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鹿児島県 霧島市

平成20年第2回定例会(第3日目 6月11日)




平成20年第2回定例会(第3日目 6月11日)





             平成20年第2回霧島市議会定例会会議録


 
1.議事日程は次のとおりである。


                    平成20年6月11日(第3日目)午前9時開議


┌──┬──┬────────────────────────────┬───┐


│日程│議案│件                 名         │備 考│


│番号│番号│                            │   │


├──┼──┼────────────────────────────┼───┤


│ 1│  │一般質問 浦野 義仁君(99ページ)           │   │


│  │  │      ・霧島徳洲短期大学(仮称)について     │   │


│  │  │      ・医療センターについて           │   │


│  │  │     前川原正人君 (108ページ)          │   │


│  │  │      ・一般廃棄物管理型最終処分場計画について  │   │


│  │  │      ・子育て支援について            │   │


│  │  │      ・福山総合支所について           │   │


│  │  │      ・教育行政について             │   │


│  │  │     宮内  博君 (124ページ)          │   │


│  │  │      ・政治姿勢について             │   │


│  │  │      ・小・中学校の耐震対策について       │   │


│  │  │      ・嘉例川地区山林伐採について        │   │


│  │  │      ・霧島徳洲短期大学(仮称)建設計画につい  │   │


│  │  │       て                    │   │


│  │  │      ・隼人駅東土地区画整理事業について     │   │


│  │  │     松元  深君 (140ページ)          │   │


│  │  │      ・ふるさと納税制度に伴う自治体での体制につ │   │


│  │  │       いて                   │   │


│  │  │      ・農業振興について             │   │


│  │  │     尾崎東記代君 (149ページ)          │   │


│  │  │      ・前期基本計画の観光業振興の基本事業について│   │


│  │  │      ・旧農大運動場跡地の砂置場利用について   │   │


│  │  │     蔵原  勇君 (158ページ)          │   │


│  │  │      ・教育行政について             │   │


│  │  │      ・道路行政について             │   │


│  │  │      ・消防行政について             │   │


│  │  │     徳田 和昭君 (167ページ)          │   │


│  │  │      ・消防行政について             │   │


└──┴──┴────────────────────────────┴───┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   11番  宮之原   稱 君     12番  黒 木 更 生 君


   15番  新 橋   実 君     16番  仮 屋 国 治 君


   17番  林 薗 澄 男 君     18番  脇 元   操 君


   19番  植 山 利 博 君     21番  塩井川 幸 生 君


   22番  久 保 史 郎 君     23番  岡 村 一二三 君


   24番  島 廻 一 心 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   45番  西 村 新一郎 君     46番  宮 内   博 君


   47番  徳 田 和 昭 君     48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   20番  上 鍋 正 光 君     44番  中 村 幸 一 君





4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    上 原 勝 己 君  議事調査課長    福 永 いき子 君


 議事調査課課長補佐 満 留   寛 君  書     記   福 永 義 二 君


 兼議事グループ長


 書     記   吉 村 祐 樹 君





5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君  副  市  長   南   洋 海 君


 副  市  長   福 永 いたる 君  総 務 部 長   今 村 恭 一 君


 企画部長兼     山 口   剛 君  生活環境部長    南 田 吉 文 君


 行政改革推進監


 保健福祉部長    平 野 貴 志 君  農林水産部長    萬 ? 茂 樹 君


 商工観光部長    長 崎   薫 君  建 設 部 長   篠 原 明 博 君


 工事監査部長    大 井   正 君  消 防 局 長   中 村   昭 君


 会計管理部長    東   邦 雄 君  水 道 部 長   迫 間   勇 君


 牧園総合支所長兼  川 野 茂 樹 君  税務対策総括監   末 野 賢 了 君


 地域振興課長


 危機管理監     宇 都 克 枝 君  廃棄物対策監    沼 口 輝 実 君


 商工観光部次長兼  柳 田 秀 徳 君  総 務 課 長   阿 多 己 清 君


 商工観光政策課長


 財 政 課 長   塩 川   剛 君  税 務 課 長   中 村   功 君


 収 納 課 長   山 下   修 君  安心安全課長    田 中 修 一 君


 企画政策課長    川 村 直 人 君  行政改革推進課長  濱 ? 正 治 君


 市 民 課 長   越 口 哲 也 君  衛生施設課長    前 田   理 君


 保健福祉政策課長  花 堂   誠 君  児童福祉課長    隈 元   悟 君


 高齢・障害福祉課長 荒 木   敏 君  健康増進課長    宮 本 順 子 君


 農林水産政策課長  原之園 丈 二 君  農政畜産課長    浜 田 健 治 君


 林務水産課長    山 下   晃 君  観 光 課 長   横 手 航太郎 君


 建設政策課長    岡 元 邦 昭 君  土 木 課 長   中 村 順 二 君


 都市整備課長    川 東 千 尋 君  区画整理課長    下 拂   勉 君


 検 査 課 長   岩 重 芳 人 君  消防局総務課長   田 中 義 春 君


 消防局警防課長   吉 村 茂 樹 君  消防局情報指令課長 笹 峯   勉 君


 消防局予防課長   蔵 元   悟 君





 教  育  長   ? 田 肥 文 君  教 育 部 長   藤 田   満 君


 教育部次長兼    野 村   望 君  教育総務課長    東 郷 一 徳 君


 生涯学習課長


 学校教育課参事兼  永 田 清 文 君


 教職員係長





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前 9時00分」


○議長(西村新一郎君)


 これより本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 昨日に引き続き一般質問を続けます。34番,浦野義仁議員より2件通告がされております。したがって,浦野義仁議員の発言を許可します。


○34番(浦野義仁君)


 皆さん,おはようございます。手短にやれということだったんですけど,答弁次第でございまして,よろしくお願いします。議長の許可をいただきましたので,通告の一般質問を行います。ミャンマーのサイクロン被害,中国の四川大地震,報道を見るたびに8・6災害,阪神・淡路大震災を思い起こし,他国の災害であっても,胸が痛みます。心より哀悼の意をあらわし,一刻も早い復興を祈るばかりでございます。また,穀物高騰による暴動が起こっている国もあります。一方,我が国は,内需の拡大をせずして緊縮政策のみであり,地方は疲弊し,後期高齢者うば捨て山制度などで国民はおびやかされて,先の不安が募るばかりでございます。経済財政諮問会議の言いなりの大企業優遇,地方と弱者切り捨て政策で格差は拡大するばかりで,二層化は確実に進んでおります。経済財政は国民のためにあり,持てる者だけの経済財政ではありません。国民の反乱は静かに進行しております。このことを政治家は敏感に感じ取るべきであります。日本を忘れ,国民を無視する素人政治家は即刻やめてしまえと国民は叫んでおります。せめて我が霧島市だけはそうなってほしくない,議決権は議会にありといえども,執行権者は市長であります。立ちどまりは許されない市政でございます。果敢さと決断の中にも常に弱者のあることを忘れることのない市政を強く前田市長にお願いし,本題に入ります。よろしくお願いします。去る3月3日付による霧島徳洲短期大学設立要望が出され,私なりに内容を評価しながらも,3月26日までに文科省に申請書を出し,来年4月開学ということについて大いなる疑問を抱きました。と同時に,さすが徳洲会,市議会議決ですべてが片づくかのような,そこまで認可を詰めているのかと感心もいたしました。そして3月6日,姶良郡医師会からの反対陳情が提出されました。付託された委員会はもとより,議会当局を挙げての真剣な審議がなされたことは周知の事実であります。市民もその結末に大きな関心を寄せていました。しかしながら,最終本会議直前,3月25日付文科省への設置認可申請見合せについての一文により,26日,開学陳情,開学反対陳情がともに取下げとなり,騒がせた事件はあっけなく終わりました。そこで,お尋ねします。諸般の事情とは何か,よほどの重大事件があったのか,市長の諸般の事情についての認識はどのようなものか,お聞きいたします。2番目の質問ですが,設置計画の練り直しがなされているのか。また,当局にその後の経過報告はなされているのか。準備委員会の動きについてお答えください。質問2の1,子育てをするお母さん方にとって最も心配することは,病気と事故であります。核家族が進んでいる現在,子どもに異変が生じたとき,一番先に駆けつけるのは小児科であります。市立病院として小児科はあるが,医師がいないということで役に立たない現在であります。昨年の4月からドクター不在が続いているということは余りにも無責任だと思います。現状と対応についてお聞かせください。2番目に,中核医療センターがあるのに,なぜ遠方の病院まで搬送されるのか,一刻を争う患者にとって,一刻の事案は生死の分かれ目となります。第三次救急救命医療には対応できないこと,第一次から第三次救急救命医療について市民はよく知っておりません。市民には第一次から第三次までの救急救命医療というものがどういうものか知らしめるときだと思います。3に,当時隼人町は,この病院施設の譲渡を引き受けたとき,厄介払いにうまく乗せられたものだと思いました。今後,病院の経営と医療サービスについては,改善策が講じられると思いますが,後追いの改善策は金がかかるばかりでございます。霧島市の厄介者になる前に売却したほうがよいと思いますが,売却と指定管理者の公募について,市長の考えをお聞かせください。壇上からの質問はこれで終わりますが,明確な答弁をお願いします。


○市長(前田終止君)


 皆さん,おはようございます。浦野議員より2点につきまして質問がございました。2点目,1につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,企画部長及び保健福祉部長にそれぞれ答弁をいたさせます。医療センターについての1点目についてお答えをいたします。霧島市立医師会医療センターは,平成12年の開設以来,公的医療機関として市民の皆様への医療サービスを通じて公共の福祉に寄与しているところでございます。しかしながら,脳神経外科の開設につきましては,現在まで開設の目途が立っていないところでございます。その理由は,まず第1に,医師の確保が困難なこと,また開設に係る施設整備や専門の人材など多額の費用が必要となり,さらに後年負担が大きくなることなど,検討すべき課題が多くありますことから,開設に至っていないものであります。一方,小児科につきましては,平成19年4月から休診となっております。医師確保については,現在まで私も鹿児島大学はもとより,昭和大学等にも出向き,医師確保のお願いをしてきているところでございます。しかしながら,全国的な医師不足により,なかなか医師確保は厳しい状況でございます。姶良郡医師会や医療センターでも,大学への粘り強い医師派遣依頼を行い,鹿児島県出身者のご子息の縁故による帰郷要請,医師会や医療センターのホームページへの求人やインターネットの求人サイトの幅広い活用により地道に続けておりますけれども,現在のところ見つかっていないところでございます。このような状況は,私どもの霧島市だけではなく,全国的にも,鹿児島県も同様に医師不足の影響を強く受けており,県立病院の診療科目の休診などを余儀なくされておられるようでございます。このように大変厳しい状況でありますけれども,今後とも,関係機関と連携を密にしながら地道な努力を続けてまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 医療センターについての2点目についてお答えいたします。霧島市におきましては,医師会医療センターなどの10病院で第二次救急医療体制が行われております。しかし,心臓血管外科や脳神経外科などの救急対応につきましては,専門医や施設等が不足しているため,加治木町,姶良町や鹿児島市へ救急搬送されている現状にあります。一方,第三次救急救命センターにつきましては,設置基準として集中治療室や急性期の重篤な心臓病や脳卒中の救急患者を受け入れる10床以上の専用病床があること,また救急専門医師等の配置が必要であり,さらに施設整備や人件費などに多額の経費が必要となります。また,第三次救急救命センターとして指定を受けるためには,脳疾患などの高度な医療実績が必要であり,さらに県の保健医療計画に掲載される必要があります。現在医師会医療センターには,心臓血管外科は診療科目にはなく,脳神経外科につきましては開設されておりません。このようなことから,現在の医師会医療センターを第三次救急救命センターとして指定を受けることは,現在のところ困難でございます。しかし,心筋梗塞などの疾患につきましては,姶良地区循環器ネットワークが立ち上がり,受け入れ態勢が整ったところでございます。今後も脳卒中ネットワークや救急の体制整備に向けて,医師会などの関係機関と連携して対応してまいりたいと考えております。また,市民への周知につきましては,医師会医療センターが第二次救急医療機関であるということとともに,夜間の救急診療につきましても,市の広報誌やホームページで紹介しているところであり,今後も継続して周知に努めてまいりたいと考えております。次に,3点目についてお答えをいたします。医師会医療センターは,国から譲渡を受ける際に,地域にふさわしい高度な医療を提供する中核病院として開設をしてきた経緯があります。そして地域医療支援病院として地域医師会の方から紹介を受けて,主に急性期の疾患の治療終了後,再び地域のかかりつけ医に戻って治療を続けるシステムをとっております。また,C型肝炎のインターフェロン治療や消化器疾患やがん治療,終末期の緩和ケアなど,多様な急性期疾患などの治療を継続的に行っております。ようやく姶良・伊佐保健医療圏域の中核病院として市民の皆様方に理解をいただいてきているところでございます。このように,国から譲渡を受けて8年が経過いたしましたが,地域の公的医療機関として救急医療などの政策医療を担う役割もあり,また医療制度の見直しによるかかりつけ医の推進などにより,地域の中核病院としての役割が今後ますます大きくなってくることが考えられます。また,現在まで健全な経営を続けていることから,当面現在の体制を維持してまいりたいと考えております。今後も引き続き医師会医療センターの経営健全化のため,まずは医師の確保に努め,市民の皆様方により専門的な治療が行えるよう,診療システムの見直しなどを行い,経営の効率化に努めてまいりたいと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 霧島徳洲短期大学についての1点目,2点目をあわせてお答えいたします。霧島徳洲短期大学の設立要請が,霧島徳洲短期大学設立準備委員会から市に対し正式になされたのは本年3月3日であり,その後,短大建設に関し,市商工会と同女性部が市議会に支援を求める陳情を,姶良郡医師会と地元看護学校などが反対する陳情を開会中の市議会に提出しましたが,3月議会の最終日前日に,設立準備委員会から教育内容をより充実させることを理由に,開設申請を1年先送りすることを市に伝えてまいりました。賛成・反対双方の陳情も,これを受けまして陳情取下げを市議会に届け出たのは,議員ご承知のとおりでございます。この3月議会以降,設立準備委員会から市に対して説明など一切なされておらず,また国分中央1丁目にあった開学準備室も現在閉鎖されているようでございます。したがいまして,徳洲会内部の事情につきましては承知いたしておりません。


○34番(浦野義仁君)


 それでは,順次質問をしてまいります。開学陳情を出されたときに,私は本来,徳洲会と昔けんかしたことがありまして,大嫌いです。しかし,内容を読んで,これは地域のためになるんじゃないかと。昔のことは忘れて,これはできたらいいなという思いでございました。ところが,そのうち反対陳情が3月6日に出されて,変なうわさばっかり出るんですよ。県の医師会が,今度知事選があるんですけど,後援会長を会長がおりるとおっしゃったとか,中村タクシーを使うなとおふれが回ったとか,全部うわさですよ。だけど,これはあり得ると思ったんです。医師会病院に知らん顔して行って,看護師の方に聞いたら,いや,ドクターは雲の上の人ですと言われた看護師がおられます。それはそうかもしれないですけど,一番気になるのは,6日の陳情書におどしが入っているわけなんですね。これ平気でですよ,これ陳情であるか,おどしであるか分からない,市長は読まれたと思うんですけどね。これを読んだら,どんな手を使ってでもおどしをかけていると私は思ったわけです。だから,うわさでもおれは議会でやるぞと言ったんですけど。いいですか,霧島市勢要覧に記してある子育て支援,保健医療の充実,高齢者福祉の充実及び救急医療の充実のために医療・保健・福祉の連携を深め,目的達成に向けた取組に会員の理解・協力は得られないことも予想される。これ陳情じゃないですよ,徳洲会病院に加勢したら,協力はしませんちゅうことじゃないですか。そう思わんですか。これを読んで,うわさになっている圧力の実態がある,これは本物やなと思うたんです。自民党に入ったから,すぐできるんじゃないかと思っていたところが,自民党代議士から圧力がかかって取り下げろという圧力もございましたといううわさまで来たんですよ。それで私は夕べ,徳田たけし代議士のとこに電話したですよ,本当かと。であれば一般質問終わったら,明日の一便でおれ東京へ行って,全部調べてまいる。そういう圧力をかけた自民党代議士におれちゃんと話つけるぞと言って電話したんですけど,これもやっせんぼで,うちと徳洲会とは縁が切れていますと言うわけですよ。そうやったら話にならんじゃないかと,徳洲会の副理事長やろうと言うたんですよ。とにかく一般質問が終わり,議会が休会になったときには,この真相は私は東京まで行って全部調べ上げるから,そのつもりでおってくれということを申して,夕べは電話を終わったんですけどね。この陳情書を見れば,どういう圧力がかかったちゅう,想像にかたくないわけです。昔,これは話すつもりはなかったんですけど,町長選挙で私はこの町長を頼むって,立候補者を頼むって言ったことがある。浦野さん医者は選挙運動はやいやしどちゅうわけですよ。何でやいやしかちゅうと,おはんがとは風邪やっどって,注射液を入れて,注射をこう出す。おはんなこいせえ清き一票入るいやっち。じっと見おっせえ,あっち刺せばな,はいっち。もう我々はしょうないです。それを何年かぶりで思い出したから。医師会というところはそういう方々の集団であるから,私も親友はいるんですよ,医者の友達もいるし,九大病院にもおるんですけど,大変なとこやなと思ったんですよ,これを見て。その注射針で清き一票を取るぐらいの医者ばっかり集まっとるんかなと,これ余談ですが,そう思ったんですがね。だから,こういう陳情書で半分おどしですよ。看護学校設置に反対する陳情書ですよ。これ読んで,頭に来ないほうがおかしいんですよね,市長どうですか。そのとおり答弁してください。


○市長(前田終止君)


 この陳情要望書については,私のほうも当然目にいたしております。医師会の皆さん方につきましては,医療センター経営参加とともに,市民の医療・福祉のために精一杯頑張ってもらっているものと思っています。この陳情の申請については,組織に置かれる立場としてのお気持ちで支持されたものかなというような感想でございます。


○34番(浦野義仁君)


 通告の中にある諸般の事情についてをお聞かせ願いたい。政治家がよく使っていたですよね,市長,諸般の言うたら。一般の国民は,諸般の理由と言われたら,何もできないし,簡単に納得するわけなんですよ。ところが,辞典を引けば,諸般といったら,もろもろいろいろなんですよね,いっぱいあるわけですよ。だから,私ももろもろ諸般の事情でと書いてあるから,そんないろいろと考えるわけですよ。諸般の事情といったら,そんなにいっぱい事柄があって取り下げたのかと思うわけですよ。これは根性が悪いとか,そんな問題じゃない。これ辞書に書いてあるわけですから。いろいろあるのは,どういういろいろかというのを市長,お願いします。


○市長(前田終止君)


 私に諸般の事情を聞かれても,相手の方がそういう諸般の事情ということでお示しなさっているわけでございますから,そこは浦野さんの取材力あるいはまたネットワークでしっかりどうぞお調べください。


○34番(浦野義仁君)


 諸般の理由は,市長としてどういうことを考えられるかという質問で,私は悪いことをいっぱい考えているんですよ。ろくなことは考えておりません。だから,市長は善意の方だから,善意の答弁があるんじゃないかと思って,市長なら諸般の理由とはどういうことをお考えですかと聞いたんですけどね。


○市長(前田終止君)


 企画部長に,この件の先頭に立って現場の声をしっかりやり取りしながら努めておりましたんで,答えさせます。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 先ほど申しましたとおり,まず直接聞いたことではございませんので,推量する範囲内で私どもがまず考えたのが,一つが期間的に短かったことではないかというふうに考えております。認可申請までの流れですけれども,文部科学省に各年の3月末までに申請をいたしまして,そして10月に認可,そして翌年4月以降の開学というのが一般的な考え方でございますけれども,今回の場合は,最終本会議が3月27日であったこと,そして土・日を挟んでもう認可申請までには数日しかなかったことというのが一つ上げられます。そういった中で大学の教員がどうかとか,それから財務状況がどうかというのも審査を行っていただくことになりますので,そういった意味でもまず短かったことが大きな問題ではないかというふうに私どもは分析いたしております。それからもう一点,やはりご存じのとおり,賛成・反対二つの陳情が出ておりましたけれども,やはり大学をつくるためには,地元の理解というのが大変必要だというふうに考えますので,そういった意味からも両意見が出たことは,やはりそのあたりをお考えになったんではないかなというのは,あくまでも推量でございますけれども,そういった分析は行っております。


○34番(浦野義仁君)


 文科省というところは,一番頭の古いところだと思っているんですよ。市長もそんな思いだと思うんですよ。文部科学省と鹿児島県教委が一番頭の融通がきかないわけですよ。そりゃ世間を回ってよくある。そのように思う。だから,こんなに簡単にいくら徳洲会で綿密な計画書を,私もこれをもらったんですけど,設立の趣意書を。これは頭のかたいですよ。建物は新しくなりますけど,その前までは本当世界遺産になりそうな古い建物やったですけど,文部省というところは。鹿児島県教委とそっくりなんですよね。だから,そりゃ徳洲会も大したもんになったと思ったんです。こんなに簡単に文科省管轄の学校ができるとは私は思わなかった。熊本工業短期大学を細川さんが知事のときに,あれの陳情が事務所に来たのは市長ご存じだと思うんですけど。本当時間がかかるし,たったこれぐらいのことがということを,暇が要るんです。文科省に設立に行ったとき。県議会議長・副議長,市議会議長・副議長を知事室に集めてです。こういうただの短期大学ですよ。それでも時間がかかった。これを3月6日付で出して,これは去年からずっと設立経過があるんですが,このうちの3月26日,さも霧島市議会が賛成議決をすれば,すんなり文科省かなと私は思ったです。だから,市長,本当に私は徳洲会というのは大したもんだと,こう思っていたんです。ところが,いきなりの取り下げですから,私は文科省も心底信用してないし,もう徳洲会も信用したくないと,こう思った次第です。だから,これはうかうか乗ったら大変なことになるなという思いがございます。ダメになったからよかったと実際は思っております。どうですか。これで終わりになるんですかね。準備ができたら,また来年出し直すというのはあるんでしょう。ところが,山口部長の答弁では,何も接触もないと。医師会からもばかにされて,徳洲会からもなめられて,このまま済むかと私は思うわけですよ。だから,夕べ,徳田たけし代議士に言うたです。おれは明日の朝一番の一般質問が終わったら,あさってすぐ東京へ行くぞと言ったんですよ。真相だけは聞くぞと。そしたら,副理事長でありながら,私は代議士になってからもう切れておりますというわけですよ。あんた,そういう言いぐさがあるかといったんです。インターネットに流れるんですよ。一遍言うたことだけは何回出されてもいいですけどね。だから,本当心底頭に来ています。だから,こういう陳情を出されるときには,必ず議長も気をつけていただいて,市議会当局を惑わさないようにしてほしいと願っております。どうぞ市長。


○市長(前田終止君)


 この短期大学設置について,今後の動き等を踏まえながらどう考えるかという意味の質問ですね。私は,私どもの霧島市に既に2つの大学,そして1つの短期大学,1つの国立高専,こういう高等教育機関が現存しているということ,そして次に,やっぱり今後もう十分に見えている少子化の時代,そういう中で新しく私どものこの地のよさを高く評価いただいて,このような動きがあるということは,私どもの地域の持つ魅力の一つかなと,こうは思いますけれども,本当に安定的な短期大学や大学等の新設というのについては,相当将来を見通した,しっかりとした魅力的な学部,学科の設置等々でない限りは,どなたが頑張られても,もう子どもたちがいないわけですから。ですから,そういう意味では,本市,県内,南九州,九州全体,全国,アジア,そういう大きな視点をどう見ながら,どのような大学,学部,学科,特徴ある魅力あるそういうものをつくられるか,相当説得力のある段取りがない限りは,約13万そこそこのまちにとっては,大変難しいことかなというような感想は個人的には持っております。


○34番(浦野義仁君)


 次にいきます。13診療科あって,用をなさないのがあるわけですが,これは先ほどの答弁でよく分かるんです。ところが,医師の偏在,看護師の偏在というのは,今全国的にニュースとか報道されて,問題になっております。今の医師や若いお医者さん方は,まず待遇なんです。看護師さんもそうなんです。それと,先端医療の勉強をしたいという希望があるわけです。我々が一番先端医療としていたのはレントゲンなんですよ。大したもんがあるもんだなと思ったんです。ところが,それからCTができて,MRIができて,PETというのができたんです。いずれも高価な医療機器なんですよね。これからも医療機器は開発され,どんどんよいのができるんですけど,これはまた高額な買い物になると思うんですよ。ところが,この医師会医療センターにとっては,施設の充実をするとなれば,何十億かかるか分からないですよ。第三次救急救命施設までつくって,県がまた頭がかたいから許可はしないと,ここに書いてあるとおりなんですよ。腹が立つんですよ。全部鹿児島に持ってこいというのがやり方ですから。それで,医師の確保は待遇と,待遇といったら勤務状態も入るんですけど,それと報酬,それから先端医療機器があるかどうかなんです。その辺の詰めをどうしても担当部長は医師会としてほしいんです。何が足らないか。しかし,これは全部揃えると,全部市のお金でしょう。だから,売ってしまえと私は,言うんですが,本当この答弁のとおり,なかなかもう難しいんですよ。百も承知なんです。だけど,来れるような待遇改善と,勉強したい最新の医療機器,先端医療機器の充実をしなければ,絶対来ないですよ。小児科というのは難しくて,じじ抜き・ばば抜き,家つき,カーつきじゃないと嫁さんに行かないぞと言うたことがあったですよね,昔。その子どもさんたちの子どもが今小児科に行っとるわけです。だから,すぐ裁判をしたりして,世の中間違っていると思うんですけど。だから,裁判問題が一番多いのは,小児科と産科なんです。だから,医師不足になるわけなんですね。だから,その辺をどういうふうにクリアしていくか。3世代同居じゃないから,みんな,じいさん,ばあさんに聞けばすぐ分かりそうな症状でも,きちがいみたいに小児科に駆けつけるわけなんですよ。その辺の教育も必要だと思うんですけど。だから,市長,先端医療機器もそろえなければならない,待遇改善もしなければならない,三つそろわなければ,絶対看護師も偏在化が進んでおるわけですから,ただ大学病院に頭を下げにいったり,私の友達も九大病院におるんですけど,なかなか来ないと思うんですよ。だから,その辺の工夫をもう少ししていただきたい,このように思うんですが,いかがでしょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 先ほどもご答弁申し上げましたように,医師確保がまず喫緊の課題でございます。先ほども申し上げましたように,医師の確保につきましては,市長自ら大学等への派遣要請あるいは確保の要請等をいたしておりますけれども,なかなか現状では確保ができていないという状況でございまして,ご承知のとおり,診療科目でまだ開設しないもの,あるいは休診にやむなく至っているもの等があるわけでございまして,現在の医師会医療センターの経営状況につきましては,経営的には黒字の経営でございますけれども,今後,医師の確保また医療機器等の整備等も含め,また診療システム等の見直し等も含めて,取り組んでいかなければならない状況でございますので,今後も引き続きそういう件につきましては,特に医師の確保につきましては,引き続き努力をしてまいりたいということでございます。


○34番(浦野義仁君)


 この辺でこれは終わりますけど,次に,医療センターは困難な問題が一番あるんですよね。今度電子カルテの問題でしょう。これ何万円とか何百万で済む問題じゃないと思うんです。それと,会計が一般会計化されるわけです。特会だから一般会計から補てんしたらいいじゃないかということはできないんですよね。当然公営企業もそうなるわけです。だから,単純に言って,特会がなくて,全部一般会計になってしまうということなんですよね。そうなった場合,この病院の将来は明るくないんです。だから,その辺を含めて,大体何十億金がかかるとか,電子カルテのあれは何億,最高を見ても二,三億で済むと私は思うんですけど,先ほど申しました先端医療施設が医療機器の購入とかしたら,何十億とかかると思うんです。そうであれば,こんな面倒くさい医療センターは売ったほうがいいじゃないかと。そうじゃなければ,あそこの病院は伝統のある病院だから,きっちりした病院にしたいと思っている方もいらっしゃると思うんです。全国に広く公募するような方法をとらなければ,あの医療センターの先は暗いと思うんです。金が要るばっかしなんです。放蕩息子を持っているのと同じなんです。だから,市長どうか,セールスになったつもりで,あれをよそに売ってください。売るか,公募するかどうか,答弁をお願いします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 医療センターの今後の方針でございますけれども,まず本年度中に公立病院の改革プランを策定することになります。これは議員がおっしゃいましたように,いわゆる昨年成立いたしました地方公共団体の財政健全化法に基づくものの一つと捉えられておりまして,公営企業,病院事業につきましても,やはり一つの一般会計等と同じような会計の中でその収支が判断をされると。また,その収支が,その指標が一つでも国の示す基準に満たない場合等につきましては,当然にそれぞれ国に対する報告等が義務づけられる。これは公表は19年度の決算からでございますが,実際にそういう制度として行われるものは平成20年度の決算からというふうになっております。したがいまして,先ほど申しましたように,医療センターにつきましては,現在のところ黒字経営ということでございますが,医師の確保等も含め,またその投資として,医療機器等の購入等により財政状況が変わってくることも想定されますので,そういう場合につきましては,やはり何らかの対策を講じていかなければならないというふうに考えております。また一方では,医療センターの指定管理者としての指定は,平成22年度まででございます。5か年間でございます。したがいまして,そういう状況等も踏まえ,また1期目の指定管理者制度の導入ということ等も踏まえて,先ほどもご答弁申し上げましたように,現在の方向性といたしましては,当面は現状のままで運営を行っていきたいということでございます。


○34番(浦野義仁君)


 今おっしゃったように,いろんな縛りがあと2年で切れる。これ譲渡の部分も厚生省からの縛りがあったわけで,本当その当時,霧島の町長が町長室であれに参加しろという,厄介者払いをするのにろくなものはありませんよと。8割の価格,そんなに縛りがあったらおかしいじゃないかと言ったんですよ。ただでいいんですよと言った。やっぱりあの病院も譲渡を受けて,町長さんが治療を受けたり,いろいろされた経緯があるんです,即ですよ。その方々にとってはよかったかもしれないけど,当霧島市にとっては,先端医療機器はますます高度になるし,高くなっていく。医者もそういう機器がなけりゃ来ないですよ,報酬だけじゃ来ないといったんですよ。報酬が高くて,週5日制みたいにきちっとして,それで先端医療を勉強できる機器が欲しいと,今こういうわけなんです。30歳で一番安い人で年俸が1,200万円なんですよね。高い人は5,000万ですよ,医者は。我々が逆立ちしてもかなわんのですよ。それでも来てくれちゅうとこがあるわけですから。その辺を考えたら,もう病院経営なんてしないほうがいい。私は昔,鹿大に解剖医学の中島先生っておられたんです,九大出で。その先生いわく,開業医をしたかったと,友達みんな開業医になってしまったと。もう残念でたまらないと,仕方がないと思った。ところが,最近はもう開業医はしなくてよかったと。しょっちゅう天文館で飲んでいましたから。どうしてですかといったら,みんな借金だらけ。医療機器の高い最新のやつが来るもんだから,それを入れなけりゃ病院は成り立っていかない。入れたら借金ですよ。私は勤務医だから,本当よかったという話をされたわけです。だから,それほど医療機器は高いわけです。だから,その辺を考慮されて,部長,売るほうに傾いてください。どこか,もう安くてもいいから,売るほうに傾いていってくださいよ。それでなければ,物好きなのがおってですが,あの病院の指定管理者になりますからというのがおったときは,2年で切れるわけですから,おっしゃったように。先のことと思わずに,その方策を考えていただきたいと,こう思いますけど,いかがでございましょうか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 医療センターの公立病院としての役割というのは,先ほど市長が申し上げたとおりで,やはり地域医療には欠かせないものでございます。また一方,公立病院の改革プランの中では,民間の医療機関でできるものは民間医療機関,またそれで賄えないものは,やはり公立病院のそういう役割もあるというような,そういう方針も示しておりますので,経営状況の効率化等に努めながら,やはり現状のスタイルを当面は維持してまいりたいというふうに考えておりますので,ご理解いただきたいと思います。


○34番(浦野義仁君)


 早く終わるというのは楽なんですよ,もう売るほうに考えてくださいよ。これ非公式で言いますけど。ネットワーク,これ宮本課長さんですか,これできたのはいつですか。4月か3月じゃないですか。


○健康増進課長(宮本順子君)


 本年の3月に設立総会が開かれております。20年の3月です。


○34番(浦野義仁君)


 医師会が関与しているとか,いろいろおっしゃいますけどね,今年なんですよ,一番肝心な,あっちゅう間に死ぬかもしれない病気でしょう,これになったときには。今まで何しとったかと言いたいんですよ。だから,消防局の方も難儀をすると思いますよ。私は消防局へ行ったんですけどね,はい,帰れって言わんばっかりじゃないかこいつは,と思ったんですけど,非常に医師会に気を遣っておられますよ。また市民も,鹿児島に搬送されたら,たらい回しかなと思うわけですよ。だから,その辺の説明も,先ほどから受けた説明を市民に分かっていただいて,このネットワークは遅きにできたんですから,きちっとして,これ脳血管,循環器,両方だと思うんですけど,制度をしてほしいと思うんですよ。これきっちり漏れのないようなネットワークの完成を私はお願いしたいと,こう思っております。この答弁はいいですよ,お願いですから。これで議長,もうやめます。質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,浦野義仁議員の一般質問を終わります。次に,39番,前川原正人議員より4件通告がされております。したがって,前川原正人議員の発言を許可します。


○39番(前川原正人君)


 私は,市民の皆さんから選ばれました日本共産党市議団の一人として質問をいたします。市当局の明解な答弁を求めるものであります。この間,私たち庶民の暮らしは,生活必需品や日用品など値上げに次ぐ値上げで,暮らしは以前より増して暮らしにくくなっているのが市民の実感であります。この背景には,4月30日に自民・公明・与党がガソリン税など暫定税率を復活をさせ,今後10年間維持する租税特別措置法など,政府提案の歳入関連法案について参議院で審議中にもかかわらず,衆議院から送付後60日が経過をしたということを理由に,憲法第59条第4項により,参議院が否決したとみなす動議を強行しました。そして,これらの法案は,再可決をしたのであります。ガソリン税などの税収を今後10年間で59兆円も道路整備に投入することを前提として強行採決をされたのであります。日本共産党は,暫定税率を廃止をし,暮らしや福祉,教育などにも自治体の裁量で支出できる一般財源化を求め,不要不急の公共工事を見直し,国民の身近な部分に税金は使っていくべきと考えております。一方,1978年から予算措置をされている米軍への思いやり予算は,87年から特別協定が結ばれ,基地従業員の給与本体,諸手当,光熱水費,訓練費,移転費へと負担は拡大をされ,国民から徴収された税金の中から日本が支払った総額は5兆円を超え,本年度08年度の政府予算は1,416億円にも上っているのであります。思いやる相手が国民ではなく,アメリカ言いなり政治であります。また大企業への法人税は,89年度消費税導入時期に42%が40%,90年には37.5%,97年には消費税が5%に引き上げられ,法人税は34.5%と下げられました。この当時,消費税導入の理由として,少子・高齢化社会の社会保障財源と言われましたが,大企業減税だったことがこれまでの日本の政治が証明をしているのであります。日本共産党は,市民生活を守り,暮らし・福祉・教育充実のために,引き続き奮闘することをまず最初に表明するものであります。質問の第1番目に,一般廃棄物管理型最終処分場計画についてであります。4月15日に福山町宝瀬地区に一般廃棄物管理型最終処分場を選考予定地として発表され,大・中・小の住民説明会が開催をされました。これまで開かれた説明会では,400名以上の住民の皆さんが参加をし,計画地住民や水田耕作者などの皆さんからは,近くには水源地があり,下流では田んぼの用水としても使われている。処分場の排出水は出さないと言うが,もしも流れ出た場合の汚染の可能性はないのか,流れ出る可能性はないのか。福山町は酢の町として全国的にも知られているが,風評被害が心配だ。3期45年は地元住民として後世に責任が負えない。乱暴過ぎる,安心・安全と言うなら,その根拠を示すべきだなど,不安と懸念の声が出されたのであります。そこで伺いますが,福山町宝瀬地区での住民説明会で出された意見の特徴は何なのか。27か所,5か所,2か所,宝瀬地区と選定に至る経過など,市当局の十分な説明が必要と考えますが,答弁を求めるものであります。また,3期45年に固執する理由はどこにあるのか。住民説明会では,あまりにも長過ぎる,責任が持てない,飛灰固化物が埋められ続けていくことに抵抗があるなどの意見もありますが,見直しが求められているのではないでしょうか。住民合意のないままの立地可能性調査は強行すべきではないと考えますが,市長の答弁を求めるものであります。次に,子育て支援についてであります。昨年の9月議会でも質問をした経過がありますが,区域外保育は原則として認めない。ただし,福山町の場合,公立保育園がないということで,当分の間,区域外保育を認めるということを,総合支所に公文書として本庁から通知をした経過があります。新たな問題として,例えば,国分地区の場合,近くの公立保育,私立,両方ですが,保育園の空きがなく,国分地区の保育園に預けるには,送り迎えがないために入所が困難,区域外からは送迎してもらえるから預けたいが,福山地区以外のために入所できないという問題があります。当然保育園に入所するためには,保護者の家庭が保育に欠けるという前提条件が必要となりますが,入所エリアを行政が決めるというやり方は,子育て支援に逆行すると考えますが,利用者の利益から考えますと,入所したい保育園に預けられるべきと考えますが,答弁を求めるものであります。また,市当局の理解と保護者また地域の皆さんの努力で市内各地で学童クラブが運営をされております。少人数の学童クラブでは運営に大変苦慮をしており,特に合併後の周辺部では,小学校児童が減少し,人員確保が難しい状況であります。特別な財政的手立てが必要と考えますが,答弁を求めるものであります。次に,福山総合支所についてであります。今年2月22日,福山地区地域審議会の意見として,福山管内の地理的条件を考慮すると,総合支所を1か所に統合することは住民サービスに深刻な影響を及ぼす恐れがある。したがって,総合支所としては牧之原1か所に機能を集約し,現在の福山総合支所には窓口業務を担当する部署を設置する必要がある。なお,現在の牧之原支所付近に総合支所を建設をし,早急に実施をしていただきたいという,こういう答申が出されております。そこで伺いますが,総合支所問題は,この間どのように議論をされたのか,地域審議会での意見はどのように尊重されるのか,答弁を求めるものであります。最後の質問に,教育行政についてであります。霧島市内の公立小中学校の蔵書数,充足率は満足のいくものとなっているでしょうか。不足している状況をどのように改善をしていくのか,答弁を求めるものであります。以上4項目にわたって市当局の明解な答弁を求めまして,私の壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 前川原議員から4点につきまして質問がございました。1点目につきましては,私のほうから答弁をいたします。4点目につきましては,教育長が答弁をいたします。そのほかにつきましては,保健福祉部長及び企画部長にそれぞれ答弁をいたさせます。一般廃棄物管理型最終処分場計画についての1点目についてお答えをいたします。現在,4月21日の牧之原の活性化センターで行いました説明会を皮切りに,これまで大・小16回の説明会を実施してまいりましたが,宝瀬地区での説明会で出されました特徴的な意見といたしましては,宝瀬地区選考の理由,飛灰固化物の説明,地下水汚染への不安,風評被害の心配,45年という計画期間への懸念などが出されております。今後は説明会で出された選考の経緯や疑問等に対して,詳しく説明するための報告会を実施し,ご理解いただけるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。次に,2点目についてお答えをいたします。現在,交付金事業を見込んで埋め立て期間,1期15年を想定しています。候補地の選考や各種調査等,将来のことを考慮いたしまして,基本方針に沿って3期45年分が確保できる場所を選考してきたところであります。説明会の中で申し上げてまいりましたが,埋め立て期間は1期15年の計画であり,今後この計画に対しますご理解がいただければ,例えば,地域協定書等を結ばせていただき,その中で2期目以降の取扱いを明記していくこともできると考えております。次に,3点目についてお答えいたします。先日,牧之原の自然を守る会から同様の陳情書が提出をされましたが,その中で市と地域が対立の関係ではなく,住民の方々と真摯に向き合い,協議をする中で納得度を上げていきますことや,6月4日から4回ほど計画をいたしております先進地視察に参加していただいて,実情を見ていただくよう,私から直接お願いを申し上げたところでございます。したがいまして,立地可能性調査に直ちに一方的に入ることもなく,今後とも地域の皆さん方,住民の皆さん方にご理解いただけるよう最善の努力をしながらご理解を求め,納得度を上げてまいりたいと,こう考えているところでございます。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 子育て支援の1点目についてご答弁を申し上げます。保育の実施は,霧島市保育の実施に関する条例に基づき,保護者や同居の親族等が仕事または疾病等,保育の実施基準により保育することができないと認められる場合に行うことといたしております。現在,霧島市内には公立保育が12か所,私立保育園が20か所ありますが,基本的に霧島市在住の方はこの霧島市内の保育園に入所をいただいておりますので,ご理解をいただきたいと思います。しかしながら,特例として,勤務先,介護先,通勤経路,里帰り出産等の理由により,行政区域外の保育園に入所できる場合がございます。旧福山町では,保育園が1か所しかなく,児童の保育サービスのため,特別に理由を設けず,当分の間,近隣市町への入所の選択ができる取扱いとしているところでございます。この場合,受け入れ自治体に保育園の空き状況を確認し,入所可能であるという同意書をいただいてから入所できることになります。2点目についてお答え申し上げます。本年4月1日現在,霧島市には27か所の児童クラブがあり,そのほとんどが公設民営の方式でございます。また,そのうち10人未満の児童クラブが4か所ございます。ご承知のとおり,10人未満の児童クラブは,国,県の運営補助の対象外でございますけれども,霧島市では単独補助金を1か所当たり年額48万円を交付しているところでございます。周辺部の児童クラブにつきましては,会員数が少なく,議員が申されましたように,経営が厳しいと私どもも伺っておりますけれども,このため子育て支援ボランティアの活動等による経費の縮減を図るなど,多方面からの見直しが必要であるのではないかと考えております。また一方,児童クラブの経営補助金ではなく,委託方式とした場合でございますけれども,この場合は一定の基準に基づいて実施する必要がありますことから,施設整備や人的配置等について,大幅な見直しや経費負担が必要となることが考えられることから,現段階では公設民営の方式が望ましいと考えているとこでございます。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 3点目の福山総合支所についてお答えいたします。福山総合支所の問題につきましては,昨年度において福山地区地域審議会に今後の福山総合支所のあり方について諮問を行い,住民アンケート調査結果等を参考にしながら,総合支所としては牧之原1か所に機能を集約し,現在の福山総合支所には窓口業務を担当する部署を設置する必要があるとの答申をいただいたところでございます。現在この答申に沿って,今後の福山総合支所のあり方について,庁内に福山総合支所組織機構検討委員会を設置し,検討を始めたところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 教育行政の1点目についてお答えをいたします。まず,学校図書館の充足率についてでございます。文部科学省が定めます学校図書館図書標準というものがございます。小中学校別で学級数によって蔵書冊数の標準が定められておりまして,その標準に対する比率が充足率となっております。例えば,6学級規模の小学校で計算しますと,5,080冊が標準蔵書冊数となります。したがって,この数字に対する学校の蔵書総数の割合が充足率となります。それでは,平成19年度末の霧島市内小中学校の蔵書総数,充足率について申し上げます。小学校の蔵書総数20万2,121冊,平均充足率92.9%,中学校の蔵書総数11万7,076冊,平均充足率97.7%でございます。また,このほかに国分図書館と隼人図書館が移動図書館として,国分,隼人地区と100人以下の小学校を巡回し,配本を行っております。なお,充足率につきましては,新しい本を購入しまして,古い本を新しい本の冊数以上に多数処分した場合,その時点で充足率が下がることになります。充足率の高低が必ずしも図書の充実を反映したものにはならないと考えておりますから,教育委員会としましては,学校図書館の実態と各学校からの要望を勘案しながら図書の充実に努めてまいりたいと考えております。


○39番(前川原正人君)


 それぞれ答弁をいただきました。順次2問目以降について質問をさせていただきたいと思います。まず,一般廃棄物管理型最終処分場の問題についてなんですが,市長も4月21日でしたか,活性化センターで説明会があったわけなんですが,その中でやはり27か所,そして5か所,2か所,1か所というふうに絞られた経過があるわけですね。その中でやはり出るのが,なぜほかの選考候補地を公表できないのかという大きな問題が出たと思うんですね。この27か所の選考候補地を明らかにすべきだと考えますが,いかがですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 説明会の中では27か所を明らかにすべきじゃないかという意見がございました。私ども執行部といたしましては,例えば,地名等を27か所あるいは5か所でもそうなんでございますが,公表した場合に,さまざまな意見がやはり出まして,その意見集約は非常に難しくなるんではないかと判断をいたしておるとこでございます。特に2か所等の地名を発表した場合に,市内を二分した対立の構造等生まれるのではないかということにも懸念をいたしております。また,最終的に宝瀬地区が選考され,残ったわけでございますけれども,これとてまだ意思形成過程の途中の話でございます。今後,立地可能性調査等をしながら,最終的にここが最適地であるかということも判断しなくてはならないということでございまして,まだ意思形成の途中であるということもご理解いただきたいと思っております。それから,説明会の中でございました,5か所の中で調査項目がございます,29項目,それから2か所の比較表ということもございました。これらにつきましては,来る説明会等の中で公表していきたいという考えでおるところでございます。


○39番(前川原正人君)


 やはり今おっしゃるように,混乱が起きるのではないかということも確かに懸念される材料なんですね。しかし,旧国分時代ですが,今回は一般廃棄物管理型処分場と,国分時代は産業廃棄物処分場ということで,その性格は違うわけなんですが,お聞きをした範囲内では,川内地区での産廃処分場のときには,ピンポイントで公表をされたと聞いているんですが,その辺についてはどうだったんですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 大・小の説明会をいたしましたけれども,議員もその中にほとんどすべてに参加いただきまして,私どもと,それから住民の皆様とのやり取り,十分お聞きになっているかと思います。確かにそのような話も出たわけでございますけれども,今回は一廃である,それからまた,川内の場合には産廃であるというふうなことから,議員もご指摘ありましたように,性格が違いますので,そこのところには慎重に慎重を期して今取組んでおるところでございますので,そこのところは十分ご理解いただきたい,そういうふうに思うところでございます。


○39番(前川原正人君)


 私は説明会に行ったのは,説明会を聞きに行ったんじゃないんです。住民の皆さんの声を聞きに行ったんです。そこはちゃんとお含みおきいただきたいと思います。ですから,確かに今おっしゃるように,性格が違うわけですね,産廃の場合と一般廃棄物の場合は。全く県がやるべき性格のものと市がやらなければならない性格のものと違うというのは当然なんですが,デメリットよりも,すべて公表したほうが,当然混乱も確かに懸念をされる材料ではありますが,メリットという点から見たときに,そちらのほうがウェイトが大きいというふうに思うんですね。それについては検討といいますか,今後説明,報告会が開催をされていくことになると思うんですが,その辺もやはり検討していくべきではないですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 地名等を公表するほうがメリットが大きいのではないかという指摘でございますけれども,このことにつきましては,昨年の環境福祉常任委員会でもご指摘があったところでございます。さまざまな考えがあるという意味でございます。2か所を公表したほうがいいのではないか,いや,そうではないと,1か所に絞って公表すべきであるというふうな議論も出たところでございます。執行部といたしましては,先ほど申し上げましたように,対立の構造等生まれるのではないかという懸念,そちらのデメリットが大きいという判断をいたしまして,最終的に選考過程に残った宝瀬地区を公表させていただく,そこに全力真摯に説明をしながら納得,理解をしていただくという手法をとったところでございます。


○39番(前川原正人君)


 先ほど市長の答弁の中でもありましたが,3期45年は住民感情として長過ぎるという,こういう声も各説明会で出たわけですね。1市6町が合併をして,その中でも同じ場所だけではなく,分散して建設することも考えられないのか,そのようなことは検討,そういう角度といいますか,1か所にすべてを集約ではなくて,答弁の中では,とりあえず1期15年ということで言われているんですが,1市6町が合併をしたわけですので,条件は一緒だと思うんですね。住民等の感情からいけば,合併したばっかりに1か所にというのがあるわけですので,これを分散するということも検討すべきだと思いますが,いかがですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 確かに福山の住民の皆様から見ますと,1か所に集約するのはどうかという意見があるのは理解もできます。私どもといたしましては,市全体から見ました環境行政から申し上げますと,市の責務として,長期的に安定した,例えば,処分場等の場所を確保しておくということも非常に大事な視点ではないかと,そういうふうに考えておるとこでございます。したがいまして,27か所から絞り込んでいく段階で3つの基本方針を立てたところでございます。その中の一つに,今申し上げましたような方針というものが入っていたということでございます。


○39番(前川原正人君)


 本市の場合,合併をしまして,大体毎年3,000tから4,000tという数値の焼却残さが排出されることになると思うんですが,この産業廃棄物処分場だけではないですが,こういう世界というのは日進月歩の世界なんですね。無害化とか再利用など,排出そのものを抑制に取組んでいくことも視野に入れていくことも必要だと思いますが,その辺の調査研究,こういうのも進めていくべきと思いますが,いかがですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 全く同感でございます。日進月歩の技術革新の時代でございますので,無害化はもちろん,それから,むしろ先ほど焼却残さと申されましたけども,埋め立てる予定のものは飛灰固化物でございますので,訂正方をお願いしますが。そういったものもひょっとしましたら大切な資源になる可能性が非常にあるわけでございます。それを期待しながら1期15年,これは建設のために全力を尽くしていきたい,そういうふうに思っております。


○39番(前川原正人君)


 これは旧1市3町で現在の敷根処分場を造るときの平成11年8月21日,ごみ処理施設の更新をするということで,今現在使っているところです。1日162tを処理できる,今現在使っている処分場をつくるときの説明会で,これ福山の小廻地区コミュニティセンターで行われているんですが,こう言われているんですね,その当時の市長,そして助役,そして当時の福山町長,総務課長出席をされているんですが,こう言われているんです。最終処分場の建設予定地と飛灰の処分先はどうするのかと。回答として,現在の最終処分場,今煙突が立っている,今使われていない部分ですが,これを再生利用しますと言ってるんです。確かに1市3町の衛生管理組合当時の議論で,合併をして時代は違うと言えば違うんですが,こういうことを住民の皆さんは大体知っているんですね。反故にされたんですよ。だから,今回の最終処分場についても,敷根の問題はこうじゃなかったの,話が違うじゃないですか,こういうふうになっているわけです。信用してないわけではないが,反故にされたんですね,約束違反なんです。それをどうお考えですか。


○衛生施設課長(前田 理君)


 9万tの処理のことだと思いますが,これは何回も申し上げておりますけれども,今現在,日々運ばれてきます処理に追われております。そしてまた,今度の合併によりまして,溝辺地区のごみも受けております。8,000人程度のごみの処理も受けておりますというようなことで,9万tの処理が3,400tで滞っておるということでございますけれども,これはその処理については今のところ滞っておるということでご理解いただきたいと思います。


○39番(前川原正人君)


 今から約もう10年前になるわけですが,約10年,正確には9年ちょっとなんですが,こういうことが現実今までの中であったわけですね。だからこそ1期15年で,その賛否両論あります。必要だという意見もあります。いや,絶対反対だという意見もあります。15年だったらいいんじゃないのという意見もあるんです。しかし,15年を認めたら,未来永劫ずっと続くんではないかという,こういう懸念があるわけなんです。それはやはり行政が今までやってきた段取り,やり方にやはり不満といいますか,そういうのに対して,そういう不安を持っているわけです。だから,こういうことも払拭すべきじゃないですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 これまでの行政に対する不満等々が出てるよというようなご意見だろうと思うんですけれども,先ほど未来永劫にというふうな話もございました。そしてまた,そこに3期分,45年間分をつくるんだという確定した話ではございませんので,そこのところはご理解をしていただきたいと思います。ただ,小廻地区の住民の皆様方とのやり取り,これにつきましては私ども非常に心を痛めておるわけですけれども,現実問題として,センターで今処理できない状況であるということでございますので,決してこれを反故にしているというわけではございません。昨年の議会でもございましたけれども,あそこを成形整備をしながら,よりよい形で運用していきたいということで調査等も今行っておるわけでございますので,決して無下に反故にしているというふうなわけではございませんので,ご理解も,そちらのほうをいただきたいと思います。


○39番(前川原正人君)


 先日6月9日に,2,035名分,この牧之原の自然を考える会というところから住民合意のない立地可能性調査はしないことという趣旨の陳情書が2,000名を超えた,これは期間は5月18日から6月8日までの期間ですね,発表されましてから約2か月の間に2,000人を超える陳情署名が集められたわけですが,この陳情署名をどう受けとめていらっしゃいますか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 6月9日の月曜日,朝一番にお見えになりました。市長を初め,副市長,そして私も対応させていただきました。表紙に2,035名の皆さん方の署名があるという表記がしてございました。ぱらぱらっと見させていただきましたけれども,十分に分析しているわけじゃございませんが,多くの方々が,今ご紹介ありましたように,一方的な立地可能性調査実施を受け入れません,しないでくれという主旨でございました。十分に受けとめたところでございます。ただ,中身を見てみますと,福山の方ばっかりじゃなくて,鹿屋であったり,鹿児島市であったり,中には福岡であったり,名古屋であったりと,広範にわたって非常に署名が集められている。その思いは十分伝わるわけでございますけれども,その辺のところをまた分析していく必要があるのかなと感じておるところでございます。


○39番(前川原正人君)


 この署名は,当然それだけの重さがあると思うんですが,建設予定,供用開始ですね,平成23年を目途に計画をされているわけですが,住民合意が得られない場合,どう対処していくおつもりですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 住民合意ということは,非常に難しい言葉だと思っております。私どもこの捉まえ方は非常に難しいんですけども,大方の住民の皆様の意思が形成されると,合意形成がされるというふうな形で今捉まえておるわけですけれども,それをいかにして判断するかというのは,非常に難しいまた問題であるというふうに今は思っております。ただ,市長が申されましたように,そういったことがもし図られない限りは,次のステップに進まないということは明言されておるわけでございますので,そちらのほうは強制的なことはいたしませんので,ご安心いただけるんじゃないかと,そういうふうに思っております。


○39番(前川原正人君)


 その住民合意というのは,確かにおっしゃるように,どこで推し測るかというのは難しい問題なんですね。それは一つの町で,例えば,住民投票をやるのかとか,それをピンポイントでやるのかとか,そういうのも確かに難しい問題があるんですが。とにかく一番大切なことは,住民が嫌だと言っているのを,一方的にやはり推し進めていくというのはあり得ないという,こういうふうに理解をしてよろしいですね。


○生活環境部長(南田吉文君)


 そのとおりでいいと思いますが,ただ,住民投票という言葉が出ましたので申し上げますけれども,そのような手法をとるということは今は考えておりません。地域を牧之原あるいは福山,こういう地域が二分される可能性というのは非常に多うございますので,そういうことは考えておりません。ただ,対象地域をどうするかという問題もございますので,そこのところはご理解いただけたらと思います。


○39番(前川原正人君)


 先日6月9日に陳情代表者数名の方たちと市長とお話をさせていただいたわけですが,この写真を紹介をしまして,この地域は蛍が最近まで飛び交って,今もちらほら飛んでるんですが,やはり住民の皆さんの懸念というのは,工事が始まり,泥水が流れていくとなると,生き物が流されたり死滅することが懸念される,こういうことの趣旨なんですね。市が定めております環境基本条例から見た場合に,その整合性をどう図っていくのかという問題もありますが,いかがお考えですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 私も,ちなみに蛍のことには非常に興味を持っておるわけでございますけれども,それはさておきまして。であるからこそ環境アセスメントをさせていただきたいと,そういうふうに言っているわけでございます。それらを調査をしない中でああだこうだと申し上げても,前に進まないのではないかと。むしろ立地可能性調査,特に環境アセスメント,これは4シーズン,春・夏・秋・冬かかりますので,できるだけそちらの調査はさせていただけないかと,そういうふうに願っておるところでございます。また,環境保全条例等との整合性でございますけれども,まさにそのようなことを条例の中にうたい込んでおりますので,私どもの姿勢は間違っていないと,そういうふうに思っておるとこでございます。


○39番(前川原正人君)


 先ほど申しましたように,平成23年,今年から数えると約大体3年後の供用開始が予定されているんですが,タイムスケジュールといたしまして,住民合意が得られない場合,予定地の再考を,もう一回考え直す,仕切り直すということも検討されるんですか。


○生活環境部長(南田吉文君)


 スケジュールから申し上げますと,平成19年度中に1か所に絞り込むというスケジュールでございました。若干ずれています,今は。そういたしますと,環境アセスメントとの関係も出てまいりますので,今のところ23年4月1日の供用開始を目途にはいたしておりますけれども,若干ずれ込む可能性もあるんではないかと懸念をいたしております。また,住民合意がなければ候補地を変えるのかということでございますけれども,そのようなことよりも,むしろ市長が再三申し上げておりますように,住民の皆様方の納得度を高めるために,住民の皆様方と真正面から向き合って,一生懸命説明を尽くしながら納得していただきたい,そういった説明をこれからもしていきたいと,そういうふうに考えているとこでございます。


○39番(前川原正人君)


 市長に1点だけ確認のためにお聞きをしておきたい。今,南田部長からそれぞれありましたように,この住民合意のない立地可能性調査はしないということを執行権者としてしっかりと確約できますか。


○市長(前田終止君)


 この2,035名の署名簿をお持ちになったとき申し上げたわけでございますけれども,私といたしましては,その陳情の趣旨にございますように,一方的な,いわば強制的に出ていくような,そういうことについてはしないということをはっきり確約いたしました。私どもの立場としては,精一杯皆さん方に理解,また納得度を上げていく最大の努力をして,是非ともこの着手に,完成にこぎ着けたいというふうに強く念じ上げております。


○議長(西村新一郎君)


 9時から一般質問を開会をいたしております。申し合わせにより午前中1回15分程度の休憩をとるという申し合わせでございますので,ここで質問中でございますが,休憩をとりたいと思います。休憩後,また前川原議員の一般質問を続けます。


               「休憩  午前10時29分」


               ──────────────


               「再開  午前10時46分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。前川原議員の一般質問を続けます。


○39番(前川原正人君)


 大きい2問目に入らせていただきたいと思います。先ほど答弁でもございましたが,特例として勤務先,介護先,通勤経路,里帰り出産等の理由によりということで,当分の間,近隣市町への入所の選択ができる扱いにしたという,こういう文書が昨年の9月1日付で各総合支所に出されているわけなんですが,児童福祉法の視点から見たときに,区域外入所についてという,そういう条文はないと思いますが,いかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 区域外の入所につきましては,特に児童福祉法で規制をされているものではございません。


○39番(前川原正人君)


 今おっしゃいましたように,法律の中では保育に欠ける児童の保護といいますか,そういう保育入所については,法律では縛ってはないわけですね。あとは各自治体の判断ということになっていくと思うんですが,この鹿屋市の場合ですと,お聞きをしましたが,別にそういう区分けはしていませんと,それは諸般の事情,さまざまな事情が各自治体ありますので,それはある程度そこは尊重をされているとは思うんですが,やはりそうだとするならば,保護者の,入所者の利益という,保育園への入所という,入所者の利益という観点から見た場合に,行政と保育園,保護者の協議が必要となるわけですが,希望する保育園に入所できるような,そういう柔軟な体制,そういう対応というのは検討すべきではないかと思いますが,いかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 区域外入所を認める場合の例外的な取扱いというのは,先ほど申し上げたとおりでございますけれども,そのほかに一般的な区域外入所を認める場合につきましては,やはり私立の保育所等もございますので,当然に経営をされているわけでございます。そういった観点もございます。また一方,適正な定員の配置を審議会等で答申をいただいたものを,市としてそれぞれの保育所の定数,定員等を定めているものでございます。そういう中にありまして,議員がおっしゃいますように,待機をされ待っていらっしゃる子どもさんがおられる場合で,そういう近辺にない,あるいは通園する,通所する手段がないとか,そういうようなものがあった場合におきましては,今まででもございますけれども,今後も検討していかなければならない重要な課題であろうと思います。ただ現在,国でも直接契約の方式といったようなものも検討をされているようなことも伺っておりますので,そういう状況を見ながら取組をしたいと思いますけれども,当面のところは,そういうところにつきましては,特別な事由がないものにつきましては,旧福山町の区域を除いては,当面今の体制で取扱いをさせていただくということを考えているところでございます。


○39番(前川原正人君)


 今おっしゃいますように,福山町時代,合併をする前は公立保育園というのは確かになかったわけですね。ですから,そういう点では近隣といいますか,今現在合併をして鹿屋市になったり,曽於市に預けていらっしゃる人たちもいらっしゃるわけですね。ですから,今おっしゃるように,さまざまな理由,保育に欠けるということが大前提になっているんですが,やはり預けたいところに預けられない,むしろ曽於市の保育園にしても,鹿屋市の保育園にいたしましても,国分,隼人まで迎えに来られているわけですね。ところが,国分,隼人の人たちだと,送り迎えが公立の場合ですとないと。そうすると,近くを探しても待機になってしまう,入れないと。だから,そういう部分の柔軟な対応という,そういう意味での柔軟な対応というのはできないわけですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 待機をされている,待っていらっしゃる方々の場合でそういう状況等につきましては,現在のところ取扱いは従来のまま柔軟な対応ができていない現状でございます。ただ,先ほど申しましたように,国の取扱い等につきましても種々検討をされているところでございまして,そういう状況等も見極めながら対応をしていくことも検討したいというふうに考えております。


○39番(前川原正人君)


 この保育所入所については,是非行政のほうでも十分検討をしていただいて,柔軟な対応を求めておきたいと思います。次に入ります。学童クラブの問題ですが,先ほど答弁の中でもおっしゃいましたように,霧島市の場合,5人以上の対象児童がいれば,年間48万円,財政的支援をされているわけですが,周辺部では合併をいたしましてから児童が大変少なくなっていると,こういう現状であるわけです。ところが,10人以上いる児童クラブでは,国県の補助金が加わって,大体150万円以上の補助を受けられるんですが,どうしても児童確保ができないクラブというのは,財政的に大変苦慮しているわけですね。この点について,どういうふうに認識をされているのか,お示しいただけますか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 児童クラブの運営状況につきましては,それぞれのクラブでの方針等によってさまざまな運営がなされております。その運営の経費につきましても,それぞれ人件費あるいはその他の運営等それぞれ取扱いが異なっているところでございます。議員おっしゃいます,そういう会員数が少ない児童クラブにおきましては,どうしても会員の方々からの利用料が少ないこと,また一方では,指導員等の人件費が大きなウェイトを占めていること等がございます。したがいまして,そういう入ってくるお金が少ないとなりますと,当然に人件費等の部分を削減するなりの手法をとっていただくしかないのじゃないかと。そういたしますと,先ほどご答弁申し上げましたように,例えば,そういう支援をしていただくボランティアの方々にお手伝いをいただくなりの,そういう方法も一つの方法じゃないかと。そういうことも含めまして見直しをしていただきたいということを考えているところでございます。


○39番(前川原正人君)


 この財政的な問題というのは,大変指導員の確保の問題,そして今度は保育料,学童保育に預けるための,いわゆる利用料,これの値上げというのが当然考えられてくることにもなるわけなんですが,例えば,串木野市でしたか,地域の公民館の活動とリンクをされて財政活動をやっているんですね。そういうことも行政のほうからというわけではないですが,そういう財政的支援のための知恵というのも,行政で指導といいますか,この知恵を授けるという,そういうことも考えられるわけですが,その辺についての先進的な取組というのがあれば,お示しをいただけますか。


○児童福祉課長(隈元 悟君)


 公民館単位というか,公民館のほうからのいろんな支援をいただきながらされているところが現在,上小川児童クラブがあるわけですけれども,そこらあたりの方々のいろんな活動を今年4月から始めていらっしゃいますので,その状況を見ながら,いろんな地区にもそういう周知方をしながら広めていけたらなと思っているところです。


○39番(前川原正人君)


 先ほどから申しておりますように,周辺部,いわゆる俗に言う町部ですね,そして周辺ですね,合併をした5町ですね,特に人口が減っているわけですね。人口が減るイコール子どもが少なくなっている現象というのはもう理解されていると思うんですが,やはり子育て支援という点で格差があってはならないというふうに思うんですが,そういう点で見たときに,子育て支援のためのバックアップというのも考えられるべきと思いますが,いかがですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 子育て支援と一口に申しましても,非常に幅の広いものでございます。したがいまして,周辺部の子どもたちの子育ての支援という面からいたしますと,この児童クラブの活動に限らず,多方面からの支援ということも考えていかなければならないと思っておりますので,これも重要な今後の課題として取組を研究してまいりたいというふうに考えております。


○39番(前川原正人君)


 是非あらゆる角度から,学童保育だけが子育て支援ではないですが,しかし,それも一つの一端なんですね。ですので,是非行政としてもバックアップを図っていただきたいと思います。次に入ります。まず,次に総合支所の問題についてですが,昨年の9月議会でも取り上げた経過があります。当然ご存じだとは思うんですが,牧之原支所の場合,雨漏りがして,ちょうど今の時期です。豪雨,台風時期になりますと,ブルーシートをかけて職員の皆さんが退庁をされるという現状なんですが。そしてまた,耐震強度の調査もされていないということも,これまでの質問の中で明らかにされましたけれども,そういうふうに考えていったときに,建設のための計画をつくっていくべきだというふうに考えますが,いかがですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 今年の2月22日に地域審議会から出た答申の中で,現在の牧之原支所付近に総合支所建設を早急に実施しということがございます。これを受けまして,現在,福山総合支所組織機構検討委員会を設置いたしておりますので,それに向けて今取組んでいるところだというふうにご理解いただければありがたいと思います。


○39番(前川原正人君)


 今おっしゃるように,福山総合支所組織機構検討委員会を設置をしということで,今後検討をしていくということで今おっしゃいましたけれども,タイムスケジュール的に見た場合には,どういう手順,どういうプロセスを検討されているわけですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 まず,現在その,例えば規模とか,それから場所とか,そして他のいろんな施設がございますので,そういったものとの関係とか,まず洗い出し作業をしております。それから,将来のまた福山地区の活性化とか,そういったものなどでどういった影響があるかとか,そういったいろんなまず要素も取り出して,そういったいろんな情報収集を今現在しているところでございます。それがある程度固まったら,スケジュールなりが固まってくるものというふうに考えております。


○39番(前川原正人君)


 今いろんな情報収集をされているということでおっしゃったんですが,例えば,5年計画とか,10年は余りにも長いんですが,合併協議会の協定事項として,おおむね10年間は総合支所は存続をするということが大前提であったわけですね。それも一部分では反故にされている部分もあるんですが,そういう点で見たときに,例えば,3年後,5年後のスパンで総合支所をどうするのか,職員の数をどうするのかということも当然検討課題の一つになると思うんですね。お聞きをしたいのは,総合支所というのは残していくんですね。残すという大前提で今後の,例えば,牧之原支所で言いますと,上の牧之原に総合支所を建設するという,そういう理解の仕方でよろしいわけですね。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 まず,そういった5年,10年のスパンかというお話なんですけれども,今回のこの牧之原総合支所について,地域審議会に答申した一つのきっかけが,先ほど議員がおっしゃいました雨漏りの問題とか,早急に解決しなければならない問題がございました。そういったことから,なるべく早くこういった問題を解決したいということもございますので,そう長期の話じゃないというふうに考えております。それから,じゃあ総合支所が5年後,10年後どうなるかということですけれども,先ほど申しました,今現在のこの規模とか場所とか,それから他の公共施設の問題,そしてまた福山地区,牧之原地区の活性化の問題,そういったいろんな情報を集めておる段階でございますので,そういったものを総合的に判断しながら将来のことを考えてまいりたいというふうに考えております。


○39番(前川原正人君)


 将来のことと言っても,例えば,1年後も将来なんですね,3年後も将来なんです。ですから,残すという大前提で組織機構検討委員会というのは立ち上げられて,今後どうするかという範囲内で新しい支所を建設をするという,そういう理解の仕方でよろしいんですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 現在,2か所を1か所に統合して牧之原に建設するという答申をいただいております。また,福山には窓口を残すと。これに沿って現在研究を行っているところでございます。


○39番(前川原正人君)


 ちょっと理解に苦しむ部分があるんですね。ちょっと質問の角度を変えます。なくさないという大前提で,総合支所はちゃんと存続をするんだという前提で建設を進めていくという,そういう理解ですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 福山地区に1か所に集約するということで今進めているところでございます。福山は窓口を残すということでございます。


○39番(前川原正人君)


 私,人がいいので,いいほうにとります。残すということで理解しますよ。そうなりますと,合併をしてまだ,まだというか,もう既に2年半以上たったわけなんですが,支所の利用者,当然福山町時代は福山の人たちだけしか使わなかったわけなんですが,例えば,旧国分の朴木地区の人,そして塚脇地区の方,さまざまな周辺の人たちが利用されているんですが,どういう数値といいますか,推移を示していますか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 私どもも塚脇とか上之段,朴木,そのあたりの方々が利用しているということも重々承知いたしております。


○39番(前川原正人君)


 数字的には把握はされていないんですか,どうですか。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 個別に地区の方にお話を聞いたものでありまして,何人,どのくらい使っているというのは把握はいたしておりません。


○39番(前川原正人君)


 是非その根拠というのがやはり数字として出てきたほうがやりやすいと思うんですね,総合的な判断の中の一つとして。是非それも把握をしていただきたいと思います。それともう一点は,建設をした場合,大体2,500万から3,000万円ぐらいがかかるというような,そういう話もあるんですが,その規模にもよるんですが,こじんまりとした総合支所を建設した場合,土地については市有地があるわけですので,周辺ですね,土地は含めないと想定をいたしまして,建設費用というのはどの程度を推測をされているんですか。


○副市長(南 洋海君)


 先ほど部長が申しましたように,現在,福山総合支所のあり方について,現在検討を行っているところでございます。出された議論の中の一つを紹介いたしますと,周りに公共施設等もございます。したがいまして,いわゆる総合支所,現在の総合支所機能だけを建設していいものか,もしくは周辺の会議室等が必要としますということも今議論をいたしております。したがいまして,検討委員会の中で今検討中でございまして,最終的にどの程度のものを造るかということについてはまだ決定はいたしておりません。


○39番(前川原正人君)


 次に入りたいと思います。最後の質問で教育行政についてお聞きしたいと思います。先ほどの教育委員会の答弁では,充足率というのは,5,080の標準蔵書冊数が一つの基準になるということでご答弁いただいたわけなんですが,当然図書館の蔵書というのは,古いものは破棄をしていくことによって充足率は下がっていくわけですね。そうなりますと,破棄する時期というのを,本の種類によっては子どもたちが競い合って読む本もあれば,逆に見向きもしない,そういう本もあるわけですね。その破棄する時期というのを教育委員会としてはどういう指導といいますか,どのように考えていらっしゃるんですか。


○学校教育課長(村田研史君)


 例えば,年数を決めてというような設定はしておりませんけれども,学習指導要領等で教科の指導内容等が変わってまいりましたり,あるいはそれに伴って補助教材として資料として活用する内容等が変わってくると,当然子どもたちもそれに接する機会が少なくなってくるということ等も考えられます。それから,思考の面も考えられるかと思います。そういったことを踏まえて,各学校では,選定委員会といったような,名称はそれぞれありますけれども,そこで検討していただいた上で,例えば,買い替えるのか,全く破棄するのか,そういったことを考えていただくというような仕組みをつくっているところです。


○39番(前川原正人君)


 確かに一つの指針はあって確かだと思うんですが,この充足率という点でいけば,最低のところ,最高のところ,どれぐらいの数値を示していますか。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほどお話がありましたように,積極的に廃棄を,積極的にという表現が当たるかどうか分かりませんけれども,廃棄をされたところがございまして,そういった学校については,充足が61%という数字がございます。一方,充足率が一番高い学校については144%というような数字もいただいているところです。


○39番(前川原正人君)


 今ありましたように,充足率が最低で61%と最高で144%,これは破棄をしていない可能性も十分あるわけなんですが,その点について,パーセンテージの向上をどのように進めていくのかをお願いをしたいと思います。そして,もう一点は,PTAの予算から出しているということがあるわけなんですが,これもPTAの予算から出すんじゃなくて,やはり行政の責任として充足率のアップということも十分に検討をしていただいて,積極的な予算配分というのを求めまして,私の質問を終わります。答弁はいただきたいと思います。


○学校教育課長(村田研史君)


 先ほど申し上げましたように,いわゆる充足率について差があるということを踏まえまして,予算措置について検討をしていくというのが1点でございます。それからもう一つは,いわゆる図書費というようなことで保護者から徴収をする学校もございますけれども,これは子どもたちあるいは教職員のより高いニーズに応えていきたいというような願いもございますので,これらについては,また予算措置のほうで対応ができるかどうかについては,また検討してまいりたいというふうに思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,前川原正人議員の一般質問を終わります。次に,46番,宮内博議員より5件通告がされております。したがって,宮内博議員の発言を許可します。


○46番(宮内 博君)


 前川原議員に続きまして,日本共産党市議団の一人として質問をさせていただきます。質問の第1は,市長の政治姿勢についてであります。今,食料不足,穀物価格の高騰は,世界的危機とも言うべき事態にあります。この3年間で小麦の国際市場価格は3.3倍,大豆,トウモロコシは2.5倍,米はわずか3か月で2倍に上昇しています。その穀物価格の高騰の主要な原因は,第1に,中国やインドなどの新興経済国での食料需要の高まり,第2に,世界的なバイオ燃料の原料としての穀物の需要増であり,第3に,大干ばつなど地球規模の異常気象の中で穀物生産が大きな打撃を受けていることにあり,加えて,投機マネーが穀物市場まで流れ込み,穀物の高騰に拍車をかけていると指摘をされています。そのような中で日本の食料と農業は新たな危機に直面をしております。食料自給率は39%,穀物自給率27%まで低下しているのが我が国の現状であり,世界で人口1億人を超える国は11か国でありますが,穀物自給率100%以上の国が3か国,80%以上が6か国,60%以上1か国であり,我が国・日本だけが27%という異常さであります。成り行き任せの農業政策は深刻な事態を招くとの警告もあり,自給率向上は待ったなしの課題と言わなければなりません。にもかかわらず,生産者米価は毎年低落をし,市内でも生産量の多いヒノヒカリで見ても,玄米60kgでは,95年1万9,016円の価格が2007年には1万4,500円と24%も落ち込んでおります。一方で,燃料費や資材費の高騰による1俵当たりの生産費は,2006年度全国平均で1万6,824円とされており,全国平均でも米価が生産費を2,000円も下回っているのであります。この米価で得られた農家の労働報酬は,時給256円にしかならず,鹿児島県の最低賃金619円の41%という現実があります。そこで,市長に伺います。農業を再生する農産物の価格保障対策,所得保障対策,後継者対策など,食料自給率向上のための市独自の対策について見解を求めるものであります。質問の第2は,市長が集中改革プランの中で2010年に民間委託の実施を掲げ,本年度当初予算で公立保育園12施設,養護老人ホーム3施設の民営化検討委員会設置に係る報償費を計上し,本格的な準備作業に着手する問題についてであります。集中改革プランでは,公立幼稚園6施設も同時期に民間委託化の計画であります。市長は,みずからの政策として昨年12月に作成をした第一次霧島市総合計画で「子育て環境の充実のための方針」に近隣市町より抜きん出た支援策を展開すると明記しており,この政策にも逆行するものと指摘をしなければなりません。子どもやお年寄りなど,社会的弱者と言われる階層への公的施設の施策の後退について見解を求めるものであります。次に,中学校における耐震対策についてです。小中学校における耐震対策についてです。中国・四川大地震は,小中学校の大規模崩壊により多数の児童生徒がその犠牲となりました。改めてご冥福をお祈りするものであります。政府は,この事態を受けて,公立小中学校の校舎などの耐震化を加速させるための対策に取り組むとも報じられておりますが,災害が発生した場合,学校は住民の避難施設としての役割を担うだけに,早急な対策が求められるのであります。これまで霧島市も,学校施設の耐震調査を実施しておりますが,その結果と,それを受けた耐震対策はどのように計画をされているのか,答弁を求めるものであります。次に,市内の学校施設の中で,コンクリートの鉄筋部分の腐食,爆裂などによる外壁落下の危険がある校舎の問題についてであります。霧島中学校では,管理棟から教室棟の渡り廊下の天井部分や校舎のひさし部分の一部にひび割れが見られます。日当山中学校では,管理棟については改修が実施されましたが,5月29日,現場を見ましたけれども,教室棟や家庭科室など校舎の至るところにひび割れが発生しており,旧隼人町時代から落下の危険のある部分を落とし補修する作業が繰り返されております。ここにその写真を持ってまいっておりますので,教育委員会は承知であろうと思いますので,市長のほうにお示しをしたいと思います。これは,当日ひび割れていた部分を,案内していただいた先生が落としていただいたものでございます。こういうものが教室の出入口のところにひび割れの状態で置かれているという認識をしていただきたいと思います。2004年の6月議会では,この日当山中学校の問題につきまして,当時の古川教育長,前霧島市の教育長でありますけれども,日当山小学校を建替工事終了後に建替えるとの方針が示された経過があります。多くの生徒が長時間過ごす学校は,安全でなければならないことは言うまでもありません。早急な対策について答弁を求めるものであります。次に,嘉例川地区で進む大規模な山林伐採についてであります。昨年12月議会でも本問題について指摘をいたしましたが,約250haの山林のうち,120haに及ぶ面積の杉やヒノキが本年12月まで伐採される計画書が提出されており,既に約70%が伐採されているとのことであります。写真で示しておりますけれども,現場では作業路が山肌を削ってつくられ,重機による搬出作業が行われ,作業が終わった場所では作業路が埋め戻され,この間の雨によって土砂が流出している場所も数か所見られているところであります。嘉例川地区における大規模な山林伐採の現場は,作業路跡の決壊,土砂流出の危険はないのか,伐採後の植林計画,防災対策はこの間どのように進められているのか,答弁を求めるものであります。次に,徳洲短期大学問題についてです。浦野議員からも先ほど同問題について質問がされたとおり,3月議会直前に市議会に提出された陳情書は,徳洲短期大学を2009年4月に開学できるよう市の強力な支援をお願いするとしておりましたが,最終本会議直前に取り下げられたという経過があります。徳洲会や短期大学開学により,鹿児島県や霧島市から5億円程度の建設費の助成を受けたい意向と見られていたとの報道もなされた経過があります。そこで,伺います。2009年4月開学を目指そうとして当初計画を練り直し,本年度申請するとしている徳洲短期大学建設計画は,その後どのように進められているのか,準備室なども撤退しているとのことだが,開学のための準備が進められているのか,答弁を求めるものであります。最後に,隼人駅東土地区画整理事業についてです。同計画については,隼人地区で進められてきた姫城地区,浜之市地区土地区画整理事業を大きく上回る27.72%の高い減歩率や,日豊線をくぐる隼人北線計画について,また民間業者による宅地開発で新築の住宅を建設した若い世代を中心に,反対の声が広がっております。そこで,次の2点について伺います。昨年12月22日に開かれた隼人北線検討会で,「白紙撤回」と回答した同計画について,先日5月30日の住民説明会でもそれに代わる計画案が示されず,隼人北線に固執する説明が行われている経過について,答弁を求めるものであります。また,27.72%の減歩率についても,昨年の議会で見直しを検討するとした市長の答弁後,どのように議論がなされているのか,答弁を求めまして,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 宮内議員から5点につきまして質問がございました。1点目,1につきましては,私のほうから答弁をいたします。そのほかにつきましては,教育部長及び関係部長が答弁をいたします。私の政治姿勢についての1点目にお答えをいたします。今日,世界の穀物価格の変動が,直ちに日本の生活に影響を及ぼすなど,グローバル化が急速に進んできております。そのような中,日本の食料自給率は,議員ご指摘のとおり,カロリーベースでは39%に低下をし,実に国民の食料の約6割を海外に依存をしており,先進国の中で最も低い自給率でございます。また,農業生産額が全国第2位の鹿児島県の食料自給率は85%で,本市は国と同じ39%であります。そのようなことから,本市におきましては,農家の経営安定を図り,安心して農作物の生産に取り組んでいただくため,ゴボウ,白ネギ,カボチャ,キュウリ,ニガウリの野菜価格安定制度や農業担い手を確保するため,農業経営を目指す新規就農者が農家での実習を支援する農業後継者等育成就農支援事業の実施,認定農業者が規模拡大のため,農用地を集積することを支援する認定農業者等農地利用集積促進事業を実施しております。さらに,水田の裏作活用を図り,稲作との複合経営や農作業の受委託による農家の経営安定,地元市場や直売所を利用した地産地消の推進にも積極的に取組み,食料自給率の向上に努めてまいりたいと考えております。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 政治姿勢についての2点目にお答えいたします。保育園,老人ホームにつきましては,平成19年2月に策定いたしました霧島市集中改革プランの中で,公の施設等のあり方の検討として,各施設の利用実態や利用者の動向を把握し,民間委託等,廃止など,今後のあり方に係る方針を策定するとともに,民間委託等への移行対象となった施設については,最も効率的で効果的な民間活力等の手法について検討を行うこととしているところであり,検討委員会において審議し,平成20年度中に霧島市としての方針を決定して,平成22年度から年次的に民間委託等を一部実施することといたしております。なお,この民間委託等の手法としては,業務委託,民間譲渡,民営化などが考えられますが,検討委員会において,施設ごとに利用実態等を踏まえ,十分な審議を行い,方針を決定するものでございます。現段階では,議員の言われるような平成22年度から直ちに民間委託するという方針を決定しているものではございません。このようなことから,今後個々の施設にとって最善のあり方の方針を決定し,よりよいサービスを提供してまいりたいと考えているところであり,子育て支援をはじめとする本市の福祉政策に何ら逆行するものではないというふうに考えているところでございます。


○教育部長(藤田 満君)


 同じく2点目の幼稚園についてお答えいたします。集中改革プランにおいて,民間の能力を活用する方策を検討するとし,民間委託の一部実施を模索いたしましたが,学校教育法において,市に管理主体が限定されている公立幼稚園は,指定管理者制度を導入することはできません。しかし,幼児数の減少が著しい地区の公立幼稚園につきましては,今後の措置を検討しなければならない状況となってきております。市内6園の公立幼稚園につきまして,地域や関係機関等の方々との十分な協議を重ねながら,今後の運営方針を決定してまいりたいと考えております。次に,大きな2点目の学校耐震化の1点目についてお答えをいたします。まず,耐震診断の状況について申し上げます。平成20年3月31日現在の耐震診断率は,小学校は79.66%,中学校は58.62%,小中学校合わせて72.72%です。平成20年度は,小中学校合わせて13校24棟の耐震診断を行い,改築中の日当山小学校,牧園中学校の6棟を除くすべての建物の耐震診断を完了する予定です。耐震診断を終えた建物の平成20年3月31日現在の耐震化率は,小学校は78.26%,中学校は65.57%,小中学校合わせて73.86%です。次に,耐震化には改築と補強工事の二通りありますが,現在までの主な取組状況を申し上げます。改築といたしましては,これまでに日当山小学校の校舎と屋内運動場,牧園中学校の南棟の校舎を実施しており,本年度は北棟の校舎を実施する予定です。耐震補強工事につきましては,平成18年度に小野小学校と小浜小学校の校舎と日当山中学校の屋内運動場の耐震補強工事を実施しております。今年度は日当山中学校,隼人中学校の校舎と富隈小学校の屋内運動場の耐震補強工事を実施いたします。次に,小中学校の耐震政策の2点目についてお答えをいたします。まず,霧島中学校についてですが,平成18年度に北棟の外壁の落下のおそれのある部分のモルタルを落とし,吹きつけ工事を行っております。残りの南棟につきましては,今年度に落下のおそれのある部分の外壁改修工事を行う予定であります。耐震対策につきましては,現在耐震診断を行っておりますので,診断結果を確認した後に補強の必要があれば計画的に工事を行う予定であります。次に,日当山中学校についてですが,平成15年度に旧隼人町において外壁劣化の調査を行い,南棟につきましてはほとんど外壁改修が完了しております。また,耐震対策につきましては,北棟を含め,今年の夏休みを利用しまして補強工事を行い,その工事の中で外壁の落下のおそれのある部分につきましては,改修をしていく予定であります。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 大きな3点目の嘉例川地区山林伐採についての1点目についてお答えをいたします。嘉例川地区の伐採現場につきましては,現場内に作業路及び集材路を整備して作業が行われておりますが,作業路は林業車両,集材路は林内作業車両用として使用し,作業路につきましては,伐採後の植林に再度有効使用するために一部そのまま残してあるところです。集材路につきましては,切り土をなるべく少なくしてのり面を切ったところは,伐採,玉切り,搬出等の作業を終わったところから随時現状に戻しております。なお,伐採終了後も残す予定の作業路につきましては,排水がまとまらないように排水を途中で切り離し,分散しており,また部分的に残材を利用して土どめをするなど,長年の経験を生かし,災害が発生しないよう工夫しながら施業をしていただいております。5月28日の早朝から29日の早朝にかけて,空港観測所での連続雨量が120.5?という強い雨がありましたので,29日の朝,直ちに現場をパトロールいたしましたが,異常はありませんでした。また,昨日,今朝と雨が強かったので,職員がパトロールに行ったところでございます。今後も雨の状況を見ながら,随時パトロールを行っていきたいと考えております。伐採後の植林計画につきましては,伐採届の中で伐採して3年以内に杉,ヒノキを植栽するとなっておりますので,計画どおり実施されるよう監視・指導を行ってまいりたいと考えております。防災対策につきましては,梅雨時期,台風時期でもあり,市職員,地元消防団,伐採業者等でパトロールを随時実施しておりますが,危険が予想されるところがあれば随時処理してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても,万一の災害に備え,人命を守るためには,住民の避難は必要でありますので,住民の自主的避難につきましても,地元関係者とも十分連絡を取り合いながら,地域の安全確保に努めてまいりたいと考えております。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 霧島徳洲短期大学(仮称)建設計画についてお答えいたします。3月議会までの動きは,先ほどのご質問でお答えし,議員もご承知のとおりでございます。3月議会以降,市に対して説明など一切なされておらず,また国分中央1丁目にあった開学準備室も現在閉鎖されているようでございます。したがいまして,開学のための準備など,徳洲会内部の動きは承知いたしておりません。


○建設部長(篠原明博君)


 隼人駅東土地区画整理事業についての1点目についてお答えいたします。昨年4月15日に行った隼人駅北線の説明会において,都市計画決定を前提として市が策定いたしましたルート案を示しましたが,地元の皆様のご意見を十分にお聞きする必要があると考え,現在は住民の皆様に交通調査の資料等を提供しながらご意見を伺っているという段階でございます。今後は,多様な意見がありますので,これらを参考に道路計画の方向性について検討してまいりたいと考えております。次に,隼人駅区画整理事業につきましての2点目についてお答えいたします。隼人駅東地区土地区画整理事業につきましては,平成18年3月31日に施行区域を定める都市計画の決定を行い,現在事業計画決定に向けた策定作業を進めているところであります。今後,事業計画の中で最終的な減歩率は検討していくということになりますが,この地区は従前の公共用地率が他の地区に比べて低いことから,公共減歩率が高くなることが予想されています。減歩率の緩和につきましては,この事業で受ける利益の程度に応じた公平な負担をお願いする必要があることから,公園等の配置並びに区画道路の配置及び幅員などでできないかを検討しているところであります。


○46番(宮内 博君)


 それぞれ回答をいただきました。順次再度お尋ねをしておきたいと思います。まず最初の,政治姿勢の問題についてでありますけれども,生産者米価は底なしの下落を続けているわけです。一方で,燃料費や資材費の高騰が続いております。この状況をどのように打開をしていくのかということだろうと思います。私ども日本共産党は,その打開の中心は生産コストをカバーする農産物の価格保障制度だというふうに位置づけをいたしております。農業生産というのは,自然の制約を大きく受けるわけで,農産物価格を公的・政策的に支えなければ,再生産は確保できないのではないかというふうに思います。先ほど紹介をいたしましたように,価格が生産費を下回るというような状態で,後継者が育つ環境づくり,あるいは生産意欲を高める,そのような取組というのはできないというふうに思いますけれども,まずその辺をどのようにお考えになっておるのか,お聞きをしておきます。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 確かに今議員がおっしゃるとおり,要は,販売価格が生産価格を下回るということは,これは経営としては成り立っていかないということであります。また,その状態が後継者の育成あるいは生産意欲の減退というのにつながるのは当然のことでございます。したがいまして,この生産コストをいかに抑えていくのか,それとあと,今度は逆に販売価格をいかに上げていくか,それに取組んでいかなければいけないと思います。例えば,米につきましても,今不耕起で植えつけをしていくというような,生産コストをいかに抑えていくかというような努力もいろいろされております。また逆に,販売価格につきましても,やはりそのものをそのまま販売するのではなくて,もっと付加価値をつけて販売していくというような努力をしていく必要があるんじゃないかというふうに考えております。


○46番(宮内 博君)


 今の状態では,生産費が販売価格を上回るわけですから,とても採算が合わないという状況ですよね。ですから,年金収入を取り崩したり,あるいは兼業での農外収入で不足分を補うと,こういうやり方しかないと。実際に私どもも耳にするんですけれども,先祖代々の田んぼを自分の代でつぶしたくないと,その一心でこの農業をやっているという方が非常に多いのではないかというふうに思うんですね。耕作放棄をすれば周りにも迷惑をかけると,それでは申しわけないという,そういう思いでもいられる方というのはたくさんいらっしゃる,そういうことをたびたび耳にするわけですけれども,やはり市独自の施策を明確に打ち出さなきゃいけない,そういう時期に来ているんじゃないですか。実際に不耕起で田んぼをつくるなどというのは普及していないでしょう。どれぐらいあるんですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 今,霧島市内では取組がなされていないと思います。試験の段階だと思います。ただいま申し上げたのは,一例でございまして,やはりいかにして生産コストを抑えていくか,それについてはやはり生産者として,やはり農業経営というふうに見ていった場合は,やはりそういったいろんな取組というのを考えていかないといけないのではないかというふうに考えております。


○46番(宮内 博君)


 いや,市の独自の施策をどのように打ち出していくのかと。先ほど回答のあった不耕起栽培などというのは,実際に取組まれてないわけでしょう。具体策をお示しくださいと言っているんです。


○農政畜産課長(浜田健治君)


 ただいま論議されております生産コストの件でございますが,現在集落営農で取組んでいただいておりますところの牧園地区の中津川という地区でございますけれども,そこにおきましては,生産コストを下げるために,従来あった畦畔を外して規模拡大をして,その中で少しでも生産コストを下げるとか,そういう取組は現在進めておられるところでございます。ですから,すべての生産資材が上がっておる状況の中で,かなり苦しいところもありまして,行政としても大変な課題を抱えておるところですけれども,できることから我々も取組んでいきたいと考えておるところでございます。


○46番(宮内 博君)


 いや,ですから,具体的に全然見えてこないでしょう,その議論の中では。だって,現実に米価はどんどん下がっているという現実があるわけです。生産コストの削減にも限界がありますよ。そういう中で意欲を引き出すための具体的な取組というのは,公的に担保していかなきゃいけないでしょう,違いますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 議員のおっしゃることはよく分かるんですけれども,ただいま農林水産部としては,具体的なものをまだ持っておりません。今いろんな方法について検討をしているというところでございますので,ご理解いただきたいと思います。


○46番(宮内 博君)


 その検討の結果はいつごろ仕上がりますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 いつまでということはなかなか申し上げられないわけですけれども,やはりいろんな情報を仕入れながら対策を練っていきたいと思っております。


○46番(宮内 博君)


 やっぱり先ほど申しましたように,深刻な事態にもう既に直面をしているということの認識がまだまだ不十分じゃないのかなというふうに思います。早急に基本政策などを打ち出して取組を進めるべきだというふうに思いますけど,市長どうですか。


○市長(前田終止君)


 これは日本全体の地域,地方の農業,そして私たち自身の霧島市のしっかり取組むべきこと,その両視点で見た場合,やっぱり大きな視点においては,国,県挙げて,農業生産者あるいはまた団体,そして流通業界挙げて,やっぱりこういうことへの大きな流れを努力をしていく側面がまず一つには大事かなと思います。もう一つは,本当にささやかな生きがいを求めて,日本のこの隅々で生きていく農家の方々,高齢者の皆さん方,そういう人たちが生きがいをしっかり握りながら,遊休農地みたいなものも政策的に一つの方法もしっかりみんなで考え合って,カバーするような方法を考えるとか,生産コストの問題とか,市独自の手法を地域に合った形でしっかり計画をつくっていく。それで,今,農政部にも私いろいろ指示を出しているわけでございますが,本当に地域の声を,私たちの地域は非常に特異なエリアであろうかと思うんですけれども,海抜ゼロmの海に近い側の,特に地方の都市であっても,その地域の都市型農業ができるエリア,そしてまた高原農業,標高差を利用するものとか,そしてお茶とか,地域,地域の野菜とか,そういうものに特徴があります。そこを本当にずっと今までの経験と合併後のスケールメリット,そういうものをしっかり向き合いながら,計画を,部長申し上げておりますように,つくり上げて前に行く努力をするしかない,そういうふうに私は思っております。特に急ぐべきは,農地を本当に有効に生かし切っていく諸施策をしっかりやっていかなければ,耕作放棄地等々を中心に私たちの地域農業が崩壊をしていくということになりかねない,そういう危機感を感じておるとこでございます。


○46番(宮内 博君)


 時間の関係で余り議論できませんけれども,引き続きこの問題は取組んでまいりたいというふうに思いますが,基本的な政策は一日も早く打ち出していただくように,これはお願いを申し上げておきたいと思います。次に,民営化計画の問題についてでございますけれども,いくつか回答の中でこれはどうなんだろうかというふうに思うところがありました。方向性としては,この民営化計画を明確に示していますよね。そして,それをやるというふうに言っているんですけれども,例えば,保育園を例にとりたいと思いますが,最も費用がかかっているものは何なんですか,お聞きします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 公立保育園の場合の経費につきましては,一番かかっているものは人件費でございます。


○46番(宮内 博君)


 人件費が8割から9割を占めるというふうに言われていますよね。そこを集中的に引き下げていこうというのがこの行革の一環でしょう。私は,それで本当に子どもたちを育てるという専門職が育つ環境が培われるのかというふうに思いますけど,どうですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 保育をする場合の目的は当然に同じでございます。ただ,その中で勤務をされる方々の資質の向上というものにつきましては,それぞれの保育所で研修あるいは自己研さん等を図って行っているところでございますので,その点につきましては,保育サービスは低下していないというふうに考えております。


○46番(宮内 博君)


 公立保育園12園で見ますと,保育士116人中全員が常勤なんですけれども,正職員が33人,臨時職員83人と報告されていますよね。常勤職員の中でこういう格差がある。公務の現場で現実に行われているんですよ。さらにこれを極端な形に持っていこうというのは民営化じゃないですか。現実の状態というのは,やはり将来の民間委託を前提とした人事施策がとられていると見ても仕方がないというふうに思うんですけど,どうですか。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 現在の体制に至っております中には,合併以前に旧団体で正規職員と臨時職員等のそういう配置をされていたところもございまして,それをそのまま引き継いでいるという状況でございます。


○46番(宮内 博君)


 全国福祉保育労働組合が2,200人の組合員を対象に,常勤のパート職員の調査をしているんですけど,約4割の方が賃金が安くて仕事をやめたいと,こう答えているわけですね。同じような傾向が霧島市にもやはり言えるのではないかと思うんですけれども,そんな不安定な状況ですよ。先日示されました「きりしますくすく子どもプラン」を見ますと,その計画の目指す姿というのは,子どもの幸せを第一に考えて,すべての子育てをしている人が安心して子育てができる環境づくりのために支援をしていくということをはっきりと示しているんではないですか。そういう点等どうですか,お聞きします。


○保健福祉部長(平野貴志君)


 その職員の数の中で正職員と臨時職員といるので,その臨時職員の方が多ければ保育の質が落ちるんではないかという懸念をされていると思っておりますけども,先ほど申しましたように,そういう職員の資質の向上等につきましては,かねがね努めているところでございます。また,子育て支援の観点から申しましても,先ほどすくすくプランの中では保育のサービスというのは非常に重要なものとして位置づけをしておりますので,そういう観点からも,職員の配置については十分に配慮をしていると考えているところでございます。


○46番(宮内 博君)


 現実に市内の私立保育所の状況を見ましても,公立保育所では常勤以外に非常勤はいらっしゃらないという報告をいただいておりますけれども,私立保育園では常勤225人,非常勤72人と,やはりこういう経営形態がなされていますよね。こういう状況では経験豊かな保母が保育することが子どもの発達にも欠かせない大事な専門職としての力を発揮できるのかなというふうに思います。再度この検討をする必要があるのではないかということを申し上げておきたいと思います。次に,小中学校の耐震対策の問題についてでありますが,市長に写真をお示しをいたしました。また先日,現場で落としていただいた外壁もお見せいたしました。その緊急性についてどのようにお考えになっているのかお聞きします。


○市長(前田終止君)


 議員のお手持ち資料としてお持ちになられましたこの写真と,そしてまた,この外壁の落下の危険性のあったやつを恐らく落とされて,そして保存されてお持ちになったんじゃないかと想像しているわけでございますが。私といたしましては,これを見させていただきまして,そしてまた議員ご指摘の点,またほかの議員の皆さん方からも,また四川省の大地震に伴って,市民の各位より,私たちの地域の学校は大丈夫かと,多くの方々がこういうお話も伺うわけでございまして,そういう意味では,私といたしましては,この小学校,中学校という場所は,私たちの次代を担う子どもたちが学んでいる場所でございます。そしてまた,しっかりそういうところは教育環境として守り育てていくべき大事な場所でございますから,きちんとした耐震が耐え得る,そういう場所になっていなきゃならない。また一方,被害が発生をすれば,さまざまな地域において小中学校が地域の安全な避難場所となるようなところでもございます。そういう意味では,ほかの公共施設等々に比べて,なお堅固なものでなければいけないというようなことも考えるわけでございまして,今回の四川省の大地震,これを改めて,我が国と中国の事情は違うと言っても,同じ地震大国であります私たちの日本あるいは地域社会として,しっかりこれを教訓としなきゃならん。そして,私自身もしっかりこういうところにも取組める努力をしてまいりたいと,このように思っております。


○46番(宮内 博君)


 今年,日当山中学校も耐震補強工事を実施をするということで回答をいただいているんですけれども,見せております写真のところも,旧隼人町時代に剥離の危険のあるところを取り除いて改修はしている部分もあるわけです。その除いたところ,そしてさらに,モルタルを上塗りをしたところ,そこで既にひび割れが発生しているんですよ。そういうことが繰り返されている。実際に抜本的に解消できるような対策がとられようとしているんですか,教育長,教育委員会,どうですか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 それでは,まず日当山中学校の今までどのような工事をしてまいったかということをちょっと詳しくお伝えしたいと思います。まず,平成9年度,平成15年度に旧隼人町におきまして耐震診断を実施されております。その結果は,北棟につきましては耐震補強が必要ということで結果が出ております。それで再度平成19年度にも耐震診断を行いまして,その結果も耐震補強が必要という結果が出ております。それから,南棟につきましては,先ほど答弁がございましたように,外壁改修工事を行っていらっしゃいます。それと,平成11年度に日当山中学校の校舎南棟,北棟,金額にいたしまして581万2,000円かけまして外壁工事をされております。それから,平成17年度には日当山中学校の南棟の外壁改修工事を1,232万ほどかけて改修をされております。年次的に日当山中学校につきましては,旧隼人町におきましても改修工事をされておりますけども,合併いたしまして,小中学校の改修等につきましては,まちづくり計画に基づきまして基本的に行ってまいりました。その中で旧隼人町におきましては,ほかの1市6町に先駆けて耐震診断を行っていらっしゃいます。その結果をもとに合併いたしまして,私ども改修計画設計等を行いまして,先ほど部長から答弁がございましたように,18年度,20年度というふうに耐震補強工事を行ったり,本年度はまた行うように計画をしております。それから,早急に私ども外壁改修を行いたい気持ちは当然持っておるわけでございますけども,日当山中学校につきましては,今度アスベスト対策工事という厄介な問題が出てきまして,そのアスベスト対策工事を早急にやらないといけないという問題が出てきましたので,それを平成19年度に1,037万かけまして機械室のアスベスト除去工事を行っております。このように,私はるる申し上げましたけども,日当山中学校につきましては,年次的に改修は行っているつもりでございます。それで,外壁改修につきましても,先ほど答弁がございましたように,今年度で耐震診断がすべて終わりますので,その結果をもとに補強計画,補強工事等を実施してまいりたいと思います。それで,日当山中学校のこの外壁改修工事につきましては,優先度は非常に高いと私どもは認識しております。


○46番(宮内 博君)


 実際こういう構造物が爆裂をするというのは,書物を読んでみますと,塩分濃度の高い砂利などが使われたのではないかと,塩抜きが十分されなかったという,そういう構造上の問題が含まれているというふうに指摘をされています。校舎の随所でその爆裂の状況が見受けられますので,当然にそのような砂が大量に使われたのかなということは想像できるわけでありますけれども,今教育委員会が考えている改修というのは,脱落をしない対策を含めたものだということですか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 ご質問は,外壁改修工事の程度の問題だと認識いたしておりますけども,外壁改修につきましては,まず一番高級な程度のいい補修工事といたしまして,ピンネット工法という工法がございます。それは寒冷紗を張りまして,それにまたピンを打って,このまんまの状態で吹きつけだけして,改修工事に対しては,そのピンを打って,それと寒冷紗を張って,姿はもとのままで終えるという工事でございます。そのときにピンを打って外壁を,1m2当たり16本とか25本とか,そのピンをずっとm2当たり打って,それを脱落しないようにする工法がございます。それから,浮いている外壁をその部分だけ取って,その上に吹きつけを行う工事がございます。先ほど霧島中の話がございましたけども,霧島中につきましては,限られた予算の中で精一杯どのように行うかということを考えましたので,浮いている部分のモルタルを撤去いたしまして,しかし,それではまた劣化いたしますので,その後に吹きつけ工事を行っております。見られて分かりますように,でこぼこはございます。そのようなふうで3つに分けて工事を行いますけども,できるだけ私どものほうは程度のいい工法で改修を考えております。


○46番(宮内 博君)


 登壇して申し上げましたけれども,平成16年の議会で当時の教育長が,日当山小学校の改築が終わった後に,日当山中学校は大規模改修でなくて,改築をしていくという回答を議会の中でしているわけですね。教育長,その方針が今変更されようとしていますけれども,当時も議会で答弁をなされるときに,相当検討されて答弁がなされたというふうに思いますけれども,それが変更されようとしている件について,説明をいただけますか。


○教育長(?田肥文君)


 私もこの平成16年度の第2回の町議会における古川教育長の答弁を読ませていただきました。少し紹介いたしますと,平成15年度に外壁劣化度調査を行い,危険な箇所については現在補修等を行い,当該校の建築経過年数も27年から30年を経過しておりますので,改築の方向で検討しているところであります。また,時期については,日当山小学校施設整備事業が完了後,引き続きお願いしようと考える,こういう答弁でございます。また,合併がされて平成18年の第1回定例会で前教育部長の答弁であります。日当山中学校の大規模改修・改築の事業実施については,新市まちづくり計画書に載せかえて,文部科学省の補助事業を導入する場合は,補助要件として耐力度調査を行い,改築か大規模改修かの判定をします。改築でない場合は,耐震診断を行って補強が必要かどうかを検討することになっているが,日当山中学校の北校舎の場合は,耐震診断の結果,改築の必要はなく,補強工事で対応することとなる旨の答弁がなされております。先日,私も古川教育長に確認をいたしました。前教育長のお話では,当時は日当山小学校の次は日当山中学校というふうに考えていた。しかし,耐力度調査の結果,改築という結果にはならなかった。そこで,日当山小学校のすべてが終わるころには,基準が満たされるのではないかというふうな考えもあった。当然のこととして,国の補助なしでこの改築をするということは一切考えていなかったという考えをお聞きをいたしました。今私どもも申し上げましたように,一切手をつけないということではございませんで,日当山中学校につきましては,この夏休みに補強工事を行って,その中で外壁落下のおそれのないように対応しようというふうに考えておりますので,どうかご理解いただきたいと思います。


○46番(宮内 博君)


 市長にお聞きしますけれども,先ほどお持ちしたコンクリート片ですね,5月29日に採取したものでして,当日は,先ほど言いましたように,家庭科室の出入口のところの天井部分ですね,4mぐらいありますけども,写真がついていましたね。ああいう状態だったわけです。それで,短時間の間でそういった箇所が見つかるわけですから,やはり再点検をして早急に対策をとるべきだというふうに思うんです。市長も回答なさっていらっしゃるように,学校施設というのは,他の施設よりもより堅固でなければ,安全でなければならないということですよね。日当山中学校も第一次避難所に指定をされている施設なわけです。ですから,再度市長ご自身も見ていただいて,現状を再確認いただいて対策をお願いしたいと思いますが,どうですか。


○市長(前田終止君)


 教育部局ともしっかりと打ち合わせをしながら,現場もしっかり私も踏まえてみたいと,こう思っています。


○46番(宮内 博君)


 次に,嘉例川地区の山林伐採の関係についてでございますけれども,現場の状況は,作業路として切り開かれた山林が埋め戻されまして,転圧や崩壊防止対策は,私,とられてないんじゃないのかなというふうに思っております。答弁では,対策をとっているんだということなんですけれども,現実に作業路など土砂が流出しているという状況も存在するわけです。昨日も久保議員の質問に対して,今後は責任を持った対応をするということで副市長は回答されているわけでありますけれども,具体的にはどういう対応をしていきますか,お聞きします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 先ほど答弁の中でもお話し申し上げましたとおり,この大規模伐採をしている山につきましては,民地でございますので,市のほうで,自治体のほうで中に入って施設を整備したいとかいうのはできません。したがいまして,伐採業者の方と打ち合わせをしながら,災害が起きないようにいろんな対策をとっていただいているところでございます。また伐採業者の方も,宮崎の県内で100haを超える大規模伐採を数多く手がけておられます。お話を伺いますと,まだ自分が伐採したところの中で災害は発生していないということでございまして,今までやってきた経験を生かしながら,一番災害が起きないように対策を講じていただいているところでございます。したがいまして,いろいろと打ち合わせをしながら,ただ,例えば,台風時,大雨時には必ず業者の方はそこにいて対策を講じるということでお約束もしていただいております。したがいまして,一緒になって災害が起きないように取組をしていきたいというふうに思っております。


○46番(宮内 博君)


 いや,ですから,市が具体的にどんな対応をするのかということですよ。民有林だからなかなか指導ということもやりにくいようなふうに私,今の答弁を聞いて受けとめましたけれども,これまでも議論をしてきましたように,この嘉例川地区の伐採現場というのは,旧隼人町時代に城山観光がゴルフ場を建設をするということで計画を立ち上げまして,開発公社がこの山林をまとめて買収をすると,そして民間業者にこれを売却をするという経過をもって,これまでこの大規模な山林が集約をされてきた経過があるわけですね。それだけ市の責任は重いということなんですよ。ですから,他の民間の山林とは,やはりそういう経過から踏まえて考えていく対応が求められるというふうに思いますけど,どうですか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 過去の経緯につきましては,今,宮内議員のおっしゃるとおりだと思います。しかしながら,新市になりましてやはり城山観光ホテルが山を手放す段階で市に買い戻しの話が来たと。市としても,市長を初め市の幹部が集まって,この土地をどうしていこうかといういろんな協議がなされております。その中で,やはり市としては合併してから健全財政ということで行革をいろいろ取組をしていく中で,この土地を将来にわたってじゃあ何に利用するかという具体的な計画があれば,購入というのもあり得たんでしょうけれども,やはりそれにつきましては見通しが今のところないということで,一応買収には市としては買い戻しはしないというような方向がなされたわけでございまして,やはりそうしますと民地でございますので,その所有者の方が木を売るということは,やはりその方の要は権限でもございますし,私ども林務を推進していく中で,やはり山を切って生業にしていくと,木を切ってというのは,我々といたしましても,それはもう林業としてはやっていくべきことでございます。ただ,面積が非常に広大ということで,やはり災害について非常に心配しなければいけない。ただ,要は森林伐採の届出につきましても,許可制じゃなくてやはりこういう届出が出た場合は,それを拒否することはできないということでございますので,ちゃんとした3年後,伐採後3年以内に植林をするという計画に基づいて伐採届が出されておりますので,それについては市としてもそれを拒むことはできない。そういうことから,災害に特に注意していただきたいということでいろいろお願いごとを添えて,伐採届の通知書を出したわけでございます。そういう経緯がありますので,ご理解をいただきたいと思います。


○46番(宮内 博君)


 全く手出しができないという,そういう現状なんだというのを説明をしたにすぎないということだろうと思うんですね。やはりそれではやっぱり当時の旧隼人町の政策に賛同して山林を手放した地域の皆さんたちというのは,当然納得しないと思いますよ,今のような回答では。もう少し具体的な対策をとるべきだというふうに思いますけれども,市長どうなんですか,お聞きします。


○市長(前田終止君)


 経緯と現状につきましては,部長が答弁をしたとおりでございます。ただ,私も関係職員等々と常に打ち合わせしながら動いているわけでございますけれども,大事なことは,現実に今のご指摘の問題が横たわっているということなんですね。それに対して,市としては例えば具体的に言うと,もう徹底した監視の強化,そしてその民間との強力な連携,その上での監視の強化,そして中福良地区住民の方々の尊い命と財産がこの下流域にあるわけですから,そことの連携強化を図りながら,この梅雨・台風の時期を乗り切り,1年,2年,3年経ちながら地力を蓄えていくという方向で努力をし続けるしかないんじゃないかというふうに感じております。


○46番(宮内 博君)


 伐採後の植林についてでありますけれども,今後見守っていきたいという回答がなされているわけですけども,その中で監視,指導を行っていきたいというふうに回答してますね。具体的にはどういう監視,指導をなさいますか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 今はまだ伐採をされておりますので,植栽はなされていないわけですけれども,やはり伐採が終わった時点できちんとまた土地の所有者と打ち合わせをして,植栽の計画が実行されるようにまた打ち合わせをし,指導していきたいということでございます。


○46番(宮内 博君)


 昨年の12月議会に,この植林の関係についても私は提案をしているんですけれど,平成17年から実施をされた県の森林環境税を財源とする公益上必要な森林の伐採跡地の再造林について,これは補助事業などもできるという仕組みができているわけですけれども,今後検討するという回答をいただいております。どのように検討してきているんですか。


○林務水産課長(山下 晃君)


 確かに,あそこの場所は公益上必要なところだと思いますので,森林環境税を利用できると思います。それも含めまして,この前も所有者の方にはそういう事業があるから,それも検討してみればというふうに話はしております。


○46番(宮内 博君)


 先ほど回答があったように,実際植林についてもこれ義務規定じゃないわけですよね。お願いをするしかないというようなことなわけです。そこに限界があるというふうに思うんですね。そういう中で制度などの活用策などについて,実際上,行政側として活用できる提案をしていくなどの取組というのは大変大事になっているというふうに思うんですけれども,市長にお尋ねしますけれども,あれだけ広大な面積を植林なしに放置をするといいますか,そういう状況は最大避けるための努力をお願いしたいと思いますけど,どうですか。


○市長(前田終止君)


 先ほども申し上げましたけれども,所有者,関係者の方々と私どもの市の行政としっかりと監視の目の強化,これをやり,そしてまた今の点につきましてもしっかりとした話の詰め,そして実際の対応,そういうものを的確に厳しく求めていくという対応しか私はないというふうに確信いたしております。


○46番(宮内 博君)


 次に移ります。隼人駅の土地区画整理事業の件についてでありますけれども,この受益者負担について減歩率の関係ですが,受ける利益の程度に応じた公平な負担をお願いするというふうに回答されているわけですが,都市計画法第75条はどういうふうに規定されていますか。


○建設政策課長(岡元邦昭君)


 都市計画法の75条については受益者負担金でございまして,都市計画事業において受益を受ける範囲で受益者負担金を取ることができるというふうになっております。


○46番(宮内 博君)


 減歩は,今回答があったように受益を受ける限度で行うことができると,これは義務規定ではなくて任意規定ですよね。しかも,これまで議論をしてきましたように,駅を利用する市民が集まる,この公共性の高い場所の規格の広い道路部分がなぜ地域住民のみが負担をしなきゃいけないのかというのは,これは率直な疑問ですよね。地域の皆さん方からも住民説明会の中でも,そういう疑問の声が出されています。このことについても,減歩率を含めて検討していくという回答がこれまでなされているんですけれども,どのように検討していますか。


○建設政策課長(岡元邦昭君)


 都市計画街路については,そこに土地を持っている方,そういう街路をつくることによって非常に利益を受けるわけでございます。例えば,浜之市についても,国道10号線等についても,そこに住んでいる方だけじゃなくて通過する方,そういう形で受益を受けるということでございます。受益を受けるということは,その土地の評価が上がるということでございまして,何回も言いますように,評価が上がるというその部分の一部を減歩を行いまして,区画整理事業をするということでございます。


○46番(宮内 博君)


 隼人北線の説明で,この北線の計画が決まらなければ減歩率も決まらないと,こういう話がされているわけですね。実際,すべて公共減歩で高規格の道路をつくるという方向が一層強まっているんじゃないかというふうに思いますけれども,そうじゃありませんか。


○建設政策課長(岡元邦昭君)


 全部北線についても,区画整理事業については平成17年12月,計画決定に先立つ説明会の中で,北線の案も示しながら27.72%ということで説明いたしまして,その後計画決定しておりまして,北線のみがJR等の協議が整わない関係上遅れたということでございます。北線については,今都市整備課の方で順次説明会等を行っておりますが,例えば北線を何メーターにするのか,ルートをどうするのか,そういう諸々のものがありまして,そういうことで最終的な減歩率は決まってないということでございます。


○46番(宮内 博君)


 昨年末の住民説明会で,北線については壇上で申し上げましたように,白紙撤回をするということを明確に住民の前で表明をしているわけですね。にもかかわらず,その計画はまだまだ継続をされているという状況にあるというふうに私は認識しています。そうじゃないかというのが第1点。現況のこの踏切を活用した方向性というのは検討できないのか,再度求めて私の質問を終わります。


○建設政策課長(岡元邦昭君)


 私もその会に行っておりまして,白紙撤回というのは,一旦我々が4月15日に説明会をした案を一応取り下げまして,みんなで話し合いましょうという形での白紙撤回というふうに理解しております。


○区画整理課長(下拂 勉君)


 踏切の拡幅ができないかなというご質問についてお答えいたします。区画道路は,できるだけ通過交通のように利用されにくいように配置することで考えておりますが,見次踏切を拡幅するとした場合,その利便性から通過する車両の区画道路への利用を制限することができないことから,そこに誘導することにもなり,その周辺の住民の方にさまざまな影響を及ぼすことになると考えられております。また,踏切が通行しやすくなることから,参宮線及び県道北永野田小浜線からの通過交通が分散されて見次踏切を利用することになることから,交通量は増加することが予想されております。そうなりますと,県道との交差点部においてスムーズで安全な交差点処理を図る必要が出てまいります。しかしながら,現在の交差点部においても交差角度,縦断勾配等の問題点があることから,新たに交差点改良の必要も出てくることも予想されており,その改良に伴う影響が広範囲に及ぶことが考えられております。さらに,視距を確保するために,ところによっては現道を拡幅する必要があったり,また通行の制限を受ける路線も出てくること等も考えられております。また,踏切前後におきましては,道路の形態から歩道等の設置も困難な状況も考えられておりまして,踏切の歩行者の安全確保という面からも,厳しいんじゃないかと考えております。このようなことから,平面交差での解決しなければならない問題が多々ありますので,いろんな問題を解決する上からも,なかなか厳しいんじゃないかなと考えております。


○議長(西村新一郎君)


 暫時休憩します。


               「休憩  午後 零時30分」


               ──────────────


               「再開  午後 零時31分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。


○建設政策課長(岡元邦昭君)


 4月当初,都市計画案としまして,4月15日,計画決定すべく原案を出したわけです。その案について一応白紙といたしまして,改めて協議しましょうという形で説明をされたというふうに聞いております。


○46番(宮内 博君)


 住民はそう受けとめてないですよね,大勢の住民の皆さんを前に,この計画は白紙撤回すると明確に言っているわけですから。であるなら,それにかわる案を示すべきなんです。全く示してないから問題にしているわけで,そこのところはきっちりと住民に説明責任を果たすようにやっていただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,宮内博議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 零時32分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時35分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,2番,松元深議員より2件通告がされております。したがって,松元深議員の発言を許可します。


○2番(松元 深君)


 2日目の昼からの最初で一般質問を行います。霧島市議会では,6月定例議会からインターネット中継も始まりました。霧島市の基本理念,「世界に開く人と自然,歴史,文化がふれあう都市」にふさわしい取組であります。これまで一部の地域でケーブルテレビでの視聴はできていましたが,霧島市全域,そして全世界どこでもリアルタイムの視聴ができる霧島市議会であります。この平成20年6月定例本会議において一般質問の機会を与えていただき,感謝しているところでございます。それでは,通告していました2件について質問いたします。まず,今年5月に始まりましたふるさと納税制度についてであります。ふるさと納税制度において,鹿児島県は県と市町村が一体となって,鹿児島応援寄附金募集推進協議会を設立して,10分の4を県,10分の6を市町村に配分することに決定がなされています。その報道を知り,地方分権改革を推進する中で,県主導に疑問を感じて,この件について質問するところです。1点目のふるさと納税に対する取組について。市においては,ふるさと納税について受入先として基金設立の考えはないか,そして目標金額の設定は考えていないのか,お尋ねいたします。2点目に,ふるさと納税の推進について。大切なお金を喜んで霧島市を指定し寄附をしていただく方々を増やすための方策として,どのようなものを考えているのか,お尋ねいたします。3点目,ふるさと納税の活用について。使途も寄附者が指定できることになっていますが,市としては具体的にどのような活用方法を考えているのか,お尋ねします。次に,農業振興について質問いたします。平成20年度一般会計当初予算額499億3,000万円のうち,農林水産業費17億2,000万円で,全体の3.4%であります。昨年度より2億8,000万円の減額予算であります。農林水産業は,霧島市の基幹産業であるとして,平成20年度予算書の重点施策の1の?で,農林水産業の振興が掲げてあります。予算については,3月議会で十分議論し承認していますので,ここで議論するつもりはありませんが,農林業予算が全体の3.4%であることを確認のために触れたところでございます。今,農林水産業を取り巻く環境は,大変厳しいものであります。ここでは農業について申し上げますが,お茶については2点目のところで触れますので,畜産業にしても子牛生産農家では20年度に入ってから子牛価格が大幅に下がり,飼料は相変わらず値上がりが続いている状況で,経営に影響が出始めております。飼料安定基金も底をついて基金の取り崩しができない状態と聞いているところでございます。特に,肥育農家は飼料価格の高騰で,出荷時に1頭当たり10万程度の赤字を出しているのが現状であります。また,酪農にしても,市販されている牛乳は大分値上がりしておりますが,出荷乳に対してはほんのわずかの乳価の値上げにすぎず,相変わらず大きく経営を圧迫しているのが現状でございます。野菜にしても,価格低迷が続いている状況が続き,農業に明るい兆しがないのが現状であります。稲作にしても,販売価格が生産原価を割り込み,今では先祖代々の田んぼがあるから耕作している農家も少なくないのが現状です。霧島市の基幹産業である農林水産業の現状にしっかりと目を向けてほしいと考えます。それでは,1点目の茶業振興について。昨年の12月議会に引き続き質問します。平成20年度の一番茶の取引が終了し,既に二番茶も始まりました。今年の一番茶の取引状況は十分理解されていると思いますが,一番茶につきましては,霜の害にも遭わず例年にない茶が製造されており,品評会でもよい成績が期待できると関係者は喜んでおりますが,価格面では5月下旬には?単価2,000円を下回っております。霧島市は,品種として「やぶきた」が主流でありますが,特に「やぶきた」の価格低迷が著しく,品質で唯一「さえみどり」等が高値で取引したのが珍しいケースでございました。鹿児島産の一番茶の取引が30年ぶりに?単価2,000円を割り込み,大きな打撃を受けている現状であります。茶農家にとって,一番茶のウェイトはとても大きなものがあります。茶工場経営にも大きな影響があるのは必然ですし,茶生産農家にとっては,今後価格低迷,資材等の値上げが続くとなれば,経営の存続まで問われるところです。また,茶工場経営においても原油価格の高騰のあおりは大きく,今後の年次的設備投資などに影響が出ております。後継者不在の茶工場においては,存続の危惧も浮上するのではないかと危惧するところであります。全国お茶まつりが2011年に本市で開催されることが決定し,準備に向けて取組もされているようですが,あと3年しか時間はありません。全国お茶まつりを成功するための方策等は12月にもお伺いして,茶栽培面積の拡大も訴えたところですが,新植に対する補助もなく,面積拡大には時間を大きく要するところです。ほかに緊急の茶栽培農家が元気の出る施策は考えられないか,お尋ねいたします。次に,耕畜連携農業についてお伺いします。家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律の施行により,家畜排せつ物については適切な処理が義務づけられるとともに,有機質資源として有効利用を促進することが求められています。製造された良質堆肥の利活用については,地域における耕種農家との連携が重要であり,堆肥施用の実証評価及び流通対策に必要な機械施設を整備し,地域における堆肥流通円滑化を推進する事業であります。霧島市の耕種農業を営む農家で畜産も同時に営んでいる農家は,家畜の排せつ物を自家製の堆肥として利用されておりますが,それぞれ専門的に行っている農家では,耕種農家では当然良質堆肥は購入されているし,畜産農家では排せつ物の処理に対する苦労が今でもあると考えます。市としてはどのような現状を把握されているのか,お伺いします。霧島市の今後の耕畜連携農業への取組についてお伺いいたしまして,壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 松元議員から2点につきまして質問がございました。2点目につきましては,私の方から答弁をいたします。1点目につきましては,総務部長に答弁をいたさせます。農業振興についての1点目についてお答えをいたします。お茶は,本市の代表的な地域特産物の一つであります。お茶の現在の栽培面積は689ha,栽培農家は252戸であり,栽培面積は毎年伸びております。標高270mの畑台地から標高400mの霧島山麓の比較的冷涼地帯でお茶の栽培が営まれておりまして,お茶のブランド化に向けてみんなで総力挙げて取り組んでいるところでございます。そのような中で,平成23年度秋に日本のお茶の世界で最も大きな取組であります全国お茶まつりが本市で開催をされる見通しであり,市茶業振興会をはじめ,茶業関係者が一体となって品質のさらなる向上を図り,霧島茶を全国に大いにアピールをしてまいりたいと考えているところでございます。さて,今年の一番茶は霜害もなく,例年以上の高品質となりましたけれども,それでも価格が低迷をいたしました。その主な原因は,リーフ茶の消費の落ち込みであり,業界が一体となってリーフ茶の消費拡大に取り組んでいく必要があります。霧島市といたしましても,有利な補助事業を導入して生産基盤の整備を図りますとともに,消費拡大にも積極的に取組み,本市の気象条件等を生かした香りの高い特色ある高品質のお茶づくりを行い,霧島茶のブランド化を進めてまいりたいと思います。次に,農業振興についての2点目についてお答えをいたします。本市の農業生産額の上位を占める畜産部門において,家畜ふん尿等の処理や利活用については,家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律に基づき,適正管理と有効利用を促進するため,堆肥舎等の施設整備に対し支援を行ってまいりました。これらの堆肥舎等で発酵した完熟堆肥は,大半が自家用として飼料畑等で消費をされておりまして,耕種農家への供給等はわずかだと思われますけれども,原油高騰等による生産資材の値上がりにより,完熟堆肥等への関心は高まるものと思われております。耕畜連携につきましては,稲作農家と畜産農家での稲わらと堆肥の交換や,園芸農家の出荷残さと堆肥との交換など,農家間の交流がスムーズに行われますよう関係団体と連携をしてまいりたいと存じます。


○総務部長(今村恭一君)


 ふるさと納税制度につきまして3点お尋ねでございますが,関連がありますので一括してお答えいたします。先の久保議員のご質問でも市長がお答えいたしましたが,この制度はふるさとに対し貢献または応援したいという納税者の思いを実現する観点から,地方公共団体に対する寄附金税制の見直しが行われ,平成20年度の地方税制改正により創設された制度であります。鹿児島県におきましては,県と市町村が一体となって,県外在住の県の出身者の方々から寄附を募る鹿児島応援寄附金募集推進協議会を設立し,取組むこととなりました。霧島市といたしましては,この協議会での活動のほかに,市の広報紙やホームページで広報をするとともに,例えば首都圏霧島市ふるさと会など各地のふるさと会にも呼びかけを行っていきたいと考えております。ふるさと納税として寄附していただいた浄財は,今後自然環境の保全,子育て支援の充実,観光の振興などに活用せていただきたいと考えております。また,この寄附金を活用しての基金の設置につきましては,制度が発足したばかりであり,今後の寄附の状況を見ながら検討をしていきたいと考えております。


○2番(松元 深君)


 今,それぞれ答弁をいただきましたが,再質問させていただきます。ふるさと納税についてですが,昨日,久保議員がたくさん言われまして,余り言うとはないと思うんですが,ふるさと納税,県が今度鹿児島応援寄附金募集推進協議会を立ち上げまして,10分の4と10分の6に設定をしたわけですが,霧島市が指定をせずに100万ふるさと納税鹿児島応援寄附金を受け入れたと仮定すれば,霧島市にはいかほどの入金があるか試算されているでしょうか。されてなかったらいいですよ。


○財政課長(塩川 剛君)


 ご質問の場合,例えば100万を県のこの制度に基づいて寄附されるということであれば,その中で霧島市にという指定があれば,霧島市には60万入るということになります。ただ,ご本人の意志ですべてを霧島市に寄附したいということであれば,この制度に乗らずに直接本市の窓口へ納めていただくことになれば,100万がそのまま霧島市の方へ入ってくるということになります。


○2番(松元 深君)


 私が今質問したのは,もし指定をされずに100万受けた場合はということで,私が試算したところ,県に40万が入るわけです。そして,あと60万が10分の6ということで60万ですが,そのうちの4分の1が平等割で48市町村ありますので3,125円,人口割で県人口172万として,霧島市が13万として計算すると,約7.5%でありまして,3万3,750円,合計3万6,875円となり,鹿児島応援寄附金協議会が設立され,一番最後に加入した市ですが,一生懸命そこまで検討された上の参加だったと思うんでずか,わずか3万6,870円しか来ない状態と思います。そこで,先ほど答弁の中にもありましたが,鹿児島県のこのパンフレットの一番下に,昨日も久保議員が言いましたように,大変小さな字で市町村に直接寄附することもできるということで,ふるさと納税きばいやんせ寄附金として窓口を設定されておられるわけですが,それに対する県と一体となってやるのは大変いいことなんですが,是非霧島市に喜んで寄附をしてもらう施策を再度お伺いしたいと思います。


○総務部長(今村恭一君)


 昨日も説明いたしましたけれども,もう一度ふるさと納税についてのフローというものを説明してみたいと思います。まず,鹿児島県が鹿児島応援寄附金募集推進協議会というのをつくりまして,県が窓口となって募集をする方法が一つあります。その中には,県外の在住の人が寄附をしたい場合に,まず市町村を指定する場合と鹿児島県として市町村を指定しない場合との2通りがございます。そして,市町村を指定した場合は,県が4,市が6もらえるということでございます。そして,市町村を指定しない場合は,県が4,残りの6を均等割と人口割によって配分するということでございます。ですから,お金にたとえて,例えば1万この県の協議会の中に寄附をするとなった場合は,霧島市を指定した場合は,1万円の中の4,000円が県に,6,000円が市の方に入ってまいります。霧島市を指定しない場合は,1万円のうちの4,000円が県に入って,6,000円が人口割と均等割によって県内の市町村に配分されます。それが県の協議会の中での寄附のやり方でございます。それで,その県の協議会のそのシステムじゃなくて,私は直接霧島市に寄附をしたいと言われる方は,県の協議会を通さないで霧島市に直接寄附をすることができます。そのための窓口は税務課の収納課で,名称はふるさと納税霧島市きばりやんせ寄附金という窓口を設けております。そこには例えば1万寄附をされたら,その金額はそのまま霧島市の方に入ってまいります。ですから,100%霧島市に県の協議会を通さないで寄附をされる場合は,100%霧島市に入ってくるという形になります。


○2番(松元 深君)


 それは昨日久保議員の方にも一生懸命説明されましたので,私も一生懸命勉強して十分分かっているつもりで今質問したわけです。だから,例えば県の事業を使ってもいいですので,霧島市を指定されるような方策を,指定されなければ4万弱しか入らないんですよということを言っているわけです。だから,霧島市を指定するためにどのような方策を考えていらっしゃるのか,お尋ねするところです。


○市長(前田終止君)


 今,部長が説明をいたしたとおりでございますけれども,今の松元議員の指摘につきましては,これは皆さん方も本当にそうだと思われていると思うんですが,寄附者の意志,この本人の気持ち,それをしっかり大事にしていく視点に立てばいいんですよ,これは。ですから,県もそれは私はもう注文をつけて,最後の加盟をするに当たって,霧島市をふるさととする北九州圏域,関西圏域,関東圏域に出ていらっしゃる人たちが,大なり小なりいろんな事業を興されたり,あるいは人生でチャレンジしながら成功なさっている。そういう人たちがあの小中学校のころお世話になったふるさとのために頑張れと,あるいはまた貢献したいと,そういう気持ちを持って出されるお金,それを私どもの県の場合は市町村が力を合わせていただきますよと。聞きますと,県の方は目標はおおむね75億円ぐらい,それで関東地域だけでも30数億円いただきたい,努力をしたいと。全国では47名の県の職員がそれに向かって獲得するために努力をされると,こういうふうに聞いております。そういう中で,私どもの出身者の方々が100%,もうこれは霧島市に是非使ってくださいということであれば,自分たちの窓口で先ほど申しましたように,霧島市きばりやんせ寄附金,まさにふるさとを元気づけ,貢献したい,そしてまた霧島を応援基金というようなイメージだというふうに思います。私は,同じ地方自治の担い手である県と私どもの市町村,その関係で考えますと,昨日も若干申し上げましたけれども,県は私どもの市町村に比べて,我々の市町村こそが県に比べて市民の現場にどっしりと腰を据えている,根が深い関係にあると,そういう中の気持ちを思うと,まさに県も地方自治の担い手の中で必要であり,たとえてみれば生きていくために必要な県の存在は水だと。しかし,我々の市町村は一番もっと必要な血だと。ですから,血は水よりも濃いんだということなんですよ。ですから,私はよく職員に申し上げるんですが,血につながるふるさと,そしてまた言葉につながるふるさと,そして心につながるふるさと,そういうものを出郷者の方々は,東京,大阪,福岡でちゃんとお分かりになっていると思うんです。ですから,そこをしっかりととらまえながら,その関係者の方々が自分たちの意志によって,是非100%霧島市で私のこのわずかですがお金を使っていただきたいと,そういうことで本人の意志を何よりも大事にすべきだと思います。それでまた,生まれ,育ち,学び,成長した自分のふるさと,自分の顔や名前を分かってもらっている人に,あの人が私たちのこの地域に頑張れと言ってこれだけの金額を寄附してくださったんだなと,こういうことがやっぱり出す側の本音,気持ちだというふうに思います。そういうことで,私もまた県とも呼吸を合わせて協力をする部分もありますが,自発的なそれぞれの地域でそういう100%霧島市にというところについては,効率よくしっかりといただきたいと思っております。


○2番(松元 深君)


 熱い思いなんですが,例えば全く反対のケースをちょっと言ってみたいと思うんですが,京セラ,ソニーなど大きな企業が霧島市には進出しております。当然,他の県の出身者の方もたくさんいらっしゃると思うんですが,市長の言われたような熱い,血は水より濃いいというような考えの方もたくさんいらっしゃると思います。当然,出身者への寄附の機会でありますので阻止できるものではありませんが,大変これが膨らんでいって大きくなれば,他県への流失により霧島市の納税が減るわけですが,そうなったときに仮定ですが,どんな施策をとるかお伺いしたいところです。


○財政課長(塩川 剛君)


 例えば,他県から本市に来ていらっしゃる方々が,ふるさとの他県へ寄附をされるという場合も想定されます。その場合につきましては,当然ながら本市においての住民税等が軽減されていくということになります。ただ,鹿児島県と一体なってやろうというのは,ふるさと出身者だけではなくて,例えば本市に京セラ,ソニー等に会社にお勤めになられて,また本社の方へお帰りになった後,そういったようなこちらに思い入れのある方なども当然対象にしておりますので,その辺もお含みおきいただきたいというふうに思います。


○2番(松元 深君)


 すごく霧島市だけが都合のいいような答弁ですが,それはしようがないと思います。それでは最後ですが,霧島市を指定されて寄附をされた方へのお礼というのを他市町で打ち出したところもあるんですが,霧島市としてはそこは何も考えていらっしゃらないかお尋ねいたします。


○財政課長(塩川 剛君)


 鹿児島応援寄附金募集の制度に基づいて,本市を指定してくださった方々につきましては,協議会の中でそのお礼について今後検討していくということになっております。直接本市を指定してくださった方にも,お礼の文書等とあわせて,どういうものになるか今後検討になりますけれども,今後そういったような対応をとっていきたいというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 私は農協出身ですので,是非お礼の一つとして農産物等よいんじゃないかと思います。2011年に全国お茶まつりも開催されます。このアピールもかねて,先ほど答弁もありましたが,リーフ茶が大変減って茶の生産意欲が欠かれているということで,是非急須まで添えたセットで5,000円程度の品をやったらいいかなと,ひとつ提案しておきます。それでは,次の茶業振興について質問します。これは茶の振興会なり県の茶業生産協会,茶業指導研究会等一生懸命取組んでいて,いろいろ反省もされているところですが,本市として是非全国お茶まつりを成功するために,まず生産者に元気,活気があることを振興会や関係機関と一緒になって,市でも元気,活気が出る施策を見出せることを期待しておりますが,先ほどよい補助等を設けて取組むとありましたが,具体的にありましたらお尋ねいたします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 本年度ですけれども,茶産業総合整備事業を導入いたしまして,防霜ファンの整備を牧園の3組合,それから溝辺の1組合で実施する予定でございます。また,国分,牧園におきまして,茶複合管理機の整備をする予定でございます。また,市単独で防霜ファンの設置,国,県の補助事業に該当しない小規模なものにつきましては,防霜ファンの設置を補助するということでございます。また,防霜施設の寒暖自動散水機の整備を溝辺の竹子原の方で計画をしているところでございます。これは基盤整備ということで,安定した生産を確保するために,補助事業を導入して基盤整備をしていくという予定にしておるところでございます。


○2番(松元 深君)


 防霜ファン等の補助については,今までもずっと行われてきた事業だと思うんですが,これはちょっと離れますが,防霜ファンの銅線被害がたくさんありました。それに対しての何か助成というのは考えていらっしゃらないでしょうか。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 現在のところ考えておりません。そういった盗難がないように,生産者の方々と連絡をとりながらパトロールを実施してきたわけですけれども,今のところは市としてその盗難の被害に対しまして市の方で助成するとか,そういうのは考えておりません。


○2番(松元 深君)


 お茶にについてはたくさんやっていかないといけないんですが,是非2011年のお茶祭りが成功するように我々も一生懸命頑張らないといかんところですが,茶の安い時期に大変ですが,力を出していただきたいと思います。一つですが,お茶のリーフティーの話がありましたが,この間,中津川の小学校でお茶の入れ方のインストラクターが来ましてやりましたが,今後,日本のインストラクター鹿児島支部じゃなくて,市内でもそういうことができるんじゃないかなと思うんですが,教育委員会としてはどのようにお考えでしょうか。


○教育部長(藤田 満君)


 お答えを私がしていいのかどうかよく分からないところもありますが,ケーブルテレビでたしかその状況は放映がされたと思っております。子どもたちも非常に普通に入れたお茶と,それからいわゆるマスターというんでしょうかね,が入れられたお茶との違いを感じ取っていたようでした。非常においしかったというようなことだったと思います。やはりお茶の消費を進めていく上で,そういうような方々が取組みをされていること,そしてまた消費を拡大していくときには,また新たなそういう層の開拓ということ等も必要なことだと思っておりまして,学校で実施をされたということは非常に意義があるのかなというふうに感じたところでした。そのような状況もありますので,今後またいろいろと検討できるところは検討してまいりたいと思っております。


○2番(松元 深君)


 是非リーフティー茶の普及をこの霧島庁舎内でも推進していかないことには,今一番茶工場の方々が心配されているのは,リーフティー茶を大分飲まなくなったなという感覚を覚えているそうです。この前聞いた話ですが,大変高い茶,グラム2,000円の茶を買っていかれた方が,茶工場の方に,こんなおいしい茶は何十年ぶりだったというような,やっぱりおいしい茶をたくさん霧島ではできておりますので,是非庁舎でも飲んでいただき,茶の販売促進に協力をお願いしたいと思いまして,次に行きます。


○市長(前田終止君)


 お茶の件は,是非茶の生産組合の人たちにも生産者に逆にお願いしたいのは,もっと前に出て攻めていかなきゃいけないと。もう全国大会やるわけですから,中3年間しかないわけですからね,ですから新たな将来を見て消費拡大の力をつけていくことも必要ですし,特にそういう意味では地域の小中学校,中学校は14,小学校は34あるわけですからね,また観光地でもある。そういうところにちゃんと攻めまくっていくような努力も逆に,市もお手伝いしますけどね,ちゃんと頑張っていただきたいなというふうにも思います。お茶も育てていかないかんですけれども,消費者も育てていく,そして新たなる新規事業,未来も見てやっぱり仕掛けもしていくということも必要かなと思いますので,これは一緒になって松元議員もそういう関係者とはよくご存じなわけですから,力を合わせあっていかないかんことを私の立場から申し上げておきたいと思います。


○2番(松元 深君)


 私が答弁するわけにいきませんが,次に畜産の先ほどの耕畜連携農業についてお伺いいたします。耕畜連携資源循環型農業推進事業を今後推進していかなくてはいけないと思っております。現在も稲わらと堆肥の交換は行われているわけですが,現在,畜産農家でできている堆肥について,これが良質なのかまだ完熟度が足りないのか,そこら辺のこの事業,耕畜連携資源循環型農業推進事業の中で品質のチェック機能を県の方でできる事業がありますので,是非そこら辺も取り入れながら進めていっていただきたいと考えますがお伺いいたします。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 実は,私は肉用牛肥育センターでつくられた堆肥を実際使っております。非常に臭いもしないしもうさらさらとした感じで,非常に使い勝手がいい。また,人家に隣接した畑でも使えるということで,私は非常に重宝しているわけですけれども,今議員が申されたそういった品質についてもきちんと保証するという面からは,是非そういうのを利用させていただきたいというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 言われた大きな堆肥センターでできた堆肥類のことだと考えますが,是非これを小さなという変な言い方ですが,畜産を営んでいる10頭程度の方を今パドック牛舎をやって,半年に1回,1年に1回しか堆肥を切り返さない状態ですが,それをためながらいい良質の堆肥をつくって,その中で堆肥の施用実証評価制度ができておりますので,是非そこら辺を利用しながら,いい堆肥ができればまた水稲栽培農家であっても喜んで交換というような耕畜連携農業が進んでいくんじゃないかと考えております。次に,畜産環境総合整備事業ということで,今JAが1つ堆肥センターを持っているわけですが,これは自分のところの肥育牛センターだけの堆肥でありまして,是非そのそばでもいいですので,今の堆肥センターが満杯の状態であれば入れないわけですが,そのそばでもいいですので,堆肥センターの整備をお願いしたいところです。というのは,小さな農家が堆肥,排せつ物ですね,まだ堆肥にならない状態の排せつ物の処理に苦労され,そのまま自分では飼料に少ししか使わない飼料畑にしか振らないという状況もありますので,出水市なんかでは,それを取りに行って有料で引き取り,また加工した分は有料で買い取るというふうな制度もありますので,そこら辺をしっかり検証されながら,市でも取組を今後検討していただきたいと思うんですが,そこをお尋ね申し上げます。


○農林水産部長(萬?茂樹君)


 今申された小規模のそういう畜産農家の堆肥の有効活用という面からも,是非研究をさせていただきたいというふうに思います。


○2番(松元 深君)


 是非そのような検討をされまして,先ほど宮内議員の方も言いましたが,先祖代々ありました田んぼ,先祖から受け継いだ田んぼであるということで一生懸命守っている状況もありますので,そこら辺がうまくいけばもっと,それと塩井川議員の一般質問の中でもありましたが,基盤整備を進めながら後継者が育つような今後農業施策をしていただきたいと思います。そして,先ほど宮内議員の質問の中で,未耕地の田んぼに稲を植えるというところもあるということも私も知っているわけですが,このように,原油が上がりましてトラクターの燃料代もばかにならない時代で,かねては五,六回耕すところを今はみんな二,三回でやって,そこら辺もやっぱり農家は一生懸命努力をしております。是非今後明るい農業ができますように市当局の努力を期待いたしまして,質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,松元深議員の一般質問を終わります。次に,32番,尾崎東記代議員より2件通告がされております。したがって,尾崎東記代議員の発言を許可します。


○32番(尾崎東記代君)


 大変お疲れさまでございます。平成20年第2回定例議会を迎え,泣いても笑っても残る任期は1年と5か月ちょっととなりました。改めて残された貴重なこの期間を精一杯市民の福祉向上と負託に応えるため,その重責と使命を果たすべく,日々努力精進していきたいものだと,肝に銘じ気を引き締める昨今であります。本年3月に第一次霧島市総合計画が策定されました。総合計画策定の趣旨,役割,構成と期間,進行管理と行政評価がそれぞれ示され,合併後本格的に諸重要課題の解決へ向けた取組が明確に打ち出され,現状と課題を細かく分析して,多くのさまざまな事業を推進していくことが市民の生活向上と本市の発展につながるものであり,期待も大きく膨らんでまいります。今回は,2つの問題について通告に従い,市長に質問いたします。まず,第1の問題。第1の問題は,基本計画,第3節,活力ある産業のまちづくりの分野で,前期基本計画の観光業振興の基本事業についてであります。1点目,森林セラピーの基地としての事業展開の必要性を認めながら,基本事業は何ら示されていません。具体的に取組をどう進めていくのかについてであります。森林浴による心身のいやし効果が確認され,平成19年3月23日に全国で14か所,霧島温泉地区が鹿児島県で最初の認定を受け,1年以上が経過しました。事業展開を可能にするには,基地としての機能を発揮できる状況を構築する必要があります。せっかく厳しい幾多の条件をクリアして,ありがたい認定をいただいたのですから,このチャンスを生かさない手はありません。事業展開に必要な施設の整備など,市長は具体策を講じ,積極的に取組むべきではないか,まずお伺いいたします。次に2点目,重要課題の一つである観光協会の統一について,基本事業が示されておりません。この事態を乗り越えるため,行政の長としてどう認識し,取組むのかについてであります。4月初めでしたか,南日本新聞で半ページにわたって,「4観光協会合併の目途つかず」の見出しで現状と課題について掲載されました。この記事によりますと,なるほどさまざまな要因が交錯して,極めて困難な状況が存在している現実がより明確に示され,非常に厳しいイバラの道であるということを痛感いたしました。4つの協会が統一に向けた必要性は一様に認めながらも,最も大事な今最も求められる協調性,協力姿勢の欠如を指摘せざるを得ません。この現状を改善し,この局面を乗り越えるためには,協調・協力体制づくりが喫緊の課題であります。何としても実現にこぎつけるために,推進協議会などの協力体制を構築する具体策が不可欠です。市長は,行政の長として,この局面の打開に向けて指導力を発揮して,どのように対処されるのか,お伺いいたします。次に3点目,基本事業の受け入れ態勢の充実に関し,地域住民に対するおもてなし意識の行政の働きかけと環境の整備も重点的に取組む必要があります。快適で魅力あるまちづくりの分野で,生活基盤の充実の基本事業として,景観の保全と整備が掲げてありますが,これは共通して地域住民におもてなしの心を育むためにも,観光客の受け入れ態勢の充実を図るためにも,環境の整備は不可欠です。先だって高千穂ロック地域おこし会で,国立公園入り口の記念碑そのものにたくさんの雑草が生え,同じ場所の花木の植栽園も雑草が生い茂り,見苦しい状況を清掃整備活動に取組み,すっかりきれいさっぱりとなりました。国道223号線沿いの花木の植栽園,ゴルフ場入り口交差点に設置してあるフラワーボックスなど,雑草や笹が生い茂って,嫌でも目立つ現状です。観光客を心からお迎えする気持ち,おもてなしの心,言葉よりも率先して実践すべきです。早急に美しい大自然にマッチした環境の整備が必要であることを声を大にして申し上げます。市長の誠意ある答弁を求めます。次に4点目,財政的な裏づけによる具体的な事務事業を毎年度更新するローリング方式の実施計画はいつ策定するのか。基本計画は7つの政策,28の施策,106の基本事業があり,前期5年間の計画で観光振興業は4つの基本事業が示されています。基本計画は本年3月に策定され,実施計画の策定へ向けた作業が現在着々と進められている段階であろうかと思いますが,たくさんの基本事業があり,少々時間はかかるとしても,いつ策定されるのか明確な答弁を求めます。次に,第2の問題,旧農大運動場跡地の砂置き場利用についてであります。昨年9月定例議会での質問で,高千穂地区運動場として暫定的使用で検討するとのことでありました。急きょ工事用砂置き場として利用する話が持ち上がってきている現状であります。地区民の強い要望にどう応えるのかについてであります。前の町営グラウンドに高千穂小学校が新しく建設され,旧小学校跡地は北消防署の移転が決まっており,地区民のスポーツの拠点が皆無となっております。昨年9月定例議会で取り上げたこの問題について,農大跡地の旧運動場を高千穂地区運動場として暫定的使用は協議して検討したいと答弁されました。先だって総合支所で,支所長,グループ長にこの話を進めるための協議をしたところ,横川地区の工事用砂の一時的置き場として計画されていることを知り,驚きもひとしおでした。3月議会で農大跡地の活用について,(仮称)霧島中央公園基本構想が策定され,1,400万円の予算も計上されました。今後,基本計画が策定され,具体的な取組のため実施計画へと年次的に進んでいくわけですが,当面の間の活用については,砂置き場はほかの広い場所もありますので,是非高千穂地区民が切望している地区運動場として使用できるよう,これはもう約束事でもあり,率直に措置すべきだと申し上げます。このことについて市長の明快な答弁を求め,以上2つの問題について申し上げまして,第1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 尾崎議員から2点につきまして質問がありました。1点目,1,2につきましては,私の方から答弁いたします。そのほかにつきましては,関係部長にそれぞれ答弁をいたさせます。前期基本計画の観光業振興の基本事業についての1点目についてお答えします。森林セラピー基地につきましては,総合計画の基本計画中,第2章第3節,観光業の振興の6,基本事業の内容,(2)の地域の特色を生かした観光商品開発の促進の中で,市内一円に存在する湯量,泉質ともに豊富な温泉群と広葉樹林を楽しめる散策路を組み合わせた健康志向型商品の開発促進と表現しておりますが,この部分が議員仰せの森林セラピー基地の事業展開促進を表記しているところでございます。霧島市の森林セラピー事業は,平成19年3月に全国で14か所,鹿児島県内では初めて認定を受けましたけれども,認定後これまで霧島市森林セラピー推進協議会の設立や事業周知のためのパンフレットの作成,霧島市のメニューづくりのためのモニターツアーの開催などを年次的に行ってまいりました。今後は,今年の夏に行われる第29回霧島国際音楽祭,これに合わせたオープニングイベントを現在計画中でございます。具体的には,霧島市の魅力を堪能できるメニューを盛り込んだウォーキングイベントを市内外に呼びかけて7月に開催するなど,森林セラピー基地として全国的にPRしてまいりたいと存じております。次に,2点目についてお答えします。観光協会の合併につきましては,基本事業に挙げておりませんが,観光行政の重要課題の一つとして位置づけております。これまで合併に向けて協議をしてまいられましたが,いまだ成果が出ていないのも事実でございます。観光振興のためには,各観光協会が個別の活動をするより,統一した協会のもとで戦略を立てることが肝心と考えております。平成23年度の新幹線全線開通,そしてこの秋は全国のお茶祭り大会,22年度は全国の高校総体は霧島連山を使ってのインターハイ,夏季登山大会,いろいろなものの大きな流れ,動きがございます。そういう中で,団体から個への旅行形態の変化,都市型観光などへ対応するため,私どもといたしましても行政としてできることを最大限努力をし,実施してまいり,今後も地域の皆さん方あるいはまた観光協会,みんなと力を合わせながら粘り強く調整をし,頑張ってまいりたいと考えているところでございます。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 次に,3点目についてお答えいたします。霧島市に来ていただいた観光客の方々に,おもてなしの心で霧島の感動と満足を提供していけるような態勢づくりとして,今年の4月から観光ボランティアガイドによる観光案内をスタートいたしました。また,観光地霧島にふさわしい環境整備は,市内の施設や市道につきましては,時期の植栽や剪定,季節の花を植栽するなど,「花は霧島」がアピールできるよう積極的に事業を進めてまいりたいと考えております。なお,観光地に通ずる国道や県道については,県や関係機関と連携を密にしながら,景観保全を図ってまいります。


○企画部長兼行政改革推進監(山口 剛君)


 観光業振興の基本事業に関するご質問のうち,4点目についてお答えいたします。第一次霧島市総合計画の実施計画は,基本的に計画期間は3年間とし,毎年度更新するローリング方式により策定することになっており,現在平成20年度から平成22年度までの実施計画の最終的な計数整理を行っている段階でございます。当初の予定では,前年度末までに策定作業を終え,年度当初の4月にはお示しできるものと考えておりましたが,現在本市では総合計画,行政評価及び予算編成が連動する行政経営システムの構築に向け,さまざまな試行錯誤を行っている最中でもあることなどから,実施計画の策定スケジュールが予定より幾分遅れている状況にあります。しかしながら,できるだけ早急に作業を完了し,本定例会の会期中には公表したいと考えておりますので,ご理解賜りますようお願い申し上げます。


○工事監査部長(大井 正君)


 旧農大運動場跡地の砂置き場利用についてお答えいたします。公共工事は,よりよいものをより安く提供するという観点から,公共工事のコストの一層の縮減により現在取組んでいるところでございます。公共工事によって発生する建設発生土,すなわち捨て土でございますが,現場内もしくは公共工事間の流用により,土砂の排出の抑制と運搬経費の削減を図るために,ストックヤードの整備等を行うといたしております。20年度,旧農大跡地利用基本構想が策定されますが,これに基づき事業が実施されるまでの間,旧農大跡地の一部を暫定措置といたしまして,ストックヤードのために使用する予定でございます。予定地内には,ただいまご指摘の旧農大運動場跡地がありますが,高千穂地区の運動場として活用したいという地区住民の強い要望があると伺っておりますので,住民の皆さん方のご要望を最優先し,それ以外の場所をストックヤードとして使用することといたしております。


○32番(尾崎東記代君)


 今それぞれご答弁をいただきましたけれども,再度ご質問をさせていただきます。まず,第1点の問題についてでありますけれども,森林セラピーの基地ということで認定がなされまして,もう1年以上経過したと。そして,これから具体的な取組に向けて取組んでいくんだということが答弁の中でありましたけれども,一応この基本計画の中で事業計画としてはこれが挙げてなかったもんですから,しかしながらこの中でもう霧島国際音楽祭というのは,もうそれこそ7月に入ったら20日ごろから開催されるわけですけれども,それに合ったオープニングイベントを計画中ということでありますけれども,これなんかにつきましてもやはり具体的にはウォーキングのイベントをやるんだと。そういったことから考えますと,ちょっと取組が遅いんじゃないかと,いわばこれはもう目前に迫っておりますから,またこの辺のところはしっかりと計画を具体的に策定をされた中で取組む必要があるんじゃないかなというふうに考えるわけですが,その点についてお伺いをいたします。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 計画が遅いんじゃないかということでございますが,これまでの経過を申し上げますと,今までモニターツアーの開催や周知の広報,お知らせのパンフレットなどを作成してまいりました。また,森林セラピーを推進するための協議会の設置などを行ってまいりまして,本年度の7月27日に今回「いやしの休日イン霧島,森林でウォーキングをしよう」ということで,7月27日に音楽祭と一緒に行うと。これの中身につきましては,ウォーキングをしていただいて,その後温泉に入っていただく。その後にまた音楽ホールでクラシックを聞いていただくというような方法でございます。今後につきましても,そのような他の市町村が行っておりますようなのを見まして,新しいものをつくっていきたいというふうに考えております。


○32番(尾崎東記代君)


 一応もう森林セラピーの推進協議会というものも設立をされたということでありますけれども,私はこの協議会が設立されて,今取組を進めておられるわけですけれども,やはり集客がせっかくのこういった事業でありますので,たくさんの集客につながるようなやはり取組が必要じゃないかということで,この点をもうちょっと観光客の増につながるような,そういういわば取組,そういったものがやはり地元民も期待する一つでありますので,その辺のところについてもちょっと具体的にお答えを願いたいと思います。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 集客につながる方法を考えなさいということでございますが,これで2年目でございます。今後,いろんな方法を考えていきたいと思っているわけですが,森林セラピーにつきましては,観光につながる方法としましては,やはり健康ということで健康志向が全面的に出ているわけですけれども,このことにつきましては今後努力をしまして,集客につながるような方法を考えていきたいと考えております。


○32番(尾崎東記代君)


 次に,2点目につきまして質問をさせていただきます。この2点につきましては,先ほども壇上から申し上げましたけれども,それこそ4月1日でしたか,合併の目途がつかないということで,いろんな現状と課題ということが掲載されておりましたけれども,私は最終的にやはり行政の指導力,市長の指導力,そういったものが今もう求められているんじゃないかと。いろんな合併に向けた取組がなされたということは掲載をされておりますけれども,それだけでは非常に難しい問題だということで,私はこれを見る中で,壇上からも申し上げましたけれども,もうちょっとみんなで協調して一つの課題,もう合併してそれこそ今もう3年目を迎えております。もうあと1年ちょっとしかないんですよ。ですから,今はどうしてもこれをやり遂げるんだという,そういう意気込みでやらんと,とてもじゃないけど私はもうこの4年間でちょっとこれは達成はできないんじゃないかと。ですから,今市長の方で答弁もありましたけれども,やはり協議会というものもあって何回か協議も持たれて,その中でいろんな課題が出てきて,一つ一つそれをクリアしていこうというそういった協調・協力体制,そういったものを早急に立ち上げて,やはり糸口をもう粘り強く探しながら,どうしても合併をするんだと,みんなが,そういう協力体制,強力なそういった協力体制を構築する必要があると考えるんですけれども,市長はその辺についてどうですか。


○市長(前田終止君)


 観光協会の合併につきましては,議員ご指摘の点,私も全くの同様の気持ちを強く感じておりまして,すべてのこのような統一化に向かって,私の認識では,合併後最も早く一番効果的にこの手のいわば受益ができる組織団体は,その中の一つに観光協会があるものと,合併前は強く思っておりました。そして,それはやっぱり4つ観光協会あるいはまたその前はプラス2ぐらいあったわけでございますけれども,その人たちが本当におっしゃる協調性というものをしっかりお持ちにさらになられて,そして霧島は一つという気持ちにお互いに立てば,大同団結これはできるわけですからね。しかし,地域地域の魅力づくりは一つ一つだよと,霧島市は一つなんです。しかし,昔あった7つの自治体エリア,その中におけるまたそれぞれの地域づくり,観光地としてのまた魅力づくりは,一つ一つを観光事業に携わっていない人まで含めて,そこで生まれ育ち暮らしている人まで観光は大きな資源ですし存在ですから,おもてなしという意味では,みんな13万市民がそろってゆくさ,おじゃいもしたというような気持ちを伝え切る,そういうことも大事なことですからね。ですから,そういう意味では私は4つ,それを代表する組織団体が現在あるわけですが,今日的に最も新しい情報としては,もう議員ご指摘のとおりの方向をみんなが目指しながら,最後の微調整,そういうもの等に向かって努力をしていただいているものと風聞いたしております。この点のお話を余り市長とか余り行政がああしなさい,こうしなさい,自主性を損なうようなことをやりすぎても,これはまたいかがなものかという点もございますからね。ですから,着かず離れず情報はきちっとまた気持ちは伝えて,私は嫌われるぐらい,そういう意味ではかなりその関係各位にこの2年半にわたって,相当なことを申し上げてきておるのも事実であります。しかし,ここにきて本当にその方向がほぼみんなほのぼのとした明るい方向を見ながら頑張ってもらっているものと,私たちは強く期待をいたしているところでございます。


○32番(尾崎東記代君)


 市長の方から積極姿勢が示されましたけれども,やはりこの観光霧島の発展を図るためには,どうしても一体となった取組,ばらばらではせっかくそういった観光協会がありながら効果が上がらない。ですから,今,市長も申されましたけれども,やはり観光業者とそれから行政と入って,協議会は設置されて何回も持たれておりますけれども,ここでやはり推進,一歩進んで推進協議会なるものを設置をして,そして合併に向けて積極的に取組んでいくということが,非常に私は大事だと思うわけです。確かに,協議会はありますけれども,それを一歩突き進んで推進協議会というものを立ち上げて実現を図るんだという,それが必要だというふうに思いますけれども,どうでしょうか。


○市長(前田終止君)


 先ほど申し上げましたけれども,議員のお気持ちは分かりますが,現実的に今の段階の話としては,4つの観光協会はよりよい早い時期を目指しながら,霧島市観光協会としての一元化への努力をもうするという大合意をなさっておられるやにも聞いておりますので,もう推進協議会という別皿を設ける必要は今のところないんじゃないかと感じているところでございます。もう議員さんがおっしゃっているような方向,思われているような方向,同じ方向を恐らくもう向いていらっしゃるんじゃないかと期待を強く持っているところでございます。


○32番(尾崎東記代君)


 合併に向けては,市長も積極姿勢を示されましたので,是非実現に向けて格段の努力を要望していきたいと思います。3点目につきましてですけれども,その受け入れ態勢の充実についてでありますが,答弁の中でもやはり「花は霧島」で霧島国立公園の沿線で花いっぱい運動も進めているよと,そしてまた花木の整備については,また関係団体と協力しながら進めていくんだというのがありましたけれども,私は市長にここでお伺いしたいんですけども,あなたが牧園町時代に今ほど花木の植栽地が荒れている,それこそ雑草がすごいですよ。もうだから通る人たちはみんなそう言いますよ,牧園町時代はこういうことはなかったと,きれいに刈ってきれいにしとったじゃないかと,手が回らんとかいなと。それと,壇上からも申し上げましたけれども,ゴルフ場の入り口の交差点,あそこに格調の高いフラワーボックスがずっと並んでいます。旧牧園町時代はずっと花がきれいでしたよ。今はどうですか,笹が生えてもうフラワーボックスがあれだけの格調の高いフラワーボックスも隠れていますよ。そういう状況では,それともう心から観光客をお迎えする,そういう姿勢が疑われるんじゃないかと。ですから,やはり環境は整備をして,人でもそうですけれども,散髪をすればさっぱりします。ですから,そういったちゃんと沿道のそういった花木の植栽地については,旧牧園町時代のような,そういう状況が是非必要なんだということ,これはもう地域住民の声であります。ですから,市長も見ていただいて,早急に対応をすべきじゃないかと思いますけれども,見られましたか,今の現況を見られたことがありますか,草ぼうぼうのそういった状況を,どうですか。


○市長(前田終止君)


 私も牧園町の下中津川荒田というところに住んでおりまして,私は申し上げたいのはそこにいるわけですね,現場に。それで,今のこの季節というのは,私の家も山の手方面にあるわけですけれども,山の中というよりも山の手方面の,そこは庭も広くて車で庭の中に行き来するぐらい広いわけですけれども,もう草ぼうぼうですよ。というのは,やってもやってももうすぐ1週間もたたんうちに,もうすっとこれぐらい長くなりますよ。ですから,今の時期というのは,これは尾崎さん,大変どこも厳しい管理状態だろうということを率直にまず一つは申し上げたい。もう一つは,おっしゃるような気持ちがよく分かります。それで,実はもう頭にきまして,移動中の車の中から県土木の方に連絡をしたり,あるいは総合支所の方にどうなっているんだということを申し上げたりしたこともあったほどでございます。いろいろ聞いてみますと,やっぱり県も私たちの市もそうでございますが,手をかける予算,これが私どもがかつて知っている,例えば10年前,5年前,3年前,この状況と社会の特に行財政事情が大きく変わってきたことが一つ。お互いにこれはもう認識せざるを得ないという点があります。それと,先ほど言ったような季節的なもう草の勢い,雑草の勢いに負けちゃうよという,そういうものも重なる時期もあります。そして,そこを今度は回数はたとえ道路の特に観光地としてメインストリートが,それこそ見苦しい状態であって,もう議員ご指摘のとおりでございますから,もう観光立市の名折れになりますから,そこをたとえ回数は1回減っても,効果のある時期にしっかりとこれはやって,いわば清潔感のある観光地,また花いっぱいの印象をしっかり持つ,そういうことが今後創意工夫されるべきことかなというふうに思います。先ほど登壇されましての話で,地域の方が私は非常に感動しましたけれども,あの国立公園と書いた,それこそ70年近く前の一種のいわばゲート,ここを周辺を中心にしながら,地区民こぞって草取り,そしてまたその辺のきれいな霧島のイメージを玄関口からお互いのみんなの努力によって掃除しようじゃないかという取組があったことは,本当にすばらしいことだと思います。是非これを郷土とともに働く,ともに力を尽くしていくという気持ちで捉えていけると思うんです。一緒になって力を合わせあって,民の参加,そしてまたお互いの公の国レベル,県レベル,また市レベル,道路の維持管理,そういうことをともに力を合わせていかなきゃもうやっていけないんだと思いますので,ともに頑張りましょう,一緒にきばいもんそということです。


○32番(尾崎東記代君)


 市長の方からいろいろお話がありましたけれども,やはりおっしゃるとおり国立公園の入口の記念碑,あれはお気づきであったかどうか分かりませんけれども,記念碑にずっともう草が生えとったんです,草が。それも全部取って,そしてあそこの花木の園がありますけれども,そこもきれいにしたんです。これはあそこの地域に住む地域おこし会という通り会が取組みました。ですから,私はあのゴルフ場のあそこも二,三日前に保養センターの右側の方,あっちの保養センターから来たら,あそこはもうきれいにしてあります。花を植えられる段階になっております。ですけど,左側の方は,それこそフラワーボックスが見えないぐらい笹が生い茂っています。ですから,そのことについては住民の方々も恐らく総合支所にもこういった苦情が行っているんじゃなかろうかと思うんですけれども,やはり地域のそういった自治公民館,そういったところにここはもうあなた方できれいにしてほしいんだといったような,そういったものを行政の方でも働きかけたりしながら,そうすれば花いっぱい運動,そういったものを推進して,そして花壇コンクール,そういったものも必要であればしながら,そして協力体制というものが築けていかれたら,やはりこの受け入れ態勢の中でありますけれども,地域住民へのそういったおもてなしの心,そういったものの協力,そういったものにつながるんじゃなかろうかというふうに思っております。それで,4点目についてですけれども,この4点目につきましては,答弁の中でも具体的にもうやるんだということが示されておりますので,次,旧農大運動場跡地の砂置き場利用についてでありますけれども,先ほど部長答弁がありましたとおり,その砂置き場としてはほかのところを考えてもいいよということでありますので,あと高千穂地区の地区民は,今運動の施設として使っているところは,みやまのの森の運動公園ですよね,あそことそれから高千穂小学校の校庭はなかなか使えないといったことから,みやまの森運動公園を使用させていただいておりますけれども,あそこもやはり制約があるわけですよね。予約をしておかんと使用できないといったような,そういった状況であります。ですから,地区民が一番要望しているのは,地区民が自由に使える,そういった運動場が欲しいんだということでありますので,あそこを整備して,そして後は維持管理したいというのがありましたけれども,しかしながら暫定的な使用ということであれば,総合支所長ともこの間お話をしましたけれども,なかなか予算を組んで行政がそういった整備が難しいんじゃないかというような話もありましたけれども,やはり総合支所長にも申し上げましたけれども,地区で地区民が力を合わせて,そして草払いをして使うという分については,やはりもう地区の運動場として,そういったことで地区民が取組んで運動場として使用するという分については許可をすると,暫定的に。あそこ計画がちゃんと策定されておりますので,3年間ぐらいそういった暫定的な使用はできるよということがあれば,その点についてお答えを願いたいと思います。


○牧園総合支所長兼地域振興課長(川野茂樹君)


 ただいまのご質問にお答え申し上げます。農大運動場跡地につきましては利用活用,そういった方法が決まるまでの間については,もし要望等があれば申請等の手続をしていただければ,その使用については何ら支障はないものと考えております。


○32番(尾崎東記代君)


 今,一応暫定的であるけれども,整備をして使う分については使ってもいいよというようなことでありますので,今後また地区に持ち帰りましてみんなで取組んで,そういった運動場の確保ということに取組んでいければというふうに思っております。それで,一応基本計画,そして構想が策定をされまして,そして1,400万の予算計上もされました。そういった中で,あそこを今後設計委託をされるときに,やはり運動場として地区民も使えるよと,観光客も使えるよと,そういったやはり運動場はふれあいセンターに来た子どもたちも使えるというようなことですので,基本計画の中に組み入れて,そういった運動場の確保に努めていただきたいということを要望いたしまして,私の質問を終わりたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,尾崎東記代君議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。


               「休憩  午後 3時12分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時30分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き,会議を開きます。一般質問を続けます。次に,37番,蔵原勇議員より3件通告がされております。したがって,蔵原勇議員の発言を許可します。


○37番(蔵原 勇君)


 皆さん,連日お疲れさまでございます。今日の質問者は,この後私以外に1人であるそうでございます。どうかよろしくお願いしたいと思います。先ほどの32番の方よりやや元気は劣りますけど,最後までよろしくお願いしたいと思います。それでは,質問に入ります。ただいま議長により許可をいただきました,先に通告いたしておりました3件について質問させていただきます。質問の前になりますけれども,一言申し上げておきます。前田市長におかれましては,早いもので合併2年7か月を迎えようといたしておるところですけれども,これまでマニフェストに基づいた公約どおり,連日連夜精一杯頑張っておられることを心から敬意を表するものでございます。これからも引き続き残り1年5か月をしっかりと本市の発展に最大なご努力を傾注されることを強く望むものでございます。それでは,質問に入ります。本市の小中学校の耐震対策についてであります。昨日も今日も同僚議員より本件については質問がありましたが,私なりに質問をいたします。日本の多くの小中学校の校舎は,災害が発生すれば必ず避難場所になっている,だからこそそこは他のどの施設より頑丈でなければならない。今回の中国の四川大地震は,そのことを教えてくれました。地震大国,私ども日本も阪神淡路大震災のように,大変胸の痛い大惨事でありました。このことを教訓とすべきであると思われます。被害の実態が明らかになってきつつある中で,学校の倒壊により瓦れきに埋まり,多くの若い命が奪われてしまった。悲嘆に暮れる家族の姿をテレビで見るたびに,まことに痛々しく思うところであります。文科省の調査によりますと,昨年4月現在で我が国の公立小学校施設約13万棟の耐震化率は58.6%となっていると言われております。逆に,耐震診断を受けていない施設も6.6%あるそうです。耐震化工事が滞っているのは,財源不足やそのほか多くの理由があると思われますが,何といっても小中高は日本国の将来を担う子どもたちを守り,育成する場所でもあり,耐震化予算の確保と耐震化工事の促進は急務であるのではないかと思われます。地震はいつ起きるか全く予測ができない。災害は忘れたころにやってくる。先人の言葉を思うものでございます。本市の小中高の耐震対策はどのようになっているものか,そしていつごろ調査をされたのか,お尋ねいたします。次に,小学校グラウンド排水対策についてお伺いいたします。子どもたちにとっては大事な体育,運動場は体力づくり,健康増進等において運動する場所で,遊びにも大事な場所であると思われます。雨が降り水たまりができ,そして雨がやんだらすぐ水が引く排水でなければいけないと思うところであります。翌日になっても,また二,三日が水が引かない運動場を使用できないことはまことに残念と思われます。市内のある小学校においては,排水が悪く,2年前も補修工事対策等も行ってもらったと聞いておりますが,また2年後の現在において,グラウンドの排水が思うように水が引かない現状を市当局としてどのように対策を考えられるものか,お伺いいたします。次に,小学校における砂広場の砂管理はどのようになっているか,お伺いいたします。グラウンドの隅っこにあります砂の管理,または衛生面をどのように学校側として対処されているものか,子どもたちの健康上に問題はないものか,お伺いするものであります。次に,道路行政についてお伺いいたします。国分北地区市道に関する県道からの青葉小への進入路,進捗状況についてお伺いいたします。本件については,これまで本議員より何回かお尋ねして,その後の進捗を強く要望させていただいているところでございます。いまだに着工への見通しはどのようになっているものなのか,また県との協議はその後どのように進捗しているものなのか,いつごろを着工予定年度なのか,お知らせいただきたいものであります。今や国分北地区においては,ご案内のとおり宅地住宅化等が年々増加の傾向で,ある面においてはありがたいことでもあります。人も車も増えて,急激な発展途上地区でもございます。青葉小も早いもので開校12年目に入ったと聞いております。近代的な広い校舎,広い校庭で毎日明るく楽しく伸び伸びした環境の中で,子どもたちの健やかな成長を思うところでございます。大型バス乗り入れ可能な進入路対策と通学路の整備は一刻も早く待ち望んでいるんですけれども,地区民の声はもちろんのこと,学校関係者を初め多くの方々が待ち望んでいる地区でもございます。昨年の3月,市長答弁により,今日までにどのように進展しているものか,お伺いいたします。次に,消防行政についてのお尋ねをいたします。救急時の病院搬送についてお尋ねいたします。先日,市内の清水地区で起きた救急車の搬送先の病院への遅れのことであります。自宅の庭に59歳の主婦の方が突然倒れ,息が苦しく,泡を吹いて意識がもうろうとされておられる状況でした。たまたま私もそこに通りかかったものですから,救急車がそうですね,七,八分で到着したのですが,その患者を軽い手当をされて担架に乗せて救急車へ乗られ,すぐ発進して搬送先の病院へ搬送されるものと思っていましたが,何となかなか車は発進せずに,病院との連絡をしながらもたもたされていたようでございます。その時間が約22,23分だったと思うんですが,患者を乗せたままでその場を離れない状況でございました。一刻も早く病院へ搬送していただきたいと家族の不安は募るばかりだったようです。緊急病院との連絡体制はしっかりとって,出動のときから把握して,患者を病院への搬送体制はとれないものか,お伺いするものでございます。あと5分早ければ助かったというような話をよく耳にいたすものですけれども,幸いにしてこの方は大事に至らず,ほっとしているところであります。素早く搬送できるような対応策はとれないものか,お伺いいたします。以上で,私の演壇からの質問を終わりますが,答弁いかんによりましては,自席からの再質問をできるだけしないような答弁を求めるものであります。


○市長(前田終止君)


 蔵原議員から3点につきましてご質問がございました。2点目につきましては,私の方から答弁いたします。1点目については,教育部長が答弁をいたします。3点目につきましては,消防局長に答弁をいたさせます。道路行政についての1点目と2点目は関連がありますので,一括してお答えをいたします。国分北地区の県道から青葉小学校への進入路につきましては,平成19年3月議会で蔵原議員より質問を受けているところでありますが,青葉小学校前の市道辻・中台線より県道都城隼人線への取りつけにつきましては,これまで答弁をいたしましたとおり,県道の整備に合わせて市道の取りつけを考えておりますことから,県道の改良を要望いたしているところでございます。現在,県は関の坂付近の整備を行っておりますが,完成予定は平成23年ごろと聞いており,久保田交差点から関の坂までの区間については,具体的な計画は進んでいない状況でございます。県の財政も厳しい状況ではありますが,市といたしましても重要な路線として認識をしていることから,平成20年2月28日,姶良・伊佐地域振興局建設部長に対して,私自ら出向き,整備促進を直接要請をいたしたところであります。


○教育部長(藤田 満君)


 1点目の教育行政についてお答えいたします。まず1点目,耐震診断の状況について申し上げます。霧島市においては,耐震化優先度調査は100%行っております。さらに,第二次診断については,合併当初の平成17年11月7日現在の耐震診断率は,小学校は27.12%,中学校は24.14%,小中学校合わせて26.13%でした。平成20年3月31日現在の耐震診断率は,小学校は79.66%,中学校は58.62%,小中学校合わせて72.72%です。霧島市においては,平成19年度に昭和56年以前に建築した建物のうち,小中学校合わせて17校,35棟の耐震診断を完了し,平成20年度は小中学校合わせて13校,24棟の耐震診断を行い,改築中の日当山小学校,牧園中学校の6棟を除くすべての建物の耐震診断を完了する予定です。次に,教育行政についての2点目についてお答えいたします。グラウンドの排水につきましては,敷地が広大なこともあり,降った雨の状況,グラウンドの状況により水はけが悪いところ,水たまりがあるところがあると思います。これまで一部合併前から校舎の新築,改築等を行ったところについては,クレイ舗装,暗渠導水管,周囲側溝等のグラウンド整備を実施しております。しかしながら,その他の学校では整備を行ってから年数が経過し,勾配が緩かったり表面がでこぼこになったりして排水が悪くなっているところもあります。そのようなことから排水対策の要望のあったところは,適宜,土の補充,勾配調整等で対応しておりますが,抜本的な改修については多額の費用がかかることから,財政状況等勘案して検討していきたいと考えております。次に,教育行政についての3点目についてお答えいたします。小中学校における砂場の砂につきましては,学校からの要望があった場合,逐次補充を行っております。学校の立地条件にもよりますが,1年ぐらいで砂の補充が必要な学校もあります。なお,砂場の衛生管理については,文部科学省通知の学校環境衛生の基準の中で,学校の清潔という項目があり,砂場のごみ,危険物及び犬・猫等の排せつ物がないか確認することとなっております。現在のところ,市内の小中学校で砂の消毒を行っているところはありませんが,砂場をシートで覆ったり砂を新しく入れ替えること等で対応しております。


○消防局長(中村 昭君)


 大きな3点目,消防行政について,1点目についてお答えいたします。救急業務は,消防法の定めるところにより,事故や病気の傷病者を医療機関等へ救急隊によって搬送する業務を行うことでございます。病院搬送につきましては,現場到着後,救急救命士または救急隊員が傷病者の観察や応急処置を行い,傷病者の処置に適応した一番近い病院から連絡をとり搬送することといたしております。ただし,その傷病者がかねてからかかりつけの病院等で受診している場合は,かかりつけの担当医師へ連絡をとり,指示を仰ぐ場合もございます。現状として,特に日曜日や祝日,夜間におきましては,市内の受け入れ病院等がなかなか決定せず,加治木町,姶良町方面や鹿児島市内まで搬送する事例もあることから,現場でしばらく待機することもしばしばございます。今後とも早急な病院搬送をするため,市内の基幹病院や姶良郡医師会とも連携を密にとりながら,市民の安全確保のため努めてまいりたいと考えております。


○37番(蔵原 勇君)


 それぞれただいま答弁をいただいたわけでありますけれども,ややじゃなくて相当不十分ですので再質問をお許しいただきたいものです。まず,2番目の市長の答弁から再質問をさせていただきますが,先ほどおっしゃったように今度は本腰で取りかかっていただけるかなという感じはいたしたわけでございますけれども,20年2月28日に直接加治木の振興局の方に出向かれたと。実は,余りにも先ほども演壇の方から申し上げましたけれども,当時の谷口市長,鶴丸市長,今度の前田市長,3代にわたってこの問題は,学校ももう開校12年なんですね。ですから,非常に北地区の極端な言い方かもしれませんけど,北地区の住民無視じゃないかというような強い声もあるんですよ。12年もたってアクセス道路,通学道路の整備ができないというのは,今現在国分西には新しい学校も年度も決まっているし,本当に真剣にこの学校行政,道路行政というものは,やっぱり学校を造るときに何か不備があったのかなと,先ほど申し上げた排水対策もよくないんですね。ですから,そういう地区の住民の強い要望にひとつ応えていただきたいと非常に願っているわけですけれども,特に市長も何回か足を運んでいただいたと感謝しているわけですけれども,重久橋から青葉小への河川道路の手篭川といいますが,ここが非常に約500m狭いんですね。そして,そこに車が通りますと,子どもたちは傘を差して雨の場合は土手の方に避けて危険性も高くて,よくここまで何もなくていいなというふうにほっとしているんですけれども,早い段階でこの問題はやっぱり早急にしていただきたいと思うわけでございます。ですから,このときの当時の今日はおいでの南副市長さんにもちょっと感想を聞かせていただきたいんですが,当時の青葉小を造るときの建設課長さんなんですよ。ひとつこの問題は特にもう一番頭の痛い,この路線の中で何か所かやっているから,もうここぎいなしやらんないなというのが県の考え方でしょうけれども,副市長,どうでしょうか。


○副市長(南 洋海君)


 議員のおっしゃいますように,ご要請があってから長いこと時間が経っております。これまで先ほど市長が申しましたけれども,当時の担当者が県の方の整備について強く要望をしてきたところでございます。国分霧島線の改良につきましては,現在,街路の方で広瀬の方を工事をいたしております。それから,交通安全で今清水の方も工事をいたしております。それから,交付金事業でいわゆる関の坂の工事もいたしておりまして,旧国分市内の通過をする国分霧島線で3か所の今工事箇所がございまして,なかなか厳しい状況でございました。これまで何回も陳情をしてお願いをして,しかしそれが進んでいかんという答えにはね返されてきたわけでございます。前にもお知らせをいたしましたけれども,青葉小学校から国分霧島線を結ぶにつきましては,県道の国分霧島線,ちょうど道場口ですかね,の付近で直角に交差をするのが一番ベターであろうという工法的には検討いたしております。今,重久橋の件をおっしゃいましたけれども,あそこを改良する場合にはカーブでもございますし,それから交差点改良と非常に技術的にも難しい箇所というふうにお伺いをいたしておるところでございます。今年の3月でございますけれども,今後の霧島市の交通体系をいかにあるべきかということで,霧島市総合都市交通計画策定をいたしまして,その成果品が今上がってきまして,今後霧島市の道路計画をいかにするべきかということで,現在担当の者と一緒に分析中でございます。道路そのものは重要性のあるものと認識をしております。どういう形がいいか,なるべく早い時期に形を出して,県に頼らずにできないものか等も今後検討していきたいと考えております。


○37番(蔵原 勇君)


 ただいまの答弁は,非常に力強いものとして私は認識するわけですけれども,くどいようですけどね,是非担当部長,篠原部長も雨の日にあの現状を見ていただいて,そして今,副市長もおっしゃったように,重要路線として市長としても自ら加治木まで出向いていかれたと,これは評価するんですよ。余りにも時間が経過するのに,もう地区民に私はどうして報告すればいいか,本当にいろんな団体,スポーツ少年団,バスも乗り入れ不可能な場所なもんですからね,本当に言われておるんですよ。ですから,今の答弁においてはやや大きな期待はできるかなと思います。ここで篠原部長にちょっと申し上げておきますけど,あなたも引き継ぎのときに前任者から中村土木課長を初め,前任者からどのようにこの路線について過去の私が5回か6回しているんですが,このことをちょっと聞かれましたか,ちょっとお尋ねします。


○建設部長(篠原明博君)


 ただいまおっしゃいましたように,この路線につきましては非常に長い期間での要望と,また青葉小をつくる段階からも早急に一体的に整備していかないといけないと。先ほどおっしゃいましたように,アクセス道路及び通学路確保という形からも,必要であるというふうに判断をいたしております。先ほど副市長の方からお話しございましたように,先ほどの都市交通ネットワークの中で,やはりあの路線というのは道路ネットワークとしても一番大事な路線であるというふうに認識をいたしております。先ほど県道と一体的にするのが一番経済的であるわけですが,先ほどの陳情等もなかなかしてもちょっと見えないところもございます。そういうことを踏まえますと,そういうネットワーク上から市の独自として,やはりいろんな角度で違った手法も今後考えていかないといけないのかというふうに考えておりますので,今後そういう形で検討させていただきたいと思います。


○37番(蔵原 勇君)


 今のこの答弁を引き出したかったんですよ。県の方でできない場合は,霧島市の方から例えば誠意を持ってその県道の近くまでいろんな路線を考慮しながら,前向きに,今その答弁ですよ,しっかりと重みのある答弁として私は受けとめておきますので,この面についてこれから努力をさらにしていくということで,報告もまた私も地区でしやすいですので,3人も議員が当地区におってほはねがということをしょっちゅう言われるんですよ。本当申しわけないんですよ,私も。私が代表で言っているようなことで,細山田さんも仮屋さんもここまで思っていらっしゃらないでしょうけど,私にそういう合図はないけど,そんな思いもしますので,よろしくお願いをしておきたいと思います。それでは,1番目の本市の小学校耐震の1番目から再質問させていただきますが,小中学校耐震調査は平成20年の3月までで大体小学校が79,中学校が58と,平均72.72%というようなことですが,本市の場合非常にそれこそ積極的に県よりかいいデータが出ているかなと感じたんですけれども,まだこれまで19年度のいわゆる耐震調査をされていない学校は何校あるんでしょうか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 先ほどの部長の答弁でも申し上げましたように,平成20年度ですべての学校の耐震診断を小中学校のことに限ってでございますけども,平成20年度ですべてを終わる予定であります。


○37番(蔵原 勇君)


 中央高校は市の高校,小中とテーマはしておりますけど,あそこはされるんですか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 先ほど私が申し上げましたのは,小学校と中学校に限ってのことであります。国分中央高校について申し上げますと,財政状況のこともございますけども,平成21年度に8棟すべて耐震診断を終える計画でおります。


○37番(蔵原 勇君)


 分かりました。これまで19年度の全体予算と申しましょうか,その実績費用はどのくらいかかったんでしょうか。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 耐震診断の経費について,個々の建物,それと設計図書があるかないか等々によっていろんな要因により費用が変わってまいりますけども,参考までに平成19年度の実績を申し上げますと,小学校,中学校合わせまして35棟耐震診断するために,4,818万500円ほど要しております。


○37番(蔵原 勇君)


 結構かかるものですね。それから,もう一点だけお尋ねしておきますが,この学校の校舎あるいは屋内運動場の耐震調査については,例えば全体をされるものか,それとも壁なのか,それとも基礎なのか,全然分からんもんだから大体どの部分を調査されるのか,ちょっとお聞きしたいんですが。


○教育総務課長(東郷一徳君)


 それでは,耐震診断につきましてちょっと詳しく説明をさせていただきます。耐震診断と申しますのは,建物が地震に対してどの程度耐える力を有しているかについて,構造力学上から診断するものでございます。それで,具体的に申し上げます。耐震診断の内容,どのような作業をするかというご質問ですので,まず4段階の作業を行います。まず,第1段階としまして,建物の履歴及び現状を把握するために現地調査,それと実測,試験を行います。その中で主な業務の内容は,壁に穴をあけてコンクリートを採取いたします。その採取したコンクリートを機械にかけまして,圧縮強度試験と中性化の試験を実施しまして,建物の劣化度を確認し,データを採取いたします。次に,第2段階としまして,データをもとに現在の構造計算基準にのっとって構造計算を行います。それと,第3段階といたしまして,もとになるデータ,構造計算等の資料をもとに総合的な耐震性の評価を行います。第4段階といたしまして,社団法人鹿児島県建築物耐震診断判定委員会等の判定を受けまして,耐震診断が完了することになります。


○37番(蔵原 勇君)


 分かりました。やはり公共施設の中で学校の校舎とか屋内運動場が最も頑丈な建物でなければと,先ほど同僚議員の質問に市長もおっしゃっておられたようですので,特に安全性の確保が保たれるような,引き続き調査をしていただきたいと思います。この件については終わります。次に,2番目の小中学校のグラウンドの運動場排水対策についてでございますけれども,先ほどある小学校の排水,グラウンドの水たまりを冒頭申し上げたわけですけれども,中学校のこの前見に行ったんですけど,国分中,南中,舞鶴中は非常にいいんですね,雨の日でもかまぼこ型になっているんですね。私がさっきご指摘した学校の運動場は,私が見た感じでは水平のような感じがしまして,勾配がとれてないような感じがして,しかも暗渠透水管と聞いているんですが,いわばそういうのが詰まっているのではないかと,私は感じたんです。これはもう専門家でないと分からんわけですけど。極端な言い方をしますと,豆腐の上に土を入れただけであって,下が不安定だから,それは何で水が引くもんかと言う方も中にはいらっしゃいますね。ですから,やっぱりこういう新しい新設校の中で,抜本的な実施設計とか調査がされたわけですので,しっかりとこの対策を2年前も何百万かかけてされて,また無駄じゃないかもしれませんけど,もうその辺の砂を入れてすぐ排水がよくならないと思われるんですよ,聞いてみますと。ですから,抜本的な改修を考えるわけですけど,?田教育長,あの学校はご存じと思うんですけど,行かれたと思うんですけど,感想はいかがだったですか。


○教育部長(藤田 満君)


 先に教育長が答弁をいたす前に,私の方から少し状況についてご説明をさせていただきたいと思います。どうやらある学校という姿が見えてきたように思うんですが,特にこの学校につきましては,地盤の面においても建設当初からかなり厳しい状況にあったというふうに思っております。そのようなことから,いろいろとグラウンドの改修等についても今までも手を入れてまいりました。特に,平成16年度,平成17年度,2年続けてその対策も講じております。また,今ご質問の中にもありましたとおり,通常の勾配調整のほかにも地下の方に暗渠透水管といいますか,そういうような暗渠排水対策も行っております。私ども先般,現地にも赴きまして,雨の降った直後の状況等を見させていただきました。少し見てみますと,確かにグラウンドの中央部のところ,それから北西部というんでしょうか,の入口の方へ大分水が流れていった形跡がありながら,さらにまだ中央部のところにも湿った状態があるというようなところも掌握をしてまいりました。そのようなところで,今後の対策をまた改めて検討しなければいけないのかなと思っております。ただ,年度途中でありますし,現在このような状況を把握をしたところですので,今後具体的なまた対策も立てていかなきゃいけないだろうと思っております。そしてまた,面積もかなり広い校庭ですので,決して部分的な対応でないとすれば,額的にも上がってくるのではないかと思っております。ただ,当面の対策といたしましては,学校の方とも早速状況を調査を一緒にさせていただきまして,現在できる対策を今具体的に一部指示をしております。特に,暗渠といいますか,周辺の側溝への流れをもう少し入りやすくするとか,低いところへの土の補助というようなこと等を当面の対策として指示をいたしたところでございます。


○教育長(?田肥文君)


 ただいま部長の方から当面の対策ということで,まずは流れをよくしようということで対策をお願いをしたところですが,まず私も平成5年の八・六水害で私も実際に床上1m43cmを経験をしました。その後,いろんな運動場の活用というのは,水をためて,そこで一たん水をとめるというのが一つの工法として聞いておりましたので,多分そういうふうになっているだろうと理解をしております。水を一たんためないと,いきなり川に流しますと,相当な量がどこからも流れるわけですので,その対策を講じてあるんだろうというふうに思っていましたが,たまっても後水が引きさえすればいいんですね。だから,そういう構造であろうというふうに理解をしております。私どものこちらの調査では,ほかの学校をずっと調査をしました。その中では,ある小学校,おっしゃっているところだろうと思うんですが,水はけは普通,水たまりはほとんどないというふうに出てきているんです。ですから,今は非常に梅雨どきですので,湿った状態でどんどんどんどん雨が降ってくれば,なかなか引かないのかなというふうに思っています。学校数も非常に多うございますので,優先度その他,そしてまた今は耐震がまず最初というふうに考えておりますので,そういうことでご理解いただければと思います。


○37番(蔵原 勇君)


 ありがとうございました。耐震問題とか学校も多うございますのでという,限られた予算の中で,今言うたからよしほんならやりましょうは私もある程度理解できるんですが,先ほども道路問題でも申し上げましたように,時間が経っているんですよ,時間が。ですから,しっかりと今は梅雨の時期だからそこそこある程度いいでしょうと,この程度ではいけないんですよ。砂を入れてすぐ直る問題じゃないと思われるんですね。ですから,水をはかないということは,教育長もおっしゃったように,水をとめるのはいいんですよ,引かないといかんわけですよ,たまったままじゃ何もできんわけですもんね。あそこでいつまでもたまっている状態が異状だと,私どもが素人で見た感じでは思っておりますので,今後藤田部長の方もさらにその辺を今答弁されたような,再度そういうところの引かないところをチェックしていただきたいと,抜本的なやっぱり少数な予算ではできないでしょうけど,やっぱり年度ごとにまず半分でもしていただきたい。当初でできなかったらですね,そういうのを要望しておきたいと思います。この件についても一応終わります。次に,小中校における砂広場の砂管理の件なんですが,それぞれ学校によって砂の入れ替えとかあるいは砂を消毒するとか,衛生面に気をつけていらっしゃると思うんですけど,私が申し上げたいのは,子どもたちの衛生・安全という観点で,特に低学年の子どもたちが砂を食べたりとか,あるいは例えば休み,あるいは長期にわたる場合なんか,猫や犬のそういうあれにもなっていると聞いているんですよ。声が寄せられているもんですから。できたらばシートをかぶせますと蒸せることも考えられますので,新しい砂を入れたときはいいでしょうけど,やっぱり定期的に安全衛生というもので,特に県の方からも指導があるかと思われますけど,今後教育長,しっかりと学校の方にもこの通達をしていただきたいと思いますが,よろしいでしょうか。


○教育長(?田肥文君)


 この砂場につきまして私どもも調査をいたしましたが,シートで覆っている学校が11校ございます。そして,消毒をしている学校というものは今のところございません。したがいまして,私どもが今対応しておりますのは,砂を補充をしたり入れ替えたりというところで対応しているところであります。そういう各学校からの要望等がありましたら,適宜そういうふうに対応をしていきたいというふうに考えております。


○37番(蔵原 勇君)


 ひとつそういう面で特に強く要望しておきたいと思います。次に,消防行政の最後の救急時の先ほど具体的に実例を申し上げましたが,非常に時間がかかると。これについては,消防局長,緊急指定病院というのは霧島市でまず告知病院と聞いているわけですけれども,どのくらいの病院を指定されているんですか,何か所でしょう。


○消防局長(中村 昭君)


 救急告知病院ということで,救急協力病院のことだろうと思います。市内で5か所の告知病院と2か所の告知診療所がございます。


○37番(蔵原 勇君)


 計7か所あるわけなんですね。二次救急病院というのも10か所あると伺っておるわけですけれども,やはり市民は安心して救急車が来た場合は,1秒でも1分でも早く病院にたどり着いて処置をしていただければという家族の願いなんですよ。ですから,先ほど冒頭申し上げましたようなことで,もたもたして22,23分かかっている状態を家族はもう尻も腰もかなわんというようなばたばたしていらっしゃったようでございました。ですから,近くの病院でちょっと簡単な処置をして,そして病院と連絡を取りながら緊急でこういう症状だといって緊急指定病院の方に搬送するような体制はどうなんでしょうかね。


○消防局長(中村 昭君)


 議員おっしゃるとおり,当然ながら緊急事態で家族または関係者の方は,1分1秒が10分にも感じるし,また30分にも感じるのは当然のことと考えております。ただ,先ほど答弁させていただきましたように,救急隊員がまず駆けつけて,その傷病者の観察を行い,当然ながら傷病者の症状に適用した一番近い病院ということで,当然ながら今携帯電話で連絡いたしております。本来でありますれば,消防無線積んでおります。消防無線で司令という形で,以前はとりよったんですが,もう直接今は現場から搬入先と連絡をとっております。また,発生場所が山間部といいますか,近くに病院がない,また市街地まで運ぶというようなことでありますれば,当然ながら搬送しながら連絡をとるということもあろうかと思います。ただ,その病院も2か所,3か所あるわけでございますが,その病院に受け入れを要請する場合,最初の走行中に連絡とって全く逆な病院に搬入しなければならないというような事態であれば,救急車が右往左往するということで,逆に当然ながら当事者の方またはそういった関係者の方からはまたご批判いただくということで,私どもの方も業務にとりましても一刻一秒争う業務でございます。それに努めているのが実情でございまして,ご理解をいただければ非常にありがたいと思っております。


○37番(蔵原 勇君)


 局長の答弁にもありましたように,例えば昨年度のデータで年間に4,000件から5,000件,消防救急車の要請等々があれば,その中で重い人,軽い人,いらっしゃると思われるんですね,この数は分かりますか。


○消防局長(中村 昭君)


 昨年の19年中,これは暦年でございます。出動件数は5,021件ということで,搬送人員で4,745人搬送いたしております。この中で先ほど言われました重症,中症,軽症というような形で分けるとしますと,結果的に死亡という方が33名,あと重症の方が690名,中等症が2,141名,軽症で1,881名という内訳でございます。


○37番(蔵原 勇君)


 間もなく終わりたいんですが,確かに人口13万人,合併して広域ないわゆる600?2の面積で,隅から隅といいますとやはり時間もかかると思うんですが,確かに消防行政も大変な役割と思うところでありますが,申し上げておきます。現場にくどいようですけど,到着して受け入れ先の病院との連絡体制は,特に速やかにしっかりと対応されることを心がけて搬送していただければありがたいなと思います。ありがとうございました。以上で終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,蔵原勇議員の一般質問を終わります。次に,47番,徳田和昭議員より1件通告がされております。したがって,徳田和昭議員の発言を許可します。


○47番(徳田和昭君)


 通告をいたしておりました消防行政について質問をいたします。まず,消防の広域化についてお伺いします。霧島消防局は,1市6町の合併を機に約12万8,000人の人口と総面積603km2の単独消防としてスタートしました。その前の消防組合時代の平成11年には,新庁舎が落成をし,消防緊急通信司令システムが運用開始されました。また,その後,東九州道の消防業務も開始されております。霧島市消防局は,現在においては設備,機材,人員の資質など,すべてにおいて他の消防局や消防組合に劣るところは何もないと自負をしておりますが,国はこれからの消防に求められる消防力,組織体制,財政規模等にかんがみると,管轄人口の観点からいえば,おおむね30万人の規模を一つの目標にすることが適当であるとしております。それを捉えて,県は広域化に関する最終報告の中で,県域19消防機関を7消防本部にまとめるべきであると発表しました。県の考え方としては,霧島市消防局は大口市ほか4町消防組合,姶良郡西部消防組合と合併し,(仮称)姶良伊佐消防組合とし,管轄人口24万6,200人,管轄面積1,371.68km2とするべきであるとしております。そこでお伺いしますが,国は広域化によるスケールメリットとして,1番目に本部機能統合等の効率化による現場活動要員の増強,2番目に救急業務や予防業務の高度化及び専門化,3番目に財政規模の拡大に伴う高度な資機材の計画的な整備等を挙げております。これを霧島市に当てはめたときどのようになるとお考えになりますか。霧島市の10年,20年先を考えたとき,人口の減少や管轄内の人口移動により福山,霧島,牧園,横川,そして溝辺等,大きくさま変わりをすることが考えられます。そのことを考慮したとき,広域化に対しどのように対処すべきであるとお考えか,お伺いします。2番目に,県は推進計画を策定するに当たり,鹿児島県消防広域化検討委員会を設置し,報告を求めましたが,それについて庁内会議ではどのように検討されたか,お伺いします。3番目に,今後,国や県は徹底して広域化を推進してくると思いますが,どのように対応していくのか,具体的にお伺いします。4番目に,毎月1日に行っている防災意識高揚のためのサイレン吹鳴についてお伺いします。これは旧隼人町だけで実施されていることですので,いきさつについては十分に理解をしていますが,時間も経ち疑問視する声を多く聞くようになりましたので,現状の把握と今後についてお伺いします。5番目に,危険物施設の立入検査状況についてお伺いします。6番目に,昨年の救急車の要請回数と搬送実績をお伺いして,1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 徳田議員から1点に絞っての質問でございました。その中の1,2,3につきましては,私の方から答弁をいたします。そのほかにつきましては,消防局長に答弁をいたさせます。消防行政についての1点目から3点目については,関連がありますので一括してお答えをいたします。近年の消防を取り巻く環境の変化に対応できる消防組織の整備を図る目的で,国は平成18年6月に消防組織法の一部改正を行い,人口30万以上の規模を一つの目標とする消防広域化を現在進めております。その広域化によるメリットとして,本部機能統合等の効率化による現場活動要員の増強,救急業務や予防業務の高度化及び専門化,財政規模の拡大に伴う高度な資機材の計画的な整備等といたしております。これを受け,鹿児島県においても全19消防本部のうち,15消防本部が所管人口10万人未満の小規模消防本部という実態から,広域化が必要と認め,平成19年度に広域化の対象となる市町村の組み合わせ等を定める広域化推進計画を策定するため,消防広域化検討委員会を立ち上げ,平成20年3月に推進計画を策定いたしております。この推進計画では,県地域振興局管轄地域を基本とする圏域7消防本部制が打ち出され,姶良・伊佐地域振興局の管轄は,人口約24万6,000人,面積約1,372km2の膨大な面積となっております。県は,この計画を策定するに当たり,市町村の意見を聞くことが義務づけられており,これに対する意見として,本市は現在,消防施設の基盤強化に着手したばかりであることに加え,広域化となるエリアには,大口市,菱刈町による合併や姶良町,加治木,蒲生町も合併を組もうということで協議中であり,今後合併を機にそれぞれの自治体で体力の強化が図られようとしていること,また3消防本部間では,消防施設等を含めた消防力に格差が見受けられ,それらが均一化され,是正された段階で消防の広域化を検討すべきだと回答をいたしました。消防の広域化については,以上のような状況でございまして,特にこのことに関しての消防局以外の部局とは今のところ調整をいたしておりません。今後の対応につきましては,状況の推移を見守りたいと考えております。


○消防局長(中村 昭君)


 4点目の質問にお答えします。隼人地区においては,平成12年より地区住民や消防団員等に防災意識高揚のため,毎月1日午前7時にサイレン吹鳴を行っております。このサイレン吹鳴の是非について,これまでも消防団員の一部からの申し入れにより,平成19年2月に当時の隼人消防団幹部会で議論がなされ,隼人独自ではあるが継続という結論に至った経緯がございます。その是非について,今後改めて隼人自治公民館連絡協議会や消防団隼人方面隊の幹部会等で協議していただき,方向性を得たいと考えております。次に,5点目についてですが,平成19年度における危険物施設の立入検査につきましては,霧島市火災予防査察規定に基づく254施設の立入検査を実施いたしました。その中の57施設に危険物保安監督者の2,000人,予防規定の未提出,危険物取扱者保安講習の未受講等を主なものとする延べ108件の違反がありました。違反が見られた施設には,違反是正の指導をするとともに,指示書の発送を行い,違反が改善されないものについては追跡調査を実施し,違反の是正に努めております。次に,6点目についてですが,平成19年中の救急出動回数は5,021件,搬送人員は4,745人でありました。なお,18年中は救急出動回数は5,099件,搬送人員は4,817人であり,前年と比較しますと若干の減少となっております。


○47番(徳田和昭君)


 改めて質問いたしますが,このまま山間部の人口減少が進んでいけば,防災や救急において大変手薄な地域が出てくるのではないかと考えております。このような地域では,隣接する消防組合にとっても同じような過疎の進んでいる地域であるというふうに考えます。ですから,住民相互の助け合いができなかったり,また団員の確保が難しいなどの問題が今でも出てきておりますが,今後,今の体制でいつまでカバーしていけるものとお考えになっているかお伺いいたします。


○消防局長(中村 昭君)


 消防局体制という捉え方でよろしいんでしょうか。ご案内のとおり,霧島市消防局におきましては,条例定数176名でございます。国が示す消防の整備指針と申しますか,その指針の充足率からいたしますと大分まだ満たない状況でございます。ただ,議員おっしゃいましたように,今後少子高齢化というようなことで,日本全体で人口が減少するというのはまた事実でございます。このようなことを受けて,国自身も財政力なり災害の大規模化というような形で,今回消防組織法の一部改正をして大規模消防本部の育成ということで,人口30万というのは目安で,今後5年間といいますか,19年度中に県が必要と認める地域におきましては推進計画,その推進計画に基づき,今後はその担当する自治体で運営計画というような形では国の方は考えているようでございます。国としましては,5年を目途に広域化を進めたいということで,ただ私どもの方の消防局といたしましては,人口の減少は今後の市の計画では約13万人ということで想定されて,総合計画なり進んでいくと思いますが,当分の間は当然ながら先ほど市長が答弁申しましたように,まず自らの消防力の強化を図っていきたいということで,今考えておるところでございます。


○47番(徳田和昭君)


 先ほどの市長の答弁の中で,消防局以外とは全然協議をしていないということをおっしゃいましたね。危機管理という面では,危機管理監等は同席してないんですか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 私は,消防局長が県の検討委員会,こちらの幹事ということもあって,直接に消防局からそういった話の場に出たことはございません。


○47番(徳田和昭君)


 これ消防局が要請するものではないんですよ,市長が要請しなきゃいけない。今回の統合を進めるために,広域化推進計画を策定済みの都道府県というのも既に30県あるわけですね。残る17県も計画案に対する一般からの事情聴取を実施するなど,選定に向けた取組はもうかなり加速してきているというふうに思っております。隣の宮崎県などを代表して,8県では県内の消防本部を一つに統合して,県全域をカバーするところもあります。また,この8県以外で広域化推進計画が策定済みの22の都道府県の中に,鹿児島県も含まれているわけでございます。といいますのが,鹿児島県はそれだけもう本気になって取組んでいるということでございます。今,西部にいたしましても,大口市ほか4町にいたしましても,まだ市町村合併の方が完了しておりませんので,県はかなり手ぬるく対応していると思うんです。これが終わったときには,一気にくるんじゃないかというようなことも考えられますので,県の方からは協議会を立ち上げるような要請はなかったのですか。もしそうであればきちんとした対応をして,そして広域化に同調しないのであれば,それだけの意見を持って今後臨んでいかなければならないと思いますが,どうお考えですか。


○消防局長(中村 昭君)


 先ほど答弁の中にありましたように,3月に県が県内7消防本部という方向性を打ち出して,現在,県におきましては,その7消防本部の地域に当然ながら消防関係者もおるんですが,市町村の消防に関する担当課等を集めて説明会をいたしております。この地域におきましても,5月の末に説明会が開催されました。ただ,その説明につきましては,当然このような計画ということで,国の意向を受けて今後進めたいということで,その中であくまでも目安というような形で今後のスケジュールも示されております。当然ながら,市町村の広域化に対する今後取組状況のまた県でのヒアリングとか,そのようなことはあろうかと考えております。ただ,県の説明の中でも何回もございましたが,当然ながらそれぞれの地域の事情もあるということで,横並び,横一線という形で今後は進んでいかないものと考えておるところでございます。


○47番(徳田和昭君)


 各地域の消防本部長6名を含めまして,県の方で幹事会をつくっておりますが,その中には霧島市は入っておりませんか。


○消防局長(中村 昭君)


 先ほど委員会という答弁がございましたが,委員会の前に事務方といいますか,委員会に諮るやつを検討する幹事会なるものがございまして,その幹事の中で,それぞれ7地域といいますか,それぞれの地域から消防本部から1本部がそれぞれ推選されて,その中に入っております。私どもの地域におきましては,霧島市にお願いということでいきさつがございまして,私の方も幹事として名を連ねております。


○47番(徳田和昭君)


 この聞き取りが進む中で,県下の消防本部長全員に対しまして説明会が2度ほど行われておりますよね。そのときの内容をお示しをいただけないでしょうか。出席されたはずです。


○消防局長(中村 昭君)


 聞き取りといいますか,消防関係の県下の消防長会というのがございまして,それが春・秋ございますが,その消防長会の中で県の方はこう進めているという説明がございました。各消防本部から今の現状なり,そういう聞き取りは特になかったように記憶いたしております。


○47番(徳田和昭君)


 消防団長に対する説明会は別にあったというふうに聞いておりますが,どなたが同行されて報告をされたかお伺いします。まず出席されたかどうかですね。


○消防局長(中村 昭君)


 多分説明会であったと思うんですけど,県の団長会等での説明じゃなかったかと,定かでございません。特に,団長さん方を集めて聞き取りということは一切伺っておりません。


○47番(徳田和昭君)


 団長会の中であらかた説明があったというふうに受けとめていいですよね。市長にお聞きします。市長会に対しましても2度ほど,3回のうち2回は市長も出席されておりますので,そのときの内容が分かりますか。忘れたのならいいですよ。


○市長(前田終止君)


 この件について市長会でも話がございました。私の立場としては,今消防局長が申し上げているような基本に立った返事をその都度しているところでございます。


○47番(徳田和昭君)


 平成13年3月の消防広域化基本計画の見直しに関する指針,及び平成15年10月の消防本部の広域再編の推進を図る旨の消防長通知の中では,市町村合併の動きを阻害しないように留意するということが,まず一番にうたわれておりますよね。このことでも分かりますように,国や県は市町村の合併の問題を重視していたために柔軟な対応をしてきたわけでございます。先ほども申し上げましたが,2つの組合が入っております区域の市町村合併が進めば,かなりのスピードでまた広域化の問題が浮上してくるだろう。24年度までには県の方はどうしてもこれをやりたいというふうに言っておりますので,今後は先ほども言いましたけど,広域化に応じない,応じないなら応じないだけのやはり意見を持ってしていかなければならないと考えておりますが,どのような体制で臨んでいかれるのか,これからどういう取組をされていかれるのか,消防長でもいいです,どちらでもお答えになれる方でお願いします。


○市長(前田終止君)


 私どもの新市霧島市として,ちょうど2年半過ぎたばっかりでございますけれども,実に管内人口は約13万,そして面積は約600km2という大変広大な,県内の自治体の中でも一塊としては一番最大のそれこそ合併をし,そういう存在であります。そういう中で,私どもは現在,防災対策の推進については,新しい市の総合計画の重要政策の一環として消防施設等の強化,整備中であります。そういう中で,私は現在,消防施設の基盤強化,着手したばっかりの中で,ご指摘の広域化のエリアの中には,姶良郡の西部消防組合の管轄する姶良,加治木,蒲生,この広域合併,大口市ほか4町消防組合の管轄する大口市,菱刈町も市町合併を行うということで協議中であって,今後の合併を機にそれぞれの自治体での体力強化,そういうものが図られていくものだと私は認識いたしております。そういう中で,この広域化,これをどう考えるか。行政合併の終了,これを待たずして行うことはちょっと無理があるんじゃないかということを率直に私としては感じております。ですから,3消防本部間は,消防施設等を含めた消防力に格差が見受けられるわけでございまして,それらがほぼ均一化される,整理された段階で消防の広域化を検討すべきではないのかなというような基本をお互いに幹部同士で打ち合わせをしているところでございます。それでまた,本当に広域化の効果ということを考えた場合,小規模消防本部は予算規模が小さく,広域化することによって大規模,大きくなって,消防資材とか資機材の整備が図れるんだというようなご指摘,ご指導でありますけれども,現在の予算の各本部に持ち寄った形での予算編成となることを思いますと,果たして消防体制の基盤強化にどれほど通じてくるのか,懸念も持たれるという点もあるのかなとも思います。そしてまた,現在の厳しい財政状況でそれらの是正を率先して行うことは,非常に考えにくい状況じゃないかなというふうにも思われます。広域化後に格差の解消に向けて,段階的に取組んでいくということにはなっているわけでございますけれども,広域化後,それをやり遂げた後,規模の大きい市の負担が大きくなっていくんじゃないかなというようなことも懸念がされるような気がいたします。そのため広域までに格差是正に取組むための財政措置を国に働きかけるなど,もうちょっとお互いに環境整備をしなきゃならんのじゃないかなというようなことを考えております。


○47番(徳田和昭君)


 私も広域化は進めるべきだと言っていうのじゃなくて,広域化に応じないのであれば,それに対する例えば消防相互のあるいは行政相互の応援協定というものを確実なものにしていかなければならないというふうに考えておるわけです。昨日の一般質問の中でお聞きする中で,3人とも防災訓練に出席することがかなわなかったということでしたので,危機管理監にお聞きしたいのですが,危機管理監は出席なされましたか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 25日の中福良の避難訓練のことだと思いますが,当時私はほかの要件が入っておりまして,当日は行くことができませんでした。前日の防災事前点検には参加をしております。


○47番(徳田和昭君)


 そしたら,これ以上聞きにくくなったわけですが,少し違う方向でそれではお聞きします。もし行政境などで,また管轄の境で災害なり火災なり発生したといたします。そういうときのために広域化を進めないのであれば,危機管理としてはどのような対応をとるべきだというふうに考えておられますか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 境界接際部におけるそういった事故,災害対応でございますけど,それはあくまでも現在の災害対策基本法ないし国民保護法,これにおきましてはあくまでも市町村が住民の生命,財産を守るという基本的なスタンスをとっておりますので,仮に消防の広域化がなされた場合,そこのところをどうクリアしていくかというようなことが問題になろうかと認識をしております。


○47番(徳田和昭君)


 それが先ほど申しました応援協定などにつながっていくわけですが,発生域の首長,例えばうちの方で発生すれば前田市長に,相手の側の消防が霧島市側からの要請待たずに来てくれる,またこっち側からも相手の要請を待たずに,行政境の向こうであっても応援に駆けつけるというような応援協定というのを今以上に強固に結んでいなければ,対応していけないというふうに思うんです。これが大きな山火事とか例えばたくさんの犠牲者が出たらいけないんですけど,出てしまいそうな山の崩落,土砂災害とかとなったときには,また消防は消防,消防長のほかに危機管理監にもとるべき行動があるわけでございます。まず何をとられます,どうされますか。


○危機管理監(宇都克枝君)


 まず,消防団も含めてなんですけど,そういう接際部,そういったところで事故災害等起きたときには,現在も環霧島会議,これを開催しておりますけども,消防団,そういったところでの相互の応援協定,そういったものを結んでいこうというような防災における分科会といいますか,そういったところで話を持っておるところでございます。そういう意味では,霧島山,そういった霧島と隣接するいろんな自治体,そういったところとも具体的に例えば通信連絡手段,こういったものも全然違いますけども,そういった連絡手段,そういった出動の場所がどこあるかとか体制,そういったものを全部確認をしながら,これから地道な体制,そういったものを築いていきたいと考えております。


○47番(徳田和昭君)


 聞き方の方向を変えてしまったものですから,私自身の聞き方がよく伝わらなかったと思いますけど,おっしゃりたいことは私の方はよく分かりました。了解いたしました。私たちは桜島とか霧島を眺めてほっとしたり,またとても美しいなと感じたりいたしますよね。しかし,特に市長は霧島山をまた錦江湾を含めた桜島を観光資源として全身で県外の方々に宣伝をされております。しかしながら,美しい自然も雄大さも,すべて太古からの大きな災害の繰り返しででき上がったものでありまして,きれいなふるさとこそ大きな危険を乗り越えてきた場所だというふうに思っております。災害はこれで全部終わったわけじゃないんです。地球はまだ生きております。あなたの好きなこの霧島山を守るためにも,真剣に取組んでいただきたいと思っております。この件につきましては,これで終わります。次に,サイレン吹鳴についてでございますが,住民からの苦情もあったはずですが,それについてお示しをください。


○議長(西村新一郎君)


 ここで申し上げます。今,徳田和昭議員の一般質問中でございます。本日の会議時間は,議事の都合によりまして徳田和昭議員までとしたいと思います。あらかじめ時間を延長いたします。答弁をお願いします。


○消防局警防課長(吉村茂樹君)


 サイレン吹鳴の苦情につきましては,消防局の方へは直接は来ておりません。


○47番(徳田和昭君)


 消防局の方に来なくても,いろんな点で耳に入っているんじゃないですか。私は苦情を申し上げたとかという人たちとも話をしております。ほかに耳に入っている方はいらっしゃいませんか。


○総務課長(阿多己清君)


 隼人地域のサイレンという部分ではないんですけれども,国分地区の中央署にあるサイレン,それから一部溝辺だったと思うんですけども,その地域にあるサイレンについてうるさいとかいう部分で苦情,意見等が来ております。できるものなら,そういう音楽にかえられないかというようなお声でした。


○47番(徳田和昭君)


 苦情を言ってきた方がたとえ少数であろうが,真摯に受けとめて,それがどのようなものであったのか,やはり解明をすべきだと思います。もしこれからもそれがあったら,それをお願いしておきます。そしてまた,八・一災害と八・六災害のような悲しい災害を二度と繰り返さないために,試験を兼ねて始まった吹鳴ですけど,合併を機になぜこの霧島市全域でやられないのか,実施すればいいんじゃないですか。この災害は隼人町だけにあったものじゃない,隼人町以外でしない理由をお伺いします。


○消防局長(中村 昭君)


 サイレン吹鳴におきましては,今回,議員より質問通告を受けまして,いろいろ隼人の地域振興課とこれまでの団とのかかわり合いがある関係課との協議をしました。ただ,今おっしゃいましたように,今後につきましては毎月1日が妥当なのか,または先ほどおっしゃいましたように災害に関する防災意識の高揚を図ることは,この吹鳴だけなのかというような形も念頭に置きながら,隼人の地域でございます自治公民館協議会ともまた協議させていただきたいと考えています。


○47番(徳田和昭君)


 これは旧隼人町が組合に対してお願いしたものでありますので,住民からの苦情を無視してまで実施すべきものではないと私は思っております。ですから,指摘をしてこの件については終わりたいと思います。次に,危険物施設の立入検査状況についてお聞きします。答弁の中で,積極的な立入検査が実施されていることは確認できます。ただ一点気になりますのは,危険物搬送車両の街頭検査指導等はどのようにして実施をされているのか,お伺いします。報告がなかったようです。


○消防局予防課長(蔵元 悟君)


 タンクローリーといいますけれども,年に1回警察と合同で,昨年度も三島ドライブインのところで実施をしております。


○47番(徳田和昭君)


 結果はどうだったでしょうか。


○消防局予防課長(蔵元 悟君)


 結果的には,違反等はございませんでした。


○47番(徳田和昭君)


 これについては,管轄内の事業所が所有をする移動タンク,タンクローリーだけに限るのか,この管轄を往来するタンクローリー等すべて検査されるのか,その辺についてお答えをいただきたい。


○消防局予防課長(蔵元 悟君)


 管轄すべてじゃなくて,往来するすべてのタンクローリーについて検査を実施しております。


○47番(徳田和昭君)


 了解しました。霧島市は小さなまちですが,一度事故が起きますと大変大きな被害につながるまちでもありますので,今後とも徹底した検査で,事故が絶対に起きないように願っております。次に,救急車の搬送実績についてお伺いしました中に,不搬送となりましたものが396件ありますが,その内容についてお伺いします。


○消防局警防課長(吉村茂樹君)


 不搬送理由について申し上げますが,現場に着きまして,その傷病者からもう搬送しなくてもよろしいという本人拒否というのがほとんどでございます。


○47番(徳田和昭君)


 全国各地においては,救急車をタクシー代わりに呼ぶなどとんでもない事例が発覚をしておりますが,明らかにいたずらとか,例えばだれが見てもこれは軽症であるというようなもので呼んでいるなというのが確認できましたか。


○消防局警防課長(吉村茂樹君)


 霧島市におきましては,全くいたずらということはございませんけれども,救急隊が症状の判断ができない関係上,病院についてからこれは救急車で来るものではないというような医師のお言葉を聞いたりすることは時たまございます。


○47番(徳田和昭君)


 了解。18年だけで管外搬送になった方が939人おられます。この内容についてお伺いします。主な理由だけでも結構です。管外搬送です。


○消防局長(中村 昭君)


 18年ちょっと手元に資料がございませんが,19年でよろしいでしょうか。市内搬送ということで,898人いらっしゃいます。この中で,まず加治木町471名,姶良町101名,鹿児島市301名,そのほかでございますが25名ということで。ただ,これにつきましては,そのうち病院から直接他の病院に運ぶ転院搬送と申しますが,その方が365名が含まれておる数字でございます。先ほども答弁させていただきましたが,市内において処置ができない,例えば脳外科,それから心疾患といいますかね,そこあたりが主でございます。


○47番(徳田和昭君)


 やっぱり三次医療ができなくて管外搬送ということもあり得るわけですけど,ただ家族にとってはそれは分かることじゃありませんので,今後市内においても解決していかなければならない問題だというふうに思います。そこで市長にお伺いしますが,昨日の一般質問で浦野議員が触れておられますので簡単にお聞きしますが,解決策の一つとして,医療センターの全科開設をもう一度急がなければいけないというふうに考えますが,合併直後の2年間というのは,委員会等でも医師の確保についてかなり厳しく追及しておりましたが,今年の4月の構成替えで行政に対して厳しく言う議員が少なくなりました。厳しく言えば言っただけ行政側にも緊迫感が感じられまして,議会と一緒になって何とかしましょうという姿勢が見えましたけど,5月,6月って市長も余り感じないんじゃないでしょうか,私はそのように感じております。行政としても医師会と一体となって,全科開設に努めるか,2年後は補助金の縛りが消えるわけですので,売却を含めて指定管理者の選定方法を改めるべきだというふうに私は思います。市長はどうお考えでしょうか。


○市長(前田終止君)


 医療センターの全科開設という質問だと思いますが,これはもうそれに越したことはないわけで,精一杯の努力をさせてもらっている最中でございます。医師会とも力を合わせて,大きな動きをするたびにともに作戦を練って動いてもおります。本日,この議場で言えない努力もしております。また,それは隣県に手を差し込むような話でございますから,あるいはまた遠く離れたところに何らかのすきを見て行って,医師確保のための最大の努力もしてみようと。医師会のリーダーの諸先生方とも徹底して作戦をともにしながら,私なりにできることを精一杯市民の医療福祉を考えながらやっている最中でございます。あと区切りが来た後どうするのかというようなお話でありますけれども,そのようなことから考えますと,今の頑張っている状況をお互いに呼応し合いながら,共生・協働をしっかりやっているという認識からいたしますと,これから向こう約2年,精一杯力を尽くしてみて,それからのことだというふうに思います。


○47番(徳田和昭君)


 搬送中に不幸にも33名の方が亡くなっておられます。もし全科開設ということで,医療センターの方で1人でも2人でもその命を助けてあげられることができたら,もうそれだけでも市長たちの努力というのは報われると思いますので,今後とも市長の手腕に期待して,一般質問を終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で,徳田和昭議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの14名については,明日以降の本会議で行います。本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。


              「散 会  午後 5時06分」