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鹿児島県 霧島市

平成20年第2回定例会(第4日目 6月12日)




平成20年第2回定例会(第4日目 6月12日)





             平成20年第2回霧島市議会定例会会議録


 
1.議事日程は次のとおりである。


                    平成20年6月12日(第4日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬───┐


│日程│議案│件                 名         │備 考│


│番号│番号│                            │   │


├──┼──┼────────────────────────────┼───┤


│ 1│  │一般質問 池田  守君 (181ページ)          │   │


│  │  │      ・スポーツを活かしたまちづくりについて   │   │


│  │  │      ・子育て支援について            │   │


│  │  │     栫井 成孝君 (193ページ)          │   │


│  │  │      ・地方分権第一次勧告について        │   │


│  │  │      ・介護支援ボランティア制度について     │   │


│  │  │      ・霧島市集中改革プランについて       │   │


│  │  │     池田  靖君 (205ページ)          │   │


│  │  │      ・総合支所の機能充実について        │   │


│  │  │      ・霧島国際音楽祭における本市の文化政策の位置│   │


│  │  │       づけについて               │   │


│  │  │     下深迫孝二君 (214ページ)          │   │


│  │  │      ・上場地域の活性化について         │   │


│  │  │      ・隼人市民温水プールについて        │   │


│  │  │      ・鎮守尾橋の改修について          │   │


│  │  │     秋広 眞司君 (226ページ)          │   │


│  │  │      ・後期高齢者医療制度について        │   │


│  │  │      ・一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画の進捗│   │


│  │  │       状況について               │   │


│  │  │      ・春,秋叙勲受章者の祝賀会の復活について  │   │


│  │  │     徳田 芳郎君 (235ページ)          │   │


│  │  │      ・後期高齢者医療制度について        │   │


│  │  │      ・職員の退職後の再就職について       │   │


│  │  │     植山 利博君 (244ページ)          │   │


│  │  │      ・一般廃棄物管理型最終処分場建設計画について│   │


│  │  │      ・環境行政について             │   │


└──┴──┴────────────────────────────┴───┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     21番  塩井川 幸 生 君


   22番  久 保 史 郎 君     23番  岡 村 一二三 君


   24番  島 廻 一 心 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   20番  上 鍋 正 光 君     44番  中 村 幸 一 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君  議事調査課長    福 永 いき子 君


 議事調査課課長補佐 満 留   寛 君  書     記   福 永 義 二 君


 兼議事グループ長


 書     記   米 元 利 貴 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君  副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永 いたる 君  総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君  生活環境部長    南 田 吉 文 君


 行政改革推進監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君  農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    長 崎   薫 君  建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君  消 防 局 長   中 村   昭 君


 会計管理部長    東   邦 雄 君  水 道 部 長   迫 間   勇 君


 廃棄物対策監    沼 口 輝 実 君  生活環境部次長兼  川 畑   巧 君


                      生活環境政策課長


 商工観光部次長兼  柳 田 秀 徳 君  総 務 課 長   阿 多 己 清 君


 商工観光政策課長


 秘 書 課 長   馬 場 勝 芳 君  広報広聴課長    間手原   修 君


 管 財 課 長   津 曲 正 昭 君  財 政 課 長   塩 川   剛 君


 企画政策課長    川 村 直 人 君  共生協働推進課長  宗 像 成 昭 君


 情報政策課長    上脇田   寛 君  行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君


 環境衛生課長    西     剛 君  保険年金課長    川 ? 秀一郎 君


 衛生施設課長    前 田   理 君  保健福祉政策課長  花 堂   誠 君


 児童福祉課長    隈 元   悟 君  高齢・障害福祉課長 荒 木   敏 君


 健康増進課長    宮 本 順 子 君  農林水産政策課長  原之園 丈 二 君


 企業振興課長    細山田 孝 文 君  観 光 課 長   横 手 航太郎 君


 建設政策課長    岡 元 邦 昭 君  土 木 課 長   中 村 順 二 君


 建築住宅課長    矢 野 昌 幸 君  建築指導課長    内 村 一 也 君


 契 約 課 長   山 下 英 男 君  隼人地域振興課長  荒 瀬 美 行 君





 教  育  長   ? 田 肥 文 君  教 育 部 長   藤 田   満 君


 教育部次長兼    野 村   望 君  教育総務課長    東 郷 一 徳 君


 生涯学習課長


 保健体育課長兼   六 反 良 一 君  文化振興課長    野 村 定 美 君


 隼人給食センター所長





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これより本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 昨日に引き続き一般質問を続けます。27番,池田守議員より2件通告がされております。したがって,池田守議員の発言を許可します。


○27番(池田 守君) おはようございます。私は,本日のトップバッターとして,また,通告されております26名の議員のちょうど13番目,折り返し地点として,元気よく一般質問するつもりでありましたが,不覚にも風邪を引いてしまいまして,ちょっとのどの調子が悪うございます。一生懸命頑張りますので,よろしくお願いいたします。先に通告いたしました2点について質問させていただきますが,その前に,平成20年度も,はや2か月が経過いたしましたが,このところ暗い悲しいニュースが多かったように思います。4月30日,霧島市名誉市民の谷口義一様の突然に訃報に接したときは,心のよりどころを失った深い悲しみを覚えたところです。故人の偉大な功績は今さら申し上げるべくもございませんが,霧島市の礎を築いてくださったことに感謝申し上げ,心からご冥福をお祈りいたします。また,5月に発生したミャンマーのサイクロン被害,中国四川省における大地震と,立て続けに発生した大規模災害では,多くの尊い命が失われ,大変な被害が出ており,被災地の一日も早い復興を願うものであります。さらに,6月8日には東京秋葉原の歩行者天国で悲惨な通り魔事件があり,何の罪もない多くの方が死傷されました。身勝手で残忍な犯人に対しては当たりようのない激しい怒りが込み上げてきますが,亡くなられた方のご冥福をお祈りし,けがをされた方の一日も早い回復をお祈りいたします。そんな中で明るいニュースとして,去る6月1日に開催された競馬の祭典と言われる日本ダービーにおいて,本市牧園町出身の四位洋文騎手の騎乗したディープスカイが優勝しました。四位騎手は昨年の日本ダービーにおいてもウオッカに騎乗し,戦後初の牝馬優勝という快挙を遂げられており,今回の優勝は武豊騎手に次ぐ史上2人目のダービー連覇という快挙でもあります。このことは霧島市民にとって大きな喜びであり,誇りでもあります。また,同騎手はNHKマイルカップでもG1を制覇しており,その活躍は目覚しいものがあります。同騎手の今後のますますのご活躍を期待いたします。また,当日は西村議長の持ち馬のレッツゴーキリシマも参戦し,第4コーナーまではすばらしいレースを展開され,霧島の名を全国にとどろかせてくれるものかと期待いたしましたが,大変残念でした。それでは,質問に移らせていただきます。まず第1点目は,スポーツを生かしたまちづくりについてであります。合併により霧島市が誕生して2年7か月が経過いたしましたが,合併以前の論議の中で合併の効果として予想されることの一つに,合併によるさまざまな施設の有効活用と施設間のネットワーク化による大きなイベントへの対応がありました。その顕著な例がスポーツ施設等の活用によってあらわれるものと思っておりました。しかしながら,今までのところ,合併により今までできなかったことができるようになったというような話は聞こえてきません。そこで,現在の状況とこれまでの取組について,また,今後の方針について質問いたします。まず,市内の公共スポーツ施設の整備状況についてお伺いいたします。市内には屋外・屋内のさまざまな施設がありますが,主な施設とその利用状況についてお伺いいたします。また,現在の施設での問題点はないか,お伺いいたします。次に,市内で行われている,市外からのスポーツ合宿の状況についてお伺いいたします。最近どのような団体がどのような形態でスポーツ合宿を実施しているか,お示しください。また,それに対して市としてどのような取組をし,支援しているか,お示しください。次に,市内で開催されているスポーツ大会についてお伺いいたします。近年,老若男女を問わずスポーツに対する関心は深く,競技志向の強いスポーツへの取組や余暇の活用でのスポーツなど,その形態は多様であります。そして,その延長線上にスポーツ大会があります。個人や団体の実力を試す場であったり,交流を主な目的とするものもあろうかと思います。ただ,それぞれの目的は違っても,それらの大会の開催は市の発展のためには大きな効果が期待できます。市外から多くの方が来られることにより,経済に及ぼす影響はもちろんのこと,いろいろな人々との交流も盛んになってまいります。そこで,お伺いいたします。最近,市内で開催されておりますスポーツ大会にはどのようなものがありますか。また,その期間や参加人員の数,使用する施設の規模などはどのようになっているのでしょうか。そして,そのようなスポーツ大会によってもたらされる効果をどう評価されているか,お伺いいたします。さらに市としての取組と支援についてもお示しください。質問の第2点目は,子育て支援策についてであります。少子高齢化が叫ばれるようになって久しくなりますが,特に少子化傾向には歯どめがかからず,年々深刻化しております。厚生労働省が4日に発表した07年の合計特殊出生率は1.34と,前年度より0.02ポイント上昇し,2年連続やや改善いたしましたが,この数字は出産適齢期の女性の数そのものが減った結果であり,出生数は前年に比べ2,929人減の108万9,745人であり,史上最低だった05年,106万2,530人に次いで少なく,今後も上昇に転ずる見通しはないとのことです。なぜ出生率が低下するかについては,さまざまな要因が考えられますが,経済的な面も大きなものがあると思います。そこで,その要因の一つである乳幼児の医療費の助成についてお伺いいたします。このことは平成19年6月議会でも質問いたしましたが,そのときは6歳未満児について一挙に全額助成することはできないかとの問いに,限られた財源の中で福祉全般の諸事業を検証した結果,拡大については現時点では考えていないとの答弁でした。今回の質問では,6歳未満児について全額助成する年齢を一挙にではなく,1歳ずつ段階的に引き上げることはできないか,問うものであります。現在,本市では3歳未満児,つまり2歳児までの乳幼児の医療費が全額助成されております。そして,6歳未満児については,月額3,000円を超える額が助成されております。子育てをする若い世代にあっては,所得もそんなに高くなく,月額3,000円であっても大きな負担であり,ましてや対象児が2人,3人といる世帯は大変です。また,私もかつて経験したことですが,小学校に上がるまでの子どもはよく病気にかかります。そして,若い両親にとっては,大人なら何でもないような病気でも,まず不安が先に立ち,すぐに病院に駆け込むのもやむを得ないことではないでしょうか。そこで,幾つかお伺いいたします。まず,昨年の3月から自動償還払い方式になったことにより,乳幼児医療費が大幅に増加したとのことでしたが,平成17年度から平成19年度までの乳幼児医療費の額をお示しください。平成19年度はまだ確定していないかと思いますので,現時点での見込額で結構です。また,対象児童の年齢を1歳引き上げた場合,どれくらいの負担増になるのかもお示しください。次に,昨年も申し上げましたが,熊本県などでは,ほとんどの市町村で未就学児までの医療費が全額助成されているということであります。また,県内の市町村では,昨年4月の時点で,3歳未満児まで全額助成している自治体は本市を含め8自治体。そして,西之表市と東串良町の2自治体が4歳未満児まで。さらに進んで,阿久根市,曽於市,南さつま市,志布志市,菱刈町の5自治体は,6歳未満児まで全額助成をしているということでしたが,その後の県内の他の自治体の状況はどうか,お伺いいたします。以上お伺いした上で,改めて,6歳未満児について全額助成する年齢を段階的に引き上げることはできないか,問うものであります。子育て支援の2点目として,障がい児支援についてお伺いいたします。一口に障がい児と言いましても,大変幅が広いものです。私自身,勉強不足でもあります。そこで,今回は身体障がい児についてのみお伺いいたします。1点目に,身体障がい児の現状についてお尋ねいたします。市内にはどのような障害を持つ子が何人いるのか,そして,その程度はどのように分けられているか,お示しください。できれば,その内訳として未就学児の数もお示しください。2点目に,それらの子どもへの支援策はどのようなものがあるか,お示しください。経済的な支援もありましょうし,制度的な支援,また施設の整備などによる支援もあろうかと思います。3点目に,他の自治体では見られない市独自の支援策はどのようなものがあるか,お示しください。子育て支援の3点目として,県立子ども病院の建設を県に働きかけ,それを霧島市に誘致するようなお考えはないか,お尋ねいたします。近年,全国的に小児科医の不足傾向があります。例に漏れず,本市の医師会医療センターでも小児科は夜間の輪番制の医師による診療だけであり,十分機能しているとは思えません。もともと大人の社会ではさまざまな診療科目があります。しかしながら,子どもに限って小児科という科目だけでいいのでしょうか。むしろ症状をはっきり訴えることのできない子どもに対しては,より専門的な対応が必要なのではないでしょうか。私は,埼玉県の埼玉県立小児医療センターを訪れる機会がありました。そこは小児専門病院として,未熟児・新生児に対する高度医療をはじめ,一般医療機関では対応困難な小児の疾患の診療を行う三次医療を担っております。そして,診療科目は小児科,この小児科の中には未熟児・新生児科,代謝内分泌科,腎臓科,感染免疫科,血液・腫瘍科,遺伝科,総合診療科が含まれ,そのほかにアレルギー科,循環器科,神経科,精神科,小児外科,心臓血管外科,脳神経外科,整形外科,泌尿器科,耳鼻咽喉科,眼科,皮膚科,放射線科,リハビリテーション科,小児外科となっております。設備としては,敷地面積6万1,432m2,建物延べ床面積2万6,692m2の中に病床300床を備える大きな病院であり,職員数は498名とのことでした。私が訪れたとき,病院内はさまざまな疾病を抱える子どもたちでいっぱいでした。県内のすべての子どもの第三次医療を担うこのような病院が身近にあれば,子育ても安心してできるものと思いますが,とても一市町村でできることではありません。少なくとも県や国に頼らざるを得ないのが現実ではないでしょうか。霧島市は,地理的に見て鹿児島県の中心にあり,空港や高速道路の整備された交通の要衝の地であります。また,市内には病院建設に適した広大な敷地がいくらでもあります。そして,患者や付き添いの保護者のための温泉保養施設もたくさんあります。これらの条件を考えたとき,是非とも県立子ども病院の建設を県に働きかけ,それを霧島市に誘致していただきたいのですが,いかがでしょうか。以上で壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。池田守議員から2点につきましてご質問がございました。2点目,(3)につきましては,私の方から答弁をいたします。そのほかにつきましては,教育長,教育部長及び関係部長がそれぞれ答弁をいたします。子育て支援についての3点目についてお答えをいたします。ご質問の県立子ども病院の誘致につきましては,医療法に基づき県が策定をする医療提供体制の確保を図るための計画に定められることになりますが,現段階においては県立子ども病院の整備計画の情報を得ておりません。しかし,子どもの専門病院につきましては,その必要性を十分に認識いたしておりますことから,例えば県の整備計画に定められた場合,地域の医療機関団体と十分協議,調整をし,議員ご指摘の視点,全く同感の部分,多々ありでございますので,私どもの霧島市が誘致に名乗りを上げることにつきましては,決してやぶさかではないと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 子育て支援の1点目についてご答弁申し上げます。乳幼児医療費助成制度につきましては,県の補助基準では市民税非課税世帯については全額助成,市民税の課税世帯については6歳未満児,歯科は4歳未満児まででございますが,月の自己負担額が3,000円を超える額を助成するようになっております。本市では,保護者の負担を軽減するため,平成18年4月から,3歳未満児までの医療費を全額無料としているところでございます。乳幼児医療費の実績につきましては,平成17年度7,800万円,平成18年度1億1,600万円,平成19年度見込み1億6,400万円と,大幅に増加してきております。また,昨年の3月診療分から窓口申請の必要がない自動償還払い方式としたことなどから,助成総額は平成18年度と平成19年度を比較いたしますと約4,800万円,率にしまして41.5%の大幅な増となっております。次に,県内の各自治体の取組につきましては,本年4月現在,46自治体中,3歳未満児まで全額助成している自治体は本市を含め8自治体,4歳未満児までの全額助成が3自治体,6歳未満児までが4自治体,また,就学前までの全額助成を薩摩川内市と曽於市が行っております。助成年齢を段階的に引き上げられないかとのことでございますが,現在,児童手当をはじめとする各種手当等の支給により,子育て世帯への経済的支援などのほか,数多くの子育て支援事業を行っているところでございます。子育て世帯にとって,経済的負担の軽減など大変重要な問題であると認識いたしておりますが,1歳引き上げることにより,約1,800万円の一般財源を確保する必要があります。一方,現在,本市では厳しい財政状況の中,財政健全化に取組んでいるところでもあり,限られた財源を最も効率的・効果的な事業に充当する必要がありますので,現時点では助成対象年齢を引き上げることは大変厳しいものと考えております。次に,2点目についてお答えいたします。未就学の身体障がい児の現状でございますが,平成20年3月31日時点における霧島市の18歳未満の身体障がい児数は103名となっております。このうちゼロ歳から6歳までの未就学の身体障がい児は39名でございます。これを障害の種別ごとに見てみますと,視覚障害は18歳未満が5名,うち1名が未就学児でございます。同じように,聴覚障害が11名のうち2名,肢体不自由が67名のうち26名,心臓や腎臓などの疾患による内部障害が20名のうち10名となっております。続きまして,障がい児への支援策でございますが,その障害に対して必要に応じた装具や義肢,車いす,めがねや補聴器などの補装具の給付,また日常生活を利便にするための日常生活用具の給付,障がい児の療育を行う児童デイサービス事業,保護者の一時休息や介護者の不在等の場合に利用する短期入所や日中一時支援事業などがございます。なお,身体障害者手帳をお持ちの方は,公共交通機関や有料道路通行料などの割引のサービスを受けることができます。そのほか,重度の障がい児に対する特別児童扶養手当や障害児福祉手当の支給,重度心身障害者医療費助成制度や更生医療の中に障がい児の育成医療制度などがあります。また,県では,聾学校などの特別支援学校に通学する場合につきましては,交通費の一部を補助する制度が設けられております。さらに,盲児,またはろうあ児を入所させて保護するとともに,独立生活に必要な支援,または援助する盲・ろうあ児施設を利用することができます。次に,本市単独の支援策といたしましては,霧島市福祉手当としまして,重度心身障害児福祉手当を支給しております。また,平成19年度から,これまで児童デイサービスで対応できていなかった,中・高生の障がい児を対象にした特別支援学校などからの放課後に障がい児を預かる日中一時支援,夏休みなど長期休暇中の活動支援としてデイサービス事業を始めたところでございます。


○教育部長(藤田 満君)


 スポーツを生かしたまちづくりについての1点目についてお答えいたします。合併後,市内の社会体育施設といたしまして,現在50施設を保有しております。その内訳といたしましては,体育館8施設,運動場,これは陸上競技場を含めますが,13施設,野球場1施設,ソフトボール場1施設,庭球場7施設23面,多目的屋内運動場3施設,武道館2施設,弓道場4施設,プール6施設,グラウンドゴルフ場1施設,パークゴルフ場1施設,相撲場2施設,ゲートボール場1施設でございます。これら施設の中で,運動場につきましては,野球,サッカー等の使用もできる施設等であります。主な施設の利用状況といたしましては,平成19年度実績で国分体育館が6万9,020人,隼人運動場が3万5,896人,国分総合プール5万7,370人です。また,現在の施設の問題点といたしましては,ほとんどの施設は指定管理者制度により管理運営がなされているところでありますが,老朽化の進んでいる施設も見られることから,計画的に整備を進めているところでございます。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 スポーツを生かしたまちづくりの2点目についてお答えいたします。霧島市では,スポーツ観光を主たる目的として,プロ,アマを問わず,キャンプ,合宿等を行うスポーツ団体を誘致いたしております。昨年度はJリーグ1チーム,女子ソフトボール3チーム,大学野球1チームの誘致を行い,延べ2,140名のアスリートがキャンプを行いました。市民のスポーツへの関心を高めるための施策として,市内各所へのチームを歓迎する横断幕,懸垂幕の設置や,市民とチームの交流を図る歓迎パーティー,選手によるスポーツ教室,サイン会などを開催しております。また,キャンプイン直後の市の特産品の差し入れや練習場のセッティングなど,今後も継続的にキャンプ地として選定してもらえるよう,関係機関や団体と連携して受入体制を整えてまいります。スポーツ団体誘致を行うため,市内のスポーツ施設,宿泊施設等を網羅したスポーツコンベンションガイドを作成し,現地視察や受入チームへの訪問の際に活用しております。現在誘致されている団体では,柏レイソルが昨年まで最も長い10回のキャンプを行い,市民にも定着しているところでございます。今後もこのようなチームが増えるよう,霧島市民と一体となったスポーツ振興に寄与できる団体を積極的に誘致し,スポーツ観光の推進を図ってまいります。


○教育長(?田肥文君)


 スポーツを生かしたまちづくりについての3点目についてお答えをいたします。平成19年度に行われました霧島市の施設を利用した大会で,市内のスポーツ団体等が主催する大会が289大会,九州大会,県大会,地区大会等の外部主催者の大会が269大会となっております。市及び教育委員会としましては,各種大会へ主催または共催及び後援などでかかわっております。それらスポーツ大会等の主なものとしましては,国分縄文の森駅伝大会,鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会,九州ジュニアサッカー大会等がございます。今年度は5月10・11日に霧島市市制施行3周年記念大会としまして,ソフトボールの日本女子1部リーグも開催をされました。次に,大会等の期間,参加人数について申し上げます。平成19年度に小・中学生が参加しました大きな大会としまして,国分縄文旗柔道大会があります。参加者約1,300人,うち市内450人,市外850人,国分武道館を利用しまして,1日間で実施をしております。また,隼人夏祭り旗少年サッカー大会がございます。参加者約1,000人,うち市内600人,市外400人,隼人運動場,隼人中学校,国分多目的運動場,国分小学校,国分北公園多目的広場を利用して,2日間で実施をしております。なお,その効果としましては,スポーツを通しての親子を含めた親睦,融和や,青少年の健全育成はもとより,多くの保護者や大会役員等の参加も見込まれておりますことから,本市への経済効果も十分あるのではないかと考えております。


○27番(池田 守君)


 それでは,早速順番に従って再質問させていただきますが,スポーツを生かしたまちづくりですけれども,現在の施設の問題点として,老朽化の進んでいる施設を計画的に整備していくということでありましたけれども,運用面で一つお伺いいたします。国分総合運動公園ですけれども,こちらは体育館を含め,陸上競技場,野球場,テニスコート,屋内運動場,それから多目的運動場,相撲場,それから近くには武道館,弓道場,市民プールと,まさに総合運動公園なんですけれども,これらの会場を同時に使用することが発生した場合に,駐車場の不足が顕著であります。その対策についてはどのように考えていらっしゃいますか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(六反良一君)


 今,同時に事業をした場合どうなるかということでございますけれども,いかんせん駐車場がございません。そういったことを考えますと,第一工大の駐車場とか,その辺を借りまして,バスで往復で利用していただくという方法しか現状のところはないのかなというふうに思っております。


○27番(池田 守君)


 第一工大の駐車場を借りるということは,駐車場の不足が予想される場合に,主催者側に対してはそういう案内をしていらっしゃいますか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(六反良一君)


 現在のところ,そういった案内はいたしておりません。


○27番(池田 守君)


 先ほど教育長先生が触れられた縄文旗の柔道大会なんですけれども,このときも多分体育館で何か使用されていたと思うんですけれども,駐車場が不足しておりました。それで,近くの市民プールの駐車場をお借りして対応したわけですけれども,このときも,どうしてもそちらの方にも停め切れず,路上駐車が多発して,非常にご迷惑をおかけしました。市民プールの管理の方にもご迷惑をかけたものと思っております。このようなことから,近くの駐車場をもっと広く整備することはできないのか,そういうお考えはないか,お聞きいたします。


○教育部長(藤田 満君)


 ご承知のとおり,国分運動公園の周辺は地形的にも,そしてまた周辺の住宅地等の状況を見ても,かなりすき間がないといいますか,そういう状況であろうと思っております。以前におきましても,一部の拡張の計画もいたしました。ただ,それについては駐車場という考え方よりも,施設の拡充という意味での拡張はできないかという検討もされた経緯がございます。結果的に,そこまではつながっておりません。現在のところ,特に駐車場を充実するという計画そのものは上がっていないというふうに思っております。


○27番(池田 守君)


 現在のところ考えてないということですので,その場合はやはり既存施設で対応するしかないと思いますけれども,やはり大きな大会が重ならないような配慮をするとか,あるいは,先ほど課長が申されました,近隣の駐車場をあっせんするとか,是非そういう施策をとってほしいと思います。それから,国分総合体育館ですけれども,ここは冷暖房の設備はないんですが,夏場の競技は非常に暑い中で,特にバレーボール大会等もあるわけですけれども,そういったときの対応というのは今のところ考えていらっしゃいませんか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(六反良一君)


 私は個人的に,体育館とかグラウンドは汗をかくものだというふうに思っていますので,例えば体育館を会議場に使うとか,そういった利用をされるのであれば,エアコンも必要なんでしょうけれども,運動をするためには,必要はないんじゃないかというふうに思っています。


○27番(池田 守君)


 すばらしい考えだと思います。牧園アリーナはたしか冷暖房の設備があると思うんですけれども,そこは運動するときには一切使ってないんですか。


○保健体育課長兼隼人給食センター所長(六反良一君)


 牧園アリーナは,運動をするときにはエアコンは利用していないんじゃないかというふうに思います。


○27番(池田 守君)


 分かりました。スポーツ合宿ですけれども,以前サッカーで柏レイソル,今現在もやっていただいていますが,そのほかに京都パープルサンガと鹿島アントラーズが来たこともあると思うんですけれども,現在来ていただけないようですが,その原因は何でしょうか。


○観光課長(横手航太郎君)


 京都パープルサンガは,今のところ,さつま町に施設がございます。あちらの方に行っております。それから,鹿島アントラーズですか,あれはずっと前に来たんですけれども,ちょっと日程の都合等で,特にサッカーというのは1月から3月,特に2月・3月に集中しまして,施設の問題等がございまして,どうも折り合いがつかないということも原因かと思っております。


○27番(池田 守君)


 最近はまた女子ソフトボールとか,大学野球チーム等も誘致していらっしゃいますので,増えているとは思うんですけれども,市民に与える経済効果も大きいですし,またスポーツに接する機会を増やすという意味でも,是非また引き続き努力していただきたいと思います。次に,スポーツ大会についてですけれども,市内のスポーツ団体等が主催する大会が289大会,それから九州大会,県大会,地区大会等の外部主催の大会が269大会と,非常に多くの大会が開催されていて,私も実態を見てびっくりしたんですけれども,実際そういった余り大きな印象がないものですから,質問させていただきました。去年の10月ごろだったんですけれども,全九州硬式少年野球の鹿児島大会を今現在,薩摩川内市を中心に開催されているんですけれども,それ以前は指宿市を中心に開催されたのが7回,その後13回,薩摩川内市を中心に開催されているとのことでした。そこで,その主催者の方から相談がありまして,県外からのチームが8月中旬に大体,平成19年度は8月18日から20日までの3日間だったんですけれども,およそ4,000人程度の方々が応援者を含めて宿泊されて,野球に参加されたり,応援されたりということでした。それで,福岡の方の参加者から是非霧島市で開いてほしいんだという要請があったということで,これは福永副市長の方に話を通したんですけれども,その時点で,平成20年度からの開催についてはちょっと難しいんじゃないかという回答だったんですが,市長,覚えていらっしゃいますか。


○市長(前田終止君)


 よく覚えております。


○27番(池田 守君)


 その原因は何だったでしょうか。


○市長(前田終止君)


 この大会にかかわる主催者の一番のリーダー格のお一方が,私も昔からよく存じ上げている方でございました。それで,池田議員さんをはじめ応援の方があらわれて,私たちのこの霧島市でそれを受けとめてほしいという要請でございました。私も関係者をみんな集めて,ビッグな話だから,しっかりこれを受けとめて,受け入れられるような最大の努力をされたいという指示を出しました。しかしながら,主催者側が望まれる条件,特に施設不足等々で,やむなく断念をいたした次第でございます。


○27番(池田 守君)


 今おっしゃったとおり,施設,グラウンドが15,16か所必要だと,しかも硬式野球ですので,広い球場が必要だということで,霧島市内では対応し切れないということが一つの原因だったと思います。それと,もう一つは運営に対する不安,霧島市には硬式野球の少年チームがないということの不安。それと,もう1点は,やはりいきなり薩摩川内市からこちらにいただくのはいかがかといった遠慮もあったかと思います。それで,このようなビッグな大会ですので,4,000人規模となりますと,経済効果も大きいと思うんですけれども,こちらから誘致するまでもなく,わざわざ来たいとおっしゃっているわけですので,何とか薩摩川内市とは隔年開催でもよろしいですし,それから施設についても,霧島市に限らず姶良郡内を検討されたら,結構あると思います。それから,その運営については主催者側でもう全面的にするというようなことですので,これを是非前向きに進めていただきたいという気がするんですけれども,今のところそういった気はございませんでしょうか。


○市長(前田終止君)


 このたびの競技をなさる,私どもの霧島市における主催地の参加チームが今のところゼロであるということ,これも一つは育てる必要があるでしょうね。もう一つは,全体規模が,単独開催となると,もう物理的に難しい点が,大規模な開催でございますから,その点をクリアするには隣接する市・町にそれなりのお願いをする,そういった協力を広域的にいただくということがあるでしょうね。もう一つは,今まで長い間貢献をされてこられました薩摩川内市を中心としたエリアの範囲の人たちにそれなりの,議員ご指摘のような配慮をお互いがやっぱりやらなきゃならないと。ただ,私どもがそれをある一定の範囲でやりやすく思っておりますのは,その主催者が霧島エリアで是非やりたいという意向をお持ちのリーダーがおられるということですね。それはやっぱり私どもの地域の持つ利便性の集合地にとってとても便利な場所であるということ。なお,温泉,これを組み合わすことができやすいということ。そういうことなどを含めますと,今おっしゃるご指摘の点等を念頭に置き,また,今まで未整備のところを,ちょっと手を加えたらそのようなことができる範囲を,例えば牧園の乗馬クラブ周辺の県立農大跡地,あの辺りの広いエリアの利活用が考えられないか,そういうことなんかも目線に入れてみてもいいのかなとも思います。


○27番(池田 守君)


 これが大会の要綱等の本なんですけれども,すべて主催者側の方でつくっておりまして,市に対するそういう支援とかは一切ないようですので,是非安心して進めていただきたいと思います。また,こういう申し出を市が引き受けないとなりますと,やはりまたほかに与える影響もあろうかと思いますので,是非検討していただきたいと思います。次に,子育て支援についてですけれども,平成17年度が7,800万であったものが,いきなり19年度には1億6,400万円と,非常に増えております。これは自動償還払いになったことにより請求漏れがなくなったということと理解してよろしいでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 そのとおりでございます。保護者がほとんど申請をされるわけですけれども,申請者の数で比較いたしますと,平成18年度が1万300人余りでございます。平成19年度が3万4,000人ぐらいということで,3.3倍に増えているところでございます。


○27番(池田 守君)


 そういった中で,この1億6,400万というのは,これはどうしても削れない数字だと思うんですけれども,それをさらに1歳引き上げた場合,1,800万必要となるということでしたけれども,この1,800万円の金額が多いか少ないかという,数字については意見が分かれると思いますけれども,これを霧島市民1人当たりで割ってみますと,今,割ってみたんですけれども,138円なんですよね。霧島市民1人当たり138円負担することによって,1,800万は捻出できるということですので,是非どこかの財源をしていただきたいんですけれども。霧島市のこの乳幼児医療費が6歳まで全額助成しますよということを県内に打ち出すことによって,すごいセールスポイントにもなると思うんです。今現在,話はちょっと変わりますけれども,霧島市移住定住促進補助金が1,000万予算として計上されておりますけれども,不公平だといういろんな意見もありますが,こういうのを考えた場合,これらの財源を私はこちらに移しても別にいいんじゃないかと思っておりますけれども,今の答弁では,今のところは考えておりませんということでしたけれども,いかがでしょうか。もう一度お願いいたします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 限られた財源でございます。また,その限られた財源を有効にそれぞれの事務事業に充てるということが市民の方からいただいている税金の有効な活用であると思います。それぞれの事業のものをそれぞれ精査をしながら進めているわけでございますけれども,議員がおっしゃいますように,子育て支援という面から申し上げますと,非常に重要なことであろうと思います。今後もさまざまな事業の中身を見直しをしながら,そして財源がどの事業に有効的に使うことが一番いいのかということも含めて,検討させていただきたいと思います。現在のところでは,先ほど申し上げましたように,引き上げるということについては,大変厳しいと考えております。


○27番(池田 守君)


 市長はいかがお考えですか。


○市長(前田終止君)


 私は,子育て支援については,県下の全自治体の中でも霧島市というのはいいところだよと言っていただけるだけの子育て支援,環境を整えてあげたい。これが一番,私のこの分野に対する柱です。ですから,議員ご指摘の点は,よく気持ちとしては分かります。しかし,今,部長が言ったとおりの基本がまたもう一方あるわけです。子育ての現役の方々,働きながら安心して子どもを生み育てることができる環境整備というのは,もう絶対必要だというふうに思います。今,霧島市における子育て支援についての現況というのを,例えば乳幼児医療費の助成事業,これだけではなくて,全体として是非気づいてみていただきたいなという点を,私は逆に申し上げたいと思うんですが。今,私どもの市の20年度の児童福祉関係予算は,国の制度のほかに市独自の児童クラブ運営費の補助,施設整備,乳幼児の医療費の3歳未満児までの無料,全部そういうのを合わせますと,ざっと46億円です。そのほか子育て支援関係の母子保健,妊婦健診の公費負担の2回を7回に増やすなど,合わせてざっと約500億のうちの100億ですね,市の予算の約2割,これを子育て関係の予算が占めています。そういう面で霧島市というのを見ていただきますと,県下の全市町村の中では,それこそ平均してみると,よく全分野にわたってやっているなということを私は自信をもって言えるかというふうに認識いたしております。この霧島市で子どもを生み育て,そして,ここで学ばせ,ここで暮らし働きたい,そういうふるさと霧島市にしたいと思っています。


○27番(池田 守君)


 確かに子育て支援全般でいいますと,よくやっている面も多いと思っております。しかし,この乳幼児医療問題というのは,やはり若い世代に対する経済的な負担を軽減するという意味で,非常に大きいと思いますので,是非優先度を高くしていただいて取組んでいただきたいと思います。それでは,次に障がい児支援についてお聞きします。今現在,視覚障がい児,聴覚障がい児,肢体不自由児,内部障がい児,合計103名の障がい児がいるということですが,これは現在市内に居住している人だけというふうに見てよろしいんでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 この103名につきましては,市内に居住ということでございます。


○27番(池田 守君)


 この103名のうちの未就学児の内訳を教えていただいたんですが,視覚障がい児が5名のうちの1名,聴覚障がい児が11名のうちの2名と,ほかの肢体不自由児が67名のうちの26名,内部障がい児が20名のうちの10名。この肢体不自由児と内部障がい児は,大体半分近い方が未就学児です。しかし,視覚障がい児と聴覚障がい児については,5分の1が未就学児ということですので,この数字は正確な数字として把握していらっしゃると思いますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 ご答弁申し上げました数字につきましては,手帳を交付されている方ということで私どもは認識いたしております。


○27番(池田 守君)


 実は,聴覚障がい児についてちょっと述べたいと思うんですけれども,11名のうちの2名なんですけれども,今,生まれてすぐ聴覚検査をするというのがもう全国的には大分広がっております。さっき述べました埼玉県などは,もう100%の病院で生まれてすぐ聴覚検査をしています。ところが,鹿児島県内の状況を聞いてみますと,まだ5割から6割だということで,見過ごしている部分が多いんじゃないかと思います。子どもにとっては,言葉を発しない以上は,耳が聞こえているのかどうかよく分からない面があります。そういったことから,就学直前になって,あるいは,もう就学してから,ちょっとおかしいんじゃないかと,目が悪いんだ,耳が悪いんだというのがあろうかと思います。それがこの極端に低い未就学児の割合になっているんじゃないかと思いますが,ご見解はいかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 議員のおっしゃるとおりであると思います。特に,小さい子どもさんにつきましては,そのものの反応をどのようにすればいいかというところも分からない面もございますでしょうし,そういう障害があるか,ないかという判断をするのも非常に難しい状況であろうかと思います。そういう点からいたしますと,私どもがご答弁申し上げた数字というのは,先ほど申しましたように,手帳を交付している方というふうな捉え方でございますので,ご了解いただきたいと思います。


○27番(池田 守君)


 是非,産科等に対して,あるいは保護者に対して,そういう啓発運動もしていただきたいと思います。こういうのはできるだけ早いうちに発見して対処することが,また,その子どもの発達についてもすごく後々の影響が大きいと思いますので,是非早目の対応,できれば聴覚検査とか視覚検査については早目にしていただきたいと思います。子どもの視覚についての発達が完成するのは,1歳ぐらいでもう完成するそうです。また,聴覚は3歳ぐらいで完成すると言われていますので,是非早目の対応をお願いいたしたいと思います。次に,子ども病院なんですけれども,確かに,今市長がおっしゃったとおり,県の方では整備計画がありません。私が訪れたこの埼玉県の病院は子どもだけの病院なんです。大人の診察は,よっぽど特殊なことがない限りいたしません。例えば子どもの時代からずっと通ってて大人になった子とか,それから,特別な診療科目によって,周辺で対応できないから,どうしてもというようなものしか大人は診療しないんですけれども,こういう病院があることによって,すごく助かると思っています。また,さっき霧島市は鹿児島県の中心と申し上げましたけれども,南九州3県を見た場合でも中心地でもありますので,そういった利用も考えられると思いますので,そういった対応を是非していただきたいと思うんですが,今現在,県は財政再建中でありまして,とても新規事業を組む余裕はないと思います。しかし,いずれはこの財政再建も完了して,また新しい事業が展開できるような時期が来るかと思います。そのような日のためにも,このような事業は一朝一夕にはできないわけですので,是非声を上げていただいて,長い取組として捉えていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。


○市長(前田終止君)


 池田議員より大変貴重な提言と申しますか,視点で,全国の他府県における取組,特に埼玉の取組ではございましたけれども,持ってしかるべき視点じゃないかなというふうに思います。私どもの地域は,議員ご指摘のとおり,熊本県,宮崎県の南部地域,そしてまた鹿児島県の全体,その中のど真ん中は決して鹿児島市ではありません。私どもの霧島市であります。そういう意味で,私たちの地域の持つ特性,それを考えますと,温泉という治療もございますし,そして集まりやすさ,そういうことも恵まれておりますし,そういうところに議員ご指摘のような視点の充実強化ができましたら,もう将来,中・長期的に見ますと,鬼に金棒じゃないかなと。この私たちの持つ地域のポテンシャル,そういうものをしっかり生かし切る市政をともになって進めてまいりましょう。今のところはお互いちょっと辛抱の時期だと思います。


○27番(池田 守君)


 大変ご理解のある発言をいただきました。霧島市内には若い人がたくさんいます。今から子どもを生み育てようとする方もたくさんいます。また,そういった方々のためにも,それから,さらに充実することによって,市外から霧島市で子育てをしたいというふうに思っていただくような市になるためにも,是非こういったことに力を入れていただきたいと思います。以上で終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で池田守議員の一般質問を終わります。次に,29番,栫井成孝議員より3件通告がされております。したがって,栫井成孝議員の発言を許可します。


○29番(栫井成孝君)


 おはようございます。ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告いたしております3点について質問いたします。その前に,ミャンマー大型サイクロン発生より1か月以上が過ぎた今日,最大被災地であるイラワジ川下流デルタ地帯の町・ラブッタ周辺の村落を含め,約3万3,000人が死亡し,4万8,000人が行方不明,これは6月3日現在であります。今も5,000人以上がテント暮らしをされているようです。また一方,中国の四川省で起きた大地震より,ちょうど1か月が過ぎました。今朝の報道によりますと,また中国政府の発表によりますと,死者が6万9,000人を超え,負傷者が24万7,000人以上,倒壊した家屋は536万戸にも上ると報道されました。このように立て続けに大規模災害が発生いたし,多くの尊い命が奪われました。余儀なく命を絶たざるを得なかった方々に心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに,不明の方々の早期発見,被災者の方々の一日も早い復興を願うものであります。それでは,質問に入りますが,一部において総務の所管に関する部分がありますが,ご容赦いただきたいと思います。第1点目,地方分権改革推進委員会第一次勧告について。政府の地方分権改革推進委員会は5月28日,福田首相に対する第一次勧告を決定しました。福田首相は6月20日にも全閣僚による地方分権改革推進本部で勧告への対応を決めるが,一部省庁が依然として権限移譲に抵抗いたしております。省庁の調整は難航が予想されており,勧告は,国道や一級河川,農業分野,国の権限を地方に移譲し,自治体間でも都道府県の300以上の事務事業を移すことを明記しております。今回の勧告は,個別の行政事務を,暮らしづくり,まちづくりの二つに分けて見直すべき事項を列挙されております。暮らしづくりで,幼保の一元化,子ども,教育,医療,生活保護,保健所,福祉施設,労働,まちづくりで,土地利用,道路,河川,防災,交通,観光,商工業,農業となっております。今回の一次に続き,年末に予定する第二次勧告は国の出先機関の見直し,来春の第三次勧告は地方税財政の抜本的改革が柱となることが発表されています。そこで,今回の勧告に対し霧島市はどう受けとめているか。今回の勧告で,国から地方へ,都道府県から市に権限移譲が予定されているものはそれぞれどうか。本市への影響と各部ごとの変わる部分とその対応についてはどうか。一部紙上では,今回の勧告はハードルが高いとの報道もされているが,本市においてはどうか。以上4項目についてお尋ねいたします。次に,第2点目,介護支援ボランティア制度について。65歳以上の元気な高齢者が介護支援のボランティアをすることでポイントをため,みずからの介護保険料の支払いに充てる介護支援ボランティア制度が各地で始まっております。介護支援ボランティアをめぐっては,2005年に稲城市と千代田区が共同で厚生労働省に対して,自治体の独自制度によって介護保険料控除が可能になるよう介護保険制度の改正を要望されましたが,一部自治体からの,対価的性格があり,ボランティア本来の意義が薄れるなどの反対で,一たん見送られた経緯があります。その後,06年に稲城市が構造改革特区として国に提案し,これを契機に厚生労働省も介護保険制度における地域支援事業実施要領を改正し,昨年5月,保険料控除は認めないものの,同事業交付金を活用して,高齢者の活動実績をポイント化し介護保険料に充てることを認め,全国に通知されております。これにより,自治体独自の制度実施が可能になりました。各自治体は,こうした制度を高齢化社会を乗り切るための地域づくりにつなげたいと考えて,元気な高齢者が地域を支えながら,生きがいを持って暮らしてもらいたいと,高齢者同士の連携強化を強調し,さらに高齢者が外出する機会を持てずに閉じこもりがちになる,一方で介護の現場には高齢者の知識や経験を必要とする活動も多い,こうした背景から,地域活動を希望しながら,何をすればよいか分からずにいた高齢者を後押ししたことも制度の目的の一つになっている。一例を挙げれば,東京世田谷区が始めた世田谷介護ボランティアポイント制度の対象者は,介護保険料を払っている65歳以上の区民,同ボランティアに参加することで,その高齢者には,一つ,地域貢献しながら自身の介護予防につながる。二つ,実質的に介護保険料を軽減できる。の二つの利点がある。初めてボランティア活動への参加を希望する人は,集合研修と施設実習を受ける。集合研修は区で行い,制度の概要や活動上の心構えを学ぶ。施設実習は,実際に介護保険施設の活動を体験する。集合研修を終えたボランティアには,世田谷介護ボランティア手帳が渡される。活動に参加すると,Vスタンプと呼ばれるシールが1時間につき1枚,1ポイント,約50円相当,1日2枚まで手帳に貼れるようになっています。10枚以上貼ると,1年後,活動実績に応じて最大6,000円,120枚が介護保険料負担軽減資金として支給され,実質的に介護保険料が軽減できるようになっています。活動の内容については,掃除などの軽作業,配膳や後片づけ,話し相手や外出の散歩の介護補助等があるようです。体力も気力もある65歳以上の高齢者が地元の地域で活動できるきっかけづくりになるすばらしい制度だと思います。そこで,この制度の仕組み,実施自治体をどの程度把握されておりますか。また,本市において制度の導入の考え方についてお尋ねいたします。次に,第3点目,霧島市集中改革プランについてであります。新市・霧島市が誕生して2年7か月が経過しました。霧島の未来はこうあるべきと,本年3月には,地球温暖化対策実行計画,環境基本計画,男女共同参画,人権教育啓発基本計画,食育推進計画,第一次総合計画,地域情報化計画と,次々に発表され,5月には観光基本計画を示されております。これに先立ち,19年2月には霧島市集中改革プラン,平成18年度より平成22年度,おおむね5年とし発表されました。目的として,このプランは,霧島市行政改革大綱の内容を具体的な項目,目標を掲げて,市民の皆様に分かりやすい形であらわしたもので,大綱の実施計画に当たるものであります。簡素な組織による効率的な行政経営により,市民の皆様に質の高い行政サービスを提供することを目的としております。進行管理は,市民等の代表で構成される霧島市行政改革推進委員会等に進捗状況や達成状況を報告し,それに対して出された意見を尊重しながら,行政改革最高責任者・市長のもとに設置された行政改革推進本部,本部長・副市長が進行管理を行うとなっております。また,社会情勢の変化や市民ニーズの変化に的確に対応するため,毎年ローリングを行うとなっております。公表についても,進捗状況や結果は,広報誌やホームページ等を活用し,広く市民の皆様に公表するとなっております。そこで,このプランの全体的な進捗の状況はどうか。部門ごとに,18年度,19年度,一部実施,方針決定,19年度,検討,一部実施,20年度より実施と,さまざまですが,それぞれの進捗はどうか。公表については具体的にはどうされておりますか,お尋ねするものであります。以上,壇上からの質問は終わりますが,答弁のいかんにより自席からの再質問を議長にお願いします。執行部の明快なる答弁を期待いたします。


○市長(前田終止君)


 栫井議員から3点につきまして質問がございました。1点目,1につきましては,私の方から答弁をいたします。そのほかにつきましては,企画部長及び保健福祉部長にそれぞれ答弁をいたさせます。地方分権第一次勧告についての1点目についてお答えをいたします。政府の地方分権改革委員会から示されました第一次勧告は,国の分権改革の理念でございます地方が主役の国づくり,これを進めるために,住民意思に基づく地方政治が可能となるよう,基礎的自治体である市町村の能力を高める目的から,国と地方の役割分担を進めることや,都道府県の権限をもっと市町村へ移譲を進めること及び補助対象財産の財産処分の弾力化などについて,地方分権改革に関する基本的な考え方などが示されたものでございます。そのうち権限移譲につきましては,暮らしやまちづくりに関する権限など,64法律,359項目について,対象を市に絞って,都道府県では幅広い分野にわたる事務の移譲を検討するよう示されたものでございます。本市が今後地域の多様な資源を生かしながら地域活性化を目指した取組を進めるためには,自主性と自立性を高めた経営を確立していく必要があると考えております。そのためにも,財源などの条件が合えば積極的に権限移譲は受けるべきであると考えますことから,今回の勧告は本市にとりまして評価できる勧告であると思っております。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 地方分権第一次勧告についての2点目,3点目について,関連がありますので,あわせてお答えいたします。今回の勧告に示された国から地方への移譲につきましては,基本的な考え方を示したものが多く,具体的な内容が不明であるため,今後の国の対応を見守ってまいりたいと思います。都道府県から市への移譲につきましては,64法律の事務の権限を市町村へ移譲することを勧告しておりますが,現在,鹿児島県が独自で進めている権限移譲プログラムにおいて,既に35法律に基づく事務が移譲対象であり,新たに身体障害者手帳の交付や介護保険法に基づく事業者指定の関係など,福祉や産業分野なども加わって,多岐にわたった内容となっております。しかし,権限移譲につきましては,新たな事務が増えることによる財源や人員確保などのことも考慮しなければなりませんので,今後,条件などを含んだ県の対応を見きわめながら検討してまいります。次に,4点目につきましては,今回の勧告の内容のうち,重点行政分野である暮らしづくりやまちづくり関係の抜本的見直しにおいて,具体的な改革方針の策定が担当する省庁にゆだねられていることや,財源確保の内容が不明であるため,そのような報道がなされたものと解されます。本市といたしましては,今後,国の動向等を注視してまいりたいと思います。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 介護支援ボランティア制度についての1点目についてお答えいたします。この制度は,介護保険制度の地域新事業の一環として,高齢者の社会参加活動を通じた介護予防や,高齢者の生きがいと健康づくりを目的に,地域でボランティア活動に取組む65歳以上の高齢者を対象として,活動実績に応じてポイントを付与するものでございます。また,累積したポイントの範囲内で,本人の申し出に基づき,介護保険料や介護サービスの利用料に充てるための交付金を交付することによって,ボランティア活動の参加者に対して介護保険料等の負担を実質的に軽くする制度であります。先進地の事例といたしましては,東京都稲城市が高齢者の社会参加活動を通じた介護予防を目的として,平成19年9月からこの制度を導入し,また,平成20年度からは東京都世田谷区,千代田区,佐賀県唐津市などでも実施されております。先進事例では,いずれも老人福祉施設等での入所者の散歩の補助や食事の配膳の補助,レクリエーションへの参加支援などのボランティア活動を約1時間程度行った場合に100ポイントを付与し,1年間にためられるポイントの上限を5,000ポイントとしているようでございます。ポイントは1ポイント当たり1円で計算し,年度末に現金を支給する制度となっております。稲城市の実績といたしましては,人口約8万人でございますが,うち高齢者が約1万2,000人の中で,平成20年4月30日現在,ボランティア活動に参加するために登録している方が261人,ボランティアの受け入れをしている施設や団体が15団体となっており,ポイントの付与状況は106人の方に31万6,000ポイントが付与されております。このうちポイントの積立上限の5,000ポイントに達している方が26人いらっしゃるとのことでございます。次に,2点目についてお答えいたします。本市におきましては,今定例会に提案いたしております一般会計補正予算(第2号)の中に,介護支援ボランティア制度の導入に向けた調査研究やポイント管理システムの準備に要する経費を計上いたしており,平成21年度からの制度導入を目指してまいりたいと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 霧島市集中改革プランについての1点目,2点目,3点目については,関連がございますので,あわせてお答えいたします。本市の集中改革プランは,効率的で効果的な行政経営を目指して,平成19年2月に,22年度までに改革を行うべき項目として185項目,208事務事業を掲げ,その項目の達成すべき目標とその実施時期を定めたところであり,その後,項目の再編等を行い,現在は183項目,206事務事業となっております。このうち19年度末までの取組は,実施したもの,調査検討するもの,それぞれありますが,まず実施したものにつきましては,101事務事業を実施し,全体における49%を占めております。また,残りの105事務事業は,実施する,実施しない,実施するとしたらいつまでか,などの方針決定をするための調査検討を行ったところでございます。部門ごとに述べますと,市の担うべき役割の重点化の部門では,125事務事業中,19年度におきましては権限移譲による業務の拡大や業務マニュアルの作成など45事務事業を実施し,20年度は取組が終わった事務事業を除き継続分を含む55事務事業を取組む予定でございます。次に,行政ニーズへの迅速かつ的確な対応を可能とする組織機構の部門では,39事務事業中,19年度はグループ制の導入や分庁など27事務事業を実施し,20年度は取組を終わった事務事業を除き継続分を含む27事務事業に取組む予定です。将来にわたり持続可能な健全財政の確立の部門では,42事務事業中,19年度は印刷物への広告掲載など26事務事業を実施し,本年度は取組を終わった事務事業を除き継続分を含む34事務事業に取組む予定でおります。なお,このプランの実施状況にかかわる公表につきましては,ホームページにおいて公表を行っているところでございます。


○議長(西村新一郎君)


 栫井議員の壇上からの質問に対する答弁を終えました。再質につきましては,休憩を挟んだ後に行いたいと思います。暫時休憩をいたします。


               「休憩  午前10時23分」


               ──────────────


               「再開  午前10時40分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。栫井成孝議員の質問中でございます。


○29番(栫井成孝君)


 今それぞれ3点について答弁をいただきました。若干,意見の違うところもあるようですが,再質問させていただきますが,まず,この第1点目の問題については,勧告の時点であります。まだ細部にわたってはきてないわけですが,64法律,359項目と。市長の答弁の中には,資源を生かしながら地域活性化を目指したいという考え,そしてまた,条件が合えば積極的に権限移譲は受けるべきであると考えていると,評価できる勧告であると市長は答弁された。そこで,この勧告の中において,各詳細までは分かっておりませんが,今回の勧告の中で各部において,もっと前からこれは早く権限移譲してほしかったというような項目がそれぞれありますか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 重点分野の抜本的見直しというのがございまして,その中に暮らしづくり分野関係,それから,まちづくり分野関係というのがあります。やっぱりこの中で今回大きくきているのが福祉関係,そういったものがございますので,住民に直結した部門は,例えば県に送る前に市で完結できれば,例えば2か月かかるのが1か月になるとか,そういったものなんかもあろうかと思います。それから,まちづくり関係などでやっぱり土地利用,こういったのはまちづくりにはどうしても欠かせないものでございますので,市で判断できるようになれば大変すばらしいことではないかと思いますけれども,今朝の新聞に,各省庁がいろいろ反対して,例えば農地法に関しては云々とか書いてございましたので,なかなか難しい部分を含んでいるなというようなことも感じているところでございます。


○29番(栫井成孝君)


 それでは,ちょっと具体的に,これは暮らし分野のところでございますが,今回の勧告が実現した場合,保育所などの問題が書いてありますね。これを見ますと,今までできなかったものが,例えば山間部の空き家なんかを利用して保育所を持つことができるということが報道されていますが,この点について部長はどうお考えですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 勧告の内容の中で,今申されたのは施設基準の関係であろうかと思いますけれども,今回の勧告では,保育所や老人福祉施設等の各種福祉施設については,床面積,廊下幅,設けるべき部屋などの施設設備基準や,定員あるいは処遇などの運営基準,職員の配置等の部分が,最低基準が定められておるわけでございますけれども,こういったところの見直しをするというふうになっております。一部では,例えば都市部のマンションの一室等でそういう事業ができるというような,そういうものも含まれると思いますけれども,ただ,私どもが思っておりますのは,やはり国は標準的なものをお示しをいただくだけで,あとはそれぞれの地方自治体の方にお任せいただければというふうに思う点もございますので,詳細がまだ分かっておりませんので,そういうもし勧告のような内容でございますれば,ある面では非常に歓迎すべきものではないかというふうに考えております。


○29番(栫井成孝君)


 今の点でもう一つ確認したいことがあるんですが,もしこの勧告が実現した場合,昨日もありました保育所の問題とか,結局,待機者が多いと,こういうことも私は当然解消されるというふうに理解するんですが,その辺はどうでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 一方では,暮らしの分野の関係で,現在の保育に欠けるという入所要件でございますけれども,これにつきましては,昼間働いていらっしゃる方に限られている面がございます。この要件等が見直されまして,例えば入所をする保育園を保護者が選べる,例えば直接契約ができる方式等がとれるようになった場合につきましては,逆に今度は働く環境といいますか,雇用の面,そういった面の改善も図られてくるんじゃないかと。ですから,預けやすい面,それからまた,その預けたことによって働きやすくなる,そういうものになってくるのではないかという面があろうかと思っております。


○29番(栫井成孝君)


 次に,教育関係の,教育長にちょっとお尋ねしたいんですが,今回のことで結局人事ですね,それから給与関係で,今まで地方の職員,教員でありながら,県の許可で異動とか,そういうのがありました。今回そういうのが緩和されるみたいですが,その辺についてはどういうふうにお考えですか。


○教育長(?田肥文君)


 そういう提言を受けまして,文科省,国のほうは今その研究会を立ち上げまして,人事権を市町村へ移譲したときにどういう問題が起こるかというふうなことを検討を始めました。特に鹿児島県の場合は,権限移譲をした場合等いろんな問題が起こってきます。特に離島がありますので,そこへ教員を送ったりするという問題で,非常に権限を,例えば中核市等へ移譲した場合に,非常に大きな問題になるもんですから,鹿児島県の県庁職員の中,教育委員会の中からも国のその研究会の研究員として派遣されメンバーとして入っている状況であります。


○29番(栫井成孝君)


 今おっしゃいましたように,給料とか定員数ということが今度は中核都市までおろされるというようなことになった。そうしますと,新聞報道にもありましたけど,結局教員の採用についても,地理,社会,そういう面において地元に詳しくない方が来られる場合もある。そういうことも今回,地元でできるようになればそういうことも解消されて,非常に地元の子どもたちのために役立つ教育ができるようになるんじゃないか,そういうことまでされております。とにかく今回の勧告についてはまだ二次,三次があって,詳しいところまで分かっていないですが,こういうのができて実際に移譲された場合には速やかな対応をお願いしたいというふうに思っています。次に行きます。2番目の介護支援ボランティア制度についてですが,先ほど答弁をいただきましたが,この中に先ほど稲城市のこともここでやられております。現在,霧島市の中で介護保険料を納められている中で,結局施設とか要支援とかデイサービスとかというのを,受けられていない方々がどの程度いらっしゃいますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 本年の4月30日現在でございますけれども,第1号保険者65歳以上の方が2万7,870名いらっしゃいます。その中でそういう介護保険を使っていらっしゃらない未利用の方が2万4,072人いらっしゃるというふうに把握をいたしております。


○29番(栫井成孝君)


 そうしますと大体87%ぐらいですか,この方々が非常に健康体であるということですね。そういうことからしますと,当然こういう方々の自分たちの余暇の時間というか,そういうのを有効に活用していただく。また時間をつぶすという言い方は語弊があるかもしれんけど,何かの地元のために,また介護者のために役立ちたいということを考えると,非常に今回の制度は私は非常にいいものだと思います。その点で,先ほど予算書の中のことを触れられましたが,今回の補正予算の中に掲げられてある導入に向けた調査というふうにありますが,具体的にはどのぐらいまでの範囲で調査をされるつもりですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 今回の補正予算にお願いしております調査研究に要する経費の内訳でございますけれども,まず,先進事例といたしまして,先ほどご答弁申し上げました稲城市,それから本年度から始められております唐津市,こういうところの先進事例を勉強させていただいて,本市の導入に向けた参考とさせていただきたいというようなことを考えているところでございます。


○29番(栫井成孝君)


 過去に私はこういう関係で一遍質問した覚えがあるんですが,そういうことを考えますと,現在元気な高齢者の方もたくさんいらっしゃる。そして自分たちの介護予防にもつながるということで,非常にすばらしい事業です。是非そういうとこの研修をしていただいて,先ほど21年度からということを目指して取組むということがありましたので,この件に関しては終わりたいと思います。次に,3番目の集中改革プランの件でありますが,この件に関してまず確認しておきたいことがあります。最初に,この最高責任者である市長と推進本部長である副市長にお尋ねしますが,現在は,18年度から22年度ということでちょうど中間点であります。この中間点までに来た時点でどういう考えをお持ちなのか,お聞かせください。


○市長(前田終止君)


 合併をしてちょうど2年半,そしてまた集中改革プラン,これをしっかりと協議をしていただきまして,その構想を打ち出して,今日に至っているわけでございますが,平成の大合併の大きな動きの中で,私どもはどっちかというと,一番最初に合併をなさったエリア,例えば薩摩川内市さん等々次々至って,私どもはしっかり1年以上遅れての合併したわけでございますが,ここまで来てみれば,集中改革プラン185項目示して思い切って踏み込むことができたことは,1年遅れて相手に追いつけ追い越せを考えながら,霧島市流儀を貫いて努力を重ねてまいったわけでございますが,ほぼ1年先に合併をなされた地域の背中をしっかり捉えながら,肩を並べる段階ぐらいまで迫っているか,ある部分においてはもう既に追い越しているような範疇もあるのかなとも思いつつ,みんなで力を合わして頑張っているところでございます。


○副市長(福永いたる君)


 行政改革大綱を18年11月に私ども定めまして,それを実効あるものにするために集中改革プランを19年2月に策定をいたしました。先ほど部長のほうから答弁をいたしましたように,206という事務事業を掲げまして,それの改革に向けております。ほとんど100%近いものに手をつけまして,先ほどの答弁で半分はもう実施をしたということでありますけれども,項目としてはほとんどすべてを見直し,協議を進めておりまして,順調に進められているというふうに私自身は思っております。20年度はより進むものというふうに思っております。


○29番(栫井成孝君)


 今,中間点を迎え,順調に進んでいるものという答弁をいただきました。そうしますと,最初は185項目でこれは変更されましたが,その中において各部ごとにものすごい多い箇所と全くない箇所がありますが,その課において現状のそういう把握がされた中で,現在まで来とると思うんですが,結局今実施された中においても再度見直しされる,そういう分はありませんか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 この集中改革プランにつきましては,毎年まだ行政改革委員会がございます。平成19年度の実績今取りまとめておりますけれども,それが取りまとまり次第,本部を開催し,また委員会を開催する予定でございます。この中で新たに取り組むべきものとか,そういったものが出てきたらそのまままた入れていこうと,随時見直しを行っていくと,そういう考えでこの集中改革プラン進めているところでございます。


○29番(栫井成孝君)


 答弁では,ここまでしたということはあるわけですね,だが,具体的に実際に,今見直しをされるとおっしゃいましたので,私は安心しましたが,そうしないと,こういうつもりであって実施をした。しかし,実施したことがよかったのか,悪かったのか,これもちゃんと比較していただきたいと思います。それで,最後に一つだけ私は非常に気になることがあります。ローカルエネルギー館ですね,ちゃんとここにもうたってあるんですね,18年度見直しをすると,19年度実施であります。いまだにロープを張ったままですね。これはどう理解すればいいですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 ローカルエネルギー館につきましては,昨年の4月から休館になっております。昨年の4月以来,この利用方法というのは考えてきております。いろいろ検討しておりますけれども,まず,ローカルエネルギー館ということではもうなかなか活用はできないということで,考え方を変えていこうという考えでございます。その中で,今霧島市にとって,またこれは国にとってもなんですけども,大きな問題というのがやっぱり環境の問題ではないかというようなことを考えております。そして,ローカルエネルギー館そのものももともとはエネルギーですので,今まであったのをローカルエネルギー館ののを蓄積しながら,これを例えば新エネルギーに変えていって,そして新エネルギーをどう使っていくか。さらにはこれをどうそこで,例えばいろんなのを勉強したり,それから発信したり,そういうものに変えていけないかということを現在検討いたしているところでございます。また,これにつきましては,市だけでやるんではなくて,いろんな企業の方もございますので,そういったところのお力をかりながら,何かそういった方向にできないかというのを今研究しているところでございます。


○29番(栫井成孝君)


 結局,こういうふうに文書であらわせて19年度実施ってなってるんですよ。違いますか。そうしたときに,やっぱり大勢の方,みんなこれは皆さん,議員の方皆に送られています。これみんな持っていらっしゃいます。だから,そういう中にあって,実施となっているのにもかかわらず,まだいまだに検討中,私はこの時点でおかしいと思うんです。それについてどうなんですか。


○副市長(南 洋海君)


 ローカルエネルギー館につきましては,本議場でも答弁したことがございますけども,九州経済産業局との間で,いわゆる補助金の問題が残っております。その補助金のあり方について協議をし,先ほど部長が申し上げた今後の利活用についても,双方協議をしながら,やはり数点の目標を定めて経済産業局と協議をいたしておりますけども,この分野でやりますと,補助金の適正化に抵触しますよという条件等がございました。ちょっと4月にも私も経済産業局に参りましたけども,ちょうどそのころ議員もご存じかと思いますけども,国が関与した施設については,10年を過ぎたものについては地方自治体の権限にお任せしますという報道がございました。そのことも経済産業局で協議をいたしまして,その結果はいつごろ出ますかということをお伺いいたしましたら,今年の8月以降には結果が出ると思いますと,その時点で再度協議をしましょうということで,今その国の決定を待っている時期でございますので,解決ができていないというのが現状でございます。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 集中改革プランの中では,現段階では効果がないということで,集中改革プランの中で休止するといううたい方がしてございます。


○29番(栫井成孝君)


 これはもう余り言いたくありませんが,そうしますと休止なら休止でいいんですけども,一番目立つところでしょう。違いますか。そうした場合に,もうずうっと前から何回通ってもロープ張ってある。これはどういうことなんか,これは市民の方そう,私は思うんですけど,どうなんですか。そうしますと,やっぱりプランなら休止休止,この形を私はいつまでも続けること自体おかしい。今8月には結論が出るとおっしゃいましたので,これはなるべく早く解決していただきたい。そうしないと,本当に霧島市は,このメイン通りにロープ張ってある。市長どうなんですか,そう思われませんか。もう観光立国目指して宣伝しながら,霧島市に来てくださいと。そういうことを片一方では言いながら,これは余りにも私は矛盾しとるような,市長の見解を求めます。


○市長(前田終止君)


 議員が仰せの指摘はもっともだと私も強く感じております。よって,休館という決断をして今日に至っているわけでございますが,副市長,部長答弁したとおりでございまして,何としてもこれは生かし切ってまいらなきゃならん。しかも新市霧島市の行政の拠点地のあるすぐ隣接した一番のメインストリートの,議員仰せのとおりのすばらしい場所でございます。ひいては,それこそせいてはまた事をし損じるということもございます。今検討をしていることともに,なお補助事業でやった,10年以上過ぎたものについては,今後国は見直してもいいということを明言もされている範囲がございます。そういうことも念頭に置いて,その前の段階ではそういうことをこだわりましたけれども,今後はそのこだわりも今度は除いた形で,もう一度今までの積み上げた努力とともに新しい風,そういうものも取り込んで,いわば拙速に過ぎる判断だけではなくて,将来を見通してあの場所の持つ特性,特徴,そういうものが,うーんこの手があったかと,補助金をもう返還する必要もないとすれば,こういうふうに組み合わせたからこれはいい使途に気づいてくれたなと,時間を置いたそれこそ意味があったと,そういうような努力が必ずできるんだということをみんなに指示を出し,強くいろいろ意見交換を進めているところでございます。


○29番(栫井成孝君)


 次に行きます。収納課にお聞きしたいんですが,結局今年度からコンビニ収納をされていますが,現在までの時点でコンビニ収納の成果はどう評価されますか。担当者がいなくても,効果があるかないか,その辺は判断できませんか。私は効果があったらあったそれでいい,それ以上のことは求めていません。


 改革プランの中に20年度からコンビニ収納ということがちゃんとうたわれていますね。それは結局今日までの,いろんな体制ありましたけど,コンビニ収納加えたその成果というのはあらわれているのかいないのか,それだけお聞かせください。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 コンビニ収納につきましては,まず軽自動車税ですので,5月に課税があって,今5月の分が取りまとめ中だと思いますけども,これにつきましては軽自動車税につきましては,若い方々がなかなか払っていただけないと,そういった方たちにとってはコンビニというのはもうかなり生活に密着した場所ですので,最終的な取りまとめはちょっと聞いておりませんけれども,効果があったものというふうに考えております。それから,もう一つだけちょっとついでにご紹介いたしますと,ちょうど住民税が5月にそれぞれなりまして,今回コア・よかでの収納なんですけども,1か月間の収納が1,200万を超えたという,そういった効果もございます。それまでは,昨年度は大体月100万円から200万円ぐらいの間で来てたんですけれども,5月の固定資産税が来た時点で1,200万円を超えたという大きな成果もあったというふうに考えております。


○29番(栫井成孝君)


 それともう一点だけお聞きしたいんですが,今年度よりコミュニティバスが溝辺地区と福山地区に導入されました。現在までの時点で,これは簡単で結構です,どういう問題がありますか。特に問題がなければ結構ですが,もし地域からの多い要望等がある声があったらお聞かせください。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 4月から新たに溝辺と福山で実施しておりますけれども,こちらにつきましては,なかなかまだ少し乗客の伸びがまだ少ないようなところでございます。特に溝辺の場合は日曜日の運行,これは公園などに行かれる方を考えてやってみたんですけれども,そのあたりの分析をまた少しやってみたいと思いますけれども,現在ではもう少し利用が伸び悩んでいるところもございます。今後,利用など促進を呼びかけてまいりたいというふうに考えております。


○29番(栫井成孝君)


 それでは全体的にもう一度再度確認させていただきます。この改革プランは18年度から22年度,おおむね5年間ありますね。例えばもしこの5年間の間に,検討したけどまだもっと検討しなきゃならない,そういう事例が起きた場合には再度改革プランをつくり直される考えはありますか,ありませんか,どっちですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 情勢は刻々変わってきていると思います。今回も地方分権の改革の第一次の諮問があったり,また秋にはあります,来年もまたあります。そういったことで周りの環境はどんどん変わっておりますので,私どもの改革についてもどんどん変えていくべきであると,そのとき一番いい方法を考えていくべきであろうかというふうに考えております。


○29番(栫井成孝君)


 最後にもう一点だけ,ホームページで公表とあります。だが,この公表について,市民の方からここはちょっとおかしいんじゃないか,そういうことは聞いていませんか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 今私のほうが聞いている範囲では特にこの公表がおかしいというのは,私自身はちょっと聞いておりません。


○29番(栫井成孝君)


 今代表で申されましたので,ないということにしておきましょう。今回,この集中改革プランにつきましては,先ほど部長がおっしゃいましたように,毎日毎日刻々情勢は変わるんです。だからそういうことを念頭に置きながら,しっかり市民のニーズに応えるためと最初にうたってあります。だから,市民サービスということを念頭に置いて,見直すべきことはちゃんと見直して,やらなきゃいけないことはちゃんとやっているか,そうしますと,改革プランをつくっても,何のためにつくったんだろうかということがあります。部長の耳には届いていないということですが,この点をちょっとまだ発表されたけど完全にいってないです,それとも聞こえてます。そういうことないようにちゃんとやっていただきたいと思います。以上で質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で栫井成孝議員の一般質問を終わります。次に,35番,池田靖議員より2件通告がされております。したがって,池田靖議員の発言を許可します。


○35番(池田 靖君)


 私は,先ほどお二人から社会情勢についてのいろいろなお話がありましたので,そのことは省かさせていただきます。私は,この第2回の定例会に通告をした2つの問題について市長と教育委員長にそれぞれ質問します。まず第1の問題は,総合支所の機能充実であります。初めに,なぜこの問題を昨年12月定例会に続いて再び取り上げたのかについて申し上げます。市内の周辺地域における地域政策への具体的取組を提起しての質問に対して,その必要性については一定のコンセンサスが得られているとの答弁がありました。すなわち,前田市長は「総合支所を地域住民の身近な行政サービスの提供の場として位置づけている」との答弁,福永副市長は「地域のことは総合支所が自らの責任で行うことが当然である」との答弁,さらに,山口企画部長は「全体の調整は本庁で行うが,振返り評価と事前評価の制度を導入して,総合支所長を含めた関係部長で政策を具体化して公表している」とそれぞれ答弁しております。また,3月議会においては,市長は「周辺部と中心部の地域間交流を行って活性化を目指している」とし,さらに企画部長は「若手の企業経営者と市職員との交流や協議によって職員の意識改革を図る」など,言葉としては大変期待できる答弁をしています。しかしながら,先般,市内7か所での行財政改革調査特別委員会と市民との直接対話の場で,地域広聴会におきまして,総合支所のあり方に対する住民の希望や意見がいろいろと出され,市長が行おうとしている市政の方向と地域住民からの意見や要望には,相当なかい離が見られたからであります。住民の意見には,多分に情緒的な面も見られますが,本来,地域政策の推進に当たっての行政の役割としては,地域の諸条件の改善や住民,市民の生活権の擁護に当たって,それぞれの地域の自然資源,経営資源,文化的資源,そして人的資源を住民が主体性を持って活用することが大切であります。すなわち,地域政策の起爆剤は,その地の住民が地域の独自性を追求するにあります。特に中山間地域を多く抱え,少子化,高齢化率の高い過疎である各総合支所管内地域では,これまで以上のきめ細かい住民サービスが求められております。そのために,地域行政の先端である総合支所が地域住民の要望,課題をどうリサーチして,その地域にフィードバックしていくのか,重要であり,その機能を与えられているのかどうかが大きなポイントと考えられます。諸条件の制約もさることながら,地域の住民が総合支所に寄せる期待と願いを行政が真摯に受けとめ,迅速に改善を進めるべきであります。そこで,通告書に従って具体的質問に入ります。第1点は,去る4月の異動で各総合支所の中心的役割を担当していた地域振興課長を総合支所長の兼務とした目的は何であるのか,総合支所の機能を弱める第一歩ではないのか,また,その理由として,どんな事情があったのか。また,4月の異動では,来年3月31日付で支所長,支所の課長全員が定年退職する支所もありますが,その支所の業務に支障が生じないものか,あわせて質問します。第2点,このような大きな機構改革について,各地域の地域審議会に説明はもちろん,何の報告も諮問もしていないのはなぜなのか。申すまでもありませんが,地域審議会は1市6町の合併前の真剣な協議で,合併後10年間設置して,本市が処理する事務について,市長からの諮問を受けて答申する役割,加えて審議会として必要と認める事項について,市長に自発的な意見を述べることができる大事な機関であります。でありますから,地域振興課長の支所長兼務ぐらいは当然地域審議会に説明なり報告なり,あるいは意見を聞くぐらいの配慮はあってしかるべきではなかったかと私は考えます。前田市長ご自身の認識について質問するものであります。第3点,市内の各地には,校区公民館,自治会,また体育協会などなどいろいろな組織や団体があり,それぞれ構成人員や規模,そして活動状況さまざまであります。1市6町が合併して,旧市町の境界線がなくなり,意識も変化してまいりました。一昨日,同僚議員の質問でも,体協の統合問題が論じられましたが,特に旧町の周辺地域においては,引き続く過疎という共通な課題を抱えており,そこでこれらの課題を解決するため,近隣同士の横断的ネットワークを強めて,連携を深めるべきではないか。その連携強化の音頭を行政が取るべきではないかと私は考えます。市長の認識と,これに対する対応について質問します。第4点,各総合支所の区域には,それぞれ歴史と特色がある地域性があることは申すまでもありません。これらの特色や特徴を発揮する市行政の拠点として,各総合支所を位置づけて,再編充実してはどうかと私は考えます。例えば,農業面では,緑茶の溝辺,そ菜の横川,肉用牛の福山等であります。また,国立公園と温泉の牧園と霧島,歴史と文化では隼人,そして観光産業,商工業の国分といったそれぞれの地域性の生かし方が機能別に再編と充実をすることであります。市長の率直な明快な見解を求めるものであります。次に,第2の問題,霧島国際音楽祭の本市の文化政策における位置づけについてであります。その第1点として,来年30回の節目を迎える霧島国際音楽祭は,世界に誇れる本市の文化財産であります。全国的に同様な企画が数あまたある中で,本市として文化政策活動をどう位置づけて取組んでいこうとしているのか。基本的な位置づけを明確にして,将来の展望を示すべき時期と考え,産業や観光との関連効果を考慮して,市長と教育委員会に見解をまず質問します。第2点,文化都市としての成熟度は,文化水準の高さと市民による底辺基盤の層の厚さにあります。数多くの市民が文化の薫りを享受し,自ら参加できる状況を創出していることにあると考えます。そして,それに対する行政サポートは極めて重要であります。そこで,各地域で文化活動にかかわる市民が今何を望み,また活動に当たって困っているのか,支障がある点はないのか,これらのことを具体的にリサーチして,その上に立って文化政策を立てるべきであります。そこで,その具現化すべき課題をどう捉え,どう対応しているのか,教育委員会としての見解と方針を質問します。第3点であります。数年前の話でありますが,東京在住の知人から,霧島の名前は国際音楽祭で有名であると聞かされたことがあります。偉大な文化イベントとして,我が霧島を全世界に発信している霧島国際音楽祭について,主催者の一人として前田市長はどう認識しているのか。特に節目である記念すべき第30回を来年夏に控えて,このことを具体的にどうアピールしていく考えなのか。準備をするとしたら現在が時期的に具体的企画をするべきときであります。県などの他の主催者とも積極的に協議して,進言をし,働きかけてしかるべきと私は考えます。市長にそのような認識とアピールの意欲はないものか,質問するものであります。以上申し上げ,市長と教育委員長の明快で責任ある答弁を求め,第1回の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 池田議員から2点につきましてのご質問でございました。2点目,1,3については私のほうから答弁をいたします。2点目,2については教育長が答弁をいたします。そのほかにつきましては,総務部長及び企画部長にそれぞれ答弁をいたさせます。霧島国際音楽祭における本市の文化政策の位置づけについての1点目と3点目についてお答えいたします。ご案内のとおり,霧島国際音楽祭は昭和55年,1980年でございますが,鹿児島の志ある音楽愛好家の方々の熱い思いによって誕生をいたしたわけでございました。そして,開催場所といたしましては,日本最初の国立公園である温泉観光地霧島高原が選ばれ,この音楽祭の理念には,技術的にも人間的にも自立できる音楽家を育てることが掲げられました。音楽祭誕生のときから,受講生は霧島で学び,国内外で活躍する音楽家に成長をし,やがて霧島国際音楽祭の教授や世界的なアーチストとして音楽祭を支えるという伝統が根づいているところでございます。毎年毎回世界各地で活動する音楽家たちが,年に一度霧島に集います。この音楽祭は市民の献身的なおもてなしと音楽家の情熱で開催されて,着実に成長をいたしております。私も創立当時から熱い思いを持って応援をしているところでございます。何と申し上げましても,これを支えてこられましたのは,創設者であります名誉音楽監督のゲルハルト・ボッセ氏の全人格的成長が音楽家を支えるという理念,さらには音楽家たちの自分を育ててくれた音楽祭への思いが,これまでの音楽祭の歴史を支えているものと思います。議員仰せのとおり,いよいよ来年が,平成21年度になりますけども,30周年という記念すべき音楽祭となります。この音楽祭を本市の文化政策にどう位置づけていくのかというお尋ねであります。ご承知のとおり,日本を代表する音楽祭は,外務省,文化庁,ドイツ連邦共和国総領事館,駐日韓国大使館,観光協会なども後援,そして地元大手企業京セラなどの協賛によって,私たちの霧島市で開催をされているところでございます。本市の文化振興はもちろんでありますが,霧島市の観光産業,そしてアジア,ヨーロッパなど世界を視野に入れた国際交流,まさに国際観光文化立市宣言に沿った霧島市のまちづくりのあらゆる分野において関連をする,世界を見据えた国際イベントとしての位置づけにしていかなければならないものと思っているとこでございます。次に,3点目についてお答えをいたします。先ほども申し上げましたけれども,霧島国際音楽祭は,我が霧島市の日本最初の国立公園の大自然と多彩な泉源を誇る温泉郷リゾート音楽祭として,またアジアを代表する音楽祭であることの意を強く持ちながら,今日まで国内外への公務出張の折など機会あるごとに霧島国際音楽祭とあわせて国際空港を持つ我が霧島市,アジアのゲートウェイ,世界の玄関口である日本の九州の私たちのこのまち霧島市を,誠心誠意情熱を持ってアピールいたしているところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 次に,2点目のご質問にお答えをいたします。ただいま市長答弁にありましたように,霧島国際音楽祭は,国内はもとより,世界の音楽愛好者に親しまれております。まさに日本を代表する音楽祭に育ってきておると考えております。この音楽祭は,昨年から宮崎国際音楽祭との交換演奏会や大隅横川駅舎コンサート並びに霧島温泉市場での足湯コンサートなど,地域に密着した新たな試みも行われておりますことは,大変喜ばしいことでございます。このようなすばらしい音楽環境の中にある霧島市において,学校をはじめとする市の文化力や子どもたちの感性をいかに向上させるかという大きな課題があると認識をしております。教育委員会としましては,今年度から新規事業としまして国内屈指の音響効果を誇るみやまコンセールを会場に,霧島市内の全小中学校が参加する小中学校音楽の集いを11月に3日間開催をします。また,市内で活躍しておられる音楽団体等の参加による霧島市民音楽の集いも,この7月に同じくみやまコンセールで開催する計画であります。市内の音楽活動の状況は,学校関係では2年連続全国吹奏楽コンクールに出場し,金賞を受賞した国分小学校吹奏楽部を初めとしまして,国分中学校や舞鶴中学校,霧島中学校の吹奏楽部等の活躍が代表的なものでありますが,市内全ての小中学校では学校行事や地域の行事等で子どもたちによる合唱や吹奏楽の発表を行っております。また,今年度の教育行政の施策体系の中に,一校一音自慢を掲げ,音楽による子どもたちの感性を磨くことといたしました。市民の音楽関係では,鹿児島県芸術文化奨励賞を受賞し,全国クラスに仲間入りいたしました混声合唱団グリーンエコーやきりしま吹奏楽団等がそれぞれ定期演奏や蛍の夕べなどの出前公演を開催をしまして,地域に密着した活動が展開をされております。このような文化活動が市内各地で開催されることが市民の音楽に対する関心が深まり,霧島市の文化水準を高めることにつながるものと期待をしているところであります。


○総務部長(今村恭一君)


 総合支所の機能充実についての1点目と2点目について,あわせてお答えいたします。霧島市の職員数は,平成20年4月1日現在1,324名で,合併前平成17年4月1日現在の1,433名に比べ,109名の減となっております。これは,定員適正化計画の平成20年4月1日の目標であります1,369名を45名下回る職員数になっております。この結果,本庁,総合支所にかかわらず,住民サービスを維持できるぎりぎりの職員配置で対応せざるを得ない状況でありました。このようなことから,総合支所の地域振興課が地域に密接した非常に重要な職務であることは十分認識しておりましたが,やむを得ず,総合支所長に兼務辞令を発令いたしました。また,地域審議会の件でございますが,今回は機構改革ではなく,総合支所長の兼務人事ということで特別にお諮りしなかったところでございます。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 総合支所の機能充実についての3点目についてお答えします。少子高齢化の進展に伴い,住みやすい地域づくりを進める上での課題として,中山間地域においては,生活扶助機能の低下,耕作放棄地の増加,リーダーの不在などが取り上げられますが,高齢化が進むほど防災,防犯,福祉などにつきましては,近隣の地域との連携や相互扶助が必要不可欠になってまいります。各地域にはそれぞれの課題がありますが,各総合支所や近隣の地域同士がお互いの情報を共有し合い,連携を図り,課題解決を図っていくことが地域の活性化を図る上で重要であると認識いたしております。このため,例えば月2回開催されます庁議では,本庁並びに各総合支所間の情報交換を行うとともに,また,霧島市自治公民館連絡協議会では,市内90自治公民館長を対象に地域づくりのための研修会や理事会総会で課題解決のための意見交換を行っているところでございます。今後も地域活性化がより一層図られるよう努めてまいります。総合支所の機能充実についての4点目についてお答えします。本市の組織機構改革における総合支所のあり方につきましては,昨年2月に策定した霧島市組織機構再編計画において,市民に身近な行政サービスを提供する機関として位置づけながら,地域の特性にも応じた組織機構としますという基本方針を定めております。このようなことから,今後の総合支所のあり方につきましては,この基本方針を踏まえ,霧島市が目指す納得のいく行政経営の方針を描き,今後の職員数や地域特性などいろいろな方面からの検討を行いながら組織機構の改革を進めることが大切であると考えております。議員の言われる機能別再編も一つの方法であると思われますし,これ以外にも集約や分割,その他いろいろな方法が考えられます。よって,これからの組織改革において,霧島市組織のあるべき姿を検討する中で,ご指摘の件は貴重な提案の一つとして参考にさせていただきたいと思います。


○35番(池田 靖君)


 それぞれの答弁をいただきました。今のご答弁の順番が逆でございますので,ちょっと順不同にもなろうかと思いますが,まず,総合支所の機能充実の点からちょっと触れてまいります。職員定数と人員配置の関係から,総合支所長が兼務をしたと,地域振興課長を兼務したというのは理解できないことではないんですが,山口部長がおっしゃるように自治体も運営から経営とシフト変化をするというお考えもなるほどと思って,先ほどの行政改革プラン,集中改革プラン等のご質問の中にもありましたように,理解はできますが,どうも今までのご答弁と地域性を尊重するという,総合支所長,総合支所の機能というのは大分距離があるように思うんですよね。特に今回,先ほど演壇から申し上げました,行財政改革調査特別委員会での広聴会の中でも,そういうご意見が出ているわけでありますが,どうも総合支所というのがだんだん元気がなくなって,何もしていらっしゃらないということは決して申し上げませんが,すべて本庁に集まってくる。何か問題があると,総合支所へ行っても本庁とつなぎますよという答えしか返ってこないから,直接行ったほうが早いよというのが今,周辺地域の方たちのご意見で数多く聞かれることであります。これはもう同僚議員の中にも,同じような考えをしていらっしゃる方たくさんいらっしゃると思いますが,部長級である総合支所長に何をさせようと今お考えなのか,これは山口部長ですかね,ご答弁,また市長にもご意見を聞きたいような気がしますが,ただ,合併のときに決まってたから,残さざるを得ないという考えをしていらっしゃるんじゃないかと,これは私の邪推かもしれませんが,そのように今受け取られているように周辺地域ではそういう声を持っておりますので,是非この辺は念を入れてご答弁をいただきたい。市長からまずお願いします。


○市長(前田終止君)


 今のご指摘は基本にあるのは,合併という事実をどうがっちり受けとめていくのかということが一番肝心だというふうに思いますね。合併前,私たちが7つのエリアで自治体運営,経営をやっていた時代,そのときに,信じて疑わなかったような感覚,価値観,利便性,行政サービスのあり方,それと2年半合併をして今日に至った,今日までの経過事実等々,現実も踏まえていただいて,お互いによりよきふるさとづくりに邁進しなきゃならんかなと,こう思います。やっぱり戦後よく60年そこそこということはよく言われますけれども,私はこの日本の地方の自治,約1世紀,わらじの時代から自転車,自転車の時代から車,そして車の時代からもっと道路網,あるいは通信網の大きく変わった今日の社会の中で,思い込んできていたもののすべてが音を立てて崩れている部分もかなりあるということをお互い認識して,地域の自治体経営というのを考えていかなきゃならぬと,こう思うんです。ですから,道路事情が変わり,1日の人々の行動圏も変わる,そしてまた車社会,そういうことをよう考えて,わらじ,自転車,そしてマイカーの時代,そういう中にあっての地方の行政サービスのあり方,それをかつて本当にアットホーム的に温かいものが流れるような中で求めておったもの,相変わらず今もずうっと思い続けているんであれば,温かさは必要ですけれども,行政サービスの低下を招いてはいけませんけれども,やはり日進月歩変わらざるを得ない点がどうしてもあると思うんですよ。ですから,例えばこの2年半の間に,合併前のそれこそ職員の人数と,そして2年半たった今日,この4月1日現在の職員数は軽く100人超えていなくなっているわけですよ,事実として。その中でご指摘のような点をしっかりお互いに見据えながら,物を言い続けていかなければ,ただ,これはよかったということをおっしゃってみても,私はいかがなものかなと思うんです。まあいろいろ言いたいことはありますが,とりあえず。100人以上いなくなったということは,旧牧園町の職員全部いなくなったということと一緒ですよ。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 総合支所長のどういった仕事かということをお聞きかと思います。先ほど申し上げましたけれども,例えば第2回開催される庁議で情報交換を行っているとかお話もされましたけれども,まず,総合支所長の大きな仕事としては,地域の課題が何かというのをば見極めて,それば本庁のほうでちゃんと課題としてこういうのがありますというのを言っていく。そしてそれをば解決するための方策はどうなっていくのかというのをばやっていくことが最も大事な仕事だというふうに考えております。ですから,先ほど申しました月に2回の庁議で地域の課題をおっしゃる方,それから今回,総合計画をつくりましたけれども,この総合計画をつくるときの政策,施策,何が霧島市にとって必要かと,そういった議論の中ではそれぞれまた総合支所長に最も参画していただいて,各本庁の部長と一緒になって考えた,そういったところが総合支所長の最も大事な仕事だというふうに考えております。


○35番(池田 靖君)


 この前,3月でしたか,12月でしたか,市長と嘆き節でやり合いましたから,そのことは繰り返したくないと私も思っています,市長もそう思っているだろうと思いますが。地域振興課というのは,前のことは言いませんけども,一つだけ言わしてもらうと,役場時代の総務課と税務課と企画と財政,管財という仕事をやっているんですよね。それを今,山口部長おっしゃるように,地域を代表する顔の人が兼務するとね,2つのことなんてそんなに,まあここには支所長いらっしゃらないけど,そんなに聖徳太子じゃあるまいし,できませんよ。で,私たちが言っているのは,機構改革でないから地域審議会にもかけなかったというご答弁でしたが,地域にとっては大きな変化なんですよ。いや本庁はその程度に総合支所を考えていたのかと,まあ支所長が片手間でやりゃあいいというふうに考えるのかというふうに,地域側からは受け取られるということをご認識いただきたい。こういうところでないと,こういう発言は聞いていただけないからわざと申し上げる。ほかの同僚議員からも,是非それはやれっていうバックアップもありますので,強調をしておきます。やはりこれからそういう縦割りのことも大切だけど,横割りも大切なんです,横軸も。だから私の質問の中にはそういう質問も含めているわけですよね。だから,総合支所をもっと活性化して,役に立つものにしていきなさいというのを申し上げているわけでして,決して嘆き節やら昔のことを繰り返して,昔どおりにやれなんて申し上げているんじゃないんです。だから,誤解のないようにお願いいたしますが,今のやり方をもうちょっと基本的に変えないと,何でもかんでも国分で決裁すれば分かるんだよっていうのは駄目なんですよ。時間もありますから,あんまりこのことばっかり話していられませんが,ひとつそういう点を十分に考えていただいて,地域審議会も何か会長と,牧園の会長ですが,話を聞きましたけど,もう全然このごろ開かれもしない,何かもう格好だけあるだけじゃないですか。もうちょっと地域の声も吸収されてやっていかないと,駄目なような気がいたします。先ほどお話しした行革の特別委員会での溝辺の会でしたかね,やはり地域からそういう声が中心に通るようにしなければいけないというご意見もありましたので申し添えておきます。それから,今優秀な方たちが部長,ここへ並んでいらっしゃいますが,課長さんもいらっしゃいますが,広聴会の中で一つ,委員の方も一緒にいらっしゃいますからご記憶にあると思いますが,総合支所経験がないと本庁の部長になれないよという制度はつくれないのかというご意見がありましたので申し添えておきます。これは,私の意見ではないんですよ,そういう意見があったということを一つ,だから地域からものを見ていると,そういうことが皆さん方がよかれと,中央でやっていることはすべて正しいよという考え方が地域ではそう受け取っちゃうということですよ。だからそれをお考えください。今の日本がそうじゃないですか。東京と名古屋が景気がよくて,地域のことはおれたちの言うとおりしろっていうからいろんな選挙であんな形が出てくるんですよ。だから,それはひとつ霧島市は狭いんですから,私はあえて広いとは言いません。端から端まで走ったって,1時間以内で行けるような道路整備もできてきているんです。だから,ひとつそういう意味では,みんなの声が通るようにしてください。市長のマニフェストにそう書いてあります。風通しのいいようなことをしようじゃありませんか。それから,地域審議会ももうちょっと実質的な意見を聞くようにしてください。何か説明で終わっちゃったり,そうなってきて,もうつくっても余り効果がないと思うと,地域審議会も欠席が増えますよ。だから,そういうことをひとつお考えいただくようにお願いをいたします。組織が大きくなるとやむを得ない点もあると思うんですが,縦割りのそういう今の形を何とか排除していかないと,これから先の機能が,私がちょっと申し上げたのは,各地域の地域性と特徴をそれぞれの地域に生かしたら,みんなで霧島市をつくろうという空気が生まれると僕は思うから,こういうお話をしているわけでありまして,嘆き節ではないことをもう一度申し上げておきます。それで,こういう地域からの今回の異動なりなんなりについては,もう一つ申し上げておきますと,地域から市長が出たけど,ひとつも分かってはくれてない。何かハッピ着てあちこち走り回っているばっかりという意見もありますので,こういう機会でないとなかなか市長に言えませんので,皆さん証人になっていただくようにお願いをしておきます。もう時間もありませんので,音楽祭のほうちょっと入ります。音楽祭については,なかなか教育長と市長からいいご答弁をいただいておりますが,もう一方,地域の文化活動,いわゆる音楽だけじゃなくて美術なりなんなりも含めて,文化活動において霧島には非常にいいものが私はあると思うんですが,教育委員会の方たちにもひとつ末端の事情をもうちょっと情勢を調べていただき,リサーチっていうんですが,そういうことをもうちょっとやっていただく。先般もこれは解決はしておりますが,先ほどお話いただいたグリーンエコーという合唱団ときりしま吹奏楽団という練習場の問題で,隼人の公民館をお使いになっとったところ,夜間は使えない,そういう問題も起きて,いろいろお話し合いをいただいたやに聞いております。これは解決いたしましたからここで蒸し返してやるつもりはありませんが,要は何を求め,何が困っているのか,そういうことをやっていただかないと,補助金をくれとかそういうことじゃないんです。彼らが何を求めているかということを十分に聞いていただく,それが霧島市の文化活動になるわけです。それをやるのが文化政策だと私は思います。そういうことでひとつ,目立っていることも,市長が市長ですから目立つことも悪いとは言いませんよ,ハッピを着るのが好きなんだから,だけど地味にやっている,文化活動をやっていることをもうちょっと,教育委員会は特に気にしてください。そうしませんと,地道な人たちが,何が音楽祭や,あんなものはおれたちには関係ねえよって言ってるんですよ。だから,私はそういう意味でこういう質問をするときに,本当言うと音楽祭のことは二の次にして話そうかなと思ったんですけど,せっかく来年30年を迎える音楽祭があるわけだから,ひとつ文化活動で押し上げるという,そういう空気をつくっていただきたくて,この質問をしておりますので,ひとつその点を十分にお考えいただきたい。それで,紹介された自主的な民間団体が地道な活動を非常にしていらっしゃる。それはもう紹介されたのは目立った人だけを紹介されたわけですけど,それ以外にいっぱいあるんですよね,そういうことをひとつ十分にご配慮いただきたいというふうに思います。もう時間がありませんので,自分の言いたいことだけ言いまして申しわけありませんが,周辺地域に密着をした行政機構のあり方,議論を重ねましたけれども,当局も一定の方向性と具体化の方策を答えられたので,私も理解と認識をしたところであります。要は地域の住民,すなわち市民にとって身近な行政組織をどのようにつくり上げていくかということが課題でありますので,是非住民の側に立った市民の目線でこの課題を注目していただき,今後相互に議論を深めたいものであります。また,市の文化行政と音楽祭については,地元の文化活動家と緊密な話し合い,関係を深めながら行政が何をなすべきか,精神面を含めてサポートをすべき方途を編み出していただき,本市の文化の華が定着することができるよう期待して,私の質問を終わりたいと思います。コメントがあれば伺います。


○市長(前田終止君)


 池田議員さんより言いたい放題のご指摘がございました。私も何十年と知っておる大先輩でございまして,私の政治姿勢,あるいはまたふるさと牧園を中心としたこと,音楽祭についてのこと,一緒になってともに取組んできた長い歴史があります。よって,今おっしゃられた厳しい指摘の面につきましては,逆もまた真なりで,まさに全体としてもお互い気持ちはよう分かっているものと私は理解をして話を聞かせていただきました。しかし,市長よ,こういう見方もされている分もあるよと,だからそこについてはしっかり念頭に置きながらよりよいふるさとづくり,あるいはまた音楽祭,文化行政等々やりなさいよというようなご指摘かと思って,激励として受けとめさせていただきました。この手の取組というのは,例えば一部分を自分の目線からしっかり見える部分で指摘をし,それをしっかりと磨き上げながら地域で一生懸命生きていく,そういうこともとても大事で,地道に取組む市民の皆さん方のさまざまな取組を行政はしっかりサポートをしていく役目かなというように私いつも思っております。しかしながら,また一方,行政に限らず市民の皆さん方も,あるいはまた市外からも高いレベルからものを見ていく学習,あるいは訓練,それもしながら一つの文化の範囲をしっかり高めていくということもまた一方大事かなと,こうも思っております。今回の新しい予算でさらに市民のものに,例えば国際音楽祭がやがて30年目を迎えるということも含めて,小学校,中学校,そしてまた地域の市民の皆さん方が1回でも多くステージに立っていろんな発表ができる,あるいは国際音楽祭と連動をしていく。そしてまた一つ一つの学校が一校一音運動みたいな感じで一自慢,そういうことを音楽芸術文化という範囲からやっていく。こういうことをこつこつと積み上げていってこそ,いいふるさとのこういう分野に対する積み上げができていくのかなと,こうも思っております。どうぞ今後とも大所高所から優しくまた厳しく,そしてまた一緒になって頑張ってまいりましょう。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 先ほどの栫井議員の質問の中でコンビニ収納の成果はどうかということでしたけれども,6月6日現在で2,313件がコンビニを使っての収納を行っておられまして,大体6分の1程度がコンビニを使っておられるということでございます。そういった面からも市民サービス面で効果があったというふうに考えております。


○議長(西村新一郎君)


 以上で池田靖議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 零時02分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時05分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,28番,下深迫孝二議員より3件通告がされております。したがって,下深迫孝二議員の発言を許可します。


○28番(下深迫孝二君)


 どうも皆さん,こんにちは。お疲れさまでございます。今日は昔一緒に民生委員をした仲間の皆さんがたくさんおいでいただいております。ありがとうございます。昔なじみということで今日壇上から質問させていただきます。ただいま議長の許可をいただきましたので,先に通告いたしました3点について質問いたします。その前に,中国・四川省における大地震や,ミャンマーのサイクロンでの多くの尊い命が奪われ,なおかつ行方不明者も数多くおられるとのことで,一日も早く全員が発見されますとともに,被災地の方々に心からお見舞いを申し上げます。同じアジアの地に住む者として一日も早く復興されますことをお祈り申し上げます。さて,世界の各地で発生している地震,台風,水害等まさしく自然が人間に対して警鐘を促しているものだと思います。今後,環境問題にも本市を挙げて今まで以上に取組んでいくべきではないかと考えます。それでは1点目の質問に入ります。上場地域の活性化について質問いたします。20年4月より霧島市移住定住促進が始まったところですが,この条例は本市の中山間地域に市外から移住定住をする者に対して本市より助成措置を行い,均衡ある発展を図り,活力に満ちた地域づくりを推進することを目的とするとうたってあります。有効期限として平成25年3月31日限りで効力を失うともうたっています。また,第6条関係の中で,基準日以後に土地を購入し,住宅を新築した場合,補助限度額として200万円,中古でも築後3年未満のもので200万円,築後3年から15年未満では150万円,築後15年以上のものは100万円となっており,マンションも適用となっています。また,住宅の増改築にも50万円となっています。大変よい制度と思っておりますが,一つに,4月1日より始まり,現在までの申し込みや既に補助した件数はどのようになっているのか,お伺いいたします。二つに,霧島市の中でも国分地区は約1,000人の人口増が見込まれているようですが,合併して2年半が過ぎ,隼人地区は横ばい,溝辺地区は微増,福山地区,横川地区,牧園地区,霧島地区においては,大きく人口減になっていると認識をいたしておりますが,この制度は上場地域の活性化に即効性はあるとお考えか,お伺いいたします。三つに,この制度の見直しか,別枠での上場活性化策は考えられないか,お伺いをいたします。2点目に,隼人温水プールについて質問いたします。このプールにおいては,1年前に小学生の子どもさんが水死されるという痛ましい事故が発生した後は,皆さんご承知のとおりです。その後1年間休館し,プールの底上げや監視室の改修をし,5月25日オープンをいたしました。二度と事故を起こさないことを誓い,監視の強化に取組んでいただきたいものと思っております。私も産業教育委員会の中で改修後現地の視察もいたしております。その中で感じたことが室内が暗いと感じました。数十枚のスレートの交換で明るさを取り戻せると思いますが,屋根の改修は考えられないか,お伺いいたします。また,温水プールの中でのおふろの小さいことも改修の中に入らないか,お伺いいたします。二つに,明るさを保つため投光機を10基から18基に増やしたと説明受けましたが,電気代はどのぐらいと考えているか,お伺いいたします。3点目に,鎮守尾橋の改修について質問いたします。この橋は,国道10号線と県道を取り持つかけ橋となっています。場所は国分川内地区にあります。全長は約80mで,橋の長さが約20mだと思っておりますが,橋の部分が1車線しかなく,私も国分市議時代にも質問をした経緯がございます。そのときの答弁として,「耐用年数が残っている」との答弁だったと記憶しております。現在,朝夕は非常に渋滞しているわけですが,1日の通行の数はどのように捉えているか,お伺いいたします。二つに,改修のために合併特例債は適用できないか,お伺いいたします。以上,壇上からの質問を終わりますが,答弁によりまして自席からの再質問をお願いし,終わります。


○市長(前田終止君)


 下深迫議員から3点につきまして質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。2点目につきましては,教育部長が答弁をいたします。3点目につきましては,建設部長に答弁をいたさせます。1点目の上場地域の活性化地ついてのご質問にお答えをいたします。まず,移住定住促進助成事業に関する問い合わせは,条例施行後の4月から5月までの間に152件ございました。しかし,申請書提出に至った件数は残念ながら本日現在で1件にとどまっております。ただし,問い合わせのあった中には,補助対象に該当すると考えられる内容が20件以上ありましたので,今後申請がなされるものと期待をいたしているところでございます。次に,この制度が上場地域の活性化に即効性があるかというご質問でございましたが,家の新築や増改築は一般的には人生の一大事業でありますために,制度がスタートしたからといって急激に着工件数が増えるというようなことは現実的には厳しいと考えております。100万,200万あっても2,000万前後,お金が十分かかるわけですからね。したがいまして,長期的視点に立ってこの制度の普及啓発活動に取組み,年を追うごとに件数が増えるよう努力いたしてまいる所存でございます。最後に,この制度の見直しか,別枠で上場活性化策は考えられないかというご質問でございますが,議員ご指摘のとおり,この制度だけで上場地域の活性化が図られるとは考えておりません。この制度を創設するに当たっては,関係部課の課長等及び各総合支所の地域振興課長等で組織をする定住移住定住促進条例の制定に関する会や,きりしま移住政策群会議で定住促進に関するさまざまな議論を行ってまいった結果でございます。その結果,本市の人口増加対策を講じるために,この制度を優先させて実施することになりましたが,今後も上場地区が抱える限界集落の問題,農業後継者等の問題など,あらゆる角度から総合的に上場地域の活性化について検討してまいりたいと考えております。


○教育部長(藤田 満君)


 隼人温水プールの1点目についてお答えをいたします。ご質問のプール内が暗いので屋根の改修は考えられないかということでありますが,今回の改修工事で既存の中央部,天井面からの照明器具10基を撤去し,プールサイド,端部,鉄骨両面にはり面でございますけれども,ハロゲンライトによる照明器具18基を設置した結果,夜間においても,200ルクス以上の照度を確保しております。また,屋根の明かり取りの部分が,大分汚れている状況でありましたので洗浄いたしましたところ,以前と比べ,照明をつけなくてもかなり明るい状態になっております。したがいまして,現在のところ,屋根の改修については考えていないところでございます。また,ふろにつきましては,今回の改修でより安全な場所へ変更して設置をいたした次第でございます。2点目についてお答えいたします。1か月の電気代につきましては,現在まだ請求がないため実績では分かりませんが,約12万円ぐらいになるものと考えております。なお,指定管理者への安全を確保できる状態での経費節減に努めるよう指導してまいります。


○建設部長(篠原明博君)


 鎮守尾橋の改修についての1点目と2点目は関連がございますので,一括してお答えいたします。鎮守尾橋は,県道大川原小村線と国道10号を接続する市道鎮守尾上野原線にかかる橋梁でございますが,当初,農道橋として架設されたことから,幅員が4mと狭く,大型車両の通行規制を行っている橋梁でございます。市道鎮守尾上野原線の1日の交通量につきましては,交通量調査は行っておりませんが,平成17年度に,国分川内の県道大川原小村線において交通センサスを行っております。それによりますと,12時間で約7,000台通行していることから,市道鎮守尾上野原線につきましても,これに近い台数が通行しているものと考えられますので,議員の言われますとおり,朝夕の通勤時には混雑をしているようでございます。鎮守尾橋の改修計画につきましては,今後策定いたします橋梁の長寿命化修繕計画の中で位置づけを行い,補助事業での改修を検討をしていることから,合併特例債につきましては,補助事業の補助裏の財源として活用することを検討してまいりたいと考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 ただいまそれぞれ答弁をいただきました。まず,1点目より逐次質問させていただきます。まず,移住定住については,今のところ1件ということでございますね。たくさんある中から1件だけは契約にこぎつけたとの説明があり,1件にとどまっておりますということで答弁をいただいております。これも非常に私,いい制度であるなというふうに思っております。ただ,市長,人口をまず増やすことも大事です。ですけれども,合併して2年半が経過してます。皆さん,市長に何を期待されると思っておられますかね。まず,市長は,先ほども,嘆きではないとおっしゃいました同僚議員もおっしゃいましたけれども,地方から出てきておられます。霧島市で言うならば,副市長以下,ここに座ってる部長もみんなほとんど,下場の不自由のないところに暮らしていらっしゃる方です。そして,上場からおりてこられた方もいらっしゃいます。これは,決して別に責めているんじゃないんです。そういった中で,そういう人たちも,ほんなら上場の大変さが分かるかということです。分かってはいらっしゃいますけれども,ほんとに親身になっては分からないというのが,私は本音だろうと思います。その点,市長は,市のどこに住んでいるかというその質問に対して,牧園の何番丁目ですということをおっしゃいましたけれども,まさしく,住民はそういうふうに思ってらっしゃるんです。合併して何もいいことはないと,今のところはですよ,当然,財政厳しいわけですからいいことはないんです。ただ,市長,私が申し上げたいのは,今,この移住定住で人口を増やすことも大事ですけれども,それよりか,まず先にやらなきゃいけないことは,今,限界集落がもうほとんど目の前に見えてきております。これも,まず先に手を打たれるのが,市長の手腕じゃないかなというふうに思ってるんですよ。なぜかといいますと,例えば,霧島市に住んでて,例えば,今,国分に子どもが住んでます。牧園出身の方がですよ,霧島市内に来て下のほうに住んでおる。国分に今住んでると,あなたが,帰って牧園につくるんなら補助金をあげるよと,こういう制度も,先にやっていいと思うんですよ。この補助金をあげるのは,霧島市に住んでる市民の税金で今,外部から来る方にあげるわけですね,これは。まず,限界集落の解消から先だというふうに私考えるんですが,市長どのようにお考えですかね。


○市長(前田終止君)


 定住移住促進の対策もよく理解できるけれども,それ以前に,この過疎化・高齢化・少子化の荒波をまともに受けている周辺地域の山間部,上場地域,こういうところへの視点,限界集落対策をもっと徹底してなさるべきじゃないかと,こういう意味の質疑かと存じますが,これは,私といたしましては,議員ご承知のとおり,この新年度予算の中で,「霧島・元気なふるさと再生事業」というのを指示を出し,予算を皆さんにお認めいただき,そして,今後その対策を徹底してやっていきますよということを認めていただきました。それは,まず第一に,コミュニティバス,これを交通弱者のお年寄りを中心とした,あるいはまた,免許を持たない世代,何らかの事情で免許のない方,そういう意味での交通弱者の方々に配慮をする。そして,福山町,溝辺町,この地域はコミュニティバスがございませんでした。そういう地域も,しっかりこの制度をこの際入れ込んで地域で暮らす,そして,生涯学習参加や,あるいはまた,病院に行くとか,あるいは,総合支所,本庁に行くとか,行事に参加をするとか,お買い物に行くとか,そういうときに,うまく地域で暮らす。そして,そういう方々が,たとえ高齢化が進んでも,限界集落に近い状態が自分たちの周りにあっても,自分の周辺にそういう便利な足が確保できていく時代を必ずつくりますよ,これが1つ。次に,ブロードバンドの未整備地域ゼロに近づけたい。例えば,これは,福山の海岸部のほうの福山エリア,黒酢が元気です。これに対して,しっかりブロードバンドの整備やっていくよと,対応したい。あるいは,上之段,松ケ野,あるいはまた,嘉例川エリア,あるいは,牧園の万膳,あるいはまた,横川の山ケ野,そういう7つのエリアが,同じ市民であるのにブロードバンドの立ち上げが極めて遅い。イライラ感が募る。そういう中で,例えば,山ケ野金山ウォーク,こういうので地域づくり元気出せをやっておられ,そして,もっとたくさんの人たちを地域の中に,交流人口の拡大をしていきたい,そういうことできちっとやっぱり対応していく。万膳あたりはお茶が盛んである。嘉例川周辺は,安楽,妙見温泉等も含めていろいろ温泉の宣伝・PRも取組むことも,ブロードバンドがしっかり整備されるとできると,そういうことに踏み込んでいきますよと。そしてまた,限界集落対策委員会,これを立ち上げて具体的にどうするかをちゃんと協議をしていきますよという基本方針を示しましたよね,そしてまた,この井戸端会議モデル事業,こういうものも具体的にね,もう構想を持ってね,スタートをもうさせるばっかりですよ。そして,その中でね,おじゃんせ霧島関連事業として,定住移住も全体としてやっていきますよ。総合的にそうしてやっていくことによって,地域社会がぐんとこの底上げ,ボトムアップできるんだというふうに思っております。もう予算は認めていただいて,この4月からそれ始まったばっかりですから,今後皆さんとともに力を合わせていけば,私は,今日本で考えておられるこの手の制度,取組にしては最も先鋭的に,最も魅力を持った政策決定ができたんじゃないかなと,こう考えているところであります。


○28番(下深迫孝二君)


 市長,いろいろ今取組んでらっしゃるということは,私も理解してます。ですがね,市長,来年はですよ,また選挙なんですよ。そして,その前にやっぱり目玉として,ああ,上場地域,活性化できたなと,さすが,前田市長だなとおっしゃるようなものをやっぱり手がけていただきたい。やはりそこのところを,やっぱりいろんなブロードバンドとかいろんなことでおっしゃいましたけれども,そういうのは,一部の人は利用できるんですが,ほんとに一部の人だけなんですよ。機械になれてない人は,それもなかなか難しいというところもあります。そしてまた,例えば,ふれあいバスを今走らせるようにされた。それももう一歩前進,二歩前進,三歩前進だろうと,私は思っております。なんですが,やはり小さい子どもの笑い声がする,泣き声がする,というのを聞くと,全く活性化というのは違うんです。質問する中で,市長と同じ地域だなということを僕が申しますよね,私のところも11軒しかないんですから,その中で,貴重な小学生が2人いるんですよ。その子どもたちがこう,騒いで声を出すことによって,やっぱり地域の活性化というのは,ほんとにあるんです。ですから,私が言うのは,子どもたちよと,親元に帰って家を造らんかと,そうすれば,例えば,200万じゃなくてもいいんですよ。100万の補助金を出そうじゃないかということで,そうすれば,限界集落に小さい子どもたちの声が響くということを私は考えているんです。ですから,やはり市長は,当然来年も優秀な立派な成績で通られると思うけれども,やはりその前にやっぱりひとつ,これは,ほんとに上場地域の活性化につながったなというものを,ひとつ見直していただきたいなというのが,同じ上場に住む人間として気持ちがあるもんですからお尋ねしてるんです。もう一回そこのところをやりましょうというふうにひとつ,できたら言っていただければ。


○市長(前田終止君)


 「やりましょう」と言いたいところですが,そう簡単には,財政事情等を考えますと,厳しいものがあろうかなと思います。是非ご理解をいただきたいのは,私も昭和22年生まれ,団塊の世代のいわば申し子みたいなものでございます。還暦を迎えてみんな,今私と同じ世代の方々は定年退職,日本全国にこういう方々がもう相当数いらっしゃるわけです。ですから,日本中の,もう釈迦に説法でございますけれども,各都道府県及び自治体は,この団塊の世代の定年退職になられた方々が,退職金を持って第二の人生をどこで過ごすか,これに対して,しっかりと手立てを進めてどうぞこちらにと,私たちの霧島市はいいとこですよ,空港で便利,二地域居住も考えていいですよ,東京,大阪,福岡,家族はその住みなれた,長い間闘った場所に置いといても,ふるさとに帰ってきて人口を増やしてもらって貢献もしてもらう。そういうこともできますよ。あるいは,高速道路も発展してますからね,そういうところもうまく使える,ほんとに移住しても,温泉ありゴルフ場ありでとてもいい。その対策のための方策が,今,私どもが推進をしているこの事業でございます。今,議員ご指摘の点は,それは市長分かるんだが,この市内の中で,いわば平野部のあたりでこの本来居を構えるような雰囲気のある人を,もともとの親,じいちゃん,ばあちゃんのおられるそういうところに,お金を出してでも先にそっちのほうを救うような,あるいはまた,手立てを進めてやるようなことをやりなさいよということであろうかと思うんですが,財政がほんとに豊かであれば,そういうことも考えていく。あるいはまた,そういう対策以外に,例えば,市営住宅,県営住宅などの最も適切な場所を選びながら,1棟ずつでも増やしていくというような手立て等があるんでしょうけれども,今は是非,このような手立てで頑張っていくと,そして,一つ一つこのいろいろ手立てをやっておりますけれども,これらが確実に根差して,地元の理解が得られながら進めていくところに,この地域の周辺部,山間部,上場地域と言われる地域が潤っていくような人口増につながっていくようなことを徹底して今のところやらせていただきたいと,こう思っております。今,議員ご指摘の強い期待については,今後研究課題とさせてください。


○28番(下深迫孝二君)


 ありがとうございます。前田市長が研究課題とおっしゃったことは,次は必ずやられるもんだと期待をしておりますので,ひとつよろしくお願いしたいと思います。ほかがありますから,ちょっと前に進みますけども,この制度は,私は,さっき市長も即効性はないけれども長期的にやっていくということでございましたので,あえて,質問はもういたしませんけれども,私も即効性はないと思ってるんですよ。ですから,その1問目で今申し上げましたように,ただ息子たちだけじゃなくて,そういう市内に住んでる若者たちは,補助金が出るんであれば上場に家を造ってみようかなという人もいるんだと,ただその親族だけじゃないんです。私が申し上げてるのは,そうすることが,均衡ある発展につながっていくというふうに,私も信念を持っておりますので,是非市長,大きく私は期待をして,今日,民生委員の皆さん方も聞いていらっしゃいます。市長がいるときにしたらしいということで,話ができるように前向きにひとつ検討してください。次に入ります。この見直しか,別枠でできないかというのも,今一緒にひっくるめて質問いたしました。企画部長,市長は今そういうことでした。あなたのほうからも,この別枠で,私が今申し上げたのは,この移住定住,国分,隼人の下場に家をつくるのに200万あげるよと言うんなら,どんどん来ますけれども,上場に家を造れちゅうんだったら帰ってきませんから,もうはっきり言って,だから,別枠でその見直しをするということについて,してもいいですよねというぐらいの返事があったらちょっと聞かせてください。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 先ほどのご答弁の中で,今回のこれは人口対策でやったんだと,人口増対策だということを申し上げたと思います。で,実際現在の状況を見ますと,国分,隼人地区が増加してると,それから,溝辺が微増,それ以外は減っているというお話があったんですけども,国勢調査の将来推計人口というのがございまして,これが,コーホート法という方法で10年後の人口を見たときに,旧国分は増えております。それから,旧溝辺町は約50名ぐらい今より減っていく。そしてまた,旧隼人町は,今より1,500人ぐらい減っていく。こういったようなのもございました。そういったことを考えると,全体的に霧島市として,どこをどうエリアして,どういうふうに発展していくかというのを考えていくということで,今回はこの人口増ということに取り組んだところでございますので,ご理解をいただければと思います。


○28番(下深迫孝二君)


 私は,溝辺はちょっと微増で増えているんだという理解もいたしておりましたけれども,隼人は横ばいぐらいかなというふうに思ってましたけども,やはり全体的に減ってると,当然高齢化が来ておりますので,やはり減っている所が結構多いのかなというふうに思ってます。合併当初,うちの議長から,国分の議長時代でした。国分はな,我慢しおいやい。合併はうっ崩るっじゃっで,国分は黙って人口も増えっくっじゃっでとおっしゃったのがまさにぴったり当たったなと,そういうことを確かに先見性を持っておられる。ただ合併した以上は,これは,やっぱり国分だけが増えてもいけないんですよ,まさしく,西小の前の辺,行ってみますと,この間,去年までは田んぼやったって,今年はもう住宅が建って,それこそ色違いだなという思いがしてますけどもね,ですから,やっぱり国分だけに集中しないよう方策をとるためには,私が申し上げたように,いくら財政が厳しくても,1人に対してですよ,100万ぐらいの補助金出したって1年に10棟なりとというふうに限定をすりゃいいんですよ。それでも,それだけ造る人,私いないと思ってるんです。若い人たちが,牧園に行って家を造ってくれりゃ100万上げるよとか,私の上場も困っちょるところですから,ここに家を造れば100万円上げますよといっても,そうそういないと思うんです。ですから,やはりこれはもう,手を打っていかないと,ほんとに今,市長は一生懸命バスを走らせたり,いろんな面でお年寄りを思う気持ちでしていただいているのはよく理解できます。今までできなかったことをされてるわけですから,理解はしますけども,やはり私が申し上げたいのは,若い人たちが地域に定住するという策をやはり早く打たないと,これ以上,限界集落が増えてきた場合には,市として,それ以上の莫大なお金をつぎ込んで,福祉予算とかいろんなものに入れていかなきゃいけないんだということを,やはり前向きに考えていただきたいというふうに思うんですが,企画部長,もう市長が,さっき前向きにおっしゃってます。あとは,あなたがちゃんと前向きに考えてくれれば事は進むんです。庁議で市長はやるべきじゃないですかと言えば進むんですよ。ちょっと答弁を。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 先ほど申しましたのは,今,隼人も国分も溝辺も増えておりますけれども,このままいくと,10年後は,例えば,隼人は1,500人ぐらい減っていきますというようなことでございます。そういたしますと,霧島市全体で約5,000人減っていくと,今12万8,000人おりますけども,これを13万にするというのが,総合計画の大きな目標でございます。その1つとして,今回こういった人口増対策を持ってきておりますので,私どもはいろいろな施策をしながら,この13万に向けての政策を行っていきたいというふうに考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 それでは,せっかくですから,両副市長,今の私が申し上げたことに対して,コメントがありましたら一言ずついただければ大変ありがたいんですが。


○副市長(南 洋海君)


 ただいま市長が研究課題と申し上げました。それの命令が来るのでこれから研究していきたいと思います。ありがとうございます。


○副市長(福永いたる君)


 今,下深迫議員がおっしゃいましたように,若者が周辺地域に定住し,そしてまた,均衡のとれたまちの発展と,すばらしい構想であります。今,南副市長も申しましたが,やはり研究課題として今後一生懸命取り組んでまいります。


○28番(下深迫孝二君)


 ありがとうございます。市長の前向きな答弁をいただいて,まず,これに続いて,副市長2名の方が前向きにそれなりの発言をしていただきましたので,これは大きく期待をして,また,次の12月議会あたりで,シリーズでまたやらせていただきたいと思います。それでは,次に入ります。隼人温水プールの工事について今答弁をいただきました。改修してきれいになったわけですけれども,当然,現場で我々も,産業教育委員会で見させていただきました。そして,あれ,改修した割にはちょっと暗いなというのが,私の第一印象でした。そこで,?田教育長にも,現場でそのような話をちょこっとしたわけですけども,当時,まだ?田教育長来られたばっかりですから,あんまり僕も,新人の方をあんまりいじめるわけじゃないですけど,あんまり申し上げるのはお気の毒だなと思って,これは,やっぱり財政課が絡む問題です。塩川財政課長,屋根の改修,そんな大きなお金はかからないと思うんですよ。暗いからこそ事故も起きたんです。ですから,一通り,二通り,スレートを張らせて,今明かりが通るやつありますね。あれにやりかえる分には,そんなに大きなお金はかからないと思います。僕は何十万単位でできると思ってるんです。どうですか,財政課として。


○財政課長(塩川 剛君)


 このプールの件につきましては,現場を一番把握している担当課のほうと十分協議しながら,今後の予算措置等検討してまいりたいというふうに思っております。


○28番(下深迫孝二君)


 十分協議をするということは,これが上がってくれば,財政的にきちっと予算づけしますよということだろうと,今お聞きしましたので,教育委員会にお尋ねしますけれども,改修前に,本来ならば,深さだけの問題だけじゃなくて,あっ,暗いから屋根までというのが,通常,私はだろうと思うんですよ。やっぱり暗いと,どうしても見落としというのもあります。そういったことで,事故が発生して,尊い子どもさんの命をば亡くしてしまったということもあるわけです。ですから,そう申し上げたんです。それと,もう一点,この2点目のところと,これもう後先に絡んできますから申し上げますけれども,電気代が月12万円ぐらいなんですよね。12万円というお金は少ないと思いますか,多いと思いますか。


○教育部長(藤田 満君)


 少ない,多いという比較はなかなか難しいかと思います。最初にご答弁申し上げましたが,改修前は,私自身も直接入っておりませんが,75ルクス程度の照度だったというふうに聞いております。そして,基数が10基だけだったということ,それを今回の改修で18基ということと,基準を満たす200ルクスということの照度を確保しております。したがいまして,まず,プール施設のそういう改修とあわせて,安全の確保というのが一番に求められた今回の改修であったのではなかろうかと思います。そういう意味でいきますと,安全を確保するという観点に立てば,12万円というのは,私自身,比較するわけではないですけれども,必要な額ではなかろうかなというふうには考えております。それからまた,この12万円というのはまだ,申し上げましたとおり,請求が参っておりませんので,計算上のことでございます。そしてまた,季節の関係,日中の時間の長さ,それから,天候等々あると思います。そういうところで小まめな調整をしながら,必要な照度を保ちながら,安全の確保をしながら,節減にも努めてまいるというようなことで,今後の運営管理に努めてまいるというふうに考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 12万円は高いから切れということを私申し上げてるんじゃないんです。何でそういうことをお聞きしたかと言いますと,屋根を張りかえることによって,昼間はほとんど電気代が要らないんですよ。今の状況では,やっぱり天気がよくても電気をつけなくちゃいけない。今は特に環境問題を言っております。電気を余計に使うことによって環境はやっぱり,環境問題というのは,取組んでいかなきゃいけないわけですから,電気を使うということは,それだけ環境汚染されてるということですから,電気を余計に使うということは,発電をせんにゃいかんわけですから,そう考えたときに,やはりこれから,例えば数十万,例えば屋根張りかえにかかってもですよ,長年見ましたときには,そんなものはぴしっと取り返せるんじゃないかという気がしてならないんですよ。それと,やはり自然の太陽の明かりを使ってするということは,もともいらないわけですから,そのためにはやはり思い切って,スレート,あの長さだと,恐らく,2列ぐらい張りかえても40枚ぐらいですか,張りかえりゃいいわけですよ。そうすることによって電気代の節約にもなるし,ましては,安全性の確保にもつながるというふうに思いますけれども,どのようにお考えですかね。


○教育部長(藤田 満君)


 いろんな面から,この施設の運営というのは考えなきゃいけないのかなというふうには思っております。現在の建物は,スレートぶきの屋根になっております。現在の屋根の状況をいろいろと判断してもらいました。スレートぶきでありますけれども,今後少し手を入れることによって,まだ強度的には十分にもつというような結果もいただいております。それから,これを現在のスレートもまた改修するとなると,いろんな方法があるわけですけれども,スレートですと,約380万程度ぐらいかなというような試算をいたしております。張りかえですね。先ほど,財政課長のほうから,積極的な答弁があれば,我々も非常にありがたいんですけども,現時点におきましては,建物もこのような状況でございますし,それから,第1答目のところで最初に申し上げましたが,議員ご指摘のありました波板の明かり取りもございます。今回この面につきましても,改めて洗浄させていただきました。そういうことで,できるだけ室内を現状のままで明るくする方法もとらせていただきました。したがいまして,しばらくは,このままの状態で運営してまいりたいというふうに考えておるところでございます。


○28番(下深迫孝二君)


 是非,やはり問題は事故のないことが大前提です。ですから,屋根を全部,部長,張りかえてくださいということを言ってるんじゃないんですよ。今,一通り明かり取りが入ってます。それをもう一列ぐらい入れてしまうと,ほんとに明るくなると思うんですよ。あるいは軽さも,物すごく軽いです。スレートの5分の1以上に軽いです。ですから,強度の心配は何もないんですよ。あの明かり取りで,私もうちの倉庫あたりも入れてますけども,そうすると,ほんとに電気が要らないということで,まず,何が何でもやっぱり子どもさんたちの安全ということを最優先して考えていただいて,多少お金がかかっても,やっぱりきちっと明かりがとれるような感じで,そして,電気代の節約にもつながれば,これは,当然市の財政が潤ってくるわけですから,是非そのようにお願いしたいと思います。そしてまた,これちょっと,通告いたしておりませんでしたけどもね,同僚議員のほうから,ちょっと,これもついで,同じ温水プールだからということで,ご相談ありましたので申し上げましたけれども,やっぱりふろが小さいと,やはり小さいふろでは,3人しか4人しかもう入れないわけですね。やはり上がるときには,夏場はいいわけですけども,冬場はやっぱり寒いと風邪を引いたりとかっていうこともあるわけですので,早急にやっぱり予算が伴いますので,いかんでしょうけれども,藤田部長,僕と一緒でもうすぐ定年です。その前に一つぐらいきちっと足跡を残して,教育委員会でも手がけていただいたらというふうに思っておりますのでよろしく,これはひとつお願いいたします。答弁は,これは要りませんので,よろしくお願いします。それと,次に入ります。建設部長が,おれの番はまだ来ないかという感じで待っておられるようですから,早速入りたいと思いますけどね,この市道は,ほんとに長さがわずか80mぐらい,霧島市で一番短い市道じゃないかなというふうに私思うんですけれども,そして,その橋が20mぐらいあるんですかね,あれ。たしか20mぐらいだと思いますけども,一車線しかないんですよ,これ。一方は国道ですよ。一方は県道です。県道と国道を結ぶ市道が,一車線しかないと,先ほど農道でつくったというようなことをおっしゃってましたけども,市長,これはですよ,合併特例債は恐らく,私は適用になるのじゃないかという気がするんですね。何でかというと,福山町の方も合併してこられるわけですよ。合併して道路の流れをよくするためにということで考えれば,そんなに私,お金もかからない橋じゃないのかなと,わずか20mです。幅は,今一車線3mぐらいあるのかな,あれ。さっき部長は4mとおっしゃいましたけど,そりゃ,あなたの見間違いですよ。車が1台通れば,少ししかあいてないんだから,だから,市長どうですか,ちょっと建設部長もやりますと言うわけにはいかんでしょうから,市長のほうから。


○財政課長(塩川 剛君)


 鎮守尾橋のこの件につきましては,先ほど,篠原建設部長のほうが申し上げましたとおり,現在,長寿命化修繕計画,これを計画を立てて補助事業で実施しようとしているところでございます。したがいまして,もしこの事業が合併特例債の適債事業ということで採択されるのであれば,今のところは補助裏での充当というのが,まず財源的には最も最適な方法かなというふうに考えております。また,本事業にかかわらず,市全体といたしましては,国の補助事業などが活用できる事業につきましては,補助事業等を積極的に活用いたしまして,その財源として,合併特例債など有利な地方債などを活用していきたいというふうに考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 その計画をしているというふうに今お聞きしましたけれども,これは,いつが完成の予定ですか。


○建設部長(篠原明博君)


 先ほどご答弁いたしましたが,長寿命化修繕計画というのが,国土交通省より,国県道,あるいは,市町村道に橋梁の寿命化を進めるための施策として策定を義務づけているところでございます。その国交省が言う年度につきましては,国県道におきましては19年度から22年度まで,それから,市町村においては25年度までの間にそういう長寿命化計画を策定しなさいというような指導がなされております。市といたしましても,15m以上の橋梁につきましては,160ちょっとございます。それと,当然老朽化をした橋梁もたくさんございますので,今,その長寿命化計画に向けて庁内で準備をいたしているところでございます。当然,補助事業を活用するためにその長寿命化計画に載せる橋梁を今後見極めながらそういう策定を,今後策定していくというふうに考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 そんな,僕は難しいことを聞いてるんじゃなくて,いつごろ,完成をそれじゃできるような計画でいらっしゃるんですかということをお尋ねしているんです。


○建設部長(篠原明博君)


 私も,その橋梁につきましては,非常に交通量も1日12時間で7,000台という交通量がございます。想定でございますけども,早急な橋梁の架替の橋梁だと認識をいたしております。ただ,先ほど話をいたしましたが,当然そういう橋梁を早く採択していただいて改修するためには,どうしてもこの長寿命化の修繕計画に乗せていきたいと,乗すことによって国の補助事業の適用を受け,あるいは,合併特例債等のそういうのをあわせて,向けていくということですので,私どもの今の考えでは,まず,その橋梁の老朽化等につきます調査をして,その計画をつくるのが,まず第一だというふうに考えております。その中で,当然急ぐものを橋梁の中から事業採択に向けて要望していくということになると思います。


○28番(下深迫孝二君)


 いや,それは,行政の流れはいろいろあるでしょう。だから,そしたら,いつごろになるんでしょうかと,たったこれだけのことなんです。僕が聞いているのは。


○建設部長(篠原明博君)


 今,先ほどの計画の話をしました。できましたら,平成22年度あたりまでには何とか策定をし,当然,財政の状況もありますけども,そのスタートが,22年度ごろを目安にしてスタートしていきたいというふうに考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 あんまり長くかかるようだと,もう我々はこの世にいないちゅうこともあっても困るわけですから,やはり,せっかく合併して合併特例債というようなものも使えるわけですのでね,やはり22年度あたりに,頑張っていただいて,できたら完成と,出初式ができるというような感じでですよ,頑張っていただきたいと思います。ほんとに,これは渋滞をしてもう大変な込みようなんです。10号線と県道を結ぶ橋がですよ,今どきああいう市道はほんと市長,珍しいです。南副市長,どうですか,何回も通っていらっしゃると思いますけども,ああいう橋がほかにありますかね,県道と国道を結ぶ橋が。


○副市長(南 洋海君)


 あまりないと思っております。


○28番(下深迫孝二君)


 あまり私もないと思っております。ですから,やっぱり早く改修していただいて,やはり朝晩のラッシュ時間,非常に国道10号線が渋滞するということは,何か方策があるんならいいですけども,方策がないわけですよ。かけかえさえすれば,もう渋滞は全くしませんので,よろしくお願いします。私も,そうしますとあと5分,あと,うちを遅く出てこれるという利点もあるんですよ。そうしないと,今はほんとにあそこで込みますから予定がつきません。南副市長,今,ボタンを押そうとされてましたけど,どうぞ。


○副市長(南 洋海君)


 過去に,旧国分時代にも議論をされました。改修するについては,やはり国道に道路を拡幅で取りつける場合には,交差点協議というものがございます。いろんな公安委員会の規定がございまして,例えば,あの道路を広くいたしますと,二車線にいたしますと,例えば,国道から入ってくるこの右折帯をつくりなさいと,その中に,交通量によっては,滞留といいますけど広げる幅,交差点から何mは二車線にして,いわゆる右折帯が入るのをつくりなさいというような規定がございまして,なかなかできていませんでした。今おっしゃるように,1日の交通量が7,000台といいますと,市内でも相当の交通量の多い道路かなと考えております。今,建設部長が申しましたけども,この改修計画の中に,なるべく早く位置づけをできるように努力はしてまいりたいと考えております。


○28番(下深迫孝二君)


 ありがとうございます。南副市長も,もともと技術屋さんということでございますので,あの橋も,私もこの間,ちょっと下を通って行ってみましたら腐りかけてました。あれが落ちて事故でも起こりゃ,なお市の責任ですから,やはり早い時期にここ架替をしていただいて,安全・安心が保てるように是非お願いしたいと思います。それから,土木課長ですね,中村さんお待たせしました。せっかくおいでいただいてますから,一言お尋ねをしたいんですが,今維持係においては,非常に道路の清掃も,きちっとやぶ払いも,シルバーに頼んでいただいてしていただいております。そして,そういった中で,あちこち数が,上場が多いですから,大半がまだまだ正月前にかけて今からだと思います。ちょっと,今この鎮守尾橋のそれとは,ちょこっとずれますけど,いいですかね。通告してあるようなもんですから,これは。毎回,維持係には電話をしておりますので,そういったときにですよ,草払い早くしないと,あの土砂崩れがする前というのは,濁った水が出てくるということをよく災害前はおっしゃいますよね。草で全部隠れて濁った水は見えません。通って行って災害に遭うということも,まだこの梅雨7月20日ぐらいまでは続くと思いますので,是非,維持係のほうにも,その旨をお伝えいただいて,やはり上場地域にはですよ,シルバーの方たくさんいらっしゃるわけですので,是非早目にやっていただきますように,これは,最後にお願いしておきたいと思うんですが,一言できましたいただいて,私の質問を終わりたいと思います。


○土木課長(中村順二君)


 かねがね,議員の皆様方には,道路の管理につきましてご協力をいただいており,この場をおかりして御礼申し上げます。季節柄,草木も繁茂する時期でございますので,定期的に伐開に入っているところですが,本格的には梅雨が明けまして,お盆前には全線きれいに刈る予定でおりますので,また今後ともよろしくお願いいたします。


○議長(西村新一郎君)


 以上で下深迫孝二議員の一般質問を終わります。次に,3番,秋広眞司議員より3件通告がされております。したがって,秋広眞司議員の発言を許可します。


○3番(秋広眞司君)


 私は,こよなく君が代と日の丸を愛する国分地区選出の秋広眞司でございます。冒頭に,先月亡くなられました谷口義一元国分市長に対し,心からお悔やみを申し上げる次第であります。谷口元市長は,私の住居から200mのところに住んでおられ,私が霧島市議へ初挑戦する際,いろいろとアドバイスやご指導をいただき,個人的にも大変お世話になりました。谷口氏のご功績については申し上げるまでもなく,京セラ,ソニー,第一工大等,多くの企業誘致を初め,国分の発展に長年にわたり寄与してこられましたが,中でも一番のご功績は,このシビックセンターを建設されたことであると思います。この庁舎は,現在は合併後の霧島市の顔としてシンボル的存在となっておりますが,谷口元市長の卓越した先見性のおかげで,このすばらしい議会棟があり,こうして皆様方といい議論ができるわけであります。まだまだ我々の霧島市発展のためご指導いただけると思っておりましたのにまことに残念でなりません。ここに重ねて,谷口義一元国分市長のご冥福をお祈りするものであります。また,前田市長におかれましては,葬儀委員長として立派な市葬をしていただきました。旧国分市民からもよかったという声が聞こえてきております。心から感謝を申し上げる次第であります。前田市長,本当にありがとうございました。さて,1980年代から今日までの世界と日本の政治・経済を考えてみますと,近代の国民国家の理想として,貧富の格差が少なく中間層,ミドルクラスを厚くすることが追い求められてきました。アメリカ,日本は,1970年代にそれに近づいておりました。しかし,1981年にアメリカのレーガン大統領が就任し,市場第一主義と構造改革を打ち出し,結果的に日米ともにミドルクラス,すなわち,中間層が少なくなり,貧富の差の大きい格差社会を生み,社会構造のゆがみとなってきております。レーガン以後,アメリカの対日圧力を背景に,前日銀総裁の前川レポートが出され,「ロン・やす」と言われた中曾根内閣の中で,アメリカ追随の官から民へ,聖域なき改革という名のもとに構造改革が始まり,小泉内閣で総仕上げされたと言えます。市場開放,金融解禁が始まり,その結果,バブルが生まれ,そしてはじけ,不良債権処理の末,外資に破格の安値で日本の銀行や企業が買いたたかれ,保険業界は外資が席巻してしまいました。また,銀行と証券との垣根が取り払われ,その結果が,ホリエモン事件や村上ファンド事件へとつながりました。また,農業の自由化は農家のやる気をそぎ,流通業界の自由化で地元の商店街はシャッター通りと化してしまいました。農業も,商業も,工業も,中小自営業者は,軒並み衰退していったのであります。私のおりました郵便局の民営化も,アメリカの日本政府に対する年次改革要望事項に入っていたものであります。郵便局,民営化されて9か月たちました。民営化することによって,もっとよくなる,サービス低下はしない,そういう政府の国会答弁もありましたが,多くの簡易局が一時閉鎖し,集配局も削減され,ポストやATMも減少している現状があります。私は決して,反米主義者ではないし,日米関係は大事だという前提の上にお話をしておりますが,アメリカのねらい,戦略は,はっきりしております。莫大な資金のある簡保と郵貯の上場株を取得することであります。外資に株を売却され,保険事業と貯金事業が撤退するとなれば,郵便局は経営困難となり,やがて消えていく運命にあります。まさに,ニュージーランドがそのようなことでございました。ニュージーランドの郵便局の二の舞になると思うわけでございます。第二の占領政策と言われる市場開放や構造改革でありますが,アメリカの対日戦略にはまった日本という感じがしてならないわけであります。このように改革という美名のもとに,貧困の格差は広がり,ゆがんだ社会構造が多発する犯罪や事件の遠因としてあるのも事実であります。日本は古来,神社や仏閣を中心とした伝統的な共同社会があり,共同企業体があり,日本式の経営スタイルで貿易立国として成長してきた過去があります。今こそ,小泉改革は何だったのか問われるべきであり,検証されるべきであります。真の保守の政治へ帰るときであると感じているものであります。それでは,通告に基づき,本題の質問に入ります。まず,1点目に,小泉政権末期につくられたこの後期高齢者医療制度についてお伺いします。そもそも人の命や安全の問題は,市場主義や費用対効果ではかれるものではありません。国民皆保険の日本の保険制度は,世界に比類なき冠たるものであります。それを75歳以上で分けること自体,間違っているのであります。私自身,自民党員でありますが,この件に関しては廃止すべきと思っております。予算的にはどうするのかという言葉もございますが,他国援助するお金が何十億とあります。他国援助するより,自国の民を救うことが優先するんじゃないでしょうか。そしてまた,天下り先の特殊法人に相当のお金が,何兆円というお金がつぎ込まれております。特殊法人なくすべきでしょう。あとは,それで足りなかったら消費税のアップしかありません。野党の方々はもちろん,先の時事放談の中で,塩川正十郎元大臣や中曾根元首相と,それから,野中広務元自民党幹事長,多くの国会議員の方々が廃止するべきである,やり直すべきであると発言されておりますが,市長はどのようにお考えか,お伺いするものであります。次に,2点目といたしまして,一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画について伺います。その1として,住民説明会での主な質疑や課題,要望はどのようなものがあったか伺います。その2として,曽於市,志布志市の反応について,質疑,課題,要望はどのようなものがあったか伺います。その3として,市長あて出された陳情書の内容についてお伺いいたします。その4として,浸出水の出ない処理施設にできないかお伺いするものであります。その5として,住民の皆さんの十分な説明が不可欠であるが,今後のスケジュールはどうなっているのかお伺いいたします。次に,第3点目として,春,秋の叙勲受章者の祝賀会の復活についてお伺いいたします。まず,旧市町ごとの実施状況はどうだったのか,実施の有無,期間,時期,場所,予算額,参加人員,受章者数等についてお示しください。次に,廃止になった経緯について,議論の内容,決定部署等についてお伺いいたします。次に,受章者やその周りの方々の声として,一生一度あるかないかのおめでたい受章であり,是非一堂に会してお祝いしてほしいとの要望も来ておりますが,この祝賀会を行政主体として復活できないか,復活するための障害は何なのか,お伺いするものであります。以上,壇上からの質問を終え,自席からの再質問をさせていただきます。終わります。


○市長(前田終止君)


 秋広議員から3点につきまして質問でございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,総務部長及び廃棄物対策監にそれぞれ答弁をいたさせます。後期高齢者医療制度についてお答えいたします。この制度は,背景には日本という国において急速に進む高齢化があり,これまでの老人保健制度で高齢者を支えていくのはもう無理だという背景,これからスタートいたしておるわけでございますけれども,医療保険制度の堅持及び高齢者世代と現役世代が公平に負担をし社会全体で支え合う制度として創設をされたということでございます。現在,国会でさまざまな議論がなされていることは,議員のおっしゃるとおりでございます。私は個人的には,この制度に対して3点ほど今申し上げておきたいことがあります。この新制度に対する批判の第1点,これは,まさに後期高齢者という呼び方そのものが,非人間的なこの響きに聞こえ,もう後がないという感じで,厄介者のように扱われているような冷たい印象を与えたことだと思うんです。4月になってから,長寿医療制度と呼び方を変えたものの,もう既に後の祭りと,こう私は思わざるを得ない。その第2点,天引き制度,これへの戸惑い,その周知が不十分であったと,これまで扶養家族が負担をしていたものが,お年寄り自身の天引き負担となるということ。その第3点,これまで自治体が独自に行ってきた助成,これがなくなり,結果として,お年寄りの負担が増えた。今回の本会議でも,池田議員からのご指摘もありましたが,例えば,この人間ドックの受診助成等の件など,つまり,75歳以上のお年寄りをひとくくりにして,日本の全世代や家族からのこの分断をされた印象となり,75歳以上の方々が少数派の立場に立たされて,いわば,高医療費世代,たくさんの医療費がかかってしまう世代,高医療費世代として何かこの大きな疎外感という気持ちを与えることになってしまったんじゃないかなと,こういう気持ちがいたします。ですから,そういうことを念頭に置きながら,この制度を今いろいろと国レベルの議論等聞かさせてもらい状況を見守り,また,私の立場から言えること,できること,ともに取組んでいきたいと,こういうふうに思ってます。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画の進捗状況についての1点目についてお答えいたします。これまで大小16回の説明会を実施してまいりました。その中で出されました主な質疑としましては,宝瀬地区選考の理由,産業廃棄物持ち込みの心配,飛灰固化物の説明,地下水汚染の不安,風評被害の心配,45年という期間への懸念などが出されています。なお,要望として多いものは,5か所,あるいは,2か所,選考時の候補地名や候補地間の比較基準の公表でございます。次に,2点目についてお答えします。曽於市や志布志市の方から出ました質疑につきましては,宝瀬地区選考の理由,処理水の問題,処分場の構造,飛灰固化物の説明などが出されました。要望としては,曽於市から,下流域水田耕作関係者へ説明会を開催してほしいという旨が出されております。次に,3点目についてお答えします。陳情書の内容につきましては,3期45年が長いことや牧之原の中心部である。それに合併前に総合運動公園用地として協力してきたことであり,納得がいかない。これらのことから,立地可能性調査は強制的に行わないことが,陳情されています。次に,4点目についてお答えします。今回計画しているクローズド式の処分場は,あくまでも,管理型の最終処分場であり,浸出水の出ない施設とはなりませんが,その量が少なく外部に持ち出すため,浸出水を下流に放流することはありません。次に,5点目についてお答えします。今後は,先進地視察や説明会を行うほか,説明会で出された選考の経緯や疑問等に対し詳しく説明するための報告会を計画し,住民の皆様にご理解いただけるよう努力してまいります。


○総務部長(今村恭一君)


 3点目の春,秋の叙勲受章祝賀会の復活についてお答えをします。まず,合併前の旧市町の状況についてですが,旧国分市,牧園町,霧島町で,首長や議長が発起人の一人となって会費制による祝賀会を開催しておりました。ただし,牧園町,霧島町の場合は,特に,行政に関係の深い方の場合のみでありました。この会費制による祝賀会は,国分市の場合,主に公共施設を利用し,参加者は200人程度でしたので,経費としては60万円程度でございました。牧園町,霧島町の場合は,主にホテルを利用し,参加者は100人から300人程度でしたので,経費としては50万円から100万円程度でございました。なお,始まった時期については,昭和50年以降だと思われますが,確定はできませんでした。次に,過去3年間の春,秋の叙勲の受章者数ですが,春,秋あわせて,平成18年23名,平成19年20名,平成20年春のみで10名となっております。これには,消防,自衛隊,警察などで貢献のあった方を対象とする危険業務従事者の叙勲も含まれております。次に,廃止になった経緯についてですが,叙勲受章祝賀会は本来,受章者の関係者,関係団体などが主催または発起人となるのが通例であり,県内18市を見ましても,市長が発起人になり,毎年祝賀会を開催しておりますのは3市だけでございます。また,合併により受章者の数も大幅に増加することが見込まれ十分な対応が困難との判断から,合併を機に開催については,関係者,関係団体の自主的判断にゆだねることとなったものでございます。行政の責務として,お祝いをするべきであるとのご意見でございますが,元公選職や元公務員が,叙勲を受章することに批判的な方もおられることも事実でありますので,たとえ会費制といえども,市が主体となって祝賀会を開催することにつきましては,慎重にならざるを得ません。今後,市民の皆様方から広くご意見を伺いたいとは存じますが,現段階におきましては,これまでどおり,受章者の関係者などが主体となって祝賀会を開催されることが最も自然な形であると考えておりますのでご理解ください。


○3番(秋広眞司君)


 るる説明いただきましたが,再質問をさせていただきます。まず,後期高齢者医療制度についての再質問ですが,市長は,その天引きの問題等3つほど,呼び方の問題等を指摘されましたけど,まだまだいろいろありまして,その1つは,制度的な問題ですけども,入院中に誕生日を迎えられた場合,これ,前の保険と後期高齢者医療の保険二重請求しなきゃいけない。そして,支払いは2倍になっていくという問題が生じておりますね。これ,当然のことです。誕生日を基準としているわけですから,誕生日の翌月であるという記載がないから,そういう欠陥が生じているということも指摘をされておりますし,また,60万で入院した場合打ち切って,診療報酬額が低くなるから出ていってくださいというようなことが生じるおそれがある。また,これからお年寄りどんどん増えていくわけですから,その75歳以上で回すとしたら,負担のカーブがものすごく大きなカーブになっていくと,高負担がどんどん迫ってくるという状態が予想される。そういう問題点があるんですね。指摘をされております。ですから,私は,やはり自民党員ですけども,これはもう駄目だというぐあいに,私自身として判断したわけでございますが,市長は,危惧の念は示されましたけども,これ以上は言えないのが市長の立場であろうと思いますんで,この点はこれで終わりにします。次に,一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画についてでございますが,今回答いただきましたけども,曽於市から,この下流域の水田耕作者関係者への説明会を開いてほしいという要望があったということですが,これは計画をされているんですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 今現在,曽於市の総合支所と連絡,連携をとっておりまして,現在のところ,先方からこちらに,いついつという具体的な開催日はまだ示されておりません。


○3番(秋広眞司君)


 分かりました。是非そのような要望がある場合,要望に応えて説明をしていただきたいと思っているわけでございます。次に,6月4日に1回目の先進地視察が行われたわけですけれども,これは,先進地視察として行かれたのはどこなのか,対象人員は何名ぐらいだったのか,どのような意見が出たのか,分かりますでしょうか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 まず,先進地として行きましたのは,加治木の処分場でございます。クローズド型でございます。そこを視察いたしまして,その後,地元なんですけれども,敷根の清掃センター,ここなかなか近場なんですが,皆さん見ておられないということで,飛灰固化物等の現物などを見ていただいたということでございます。対象人員は,13名と関係職員が出席いたしております。それから,質問等の内容ということでございましたけれども,たくさん出たわけでございますけれども,主なるものを申し上げますと,2基目,3基目はどこにつくるのかとか,散水量はどのくらいか,時間はどのくらいか,何年で満杯になるのか,あるいは,地元の地域協定は結んでいるのか,それから,処分場,加治木の処分場のことですが,そこから離れたところからのご意見とかはなかったかとか,地元の優遇措置はどういったものがあったのかとか,そういったような質問が出ていたようでございます。


○3番(秋広眞司君)


 加治木のその処分場,私も見に行ってきたんですけども,非常に立派なとこでございますが,加治木についての意見はなかったでしょうか。いいとこだとか,あるいは,これじゃいけないとか,そういう意見はなかったでしょうか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 ここに,質問等の内容の回答ということでまとめておりますけども,その中にはちょっと見当たらないようでございます。


○3番(秋広眞司君)


 それでは,次にお伺いしますが,今吉議員のほうから質問されたこととダブらないように質問をしていきたいと思うんですが,飛灰固化物だけの処理が今度できる処理場の処分物であるというぐあいに理解をしてるんですが,その理解でよろしいですか。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 飛灰固化物だけということであります。


○3番(秋広眞司君)


 飛灰固化物だけでありますと,ほかの汚泥とか,ほかの物質は入らないということですから,ほかの物質が入った上でのその法的な縛りがあるわけでございまして,水処理の関係上,それを飛灰固化物だけの処理場というのは,本市がいわば初めてだと思うんですよ。ですから,法的にも,これは,県,国と検討される,水処理が必要なのかどうか検討されるという回答を今吉議員にされておられますけども,これは,是非詰めていただいて,私としては必要ないんじゃないかと,ただ,ほこりをとるために水をちょっとかけるだけでいいんじゃないか,水処理施設そのものは要らないんじゃないかと思ってるところでございます。水処理施設に係る費用というのはいくらぐらいかかるものでございますか。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 水処理施設も,いろいろございます。一般的なものから,最近では,塩を抜くタイプのやつとかいろいろございまして,この前見せていただきました加治木の処分場でありますと,1日の処理能力が11m3でございます。これで大体6億7,000万程度の金がかかっておるようであります。それと,高崎のほうは,同じくクローズド型なんですけれども,これは,24m3,1日当たりの処理量ということでございまして,これは,約4億円程度ですんでいるようであります。


○3番(秋広眞司君)


 加治木のほうが6億,この水処理の施設だけで6億を費やすと,うちのほうはちょっと多いですから,8億ぐらいになるかなという推測をするわけですが,それがなくなる,それをしなくていいですよということになれば,これは大変な経費の節減になるわけですから,今吉議員のほうに説明があったように,県や国と,飛灰固化物だけの処理の場合は必要なのかということを,そこをきちっと詰めていただきたいと思いますが,どうでしょうか。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 そのように勉強させていただきたいと思います。


○3番(秋広眞司君)


 これでこの問題については最後にしますが,市長にお伺いしますが,これから,二次のこの説明会が開かれていくわけですが,そしてまた,先進地研修も,何回かこう重ねていかれるわけですけども,やはり住民の方が,きちとっと納得した上で,そして,建設をするというのが大前提でございますから,市長も気概として,2年,3年待ってもいいよと,タイムリミットはあるけども,2年,3年待っても住民の理解が得られなければこれは進めないよと,そういう気概で臨んでもらいたいと思うんです。そこらの考えはいかがお持ちでしょうか。


○市長(前田終止君)


 一般廃棄物管理型最終処分場のこの件は,私ども,13万市民にとって市民生活に直結をした大変大事な問題であるということをいつも感じております。これをお受けいただく地域,これは,ほんとに私も責任ある立場の者として,しっかりと説明責任を果たし切って,そして,大方の納得をいただかなければいけないなと強く感じております。市民の皆さん方は,当然この手の施設というものは必要であることは,皆さんがもうよくお分かりだということでございます。つまり,総論賛成であります。しかし,各論になりますと,まあ,わかってはいるけど,うちの前にだけはやめてくださいと,こういう総論賛成,各論反対,こういう気持ちになられるわけでございまして,そこは,過去の経緯等を踏まえますと,私も市長という立場で理解もできる点がございます。そういう意味で申し上げますけれども,13万市民の総意を,それこそまた,総論賛成の気持ちを代表して,例えば,納得をいただけるその機会がやがてまいりましたら,この地域の方々に各論反対をどうにか納得度を上げ切って,お受けいただいたら,やっぱり市民全体から見ても,そこの地域に対して最大限の配慮をしながら,将来計画を進めてまいるということになろうかなというふうに期待を,私としてはしております。よって,この16回の説明会を申し上げましたということでございますが,これにほか,あと,大中小の5回を超える説明もあります。例えば,まず,真っ先に皆さん方の議員全協でも説明させてもらいました。あるいはまた,隣接する自治体の関係各位,何回もお越しになりました。そのときも,私も当然立ち会っております。可能な限り,大きなどーんと話を前に出すときには,先頭に立って現場で,そしてまたその場にいて,市長としての立場をしっかりと説明を果たしてきているつもりでございます。今後,陳情等もお受けをいたし,そしてまた,皆さん方の言い分というものもしっかりと真摯に謙虚に耳を傾けながら,決して強行的にこのことを進めていくことはないというふうにご理解いただいて結構でございます。しかしながら,精いっぱいの,今後真摯な向き合い協議,そしてまた,努力をさせていただいて,最終的には是非,大方の当地域の方々に納得をいただく最大の努力をし切って,私ども,この市に絶対に必要なこの施設を何としてもやり遂げて着手して,そして,安定した我が市の未来をつくってまいりたいと,こういうふうに思っております。


○3番(秋広眞司君)


 頼もしい発言をいただきました。関係部署も大変でしょうけども,ひとつ頑張っていただきたいと思います。続きまして,春,秋の叙勲のこの祝賀会の復活についてでありますが,実は,私は,谷口元国分市長のときに何回か出席をさせていただいたんですけども,このご夫婦で来られた方が,こんなお祝いをしていただいてということで非常に喜んでおられたのが印象に残っておりますが,谷口市長の受章者に対するその功績の説明やら,いろいろと妻の陰のご苦労やらお話になったことでこの涙されたんだろうと思うんですが,一生に一度,お祝いをして差し上げてもいいのではないか,行政のほうで,経費が60万ぐらいですむわけですから,受章者は,先ほど今村部長は,受章者が増える可能性があるとおっしゃいましたけども,これ,今年の春だけで10名でしょ,秋が10名としたら20名ですから,18年度20名,19年度も20名ぐらいですから,20名ぐらいの数になっていくんですよね。これ,増えることはないと思うんです。人口が増えれば別ですけども,ですから,是非これは,市長にお伺いしますけども,経費50,60万,会費制,公共施設を利用するということで安上がりにできるわけですから,ひとつやっていただきたいという希望があるんですが,いかがでしょうか。


○市長(前田終止君)


 秋広議員のこの件に対するお気持ち,よく伝わってきますし分かる点もあります。しかしながら,また一方,答弁の中でも触れられておりますけれども,やっぱり人間,顔の数だけいろんな価値観,考え方,評価,それはあるわけでございまして,この叙勲に対する評価も,何でこの人がこうなんだと,そして,公務員優先じゃないかとか,あるいはまた,政治家優先じゃないかとか,あるいは,世の中っていうのは,勲章をもらったから偉いのかと,そうじゃなくて,勲章はないけれども,人知れずほんとに地道なご苦労をなさった方も山ほどおられるんじゃないかと,そういう考え方,あるいはまた,事実そういう華やかな場面に評価をしていただくようなことはなくても,本当の勲章を差し上げたい,そういう人たちがいてこそ,本当の世の中のあるべき姿があるんだというような意見等も事実あろうかとも思うんです。そういうさまざまな価値観がある中で,私が先頭に立って,公共施設等を使い,あるいはまた,会場はどこでもいいんですが,やりましょうということも分からんではないんですが,やっぱり叙勲をなさったその側近,される周辺の,よかったねと,おめでとうという人たちが,民のお気持ちで,民間人の立場から,心から思い,友として,先輩後輩として,お祝いをみんなで差し上げると,そういう自然の流れのほうがいいのかなということを今の段階で,私はそういう気持ちでおります。


○3番(秋広眞司君)


 今村部長にお伺いしますが,毎年祝賀会を開催している3市,これは,名前を公表できますか。


○総務部長(今村恭一君)


 18市の中で,毎年祝賀会を開催しているのは,枕崎市,薩摩川内市,南さつま市の3市でございます。時期は11月で,すべて会費制でございます。


○3番(秋広眞司君)


 市長のご意見も貴重なご意見でありますし,受章されない方のやっぱり気持ちもあると,そして,受章されない方でも立派な方いっぱいおられると,そういう気持ちも,捉え方もあると思いますけども,やっぱり受章される方は,何らかのやっぱり功績があって受章されるわけですから,そこは行政の上で対応している市も3市あるわけですから,ひとつ最後に皆様方から,これ今村部長にお伺いしますが,広くご意見を伺いたいとは存じますがという回答でございますけども,その声が強い場合は何らかの検討がされるのかどうか,お伺いをいたします。


○総務部長(今村恭一君)


 今後もいろんな人の意見は聞こうとは考えておりますけれども,旧国分市が昭和50年代に受章を始めたときには,春,秋の叙勲の方が対象で,割と少ない状況にありました。それが,平成15年の11月から危険業務従事者叙勲というのが対象になりまして,これは先ほどお話しましたように,消防,警察,自衛隊の方などで危険な業務に携っている人も対象となった関係上,叙勲を受けられる方が非常に多くなりました。それで,旧国分市は多目的ホールで会費制でしていたわけですけれども,あの多目的ホールの壇上に,旧国分市の場合でも最高7名ぐらいの方が壇上に並ばれますと,もういっぱいでございました。それで,先ほど18市の中で3市が受章祝賀会をしてるとお話をしましたけれども,霧島市になって,春,秋をあわせてすれば,大体20名以上の対象になるかとは思われますが,公共施設を利用しての受章祝賀会というのは,ちょっと会場の関係で無理である。それならばホテルということになりますと,大体3,000円の会費でしていたものが,もっと金額的にも多くもらわないといけないというようなことやら,先ほど市長がお話しましたように,公務員として仕事をして,その給料をもらって,その対価としての仕事をしている人が受章するということに批判的な方もおられます。いろんな問題があるでしょうから,そこ辺を分析して,また皆さんのご意見を聞きながら,今後また復活した方がいいのか,それとも,その団体,出身母体の方で祝賀会をしてもらうのが一番いいのか検討してまいりたいと考えております。


○3番(秋広眞司君)


 ひとつ,先ほども申しましたけども,繰り返しますけども,叙勲をもらわれる方はそれなりの功績があってのことですので,市の方としてもこの問題については,ひとつ継続して検討していっていただきたいということを要望しまして,私の質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,秋広眞司議員の一般質問を終わります。次に,10番,徳田芳郎議員より2件通告がされております。したがって,徳田芳郎議員の発言を許可します。


○10番(徳田芳郎君)


 通告に従い2点について質問をしておきますが,初めに,私は旧隼人町役場本庁舎の問題について,通告はしておりませんけれども,執行部当局に物を申しておきたいと思っています。この隼人旧庁舎問題については,昭和31年から50年余りにわたって,隼人町の公共サービスの拠点として頑張ってきたところであります。この庁舎の玄関に赤いテープでこの印がしてあり,その前には,いすが2つ並べてありました。これは庁舎は使っておりませんので,そういったことをされたんだと思います。しかしながら,こういった庁舎に市民が見て,いやしくも今までそういった公共サービスの拠点であったところに,こうした仕掛けでされることが,私はふさわしいのかどうか。それよりか,情けなくなってしまったということが現実であります。この問題については,先日,我々OBの方々が集まる機会がありまして,その中から,おまえは,あそこを見て来いと,そして議会で物言えということを言われまして,私もその時点でも少し感じておりましたので,こういった機会ではありますけれども,通告はしておりません,回答もいりませんが,こういった庁舎,神聖なる施設に対して,こうしたやり方は私はないんだろうと思って,一言だけ物申しておきます。それでは,質問に入っていきますけれども,今,国会は会期末を控えてさまざまな状況があります。特に昨日は,初めてと言われる総理への問責決議案が参議院で可決されました。今の国会は衆参ねじれ現象,国民にとっては,このことでさまざまなことが少しは分かりやすくなったのではないかというふうに私は思います。政治が,そういった点では少し身近に感じさせられるという点もあります。特に法律の点については,そういった衆参でねじれ現象があるために,さまざまな問題が指摘をされて,そのことが報道機関を通して国民の目に触れることになりました。いわゆる国民の思いも,少しではありますけれども伝わるようになったのではないかというように私は思っているところであります。今後もそういった点については,しっかりそれぞれが議論をして,国民の目線に立って国会の場で議論をしていって,国家議員が個人の思いではなく,しっかり国民に目を向けて議論をしていって,そしてその中で法律ができることを願います。先日の山口の衆議院の補欠選挙の結果,そして6月8日ですか,沖縄県の議会議員の選挙の結果での与野党逆転,そういった点を考えますと,やはり国民は今の政治の流れをしっかりと目を見てるということだけは分かったのではないかというふうに思います。そうした中,3月31日の日切れ法案の中で地方税法があったわけですけども,その問題が4月30日に再議決された1つに,さっき申し上げました地方税の一部改正がありました。それに伴って,本市では税条例の一部改正が専決処分され,本会議では常任委員会で審議することはない,即決となりました。私はその前に,鹿児島市,薩摩川内市,鹿屋市などを調査をし,その中では,しっかり委員会審議をされたり,される予定であります。あれだけ後期高齢者医療制度で国民に知らされないで大きくなった問題なのに,こういった税条例の中でも,いろんな複雑な問題があった中で専決処分というやり方では,ほとんど市民の方々は分からないのではないでしょうか。市行政サービスは,市長は,市政は市民に開かれた行政サービスだという方針を掲げて市長になられておられます。そうした点からすると,公開されたところで広く議論をしていって決めていくシステムが必要ではないかというふうに思います。そうしたのは私だけでしょうか。今後は行政も議会も,そういった点についてはしっかり考えなければいけないのではないかというふうに苦言を申し上げていきたいと思います。それでは,質問に入ります。1点目,後期高齢者医療制度についてでございます。制度の批判がテレビ,新聞等で報道をされておりますけれども,市当局についてはどのような問題が届いているか。例えば年齢別医療制度の問題とか,終末医療相談事業の問題とか,低所得者の保険料,保険料の強制引去り。2点目,政府の改善が報道をされておりますけれども,年齢による医療方法など,私は抜本的な根幹にかかわることを改定しない限り,この問題は国民に理解されないのではないかと思うがどうか。いわゆる高齢者がこれからますます増えていく中で,財政見通しなども検証されないといけないわけですけども,そうした問題も報道されておりません。次に,2点目でございますけども,職員の退職後の再就職の問題についてであります。総務課に,そういった退職後の相談窓口を設置する考えはないか。2点目に,合併後にやめた人たちの職についた状況を把握しているか伺います。3点目に,市が発注した事業を受注している企業に市職員OBが就職している企業を把握していらっしゃるかお伺いします。また,その中で影響がなかったかもつけ加えておきます。以上で,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 徳田議員より2点質問がございました。1点目につきましては私の方から答弁をいたします。そのほかにつきましては,総務部長及び工事監査部長にそれぞれ答弁をいたさせます。その前に,先ほど前置きの段階で,旧隼人庁舎の今使っていない玄関部分の対応についてご指摘がございましたが,私の方も話を伺いまして,早速関係する職員を呼んで,議員ご指摘の点についてきちんと問いただし,そしてもうそのことは,きちんと整理整頓されているということでございます。50年余にわたって,旧隼人町の方々,そして合併後のこの3月まで,あの場所が皆様方の市民としての,町民としてのよりどころとして多くの出入りがあり,たくさんの悲喜こもごものことどもがあの玄関を通じて,あの建物を通じてあられ,そういう人たちがあの場所に立った場合,もっと分かりやすく,もっとスムーズな流れをしっかりつくっていくべきだったということで,お互いに反省をし,ちゃんと対応がなされているということをお伝えしておきます。さて,1点目についてお答えいたします。後期高齢者医療制度についてございましたけれども,霧島市におきましては,2月から3月にかけまして,市内51か所で説明会を行いました。現在までのところ,市に対する批判はほとんどなく,制度に関する問い合わせが主なものでございました。その内容の主なものといたしましては,制度,内容に関すること,保険料に関すること,年金からの天引きに関すること,医療給付に関することなどでございました。次に,2点目についてお答えをいたします。現在,改善策として,低所得者の保険料のさらなる軽減に関することなどが報道されておりますけれども,先ほどの秋広議員の質問にもお答えいたしましたとおり,今後とも国の状況等を見守っていきたいと考えているとこでございます。


○総務部長(今村恭一君)


 職員の退職後の再就職についての1点目についてお答えいたします。職員の退職後につきましては,再就職される方,ご家族の介護をされる方,あるいは地域の役員として活動される方など,さまざまな第2の人生を歩んでおられます。また,再就職につきましても,希望の職業をご自身で見つけられたり,請われて職につかれたりと,人それぞれであります。現在のところ,総務課に再就職の相談に来られた方につきましては,長年の行政経験を生かせる職場を可能な範囲で紹介しているところです。しかしながら,厳しい雇用情勢の中,民間企業等を早期にやめざるを得なかった方やリストラに遭い,ハローワーク等で休職活動をされている方が多数いらっしゃるのも事実でございます。このようなことから,職員の再就職につきましては,特別に窓口を設けることはせずに,従来どおり相談に応じ紹介する方法で対応していきたいと考えております。次に,2点目についてお答えします。個人のことであり,すべてを把握しておりませんが,知り得た範囲では,退職直後に再就職された方でございますが,平成17年度,定年,勧奨,普通退職者,計53名のうち,再就職された方が2名。内訳としまして,民間会社2名であります。18年度が,同じく退職者52名のうち12名。内訳としまして,民間会社1名,市嘱託等が11名であります。平成19年度につきましては,同じく退職者67名のうち16名。内訳としまして,民間会社3名,市嘱託等が13名となっております。


○工事監査部長(大井 正君)


 職員の退職者の再就職についての3点目についてお答えいたします。合併後に市役所を退職し,企業に就職された方の全ては把握はいたしておりませんが,建設業及び測量,建設コンサルタント等に就職された方が6名おられると伺っております。


○議長(西村新一郎君)


 徳田芳郎議員の壇上からの質問に対する答弁をいただいたところでございます。申し合わせによりまして,ここで休憩を挟み,休憩後に自席からの再質疑を続けたいと思います。しばらく休憩します。


               「休憩  午後 2時59分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時15分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。徳田芳郎議員の自席からの再質疑を許可いたします。


○10番(徳田芳郎君)


 それでは,2回目の質問をしておきますけれども,この制度については,高齢者の1人当たりの医療費は現役世代より4倍から5倍かかるということで,増え続ける医療費,社会保障費に何らかの対策を立てなければということで,小泉内閣時代に,2003年3月に,高齢者にも現役世代との均衡を考慮して適切な保険料負担を求めるという趣旨の閣議決定がされ,この問題がスタートしたわけでありますけれども,特に2005年9月から政府の審議会で議論が開始されました。そして,2006年5月に衆議院の厚生労働委員会で強行採決され,2006年6月に成立した制度であります。そこで,問題提起をしておきますけれども,この2006年6月に成立がされたにもかかわらず,この間に細かな説明が何一つ,当該である,そういった高齢者の方々には周知をされておりません。1番目に,人間は年をとるとともに,体にもいろいろな症状が出てくるのが当たり前ではないでしょうか。医者に通うことでは医療費がかかるのは当然であります。その中で,若い現役世代と対比をすることが本当に望ましいのでしょうか。2点目には,なぜ年齢で医療制度を変えないといけないのか。年齢で医療費の差別をしてはならないというふうに私は思います。75歳以上とか,障がいのある人では,65歳以上74歳までの人は希望者も入れる。それから3つ目には,1人のかかりつけ医で,いくつもの病気を持っておられるお年寄りを一元化管理するということはおかしいのではないか。言えば,いくつも病気を持っていらっしゃる方々がいらっしゃるわけで,その場合,かかりつけ医がすべてのそうした病気に対する回避指導はできないというふうに私は思います。それから,大きな問題は,この制度に全国でも多くの医師会が反対をしていることであります。そして,昨日のテレビ報道であったわけですが,入院中に75歳になった場合は,この方は国保と後期高齢者の2つの制度での医療の負担をしなければならないということになっております。以上,5点について申し上げましたけれども,この内容については,行政の方は分かっておられるかどうかお伺いします。


○生活環境部長(南田吉文君)


 正式に数値だとかあったわけではありませんので,私どもはメディア等を通じて知るしか,その方法はございません。そういった中で,新聞等を見てみますと,そういったようなことが報道されておりますので,今現在そういった話が出ているのかなというふうに感じておるところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 そのほかにもまだいろいろな問題があります。例えば先ほど市長の方からもありましたとおり,年金から一律に天引きをすること。それから,配偶者や子どもの扶養家族に入っている75歳の人の問題とか。それから,前期,後期などと色分けをしなければいけないのか,なぜそういうふうなことをしなければいけないのか。先ほども申し上げましたが,この制度が2006年6月に成立しているにもかかわらず,この2年間もの間,細かな説明を何一つしなかった。例えばその制度の趣旨なり,仕組みなりについて分かりやすく説明をするべきであったのに,この問題が法律が施行されるからじゃなくて,この4月,制度が始まった時点になってから,次々といろいろな問題が明らかになったということについては,その点についてはどのように感じておられるかお伺いします。


○生活環境部長(南田吉文君)


 基本的に地方公共団体,私どもでございますけれども,独自性を発揮しながらも,やはり法律であり,例えば省令であり,条例であり,規則であり,これらに従いながら運用していくということでございます。ましてや,4月から始まりました後期高齢者の医療制度に対します広域連合の1構成員でございます。そういうようなことから勘案いたしまして,感じるところもいろいろあるわけですけれども,そういったものには粛々と従っていくと。従うというのはおかしいんですが,粛々と執行していかざるを得ないというふうに感じておるところでございます。議員申されましたようなことも感じながらも,そういったようなスタートを切ったということをご理解いただけたらと思います。


○10番(徳田芳郎君)


 確かにこの後期高齢者制度は,国の法律が決まって,そして地方の団体では,それぞれがそれを実施するに当たって,さまざまな問題ついて条例化をしていくわけですけども,今回については,各県ごとに広域連合なり,一部事務組合なり,それぞれをつくって運営をしていくということでありますけれども,私はこの制度が始まるに当たって特に感じたのは,非常に大きな声で言いたいですが,戦後の本当に荒廃した日本を,平和で暮らせるようになったのは,いわゆる後期高齢者と言われる,そういったお年寄りたちが一生懸命頑張って働いてこられて社会に貢献されたからこそ,今の日本があると思います。こういった制度については,市長は先ほど少し述べられましたけれども,そうした今の日本の礎を築いてこられた方々が,一緒くたにこういった制度で,細かな問題も説明せずに運営されようとしている,この制度について,もう一回,市長の口から見解があれば述べてください。


○市長(前田終止君)


 いろんな角度から,さまざまな視点で,まさに議員ご指摘のようなことだというふうに私も感じる点が多々ございます。しかし,そうは申し上げてみましても,我が国の総人口の約1割を占める75歳以上の方々の世代,その方々が,現実的に医療費全体の3分の1を結果として使っている状況にあられると。ですから,世代間の公平性,そういうものを考えたということでありましょうかというふうに理解をしているところでもございます。いろいろ国におかれては,この最近の状況を実態調査をされて,その結果を踏まえて制度改善,そういうものをしっかりやっていただけるものと期待をいたしているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 市長は,この方を知ってらっしゃいますよね。堀内光雄。前のこの自民党の,言えば派閥の会長であった方が堀内光雄さんですけども,雑誌に投稿されておりまして,後期高齢者は死ねということかということで,本に書いてあります。その当時の確か総務会長だったと思います,小泉内閣の。そういった方々が,細かく,その法律の中身を詳しく知っていらっしゃる方々が,最後,この制度ができるときには,郵政化の問題でその中から外されていらっしゃるわけですけども,そういった方でさえも,この問題はおかしいということをきちっと言われている。そういった中で,確かに今法律ができたからどうしようもないということだろうと思いますけども,確かにそういったことはありますが,ただ,今新聞報道等では,低所得者の問題については9割を免除するとか何とかといろいろ出ております。私は,この制度の根幹にかかわる問題からやり直さない限り,この制度は将来は私は行き詰まるというふうに感じます。市長も言われたとおり,高齢者は増えていくわけですよね。だんだん増えていく。そのことによって医療費はかさむ。そして,その高齢者については,低所得者については,いろいろ国が補助をするということをやっていけば,当然どこかが,誰かが負担をせんないけないわけですから,そういった問題も考えますと,私個人は,この制度は,よって廃止するべきだと。あとの問題についてはいろいろありますけども,そこらあたりについては,きちっとみんなが分かるところで議論をしながら,そして,将来的にも運営ができる体制の中でやっていくべきだということを提言をし,この問題については終わります。次に,2点目の今回の退職者の問題についてでありますけども,答弁をいただきましたけれども,細かに把握をしてないような感じの答弁がしてありますが,私は,この問題を質問するに当たっては,特に合併後,多くの職員の方々が,答弁にありますとおり多くやめていらっしゃいます。この間,私も職員OBですので,今までの,今の現在の賃金体系とか,それから年金の問題,退職金の問題,さまざまな問題をある程度は分かっているつもりであります。特に,やめても年金が全額もらえないために,どうしてもその間は,4年間といいますか,そうした間は生活ができませんので,働かなければいけないということであります。経過措置の間です。そういったことを考えたときに,今まで35年間なり,40年間働いてきた方々ですので,そういった観点に立って,そういった困っていらっしゃる方々があれば,きちっと対応をしてあげていいんじゃないかという問題を含めて,この質問をしたわけであります。そうした窓口はつくらないということでありますけれども,しかしながら,先ほど申し上げましたとおり,そうした生活ができる賃金をもらっていらっしゃらない中で,そういった問題で困ってらっしゃる方々については,それなりに対応すべきだということをもう一回酸っぱく言っておきます。その後の問題ですが,今回,私は今市役所に名刺を配りに来られる方々を何回かお見受けしました。今各企業も,特に建設業なり,コンサルタントなり,仕事量も増えてきているというのは実態であります。そういった中で,そういったところに働いていらっしゃる方々がおられるようです。そういった方々は,名刺を配るということは,もしかして,そこに名刺を配って,その課のところで目が届いたときに,例えば今市の発注工事は130万以下は随意契約もできるというふうになっていると思うんですが,その点について確認をします。どうですか。


○工事監査部長(大井 正君)


 ただいま徳田議員がおっしゃったとおりです。


○10番(徳田芳郎君)


 そうすると,その130万以下の事業を例えば発注するときに,いろいろな顔も浮かぶというふうに私は時には思います。そういった中で,私は質問の中に影響はないですかというふうに書いてありましたけども,これについては答弁がしてありません。そこのところをもう少し確認をさせていただきたいと思いますけども,先ほど申し上げましたとおり,何日間働かれるのか私は分かりませんけれども,公共事業が少ない中で,事業課なり,そうしたところに名刺を入れてあります。そういった中を見られることも確か私はあるのではないかと思います。各事業課について少しお尋ねしますが,そういった市の発注する工事をするときに,事業課においては名刺が入れてあると思いますが,そういったところを片づけをするときに,名刺を配った方のそれを集めて見られることはないかどうかお伺いします。


○工事監査部長(大井 正君)


 先ほどの質問の中で,市には影響はないのかということでのご質問でございましたけども,失礼いたしました。工事等の発注につきましては,霧島市建設工事指名競争入札参加者等の指名基準に基づきまして,指名業者の決定は指名委員会で適切に行っており,問題はないものと考えております。また,最後にありました,それぞれ各課を営業的に回られる名刺についても,もうその都度処分をしてるという状況でございます。


○10番(徳田芳郎君)


 その指名委員会にかけるときの指名の業者については,指名委員会で決められるんですか。それとも,各課から大体枠を決めて,指名委員会に諮ってもらえるんですか。


○副市長(南 洋海君)


 指名委員会の指名業者の選定につきましては,原課の方で原案をつくっていただきます。それを指名委員会で審査をし,決定をすることといたしております。したがいまして,最終決定は指名委員会ということになります。


○10番(徳田芳郎君)


 だから,先ほども少し触れましたけども,指名委員会にかける業者については,それぞれの課で名簿をつくって,そしてそれに基づいて指名委員会の中で議論をされたとするならば,先ほど申し上げましたとおり,名刺が入っておれば,そのときに,その企業の名前は思い浮かばないのかなというふうに私はそこのところを危惧をしているからこそ,影響はないですかというのをお尋ねしたわけです。どうですか。


○副市長(南 洋海君)


 ご承知のとおり,多くの方が名刺を持って来られております。直接は受け取りませんけれども,秘書課の秘書係のところに名刺入れがございます。夕方,担当の者が机の上に置きまして,明くる朝,目は通すことはあります。


○10番(徳田芳郎君)


 同僚議員の質問の中にもありましたとおり,私は市民はいろいろな目線で見ていると思います。そういった中で,OBの方々がそういった企業に働いておられるときには,その人だけ来ればいいんでしょうけども,ほかのお客さんがいるときには見つかることもあるわけですね。あの人は何しに来やったとやろうかいという,そういったことを考えたときに,そういったところがあれば,市民の目から見て,いろいろ疑惑を感じられるいうことがないような形をするとするならば,先ほど一番最初に申し上げましたとおり,市にそういった再就職の窓口をつくれば,そこが注意点も説明をしながら,こういった仕事を問い合わせが来ているけども,こうしたところに働きませんかということができるのではないのか。そういったことがあれば,その中で問題点はないような形で,私は再就職が見つかることもあるというふうに感じます。そういったことを考えたときに,もう一回最初の質問に返りますけども,窓口の問題については再考する考えはないですか。


○総務部長(今村恭一君)


 最初の答弁でもお答えしましたが,公務員を厳しい目で見ておられる市民の方もいっぱいおられます。そして,就職になかなかつけない,そういうような方もおられます。市の職員が退職して,65歳で年金をもらえるまで,その期間,職を探さないといけないという方もいっぱいおられますけれども,市の中にそういう窓口を設けて,長年培ってきた能力を市の中で生かすというのも一つの方策ではありますけれども,自衛隊やいろんなところを退職した人が,市のできる範囲内での業務を雇用するというのも一つの方法でありますし,公務員だけをその市の窓口の中であっせんするというのは考えておりません。


○10番(徳田芳郎君)


 6月7日の日本経済新聞によると,10月以降は省庁による天下りのあっせん全面禁止という記事が載っておりましたけども,これについては目を通されましたか,お伺いします。


○総務部長(今村恭一君)


 見ておりません。


○10番(徳田芳郎君)


 これについては,官民人材交流センターに再就職あっせん機能が一元化されるということになっております。答えは。だから,国と地方は違いますけれども,確かに。だけど,国もそういったメディアの関係とか,国民の目線とか,そういった関係を持って,こういったあっせんの方向を決めたわけですね。それは,国民から公務員だけがというふうに言われないように,また,いろんな不祥事がないようにということで,こういったことがされていると思います。ですから,今回については,私が何でこういった質問をしているかというのは,皆さんは大体分かっていらっしゃると思うんですよ,議員の方々も,当局の方々も,趣旨は。そういったことを考えたときに,たとえ1人であろうと,市民の目線はいろいろな方向に,今こういった厳しい時代の中で,特に年収200万円以下が何分の1かを占めているという世の中です。そういった中では,公務員だけがいいものだということが言われないように,いやしくも,そういったことが1人でもいないような形の中でやっていかなければ,それだけ厳しいことになっているわけですから。そうしたことを考えたときには,きちっとこの問題についてもちゃんと目を向けて,そして特に今,建設事業,それからコンサルタントなり,測量会社なり,さまざまなところが,事業量が減ったために厳しい状況になっているということだけは現実でありますから,そういったことがどこかで口にささやかれないような形をとるべきだというように私は思いますが,市長のこの問題について,少し答弁があればお伺いします。


○市長(前田終止君)


 公務員として一定の仕事を,大きな人生の区切りをつけられて定年退職をされる方々が,再就職ということになるケースは,これはもう当然考えられることでございます。私どもの市におけるそういうことについての私自身の考え方としては,1個人としての考え方のもとで,次の人生の選択を自己決定,自己責任,自己完結という気持ちでしっかり方向づけをされたことであろうというふうに思いますから,どういう分野でどうされるかということを,おやめになった方に対して,地方の公務員の範疇の中で,定年退職後も私どもが常にかかわっていくということは,必ずしもいいことばかりではないんじゃないかなというふうに思います。質問通告等あり,また,一部の職員との打ち合わせ等も感想も聞いたりしてるわけでございますけれども,例えばそういう方が名刺を持ってこられたり,1市民として何かあるときに,手心を直ちに加えるということはないですよ。1個人,1民間人として対応をしているというのは,率直な感想だというふうに思います。


○10番(徳田芳郎君)


 最後に,念を押しておきたいと思います。この問題については,私どももびっくりしたというのが現実であります。ですから,聞いて初めて,ああ,そういったことがあったのかということで,この質問をする機会になったわけですけども,議員なんかは特にさまざまないろいろな意見を,市民の方々から声を聞いていらっしゃると思うんですよ。であればあるこそ,自分たちも襟を正していかなければいけないし,なおかつまた,その現場に働いていらっしゃる,日常非常にご苦労になってるわけですけども,あればあるこそ,お互いに両方ともきちっと対応していかなければいけないということですから,今後ともこの問題については,きちっとしっかり目を向けて,いやしくも後ろ指を指されないように,不祥事がないように,そういった対応方については簡単に影響がないとか,あるとかという問題じゃなくて,こういった公金を預かっているわけですから,少しでも有効に活用するという,そういった観点からも,こうした入札問題というのは,かなり注目をされる事柄ですので,今後とも是非事業課の方々についても,あいさつ程度はいいからという,そういったことじゃなくて,きちっと襟を正して,日常の業務についてはしっかりやっていただきたいということをお願いをして,私の質問を終わります。


○工事監査部長(大井 正君)


 先ほど指名委員会における指名競争入札の件だけを申し上げましたけど,当霧島市では,昨年の4月から,条件つきの一般競争入札も導入いたしております。議員の心配されるような,そういう心配は問題ないものと考えております。また,設計単価等につきましても,公共単価は別にいたしまして,財団法人の建設物価調査会等が発刊いたします建設物価版等が発刊されておりますので,業界の方には,そういうふうな物価版等を持っておりますので,シビアに業界の方もそういうような積算はやっておりますので,申し添えます。


○市長(前田終止君)


 徳田議員より公務員の,特に退職者を中心としてのご指摘ではありましたけれども,この際,私の若干の気持ちをまた追加いたしますと,昨日の新聞で皆さん方もご承知かと思うんですが,お隣の曽於市さんで,職員の方が公務員として,自分の職場における2人の不祥事が公金横領という形で新聞にはっきりと,きちんと書いてあったので言葉にいたしているわけでございますが,このような情報を見聞いたしまして,私といたしましては,国レベルの伝え聞いている13省庁のタクシー居酒屋云々のお話,あるいはまた,全国にいろいろと大中小伝えられております公務員の不祥事,不祥事の中でも公金にかかわる話もございますれば,あるいはまた,本当に軽微な,それこそ交通事故から,もう想像を絶するような交通事故等々,また,それ以外にも,公務に携る者としてあるまじき行為等が大中小伝えられております。ということで,昨日は幹部職員に一部集まっていただいて,直ちに私どもの市においてこういうことのなきよう,綱紀粛正,そして徹底した職員の部課別にチェックをせよと,こういうことがないように今後徹底するぞということを,さらに私といたしては指示を出したところでございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,徳田芳郎議員の一般質問を終わります。次に,19番,植山利博議員より2件通告がされております。したがって,植山利博議員の発言を許可します。


○19番(植山利博君)


 本日最後の質問となります。5時までは,あと1時間10分ほどあるようでございますので,よろしくお願いをいたします。本日ここに,平成20年第2回霧島市議会定例会において一般質問の機会を与えられましたことに,心から感謝をいたします。質問に先立ち,去る5月に発生しましたミャンマーのサイクロン,中国四川省における大地震で,多数の行方不明者や多くの尊い命が失われたことに対し,心よりお見舞いを申し上げますとともに,1日も早い復興を願うものであります。温暖化による地球規模での異常気象が懸念をされる昨今,台風や大雨などによる災害は,これまで我々が経験したことのないような規模で発生し,甚大な被害をもたらす可能性をはらんでいます。去る5月18日に隼人町日当山温泉公園で,霧島市総合防災訓練が実施をされました。また,雨季に備え,5月24日に災害危険箇所点検を実施したとのことであります。6月8日付の南日本新聞には「災害の発生,住民懸念」というタイトルで,隼人町嘉例川山林大規模伐採地区の災害発生を心配する記事が掲載をされました。ケーブルテレビでも取材,放映をされたところであります。また,本定例議会においても,同僚議員からの災害対策や植林計画について質問がありました。このことについては,私も2回ほど質問をした経緯もあります。市は監視強化を検討とのことでありますので,可能な限り十分な対策と適切な対応を強く望むものであります。さて,今定例議会において,2人の同僚議員が観光協会の統一,統合について質問をされております。また,これまでも幾度か議論があったところであります。私自身,このことに直接かかわっている者の1人として,その責任を重く受けとめ,身を切られる思いであります。霧島市の観光振興の停滞にもつながりかねないことであり,これは,これまで3年もの長きにわたり実現できなかったことに対し,壇上からでありますけれども,市民の皆様に心からおわびを申し上げたいと思います。昨日の同僚議員のご指摘も全くそのとおりであります。今後1日も早い統一,統合に向けて,万難を排して取組むよう全力を尽くす覚悟であります。今後ともご支援,ご指導賜りますよう,よろしくお願いをいたします。それでは,先に通告をいたしました2項目4点について質問をいたします。市長をはじめ,執行当局の明快な答弁を求めるものであります。市長は,平成20年4月15日の市議会全員協議会において,一般廃棄物管理型最終処分場の候補地について,次のように説明をされました。現在,霧島市は,一般廃棄物管理型最終処分場が満杯のため,敷根清掃センターから排出される飛灰固化物は,宮崎県の許可を得て都城市にある民間の処分場に委託処分している。本来,一般廃棄物は自区域内処理処分が原則であるため,処分場の整備が喫緊の課題であり,この件は,合併後の霧島市政の中で市民生活に直結している重要な課題であり,総力を挙げて取組んできた。これまでの候補地選定の経緯は,各総合支所や個人などから寄せられた27か所の現地調査を行い,それらを一般的要件である敷地面積,埋立容量,アクセスの利便性,用地の権利関係,法令上の規制など調査し5か所に絞り込み,その5か所をさらに詳しく調査するために,専門のコンサルタント会社に業務委託した。業務委託は,1つ,周辺環境に配慮した,屋根を覆うタイプのクローズド式の構造。2つ,1期15年約3万m3,3期分約9万m3の埋立面積が確保できる場所。3つ,跡地が有効に活用できる場所など,3つの基本方針を加味し,2か所を最終候補地として絞り込んだ。環境対策審議会では,当初市が定めたこの3つの基本方針に,さらに4つ目の基本方針として,浸出処理水は下流域のことを考慮して放流しないことを加え,現地調査やさまざまな意見交換をし,熟慮に熟慮を重ね,福山町の総合運動公園内にあるまきばドーム南側に隣接する市有地の山林,福山町宝瀬地区を候補として選考する決断をしたと報告されました。そこで,お尋ねをいたしますが,1つ,一般廃棄物管理型最終処分場候補地決定までの過程について,地域住民に対し十分な説明がなされているのか,今後そのことについてどのように考えているのか。2つ,建設に向けて地域住民の理解や合意形成が重要だと思うが,そのための対策と市長の決意を伺いたい。次に,観光行政についてであります。つい先日,平成20年3月,霧島市が策定した霧島市環境基本計画と霧島市地球温暖化対策実行計画を手にいたしました。霧島市環境基本計画は「人と環境が共生する町,霧島,豊かな自然と住みよい環境を次世代へ」と題し,向こう10年間にわたり,霧島市の良好な環境を将来の世代に引き継ぐため,市の取組,市民の取組,事業者の取組を示し,相互に共同し環境の保全及び形成を行うことを目指し,霧島市観光基本条例に基づき,第一次霧島市総合計画に従い策定されたとのことです。また,霧島市地球温暖化対策実行計画は,平成18年度を基準年度,平成19年度を策定年度,平成20年度から24年度を実行年度とし,平成18年度現在の温室効果ガス排出状況を把握し,平成24年度における排出量を平成18年度比で6%削減するということであります。基本計画,実行計画とも具体的な目標値の設定をしたものであり,高く評価のできるものであります。2問目の質問の答弁は,基本計画と実行計画にすべて網羅されていると思っています。しかし,この基本計画と実行計画が絵にかいた餅になることなく,実効あるものになるようにしっかりと進行管理をしていかなければなりません。そこで,お尋ねをいたしますが,1つ,温暖化対策,CO2排出削減が求められている現在,全庁横断的な取組が求められていると思うが,各部各課取組むべき対策及び具体的事業についてお尋ねをいたします。特に,1つ,地域公共交通システムの構築について。2つ,クリーンエネルギー活用の推進について。以上で壇上からの質問を終わりますが,答弁によっては自席からの再質問を議長にお願いをいたします。


○市長(前田終止君)


 植山議員から2点につきまして質問がございました。1点目,2につきましては,私の方から答弁いたします。そのほかにつきましては,生活環境部長及び廃棄物対策監にそれぞれ答弁をいたさせます。一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画についての2点目についてお答えをいたします。議員のおっしゃるとおり,このような施設整備につきましては,何よりも地域住民の方々の理解と納得度を高めていくことが,私は最も重要なことだというふうに思っております。この整備計画は,福山牧之原宝瀬という一部地域のものではないわけでございまして,霧島市13万市民の全員の生活に直結をするものとして,広く市民の皆さん方にご理解をいただかなければならないものと考えております。このような観点から,これまで大小16回の説明会をはじめ,先進地視察など鋭意進めているところでございます。これまでの説明会でご理解いただいた方や,まだ理解をできていないという方もいらっしゃると思います。私としましては,さらに納得度を高めるため,現在行っています先進地視察へのご案内や再度説明会,報告会と申し上げてもいいんですが,これを開いて,皆様方により一層のご理解を深めていただけるよう最大の努力をしてまいりたいというふうに思っております。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 一般廃棄物管理型最終処分場の建設計画についての1点目についてお答えします。市では昨年6月,クローズド式でつくることや3期45年分の広さの確保,跡地が有効に利用できる場所,そういったことを基本方針と定めて選考作業を始めました。今回の最終処分場の選考につきましては,事業推進の途中段階で複数の候補地が特定されると,率直な意見交換や意思決定が損なわれたり,市民の間に混乱を生じさせることなどが考えられましたので,候補地が特定される情報や候補地を絞り込む過程における具体的な内容は公表しない方針で進めてまいりました。また,環境対策審議会も同じような理由で,委員の方々の取り決めにより,審議の内容については非公開とされてきたところでございます。説明会の中でも,なぜ宝瀬なのかとの質問がありましたので,今後の説明会の中で最終絞り込みの候補地の比較基準等をお示しし,理解が得れるよう努力してまいりたいと考えています。


○生活環境部長(南田吉文君)


 地球温暖化対策については,平成9年に京都議定書が採択されまして,発効年であります平成17年に,国が京都議定書目標達成計画を策定したことを受けまして,本市でも地球温暖化の原因であります二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を調査し,平成19年度に霧島市地球温暖化対策実行計画と同計画の実行マニュアルを策定し,議員の皆様方にも配付したとこでございます。計画では,温室効果ガスの排出量を,基準年の平成18年度に対しまして,目標年次の平成24年度までに6%削減することを目標としまして,32のチェック項目について取組状況の評価を行い,公表をしながら温室効果ガス削減に努力してまいります。さらに,霧島市環境基本計画では,市の取組とあわせて,市民や事業者の取組について目標を掲げており,この実現に向けて全庁横断的な取組になりますように,庁内の連携を図りながら進めてまいりたいと思います。少し前段が長くなりましたが,ご質問の1点目,地域公共交通システムの構築についてお答えいたします。地域公共交通システムの構築において,4月から市内全域での運行を開始いたしましたふれあいバスについては,交通手段の確保という観点を優先しており,環境問題まで考慮した運行計画とはなっておりませんが,本市がバス会社に対して運行経費の一部を助成して運行している市街地循環バスについては,自家用車から公共交通への利用転換も図っており,そのことが,議員ご指摘のとおり,温室効果ガスの削減にもつながるものと考えております。また,現在,公共交通に係る市民ニーズ等を把握した上で,地域の公共交通のあり方と,その推進方策について検討を行い,効果的で持続可能な地域公共交通システムを構築するための,(仮称)霧島市地域公共交通計画の策定作業を進めているとこでございます。その中で,民間企業や大学などと協議の場を設け,公共交通機関の利用の仕方などについて意見交換等をしてまいりたいと考えております。ご質問の2点目,クリーンエネルギー活用の推進についてお答えいたします。市内小中学校のクリーンエネルギー活用の推進対策としましては,現在建設中の牧園中学校改築工事におきまして,平成22年度に校舎南棟の西側の屋上に容量が20kw程度の太陽光発電を設置いたしまして,校舎の一部の電力を賄う計画でございます。試算では,校舎で使用する電力量の10%から15%程度を賄えると考えております。また,温暖化対策といたしまして,校舎の屋上の一部を緑化するよう計画しており,現在実施設計中の箇所,第二国分西小学校建設事業におきましても太陽光発電の利用を検討してるところでございます。既設の小中学校では,舞鶴中学校,牧園小学校に太陽光発電を設置いたしております。今後整備する小中学校におきましても,財政状況を勘案しながら,可能な限り導入できるよう検討してまいりたいと思っております。


○19番(植山利博君)


 それぞれ答弁をいただきました。自席から再質問をさせていただきたいと思いますが,一般廃棄物については,2人ほど,3人ですか,これまで質問されておりますので,あまりくどくならないようにしたいと思っておりますけれども。これまでの議論を聞いていましても,地域の方々が,なぜこの地域に決まったかという,その27の候補地から5か所になって,2か所になって,1か所になった,その過程,そこを知りたいんだと。合理性があるかということを知りたいと言われています。答弁の中にも,混乱を来すから,その具体的な27か所のポイントについては公表しない。審議会においても,そのプロセスについては公表しないというような方針でこれまでこられたと思うんですけれども,それは一つの考え方だろうと思います。もう一方にあるのは,政策決定の過程を市民と共有するというような考え方も,もう一方にはあるのだろうというふうに思います。今,市民との協働でのまちづくり,市民参画のまちづくりという場合には,要は政策の決定していく過程を市民と共有するというような考え方が今後は非常に重要なのではないか。そうしますと,行政は,結果の候補地として絞り込んだことを市民の皆様に説明する以前に,一緒にその過程を体験するということになろうかと思いますが,そういうような手法は市長としては考えられなかったですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 まず,一般論的な話でございますけれども,ある行政課題を解決するために,国家的な事業を決定したり,あるいは条例等をつくっていくという場合には,今議員ご指摘のような視点も当然あるわけでございまして,さまざまなやり方,手法があると思います。今回の案件でございますけれども,非常に重要な案件でございまして,先ほど対策監が申し上げましたけれども,市として1つの意思を形成していく中で,いつの時点で公表していったらいいかということは非常に重要な問題であったわけでございます。市といたしましては,公表するメリットも,しないメリットもまたあると思います。このことは前川原議員にも申し上げましたけれども,そういうようなことにかんがみますと,今回の場合には,市の責任でもって最後の1か所まで絞りまして,きちっと説明していくのがベターではないかというような判断をしたということでございますので,そのことについてはご理解がいただけるんじゃないかと思います。ただ,十分な説明であったかということにつきましては,ちょっといろいろとあろうかと思いますけれども,私どもといたしましては誠心誠意説明に努めてきたつもりでございますけれども,これまで答弁申し上げてきましたとおり,口頭では説明してきたわけでございますけども,なかなか分かりづらいというようなことで,今回,報告会というようなものを開きながら,文書化して,きちっとお示ししていきたいと,そういうように思っているところでございます。


○市長(前田終止君)


 今部長がいろいろ申し上げましたが,まさにそういう過程の中で,この場所への方向づけがなされてきたと。それに加えて若干申し上げますと,私といたしましては市民の方々に,市長選挙に臨むに当たって,みずからの姿勢をあからさまにして,マニフェストという形で選挙をさせていただき,それで初代市長になり,新市霧島市の大きな課題のこの分野は一つの柱でございました。ですから,このことは市民の皆さん方にしっかりと情報をお伝えしながら,議員おっしゃるような視点,そういうことも自分自身の気持ちの中に大事にしていきたいと。つまり,開かれた市政で,極めて公開制というものを大事にし,情報を共有しながら,このことへの位置決定を図る努力をしてまいりたい。そのことにおいて,どういう努力をさらにしたかということを申し上げますと,皆さん方もご承知だとは思いますが,1軒ずつ配らせていただきます広報きりしま,これで9回にわたって今日的状況のありとあらゆる角度からの情報を提供して差し上げたつもりでおります。そして,部長が申し上げたような手法をとらさせていただき,この場所への位置決定を市民の皆様方から選ばれた議会の方々に真っ先に伝え,そして地域の自治公民館長さん方,あるいはまた,その隣接する自治体の下流域の方々等に伝えて,今日に至っているところでございます。


○19番(植山利博君)


 手法は,今言われるよう2通りあると思うんですよね。結局はその今の,今回の手法を選ばれて候補地を選定された以上は,今部長が言われたように,行政の責任において,最後までしっかりと地域の方々に理解をいただける努力をするべきだということだろうと思うんですよね。それで,まず二,三確認をさせていただきたいと思いますが,クローズ型で処理水は流さないと。管理型ですので,水処理施設は造らなきゃいけない。だけど,その処理水はタンクローリーで持ち出すわけですから,一滴も下流域には流さないという理解でよろしいですね。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 はい,一滴も流さない,そういう覚悟で造ってまいりたいと思います。


○19番(植山利博君)


 覚悟と現実とはまた違うわけでして,ここのいただいた資料の中に,東広島市の賀茂環境センターの一廃の施設が出てます。我々もたまたま去年ですか,夏,この施設を研修に行きました。目の当たりに見て,まだでき上がって間もない状況でしたので,私の第一印象は,これは核シェルターか何か造ったのかなというぐらい,鉄筋コンクリートで,一番厚いところは2m50cm,鉄筋の厚さが,一番薄いところでも1m50cm〜1m60cmでしたか,ものすごい処理施設です。そして,焼却残さも入れてたと思うんですが,まだ間もないので,そう大して入ってない。散水はするけれども,水処理施設もできてるけれども,ほとんど一滴もまだ流れてない。ということは,要するに,ほんの少ししか散水をしてないということだろうと思うんですが,念頭にあるのは,こういう物が今ここに資料として出ておりますが,こういう物は念頭にありますか。


○廃棄物対策監(沼口輝実君)


 水はいくらかけなさいということはうたわれておりませんので,そのような形でいいのじゃないかと,少しの水で大丈夫だというふうに考えております。


○19番(植山利博君)


 あの施設を私も仲間の15,16人で行って見てきたわけですけれども,大変安心なものだなというイメージを強く持ちました。それで,お尋ねをしますけれども,立地可能性調査,これはこれからされるということですが,同意がいただければやると,同意がいただけなければやらないということか確認させてください。


○生活環境部長(南田吉文君)


 同意が得られればやるとか,同意が得られなきゃやらないというようなものではなくて,同意を得ながら,どうしてもこの可能性調査はさせていただきたい。そのためには精一杯の努力をしながら,市長がいつも申されておりますけれども,認識度を高めながら,理解度を高めていただきながら,そういう努力をしまして,どうしてもこの調査だけはさせていただきたいというふうに思っております。


○19番(植山利博君)


 だから,その辺の微妙な言い回しで誤解を招くところは出てくることを言いたいわけです。いただいた資料には,5,立地可能性調査,同意がいただければ立地可能性調査に入ります。こういうふうに記載がしてあるわけですね。すると,私だって,これを文章を読めば,同意がいただければ入られるんだなと,同意が得られなければされないんだなと思ってしまうんですよ。それと,もう一つ言っておきますけれども,例えば埋立物,昨日からの議論の中では,飛灰固化物しか入れませんよとおっしゃってますよね。ここには,主な埋立物は敷根清掃センターから排出される飛灰固化物ですと。これを読めば,ほかにも入れられる,当然入れられるんだなというふうに理解をせざるを得ない。だから,その辺は非常に言葉の言葉じりを捉えるわけじゃないんですけれども,地域の方々というのは非常にナーバスになってらっしゃる。精神的に,先ほど市長が言われましたね,総論賛成なんだけど,各論でどうもうちの庭先にはという,非常に心情的なものがあるんだろうと思います。だから,そこを払拭する努力をするためには,行政側のこういう説明物であるとか,さまざまな説明の仕方にデリケートな配慮が必要だというふうに思うんですが,いかがですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 議員おっしゃるとおりだと思います。非常にデリケートな問題をはらんでおりまして,言葉一つ一つ選択しながら説明している状況ではございます。先ほどございました,「主な」という言葉の使い方というのが,いろいろと私どもの方もその後議論をいたしまして,実は細やかに申せば,そういう部分があったもんですから,そこのところをもう一遍整理しようということで,つい先日,精査いたしまして,主なという表現はやっぱりまずいと,それは不適当であるということで,飛灰固化物というふうに,この資料を見ておられると思いますけども,今後,訂正をしていきたいと思っております。それからまた,広報6月号にも今度掲載するわけですけれども,イメージ図というところがございますけれども,ここは実は,説明会を通す中で1回バージョンアップいたしました。訂正といいますか,分かりやすいようにいたしました。今回は広報6月号でもそういったところを,誤解を招かないように,非常に日本語は難しかったりしますので,より適切なイメージ図になるように,また今回もちょっと変えております。そういったことで,これからも誤解を招かないような形で説明を十分尽くしていきたいと,そういうように思っております。


○19番(植山利博君)


 お互い人間と人間ですので,ちょっとした感情の行き違いから大きな収拾のつかないことになってはまずいので,その辺を十分配慮していただいて,私も資料を見させていただけると,大変先進的な,安心な施設が検討中であろうという想像いたしておりますので,是非十分な説明をしていただいて,地域の方々にも理解が得られる努力を最大限してほしいというように思います。市長,今まで16回の大小の説明会されたということですが,1回は行かれたと聞いてるんですけれども,まだその1回以上なんですか,今後については,市長みずからが足を運ばれることが予定として今あるかどうかお尋ねしておきます。


○市長(前田終止君)


 全体を通じて20回以上やっておりますけれども,そのうち私は5回出ております。いろいろとご指摘をいただいておりますけれども,精一杯最後の1人まで,私はこの町のトップとして,考えられ得る,もう最大限の努力をして,何としてもご理解をいただき,納得度を絶対上げていただきたいなと強く念じ上げております。昔の先輩方が,それこそ至誠にして,動かざる者は,いまだこれあらざるなりという言葉があります。本当にお互いに,先ほどおっしゃったように,人として,人間として,市民同士,しっかり真心を尽くして語りきれば,必ずどこか理解が得られるはずだというふうに信じて,心動かす努力をしていきたいと思ってます。


○19番(植山利博君)


 失礼しました。5回行かれているということを知らなかったものですから。言いたいのは,行政の職員が行って説明するのと,市長が行かれて話し込まれるのとは,地元の方々の受ける気持ちは違うと思うんですよ。ややもすると,トップが三・五・十五してから行かれると,ボタンのかけ違いで修復不可能な段階で行っても元に戻りませんので,この段階でも5回も行かれているわけですので,最後まで市長みずからが粘り強く,理解を得られる努力をしていただきたい,これは要請をしておきます。次にまいりたいと思います。洞爺湖サミットが,そこまでもつかどうかは別といたしまして,予定をされておりますけれども,今度いただきました基本計画,それから実行計画,時期を得たものだろうなという気がいたしております。このことについては,うちの会派の同僚議員も私の後にも質問予定にありますので,私は余り細かいことを言うつもりはありません。この何ページですか,車の公共交通システムのところだけ限定して,少し議論をさせていただきたいと思います。この基本計画ですね,基本計画の20,21ページのところに,市の取組,それからこの特徴というのは,市の取組,それから市民の取組,事業者の取組ということを規定をしているわけですけれども,その中で,できるだけ公共交通システムを使ってくださいと。歩いてくださいと。車を使わないような努力をしてくださいということなんですけども,これまで私再三議論してきましたけれども,答弁の中でもいただいております。今後いろんな企業などとも連携をとりながら,もうちょっと濃密な公共交通システム,なかなか溝辺でも,福山でも,スタートを4月1日からしましたけれども,使い勝手がいまいちだというのが実感のようでございます。中心部との連携がほしいというのも実感のようでございます。そうすると,既存の民間とのバスとの競合ということで,路線のつくり方が難しいというのも,これも一方には課題である。しかし,この化石燃料が,もう枯渇をするという将来が見えてるわけですので,ガソリンの値段は天井知らずで上がっていく状況の中で,化石燃料を使わない社会システムの構築というのが求められている時代に入っていると。そういう中で,例えば京セラさんであるとか,ソニーさんであるとか,それからAZが阿久根の地域では地域にバスを出すと。お客さんのためにバスを運行するというようなこともやっているわけですけれども,NHKの番組で特集をやっておりました。だから,例えば大学とか,病院とか,もちろん市立病院も含めて,民間の病院,それから民間の大型のスーパー,そういうところとも連携をとって,もっと利用度の高い,霧島市内の公共交通システムをつくる必要があるんじゃないかなということを再三言ってきてるわけですけれども,そういう検討をしたいということですが,是非してもらいたいんですが,いつごろからそういうテーブルに着けそうですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 今年の4月からコミュニティバスができまして,あと市内循環バスを,そういった企業の方々に乗っていただきたいということで,少し充実させたところでございます。4月になりまして,今おっしゃいました京セラさん,それからソニーさん,それからトヨタ車体さん,それから第一工業大学,そして志學館大学,こちらの方に回りまして,霧島市からのご提案ということで,例えば1週間に1回,車を公共交通機関に変えていただけないだろうかとかいうご提案をさせていただいたところでございます。それにつきましては,基本的にはそういったのには協力したいというご返答もいただいております。ただ,今実際見てみますと,なかなかまだ乗っていないのが現実でございます。私の方もちょうど広瀬というところからちょっと,ここから3kmぐらい離れてるんですけども,基本的には歩いて通勤してるんですけども,雨の日などはバスで通勤しております。今度,拡充しましたバスが走ってるもんですから,それに乗ったりしますと,大体2人から3人ということで,なかなか厳しいなという気はしております。ソニー,京セラさんの方にお話をお聞きしますと,使い勝手が悪いというお話をされます。どこが使い勝手が悪いんだろうかとちょっとお聞きしたら,ぐるっと回っていって,自分のいるところから目的地までで最短距離でないと。これは便数が少ないものですから,みんなが乗れるようにつくって,ぐるっと回してしまったんですけれども,そういったところでの使い勝手が悪いというようなお話も聞いております。であれば,今後どうしようかということで,今度,地域公共交通計画,これを今年度中につくる予定でございます。その中で,もう一回,こういったところの方々にインタビューをして,いろんな話をお聞きしながら,もうちょっと使い勝手のいい公共交通の計画にならないかというのを今計画しているところでございます。これにつきましては,今回予算をいただきまして,もう既に入札(P254に訂正あり)をして,これをつくるところも決まっておりますので,第1回の打ち合わせの中で,まずはそういった公共交通機関を使っていただけるようなところに,まずインタビューをしていって,そしてもうちょっと使い勝手のいい公共交通機関をつくりたいということで今準備をしているところでございます。


○19番(植山利博君)


 京セラとか,ソニーとか,企業の方が乗ってくださいというだけじゃなくて,負担をいただくんですよ。そういうところから負担もいただく。で,もっと使い勝手のいい,便数の多いバスを動かす。例えばサティであるとか,大きなスーパーであるとかというところからも負担もいただく。そうすることによって,駐車場の有効活用というのもできる可能性があるわけですよ。土地利用がですね。京セラさんあたりは膨大な駐車場をお持ちですから,あれを有効に活用して,例えば工場の増築に回していただくとかいうような考え方もできると思います。ですから,京セラさんとか,ソニーさんとかいうところからもきちっと負担をいただく。大型商業施設からも負担もいただく。そして,今1億3,800万ぐらいですか,今度のこのコミュニティバスの予算が新しくついてますけれども,これを例えば3億でも,5億でも,そういう負担を集めながらやって,3倍も4倍も,便数がいないから,不便だから使わないわけですから,だから,そういう一応検討,取組を是非していただきたいと思います。それと,この基本計画はすばらしいものができていますけれども,これが絵に描いた餅になったら何もならないわけですよ。ここからがスタートですから,ここの進行管理を,霧島市環境基本計画策定委員会に進行管理をさせようということになってるんですよね。これは各課長で構成されてます。この進行管理を,課長じゃなくて,例えば民間のグループであるとか,外部団体に進行管理をさせるというようなことをしなければ,これは絵に描いた餅になるんじゃないかなという気がするんですよ。いかがですか。


○生活環境部次長兼生活環境政策課長(川畑 巧君)


 今,霧島市の行政経営のあり方として,経営という1つの事務事業評価をして,今までは事務事業の単位の仕事をしていましたけども,これからは施策単位の事業で行政評価をしていきますので,まずは従来のような絵に描いた餅にはならないかと考えております。


○19番(植山利博君)


 確かにこれも行政評価を策定の段階から取り入れて,プラン・ドゥー・シーですか,ちゃんとうたってあります。だけど,進行管理をつくった人たちでするより,外部がした方がもっとシビアな進行管理になるんじゃないですかと言ってるんです。いかがですか。


○生活環境部次長兼生活環境政策課長(川畑 巧君)


 確かに議員のおっしゃるように,そういう評価の手法もあろうかと思いますが,私どもも新しい評価の方法を今導入したばかりですので,その実効性を見ていただきたいと思ってます。


○19番(植山利博君)


 確かにこの中で,進行管理はそこでやるということでうたってありますけれども,今後は外部の組織にさせるとか,そういうことも検討していく必要があろうかと。いろんな基本計画たくさんできてきておりますので,そういうものをそういう形でしっかりと進行管理をする必要があるのかなというふうに思っているところです。24年に18年度のCO2の削減を6%減をする。それから,10年向こうで8%ということで,かなり具体的な数値目標を踏み込んで検証されておりますので,是非これが達成されるように,しっかりと進行管理をしながら,また見直しをすべきは見直しをしながら進めていただきたいというふうに要請をして,私の質問を終わります。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 先ほど地域公共交通計画は入札が終わってると申しましたけども,これはプロポーザル方式での決定となっておりますので,訂正させていただきます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,植山利博議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの7名については,明日の本会議で行います。本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。


              「散 会  午後 4時31分」