議事ロックス -地方議会議事録検索-


鹿児島県 霧島市

平成17年第1回定例会(第6日目 1月13日)




平成17年第1回定例会(第6日目 1月13日)





            平成17年第1回霧島市議会定例会会議録





1.議事日程は次のとおりである。





                    平成18年1月13日(第6日目)午前10時開議


┌──┬──┬─────────────────────────────┬─────┐


│日程│議案│   件                   名     │ 備 考 │


│番号│番号│                             │     │


├──┼──┼─────────────────────────────┼─────┤


│ 1│  │一般質問 久保史郎君( 273ページ)            │     │


│  │  │      ・霧島市立図書館建設について         │     │


│  │  │      ・学校図書の充足率について          │     │


│  │  │      ・子育て支援策について            │     │


│  │  │      ・西瓜川原排水対策について          │     │


│  │  │     徳田芳郎君( 285ページ)            │     │


│  │  │      ・市長の政治姿勢について           │     │


│  │  │      ・指定管理者制度について           │     │


│  │  │      ・地域審議会について             │     │


│  │  │      ・高校再編と牧園高校問題について       │     │


│  │  │     田代昇子君( 300ページ)            │     │


│  │  │      ・市長の市政運営の基本的考え方について    │     │


│  │  │      ・西小学校(国分)の分離について       │     │


│  │  │      ・道路整備について              │     │


│  │  │     仮屋国治君( 306ページ)            │     │


│  │  │      ・環境問題について              │     │


│  │  │      ・食育基本法について             │     │


│  │  │      ・農業問題について              │     │


│  │  │     池田 靖君( 322ページ)            │     │


│  │  │      ・「元気で働きやすいふるさと」づくりの具体的方│     │


│  │  │       策について                 │     │


│  │  │      ・行政改革“集中改革プラン”の策定公表への取組│     │


│  │  │       みについて                 │     │


│  │  │     松元 深君( 331ページ)            │     │


│  │  │      ・農林業振興について             │     │


└──┴──┴─────────────────────────────┴─────┘





2.本日の出席議員は次のとおりである。


    1番  脇 元   敬 君      2番  松 元   深 君


    3番  秋 広 眞 司 君      4番  池 田 綱 雄 君


    5番  有 村 久 行 君      6番  徳 田 拡 志 君


    7番  山 浦 安 生 君      8番  神 園 三 郎 君


    9番  厚 地   覺 君     10番  徳 田 芳 郎 君


   12番  黒 木 更 生 君     13番  中 重 真 一 君


   14番  四 元 寿 満 君     15番  新 橋   実 君


   16番  仮 屋 国 治 君     17番  林 薗 澄 男 君


   18番  脇 元   操 君     19番  植 山 利 博 君


   20番  上 鍋 正 光 君     21番  塩井川 幸 生 君


   22番  久 保 史 郎 君     23番  岡 村 一二三 君


   24番  島 廻 一 心 君     25番  木野田 恵美子 君


   26番  山 神 生 人 君     27番  池 田   守 君


   28番  下深迫 孝 二 君     29番  栫 井 成 孝 君


   30番  吉 永 民 治 君     31番  今 吉 歳 晴 君


   32番  尾 崎 東記代 君     33番  木 場 幸 一 君


   34番  浦 野 義 仁 君     35番  池 田   靖 君


   36番  細山田 為 重 君     37番  蔵 原   勇 君


   38番  田 代 昇 子 君     39番  前川原 正 人 君


   40番  窪 田   悟 君     41番  川 畑 征 治 君


   42番  深 町 四 雄 君     43番  時 任 英 寛 君


   44番  中 村 幸 一 君     45番  西 村 新一郎 君


   46番  宮 内   博 君     47番  徳 田 和 昭 君


   48番  川 畠   暁 君





3.本日の欠席議員は次のとおりである。


   11番  宮之原   稱 君





4.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。


 市     長   前 田 終 止 君   助     役  南   洋 海 君


 助     役   福 永 いたる 君   まちづくり調整監 内   達 朗 君


 総 務 部 長   西 重 正 志 君   企 画 部 長  藤 田   満 君


 生活環境部長    中 村   昭 君   保健福祉部長   福 盛 安 美 君


 農林水産部長    東   邦 雄 君   商工観光部長   長 崎   薫 君


 建 設 部 長   成 枝 靖 夫 君   工事監査部長   秋 窪 直 哉 君


 総務部次長     南 田 吉 文 君   行政改革推進監  山 口   剛 君


 兼総務課長


 企画部次長     福 原   平 君   保健福祉部次長  今 村 恭 一 君


 兼企画調整課長


 農林水産部次長   鈴 木 重 成 君   商工観光部次長  柳 田 秀 徳 君


 兼農政畜産課長               兼商工労政課長


 建設部次長     塩入谷 政 秋 君   財 政 課 長  平 野 貴 志 君


 行政改革推進課長  濱 崎 正 治 君   行政改革推進課  馬 場 勝 芳 君


                       参事


 市 民 課 長   宗 像 成 昭 君   環境衛生課長   前 田   理 君


 児童福祉課長    阿 多 己 清 君   健康増進課長   宮 本 順 子 君


 耕 地 課 長   馬 場 義 光 君   観 光 課 長  後 藤 辰 美 君


 都市整備課長    篠 原 明 博 君


 教  育  長   古 川 次 男 君   教 育 部 長  吉 永 冨城夫 君


 教 育 次 長   石 塚 義 人 君   学校教育課長   池 田 幸 二 君


 兼教育総務課長


 図 書 館 長   木佐木 美 月 君





5.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。


 議会事務局長    松 元 政 和 君   議会事務局次長  杢 田 耕 一 君


                       兼議事調査課長


 課長補佐兼議事係長 山 元 春 行 君   書     記  赤 塚 孝 平 君


 書    記    井 上 寛 昭 君   書     記  米 元 利 貴 君





6.会議のてん末は次のとおりである。





              「開 議  午前10時00分」


 
 ただいまの出席議員は47名であります。したがって、定足数に達しておりますので直ちに本日の会議を開きます。





  △ 日程第1 一般質問





○議長(西村新一郎君)


 昨日に引き続き一般質問を続けます。ここで、石塚教育部次長により発言の申し出がありましたので発言を許可いたします。


○教育次長兼教育総務課長(石塚義人君)


 それでは、先に新橋議員から質問がございまして、私たちの方で霧島市小学生全体の数というふうに聞き違えをしておりました。1年から3年生までの総数は4,076人でございます。前、8,248人と申し上げておりましたけれども4,076人でございます。訂正方をお願いいたします。それと昨日、栫井議員の質問の中で上野原縄文の森の体験学習者の総数、これは12月21日現在でございますけれども9万292人でございます。それと、国分南中学校の上野原縄文の森でのボランティアガイドについてお答えをいたします。国分南中学校では、平成11年度からボランティアガイドを実施しております。生徒は、第3学年で選択社会という教科でボランティアガイドについて学習をし、夏期休業中に実際にガイドを体験しております。本年度は、8月上旬に8日間実施しております。参加した生徒は、選択社会を学習している第3学年の50名でした。例年50名程度の生徒が参加をしております。今年は、生徒の説明を受けた訪問者の数は8日間で延べ900名程度になっております。そして、上野原縄文の森の看板が鹿児島中央駅にあるんではないかということでございましたが、確かに鹿児島中央駅に西口近くに縦1.0横1.7メーターの立て看板を旧国分市商工観光課の方で立てております。平成15年から新幹線が通った関係で立てていると思います。年間95万円を払って出しているということでございます。以上で終わります。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 次に、22番久保史郎議員より4件通告がされております。したがって、久保議員の発言を許可いたします。


○22番(久保史郎君)


 私は、昨年11月執行の第1回霧島市議会議員選挙に隼人選挙区より、公明党公認候補として隼人町民の皆様の絶大なるご支援を賜り、この霧島市議会に送っていただきましたことに対し心より厚く御礼を申し上げ、期待に応えるべく一生懸命議員活動に取り組み市民の皆様の負託に応えていく決意でございます。昨年は、小学1年生女子児童の誘拐殺害事件が連鎖反応のように起き、JRの列車脱線転覆事故も連続発生し、また、アスベスト被害拡大やビルの耐震強度偽装問題など住民の生命や財産などが軽視され、経済優先の社会が現実であることが明確になり、本来一番大切である人間の命と暮らしが守られていない日本の社会構造が如実に表れました。このような事件、事故が起きたことは、政治や行政、また経済界へも、真に日本の将来を見据えた抜本的対策に取り組まなければならないことを示唆されたのではないかと思います。国は、昨年度末に2006年度予算の原案を発表し、その中で8年振りに歳入の一般会計は80兆円を下回ったと報道され、新規国債発行額の30兆円を下回っていますが、19兆円に上る返済があることは国債発行額の63%は返済のための国債発行になっており、06年度末には国、地方を合わせた債務残高は775兆円になると予測しています。このような国の財政状況は、当然の如く地方交付税の削減や各種補助事業の縮小など地方自治体に影響を及ぼし地方分権化が進む中で予算の伴わない仕事量増大も予想され、合併で協議された職員の削減計画等にも大きく関わってくることが予測されます。小泉総理も構造改革や各種民営化など進めてきていますが、国においての一般会計を数倍も上回る特別会計の抜本的見直し問題など、今後も取り組まなければならない問題が山積しています。県内においても、財政状況の厳しさを踏まえ、自治体数は合併前の96市町村より今年度で49市町村と半減し、さらに今後新合併特例法により県が策定した県市町村合併推進構想では、姶良西部3町を含む新特例法の期限2010年3月までの合併を6地区15市町を望ましい合併の組み合わせとして示しています。このような国、県の状況を考えても、霧島市の新しいまちづくりは厳然とした決意の立場で、行政の無駄を廃し最小の経費で最大の効果をとの基本に徹し、霧島市民の負託に応えていかなければならないと思います。今回発足した霧島市においては、前田新市長をはじめとして1市6町の合併における新市の発足であり、人口13万、面積603平方キロメートルとなり、県内2位という大きな市政のスムーズな流れには今暫く時間も必要と思いますが、市民の多くが、市長はまた市議会の取り組みを期待と不安を持って注目していることは間違いありません。前田市長には「市民が主役」との公約でありますので、その視点から市民のための行政の執行を最優先課題として取り組んでいただくことを願いまして、先に通告しました質問に入らせていただきます。はじめに、霧島市立図書館建設について伺います。旧隼人町においては、以前より「町立図書館の建設を」との要望が多数あり、議会、また行政においても長年において検討事項でありましたが、平成12年より町は財政健全化5ヶ年計画を打ち出し平成16年まで隼人町の財政健全化を図ってきた経緯があり、町立図書館建設までには至りませんでした。今回合併により13万人を擁する霧島市となったからには、近い将来、市立図書館の必要性も出てくると思いますが、予算の効率化のためにも国分市・隼人町を柱とした新市の一体的な霧島市の図書館の建設を隼人町の天降川沿いに計画してはどうか、見解を伺います。次に、霧島市内の小中学校等における学校図書の充足率について伺います。子どもたちの活字離れが著しく大きく社会問題化し、学校教育においても朝の読書時間などが設けられ、その他の学習に取り組む姿勢など一定の成果が見られると聞いております。今回大きな枠組みの合併により霧島市となりましたが、それぞれの学校における図書の充足率はどのようになっているのか伺います。また、学校における図書購入費などが、国における三位一体改革の中で補助金削減、税源移譲に移行され、一般財源化されてきます。それぞれの学校における図書購入費等は確保される体制になっているのか伺います。次に、子育て支援策について伺います。04年度に、出生数より死亡数を引いた自然増加数が8万2,000人となり初めて10万人を下回ったとありましたが、04年12月の1億2,783万人をピークに国立社会保障人口問題研究所が予測した自然減は06年度からとの予測であり、1年早く05年度の国勢調査速報により総人口が2万人減少するとの報道がされました。高齢化社会の到来で年々膨大化する医療費をはじめ、次世代を担う子どもたちが減少する社会は、今後の日本経済や医療・年金・福祉制度など、あらゆる分野に多大なる影響を与えます。また、現700万人ともいわれる団塊の世代が、ここに2、3年で定年を迎えるときに当たり、今後の労働力のあり方も考えるときにきております。また、子育て支援に対しては、前田市長の選挙公約であるマニフェストにも「子育て支援」と明確に打ち出し、「出生率が低下し人口が減少に転じた状況の中で、安心して産み育てることができる環境を整えることは地域の将来にとって大切なことです。」とあり、「子育て支援プログラムを策定し、その他のことと合わせ学童保育の充実を図ります。」とあります。また、今回の霧島市議会初めての一般質問においても10名の議員が子育て支援について質問しており、市民の大きな要望であることもわかります。そこで、富隈放課後児童クラブ施設建設について伺います。富隈放課後児童クラブは、現在古い民家を借りて運営がされており、児童クラブが移転すると取り壊す予定であります。この児童クラブ建設においては、旧隼人町議会でも取り上げ、当時の津田和町長や現教育長であります古川教育長などの前向きな賛同、また、ご協力をいただき、用地を確定させていただいております。今回の議会を通してみてもわかりますように多くの議員の要望、今後の子育てに必要な施設でありますので是非とも建設を要望するものでありますが、当局の見解を伺います。次に、西瓜川原排水対策について伺います。この地域は姫城地区の下流になり、特に国分市との境界地域などは土地が低く水が溜まりやすい土地形状になっております。近年この地域も天降川沿いに宅地化が進み家が建ち、また、国分市側の手篭川沿いにも家が建っている現状でありますが、しかし、この地域は一旦雨が降りますと池になるような状態でございます。この地域における排水対策を強く要望するものでありますが、当局の見解を伺いまして1回目の壇上からの質問を終わらせていただきます。


○市長(前田終止君)


 皆さん改めましておはようございます。それでは、早速久保議員の質問に答弁させていただきます。4点について質問がございました。西瓜川原排水対策については、私の方から答弁をさせていただきます。霧島市立図書館建設についてと学校図書の充足率については教育部長に、子育て支援策については保健福祉部長に、それぞれ答弁をいたさせます。西瓜川原排水対策について、天降川と手篭川が合流する西瓜川原下流地域は国分市と隼人町の境界地域であり、土地が低いため少量の雨でも道路が水没する状況であると、早急の対策を求めるが当局の見解を問うということでございます。私も久保議員のこの質問通告にしたがって、それこそ早速現場を見に行ってまいりまして、そして、その水没の状況等の現場での写真等と照らし合わせながら、しっかりと現場を踏まえて、その上で今日まで認識、行政当局としてはもっている、そのことを事例に扱いながら答弁させていただきたいと、こう思います。本地域は田園地域の下流側にあって宅地が立地いたしておりますけれども、周辺で最も低い地域となっておりまして、その排水は2ヶ所の水門から二級河川手篭川に排出されておりますので、ひとたび本線が増水いたしますと逆流防止のため水門を閉めることから排出されないことにもなるわけですね。状況を見ますと本当にそうだなと思います。このため、昨年9月に発生した台風14号による豪雨では、道路や家屋が浸水被害を受けております。この台風14号の豪雨では、旧隼人町姫城地区、東郷地区も浸水被害を受けておりまして、西瓜川原地域をはじめとするこれらの区域の浸水原因の調査及び排水対策につきましては、旧国分市で行っておりました総合治水対策の調査地域を旧隼人町の区域にも拡大をし、検討する方向で考えております。


○教育部長(吉永冨城夫君)


 久保議員のご質問にお答え申し上げます。霧島市立図書館建設についてお答えを申し上げます。合併後の霧島市立図書館は、国分図書館、隼人図書館、溝辺図書室、横川図書室、牧園図書室、霧島図書室、福山図書室で構成され、蔵書冊数約33万冊を書蔵しております。この蔵書冊数は、鹿児島市に次ぐ県内2番目の蔵書冊数で、市内はもとより隣接する市町の利用者からも好評を得ておるところでございます。図書館運営をするにあたっては、総合的という観点から地域住民が同じサービスを受けることができますよう拡充してまいりたいと思います。その主なものの一つが移動図書館によるサービスでございます。現在、国分、隼人において、地域、学校等を巡回し配本を行っておりますが、移動図書館によるサービスを市内全域に拡充してまいりたいと考えております。二つ目に、同じく国分、隼人で導入しております図書館電算システムを、どの図書館、図書室でも貸出や図書の検索案内ができるよう新システムを導入するとともに、各館をネットワークでつなぎ整備していきたいと考えております。今後は、まず霧島市内の現施設を整備充実し、サービスの格差をなくしていきたいというふうに思っております。このようなことから市立図書館建設につきましては、いつか図書館建設を検討すべき時期がまいりましたならば、交通弱者である幼児・高齢者、そして最も利用してほしい小中高生などの利便に配慮するとともに、図書館のおかれる周辺環境なども考慮に入れて検討いたすことになるというふうに思っております。2番目の質問の(1)でございます。学校図書の充足率でございます。学校図書館図書標準の定める冊数は、現存する学級数を基に定められております。平成16年度末の学級数並びに蔵書冊数を調査しましたところ、次のような結果でございます。小学校が34校で331学級、これによる標準冊数は21万9,040冊に対し、蔵書冊数19万9,740冊、充足率は91.2%であります。中学校は13校で141学級、これによる標準冊数は12万7,280冊に対し、蔵書冊数は11万4,232冊であり、充足率89.7%になっております。最後に、国分中央高等学校では蔵書冊数は2万2,767冊であり、十分な数を備えております。なお、この調査結果は16年度末のものでございまして、平成17年度中に購入した冊数を合わせますと小中学校とも充足率は90%を超えておるところでございます。(2)番目の質問でございます。購入費が確保されているかとのご質問でございます。現在、図書購入費は普通交付税の基準財政需要額に学校図書館図書費相当額として算入されております。三位一体改革により、補助金や交付金が年々一般財源化されつつございますが、学校図書購入費につきましては元々交付税算入されてきたものでございます。ちなみに、平成17年度ベースで1,490万7,000円が交付税算入されている額でございますが、これに対しまして平成17年度1市6町が当初予算に計上していた学校図書購入費は2,389万4,000円でございまして交付税算入額を大きく上回っており、当初予算額と交付税算入額との比率は160.3%となります。霧島市におきましても、これまで同様学校図書購入費の確保充実に努めてまいりたいと考えております。以上です。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 久保議員の3点目の子育て支援についてお答えいたします。これまで、児童クラブの施設整備につきましては民間主体で事業が進んできておりますし、施設の幼稚園や保育園といった設備等を活用したり、また、プレハブの設置や民間の借家等で運営がなされているのが現状でございます。現在の市単独の運営補助制度は、光熱水費とかあるいは施設の借上料などに対する費用の一部を助成する形を考えているところでございます。施設の整備を市単独で行うということになりますと多額の経費が必要となりますし、また、これまでの他のクラブの設置の経緯等を踏まえますと、市単独での児童クラブへの施設整備を行うことは財政的にも大変難しい問題であるというふうに思っております。現在の市単独の運営補助の中で児童クラブへの助成を図っていきたいというふうに、今のところ考えているところでございます。


○22番(久保史郎君)


 それぞれ1回目の答弁をいただきましたので、4点について2回目以降の質問をさせていただきます。まず初めに、霧島市立図書館建設の件についてでございますけれども、答弁書の中ではそれぞれの1市6町の蔵書数や移動図書館等のそういう内容あるいは住民に対するサービス等の答弁をいただいておりますが、実質的に現在隼人町において、その内容は過去においてのそういう合併以前の図書館建設という町民もしくは議会からの隼人町単独のそういう図書館建設を望むという、合併以前ですよ、声が非常に大きかったと思いますが、これまでの経過について部長の答弁お願いします。


○教育部長(吉永冨城夫君)


 久保議員ご指摘のとおりでございまして、先ほど壇上で質問されましたとおり隼人町の実施計画にまで上がりながら、財政再建のために見送られてきました。その隼人町で計画しておりました図書館は、図書館施設単独ではなくてより多くの人がついでといいますかね、別な用で来られても利用できる形というのが望ましいのではないかということで、保健センターと一緒に合築というような形で計画しておったところでございました。ところが、その財政再建の問題と合併の問題が起こりまして、保健センターの方は国立霧島病院が隼人町に譲渡されること、あるいは、隼人保健所が合併移転あるいは廃止などという問題が出てきましたことなどから、保健センターとの合築ができないというような見解になりました。その間も、議員の皆様、そしてまた地区の皆様あるいは八つの地区公民会長の皆様、それぞれある場合は議会において、ある場合は教育委員会に出て来て赴いていただきまして、私どもの尻を叩いて叱咤激励をしていただいたわけでございますが、残念ながら平成8年度のその計画の最初のときからもう全く身動きできない状況が続いて、現在に至ったわけでございます。今また、議員さんあるいは公民会長さん、利用者の方が、新館の増設を主張された一番の原因は蔵書冊数あるいは利用者の数等に対しまして何しろ館が狭いということ、それと、図書館は本を読むだけではなくて読書推進の活動を子ども向けに、あるいは小中学生向けにいろいろな行事を行うわけですが、そういったスペースすらもないというようなことから、そういった図書館新築の要望が長年論議されてきたものでございます。


○22番(久保史郎君)


 市長の方にも、よく頭の中に入れておいていただきたいのは、そういう経緯を踏まえて今まで隼人町はきたわけですよ。1市6町の中では、隼人町だけが5年間かけて財政を健全化しようと、ありとあらゆる施設整備など、ほとんど行ってきておりません。今、教育部長の方から話がありましたように、町民のみなさん方にそれだけの辛抱をしていただいたわけです、行政当局としてはですね。ただ、話がありましたように、しかしその中で、今回また隼人町が合併した後に、隼人町だけが図書館だけをつくり直すということは今度はできないと思うんです、周りの市町村の1市6町の大きな枠組みの中ではですね。ですから、もし今後そういう図書館建設等があれば、計画等が出てくるようであれば、やっぱり天降川沿いのそういう隼人町側に市の市立図書館そのものをつくっていただけたら、その隼人町の図書館も兼ねたそういう図書館として予算の無駄をしないで済むという思いの質問でございますので、合わせまして、国分市もシビックセンターの一角に図書館ございますよね、複合施設として。そして、この合併協議会の中で、総合支所は概ね10年間使っていくという協議であったと思いますが、そのとおりでございますか。


○企画部長(藤田 満君)


 最後の部分についてのお尋ねは、その期間についてそのとおりでございます。


○22番(久保史郎君)


 そうしますと、今合併しまして、それでこのシビックセンターを本庁として使っているわけでございますけれども、実質的に1階の部分あるいは2階の部分、非常に混雑しておりますよね。それで、このシビックセンターが建設されたときの経過、同僚議員に聞きますと「これは合併を見込んでつくったための施設ではない。」と、本庁舎としてですね。あくまでも、国分市が単独で10万人規模程度の庁舎として建設されたものと伺いましたけれども、そのとおりですか。


○総務部長(西重正志君)


 お答えします。先ほど、久保議員10万人という言い方をされましたが、私の記憶では7万人を想定した建物だったということで記憶しております。以上でございます。


○22番(久保史郎君)


 そうしますと当然、いきなりと言っては語弊があるでしょうけれども、1市6町が13万人弱という大きな合併をしたわけですので、この庁舎問題もここ10年間の間には当然出てくる問題ではないかと思うんです。今この複合施設としてシビックセンターの食堂、8階部分、それから会議を開かれる複合施設の方ですよ、それから図書館、それからメディアセンター、いろんなものが入っております。今後ここを本庁舎として10年間の中で整理統合されていく中で、各1市6町からは約半分程度の職員がこちらの方に来ていると思うんですよ。これが、最終的に実質的に合併の最大の効果を引き出すための本庁舎として使用するに耐える施設であるんですか、広さ、面積、その点は。


○総務部長(西重正志君)


 お答えします。現在、実質的に議員のおっしゃるような約200名程度の職員が他の町から、ここに来ております。現在、見ていただければわかると思いますけれども非常に窮屈な状態でございます。ただ、これが将来IT化が進んで、いろんな面でそういう事務改善等が進んでいけば、職員そのものも10年後には960名という計画も立てておりますので、そういう面積的な1人当たりの面積については余裕がでてくるんじゃないかと思っております。


○22番(久保史郎君)


 そうしますと、合併協議の中では確かに昨日の答弁でもありましたように、合併協議会、私も拝聴させていただきましたけれども、約1,300名弱の職員が10年間かけて900名程度の職員削減計画になっていたと思うんです。しかし、新たなまちができまして発展していく上において、実質私は人口は増えてくると思うんです。また、増えてくるようなまちづくりをやっていかなければならないのに、その計画どおり果たして職員を削減していって住民サービスが守られていくのか。もちろん、後ほどの質問の中でも関連してきますから、また再度取り上げますけれども。10年度に、総務部長さんが言われるように職員が900人になるんだということは、当然人口もそんな増えないというような形で見ていらっしゃるんですか。私は、益々それが人口が増えてくれば、また、そういうまちづくりをやっていかなければならないと思っておりますし、そうすると職員も減らすどころか、ともすると増やす方向性でやっぱりなっていく、時代の流れになっていくんじゃないかと思います。一部では人口減という問題がございます、確かに。しかし実質的には、そういう隼人・国分を中心とした新しい霧島市が、人口もこれは一昨日からの前田市長のそういう答弁にもあるように、定住促進策やいろんなIターンやUターンの人たちやなっていこうというのとはまるっきり矛盾した結果のそういう判断基準じゃないかと思っております。市長、その件についてはいかがですか。このように自主的に人口が増えるまちづくりを目指していらっしゃるんじゃないですか。


○市長(前田終止君)


 そのまちの人口は、そのまちの勢いとか力関係、そういうものを推し量る一つの数値ではあろうと思います。そういう意味では、やっぱり定住人口の促進、そういうものをしっかりいずれの自治体も努力をなさっているわけでございまして、私どもも合併効果というものをしっかり噛みしめながら、定住促進の取り組みをしていく目標を掲げております。一方、また交流人口、こういうものについても観光地であるとか、地域のなかなか定住人口への現実は結びつかない現状もあり、ここはまた良い意味で開き直って地域の元気を取り戻ていく一つの手だてとして交流人口の拡大、そういうものも視点においているところでございます。


○議長(西村新一郎君)


 ちょっと久保議員に申し上げますけれども、図書館建設と複合施設の問題で今度は質疑が関連しているとも考えられますけれども、ちょっと通告内容と変わっているところがあるんではないかと思いますので、十分踏まえた上で質疑を続けていただきたいと思います。


○22番(久保史郎君)


 はい、わかりました。今なぜそれを聞いたかといいますと、国分市のシビックセンター内に国分市のやつが入っているわけですよ。そうしますと、道路状況を見ても国道10号線新川橋、それから野口橋、これなんかも全部混んでいるわけですね。そして今、国分市山形屋もこの中心部にできます、大きなのが。そうしますと、こういう一つの大きな流れの中で一極集中的に全部中心部に寄せるんじゃなくて、国分市と隼人の図書館を別な場所に移動して、そこを中心として、なおかつ、そこを隼人町なら隼人町が単独で図書館をもしつくらなければならないような事態になるのであれば、周りの特にこういう中心部に遠いところに新しい図書館は配慮をしてつくっていただきたいと、そういう思いでいるわけです。そこのところを十分理解していただきまして、今後そういう図書館建設なんかの構想が出てきたときには対応していただきたいと思いますが、市長いかがですか。


○市長(前田終止君)


 図書館というのは、地域で暮らす市民にとって知識のダムといいますかね、そういう意味で私は図書館の必要性、大きく評価をして必要なものというふうに思います。そういうものが、私たちのまちに充実して利用しやすく、図書館とともに例えば美術館とか、あるいはまた地域の皆さん方が一緒に併用していけるような良き場所にあることは大変望ましいというふうには理解をいたしております。しかしながら一方、県下で2番目に充実した都市施設ということを議員ご指摘の側面はあろうとも、現実には今利用できる状況下にございます。財政事情等もございます。今後、議員ご指摘の点、大きな将来的課題だと踏まえさせてもらっていきたいと思います。


○22番(久保史郎君)


 じゃ、次の質問に入らせていただきます。学校図書の充足率の件でございますけれども、今それぞれの数字もいただいておりますけれども約90%、答弁の方でも三位一体改革の中で、明確に私は確保できるのかということを今お伺いをしているわけです。約90%の充足率であるということでございますので、それを100%にもっていくというような努力は何かされるという意味ですか。お答え願います。


○教育部長(吉永冨城夫君)


 先ほど申し上げました交付税の基準財政需要額に算入されております学校の図書購入にかかる経費が非常に十分なものであるかどうかというところは、また議論の余地はあるとは思いますが、ただ、旧1市6町の段階から、すべてのまちがそれぞれ学校図書の購入につきましては意を払っていただいたというふうに思っております。また、学校図書の汚損・破損等の処分等につきまして、ある学校においてはちょっと処分が早すぎるのではないかというような財政課の当局の方の懸念といいますかねですね。そういった、もうちょっと修理して表紙等したら使えるのではないかと、そうすると当然蔵書冊数というのは増えていくわけですが。しかし、交付税算入額に対して160%を措置していただいているということは、非常に教育委員会としてはありがたいことだというふうに思っております。本を大事にして長く使えるよな工夫も、私どもとしてはしなくてはいけないのではないかというふうに思います。


○22番(久保史郎君)


 教育長にちょっとお伺いいたしますけれども、数年前から非常に子どもたちの読書離れが進んでいるということで、この学校図書を用いた学校教育一環の中で朝読み夕読み、あるいは地域においても、こういう読書運動の推進等が図られてきたようでございますけれども、その後この推進状況は大体拡大していく方向性にあるんですか、そのまま現状維持のままで進んでいるような状況ですか。


○教育長(古川次男君)


 児童生徒に限りませず日本人の活字離れといいますか、これは子どもたちだけじゃございませんで、大人もやっぱりちょっとそういうことになっているのではないかと思いまして、図書館建設等も含めまして、いわゆる活字に親しむような環境を教育委員会としては推進をしております。まず差し当たり、管轄にある小中学校の児童生徒の活字離れをどう防ぐかというような手立てを講じておりまして、学校長たちとも種々合議をしながら読書への興味、関心を高めるという教育活動を行っております。その一つの表れが、朝、読書の時間とか、そういうのを学校の8時から5時までの細かな日程の中でその時間を取るのはなかなか難しいわけですが、それを各学校とも知恵を絞って、各学校とも朝、読書の時間帯というのを設けております。それが、ほぼ一段落をしてきているような状況でございますが、今度は中身をさらに進めまして読書コンクールとか、あるいは読書感想画とかいろんな手立てを講じておりますし、それから、各地域の読書ボランティアのいわゆるご婦人方が学校に出向いて、そして子どもたちに読み聞かせをすると、そういうところも積極的に進めて今後もその推進を図っていく所存であります。


○22番(久保史郎君)


 次に、子育て支援策についてお伺いをいたします。答弁をいただいた中では、各児童クラブの自主的なそういう運営補助は行っているということで、そういう施設なんかの設備は財政的にも難しいんじゃないかというような答弁をいただいておりますし、今までそれぞれ各同僚議員が質問した中でも、そのような答弁でありました。しかしながら、今まで行政がこの子育て支援に対して、あるいは、特にこの放課後児童クラブに対して抜本的に走り回って、先頭に立って取り組んできた経過はないと思いますが、いかがですか。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 確かに、答弁の中でも申し上げましたとおり、民間主体でこれまで事業が進んでいるというふうに思っております。しかしながら、今後はこの児童クラブの設置、実施主体はまた市町村というようなこともあるようでございますので、そこも含めて今後そういったことも十分踏まえて検討していかなければならないわけですけども、やはり民間の方が効率的運営的というような社会全体のそういったこともございますし、できれば民間でしていただければ民間でしていただくのが一番いいのだろうというふうには思うところです。


○22番(久保史郎君)


 前田市長に、ちょっとお伺いをいたしますけれども。実質的に、この霧島市内に20ヶ所のそういう児童クラブがあると、昨日からの保健福祉部長の話を聞いておりますと子どもたちの通学路の安全性の問題やらも一緒になって、そういうごっちゃになった答弁のように感じているわけですよ。市長自身も、自身のマニフェストの中にも明確に放課後児童クラブに関しても取り組んでいくと、それから、施政方針の中にも放課後児童クラブに取り組みますと、こう言っていらっしゃるわけです。保健福祉部長の話を聞いておりますと、ほとんどそういう施設整備は予算がないからできないというような話でございます。当然そういう答弁は、合併する前に私どもは予測しているわけです。ですから、この土地だけは前隼人町長もしくは今日、古川教育長いらっしゃいますけれども新教育長もご協力のもとに、やはりそれは進めていかなければいけないと。だから、土地まで確保していただいた経緯があるわけです。だから、自分自身も新市の市長として取り組んでいくと明確に言っていらっしゃるのであれば、一つのまず財政的な問題もちろん当然出てくるのは理解しております。しかし、そういう取り組む姿勢は必要じゃないんですか。いかがですか。


○市長(前田終止君)


 子育て支援、このことについては私は今度の市長選に臨むにあたって、学童保育の現場で本当に一生懸命力を尽くしておられる方々の声を、そしてまた、その現場を幾度も見たり聞いたりいたしておりました。そして、やっぱり次代を担う子どもたちが少子化の時代にあって、子どもはその国の、そのふるさとのみんなの宝というようなこともございますし、本当に思いを込めてしっかり自分が市長に当選したら、これは頑張らないかんなと。そして、新市・霧島市として次世代を担う子どもたちのための取り組みを、ここまでやるかというぐらいしっかりとした我が市の子育て支援に向かう取り組みを充実させていきたいということは、やまやま気持ちを持っております。ですから、この後、市政もスタートしたばっかりでございます。そのようなことを私のマニフェスト、市民の皆さんとのお約束に示したとおりの気持ちでございますから、今後の市政運営の中に具体的に少しずつ力を込めながらできることから始めたいと、こういうふうに思っております。


○22番(久保史郎君)


 私は、どちらかというと箱物つくるのはあまり賛成じゃないんです、基本的には。先ほどの図書館の件に関しましてもですね。なおかつ、私ども公明党としては大きな一つの流れとして自助・共助・公助というのを掲げております。一から十まで行政に頼るんじゃなくして、自分たちがまずできることは自分たちですると、自分一人でできないことはお互いに地域のみんなが力を合わせてやると。最終的に、その中でやっぱり行政の力を借りなければならないところだけは公助の力を借りてやるという、これが基本的な姿勢です。しかし、その中でも現実的な少子化対策としては、市長言われますようにまだ合併して新市が発足して2ヶ月やそこらで市長が一から十までという、もちろんいかないでしょう。でも、考えていらっしゃる、そういう熱意、思いというのは十分伝わっておりますからですね。しかし、それでもやっぱり一つのそういう霧島市という大きな船はもう動き出したわけでございますので手を打っていただきながら、間違いなく市長の目指すあるいは市民の目指す、そういうまちづくりに取り組んでいただきたいと願っているわけです。ですから、端的にただ財源がないからできないんだというようなことを言われますと何のための合併だったのかと、何のために議員数が120人から48人に減ったのかと、あるいは四役が28名が今4名に減ったのかという形の流れになってくるわけですね。いろんな財政の効率化を目指して、浮いた金はじゃあ何に使うんだというようなことまで市民も思うわけですよ。ですから、是非ともこの子育て支援策については全力をあげて取り組んでいただきたいと。それが、やっぱり霧島市にとって10年、20年先の新しいそういうまちの力になるわけですので取り組んでいただくことを、まずその件に関しては1点だけ心に留めておいていただきたいと思います。それからもう1点、この子育ての件につきまして、もちろん市長なんかも新聞読まれたと思いますけれども、12月6日の南日本新聞の中で東京都の日出町の件が少子化対策が載っておりました。この件について、保健福祉部長もしくは前田市長さんも読まれましたですか。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 見たような記憶もあるんですけども、具体的に今思い出しておりません。ただ、やはりさっき市長もおっしゃいましたように、まず保健福祉部としては今までこの児童クラブもそうですけども、今までも全くばらばらだった、1市6町ばらばらで基準も全くないわけですね。ばらばらでした、差がありました。それを平成18年度についてはまず一体化を図る、レベルを同じにするというのを平成18年度はまず目標に、新市一体化というのを目標に、いろんな事業で、これだけではありませんから。例えば、先ほどの乳幼児医療費もそうですよね。そういった一体していないところに、それを導入していくわけですから、まず一体化を図るというのが、まず第一の目的だというふうに私どもは思っております。したがいまして、今おっしゃることもわかります。だから、平成18年度中に何らかの形で結論を出したいと思っておりますけども、なかなか頭が悪いもんですからいい知恵が浮かばないもんですからですね。今後とも十分勉強をさせていただきたいと思います。


○22番(久保史郎君)


 非常にゆとりがあると言いましょうか、余裕のある答弁をいただきましてですね。じゃあ、新聞報道を思い出していただきましょう。小学6年まで月1万円金券と、来年度から少子化対策で配付すると、東京日出町です。ここは人口が1万5,834人、世帯数が6,163世帯、対象者が約1,400人、予算が77億5,000万ですね。ということは牧園町よりちょっと大きい町でしょうかね。そのようなところで、小学校6年生まで月1万円の金券、少子化対策で日出町は支給すると。ここの児童数は、合計特殊出生率が03年で0.88と全国平均の1.29を下回っていると。担当者は、財政負担は重いが子育て世代が町に定着せず少子化は深刻と。保護者の所得を問わずに支給するのは全国で初めてではないかという、もう取り組みを4月からされるわけですよ。そうしますと今、保健福祉部長が言われるように18年度に計画をして何とか努力をしようというようなことでございますけれども、この町はもう既に町単独で1,400人いるということは1,400万ずつ毎月いるということなんですよ、これ。月1万円ですから、全児童を対象にするということですから。そうしますと私が今、放課後児童クラブの用地まで決まっているところに1施設できませんかと言ったのは、毎月一つずつつくっていける、20ぐらいすぐできるというような対応策をとっているわけです、金銭的に言いますと。そういうことですよね、金銭的には。それはお金がかかって、財政を本当によくしていこうという思いは十分わかりますよ、私どもも。しかしながら子育て支援策、この放課後児童クラブは労働人口も減るという中では、女性も第一線の社会で働いていただかなければならないという時代も目前に迫っているわけです。そうしますと、若いお母さんたちの間では、子育てをするために一番困るのは保育園、幼稚園まではまだいいんです、預かってもらえますから。ところが、小学校に入って低学年はすぐ帰ってくるんですよ。そのために仕事を辞めるんです。辞めざるを得ないんです。そういう状況にあるから今、この放課後児童クラブは小学校3年生まで面倒見ていただいて、なおかつ夜7時ぐらいまで見ていただいて、現状では夏休みそれぞれ子どもたちの休みの月に入りますと、受け入れきれないぐらいの申し込みがあるというのが実情なんです。ですから、昨日の質問の中でも学校の空き教室あるいは学校の校庭の一角にそういう施設をと、こう言われました。けれども、現実は学校の先生たちは非常に嫌われます、校庭の一角につくるなどということは。なぜかというと責任が生じるからですよ。あるいは、早く帰れないかどうかわかりませんけれども。そういう問題が学校の敷地内につくると、そういう問題が生じるんです。ですから、学校より一番近い地域に今、民間の人たちが捜してつくっているのが現状だと思いますよ。そのように保健福祉部長は認識していらっしゃいますか。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 私は、旧隼人町の教育委員会におりまして宮内児童クラブの立ち上げに関係したことがございます。おっしゃるとおりでございまして、学校の管理は学校長の権限にあります。そのようなことから、なかなか教育長が説得されたり、最後にはやはり町長まで出馬されて、学校長を説得されておられました。なかなかいい返事がなくて、やっとあそこの宮内児童クラブは入口ですね、入口の部分に邪魔にならないところに設置されたと、許可を出したという記憶がございます。なかなか難産でありました。そういうこともわかっております。そういう意味で、なかなか学校に設置するのは難しい問題だというふうには思います。確かにわかるわけですけども、いろんな福祉施策がございます。児童クラブもそうです。確かに、先日の12月の28日でしたか御用納めの日でしたけども、国分・隼人児童クラブ連絡会という方々から、市長、私、担当課長、陳情を受けまして実情をつぶさにお聞きいたしました。なるほどという思いもしたところでございます。今まで、市単独の助成というのは全く施設整備については全く考えていなかったわけですけども、なかなか考えさせられる点も多々ございました。そのようなことから今後考えていきたいと思うんですけども、ただ、もう設置済みの児童クラブとの兼ね合いがございます。いわゆる不公平感というのは当然出てくるというふうに思うわけですね。そこらあたりをどういった折り合いをつけるのかですね。そこら辺を本当に考えているんですけれども、なかなか頭が回らないもんですから思いが行き着かないというふうに思うわけです。したがいまして、今後とも補助事業等活用したものができないかという陳情もありましたので、十分部内で検討し、あるいは市長ともご相談申し上げて、今後また検討させていただきたいと思います。


○22番(久保史郎君)


 あのですね、私、議員にならせていただきましていつも思うのは、行政職員は住民の皆さん方からの要望あるいはご相談、あるいは、いろんなことがあったときに、まずできないことの正しい理由の付け方から考えるんですよ。どうやって正しく断ろうかと、できないということを正当化しようかと、そういうのがあります。私ども議員は、数多くの住民の皆さん方から要望やご相談を受けます。いかにして、この住民の皆様方の要望を叶えてあげようかという立場から、まず出発するんですよ。しかし、議員という立場におりますと、それぞれの市の財政・町の財政もわかりますから、一概に住民の皆さん方が100%言うようにはいかないという中間の立場におりますので、両方の兼ね合いを考えながら、できるだけ住民の皆さん方の納得いく方向性に知恵を絞るわけです。ですから、今言われるのはごもっともです。保健福祉部長が言われるのはですね。しかしながら、実質的に先ほど申しましたように民間は一生懸命保護者が走り回って、そこまでやって運営をしていらっしゃいます。20ぐらいの施設整備をするぐらいは配慮されてよろしいんじゃないですか、前田市長いかがですか。


○市長(前田終止君)


 私も先ほど答弁で申し上げましたとおり、子育て支援については本当に大事なことだと。そして、今回の議会を通じて10名の議員の方々が久保議員と同様の視点、また、さまざまな角度から多くの示唆に富んだご指摘をいただきました。今後それこそ私たちの合併を果たしきった新市・霧島市において、それこそ子育てが安心して、出生率の低下する中で産み育てることができる仕組みづくり、環境を整えること、これはもう非常に大事だと思っております。県下の中でも子どもが本当に多いという自慢もできる我々の地域でございますが、そういう地域ですら将来的には人口減の統計予測が長い将来によっては示されているわけですね。私はそういう中で、今そうならない前にお互いが意識を高く持って、議員ご指摘等の点を踏まえながら、いわば子育て支援プログラム、これをなるべく任期の前半の段階で行政ともしっかり呼吸を合わせながら、積極的な取り組みができるように努力をしてみたいと思っています。


○22番(久保史郎君)


 つくっていくということで考えとってよろしいんですか、いかがですか。


○市長(前田終止君)


 今の富隈のこの場所についての建設のみについてのことであれば部長答弁で言ったとおりでございまして、ただ、この議論を無にしないためにも、将来に夢と期待を残していくという気持ちでご理解いただけたらありがたい。


○22番(久保史郎君)


 時間ありませんので。別に富隈に関わらず、是非とも霧島市内の子育て支援策の一環として要望のあるところ、あるいはそういう体制が整ったところはつくっていくという方向性をやっていただきたいと思います。最後に、西瓜川原の排水対策について、今後国分市の方で隼人町の地域も含めてやっていくということでございます。あの地域、本当に水が1号水門、2号水門と言ってよろしいんですか、ナンバー1、ナンバー2という水門に番号がふってありますけれどもですね。2号水門の方は、通常田んぼのところを大きな排水路が流れてきておりますけれども、1号水門の方はほとんど家庭的な排水路が1本しかきてなく、オーバーしたのがただそこへ流れるというような、整備そのものもほとんどされていないように思いますが。そこら辺を含めて今後対応されていかれるのか、あるいは、この点についてはあそこは排水機場がどうしても1ヶ所は必要じゃないかと思いますが、その点についていかがですか。


○まちづくり調整監(内 達朗君)


 ただいまの質問にお答えいたします。浸水対策としましては、議員ご指摘のポンプ場あるいは排水路整備、貯留施設あるいは流出抑制などの対策が考えられます。ただ、効果的な対策をとるためには雨量の状況ですとか地形あるいは排水路の排水系統、あるいはその流下能力を調査いたしまして浸水原因を把握することが重要であると考えております。現在、国分の平野部で総合治水対策、同じような検討しておりますので、それを隼人地域に広げまして浸水原因あるいはその対策を調査検討を実施したいと考えております。


○22番(久保史郎君)


 この地域は長年にわたり、やっぱり大変な思いを国分と隼人の境界ということで取り残されてきたというような現実があるんじゃないかと思います。ですから是非とも、そこら辺の対応策を地域住民にも知らしめていくという、そこまで手を打っていただきたいと思いますが、いかがですか。


○耕地課長(馬場義光君)


 とりあえず解決の一方策といたしまして、合流点近くの2号水門に通ずる水路が整備されていないということから、この水路の整備を農地保全防災の立場から県のご理解をいただきながら整備していきたいと考えております。早期にということで考えております。


○22番(久保史郎君)


 以上で私の一般質問はすべて終わります。


○議長(西村新一郎君)


 以上で久保議員の一般質問を終わります。次に、10番徳田芳郎議員より4件通告がされております。したがって、徳田議員の発言を許可いたします。


○10番(徳田芳郎君)


 通告にしたがい4件についてお伺いをしていきたいと思います。はじめに、11月7日に霧島市が誕生しました。それ以降、市長選、市議会議員選挙がそれぞれありました。その選挙期間中に多くの市民の方から「これからどうなるんだろう。」という、そういった不安の声も多く聞いてまいりました。このことは執行部をはじめ議会、市民が一体となって、合併後の行政サービスの責任の重大さを示しているのではないかというふうに考えます。さて、年末に国の2006年度政府予算案が決定をされました。この1月からは所得税の定率減税の半減、4月からは国民年金保険料が引き上げられ、また介護保険料も引き上げられようとしています。それとまた、昨日の新聞で自動車の自賠責保険も引き上げられるというふうに報道されております。6月には住民税の定率減税半減、9月からは厚生年金保険料の引き上げ、10月からは医療費自己負担の引き上げなどがあります。また、昨年は公務員の給料も引き下げられ、また、この4月からは地域給導入などという大変なものが検討をされております。そういった負担増が図られようとしております。一方、歳入面では財政の建て直しということで国債の発行を30兆円以下に押さえるということになっておりますが、しかしながら、まだ歳入の中で国債が占める割合が37%を超える異常な事態は続いているところであります。また、歳出面でも抑制が図られておりますが、特に私は地方への地方交付税が1兆円を超す削減が図られるということで、このことがどのような影響を与えるか非常に心配をして厳しいことが予想されるということがいえるのではないかと思います。国民には負担増を求めながら、合わせて地方へは締めつけが一段と厳しく、いわゆる中央重視、地方切り捨てが目立つことで、結果として国民は益々不安を増すばかりとなってきているというふうにいえるのではないかと思います。今の小泉内閣は、改革のもとに小さな政府とか民でやれるものは民でということで規制緩和策、構造改革などということで、儲けていくものはどんどん大きくなり、結果として勝ち組、負け組の棲み分けができることで、このことが将来大きな問題を起こしはせんか心配しているところでもあります。また、国家財政の破綻は、その所在と責任は明確にせず、いわゆる答えだけが先に出てきて改革改革ということで、過去の過ちは過ちとして反省した上でその総合的な判断が求めなられなければ、済んだことは一切問わない、前だけに進むでは国民の納得がいく改革ではないと言わざるを得ない。霧島市においても今、地方を巡る状況は大変厳しい、今こそ真の地方自治がどうあるべきか、また、地方分権の進む中で、こういう厳しい時代だからこそ原点に立ち返って、今何をやらないかではなく今こそ何をやるべきかである。何が必要か真剣に議論すべきである。先の市長の所信表明には、評価すべきことが多々あります。そのことを踏まえてお伺いします。1市6町では、平成16年3月に新市まちづくり計画を立てていらっしゃいます。その中で、「健全な行財政運営を進める都市づくり、開かれた行政を推進する都市づくり、質の高い行政サービスの提供を推進する都市づくり」と謳ってあります。しかし、その頃とすると今の厳しい状況では非常に心配されるわけですけども、そこで1問目のお伺いをします。市長の政治姿勢についてですが、新市のまちづくりの方針について問う。2点目に、旧市町間の地域間格差是正についてどのように考えておられるか伺います。2問目の指定管理者制度について。一つ、条例化に当たってどのような検討がなされて条例化されたのか。二つ目に、条例化後はどのような計画を考えておられるのか、また、職員組合との協議はされているのかお伺いします。次に3問目、地域審議会についてでございますが、地域審議会の運営方法はどのように考えておられるのか。2番目に、地域の理解と協力を得ながら進めるためには地域自治組織の導入は考えられないか。次に4問目で、高校再編と牧園高校の問題について。1番目に統合問題について、これまでの経過を問う。2問目に、今後の日程と地域協議会での協議はどのようになっているのかお伺いします。以上で1回目の質問を終わりますが明解な答弁を求めます。


○市長(前田終止君)


 徳田芳郎議員にお答えいたします。4点について質問がございました。市長の政治姿勢については、私の方から答弁させていただきます。指定管理者制度については行政改革推進監に、地域審議会については企画部長に、高校再編と牧園高校問題については教育長に、それぞれ答弁をいたさせます。新市のまちづくりの方針についてお答えをいたします。所信表明でも申し上げましたけれども、霧島市の目指す姿としては約13万人の都市としての魅力を高め、人・物・資本・情報が行き交うまちを築き、農業、商工観光、環境、文化の潮流を大きなうねりに高めて、国際化にも対応できる新しいまちづくりに取り組みたいと思っております。「市政は市民のためにある」ということを大事にして、市民が主役として公平・公正で偏りのない施策を実現してまいりたいと存じております。また、厳しい財政下でも健全な市政を運営するため民と官一体となった行財政改革を断行をし、合併を起爆剤とした活力あるまちづくりは、できるだけ大いなるスピード感をもって取り組む必要があると考えております。美しい霧島市、新ふるさとづくりに対して五つの主要な施策として、子どもから高齢者まで男女ともに生涯にわたって生き生きと暮らせるふるさとづくり、遙か古代から人の営みが栄え、歴史や文化を守り育むふるさとづくり、霧島連山から錦江湾まで豊かな自然溢れるふるさとづくり、陸・海・空の交通網に恵まれた地域の特性をさらに活かし、南九州の交通の拠点都市としての機能をさらに高め、身近な生産基盤の充実とともに便利で快適なふるさとづくり、先端産業、伝統産業、農林水産業のバランスの取れた発展を図り、たくましい地域経済のもとで誰もが生き生きとその能力を発揮して、元気で働きやすいふるさとづくりを推進してまいりたいと思っております。今後は、市民の皆さんの声を十分に反映をした霧島市総合計画を平成19年度までに策定をし、新市全体のバランスの取れたまちづくりを行っていく予定であります。そういう中で質問でございますが、2点目は旧市町間の地域間格差是正についてどのように考えているかということでございますが、合併前に策定をされました新市まちづくり計画及び実施計画に基づき、旧市町ごとの継続・新規事業を計画的に進めてまいります。特に、中心部と周辺部を結ぶ国道、県道につきましては、旧市町間の相互ネットワーク形成による時間距離短縮、安全性の確保及び交通連結点へのアクセス向上に資するため、合併支援道路整備計画を作成をして県に要望をしております。また、道路、消防防災施設、情報通信網施設、学校施設などについても、健全な行財政運営に留意しながら有利な補助事業、過疎、辺地、合併特例債を活用するなどして、新市全体の均衡ある発展に努めてまいりたいと存じております。また、霧島市は、それぞれの地域がさまざまな分野で個性ある地域特性を持っております。今後は、この地域特性をどのように活かしていくかを市民と行政が共同で検討していく予定であります。具体的には、各地区ごとに市長と市民の対話の場を設け、総合支所及び校区単位で開始をしたい。また、月に最低1回は私は昼食を市民や職員とともにし、市民の声を聞くことにいたしております。さらに、さまざまな計画を進める上で市民の声を優先させるために地域審議会やパブリックコメント制度などを積極的に活用をし、市民と行政のコミュニケーションを活発にして霧島市全体の均衡ある発展に努めてまいります。


○行政改革推進監(山口 剛君)


 2点目の指定管理者制度についてお答えいたします。まず1点目につきまして、指定管理者制度導入後は公の施設の管理形態は市の直営による管理、それと指定管理者による管理のどちらかを選択することになります。そして、このどちらの管理形態をとった方が市民サービスの向上及び管理経費の節減、それらが図られるか、また、施設の設置目的をより効果的、効率的に達成できるかを検討する必要があります。したがいまして、まず市内の代表的な施設の実地調査及び利用状況調査を行いました。そして、現在それを基に制度導入に向けての内部指針を策定したところでございます。2点目につきましては、今回ご提案申し上げております手続条例制定後は指針に基づき、市の直営による管理か指定管理者による管理かを施設ごとに検討いたします。そして、指定管理者を導入する施設につきましては、3月議会までに直接指定する施設と公募により指定する施設の分類を行い、それぞれの施設ごとに施設管理条例の改正を議会の方に提案いたします。また、公募する施設につきましては、並行して指定管理者の公募を行う予定でございます。さらに、公募による場合は6月議会で指定管理者候補者の提案を行い、経過措置期限である平成18年9月1日から制度導入したいと考えております。なお、今回制度導入を想定している施設は運動施設や大規模な公園などであり、専門的な職員を配置している施設は含みませんので、現段階で職員組合との協議はいたしておりません。今後そのような専門職員を配置している施設への制度導入を行う場合は、事前に職員組合と協議を行いたいと考えております。以上でございます。


○企画部長(藤田 満君)


 それでは、3点目の地域審議会についてお答えを申し上げます。1点目の地域審議会の運営方法についてでございますが、地域審議会につきましてはご案内のとおり合併特例法の規定に基づき地域住民の声を行政施策に反映させ、きめ細やかな行政サービスを実現するために、霧島市においては旧1市6町の区域を単位として、概ね10年間それぞれの区域に設けられるものであります。その組織運営に関し必要な事項は、第19回合併協議会において承認されました、地域審議会の設置に関する協議に定められております。その中で、地域審議会の委員につきましては、公共的団体等を代表する者、学識経験を有する者、公募により選任された者のうちから市長が委嘱するとなっておりますが、当時の各首長の申し合わせにより、合併前に各市町の首長がそれぞれの地域審議会の委員案をつくり、新市長に推薦をしておくとされておりました。したがいまして、地域住民の合併に係る不安を解消し早期立ち上げに係る要請に応えるためにも、この推薦を基に早急に各地域審議会委員の委嘱をさせていただくこととしております。その後、各地域審議会の設立のための会議を開催し、会長等の決定がされることとなりますが、その所掌事務である市長の諮問に応じた新市まちづくり計画の変更及び執行状況、新市の基本構想の作成及び変更等の審議、答申、予算編成時の事業等に関する要望等の審議、市長への提言等、各地域の均衡ある発展のためにも非常に重要な責務を担っていただくこととなります。以上、基本的な考え方を申し上げましたが、地域審議会の設置に関する協議の規定にありますように各地域審議会の議事その他会議の運営方法に関し必要な事項は、今後各地域審議会長において定められるものと考えております。次に、2点目の地域の理解と協力を得ながら進めるために地域自治組織の導入は考えられないかということでございますが、その地域自治組織につきましては、ご案内のとおり地方自治法や合併特例法の中に地域自治区と合併特例区の制度が規定をされております。このうち合併に際して置かれるもの、これは合併前に合併協議会で協議決定され、旧市町の議会で議決される必要がありますが、これには地域自治区の特例型と合併特例区があり、また、合併するしないに関わらず条例を制定することにより、いつでも設けられる制度として地域自治区の一般型があります。したがいまして、霧島市において今度導入が可能な地域自治組織は地方自治法に基づく地域自治区の一般型でございますが、この地域自治区は地域の住民の意見を行政に反映させるとともに行政と住民との連携の強化を目的としたものであり、住民に基盤を置く機関として住民の意見を取りまとめる地域協議会と、市町村の権限に属する事務を分掌させる事務所で構成されており、市町村を一定の区域に分け、その全部の区域に地域自治区を設置することが基本となっております。さて、この地域自治区を霧島市に設けるかどうかにつきましては、合併協議会において1市6町それぞれの地域の実情に違いがあり、自治組織の歴史や状況などに大きく隔たりがあることから、新市まちづくり計画の中で取り上げられております住民参画のまちづくりを行いながらコミュニティの充実を図る中で、地域の体力が備わった段階で地域審議会から地域自治組織の方へ移行する方がスムーズにいくのではないかと判断されまして、当面、地域自治区については設置せず、先ほど申し上げましたが概ね10年間、1市6町の区域ごとに市長の諮問機関として地域審議会を置くこととする旨協議され、平成16年12月に地域審議会を霧島市に置く旨、各市町議会において議決されたものであり、その決定を尊重したいと考えております。したがいまして当面、地域自治組織の導入は考えておりませんのでご理解くださるようお願い申し上げます。以上でございます。


○教育長(古川次男君)


 徳田議員の高校再編と牧園高校問題についての質問2項にお答えをいたします。まず1項目目は、統廃合問題のこれまでの経過をお尋ねでございます。鹿児島県教育委員会では、鹿児島県公立高等学校改革推進協議会が平成15年2月に取りまとめた「新しい時代に対応した公立高等学校改革のあり方」について、これは最終報告でございますが、に基づき社会情勢の変化、多様な学習ニーズ、大幅な生徒減少などなどに対応するため、ご承知のとおり県立高校の再編問題に取り組んでいるところでございます。昨年の8月31日には、2006年度の高校再編実施計画として姶良地域の栗野工業高校と牧園高校、川薩地域の入来商業高校と樋脇高校を、それぞれ統廃合する方針が対象校の地元市長や学校関係者等に提示をされているところでございます。これまで旧牧園町では、県立牧園高等学校振興対策協議会なるものを立ち上げ、現在では名称を改めまして牧園町県立高校再編整備対策・誘致促進協議会、また、高校再編関係市町村長かごしま連合会と連動しながら、地域密着型の公立高校を盛り上げるため諸施策を講じてきましたが、統廃合の動きが県の高校再編実施計画書に取り込まれているため非常に厳しい状況でございます。ご質問の現在までの経過についてでありますが、まず平成6年1月に県立牧園高等学校振興対策協議会の発足会議を開催されております。同年5月に設立総会、それ以降、主として開催されております行事は協議会総会はもちろん、その他中学校訪問、中高連絡会、一日体験入学、近隣町訪問など、間断なく実施しておられます。また、今年3月から4月にかけて町民アンケートを実施し、町民の気持ちを要望書にまとめるなどの工夫もなされておるようであります。県に対する働きかけとしましては、平成6年11月県高校振興課長との会談、平成12年8月総合学科設置に関する陳情、17年8月高校振興課長への要望書提出、平成17年(「去年」に訂正あり)10月新設高校を県立牧園高校に設置することを求める牧園町議会の決議、同月21日高校振興課長への要望書提出などが主な活動記録でございます。その他ということで申し上げますと、地元牧園町におきましては4ヶ年にわたり1億円をかけて通学道路を整備するなど、環境整備にも極力努力を傾注されております。この事業は本年度で終了することとなっておるようでございます。以上が経過でございますが、今後の日程と地域協議会での協議がどうなっているのかというお尋ねにお答えいたします。今のところ、栗野工業高校、牧園高校が統廃合された新設校が2007年4月開校予定となっており、県教育委員会ではこの2月には新設校の設置場所を決定し、3月には保護者を中心とした地元説明会を予定、4月には牧園高校または栗野工業高校内に開設準備室を設ける方向で準備を進めているようでございます。地域協議会は、新設校の設置場所や学科の編成、学級数などの地元民との協議の場として位置づけられておりますが、10月末に会議が開かれています。本年1月の半ば、正確に申しますと明日でございますが、湧水町協議会との会談の席を設け設置学科などについて協議する予定であると聞いております。


○10番(徳田芳郎君)


 それぞれ回答をいただきました。2回目の質問をさせていただきます。このまちづくり問題については、多くの同僚議員がこの問題について市長の考え方等について質してきたわけですが。言えば、先ほども申し上げましたとおり市民の不安に対する問題などに対する市長の取組姿勢を質すこと。また、市長がマニフェストとか所信表明でインパクトのある意思表明をされておりますので、その内容よりかその決意、意気込み等に対する職場での取り組みに対して、どういう努力をされているかという点について私は関心があったのではないかというふうに。言えば、そのプロセスが市民にどのように情報公開をされて重要な問題に対することが行われていくかということだと思います。新市のまちづくりについては、その計画の中で現状と課題ということでまとめてあります。市民が現状をどのように捉えてどういうことを望んでいるのか、また、地域間格差など、さまざまな問題をどのように解決していけばいいか、一番ふさわしいその解決に当たってどのように進めていかれるかということが一番問われているのかなというふうに感じます。市長が、所信表明で「市民の声を聞くことを最優先します」ということを基本に謳われています。今まで合併協議会なりいろいろ調整をされてきておりますけれども、若干決定をされている中で、調整された中で所信表明の市長の三つの基本姿勢とその方針、それから五つの主要施策との整合性を図るためにはどういった手法で市長は臨まれるのか、お伺いをします。


○市長(前田終止君)


 まず基本的には庁内の、庁内というのは行政機構の中のこれは庁内ということでございますが、この庁議等における私自身の直接指示、それを年間を通じてしっかりみんなと情報を共有していく、そして、私自身の考え方をしっかり伝えきっていく、それが行政的には一番大事なことかなというふうに思っています。また、そのことも全職員が周知徹底できるように担当の部・課ごとに、しっかりと行政職員の意識が私の方針、それがうまく通ずるように最大限の努力を図ってまいりたいというふうに思います。もう一つは、市民の皆さん方に本当に私たちの持っている考え方、そういうものをどう理解いただくか。逆に、今度は市民の皆さん方に、どういうそれこそ期待や不安があるのか、そういうことをよく伺い知ることが市長としては大事なことかというふうに思うわけです。よって、公約どおり本年度内にまず七つの旧自治体ごとに7回のとりあえず審議会を1回ずつずっと7ヶ所、精力的に計画的に進めていきますよと。そして4月以降、新年度になりましたら34ヶ所にわたって、それこそ審議会を進めてまいりたいというふうに思っております。いろいろ先ほど地域審議会のお話等もございましたけれども、当然にしてこれは今日までの自治体のそれぞれが歴史をもってきて積み上げてきて、ルールに則ってそれぞれの地域を代表して選んでいただきました大切なそれこそ立場の各位ばっかりでございます。この地域審議会の皆さん方に、本当に私としてもしっかりと魂のこもったお話をさせていただき、また、お互いに気持ちを分かち合いながら、おざなり審議会とならないように精一杯その任期中専念をいただき、また、私どももその協議される機関の内容をしっかり大事にしながら取り組んでまいりたいと、そのように思っております。また、情報の公開、こういうことも大事かと思っておりますんで、私といたしましては開かれた市政ということをしっかり申し上げておりますから、今後さらに精一杯情報の公開に努めながら、市民対話の中で、まずそのことに対してもさまざまなご指摘をいただき、謙虚にまたそれを聞きながら市政の中に反映させていこうと思っております。


○10番(徳田芳郎君)


 同僚議員もたくさんの方が聞かれましたので重複する部分もあるかもしれませんけど、私はその中で特に注目したいのは、市民の声を聞くということで非常に大胆な発想で市民の声を聞く場所とか、そういった問題を提供されているのは確かに評価すべきだと思います。問題は聞かれたことが、それをどのように事務事業なり、その職場の中で事業として取り組んでいくことを予算なりに反映されていく過程の問題。言えば、いろんな地域で市民の声を聞かれたことがどのように執行当局なり、それから職場へ浸透していくか、そのことが大事ではないかというふうに思います。いろんな方々が言われた言葉の中に「合併してよかったというまちづくりをしたい」ということは、皆さん13万人それぞれの方が思っていらっしゃると思います。しかしながら、そのような易しいものではないというのも、一つは私はあるというふうに考えます。特に地域間格差の問題、行政サービスの低下につながらない問題、そのことは非常に重要な問題ではありますが、また、その反対の立場でいえばその解決の仕方というものも非常に複雑多岐にわたることでありますし、その市民の声などを十分行政の場へ反映させていくためには、非常に厳しい作業も予算も伴ってくるのではないかというふうに思われます。そういったことを考えたときに、市長として私は一番聞きたいのは、市長がいろいろなところに出向いていろんな市民の声を聞かれる。そのことが、合併協議会なりいろんなところで協議されて決定されて調整されたことと、そのところで整合性のある進め方をするときに、そのことをば帰ってきて、いわば職員との摺り合わせといいますか、そこをどういう形で進めていこうかということであるのではないかと思います。特に、今回二人助役制を敷かれましたので、その決意は私はわかります。しかしながら、1市6町1,200人を超す職員が合併したことで、今はさまざまな問題も私はあるような気がします。そういった中で、ある程度の期間も必要になってくるだろうし、かといって予算のある関係でできないこともあるかもしれません。そういったことを考えたときに、いわゆる庁議といいますか、そういったことをされているようですが、そういった過程がどういったふうに進められようとしているのか、そこら辺あたりを少し事務作業に移る段階への市長の考え方を少しお伺いさせていただきたい。


○市長(前田終止君)


 市民との対話というのは非常に大事であるし、評価もすると。しかしながら、その対話の手法、そして、また、それをどう具体的に市政の中に市民の声を反映させていくか、そういうご指摘かというふうにお伺いをいたしました。私は、「市長と語イもんそ会」というタイトルで市民に訴えをし、参加を求めていくという手法をとりました。そして、平たく言うと移動市政的な印象になるのかなと思います。私等のほかに、その地域地域の特徴は当然、事前に掌握をいたしておりますので、想定される大体関係部課長は全員引き連れてまいります。そして、私も精一杯市民の皆さん方とお話をさせていただきます。しかしながら、私よりより専門的、具体的に市民の声に答えていくような場面が多々出てこようかと思います。そのときには、一緒に同行いたしております部課長に適切な回答をさせながら、ともになって執行部が一丸となって市民との対話を進めていくという手法を取りたいと思っております。そして、一番ここで大事なことはお互いに言いっぱなし、聞きっぱなしにしないということであります。そういう意味では、それこそ市民の皆さん方には私どもについて選びっぱなしではなくて監視を、いつもきちんとしてもらう、そして、チェックを入れてもらう。私たちも、それに対して誠実に応えていく努力をし続けていくということだと思うんです。よって、その市民対話のそれこそ成果については、その直接の担当者も一緒に私も含めて最高責任者まで行ってますよと。そして話を聞いた上で、それを持ち帰り、また、今後の中でしっかりそれぞれの担当部課ごとに答えを出していく努力をしてまいりますよと。そうしながら本年度内に7ヶ所、そして新年度になったら34ヶ所、これは各小学校区単位を目標としていますよというふうに捉えていただいて結構でございます。もう既に、その諸準備等に日程等も進められつつあると認識をいたしております。また、市民広報等によっても、その参加をしっかり呼びかけようと思っております。


○10番(徳田芳郎君)


 ややもすると市長のペースに巻き込まれますけれども、地域間格差の問題についてお伺いします。先日の南日本新聞に、鹿児島市が地域間格差の問題について是正の報道がされておりますけれども、この1市6町ではそれぞれ合併で協議をされたこと、決定されたこと、もしくは、まだ調整をしなければいけないこともさまざまあると思いますが。特に、市長の所信表明では観光問題についてかなり重要視されているというふうに私は伺っておりますが、特にまた1市6町、道路の問題は別として、このまちづくり計画の中でそれぞれ施設なり運動場なり、そういったいろいろな問題が比較対照をされております。その中での格差もあります。しかしながら、このまちづくりの中で私は市長が言われているように、そのまちの特性といいますか、そういったものに対してカバーできる問題もあるのかなというふうに感じます。ただ、箱物とか道路とか、そういった問題だけでなくして、このまちに住んでよかったというふうな実感を味わうためには、そのまちづくりのあり方については、いろいろな観点から進めていくべきではないのかなというふうな思いもあります。そこでお伺いしますけどもこの格差是正については、市の執行当局の中では例えば10年の中で何年か経過した後に、こういった鹿児島市みたいに何年経過後に見直しをするとか、そういった計画があるのかどうかお伺いします。


○企画部長(藤田 満君)


 基本的には、合併の協議の段階で作成をいたしました新市のまちづくり計画書がございます。これは、基本的には10年間のスパンで作成をいたしております。これにつきましては、合併協議の段階で各市町からこのような作成に当たりましてのご意見等を伺う、その機関も設けながら作業を進めてまいりまして、ある意味というかある程度住民の方々の意見も盛り込まれた計画になっているものと思っております。そしてまた、市長の所信の中にもございますけれども、この新市まちづくり計画を尊重しながら、そしてまた自分の約束をされましたマニフェスト、これも合わせて今後の市政運営のために進めていくということでございます。そしてまた一方で、新市の総合計画を改めて作成するということで平成19年度に作成するというようなことを出されておりますので、計画の大きな柱としてはそのようなものを基に今後進められていくというふうに思っております。一般的に長期計画は10ヶ年計画で作成をいたしますけれども、この中に基本計画という分がございます。これにつきましては5年の刻みをもって前半、それから後半見直しをしていく時期もございます。それからまた、この基本計画に沿いまして実施計画が3ヶ年間のスパンで具体的に示していくというようなことで、これにつきましては毎年の財政状況等を勘案しながらローリングという形での見直しを進めていくという形になっておりますので、このような手法で作業を進めていくということでございまして、今後の計画につきましては新市・霧島市10ヶ年の基礎になる期間でございますので、このような状況でもって当面進めていくということになろうかと思っております。


○10番(徳田芳郎君)


 確かに、この新市まちづくり計画の実施計画の中で、実施年度内容及び事業費の見直しがされることがありますという形で書いてありますが、その見直しについては、どういった機関で見直しの作業をされるのかお伺いします。


○企画部長(藤田 満君)


 実施計画につきましては、基本的には庁内作業という形になろうかと思います。そしてまた、これはそれぞれ市の重要な施策でございますので、先ほど市長が申されました政策決定に当たりましては庁議という意思決定機関もございます。それから、当然にまたこれを始動していくためには、その裏付けとして財政の問題等々ございますし、これからもいろいろと出されて今までも出されてきましたですけれども、やはり財政状況、それから地域格差、それからバランス等々参考にしながら、念頭に置きながらこの作業というのは進んでいくものと思っております。進め方としては、そのような形で庁内的に進めていくという形になろうかと思います。


○10番(徳田芳郎君)


 それぞれ回答をしてもらいましたけども、最後にこの問題については先ほど申し上げましたとおり、これだけの県下で2番目の都市ということで大きな所帯になったということで、それぞれ事業を進めていく中での経過の中で、いろんな問題も出てくるというふうに私は思ってはおります。ですから、その都度その都度やはりチェックしながら、合併してよかったと言われるまちづくりをされるんであれば、それなりの対応の仕方というものを最後にお願いをしておきたいと思います。次に、2問目の指定管理者制度でございますが、この指定管理者制度については先ほどもありましたとおり、国の方針では多様化する住民ニーズにより効果的、効率的かというような謳い文言が並べて、いい表現がされております。しかしながら、問題は民間委託することだけでなくして、この民間委託することに伴う、いわばその施設ごとの住民サービスの低下がどういう形で歯止めをかけられて指定管理者制度に乗せられるのかということだと思います。このことに尽きると思います。だとするならば、そこらあたりの歯止めといいますか、そういった問題について条例でこのことを入れてもよかったのではないか。いわば、住民サービスが低下したことが生じた場合は、指定管理者制度のその施設については取り消しますということを条例で入れてもよかったのではないかというふうに思いますが、そのことの検討はされなかったのかどうかお伺いします。


○行政改革推進監(山口 剛君)


 まず、今回提出しております議案は手続上の問題でございます。手続条例でございます。そして、個々のそれぞれの施設につきましては、また3月議会の方でやってまいりますけれども、そのときにそれぞれの指定管理者になられる方からプロポーザル方式でやっていきます。プロポーザル方式の中でそれぞれご提案してまいりますけれども、その提案が守られない場合は指定管理を打ち切るというようなことも、その契約の中で謳うこととなろうかと思いますので、あえて条例化は必要ではないのではないかというふうに考えております。それから、指定管理者をするためにはチェックポイントがいくつかあります。これを指定管理者にするかどうかということの五つチェックポイントがございます。ちょっと読み上げてみたいと思いますけれども、まず民間事業者等に任すことで利用ニーズに合った開館日、開館時間の拡大など、サービス内容の充実や民間事業者とのノウハウの活用が期待できること。2番目が、民間事業者等に任すことでコスト削減が図れる可能性があること。3番目が、利用の平等性・公平性について、行政でなければ確保できない明確な理由がないこと。4番目が、同様類似サービスを提供する民間事業者等が存在すること。5番目が、施設が提供するサービスの専門性、特殊性、施設の規模等勘案して民間事業者等の運営が可能であること。そして、税負担ではなくて使用料、利用料金により運営を行う収益的施設であること。こういったチェック項目がありまして、これが多ければ多いほど指定管理者の方にやっていこうと。この項目が少なければ直営でやるという考え方でございますので、そういったサービスが低下するということは、指定管理者を行うことによってサービスが低下するということは非常に考えにくいのではないかといふうに考えております。以上です。


○10番(徳田芳郎君)


 12時を回りましたけども暫く辛抱していただきたいと思います。もう一つ、現在委託制度でされている、いわゆる公の施設についてはどのような考えを持っておられるのかお伺いします。


○行政改革推進監(山口 剛君)


 現在行っているのは、例えば旧国分市でございますと霧島市しみん学習支援公社というところに大体33施設ほどしております。それから、あといろんな集会施設等がございます。各公民館とか、そういったところに、そういったところには自治公民館の方に委託している部分もございます。それから社会福祉協議会、ああいったところにやっているような福祉施設がございます。そういったものにつきましては、基本的には現在委託している分については直接指定か公募かということになってまいりますけれども、直接指定した方がより効果的と思われるのもたくさんあろうかと思います。そういったところにつきましては直接指定すると。ですので、例えば公民館などには各自治公民館に委託したり、それから、福祉センターですかね、ああいったところは社会福祉協議会の方に委託する。それから、ある程度、今、しみん学習支援公社で行っているようなところには、そこもするんですけれども、ただ先ほど申しました指定管理者を公募した方がいいと思われるところも、いっぱいございます。例えばスポーツ施設とか、そういったところにつきましては現在、しみん学習支援公社で行ってはおりますけれども、やはり原則公募でございますので、公募することがまず原則であると。だけど、直接指定した方がいいというところに関しては直接指定しますけれども、原則公募を貫きたいというふうに考えておりますので、一部、しみん学習支援公社で行っているところも公募に移っていく部分があるんじゃないかというふうに考えております。以上です。


○10番(徳田芳郎君)


 少しちょっと外れるかもしれませんけども、一つだけ教えてください。鹿児島県が指定管理者制度で鹿児島空港の県営駐車場を行っておりますけども主幹課がどこかわかりませんけれども、この問題についてはどういった形で運営ができるのか少し教えてください。


○行政改革推進監(山口 剛君)


 鹿児島空港の駐車場につきましては、県の公の施設というふうに捉えられております。霧島市の方へ直接指定をいただいておりまして、今、指定管理者として霧島市が受けているところでございます。


○10番(徳田芳郎君)


 3問目の地域審議会の問題についてお伺いします。私は、この問題についてはなぜ聞いたかといいますと、市長が折角市民との対話といいますか、市民の声を聞くということを重視されておりますので、そういった視点からして言えば、地域審議会はこの回答書にありますとおり、いろいろな機関の代表の方々が委員の中に入って公募も大体2名程度ですか、そういった方が入っていらっしゃいますけれども。ややもすると、今までの行政の中でのいろんな協議会とか審議会とかいろんな中では、ほとんどがそういった機関の代表者とか、そういった方々が委員になっておられまして、ややもすると小学校の会議で一緒だったとか、次はまたこの会議で一緒だったとかという、特定な方々がいくつもそういった機関の委員をされている。やはり、折角13万という県央に大きな市ができたんであれば広く市民の声を聞くという市長のそういった方針からすると、私は今回、先日新聞報道でされておりました鹿屋市の方式、こういった方式は採れなかったかなということを考えていました。特に、この新聞報道では、新聞報道ですから作文があると思いますけども、非常にいい表現がされております。特に、その役割として総合支所長の役割が相当表現が、言えば権限が与えられるといいますかね、そういった形があります。確かに予算とか細かなところについては似たようなところもありますけども、しかしながら、私が聞きたかったのはこの地域自治区の中で鹿屋市の方式を取るとするならば、市長が求めておられるそういった方向で地域自治区が運営をされているということで、言えばそういった市長の方針に沿った形の中の運営が、こちらの方がされているのではないかというふうな感じがしますから、そういった視点から立ってこの問題を質問をしたわけでありますので、もう1回そこらの違いについて市長の思いと、それから地域審議会との差といいますか違いといいますか、そこらあたりについて説明をお願いします。


○企画部長(藤田 満君)


 再度ご答弁に少し入る部分の1回目に答弁に返る部分があろうかと思いますけれども、まず一つは新鹿屋市の状況がございました。新鹿屋市の状況につきましては、これは旧鹿屋市を除く旧3町が合併に際して合併特例地域自治区を設置をしております。先ほども答弁の中で申し上げましたとおり、この地域自治区につきましては、いわゆる合併のときに地域自治区を設置をする特例型というやつと、それから、これはいつでも設置ができるいわゆる一般型という、この二つの方法がございます。したがいまして、このいつでもの方については今後このような状況が整えば可能という形にはなろうかと思います。そういう中で、地域審議会につきましては答弁の中で申し上げました。それから、今ご提案ということになりますといつでも設置ができる地方自治法に基づく地域自治区の設置というのが、今後の検討課題という形になるのではないかと思います。そのような、この法律に基づく地域自治区でしか今後は設置は、今のところできる状況にはないなと。いわゆる地域審議会は、1市6町旧議会で議決をされていわゆる協議が整った制度でございますので、実質的には条例に匹敵する、表現を変えれば条例に匹敵する制度というふうに受け止めていただくべきだと思っております。そういうことで、地域審議会については当面そのような方向で進めていくという形になっております。若干違いがどのようなものがあるかということでございますけれども、したがいまして、いつでも設置ができる一般型の地域自治区につきましては、改めてまた条例を制定する必要が出てまいります。それから、設置の区域でございますけれども、市町村を一定の区域に分けその全部の区域に設置をするということでございますので、平たく言えば旧7市町村の単位に分けて全部の区域に分けて設置をすることも可能ということでございます。そして、そうしますと設置権については、これは今のところ期限がございませんので、地域審議会と違いまして永続的なものというようなことがございます。それから、委員の選任方法等につきましては区域内の住民の方から市長が選任すると、そして、委員の任期は4年以内というようなことが主な地域自治区の制度になっております。審議会、先ほど1問目のご回答に加え比較していただければ、その違いが以上のところだろうと思っております。以上でございます。


○10番(徳田芳郎君)


 例えば、地域審議会の中で市長が求めておられる、市長が望んでおられる広く市民の声を聞くという形の中で、この地域審議会の中で、もしそういったのをいくつか、できるだけ広く声が聞けるようなことをできる方法はあるのかどうか。例えば、旧1市6町の中でできるというふうに思っていますが、そういった中でやり方次第ではこの運営の中で、幅広くいろいろな方向からそういった市民の声の反映ができる方向はあるのか。例えば、私が言いたいのは、いわゆる地域審議会であると、いろいろなものを行政側がこういった問題について協議をしてくださいという方向になるのかなというふうに考えています。逆に、そういったことを合わせて地域の声が、例えばこの学校問題についてはそう細かなことまで求めるのではなくて、学校問題という問題について地域の声がより広く多く提案ができる審議のあり方とか、そういった問題が市長が目指す、そういった方向性はできないのかどうか、その辺についてお伺いします。


○企画部長(藤田 満君)


 地域審議会を設置をする協議をしたときに協議の条文が整理してございますので、その中で少し引用しながらご説明申し上げたいと思います。第3条の中に、地域審議会の設置に関する協議の中で所掌事務が謳われております。この中でいきますと、「基本的には、市長の諮問に応じて当該区域に係る次に係る事項について審議し答申するものとする。」という形がございます。その中に、新市まちづくり計画の変更に関する事項、新市まちづくり計画の執行状況に関する事項、新市の基本構想の作成及び変更に関する事項等々でございます。そして、この会議についてでございますけれども、審議会の会議は会長が招集するという形になっておりまして、1回目につきましては市長の方が招集しますけれども、2回目以降は基本的にはそれぞれ旧1市6町に設置をされますそれぞれの審議会の中で会長、副会長等が選任されます。したがいまして、その会長の方で招集をするという形になってまいります。そして、その中で「会長は、審議上必要があると認めるときは委員以外の者を出席させ、意見を聞き、または資料の提出を求めることができる。」というような形の条文も入っておりますので、基本的には新しくそれぞれに設置をされた審議会の中でのいわゆる会長さんの方の役目になろうかと思いますけれども、方法としてはそのような道が開かれていると思っております。


○10番(徳田芳郎君)


 そういった会長の権限があるということですが、特にそれではお願いしたいのは、委員の選任に当たって選任区分がいろいろありますけども、できるだけいわゆる市の中の行政課の中のいろいろ審議会なり委員会なり協議会なりあると思います。そういった方々が重複しない選任のあり方については十分検討をして、そして選んでいただきたい。でないと、多くのいろんな方々が重複するということは、やはり特定な方の意見だけが尊重されるということになって、ややもするとなってくるかなと思います。そういったことがないように、できるだけ多くの市民の方々が広くそういった会議に参加されて、そして意見を述べて、そしてこのまちが、いいまちづくりができることを望んでおきます。最後の高校再編の問題についてですが、私も先日、湧水町の栗野工業の関係の地域の会議に出席しまして、話もして聞いてまいりました。そういうことについては、前もって市長にも報告をし、学校、教育委員会の各位にも報告をしてきたところでありますけれども、特に湧水の関係についてはこういった「霧島学びの森」というような大きな表題も掲げて、湧水町からするとインパクトのある表現の仕方だったと思いますけども。ただ、こう見ていて湧水町の協議のあり方については新聞報道にたくさん載っています。ところが一方、牧園高校の協議のあった部分については新聞報道がされておりませんので、教育関係者からは私はそこのところは少し立ち遅れているのかなということもありまして、こういった問題を議会の場でということでありましたので、こういった問題を勉強してきたところでありますけれども、牧園高校の協議の中身について若干目を通させていただきました。しかしながら若干気になることは、この問題がややもすると行政があまり立ち入っているのかなと。言えば、学校問題については、その学校に通う子どもたちの問題、それから父兄の問題、そういった方々が前面に立って牧園高校を残していただきたいというのが前面に出てきてほしかったというのが、私は若干気にかかるところであります。そういった点についての配慮といいますか、そこらあたりについて今まで地元での振興対策協議会の中で、そういった声についてはどういった捉え方をされているのかお伺いします。


○市長(前田終止君)


 県立牧園高校の再編問題についてのご指摘でございます。行政がちょっと関わりすぎたんじゃないかというような声でございますけれども、私としては11年以上にわたってこの問題について、私の母校でもございますし、県下でも真っ先に今日の少子化の時代高校が立ちゆかなくなる時代、そういうものを想定しながら、時の県会議員は何をやっていたんだと言われたくないためにですね。当時から、町をあげて地域全体の問題として認識を高めていこうということを町の側に提言をし、そしてまた町民全体の組織づくり、それを26名でございましたかね、みんなで参加をいただいて11年余にわたる努力を毎年毎年積み上げてきたわけでございます。そして、この手の話はやっぱり全体としてやっぱり取り組んでいかなければ、もちろんそれは民の側の立場から言い始めたことであって、行政の方に強くその意識を促して、この組織が立ち上がってきて今日に至っているわけですね。だから、民主導で行政を動かしていますよというご理解いただければ結構かと思うんです。そしてこの後、それこそ明日3時より高千穂公民館で、いよいよ栗野工業を残すか牧園高校を残すかということを第1ラウンドが、それこそ牧園町で始まります。その次は、今度は湧水町でやられます。そして、今月中にどちらにどうするという方針を県教委は意向を固める方向と聞いております。そして、3月には保護者を中心とした地元説明会、4月にはどちらかに開校準備室を設けると。来年の4月にはスタートをさせるということになるわけですね。私といたしましては、我が母校でもありますし、そしてまた全体のそれこそ教育のあり方などなど考えながら、何よりも学ぶ側の生徒の皆さん方の利便性、それを最大限に考えていただきたいなと県には申し上げてみたいと、こう思っております。


○教育長(古川次男君)


 大分、市長がお答えになりましたが、私もちょっとご答弁させていただきます。1問目で、これまでの経緯のところでちょっと間違えてお答えいたしましたので、その点をまず訂正をさせていただきます。先ほどの町民のアンケートと申しましたのを今年と申し上げましたが、今年はまだ3月、4月はきておりません。去年の誤りでございますので、まずそこを訂正をしていただきたいと。町民のアンケートをとったのは去年の3月、4月でございます。それを訂正をいたします。それから、今お尋ねの行政があんまり走りすぎたのではないかというようなご指摘のことでございますが、そうじゃなくて町民の、特に保護者あるいは生徒、その意向を尊重するということで県教委は動いております。例えばこの前、私ちょっと所管の教育委員会という立場で高校振興課長と40分ほどお話を伺いに行ったわけですが、その中で振興課長が申されるには「この牧園高校と栗野工業高校、この中間につくることは絶対にあり得ない。どちらかだ。」と。ただし、これは私が受け取った感触でございますが、地域の浮揚策とかあるいは振興策の立場だけでは決められないということ。いわゆる生徒の必要性、教育の必要性、そういうのを総合的に判断していずれかに決めると、こういうような回答を得ております。したがいまして、そういうことからいきますと、牧園高校も先ほど議員がお示しになったような総合的な学科の編成とかあるいは学級とか、いろんな対案を出しておりますが、残念ながら新聞記者さん扱いでは、先ほど議員がご指摘のように湧水町の栗野工業高校を大きく取り上げておりますが。あれも、県教委に言わせますと「私たちが働きかけたのではございません。牧園町からも、あれ以上のものをいただいております。」と、こういうようなお答えでございました。それだけ付け加えておきます。


○10番(徳田芳郎君)


 私が感じたのは、この促進協議会のメンバーの中に、学校の関係は一番下に書いてあるんですね、PTAとかなんとかというのは。だったら、やはりその委員の前段のところに並べれば、やっぱり学校の生徒の問題だという形で私は受け取れるのかなという形で感じたわけです。実は、牧園高校は在校生徒の中で隼人・国分旧地区から生徒の半数近くが通っています。そういった問題で、私は今回霧島市の議会で取り上げたわけですけども。特に、そういったいわば日当山中を含め、そういった国分・隼人地区からの中学校から牧園高校に通っているという、そういった現実を踏まえたときに、やはりこの問題について行政も一定の役割を果たすべきだというのは私は感じています。ですから、こういった問題を取り上げたわけで、この問題については市長は特にいろいろ話はお聞きしましたので、その問題については以前から牧園高校の同窓会長という立場もあるし、その問題についてはいろいろ真剣に取り組んでいらっしゃいますので、この問題の解決にあたってはそういった国分・隼人の子どもたちが、父兄の方も関心を持って見守っているということの現実を踏まえて、今後この問題についての取り組みについては地元のそういった誘致促進協議会ですか、そういったところには十分な働きかけをしていただいて、言えば例えば牧園から栗野になった場合について、その通学の対応のあり方については大きな問題も関わってきます。そういったことがありますので、この問題のあり方については十分配慮していただいて問題の解決に全力をあげて精一杯働きかけをしていただきたいということをお願いしておきます。私は、4問についていろいろなご要望を申し上げました。特に、この合併のあり方が市民から、いろいろな目線で注目をされているという点について、私はそういった面から質問をさせていただきました。しかしながら、中途半端に終わったところもあるかもしれませんが、ただ、思いはそういった皆さんの同僚の議員と一緒で、いろんな市民の声がより議会の場で反映させて、そのことが議会であったことが市民により広く伝わるということを私は考えながら質問してきたつもりです。そういった思いを最後に言いながら、私の質問を終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。


○市長(前田終止君)


 これは、牧園高校の再編対策協議会、魅力ある学校づくりを目指して、いろいろまとめてございます。新聞で報道されようとされまいと、やるべきことは今日までずっとやってきていますよと、是非ご理解いただきたい。そして、高校にとって例えばメンバーを一番最後に書いてあるというのは、自分たちの問題ですから謙虚に下に置いてあるという理解ですよ。そして、あくまでも行政の方は高校の卒業生であるとか、あるいは学校の側の本当の気持ちとか、また、保護者たちが中心になって役場は事務局、逆に動かされているということを実態としてご理解いただきたい。そういう10年以上の努力をしてきて今日に至っています。精一杯、最後までやってみますよ。


○議長(西村新一郎君)


 以上で徳田芳郎議員の一般質問を終わります。ここで暫時休憩をいたします。再開は1時30分といたします。


               「休憩  午後 零時26分」


               ──────────────


               「再開  午後 1時30分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。ここで、植山議員より発言の申し出がありました。したがって、発言を許可いたします。


○19番(植山利博君)


 先日の一般質問の中で、少し間違った数字を述べておりましたので訂正をさせていただきます。乳幼児の3歳児までの医療費を無料にしたときに800万の経費で済むがどうですかと市長にお尋ねをいたしましたが、正確には1歳児、2歳児を無料にしたときに800万ということでありますので、訂正をさせていただきます。よろしくお願いします。


○議長(西村新一郎君)


 ただいま発言あったとおりの訂正をさせていただきます。ご理解をいただきたいと思います。次に、38番田代昇子議員より3件通告がされております。したがって、田代議員の発言を許可いたします。


○38番(田代昇子君)


 皆様お疲れさまでございます。議長の許可を受けましたので、先の通告にしたがい3点についてご質問申し上げます。当局の簡潔なご答弁をお願い申し上げておきたいと思います。その前に11月7日の合併による新市・霧島市の誕生によって、「楽しく前向きに開かれた公平・公正な市政」をモットーに前田市長が当選され誠におめでとうございます。新市・霧島市は、県内第2の都市として、交通、観光、畜産、農業地など多様な資源があり、大きく発展することが期待されている地域でもあります。合併の基本理念として「世界に開く人と自然・歴史・文化がふれあう都市」として今後まちづくりが進むものと思うことです。市民の一人として大きくご期待を申し上げております。私は、国分選挙区より多くの市民の支援を受け市政に参加ができ、第1回議会で質疑ができますことはこの上ない幸せであり、心から市民の皆様に感謝を申し上げます。昨年は世界的にも、また、全国各地にも自然災害が多発し大災害が起こりました。一方、広島、奈良、栃木などでは、子どもを引き込んでの事件が続けて起こり誠に痛ましいことでございました。また、JR事故は大変これも痛ましいことで事故でございました。また、年末からは、80年振りの豪雪は住宅が潰され道路は塞がれ、多くの犠牲者が出て困難を極めております。大変悲しいことでございます。国分地区でも、交通事故の多発や粗暴犯や窃盗などが県内ワーストワンの汚名が付けられ憂慮された年でございましたが、まちが大きくなるにつれコミュニティの連携が大きく問われているように強く感じることでございます。そういう犯罪をきっかけに、国分を含め全国あちこちに防犯パトロール隊が結成されていると聞きます。新しい年が良い年でありますよう願うものでございます。それでは質問の第1点目に入りますが、既に多くの回答をいただいておりますが一応質疑を申し上げてみたいと思います。市長の市政運営について基本的な考え方について、これまでのそれぞれのまちの総合計画や建設計画は引き継がれる分、見直しをされる分と出てくるものと思いますが、旧国分市でも13年度の第3次総合計画から第4次総合計画が平成22年度を目標年度としてスタートしております。基本的に第3次建設計画から引き継がれ、発展的にまちづくりの指針とされているものと理解しております。市長は、マニフェストに大きく五つについて述べておられます。「生き生きと暮らせるふるさと、歴史や文化を守り育むふるさと、豊かな自然溢れるふるさと、便利で快適なふるさと、元気で働きやすいふるさと」を掲げ、新市13万都市のまちづくりをされようとしておられると思いますが、新市の総合計画をいつごろ作成されるのか方向性をお聞きするものです。また、旧国分市では、県が平成14年度3月新グリーンプラン21を策定したのにより、社会の複雑化、高度化していく社会ニーズに合わせ、諸計画をしていく整合性を期して、平成15年3月国分市緑の基本計画を作成されていますが、それはそのまちの固有の地域性を踏まえた計画であると言っていますが、どのように捉えておられるのかお尋ねいたします。次に、公園などの整備について、広瀬地区コミュニティ広場の建設について申し上げます。この件については、これまで再三質問させていただいた経緯があります。国分地区でも海岸線に沿った南地区は住宅地で人口約6,000人、隣の公民館を含め約1万人ともいわれます。先に申し上げました緑の基本計画の中に南地区に公園が位置づけられており、前市長のご答弁の中で「新市の課題として引き継がれるものだ。」と答弁をいただいております。その中で、「合併した隣接地を含め、最も早く着手していくべきところだ。」と言っておられますが、ご意見をお聞きするものです。次に、旧山形屋跡地利用について16年3月質問しておりますが、山形屋と国分市との間には出店に関する覚書を交換し、平成13年9月、山形屋敷地と土地の交換契約が締結されております。現在、急ピッチで工事が進んでおります。駐車場整備、道路の整備が進んでいて新市・霧島市の新しい顔ともなる店舗ができるものと思うことですが、進捗状況についてお尋ねいたします。また、その跡地の引き渡しとでも申しましょうか、わかっていましたらお聞かせください。また、跡地利用について具体的に計画がなされているのか。当初、「立体駐車場やファミリーサポートセンター的なものと考えている。」とのご答弁だったと理解しておりますが。また、中心市街地拠点地域整備基本方針を作成される方向性を述べておられますが、跡地についてどのような計画になっているのか市長のご意見をお尋ねするものです。「山形屋跡地に駐車場をつくることによって交通シミュレーションを委託している。」と述べておられます。その結果もわかっていましたらお聞かせください。次に、西小学校の分離について。この件についても、「17年度中に検討委員会を立ち上げたい。」と前のご答弁で聞かせていただきましたけれども、確認のためにご質問を申し上げます。同僚議員から、これまで2回にわたって質疑がなされております。国分西小学校は、毎年増加を続け平成16年度児童数938人、学級数30で、平成21年度1,028人で32学級の予定と聞いておりますが、反面、急激に少子化が進んでいるやに聞いておりますが、その推移をどのように捉えておられるのかお聞かせください。反面、関係者は児童数の増加に対応するためプレハブの仮設教室を4教室設置されていて、また、指導面でも学校側も大変努力をされているとも伺っております。今後の方向性としてどのように考えておられるのかご意見をお尋ねするものです。平成16年3月のご答弁の中で「合併後の早い時期に検討委員会を設置し、適切な対応に努めたい。」と述べておられます。教育長のご意見をお尋ねするものです。次に、国道10号線の歩道と通学路の改修及び確保については、平成17年9月議会で質問させていただいております。国道10号線の整備について、旧国分市第4次総合計画で産業・生活・交流の拠点都市を目指し、主要な課題が提起されております。その基本構想の大綱第1節に「高齢者をはじめ交通弱者に配慮し、人にやさしい道づくりに努め、安全で快適な道路、交通環境の整備を目指します。」とあります。その前の平成8年3月第3次建設計画の中に、道路体系の整備の第1に国道10号線、20号線の整備があげられております。国道10号線は、国の管轄でありますが敷根・下井・広瀬地区の生活道路だけではなく、まちとまちとつなぐ大切な主要道路です。非常に交通量が多いのと合わせ、指定速度50キロという高速度、それに、大型車両が多いこともあって事故が多発してきた経緯があります。国道に立ってみると、絶え間なく走る大型車の風圧に思わず身体が取られそうになります。特に、雨の日などは傘などさせるものではありません。平成17年9月のご答弁の中で、交通量調査が今後の道路計画、建設維持、修理などの基礎資料を得るため10月に2日間実施される予定と聞きました。結果がわかっておりましたらお聞かせください。合わせて、「国に要望する。」と述べておられますが、現場の調査、通学路としての対象者などの現状を調査された経緯がありましたらお聞かせください。以上で壇上からの質疑を終わらせていただいて、自席から議長に再質問をお願いして終わります。


○市長(前田終止君)


 田代議員から3点につきましてご質問がございました。市長の市政運営の基本的な考え方について、それの1点目及び2点目のうち広瀬地域コミュニティ広場については、私の方から答弁をいたします。山形屋跡地利用についてはまちづくり調整監に、国分西小学校の分離については教育部長に、道路整備については建設部長に、それぞれ答弁をいたさせます。1点目の旧市町での総合計画や緑の基本計画等の整合性についてお答えをいたします。緑の基本計画は、都市緑地保全法に基づくものでございまして、都市計画区域を有する市町村において都市における緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する総合的かつ計画的に実施するための計画でございます。現在、本市においては旧国分市と旧隼人町、旧国分市は平成15年の3月に策定、旧隼人町は平成16年の3月に策定されたと聞いておりますが、その計画に基づき公園整備等の推進を図ってきているところでありますが、この緑の基本計画の上位計画は市及び町の総合計画であり、当然策定においては整合性がとられております。そして、新市の総合計画というものをいつつくるのかという質問でございましたけれども、これは18年度から19年度にかけて作成する計画でございます。2番目の公園等の整備の中の広瀬地域コミュニティ広場の建設についてでございますけれども、ただいま申し上げましたが旧国分市の緑の基本計画の中で平成22年度を目標年度とし、都市公園など緑の配置方針について総合的に検討がなされ、コミュニティ広場の整備方針についても今後、状況の変化に対応しつつ地域住民と一体となって計画を推進することとしております。当該地域につきましては、旧国分市議会においても「当該広瀬地区が旧隼人町に隣接する地域であり、合併後における人口の集積状況や利用の需要傾向を考慮しながら、今後計画を進める方向で調整していくことが必要と考えており、今後、新市の全体計画の中で検討することになる。」と答弁された経緯がございます。よって、これらを踏まえ、今後新市の総合計画や緑の基本計画策定の中で、現状の把握を行いながら総合的に検討していく予定にいたしております。


○まちづくり調整監(内 達朗君)


 2点目の公園等の整備についての2番目、旧山形屋跡地利用についてお答えいたします。まず、旧市役所跡地に建設中の新山形屋店舗の質問についてお答えいたします。新山形屋の新店舗につきましては昨年6月に着工いたしまして、本年5月開店を目指して現在整備中でございます。ご覧いただけるとわかりますように4階までは骨組みができている状況でございます。続きまして、交通シュミレーションについてのご質問でございます。市で、平成16年度事業によりまして交通渋滞緩和のための交通シュミレーションの調査を実施しております。それによりますと、分散型の駐車場を配置した方がよいという結果でございまして、現山形屋敷地につきましては200台から250台の駐車場の規模が適正ではないかという結果が得られております。それから、現国分山形屋敷地につきましての利用につきましてでございます。現国分山形屋敷地につきましては、旧国分市におきまして平成11年7月に策定し、平成17年3月に一部変更いたしました中心市街地活性化基本計画及び平成16年3月に策定いたしました中心市街地拠点地区整備基本方針に基づく整備を行う予定にいたしております。この基本方針の中では、当該地区を市民のふれあい交流ゾーンとして位置づけ、誰もが憩える市民広場等の公園整備についても検討を行うものといたしております。現国分山形屋敷地につきましては、現在TMOがその整備を進めるためのTMO計画策定作業を進めているところでございますが、その中で先ほどの基本方針に基づきまして公園の整備を取り込んだ計画で検討されているところであります。以上です。


○教育部長(吉永冨城夫君)


 田代議員の2番目のご質問にお答え申し上げます。西小学校の置かれている状況は、田代議員がただいま申されたとおりでございます。プレハブで対応している状況でございまして、それを放置できませんので平成17年度中2月議会が終わりましたならば、小中学校規模及び通学区域等適正化審議会を立ち上げまして、その方向性、分離するのか増築するのか、その方向性を教育委員会としましては審議会に諮問したいと考えております。その結論を受けまして対処の方法を考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。


○建設部長(成枝靖夫君)


 道路整備についてお答えいたします。国分広瀬4丁目地区の国道10号道路整備につきましては今、議員の方からもありましたとおり昨年の9月に同様の質問をいただき、ご答弁申し上げたところです。この国道10号を管理している国道事務所に問いましたところ、昨年も申し上げましたとおり現在のところ整備拡幅の計画はないということでございました。現道幅員内での歩道の拡幅等の改善には無理があり、歩道と通学路の改修及び確保につきましては当然用地の取得が必要であり、今後関係地区の拡幅に対する気運が高まり、協力体制が得られるような環境が整いますれば国道事務所に要望してまいりたいと思います。なお、水戸川付近への横断歩道や信号機の設置につきましては、既設の横断歩道や信号機との位置関係もあり設置は困難であると伺っております。ただいま出ました交通量調査の結果ということでございますが、この委託期間が3月いっぱいということで、まだ県の方からそういう詳細な結果はいただいておりません。今後この詳細な結果が出次第、再度検討いたしまして国とも協議したいと思っているところでございます。以上でございます。


○38番(田代昇子君)


 それでは、自席からご質問させていただきたいと思います。ただいま、国道10号線について計画はないということをおっしゃっていただきましたけれども、非常に危険度が高いという地域でございまして、あそこの現場を調査されて現実に体験されたことがあるのかどうか、そこら辺を1点教えていただきというのと、須戸川団地が控えております。そこにどのぐらいの学生が通学しているのか調査をされておられましたらお聞かせいただきたいと思います。


○建設部長(成枝靖夫君)


 現場につきましては、私どもといたしましても何回も足を運びまして、その交通量の多さというのは認識いたしております。それで、何回も国道事務所の方とは連絡は申し上げておりますけど、なかなか計画というのが今の段階ではないということで現在までに至っております。そういうことです。


○学校教育課長(池田幸二君)


 該当する児童の数につきましてお答えいたします。1年生が2名、2年生が2名、3年生が3名、5年生が6名、計13名でございます。


○38番(田代昇子君)


 ただいま小学生が13名ということでございました。私の調べたところでは中学生そのほかに8名、それから小学生未満が数名いるというようなことを聞かせていただいておりますが。湊・広瀬から昨年2月のことですけれども、地域の方が国土交通ホットラインステーションに問い合わせをされた経緯がありまして、ここに文書を持ってきておりますが読んでみたいと思います。「湊・広瀬は歩道がない状況は承知している。歩道整備については、歩行者の利用者数や通学路整備費を要望及び地元の協力体制を考慮し随時整備を行っていますが、この区間については現在のところ計画はないが通学路としては心得ておりますので、地元の方々や関係機関と話し合いながら検討していきたい。」と述べられております。そのような返事がきておりますが、国土交通省に要望されるのは口頭でされるのか文書を含めてされているのか、そこら辺を聞かせていただきたいと思います。


○建設部長(成枝靖夫君)


 私どもとしては、国道事務所に出向きまして、あるいは、その後の電話連絡ですかね。一応そういう議員が言われますように、そういう要望書とかPTAなり、そういうところから文書でも来たら、それはあくまでも市長の復信を添えて要望は現在までもいたしていますし、私どものところにそういう要望として現実に上がってきておりません。そういうお声は議員からお聞きをして、そういうことで私なんかも現場も押さえて国道事務所に出向いたり「まだでしょうか。」とか、そういうことで担当の方に電話連絡なりして、そういう一応の処置はいたしております。以上です。


○38番(田代昇子君)


 基準ついて聞かせていただきましたので参考にさせていただきたいと思います。須戸川団地は住んでいる人が少ないんですけれども、団地の入れ替えっていうのは非常にあると思いますけれども、どうしても若者が子育てをする方々が入居する率っていうのが非常に大きいですので、是非とも何とか努力していただきたいと思います。そして、中学生も8人おりますけれども中学生も同じ通学道路が指定されておりますけれども非常に危ないということで、横断歩道のないところを横断しながら中学校の方に通学していらっしゃる、そのような状況でございます。是非とも市長が通学路にふさわしい環境を整えるということがマニフェストにも書いてございます。是非ともお力添えいただくようにお願いしておきたいと思います。せめて、ボタン式の信号機でも付けていただくなりしていただければ大変ありがたいと思います。市長のコメントを一言、是非お願いします。


○市長(前田終止君)


 広瀬4丁目の10号線の歩道と通学路の改修確保についての熱心なご質疑をいただいておりますが、私もその現場に一度、係の者と行ってみたいと思います。そして、しっかり実情を自分の目で、また、足で現場を確認をして、その上で今度は新市長としてどのようなことができるか。県なり国なり、しっかりと物を申すところは、皆さん方の身を大事にしながら現実を踏まえてしっかりと対応してみたいと思っております。


○38番(田代昇子君)


 それでは、山形屋跡地についてご質問申し上げますが、今、鋭意工事が進んでおりますけれども開店はいつだったか教えていただいたかしら、5月でしたっけ。聞き流してしまいました。非常に前向きにされているということで喜ばしいことだと思っています。それから、市がソフト面で中心市街地拠点整備基本計画をつくっていらっしゃいますけれども、市民にとっては大変わかりづらい面というのが非常にあるのかなと、そんなことを考えておりますが。少しそこら辺を教えていただくならばありがたいと思いますが、聞かせていただきたいと思います。


○都市整備課長(篠原明博君)


 それでは、TMOが現在行っている事業あるいは計画いたしている事業について若干ご説明をいたします。TMOは、中心市街地活性化基本計画に基づきますソフト事業を進めるためにできましたまちづくりを運営する機関でございます。旧国分市におきましては旧国分商工会議所、現在の商工会議所がTMOとなりまして、そのソフト事業を計画し、そのまちづくりの運営、まちづくりの方向性を定めようとする計画をつくっております。それで、具体的には現在行っている事業は市が進める事業と合わせた形でソフト事業を進め、商業等の活性化に向けた事業を取り組んでいるということでございます。それと、将来的にはやはりまちづくりを進める中では、やはりまちの中にある商店街の方々、商業者の方々あるいは地権者の方々が、自分たちのまちづくりをしっかりと見据えて計画をつくる、そういうまちづくりの計画をTMOが主導となってつくろうということで今進めております。以上です。


○38番(田代昇子君)


 TMOが進めている計画の中で現在行われている建設工事、どの程度進んでいるのか、順調に進んでいるのか、そこら辺を聞かせていただきたいと思います。


○都市整備課長(篠原明博君)


 ただいま申し上げましたように、TMOとしてはソフト事業を現在進めておりまして、特に具体的に申し上げますと通りの国分八坂市というイベントを通してICカードの事業を普及をいたしたり、あるいは、商店街にある空き店舗の中にトライアルショップ国分という形で、若い商業者の育成をする形で育成をしていたり、あるいは、昔でありますと街中に私たちが憩いの場を提供できるような街角のガーデニング事業をしたりと、そういったものをソフト事業を主に計画をいたしまして現在、随時活性化に努めている現状でございます。以上です。


○38番(田代昇子君)


 少しわかったような気がいたします。この件は終わりまして、西小学校の分離について先ほど大変前向きなご回答いただきましたけれども、17年度中に検討委員会をつくるということでございました。どのようなメンバーの方々が選定されるのかわかりませんけれども、やはり現地に即した話し合いができるメンバーを是非選定していただきたいなという気がいたします。非常に最近では西小学校も、今こういう社会的に不安な状態でございますので登下校の送り迎えの車も大変多うございます。特に、雨の日なんかは混雑して近隣から非常な苦情が出ておるのが現状でございます。できるだけ早い時期に取り組んでいただきたいなっていう、そういう思いがあります。是非いい方向でご検討いただくように強く要望申し上げて私の質問を終わりたいと思います。


○議長(西村新一郎君)


 以上で田代議員の一般質問を終わります。次に、16番仮屋国治議員より3件通告がされております。したがって、仮屋議員の発言を許可します。


○16番(仮屋国治君)


 何十年ぶりの寒い冬が到来いたしております。同じ霧島市でありながら積雪があったりなかったり、チェーンが必要であったりなかったり、本当に広大なまちが誕生いたしました。また、この寒波は暖冬の反動だと耳にいたしますと、世の中は誠にプラスマイナスゼロの世界だと痛感いたします。明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかなと詠ったのは親鸞上人でございますが、世の中はまた、無情の世界でもあります。振り返りますと、まさに新市・霧島市の市長選と市議会議員選挙は、嵐の吹き荒れた過酷な選挙戦でございました。その中を堂々と勝ち抜いてこられた前田市長、そして48名の議員の皆様が一堂に会しての初の霧島市議会定例会に臨むに当たり、志半ばで壇上まで及ばなかった皆様の分まで職責を全うしなければと、気持ちを新たにするものであります。生き残りをかけた21世紀、構造改革の名の下に推し進められた平成の大合併ではありますが、旧1市6町の住民が前向きに選択した県下第2位の人口と面積を有する霧島市の誕生でございます。とは申しましても、今は単に七つの自治体がくっついただけの話ですから、一気にその活力が高まるものではございません。これからの10年間が霧島市の将来を大きく左右する大事な時期であろうと考えます。また、戦前戦後の生活に比べましても、長引く不況、雇用の低迷、子育ての悩み、借金の悩みなど、さまざまな悩み苦しみはあるにせよ、まだ生きていくための最低限度の衣・食・住の生活は保障された幸せな時代でございます。そういう意味で子や孫の次世代まで持続可能な社会を形成していくためには、今の時代を担う私たちがしっかりとした橋渡しを果たさなければならないと意を強くするものであります。私は「霧島市の繁栄は市民の幸せから」を信条として、中でも「次世代へ引き継ぐ環境まちづくり、次世代を担える若者・人づくり、次世代を支える産業・活力づくり」の三つを私の議員ワークの重要テーマとして取り組んでまいる所存でございます。本日の一般質問もそういう観点から、旧国分市でのおさらいも含め質問を行ってまいります。それでは1項目目、環境問題について市長の考え方をお尋ねいたします。市長がマニフェストで掲げておられる生活環境美化条例の具体的内容をお知らせください。霧島市の現状を踏まえた答弁を求めるものであります。2点目は、同様に「マニフェストにおいては、十分なコンセンサス形成なくして地域への産廃場建設の押しつけには反対します。」ということで、既に先日の同僚議員の質問に対し「川内地区の候補予定地を白紙に戻す。」と明言されましたが、逆に住民のコンセンサスが得られる地域が市内にあれば、建設誘致を推進していく考えがあるのかどうかお尋ねいたします。また、コンセンサスを得られる地域、または方策の考えが具体的にあれば、合わせて答弁を求めます。環境問題の3点目は、同様にマニフェストに掲げられた「環境共生の美しいふるさとづくり」のためには市民の意識啓発が必要不可欠であると考えますが、その具体策をお尋ねいたします。2項目目は、食育基本法についてお尋ねいたします。1点目、平成17年6月に制定された食育基本法について、市長の見解を問うものであります。また、2点目は、霧島市の現状を踏まえどのような基本計画を策定する予定か、その方向性と具体案を問うものであります。3項目目は、農業問題についてお尋ねいたします。1点目、昨年秋の台風14号による水戸川流域水田で発生した塩害状況と、その救済状況を問うものであります。被害と救済、それぞれの戸数、面積、金額をお知らせください。2点目は、塩害の原因となった水戸川樋門の開き戸の改良に関する県との協議結果及び同流域のたん水防除事業計画の進捗状況をお尋ねいたします。3点目は、認定農業者の育成支援という観点から作物家畜共済の掛金補助制度を創設することはできないものか、お尋ねいたします。当局の明解なる答弁を求め、以上で壇上からの質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 仮屋議員にご答弁いたします。3点につきまして質問がございました。環境問題についての1点目と2点目は、私の方から答弁をいたします。3点目は生活環境部長に、食育基本法については保健福祉部長に、農業問題については農林水産部長に、それぞれ答弁をいたさせます。まず、1番目の生活環境美化条例とは具体的にどのような内容を考えているのかと、霧島市の現状を踏まえた答弁を求めるということでございました。お答えいたします。本市の河川の流出先である鹿児島湾の湾奥部は閉鎖性が高く、生活排水に伴う汚濁負荷量の割合が高いことから水質汚濁防止法に基づく生活排水対策重点地域に指定されており、生活排水対策についての積極的な取り組みが求められていると思うものでございます。このようなことから、鹿児島湾奥の都市の責任といたしまして、山や川、海を今まで以上に美しくする環境浄化プロジェクトの推進が必要であるというふうに考えております。そのためには、まず基本となる環境基本計画、これを策定をし、さらにその計画実現に向けての生活環境美化条例や天降川等清流保全条例などを整備をし、推進することが重要であると考えております。今後、関係団体や市民の皆様方の意見等を盛り込みながら、議会の皆さん方のご指導やご意見等も伺いながら検討を重ねて生活環境の美化を目指してまいりたいと思っております。2番目の県の産業廃棄物管理型最終処分場の建設について、住民のコンセンサスが得られれば市内において建設誘致を推進していく考えがあるのかと。また、コンセンサスを得られる地域または方策が具体的にあれば答弁を求めるということでございました。これまでの答弁でも繰り返し申し上げてまいったところではございますが、産業廃棄物管理型最終処分場の建設に当たりましては、住民の合意のない中での施設の設置は反対であるということをマニフェストに掲げた上で、最も施設との関わりが深いと考えられる地元住民の方々をはじめ広く1万2,000名以上に上る市民の方々が反対された国分川内地区につきましては、県に処分場適地として推薦することを白紙に戻したいということをこの度、正式に表明をさせていただきました。その中で、私自身は鹿児島県における管理型処分場の必要性も十分に認識をしているということも合わせて申し上げてきたわけでございますが、合併後のこの霧島市において、これからさらに積極的に公共関与の処分場誘致を推進していくかどうかという問題につきましては、川内地区を白紙に戻すことにより公共関与の処分場建設を推進している鹿児島県が、今後県内全体の状況を踏まえた独自の方策をどのようにお考えになっていかれるのか。また、その過程で霧島市として果たすべき責任や役割が、県も含めて市内外からどこまで求められるかなどをじっくりと考え、判断していかなきゃならないと考えるところでありますが、同時に霧島市における処分場の必要性も含めていろいろなご意見もあろうかと思いますので、先日来申し上げておりますように、あらゆるごみの問題への対策として、これから立ち上げる予定のごみ問題解決プロジェクトにおいて公共関与の産業廃棄物管理型最終処分場の問題につきましても、各界各層の方々の英知を集結して議論してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、地域住民の方々のコンセンサスを得ることが処分場建設の大前提になるわけでございまして、これからも真正面からこの問題に取り組み、処分場の建設の必要という意味において、必要に応じては旧国分市でのこれまでの議論も参考としながら、皆様のご意見を反映させた霧島市としての具体的な方策を打ち立ててまいりたいと考えているところでございます。


○生活環境部長(中村 昭君)


 環境問題についての3点目についてお答えいたします。霧島市は、国立公園を含む霧島山麓の自然地域、農業と観光が盛んな田園地域、平地部には住宅地が集積した都市地域に大別され、また一方、海、山、川、田園、温泉などを有していることより、総合的な環境保護の施策を図る必要があると考えております。そのためには、まず自然保護や環境保全を基本とする環境基本計画を策定し、それに基づき人と自然が共生するために条例の整備を図る必要があると考えております。制定に当たりましては市民の意見を十分に反映させるとともに、その制度の周知につきましても市の広報紙やインターネット等を活用し、また、環境イベント等を実施するなど市民と一体となった環境共生の美しいふるさとづくりを目指したいと考えております。以上でございます。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 2点目の食育基本法についての1点目、2点目合わせてお答えいたします。朝食を取らなかったり、あるいは、子ども一人だけの孤食、あるいはまたファストフードの氾濫などによる食生活の乱れ、これが心と身体の健康問題に大きな影響を与えていると言われておりまして、現在、乳幼児期からの正しい食事の取り方や望ましい食習慣の定着、食を通じた豊かな人間形成や家族関係づくりによる心身の健全な育成を図る食育の推進が求められておりますことは、同様に感じているところでございます。霧島市の食育の取り組みの状況といたしましてお示しできるような成果はないと思うところでございますが、従来から保健・教育分野での子どもの発達段階に応じた食事指導の実施や母親同士の情報交換に対する支援、地域におきましては食生活改善推進委員による親子を対象とした料理教室の実施や健康祭り等での食の祭典、また、NPO法人等による食の文化祭等の積極的な取り組みが行われております。しかしながら、食育につきましては最近になって取り組まれるようになった状況でございまして、これから保健、教育、農政の分野をはじめさまざまな分野が連携いたしまして、乳幼児期からの子どもの食育について行政はもちろんのこと地域全体が考え、推進していく必要があるものと考えます。今後、鹿児島県が平成18年度に食育推進計画を策定される予定ですので、それらの計画を基にいたしまして、霧島市といたしましても平成19年度に策定予定の健康づくり計画健康霧島21の中で食育の推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 3問目の農業問題についてお答えいたします。まず、第1点目の台風14号による水戸川流域水田の塩害状況とその救済状況を問うということでございますが、平成17年9月6日に襲来いたしました台風14号により既に報道等でご存知とは思いますが、農作物全般の被害金額として姶良郡で2億2,000万円、霧島市では水稲をはじめ野菜、果樹等に甚大な被害を受け、合計1億5,000万円の被害を受けた結果になりました。ご質問の国分地区水戸川流域水田の塩害の被害状況は、農家戸数約65戸、被害面積8.4ha、金額にして約1,800万円であります。その対応といたしまして、農業改良普及センター、姶良農協、農業試験場等の関係機関と協議し、今後の対策等の事後検討会を行ってまいりました。その中で今後の作付体制等について、来年産の米の作付けに支障を来さないよう事後対策を行うよう普及センターと連携し、今後の指導を徹底していくことを確認したところであります。また、被害補償については、国の制度による農業共済制度による補償がありますので、市単独での経済的被害補償は行っていない状況であります。次に2点目、水戸川樋門の開き戸の改良について県との協議結果及び同流域のたん水防除事業計画の進捗状況についてというご質問でございます。水戸川流域につきましては、大潮と台風14号が重なり冠水があったところです。冠水につきまして、県と海岸堤防樋門水田と現地調査を行い冠水原因及び防止策について検討いたしましたところ、流木等により樋門に支障を及ぼしたものではないかとの結論を得たところです。水戸川樋門につきましては、潮の干満により開閉する扉でございますので、今後、県土地改良区と協力しながら管理体制を強化したいと考えております。次に、たん水防除事業の進捗状況についてお答えいたします。県営たん水防除事業国分南地区は、平成8年度から平成20年度までを工期といたしまして現在実施中でありますが、平成17年度末におきまして排水路全体延長2,100メートルのうち1,378メートルと橋梁7ヶ所のうち3ヶ所が完工する予定であります。これは、事業量ベースで66%、事業費ベースに換算いたしますと78%の進捗率となります。次に、3点目の認定農業者の育成支援という観点から作物家畜共済の掛金補助制度を創設することはできないかというご質問にお答えいたします。ご承知のとおり、認定農業者は認定農業者制度の中でそれぞれの農業者が自己診断から経営を分析し5年間の経営改善計画書を作成して、それを市長が認定し、農業経営改善支援センターなどが幅広く制度の中で支援しているところでございます。また、平成17年度からは望ましい農業構造を確立するため姶良地域担い手育成総合支援協議会が設立され、この協議会を核として認定農業者の育成支援を展開しているところであります。このような現状の中で、認定農業者に支援を集中することで他の農業者との均衡性を勘案しますと作物家畜共済制度の創設は現時点では考えられないと思っているところでございます。以上でございます。


○16番(仮屋国治君)


 それでは通告順にと申し上げたいところですが、環境問題を先にしますと取り留めがなくなりそうですので、逆順に下の方からまいりたいと思います。3番目の農業問題についてから再質問を行います。1番目の台風14号による水戸川流域水田の塩害状況ということで被害状況はお知らせいただきましたが、補償状況は共済の方をお掴みでないでしょうか。わかりましたら教えてください。


○農林水産部次長兼農政畜産課長(鈴木重成君)


 農業共済保険の組合からの救済措置につきましては、全筆数で113筆あったわけですけれども、19名の方が加入されておりまして50筆分の救済措置が行われておりまして、金額にいたしまして202万5,748円の保険料が支払われております。以上でございます。


○16番(仮屋国治君)


 共済の方が19戸ということは、被害が65戸あったということですから46戸の方は約1,600万円分は何も補償されてないという理解でよろしいですか。


○農林水産部次長兼農政畜産課長(鈴木重成君)


 そのとおりでございます。


○16番(仮屋国治君)


 2番目のその樋門の解除のところで今答弁をいただきましたように、原因は流木が樋門の開き戸に挟まって開閉ができなくなって逆流したという説明なわけですけれども、共済補償に加入者の少ないということもあるんですけれども、これは天災とだけで考えてよろしい問題なんでしょうか。人災という一面は考えられないものか答弁を求めます。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 確かに樋門の管理という面では土地改良区等も関与しているわけですが、今回の場合の台風時に私もちょうど9時ちょい前ぐらいには現地へまいりましたけども、とても近づけるような状況ではなかったというふうに判断いたしております。そういう意味では、人災という形で見るのは少し厳しすぎるのではなかろうかとういふうに考えております。以上です。


○16番(仮屋国治君)


 台風の当日に行ってくださいということを言っているわけではないんですけれども、あともってこれだけの被害が出てきたというときに、管理者はこれは土地改良区という理解でまずよろしいですね。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 土地改良区の管理ということになります。


○16番(仮屋国治君)


 では、土地改良区に対しまして、この被害を救済できる手立てはないかというご相談はなさいましたですか。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 先ほども申し上げました。そういう意味で人災という考え方を持っておりませんでしたので、その問い合わせはいたしておりません。


○16番(仮屋国治君)


 この地区は、ここ10年間ぐらい年々年々たん水がひどくなっている地域であります。塩害が起きたのは、多分近年では初めてだと聞いております。ですから、今までは浸水をしても稲が倒れても共済補償だけで何も言わずにきておられたというところがあるわけですけれども、今回の場合はここ樋門ができてから以降、塩害がなかったという現実を考えますと、そもそもは天災であったとしても若干の人災を認める範囲での補償もあってもおかしくはないものではないかというふうに考えるわけですが、再度答弁求めます。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 心情的には理解できるところではあるんですが、全体的な物の考え方から考えて、今回の場合その補償というところには私どもは立ち入らなかったところでございます。


○16番(仮屋国治君)


 市長、今のやり取りを聞いておられましてどのようにお感じになりますか。


○市長(前田終止君)


 ちょっと今、質問の趣旨を聞き洩らしましたのでもう一度。


○16番(仮屋国治君)


 また後でよろしいです、そしたら。先にいきます。それでは、らちが明かない質問の繰り返しになると思いますので、ここでこの質問はやめますけれども。一つ、65戸のうちの19戸しか補償をもらっていない現実、過去10年ぐらいにおいて同じような天災が訪れてもなかった事故であるということ。この辺のところで、もう一度再度ご検討をお願いを申し上げておきたいということで、次の質問にまいります。開き戸の改良に関しましては管理体制を強化したいという答弁でございましたけれども、違いました。開き戸の改良について、昨年の9月の旧国分市の決算特別委員会で「開き戸というのは最良の物を使っているんだ。」という答弁をいただいております。その中で、でもこういう事故が起きたということだから県と協議をしてくださいというお願いを申し上げておったわけですけれども、今回ちょっと答弁洩れがあるような気がするんですが。協議の結果をお知らせください。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 決算特別委員会の中で議員よりご質問をいただきまして、そのときの答弁が確かに「この開き戸方式は、県内での排水樋門の利用方法としては最善のものである。」ということでお答え申し上げました。「今後、改良すべきものがあれば、そういった方向でまた県にはご相談申し上げていきます。」ということで確かご答弁したというふうに記憶いたしております。ただ、県の方としても、やはり今の時点ではそれ以上のものというのはちょっと考えられないということでございますので、県の方にも是非ともやはりこういう状況で実際上は流木等がかかった場合はこういう被害を生じる、実際生じたわけですよね。事態もあるので、是非ともご研究をお願いしたいというふうにお願いしてございます。


○16番(仮屋国治君)


 県内のほかの地区で、樋門について同じようなケースが出ているかどうか情報をお持ちでしたら教えてください。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 あいにく情報は持ち合わせておりません。


○16番(仮屋国治君)


 100%ということは何事もあり得ないのかもしれませんけれども、ここで1,600万円の被害が生じたという現実を本当に真摯に受け止めていただいて、いろんな情報を仕入れていただいて改良の余地があるのではないかと私考えておりますので、県の方とも折衝よろしくお願い申し上げたいと思います。続きまして、たん水防除事業で平成8年度から20年度まで、今66%もう経過されておるということですけど、これでも毎年たん水があるということは100%、20年度まで完成されたとしてもあり得るというふうに理解してよろしいですか。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 たん水防除事業は、以前もいくつかのご質問を受けてそれぞれ担当がご説明したと思うんですが。要は、今回のように台風14号みたいに極端な冠水状況までは、ある意味では想定はしておりませんけど、ある程度その水田というところからたん水することはずっと続くことと考えております。ただ、議員おっしゃりたい中身はおおよそ察しできるんですが、完成後、当初に計画していた農地面積が既に減少しておりますので、当初計画よりはややたん水の頻度が高くなるのは予想されます。以上です。


○16番(仮屋国治君)


 農林水産部とは別のところで国分市の総合治水対策ということで計画が練られておるんですけれども、こちらの方では水戸川流域についてはどのような計画を持っておられるかお知らせいただけませんでしょうか。


○まちづくり調整監(内 達朗君)


 総合治水のことについてお答えいたします。旧国分市の総合治水対策につきましては、平成16年度に策定いたしました基本計画に基づきまして、今年度は実施計画を取りまとめるということで現在作業を進めております。現在、基本計画の各種の治水対策施設につきまして比較検討した上で事業効果の高い施設あるいは実現性の高い施設につきまして、より詳細な検討を行っております。水戸川が昨年浸水したときも、実は私も現地に行きました。やはり、先ほど答弁があったようにかなり負担がきているということで、例えば上流の方で貯留施設ということで流出抑制をしたり、あるいは、バイパス水路で迂回できないかというようなことを現在検討しております。水戸の浸水状況はよくわかっておりますので軽減できるような方策を検討していきたいと考えております。


○16番(仮屋国治君)


 3月にでき上がりました計画の排水機場2基と放水路と貯留池ということが書いてあるようでございますけれども、実際にはこれは完成するのはいつごろの時期になるというふうに考えればよろしいでしょうか。


○まちづくり調整監(内 達朗君)


 総合治水対策はいろいろな、先ほど議員からもございましたけれども貯留池あるいはバイパス水路いろいろな施設を組み合わせて検討しております。その中で、やはり一番事業効果の高いやつ、あるいは早く実現できるやつを今検討しております。そういう中でいきますと、貯留池につきましては非常に広大な面積もいりますし事業費も大きなものであるということで、貯留池につきましてはちょっと長期的な計画になるのではないかと思います。基本計画を策定する中でもありましたけれども、まず短期的な計画ということで10分の1の安全を満たしたいと、その次30分の1という長期的な計画がございました。今現在は10分の1を目指した計画を取りまとめたいと考えております。


○16番(仮屋国治君)


 一日も早い計画の実施をよろしくお願いしておきます。農業問題の最後になりますけれども、認定農業者に育成支援という観点から共済の補助金制度を創設することはできないかということでご質問申し上げましたところ、現時点では考えられないということであったわけですけども、現在の認定農業者が市内に何人いてどのような支援策をしていらっしゃるのかお知らせいただけませんか。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 市内というか霧島市、現状で284経営体ございます。農業法人格を有しているのが26となっております。支援策ですが、これまでは旧1市6町それぞれの農政課もしくは経済課、農林課が中心になりまして、それぞれ支援センターを持ちましてそういった認定農業者、加えて担い手農家までを支援する立場でのお手伝いをさせてきていただいております。認定農業者には何のメリットがあるんだといつも議論になるんですが、基本的に先ほども申し上げましたように何か助成できるとかそういったような直接的なメリットはないんですけれども、認定農業者あるいは担い手農家の方々が農業しやすい環境づくりには、行政側としては一生懸命支援をしてきたと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 これも同様に前回の継続の質問になって恐縮なんですけれども、どうしても私が思いますのが20年先、30年先、日本の農業はどうなるのかということを思うと、特に霧島市おきましてぞっとするような背筋が寒くなるような思いがしております。食料自給率が低いこの日本にあって、今、後継者が育っていく、新規就農者が増えていく、そういう農林業政をやっていかないと本当数十年先は大変なのではなかろうかという思いで、いつもお願い申し上げております。ですから補助金制度ができないので、ただ気になりましたのは最初の1問目で認定農業者の方が共済に入っていらっしゃらないという現実を理解してほしいんです。これで食っていかなければいけない人たち達が共済にも掛けられない状態でいらっしゃるということが、とても大変な世の中だなという思いがしております。ですから、認定農業者になればなるほど大きな面積を耕作されますでしょうし、すればしただけ掛けていかなければいけない、そういうものがある。国が半額見てくれる共済であるならば、できることなら半額は市で、その補助金制ということでなくてもいいですから相当額の補助でもできないかと。二百数十名の認定農業者を支援することでほかの農業者との差がついたということは、逆にぼくは思わないと思いますけれどもね。支援をして、ここを大きくしていってあげないといけないという考えでおります。どうかひとつ、こちらの方ももう18年度の予算も上がった後かもしれませんけれども、ご検討いただきたいと思うんですが。農業問題につきまして、前田市長、最後に一言今までのやりとりの中でご意見を頂戴いたしたいと思います。


○市長(前田終止君)


 議員より、農業問題についての熱心なご質疑でございます。特に、この認定農業者の支援育成、現状の農家のあり方等踏まえてのご質疑でございました。これから、特に10年、20年後は一体どうなるんだという心配でございます。私も農家のせがれとして生まれて、農業そのものについては自分自身で先頭に立ってやったことは経験としてないんですが、自分自身の親を見、あるいはまた地域の方々の取り組みを見、いろんな話を伺っているわけでございますけれども、議員仰せのとおり本当に担い手が育つ、後継者がまた寄って来る、そういう魅力に溢れた農業というものを期待するわけでございますけれども、いろいろ問題点はあろうとも、しっかりと市政の範囲でございますけれども、私どもが大事なことは今ご指摘を受けたようなことを念頭に置きながら支援策などを含めてどう取り組めるか、マニフェストにも一部示しておりますけれども魅力ある農業への展開を心がけたいと思っております。私たちの地域の霧島市には、農業の分野でも本当に魅力あふれるお茶の面からあるいはまた黒牛、黒豚、畜産、また、さまざまなお野菜等、期待できるものも多々あるわけですから、集中的に力を尽くしていくような知恵も出してみたいなと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 それでは、2番目の食育基本法について質問を申し上げたいと思います。県も、まだ基本計画を策定していないということでしたけれども、食と農の何たらかんたらという計画が昨年末に出てきてると思うんですが、あれが基本計画というふうに捉えられるものではないんでしょうか。結構です。大した質問ではございませんので飛ばします。この食育基本法ですけれども、私もこれ、昨年暮れまで存じておりませんで、近所の奥様が持って来られまして「こういうのがあるんですけれども何とかサポートしていただけませんか。」と、「わあ、すごいな。」ということで、それから勉強させていただきました。そうしておりましたら、既に次世代育成支援対策地域行動計画ですか、こちらの方と結構ダブる部分が多いんですけれども、こちらの中にも食育という部分が取り入れられておりますが、この辺はどのように理解をすればいいのか教えてみていただけますか。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 先ほどのご質問ですけども、県としては平成14年の3月に鹿児島の食交流推進計画というものを作成されているようでございます。また、この取り組み自体が私が思うに議員立法と、自由民主党の議員立法という形で制定されて、昨年の7月15日施行ですね。交付が6月17日で施行が7月15日というようなことで1ヶ月足らずで施行されて、なかなか法そのものが全体的に行き渡っていないという点が多々あるのではないかなというふうなところが1点、それと議員立法という関係から所管の官庁が内閣府というようなことになっているようでございまして、私どももどこが担当すればいいのかなと。教育委員会関係にもありますし、私どもの保育とかあるいは保健とか、いろんな分野にまたがっている法律でございます。そのようなことから各県の取り組み自体も本当に千差万別、きちっとした食育基本計画を立てていらっしゃるところもございます。ただ、今まで従来の今おっしゃいましたように健康日本21とか、それに基づく健康づくり21というようなものについて盛り込まれているところもありますし、それぞれの分野で農政サイドは農政サイドの計画を盛り込まれているというふうな状況が、このことから考えられるというふうに思っておりまして、なかなかどこが政策の取りまとめをするというふうな基本的なところが、こちらの方にないというようなところが、そういったところがさまざまな計画が立てられているのではないかなというふうに思っております。


○16番(仮屋国治君)


 基本法によりますと、「市町村は市町村食育推進計画を作成するよう努める。」というふうに書いてあるんですが。これは「努めなければならない」ではなくて、作成しなくてもいいという理解でよろしいですか。


○保健福祉部長(福盛安美君)


 努めると。この基本法の18条には、そのように「市町村は、県の食育基本推進計画を基本として市町村の食育推進計画をつくるように努めなければならない。」というふうになっているようでございます。私どもとしては、県がどのような計画を立てるのか、そこあたりを見ながら今後考えていかなければならないのかなといふうには思いますけども。議員立法とはいえ、やっぱり非常に重要なことでございますので、本当私も答弁できない、不勉強でございまして、本当に最近の法律でございますので不勉強でございまして、今後勉強したいと思っているわけですけども。旧隼人町時代も質問がございまして、そのときは農政サイドが担当しておりまして私どもは情報を提供するというような形をとっていたもんですから、本当私も不勉強でございます。ひとつ、今後とも勉強させていただきたいと思います。


○16番(仮屋国治君)


 つくるのかつくらないのか、はっきりしていないのが歯がゆいですけれども。つくらなければいけないとすれば今部長がおっしゃったように、あっちだろうかこっちだろうかということがないように是非していただきたいという思いでおるわけでございます。昨日、市長が計画を策定する段階が大事だということを申されました。まさに、このことではないのかなと。まだ周知が足らない事項ではあるかもしれませんけれども、保健福祉部でしたっけ、教育委員会でしたっけ、農林水産部、この三つの部にまたがる問題であると思いますが、こういう基本計画をつくっていくときの組織の有り様というものを市長どのようにお考えになりますか。


○市長(前田終止君)


 食育基本法、これについては私も今いろいろ話がありましたけれども、まだまだ認識が浅そうございます。先日、霧島町で行われた食の文化祭という取り組みも、自分で実際足を運んで行ってみて今、議員ご指摘のような点の入口部分といいますかね。現場での取り組みを見聞をさせていただきました。食っていうのは、よくよく考えてみますと命の隣にある大事なやはり部分かというふうに認識をいたしております。今日、マスコミ等のさまざまなメディアを通じての報道なんかを見ましても、食の部門に大人も子どもも大きな関心を持っていると。そしてまた、それこそ学校教育や地域の暮らしの中でも本当に基本的に見直していかなきゃならない点が多々あると。親と子の絆、そういう分野までこの問題が関わってきているのかなというふうにも理解しているものでございます。今後、時代が進めば進むほど、今、議員ご指摘のあるいはまた、こちらでも答弁に使わせていただきましたような範囲が本当にしっかりどこかが首尾を取りきっていって、県の考え方も大事でございますけれども、私たち自身のふるさとが、私たち地域自身がどうしていくかっていうことをしっかり考えていかなきゃならんのかなというふうに思っております。大事な失いたくないものも、ここでしっかりみんなで掴んでみる努力をすべきかなとも認識いたしております。


○16番(仮屋国治君)


 組織横断ということで、いつも私が言うことなんですけども、是非そういう組織の実現を目指していただきたいというふうに思っておりますが。これに出会いましたときに、この食育基本計画でなくても次世代育成支援計画でもよろしいんですけれども、今世の中、世代間の交流が非常に欠けているんだろうというふうに思っております。育成支援プログラムの中にも世代間の交流とか謳ってはありますけども、実際は一部と一部がくっつくだけで三世代が交流できる場というのはなかなかない。今、子育てを考えますときに、やはり核家族化してきてしまったというところが一番の原因ではなかろうかと、私自身は考えております。ですから地域育て、地域で育てていただく、爺ちゃん婆ちゃんがいないときに近所の爺ちゃん婆ちゃんに育てていっていただく、そういう世の中を目指していかなければどうしようもないだろうというふうに思っています。そういう中では、世代間の交流が育成支援プログラムにしても、食育基本法にもどちらにも載っております。食の文化、伝承という名目でよろしいです。婆ちゃんが料理を教えながら、それをお母さんが見ながら子どもに食べさせながら、爺ちゃんが加勢をしながら、そうやって子育てをできるような体制、そういうものを考えていっていただきたいなと思っております。今回の一般質問でも児童クラブの話は結構出ておりました。ただ、児童クラブだけに頼っておりましても、お金がいくらあっても足らないだろうというふうに考えております。去年の暮れには、「生活塾」提案ということで厚生労働省も出してきておるようでございますけれども、高齢者の知恵と時間を若い子どもたちのために使うと。学校が終わってからの時間、近所のお爺ちゃんお婆ちゃんたちに預かってもらうというような制度も今から出てくるようでございます。そういう意味では、今申し上げたようなこの計画に基づいて、もしできますことなら各地域、校区でも構いませんけれども、そういう調理ができるような場所、憩いの場所、そして、そういう機会、そういうものを是非創出していっていただきたいということを要望しておきます。それでは、最後になりますけれども環境問題について再質問をさせていただきます。ちょうど10分残っておりますので、よろしくお願い申し上げます。まず1点目、生活環境美化条例とは具体的にどのような内容を考えているかということでお尋ねしたんですけれども、霧島市の現状を踏まえたということで現状は天降川だけになっておるような気がするんですけども、市長、霧島市全体見られたときに生活環境の問題、ごみ問題、ここにどのようなことをお感じになっておられますか。


○市長(前田終止君)


 一番大きい河川は、それこそ天降川でございますね。しかし、私は「天降川等」という表現をいたしておりまして市内全域にある大中小の河川全体を含めて、市民全体でこのようなことに対する取り組みができる時代を目指しております。自分たちが暮らしている地域の生活環境の美化、これはどの地域におられる人たちでも望まれることだというふうに思いますけれども、現状はそれこそ公共の場所で平気でごみのポイ捨てがあったり、ましてや、ちょっと国道・県道道路沿いのさまざまな、例えばペットボトルから缶製品あるいはまた弁当殻など、これは本当に目に余るものがございます。走っている車から、ときには考えられないような形で平気で物を投げていく目の前の車を散見することもあるわけでございます。また、状況によっては、たまに自分の持ち山に行ってみたり、あるいはまた、たまたま見受けたところでそれ相当な量の何でこんなところにこういうものが不法投棄に近いようなものもあるのかというものも散見できるわけでございます。そういうこと等に対して、きちんと対応していく時代でなければならないと。牧園町において先行させてもらっておりますけれども、私は今度は大きなまち部分と海というものが新たに加わってまいりました。そして、大きな企業というものも加わってまいりました。そういう意味では、今後この美化条例の制定などにつきましては環境基本計画、そういうものをきちんとやはり基本路線をお互いに決めて、その間、全国にも県内外多くの先行事例がある程度あるのではないかと見ておりますので、そういうこと等も類似都市等しっかり調査もさせてもらったり、そして、私たちの地域の霧島市方式を考えたり、そしてまた、特に私たちの地域は観光地でもございます。訪れる人たちに対して、「本当にここは美しい、きれいないいまちだな。」と思える、そういうものが本当にお互い確認できる。そしてまた、次の世代に対して責任が持てるふるさとづくりになる基本になったらというふうに思っております。


○16番(仮屋国治君)


 私の今日の答弁にごみのポイ捨てが入ってなかったもんですから、昨日の時任議員のには入っておりましたけれども、あれは一瞬違うものなのかなというふうに思いまして再度聞かせていただきました。ごみのポイ捨て、たばこのポイ捨て、空き缶のポイ捨て、不法投棄、いろいろな問題があるかと思います。実は、これ9月の一般質問で私、旧国分市議会でやったんですど、市長が変わってなければする必要はなかったんですが、市長が変わられたもんですから確認の意味でもう一度させていただいております。ほかに、上場にない現象として私は、放置自転車のすごさをご理解いただきたいと思うんですが。国分・隼人の放置自転車の数、商店街、道路、田んぼの中、排水路、隅々まで自転車が捨ててあります。この辺のところをどうされていくか、本当一生懸命考えていっていただきたいと思うんですけれども、その前に隼人の放置自転車対策で、この前リサイクルの案内が市民報に出ていたような気がするんですけども、簡単に詳細をお知らせいただけませんか。


○環境衛生課長(前田 理君)


 自転車のリサイクルですか。あれについては、私の考えというか私が知っていることなんですけれども、敷根清掃センターにおきまして粗大ごみとして運ばれてきたものを清掃センターの職員が修理をいたしまして、それでリサイクルしているということもあります。以上です。


○総務部次長兼総務課長(南田吉文君)


 隼人町では都市計画の方で対処しておったんですけれども、事務引続の方でちょっとうまくいっていないのかもしれませんので簡単に説明申し上げますと、放置自転車を1ヶ所に集めまして2ヶ月に一遍でしたですかね、それをほしい方に分けてあげるというようなシステムでございます。もちろん公示しまして、もちろん公示はします。そういった手続を経まして、ほしい方に分けて差し上げると、こういうようなシステムでございます。


○16番(仮屋国治君)


 私も旧国分市議会で、これを2回ほど提案をさせていただいたことがございます。実際、隼人町がそれをなされているのであれば、是非全体に広めていただいて有効活用という観点からもお願いを申し上げたいと思っております。それと商店街、それと観光地も出てまいりますと、その放置自転車を使ってサイクリングができるような体制もいろいろ考えていけるんじゃないかなということもありますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。あと、生活環境のところで気にしておりますのは、生活ごみの処理の仕方で公民館未加入者のごみ処理費用をどうするか、ごみの処理の仕方をどうするかというような問題も残っているかと思います。そういう意味では、是非ポイ捨ての禁止条例が一人歩きしないように、全体の生活環境という問題で捉えて基本的な環境計画を立てていってくださいますよう、よろしくお願いを申し上げておきます。それでは2点目、県の産廃に関しまして。住民のコンセンサスが得られれば市内において建設誘致を推進していく考えはあるのかということで、今回の一般質問では何回も答弁をいただいていることかもしれませんが、確認の意味も含めまして再度質問をさせていただきます。先ほど、市長は「川内地区の候補地選定を白紙に戻した。」とおっしゃいました。私、新聞何回も読むんですけど、どうも理解できないんです。で、国分市が産廃場を誘致するということを今まで議会で議決して、それで候補地選定を行ってきたわけですけれども、霧島市に産廃場を誘致するということも白紙に戻されたわけなのかどうか、その辺をはっきりお聞かせ願えませんか。


○市長(前田終止君)


 川内地区の推薦について白紙に戻したということでございまして、よって、その結果、今までの国分市に誘致をしようという、その考え方についてはすべて白紙に戻されたというご理解いただければありがたいです。


○16番(仮屋国治君)


 それでは、ちょっと市長の処分場に対する認識ということでご見解をお伺いしたいんですが。管理型処分場の安全性について、市長はどのように考えておられますか。


○市長(前田終止君)


 安全性については、私もいろいろと専門的な立場の方々の話とか、あるいはまた報道等による情報とか、その運動に関わっている人たちの情報とか、学者先生がお書きになったある種の本でありますとか、一部ではございますけどもそれなりの勉強をさせていただきました。今、私たちの住む世界に絶対に安全だと言い切れ得るものは、結論からいいますとないんだという私たちは認識を持っております。


○16番(仮屋国治君)


 若干視点を変えまして、同様に産廃の管理型処分場として市長がお考えになる不適当であると思われる要件は何かございますか。先ほど、住民の合意がまず第一であるということはおっしゃったわけですけれども、水源池の問題でありますとかいろいろなことがございますけれども、これがあるところはだめだよという要件を自分なりにお持ちのものがありましたらお知らせください。


○市長(前田終止君)


 一番最前提にあるのは、何と申し上げましても設置する位置づけをした場所の方々が本当に大同合意に至ることが、まず最低の絶対条件ですよね。しかしながら、例えば上流に対する下流の思いというのがありますね。そしてまた内海と外海、こういうものに対しても、どうしても議論の余地が残る点があるでしょう。まあ、そういうことかなと思いますね。はい。


○16番(仮屋国治君)


 マニフェストの中にも、「循環型で自然への負荷の少ないふるさとを目指します。」とお書きになっていらっしゃいます。負荷の少ないということは、今の市長の話を聞いていますと「絶対に安全というものがない」ということは、この負荷が少ないのとイコールというふうに受け止められかねないと思うわけですが、その辺のところはいかがでしょう。


○市長(前田終止君)


 絶対に安全性が確保できない中で、ある生きる知恵として負荷の少ない方向を見つめざるを得ないんじゃないかという理解でよろしいでしょうかね。


○16番(仮屋国治君)


 そうですね。それでは、ちょっとまた視点を変えていきましょう。多分、住民の合意が得られないところではつくらないというと、「つくらないよ。」と言っているのと一緒というような気が私はするんですけれども。多分、産廃の管理型処分場の話が出たときに賛成でつくられる場所もありますが、反対があり得ないということはないわけですよね、絶対に。ですから、住民の合意というのをどの程度というふうに理解すればよろしいですか。例えば、住民投票をして半分以上なのか、それとも何分の1なのかとか、その辺の捉え方はどのようにお考えでしょうか。


○市長(前田終止君)


 大方の合意を、物事には進める場合必要かなという気がいたします。その大方が本当にどれぐらいの割合で、それこそ合意の基準に考えるべきか、それぞれ考え方が違う点があるかもしれませんけれども、世の中の大体その社会を構成している、せめてその件に対する6割、7割、そういう方々が「やっぱり必要なものは必要なんだから、若干の不安があっても全国にこれだけの事例もあるし、経済生活を営み雇用を促進し、いろいろと暮らしていく以上は自分たちの責任として必要なんだ。」と、そういう思いを大方していただける確認ができたら、これはやはり暮らす者としてきちんと責任の方向を示すべきだというふうに思います。


○16番(仮屋国治君)


 私も、旧国分市の環境福祉委員会の副委員長として、この問題に取り組んできておりました。その責任も感じながら総括として今、質問をさせていただいておるわけですけれども、環境福祉委員会に川内公民館をはじめ5団体の陳情をあげて来られました。審議未了で終わってしまいましたけれども、その中で3月の最初のときの審議の場で、この5団体の皆様が陳情なされたことは候補地を川内から外してくれという思いが一つと、もう一つ、5団体共通して要求されたことがあったんです。市長はご存知でしょうか。


○市長(前田終止君)


 ちょっと認識がございません。


○16番(仮屋国治君)


 ちょっと私の方も言葉足らずだったかもしれませんけれども、川内を選定地から外せという問題と行政とテーブルに着くためには適地5ヶ所の段階に戻してくださいと、5ヶ所の段階に戻した場合にはテーブルに着きますということを、皆さん口を揃えておっしゃったわけです。今回、私は川内地区を白紙に戻すことは賛成です。手順を間違えましたから絶対できないと思っておりました。ただし、今度は前田市長が川内を白紙に戻して、5ヶ所のまたその先に戻されたことが、どうもすっきりしない。今までいろいろやってきた中で、一度、今回市長がこういう白紙撤回されますと、これから産廃行政というのはなかなか厳しいものがあるのではないかというふうに考えておるわけですけれども。市長は、市長就任されましてから確か12月の初めに知事とお会いになっていらっしゃると思うんですけれども、そのときも含めまして今回の一般質問の答弁をされてからでも構いませんけれども、お会いになった、電話したという経緯の中で打ち合わせをされたこととか報告をされたこととか、そういう内容がありましたらお教えいただけませんでしょうか。


○市長(前田終止君)


 当選をして、ご指摘のとおり暫くこちらでのさまざまな活動を一区切りした時点で、ちょっと日時は正確に今記憶しておりませんけれども、知事のところを私の方から訪問をいたしました。新市長となったことを報告をし、そして、この産廃の問題についても、いい機会でございましたから私自身が選挙戦を通じて申し上げてきたこと、それをしっかり白紙に戻しますという話までして戦いましたよと、そこまではちゃんとわかっとってくださいねと。今後は、知事、お互いに県政、そしてまた、私たちのふるさと新市・霧島市が県政と関わるような問題、率直に大人の話がお互いにできるようにホットライン結びましょう、こういう話を私の方から申し上げて知事とも握手をしたところでございました。今回のこの議会の議論を経て、また、県の部長とも、その日のうちに私の姿勢、先ほどの議会において本日このように私としては答弁をしたぞと。そして、係の方に答弁書をそのままそっくりファックスさせるので、どうぞお目通しを願いたいと。そしてまた、今後機会をお互いにつくって今回の議会の議論を踏まえて、本県のいわば産廃行政についての考え方、私どもの本市における今の時点における考え方、そして特にまた私が大事だと思いますのは議員ご指摘の点等を踏まえながら、それこそごみ問題解決プロジェクトを真正面からやっぱり取り組んでいく、このことが、私にとっては一番課せられた大きな使命かなと思うんです。その中で、特に私が今多くの議会の方々からご指摘を受けた問題の議論の経過として、今この瞬間思っているのは旧国分市議会における真摯な努力が長い間続き葛藤があり、市長さんをはじめ執行部ご努力をなされ、そしてまたその地域の方々との多くの経緯があったことをしっかりこれは受け止めながら、ごみ問題解決プロジェクトの中で、どうこのことを無にしない方向を探ることができるか最大の努力をしてみたいと思っております。


○16番(仮屋国治君)


 産廃の処分場の事業主体はあくまでも県でございますので、いろいろ複雑な問題が絡んでくるわけですけれども、知事にしましても産廃業者に対する認識不足を痛切に感じております。国分が1ヶ所に絞ると言ったときのインタビューの中で「見返りはありません。国分市さんに汗をかいてもらうことにこしたことはありません。」という、それだけの言葉だったというふうに私は記憶しております。何で県が事業主体なのに、国分はここまで一生懸命汗をかかんないかんのかという思いでやってきた経緯もあります。私は、市民の皆さんに駆け引きをすることはいけませんけれども、県とか国といろいろな駆け引きをしながら、県道の優先的な整備でありますとか桜島の根本のところを掘削して錦江湾の浄化でありますとか、県立病院を引っ張ってくるとか、表には出せない話かもしれませんけれども、そういうことも踏まえて「駆け引き」ということではあまり言葉はよくありませんけれども、そういうことも大事なのではないだろうかと思った時期もございました。そういう意味では、それもまた首長である政治家である市長のお務めであろうと思っておりますので、頭の中に入れておいていただきたいなというふうに考えております。それから、この問題の最後に一つだけ、市民の安心・安全を守るという立場からは産廃処理場の設置条例、これが必要不可欠ではないかと私は考えております。持松の問題も、まだ流れたままでございます。これからどうなっていくのであろうか。市とすれば、市民の安心・安全を守るんであれば、こういう形で条例をつくりました、これに基準に満たない産廃場はつくらせませんよという明確な意思表明をされるためには、この設置条例が是非とも必要であるというふうに考えるわけですが、市長、最後にいかがでしょうか。


○市長(前田終止君)


 産廃に関しての考え方を基本的にこういう考え方で私はいるよという設置条例、そういうことについての考えはないかということでございますが、ごみ問題解決プロジェクトの中で今、議員、大事なご指摘もいただきましたので、さまざまな環境基本計画等々総合的に本市がこの範疇にある問題を解決すべく最大の努力をします。その中でも、今のご指摘の条例設置等の検討も含めて取り組んでみたいと存じます。


○16番(仮屋国治君)


 最後と申しましたが、最後の最後にさせてください。最後の市民の意識啓発という点で、インターネットとか広報紙とか、そういうものでしていきますよとあるんですけれども、やはりこういうものではなかなか意識の醸成を図っていかれないんではないかというふうに思っております。また昨日、市長は「観光は攻め、環境は守り」とおっしゃいましたけれども、環境も攻めていかなければ素晴らしい環境美化というのは実現できないというふうに考えております。そういう意味では、是非「環境都市宣言」、そういったものを打ち出していただきまして市内の進入口のあらゆるところ、それから小中学校、地域にこの意識づけを図っていただきたいと思うわけでございますが、最後に市長のご意見をお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 都市宣言という話がありました。ほかの議員さんからも健康都市宣言というものもあったわけでございますが、私はやっぱり市民の皆さん方が安心・安全の暮らしができること、そしてまた健康であり続けること、こういうことは市政にとって最も大事な点でございます。ましてや、これからの市政の中で最も大事な分野といたしましては、環境の問題というのは本当に大事な中の大事だというふうに考えておりますので、私も天降川等の清流汚染条例でありますとか生活環境美化条例でありますとか、また、それを支えていく環境基本計画であるとか、そういうこと等を大事だと申し上げてまいりました。よって、是非そのことも都市宣言の中で重要に検討をする大きな柱の一つとして位置づけさせて協議の中に組み込むことができたらと願うものでございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で仮屋議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩をいたします。概ね15分間の休憩といたします。


               「休憩  午後 3時22分」


               ──────────────


               「再開  午後 3時38分」


○議長(西村新一郎君)


 休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に、35番池田靖議員より2件通告がされております。したがって、池田議員の発言を許可します。


○35番(池田 靖君)


 牧園地区選出の池田靖であります。今回、一般質問23名の中22番目になりました。皆様ご苦労さまですがよろしくお願いをいたします。私は、通告をした二つの問題について、市長に対し質問します。第1の質問は「元気で働きやすいふるさとづくり」の具体的方策についてであります。霧島市誕生とともに初の市長に当選され、市民をはじめ内外の多くの方々から大きな期待を持たれていることは誠に喜ばしいことであります。この質問は、市長あなたが選挙で主張されたマニフェストと先般、所信表明で述べられた最後の部分にある「元気で働きやすいふるさとづくり」の具体的方策について2点ほどお尋ねするものであります。前田市長は、我が鹿児島県、そして南九州の中心中央部に位置するこの霧島市をどんな都市にまちづくりをしていきたいのか、その理想像としてはどう考えているのか。例えて言えば日本では、また、世界ではどこかに参考になる都市やまちがあるのか。例えば、雄大なアルプスを抱えたスイスの山麓の都市にそのイメージがあるとか、そのあなたの考えに多くの市民が期待しているところであります。そこで第1点目、農産物などのブランド化、すなわち霧島ブランドの確立とは具体的に何をどうするのか。例えば、現在既にブランド化しているお茶、緑茶でありますが、霧島市の地域ほぼ全体に栽培されております。合併を機に、この地域のお茶は名実ともに霧島茶となりました。この各生産地を束ねて「霧島茶」としてブランドを確立するためには、それぞれの産地の特色を生かしていく必要があります。すなわち、それは茶畑が平坦でその生産量が一番多い溝辺地区の緑茶と、やや標高が高く朝夕に霧のかかる霧島や牧園地区の粗茶をブレンド配合して、色・味・香りの三拍子揃った霧島茶として生産から販売を充実強化する対応策が必要ではないでしょうか。このほか、今日まで各地域で懸命に育ててこられた特産品の数々を霧島市での特産銘柄としてそれぞれの地域を結んで、市長自らがセールスマンとして大いに宣伝していただきたいものであります。この霧島ブランドとして、市内各地の生産物が良い面を伸ばし弱い面を補って連携することが、地産地消の地元はもとより前田市長の提唱された観光客1,000万人のプロジェクトの実現に大きく貢献すると考えますが、このブランド確立の具体的方策を示されたいものであります。次に、第2点目として「新たな観光素材を発掘して利活用する。」と主張され、森林資源に恵まれた観光地づくりをするといわれますが、どこでどんな形でどのように進められるのか、観光素材とはどんなものを考えておられるのか質問します。我が霧島市は山あり谷あり海あり、そして、田園風景も残っていて風光明媚に恵まれ、バランスの良い自然環境がまとまっております。この素晴らしい自然を十二分に活かしていくのはもちろんでありますが、豊富な温泉が昔からこの地を広く知られていて、その入浴効果は森林資源の森林浴とともに、いまや現代人が求めている癒しを与えるものとして霧島市が備えている特徴の一つであります。この温泉は、地元民の健康保持はもちろんのこと、国内や海外にも広く宣伝して多くの観光客を招いてほしいものであります。数多くの同僚議員から霧島市の観光のご提言がありました。450年の歴史を持つ鹿児島神宮の初午祭をはじめ、龍馬ハネムーンウォーク等が当地域の情報発信として評価される点、同感であります。私は、毎年7月下旬から8月上旬まで約半月にわたって開催される霧島音楽祭を取り上げてみたいと思います。霧島町のユースホステルで始まったこの音楽祭は、本年夏には第27回を迎えます。ヨーロッパで高名なゲルハルト・ボッセ教授の提唱により若い音楽家を育てることと、質の高いクラシック音楽をこの南九州に広めてきました。前田市長が県会議員のときの尽力で、県文化振興財団による霧島国際音楽ホールみやまコンセールが10年前に建設され一流の音楽家が集まり、海外からも参加する若い受講生も昨年は150名に達しております。この音楽祭を支えているのが、地元牧園を中心とした女性グループのもてなしであります。すなわち、音楽家と若い人たちのランチサービスのボランティア活動であります。このことは早くから行われ、今や有名な芸術家と地元の方たちの心の結びつきにまで育っております。これが本当の地域文化といわれるもので、音楽友の会として霧島音楽祭の名を世界に情報発信として支えているものであります。このような民間活力による観光素材を新生霧島市として育てていただきたいものであります。観光地づくりとして、新たな観光素材の発掘と利活用を具体的にどう進めるのか質問するものであります。次に、第2の問題として行政改革集中改革プランの策定・公表への取り組みについて市長へ質問します。我が国は先日の報道のとおり少子高齢化による人口減少が始まりましたが、国、地方を通して厳しい財政状況の中、国と呼応して各自治体においても新しい視点に立った行政改革に取り組み、その体制の刷新が強く求められております。このような観点から、昨年3月29日付の通知で総務省が策定した地方公共団体における行政改革推進のための新たな指針を参考として、より一層積極的に行政改革の推進に努めるよう指導、助言されたことは、市長は旧牧園町長として十分認識されているのであります。ご存知のとおり、この通知の中には本市のような合併自治体においては、合併後の行政体制の整備の状況を見極めつつ適切に対応することとして、一般の自治体は平成17年度を起点として概ね平成21年度までの具体的な改革の取り組みをわかりやすく明示した集中改革プランをつくって市民に公表するように指導しております。そのプランには、事務事業の再編整理、廃止統合、2番目に民間委託等の推進、これは指定管理者制度の活用を含んでおります。3番目に定員管理の適正化、4番目に給与の総点検をはじめとする給与の適正化など、4項目にわたってのプランとすることとしております。心ある市民の方々はそれなりの関心を持っておられるようでありますから、以下4点にわたって市長に質問するものであります。まず第1点は、県を通じて1市6町になされたこの政府の指導助言をどう受け止めてどのような基本認識で対処される考えであるか、まず質問します。第2点は、この集中改革プランは抽象的な努力事項を謳うのではなくて、可能な限り目標の数値化や具体的で市民にわかりやすい指標を用いることとし、特に定員管理の適正化計画については退職者数及び採用者数の見込みを明示し、平成22年4月1日における明確な数値目標を掲げることを特に強調しております。加えて、すべてにわたって市民にわかりやすい指標を用いることとしております。このことについて市長はどうする考えであるか、明確な見解を質問するものであります。第3点でありますが、行政改革はその計画策定から具体的推進、その成果のチェック、検証、そして見直しが必要であります。それには、市民の理解と協力が必要であることは論を待ちません。そこで、まず集中改革プラン策定に当たって有識者市民の意見を参考にされ、プラン策定に万全を期するというような考えはないものかであります。最後に、第4点は同僚議員の質問に答えておられますが、この集中改革プランの策定を終えたら市民に公表して、市民と協働してその積極的推進に努めることになりますが、その公表の時期についてどのような目途を立てているのか、再度質問するものであります。以上申し上げ、市長の責任ある明確な答弁を期待して第1回目の質問を終わります。


○市長(前田終止君)


 池田議員にお答えいたします。2点についてのご質問でございました。1点目の元気で働きやすいふるさとづくりの具体策についての質疑については、私の方から答弁をいたします。2点目の行政改革集中改革プランの策定・公表への取り組みについては、行政改革推進監に答弁をいたさせます。元気で働きやすいふるさとづくりの具体方策の中で、農産品等の霧島ブランドの確立についてお尋ねでございました。私どもの霧島市管内では、畜産、水産、木材、農産物や黒酢、焼酎など、多岐にわたり多種多様な特産品が生産をされております。これらの特産品は地産地消はもちろんのこと、県内外の多くの消費者の方々にも広く消費されているところでございます。このたび1市6町が合併をし霧島市が誕生したわけでございますけども、旧1市6町では長年にわたり地域性を活かした特産品育成への実績があるわけでございます。これまでの旧市町で育んできた特産品の伝統や特性といった良い部分を残しつつ、合併して一つのまちになったことに伴い、新たに霧島市の特産品として消費者へPRを図ってまいりたいと存じます。これらの活動につきましては、生産者をはじめ各種団体、県やJAなどの関係機関の皆様と十分に意見を深めつつ、相互理解のもとで霧島ブランドの確立に向けて、まずは努力してまいりたいと考えております。一例として、議員はお茶の例を引き合いに出されました。霧島市管内では、主要な農産物の一つにお茶が生産されておりますけれども、それぞれ広くこのお茶も栽培をされておりまして、それぞれの地域で銘柄の育成に努められてきたところでございます。各市町別に長年培ってきた銘柄の統一、これは一朝一夕には難しい点もあろうと思われますが、今後はお茶に関するイベント誘致等を行う場合を想定しますと、管内の茶業振興会の皆様や関係機関の意思統一も必要になってくると考えるので十分な協議を図ってまいりたいと思います。もっと具体的にいいますと溝辺のお茶「溝辺茶」、牧園のお茶「牧園茶」、それぞれの立場で自治体としての範疇の努力が行政努力がありましたし、生産者も生産者でそれだけの努力をなさってきた歴史を持っております。それを統一銘柄として、例えば「霧島茶」というブランド確立を図るという具体的なことになりますと、本当にそれに対するお互いの統一された協議機関、そういうものが必要になってくるのかなと、こういうふうに思うものでございます。また、後段のところでこのところについてご質疑があれば、お互いに意見も交換し合いたいと存じます。元気で働きやすいふるさとづくりの具体策の2点目でございますが、森林資源と豊富な温泉を活用した観光地づくりとして新たな観光素材の発掘、利活用を具体的にどう進めるのかということについてでございますが。新市・霧島市内には、あらゆる種類や効能の温泉が湧出し、庶民の本当に癒しの場、健康づくりの場として、そして、憩いの場として県内外から多くの観光客が訪れていただいているわけでございます。最近は、単なる温泉入浴スタイルから森林浴など織り混ぜた総合的な温泉利用が増加しつつあります。森林浴という言葉が登場してもう20年以上になるわけでございますが、近年では森の癒し効果を活かし健康増進やリハビリテーションに役立てる森林療法、森林セラピーが注目されております。霧島市内には広葉樹などの原生林も存在をし、その活用においては格好の場所でございまして、旧牧園町では平成17年度において、その活用策の第1段階の調査が終わったところでございます。これは国の機関の取り組みでございますけれども、全国31ヶ所の候補地の中で九州内ではほかに佐賀県の七山村、宮崎県の日之影町及び綾町が、当事業に手を挙げられて取り組んでおられるところでございます。本県では私どもの霧島市、旧牧園町が1ヶ所でございます。18年度の国段階の二次審査に向けてそれぞれの候補地が取り組まれると思いますので、お互いに情報交換などを通して認定獲得のために頑張ってみたいと思っております。温泉と森林浴とを組み合わせた保養型の観光は、今後ますます需要の見込まれる分野と思われますので、関係課や観光協会などと連携をして事業の展開を図りたいと思っております。また、議員もう1点のご指摘は、今年で第27回、四半世紀を超えた歴史を持つ国際音楽祭を取り上げてこれの持つ地域への与える影響、また、観光との絡み合わせとしてまだ27年目の歴史だけども、こういうものもしっかり視点として持って、さらに磨きをかけて取り組まれたいということかと存じますけれども。確かに、国内において20年以上、27回歴史を持つ国際音楽祭というのは本当に数えるぐらいしかないわけでございまして、私どもの鹿児島県が県政のレベルで国内外に誇れるイベントがあるとするならば、私はやっぱりこの手の国際音楽祭が27年も続いたというのは、大きな一つの地域の文化度を図る意味では大変に重要な取り組みの歴史をつくってこられたと思います。そして、この地に豊かな緑、自然があり、そして、そこにはまた食文化としての地域のご婦人方や地域づくりの方々がまさにおもてなしをされ、アーチストの方々やそれをまた目指される受講生の方々、あるいはまたコンサートを訪れられるそういう方々が本当に和気あいあい一夏を過ごされるという姿は、見てても本当に素晴らしいもんだと。近年は、東京、大阪、福岡、そういうところからそれこそ飛行機のツアー、バスのツアーをこの国際音楽祭に向かっておつくりになられて宿泊、そしてまた、あちこちでの飲食などなど特産品まで含めて効果が出てきており、どの会場も満杯を繰り返していること、大変に結構なことだと思います。今後はさらに市民のものとして、これが全体として「おれは一遍も行ったことがないよ。」ということがないように、もっと下支えを霧島市全体でできる日がきたらなと期待をいたしているところでございます。


○行政改革推進監(山口 剛君)


 2点目の行政改革の集中改革プランの策定・公表への取り組みについてお答えいたします。総務省から平成17年3月29日に、地方公共団体における行政改革のための新たな指針が示されたことにより、各地方公共団体は新たな行政改革大綱等の見直しを行うこととなりました。その内容は、平成17年度を起点として事務事業の見直しや民間委託の推進及び職員の定員及び給与の適正化、経費削減等の財政効果などについて、概ね5年後までの具体的な取り組みを集中改革プランとして策定し、それを平成17年度中に公表するものとされています。しかし、本市の場合は平成17年11月7日に合併を行った関係で、具体的な項目のうち合併後に調整される項目も多いことと、合併後における新たな行政課題を適切に把握する必要があることから、そしてまた並びにプランの策定には住民の皆様の意見を反映できるような仕組みを取り入れることなどから、策定には1年程度かかるものと思われます。そのようなことから、霧島市の集中改革プランの策定は平成18年、今年の10月ごろまでには終えるようにとの指示を受けております。次に、2点目の数値目標や指標の設定につきましては、今回の集中改革プランにつきましては公表することといたしておりますので、なるべく数値目標や具体的で住民の皆様にわかりやすい指標の設定を導入することを考えております。また、3点目の有識者市民の皆様からの意見聴取につきましては、今回の大綱策といえば住民の皆様の意見を反映できる仕組みを取り入れたいと考えておりますので、有識者や公募の委員から構成する行政改革推進委員会並びに18年度に設置する予定の55委員会、55人委員会による意見の聴取などを行う予定でおります。最後に、このプラン策定のスケジュールにつきましては17年度中に推進委員会を設置し、18年度の早い時期に55委員会の意見聴取を終え、パブリックコメントを経て10月ごろに策定を終わり11月ごろには公表できると考えております。以上でございます。


○35番(池田 靖君)


 通告に書きませんでしたけども、最初の前文のところで霧島市の理想像をご質問をいたしました。市長は各国を回られて、そういうお話も遠くから聞きましたけれども、我がまちをどのような具体的な考えとしてイメージでよろしいんですが、そういうものがどこか、「こういうまちにしたいな。」というお考えがあれば、それをまず最初に伺いたいと思います。


○市長(前田終止君)


 自分まちの、いわばこうなってほしいという理想的なまちの姿という意味かと存じますけれども、それは国内外に求めるという考え方ももちろん参考事例としては必要かなとは思いますけれども、私はどちらかというと国内外、県議時代は特にフットワークよく国内も外国も飛び回ってまいりました。そして、憧れの場所、教科書で見たような場所、そういうところを見てきましたけれども、やっぱり世界中回ったわけではございませんけれども、20数ヶ国足を運んでみて「自分のふるさとに勝るところはないな。」ということを逆に感じておりまして、それこそ美しい霧島連山をじっと見ておりますと感動してくるような思いがいたします。そしてまた、波穏やかな錦江湾に浮かぶ雄大な桜島、これも本当に世界に誇る風景だなと、こう思います。また、山上に立って薩摩・大隅両半島、隼人・国分エリア眼下に見下ろしますと「本当に素晴らしいふるさとを持ったもんだな。」と、こういうふうにも思うわけでございまして、どこかの国の例えばスイスのアルペンだとか、あるいはヨーロッパあたりの国際音楽祭なんかをやっておるようなステージに合ったような場所とか訪れて比較もできますけれども、我がふるさとに勝るものはないなと。ですから、我がふるさとを本当にどう大事に取り扱っていくか。そのことは、やっぱり議員各位たくさんのご質疑をいただきまたけれども、今を生きる私たちがごみの問題も環境の問題、観光の問題、地域づくりの問題、農業の問題、本当に今精一杯責任を感じながらやっていくことに尽きるんじゃないかなというふうに私は思いながら、市長職というものに立ち向かっているつもりでございます。もちろん、国内外の素晴らしい地域づくりの視点とか手法については、また学びたいというふうにも思っております。


○35番(池田 靖君)


 今の問題については、また今後の一般質問等でご議論をさせていただきたいと思っております。2番目にブランドの問題でありますが、私が一つの例としてお茶を申し上げましたが、やはりそれぞれの現在までの産地間で、それぞれ競い合っていい面を伸ばしていらっしゃることは当然でありますが。例えて言えば、私の出身であります牧園町あたりは市長も同じでありますが、南薩のお茶に比べてやや遅く出荷をされると。そして、そうなりますと、どうしても早い方が値段がよくて値段が下がってしまうというような問題もございます。しかし、霧島ブランドとして一つの量も質も高いものが出てくると、やはり私は今後、霧島茶というのは名前からも非常にいいものが生まれてくるのではないか。そういうことで、今後の市長選においても我が町の茶の農家は一生懸命走り回りました。やはり、それだけ前田市長にも期待をかけているわけでありますので、ひとつこういう問題を地域間を越えて霧島市全体でひとつ束ねていくというような考え方も、ひとつしていただきたいなというので申し上げたわけであります。3番目に、ちょっと先ほど霧島音楽祭の話をいたしましたが、ヨーロッパの北の方にザルツブルグというのがございまして、そこでもう100年近い音楽祭をやっております。2ヶ月間の音楽祭の間中、40軒にわたるホテルが満席になるという話を聞いておりますので、その辺について、もし観光商工の方たちの方で何か資料がありましたらお話をいただきたい。


○商工観光部長(長崎 薫君)


 ザルツブルグ音楽祭は100年にわたってずっと音楽祭をされておりますけれども、そこに旅館とかホテル等があるわけですけれども、そこは満杯になると今言われたとおりでございます。霧島国際音楽祭についても今27回目を迎えるということでございますけれども、やはり精神的な観光といいますか、肉体的な観光と二つあると思うんですけれども、音楽は精神的な健康といいますか観光といいますか両方にまたがっていると思っております。前にも申し上げましたように、長く続けることがやはり観光も発展してくるのではないかというふうにも考えますし、霧島にとっては音楽は大切な情報発信の世界に誇れる情報発信の場だと考えております。以上でございます。


○市長(前田終止君)


 お茶の件で、議員からさまざまなご指摘をいただきましたけれども、合併したことによって溝辺茶と牧園茶が中心になり、また、ほかの旧自治体でもお茶農家も相当数いらっしゃるわけでございますが、全体をこれを総計しますと鹿児島県第4位のお茶の生産地として変わっていくわけですね。よって、霧島茶ブランドとしての確立が銘柄として将来できるならば、これはまた大きな合併効果を分かち合っていくという方向を見出すことができるのかなというふうに思うわけです。しかしながら、長年溝辺茶として親しんできたもの、そしてまた牧園茶として親しんできたもの、お茶の農家の方々は多くの思いがあられようと思うんです。しかしながら今後いい語らいの場、協議機関を行政の側が肝いりをさせていただいて、関係農家、みんなもうそれぞれ昔から知っておられる仲間同士だと思いますし、是非こういう方々には共通する協議の場所もおつくりいただいて、そして、2年目、3年目、願わくば合併三周年記念あたりで、可能ならば「全国お茶大会」ぐらいを私どものこの地域で手を挙げてみたらどうか。もし、それがそれこそ全国大会レベルは3年単位で先は決まっている可能性もありますので、然からば合併五周年記念、そのころそれができないものか。そして、日本全国のそういう方々に来てもらい、意識が変わって霧島茶というブランドの確立をPRするにはもってこいの場をつくってみたらどうだろうと。我が県も、それこそお茶の全国大会、サミット、世界大会みたいなものがあるわけでございますが、暫くの間やっていませんですね。そういうことなども今段取りを始めたら、私は三周年か五周年間に合うんじゃないか。その間に、しっかりブランド確立への道を例えばお茶の世界で図ってみたらどうかと。私としては、それこそお茶、黒酢、あるいはまた黒豚、あるいは黒牛と、こう我がまちもニガウリとかいろいろあるわけでございますけれども、観光の面まで含めて広報営業本部長のつもりで飛び回ってみたいというふうに思っております。また、この音楽祭については部長もおっしゃいましたので申し上げませんけれども、大いにこれを利活用しながら地域づくりにさらに磨きをかけることができると確信いたしております。


○35番(池田 靖君)


 1問目の2点目の観光素材について、ちょっとご提言をしてみたいと思います。それは、森林による癒しの公園づくり設置であります。少子高齢化の現代において団塊の世代の熟年化を目前に控えて、今や自然や樹木を求める人たちが増加しております。観光の団体旅行は少なくなり、家族単位、グループあるいは高齢者夫婦が多く見られる時代に変わっております。子どもたちを対象とした公園もさることながら、高齢者も受け入れられる癒しの森の構想の公園を考えられます。国立公園の玄関口にありますみやまコンセール周辺は旧牧園町の町有地で、県立農業大学校の移転跡地もあり、その上、国民休養地としてある程度整備をされております。県営のふれあいセンターの研修施設もありますが、霧島市有地としてまとまった公共用地があります。この牧園町営牧場周辺の農大跡地等の活用は、牧園町議会でも特別委員会を設置して検討を重ねてきましたが、あまりにもその可能性が大きくて結論として具体化をいたしませんでした。国立公園の入口で温泉地にも近く、この素晴らしい場所に癒しの森構想の公園の建設を提言してみたいと思います。児童文学者で童話作家である高士与市先生が霧島ゴルフ場の隣りに別荘をお持ちであります。先生は、椋鳩十としての研究家としても高名で椋文学賞の選考委員長を長く続けておられます。先生自らのご著書も122冊にも及びますが、先生の蔵書が自然豊かなこの地の文学館、児童絵本館等を設立してくれるなら寄贈したいとのお話がありました。この文学館を含む公園の設立を市長、是非お考えいただきたいものであります。先生は現在、久留米の信愛女学院の教授と図書館長をしておられますが、10年前までは鹿児島市の女子短大の教授で10数年の教鞭をとられ、国分・隼人にも教え子の方たちがたくさんおられると聞いております。市長のお考えを伺います。


○市長(前田終止君)


 癒しの森構想というご提言でございました。確かに議員おっしゃるとおり、私たちの霧島市の牧園町みやまコンセール周辺、あのあたりの持つポテンシャルというのは大きなものがあろうということはよく理解できます。そこに町有地もたくさんあるということ等含めて癒しの森構想と位置づけと、そして、高士与市先生の児童絵本館、ありがたいものがあるから、こういうものも位置づけてみたらどうだというお話でございますけれども、貴重な提言とは思いますが急にどうなるということは、この場では申し上げる状況にございません。今後この森林セラピー構想、このことがしっかり位置づけられて、そしてまた農大跡地の利用と、本当に今まで議論が尽くされておりますけれども、一旦手を付ければ、これはなかなかそれを「いや、これは間違ったな」ということでつくり直すということはなかなかに成し得難いことにもなりますし、きちんとした構想の中で事は進めていくべきことというふうに認識いたしておりますので、農大跡地の利活用策、こういうものも今後積極的に検討をいたしていかなければなりません。あの場所は、それこそ13万市民にとって霧島の中の奥霧島に入って行き、市民の皆さん方の憩う場所にもなり得る大きな潜在価値を持っている場所でございます。例えば、鹿児島市民にとって健康の森公園が、家族や学校、地域の市民にとって本当に人気のある場所になっていますよね。そういう視点で見た場合、私はやっぱりこの13万人市民が、いずれかの場所にそのような憩い集える場所、このまちへ一日遠足を、そしてまた訪れる観光客はそこでゆったりと身体を横たえると、そういう場所が将来やっぱり必要になってくるのかなと。名付けて、例えば「霧島中央公園」みたいなものがしっかりと位置づけられることも検討されて然るべきかなと。そういう中に例えば高士与市先生の児童文学館みたいなものが、もし必要とある議論がお互いが納得できるんであれば、相当な費用もかかろうかと思いますけれども検討の余地ありというふうには思います。貴重な提言として受け止めさせていただきます。


○35番(池田 靖君)


 先ほど、行政改革推進監からのご答弁をいただいたんでありますが。ちょっと前のことになりまして恐縮ですが、鶴丸候補と前田候補のマニフェスト、いわゆる公開討論会の資料を見てみますと、鶴丸さんの方ははっきりと行政改革の数値を上げておられる、前田さんの方は四役の20%のカットぐらいしか上げていらっしゃらない。何か、その辺に少し前田市長は腰が引けてるんじゃないかという意見もありますので、その辺を一つお伺いをしておきます。


○市長(前田終止君)


 皆さんもご承知と思いますが、この赤い、橙色といいますか「ふるさと一新、前田終止マニフェスト」、これを皆さん方にお配りを申し上げました。公開討論会の実行委員会の実は皆さん方が2人を並べて共通に説明がございました。そして、そのときに特別な指導者も大学の先生がおられて私どもに言われたことは、合併協議会の席上、新市まちづくり計画というものができ上がっておりますが、これはみんなで協議をしてつくり上げてきたものである。それに書いてあるようなことをマニフェストの中には上げていただかなくていいですよ。もっと積極的に自分たちがメリハリ効いた考え方をこういう形でまとめて、そういう公開討論会にいたしましょうというのが前提でございました。もう今まで議論を重ねてきて新市まちづくり計画として示し合ったものを、両方一緒に同席してつくったものがいろいろ多くの条項を重ねる形でやられるということは示さないでいただきたいと、そうでない範疇でやりましょうと、一部重なっている点は、若干はそれこそ市政全般にわたる問題ですからあるわけでございますが。だから、私としてそれを忠実に話を受け止めて、そういう形ででき上がったものがこれなんです。ですから、新市まちづくり計画、鶴丸さんのお示しになられたようなもの、それについては共通の認識として1期4年分、ちゃんとすればそういう形で計算ができるわけでございます。以上です。


○35番(池田 靖君)


 それでは最後に今、赤い紙を見せられましたが「ふるさと維新」という言葉を使っていらっしゃいますので、大きな夢を具体化される多くの市民の期待に応えるブランドの確立とか新素材の開発とかということに対する、最後に市長の決意を伺いたい。それから、集中改革プランへの取り組みの決意も合わせて二つお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。


○市長(前田終止君)


 二つの質問に対して決意を述べてみよということでございますが。合併、明治の大合併、そして昭和の大合併、平成の大合併と、こうあるわけでございますけれども、今回のこの大合併は本当に100年に一度あるやなしかの、まさに黒船が来たぐらいの大きなそれこそ私は合併の事実だというふうに思います。そういう意味では私たちの地域のまさにふるさと維新という、そういう気持ちがぴったりするなと思いましたから、こういうそれこそ表現をさせていただきました。合併をするということは、本当に自分たちのふるさとを自分たちでつくっていく覚悟がいるなということを常々申し上げておりますけれども、市政を預かる者としての基本姿勢として、もう何回も今まで多くの議員の皆さん方に対して、当然と思いますけれども市政スタートに当たって、この際市民の皆さん方から数千人の皆さん方のお一人おひとりの背中には市民の期待を担われて、この議場にお越しであるわけでございますから、そういう人たちの声に押されての一声を聞いているというつもりで、私も丁寧に心がけて答弁をさせてまいりましたけれども。まず、開かれた市政、そして活力ある市政、公平で公正な市政、これを心棒を貫いてやっていきますよ。そして、私自身のもっと内なる個人的な決意としてそれこそ不易流行、変えなきゃならないものについては覚悟をもって本当に問いかけていきますよと。しかし、これはしっかり守り育てていかなきゃならんものは、頑固にかたくなに主張もしてみたいなということ。そしてまた、物事に当たっては公平無私、自らを捨てる覚悟で公平感のある気持ちを常に持って皆さんと真正面から向かい合って真摯な議論もさせていただき、是は是、非は非の気持ちで市政発展のために一身を投げうってみたいと。また、この執行部の職員たちには、私が答弁をするときにもこの議員さんと2人きり話しているんじゃなくて、それこそ一人ひとりの議員さんの背中に何百人、何千人という人たちが思いをかけて一票ずつ期待をしてこの議場におられることを思うときに、議員と執行部の議論ではありますけれども、それこそ市民の皆さんにも語りかけるような気持ちで答弁を思いを込めて顔を上げて、やっぱり原稿を棒読みしていくようなやり方よりも、しっかり心の通い合う、そういう議会になることができたらなと思って期待をしているところでございます。是非、執行部の皆さん方も、そういうつもりで答弁を今後さらによろしくお願いをしたいと、こう思っております。あと、この集中改革プランについてでございますけれども、行政改革推進監が申し上げたとおりでございまして、私自身もしっかり数値目標や指標の設定等、具体的に市民の皆さん方がわかりやすい説得力のある、そういうものができるような最大の努力をしたいと。その間に、それこそ市民との対話、これを公約以上にやるわけですから、34会場プラス7会場ですよ。できることなら一集落ずつ回りたい、でも、なかなか時間がない。ですから、とりあえずは前半の段階でここまでやってみようと、そういうふうに思っております。そういうものも反映していきますし、55委員会もまたそれに加わってきますし審議会もございますし、忙しいですよ。そして、本当に私自身が忙しいと言っても夕ご飯を食べる時間もあるわけですから、4年間通じて最低月1回以上は市長室で、あるいはまた会議室を利用して10名ぐらいのものでございますけれども、若手の職員と10分そこそこのおいしいランチを500円会費でいただいて、あとは残る40分、50分大いに議論闊達に、また若い意見も聞きたい、あるいはまた市民の皆さん方の声も、その時間をうまく活用しながら多くの分野の話を聞きながら、その会も聞きっぱなしにはしませんよ。ちゃんと皆さん方の声として受け止めてさまざまな改革に向けていく努力をしたいと、こう思っております。以上でございます。


○議長(西村新一郎君)


 以上で池田靖議員の一般質問を終わります。次に、2番松元深議員より1件通告がされております。したがって、松元議員の発言を許可します。


○2番(松元 深君)


 議長の許可を受けましたので先に通告しました農林振興について一般質問いたします。12月定例議会23番目、最後の一般質問者となりました松元深です。その前に、私は長年勤めましたJAを昨年9月に辞めまして、11月27日に執行されました市議会議員選挙で住民の皆様方のご支援、ご支持をいただき市議会議員としてスタートしたばかりです。そして、第1回目の本会議で一般質問する機会を与えていただきまして感謝し、責任を痛感しているところであります。また、前田市長におかれましては、地域をくまなく巡回され見事当選されました初代市長としての活躍を期待して、その手腕を大きく期待しているところでございます。政治は、住民の人々のそれぞれの活動をスムーズに進め、それらの調整、調和を図り、共同生活の向上を図って一人ひとりの幸せを高めることを使命としています。政治は、本来人々の幸せにあるということを正しく認識して、初心を決して忘れることなく私利私欲のない真心と情熱を持って一生懸命取り組んでいく所存であります。皆様方の温かいご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。それでは、質問をいたします。農林業振興について、市長にお尋ねいたします。霧島市は、錦江湾沿いの日照時間の長い沿岸地帯、北部の霧島山麓の冷涼な地帯、その中間に位置する地域からなり、地勢気象状況ともにバラエティーに富む地域であります。総面積約6万367haのうち、おおよそ耕地10%、林野70%、その他20%の割合になり、中間産地が多い地形でもあります。市長は、「特色ある産品を霧島ブランドとして指定する。」と所信表明でもありましたが、特色ある産品とは具体的に何を考えておられるのかお尋ねいたします。また、茶振興、畜産振興にも十分な振興方策をお持ちと思いますが、霧島ブランドへの指定推進の考えがあるかお尋ねいたします。また、旧市町においては鹿児島ブランド推進による園芸振興のもとで、国分でゴボウ、トマト、イチゴ、根深ネギ、溝辺でダイコン、横川でキュウリ、ニガウリ、ゴボウ、牧園でニガウリ、霧島でイチゴ、ゴボウ、隼人でゴボウ、トマト、ニガウリ、福山でニガウリ、ゴボウが重点品目に指定され、各市町において重点産地育成計画を作成し、重点野菜の振興が推進されてきました。これらについても手厚い振興を期待し、霧島市での今後の育成についてお尋ねいたします。次に、担い手の育成についてお尋ねいたします。農林業経営従事者の高齢化且つ、担い手不足による遊休農地も毎年増加しているのが現状であります。認定農業者への農地借入等については、農用地利用集積促進事業も検討されておりますが、新規就農者、新規参入者への対策も今後必要なことではないかと考えますが、方策をお尋ねいたします。以上、壇上からの質問を終わります。答弁の如何によっては自席からの質問を議長にお願いいたします。


○市長(前田終止君)


 松元議員にお答えいたします。農林振興について2点にわたる質問でございました。私の方からすべて答弁させていただきます。霧島ブランドについて重点品目の認証推進がなされているけれども、新市・霧島市での取り組みについてのお尋ねでございました。ご質問にございましたとおり、旧1市6町では園芸産地育成計画において7品目、ダイコン、ニガウリ、新ゴボウ、キュウリ、根深ネギ、イチゴ、トマトなどが重点作物として位置づけられております。これらの重点作物は、各地域において気象条件、土地条件などの地域の特性を活かした作物として産地化を図ってまいったわけでございます。本市としては地域性を考慮し、旧市町の重点作物のさらなる産地化を推進しながら定時・定量の出荷体制、一定品質の確保、一定面積の規模の確保等と生産技術の向上を図りながら産地間競争に対応できる作物を霧島ブランドとして位置づけられるよう生産者、関係機関、団体と十分な検討を重ねていくこととしております。また、畜産、お茶につきましても、生産者、関係機関、団体と十分に協議をしながら霧島ブランドの指定、推進を図ってまいりたいと存じます。2番目に担い手育成について、高齢化が進み担い手不足、遊休地等の増加に対することについての内容だとお伺いしておりますけれども。本市の農業高齢化及び担い手の現状ですけども、総農家戸数6,791戸に対して65歳以上の高齢農家は約2,560戸、高齢化率37.8%、過去5年間の新規就農者数は51名、年間平均10名程度となっております。担い手不足は、これまでも重点課題として検討してきましたけれども、本市におきましては新規就農者等に対しての支援事業を講じるよう検討しております。また、基金による資金貸付を行うなど就農しやすい環境を整えるべく、今後も検討を重ねてまいります。また、遊休農地につきましては、農業委員会と連携を図り遊休農地の解消に努め、認定農業者など担い手への農地集積を斡旋しながら農地の有効利活用、担い手支援を展開していく考えでございます。県段階におきましても、地域担い手育成総合支援協議会を立ち上げ、担い手への一層の支援強化を図ることとしておりますので、関係機関一丸となって支援をしていく考えでございます。


○2番(松元 深君)


 すべて前向きな回答に感謝しているところですが、2、3再質問させていただきます。市長は、ブランドという言葉に対してどのような認識を持っておられるのかお聞きいたします。


○市長(前田終止君)


 少なくとも、例えば1県単位で考えても全国国内外に誇れる品質、そういうものがしっかりとお互いが評価をし合い、そして、そのことがいわば顔の見える形で、あるいは産地がしっかりわかる形で責任の持てる安心・安全のものであるというような品質保証。また、それこそ消費者から見て「これがほしいんだ。」と思わせてくれるような意志表示が伝わりきるもの、そういうものを責任を持って私たちの地域のブランドですよということが言えるんじゃないかなと、私はそのような認識で考えております。


○2番(松元 深君)


 ありがとうございます。私も同じような考えで、食品での本当の意味のブランドとは、そのものの名前だけでなく、その名前言っただけで高額な取引がされ、うまいものだと100人中100人が感じるような品物だと考えております。例えば、三重県の松阪牛とか新潟産の魚沼のコシヒカリなど、それに値するのではないかと思います。霧島ブランドの確立にも高い目標ですが、それを目指して相当の行政からのバックアップ、販売促進、宣伝等が考えられますが、市長のマニフェストの中に「アピールのために著名人による霧島大使の起用など広報活動への支援を行います。」とありますが、そこについて質問いたします。


○市長(前田終止君)


 この件については、今いろいろ術策めぐらしている最中でございますけれども、私たちの地域のブランド、農産物などでございますけれども、それとともにまた観光の発信でありますとか産業の振興の意味での情報の発信でありますとか、新市・霧島市が持つイメージ、そういうものをどういう形で、やはりどういう役割を担っていただくかなということをいろいろと検討中の真っ最中でございます。例えば、相当な著名人に高発信なイメージをつながるような形で霧島大使になっていただいて、我が霧島市が入れ込むべきものの年間を通じてさまざまな形で情報発信を努めてもらう場面に出てもらうような手法もあります。しかし、これにはまたそれなりの約束事が相当な経費を払いながら発生するかもしれません。しかし、私はなるべく安いコストでなるべく高イメージを発信できるような方々に、安いけど高い効果を狙いたい下心はあるわけですね。ですから、我が知っている知人友人の中で、いい私たちの新市・霧島市を売り込んでいただけるようなそういう範疇にするか。いや、それとも、例えば吉本の芸能界の方々の若手、こういう中でまだ名前はあんまり売れていないけれども、半年間私たちのふるさとにある宿を提供して住んでもらって、そしてまた、いろんな行事にその人たちに出てきてもらって、そして、さまざまな場面で地域の良さをアピールしてもらう。その人たちは、そういうPRが非常にうまい。そして、いつの間にかスターになっていくというような格好があるわけですね。そういう形で、今度は都会に行かれてそれなりの成功を収めて私たちのPRマンになっていただくというようなやり方を、全国のある県ではやっているそうです。私は、ですからそういうことも一つの選択肢かなとも思ったり、我が知っている範疇で「おい、来てくれ。一緒に応援してくれよ。」というようなパターンになるのかなと思ったり、いや、それはやっぱり金がかかるんだったら、もうちょっと違う知恵を回そうということで一番費用がかからなくて一番勝負ができるのは、私自身が営業本部長になって先頭に立って頑張ることと。だから今、名刺をいろいろ段取りしているんですよ。これは、私が考案中で間もなく印刷に入ろうと思っていますが、霧島市長広報営業本部長と書いてですね。そして、こっちを見ますと私のよかにせの写真が入っている。そして、外国でも通用しますように中国語、韓国語、英語でですね。そして、中にを広げますと7自治体の見せどころ、PRどころがあるわけですね。そしてアジア地図を入れて海外でも通用するようにして、そして、そこに天孫降臨の地、美しい霧島市へおじゃったもんせと英語で日本語で書いてございます。そして特産品、黒毛和牛、黒豚、黒酢、鉱泉水、霧島茶、芋焼酎、霧島は日本最初の国立公園で、坂本龍馬とおりょうの日本最初の新婚旅行の地ですというのを英語バージョンで書いて再生紙を使うと、こういうことをいろいろ今、最後の詰めを、難しいもんですからね、なかなかこういうことも的確に早くやりたいんだけどもできないんですよね。ただ、そんなことで多くの分野にわたる、私は欲張りですから先頭に立ってやる気があって、そういう売り込みの本部長にもなるぞということはご理解いただきたい。それで、いろいろ思いを巡らしていることも事実で、いずれ皆さん方に「おお、その手があったか。」というような工夫をしてみたいと思います。また、皆さん方もどうぞひとつ何かいい知恵があったら、是非ご提案なりご指導ください。よろしくお願いします。


○2番(松元 深君)


 大変前向きな答弁ありがとうございます。先ほど池田議員の方からもありましたが、お茶につきまして霧島ブランドの指定推進を図るという答弁をいただいておりますが、先ほどの回答の中でありましたので新市・霧島市が発足しまして、是非、全国茶業大会や全国畜産共進会等の誘致を図っていただきたいと思います。お茶、畜産につきましては、次回の一般質問でまた議論させていただきたいと思いますので、次に担い手の育成についてお伺いいたします。先ほど答弁の中で、総農家数の6,791戸という答弁でしたが、この数字は平成12年の数字でありまして平成17年に行われました農林業センサスの結果では5,892戸となっております。でしたが、5年間で899戸の農家が減少している状況であります。耕地面積でありますが、非農家を含めた耕地の登記面積が520haあります。その中で農家の占める割合がちょうど半分ぐらい266haあるわけですが、今度2007年の団塊世代集団退職を見すえ、U・Iターンによる田舎暮らしを積極的に受け入れ、既に共生定住型開発に伴う新産業育成を図りますということでマニフェストにも載せてありますが、これらを踏まえた上で新規就農者、そこ辺の考えはないかお伺いいたします。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 今、議員ご指摘の農林センサスの数値についてこちらの方が古かったことを、まずお詫びいたしたいと思います。申しわけありません。新規就農ということでご質疑でございました。現実かなりここ何年も高齢化と担い手不足、それから後継者不足をずっと答弁の当初の段階で入れなきゃならないぐらいに、なかなか確保の難しい状況にあります。この4日間、ちょっと話が少し膨らんでしまうので申しわけないんですが、一応現実は非常に少ない状況にありますが、ただ4日間の議会のいろいろな質疑応答の中で一番感じたことは「やはり霧島市はでかい。」と非常に痛感しております。自然が豊富であり物がたくさんあって、こんな魅力的なまちがない、ここに新規就農が出てこないはずがないというのが私の今の心情でございます。一生懸命頑張って今後の農業振興のために努力をしていきたいというふうに思っております。


○議長(西村新一郎君)


 議長からもちょっと申し上げておきますが、あまりにも大きな数字の答弁の違いがあると。ここらあたりは、市長の申されている真剣にやはり対応していただきたいと。厳重に議長の方からも注意をしておきたいと思います。


○2番(松元 深君)


 ちょっと話が少しずれたかもしれませんが、U・Iターン者がたくさん700万人ともいわれる方々が退職していかれるわけですが、観光その他の問題では市長も先ほど何回も言われておりますが、そこらの方々はちょうど退職される方々は安心・安全な食を求めて大変興味のある方々もいらっしゃると聞いております。その中で、他の自治体でもそこを辞める方々を農家就農させる運動も事業も行われておりますが、霧島市ではそこ辺は考えていらっしゃらないでしょうかお尋ねいたします。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 団塊の世代、非常にターゲットであるということは十分に承知いたしております。私も、その一人なんですけれども。先ほどの新規就農と同じ形で今後、総合計画で実は盛り込んでいかなきゃならないテーマでもあります。十分にその辺は考慮して、新たな農業振興計画を立てていくつもりでおります。


○2番(松元 深君)


 よろしくお願いいたします。それでは、担い手の問題で毎日のように農業関係の新聞、それから南日本でもよく取り沙汰されているんですが、新農村振興運動重点地区も霧島市内で22地区が指定されていますが、地区間の格差が大変ありまして課題解決に向けた話し合い活動が一番取り組みが進んでいない状態であります。行政面からの後押しも必要ではないかと思いますが、お伺いいたします。


○農林水産部長(東 邦雄君)


 ご指摘のとおり、県が一番力を入れてまいっております新農村振興運動なんですが、やはり地域によってこの格差があることは否めない事実でございます。それぞれ条件等も異なりまして、その地域性がそのまま農村振興運動そのものに出てきてしまうというところがありますので、この面につきましても今までは、ある意味で旧1市6町というそれぞれの自治体が狭かったこと等もあって、お互いの交流の場も当然エリア的に狭かったこともありますので、今後はそういう新しい大きなまち霧島市の中での農村振興運動というものを、改めて新たな気持ちでまた進めてまいりたいというふうに考えております。


○2番(松元 深君)


 もう最後ですが、農林業を取り巻く環境は大変厳しいものがありまして、みんな65歳以上が先ほどもありましたように大半を占める、あと10年でどうなるかという不安もあるんですが、農業政策全般について市長の見解をお聞きいたしたいと思います。


○市長(前田終止君)


 農林業の振興について、市長の考え方の基本を問うということでございますかね。今、議員仰せのとおり農林業を取り巻く環境は極めて厳しいものがあるという前提でございました。まさにおっしゃるとおりだというふうに、かねがねから認識を持っております。しかし、「農は国の基本なり」という言葉がございます。私たちの地域は、本当に農林業の面でも先ほど部長が答えましたとおり広大なふるさと、そして、多くの可能性を持ったさまざまな農林業への取り組みが歴史をつくっております。私は、新市長として観光や産業、企業等の振興以外にも、この農業というものは一番大事な分野だと強く認識をいたしておりますので、今後皆さんとともにしっかりと議論をしながら、特にまた農業関係団体、JAを中心とした皆さん方とのすり合わせ、その他多くの地域づくりの人たちとの協議、また県や国のお知恵、制度などなども上手に利活用させていただきながら、ふるさと霧島市の農業の振興を図ってまいりたいというふうに思っております。


○2番(松元 深君)


 今回初めての定例議会が開催されまして23名の一般質問が行われ、それぞれ議員の一人ひとりが一日も早い霧島市を目指すため思いから一般質問だったと思います。この4年間、このような活気ある議会活動が継続することを願っております。前田市長の言われました住みよい美しいふるさと霧島市づくりと、公平・公正な政治に期待しまして質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(西村新一郎君)


 以上で松元議員の一般質問を終わります。これで通告のありました23名の議員の一般質問のすべてが終わりました。次の本会議は1月27日であります。本日はこれで散会します。ご苦労さまでした。


              「散 会 午後 4時58分」