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鹿児島県 薩摩川内市

平成21年  9月 定例会(第4回) 09月10日−02号




平成21年  9月 定例会(第4回) − 09月10日−02号







平成21年  9月 定例会(第4回)



     平成21年第4回薩摩川内市議会会議録(第2日目)

               開議日時 平成21年9月10日 午前10時

               開議場所 薩摩川内市議会議事堂

◯出席議員(34人)

    1番 小田原勇次郎君

    2番 大坪幹也君

    3番 谷津由尚君

    4番 持原秀行君

    5番 東 完治君

    6番 徳永武次君

    7番 山之内 勝君

    8番 中島由美子君

    9番 江畑芳幸君

   10番 宮脇秀隆君

   11番 福元光一君

   12番 川添公貴君

   13番 今塩屋裕一君

   14番 新原春二君

   15番 宮里兼実君

   16番 佃 昌樹君

   17番 森永靖子君

   18番 井上勝博君

   19番 永山伸一君

   20番 高橋修二君

   21番 福田俊一郎君

   22番 池脇重夫君

   23番 堀之内盛良君

   24番 石野田 浩君

   25番 古里貞義君

   26番 大田黒 博君

   27番 杉薗道朗君

   28番 小牧勝一郎君

   29番 川畑善照君

   30番 橋口博文君

   31番 瀬尾和敬君

   32番 江口是彦君

   33番 上野一誠君

   34番 岩下早人君

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◯説明のための出席者

  市長           岩切秀雄君

  副市長          向原 翼君

  副市長          知識博美君

  総務部長         石走直伸君

  政策調整監        小柳津賢一君

  会計管理監        鮫島利夫君

  企画政策部長       永田一廣君

  市民福祉部長       中川 清君

  農林水産部長       切通幸生君

  商工観光部長       田上正洋君

  建設部長         石澤一美君

  消防局長         上村健一君

  教育委員会

  教育長          上屋和夫君

  教育部長         ?田時久君

  水道局

  局長           岩下満志君

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◯事務局職員出席者

  事務局長         今吉俊郎君

  議事調査課長       堂元清憲君

  課長代理         南 輝雄君

  議事グループ長      前門宏之君

  議事グループ員      上川雄之君

  議事グループ員      原 浩一君

  議事グループ員      小島早智子君

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◯議事日程

 第1、議案第99号 財産の取得について

 第2、議案第100号 薩摩川内市立小学校・中学校条例の一部を改正する条例の制定について

 第3、議案第101号 財産の取得について

 第4、議案第102号 薩摩川内市過疎地域自立促進計画の変更について

 第5、議案第103号 財産の無償譲渡について

 第6、議案第104号 薩摩川内市いこいの村いむた池の指定管理者の指定について

 第7、議案第105号 薩摩川内市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

 第8、議案第106号 市道路線の廃止について

 第9、議案第107号 薩摩川内市手数料条例の一部を改正する条例の制定について

 第10、議案第108号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算

 第11、議案第109号 平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算

 第12、議案第110号 平成21年度薩摩川内市温泉給湯事業特別会計補正予算

 第13、議案第111号 平成21年度薩摩川内市公共下水道事業特別会計補正予算

 第14、議案第112号 平成21年度薩摩川内市漁業集落排水事業特別会計補正予算

 第15、議案第113号 平成21年度薩摩川内市浄化槽事業特別会計補正予算

 第16、議案第114号 平成21年度薩摩川内市天辰第一地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第17、議案第115号 平成21年度薩摩川内市川内駅周辺地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第18、議案第116号 平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第19、議案第117号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険事業特別会計補正予算

 第20、議案第118号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算

 第21、議案第119号 平成21年度薩摩川内市老人保健医療事業特別会計補正予算

 第22、議案第120号 平成21年度薩摩川内市介護保険事業特別会計補正予算

 第23、議案第121号 平成21年度薩摩川内市後期高齢者医療事業特別会計補正予算

 第24、議案第122号 平成21年度薩摩川内市水道事業会計補正予算

 第25、一般質問

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◯本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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           午前10時開議

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△開議



○議長(岩下早人君) ただいまから、去る1日の会議に引き続き本日の会議を開きます。

 本日の日程は、お手元に配付しております議事日程のとおりであります。

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△日程第1、議案第99号−日程第25、一般質問



○議長(岩下早人君) まず、日程第1、議案第99号から日程第25、一般質問までの議案24件と一般質問を一括議題といたします。

 上程の議案24件については、既に説明を終え、審議を一時中止してありますので、これより一括上程の議案に対する総括質疑並びに一般質問を行います。

 総括質疑並びに一般質問は、抽選により決定した順に行います。

 質疑並びに質問は、会議規則に定める3回の原則を厳守し、通告された時間内で終わるよう要点を簡潔明瞭に行い、また、答弁についても効率的な議事運営への御協力をお願いいたします。

 なお、通告外の事項や当局への質問以外の発言に及ぶことのないよう、また、当局を含めて不穏当な発言についても十分注意されるようあわせてお願いいたします。

 それでは、まず、32番江口是彦君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [32番江口是彦君登壇]



◆32番(江口是彦君) おはようございます。

 薩摩川内会の江口是彦です。1番バッターとして登壇できましたので、気分よく始めさせていただきます。

 第4回定例会の開会に当たり、岩切市長は、甑島での恐竜の化石の発見を初め、九州全域を見渡しても類を見ないほどの地域資源の掘り起こしが進んでいることを報告されました。これらを観光振興にうまく結びつけ、新たな産業として甑島の活性化を図るとの強い決意を表明されました。心強い限りであります。

 そこで、甑島の地域資源を生かした地域振興・地域活性化策について具体的にお尋ねをしてまいりたいと思います。

 まず、一つ目。下甑島で約7000万年前の白亜紀後期の肉食恐竜の歯や肋骨の化石が20種類以上発見され、注目を集めています。恐竜といえば、孫のおもちゃぐらいの認識しかありませんでしたが、足元で見つかったのですから、夢と期待は大きく膨らんできます。

 川内まごころ文学館の「アロサウルスと甑島の恐竜化石」展を見に行き、また、熊本県天草市の「恐竜の島御所浦」を訪ねることでした。さすが、「恐竜の島」と宣伝しているだけあって、船が近づくと巨大な恐竜のオブジェが海から見えます。島の玄関口御所浦港におり立つと、桟橋や物産館の屋根の上からトリケラトプスやティラノサウルスが迎えてくれる。まちの至るところでは、こうした恐竜のオブジェが飾られ、まさに「恐竜の島」といった趣なのです。

 御所浦白亜紀資料館も訪ねてみました。実物大の恐竜の骨格模型が展示された館内には、御所浦で最初に見つかった長さ40センチメートルほどの草食恐竜の足の骨を初め巨大な恐竜の足跡など、おびただしい化石資料がケースに並んでいて、その数に圧倒されました。

 そもそも御所浦で本格的な化石の調査が始まったのは平成9年のことです。合併前の御所浦町では、御所浦白亜紀資料館及び御所浦町全島博物館構想推進協議会を結成して、学芸員、専門家や化石クリーニングなど実施する技術員の育成配置、そして毎年、計画的にイベントやセミナーの開催、恐竜のオブジェの制作設置、資料館の整備と進められ、合併後の天草市に引き継いでおられます。本市でも甑全島丸ごと博物館構想などの基本構想を策定すべく計画検討委員会など急いで結成すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 また、既存の立派な鹿島支所を有効に使って、資料を収集、保存し、市民や観光客、学生、研究者等への写真、説明解説パネルなどの掲示を始めていくべきだと考えます。市長のお考えをお聞かせください。

 二つ目、甑島の白亜紀から古第三紀の地層が日本の地質百選として、ことし5月10日「地質の日」に選定されました。このことについては6月議会で杉薗議員が、この白亜紀から古第三紀層の地層がだれにでも理解できるような説明入りのパネル案内板の設置など提案されました。岩切市長は、「観光とあわせてPRしたい。看板、パネル等についても専門家の意見も聞きながら立てたい」と答えられました。その後、恐竜の化石の発見などありました。ともに貴重な地域資源として、地域の宝として守り育てていく必要があります。観光資源としてPRする以前に、地域住民がしっかりとその価値を理解し、活用できるようにしなければならないと思います。

 そこでお尋ねいたします。

 これらの地域資源を観光振興に生かすとともに、地元地域の活性化のためにどのようなことを計画されているのか、お示しください。

 三つ目、里町を中心に毎年夏に行われるアート展「甑島で、つくる。」が社団法人日本経営協会主催の活力協働まちづくり推進団体表彰で最高賞のグランプリに選ばれました。6回目となることしのアート展は、アサヒビールが支援する芸術活動にも選ばれています。ことしの夏は私も足を運び、地区コミュニティ協議会で話も伺うことができました。

 平成16年の成人式でのこと、平嶺林太郎さんが「地域を舞台に美術展をしたい」という新成人としての意見発表をされたのだそうです。「里地域のすばらしさを東京の美術大学生に知ってもらい、彼らを通して里地域のよさを地域の人に再認識してもらいたい。そしてこれを島で生きる人々の力にしてほしい」と。その夏、彼の呼びかけに応じた15人の東京の美術大学生たちが里地域に集合して「甑島で、つくる。」展が開催されたのです。空き家を借りて長期滞在型の制作活動と展覧会で、制作者みずからが自費で参加するものであります。甑島の人と自然に触発されて制作するスタンスで、以来、市町村合併後も継続され、ことしで6年目を迎えたというわけです。作品のレベルも高く、その後、アーティストとして大きく活躍しているメンバーもあらわれているのだそうです。参加アーティストたちは、地域の清掃活動や祭りなどにも参加し、地域に溶け込みながら夏の1カ月を過ごす。住民はその間、空き家を提供したり食事の差し入れなどをしたりと、彼らの活動を支えてきたのだそうです。今では住民とアーティストたちとの関係もわだかまりなく、うまくいっているようであります。やがて平嶺林太郎さんと思いを一つにする山下賢太さん、平嶺純子さんなどの参加を得て、「KOSHIKI ART PROJECT」が結成されたのです。それによって活動も広がり、展覧会以外にも「じょうやま音楽祭」などの開催を始めています。地域ボランティアと地区コミュニティ協議会青少年部会が夏に開催している「チャイルドフェスティバル」には、当初から協力態勢をとっているそうです。「こうした連鎖する活動の広がりとボランティアグループなどの増加は、地域のために活動したいという気風をつくり、コミュニティ活動を新しい全域的なものに変えようとする動きを生み出しています」、こう語るのは、里地区コミュニティ協議会主事の児童作家でもある斉藤公子さんです。彼女は、「甑アートプロジェクトは、里地区コミュニティ協議会にとっても、よいパートナーに成長してきている」と、これからの活動の広がり、可能性に期待を寄せられています。

 市長にお伺いします。

 この活動の評価とこれからの育成支援策について、お考えをお聞かせください。

 四つ目です。

 8月7日から島根県隠岐島で開かれた全国離島交流中学校野球大会、通称「離島甲子園」に甑島から里、上甑、海陽の3中学校から甑選抜チームとして出場しました。離島甲子園は、「離島の野球少年に夢舞台を」と、元プロ野球ロッテの村田兆治さんが提唱し、昨年からスタートしています。薩摩川内市では、野球部のない甑島の中学生に大会を経験させようと参加を呼びかけて、選抜チームの結成に至ったのでした。隠岐島での大会参加、試合も感激だったようですが、出場に向けての島内での練習、川内本土の中学校野球部を島に迎えての練習試合など、多くの交流経験は、将来、島立ちをする子どもたちにとってこれからの人生に役に立つと思うことです。岩切市長も出発式で出場する15人を前に、「元気はつらつとプレーし、今後の人生に生かしてほしい」と激励されたと聞きました。ことしの出場は、市制施行5周年記念事業の一環として企画されたとのことのようですが、初めての軟式野球に戸惑いながら練習を重ね、本大会では惜しくも負けましたが、「やればできるんだ」との自信もつかんだと思います。来年以降にも、子どもたちの夢をつないでいくためにも、ぜひ継続して出場できるような方策はとれないのか、市長の御英断も含め検討をお願いしたいと思います。

 また、離島を有するここ薩摩川内市で、できることなら甑島での離島甲子園開催を誘致するため、手を挙げてみてはいかがでしょうか。東京オリンピックの誘致より可能性大であり、少年スポーツ振興のみならず経済効果もあると確信します。

 次に、5点目についてです。

 NPO法人かごしま特産品販売促進協会が、鹿児島県内全45市町村のふるさと特産品をインターネットで紹介、販売するシステムの構築を進めています。生粋のかごんま故郷応援市場として、10月1日インターネット上にサイトを開設、消費者に特産品を届ける仕組みがオープンとなります。8月4日と9月4日に南日本新聞でも取り上げられていましたが、7月には理事長みずから市役所に来られて、担当課長などに説明され、協力、支援の依頼等もあったと思います。

 また、南の島々を輝かせるプロジェクト協議会も、本庁を初め甑島の4支庁を訪ねて説明会等を実施したところです。この協議会は、国が直接公募した地方の元気再生事業に応募し、採択をされたことを受けて、官民合同で組織を立ち上げ、活動を始めたところです。離島振興協議会、鹿児島県の企画部離島振興課にも参画してもらいながら、NPO法人ゆめみなと鹿児島、KAGOSHIMA熱闘会議が中心となって南日本新聞社、JTBなどの民間も一緒に入って、進めようとするプロジェクトであります。鹿児島県には28の有人離島があり、22市町村が該当します。アンテナショップの開設、インターネットショップの構築、各離島の地域資源を組み合わせ、来島ニーズに対応した新たな観光プログラムを開発、販売するなどの活動を目指しています。

 そこでお伺いいたします。

 NPO法人かごしま特産品販売促進協会や南の島々を輝かせるプロジェクト協議会への支援、協力のあり方についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 続いて、甑島航路の問題について質問をしてまいります。

 航路問題については、それなりに本市の考え、基本構想が固められ、具体的に提案されてから議論をしてまいりたいと考えていました。しかし、岩切市長の川内航路開設にかける思いは相当強いように感じます。甑島航路に関する当局の考え方、構想は、森市長時代に示されたもの以上には進んではいないと思われますが、再確認の意味で市長の考えをお聞きしたいと思います。私、江口が反対、抵抗しているから航路問題の進展がないかのような、江口議員が賛成してくれたら川内航路が開設できるかのような雰囲気、プレッシャーを感じますので、あえて今回質問するものであります。

 まず、一つ目に、川内甑島航路に関する本市の考え方を再確認させてください。シーホークにかわる高速船を本市で建造し、運航事業者甑島商船に貸し付け、川内港と上甑島、下甑島各1港に就航させる。建造する高速船については、シーホークより速い性能の船を就航させるとともに、運賃についても低額化を図る。高速航走速度35ノット、運賃2,700円ほどとの案も示されました。フェリーは当分の間、串木野港発着の現状のとおりとする。船のスピード向上、運賃の低額化に伴い生じた欠損については、運航事業者と一定のルールを定め薩摩川内市が補助を行う。試算によれば、まだ試算はできていないのかもしれませんが、相当額の金額が必要とされているようであります。これについては市長の答弁を待って私の考えも述べたいと思いますが、本市の構想については、だれが、どこで、どのようにしてつくっているのか気になるところであります。航路事業者としての視点は入っているのか、建造船の選定にしても専門家の意見は反映できているのか、川内航路を開設した場合のいろいろな場面を想定してのシミュレーションはできているのか、大いに疑問を感じざるを得ません。

 次、二つ目に、これらの関係機関などとの協議や検討の進め方についてお尋ねいたします。

 例えば甑島商船との話し合いはしているのだろうかと気になっているところですが、6月議会で市長はこう述べられました。「今のところ株式会社甑島商船と協議をしていることをこの場で申し上げるわけにはいきませんけれども、協議は十分しているつもりでございます」、これは何か奥歯に物が挟まっているような言い方でしたが、協議の中身を明らかにできないということだったのでしょう。とにかく関係機関との協議は大事なことであります。市当局の姿勢として関係機関、例えば甑島商船などと話す場合でも、何が何でも川内航路開設をしたいという結論ありきで臨まれているのではと思ってしまいます。これからの協議や検討の進め方、専門委員会、検討委員会の設置の考え方等も含めてお考えをお聞かせください。

 三つ目に、これは一番大事なことですので、しっかりと確認をさせていただきたいと思います。

 昨年1月から2月にかけて各地区コミュニティ協議会単位で説明会、意見交換会が開催されました。そのときの結果について、「手打地区、西山地区、鹿島地区の3地区が反対でした」と説明をされていました。その後は地区住民への説明などはされていませんが、地区コミュニティ協議会の役員、会長さんへの説明などの結果、手打地区以外はほぼ同意してもらったとのことのようであります。私も上甑地域、里地域も含め多くの島民の皆さんの意見を聞いていますが、市当局の言い分を額面どおり受け取るわけにはいきません。3月議会で東議員も述べていましたが、本市の考え、認識と島民の考えの間には大きなギャップがあります。森市長のときから「川内甑島航路の実現については、甑島市民の皆様の十分な理解を得た上で進めていきたい」と約束をされています。改めて本市の基本構想については、島民へしっかりと説明するんだということを約束していただき、その時期、方法等について、この場でお示しをいただきたい。

 以上、壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 皆さん、おはようございます。

 早速、江口議員の質問にお答えいたします。

 まず、1点目、甑島地域の資源や地域活動等を生かした地域振興・活性化策について、特に恐竜の島として注目されているわけですが、今後どのように生かしていくかという御質問でございます。

 鹿島町で発見されました恐竜化石は、恐竜の化石としては県内初めてであります。しかも約7000万年前ということで、これにつきましても全国で最も若い時代の恐竜化石の一つということで学術的にも注目されております。本年7月26日から8月23日まで川内まごころ文学館において、先ほど説明がございました恐竜化石展を開催いたしましたが、今回、初めてこの恐竜等も公開したところであり、県内外から約6,500名の方々が御来場いただき大盛況であったわけです。今後も熊本大学大学院を中心として、調査グループによります調査を続けていただきますが、終了が今後5年から10年ぐらいかかる見込みでございます。これからの調査でさらなる大発見を期待するところでございます。

 また、鹿島支所にこのスペースを利用・活用して、そしてこの化石展をしたらどうかという御提案でございますが、もうちょっと時期を見たいと思います。というのは、まだまだ今ごく一部の化石でございますので、今後の進捗状況を見て、そういう時期が来たら鹿島支所を活用したいというふうに思っています。

 また、今後におきましては、調査グループの理解、協力を得ながら事業を進めなければならないと思いますが、観光の目玉の一つとして、この恐竜の島を全国的に情報発信して地域の振興、活性化につなげたいというふうに考えております。

 2点目、日本の地質百選の中でこの百選を観光振興、また地域振興に生かす考えはないかということでございます。甑島の地質、地層が日本の地史を理解するものに欠かせないなどの学術的な観点に、観光、教育といった観点も加味しまして「日本の地質百選」に選定されたものであるというふうに思っております。このような観点を盛り込んだツアー、イベントなどを検討してまいりたいというふうにも思っております。「日本の地質百選」に選定されたことを契機といたしまして、甑島地域の観光資源を活用した観光コースにこの「日本の地質百選」をプランに組み入れるなどツアーの充実を図り、甑島の魅力を広く情報発信し、観光客を初め交流人口の増大を図っていきたいというふうに思っております。

 次に、里町のアート展、「甑島で、つくる。」が最高賞のグランプリを受賞したと、この活動の評価とこれからの育成、支援についてどのように考えるかという御質問でございます。

 まず、甑アート展は、世界、全国、また各地の美術学生や若手作家たちを島に招いて、滞在の制作及び上甑島全体を会場とした展覧会を毎年8月に開催されておるわけですが、町並み再生活動や屋外音楽祭などを含め開催されておるようでございます。参加アーティストは、島内の空き家で共同生活を行いながら、空き地、空き倉庫などを活用しての作品制作や、島の子どもたちとのワークショップ、海岸清掃、人手不足農家での手伝い、福祉施設訪問など、島民一体となったボランティア活動を通じ、島の価値を見出しているものでございます。昨年度は、展示期間中、延べ来場者は約350人ということで、その3分の1が島外から来られた方々でありまして、関心も高まっておるところでございます。このような活動が評価され、最高賞のグランプリを受賞されたものというふうに評価いたしております。これはやはり地区コミュニティ協議会とも連携を密にしながら、島民一体となった地域の活動と相まって高く評価されたものと思っております。

 また、新聞、テレビを含め島外からの評価も高く、甑地域の振興や活性化にもつながっておるところでございます。本市としてもできる限り人的な支援や、現在行っておりますこしきアイランドキャンパス事業での財政的支援も続けてまいりたいというふうに思っておるところでございます。

 次に、甑島選抜の中学生が離島甲子園に出場したということで、今後も引き続き出場できるような方策を考えよということでございます。

 まず、第2回の全国離島交流中学野球大会、俗に言われます離島甲子園でございますが、これの出場に当たりましては、鹿児島県の離島振興協議会の御理解をいただいたわけでございます。1チーム150万円の負担金が要るわけですが、このうちの半分、75万円はこの協議会で負担するということでございました。その中で薩摩川内市と屋久島町、南種子町、この3チームが出場するということでございましたけど、屋久島の町長さん、また、南種子の町長さんが理解を示していただきまして、その補助金は薩摩川内市で使ってくださいという温かい、快い御意見をいただき、協力をいただいたことから出場を決定することができたところでございます。

 当然ながら島の子どもたちは野球を初めてするわけですので、グローブとかユニホームとか、すべて何もない中でのスタートでありましたので、この点については本市のほうですべて補助をいたしたところでございます。とにかく甑島の生徒が初めて野球に挑戦して、一丸となって厳しい練習に耐えてきたことが、一番のやはり合併した一体感の醸成を図ったということで評価いたしているところでございます。また、テレビ、新聞にも大きく取り上げられたりして甑島の知名度アップにもつながったものと思っております。監督、選手など一生懸命頑張ったわけですが、帰ってきましてから感想文を書いてもらうということで書いていただきましたけど、すべてがすばらしい人生の一幕であったと、今後も続けてほしいという御意見が多かったところでございます。しかしながら、いろいろな課題もあります。3中学校からそれぞれ集まるわけでございますので、時間もかかるし金もかかるし、中学校の部活動への影響等も若干見られたということ等もございますので、来年度からは、参加するに当たりましては学校とか保護者とか、いろんな意見を聞きながら、学校の部活動に支障がないようにしなければならないというふうにも考えております。

 先ほどございましたとおり、私は選手の出発式に当たり、甑島以外の離島の文化、歴史等も見てきてほしいということ、離島の他の選手との交流をしてほしいということ、また、社会人になっても必ずこの大会に出場したことはいい思い出となってほしいということの激励のあいさつをいたしましたが、何よりも一番成果があったのは、やはり3中学校が初めて会う子どもたちが野球に一丸となって取り組んだことであると思います。この生徒たちが、しかも一緒に練習して大会に参加できたことは、将来的にも大変すばらしいものと思い、役立つものと考えたところであります。したがいまして、来年度も負担金がまだ決まっておりませんけど、今度は単独で出さなければならないということになりますので、出場したい希望が多くて、先ほど言いました諸課題を解決するならば、出場させたいというふうに思っているところでございます。

 次に、NPO法人かごしま特産品販売促進協会への支援、協力をどのように考えているかという御質問でございます。

 NPO法人かごしま特産品販売促進協会が県内全市町村のふるさと特産品をインターネット販売する計画を進めておられます。これは前菱刈町長でありました神園さんが代表としてされております。本市としても大変ありがたい話でございますので、薩摩川内市特産品協会に取り組みをお願いいたしたところでございます。現在、3事業所が加入するということの連絡を受けておりますが、今後も引き続き多くの事業者をお願いしてまいりたいというふうに考えております。

 また、一方、薩摩川内市特産品協会が出店業者への推薦を行い、その後、各出店業者がこのNPO法人かごしま特産品販売促進協会と協議をするということになっておりますので、たくさんの業者が参加するよう働きかけてまいりたいというふうに思います。

 次に、南の島々を輝かせるプロジェクト協議会への支援、協力についてどのように考えるかということでございます。

 まずは、南の島々を輝かせるプロジェクト協議会の取り組みは、これからの課題を解決することを目的としておりますことから、本市としても積極的にかかわり、甑島をPRするとともに甑島セールスを展開して、甑島の地域振興と活性化を図りたいというふうに考えております。甑島の地域振興と活性化の観点から、南の島々を輝かせるプロジェクト協議会には、PRや水産加工品の流通、販売拡大、観光振興という甑島のセールスの一環として本市としても協力し、これを利用してまいりたいというふうに思っております。

 次に、甑島航路の考えでございますが、いろいろ言われましたけど、江口議員が反対しているような言い方をするがということでございますけど、決してそうじゃなくて、私は、甑島の振興を今後どのように考えるかということで私の持論を展開しているわけでございまして、そのように考えていらっしゃるとは思っておりませんでしたが、地元を代表する市議会議員としてぜひ協力をしていただきたいというのがお願いでございます。

 まず、甑島航路につきましては、昨年1月から2月にかけまして、先ほど御指摘のとおり高速船シーホークにかわる新造船を本市で建造して運航事業者に貸し付け、川内港甑島間に就航させるということを大きな目標といたしております。寄港地の集約とシーホークよりも速い新造船投入により所要時間を短縮させること、また、運賃を安くすること、このようなことを甑島の市民の方々に説明を申し上げ、また、議会でも私は答弁し、委員会等でも部長が説明をしているところでございます。3月議会の東議員の質問にも答弁しましたとおり、上甑島、下甑島を含め大方の方々が理解を得ていらっしゃるものというふうに判断いたしております。

 次に、これからの関係機関などとの協議や検討の進め方についてどのようにしているのかということでございまして、何が何でも川内港に絞った考えで説明しているんじゃないかと言われますが、そうではなくて、やはり合併しましたので、一体感の醸成を図るためには川内港が一番いいと、そして今まで申しましたとおり、九州新幹線が来るのであれば、やはり観光の島として発展させる、そして産業をつくる、そうすることによって甑島の方々の、島民の方々の利便はもとより、さらに進んで新しい事業を振興しながら今の漁業、農業を含めて、それぞれがやっぱり発展する策を考えなければ、多額な投資をするわけですから、やはりそういう意味を含めて考えておるところでございまして、今、新幹線が大阪から来ますと4時間で川内の駅に着きます。そして串木野まで行って船でまた里のほうに上がってくる。そして各寄港をして帰るということになりますと、なかなか不便であるということであります。そして先ほど言いました、合併した一体感の醸成を図るというのが大きな目標でございますので、本土の旧1市4町、甑島の旧4村が一体となって薩摩川内市を築くことがやはり市全体の発展にもなると思っておりますので、そういう意味を含めて川内港への寄港の話をしているところでございます。

 私は、市長になって11カ月目になりましたけど、甑島商船の社長さん、九州商船の社長も兼ねていらっしゃるわけでございますが、既に5回ほど社長と直接協議をいたしておるところでございます。まず、やはり社長との協議の中では、両方が共通認識する大きな課題を取り上げて協議をしておるところでございます。たくさんのハードルがあるということは今までも申したとおりでございます。

 今、協議をしている中身としましては、フェリーは、川内港が整備されるまでは串木野港からということと、高速船につきましては、川内港から甑島に向かうということを前提に、その条件等について協議をいたしております。まず、やはり1番は、川内港に寄港した場合に、従来の補助航路として存続できるのかどうかという大きな課題がございます。私としては、国の補助航路として認めてもらう方策はないのか、それについて国とも協議をいたしているところでございます。その次が、やはり甑島商船の意思決定をしてもらわなければならないということもございます。また、高速船の性能、規模の決定、さらには川内港発着場所の決定、また、上甑島、下甑島での寄港地の決定、甑島商船との運航補助制度の検討、これが合意しなければならないということもあります。また、施設の整備、これには運航の補助にかかわる財源の検討もしなければなりません。さらには国・県、いちき串木野市、そして1番は、やはり甑島市民の意見を聞くことでございます。次には、港湾等の施設整備方針の決定、これは就航時までに完了しなければなりません。当然ながら待合所、駐車場、給油施設、浮き桟橋などが考えられます。これは平成23年3月までに調整を終わりたいということで考えております。このすべての条件が整った後に高速船の建造に入るということで、設計を平成23年度、建造を平成24年から平成25年度にかけてしなければ合併特例債の平成26年度までの期間に間に合わないということになります。そういう条件が整いますと、川内港から川内駅間のアクセス道路の整備、また、シャトルバスの運行、さらには高速船の予約発券のシステムの導入、こういうことを就航時までに完了しなければなりません。そういうことがすべて終わりますと、甑島航路の実現ができるわけですが、今、話をしたようなことが九州商船の社長さんと合意に達するのを少なくともことしの12月をめどにしなければ、今、言いましたスケジュールが崩れてくることになります。そういうことを含めて今、社長さんとも協議をしているところでございます。

 また、一方、補助の関係につきましては、従来から合併特例債を充てるということで考えておりますが、現在、国のほうでも建造に対する補助の制度等もありますし、また、先ほど言いました川内港に移した場合に補助航路として認められるか、こういう問題もたくさんございます。今、国ともいろいろ折衝をしております。国のほうとしては、新しい要綱を制定した後に、早い時期にこれを制定したいということでございましたけど、また国政選挙がありまして政権交代がありましたので、早い時期に確認をしてまいりたいというふうに思っております。いずれにしてもやはり甑島の振興が第一でありますし、そしてそれができることによって本土の旧1市4町のほうもやはり観光資源のすばらしいところを国民に見ていただくという、そして1泊してもらう、もしくは2泊してもらう方法をとるならば、本市としても一番振興になるのではないかというふうに思っておりますので、最善の努力をしたいというふうに思っているところでございます。

 また、島民への説明について、その時期とか方法をどのように考えているかということでございます。国庫補助航路の指定につきましては、めどをつけるのと並行しながら甑島商船との協議を進め、これらが調い次第、川内甑島航路の開設に向けた手法や時期等を明らかにした工程表を策定したいというふうに考えております。この工程表の策定に当たりましては、もちろん甑島市民にも事前に十分説明をしたいというふうに思っておりますし、具体的には、昨年と同様、地区コミュニティ協議会単位で説明会を開催し、また、いろんなチラシ等をつくって皆さん方の御理解を得たいというふうに思っているところでございます。

 以上で1回目の答弁を終わります。



◆32番(江口是彦君) 残り時間が気になりますので、甑島航路の問題から先に再度質問させてもらいたいと思います。

 この夏、名前も出していいということでしたので出しますが、上甑町の瀬上出身の森尾勇さんという方から1通のメールをいただきました。議会で発表していいかと言ったら、「ああ、いいです」ということでしたので、原文のまま報告をさせてもらいます。「本日は相談があり、メールいたしました。今、甑航路の定期船が串木野新港より出ていますが、お盆に帰省した際に、この定期船航路が川内港へ変更になるのではとの話を聞きました。現状のままでの運航に問題が出たのか、ぜひ議会でお取り上げお願いいたします。高齢の両親の元に1年に5〜6回孫と帰省する一人としましては現状を望みます。しかし、頻繁に利用される島民の皆様方が現状以外を望むのであれば別ですが、島民の立場に立って御検討くださるようお願いいたします」、そして電話番号が添えてありましたので、電話でいろいろ語ることでした。

 そこで気になったのが、やはり昨年1月から2月ずっと上甑地域、里地域含めて本市の基本的な考えを説明されて、その内容と甑島島民の受けとめ、やはり思いが非常にギャップがあるなということを感じたところです。そしてこの森尾さんという方も、さあ新幹線もできるし、薩摩川内市になったから、川内から観光船でも走るようになったら、それは便利かもしれんと、だけど島民がしょっちゅう使う串木野航路は道路ですから、生活道路ですから、これだけはどうしても守ってほしいんだということでありました。それで私も川内から新しい道路ができる分には、それは道路ができることはいいことですから、観光道路ができるというのは夢でありますし、いいんじゃないかな。だけど今の、後でちょっと触れますが、120年もかかって今、串木野港に航路ができているわけですね。120年前の明治19年に肥後汽船とか三山汽船なんかによって長崎・甑島航路ができて、島民の足、生活道路として維持され、改善をされながら、きょうに至っているというのが事実であります。ただ、川内航路についても2回だけ走ったことがあるんです。これは前の議会でも紹介したことがありましたが、1回目は明治28年、政府からの受命航路、いわゆる政府の命令を受けて初めての甑島航路というのは川内港から走っているんです。これが明治28年か何年か走ったのか私は調べていませんけれども、2回目は、昭和48年に1年間だけ走っております。

 じゃ、なぜこれがうまく続いていないのか。川内のほうが近いはずなのに、これが生活道路として、生活航路として現在に維持、存続されてこなかったかということは問題だと思います。これは昨年の説明会の中でも、川内港は、串木野新港と比較し風の影響を受けやすいことから、就航率は下がるのではないかと考えています。これは正式に当局もそう考えておられるわけです。この就航率の問題というのが私はやっぱり甑島島民にとっては非常に大変な問題だ、こういうふうに思っています。観光客だったら、しけているときは、これはもう船酔いしそうだからもうやむっが、霧島に行っが、指宿行くが、それでいいんです。ですけど甑島島民は、冠婚葬祭も含め学校の進学やいろんな帰省客も含めてですが、やはりちょっとでも就航率がいい、そのほうがいいに決まっているんです。

 それから、もう一つ気になったのが、さっき話した森尾さんと話したとき、ここの瀬上の人たちは、余り上甑地域、里地域の人はシーホークを使わないわけですね。フェリーが串木野に着くんだったら、もうそれでよかよと、シーホークは、高速船は川内でもいいんじゃないか、こう言っていると。しかし森尾さんは、うんにゃ、そんなうまくいくはずがない。シーホークが川内でフェリーは串木野。じゃだれが綱取りのことも含め、事務所やいろんな問題がありますけど、将来はフェリーも川内さへ移さんないかんと、こうなってしまうんじゃないか、そのことを心配されておりました。だから今、市長が言われたように、当分の間は串木野航路でフェリーはお願いしますというのは、裏を返せば、港の整備ができてフェリーも川内港に着くようになったらフェリーも川内でお願いしたいんだと、当分の間とは、川内港のフェリーが着けるような条件が整備されるまでの間、今、なかなか高速船しか着けられないから、多分そういう思いだろうと思います。そのことは島民の人はだれも思っていません。上甑地域、里地域の人も。何でかと、もう今、上甑地域、里地域の人はシーホークなんか乗るよりずっとフェリーが便利なんです。正直言うと、もう何度も私は言っていますけど、シーホークというのは下ホークと言われるように、甑島の人にとって金は高いけど、やむなく乗っている部分もあるんです。このフェリーがもっと下甑地域にももっともっと効率よく来れるようになったら、シーホークはどうでもいいよと、こう言うかもしれません。だけどこの高速船は下甑地域にとっては非常に大事な船ですので、下甑地域の意見はしっかりとやはり確認をしていただきたいなというふうに思います。だからさっきも言いましたように、今、道路でいうと2車線ある串木野港を、1車線はじゃ川内に移すがと、そして1車線だけ串木野は我慢してもらって1車線は川内から。その間は両方走るからいいように見えますけど、将来的には串木野の道路は閉鎖して全部川内から走らせようかと、こうなったらなかなか島民も非常に不便を感じるわけですから、行政圏というのと経済圏、生活圏、病院の問題、買い物の問題、親戚が鹿児島市に多く住んでいることと学校出しの問題もあります。じゃ、どちらが便利かということも含めてこの辺はしっかり考えてもらいたいなというふうに思っています。

 だからもう一つ、やはりシミュレーションがしっかりできていないんじゃないかな。今、駐車場の問題とかいろんなことを言われました。そのことも含めて高速船を川内から出した場合はどんな問題が起きるかということも含めて、川内港から100円バスが出るから便利になりますよ。100円バスだけではなかなか大変です。それは今後、検討委員会とか、いろんなところで検討されていけばいいかなと。それでやっぱり9月一般質問をしてよかったかなと思っているのが、ことしの12月をめどにやっぱり工程も含めて考えているんだというようなことを言われましたので、これは12月ももう一回工程表が出たら、3月議会になるかもしれませんが、しっかり当局の基本構想について議論をしていかなければいけないなと。

 6月議会のときも市長は、やはり今でも通学、通勤が可能な、こんなことを今でもやっぱりそう思っていらっしゃるんだなと思って、博多に通勤、通学は可能であっても、甑島から高校に通学をさせるような人は絶対出ません。それを30分で甑島に高速船で走らせるんだということでしょうけど、じゃ30分で走るためにはどういう船なのか、35ノット必要だろうと思います。今、甑島商船の人たちが船をつくろうとしているのは、多分30ノットぐらいになるだろうと思います。そういうことで船の選定にしても専門家の意見等が必要になってくるんじゃないかなというふうに思います。

 時間がありませんので、せっかく教育長もいらっしゃいますから、やはり今、化石の問題にしても地質百選の問題にしても、2〜3日前ですか、甑島でも学校の生徒さんにいろんな説明会とかあったと聞いていますけど、やはり今後、子どもたちに、もう年寄りは、「そいは何やっとけ」と、なかなか恐竜だといっても夢がわかないかもしれませんけど、非常に今の子どもたちは、私は御所浦に行ったとき、やっぱり親子連れで皆さん来ているんです。そして子どもは一生懸命いろんな教室があって、恐竜絵画展だとか、それから化石を掘ってきて、それのクリーニングをしてもらってやる、子どもたちにとって非常にいい教材なんじゃないかなと、その辺をどう計画されるのか。僕は子どもに一番活用してほしいなと。

 それと、これはどちらの分野になるのかわかりませんが、やはり学芸員ですね、専門、研究家、専門員、これを育てて、今の千何名いる職員の中で非常にそういうのを、優秀な方がおったらそういう人を育てて、なかなかそういう人がいないんだったら、やはり学芸員等を募集してでも今から準備していく必要があるんじゃないかなと。

 御所浦では、平成9年に見つかってからずっとやっぱり年次年次、あるときは500万円しか予算がないから500万円かけたり、1,000万円この年はもらえたから1,000万円とか言いながら、やはり毎年毎年予算を計上してもらって資料館の整備とかオブジェの設置とかずっとやっておられます。そういうことで教育委員会としても何か計画を立ててやっていかれる必要があるんじゃないかなというふうに思います。

 それから、当局にあと一点、私が4点目でNPOのこととか、島々を輝かせるプロジェクトの話をしましたけど、なかなか行政というのは、自分が予算を持って、自分が担当してやる分には一生懸命やるんですけど、周りでやられていることは余りなかなか、極端に言ったら課内でも企画なのか観光なのか、企画政策課、いや、農林水産課だとか、自分の分野を、これは自分の仕事かなということを一生懸命探すことはあっても、特に外の分野では興味を持たないというのがあるようですので、例えば今、薩摩川内市商工会が取り組んでいる事業に、『宝の島甑島「体験型観光」「海の幸」開発事業』、多分200〜300万円の補助事業だと思いますけど、そういう事業もやって、今、甑島一生懸命薩摩川内商工会が取り組んでおられます。こういうものについてもぜひやはり当局も一緒になって認識して、協力できるところは協力してやるということが大事なんじゃないかなと思います。よろしくお願いします。



◎市長(岩切秀雄君) 船の問題で大分ギャップがあるような気が私もしております。私どもは、今、言われたようなことではなくてですね、基本は、やはり甑島の振興をどうするか、合併して人口はどんどん減っていく、しかも高齢化は続く。この中で、まずはやはり船を考えなければならないというのが大きな原点でありますので、そこは御理解いただかなければ論点がずれてくることになると思います。120年前からずっとしているという、それも歴史も私も知っております。しかしながら、今から100年後をどうするかということを今考えなければ合併した価値がないと思っておりますので、50年、100年後の甑島をどうすればいいかということを原点に考える必要があると思います。このままでいっていいのであれば、かわいそうなのは島民です。それでは同じ市民ですからいけないというふうに思っているから、今、いろいろなことを研究しているのが実態でありまして、100年後の甑島がすばらしい島になるように、今、力を入れる時期だろうというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

 当然ながら生活航路としてこれは守らなければならないということでありますし、また、今、船の商船界もかなり厳しい時代を迎えているということを社長さんからも聞いております。仮に今の高速船が、もし耐用年数を過ぎておりますので、これが廃船になるとすれば、フェリー1そうで本当にいいのかということも今考えなければならない時期じゃないかと思って一生懸命力を入れているところですので、御理解いただきたいと思います。もう時代はかわって、川内港の整備もそのころからすると大分変わりました。これは港湾関係者にもいろんな意見も聞いております。甑島商船の社長さんも、船長さん方を含めて川内港の視察もしてもらいました。そういう意味からすると、そんなに串木野航路と変わらないだろうという想定の中で話を進めている、これも御理解いただきたいと思います。以前、川内港からかわったときは、今御承知のとおり、ずっと奥まで入ってくるあの線しかなかったわけですが、港の整備は、今、2つ整備をされておりますので、そこら付近も十分検討してまいりたいというふうにも考えております。

 また、就航率のことについてもですね、それは今、昔の川内港を考えていらっしゃるんだったらそうかもしれません。しかしながら、現実に韓国とのコンテナ船は一回も欠かしたことはない、そういう実績もありますし、フェリーはですね、高速船はまた違うわけですけど、今までの実績等も踏まえながら、これは国と県とも協議をしてまいらなければならないというふうに思っているところでございます。

 また、通勤、通学は可能かと。今、私どもは甑島商船と話をしているのは、高速船を2便を3便にしてほしい、もしくは客の多いときは4便でも5便でもしてほしいということで、そういうところまで詰めをしておりますので、決してこの川内港から出た船が甑島島民の皆さん方に不利になるということはないというふうに思っております。不利になるようなことであったらしてはならないと私も思っていますので、そういう意味を含めて生活航路、また、観光航路としてもぜひ川内港から出すような方向で今検討を進めているところであります。

 また、船の造船の技術も大分変わってきているという話も聞いております。また、バリアフリーでないといけない、もう今からの新造船はバリアフリーでないと許可はされないそうですので、年をとった方も安心して船に乗れることであろうというふうにも期待をいたしております。

 フェリーを川内港に移すことも県と協議をしなければなりませんが、これは可動橋が必要になりますので、今のところ可動橋の設置をどうするかということを港湾計画の変更もしなければならないことがありますので、フェリーの場合は時間がかかるということ。いずれにしても合併して一体感の醸成を保つ、そのためには甑島の島民の皆さん方も協力していただいて、お互いに発展しなければならないというのが基本的な考えでございますので、御理解いただきたいと思います。

 また、通勤、通学はできるのかと言われますけど、今まで120年たってできなかったことを今しなければ、100年後にどうなるかということをさっき申しましたけど、そういうことは可能になるようにお互いに力を合わせて知恵を出していきたいなと。そうすると病院に今も大変苦労をかけております。それを解消するためには、今2便あったのが3便になるとまだ速くなるし、そして先ほど、ちょっと私の聞き違いかもしれませんけど、高速船は要らないと、フェリーがいいと言われますけど、現実的には島民の方々を含め1分でも早く、やはり着きたいというのが願いじゃないだろうかというふうにも思っておりますので、そういうことも御理解をいただかなければ、なかなか先に進まないということでございますが、先ほど言いましたとおり、今、甑島商船と一番理解を得てもらえるような方策を検討しております。先ほど言いました12月には方向を決めなければというのは、新造船について、つくるかつくらないかの決断を12月までしたいということでありますので、工程表等についてはまだ後になるかもしれませんが、そういう考えで今作業を進めているということを御理解いただきたいと思います。

 以上です。



◎教育長(上屋和夫君) 化石のことを中心に御質問をいただきましたので、お答えさせていただきますが、江口議員のほうから今回この質問が出されまして、私も早速担当者を御所浦のほうに派遣いたしました。そして2日かけてその御所浦町の取り組みを視察をさせたところでございます。報告を受けたところでございますけれども、大変まちを挙げてすばらしい取り組みをしているというふうに思っております。本市のこの発掘の状況の結果にもよりますけれども、本市としましてもそのような成果があれば御所浦に負けないものにしていかなければいけないと、報告を聞きながら考えることでございました。子どもたちに対しましては、実物化石とか現地の地層等を子どもたちへの生きた教材として発掘体験とか化石セミナーを盛んに開催しているということですから、本市においてもとりあえずそういった形でいろいろ学びながら子どもたちや教職員への普及活動もしていきたいと考えております。そういうことを通しながら子どもたちも、甑島も薩摩川内の本土もふるさとと思って誇りに思う子どもたちを育てていきたいと思いますし、できることならば本市から考古学者とか地質学者が、そういった夢を持って頑張る子どもたちが育てばいいなと思っているところでございます。

 2点目の学芸員のことにつきましては、甑島は、とにかく化石に限らず自然という意味でもすばらしいものがたくさんございます。長目の浜、鹿島断崖、そしてナポレンオン岩、それから歴史、文化でいいましてもいろいろなものがございます。トシドンにしても、それから中国大陸との交流とか、そういうこともありますので、化石に限らず総合的に甑島の歴史、文化、自然といったものを研究し、皆に啓発していくことができるような学芸員といった形で配置ができればいいなと個人的には思っております。予算的なこともございますので、今後、市長とも相談しながらそういった開発については研究してまいりたいと考えております。

 以上です。



◆32番(江口是彦君) 航路問題については、また、これからも議論させていただきたいと思いますけど、情報をやっぱりしっかり、担当に言ったら「ああこうですよ」、担当が情報を、今、甑島商船との話はどの辺になっているかということも含めてしっかり情報は常に出してもらうようにお願いします。そして、社会的実験という方法もありますから、導入に当たっては慎重にしっかりと考えてやってほしいと思います。

 終わります。



○議長(岩下早人君) 以上で、江口是彦君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、10番宮脇秀隆君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [10番宮脇秀隆君登壇]



◆10番(宮脇秀隆君) 新生会に所属しています宮脇秀隆でございます。

 長年続いた自民党政権、さらには公明党連立政権も終わりを告げ、民主・社民・国民新党の連立政権へ移行しつつありますが、新政権に期待しながら、地方自治にかかわる者として国政をしっかり見守ってまいりたいと思います。

 それでは、さきに通告いたしました3点について総括質疑及び一般質問をいたします。

 1点目は、商工業及び観光振興についてでありますが、薩摩川内市総合計画の商工業振興の施策においては、商工業団体への支援の充実、市街地活性化及び地域商店街の経営基盤の強化など4項目、観光振興では、観光資源の複合的な活用など4項目をそれぞれ掲げ、取り組みがなされているところでございますが、現在の経済不況により、商工・観光業とも大変厳しいものがあり、今回の第4回補正予算においても、経済対策としてプレミアム商品券の追加発行などに努められているところであります。

 国においては、平成18年に観光立国推進基本法を制定し、1、国際観光交流の促進、2、宿泊を伴う滞在型観光のための促進などに取り組み、観光立国の実現を目指すとし、平成22年度までに訪日外国人旅行者数1,000万人、日本人の国内旅行による一人当たりの宿泊数を年間4泊にするなどの推進策が講じられていますが、平成20年度の状況は、鹿児島県観光統計では、大河ドラマ「篤姫」の放映効果と「ねんりんピック鹿児島2008」などの全国規模の開催などから、前年対比2.4%の伸びとなっていますが、旅行回数及び宿泊回数ともに目標に対し減少傾向にあります。

 我が薩摩川内市においても、観光資源は内地、離島ともに多く存在していますが、観光客の受け入れ体制については、官民一体となって取り組む必要があることから、1点目の向田地区の(仮称)水辺再生事業の取り組みについて質問いたします。

 国土交通省川内河川事務所におかれては、市街部改修における向田地区の堤防機能強化対策工事が来年10月から平成22年5月までの完成予定で行われ、あわせて、かわまちづくり運動展開として、人々が親しみ、誇れる地域を再生するため、川や水辺の持つ多様な機能を発揮させる整備を進めるとしています。今までの河川使用等の制限からしますと、規制緩和による画期的なことと思います。先般、河川改修対策調査特別委員会において、川内川河川事務所長の説明では、このかわまちづくり推進の取り組みについては、行政、民間による推進協議会を立ち上げ、総合的な整備計画を策定し、本市からの申請によって河川局長の認定を受けることとなっているようであります。私は、向田地区(仮称)水辺再生事業を積極的に取り組むことが中心商店街の活性化と、「水と祭りのまち 薩摩川内」を観光地として宣伝できる絶好の機会と思います。そのためには、計画策定の段階から行政で取り組むべき歩道整備など、ハード事業等々を積極的に登載する必要があろうかと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。

 次に、2点目の市比野温泉地域活性化整備事業についてでございますが、平成20年度、観光交流人口の拡大と地域の活性化を促進するため、行政と地域の住民参加による整備計画策定がなされました。計画内容は、「スポーツ・健康・文化・自然・温泉を生かした楽園」をテーマとして、次の3項目の基本目標が掲げられています。一つ、景観・雰囲気づくり、二つ、おもてなしの心の育成、三つ、地域ブランドの醸成、発信となっており、おもてなしの心の育成、地域ブランドの醸成、発信については、地域の皆さん方が主体的になって関係機関の協力を得ながら創意工夫して取り組む必要があろうかと思いますが、1の景観・雰囲気づくりについては、「湯煙や川の流れ、また、周辺の自然環境といった要素が織りなす温泉地の特徴的な風景は、訪れた人々に心地よさを与え、また、その場所でのさまざまな行動を生み出していく。そのため誘導するためのアクセスや回遊路を初め拠点整備を進めていくことにより、市比野温泉地域らしい景観・雰囲気づくりを形成していく」として、具体的に道路、小公園の整備や植樹、河川沿いの散策路や足湯、案内板といったハード事業等18項目を短期、中期、長期の整備スケジュールで登載してありますが、実施年度と完成年度の考えについてお伺いいたします。

 次に、2点目の県道・市道等の整備について。

 一つ、交通安全対策に関連する横断歩道などの路面標示の不備解消について伺います。

 薩摩川内警察署管内の平成20年度交通事故発生件数は529件、死者2人、傷者600人と減少傾向にありますが、本市では、交通安全対策と道路管理者の立場から、毎年ガードレール設置等の整備、さらには雇用対策などによる道路のり面の除草、伐開作業などを取り組んでおられますが、県道、市道等の路面標示における横断歩道及び中央車線等が消滅している路線が多く見受けられます。各交通安全協会支部や関係機関等と道路点検診断を行い、不備解消に取り組む必要があろうかと思いますが、お伺いいたします。

 次に、2の一般県道川内祁答院線、主要地方道川内郡山線の改良整備促進について。

 毎年度、次の年度の国・県事業の実施に関する要望を予算編成前の8月ごろに県知事へ要望され、11月ごろに回答をいただいています。さらには樋脇高校再編後は、樋脇地域の振興・発展に関する要望までしていただいていますことは、樋脇地域住民は大変ありがたく期待をいたしているところでございますが、鹿児島県の財政も厳しく、その成果は余り得られていないように思います。

 そこで質問いたします。

 県道川内祁答院線と川内郡山線の改良整備促進については、平成17年第1回定例会で、市街部及び本庁への幹線道路として、合併支援の観点から早急に整備が図られるよう質問を行い、今回2回目の質問でございます。その後、山田地区の側溝整備、宮崎町の拡幅改良、百次地区の局部改良などが進められていますが、現在、鹿児島県が進められている川永野地区の公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場が供用されますと、直接的、間接的にも搬入道路として将来、今まで以上に交通量が多くなることが予想されることから、早期整備に今後一層強く要望すべきと思いますが、市長の見解をお伺いいたします。

 次に、3点目の教育振興について。

 一つ、市立学校の通学区域及び学校の再編対応策について、議案第100号関連とあわせてお伺いいたします。

 議案第100号は、昨年、甑島地区の浦内小学校閉校に次ぎ来年3月末をもって薩摩川内市立倉野小学校を廃止するための条例一部改正案でございますが、去る4月27日付で市長、教育長に対し、倉野地区コミュニティ協議会長、PTA会長、学校長、4自治会長の7名の連名により、閉校と関連する要望書提出に基づき提案されたものであります。

 倉野小学校の歴史をたどってみますと、明治29年、寺子屋教育をもって開校以来132年間の伝統を有する学校で、児童数は、大正12年からの記録によりますとピーク時は184名で、現在11名3学級であり、その間、昭和25年、昭和39年には、全国美術展で学校賞4回受賞や、昭和31年当時、児童数160名による文部省全国第1回学力テスト(国語・算数)で県内第1位、全国第7位の成績をおさめたと記録してあります。それだけに今後の子どもたちの成長と教育向上を願って、学校がなくなることは寂しい中にも強い決断をされたものと察しつつ質問をいたします。

 一つ、審議会の審議経過について。

 平成18年度から現在まで薩摩川内市立学校通学区域・適正規模等審議会において、1期から2期にわたって数回の審議がされていますが、特に学校再編にかかわる問題については、小学校の場合、内地12学級以上及び離島6学級以上、1学級当たりの児童・生徒数10人以上の適正規模の標準を理解しながらも、必要性と慎重論の両論意見があるようでございますが、再度、審議経過と今後の審議の取り組みについてお伺いいたします。

 一つ、児童生徒の遠距離通学支援の対応策について伺います。

 倉野小学校の閉校に当たって、第1に、児童の通学支援の要望がなされていますが、その対応策はどのようなお考えか。また、現在、児童、生徒の遠距離通学費助成制度は、合併前の規則をもって暫定運用されていますが、早期に調整し、統一した制度にすべきと思いますが、お伺いいたします。

 次に、閉校後の施設及び跡地活用策についてでありますが、倉野校区民の生涯学習などの充実が図られるよう公共施設として残していただきたいとの要望がなされていますが、今後、閉校後、市長部局との協議になろうかと思いますが、お伺いいたします。

 次に、2点目の樋脇屋外人工芝競技場の整備についてお伺いいたします。

 ホッケー競技につきましては、本年も10月、新潟県で行われる「国民体育大会」へ少年男子の部で川薩清修館高校と一般女子のチームが九州地区代表として出場できることは、今までの伝統とこの競技場での練習成果であると思います。この人工芝競技場は、平成11年公認ホッケー競技場として11人制1面、6人制3面、総面積1万3,121平方メートルのほか、照明施設、自動散水施設等が整備され、11年を経過した現在、人工芝が著しく傷み、練習・公式試合等に支障が出ており、また、来年度は国体予選九州ブロック大会及び九州高校選抜ホッケー予選大会の会場地にも決定していることから、県等の支援もお願いしながら早急に整備を図る必要があろうかと思いますが、お伺いいたします。

 これで第1回目の質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 宮脇議員の質問にお答えいたします。

 まず、商工業及び観光振興についての中で、向田地区の水辺の再生事業の取り組みについてでございます。委員会で説明を受けたということでございますが、向田地区側の堤防については、堤防の質的強化事業が平成21年10月、来月から平成22年5月、来年の5月までには完了するという話を聞いております。また、かわまちづくり事業につきましては、平成22年10月から平成25年3月までの計画であるということも聞いております。この中でやはり本市としては、先ほど言われましたとおり、(仮称)向田地区かわまちづくり推進協議会を早い時期に立ち上げて、向田地区の方々を中心に市民の意見を聞きたいというふうに思っているところでございます。

 次に、かわまちづくり支援制度の対象という、支援対象というのが三つほど示されておるわけですが、一つ目には、地域の総意としての知恵を生かした計画であること、水辺の利活用方策が地域において明確となっていること、水辺施設の維持管理に地域の協力が得られること、この三つの条件を満たさなければならないということになっているそうでございます。さきにも述べましたとおり、仮称ではございますが、向田地区かわまちづくり推進協議会でいろいろ検討をして意見を聞いてみたいというふうに思っております。

 また、同じく商工業、観光振興の観点からこれを生かす方法はないかということでございます。市街地の水辺再生に当たりましては、河川空間を市民が利用しやすい環境をつくる必要があるというふうに思っております。このため今まで関係地域の市民の皆さん方との意見交換会を8回ほど開催して意見を聞いているところでございますが、今後におきましても、中心市街地の商業者や観光協会等など関係団体と連携を図り、9月から12月までの4カ月の間に先ほど言いました(仮称)向田地区かわまちづくり推進協議会においていろんな検討をしてまいりたいというふうに思っております。

 次に、市比野温泉地域の活性化事業でございますが、実施年度と完成年度はということでありますけど、計画はおおむね10年という計画を考えております。まず、短期的にはおおむね3年でありまして平成24年度、中期的にはおおむね5年でありまして平成26年度、長期的には10年でありまして平成31年度を目標に考えておりますが、いずれにしましても市比野温泉地域活性化委員会がございますので、ここの意見を十分聞いてまいりたいというふうに考えております。

 次に、県道、市道等の整備でございますが、やはり交通安全対策としていろんな危険である箇所の措置をしていただきたいということでございます。県道につきましてのセンターラインや路面標示等につきましては、安全で円滑な交通確保の面からも鹿児島県、また県公安委員会へその都度要望をいたしておりますけど、今後も引き続き要望してまいりたいというふうに思いますし、市道につきましては、これまでも年次的にいろんなことを処置しておりますが、今後も危険な箇所から優先して整理をしてまいりたいというふうに思っております。

 次に、一般県道川内祁答院線の整備状況でございますけど、一般県道川内祁答院線は、川内地域と樋脇、祁答院地域を結ぶ幹線道路でありますから、毎年鹿児島県に道路の整備の要望を行っているところではございます。特にその中で樋脇町杉馬場交差点から川内方面へ向けての約1.2キロメートルの区間につきましては、鹿児島県において概略ルートの検討を終え、平成22年度からの事業着手に向けて予算要望をしているということでございますので、実施できるように努力してまいりたいと思います。また、杉馬場地区先から川内方面に向けての未改良区間につきましては、杉馬場地区の整備に引き続き検討していくということでございますので、鹿児島県のほうにもお願いをしていきたいというふうに思っております。

 次に、主要地方道川内郡山線の整備状況はどうなっているかということでございます。主要地方道川内郡山線の百次町山中から市比野の宇都間を初めとする未改良区間の整備につきましては、毎年要望は行っておりますけど、鹿児島県の厳しい財政状況の中から、やはり優先度があってなかなか事業化が図られておりません。その中で本年度から藤本小学校付近の未整備区間につきましては、通学路としての交通安全確保のため、道路整備の事業に着手していただいたところでございますし、また、宮崎町の一部、また、百次町の一部でも危険な箇所を整備中でございます。今後も引き続きこの二つの路線については鹿児島県のほうに強く要望してまいりたいと思います。

 以上で1回目の答弁を終わります。

   [教育長上屋和夫君登壇]



◎教育長(上屋和夫君) 宮脇議員から教育振興について2項目御質問をいただきました。

 まず、市立学校の通学区域及び学校の再編対応策について、その中で審議会の審議経過についてでございますが、昨年8月、薩摩川内市立学校通学区域・適正規模等審議会から、地域の実情に即した薩摩川内市としての適正規模や特認校制度のあり方などについて審議のまとめが報告されております。現在、審議会には、その審議のまとめを踏まえて、望ましい学校編制のあり方や統廃合等についてさらに審議を進めていただいているところであります。

 また、教育委員会では、各地域で本年度「教育を語る会」を開催し、学校の小規模校化が進む中での学校教育のあり方をテーマに、学校やPTA関係者、地区コミュニティ協議会会長等の皆様から意見を伺っているところでございます。その際、児童・生徒数の現状や推移、極小規模校における教育の現状と課題、教育委員会の考え方等につきまして、保護者や地域の方々に理解を深めていただき、今後の学校教育のあり方について課題意識を持っていただくとともに、今後ともPTAや地域でこのことを話題にしてもらうようにお願いしているところであります。教育委員会としましては、これらのことをもとに地域の実情に即した薩摩川内市としての望ましい学校編制のあり方等について、今後、審議会等の御意見をお聞きしながら本年度中に教育委員会の基本方針案を示していきたいと考えているところでございます。

 次に、遠距離通学費助成制度についてでありますが、御指摘のとおり、このことは合併時の未調整事項でもありまして、現在まで旧市町村の制度を暫定施行しているところでありますが、地域によっては助成額に差があったり、助成内容が異なっていたりするなど、早急な統一が必要となっております。このため平成23年4月から新制度を施行するとした制度統一案を一たん提案したところでありますが、議員の方々からもいろいろと御意見をいただき、他の制度との調整など課題がいろいろありますことから、改めて検討し直しているところであります。助成制度の統一には、地域住民や保護者等の理解と協力を得る必要がありますことから、時間を要することも予想され、平成22年度から施行を早めることは難しいのではないかと考えております。今後、住民説明会等の実施により、御意見、要望等を伺いながら、できるだけ早目にすべての地域の小中学校に適応できる基本的な遠距離通学費助成制度の整備に努めていきたいと考えております。

 また、倉野小学校を初め今後、学校統廃合が生じる地域の児童生徒への遠距離通学の支援策につきましては、再編する地域の交通事情等を考慮しながら児童生徒のより安全な通学方法について、その都度慎重に検討してまいりたいと考えます。

 次に、倉野小学校の閉校後の施設及び跡地活用策についてでございますが、倉野小学校の閉校につきましては、議員も先ほど述べられましたとおり、ことしの4月27日に倉野地区コミュニティ協議会長、倉野小学校PTA会長さん方を初めとする方々から、「倉野小学校の閉校と要望について」という文書が提出されたところであります。校区住民の総意として、132年続いた倉野小学校の閉校を決断されたことは、子どもたちの今後の成長と幸せのための教育環境を最優先に考えられての苦渋の選択だったものと推察するところであります。

 この要望書の中には、学校の跡地利用についても言及され、公共施設としての機能を残しつつ校区民の生涯学習等の充実が図られるように配慮してほしいと記されております。倉野小学校がなくなっても地域が寂れることがないように共生協働のむらづくりを推進したいという地元の意向にこたえるべく、要望のあった校区民の生涯学習等の充実を念頭に、今後、地元の皆様の意見、要望等をお聞きしながら、倉野地区の地域活性化の核となるような、よりよい活用策を教育委員会としましても検討していきたいと考えているところでございます。

 次に、大きな二つ目の樋脇屋外人工芝競技場のことでございますが、この施設は、ホッケー競技専用の施設でありまして、九州でも2カ所と数少ない貴重な施設の一つであります。また、この競技場は、県大会や九州大会の会場として、さらにホッケー競技団体の合宿会場として活用されておりまして、ホッケー競技の普及振興を図る上で、また、地域にとっても重要な施設と認識しております。

 しかしながら、この施設は、使い始めてから10年が経過しておりまして、スティックによる芝への衝撃が強いことから、コートの一部において損耗や傷み等も生じている状況であります。ホッケー競技専用の人工芝であるため、改修するとなりますと、一部改修で約2,000万円から4,600万円、全面改修するとなりますと、約1億3,000万円と多額の経費が必要となります。これから10年後に国民体育大会の鹿児島開催も見込まれますことから、教育委員会としましては、今後は周辺整備も含め一部改修でよいのか、全面改修がよいのか、検討しながら計画的な整備に努めてまいりたいと考えているところであります。

 以上で答弁を終わります。



◆10番(宮脇秀隆君) 2回目の質問に入らせていただきますが、先ほどの市長の答弁で、向田地区の水辺再生事業かわまちづくり推進協議会等々については答弁なされていただいたところでございますけれども、私どもも今回、7月21日から23日、河川改修特別委員会で、今回のこの事業に関連する何か薩摩川内市の市街部の観光拠点として何らかの事業が取り組めないかというようなこと等を踏まえながら、徳島県徳島市の新町川水際公園という整備事業等の現地視察研修をさせていただきました。この報告については、今塩屋委員長のほうからの報告がなされたわけですが、徳島市では、地元民間事業者を積極的に誘導するために、市が指導的な立場から散策遊歩道や川岸バルコニー、貸しボート係留施設、さらには遊覧船の建造、LEDを使用した夜間照明施設などなどですね、事業費約10億円をもって市が整備をされておりました。そういうことでこの本市としても堤防の強化対策事業とあわせて中心地の新しい観光名所をつくるためにも、積極的に行政主導で取り組む必要があるのではなかろうかというふうに思いますが、再度市長の思いをまたお伺いいたしたいと思います。

 それから、市比野地域市街地の活性化整備事業につきましては、短期、中期、長期について実施年度を明示していただきました。この中で概算総事業費額まで示してございますが、県道整備等を除く中で、行政で取り組むべき事業、さらには行政と民間と一緒になって取り組む事業、また、さらには個人で取り組む事業ということで、総額3億5,780万円という概算事業費も計画にうたわれておりますが、先ほど実施年度を明確にしていただきましたので、民間の事業者も取り組む意欲もさらに高まるのではないかと思いますので、さらにこの執行に当たっては早期整備が図られるようにお願いをいたします。

 次に、県道、市道等の路面標示につきましても前向きな答弁をいただき、また、さらに現在も取り組んでいる。ただ県の関係がですね、県道関係が、私も県道関係については北薩振興局、さらには川内警察署にも要望いたしましたが、横断歩道については、結局警察署管轄、それと左折線、右折線、中央車線等については鹿児島県の振興局ということで、分野が二つに分かれておるようでございまして、鹿児島県のほうも非常に財政が厳しいということで、お願いをしましてもう半年も経過していますけれども、そういう整備もおくれているところを実際市民からの苦情によってお願いに行っていますが、おくれていますので、やはり本市のほうからも県当局と一緒になって調査をしていただいて、整備が図られるように要望をいたします。

 それから、県道2路線につきましては、やはり答弁がございましたとおり、百次地区から上手地区、さらには藤本地区の未改良地区、藤本地区については着手されるようだということでお伺いしておりますが、やはりこの百次地区からの上手地区、樋脇地域の上手地区については非常に幅員も狭いし、先ほども申し上げましたとおり、公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場供用開始となりますと、当然交通量もふえてくると。あそこへの搬入道路は必至であると思いますので、そういう立場からも強く要望していただきたい。

 川内祁答院線につきましても同じくでございまして、これも非常に鹿児島県のほかの着手している事業が完成しない限り取り組めない状況だというようなことも聞いておりますが、この2路線についても、先ほど申し上げました搬入道路との関連もございますので、強くさらに要望していただきたい。

 それから、教育長のほうにお伺いいたしますけれども、この学校再編の問題につきましては、やはり私は、今まで先輩議員、それぞれ同僚議員もう6名の方がこの再編問題等については質問をされていますけれども、やはり審議会のあり方についてですが、やはり例規を見てみますと規則でありまして、こういう重要な審議会であるとするならば、規則の中に諮問・答申という字句が全くうたってない関係で、そこら辺がやはり報告というとらえ方の中でやっておられるわけですけれども、やはり私は、地方自治法第138条の4項で、「委員会・委員及び附属機関の設置」という条例があって規則があるということを考えますと、やはりこの当審議会は今後の学校の再編対策を進めていくためには、条例化した形での審議会を設置して、諮問・答申を受けて教育委員会の方針を明確にしていくことが地域住民、対象区域民の人たちも理解が重く受けとめられる形になるんじゃないかというふうにも思うんですけれども、教育長のほうから、最終方針については今年をもってその方針を定めたいということでございますので、これについてはやはり教育委員会としても方針を決定することが、これは地域の対象の方々に絶対強制すべきことではありませんけれども、やはりそういう対象の方々に理解、認識を得ていただくためには、やはり方針を早目に決定をして進めていくことが必要かというふうに思いますので、そういうことで受けとめていただきたい。

 先ほど通学費助成の問題について、私、二つを合わせて質問しましたけれども、来年3月をもって4月からなる倉野小学校の通学対応が今のこの遠距離通学の調整案でいきますと、4キロメートル以上6キロメートル未満、6キロメートル以上というような調整案も出ておるようですが、倉野の小学校の来年4月からはどういう通学対応を考えられているのか、そこら辺をもう一点お伺いいたしたいと思います。

 それから、施設及び跡地活用策については、現在、倉野地区コミュニティ協議会でも8月から意向調査を年代構想別ごとに、10代から70代以上というような年代構想ごとの意向調査も取り組んでおられるようでございますから、そこら辺の結果を踏まえながら、倉野地区の活性化のためにも十分その意向を尊重していただくように、また、これは市長のほうにもお願いを申し上げたいと思います。

 それと、樋脇屋外人工芝競技場の整備でございますが、私も実際現地をそういうホッケー協会からの要望も受けまして見てもおりますし、いろいろこれが部分的に摩耗して傷んでいるわけですが、これを部分、部分的な改修でありますと、やはり競技で玉の転びが、非常に公式試合等については新しいところと古いところで玉の転びがとまってしまうとか、そういう非常に試合上、不都合を受けるんだということもそれぞれ競技をされる方々からも意見も聞いておりますし、私もあれを見ますと、修繕程度でいいのかなと思ってもいましたが、技術的にそういう状況でもあるようですので、来年度国体の、鹿児島県の主催会場で樋脇の屋外人工芝競技場が一つのホッケー会場というふうに、九州規模の国体予選という大会等が行われるとするのであれば、やはり鹿児島県が受け入れるわけですから、鹿児島県のやはり助成も、支援もいただきながら、この際できるとするならば全面的な整備を図る必要があるんじゃないかなというふうに思いますけれども、そこら辺について再度お伺いいたしたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。



◎市長(岩切秀雄君) 向田地区の水辺再生と樋脇地域の市比野温泉の活性化につきましては、先ほど答弁したとおりでございますが、本市が積極的に取り組めということでございますけど、本市はもちろん積極的に取り組みますが、やはり地域の皆さん方の意見も十分聞いた上、判断したほうが将来的にもいいのではないかというふうに思っておりまして、それぞれ二つとも協議会、検討委員会をつくって、その人たちの意見も十分聞いた上、判断していきたいと思います。

 また、市比野の関係につきましては、行政、民間、個人それぞれ三つに区分けして事業費も計上してございますけど、これも鹿児島県のほうにもこういう形で進みたいという話もしておりますので、それに従ってまいりたいというふうに思います。

 それと県道の二つの路線につきましては、さっき公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場の搬入道路ということでありますが、これ決まったらちゃんときちっとまたお願いしますけど、現段階でまだ決まっておりませんので、そこはあしからず御了解をいただきたいと思います。

 また、ホッケー場の人工芝につきましては、先ほどの陳情の際に鹿児島県の教育長にも、鹿児島県のほうでもやはり支援していただかなければ、本市としてはできませんよという話もしてございますので、しかし、鹿児島県の財政も厳しいようですから、今後も引き続きお願いはしてまいりたいというふうに思っています。

 以上です。



◎教育長(上屋和夫君) 3点ほどお答えさせていただきます。

 先ほど本年度中に基本方針を決定というふうに議員おっしゃいましたが、私は、基本方針案をお示ししたいと申し上げました。本年度中にお示し申し上げて議会の皆様や市民の皆様、そして地域の方々の御意見をいただきながら早いうちに決定をしてまいりたいというふうに考えております。補足させていただきたいと思います。

 二つ目は、倉野小学校の今の子どもたちが統廃合した場合の通学の方法ということでしたが、いろいろ考えられますけれども、今のところ巡回バスをうまく時間を調整して利用する方法とか、それから特認校生で用いておりますタクシーによる送迎、そういったことを中心にしながら今のところは考えているところでございますが、これも地域の保護者の意見、要望等も聞きながら決定してまいりたいと考えております。

 それから、三つ目の樋脇のホッケー場については市長のほうも御答弁いただきましたが、全面整備が望ましいというのはよくわかるわけですが、10年たちますと摩耗して、また張りかえをしなければいけないということで、今回全面整備をしますと、また鹿児島国体のときに全面整備ということで多額の経費がかかるということから、いろいろ慎重に検討しなければいけないと考えております。

 以上です。



◆10番(宮脇秀隆君) 3回目については、学校再編のことについて、先ほど教育長のほうから答弁ございましたけれども、やはり審議会も平成18年度からもう数回にわたって取り組みがなされているわけですので、やはり今後、これはどうしても少子化が続く中で再編は避けて通れない、やはり子どもたちの教育の向上等を考えると避けて通れないことであるというふうに思いますので、やはり教育委員会として審議会をしていただき、早く方針を定められたほうが教育委員会としてもその方針に従って、その対象地区に対して認識と理解を得られるようになされていくことができるんじゃないかと思いますので、その1点だけを強く要望いたしまして、質問を終わります。



○議長(岩下早人君) 以上で、宮脇秀隆君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 ここで休憩いたします。

 再開は、おおむね13時であります。

 振鈴によってお知らせします。

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           午前11時58分休憩

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           午後0時59分開議

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○議長(岩下早人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は、11番福元光一君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [11番福元光一君登壇]



◆11番(福元光一君) 議席番号11番、むつみ会に所属しております福元光一でございます。

 今回も市民が考えていること、市民が困っていることを、この平成21年第4回薩摩川内市議会定例会に、育ててもらったふるさとへ、この政治信条を忘れずに市民の代表として、通告に従い、2項目について当局へ質問をしてまいります。

 まず、最初に、地産地消についてお伺いいたします。

 ここ数年、原油高の影響で、1次産業で使用するあらゆる資材が一斉に値上がりしております。その反面、生産物は据え置きか値下がりの傾向で、漁業、農業、畜産業、林業に従事する人々は経営面で大変苦労されております。今、世の中の需要が冷え込んでいるときこそ、行政の介入で1次産業の生き残りを図るべきではないかと思うが、どのような手だてが考えられるのか。

 今回の質問は、学校給食にどれだけの地元産食材を使用しているかをお尋ねいたします。

 地産地消について、2番目の市民のマイホームづくりについて。

 地元の建設会社でマイホームを建築した場合の補助金は考えられないか。今、全国的に公共事業費が削減され、建設業界では大変厳しい環境に直面しております。我が薩摩川内市でも国・県からの交付金の削減により、入札制度改革を行い、限られた予算で市民からの要望、また、年次的に計画された事業を消化している状態であります。しかし、ここ数年、このような厳しい環境の中、生き残りをかけて落札した仕事を少しでも利益が出るように頑張ってきた業界も運営資金を使い果たし、倒産の危機に今さらされている状態です。先日も、議会と業界の方々との意見交換会が行われましたが、業界からの切実な声が寄せられました。また、発注元の行政も限られた予算に身動きがとれないのではないか。

 そこで、民間資金が市内に出回り、少しでも経済効果があらわれるために、地元建築会社でマイホームを建築した施主に補助金は考えられないか。なぜマイホーム建築が地元地産地消に当たるかといいますと、やはり若者がこの薩摩川内市で地元を離れないで働いておるということは、やはり地産に当たり、また、家をつくるときは地元の建築会社でつくるという地消に当たるから、こういう質問をしたわけでございます。

 それから、地元建築会社で何人の職員が持ち家を建築しているか。先ほど述べました議会と業界との意見交換会で出ました納税者の切実な気持ちがこのような方向、声となってあらわれてきます。岩切市長も平成20年10月の市長当選後の職員訓辞で全職員に対し、「市民が常に見ている、市民の気持ちになって働け」と叱咤激励をされたと聞いております。世の中が急激に変化した今こそ、市民の気持ちになり、業者が厳しい環境に直面しているさまを助ける思いやりの心が、行動が必要ではないか。地元建築会社に発注すると、経済効果、また税収にも反映してまいります。

 次に、大きな2番目で、地域医療の形態についてお伺いいたします。

 甑島地域の医師不在解消にどのように取り組んでいくか。先日、本会議初日に所管事務調査報告で述べましたように、甑島地域の医師不在は、島民にとって計り知れない不安と常に背中合わせの生活を強いられております。今まで行政も関係各課が一生懸命に医師確保を展開されておられるが、現場が離島というハンディを抱えながら医師を迎えることができません。

 そこで、今までの医師確保策を踏まえ、これからの考えをどうしたら医師を確保できるか、これからの取り組みをお尋ねいたします。

 次に、時間外選定料金の導入をどのように考えるか。

 先日、市民福祉委員会に川内市医師会の代表であられます会長、また、済生会川内病院の院長も来られて委員に説明がございましたが、この時間外選定料金は、離島の医師不在も大きな問題であるが、この時間外選定料金の導入の話は180度逆の話で、いわゆる医師会で言われるコンビニ受診の増加に伴う医師の精神的、肉体的疲労から、昼間の診療がスムーズにいかないことから持ち上がった話であり、いつから始まるか、また、割増料金をどのくらいにするか、これはこれからの協議であるが、もしこういう話が市長に相談でもあった場合に行政としてどのように考えるのか。今、市長に相談はないかもしれませんが、委員会にこうして説明がございました。このようなことを踏まえて市長はどのように考えておられるのかお伺いいたします。

 以上で壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 福元議員の質問にお答えいたします。

 地産地消について、市民のマイホームづくりについての中で、地元の建設会社で建築した場合に、発注者に対して補助金は考えられないかという質問でございます。大変発想としてはいい発想ではないかとは思っておりますが、やはりマイホームをつくるときは、建築主にとっては一生一大の大きな仕事であって、やはりどういう設計でどういう建物をつくりたいかというと、その人その人の考えがありまして、基本的にいいますと、それを行政側から、こうしたら補助金があるから地元の業者を使ってくださいと言うわけにはいかないのも1点はございます。やはり建築主が自分で判断されることですから、ただ、そういうことについて活用していただきたい思いは私も一緒なんですが、今言いましたとおり強制はできないというのが一つあると思います。

 ちなみに本市における住宅の着工件数は、平成19年度がちょうど300戸、平成20年度が333戸、平成21年度、これは4月から8月まで今5カ月間ですが、113戸あります。少々ではありますが、住宅の件数は上昇しております。この2年5カ月間を合計しますと、総戸数が746戸建ったわけですが、その約半分は市内の業者を使っているという状況でありまして、大手のハウスメーカーの進出が目立つ中では、地元の営業努力の結果だというふうに思っております。

 平成21年度に創設いたしましたが、木造住宅の耐震改修補助事業におきましては、その対象物件が昭和56年以前に建築された木造住宅の改修工事であれば、地元業者の受注の機会がふえるのではないかというふうにも思っておりますので、業者としては営業努力をしていただければありがたいなというふうに思います。

 また、近年、市内の住宅着工件数は約300件以上に上っておりますけど、福元議員の御指摘の補助制度を導入するとなると、制度前につくられた方と制度後につくられた方とのやはり不公平が生じるのではないかと、それがかえって混乱するおそれもあるということも感じております。いろんなことを判断しなければならないわけですが、御指摘の補助制度を創設することは、やはり現段階で考える時期ではないというふうにも思っております。いずれにしても営業努力をされたほうがいいのではないかと。以前からこの話は建築協会のほうからもありましたけど、やはり宅地造成をする土木業者の方々、また、設計をする設計業者の方々、不動産業者の方々、こういうところとお互いに市内で連携をとっておれば情報が早く入るはずですから、そういう企業努力をされて情報を早くとって、地元の業者が受注できる体制をお互いに企業努力されたほうが私はいいのではないかというふうに思います。

 また、次に、地元建築会社で何人の市の職員が建築しているかということでありますけど、先ほど市内では約50%程度が地元業者と言いましたが、本市の職員を調べてみましたところでは、75.3%が地元業者を使っているということであります。これも先ほど言いましたとおり、本市の職員に強制はできませんけど、今後、推奨してまいりたいというふうに思っております。

 次に、地域医療の形態について、甑島地域の医師の不在解消にどのように取り組んでいくかということでございますが、今議会の冒頭で市民福祉委員会として委員長報告がございましたとおり、甑島を調査していただいて、私も報告を見ながら感激したところでございます。というのは、合併前から甑島の地域格差をどのようにするかということは大きな課題だということで、特に医療行政については本土と格差が大きいと、これを解消しなければならないというのが1点ございましたし、1点は、通信網がなかなかうまくいっていない、機能していないということで通信網の発展を考えなければならないと、もう一つは、交通網の発展であり、先ほど江口議員からも質問がございましたとおり、船をどうするかという問題と甑島の道路をどうするかという、この三つが大きな柱として今までも森市長から引き継いでも私も考えは変わらないわけでありまして、そのうちの一つの医療がなかなかうまくいかないというのが実態であります。現実的に合併しましてから二人の医者さんがやめて、また二人を採用しましたけど、また二人がやめるということで、なかなかうまくいかないのが実態であります。

 やはり一番はですね、合併時には、離島の医者が不足するということで大変当時問題になっておりましたが、近年は、本土の医者も不足すると。鹿児島県内はもとより薩摩川内市の医師会においても、済生会においても医者の確保が難しいというのが現状であります。済生会においては、麻酔医師が足らなくなって救急病院としての位置づけも大変厳しい状況も迫っているということを聞いておりますし、なかなか医師の確保は難しいというのが現状であります。

 合併しましてから私も助役、副市長の時代を含めいろんなところに相談に行きました。現在も引き続き副市長、また、主管部長、主管課長を含めていろんな交渉をいたしております。これまでは鹿児島大学病院等含めて10の医療機関に指定管理者制度をとっていただけないかという話をいたしました。あちこち回りましたが、31回これも相談に行きました。そしてもう一つは、医師の派遣協議を、医者さんを派遣してくださいということもお願いに行きました。これも回数を数えると25回であります。計56回の協議をそれぞれ話をしましたけど、なかなか現状としては難しい状況でございます。また、個人の医師との協議を、8人の医師の方々と11回にわたり協議も行いました。これも現状としては難しい状況にあります。広域市町村圏協議会を含め単独の陳情とか、これも国やら県やらそれぞれ陳情活動も行っておりますけど、なかなか難しい状況があります。このようなことで何とかしなければ甑島の医療が難しくなる、厳しくなるということが現実でありますので、さらに議員の皆さん方とも力を合わせて頑張っていきたいというふうに思っております。

 次に、時間外選定料金の導入をどのように考えるかということでございます。市民のやはり安心・安全のために救急医療体制の堅持は重要であります。特に、医師に対して負担を強いる二次救急医療体制の堅持は必要不可欠であると考えております。本年10月から一次救急と二次救急の機能分担を図るために、一次救急制度であります在宅当番医療制度について川内市医師会の開業医が担うことになり、川内市医師会立市民病院と済生会川内病院につきましては、本来の責務であります二次救急医療を担うことになりました。さらに夜間の安易な受診、先ほど言われましたとおり、コンビニ受診の防止のために、時間外選定料金の導入が両医療機関で検討されております。導入につきましては、両医療機関がそれぞれ検討されて判断されるべきものでありますが、本市の救急医療体制を堅持するため、やむを得ない措置ではないかと考えております。本市としては、市民への周知は重要でありますから、両医療機関の協議状況を踏まえながら随時広報紙をもって市民への周知を図っていきたいというふうに考えているところでございます。

 第1回目の答弁を終わります。

   [教育長上屋和夫君登壇]



◎教育長(上屋和夫君) 地産地消につきまして、学校給食にどれだけの地元産食材を使用しているかというお尋ねにお答えいたします。

 本市における学校給食センターの平成20年度の県内でとれた地元産の食材の利用状況は、61.8%であります。その中で薩摩川内市産のものを特定するのはなかなか難しいですが、甑島のキビナゴ、ブリを初め野菜類では、大根、白菜、ピーマン、ニガウリ等を、また、果物類では、ミカン、イチゴ、キンカン、ブドウ等について薩摩川内市産のものを購入しております。

 川内学校給食センターの場合、以前は野菜を地元の生産者グループから購入しておりましたが、高齢化により生産されなくなりましたことから、平成17年度から購入ができなくなっておりました。しかしながら、今年度新たな2件の生産者が見つかり、薩摩川内市産のものを優先的に購入しているところです。例えば川内学校給食センターでは、本年度の野菜の、本年度1学期の野菜の薩摩川内市産の購入量は7,800キログラムで、全体の22%、購入金額は123万円で全体の25%であります。また、本年度2学期から県内産米を加工してつくった米粉入りパンを導入することにしました。新聞等で報道されましたとおり、給食用の米粉用米の契約栽培を東郷町の農家が行うことになりまして、早ければ年内に薩摩川内市東郷産の米粉入りパンが県内全域の幼稚園、小学校、中学校に供給できることになります。今後とも食材購入に当たりましては、できるだけ薩摩川内市産の農林水産物を優先し、地産地消の推進とその拡大を図っていきたいと考えております。

 以上でございます。



◆11番(福元光一君) 2回目は要望、また質問等になると思いますので、御了承ください。

 川内学校給食センターのことについて教育長のほうに、本年度から2者納入ができるということで、22%という数字は、100%からいうと低いように見られるかもしれませんが、やはり1週間の献立に合わせていろいろ野菜をそろえるということは、高い数字ではないかと私は思っております。これからも野菜類は地元の業者がいたら、その方に出してもらうようにお願いしておきます。

 それから、今年度中に米粉パンをということでございましたが、新聞等にも載っておりましたように、やはり米粉、それに米粉でつくったラーメンとかめん類ですね、そういうのも研究して出してくださいというような要望を行政のほうからまた業者のほうに、JAを通じてでもそういうふうにしてもらったら、子どもたちが御飯は食べないけどめん類は食べるということで消費が恐らく多くなってくると思いますので、その点を要望しておきます。

 それから、市民のマイホームづくりについて、いろいろ私も調べたところ、75.3%が地元の建築会社でつくっておるということで、なかなか高い数字だなと思ってびっくりしました。というのが、先日、議員全員協議会で書類が出てまいりました、人事院勧告の概要についての書類で、自宅にかかわる住居手当の廃止がありました。

 そこで、この手当をもらっている職員は今何名いるのかとちょっと調べてみましたところ500名、職員が1,200おるうちの持ち家を持っている人が500名いると。県が月2,500円ずつ、市が6,000円、これを人事院勧告からの申し入れで廃止してはということでございましたが、議員全員協議会の中で持原議員のほうから、廃止すると市職員の士気が低くなっては困ると、やはり何とか継続というか、それなりのことは考えられないかという質問もございましたけど、私もそのように思っております。しかし、人事院勧告からの給料の低さ、下げろ上げろというときもございます。そういうことも勘案して、やはり今回の場合は人事院勧告からの要請を受けて、これは私の考えですから、廃止して、この6,000円を廃止して、6,000円といいますと、手当を500名でもらうと月300万円ですね、ざっと。年間3,600万円の手当が出ているわけです。それを本年度1年、平成19年度に建築確認申請したところは、木造住宅に限っていいますと246件、平成20年度が267件、300件としましても月300万円住居手当を出しているわけですね。その廃止した300万円を、これは平成19年度全体で246件ですから、月大体ざっと10カ月で計算しても20件ぐらいの申請があると計算できますから、20件に300万円の割り振りをした場合に、15万円ぐらい、割り振りをしたら。家をつくる人に15万円の補助金を出してはどうかと。それはもちろん本市職員もすべて薩摩川内市で家をつくる人にそのぐらいの補助金を出してはどうかと、新設するわけですが、財政は、この住居手当をそちらのほうに回したらどうだろうかと、そういう考えで……



○議長(岩下早人君) 福元議員に申し上げますけれども、今の質問の通告外の一部あります。ですから、制度上の問題で、まだ議論のないものをそこで一般質問されることについてはいかが、少しその辺については御注意して質問をされたほうがいいと思います。



◆11番(福元光一君) はい、わかりました。

 今、言うたことは耳に入りましたので、これから気をつけてまいりますので、そこのところは考えてください。

 それから、先日行われました業界との意見交換会の中でこういう意見が出ましたので、質問をするわけでございますが、私も中小企業というよりも零細企業が多い薩摩川内市の建築業界では、やはり営業面が足らないと、営業面はどうしても予算を組めないから、大手のハウスメーカーからすると、やはり専門の営業マンがいて回るところと、親方が一人おって、大工さんが一人おってするところと、もう営業マンは完全に落ちるわけでございますので、今、広報紙によっていろいろ企業のコマーシャル欄もございますが、やはりそういうところをまた、こういう欄もあるから、あなたたちもこういう欄を利用してはどうかという建設業協会なりに周知をしていただいて、そうしたら営業マンを一人抱えるということはしなくても営業ができるのではないか、そして職員だけが見るのではなくて、市民全体が見るわけですから、そういうこともまたやっていただきたいと思います。

 それから、地域医療の形態について、甑島地域の医師不在について答弁をいただきましたが、午前中、江口議員の質問の中にもございましたように、フェリーの問題とやはり関連するようなことも出てくると思いますが、先日、市民福祉委員会で管内視察を行いましたところ、瀬戸上先生の話によると、やはり離島の方々もぜいたくになったりわがままになったり、そういうところもやはり医師に負担をかけているところ、そういうのがあるのではないかと私は感じてまいりました。そこで、やはり離島の方々も少しは歩み寄るという、そういうことも考えていただくように、そうしないと瀬戸上先生のお言葉では、来たときは、赴任したときにはすごい感謝の気持ちで迎えられたけど、年数がたってくると、やはりぜいたくが出たりわがままが出たり、そういうところから100%とは言いませんけど、離島に医師が来てもどうしても耐え切れないというところで、また帰られる人もおられるかもしれません。そういうところも少しずつ改善していただいたら、また医師の不在というのが解消されるのではないかと思います。

 それから、ことしから市民病院のほうで鹿児島大学の医学部の学生に奨学金を一人出しておると、そういう話がこの地域医療対策のこの前の協議会でございましたので、そうして卒業したら市民病院に来て何年か契約があると思いますけど、そういうところでやはりそういう話をまた深く調査していただいて、そういう制度が今から拡大できるのであればそういうのも拡大していただきたい。

 それから、医師会の会長の話によると、やはり医師が足らないから、ほかの県外の医学部から一本釣りをして医師を見つけてくるということもできないまでもないけど、やはり長年のつき合いで鹿児島大学の医学部と済生会とルートが決まっておると。それをほかから一本釣りをしてくると鹿児島大学の医学部が、「それならもうあなたたちは自分たちで探しなさい」ということになるから、鹿児島大学と済生会とのルートで医師を送っていただいておると。半年ぐらい前だったかと思いますけど、済生会で鹿児島大学から、名前は忘れましたけど、偉い先生が来られて講演もございましたが、そのときもやはりいろいろトラブルがあったら鹿児島大学は先生を引き上げてもいいと、そのような言葉も申されておりましたので、やはりそういうルートを把握して、済生会の医師を少しでもふやすと、そして済生会の医師を甑島の診療所の、今、行政がやっている運営をすべてを済生会に任せて、医師を済生会から派遣してもらう。言葉で言いますと、済生会甑島出張所みたいにしていただければ、赴任する医師もずっと定年までいるのではなくて、5年なら5年、3年なら3年、これは協議の中で決めてもらえればいいんですけど、そうして医師を派遣していただくことによって医師不在が解消できるのではないかと私は思いますので、そういうところもまた努力していただければと思っております。

 それから、本土のほうも医師不足ということでございますけど、やはり医者はふえておるけど、研究、それからまた報酬の問題で都会のほうに行ってしまうと、そういうことでございますので、そこのところもやはり研究する余地があるのではないかと思っておりますので、医師不在についてそういうふうに一生懸命やっていただきたいと思っております。

 それから、時間外選定料金の導入をどのように考えるかということでございますが、医師会のほうも、この前、市民福祉委員会に来られて話をされましたところ、するかしないかはまだはっきりと期日も決まっていないけど、やはりある程度そういう方向を示さないと、もう夜中でも、ちょっとした熱でも夜中でもいつでも来ると、そういうことでこういう考えが出てきたということでございます。それで広報紙での周知を、私、市民福祉委員会関係の各課にも申しておりましたが、やはり活字で書くのではなくてイラスト式に、一こま漫画式でもいいですけど、やはりよくわかるように周知をしていただければ、これは時間外選定料金の問題だけでなくて、いろいろほかの問題も毎回広報紙を出すたびにそういうふうにしていただければ、いろいろわかると思いますので、すべてが要望になってきましたけど、そういうふうに努力していただければと思っております。

 答弁がありましたらお伺いいたします。



◎市長(岩切秀雄君) 住宅のことにつきましては、職員の住宅手当をカットしたら、それが財源になるのではないかという発想でございますが、職員の手当とそういう補助金とはまた制度が違いますし、それを財源にということでは考えにくいことであります。総体の予算の中からは、もしそういうことが実現すると減ったりふやしたりできますけど、それをやはり充てるということは難しいというふうに思います。

 それと、先ほども言いましたが、やはり市内のそれぞれ建築業、設計をされる方、土地を売られる方、買う方、いろんな業界でそれぞれ協会とか支部を持っていらっしゃいますから、そういう人たちはお互いに情報交換することが私は一番いいのではないかと思って、建築協会の川内支部には、そういうのをまとめたらどうですかと、そしたら情報が早く入るので、だれか土地の造成をしたよという情報でも入れば営業に行けるのではないかということで、やはり市内の各業界の方々が知恵を絞るというのも一つの方法だろうということも提案したこともございますので、ぜひ今後はそうしていただきたいと。本市のほうで特定業者に対してどうだこうだと言うわけにもいかないし、かといってそのことで広報するわけにもいかないし、そういうのは業界の中で整理されたほうがいいと思いますので、私ども今後、そういう協会等の総会等があるときは話をしてみたいというふうに思っているところでございます。

 また、医師の派遣については、先ほど言いましたとおり鹿児島大学を初めいろんなところで話をしております。いろんな鹿児島大学からの医師派遣についての直接担当される部長さんのところにもお会いして話もしたこともございます。しかしながら、なかなか難しいというのが実情であります。しかし、それではいけませんので、粘り強く話をしたいと思います。

 また、済生会から派遣する方法もあるんじゃないかということでございますけど、済生会自体も、先ほど言いましたとおり医師が不足して超過になっているというようなことでありますので、お願いもしましたけどなかなか難しい。本当に厳しい医師不足に医師会全体が悩んでいるというのが実態であります。かといって甑島の医者さんがいなくなると大変なことになりますから、先ほども言いましたとおり、何とか確保することに全力で取り組んでいきたいと思います。実際に公募をインターネットでしたりしているんですが、実際に来ていただいて見ていただいたりするんですけど、やはり見られると、帰ってからの返事は、もうありがとうございましただけに終わってしまうというケースが多々であります。いろんな手だてをしていますけど、なかなか難しいというのが実態であります。

 それと時間外選定料金について広報紙をうまくイラストなんかを入れたりして考えてみたらどうかということですので、そういうことも含めて検討させてみたいと思います。

 また、このことについては部長のほうで答弁させます。



◎市民福祉部長(中川清君) まず、先ほど市民病院のほうで奨学金の制度を創設されているということで御質問ございましたが、本市のほうもこの奨学金の制度は採用いたしております。月15万円の貸し付けというものをやっておりますが、応募がない状況でございます。これにつきましては今後、市民病院等のいわゆる奨学金の制度の内容等も確認をさせていただきながら拡充の必要があるのかを検討させていただきたいと思います。

 2番目に、広報紙の掲載につきましては、これまでもコンビニ受診について再三周知はいたしております。昨日の救急医療問題協議会の中でも、このコンビニ受診の啓発によりまして救急搬送の件数も少なくなってきたのではないかというようなことも済生会、それから市民病院のほうからも報告があったところでございます。ただ、今、議員の方からございましたとおり、少し私どもとしましてもわかりにくいのではないかと、高齢の方々も多いですので、広報の内容につきましては十分これからわかりやすいような広報に努めてまいりたいというふうに考えています。

 以上でございます。



○議長(岩下早人君) 以上で、福元光一君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、5番東完治君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [5番東 完治君登壇]



◆5番(東完治君) むつみ会所属の東完治です。

 今回は、甑島に関する二つの質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 市長は、6月議会で、「甑島は必ず有名になる時代が来るのでは、なるように努力しなければならない」と述べられました。事実、恐竜化石が発見されたり地質百選に選ばれるなど運にも恵まれ、また、地域おこしグループの努力も大きく、観光資源の豊富さが全国に発信されつつあります。人口減少が著しい甑島の現状に光が差してきたような気がします。

 最初の江口議員の質問にもありましたが、先月、成功をおさめたアートプロジェクト「甑島で、つくる。」は、今後の地域おこしに大きなヒントと希望を与えるものでした。甑島にはそれぞれすばらしい自然景観があり、季節によって山野草も彩りを添え、ひなびた小さな集落もあってアートの題材が豊富にあります。また、地域との交流を通じてイメージを膨らませていくという作品制作の手法も甑島の島おこしとマッチするものであり、ひょっとしたら地域のやる気次第で「限界集落」が「ゴールド集落」に変われるのではとの予感すら感じさせます。どうか本市も甑島が丸ごとアートの島になるように地域と一緒になって支援していただきたいと思います。

 最初に、下甑島の観光価値を高める方策について質問をさせていただきます。

 観光で産業を興していくためには、イベントもブルー・ツーリズムも家族旅行も一人旅も、あるいは物見遊山の団体ツアーも、すべてを受け入れるだけの基盤整備を進めていかなければならないと思います。甑島に誇れる観光資源があるとすれば、まずはそれを見てもらい、感動してもらい、広めてもらう必要があります。多くの観光ポイントを案内するよりも、真の魅力ある場所に重点を置いて、それをしっかり堪能してもらったほうが旅行者の記憶に刻まれるのではないかと思います。

 甑島の自然景観の中で全国で勝負できるのは、上甑島の長目の浜と下甑島の西海岸の断崖・奇岩だと私は思っております。長目の浜については道路も整備されて、湖沼群の快適な観光ができるようになりましたが、下甑島の西海岸については、その魅力を思うように発信しきれてないと私は受けとめております。

 下甑島の西海岸については、中甑港発着の観光船「かのこ」と、手打港発着の「おとひめ」が海からの観光を提供していますが、平成20年度の利用客を見ると、「かのこ」が603人、「おとひめ」に至っては187人と少なく、両方とも不採算を余儀なくされています。「おとひめ」の通常のコースは、手打港から瀬々野浦のナポレオン岩まで1時間30分かけてのコースですが、ナポレンオン岩から先の瀬々野浦断崖までは見ることができません。「かのこ」は、中甑港からナポレンオン岩までの2時間コースで、鹿島断崖も瀬々野浦断崖も見ることができます。

 そこで提案なのですが、利用客が少ない観光船「おとひめ」を思い切って瀬々野浦港に移したらどうでしょうか。瀬々野浦は、下甑島一番の景勝地なので旅行者のほとんどが訪れるし、断崖、奇岩、洞窟の名勝、瀬々野浦断崖はすぐ近くにあります。瀬々野浦の観光拠点としての幅も広がり、地域おこしに貢献ができます。遊覧のコースも「おとひめ」については瀬々野浦断崖に絞ったらどうでしょう。瀬々野浦港から金山海岸、内川内の海岸、八艘穴(はっそうあな)、西の三つ穴の断崖を見て、鹿島町との境界の赤崎までゆっくりと時間をかけて往復で1時間のコースにしたらどうかと思います。陸上の観光コースの中に組み入れて定着させることができれば、西海岸の魅力を全国に発信できると思います。所見をお伺いいたします。

 鹿島町で恐竜の化石が発見され、「日本の地質百選」にも選ばれ、地層のすばらしさが際立っている鹿島断崖は、その価値が一層高まりつつあります。鹿島断崖については、海からは観光船「かのこ」で、陸からは、夜萩円山公園などからそのダイナミックな光景を見ることができますが、また一味違う瀬々野浦断崖については、遠くから望める松島展望所があるだけで、その魅力を陸上から味わうことができません。

 瀬々野浦断崖は、集落でとらえると内川内地区から瀬々野浦地区の間にあります。幸いにこの海岸寄りに林道大内浦線があります。一部しか舗装になっていないので、道路の損壊により現在通行どめになっていますが、この大内浦線を観光コースのメーンにして、施設などは要りませんが、しけのときでも瀬々野浦断崖を観光できる場所をつくれないかと考えます。

 そこで、壁立の断崖が望める場所、金山海岸を展望できる場所、内川内の集落を一望できる場所、この3カ所に観光スポットを設けていただけないでしょうか。これができれば自衛隊・内川内・瀬々野浦間の観光価値が高まり、周年の誘客が可能になると考えます。ぜひ計画の中に盛り込んでいただきますよう要請いたします。所見をお伺いいたします。

 2番目に、下甑島を横断する避難道路の建設について質問をさせていただきます。

 下甑島には、航空自衛隊第9警戒隊下甑分屯基地があります。この基地の中に「魁」(さきがけ)という石碑があります。下甑島のレーダー基地は、米軍基地から移管された日本で最初の基地であります。ことしの3月、日本のミサイル防衛システムの一環である最新鋭の警戒管制レーダーが、これも日本で最初に完成しました。重要な東シナ海の空域を警戒して、日本の防衛の最先端を担っています。自衛隊官舎のある長浜地区は、若い隊員の家族も多く、学校も商店も飲食店もほかの地区よりにぎわっており、基地があるおかげで衰退を免れています。また、下甑分屯基地の防災に果たす役割も大きく、下甑島にとってはなくてはならない存在になっています。

 昨年の2月5日、鹿児島県と国は、国民保護計画に基づく図上訓練を、ここ下甑島を想定舞台にして実施いたしました。「下甑島で自衛隊の通勤バスが爆破され多数が死傷、その後、テログループは島内に潜伏」との想定で、本市も対策本部を設置。下甑島の住民については、島外避難させることを決定して乗船までの準備を進めました。下甑分屯基地は、標高400メートルから500メートルの山頂にあり、東側に長浜地区と青瀬地区が、西側に内川内地区と瀬々野浦地区があります。あらゆる武力攻撃事態を想定したとき、避難に困難をきわめることが予想されます。少なくとも下甑島の東西間をトンネルで横断する避難道路が必要だと考えます。

 本市の国民保護計画によると、「自衛隊施設等の周辺地域における避難については、県とともに平素から国と連携を図り、武力攻撃事態等において国が行う調整に基づき必要な措置を講ずる」とあります。また、国民保護法第3条の国の責務の中には、「国民の保護のための措置に関し、国費による適切な措置を講ずること等により、国全体として万全の体制を整備する責務を有する」とあります。先般、瀬々野浦地区の住民からも、瀬々野浦から青瀬ないし長浜へのトンネルを併用した道路整備の陳情が市長あて提出されたところであります。瀬々野浦と青瀬ないし長浜間の避難道路の建設を本市の将来計画にぜひ入れていただきたいと思います。市長の所見をお伺いいたします。

 以上で、壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 東議員の質問に答弁いたします。

 まず、下甑島の西海岸の観光価値を高める方策として、「おとひめ」を瀬々野浦港に発着できる考えはないかということでございます。甑島の雄大な自然、魅力をPRするためには、海上より海岸線を遊覧できる観光船は一番効果があるというふうに考えております。甑島の観光の誘致については、現在の自然のままを見せる観光が一番いいと、新たに開発してどうこうするよりも自然のままがいいということをいつも私は言っているわけですが、ただ、まず、現状が先ほどもありましたとおり、「おとひめ」は、平成18年が428名乗船していただきましたけど、平成19年が312名、平成20年は187名でございます。また、「かのこ」は、平成18年が541名、平成19年が588名、平成20名が603名と、「おとひめ」は減っておりますが「かのこ」は若干ふえてきております。さらに、この両船ともまず収入と支出を比較してみますと、平成20年度の決算でいきますが、「かのこ」は、収入が年間110万円、支出が850万円です。「おとひめ」は、収入が84万5,000円、支出が836万8,000円、10倍以上の支出の中で運航しているという費用対効果を考えると大変厳しい。これにつきましては監査委員からも強い指摘を受けているところでございます。まして両船とももう既に耐用年数に近い、もしくは故障の連続であるということで、果たしてこのままでいいかということを考えなければならない時期に迫っています。

 したがって、江口議員のところでも言いましたが、やはり高速船で早く島に着いて、早く甑島観光をしていただくためには、観光船の整備もまた必要になってくるということでございます。そうしなければ観光客は来ないというふうになりますので、ぜひこういう現状を踏まえながら次のステップを考えなければならない時期に来ているというふうに思います。現在の観光船の利用増を図る上からも観光客のニーズを把握して、そのニーズにこたえられることは大事であるわけですが、この船を今、長浜、下甑港に着いている高速船、また、フェリーで来られる長浜港でおりられる人たちを一たんおろして、そして瀬々野浦港へ運んで、それから観光させるとなると、これは1回は来られても2回、3回はもう大変続かないことになるのではないかというふうにも危惧いたします。それよりも早く甑島に観光客を連れて行って、そのまま観光船で全島を見たほうが価値的にも、将来的にもいいのではないかというふうに考えておりますので、いろんな課題もたくさん残っていますけど、今のところ瀬々野浦港になおすという考えは持っておりません。

 次に、林道大内浦線の整備をしてほしいということでございますが、この線は、全体延長が4,280メートルあります。そのうちに未舗装整備が1,584メートル残っております。この舗装については計画を持っておりますが、林道の舗装の採択基準というのは、開設後5年以上経過しなければ舗装が実施できませんので、この5年以上経過する平成23年度から平成24年度にかけて舗装ができるように県に強く要望してまいりたいというふうに思っております。

 それと、この線から断崖、奇岩が見える観光道路、もしくは観光展望所をつくってほしいということでございますが、この舗装が全部済んだりして車が往来ができるようになった時点で考えなければならないことだろうと思いますけど、現時点では、今の林道から展望できるところまでおおむね300メートルぐらいあるのではないかと想定されますが、ここは東議員は行かれたと思いますけど、歩いていったほうがかえって観光になるということで、遊歩道の整備については、これは必要があるのではないかというふうにも思っていますので、新しく観光道路として道路を整備するよりも、そういうことのほうがかえって魅力あるのではないかなというふうにも考えておるところでございます。

 また、下甑島を横断する避難道路、これは瀬々野浦地区もしくは長浜地区、青瀬地区を通じるようなトンネルをつくる考えはないかということでございます。まず、甑島のトンネルにつきましては、小島トンネルが完成いたしました。そして今ようやく手打地区から長浜地区に通じる青瀬トンネルと手打トンネルが貫通いたしました。これが全線つながるのは、あと1年半から2年ぐらいかかるだろうと言われております。そしていよいよ藺牟田瀬戸架橋の鹿島地域側のトンネルが工事に入りました。まだ平良地区のほうの1号、2号トンネルを掘らなければなりません。そして合併前からずっと要望のありました江石トンネルもあります。これらが整備しなければならない大きなトンネルなんですが、事業費が膨大にかかるということ、そして仮にこの藺牟田瀬戸架橋の橋が開通したとしても、その後は鹿島地域からやはり長浜地区までの道路整備をしなければならない、これが最優先だろうと思っています。したがって、現段階で瀬々野浦地区から、もしくは内川内地区から長浜地区へ出るトンネルを考えるということについては、今の時点ではどっちもとれなくなる可能性もありますから、やはり順番を決めて要望していかなければならないのではないかなというふうに考えております。したがいまして、現在のところ、今、このトンネルをどうこうするということは考えておりません。

 以上で第1回目の答弁を終わります。



◆5番(東完治君) まず、「おとひめ」のことなんですが、観光船。市長は、港から、大きな港を想定されておって、そこから回ったほうが効果的ではないのかというお考えのような気がするんですけれども、私はずっと考えてきたんですけれども、今までの「おとひめ」の反省点も中途半端になったんじゃなかろうかという私自身の考えがあるんですよね。それぞれ考え方はあると思うんですけれども、下甑島の中でどこが一番すぐれているのか、自然景観がですね、自然景観に限って言えば。私は、瀬々野浦断崖だと思うんですね。それを考えたときに、やっぱり絞らないといけないと思うんです。しかも観光というのは、私の考えですけれども、短時間にやっぱり感動は凝縮するものだと、基本的にそう思っているんです。ですから、例えば今の「おとひめ」の例が1時間30分のコースですね。「かのこ」が2時間コース。「かのこ」でも本当に感動するんですが、もっとより一層「おとひめ」のお客さんをふやすにはどうすればいいのかと考えたときに、やっぱりポイントを絞るべきだと思うんです、私は。下甑島で一番の景勝地はまずどこなんだとなったとき、やっぱり瀬々野浦なんですね。その瀬々野浦から下甑島の西海岸を一番宣伝できる場所はどこなんだとなったら、やっぱり瀬々野浦断崖なんです。

 なんで瀬々野浦断崖なのかということなんですけれども、御承知のようにナポレンオン岩もあるんですが、同じような海から垂直に切り立った断崖がずっと続いているんですね。高さにして100メートルから200メートルぐらいなんです。そこは私は全国では絶対負けんと思うし、和歌山なんかにも調査に行かせていただいたんですけど、三段壁なんかはみんな感動して、自殺の名所になっているところなんか50メートルなんですね。そして周りのPRと観光施設でもっているようなものですね。私も数は多くないんですけれども、全国観光の先進地を回っても、やっぱり甑島のほうがすぐれているなといつも思います。本当にそうなんです。

 上甑島は長目の浜ですね。その下甑島の中で全国、あるいは世界で勝負できるところは何なんだと。やっぱり西海岸の断崖・奇岩なんですね。やっぱり私はこれで勝負かけるべきじゃないかと。それで勝負かけるんだったら、例えば長浜港なり手打港から時間かけて行っても感動がぼけてしまうんですね。絶対凝縮せんといかんと思うんです。それで瀬々野浦港から出てナポレンオン岩見て、そしてここの瀬々野浦断崖のすばらしいところが海の中から垂直に切り立っていますので、瀬のそばまで行けることなんです。だから今までの反省からして、確かに遠景をばっと見るのもそれはすばらしいですよ、海岸線すばらしいですから。そしてまた別の感動の仕方で勝負してみてもいいんじゃないかなと。それはどういう感動のさせ方かといったら、瀬際をゆっくりと観光船で走りながら、その瀬の下から断崖の真上を仰ぎ見させるんです。例えばナポレオン岩でも、鼻の下からこうして見上げればほとんどの人は感動しますね。その豪壮さ、雄大さ、これはすばらしいですよ。そういうところがいっぱいあるんです。瀬々野浦断崖には。そしてなぜ瀬々野浦断崖かといったら、それだけじゃないんですね。飽きさせないんですよ。断崖もすごいですけれども、奇岩あり、洞窟あり、滝あり。だからナポレオン岩、越えれば大内浦になっておって壁立の断崖があるんですけれども、そこから先がまた圧巻なんですね。コシデ、コガミアイと続くんですけれども、コガミアイなんかも200メートル級の岩山があるんですね。そしてそこを過ぎれば、皆さん御存じだと思うんですけど金山海岸があるわけです。それを過ぎていけば内川内地区、滝が見えますね。金山海岸なんかももう海が豊富ですから、川が三つあるんですね、あそこも。小さな滝もあるんですけれども。そしてそこを過ぎれば尾岳山系なんです。下甑島で一番高い604メートルの尾岳山系で、これまただから断崖がすばらしいんですね。その尾岳で4番目の滝になるんですかね、我々は「ちいみず」と呼んでいるんですけど、小さな滝があったり、その先には八艘穴、断崖がある、船が8そう入ったという伝説がある八艘穴があるんですけれども、その先には西の三つ穴があって、そこも断崖ですね。そしてそれを過ぎると鹿島地域との境界の赤崎があるんです、由良島が見えるところです。そこまで行って引き返してきてちょうど1時間です、瀬々野浦を母港としたとき。だから私は、今までの反省から縮めたほうがいいと思いますよ、時間も。そしてどこなんだと、下甑島の西海岸はどこなんだということで、まずそれをPRすべきだと思うんですね。そしてもう一つすばらしいところが、企画経済委員会の皆さんは見てもらったと思うんですけれども、鹿島地域寄りの八艘穴あたりに行けば海の色が違うんです、全然。そこだけなんですけど、群青色をしているんですね。神秘的なんですよ。ですからそういうのもひっくるめて何度見ても飽きないですから、私は、下甑島で本当に観光コースをつくるには、多分ここしかないんじゃないかなと。もちろん鹿島断崖もすばらしいですよ。そう思うんです。ですから下甑島にお客さんが行ったときは、必ず一番の景勝地瀬々野浦を見てもらう。瀬々野浦に行ったら必ず下甑島の断崖を見てもらうというのを定着して、それを全国に発信したらどうかなというふうに思うんです。確かに遠景もすばらしいですよ、市長がおっしゃるようにですね。私はそう思います。

 それから、丘からもということなんですけれども、やっぱりすばらしいものは、しけたときでも見てもらいたいんですよ、本当に。そしてそのすばらしいところが今の林道の大内浦線の沿線沿いにあるわけですね。壁立、そこの近辺、壁立も先まで行けばナポレンオン岩の裏側も見えるし、壁立自体のすごい断崖も見えるし、その裏も見えるわけですね。そして金山海岸、これもできれば同じ目線で見せてあげたいですね。自分がそう思うんです。

 そしてあとは内川内地区、私は、これはもう全国の人にぜひ来てもらいたいと思っています、内川内地区は。もちろん小さな集落の自然環境はもちろんすばらしいですよ。私が見てもらいたいのは、すごいところはですね、ここの集落は今日まで本当に力を合わせて頑張ってきた、その歴史が随所に刻まれているんですね。しかも平均年齢がもう80に近づこうかという人たちなんですが、それこそ限界なんです、限界に挑戦して畑を耕しているんですよ。すばらしいですよ。そして集落から大体歩けば30分から40分かかるところにほとんどの畑があるんですけれども、さすがに最近歩けませんから、バスで農作業に行っているわけですね。そういうところです。例えばその畑がどういう、例えばの話なんですけれども、元学校のグラウンドだったところ、観覧席もあったというんですけど、一段高くなっているんです、確かに。芋が植えてあるんですけど。観覧席もあって自衛隊も一緒になってかつてはにぎわっていたんだというところをみんなで分けて、畑を分けてつくっておるんですね、今はもう芋でいっぱいですけれども、荒れたところがない。あるいはその近くに90歳のおばあちゃんがつくっているという畑があるんですけれども、私の庭より物すごくきれいです、草一本ないですね。あるいは西部林道沿いには茶畑もある。確かに立派じゃないんですけれども、芋畑の周囲でお茶をつくっていまして、それがまた風情があるわけですね。そういったことで内川内地区もぜひみんなに来てもらいたい。今でも学生の方がちょこちょこ訪ねてきているんですけど、やっぱりファンの方がいらっしゃってですね。

 そういう状態で、先ほどの話に戻りますけれども、その大内浦線上に観光ポイントができればすべてが生きてくるんです。それこそ内川内地区も多分、今、限界で頑張っていますけれども、ゴールド集落に変われるんじゃないかなと、そう思います。だから下甑島で恐らく一番のメーンの観光コースになるような気がするんです。自衛隊、内川内地区、瀬々野浦地区、その瀬々野浦断崖を陸からも見れると。そういうことですので、ぜひ実現するように計画に盛り込んでいただきたいと思います。

 それから、2番目の質問で、瀬々野浦地区から横断する避難道路、トンネルですね。これは本当に大変な問題、課題だと思います。確かにそのとおりだと思います。難しいと思うんですが、そこを何とかいろんな角度から検討していただいて、だからそのとおりです、順番決めるのもそのとおりです。江石トンネルが先でいいんですよ。だからそのずっと後でもいいですから、とにかく将来計画で、うちの将来計画で取り上げてもらいたい。

 一つの例えばの視点なんですけれども、この消防庁の国民保護計画の中に、地方公共団体との連携体制というのがあるんですね。その中に、「消防庁は、自衛隊施設、米軍施設等の周辺地域における避難施設、避難経路及び輸送手段の確保に当たって、平素から内閣官房、外務省、防衛庁、防衛施設庁などの関係省庁及び地方公共団体と密接な連携を図るものとする。」というのがあるんです。どういうことかというんですけれども、いろんな要素があると思うんですね。それぞれの各省の任務分担で。大きな意味があると思うんですけれども。こういうのを解釈するときに、例えばこういう方法はありませんかね。平地のヘリポートから基地まで、多分計画は上がってくると思うんですけれども、輸送路をつくる。多分出てきそうな気がする。輸送路をつくると、基地まで。その輸送路に抱き合わせて途中から瀬々野浦地区への避難道路をつくる。費用対効果で、すそ野からだったら大変かもしれませんけれども、この瀬々野浦地区の人たちが要望しているのはそうでもないみたいですから、時間を短縮できればいいわけですから。そういった国の事業と抱き合わせで避難道路をつくる、こういった視点も考えられるような気がするんです。そういったことでいろんな角度からぜひ検討していただいて、将来計画に盛り込んでいただきたいと思います。

 以上で、もう一回済みませんけれどもお考えをお伺いして、2回目の質問とします。



◎市長(岩切秀雄君) ちょっと興奮しました。今、東議員が下甑島を大々的に宣伝されて、ちょっと興奮したところです。私も実際に行ってみて、今、言われるとおりです。それを前回のときも答弁したつもりです。将来的には観光ガイドになってほしいなと思うぐらいの熱弁でありました。

 下甑島を言われますけど、ちょっと甑島の観光マップをつくってもらいました。今、言われましたが、下甑島だけでなくて上甑島も大変すばらしいところがたくさんございます。恐らくほとんど東議員行っていらっしゃらないと思います。下甑島のほうは今言われたとおり大体熟知されていらっしゃると思いますが。これでですね、例えば今、手打地区と長浜地区ですよね、ここに高速船、フェリー着いているわけですが、瀬々野浦地区はここですよね。ここから発着させるとなると、この道路をどっちかで通ってこなければいけないというのが一番課題だとさっき言った、一たん高速船で来て、また道路に上がっておりて、それからまた船に乗らなければならないということが懸念されると。したがって、今ずっと話を聞いていますと、すべて下甑島のことで発想がいっているような気がします。私は、甑島は一つだと思います。だから寄港地を今ここで限定すべきじゃないと思っております。総体的に甑島の観光をどうするか、これはやっぱりプロの人たちの意見やら聞いていくべきだと思っています。したがって、再三話ししていますとおり、九州新幹線の全線開通が来て、そして川内港から高速船に乗って、そして甑島を回る、少なくとも2時間程度じゃなくて、やはり1.5日、1泊させる方法を考えなければ甑島の観光産業は育たないと。今ある民宿の人たちに頑張っていただいて、大変新鮮な魚を食べさすとまた行きたいということになろうかと思います。そういう発想が私は正解じゃないかなと、甑島の将来を考えてもですね。そういうことで今までずっと船を含めて、観光船を含めて考えていくべき時期に来ているなというのを実感した次第でございます。

 いずれにしましても西海岸は、さっき言われたとおり日本一だと私も思っています。恐らくどこにもないと思っています。したがって、北海道の礼文・利尻島がやはり本土から近いということであれだけ有名になったところです。以前は、やはり沖縄とか与論島とか、そういうところが日本の本当に観光地として宣伝されましたけど、今の人たちは、特に年をとった方々が近いところでいつでも帰られるという場所が観光地だと言われていますので、甑島は本当に私は、今、本腰を入れていくならば観光地になるのではないかと、日本一のロケーションの場になるのではないかというふうに思っていますので、先ほど甑島で私どもも聞いたこともない名前の場所がたくさんございます。こういうところも捨てないでですね、やはり陸路から見ていただくとか、海から見ていただく方法を考えなければならないと、そういうことで高速船を早くつくりたいというのが一つの願いであったわけですから、御賛同いただきたいと思います。

 それと、やはりさきの道路の件については、現段階でこれを計画にのせるとか、私のほうで将来的にはつくるということを言える状況ではないということで、先ほど言いました、まず、表面に出てきたものを何とかこれを実現しなければならないと思っています。藺牟田瀬戸架橋にしても、旧鹿島村の村長さんが40年かけてようやく実を結んだということでありますので、江口議員にも言いましたけど、50年、100年後の甑島をどうするかというのをみんなで考えるべきだと思っていますので、御理解をいただきたいと思います。



◆5番(東完治君) 私が下甑島のことばかり強調しましたので、何かちょこっと勘違いされているようですけれども、甑島全体をというのは、もうそのとおりだと思います。その甑島全体を生かす意味でどうなんだと、最後に絞って話をしたつもりです。

 そういうことですので、その高速船を言われますけれども、私は、その高速船を満杯にさせるにはどうすればいいのかということなんですね。そこを考えるんです。だからどっちが先かということになりますけれども、やっぱり私は、ある程度見せ場をつくらないことには人は来ないと思いますから、幾ら船をつくってもですね。だから同時進行ないし早目に人を呼び込める本当に魅力がある場所があるんだったら、それなりのやっぱり施設は整備していかなければいけないんじゃないかと、こういうふうに考えます。

 それと壮大なるトンネルのことなんですが、レーダーがあるところが大体標高500メートルなんですけど、その西側にちょうど真下に瀬々野浦地区があるんですね。私たちは、この瀬々野浦地区のことを「すり鉢の底」と呼んでおったんです。何でかといったら、全くすり鉢状なんです。周囲を400メートル級の山に囲まれて、その底に集落があるんですね。だから長浜地区に行くにも青瀬地区に行くにも手打地区に行くにも、その400メートル級の山を、傾斜がひどいところを曲がりくねりながら山越えせんといかんと。こういう生活苦にずっと耐えてきているんです。例えば重篤な病人が出たとします。あるいは突発事故があるとします。救急車が出動して現場に着くまでに平均27分かかるんです。それなら本市の平均はどのくらいかといったら、平成20年で7.2分なんですね、現場に着くまでに。これぐらい格差があるんです。ましてや病院へ収容するまでは、なお倍時間がかかるわけですね。それは助けを求めてから1時間以上かからないと先生に診てもらえないという状況があります。また、災害時ですね、台風が襲来した、あるいは豪雨になったというようなとき動けないです、集落が。なぜなら道路崩壊の危険がありますから。孤立を余儀なくされるわけですね。だから御存じのとおり、ちょっとした大きい台風が来るたんびに崩れて通行どめになり、復旧し、また通行どめになる。この歴史をずっと繰り返しているんです。だからこの不便さ、生活の不便さを何とかしてもらえないだろうかと。そしてほかのところはどんどん便利になっていくわけですね、縦貫道ができ、甑島もできようとしている。やっぱり自分のところだけ取り残されているんじゃないかと、やっぱり我々も何とか訴えないといかんなと思って今盛り上がっているところなんです。署名運動までしていますね。それぐらい地域の方々は熱くなっていますので、その格差に甘んじてきたその人たちの夢がこのトンネルなんです。ぜひ、どしこ時間がかかってもいいですから、実現する方向で少しずつ進んでいただけないかなというふうに思います。

 それだけお願いして、私の質問を終わります。



◎市長(岩切秀雄君) 江口議員のときも話ししましたけど、やっぱり地域格差というのが大変だと。したがって、三つのポイントを挙げて、そのうちのやはり航路問題、道路問題、医療問題、これの格差を少しでも縮めなければ、甑島市民の幸せはないと思っておるわけですが、その一つずつを一挙にやるということは、もうこれは絶対できませんので、年代をかけてしていかなければならない、そのためにやはり人が減るんじゃなくてふやしていく対策を考えるとするならば観光産業が一番いいと。そして若い人たちが、また、子どもたちが生き生きとできるような島をつくらなければならないということで、それを夢見てきているわけですので、地域の皆さんとともにやはり協力し合っていただきたいなというのが私の願いであります。いろんなことを踏まえて甑島の人たちの幸せを感じたいと思います。瀬々野浦地区にも内川内地区にも私は行きました。行って皆さん方の意見も聞きました。内川内地区の人たちなんか、本当に平均年齢80何歳で生き生きとされていらっしゃいます。こういう集落をまたほかのところでも参考事例として挙げていきながら限界集落の解消を図らなければならないというふうにも感じておりますので、その発祥が甑島地域であり内川内地区だろうと私は思っていますから、トンネルの問題も今ここで明言はできませんけど、そういう時代が来ると必ずつくらなければならない時代が来ると思います。ただ今のままで人口は減っていくばかりでは、だれが考えても何十億円もかけたトンネルができるというわけにはいきません。本土にしても、さっき言われるような箇所は何カ所もあるわけです。しかしながら、みんなが助け合っていく社会をつくらなければ、これは発展はないと思っていますので、東議員も今後とも市政のため御協力をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(岩下早人君) 以上で、東完治君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、9番江畑芳幸君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [9番江畑芳幸君登壇]



◆9番(江畑芳幸君) 皆さんこんにちは。

 ことしの夏は非常に長く、また、暑く、これは皆さんが8月30日を目指し燃えていたからと感じたのは私だけでしょうか。

 第4回薩摩川内市議会定例会質問初日の最後の登壇者となりました。議席番号9番、市民連合に所属します江畑芳幸です。最後までどうぞよろしくお願いいたします。

 臨時国会が来週に迫り、新内閣発足目前となりました。地方に生活する一人として、私たちの生活に安心を取り戻す政府ができることを期待するものです。

 ところで、例年ですと概算要求が示され、国の来年度予算についての方向性が見える時期ですが、ことしは状況が異なります。国の方針いかんでは、私たちの薩摩川内市でも影響があるかもしれませんので、平成22年度予算に関することについては、次の機会にお聞きすることとしました。

 そこで今回は、さきに通告しました3項目を質問させていただきます。よろしくお願いいたします。

 まず、第1項目めは、教育委員会にお伺いいたします。

 小・中学校校舎の整備・補修について。

 1点目は、耐震診断結果と対策についてです。

 初めに、文部科学省から出された文書の一部を紹介します。「学校施設は、児童生徒にとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であり、公教育を支える基本的施設である。また、地域住民にとっては、生涯にわたる学習、文化、スポーツなどの活動の場となるなど、地域コミュニティの拠点として、さらに地震等の非常災害時には応急避難場所となるなど、地域の防災拠点としても重要な役割を担っており、その安全性の確保は極めて重要である」、これは平成19年8月の学校整備指針策定に関する調査研究協力者会議の中の記載です。この文書にもありますように、学校施設の重要性と安全は、教育現場、また、存在する地域にとってもこれを疑う人はいません。そうした中で現在、国においては、公立学校耐震化推進計画が進行中です。私たち薩摩川内市でも学校施設について耐震2次診断が実施され、その結果により、今回の補正予算に大馬越小学校屋内運動場、入来中学校屋内運動場、東郷中学校屋内運動場の耐震補強工事が計上されています。

 そこでお伺いいたしますが、今回実施された耐震2次診断の結果は、どのような結果が出たのかお聞かせください。また、ほかに補強工事が必要となっている学校施設がなかったのか、あわせてお聞きします。

 今回の補強工事では、どのような工事をなされるのか。この補強工事により、新たに設置する施設があるのかお聞きします。

 今回の耐震診断の結果は公表されるのか。公表される場合は、その時期と方法についてもお聞かせください。

 学校施設の2点目として、施設への自然エネルギー発電施設の設置についてお伺いいたします。

 総務文教委員会では、香川県高松市の小中一貫校の視察を行いました。そこの校舎屋上には、小型ですが、さまざまな形の風力発電設備と大きく広がる太陽光発電設備が設置されており、その発電量と校内で使用電力量を校舎中庭にデジタルディスプレイを設置し、子どもたちにもわかりやすいよう表示していました。子どものうちから環境やエネルギー問題を身近にとらえ親しむことが、将来にわたりこの問題に取り組む大きなきっかけともなります。子どもたちにとって家庭で学ぶことも重要です。また、教育の一環として教育現場での自然エネルギーへの関心を高めることも必要と私は考えています。現在の発電システム設置状況はどのようになっているのかお聞きいたします。全学校を対象とした取り組みになっているのでしょうか。

 また、今回、耐震化の補強工事が計画されています。この工事に合わせた設備導入の計画などあるのかお聞きします。

 私は、新設の設備など含め、屋根などに可能な限りの太陽光発電設備などを設置していくべきだと考えますが、考えをお聞かせください。

 2項目めに、行政施設への太陽光発電システムの設置についてお伺いいたします。

 環境問題であり、皆さんの関心も高く、毎議会多くの議員の皆さんが新エネルギーの問題について質問をされておられます。私は、今回、行政施設へ積極的に導入していくべきと思い質問します。

 国の方針が自然エネルギーの積極的活用へかじを切り、コマーシャルでも個人住宅への太陽光発電システムの導入をPRしています。民主党鳩山代表も先日、温室効果ガスの削減目標を今までより大きく踏み込んだ25%と発言したとの報道がなされています。過去において我が国は、太陽光の分野では技術、生産、普及を含め他の国の追従を許していませんでした。しかし、他国に比べ自然エネルギー導入の機運の低さからか、現在、世界3位まで後退してしまいました。市内には太陽光発電を設置された個人住宅も見かけていますが、それはまだまだ少なく、取り組みを進めなければならない状況と思います。

 一方、それを推し進める行政の施設はどのような状況でしょうか。行政施設は、建築後それぞれ管理が異なってきます。それぞれの所管で検討されていると思いますが、私は、行政が全体として太陽光発電システムに取り組むべきと考えます。

 学校施設の項目で視察の話をさせていただきました。この視察のときの2カ所めで兵庫県姫路市の防災プラザを視察しました。防災の拠点として災害発生時、指令センターの機能を確保できるようさまざまな取り組みがなされていました。

 その一つとして、自家発電システムが設置されていました。それを補完する形で屋上に太陽光発電装置も設置されていました。姫路市のこの施設は、一般の災害時の避難施設ではありませんが、施設機能確保の立場から設置された設備だそうです。私たちのまちでは、コミュニティセンター含め行政施設の多くが災害発生時、市民の皆さんの避難施設として指定されています。災害時の避難所の機能確保の一部としての考えも必要ではないでしょうか。自然エネルギーへの取り組みを進めることで、その分野の技術革新と活性化、それは社会全体の活性化にもつながります。市民の皆さんにエコ意識を持ってもらい、温暖化対策を進めるためにも行政施設に家庭用と異なる大型の太陽光発電システムを積極的に設置していくことが啓発にもつながると思いますが、現在の取り組みとお考えをお聞かせください。

 3項目めに、歩道部の植栽についてお伺いいたします。

 本市の管理している道路には、高木樹や低木樹、また、花壇と、多くの植栽がされており、市民の皆さんの目をいやしたり木陰を提供したりしています。今回は、この中から樹木を中心に質問することとしました。

 「街路樹は、道路の景観構成、都市の美観保持だけでなく、陰、遮光、遮へい、防火、防じん、誘導、ランドマーク、そして都市内気候の調整を目的とし植栽されている」と解説の文書で紹介されています。樹木は、植えつけるときの根づきのことも心配しますが、それ以降の管理には、植えつけと同様、より以上の気遣いが必要です。植樹は報道されますが、日ごろの管理は地味な作業が多いためか、なかなか報道されず、私たちも気づかず通り過ぎてしまうことも多いようです。植栽され20年を過ぎた街路樹は、成長し、すばらしい景観を保っています。この近くでも天大橋通りの大小路側、また、開戸橋北側、中越パルプ周辺のクスノキなどあります。

 1点目として、樹木が大きく生長したため、多くの緑と木陰を提供している反面落ち葉も多く、周囲の方が掃除をされる光景もよく目にします。クスノキは大きく成長し、歩道の植栽スペースにはおさまらないほど成長しているものも見受けます。

 また、近年、時期になると多くの野鳥が大群となってこれらの樹木をねぐらとしているようです。夕方は大量の鳥が樹木に集まり異様な風景と鳴き声、そしてまた、大量のふんが道路に落ちているなどの状況です。歩道部は白くなり異臭もしています。周囲の会社などに対応を求める連絡もあると聞いています。以前よりテレビなどの報道では、街路樹の落ち葉の問題や街路樹をねぐらとしている多くの鳥のことが都市部で問題になっていると報道されていましたが、私たちの周囲でも問題となっているようです。通行される方々や近くに暮らしておられる方々は毎日直面しておられます。落ち葉は、近くの方々も協力し掃除をなさっているともお聞きしていますが、大量に集まる野鳥は地域ではどうにもならない問題になっているようです。落とされるふんの問題は、掃除しても追いつかず、まちの美観だけでなく衛生上の問題もあるように思います。

 また、低木樹のツツジについては、春にきれいな花をつけ、目を楽しませますが、横断歩道の近くでは、子どもたちが見えにくいということがあるとドライバーの話を聞きます。植栽された樹木類についてどのように認識され、管理、そして対策がなされているのかお聞きいたします。

 2点目として、今後の管理計画についてお聞きします。

 クスノキなどはまだまだ大きくなります。現在の場所で成長を見守るのは困難ではないでしょうか。樹木の成長、道路保全、通行の安全など見ていくと、現在のものは、いずれ時期を見て移すことが必要と思います。そのときは代がえの植栽が必要となります。今後も歩道部には植栽を必要とする箇所も出てきます。将来の成長速度と管理の方法や景観をあわせた中で樹種の選択が必要ではないでしょうか。将来にわたり緑の多い町並みを保つことは大変重要なことです。植栽に当たっては、場所・周囲の状況で樹木の候補を選択しておき、その中からその場所に最も適するものを選ぶなどの手法が必要になってきているように思います。そして的確な状況把握で早目に管理を行うことが緑の景観を保つまちづくりには必要と思いますが、御所見をお聞きし、壇上よりの質問とします。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 江畑議員の質問にまず私のほうから先に答弁させていただきます。

 2番目の行政施設への太陽光発電システムの設置の考え方についての中で、行政施設へ率先して導入できないかという御質問でございます。

 自然エネルギーの利用促進、普及啓発、二酸化炭素の排出量削減の観点から、また、エネルギーのまちをアピールする上からでも本市の施設への導入は必要だと考えております。しかしながら、とりあえず学校を中心にしてまず導入してみたいと考えておりますので、予算上の問題もありますが、12月には提案できるのではないかというふうにも感じているところでございます。公の施設の導入に当たりましては、それぞれの施設の構造上の問題、あるいは対象件数がたくさんありますので、財政的な問題、こういうこともありますが、今後、検討はしていかなければなりませんけど、この新しいエネルギーの取り入れについては、やはり全国的に広まっておりますので、まだまだ価格は安くなるのではないかというふうにも思ったりもしております。したがいまして、総合的に判断しながら検討してまいりたいというふうに思います。

 次に、歩道部の植栽の中で植栽の現状と問題点なんですが、いろいろ御指摘のとおり調査してみますと、大変鳥のふんで困っていらっしゃる地域もありますし、樹木が大きくなり過ぎて、枝よりも根本のほうが大きくなったりして歩道に迷惑をかけたりしている箇所もありますので、これについてはいろんな方法を考えていかなければならないと思っています。歩道部の植栽につきましては、視距の確保、歩道幅員の狭さ、落ち葉とか、それの処理の仕方、野鳥におけるふんの被害など、これまでも多くの問題が指摘されてきました。本市としても移設や剪定、薬剤散布等を実施してきているところではございます。今後も全国の対応事例や川内造園技術協会から協力をいただきながらこの問題に対処しなければというふうに思っております。

 また、管理の問題につきましては、歩道部の植栽のいろんな樹木の選定を含め、これまでどおり生育の状況や剪定の時期等を考慮しながら定期的に剪定や害虫駆除のための薬剤散布を実施したり、また、草が生えっ放しになっていますので、年間を通しての植栽升の除草を実施したいと思います。ただ、いろんな道路については、やはり周辺の人たちも草取りについては協力いただけるような体制をとって、市民がみんなで楽しめるような歩道の整備に努めていかなければならないというふうに思っておるところでございます。

 以上で第1回目の答弁を終わります。

   [教育長上屋和夫君登壇]



◎教育長(上屋和夫君) 小・中学校校舎の整備・補修について御質問いただきましたが、その耐震診断結果と対策についてということでございますけど、まず、耐震診断結果を公表するのかと、また、どのような方法で行うのかということについてのお尋ねにお答えさせていただきます。耐震診断につきましては、平成18年度に実施した耐震化優先度調査によりまして、大規模な地震により倒壊等の危険性が高いと判定された校舎7校11棟と屋内運動場12校12棟、合わせて23棟について耐震2次診断を実施中であります。その診断結果につきましては、6月ごろから随時報告を受けているところでございますが、すべてが判明するのは9月いっぱいかかる予定でございます。結果が出次第、この公表につきましては議会やホームページ等で公表してまいりたいと考えているところでございます。

 それから、補強が必要な場合どのような工事を行うのかと、設備改修等もあわせて行うのかということでございますが、補強が必要な場合は、その具体的な耐震補強工事の内容につきましては、建物の壁の柱とはりで囲まれた四辺形の軸組みに対角線上に筋交いを入れる方法を採用することになります。また、その他の設備改修、あるいは議員の言われました設備導入等につきましては、この補強工事に合わせまして必要性、緊急性を検討しながら整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。

 次に、二つ目の施設への自然エネルギー発電設備の設置についてというお尋ねについてでございますが、平成19年度から中学校へエネルギー教育の教材としまして、発電量1キロワットの太陽光発電設備の設置に取り組んでいるところであります。この太陽光発電設備の設置は、国の原子力エネルギーに関する教育支援事業を活用し、取り組んでいるものでありまして、平成19年度は、川内中央中と祁答院中へ、平成20年度は、川内北中、川内南中と、現在、市内4中学校にそれぞれ設置したところであります。本年度は、東郷中、樋脇中に設置予定であります。あわせて今年度から文部科学省の安全・安心な学校づくり交付金事業のメニューの中に、太陽光発電システム導入が創設されましたことから、本市におきましてもその導入を前向きに検討し、国に事業要望をしているところでございます。

 以上で答弁を終わります。



◆9番(江畑芳幸君) それでは、ちょっと順番は違いますが、行政施設への太陽光発電のほうから先に話をさせていただきます。

 今、新しく建設される住宅のあちこちには太陽光発電の設備をよく見ます。これは市民の皆さんの環境保全に対する意識の高まりがだんだん、だんだん広がってきたんだなと思い、ありがたいことではないかなと思っております。

 この太陽光発電については、まず言われることが、天候の問題をよく言われます。天候が悪いと発電効率が下がると、なかなかそういう話も出てはいるんですが、インターネットで調べましたところ、日本気象協会のほうでは、平成18年度から平成22年度にかけて太陽光発電システム共通基盤技術研究開発発電量評価技術の研究開発として、いろんな形の全国の日照であったり角度であったり、そういう調査をされて中間報告もなされ、そしていろんな形で太陽光発電設備を設置しやすくしているという状況もあるようにネットの中で調べるところでした。また、一般住宅では、3キロから4キロですかね、4キロワット、この施設が多いようなんですが、公共施設への設置の実績を見たときに、この家庭用の10倍ぐらいの設備を見受けます。屋根への設置だけでなく、窓の手すりにつけていることも紹介されておりました。兵庫県の西播磨総合庁舎には、自治体の庁舎としては国内最大規模の506キロワットの発電能力を持つ施設を設置していると、こういうような状況も紹介されておりました。ただ、残念なのが、鹿児島県内の納入実績ですね、これを探したところ、行政の施設をちょっと私、大きなものについて見つけられなかったのですが、県内の大きなものとして紹介されていたのは、商業施設ですが、これは鹿児島市の武岡にマックスバリュという店があるんですかね。ここに京セラさんの出力100キロワット、これが設置されているという紹介がありました。電気代の削減効果として、月10万円ぐらい削減されているというような紹介もありました。

 私たちのこの薩摩川内市の地域は、災害時での今までの避難というものは、大雨のときや台風が多いように思います。しかし、それ以外の災害のときも想定していかなければなりません。災害施設が停電の可能性もあります。私は、以前、避難施設の設備として、新潟県柏崎市に行った後に紹介させていただいたんですが、発電機が有効であったという話をお伺いしました。太陽光発電というのは、こういう停電したときの一助ですね、通信手段を確保するためにどうしても電気がやはり必要になってきますので、そういう電力を賄うときの一助になるのではないかと思います。こういうことでやはり太陽光発電という設備は、今後、公共施設にとっては非常に重要なものとなってくるのではないでしょうか。消防局の祁答院分署は、建物も比較的新しい施設です。こういう屋根に全面に太陽光発電の設備を設置していくことがやはり行政として取り組んでいる、こういうことを大きくPRする、そして市民の皆さんに啓発することにつながっていくのではないでしょうか。現在、構想が進んでいる亀山地区のコミュニティセンターなどは、建設に合わせて設置するなどの構想も考えてみてはいかがかと思っております。

 そして最も大切なのは、設置したときの発電量、これを現在使っている発電量が幾らで、そして今発電している発電量が幾らです。そしてこれが全体の何%ぐらいに当たりますよと、そういう形で市民の皆さんにわかりやすくディスプレー表示をされていくことが非常に重要になってくると思います。現在、太陽光発電は、先ほど市長もおっしゃいましたようにまだまだ価格が高いものです。そして今から技術革新が進んでいけば価格の問題も出てくるかもしれません。しかし、今やることが必要だと思います。私は必要だと思います。価格が高いという問題については、財政のほうとか所管課のほうが細かい数字的にはよく資料をお持ち、情報はお持ちと思いますので、細かい数字については話はしませんが、主にNEDOであるとか、太陽光発電協会などが窓口となったいろんな事業を実施されているようです。インターネットでいろんな事業が公表されていますので、ぜひともこのことにチャレンジしていかれる必要があるのではないかと思っております。先ほど市長も話をされましたが、環境に対する取り組みは非常に重要です。電力のベストミックス、そして電力のまち薩摩川内市として、これは行政として取り組みに値するものと思います。また、市内には、この太陽光発電のメーカーとして京セラさんもあります。そういうことでやはり進めていく優位性というものもあるのではないでしょうか。市民へ啓発を行い、そして設置数をふやしていくためには、行政の率先した取り組みが必要と私は思います。

 そしてこの太陽光発電については壇上よりも話をさせていただきましたが、毎回本会議で質問の項目に上がっています。これは太陽光発電について市民の皆さんの関心が高いあらわれの一つだと思っております。女性50人委員会の提言でもありましたが、一般の家庭に対しては市独自の補助金の創設を行って、行政は啓発を行い、そして電力のまちとして進めていく問題ではないかと思います。

 あと街路樹の問題を次に話をさせていただきます。これは全国でも問題となっている地域が非常に多いようです。インターネットの情報を見たところ、あちこちの市で市議会の中でも取り上げられているようです。ただ気をつけていかないといけないのは、枝切りをしたとき、剪定ですね、この剪定をしたときなどに、非常に剪定に対して中傷するようなインターネットの書き込みなどもあるようです。木の形を考えた中での剪定が必要になってくるのではないかと思います。ですから先ほど市長が話をされていらっしゃいましたが、造園の専門の方の意見をかりながら、そして適切な時期に、どの時期に剪定を進めることが野鳥が来ない、野鳥を防ぎやすいのか、そういうことも考えていっていただきたいと思います。

 現在、大量の鳥と話をしましたが、私も夕方行って見ておりましたところ、現在はスズメではないかと思います。ただ集まる量が非常に多過ぎますので、ちょっと小さな子どもさんは怖がっている様子もありました。網をかける方法などもインターネットでは紹介されています。対策の中にもいろいろ紹介されていますが、学習能力も高くておどしてもなかなか効果がないと、しばらくすると戻ってくると。そして1カ所に対策をとると次のところに移ってしまうと、そういうところがありますので、市全体の取り組みとして、この野鳥の問題を含めて管理の問題については、専門の方を入れながら計画していただきたいと思うところであります。

 あと木の種類についてですが、私もネットの中でいろいろと見ていたんですが、街路樹としてさまざまな樹種を紹介しておりますが、いろんな利点もあるようです。また、欠点もあるようです。先ほど話をしましたように、大きくなり過ぎるということがあるようですが、これは緑の多いまちというのは、道路沿いの花壇を含めて訪れる人の目を楽しませることで入り込み人口をふやすきっかけにもなってくると思います。秋になると、休耕田を利用したコスモスの見事な花畑もその一つではないかと思っているところです。街路樹に対しては、今回、ちょっと問題提起という形として取り上げさせていただきました。今後の行政の取り組みに期待するものです。

 あと学校の校舎の整備、補修について話をさせていただきます。今回の工事、先ほど紹介しました学校について、工事の期間がいつぐらいまでかかるのかですね。これが卒業式等に問題がないように完成するのか、そのことについてまずお伺いします。

 そして次に、今まで進めてこられました大規模改修工事も含めて進めていかなければならないと思います。そうしたときに全体の計画として、この耐震の2次診断に基づいた工事を含めた中で予算の関係も出てきますので、何年間ぐらいの計画、おおむね何年間ぐらいの計画になるのか、見通しが立っているのか、出ておればお聞かせください。

 あと学校施設ですが、これは先ほど話をしましたように、地域の方々も使用されます。地域やPTAの方々にも説明した中で工事に入っていかないといけないと思いますが、この説明会など実施されたのか、そこについてお伺いします。

 そして今回、特に今回、耐震の補強工事で実施される施設についてですが、新設の設備について、私は、トイレなどが併設されていないところがあれば、これはトイレは併設が必要だと思っております。ですからこのことが検討していただけないのかお伺いいたします。

 あと自然エネルギーの発電設備については、市内の中学校のほうで実施されているという報告をいただきました。市内の青山幼稚園ですかね、ここは太陽光発電と風力発電を組み合わせた外灯を昨年11月に設置されたんだそうです。そして設置目的は、環境教育に役立てるという形で紹介されておりました。エコの活動を身近に子どもたちが感じるよい機会ではないかなというふうに私も思っているところです。

 自然エネルギーの発電設備は複数で進められていますが、教育の観点からすれば同時進行的に市内の学校にどんどん、どんどん進めていくべきではないかと思います。予算との兼ね合いがよく話をされるんですが、全体への設置が今後何年ぐらいの計画でなされているのかお聞かせいただきたいと思います。そして市内の幼稚園も含めた取り組みにしていく必要があるのではないかと思うところであります。そこのところについても見解をお聞かせください。

 先ほど視察のところで高松市の学校の話をしました。高松第一学園の取り組みは、これは新設校です。ですからできたと私は思いません。教育現場の中で、自然を体験できる環境づくり、このことのコンセプトが非常に大きかった、だからこのことが実施できたのではないかと思っているところです。実際に現地の説明の中で、風力発電設備もついていたんですが、これはNEDOの補助を受けてない独自で設置された施設ということでした。ことし永利小学校の屋内運動場の新設が済んでいますが、新設であればこそこういうチャンスをとらえて屋根に太陽光発電の設備などを考えられなかったのかなと私は考えてしまうところです。ですからぜひとも耐震のこういう補強工事のときには、将来にわたってこういう設備が可能な設計がなされるべきだと思うところであります。御所見をお伺いいたしたいと思います。

 以上、2回目とします。



◎市長(岩切秀雄君) 太陽光発電については御意見だったというふうに私は理解しております。ただ先ほど言いましたとおり、まず、学校関係を中心に来年度計画でいきたいなというふうに思っています。来年度といいますか、12月補正で上げられたら、これは国の補正がどうなるかわかりませんけど、国の補正に合わせて考えていきたいと思っています。それを見きわめて、学校も63校からありますから簡単にはいかないと思いますけど、要するに予算との兼ね合いを見ながら公共施設については考えていきたいというふうに思っています。

 歩道部の植栽等については御意見ということでありましたが、先ほど聞いたようなことを中心にまた造園協会とも協議をしてみたいと思います。

 以上です。



◎教育長(上屋和夫君) たくさん質問をいただきましたので、ちょっと今、整理に手間取っているところでございますが、卒業式に問題はないかということでございましたが、工事のほうは4月以降から始めると、今のところ設計の段階でございます。

 それから、何年ぐらいの計画かということでございましたが、一応平成24年度までには終わるようにしたいと考えております。

 それから、地域、PTAへの説明会はあったのかということですが、今のところ学校だけの説明にとどめておりますので、必要があればそのようなこともまた考えてまいりたいと思っております。

 それから、先ほどの御質問にお答えしなかったところもあるかもしれませんが、耐震の結果でほかに該当する学校はなかったのかということにつきましては、まだ先ほどお答えしましたようにすべてが出そろっていないということで、このことはお答えできないところでございます。出そろい次第公表してまいります。予想としまして、今後やはり該当する学校が2〜3出てくるだろうということは見込んでおります。

 それから、太陽光発電、風力発電等同時進行で進めるべきではないかということでございますが、先ほど太陽光発電のことでお答えしましたけれども、今回の要望では、一応太陽光発電設備設置対象校としまして20校予定しております。それは複式学級でない学校ということと、それから本庁のみでなく各支所最低1校ということ、そういったこと等を基準にしながら一応20校ほど選んでいるところでございます。太陽光発電は、それなりの容量を得るためにはある程度の校舎面積がなければいけないとか、そういった条件も出てくるものですから、こういうことで、当面は20校選んで今お願いしようとしているところでございます。

 幼稚園も検討しないのかということでございますが、独立した幼稚園は、本市の場合は東郷と亀山と祁答院ですので、それにつきましてはまた今後検討してまいりたいと考えます。

 以上、お答えさせていただきました。



◎教育部長(?田時久君) ただいま教育長が答弁した中で若干答弁漏れがございましたので、私のほうから2点だけ回答させていただきます。

 まず、1点で、今回、いろいろ補強工事を行う場合の設備改修において必要な工事があれば、そういったものを一緒に整備を進めるべきではないかというふうな御質問でございました。例として、トイレの整備の関係を挙げられましたが、今回、大馬越小学校で補強工事を行うわけですが、屋内運動場の補強工事を行うわけでございますが、そのときあわせてトイレの改修工事も行うような計画を立てているところでございます。

 それから、今後のこの補強工事とあわせて大規模改造関係の年次的な改修計画はどうなっていくかという御質問でございますが、これにつきましては、今現在のところはあくまでも補強工事のほうを優先して、大規模工事と一緒に行うような事業であればそちらを優先的に、年次的に整備をしていく方針でございますが、そういう施設整備の改修工事については、ずっと今後ともしばらくは、当分の間、年次的にそういう改修計画の事業が必要になってくるというふうに考えております。



◆9番(江畑芳幸君) 今回、3点質問させていただきました。質問させていただいたことについては、また、各委員会などでも十分議論させていただきたいと思います。そして、特にこの太陽光発電であり植栽の問題であり、そして学校の問題であり、今から長い期間で、スパンでやっていかなければならない事業になってきます。折を見てまた随時質問させていただきたいと思います。

 ありがとうございました。



○議長(岩下早人君) 以上で、江畑芳幸君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

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△延会



○議長(岩下早人君) 本日は、以上をもって延会したいと思いますが、御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 御異議なしと認めます。

 次の会議は、明日11日午前10時に開きます。

 本日は、以上をもって延会いたします。

 御苦労さまでした。

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           午後3時14分延会

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