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鹿児島県 霧島市

平成20年第4回定例会(第5日目12月12日)




平成20年第4回定例会(第5日目12月12日)





             平成20年第4回霧島市議会定例会会議録


 
1.議事日程は次のとおりである。


                    平成20年12月12日(第5日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬───┐


│日程│議案│件                 名         │備 考│


│  │  │                            │   │


│番号│番号│                            │   │


├──┼──┼────────────────────────────┼───┤


│ 1│  │一般質問 時任 英寛君(274ページ)           │   │


│  │  │      ・本庁方式移行への課題について       │   │


│  │  │      ・危機管理体制の拡充について        │   │


│  │  │      ・学校図書の拡充について          │   │


│  │  │     秋広 眞司君(286ページ)           │   │


│  │  │      ・新教育基本法に基づく新学習指導要領について│   │


│  │  │      ・道路行政について             │   │


│  │  │      ・1人目からの出生祝金10万円の支給について │   │


│  │  │     山浦 安生君(298ページ)           │   │


│  │  │      ・(仮称)霧島中央公園の役割について    │   │


│  │  │     岡村一二三君(312ページ)           │   │


│  │  │      ・市民のための市政のあり方について     │   │


│  │  │     下深迫孝二君(325ページ)           │   │


│  │  │      ・消防団及び消防詰所について        │   │


│  │  │     脇元  操君(331ページ)           │   │


│  │  │      ・住宅用火災警報器設置について       │   │


│  │  │      ・不法侵入者に対しどのような対策をとっている│   │


│  │  │       か,また,どのような指導を行っているか。 │   │


└──┴──┴────────────────────────────┴───┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     20番  上 鍋 正 光 君


   21番  塩井川 幸 生 君     22番  久 保 史 郎 君


   23番  岡 村 一二三 君     24番  島 廻 一 心 君


   25番  木野田 恵美子 君     26番  山 神 生 人 君


   27番  池 田   守 君     28番  下深迫 孝 二 君


   29番  栫 井 成 孝 君     30番  吉 永 民 治 君


   31番  今 吉 歳 晴 君     32番  尾 崎 東記代 君


   33番  木 場 幸 一 君     34番  浦 野 義 仁 君


   35番  池 田   靖 君     36番  細山田 為 重 君


   37番  蔵 原   勇 君     38番  田 代 昇 子 君


   39番  前川原 正 人 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   40番  窪 田   悟 君     44番  中 村 幸 一 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君  議事調査課長    福 永 いき子 君


 議事調査課課長補佐 満 留   寛 君  書     記   吉 村 祐 樹 君


 兼議事グループ長


 書     記   米 元 利 貴 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君  副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永 いたる 君  総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君  保健福祉部長    平 野 貴 志 君


 行政改革推進監


 農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君  商工観光部長    長 崎   薫 君


 建 設 部 長   篠 原 明 博 君  工事監査部長    大 井   正 君


 消 防 局 長   中 村   昭 君  会計管理部長    東   邦 雄 君


 水 道 部 長   迫 間   勇 君  税務対策総括監   末 野 賢 了 君


 危機管理監     宇 都 克 枝 君  廃棄物対策監兼   西     剛 君


                      環境衛生課長


 生活環境部次長兼  川 畑   巧 君  商工観光部次長兼  柳 田 秀 徳 君


 生活環境政策課長             商工観光政策課長


 総 務 課 長   阿 多 己 清 君  管 財 課 長   津 曲 正 昭 君


 財 政 課 長   塩 川   剛 君  税 務 課 長   中 村   功 君


 安心安全課長    成 尾 智 広 君  企画政策課長    川 村 直 人 君


 行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君  保健福祉政策課長  花 堂   誠 君


 生活福祉課長    町 田 正 一 君  児童福祉課長    隈 元   悟 君


 高齢・障害福祉課長 荒 木   敏 君  農林水産政策課長  原之園 丈 二 君


 農政畜産課長    浜 田 健 治 君  林務水産課長    山 下   晃 君


 観 光 課 長   横 手 航太郎 君  建設政策課長    岡 元 邦 昭 君


 土 木 課 長   中 村 順 二 君  都市整備課長    川 東 千 尋 君


 管 理 課 長   岩 下   剛 君  消防局総務課長   田 中 義 春 君


 消防局警防課長   吉 村 茂 樹 君  消防局予防課長   蔵 元   悟 君





 教  育  長   ? 田 肥 文 君  教 育 部 長   藤 田   満 君


 教育総務課長    東 郷 一 徳 君  学校教育課長    村 田 研 史 君


 保健体育課長兼   藤 山 光 隆 君  文化振興課長    野 村 定 美 君


 隼人給食センター所長


 国分図書館長兼   木佐木 美 月 君


 隼人図書館長





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これより本日の会議を開きます。一般質問の前に,前田市長より発言を求められておりますので許可します。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。議長のお許しをいただきまして,一言ご報告をさせていただきたいと存じます。昨日の一般質問,本会議終了後に,霧島市緊急経済対策本部の会議を開かさせていただきました。その会議では,福永副市長が,大事な本会議をご理解いただきまして2日間にわたって現場を情報収集してまいったことなどを,対策本部会議委員全員の前に情報を共有するということで報告をいただきました。私どもといたしましては,今後もこの手の情報収集に努めてまいりたいと,そしてまた具体的になるべく速いテンポで中小企業の利子補給制度の積極検討を打ち出せるように,私の立場からも指示を,本会議でも申し上げましたけれども,重ねて出したところでございます。少しでも,市としてできる限界もあろうかと思いますけれども,国,県の動き,連動・連携を高めながら,少しでも市民の皆さん方の雇用への不安,そういうものを取り除いていく努力をしながら,市としても努力をしてまいりたいと思っております。なお,昨日,一昨日と本会議を欠席させていただいて,市内企業訪問,そしてまた情報収集を行ってまいりました福永副市長より,その結果の報告を議会の皆さん方に,市民を代表される立場でございますので,その結果報告をさせていただきたいと存じますので,よろしくお願いをいたします。


○副市長(福永いたる君)


 皆さん,おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので,一言ご発言をさせていただきたいと思います。世界的な景気減速や円高の進行で業績が悪化する中,自動車産業や半導体関連事業などの生産調整や非正規社員の契約解除など,ここ連日報道をされております。特に,12月10日の新聞発表においては,ソニー1万6,000人リストラという報道があり,市では即日,霧島市緊急経済対策本部を設置し,市長の命により,議会開会中でありましたが,議長の許可を得まして,私,市内の企業等の経営や雇用の状況について2日間にわたり情報収集をしてまいりました。会社経営のこともあり,突っ込んだところまでは説明はできませんが,その概要をご報告させていただきます。まず,自動車関連産業についてでございますが,世界的な販売不振により,生産量はピーク時よりも大幅に減少しておりますが,本市の企業は技術開発部門等が主なものであり,現状を維持しているとのことであります。したがって,社員の雇用状況は,非正規を含めて削減は考えていないということでありました。なお,今後の受注の見通しについては,大きな減少は生じないものという見方をしておられます。次に,半導体関係についての現状でございますが,各事業部門とも総体的に生産が大幅に減少しており,大変厳しい状況であります。社員の雇用状況については,現在のところ削減は行っておりませんが,契約期間満了や派遣社員の調整が事業部門によってはあり得るということであります。しかし,これはこれまでの事業経営の中でも行ってきたということであります。また一方,企業によっては,企業努力においてリストラは実施しないというところもあります。なお,今後の半導体に関する製品の需要の見通しについては不透明であり,さらに厳しい状況が続くのではないかという見方でございました。次に,液晶関連産業についてでございますが,受注・生産量が大幅に減少しており,厳しい状況にございます。社員の雇用状況については,派遣も含め何とか現在維持している状況にあるものの,期間満了はあるということであります。なお,今後の受注・生産の見通しについては不透明な部分があり,さらに厳しい状況が続くのではないかという見方でございます。次に,住宅関連産業についての現状でございますが,電気・水道部門につきましては,住宅建築が減ってきていることから需要も減少している状況であります。社員の雇用状況については,現在のところ削減をするまでの経営状況には至っていないということであります。なお,今後の需要の見通しについては,新製品の開発により伸ばしていくということでございます。次に,情報通信産業についての現状でございますが,生産量についてはこれまで順調に伸びてまいりましたが,今年は微増であり,経営的には黒字を維持しているということでございます。したがって,社員の雇用状況については,削減をする状況には至っていないということであります。なお,今後の生産の見通しは厳しいことも予想されますが,現在の状況を続けていきたいということであります。また,将来に向けて明るい期待もされておられます。訪問した企業においては,どの企業も内定者については計画どおり採用をしていくという方針でございます。ほとんどの企業が,この現状を企業努力により乗り切ろうと一丸となって取組まれていることを強く感じました。今回訪問した企業においては,来年も厳しい状況が予想されるものの,現在は幸いにしてリストラという事態はございませんでした。中小企業から大企業まで,2日間で10社訪問いたしましたが,訪問した私の感じでは,自動車関連企業よりも半導体部品製造業種のほうが深刻な状況が続くのではないかなと感じられました。また,これら企業の関連する中小企業の閉鎖や雇用削減などの状態が生じないことを願うものであります。以上,簡単でございますが,報告とさせていただきます。ありがとうございました。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 それでは,昨日に引き続き一般質問を続けます。43番,時任英寛議員より3件通告がされております。したがって,時任英寛議員の発言を許可します。


○43番(時任英寛君)


 おはようございます。さわやかな朝を今日は迎えたところでございます。ただいま市長,副市長より,今回の金融危機に関する情報収集の報告がなされたところでございますが,今報告をお聞きいたしまして,油断はできないものの,安堵をしたところでございます。本市に立地をいただいております多くの企業の皆さん,この企業努力によりまして今回のこの危機を乗り越えようとするこの姿勢に対し,心から敬意を表するところでございます。しかしながら,まだまだ油断のできない状況は続くわけでございまして,今後,大企業はもちろんでございますが,その協力会社である中小・零細企業,やはりここを市としてどのような形でサポートしていけるのかということを市当局並びに議会が真剣に考えていかなければならない状況にもあると認識をいたしたところでございます。今後,本市に立地されていらっしゃる企業のますますの発展をご祈念申し上げまして,質問に入らせていただきたいと思います。さて,国政においては,衆議院解散が先送りの様相を受け,野党も審議態度を強化し,ねじれ国会の非なる状況も発生する現状でございます。麻生総理のたび重なる発言に対する批判,それに伴う発言撤回及び謝罪など,国民の皆様の信用・信頼を損なう事態であります。この件については,公明党太田代表からも,与党の一員として総理に苦言も呈しておりますが,現在,我が国も含め世界的な金融危機に伴う景気後退,事業不振など,経済を取り巻く状況は待ったなしの状態であります。速やかな対策が望まれるところであり,先ほど副市長からも報告がありましたように,さらなる国策での対応を強く望むものでございます。それでは,質問に入ります。第1点,本庁方式移行への課題についてであります。おおむね10年間総合支所方式で対応することと合併協議会で確認されておりますが,将来本庁方式へ移行となると,国分庁舎,隼人庁舎とも手狭となると予想がされますが,どのような対策を講じられるのか,お伺いをいたします。次に,庁舎建設については合併特例債の対象事業でありますが,合併特例債は,ご案内のとおり時限起債であり,計画内容によっては早期に対応策を示すべきであると考えますが,市の見解をお伺いいたします。第2点目,危機管理体制の拡充についてであります。霧島市となり,市域も603km2という広大な面積を持ち,市長が常々申されるように海抜ゼロmから1,700mの地域であります。海あり川あり山あり谷あり,この風光明媚の地域であり,別の面から申し上げますと,災害発生の危険性の高い地域であると申し上げても過言ではないと思います。そこで,お尋ねをいたしますが,今回,防災行政無線の統合デジタル化に向けての実施設計業務に要する経費が計上されておりますが,デジタル無線の統一化も危機管理体制の拡充の一環であると思います。しかし,広域である本市の市域の災害に対応すべく,先進機器の導入をはじめ,さらなる資機材の拡充を図るべきと考えますが,市の見解をお伺いいたします。次に,避難所の体制についてお尋ねいたします。現在,避難所の開設に当たっては,市職員2名体制で対応されておりますが,男性・女性それぞれ1名ずつ配置されております避難所もございます。男女共同参画社会の構想,機会均等の理念からしますと,女性も当然のごとく職員として同じ職,責務を全うすると認識いたしておりますが,避難される方々がいらっしゃらない場合,避難所閉鎖まで待機の任についておられるわけでございます。地区公民館長,自治会長の皆様からも本件についての問い合わせもありましたが,今後の体制についての市の見解をお伺いいたします。3点目でございます。学校図書の拡充についてでありますが,本市には,公立の小学校34校,中学校13校,高等学校1校がありますが,それぞれ学校規模に合わせ学校図書の拡充が図られていると思います。そこで,文部科学省の学校図書の配本の基準値に対しての充足率について本市の状況はどうか,お伺いをいたします。次に,次代を担う子どもたちに対しては良書を与えるべきと思いますが,図書選定の基準についてどのようになされているか,お伺いをいたします。次に,現在,本市の移動図書館は,図書館車は3台で,市民のニーズに対応すべくフル稼働の状況であります。また,学校図書の補完的施策事業としてのその運営は高く評価されているものであります。学校規模により図書費の予算も限度があり,文科省・県の推奨図書を購入するには限界があり,移動図書館車の運用は必要不可欠と考えますが,今後さらなる予約本の受注等も含め,サポート体制についての拡充策はあるか,お伺いをいたします。次に,学校図書のネットワーク構築についてお尋ねをいたします。先ほどから申し上げますように,規模において図書費が配分されるわけでございますが,小規模校においては思うような図書がそろわない状況でもあり,学校図書のネットワークが構築されることにより,各学校の図書蔵書内容が検索でき,各学校での貸し借りが可能になると考えます。予算を伴う事業でありますが,全学校図書の有効活用の意味では今後の重要課題と思いますが,市の見解をお伺いいたします。以上で壇上からの質問を終わりますが,答弁のいかんによりましては自席からの再質問を議長にお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 時任議員から3点につきましてご質問でございました。1点目につきましては私から答弁をさせていただきます。そのほかにつきましては教育長及び危機管理監が答弁をいたします。本庁方式移行への課題について,1点目と2点目は関連がございますので,あわせて答弁をさせていただきます。本市の事務所の方式につきましては,合併前に1市6町が協議した合併協定書において,おおむね10年間は総合支所方式とし,将来の方式は新市において検討するといたしているところでございます。そのようなことから,現在は行政内部で10年後の組織の検討を始め,地域審議会の意見の聴取及び行政改革推進委員会において将来の組織のあるべき姿の検討など,既に取組み始めさせてもらっているところでございます。今後は,これらの意見などをもとに方針を決めていかなければなりませんが,お尋ねのように,本市の事務所の方式を本庁方式に移行するとなれば,現在の国分と隼人の庁舎は手狭になることは十分に予想され,庁舎の増改築が必要となってくると思います。また,この増改築を行う財源としては,合併特例債を活用することが最善の策と考えておりますけれども,ご指摘のように,この特例債は合併後10年の平成26年度が期限でありますので,実際の工事の期間などを考えると,なるべく早く事務所の方式を決める必要があるかと考えております。そのようなことから,行政改革推進委員会の意見やさまざまな方々の意見を考慮して,本市にとってどのような組織がふさわしいかの方針をなるべく早く決定しなければならないと考えているところであります。


○危機管理監(宇都克枝君)


 危機管理体制の拡充についての1点目についてお答えいたします。老朽化による故障の発生や統一的な運用が困難な本市の防災行政無線の現状を改善するため,防災行政無線の整備を行う上で,通信の確実性,運用性及び経済性において最良の整備方針となる霧島市防災行政無線統合デジタル化基本構想を平成19年度に作成いたしましたので,今回,実施設計のための補正予算を計上させていただきましたが,これはこの基本構想の実現に向けた最初の取組として,通信機器の設置のための電波の伝わり方の調査や免許申請の準備に取りかかるものです。基本構想の中では,同報系は基幹システムとして60MHzデジタル同報系防災行政無線による屋外拡声子局の整備を行い,これを補完する個別受信機につきましては,既に自治組織の連絡用として簡易無線局受信機が市内に1万2,000世帯ほど設置されているため,この簡易無線受信機の活用を図ることとしております。整備時期につきましては,基幹システムの整備を極力早期に実施したいと考えております。次に,2点目についてお答えいたします。災害発生のおそれがあるときや災害発生時に住民の方々を安全な施設に避難させ収容することは,行政として平時から周到に準備し,その対策を講じておくべきものと考えております。このため,本市におきましては,避難された住民の方々にきめ細かな対応ができるよう,女性職員を含め職員を避難所の開設当初から配置する計画を作成し対応しております。避難所開設の要領としましては,最初に開設する1次避難所,さらに1次避難所のみでは対応できない場合に2次避難所を開設するというように,段階的に開設するようにしております。これからの避難所の課題として,避難状況を把握するためのシステムの構築,避難所の災害備蓄,安否情報の対応及び高齢者や子どもといった災害弱者に対する具体的な対策などは,これからの課題として捉えております。


○教育長(?田肥文君)


 学校図書の拡充についての1点目についてお答えをいたします。学校図書の充足率につきましては,学級数に基づいて学校図書館図書基準に基づく標準冊数が定められており,教育委員会としましては,学校図書の充実を進めるために,毎年図書購入予算を計上し,計画的な購入や適切な廃棄を図り,学校図書の充実を図ってきたところでございます。平成20年8月31日現在での市小中学校の学校図書の充足率につきましては,小学校の平均値が93.5%,中学校が99.1%となっております。小学校の最低値は68.6%,最高値は146.6%で,中学校の最低値は75.7%,最高値は134.0%であります。教育委員会としましては,学校図書館の実態と各学校からの要望を勘案しながら,今後とも学校図書の充実に努めてまいりたいと考えております。次に,2点目についてお答えをいたします。学校図書選定の基準につきましては,学習指導要領の目標及び教科の特性を踏まえることと捉えております。教育委員会としましては,このことを踏まえ,学校図書選定の充実を図るために,各学校に図書選定委員会等を設置・開催させ,適切な選定を行うよう指導してきたところであります。また,学校図書館協議会からの図書紹介や読書活動の充実を図るための指導資料等の提供や紹介にも努めてきたところであります。さらに,市立図書館主催の学校図書館司書及び市立図書館司書研修会を年2回,学校教育課主催の読書指導担当者研修会を年1回開催して,図書選定の中心になる担当者の資質向上を図っているところでございます。今後は,現在12学級以上の学校に配置されている司書教諭が一堂に会する研修会等を開催するなどして,学校図書選定がより適切に行われるよう配慮してまいりたいと考えております。次に,3点目の移動図書館のサポート体制についてお答えをいたします。移動図書館につきましては,国分図書館が昭和44年度から,隼人図書館が昭和43年度から,サービス拡大を図る手段として,図書館から遠隔地にある地域,住宅団地,小学校等に本の貸し出しを行い,市民の教養と文化の向上を図るため巡回サービスを実施してきました。現在,市立図書館で保有している移動図書館車は,国分図書館に図書を約5,000冊積載可能な1台,約1,200冊積載可能な1台の計2台,隼人図書館に約2,200冊積載可能な1台の合計3台であります。巡回箇所につきましては,合併前は国分,隼人の地区の60か所でございましたが,合併後は溝辺,横川,牧園,霧島,福山地区の児童数100人以下の小学校等を追加し,現在は75か所を巡回しております。そのうち学校は23校巡回しており,図書サービスの向上を図っているところでございます。移動図書館の学校の利用状況について申し上げます。平成18年度は利用者数が8,225人,貸出冊数が3万1,130冊,平成19年度は利用者数が8,199人,貸出冊数が3万1,494冊でございます。子どもたちの活字離れが進む今日,子どもたちがこれからの人生を創造性豊かに生き抜き,社会の核となり将来活躍するためには,読書を通して言葉を学び,感性を磨き,表現力を高めていくことが非常に大切になってまいります。そのため,読書の果たす役割の重要性を十分理解し,霧島市子ども読書活動推進計画に基づき,今後もさらに学校図書館との情報交換を行うなど連携・協力し,読書環境の整備充実に努めてまいります。学校図書の拡充についての4点目,ネットワークの構築についてお答えをいたします。各学校では,読書活動の充実を図るために,朝読書をはじめさまざまな工夫を行い,本好きな子どもの育成や読書習慣の確立に取組んでおります。各学校の予算と蔵書数につきましては,児童生徒数や図書の充足率に応じて学校図書購入予算を配分するために,学校の規模によって違いがございますが,これまでも学校では,子どもの読みたい本や必要な資料等については市立図書館から借りたり移動図書館を利用したりして,子どもの教育活動の支援・充実を図ってきております。これらのことを踏まえ,教育委員会としましては,今後は市立図書館の管理をデータベースで一元化し,利用しやすいシステムを検討してまいりたいと考えております。


○43番(時任英寛君)


 それぞれ答弁をいただきました。1問目から再質問をさせていただきたいと思います。このシビックセンターが竣工いたしましたのが平成9年でございます。旧国分市の市制施行40周年記念事業の一環として,この構想が立ち上がったわけでございますが,基本構想,そして基本計画,実施計画,着工,そして竣工と,おおむね足かけ6年を要している事業でございました。先ほど市長のほうから今後のその事務所方式のあり方について既に検討を始めておるというお話がございましたけれども,やはりこのシビックセンター規模でなくても,やはり新たな事務所を建設するというのは,それなりの期間が必要であると,これはもう市長も認識をされておられるわけですね。やはり工事期間,そういうものを考えますと,早急なやはり対策を講じられることが望まれると思いますが,現在,今,その10年後のこの霧島市の事務所のあり方についてどこまで議論が進んでいるのか,お伺いをいたしたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 現在,この10年後の組織を考える中で一番問題になっておりますのが,福山の総合支所をどうするかという中で,現在の体制のままつくってしまうと大変無駄がございます。そういったことから,10年後の組織は,特に総合支所はどうあるべきかというのを議論しながら,福山の総合支所をどうやっていこうかという議論の中で今は議論しているところでございます。


○43番(時任英寛君)


 確かに,その総合支所のあり方というのも考えなければなりませんが,その事務所の方式をまずどうするのかというものが定まらないと,総合支所をどうするのかということは決まってこないと私は認識するんですね。例えば,仮にその本庁方式に移行しますと,当然このシビックセンターというのは,当時旧国分市の人口は5万4,000人でございました。7万人対応で一応つくり上げたものでございますが,マックス10万人までは何とかなるだろうということで建設をいたしたわけです。ところが,合併になりまして,いきなり13万,想定しておりました7万人人口の倍を担当しなければならない事務所になったということですね。現在,総合支所という形で分散いたしておりますので,その人員配置を本庁ですべてを引き受けるということではございませんけれども,将来的には,先ほど市長の答弁がございましたように,本庁方式という形になれば手狭になるというのは事実でございます。それと,当然その財源については合併特例債,これを有効に活用すべきであり,しなければ持ち出しになっていくということでございますので,いち早くこの計画には取組むべきだと考えておりますが,その総合支所のあり方ということと,あるいは事務所のあり方というのを同時並行で私は議論していかなければならないと思いますが,この点について再度お伺いいたしたいと思います。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 このシビックセンターをつくったときと今の状況との大きな違いがございます。今は,地方分権の中での13万霧島市という部分がございます。そうなってきますと,どうしても今までは,例えば国がいろんな政策,施策をつくったときは,国が県に説明し,県が市町村を集めて説明するというようなこともございましたけれども,今はそういったのもございません。もう新聞報道などを見ながら,自分たちでどういった今制度があるのかというのを見過ごしてしまうと,どんどん立ち遅れていってしまう。そのためには,どうしてもそういった政策を担う部分を,このやっぱり本庁を強化しないと駄目だと思っております。そういったことから,本庁のあるべき姿というのを見ながら総合支所と絡めて考えていかないと,10年後のあるべき姿というのは見えてこないという,もう議員のおっしゃるとおりだと考えております。


○43番(時任英寛君)


 現実問題,現状でも,この本庁,隼人庁舎,もう手狭ですよね。会議室を事務所に,または倉庫に使っているような状況の中で,これはその職員の仕事がはかどらないという部分も出てきますし,市民の皆さん方の不便さも感じる事務所になってきているというのも事実なんですね。確かに,この経済状況の今厳しい中で,多額の財源を投入して新たな増改築というのは考えられるかということでございますが,ただ片一方では,その時限立法である合併特例法の中でのその合併特例債という,有効活用というのを考えれば,厳しい中でもしなければならない事業というのも当然あるし,市民の皆さんの利便性,または職員の勤務のやはり効率性というものを考えていくならば,早目早目の手立てというものをしていかなければならないと私は認識をいたしております。今,行政改革推進委員会等の意見を聞いてとございますけれども,ある程度の構想というのは合併時にもあったと私は認識いたしております。新市において新しい事務所方式を考えるということでございましたけれども,やはりその伏線というものはあって今になっておると思うわけなんですよね。だから,そこを考えますと,やはりどうしても議論の進捗を速める必要があると私は認識をいたしておりますが,企画部長はいかがでしょうか。もうちょっとスピードアップしてこの議論についてはやっていかなければならないと認識をしておりますが,いかがですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 合併協定の中で,10年間は総合支所方式とするとありますけれども,その後段のほうに,将来的には住民サービスが低下しない行政コスト削減の実現を図る必要があり,方式については新市において検討するとなっております。この検討結果がどうなるかというのは早くしないと,例えばこの庁舎をつくったときに,先ほど言われたとおり,約6年かかっております。今は平成20年ですので,26年までにはすべて,本庁も総合支所もどうあるべきかというのが決まってこないとできません。そうすると,あと残された時間は5年しかございませんので,早急にこの方式はどうあるべきかというのは決めなければ,この合併特例債での建設というのはもうできなくなってくると考えております。


○43番(時任英寛君)


 結局,私,この本庁とかシビックセンターは増改築をすればいいということじゃないんですね。今おっしゃるとおり,総合支所のあり方というのも当然考えていかなければならん。ただ,拠点となる事務所が定まらない限り,総合支所をその後どうしようかという議論になっていかないという,そういう懸念がございます。やはりその中核になる施設というものを置いてはじめて,受け皿をつくってはじめて総合支所のあり方というのも見えてくるということも,私は逆の面もあろうかと思います。したがって,この合併特例債を使う事業でありますけれども,やはり総合支所まで含めてどうあるべきかというものが決定されないと,その対象事業にはならないと認識をいたしておりますが,いかがですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 そのように考えております。


○43番(時任英寛君)


 結局,大きな受け皿をつくった後に総合支所,また総合支所で残すのか,支所で残すのか,出張所で残すのかであっても,同僚議員皆さんご案内のとおり,各総合支所結構な改修を行わなければならない状況にあるということを認識いたしております。空き部屋をどうするのかというのも含めましてですね。であるならば,それが結局,平成26年までにその事業も終わらせなければならないということを考えますと,私は早急な対策を講じられるべきだと認識をいたしておりますので,市長,再度このことについての見解をお伺いいたしたいと思います。


○市長(前田終止君)


 この本庁方式移行への課題という視点から,議員のさまざまなご指摘を,かつてのシビックセンター建設のいわば旗振り役もしてくれたとお伺いしておりますけれども,そういう経験に基づきながらいろいろとご指摘を賜りました。全くご指摘の点よく理解できると思っております。今後しっかりと,この合併特例債の期限切れ,26年という時期を見据えながら,今検討を始めている範囲とともに同時進行で積極的な検討をし,大方針を最終的に打ち立てたいと思っております。


○43番(時任英寛君)


 確かにお金のかかる事業でございます。この経済状況の中でできるのかということもあると思いますが,ただ,シビックセンターは,これは建設のときもそうでした。ちょうど平成5年,5年災というのがございまして,着工を1年,当時の谷口市長が延期をされました。英断だと思います。ただ,今回の場合は,その合併特例債という一つの原資となるべき財源があるわけですので,厳しい状況の中でもやらなければならない事業であると思います。今回,一般質問でさまざまな公園構想も含めて出ましたけれども,待ったをかけられるものは市民の皆さんのご理解をいただいて待ったをかけて,しかし,しなければならないことはしっかりとしていかなければならない。市長がいつもおっしゃる選択と集中,このことをやはりこの施策の中に織り込んでいただきたいと,このように希望を申し上げまして,早急なる新市の新しいまた次のステップへの方式を定めていただくように要請をいたしたいと思います。次に,第2点目でございます。危機管理について危機管理監のほうからいろいろとご答弁いただきました。一つの今回危機管理体制の根幹となる無線の一元化というものが非常に重要な部分になってくると思いますが,そこで,壇上から申し上げました先進機器,実は災害発生時のときに安心安全課のほうにも行きます。消防団をいたしております関係上ですね。いまだに,白板に台風の「台」という字を職員がずっとひっつけていくんですよね。そして,電話でやりとりをやっています,避難所と。やっぱりそういう体制で今はまだ取組んでいらっしゃるわけですよね。県の危機管理室,あの程度の装備をしなさいとは申しませんが,603km2,地続きではもう県下第一の都市であります。先ほど申し上げましたように,災害の発生の危険のある地域というのは,もうこの霧島市の中には点在いたしております。そこを含めて,もう少し技術の粋を集めた,やはりその情報収集のできる機器も装備したところの体制がとれないかということを質問いたしておりますけれども,そのどのレベルにするかということが問題になると思いますが,例えば,危機管理監,県内の市町村で危機管理室ですよね。その中で装備が先進的なものを備えていらっしゃるまちというのは,危機管理監の個人的な見方で結構ですが,どのあたりのまちの装備が今先進的だと認識をされておりますか,もし把握をされていらっしゃれば,ご紹介いただきたいと思います。


○危機管理監(宇都克枝君)


 ただいま時任議員からご質問ございましたように,危機管理に対するちょっとまず私の考え方といいますか,これに対する心構え,そういったものからちょっとお話をさせていただきたいと思います。確かに,霧島市は603km2ということで,東京23区に匹敵する非常に広大な地域を占めております。当然ゼロmから1,700mということでありますけれども,さらに霧島山系には活火山が控えております。新燃岳におきましても,8月22日に噴火をいたしまして,事後レベルが2に上がったところであります。さらに,地球温暖化によりまして,集中豪雨,これが頻発する可能性が例年に比べて非常に高くなっております。こういったことを踏まえて,先進機器の導入といいますか,防災行政無線の整備というのが,もう喫緊の課題で最優先課題じゃないかなという認識は確実に持っておるところでございます。そういった意味で,私が鹿児島県内におきまして見聞しましたところでは,やはり鹿児島県庁のその危機管理室なり,そういった防災対策,それが第一級でありまして,そのほか各市町見回しましても,まだ整備というのは,霧島市のレベルにおいては,薩摩川内市が今一生懸命努力をされておるというような状況でありまして,まだ合併直後ということもあって,霧島市と同じような問題,こういったものをその無線関係についても持っておられる市町がほとんどでございます。また,デジタル,こういったものが整備された地域が3地区ほどございますけれども,この地域は,そういった規模的には霧島市の先行事例とするには足りないような地域でございまして,どちらかというと,準備の段階では,霧島市は今比較的早いところでいろんな対策に取組んでいるんではないかなという認識を持っております。


○43番(時任英寛君)


 まずは,この防災行政無線の整備というのは喫緊の課題と,私もそのように考えておりました。全く互換性のない無線が点在しとっても意味はないと思っております。ただ,今私が申し上げたのは,合併しまして,消防団が災害のときには第一線に行くわけですけれども,その情報の共有化・一元化,やはりそのあたりが,やっぱり消防団またはこの市の職員,現場に走っていきますけれども,そのあたりの安全というものを考えれば非常に重要な部分ではなかろうかと,確かに住民の皆様方を安全に避難させるというのはございますが,まずは消防団,職員の安全というものを第一義に考えたやっぱりその行動というのを起こすためには,それなりの機器の整備というのも必要ではなかろうかと考えております。消防団の詰所には,テレビのあるところ,ないところ,ラジオの電波が通りにくいところ,いろんな状況がございます。だから,そこをしっかりと網羅したような形での整備というものを今後求めていきたいと,このように思うところでございます。今回,なぜこのような形で先進機器の導入というのを申し上げたかといいますと,これが第1問目に絡んできます。新しいまた事務所をつくるときに,是非そこまで考えた整備をしたらどうでしょうかということで,今回セットで出したつもりでございますので,そのあたりも,市長,しっかりと認識の上で整備をしていただきたいと思います。やはり先を先を,備えあれば憂いなしということでございます。本当に一人の事故者,死者というものを災害によって出さないためにも,最大限の努力をお願いいたしたいと思います。それと,危機管理の2点目についてなんですけれども,あんまり本会議場で言うようなことではなかったんですが,どうしても男性と女性の職員が一晩いっどきおわよという話が来ます。それはもう何もないという前提のもとで,純粋に避難所の任に当たっていらっしゃるんですが,避難をされた方が行っにきかったっち,それを聞けばやっぱりですね。行っにきかったよ,男の人と女の人がおいやったなら行っにきかったっち,これは全くその職務ということ,責務ということで判断していくわけですけれども,いろんな提案もございました。3人おれば大丈夫じゃあせんかとかですね。こげんすればえっじゃあせんか,あえんすればえっじゃあせんかと,いろんなところでそういう議論が出ましたけれども,やはりこの男女共同参画社会の形成,構築からいきますと,当然のごとく同じ形での男性・女性の任務というのも出てくると思いますが,ここについては,その批判ではないですけれども,どうかなという議論はなかったんでしょうかね。いかがですか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 男女共同参画の話もございますが,また県からの避難所の管理運営マニュアル,この中におきましても,男女の比率の均等化といいますか,そういったことも載っておりまして,霧島市にとっては比較的先進的な取組に位置づけております。また,3名体制という話でございますけれども,昨年の台風,これは4号で7月13日から16日,この間にかかった費用でございますけれども,これが約631万ほど避難所の職員のために費やしております。そういったこともあり,市の経済状況,そういったことを考えると,そういった体制,そういったものについてはやはり現行どおり2名体制でいきたいと考えております。


○43番(時任英寛君)


 もうこれ以上このことについては触れません。もうしっかりと職員の倫理観というものを強く期待するところでございますが,ただ避難する方がやきもきされるというのがございまして,そのあたりの配慮というのも,ただ女性の職員がいらっしゃるということでほっとする部分もあって,台風は過ぎちょって戻いやらんなったというとこもあっとですよ。だから,ここあたりはもういろんな捉え方があると思いますが,事故なく,これはいろんな面含めて事故なく運営できるように,また指導をお願いいたしたいと思います。次に,学校図書の問題でございます。学校図書充足率を出していただきました。ただ,一概に平均値も出ておりまして,最高値,最低値出ておりますが,ただ,その本の廃棄ですよね。これについては各学校まちまちですから,この数字が,私,その100%を超えているからいいとか,60%台だからいけないという認識はいたしておりません。廃棄もせずにそのまま置いとけば,当然充足率は上がっていくわけですよね。そのあたりをですね。本の処分というか,廃棄のその考え方というのは,教育委員会から学校現場にはどのような指導をなさっていらっしゃるんでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 議員ご質問の2点目ともかかわりがあろうかと思いますけれども,繰り返しになるかもしれませんが,学習指導要領,これも改訂になりまして,また内容が異なってまいります。当然,それに伴って,教科のねらい,内容といったようなことも見直しがなされていきますので,基本的にはそういったところとの整合性というんでしょうか,それらを見きわめながら,一つの視点としては廃棄の判断基準としていただくというようなことはお願いをしているところです。


○43番(時任英寛君)


 再版が可能な本については新しく買いかえればいいですけれども,再版がないものは,終了してまでも置いとかなければならない本も当然あると思いますよね。そのあたり,各学校それぞれに対応が,まちまちという言い方は失礼になるんですけれども,やはり司書さんが,これはもういい本だよなというのは残されるしですね。その基準が,今,学校教育課長おっしゃったんですけど,どっちかといえば抽象的なアバウトですよね。これとこれを廃棄しなさいという指示じゃないわけですから,判断を任せるということですので,だから,必ずしもその充足率が低いから私はいけないということを申し上げておるわけではございません。ただ,やはり100%を目指すための努力というのは委員会としてもしていただきたいと思います。ただ,それが,その廃棄しなければならない本を置いて充足率を100%に高めるということじゃなくて,本当にいい本というものを新たにそろえて100%の充足率を達成していくということを教育委員会としては私は目指していただきたいと思いますけれども,これについてはいかがですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 これも先ほどの答弁の中で触れましたけれども,学校図書館図書基準に基づく標準冊数というものが定められておりますので,それに基づいた配置をするというようなことで,配置をするというか,購入ができるような予算配分をしていくというようなことで努力はしているところです。それから,先ほどちょっと言葉が足りませんでしたけれども,やはり廃棄をするに当たっては,すぐれた文学作品等についてはやはりいくら古くなっても残しておくとか,あるいは先ほどおっしゃっていただいたように,再版された内容がより子どもたちに適した表現等でなされているかというようなこと等も一つの判断基準にはなるのではないかなと考えております。


○43番(時任英寛君)


 子どもたちの活字離れという今現代の中で,今,霧島市内の各学校,朝読書,それから地域によっては夕読み,こういうのに取組んでくださっております。そのことが,この子どもたちはその意識をしないまでも活字に触れて,そしてまたいいものを吸収していく。何かそういう環境の中に置かれている子どもたちというのは,私は幸せだと思っております。今後も,親子読書会,また読み聞かせ,そしてまたブックスタート事業,いろんな形で活字離れの時代に反するようにこういう取組をなさっているというのは高く評価をしてまいりますけれども,ただ,その次の質問に入りますけれども,特認校,ここは地元の子どもさん方は少ないですよね。図書費というのは,その地元の子どもさん方を対象にした図書費が計上されるのか。それとも,中福良小学校みたいに,地元は7人しかいないけど,40人を超える子どもたちがいるよとなった場合,その40人を超える子どもたちの数で図書費が計上されるのか,この点についてちょっとお尋ねをいたします。


○学校教育課長(村田研史君)


 年度当初にどれだけの学級数でスタートするかということがはっきりしますので,それに基づいた配分をすると考えております。


○43番(時任英寛君)


 ということは,特認校も,その学級数によって配分すると,ただ特認校の場合は毎年変動がございますよね。1年1年更新ですので,やはりそのあたりが極端に図書費が減る年もあれば,増える年もあるということなんですね。そこで,先ほど申し上げましたネットワークということをご提案したわけです。各学校,大規模校に数冊同じ本があるとなれば,それを貸し出ししたり,移動図書館車が今走っておりますけれども,必ずしもその市立図書館に同じ本が何冊もあるということではございません。学校間での貸し借りをその移動図書館車がひとつその媒体になってやりとりができるというネットワークというか,そういうものができないかという一つの提言だったんですけれども,その学校間の貸し借りという,これについては今その現実問題としては難しい問題なんでしょうか。


○学校教育課長(村田研史君)


 今,移動図書館の車を使っての図書の貸し借りというふうなことで提言もいただいたんですが,実際には教育計画,指導計画に基づきまして,どんな学習をいつごろに進めるということはもう年間通してはっきりしておりますので,そういった時点でどうしてもこの不足する図書等があるという場合には,隣接する,あるいは規模の違う学校等と直接連絡を取り合って貸し借りをするというような方策を今はとっておりまして,特にそのことで課題が大きいということは聞いてはいないところです。


○43番(時任英寛君)


 とにかく,学校規模の学級数の少ないところというのは図書費が少ないわけですね。買いたい本というのがあっても限界が出てまいります。やはりそれを持っている学校と貸し借りができれば,この霧島市内の子どもたち,同じやはりレベルの本を読めるようになると,そしてまた移動図書館車がさらにそれをサポートしていくとなれば,子どもたちのその教育環境上非常にいいことではないかなと認識をいたしております。また,移動図書館車も,合併後さらに地域を広げまして,75か所,学校は23か所,特に小規模校を中心にという形でサポートをされておりますので,しっかりとその連動できたですね。活字離れを防ぐというよりも良書に親しむ,そういう体制の拡充はできておると思います。しかし,今後,いろんなまた学校規模においても過疎化が進むところ,そういうところはやはり図書費が削られていくわけですので,そのあたりのサポートをしっかりと教育委員会でもしていただくよう要請をいたしまして,私の今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 以上で時任英寛議員の一般質問を終わります。次に,3番,秋広眞司議員より3件通告がされております。したがって,秋広眞司議員の発言を許可します。


○3番(秋広眞司君)


 皆さん,こんにちは。私は,「日の丸」と「君が代」に象徴される日本人の心をこよなく愛しております国分地区選出の秋広眞司であります。冒頭に,恐れ多くも天皇陛下のお話をさせていただきますが,陛下は,激務のストレスによる胃腸の疾病で公務を休止されておりましたが,先日,一部公務への復帰がありました。テレビで天皇・皇后両陛下の穏やかなお姿とともにご拝顔をさせていただき,心から安堵した次第であります。さらに,いつまでも健康で弥栄であられますようご祈念を申し上げるものであります。さて,この世情暗いニュースが続く中で,明るい話題として,プロゴルファーの石川遼君,フィギュアスケートの浅田真央さんの2人のご活躍の話題があります。共通しているのは,明るくてさわやか,はつらつ,すがすがしい,モチベーションの持ち方,向上心,笑顔等でありますが,その道の救世主とも言える10代の若者の登場に,久々に明るい気持ちになったのは私だけでしょうか。お二人の今後のご活躍を期待申し上げるものであります。反面,明るい話題とは裏腹に,圧倒的に暗い出来事が多い世情であります。特に,アメリカのサブプライムローンを端に発した金融危機である証券,銀行の破綻は,他の大企業にも波及し,世界恐慌のていを示してきております。世界各国,その対策に追われているのが実情であります。日本においても,天下のソニー,トヨタの大幅人員削減や上場企業の倒産,新卒者の内定取消,派遣社員の解雇等々の実情があります。当霧島市の個人企業,中小企業や建設業界も含め,この不況の波をまともに受けている実情もあります。このような状況の中,各企業も従業員の方々も,また一般の市民の皆さんも,どのような思いでこの年末年始を迎えられるのか,大丈夫だろうかと思いをめぐらし,憂いているところでございます。今こそ,政府は,小手先の手法ではなく,内需拡大のため思い切った大幅定率減税を早急に実施するべきであります。世界的な不況とはいえ,政治の混迷が不安をあおっているのも事実であります。今まさに,無策の続く日本の政治のあり方や政治家のあり方が厳しく問われているのではないでしょうか。私も地方議会の一政治家として,本当に市民の皆さんのために働いているのか,しっかりと市の執行権に対峙し,監視,是正,調整,あるいは修正をしているのか,眞司,おれはこれでいいのかと自問自答しております。自戒の念を深くしているところでございます。今後とも,市民の皆さんとともに心静かに正月を迎えられるときが早く来るように願って,初心を忘れず頑張っていきたいと思っております。議員各位並びに市民の皆様方のご指導をよろしくお願い申し上げます。それでは,通告しました3点9項目について質問をいたします。まず第1点目に,新教育基本法に基づく新学習指導要領について伺います。その1としまして,小学校,中学校それぞれの指導要領がありますが,新旧指導要領の大きな相違点は何か伺うものであります。2点目に,施行日まで,小学校は平成23年4月1日,中学校は平成24年4月1日,施行日までの移行期間が長いわけでありますが,その理由は何か,お伺いするものであります。3として,現在,入学式,卒業式等の国旗掲揚,国歌斉唱を実施していない学校があるのかないのか。あれば,その指導についてお伺いをします。4として,学校現場の校長先生を含む先生方の心身ともの負担増はあるのか。あるとすれば,その対策は十分かどうかを伺います。5として,中3で武道(剣道・柔道・相撲)の3つが球技とあわせて選択履修となります。質問については,そのまわしと土俵が必要と思われますが,その整備についての見解を伺うものであります。次に,2点目に,道路行政についてお伺いします。その1としまして,野口橋と国道10号線を結ぶ線である天降川東通り線,対岸の天降川西通り線,そして(仮称)新川北線の3線についてお伺いをいたします。この3つの道路は,市街地や地域の基盤道路であると同時に,共同部隊であります陸上自衛隊国分駐屯地の部隊が国土防衛や災害派遣,そして国民保護法上の各出動に対しての重要な基幹道路となるわけであります。また,野口,松木,福島,広瀬,住吉の地域は狭隘な道路が入り込んでおり,この3つの道路が縦ぐし横ぐしとして通ることにより,消防車,救急車の通りもよくなり,安心・安全のまちづくり上も大きな意義を持っており,早急な整備が望まれますが,この3線の整備計画とその進捗状況について伺うものであります。その2としまして,国分中央2丁目の国分寺跡地前,市道犬追馬場の道路の拡幅が何十年も放置されています。その対策を文化史跡との関連も含めてお伺いするものであります。3点目に,少子・高齢化の進む中,お年寄りを敬い大切にすると同時に,妊娠・出生を含む周産期への育児子育て支援は最重要課題であります。そこで,現在3人目から支給されている出生祝い金10万円を1人目から支給することについてお伺いいたします。その1として,実施するとした場合,予算的な積算,いくらぐらいかかるのか,概算を伺うものであります。その2として,次年度から実施できないか,市長の決断を伺うものであります。以上,壇上からの質問を終え,議長の許可をいただき自席から再質問をさせていただきます。


○市長(前田終止君)


 秋広議員から3点につきまして質問がございました。2点目の1につきましては私から答弁いたします。そのほかにつきましては教育長及び関係部長がご答弁をさせていただきます。道路行政についての1点目の天降川東・西通り線についてお答えをいたします。天降川の東側を通る市道天降川東通り線につきましては,野口橋より南部し尿処理場及び河川公園へのアクセス道路として,平成17年度に事業に着手をし,平成22年度の完成を目指して整備を進めているところでございます。進捗状況といたしましては,事業費ベースで約35%となっております。また,その下流の河川公園から国道10号までにつきましては,国道10号との交差点部が未改良となっておりますことから,今後,概略設計を行い,関係機関と協議をしてまいります。次に,天降川の西側を通る市道住吉東線につきましては,河川公園から国道10号までの延長700mの区間が未整備であったため,平成18年度に事業に着手をし,平成24年度の完成を目指して整備を進めているところでございます。進捗状況といたしましては,事業費ベースで約14%となっております。次に,(仮称)新川北線につきましては,現在,都市計画決定に向けての作業を行っているところであり,今後,住民説明会や都市計画審議会など必要な手続を経て本路線の都市計画決定を行い,平成22年度までの事業採択を目指して,国や県との協議を行ってまいりたいと考えているところでございます。


○建設部長(篠原明博君)


 道路行政についての2点目にお答えいたします。都市計画道路犬追馬場線につきましては,昭和31年に延長810m,幅員12mで都市計画決定を行い,これまで県道国分霧島線交差点から大隅国分寺跡までの延長190mと国分小学校前交差点から国分高校東側の都市計画道路新町線との交差点までの延長445mを整備済みであります。ご質問の大隅国分寺跡に隣接する区間の延長175mにつきましては未整備でありますが,現在,文化財調査を実施中であり,今後,この調査結果を踏まえて,事業化に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。


○教育部長(藤田 満君)


 次に,道路行政についての2点目の質問に関連しまして,国分寺跡地の史跡確認調査の実施状況についてお答えいたします。大隅国分寺跡の発掘調査につきましては,その全貌,すなわち国分寺の範囲や建物の配置などを解明するため,昭和56年度から公共事業や民間開発に伴う発掘調査,平成11年度からは国庫補助制度を導入しながら国や県とともに範囲確認調査を実施しているところでございます。この範囲確認調査につきましては,平成20年度をもって終了し,平成21年度に報告書を作成する予定であります。道路の整備につきましては,この報告書の作成をもって文化庁と協議を行い,判断することになると思われます。


○教育長(?田肥文君)


 新教育基本法に基づく新学習指導要領の1点目についてお答えをいたします。新しい学習指導要領は,教育基本法の改正を受け,小学校では平成23年度から,中学校では平成24年度から施行されます。新しい学習指導要領の主な改善ポイントを挙げますと,一つ目は,基礎的,基本的な知識や技能を土台にした思考力,判断力,表現力等の育成がより重視されていること,二つ目は,確かな学力を確立するために必要な授業時数を確保すること,三つ目は,学習意欲を高めたり学習習慣をしっかり身につけさせたりすることがより重視されていること,四つ目は,豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実がより重視されていることであります。新しい学習指導要領では,生きる力の理念は現行の学習指導要領から引き継がれますが,この理念を実現するための具体的な手立てを確立するという観点から改正されていると捉えております。次に,2点目についてお答えをいたします。移行措置の期間につきましては,平成20年3月に新しい学習指導要領が告示されたことを受け,その後,文部科学省令及び告示によって,小学校においては平成23年3月31日まで,中学校においては平成24年3月31日までを移行期間とすることが定められました。この移行期間におきましては,小学校5・6年生に新設される外国語活動を35時間の範囲で施行年度以前に先行実施できることや,各学年の総時数を段階的に増加すること,総合的な学習の時間を一部削減することなどが可能となり,学校での教育活動に動きが生じてまいります。現在の学習指導要領で改訂されたときも,おおむね同様の期間が移行措置として設定をされました。この期間につきましては,先ほど述べました先行して実施する教科がある中で,新しい教科書の作成や検定等に要する時間,学校が新しい学習指導要領に基づく教育計画や環境の準備をするために要する時間,指導内容の変化に伴う授業への対応等に必要な職員の研修等を考慮すると,適切な期間であると考えております。次に,3点目についてお答えをいたします。議員ご案内のとおり,国旗及び国歌に関する法律が制定されており,また学習指導要領の社会,音楽,特別活動等において国旗・国歌を尊重すること,卒業式や入学式には国旗を掲揚し国歌を斉唱することを指導するものと定めております。これらの法令に基づき,本市のすべての小中学校及び国分中央高等学校では,入学式,卒業式において国旗が掲揚されており,国歌が斉唱されております。したがって,本市では,学校における国旗掲揚,国歌斉唱の指導は適切に行われているものと考えております。次に,4点目についてお答えをいたします。各学校では,新しい学習指導要領に沿った教育活動をスムーズに展開するために,その趣旨を正しく理解した上で適切な指導計画を策定する必要があります。そこで,教育委員会としましては,県教育委員会の通知等をもとに,校長研修会や教頭研修会等で新しい学習指導要領の趣旨やねらいについて説明の場や研修の場を設定したり,教務主任等研修会で具体的な変更点の説明を行ったりするなどして,学校への情報提供や指導を行ってきたところであります。また,各学校では,新しい学習指導要領の実施に伴い,日々の授業をどのように変えていけばよいのかという課題もございます。そこで,各種研修会等での指導・助言だけではなく,学校訪問や校内研修会の機会を活用しまして,担当指導主事等が直接学校に出向き具体的な指導・助言を行い,学校の先生方の負担軽減を図っております。これらのことに加え,本年度は,教育委員会が取組みましたふるさと達人支援プラン,小6中1かけはしプラン,小中学校音楽のつどい等の事業をさらに充実発展させ,各学校がそれぞれの特色を生かしながら,新しい学習指導要領に沿った教育活動が展開されるよう支援してまいりたいと考えております。最後の5点目についてお答えをいたします。小中学校の時期には,生涯にわたる豊かなスポーツライフを実現する観点から,児童生徒に多くの運動領域の学習を十分に体験させた上で,これらをもとにみずからがさらに探究したい運動を選択できるようにすることが重要であります。このため,今回の新学習指導要領では,中学校1・2年生でこれまで選択必修であった武道とダンスを必修に改め,3年生から領域の選択を開始することになりました。武道領域には柔道,剣道,相撲の3種目があり,1・2年生においてはこの中から1種目を選択することが必修となります。また,3年生においては,球技及び武道領域から1領域以上の選択が必修となります。中学校における武道の選択方法には,大規模校であれば生徒に領域を選択させることも可能でございますが,学校規模によりましては,指導可能な職員の配置や学習環境などの関係で,学校が種目を選択するということも考えられます。現在,霧島市内の各中学校では,剣道,柔道の授業は実施しておりますが,今回の学習指導要領の改訂を受けて,相撲を含めた今後の武道選択について,どの種目が実施可能で,どのような条件整備が必要なのか検討をしていただいているところでございます。その結果をまって,具体的な整備を考えてまいりたいと思っております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 1人目からの出生祝金10万円の支給についての1点目についてご答弁を申し上げます。この出生祝金支給制度は,合併前に旧国分市と旧溝辺町で実施されていたものを新市に引き継いだ事業でございます。この目的は,次代を担う子どもの出生を祝福するとともに,その健やかな成長を願って贈り,もって健康で明るいまちづくりに資するとなっており,支給条件といたしまして,霧島市に1年以上住み,第3子以降を出産し養育することになった者に対し,出生子1人につき10万円を支給するもので,市税等の滞納がある方は支給対象外になります。支給実績としまして,平成19年度202名で2,020万円の支給額となっております。ご質問の実施した場合の予算でございますが,霧島市の1年間の出生数は平成18年度,19年度の平均が約1,300人でありますので,毎年度約1億3,000万円が必要になります。次に,2点目についてお答えいたします。第1子から助成することは考えておりません。


○議長(西村新一郎君)


 以上で秋広眞司議員の壇上からの質問に対する答弁が終わりました。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午前10時26分」


               ──────────────


               「再開  午前10時41分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。秋広眞司議員の一般質問を続けます。


○3番(秋広眞司君)


 るる答弁をいただきました。まず教育行政についてですが,道徳の教育として愛郷心,愛国心,そして日の丸,君が代というようなことが,きちっと授業科目の中に取り入れられていくというようなことがうたわれまして,私としても大変うれしい限りであります。日本人の魂を呼び戻す教育がこれからできるんだなと,つくづく感慨深く思っているところであります。さて,この5項目ひっくるめてどこに飛ぶか分かりませんが,ご質問をさせていただきたいと思います。まず,移行期間中の標準授業時数につきまして,現在のところ合計で2,940時間,新課程後は中学校の場合3,045時間,105時限数となるわけですが,その増える時間数の具体的内容について教えていただきたい。どの教科がどのくらい減って,どの教科がどのくらい増えるのか。


○学校教育課長(村田研史君)


 中学校の総授業時数が3年間で,平成24年度には現在よりはも105時間増えるということになります。その増える教科等につきましては,学年によって違うわけですけれども,国語,社会,数学,理科,保健体育,外国語,そういった教科について,それぞれ学年によって,先ほど言いましたように違いますけれども,増加することになります。一方,これまで選択教科と設定をされていた教科については,これは廃止すると。ただ学校によっては,学校の裁量で選択教科については設けることができるというようなことでございます。


○3番(秋広眞司君)


 105時間,3年間ですから,3分の1ずつ1年間に増えていくという形になるわけですけども,それはどのような方法,1日に割り振って,どのような方法で時間数を増やしていくのか。土曜日復活というのもあり得るのか,そこらの配分の時間数をお伺いしたいと思います。


○学校教育課長(村田研史君)


 35単位時間ということは,結局週に1時間増えるという計算になります。ですから,その1時間については,週時数の総時間数を1時間ずつ増やしていくというようなことが基本になると考えております。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。次に,移行期間の関係ですけども,2年,3年あるわけですが,主な理由は述べてありますけど,新しい教科書を作成する時間とかいうようなことが書いてありますけど,これは具体的にどういう,教科書検定の問題でしょうか,そういう認識でよろしいでしょうか,お伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 教科書に関しましては,議員,今ご指摘のとおり,学習指導要領が改訂をされましたので,それにのっとった教科書の内容の改訂も図られると。そして,検定を受けた結果で使用できるかどうかという判断をされるまでに,相当の時間がかかるという理解をしております。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。先行して実施する教科があるんですけども,その教科は教科書検定の教科書は間に合わないわけですね,実際は。その先行される部分の教科書は,どのような方法でされるのかお伺いします。


○学校教育課長(村田研史君)


 基本的には現行の教科書を活用するということになります。ただし,先ほど申し上げましたように,時数が増える教科がございますので,そういった内容につきましては,文部科学省からも指導資料といったような内容の提供がありますし,また先ほどの答弁にもありましたように,市教育委員会の担当指導主事等が学校に直接出向いて指導していくというようなこと等での対応が考えられるかと思います。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。次に,相撲の土俵の関係,あるいはまた,まわしの関係についてお伺いいたしますが,教育長がこれ中学校3年生で選択,履修するということに,球技とあわせてですけども,多分相撲を選択する学生は,中学校になると裸が恥ずかしいから選択する人は少ないと思うんですよ。球技,サッカーとか,そういう野球とか,そういうところに選択がいくと思うんですけども,しかし,相撲は国技でございますから,きちっと守っていかなければいけないわけでありまして,そういう意味からも,中学校で選択になりますけども,中学校より小学生のほうが今あちこちで相撲大会とか行われておりますけども,先ほど行われました浜下りの中でも,相撲大会を徳田議員の音頭でやりまして,教育長も来られたわけですけども,子どもたちは小学生の子どもたちが多いと。また,国分の東西の公民館,合同で国分小学校を借りて,ふるさと祭りの中で相撲大会を実施していると。百何名集まりますけども,その場にも教育長は来ておられましたけども,小学校は土俵が必要なんじゃないかなと思うところがあるんですが,今度新しくできる第二国分西小学校ですか,仮称ですね,あそこに新設して相撲の土俵をつくるお考えはありませんか,お伺いします。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(藤山光隆君)


 新設される(仮称)第二国分西小ということでございますけれども,小学校の指導要領の中には,体力づくり運動というのがございまして,その中に大きく二つの領域がございます。体ほぐし運動と多様な動きをつくる運動,その中で多様な動きをつくる運動の中では,体のバランスをとる運動遊び,体を移動する運動遊び,用具を操作する運動遊び,そして力試しの運動遊びというのがあるんですけども,その力試しの運動遊びの中に相撲と,相撲遊びという領域がございますけれども,これにつきましては力試しの運動の中には,一つの例示として相撲があると。そういう中で考えますと,それ以外にもいっぱい,その領域を満たす指導もできるのではないかと思っています。そういう中で土俵がなくても,一人ずつ向かい合って押したり引いたりする,そういうようなことを考えますと,相撲でなくても取組むことはできると。また,どうしても相撲をやる場合には,現在土俵マットというようなのもありまして,そういう中でも実際やっておりますので,その指導要領の中を十分満たすこともできているのかなと考えております。そういう意味では,新しい(仮称)第二国分西小学校につきましては,現在のところ土俵をつくる考えはございません。また,先ほど議員がおっしゃいましたように,国分のその他の地域の中でも相撲大会等が幾つか行われておりますので,そういう中で子どもたちは国技である相撲について少しでも触れ合いながら,成長していただければいいのかなと考えております。


○3番(秋広眞司君)


 今,土俵マットというようなお話がありましたけども,これはいかなるものなんでしょうか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(藤山光隆君)


 通常,体育館等で体操競技をやりますけども,そういう通常の体操マットを広くして,その中に土俵にかわる丸いラインを引いて,その上で相撲をとるというような,そういう道具でございます。現在,雨天時にそういうものを利用しながらやっているということでございます。


○3番(秋広眞司君)


 現在,土俵マットはいくつかあるという認識でよろしいんですか。現在,体育の時間に使っているところもあるという認識でいいんですか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(藤山光隆君)


 現在使っているのは通常のマットで,そのようなことを行っていると思っております。


○3番(秋広眞司君)


 教育長,是非この土俵マットでもいいです,土俵があればですね。そして,まわしをつけることが実際の相撲の体験ができるわけですから,女子はちょっと無理でしょうけども,ズボンの上からでもまわしをはく簡易まわしというのも,すぽっとズボンみたいにはけるまわしもあるやに聞いておりますので,そこらもよく検討されて導入をしていただきたいと。そこで,小学校か中学校に見本として土俵を一つずつつくられるというような,そういうお気持ちは,お考えはないでしょうか。是非つくっていただきたいんですけども,一つずつ見本としてあることによって,相撲のおもしろさというのが分かるわけですから,国技でありますから,ひとつつくっていただきたいという要望なんですが,そこらについては教育長はどのようにお考えでしょうか。


○教育長(?田肥文君)


 先ほど申し上げましたが,今,中学校におきましては,大規模校であれば選択で,相撲を選択する子どもたちも出てくるかとも思いますので,そういうところで検討していきたいと思っています。


○3番(秋広眞司君)


 是非そこらも検討していただいて,1個ずつ,あそこの学校に行けば土俵があるよというようなぐあいに感じ取れるような土俵をつくっていただきたい。今,屋根をつけなくてもいいわけですから,ちょっと段のあるやつを,1基50万円ぐらいでできる業者もおりますから,安くでですね,是非検討していただきたいと思います。新しい教育指導要領に基づいて,小学校,中学校,これから実施期間がありますけども,複雑多岐にわたっておりますので,学校教育課は大変だろうなと,部課長はじめとして職員の皆さんもご苦労が多いと思いますので,教育長,しっかりとリーダーシップをとっていただいて,過誤のないような移行の仕方を,実施をサポートしていただきたいと,エールを送りまして,この関係につきましては終わります。次に,道路行政についてでありますが,池田綱雄議員の一般質問と重なる部分がありますので,新川北線,これについては再質問を控えますが,天降川東通り線,これも久保議員が質問されました。私はちょっと認識不足でありまして,野口橋から国道10号までが天降川東通り線というぐあいに勘違いしておりましたけども,南部し尿処理場までということでございますが,南部し尿処理場から国道10号線までのこの間の,特に出口の交差点,5差路か6差路になっておりますけども,久保議員が住んでおられるところですけども,非常に混雑して事故が多いということを聞いております。ここらの整備は早急に実施してほしいと思うんですが,久保議員,朝早くから立って誘導しておられるんです,事故が起こらないようにですね。そういう実態もありますので,是非整備を早急にしていただきたいんですが,ここの関係の土地の取得とか,そのような状況はどのようになっておりますでしょうか。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほど答弁の中に,来年度に概略設計をするということで答弁いたしております。この道路の必要性というのは,先ほどおっしゃいましたように,交通ネットワーク上も非常に重要な道路であると認識をいたしておりますので,来年度以降,概略設計をし,用地及び工事になるべく早い時期に着手できるように努力してまいりたいと考えております。


○3番(秋広眞司君)


 あそこに住吉温泉があるんです。その温泉の通りと,もう一つその上に通りがあって,住吉温泉は行きどまって上の通りと合流するようになっておりますけども,住吉温泉のあの道路を拡幅して,公園に直通するような,それが経費削減にもつながるんじゃないかなと考えているところなんですが,そこらの検討はまだなされてない状態ですか。


○建設部長(篠原明博君)


 ご案内のとおり,二つの道路が国道10号線に接しております。非常に変則な交差点になっております。よって,国道10号線との交差点協議をなるべく早い時期にしないと方向が出ないと考えておりますので,来年のその概略設計の中で,まず交差点協議をしていきたいと考えております。


○3番(秋広眞司君)


 ひとつ建設業界への波及効果も大きいわけですから,しっかりと取組んでいただいて,早急に実施へ向けて取組んでいただきたいと要望しまして,次に大隅国分寺跡地の関係,跡地じゃなくて,その前の市道犬追馬場通りと俗称で言いますけども,ここの関係についてお尋ねをしますが,これ南副市長がいいと思いますけども,当時の事情をよくご存じだと思いますけども,あそこの道路をつくるときに狭い部分が残るというような事情は,建設部長でありましたし,教育の関係もおられましたので詳しいと思います。史跡との関係であそこは残ってしまって,現在に至っているという認識でよろしいですか。


○副市長(南 洋海君)


 そのとおりでございます。


○3番(秋広眞司君)


 その後,あそこを当たり前の道路に拡幅しなければいけないというような議論はなされなかったのか,具体的な取組の協議等はなされなかったのか,もう一点お伺いします。


○副市長(南 洋海君)


 先ほど答弁の中にも出てまいりましたけども,まずあそこは国の史跡でございまして,文化財の調査をしないと協議ができなかったということで,したがいまして,先ほど答弁にございました,平成11年度から国庫補助事業等を導入して,今日まで調査を続けてきたところでございます。


○3番(秋広眞司君)


 史跡の大切さは分かりますけども,施設,あと2年後,3年後とずっと延びて延びて,まだ10年後にもできてないという状況が来るかもしれませんですね。ですから,ここの道路は市長も前々年度の私の質問に対して答弁されておりますけども,東西を結ぶ観光の重要なロードとして整備をしていくという答弁をされております。鹿児島神宮からこがの杜,それから景色ケ浜,それから大隅国府跡の祓戸神社ですね,そして大隅国分寺跡,舞鶴城,そして金剛寺,隼人城というぐあいなルートを,そのようにおっしゃったわけですけども,市長は現地を,私の指摘しているこの現地を見られましたでしょうか。


○市長(前田終止君)


 見ております。特にふれあいの里館とか大隅国分寺跡,まじまじと立ったり,いろんな3年間の経過の中でよく通らせていただく道路でもありますから,よく状況については,それに私なりに掌握しているつもりです。


○3番(秋広眞司君)


 現地を見ておられれば分かると思うんですけど,地図をお渡ししてありますけども,9mの幅員のところが急に6mに狭くなってるんですね。そして,中央高校から来たところも飛び出てあるもんですから,非常に事故の多発する所です。それで,警察のほうも神経をとがらせております。そしてまた,こっちの国分小学校の信号機の所も,電信柱が道路の1mぐらいの所に建ててあるんです。これはなぜかといいますと,自動車が通れないようにしてあるんです。歩行者が通りますから,そこに電信柱がないと,自動車は全部歩行の域まで全部入ってくる状態ですから,電信柱をわざわざその道路の中に建ててあるんです。そういう実情もありますから,歩行者の方々や自転車が,国分中央高校あるいは国分高校に通われる学生の方は,本当必死の思いで通っておられます。おまけに造成が必要としている住宅のほうは,高い3mぐらいの石垣になってて,非常に危険です。歩道もないしですね。ですから,史跡を守りながら,この道路を,歩道だけでも確保できる施工方法はないものかどうか。そこらについてはお伺いできますでしょうか。浅く舗装して通すとか,非常にこれは交通渋滞も引き起こしてますし,危険な箇所ですので,そこらはどうでしょうかね,工法について。


○副市長(南 洋海君)


 今ちょうど議員のお示しいただきました図面の中で,大隅国分寺の史跡側に簡単な歩道でも設置できないかということで,当時の文化庁の担当の方にも現地においでをいただきまして見ていただきました。しかし,重要な史跡であるということで,そっちの調査を進めて,その結果ということで今日まで来ております。先ほど答弁にありましたように,一応平成20年度で終了し,その報告書のもとに方向性が決まると思いますので,その結果を待って適切に対応したいと考えております。


○3番(秋広眞司君)


 文化庁は史跡を守るんだという立場から,すれ違ってきますので,人命を守るのが第一ですから,そこらもよくお訴えをいただいて,その協議には霧島市としての主張をきっちりと入れていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。続きまして,出生祝金についてでありますが,この答弁を聞きまして私は憤慨をしているところなんです,実はですね。まずお伺いしますが,この55人委員会というのの構成メンバーと,行政からだれとだれが参加しておられるのか,そこをお聞かせ願いたいと思いますが。


○行政改革推進課長(濱?正治君)


 55人委員会は任期が2年でございます。今年の4月から2回目の55人委員会というようなことで,公募委員が27名,そして各団体の推薦委員が28名,合計55名の構成でなっております。行政は入っておりません。


○3番(秋広眞司君)


 諮問をされて委員会を開催されると思うんですけども,その諮問は市長名で出ておりますでしょうか。


○行政改革推進課長(濱?正治君)


 55人委員会が先ほど言いましたように,今年2期目で4月からなっております。それで,4月に会長を決めまして,今回11月15日開催いたしましたけれども,この開催につきましては会長名で開催通知を送っております。そして,外部評価として3点,3事業出しておりますので,これについて意見もいただきたいというようなことで,11月15日,55人委員会を開催いたしました。


○3番(秋広眞司君)


 出生祝金10万円の関係については,その3事業の中に具体的に入れて諮問されたんでしょうか,項目として入っておりますでしょうか。


○行政改革推進課長(濱?正治君)


 出生祝金も三つの事業の中の一つというようなことで,意見をいただきたいというようなことで出しております。


○3番(秋広眞司君)


 その意見をいただきたいと,文章の内容,詳細を知りたいんですけども,公表できますか。ただ意見をいただきたいですか。廃止の方向で意見をいただきたいですか。どのような項目で具体的になっておりますでしょうか。


○行政改革推進課長(濱?正治君)


 11月15日開催して協議をいただく事業としては,出生祝金も含めて3事業であるということでの通知を出しております。これを廃止とか見直しとか継続とか,そういう言葉は使っておりません。


○3番(秋広眞司君)


 第一次霧島市総合計画の実施計画書の29ページに,この出生祝金のことがうたってあるんです。7つの見直しの中の一つとして,子どもの健やかな成長のための負担軽減ということで,20年度実施,21年度実施,22年度は空欄になってるんですよ,空欄に。この説明ができますでしょうか,どうして空欄になっているのか,説明していただきたいと思います。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 平成20年度から平成22年度までの実施計画に記載をされているもののご質問でございますが,この出生祝金の支給事業につきましては,平成20年の3月定例市議会に条例の廃止の議案をご提案を申し上げましたけれども,ご同意いただけなかったものでございます。しかしながら,市といたしましては,この事業は見直すべきであるという基本的な考え方は変わっておりませんので,22年度につきましては,この事業は実施をしないということで空欄になっているものでございます。


○3番(秋広眞司君)


 非常に重要な答弁をされているんですよ。3月の議会の中で私は,本当は1子からのほうがいいんですが,これ3子からのことを突かざるを得ない答弁になってるから申し上げているんですよ。3月議会の中で36対9で,しかもその前の環福委員会の中で全会一致で否決された本案ですよ。これは民意じゃないんですか。これは二元代表制の民意なんですよ。それを否定されるような,このような文言で通してこられるということは非常に遺憾,議会軽視そのものだと思うんですけども,市長,いかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 3月定例議会の提案を申し上げるときにも申し上げた部分もございますが,先ほどの答弁の中でも一部申し上げましたけれども,行政評価の手法を使って,それぞれの事務事業を評価をして,そういう手法をとって総合計画の推進を図っていこうとするものでございます。したがいまして,施策別の優先順位等のそういう評価をする中で,内部におきましては1次評価,2次評価,いずれにおきましても事業の見直しをするべきであるというようなことでご提案を申し上げましたけれども,議会のご同意をいただけなかったと。その内容につきましては,大変慎重にするべきものということに変わりはございませんけれども,ただ総合計画を進める中の子育て支援という観点から申し上げますと,この事業についてはやはり見直すべきではないかというようなことから,またその議会のご審議の中でも,外部評価のものはどうかというようなご意見もございましたので,今回行政評価として外部評価をお願いしたと,そのような結果でございましたので,先ほど申し上げたようなご答弁の内容になっているというようなことでございます。


○3番(秋広眞司君)


 前田市長にお伺いします。55委員会とその議会の議決とどっちが優先するんですか,どっちが強いんですか,重みがあるんですか。どっちが重みがある,1点だけでいいです。くどくど説明要りません。


○市長(前田終止君)


 議会は市民の皆さん方の立場を代表されて構成されているものでございまして,議会の議決,これは重要にしなきゃならんと,こう思ってます。


○3番(秋広眞司君)


 そうでしょ,そのとおりですよ。あとは私,この件については質問しません。情けないですね。改めて市長にお聞きをいたします。市長にお聞きします。市長は,同僚議員の答弁の中で,続投への意欲を示されました。私は続投されると,それにチャレンジするというぐあいに受けとめたんですけども,2期目へ挑戦すると明言できませんですか。


○市長(前田終止君)


 今の段階では明言しません。


○3番(秋広眞司君)


 明言していただきたいと思うんですけども,明言できないと。では市長は変わられれば,私の個人的な意見ですけども,仮屋議員からもありました。高齢者の関係で国保税の一財からの投入をして減税はできないか。それから,池田綱雄議員からもありました,就学前までの医療費の無料化はできないかと。私は1人目から10万円というのを極めて具体的に,市長のマニフェストに載せていただければ,これは市長は通りますよ。そういう気持ちで市長にエールを送っているのに,逆に立たれて今度は3子からの今までの分は廃止するというようなことをおっしゃるわけですから,これ私は,私自身がこの思いを受けとめて,マニフェストに載せてくだされば,市長のほうを私は押しますよ。そのように考えておりますので,最後に市長の3子から10万円,せっかく皆さんが喜んでおられるこの10万円を削ると,議会の否決も押し通してまた削るということを部長おっしゃってますけども,この部長の発言を市長,否定をしてください。そういうことはしません,議会にもう一回きちっとお願いをしてやりますというんなら分かりますよ。文面も厳しい,第1子から助成することは考えておりません。第3子から削りますというようなことですけど,市長のそのお考えをお聞かせ願いまして,私の質問終わります。


○市長(前田終止君)


 続投への気持ちと政策,市政にとっての重要な政策課題,さまざまな指摘を市長としても受けていると。それをどう受けとめて,今後のことを決断していくかという指摘と受けとめましたけれども,ご指摘の点,私も為政者の端くれの一人として,重々お気持ちは伝わってまいります。議会の皆さん方のさまざまな厳しいご指摘も,また激励のことも十分に今の市長としての立場でがっちり受けとめて,しっかりとした判断をするように,この3年間努めてまいりました。今後ともそういう真摯な気持ちで努力をしてまいりたいと思っております。前の質問でも若干申し上げておりますけれども,続投への意欲は十分に自分自身も持ち合わせてはおりますが,一寸先は闇の世界でございます。皆さん方のご指摘等,謙虚に振り返りながら,足らざるをまたさらに努力をし,そしてまた市民が主役,そして総親和,総努力の気持ちをみんなで持ちながらやっていけば,必ず明日は開けていくと思っております。この出生祝金の件につきましても,55人委員会,あるいはまた皆さん方のご指摘等熟慮をしながら,あるべき姿をさらに将来に向かって求めてまいりたいと思ってます。今後ともご指導,ご鞭撻,よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 先ほどの秋広眞司議員の質問に対し,村田学校教育課長より発言を求められておりますので許可します。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほど秋広議員から新しい中学校の学習指導要領で,どのような教科の時数が増えるのかというご質問をいただきました。その関連で選択教科の時数が削減されますとお答えしましたが,あわせて総合的な学習の時間も削減をされますので,補足をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


○議長(西村新一郎君)


 以上で秋広眞司議員の一般質問を終わります。次に,7番,山浦安生議員より1件通告がされております。したがって,山浦安生議員の発言を許可します。


○7番(山浦安生君)


 おはようございます。昨日に引き続きまして,中央公園構想について,3番目の質問者でございます。昨日の論議で明らかになりましたが,業者へ示されたプロポーザルの仕様書の指針は,広範な関係者の意見を聞くこともなく,行政の中心部のみで基本的なものが作成されております。次に,指針の中身は人工的営造物設置を中心に示されていること,さらに市長の政策の中で,この地域は観光的にも自然保護的にも,森林セラピーを中心にした政策を展開していく場所として位置づけされていることが明らかになりました。そこで指摘しておきたいのは,市長が目指す政策と建設部が示した仕様書の内容に整合性の瑕疵が感じられることであります。このことは今後バランスのとれた市政を進める上で極めて重要なことであります。そこで,この農大跡地の空間は国立公園,霧島屋久の鹿児島県側に面した唯一の広大な空間であります。霧島山系を支えるすそ野であります。特別の場所でもあるわけであります。今日の社会情勢は混沌として,モラルの低下や経済的不安から来る精神的ストレスが増大しつつあります。先ほど国旗と国歌を愛する秋広議員からもありましたように,天皇陛下も多忙のためにストレスで体調を崩されているようでございます。いかに精神的ストレスが健康に悪いかということではないかと思います。こういった社会的ストレスから個々人を支えてくれるものとして,自然のいやし,とりわけ森林が大きな関心を集めているところでございます。森林が持つさまざまな心身のいやし効果は,今後さらにその重要性を増していきます。そのような観点からしますと,この地の空間計画に当たっては,もう少し地球規模の視点から考え,具体的地域の問題として計画を立てる必要があります。例えば昨日市長が話をされましたけれども,各企業の厳しい状況のことで,副市長以下がその対応に追われておりました。このこと自体は大変重要なことでありますが,自治体としましては世界経済の嵐の中にあおられないように,一方で長期的な目で新産業の創出とか,将来にわたる持続的展望を模索していく必要があります。その一つの方法として,森林セラピーを中心とする環境保全の分野は,地球と人に優しい新産業の基盤になる部分ではないでしょうか。このような基本的な理念について,将来の展望はないのか,まず基本的にそこのところを具体的にお尋ねいたします。質問に入ります。1番目,(仮称)霧島中央公園の役割について,その1,(仮称)霧島中央公園事業の基本理念とその意義について。その2,周辺の霧島連山,照葉樹の森,丸尾の温泉街,関平鉱泉,柳ケ平森林セラピーロードの現状を,どのように認識しているのか。3番目に,地区の特性をどのように捉え,どのように生かすつもりでいるのか。以上をお尋ねして,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 山浦議員から(仮称)霧島中央公園の件に絞っての,1点に絞ってのご質問でございました。そのうちの2につきましては,私から答弁をいたします。そのほかにつきましては,建設部長が答弁をいたします。若干答弁の前に,この中央公園構想の推進の姿勢についてのご指摘がございましたが,お互いの行き違い,あるいは誤解が少しあるのかなとも思いながらお伺いをさせていただきました。特に市として,この公園構想についてのいわば市民の声を聞く姿勢が欠如しておられるというような指摘でございましたけれども,私どもといたしましては,今後の中で大いに聞く姿勢は持っておりますし,そしてまた議員もご承知のとおり,過去,今日までの間に合併する前の牧園町議会においては,ありとあらゆる角度から市民の方々の声を幾年にもわたって,議会でも特別委員会ができて,議論は尽くされ切っているという中からの合併であって,今日に流れがあることは十分にご承知かと思うんです。その地域の特徴というのは,地域で生まれ育ち,また縁があってそこにおいでになってる方々が最も主体的に考えでございますし,そしてまたそれにあわせまして国レベル,県レベルのご助言等をいただいてきた歴史もございまして,ありとあらゆるワーキンググループをつくって,議論は出尽くされたという感ありの中での合併後,さまざまな議会におけるご指摘も受けて,そしてその上でプロポーザル,そしてこれからまた聞くんですよ。ですから,市民の声,聞かないということ絶対ないです。それは分かってください。聞きます。霧島山全体の入込客数は把握しておりませんが,えびの高原で年間80万人の観光客が訪れておりまして,最近のトレッキングブームを反映し,登山客は増加傾向にあります。牧園地区の照葉樹の森につきましては,丸尾付近の丸尾自然探勝路周辺の区域と,国有林と民有林との境目に少し残っているぐらいでございまして,以前と比べれば相当減少しているようでございます。そういうことを考えれば,現在残っている少ない照葉樹林を保護する一方,また再生に向けても考えていかなければならないと思っております。丸尾の温泉街には多くの観光客が訪れて,温泉を活用されてるところでございます。一方,これに伴い,排出される温泉排水は,法的な規制は特にないところであり,排水路を経て地域を流れる殿湯川に流れ込んでいるのが現状でございます。関平鉱泉は平成16年度に効能研究等が発表をされまして,当時約6億3,000万円の売上げがございましたが,昨今のミネラルウォーター業界への大手参入による過当競争や景気低迷による消費者の買い控え等が影響し,昨年におきましては約5億円の売上げとなっているところでございます。また,現在のプラントは平成9年に整備いたしましたが,施設の経年劣化が見られますので,新工場の建設等に向けて現在,経営戦略会議で検討いたしているところでございます。森林セラピー基地の柳ケ平散策路は,クヌギ,ナラ,モミジなどの広葉樹林が生い茂る周遊コースでございまして,ほかにも森林セラピーコースを2か所,森林散策路として設定をいたしております。本年の7月末の森林セラピー基地のオープニングイベントに約50人が参加をされたのをはじめ,これまでに5,6団体,約200名の参加者が森のいやしと健康増進を目的に,森林ウオーキングなどを体感していただいております。


○建設部長(篠原明博君)


 (仮称)霧島中央公園の役割についての1点目にお答えをいたします。本年3月に策定された第一次霧島市総合計画では,まちづくりの基本理念である「世界にひらく,人と自然・歴史・文化がふれあう都市」の実現に向けて,快適で魅力あるまちづくりが政策の七つの柱の一つとして位置づけられております。したがいまして,本事業におきましても,この地域の土地利用の必要性や位置づけ,並びにこれまでの土地利用に関する意向等を踏まえ,現在取りまとめを進めている資料などをもとに,上位計画との整合を図りながら,今後具体的な基本理念の設定を行うことといたしております。次に,3点目にお答えいたします。今回の委託業者の選定に当たってはプロポーザル方式とし,その仕様書におきましても,地区特性や周辺既存施設との連携,また周辺地区における現在の土地利用を考慮することなどを計画検討の留意事項として示し,企画提案者からは限られた期間の中でそれぞれ独創的な提案もなされたところであります。これから行う構想策定の過程におきましては,新たな資料や情報も検討に加え,霧島市全体としての本地区の位置づけを明確にするとともに,地域の意見を十分お聞きしながら,地域の特性も十分に反映できるように努めてまいりたいと考えております。


○7番(山浦安生君)


 時間は大丈夫でしょうかね。ちょっと時間かかりそうなんですけれど,心配要らないということですので,はい,分かりました。市長が十分語気を強められて話をされました。私も強めたいと思いますけれども,お互いに興奮した状態での話では,いい議論ができないんじゃないかということで,冷静に行こうと思っております。しかしながら,冷静になれるかどうかというのを非常に疑問に自分で思ってるところでございます。まず最初に,この事業計画が当初予算に乗せられたのが3月でございます。それから現在に至るまで9か月経ちました。その間にいろんな世の中の状況が変わっているんですけれど,そのことについて一言ありましたらお願いします。


○建設部長(篠原明博君)


 本年の3月議会において,当初予算に,(仮称)霧島中央公園構想の基本計画策定業務の予算を計上させていただきました。当然,今後その基本構想をまとめるにあたりまして,いろんな形で内部調査,聞き取りをいたしました。そして,合併してこの中央公園の位置づけというものが,当時の旧牧園町時代に検討されたものをいろいろ集約をし,整理をし,その中で個々の必要性を十分検討していく期間であったというふうに思っております。それで,先ほど話がありましたように,まずプロポーザルという形の概念でございます。市民の意見を聞く形をとるとしましたら,プロポーザルという形でないと,市がある程度固めたものを委託設計していくのであれば取り入れられないということでございますので,議員おっしゃるように地域の声,あるいは観光,あるいは自然,そういうものを十分に取り入れるための段階的な姿勢をし,今そういう作業を行っているということでございますので,ご理解いただきたいと思います。


○7番(山浦安生君)


 私,今お尋ねしたのは,確かに今ここに至ったまでの過程はよく分かります。市長,今,昨日も副市長が頑張って走ってらっしゃるんですよ。そういう状況の中でのこの計画案が果たしてどういうふうに変化といいますか,どういう位置づけで捉えていらっしゃるのか,今の段階で市長のお話をいただきます。


○市長(前田終止君)


 山浦議員が前段で登壇なさってご指摘をいただいた,この場所の持つ特性,あるいは値打ちみたいな範囲の話,全く同じような気持ちでおります。


○7番(山浦安生君)


 全然話が食い違ってるんですけれども,社会的に今,例えば人員削減とか,非常に企業が苦しい状況であるというふうなことを踏まえて,この事業の計画がどうなんだというようなことを今お尋ねしてるわけです。私は,この計画は非常にすばらしい計画で,是非あの地にはそういうものは欲しいと思ってるんです。ただ状況が,社会の状況がそれを許すのかどうかというようなことを今市長にお尋ねしてると。


○市長(前田終止君)


 それは社会経済の変化というものに対しては危機感があるだけに,その対策本部をつくり,それこそ今後のこの手の計画についても,スピードダウンとか,あるいはまたある種の政策決定,選択と集中しながら,中長期的な展望に立っていくべきもの,ここは引き寄せてでも選択して集中的にやるべきもの,そういうところをしっかり考え抜いて将来を考えてまいりたいと思ってます。


○7番(山浦安生君)


 話がなかなか私の思ってる答えが返ってこないんですが,次に行きたいと思います。この基本計画,プロポーザルの基本計画というのは,基本計画ですから,この基本に沿って物事が進められていくわけですよね。


○建設部長(篠原明博君)


 当然今基本構想をまず立ち上げて,ゾーニングを検討いたします。そのゾーニングの中で,基本計画ですので実施計画の前の大もとの基本となる計画をいたします。その計画に基づきまして,年次的に実施計画に移っていくというようなことでございます。


○7番(山浦安生君)


 この基本というのが一番大事な部分なんですね。最初スタートするときに,1歩でも1cmでも間違えたら,とんでもない方向に行くんですね,先に行ったら。そこを私は言ってるんです。ですから,このプロポーザルを業者に出すときに,どういう根拠に基づいてやったのか。先ほど市長のほうでは,住民の意見を十分に反映したと,牧園町時代も一生懸命やったんだというようなことが返ってきました。しかしながら,市長が言われてるあの地域の利活用といいますか,空間をどういうふうに生かしていったらいいのかということと話がちょっと違うんですね。昨日もありました。主要施設がスポーツ運動公園なんですね。そうじゃないんですか。そのあたりをお聞かせください。


○建設部長(篠原明博君)


 プロポーザル仕様書の中では,主要施設という形では,多目的グラウンドを主要施設とうたってはございません。最初の段階で一時的検討するものの中の一つとして多目的広場があり,あるいは観光施設との連携,そういったものを十分に反映するという形でうたってございます。当然おっしゃいますように,周辺にはいろんな地域の持つ特性のある施設がいっぱいございますので,今回みたいな,例えば農業大学跡地だけの議論をするのであれば,当然その趣旨に合わないもの,あるいは相乗効果が見られないものもありますので,私どものプロポーザルの仕様書の中では,いろんな形のものを想定して,あらゆる分野の提案をいただくということで仕様書を出しております。


○7番(山浦安生君)


 分かりました。主と客が逆転してるような私は気がするんですけれども,この運動施設,サッカー場等の運動場がそういう大きな意味での施設の中の一部としてあるならばともかく,この仕様書の中においては主がスポーツ施設というふうに私はとってしまうんです,この仕様書を見ると。そういう立場でプロポーザルされた業者さんは,何が主なんだと。これでは建設部長が言われますけれども,何が主で何が客なのか,それが分かってこないんですよ。だから,そこを私は言いたいんです。こういうものをつくるときには,大事なものをつくるときには慎重な調査,それからそれをいろんな方向から多面的に分析して,そしてこういうものをつくり上げていかなきゃいけないと思います。そのように思うわけであります。市長も非常にさまざまないやしの空間として,見事に生かされるというような期待されてるわけです。私もそのように思います。そして,ここは循環型社会の,市長がいつも言われております循環型社会の壊れた部分を再生する最適の場所なんです。これは神が与えてくれた場所だと私は思ってるんですけれども,そういう場所でございます。あと,先ほどもろもろの質問に対して答えをいただきましたので,それについてちょっとお尋ねしていきたいというふうに思います。まず最初に,国立公園に指定された要因の中に,大きな要因が三つほどありまして,その一つは豊かな森林であると。一つは月面を思わせるような火口湖の集積,そして山ろくの豊かな温泉であると言われております。まず最初に,霧島連山のことについてお尋ねしますけれども,企画部長,ジオパークはどんなふうに今進んでおりますか。といいますのは,森林もそれから温泉もかなり痛めつけられているわけですね。その中で今度ジオパークということが,環境学習とか,あるいは観光を目的にして人の楽しみの場所として捉えられて,今,手をつけられようとしておりますけれども,そこらあたりが今どんなふうに展開してるかお聞かせください。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 ジオパークにつきましては,地質遺産を保全して,それを観光や学習に生かしていこうというものでございます。例えば自然遺産とか,ああいったものは保護するのが主目的でございますけれども,ジオパークの場合はそういった地質遺産を生かして観光や学習などにするということでなっております。今,環霧島会議で霧島山は周りを5市2町で取り囲んでおりますので,この5市2町で今ジオパーク協議会というのを設立したところでございます。来年の設立認可に向けて,今一歩を踏み出したところでございます。そういったところでございます。


○7番(山浦安生君)


 このことなんですけれども,市長は観光産業や地域の活性につなげる,活動していくことを確認したいということで,環霧島会議の中で談話を発表されております。そうであろうと思います。しかし,今,部長からも話がありましたけど,保護目的ではない。この部分が非常にひっかかるんですけれども,だからといってむやみやたらに入っていっていいわけではございません。そこには鹿大の教授であります岩松名誉教授も,単純に観光客が来る手段になるようでは困るというふうにくぎを刺していらっしゃるわけです。そのあたりをしっかり踏まえて検討していただきたいと思っております。次に移ります。森のことでございます。この中にもありましたけれども,森林,自然林といいますか,天然林が大変に少なくなっているということでございますが,どの程度少なくなってるか把握しておられますか。


○林務水産課長(山下 晃君)


 数字的なものは把握しておりません。国立公園内にはかなり多くの国有林と一部民有林があります。文献を見ますと,かなり明治のころから大きな広葉樹が伐採された経緯も出てくるんですけれども,実際に最初いくらあって,いくらなくなったというのは,今のところ把握しておりません。


○7番(山浦安生君)


 なかなか把握できるものではないと思います。例えばこれは現在残ってるのは,ほとんど大浪池の下のほうの周辺ですね。それから,国有林とか市有林,民有林の境界線あたりにしか,わずかにしか残っておりません。そこで,今ここに再生とありましたが,どういう形で今,再生をしようというふうに進められているかお聞かせください。


○市長(前田終止君)


 霧島山の国立公園として指定を受けて今日まで,特に来年は指定以来75年という年になると思っておりますけれども,日本最初の国立公園として指定を受けたにもかかわらず,戦前,そして戦中,戦後間もない時期,なかなか適切な保護政策が進まず,むしろ戦後の高度経済成長の中で,私たちの我が国第1号の国立公園の木はずたずたにそれこそ切られてしまって,今議員ご指摘のとおり,本当に江戸の昔からの原生林というのは,心痛む話でございますが,ほとんど残っていない状況にあろうかと思っているところです。私といたしましては,この環霧島,つまり霧島山を構成している5市2町,43万人の人口がおりますが,7の自治体がありますけれども,この7の基礎自治体でもって霧島山全体を構成してるわけでございまして,この環霧島会議,あるいは世界ジオパークネットワーク協議会,これらの動きをしっかり地方を固め切って,山全体で,エリア全体でやらなきゃこれは成果が発揮できません。よって,私といたしましては,都城市の市長さんと正副会長コンビを組んでおりますので,今度5月になりますと第4回目の環霧島会議ございますけれども,そのような実情をしっかりと精査して,宮崎県知事,あるいは鹿児島県知事,あるいは両方の議会並びに国レベルへの日本最初の国立公園のいわば再生運動,そういうものを非常に大きな力が必要となろうかと存じておりますけれども,今後粘り強く,極端に言えばおよそ半世紀,あるいは70年,あるいはそれ以上の時間をかけながら,それこそ破壊されてきた。それを再生するには,それに逆回ししながら同じぐらいの時間,それ以上のエネルギーも必要であるのかなと,こうも思ったりしております。ですから,そういうことを踏まえて行動を5月の第4回,環霧の会議があるまでの間に,両県知事も今度は出席の予定であろうと強く期待もいたしておりますが,相当な行動も起こしてみたいと思ってます。


○7番(山浦安生君)


 是非そういう行動を起こしていただきたいと思います。川畑次長,それから山下課長もいらっしゃいますけれども,同じグループで私たちも霧島のホテルの皆さん,それから周囲にいらっしゃる皆さん,さまざまな方と手を組んで,再生に向けて努力をしてる最中でございます。その中でも市長ご存じのとおり,宮脇昭,横浜国大の名誉教授でございますけれども,この方が是非こちらに呼んで,その実態を調査してもらって,もともとあった木は何なのかというようなことまで調べ上げて,再生に向けて本腰で本物の森づくりをやろうという意気込みで,今取組んでいるところでございます。しかしながら,なかなか思うようにはいかないのが現実であります。例えば今,山中ではシカの問題等もあります。シカの食害で本当に霧島は瀕死の状態なんです。そういうことを皆さん,農林課長,山に行って見てくださいよ,そういう状況をですね。私はこれは,市長もいつも言われておりますように,現場で物を見ることが,実際に自分の目で見て,肌で感じてやることが一番重要なことじゃないかと思っております。次に,温泉にまいります。温泉のことでありますけれども,霧島温泉は古くから有名な温泉ですよね。いろんな方がたくさん来られます。私は心配してるのは,さまざまな問題がありますけれども,温泉が今以上に掘られていったら,ごめんなさい,昭和50年当時は55本ぐらいしか源泉数がなかったと。今では倍以上になってると。湧出量も倍以上,2.2倍ぐらいになってるというようなことなんですね。温泉が昭和30年後半の観光ブームによりましてホテル等が建ちます。そして増設,新設が行われます。そのたびに温泉が掘られるわけです,ボーリングで。そうしますと外へ出てくる。外へ出てきたお湯は1回使われて川に全部,殿湯川に,答弁にもありましたけれども,殿湯川に流されていく。そして,その水は,お湯はそのままストレートに流れるわけです。ですから,その周囲にある環境というのは,生態系というのは当然壊れるわけですね。私は,これは大変な問題だと。温泉を掘り過ぎること,それから出し過ぎると。うたい文句ではかけ流し,源泉でかけ流しというのは,人を呼び込むための一つの宣伝文句になっておりますけれども,それは私はあまりよくないんじゃないかと。例えば夜になれば温泉の出るのをストップして,温泉の水位を下げない努力をするというような,周囲と,それからこの中にも書いてありますけど,法的規制は全くないということでありますが,その結果として中津川の川が白く濁ったり,ほかにも原因ありますけれど,川が濁ったり魚がいなくなったりするような状況が生まれてくるわけです。ですから,そういう状況,丸尾の状況というのもよく調べた上で事に当たっていただきたいなと思います。丸尾の温泉街には,さまざまな問題がありますけれども,そういうものを一つ一つ解決しながら,この中央公園構想と結びつけていかなきゃいけないと私は思います。次に移りますが,関平鉱泉のことでございます。関平鉱泉はちょうど1年ぐらい前でしたかね,老朽化してるということで,建物の新設をどうなってるのかということでお尋ねしましたところ,全体の計画づくりを行い,年次的に新工場の建設を検討していくと答弁をされていますが,これはどんなふうに今進展しておりますか。


○観光課長(横手航太郎君)


 関平のことにつきましては,1年ぐらい前に確かに答えをしております。検討委員会を,庁舎内の検討委員会をつくって検討していくということを言っておりますけれども,実際今のその下部組織でございます,月に1回開きます経営戦略会議というのがございまして,そこの中で担当者レベルでの話です。また,それから先進地視察を11月の初めごろ,日田の天領水とか,熊本にあるサントリーの工場とかいうところを視察して,それから話をまとめ上げまして,検討委員会に持っていきたいということで考えております。近日中にまた検討委員会を開きます。


○議長(西村新一郎君)


 ただいま山浦安生議員の一般質問の途中でございますけれども,今本人と意思確認をいたしましたら,休憩をして再開をという意思が示されましたので,ここで休憩をいたします。


               「休憩  午前11時56分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時34分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。山浦安生議員の一般質問を続けます。


○7番(山浦安生君)


 どこまで行ったのか分からない。周りからもうよかげんにやめよというような話もあるんですけど,あと13分ありますので,やめるわけにいかんので,どうしたらええかな,この雰囲気を,ちょっと暗い雰囲気をどうやって盛り上げようかなと思ってるところなんですけど,非常に厳しい状況であります。厳しい状況といえば,ついでやっで市長,聞いときましょうかね,今のうち。私は,本当に今朝,時任議員からもありました,社会情勢というのは非常に,全然予定外の話ですけど,非常に厳しい状況があるというようなことで,例えば社会状況も本当に人員削減があったり,それから温暖化による異常気象と,それからインフルエンザとか,いろんな疫病の流行,それとまた資本主義経済の崩壊が始まっているというような厳しい状況が目の前にあるわけです。それをどんなふうに捉えていらっしゃるのか。そして,今後どういう,行政にそういうことを反映させていこうと考えていらっしゃるのか。ここは本当に覚悟が要るところだろうと思うんです。ジェットコースターでいえば,今ずっと一番てっぺんに来て,あとはひっちゃれるばかりですよ。そこに来てるような状況です。そういう状況のときに,いろんな政策があると思うんですけれど,お金のかかる政策やったり,かからん政策やったり,いろいろありますけれども,そこら辺のところをめり張りをつけていかないといかんと思います。ただそこにはどういう状況が来るのか,大変な状況が来るのか,まあまあなのか,いろんな状況ありますけれども,そこ辺の覚悟を,市長の覚悟というものをお聞かせください。


○市長(前田終止君)


 今の質問は,念頭にあるのは市政の中の,例えば霧島中央公園構想などがあるけれども,今まで計画をしてきたものがこれほど激動していく社会経済情勢であれば,例えば中央公園構想なども見直していかなければならない危険性があるよと。ですから,そういう意味でどうするのというようなお尋ねかと聞こえましたけれども,そのようなことはほかの分野においても,総合して言えるのかなと思います。今までの答弁の中でも,この手の質問に対して,私を含め関係の者がいろいろ答弁もいたしておりますけれども,しっかりとした歳入の確保も厳しい中にも努力をし,そして事務事業等の徹底した見直しなどを行い,そしてまた状況によってはゼロ査定でもできる事業,今までそれこそ皆さん方に育てていただいた貴重な人材を生かしていく。あるいは公共の各種施設,そういうものを行政サービスの中でしっかりとらまえてできること,こつこつやっていくとか,あるいはまた間もない時期に着手しようと思ってたことを,ブレーキをかけてスピードダウンして,辛抱してもらうところを,当分の間,見通しがつくまではじっくり我慢しながら,運営をしていくという点も出てこようかなと思います。いろんな工夫をしながら,しっかり情報収集をし,我が市としての厳しい局面に向かう乗り切りを,最大の知恵をみんなで出し合って乗り切ってまいりたいと思っております。


○7番(山浦安生君)


 覚悟のほどといいますか,お尋ねした答えとちょっと違うように私,思ったんですけれども,それぞれ答えようはあると思います。私は覚悟しなきゃいけない時代が来ていると思います。覚悟しなきゃいけないんでありますけれども,ただこういう状況,不景気といいますか,落ち込んできまして,非常に精神的にストレスがたまるような状況が生まれてくると思うんですね。これはさっき,また繰り返しますが,秋広議員のほうからもありました。天皇陛下でも多忙のためにストレスで病気になられたというようなことでございます。先ほどの,昨日でしたかおとといでしたか,新聞に教職員が精神的なストレスで休職されてる方がいらっしゃるというような新聞報道ありましたけれど,この霧島市には何人ぐらいいらっしゃるものなんですか。大体でいいんですけれども。


○学校教育課長(村田研史君)


 予期しない質問をいただきましたので,ちょっと数字を整理をしたいと思います。しばらく時間をいただければと思います。


○7番(山浦安生君)


 すみません。突然の数字で申しわけないんですが,同じように役所の中にも,これは総務部長,いると思うんですよね。当然こういう方がいらっしゃるんです。公務員がこういうのは一番何かストレスを持った人が多いという話ですけども,そういう方々が憩える場所というのはつくらないかんのかなという気もします。ですから,関平の温泉の効能の中に,がん細胞の抑制をする作用があるという,長崎部長,ありましたよね。あれはどういうことでしたですかね,少しだけでいいんですけど,簡単に説明をお願いします。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 関平鉱泉の成分の中に,血液中のがん細胞やウイルスなどを体から守るナチュラルキラーという細胞があるんですけど,これを活性化させていく効果があるということです。


○7番(山浦安生君)


 関平が,今問題になっております中央公園構想の場所の近くに関平があります。関平はがん細胞を抑えるNKキラーというものがあるそうです。森林の中にも同じようにがん細胞を抑える要素があるそうです。こういうものを組み合わせていきまして,健康の,今一番心配されるのは健康といやしなんですね。そういうものを中心にした中央公園といいますか,そういうものもできるんじゃないかと。サッカー場だけが公園じゃないよということを言っておきたいと思います。次に公園に入るわけですけれども,公園というのは,地域の方々の力をかりながら,そして地域の方々の意見を聞きながらやっていかなければいけないと思うんですね。先ほど市長から公園構想については,いろいろと地域の方から十数年もかけてやってるよという話でしたけれども,今は霧島市になっておりまして,13万という市民がいるわけですが,前回市長が答えられたのは,牧園地域の意見だろうと思います。この全体の意見というのは聞かれたかどうかお尋ねします。


○建設部長(篠原明博君)


 全体の,全市の市民の意見ということでよろしいんでしょうか。


○7番(山浦安生君)


 市の全域からの声を聞いたかということです。


○建設部長(篠原明博君)


 現在のところにおいては,全市民からの声をまだ聞いてはおりません。


○7番(山浦安生君)


 それであれば,これはごく一部の意見ということになってしまって,霧島市全体の意見,合併してからの意見とはならないんじゃないかと思っております。公園というのはもともとが,例えば防災,環境,こういう機能がありますね。それからレクリエーション機能,規模によってはいろいろ姿は変わるわけですけれども,本来の公園の姿というのは遊行,行楽,それから利用を促進するための名勝とか名所,それから地域のたまり場というような要素もあるそうです。今までの公園を見ておりますとスポーツ,先ほど申し上げましたスポーツの要素が,施設の要素が十分に片寄り過ぎてるような気がするわけでありますが,公園に求められるのは日常からの脱却とか,気分的だとか暇つぶしだろうと思うんですね。そういった意味でも,人が憩えるような場所をつくっていかなきゃいけない。そのためには広い範囲での市民の声を聞いて,要望を聞いて,みんなの手で,みんなの力をかりながらつくって,そしてそれを管理していかなきゃいけないと思うんですが,当然市長も同じような考えだろうと思うんですが,少しだけ。


○市長(前田終止君)


 全く似たような視点を持ってます。まず国立公園は自然公園ですからね。それで,それに最も近い最大人口集積地が牧園町高千穂の地域であると。そこに市民の財産としてかけがえのない大きな広さで市有地があると。そこですから,おっしゃる目的,例えば自然との共生,循環をしっかりと感ずることのできるような考え方も,公園づくりの一つに入っていいでしょう。もう一つは,温泉,観光地域ということもございますし,それにたくさんの人が周りに住んでるエリアですから,集客性の高い考え方がこれに加味されてもよろしいでしょうよと。そして,スポーツというのは市民の健康づくりに大きく影響を,好影響を及ぼすわけですし,27haもおよそあるわけですから,それらを全体をうまくデザインして,生かし切るようなエリアを,市民の皆さん方の声を聞きながら,今後調べていきますよと。ですから,今までの3年間の間に議会でご指摘を受けたようなこと,今回たたき台としてプロポーザル方式で外部からの声も広く聞いてみましたよと。そして,それを見ながら,ここは駄目だよ,これはこうしたほうがいいよということでみんなで塗り上げていけばいいという考え方が,私の考え方の基本であります。


○7番(山浦安生君)


 9月でしたですかね,南副市長から答弁をいただきましたけれど,この施設をつくるに当たっては膨大な金額がかかるという答弁をされておりますけれども,膨大というのは,どれくらいのものを膨大と言うのか,教えてください。


○副市長(南 洋海君)


 そのラインについては,なかなか言明しにくいところでございますけれども,今プロポーザルの中で,昨日はサッカーの話が出ましたけれども,それはさっき建設部長が言いましたように,一つのものであると。多くの,そこの公園でございますので,いろんな分野の集合体の公園になってくると思います。例えば,一つの例ですけども,プロポーザルの中でキャンプ場がございますけども,いわゆる広葉樹等の茂った,そういうものを,例えば除いて,例えば,あそこをグラウンドにしようとか,いろんな発想もございましたけれども,そういうものは残しましょうと,今あるものを残しながら,どういう利活用があるかということを協議しているのが,今現段階でございます。やはり公園となりますと,巨大なお金となりますと,一般的には10億を超えたら巨大な工事になるのかなと,一般的には私はそう感じております。


○7番(山浦安生君)


 大きな公園で10億,それ以上になれば,これは27haを扱うわけですから,もっと大きい金額になるんじゃないですか,どうですか。


○副市長(南 洋海君)


 基本的には,今の自然を最大限に残すというのが基本的には考えております。それから,箱物をやたらにつくらないということは基本的な考えの中にございます。


○7番(山浦安生君)


 もう率直にお尋ねしますけど,これは実現可能な構想なんですか。


○副市長(南 洋海君)


 厳しい財政事情ではございますけども,あれだけのものが何年間も,放置をされたと言うとおかしいですけども,長い議論がされた経緯がございます。やはり広大な土地でございます。有効活用をし,先ほど議員がおっしゃいますように,いやしであったり,スポーツであったり,それから健康であったり,そういう多角的に利用できる公園にできたらなあと思っております。


○7番(山浦安生君)


 私も全くそのように思います。是非これはつくっていただきたい施設なんです。それはなぜかと言いますと,先ほどから申し上げておりますように,二つ大きい焦点があります。一つは,みんなが憩える場所,これから先はどんな世の中が来るか分かりません。是非そういうことをやっていただきたい。それからもう一つは,持続可能な循環システムが壊れているんですね。これをつくるための拠点づくりを是非やってほしいんです。それには金がかからないんですよ。例えば,関平鉱泉がありますけれども,あそこから今,部長,どれくらい収益,今年はどれぐらいの売上げがありますか。


○観光課長(横手航太郎君)


 関平鉱泉の売上げということでございますけれども,19年度が歳入で5億4万4,349円,20年の11月,今年,この前までですけれども3億2,100万,19年の同月,11月と比べますと,同月が3億6,600万でございますので,前年度の87%の収入になっております。


○7番(山浦安生君)


 大分落ちているような状況でございます。ですから,さっき新設の話もありましたけれども,やはりこの売上げ増に向けて,何か検討していかなきゃいけないのかなと思います。こういう関平がございます。それから入湯税が,調べてみましたら1億1,600万あるそうです。これは全体ですからあれなんですが,それの一部,それとか,例えば,年間,霧島,牧園町だけで50万人ぐらいの人が宿泊されます。1人100円取ったら5,000万という金額が出てくるんです。こういうのを三つ合わせれば1億5,000万です。こういうのを年次的にやっていくならば,それは今,先ほど申し上げましたセラピーの場所,基地づくりには,もちろん有効的に使っていけるじゃないかというふうに思います。篠原部長にお尋ねしますけれども,いろんな資料を集めて,それに基づいてこのプロポーザルをやったということでありますが,ここに広報まきぞの,これは平成元年度の広報誌の記事なんです。これ読まれたことはありますか。


○建設部長(篠原明博君)


 すみません,読んだことございません。申しわけありません。


○7番(山浦安生君)


 これは鹿大の分院のリハビリセンターの所長をされておりました田中先生の書かれた記事です。こういうものを,これはリゾート構想です。リゾートとレジャーは違うんです。だから,病院とそういうセラピーを組み合わせた温泉もあります。それから,音楽もあります。いろんなものがあります。そういうものを組み合わせた利益追求型じゃない,本当に人が憩えるような場所,そういう場所をつくってくれば,だれでもが集まってくるというんですよ。そういう公園構想であってほしいというふうに私は思うわけであります。是非この資料を,これは20年前ですけれども,すごく立派にこの地域のことを調べられております。是非目を通していただきたいと思います。私もいろいろと論議させてもらってまいりましたけれども,最後に,今回のこの公園をつくるにあたりましては,やはり目線を市民の立場に置いて,みんなで考えながらつくっていかなければいけない。皆さん方の行政の机上の上のプランだけでは,これは困ると。やっぱり民意を反映された公園づくり,そして民意の力をかりながら,管理にあたりましても,地域の方々の力が必要なわけですから,是非そういうことを踏まえてやっていただきたいと思います。最後になりますけれども,いろいろこの公園事業については,市長でも考えがあるでしょう。そして,この霧島界隈を取り巻く将来に向けての考え方,例えば,来年度におけるような何かそういう話でもあれば,ひとつお聞かせください。以上で終わります。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 ただいまの山浦議員のご質疑の中で,ジオパークに関する部分で一部説明不足がございましたので,説明させていただきたいと思います。ジオパークとは,科学的に見て,特別に重要で貴重な,あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園でございます。ジオパークでは,その地質遺産を保全し,地球科学の普及に利用し,さらに地質遺産を観光の対象とするジオツーリズムを通じて,地域社会の活性化を目指しますというものがジオパークでございます。それから,霧島ジオパーク推進連絡協議会が10月14日に立ち上がりましたけれども,これを5市2町で,協議会と申し上げましたけれども,実際は鹿児島,宮崎両県にも参加をいただいておりまして,環霧島を担当する県の代表の方にも委員として就任をいただいているところでございます。


○市長(前田終止君)


 霧島中央公園構想に対して,さまざまな立場からのご指摘をいただきまして,ありがとうございました。私といたしましても,市民の皆さん方の声,目線というものも当然大事にしながら,最終的な構想を取りまとめさせていただき,そしてご披露申し上げたいということをはっきりとお約束していきたいと思います。そこで,来年は,ご承知のとおり,3月16日で国立公園の75年目の大きな節目を越えます。そして5月19日には第4回の環霧島会議を高原町でやるということになります。そして7月にはもう世界ジオパークネットワーク入りを目指して,パリ,ユネスコに申請をしなければなりません。そして,この申請が認められると,平成22年度には登録され,ユネスコから世界にこの日本のジオパーク入りを霧島連山がしたということが発信されることになるわけでございます。このことは,私たちの地域にとって,霧島山全体から見て,開闢以来の大きな国内外・世界に情報発信をする絶好の機会かと私としては考えております。屋久島が世界遺産に登録をされた,あれと並ぶような世界地質遺産入り,これを目指して全力を挙げて来年の7月まで体制を整えてまいりたいと思っております。そしてまた,7月30,31日は,第18回国立公園関係都市協議会,これを,全国の95市加盟をいたしておりますが,我が霧島の地域でやるように段取りをさせてもらっております。そして,明けまして平成22年夏には,日本全国の北から南までの全国高校総体,霧島山での登山競技を委託開催をしなきゃならんと。そういう流れの中でこのような構想をしっかりと練り上げて,また私たちの自慢の,ここにしかない,ふるさと霧島山の将来をしっかり見据えた取組をさせていただきたいと存じます。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほどの教職員関係についてお答えいたします。いわゆる病気あるいは休職の背景というのは,なかなか整理をしづらいところもございますけれども,先ほど議員がおっしゃったような,いわゆるメンタル的な背景があるのではないかという職員については,現在のところ3名と把握をしております。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,山浦安生議員の一般質問を終わります。次に,23番,岡村一二三議員より1件通告がされております。したがって,岡村一二三議員の発言を許可します。


○23番(岡村一二三君)


 私は,先に通告しておいたことについて一般質問を行います。国際経済の混乱で日本の景気が失速し,非正規雇用者の解雇通告による失業者が本市でも現実化しております。我が国は,国,地方を問わず,将来の財政事情を展望しますと,今よりよくなる要素は全くなく,ますます厳しさを加えることは明らかであり,これからの霧島市の財政の運営も,国の財源を当て込んで補助金等で施策を行うという考え方は根本的に改め,適切,効率的に市民のニーズに対応できるよう,みずからの選択と創意工夫で経営意識に徹する気概を持たなければなりません。本市においても,集中改革プランや経営健全化計画を策定し,実行中,改革に当たって,庁内関係者の利害得失の意見が対立し,職員の立場だけを固執するなら,中途半端なものに終わり,勇断を持った改革はできないことは言うまでもありません。この改革は,すべて納税者の立場に立って考え,納税者が市役所に望むものは何か,必要としない事務は何か,共同の利益とは何かから始めることが肝心であります。そういった観点から,今回は案件を絞って,市民のための市政のあり方について問うものであります。まず一つには,平成19年2月に霧島市農業振興地域整備計画でこれまで1市6町それぞれで管理していた計画の一本化を策定したということであります。この計画は,農用地として利用すべき土地として定めなければならない区域であり,土地の1筆ごとに権利義務を規制するものではなく,区域の管理は行うが,今後の農地活用意向調査並びに現況確認調査はおろか,筆数把握も行わず,3地域だけは増減がありますが,計画策定を行ったということであります。社会環境の急激な変化に伴う土地利用状況も把握することもなく,庁舎内で事務的に策定したこの計画は,月夜のカニ同然であります。今回の役所の一方的な計画策定は,詭弁を弄し,土地所有者を煙に巻き,職員の立場だけを固執する行政側のための市政であり,市民のための市政とは考えられません。したがって,19年2月に策定した霧島市農業振興地域整備計画は,実情に適さない農用地を整備計画に位置づけたことであり,土地所有者の権利義務を規制する行為だったと考えていないのか。次に,固定資産税の課税についてであります。11月に市からのお知らせとして,家や倉庫など固定資産税の対象となっている建物を取り壊すと,家屋滅失申告書を提出するようになっておりましたが,保存登記外の新築家屋,倉庫あるいは現況地目が変更されたものの課税は,いつ,だれが,どのような方法で調査を行い,公正に課税が行われているのか。次に,霧島市合併記念事業についてであります。合併1周年記念事業は484万円の決算額,11月28日現在の3周年記念事業開催に要した経費調書は,3,271万7,000円の予算額で一部を残し,既に事業が完了したと資料回答を受けました。ところが,どうでしょう。花火大会一つを例にとっても,19年度予算での花火大会を中国花火輸入調査団の経費125万円も記載されておりません。霧島市の予算計上と執行のあり方が問われる氷山の一角であり,一つのイベントや事業など,課をまたいで支出されており,精査できなかったで終わることではありません。先般,市民より,税金の無駄遣い,霧島市記念事業という声もありました。また一方,首都圏在住者からは,高校進学どころか,集団就職列車等でふるさとから送り出され,見知らぬ土地で七転八起の連続,この世の地獄も見た。市行政は,自己責任,自己完結で身の丈に合った運営をするべき,二重行政をしているものはないのか。ふるさと納税制度のPR活動は,古くからある言葉でのこじき根性と話をいただきました。人は顔も違えば,考え方もさまざまで,理念も違いがあります。それが民主主義社会であります。市政は,その事務を処理するに当たっては,住民の福祉増進に努めるとともに,最少の経費で最大の効果を図るように法でも示されていることは周知のとおりであります。霧島市の財源には限りがありますが,1周年記念事業と3周年記念事業は,選択と集中,最少の経費で最大の効果があったと判断されているのか。次に,平成18年度に職員の公用車運転に対応するために,市民の血税で購入された簡易式アルコール検知器の20年度利用者は,10月15日現在で5人とのことであります。市としては,19年3月に霧島市人材育成計画を策定し,全体の奉仕者としての高い倫理観や使命感を持ち,市民から信頼される職員の育成に努めていると3月議会で答弁も受けました。ところが,今議会冒頭で職員の不祥事について,職員の綱紀粛正,資質の向上を図り,市民の負託に応えられる職員の育成に努めていくと市長発言がありました。市民の血税でアルコール検知器を購入しなければならないほど職員は信用できないのか。また,信用できない職員を雇用しなければならないほど霧島市には市役所職員として人材が不足しているのでしょうか。簡易式アルコール検知器購入は,選択と集中,最少の経費で最大の効果があったと検証されているのか。以上4点について壇上からの質問といたします。


○市長(前田終止君)


 岡村議員から1点に絞っての質問でございましたが,その中の3につきましては,私から答弁をいたします。そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれご答弁させていただきます。本市は,姶良中央地区の1市6町で合併をし,早いもので霧島市として満3年を迎えることができました。合併により新しく誕生したまちの1周年と3周年を市民みんなで祝うとともに,市民の融和と一体感を醸成するため,記念式典をはじめ,さまざまな冠事業を実施いたしました。霧島市誕生1周年記念事業では,記念式典や記念植樹祭等を主に実施してまいりましたけれども,記念式典では,県知事や姉妹都市関係者及び市内外の方々にお越しをいただき,旧7市町の住民が同じ情報を共有し,一体化を進めている姿をごらんいただきますとともに,市民の精神的な柱となる市民の憲章と市の宣言を発表させていただきました。市制3周年記念事業では,記念式典や記念植樹祭,霧島ふるさと祭などを同時に開催しましたほか,本年度開催される主な行事等に冠をつけて推進をいたしました。特に記念式典では,市民表彰や新しく制作をした市歌,愛唱歌,音頭の披露をはじめ,合併からの市制の軌跡を発表させていただきました。このように,節目,節目において新市霧島市を市内外の方々に知ってもらう,発表できる機会をつくることは,また開かれた活力ある,公正で公平な市制づくりのために,私といたしましては,大事なことであり,大きなそれなりのPR効果もあると考えております。経費の無駄遣いではなかったのかというご質問でございますけれども,これらの事業は,従来実施しております行事そのものを寄せて3周年記念事業と冠を付し実施したものが多く,また各種団体の主催により自主的に実施された事業等もございましたし,少ない経費で大きな効果が上げられたと思っております。まだ今後実施するものもありますが,これまで実施した行事等につきましては,多くのボランティアの方々や市民等のご協力もいただきながら,大盛況のうちに終了させていただき,多くの市民の皆さん方から喜ばれているところでございます。市民の一体感を醸成するためには,イベントや節目での行事は大変有効な方法であると思います。今後においても,市民の皆さんと一緒に取組んでいきたいと考えております。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 市民のための市政のあり方についての1点目にお答えいたします。平成19年2月に策定した霧島市農業振興整備計画は,旧市町で策定していた農業振興整備計画の見直しをせず,そのまま統合したものであります。見直しをしなかった理由は,本市の今後のまちづくりの指針となる市の総合計画,市の今後の土地利用の基本となる市土地利用計画は策定されていない中で,これらを基本に策定すべき本市の農業振興整備計画を新たに策定することはできないことから,従来の農業振興整備計画をそのまま引き継ぎ,市総合計画が策定され,市土地利用計画が作成された後,これらの指針に沿って本市の農業振興整備計画を策定するとの考えによるものであります。平成20年3月に本市総合計画が策定され,現在,市土地利用計画の策定作業が行われていることから,市土地利用計画が策定され,土地利用計画と現在の農業振興整備計画とに違いが生じた場合は,市農業振興整備計画の見直しが必要になってまいります。農業振興整備計画は,その自然的,経済的,社会的諸条件を考慮して,一体として農業の振興を図ることが相当であると認められる地域を指定し,地域内の整備計画を定めるものであります。特に農用地等として利用すべき農用地区域として指定した区域は,公共投資,その他農業振興施策が計画的かつ集中的に実施される農業上重要な区域であります。そのようなことから,農用地等以外への転用のための区域からの除外につきましては,一定の要件を満たしている場合を除き,厳しく規制しており,土地所有者の転用要望にお応えできない場合も多くありますが,本市の農業振興を図るためには,優良農地の確保は必要であることなど,本制度の趣旨をご説明申し上げ,ご理解をいただくよう努力しているところでございます。しかしながら,一定の要件を満たす場合,個別の除外についても随時受け付けをしておりますので,農用地区域内の農用地を宅地等へ転用したいと考えておられる方がいらっしゃいましたら,除外が可能かどうか,国分本庁農政畜産課または総合支所産業振興課に相談されるようお話いただければと思います。


○税務対策総括監(末野賢了君)


 市民のための市政のあり方についての2点目にお答えいたします。議員の言われるとおり,家屋滅失申告書につきましては,広報きりしま11月号お知らせ版で提出のお願いについて掲載させていただいたところでございます。家屋の滅失等の確認につきましては,本庁及び各総合支所の職員が連携を図りながら,日ごろから定期的に現地調査を行い,滅失漏れが生じないように進めておりますが,またあわせて,家屋等を取り壊された方へも広報きりしまでお願いいたしまして,ご協力をいただいているものでございます。さて,ご質問の建物保存登記されていない新築家屋や現況地目が変更されたものの把握は,いつ,だれが,どのような形で変更課税しているのかとのご質問でございますが,まず,建物保存登記されていない新築家屋,いわゆる未登記の新築家屋の取扱いにつきましては,本庁及び各総合支所にそれぞれ地区担当職員を定め,年間を通して現地調査及び職員間の連携を密にしての情報交換や建築確認申請書受付簿,それに航空写真等を活用しながら,固定資産税の賦課期日であります1月1日現在での家屋の完成状況の把握をいたしているところでございます。次に,土地の現況地目の確認につきましても,家屋の取扱いと同様に,本庁及び各総合支所にそれぞれ地区担当職員を定めて,1月1日現在での土地の利用状況の把握に努めております。具体的には,航空写真や法務局からの登記済み通知,それに現地調査等によって把握しているところでございますが,そのほか住民や地権者からの申請等により,その都度現地確認を行い,対応いたしているところでございます。また,このような建物保存登記されていない新築家屋や土地の現況地目の変更課税につきましては,それぞれの現地調査の結果を踏まえ,地方税法,総務省の定めます固定資産評価基準,霧島市税条例及び霧島市固定資産税評価事務取扱要領等に基づき評価をいたしまして,価格等の決定をいたしているところでございます。今後さらに情報収集の検討や住民の皆さんにより分かりやすい広報等に努めながら,公平で適正な課税業務に努めてまいりたいと思っています。


○総務部長(今村恭一君)


 簡易式アルコール検知器の購入効果についてお答えします。検知器は,平成18年11月に12台を購入し,各総合支所,衛生施設課,下水道課,管財課,本庁の警備室などに置いてあります。利用状況は,延べ人数で平成18年度が38人,平成19年度が49人,平成20年度が12月3日現在で49人となっております。酒気帯び運転は絶対してはならないという職員の自覚があることは言うまでもありませんが,検知器を設置した平成18年11月から現在までの期間において,検知器での検査で酒気帯びの基準を超える事例はありませんでした。しかし,基準以下のアルコールを検知し,自主的に運転をしなかった例もありましたので,検知器の存在も酒気帯び運転を防止する効果があるのではと考えております。今後も検知器の活用を促し,公用車の酒気帯び運転等の防止に努めてまいりたいと考えております。


○23番(岡村一二三君)


 それぞれ答弁をいただきましたが,順次再質問をさせていただきます。農業振興地域整備計画策定のことで,萬?部長から答弁をいただきましたが,後のほうは文面が入っておりませんので,ちょっと後,何を言われたか分かりませんでした。それで,最初ここで農業振興整備計画の見直しをせず,そのまま統合したものでありますという答弁です。先般,私が資料請求をした中には,今回の見直し前後の面積は,国分,牧園,隼人地域だけマイナス16.5haプラス0.6haという結果であります。これで霧島市の土地利用の方向性が定まったと判断されているのかどうなのか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 先ほど答弁申し上げました,旧市町村ごとにそれぞれ農振計画が策定されていたわけですけれども,確かに合併してから溝辺,横川,霧島,福山につきましては,18年8月,9月,6月に,4地区につきましては,合併後,旧市町単位で道路等が建設されて,その分が除外されている分,その辺の若干の見直しはされてはおります。その結果,合併前の面積が農振農用地でいきますと5,320ha,これが先ほど申されました,16.5ha除外されまして,5,303.5haという形になっております。私が申し上げましたのは,基本的な,全体的な,通常5年おきに行います基礎調査,それをきちんと行った形での見直しはされていないということでございます。


○23番(岡村一二三君)


 萬?部長,私の最初の質問は,この農振農用地を今回設定されたことで,一元化を図ったことでどうかということなんですよ。土地所有者の権利義務を規制する行為だったのではないかと。先般いただいた資料では,土地1筆ごとに権利義務を規制するものではないためという説明を受けていますよ。規制するものではないとまだ思っていらっしゃいますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 農振の中の農用地につきましては,今後も農業を進めていく中で非常に重要な農地ということで,開発,例えば,宅地への転用等については,当然規制がされます。それはやはり今後農業振興を進めていく中で,将来にわたっても重要な農地として,今後いろんな公共事業を導入しながら,そういう農業振興を図っていくという形で定めた区域でございますので,そういった面では,権利につきましては,そういう転用,そういったものについては当然規制がされてまいります。


○23番(岡村一二三君)


 先ほど市長にこの質問の案件で,一部の地域の判断材料として地籍図,地域内農地,農振農用地,農振白地,現状説明書をお渡ししましたが,今回の霧島市農業振興地域整備計画の策定は,区域設定に値する農用地だとお考えですか。市長は,かねがね自己決定,自己責任,自己完結を標榜されており,なおかつ現場主義を主張されております。土地所有者の意向も聞かず,個人の所有物に規制を加える,市の職員が策定したこの計画はどう理解すればよいのか,市長のお考えを伺いたい。


○市長(前田終止君)


 先ほど議員より横川町のこの上ノ地域の赤線写真部分等の図面を初めて見させていただきましたけれども,しっかり現場主義でございますから,いい機会に現場を見させていただいて,そういう中から指摘の点についての判断をさせていただきたいなと思っております。


○23番(岡村一二三君)


 市長が現場を見るということでございましたので,期待し,信じて,どういう方向で市長は指示を出されるのか見守っていきたいと思います。そこで,部長にお尋ねしますが,管轄外なんだけれども,農地関係ですので,多分連絡は取り合っていらっしゃると思います。この農振網かけ農地を,現況に適さない部分が農振として今回も網をかけてあります。普通の農振白地であれば,農業委員会は非農地通知書の発行ができるわけなんですが,どうなんですか,農振網かけ地が農業委員会だけで非農地通知書の発行ができますか。できるとすれば,この質問を終わります。どうなんですか。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 今,質問いただいている部分は,既存の網かけの部分で,今回遊休農地で見直しを図った赤に部類する農地のことでよろしいわけでしょうか。そういうことでしょうか。すみませんが,もう一回。


○23番(岡村一二三君)


 先般この質問の関係で農政畜産課長は私の家に来られたから,今,市長にお渡しした分ですね,参考資料としてお渡しした,これはもうお見せしましたよね。したがって,記憶はされていらっしゃると思いますよ。網かけをした部分の狭小な,もうこれ団地性はないですよ,これは,この部分を特定すると。団地性もない,区域性もない,一つの字に1,900m2しか農地という名前はない,登記簿上ですよ。現況はどうかというと,県道改良工事で同時に10mぐらいかさ上げをされて,水田という,もう用水,給水の可能性はないわけなんですよね,ご存じでしょう。だから,それが登記簿上田んぼという地目を,そして,それが県道敷地でたくさん面積をカットされた,それが平成7年に土地買収行為を受けた。それがなおかつ残った残地だけの親番地ですよね,代表番地が残っているもんだから,そのまま農振農用地ですよ,ホームページにも掲載されてありますよなんて失礼じゃないですかという話なんですよ,現地調査もしないで。だから,かねて市長は現場主義とおっしゃるから,先ほど言いましたように,聞いたんですよ。だから,こういったことをすると,田んぼでもない,用水路も引けないのに,田んぼで地目はそのまま残っている。そして農振農用地ですよと。これが出てきたから,税務課にも話が回ってくるんですよ,現況地目課税が。田んぼじゃないですよね,10mもかさ上げをされて,用水は引けないわけだから。なおかつ水路もつけてない,排水路もつけてない。これを依然として平成7年に買収されたのは,役場は一貫性がありますから,税務課も言ってくるわけですから,事前にまだ農地関係の担当者とは,土木事務所と事前協議もされていると思うんですよ。だから,このまま放置しておいて,ああだこうだというのは,私はおかしいというお話を申し上げたじゃないですか。だから,今言っているのは,こういった網かけ地,狭小な面積の,100m2,例えば,200m2の土地を網かけをしてそのままだったと,それを非農地証明を網かけ部分を農業委員会に,非農地証明の通知を農業委員会がくれることはできるのかできないのかということなんですよ。できるとすれば,私はこの質問をやめます。非農地証明が発行されないと,土地所有者に多大な迷惑をかけるじゃないですか。農振除外に6か月です。農地転用で2か月です。日にちを追ってください。なおかつ農振除外申請については,行政書士のお金もたくさんかかると思いますよ。その後また農地転用申請が出るわけなんです。だから,土地所有者の権利義務はどうですかと言っているんですよ,私。売った人のお金は入りませんよね。買った人もお金はもらえないんですよ,名義が直るまでは。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 今申されておる土地につきましては,私も現場を確認させていただきました。ここにつきましては,県道紫尾田牧園線が改良されて分断された土地でございまして,西側のほうが若干高くて,畑状態になってございます。下のほうは田んぼが低くて,法面で買収した面積がかなり入っておりまして,その奥には,現状としてもう山の状態の農振が残ってございます。今回,遊休地の全筆調査をいたしました中では,山状態の部分は赤という形で非農地通知がされると思いますが,上の部分については,現状畑でございますので,やはり地権者から申請をいただいて初めて手続ができると。道路等が通った要因によって,その周辺の農地を農振から外すよという事業に絡む行為は,今までないんじゃないかと存じます。


○23番(岡村一二三君)


 一部の案件を申し上げているだけですから,管内にはそういった網かけ部分がたくさんあるということなんです。一つの例を申し上げたんですよね,それは。私の近くだったから,いい例だということで。だから,非農地証明を発行できるのかできないのかを聞いているんですよ。非農地証明通知は出せますか,農振除外しないで。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 現状が畑の状態でございますので,これに対して非農地証明という形はとれないのではないかと存じます。お聞きするところによれば,上のほうの一部はもう既に地権者からの農振除外申請が支所に届いておるということでございますので,それらの手続をさせていただきたいと思います。


○23番(岡村一二三君)


 いや,その部分は私も理解しているんですよ。じゃ下の川べりの写真をつけてありますけど,これ実際竹山,それはそのことを聞いているんですよ。非農地ですよね,竹やぶで,だから,非農地通知書の発行で事は終わるのかということなんですよ。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 現時点で断言することがちょっと無理がございますので,確認させて,後で報告をさせていただきたいと思いますが,よろしいでしょうか。


○23番(岡村一二三君)


 私は一向に構いませんけどね,これは一つの例ですから。全体は,市長,さっきの現場主義で現場を見させてもらおうということでしたから,それぞれいろんなところを見て回って,やっぱり土地所有者に迷惑にならないように,そしてまた市の方針としても理解を求めながら,ちゃんと網かけ部分をつけていかないとおかしいと思いますよ。だから,市長が,例えばですよ,そういった現場を見て,やっぱりどうなのかという指示を出されると,この部分は割愛されますか,どうなんですか。見直しをしないとどうしようもないじゃないですか。今回決めとって,5年後まで待てと言ったって,とんでもないことですよ,土地所有者は。例えば,固定資産税を払いますよね,土地を買って固定資産税を払って,そしてまた農振網かけ地をどうにも転用もできないよ,除外申請を6か月間。天皇陛下の土地を預かっているだけじゃないですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 今現在,市内では農用地だけで5,300haからあるわけですけれども,それにつきまして,一応5年に1回ずつ現況調査をして,それに基づいて必要があれば農振計画の見直しをしなさいという形になっておるわけでございまして,やはりそういった1筆1筆の調査というものは,なかなかかねて,常に状況を見ながらやることはできませんので,やはりこの見直しの時期に基礎調査をさせていただいて,それに基づいてまた見直しをしていくという形をとっていきたいと考えております。


○23番(岡村一二三君)


 考えていらっしゃることは分かるんです。今回の見直しで迷惑な部分があるから,これを含めて,当然土地所有者にこういったことで調査をさせてもらいたいという案内をされるわけです。そして,その前に,この土地について,今後の土地利用計画が別段ありますかとか,いろんな意向を聞く方法もあるじゃないですか。それをやってから,こういう意向調査の結果,こういう意向があったと,その土地を見てみようと,これはもうどうしても狭小な土地で団地性もない,外しておいたほうがいいという考え方のもとに策定するのは当然なんですよ。それが市民のための市政じゃないかと私は申し上げているわけで,見ないでされたわけだから。だから,5年待つ必要もないんですよ。その部分は見直すべきなんです。所有者に迷惑をかける行為ですよ。それができるのかできないのか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 一番最初の答弁でも申し上げましたとおり,それぞれいろんな実情に応じて,窓口で相談の受付をしておりますので,そういうときに相談いただければ,個別除外という形でもあるわけですので,やはり全体を常に見ながら,全体の農業振興整備計画の見直しを常時やっていくというのは,実質的に事務量的にも無理でございますので,やはりそういった個々にいろんな問題がある分については,窓口のほうにご相談いただければ,それで対応していきたいというふうに考えております。


○23番(岡村一二三君)


 じゃ,その部長のおっしゃることは,窓口に相談すればそれに対応するということは,その場で農振白地にしますよということですか,それとも申請書を行政書士等を通じて出してくださいよ,まず6か月かかりますよ,農地転用,またその後,農業委員会に出されるともう2か月,そんな説明で終わろうとしていらっしゃるのか,どっちなのか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 やはり農用地区域からの除外というのは,きちんとした法に基づいた手続がございますので,やはりその手続にのっとって事務をしていきたいと思っております。


○23番(岡村一二三君)


 全くおかしいんですよ。市民のための市政じゃないじゃないですか,先ほど私が言ったように。役所の職員は,自分たちで現場も見ないでおって,人の土地に網かけをしとって,こう決まりますと,全くおかしい話ですよ。市長,こんな考えで市民のための市政ができるわけがないじゃないですか。もうちょっと内部で検討をされて,もう一回不適切な部分は見直すべきなんですよ。再度答弁を求めたい。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 農業振興地域の中の農用地区域は,市町村が農地として利用すべき土地の区分を定めるもので,農振農用地を市が最初に決定する段階では,地権者の同意は不要となっております。そういった面で,その後の見直しとか,いろんな面については,意見を聞いていかないといけないとは思いますけども,最初設定した段階では,あくまでも市としてここを農業振興をしていきますよと定めたものでございまして,地権者の同意は要らないということでございます。


○23番(岡村一二三君)


 同意じゃなくて,告示をされるんじゃないんですか,公告を。勝手に,さっきから言うように,人の土地を,天皇陛下の話も今朝から出ていますけど,天皇陛下の土地を土地所有者は預かっているだけじゃないですか。だから,意向調査をしてやらないと,遊休農地のお願いもできないんじゃないんですか。同意をして,だれかが貸してどうかとか。全くこの答弁は,私は聞き方ですから,怒らないでください。厚労省や社会保険庁の居酒屋タクシー,天下り団体を食べさせるために,行政の人へ仕事をでっち上げて,税金を流していくのも,そして仕組みの事実を糾弾されても,官僚は詭弁を弄して政治家を巻き込み,国民をいかにしてだますか,能面をかぶった官僚たちは容易には非を改めないそうなんです。今の答弁は,面従腹背をして労力は出せない,これではおかしいと思いますよ。住民の財産である土地に網かけをして,迷惑をこうむる行為をしておきながら,いや,地権者の同意が要らないって,勝手じゃないんですか。後検討してくださいよ。あと固定資産税の取扱いについてであります。先ほど航空写真等を活用しながら,1月1日現在で家屋の完成状況の把握という話もいただきました。法務局のそういった通知書を確認をして現地を見るという説明もありました。そして現地調査の結果を踏まえて,法に基づいて公平で適正な課税業務に努めてまいりますというご答弁をいただきました。先ほど言いました農振農用地の関係と関連しているんですが,家屋の滅失届,新築であればなかなか分かるでしょうけど,増築部分はどういった判断で,航空写真には出てこない部分もあると思う。どういったことで調査を始められますかね。


○税務課長(中村 功君)


 議員のご質問にお答えいたします。先ほど答弁いたしました航空写真というのも一つの手段として使っております。そして,特に今言われたような増築部分等の確認というのは,非常に難しいものがありまして,人の土地の中の部分でありますので,外見からは見づらいというものがあります。それで,本庁と総合支所に各それぞれ,本庁には税務グループ職員,それと地域振興課に,これは総合支所でありますけれども,税務グループをそれぞれ5名配置しております。本庁の税務課が14名おりまして,あと6総合支所に5名ずつ職員がおります。そして,特に総合支所においては,税務の業務と収納関係の業務と兼ねて仕事をしてもらっているわけですが,職員が,例えば,現地調査,地目の確認の調査に外に出るとか,あと新築家屋の調査に行くときには,必ずそのようなことも頭に入れながら,周りを見ながら,様子を見ながら回るように心がけております。それと,あと情報の収集としましては,例えば,新聞の折り込みに入っている情報とかも気をつけて見るようにして,心がけて外に出るようにしております。


○23番(岡村一二三君)


 この件については,あまり突っ込んだ質問は私も避けたいんですが,若干,2,3お尋ねしますが,例えば,農地転用申請が農業委員会に出ますよね。転用許可書が出ますよね。そういったのを利用されて課税地目の変更をされることはないんですか。


○税務課長(中村 功君)


 利用するようにしております。それで,これは毎年納税通知を発行するときに,この中の文書の中にも書いていることなんですけれども,4条,5条の農地転用後された農地におきましては,現況は農地であっても,市が評価をする場合には固定資産評価基準に基づいて行いますので,4条,5条が出された農地については,宅地等介在農地として評価をするようにしております。


○23番(岡村一二三君)


 例えば,1日現在で課税をするわけですよね。年度途中で転用許可が来ました。1月1日現在で課税をするならば,前年度に転用申請を出して,多分許可は来ますよね,1月末に,その分はどうされるんですか。


○税務課長(中村 功君)


 その年度の課税につきましては,その年度の属する1月1日の現況によりますので,例えば,1月1日以降に農地転用等の4条,5条の許可をされた場合には,例えば,今年の1月1日ではまだ転用されておりませんので,普通の農地の評価の扱いになります。そして来年1月1日が介在農地として評価をすることになります。


○23番(岡村一二三君)


 分かりました。じゃ転用許可が出ました。山林として活用したいと,許可証が出ました。そして現地も見ないで1日現在で課税をされる。もうそのまま農業委員会の許可証発行をもって課税地目を変更されるのか。田んぼから山に転用しますよと,山林課税に変更されると思うんですよ,現況地目課税が導入されるわけですから。見ないでされるんですか。


○税務課長(中村 功君)


 固定資産評価基準上では,4条と5条の申請がされたということで評価の方法が変わってきますので,例えば,農地をすべて現地調査をしなくても,その要因が含まれているということで評価基準には評価するように載っております。


○23番(岡村一二三君)


 評価基準の話は私,聞いてないわけで,許可証はもらっても,従前どおり,転用許可申請前どおり,農地として耕作している部分もあると思いますよ。それはどうなりますか。


○税務課長(中村 功君)


 基本的には現地確認をするように心がけておりますが,例えば,4条,5条の転用許可を受けられた方が,例えば,ほかの目的の土地に活用されるまでの間,農地をされている場合,その場合は4条,5条の許可を受けていらっしゃいますので,そうするとその時点で翌年の1月1日時点では介在農地として評価することになります。


○23番(岡村一二三君)


 別な角度からお尋ねしますが,先般のお知らせ版の滅失申請書を出してくださいという部分とちょっと関連しますが,滅失申請書を出されますよね,そうして,この家屋は2年前に,3年前にもう取り壊しておりましたと,申請書が来ますよね。こうしたときに,じゃ分かりました,還付申告を5年まではさかのぼって還付できますので,還付申告を出してくださいよと,そして還付してあげましょうと,そういうことはされていらっしゃるのか,いらっしゃらないのか。


○税務課長(中村 功君)


 還付申告は受付をしております。


○23番(岡村一二三君)


 いや,受付じゃなくて,ちゃんと申請書を出された方にそういった指導をして,こうされると還付できますよという話をされていらっしゃるのかということ。


○税務課長(中村 功君)


 広く周知しておりませんので,今言われたことも含めて,広報等で周知していきたいと思います。


○23番(岡村一二三君)


 もうこの件についてはやめておきます。あまり聞くと何ですので。そうしてくれというような声も聞こえてきました。あと1周年記念事業と3周年記念事業の関係でご答弁をいただきました。まず1点,この件について冒頭にお尋ねしたいんですが,県知事や姉妹都市関係者及び市内外の方々にお越しをいただくということでした。先般,3周年記念式典,合併3周年植樹祭,これらに都市圏の代表者の方がお見えになられましたよね。ありがたいことでした。したがって,この方々の旅費はどのような取扱いをされていらっしゃったか。


○総務課長(阿多己清君)


 旅費につきましては,それぞれの皆さんで,個人で負担をされておいでいただいております。


○23番(岡村一二三君)


 分かりました。その話はおいときまして,先ほど市長に1周年記念事業のその後の写真をお渡ししました。もうごらんのとおりです。現地を見たとき,車の乗り入れ禁止,草はぼうぼう,植栽した木はなくなっているものもたくさんありました。緑の少年団員や保護者が,将来,自分たちで植栽した記念樹を見ようとしても,現状を私が見た限りでは,そのときだけの思い出で終わる花火大会と何ら変わらないんじゃないのと,あとは立て看板と記念樹が腐るまで植樹祭を行ったと思われる場所が残っているだけと思いますよ。1周年記念植樹の場所は,ご存じのように,シカの食害防止策も講じてありましたが,私が10月に出向いたときは,シカの雌か雄かはよく分かりませんでしたが,大きな鳴き声を出して呼び合っていたようなんですが,人間社会の少子化とは違って,このシカというものに理性と教養がどうなのか分からないんですが,ラブコールの成果でシカの頭数が増えることでしょうから,今後どのようにこの場所を育林管理をされていかれるおつもりなのか。


○林務水産課長(山下 晃君)


 1周年のときには,全日空さんと共催で7か所の森をつくろうということで,あの部分を7か所くくりまして,あとシカが入らないようにシカ柵をして植樹をしました。そして,去年また再度現場などの調査に行ったんですけれども,網が破られたりしておりましたので,去年さらに強固な網をやっております。今のところ,シカ自体はその中には入っていないと思います。


○23番(岡村一二三君)


 花火大会と同じように終わらないようにやってくださいということなんですよ。ない部分もありますよ。ない部分はどんな形でまた補植されるのか,植樹祭に参加した緑の少年団等も来ていましたよ。将来20歳になったら必ず行くと思いますよ,シカじゃないですけれども。行かれると思いますよ,それぞれの立場で。あとこの記念事業なんですが,市長にお尋ねしたいんですが,11月は文化・芸術に親しむ月間ということで,11月16日,霧島市祭,市は出していないと思いますが,お金は。3周年記念第3回霧島市芸術祭の芸能会が開催されました。したがって,日本のこの文化というのは,日本の世界における文化は明治で途絶えたとさえ言われているわけなんですが,市長は霧島市の誕生著書の中で,霧島市の初代市長として,生涯学習の重要性を痛感しているとも記述されております。したがって,ところが,当日は市長の来賓あいさつは公務出張との説明でありました,16日,日曜日。市長部局からの市長のあいさつの代読もなかったんですよ。教育長とうちの議長はちゃんとあいさつをされました。どのような重要な公務出張であったかは別として,市民の一体感を醸成する節目での大事な記念事業ということであれば,来賓あいさつを市長として割愛されたことはどのようにお考えになってのことなのか,お尋ねしておきたいと思います。市民の皆さんがいらっしゃった方は,どこへ行ったのかということでした。私,知りませんでしたから,いや,それはここよっか大事な重要な公務があったんでしょうと,もうそれだけしか言えませんでした。


○市長(前田終止君)


 ご案内をいただいたいろんな行事については,もう極力万難を排してすべての行事に出る努力を年間を通してやらせてもらっております。もう手帳は,私は実は新しい手帳に変えていまして,この11月16日の日程のとき,どういう内容だったかというのは,前の手帳を見れば,きちんとそこの出なかった事情も申し上げることができるかと思うんですが。私が出れなかったときは,教育長なり,その行事の趣旨に沿って行政の側の代表が務める。状況によっては,両副市長のうち,どちらかが行くとか,あるいは担当の部長が行くとか,いつも年間を通じて心がけております。特に芸術・文化関係,教育関係については,市長部局が出ない場合,教育長に行政を代表して市民の方々にごあいさつをしていただくようにというような大体基本で考えております。


○23番(岡村一二三君)


 またこの件は後で話をしたいと思います。アルコール検知器の関係なんですが,18年11月配布してから公用車の酒気帯び運転などの事例はないという説明でした。配布前の酒気帯び運転件数と酒気帯び運転職員の処分結果を求めます。


○総務課長(阿多己清君)


 検知器を導入前のことにつきましてですが,そういう職員はおりません。


○23番(岡村一二三君)


 だけど,説明では18年配布してからと書いてありますから,私これを聞いたんですよ。


○管財課長(津曲正昭君)


 検知器が設置をされてからどうだったかというご質問だろうということで,このような回答になりました。


○議長(西村新一郎君)


 ちょっと確認しますが,検知器を設置する前はなかったという,阿多総務課長の答弁だったけど,それでいいんですね。


○管財課長(津曲正昭君)


 合併後はそのような件はなかったかと記憶しております。


○23番(岡村一二三君)


 執行部から資料としてもらったのは,そう書いてあるから質問をしているんで,ここに書かなければよかったんじゃないですか,そうであれば。


○管財課長(津曲正昭君)


 申しわけありませんでした。ちょっと誤解を招くような書き方をしたかと思いますけれども,合併後はなかったと記憶しております。


○23番(岡村一二三君)


 いろいろまだありましたけど,時間が足りませんでした。最後に,市長,残すところ今回の任期も,私どもも含めて1年となったわけなんですが,今議会でさまざまな財源を必要とする事業の提案,政策論争もありました。今後,持続する自治体運営は,収支のバランスが当然必要なことは言うまでもありませんね。実質仕事をするのは職員なんですが,市長が,失礼かもしれませんけど,怒らないでいただきたいと思いますが,市長が謙虚になり,職員をリードすれば,先ほどのアルコール検知器を配置するようなこともないでしょうし,その実力を十二分に発揮できると思います。したがって,残任期間を前田丸はどのような方針のもとかじ取りを行い,残された任期満了という港に着岸されるおつもりかお伺いして,私の本日の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 残りの1期4年間の任期も,もう1年をお互いに切ったわけでございますけれども,私といたしましては,この3年間,皆さん方,議会の中でなかんずく多士済々の面々から多くの私の執行姿勢に対して,ご指摘等を賜っております。おのれの浅学非才な点や,それこそ努力する点,みずからに対して謙虚に本当にむち打ちながら,残る1年間を,課題というものをしっかりと自分自身にたたき込んで,精一杯よりよいこの市政を確立する努力を真摯な気持ちでやり遂げてまいりたいと思っております。「入るを図りて出るを制する」の西郷どんの教え,こういうこともしっかりと胸に置きながら,健全財政の確立等々を念頭に置き,厳しい財政事情ではありますけれども,行政職員と一丸となって,行政側のリーダーとして全身全霊を込めて頑張り抜いていきたいと思います。皆さん方におかれましても,どうぞひとつ,ここにしかない私たちのお互いのふるさとでございますし,ともに力を合わせてながら一緒に頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。


○議長(西村新一郎君)


 浜田農政畜産課長より発言の申し出がありますので,許可します。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 先ほどご質問の中でありました,農振地が現況山になっている部分についての非農地証明というような話がございましたが,現況,しっかりとこの地図を見て,農地確認をしなければならないぐらいの山林状態になっております。通常は山林という形で水田から変える場合は,農業委員会の4条申請等があってはじめてできる部分でございまして,仮に高齢の方でそれらができなくてこうなったということもあろうかと思うんですけれども,一応の流れとしては,やはり4条申請という形でとっていただくのが筋でございます。あと農業委員会にも再確認をしていただいて,こういう部分の案件についても再検討をさせていただきたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,岡村一二三議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 3時09分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時25分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,28番,下深迫孝二議員より1件通告がされております。したがって,下深迫孝二議員の発言を許可します。


○28番(下深迫孝二君)


 ただいま発言の許可をいただきましたので,先に通告いたしました消防団及び詰所について質問いたします。その前に,アメリカのサブプライムローンの破綻に伴い,正月を目前に控え,世界的な不況に至っています。サブプライムローンのあおりを受けて,国内でも破綻や金融不安の影響を受け,金融機関の貸し渋りを受けた大手の倒産や中小企業など,大変な時期を迎えています。東京証券取引所などに上場する上場企業の中で,今年4月から11月末までに決めた希望退職者数は約6,000人となり,企業数で41社,中でも電気や建設関係が多く,中堅企業の中では35歳以上の希望退職者が不安を感じ,1社で622名が希望を出しているなど,先が見えない状況です。一方,大手企業の中でも世界に誇れる自動車メーカーのトヨタ自動車6,000人,日産自動車1,500人,いすゞ自動車1,400人,マツダ自動車1,300人,ホンダ自動車760人を解雇するなど報道されています。また,キャノン1,117名,IBM1,000人,ソニー国内で約8,000人など,国内全体では21年3月末までに約4万人程度が解雇され,仕事を失うことになります。また,大学生や高校卒業予定者の内定取消など,これから夢や希望を持って社会に旅立とうとする若者たちにとって,厳しい現実があることも事実であります。本市においては,不況のあおりを受けている中で,京セラやトヨタ車体など,大手においてリストラの話が出ていないことは本当にありがたいことであります。アメリカ大統領の交代を機に,一日も早く金融・経済の安定を願うものであります。本市においても,21年度当初予算においては,しっかりと検証し,今後の税収減を把握していただき,少ない予算の中で大きなサービスが提供できるよう,職員一丸となって取組んでいただくことを要望するものであります。それでは,質問に入ります。消防団員は,自分の仕事を持ちながら,地域の人々の財産,生命を守るという使命感に燃えながら頑張っていただいております。合併し,市内の面積も603km2と広がり,火災,水害,土砂災害,山林火災など,消防団に寄せられる市民の期待は大きいものがあると思います。そこで質問いたします。一つに,消防団員の総人数は何名か。二つに,定数割れの部はどのぐらいあるのか。三つに,福山町で女性消防団員の参加ができたが,市全体に広げる考えはないか。四つに,詰所の改修・建替えはどのくらいあるのか。五つに,詰所の水道料はどのようになっているか。六つに,消防団の車両の入れかえ予定はあるのか。七つに,年間の防火水槽の設置予定はどのようになっているか,お伺いをいたします。以上,壇上からの質問を終わりますが,答弁によりまして自席からの再質問をお願いし,終わります。


○市長(前田終止君)


 下深迫議員より1点に絞り込んでのご質問でございまして,7つの項目に分けてのまたご質疑でございました。私からすべて答弁させていただきます。1点目の消防団員の総人員数についてでございますが,1,236名の定数に対しまして12月1日現在1,159名で,率にして93.7%の充足状態でございます。2点目の定数割れの部について,定数は分団単位となっており,全36分団のうち定数に満たない分団が27であります。3点目の女性消防団員の普及について,現在,団員確保が困難な状況にある方面隊から導入を進め,将来的に霧島市全体への普及を図ってまいりたいと考えております。4点目の詰所の改修,建替えについて,消防団詰所はポンプ格納庫を含め全部で87か所ございますけれども,これの建替え等につきましては,財政事情を勘案しながら年次計画書に基づき整備を進めてまいります。5点目の消防団詰所の水道料について,その支払い等については合併前の旧市町での取り扱いが異なっていましたために,現在のところ従来の方法で支払っております。6点目の消防団車両の更新について,車両の更新基準を定め,詰所同様,財政事情を勘案をし,その必要度の高い車両から順次更新をいたしております。7点目の年間の防火水槽の設置予定について,耐震性貯水槽40t型を18年度に7基,19年度,20年度は4基ずつ設置をし,21年度も今のところ4基の設置を予定しております。なお,このほかにも市単独事業で10t槽簡易型タンクを18年度2基,19年度1基,20年度2基,合わせて5基を設置いたしております。


○28番(下深迫孝二君)


 もう皆さん方も非常に4日目となってお疲れのようでございます。私も簡潔に質問をしていきたいと思いますので,答弁のほうもひとつよろしくお願いいたします。今定数割れが93.7今充足しているということでございますから,約6%ちょっとしているわけでございますけれども,これは国の基準ですか,それとも市の基準でよろしいですか。


○消防局長(中村 昭君)


 市の定数でございます。合併前の定数をそのまま合計いたしております。


○28番(下深迫孝二君)


 これは,何でこういう質問をしたかといいますと,今例えを出して申し上げますと,清水地区で人口8,000人ちょっとあるわけですよね。ここで約15,16名たしかだと思いますけれども,消防団員がおるのがですね。そして,例えば8,000人といいますと,溝辺地区に匹敵する大体人口なんですよ。そうしますと,溝辺で今いくらいらっしゃるのか,恐らく140〜150名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかなあという気がいたしますけれども,そういうところを今なかなか消防団員確保ができない中で,ある程度縮めるということは考えられないのかなということも思ったものですから,ちょっとお尋ねしたんですが,いかがでしょうか。


○消防局長(中村 昭君)


 議員仰せのとおり,消防団員の皆様方は地域に精通して,またそれぞれのいざ事があれば,それに自分の仕事を投げ打って駆けつけていただいております。人口割というような形もあろうと思いますが,地域によっては高齢化も進んでおります,またその中で消防団員が果たす役割も非常に大きなものがあろうかと思っております。今のところ,7つございました消防団を今やっと4月1日から1消防団として発足いたして今充足をお願いしているところでございます。今後,そういう面につきましても,また団員の中で,幹部会等でももんでいただきながらまた検討してまいりたいと考えています。


○28番(下深迫孝二君)


 はい,分かりました。それと,旧福山町あたりにおきましては,職員の方が消防団に入っていらっしゃるということもお聞きをした経緯があるんですけれども,今霧島市の職員の中で,消防団に入っておられる方がどの程度いらっしゃるのか,お伺いいたします。


○消防局長(中村 昭君)


 手元にございません。後ほど報告させていただきたいと思います。


○28番(下深迫孝二君)


 それも一つの手ではあると思うんですね,やっぱり職員さんですけれども,通常は仕事に来ておられますから,地域で事故や火災,例えば水害等が発生したときに,即出れるかといったら出れないということはあると思いますけども,土曜日曜であれば出れるわけですけれども,そういうこともどうしても定数が足りない地域においては,職員の消防団員ということも市長,考えてみられたらどうでしょうか。


○市長(前田終止君)


 合併前のそれぞれの旧自治体ごとに,それなりの職員の方々が消防団員として,地域をよく知る者として参加をされている形態,私は一市民としてみても非常に地域に貢献するイメージもございますし,もちろん,消防団そのものの十分なる活動ができない,時間帯とか状況も仕事によっては,時間帯によっては,曜日によってはできないこともあり得るかもしれませんけれども,やはり行政職員が地域の中に腰を据えて一緒になってそういう,例えば団員になり手が若者で少なかった時代,そういう中で行政職員が踏ん張るという姿はとても有効な方向だと思って,評価をしております。


○消防局長(中村 昭君)


 職員の団員でございます。現在78名でございます。


○28番(下深迫孝二君)


 市長も前向きにこれはいいことだとおっしゃっていますので,各部で団員の足りないところはそういうこともご相談されてみたら充足もできるんじゃないかと思いますので,また,その通達も各消防団に対してきちっとしていただきたいと思います。そして3点目,女性消防団員の普及も図っていきたいというふうにおっしゃっていますので,これももう終わりたいと思います。そうしていただければ,男だけの社会じゃなくて,女性の方も参加をしていただくことに女性共同参画ということも当てはまっていくと思いますので,ひとつお願いしたいと思います。4点目の詰所の改修,建替え,これについては順次ということでございましたけれども,これはたしか県ですか,国ですか補助金があると思うんですが,何%ぐらいの補助金だと理解されていますか。


○消防局長(中村 昭君)


 補助金ではなく起債ということで,後ほどまた答弁させていただきたいと思います。


○28番(下深迫孝二君)


 たしかこれはかなりの補助金があると,旧国分市の時代に私ども,私も消防団に入っていますけども,建替えていただいた経緯がございます。そうしますと,県でもいくつかのそういう予算計上はしているみたいなんですよ。なんですけれども,やっぱり市町村の負担金もございますから,なかなか建替えが難しいと聞いたことがありますけども,これは直接私,県に聞いたわけじゃないですから,確かな情報かどうか分かりませんけど,間違いはないんじゃないかと思っております。是非そういう補助金等を使っていただければ,詰所の建替えもそうそうお金の持ち出しをしないで建替えもできるんじゃないかと思いますので,そこら辺もしっかりと予算を組まれる中で検証していただいたらというふうに思います。これは,もし後で分かりましたら教えていただければ,これで結構です。そして,水道料に入りたいと思います。5点目です,早いですよ,スピードアップで行きますから。水道料において,市の水道はさることながら,もともと市の財源を持ち込んで当初つくっているわけですよね。そういうところはきちっと水道料を払ったりとか,あるいは免除になっているところもあると思いますけれども,この上場の中山間地,これ簡易水道なんです。簡易水道の場合,お年寄りの皆さん方も年金から使用料をきちっと払って,電気でポンプアップをしていますから,それと故障したときに修理代,これは,市からの助成は6割しかございません。ポンプをかえた場合大体120〜130万から150万ぐらいかかるわけですけど,その4割は地域で見なくちゃいけないわけなんです。ですから,そこら辺も市で水道を払っていらっしゃるところ,あるいはもう全く払っていらっしゃらないところとあると思うんですけれども,全体は把握をしていらっしゃいますかね,把握をしていらっしゃいませんか。


○消防局長(中村 昭君)


 これは水道部の使用も一部入っております。詰所の総数は先ほど市長の答弁にもありました,87か所でございます。その中にメーターがついておりまして,お支払いしているところは24か所でございます。それとメーターがございまして,免除申請ということで免除をしていただいているとこは34か所でございます。また,公民館等に併設されている詰所等もございまして,併設というようなことでメーターがないところは21か所でございます。この分については,また支払っていないとこです。あと議員からもございました,市の水道から見れば区域外というのは集落水道と申しますか,そのような区域外が8か所ございます。この8か所については,今のところ1か所だけは基本料金半額免除ということで,あとは地域の好意で払っていないところでございます。先ほどの保留いたしておりました補助金でございますが,平成16年度で補助金が終了いたしております。17年度からは起債という形で今のところ予算も計上しているところでございます。


○28番(下深迫孝二君)


 補助がなくなったということですので,これはもう一般財源ですからなかなか思うように建替えもできないでしょうけれども,やはり消防詰所ですね,なかなか古いところは清潔感もありません。消防団というのはボランティアに近い形で仕事をさせていただいておりますので,例えば,建替えが無理であれば畳の張りかえだとか,そういうことも考えていただければいいんじゃないかというふうに思っております。それと,水道料につきましては,自然水をとっているようなところはいいと思うんですよ。電気でポンプアップしてやっているようなところは,多少なりとも払っていただいて,そんな高い料金じゃなくて基本料金ですむと思いますので,是非そこらは1回ちょっとチェックをきちっとしてみていただいたらと思っております。それでよろしいですか。


○消防局長(中村 昭君)


 私どものほうも今詳細な調査をいたしておりませんで,実はこの質問書をいただきまして,上之段も調査させていただきましたが,上之段の詰所は平成16年2月24日から建築年度でございます。議員仰せのとおり,集落の方の水道ということで,また当然ながら新しい詰所は浄化槽等も設置いたしております。また,その水も使っておるようでございます。既にメーターといいますか,ちゃんとメーターも設置してございました。今後地域の方と協議しながら,当然ながら払うべきものにつきましてはまた予算計上させていただきながら,また支払っていくべきだと考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 きちっとそこら辺調べていただいて,きちっと面倒見るところは見ていっていただきたいというふうに思います。それと市長,市長にひとつ,これはもう暮れのお年玉で,正月お年玉とは言いませんけども,暮れのお年玉で,暮れにあるんです,お年玉ちゅうのは,消防団員にはスズメの涙しか出ませんので,詰所が全部湯沸かし器がついていないんですよ。これはどこの地域もそうだと思います。年末警戒なんかするときには,茶わんを洗ったりとか,いろいろしなくちゃいけないんですね,お茶を飲みながらとか,1時や2時ぐらいまで皆さん詰所で待機をしますから,ぜんざいを持ってきていただいたりすれば,茶わん,皿を洗ったりもしなきゃいけない。湯沸かし器が全くついてないんですよ。湯沸かし器大体1万5,000円程度で私つくのかなあという気がするんですけども,各部にこれはつけていただくわけにはいけないでしょうかね,わずかなお金で団員,それこそ1,100人の人たちが喜ばれるわけですから,どうでしょうか。


○消防局長(中村 昭君)


 いきなりのご質問でございます。予算等の計上もございます。ただいろんな意味で消防団の方には日ごろお世話になっているのはもう当然のことで,また検討をさせていただきたいと思います。


○市長(前田終止君)


 私も,消防団の方々のかねがねの団員活動については,本当に心からそれぞれの団員の皆さん方に敬意を表しているとこでございます。特に県会議員時代は,暮れの消防団詰所を朝までそれぞれの詰所を回って,20年間ぐらいですか,きた経緯もございます。夜を明かしながらいろんな人たちの声も聞くチャンスでもございました。よくそういう現場の実情は県議時代,また牧園町の最後の町長時代,力を尽くしてきて実情はそれなりによく理解をしているつもりであります。湯沸かし器,これもピンからキリまでありましょうし,それでどういう形で本当に予算等措置ができて,応えられるのか。やりますよという話にはなりませんけれども,積極的に調査検討をして,住民の安心・安全のために,毎年年越しといわず年間を通じてさまざまな形で活動し,活動が終わったらまたそこで茶でも飲みながら,状況によってはお互い身近なところで安心・安全のお互いの運転の約束もし合いながら,一杯やることもありますでしょうし,そういうのが充実しておれば,また消防団活動にも励みになるのかなというようなことも理解できますので,検討をさせてみてください。


○28番(下深迫孝二君)


 市長が検討すると,おっしゃったことは大概実行されているような気がいたします。ですから,金庫番の福永副市長,是非まだ査定は終わっておりませんので,これは,消防団というのは本当にスズメの涙で奉仕をしております。それぐらいは査定を間違って組まれても,同僚議員の人たちも文句を言う人は,私はいないと思っております。ですから,是非よろしくお願いしたいと思います。防火水槽につきましても,逐次年次的に設置をしていただいております。ただ中山間地域というのは,皆さんご承知のとおり,川がすぐ近くにあるところはいいんですけども,川がないとこがほとんどです。一旦火災になりますと,消防自動車の場合はタンク1台来ても,ちょっと火が広がってしまいますと,すぐ使い切ってしまいます。下は全部消火栓がほとんど走っています。下場は余り眼中に置いていただかなくてもいいと思うんです。いやいや,消防署も近いし,これはなんですけれども,上場の場合は山火事等になった場合等については,水利がないというのは非常に本当に難儀をしますので,是非,中山間地域を重点にひとつ防火水槽の設置も年次的で結構ですので,していただきたいと思います。どうでしょうか。


○副市長(福永いたる君)


 十分その地域性も認識しておりますので,十分計画的に設置をしていきたいと思っております。


○28番(下深迫孝二君)


 横で早うやめろ早うやめろって,本当に人の時間を何だと思っているんだというふうに思いますけれども,今回ちょっと今こういう,本当は消防署に行って聞けばいいことでございましたけれども,やっぱり全体を改善しなければいけないとこもありましたので,これは一般質問という形でさしていただきました。市長も前向きに答弁をしていただきましたので,是非期待をしながら私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君) 以上で下深迫孝二議員の一般質問を終わります。次に,18番,脇元操議員より2件通告がされております。したがって,脇元操議員の発言を許可します。


○18番(脇元 操君)


 前者の下深迫議員がものすごいスピードでやりましたけど,私は新幹線並みのスピードでやりたいと,このように思っております。しかもトリでございます。よろしくお願いします。早速質問に入ります。日本人としての心が今薄らいでおります。子どもは当市の宝でございます。いわゆる日本の宝でございます。また,元気集落,私は元気,こう呼んでおりますが,老人方を大切にするのも当市でございます。それでは,質問に入ります。住宅用火災警報器設置について質問します。消防法改正により,平成18年6月から住宅への火災警報器設置が義務づけられております。既存住宅への設置義務は平成23年5月まで猶予されております。市においては,火災警報器設置率は全戸数の何%になるか,伺うものであります。2点目に,既存住宅においては築20年あるいは40年以上と思われる年配者の住宅が多数を占めております。警報器1基あたり5,000円から6,000円と聞いております。国民年金生活者にあってはまことに重い負担であります。価格に照らし市は助成する計画はないか,問うものであります。2点目,何が起こるか予測のつかないものが今のご時世でございます。師走は何かと人の動きがせわしくなるのがこの12月でございます。そこで,事件が発生するも,この12月の月だと思うものであります。不法侵入者に対しどのような対策をとっているか,また,どのような各学校に対し指導を行っているか,お伺いするものであります。当霧島市は,学園都市で幼・保育園・小中学校も多数にあります。侵入者から危害を受けないよう児童生徒を見守っている対策を,その対策として訓練等あるいは年間を通じて何回実施しているかをお伺いするものであります。以上で壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 脇元議員から2点につきまして質問でございました。1点目につきましては,私から答弁をさせていただきます。2点目につきましては,教育長及び保健福祉部長が答弁をいたします。住宅用火災報知機設置について答弁いたします。住宅での焼死者を防ぐ目的で設置が義務化された住宅用火災報知機の普及につきましては,消防局をはじめ消防団,婦人防火協力会や自治会等の協力をいただきながら,現在進めているところでございます。なお,設置状況につきましては,設置届け出義務等がないことから,正確な数字ではありませんが,機器販売業者や消防団などから設置戸数の聞き取り及び街頭アンケート調査結果等から,霧島市の現在の設置率はおよそ30%と推定いたしております。福祉関連の補助等についてでございますが,住宅用火災警報器設置についての補助は考えておりませんが,障がい者につきましては,現在,霧島市地域生活支援事業により視覚障がい,聴覚障がい,肢体不自由,心臓や腎臓機能障がいなど,障がい等級が2級以上で火災発生の感知及び避難が著しく困難な障がい者のみの世帯,並びにこれに準ずる世帯を対象といたしまして,火災警報器を設置した場合には本人1割負担で自立生活支援用具を給付する制度がございます。また生活保護世帯につきましては,現段階では国において検討中とのことであります。


○教育長(?田肥文君)


 不法侵入者に対しどのような対策をとっているか,また,どのような指導を行っているかについてお答えをいたします。今年の9月に,女性が包丁を所持し,授業中の教室に入り込んだり,同じく10月に,なたを持った男が学校にあらわれるなど,学校の安全を揺るがす事件が本県でも発生をしております。霧島市内の幼稚園,学校では幸いにしてこのようなマスコミに取り上げられるような事件は発生しておりませんが,登下校中に不審者に声をかけられたという事例が発生をしているところであります。教育委員会としましては,年5回開催しております校長研修会や教頭研修会等で,学校における不審者への対応策の指導を行ったり,学校安全担当者研修会で教職員の不審者対応能力を高めるための実技訓練等を行っております。それを受けて,各幼稚園,学校においては危機管理マニュアルの作成,見直しを行うとともに,敷地内への入り口の一本化,門扉の施錠,教室へのさすまた設置などの対応を行っております。また,幼稚園,学校周辺の巡視や不審者を想定した幼児・児童・生徒の年1回の避難訓練,来校者のチェック,保護者のネーム着用等の取組も行っているところでございます。さらに,自主防犯パトロール隊をはじめ,警察を退職された方など5名のスクールガードリーダーと各学校のスクールガードが連携し,登下校における幼児・児童・生徒の安全確保のため巡回指導を行っているところであります。今後ともいつでも,どの学校でも起こり得るという危機意識を持ち,学校だけでなく,家庭,地域,関係機関等とも連携を深めながら,幼児・児童・生徒が安全で安心して学べる学校づくりをさらに推進してまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 不法侵入者に対してどのような対策をとっているか,また,どのような指導を行っているかについてご答弁申し上げます。保育園では,不審者等の対応マニュアルに基づき研修を行い,全員に周知を図るとともに,年に平均1回から2回,多い園では12回訓練を行っております。また,日ごろから入所している園児の関係者の把握に努めるとともに,施設整備ではフェンス,門扉等を設置し,外部からの侵入防止を図ることや,一部には防犯器具を備えて対応できるようにしている施設もあります。さらに侵入者があった場合を想定して,園児の安全な場所への避難誘導や警察等への通報等について,職員の意識を高めるよう訓練しています。今後もさらに,研修,訓練の場を設けて園児の安全の確保に努めてまいります。


○18番(脇元 操君)


 順不同にて質問いたします。まず,不法侵入者に対しての質問でございますが,ただいま回答いただきました。完璧ではないと思うんですが,しっかりとした指導をなさっているということがうかがわれます。当市は子どもがたくさんおります。いついかなるときに事件が発生する,これは全く予想がつかないわけでございますね。したがって,私も各学校等をちょっと巡回してみました。防御柵,校門等の扉も点検してまいりました。しっかりとした学校もあります。今ご答弁なさいましたことについては非常にしっかりとした指導をなされるということでございますが,私のこれはちょっとしたアイデアなんですけど,校門にチャイム,各皆さん方自宅チャイムがありますね。で,学校等に,例えば緊急な用事がある場合,黙って校門を通過して,あるいは校長室,事務室まで来られると思うんですよ。だけど,これはこれでいいんですけど,まあ用心にはこしたことはないと思いまして,これを設置することはできないかという質問をするわけです。いかがなものですか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 学校にインターホンと解釈いたしましたけども,防犯監視システム等をつけられないかということでございます。市内小中学校,幼稚園合わせて54校ございます。学校ごとに敷地の状況,周囲の状況,それと学校の規模等がおのおの違っております。したがいまして,門に設置する防犯監視システム等の設備等につきましては,どのような方法がいいのか,今後ケース・バイ・ケースで検討してまいりたいと考えております。


○18番(脇元 操君)


 なかなかご努力されているということがよく分かりました。当市は子どもがたくさんおりますし,また,いつだったか忘れましたけど,関西地区の池田小学校ですか,あのようなものすごい殺傷事件もございました。このことを忘れないように一生懸命指導してください。この点については終わります。引き続きまして,火災警報器設置についてお伺いいたします。30%ということをおっしゃいましたが,非常に戸数としては少ないわけですね,率にして。今まで奨励というかPRとか,そのようなことをなさったことがありますか。


○消防局長(中村 昭君)


 先ほどの市長の答弁の中で,およそ3割,30%ということでご報告させていただきました。ちなみに県内の,これは各消防本部がまとめた数字でございます。本年の3月31日現在,大きな本部だけを申し上げます。鹿児島市の消防局は約20.2%,それから薩摩川内市消防局25.1%,それから私どもが3割ということで,あと鹿屋が入っています大隅肝属地区消防本部は9.23%ということで,あとはほとんどもう1けた台か10%台ということで,そういう中にございまして,私どものほうが数字的にはちょっと大分設置していただいているんじゃないかと考えております。また,説明等でございますが,対象者といいますか,相手方,婦人防火協力会員さんであったり,また各自治公民会,また各事業所,またシニア大学などいろんなケースで利用させていただきまして説明会をさせていただいて,平成19年が26回,今年1月から11月で22回というふうな回数で,何とか皆さん方のご理解をいただくために今取組んでおるところです。


○18番(脇元 操君)


 警報器1基あたり5,000円から6,000円と業者に聞いたんですが,このとおりでございますか。


○消防局長(中村 昭君)


 警報器も熱に対応するものもございます,また煙に対応するものもございますが,通常値段は,中に電池,通電,電気を使うやつもございますが,電池で申しますれば,電池が何年もつかというようなことで,高額といいますか,高級,高級という言葉が適正かどうか知りませんが,10年もつのもございます,または2,3年しかもたない,または外国製品等もございます。物によって値段は違っておるようでございまして,購入も共同で買っていただきますりゃ,また4,000円台というようなこともあるようでございます。ちなみに,物はそれぐらい5,6千円でできるんですけど,また技術料といいますか,日当は結構高くて,事例では函館の消防署から回っておりましたが,2個70万というようなことで警察に逮捕された事例もあるようでございます。


○18番(脇元 操君)


 この警報器は煙を探知するのが一番効果的だと聞いておるんですが,そのとおりでございますか。


○消防局予防課長(蔵元 悟君)


 煙式と熱式がございまして,値段的には煙のほうが若干高いそうでございます。ただ,我々は火災を感知するためには,煙のほうがより効果的じゃないかということで,煙のほうを勧めております。熱については,火事が発生してから感知すると,煙については火事を発生させる前に,誤報もあるかもしれませんけれども,感知が早いということで煙のほうを推薦しております。


○18番(脇元 操君)


 当市内あるいは郡部よく新聞等で火災,煙に巻かれて亡くなると,ほとんどが高齢者ですね。したがって,やはり火災警報器がいかに設置することによって命を守られるかということでございます。したがって,たかが5,6千円と私は思っているんですけど,なかなか高齢者においては年金生活者です。非常に負担率が高いんですよ。本当に重たい金額なんです。あるところに行ってみました。だから,炊事場を見てみると,白っぽい器具がついているんです。おじさん,火災報知器なあっち聞きましたら,いやあんたガス屋がつけた。はらガス屋な,ほんなら火災報知器じゃないなと言ったら,あたいは分かりもはんなおと,こう言いやっとです。よくよく見たらガス屋がつけた装置でした。しかもコードを抜いてあるんですね。何でコードを抜っきゃっとなと言ったら,殺虫剤を吹けば鳴り出すと,びっくりしもんさおと。そんならこれおじさん,火災報知器も大事やっじゃんどんなあとこう言いやいもんだから,そりゃおじさん5,6千円かかりもんどちゅうたら,そげんすっとなっと,こう言いやっとですよ。だから,これはいかんなあと思って今日は質問するわけでございまして,市長,こういう高齢者の方は30年代,日給月給150円ぐらいのころですよ。そうして一生懸命子どもを育てて,今言う,行政語で言う限界集落,この言葉に対して私はいささか抵抗を持っている。何が限界集落,私は元気集落じゃないかと言うんです。一生懸命子どもを育て,たかが150円の賃金で一生懸命子どもを育てた,あるいは農作業をして唐芋,いろんなものをつくって子どもを育ててきた方々,それがこの当霧島市じゃないですかね,その基礎になっている。私はいくら補助金を出せとは言いません。これは市長の一存で決断してもらえば結構なんですよ。どうですか,市長。


○市長(前田終止君)


 高齢化という社会の中で,年金暮らしと,収入は限られておるという方々が,この火災警報器設置に限らず,さまざまな出費がたくさん強いられていることは,やはり生産年齢である私どもから見ましても大変にご負担増ということは理解ができる範囲ではございます。ただ,すべての面において市のほうで担うということも限界がございます。しっかりとご指摘の点などよく調査をして,また,入るをはかりて出るを制するという考えに基づいて,しっかりと調査検討をさせてもらいたいと思います。


○18番(脇元 操君)


 幸いにして,障がい者の方でございますね,国が何らかの形で検討中だということでございますね,非常にありがたいことで,こういうことで,今後まだ猶予期間3年余りあると思います。何らかの形でひとつ温かい手を差し伸べてくだされば,本当に高齢者の方々非常に助かると思いますよ。市長も牧園の中津川小の出身ですよね,私も在籍しちょった。私の後輩ですよ。今は市長のほうが上なんです。何でも決裁できる。よろしくお願いします。どうですか。本当,本当もうわずかなお金が欲しいんですよ,高齢者は。もう生活に逼迫していらっしゃる。そうでしょう,少ない年金から何とかをさっぴかれて,また後期高齢者と,それはいいんですけど,この限界集落という言葉,これは行政用語ですか,あるいは学者用語ですか,ちょっとお伺いしたい。


○市長(前田終止君)


 私が知り得る範囲じゃ,この手の専門的なことをしっかり国レベルで活躍をなさりながら研究なさっている大学の先生のご指摘なさっている表現だと記憶しております。


○18番(脇元 操君)


 田舎の末端を知らない人ですねえ。ただ机でばっかりやって,ああいい言葉だと,恐らくつけたと思うんですよ。私はこんな言葉は大嫌い。みんな元気なんです。ただもらうお金が少ないだけなんです。そのとおりですよ。もう一生懸命自給自足でやっていらっしゃいますよ。私も横瀬におるころそうしよったんだから,本当ですよ。一生懸命大根,唐芋何どけんつくって,自給自足なんです。そういう方々なんです。だから大事にせんと罰があたります。どうですか,企画部長。あなたこの用語,限界集落の用語,もう1回。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 今私どもも,いわゆる限界集落,今市長が言われたとおり,これは学者の先生が,たしか四国のある大学の先生がつくられて,今長野かどこかの先生になっておられると思いますけども,そういったことで,このまま行くと集落機能が維持できないという意味での限界集落だと思っております。ですから,今は元気です。だから元気をますます取り戻すためには,何らかの手を打たないといけないよという,ある意味での警鐘ではないかと考えております。


○18番(脇元 操君)


 やはり元気集落と言ったほうが音がいいですね。それは部長がおっしゃれたので,それは分かります。これからほんならどうするんだと。せっかく元気で一生懸命生活なさっている方々なんです。だから私はあえて元気集落と呼んでおります。ひとつその辺も皆さん方で検討し合ってもらいたいと,このように思うんですが,どうですか。


○市長(前田終止君)


 たしかに限界集落という言葉の響きの中にはもうこれにておしまいと,もう限界だという夢も希望も感じさせない何か力を感じない言い方だなと思います。現実的には,先般私も申し述べましたけれども,小規模高齢化集落というのが現実的な率直な表現かなと私は個人的には思っております。しかし,精神的には議員仰せのとおり,限界じゃなくて元気再生を目指す集落だというふうに思っていただきたいなと思っています。


○18番(脇元 操君)


 さすが市長ですね,うん,判断が早い。したがって,まだまだいっぱい質問したいと思うんですが,左右からもう時間ですよということでございますので,ひとつこういう方々を本当に大事にしようという気分をやっぱり持ってもらいたいと,このように思うわけです。まだまだ言いたいことはいっぱいあります。だけど私ももうこの辺でいい回答をもらいましたので,こちらからもこの辺で終わりたいと思います。終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で脇元操議員の一般質問を終わります。これで通告のありました24名の議員の一般質問のすべてが終わりました。次の本会議は,12月25日の予定であります。本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。


              「散 会  午後 4時24分」