の安全航行のためにも,定期的なしゅんせつ作業やヘドロや土砂の除去作業をして,航路をより深く,より幅広くして,安全な航路を確保する必要があると思います。また,船舶の航路の両岸には,荷揚げ場など周辺にレジャーボートなどの放置船が数多くあります。漁労作業にも支障を来たしております。このような実態を認識し,どのような対策をとっておられるかお尋ねをいたします。以上で,第1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 徳田拡志議員から2点につきましてのご質問でございました。1点目の1につきましては,私のほうから答弁をいたします。2につきましては,教育委員会が答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれご答弁いたします。1問目,これは海津市との交流事業についてのことでございますが,その1点目にお答えいたします。薩摩義士への報恩感謝の気風を持つこの海津市と道義高揚宣言都市でありました旧国分市が,昭和45年10月に姉妹都市盟約を結びましてから約40年ということでございます。この間に,青少年,一般市民1,000名を超える方々に交流事業に参加をしていただいております。また,青年団,経済団体や大学など多くの団体が相互に交流を深め,政治,経済,教育,文化のあらゆる分野にわたり多大な成果を上げていると高く評価をいたしております。さらに,平成20年度からは職員の人事交流も行っているところであります。このように,長きにわたる中身のある交流は,ほかの自治体が行っておられる姉妹都市交流の中でも群を抜いておりまして,この交流を深めることは,薩摩義士の顕彰を通じた友好・親善と両市との融和と繁栄をお互いに推進していく上で大変重要であると考えております。特に,3年半前に合併をして,旧国分市以外にあと6つの自治体が霧島市という自治体を形成するに至って,今日に至っているわけでございますけれども,旧国分市以外の市民,関係各位にとりましては,本当に真新しい部分もあって,何で木曾川治水,薩摩義士,それが霧島市と海津市と,そういうことになっているのかということが分かりづらい,あるいは行ってみて,なるほどだったというその思いがかなりあろうかなと思うわけでございます。特に,議員ご指摘の薩摩義士にまつわるさまざまな歴史的な事実,そして,それに対する学び,これは大きいものが私はあると思っております。今から,宝暦4年と言いますと255年前であります。はるか数百里離れた所まで,我が薩摩人が約1,000名,刀をくわに持ちかえて,そして40万両という,今日の金に直したらいくらか分かりませんが,膨大な金を借金をして,そして藩論を二分した中で平田靫負は時の責任者として,薩摩藩という国の国論を,一戦交えるべきだという方々と,いやそうすべきじゃないと,幕府の命に従うべきだと,それを見事におさめ切って,そして同じ日本という国で民百姓が困っている,それを治水技術を持つ我々が行って助けるのは当たり前だろうということで,薩摩の先人たちがその尊い大きな奉仕と犠牲に立ったということ。そして,その中で100名近くの人が実に自害して亡くなったという事実,そしていわば平田靱負は,すべての工事を見事に有無を言わさずすばらしいできばえでそれを仕上げ切って,みんなを見送った後,辞世の句を詠み,「住みなれし 里も今さら 名残りにて 立ちぞわずらふ 美濃の大牧」という,こういうのを残しておられるわけですが,実にその時,宝暦5年5月25日です。51歳。私は今61歳,やがて62歳になりますけども,私よりも10歳も若い。私は大変な政治家だと思うんです。学ぶべきものがあると思います。覚悟が違う。ですから,そういう意味では,まだ霧島市の視点からこのことをしっかり分かりやすい副読本,そういうものを将来はみんなで研究検討を重ねて,子どもたちや次の世代の人たちにまた語り継いでいくような,そういうものをしっかりやがてできる日が来たらなと,こうも思っているところです。さまざまな生かし方があると思います。頑張りましょう。


○教育長(?田肥文君)


 海津市との交流事業についての2点目についてお答えをいたします。議員ご指摘のとおり,薩摩義士の遺徳や功績は長く後世に伝えていかなければならないものと考えておりました。小学校におきましては,特に社会科や道徳の時間を中心に,教材として取り上げております。市内すべての小学校3,4年生が使用する社会科副読本,「私たちの霧島市」では,薩摩義士の偉業について直接学習するようになっております。中学校におきましては,教科書には記載はありませんが,地理や歴史の学習において,地域や時代,郷土との関連で必ず触れることにしております。道徳の時間においては,県教育委員会作成の道徳資料「郷土の先人(木曽川にいどむ)」や県育英財団が作成をしました「薩摩義士に関するビデオ」などを資料として活用し,平田靱負をはじめとする薩摩義士の生き方そのものを教材として活用をしております。また,生涯学習課におきましては,「公民館講座」や「ニューライフカレッジ霧島」におきまして,木曽川治水や薩摩義士,国分平野の川筋直しをテーマとした学習,講話を行い,広く市民に薩摩義士の偉業を学習する機会を提供をしております。さらに,図書館やメディアセンターにおきましては,木曽川治水や薩摩義士に関する図書やビデオテープの貸し出しを行い,市民の利用に供しておるところであります。中高生におきましては,海津市との姉妹都市交流事業の青少年訪問団へ毎年参加しております。これにより相互ホームステイなどを通して家族ぐるみで交流の輪が広がっており,薩摩義士の功績を学び合い,後世へ伝えていこうとする市民が年々増えているものと感じております。国分中央高校の修学旅行でありますが,現在は関東方面に行っている状況でありますので,今後検討させたいと考えております。


○生活環境部長(南田吉文君)


 2問目の海(錦江湾)の環境問題についての1点目についてお答えいたします。「鹿児島湾の環境問題を協議する組織としては,鹿児島湾奥部流域における各種環境保全活動を推進することにより,鹿児島湾の水質環境の保全及び水辺環境の保全管理を図ること」を目的に,鹿児島県と2市3町,これは垂水市,霧島市,姶良町,加治木町,蒲生町でございますが,この2市3町で構成する鹿児島湾奥地域生活排水対策協議会がございます。具体的な事業としましては,生活排水対策重点地域における生活排水対策に係る実践活動の推進,そのほか水質保全に係る実践活動の推進,良好な水辺環境の保全,研修会等の開催などに取り組んでおります。そのほか,錦江湾や桜島などの優れた自然を生かし,錦江湾とそのウォーターフロントの整備活用を図ることにより,潤いと活力のある快適な空間の形成に資することを目的としました「錦江湾みらい総合戦略推進会議」という組織もございます。この協議会は,鹿児島県や錦江湾に面する市町等により平成10年に結成され,取り組むべき施策の展開方向やその推進方策を明らかにした「錦江湾みらい総合戦略」を策定し,環境,教育,観光,産業など7つの分野における展開方向を掲げており,広域連携による地域の活性化といった点では,環霧島会議と同様の組織ではないかと考えているところでございます。次に,2点目についてお答えいたします。本年4月から5月にかけまして,天降川河口から検校川河口間の干潟の現地調査を2回行いましたが,砂地の層の中に一部ヘドロ層が混じり合った状況もございまして,アサリなどは以前に比べて減っていると感じました。また,昨年11月に実施いたしました水質体験セミナー時に,天降川河口域会場など4か所で実施いたしました水質調査では,化学的酸素要求量,CODでございますが,これはおおむね良好でございました。ご指摘のありました海の環境汚染は,生活排水が原因の一つではないかと思われますので,これらを処理するために本市としては,ご承知のとおり下水道事業を実施しておりますし,下水道地区以外の地区では合併浄化槽や高度処理浄化槽の設置,単独浄化槽から合併浄化槽への切り替えなどを推進をし,河川や海の環境が守られるよう努力しているところでございます。海の環境を守るには,霧島市一自治体でできるものではございません。今後は,先に申しました湾奥の自治体で構成いたしております鹿児島湾奥地域生活排水対策協議会などを通じて,地域が一体となった環境対策に努力してまいりたいと,そういうふうに思っております。


○建設部長(篠原明博君)


 海(錦江湾)の環境問題についての3点目にお答えいたします。隼人港の管理者である姶良伊佐地域振興局に問い合わせましたところ,平成19年度に錦江漁協から隼人港入り口付近の航路のしゅんせつ要望があり,平成20年度に予算を確保し,漁協と協議を行い,平成21年3月までに隼人新港入り口付近をマイナス2.0m,隼人港入り口の航路をマイナス1.0mでしゅんせつを実施したとのことであります。また,より深く,より広くとの質問につきましては,隼人港の物揚げ場及び泊地の計画推進がマイナス1.0m,隼人新港の物揚げ場及び泊地の計画水深がマイナス2.0mとなっているため,港の構造上の問題からこれ以上の水深の確保は困難であると伺っております。次に,放置された遊漁船の実態につきましては,6月2日現在,隼人新港の物揚げ場に17隻が陸揚げされております。このうち,船の機能を有しない廃船と思われるものが5隻放置してあるのを確認いたしました。あとの12隻につきましては,船舶の整備や修理のための陸揚げされたものや,船舶の保管のため物揚げ場を無断で占用しているものと思われます。県も放置船舶の対策に苦慮されていることから,平成21年5月18日に「港湾施設における放置車両及び放置船舶処理要綱」,「同細則」及び「港湾施設における廃棄物認定要領」を改正し,港湾の巡視を強化し,可能な手続きは積極的に推進していくと伺っております。


○6番(徳田拡志君)


 第1問目の質問につきましては,市長のほうからもしっかりとした熱意のこもった答弁をいただきまして,答弁書にない以上の答弁をいただきまして,ありがとうございます。そこで,お尋ねいたします。海津市の松永市長,ご存じだろうし,いつもお会いされてると思いますが,あそこの市長さんが,いつも私も会うんです,こんなことをおっしゃっているんですね,道義高揚を基とした風格と活力ある霧島市の伝統ある立派な薩摩隼人の精神と気風を学び,海津市のまちづくりに生かしていきたい,このように考えておりますと。是非市長に頑張っていただきたいということをいつも言われているんです。この薩摩隼人の精神と気風,これを市長はどのように思っておられますか。


○市長(前田終止君)


 薩摩隼人の気風という問いでありますが,これはいろんな考え方があろうかと思いますけれども,伝統的な気持ちで語らせていただきますと,私どもの薩摩の国は,歴史的には一つの国を相手に有史以来3回も4回も戦いをやってきた気風がございます。それは,時と場合によってはイギリスであったり,あるいはまた時と場合によっては日本という国であったり,さまざまな形で歴史の中に薩摩人の心意気を示しているわけでございますけれども,こうと決めたら真っすぐに,自分たちの地域が一本化され,そして明治10年の西南の役,こういうのを見ても分かるように,本当に自分たちの国,薩英戦争でもそうですけども,前に一本筋の道を行くような男らしい,そういう気風を持った風土があると思います。特に,武道で言うならば,議員おなじみの示現流,こういうものに集約されるところがあるんではないでしょうか。


○6番(徳田拡志君)


 松永市長は,薩摩隼人の精神ということで,薩摩隼人のイメージっていうのをどのようにお考えですかと,私はお尋ねしたんです。そしたら,市長がおっしゃることも入っております。しかし,基本的には薩摩隼人の思いやりなんです。強さだけじゃないんです。思いやりがある。人を助けたい。自分の命をかけて守るんだと,それは自分の家族であり,女房であり子どもであり,そして,この郷土であり,そして国家なんです。国を守る。こういうすべてを含んで,自分の身を挺して守っていくんだと,こういう精神。そして,その精神でつくり上げたあの治水工事,それに対して海津の人たちは255年たった今でも報恩感謝の気持ちを忘れてはならないということを自分の子どもや孫たちに教えてきた。そして,この交流事業が40年も続いていると。これはもう本当歴史的なことですね,ほかの自治体にない,そのとおりです。この交流事業をもっともっと,市長さっきおっしゃいましたけど,ほかの6町にもっと知らしめなきゃいけない。私も市長もそう思っておると思います。この広報活動,あるいは周知活動っていうものをどのように考えていらっしゃいますか。


○総務課長(宗像成昭君)


 一般の方々の交流につきましては,公募という形をとらせていただいているところでございます。本年も4月に海津市と交流事業を行っているところでございますけれども,国分の人だけでなく隼人の方,牧園の方,溝辺の方もご参加をいただいたところでございます。


○6番(徳田拡志君)


 この交流事業ですね,市のほうのいわゆる部署は今総務部でしたか,総務部ですね,はい。ほかの国際交流に比べたら非常にこの海津市の交流事業というのは,予算的にも非常に少ないし,そして霧島市顕彰会任せになっているのではないかなと,広報その他の活動が。そういったものをちょっと感じるんですが,霧島市としてもっと積極的に取り組んでいく,広報活動を含めて,その辺の気持ちはございませんか。


○総務課長(宗像成昭君)


 国分地区以外にお住まいの方々に対しましても,積極的に交流事業に参加していただけるように,広報等にも努めてまいりたいと考えます。


○6番(徳田拡志君)


 今度の6月定例会のときの施政方針の報告がございます。3月以降の報告ですので,市長の報告の中に載ってるのかなと私見てみたんですが,これ載ってないんです。中国の上海の嘉定区からの6名が来訪されるどうのこうのっていうのはあるんですけど,そしてほかの交流,アメリカ,マレーシア,ラオスに行く予定が行けなくなりましたと。これはこれでいいんですが,海津市の交流事業のこと,報告の中でやはりしていただきたい。これが広報なんです。ああ,市長が議場の中で言ったぞと,市民はみんな見てるわけですから。こういうことをやはり言って,訪問団が来たと,感激したというようなことがあるわけですので,こういうことも一つ広報じゃないかなと思いますが,市長,どう思われますか。


○市長(前田終止君)


 議員ご指摘のとおりだと思いますから,今後さらにそういうことについて,熱意を持ってみんながさらにしっかりしたご指摘のような点にこたえられるよう努力をしてまいります。


○6番(徳田拡志君)


 この交流事業の中には,海津市のほうで治水神社の山内宮司,それから千本松原を愛する会の方々,いろんな方々,あるいは青年団の方々と交流しながら,そしてもう交流以上のお付き合いをしているわけです。その中で,千本松を守る会,愛する会の方々が育てていただいた松が,薩摩義士のいわゆる里帰り事業ということで,先般帰ってまいりました。そして,一緒に植栽をしたわけですが,その植栽をした場所が広瀬の干潟,干拓であったということです。これは,やはり河川事業という形で,先ほども池田同僚議員のほうからも質問がありましたが,天降川のほとりにやはり松を植えてほしかったなという方が非常に多いんですが,そのいきさつっていうものが分かりましたらお知らせください。


○総務部長(今村恭一君)


 千本松原の苗を霧島市のほうに送っていただき,それを野口橋の下流の所に仮植しておりました。当初の計画では,天降川の所に植栽する計画でございましたけれども,天降川のあの一円は県の管轄であり,それにたくさんの200本ぐらいになると聞いておりますけれども,その松を植える場所としては余りそういうスペースがないということで,どこかいい場所はないかと模索しておりましたところ,耕地課のほうで,広瀬の潮だまりの一帯が遊歩道として整備され,そこに松を植えれば200本ぐらいは植えることができるだろうというような判断で,広瀬の部分に,5月だったですか,植栽したものであります。


○6番(徳田拡志君)


 植える場所がないということのようですが,物事には本質というのがあるんです。薩摩義士の里帰りの松なんです。向こうから送ってきた方々は,あのふるさとの川,先ほど出ました。天降川の河川の改修工事にも影響してるんだという話がありました。そういう勉強という意味からも,やはり天降川を強く県に交渉すべきだと思うんです。現にあの大きな川,揖斐川,長良川の間を流れる小さな堤防ですよ,あそこにいっぱい植えてあるんです。根を張っているんです,200年も。その松の子孫なんです。だから,そこらの本質がまだ分かっていらっしゃらないんです。送ったほうからの本質。なぜこの松なんだ。もちろん干潟に植えるのもいいですよ。だけど,本質的にはこうだったという説明がなされていない。そういう説明も含めて,松を守る会,あるいは保存会に何か報告がありましたか。


○総務部長(今村恭一君)


 海津のほうには,当初天降川の一帯に植える計画であったけれども,延長が短いことやらほかの,例えば野口橋の下流のほうには,この前植樹しましたけれども,何か植栽をした一円があったりして,なかなか多くの松を植えることができないということから,海津のほうにも広瀬のほうに変更するからということで了解をいただいております。そして,先日海津のほうから来られたときに,その植栽した場所を海津の人からも見てもらって喜ばれました。


○6番(徳田拡志君)


 喜ばれましたか,喜ばれたのであれば,それでよろしいと思いますが,私は本質を見失ったらいけないということだけをご忠告しておきます。教育長,この薩摩義士ですね,この薩摩義士の話,いろいろあるんですが,非常に美しい話で,子どもたち,あるいは生涯教育の中で取り入れていきたいなと私も考えておりますと,いろんな取組をされているということで,答弁をいただいておりますが,その中で一つ,国分中央高校,この修学旅行に取り入れられないのか,その辺をお尋ねいたします。


○学校教育課長(村田研史君)


 ご質問にお答えする前に,実は私どもの学校教育課に海津市から交流の職員が参っております。先ほど来紹介していただいているように,この薩摩義士に対するこの感謝の念と言いましょうか,それは並々ならぬものがあるというようなことをよく話してくれます。改めてその薩摩義士の遺徳に思いをいたしているところでございます。さて,今ご指摘のこの修学旅行の件についてですけれども,修学旅行,つまり学校行事の中の一つというふうに考えますと,教育課程という大きな枠の中に入れ込んでございます。この教育課程の編成につきましては,学校長の責任において実施をするというようなことが学校教育法,それから市の学校管理規則等にもうたわれているところでございます。ご指摘のように,一つの候補として非常に意義のある場所でありますので,そういった検討をすることについて助言するのは私どもも必要だというふうに考えますが,今申し上げましたような背景がございますので,学校長の判断を尊重するというような姿勢もあわせて持ちたいというふうに考えております。


○6番(徳田拡志君)


 学校教育の範囲だから学校長の判断を尊重すると,このような話ですが,私はこれ何のための霧島市立国分中央高校なのか,中央高校のこの学校教育に対して,霧島市長として,あるいは霧島市教育長として何ら助言はできないんですか,お答えください。


○教育長(?田肥文君)


 この前,高等学校のほうの考え方をお聞きをしましたので,少し紹介をさせていただきたいと思います。国分中央高校では,薩摩義士の偉業を顕彰する形で始まった海津市との交流促進に資するために,今姉妹都市交流事業の青少年のこの訪問団の積極的な参加と受け入れを強く推奨しているということと,それから高校生が相互訪問することによって,いろんなことを学ばせているわけであります。また,昨年は向こうにあります海津明誠高校とのテレビ会議システムを活用した生徒間の交流が立ち上がっております。このような新しい形で自発的な高校生同士の交流を深めて発展していくというような形をお聞きしているところであります。また,次に,修学旅行の件でありますが,今のところ,修学旅行検討委員会を設け,特別活動の目標資質にかんがみ,その教育的意義,行程,経費等を考慮しつつ,旅行先を決定しておるわけですが,今3泊4日の行程で信州,関東方面への修学旅行を実施しているということであります。信州のほうでは,本県で体験できない雪国でのスキー実習により異なる自然環境や地域文化についての理解を深め,関東では,学科ごとの関連施設訪問,研修を通して専門分野への関心と進路意識の向上を図る体験活動をやっていると。職場訪問,そういうような見学だろうと思います。そして,修学旅行終了後のその生徒の変容ぶりというものが非常に目を見張るものがあって,効果があるというふうに考えておるようであります。旅行先の変更につきましては,海津市との交流促進を含め,特別活動の目標,教育的意義,生徒の実態,保護者の意向等,さまざまな要素を考慮して,修学旅行検討委員会において慎重に検討していきたいというふうに聞いております。


○6番(徳田拡志君)


 修学旅行検討委員会があると,そこに助言ができないのかということを私聞いているんです。霧島市立の高校です。唯一の高校ですからね。今市長がおっしゃいました。そして,教育課長がおっしゃいました。非常にいい話なんですよ,美しい話ですよ,子々孫々まで伝えていかなきゃいけない話なんです。そこまで理解されとって,なぜ学校教育の中で,ましてや修学旅行でせっかく信州に行くんですよ,その後関東に行って帰ってくるんでしょう,信州に行くためには名古屋です。名古屋のセントレアですかね,あそこの空港に降り立つんです。あれから1時間したら治水神社なんです。なぜ寄れないのかということです。そういうことを助言されたらいいじゃないですか,もう1回助言できないのかお尋ねいたします。


○教育長(?田肥文君)


 この事業のすばらしさとか,そういうことは十分伝えて,今検討を始めたいと,向こうのほうがおっしゃっているわけでありますので,私どもの意思は十分伝えたというふうに思っております。


○6番(徳田拡志君)


 はい,了解いたしました。意思は伝えてあるということで,了解いたしました。福山高校ですね,県立福山高校,牧之原にございます。3年前から治水神社に修学旅行に行ってるんです。治水神社に寄って,そして信州に行ってスキーをするんです。鹿児島じゃあなかなかできませんのでね。そして,東京から帰ってくると。同じコースでいいんです,同じコースで。できないことはないんです。やる気があるかないかなんです。福山高校の当時の校長先生が,あの校長先生は松崎校長先生ですね,この方がはめっけたわけですよ。うーん,なるほどいいことだと,是非子どもたちも連れて行きたいと。薩摩義士の地に連れて行って,何か感動を自分で感じてもらいたい。こういうことで行かれたわけです。やはり今のような話があったそうです,反対意見が。今どき武道館に神棚を上げるのさえいやがられるんですよ,柔道場や剣道場にですね。国旗を揚げたり神棚上げるのさえいやがる。ましてや治水神社に連れて行って参拝させて苗木を植えるとは何事だというような話を職員会議なり修学旅行検討委員会などで出たそうです。しかし,校長先生はき然として薩摩義士の崇高な使命に比べたらそんなことは何てことはない,ということの説明をされて連れて行かれた。そして今年の冬で3回目の修学旅行です。今の校長先生にお尋ねしましたら今後もやっていくということを決意されております。是非,霧島市立なのですから,霧島市の高校生は,あるいは中学生は,小学生は,どっか違うぞと。この薩摩義士の話をしっかりと教育して。道徳は廃れております。我がさえよければいいと話じゃないんです。今こそ人のために・世のために・市民のためにという精神を持つ,この基本は薩摩義士だと私はそう思っております。ですから今回このようにして一般質問でさせていただいております。市民に伝わるようにしていただきたい。是非,修学旅行でも取り入れていただきたいと思っております。そのようなことで,市長,決意のほどをもう1回お願いいたします。


○市長(前田終止君)


 議員仰せの高校修学旅行,修学旅行の実施基準,スキー修学旅行とかさまざまな異文化体験とか,そういうことをなるべく広く学ばしたいという,そういう観点からそれぞれの学校はそれぞれの特色ある修学旅行づくりをやっておられるわけです。しかし,おっしゃるとおり,私は,このまちの持つ歴史,伝統,そういうものを公立高校で学べれる時期に一度は通らなきゃならないという,その節目を,教育の中にしっかり節目をつくってあげる,それは大事なことだと思います。これは霧島市のみならず,薩摩の国,言い替えると鹿児島県全体の公立高校がそういう機会をつくってもいいんだと,ほかの場所はまたいずれの人生の中でまた体験は十分にできる。しかし,歴史に学び,歴史を大事にし,新しい歴史をつくっていく,そういう観点に立つならば,今おっしゃるようなことをしっかりと人間の中に一つの心棒を通す,そういう覚悟を持った教育というものもあって当然しかるべきだと,こう思いますから,私のほうからもそれなりにお話をしたいと,こう考えています。


○6番(徳田拡志君)


 ありがとうございます。次に移ります。海(錦江湾)の環境問題についてお尋ねいたします。1番目の錦江湾に面する霧島市「環錦江湾会議」を提唱できないかと,こういう質問に対しまして,今現在いろいろな協議会があるのでそれで対応してる,こういうことなんですが,現在のこの協議会,具体的にどのような活動をし,どのような予算組がされておりますか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 予算のほうは後で課長がお答えいたしますが,鹿児島湾奥水質体験セミナーあるいは環境研修会といったようなものも実施いたしております。この中でプランクトンの観察やらパックテストによります水質の検査,調査方法,そういったものを学習いたしておるところでございます。この中では水質体験セミナーには52名の参加,それから研修会のほうには111名といったような参加もいただいておりまして,そのほか水生生物の水質調査,これは夏休み期間でございましたけれども24名の参加などいただいておりまして環境学習を進めているというところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 錦江湾みらい総合戦略推進協議会のほうでございますけれども,こちらは錦江湾を取り巻く5市4町と県のほうで組織しております。全体で大体500万程度の予算がございまして,その半分を県が,そしてそれ以外の部分を5市4町で負担いたしております。内容につきましては7つの戦略をいろいろやっておりますけれども,観光とか環境とかそういったものでございますけれども,基本的には錦江湾の魅力を高めて,そこを交流人口などを増やしていこうと,そういったことを目的にしている会議でございます。皆さんよくご存じの一つの取組としては7月に下井の海水浴場の掃除をしたりしておりますけども,こういったのも一つの取組としてやっているところでございます。


○環境衛生課長(今村政憲君)


 予算のことでございますが,鹿児島湾奥地域生活排水対策協議会の負担金,これが2市3町でございまして,霧島市が20万3,000円,垂水市が5万5,000円,加治木町が6万1,000円,姶良町が9万1,000円,蒲生町が4万円,市町の合計で45万円,それに鹿児島県が45万の負担金を出しまして90万円の負担金ということになっております。


○6番(徳田拡志君)


 錦江湾の環境問題に対することなんですが,保全活動,霧島市からわずか20万3,000円ですね。そしてほかの下井海岸の掃除と,これ1市4町でしたか,4市5町,合わせても250万,県が250万ですからね。これはほとんどやってないのと同じです,市民から見たら。これで錦江湾のこの広い海をどんな環境保全ができるのかなというふうに私は思っております。それで提唱したわけなんですが,本当にやる気があるのであれば霧島市から環霧島会議みたいな「環錦江湾会議」というものを提唱して,そしてこの錦江湾をお互いの共有としてもっともっときれいにしていこうじゃないかという提案を市長がされたらどうですか,お尋ねいたします。


○市長(前田終止君)


 議員が冒頭壇上より,前田市長は山のほうに対しては霧島山を中心に強い関心を持っているけれども海のほうに関してはそうでないというような意味のことをおっしゃったが撤回をしていただきたい。大いに海のほうにも昔から関心を持っておりまして,私自信は鹿児島県青少年の船協会というのを興しまして,もう20年以上,30年近く前になります。海に向かって鹿児島県は手を広げて向かったときに海洋民族,海洋国家として発展をしてきた。そういう意味で広い世界に出ていく,そして,また海に学ぶ海洋思想,そういうものをしっかり我々は学ぶべきだ,それを私は20代,30代のころから人々に訴えて,そして青少年の船活動というのをやってきたんです。そして,今,県会議員から町長,初代市長と,こうなってきているわけでございますが,この1期4年間の間の3年半,どうにかこの環霧島という視点で皆さんとともに力を尽くすことが少なからずもできた。さて,これからはやっぱり,さらにその下流域の海の問題,本格的に2期目をちゃんとつくってくれれば僕はやります。いや,本当そうですよ。いや,これは頑張ってやっていかなきゃならない。日本列島全体の中で鹿児島湾というのは東京湾と並ぶ,ほぼ同じ面積を持っているんです。内海として本当に環境の問題をしっかりやらなければ,いい国を,いいふるさとを次の世代に渡すことはできない。その中でも特に湾奥の責任というのは大きいものがある。湾奥の中の最大の土地は霧島市である。その霧島市がやはり責任を強く感じる意味においても,鹿児島市,次いで垂水市,そして霧島市,そして今度新しく姶良市ができるやに聞いておるわけでございますが,その関係する全自治体が集まって,もっと本腰歩入れたら,もっと本気のいい南国の環境のあり方,これを中心として観光も海を生かすということもしっかりやらなきゃならんというふうに思っています。ですから,もう1期4年間のうちのあと半年そこそこではなかなか難しい。是非2期目をやり抜いて,そういう道を開いてみたい。


○議長(西村新一郎君)


 ここでちょっと申し上げますが,市長のほうもできるだけ簡潔にひとつご答弁をお願いいたします。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 先ほど5市4町と県でというふうに申し上げましたけれども,それ以外にも関連団体として例えば観光協会とか商工会議所連合会,商工会連合会,それから漁業の関係者団体とかそういった7団体なども含まれております。それと約500万と申し上げましたけれども,それは平成20年度は500万で平成21年度は少し額のほうが少なくはなっております。中身もまた再編があったようでございます。


○6番(徳田拡志君)


 なかなか私の責任が重いようであります。是非これは取り組んでいただきたい。それで,市長は海には興味がある,好きなんだということですので。ただ,私が言ってる関心がないのではないかというのは,この1期3年半のことであって20年前の話じゃありませんので,それはまた撤回していただきたい。それで,この3年半の間に市長,海に行かれましたか。


○市長(前田終止君)


 毎年行われておりますクリーン作戦の福山港,そして下井海岸,小浜海岸,この毎年朝早くから皆さんとともに汗をかく気持ちで参加させてもらっております。それ以外も何か時間があって足を踏み入れることがありましたら,やっぱり海を見るというのはいいですね。この間もちょっと行ったんですが,加治木峠とのあの境の岬,あそこのあたりが熱帯のガジュマルが本当にすばらしいところです。短くやれということですからこれで終わらせます。


○6番(徳田拡志君)


 任期が迫ってきましたね。リップサービスが大変多くなりますので,非常にありがたいんですが,お互いに簡潔にいきたいと思います。海に行かれたということですね。川に比べて非常に汚れていると思いませんでしたか。水質もそうですが,テトラポットの間のごみとか,粗大ごみ,冷蔵庫,テレビ,挙句の果てには自転車にオートバイ,堤防には車です。そしてさっき言いました遊漁船,もう全部放置してあるんです。これは環境美化を言う霧島市として非常に私ははずかしいことだなと思っております。ですから先ほど,どれぐらいの事業をして,どれぐらいの予算を組んでますかと聞いたんですが。あと6か月,あと5か月あっても補正は組めますよね,補正はね。だからその補正は組んでいただきたい。それはなぜか,8月に浜之市は港祭りをします,下井海岸も何かやるでしょうから。そういったときに掃除をするんです,漁民の方々が。それはどういうことか。遊漁船や漁船が通るときにこんな小さな軽石,大きいのはいいんですが小さいのは水冷式でエンジンを冷却するもんですから吸い込んでしまうんです。吸い込んだときにエンジントラブルが起きて帰れなくなるんです。そして漂流です。ですからその軽石を拾うための作業を漁協の方々はやっておられたんです,霧島市になる前は。ところが霧島市になってそういう予算も付けてもらえない。だから軽石あるいはごみが浮遊物として岸壁に押し寄せてくる,それを市長が年に3回ぐらい拾いに行く,この繰り返しなんです。だからもう少し大きな,大きな予算といっても旧隼人町時代は300万ぐらいの予算でした。それで拾ってずうっとやったんです,海岸整備を。そして夏休みになったら子どもたちが,あるいは家族連れで安心して貝掘りや魚釣りができるような浜辺を確保できてたんです。それが今はないんです。そのせいもあるかもしれませんが,今魚が釣れないんです。貝がいないんです。ゴカイもいません。キスも釣れません。一体だれがこういう海にしたんだと。みんなのせいですよ。みんなで取り組んでいかないと修理はきかないんです。簡単なんです,とりあえずあの干潟を畑・田んぼと同じで耕すことなんです,耕すんです。あの泥をひっくり返す,これだけでもやってください。環境部長,いかがですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 緊急避難的な対応というのはそういうこともあり得るのかも分かりませんけれども,ちょっと考えていただきたいのは,食物連鎖というのがございます。ゴカイは何を食べてるか。これはプランクトンの死骸を食べているわけですけれども,ゴカイを魚が食べ,貝が食べ,そしてそれらを水鳥が食べ,そしてふんをする。ふんをしまして分解しまして窒素とリンに分解されます。それをプランクトンが食べるんですけれども,プランクトンはそれを取り込むだけの物質がそこに存在しないから食べられない。この物質は何かといったら山ですよね,森からの腐葉土。そこで私も一応調べてみたんですけども,フルボ酸鉄というんだそうです,鉄分がないと取り込めない。人間もそうですけども,フルボ酸鉄でありケイ酸塩というのが必要なんだそうです。これが不足しているからプランクトンが育たない。これはプランクトンを食べているさっき言われましたゴカイが育たない。そういう食物連鎖を起こしてるということでございますので,やはり長期的には海は川につながり,川は森・山につながっているわけですので,時間はかかるかも分かりませんけれどもやっぱり森をつくらないといけないというのはもう実感しているところでございます。したがいまして,お隣の山浦議員等が森をつくる会,これをされてますので,議員はどうぞ海をつくる会でもしていただきまして,是非,議員の力も借りないとこれはうまくいかない。さっきおっしゃいましたように加害者でもあり被害者でもあるわけですから,お互いに一緒になってこれをやらないとできないと本当につくづくそう思うところでございます。ただ,短期的に,緊急避難的にはそういう対応もあるのかなと思うところでございます。


○6番(徳田拡志君)


 時間がありませんので部長,私が言ってるのは目の前のことを言ってるんです。市長が石ころ拾い,ごみ拾いに行かれるとおっしゃってましたので,それを軽減するために,まず漁民の方々にやっていただくんですよ。網ですくってくれるんです。それも予算を組んでいただきたい,補正で。そうするときれいな下井海岸,小浜海岸,景色ケ浜ができるんです。そうすると環境部長がおっしゃっていたもの,これはゴカイや貝が少しでもできるように山に木を植えて,それが養土を含んで流れてくるのに20年も30年も待ってられないんです。今ゴカイがいないんです。今,貝がいないんです。連休で貝掘りをする人も夏休みに貝掘る人も楽しみがないんです。だからとりあえずあれを混ぜてごらんと,田んぼと同じですよ。新しい苗をつくる,稲をつくるときに下をやるでしょ,あれをかく乱をしてくださいよと。そういうことを考えて進めたらどうですかということを言ってるわけです。次に,浜之市の漁港と隼人漁港です。入り口,しゅんせつ工事,これ1mしかないんです,1mしかね。これ1mじゃつかえるんです。だからあと1m掘ってもらえないかというのが要望なんです。1mでいいというもんじゃないんです。これは予算がどうのというんじゃなくて錦江湾の安全が第一,安全航路を守るということの視点に立てば予算どころじゃないんです。先日,錦江漁協の漁船が潜水艦にぶつけられましたね。これも安全航行の一つですよね。ところが,霧島市は基地周辺施設のそういう資金というものをそういうとこに回らない,そういうことを考えておれば,あっ,これは福山の射場のあれでやったんだから周辺整備事業でやれるんじゃないか,しゅんせつに金がかかるとそんなこと言わないでもうちょっと頭を使って考えていただいて,そういうことは使えないのかということを検討していただきたい。しゅんせつ,あと1m深くできませんか。


○土木課長(中村順二君)


 隼人本港と申しますか錦江漁協のあるところにつきましては古い商港でございます。以前は和船で底が喫水が低いものでした。その当時マイナス1mで計画されております。また,航路につきましても同じくマイナス1mでされております。新しい湾入り口にあるしゅん工につきましては小型船舶の係留場所が必要になったことからマイナス2mということで新たにされたわけです。議員のご質問の件ですが,このことにつきましては漁協も近年の大型船等を導入したいということで要望はされているやに聞いております。しかしながら,港湾をそれだけマイナス2mにすることは構造上前後のほうは深さが決まっておりますのでそれに支障があるということで現在ではマイナス1mを現状のまま維持管理をしたいということでありました。


○議長(西村新一郎君)


 基地周辺整備の事業は導入できないかということの質問もありましたよね。それについて検討したことございますか。


○土木課長(中村順二君)


 基地周辺の事業導入につきましては,以前,錦江漁協の前組合長が海軍の関係を昔されていたということで基地のほうに,自衛隊のほうに協議をされたということはお聞きしております。しかしながら,実現には至ってないということであります。


○6番(徳田拡志君)


 漁協組合だけに任せることなく,やはり霧島市として,浦野議員からもありましたね,自衛隊の問題。海上自衛隊の射場があるんですから,是非,錦江湾を潜水艦が行ったり来たり,もぐったりしてるわけですから。その周辺で漁民の方々が魚をとったり航海してるわけですから,その安全対策を含めた周辺整備できないかということをやはり市として強く要望していってもらいたいと思いますが,市長,どうですか。


○市長(前田終止君)


 議員のご指摘はもっともな点がございます。全くそのとおりだと思いますから,私も防衛省関係,基地周辺施設整備ということでいろいろと交渉をしている真っ最中でございますから,今後の中でもまたそういう努力をしてまいりたいと思います。


○6番(徳田拡志君)


 時間があと1分ですので,遊漁船です,それから廃船ございますが,この処分について県のほうとどのような対応策をとっておられますか。


○土木課長(中村順二君)


 この港湾施設における放置船舶の件につきましては,旧隼人町の議会でも議論をされた経過がございます。それから4年経過をいたしましたが,今回港湾施設における放置車両の要綱がございますが,それに新たに放置船舶をこの規定に加えられました。よって,放置車両と同等な扱いで,所有者が分かって撤去依頼をしまして応じない場合は命令に変わります。それに応じない場合は警告を発しまして一定期間公告をしまして行政代執行ということもあり得るということで,今回から積極的に事が進むということで我々も期待をしているところでございます。そして,市も検討を共同してそれに推進していきたいと思います。


○6番(徳田拡志君)


 大切な荷揚げ場にもなっておりますので早急な対応をお願いして,私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で徳田拡志議員の一般質問を終わります。次に,35番,池田靖議員より5件通告がされております。したがって,池田靖議員の発言を許可します。


○35番(池田 靖君)


 こんにちは。皆様,ご苦労さまであります。一般質問も3日目を迎え,私が20番目で3分の2が終了したところであります。その国の文明と文化はその国に住む人々の基礎的学力と教養の深さによって大きく発展していくものであります。このことは霧島市においても同様であると考えます。かつて我が国において近代的教育制度ができてないころから寺小屋などの形で庶民自らが論語大学等師匠を手本として社会生活の中での生きるすべを身に着けてきました。しかしながら,今日の日本は危機的状況にあると思います。経済の目覚しい発展とその成長の失速,IT産業などに見られる科学技術の飛躍的な発達等,めまぐるしい状況の変化の中で市場原理のばっこのもと弱肉強食の社会へと傾き,容赦のないリストラや貧富の格差による不安定で安らぎのないものとなったと言えると考えます。教育の面でも経済と同様,ゆとり教育路線が本格化してから生徒の学力は着実に低下を続けている。今こそ私たちは過去の先達に見習って新しい状況に対応できる公序良俗の精神構造を育成する必要があると考えます。私は冒頭に自分の思いを述べ,霧島市が当面抱えている課題についていくつかの質問をするものであります。市長は市域を目指す形を持続的社会の構築と次世代への継承,地域力の養成と全市の一体感の確立を唱えて市政を進め,数多くの機知に富んだ政策と事業を展開されており,高い称賛に値するものと考えます。ここで大きな課題として,持続的社会を受け継ぐ次世代の青少年の育成に関する問題であります。青少年を取り巻く状況は極めて複雑で,かつ厳しいものがあります。特にしつけの問題では家庭におけるしつけ教育が社会環境の変化によって十分に行われていない状況にあって,その分,学校教育の部分に負担がかかっております。その学校教育の中でもしつけの問題はなかなか十分にその責を果たすまでに至っておりません。そのような結果から青少年のさまざまな困難な事象が生まれ,問題になっております。このような今日的問題を解決していくには生きるための価値基準の認識を深めさせることが肝心であり,教育委員会の果たす役割はとても大切なものであります。そこで本市の教育委員長を中心に5名の委員で構成される教育委員会への期待を込めて,通告をしております4つの問題について質問をします。まず,第1の質問として,本市の教育行政の基本方向の見直しについてであります。毎年配布される「霧島市の教育」の平成21年度版を先日配布されました。それによりますと教育行政の基本方向が平成20年度のものと若干見直されておりますが,その主な点の理由と根拠について質問します。また,その基本方向の最後の部分に「学んだ成果を地域社会に還元する仕組みを模索する」とありますが,具体的にどういうことなのか質問します。第2の質問は教育振興基本計画の策定についてであります。改正教育基本法の第17条第2項は,政府が教育の振興に関する施策について,基本的な方針及び構ずべき施策等について定めた国の教育振興基本計画を参しゃくし,各地方公共団体における教育振興基本計画を定めるよう努めなければならないと規定しております。鹿児島県は既にこの基本計画を策定したと報道されました。県下第2の市である本市は当然策定に向けて市民の意識調査や策定委員会等作業中と考えますが,現在どこまで進んでいるのか。また,この振興計画はいつごろ公表できるものか質問するものであります。次に,第3の質問であります。市内の小中学校それぞれの教育力の高揚,子どもたちの学力・体力の向上に対する取組についてであります。この問題について教育委員5名の方々が学校現場の視察や調査,そして教職員との意見交換や懇談をされて,それぞれの実態や問題点などをどのように把握し,その是正に,また,改善に取り組んでおられるか。また,人口密度の高い都市部と過疎が進む周辺地域に分かれている本市において学力・体力に地域格差はないと言えるのか質問します。第4の質問は,教育基本方針についてであります。先に申し上げました教育行政の基本方向の中の教育総務課の基本方針を見ますと,平成20年度では都市部の児童数の増加と周辺部の過疎による減少の実態を二極化として深刻な問題となっておりました。平成21年度の基本方針では,この点は全く触れられておりません。私は,この深刻な実態は進みこそすれ解消されていないと考えます。教育委員会では,この二極化の課題はクリアしたと考えておられるのか質問するものであります。第5の質問は,新市での一体感の促進と「地域力」の養成について市長へ質問するものであります。合併後3年半を経過していまだ合併の功罪を言う人もおりますが,それはそれぞれの旧自治体にいろいろな制度があり,それなりの郷土意識があったわけで,これらを一体感をもって新市としてまとめるのに,前田市長をはじめ執行部の皆さんがご苦労をなされて大変であったということを敬意をもって評価するものであります。そこで第1点,一体感を促進して全市民の意識を共有していくのにどのような施策を講じてこられたか。また,今後に積み残した課題をどう認識されているのかを質問します。第2点,市長は常に地域力の養成を強調されてきましたが,各地域でそれぞれの市民がそれなりの活動をされていることに対してどのようなサポートをしてこられたのか。さらに,残された課題をどう認識されているのか。各地域の地域審議会,公民館長会,各自治会等の意見を収集して行政に反映する仕組みは評価していますが,周辺地域においてさらに新しい住民組織,例えばコミュニティ・プラットホームと呼ばれるものを設置して地域内での自治会との連携をして「地域力」を高める制度が生まれていると聞いておりますが,そのような地域力を養成する組織の構築は考えられなかったものか質問します。第3点は,市内の各地にそれぞれの郷土の歴史,文化,そして自然があり,それを全霧島市民が敬意をもって共有する,これが市民の一体感を強めることとなり,郷土を愛する「地域力」となっていくと考えます。市長は,この点についてどのような具体的施策を実施してきたと言われるのか。さらに,これをどう進めて評価していくつもりなのか質問して,市長,教育長の明快な答弁を期待して,私の第1回の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 池田議員から5点につきまして質問でございました。5点目,1,3につきましては私のほうから答弁いたします。2につきましては企画部長が答弁いたします。そのほかにつきましては教育委員会が答弁いたします。5問目の新市での一体感の促進と「地域力」の養成についてのご質問のうち1点目についてお答えをいたします。新市・霧島市のまちづくりにつきましては,合併協定に基づく事務事業の一元化調整に精力的に取り組む一方,新市まちづくり計画及び第一次霧島市総合計画をはじめとする各種計画などに基づき,ハード・ソフト両面にわたる施策を積極的に展開してまいりました。中でも本市の一体感の醸成に資する事業といたしまして,市民憲章や市の宣言の制定,市歌あるいは市民愛唱歌,あるいはまた1市6町のさまざまな歴史や伝統,文化,イベント,そういうものをしっかりと念頭に置いた霧島市ふるさとカルタ,この制作。これは間もなく発表します。地域住民のさまざまな意見等を施策に反映させるための地域審議会の開催,コミュニティバスの市内全域での運行開始,合併記念事業など各種市民の一体感を高めていくためのイベントの実施,そのほか合併特例債を活用した霧島市まちづくり基金の設置など,多くの事業を実施いたしてきております。また,それらの施策の成果につきましては,短期間に現れるものや中長期的な観点で評価しないと判断しにくいものもあったり,さらには指標の設定の仕方等によっても評価が異なる場合もありまして,施策を総体的に評価することは難しいと考えておりますが,新市の一体感は着実に進んでいるものと考えているところでございます。今後,行政評価による各施策の課題の洗い直しや市民意識調査の結果を踏まえながら本市の一体感の促進にさらに努めて,第一次霧島市総合計画の実現に向けて確実に各種施策に取り組んでまいりたいと存じております。次に,3点目についてお答えいたします。地域が抱えるさまざまな課題を住民自らが認識をし,地域住民をはじめ自治体,NPOなど多様な主体が協働しながら解決していきますことは「地域力」の養成に大きな力になりますとともに,ひいては一体感の醸成も図れるものと考えているところでございます。このようなことから現在地域の特色を生かした地域づくりを行う地区自治公民館への「地域まちづくり支援事業」や市民団体が行う広域的な活動に対する「市民活動支援事業」などを展開いたしているところでございます。また,本市の歴史・文化・自然を生かしながら「山ケ野史跡めぐりウォーキングなどの文化財活用事業」や「みやまコンセールでの市内小中学校音楽の集い」,「市内児童・生徒を対象とした芸術鑑賞事業」,「奥天降渓流調査事業」,「ジオパークの認定に向けた取組」などを官民一体となって実施しているところでございます。今後も引き続き市民の皆さん方の声を謙虚に聞きながら議論を重ね,見直しなどを柔軟に対応しながら地域力向上のための施策を推進してまいりたいと存じます。


○企画部長兼行政改革推進監兼大学跡地利用対策監(山口 剛君)


 5問目の2点目にお答えします。地域力とは,地域の課題を住民自らが認識し,その他の主体と協働しながら自立的に解決し,地域としての価値を創造していくための力のことで,地域防災力,地域防犯力,地域教育力などと言われることもありますが,地域のもつ総合力として,住民の地域活動に対する参加意識と言い替えることができるのではと考えております。そのため,地区自治公民館において,地域住民自らが地域の10年後を見据え,その特色を生かし独自のテーマや目標を設定した「地域まちづくり計画」を策定し,その実現に向けて住民がお互いに知恵を出し合い,自助・互助・公助による活力ある地域づくりを進める「地域まちづくり支援事業」の取組を進めてまいりました。この取組を引き続き,すべての地区自治公民館に広げてまいりたいと考えております。一方,地区自治公民館をとりまく環境は,人口の減少や高齢化等により,特に周辺地域においては役員の担い手の不足など深刻な問題が生じております。霧島市自治公民館連絡協議会,各地区自治公民館連絡協議会及び元気なふるさと再生委員会等において,集落再編も含め検討してまいりたいと考えております。コミュニティ・プラットホーム,近隣自治組織と申しますけれども,これは市町村の区域を小学校区域等の一定の地域に分け,地区自治公民館,民生委員,消防団,ボランティア,NPO等包含する組織に財源や権限をゆだねて,自主的な活動を推進する住民自治の仕組みであります。本市のコミュニティ組織の体系につきましては,合併協定の中で協議され,現在の地区自治公民館,自治会からなっており,周辺地域も含めこの組織の活性化に現在取り組んでおりますので,当面はこの組織体系により地域づくりを推進してまいりたいと考えております。


○教育長(?田肥文君)


 本市の教育行政の基本方向の見直しから,基本方針についてまで4点についてすべて関連がございますのでまとめてお答えをいたします。まず1点目の,基本方向の見直しでございますが,今年度は大きな変更点といたしまして,「教育分野におけるまちの将来像」を「共に学び,育み,磨きあう人が輝くまち」と明文化いたしました。これは今年度「霧島市教育振興基本計画」を策定することといたしておりますが,向こう10年間の教育ビジョンを描いていくためには,まず将来像をイメージすることが必要であるとの認識に立ったものでございます。次に,「学んだ成果を地域社会に還元する仕組みを模索する」とありますのは,例えば,今年度も127の公民館定期講座を開設し,市民の方々の学習機会の充実に努めているところでございますが,この中で学習をした成果をふるさと達人として学校へ講師として登壇するような,学んだことが地域社会に生かされ,循環する仕組みづくりを目指していこうという趣旨でございます。2点目についてお答えをいたします。教育振興基本計画策定の作業状況でございますが,現在各部の協力をいただきながら策定組織の整備を終え,計画の全体構成を検討している段階でございます。今後,市民の皆様の教育に対する意識調査や市民の皆様と教育を語る会などを開催しながら,10年間を通じて目指すべき教育の姿と,特に今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策などを決定してまいります。12月ごろには計画案を公表する予定でおります。3点目についてお答えをいたします。教育委員は,毎月定例会を開催し,教育委員会としての意思決定をする必要があるものを議決しております。また,年に1回は,「移動教育委員会」と称しまして,各総合支所管内へ出かけて行って,市民の皆様との意見交換会なども実施しているところでございます。会議以外では,学校の経営課題の把握と児童生徒の学力,体力の実態を把握するため,学校訪問を行い,学校長の経営方針に基づき,「全職員が一丸となって指導に当たっているか」,「分かりやすい授業を実践するための工夫,改善がなされているか」などについて指導を行っております。また8月には当該年度に訪問できない学校の校長と教育委員との語る会を持ち,すべての学校の状況をその年度内に把握するよう努めているところでございます。このほかに,学校行事への参加を通して,教育活動の成果等の観察にも努めているところでございます。最後に,4点目についてお答えします。国分西小学校の過大化に伴い,分離,新設問題が大きな懸案事項でありましたが,おかげさまで平成22年4月に天降川小学校が開校する運びとなりましたことから,今年度の基本方針には議員ご指摘の文言が入っておりません。しかしながら,都市部の児童数の増加と周辺部の過疎による児童数の減少は,今後とも教育委員会の重要課題であることに変わりはございませんので,次年度以降,当該年度の主要施策との関連も考慮しながら,基本方針を慎重に検討してまいりたいと考えております。


○35番(池田 靖君)


 それぞれご答弁をいただきました。ちょっと順不同になるかと思いますが,先ほど市長が言われたことと,山口部長が言われたこととについて質問をさしていただきます。私もここ1年余り周辺部からの視点について一般質問でいろいろな角度のいろいろな質問をさせていただいております。確かに,合併によって一体感と地域力が行政なりの姿では現れてきているかと思いますけれども,地域住民から見たときにはなかなか思うようにいっていないと,これは何も周辺部の人たちだけが文句を言ってるんではなくて,やはり合併という今までの行政組織が変更されたということに対する戸惑いも十分にあったと思います。ここで先ほど市長は次期市長への挑戦をはっきりと言われましたけれども,私は今までの合併後4年間で更新をされますけれども,この3年半の姿についていろいろ問題点があったのではないかと,特に,市長がそれをどうつかまえていらっしゃるのか,大変お忙しく行動的な市長ですから,活躍されていることは評価をしておりますが,周辺部の地域住民から見たときにはいろいろな不満を持っておりますし,また都市部にいらっしゃる方たちもこんなはずではなかったというご意見も我々は承っております。そういう意味でひとつ一体感の促進と地域力の養成ということについて,もうちょっと具体的に市長のお考えを伺いたいというふうに思います。


○市長(前田終止君)


 この3年半,無我夢中でだれがやっても難しい1期目の折り返しを過ぎて,もう総仕上げに向かっているわけでございますが,全力投球でやってまいりました。年中無休,皆勤賞をもらいたいぐらいです。ただ,おっしゃるとおり1市6町,7自治体の行政職員の1つのまちになった行政努力というのは,あらん限りのお互いの知恵と力を尽くし合って,一体感のあるまちづくりへの最大の努力を多くの課題は残しつつも,みんなで頑張ることができたかなというふうに思っております。しかしながら,私どものこの行政側の立場の持っている感覚と,一人一人の13万市民の方々の考え方はその顔の数だけ価値観も考え方もあるわけですから,中心部で暮らしておられる方々,あるいはまた周辺部でお暮らしの方々,そして合併前のこと,合併後に自分たちが感じておられることそれぞれ意識格差があろうかと思います。でもそれが合併をしたという現実,この中でもういまさらもう一度分離しようということはあり得ないわけですから,後ろに返っていくような価値観をずっとのべつくまなく積み上げていくよりも,前に行く,そしてよりよい合併にしていこうと,元気な合併をなし遂げようという私は気持ちを強く前に持って,勇気と元気を振り絞りながら多くの批判にも耐えつつ頑張ってきたとこう思っております。今後,この1期4年間の残りの時間を精いっぱい努力をさしていただき,そして市民の皆さん方から2期目というまた4年間を与えられるならば,今議員ご指摘の多くの視点に立って,山積する課題に果敢に挑戦していこうと,勇気を出しながら,自分たちのここにしかないふるさとづくりに力不足ではありますけども,頑張ってみたいなとこう思っております。


○35番(池田 靖君)


 おっしゃるとおりだとは思うんですけど,現在のご答弁の中にもありますように,合併特例債を活用した霧島市まちづくり基金の設置などいろいろやっておったということなんですが,皆さん自分のところにその基金の影響力が出ると満足されるでしょうけれども,なかなか自分のところには目に見えないというようなことで,どうしてもはっきり言えば,自分の家の目の前の道路がよくならないと満足しないという形が生まれてくるわけです。議員のほうも今選ばれている人たちは,全部地域で選挙をされておりますから,ある意味では全体のことを考える方よりも,地域のことを考えないとまずいよというお考えもあるわけですから,これらのところが非常にぶつかりあってなかなか難しいと思います。ですけれども,要は,市長がしょっちゅう言われるように,合併してよかったなと思われるようなことを,もっと具体的に分かりやすく,広報もあることですけれども,住民にどう伝えていくかということが非常に重要だと私は思います。そういうことだったら分かるんだけれども,そういうことは分からなかったということをよく我々は耳にするもんですから,ここで市長にこういう質問を投げかけたということは,どうも合併はしたけれども,一体感はないと,地域力が大切だとおっしゃるけれども,なんか周辺部はそれを引っ張るリーダー的な,先ほどの同僚議員のご質問にもありましたが,いわゆる人づくりというのが非常に大切だと私は思いますけれども,それらがどうも合併前の自治体のころとすると,何か目に見えない,なかなかそういうものが育たないというのが実際だと思います。ですからこの点は我々がそのためにいるわけですから,地域の声を率直に聞かれる。確かに,365日無休で働いていらっしゃるのは私も認めますが,動いてればそれでいいということじゃないわけです。例えば,もう次がありますからって自分の言われることだけ言って,すぐ次に行っちゃったという話がよくあります。ですからそういう声をそんな暇はないよとおっしゃるかもしれないけれども,やはり聞いてやっていただくというそういう度量の深さがあなたにはあるわけですから,これから半年でもよろしいので,そういう態度を取っていただかないといけないと思いますが,市長どうですか。


○市長(前田終止君)


 動いておればいいというものではないと,これは謙虚に聞いてよろしいんですが,ただ動いているだけじゃないんです。本当に心血を注いで一身を投げ打つ覚悟でやっているんです。やってみなさい。自分で。人の批判はするけど,果たして自分にはできるかなと,問うてみたいよ。私はどこに行動を起こすにいたしましても,本当に魂込めていきますよ。そして確かに,この場所に30分しかおれない。そういうこともあり得ます。是非ご理解いただきたい。あっちからもこっちからも声がかかり,もうせめて今夜3会場,いや,2会場にというようなこともあるわけで,そしてまた日中の行事でありましても,旧7つの自治体がやってたことを1人で頑張ってる部分もあるわけですから,その辺をわずか30分しかいなかった,そして次に行っちゃったということだけでは,私は解決できない範囲もあることもご理解いただきたい。市民の皆さん方は直接市長がその場に来て,わずかな時間でもいいから,その場の空気やら,さまざまなことを感じとって,やるべきことに気づいてほしいということが,サインとして送られてくるわけですから,それをカット,カットで代理,代理で行くと,代理ならいいですよとこう言われる場合もあるわけですから,お互いに両副市長と役割分担を担い合いながら,そしてまた関係部課長がよく尽くしてくれて,精いっぱい役割分担をやりきって努力をしているというふうに是非ご理解をいだたきたいと存じます。一番肝心なことは,議員が今ご指摘のいわば人材育成,地域を支えていく持続する力で,それぞれのふるさとをしっかり守り,育てていき,そして小さくこの行政府がなっていく中で,本当に今度は地域の市民の方々が頑張っていく姿,それをともに行政と地域のリーダーと,あるいは市民の方々と一緒になって協働していく,ともに生きる。そういうところをしっかりやっていくことが一番大事かなとこう思います。まさにその点については,人材の育成,人づくり,それは議員ご指摘のとおりだと思います。一緒になってこれは頑張ってまいらなきゃなりません。


○35番(池田 靖君)


 市長ともっとやりたいんですけど,今日は5つのうちの4つが教育委員会だったもんですから,そちらのほうに切り替えたいと思いますが,今おっしゃるように,青少年の育成というのが一番の持続的社会の構築というようなことからも一番重要だろうと思います。特に,教育委員会の範囲を超えたようなところでもいろいろなご意見等が我々の耳に入ってきますので,今市長が言われたことをみんなによく分かるように,あなたの下には1,000名からの吏員の方たちがいらっしゃるわけですから,あなたが一人でそれを言ってても職員が全部がそれを言わないと分からないわけですので是非そのようにお願いをして,市長への質問は終わります。実は,教育委員会のほうは,私は教育委員長にお出ましをいただきたいと思って問題の設定をしましたが?田教育長はわざわざお電話をくださいまして,ご都合が悪いから教育委員長をお呼びできないということで,?田教育長では,その役不足だと言ってるわけじゃないんです。もう先ほど拍手が起こるぐらい立派なことをおっしゃるわけですから,私もあのときは本当にほろりとしましたが,そういう教育問題については,議会がある以上,教育委員長が3回に1辺ぐらいはここにいらっしゃるべきだと思います。私はそういうふうな考えを持ってます。ただ,今回は私も前もって早く根回しをしませんでしたので申し訳ないと思いますが,まず,方向づけの大きな気概というのは,先ほどご答弁でありましたようによく分かるようにおっしゃってくださって分かりますが,私は合併協議会の中でも教育委員会というのは,周辺部では小学校が廃校になったり,統合になったりしなきゃならんような事情の中で,一方,国分市では新設小学校ができるなんて,これは非常にうれしいことではありますが,この2つのことが5人の先生方でお分かりになっているのかという議論を合併協議会でしたことを覚えておりますが,やはり地域とあれが違ったということで,ちょっと順番が逆になりますが,基本方針の中で先ほどのご答弁があったように,決してそれは重要視しているのを忘れているわけではないというご答弁がありましたから,それを申し上げるつもりはありませんが,やはり教育というのが非常に大きな問題であることはしつけの問題においてもPTAのほうから言わせれば,学校のしつけがなってないと言うし,学校の先生方は家庭のしつけがなってないよと,なんか人ごとみたいに純真な子どもたちを扱っている面がございますので,是非とも教育委員会が?田さんというすばらしい教育長をお迎えして,これからどんどん霧島市の教育はよくなるよということだと思いますが,本当に地域の格差が出てないのか,まず,その辺は抽象的でございますが,地域の学生と都市部の学生との間には違いがあるかないか,どなたでも結構ですが,教えてください。


○学校教育課長(村田研史君)


 学力の面で申し上げてみたいと思うんですけれども,けさほども話題になりました全国学力・学習状況調査等の結果を見ますと,非常に規模の小さい学校であるからとか,あるいは規模が大きいからとかいうようなことでの差は現れておりません。


○35番(池田 靖君)


 先ほど同僚議員からも学力テストの問題等が出ておりまして,そこでも詳しいご答弁がありましたので,私がこのことをしつこくやるつもりはございませんが,今私たちの周辺部の小学校というのは複式学級が非常に多いんです。学校がもう人数が西小学校のようにいっぱいになってきたということから,天降川小学校ができるわけでありますから,そういうところとの学力,体力の差というのは本当にないものかどうなのか,私は自分のことを申し上げて恐縮ですが,私の子どもが末っ子ですが,それが国分の中学校に入る前に,栗野岳という山の分校を卒業しましたときに,1学年1人だったんですね。そういうところから見て学力の差が出てくるかな,例えば,1人の学生に対して先生が1人いるわけですから,個人教授みたいなもので,大変私の子どもはよく育てていただけたと思っておりますけれども,やはり複式学級やら何やらによる学力の差というのはないもんでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほど全国学力調査のことを例にしてお話をしましたけれども,複式の学級の子どもたちについて今話題に上げていただきました。私は学力というのは,いわゆる点数だけではなくて,思考力とか,判断力とか,あるいはコミュケーション能力といったような広い意味で捉える必要があるのではないかなというふうに考えております。そういった意味では,本年度「マイスクールプランニング」というような新しい事業も打ち出しまして,複式学級の子どもたちが卒業するまで複式学級で学習をずっと続けるというだけでなくて,5年生,6年生の段階で1つの学校に集めまして,単式で1週間程度集団の学習を経験するというような計画も立てているところでございます。


○35番(池田 靖君)


 是非そういういろんな取組をやっていただきたいと思います。やはり人数が少ない学校におりますと,それなりに仲のいい人間関係はできるとは思いますが,世の中大変厳しい人間関係の中へ飛び込んでいくわけですから,少ない人数でいるところをそういう形で取り上げていただくことは大変よろしいことだと,私も是非お願いをしておきます。教育力という言葉が先ほども出てきておりましたし,教育基本方針の中で都市部と中山間地域とのそれぞれの対応をしていらっしゃるということは敬意を表しますが,やはり今の教育が3日間で辞められた中山国土交通相じゃありませんけども,思い切ったことをいうと,すぐたたかれて引きずり下ろされるというようなことで,現在同僚議員の質問の中にもありましたように,家庭のしつけがなってないから,私は今そういう子どもをちょうど小学校,中学校に行く子どもを持った親の方たちが,そういう教育を余り受けてないのではないか,これは私のような高齢者でなければ言わないことかもしれませんが,昔の全体主義の教育だけがよかったということではなくて,経済も貧しかったから思いやりもできたんだと思いますが,昔の教育のいいものは是非残していただいて,そして今の親たちが,何とかペアレントという話もありましたが,どうにもならないとすれば今の子どもから新しいしつけを学校も,それから,家庭のしつけにまでいくような,親の人たちまで教育委員会が考えた形に直していかないと,私も今の日本は危機的な状況にあるというのを,先ほど壇上からも申し上げましたが,是非お考えをいただきたいと思います。そういう意味では,教育長先生の先ほどの話にもございましたが,私が申し上げるのは,やはりしつけの問題に対して教育長がどういうお考えを持ってらっしゃるかを伺ってこの質問を終わりたいと思います。


○教育長(?田肥文君)


 前回の議会で江戸しぐさの話が出たわけでありますが,江戸しぐさの中にもう一つこういうものがありました。三つ心,六つしつけ,九つ言葉,文十二,ことわり十五で末決まる。これは3歳までに子どもの人格は決まってしまうから,十分愛情を注ぎ思いやりのある子に育てなさい。6歳までにあいさつの仕方やはしの持ち方など一通りのしつけを済ませておきなさい。9歳までに誰に対しても失礼のない言葉使いをできるようにしない。12歳までに手習い,算術,手紙の書き方などを習得させなさい。そして15歳までにこうしたもろもろのことを理解し,習得できないと商人として使いものになりませんとした江戸時代の,これは商家の子育ての目標が江戸しぐさの中にあるんだそうです。この霧島市というのは,道義高揚宣言都市でありますが,道義という言葉をちょっと調べてきました。道義という言葉については,道義の枢軸は家庭と書いてあります。これは倫理研究所の創始者であります丸山敏雄さんの言葉でありますが,道義の出発は個に立つが,その場は家庭である。上に向かっての敬の徳は,子が親を敬するに始まる。下に向かっての慈は,親が子どもに注ぐ愛情から始まる。横には,夫婦愛,人類愛となって四方八方に及ぶものである。まず最初に,この道義の一番最初は,先ほど徳田拡志議員からもありました。まずは親を敬うこと,このことが一番最初であって,そしてまた親が今度は子ども慈しむということが,まず道義高揚の基礎基本なんですよということを書いてありましたので,まさにこの霧島市が道義宣言をしている以上は,私は家庭と連携して,地域社会のそういう気風を作り上げることが非常に大事なことではないのかなというふうに思っております。そういう意味で,先ほども習慣づけの話やらしたところはそういう意味がございます。いろんな課題があります。今は学校がそれぞれのしつけをしていかなければ,若いお母さん方,お父さん方の世代でありますので,今昨日も申し上げましたが,校長先生方に言ってるのは,まだ五十五,六歳,以上の校長先生方というのは,非常に貧しいころに育てられた校長先生方であろうと思いますので,そういう時代にこういうもんだったということをPTAの会合で語ったり,家庭学級で語ったり,そういうことが非常に大事なことですよということをお願いをしているところであります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,池田靖議員の一般質問を終わります。ここで15分間休憩をとります。


               「休憩  午後 3時08分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時25分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,3番,秋広眞司議員より3件通告がされております。したがって秋広眞司議員の発言を許可します。


○3番(秋広眞司君)


 皆さん,こんにちは。夕べサッカーを見ておりましたら,カタール戦,岡田ジャパン,1対1のドローということで,その1点も相手のオウンゴールでということで,すっきりしないどろっとした試合だったなと思っているところでございますが,ドローと言いますと,我が議長もドローでそれに打ち勝って議長をしておられるという考えもありますし,11月のみそぎの月にもうすぐですけども,選挙にはドローということはありませんので,1票の差でもいいからひとつ勝ち残っていただきたいと,市長にもお願いを申し上げます。それでは,質問に入りたいと思います。私は日の丸と君が代をこよなく愛する国分地区選出の秋広眞司であります。6月9日の南日本新聞の中国の軍事費の記事がありました。米国に次ぎ,世界第2位,10年で3倍,8兆3,500億円,実際にはその3倍,15から16兆円と言われている中国の軍事費であります。総兵力約300万人,保有核弾頭400発,世界最大級の地下潜水艦基地の建設,これ海南島でありますが,航空母艦の建造計画,日本向けミサイル110基,既に配備済みであります。このようにすさまじい軍拡を続けている中国であります。しかもこんな国に日本は多額のODA援助金を出している現状があります。日本の金でまさに日本向けミサイルや空母をつくらせるようなものであります。一方,北方領土,沖縄の約4.2倍ありますが,国後,択捉,歯舞,色丹,この北方領土,ロシアにより戦後64年間占領されたままであります。韓国による竹島支配もしかり,中国による尖閣,地下原油のストロー横取りもしかりであります。しかも北朝鮮はアメリカ向け用のテポドン2を太平洋へ着弾させ,日本向け用のノドン200発は既に配備完了済みであります。また核実験にも成功し,核弾頭1発,東京に落ちれば50万人死亡のシミュレーションもあります。まさになめられっぱなしであります。日米安保によりアメリカが日本を守ってくれる。これもまた余り当てにならない話であります。あの中立国であるスイスでさえ,軍隊を持ち,しかも国民皆兵制度を取っております。日本の外交防衛は本当にこれでいいのか心配でなりません。いっときも早く憲法改正が行われ,その9条2項に自衛隊を日本国防衛軍とはっきりしっかり位置づけなければなりません。そして敵基地攻撃能力の道具としてのミサイルを保持しなければなりません。そうすることが国防上の大きな抑止力となり,この日の本の国の領土と民を守ることにつながるわけであります。今ただ北朝鮮の暴発が起きないことを願うのみであります。それでは,通告に基づき,本来の質問に入ります。1点目に,市長の政治姿勢について伺います。その1として,2期目の出馬表明の決意を伺うものであります。その2として,次期マニュフェストの内容と,主たる政策について伺うものであります。2点目に,危機管理体制についてでありますが,その1,新型インフルエンザ対策について伺います。アとしまして,当市における現在までのプロセスの中で課題,問題点はあったのかなかったのか,それは何かを伺うものであります。イとして,今後冬場への流行期への対策は万全か伺います。ウとしまして,補正中,感染予防費1,700万円は真に必要かどうか伺うものであります。その2として,豪雨災害対策,特に市街地冠水対策は万全か伺うものであります。その3として,空港との絡みで,もし航空機事故が起きた場合の対策を伺うものであります。3点目に,春山台地の総合的整備計画について伺います。その1として,春山台地の将来的な位置づけ,ビジョンについて伺うものであります。その2として,インフラ整備,特に水道の状況について足りるのか足りないのか伺います。その3として,公園,運動公園,農家,一般住宅,産廃業者,観光農園,その他の業者等との住み分けについて伺います。その4として,補正中,農林業基盤施設周辺景観保全事業2,400万円は春山台地も含まれているか伺います。以上,壇上からの質問を終え,議長の許可を得て,自席からの再質問といたします。


○市長(前田終止君)


 秋広議員から3点についてご質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁いたします。そのほかにつきましては,関係部長がそれぞれ答弁をいたします。1点目の2期目の出馬表明の決意を問うとの質問でございますが,蔵原議員の一般質問に対する答弁でも申し上げましたように,初代市長に就任して以来,「開かれた,活力ある,公正で公平な市政」を基本に,市民の皆様との対話,現場主義というものを大事にしながら第一次霧島市総合計画策定をはじめとする各種事業への取組,経営健全化計画の推進など,365日年中無休の精神で精力的に活動してまいりました。しかしながら,まだなお多くの問題,課題が残されておりまして,それらの課題や目標を明確化し,10年間基本的な運営指針を定めました第一次霧島市総合計画もスタートして,まだ2年目になったばっかりでございます。霧島市を日本一のふるさとにしようという目標を掲げた私も,気持ちとして本当にまだまだ道半ばだなと思っているところでございます。幸いにして,体力・気力・行動力,そしてふるさと霧島市を愛する心は,だれにも負けない自信がありますので,霧島市の可能性のある未来に向けて,これからも限りない挑戦,努力をいたす覚悟でございます。今後も「開かれた市政」,「活力ある市政」,「公正で公平な市政」,この3つの基本姿勢と現場主義を堅持し,そして初代市長に就任して以来,常に申し上げておりますとおり,市民総親和,そしてみんなで頑張っていくんだという市民総努力,この精神で市民の皆さんが主役だと,そういう気持ちに立った日本一のふるさとづくりを目指してまいる所存でございます。次に,2点目の次期マニフェストの内容と主たる政策についてでありますが,これまでの活動を振り返り,マニフェストに掲げたすべての項目の達成度などをしっかり検証し,市民の皆様や市議会,各種企業,組織団体など,多くの皆様の意見を聞きながら,市民が主役の市政を目指して,今後新たな市政運営,経営のマニフェストづくりに着手させていただこうというところでございます。そして,2期目の市政,霧島市の将来設計を皆様に訴えてまいりたいと考えております。よって,現在次期マニフェストの内容等について,公表できる段階ではございません。今後この6月議会,そして9月議会での意見もしっかりと,市民の代表の皆さんのご意見でございます,議会の皆さん方のご意見もしっかり拝聴しながら,じっくり時間をかけてぎりぎりまで調整をし,ぎりぎりのところで作成したものをきちんと市民の皆様にお示ししてまいりたいと考えておりますので,どうかご理解いただきますようよろしくお願いいたします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 危機管理体制についての1点目のアについてお答えいたします。今回の新型インフルエンザ対策につきましては,国,県の動向を踏まえ,本市におきましても新型インフルエンザ対策行動計画に従って感染症予防対策会議の開催,新型インフルエンザ対策本部の設置,平日及び休日の空港検疫所の協力要請や市民からの相談に対応する体制の常設等,市としてでき得る限りの対策を講じてまいりました。これらの状況から,強毒性の新型インフルエンザが発生した場合の本市における課題,問題点を整理しますと,1つには当市は南九州の玄関である鹿児島国際空港を擁していることから,空港検疫等検疫所による水際対策への協力体制,2つには国内感染が確認された場合,県内で最も早く人の移動による感染が心配されることから,こうした事態を生じさせないための予防対策,3つ目には,多くの進出企業があることから,企業における感染予防対策の啓発,4つ目には,当市は県内有数の観光地でもありますことから,ホテル,旅館等観光施設における感染予防対策の啓発及び風評被害の払拭などが考えられます。また,特に市内感染が確認された場合の保育所,幼稚園,学校の休園,休校措置に伴う幼児,児童等の保育につきまして,家庭,企業等多方面の協力体制が大きな課題であること,また観光ツアーや修学旅行などの予定がキャンセルされた後の再誘致活動,観光業者を含む企業の損失補てんなどが大きな課題であると考えております。次に,イとウについてお答えいたします。今後の秋・冬への流行についてでありますが,日本感染症学会などの専門家は,過去に発生した20世紀の新型インフルエンザは,国内ではすべて2回の流行を起こしており,第1波より第2波が大きな流行であった1968年の香港風邪などの例もあることから,今回の新型インフルエンザが症状も軽く,患者数も比較的少ないといたしましても,今年の秋か冬に大きな流行になる危険性があると警戒しております。このため,本市は市民の皆様へのうがいや手洗いなどの励行による感染予防対策の啓発はもとより,季節性インフルエンザ予防接種の接種勧奨,マスクや消毒液,非常食などの備蓄を市民の皆様へ呼びかけるなどの対応を行ってまいりたいと考えております。また,感染拡大を想定して,現在マスクや消毒液等を備蓄しておりますが,現在備蓄していない非常食につきましては,要援護者などを対象に約3,000人分,1日1万食を2週間分確保するため,今回補正予算をお願いいたしているところでございます。この非常食は,栄養補助食品でありますが,いったん流行した場合は飲食店の休業や給食サービスの停止などが予想されるため,今後の流行に備えて備蓄用として購入するものでありますので,必要不可欠なものと考えております。


○建設部長(篠原明博君)


 危機管理体制についての2点目にお答えいたします。国分市街地につきましては,住宅地内の排水路の断面が小さい箇所もあり,豪雨時においては一時的に浸水をしている状況もあります。現在,総合治水計画に基づき降雨の流出量をできるだけ抑制するため,地下貯留層の設置や市街地への雨水の流水を減らす対策等を実施中であり,現在奈良田団地付近から府中排水機場へと接続する排水路までの既設水路を拡幅改良中であります。また,市街地の雨水が流下する水戸川の拡幅整備につきましては,湛水防除事業が平成20年度で完了し,市街地の雨水の流下能力が高まりましたので,市街地の冠水対策はできるものと考えております。今後も,総合治水計画に基づき,計画的に整備を進めてまいります。


○危機管理監(宇都克枝君)


 危機管理体制についての3点目についてお答えいたします。鹿児島空港におきましては,航空機事故の発生に備えて同空港を管理する鹿児島空港事務所が消火,救難,医療活動を迅速かつ的確にできるように,「鹿児島空港緊急計画」を作成し,例年,自衛隊,警察,消防,医療機関,県及び関係市町との円滑な連携がとれるように「航空機事故消火救難総合訓練」を実施しております。本市といたしましても,計画の実効性を確保するため,消防局を中心に消火訓練や合同対策本部員としてこの訓練に参加しております。一方,本市といたしましては,平成19年3月策定の霧島市地域防災計画において特殊災害として「空港災害対策」を規定しており,この中で自衛隊派遣要請や交通規制などの応急対策について定めているところであります。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 3問目の春山台地の総合整備計画についての1点目,3点目,4点目について一括してお答えいたします。春山台地は,観光農園や畑作等を中心とした農業の盛んなところであり,本市としては今後も農業を積極的に推進する地域と考えております。現在,当台地におきましては,観光農園,お茶,露地野菜,畜産等の農業経営に取り組まれておりまして,またこれら農業や地域活性化につなげるために,スポーツ交流の場としての春山公園を整備しているところでございます。本年3月に策定いたしました第一次霧島市国土利用計画では,現状の農振農用地を維持し,農業を中心とした地域といたしているところでございます。したがいまして,お尋ねの住み分け等については,現段階では考えておりません。また,この地域の農地はほとんどが農振農用地になっており,農地の一般住宅への転用は,場所により個別除外としては可能な場合もございますが,地元の要望等に基づき市や定住促進地域として位置づけ,農業振興地域の見直しを行わない限り,現時点では大規模な分譲等は難しいと思われます。


 最後にお尋ねの補正中の農林業基盤施設周辺景観保全事業は,国の臨時経済対策で,県の緊急雇用事業臨時特定基金事業を活用し,市内の農道,林道約200キロメートルのやぶ払いや側溝新設を委託する事業であり,春山台地を特定するものではございません。


○水道部長(迫間 勇君)


 2点目のインフラ整備の状況についてお答えします。春山地区簡易水道施設は,県道都城隼人線沿いの国分市上水道事業の篠ヶ迫第1水源から給水をし,施設のポンプの揚水能力は,1日最大給水量で160tであります。なお,平成21年4月1日現在,給水世帯数が35世帯,給水件数が74件,給水人口が83人となっております。ちなみに,平成20年度の1日最大使用水量が43.2t,1日平均使用水量は36.2tでございます。


○3番(秋広眞司君)


 ちょっと順番が違いますけれども,危機管理体制から再質問をさせていただきます。まず,新型インフルエンザでございますが,私の認識ですけども,メキシコで発生して感染力は強いが,弱毒性であると。それで,厚労省がテレビで連日,空港の水際封じ込めを,この作戦の徹底を強調しておられましたけども,またこれをマスコミも取り上げられておりましたけども,それはそれで一定の効果はあったと思うんですけども,結局防げなくてすり抜けて,これは潜伏期間があるわけですから,当然すり抜けてしまって,神戸で最初発生したということでございますが,その結果,この風評被害が有馬温泉の宿泊のキャンセルが続いたり,あるいは修学旅行が2,000校以上中止になったり延期になったりした風評被害が発生したわけです。ですから,騒ぎ過ぎじゃないかなという感じで捉えてるんですけども,市長はこの私の認識にどのようにお考えか,お答えいただけますか。


○市長(前田終止君)


 私は,13万人の空港所有都市の行政の長,トップでありますから,責任があります。よって,この手の話に対しましては,しっかりとしたスピード感をもって市民の市政の責任を常に念頭に置きながら対応をさせてもらってるとこでございます。そこで,今回のインフルエンザ,これについても同様の気持ちをもって,一報のあったその日にまず協議をしていただき,それから本部を立ち上げ,そして数十回の離合集散を行政のほうは繰り返し,また民間に関連するところも必要な都度声もかけさせていただき,そしてまた,市民の皆さん方への各種対応等もさせていただきました。そういう中で,過剰反応という言葉とか,いろいろと今ご指摘のとおりのようなこと等も,全国的にはあるわけでございますが,私も実は一番ひどい時期に,あの関西の大阪京セラドームで行われました3万人以上が集まったと言われる関西鹿児島県ファンデー,県人会連合会,京セラの稲盛会長がそのリーダーであられました。そこに一番ピーク時に行きました。そして,私たちの行政執行部の中では,この際慎重を期して,万が一があるといけないので,行くべきじゃないというご指摘等もありましたけれども,私といたしましては両副市長に守備をお願いをし,それでまた関係部課長頼むぞと言って,秘書課長とともに大阪入りをしました。緊張をもって飛行機の中からマスクをし,そして夜は「首都圏霧島ふるさと会」にならって,「関西圏霧島ふるさと会」をつくろうということで,7地域の代表の方々34名だったと思いますが,お集まりいただきました。関西全体から集まっておいででした。さて,その晩,飲むときどうしようかと,マスクをしたまま飲むわけにはまいりませんし,本当に気も遣いました。そして,明くる日は今度はその雑踏の数万人が集まる中に身を置くということでございました。よって,現場に入ってみましたけれども,9時半過ぎ,10時前にはもう稲盛会長もお越しになりまして,そしておおむね2時近くまでご一緒したんですけれども,マスクをしておったのはこちらから行かれたブースのそれぞれの特産品販売とか,情報発信のビラを配るとか,そういう関係各位の一部でございました。そして,もうすべてといっても過言じゃないと思うんですが,稲盛会長をはじめ皆さん方もう全くマスクなし。それで,私だけこうしてるわけにもまいりませんし,もう当然マスクを外して,その中の雑踏に身を置いて帰ってきて,潜伏期間1週間少々ありましたけれども,全く心配はありませんでした。よって,「案ずるより産むがやすし」,そして弱毒性,そしてしっかりとした手洗い,うがい励行,こういうことをきちんと普通のインフルエンザ並の,あるいはそれに準ずるような努力をしっかりおのおのやっていけば,私は乗り越えられるというふうに自分個人としては理解しました。ただ,責任ある立場としては,1つ上のランクから判断,行動していくことを基準といたして,そして常に1ランク上からの指示を出し続けました。そして,それは行政内部の中での離合集散であり,連休も返上,そして来るべき対応をしっかりと職員はもう土日,連休一切返上の上に対応をして,今日に至っております。


○3番(秋広眞司君)


 この騒ぎ過ぎという認識についてのお伺いをしたんですが,答えがなかったわけですけども,もしこれが霧島市に感染者がいたと,発症者がいたとなったら,イコール霧島温泉という形になって,ホテル街にものすごいキャンセルが出ると思うんですよ。そこらを心配してるもんですから,そういうとこちょっと伺いますが,風評被害というのはあったのかどうか,認識の上ですね,お伺いします。


○商工観光部長(柳田秀徳君)


 観光の観点から申し上げますと,幸いにして今のところ県内において発生がなく,霧島が心配だからというキャンセルとかはないようでございます。ホテルの方たちに聞きますと,関西の方たちとか個人,団体を含め,自分が感染してるかもしれないから,霧島への旅行を延期させてほしいとか,あるいはキャンセルとか,そのようなことは若干あったようにお聞きしております。特に高校生等の修学旅行等につきましては,ほとんど延期をさせてほしいということで,今またその方たちが返ってきてるといいますか,訪れつつあるということでございます。


○3番(秋広眞司君)


 発熱外来についてお伺いしますけれども,これは同僚議員の質問にお答えになったのをちょっと私が聞き漏れたのかどうか分かりませんが,霧島市では発熱外来の件数はあったんでしょうか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 霧島市では,霧島市立医師会医療センターが発熱外来をもっております。そちらでの発熱外来の相談件数が,医療センターのほうの発熱外来は5月1日から開設されておりますが,5月の実績としましては,103人の受診がございました。6月は6月4日までで14人の受診がありました。受診者は5月16日に神戸市で国内発生があってから後の18日から急増したと聞いております。


○3番(秋広眞司君)


 5月だけで103名の方が受診をされて,もちろん発症してないという理解でよろしいんですね。


○健康増進課長(宮本順子君)


 はい,そのとおりでございます。


○3番(秋広眞司君)


 ここの発熱外来に行かれて,その検査が終わるまでどれぐらい時間がかかるもんですか。1人ですね。


○健康増進課長(宮本順子君)


 こちらのほうでは簡易キットによる検査をいたしますので,さほど時間はかからないものと思われますが,問診から最後まで1時間程度かかるものかと考えられます。


○3番(秋広眞司君)


 では,その時間ですけども,普通は精密に検査すると6時間以上かかると言われておりますが,また理化学研究所の発表で,これは30分でできるぐあいに短縮になるという予測がされております。是非そこらも先生方に勉強していただいて,この方法をきちっと取り入れていけば,患者さんも待たなくて済むわけですから,よろしくお願いをします。必ず第2波が答弁の中にはありましたように,第2波がやってきます。第2波が秋口にやってくる。今オーストラリアあたりの冬場のところで流行して,フェーズ6になろうというぐあいで捉えていますから,WHO,世界保健機関もそのように捉えておりますから,今フェーズ5ですけども,フェーズ6になったらパンデミックですから,必ず再度発生して,それが強毒性になって返ってくるという認識でいたほうがいいと思いますので,しっかりとその後の対策をしていただきたいと思います。それで,もう一点ですが,今年の2月に行動計画書,立派なのを作っていただきまして,見せていただいてるんですけども,この弱毒性の流行に関しての行動計画書でないわけですね。強毒性に対する行動計画書であるわけですけども,弱毒性のときの対応する行動基準というのを別に設定されたほうがいいと思うんですが,それについてはどのように思われますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 今回は,幸いに弱毒性ということで,私どもが想定しておりました強毒性のものではないということから,行動計画の見直しを必要じゃないかということでございますけれども,国あるいは県におきましても,この行動計画自体はさわらずに,基本的な対策指針等の,そういうものの取り扱いを変えることで対応をしております。したがいまして,本市も行動計画そのものの見直しではなくて,対応マニュアル等のそういうもので対応するということにいたしております。


○3番(秋広眞司君)


 季節性インフルエンザに対するワクチンの,高齢者に65歳以上の補助を行っておられますけども,これはどれぐらいの割合の補助ですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 季節性のインフルエンザの予防接種の実績でございますが,平成20年度の実績では2万8,542人に対して1万9,771人が受診をしておりまして,受診率は69.3%程度となっております。


○3番(秋広眞司君)


 65歳以上のこの季節性インフルエンザに対するワクチンをする方に補助を出しておられると思うんですけども,それは何%ぐらいの補助で,全額ですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 大変失礼いたしました。3,000円の定額の費用になっておりますので,1,500円を公費負担をしております。


○3番(秋広眞司君)


 50%ということですね,分かりました。この新型インフルエンザに対するワクチンが2,500万人分できますけども,7月から製造入って,冬場に間に合うだろうと予測されていますが,これに対する補助等はないもんでしょうか。その感染症予防費の1,700万の絡みですけども,これについて1,700万つぎ込むよりも,予防のためのワクチンを接種していただくというぐあいにつぎ込んだほうが,効果的だと思うんですが,それについてはどのようにお考えですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 昨日の一般質問の中でもご答弁申し上げたんですけれども,厚労省が2,500万人分のワクチンの製造を年内にできるというような,そういうものを示しました。また,そのプロジェクトチームの中では,公費による負担等についても検討をされるというような報道等がなされておりまして,そういう状況を見極めながら対応してまいりたいというふうに考えております。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。メキシコの豚ですけども,なぜ豚,鳥インフルエンザはH5N1という強い強毒性の鳥からのやつですけども,なぜ豚からだったのかという原因がちょっと単純な質問ですけど,分かってたら教えてください。


○健康増進課長(宮本順子君)


 まだその解明はなされていないと伺っておりますので,申しわけありませんが答えられません。


○3番(秋広眞司君)


 私の知るところでは,東南アジア等で豚と鶏やら一緒に飼ってるところでの発生も多いと。メキシコも多分そういう状態だっただろうと予測されるんですけども,豚は人間に近い体質をもってて,医学用にも子豚を提供して,医学用に使われてるぐらいですから,人間に近い内蔵を持ってるんだそうです。人間から豚に,豚から人間に感染するのはやさしいんだそうですが,また豚は一方で鳥ともこの感染のルートがあるみたいで,そういうぐあいに伺ったんですが,それは分からないということですので,分かりました。また勉強して分かりましたら,教えてください。次に,このインフルエンザの関係はこれで,またしっかりと対策をとっていただきまして,ひとつ市民の皆さんの命を守っていただきたいと思います。次に,危機管理の2番目ですけども,市街地冠水についてですが,湛水防除事業を終わりますけども,今,舞鶴中の近くのハピネス裏まで終わってますけども,あれから先はまだあるんでしょうか,分かりますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 湛水防除事業につきましては,20年度で終わった箇所ですべて終了ということでございます。


○3番(秋広眞司君)


 あそこは舞鶴中の裏のハピネス裏のところから,こちらの市街地のほうが非常に水はけが悪い状況があるわけで,是非やっていただきたかったんですけど,湛水防除では終わったということですので,また次の機会にそういう市街地の冠水に対しての対策を頭に入れとっていただきたいと思います。あと2点お伺いしますが,池田守議員からも質問がありましたけども,水戸川の水門の関係が,これ市街地の冠水では重要なポイントになってくるわけで,将来的にはできればあそこにポンプをつけていただければ解消できるんでしょうけども,水戸川の水門の改修の関係は計画はないんでしょうか。


○耕地課長(馬場義光君)


 水戸川の水門につきましては,昭和46年3月に完工しております。38年が経過しておりまして,施設も若干老朽化の傾向にはございますけれども,施設そのもの,躯体そのもの,それぞれ耐用年数が違うわけでございまして,施設につきましては,最近若干の老朽化が見られ,県のほうともその補修について今対策を急いでおります。ただ,躯体につきましては,まだ50年という耐用年数もあるということから,もう少し使えるんではないかということで,今それを全部つくり直すとしますと,相当な額を必要とするということから,検討はしたことはございますけれども,まだ具体的な形に至っておりません。


○3番(秋広眞司君)


 38年ということですね。非常に古いこの水戸川の樋門というそうですけども,開閉が自動的にしてる水門でありますが,あそこに前回の水害のときに,木が詰まってこの役目を果たさなかったという事例もありますので,ひとつ県としっかり協議をしていただいて,早くいいものに取り替えていっていただきたいというぐあいに思います。もう一つですが,8・6水害のときに,溝の消毒作業を自衛隊のほうで来ていただいて,していただいた経緯があります。是非そこらもこの水害対応時の対策として,上小川は床下まで入ったわけですから,床下の消毒等も含めてそういう対策を自衛隊のほうにもお願いしておく必要があると思うんですが,これは危機管理監のほうですか,どうでしょうか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 自衛隊の隊力を災害派遣のときに使う場合の対応なんですけども,大きく分けて要請による派遣,それから自主派遣ということで,部隊が自ら出てくる場合,それと近傍派遣ということで,駐屯地の近傍に対する災害対応する,そういった大きく分けて3つのパターンがございますけども,そういった8・6水害とかでそういった建物の防疫のための消毒とか,そういったことをやる場合については,やはり市から県を通じて災害派遣の要請をして,その一環で部隊を動かしてもらうということになろうかと思います。そういった意味では,普段から自衛隊,そういったところとのパイプ,そういったものを緊密にしておくということで対応していきたいというふうに思っております。


○生活環境部長(南田吉文君)


 今自衛隊の派遣のことでしたので,危機管理監でございましたが,防疫事業は私ども環境衛生課で行ってるわけでございます。5年災の8・6水害のことでございましたが,確かに国分地区は自衛隊の協力があったというふうに聞いております。また,ちなみに隼人地区は職員で消毒いたした経過がございます。なお,災害の規模にもよるわけでございますけれども,予算的には冠水地区の消毒作業委託料といたしまして,霧島市内の防除作業ができる民間業者に委託しようということで,100万円ほど計上いたしておるとこでございます。


○3番(秋広眞司君)


 8・6のときは,自衛隊のほうからまさに宇都危機管理監が言われましたように,自主的に自衛隊のほうから何かすることはないかということで,部隊内で話し合ったと。そういうことで,自主的に溝の消毒作業をやろうということで参加していただいたそうですので,是非その輪を広げていっていただきたいと思います。次に,春山台地の関係でありますが,これは農振地でありまして,農業政策に一本でいかなければならないという状況でありますが,農家は実際にある農業をしておられ,それで生計を立てられている農家は何世帯春山台地にあるのか,旧霧島町も含めて大体でいいですから,分かりますでしょうか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 霧島も含めてということになると,ちょっと把握しておりませんので,調べてすぐご報告したいと思います。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。ざっと見てやっぱり30世帯ぐらいかなという感じはするんですが,そのほかにも,あそこに住んでおられて,下のほうに働きに来ておられる方とか,農業をしないで住んでおられる方が約20から30あるというぐあいに見ているんですけれども,その20から30の方は,農振地なのになぜ家ができたかといいますと,山林を分譲してるんですね。山林に500坪単位でこの分譲して,そこに家を建てて,そして地元のほ場整備されたんでしょうけども,作物を作って山の中で暮らしたいという人がものすごい需要があって,即完売したそうです。そういう意味から言いましても,非常に自然に恵まれたいい土地ですので,もうちょっとそういう方々との住み分けができれば,私は農業振興地として農家だけ,限界集落に近いところですから,後継者も余りいなくて非常に厳しい,後の世代に引き継ぐ後継者がいなくて厳しい農業を強いられておりますけども,高齢者も多くて,そういう意味でそのような方々が集まってくることによって,もうちょっと春山台地そのものが住み分けしながらいい台地になろうというぐあいに思ってるんですが,そのようには感じられませんか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 私どもといたしましては,農業を守るという立場から,農用地を転用して住宅をつくるというのに対しては,やはり農業振興という立場から余りお勧めはしないんですけれども,やはりあそこは台地でございますので,やはり山林にいたしましても余り高低差のない,比較的に平坦なところがたくさんございますので,そういったところが住宅として利用される分については,大いに歓迎したいというふうに思います。


○3番(秋広眞司君)


 山林はそれでできるんですけれども,山林に近い農地があるんです。もう日陰になって,ほとんど針葉樹ですから高い杉が立ってて,朝夕の日陰になって,農地としては余り活用できないところがあるわけですけれども,そこらの端っこのほうを宅地転用できないかなというぐあいに考えているんですが,それは無理な話ですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 例えば農振農用地の中でも,外周部についてはすべては駄目ということではございません。条件によっては当然個別除外という形で認められておりますので,そういったところについては可能ではないかというふうに思っております。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。ひとつそれぞれの事例に沿って対応していただければありがたいかなと思っております。インフラの水道の関係ですけれども,農地,あそこは地下水を,掘っても150から200を掘らないと出てこないんです。ですから,農地の灌水用に地下水を掘る人は珍しいんです。ですから,上水道を使っておられる方がおられると思うんですけれども,その方々は何軒ぐらいおられるか,把握しておられますか。


○水道部長(迫間 勇君)


 全体で74件のメーターがついておりますけれども,そのうち田畑が15件,専用の水道をひいておられるようでございます。


○3番(秋広眞司君)


 この田畑にこれからも温暖化,干ばつ等の影響で田畑に利用される方が増えると思うんですけども,今の許容能力で,今のタンクでもてるもんですか。あと10件ぐらい,もし仮に田畑の量が増えたとしたらどれぐらいの許容まで,許容範囲が分かっていますか,タンクの。


○水道部長(迫間 勇君)


 最初の答弁でも申し上げましたとおり,1日160tまでは可能でございまして,今の20年度の最大が1日40何tだったですか。ですから,まだまだ相当余裕はあろうかと思います。


○3番(秋広眞司君)


 まだ余裕はあるという回答ですので,当分やっていけるというぐあいに理解します。最後の市長の政治姿勢についてお伺いしますが,マニフェストは9月議会が終わってから作られる予定ですか。


○市長(前田終止君)


 この6月議会も9月議会も含めながら,既に,ある意味ではもう着手に至っておりますが,仕上げるのはもう9月議会が済んで,そしてその後,時期を見てぎりぎりのところで発表できたならと思っております。


○3番(秋広眞司君)


 過去3年6か月7か月の実績を踏まえられて,しっかりしたものを作っていかれるんだろうと思いますけれども,少子高齢化の波がとまりませんので,お年寄りを大切にする施策と子どもたちを育てる子育て支援をしっかりやっていく施策を是非入れ込んでいただきたい。できれば出生手当を1人目からしていただきたい。それから,国保税の減税も鹿児島県一高い国保税ですから,ひとつこれも鹿児島市みたいに一財からは投入をしていただくように,希望としてお願いをします。以上で終わります。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 先ほどの春山地区の農家の数でございますけれども,現在34世帯ということでございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,秋広眞司議員の一般質問を終わります。次に,15番,新橋実議員より2件通告がされております。したがって,新橋実議員の発言を許可します。


○15番(新橋 実君)


 本日7番目の一般質問でございます。皆さんお疲れでしょうけれども,最後までしっかりと聞いていただきたいと思います。ただいま発言の許可をいただきました。正進会の1人として,通告に従い質問をいたします。100年に1度と言われる経済不況,民間企業など非常に厳しい中,多くの企業が生産調整を図り,この危機を乗り越えようと必死であります。就職活動も厳しい状況が続いている中,一部企業では,よい人材を選ぶことができるといった期待の声も聞こえてまいります。世界に目を向けると,アメリカの自動車産業最大手のゼネラルモーターズが破綻し国有化されました。負債総額は16兆4,000億円にも上り,アメリカ製造業史上で最大の経営破綻と言われております。今後,日本の取引業者においてもその影響が心配されております。国内の需要の落ち込み等により,今後日本においても相当の事業所の廃業や倒産が発生するのであろうとの新聞報道もなされておりました。そのような中,鹿児島県においては伊藤知事が2009年度一般会計補正予算を,6月としては戦後最大規模となるとの見方を示していました。霧島市の補正予算は,企業の業績悪化による法人市民税の還付金が4億6,000万円と,補正全体の60%を占めており,農業費の畜産業費で補助金として1億400万円が計上されております。今後,政府の経済危機対策を受けて,公共事業の前倒し等も含め検討していただき,地域経済の底上げをお願いしたいと思います。また,不況の陰は動物たちにも影響を及ぼしているようです。私の住む敷根地区においても,かねて民家の回りに顔を見せないイノシシが我が物顔で走り回っております。民家の庭先や畑を走り回り,農作物にも影響を及ぼしております。市のほうへ連絡して,大型の捕獲用かご及びわなを多数仕掛けていただきましたが,なかなか効果が現れておりません。今後,農繁期に入ると住民への被害等も予想されます。農林水産部においてもしっかりと今後も対応していただきますようお願いしまして,質問に入ります。執行部の明快で簡潔な答弁をお願いいたします。平成20年度第2回定例会でも質問をいたしました。市民の安心・安全を守るための緊急医療体制の整備についてお伺いをいたします。前回の質問でお聞きいたしました病床数については,地域の基準を上回っており,これ以上の過剰については研究していくとの答弁でありました。そうした検討はなされたのか,まずお伺いをいたします。次に,必要なところに必要なベッドがいくらあるのか,本当に市民の安心・安全に対応している状況かなど,確認することは大変重要なことだと考えます。前回の答弁で,後ほど報告するとのことでした。また,その内容によりますと,市内の医療機関のベッド数については,県に確認したところ,診療科ごとのベッド数は算出していないとの回答だったとの報告でした。また,脳神経外科については,姶良郡医師会から,霧島市内で208人の入院患者がいるとの調査結果を受けました。必要でないベッドというのは存在しないと思いますが,他の診療科目等においてもやはり把握できてないのか,なぜ把握できないのか,理由をお示しください。3点目に,先日,環境福祉常任委員会で経済危機対策も含め,厚生労働省のほうへ勉強に行ってまいりました。その後に,特定病床等に係る特例についてお伺いをすることができました。その内容によると,特定の病床等については,各区域で整備する必要のあるものに限り各区域で基準病床数を超える病床が存在する等の場合でも,一般に言われる病床過剰区域ですが,必要に応じ例外的に都道府県知事の勧告が行われることなく整備できるものとされているとの報告をいただきました。対象疾患としてはがんまたは循環器疾患の専門病床,2番目に,小児疾患専門病床,3番目には周産期疾患に係る病床,4番目に発達障害児の早期リハビリテーション等に係る病床,5番目に救急医療に係る病床,6番目に薬物中毒性推進疾患,老人性精神疾患,小児精神疾患,合併症を伴う精神疾患に係る病床,7番目に神経難病に係る病床,8番目に緩和ケア病床,9番目に開放型病床,10番目に後天性免疫不全症候群に係る病床,11番目に新興・再興感染症に係る病床,12番目に治験に係る病床,13番目に診療所の療養病床に係る病床などがあり,また特例として厚生労働大臣に協議し,その同意を得た数となっておりました。そのことについてはどのように考えているのかお伺いをいたします。4点目に,そういったことを踏まえ,今後の霧島市の医療体制の整備をどのように考えているのかお伺いをいたします。2項目めの質問に入ります。役所での備品・消耗品等の管理体制についてお伺いをいたします。市民の暮らしが非常に厳しいと言われる中,役所内において備品や消耗品など無駄遣いがあると市民の中から声が上がっております。聞くところによると,ボールペン等の消耗品は家庭に持ち帰って使用しているなどの話も聞きました。市民の税金で財政が運営されていることが分かっているのか,また指導はどのようにされているのか。毎年度予算がついていくわけですが,私たち議会も把握できておりません。その使用・利用に対してどのような取り決めがなされているのか,また管理体制はどのように行われているのかお伺いいたします。以上,檀上からの質問を終わり,自席から再質問をお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 新橋議員から2点についてのご質問でございました。1点目の4につきましては私のほうから答弁させていただきます。そのほかにつきましては関係部長がそれぞれ答弁いたします。市民の安心・安全を守る緊急医療体制の整備についての4点目についてお答えいたします。本市の救急医療につきましては,在宅当番医療制等による一次救急の体制も整い,夜間につきましては医療センターなどでの夜間救急診療などで対応をしているところでございます。また,市内の10病院が二次救急医療体制をとっており,三次救急医療機関であります鹿児島市立病院等への転送体制を整え,消防局との連携のもと,救急患者に対応しているところであります。一方,脳外科や心臓血管外科などのうち特に重篤な疾患については,加治木町,姶良町,鹿児島市へ救急搬送されている現状にあります。このようなことから,平成20年3月に姶良地区循環器ネットワークが設立をされ,姶良郡内で心筋梗塞等の心疾患に対する救急受け入れ体制が輪番制により整えられているところでございます。脳血管疾患につきましては,姶良郡医師会や姶良保健所などでの関係機関で姶良・伊佐脳卒中医療連携体制ネットワークが構築をされ,急性期の対応が行われております。本市としましては,今後とも姶良郡医師会や姶良保健所,医療機関等との連携のもと,救急医療体制の充実を目指して,昨年度までの救急医療検討委員会をさらに拡充し,本年度から地域医療検討委員会を設置することといたしております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 市民の安心・安全を守る緊急医療体制の整備についての1点目,2点目について,関連がありますので一括してお答えいたします。基準病床数につきましては,医療法,医療法施行令,医療法施行規則等により,県が保健医療計画で二次保健医療圏域ごとに定め,基準病床数を超える過剰病床数の見直しにつきましても,霧島市を含む二次保健医療圏域ごとに鹿児島県が調査検討し,厚生労働省と協議し,決定することとなっております。したがいまして,霧島市独自で病床数を定められるものではなく,県の保健医療計画に基づき定められるものでございます。また,脳外科疾患の病床数につきましても,県の調査ではすべて一般病床として報告されており,病床数は診療科ごとの分類はされておりませんので,その把握は困難であります。そのため,本市では昨年9月に姶良地域の脳外科疾患を標榜する医療機関10か所にアンケート調査を実施いたしましたところ,1日当たりの入院患者数は約400人程度であることが分かりました。なお,鹿児島県保健医療計画による姶良・伊佐保健医療圏域の基準病床数は2,688床で,既存病床数は3,531床となっております。次に,3点目についてお答えいたします。特定の病床に係る特例の対象となる病院の病床等につきましては,医療法などの規定により定められております。すなわち,今後各区域において整備する必要があるものに限り各区域において基準病床数を超える病床数が存在する場合においても,必要に応じ例外的に整備できるとなっております。この特例には,がんや循環器疾患などの特定の病床に係る特例と,人口急増等に係る特例の2つがございます。また,ここでいう勧告とは,県に伺いましたところ,申請後,基準病床の増床を認めない場合に行われるものであり,例外的に,増床が許可される場合には当然勧告は行われないとの説明でございます。このように,病床に関する医療計画は県が作成しており,病床数の増加等に関する審議は都道府県が権限を有しており,厚生労働大臣との協議につきましても都道府県が行うこととなっております。霧島市といたしましては,県の定める医療計画に則した医療の充実を今後も図ってまいりたいと考えております。


○会計管理部長(東 邦雄君)


 2問目の備品・消耗品等に関する管理体制についてお答えいたします。備品・消耗品等の管理体制につきましては,各課において予算の範囲内で常にコスト意識を持ちながら,真に必要なものを購入し,適正に管理しているものと考えております。各課において5万円以上の物品を購入する際には,なるべく2人以上の業者から見積書を徴することとし,10万円以上については事前決裁を受けることとしております。また,形状や性質を変えることなく,比較的長時間の使用,保管に耐える物品で,1つの品物の購入金額が1万円以上のものについては備品として扱うこととし,備品台帳への登録を行っております。会計課におきましては,各課から回付される支払い伝票の内容が購入目的に合致し,法令その他に違反していないか,また納品の確認が担当者によって確実に行われているかなどを適正に審査した後,支払い処理を行っているところであります。また,購入した後の物品の出納及び保管につきましては,各課の庶務担当のグループ長を物品取扱員に充てて,その責任のもとに管理を行っていることから,議員が懸念されますような物品や消耗品費等の無駄遣いはないものと確信しているところであります。と,以上ここまでが今回の答弁ですけれども,先ほど檀上からのお話で,ちまたでボールペンなどの持ち帰りなど私物化の話があるということですので,私といたしましてはまさかと思うわけですけれども,やはりそういう話が出るということ,これは公務員としてあるまじき行為であると思います。こういうことがないように,お互い綱紀粛正に努めてまいらなければならないというふうに感じた次第であります。


○15番(新橋 実君)


 今,その問題については後で言いますけれども,実際,職員の方が直接市民の方に言いふらしているらしいですよ。それについてはまた後で聞きますけれども。ただそういう話を聞いたから私も今回質問したわけですけれども。平成20年7月1日現在の姶良伊佐地区の病床が,一覧がここにあります。それについては先日,県のほうから資料をいただきました。ファクスで送っていただいたんですけと,主なものとして,内科の診療科目があるところが73,循環器が32,小児科が20,放射線科が19,外科が34,脳外科が9ということで,これはあくまでも許可病床を持っているところです。姶良伊佐地区の人口が平成20年10月現在,24万4,162人となっているようです。その中で救急医療機関をインターネットで検索したら,鹿児島県内には180の救急告知病院がありました。霧島市内には福山町に2つ,霧島に1つ,国分に4つ,隼人に3つの計10の医療機関,ほかの姶良伊佐地域を含めて20の救急病院があるようですが,これで十分対応できていると思われますか。


○消防局警防課長(蔵元 悟君)


 救急搬送件数があります。救急件数というのが平成20年中に5,090件ありまして,搬送人員は4,762人になっております。市内に3,695人,市外に1,067人搬送しております。必ずしもいい状況とは思っておりません。


○15番(新橋 実君)


 実は,先日私の近辺で自転車事故がありまして,なかなか見つからなかったわけです,この自転車事故があったということが。その方は自転車で転落をされて,目の部分を負傷し,また頭のほうも打っていたわけです。その中で救急車で市内の医療センターのほうに運ばれたわけですけれども,それを見た時点で,ああこれはうちが対応できないということで,鹿児島市内の市立病院へ行っていただき,そこで無事手術も済まれております。やはり一刻を争うそういったときに,そういう地区内で対応ができる病院が必要であると思いますが,いかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 この二次医療圏の中では,現在は三次医療の部分が対応ができないとありますけれども,そういうものが対応可能になるには,やはりそういう環境を整えなければならない。その環境の1つにはやはり財政的な面等もございますし,あるいはまず現在の国内の状況等を見ますと,医師確保,こういったものも当然に出てくると思いますので,そういう面からいたしますと,必要性は感じますけれども,そういう面からいたしますと,現段階では非常に難しいという状況にあると思います。


○15番(新橋 実君)


 その医師確保についてはまた後で言いますけれども,私が聞く中で,先ほどのことですけれども,頭を打った患者を鹿児島市内の病院に連れていったときに,霧島市ではこういった処置もできないのかといった話をよく聞くわけです。確かに専門の病院で見てもらったほうが安心なんですけど,間違いないと思いますけれども,もう少し対応ができないものかというふうに,せっかくMRIとかいろんなものがそろっているわけです。ところが,その方を見ただけでもすぐ,もうそちらへ移されると,そういうふうな話をよく聞くわけですけれども,そのことはいかが思われますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 その患者さんが複数の診療科目にわたるようなそういう重症というような場合につきましては,やはりそういう診療科目がないわけでございますので,手に負えないと。そういう場合につきましては当然に三次救急のそういう医療体制のところに搬送をしていかざるを得ないと,こういう状況にあるというふうに思います。


○15番(新橋 実君)


 前回も消防局長にも質問したんですけれども,私は消防職員の方も非常に大変だと感じております。患者さんの付き添いの方と一緒に救急車に乗って,搬送先の病院に行っても,そこで断られるとまた次の病院に行かないといけない。いわゆるたらい回しと言われるわけですけれども,非常に残念だと思います。消防局のほうでは,そこでしっかりと受け入れてもらえるものと判断して送っているのに,受け入れはできませんと言われる。また,ほかの病院へ転送されているわけです。その辺はいかが思われますか。


○消防局長(後庵博文君)


 ただいま議員の指摘のとおり,救急車内で引き受け病院を探すのに,市民のある方から,同じ場所に救急車が30分とまっているが,これはどういうことかということで度々おしかりを受けるわけでございますが,病院があっても受け入れベッドがなかったり,あるいは医師不在,そういったことで非常にジレンマを感じながら救急隊員は毎日頑張っておるわけです。そのような中で,どうしても引き受け病院が管内に見つからない,あるいは姶良郡医師会の管内に見つからない場合は鹿児島市内への搬送とならざるを得ないということでございます。おっしゃるとおり大変ジレンマは感じております。


○15番(新橋 実君)


 ここからゆっくり言いますけれども,市長は前回の私の質問の答弁に対して,「霧島市はまだ発足して3年目のまちであり,近隣の鹿屋市や薩摩川内市,あるいは都城市とはレベルが違う。今後の検討課題である」との答弁でありましたが,それは今でも変わりませんか。


○市長(前田終止君)


 その言った意味は,薩摩川内市さんあるいは鹿屋市さん,あるいは都城市さん,市としての今日までの自治体運営というのを,長い歴史を,大規模で,地方においてはそれなりに歴史をつくっておいでになっております。そして,それにふさわしいだけの努力が続いた上のまた今日の合併でございます。私どものところももちろんそれに負けじと,全1市6町の自治体も頑張ってまいったんですが,二回りぐらい,母都市になる部分が人口規模が約10万前後持っておられる,そこの医療体制と直ちに私たちの霧島市の,人口だけはどうにか肩を並べていたものの,直ちに比較するとなると無理があるという意味で申し上げたことです。そういう意味では,今日まで,合併して3年半前後ですけれども,医師会と私ども市の行政,精いっぱい,今ある現状の中で努力をさせてもらっているという理解をしていただきたいなと思っているところでございます。


○15番(新橋 実君)


 それでは,市長のマニフェストにある安心・安全のまちというのはどういうものなのか。その中に地域医療の充実というのは入っていないのか,それをお伺いします。


○市長(前田終止君)


 入っております。


○15番(新橋 実君)


 医療の中でもよく言われる三大疾病。先ほど言われました脳卒中,頭部外傷による脳外,あと心臓疾患,がんなどとても大事な医療機関だと思いますが,いかが思われますか。


○市長(前田終止君)


 大事だと思います。


○15番(新橋 実君)


 それでは,市長はドクターカーというのはご存じですか。


○市長(前田終止君)


 存じております。


○15番(新橋 実君)


 どういったものでしょうか。


○議長(西村新一郎君)


 できるだけ要領よくまとめて,一括してできるだけ質問をしていただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 不幸にして救急を要する病気,また事故等による大きなけが,そういうときに,医師が同乗をして,ある一定の病院まで搬送できる仕組みがあるというふうに私は理解しています。


○15番(新橋 実君)


 それだけではないわけです。これは消防局に救急の要請があったときに,専門の医師が確かに救急車に同乗して病状確認,状態によっては医療機器が整っている病院に行って,そこで対応するわけです。対応されて,時には手術も行うわけです。そういう医療機器が整っていれば。医師会医療センターのような医療機器が整った病院であればそれが可能だそうです。また,現在,これを無料で行っているところもあるわけです。それは聞かれたことはないですか。


○市長(前田終止君)


 無料でそういうことを行っているというのは私自身はちょっと聞いておりません。


○15番(新橋 実君)


 私,先日,このドクターカーを持っている医療機関に参りまして話を聞いてまいりました。病院経営は医師が市民の立場に立った考え方をしている,そういったことでした。救急医療に対しては中心となる有能な人物がいて,そこに同じ思いを持った医師が集まってくる。本当に市民の安心・安全な医療を目指す病院経営がこれから大事であると言われておりました。そうすることによって24時間でも対応できる救急医療の体制がつくられ,市民の安心・安全が守られていくんではないかと私は思っております。先日,民放の番組で,救急医療をすべて受け入れるといった救急病院が取り上げられておりましたけれども,それはご存じですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 私も若干見ました。全部ではありませんけれども。


○15番(新橋 実君)


 南日本の朝ズバですか,朝のテレビ番組であったわけですけれども,そこで言われておりましたのが,なぜそれができるのかというと,もちろん医療体制の充実,スタッフを含めて。それはもちろんなんですけれども,医師の思い,気持ちというのが一番ということでした。絶対うちの病院に来たら,患者を助けてやるんだという気持ちを持っている。一人一人の医師が,看護師が持っているということです。とても大事なことだと思いますけど。今その辺を聞かれてどう思われますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 人の命を救う,そういう人命にかかわる仕事で,非常に大事なことでございますけれども,やはりこの霧島市の現状を見た場合に,どうしても医療資源,特に医師といったような確保ができていないというのが現状でございまして,そういう,資源が少ないからこそネットワークを構築して,現在は対応していると,そういうところにつきましても,今後どのような形で行っていくかというのを先ほど申しましたように,救急医療のそういうものを地域医療の分野まで広げて,今後検討委員会を設置いたしますので,そういう中で議論していっていただくということで考えているところです。


○15番(新橋 実君)


 医師会医療センターがあるわけですけれども,ここには先ほどから話がありますように,まだ脳外科や麻酔科,小児科,またICUもないと。医師不足ということで募集もされていると。大分前から言われておりますけれども,なかなか医師が集まらない状況にあるようですけれども,まだ今でもそれは変わりませんか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 医師会のホームページ等でも募集をしておりますけれども,現在も状況は変わらないということでございます。


○15番(新橋 実君)


 やはりホームページというか,先ほど言いました,本当に私はこの市民の大事な命を預かるんだという,そういう気持ちを持った病院の先生というのはたくさんいらっしゃると思うんです。霧島市の出身の方がいっぱいよそにも出ていっていらっしゃると思うんですよ。市長もいろんなところで,先ほどは関西のほうに行かれたとか言われておりましたけれども,やはりそういったところでも,やっぱり症例がないとなかなか病院には,そこには来ないらしいです。その症例を増やすためにも,1からのあれが必要なんでしょうけれども,やはりしっかりとそういう気持ちを持った方は,霧島市に是非とも帰ってきてくれれば,私は帰ってくるんじゃないかと思うわけです。ただインターネットだけ流していても,ただ大学の鹿大の関係とかそういう先生ばっかりをされてもなかなか難しい。そういう状況があると思うわけです。今後,何か方法を考えておられませんか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 具体的な方法でございますが,全国を回って募集というのはなかなかできにくいわけですが,例えばそういう医療関係の方々の例えばご子息であるとか,そのような方はどうでしょうかというようなお話はしておりますけれども,今後また何らかの形で適切な方法がないか検討してまいりたいと思っております。


○15番(新橋 実君)


 医師会医療センターは今指定管理者制度ということで,霧島市のほうから委託をしているわけですけれども,一般会計からいくら払われていますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 平成21年度でございますが,約1億2,000万円程度,これは交付税措置のある分のものを医療センターに交付しているということで,繰り出しをしているということでございます。


○15番(新橋 実君)


 その交付税措置はいつまで続くんですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 これは,現制度は交付税法がありますので,その法律のある限りは続けられるものというふうに考えております。


○15番(新橋 実君)


 先ほど私が言いましたけれども,部長のほうが,財政的にも,また医者の獲得,そういったことが難しいという答弁をされましたけれども,今,前も言ったかも分かりませんけれども,ある脳外科では,ベッド数を増やしていただければ医者も増やせると言われているところもあるわけです。そのようなところにベッド数を増やして医療を充実していかれるような考えはありませんか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 昨年もご答弁を申し上げたと思いますが,また今回も先ほど申し上げたとおりでございますけれども,県の医療計画によりまして基準病床数というのが決められているわけでございまして,それを現在,大幅に上回っているこの姶良伊佐の二次医療圏でございます。この数値がどうしても取っ払わないと,新しくというのはなかなか困難であるという現状でございます。


○議長(西村新一郎君)


 ただいま新橋実議員の一般質問中でございますが,会議時間の延長を議事の都合によりまして改めて延長して行いたいと思います。本日の一般質問者は,議事の都合によりまして,新橋実議員までといたしたいと思います。


○15番(新橋 実君)


 市長はどう思われますか。今の質問に対して。


○市長(前田終止君)


 県の医療計画に伴う体制の中でやっておりますので,部長が答弁いたしたとおりでございます。


○15番(新橋 実君)


 じゃ私は,先ほど檀上からも質問したわけですが,この特定の病床には,そういうがんとかいろいろ入っているわけですけれども,それはできないんですか。霧島市というか,これは姶良伊佐医師会ですよね。姶良伊佐地域ですよね。これを県のほうにこの病床が,ベッド数は上回っているけれども,実際,だから先ほど言われました脳外科も一般病床だと言われますけれども,実際違うわけです。脳外科の一般病床と風邪で入院している人と。その辺をしっかりと把握をされて,こういうふうだから脳外科が不足しているんだと,それが言えないから今現在こういうふうになっているわけでしょう。基準病床は増えている。ただ,ほんとに必要なところに必要なベッドはいってないと,そう思うんですけれども,それでもできないんですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 先ほど議員も質問の中で申されましたように,特定の病床等に関する特例というのがあるわけでございますが,これでは鹿児島県はこの分をやっていないと,認めていないということでございます。


○15番(新橋 実君)


 それはなぜですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 県の担当者にそのこともお聞きしたんですけれども,今までに特定の病床に係る特例を認めたのは,市立病院にNICUができたときに認めたということで,それ以降もそれ以前も全く特例をしていないということで,担当者の方も,最終的な理由はおっしゃらなかったんですけれども,病院を開設して増床しようとする病院の開設者の方が申請をされることは可能であるとおっしゃっていました。しかしながら,その申請をした後,県とあらかじめ協議をする中で,どうしても姶良二次医療圏で必要なのかどうかというところを県のほうが精査されるということで,時間もかかるというようなお話をされておられました。


○15番(新橋 実君)


 では,今県のほうで姶良伊佐地域のそのベッド数の状況を調べているということですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 県が調べているということではございません。開設者の方が増床を希望される場合は県のほうに申請できるということをおっしゃって,それから,そういう協議が始まるということでした。


○15番(新橋 実君)


 ということは,私は先ほど言いましたよね。脳外科が,地域にある脳外科の方が,病院の先生も増やして,そこにベッド数を増やしたいということを,それを申請すれば,県のほうに上がっていくということでいいんですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 県のほうの保健医療福祉課のほうが窓口になっているということでございました。


○15番(新橋 実君)


 窓口にはなっているんですけども,出せば一応精査はしてくれるということですね。


○健康増進課長(宮本順子君)


 はい,話し合いをされるということでした。協議をされるということでした。


○15番(新橋 実君)


 本当に,昔,指宿に徳洲会の病院をつくろうとしたときに,医師会は大分反対しまして,無保険で最初はやった経緯がありました。後でまた何年か経ってまた保険医療になったようなこともあります。医師会が強いのかよく私も分かりませんけども,ベッド数が非常に多いからというようなこともあると思うんですけども,だけど,本当に必要な医療は必要な所に持っていっていただく,第2の霧島市と言われながら,こういう状況では私はいつまでたっても,20年後,30年後,この間も言われたようですけども,それじゃ私はいかんと思うんです。もうちょっと早い機会に,今必要な人に必要な医療,自分が入院するときに,霧島市に入院しないで鹿児島まで行かにゃいかんと。今までの歴代の市長もそういう方もいらっしゃいました。それで本当にいいと思いますか,市長,どうですか,もう1回お願いします。


○市長(前田終止君)


 私もそういう医療の不足の分に対して似たような思いも多々あります。1期目4年間の中でいろんな皆さん方のご指摘をいただき,そして,私としましては,不足ながらもこの努力を今後も続けて課題解決に向かっていきたいと。ですから,将来的に,本当に県内2番目の市として,そして,また私どもの地域の立ち位置の予算,そういうことを生かす意味でも,いろんな医療の充実,真に必要な医療の範囲を一つでも拡大していく努力をしたいと思っております。


○15番(新橋 実君)


 できるだけ早くそういったことを,市長2期も,マニフェストに書かれるんだったら,そういったことを書かれれば,即私は当選すると思います。やはり医療の充実というのは,それは,安心・安全にとって一番かけがえのないものだと私は思っております。ちょっと話はあれですけども,医療センターの医師の報酬及び看護師の給料,それと,例えば,鹿児島市にも市立病院があるわけですけども,そこの医師の報酬,看護師の給料,その辺は分かりますか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 平成19年度の分でお示ししたいと思います。医療センターのほうの医師の平均月額が124万2,416円,鹿児島市立病院等の個人的な病院の月額というのは分かりませんで,全国の自治体病院約900か所ございますが,そちらの全国平均が129万1,385円となっております。看護師が,医療センターの平均月額が42万4,984円,全国の自治体病院の平均が48万7,335円となっておりますが,こちらの給料表などいろいろ違うものも考えられます。それぞれのシステムによって一概に比較することは難しいと思います。また,平均年齢もございますので,そういうもので比較するのは少し難しいかなと思いました。


○15番(新橋 実君)


 確かに,医療,病院の先生,他の自治体というか,そういった市立病院関係の先生の給料というのは,これは一概には言えないということでしたけども,余り変わらないと。看護師についてはちょっと安いのかなと思ったりもするわけですけども,これも,病院の体制でいろいろと緊急病院とかになればなかなか難しいところもあってどうかと思います。給料だけの問題ではないですけども,一応確認をしてみたところです。だから,私は,自分たちの地域で,市長,医療ができないのであれば,やはりほかの地域の医療に頼らざるを得ない状況があるわけですよね。県のほうでもドクターヘリについて検討がなされたと聞きました,先日ありました。市長はどのようにこのドクターヘリについては考えていらっしゃいますか。また,霧島市での必要性は考えていないのかお伺いします。


○消防局長(後庵博文君)


 ご質問のドクターヘリの件でございますが,鹿児島県におきましては,新しい鹿児島市の市立病院が開院したときに,そちらのほうにドクターヘリの専門を置くということで,それまでの間,現在防災ヘリというのがございますが,それを用いて当分の間やるという方向であるそうでございます。それの実情を考えますときに,現在,防災ヘリは枕崎の空港におります。防災ヘリですから救急ヘリではないわけですので,防災の準備をしておるわけでございます。だから,例えば,今霧島市では必要でないかということでございましたが,霧島市でじゃあ大きな交通事故が発生したと。そこで防災ヘリを要請して,そこで離陸準備に30分かかるわけです。防災の重装備をしておれば,それを降ろして救急ヘリの装備に変えにゃいかんわけです。それの準備にもまた数十分かかるというふうなことでございます。飛んでくるのに30分かかります。そういうことを勘案しますと約1時間以上かかるんではないかなと思います。また,ドクターヘリと言いますから,ドクターを都合しないといかんわけです。ドクターも枕崎にはいないわけですから,その辺のところで,消防機関でドクターも探しなさいということです。だから,まだ,説明は受けましたけども,市長に報告するまでの進捗状況ではないということで,実情は今こういうとこです。


○15番(新橋 実君)


 私も,この間,県の検討委員会で,地域の医療崩壊の現状を考えるとドクターヘリは有効な手段であると。救急救命という側面からだけではなく,地域医療を守るという意味からもドクターヘリの重要性は増してきていると。離島,へき地だけではなく,地方は医師不足で困っているので,ヘリが幅広く利用できることを望むと。現場で医師が搬送される病院を決められるのであれば,さらに効果が大きい。ドクターヘリと消防,防災ヘリ,自衛隊ヘリとの役割分担が,連携について明確にすべきであるとのことで,10月から導入する計画になっているということでしたけど,どうですか。


○消防局長(後庵博文君)


 10月で実施するということで,県はこの前我々鹿児島県内の全消防長を集めて説明会があったわけです。その中で,十分消防側,現場側とすり合わせができてない部分があったものですから,消防長会の説明があった席では,全員同意しかねるということで,もっと話を詰めるべきではないかということで消防長会の席では決定に至っておりません。


○15番(新橋 実君)


 今現在枕崎ですよね,ヘリポートが,これが市立病院が今回移転すれば,そちらのほうにヘリコプターができると,先ほど言われたようでしたけど,それは間違いないんですか。


○消防局長(後庵博文君)


 それは,県の説明によりますと,鹿児島市の新しい市立病院ができた時点で,そちらのほうにヘリポートをつくって県のドクターヘリの運行をするということでございました。


○15番(新橋 実君)


 それでは,もし霧島市にこのヘリポートをつくるとした場合,この敷地はたくさんあるわけですけども,このヘリポートの建設費を,それはどれぐらいかかるか試算はされておりませんか。


○消防局長(後庵博文君)


 ただいまのところ,ヘリポートにつきましては,現在自衛隊のヘリポートを使わさせていただいております。だから,現在自衛隊のヘリポートに着陸して,そこから救急車で運ぶというような手法をとっておりますので,今のところ建設費が幾らかかるとかということを近々に必要でないものですから検討したことはございません。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 ヘリポートの設置でございますけれども,例えば,霧島市がヘリポートを設置をしようとするときには,当然航空法に基づく手続が必要になるわけでございます。また,通常は,ヘリポートは鹿児島県内には,定義づけられているものはないわけでございますが,それ以外のもの,ヘリポート以外のもの,そういうものに離着陸をする場合,これにつきましても,申請は必要なわけでございますけれども,特定の決まった地点を届けるということはできないというふうになっております。ちなみに,このヘリポート以外の分,ヘリポートの分は地方公共団体の分では鹿児島県内には現在ございません。


○15番(新橋 実君)


 本当に市民の医療というのはやっぱり市内で解決するべきじゃないかと,私はこれは持論なんですけども,それで,今できない場合は,市長,市長は今環霧島というのを立ち上げていらっしゃいます。是非ともこの中で話し合いを,医療の充実について話し合いはとったことはあるのかないのか,まずそこだけお伺いします。


○市長(前田終止君)


 医療に限ってテーマを絞っての議論はまだいたしておりません。


○15番(新橋 実君)


 是非,都城市という大きな市もあります。先ほど言われました,あそこは前の県都をだったとか言われておりました。だから,あそこはすばらしい病院が結構そろっているわけです。ということは,鹿児島に行くのと距離はほとんど一緒ぐらい,ドクターカーを持っているところはそういった所は持っているわけですけども,やはりそういったところでしっかりと話し合いを持つような,何のための環霧島か,山だけをどうこうするんじゃなくて,やはり医療体制というか,すべてにおいて私はやっていただきたいと。今後そういった考えを持たれていらっしゃいますか。


○市長(前田終止君)


 山だけをただやっているんじゃなくてですね。防災についてはもう既にご承知だと思うんですが,県境,市町境を7つの自治体が協議を重ねて重ねてやってるんです。それで,ほかの5つの専門部会をつくって行政,そしてまた民間の方々,本当にしっかりした努力は続いております。まだまだしかしこれも道半ばでございまして,また,アジア,世界に目を向けても動いてます。ですから,ただ簡単に山だけ見て,何かしているようなイメージじゃないことははっきり分かっておいてください。医療の件につきましても,確かにおっしゃる点は非常に当を得ていると思います。今後,不足している部分をお互いに,わずかな一山越えた範囲のことでございますから,お互いに補完し合って支え合っていくいい仕組みを,特に医療の面などでは,都城市さんは,おっしゃるとおりの力ある医療体制をお持ちでございます。今後また議員の指摘を大事にしながら,相互に支え合う仕組みを,少しでも工夫をしてみたいと存じております。


○15番(新橋 実君)


 すみません,言葉をちょっとあれしましたけども,その気持ちはよく分かっております。しかし,今後,市長がマニフェストを作られるということですので,やはりそこの中にも,しっかりとこの医療体制の整備というのはしっかり入れていただいてやっていただきたいと。医師会医療センターについても,23年度で一応指定管理が終了するわけです,第1回目の。23年度でしたよね。その後は,やはりそこが,それまでの間には,まだ今から何年かあるわけですけども,やはり医師の確保とか,いろんな面でできないようであれば,やはり,医師会をどうこうというわけじゃなくて,医師会の方やら民間の方も含めて,先ほど言いました,いろんな医師の方も霧島市出身の人をだれか入れるような形で,是非ともそこに指定管理に入っていただいて,霧島市の医療は霧島市でやろうというようなことで,この指定管理者を持っていただくような形で進めていただきたいと思いますけども,そういった気持ちはありますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 現在,医師会医療センターにつきましては,13の科目があるわけでございますが,開設以来まだ未設置の科目もあるわけでございます。したがいまして,そういうものの必要性等も十分に踏まえながら,どのような形がこの霧島市の地域医療を担っていく中核として,また地域の開業医の先生方ともどのような連携がしていけるかという,そういったことも含めて,地域医療の中核の機関として,どの方法が一番いいのかというのも,その指定管理の見直しをするまでには方向性を決めていかなければならないと思っております。


○15番(新橋 実君)


 是非ともよろしくお願いいたします。心を込めて言っておきます。それでは,2項目めの質問に入ります。先ほど会計部長のほうから話がありましたけども,市民の方からおかしいんじゃないかって,どうなっているのかっていう声があって,私は今回この問題を取り上げたわけですけども,多くの職員の方がもちろんこうしたことはないと私も信じております。一部の職員が,そうしたことを言って,言いふらしてるということなんです。そこで質問いたしますけども,消耗品というのにはどういったものがありますか。


○財政課長(塩川 剛君)


 一般的な事務用品から印刷用の紙類もございます。それから,大きなものでは敷根清掃センターあたりでの消耗品,火葬場での消耗品,し尿処理場での薬品類等の消耗品,それから,教育関係につきましては,学校配分の消耗品などが大きなものかと思っております。


○15番(新橋 実君)


 先ほど1万円以上については出てましたけども,1万円以下のものはすべて消耗品ということで理解してよろしんでしょうか。


○財政課長(塩川 剛君)


 1万円以下でありましても,例えば,公印などは備品というような取り扱いをいたしております。


○15番(新橋 実君)


 先ほど,品物の購入金額が1万円以上のものについては備品として扱うこととし,備品台帳への登録を行っているとなっているわけですけども,今言われましたその1万円以下の消耗品じゃない備品があると言われましたけども,それについても備品台帳に登録を行っていらっしゃるわけですか。


○会計管理部長(東 邦雄君)


 登録を行っております。


○15番(新橋 実君)


 それでは,この消耗品の予算というのは,年間どれぐらいありますか。


○財政課長(塩川 剛君)


 消耗品の平成21年度当初予算で申し上げますと6億8,987万7,000円でございます。


○15番(新橋 実君)


 非常に大きな金額で私もびっくりしました。これは毎年同じような金額ですか。


○財政課長(塩川 剛君)


 個々のそれぞれの目で見ていけば同じようなことになるかと思うんですけれども,総体でいきますと,それぞれ大きな事業等があったりしますと,当然そのような事務用品なども購入しますので,年度により大きな変動は出てくると。それから,経常経費の削減等を行っておりますので,その辺の関係で若干下がってくる。ちなみに,平成20年度で9億1,800万円でございますので,大分消耗品自体は減っているというようなことでございます。


○15番(新橋 実君)


 やはり先ほども申しましたけども,やっぱり市民の税金ということ,結構大きな金額ですよね,6億8,000万円,市長はご存じだったと思いますけども,税金で運営しているということを知って,職員の方はそのことに対してはしっかり自覚をされているとは思うわけですけども,こういうふうに当たり前のようにうちに持ち帰って使用していることを,市民の方が直に話を聞いたわけです。そういうことにはどう思われますか。


○市長(前田終止君)


 市民の税金で市役所の中の事務処理等が行われている。そのことをしっかり認識をして,職員には仕事をするようにいつも申し上げております。それで,それはもっと大きく考えると,コスト化というものを大事しなさいということを言っております。そして,お互いに公私の区別,そして,なすべき仕事に対する責任感,そして,スピード感,こういうものを持って仕事の基本としてくれということを常々申しております。今申し上げたような形で,まさか職員の者が,おっしゃるような視点で市民の方々の前で得意になっているという話はちょっと今日の議会で初めて聞きましたけども,私にとってはもう本当に残念な話で,今後そのようなことがないようにコスト化,スピード感,責任感,そして,笑顔でもって市民の皆さん方に接するような,問題点解決のできる役所,職員づくりに努力をさらに傾注していきたいと思っております。


○15番(新橋 実君)


 そこなんです。やはり私もそれを取り上げたのは,職員の方にしっかりと,やっぱりそういう方がいるということ自体がおかしいわけです。私も直接市民の方から聞いたわけですけども,平気でそういうことを言う職員自体もおかしいと思うんですけども,そういったことは,私たちのところに伝わってくるというのがまたどうかなとは思ったわけです。消耗品の管理というまではなかなか難しいと思いますけども,今後はどのような形で対応していきたいと思われますか。


○市長(前田終止君)


 大体私はこのような懸案,解決していかなきゃならない課題があったら,もう即ということが常に習慣になっておりまして,両副市長,関係部課長,その方々にまず集合を求めます。そして,そのことについて的確に指示をします。そして,一般的には,グループウェア,そういうもので流れて,ああ,そういうことなんだということは伝わります。もちろん直接的には1週間に1遍の朝礼,あるいはまた議会が終わる都度,全総合支所も訪ねてまいっておりまして,市民の皆さん方からこのような指摘があった,議会ではこうだったと,私はこういう姿勢でおる,ですから,こうしてくれということを直接今度は耳に届くように,そういう努力もいたしております。また,できる限り広報,意識改革活動,また人材育成に関する職員自らの学ぶ意欲の研修メニュー等,年間を通じてはみんなで努力をし合ってるとこでございます。


○15番(新橋 実君)


 これを人に言わなくなったからどうこうじゃなくて,やはり今市長が言われましたように,しっかりとその辺の体制をとっていただいて,こういったことが二度と起こらないようにお願いしたいと思います。先ほど財政課長のほうからお話がありましたけども,昨年からすればちょっと予算が減ったというようなこともありましたけども,これがやはり毎年同じような予算執行が行われているんであれば,ちょっと危惧するわけですけども,しっかりとその辺もやはり6億というお金も非常に大きなお金です。しっかりと各課長,部長で点検をしていただき,また,グループ長ということで今現在いらっしゃるわけですので,今後はしっかりと,なかなか大変なことになると思いますけども,管理はしっかりとしていただくようにお願いいたしまして,私の質問を終わります。どうもありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 以上で新橋実議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの7名については,明日の本会議で行います。本日はこれで散会します。


              「散 会  午後 5時23分」