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鹿児島県 薩摩川内市

平成 8年  6月 定例会(第3回) 06月25日−03号




平成 8年  6月 定例会(第3回) − 06月25日−03号







平成 8年  6月 定例会(第3回)



     平成8年第3回川内市議会会議録(第3日目)

             開議日時 平成8年6月25日 午前10時

             開議場所 川内市議会議事堂

◯出席議員(32人)

   1番  小牧勝一郎君     17番  田中 力君

   2番  川畑善照君      18番  岩下早人君

   3番  橋口博文君      19番  井上森雄君

   4番  上小鶴睦郎君     20番  尾崎清一郎君

   5番  宮内澄雄君      21番  上栫杉康君

   6番  須賀保之君      22番  政井義一君

   7番  上薗幸近君      23番  井上義光君

   8番  川野勲雄君      24番  東 秀男君

   9番  小辻富義君      25番  別府則夫君

   10番  永井新八君      26番  外山健一君

   11番  杉薗道朗君      27番  今別府哲矢君

   12番  上村征四君      28番  木場正彦君

   13番  柏木謙一君      29番  原口博文君

   14番  小原勝美君      30番  下大迫長徳君

   15番  木元高尚君      31番  前田已一君

   16番  平山 昇君      32番  宮脇初男君

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◯説明のための出席者

  市長        森 卓朗君   建設部長      榊 孝一君

  助役        冨山新八君   産業経済部長    春田廣士君

  助役        清水 裕君   教育委員会

  収入役       若松隆久君   教育長       沖久教夫君

  総務部長      岩切秀雄君   教育次長      伊豫田輝雄君

  企画財政部長    坂元俊二郎君  水道局

  市民部長      時吉勝行君   局長        角島日出男君

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◯事務局職員出席者

  事務局長      福元二三也君  議事係長      遠竹哲夫君

  事務局長補佐    川原隆明君   議事係主査     宍野盛久君

  管理係長      米丸一己君

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◯議事日程

 第1、議案第44号 川内市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 第2、議案第45号 国土利用計画川内市計画第二次を策定するについて

 第3、議案第46号 財政調整基金の費消について

 第4、議案第47号 川内市老人介護手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 第5、議案第48号 川内市高齢者はり、きゅう及びマッサージ施術料の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 第6、議案第49号 川内市重度心身障害者医療費の助成に関する条例及び川内市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 第7、議案第50号 川内市父子手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 第8、議案第51号 土地改良事業の施行について

 第9、議案第52号 市道路線の認定について

 第10、議案第53号 川内市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について

 第11、議案第54号 平成8年度川内市一般会計補正予算

 第12、議案第55号 平成8年度川内市国民健康保険事業特別会計補正予算

 第13、議案第56号 平成8年度川内市公共下水道事業特別会計補正予算

 第14、議案第57号 平成8年度川内市公共用地先行取得等事業特別会計予算

 第15、一般質問

 第16、請願第5号 義務教育費国庫負担制度を堅持するための請願書

 第17、請願第6号 消費税の増税中止を求める請願書

 第18、陳情第7号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期着手を求める陳情書

 第19、陳情第8号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期実施を九州電カヘ要請することを求める陳情

 第20、陳情第9号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期実施を求める陳情

 第21、陳情第10号 川内原子力発電所増設に係る環境調査を求める陳情

 第22、陳情第11号 川内原子力発電所増設に関する環境影響調査推進を求める陳情

 第23、陳情第12号 川内原子力発電所の増設に対する環境影響調査の早期着手の推進について(陳情書)

 第24、陳情第13号 環境影響調査に関する陳情書

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◯本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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          午前10時開議

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△開議



○議長(上小鶴睦郎君) ただいま出席議員32名でありまして、全員出席であります。

 これより、昨日24日の会議に引き続き本日の会議を開きます。

 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程によって進めます。

 ここで、議案の訂正についてお諮りいたします。

 市長から、お手元に配付のとおり議案の訂正について申し出がありましたので、これを申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(上小鶴睦郎君) 御異議ないと認めます。

 よって、議案の訂正については、申し出のとおり許可することに決しました。

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△日程第1、議案第44号−日程第15、一般質問



○議長(上小鶴睦郎君) それでは、まず、日程第1、議案第44号から日程第15、一般質問までの議案14件と一般質問を、会議規則第35条の規定に基づき一括議題といたします。

 これより、昨日24日の会議に引き続き総括質疑並びに一般質問を行います。

 昨日もお願いいたしましたが、質疑は、会議規則に定めるとおり3回の原則を厳守していただくとともに、質問・答弁とも要点を簡潔明瞭に行い、議事運営の能率が高められるよう御協力をお願いいたしておきます。

 また、通告外の事項や不穏当な発言等にも十分注意されるようあわせてお願いいたしておきます。

 まず、16番平山昇君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [16番平山 昇君登壇]



◆16番(平山昇君) 私は、社会民主市民クラブに所属する議員として、額に汗して働く人々を初め庶民大衆の側に立って、今回も総括質疑並びに一般質問を行います。

 さて、住専問題に明け暮れた第百三十六国会は、住専関連6法案を無修正のまま成立させ、会期延長もなくして6月19日に閉会しました。国民の8割以上が住専処理の政府案に反対したにもかかわらず、予算、法案ともに無修正で成立させたことは、国民の声を無視した行為であり、「国民はますます政治への絶望を深めるであろう」というマスコミの指摘は正しいと言わざるを得ません。

 我が社会民主党も国民の側に立ち切れなかったことについては、深く反省しなくてはなりません。国民の信頼あってこその政党であり、政治であります。私ども地方議会に席を置く議員は、常に厳しい市民の批判の矢面にさらされながら活動を続けなければなりませんが、常に初心に返って、地道な日常活動を中心にして市民各位の御要望にこたえる努力を続けてまいる決意を一言申し上げて、以下通告の順に質問を行います。

 第1は、第3次川内市総合計画の今回策定をされた下期基本計画についてであります。

 平成3年7月に策定された第3次川内市総合計画は、活力ある個性豊かな都市づくりと幸せな市民生活の実現を図るため、「いきいきライフ水のまち川内をめざして」を基本理念に、21世紀へ向けた計画として決定されたものであります。

 基本構想20年のうちの基本計画10年の上期計画が、平成7年で終了したことに伴い、今回、下期5カ年の計画が策定されました。下期計画の配慮事項として5項目が掲げられておりますが、その中の(4)実行性と実現性の確保等の中で、的確な現状分析・把握のもとに整備目標の設定や効率的、計画的な事業の推進に努め、実行性と実現性を確保すると述べられております。至極当然なことでありますが、基本計画の段階に至りますと、一層その実行性、実現性の高さが大きく問われるものと思うのであります。したがって、この下期基本計画の実現性が、より一層高まることを願って、次の3点について質問いたします。

 1つは、上期基本計画を終了し、下期計画へ移行する中で、計画の継承、発展を図る上から、上期5カ年の総括をどのようにされておられるのか。主な成果と反省点についてまず、市長の御見解をお聞かせください。

 2つは、分野別計画の「第1章 住みよいまち」の「第6節 景観・緑化」についてであります。その現況と課題については細かな分析がなされております。特に今回、私が申し上げたい緑地緑化計画についても、公園整備を除けば一貫した整備がなされていない状況であり、「今後、緑地の持つ重要な機能を生かし、市街地における緑地を回復するため、街路、公園を初めとして緑化事業を推進する必要があります」と述べてありますが、これはまことに的確な現状認識と課題把握であると思うのであります。

 そして具体的計画の内容として、緑のマスタープランに基づく緑化事業の推進が掲げられております。街路にもっと緑をふやし、四季折々の花も楽しめる潤いのあるまちにしてほしいというのは、大方の市民の切なる願いでもありますので、これは大変結構なことであります。

 そこで、この緑化計画についてですが、どのような構想のもとにどのように具体化していこうとお考えになっておられるのかお聞かせをいただきたいと存じます。

 3つは、「第2章 うるおいのあるまち」の中の「第2節 文化」の項について伺います。「人はパンのみにて生きるにあらず」という古いことわざがあるとおり、人はだれでもどんなときでも生活の中に潤いのあるもの、心豊かになるものを求めるものであります。ましてやこの平和で恵まれた今日、市民の多くは、余暇の活用、趣味の世界から一歩進んで、さらに幅広く芸術・文化の領域に踏み込んだ精神生活を求め、活動範囲を広げていこうとする傾向を強く示しておられると思うのであります。芸術・文化の香り高いまちづくりは、市民の精神的風土を耕し、高めることでもあり、文化活動の質の高さは、成熟した市民社会を示すバロメーターでもあります。

 したがって、下期計画が、「文化」の項で、「市民の文化意識の高揚を図り、多彩な文化活動を支援し、美術や芸術の発展、文化活動の場として、既存施設の機能充実や相互の連携を図りながら文化施設の整備に努める」とうたってあるのは、まことに当を得たものであると大いに賛同するところであります。ぜひともこの計画を早急に具体化して、渇望している多くの市民の方々の期待にこたえていただきたいと願う立場から、その構想なり具体化に向けての方向性なりをお聞かせください。

 また、「文化活動を担う人材・団体の育成に努め、芸術・文化活動の水準の向上を図る」とありますので、その育成の具体的方策についてもお聞かせをいただきたいと存じます。

 さらに、いま一つは、文化遺産の保存・活用を図る上から、史跡の環境整備に触れてありますので、市内の国、県、市指定の文化財の保存、特に市指定の史跡等の環境整備と保存の状況はどうなのか。同時にこれらの文化財や史跡等がどの程度市民に認知されて、愛され、親しまれているのかについて、市長並びに教育長の御見解をお聞かせをいただきたいと存じます。

 大きな第2は、「やさしいまちづくり総合計画推進事業」についてであります。今回の補正予算は、市長が申されたとおり、森市政としては実質的な初予算でありますので、どの分野に大きく肉づけをなさるものかと期待を寄せておりました。もちろん市民の皆さんも同じような思いで見守っておられるに違いないと存じます。

 「厳しい財政状況の中にあっても、市民の行政需要にこたえ、市民生活の安定と福祉の増進を図ることは、地方自治体にとっては絶対的な使命である。」と表明された市長の姿勢をまずもって高く評価し、その考え方に沿った予算編成をされたことに敬意を表する次第であります。

 中でも議案第47号の老人介護手当支給額の引き上げと支給要件の見直しは、支給額について若干の不満も残るものの、寝たきり等の高齢者の介護に従事しておられる市民の方々に一筋の光明を与えるものであります。

 また、議案第48号は、はり、きゅう・マッサージ施術料の助成について、その助成の対象とする施術の拡大となるものであり、議案第49号は、重度心身障害者医療費の助成対象として、居宅において訪問看護ステーションからの医療行為に対しても認知するものであり、議案第50号は、父子手当の支給額の引き上げであって、これまた恵まれない家庭への思いやり、温かい配慮のあらわれであります。市民の皆さんに感謝されるものと存じます。

 前置きが若干長くなりましたが、やさしいまちづくり総合計画推進事業は、新規事業の一つとして提案されておりますし、財源内訳を見ても、事業費の3分の2が国、県の補助金であります。また、予算書の中では、3款民生費の身体障害者等福祉費の中に計上されておりますことから、その事業のおよその推測がつくのでありますが、若干お尋ねをしてみたいと存じます。

 1点は、策定されようとする総合計画の理念や基本方針、策定の手順、策定後の組織機構、さらに事業内容等の概要についてお願いをいたします。

 2点は、平成6年度の国の厚生省予算の中に、障害者等の福祉対策の充実の一環として、障害者や高齢者にやさしいまちづくり推進事業の創設として12億円が計上されており、さらに平成7年度には、同事業の予算が1.5倍に拡充されているのですが、これとの関連性についても明らかにしていただきたいと存じます。

 大きな第3は、新幹線開通に伴う川内駅の駅舎建設構想についてであります。新幹線開通に伴う川内駅周辺地区整備事業は、一定規模の面整備が計画されていて、現在、新都市整備対策特別委員会の中で審査が進められております。新幹線鹿児島ルートの開通は、平成13年度とのことでありますが、現在の工事の進捗状況から見て、果たして当初の予定どおり実現するのか疑問視する向きもありますが、ともかく新幹線が開通しますと、川内駅周辺の町並みが一変して、川内市の陸の玄関口にふさわしい整然とした新しい町並みが誕生しそうで、川内市のイメージアップにもつながるものとして期待をする市民も多いのであります。新幹線の駅舎建設も当然町並みと一体的なものとしての景観を備えたものになるであろうと、私も一市民として考えるのでありますが、どうなるのでしょうか。現時点での見通し、JRとの協議内容等についてお聞かせください。なお、在来線の駅舎との関連も含めてお願いをいたします。

 教育の問題に入ります。

 第1は、教員民間企業等派遣研修事業についてであります。この研修制度については、平成8年度、文部省が全国5県で調査、研究をする計画であり、本県も進んで希望し、その一つとして認められたものと聞いております。本年3月11日付の南日本新聞は、この事業のことを「社会勉強、先生にも必要。世界の流れ、肌で感じて」などの見出しで、本年度から県教委が導入することをおおむね歓迎する姿勢で報道をしております。

 さらに、この記事の中には、「いじめの深刻化や登校拒否の増加など学校を取り巻く状況は大きく変わっているので、教師にも広い視野と判断力が必要だ」という県教委教職員課のコメントも書かれております。

 しかし、企業というのは、資本主義経済理論に基づき、生産を高め、利潤を追求する競争社会の中で成り立っているものであり、このような競争管理の社会と学校教育とはなじまないものではないかと思いますし、いじめ、不登校問題等が、果たしてこのような学校外研修で簡単に解決するものか大いに疑問でもあります。文部省の単なるパフォーマンスとも受け取れかねませんが、それはさておいて、すでに実施に入っておりますので、本市の実情を中心に二、三お尋ねをいたします。

 1点は、この事業導入の目的、理由及び事業の概要について。

 2点は、市内教職員の派遣実態について。職種別人員、派遣先、派遣期間等も含めて。

 3点は、当該派遣教員の勤務処理と留守中の代替措置について。

 以上3点、お願いいたします。

 次に、亀山小学校に設置されている障害児の治療教室、通称「聞こえと言葉の教室」の施設設備の抜本的改善策についてであります。

 この問題については、3年前の平成5年3月議会でもお願いを申し上げたところでしたが、この治療教室の設立当時からの経緯も含めて再度申し上げてみたいと存じます。

 正式名称は、川内市立亀山小学校難聴言語治療教室と呼ぶものであります。昭和48年4月に県下で2番目の特殊教室として、言語治療教室の1学級が認可され、2名の専門教諭が配置されて、9名の該当児童の指導を開始しました。当初は、小学校の特別教室を利用して指導を行っていましたが、同年12月に改造工事が完了し、現在地に定着しております。翌49年度には、さらに難聴学級が1学級認可設置され、同年11月からは、他校の通級児童も受け入れるようになり、また、昭和52年6月からは、障害児療育相談室も設置されたことにより、学齢前の幼児の教育相談にも応じるようになって、文字どおり障害児を持つ親の教育相談センターの役割を担い、多面的な指導、相談を行う教室として重要な役割を果たしてきているのであります。

 なおまた、平成5年度からは、文部省が通級学級について、正規の教育課程の特例として制度化したため、通級児童は増加し続けております。平成8年度は、難聴の通級学級に8名、難聴特殊学級3名、言語通級学級に44名、幼児の相談学級に定期的に5名、計60名の幼児並びに児童を5名の専門の教師が指導に当たって、子供たちがその障害を克服して自立するための手助けに奮闘をいたしております。だが、現在の木造教室は、他校の古校舎を移転改築したものであったため、老朽化が進み、あわせて指導に必要な設備、教具等の改善も必要とされて、昭和63年に全面的な改築と設備の改善、充実を求める要望書が市教育委員会に提出されているはずであります。

 ところが、同じころ、川内川抜本改修事業の計画案が浮上してきたため、学校からの要望は見送りとなってしまったやに聞いておりました。

 しかし、現在、抜本改修事業が大小路、宮内方面にまで伸びるのはいつごろになるのか予測は立てられそうもない状況にあると思われますので、亀山小学校の言語難聴治療教室の全面改築についてぜひとも早急に実施計画の中に組み入れ、実現に向けて最大限の御努力をお願いしたいと思うのであります。

 これまでの20数年間に多くの子供たちがこの教室で学ぶことによって、障害を克服して立派な社会人として成長し、または家庭の主婦として育児に励んだりしているのであります。現在、通学、通級をして治療を受けている多くの子供たちや、将来、この治療教室で学ぶことによって、障害を乗り越えていくであろう市内や隣接地域の多数の子供たちにとって、より一層近代的な学習環境として整備していただきたいと切望するものであります。

 以上、申し上げたことについて、とりあえず教育委員会の見解と具体的な計画があれば、それも含めてお聞かせいただきたいと存じます。

 以上で1回目の質問を終わります。

   [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 平山議員の御質問にお答えいたします。

 まず、第3次総合計画の下期基本計画についての御質問でございますが、平成3年から7年までの上期のまず状況等について総括をいたしてみますというと、まず、本市の総合基本計画、基本構想に基づきまして、毎年実施計画をローリングしながら進行管理を行ってきているところでありますが、平成3年から7年までの上期基本計画の計画内容の項目は320項目になっております。この項目の約9割は事業実施をしたというふうに今、見ておるところでございます。上期基本計画に基づく計画の行政は、90%以上達成できたものとして評価をいたしているところでございます。

 非常に財政の厳しい中にありながら、いろいろと創意工夫をし、財源の配分を考えながら、福祉の里づくり、あるいは純心女子大の誘致、国際交流センターの建設、一般廃棄物処理施設の整備、総合運動公園の整備、第二中郷地区の土地区画整理事業等いろいろと整備を進めてきたところでございます。

 いろいろと内容を見てみますというと、施策の体系別に見てみますというと、教育とか生活交通、環境保全、都市整備、水産振興、港湾等につきまして事業費を投資いたしておるところでございます。反面、少し力が足りなかったなあという点は、健康、文化、レジャー、レクリエーション等への事業費の配分がうまくいかなかった。この点について上期において実現がなかなか厳しかったと、このように反省もいたしているところでございます。

 したがいまして、下期の計画につきましては、本年度から12年度までの間に、上期で達成できなかった、実現できなかったような事業を中心にひとつ施策の展開をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。

 次に、景観・緑地の関係について御質問がございました。

 緑化推進の事業施策として、平成6年に都市緑地保全法の改正がありまして、従来の緑のマスタープランと都市緑化推進計画が、統合、拡充されまして、新たに市町村は緑の基本計画を策定することができるようになったところでございます。

 本市といたしましても、市民の要望が強い緑のある公園、まちづくりが大切だというふうに考えておりまして、これを最重点的に取り入れてまいりたいと考えております。市内全域に緑の多い公園等を整備していくことが、またこの町の活性化につながるのではなかろうかという考え方から緑の計画の策定を計画いたしておるところでございます。

 この計画は、計画策定に当たりまして補助事業がございます。3分の1ずつの国県の補助事業がございますが、これを計画をつくり上げますというと、その計画に盛り込みました事業につきましては、またいろいろ公園整備をしてまいります際に補助対象事業として採択されるということでございますので、この事業を緑の基本計画の策定を急いでまいりたいと考えているところでございます。

 いろいろと緑の基本計画については、緑のマスタープランと都市緑化推進計画を統合したものであると。それからひとつ都市の緑とオープンスペースに緑豊かないろんな都市公園等をつくっていくんだということが基本でございます。

 次に、第3次総合計画の下期計画、基本計画の中で、「第2節 潤いのある文化の構想について」の中で御質問がございました。具体的な方向性、構想はというようなことでございますが、本市の潤いのあるまちづくりの中で文化的な施設の整備につきましては、従来からも市民会館、中央公民館のほか、昨年オープンいたしました国際交流センター、川内市勤労者福祉センター等あるわけでございますが、今日、強く市民の皆さん方に要望が出ておりますいわゆる文学館、あるいは美術館等、あるいは音楽等の複合的な機能を持った文化施設等のニーズが高まってきているところでございます。

 したがいまして、今後、この文化構想の中では、今申し上げましたような複合的な文化施設、文化ホール等の建設構想を考えてまいりたいと思っております。いろいろこれには多額の建設財源が必要でございますが、これから総合実施計画の中に具体的に盛り込んで、時間がかかるかもしれませんけれども、実現に向かって努力してまいりたいと思っております。

 現在、いわゆる文化ホールとして使われております市民会館も、昭和41年にオープンいたしましてからちょうど30年経過いたしております。老朽化いたしておりますが、いましばらく補修をしながら、次の発展的な構想へ持ってまいりたいと考えているところでございます。

 それから、文化活動を担う人材の育成関係についての御質問がございますが、これについては、教育委員会の方からの御答弁にさせていただきます。

 次に、やさしいまちづくり総合計画の点について御質問がございましたが、これにつきましては、障害者や高齢者にやさしいまちづくり推進事業というのが、厚生省で平成6年4月1日に要綱が制定されまして、今日に至っているわけでございます。高齢者や障害のある方々の社会参加を促し、安心して暮らせる生活ができるようなまちづくりにするための合意形成、まちづくりに関する総合計画の策定でございます。

 全国で、平成7年から30の市町村を指定いたしまして事業を展開していこうと厚生省は考えておるものでございます。既に平成7年度で11カ所が指定され、本年あと17カ所が指定されようということで、ヒアリングを当市も受けているところでございます。もう2回ほど本年受けました。

 したがいまして、この関係については、まだ内示がございませんけれども、恐らく採択をしていただくものと考えております。この事業も国が3分の1、県が3分の1の補助事業でございまして、ハード面、ソフト面を組み合わせた3カ年の継続事業になっているところでございます。

 この事業をもう少し申し上げてみますというと、平成8年度の計画の手順といたしまして、議会代表、あるいは民間団体、障害者福祉団体等によりまして構成された策定委員会をつくります。そしてまた、3つの専門部会等を設置いたしていろいろと事業展開を図ってまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 市民の皆さん方のいろんな意識調査等も実施して、的確なニーズを把握しながら計画に反映をさせてまいりたいと考えているところでございます。このために3,000人の方々を対象にアンケート調査等をいたしまして、専門的に調査の結果を分析いたしまして、計画策定に当たってまいりたいと、このように考えております。

 8年度そういう調査とか、あるいは委員会をつくりまして、住民のニーズの把握をしていくことに平成8年度はやっていきたいと考えております。

 9年度に入りますというと、いよいよハード面等について整備をしてまいりたいと、9、10でハード面の関係を考えておるところでございます。いろいろと障害者の皆様方の障害の壁になるようなものを取り除いていくような、そういう事業展開をしてまいりたいと考えております。

 ハード面につきましては、いろいろと場所の指定がございまして、当初、いろいろと市内全域を考えまして、国の方に対しまして、障害者にやさしいまちづくりの一環といたしまして、いろんなところにございます公共施設に障害者用のトイレをつくるとか、あるいは道路の段差をなくするような施策を展開するとか、あるいはまた、点字ブロック等をつくっていくとか、いろいろ市街地を中心に広く考えておりましたけれども、今回はとりあえず向田地区、市役所を中心とした地域について、バリアフリー等の関係等の整備を図っていくようにしているところでございます。

 障害者のための障害をなくするような施策を展開していく。例えばトイレ等についても改善をしてまいりますとともに、また、障害者のためのトイレ等の看板等も設置をしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 それから、いろいろと予算の関係等についても、国の平成8年度の予算等を調べてみますというと、ソフト面で2億少々、ハード面で10億、合計12億以上の予算がやはりこの事業に充てられておるということでございます。全国で28か所になりますので、一つ一つの団体の予算というものは少し少なくなりますが、私のところは、3カ年事業で1億3,000万円を予定して、ソフト面、ハード面の事業整備を進めてまいりたいと考えているところでございます。

 次に、新幹線の駅の問題が御質問でございます。

 新幹線の川内駅舎についてどのような考え方を持っているのかと、見通しはどうなるのかと、レイアウトはどうなるかという御質問でございます。駅周辺の再開発関係については、いろいろと図面等をもって議会の皆様方にも御説明を申し上げてきたところでございますが、先般、西駅が立派に完成をいたしました。したがいまして、この次は、川内、出水の番であると思っております。いろいろと駅周辺の整備にあわせまして駅舎の構想も考えていかなければなりません。

 したがいまして、市内の各種団体の代表者等を含めまして、早急に川内駅舎等の建設構想の研究会等もつくってまいりたいと、このように考えておるところであります。

 JRから示されました方針では、単に新幹線は橋上駅、在来線はそのまま、現状のまま、第3セクター駅舎についてはまだ未定であると、このような説明を受けているわけでございますが、利用者にとりましては、3つの窓口のある案内所では大変戸惑うことになりますので、これから、橋上駅では橋上駅で結構でございます。ステーションビルとして十分住民の利活用に生かされるような設備ができないかどうか、これを研究してまいりたいと思っております。

 国の力で、あるいはJRの力で及ばないところが多々あるだろうと思いますが、ここはやはり西鹿児島駅と比較にはならないかもしれませんけれども、北薩の玄関口といたしまして、広域市町村圏のそれぞれの団体にも呼びかけまして、それぞれ各町の特産物等も出していただくような、そういうものを含めたやはりステーションビルにしていかなきゃならないと、このように考えているところでございます。

 理想といたしましては、昨年でございましたか、市内の十八日会の皆さん方が御提案いただきましたすばらしいステーションビルの構想もございますけれども、旅館組合等も含めまして、それぞれの代表者と一緒になって、どういうふうにしたらいいか、川内駅を中心とした商業集積とあわせまして、ステーションビルは川内市のシンボルになるようにひとつ考えてまいりたいと思います。また、議員の皆様方のいろんな角度からのお知恵をかしていただきますように、一緒になって早急にいいプランをつくってまいりたいと思っております。

 余り市が先走るというと、いよいよもってJR、国は、もう市がやるだろうと、市がまちづくりの一環としてやるだろうと、このように想定されるかもしれませんけれども、それでは非常に消極的になります。積極的にここはやはり研究して、財源が求められるものがあれば、国、県に要望もしてまいらなけりゃならない、このように考えているところでございます。

 次に、教育の問題がございましたが、亀山小の関係等についても教育委員会の方で一応答弁をしていただきたいと存じます。

 学校の施設整備については、市長の権限の分もございますけれども、とりあえず教育委員会の考え方について答弁をしていただくように考えております。

 以上、壇上から第1回目の御質問に対しまして答弁をさせていただきます。

   [教育長沖久教夫君登壇]



◎教育長(沖久教夫君) 平山議員の御質問にお答えいたします。

 まず、文化のまちづくりのことでございますが、文化のまちづくりは、市民の豊かな心をはぐくみ、生きがいの充実にかかわりの深いものでありまして、文化を差しおいて近代のまちづくりはあり得ないといったようなことを私はいつも考え、かつ機会あるごとに主張してまいっているところでございます。

 先ほど市長答弁の中に、教育委員会の意図する構想が十分に織り込まれておりましたので、大変ありがたく、かつ傾聴いたした次第でございます。

 文化活動を担う人材の育成等についてでございますが、この人材や団体の育成につきましては、まず、川内市では、補助育成事業として、川内市の文化協会を初めとする文化活動団体17団体に育成活動補助金制度を適用、実施してまいっております。

 また、学習学級活動の支援とか、成人大学講座の設定など、そのほか各種の活動支援を通して人材の育成に努めてまいっております。最近では、川内市人材バンクに特殊技能を持った方々を登録いたしまして、「すてき人」を発行して活用をいただいております。

 次に、市の指定文化財の整備と史跡等の環境整備並びに市民への啓発、周知等についてでございますが、川内市には、現在、国指定の文化財7件、県指定が6件、市の指定が40件といったような文化財がございます。市民への周知とその活用につきましては、文化財に関するリーフレットとか案内書等の作成、配布、あるいは案内板、説明板等の設置等を実施して、その周知に努めてまいりました。周知の方法、内容等につきましては、今後もさらに整備、充実を図ってまいりたいと存じます。

 それから、これからの文化財の整備等のことについてでございますが、本市の文化財保護審議会といったような機関がございますので、この諮問機関に諮問を申し上げ、答申、あるいはまた御提言等をいただきながら、着実に整備を進めてまいりたいと、こういうふうに考えるところでございます。

 次に、大きな2番目の教員の民間企業等に対する派遣研修事業でございますが、正式には教員の「長期社会体験研修」というふうに言われております。このことにつきましては、鹿児島県を含む8つの府県と北九州市に対して、今後2年間にわたって実践的な調査研究を委嘱することになっております。これは教員の長期派遣研修に関する調査研究協力者会議が文部省の教育助成局に報告をし、このことが実施に移されていくものでございます。

 その趣旨、目的でございますが、急激に変化していく社会の中で、学校を取り巻く諸状況が大変変わってきつつある。教師として学校の外にも視野を広げることが必要になってきたといったようなことが第1点。次に、この研修を通して得られた物の見方や考え方というものが学校教育の場に還元されていくということ。3点目に、地域社会との連携を図りながら、生き生きとした学校づくりを進めていくためにこれは必要なことである。その他いじめの問題等も常に言われることでございます。

 次に、本市からは、教頭と教諭がそれぞれ1名ずつ派遣されております。教頭は、6月から7月までの2カ月間、特別養護老人ホームの福和園で研修を受けます。教諭は、6月から8月までの3カ月間、日本特殊陶業宮之城工場で研修を行うことになっております。

 本県では、18名の教頭と27名の教諭が、合計45名ですけれども、そのうち男性が38名、女性が7名派遣されております。派遣先は、社会福祉施設、あるいはサービス業とか製造業、卸売、小売、そういったような分野等に広がっておりますが、2カ月の者が18名、3カ月が19名、6カ月の者が4名、1年といったような者が4名というふうに長期の研修でございます。それぞれの学校で教諭については、代替の教諭が補充されております。この件についてはこの程度でとどめておきたいと思います。

 次に、亀山小学校に付設されております言語難聴教室の建物の件でございますが、昭和63年から平成元年にかけまして、教育委員会としては、新増改築計画を立案し、本市の総合計画、実施計画に提起した経緯がございます。その折、川内川抜本計画が浮上してまいりまして、学校移転等の問題が生じて論議されまして、実現に至らなかったものであります。

 現在、教室は改造を重ねて使用はいたしておりますが、耐用年数を既に経過をいたしておりまして、御指摘のように老朽化が著しくなっております。

 増改築等の件につきましては、今後、本市の総合計画、実施計画に組み入れていただきまして、そういった手順を経て、新増改築事業の実現に向けて具体的に進めてまいりたいと、こういうふうに考えるところでございます。

 以上、壇上からのお答えを終わらせていただきます。



◆16番(平山昇君) 教育長の答弁の中に1点だけ答弁漏れがありましたが、勤務処理の関係は後でまたお答えいただきたいと思います。

 それぞれ御答弁をいただきましたので、それに基づいて2回目の質問をいたします。

 第3次総合計画の下期の基本計画についてでございますが、ただいま上期5カ年の総括として達成できた事業成果等については市長が述べられました。大学誘致、福祉の里整備、総合運動公園、国際交流センター、一般廃棄物処理施設の整備など大型プロジェクトを初めとして種々の施策が推進されたことは仰せのとおりであります。

 9割方達成をされたというふうにお答えをいただきましたので、その達成率としては極めて高いのかなあというふうに私は今お聞きしながら考えたのでございますが、しかし、予定どおり達成できたことで評価できる反面、達成に至らなかった事業、あるいは大幅に予定がおくれたり、緒に着くことのできなかった事業などやはり謙虚にその原因なり、理由なりについて反省をし、分析をしてみることが肝要ではないかと思うのであります。単なる財政的な事情からばかりではない場合は一層のことそうであります。また、見方によっては、大型プロジェクトの方により一層目を奪われて、エネルギーを費消し、豊かなまちづくりや市民のニーズにこたえるきめ細かな事業の推進に取り組みのおくれが見られたりした点はなかったのかという思いが若干いたすわけですが、この点についてどのように考えておられるか、再度お尋ねをしてみたいと思います。

 もちろん計画ですから、いわば予定でありますので、100%の達成を望むのは無理なわけですけれども、上期を引き継いで下期計画としてよりその実現性を高めていただきたいと願う立場から申し上げておるのであります。

 1つは、さっき具体的に申し上げました2項について申し上げますが、まず一つの緑化事業についてであります。先ほどの答弁の中で、緑の基本計画という表現でお答えをいただき、この基本計画の性格、位置づけについても概略御説明をいただきましたが、これは従来の緑のマスタープラン、並びに昭和60年度の緑化推進計画を統合したものという説明でお答えをいただきました。そうであれば、下期のこの計画の中に緑のマスタープランではなくて、緑の基本計画という表現で計画書の中につくられなければならなかったのではないかと思うのですが、それが以前のままの緑のマスタープランそのままであるのはどういう理由なのかお答えいただきたいと思います。

 同時に、上期5カ年の計画の中で緑のマスタープランづくりはどこまで進んだのか。進まなかったのであればその理由は何なのか。先ほどの90%の中にこれが入っているのかなあというふうにお聞きをしながら若干疑問を感じましたので、御説明をいただきたいと思う次第であります。

 次の文化行政の取り組みについて申し上げたいと思います。この問題について、実は、平成5年の12月議会で当時の仁礼市長のお考えを伺ったことがあります。それ以前にも4回ほど文化的なまちづくりの視点から、幾つかの提言や要望を私は繰り返しておりましたので、平成5年の第4回定例会ではやや総括的に私の意見も申し上げております。そのとき申し上げたかったのは、文化行政にももっと本当に力を入れてください。多くの市民の方々が生涯学習の中で生き生きとした文化的な活動をされているのに対し、もっと積極的に側面的に支援する行政サービスとして文化行政にも関心を寄せていただきたいという気持ちを実は申し上げたかったのでありますが、そのときの会議録を今、冷静に読み返してみても、余り温かみのある答弁とは受け取れないのが残念であります。確かに川内市の行政を預かるトップとしては、やるべきことが多過ぎて手が回り兼ねるとおっしゃるお気持ちはわからないではありませんが、それは今の市長がおっしゃったというわけではありません。それでは総合計画を幾ら立派なものをつくってみても単なる作文に終わってしまうわけであります。

 したがって、今回の下期の計画にしても、先ほど一定の決意をお示しいただきましたので、決して仏つくって何とやらにはなってしまわないのだろうと思いますが、ぜひともさらに実効ある計画として生かしてほしいという切なる願いを込めて申し上げているところでございます。

 よその県から、または県内の他市町村から川内市を訪れたお客を、「さてどこに案内しようかと考えたとき、新田神社と寺山公園、そして原発展示館ぐらいしか思い浮かばないのだ」という市民の声をしばしば耳にするのであります。

 川内市内には、誇るべき史跡、文化財等がありながら、それらが一連的に整備、保存されているかというと、必ずしもそれについてはそうであるとは言い切れないのがあるようでございます。同時に市民に知られているのかという点等も疑問があります。市民に認知されて初めて愛され、親しまれていくものですし、それがまた市民の誇りともなっていくはずですから、ぜひそのような方策で取り組みをいただきたいと思います。

 例えば史跡、文化財等の国、県指定のものはともかくとして、はっきりされておりますが、市指定の先ほどおっしゃった40カ所の中にもいろいろあろうと思うんですけれども、そういった一連の史跡、文化財のマップを作成するのもどうなのかということについて考え方をお示しください。

 同時に保存のための環境整備等が不十分な箇所はないのか。あるとすれば早急に一定の措置をすべきだと思うのですが、この点についても改めて教育委員会の御見解を伺います。

 商工観光課で作成している観光パンフレットの状況をお聞きをしてみますと、年間5,000部ほどは消化されているそうですから、こういうマップ等をおつくりいただいたら大いに歓迎されると思うのであります。

 また、次に、既存の施設の活用についても、特に文化活動、発表、公開の場として活用される場合は、快く提供し、どうぞ活用してくださいという立場で市民に接し、施設の管理、運営をすべきだと実は私は考えます。

 ところが、むしろ現在では、逆のお役所的感覚でしゃくし定規を持ち出されて不愉快だという苦情をしばしば受けます。まず、市職員の意識の改革と市民ニーズにこたえる規則の変更、管理、運営の工夫について考えていただきたいと思うのであります。この点についても御見解をお聞かせください。

 そうなりますと、当然職員の勤務対応との関連も出てくるでしょうが、そこはクリアをする工夫をしていただきたいのであります。

 また、施設の使用料等についても、公的な主催行事等でなくても、純粋に教育活動の一環として行われている文化活動があります。例えば少年少女合唱団とかジュニアコンサート、または市内の中学校、高校等の音楽発表会などがありまして、現在は、市民会館の大ホールを使用する場合は、これは5割の使用料の減になっておりますけれども、附属施設の使用料、冷暖房使用料等は全額自己負担になっおりますので、これらの教育活動の一環として行われる文化活動等については、せめて温かい配慮がほしいと思うのですが、いかがお考えでしょうか。これも教育委員会のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 このことがひいてはこの下期の計画にうたわれている、先ほども若干触れました文化活動を担う人材、団体の育成にもつながっていくのではないかと思うのであります。この人材、団体の育成についても申し上げてみたいと思います。

 市内には、隠れた文芸や市民芸術家が数多く存在しておられると思うのであります。文芸、絵画、書・陶芸、工芸、彫塑などさまざまな分野で独自に、あるいは生涯学習の一環として活躍、活動をされておられます。これらの方々の活動の成果を披露する場と同時に、大多数の市民の鑑賞の機会と場が十分に保障されているかというと、必ずしもそうではありません。先ほど教育長は、文化協会を初め多くの団体の名前をお挙げいただきましたが、ぜひそういった関係団体の代表の方々と協議するなどして、少しでもやはり市民ニーズにこたえる努力をしていただきたいと考えるのであります。

 以前、前の城下議員が市内の陶芸家の作品展示に市民会館のホワイエの使用を訴えたことがございました。これは目的外使用だと一言で突っぱねられたのではなかったかと記憶をしているわけですけれども、そんなことでは人材は育たないのではないのかと思うのであります。今申し上げた点については、ぜひ市長の御見解をお聞かせいただきたいと思います。

 第2のやさしいまちづくり総合計画であります。先ほどお答えいただきました。平成7年度から11カ所指定をされ、平成8年度からは17カ所指定を受けて、既に本市も平成8年度のヒアリングを受けているので、ほぼ指定をされるのではないのかというふうに答弁をされ、その事業の内容についてもお答えをいただきました。確かにおっしゃるとおり、私が得た資料にしても、平成6年度の厚生省予算の中の新たな創設の事業の説明の中にこう書かれております。「障害者や高齢者が住みやすいまちとするため、まちづくりに関する総合計画を策定するとともに、これに基づきスロープ、障害者用トイレ、点字案内板の設置など既存公共施設の改造、改善を推進する生活環境基盤整備事業の実施」とうたわれておるのでありますから、これに基づいた具体的な事業の推進だろうと思います。概略御説明をいただきましたので、当然計画が策定されるだろうと思いますけれども、策定委員の選定についても、先ほど障害者や高齢者の代表の方にも触れられましたから、その中で申し上げるまでもないかと思いますけれども、ぜひ高齢者や障害者の代表の方々の委員を一人でも多く選定をし、お願いをしていただいて、その方々の視点からの計画づくりになるようにこれはお願いを申し上げておきます。

 お尋ねしたいのは、平成8年度は計画の策定をし、その下に専門委員会を設けるというふうにおっしゃいましたが、平成8年度事業としては、もうそれだけなのか。ソフト面でそれだけで終わるのか。そのほかに何か事業があるのかないのか。お聞かせをいただきたいと思います。

 それからハード面については、2カ年事業で実施するということで、1つは向田、市役所付近のある地域を指定をしてということでしたから、モデル地域の指定ということになるのではないのかというふうに考えますが、それはどの区域をどういうふうに指定をされるお考えか、若干具体的にお聞かせいただきたいと存じます。

 いま一つは、障害者プランとの関連についてでありますが、昨年の12月18日、当時はまだ村山内閣でございましたが、村山首相を本部長とする障害者対策推進本部で、ノーマライゼーションの理念を踏まえた7カ年戦略としての障害者プランの推進が決定をされて、これが平成8年度が初年度となるプラン策定というふうにうたわれましたが、これについてのこのプランとの関連はないのかどうか御説明をいただきたいと思います。

 4つ目はネーミングの問題ですけれども、単にやさしいまちづくり計画としたのでは内容がはっきりしませんので、ぜひ障害者や高齢者にやさしいという趣旨をつけ加えたネーミングにしてはいかがなものかと考えるんですが、考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 新幹線開通に伴う駅舎の問題でございます。まだ先走ってやってはいろいろ問題もあるかというふうにお答えを御説明いただきましたが、一定の考え方については、お持ちのようでございますので、せっかく駅周辺の面整備が行われて町並みが一新しますから、その景観にマッチした川内のまちのイメージアップにつながる北薩の玄関口としてふさわしいステーションビルにしたいというふうに御答弁いただきましたし、シンボル駅となるように考えていきたいというふうにおっしゃいましたので、ぜひそこら辺は関係の団体の方々の御意見も聴取しながら進めていただきたいというふうに、この点についてはお願いを申し上げておきます。

 教育の問題でございますが、教員民間企業等派遣研修の問題であります。本市からは、教頭、一般教諭、それぞれ1名が長期研修に出ているということであり、教諭の場合は、代替教諭が一応されて、学校に負担をかけない措置が取られておるようでありますので、それは当然の措置として承っておきます。

 しかし、この制度の導入の理由が、私にとってはいま一つよく理解できない点があります。さっき教育長お答えをいただきましたけれども、確かにそういう一般状況にあることは事実でありましょう。最近確かに校長や教頭さんの中にもいろんなタイプの方がおられるのは私も肌で感じておりますし、若い教師の中にもそれぞれ指導力に欠ける者がいたりするでありましょう。

 しかし、そんな現象は教員の世界だけでは決してないと思うのであります。それをすぐに、例えば県教委の教職員課の、これは説明の中の言葉ですが、次のように言っているんです。「今日的な教育の問題に対して、教員の認識は甘い。目まぐるしい世の中の動きについていく見識が不足している。価値観の多様化に対応できていない。」というのですけれども、説明をされておりますが、だから直ちに企業研修へという発想は、若干飛躍し過ぎていないのかと、私にはそう思えてならないのです。学校というところは、目の前にさまざまな個性を持った子供たちが大勢おります。その子供たち一人一人と真剣に向き合い、切り結んでいく毎日を送ったら、教師はおのずと成長をしていくのであります。それが子供に学びつつ成長するということなのであります。

 しかし、そのためには、物理的にも精神的にももっと教師にゆとりがなくてはできません。今日の学校現場の超多忙な実態を改善することこそ先決ではないのでしょうか。この点については、教育長の再度の御所見を求めます。

 同時にこの事業を県教委は2年計画で実施したい意向のようですが、来年度も、これは教頭の場合は教育委員会の推薦というふうにお聞きをしていますが、やはり来年度も推薦をされるお考えかどうかお聞かせいただきたいと思います。

 亀山小の言語難聴治療教室の件で、先ほど一定の御答弁をいただきました。全面新増改築の必要性を感じておられるのかどうかというのが若干疑問ですから、その必要性をどの程度感じておられるか、極めて痛感をされておられるかどうか、ひとつお聞かせいただきたいと思います。

 平成8年度から10年度の3カ年間の実施計画には入っておりませんので、この件については、市長のひとつ御決意を含んだ御見解もぜひとも2つ目にお聞かせいただきたいとお願いをして、2回目の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) 2回目の御質問に答弁を申し上げます。

 まず、第1点目の総合計画に基づきます上期の実施計画の中で達成ができなかった面と、その反省の上に立ちまして、下期には、先ほども少し触れましたけれども、足りなかった面等について、今度は重点的に重要施策としてとらえて実施計画の中に登載し、事業の具現化を図ってまいりたいと考えておることを申し上げたところでございますが、もう少しどういう点が足りなかったかという点を申し上げてみますというと、例えば保健センターの整備、あるいは臨海公園の整備、河川公園の整備、あるいはレクリエーション施設等の整備、上水道の第4次拡張事業の推進、こういうものがすべて住民の健康、福祉等に対します大切な事業であったわけでございますが、いろんな事情もございまして、手をつけられなかったものもございますので、これらを今回、積極的に推進してまいりたいと固く決意をいたしているところでございます。

 それぞれ具体的に下期におきましてもう既に取り組んでおりますものがございますので、下期の中でも早い段階に実現可能なものもあるのではなかろうかと、このように考えているところでございます。

 それから緑化事業の関係、緑のマスタープラン等の表現が緑の基本計画といろいろと調整がなされていないのではないかという御意見でございまして、全く当時とこの基本計画を策定いたします段階において、まだ緑の基本計画策定ができておりませんでしたので、表現等についても若干ちゅうちょしたのではなかろうかと思いますが、早急にこれは調整をしてまいりたいと存じます。

 上期で緑のマスタープランで事業が進まなかったのはなぜかということ等についても、先ほど申し上げましたとおり、第一義的にはいろいろ重点的に設備投資、あるいは資本投下をしたものの中に緑化対策等がちょっと足りなかったという点でございまして、今後、この緑の基本計画を策定いたしまして、その中で公園整備等もるるできていくのではなかろうかと。この緑の基本計画を策定することによって、その中に入りました計画は国庫補助の対象になっていくということでございますので、重点的に今回これらについても整備をして、非常に緑の多い都市並み、街路事業、あるいは森林公園等の整備を目指してまいりたいと考えているところでございます。

 なお、この関係について足りないところは、主管の部長から補足説明をさせたいと存じます。

 それから文化施設の関係でございますが、先ほども申し上げましたとおり、どうしても市民のニーズというものが、物質的なものから精神的なもの、文化的なものへと非常に価値観が変わってきております。したがいまして、特に文化的な水準の向上を求めた市民のニーズというものは高いものがございますので、今後おっしゃいますとおりコンサートのできるような、そういう音楽のできるようなお部屋と申しますか、音楽堂と申しますか、あるいはまた、美術展覧会ができるような、そういう部屋を持った複合的な文化ホールをつくっていかなけりゃいけないと、このように将来構想として考えているところでございます。

 したがいまして、つい最近、姶良郡のある町でそのような立派な施設が完成したのが載っておりました。大ホールの隣に音楽コンサートができるような音響設備を十分考えた、そういう中ホールを持った、そういう設備やら、いろんな多目的ホールができていることが新聞で載っておりましたので、私も、あ、こういう構想がいいんではないかというふうに新聞を見て感じたところでございます。今後またいろいろと皆さん方の御意見等も聞きながら、構想立案に向かって努力してまいりたいと存じます。

 それから、文化施設の利用について、いろいろと気配りが足りないという点が御指摘がございました。文化施設の使用については、それぞれ条例規則がございますが、それに基づいてそれぞれ担当が判断をして使用許可等を出しているんだろうと思いますが、その申し入れに当たりまして、もう少し親切に、こういうことからこういうことになるわけでございますとやさしく対処できるような、そういうことで指導をするように、これからそれぞれの関係の施設の長に指導してまいりたいと思っております。

 それから、高齢者や障害者にやさしいまちづくりの関係でございますけれども、8年度の計画は、いわば総合計画を策定するわけでございますが、そのほかに先ほど申し上げましたとおり3,000人のアンケート調査をして、それらを分析する仕事のほかに、やはり福祉に対する啓発、広報、あるいは福祉運動大会等を展開して、住民に対します高齢者、障害者への理解を一層深めてまいるPR活動を展開してまいりたいと、このように考えておるわけでございます。

 それから市役所周辺を中心にどの程度かということでございますが、今、厚生省の方でヒアリングを受けておりますところによりますというと、私は、当初、市街地、中央公民館、図書館、市立体育館等を含めた範囲で国道3号線を中心に考えて厚生省の方にヒアリングを受けましたけれども、とりあえず市役所周辺、西向田、それから神田町を一体として、太平橋のところまで、1丁目から5丁目まで、それから川内駅、昭和通りを含めたところの一部分でございます。これらのところのいろんな公共的な施設、あるいは道路等につきまして、あるいはまた民間の施設について、そういう協力要請、例えば障害者のトイレ等整備していただけるかどうか、そういうものを含めて、ごくわずかな地域ではございますけれども、とりあえずここをモデル地区としてやっていくようにというような指導、助言もございまして、そういう範囲を今回定めて進めてまいりたいと考えております。これらについては、それぞれ委員会ができましたならば、いろいろとまた具体的に説明を申し上げてまいりたいと思います。

 それからネーミング等についても、この委員会の中でいろいろ構想を出していただきまして、決定していただければ、モデル的ないい一つのネーミングができるのではなかろうかと考えます。

 亀山小の難聴教室の問題でございますが、今から23年前、昭和48年にこういうことでスタートいたしているわけでございますが、今、お話がございましたとおり、川内川の抜本改修に伴いまして、いろいろ企業の立地等の関係等もございます。その隣にあります亀山小学校でございますので、いろいろと用地の確保の問題等で大変関連があるのではなかろうかと思いまして、今日まで延び延びになってきておるわけでございます。

 どうしてもこの施設については、前向きに取り組んでいかなければなりません。したがいまして、今、私はここでふと思うわけでございますけれども、そういう抜本改修の関係がいろいろと、まだ先のことだろうとは思いますけれど、一抹の不安もございますので、亀山小学校の敷地ということに拘泥するというと、いろいろと考えが小さくなってくるわけでございますけれども、場所を変えて整備するということは、またどうなんだろうか。これは今後の研究課題でございますけれども、やるということは、整備をするということについては、私も前向きに次の総合実施計画の来年度の見直しのときにもう少し教育委員会とも協議をし、そしてまた、これまでの歴史と経過があります亀山小学校の難聴教室でございますので、十分学校の先生方とも論議をしながら検討を加えてまいりたいと、このように考えております。よろしくお願い申し上げます。

 あと足りないところは部長等で答弁をさせます。



◎建設部長(榊孝一君) 景観緑化の関係の云々でありましたけれども、先ほど市長が答弁をいたしましたように緑の基本計画を策定をしていきたいということで、緑のマスタープラン等どうなのかというようなことでございましたけれども、事業政策が変わってきておるというようなふうのこと等でありますので、下期基本計画の中で、今後表現の調整を行っていきたいというふうに考えております。

 あと緑のマスタープランの推進の関係ですけれども、緑のマスタープランについては、策定はしておりませんけれども、川内川の整備と利用による産業育成ビジョンなるもの等を作成をさせていただいておりますので、そうしたこと等の中が緑のマスタープランを考えた中の一つではなかったかというふうに考えております。

 あと今後考えられますことにつきましては、計画されております川内駅周辺の整備、あるいはまた地区の区画整理事業というような、いろんなそうしたことでの整備がなされております。現在も第二中郷土地区画整理事業も行われているわけですけれども、そうしたこと等の今後開発される中で、緑の基本計画を策定する中で整備を進めていきたいというふうに考えております。

 以上であります。



◎教育長(沖久教夫君) 第2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、その前に先ほどの答弁漏れの御指摘がございまして、大変失礼をいたしました。この教員の民間企業等の派遣事業につきましては、派遣される教員の勤務処理は、研修ということで出張扱いになります。教育センターの長期研修等と同じ扱いでございます。

 それでは、第2回目の御質問にお答えいたしますが、文化財の保護、活用等に関係する幾つかの御質問でございますが、まず、現在の文化財等が市民によく周知されていないのではないか。これに対してどのような具体的な周知の徹底の方法を講ずるかといったようなことにつきましては、文化財関係のマップといいましょうか、本年度は500部を印刷して準備をすることにいたしております。それから横岡古墳の開園をいたしましたが、これにつきましても、リーフレット500部の製作の予定でございます。そのほか案内板とか説明板、こういったものの充実、これは年次的に整備を進めてまいりたいと思っております。

 次に、文化財の保存、環境整備等についてでございますが、これにつきましては、やはりいろいろこれからの多くの課題を持っております。昨年度、一昨年度事業としては、横岡古墳の公園化を仕上げたところでございますが、鶴峯窯跡とか、あるいは平佐焼の窯跡等についてもまだまだ整備の必要もありましょうし、その他それぞれ今後手を入れるべき分野が出てくることでございます。

 それから、既存の文化施設等の利用につきまして、市民が活用しやすいようにといったようなことでございますが、いろいろ市民の要望、お声等を聞きながら、改善すべきところは実施をしてまいったところでございますが、今後もまた、御指摘等の問題については対応を図ってまいりたいと、こういうふうに考えます。

 それから、文化活動団体等への支援活動でございますが、このことにつきましては、会場の使用等、中央公民館とか、あるいは市民会館の使用等につきましては、それなりに会場費の免除措置とか、そういった形で利便を図ってきているところでございます。

 それから、人材、団体の育成等の面から、活動の成果の披露の場を保障してほしいといったような問題でございますが、このことにつきましては、いろいろと川内市として文化のまちづくり事業等もございますので、在郷の方々との連絡、提携を図りながら、でき得れば、より質のいい、より高い内容のものをできるだけ御披露できるような機会をつくってまいりたいと、こういうふうに考えます。

 次に、教職員の民間企業等への派遣の研修のことでございますが、今日の学校の多忙化に対する措置といったようなことが第一ではないかといったようなことでございますが、このことにつきましては、校内の行事の精選とか、いろんな学校行事等の工夫等によって、学校でそれぞれ対応しているものでございます。直ちに大事なものもカットするというわけにもまいりませんので、このことについては、それぞれの学校の創意工夫によって、多忙化の解消といったような方向を見出していただきたいと思っております。

 それから、民間企業等への派遣につきまして、来年度推薦するかといったような御質問でございますが、この事業への参加は、あくまでも推薦ではございませんで、これは公募の形をとっております。公募によって希望があった者につきまして、教育委員会としては県の方に推薦を上げているわけでございます。

 このことについては、非常に意義の深い、また、大変大事な研修と受けとめておりますので、来年度もぜひたくさんの教職員の方々が応募していただきたいと、こういうふうに考えておるところでございます。

 それから、亀山小学校の言語難聴教室のことにつきまして、この大増改築につきましては、現在、川内川の抜本改修との関係というものが完全に遠のいているといったようなことでもございませんで、これとのかかわりということもございますが、まだここ5年、10年といったような目先のことでもなさそうでありますので、何とかして増改築が早い時期に実現できればと。先ほど市長からのお答えもございましたけれども、教育委員会としても早い時期に増改築は実現を見てほしいということで念願をしているところでございます。

 答弁漏れがあったかもしれませんけれども、以上で第2回目の答弁を終わらせていただきます。



◎市民部長(時吉勝行君) やさしいまちづくり事業で平成8年度に予定しております事業について申し上げたいと思います。

 実際の装具を健常者がつけて障害者の理解を深めるための疑似体験も予定をいたしております。講演会の開催、それから補装具、日常生活用具の展示会等を予定いたしております。この中で、障害者にやさしい標語づくり、あるいは作文づくり、ポスターづくり等も小・中学生に呼びかけまして、その優秀作品を展示するということも考えております。

 以上がおおむねの8年度のソフト面の計画作成のための事業のほかの事業でございます。

 それから障害者プランとの関係でございますが、先ほど市長が申し上げましたように、総合計画については、8年度委員会、それからアンケート調査等の準備期間、平成9年度で総合計画は策定をするわけでございますが、本年度事業として障害者基本計画も策定をする予定にいたしております。

 以上です。



◆16番(平山昇君) それでは、簡単に3回目を意見を加えて申し上げてみたいと思います。

 下期計画についていろいろ私が申し上げたことに対して、市長が誠実に前向きに取り組む姿勢をお示しいただいたことにまず感謝を申し上げます。

 先ほど市長も触れられたとおり、先週土曜日の22日、加治木町の文化会館、加音ホールの竣工式のことが大きく新聞に確かに取り上げられておりました。写真入りで南日本新聞紙上に出ておりましたので、お読みになった方も多いかと存じます。最新の設備を持つ総合的な文化会館で、コンサートや演劇などの公演に対しては、国内でもトップクラスの音響システムの整備を有するものだそうであります。宇都宮町長は「豊かな教育と文化のあふれる加治木の芸術・文化の交流拠点として建設したものだ」と述べておられました。椋鳩十文学館に続いて、またすばらしい文化活動の拠点となるのではないでしょうか。我が川内市も文化のまちならひけはとらないぞという意気込みで、これから市民の文化活動をますます活性化するために、また、市民が長年待ち望んでいる文学館や新たな文化施設の建設等についても、ぜひ地域間交流、国際交流の時代にふさわしい拠点となりますように、先ほど決意のほどをお示しいただきましたので、ぜひその線で御努力をいただきたいというふうに切にお願いを申し上げておきたいと存じます。

 緑の基本計画についても、御決意のほどをお示しをいただきましたから、ぜひとも今回は本気で全庁挙げて取り組んでいただいて、市民の皆さん方の御要望におこたえをいただくようにお願い申し上げます。

 これも一月ほど前の南日本新聞の世論欄に、中福良町の一主婦が投稿しておりました。「新1年生に、次男坊か三男坊か送り出して、5月のあの初夏の炎天下のもとで、緑の木陰で休むところも1か所もなくて、汗みずくで帰ってくる」と。「それを見ていると、せめてどこかに木陰で憩える場所があったらいいのに」という投稿を読んで、私も本当にそうだなあというふうに思った次第であります。

 やさしいまちづくり事業についても、一定のモデル地域を設定をして、一生懸命そういったまちづくりの高齢者、障害者の視点からの見直しの施策に取り組みたいということでございましたから、ぜひ今後も全市的にそういったまちづくりができないものかどうかも含めて御検討いただいて、御努力をいただきたいとお願いを申し上げておきます。

 教育の問題でございます。研修制度でございますけれども、この積年の弊害が積もり積もってあらわれた現象ともいうべきのがいじめや不登校の問題ではないのかと私は考えます。そういった問題を小手先の企業研修等でかわそうとする文部省の考え方、また、県教委がそれを喜んで受け入れたということについても、私は賛成はしかねます。どうしても研修が必要とあるならば、本採用になる前に1カ年ぐらいの期間を設定して、研修先等も各人に選ばせるなり、そして実習させるなりの公平、平等な方法等も考えればあるはずであります。

 最近、各県で、あちこちの県で教員採用試験のあり方について見直しというニュースがあります。けさもある県のことをNHKテレビで放送しておりました。また、つい1カ月ほど前の新聞報道によりますと、全国1万1,000の公立中学校長会でつくる全日本中学校長会理事会の席上で、内部研究資料だとはしながらも、高校入試の抜本改革を求める大胆な提言がなされたという報道がありました。これは、今の教育制度のままでは何も解決しませんよという中学校の現場からの勇気ある提言、発言であると思うのであります。教育界が「脱偏差値」を唱え始めて久しいものがあるのに一向に実態が変わっていかないのは、大変憂慮すべきだと思うのであります。

 したがいまして、地方教育委員会としても、県教委なり文部行政の方針に従うだけでなくて、必要な場合にはぜひ積極的な意見の具申というのもなされていいのではないのかというふうに考えるのですが、最後に一言教育長の御所見を求めます。

 亀山小の言語難聴教室の全面新増改築についても、どの程度感じておられますかという私の質問に対して、この点については、その必要を痛感をしているというふうにぜひ教育長にもお答えいただきたかったと思うんですけれども、ただいま前向きに取り組む姿勢をお示しをいただきましたので、ぜひ御努力をいただきたいと思います。

 同時に施設設備の備品等についても、最新の機器がどんどんできております。そういったものを選定をしていただくようにぜひ申し述べてくれというのが私の古い友達で、この教室の開設当時から携わって、昨年定年退職をした古い友達の意見であります。彼は今もってその、特に難聴の治療、療育に当たってきた立場から、耳の不自由な子供たちのことを我々健常者がより一層理解をする立場で取り組んでほしいということを申し述べておりましたので、お伝えをして、3回目の質問を終わります。



◎教育長(沖久教夫君) 現在の教育がかかわっておりますいじめや登校拒否といったような深刻な諸問題につきましては、御指摘のとおり戦後教育の体質に一つは問題があったと思われますし、また、社会全体の戦後50年の大きなひずみの中でこのような状態が発生してまいっておるといったようことと受けとめております。

 このことにつきましては、いわゆる民間企業等への派遣の研修制度の問題とのかかわり等でございますけれども、これにつきましては、やはり学校、職場以外に他の職場、社会を経験することによって、非常に教師としての大きな視野、物の見方、考え方といったようなものが培われてまいりますので、これこそ非常にすばらしい一つの政策、施策ではないかと、こういうふうに考えているところでございます。

 亀山小学校の言語難聴教室については、先ほども申し上げましたとおりで、このことにつきましては、本年度も教育委員会の学校訪問、6月5日にございましたけれども、このとき既に事務局の方では十分確認をして、ぜひ次年度の総合計画、実施計画に問題を上げていくようにといったようなことで、お互いに教育委員会としては確認をして進めてまいっているところでございます。実現を期待しながら、市の方にも要望してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、16番平山昇君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、24番東秀男君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [24番東 秀男君登壇]



◆24番(東秀男君) まず最初に、私は、職員から助役、そして3期12年にわたる前仁礼市長の「吾が曲折の足あと−川内市政の側面」の出版を拝読させていただきました。題名のとおりまったく曲折の足跡であり、私なりに市政の側面を顧みることができました。その中で「市長3期目」と題して、「選挙民の皆さんへ−選挙戦を振り返って−」という一節があります。私も選挙の洗礼を受ける一人として胸を打つものがございました。長年にわたる数多くの御功績に対しまして、改めて敬意を表したいと思います。一日も早い全快を心より祈念申し上げる次第であります。

 さて、仁礼市長の退任によりまして、厳しい選挙戦を戦い抜かれ、森市長は民間の目で活性化を、川内市の流れを変えようとする市民の声を謙虚に受けとめられ、施政方針で述べられた市民の声に積極的に耳を傾け、高齢者、弱者、女性に優しいまちづくり、そして市民に開かれてわかりやすい政治、気配りのあるきめ細かい行政の展開に向けて、情熱、決断、創造を信条とされる森市長の個性あるまじめさで公約実現に精進されることを7万3,000市民はひとしく期待をし、見守っていると信じております。

 では、さきに通告いたしました質問事項について、市長の政治信条であるやさしい政治、住みよいまちづくりについてを逐次質問を申し上げてまいりますので、市長の所信をお伺いいたしたいと思います。

 先ほどの平山議員の質問と重複する点も多分にございますが、私なりの質問にそれなりに御回答をお願いを申し上げたいと存じます。

 まず、住みよい福祉のまちづくりについてであります。言葉としては、簡単に住みよいまちづくり、福祉のまちづくりといっても、では具体的に列挙せよといわれますと、戸惑いもあります。難しく考えれば説明に困ります。何となくわかるようでよくわからないというのが実感のようです。しかし、案外身近なところにもあるようであります。

 一つには、人々が住んでいる地域の住環境の整備、また、広域的には、社会的な環境の整備もあります。私は、身近な問題として、障害者用観光福祉トイレについて提起をいたしております。このことについては、平成4年12月議会においても、福祉のまちづくり条例についての質問の中で申し上げ、福祉は同情や慈善事業的な考え方ではなく、一人一人の人権を尊重し、そしてそれを保障することであると申し述べた次第であります。

 平成4年1月10日の西日本新聞を紹介しますと、「沿線に障害者用トイレ設置」として、「天草観光を楽しく便利に」との見出しで、天草市町村圏協議会が、主要観光道路沿いにガソリンスタンドなどを対象とした障害者用の観光福祉トイレについて80%の補助金を出し、観光に行ってもトイレが見つからず不便という障害者の不満にこたえるものとして報じております。同協議会は、福祉トイレであれば、健常者も利用できるとして、島内の観光ルートにあるガソリンスタンドや食堂、コンビニエンスストアなどを候補に挙げて、20キロ置きに20カ所程度、希望があればさらにふやすなど、障害者のトイレを広域で補助するというような試みは全国でも初めての試みであるというふうに報じておりました。

 このように障害者が安心して社会参加し、また、旅行を楽しむことができる障害者の不安にこたえるためにもこうしたトイレの設置が必要ではないかと思いますが、これらについての市長の所信をお伺いいたしたいと存じます。

 次に、障害者用トイレの所在がよくわからないという、また現実的にもそのようであります。市街のどこを見ても道路を通行する中で、ここには障害者用のトイレがあるという表示が何もありません。

 こうした表示の看板の設置についてでありますが、私は、これは一つの例を申し上げますが、昨年、市庁舎の西側の駐車場で、車の中で娘さんを待っておられる昔からつき合っていた懐かしい先輩に出会いました。その先輩は腰を痛めて、娘さんが車で病院に送って、その帰り道、娘さんが庁舎に用事があるということで、車の中で待機しておられた。その中でいろいろと昔の懐かしい話をしておりましたところ、途中で突然排便を伝えられたので、私は車いすでなければ行動ができないことを知っておりましたので、急いでエレベーターの前にあります車いすを使って、エレベーターで2階の障害者用トイレに案内をしました。このとき突然の対応に、障害者用トイレのわかりやすい表示、案内板の設置の必要性を痛感いたした次第であります。

 庁舎に用件で来られた障害者の利用だけではなくて、郊外を通行されている車いすでの通行者にも目につく表示を1階に設置していただき、障害者のトイレが必要ではないかと思います。これは次の項でお願いをいたしますが、公共の施設や病院、企業との協議をされて、通行人に目につきやすい表示の看板の設置をお考えにならないか。そうした障害者用のトイレを持つ事業所の方々と協議をして、それぞれに道路から目につく看板の設置があることによって、障害者が安心して社会参加ができ、楽しい旅行もできるものと信じます。その点についてお伺いをいたします。

 次に、福祉のモデル地区指定によるまちづくりについてでありますが、福祉というこの二つの字の持つ意義は、はかり知れないものがあり、人が人として生きていく基本的な考え方として受けとめ、福祉を基本に据えたまちづくりを私は訴えてまいりました。

 ある冊子に、「あなたの国で誇りに思うことは」と聞かれたときに、スウェーデンの若い人たちの62%が「福祉」と答えております。日本で「福祉」と答えたのは6%にすぎないと記されておりました。

 こうした福祉に対する意識の啓蒙を高める意味からも、地区、地域を指定したまちづくりも考えられますが、これについても先ほどいろいろと申し述べられましたけれども、市長の所信をお伺いいたしたいと思います。

 次は、長寿社会対応の住宅設計指針、運用についてでありますが、次の3点をお伺いいたします。

 1つには、建設省の指針に基づいて、これは前仁礼市長の回答であります。「公営住宅をつくる場合、同じような考え方で設計して、段差はなくし、床材は滑りにくいものを使い、転倒しても安全な床、壁など、また、横移動、立ち上がりに必要な補助的な設備、建具の開閉方式、車いすに対する配慮、視覚、目の衰えた方に対する照明、その他いろいろあるんだけれども、これらの指針をつくって、啓蒙をしていきます、これをまず急ぎたいとの当時の市長の回答でありました。

 こうした内容について、新しく就任された市長として、現在も川内市にもこうした指針があると思いますが、その活用と指導について見解をお伺いいたします。

 2つ目には、その後、公共施設、公営住宅に建築されたかどうかわかりませんが、どのように生かされているのか、特筆すべきものがあればお知らせをいただきたいと存じます。

 3つ目に指導指針啓蒙によって、民家で実際に採用されている人員と建築許可申請のときの指導や助言の効果と現状についてもあわせてお伺いいたします。

 次は、青少年の健全な保護、育成のあり方についてでありますが、青少年を被害から守る意識啓蒙と規制対策の市としての取り組みについてお伺いいたします。

 平成8年4月20日の鹿児島県PTA新聞によりますと、性被害の少女が急増し、カード自販機もふえて、好奇心の電話をしている実情を知らない親たちもいると、テレクラ、ツーショットダイヤルの問題を提起いたしております。

 一つには、フリーダイヤルであるという気軽さから、少女たちが好奇心や冒険心から電話をしたり、男性が購入する会員の自動販売機がふえ、その分だけ女性の電話をする機会がふえてきた。

 次に、親や青少年育成にテレクラなどの仕組みや被害の実態について十分な理解が得られていないことから、県では今後も被害に遭う少女がふえることを懸念して、すでに条例改正を行った岐阜県や福岡県の例を参考に、県少年保護育成条例の改正を検討していると。条例の改正には住民の後押し、そしてまた住民の力が必要であり、地域住民の盛り上がりが不可欠であると、またその少女たちの被害をこれ以上拡大させないためにも、各地域からこの啓蒙を図るよう取り組みを期待しているというふうに県のPTA新聞は訴えております。

 また、鹿児島県地域婦人団体連絡協議会も、4月24日の総会で、テレクラ、ツーショットなど電話を利用して不特定多数の異性を無作為に結びつける営業が出現し、青少年の性非行を助長するものとして目に余るものがある。被害状況は極めて憂慮すべき状況と、県に営業規制の条例制定を要望する署名運動の決議が行われております。

 県青少年育成県民会議も、青少年を守るための法的規制の強化を訴えるという緊急決議を採択し、県の条例改正を求める署名運動展開を総会で決めております。

 こうした少女被害防止のための活動が、新聞やラジオ、テレビ等で報道されているこの憂慮すべき実態について、無関心であるのが現状ではないかと思われます。

 このような現状を踏まえ、当市においても積極的に真剣な対応がなされていると思いますけれども、市長は、子供たちの健全な環境整備、青少年を被害から守るために川内市のこうした現状をどのように把握され、青少年を被害から守る意識啓蒙と規制対策について、市の取り組みについてお伺いをいたしたいと存じます。

 最後になりましたが、トリウムウラン核燃料についてであります。この件につきましては、私も全く知識はありません。これは私の友人が、やはりこれからの新しいエネルギー源として提起してみたらどうかというお話がありまして、資料をいただき、提言をいたしているところであります。

 資料としては、東海大学教授古川和男氏の平成4年3月9日朝日新聞の論壇「プルトニウムの火を消そう」。そして同じく東海大学教授古川和男氏の平成6年2月18日、朝日新聞の論壇「脱プルトニウムへ本格討議を」の内容と、南日本新聞が平成6年4月6日の社説で「より安全な原子炉に転換を図るとき」と題して、安全性が高いとされるトリウムウラン核燃料サイクル方式の新型炉への移行も本格的に検討すべきだろうと提言しております。

 このわずかな資料ではありますが、集約いたしますと、トリウムウラン核燃料の利点として、一つには、過酷事故のない炉である。冷えればすぐにガラス状に固まり、空気や水に反応しない。そして使用済み核燃料の再処理は運転中にやってしまうので、再処理工場を別に建設する必要はない。放射性廃棄物の量は少なく、その放射能残存期間が短い。そしてトリウムはウランの4倍ぐらいの埋蔵量が予想される。そして核燃料を焼き固めたり、金属のパイプに詰めたりする加工工場が必要ではない。そして運転は容易で、例えば100万キロワット発電の場合、これはあくまでも例でございますが、フッ化トリウムを燃えた分だけ毎日2.2キログラム追加すればそれでよいと。また、炉をとめるのは4年に1回で、このときにタービン等の整備を、また黒鉛の取りかえを行います。

 次に極めて強いガンマ線を出すので、査察や盗難防止に徹底的に有利である。

 次に、現在の原子炉体系と協調させながら、徐々に円滑に新体系への移行が図れ、また、ナトリウム炉技術への巨大な投資結果が活用できるので、約15年ぐらいの投資で基本開発ができる。トリウムは原子番号90の元素、天然のトリウムは、トリウム232が100%で、核分裂を起こさない。

 しかし、原子炉の中で中性子を吸収すると核分裂を起こし、ウラン233に変わる。しかも熱中性子炉で増殖をする可能性がある。これがうまくいけばトリウム資源がエネルギー資源として利用できることになる。ただし、ウラン233の副産物として非常に強いガンマ線を出す。何種類かの核種が同時にできるので、ウラン233を使うトリウム炉の開発は現在のところ進んでいない。しかし、プルトニウムと違って軍事利用に転用しにくいと分析しております。

 また、トリウムウラン核燃料による溶融塩燃料炉は、核不拡散や廃棄物の処理、環境保全に対応がしやすく、安全性が高いとされていることから、一考に値するのではないかと、資料に基づいて提唱した次第であります。市長の御所見があればお伺いいたしたいと思います。

 以上で壇上からの質問を終わります。



○議長(上小鶴睦郎君) ここで休憩します。

 再開はおおむね午後1時からといたします。

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          午前12時6分休憩

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          午後1時1分開議

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○議長(上小鶴睦郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 東秀男君の質問に対する当局の答弁を求めます。

   [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 東議員の御質問にお答えいたします。

 まず、障害者用のトイレの問題について御質問がございました。御紹介がありましたとおり、天草地区への観光客誘致のために、天草地方の15市町村で構成する天草広域市町村圏協議会が、民間の事業所の協力を得て障害者用の手すりとかトイレ等を設置した場合に助成をする制度を設けておるわけでございます。お話がありましたとおり経費の8割補助、最高350万円までを限度として補助をしているようでございます。現在19カ所の事業所が協力をして補助を受けておるようであります。

 施設後の問題でございますけれども、いろいろと維持管理につきましても、各事業所に依頼をして管理をしているようでございますが、民間事業所が設置する障害者用トイレに対する補助制度については、今、私は考えておりませんけれども、障害者や高齢者にやさしいまちづくり事業を本年度から進めてまいりますことを先ほど平山議員のところで申し上げました。この計画策定の段階におきまして、いろいろと委員会、部会をつくってまいりますので、この中で研究をさせてまいりたいと、このように思っているところでございます。

 いずれにいたしましても、まず、モデル事業として、西向田町、それから神田町、若松町を中心に、それから鳥追町の川内駅周辺を含めましての、昭和通りを含めましての地域をまずモデル地区として指定をいたしまして、身体障害者用のいろんなやさしいバリアフリーの関係等の整備をしていくことになろうかと存じますので、この中でひとつ民間事業への協力も要請してまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 次に、障害者用トイレの表示板、案内板、看板の関係でございますけれども、これもこの中でいろいろ取り上げていくように、先ほどの御質問の中でもお答えをしたところでございますが、これらも積極的にこの計画の中に盛り込んでいただけるように、そして実効性のあるものにしてまいりたいと存じます。

 御案内のとおり健常者と違い、先ほどお話がございましたとおり、トイレまでの所要時間もかかりますし、大変御不自由をかけておりますので、まず、庁舎内の標識等からこの事業の中で取り入れて、公共施設用の関係等を重点的に整備してまいりたいと考えているところでございます。

 それから、モデル地区といたしまして、今後天辰地区の区画整理事業をやってまいりますけれども、これにつきましては、新しい町ができることになってまいります。区画整理をすることによって道路の整備等をするわけでございますが、ぜひこの天辰地区をモデル地区としてひとつ考えて、道路の段差の解消とか、スロープの問題、また、中にはいわゆる交通用の信号機の問題、あるいは点字ブロック等を含めまして、できましたら新しいまちをつくりますときにこれを重点的に生かしてまいりたいと思いますので、御意見のとおりモデル地区へ指定をしながら今後整備をしていこうと考えるところでございます。

 それから、長寿社会対応の住宅設計指針運用についてということで御質問がございました。この指針が平成7年11月に策定をされております。したがいまして、パンフレットはまだできておりませんけれども、近いうちに一般の市民に対する市の広報紙等での啓蒙を図ってまいりたいと。

 昨年の11月に指針ができまして、今、県の住宅課でマニュアル冊子ができておりまして販売されておりますので、今これを建設業者、あるいは設計事務所等への購入方の推進やらやっているところでございます。

 お話がございましたとおり、広報紙等にもこのマニュアルからもう少し簡単なわかりやすいものにいたしまして、一般向けのいわゆるPRをしてまいりたいと、このように思っておるところでございます。

 それから、公共施設、公営住宅についてどのように生かされているかということでございますが、最近、設計いたしました公共建物につきましては、スロープの設置とか、段差の解消、あるいは身体障害者用のエレベーター等を取り入れた建物になっているところでございます。

 特に公営住宅につきましては、天辰・平佐住宅の建てかえ事業の中で、この長寿社会対応住宅設計の指針を参考にして、積極的にこれを取り入れていきたいという考えを持っております。

 それから、民間への指導の問題でございますが、やはり民間からも建築住宅課の方へも紹介がございます。それに対しましては、マニュアルの御紹介等いろいろ御説明をいたしておるところでございます。

 機会があるごとにPRをしていきたいと思っておりますが、当面、建築士会、あるいは建設業者等に、いろんな二十日会とかいろんな会がございますので、そのときに説明をやっておるようでございます。これからも機会あるごとにPRに努めてまいりたいと思っております。

 それから、青少年の健全育成の中での保護育成のあり方についての御質問がございましたが、後ほど教育委員会の方からもお話があると思いますけれども、まことに心身ともに健全な発育を求められている段階にある青少年に対しまして、やはりテレホンクラブの案内チラシとか、いろんな屋外広告物が市街地に貼付されたり、あるいはまた、電話ボックスの中に張ってあったりしておるわけでございますけれども、市内にも有害図書の自販機が2カ所あるようでございます。いろいろと児童・生徒の通学路等のところにもございますようですから、これらについても、これまでも県に対しまして、県条例の中でできないように、撤去していただくように、また設置できないように条例の改正方もお願いをしてきているところでございます。

 したがいまして、今後、また先ほどお話がございました女性団体の総会の中でもこの問題が取り上げられまして、活動を徹底していこうと、保護育成条例の改正を求めた運動を含めまして、青少年の保護育成のために努力していくという申し合わせ決定もなされておるようでございます。市といたしましても、とりあえず県の条例の改正の方向を見守ってまいりたいと考えております。

 それからエネルギーの問題でございますが、エネルギーの多様化の一つとして、今お話がございましたとおり、従来のウラン燃料の利用だけでなくて核不拡散や廃棄物処理の対応がしやすい、安全性のしかも高いトリウムウラン核燃料を利用した溶融塩炉も考えられるのではないかという御質問のようでございました。

 御承知のとおり、トリウムウラン核燃料につきましては、私もまだ本当に耳慣れないものでございますけれども、いろいろ調べてみますというと、トリウム232をウラン233に転換して、この核分裂によりエネルギーを利用する原子炉であると聞いておるところでございます。これらの研究につきましては、アメリカ、ドイツ、カナダ等の諸外国で研究が進められておるし、日本も日本原子力研究所で研究をしていると聞いております。

 トリウムの利用の長所は、議員がお話しございましたとおり、天然にウランよりも多く存在するというようなこと、熱効率がよいというようなこと等がありますが、一方、強いガンマ線を出す。燃料が液体であるために炉芯容器や配管等の腐食の問題等もあり、未解決のものがまだたくさんあるようでございます。いろいろと研究段階の燃料でございますので、今後の研究の動向を見守ってまいりたいと考えます。また、私も懸命に勉強してまいりたいと存じます。

 以上、壇上からの答弁にかえさせていただきます。

   [教育長沖久教夫君登壇]



◎教育長(沖久教夫君) 東議員の御質問にお答えいたします。

 青少年の保護育成の取り組み、その具体的な展開につきましては、川内市青少年育成市民会議の活動の中で推進をしているところであります。本市におきましても、テレホンクラブの案内のチラシなど屋外の広告物等が市街地に張りつけられたり、ツーショットダイヤルのプリペイドカードの自動販売機が市内に3カ所ほど設置されています。また、有害図書の自動販売機が2カ所設置されておりまして、このような問題につきましては、特に児童・生徒の通学路や学校周辺等にも見られますので、青少年の健全育成上、非常に悪影響を与えている現状がございます。

 これにつきまして、本市の青少年育成市民会議の中で、社会環境浄化部の活動といたしまして、有害施設の環境診断、街頭補導等の実施とか、有害図書やビデオ、プリペイドカード等の自動販売機の撤去署名運動とか、あるいは非行防止と健全育成推進のためのチラシの各家庭への啓発配布、家庭でのしつけの指導とか、地域での活動、学校との連携等をチラシ等で訴えてまいっているところでございます。なお、校区によりましては、健全育成の看板の設置等の活動も展開しているところでございます。

 以上、壇上からのお答えを終わらせていただきます。



◆24番(東秀男君) ただいまそれぞれの質問に対する回答をいただきました。

 2回目の質問といたしまして、戦後の自治体行政におきましては、国や県の指示、あるいは指導によって、言われたとおり正直にやるという姿勢から、今日では、昨日も同僚の柏木議員からも御指摘がありましたように、自治体が市民参加によって知恵やアイデアを出し合って、国や県に先駆けてリードするというまちづくりが、あるいは地域づくりが行われているというのが各市で見られる現状だと思います。

 障害者公衆トイレにつきましても、先ほど説明がございましたが、一応地域指定によって、逐次民間にも協力を願いながら設置していくという前向きな考え方でございますので、それで結構かと思います。1カ所でも計画的に設置する方向で御努力を願いたいと思います。

 できることならば、天草の広域圏の方でつくっていただけたような、川内市にもそうした隣接市町村圏の関係があるわけでございますので、そうした会議にでも提案をしていただいて、お互いにそうした考え方で協議をするということも一つの方法ではないかというふうにも考えますが、そういう点につきまして、市長としての考え方があればお聞かせをいただきたいと思います。これは、天草がとっておりますようにお互いに広域市町村圏の中で補助金制度を含めて検討するということでございます。

 このトイレというのは、ただ障害者だけが使用するということじゃなくて、一般の健常者も自由に使用ができるという面から、大変皆さん方が便利に使用されているということも聞いております。

 それから、わかりやすい表示の看板の設置についても、先ほども今回の地域指定によって逐次表示をしていきたい。差し当たっては庁内の関係から整備を図っていくという回答でございました。ぜひそのとおり十分、初めておいでになった方々もその場所がよく見られるような方向で検討をし、対応していただきたいと思います。

 次に、同じことでございますけれども、福祉のモデル地区の指定によってのまちづくりでありますけれども、これも先ほどの回答でお話をいただきました。私は、自分の住んでいる場所のことで大変恐縮ですけれども、天辰地区は地方拠点都市の重点地区の指定を受けております。現在、川内川の抜本改修とあわせて天辰地区の土地区画整理事業の都市計画の決定に向けて現在作業が進められまして、その基本計画が現在作成中であって、県や本省と協議をやっているという地元説明会があったわけでございます。

 私どもは、地元住民の理解と協力を得るために、そして住民のそれぞれの立場から選出をしていただきまして、天辰の土地区画整理推進委員会を設置いたしております。

 この推進委員会は、行政の皆さん方と一体となって、自分たちの町は自分たちで住みよいまちづくりにしていこうではないかという姿勢で取り組んでおります。この事業の中で、先ほども御説明がありましたが、福祉のまちモデル地区ということで指定をしていただき、こうした地区内の車道や歩道との段差をつけない、当然交通安全を含めた段差のない道路の設置、そして公園等におきましても、車いすでも、そして現在大変お年寄りがつえのかわりに手押し車でマーケット等で買い物をされる姿もたくさん見受けられます。こうした社会的に弱い方々が安心してこうした公園等の散歩ができるような福祉のモデル地区としてのまちづくりをぜひ取り入れてやっていただきたいと。このことについては、そういう計画で進めているという回答でございますので、よろしくお願いを申し上げておきたいと存じます。

 それから、長寿社会対応の住宅設計指針につきましては、以前、私が質問して、またきょう壇上からも申し上げましたように、具体的な指針というものを急いでつくって、自主的な指導をしていくという回答であったわけであります。しかし、回答の内容は、当時の市長が回答した域を余り脱していないような感じがいたします。

 私は、ある会合で建設業者の方と、ちょっとこうした関係についてお話ししたことがありますが、いろいろな住宅の設計に当たって、すべての部屋に段差を設けないとか、あるいは開き戸でなくて引き戸にすると。あるいは玄関の入口は段差をこれぐらいにするというふうなことでいろいろと話をしたところが、「それは本当にいいことだ」と、「そういう住宅つくりにこれはやはり変えていかなければいかんなあ」というようなことで、十分そうした建築業者との説明会というものも、何かそうした話を聞いたときに十分ではないのではないかのような感じを受けました。

 私は、こうしたものを繰り返し申し上げているのは、その当時は要綱の制定というようなこと等を申し上げたわけでありますが、先ほども市長の回答がありましたように、指針等をつくって、パンフレット等をつくって十分PRしていきたいというようなことでございますが、やはりお年寄りや妊産婦の方とか、身体障害者の、いわゆるハンディキャップを持った方々の利用に十分配慮した上での設計、施工でなければならないのではないかと考えられます。まだまだ現在は健常者を基準に設計した建物が見受けられるのではないかと思います。

 人間の物の豊かさから、人間性の豊かな社会を志向している時代であります。人間が人間として尊重されるまち、それが基本であることを信ずるがゆえに、繰り返しこうした内容を私は要求し、また当局にお願いをいたしているところであります。

 人にやさしい住みよいまち、そして若い方々が定住できる住みよいまちづくりのために、建築物等の福祉環境整備要綱をこの際作成して、徹底したそうした建築物の指導を行う考え方はないのかどうか。これは各市においてこうした要綱をつくって、大変市民にも理解が深まり、啓蒙になって、「人ごとではない」と、「あすは我が身である」というふうな考え方等も市の方に寄せられているという内容も出ております。ひとつ再度の市長の考え方をお示し願いたいと思います。

 それから、青少年の健全な保護育成で、現在、いじめ問題に加えて、さらにテレホンクラブやツーショットダイヤルに絡んだ精神的に、先ほど教育長も市長もおっしゃいましたけれども、精神的に未熟な青少年、特に少女が、性的な被害に遭ったり、事件に巻き込まれる事例が非常に増加の傾向にあるという憂える現状が報告されております。

 「ヘルシーユース鹿児島」のテレクラ、ツーショットダイヤルの特集号が発行されておりますが、この特集号でも、具体的内容等を記し、統計等を取って、そしていろいろな自販機とかその他の設置の県下の状況を報告しながら啓蒙を図っていらっしゃるようであります。

 その一部を紹介いたしますと、日本のPTA合同協議会が、平成6年6月に全国の中学校60校、2、3年生及びその保護者を対象に行った「子供の生活意識実態調査」によりますと、生徒のうち「テレクラ、ツーショットダイヤルに電話をかけたことがある」という生徒が17.2%で、そのうち男子が7.6%、女子が27%で、「この内容がどういうものかを知っているか」という問いに、44.8%、男子が43.1%、女子が47.3%となっている。一方、保護者、特に母親の認識は、「利用したことがないと思う」という回答が93.9%となっていると。「うちの子供に限って」という先入観から、親と子供の認識にずれが生じているというふうな報告がなされております。

 市長は、こうした状況を踏まえながら、先ほど県にも条例制定に向けていろいろな角度から働きかけ、そして婦人団体等にも十分説明をし、協力を仰いでいきたいという回答でございますし、また、教育長もそれなりの指導を行っていくということでございました。子供たちの健全な育成と精神的にまだまだ乏しい若者を被害から守る意識の啓発にさらなる指導、努力を強く求めて、この問題については一応要望にとどめたいと思います。

 最後のトリウムウラン燃料については、壇上からも申し上げましたとおり、私もまだまだ未知な点が多分にありますし、またこれは一応市長も申されましたように、一つの新しいエネルギーの課題として、今後引き続き検討されるための提言として受けとめていただければ幸いと思います。

 一応この問題については、提言ということで終わらさせていただきたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) 2回目の御質問にお答えいたしたいと存じます。

 身障者用のトイレの整備等につきまして、天草広域圏市町村協議会等が行っているような、そういう事業展開を、ひとつ川薩広域市町村圏の協議会等でも、やはり提言をして実行していくような考えはないかという御提言でありました。私も広域市町村圏の中でもお話を申し上げる機会もこれからありますので、協議はしてまいりたいと思いますが、今、考えますに、大口から川内まで川内川流域温泉観光推進協議会というのが、ちょっと名称は間違っているかもしれませんが、そういう意味の協議会がございます。市長、町長並びに議長、それから観光協会、商工会の方々を集めた推進協議会でございます。川内川流域の市町村の会でございますが、観光推進のための会でございます。毎年、この川薩地域に観光を誘致しようということで宣伝隊を出したりしているわけでございますが、なるほどやはりこの協議会の方にも話をしてまいりますというと、大口の曽木の滝から鶴田のダムの周辺、そしてまた、宮之城の温泉、樋脇の温泉、入来の温泉、川内温泉等いろいろ観光の事業が展開されておる町でございますので、この協議会の中でも訴えてまいりたいと思います。いい提言をいただきましてありがとうございました。

 それから住宅設計指針の問題でございますけれども、前市長の域を出ていないということでございます。昨年の11月、国の指針、マニュアルができまして、それからまだ本年に入っておるわけでございますけれども、指針を一生懸命簡単なわかりやすいパンフレットにつくりかえていこうということで、今、検討中でございます。なるべく早く作成いたしまして、これからの高齢化社会、あるいは障害者にやさしいまちづくりを展開していこうという本市でございますので、なるべくこれから住宅を建設される方々、あるいは改築される場合は、やはりそういうものを細かなところに気がついて改善ができるように、あるいはまた新築をされますときには、そういうことを十分念頭に置いた設計、建築をしていただくようにPRをしてまいりたいと、このように考えますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上でございます。



◆24番(東秀男君) 庁舎の1階北口から身体障害者用のスロープが設置されております。通路があります。私もここを通ってみたわけですが、このスロープは、ただ車いすで、例えば福祉事務所、市民課の窓口に行くということだけなのか。やはり先ほど申し上げましたように、1階に身障者用のトイレがないわけですので、2階のここにはトイレがありますよという表示が、中に入らなければ表示はないわけなんです。やはり入り口のところにもそういうのをやはり表示しておけば、外来者においても、庁舎に入って2階に用事をされる方だけでなくて、一般の来庁者にも利用ができて大変助かるのではないだろうかというふうに考えるわけなんです。

 それと、私はこれはぜひお願いをしておきたいと思うんですが、2階に障害者用のトイレをつくられたというのは、この庁舎を建設当時、まだまだ川内は浸水が激しくて、そういう面を考慮されて、1階には、東側のあそこに大変狭苦しいトイレがあるだけですね。ぜひひとつ私は、エレベーターの昇降口に近い場所を選んで、この障害者、また一般の来訪者も使用できるトイレを設置していただくことによって、庁舎外の通路を通る障害者もそれを利用する、そういうこと等もできるのではないか。大変これは便利な、皆さん方に喜ばれる一つの内容ではないかというふうに私は常日ごろ感じております。

 私はこういうことは、やはり福祉のまち、人にやさしいまちの一つの手だてとなるのではないか。子供たちにも一緒に来たときには、これはこうこういう内容でこういうふうに表示をし、こういうものができているんだという子供に指導することによって、やはり福祉というものを子供の時代から理解を深めていくということにもつながっていくのではないだろうかという、そういう原点から、私はこうした公衆トイレ、そして表示というものについて申し上げている次第でありますので、この庁舎のやはり先ほど申し上げました場所を選定していただいて、ぜひともひとつ設置方を検討していただきたいということをお願い申し上げておきたいと思います。

 それから、福祉のモデル地区指定によって、車道と歩道との段差がない道路ができることによって、高齢者に、体が不自由な方々にとって安心して行動できる、そして車いすで歩けるというまちづくりにつながっていくのではないかと思います。こうした町ができるというと、先ほど公衆用トイレで申し上げましたように、大人がそこに住んでいる人たちが誇りを持って子供たちにそうした説明ができる。これはこういう内容で、こういうことで、こうしてできているんだと。そういうものの積み重ねが、人にやさしいまちづくり、将来を背負って立つ子供たちが認識することによって、逆に今度は大人を指導していくというふうなことまでも私は発展していくのではないかという面から、この段差のない、本当にこれをモデルとした目に見えた教育的なものを含めたまちづくりというものをぜひひとつ、先ほども市長も懸命に取り組んでいくという姿勢を示されましたので、ぜひともそういうことも含めた観点から検討をしていただきたい。

 これも6月の24日の鹿児島新報の月曜のリポートの記事に「急がれる心の福祉の充実」という見出しで記事が出ております。ご覧になったと思います。やはり物をつくるということは、そこに優しい心が通うということが大事ではないかということを私は強く申し上げておきたいと思います。

 繰り返し申し上げますけれども、この心の福祉が優先しなければ、本当の福祉の、そして自然で当たり前のこととして、当たり前の姿でこの福祉のあり方は生まれてこないのではないかと思うからでございます。こういう面を含めて市長はどういうふうに御理解になっているか、再度お伺いをさせていただきたいと思います。

 それから、福祉の環境整備要綱については、ただいま説明がございましたが、もうこれは、私はぜひとも必要だというふうに考えたのも、これは実際その立場に立ってみなければ真のものは出てこないという、真のものを自分のものとして受けとめないということが言えないと思います。

 私のほんの近くの隣の友人が、3年前に突然脳梗塞で倒られました。左半身不随という形の中でリハビリに努めて、ようやく電動車いすで行動ができるという状態にまで回復をされました。これは在宅の介護であります。その人の生活のために、その方はこういう状態になろうとは全然考えてもいらっしゃらなかったわけですが、そういう立場に立って自分の家の改造をしなければならない。まず、トイレ、浴場、すべてを改造するという、相当な資金を投入して在宅介護に努められたわけであります。

 これからの住宅というものは、やはり全般的には非常に日本は急速な速さで高齢化社会が進んでいると言われております。2世帯、あるいは3世帯の共同生活をしなければならないと思う。そういうときにこそ十分こうした障害者に配慮した設備をつくることが、そこに同居する子供たちにまた教育になっていくと思う。これは何のためなのか。これはこの子のためにこうしてやるんだという親子の対話の中からそういうことを申し上げたわけであります。



○議長(上小鶴睦郎君) 質問者に申し上げます。

 時間がちょうどですので、そのつもりでひとつお願いします。



◆24番(東秀男君) そういうことで、ひとつ最後になりましたけれども、市長の福祉に対する取り組みは、自分の体験からして非常に真剣なものがあると感じられますので、最大限にひとつこの面については、人にやさしいまちづくりに向けて努力されますようにお願い申し上げて最後の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) ただいまいろいろと御提言をいただきました点等につきましては、私も公約の一番大事な一つでございます高齢者、あるいは障害者にやさしいまちづくりを推進していくんだということでお約束を申し上げておりますので、御提言がありましたような方向でひとつ前向きに一生懸命検討、勉強してまいりたいと存じます。

 市民憲章の第1章にございますとおり、「やさしくすれば心はかよう」という言葉がございます。この憲章の第1章をひとつ胸に秘めながら頑張ってまいりたいと存じます。よろしく御指導お願いします。



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、24番東秀男君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、15番木元高尚君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [15番木元高尚君登壇]



◆15番(木元高尚君) きのうは、市長がちょっと興奮されましてあのような雰囲気になりましたので、きょうはちょっと気をつけてみようと思いますけれども、そう政治家が甘っちょろいことでもいけませんので、一応けさ私は、きのうの原口議員の論旨がほとんど一緒だったもんですから、これはいかんなと思いまして、けさ5時に早起きしましてやりかえてみますけれども、題目をやりかえることはでけんもんですから、非常に苦労して、5時から始めましたところが、年寄りの女の声で「ごめんください」「あれっ」と思って出てみたら、78歳のおばあさんが「墓どんにいくのに車をひっちゃらかした」というわけで、それを助けに行き、やっとで助けて帰ったら、この私に保証人になってくれんかというお客さんが7時に見えまして、保証人は親のかたきみたいになってやらんという家庭もありますけれども、私はどしこでんなるという気持ちがあるもんですから、「いいですよ」と。「幾らですか」「200万円」と言われたと。「ま、それぐらいならいいですよ」ということで、そうしたことで余りまとまっておりませんけれども、ひとつよろしくお願いいたします。

 きょうはそうしたわけで、市長はちょっと興奮されましたので、慰め方々政治家の話を浪花節風にちょっと語ってみます。

 私たちの九州が生んだ悲劇の宰相広田弘毅さん、戦前の総理であります。この広田総理が浪人中に歌った歌に「風車風の吹くまで昼寝かな」という歌を目にしたことがあります。私も人生の大半を浪人で過ごしましたので、いつもこの歌を口ずさんでおりました。その一国の総理であった広田弘毅さんは、総理という身分でありながら、最愛の奥さんにどんな贈り物をしたかといいますと、貝殻の指輪一本だったという話は有名であります。木元高尚は、まだ貝殻の指輪にも行きませんけれども、そのような話がありました。

 さて、仁礼前市長さんにも「市長職は大変だから、たまにはこういう歌を詠み、そして温泉でも行かれませんか」というて慰めたこともあります。昔の政治家の人相を見てみますと、確かに他の職業の人に見られないある種のすごみ、あるいは迫力がありました。吉田茂さんしかり、石橋湛山しかり、佐藤栄作さんもそのとおりでした。続いて三角大福の時代が参りまして、三角は三木さん、角は角栄さん、大は大平さん、福は福田さんですが、この4名まではまあまあちょっと味のある人たちでした。

 ところが、近年の首相経験者の顔を見てみますと、海部さん、宮沢さん、そして細川さん、橋本さんというのが今の流れでありますが、何となく様相が違うように私は感じます。

 そこで市長、人生は一度だけです。きのうみたいに怒りたい気持ちはだれよりも私はわかります。もし私がその地位におりましたら、まだ今の市長よりへまをしたと思います。ま、政治家です。言われることも言われ、言うことも言わにゃなりません。だけども、あなたの人間性そのもの全部を批判するわけじゃなくて、きょうも私はかねては言わない助役までことを広げていきますけれども、あなたの人間性そのものをずばり言うんじゃなくて、昔から言うように「罪を憎んで人を憎まず」、罪というと表現が悪いですけれども、あなたが何かなしておること、あなたの考え方、それに対して論理を展開するわけでございますので、小さな気持ちで怒らんようにしてください。

 政治家になった以上は普通の男ではだめなんです。普通の男では普通のまちしかできません。政治家は本筋の強さが必要です。

 私は、父親が、田舎で戦後初めてのPTAの役員をしたことがありますが、当時、薩摩郡高江村と言っておりましたその村の村会議長さんがかわら屋さんを経営しておりました。その議長さんが、初めてできる戦後初めての中学校のかわらをその議長さん経営の工場から乗せました。

 ところが、私は少年時代でしたが、郵便局長であった父親が、なぜかせっかく引いたかわらを全部おろさした事件があるんです。高江中学校のかわらです。「まあ、うちのおやじというのは冷たい男だなあ」と、非常に親を恨んだもんですが、今思えばそれなりの何かあったんだなあと思っております。私もそのような議会活動を今しておるところは似ております。似ていないのは貧乏だけが似ておりません。

 さて、当時、3月議会で女性100人委員会を呼びかけた私でしたが、早速市長はそれに近いことを取り上げていただきまして、ありがたく感謝を申し上げます。

 実は、ちょうど20日ぐらい前でしたが、小学校時代の同級生ががんで亡くなるときに、夜の10時ごろ川内の酒場におりましたら連絡がありまして、その足で加治木の例の病院に駆けつけていきましたら、同級生が息を引き取る寸前です。11時ごろ着きまして、「おい、わかるか」と言ったら、「うん」という返事はしましたが、ずっと待っていましたら、3時半に息を引き取りました。そのときに、けさ見えた年上女房の78歳の奥さんが、「うちはあのとおりだが、葬儀をどうしようか」と、「どっか頼んでくれませんか」と言うもんだから、「そりゃ葬儀屋はありますけれども、もう金も要ることだから、私の家でやりましょう」と。家内はここにおるけれども、家内に一言も相談をせずに「私の家でやりましょう」と言うてやったわけですが、100人女性委員会を提唱する木元高尚にしてはちょっと強引なところがありますけれども、皆さんどうでしょう。友達が死んだ、「自分の家で葬式をしましょう」ととっさにぱっと言える男は政治家でなけりゃならんという意味を言いたいところであります。

 森市長にも船頭が幾らおるか知りませんけれども、余り船頭が多いと、せっかく森市長のきれいな色がたくさんの船頭が混ぜくってしまって汚くなるんです。なるたけひとつ独断的でもいいから、元気を出してやってください。

 さて、私は、森市長とは就職同級生という仲でありまして、お見かけどおり年は大分違いますけれども、彼が、あえて彼と言いますが、川内市役所臨時の時代に私は郵政公務員として公務員の職にありましたが、2人ともその職に満足せずに、南日本新聞社が揺れて鹿児島新報と分裂するときに、鹿児島新報を一緒に受けた仲なんです。そして最初から知っておったわけじゃなくて、「あんたはどこや」と言ったら、「川内だ」というようなことで顔なじみになりまして、「森卓朗君」と、収入役と言うたことは一回もありませんでした。それぐらい卓朗君、卓朗君で近くしておりまして、落選中もいろんな資料の相談をしたりしておりましたが、前回の市長選挙以来ちょっと妙なふうになっておりますけれども、まあそれはそれとしまして、さて、それではそろそろ本論に入りますが、議会人が大音声で(大きな声で)議会の壇上で声を枯らしてみましても、それはそれが純粋さからあらわれるものでなければ、人間の速記録には記録されますが、天の帳簿には省かれます。しかも野に咲く花のようにある地味な家庭で、あるいは山深い地域や小さな町工場などで黙々とささげる清純な奉仕は、人間の目にこそ見えないけれども、その大いなる雄弁として天の記録には記されるのであります。政治の世界に目を置く限り、人に裏切られたり、煮え湯を飲まされたりの経験は必ずあります。最後は、信頼できる相手を見つけねば、堂々たる安心の政治活動はできないと思うきょうこのごろであります。

 さて、ここで本論に入りますが、3月議会に引き続き、再び市長に基本的な政治姿勢について伺います。概略的には、3月市議会の質問と似通っていますが、今回は基本的に本質的に質問の内容が違うことを前提に質問を展開いたします。

 3月市議会は、市長選の公約を踏まえ、川内原発3、4号機増設についての姿勢を質問しました。なぜ質問したかと申しますと、立候補表明当時は、建設協会初め川内原発賛成組に支持されて、立候補の段取りが進まれた。ところが、終盤になって、当選のため、川内原発反対の革新グループとも手を握って初当選を決めた経緯があります。市民の一人として、市長は原発をめぐってどっちに向いているのか。3月議会ではその点を質問しました。「住民投票条例づくりには取り組む」のみの答えで、川内原発3、4号機増設には、直接的な表現でははっきりと意思表示をされていない。また、できないはずであります。

 したがって、賛成、反対のどちらでもなく、真ん中を取っていくといった意味を言われました。今回、発電所対策特別委員会は、来る7月の16日に、8月4日に行われる住民投票条例づくりで大変揺れております新潟県の巻町を訪れまして、生の政治を勉強してくることになっております。

 実は、通産省の原子力広報安全対策費に基づく公務出張の扱いを関係者に相談しましたところが、「原発が建設されるかどうかわからない巻町を訪れるのには、その原子力広報安全対策費を使うのはちょっと筋が違うかも」というようなことで迷っておりましたところが、そしてさらに巻町の方も、行政視察の申し入れをしましたが、「町は既に大変混乱しておりまして、せっかくの視察だけれども、受け入れることはできない」と言って断りがきたのです。

 そのようなやりとりをしていますときに、同僚議員の口添えもありましてか、市長は、「原子力広報安全対策費を巻町出張に使えないのであれば、使うことに無理があるならば、市費を出してもいいですよ」と言ってもらいまして、その分だけ、柏崎までは正式な費用で行きまして、巻町には市費を出してもらっていくと。金額にしてみますと、大変少ないもんだろうと思いますけれども、市長がそのように気を遣ってくださいました。

 市長の期待に沿うべく発電所対策特別委員会の一行は、実態をつぶさに勉強、目の前にぶら下がっている川内の住民投票条例問題に大いに役立てたい覚悟であります。

 そこで市長に伺います。私たち発電所対策特別委員会一行の巻町視察分の旅費を市費で負担することにされたその真意をお聞かせください。

 2つ目の質問です。市長の立候補時の公約でも、住民投票条例には積極的に取り組むとありました。私たち発特委の一行に出張の旅費を寄附すること自体、住民投票条例の実現へ加速することになります。今や世の中は住民投票で民主主義の結論を出す方向です。

 北薩地区平和運動センターの川内原発問題を考える実行委員会発行のチラシを見ますと、その見出しに「原発増設など重要な問題は市民の声を尊重して」とあり、本文を読みますと、「欧米では地方自治が発達し、住民投票条例は制度化されています。日本でも全国市議会議長会などが住民投票制度の創設の答申を94年秋、2年前です。政府に答申をしています。そして宮崎県の串間を初め国内各地で条例化が進んでいます」とあり、また、同センターの他のチラシを見ますと、「広がる住民投票条例設置の運動」という見出しのものがあり、その本文を見ますと、「原発予定地新潟県巻町では、原発の是非を直接住民投票条例で決めることになりました。住民投票条例が町議会を通過した高知県窪川、宮崎県串間市では、原発計画がとまり、芦浜も立ち往生しています。福井、新潟、福島の3県知事は、原子力政策の全面的見直しを提言しました。今や我が国の政治は住民投票条例を」という直接民主主義で政治の結論を出すという時代です。一言で言えば、今の政治のキーワードは住民投票条例の制定にあります。

 在沖縄米軍基地の整理縮小と日米地位協定見直しの是非を問う沖縄県民投票条例案を審議していた沖縄県議会米軍基地関係特別委員会は、6月17日、賛成多数で可決しました。全国初の県民投票として9月初めに実施される予定です。今月21日の県臨時議会では、26対17で沖縄県民投票条例の制定を可決しました。県民投票条例案は、地方自治法に基づく直接請求として、5月8日、連合沖縄が約3万4,500人分の署名を添えて請求。これを受け、大田知事が提案をしていたものであります。

 そこで、きのうからきょうにかけまして社会党さんが言いそうなことを原口議員と私が言っておるような格好ですが、革新系の皆さんはどうしたんでしょう。

 そこで、我が町川内の革新系が、今後、署名運動を全市的に展開しながら、市民の意識向上に努め、署名結果を添えて直接請求の方式で住民投票条例の制定を求めてくれば、市長の思惑とは裏腹の関係にならないか心配します。市長は、議会に住民投票条例の制定を提案、この結果はどうなると現在、判断しておられますか。住民投票条例の制定が市議会で否決されたら、市長の政治責任はどうなるのでしょうか。

 3つ目の質問です。市長は差し当たって、原発賛成、反対派の狭間にあって、苦渋の選択を迫られる立場にあると思います。原発賛成、反対の両グループに支持されるという一般常識では考えられない支持母体を認めた結果の精算であり、当然の苦渋の選択となるものであります。

 そこで質問を整理します。

 1つ目の質問は、住民投票条例で揺れる新潟県巻町の視察に、一部とはいえ、市費を出してくださる真意は何か。

 2つ目の質問は、議会に住民投票条例の制定を提案した場合、結果はどうなると現在思っていらっしゃいますか。

 3つ目の質問は、住民投票条例の制定が市議会で否決された場合、市長の政治責任はどうされるのか。

 以上3つの質問にお答えください。

 さて、次は、通告に書いてあります人事管理についてお尋ねいたします。

 市職員の人事管理について質問いたします。選挙功労のあった市職員なのか、そうでない職員との間に差別した扱いはないか。

 ある事件が起きました。大変恥ずかしい事件なので、大きな声で言えません。だけど、傍聴の皆さんも全部わかっておられると思いますが、今、川内の町中で、そしてまたマスコミ関係でおもしろおかしくいろいろと取りざたされています。

 そこで、1人だけは素早く一方的に降格人事で断罪されました。ほかのある人は、選挙功労のみが残り、処分がなかったのかと町のうわさであります。この件は、市の最終判断と事情を知る住民感情とは全く相反しておるようです。市の調査が不十分だったのか、それとも選挙功労で無罪放免になったのか質問します。

 人事管理の乱れは、市職員の士気の乱れ、そして市政の乱れにつながります。市長、あなたの処理の仕方は間違っていなかったのか。私たちも人話から来る話ですので、確定的なことが言えないし、また失礼になってもいけません。

 そこで、むしろ市長が調べたところではこれが事実なんですと。我々が町に対して毎日のように冗談半分の話が来ます。そうした場合にどうしても本当のことが知らないから、ついつい「こんなことじゃないでしょうか」ぐらいでは逆によろしくありませんので、市長の方でわかっておることを教えてください。

 実は、警察に電話をした女性は、40年ぐらい前に私の近くに住んでおった女性でありまして、びっくりしまして、もう40年も会わない年3つぐらい上の女性から電話が来まして、「もう事件の何日か後だけど、今もってまだ私はぶるぶる震えています」と言うから、何ごとか、その本人の名前もわからんぐらいの久しぶりの人でしたけれども、「こうこうして私が警察に通報しました」と。なぜそういうことになって、その関係者が3人とも市の職員だというところに取り上げておるだけであります。どうかひとつ我々が間違った情報を聞いておるといけませんので、わかっておるだけのことを、言えるだけのことをおっしゃってください。

 さて、助役への質問に入ります。冨山助役に質問します。あなたがことし3月まで勤務しておられた県東京事務所の件であります。しょせんは県政の問題とお考えでしょうか。私にはそういうとらえ方はできません。

 報道によると、県東京事務所の官官接待は、目に余ることがあったからこそオンブスマン、いわゆる市民運動の人たちが立ち上がったものと思います。

 質問します。あなたが東京事務所長時代、官官接待は本当にあったのか、詳しく語ってください。

 2つ目の質問です。なぜ官官接待をしたのか。明確にお答えください。

 そして3つ目です。官官接待は効果があったか。助役の立場から、川内市は官官接待をすべきかどうか。

 以上3点の質問とします。

 壇上からの質問をこれで終わりまして、あとは発言席からいたします。

   [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 木元議員の御質問にお答えいたします。

 その前に、私にとりまして、政治の先輩であり、よきまた高校の先輩でもあるということで、大変励まし、激励のお言葉をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。私もこれでまた気を取り直して元気に政治を推進してまいりたいと思います。

 さて、第1番目の御質問にお答えいたしたいと存じます。巻町までの旅費を市費で出す理由ということのようでございました。私は、3月の議会におきまして、住民投票条例の問題につきましては、私どもも勉強しますが、議会の皆さん方も勉強していただきたいということを申し上げました。

 したがいまして、その分につきましては、今回、発電所対策特別委員会で政務調査を柏崎方面になさいますということでございますので、その旅費を計上はこれまでしておりますので、行っていただくことに予定をしているわけでございますが、巻町については、いろいろと調査をしていただきたいと思いますけれども、その分についての発電所対策特別委員会の皆さん方が、原電の交付金事業のいわゆる特定財源の中で組んである旅費の中で見てございませんので、わずかの距離であるということでございます。せっかくそこまでおいでになるんだったら、あと一般財源をつけて、そしてせっかくのことでございますから、勉強してきていただきたいと、調査をしてきていただきたいという考え方からお願いを申し上げておるわけでございます。

 いずれも市費でございますが、広報安全対策費の関係については、国からの助成事業がございます。その分について、巻町まで全部通して補助対象事業に乗せられないかということで国に照会いたしましたけれども、先ほどお話がございましたとおり、巻町分については、対象外ということでございましたから、一般財源をつけて調査をしていただくということでございます。

 次に住民投票条例の問題でございます。私が仮に提案をいたす前に、いろいろ住民の皆さん方から条例をつくれと直接請求等が出ました場合は、当然それはそれに対処していかなければならないわけでございますが、私も積極的に検討をしてまいりますということを公約申し上げております。昨日からお話を申し上げておりますとおり、現在、いろいろと資料を集めたり、巻町に限らず、他の原発関係の住民投票条例を制定しております町に対して照会をいたしているということを申し上げたところでございます。

 そこで、仮に条例案ができまして議会に提案いたしまして、それを否決された場合は、あなたはどうするのかと、こういうことでございますが、私も広く市民の皆さん方に御意見を求めるとともに、議会の皆さん方とともにこの問題については、十分原発の問題については、検討、協議をしていかなければならない問題でございます。

 したがいまして、いずれそういうような機会が訪れることは私も想定をしておりますけれども、とりあえず予測の問題につきましては、ここで申し上げるのはいかがかと思いますので、その時期が来ましたら、私は私なりにちゃんと考えた方針に基づいて対処してまいりたいと思っております。

 いろいろとこの問題につきましては、これから広くやはり市民の皆さん方の御意見も徴しながら、第一義的に重要な市の政策事項につきましては、議会の議決を得ることになっておりますので、そこあたりについては十分私も承知をいたしているところでございます。

 次に、2番目の人事管理についてお話を申し上げ、御意見が出ました。この関係につきましては、いろいろ市民の皆様方に大変御迷惑をかけましたことをまずもって深くおわびを申し上げたいと存じます。

 かねてから職員に対しましては、綱紀の粛正、服務規律の厳正、確保につきまして申し上げて、職員に注意を喚起してきているところでございますけれども、この綱紀粛正の問題をどのように受けとめたか理解をせずに、ちょっと公務員としてふさわしくない行為をした者がおります。

 しかしながら、この件につきましては、現在、署の方で調査中でございますので、その結果を待って対処したいと考えておるところでございます。まだ降格人事、行政処分はしておりません。とりあえず配置転換を図ったところでございます。

 今後、署の方のいろんな結果がわかりましたら、また賞罰審査委員会等を開きまして、処分の関係等も含めまして検討してまいる予定でございます。

 大変不祥事を起こしましたことは、まことに私の意に反するものでございまして、まことに公務員としての信用失墜を起こしたことは、まことに残念であると思います。今後、このようなことのないように職員に対しましては、さらにさらに公務の厳正を求めてまいりたいと思っておるところでございます。どうぞよろしく御理解をいただきたいと存じます。

 いろいろと経過等についてお話を申し上げたいとは思いますが、先ほどから申し上げておりますとおり調査中でございますので、ここでは遠慮させていただきます。いずれ議会の皆様方には御報告をする機会もあろうかと存じます。よろしくお願い申し上げます。



◎助役(冨山新八君) 私が県の東京事務所長をしておりましたころのことについてのお尋ねでございます。

 現在川内市助役という立場からどの程度お答えできるのか大変迷っているところでございます。現在の立場から、論評はちょっと差し控えさせていただきたいと思いますけれども、ある程度のお尋ねでございましたのでお答えしたいと思いますが、いわゆる官官接待というものをなぜしたのかといったお尋ねでございます。官官接待とは何やということもあろうかと思いますけれども、いわゆる言われております官官接待につきまして、国の役人の職員の方々は大変お忙しい方でございますので、いろいろとこちらの県の方の事情を説明したり、あるいは国の方の情報をちょうだいしたりするというときに、なかなか昼間腰を据えてお話ししていただけないといったのは実情でございまして、その点は皆さんよく御承知だろうと思います。そういうこともございますので、情報交換の場といったようなことで、そういった会合が持たれていたということはございます。しかし、いわゆる接待のための懇談会、そういうものはなかったものと理解をいたしております。

 それから、効果があったのかということでございますけれども、それはいろんな形での効果があったというふうに理解をいたしております。

 最後に、川内市助役としてやるつもりがあるのかというお尋ねでございましたが、これは川内市助役としてということよりも、川内市としてということになるのかもしれませんが、やはり行政を執行していきます上で必要があります場合、あるいは情報交換、あるいは先ほども言いましたように地元のことをいろいろ理解してもらう場、そういったことはどうしてもございますので、社会常識の範囲を超えないところで、必要最小限はある程度やむを得ないものと理解をいたしております。



◆15番(木元高尚君) それでは2回目の質問に入ります。

 実は私は、こう言いますと大変うるさく感じられますけれども、実を言いますと、ずっと前の議会で、市長の交際費を上げろとか、官官接待はもちろんせいという私は気持ちを持っておるんですよ。びっくりしていると思うけれども。先に言うたら助役の回答がよくないと思ったもんですから、今言うわけですけれども。

 ただ問題はこれなんですよ。94年に3,400万円一応酒代か何か使っておるでしょう、東京事務所が。そしていろいろ問題が起こってきた瞬間に95年は1,270万円に減っておるわけですよね。こういうところが問題なんですよ。何もなければ3,400万円が3,450万円に上がっていったり、4,000万円になる。何か起こったもんだから半分以下に下がってきた。ここらが問題なんですよ。

 そして、これは傍聴の人が一番見えますけれども、この請求書、全部黒でつぶしてあるでしょう。これがいかんのですよ、問題は。なぜこれを隠さんないかんのかと。問題はここなんですよ、私が言いたいのは。官官接待はどんどんやっていいですよ。やらんないかん、むしろ。96市町村がある中で何にもせんでおると県の仕事は持ってこれんですよ。だから市長の交際費を上げて、どんどんやれというのが私の考え方です。だけども、こういう請求書に黒塗りにしてつぶさんなならんというところがよろしくないという意味なんです。

 さて市長は、きのうの答弁の中で冨山助役のことを悪い男ではない、大変いい男だという意味のことをお褒めの言葉がありましたが、それは川内高校、鹿児島大学、鹿大、そして県庁職員として県の東京事務所長になられるまでそれは立派に上り詰めて成功された方です、そういう意味では。出世コース、そうでありまして、問題は今言ったようなこういうのの最高責任者だったわけですから、そう言いながら、実は私の義兄池田正辰もあなたの前の東京事務所長なんです。苦しいです、私は。だけど、自分の身内の恥も言いながら、うちの兄貴の時代はこういうのは問題になかったけれども、恐らく同じようなことをしてきたんだろうと思っております。

 幸い私は東京に行ったときに、名もないずんだれ浪人だったから、1回も東京事務所の兄貴を訪ねたこともない、酒一杯ごちそうにならんかったからいいようなものの、これはずっと流れはあったわけですよね。たまたま運悪くあなたのときに出てきただけのことです。だけどこれをつぶして黒塗りでするという、そこが私は嫌なんです。

 さて、明26日は、市長、助役の川内高校の同級生がお二人を激励する会があるとか聞きましたが、7万市民の川内のトップ、ナンバーワン、ナンバーツーに同級生がなれば、当然喜びの祝宴もしたい、それは誇りでもあります。私なんか同級生に足を引っ張られることがたくさんありますけれども、それは非常にいいことだと思うんですよ。

 だけども、そこで政治のよしあしと同級生同士の個人的な判断、個人的な行為で政治を誤るようなことがあっては、7万市民の川内市民こそ大迷惑なんです。私は、先ほど言いましたようにそのひとつの事柄、助役の全身、頭から足先まで、市長の頭から足先まで恨んで言うわけじゃありません。何かの一言一言言うだけのことです。よく理解してください。

 もうこの新聞は余り大きいからもう言わないことにしまして、最後に私はいつも徹底した詰めをしませんので、頭のいい皆さんがよく理解してください。

 今日の政治を見ておりますと、政治の大事な結論は、住民投票により決めようという方向にあります。沖縄の基地問題も一つの例です。そうしたことで、新しい時代の動きをよく市長は認識して、つまり住民は遅いベースの政治ではなく、また政治の利害のみに走りやすい今日の政治ではなく、住民の意思を十分に生かし、住民に密着した政治を求めています。間接民主主義を乗り越えて、今や直接民主主義に訴えております。原発をめぐっても直接民主主義、すなわち住民投票条例をつくって、住民投票による結果が期待される方向でもあります。川内原発をめぐる住民投票の是か非かは、広範囲の、広い範囲のあらゆる階層の公平な議論を待たねばならないと思っております。

 最後に、質問の方は終わりまして、二、三の要望をまとめてみたいと思いますが、給食弁当を私と井上森雄議員と仁礼市長にお願いしまして、ようやく実現し、大変喜ばれて、それがもうすぐ倍になっております。こういうのは非常によかったんだなあと思っておりますが、これを利用してと言えばおかしいですけれども、しかしそういうことは言い含めてあるとは言われましたが、老人の1日1日声をかけてください。異常ありませんかというのは聞いた記憶はありますが、実は私の5軒隣の82歳の女性が、前の日の夕方6時ごろ畑仕事をしながら倒れまして、ひとり暮らしで、子供は全部4人とも東京、鹿児島方面でだれもおらんもんですから、前の夕方6時に倒れて、朝7時ごろ牛乳配達さんが見つけて、そしてすぐその人の後ろは空き家、そのまた後ろは老人で、もう入院されておる。その後ろおるところはいらっしゃるけど、ちょっと老人過ぎて、5番目が私の家で、助けに行ったんですが、いわゆる半身といいますか、全部動かんもんですから、一晩じゅう畑をもがいて、東京の息子に電話しようと努力したんでしょう。もう亀が卵を産みに来るような感じで、畑をいっぱい掘られて、その女の82歳の人は、もう口も何も砂だらけで、こういうのが現実の高齢化社会だなあと思いまして、ちょうど政務調査から帰ってきた翌日の朝です。いつも来ない牛乳屋さんの車が来て、あ、うちは広いからバックするんだなと思ってそしらぬ顔をしておったら、もう大きな声で駆け込んできたもんですから、「あら、そうですか。そしたら、もうだめですか」と言うたら、「どうにもならんです」と言うもんだから、消防車の方をお願いして走って行ったんですが、さっき言うたようなことで動けない。子供は全部よそにおる。

 こういう高齢化社会の実態がありますので、さきの給食弁当配りの若いお嬢さん方に声かけまで頼んであるということを記憶しておりますので、さらにこれをひとつ念を入れて、そういう面までお願いする方法もひとつの考え方じゃないでしょうか。

 もし市長が全国市長会でも参加されることがありましたら、日本で一番役所のたくさんある郵政省、郵便局、この辺に全国市長会名義で何か私、提案をして、高齢化社会に対する声かけ運動、郵便配達が毎日動いておるわけだから、こういういろんな方法もひとつ提案されてみたらいかがなもんでしょうか。

 それから、川内川の川幅を広げることに、私はもう最初からずっとよろしくないのじゃないかという心配をしておる一人なんですが、この辺はひとつ十分なる市街地の皆さんの理解を取りつけるようにお願いしておきたいと思います。

 それから、もう最初私が昭和60年に鹿児島から帰ってきて市会議員になりましたときに一番さきに言いました。せめて市役所の玄関ぐらいはつくってくれませんかと。せっかくあれだけの連続にできたのに、今、別館に4階ができたんだから、あのときぐらい下に車でさあっと雨降りでも来て、ぱっとというようなこと、なぜつくらんのかなあと思って、わざわざといえば金も要るから、あのときつくらんかなあと私は思っていたんでしたけれども、皆さんも全部経験しておると思うけど、「川内市役所にタクシーをお願いします」と言うたら、「はい」と言わんですよね。「市役所はどっち行けばいいですか。堤防の方ですか、市民会館の方ですか」。もうそのやりとりが面倒臭いから、せめてはっきりした玄関を、大した金じゃないから、ぜひ考えてください。

 それと新しい話として、金婚式という、やっぱりこれは大変な記録なんですが、私なんか恥ずかしい話ですけれども、金婚式を迎えられたような御夫婦に対して、何か心ばかりのお祝いの、あるいは行事をと、これは私の発想じゃなくて、金婚式を迎える人がそう言うわけですよね。だから50年間、50年と言えばそれはえらいことですから、私はそうだろうなあと思うんですけれども、ちょっと冗談みたいに言いますけれども、真剣に受けとめてみてください。

 8分残りまして、以上で終わります。ありがとうございました。



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、15番木元高尚君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、10番永井新八君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [10番永井新八君登壇]



◆10番(永井新八君) 私は、去る4月に開かれました平成8年第2回定例会においてよんどころない事情で総括質疑の本会議に出席できず、市長にお祝いの言葉を申し上げられず、大変失礼いたしました。もっとも当選されて間もなくのころ市長室でお祝辞は申し上げたのでありますが。

 さて、開政会に所属する議員として、3点にわたって市長に質問をいたします。

 第1点は、市長の政治姿勢について御質問申し上げます。

 そのうちの1つは、市長是四訓についてでございます。

 今、川内市役所の庁舎内には、四訓という市長是というんでしょうか、が掲出をされております。四訓は、1つは、常に全体の奉仕者たれ。2つ、最少の経費で最大の効果を挙げよ。3つ、協調融和を旨とせよ。4つ、市長の分身たれ。というものであります。

 別に事新しい訓話とも思えず、公務員なら守って当たり前と思います。しかしながら、一歩踏み込んで読んでみると、市長は、全職員に対して一層職務に専念せよとの思いでこの四訓を垂れて、森市政を展開するに当たって、隗より始めよと警鐘をならしたものというふうに理解してよろしいかどうかお伺いいたしたいと思います。

 さらにこの四訓は、職員に対し、市長自身を含めて、一緒になって川内市の発展のためにとの願いが込められているというふうに理解してよろしいかどうか、これもお伺いしたいと思います。

 とりわけ第1点の全体の奉仕者論については、先般の市長選挙の結果が49.2%、相手の有力候補が44.9%、わずかに1,592票しか差がない結果で当選ということを考えれば、間違っても49.2%を念頭に置いた、つまり偏った政治姿勢は許されないというふうに考えます。あくまでも7万3,000市民の公僕として奉仕するという全体の奉仕者論、これは当然のことと理解をいたします。

 私は、この四訓については、市民の皆さんにも広く理解していただくことが肝要と考えます。したがって、市長自身の実践哲学としての四訓について、市民にわかりやすい解説をお願いしたいと思います。

 2つ目は、行政と市民との距離についてであります。

 第2回定例会における施政方針の中で、「市民の声に積極的に耳を傾け、それを市政に幅広く反映すべく誠心誠意努力する」と述べておられます。さらに4月16日の本会議で同僚議員の杉薗議員の質問に答えて、「校区公連会との共催による市政を語る会、あるいはいろんな市民団体のところに積極的に出掛けて、市民の声を聞く機会を持ちたい。また、単位公民会で要望があれば、積極的に出向いて声を聞きたい」と述べておられます。市長の気持ちは理解できます。しかし、体は1つであります。そうそう欲ばったことはできません。土屋知事や前の仁礼市長を見るまでもなく、首長の仕事というものは想像以上に激務だろうと思います。

 そこで私は、北九州市が6年前に「北九州市ルネッサンス構想」を打ち出したのを契機に始めた出前講演、出前トークを参考に申し上げて、ぜひこの制度を川内市でも採用できないものかとお尋ねするものであります。

 出前講演というのは、かいつまんで申しますと、市民グループや個人団体、町内会など各種団体から「行政についての説明を聞きたい」とお呼びがかかれば、その求めに応じて市の部長や課長が先方の希望する日時、場所に土、日を問わずに出掛けていって、先方の希望するテーマで1時間から1時間半講演し、質疑応答を行うというものであります。講演料はもちろん無料であります。

 また、出前トークは、ごみ問題、保健、福祉、高齢化社会など年度ごとに市が決めた身近な問題をテーマに、出前講演と同じように先方の希望するところに出掛けていって行うというものであります。

 その効果は予想以上に大きくて、講演は、5年間で1,155回、対象者は6万5,960人。出前トークは、3年間で1,233回、対象者は4万7,819人となっています。「行政に責任を持つ管理職が市民に直接語りかけることで、行政と市民の距離が近づき、管理職の意識改革にもなる」と西日本新聞は評論しております。また「市民からも評価されている」というふうに書いてあります。まさに森市長が提唱する四訓の一つ、「市長の分身たれ」を地で行っているというふうに言えると思います。

 昨今、官官接待や厚生省の薬害エイズ問題での資料隠しなどの表面化で行政情報のあり方が問われている今、北九州市の出前講演、出前トークは、行政情報の取り扱い方や施策への市民の合意形成の面から見ても、川内市において採用することは、行政と市民の距離を近づけ、ガラス張りの行政、市民から信頼される行政に大きく前進するものと私は考えます。市長の御見解を賜りたいと思います。

 第2番目に観光行政について申し上げます。その1つは、川内川の活用について質問いたします。

 私は、平成5年第4回定例会において、市民に夢を、川内川の徹底的活用について質問いたしました。あれから3年、何ら前進は見られないし、何にも変わっていません。その間、私のところに「川内川のあの問題はどうなったのか」「市民への拠出金の呼びかけはしないのか」など何人かから催促のような意見が来ております。3年前の仁礼市長の答弁は、「建設省の承諾が得られるとは思えない。大きな金をつぎ込まなければとてもできない。具体的に実態調査をしてみなければ何とも言えないので、今後の勉強課題にしたい」。そして最後に、「川内川の周辺整備は今までもたくさん進めてきたし、現在、川内川は大いに利用されている。例えば元旦初泳ぎ、さわやか健康マラソン、川内川レガッタ、自衛隊のボート競技会、カヌー大会、花火大会、いかだ下りなど」という答弁でありました。何とも歯がゆい、木に竹を接いだような答弁で、最後は開き直った感じで、川内川は十分活用されているとして幾つかのイベントを挙げられました。

 私は、森市長が、仁礼前市長と同じようなトーンで答弁されるはずはないというふうに信じています。ここ3年間ほど温めてきた私の構想を含めて申し上げてみたいと思います。

 まず、天大橋から河口大橋までの両岸20キロに桜を中心に2,000本程度の苗木を植える。一斉に植えられるはずはないので、植栽可能なところから植えていく。苗木は市民が各人の記念すべき、例えば結婚記念、還暦記念、初孫誕生などをうたって、1本につき1万円を拠出してもらい、苗木にプレートをつけて植裁する。

 次に、企業の冠を付したポケットパーク、これは1,000メートルぐらい置きに両岸20か所ぐらいつくる。費用は冠企業に拠出してもらい、小公園の横にその提供企業名を大きく掲出する。そして事業推進母体は、「川内川に2,000本桜実行委員会」として、川内商工会議所、川内青年会議所、川内がらっぱ王国、建設省の川内川工事事務所に協力をお願いし、加えて市内有識者、それに行政が入って組織する。事業期間は5カ年という構想であります。

 川内川は、水量が極めて豊富な、国内でも有数の名河川であると私は思っています。私たちのまち川内は、この川内川とともに数千年、数万年の昔からともに生きてきており、川内川は大自然が我々に恵みを与えた川であります。この川を大事にし、目いっぱい活用することは、川内市民に求められている義務でもあるというふうに考えます。そして2,000本桜の植栽が終わる5年後には、民間企業の協賛を得て、春から秋にかけての土、日にモーターボート形式のやかた船を走らす。こういう趣向であります。私のこの構想についての市長の御見解を賜りたいというふうに思います。

 次に、唐浜臨海公園の整備と再開発についてであります。

 きのうの柏木議員の質問にもありましたように、本市は、東シナ海に面した土川、寄田、久見崎、京泊、唐浜、そして湯田、西方と全長30キロ近い雄大な海岸線を持っております。その沿線には、人形岩あり、みやま池あり、小平池など多くの観光資源が転がっております。

 本市は、その海岸線の一つ、唐浜地区を臨海公園として既に30年も前に都市計画決定をして、大変雄大かつ夢のある構想図を策定しております。その中に述べておる文言がまた大変すばらしいものです。いわく、美しい海岸線を生かし、海水浴場だけの利用ではなく、オールシーズンを楽しめる海浜公園として整備を図り、個性的な海岸空間を形成したいとしております。

 川内市は、この構想をぜひ実現し、市民の期待にこたえなければならないと思います。そして阿久根大島海浜公園や吹上浜海浜公園に劣らない立派な臨海公園にしなければならないというふうに思います。

 そこで私の提案でありますが、唐浜臨海公園99ヘクタールあります。そのうち現在、海水浴場とキャンプ場に指定されている約5ヘクタール、ここをきちんと整備してもらいたい。昔のように唐浜は遠浅だし、波もそう高くないから、市の海水浴場に指定する。管理運営、水難防止は網津の公民館に任せる。こんな調子では最近の若者を引きつけることはできません。海水浴場らしい樹木を植えるとか、今、孟宗竹を組んだいかだを屋根がわりにしたような休憩所でありますけれども、そうではなくて、カラフルなクラブハウスを建てて、しゃれたシャワー室、更衣室、水洗トイレ、そして複数の売店が入れるような休憩施設などを整備して、それに海水プールをつくって、海が多少荒れても遊べるという利用者の立場に立ったきめ細かな配慮が、今やレジャー観光には不可欠だろうと思います。

 キャンプ場についても同じであります。近隣のキャンプ場を見てみますと、大口市の十曽池の青少年旅行村、宮之城のふれあいの森キャンプ場、きららの里キャンプ場、東郷町の五色親水公園、鶴田町の神の湯キャンプ場、薩摩町の観音滝公園キャンプ場と、周りの町は皆整備されたキャンプ場を持ち、そして共通していることは、それぞれのキャンプ場が特徴を持っているということであります。十曽池は、バンガロー、プールのほかにボート遊びや釣り場が特徴であります。宮之城は、紫尾山の中腹にあり、野鳥観測所と森林浴遊歩道が特長、東郷のキャンプ場は、藤川天神のすぐそばで、川内川支流での川遊び、魚釣り、鶴田町は、町立グラウンドや川で遊んだ後、温泉、薩摩町の特徴は、手打ちそば体験というふうに持っております。

 唐浜には、東シナ海、海水浴場の砂場、岩場、それに林野庁の防風林、立派な素材がありながら、特徴として生かしていない。安全面での難しさはあるでしょうが、サーフィンや水上バイクなどこれを特徴に据えたら、若者の来客は増大し、人気が出るのは間違いないと思われます。

 以上、唐浜臨海公園について私の提言を申し上げましたが、市長は、山、川、海という大自然に囲まれた川内市の観光事業に大変熱意を持っておられると聞きます。現に唐浜臨海公園については、本年度調査委託料を計上されています。私の提案について、市長の前向きで具体的な御見解を賜りたいと思います。

 第3点は、「文化のまちづくり事業」についてであります。

 文化庁は、今月の7日、全国40市町地域を指定して、文化のまちづくり事業を平成8年度から新規事業として展開するというふうに発表しました。本市は、川内地方拠点都市として、全国40カ所のうちの一つに指定され、文化庁の財政支援を受けるということになったわけであります。指定された40市町村地域は、それぞれ特徴を生かした個性豊かな芸術、文化を各地に根づかせ、まち興しに役立てるのがねらいで、例えば新潟県小出市を中心とする地域では、地元の劇団を育成して、文化庁の財政支援で建設する文化会館でいつでも公演できるようにするなど住民主体の地域づくりを進めるとしています。また、北九州市は、現代美術の専門的教育研究機関を設置し、ここを拠点に鉄をテーマにした地域の芸術、文化活動の国際的展開を目指すとしています。

 文化庁の助成額は、その規模に応じて200万円から2,500万円で、事業が地域に根づくまで5年間継続して財政支援を行うというものであります。

 名誉ある指定を受けた本市としては、文化庁が求めている地域の特性を生かした、そして個性豊かな文化というものを具体的にどのように将来にわたって展開されようとしておられるのかお尋ねいたしたいと思います。

 以上、壇上からの質問を終わります。

   [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 永井議員の御質問にお答え申し上げます。

 まず、市長の政治姿勢について、市長の四訓の本当の真意は何かというようなことでお尋ねがございました。私も先ほどお話がございましたとおり、市長選挙の結果を踏まえまして、一党一派に偏することなく、中道の政治を進めていかなきゃならないと固く自分に言い聞かせてきたところでございます。

 したがいまして、市長就任の際に、これから私が市民に約束してきたいろんな事項について、市長が1人でできるものではない。職員の皆さん方にひとつ原点に返って、最初に市役所に公務員として就職したときに服務宣誓をしたその厳正な気持ちに立ち返って、ひとつ仕事に精励恪勤していただきたいと。そうしなければ市長の約束事はひとつも展開はできないんだと、こういう意味のことを申し上げ、協力を要請したところであります。

 何といいましても、公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないんだということが憲法第15条にございますし、また、地方公務員法の第30条に服務の根本基準というものの中で、やはり同じように、全体の奉仕者であって、公共の利益のために職務に精励恪勤をしなければいけないという規定が地公法30条にあるわけでございます。これらを含めまして、いろいろとこれから市政を推進していく上で職員に協力要請をいたしたところでございます。

 私もその中で、今から250年ぐらい前につくられた福島県の二本松市に二本松城という城址がございますけれども、城の跡がございますけれども、そこに今から250年ぐらい前にカコウ岩の石でつくられた戒石銘というのがございます。その戒石銘をひとつ紹介いたしまして、やはり職員の服務規律の厳正、公務員の規範として、これもひとつ紹介しながら、私の気持ちも理解して協力をしてくれということを申し上げた次第でございます。

 250年前に二本松城主七代の藩主でございますけれども、丹羽高寛公が、当時の儒学者岩井田希夷の建議によりましてつくりました16文字の戒石銘でございますけれども、それを紹介してみますというと、「爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺」という詩でございます。あなたのもらっている給料、俸給は、これは市民が汗して働いて納めた税金によってあなたは給料をいただいているんですよと。市民に優しくしなければ、必ず天から罰が当たるでありましょうという意味の、現代風に訳しますというとそういう意味のことでございまして、公務員のやはり規律、規範のもととして、これまでやはり公務員が職務に精励する場合に一つの座右の銘として活用してきているものでございます。

 私も47年、当時の佐多直衛議員からこの言葉を聞きまして、以来今日まで、それを私の心の一つの座右の銘として持ってきているところでございます。

 なお、私は、職員にお願いだけをするのではなくて、やはり上は示して、下はこれに従う、すなわち「率先垂範」という言葉が好きでございますけれども、これをやはりやりながら、職員とともに一生懸命市勢発展のために頑張ってまいりたいというのが、市長四訓の私の本旨でございますので、御理解をいただきたいと存じます。

 それから、市民にも理解されるように説明してほしいということでございます。一部職員の中にも当時、市長が何か奇をてらったことをしておるというような意味のことも出たようでございますが、これは私がよく説明が不足したためのことだろうと思っておりまして、その後、庁内の職員報に対しましても、もう少し市長の意を体して、一生懸命頑張ろうではないかという意味であるということを書いて出したところでございます。市民の皆さん方にも理解をしていただけるものと思っております。

 それから、行政と市民との距離について、ただいま非常にすばらしい提言をいただきました。いろんな公約を申しておりますけれども、私が一生懸命やりましても、なかなかこれは限られたものでございます。できるだけひざを交えて、市民の皆さん方のお話を聞きながら、広く市民の意見を行政の中に取り入れていくということで述べてきております。今お話がございましたとおり、体が1つでございますので、なかなか体を割いてやっていくことは不可能でございます。

 したがいまして、御提言のございましたそういう出前講演といいますか、職員幹部がみずから市長の意を体して出掛けまして、行政の新しいものが組み入れられますときには、それぞれ出てまいりまして、住民に親しく説明を申し上げ、そしてまた意見を聞いて、またそれを行政に反映するという非常にいいことではなかろうかと思いますので、これは十分検討させていただきたいと存じます。

 これまでも全然なかったわけではございません。例えばクリーンセンター、ごみの分別収集等こういうものにつきましても、課長、部長が出向いてまいりまして、ごみの取り扱いについてはこうするんだということを全戸回りましていろんな説明をしたりしておるわけでございますが、これを制度的にしていくということでございますので、十分検討をさせていただきます。

 それから、川内川の利活用の問題でございます。すばらしいたくさんの提言を前からいただいておるわけでございますが、なかなかエンジンがかからなかったわけでございますけれども、私も今回、河畔公園、あるいは臨海公園等の関係について、これまで第3次総合計画上期計画の中で手をつけられなかったものの大きな一つでございます。これらをぜひ重点的に展開していきたいということで、今回、いろんな計画策定をして、できるものから推進をしてまいりたいと思っているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。

 できるところから桜の並木もつくってまいりたいし、やかた船については、すでにある民間の方からも「どうしたもんだろうか」というお話も受けております。かつてやかた船が浮かんで、川内川を上下下流に動いて、そしてその中で楽しく船から市街地を眺めていた時代もあるわけでございます。ぜひこれら企画してまいりたいと考えておるところでございます。

 それから、唐浜臨海公園の整備につきまして、昭和30年代に臨海公園としての都市計画決定をいたしたわけでございますけれども、これまで放ってありましたので、これにつきましても、今回、電源地域振興センターの予算をいただきまして、その電源地域振興センターの予算の中でとりあえずマスタープランをつくって、そして事業展開してまいりたいと思いますが、当面、5ヘクタールの中に海水浴場、キャンプ場ございます。これらにつきましては、本当に恥ずかしい海水浴場となっておりますので、できるものから、売店、あるいは休憩施設、シャワー施設、一応は少しずつは手を入れてきておりますけれども、あの進入口からの道路の整備等十分、「ああ、海水浴場に来たなあ」というような、「キャンプ場に来たなあ」というような雰囲気のものに変えていくように、これから努力をしてまいりたいと存じます。

 それから、文化のまちづくり事業につきましては、今回、文化庁が新たに40地区を指定をいたしまして、その中に川内市の地方拠点都市の市町村の区域が指定をされたわけでございます。これにつきましては、これまで文化庁が平成5年から本地区にも約1,700万円の助成をして、やはり文化事業を進めてきておったわけでございますけれども、この事業が終わりまして、新しく平成8年度から文化のまちづくり事業ということで名称等も変え、また事業内容も少し幅広く含めたところでの事業展開をするような助成制度になったわけでございますが、もう既に川内市は、平成5年から6、7年、3カ年いただいておりますので、本年度を含めまして、あと2カ年間をこの文化事業の中でいろんな事業を展開していくことになるわけでございます。

 いろいろとお話がございましたように、ひとつ住民の皆さん方が、文化、芸術向上のために、またこれまでございます文化遺跡、あるいは史跡、あるいは民俗関係等すばらしいものがございますので、そういうものを含めましてこの事業展開ができましたら、大変ありがたいと思っておるところでございます。

 本年度は、当面カッパのまちづくりという事業の関係のほか、まごころ文化講演会等いろいろございますが、また、教育委員会の方で、社会教育課の方でいろいろと詳しく担当いたしておりますので、教育委員会の方でこの関係については答弁があろうかと存じます。とりあえず私の方から以上申し上げまして、第1回目の答弁とさせていただきます。



○議長(上小鶴睦郎君) ここで休憩いたします。

 再開はブザーでお知らせいたします。

          〜〜〜〜〜〜〜〜

          午後3時1分休憩

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          午後3時18分開議

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○議長(上小鶴睦郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 永井新八君の質問に対する教育長の答弁を求めます。

   [教育長沖久教夫君登壇]



◎教育長(沖久教夫君) 永井議員の御質問にお答えいたします。

 まず、文化のまちづくり事業について、このことが将来にわたってどのように展開されようとしているかとのことでございますが、毎年事業につきましては、川内市のほかに串木野市と薩摩郡の7町と市来町といったような地域にまたがっての指定を受けた事業でございまして、本年度の実施計画につきましては、既に文化庁の承諾を得ておりますが、川内市を会場として行われる事業につきましても、5件ほどそれぞれ計画を上げております。国際的、あるいは国内的に超一級の芸能文化と郷土の伝統文化、芸能文化を織り成した各種の文化事業の企画といったような中身でございます。

 過去3年間にわたっての企画推進につきましては、教育委員会の社会教育課が中心となりまして、関係機関団体等の協力のもとに実施されたものでありますが、限られた職員構成の中で大変な事業取り組みであったと考えております。

 今後のあり方といたしまして、抽象的なことになりますが、私どもはこういうふうに目標を定義づけております。「川内市は、豊かな自然と文化的遺産に恵まれ、中国、東南アジアなど世界に開かれた本地域の国際性、拠点性を生かして、地域に根差した特色ある芸術、文化を想像し、若者の魅力を感じる国際的イベント開催、地域個性ある伝統芸能公演などを行い、地域住民にすぐれた文化、芸術に接する機会と場を提供することにより、地域からの文化の情報発信基地を創造し、本地域の芸術、文化活動の水準向上に資する」といったようなことを目標にして、これからの将来の展開について十分具体化してまいりたい、こういうふうに考えるところでございます。

 以上、壇上からのお答えを終わらせていただきます。



◆10番(永井新八君) 2回目の御質問を申し上げます。

 四訓について市長は、職員に対して初心に返って頑張ってほしいという気持ちを込めていると、あるいは偏った行政ではなくて、中道の行政を進めたいというお話でありました。私も理解できます。市長の意欲は大いに評価したいというふうに思います。

 ただ、私は事を荒立てるつもりはないんですけれども、市長にとって初めての議会となりました4月に行われた第2回定例会の会期中に、「森新市長と語る会」という趣旨の会合があったやに聞いております。個人の家に10人ぐらい集まって話を聞くというのは当然のこと、当たり前ですけれども、校区公民館に100名近い方々が集まって、しかもそれは市長選挙で森候補を応援した方々。多分市長は選挙のお礼を言うというつもりで参加されたんでしょうけれども、市長になられた以上は、候補者ではないんですから、支持者も、あるいは支持しなかった人も含めて、すべての市民に対して差別をすることなく、平等に接するということが、これはもうごく当然のことであって、決して49.2%の代表ではないというふうに私は思います。この会合に声をかけられなかった公民会長や、あるいは地域の方々は、眉をひそめて私にも話がありました。「一体どういうことか」という不満も聞いております。私は、この際ですから、市長にこの議会という場で弁明を求めたいというふうに考えます。

 それから、行政と市民との距離につきましては、北九州市の例を引いて申し上げましたけれども、私の提案に対して大変賛意を表明されて、クリーンセンターのように単発ではなくて、制度的に検討していきたいというお話でございます。

 私は、管理職である部長、課長が、また余計なことをという気持ちがなければいいと思うんですけれども、仕事がふえるばっかりじゃないかというふうに考える。マイナス思考ではなくて、やっぱり積極的に川内市の行政と、この自分が担当している部門についてはおれが責任を持つというプラス思考の気概を持って、いわゆる市長が言っている市長の分身としての立場で、考え方で前向きに考えてもらいたいと思います。

 ただ、市の職員の場合、服務規定などの関係があるわけですから、そういう服務規定とか、内部規定などで障害はないか。これは全く無料で、土、日も構わず出掛けていくわけですから、こちらの都合じゃなくて、相手方の、市民の都合で出掛けていって、市民の言う場所へ行って、そして市民の言う内容で講演をするという、全くボランティアというんですか、無償のこれは仕事ですから、そういう点で服務規定とか何か障害はないかどうか、この辺も一点お伺いしておきたいと思います。

 また、北九州市はもう6年間やっているわけですから、一度北九州市の例を調査されるおつもりはないかという点についてもお伺いいたしたいというふうに思います。

 それから、観光行政については、川内川の天大橋から河口大橋までの両岸20キロ。この20キロにどこでも自由に桜が植えられるというふうには思っておりません。仁礼前市長も言われました。「堤防の上とか堤防ののり面などに植栽することは建設省が許可しないんだ」と。木の根が風で揺れて堤防が壊れると、あるいは堤防の意味をなさないということがあるから建設省は許可しない。私もそれはそれだろうと思います。そうだからやめるというんじゃなくて、その近くの民有地を借り上げる。木を一本植えるんですから、3平米、1坪もあれば十分なわけです。それを借り上げてそこに植えるということを考えるとか、あるいはそういうところもないというんだったら、例えば天大橋とか河口大橋の場合はないわけですから、そういうところはプランターを並べて花を植える。四季の花を植えるということなどいろいろ考えればあると思うんです。そういう方法を選んでやればいいんじゃないかというふうに考えます。

 それから拠出金の問題ですけれども、川内市に住む人はもちろんですが、特に川内出身の方々、東京、大阪などにいらっしゃる、北九州市にいらっしゃる方々は望郷の念が強いんです、特に。そういう方々は、もうすぐにでも出すという方が、もう十指に余るほど私の方にも来ております。そして盆とか、あるいは年末に帰ったときに見たいと。自分の木を見たいという、そういう考えの人が非常に多いんです。だから、私は1,000人や2,000人では済まないと、もう1本川が欲しいぐらいだろうというふうに思います。多分それぐらい希望者は多いだろうと思います。

 で、堤防なんかの問題もありますから、幸い我が川内市には、建設省から出向の清水助役、あるいは塚本課長がいらっしゃいますから、その方々に十分研究してもらうと。同時に清水助役の御見解もお聞きしておきたいというふうに思います。

 それから、唐浜の海水浴場、キャンプ場についてですけれども、先般、私どもは、佐賀県の方に政務調査に参りました。伊万里市では、海岸線を見たんですが、ちょうど伊万里市は、人口が少し川内市よりも少ないけれども、広さが250キロ平米ですか、川内市とほとんど同じぐらいの大きさ、人口が6万5,000人ぐらい。そしてしかも川内の市街から唐浜まで12〜3キロですけれども、伊万里の市街の中心地から10キロぐらいのところに海岸があるんです。そして誘致した工場のある造成した工業団地があります。そこに岩場があったのを、砂をトラックで何十台も運んで、人工の海水浴場をつくってあります。長さが550メートルというふうに長い、しかも幅が45メートルという、そういう人工海水浴場です。もう自然の海浜に劣らないような立派な海水浴場ができております。しかもその海水浴場の周りは、鉄筋づくりのクラブハウス、東屋、あるいは広い駐車場、公衆トイレ、それから売店の敷地など冬の一時期を除いて通年で利用客が来ると。特に県外から、鳥栖とか、あるいは博多とか、そういうところから利用客が家族連れが集まってくると。

 で、それは海水浴場だけではないんです。周りにヨットハーバーがあって、海洋性のスポーツ、レジャーの普及に努めて今も準備中です。まだ完成していません。それから管理室を置いている。そういう設備があるから観光客が集まる、あるいはあそこは有田焼の本場ですから、焼き物を見て、ついでにというのもあるのかもしれません。そういうことで非常にお客さんが多い。そこへ通ずる道路も立派に舗装された道路です。

 ですから、唐浜につきましても、先ほど壇上からの質問で申し上げたように、海水浴、波が静かだから泳げというんじゃなくて、サーフィンとか水上バイクとか、あるいはわきの方では釣れますから釣りだとか、岩場では潜るとか、そしてちょっと波が荒い時には遊べるような海水のプールとか、そういうものをつくっておけば、私は市内はもとより県内外から観光レジャー客が家族連れで来てくれるだろうというふうに思います。

 唐浜というのは、もう何万年も昔からの砂丘海岸です。伊万里のようにトラックで砂を運んでこんでも自然の万年砂がずっとあるわけです。そういうことを考え、人工海水浴場の建設と比べれば、多少の出費は、それほど大事件ではないだろうというふうに思います。

 で、今年は無理としても、来年、再来年、3年後にかけて、あそこの唐浜の海水浴場、キャンプ場が森パークと言われるような見違えるような海水浴場になるようにぜひやってもらいたいと思うし、そういう施策の手ごたえを聞かせていただきたいというふうに考えます。

 それから、文化のまちづくり事業についてでございますが、私は、川内市が従来から進めてきた国分寺跡や、あるいは多くの古墳の発掘、歴史資料館の整備、有島3兄弟の顕彰、こういう行事を発展させていくことは非常に大事だろうと思います。

 しかしながら、市民の間における川内市の文化行政への評価というのは決して高くないんです。むしろ「川内の文化行政は貧弱・貧困」というふうにさえ言われております。せっかく文化庁が、数ある希望都市の中で本市を指定して財政援助をしようとしているこの機を逃すことなく、積極的に個性ある文化の発掘と継承に力を注ぐべきではないかというふうに考えます。

 私の住んでいる水引では、先般、32年ぶりに民俗芸能としての兵六踊りを復活させました。成功いたしました。1カ月近く毎晩、70歳、80歳の長老の方々が若い人に手取り足取りして教えていました。私はそれを見て感動したものであります。

 水引校区には、今言った草道の兵六踊りのほかに網津町にはバラ踊りがあります。それから小倉川底地区には棒踊り、それも3尺棒、6尺棒という棒踊りがあります。また湯島町には、正式名称は何というんですか、ズシキャンキャンという踊りがあります。勇壮な踊りです。それから、そのほかまだ掘り起こせば民俗芸能はあるはずです。さらに、水引以外の地区にも幾つも民俗芸能はあるはずです。それらの貴重な民俗芸能を今のうちに若い人に継承、伝達しておかなければ、そしてそのことが非常に大事なことだと思います。

 川内市のまち興し文化事業として、この機を逃さないで、そういう伝統的な芸能文化を掘り起こして、そして川内祭の中で一堂に会してやるような、そういう大きな計画は持てないものかどうか。これも教育長か市長かどちらかお願いしたいと思います。

 それからもう一つは、この文化のまちづくり事業というのは、先ほど教育長がおっしゃったように、川内だけではなくて2市7町、この広域拠点都市を対象とした文化庁の指定だと聞いております。他の市町との協議はどういうふうになっているのか。来年以降の事業の進め方はどうなっているのか。その来年以降の方向性でよろしいですから、大筋お考えがあればお聞きしたいというふうに考えます。

 これで第2回目の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) 2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、第1点目の関係につきまして、私も一遍に偏することなく、一党に偏することなく、広く市民の皆さん方とまちづくりについて話し合いをしてまいりたいと、このように考えております。私もまた市政の概要等については、機会あるたびごとに市民の皆さん方に御報告を申し上げ、そしてまた御協力をいただこうと、このように考えております。今後そのようなふうに努めてまいりたいと存じます。

 水引の関係等についてお話がございましたけれども、これについてもいろいろ弁明をいたしましてもいかがかと思いますので、十分永井議員の御忠告を受けながら、今後に心してまいりたいと存じます。

 次に、出前講演の関係につきましては、いろいろ研究をしてみるということを申し上げました。いろいろ職員の服務関係、あるいは勤務態様等も含めていろいろあろうかと存じますが、機会を見て、北九州、近いわけでございますので、勉強をさせてみたいと存じます。

 職員の健康管理上、土、日曜に職員、管理職が出掛けてまいりまして休みが取れないということではまた困りますので、そこらあたりにつきましては十分検討はしていかなければならないと、このように考えておるところでございます。

 あといろいろ服務規定の関係等細かい点もございますので、その点については、総務部長の方から答弁をいたさせます。

 それから、川内川の関係等につきまして、いろいろ微に入り細にわたっていろいろな考え方をいただきました。今でも外国の方が見えましたときは、寺山いこいの広場の方に植栽をしていただいたりしているわけでございますが、これを誕生、あるいは入学、あるいはまた就職、結婚、あるいは金婚、そういうような記念すべきそれぞれの人の人生の節目においてそのようなことができたら大変いいなあと思っております。財源についても、それぞれみんなが記念に拠出していただくということでございますので、大いに参考にさせていただきたいと存じます。

 それから、河川をいろいろと利用しての、あるいは河川、堤防いろいろ利用しての桜並木、あるいは植栽事業、花木を植えること等については、専門的な立場からまたございますでしょうから、清水助役の方からまた答弁をいたさせたいと存じます。

 伊万里市の例を参考に御説明いただきました。私もやはり天候に左右されない、荒波のときにはそういう人工のプールで海水浴ができたら非常にいいがなあと思っております。串木野の長崎鼻にそういう岩を利用した人工のプールがございます。潮が満ちてきますというと、自動的に入れかわっていきますので、そういうものを考えてみたらと思っております。今後の構想策定の中に含めていろいろ検討してまいりたいと思っております。積極的に取り組んでまいりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。

 文化行政等につきましては、教育長の方から答弁があろうかと存じます。いろいろ文化の発掘、あるいは伝承、継承については、当然次の世代の方々に先人がつくったとうとい文化芸術、芸能については、伝承をしていかなければならないと、このように思っております。それぞれの地域にいろんなすばらしいものがありますことを、きのうの本会議の中でもいろんな議員の方々から御提言がございましたので参考にさせていただきたいと存じます。



◎助役(清水裕君) 堤防に桜などの木を植樹する件でございます。先ほど永井議員の発言にもございましたように、従来は、台風のとき、洪水になりますと堤防が非常に弱くなります。そのときにまた風も強く吹いておりまして、これが非常に根に力がかかるわけでございまして堤防が弱くなる。そういうふうなこと。それからあと枯れた場合にどういうふうに処理できるか。その枯れたところはやはり堤防の弱点になるんじゃないかというふうなことで、従来は桜などの木を堤防に植えることにつきましては許可をしない方針でおりました。

 しかしながら、やはり環境面等の話を考えますと、何とか堤防に桜並木をまた戻したいというふうな非常に強い声がございまして、約7〜8年前から桜堤モデル事業というのを実施しております。この事業と申しますのは、普通の堤防のところには、やはり植えると弱点になります。しかしながら、自治体等がその堤防の外側に用地を確保いたしますと、それに対しまして建設省がそこを盛り土し、桜等の植樹ができるような準備をいたします。それでまた地域、自治体等がそこへ桜の木を植えていくというモデル事業でございます。川内川でもえびの市の方で実施されておるというふうに記憶してございます。

 このモデル事業につきましては、年間全国でも数件から十数件という程度ではないかと思いますが、基本的に考え方としては、堤防に余裕のあるところ、洪水のために必要なところを、より広い場所につきましては基本的にそういうふうなこともできるというふうな考え方に立っておりますので、先ほどございました用地の確保、そういうふうなものを図りながら建設省と協議することによって、そういう植樹につきましては可能ではないかなというふうに考えております。

 以上です。



◎教育長(沖久教夫君) お答えいたします。

 文化行政への評価の件につきましては、教育委員会が主管する立場において大変評価が高くないという厳しいものがあるということにつきまして反省をいたしております。

 文化のまちづくり事業の指定は、前の平成5年度からの地方拠点都市文化推進事業の発展的な解消に伴っての継承してきた指定でございまして、これがまた来年度以降何年続くか、長くて5年といったような記事等もございますけれども、これはいつまで続くかまだ確定しているものではございません。

 これに関連いたしましても、御指摘のような積極的に個性のある川内の文化を培っていくといったような点からは、郷土の伝統文化、芸能文化の継承と保存、育成、これを通して新しい個性豊かな市民文化、芸能等の創造的な発展を図ってまいりたいと思います。

 行事等については、こういったような方向性を踏まえた行事の展開をまた企画の上に乗せてまいりたいと、こういうことでお答えを終わりたいと思います。



◎総務部長(岩切秀雄君) 出前講演、出前トークについての職員の服務上の問題はないかという御質問でございますが、通常の職務としての取り扱いをすることによりますので、服務上の問題はございません。しかしながら、土、日に管理職が出勤するわけでございますので、その対応策としては、振り替え休日をするなり、もしくは管理職の特別勤務手当を支給するなりする方法もございます。

 しかしながら、この特別勤務手当を支給することにおいては、4週間以内に振り替え休日を取れない場合に限りということが原則でございます。特に管理職の場合は、振り替え休日を取っていくとなりますと、また業務遂行に支障もあろうかと思いますので、土、日通常の業務として取り扱うのは適当ではないのではないかと。臨時的に年に数回の限られたことについては差し支えないかと思いますが、これを制度化していくということになりますと、問題も生じるのではないかというふうに考えます。

 しかしながら、市長の方で先ほど北九州の例等も調査したいということでございましたので、管理職の出勤状態についての調査もあわせて行いたいというふうに考えます。

 以上です。



◎教育次長(伊豫田輝雄君) 永井議員の御質問にお答えいたします。

 文化のまちづくり事業、これは今、市長並びに教育長の方で大方説明をされましたとおりでございますけれども、これらの事業の来年以降の協議だとか、あるいは来年以降の取り組み、これについてちょっと答弁が漏れておりましたので答弁いたします。

 関係市町村2市8町ですけれども、これらとの協議につきましては、この関係市町村団体で文化部会というものをつくっております。この文化部会は、各市町村の主に社会教育課長を中心につくられておるわけですけれども、これが年3回程度開催され、その場で事業の計画、あるいは予算について審議し、そこで決定をされ、上級官庁に申請していくという段階になるかと思います。

 なお、8年度については既に決定しておりますが、来年度につきましては、今後、また協議を開いて審議を重ね、来年以降の問題については審議していきたいというふうに考えております。

 なお、ちなみに先ほど永井議員の御質問の中でありましたけれども、水引校区につきましては、現在、市の方で援助しておりますものにつきましては、水引町の次郎次郎踊り保存会、あるいは小倉三尺棒踊り、それから網津のバラ踊り保存会、これらについて補助をしているところでございます。

 以上でございます。



◆10番(永井新八君) 最後に要望、意見を申し上げて終わりにしたいと思いますが、市長は、36年間という長い行政経験のある、行政プロとしてのキャリアを誇っておられます。そのプロとしての手腕をこれからも思う存分発揮して、そして600職員を叱?しながら頑張ってもらいたいと。

 同時に公平、平等を原則にして、いわゆる川南、川北というのがありますけれども、そういうバランスなんかも考えて、そして失敗してもいい、大胆な手法で、斬新な発想でやってもらいたいと。同時に市民感情との乖離にも十分注意して頑張ってもらいたいというふうにお願いをしたいと思います。

 また、北九州市の出前講演、出前トークについては、私は人から聞いたり、新聞を読んで調べたわけですから、行っていないもんですから、詳しくはわからないまま申し上げたんですけれども、非常にいいという感じがしたもんですから申し上げたんですが、いいものはまねをしてもいいと思うんです。ぜひ細かい点までお調べになって、できるところからぜひ実行されたらと。さらに市政の活性化、市民との距離が縮まるだろうというふうに思いますから、そういうことでお願いをしたいというふうに思います。

 それから、川内川の問題については、もう前から川内市のスローガンになっているような「H2Oせんだい」という、そういう水のまちを標榜しております。したがって、川内市に住んでいるとどうしても川内川が空気のようなもので、当たり前と。豊かな水量なんかもこれは当たり前という感じで、余りありがたいとは思わないようになってしまうわけです。で、川内から離れて住んでいる人は、もう川内川というだけで非常に郷愁を感じるという、そういうものがありますから、そういう点はぜひ、ほかの町にない立派な名河川ですから、十分生かして、これはもちろん上流の市町村とも相談をして、浄化にも努める。当然ですけれども、同時に活用の方も十分積極的にやっていただきたいというふうに思います。

 それから、唐浜の海水浴場については、積極的な御答弁がありましてありがとうございました。ただ、私が感ずるのは、あそこへ行く道路がよくないんです。今、3号線の方から、網津の方から入っていく道路がありますけれども、非常に狭いし、車が行きすれないという感じですか、なかなか大型車はすれ違いができないんです。

 それからもう一本行く道がありますけれども、これは大小路・京泊線がごらんのような状態ですからなかなか難しい。これは今、改修事業にも着手してやっておりますから、それとあわせてぜひ道路の整備も含めてやっていただきたいということをお願いしたいと思います。

 文化のまちづくりについては、せっかく援助があるわけですから、文化庁が5年間の支援という制限がありますけれども、5年間で終わるんじゃなくて、それをもとにしてさらに川内市の文化事業が発展するように、今から検討していただきたいということをお願いしまして終わります。

 ありがとうございました。



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、10番永井新八君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、8番川野勲雄君の総括質疑並びに一般質問を許します。

   [8番川野勲雄君登壇]



◆8番(川野勲雄君) 冒頭に誤解があってはいけませんので、通告はしてありませんけれども、若干申し述べさせてください。

 先ほど発特委新潟県に行くという発言がありましたけれども、私と井上議員は参りませんので、そのように理解をしてください。

 それから事務助役については、同じく私と二人ほど就任に反対しました。ですから、言うわけではございませんけれども、県庁のことは県議会で申し述べてください。親切さはわかりますけれども。以上。

 それでは、ただいまから、私の思想、信条、人生観、歴史観に基づき、弱者の側に立って、市長及び教育長に対して質問を展開いたします。

 まず、大きな1、施政全般について。

 この施政は政を施す施政でございます。平成8年度を迎えました。既に出納閉鎖も終わったはずでございます。市長に対しましては、第2回目の質問でございます。前市長時代の積み残しについて確認をします。これは別府原石踊線でございます。通学道路でございます。この舗装については、平成7年度中に終わるという約束をいただいておった次第でございますが、その後の経緯について、約束は守られたのかどうか確認をいたします。

 小さな1、それでは各論に入ります。財政について次のことを質問します。

 平成8年度の本市歳入決算見込み額、そのうち税収の決算見込み額、それに平成8年度末の本市の起債の状況、次に歳出のうち委託調査費、食糧費、交際費、研修旅費、議員政務調査費の数値を教えてください。あわせて本市財政の将来の展望について市長の御所見をお聞かせください。

 小さな2、建設行政についてでございます。

 (ア)市街地再開発事業についてであります。特に駅前戦災復興土地区画整理事業に関連して質問をいたします。

 この地区内において、前日の説明会があったと聞いていますが、次のことについてお尋ねします。

 駅前西側の地権者数、そのうち説明会に出席された地権者数、事業名は土地区画整理事業になるのか。それともほかの事業名になるのか。公共減歩は何パーセントになるのか。事業開始が何年度から始まるのか。参考までに教えてください。あわせて説明会において公共減歩等について出席された地権者は賛成されたかどうかを教えていただきたい。

 (イ)でございます。親水公園整備について。特に銀杏木川中郷上池湖沼のレクリエーション活用について質問をいたします。

 平成7年第4回定例会において、銀杏木川の用排水対策改良工事について、私の質問に対し、技術助役は、「改修工事は、単純に割り算をすると4年から5年程度かかる」との答弁がありました。また、本年3月議会で杉薗議員の質問に対し、「建設省としても銀杏木川の浄化は必要だと認識しているが、具体的には、年次計画、導水などについても改修中である。その改修との整合性をどうするか、事業化に向けて今後進んでいく」との答弁がありました。

 以上の答弁の直後、去る4月30日開催の全員協議会において、第3次川内総合計画下期基本計画(案)が提案されました。前回、2回の答弁があったばかりなのに、一方ではこのような計画が進められています。庁議で図られて以上のような答弁があったのかということと、議員にも調査権があります。野党の議員にはなるだけ情報は知らされない方針なのか。それともそれも十分あり得る話だと自分は納得しておりますが、全協の席では質問はないかということで質問をいたしました。ところが、その席では私の質問を許さない雰囲気でしたので、あえてこの本会議の一般質問の中で次のことを質問いたします。

 下期基本計画の期間は3年間なのか5年間なのかということと、下期基本計画と現実の改修工事との整合性はどうなるのか。昨日の市長の答弁では、導水は田海町からと、事業計画がすでに具体化しているような答弁でございました。いかがなのかこれについて教えてください。

 次に、中郷上池湖沼のレクリエーション活用についてに入ります。

 一〜二時代前、市長のおじいさんは、中郷の区長をされた時期があります。その当時の区長は、現在と違って皆さんから選ばれた区長で、大変権威がありました。中郷地区については、この池についても、前にも本議会で質問したことがあります。中郷上池は、中郷住民の先祖が営々と培ってきたかけがえのない遺産でございます。農業者のみならず、地域住民全体の財産であります。ここに手を加えるとすれば、一土地改良区だけでなく、住民全体の合意を得るべきだと私は考えます。市長の御所見をお聞かせください。

 参考までに、昨日の質疑と若干重複しますが、総合グラウンドの事業費総額、事業費の国県市の負担額とその割合、あわせて総合実施計画3カ年間の事業費の国県市の負担額の割合、地方債を含めてこれも教えてください。

 昨日、親しい、本当に意欲ある議員から「銀杏木川はどぶ川ではないか」と言われました。なるほどおっしゃるとおり決して快適な環境ではありません。私たちは、21世紀に向かって住みやすい快適な環境をつくっていかなければなりません。

 去る5月15日、地域防災会議が開かれました。その中で、「銀杏木川上流の改修工事は、できるだけ早く、単年度で実施しなさい」と。「その旨市長に申達されるように」との意見が出されたわけですが、会議報告が市長の手元に届いているかお尋ねいたします。

 ウ.区画整理について質問します。

 この問題につきましては、限られた時間では到底済みませんので、要点のみ質問いたします。

 第二中郷土地区画整理事業の区域内において、地権者が同法第89条の換地計画に納得できず、再三知事あてに行政不服審査請求を提出しています。それに対する市当局から知事あての答弁書を見せてもらいました。答弁書にはかなり事実と異なった内容が記載されております。それはそれとしまして、地権者が当局の換地計画決定をあくまでも不服として、これにがえんじなかった場合、土地収用について強制執行をされる考えがあるのか、市長の御所見をお聞かせください。

 よく「中郷は区画整理で環境がよくなった」と言われております。これについては、地権者は約4分の1の土地を無償で提供しているわけでございます。第一工区についても、一部の人が囲繞地の土地が幅員20メートルの大通りに面したり、国道からかなり離れた土地が国道に面して換地されたりしております。また、方々にある何筆かの土地を1カ所に広く換地されたりしております。

 同法におきましては、換地に不均衡が生じた場合、精算金の授受によって是正されることになっておりますが、精算金は本当に申しわけ的な精算金で調整されています。土地を提供、負担しているから環境はよくなるのは当然のことです。

 しかしながら、一方では、早朝から深夜まで各種車両が通行しています。そのほとんどが地域の車ではなく、よその車です。大方の地権者は泣き寝入りの状態でございます。弱者に泣きを見させない行政を市長に望むものですが、市長の御所見がありましたらあわせてお聞かせください。

 (エ)市営住宅について質問いたします。

 公営住宅法が改正され、8月に政令が公布されるやに聞いています。そこで、隈之城町の尾賀住宅について質問をいたします。

 建築当時はいろいろな事情があったことでしょうが、なぜ学校法人の敷地を借地としなければならなかったのかということ。現在、この土地に何戸数建っているかということ。そのうち入居者は現在何世帯入っているかということ。耐用年数は35年と承っていますが、耐用年数に達しなくても解体できるのかという以上のことでございます。

 改正法によって、入居者は条件がよくなるのか悪くなるのか、あわせて市長の御所見をお聞かせください。

 現在、市営住宅数が何戸数あるか。また、空き家数も参考までに教えてください。

 (3)番目に入ります。

 農業構造改善事業の経過措置についてであります。

 昭和44年から昭和52年まで施行された権現原地区の農業構造改善事業の経過措置でございます。事業名は、国の特殊農地保全整備事業で、国の補助金による事業であります。換地処分後の8年間の時効期間も経過して、すべての規制が解除されているはずでございます。

 この地域では、最近、農業経営が意のごとくならず、ところによっては耕作放棄の農地も出てきております。最近、地権者ががけ下移転の対象となって、農地転用を希望したり、農業をやめて農地を売りたいという人が出てきております。もちろん前述の事業によって保全整備された大変立派な農業団地でございます。農地転用を許さない農業耕作者や農業委員会の心情はよくわかります。また、農業団地のスプロール現象は防がねばなりません。がしかし、一方、地権者には、憲法第29条に法令の制限内において自由にその所有権の使用、収益及び処分をなす権利を保障されています。すでに農林水産省の構造改善局長から、これはたしか平成6年度中のことだったと思います。各都道府県知事あてに農地転用申請に当たり、土地改良区の意見書及び隣接農地所有者の同意書は必要としない旨の通達が出ています。

 自分の土地を有効に使用できないことは、地権者にとって非常に酷でございます。地権者は時勢に即応した行政のあり方を望んでいます。私権は公共の福祉に従うのは当然のことでございますが、規制ない関係機関の権利の乱用は許されてなりません。隣接農地へ日照等耕作に支障がない限り、農業団地の一角から農地転用ができるように配慮される考えはないか、このことについての市長の御所見をお聞かせください。

 (4)福祉行政について入ります。

 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)身体障害者の範囲について細かく定めてございます。近年、心臓、腎臓、呼吸器の機能障害以外に悪性新生物の手術による術後の障害者がふえつつあります。これら個別の身体障害者は、障害の種類、部位、程度にそれぞれの差異があります。市長は、全国市長会等あらゆる機会をとらえて市民生活の向上のための手段、手だてを講じられておられるのは承知しております。前述の身体障害者福祉法改正等の際、事前にすでに適用されている以外の著しく障害がある障害者に適用されるように関係機関に働きかける考えはないか。市長の御所見をお聞かせください。

 もう一つは、身体障害者の入所施設が余りにも少なく、川内市の住民でも遠く曽於郡の施設に入所している事例があります。当市からその施設までは所要時間が長く、訪れる見舞い客も少ないということで、入所者は望郷の念に駆られている実情でございます。

 そこで、近隣の施設に入所がえできるような各施設との話し合いをされる考えはないか。あわせて御所見をお聞かせください。

 次は教育委員会でございます。大きな2、文化財埋蔵物の保護についてでございます。

 最近、冷水町365番地付近の民有地を造成していたところ、漢字で「川内橋」、平仮名で「せんだいばし」、「大正三年五月架之」と刻まれた橋柱が4本ほどほぼ完全な姿で発見されました。戦前からの川内の事情に明るい最上段におられます木場議員に橋の所在についてお尋ねいたしましたところ、川内橋は昭和通りにあって、石工橋であったということでございます。現地は、旧公図によりますと、向田町字町口941番地先、これは浜田旅館の付近になっております。この地域は、昭和20年7月27日、米軍機の空襲によって、字町口の一部を除いてほとんど灰じんに帰したところでございます。

 市長の御実家もここに駅前郵便局を建てておられました。やはりこの27日に焼失しております。私たち小学校の郵便貯金は、この駅前郵便局を利用していたのを今でも記憶しております。

 浜田旅館の現在の当主にも確認しました。これはこの地にあったことは間違いございません。

 この地区は、敗戦後、戦災復興土地区画整理事業が施行されたところでございます。この河川は、この工事によって廃川敷地となりました。戦災復興地区の区画整理事業区域内の県土木の工事であったんだろうと思われます。この廃川敷地は、旧県土木事務所敷地とともに、それ以外に幾つかありましたが、現在の合同庁舎敷地と県が強制的に変えさせたところであります。

 橋柱は、旧土木事務所の敷地に運ばれ、放置され、埋没していたものと推定されます。この敷地の一部を取得されました現在の土地所有者が宅地を整地されましたところ、長い風雪を経て地上にあらわれたという次第でございます。一時代前の川内市を偲ぶ貴重な建造物、石工橋の資料だと考えますが、教育委員会ではこれを保存する考えはないか、御所見をお聞かせください。

 以上で壇上からの質問を終わります。

   [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 川野議員の御質問にお答えいたしたいと存じます。

 まず、第1点目に、前市長の時代に約束されているという別府原・石踊線の舗装についての状況について御質問がございましたが、私、ちょっと把握いたしておりませんでしたので、この件については、建設部長から答弁をさせたいと存じます。

 まず、財政の問題について詳しく御質問がございました。平成8年度の税収の決算見込みは幾らかということでございます。現在、財政資料等をお配りしてございますとおり、税収の予算現計は94億円でございます。今後の市内の景気状況によりまして、また、企業関係の決算状況によりましては、若干市民税法人分が伸びるのではなかろうかと、あと1億ないし2億程度は伸びるのではなかろうかと、今の時点で予想しているところでございます。平成7年度の税収の決算は98億円でございますので、そこまでは行かないだろうというふうに今、考えているところでございます。

 それから、起債の状況について御質問がございました。平成7年度の起債の残高が249億2,200万円でございます。本年度20数億円の借り入れを予定しておりますし、また、それに対して償還があるわけでございますが、平成8年度の起債残高は260億円程度になると思っております。このまま20数億円を借り入れていくといたすならば、平成12年には大体280億円程度の起債残になるのではなかろうかと思っております。

 したがいまして、財政の今後の見通しにつきましては、さきにお配りしました今後の財政見通し計画で平成12年度までを押さえておりますけれども、非常に厳しい状況があらわれております。税収の最終的な平成12年度におきます決算見込みといいますか、今後の予想見込み額は約95億円程度でございます。交付税も普通交付税でやはり38億円程度ということで、なかなか一般財源の収入増というのは、現在時点と余り変わらないのではなかろうかと、このように思っているところでございます。

 しかしながら、歳出におきますいろんな事業をこれからどんどん整備して執行してまいります。いろいろとあれもやります、これもやりますと私は述べてまいりました。この財源をいかにして見つけようかということで今苦慮しているところでございます。なるべく優先的に近々の、緊急を要するものから、経済効果のあるものから事業の展開を図っていくべく、総合計画の下期の中に盛り込んだところでございます。

 下期の全体の5カ年の事業総額は、後ほど企画財政部長の方に答弁をいたさせたいと存じます。

 下期計画は3年か、5年かということでございましたので、下期計画は5年でございます。また、それを3カ年の実施計画というのをつくりまして、これは毎年見直しをしているのが今日の状況でございます。

 それから細かく委託料の総額は幾らか。また、政務調査の旅費はどうなっているか。食糧費の額は幾らかということでございました。

 平成8年度の委託料につきましては、総額で12億2,600万円でございます。政務調査の関係は、平成8年度848万円を予定いたしております。それから職員の研修関係については、1,343万5,000円を予定をいたしているところでございます。なお、食糧費につきましては、昨日も申し上げましたけれども、全体で1,042万5,000円になるところでございます。

 いろいろと細かい点等の御質問もございましたので、また足りないところは、職員、その他部長等に答弁をいたさせたいと存じます。

 次に、建設行政について御質問がございました。駅周辺の土地区画整理事業等について御質問でございました。これまで駅周辺の整備計画につきましては、昨日も申し上げましたけれども、十数回にわたりまして関係部課長職員が出掛けまして、関係地権者と、あるいは周囲の方々に説明を、近い将来の川内駅周辺の開発構想はこういう形になりますということで御説明を申し上げ、また、いろいろ御意見をいただいているところでございます。

 特に今、お話がございました一部戦災復興関係で土地区画整理事業を行ったところがございます。面積にして約1.2ヘクタールでございます。地権者が44名いらっしゃいます。したがいまして、この関係についても、さらに区画整理事業を進めていくことになるのかというような御質問もありましたが、この関係についても地権者の方と相談をしながら、今回再度土地区画の整理を進めてまいりたいと。

 したがいまして、減歩があることになります。しかしながら、現在の時点で減歩率が何%になるか、全体のそれぞれの新しい区画整理事業の対象者となる方々と、既に戦災復興事業の中での区画整理事業を受けた地権者との関係の減歩率の関係等は、これから調整をしてまいる必要があります。

 いろいろと区画整理審議会の中でも今後、審議がなされることだろうと思いますので、状況についてはまたその都度御報告を申し上げてまいりたいと存じます。

 開始年度は幾らかというようなことでございましたが、これらについては、川内駅周辺の関係の区画整理事業、あるいは都市開発の関係等いろいろございますので、開始年度については、後ほど担当職員の方から答弁をさせたいと存じます。

 それから、銀杏木川の関係について御質問がございました。いろいろとこの関係については、昨日も御質問がございまして、あと残事業が258.5メートルあるということでございました。一気に整備ができないというようなことも昨日、外山議員に答弁をいたしたところでございます。

 今回、建設省が、平成8年度から数年間にわたりまして、銀杏木川の浄化対策事業を進めていこうという計画を持っておられます。この関係については、建設省の予算でもって整備がなされることになっております。田海町、現在の川内市の水土利用事業の給水口よりも上流の方から水を持ってきたいということのようでございます。この関係につきましては、建設省でやられますので、直接川内市の予算の関係については、建設省がやられる分については負担はないわけでございますが、今後、いろいろと川内市も水の利用については考え方もございますので、もう少し詳しくは清水技術助役の方から建設省の構想等については答弁をいたさせたいと存じます。

 それから、中郷池のことについて御質問がございました。総合運動公園の整備によりまして、中郷池等についてのやはり環境影響が出てきておるわけでございますが、過去におきまして公園の整備中にいろいろと出てまいったわけでございますけれども、当時、総合運動公園の整備推進に当たりましては、地元の土地改良区の方に相談をいたしてまいっております。

 しかしながら、全体のこれは中郷の区民の皆さん方の財産であり、全体にやはり諮っていろいろとすべきではなかったのかという御指摘でございますが、いろいろと配慮も足りなかった点もございますけれども、当時といたしましては、中郷の上池の管理を土地改良区にお願いしているということから、そちらの方で御理解いただいて御協力を賜った次第でございます。御理解をいただきたいと存じます。

 それから、総合運動公園の関係の全体の事業計画、並びに進捗状況、また国県補助金、起債等の財源内訳等については、担当の部長から答弁をさせたいと存じます。

 それから、中郷地区の土地区画整理事業の関係で、第一工区、第二工区といろいろお話がございました。第二工区について、今、鋭意作業を進めておるわけでございますけれども、地権者の中からいろいろと行政不服審査法に基づきまして意見を出されておられる方がございます。これらにつきましては、まだ現在審査中でございますので、できるだけ地権者の御理解もいただきながら、また、県の審査の結果を踏まえて、そして何とかこの事業の完遂を図ってまいりたいと思っております。

 いろいろと御不満もあられるだろうと思います。みんな100%よくなればいいんでございましょうけれども、土地の移動ということがございますので、財産の移動ということがございますので、不平を持たれる方もあろうかと存じますが、なるべく不平を少なくして、そしてこの事業の完成に持ってまいりたいと思っております。

 このためには、決して市が権力をもって強制的にいろいろとやるというような考え方はございません。あくまでも話し合いの中で推進をしてまいりたいと思っております。「はなしをすればだれでもわかる、やさしくすれば心はかよう」という市民憲章の主張がございますので、この精神に基づいて進めてまいりたいと存じます。

 それから、市営住宅の問題がございました。隈之城尾賀住宅につきまして、当時、隈之城の関係等でなぜ純心高校の敷地に住宅を建てたのだろうかと、市営住宅を建てたのだろうかということでございますが、これらについても深い経過につきましては、建設部長の方から答弁をさせたいと存じますが、考えてみまするに、昭和40年に建設をされております。当時、40年8月15日には台風15号というものすごい台風が参りまして、緊急に住宅等の増築をしなければならないということもあったのではなかろうかと存じます。耐用年数が35年という、先ほどお話をなさいましたとおりでございまして、平成12年度までとなっております。

 したがいまして、これらを解消するということにもしいたしますというと、残存価格につきましての補助金を受けてやっておりますので、その繰り上げ償還等が一部あるのではなかろうかと、このようにも考えているところでございます。

 それから、市営住宅の管理状況等について御質問がございました。現在、市営住宅は1,451戸ございます。その中で空き家が約260戸ございます。全体の18.6%の空き家でございますが、いろいろと入居の基準がございまして、非常にこれまで、入りたいと思っても入れないという非常に矛盾した状況がありまして、今回、公営住宅法の改正がなされまして、そして入居資格等についても、あるいはまた、いろいろと使用料、住宅使用料等についてもいろいろ算定の基礎等が変わってまいりましたので、今後それらについて対応してまいりますというと、もう少し入居の関係等はよくなるのではなかろうかと、かように思っている次第でございます。

 次に、農業の構造改善事業を推進して、これまで来ておるわけでございますが、特に自分の土地でありながら、網がかぶさっておって、なかなか思うように利活用ができないというような方がおられるということでございました。

 御指摘の関係の農業構造改善事業を実施いたしました事業は、昭和44年度から52年度までの国の特殊農地保全整備事業で125ヘクタールをやったわけでございます。これは権現原地域でございます。この関係につきましては、事業完了後8年の経過が一つの解除要件になっておりますので、この関係については、特に外周部の荒れ地等については除外することができるようになっておりますので、今後、農業委員会、土地改良区、農協、地元とも十分調整を図りながら、そういう地権者の方々の御意思等も十分聞きながら、御期待に沿えるような方向で話を進めてみたいと思っておるところであります。

 それから、福祉行政につきまして、著しく障害のある方々についてのいろんな施設が非常に川内市に、また川内市近郊に乏しいということでございまして、川内市民であるべき方々が遠く市外に入所しておられるということがあるようでございます。

 員数等については、福祉事務所長の方から答弁をいたさせますけれども、なるべく近隣の施設に入所がえができないかどうかは、これからまたそれぞれの施設の町との協議も必要かと存じます。県との調整も必要かと存じますので、研究をさせてみたいと存じます。

 それから、なお、体の不自由な方々の中でいろいろとございますけれども、市長会等に対していろいろ改善を働きかけていく考えはないかということでございますので、県の市長会、あるいは九州市長会等を通じまして、体の不自由な方々に対しますいろんな法の規制の緩和等につきましては、十分また適用についても意見を申し述べてまいりたいと存じます。

 最後になりますが、非常にこの本会議場におきまして、私の小さいころ、川内小学校の1年生でありましたころの昭和通りの川内橋についてのお話がございましたが、私の家の隣の隣に橋がかかっておりまして、今でもよく思い出しておるところでございます。峯元鉄工場の方に昔は川が流れておりまして、エビやフナや非常にたくさん捕れた小川ではございましたけれども、すばらしい河川であったのを思い出しているところでございます。

 あとの文化財の関係につきましては、教育委員会の方から答弁をいたさせたいと存じます。

 とりあえず数が多うございましたので、漏れた点があるかもしれません。これについては関係部課長から答弁をいたさせます。

   [教育長沖久教夫君登壇]



◎教育長(沖久教夫君) 川野議員の御質問にお答えいたします。

 文化財の関係の御質問でございますが、川内橋の親柱が発見されまして、個人の私有として保存されているということは、まことに貴重なものであるかと思われます。川内市の新しい文化財の掘り起こし、こういったような点からも大変興味深いものがございます。

 教育委員会といたしましては、現在の所有者の御了解をいただきまして、詳しい調査を実施してみたいと存じます。調査の結果につきましては、本市の文化財保護審議会にも報告をいたし、また、お諮りするなどいたしまして、その保存、活用につきましては、所有者の意向を伺った上で、所定の手続を経て適切な方策を検討してまいりたいと存じます。

 以上、壇上からお答えを終わらせていただきます。



○議長(上小鶴睦郎君) ここで、本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。



◎助役(清水裕君) 銀杏木川の浄化要請等の関連について答弁申し上げます。

 銀杏木川の河川浄化事業につきましては、春田川とともに市内の2つの水質汚濁の著しい河川だということで、従前より建設省の方へ河川浄化事業につきましてお願いをしておったところでございます。今年度より事業を実施する等内容につきましては、市長の方から答弁させていただいたとおりでございます。

 ことしは暫定予算でございまして、国の予算成立が5月10日だということで、予算成立を受ける形で川内市の方へ建設省の方から説明を受けたところでございます。その説明によりますと、銀杏木川におきましては、農業用水の取水もあることから、上流の方からできるだけ取水を考えたいということで、先ほど市長が申しましたようなところからの取水を考えておるというふうな計画を聞いておるところでございます。

 この浄化用水導入事業によりまして、銀杏木川の親水性にとりまして一番の問題でございました水質面の改善がなされるというふうなことを考えておりまして、親水性のある川づくり、親水護岸等につきましても、市としても積極的に考えていかなければいけないと考えておるところでございます。

 以上です。



◎企画財政部長(坂元俊二郎君) 下期基本計画は5年間でございますけれども、この5年間の総事業費は出しておりません。実施計画として、平成8年度から10年度までの3カ年間。総事業費は199億5,800万円でございます。



◎建設部長(榊孝一君) 質問が多岐にわたっておりますので、落ちるところがあったときには指摘をお願いしたいというふうに思います。

 まず、別府原・石踊線の関係ですが、平成7年度中に整備を済ませるというようなふうのことで、どうなっているのかという御質問だったというふうに思いますが、今までも市長は、あるいは私も答弁をしてまいりましたように、平成7年度中には整備を終わりたいというのは、用地買収等も含めながら終わりたいというようなことでございましたけれども、3カ年間は、平成2年から平成5年までは用地買収改良をさせていただきましたけれども、6年、7年度というのは、なかなか用地買収ができなくて進んでいないというようなことでございまして、地元といたしましては、改良工事を優先させていただきたいというようなことがありまして、今現在になっているところでございます。

 今回は、10月頃までのうちに用地買収のめどが立たないようでありましたら、地元上田海ブロック会もありますけれども、協議を重ねさせていただきまして、改良した部分の一部でも舗装工事ができればということで考えております。あくまでも改良工事を優先させたいというふうに考えております。

 それから、駅周辺の関係の部分で市長の方から答弁がありましたが、細かい数字的なのがございましたので、私の方から答弁をさせていただきます。

 西側の地権者数は何名かということでございますが、97名でございます。5月の28日と5月の30日に地元の説明会をいたしましたけれども、両方で54名の方が参加をしていただいております。

 事業名につきましては、川内駅周辺地区土地区画整理事業ということで考え方を持っておるところであります。

 開始年度、先ほど答弁がありましたけれども、今のところは3段階に整備をしながら考えていきたいというようなことがありまして、西側の方が最初になるんじゃないかということで、今の現在のところでは開始年度は未定であります。

 それから、公共減歩について賛成をされたのかというようなふうのことであったようでありますけれども、公共減歩の中で出席者からはそうしたことでありませんで、東側と西側との減歩がどういうふうになっていくのかと、あるいは戦災復興地区での減歩については考え方を再度、減歩ということになるので考えていただきたいというような意見が出されまして、減歩の話を出したわけでございませんので、賛成か反対かと、賛成を得られたかというようなことじゃなかったというふうに理解をしております。

 次に、総合運動公園の関係ですが、総合運動公園を昭和61年から12年までの計画で予定をしておりまして、その中では88億4,525万4,000円という事業費を上げてありまして、平成7年度までにそのうちの国庫補助がその登記時は17億450万円、起債が42億3,110万、その他といたしまして11億35万円、一般財源が18億930万4,000円の先ほどの合計でございまして、そのうち国庫補助といたしまして9億7,400万円、17%、起債が26億4,613万6,000円で、46.2%、その他が9億1,312万2,000円で15.9%、一般財源が11億9,780万3,000円で20.9%というようなことになっております。

 今後の平成8年から10年までの3カ年につきましては、全体的に計画なされておるのは5億6,400万円であります。うち国庫補助金が1億6,400万の29.1%、地方債2億9,900万の53%、その他が4,000万円の7%、一般財源6,100万円の10.9%でございます。

 それから尾賀の市営住宅の関係で出されたわけですが、尾賀の市営住宅につきましては、市有地と、あとは先ほど出てきました純心からの借地があるわけですが、16戸が建っておりまして、入居されておるのが10戸、空き家が6戸でございます。そのうち純心から借地をしておりますのが6戸で、入居4戸、空き家2戸ということになっております。

 以上であります。



◎市民部長(時吉勝行君) 障害者の方で他市町、または他県に入所しておられる方の数字を申し上げます。

 まず、精神薄弱者の関係で、厚生施設、または授産施設に、他市町に入所されている方が99名でございます。参考までに市内は厚生施設で10人、それから授産施設で市内の場合は4名でございます。

 身体障害者の方につきましては、厚生施設、療護施設、それから厚生援護施設、授産施設、これらを含めて市外、あるいは他県の施設に入所されておる方が20名でございます。参考までに市内の場合は、療護施設に16名入所されておられます。

 以上でございます。



◆8番(川野勲雄君) 2回目の質問に入ります。

 市長は、総合調整権を持っておられるということでございました。財政についてでございます。設計調査は、職員の中で大卒が30%以上、前々から非常に有能な職員であると言われております。ですからして、この設計調査は、その職員にさせられる考えはないか。

 それから食糧費以下は限りなくゼロに近づける考えはないか。

 まず、260億になんなんとします、起債が。それでもって先ほども政務調査等はやるべきであるという発言もございましたが、これも総合調整権をもってすべてゼロにされる考えはないか。重ねてお尋ねいたします。

 建設行政の中で駅前の区画整理事業に入らせていただきます。戦災復興土地区画整理事業は、百年の大計というべき前代未聞の大事業でございました。具体的には、町並みを貫通する国道3号線は、幅員25メートル、駅前の昭和通りにおきましては、幅員36メートルであります。交通事情が目まぐるしく発達した現在でも立派に機能しています。現在の計画によって再度土地を減歩されますと昭和通り周辺の地権者は、土地が狭くなって商売が成り立たないと心配をされております。空港道路などへの幹線道路につなぐための道路の新設は、必要な用地を用地買収する方法で新設されるべきでございます。その考えはないか。

 駅の東側の区画整理事業は、必要でしょうが、東側と西側とでは性格が全く違います。市民の声なき声を無視することなく、大方の地権者の賛意がない限り、公共減歩が伴う区画整理は強制してはならないと私は考えます。市長の御所見をお聞かせください。

 私は、説明会出席の可否について、地権者から照会がかなりございました。その方々には、努めて説明会に出席されるように、そして自分の考えを申し述べるように進言してきました。先ほどの出席者54名の数値は、これは東側と西側と含めた数値でございますか。重ねて御質問をいたします。

 親水工事でございます。いろいろ国、県、市の割合を聞いたのは理由がございます。ここに私、資料を持っておるのでございますが、これはもう全部ほかの市は役所で手づくりです、市では。コンサルなんかには出しておりません。で、お隣の串木野市が、国県だけの予算で100億の事業を始めます。川内市の総合グラウンドも約90億円でございます。それから、今度、さきに清水技術助役から説明がありました親水事業。ちなみにお隣の串木野市は、冠岳歴史自然公園整備事業、これに大体50億円、それから渓流再生砂防事業というのがあるんだそうです。これに花川、五反田川流域の親水公園の事業費が50億円、串木野市の手出しは、人的に加勢するぐらいということでございます。食糧費等についてもほとんど使っていない。まず、つけ揚げ、名産の、薩摩揚げと言われております。これを本省に持っていく程度だということでございます。参考になるかどうか。なぜお隣でこんなのができて、当市でできないかということをお伺いいたします。

 それから、これは新聞報道で私は串木野市のことは知りました。それで、資料もいただいたわけでございます。

 まず、最近のテレビ報道、新聞報道によりますと、コンクリートの3面張りはもう時代おくれでございます。栃木県の茂木町では、これは那珂川の県立自然公園の中に位置します。それから北海道の石狩平野、それから全国至る所にこの運動が起こっておるのではございませんか。南薩でも新聞報道等をよく見る機会がございます。メダカや昆虫が住む小川、自然の草木を生かした親水公園、これを21世紀に向かってやられる考えはないか、重ねてお伺いいたします。

 3点目、区画整理についてでございます。

 強制執行はしないと。あくまでも話し合いでということでございます。これをそのままに受け取ってよろしいか、再度お尋ねいたします。

 市営住宅の件でございます。この6戸数と言われましたか、純心の敷地内にある市営住宅でございます。この中に年齢が達しないと、ここを出されたら生活ができない人が入っておられます。この方にやはり十分な配慮をしていただきたいと。

 それから、入居基準の年齢制限をもうちょっと引き下げ、それと同時に260戸も空いている、全くむだでございます。これにほとんどの人が、希望する人があったら、入られる施策をしていただきたい。その考えはないか、重ねてお伺いいたします。

 構造改善事業のところは、前向きの姿勢で解決していくということでございますので、了解いたします。

 福祉事務所のこの入所者のことは、ただ、数値だけを聞いているわけではございませんので、曽於郡のそうしたところに非常に孤独で入っておられる方の配慮をしていただきたい。それが第2回目の質問の趣旨でございます。

 教育委員会の橋柱、親柱の4本の今後の処理につきましては、文化保護の審議会がございます。非常にこの中には専門家もおられますので、ひとつよろしく御配慮くださいますようにお願いをいたします。

 以上で、第2回目の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) 2回目の御質問に対し答弁をいたします。

 まず、市長の総合調整権でもう少ししっかりやれという激励の言葉であったと思います。前々からやはりいろんな議会の委員会等でも、あるいは本会議のときにも議員の皆さん方から、「もう少し設計、測量等については、民間に委託をしないで、職員にけいこさせないというと、なかなか技術も身につかないよ」という御意見はいただいておるところでございます。できる限り今、そういうことでやらせておりますが、平成7年度で職員に測量設計等をさせました件数等を見てみますというと、土木の方で433件、耕地で170件となっております。これからも、今お話がございましたとおり、できるものは可能な限り職員にも設計、測量調査をさせてまいりたいと存じます。

 ただ、いろいろ期間の関係等、特に災害等がたくさん出ますというと、これはもう対処し切れなくなりますので、十分そこらあたりについては、技術助役もおりますので、指導をしていくようにしたいと存じます。

 それから食糧費の問題についても、限りなくゼロに近づける考えはないかということでございました。できるだけ節減に努めたいと存じます。

 それから、政務調査の関係の旅費についても、同じようにそういう御質問がございましたが、やはりこれについては、職員の方も勉強しなけりゃいけませんし、また、議会のみなさん方にも大いに勉強していただいて、そしてお互いまちづくりに対しましての意見の交換も必要でございます。したがいまして、政務調査の関係の経費については、削減、あるいは少なく、ゼロの方に近づけるという考え方は持っておりません。

 それから、川内駅周辺の都市計画事業でございますけれども、東側と西側の方では事情が違うんだと、こういうお話でございました。直売方式でやったらいいじゃないかということでございますが、これらのことにつきましては、十分部内でも検討をしながら、この事業が円滑に推進できますように、昨日からも御質問がありますように、川内駅の駅舎等の問題もございますので、川内駅が川内のシンボルとなるように、またその周辺が商店街の集積、あるいは交通複合センター等を含めまして、すばらしい川内駅の玄関口になるようにしていかなきゃならないと思っておりますので、地権者の皆さん方にも十分御理解がいただけるように説明をし、話し合いしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 それから、説明会に来られた地権者の関係等について御質問がございましたが、東地区につきましては、地権者数が141名、川内駅西側の地区については97名、230名でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、出席者等の数字は御報告を申し上げましたとおりでございます。

 それから、親水公園等の関係でございますが、これにつきましても、なるべく3面張りの川でないように、小魚がすめるように、螢が飛び交うような、そういう公園にしていかなければ、河川にしていかなければいけないということで、浄化事業等もこれから展開していくわけでございます。

 公園の関係につきましても、また緑の公園等の整備計画につきましても、緑地計画の策定といたしまして、御意見がございますとおり十分参考にしながら、市民が親しめて、そして朝な夕な散策できるような河川公園の整備に努めてまいりたいと存じます。

 それから、串木野市の例をとって、いろんな事業が市の財源持ち出しでなくて、国の事業、県の事業でやっておられるということでございます。十分調査をいたしまして、私もなるべく国県の予算を獲得して、そして事業展開をしてまいりたいと思っておりますので、参考にさせていただきたいと存じます。

 それから、中郷の第二区画整理事業におきます強制執行のお話がございました。これにつきましては、土地区画整理事業の中では一番御承知であるわけでございますが、土地区画整理法の中では強制執行はできないようになっております。

 ただ、この事業の施行者が川内市長となっておりますので、必要があれば、建築物等の移転及び除去に関することについては、直接施行する制度が規定化されておりますけれども、先ほどから申し上げておりますとおり、何とか第二中郷地区の区画整理事業についても円満な形でこの事業の完成を見たいと、このように思っておるところでございます。

 また、中郷の御出身とされまして、川野議員の方にも御協力をいただきながら、3名の方々のところへのまたひざを合わせての御相談やら私も出てまいりたいと存じますので、どうかひとつ円満に解決がいきますように御協力方をお願い申し上げたいと存じます。

 あと数字等で足りない点については、主管の部課長から答弁をいたさせます。



◎建設部長(榊孝一君) 戦災復興事業で駅前通りと、あるいは3号線が整備をされて、今の自動車社会でも対応ができているというようなふうのことで、昭和通りの近くの人は困っているというような御質問であったわけですが、昭和通り自体といたしましては、今回のこの周辺の整備では、区域外という格好でしておりますが、先ほど言われました幹線道路、川内・加治木線等の一部を変更したいというようなことに考えておるわけですが、その合流部分については、改修が必要な部分について県の方で直接買収になるんじゃないかというふうに今現在では考えているところでございます。

 あと、出席者の方で54名が西側、東側かというような御質問でございましたが、先ほど言われましたように西側の地権者数と合わせてでございますので、西側のみであります。

 ちなみに今回の説明会は、5月の14日から31日まで延べ12日間行ったわけでございますけれども、地権者数230に対しまして、出席をされた方が318名いらっしゃったということですから、同じ方も何回か、あるいは夫婦で見えている人もいらっしゃったようでございますので、関心の高さがうかがえるんじゃないかというふうに考えております。

 あとそれから市営住宅の年齢の引き下げの関係ですが、入居資格の年齢の引き下げということでありましたけれども、公営住宅法によりまして、市の裁量でできるということになっておりませんので、今後は市長会等を通じてお願いをすることになるんじゃないかと。

 ちなみにただいまのところ女性は50歳、男性は60歳ということになっておるようであります。

 以上です。



◎市民部長(時吉勝行君) 入所措置につきましては、入所措置調整委員会の判定を得て、鹿児島市の厚生相談所において入所措置をしているところでございますが、近くに入所がえができるか、厚生相談所と協議してまいりたいと思います。



◆8番(川野勲雄君) それでは3回目に入ります。

 親水公園等のことでございますが、市長のところにはこの本は送ってきておりませんか。東大小路のこれをそれなら見ておってください。

 それから駅前の区画整理、再々度質問と要望を申し上げておきます。

 まず、土一升、金一升の大事な人様の土地です。ですから、十分なこの方々の理解を得なければ、まだ100年もたっていないのにこれを減歩してすべきではないんです。私の友人の議員のところにもたくさんそんな電話が来ております。ですから、慎重に取り計らってください。

 区域を大きく広げますと、この方々は少数意見になってしまうんです。駅前は駅前だけ、戦災復興地区は戦災復興地区だけで区域を決めていかないと、3分の2以上というのはたちどころに東を入れたら入ります。そこら辺の配慮をしていただきたいと。コメントがあったら答えてください。これはちょっと要望になるかもわかりませんが、そういうことです。これは大体進捗状況を見て、また質問を繰り返していきたいと考えます。

 それから区画整理のことでございます。本来、自分の土地、先祖代々あった土地に人様が何世帯も入ってこられます。そんなのが好ましい状況でございますか。第一工区は不公平ばっかりの区画整理でございました。

 それですから第二工区は、せめてそんなことがないようにひとつ審議会委員とか、推進委員とか、その人たちだけが有利になるような区画整理でない方を望みますので、本当に泣きを見せない行政をやっていただきたいと、そのように要望を申し上げて質問を終わります。



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、8番川野勲雄君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 これをもちまして、通告者全員の総括質疑並びに一般質問は終了いたしました。

 ここで、上程の議案14件の取り扱いについてお諮りいたします。

 本件につきましては、議会運営委員会で御協議願いましたところ、一般会計予算はこれを分割し、その他の議案とともにお手元に配付しております議案付託区分表案のとおり、それぞれの常任委員会に付託してはということでありましたが、そのとおり付託することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(上小鶴睦郎君) 御異議ないと認めます。

 よって、上程の議案14件につきましては、議案付託区分表案のとおり付託することに決定いたしました。

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

     議案付託区分表



総務委員会
議案第44号 川内市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第45号 国土利用計画川内市計画第二次を策定するについて
議案第46号 財政調整基金の費消について
議案第54号 平成8年度川内市一般会計補正予算
      第1条第1項及び第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」のうち歳入全款、歳出中2款総務費、9款消防費1項消防費5目災害対策費(土木課分を除く。)
      第2条(地方債の補正)


教育民生委員会
議案第47号 川内市老人介護手当支給条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 川内市高齢者はり、きゅう及びマッサージ施術料の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第49号 川内市重度心身障害者医療費の助成に関する条例及び川内市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第50号 川内市父子手当支給条例の一部を改正する条例の制定について
議案第54号 平成8年度川内市一般会計補正予算
      第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中3款民生費、4款衛生費、10款教育費
議案第55号 平成8年度川内市国民健康保険事業特別会計補正予算


産業経済委員会
議案第51号 土地改良事業の施行について
議案第54号 平成8年度川内市一般会計補正予算
      第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費


建設委員会
議案第52号 市道路線の認定について
議案第53号 川内市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
議案第54号 平成8年度川内市一般会計補正予算
      第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中8款土木費、9款消防費1項消防費5目災害対策費のうち土木課分
議案第56号 平成8年度川内市公共下水道事業特別会計補正予算
議案第57号 平成8年度川内市公共用地先行取得等事業特別会計予算



     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第16、請願第5号−日程第24、陳情第13号



○議長(上小鶴睦郎君) 次は、日程第16、請願第5号から日程第24、陳情第13号までの請願・陳情9件を一括議題といたします。

 ここで、本件の取り扱いについてお諮りいたします。

 以上の請願・陳情9件につきましては、議会運営委員会で御協議願いましたところ、お手元に配付しております請願・陳情付託区分表案のとおり、それぞれの委員会に付託してはということでありましたが、そのとおり付託することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(上小鶴睦郎君) 御異議ないと認めます。

 よって、本件につきましては、お手元に配付しております請願・陳情付託区分表案のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。

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     請願・陳情付託区分表



請願・陳情名
所管委員会


請願第5号 義務教育費国庫負担制度を堅持するための請願書
教育民生委員会


請願第6号 消費税の増税中止を求める請願書
総務委員会


陳情第7号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期着手を求める陳情書
陳情第8号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期実施を九州電力へ要請することを求める陳情
陳情第9号 川内原子力発電所増設に対する環境調査の早期実施を求める陳情
陳情第10号 川内原子力発電所増設に係る環境調査を求める陳情
陳情第11号 川内原子力発電所増設に関する環境影響調査推進を求める陳情
陳情第12号 川内原子力発電所の増設に対する環境影響調査の早期着手の推進について(陳情書)
陳情第13号 環境影響調査に関する陳情書
発電所対策
特別委員会



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△散会



○議長(上小鶴睦郎君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。

 次の会議は、7月8日午前10時に開きます。

 なお、それぞれ付託された委員会において、その審査結果報告のあった案件について、8日の本会議において討論される議員は、5日までに発言通告書を提出願います。

 本日は、以上をもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

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          午後5時17分散会

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