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鹿児島県 薩摩川内市

平成21年  6月 定例会(第3回) 06月22日−04号




平成21年  6月 定例会(第3回) − 06月22日−04号







平成21年  6月 定例会(第3回)



     平成21年第3回薩摩川内市議会会議録(第4日目)

               開議日時 平成21年6月22日 午前10時

               開議場所 薩摩川内市議会議事堂

◯出席議員(34人)

    1番 小田原勇次郎君

    2番 大坪幹也君

    3番 谷津由尚君

    4番 持原秀行君

    5番 東 完治君

    6番 徳永武次君

    7番 山之内 勝君

    8番 中島由美子君

    9番 江畑芳幸君

   10番 宮脇秀隆君

   11番 福元光一君

   12番 川添公貴君

   13番 今塩屋裕一君

   14番 新原春二君

   15番 宮里兼実君

   16番 佃 昌樹君

   17番 森永靖子君

   18番 井上勝博君

   19番 永山伸一君

   20番 高橋修二君

   21番 福田俊一郎君

   22番 池脇重夫君

   23番 堀之内盛良君

   24番 石野田 浩君

   25番 古里貞義君

   26番 大田黒 博君

   27番 杉薗道朗君

   28番 小牧勝一郎君

   29番 川畑善照君

   30番 橋口博文君

   31番 瀬尾和敬君

   32番 江口是彦君

   33番 上野一誠君

   34番 岩下早人君

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◯説明のための出席者

  市長           岩切秀雄君

  副市長          向原 翼君

  副市長          知識博美君

  総務部長         石走直伸君

  政策調整監        小柳津賢一君

  会計管理監        鮫島利夫君

  企画政策部長       永田一廣君

  市民福祉部長       中川 清君

  農林水産部長       切通幸生君

  商工観光部長       田上正洋君

  建設部長         石澤一美君

  消防局長         上村健一君

  環境対策監        田畑逸郎君

  財政課長         上大迫 修君

  地域医療対策課長     内 金雄君

  商工振興課長       鮫島芳文君

  入来区画整理推進室長   堂込 修君

  教育委員会

  教育長          上屋和夫君

  教育部長         ?田時久君

  学校教育課長       兼 芳章君

  水道局

  局長           岩下満志君

  上水道課長        前迫浩一君

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◯事務局職員出席者

  事務局長         今吉俊郎君

  議事調査課長       堂元清憲君

  課長代理         南 輝雄君

  議事グループ長      前門宏之君

  議事グループ員      上川雄之君

  議事グループ員      原 浩一君

  議事グループ員      小島早智子君

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◯議事日程

 第1、議案第72号 薩摩川内市税条例の一部を改正する条例の制定について

 第2、議案第73号 薩摩川内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

 第3、議案第74号 汚泥再生処理センター施設整備運営事業に係る建設工事請負契約の締結について

 第4、議案第75号 薩摩川内市へき地保育所条例の一部を改正する条例の制定について

 第5、議案第76号 薩摩川内市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について

 第6、議案第77号 薩摩川内市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について

 第7、議案第78号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算

 第8、議案第79号 平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算

 第9、議案第80号 平成21年度薩摩川内市公共下水道事業特別会計補正予算

 第10、議案第81号 平成21年度薩摩川内市農業集落排水事業特別会計補正予算

 第11、議案第82号 平成21年度薩摩川内市天辰第一地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第12、議案第83号 平成21年度薩摩川内市川内駅周辺地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第13、議案第84号 平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算

 第14、議案第85号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算

 第15、一般質問

 第16、議案第86号 永利小学校屋内運動場新増改築(建築本体)工事請負契約の締結について(市長提出)

 第17、議案第87号 18災第1719号久住・長野線橋梁災害復旧工事(5工区)請負袈約の変更について(〃)

 第18、議案第88号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算(〃)

 第19、議案第89号 平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算(〃)

 第20、議案第90号 平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算(〃)

 第21、議案第91号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算(〃)

 第22、議案第92号 平成21年度薩摩川内市自動車運送事業会計補正予算(〃)

 第23、陳情の取下げ承認を求めるについて(陳情第60号及び陳情第61号)

 第24、請願第79号 教育予算の拡充を求める意見書の採択要請についての請願書

            (紹介議員 佃 昌樹)

                  +薩摩川内市神田町1番10号       +

                  │鹿児島県教職員組合 薩摩川内地域協議会│

                  +議長 徳永卓也            +

 第25、陳情第80号 川内原発3号機増設の是非を問う住民投票実施及び薩摩川内市内全小・中学校において説明会を開くことを求める陳情

                        +薩摩川内市永利町 793番地12+

                        +田中ひろみ        +

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◯本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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           午前10時開議

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△開議



○議長(岩下早人君) ただいまから、19日の会議に引き続き本日の会議を開きます。

 本日の日程は、お手元に配付しております議事日程のとおりであります。

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△日程第1、議案第72号−日程第15、一般質問



○議長(岩下早人君) まず、日程第1、議案第72号から日程第15、一般質問までの議案14件と一般質問を一括議題といたします。

 これより、19日の会議に引き続き、一括上程の議案に対する総括質疑並びに一般質問を行います。

 それでは、まず、18番井上勝博君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [18番井上勝博君登壇]



◆18番(井上勝博君) 18番、日本共産党の井上勝博です。

 広島、長崎への原爆投下から64年目、アメリカのオバマ大統領がチェコのプラハで核兵器を使ったことのある唯一の核兵器保有国として、米国には行動すべき道義的責任があるとして核兵器の廃絶を呼びかけました。

 我が党の志位和夫委員長は、このオバマ演説を歴史的意義を持つものとして重視し、4月28日、核兵器廃絶という人類的課題の1点に絞り見解を伝え、具体的行動を要請する書簡をオバマ大統領に送ったところ、アメリカ政府からは、オバマ大統領の核兵器廃絶の熱意を示した返書が届きました。今や核兵器の廃絶という人類史的課題が現実のものになる可能性が広がっています。

 こうしたときに北朝鮮が核実験を行ったことは、核兵器廃絶への乱暴な挑戦であり、断じて許されません。日本共産党は、北朝鮮に対し厳しく抗議する声明を発表しました。この問題への対応としては、北朝鮮に核兵器及び核兵器開発計画を放棄すること、6カ国協議に無条件に復帰することを求めて、国際社会が一致結束した行動をとることが大切であります。なお、軍事基地攻撃論や日本の核武装化など、軍事的対応は事態をさらに悪化させるだけであり、反対であります。6カ国協議の枠組みの中で朝鮮半島の非核化が実現することを強く求めるものであります。

 通告に従って一般質問を行います。

 まず、川内原子力発電所3号機増設計画の環境影響評価準備書についてであります。

 市長は、伊藤祐一郎県知事から6月22日までに準備書への意見を求められました。市長意見は、16日の議員全員協議会で公表され、その日のうちに県知事に提出されました。なぜ22日の期限まで市民の意見を聞こうという余裕がなかったのでしょうか。いちき串木野市長は、議員に意見案を示し、議員全員協議会で議員の意見を聞き、意見を反映させ提出するそうであります。岩切市長の少し慌てたやり方は残念でなりません。しかしながら、今回提出された市長意見は、10項目26件と原子力発電所対策調査特別委員会の委員長報告の意見の多くを取り入れたものになっています。特別委員会の意見に真剣に耳を傾けられたことは一定の評価ができるものであります。同時に、委員長報告にあるが、市長意見には全く反映されていないという問題もあります。

 第1に、九州電力の準備書の環境影響の程度の表現であります。準備書の4−22ページに方法書についての都道府県知事の意見及び事業の見解には次のように記載されています。知事の意見では、環境影響の程度については、「数値等を用いて可能な限り定量的に記載すること」というふうに述べられており、事業者は、そのとおりにすると約束しています。しかしながら、準備書は、影響の程度について、「ない」、「ほとんどない」、「少ない」、「大きい」という四つの表現しか使っていないのであります。これでは市民にわかりやすい表現とは言えないのではないでしょうか。市長意見からなぜ除外されたのか、準備書の根本にかかわる問題だと思うのですが、市長の見解をお聞きいたします。

 第2に、取水・温排水の問題であります。

 市長意見では、冷却水の取水及び温排水の放水が周辺海域、川内川を含む周辺海域の海生生物及び水産資源に与える影響について、動植物プランクトン、卵・稚仔の状況、漁獲量の変化及び漁場の状況等を的確に把握することと述べておられます。市民、とりわけ漁業関係者の心配はここにあります。特別委員長の報告には、冷却水取水に伴うプランクトン、卵・稚仔の死滅が30から40%とされているが、環境に影響を与えないか調査をし、市民が理解しやすい説明をされたいと具体的研究の結果を踏まえた指摘があります。市長意見の中に、この問題がどれだけ重視されているのかを伺います。

 川内原子力発電所1、2号機の取水量は毎秒133トン、川内原子力発電所3号機は毎秒140トン、川内川の平均流量の2倍に当たる海水にすむプランクトン、卵・稚仔の3割から4割が死滅するのであります。重大なのは、このような問題についての調査を九州電力はみずから行っていないということであります。海域全体から見れば冷却水の取水が動植物プランクトン及び卵・稚仔に及ぼす影響は少ないなどとしています。このようなみずから調査もせずこのように述べる姿勢は、漁業への影響を心配する市民に対して余りに不誠実だと言わなければなりません。市長はどのようにお考えでしょうか。

 また、温排水の影響について市長意見には、1号機から3号機がすべて稼働した場合における温排水放水に伴う発電所構内からの取水温度について、予測及び評価を実施することと述べられている中に、市民グループが指摘している取水の水温が周りの海水よりも高い問題が含まれているという当局の全員協議会での回答は重要です。なお、市民グループは、独自の調査によって川内原子力発電所周辺の海域で温排水の漁業被害を加速させる取水口からの温排水の取り組みの問題を詳細な反論としてまとめていますが、市長意見の中に取り入れてあるんでしょうか、見解を伺います。

 第3に、二酸化炭素の問題です。

 市長意見では、地球温暖化防止の観点から、事業実施に伴う温室効果ガス等の抑制についても適切な対応に努めることとありますが、特別委員長の報告にある、工事中に発生する二酸化炭素に関しても排出抑制に努めることとし、その具体的な数値を含めて方策をされたいという意見を取り込んだものとして理解してよろしいでしょうか。ここで数値目標を明らかにさせることが大変重要だと考えます。電力会社と政府は、原子力発電所が発電中に二酸化炭素を排出しないことを理由に、原子力発電所の他の電力とを比較しての優位性を宣伝しています。しかし、燃料のウラン採掘や施設建設、使用済核燃料の再処理や最終処分の過程で二酸化炭素の排出を行っていることは明らかです。それがどの程度のものなのか九州電力自身が説明することは、市民に対して最低限の責任ではないでしょうか。

 次に、川内原子力発電所増設にかかわる大きな2点目の質問を行います。

 それは、火山による原子力発電所災害であります。

 6月6日、川内原子力発電所の危険に反対する鹿児島県連絡会は、新潟大学理学部地質学教授の立石雅昭氏を招いての講演会を行いました。その中で立石氏は、川内原子力発電所は日本国内で最も火山被害を危惧すべきという指摘をされました。というのは、私たちの住む日本列島は、地球の歴史上、過去に超巨大噴火が頻発する場所であり、約7000年前に南九州でそれは起こり、2万9000年前にもさらに規模の大きな超巨大噴火が南九州で発生しています。超巨大噴火が起きたときは、人類全体が絶滅の危機に陥るかもしれないという途方もない自然災害です。超巨大噴火は、確かに一般的にいえば超低頻度の自然災害ではあります。しかし、いつの日か必ず起こる確実な出来事でもあります。原子力委員会は、火山の危険についてこれまでほとんど無視してきましたが、社団法人の日本電気協会は、やっとその可能性について検討を始めています。九州電力は、火山の危険について詳細な検討はしていないと思います。しかし、全国の中で最も火山被害の危険のある地域だと指摘をされたわけですから、まず、九州電力に火山についての調査検討を求めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 第3の質問は、川内原子力発電所の耐震設計についてであります。

 九州電力は、増設計画に関する説明会の中で、地域の皆様から特に質問の多かったものとして、地質調査、地震対策、原子力防災について九州電力の回答をチラシにして新聞折り込みなどで配布しています。それによると地質調査では、調査の結果、原子炉施設の基礎として適正であり、地震による被害も国の耐震設計審査指針に基づき、徹底した地質調査や過去に発生した地震の調査などから考えられる最大の地震に耐えるよう設計されていると宣伝しています。

 5月10日に、1978年の福田内閣のときの大規模地震対策特別措置法の成立に大きな影響を与えたと言われている有名な地震学者の石橋克彦氏が市内で講演されました。石橋氏によると、長くて顕著な活断層が大きな地震に対応するのは当然だが、短い活断層でもマグニチュード7級の大地震の指標と見るべきであると指摘をされています。新耐震設計審査指針は、活断層の調査はもちろん行いますが、過去に活断層と関連づけることのできない内陸地殻内の地震の記録を参照すればよいということになっていて、石橋氏によると、これは全くの間違いであるということであります。さきに紹介した立石雅昭氏も、活断層がなくてもマグニチュード7級の地震が起こり得るというのは、地震学者の間でほぼ一致した認識であるということです。九州電力は、国の基準をクリアしていると言うけれど、地震学の常識からいえば、それでは大丈夫と言えないというのです。市長はどのように思われますか。

 最後に、子どもの医療費の無料化制度についてであります。

 6番の徳永議員、4番の持原議員、12番の川添議員の質問に、市長は鹿児島県の所得制限に反対する意向を示され、薩摩川内市は所得制限を設けないこと、来年度から子どもの医療費無料化の年齢対象を義務教育終了まで拡充することを検討中と答えられました。これは大変前向きな答弁だったと思います。議会傍聴していた市民も大変喜んだのではないでしょうか。少子化対策は、すべての市民が望んでいることです。市長の今後の御奮闘に御期待したいと思います。

 ところで、鹿児島県の所得制限に対しては撤回を求めるという答弁をされました。鹿児島県が所得制限をすると、今までどおりに医療費無料化を続ける本市にとって何らいいことがないばかりか、所得証明書を市民に求めなければならず、事務量も大幅にふえることになります。私の耳にしたところでは、県内市町村のほとんどが鹿児島県の方針に反発しており、副市長会でも鹿児島県に要請する動きがあると聞いています。市長がいま一度鹿児島県の所得制限反対であることを確認したいと思います。

 以上で、壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 皆さんおはようございます。

 井上議員の質問に答弁いたします。

 まず、1点目、川内原子力発電所3号機増設計画の環境影響評価準備書についての市長の意見ということでございます。

 その中で、「影響はない」とか4段階に分かれた評価をしているが、市民に与える印象と実際が大きくずれているのではないかという御質問でございます。

 御承知のとおり、去る16日の日に議員全員協議会を開催していただきまして、市長としての意見を申し述べ、そして議員の皆さん方の意見も聞いたところでございます。その前に特別委員会で十分な審議をされて、井上議員も特別委員会の委員として発言されたというふうに聞いております。議会の意見を最重要視しながらとりまとめた意見でございます。なおまた、本市の自然的、社会的特性から、自然環境及び生活環境への影響をできる限り回避、低減するために特に配慮すべき事項についてまとめたものでございまして、もう既に伊藤知事に当日届けたところでございます。したがいまして、その前段階で市民の意見、また、賛成、反対される方々の意見、そして議会の意見を聞いてとりまとめたものでございますので、それに賛同していただいた議員の皆さん方に深く感謝を申し上げます。

 御質問でございますが、評価書の作成に当たりましては、提出された意見を十分に検討するとともに、事業計画にかかわるデータや温排水の影響にかかわる資料、評価結果にかかわる数値等の指標を掲載するなど、市民にわかりやすい内容とすることに努めたところでございます。そのように御理解いただければありがたいと思います。

 次の2点目で、プランクトン、稚仔が死滅することについて九州電力に追加調査を求められないかという御質問でございます。

 冷却水の取水及び温排水の放水が周辺海域の海生生物及び水産資源に与える影響について、動植物プランクトン、卵・稚仔の状況、漁獲量の変化及び漁場の状況等を的確に把握するよう意見書にとりまとめたところでございます。したがって、九州電力に追加調査を求めるものではございません。

 次に、温排水の海生物に与える影響について、調査は十分ではないと市民グループからも指摘されているではないかという御質問でございます。

 鹿児島県が定期的に実施している川内原子力発電所温排水影響調査では、1、2号機運転中における海水温度が1度以上上昇する拡散範囲はほとんどが沖合1.5キロメートル内となっており、過去の調査結果の変動の範囲内で影響は認められておりません。温排水の影響調査については、昭和53年2月に旧通商産業省が環境審査報告書で示しておるわけでございますが、沖合方向3キロメートル、汀線方向7.3キロメートルの範囲をカバーする沖合方向4キロメートル、汀線方向8キロメートルの範囲内で、現在1、2号機の温排水影響調査は行われているところでございます。

 冷却水の取水及び温排水の放水が周辺海域の海生生物及び水産資源に与える影響については、動植物プランクトン、卵・稚仔の状況、漁獲量の変化及び漁場の状況等を的確に把握することとし、1号機から3号機がすべて稼働したとして仮定した場合における温排水放水に伴う発電所構内からの取水温度について、予測及び評価を実施するよう意見書にとりまとめたところでございます。

 次に、川内原子力発電所3号機建設までに排出されるCO2、最終処分までに排出されるCO2を数値で明らかにするよう求めるべきではないかという御質問でございます。

 国が公表しております原子力発電所のCO2排出量につきましては、ライフサイクル全体を考慮した数値であるということでございます。原子力発電所は、発電過程ではCO2は排出しませんが、原子力発電の燃料の採掘、輸送や設備の建設等から廃止までのライフサイクル全体ではCO2は排出されることになりますが、他の電力と比べて少ないとされております。

 次に、火山爆発の危険性について九州電力に対して要望してほしいということでございます。

 川内原子力発電所に関する火山の影響評価につきましては、昨年の12月に九州電力が国に提出した耐震安全性評価結果報告書において、敷地への影響はない旨報告がなされているところであり、現在、その報告内容について国の審議会等で審査されているところであります。したがって、現時点で要望する考えはございません。

 次に、原子力発電所の耐震設計について、マグニチュード7級の地震がきた場合を想定しての質問でございます。

 川内原子力発電所の耐震安全性につきましては、昨年12月に新耐震指針に基づく耐震安全性評価結果報告書が国に提出されております。その中で震源(143ページの発言により訂正済み)を特定しない地震についても考慮されており、現在、その妥当性についても国で審査されているところでございます。したがいまして、現段階において九州電力に対し再調査を求める考えはございません。

 次に、乳幼児の医療費助成制度について、鹿児島県が所得制限を設けたが、これをさらに撤廃するよう反対せよという意見でございます。

 鹿児島県は鹿児島県でされるわけで、制度をつくっていただいたわけですけど、鹿児島県のほうは、しかしながら所得制度をつくるということでございますけど、本市はもう既に所得制限はしてないということで、今、そういう制度をとっておりますので、これは鹿児島県と同じ方法をとるわけでございませんから、本市のほうが今現在では優位になっているわけです。しかしながら、鹿児島県のほうが所得制限を撤廃していただくと、その分がまた市に入ってきますから、その分が財政的にもいいわけでございますので、撤廃についてはまた副市長会等を通じ、市長会等で審議をしていただくよう私のほうからも強く要請をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆18番(井上勝博君) それでは、2回目の質問を行います。

 まず、第1に、環境影響の表現の仕方でありますけれども、私は、ちょっと緊急だったので、数は少ないんですけれども、市民がですね、「大きい」、「少ない」、「ほとんどない」という言葉のイメージをどのようにとらえるかということを調べてみました。私としてはですね、大きいというのは、例えば10の目盛りがついたコップであれば、大きいといったら6、少ないといったら2、ほとんどないといったら1以下だというふうな考え方をしていて、みんなそうだろうと思っていたらばらばらでした。その統計をとってみましたけれども、徳永議員みたいに立派なパネルではございません。ただ私の妻が張り合わせてくれたパネルでございます。このように「大きい」というふうに答えた方は、10から6と幅がありました。「少ない」と答えた方は、「少ない」という言葉でイメージをされた方は7から2までやはり幅があります。「ほとんどない」という方も5から1までやはり幅があったわけであります。個人によって受け取り方が全然違うんですね。九州電力は、こういう表現を使うということで、結局九州電力の主観でもって環境影響評価をしているのではないかというふうに思うところがあるわけです。これについてはですね、こういうあらわし方ではいけないから、知事意見として方法書の段階で数値化をするようにということを求めていたわけで、これでは影響が少ないというふうに言われても納得できない人がたくさんいらっしゃるわけです。

 例えば昆虫の専門家に言わせますと、まず、タイワンツバメシジミについては絶滅危惧種であって、食草のシバハギが移植されればいいとしているんです、九州電力は。シバハギがあればタイワンツバメシジミというのは繁殖するわけだから、シバハギを移せばいいんだと言っている。ところが、昆虫学者の見解は、最近では、ほかの植物もなければ繁殖できないことが研究で明らかになっている。九州電力はそれを知らないんじゃないだろうかというふうに指摘をしているわけです。

 それからベッコウトンボ、ベッコウトンボも種の保存法に守られているわけです。これは採取、殺傷などは禁止をされています。工事中飛来することが十分に考えられるわけですけれども、重機に踏まれたり傷つけられるという可能性は大きいわけで、成虫の発生時期、3月から7月の上旬は、工事はすべきではないというのが昆虫学者の見解です。

 そのようにですね、ほかにもナメクジウオについて希少生物であるということを指摘されている方もいらっしゃいます。佐藤氏という鹿児島大学の先生なんですけれども、ナメクジウオについてこのように述べています。このナメクジウオというのは、レッドデータブックで応急種に指定されているもので、やはり珍しい生物なんだそうです。このナメクジウオについて、温排水の影響は、九州電力は全体から見ると少ない、つまりナメクジウオはほかにもいるから、大した影響はないというふうに書いてあるわけですね、そんな言葉ではないですけれども。この評価は、本種の良好な生息地が川内川河口に残されていること自体の貴重さとその分布南限地という特殊性を無視した不適切なものであるというふうに佐藤氏も指摘をしているわけです。ですから、このような「影響がない」、「ほとんどない」、「少ない」という表現では、多くの人に納得させられない。全体として影響が少ないから大丈夫なんだという言い方では、これは環境影響の評価の正しい表現になっていないということを指摘をしたいというふうに思うんです。やっぱり大事なところだというふうに思います。

 それから、温排水の問題であります。温排水の問題については、同じく鹿児島大学の佐藤氏が鹿児島県の1987年のデータに基づいてつくられたグラフであります。この黒い棒グラフが取水口の付近にいる植物プランクトン、動物プランクトン、魚卵、稚仔魚ですね。そして白い棒グラフが放水口の付近のそれぞれの生物がどれだけ密度があるかということを比較したものであります。大変な違いというか、かなり激減している様子がこのグラフでも伺えます。日本科学者会議の発行している書籍の中でも30%から40%の影響があると、死滅するということを研究の成果として指摘しておりまして、そして九州電力には最初の段階では、それは一つの学説であるという答弁だったものだから、不服だったものですから、科学者会議がこう指摘しているではないかと、それならば九州電力は自分でみずから調べたことがあるのかという質問をしたときに、九州電力は、これまでの一つの学説であるということをひっくり返して、それは研究の成果であるというふうに認めたという経過があるわけです。九州電力は、海の生物に対する影響を低く、影響が少ないように市民に説明しようとしていたのではないかというふうに見られるようなやはり回答だったというふうに思っております。やっぱりこういうことはですね、九州電力みずからが調べてこそ、そういうデータを公表されてこそ漁業関係者のそういう安心につながっていく、漁業関係者を納得させられる、そういうことになるんじゃないでしょうか。それをやらないで幾ら漁業に影響がないと言っても、これは通用しないというふうに思います。

 それから、この市民グループが出した反論というのは、記者会見でも行われているわけです。そして大体市長もそれは御存じのことだと思うんですけれども、問題は、私一番このレポート、反論文を見て問題だなと思ったのは、取水口の水温が九州電力のこの準備書によっても高いということなんですね。周りの海域の海水温よりも高い。1度から2度周りの水温より高いんですね。この高いということはどういうことを意味しているんだろうかということを推論するわけです。そうすると排水溝から出た温排水が取水口の側にやはり回ってきているんではないかと。そうすると取水口のほうの温度がもう周りの海域よりも1度、2度高ければ、さらにそれにプラスして7度高い海水温となって排出されていくのではないかと。

 鹿児島県と、それから薩摩川内市と、そして九州電力が結んでいる安全協定の中には、7度以上の温度差があってはならないというふうにしているんですね。これはですね、何で7度なんだろうなというふうに私も少し思ったわけなんですけれども、実は外国の調査なんですけれども、かなり古い調査だと思うんですけれども、ロングアイランド北部の79万キロワットの発電所から15度の高い水が毎秒17トン放出されている、そういう原子力発電所があったんだそうです。研究者は、魚がどういう状態になるかということを観察しているんですけれども、稚魚は、大きなニシンの稚魚は群れをつくって移動しているが、下層の遊泳層から表層を流れる温排水層に入った魚群はショックを受けて口をぱくぱくさせながら1分以内に海底に沈む。あるものは30、60度背骨を曲げ、動かなくなったり方向性を失ったり平衡感覚を喪失したりして、最後には底に沈んでしまう。表層に浮かんできた麻痺した魚は、カモメ、アジサシなどの海鳥のえさになってしまう。こういうふうな状況があったそうなんです。ですから15度という高い温度になると、もう魚にとってみれば致命的なショックになる。だからできるだけ抑える必要があるんだけれども、7度以下に抑えるというのが技術的に難しい。なので安全協定で7度というふうにしているんだろうと思うんですね。そうすると7度以上の温排水が出ているということになれば、これは安全協定にも違反するし、これは魚に与える影響、海洋生物に与える影響大きいんではないかということを指摘したいというふうに思うのであります。

 それから、耐震構造の問題です。火山の問題については、これは私も勉強し始めたばっかりで、「破局噴火」というこういう本があるんですけれども、これは東京大学の理系大学院の理学博士の高橋正樹氏が書かれた本で、まだ全部は読めていないんですけれども、火山の噴火というのが一般の自然災害、いわば地震と比べてもはるかに私たちの想像を絶する災害をもたらすものだと。これがいわば先ほど7000年前とか2万9000年前とかという単位で言いましたけれども、日本は、そういう意味ではいつ超巨大噴火が起こるかわからないという、そういう事態になっているということを火山学者が指摘をしているわけです。そしてこの本の中で、「火砕流の直撃を受ける場所に原子力発電所があった場合には問題である。火砕流の直撃によって原子炉が破損を受けたりコントロールできなくなったりする場合があるからだ。直撃を受ける可能性のある場所で運転されている原子力発電所は、直撃に対する対策を講じておく必要がある」、こういうふうに指摘をされていることを紹介したいと思います。ぜひ火山の問題については検討が始まったばかりでありますが、鹿児島県は、特にこの火山の問題では全国一危惧される場所であるということから、九州電力には調査を求めていただきたいというふうに再度お願いしたいと思っております。

 それから、耐震設計についてであります。耐震設計については、二つ大きくお話ししたいと思います。

 それは一つは、断層の調査を行われているというふうに、徹底した調査が行われているというふうに九州電力は説明をしております。しかし、立石先生は、詳細に新耐震設計審査指針に基づいて調査された報告書を読まれた上で、問題があるというふうに指摘をされています。それは何かといいますと、今回の調査によって赤い活断層がいわば評価対象になったということですね。評価対象になったということはどういうことかと、今までは切れ切れの断層だというふうに考えていたと。だけどそれが長くつながっているものとして、この長くつながっている断層が地震を起こした場合には、これまでの評価と比べて大きな地震が起こるということをですね、そしてその断層の検討をされたということ。

 その中の一つ、五反田断層というのがあります。五反田断層について、これが五反田断層をモデル化したものだというふうにされています。いわば断層というのは、地下のほうに潜っているわけですけれども、それが表面に出ているのを断層と呼ぶんですが、この断層が、ここに書いてありますように90度、つまり垂直に断層が地下に潜っているというふうに想定をしているんです。それで審査指針の中間の取りまとめを読んだ場合に、なぜ九州電力が垂直に断層を想定しているのかという根拠がわからない。これはやっぱり調べる必要があるというふうに指摘をされています。これが垂直か、それとも斜めに入っているかによって原子力発電所との距離が違ってきます。距離が違ってくれば当然揺れも違ってくるわけです。それが一つ、甘い評価ではないかという問題です。

 それから、もう一つは、断層について石橋さんは、この方は地震学者の中でもかなり有名な方で、政府の公述人としても国会の中で公述されたりとか、そして先ほど述べましたように福田内閣、お父さんのほうですね、お父さんの福田内閣のときに法律を、大規模地震が起こったときの措置についてどうするかということについての法律をつくる上で影響を与えた方なんですね。その方がこの間、薩摩川内市に来られたわけです。その薩摩川内市に来られたときに言われたのが、いわば短い断層、もしくは活断層が見つからなくてもマグニチュード7という地震が起こるということを想定する必要があるということを指摘をされているわけです。

 九州電力は、仮に活断層がなくても活断層によらない揺れについて、過去においてそれを調べているんだということを報告をしております。しかし、この報告で、私も読んで、ああこういうことだったのかと改めて私も勉強させられたわけですけれども、つまり、1997年の5月の北西部地震と1997年の3月の県北西部地震と1914年の桜島地震、この3つの地震の揺れが活断層とは関係がまだ見出せていない。北西部地震も活断層が見つかっていないわけです。そういう過去の地震においても、揺れが起こった場合に大丈夫かというのを検討したというのが九州電力の報告なんです。大昔、もしかしたら活断層が見出せない大きな地震があったかもしれないのに、そういうことを全く無視して、最近になってのその揺れ、活断層にかかわりないような揺れについてだけを検討して、「大丈夫です」と言っているんです。だから石橋さんは、それじゃだめなんですと、マグニチュード7の直下地震が起こった場合に備えるということが今必要なんですということを地震学者が言っているんです。これは政府の基準ではなくて、地震学会のやはり今の常識から考えていかなければいけないのではないかというふうに考えております。市長の再度の答弁を求めたいと思います。



◎市長(岩切秀雄君) まず、今、御指摘の地震のことで、私は先ほど震源について電源と発言したそうでございますので、おわびして訂正させてください。(140ページで訂正済み)

 まず、1点目の4段階に分けたことについての考え方でございますが、特別委員会でもその指摘をされて九州電力のほうから説明があったということを聞いております。特に、影響が大きいという四つの分類に分けたその意味が、該当種が当地域にはないということであったので、該当なしのところなんですが、やはり市民にわかりやすいということで4段階に分けたという説明を十分されたということでありますので、御理解をいただきたいと思います。

 それと、プランクトン、稚仔の関係につきましても、これを的確に把握するように意見書の中に取り入れたところでございますので、これも十分御理解いただけるものと思っております。

 次に、温排水の影響について、十分ではないじゃないかと、市民グループからも言われているということでございますけど、現在、1、2号機の温排水影響調査は行われているということと、予測及び評価を実施するように意見書の中に取り入れてございますので、これも御理解をいただきたいと思います。

 次に、火山のことにつきましては、先ほど来、るる説明がございましたけど、現在、国の審議会で審査されているところでありますので、今これを九州電力に要望する考えはないところでございます。

 また、耐震設計についても先ほども答弁しましたとおり、国で審査をされている現段階でありますので、その結果を待たなければ、今のところこれを九州電力に再調査のお願いをする考えはございませんので、御理解いただきたいと思います。

 以上です。



◆18番(井上勝博君) ほとんど1回目の答弁と同じということで非常に残念でありますけれども、しかし、私は、市民が納得するような説明がされていないわけですから、やはりちゃんと求めていく必要が、市長は市民の代表ですので、求めていく必要があると思います。

 原子力発電所は、マイナスのイメージがあるとおっしゃいました、答弁の中で。これには明確な理由があります。原子力発電所は、放射能漏れ事故が起こることが想定されているんです。九州電力は、盛んに五重の防護があるために安全だと強調しておりますけれども、万が一の事故になったときの損害賠償制度があります。この保険制度をつくるために被害予測は、出力50万キロワットの場合の原子力発電所で2%の放射能漏れが起こった場合には死者540人、早期障害者2,900人、要観察者400万人、災害被害3兆7,000億円とされています。万一事故が起こった場合は600億円を補償されるということになるわけですが、600億円で足りない場合は国が援助することになっています。国のバックアップがなければ、恐らく電力会社はこんな危険な事業には手を出さないんじゃないでしょうか。このような社会的な多重防護システムを用意しなければならないのが原子力発電所の今の現状なのであります。

 加えて、原子力発電所は、原子力発電所から出てくる放射性廃棄物の安全な処理技術がまだ未確立である問題があります。また、先ほども述べたように、地震や火山などの自然災害の危険性がとりわけ日本の場合は高いということも言われています。市長は、国民は電気を使わなければならないと、原子力エネルギーに頼らなければエネルギーの供給はなくなるように言われましたが、今すぐ私たちは原子力発電所をとめようと言っているのではありません。

 日本共産党は、原子力発電所という未確立な技術に頼ったエネルギー政策をやめ、既存原子力発電所の縮小を進めることを訴えています。化石燃料偏重、原子力発電所頼みから脱却し、自然エネルギーへの抜本的な転換を求めるものであります。自然エネルギーの割合を2020年までに15%から20%にする導入目標を決め、自然エネルギーによる電力固定買い取り制度を導入して、その財源は、原子力発電所に使われている電源開発促進税や環境税の税収を充てます。風力や太陽光、熱、地熱、小水力、波力、畜産や林業と結んだバイオマスエネルギーなどは、まさに地域の固有のエネルギーです。そこから得られる電気、ガスを販売することによって地域に新たな収入が生まれ、事業の成果や副産物を地元に還元したり、雇用や技術、資金の流れを地元に生み出すことで地域経済の活性化に役立つことでしょう。

 この議会の質問の中で、シティセールスということが活発に議論されました。薩摩川内市のすばらしさを市長が先頭に立ってアピールする、そのためにもマイナスイメージとなっている原子力発電所については、どの立地自治体よりも厳しく監視していること、これ以上原子力発電所に頼るまちづくりをやめ、自然エネルギーのまちづくりを進めることを宣言することが最良のシティセールスになるのだということを訴え、一般質問を終わるものであります。



◎市長(岩切秀雄君) 今の質問の中で、九州電力原子力発電所がマイナスイメージということは言っておりませんが、一般的に原子力発電所については、今、御指摘のとおりいろんな大きな事故等過去にありましたので、そういうイメージでやはり自然エネルギーに比べてはマイナスイメージが多いということでございます。しかしながら、九州電力におきましては、川内原子力発電所1号、2号が既に稼働して20年以上両方ともたっておりますが、大きな事故はなくして、安全に運転をされているわけです。これについてはやはり評価をすべきだというふうに私は思っておるところでございます。

 また、自然エネルギーにつきましても、これは本当に必要なんですが、大量に安定的に供給できる電力となると、やはり原子力発電所が一番だということをかねがね申しているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(岩下早人君) 以上で、井上勝博君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、27番杉薗道朗君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [27番杉薗道朗君登壇]



◆27番(杉薗道朗君) 皆様おはようございます。

 梅雨入り後、久しぶりに期待をされた雨でしたけれども、残念ながらお湿り程度かなというところでございます。農作物への影響が大変心配されるところであります。

 また、きのうは「父の日」ということで、皆様方にはどんな1日だったでしょうか。かねての行いが結果になったのではないかなと、このように思っているところでございます。

 それでは、公明党に所属する議員として、さきの通告に従い質問を行います。

 初めに、6月の環境月間にちなみ、以下3点について伺います。

 1点目に、不法投棄の現状と対応についてお尋ねをいたします。

 先ごろ市長より各環境美化推進員あてに、全国ごみ不法投棄監視ウイークパトロールへの協力依頼の文書が届きました。内容は、6月5日の環境の日にちなみ、全国市長会において全国の市が環境立志の志を掲げ、地域から行動していく第一歩として、6月の環境月間中の1週間を全国ごみ不法投棄監視ウイークとして設定されている旨紹介をされておりました。

 薩摩川内市の取り組みとしては、6月1日から6月5日までの間に環境課の職員と連携し、担当地域のパトロールが実施されたところであります。私も同僚の小田原議員と一緒に可愛地域をパトロールいたしました。本市の環境美化に対する啓発活動や各種団体、地域のボランティアグループによる清掃活動などにより、ごみの不法投棄も大分少なくなったように感じますが、現状はいかがでしょうか。また、悪質な不法投棄に対する本市の対応についてもお示しをいただきたいと思います。

 次に、2点目の海岸線漂着ごみの現状と対応について伺います。

 近年、日本各地で海岸への漂着ごみが増加し、その処理対策について大きな社会問題となっています。広大な海岸には大小無数のごみや投棄物が漂流しており、気象条件や海流によって日本の沿岸地域に流れ着くものと考えられます。

 これらの漂流、漂着ごみには、漁業活動に伴う漁網や発泡スチロール製の浮きや容器、ペットボトルやレジ袋などの生活系のごみ、また、諸外国から流れてきたプラスチック容器などさまざまな種類があります。中には医療系の大変危険なものもあります。当然環境や景観の悪化を招くことはもとより生態系への悪影響、また、船舶の安全航行への支障、漁業への被害など問題は深刻であります。現在、国においてもこのような現状を重視し、漂流、漂着ごみに関して状況の把握、国際的な対応も含めた発生源対策、被害が著しい地域への対策など、関係省庁はもとより地方自治体とも連携して積極的な取り組みがなされているところであります。

 我が国の漂流、漂着ごみの処理等に関する現行の法制度としては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、略して廃掃法といいますけれども、あと海岸法、港湾法などがあります。一部紹介しますと、現行法の廃掃法第5条第1項において、海岸に漂着したごみについては、「土地又は建物の占有者が、その土地又は建物の清潔を保つように努めなければならない」と定められ、占有者がいない場合には管理者とする規定に基づき、海岸管理者が土地の清潔保持について努力義務を負うとされています。また、海岸の管理は、海岸法第5条などにより、都道府県等において行うものとされています。一方で、海岸法第40条の4には、海岸管理のうち、海岸保全施設に関する工事にかかわる事務以外の事務は、自治事務と整理されるとあることから、関係市町村においてもみずからの裁量に基づいて事務を遂行する責務を負うこととされています。幸い薩摩川内市の沿岸地域においては、今のところ大きな影響はなく、地域住民の方々や小学生らによるボランティア活動の一環として海岸の清掃作業など行われており、良好な環境が保たれているようであります。しかし、これからの時期、台風や大雨、水害による河川からの流出ごみの漂着なども懸念されるところであります。

 そこで、ここ近年における漂着ごみの本市の現状や処理費用の推移、また、予想される一時的な大量の漂着ごみの処理体制など、鹿児島県当局との連携等についてもお答えをいただきたいと思います。

 次に、3点目の屋外広告物に関して伺います。

 薩摩川内市ふるさと景観計画の中に、景観形成にかかわる本市の課題として、?自然景観の分断、?農林業の担い手不足による荒廃地の増加、?建築物等の色彩の不調和、?建築物の高さの不調和、?市街地の空き店舗の増加、?屋外広告物の乱立とあります。?の内容については、中心市街地の屋外広告物の乱立により、周囲の景観との不調和やまちの美観が乱されているとの記載があります。

 そこで、気になるのが電柱、街路樹、また、ガードレールや建物の壁に張り出されている広告物であります。中でも目立つのが貸金業者の張り紙です。甘い言葉と電話番号が印刷されたこれら広告物は、市内至る所で見受けられ、はがされた跡にはのりの跡が残り、まちの美観が損なわれています。平成16年6月18日、屋外広告物法の一部改正がなされました。改正内容は、広告物規制の実効性を確保するため、屋外広告業の登録制の導入や簡易除却対象物件の拡大などとなっています。現在、改正屋外広告物法により違法な立て看板や張り紙、広告旗についての規制が強化されており、自治体が簡単に撤去できるようになっています。当局の対応もあり、以前と比べると町中の状況も改善されてきてはいますが、イタチごっこのようであります。

 そこで、現在の屋外広告物、特に違法な広告物に対する本市の取り組み状況についてお答えをいただきたいと思います。

 大きく2番目の質問に入ります。

 今回、市制施行5周年記念事業の一つとして、「出張なんでも鑑定団in薩摩川内」が開催される運びとなりました。この件については、6月19日の一般質問の中で瀬尾議員も少し触れられております。この番組は、全国放送の人気の高い長寿番組で、私も好んで見る番組の一つでもあります。司会者の絶妙なトークと出場者のお宝にかける思い、そしてまさかの結果など、悲喜こもごもの様子が毎回おもしろおかしく放映をされています。

 一方では、単なる視聴者参加番組というだけではなく、出品されたお宝にまつわる歴史的な経過や時代考証についても興味のある人には大変参考になることと思います。ごらんになった方もいらっしゃると思いますが、昨日の「出張なんでも鑑定団」では、霧島市からの様子も放映されておりました。中でも西郷隆盛の書の鑑定コーナーでは、霧島市長みずから出場されており、高額の鑑定結果が出ておりました。

 先ほど8月8日を開催予定日として鑑定依頼品の募集が行われました。当初は応募者が少なく心配されたようでありますが、規定数の応募があったとのことでした。また、川内文化ホールでの観覧希望者も現在募集中のようであります。美しい自然、そして古い歴史と文化のまち薩摩川内を全国に発信する大変によい機会と考えますが、地域別の応募の状況や本番までの進捗状況等についてお答えをいただきたいと思います。

 3番目の質問に入ります。

 甑島の観光振興に関連して、以下2点について伺います。

 去る6月9日の本会議において、委員長報告がありましたように、5月20日と21日の2日間の日程で企画経済委員会の甑島地区所管事務調査が行われました。報告の中で各委員の意見・要望など述べられましたが、宝の島甑島の観光を初めとする振興策については、これまでも同僚議員からさまざま政策提言がなされております。既に事業化されたものや検討中、研究中のものなど、市当局においても鋭意取り組んでいただいているところであります。

 今回の調査の中で観光船に乗る機会がありました。甑島での海洋からの観光資源の一つとして、観光遊覧船によるクルージングなどがあります。水中展望船「きんしゅう」によるサンゴ礁や熱帯魚の観賞、また、観光船「おとひめ」や「かのこ」による東西海岸線の周遊など、魅力的なコースが設定され、観光振興にも一役買っています。現在、これら3隻の運航管理は指定管理者においてなされていますが、残念ながら利用客の減少傾向は否めない状況にあります。先ごろ配付されました平成20年度の行政監査結果報告書の中に、観光船についての運用状況や維持管理経費等についての比較分析の結果が記載をされておりました。細やかな数字については割愛いたしますが、観光船事業の抜本的な見直しが指摘をされています。

 そこで1点目に、市長は、これら観光船の活用について、今後どのように検討されていくのかをお答えをいただきたいと思います。

 2点目の「日本の地質百選」奇岩について伺います。

 去る5月22日付の主要事項処理経過報告書において、甑島の白亜紀−古第三紀層が日本の地質百選に選定された旨の報告を受けました。選定者は、日本の地質百選選定委員会で、選定日は5月10日、鹿児島県においては霧島火山群、桜島、屋久島に次ぐものであります。せんだっては、里町の玉石垣が島の宝百景に選定されたばかりで、本市にとっても二重の喜びとなりました。まさに名実ともに宝の島であります。

 今から36年前、私は、初めて甑島を訪れたときの感動は今でも忘れることはありません。洋上に見事な地層を重ねる島の姿、大自然の造形美の魅力は尽きることがありません。

 白亜紀について少し調べてみますと、白亜紀は、今からおよそ1億4300万年前から6500万年前までの約7800万年間に相当し、地殻変動の比較的激しかった時代とされ、末期には恐竜やアンモナイトなど絶滅し、大きな生態系の変革が生じたとあります。

 そこで、この白亜紀−古第三紀層がだれにでも理解できるような説明入りのパネル案内板の設置は検討できないものか伺います。

 また、「おとひめ」から目にした奇岩の数々に地元の方々はユニークな名称をつけておられるようであります。私どもは、ナポレオン岩ぐらいしか知り得ませんが、観光パンフレットなどで紹介されてみてはと考えます。いかがでしょうか。

 市長の御所見を伺い、壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 杉薗議員の質問にお答えいたします。

 まず、1点目、環境月間に関して、不法投棄の現状と対応についてでございます。

 不法投棄の件数は、平成18年度231件、平成19年度212件、平成20年度182件と年々減少はいたしております。不法投棄の報告があった場合は、必ず現地に職員が出向き、原因者が特定できないか確認をいたしております。悪質なものにつきましては警察に通報しておりますが、平成20年度では、この悪質件数が6件ございまして、警察に通報して罰金や書類送検など、処罰の対象といたしております。

 また、全国市長会では、毎年5月30日から6月5日までの1週間を全国ごみ不法投棄監視ウイークと設定しておりますが、本市では、その取り組みとして環境美化推進員の方々と不法投棄の監視パトロールを行っております。そして不法投棄のごみの回収を行っているところでございます。本市としましても7月11日から7月26日まで、本庁、各支所におきまして全市を挙げてクリーン大作戦を展開することといたしております。今後とも環境美化推進員の方々の協力を得て、市民へのごみの適正処理にかかわる啓発をしながら不法投棄問題に取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 ごみの出し方についての現状と本市の対応はという御質問でございます。市民の大部分のごみの出し方のマナーは守られているとは思いますが、一部では、燃やせるごみの中に缶類等資源ごみや燃やせないごみ等が混入しているものがあります。平成20年度は141件ありました。これらのごみは、啓発の意味でしばらく収集所に残して、その後、本市で回収いたし、原因者が判明したものについては個別に注意をいたしている状況でございます。また、市民に対しましては、衛生自治団体連合会だより等によりまして周知徹底や、リサイクル推進員等への研修会を通じてゴミ出しのマナーの向上を図っているところでございます。

 海岸線へ漂着したごみの現状についてでございますが、昨年は、危険な薬品等の入ったポリタンクが大量に漂着いたしました。これは本市が回収して内容物を確認した後に適正に処分をいたしました。本年は、漂着数が減少はいたしておりますが、引き続き回収、保管、処分を実施しているところでございます。その他の漂着ごみにつきましては、川内地域はほとんどがボランティアの方々が頻繁に巡回して、これの報告・回収をされたということを聞いております。また、地域によっては中学生がボランティアで回収をしたりしているところ、また、自治会やそれぞれのグループでされているところ、大変市民の皆さん方の協力を得ているところでございます。

 また、甑島におきましては、里地区では自治会や女性団体等が月に1回この海岸の清掃を行っているということでもございます。いろんな方々に清掃のお願いをいたしておりますが、さらにきれいな海岸線を実現させていきたいと思います。特に、本市は離島を抱えていることから海岸線が大変多いです。したがいまして、漂着ごみは頻繁に発生しておりますが、一部の危険な漂着ごみの回収、処分は本市で実施せざるを得ません。その他については地域のボランティアの方々にお願いしている状況でございます。

 災害時に起きたときの対応についてどう考えるかということでございますが、災害等が発生して大量にごみが漂着した場合には、やはり海岸の管理者であります鹿児島県と、一般廃棄物の処理責任者であります本市が連携を密にして迅速に対応しなければならないと思っております。これには国の補助等もありますので、そういう場合には鹿児島県とも協議をしながら対応していきたいと思います。

 また、経費が幾らかかったかという御質問ですので、部長に答弁をさせたいと思います。

 次に、環境月間に関しての環境を損ねる屋外広告物の現状と対応についてですが、本市の取り組み状況でございます。平成13年に鹿児島県から権限移譲事務として、本市には屋外広告物の許可や除去がなされました。罰則については鹿児島県が行っているところでございます。特に電柱等への貼付物につきましては、電柱管理者との連携も必要であると思っておりますし、簡易な違反広告物につきましては、毎月2回程度本市の職員が巡回して、これを除去しているところでございます。今後、鹿児島県や関係機関と協議を行いながら屋外広告物に対する効果的な啓発活動のあり方や違反広告物の排除の手法についても検討してまいりたいと思います。ちなみに平成17年は、145件1,106枚、平成18年は、225件1,039枚、平成19年は、150件1,684枚、平成20年は、161件946枚これを撤去したところでございます。

 次に、甑島の観光振興についての観光船の活用についてでございます。今、旧里村が購入しました、里港にあります「きんしゅう」、それと旧下甑村で購入しました「かのこ」、これが中甑港、また、旧下甑村で購入されました「おとひめ」、これは手打港に停泊いたしております。いろいろですね、この活用の方法について検討いたしておりますけど、なかなかうまくいかないのが現状でございます。といいますのは、やはりこの船の港の関係があろうかと思います。特に水中展望船であります「きんしゅう」、また、観光遊覧船であります「かのこ」につきましては、旅客不定期航路事業ということで届けをしてあります。したがいまして、起点、終点港は同じ港でなければ他の港に寄れないということがございます。また、観光遊覧船「おとひめ」につきましては、不定期航路事業でありまして、起点、終点は同一の港でありますが、そのほかに届けをしている港については寄港ができるというふうになっております。しかしながら、どっちをとっても長所短所があるということで、これを逆にすると、今度定員の問題があるというようなことで、大変苦慮しているのが現状でございます。したがいまして、航路の寄港地についてどういう方法がいいのか十分検討しなければならないと思いますが、いずれにしましても「かのこ」がもう20年以上たって大変故障も多いということで、これをどうするかという問題もありますし、今、指定管理者に出しておりますけど、この3つの船で約2,000万円程度の赤字を出しております。これの補てんもしなければならないということで大変苦慮しておりますが、しかし、甑島の観光を育てるには、この船がなければ、観光船がなければどうにもいかないというのが現状でございます。したがいまして、今、観光客が少ないことで赤字になるということだと思いますので、やはり初日、2日目申しましたとおり、早く川内港から船をつくって観光客を誘致していかなければ産業は育たないと思っていますから、こういうことを含めながら甑島のあのすばらしいところを国民の皆さん方に知ってもらうために、そういう意味では船を早くつくりたいというのが現状でございますので、御理解をいただきたいと思います。

 「出張なんでも鑑定団in薩摩川内」について、この取り組み状況でございます。先ほど御指摘のとおり、募集当時は大変集まりが悪かったですが、期限ぎりぎりになりまして最低限依頼数が100人以上ということでありましたので、ようやく間に合いました。137人、219点が集まりました。これには地区コミュニティ協議会の皆さん方や各種団体の総会とかイベント等で担当職員が募集PRしたおかげだということで、協力いただいた方々に深く感謝を申し上げたいと思います。

 また、御指摘のとおり大変人気番組でもありますので、薩摩川内市をPRするいい機会ととらえて、今後は、制作会社の指導のもとに十分連携をとりたいと思っております。

 一方、観覧募集状況につきましては、現在、600人程度だそうでございますので、引き続き川内文化ホールが満杯になるようにPRをしていきたいというふうに思います。議員の皆さん方も家族ともども観覧していただければありがたいと思います。

 次に、甑島観光の中で「日本の地質百選」奇岩についてでございます。これにつきましては甑島の地層が日本の地史を理解するのに欠かせないという点から、学術的な観点に立って観光・教育といった視点も加味されて「日本の地質百選」に選定されました。この貴重な地質は、鹿島断崖や甑大明神橋などの付近にあります露出した地層を見ることができるということであります。このようなことで大変ありがたいことですので、さらに観光とあわせてPRをしたいというふうに思いますし、御指摘の看板等についても専門家の意見を聞いて、台風とか、大変条件が厳しいところでございますので、専門家の意見も聞きながら立ててみたいと思っております。

 また、奇岩がたくさんあるということで、これをやはりパンフレット等に掲載しないかという御質問でございます。甑島西海岸には、鶴が羽を広げたような岩を形づくっております鶴穴というところ、また、畳千畳枚敷き詰めるほどの千畳岩、また、奇岩がつながっております鹿島断崖、ナポレオン岩、こういう奇岩がたくさんございます。また、瀬々野浦など奇岩、巨岩が多数存在するということで、これらは本当に価値のある財産だというふうに思っております。甑島の体験マップやパンフレット等について、この奇岩や瀬の名称等を掲載したものが一部写真や由来等も掲載しておりますけど、さらにこれを充実したものとしてマップやパンフレット等を検討していきたいというふうに思います。

 また、奇岩巡りコースにつきましては、先ほども言いました観光船のあり方を含めて十分検討したほうがいいのではないかというふうに思っておりますので、御意見をいただきましたので、これらをさらに検討して情報発信をしてまいりたいというふうに思います。

 以上でございます。



◎総務部長(石走直伸君) 杉薗議員のほうから地域別の応募状況はどうかということでございました。

 答弁いたします。

 先ほど市長が言いました応募の依頼人数は137名でございます。点数で219点、そのうち市内が108名173点、市外が29名46点で、このうちの本市の地域別の応募状況でございます。川内地域が、小さな数字になりますが、77人の121点、その次大きなのが入来地域の9人23点、そして樋脇、東郷、祁答院ということで、最後に甑島地域ですが、4人の5点、合計しますと、薩摩川内市内での地域別で依頼人数が108人の点数が173点ということでございます。

 それと進捗状況はどうかということでもございました。ほぼ予定どおりの進行で今まで進んでおります。現在、先ほど申し上げました応募作品の書類等を制作会社のほうに送っております。今後は、7月の上旬ごろ100名以上、今、100名以上なっているんですが、7月の上旬に6名が決定ということで、制作会社からこちらのほうに連絡が来る予定でございます。その間、観覧者の応募を当初は7月の5日ごろまでだったのですが、7月の21日まで延長しております。夏休み期間中ということで、家庭ではいろいろ夏休みの計画とか、そういうのをまだ計画中だろうということで延ばしております。ちなみにこの観覧者は、先ほど市長も言われましたが、1,500人を目標にしておりますが、現在のところ約600名、先週の金曜日現在では676名でございます。そういうことで6名が決定しますと、当日の8月8日、川内文化ホールのほうであるわけですが、8時半から入場が始まりまして、大体5時ごろまでこれに関連する時間は設定してあります。なお、収録は2時間、テレビ放映は1時間ですが、2時間の収録で、見に来てくださった方も十分楽しめるようにセッティングしてあるということでございますので、よろしくお願いします。

 以上でございます。



◎環境対策監(田畑逸郎君) 海岸漂着物の処理経費の推移ということでございますが、海岸漂着物として回収し処理したものも一般ごみ処理の中で扱っておりまして、特別に経費的な区分等はしておりません。ただ、昨年度廃ポリタンクの回収がありましたので、その際に船舶借り上げ料が78万7,500円、それに伴う処理経費が8万2,432円となっております。



◆27番(杉薗道朗君) 細かく答弁をいただきました。2回目に移りたいと思います。

 ごみの不法投棄の関係につきましては、やはりごみを捨てにくい環境、そういう整備も必要かなというふうに思います。この件に関しましては、19日の永山議員の質問の中で、環境美化に関するいろいろな資機材の貸し出しを今後検討、検討というよりも実施という方向で市長のほうから答弁がございましたので、やはり市当局だけではできない分、やはり地域のボランティアの方々含めてそういう意識の中でまちの中をきれいにしていくと、そういうことで結構かなというふうに思います。私どもも環境美化推進員として微力ながらお手伝いさせていただいておりますので、今後ともそういう環境問題は常に意識の中に置きながら日常的な活動をしていきたいなというふうに思います。この項については終わります。

 次に、海岸の漂着ごみの関係でございます。先日、唐浜海浜公園海水浴場、それから西方海水浴場にちょっと出向いてみました。西方海水浴場のほうは、目立った漂着ごみもなく大変きれいな状況でありまして、海開きまではまだ間があるわけですけれども、家族連れの方とかカップルの方とか、砂浜で楽しんでおられたようであります。

 そこで少し気になったのが、唐浜海浜公園の現状であります。ちょうど漁港の横になるわけですけれども、大変小さな、言葉としてはどうかわかりません。木っ端切れといいましょうか、そういうのが非常に散乱している状況でございます。そしてあそこにはウミガメのふ化場といいましょうか、ふ化場という大げさなものではなくて、ふ化施設が一応設けてございます。ちょうどその近くに流木が、直径が30センチから40センチぐらい、長さにして4〜5メートルの流木が、半分少し砂浜に埋もれたような形で放置といいましょうか、そういう現状があるわけです。2〜3本ございました。実は、せっかくウミガメが上陸するときに障害になるのではないかなという少し思いもしたものですから、また、地域のボランティアの方々含めて、また本市のほうでも少しまた現状を把握していただいて早い対応が必要ではないのかなというふうに思います。

 なぜこう申し上げましたかといいますと、6月19日の南日本新聞の記事なんですけれども、これは少し事情が違いますけれども、市長もごらんになったと思います。海岸線が消波ブロックでずっと埋め尽くされているものですから、ウミガメが上陸できない。先ほどの流木に関しては、ある意味すぐ撤去できる状況ですので、ここまでのこういう護岸ではございませんので、対応が可能かなと思うんですけれども、ウミガメの歩いた跡のこの写真を見てですね、非常に心が痛む思いがいたしました。こういう事例というのは、全国的にあるんだろうなというふうに思います。唐浜海岸は、この間の鹿児島県の水質検査の中で、特に良好ということでAAのランクを受けています。西方海岸はAの良好という、そういう評価も受けております。何とか唐浜のほうも少し浸食等々がありますけれども、現在の姿を何とか後世にその現状維持で残していければなというふうに思いますし、戻りますけれども、このウミガメ等々の上陸の際に関しては、少しでもそういう障害物があれば対応していただきたいということがありまして、2回目の質問とさせていただきますけれども、答弁があればよろしくお願いしたいなというふうに思います。

 それから、屋外広告物の件でございますけれども、非常に特に金融業者の関係の張り札が今まで目に余っておりました。1回目で質問いたしましたとおり、かなり枚数的には減ってきており、また、月2回のパトロール等々されているということで、それなりにきちっと処理はされているんだろうなというふうに感じるところではあります。ただ、張るのも恐らくその当事者というよりも、やはりその業を担った方々が張られているのかなというふうにも思うわけですね。そういうところから少しそういう専門的なそういう業をなす方々にもひとつ啓発といいましょうか、そういうことをお願いできないのかなというふうに思いますし、あれには電話番号が記載されているわけですね。ですから思うところは、あの電話番号にもう直接例えば本市のほうからなり電話を入れられて、不法、当然後処理としてはがすのはされるんですけれども、原因者となるそういう業者に対して強い指導というか、できないものかなと。といいますのは、やはり行政側で税金を使われて後処理、はがして、そして処理されているわけですから、本来は張っている原因者の責任においてなすべきものが、行政が、その言葉少しあれですが、尻ぬぐい的なことをしているという状況になりますので、ここは少し毅然とした態度で取り組んでいただきたいというふうに思います。電話番号記載の張り札で、恐らく無登録の業者かなというふうに思うところでもありますし、これがひいてはある意味振り込み詐欺的な部分に関連していることも考えられると思います。前回の臨時議会の中で振り込め詐欺の撲滅の決議を採択していただきました。職員の方々、同僚議員を含めてそういう意識であろうかなというふうに思いますので、今後またそういう取り組みもできればなということで、ちょっと重ねてお尋ねをいたします。

 それから、観光船の関係であります。先ほど市長が言われましたとおりに、1隻当たり大体年間2,000万円、ここ10年間で2億円からという大きなそういう赤字が出ていると。確かに甑島に行きますと、船が非常に活用される、振興策の一つとして使われるわけであります。私どももさきの調査のときに、「おとひめ」には私も初めて乗船をさせていただきました。少し奇岩の部分とダブるんですけれども、先ほど市長が言われました見事な奇岩の数々、間近に見たときに初めてですね、またすばらしさというものがわかる気がいたしました。パンフレットの中にぜひ登載していく方向ということもお答えいただきましたけれども、地元の方々は、まあ地元ですから日常的に見ていらっしゃいます。ところが、なかなか甑島にまだまだ訪れた経験のない方もいっぱいこの薩摩川内市民の中にはいらっしゃると思うんですね。やはり現地に行って初めて見たときに、その感動というのはもうかえがたい、一緒に行った企画経済委員会のメンバーも、もう驚嘆の声といいましょうか、たまたま地元の東議員のほうからいろいろと諸解説をいただきまして、これはもう語部になってもらわないかんなというふうな感じで話が出たところでもあります。そういうふうにまた岩の昔からのいわれ、由来、そういうものもあろうかと思いますので、ぜひ奇岩特集的なものもやっていただければなというふうに思います。

 戻りますが、観光船、赤字だから即もう廃船とか払い下げとか、そういうわけにもいきませんし、利用客増を図る意味でいろいろとまた知恵も絞っていかれるんじゃないかなというふうに思います。

 手元の資料の中に、実は「きんしゅう」に関しましてはナイトクルージングを以前計画されたという資料がございましたけれども、そのナイトクルージングの状況はどうだったのか、そしてまだ継続でそのような事業がされているのか。あわせて委員会の報告書の中にもございましたけれども、やはり一工夫、二工夫ほしいのかなというふうに思います。「きんしゅう」に関しましては、やはりそういう音声の案内があってもいいでしょうし、魚類のパネルがその船の中にあってもいいのかなというふうに思います。熱帯魚、サンゴ礁、少し時期が早かったのかもしれませんが、もうちょっと期待した感があったんですけれども、少し残念でしたという思いがしてなりません。であれば、なおさらそういうときには案内の中に、本来はこういう魚類、魚が見られますよというような説明でもあれば、乗ったけど、こや何も見えんかったがなということじゃなくして、やはりいい体験になるのではないかなというふうに思います。ぜひまた御検討方いただきたいと思います。

 それから、航路の関係でなかなか自由に動けないという部分がありますし、やはり「おとひめ」から見た奇岩というのは、外で潮風を受けながら眼前で見ました。「かのこ」の場合はグラスボートというか、屋根がかぶっていますので、恐らく客席、座席から外をながめる、いわゆるブリッジ甲板に出ることがないと思うんですね。やはり大自然を間近に感じるということであれば、潮風を受けながら目の前で見るというのが一番かなというふうに思いますので、いろいろ問題、課題はあろうかと思います。何とか航路が自由にできるような働きかけ、国土交通省を含めて関係各機関ともぜひ研究をいただきたいな。そうであって稼働率を上げて、ぜひある意味存続、耐用年数も来ていますと言われました。確かに20年、15年、それぞれあるみたいであります。維持管理費がかなりかかる部分も十分理解できますけれども、まず活用ということを考えていただければなというふうに思います。ぜひまた職員の皆様方で研究をいただいて、知恵を出していただければいいのかなというふうに思います。

 あと、以前あったのかもしれませんが、例えば「おとひめ」の場合は、高速のクルージング、そういうクルーザーボートみたいな船でございますので、パラセーリングというんですか、ボートで引っ張ってこう、ちょっと言葉は言えません、おわかりだと思います。ボートで引いてパラシュートが上がるやつですけれどもね。ああいう使い方をちょっとできないのかなと思ったりもしますし、あったのかもしれません。そこをまた教えていただければというふうに思います。

 あと、いわゆる遊漁船の登録も「おとひめ」の場合はしてございますので、ほかの「きんしゅう」、「かのこ」に比べますと少し利用率もそういう面では上がるのではないのかなというふうに思いますので、また、甑島はいろんな釣りのトーナメント等々も行われております。ぜひまたそこの活用策もやっていただければなというふうに思います。

 それから、この間、鹿島のウミネコまつりが開催をされたようであります。漁船によるえづけ体験コーナー等々紹介をされておりましたけれども、実情、参加者どういう状況だったのか少し教えていただければというふうに思います。

 2回目終わります。



◎市長(岩切秀雄君) まず、漂着ごみの中で、特にウミガメのことの話をされました。本市にもウミガメが上がってくるわけですけど、先ほど御指摘のとおり、そういう流木があって邪魔になってウミガメが難儀しているというようなことでございますが、早速調査をさせてみて、ウミガメの上陸地点は特に気をつけてみたいし、また、海水浴場がオープンされますので、これについても十分配慮をしてみたいと思います。

 次に、違反物の関係で電話番号まで書いてあるから、そこに電話して撤去させるというのが税金も無駄遣いにならないじゃないかという御質問でございます。当然そういうことになるわけですが、やはり悪質なものが多くて、これについては警察とともに協力し合っていかなければならないと思いますから、今後は、そういう悪質なもので電話番号等があるものについては警察にもお願いして、徹底した広告物の処理をしていきたいというふうに思っているところでございます。

 次に、観光船のことでございます。いずれにしても甑島の観光には、これはなければならない大事な船でございますので、大変耐用年数やら過ぎたりして、なかなか故障も多いということも聞いておりますけど、原点は、この活用というのは再三言いますとおり、観光客が来なければ採算はとれないわけで、先ほど2億円じゃなくて2,000万円の赤字を毎年出していると言ったわけでございますが、やはり観光客を誘致すべきだというふうに思っていますから、これにあわせてやはり収益を上げていって採算がとれるようにはしてみたいと思います。

 本当ですね、先ほど言われましたこの奇岩とか、眺めるロケーションは恐らく日本でもないようなロケーションだと思っています。特に北海道の礼文島とか利尻島が有名になったのと一緒で、必ずこれをPRしていったら有名になって、観光客がどんどん来る時代が来るのではないかと、それをまたしなければならないと思っていますので、そういう時代が来ると、新しい観光船もまた必要になるのではないかという気もしますので、そういう時期を一日も早く来るように努力していくべきだと思っています。

 そのためには、再三言いますけど、やっぱり早く、新幹線からおりて1時間でも、10分でも早く甑島に楽しかったと言うことのできるような交通ルートをつくらなければ、これは今までどおりだったら何も発展はしないと思っていますから、これには力を入れていかなければならないと思っています。そしてやはり観光を地場産業として育てなければ若い者も定着しないし、また、今ある民宿なんかもすばらしい料理があちこちで出ますから、これを1回来られた人はまた2回、3回来る、そしてまた友達にも紹介するということになって波及効果は必ず出ると思いますから、そういうことをずっと重ねていけば、すばらしい観光の島、先日も言いましたけど、やっぱり宝の島と言われながら、これを生かさなければならないし、また夢の島でもありますから、何とかしたいというふうに思っているところでございます。

 あと、ウミネコの関係とか答弁漏れがありました分については、主管部長に答弁させます。



◎商工観光部長(田上正洋君) 私のほうから3点ほど答弁をさせていただきます。

 まず、「きんしゅう」のナイトクルージングの状況でございますが、平成18年度に計画されまして、8月から9月に実施予定でございましたけれども、利用者がなかったということでございます。

 それから、2点目、パラセーリングの実施はどうかということでございますが、把握はちょっとしておりませんけれども、ジェットスキーとかウインドサーフィン等については、それぞれ持ち込んでマリーンスポーツを楽しんでおられる方々がいらっしゃるようでございます。

 それから、本年度の鹿島ウミネコまつりの状況でございますが、6月6日に開催されましたが、150人の予定に対しまして181人の参加がありまして、予想以上の参加ということで、また、実施された方々大変反響が大きかったということでございます。

 以上でございます。



◆27番(杉薗道朗君) ありがとうございました。

 ナイトクルージングについては、利用者がなかったということでちょっと非常に残念かなというふうに思っております。これは指定管理者のほうで提案されたというふうに読みましたけれども、PR不足もあったのかなというふうに思います。あわせてそのパラセーリングもそうですけれども、情報発信というのは非常に大事かなというふうに思いますので、今後そういう取り組みをなされるときには、きちっとした情報発信をまたやっていただきたいなというふうに思います。

 それから、「出張なんでも鑑定団in薩摩川内」、この1点について質問して終わりたいと思いますけれども、先ほど部長のほうからも詳細にいろいろ御説明をいただきました。大変期待をしているところでもあります。霧島の前田市長に対抗して薩摩川内市の岩切市長はどうでしょうかとお尋ねしたいところでありますけれども、それはさておきまして、実は、当然鑑定結果それぞれ当日出るんだろうなというふうに思います。単純にその金額が高額だからとか、低いからということだけじゃなくして、やっぱり学術的な、文化的な、そういう意味合いのものも多分出てくるのではないかなというふうに思います。

 それで単純にテレビ放映がありました、はい、これで終わりましたということじゃなくして、ぜひやはりそういう個人の所有物件ではありましても、当日会場で見られない方、また、テレビ等でもついうっかりして見れなかったんですよという方のために、ぜひ市民の皆様方に紹介できるような取り組みをしていただきたい。一過性のものだけでは終わらせてほしくないという思いがあるわけなんですよ。まあこけにゃこげなわっざえか宝があったもんじゃと、感じ方はいろいろあると思うんですけれども、ぜひそういうせっかくの機会です、後々もまた発信できるような取り組みをぜひお願いしたいなというふうに思います。薩摩川内市、平佐焼きとか、いろいろ入来のほうにも古文書の関係とか、いろいろなすばらしいものがいっぱいあるというふうに思います。詳細には何々ということは当然まだ言えないでしょうから、当日のお楽しみというところではありますけれども、例えばインフォメーションコーナー、2階のあそこに、少し管理の面とかいろいろ大変な部分もあるかもしれませんが、ぜひ市役所を訪れた方々が、うんだ、こん前のテレビのあいはこいやあもんじゃなと、そういう感じでね、ひとつ目の保養にでもなればなというふうに思います。少し説明文でも添えて。あくまでも所有権者の当然協力等々があってのことだと思いますけれども、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。

 あわせまして、下甑の歴史資料館のほうをこの間、調査のときにお邪魔をさせていただきました。あそこに釈迦の涅槃図というんですか、すばらしい絵がありまして、また一方では、雪舟の絵というふうに案内がされていた絵もございましたね。それが出る出ない云々はともかくとして、本当にやっぱりある意味文化的なお宝というのが薩摩川内市もいっぱいあるんだなと強く感じたところであります。

 そこで、少し文化課の所管にかかわる部分でございますけれども、それぞれ地域の歴史資料館ないし資料館内に納めてある、そういう文化物の地域外への展示というのはできないのかなと思うんですよ。甑島に行っていっぱいいろんな地域のお宝的なものを拝見させていただきました。でも甑島に行かないと見れないんですね。ぜひお互いの旧1市4町4村の中の取り組みとして何とかお互いにそういう文化物、収蔵品を時期をずらしながらでも、例えばこちらの旧川内市域で見れますよとか、そういう取り組みができればなと。薩摩川内市の歴史資料館のほうにも時々お邪魔させてもらいますけれども、いろいろ企画展はされておりますけれども、なかなか似たような感じのものがこういう展示という形になろうかと思いますので、ぜひそういういろんなところから、旧4町4村の中からも何とかこういう借り入れができる、そしてまた展示ができるような態勢もあわせて考えていただければなというふうに思いますが、この検討等についてお聞きして終わりたいと思います。



◎市長(岩切秀雄君) 「出張なんでも鑑定団in薩摩川内」で出されたのを市民に紹介したらどうかと、一過性のものにせず、これを機会にそういうことも考えたらどうかという御意見でございます。御指摘のとおり、管理の問題、また、御本人の了解を得るかどうか、そういうこともあろうと思いますので、これはおもしろい方法だと思いますから、検討させていただきたいと思います。

 また、そういう収蔵品等の巡回のことも今話を聞きまして、なるほどなという感触を持った次第でございます。重要なのは別としても、それはまた持ち運びとかいろいろ問題がありましょうから、やはり市民の財産ですので、市民にいろんな意味で紹介するということも大事なことだろうと思いますから、これも検討させていただければありがたいと思います。

 以上です。



○議長(岩下早人君) 以上で、杉薗道朗君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 ここで休憩いたします。

 再開は、おおむね13時といたします。

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           午前11時45分休憩

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           午後0時59分開議

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○議長(岩下早人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は、2番大坪幹也君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [2番大坪幹也君登壇]



◆2番(大坪幹也君) 平成21年第3回定例会におきまして、市民の皆様の生活向上と高齢者、若者が元気になるまちづくりを目指して頑張っております薩摩川内会に所属をする大坪幹也でございます。

 議員就任後3回目の一般質問をさせていただくことに感謝を申し上げます。

 それでは、さきに通告をいたしました2点について、総括質疑並びに一般質問を行います。

 1点目は、交通渋滞の改善策についての質問であります。

 市民の皆さんの不安や悩みの解消に早期に努めることが私の政治信念であり、また、薩摩川内地区交通安全協会の理事を3年間務めていたという観点から、今回の質問をいたします。

 今回、交通安全協会の平佐支部長さん、永利支部長さんには質問をする了解をいただいております。

 さて、市民の皆さんが毎日の生活や通勤に最もいらいらを感じるのは、交差点や交通渋滞だと言われております。交通渋滞対策は優先すべき課題であります。財政難だが、市民の皆さんの利便性に取り組む配慮と、既に整備されている道路等のさらなる有効利用を通じた交通渋滞解消のための施策の拡充がより一層重要となっています。

 1項目めの質問は、平佐中央交差点の市道横馬場・田崎線に朝夕毎日起こっている交通渋滞の改善策についてであります。

 天大橋から平佐方面に走っている市道隈之城・高城線は、皆様御存じのとおり、川内北と南を結ぶ非常に交通量の多い道路であります。この道路に交わって平佐中央交差点を走っているのが市道横馬場・田崎線でありますが、川内駅周辺地区土地区画整理事業により川内駅西地区と東地区を結ぶ道路でもあり、川内中央中学校の通学路にもなっている交通量の多い道路であります。平佐中央交差点は、変形的交差点であり、マルナカ方面からこの交差点に入ると、直進車と左折車は非常に見通しの悪い場所があり、逆方面の川内中央中学校側から交差点に入ったときに、天大橋方面への右折車が1台でも停止線にとまっていると、直進車や左折車は右折準備で停止している車両の左側を通り抜ける道路スペースがなく、車両は川内中央中学校近くまで約400メートルの大渋滞が起こります。この停止線は、天大橋方面からのくるくるバスや九州電力のバスが左折で入ってくる関係で、現在位置を今以上前に出せないという理由があります。また、この交差点のすぐ横には、南九州自動車学校から出てくる信号機があり、平佐中央交差点の信号機と時間差をつくり渋滞解消していますが、今の時間差が限界と言われております。過去に交通安全協会の平佐支部長さんが平佐中央交差点の道路診断を依頼されたと伺っておりますが、大きな改善策はされなかったようであります。

 そこで、平佐中央交差点の市道横馬場・田崎線の交通渋滞の改善策をどうお考えなのか岩切市長にお伺いいたします。

 2項目めの質問は、県道42号川内加治木線に朝夕毎日交通渋滞が起こり、近隣住民である石神地区や田崎地区方面からの車が県道になかなか進入できない改善策についてであります。

 川内加治木線は、永利地区のタイヨーやパワーランド川内、パチンコ店など人が集まるところを通る県道であり、また、樋脇、市比野方面や市民病院方面など、救急車両も含め非常に交通量の多い道路であります。さらにこの県道に天大橋方面と鹿児島純心女子大学方面からの市道永利・天辰線が交わるので、県道は大渋滞になります。県道においては、一昨年は死亡事故もあり、追突事故等も頻繁に起こっています。交通量の多い県道42号川内加治木線になかなか進入できない石神地区や田崎地区方面からの車は、待ち切れずに進入し、追突事故を起こすとの話もありました。

 改善策として、信号機の時間差をつくるのも方法ですが、今回、岩切市長に地元住民の皆さんが望んでおられる改善策を提案いたします。タイヨー横の永利・天辰線の樋脇、市比野方面に行く車両をバイパス方式で通過させる方法です。タイヨー横の永利・天辰線に第2田崎橋がありますが、ここから平佐川沿いに入り、タイヨー裏を通りパワーランド川内、パチンコ「ダイナム」横を通り、県道42号川内加治木線の石坂橋に出てくる約800メートルのことです。堤防からのり面まで幅は約6メートルはあろうかと思います。護岸を道路認定するのは、基礎工事次第だと伺っておりますが、いかがでしょうか。将来的な北薩振興局との兼ね合いもあると思いますが、現在の北薩振興局の見解では、県道42号川内加治木線は改良済みとのことであります。石神地区や田崎地区方面からの車が県道42号川内加治木線に進入するための改善策をどうお考えなのか岩切市長にお伺いいたします。

 次に、質問2点目であります。

 電源立地地域を生かした総合研究所の誘致についての質問をいたします。

 昨年の12月市議会において、私たちが誘致対象としている総合研究所は、福井県敦賀市にあります財団法人若狭湾エネルギー研究センターみたいなものではと申し上げました。また、本年1月20日には、薩摩川内会の11名で当研究所の政務調査に行ってまいりました。本年の3月市議会においては、当研究所の施設構造、組織内容、研究内容や実績、役員、人員、年度会計、完成に至る経緯など詳しく説明をさせていただきました。私たちは、薩摩川内市がさらに魅力のある必要なものだけを取り入れた、九州一円から人を呼び込むことのできる九州科学技術研究開発の拠点としての総合研究所の誘致を強く願っているわけであります。農産物の品種改良やバイオマスエネルギー技術開発、原子力関連先端技術開発、地元企業の育成と商品開発、原子力温排水利用とエネルギー教育、技術者育成など、ほかのまちにない核をつくることで観光や文化との連携がとれ、さらに魅力のある薩摩川内市をつくり出すことができると確信をいたしております。

 さて、私たちの同僚であり政策仲間である出水市議会議員の浦崎忠男議員が昨年の9月市議会において、これからの10年、15年をめどに基盤づくりをするために必要なエネルギー研究センター等の誘致について渋谷俊彦出水市長に質問をいたしました。渋谷市長は、「新規産業や雇用の創出のためにも本県選出の国会議員や鹿児島県、北薩地域の近隣地域の関係者、民間の関係団体とも一緒になって前向きに取り組んでいきたい。薩摩川内市を初めとして出水市、阿久根市、長島町、さつま町、3市2町を組み入れている北薩振興局とも連携をとりながら取り組んでまいりたい」と答弁をされております。浦崎議員と渋谷市長の当時のやりとりの中には、総合研究所の誘致について、薩摩川内市が1年ほど前から提案検討をされていると確認をしておられます。また、今回、6月市議会本会議の6月15日浦崎議員が一般質問に立たれ、「総合研究所については、民間団体に幅広く呼びかけて誘致運動を進めるべきであると思うが、その後、具体的に何か進展等があったのかと経過について伺いたい」と質問をされました。この質問に対して渋谷市長は、「新エネルギーとしては、今度の国の補正予算で太陽光発電に7万円の補助金があり、出水市としても3万円の補助を出していきたい。学校の太陽パネルを検討中で、クリーンエネルギーの推進になると思う。総合研究所については、現在資料を取り寄せて企画に点検をさせているところであります。北薩振興局単位で進めてまいりたい」と答弁をされたようでございます。

 先日、谷津由尚議員が新エネルギーの必要性、事業化へのかかわり方、将来的雇用機会について質問をされ、岩切市長は、「風力や太陽光発電も必要。今後、バイオマスタウン構想を市でつくり、事業家へ情報提供を行いたい。地方都市は人が集まるところに人は集まる傾向がある」と答弁をされました。まさしく私たちが申し上げている総合研究所は、このような新エネルギーを網羅した人が集まる中心的施設であり、今後、企業誘致をされる際に薩摩川内市には企業をバックアップできる総合研究所がありますと、よい条件として企業側に強くPRができます。また、岩切市長は、「本市の特産品は電気である。原子力発電所は自然エネルギーに比べたらマイナスイメージとして見られることがあるので、しっかりと説明をしていきたい」と言われましたように、薩摩川内市は電気のまちであり、電源立地地域の核としてプラスイメージの総合研究所があるという考え方は当然のことであります。

 つきましては、総合研究所誘致について、出水市では北薩振興局単位で取り組む考えのようですが、岩切市長は、北薩振興局にも呼びかけていくお考えがあるのかお伺いをいたします。

 以上で、壇上からの1回目の質問といたします。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 大坪議員の質問にお答えいたします。

 まず、交通渋滞の改善策について、平佐中央交差点の交通渋滞の改善はどのように考えているかという御質問でございます。

 交差点改良につきましては、警察、公安委員会等と協議をして計画する必要がございます。御指摘の交差点は、変形的交差点となっておりまして、渋滞緩和方法としては、右折レーンの設置や信号機の時間差処理による方法等が考えられます。交通量等の調査を行わなければなりませんが、その後に交通安全協会が実施する道路診断をしていただかなければなりません。これについて取り上げていきたいというふうに思っておりますし、そして関係者の意見を聞きながら改善に向けて警察、公安委員会等と協議をしてまいりたいというふうに考えております。

 次に、県道42号の関係で渋滞していると、迂回路の考えはないかということでもございます。

 まず、鹿児島県におかれましては、この路線と県道川内祁答院線との交差部の交差点改良と渋滞緩和に向けた整備が進められてきました。以前に比べ大分スムーズに流れているようになったとのことでございますが、しかし、これ以上の県道拡幅は望めない状況にあります。このことから信号機設置による改善や混雑区間を避けた交通の分散化に向けた検討をする必要がございます。このようなことも考えていかなければなりませんが、一方、御指摘のとおり、石坂橋から第2田崎橋までの区間、これは市道石坂橋・田崎線ということで計画いたしておりますが、何せ堤防を補強しなければならない大きな工事になるということもございますので、これにつきましては、例えば一方通行ができないのか、時間帯によってできないのか、そういうことを踏まえながら調査をしてみたいというふうに思っております。

 次に、電源立地地域を生かした総合研究所のことで、これはもう3回御質問でございます。大坪議員の熱意ある期待にこたえなければならないと必死になっておりますが、何せ事が大きくて、なかなかどっから糸口をつかんでいいかわからない状況でございます。職員も研究所に派遣をして調査やらしてきておりますけど、なかなか市単独ではとてもできる問題ではないということと、やはり国やら鹿児島県、大学とか企業なんかと一体となって検討しなければならないというふうに思っております。前回も答弁しましたとおり、こういうのができれば本当にすばらしい施設だというふうに思いますが、いずれにしても鹿児島県の意向が今のところまだ明確に回答も得ておりませんので、引き続き鹿児島県とも協議をしてまいらなければならないと思っておりますし、あわせて出水市長さんの事例も紹介がございましたが、やはり北薩振興局とも協議をしなければならないわけですけど、年に2回ほど北薩振興局管内の首長会議がございまして、ここでいろいろ提言をしているところでございますが、このことについては、今度開かれる首長会議で出水市長さんやら一緒になって働きかけをしてみたいと思います。前回も申しましたとおり、研究所をつくらなければなかなか市政の方向づけもできない、例えば神戸市の笹山市長さんの例も言いましたが、京セラにしても、やはり研究所が国分にあったために京セラホテルができたとか、いろんな波及効果があるということは十分認識しておりますので、何かの研究施設を考えていきたいと思います。ただですね、若狭湾は、御承知のとおり原子力発電所のまちで、既に稼働しているのが13基ありますし、今、建設の準備中が2基あるということで、原子力発電所がいろいろな形で立地しておりますので、うちの1号、2号でこういう大型な施設を国に働きかけてどの程度相手にされるか十分こっちで研究していかなければ、最初から相手にされないようではいけないなということで慎重に対応はしているわけでございますので、もう少し調査した上、また、議員の皆さん方とも一緒になって働きかけをしなければならない大きな事業であるというふうに認識しておりますが、いずれにしても実現は遠いとしても、最大限の努力はしてみる必要があるというふうに感じております。

 以上で終わります。



◆2番(大坪幹也君) それでは、2回目の質問に入りたいと思います。

 1点目1項目の平佐中央交差点の市道横馬場・田崎線に朝夕毎日起こっている交通渋滞の改善策についてでありますけれども、平佐中央交差点付近の自治会は、600世帯を超える中ノ原自治会であり、川内中央中学校横の九州電力社宅付近も600世帯を超える喜入自治会であります。薩摩川内市内で人が一番集まっているのがこの地域でございます。大変人の多いところなので、通勤、通学も混み合うことがわかります。川内駅周辺地区土地区画整理事業も平成22年度の完成に向け、市道横馬場・田崎線の拡幅やアンダーパス方式によりバスも通行するようになり、平佐中央交差点を通過するようになります。また、川内駅東口やホテル、複合拠点施設には、人や車の増加も見込まれます。この事業の目的や概要を見てみますと、居住環境の良好な新しい市街地を創出、市道横馬場・田崎線は、都市計画道路として決定され、交通量が多いと記載をしてございます。また、川内駅東口駅前広場から東に延びる平成通り線を隈之城・高城線まで延長する話も聞いたりいたしますが、用地買収等を考えると、まだまだ時間のかかる話であります。

 県内の交通事故情報では、65歳以上の高齢者が犠牲となる交通死亡事故が多発をしております。平成20年度中に発生した交通死亡事故の死者88名のうち高齢者は60名で、全体の7割を占めております。この60人の死者のうち歩行中にはねられたケースが22人、うち13人は夜間に事故に遭っております。特に多い事故形態は、交差点での出会い頭と右折の場合で、事故原因としては一時停止をしない、相手を見落とすなどです。全国では、年間76万件の事故のうち、6割が交差点による事故だと言われております。平佐中央交差点の市道横馬場・田崎線は、今後ますます交通量がふえ、バスまで通過するとなると、今のうちに必ず改善をしなくてはならないと考えますが、再度岩切市長の御見解をお伺いいたします。

 2項目めは、県道42号川内加治木線に朝夕毎日交通渋滞が起こり、近隣住民である石神地区や田崎地区方面からの車が県道になかなか進入できない改善策についてであります。永利地区の県道42号川内加治木線沿いには、タイヨーを初めとしてパチンコ店やガソリンスタンド店、飲食店、事業所、動物病院、複合事業地のパワーランド川内等人が集まる場所が多くあります。この県道は空港道路として、また、樋脇、市比野、入来、祁答院方面への道路として使用され、また、川内市街地方面への道路としても利用をされております。さらに市民病院方面へ車や救急車両もありますので、1車線の県道としては今では大変無理があり、せめて右折帯でもあれば渋滞解消につながると思います。現在、田崎自治会には、500世帯を超える住民の皆さんがいらっしゃるので、永利・天辰線の車とあわせて樋脇、市比野方面へのバイパスをつくり、車の集まってくる永利地区県道42号線を通らないですり抜ける方法をとると、タイヨーやパチンコ店、パワーランド川内、市民病院方面に行く車と混み合わなくなり、結果として信号機のある交差点に時間差をつくり、石神地区や田崎地区方面の車を県道に多く出させるようにできます。この提案には、地元永利地区で頑張っていらっしゃる徳永武次議員も賛成されると思いますが、いかがでしょうか。(「動いております」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。岩切市長、御見解をお願いします。

 次は、2点目の電源立地地域を生かした総合研究所の誘致の質問をいたします。

 総合研究所誘致は、国策であるエネルギー事業ということで国、鹿児島県、本市、電力事業者の協力が不可欠で、また、地元民間団体への周知と勉強会や盛り上がりも必要です。地元国会議員の先生方や鶴薗県議会議員、外薗県議会議員、田中県議会議員の協力も当然必要ですし、どういう総合研究所の誘致ができるのか、国の役人を呼んでの議論も必要だと思います。今、地方は地域間格差の拡大と人口減少、過疎化が懸念される一方、公共工事や地域振興策の限界も明らかになりつつあります。各地域には、その独自性、特色、強みを生かした経済活性化への取り組みが強く求められております。

 電源地域とは、建設準備中、工事中、運転中の発電所などが所在をする市町村とその周辺の市町村のことですが、平成20年4月現在、全国の電源市町村は約728あり、全国市町村の約4割を占めております。電源三法活用事例集を調べてみますと、6交付金制度を全国17市39町10村が活用し、2補助金制度を全国17市24町4村が活用をしております。ちなみにせんだい宇宙館の整備は、平成7年から平成9年の間に総事業費5億6,300万円のうち5億2,300万円を原子力発電施設等周辺地域交付金枠で活用をし、事業を行っております。福井県敦賀市にあります財団法人若狭湾エネルギー研究センターの整備も、平成7年から平成10年、総事業費153億円のうち86億5,900万円を電力移出県等交付金枠で活用をし、事業を行っております。薩摩川内市が魅力ある発展を遂げ、人を呼び込む核をつくるためには、まさに今しかありません。今後は、阿久根市議会でも私たちの政策仲間の同僚議員が総合研究所の誘致についての質問を始めると思います。

 先ほど市長が言われましたけれども、北薩振興局と首長との会議は年に2回あるというふうに言われましたけれども、この時期等がわかるようでございましたら教えていただきたいと思います。

 以上で終わります。



◎市長(岩切秀雄君) 道路状況について2点ほど質問でございますが、今後の対応としては、先ほど答弁したとおりでございます。本当に、モータリゼーションがどんどん、どんどん進展してきまして、都市化が進む中で交通渋滞が一番の課題となっております。また、交通事故にしても、そしてまた小学生、中学生の登校、下校にしてもやはり道路の整備というのは本当に喫緊の課題として残ってはいるわけですが、本市も逐次それを改善してきたことは確かであります。しかしながら、今、御指摘のとおり、渋滞する箇所がもう決まってきておる次第でございますので、これらについては交通安全協会とともに診断をしながらやはり改善していかなければならないと思っておりますが、いずれにしても用地買収が難しかったり、なかなか改善に相当な経費がかかるとか、難しい問題を抱えてはおりますが、先ほど言いましたとおり調査して、その結果を待って判断していきたいというふうに思っておりますので、どうか御理解をいただきたいと思います。

 また、北薩振興局との会議が年に2回ということでありますが、まだことしののは聞いておりませんが、昨年が6月下旬にありましたので、また近いうちにあるのではないかと思っておりますし、6月か2月ぐらいをめどに開催されておりますので、できるだけ局長さんには早く開いてもらって、予算の配分についてのお願いと、また、北薩振興局に伊藤知事の英断で各1億円のハード的な整備を含め、ソフト的なものを含めて予算配分がされておりますので、それらについての説明が近々あると思います。その中で、先ほど言いましたとおり出水市長ともに話をしてみたいと思っておりますので、その結果は、また次の議会で多分また質問されると思いますから、期待をしておりますので、一歩一歩前進をさせていただきたいと思います。



◆2番(大坪幹也君) 市長、また次回もぜひ質問させてください。

 3回目に入りますが、これは自分の意見ですので、交通渋滞の改善策についてですが、今、多くの国が抱える問題に、深刻化する交通渋滞と早急な対応が求められる環境問題があります。交通渋滞の問題を解決するためには、極度の渋滞を起こさない仕組みが必要で、道路の混雑ぐあい、自動車の移動方向、時間帯といった情報を把握し分析することが必要であります。交通渋滞が減れば二酸化炭素の排出量が減るので、環境問題の対策としても貢献できます。平佐中央交差点や県道42号川内加治木線のように、明らかに交通量の多い場所の渋滞解消に努めることは、市民生活の向上につながるわけですから、ぜひ早急に改善策に取り組んでいただきたいと思います。

 次に、電源立地地域を生かした総合研究所誘致についてですが、誘致については、鹿児島県に大きなウエートがあるわけですから、北薩振興局単位で動くことも必要ですし、今後、私たちも出水市、阿久根市の政策仲間である市議会議員の皆さんと大きな連携をとり、総合研究所誘致実現のために幅広く行動してまいりたいと思います。

 終わります。



○議長(岩下早人君) 以上で、大坪幹也君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、16番佃昌樹君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [16番佃 昌樹君登壇]



◆16番(佃昌樹君) いつもは前置きをしながら質問をいたしますけれども、本日は、前置きなしで一般質問を開始いたします。

 まず、大きな1番として、県単公共事業に対する市町村の負担金についてお伺いをいたします。

 全国知事会は、国の直轄事業の負担金について、関係府省に対し負担金見直しを強く求めています。この件については、地方分権推進会議等でも早くから財源と権限移譲が地方分権推進の上からも指摘をされてきました。大阪府の橋下知事が負担金の国からの請求に対して「ぼったくりバー」とか「暴力バー」の請求書と、過激かつ強烈な表現で国民の関心を呼び込んでいらっしゃいます。各府省においては、見直しの協議に入る段階に来ています。地方分権改革推進委員会は、国の直轄事業負担金に関する意見の中で、都道府県が市町村に求める同種の負担金についても情報提供や負担のあり方をめぐって同じ問題があると指摘し、都道府県と市町村の間において緊密な連携や協議が行われることを通じ、適切な対応を求めたいとしております。

 そこで、以下の4点について質問します。

 橋下府知事を初めとする知事会の様子については、メディアを通じて全国的に報道されていますが、市長は、国の直轄事業に対する知事会の対応についてどのような感想をお持ちか伺いたいと思います。

 二つ目に、地方分権推進委員会は、都道府県と市町村の間においても負担金においては同じ問題があると指摘していますが、具体的には、鹿児島県と市町村においての問題点は何か伺います。

 三つ目に、また、地方分権推進委員会は、鹿児島県と市町村間において緊密な連携、協議と適切な対応を求めていますが、薩摩川内市として改善についての考え方を伺います。

 四つ目に、地方分権推進委員会では、基礎自治体優先の原則を勧告しています。しかし、県と市町村の関係においては対等を認識できない場合が多々あります。そこで、鹿児島県と市町村の主従関係について、市長としてどのように認識しているか伺います。

 大きな二つ目、教育関係について教育長に伺います。

 1として、市内中学校教師による暴力事件について伺います。

 この事件は、平成19年2月に被害生徒の保護者の訴えにより表面化したものであり、2年以上経過した現在においても解決に至っていない事件になっています。被害生徒、その保護者、加害教師、薩摩川内市教育委員会、それぞれの思惑が複雑に絡んでいるように感じます。一番の被害者は生徒である。彼らが受けた思春期の傷は一生彼らの脳裏に刻まれ、人間不信としてつながっていくことを最も危惧しています。解決は、被害生徒の心情が本来あるべき担任と生徒としての信頼関係回復に帰することではないでしょうか。

 日本は、子どもの権利条約を批准し、文部科学省は、子どもの権利として子どもの意見表明権があることを広く学校に伝えています。教師に子どもの意見表明権の認識とそれを聞く努力がなされていれば、今回の事態は免れたのではないかと考えられます。

 それでは質問に入ります。

 アとして、平成19年2月に保護者からの訴えにより、教育委員会として状況把握に努められたと伺っています。把握した内容によっていろいろな対応がなされなければなりませんが、委員会として状況把握に対してどのような認識で対応したかについて伺います。

 イ、平成19年3月末に解決をしているはずであったが、2年後に転勤先の学校で加害教師が女生徒に行ったパワーハラスメントで女生徒が不登校に追い込まれたことで、当該教師の姿勢への不信と不満、怒り、加えて当時の指導のあり方と抜擢人事異動について教育委員会の対応への不信と不満、さらにこうしたことが放置されてはならないという社会正義の再燃でこの問題が解決していない実態のようです。

 そこで、問題を複雑にした原因をどうとらえているかについてを伺います。

 このままの状況が続くことは不幸であります。解決に向けての現状における問題点は何かを伺いたいと思います。

 エ、事態の推移を通して教育委員会として反省点はあるかを伺います。

 次に、2番として、人事と教育施策について伺います。ここで言う人事とは、正規採用の教師ではなく、期限つきで採用する教師について伺います。

 育児休暇や病気休暇、または緊急な欠員補充として期限つき教諭の採用がなされることはやむを得ないことではないかと考えています。しかし、人事は、教育条件整備の最たるものです。期限つき教諭でその場その場をしのぐという状況がかいま見えますが、好ましいこととは感じていないと思います。

 そこで伺います。

 アとして、平成19年度と平成21年度の比較では、期限つき教諭の採用増があると認識していますが、採用増の要因は何があるのか伺います。

 イとして、教育は継続して行われなければ効果が薄いと言われます。特に学校経営への参加や理解、さらには教育施策をどう取り込んでいくかという課題は、教師共通のものですが、期限つき教諭にそのことを求めるには現実酷のような感じを持っています。しかし、現実は次々と新たな教育施策がおろされています。現実、期限つき教諭採用が増加することで学校経営や教育施策への影響をどう考えているか伺います。

 三つ目として、教育施策のスクラップ・アンド・ビルド、焦点化について伺います。この問題については、以前にも取り上げた問題ですが、再度取り上げます。

 私は、4月から5月にかけて薩摩川内市の学校の置かれている現実や実態把握を目的として、ことしも今のところ祁答院地区と甑地区以外の小中学校を訪問させていただきました。私が議員になってから7〜8年続いています。校長室に入ってまず驚くことは、校長室の行事黒板がどこもぎっしり書かれていることであります。この傾向は、ますますふえ続けてきていることを強く印象に持ちました。保護者や教育行政が発する多様な要求に今や学校は悲鳴を上げています。特に、教育行政からおろされる教育施策はとどまることなく学校の現場におろされ続けています。学校行事の精選も既に限界であり、一日一日の超過密状態が続いており、疲労感に覆われている実態を確認しています。学校への教育条件整備をすることにより、行き届いた教育をひとしく保障することが教育行政の本来の姿と認識しています。思い切った抜本的見直しと焦点化が緊急に求められていると考えていますが、市教育委員会の見解を伺います。

 四つ目として、教育振興基本計画で配慮する内容について伺います。

 教育基本法の改正で新たに打ち出された振興計画で本来の目的は、教育予算の拡充や教職員定数増を数値化して振興策を図ることとされていました。鹿児島県においても教育振興基本計画が策定され、鹿児島県の計画を参酌して市町村でも作成の運びとなっていると考えています。どういった振興計画をつくるかによって、さらにさらに現場を苦しめることに直結します。どのようなことに配慮して作成されるのか伺います。

 以上、壇上からの質問にします。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 佃議員の質問に答弁いたします。

 まず、県単公共事業に対する市町村の負担金についてでございます。国の直轄事業の負担金に対する知事会の対応についての感想はという御意見でございます。

 これまで負担額の詳しい内容がまだ現在示されていないまま都道府県が納めた負担金が国の出先機関の改修費や職員の退職手当などの事業以外のものに充当されたことについて、報道されているとおり批判が集まっているようでございます。

 全国知事会におかれましては、まず、四つほどのポイントを掲げておられます。国土交通省の出先機関の庁舎整備費や管理職の人件費は負担の対象外とすること、もう一つ目に、国道や河川などの維持管理費の負担金は2010年度から廃止すること、もう一つ目に、負担金について事前協議制度を導入する、そして国と地方は対等協力の立場にあるということ、もう一つ目は、事業費に応じて事務費に上限を設ける、この四つをポイントとして現在プロジェクトチームを発足させて、制度の問題点や見直しのあり方について、今後意見を集約していくということでございます。私も同感でありますので、今後の議論の動向を注意深く見守ってまいりたいというふうに思います。

 2点目が、鹿児島県と市町村においての問題点は何かということでございます。市町村負担金を伴う鹿児島県の土木、その他の建設事業費は、地元要請に基づきまして鹿児島県との事前協議を経て実施している事業であります。本市にとって必要な事業であると認識しておりますので、現段階では判断できる状態ではございません。そして市町村負担金事業を含む鹿児島県の行う土木事業につきましては、毎年北薩振興局管内の首長を委員とした川薩地域土木事業連絡会があります。ここでも意見交換を行い、事業を進めていただいております。このようなことから情報提供のあり方や優先順位について、特に問題があるというようなことには今のところ考えておりません。

 次に、改善策についての考え方でございます。市町村負担金事業につきましては、鹿児島県が請求する請求書に当たっては明示をされていないところでございます。全国知事会においても直轄事業負担金の積算根拠等の提示を示すよう要望を行っている段階であることから、早急に本市が鹿児島県に明細提示を求める考えは今のところございません。しかしながら、市町村負担金については、直轄事業負担金の取り扱いに準ずることになると思いますので、本来国が負担すべきものを自治体に求めるということはおかしいというふうに思っております。当面は、鹿児島県の動向を見ながら鹿児島県市長会等で取り上げていくように私のほうからも意見を申し述べたいというふうに思っております。

 次に、鹿児島県と市町村の主従関係についてでございます。薩摩川内市地域内における我が市においても、鹿児島県事業は主に本市のほうから鹿児島県に要望をして実施をしてもらっております。特に土地改良、また漁港、漁場改修、港湾改修など、県単事業については本市のほうからお願いし、本市としてもそれを実施してもらうことに恩恵があります。したがいまして、受益者負担の原則から当然発生するものとは考えておりますが、先ほど来、全国知事会等での試案としてのポイントを申しましたが、私も同感と考えておりますので、今後そのような動きをしてまいりたいと思います。

 それと、国と地方自治体、都道府県と市町村の関係につきましては、地方分権一括法により、上下、主従の関係から対等、協力の関係になったところでありますので、私も対等、協力というその精神に基づいて鹿児島県との折衝をしているところでございます。今後におきましては、地方分権が進むにつれて従来からの都道府県と市町村の役割や関係についての見直しが行われていくものと考えておりますが、お互いに補完し合い、より一層の協調関係を構築していくことが市政並びに県政の発展につながるものと考えているところでございます。

 以上で1回目の答弁を終わります。

   [教育長上屋和夫君登壇]



◎教育長(上屋和夫君) 佃議員から教育関係でお尋ねをいただきました。

 まず、市内中学校教師による暴力事件についてのお尋ねでありますが、これは本年3月の県議会で取り上げられ、翌日の新聞等で「体罰教諭 教頭に登用」などと報道された件であります。また、先日の県議会でもこのことは取り上げられております。対象の中学校教師とは、2年前まで6年間本市の中学校に勤務し、その後、県内の中学校の教頭として登用された女性教師のことであります。県議会議員の質問や新聞報道では、該当生徒やその保護者等からの情報に基づき行われたもののようでありますが、一部事実と異なるのではないかと思われることもありますので、この場で本市教育委員会がとらえている事実認識等につきまして、質問に即しながら少々時間をいただいて答えさせていただきたいと思います。

 まず、当時の状況把握に対しどのような認識で対応したかということについてでありますが、本市教育委員会がこの件を知ったのは、平成19年2月、該当の保護者が校長あての異議申し立て文書を同じ日に教育委員会に持ってこられたときであります。文書は、6ページにわたりほとんどが当時2月の生徒や保護者への指導の問題について書かれておりまして、残り半ページに、それより半年以上前の5月と9月の暴力的行為が記されておりました。

 文書を読み、本市教育委員会もこれは問題だととらえ、校長に事実確認を行い、報告するよう求めたところであります。

 当初の校長の報告では、当時2月の半ばごろ、男子生徒たちが下校途中に毎日のように民家の庭に入り込みふざけている。また、1人の子をいつもいじめているように見える。そういう住民からの苦情が寄せられたため、担任である女性教師が関係の生徒らに厳しい指導を行ったものであるということでありました。また、体罰については、2月は指導中に1回たたいた。5月、9月の指導は、合唱コンクール練習や授業中の不まじめな態度に対する指導で、正座をさせてたたいたことはあったが、殴る、けるといったようなことはしていないということでありました。

 校長の報告を受けて教育委員会としましては、5月、9月のことは、たたくという問題の行為ではあったが、当時既に半年以上前のことであり、それから担任と生徒の信頼関係も築かれ、さまざまな教育活動が順調に展開されてきたものとして、まず、2月の指導を重視したところでございます。そして2月の指導は、いじめを防ぎたいという教師の熱心さはわかるものの、生徒や保護者の反感を招くことになっており、教育上行き過ぎた指導と考え、早急に保護者に説明、謝罪し、理解を得るようにという指導をしたところであります。

 その後、校長からおおむね理解が得られた。卒業式後に学級PTAでこれまでの厳しい指導について謝罪することになっているという報告を受けましたので、改めて校長と女性教師を教育委員会に呼び、口頭で厳重に注意を行い、今後の指導のあり方について諭したところであります。卒業式後の謝罪等で保護者の理解は得られたものと思っておりましたが、人事異動発表後、関係の保護者が、なぜ教頭として登用されるのか、その経緯を教えてほしいとやってこられました。

 教育委員会としては、今回このような問題がありましたが、保護者の理解が得られていること、指導力のある優秀な教員であること、校長も教頭としてしっかりやっていけると推薦の意思も変わらないことなどから、県教育委員会への推薦は取り下げなかったところであります。これらのことや一連の経緯を説明しましたところ、説明を受けた保護者は、担任の謝罪だけではすっきりしないが、今後、このことをどうこう言うつもりはないと語りましたことから、一応の理解は得られ落ち着いたものと考えていたところであります。

 次に、問題を複雑化した原因についてのお尋ねについてですが、今、述べましたようなことから、本市教育委員会は、当時はこのように問題がこじれるとは考えておりませんでした。2年以上たった今、当時の一部の保護者がこの女性教師が教頭として新たに勤務することになった学校で起きている不登校生徒の問題、不登校の原因は教頭の暴言のせいと訴えたことと関連づけて、女性教師の当時の指導を改めて訴え、特に、当時訴えたときの半年以上前の5月と9月の指導を問題にしているところであります。

 新聞報道によれば、体罰教諭などと記載されておりますが、この女性教師は、明朗で気丈な性格で指導力もあり、学校ではリーダー的な存在でありました。また、PTA行事にも積極的に参加するなど、保護者からの信頼も厚かったと聞いております。PTA関係者からは、「先生には本当によくしていただいたと感謝している、とてもいい先生であったという保護者や生徒も多い。なぜ2年もたってから問題にするのか」、などの声も直接聞いているところであります。

 この女性教師は、最近の県教委への報告の中で、「私は、人を傷つけたり思いやりに欠ける言動をするときには、悪いことは悪いと厳しくその場で指導することが、その後、同じ過ちをその子に繰り返させないことになると思っている。また、いじめは決して許されることではなく、それを見かけたら徹底して指導すること。いじめられている生徒には絶対に守ってくれる人がそばにいることを身をもって示してやることが使命だと思っている。そして心のきれいな思いやりいっぱいのクラス、学校にすることが大切だと信じている。悪いことを見逃さず、見て見ぬふりをせずに、その場で毅然と対応することが大切で、これまでも悪いときには一人一人としっかり向き合って指導してきた。でも、その方法に問題があり、保護者との信頼関係がなければ全く逆効果になるということを今回痛感した。私自身手を上げたことは事実であり、力不足であったと反省している」と述べております。

 このことからもわかりますように、当時、担任の思いが該当の生徒たちの心に十分伝わらず、また、担任も生徒の複雑な心を理解することなく、生徒や保護者との信頼関係がうまく築けていなかったのではないかと考えます。もっと早い段階で担任と生徒、そして保護者の間で十分な話し合いを行い、担任の指導のあり方について理解が得られていれば、このように問題がこじれることはなかったのではないかと思っているところであります。

 次に、現状の問題点はということですが、課題として言わせていただけるならば、この件が長引くことで該当の生徒たち、現在高校2年生ですが、この子たちの健全な成長が阻害されることがないようにと願っております。今のような状況からすれば容易ではないと思いますが、できることなら再度女性教師と生徒、保護者間でお互いに話し合って相互に理解が得られるならばありがたいと思っております。教育委員会としましても必要であればいつでも誠意を持って対応していきたいと考えております。

 次に、委員会としての反省点はということについてでありますが、2年以上たった今、当時の保護者が市教育委員会には何ら連絡することもなく担任の指導を再度体罰と訴え、県議会で一方的に取り上げられたりするなど、問題がこじれたことがとても残念でなりません。当時、教育委員会としましては、校長からの報告や保護者の言葉等から、相互に理解が得られたものと判断しておりましたが、今になって思えば保護者の理解の程度を確認しながら、訴えた当時の2月のことだけでなく、その半年前の女性教師の行為についてももう少し調べ、保護者の確かな理解や納得を得ておく必要があったのかもしれないと考えております。

 本年2月、県教育委員会に再度の訴えがあってから、本市教育委員会も当該の女性教師や当時の校長、教頭、学年主任、生徒指導主任等の学校関係者、そして生徒たちにたびたび庭先に侵入されていた民家の方、いじめを受けていたのではないかと思われる生徒の保護者、PTA役員の方々などから改めて聞き取りを行いました。その結果、当時把握していなかったいろいろなことがわかってきました。人権的なこともありますので、ここではこれ以上は差し控えたいと思いますが、県教育委員会も直接聞き取り調査等を行い、体罰があったと判断しました。そして、先日この女性教師に口頭の訓告措置がなされたところであります。現在、女性教師が該当の生徒や保護者に反感を持たれ、信頼を失っている状況では、私たちもこの判断を尊重しなければならないと考えているところであります。

 私は、いじめや問題行動など許されないことについては、時期を逸することなく毅然とした対応をする。そして粘り強い指導を続けることが必要だと思っております。生徒や保護者の信頼を損なう行為は、教師としてあってはならない、あくまでも生徒の心に届く誠意ある指導が大切だと思います。今後、このような事態を再び招くことがないよう、教師としての使命感や愛情をしっかり持って児童・生徒や保護者の信頼を大切にし、誠意を持って指導に努めるよう、あわせて事故発生時の対応を適切に行うよう私たち自身も肝に銘じながら教職員に指導してまいりたいと考えているところでございます。

 次に、大きな2の人事と教育施策について、期限つき教諭の採用増の要因は、というお尋ねについてでありますが、御指摘のとおり、平成20年度は、前年度に比較して小学校における臨時的任用教員がふえております。これは産前・産後休暇や育児休業等を取得する教員が多かったために代替講師がふえたことと、欠員補充教諭がふえたことがその理由であります。

 欠員補充教諭が配置されるケースにつきまして少し詳しく説明しますと、例えばある学校で小学校3年生が121名在籍していたとします。1学級の定員は40人でありますから、学級数は4学級となるわけですが、次年度の4月6日までに児童が転出し、120名以下となった場合は3学級になり、余った1名の担任を途中で転出させなければならないという心配があります。そこで念のために新4年生を120名以下の3学級で見込んでおき、121名以上で4学級が確定したときに1年間と期限を区切って臨時的任用教員を配置する、これが欠員補充教諭であります。平成19年度から平成20年度にかけて本市の大規模校においてこのようなケースが多く見込まれたために欠員補充教諭がふえたものであります。また、ごく小規模校で1〜2年先に児童数減少により学級減が予想される複式3学級の学校などについても欠員補充教諭が配置される場合もあります。複式3学級では、学級担任3名が配置されますが、2学級になった場合は、教頭も担任することになり、教員は1名の配置となります。3学級から2学級になることで2名教員が減ることになるわけです。そのためあらかじめ複式学級の時点で2名の欠員補充教諭を充てておき、教職員の定数減に備える場合もございます。

 欠員補充教諭の配置につきましては、任命権者である県教育委員会に、教育事務所を通してどの学校においてもなるべく現職教諭の配置をお願いしているところでありますが、県教育委員会としましては、児童・生徒の転出等により学級減となり、教職員定数を上回るような過員の状態が生じた場合の対応等を考慮して、慎重に教職員の配置をしているところであります。

 次に、学校経営、教育施策への影響についてでありますが、議員が御指摘のように、臨時的任用教員の中には、大学や短大を出たばかりの教員がおりまして、経験の浅い教員がおりまして、指導力についても十分でない者もおります。しかし、各学校で教壇に立って経験を積み、1年を経過したころには大分成長しまして、来年もぜひ継続して勤めてほしいという校長からの要望が強い臨時的任用教員も多くおります。また、中には校区内や学校近くに居住し、子どもたちと触れ合い、地域行事に積極的に参加し、保護者や地域の信頼も高い臨時的任用教員もおります。確かに赴任当初は学習指導、生徒指導面で頼りない臨時的任用教員もいるかもしれませんが、各学校では、計画的な校内研修や管理職等による指導を継続することにより実践を積ませ、指導力の向上が図られているものと考えております。教育委員会としましても毎年臨時的任用教員等研修会を実施し、本市の教育施策や授業づくり等の研修を行っているところでありますが、今後ともこの臨時的任用教員の指導力向上については努力してまいりたいと考えているところでございます。

 次に、教育施策のスクラップ・アンド・ビルド、焦点化についてでございますが、本市では、心身ともに健康で豊かな心と確かな学力を身につけ、たくましく生きる子どもを育成するために、小中一貫教育や英語力向上プラン事業、そして薩摩川内元気塾といった主要施策を掲げて、薩摩川内らしい特色ある教育活動を展開しているところであります。本市の先生方には、他の市町村とは一味違う先駆的な本市の教育に取り組める喜びを感じながら、薩摩川内市の子どもたちの教育に当たっていただきたいと思っているところでございます。

 また、これらの主要施策につきましては、新たにつけ加えられたというものではなく、これまでの教育活動を見直し、精選・整理し重点化したものでありまして、定められた授業時数の中で実施しているものであります。例えば小中一貫教育においては、これまで総合的な学習の時間や学校行事等で行われていたさまざまな体験活動など、コミュニケーション科の中で系統的に整理しまして、より重点化した取り組みができるようになっております。また、小中学校の先生方が互いに授業交流や合同学習を行うことにより、子どもの実態を知り、指導内容や指導方法を理解し合うことで、それぞれの学校において、より効率的で的確な指導ができるようになっていると考えております。このことは英語教育についても言えることでありまして、中学校の指導内容を踏まえて小学校の英語教育が展開されることは、小中学校双方の指導内容の精選・充実が図られると考えております。

 これらの主要施策は、それぞれが単独のものではなく、小中一貫教育という大きな傘の中に英語力向上プラン事業や薩摩川内元気塾が関連し合って築かれるものでありまして、これまでの教育活動を整理・統合して、よりよい教育を創造していくという視点からとらえますと、まさにスクラップ・アンド・ビルドであると考えております。しかしながら、こうした施策の推進に当たっては、新たな工夫や模索も必要でありまして、忙しさを感じるという声も聞きますことから、準備や打ち合わせ等の時間を確保することも確かに必要であると感じております。そのため教育委員会におきましては、今年度諸研修会の回数を削減するとともに、テレビ会議システム等の活用により、甑島区域の学校を中心に教職員の出張の回数が減少するよう努めているところであります。今後は、各学校には日課表や時間割の工夫を初め行事等のなお一層の精選についてさらに指導してまいりたいと考えております。

 最後に、教育振興基本計画で配慮する内容についてということでございますが、60年ぶりに改正されました教育基本法第17条におきまして、「地方公共団体は、国の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない」と規定されております。教育振興基本計画は、教育基本法に示された教育の理念の実現に向けて、今後10年間を通じて目指すべき教育の姿を明らかにするとともに、今後5年間に取り組むべき施策を総合的、計画的に推進するために策定するものでありまして、国におきましては平成20年7月に、鹿児島県におきましては、平成21年2月にそれぞれ策定が完了しているところであります。

 本市教育委員会におきましては、現在、策定作業中の薩摩川内市総合計画下期計画と連動させながら、平成22年度中の策定に向け作業に着手したところであります。今後、策定に当たっては、教育委員会職員で組織する策定委員会及び作業部会において、国や鹿児島県の教育振興基本計画を踏まえた上で本市の教育の現状、これまでの成果や課題を的確にとらえ、本市の10年後を見据えた理想的な教育の姿を描きたいと考えております。そして達成可能な目標を設定し、家庭、学校、地域、行政が連携、協力しながら目標を実現できる具体的な施策を盛り込んだ計画にしていきたいと考えているところでございます。

 以上、長くなりましたが、答弁を終わります。



◆16番(佃昌樹君) 1番目の県単公共事業、市町村の負担金についてですが、知事会が国と対等、そして協力の関係でということで、鹿児島県にもそういうつもりで、鹿児島県との主従関係はそういうつもりでやっていると、こういうことであります。事前協議もやっているということですが、事前協議といったら箇所づけまでするんですか、それとも箇所づけ等については鹿児島県が、地域振興局のほうがむしろ主導権を握ってやるのか、どの程度までやれるのか、工事の規模、それから箇所づけの問題、こういったことについてはどうなのか、お聞きしたいと思います。

 それから、もう一つは、例えば今回のような経済状況が急変して、実は薩摩川内市としてはここに要望はしていたけど、この部分に使うお金じゃなくて、むしろ今、緊急にこっちに使いたいんだと、こっちに使いたいと言っても現実として要求を上げておれば、こっちからこっちに移せないですよね、移せないですよね。そうすると、ここで予定したお金はほかのところに回してしまう可能性が大きい。だからそんなに必要ではないと思うんだけれども、ほかに回るぐらいだったらやってもらいたいという、そういう事態も起こり得るんじゃないかな。つまり投資が適切に行われることにはなっていかないんじゃないかなというような問題点もあると思うんですよ。その辺についてはどうなんでしょう。

 それから、道州制を見込めば、やはりもう少しここの例えば県道をどうにかしたい、または港湾をどうにかしたい、であれば2〜3年前に事務移譲がありました、120項目ぐらいの。であれば財源と、それから権限をごそっと移譲させてもらって、道州制に向けてはそういった取り組みも模索をしていく段階にきているんじゃないかと、そういうふうに思うわけですよ。

 私たち納税者の心理を申し上げますとね、納税者は国にお金も払います。鹿児島県に県民税払います。当然鹿児島県からのサービスを払った税金で受ける。市民税も払います。本市から払った分のサービスを受ける。しかし、鹿児島県がその市町村に対してこういう事業をやりました、こういう公共事業をやりました、あなたのところはそれだけ便益を受けるわけだから、恩恵を受けた分は払いなさいよと、こういうシステムに今なっているわけですよ。しかし、我々納税者としては、それは鹿児島県が独自でやりなさいよと。本市は本市で、本市のサービスを我々は受けるために税金を払っているんで、そんな混同するぐらいだったら初めからどっちかにしてもらいたい。納税者の立場からすると、そういうことになるんじゃないか。であればですよ、であれば明細についても透明性がなくちゃいけないはずです、やるんだったら。やるんだったら明細についても透明性がなくちゃいけない。そうじゃないと市民に対して市民税をこういうふうに使いましたということにはなっていかない。確かに例えばことしの事業は、前年度こういった箇所づけでこれだけの規模でやります。大体予算はこれぐらいです。だから平成21年度の予算にそれを組み込んだ。しかし、現実には、ことしは2億5,000万円ぐらいそれがあります、鹿児島県に対する負担金が。予算としては2億5,000万円ぐらい。しかし、毎年現実はそれより7,000〜8,000万円少なくなって1億7,000〜8,000万円に最後はなるわけですよ。だけどそのときの明細はないわけ。大体これだけの事業で総事業費がこしこ。だからあなたのところの負担額はこれだけです。確かに条例で決まってはいますけれども内訳はない。だから条例で決まっている分でぽんと言ってくるわけですね。国だって同じですよ。国だって法律で決まっている。河川法にしても港湾法にしても決まっているから、何分の1鹿児島県は払いなさいと、こういうふうに言ってきている。それと全く構図は同じで、そういう形で言ってきているわけですよね。だから私はやっぱり言ってきたときにまるっきり同意するんじゃなくて、一つの方法として、やっぱり私は監査あたりが明細をとりなさいと、明細をとって、そしてきちんとお金払いなさいと。でないと市民に透明性がないじゃないか、公表できないじゃないかというやっぱり監査意見等を盾に私はやっても構わないのではないかなという思いがあるわけですよ。そういうことでぜひ、開かれた負担金にしていただきたいなと思います。

 以上、そういったことについてどう考えていらっしゃるのか。

 それから、教育委員会ですが、まず、県議会の答弁について触れられました。実際、県議会の答弁の内容について少しだけ補足をしておきたいと思いますが、答弁要旨全部私の手元にございます。必要なところだけちょっと読み上げてみたいと思いますので、「県教委としては」というところで、「いろんな薩摩川内市に調査を求めました」と、「本人を初め当時の校長など関係者から聞き取り調査等を行った結果、保護者からの陳情書の内容とは異なる点はあるが、中学生がとった行動に対する懲戒としては、その教師の行為は行き過ぎであり、体罰はあったと判断し、訓告措置を行ったところであると。体罰は絶対にあってはならない行為であると認識しており、仮にそのような事件が発生した場合には、説明責任の視点からも服務監督権者」、つまり薩摩川内市教育委員会です、「服務監督権者による関係者からの事実確認と、それに基づく的確な指導や対応が必要であると考えられる」と。そして登用の問題、管理職の、この先生登用されて行ったわけですが、「登用の問題については、市町村教委からの推薦の情報については、登用者を決定するための重要な要素であり、推薦後であっても必要な情報については市町村教委の主体的な判断のもと、速やかに報告がなされるべきであると考えている。市教委に対して改めてその旨を指導したところである」、恐らく指導されていらっしゃると思います。それから、「市教委からの事故報告については」、途中抜かしますが、「本件においては、言葉の暴力も含めて体罰の可能性があるものはすべて報告するよう指導しているところであり、今後とも体罰防止はもとより、児童・生徒一人一人の心に届く教育がなされるよう市町村教委と一層の連携を図りながら指導してまいりたい」というふうに鹿児島県の教育長これ議会答弁ですので、こういうふうに答えています。それから、さらに登用に当たって、管理職登用ですが、登用に当たって、「市教委が当該教諭の行為について認識したのは平成19年2月末ということであるが、県教委としては、その後の報告についてもその事実は受けていない中での判断であった」、2月は知らなかったということですね。「管理職について、その適性を総合的に勘案しており、体罰などの問題が確認された者については登用を控えるなど、慎重に判断すべきであると考える」、このように鹿児島県の教育長答弁になっているわけです。

 そこで、登用についてもこうした懲戒についても、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で第38条には、やっぱり服務監督権者の内申が必要なんですよね。すべての者について内申が必要なんです。この内申を飛び越えて鹿児島県が勝手に任命権者だからといって処分をすることはできなわけですよ。だから内申者のところできちっと事実関係を調べて、そしてそれに該当する、該当しない、またはすべての情報を鹿児島県に上げて任命権者が懲戒も含めて判断をしていくと、こういう形になっているわけです。

 そこで、ボタンのかけ違いか判断の誤りということになると思うんですが、市教育委員会の対応の問題について、こういうことをお尋ねしたいと思います。例えばこういう言葉があります。「過ちを改むるにはばかることなかれ」と、これは個人であれ団体であれ判断ミスはあったりするわけです。その一番大きな例が足利事件の菅谷さんの問題です。17年間獄中につながれて、「私は、警察も検察も絶対許さない」と言っている。それが栃木県警の県警本部長が菅谷さんの前で申しわけないと言ってきちんとした謝りを行ったことによって、「絶対に許さない」から「許す」に変わっていった。だから私は、やっぱりこういった過ちを犯した場合の対応のあり方というのは、やっぱり後手に回ってもね、おくれてもそれなりの対応をしさえすれば道は開けるんだなということを思います。

 教育長は本当にいいこと言いました。それは何を言ったかというと、「私たちは生徒、生徒を何とかしていかにゃならん」と、こういう感覚でおっしゃいました。私もそうなんです。生徒が、犠牲者は生徒ですから、生徒がそのことを当該教師との信頼関係をつくり上げて、もう先生よかがと、わかったと、このことによってね、教育基本法の目的、もう釈迦に説法ですから言いたくはないけれども、こんなに書いてある。「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として、必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」。本当に今の思春期にこういった体罰をね、それもですよ、私が思うには、中学校3年生の男の子が女性の先生に対して反抗もしない、殴られてもたたかれても反抗しない。これは理由があるんですよ。内申書です。内申書で締め上げたら絶対反抗しない、これは3年生の時期ですから。いや、昔、私も使ったことあるからよくわかるんです。やったらおまえたちは書くどと。いや、これは徹底してやったら、反抗できませんよ。しかも座らせてでしょう。座らせたら無抵抗ですよ。これは体罰じゃない、これはもう明らかな暴力ですよ。だからこれは内申書で徹底的に締め上げながらやった、私も経験上そう思います。この思春期の子どもたちが座ったままで殴られたままで、このまま今大きくなっているわけですよ。人間不信、教師不信でそのまま大きくなっている。じゃ本当にこの教育基本法を今読み上げたとおり、人格の完成、そして心身ともに健康な国民を育てようとしているのかどうかに大きくかかわってきているわけ。

 そこで教育長はおっしゃった。何とかして解決をしたいと。この生徒と加害者と保護者とそういった中で取り持ちをやって、何とか修復を図っていきたいとさっきおっしゃいました。それが私は一番必要だと思う。そうじゃないとね、教育委員会はこの教育基本法の目的からどんどん逸脱していくことになるんじゃないですか。そう思うんですよ。だからやっぱりそういった取り組みをしていただくことが一番大事かなということを感じます。

 まだですね、資料がどっかはっちてないんですが、本当に子どもの、実はその生徒が書いた手記、手記といいますか、資料の中に挟んでおったんですが、ちょっと資料が見当たりません。子どもが何と言ったかといえば、「無抵抗の我々をたたいた」と、「許せない」と、子どもはそう言っているんですよ。高校2年生になって書いた手記の中に、「我々は抵抗しなかった」と、「だけど彼女はやった」と、「許せない」と。子どもはそういう表現をしている。だったら教育的にこれをどうしたら改善されるのか。この生徒と先生の信頼関係がきちんと築かれて修復できたら、私は、これを問題視している保護者は納得すると思っている。だからそこのところにやっぱりきちっと視点を当てていただけばと思っております。

 一つだけ問題視したいのは、3月の8日に人事の内申の教育委員会を開いていらっしゃいます。ことしの3月です。それまでこの事件は教育委員会に一回も諮られないままですよね。諮られないまま、平成19年の2月に訴えがあってから平成19年、平成20年、平成21年の3月8日、今回人事の内申をするまで一回も諮られずにきました。そしてこの先生は教頭として出ていくことになったわけですが、そこのところで教育委員会の場で、学校教育課長が報告だけ、最後にですよ、もう会が終わる最後のところで報告だけしていらっしゃいます。本来だったら教育委員会でこれは問題視されなければならない内容なんだけれども、学校教育課長が説明をされた。

 学校教育課長にちょっとお伺いしたいんですが、本来的な要旨、説明の要旨は、この前総務文教委員会で説明されたああいった要旨だったのかどうか。「イエス」か「ノー」かだけで結構ですから、お答え願いたいと思います。

 そういったことで、やっぱりちょっと当初の取り組みと、だんだん事が進展していく状況とがうまく教育委員会としてとらえていなかったのかなという気がいたします。

 要は、もう一つあるんです。教職員の評価制度が出ております。教職員の評価制度は、これはどうなっているかというと、AをつけたりBをつけたりCをつけたりDをつけたりするわけですね。そうすると自分の学級からいろんな問題を出させたくない。そのことが評価につながるからしたくない。本来だったらそうじゃなくて、うちの学級でいじめがあったとすれば生徒指導主任に報告をして、実はうちの学級でこういういじめがありますと、じゃ皆さんで取り組んでいただけませんかということでやるんですが、なぜ学級担任1人がそういうことをやらざるを得ないのか。これは学校の中でみんなばらばらにされて、評価制度があるからなんですよ。評価制度があって、私は悪く見られたくない、特に教頭になる一歩手前だったら、もしそんなのがわかったら、私はもうぶしゅっとなってしまうから、できるだけ皆さんには公表したくない、こういった心理が働くわけですよ。だから集団でものを、または生徒指導主任を交えて、そうして皆さんで解決しようとしたら、この事件は起こらなかったでしょう。そういう体制ができてない。大規模校でありながらできてないというのが非常に残念でならない。そういった後のスクラップ・アンド・ビルドやらいろんなことを含めてね、そういった学校の体制がこういったことを引き起こしている。個々ばらばらにされた人たちがやっぱり、まあいえばはっきり言えば保身ですよね、のために自分の欠点をさらしたくない。

 卑近な問題が、例えば全国の学力調査は、大阪にしろ秋田にしろ島根にしろ情報公開でみんな発表せよとなっている。情報公開をやると不都合なところがある。そうすると先生方はどうするかといえば事前対策をやるわけですよ。事前対策をやったり事前に宿題で出したり、過去の問題、去年出た問題をやらせたり、そういうことを盛んにやられるわけです。しまいにはひどい例は、うちの学校に能力の低い子どもがおれば、そいつを欠席させてまで受験させる。平均点下げたくないから。こんないびつなことをやるわけです。それはやっぱり評価があるからなんです。こういった全体のものを教育委員会というのは見て判断をしていっていただきたい。時間がないから、言いたいことのまだ2分の1しか言ってないけれども、本当ですよ。だからね、全体を見てやっぱりやっていただきたいと、そういうふうに思います。

 特段質問ということにはなってないし、意見のほうが多かったですが、課長のほうで答えがあったら答えてもらって、教育長のほうでも何かつけ加えて言うことがあればお願いをしたいと思います。

 以上で終わります。



◎市長(岩切秀雄君) 県単公共事業の負担金の問題での御質問でございます。いろんな意味で御意見がございました。工事費の箇所づけの問題、これにつきましては、鹿児島県とまず本市と事前協議をずっとして事業費の調整もするわけですが、最終的には、これは国が決定することになりますので、箇所づけについては、そういうことで国が決定することになります。

 また、事業調整をしていたにもかかわらず鹿児島県のほうで勝手にほかの事業に回されたりすることがあるのではないかということですが、この県単事業につきましては、私どもが、薩摩川内市が今10個お願いしているわけで、これは市勢発展のために国から、もしくは鹿児島県からどうしても予算をいただいてしなければ市単独ではできない事業だけでありますので、これについて勝手に変えられるということはないというふうに思っていますし、今までもありませんでした。ただ、ほかの鹿児島県全体の政策の中でそういう予算をどうこうするとか、政策をどうこうするとかというのは、これはもう事前に協議なしで変わられることもあるし、また、事前に協議をすることもあるということで、例えばこの前の特定離島ふるさとおこし推進事業なんかについても、やはり鹿児島県の事業ですので、これは鹿児島県が権限を持ってするわけですが、要望はあくまでも市町村がして、それを最終的にお願いしていくのが現状でありまして、市が要望しないのを鹿児島県が勝手に市の事業をするということはないと、鹿児島県の政策としてすることは、例えば県道とか、そういうのは当然鹿児島県の事業ですからあるわけですが、基本的にはないというふうに思っております。

 また、道州制をにらんだ中で、大変すばらしい発想のもとでの展開でありますし、また、事業をするにしても、いずれにしても納税者の立場に立った事業展開をしなければならないということ、そして最終的には、市町村でできなければ監査の意見をつけてでも負担金についてはいろんな開示をすべきだという意見でございます。先ほど答弁しましたとおり、鹿児島県の市長会で私が情報発信という形で、今いただいたような意見を提示しながら県下全部でこれは問題提起をしていかなければならない重要な問題だと思っておりますので、今後そういう進め方をしてみたいと思います。

 以上です。



◎教育長(上屋和夫君) 佃議員には、御自分の経験を踏まえて貴重な御提言ありがとうございました。謙虚にお聞きすることでございました。

 幾つかこれだけはということで言わせていただきたいんですが、決して私たちは、この女性教師を登用に当たってこの問題を隠そうとしたわけではございません。保護者に謝罪をし説明をして理解が得られたと校長から報告を受けておりましたし、そしてこの教師は、立派な指導力を持った人であると考えておりましたから、このまま取り下げることはしなかったということであります。

 また、この事故についてもそのように理解が得られたということで、あえて隠そうとしたわけでもなかったと。そういう段階であったということは御理解いただきたいと思います。

 それから、女性教師の行為というのは確かにいろいろあるわけですが、長い継続的な指導があったわけですよね。たたくのにもやっぱり理由がございました。こういったことがいろいろあるわけで、今思うのは、何で2年たってから来るのか、ぜひ3月が無理なら4月でも、5月その当時、来ていただければ、もっと私たちもできることがあったんだがという思いもしております。市民憲章にも「やさしくすれば 心はかよう」と、「はなしをすれば だれでもわかる」とあります。ぜひそういうことも大事にしながら、できれば理解がいただけるよう私たちも努力をしてまいりたいと思います。

 それから、評価制度のことでありましたけれども、この評価制度は、今は決してランクづけというよりも教師の指導力を高めると、教師としての資質の向上ということを中心にしておりますから、あくまでも校長が職員と語ること、校長が実際めあてを持って具体的な指導をすることを大事にしておりますので、そのような自己保身とか、そういうところにつながらないように私たちも気をつけてまいりたいと思います。

 以上です。



◎学校教育課長(兼芳章君) 平成21年3月8日の臨時教育委員会での報告についての御質問でございますが、この事案につきまして、これまでの経緯並びに総務文教委員会協議会での報告も含めまして報告させていただいたと記憶しております。

 以上です。



◆16番(佃昌樹君) 時間がないですから、一言教育長に、教育委員会として第三者、加害者、生徒、保護者、それから教育委員会、間になって問題解決に努力をしていただけますか。



◎教育長(上屋和夫君) 今のお尋ねは、そのように努めたいと思います。



○議長(岩下早人君) 以上で、佃昌樹君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 ここで休憩したいと思います。

 傍聴者もたくさんおいでですけれども、途中で切っちゃうんで、丸々お聞きいただいたほうがいいのではないかと思いますが。

 ここで休憩します。

 おおむね3時から開会いたします。よろしくお願いします。

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           午後2時41分休憩

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           午後2時59分開議

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(岩下早人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は、17番森永靖子君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [17番森永靖子君登壇]



◆17番(森永靖子君) 皆様こんにちは。

 傍聴席の皆様御苦労さまです。暑い中、済みません、ありがとうございます。

 3日間にわたって行われました第3回市議会定例会の総括質疑及び一般質問もいよいよ最終日になりました。大トリを務めさせていただきます森永靖子でございます。よろしくお願いいたします。

 去る6月20日土曜日、国際交流センターにおきまして、市制5周年記念食育推進大会が開催されました。6月を食育月間とし、毎月19日を「食育の日」ということで400人近い人たちで盛大に行われました。向原副市長さんも来ていただき市長あいさつをしてくださいました。基調講演もあり、私も「食を通した健康づくり推進」と題して発表させていただきました。酒ずし、さつますもじなど、四季折々の料理も展示いたしました。

 前置きが長くなりましたが、議長に質問の許可をいただきましたので、通告に従い質問してまいります。

 まず、1点目です。

 電源立地地域対策交付金事業として、豊かで住みよい魅力と活力のあるまちづくりについて伺います。

 佐賀県の唐津市や玄海町に1泊で行き、各団体に会い、話を伺い、いろんな施設も見せていただきました。そのような研修で感じたことに加えて、女性50人委員会でも提言として提出された中に多目的施設建設はありました。

 この交付金とは、公共用施設整備などの住民の利便性向上のための事業や地域の活性化を目的とした事業を支援するものであるというものです。今までそれによって建設された施設につきましては、前回、大坪幹也議員も話しておられましたが、あっちこっちにあるのではなく、市の中心地に1カ所と考え、まず、1番目、駅に近いこと、2番目、庁舎に近いところ、場所は、これから本市行政のほうで少しずつ話を進めて最もよい方法を考えてほしいものです。市民が喜び、交流人口もふえる施設として、舞台もある大きなホール、映画館もある、お芝居も見れる、演芸もある、図書館もと考えておりましたが、現在の図書館は、昭和55年6月に交付金でやはり建設されたものであり、耐用年数が50年だと聞きました。今まだ30年ぐらいしかたっておりませんが、やはりその中には図書館も欲しいと考えております。今の図書館は、れんがなどが崩れて落ちてくるなど、ひどいようでございます。そして別にと考えておりました大綱会館も展示館としてこの施設の一部にあったらいいと考えております。

 この大綱会館につきましては、以前質問いたしましたが、そのような計画は全くないとの答弁でした。大綱に関する道具についての収納はどこかに考えるとのことでした。宮里保育園跡に整理して収納してあるようですが、しまっておくものでもなく、お宝ですので、広くみんなに公開してほしいと考えます。

 唐津市の曳山展示場は、14台の曳山を展示してあり、しっかりお祭りの様子などをビデオで見ることができます。この展示館から曳山を出して11月のお祭りには、よそに出ている人たちも帰ってきて、年に1度の大変なお祭りになるそうです。人口13万3,000人が毎年50万人ぐらいにもなるというお話でした。みんな燃え尽きて1年後の再会を楽しみに帰っていかれるそうです。

 この薩摩川内のまちでそんなことができたらいいのになと考えております。大綱展示館に綱にまつわるすべてを展示し、地元の高校生、自衛隊の協力を得ながら綱練りをしているあの様子、一般の市民たちも知らない様子です。いよいよ国道3号に登場したときの様子、一番壮絶な一番太鼓、裸同士のぶつかり合いの様子を画像で見せたり、大綱の伝統を知ることにもなります。内容、中身などについてはいろんな方法で考えていただき、今回は、建設の構想をお聞きしたいと思います。市長の御所見をお伺いいたします。

 次に、サンアリーナせんだいに隣接して健康増進のための総合温泉施設(プールも含む)建設の構想について伺います。

 会派の政務調査で長野県諏訪市へ行き、「すわっこランド」という温泉施設プールを見てまいりました。市長さんの選挙時のマニフェストだったそうで、市の直営でとても力を入れておられるとのことでした。私にとりましては興味深いものがありました。本市の永利町を福祉の里とするならば、運動公園町あたり一帯をスポーツ、レクリエーション、いやしの郷−−いやしの郷ですね−−と名称づけてみました。池もありますし、とてもよい感じだと感じております。現在、全天候型のドームが建っておりますあの場所がプール建設の予定地になっていて、ずっと楽しみに待っておりました。サンアリーナせんだいが平成12年に建設で、もう9年にもなります。その間ずっと市民はあの場所に温泉施設、温泉プールができるはずだったのにね、やっぱり欲しいね、あったらいいねという話が絶えず出ます。あきらめ切れないものがあります。だれもが最初の計画を知っておりましたので、必要性、効果については言うまでもなく市民もわかっております。市民みんなの願いでもあり、何年たっても要望は続いております。ぜひ総合計画の中に登載していただきまして、また、議会でも委員会等設置していただく方法等も考えていけたらというふうに思います。

 以上3点、市長の構想をお聞かせください。

 「市民が創り 市民が育む 交流躍動都市」を目指して、と総合計画基本構想は10年間で平成17年から平成26年までの上期5年間、これから総合計画下期、平成22年からの後期行動計画に登載していただいたらというふうにお願いするものです。実施計画の対象事業の条件にしっかりと一番目に電源立地地域対策交付金として内容にもうたってあります。自主財源だけではとても無理だと思いますし、最後のチャンスだと私は考えるのですが、箱物はもういいではないかと言う人もおります。今まで幾つもある箱物を、もう少しずつ古くなってきております。何年もたたないうちに使えなくなってしまいます。そのようなものを一つずつ整理して、まとめてというものです。

 以上、3点の構想として市長の考えをお示しください。

 次に、薩摩川内市女性50人委員会について。

 (1)1期、2期の委員会の提言の取りまとめの進捗状況はどのようになっておりますか。

 合併後、前森市長が鹿児島市で女性100人の会が設立したこともあり、薩摩川内市では50人でいこうか、だったかどうかわかりませんが、女性の声を直接聞きたいと、すぐ50人委員会を立ち上げてくださいました。このことも薩摩川内市男女共同参画基本計画を策定し、男女共同参画社会を実現するための一つの委員会だと考えます。平成17年4月から平成19年3月までが1期生50名、平成19年4月から平成21年3月まで2期生50名で、2期4年間で途中何かがあり、95名の卒業生が誕生しております。その人たちがしっかりと学習し、調査・研究し、薩摩川内市の市政に関する提言書として2回にわたり提出されました。提言につきましては、実現に向け善処していただきたいと強く要望しておられます。各分科会ごとの委員の皆さんの汗と涙の−−済みません、大げさですが−−貴重な提言書は、各担当課ごとにしっかりと検討されたことだと認識しております。その各課ごとに取り組まれた進捗状況をお示しください。

 2番目に、人材バンク登録の現状と課題についてお伺いいたします。

 女性50人委員会の委員を1期目、2期目終えられた人たちの薩摩川内女性人材バンクの登録はスムーズに進んでいるのでしょうか。それにより女性50人委員会の委員の登録者は何人ぐらいなのでしょうか。そのほかにエンパワーメント修了者の登録者もあると思いますが、今回は、女性50人委員会だけのことだけに絞りたいと思います。

 その登録者に対しての課題として、どのように活用しておられますか。薩摩川内女性人材バンクの具体的な事業内容に、「女性の意見を市政に反映させるとともに各種審議会、委員会への女性の登用促進などへ積極的に参加を促す」と書き記してあります。2年間、あるいは4年間それぞれ4つの分科会でしっかり力をつけられた委員に対して何か出番があるのでしょうか。各審議会、委員会への推薦の枠組みがありますか。審議会、委員会への女性の登用目標は、平成22年度までに30%と示されておりますが、まだまだ達していない状況のようです。女性50人委員会のメンバーを、薩摩川内女性人材バンク登録者名簿を一覧表にするなど、各課で審議会委員への推薦などに取り組んでおられる担当の課があるのでしょうか。

 いろいろ申し上げましたが、以上のようなことを今までどのように取り組んでこられたか、努力しておられる担当の課があるかお伺いいたします。

 次に、3期生に期待すること、取り組みについてお伺いします。

 第3期の女性50人委員会が平成21年から平成22年度までの任期でスタートいたしました。1期から3期までの継続の方が2名、2期から3期までの再任が18名、3期生が新たに30名、合計50人で5月19日委嘱状交付式だったそうです。これまでの経験に基づいた自由な意見こそが3期生の皆さんの提言につながるのではないかというふうに思います。今までの4年間の提言に基づき、自分たちで取り組めることはしっかり実行に移すなどして、いろんなことで次の段階が見えてくるのではないでしょうか。

 4年間の提言がたくさんある中で、例えば一例ですが、身近な問題で、市の花であるカノコユリについて取り組むとか、また、買い物マイバッグ運動も提言書の中にありました。女性団体の組織の中で中央生活学校というグループがこのことに取り組み、傘の要らなくなったものをきれいに外し、洗ってそれで簡単に袋をつくって配布している、そのような団体があります。自分たちでも取り組めることはやってみて、そのことが次のステップにつながっていくと思うのです。そのために1期、2期で出された提言にはしっかり目を通して、自分たちの行動を起こしてほしいと考えます。幸いにして行政の担当者も男女共同参画推進に関しましては、庁舎内外懇話会にも最初からしっかり入っておられ、取り組みも非常に熱心であります。よりよい方向へ進むのではないかと期待しております。3期生の皆さん、頑張ってください。前市長のマニフェストでもあり、女性たちの声にしっかり耳を傾けたいとの思いで引き続き事業として実施されるに当たり、岩切市長の御所見をお伺いいたします。

 3の項目です。

 ファミリー・サポート・センター事業について。

 ア、設置場所についてであります。平成18年1月27日、とても寒い日に開所式でしたので、早いものでもう3年5カ月がたちました。このファミリー・サポート・センターにつきましても深い思いがあります。合併前よりお願いし続けて、やっと森市長より、現在のあの場所に開設すると答弁をいただいたときは、粘り続けて何年もかかり、3回も質問した平成17年9月議会だったでしょうか。あのときの感激を忘れたわけではありませんが、人間てぜいたくだと思います。あの場所を決めてくださったとき、とてもうれしかったのに、少しぜいたくを言わせてもらいますと、子どもたちを見守るやかたとしましては、今の場所は入り口も狭く暗いのではないかという声が聞こえてくるようになりました。現在の場所は、皆さんもおわかりだと思いますが、背戸ん口と言いますが、背戸ん口のような暗いところで風もすごく強いし、冬間はとても寒く暗いところです。何とかしてくださいませんかと聞き取りのときにお願いしておりまして、2〜3日してそっと見に行ってみました。何ともう大きな蛍光灯がついて、「ファミリー・サポート・センター」と大きく字まで入っておりました。本当に早々に整備していただきましてありがとうございました。

 ファミリー・サポート・センターの利用状況についてであります。平成20年度の活動状況と一覧表を見せていただきました。かねてから保育園、幼稚園、あるいは保健センターの乳幼児健診、各種検診時に出前でチラシを配布するなど、PR等に努力しておられる様子を目にしております。会員登録状況もお願い会員、お任せ会員、両方会員ともに年々増加傾向であり、担当の努力の成果だと思います。本当に御苦労さまです。会員の登録状況、講習会の開催状況等は成果が上がっておりますが、活動状況を見るときに、平成19年度が1,838件、平成20年度1,286件となっているようですが、本市が目標と定めている件数と比較してどうなのでしょうか。その目標に達しているのでしょうか。

 次に、課題についてですが、平成20年度から毎月1回第1水曜日にミニ交流会を開催しておられる様子ですが、徐々に参加する人たちもふえてきて、楽しんで喜んで帰られる様子をお伺いいたしました。その交流のイベントの場所がファミリー・サポート・センター内ですので、児童数が20人を超えるときなどは、とても狭く不自由を来しているようです。面倒でなければ道具等を移動して川内保健センターの2階を借用するなど考えられたらどうでしょうか。広いフロアの部屋があります。せっかくみんなに喜ばれ、充実して継続してほしいという声もあるようですので、もっと広々とゆっくりした交流をされたらどうでしょうか。提案として申し上げます。課題につきましてお考えをお示しください。

 次に、城上児童クラブについてお伺いいたします。

 前森市長は、私が児童クラブと言うと、決まって「地域の燃えるような情熱がないとだめなんですよ」といつも言っておられました。平成21年、念願かなって育英、城上、樋脇の3カ所にやっと児童クラブが開設いたしました。ほっとしているところです。

 城上児童クラブは、地区コミュニティ協議会の会長さんみずから、定住促進のためには地域の子どもたちを地域で見守り育てていこうと毎日一生懸命取り組んでこられて、やっと立ち上がった児童クラブです。私も最初からずっとかかわってきましたので、去る4月5日日曜日の開校式には案内があり、出席させていただきました。開設場所は、以前、城上小学校の近くに猿渡病院がありました。その跡の空き住宅を改装しての開設のために改装費も相当かかってしまい、その上、毎月家賃を1万円、年間12万円とほかに固定資産税約4万円ぐらい支払いになっていらっしゃるようです。児童数も10名いないと補助金の対象にならないということで努力され、13名のスタートです。保護者負担も月5,000円と他の児童クラブより高いです。

 そこで関係者のお話によりますと、児童クラブ施設はそれぞれですが、公設の余裕教室を活用したり、学校の敷地内にプレハブを付設構築されたりしておられる児童クラブ館があり、そのようなところは家賃も要らないのではないですか。やはり私どもにも同じように補助金交付要綱の子育て支援のための拠点施設設備費の拡大適用により助成をしていただきたいと強く要望しておられます。ちなみに平成12年4月に開設し、私もかかわっております可愛児童クラブは、小学校の余裕教室を借用しております。亀山児童クラブも場所がなかなか決まらずに開設できませんでしたが、私は県まで出向いていき、学校の敷地内にプレハブを建てて児童クラブをやっているところがあるか調べてみましたところ、数カ所ありました。そこで亀山小もできないことはないと思い、前森市長にお願いし、小学校の敷地内にプレハブを建ててできたところです。今回開設した育英小も1年かかり、市有地である学校から少し離れた場所にプレハブを建設してもらいました。城上小だけ校舎のつくり、いろいろな関係から敷地内にどうしてもできないということで、私も何回も話をいたしましたが、大変な思いで現在のところに決まりました。地区コミュニティ協議会の会長さんは、大家さんが遠方にいらっしゃるために何回も訪ねていかれたり、それこそ東奔西走されました。市長、そのあたり十分御理解を示していただき、前向きな答弁をお願いいたします。

 壇上からの質問を終わります。

   [市長岩切秀雄君登壇]



◎市長(岩切秀雄君) 森永議員の質問に答弁いたします。

 冒頭で、電源立地地域対策交付金事業として3つの大きな課題を提案されました。初日から議員の皆さん方がかねてから考えていらっしゃることを率直に質問し、私もまじめに答弁したつもりでございますが、やはり今、今しなければならないのは、やはり子どもたちの子育て事業だということで、何とか中学生に至るまでは無料化を検討するということで前向きな答弁をいたしました。そしていろんな形で財源をどうするかということになりますと、普通建設事業費しかないということを言いましたところ、やはりそれはまずいんじゃないかと、いろいろありまして、最後になってですね、大きな問題を3つ提案されまして、私も何と答弁していいのかわかりませんけど、今考えていることを答弁させていただきたいと思います。

 いずれにしましても1市4町4村合併しまして特に感じるのは、財政の健全化ということが一番であったわけです。前森市長も、とにかく早い時期に健全な財政計画を立てて、それに沿って推進しなければ、いつ薩摩川内市であろうとも財政再建団体になる可能性があるというようなことで、財政の健全化を掲げてきたわけでございます。おかげさまで何とかめどといいますか、一般的には合併して10年ぐらいで立て直しをするのが通常でございまして、10年間は国が何とか保障するということであって合併したわけでございます。したがって、まだ4年が過ぎたところでございますけど、早く健全化に向けてやはり考えるべきだと思っております。かといってそればかり言っても市民の夢も希望もなくなるわけでありますので、やはり計画は計画としてきちっと整理しながら前向きに進まなければならないということは十分自覚いたしております。

 そのことで、まずはやはり総合施設として複合拠点施設を考えるべきだと、場所についても中心地がいいんじゃないかという提案でございます。御承知のとおり、これは旧川内市におきまして、川内駅東口の区画整理の中で旧川内西中跡地をやはり原則残そうということで、今、一番東口のすぐそばに約8,000平方メートル土地を確保いたしております。これについてはまさしく複合拠点施設をつくろうということで来ているわけでございます。そして市町村合併になりまして、今も本市の総合計画の中では複合拠点施設の整備ということを入れておりますので、私としてもこの計画は続けていきたいというふうに思っています。施設の内容はどのようなことをするかということは、まだまだ今からでございますが、財源確保をどうするかということをやはり考えながら計画の中でうたっていますので、これを推進していきたいということに変わりはございませんので、そういう時期が来たら、また議員の皆さん方、市民の意見を聞きながら、どういう内容のものがいいのかは考えていくべきだろうと思います。せっかくのいい土地を残してありますので、早い時期にそういう建設の時期が来ればと願っているところでございます。

 次に、大綱会館のことでございますが、これも前から質問されていらっしゃるわけですけど、この拠点施設の中に大綱会館も入れたらどうかという御意見もありました。前森市長は、今のところ考えていないという答弁であったわけでございますが、今、言われるとおり複合拠点施設の中に入れるのかどうか、そういうことも含めて検討したらと思っております。できれば、今、鹿児島県の無形民俗文化財になっておりますので、これを国の指定をとろうということで保存協会の方々も一生懸命されていらっしゃいますから、国の指定を受けたら、やはりそれにふさわしい会館はつくるべきではないかと、場所とかそういうのは別にして、総合計画の中には入れておりませんけど、やはり将来的には、そういうけじめのいいときにやはり考えるべきではないかというふうに思っております。

 次に、温泉プールのことでございます。これも旧川内市時代は総合運動公園に温泉プールをつくるということで計画もされておりました。しかし、今は、市町村合併がありましていろんなところにプールもあったりして、そしてまた、旧川内市が誘致した温泉プールもちゃんと民間で持っていらっしゃいます。そういうことを踏まえると、今のところそれを総合運動公園の中につくるというのは無理があるのではないかと。言われました政務調査をされた諏訪市のすわっこランドというところは、40億円かけて相当な人たちが来ているということでありますし、また、近くでは霧島市が旧国分市時代だったと思いますけど、25億円かけて公認の淡水プール50メートルと温水プールを含めて持っていらっしゃるそうですが、何せなかなか維持管理が高いと、何かやはり採算がとれるような民間につくってもらわなければ、とてもではない、市町村でやると採算というか、維持管理が高くつくということで、どこも二の足を踏んでいるような状況でございます。本市としても市比野温泉を含めて入来にも温泉があるし、あちこち温泉がありますので、そういう温泉を活用したそういうのも考えなければならないし、先ほど言いました民間で持っていらっしゃるのを本市がつくってまた圧迫しても、これも問題があるのではないかということで、今のところいろいろ総合運動公園敷地内の中に建設することについては考えなければならない問題だろうと思っています。むしろ場所は離れていますけど、民間のほうに会員になる人には何か補助金か何か出して促進したほうがいいのではないかなということも一つの考えとして持っております。会員になられた方は、確かに健康になったという方がほとんど多いようでございます。確かにその効果はあると思いますから、何らかの形で考えていかなければならないと。今のところ総合運動公園には、いろんな方から要望が多いのは、やっぱり合宿所がないということを盛んに言われております。合宿所があったら立派な施設に幾らでも来ていただけるという話はよく聞きますので、その面もまた別途考えなければならないのかなというふうに思っております。いずれにしましても元気の出る方法として、ある程度は財政を確保しながらも施設については、必要なものについてはやはり取捨選択していくべきだということで御理解をいただきたいと思います。

 次に、女性50人委員会のことでございます。やはり女性の意見を聞こうと、女性の意見を市政に反映させようということがねらいで前森市長が提案されたわけでございます。そして今、ようやく軌道に乗ったと私は思っております。

 その中で1期、2期の提言がどのように反映されているのかという御質問でございます。1期目の提言が、実施している事業では、1期目に提言された事業の約70%、2期目の提言は、約80%が事業に反映されております。今後も関係課への事業の進捗状況等を調査しながら、確実な事業実施に向けてまいりたいというふうに思っております。

 現在の進捗状況については、部長に答弁をさせます。

 次に、女性50人委員会の経験者の方々をいろんな委員会へ活用する考えはないかということでございます。特に、女性50人委員会の会員の方々は、いろいろ市政に対して勉強されていらっしゃる方が全部であります。いろんな意見をお持ちでございますので、そういう分野へいろいろ活用していって協力していただきたいというふうには考えております。現在、薩摩川内女性人材バンクに43名の女性の方々が登録されていらっしゃいます。その中で23名の方々が今回、女性50人委員会の経験者であるということでございます。登録方法についてちょっと言われたと思いますが、何か難しいことやら意見があるということでございますので、もうちょっと簡略化するように検討はさせてみたいと思います。

 それと、審議会の委員にも積極的に活用せよという御意見でございますので、先ほど言いましたとおり、委員会、審議会含めて経験者という形で協力をいただくようにお願いしたいと思います。今、審議会とか委員会については、推薦の方法と一般公募という形で女性の皆さん方を含めて自発的に協力していただく方々を公募方式でしております。広い分野で公募しておりますので、女性50人委員会の委員の皆様方、もしくは人材バンクに登録された方々にもそういうことで公募方式もありますから、どんどん応募していただければありがたいと思います。まだ3割には到達しておりません。ことしの4月1日現在で21.1%でありますので、努力はしてみたいというふうに思います。

 次に、3期生に期待することで、より専門的な内容を検討していく考えはないかということでございます。今度の3期生の方々に初めて集まっていただきました。委嘱状を交付したわけですが、私の、前森市長と全く同じなんですけど、さらに一歩進めたいということで、市政の一翼を担う女性委員会であってほしいということを申し上げたところでございます。

 女性50人委員会につきましては、市政に市民の声を幅広く反映させるということから設置したわけで、女性の立場から市政全般について御提言をいただくとともに、多くの女性の方々が市政へ参加する機会をつくりたいと、そして社会参加の促進を図り、男女共同参画社会への実現を目指すためにこれを設置してございますので、ぜひいい意見を出していただければありがたいなというふうに思います。そしてそれぞれの分科会が4つに分かれておりまして、みずからの考えの中で提言テーマを設定していただきたいと、それを2年間にわたって研究、検討を重ねて最終的に提言書をつくっていただくことになるわけです。その中で女性みずからの能力、意識の向上に向けた学習の場となりますように、また、人材育成を図るための重要な意義を持つ機会と考えておりますので、どうか今後とも御協力をいただければありがたいというふうに思っております。

 次のファミリー・サポート・センターについては、御指摘のとおりです。なかなか場所がなくて森永議員が一生懸命していただいて今の現在地に決定したわけでございますけど、暗いということであり、また、すぐ照明等をつけて明るくしたということで、これもスピード行政の一つでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 利用状況、課題等につきましては、詳しくはまた部長に答弁させますが、平成20年度の活動件数は1,286件、お願い会員209人、お任せ会員86人、両方の会員が55名いまして、全体で350人でございます。

 活動内容で最も多いのが、子どもの習い事などの場合の援助ということ、2番目が、保育園、幼稚園の送り、3番目が、学童にかかわる送迎、こういうふうになっております。月1回の開放日は、会員以外の市民にもセンターを知っていただくという趣旨もございまして、開放しているようなところでございます。どうかいろんな意味でこれを成功させなければならないし、いろいろ問題、課題も抱えているわけですけど、前向きにとらえていきたいと思っております。

 次に、児童クラブの関係で、城上の児童クラブなんですが、ことし4月1日開所して、地元の皆さん方が一生懸命頑張っていただいて、今、家賃が月1万円、そのほかに固定資産税が3万9,000円だそうです。これを払ってクラブを運営されていらっしゃる。そしてこれの運営費が高くつくということで、本市で何かどうかならんのかという御質問でございますが、今、始まったばかりでありますし、少なくとも1年はこれを運営してもらわなければ、地元がみんなで決めたことでございますので、それを今、それは大変だからというわけにはいかないと思っております。まず1年運営していただいて、その結果で判断したいと思っております。いろんなことがありますけど、それぞれのクラブが自助努力をしながら運営をされていらっしゃいますし、また、条件もいいところ、悪いところいろいろございますので、城上の児童クラブについては、1年間運営した後に、どのように本市が支援できるのか検討をしてみたいというふうに思います。

 たくさんありましたが、答弁が漏れた分については部長に答弁させます。

 以上で、第1回目の答弁を終わります。



◎企画政策部長(永田一廣君) 女性50人委員会提言の反映状況、進捗状況について補足説明させていただきます。

 1期、2期の提言内容の反映状況につきましては、先ほど市長からございましたとおり、1期提言分が約70%、2期提言分が80%本市の事業に反映されております。

 具体的に申し上げますと、提言内容が既存の本市の事業の拡充などにつながったものや、具体的に予算化されました主な事業を例示いたしますが、まず、第1期の提言の中では、乳幼児医療費、未就学児児童無料化事業、ファミリー・サポート・センター事業、甑地区市内高校入学祝い金事業など、これ平成20年度当初予算額別ですけれども、約1億2,000万円程度になっております。一方、第2期の提言を受けましては、小中学校を対象といたしました芸術演劇鑑賞事業の甑島地域での実施、次に、父子手当の支給額の増額の提案、また、ソフト事業といたしまして、マイバッグ利用促進啓発ポスター作成等などの項目が提言され、事業として反映されております。参考までに、平成21年度当初予算額として約2,900万円ほどでございます。

 以上、拾い上げましたのは主な事業だけでございますので、このほかにも既存の事業として予算化されておりまして、委員会の提言内容につきましては、適宜本市の事業に反映されておりますことをあわせて御説明申し上げます。

 なお、これらの委員会提言の反映状況や実施内容につきましては、今後とも情報紙「トライアングル」等を活用いたしまして市民の皆様方に周知する考えでございます。

 以上、進捗状況について説明とさせていただきます。



◎市民福祉部長(中川清君) ファミリー・サポート・センターに係ります目標値についての御質問がございました。これまでの説明でも申し上げておりますが、まず、箇所数につきましては、平成21年度までの次世代育成計画の中で、議員御承知のとおり1カ所というものを設定しまして、これが運営をされているところでございます。

 それから、先ほど市長のほうからもありましたとおり、会員につきまして現在350人という数字がございまして、これにつきましては前年度以上の会員の確保というものを掲げておりますが、具体的に何名ふやすというものは現在設けておりません。

 また、この会員の増に伴いまして活動の件数もおのずとふえるというふうに考えておったわけですが、対平成19年度比に比べまして平成20年度の活動件数が減っておる事実もございますので、これにつきましては会員増がそのまま活動件数の増につながっていないということもございます。これの内容の分析、それから平成20年度に実施しておりますニーズ調査、これを踏まえまして会員の確保の対策、これを考えまして、具体的な会員確保の目標数値等も今後検討していきたいというふうに思っております。このためにはさらなる広報啓発の活動に力を入れていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆17番(森永靖子君) 2回目に入ります。

 市長の構想を聞くことができました。もう十分お聞きしましたので、このことにつきましてはあえてしつこく突っ込もうとは思っておりません。

 思い出しますのがプールのことで、平成13年、新原議員が前市長のときにお話しされたときに、大変な思いで絶対つくらないというようなことであきらめかけておったのですが、やはり市民の声がまだそのように続いているということでお願いいたしました。今、市長も申されましたように、スポーツクラブが二つあるんですが、隈之城と平佐にありますが、以前、市長は、そういうところと合わせながらやっていけばいいということを言っていただきました。保健センターでやっておられる乳幼児健診、妊婦健診、いろんな形で高齢者の教室もですが、水中、温水を使ったことによって効果があるということで、そのようなことをされたらどうでしょうかということを保健センターと話をしたことがあります。保健センターのほうも十分検討されて話を進めてくださったそうですが、そういうものが入り込んでくると、自分たちのプールがおかしなことになる。民間が使わなくなるしと、いろんなこともろもろがあったみたいで、一切やめてしまったということでしたので、今、市長がおっしゃったように何かの形で補助をしていただいたり、もっとそういうところを使って健康づくりをしようというお考えならば、いろんな形でこのプール等補助をするなりして考えてほしいものだと思います。実は私もそこの会員なんですが、通っておりますが一向によくなりません。ですから、そう大してと言ってはいけないですね。そのようなこともありました。

 この構想を聞きたいと思いましたのは、やっぱりこれからの時代をすべての市民がエネルギーのまち薩摩川内にずっと住み続け、幸せを感じるまちづくりにするために女性数人の会を立ち上げました。それぞれの年齢層、職業もばらばらですが、その仲間たちの話し合いの中の声でもあります。本市の総合計画のこともみんなで勉強もいたしました。下期のところに早く基本計画として登載してほしいということで1回目の話し合いを終わったところです。そのような形で構想をお聞きしたところです。

 大綱会館につきましては、曳山のことを詳しく見てまいりましたので、ああいうことができればいいかなというふうに思ったところです。

 それと女性50人委員会のところですが、女性50人委員会の提言書を見せていただきました。今、聞きましたように一生懸命取り組んでくださる、取り扱いの方針、予算措置なども早速取り組んでいただいたところもあれば、そのような体制をされた課もありました。異動になったり予算措置もしっかりされていないなと、ここにありますが、思われるところも感じております。この女性50人委員会は、皆さん御承知のように、予算をつけてやっている事業です。甑島からもこの会議のために出会されます。市政に関する提言書として提出されるわけですので、しっかりと内容等をもう少し理解していただき、取り扱いについては真剣に審議して予算措置をもう少し頑張ってほしいというふうに思います。このことにつきましては意見として申し上げたいと思います。

 人材バンク登録の件ですが、何回も以前申し上げたことがあります。審議会における女性の登用で、審議会等が50ぐらいある中で女性のいる審議会が45ありました。委員会総数の人数が904人の中で女性は202名ということでした。女性の比率は23.2%かなと私は思ったんですが、平成22年度までには30%となっておるようですので、よろしくお願いしたいと思います。既に30%超えている審議会もありました。それに比べてゼロとか1とかという審議会もありました。ゼロというところが5審議会、たった1人というところが14審議会ありました。これを見たときに、ああこの委員会、審議会は女性は必要じゃないのかなというふうに思ったりもしたのですが、調べてみますと、そんなことはないという審議会でしたので、次の任期期限までには女性の登用をお願いしたいというふうに思います。

 それから、女性50人委員会の女性たちが2期生までに95人卒業しておられます。今回新しい委員は30名ですので、2年後には125名というすっかり力をつけた、エンパワーメントされた薩摩川内市のまちづくり女性政策集団の誕生でございます。そうなるといよいよこの議場も、あの議席もこの議席も女性たちがいるようになるのじゃないのかなというふうに思います。そしてまた、当局のほうにも女性の顔が、女性の部長の答弁が聞こえてくるような、また、市長の隣の席も女性が座ったりする時代が来るのじゃないかなというふうに思います。やはり男女共同参画のまち、ともに支えるまち、薩摩川内市の誕生も近い将来、そのようになるのかなというふうに想像するだけでもわくわくしております。私もそんな日が来ることをしっかり見届けないといけませんので、自分の健康は自分で守り、元気でありたいと考えております。ひとり言で気にされないでください。

 女性政策課、女性課設置などということもひとり言ですが、考えております。本市の女性職員も優秀な人が何人もいらっしゃいます。頑張っておられます。職員人材育成基本方針に人を育てる人事制度への具体策の中に、「意欲と能力のある女性職員の管理職への積極的な登用」という項目を見つけました。願っていたことです。ぜひ実現してほしいと思います。このことで何か市長お考えがあられたらお願いします。

 それから、城上の児童クラブのことですが、このことにつきましては、城上が立ち上がるころ準備金としてそれぞれ10万円ずついただくころがありました。そのときに城上がこのようなことで立ち上がるならば、ほかのところは建設費、家賃すべてゼロで賄っていくのに、城上だけが家賃払うようならかわいそうなので、そのときはすぐ取り扱ってくださいということは、もう立ち上がる前から当局にお願いをしておきました。ですからこの間お尋ねしたときに、家賃はどうですかというふうにお聞きしました。「それがね、払っちょんのよ」て一言でした。そんなことはないはずだよということで当局に確かめましたところ、それはそれでしっかりやってもらうということでした。私は、施設整備費としては助成は難しいということを今知り、びっくりしました。9月の補正でそのようなことをやっていただき、4月までさかのぼってというふうにお願いする考えでおりました。

 地域が大変に盛り上がったいろいろな形の定住促進がありますが、基本となる地域の子どもは地域の宝である、この子どもたちを私たちが見守って、働く女性にかわって育てていくというふうに地区コミュニティ協議会の会長さん初め地域の方々は、話してくださいます。保護者が安心してしっかり働いて税金を納めて、それがまた返ってくるということだと思っているんですが、いただいている補助金は指導員の給料になります。それをすべて使うわけにいかないので、指導員の方は、ほとんどボランティアで働いておられます。備品等もいろいろ家から持ち寄られたり、要らないものはないかと家を訪ねて回られたりして大変苦労されておられます。本当に城上児童クラブだけはいろんな形で頑張っておられますので、もう市長の答弁がありましたが、もう一回考え直していただくわけにいかないでしょうか。

 それから、別件ですが、関係者が大変困っておられることがありますので、少し話をさせていただきます。

 児童クラブ館へ子どもたちは「ただいま」と言って学校から、裏口から帰ってくるんですが、保護者が夕方お迎えに来られる道路が、田んぼの中に細い道路があって、そこを保護者の方は送迎されます。離合もできない状態であって、聞いてみますとスクールゾーンになっているようです。田んぼの持ち主の方は、1メートルぐらいの拡張だったら何とかなりそうだということです。別件ですので、きょうのところはただ話だけです。関係者と一緒にスクールゾーンとしての取り扱いにお願いに参りたいと思います。

 それから、児童クラブ連絡協議会を設立してほしいと何回もお願いしておりましたが、やっと今回、担当の子育て支援課のほうで呼びかけがあり、第1回準備委員会がありました。これからは薩摩川内市児童クラブ連絡協議会として連携とりながらいろんな形で進めていけるというふうに期待しております。

 市長の基本政策「だれもが笑顔で暮らせるまちづくりに取り組みます」というところを見つけました。子育て応援の拡充という項目に期待いたします。何かありましたら市長答弁をお願いします。



◎市長(岩切秀雄君) 女性50人委員会については、大変熱心に協議をしていただいて、いろんな提言をしていただくことに感謝申し上げる次第でございます。今後におきましても今、森永議員の御指摘のとおり、女性の登用については意を用いていきたいというふうに思っております。

 また、私の隣も女性をということですが、市長も女性をというところまでいっていただければ、私は、森永議員も議長になってくださいというぐらいの気持ちでお互いに女性の登用について頑張りたいと思います。確かにすばらしい方々、すばらしい意見を持った方々がたくさんいらっしゃいますので、薩摩川内市の財産として活用していくことをお誓い申し上げます。

 また、城上の児童クラブにつきましては、地元でいろんな形で立ち上げたいという強い要望の中でされたということを聞いておりますので、先ほど言ったとおり、1年ぐらいはじゃあ、地元の人たちで立ち上げるということであれば1年ぐらいは頑張ってほしいというふうに私は思っていたんですが、今、森永議員の質問を聞きますと、事前から本市のほうで何かできないかという相談はしていたんだというふうに言われまして、私もちょっと戸惑っているわけですが、とりあえず研究させてみたいと思います。

 以上で終わります。



◆17番(森永靖子君) 児童クラブの件ですが、だれのときに言ったのか、だれに言ったのかということになるとちょっとまずくなりますが、何回も申し上げました。そして児童クラブを立ち上げられる関係者とも一緒に参りましてそのこともお願いをいたしました。ですから城上の児童クラブの方々は、もう家賃は払ってもらえるだろうというふうに思っておられました。ですからすごく私も責任を感じまして、そんなことはないと思うので聞いてくるねということで今回この場で質問させていただきました。余りだれが聞いていたのか、どうだったのかということではなくて、速やかに処置していただいて、何とかその辺が考えられたらなと思いますが、しっかり地区コミュニティ協議会のほうで聞いておられると思いますので、理解してくださると思います。善処ある市長の態度をお願いしたいと思います。

 これで私の質問を終わります。



○議長(岩下早人君) 以上で、森永靖子君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 以上で、通告者全員の総括質疑並びに一般質問を終了いたしました。

 ここで、上程の議案14件の取り扱いについてお諮りします。

 これらの議案14件の取り扱いについては、議会運営委員会において御協議を願いました。

 ついては、これらの議案14件については、お手元に配付しております議案付託区分表案(その1)のとおり、それぞれの常任委員会に付託したいと思いますが、御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 御異議なしと認めます。

 よって、これらの議案14件については、議案付託区分表案(その1)のとおり付託することに決定いたしました。

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        議案付託区分表(その1)



総務文教委員会
議案第72号 薩摩川内市税条例の一部を改正する条例の制定について


議案第78号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第1項及び第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」のうち歳入全款、歳出中 1款議会費、2款総務費1項総務管理費1目一般管理費、2項徴税費及び4項選挙費、9款消防費並びに10款教育費
       第2条(地方債の補正)


企画経済委員会
議案第78号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 2款総務費1項総務管理費1目一般管理費、6目企画費及び20目原子力対策費並びに5項統計調査費、5款労働費、6款農林水産業費(3項農業土木費を除く。)並びに7款商工費


市民福祉委員会
議案第73号 薩摩川内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について


議案第74号 汚泥再生処理センター施設整備運営事業に係る建設工事請負契約の締結について


議案第75号 薩摩川内市へき地保育所条例の一部を改正する条例の制定について


議案第78号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 2款総務費1項総務管理費1目一般管理費、3款民生費及び4款衛生費(3項水道費を除く。)


議案第85号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算


建設水道委員会
議案第76号 薩摩川内市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について


議案第77号 薩摩川内市一般住宅条例の一部を改正する条例の制定について


議案第78号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 4款衛生費3項水道費、6款農林水産業費3項農業土木費及び8款土木費


議案第79号 平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算


議案第80号 平成21年度薩摩川内市公共下水道事業特別会計補正予算


議案第81号 平成21年度薩摩川内市農業集落排水事業特別会計補正予算


議案第82号 平成21年度薩摩川内市天辰第一地区土地区画整理事業特別会計補正予算


議案第83号 平成21年度薩摩川内市川内駅周辺地区土地区画整理事業特別会計補正予算


議案第84号 平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算



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△日程第16、議案第86号−日程第22、議案第92号



○議長(岩下早人君) 次は、日程第16、議案第86号から日程第22、議案第92号までの議案7件を一括議題といたします。

 これらの議案7件については、日程に従い、順次当局の提案理由の説明を求めます。



◎教育部長(?田時久君) 議案つづりその2の最初のページ、86−1ページをお開きください。

 議案第86号永利小学校屋内運動場新増改築(建築本体)工事請負契約の締結について御説明申し上げます。

 まず、提案理由でございますが、本市が施行する永利小学校屋内運動場新増改築(建築本体)工事について、工事請負契約を締結したいが、これについては、薩摩川内市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があります。

 これが本案提出の理由でございます。

 次に、本案の内容でございます。

 永利小学校屋内運動場新増改築(建築本体)工事の請負契約を、契約の目的、契約の方法、契約金額及び契約の相手方、それぞれ記載のとおり締結するものとするものであります。

 以上で御説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



◎建設部長(石澤一美君) 同じく87−1ページをお開きください。

 議案第87号18災第1719号久住・長野線橋梁災害復旧工事(5工区)の請負契約の変更について。

 まず、提案理由の前に、中日提案となった理由を御説明いたします。

 市道久住・長野線橋梁、これは久住橋でございますけれども、これにつきましては、平成18年7月の県北部豪雨により被災、流失いたしました。国の災害査定を経て鋭意工事を実施してまいりましたが、3年間という限られた期間での施行でございまして、来年の3月までに工事を終了しなければならないということがございます。このような状況でありますが、通常は、川の中の工事は出水期間中はできないということで、何とかできるように河川管理者のほうと協議を行ってまいりました。このたび協議が調いましたことから、一日でも早く正式に契約変更を行いまして工事を進めたいということから、中日での提案となった次第でございます。

 続きまして提案理由でございます。

 18災第1719号久住・長野線橋梁災害復旧工事(5工区)につきましては、河川管理者等との協議の結果、施工方法の一部を変更して実施する必要が生じましたので、工事請負契約の変更をしようとするものでございます。

 これが本案提出の理由でございます。

 契約金額につきましては、上記に記載してございますが、工法の変更などで2,965万8,000円の増額で、2億7,535万8,000円の変更契約額となります。

 また、次ページに参考として契約の相手方を記載いたしております。契約金額変更契約でございますので、説明は省略させていただきます。

 よろしく御審議いただきますようお願いいたします。



◎財政課長(上大迫修君) 議案第88号平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算に関し御説明申し上げます。

 別冊となっております平成21年度薩摩川内市各会計予算書、予算に関する説明書(第3回補正)の1ページをごらんください。

 まず、提案理由でございます。

 歳入につきましては、分担金及び負担金、国庫支出金及び繰越金を増額し、歳出については、地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業費、子育て応援特別手当給付事業費、学校ICT環境整備事業費等を増額する必要があります。

 これが本案提出の理由であります。

 次に、2ページをお開きください。

 本案の内容でございます。

 平成21年度薩摩川内市の一般会計補正予算は、第1条第1項において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ18億8,813万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ481億3,471万8,000円とし、同条第2項において、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとするものでございます。

 次に、48ページをごらんください。

 本第3回補正予算の主な内容について、歳出の目的別に御説明申し上げます。

 まず、総務費では、地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業費において、国の一次補正関連事業に要する経費及び本事業実施に伴います各特別会計への繰出金並びに自動車運送事業会計への補助金を計上しております。

 また、今回の補正予算では、財源といたしまして、繰越金の一部を計上したことに伴い、財産一般管理費において、今後の財源対策として制度に基づき予算計上いたしました繰越金の2分の1を財政調整基金へ積み立てることといたしております。

 なお、今回、積立後の本基金の額は、本年度末見込み額で44億9,815万6,000円となるものでございます。

 次に、民生費では、子育て応援特別手当給付事業費において、同手当が3歳から5歳までの就学前の第1子にまで制度拡充されたことを受け、所要の経費を措置しております。

 衛生費では、健康増進事業費において、女性特有のがんといわれる乳がん、子宮頸がんについて受診率の向上を図るため、検診の無料化に要する経費を増額いたしております。

 教育費では、学校ICT環境整備事業費において、小中学校の教育振興を図るため、デジタルテレビ、電子黒板、教育用及び公務用のパソコンなど、最先端の情報通信機器の購入のほか、これらの機器設置に係る校内LANやテレビアンテナの設置及び配線工事等に要する経費を措置しております。

 次に、歳入について御説明いたします。

 47ページの歳入の表をごらんください。

 分担金及び負担金では、地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業費として、維持管理適正化事業など土地改良事業を実施することから、受益者からの分担金を計上しております。

 国庫支出金では、それぞれの歳出に対応し、地域活性化・経済危機対策臨時交付金、子育て応援特別手当交付金のほか、学校情報通信技術環境整備事業補助金を教育総務費補助金として計上いたしております。

 繰越金では、今回の予算補正の財源といたしまして、純繰越金の一部を計上いたしております。

 以上で、議案第88号平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算(第3回補正)に関する説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



◎上水道課長(前迫浩一君) 議案第89号平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算について御説明申し上げます。

 同じく予算に関する説明書の19ページをお開きください。

 提案理由でございますが、歳入については、繰入金及び繰越金を増額し、歳出については、一般管理費を増額する必要があります。

 これが本案提出の理由でございます。

 次の20ページをお開きください。

 今回の補正予算は、第1条第1項におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ981万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億8,572万3,000円とし、同条第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



◎入来区画整理推進室長(堂込修君) 議案第90号平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算について御説明申し上げます。

 予算に関する説明書の28ページをお開きください。

 まず、提案理由でございます。

 歳入については、繰越金を計上するほか、繰入金を増額し、歳出については、入来温泉場地区土地区画整理事業費を増額する必要がある。

 これが本案提出の理由でございます。

 次に、29ページをお開きください。

 今回の補正予算は、第1条第1項において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億700万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億6,722万円とし、同条第2項において、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



◎地域医療対策課長(内金雄君) 議案第91号平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算について御説明申し上げます。

 予算に関する説明書の37ページをお開きください。

 まず、提案理由でございます。

 歳入については、繰入金を増額し、歳出については、一般管理費及び医療用機械器具費を増額する必要があります。

 これが本案提出の理由でございます。

 次のページ、38ページをお開きください。

 今回の補正予算でありますが、第1条第1項において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,633万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億9,451万円とし、同条第2項において、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



◎商工振興課長(鮫島芳文君) 別冊となっております薩摩川内市自動車運送事業会計予算書の予算に関する説明書1ページをお開きください。

 議案第92号平成21年度薩摩川内市自動車運送事業会計補正予算について御説明申し上げます。

 提案の理由といたしましては、資本的収入について市からの他会計補助金を、資本的支出については固定資産購入費をそれぞれ増額する必要があります。

 これが本案提出の理由であります。

 次に、2ページをお開きください。

 今回の補正につきましては、第2条において、平成21年度薩摩川内市自動車運送事業会計予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものであります。

 収入においては、第1款資本的収入の第2項他会計補助金は、既決予定額23万円に補正予定額2,756万3,000円を加え、2,779万3,000円と定め、支出においては、第1款資本的支出、第1項建設改良費に同額の2,756万3,000円の補正予定額を加え、2,779万3,000円と定めるもので、自動車運送事業用のマイクロバス3台の購入を行おうとするものであります。

 次に、第3条では、平成21年度自動車会計予算の第8条にある事業助成のため、一般会計から助成を受ける金額8,578万5,000円の当初議決額に今回の補正額2,756万3,000円を加え、総額を1億1,334万8,000円と定めるものであります。

 以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。



○議長(岩下早人君) ただいま当局の提案理由の説明がありましたが、これより質疑に入ります。

 これらの議案7件については、委員会付託を予定しておりますので、議案の大綱について御質疑願います。



◆19番(永山伸一君) 委員会付託ということですが、提出された議案は付託の予定ということですけれども、私の所管外の2つの議案についてお伺いしたいと思います。

 まず最初、議案第86号永利小学校屋内運動場新増改築工事請負契約の締結の件で、1点目が、契約方法につきまして、総合評価一般競争入札ということになっております。学校の体育館の工事ということで、工事期間中の騒音対策とか安全対策とか、考慮された入札となっているのか、この総合評価方式になった経緯も含めて教えていただきたいというふうに思います。

 同じ議案で2点目が、本議案が中日提案となった経緯について伺いたいんですが、当該工事は、年度当初から予定された工事でありまして、価格からして議決案件ということで、年度当初からスケジュールを組んでおられたはずだと思うんですが、この中日提案になった要因は何なのか、それを、この2点お願いいたします。

 もう一件の案件は、議案第88号一般会計予算の件です。これは市長にちょっと見解をお伺いしたいと思います。

 今回の補正予算は、国の一次補正によるということで、特に地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業ということで、総額で16億2,100万円からの金額なんですが、緊急経済対策で最も即効性があるのは、私は、公共工事のやはり発注というふうに考えております。その点で今回の補正は、市民の方々の非常に要望の多い土木関連事業に総額の4割近い多額の補正を組んでいただいておりまして、このことについては非常に評価したいというふうに思っておりますが、同じく市民の要望の多い農林水産事業の事業量及び事業費が総額の5%にも満たない状況でございます。今回、農林水産事業費の事業も非常に市民の要望の多い国県等の補助事業等もあるんですが、今回措置されなかった要因があればそれを教えていただきたいと思いますし、また、今後そういった農林水産業の事業費についても多くの要望があるんですが、今後、補正対応をどういった形で考えていらっしゃるのか、この件についてお伺いいたします。



◎市長(岩切秀雄君) 議案第88号の中で農林水産業費が少ないがという御意見でございます。今回の緊急対策事業につきましてはいろいろメニューがございまして、それを消化しなければならないというのもあったわけでございます。その中で、各課がそれぞれ要望を収集して、その中の査定をした結果がこういうことになりまして、農林水産業費については、メニューの幅が狭かったといいますかね、今回、緊急にしなければならない事業が少なかったということで整理をした次第でございます。また、今後につきまして、国のほうでどういう緊急対策の予算が組まれるかわかりませんけど、恐らくまた秋ぐらいにそういう状況があれば、またメニューの範囲内で考えていきたいと思います。そしてさらになければ、どうしてもそのメニューが農林水産業費についてなければ、やはり当初予算の中で組んでいきたいというふうに考えております。



◎教育部長(?田時久君) 議案第86号永利小学校屋内運動場新増改築工事請負契約の締結について、以下、2点お尋ねがございました。

 まず、1点目、今回のこの本案工事が総合評価落札方式になった理由についてでございます。これは本市の入札執行方針では、工事金額3,000万円以上のものについては総合評価落札方式によるというふうな取り扱いになっていることから、この取り扱いに倣い、そういうふうな落札方式によることにしたものでございます。当然総合評価落札方式でございますので、その評価の対象となるのは、工事期間中の安全面の点検とか、そういうこともその評価の対象の一つになっているところでございます。

 次に、2問目、本案が今回の中日提案、22日、本日の提案になった理由についてでございます。本案工事は、平成21年度の予算ということで、新年度4月になった時点ですぐ予算執行手続に入ったわけでございますが、ただいま御説明いたしましたとおり、総合評価落札方式とすることとしたため、関係課との協議、あるいは入札執行方針の確認、それから総合評価技術委員会の開催など、特に事前の入札手続に相当のかなりの日数を要したことなどによるものでございます。

 なお、9月市議会提案ということも考えましたが、そうなりますと標準工期の確保という面でいろいろ問題がございますので、何とか今回の中日提案に間に合わせたところでございます。

 以上、お答え申し上げます。



◆19番(永山伸一君) 両議案とも委員会に参加できませんので、それぞれ詳細については各委員会で十分な議論を期待したいと思います。

 1点だけ、議案第86号のこの工事につきましては、長期休業中の活用とか、当然そのことも考慮されての中日提案だったと思うんですが、十分な安全対策も図っていただくように期待して、私の質問を終わります。



○議長(岩下早人君) ほかに御質疑ございませんか。

   [「なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 質疑は尽きたと認めます。

 ここで、これらの議案7件の取り扱いについてお諮りします。

 これらの議案7件の取り扱いについては、議会運営委員会において御協議を願いました。

 ついては、これらの議案7件については、お手元に配付しております議案付託区分表案(その2)のとおり、それぞれの常任委員会に付託したいと思いますが、御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 御異議なしと認めます。

 よって、これらの議案7件については、議案付託区分表案(その2)のとおり付託することに決定いたしました。

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        議案付託区分表(その2)



総務文教委員会
議案第86号 永利小学校屋内運動場新増改築(建築本体)工事請負契約の締結について


議案第88号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第1項及び第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」のうち歳入全款、歳出中 2款総務費1項総務管理費5目財産管理費及び6目企画費並びに10款教育費


企画経済委員会
議案第88号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 2款総務費1項総務管理費6目企画費


議案第92号 平成21年度薩摩川内市自動車運送事業会計補正予算


市民福祉委員会
議案第88号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 2款総務費1項総務管理費6目企画費、3款民生費及び4款衛生費


議案第91号 平成21年度薩摩川内市国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算


建設水道委員会
議案第87号 18災第1719号久住・長野線橋梁災害復旧工事(5工区)請負契約の変更について


議案第88号 平成21年度薩摩川内市一般会計補正予算
       第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中 2款総務費1項総務管理費6目企画費及び8款土木費


議案第89号 平成21年度薩摩川内市簡易水道事業特別会計補正予算


議案第90号 平成21年度薩摩川内市入来温泉場地区土地区画整理事業特別会計補正予算



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△日程第23、陳情の取り下げ承認を求めるについて



○議長(岩下早人君) それでは、日程第23、陳情の取り下げ承認を求めるについてを議題といたします。

 陳情第60号及び陳情第61号の陳情2件について、お手元に配付しております陳情取り下げ願一覧表のとおり、取り下げ願が提出されております。

 これらの陳情2件の取り下げは、願い出のとおり承認することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 御異議なしと認めます。

 よって、これらの陳情2件の取り下げは、願い出のとおり承認されました。

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          陳情取下げ願一覧表



陳情
取下げ願提出日
付託委員会


陳情第60号 川内原発3号機増設に関する陳情
                 (遠嶋春日児)
平成21年6月16日
原子力発電所対策調査特別委員会


陳情第61号 川内原発3号機増設に関する陳情書
       (原発の危険に反対する川内の会
                   代表 井上森雄)
平成21年6月9日



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△日程第24、請願第79号−日程第25、陳情第80号



○議長(岩下早人君) 次は、日程第24、請願第79号及び日程第25、陳情第80号の請願及び陳情各1件を一括議題といたします。

 ここで、これらの請願及び陳情各1件の取り扱いについてお諮りします。

 これらの請願及び陳情各1件の取り扱いについては、議会運営委員会において御協議を願いました。

 ついては、お手元に配付しております請願・陳情付託区分表案のとおり、それぞれの委員会に付託したいと思いますが、御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(岩下早人君) 御異議なしと認めます。

 よって、これらの請願及び陳情各1件については、請願・陳情付託区分表案のとおり付託することに決定いたしました。

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          請願・陳情付託区分表



請願・陳情名
所管委員会


請願第79号 教育予算の拡充を求める意見書の採択要請についての請願書
総務文教委員会


陳情第80号 川内原発3号機増設の是非を問う住民投票実施及び薩摩川内市内全小・中学校において説明会を開くことを求める陳情
原子力発電所対策調査特別委員会



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△散会



○議長(岩下早人君) 以上で、本日の日程はすべて議了いたしました。

 次の会議は、7月3日午前10時に開きます。

 なお、それぞれ付託された委員会において、その審査結果報告のあった案件について、7月3日の本会議において討論される議員は、7月1日までに発言通告書を提出願います。

 本日は、これで散会いたします。

 御苦労さまでした。

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           午後4時20分散会

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