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鹿児島県 薩摩川内市

平成12年  6月 定例会(第2回) 06月21日−03号




平成12年  6月 定例会(第2回) − 06月21日−03号







平成12年  6月 定例会(第2回)



   平成12年第2回川内市議会会議録(第3日目)

               開議日時 平成12年6月21日 午前10時

               開議場所 川内市議会議事堂

◯出席議員(27人)

    1番  森永靖子君

    2番  石野田 浩君

    3番  高崎伸一君

    4番  堀之内盛良君

    5番  福田俊一郎君

    6番  池脇重夫君

    7番  寺脇幸一君

    8番  小辻富義君

    9番  宮内澄雄君

   10番  小牧勝一郎君

   11番  川畑善照君

   12番  杉薗道朗君

   13番  橋口博文君

   14番  上薗幸近君

   15番  川野勲雄君

   16番  上村征四君

   18番  岩下早人君

   19番  木元高尚君

   20番  井上森雄君

   21番  柏木謙一君

   22番  小原勝美君

   23番  政井義一君

   24番  別府則夫君

   25番  原口博文君

   26番  下大迫長徳君

   27番  前田已一君

   28番  今別府哲矢君

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◯欠席議員(1人)

   17番  平山 昇君

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◯説明のための出席者

  市長         森 卓朗君

  助役         岩切秀雄君

  助役         田所 正君

  収入役        若松隆久君

  総務部長       坂元俊二郎君

  企画経済部長     榊 孝一君

  保健福祉部長     平 敏孝君

  建設部長       新 武博君

  教育委員会

  教育長        石塚勝郎君

  教育部長       伊豫田輝雄君

  水道局

  局長         永原紀生君

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◯事務局職員出席者

  事務局長       今井浩生君

  次長

             上堀幸男君

  兼管理係長

  議事係長       山之内辰郎君

  議事係主事      小田原勇次郎君

  議事係主事      白江 剛君

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◯議事日程

 第1、議案第55号  川内市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について

 第2、議案第56号  平成12年度組織見直しに伴う川内市関係条例の整理に関する条例の制定について

 第3、議案第57号  廃棄物処理施設灰固形化施設建設工事請負契約の締結について

 第4、議案第58号  川内市公園条例の一部を改正する条例の制定について

 第5、議案第59号  住居表示を実施する市街地の区域及び住居表示の方法を定めるについて

 第6、議案第60号  川内市公共下水道根幹的施設の建設工事(宮里処理場建設工事)委託に関する基本協定の締結について

 第7、議案第61号  土地改良事業の施行について

 第8、議案第62号  川内市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について

 第9、議案第63号  川内市立体育館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について

 第10、議案第64号 川内市立武道館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について

 第11、議案第65号 川内市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について

 第12、議案第66号 平成12年度川内市一般会計補正予算

 第13、議案第67号 平成12年度川内市老人保健医療事業特別会計補正予算

 第14、一般質問

 第15、陳情第26号 介護保険制度の緊急改善に関する陳情書

                   (川内市田海町11番地57

                    鹿児島県社会保障推進協議会

                    川薩地区代表委員 笠毛通夫 外1人)

 第16、陳情第27号 介護保険制度の緊急改善に関する陳情書

                   (川内市田海町11番地57

                    鹿児島県社会保障推進協議会

                    川薩地区代表委員 笠毛通夫 外1人)

 第17、陳情第28号 義務教育費国庫負担制度を堅持するための陳情書

                     (川内市陽成町4613番地

                      川内市公立学校事務職員研究協議会

                      会長 瀬戸口 学)

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◯本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

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            午前9時58分開議

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△開議



○議長(今別府哲矢君) ただいま出席議員27名でありまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。

 まず、事務局長から、議員の出欠状況を報告いたさせます。



◎事務局長(今井浩生君) 報告いたします。

 定数28名、現在員28名、出席27名、欠席1名であります。

 欠席の1名は、平山昇議員が欠席の届け出であります。

 報告を終わります。



○議長(今別府哲矢君) ただいま報告のとおりであります。

 これより本日の開議を開きます。

 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程によって進めます。

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△日程第1、議案第55号−日程第14、一般質問



○議長(今別府哲矢君) まず、日程第1、議案第55号から日程第14、一般質問までの議案13件と一般質問を、会議規則第35条の規定に基づき一括議題といたします。

 これより、昨日の会議に引き続き、総括質疑並びに一般質問を行います。

 昨日もお願いいたしましたが、質疑は、会議規則に定める3回の原則を厳守し、通告された時間内で終わるよう、また、質問・答弁ともに要点を簡潔明瞭に行い、効率的な議事運営への御協力をお願いいたします。

 なお、通告外の事項や当局への質問以外の発言に及ぶことのないよう、また、当局を含めて、不穏当な発言についても十分注意されるようあわせてお願いをいたします。

 それでは、まず、15番川野勲雄君の総括質疑並びに一般質問を許します。

 [15番川野勲雄君登壇]



◆15番(川野勲雄君) 皆さんおはようございます。

 市政に重大な関心を持っておられる傍聴席の皆さん、大変御苦労さまでございます。

 ただいまから、私の思想、信条、人生観、歴史観に基づき、弱者の側に立って、市長及び教育長に対して質問を展開します。

 まず、大きな1、施政全般について質問に入ります。

 つい最近のことでございます。市民が不慮の事故で救急車で市内の病院、市民病院をたらい回しされたあげく、鹿児島市の病院に入院し、現在治療中でございます。一家にとっては、遠方のことでもあり、治療費が頭痛の種になっております。民生委員の制度や医療法に全く無知な家族は途方に暮れておりました。その家族に暖かい手を差し伸べてくれたのが、福祉課援護係長以下係員のケースワーカーの職員でございます。事に当たって、対応、処理の早かった職員、職員として当然のことかもしれませんが、その家族は心から感謝しております。世の中、全く捨てたものではございません。

 さて、私は、市道の新設、維持、管理については、かねがね重大な関心を持っている一人でございます。本年度懸案であった市道隈之城高城線の国分寺町地区及び天神池周辺の浄化事業はようやく軌道に乗ってまいりました。地域住民が待望していた事業でございます。市道については、8月ごろまでに地元説明会を開く予定と承っています。市当局の御努力に対しまして心から敬意を表する次第でございます。

 一方、市内各地から要望があった市道の維持補修については、関係課の積極的な取り組みにもかかわらず、依然として未処理件数はなかなか減少しません。

 また、公約であった市道別府原石踊線は、当局の努力にもかかわらず、用地買収がうまくいかず、事業は中断したままでございます。

 中でも上今村石踊線、これは御承知のとおり下東郷から平成中学に通じる市道でございます。その市道の上今村県道から分岐する入口については、用地買収がかなわず、今もってかなり深い窪地になっており、非常に危険であります。

 この窪地について、過去何回か前市長の時代から問題提起してまいりました。新しい三役、前建設部長は、用地買収について地権者に交渉すると約束されました。がしかし、一向に解決しません。最近も主管課長及び部課職員が、地権者に対して熱心に交渉してお願いされたのですが、これもうまくいきません。

 過去、延べ4回、学童がこの窪地にはまり、また、車両では、酒屋の車がこの窪地に落ちています。幸いにして大きな人身事故には至っておりませんが、学童がけがをしたのは事実でございます。

 行政側も職務に忠実な余り、時としては市民の反感をもらうこともあります。地権者の行政に対する不信感もわからんではありませんが、しかし、このまま放置しましたら、いつまでたってもこの問題は解決いたしません。

 そこで、次善の策として、この市道に隣接する土地を買収して路線を一部変更されたらと考えるのですが、いかがでしょう。

 東京在住の地権者の親戚の方の言によりますと、用地買収は可能であるとのことでございます。この問題は、校区公連会全体、特に上今村の方々は真剣に考えておられます。市長の御所見をお聞かせ願います。

 次に、中郷1丁目地震測量計設置の箇所の付近の保留地についてであります。

 この保留地は、以前、競売入札者に対して、かなりの額の入札補償金を入札者の預金口座に振り込んだと言いながら没収した問題の保留地でございます。

 この保留地に車両置き場として市は、業者に賃貸していました。この経営者は経営不振に陥り、賃借料を滞納しているやに聞いております。これは賃貸料は回収できたのかどうか、その事実をお知らせください。

 それから、きのうの質疑の中から私なりに感じたことを述べさせていただきます。

 私は、市民の方からよく電話をいただきます。平佐町の川内駅東地区の地権者の方々、それから、最近は、賛成陳情に反対したことに対して知らない人から激励の電話もありました。ありがたく受けとめております。問題は、川内駅東地区の区画整理についてでございます。

 御承知のとおり平佐町は、麓と申しまして、400年前庄内、現在の都城市から国替えによって移住して来られた方々の子孫の方々が多く居住されております。この子孫の方々は、長年営々として土地を守ってこられました。「一所懸命」という言葉があります。今、「一生懸命」と転化しておりますが、領主から拝領した土地を命がけで守り、子孫に相続させる。一所懸命という言葉はそのためにあります。

 当然に区画整理には反対の方が多数おられます。この問題について、建設省から出向されてこられた技術助役は、実に精力的に地権者に区画整理の必要性を説き、足を運んでおられます。汗をかいておられます。その努力に対して頭が下がる思いでいっぱいでございます。「前に進まなかったら抜本的に見直す」という市長の言は、私は正しいと考えます。それを言葉じりをとらえて追及されるのはいかがなものでしょうか。

 現に先ほども申しましたが、市長の意思を尊重して、技術助役、建設部長、以下、職員によって、本当に涙ぐましい努力をされているのが事実でございます。区画整理は難しい問題でございます。地権者でない方々が地権者の気持ちもそんたくしないで、これを推進、強制されるのは好ましくありません。地権者の理解を求める姿勢がほしいものです。窮すれば通じる、次善の策も出てきようではありませんか。

 次に、護国神社の件でございます。私、さきの大戦でソ連に抑留され、戦病死した兄、ビルマメイクラーテで戦死した義兄、それにルソン島の切込隊によって戦死した従兄。すべて身内にこうした戦死者が多うございます。

 日本の国は、八宗の祖、聖徳太子の昔から、神仏混交の国でございます。異文化の仏教徒であっても神は敬って育ってまいりました。私遺族としましては、靖国神社、護国神社に祭祀していただくのはありがたく、当然のことだと、これを望んでおります。

 首長が個人的に、あるいは自主的に、あるいは意に反して、護国神社奉賛会の会長につかれるのは非難することではありません。もちろん信教の自由はあります。公職でない私的な会長にならざるを得ないこともあられるでしょう。奉賛金を納めたくなかったら、その分だけ公民会費を納めなければよろしいのではございませんか。目くじらを立てて首長を非難するのは筋違いでございます。

 それに4月発足しました介護保険制度は、制度はよくても出費がかさみ、絵そらごとにすぎません。しょせん自分の家族は家族で守るというのが原則であって、むしろ健康で明るい老いを迎える行政指導のあり方が大切だと私は考えます。

 それから、過日、18日日曜日でございます。長年市役所建設部の技術職員として貢献された昭和2年生まれの方が急逝され、葬儀がございました。突然のことで、葬儀には、原之馬場のかつて職場を同じくしていたOBの方と私、2人、たった2人だけでございました。市長の弔電も職員共済組合からの弔電もなく、実に寂しい感じがいたしました。

 ただ、親戚でかつて故人の部下であった市の部長が、親戚を代表して故人をたたえ、声涙下る弔辞、会葬者に対する謝辞があったのがせめてもの慰めでございました。

 過日、12日、本会議の席上、開発公社中福良地区の土地造成工事の資料を提出するよう議長を通じて要請しましたが、いまだに手元に届いていません。本日、質問する予定でございましたが、質問は後日に譲ることにいたします。議長は、資料提出を急がせてください。

 これで大きな1の質問を終わります。ちょっと私語はやめてください。

 次に、(1)児童手当法の改正について質問に入ります。

 過日、参議院本会議で児童手当法が改正されました。5月18日でしたか。少子化対策の一環でしょうか、児童手当の支給対象年齢は、現行の3歳未満から小学校入学前の児童まで年齢を引き上げられました。これによって、児童手当を受給する児童は、現在の265万人から570万人に増大することになります。支給額は、第1・第2子が月額5,000円、第3子から以上月額1万円になり、6月から施行されます。

 支給については、所得制限があり、夫婦、子供、2人の標準世帯の場合、年収670万円未満の家庭がその対象になります。

 この改正によって、必要な予算は約2,200億円ということでございます。これに要する財源として、子育て減税の名目で増額したばかりの年少扶養控除額を打ち切り、これをその財源にするということでございますが、これは事実でございますか。

 当川内市の場合は、この改正によって、対象世帯はおよそ何世帯になるのかお聞かせ願います。

 子供のいる対象世帯では、年少扶養控除額がもとに返ることによって、税負担はどうなるのか教えていただきたい。

 財源確保のためにせっかくの扶養控除額を減額し、児童手当支給と相殺する手法は果たして好ましいものであるかどうか。改正によって実際に各家庭の生活を潤すのか。その実態がわかりにくい改正法でございます。自・公・保連立政権の政策は場当たり的であって、中でも福祉政策は甚だずさんな政策のように思えてなりません。

 このほか、与党の福祉政策には、同じ有名な与党の婦人代議士からも痛烈な批判を浴びておるようでございます。私個人としましては、与党の一部は支持できましても、いささか選挙目当ての人気取り政策は、これを支持することはできません。この件についてもう少し具体的に解説していただきたいと、市長の御見解をお示し願います。

 (2)危険ため池緊急整備事業について。ここでは、中郷の下池の関係事業であります。

 質問に入ります。

 このことについては、長年中郷地区の土地改良、その他、農業関係の公職に携わってこられた地元の有志が、市長以下当局に陳情され、本年予算計上されたやに伺っております。また、過日、地域の総会において、来賓としてあいさつをされた県会議員からもその旨の予算計上についての説明がありました。

 中郷下池の堤防は、昭和32年でしたか、地域の土地改良区によって大改修が行われました。あれから40年を経過しております。

 そこで、この事業は、本年度いつから起工されるのか。単年度で竣工できるのか。予算額を含めてお教え願います。

 また、今までたびたび提言してまいりました水門から準用河川、銀杏木川に通じる用水路について、周辺のこの事業の関連事業として、コンクリート3面張りか、大型のトラフを設置するお考えはないか、市長の御所見をお聞かせ願います。

 準用河川浜牛乳前から下池水門までの用水路整備については、過日、地元関係者からも市長に陳情があったやに聞いております。市長以下、主管課の努力によって、年々歳々幾らかずつではございますが、改修が進み、現在に至っております。銀杏木川の浄化親水事業も完成しました。以前は、かんがいが終わり、収穫の前、上池、下池の魚とりが楽しい年中行事でありました。今はその年中行事も途絶えております。親水事業も、できれば丸山に水を揚げ、上池に落とし、下池を通じて銀杏木川に流すという雄大な構想が欲しかったものです。

 20歳前から家業を二の次に、営々として五十有余年地域に貢献されたこれら土地改良区の方々、また、農業関係の公職にあられた方々、私は、こういう人こそ市民表彰に値する人たちではないかと常に考えております。地域にあって市民表彰を受けた方々が決して功績がなかったとは申しませんが、市当局も一考の必要があるのではないでしょうか。そのように感じております。市長の御見解がありましたら、御回答をお願いいたします。

 (3)唐浜臨海公園並びに唐浜キャンプ海水浴場について質問に入ります。

 海水浴のシーズンを間近に控えております。この海水浴場は、市内全域のみならず市外からも多数訪れてくれます。平成10年から平成11年までの2年間にわたって、唐浜みなと公園が、予算1億50万4,500円で完成いたしました。市の持ち出しは予算の四割ということでございます。

 この公園には、市長署名の唐浜みなと公園の銘碑が建っております。西洋風のしょうしゃな施設でございます。最近、海をこよなく愛し、海や川でいろんな競技をしている人たちの間から、公園の実用性がないという意見や批判が出ております。

 まず、東屋については、屋根が高く、夏の期間は日よけがなく、日よけにならない。もっとひさしを低くする配慮が欲しい。

 パーゴラについては、おしゃれの感じはするが、屋根がなく、設置の意味が全く理解できない。

 海岸、砂浜に松を植樹してあるが、将来これが大木になったら、公園から海が見えなくなる。植樹の下に長いすが一脚あるが、何のためなのか、これもわからない。

 希望として、東屋の付近にはコンクリート製の灰皿が欲しい。事実、今の時期でもたばこの吸い殻が散乱している状態にあります。ごみのちりかごは、燃えるごみ、燃えないごみと分別できるようにしたらどうかと。便所は今のところきれいであるが、1週間に1回管理人が清掃されているということのようでございます。どこでも言われることでございますが、利用者の公徳心が欲しいなどなどでございます。市長の御所見があったらお聞かせ願います。公園の実用性、利便性が全くないということでございます。

 次に、唐浜臨海公園整備事業についてお尋ねいたします。

 本年度、都市計画費の中の公園緑地費として7,492万7,000円が計上されています。予算は、調査、測量などの委託料ということでございます。現在、市には、大学、高校卒を問わず、優秀な技術職員が多数います。市では、すべての事業について調査、測量、設計など外注されているようでございます。これらを外注でなく自力で設計することによって、予算を生産性のある設備に向けるべきだと私は常々考えております。このことが、市長がよく言われる最小の経費で最大の効果につながるのではないでしょうか。

 鹿児島県内でも奄美の笠利町の海岸など立派な海水浴場があります。現地をわざわざ見学するのもよいでしょうが、現地に行かないでも、市町村にお願いしたら、どこでも観光案内、リーフレットのたぐいは送ってくれます。職員もこれらを研修することによって、初めて自分も向上するはずでございます。市長の御所見をお聞かせ願います。

 最後に、唐浜の海水浴場の波打ち際に森林管理署が浸食防止装置を3カ所設置してあります。くぎを使わずに木材を組み合わせた独特の装置でございます。これについて、木材が仮に腐食したら、危険はないのか。耐用年数とその効果について把握できていましたら御教示願います。

 以前、私は、毎年夏場、中山道のあの付近に旅をしておりました。不破の関は、中山道、北国街道、伊勢街道が交わる交通の要衝であると。1600年、かの有名な天下分け目の合戦があったところでございます。短期間の滞在ではございますが、街道は太平洋側から北陸海岸に海水浴に行く車が陸続として絶えなかった光景を今でもよく思い出します。

 川内市の海水浴場も海水は青く澄み切っております。特に夕日が大きくすばらしいとよく言われます。川内市の海水浴場もこのようにたくさんの人が訪れることを期待しております。

 現在、砂浜は、いずれ海開きまでは清掃されることでしょうが、海から打ち寄せる木片、心なき人たちが不法投棄した空き缶、空き瓶、塵芥などおびただしく、実に汚く散乱している現状でございます。清掃をボランティアに頼らず、なるたけ早く市独自で清掃される考えはないか、市長の御所見があったらお聞かせ願います。

 大きな2、教育行政について質問に入ります。

 有名人でございますので、敬称を略します。山本實彦生誕碑移設のその後の状況についてでございます。

 このことについて過去何回か質問をしてまいりました。移設計画のその後の状況についてお尋ねします。

 過日開かれました歴史資料館運営協議会の際、協議会会長以下から山本實彦の川内における生い立ちと生涯について記録を残すべきであるとの提言がありました。

 また、氏の御親戚や生前親交のあった方々、改造社に関係のある方々は、この問題について大変憂慮されております。

 私が以前にも申しましたが、今さら申すまでもなく、山本實彦の業績は、川内川改修工事を初め、政界、出版界、文化方面に秀でて、たぐいまれなる功績がございます。三木武夫総理大臣、二階堂進副総理など氏の傘下にあった人たちでございます。寿命がもう少し長かったらと惜しまれてなりません。

 記念碑の移設は決まっており、移設先も旧山本實彦邸の一角になるとよく説明されておったのでありますが、数日前、平佐町に居住される山本實彦ゆかりの人から照会があったので、主管課に問いましたところ、移設先の予定地はまだ用地買収の交渉もしていないということでございます。主管は建設省になっておるとのことでございます。

 がしかし、これくらいの仕事、用地買収の仕事に何をもたもたやっておられるのか理解に苦しむ次第でございます。俗に言うお役所仕事もいいところではないでしょうか。東京に居住されておる氏の遺族の方々も寄る年波であり、たびたび川内に帰省することはできない。お墓のことなども含めて先行き大変不安である旨の綿々としたお手紙を拝見させていただきました。

 主管が建設省であれどうであれ、文化財保存の主管課でもある教育委員会教育長のこのことに対する御所見をお聞かせ願います。

 以上で壇上からの質問を終わります。

 [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 川野議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、施政全般についてということでいろいろと御質問をしておられるわけでございますが、ここの点につきましては、施政全般ですから、ここで答弁できないものがあるかもしれませんので、御了承いただきたいと存じます。

 まず、市道の関係でお尋ねでございます。別府原石踊線について、途中で中断していると。これは地権者の関係があるからだということは御理解をしていただいているわけでございますので、答弁の必要はないのではなかろうかと思いますが、上今村石踊線において道路がくぼんでおると、児童がもう4回落ちたと、こういうお話でございますが、なかなかこれも地権者の関係の問題でございまして、これまでうまく、1車線しか改良ができていないわけであります。

 そこで、今、御提案いただきましたその隣に土地を持っている地権者が東京に在住しておられるということでございます。その地権者に相談したら、少し路線を変更して道路がうまくいくんではないかという御提言でございますので、これは検討をしてみたいと存じます。

 それから、保留地の関係、中郷地区の土地区画整理事業において、保留地のところに賃貸料を回収できたのかと。いろいろ御質問がありますが、その件については、私ども具体的に承知しておりません。財政課の方でいろいろと不法に自動車関係等を駐車しておった方のところかなというふうに今、思っておるわけですが、財政課の方から答弁をいたさせます。

 その他、護国神社の件、介護保険制度の件、いろいろと御提言をいただきました。参考にしたいと存じます。

 それから、6月18日、元職員が亡くなられて、市長の弔電も共済会の会長の弔電もなかったということであります。ちょうど休みのときで、これが私どもいつも言っておるんです。土曜日、日曜日、何かあったら、早速市長の家にでも電話をするなり、ファックスをつけていただいておりますから、ファックスを送っていただくなりせんというと、大変失礼をすることがあるということを各課長にも常にお願いもし、督励をしているわけでございますが、この土曜、日曜日のときにいろんなあれがありましたときの体制がもう少し考えなけりゃいけないと。

 緊急時の場合、どうするかということになりますので、御指摘の点、大変御逝去された先輩に対しては申しわけなかったと思っております。いち早く情報は収集しておれば、すべて弔電のことも早くしてあげられたのにと、こう今、思って反省をしておるところでございます。

 それから、土地開発公社でやっております中福良地区の土地買収の件については、資料をということでございましたが、まだ出ていないということでございますので、土地開発公社の理事長の方に督励してまいりたいと思う次第であります。

 いろいろ区画整理事業の関係等についても御所見を述べられました。きのうから申し上げておりますとおり、まずは地権者の御理解をいただきながら、何とかして21世紀の初頭、川内駅周辺の整備がうまくいって、そして本当に川内の町がよくなってきているというふうに、そして住民も住みやすいと、環境も非常にいいというようなまちづくりを目指しておるわけでございますので、そのためにいろいろ御協力をいただかなけりゃいけないと思って、日夜、職員をして地権者の皆さん方との話し合いをしたり、相談を受けたりしておるところでございますので、また、議員は非常にそちらの方の御所見、あるいはいろんな土地、家屋の関係の問題やら造詣も深い方でありますし、また、非常に知己の多い方でございますので、御協力を賜れば大変ありがたいと思う次第でございます。

 次に、児童手当法の改正についてお尋ねでございました。

 この関係につきましては、児童手当法の一部改正が5月19日に成立し、5月26日、改正を公布されておるところであります。年少扶養控除を財源として、3歳から義務教育就学前までの児童を対象に手当を支給することになっておるわけであります。

 平成11年度におきましては、年少扶養控除ということで、少子化対策の一環として、所得税の中で控除を認めておったわけでございますが、今回は、さきの法律の改正によりまして、年少扶養控除はしないと。そのかわり3歳までの児童に対して、第1子・第2子5,000円、第3子から1万円といって支給しておったやつを義務教育就学前、すなわち6歳で小学校に入る前までの子供に対しましても対象が広げられたわけであります。年少扶養控除をしないかわりに手当を支給すると、こういうことになったわけでございます。

 大体対象者世帯数は、法改正前は1,619世帯、法が改正によって児童手当を受けることができるようになった世帯は3,143世帯となっておるようであります。

 これが地方税の方に影響しておれば把握がわかるわけでございますが、所得税の関係でございますので国税でございます。いろいろと議員がお尋ねになりたい、小・中学校就学児童世帯は事実上増税になるんじゃないかというようなお考えを持っていらっしゃるようでございますが、なかなか課税の状況等が把握できないわけであります。税務署にも照会をいたしましたけれども、なかなかそこまでは難しいというお話でございますので、御理解をいただきたいと存じます。

 いろいろと、所得税の額を今まで多く納めていらっしゃった方は、所得控除があるときは非常によかったわけで、落とされていくわけですから、いいわけでございますが、それがなくなったということは、いわゆる増税の形になるわけでございます。

 その増税をもって、3歳から6歳までの間の世帯に対して児童がいらしゃる方に手当をやっていこうという財源を見出すために年少扶養控除をやめたわけでございますので、なかなかここらあたりについては難しい問題があるようでございます。

 要は、児童手当の支給を受けることができるようになった世帯において、年間、減税はないけれども、手当でカバーできるという世帯もあるだろうし、できない世帯もあるでありましょう。いろいろ細かいことについては、なかなか税務署の方でも難しいという答弁でございますので、御理解をいただきたいと存じます。

 政府与党によって、平成12年の5月に可決成立している法律でありますので、いろいろと市の関係での調整ができないというのが問題であります。

 次に、中郷下池の危険ため池の緊急整備事業についてお尋ねであります。

 これにつきましては、平成12年度事業採択を農林省の方でしていただきまして、大体総事業費は9,500万、12年度は、本年度は1,500万程度で地質調査、測量設計をやり、13年度から14年度にかけて本格的な工事をするということでございまして、3カ年の事業になるようであります。

 私も全国市長会議が6月の上旬開催されましたので、農林省の防災課の方に直接参りまして、主管係長さん、主管班長さん、課長さんにも直接お会いいたしまして、できるだけ早く予算を前倒しでやりまして、14年度と言わずもう少し早くできないかどうか、このため池の下流は市街地であり、これが一たん波堤するというと大変な災害を受けるので、一日も早く復旧をしたいんだと。特に雨期を目前にして、災害対策の関係も大変だから、採択していただいたことに対しましては、大変ありがたく存ずるが、事業をできるだけ単年、あるいは2年間くらいでやれないかどうか、お願いをしてきたところでございます。

 また、機会あるごとに、上京しましたときは、農林省の方へ一日も早く工事ができるようにお願いをしてまいりたいと、工事が終了するようにお願いをしてまいりたいと思っております。

 国の財政状況、予算の関係もありますしということでございましたので、ここは粘り強くまたお願いしてまいりたいと存じます。

 いろいろとこの御質問の中で、中郷池等を管理しておられる地域住民の皆さん方が大変御苦労なさっておられると、こういう方々こそ市民表彰をしていくべきではないかということでございます。

 市民表彰の選定に当たりましては、それぞれの校区公連会長さん、各団体の長さんあてに毎年、隠れた人材がいらっしゃらないかどうか、そういう市勢の発展のために長年地道に御貢献をしていらっしゃる方がいらっしゃらないかどうか、市だけでは把握が難しゅうございますので、それぞれの機関・団体に推薦方をお願いしているところでございます。ことしまた、そういう方がおられましたら、御推薦をしていただくようにお願いを申し上げる次第であります。

 次に、唐浜臨海公園並びに唐浜キャンプ海水浴場についての御質問でございました。

 いろいろと唐浜臨海公園、大きく言いますというと、99ヘクタールの都市計画決定をしてあります網津町を中心とした臨海公園、それと唐浜漁港の整備をいたしました際に、少しちっちゃな駐車場、トイレを含めました公園の整備も、これは唐浜漁港整備事業の一環として整備しました小公園があるわけでございます。両方の関係を御指摘していただいておるようでございます。ごみが散乱、あるいはごみの分別のためのちり箱等を準備すべきではないかと。清掃の関係等についてもいろいろ御指摘をいただきましたので、パトロールをいたしまして、できるだけ公園としてはきれいな、市民の皆さん方の憩いの場所としての公園として設置した目的がございますので、その目的に沿うように努力をしてまいりたいと存じます。

 唐浜臨海公園の整備につきましては、大変時間がかかるわけでございます。保安林の解除、また、現在、ラッキョウ等を生産していらっしゃる方々との土地の交換、いろんな難しい問題がございますが、これらについては、今、鋭意交渉しながら作業を進めておりますので、しばらく時間をかしていただきたいと存じます。

 私もできるだけ、現在99ヘクタールの中で11ヘクタールぐらいをもう今、海水浴場の敷地として、簡単なトイレ、シャワー施設を整備しておりますが、あれではみすぼらしいので、まず、できるものから、まずは整備をせんないかんのではないかと。これまで網津の公民会の皆さん方にお手を煩わせまして、毎年孟宋竹によりますす屋根をつくって、いざらをかぶして、テントを張ったりしていただいておりましたけれども、昨年からもうこれを網津公民会の皆さん方も高齢化のためになかなかできないということでございましたので、まちづくり公社でこれをやっております。

 ことしは簡易の鉄柱を立てまして、テントを張りたいというふうに考えておるところであります。

 がしかし、これは暫定的なものでございますので、台風が来ても一々心配することのないような鉄骨づくりなり、それなりの木造の休憩室を兼ねたキャンプ場の体制を整えていかなけりゃいけないと、そのように思っております。

 財政計画とにらみ合わせながら、できるだけ、できるものから手をつけて、最終的には、唐浜臨海公園としての壮大な計画を整備していけるように努力をしてまいりたいと思っております。

 それから、現地を見なくても、現場を見なくても、パンフレット等によって十分できるのではないかということでございますが、やはり百聞は一見にしかず、そのときには、そういうところを踏査し、視察して、そしてなるほどここはこうした方がいいということを印象を持って自分のところの設計をし、あるいは整備をしていくこともまた肝要ではなかろうかと思っておりますので、必要な場合は職員に現地視察等をさせたいと考えているところであります。

 次に、一番の争点でございます委託料の問題、今年約7,500万の予算措置をいたしておるわけでございますが、これは先ほどから申し上げましたとおり、99ヘクタールの中のいろんな測量調査、基本構想にかかわるいろんな設計等調査をしなきゃなりません。何せ99ヘクタールの面積の中を一応測量をして、そしてその中から公園にすべきところ、あるいは道路にすべきところ、そういうものの調査はなかなか市の職員の手では負えないと思っております。したがって、委託をしてまいりたいと考えて予算措置をしているところであります。

 できるだけ委託料については、川野議員以外にもこれまでの2回の中で、委託料がほとんど職員の手を経ずに民間の測量設計会社に委託調査をしておるではないかと。これでは職員が将来、図面も引けないし、設計もできなくなると。研修の意味からも、できるだけ委託については余り積極的に進めないで、自分たちの手で設計をしていくように、調査をするようにという御指摘・御意見をいただいておるわけでございますが、それらは尊重しつつも、どうしても手に負えないところは、これはやむを得ないというふうに考えておるところであります。

 また、反面、職員が何時間もかかっていろいろと図面を引くよりも、委託に出した方が早くでき上がり、そして工事の方に入っていけるということもございますので、それはそれぞれ判断をしながら、委託の関係については実行してまいりたいと、そのように考えているところであります。

 いろいろと細かい点も御質問でございましたので、漏れた点もあるかもしれませんが、主管部課長の方からあと答弁をいたさせますので、よろしくお願いをいたしまして、1回目の答弁とさせていただきます。

 [教育長石塚勝郎君登壇]



◎教育長(石塚勝郎君) 山本實彦生誕の記念碑の移設についての御質問でございました。

 この件につきましては、生誕の記念碑という趣旨を損なわないようにということで、これまでいろいろな角度から検討をしてまいったところでございます。現在地の周辺とか公民館跡地とか、あるいは堤防とか、いろいろな候補地がございましたけれども、いろいろ考えました末に、生誕の地の記念碑であるというその趣旨を生かすためには、旧山本實彦邸の敷地内が最も適切ではないかと、現在考えて進めているところでございます。

 ただ、区画整理がされまして、この地がほかの方の民有地となっておりますので、それの用地を交渉するということで、現在、川内川工事事務所と市の関係課で鋭意協議をしているところでございます。

 工事事務所の方でもできるだけ早く実現できるようにという御返答をいただいておりますので、御指摘の趣旨が生かされますように今後とも協議をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎総務部長(坂元俊二郎君) 中郷町の保留地を貸して滞納はないかということでございます。中郷町の保留地を民間に貸しているところはありません。昨年の10月中旬に財産管理嘱託員の現地調査報告によりまして、隣の自動車販売店が無断で車を置いているという状況がありました。

 それを踏まえまして、販売店に対しまして再三注意を行い、撤去交渉を行ってまいりました。本年3月末に撤去させることができまして、現在は入口にロープを張って管理をいたしております。

 今後とも市有地の管理については、十分注意をしてまいりたいというふうに考えます。



◎企画経済部長(榊孝一君) 2点ほど質問がございましたので、答弁をさせていただきます。

 まず、唐浜の浸食防止装置の関係で森林管理署が木材を設置をしたが、木材が腐ったときには危ないのではないのかというような御質問でございましたけれども、試験的に設置をしながら、月2回ほど、どういうふうに砂がたまっていくのか、また、考えられたところも海岸に行ったときに木材が流れ込んできているところに砂がよくたまっているというようなふうのことから発案をされたというようなふうのことですので、そういうふうに調査をされます中で、将来的に設置をされるときには、腐るときの状況をどういうふうに考えていらっしゃるのかはお聞きしていきたいというふうに思っております。

 あと1点の唐浜海岸の清掃についてということで、市でできるだけ早くというようなことでございましたけれども、唐浜海水浴場のキャンプ海水浴場につきましては、平成11年度より川内市のまちづくり公社に管理委託をしておりまして、12年度もそういうようなこと等で進めていきたいというふうに考えております。

 海岸線、休憩所、キャンプ場の整地、清掃等を開発公社の職員、あるいは業者委託で実施をしたいというふうに、海水浴場の開設前にしたいというふうに考えているところであります。

 以上です。



◎建設部長(新武博君) 普通河川銀杏木川の改修計画はないかということでございました。

 河川改修事業につきましては、年次的に計画を立てて整備を図っていくようにしているところでございます。

 中郷下池から浜牛乳店間の400メートルにつきましては、平成13年度から一応予定をしているということでございます。

 終わります。



◆15番(川野勲雄君) 2回目の質問に入ります。

 施政全般については、なかなか答弁が難しいだろうと考えてはおりました。しかし、この川内駅東側につきましては、やはり今、技術助役が熱心に努力されております。ですから、これをもとにしてやはり地権者の理解が必要だと私は考えます。

 この地区からも何回となく私に反対である旨の電話が参っております。私もその地権者の気持ちはよく理解できます。

 次に、市役所OBの葬儀の件はよく理解できました。私も土曜、日曜日であるということはよく理解しております。

 ただ、それぞれの葬儀に出席したときに、市長や有名人の弔電があります。一方はあって一方はないというのも非常に理解しがたく思っておった次第でございます。こういう方こそやはり意を尽くして、弔慰の姿勢に立っていただきたいと、そのように考えます。

 本席におられる寺脇議員は、後から知ったということで、また遺族にあいさつをされております。一緒に仕事をされておった関係もあるでしょうが、そのようにして一般的にそうした心情は皆持ち合わせております。

 区画整理のことは何回もございましたのでくどくど申しません。要は、やはり努力が実を結ぶような施策を立ててくださいますようにお願いを申し上げます。

 児童手当の件でございます。これは具体的に把握できない。よくわかります。しかし、国税であれ、県税であれ、主管課の税務課はもっと研究していただきたいというのが私の考え方でございます。まず、その気になったらわからないことはないと思います。まだ今からの問題でございますので、児童手当のことにつきましては研究していきたいと、そのように考えております。市長の答弁はよく理解できました。

 それから、中郷の下池からの銀杏木川に通ずる用水路の件につきましては、建設部長の御答弁をよく理解できました。また、さきに帰りますが、中郷の保留地、この経営者は、隣地は不動産業者の紹介によって有償で借りてこられたわけです。それを区画整理によって得た保留地でございます。土地を提供しました地権者、それをやっぱり見守っております。この私有地を貸しておられた方は、賃貸料が入ってきておりません。が、何年もこの私有地、保留地を無断で借用しておった業者に対しては、やっぱり制裁の必要があるのではないか。これは、考え方があったら御答弁をお願いします。

 唐浜の件、まちづくり公社に委託してあるということでございます。清掃はいつされるのか、まだほんの日曜日のことです。ものすごく塵芥が散乱しております。また、釣り客、それから海に船を浮かべる人、マリンジェット、そういう方々がこの海岸で遊んでおられます。こういう人たちのためにもやはり早く清掃をすべきであると考えております。いつになるか、そのことについて教えてください。

 海水浴場はみんなのものでございますので、やはり私はきれいに清掃しておくべきだと考えます。

 市長の言われる「百聞は一見にしかず」、これもよくわかります。前の市長の時代にも私はこのことで論議しましたので、きょうは省略しますけれども、ただ、市が職員研修で派遣されるのは、当事者でない場合が多いわけでございます。何も仕事をしていない上司、課長補佐、課長が行っても何もならないわけです。実際にこの仕事を担当される方が行かれたなら、「百聞は一見にしかず」なんです。

 また、時間がかかると申されました、測量等。昭和30年代、現在の県立川内商工高校、これは計画変更があって、2回ほど測量しました。当時の建設課の土木係長、この方は後に課長になられました。部下職員を叱咤激励して一日のうちに済みました。計画変更もやる気があったら、あの広大な面積でもすぐ済みます。要は職員のやる気でございます。できる仕事をわざわざ外注する必要は、私はないと考えます。これについての御所見があったら、再びお聞かせ願います。

 市民表彰のことにつきましては、いろいろの階層に相談をしておるということでございますが、地域にあって、その選考される方々にやはりその意に沿わなかったら、なかなか推薦されないわけです。

 私の校区でも、かつて育英校が可愛校と統合されるというような時期がございました。それを私財を投げ打って率先して育英校を残すための努力をされた方がおられます。この方は、消防団長も何回となくされました。今、晩年になって、なぜおれは表彰されないのかというような不満も持っておられるようでございます。私は、言いたいのは、先ほど申しました土地改良とか、農業関係の公職にあられた方々、こう先頭に立って、あるいは底辺にあって努力された方々が本当に表彰に値する人たちではないかと常々考えております。どうかその一部の人の推薦でなくて、広義に解釈して、その表彰のあり方についても検討していただきたいと、そのようにお願いを申し上げます。

 また、大きな2の教育行政の中の山本實彦の件でございます。地権者は、ほんの近くにおられてわかっておるんです。建設省がとか、すぐこの交渉する予定であるとかいうようなことは、これは言い逃れでございます。行かれたらわからない人ではないわけです、この地権者は。そしてまた、この人に最もふさわしい交渉の相手も付近にはたくさんおられます。この交渉をいつから始められるのか、それを聞きたかったわけです。これにつきまして、教育長の御所見があったらお聞かせ願います。

 それから、いろいろとたくさんございますが、税務課の関係、それから唐浜の関係、港と臨海公園、これは別々であるということはよく理解しております。99ヘクタール、これは膨大な面積でございます。

 市長の御答弁も簡潔ではありましたが、よく理解はできております。

 ただ、福祉の介護保険にしろ、実際にこれによって恩恵があるという考え方が少ないわけです。むしろ前よりか出費が、今まで無料で済んでおったのが金を払うようになったと。それから今、病院、あるいは施設、高齢者にとっては非常に厳しいです。すぐ追い出しにかかります。退院を拒むと、そこの婦長なり入院患者のボスが存在しておりまして、いじめてこれを追い出しにかかります。何回となく病院を変えて、非常に困っておられます。もうバス料金、タクシー料金、そんなものはちゃちでございます。そんなものをあてにするような市民であってはいけないわけです。

 現に私の近くにバス停が置いてあります。そこにはいろんな方が来られて、市内の病院に通っておられます。病院通いが日課でございます。

 ですから、いろんな常任委員会でも提言があります、いろんな方から。健康で明るい老いを迎える。そのような指導、教育が欲しいんだということです。もう大変な時代でございます。この高齢者対策は。それを私は、先ほど申し上げました援護係長以下のこうした職員に倣って、市民に親身になって取り組んでいただきたいと、そのように要望をお願いするものでございます。

 今、実感として考えますのは、これはやはり家族は家族だなという結論に達しております。幸いにして子供がおるところはいいです。子供のいない家庭が非常に多いわけです。そのようなことを民生委員会議等でも啓蒙する必要があるんじゃないですか。

 民生委員のところに行けない、行きたくない、敷居が高いという一般の声は非常に多うございます。どのような経緯で選ばれたか申しません。ただ、民生委員も親身になってこうした人方に対応するべきであると私は考えます。

 以上で2回目の質問を終わります。コメントがあったらお聞かせ願います。



◎市長(森卓朗君) 施政全般でありますから、介護保険が出てきたり、民生委員の問題が出てきたり、なかなか難しいわけでありますが、後の方から、民生委員の関係につきましては、前から議会でも議員の中から、推薦のあり方、民生委員の資質についていろいろ御意見が出ているわけでございますが、3年間の任期ということでございますので、これはこの間において、またいろいろとあり方については、福祉課を中心に検討を進めておると思いますので、できるだけ人格、識見とも円満で、そして豊富な経験を持っていらっしゃる方、こういう方々に、親身になって世話をしていただく方々に民生委員をやっていただくように、やはり我々もかねてから心がけていかなければいけないと今、思ったところでございます。

 介護保険につきましては、御案内のとおりもう見切り発車でございました。スタートする前に保険料を取るとか免除するとか、いろいろ出てきまして、半年は免除、あとの1年間は半額と、いろんなシステムがスタートする前にもうくるくる変わりましたので、私どもとしても大変戸惑ったわけでございますが、一応スタートしてみて、試行錯誤の中から、いい介護保険の制度にしていかなければいけないと思っておりますので、また、市長会等を通じまして、いろいろ改正点、それぞれの首長からも意見が全国から出てきておりますので、高齢者の皆さん方ができるだけ元気で明るく平穏に暮らしていただけるような制度にしていかなけりゃいけないと思っております。

 措置費から保険で対応するという形になりましたので、保険料が出てきたり、一回一回の回数がふえるというと、その都度金も払わなければならないと。こういうこともありますので、いろいろ難しい点がありますが、お互い相互扶助の精神に基づいて介護保険制度はスタートいたしておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 1番目に返りまして、児童福祉手当法の関係、児童手当法の関係については、さらに税務課、福祉課の方にも勉強させてまいります。

 それから、駅東側の区画整理事業については、非常に地権者から反対の電話も、意見がいろいろ述べられて電話が来るということでございますが、どうか28名の議員の一人であられます川野議員におかれましても、その都度、こういうまちづくりをしようではないかということでひとついい方向に御説明をしていただいて、地権者の人が理解の上で御協力していただくように御指導方をお願い申し上げたいと存じます。

 次に、中郷のため池の関係については御理解いただいたようでございます。保留地の無許可による無断使用の関係についてのこの事業者に対するいろんなペナルティーについては、財政課長なり総務部長の方から答弁をいたさせます。

 それから、唐浜臨海公園、唐浜海水浴場について大変ごみが散乱しておるということでございますので、早速この議会、本日の議会が終了しましたら、まちづくり公社の方に清掃の関係を指示したいと存じます。

 7月になりますというと海開きをするわけでございますので、それ以前に早くしておかなければいけないということは考えておりましたが、日々市民の皆さん方が、気候があったかくなってまいりましたので、海辺にもう赴いておられるということを承知いたしましたので、できるだけ公園としての整備には努力をしてまいりたいと考えます。御理解いただきたいと存じます。

 それから、市民表彰の件についていろいろ御意見をいただきました。これは、各種団体、民主団体にも御推薦いただきますし、上がってまいりました被推薦者につきましても、またそれぞれ主管課の中で、こういう方が漏れているんではないかと、こういう方もいらっしゃるんじゃないかということは、会議の中で、庁議の中でいろいろ主管課長の推薦も出していただいて、幅広く、広義に被推薦者の方々をチェックしておるところでありますし、最終的には、また市長が必要と認めた者についても推薦をすることに規則上なっておりますので、そういう方がいらっしゃいましたら、隠れた存在で、大変長年にわたり市勢発展のために御貢献していらっしゃる方がおられましたら、また、そろりと私にも耳打ちをしていただけましたら、主管課の方にも伝達し、庁議のときに会議を開いて、その中で決定をしていくようにしたいと思っております。

 私どもも表彰した上は、「あいがないごてもろたっじゃろかい」と、こう言われるような人でないように、幅広く関係民主団体の皆さん方から御推薦をいただいて、その推薦していただくときには、市民の不評を買うような人を推薦しては困るということも一札入れて、推薦の御依頼を申し上げているところであります。

 なるべく受賞された方は、なるほど市民の敬愛に値するという方々を推薦して表彰していかなけりゃならないと考えておりますので、御意見は御意見として受けとめておきたいと存じます。御理解をいただきたいと存じます。

 以上、私の方から2回目の答弁とさせていただきます。



◎総務部長(坂元俊二郎君) 中郷の保留地の件でございますけれども、この土地は中郷の区画整理事業によりましての保留地でございます。平成3年の11月に保留地の処分の競争入札が行われまして、ある方が入札決定をし、決定をしましたけれども、平成4年の2月に辞退届が提出されて、処分ができなかった土地でございます。その土地を中郷地区の区画整理事業の終結に伴いまして、平成10年の3月に区画整理課から財政課の方へ普通財産として所管がえになった土地でございます。それ以後、財政課で管理してきている土地でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、昨年の10月の現地実態調査から、隣の自動車販売店の方々が無断で自動車を置いているということが判明し、ことしの3月末をもって撤去させたという土地でございます。

 撤去させるには、交渉やらいろいろあったわけですけれども、警察等の相談を行いながら行いましたけれども、一応3月でこの問題の解決を見たという考え方をいたしておりまして、その無断使用者に対する制裁をということについては、現在のところ考えておりません。

 市としまして、市有財産の管理については、十分な管理の体制を取っていきたいというふうに反省をいたしております。



◎教育長(石塚勝郎君) 山本實彦生誕の地記念碑の移転につきましては、現在、用地交渉につきましては、川内工事事務所で行っていただいておりますが、12年度中には移転完了の方向で努力するという協議がなされております。私ども市教委といたしましても、一日も早く移転できますように積極的に対処してまいりたいと考えております。



◆15番(川野勲雄君) 答弁漏れがありましたけれども、もう時間もございません。

 ただ、区画整理につきましては、民膏民脂です。これを提供された方々、今、御存じですか。この市道にも私有車が不法駐車しております。この先ほどの不法占有されておった方、これはやっぱりちゃんとした損料を取るべきです。そうでないと住民は理解できません、地権者は。

 それから、教育長に対して一言また申し上げます。

 私がついほんの数日前、聞いたところでは、その地権者にはまだ建設省は言っていないということです。それが12年中にどうしてすぐできますか。まず、用地取得が先決じゃないですか。そのことを申し上げて、私の質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(今別府哲矢君) 以上で、川野勲雄君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 次は、18番岩下早人君の総括質疑並びに一般質問を許します。

 [18番岩下早人君登壇]



◆18番(岩下早人君) それでは、通告に従いまして質問を申し上げます。

 当局は簡潔に御答弁いただきますようにお願い申し上げます。

 1点目であります。県道東郷西方港線、城上町吉川・下之段と県道阿久根東郷線、東郷町藤川を結ぶ横断道路1.7キロメートルの整備について御質問をいたします。

 本市の人口は7万4,000余りであります。居住人口の比率は、市街地に約70%、過疎地域に30%で、城上町吉川地区の高齢者率は40%以上であります。ちなみに本市平均の2倍以上の高齢化率に当たるわけであります。人口も確実に減少し、地域住民の将来への不安は禁じ得ない状況にあります。人口減の主な要因は、職場の問題、教育の問題、生活環境等の不便さにあるようであります。交通条件が極めて悪く、産業の開発が十分に行われにくい山間地、奥地(吉川地区)の総合的な開発の基盤となる道路の整備が必要であります。

 地域住民の利便性の向上や地域固有の魅力ある資源を活用した地域づくりに欠かせない吉川地区の長年の念願である県道東郷西方港線、城上町の吉川・下之段と県道阿久根東郷線を結ぶ広域圏連携促進道路の整備が必要と考えます。

 市長は、県の道路基本計画に組み入れるように早急に県と協議し、陳情される考えはないか、お伺いをいたします。

 2点目であります。2点目は、観光関係について御質問をいたします。

 本市で唯一の観光拠点であるノームの森、戦国村への支援と活用策についてお尋ねをいたします。

 本市の観光は、市内の特色ある自然、歴史、文化、産業などを活用し、個性的な観光拠点の創出や観光客の受け入れ態勢の充実を図り、観光客の増加に努めることを方針に掲げております。

 近年の経済状況では、本市への観光拠点施設の進出にも期待が持てない状況にあります。本市において民間の観光事業所で集客能力のある施設は、ノームの森、戦国村の両事業所であります。本市の観光拠点として果たす役割は重要であります。

 ノームの森、戦国村は、民間企業として自助努力で施設の充実を図りながら集客能力を高めておられます。企業努力で解決が困難な問題として、施設周辺の道路網の整備を長年にわたり要望をされておられます。大型バスの出入りのできる道路の改良事業を早急に進め、利便性の向上を図り、本市の観光拠点としての行政の支援を講じる必要があると考えます。

 さらに、ノームの森、戦国村の周辺に民間の観光施設を補完する公共の施設を周辺に設置することも一つの観光集客の方法と考えます。

 ノームの森の発展に寄与するのは、周辺の市道、農道の拡張、改良であろうと思います。大型バスの出入りのできる道路の改良を早急に実施できないか、お伺いを申し上げます。

 戦国村においては、県道京泊大小路線の改良に尽きると思いますが、公共施設の連携などの支援体制についてもお伺いをしてみたいと思います。

 竹島周辺の護岸を親水性を高める事業の導入と月屋山との開発整備によって公共施設との連携など支援体制ができると考えますが、市長の考え方をお伺いをいたします。

 以上2点を質問いたしまして、あとは発言席から質問をさせていただきます。

 [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 岩下議員の御質問にお答えいたします。

 まず、県道東郷西方港線の道路の整備、あるいは東郷町の県道阿久根東郷線の道路についての関連道路の整備等について御意見を述べられたところであります。

 特に吉川校区の周辺につきましては、高齢化率が進んでおることは、もう十分承知しておりますし、また、産業振興の面におきましても、特に山間地帯でございますので、稲作を中心とした農業地域でもあります。また、山林が多うございますので、一部の方には、炭を焼いたりしていろいろと頑張っていらっしゃる方もおられるわけでございますけれども、道路のやはり整備がなければ、地域におきます産業開発といってもなかなか難しい点がありますことは十分承知をいたしておるところであります。

 最近、私も市役所から吉川の公民館まで用事がございまして、自動車で走ってみましたが、大分県道が、川内吉川線が整備されてまいりまして、30分ぐらいで吉川公民館まで行くことができるようになっております。あと改良が一部あるようでございますが、ほとんど県道についても整備が進んでおる状況でありますし、また、下東郷から役田を通って下之段から吉川の方に行きますところについても県道の整備が進んでおります。あそこは一部新幹線の工事があるためにまだ不自由でございますけれども、大分市道の長野線についてもある程度整備が進んでおりますので、吉川の方に行きますには、大分道路の整備が進んだというふうに今、思っておるところでございますが、なおこれで満足したものではございません。

 県道東郷西方港線につきましても、まだまだ湯田町のところに出てくるまでには大分距離もございますし、改良しなきゃならない延長線も多いようでございます。鋭意県の方にもまた要請してまいりたいと存じます。

 それから、広域的に道路の活用をしていかなけりゃいけないのではないかということで、県道西方港線と東郷町の県道阿久根東郷線との関係を密にするために、いろいろと広域圏における補完道路の整備も必要ではないかと、県の方に要望していくべきではないかという御意見でございましたが、実は、1市7町4村の首長と川内市選出、並びに薩摩郡選出の県議の先生方4名と、広域道路の問題について、あるいは川内川を生かしたまちづくりについて、また、温泉をうまく生かした地域活性化の方法を考えるために、この4月、5月、集まっていろいろと協議をしてきておるところでございますが、その一つの方策として、川内川、温泉、そういうものを一つに観光を結びつけました川内川を中心とした大きなプロジェクトの事業を展開すべきではないかと。そして県に申し込んでいくべきではないかということで、研究した結果、川、海、水、温泉を考えたアクアネットワーク構想というものをつくって、そして県に訴えていかなきゃいけないんじゃないかと、こういうことで意見がまとまりました。近く県知事の方に要請をしていくことになっております。

 アクアネットワーク構想、アクアというのは、意味は水だそうでございますが、この構想を掲げて、県に強力にアピールしていこうということになりました。これまでこの地域はアトムポリス構想ということでやってまいりましたが、もうアトムポリス構想の構想は一応終わりまして、県の方としてもこれを発展的に解消していきたいということでなくなりましたので、アクアネットワーク構想というものをもって県の方に強く訴えていくことによって、県道の整備等も進むんではないかと、このように考えておるところでございます。

 いろいろと県道がこの行政区域内に走っておりますけれども、他の市、町とうまく連携をして、そして西回り高速自動車道、あるいは国道3号、328号、267号の国道とうまく連携し、補完し合う道路の整備が必要であると、このように申して、県の方に長期的な観点に立って道路の整備が展開されるように要望していきたいと、こういうふうに考えて、今、取り組んでおるところでございますので、早速この議会等が終了しましたら、また、県議会が終了しましたら、要望書を持っていくことにいたしておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 それから、観光拠点の問題についてお尋ねがございました。本市にノームの森、地ビールをつくっているところの百次町のことを言っておられるわけでありますし、また、戦国村については、いわゆる船間島のところにありますかぶとをつくる観光工場のことであろうかと存じます。

 まず、ノームの森につきましては、私が市長に就任しまして、何とかあの農道が農繁期のときにはどうしても車が通れないということでありますので、林道を拡幅いたしまして、約5,900万かけまして、整備を2カ年でやったところでございます。

 しかしながら、幅員が4メートルでございますので、大型観光バス等の離合が大変厳しゅうございます。また、その林道の道路の整備をいたしましたけれども、まだ市道の関係が280メートルぐらい整備がされておりませんので、ここの離合箇所が非常に難しゅうございます。市道百次野戸呂線という道路でございますけれども、これと農道の林道長尾1号線とを結ぶ市道のところがまだまだ整備がなされておりません。

 また、市道浦田大原野線というのが280メートル整備されておりませんので、これらについて、改良を早くしていくことによって、何とか大型バス等の道路使用が可能になってくるのではなかろうかと、このように思っております。

 できましたら、農道の野戸呂1号線というところが、地権者の皆さん方、農家の皆さん方の御理解がいただければ、ここを拡幅していきますというと、大変立派な道路になっていくわけでございますが、まだこれまで地権者の皆さん方との御理解がいただいておりませんので、農業振興の面から、農業に頑張っていただいておる期間は、なかなか市道に編入ということは難しいようでございますので、林道の関係と農道の市道浦田大原野線を整備していきたいと、かように考えておるところであります。

 また、戦国村につきましては、いろいろ周辺に竹島がありますし、月屋山があるということでございますので、これらとの観光面におきます拠点整備をすることによって、戦国村等が生きてくるんではないかという御意見でございます。御意見として十分承って、これからの観光振興事業に努力をしてまいりたいと思っております。

 何せノームの森も戦国村も御指摘のとおり単発の施設になっております。寺山いこいの広場と結び、串木野の金山との施設との連携を図りながら、今、旅行エージェント社ともタイアップしながらPRに努めておるわけでございますが、市内におきましてもう少し観光施設の発掘をいたしまして、連携を深めていくことが大事ではなかろうかとかねてから思っておるところであります。

 新田神社あり、可愛山陵あり、薩摩国分寺史跡公園があり、豊臣秀吉との和睦の場所もあり、それぞれ点としては、今、川内市にも観光の拠点となるような大きなものがあるわけでございますが、これをうまく生かして結んでいくことが、線に結びつけていくことが、この戦国村とかノームの森ともうまく活用されていく一つのルーツではないかというふうに考えておりますので、将来に向かってさらに観光振興のための努力をしてまいりたいと思う次第であります。

 なかなか難しい問題がございます。財政的に難しい問題がございますし、京泊大小路線の整備、県道の整備も必要でございます。いろんな面をそろえて、21世紀の初頭には、本当に観光面も含めまして、川内市が活性化している町になるように努力をしてまいりたいと思いますので、どうかひとつ議員の方におかれましても、さらにさらに地域の活性化のために御協力をいただきますようにお願い申し上げまして、1回目の答弁とさせていただきます。



◆18番(岩下早人君) 2回目の質問をさせていただきます。

 市長はそれぞれ御答弁をいただきましたけれども、また後で具体的には申し上げますが、市長に申し上げますけれども、21世紀のキーワードというのは、多くの方々か、いろんな著名な方々がおっしゃるのは、マル社会ということらしいんです。それはすなわちどういうことかといいますと、地域の格差がないということ。どの地域でも同じような環境や生活環境が得られる。そういった最低限のものはそろえられるというもの、それからもう一つは、自分が今、住んでいるところを中心として地球は動く、あるいは町は動くという、そういった考え方じゃなければならないという時代が21世紀のキーワードだというふうに聞いております。

 今、まさしく川内でも、ちょうど3月の当初予算において、市長の方から、これは教育委員会の関係の事業でありますけれども、ワーク事業の中で、校区生きがいづくりというのを1,300万予算をつけてありました。あれは私も大変うれしい事業だし、長年申し上げてきたことでございましたけれども、やっといろんな事業が具体的にできるところもたくさん出てくるだろうと思います。ちょうど資料等もちょっと見せていただきましたが、事業の内容としては、53ぐらいの事業になっているようでございますけれども、そういった自分たちの地域を自分たちでつくっていくと。これからの行政だけに頼るんじゃなくて、自分たちの地域は自分たちが考えていくという時代、これがすなわちマル社会の到来というふうに言われております。

 ですから、今、商店街は非常にきれいになりました。実際うまく使われている施設もありますし、まだまだ利用度がないなというものもあります。

 また、私は前からも申し上げておりますけれども、地域には均衡した政治の光を当てなければならないということでございまして、小さな地域からいろんな問題が上がっても、できるだけしてあげるという思想を持っていかなければ、本当に人口の多い地域の声が届いて、過疎化が進む地域の声がなかなか届きにくいというのが、私は現実的だろうというふうに思います。

 そういう面では、これからの社会がマル社会であり、自分がどの地域におっても、川内市民としての誇れる福祉やそういう政治が当たるような地域をつくっていくということ。

 私は、今回、第1点目に質問を申し上げました、東郷西方港線と阿久根東郷線、これとひとつつないで見ていただけませんかと。市長としては、今、広域圏でも御協議をいただいている。それをできれば早く県の方に陳情したいという回答だったと私は理解をいたします。

 このことについても、地域の皆さんが長年の要望であります。夢であります。このことについては、県議の山本県議、外薗県議、2人が力を合わせて県の一つのルートに乗っけていこうという努力をされたことは事実でございます。それは、すなわち地元の声をもとにしたこういう発生だったという私は理解をしておりますし、そのように思っております。

 ですから、地元の声がこうして届くということは大変ありがたいなというふうに思いますし、ぜひ本市の市長を初め、当局の皆さんの御支援をいただいて、県の事業の導入ですから、できるだけこれを早く基本計画にきちっと乗っけていただくということをお願いをしたいと思います。

 今、川内市の道路でも県道でも大分改修率が高くなってきたことは事実だと思います。ただ、今、縦線の道路というのはたくさんあるように感じます。これからは、地域と地域をつなぐ横線の時代、こういったものをできるだけつくっていくということでなければ広域的な交流がしにくいという、こういうふうになるんじゃないかなと私は理解しております。ぜひそういった面で今後とも、本市には2人の県議がおられますから、できるだけこの事業を早く進めていただけるように申し上げておきたいと思います。

 特にこれも、私は2点目でも申し上げておりますけれども、ただただ、地域の活性化のみならず、川内市の観光にもつながる事業であるわけです。特に高城温泉街等川内をぐるりと回れるような道路、どこからでも入れる道路、そういったものをやっぱりつくっていくというのは非常に大事なことじゃないでしょうか。

 今、川内市の状況を見てみましても、市街地の中でも道路が新しくできたところには必ず、店ができ、いろんな商売がされております。施設ができております。これは本当に川内市民の商売根性といいますか、そういう商魂たくましさといいますか、そういったものが沿線に出てくるということを非常に私はうれしく思います。

 そういうことでございまして、道路一つ取っても経済効果というのははっきり市街地ではわかるんでございますけれども、過疎地域じゃなかなかわかりづらいというふうに思います。

 そういう面では、常々市長が言われるように、費用対効果という形だけでは決してぬぐえない、評価できないということもひとつ含んでいただいて、これは積極的にこの地域の発展に、どの地域に住んでおっても同じような政治の光が当たるようにということで、市長の御努力を再度要請をし、意見として申し上げておきたいと思います。これについて市長の考え方がありましたら、再度御答弁をいただきたい。

 それから、2点目の民間施設の支援方について質問をさせていただきました。今、川内市の観光ということで、私は、自然豊かな川内市を考えたときに、霧島連峰やそういった桜島という世界的に有名な観光地はないかもしれません。

 ただ、これだけ素材がある地域はないではないかと私は思っております。今の海にしても川にしても超一流の川や海がありますし、山でも立派な自然の山もたくさんあります。そういう面では、もう少し観光というキーワードの中で、私たちがまず、よそから来ていただくことを望むんじゃなくて、今、我々が住んでいる人たち、市民の皆さんが、本当に皆さんが楽しんで住めるような町をつくっていくということを基本にしながら、そこに川内のいいところを、あるいはよさを学びに来られる方々が観光客になればいい。こういう考え方もあっていいのではないかと、このように思います。

 そういう面では、新しい観光の仕方、観光のあり方ということをしっかり考えていく時代が来ているなと、このように思います。

 かつての30年代から50年代に非常に観光客が押しかけた宮崎でさえ、もう今は、本当に人が集まらないという時代になってきておるようであります。私たちは、川内市の力をもって、本当に19校区の中にもすばらしい観光の名所になり得るような、育つような場所もたくさんあるんです。そういったものを育てながらやっていくという考え方を我々は持つべきではないかと思います。

 ただし、今、とりわけ民間のこのノームの森、戦国村のこういった長年の努力によって、本当に観光ということで訪れる方々が非常に多くありました。

 ところが、最近、非常に変貌を来しておるようでございます。特に戦国村の場合には、開設当時が平成2年から3年ということでございますが、これが年間10万人ということのようでございますが、最近は、その3分の1の、平成11年では3万4,000人まで落ちておるようであります。

 それから、ノームの森の場合でありますけれども、ここは平成8年にスタートをして、1万5,000人から、現在は5万5,000人というふうに増えておるようであります。特に平成10年に新しくレストラン等の施設を充実されたということもありまして、総利用者がふえているということでございます。ここは、市内の皆さんが大半だろうというふうに思いますけれども、都市の評価というのを考えたときに、やっぱり若者が遊べたり、どの地域にも余りないようなもの、ただし、それも皆さんが好むようなもの、こういったものを地域に、川内市は持っています。そういう面では、ノームの森のあるべき姿というのは、川内市にとっては大きな評価につながっていると私は思います。

 そういう面で、道路の問題、それぞれの関連する公共施設等も含めて、そういった支援体制ができないだろうかということを主に質問をさせていただいておりますけれども、なかなか難しい問題があると思います。

 特にノームの森の道路問題については、大型バスが入っても離合できないという、そういった非常に問題があるというふうにお聞きしております。私は、この民間事業者にかかわる質問をさせてもらっているのは、これは川内市も補助を出していたり、あるいはいろいろと免税措置をしたりという関連はありますので、こういうことで質問させていただいていますけれども、市長は今、市道の拡幅をやりたいということでございますから、早速それについてはやっていただきたい。

 このノームの森の場合には、今ちょうど夏場に入ってまいりまして、非常に利用者がふえていく時期にあります。できるだけ早い時点で改良をされるようにお願いをし、さらに、離合ができないということでございますから、この農道の関係というのは非常に問題があります。路線を新しくつくるというのはなかなか、経費の問題等、財政の問題等大変だろうと思いますが、できるだけこの直線道路で、非常によそから来た人が一番利用しやすい道路になっているようでございます。

 そういう面では、農家の皆さんとのトラブルがないようにということも含めながら、できるだけ拡張を早急にしていただくということをお願いを申し上げておきたいと思います。

 それともう1点、今の公共的な施設を融合してということを申し上げましたが、特にノームの森でも自然林がたくさんございますし、特に永利地区の皆さんでも、そういった環境施設整備と遊歩道等も関連でつくることも地域の発展につながるなという気がしますので、そういったことも含めながら地域の指導もしていただければと、このように思います。

 それから、戦国村の関係についても、再度特に申し上げておきたいと思いますけれども、今、大体「1回見ればもうあそこはいい」という人も結構おられるようでございますけれども、最近は内容も非常に変わって、いろんな遊び場もたくさんあるようでございますけれども、やっぱり施設というのはたくさんあった方がいいわけであります。

 特に前のちょうど川内川にあります竹島の周辺、あの護岸等については、親水性の護岸に変えられると私は思います。波の問題等についても、これは下の方を護岸をしっかりと工夫しさえすれば、当然あの島と隣接をしておりますから、もっとやっぱり人が集まるような、そういったフォローをできると私は思います。そういったことの研究をぜひしてほしいと思いますけれども、その辺の考え方があるかどうかを答弁いただきたいと思います。

 それからもう1点は、以前からいろんな質問がありますけれども、月屋山の関係であります。以前、鍾乳洞の発掘についても調査をいただいて、現実的には観光につながるような状態じゃないという結論がいただきました。あの山を利用したり、いろんなことを地域の皆さんの発想をもって、そういった施設と拠点施設の融合を図ることも非常にいいことじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういったことについての考え方と、これは地元あっての話でありますから、難しい問題かもしれませんが、そのことについても答弁がありましたら、どうぞ受けたいと思います。

 以上で2回目を終わります。

 5分ぐらいで答弁をいただきたいと思います。



◎市長(森卓朗君) 簡潔に申し上げます。

 まず、県道と県道を結ぶ補完連携道路の整備も大事なことではないかという御意見であります。なるほど県道西方港線から東郷町の今度は県道阿久根東郷線、これに通ずる道路をうまく連携させたら、観光道路としても、また、東郷町周辺の住民の皆さん方とも交流が深められるんではないかということでございます。

 いろいろ図面上、研究はさせておりますが、その道路を結ぶところは下之段のあたりが一番いいのではないかということで、図面上いろいろと調査をさせてみましたが、1.7キロメートルぐらい道路の新設をやれば可能になるようでございます。最短距離のところが1.7キロメートルぐらいあるようでございます。

 しかし、このところには山があり、トンネルも掘らなけりゃいけないと。いろいろと、ざっと計算させますというと、26億ぐらいかかるんではないかという計算を主管課の方で、土木課の方でやっておるようでございます。

 しかし、これは、市としてはなかなか整備することができません。県道と県道を結ぶやつだから、やっぱり県の方でやってもらわなけりゃいけないと。

 そこで、先ほどから申し上げておりますとおり、地域連携ネットワークの整備が必要であるということで、県議といろいろ協議した結果、この線を結ぶことについても、県の方の長期計画の中に入れていこうじゃないかということで運動を今、始めようとしているところでございますので、御理解いただきたいと存じます。

 ただ、市街地と農村地区、過疎地域と過密地区、これはどこの市町村にもあるわけであります。やはり過疎地区と言われるところは、どちらかというと森林地帯でございます。山が多いところであります。こういうところは、やはりそのままの自然を生かした中にやっていかなければ、そこに鉄筋コンクリートのいわゆる高速道路が走ったり何かするのは、やっぱり実情に合わないのではないかと。自然のところは自然を生かして、例えば照葉樹林があったりしますというと、そこはワラビやら何やら散策のため取りに行くと。ワラビ取りに、ツワ取りに行くという、そういう自然を生かした地域で生かしていかなけりゃいけないと。

 川内の市街地も吉川の方の集落も同じように開発はできませんので、これは難しい問題であると思いますが、道路を通すことによって、ある程度集落が連担していくことも考えられますので、県の方には要望はしてまいりますが、先ほどからお話が出ておるとおり、財政的な経済効果という面から、なかなか県の方でもここらあたりは非常に難色を示すのではなかろうかと思っておりますけれども、連携促進道路網ということで、アクセス道路として要望していきたいと考えますので、御理解をいただきたいと存じます。

 それから、もちろん地域の均衡ある発展、これは県土の均衡ある発展を私もいつも言っておるわけでございますが、当然地域のよさを考えながら、今、2000年希望ワーク事業の整備をするべく要望書を集めて、いろいろ検討の段階に入っておりますので、その地域地域に合った、自然を生かした環境整備をして、地域の活性化を図っていかなけりゃいけないと、かねてからそのように思っておりますので御理解いただきたいと存じます。

 それから、観光面についての御質問でございましたが、まず、ノームの森につきましては、9月の補正予算で早速市道の百次大原野線の280メートルについて道路調査をし、そして設計をつくっていきたいと考えます。そしてとりあえず狭いところを観光バスが通れるような市道にして、そして林道の長尾線につないでいくと。

 林道長尾線については、一部離合場所を改良するように、地権者の皆さん方の御協力をいただいて、何カ所かバスが離合できるようにしていけば、とりあえずはノームの森までは行けるのではないかと思っております。

 また、ノームの森の上の方には林道もあるようでございますので、照葉樹林が非常にいいところだということでございます。そういうところを散策できるように、林道の整備と合わせましてやっていけば、うまく観光面で生きていくのではなかろうかと思います。一番いいのは、直線の野戸呂線の農道を整備していけばいいんですけれども、これはなかなか難しゅうございますので、とりあえず林道の関係の整備を急いでまいりたいと思います。

 それから、戦国村の方、護岸を整備して竹島の関係等周囲を周遊道路をつくったりしていけばいいんじゃないかという御意見でございますが、竹島は民有地でございますし、また、護岸整備については、川内川の工事事務所とも建設省とも関係がございますので、これは研究をしてまいりたいと存じます。

 何せ東京のあのディズニーランドさえ、一年一年趣を変えて、いかにしたら1回来られた方が2回来られるか、非常に知恵を絞ってやっておられると。あそこの経営者の方々が話をしておられます。1回来たらもう行かんどというような施設であってはいけないと。最近ディズニーランドもそういうことで、いろいろと趣を変えて、趣向を凝らしてやっておられるようでございます。

 オランダ村も非常に今、観光客が落ちてきているということで言われております。あれだけは、1回見たら、もうそう何回も行けるようなものではないと。だからやはり目先を変えてやっていかんないかんということを言っておられるようでございます。

 大変観光面については難しい面がございますが、地元の皆さん方、また、観光旅行者、特に川内駅の駅長さんは、より川内の町は自然豊かで歴史的にも非常に散策をできる町であるので、これを生かして、うまくJRとも提携をしながらやっていこうと言っておられますので、私どももこの地ビール工場、あるいは戦国村ともうまく連携を取って、これから観光整備ができるようにしてまいりたいと存じます。

 月屋山のお話も出ました。いろいろ検討してみましたが、難しい面がありました。鍾乳洞もそう余り深くないと。現在時点の調査ではそう言われて、今、開発をやめておりますが、鍾乳洞がなけりゃ月屋山のてっぺんと戦国村のロープウエーを張ってやったらどうかという夢のあるような構想も地元の方でも言っておられる方がおられます。決して一笑に付することではないと思っております。

 西回り高速自動車道ができ、唐浜臨海公園ができましたら、インターチェンジも近くにあるわけですから、観光バスがぐるっと回ってインターチェンジをおりてきて、しばらくそこを見て、また次の観光地に行くということも考えられますので、21世紀西回り高速自動車道の整備と相まって、ここらあたりも検討せんないかんというふうには考えておるところでございます。

 御所見は十分私どもの意の中にとめて、今後の問題として研究をしてまいりたいと思いますので、御理解いただきますようにお願い申し上げまして、2回目の答弁といたします。



◆18番(岩下早人君) 12時過ぎましたが、1、2点意見を申し上げておきたいと思います。

 先ほどから申し上げておりますが、道路の問題については、確かに費用対効果ということで非常に息苦しいところがございます。市長のキーワードというのは、「花咲く川内づくり」と21世紀を言われているわけですから、この中心市街地をもう当然花を咲かさないかんでしょうし、過疎地域にも花を咲かすという努力をお互いにしていくということで御理解をいただきたいと思います。

 これからの時代をマル社会、どこにおっても同じような環境に住めるというものを目指していかなきゃならんということをまず申し上げておきたいと思います。

 市長ならできますので、ひとつ私どもも協力させていただきますので、ひとつ一緒になって進めたいと思います。

 以上で、3回目の質問を終わります。



○議長(今別府哲矢君) 以上で、岩下早人君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 ここで休憩いたします。

 再開は、おおむね13時といたします。

 休憩いたします。

            〜〜〜〜〜〜〜〜

            午後0時2分休憩

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            午後1時開議

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○議長(今別府哲矢君) 休憩前に引き続き、会議を再開をいたします。

 次は、13番橋口博文君の総括質疑並びに一般質問を許します。

 [13番橋口博文君登壇]



◆13番(橋口博文君) あらかじめ通告してある事項に従いまして、質問を行っていきたいと思います。

 川内高城温泉活性化についてであります。

 高城温泉は、御承知のとおり市街地に温泉掘削があるまでは、川内で唯一の温泉場として、地域住民はもとより、遠く熊本、天草地方の人々にまで身近な湯治場として親しまれ、愛された歴史のある温泉であります。この貴重な地域の資源を地元地区住民の生活の場として、さらには川内市民の安らぎの場として、歴史のある高城温泉を現在に復活させ、さらには活性化することによって、高城温泉が湯田・西方・吉川の地域を初めとして、最終的には川内の、ひいてはその昔、西郷隆盛までもが愛した歴史のある温泉を、もう一度鹿児島を代表する温泉地としてその名を広めたいと切に願っている地元の人間を代表して、以下、このような見地から質問をし、市長の所見を伺って、この地域の活性化の方向をお示し願いたいと存じます。

 ところで、現在我が国を覆っている問題の一つは、高齢化・少子化の問題であることは間違いないところです。日本将来の人口の推計によれば、あと7年後の平成19年の1億2,800万人をピークに減少に転じ、100年後の平成112年には、現在の約半分の6,700万人になると予想されています。想像を超える事態であると思います。

 現在、このことは、国の諸社会制度、経済構造、これまで慣れ親しんできた文化、身近なところでは家庭のあり方まで変えようとしています。

 我が川内市もこの問題と無関係ではありません。むしろ地域の経済、市民生活に大きな影響を及ぼすのではないかと心配をしております。

 極端なことを言えば、市内の幾つかの校区、または集落は、消滅するか、高齢者だけの地域になってしまうのではないかと心配しているところもあります。市全体の高齢化率が20%である現時点でも、40%を超える校区、すなわち2人半に1人は65歳以上の高齢者である校区が5校区もある現実であります。私の地元西方・湯田・吉川は、5校区のうちの3校区であり、深刻な状態にあります。

 しかし、これらの地域は、ある意味で他の地域の一歩先を進んでいることも言えます。これからの地域で行う施策は、行政として、高齢化・少子化が進行する中でどのようなことをなすべきか。また、地域支援はどのような形であるべきか。今後の川内市行政のあり方を考えるとき、西方・湯田・吉川以外の他の地域にとっても非常に有効な意義あるものであると考えます。

 ところで、この地域には、他の校区にはない西郷隆盛も愛した由来があり、歴史ある川内高城温泉があります。御承知かと思いますが、日本の名湯百選に温泉県都鹿児島の数ある温泉の中で選ばれた3つの温泉の一つであります。

 川内高城温泉は、県内の高名な霧島温泉、指宿温泉と肩を並べる名湯でありますが、しかも温泉治療医が薦めている温泉場であります。このように高い評価を受けている温泉は周辺にありません。

 川内高城温泉は、山の中の温泉でありながら、比較的近いところに海があり、このような変化に富んだ環境が、腰痛や肌荒れに効く温泉に、さらにストレス解消に効果を与えると紹介されています。

 また、この地域は、北側に阿久根県立自然公園、南側には川内川流域の自然公園、東側には蘭牟田池県立自然公園、西側には西方海岸や甑島を遠望できる東シナ海が広がる自然景観に恵まれており、海、山、川の三拍子そろった景観に囲まれた地域であります。しかもいずれの公園とも10キロから30キロ、時間にして30分から1時間という近距離にあります。

 しかし、このようにすばらしい景観、資源に囲まれたその泉質で高い評価を受けている温泉でありながら、時代の流れの中で、他の市町村に温泉施設ができたことや、交通の不便さと周辺部の過疎と相まって客足は遠のいている現状にあります。

 ところが、幸いにして現在、この地域では、広域幹線道路、すなわち東郷町、西方町を結ぶ県道東郷西方港線の建設計画が進行中であります。しかも川内高城温泉の間近を通る計画であります。この広域幹線道路の建設を契機に、地元では、川内高城温泉を中心核に据えた地域活性化の機運が高まっております。湯田町民会や川内高城温泉振興会が中心となり、川内高城温泉活性化計画を地域の生き残りとして、さらには活性化のためにみずからの手でつなげようとしております。

 この計画の一端を申し上げますと、この計画は、名湯百選に選ばれた地元の温泉活用を中心とした4つの柱を持っています。1つには、温泉浴と森林浴による健康増進の機能を生かすことであります。2つには、歴史に触れ、再考するリラックス機能を生かすことであります。3つ目には、温泉熱を利用したレクリエーション機能を生かすことであります。4つには、温泉を利用した高齢者の介護支援を生かすことであります。

 この4つの機能を最終的には、地元はもとより川内市地域の全住民の健康と福祉の充実に施設の整備を構想しております。

 さらには、これらの機能を生かすための施設を具体的に申し上げますと、新しい温浴施設と併設する高城温泉の歴史資料展示を行う温泉資料館、地元の工芸品・特産品の製造販売施設、地場産品通り、子供が楽しめる多目的広場、家族がボールを投げ合って憩えるファミリースポーツ広場、地元の高齢者はもとより、川内市内の高齢者のために生きる力を与える生きがいサービスセンター、温泉熱を利用した園芸品栽培と販売の温室などであります。

 この計画は、広域幹線道路の建設とあわせて考えられております。すなわち工事から出てくる多量の掘削土を高城温泉の南側に広がる沢を埋め立てて、利用できる平地を造成し、その有効活用を図ります。

 これまで地元の町民会、温泉振興会が一丸となって一緒になって構想している川内高城温泉活性化計画の一端を述べてきました。市長には、川内高城温泉の開発に心を砕かれ、御尽力をいただいております。平成12年度当初予算に調査設計委託料を予算計上され、感謝を申し上げているところでございます。

 第1回目の質問ですが、この川内高城温泉を活用した地域の活性化についてどのように考えておられるかお尋ねをいたします。

 次は、阿久根−川内間の交通構想についてお尋ねをいたします。

 国や各地方自治体は、今、その内部において、体制の効率化、645兆円に及ぶ累計債務の処理などのために行政改革、財政改革を、また、外部には、経済の活性化を図るため、産業・経済のネットワーク化、グローバル化を避けて通れない課題として認識され、そのような政策が実行されております。

 昨年7月に成立した地方分権一括法における自主的な市町村合併の推進を今ここで持ち出すつもりはありませんが、川内市においても地域間交流や経済の活性化を積極的に進める上から、隣接の市町村が、あるいは一定の経済目的別の関連自治体の広域ネットワーク、海外との直接交易について、その地形的・地理的特性を最大限に発揮して市政を進める必要があると考えます。

 具体的には、重要港湾川内港を基地とし、中国や東南アジア諸国を対象とした海外貿易であり、鉱工業製品や農畜産物の輸出・輸入であり、かつまた人の交流もあります。そして港からこれらの人や物を川内市周辺の各地へ運ぶための交通ネットワークが不可欠であり、道路は重要な役割を担っております。すなわち本市の陸上交通の基幹道路としては、南北間が国道3号線1本であるのに比べ、東西方向には国道267号線や県道川内加治木線、川内郡山線があり、さらに近くの開通が期待される川薩2期の広域農道等があります。

 このように本市の基幹道路は、東西軸には厚く、南北軸には薄い構造となっており、今、新たに南九州西回り自動車道の建設が進められており、この道路は、これでもちろん今後の川内市にとっては重要な幹線道路となることは疑いないところでありますが、隣接の阿久根市や串木野市などとの日常の経済活動や人の交流を促進するという観点からは少し次元の異なる性格を持つものであります。

 私は、このような視点下に立って、次のような理由から、阿久根−川内間の国道3号を補完する第2交通軸の構想について、市長の御所見を伺いたいと考えて質問をいたします。

 1つ目は、地域間交流を促進する手段としての阿久根−川内間の道路であります。本市は、北を阿久根市に、南を串木野市と接し、また、東に東郷町、樋脇町と接しておりますが、改めて見てみますと、県下14のうち3つの市がその境を接しているところは、海を隔てて桜島にある鹿児島市の飛び地と垂水市、鹿屋市の3市の特殊な例を除けば、阿久根、川内、串木野市の一帯だけであります。そしてなおかつ本市は、地理的にも経済的にも3市の中心都市であると言い切れないまでもポテンシャルは十分あると考えます。

 また、3市あわせて人口は、平成9年の推計人口で12万8,000人、県人口に占める割合は7.2%、工業製品出荷価格は2,061億円、県全体に占める割合は11.5%に達しており、今後の3市の協力の仕方いかんでさらに発展した地方拠点都市に成長することが期待されると思います。

 そのような関係にある串木野市とは、国道3号や県道川内串木野線、県道荒川川内線の3本の幹線道路で結ばれているのに比べて、阿久根市とは国道3号線1本のみであります。

 昨年、東郷町と阿久根市は、横座トンネルの貫通で阿久根東郷線が開通して、山の産物と海の産物をそれぞれの町で開催する市等に持ち寄って活発な交流がなされていることを知る同僚議員も多いと思います。

 この例で見るように地域間交流に果たす道路の役割は大きいものがあり、阿久根市と本市の交流を盛んにするためにも、両市の間に国道3号線以外にももう1本幹線道路が欲しいと考えるのであります。

 2つ目は、産業振興の面からの理由でありますが、阿久根市は、なかんずく牛之浜、大川は農地の少ない地区であり、この地区の農家の多くがその農地を本市の西方町、湯田町、網津町に持っており、普通作の交通需要があります。

 阿久根出身で先年、県の耕地事務所を退職した私の友人の話でありますが、川内耕地事務所に勤務時代に網津の圃場整備の換地説明会で、集まられた地主の多くが阿久根市の方々だったという冗談とも言えぬ話をされたことがありました。実数はわかりませんが、多いという話は確かなようであります。

 また、農業生産資材や農産物の輸送、家畜や畜産飼料の輸送などの面からも、牛之浜、大川、西方、湯田、網津と川内港の間を結ぶ農道の機能を持った道路の新設が望まれます。

 それと、今や川内市の幹線産業となった窯業の京セラは、本市の高城町にありますが、これとの関連会社ともいいますか、いわゆる協力会社と呼ばれる工場のうち、阿久根市に工場を持ち、高城の京セラ工場と引き合いのある会社は10社に上り、総人員数は2,100人にもなるそうであります。

 このことから、災害や渋滞に影響されにくい産業道路の機能を持った道路が望まれているのであります。そのほか、西方・湯田は、塩干物、魚の加工品の工場関係の交流も盛んであります。

 3つ目の理由は、災害時の避難経路、国道3号線の迂回路としての役割を持つ道路としてであります。

 本年2月、原子力防災訓練が、これまでと比べて対象市民が拡大され、実施されましたが、その中で住民避難訓練は、久見崎町の人々は串木野市のB&Gへ、湯島・水引町の人々は開聞町のすこやかふれあいプラザへとそれぞれバスを使用して行われました。あってはならぬことですが、原子力災害の場合、避難する方向は風向きに影響されますから、自然相手では予測はつきません。あらゆる可能性を想定した避難経路が必要となりますが、東の方向へは、川内川に沿うて2本の主要地方道路があり、南へは県道川内串木野線がありますが、北の方向には県道などの幹線道路がありません。川内原子力発電所から北へ国道3号線の方向へ向かう幹線道路が必要だと考えます。

 それと国道3号線は、牛之浜から西方までは海岸線沿いで、大雨や台風災害に対して被害を受けやすい位置にあります。昨年も台風災害で一時不通、通行どめとなる等支障が出ましたが、かつて国道3号線のがけ崩れ不通になったときは、出水市から宮之城を回り、川内へ迂回路して来たこともありました。

 都市の防災対策は、二重、三重の対策が必要だと言われます。国道3号線を補完する意味からもぜひ検討をしていただきたいと思います。

 以上、たくさん述べてまいりましたが、総合しますと、阿久根市西目の広域農道オレンジロードを拠点に国道3号線と並行に牛之浜、大川から本市西方町・湯田町・唐浜・久見崎を結ぶルートを、湯田町から陽成を通り高城町から川内市街地を結ぶルートの大きく2つのルートが考えられます。整備手法はいろいろとあり、また、今後の問題はありますが、基本的なこのような構想のもと、阿久根−川内間の新しい交通構想についての市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 3番目では、家畜の防疫対策について質問をいたします。

 本年3月から4月にかけて、隣の宮崎県で、我が国では92年ぶりという極めて珍しいが、恐怖の家畜の伝染病と言われる口蹄疫に冒された牛が発見されました。

 ところで、口蹄疫について少し調べてみました。偶蹄類の動物、すなわち牛・豚・ヤギ・羊などのひづめの先が2つに割れている動物がウイルスにより感染する可能性の悪性の伝染病であり、感染力が極めて強く、感染した家畜が1頭でも発見すれば、半径20キロメートルにわたり家畜の移動が禁止され、家畜市場の競り市も中止され、家畜の出荷が禁止されることになっております。

 ただ、これに感染した家畜の肉を人が食べても人には感染しないとなっております。人に感染しないと言われても、そのような宣告を受けた地域の家畜は、消費者にとっても農家にとってもかなり大きなダメージを受けることになると思います。

 もう一つ、どんなに怖い伝染病か、今から3年前、隣国の台湾で発生した口蹄疫は、3月19日に感染した豚が発見されて、わずか7日後の3月26日には台湾全土が冒され、結果、400万頭の豚が処分された。被害額は4,000億に上ったということであります。

 ようやく鹿児島黒豚や鹿児島黒牛としてのブランドが県外消費者に定着しつつある中、慎重な対策を進めなければなりません。一度発生すればはかり知れない影響を与える口蹄疫から家畜を守るためには、まず、現況の把握がしっかりされなければならないと考えます。

 そこで、まず、現在、本市の家畜農家の経営の状況についてどのように把握されているのかをお知らせください。

 次に、今回の口蹄疫を含めた家畜の防疫対策について、本市は何か制度的なものが確立されるのか。確立されれば、今回どのように対処されたものかをお尋ねいたします。

 以上で壇上からの質問を終わります。

 [市長森 卓朗君登壇]



◎市長(森卓朗君) 橋口議員の御質問にお答えいたします。

 前の岩下議員も西方、あるいは湯田・吉川校区の活性化についてお尋ねがありましたが、引き続き同じような御質問であります。この地域の活性化のためには、やはり道路の整備が必要であるということを力説をしておられるわけであります。

 この名湯百選と言われる川内高城温泉が、往年の面影なしと言われております。このことは、いろいろ道路交通網の整備と相まって、おっしゃるとおり各地域に温泉の掘削がなされて、至る所温泉が出るということになりましたので、朝晩の関係の温泉は、そういう手近なところに、身近なところの温泉を皆利用しておられるのではなかろうかと思う次第であります。

 しかし、西郷隆盛も湯治したと言われるこの川内高城温泉は、大変泉質がよく、神経痛やら、そういう肌がすべすべなるとか、いろいろな効き目のある温泉でありますので、ぜひ活性化をしていかなきゃならないということについては同感であります。

 現在、湯治客を相手とした温泉場となっておりますので、ひなびた温泉場であるわけであります。これを活性化するには、またいろいろな方策があるわけでありますが、地元温泉街の皆さん方におかれましても、いろいろ知恵を絞り、みずからの手で活性化計画をつくっておられるようでございまして、大変敬意を表する次第であります。行政だけの手を煩わすわけではなく、自分たちの地域は自分たちで知恵を絞ってまちづくりをしていくんだというその御熱意に大変感銘を受けるわけであります。こうなれば、市といたしましても、何とか後押しをしていかなければいけないと、このように考える次第であります。

 しかし、御案内のとおり、今、市の総合計画の中には、川内温泉等既設観光施設の整備を促進するということは文言でうたってございますが、3カ年を基本とする実施計画の中には、まだいろいろと整備するという大きな項目はございません。ただ、広場を整備していきたいということは搭載されております。

 したがって、この県道のバイパス路線の整備に相まってそのトンネル工事等が出てくるというふうに承っておりますが、その土砂を有効に活用して、沢のところを埋め立てて平地をつくっていくことが、まず最初の作業ではなかろうかと、かように考えておるところであります。また、橋口議員もそのように述べておられます。

 ただ、この工事については、なかなか沢を埋めて、いわゆる山の谷間から出てまいります水を集中豪雨のときにどのようにして水処理をしていくかどうか、まだ問題もたくさんございますので、広場の整備については何とかしてまいりたいと、このように考えております。

 地元の皆さん方からも陳情を受けておりますので、できるだけ用地買収が円滑に行きましたならば、その捨て場の場所として、結果的に温泉地域の利活用を促進するための活性化の場所として何とか活用できないかどうか考えておりますので、これからもひとつ地元の皆さん方の御協力・御支援を賜りたいと考えているところでございます。陳情書にもそのような旨の回答をしておるところでございます。

 トンネル工事がいつになるかどうか、これもまた大変微妙な問題でありまして、県議の先生方のしりをたたいて、やはり県の事業実施が円滑に行われるように応援をしていかなけりゃいけないと思っております。

 県の方に言わせますというと、「それは用地買収の方が先よ。捨て場を見つけなければ事業が工事はできない」と。また、「トンネルの掘削と同時に侵入路の関係等も川内市でちゃんとしっかりしてやらんというと、県道のバイパス工事もなかなか設計がいろいろ難しい」と、こういうことを言われております。

 いずれにいたしましても、県道のバイパスを整備するという大きな最初の目的があるわけでありますが、まずはその目的を外さないように、バイパスの事業をやられるという県のその考え方、その中で川内市は、捨て土の問題については心配召されるなと、こういうことであります。

 したがって、県の方の事業はどんどん進めていただかなければいけません。また、地域の温泉街の皆さん方においては、いろいろと現地を踏査し、そしてその捨て場となる土地の確保についても、大変今、熱心に御努力をなさっておられますので、そちらの方は問題ないと、このように考えております。あとは市の財政力でその土地を幾ら買えるか、そういうところもありますので、慎重に対処してまいりたいと存じます。

 実施計画の中には広場の整備ということでうたってありますので、余り金のかからない方法で整備ができないかどうかも考えて今、おるところであります。

 次に、道路の問題、この湯田温泉の活性化の問題については、湯田校区の皆さん方が大変いろいろ知恵を絞っておられまして、お狩場マラソンをされたりして、県内外からたくさんの方々を呼ばれ、マラソン大会をされたり、あるいはまた、西方におかれましては、「ふれ愛in西方」ということで、毎年花火大会をしたり、海水浴場開きをして、いろいろと活性化のための御努力をしておられることも十分わかっております。

 その活性化の一つとして、道路の整備もして、もう少し地域間の交流が図られるようにしていかなければ、なかなか人は来ないのではないかという御意見を持っておられます。それは当然でありますので、道路の整備については、県も鋭意整備していかれますが、市としては、市道の整備を中心にいろいろと考えていかなければいけない問題もあるわけであります。

 がしかし、地域間の交流、よその市と、よその町とうまく連携してネットワークをつくった道路網の整備については、県の関係の事業になりますので、県の方へ要望を機会あるごとにして、今、おりますけれども、さらに地元選出の県議の皆さん方と一体となって、先ほど岩下議員の答弁にも申し上げましたとおり、道路網の整備促進については、県の方に強く要望を申し上げてまいりたいと、このように考えておるところであります。

 特にその中で阿久根と川内を結ぶ道路、川内と串木野を結ぶ道路について比較をしておられるようでございます。串木野方面には非常に、3本の県道が走っておって、うまくアクセスができていると。阿久根の方には国道3号1本だけだということでございます。

 いろいろと道路の状況を図面で見てみますというと、国道3号のほかに阿久根・出水方面には328号線の県道が走っていたり、阿久根東郷線の道路もあるようであります。

 今、建設省の方が、もう地方への公共事業の投資はもうしなくていいと。こういうふうに東京周辺の都会の住んでおられる学者先生方、そういう方々が申しておられますし、また、国とされましても、同じ並行して走る道路の改良、建設促進については、もう余りやらないんだという考え方を持っておられます。

 したがいまして、なかなかこの阿久根−川内間を結ぶ、今、御指摘がありましたオレンジ道路、いわゆる阿久根大川から出水の方に走っておる広域農道、これをうまく利用して西方に結び、西方の海岸線の上の方を陽成の方に持っていく。そういう道路の整備構想はできないかということでございますが、非常にアイデアとしてはいい考え方だと思っておりますが、なかなか県の整備というのは難しいのではないかと。それこそいわゆる財政投資効果、交通量、そういうものが先に出てくるような感じがいたします。

 しからば、大変無理があるので、別の方策はないかということで橋口議員もお考えでございますが、原子力発電所の災害道路としての、避難道路としての整備道路としてでもどうかということでは、一理はございます。

 いろんな国の方におかれましても、原子力発電所に対します地域振興策として新しい法律をつくろうと、議員立法によってさきの国会に提案をされましたけれども、審議未了で廃案になっております。次の特別国会に、また再度提案するということのようでございますが、私もかねてから、この避難道路の問題については、西回り高速自動車道もこの区間から早く整備しなさいと、こういうことを言っておりますが、その地域振興の新しい法律が成立しましたならば、その財源をもって整備ができないかどうか、市独自で整備はできないかどうか、そういうことも法律が成立しましたならば、一つの提言として国の方に要望してまいる必要性はあろう、このように思っております。

 この新しい法律案は、道路整備の場合は10分の5.5の補助をすると、こういう法律案になっておるようでございますので、法律の成り行きも念頭に置きながら、将来の問題として考えておく必要があると思っております。

 唐浜から湯田の国道3号まで出る市道の整備もあわせまして、これが避難道路になるのではないかというふうにも言っておられますが、私どももそれを結んでうまくバイパス道路ができないかどうか。構想の中には持っておるわけでございますので、努力をして研究をしていく必要があると思っております。

 それから、家畜の防疫対策についてお尋ねがありました。これにつきましては、さきの宮崎県で発生いたしました口蹄疫の問題から、大変考えさせられるものがたくさんあったわけでございます。畜産農家の方におかれましては、「この病気が蔓延することによって川内の畜産農家は全滅する」と、こういうことで悲壮な声で私の自宅にも何人も電話をかけてこられました。

 幸いにいたしまして、今回の口蹄疫の問題は、早く対処、防疫体制が取られたということでよかったのではないかと、他に広がらずによかったと、このように考えておるところであります。

 畜産農家は大変経営が苦しいと言われておりますが、これはもう稲作農家、果樹、園芸の農家もみんな、林業農家も同じであろうかと思います。それぞれ努力をしながら、畜産の振興・発展にみんな頑張っておられるわけでございますので、その支援策は惜しまないつもりで今日までやってきております。

 特に口蹄疫の問題につきましては、予備費を充用して、これは19万円ぐらいだったと思うんですが、消毒液を県の経済連と一体となりまして、早速畜産農家に消毒液を配ったりいたしましたし、また、市内にございます防疫関係の川内市家畜防疫協議会というのが設置されておるわけでございますが、ここでいろいろと対策を取り、畜産農家に指導をやったところでございます。

 そういうことが効果があって、これは市内だけではございませんが、県内各地でもいろいろ、修学旅行の宮崎への派遣をやめたり、イベント事業をやめたり、いろいろ県内各地でも対策を取られましたことがよかったのではなかろうかと思いますが、本市といたしましても、伝染病対策として早速取り組んできておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 それから、家畜経営の関係等についてお尋ねをしておられます。家畜経営につきましては、いろいろ家畜ということになりますというと幅が広うございますが、肉用牛の関係で飼養しておられる方々は、235戸3,859頭、酪農農家が13戸で306頭、養豚業が4戸で1,183頭、ブロイラー8戸19万9,000羽、採卵を中心としておられる方々が3戸2万3,250羽となっております。

 肉用牛、酪農は、水稲や園芸との複合経営が主体を成しておるところであります。近年、高齢化の進行により、飼養戸数は減少の傾向にありますが、肉用牛については、規模の拡大が進んでおるようでございまして、増頭傾向にあるようでございます。

 また、この家畜農家の生産額の実績を見てみますというと、総体で66億4,000万円、うち畜産部門が18億円、肉用牛部門は12億円の生産額があり、本市の農業におきます所得の基幹品目の一つであります。いわゆる水稲の次に畜産の関係が大きな割合を占めておるということでございます。

 前後いたしますが、口蹄疫が発生いたしました後、これが終息を見ました後の市場開設に、再開に伴いましての子牛の競り市状況等を聞いてみますというと、案外高い値で売れておりますので、取引はされておるようでございますので、一安心したところでございます。

 私もこの関係で家畜農家、畜産農家の皆さん方が経営的に何らかの要望をしておられるのではなかろうかということで、事情を畜産農家から聞いておりますが、いろいろな要望があるようでございますので、それは真摯に受けとめて、今後の課題として取り組んでまいりたいと思っておるところであります。

 以上、第1回目の質問に対します答弁とさせていただきます。



◆13番(橋口博文君) 川内高城温泉活性化計画について2回目の質問をいたします。

 ただいま市長から、川内高城温泉を中心とした活性化について、市長の心強い決意を聞くことができまして、ここに活性化計画にかかわる図面を用意してきておりますので、市長を初めごらんをいただき、御理解と認識を深めていただきたいと思っております。

 これが一応バイパス道路の位置が、トンネルの位置がこうここの観音様という神社があるんですけど、ここの下になってくると思いますけれども、これから上に調整池ですね。そしてこの上に駐車場をつくっていただいて、そしてここにその生きがいのサービスセンターというのを考えておるわけです。これは介護保険を受けて、介護認定を受けて外れた方々、独居の方々、そういう方々がここで入って、特にまたきょうはNHKのニュースで厚生大臣が言うておったですね。介護に外れた方々が独居の方々がおるので、これを5〜6倍の割合で国の補助を出して施設をつくっていくということも言われましたので、幸いにしてよかことじゃなと考えたんです。そういう施設をあわせてここで、介護認定で外れた方々が、又65歳の申請者の方々がここでくつろいでいただけばいいがということです。

 そしてここの上に多目的広場をつくってあります。それとこの温泉のお湯を使った残りで温室をつくって、そしてここで品物をつくって販売するということも考えているわけですけれども、これが一応、多目的広場までが6町歩ぐらい、6ヘクタールぐらい、あとの4ヘクタールが温泉資料館、そして駐車場と、ここにはまた、さっき申し上げましたとおり地場産品の出荷販売をして、多目的広場をつくって、親子、家族で楽しめるような場所をつくったらということで、こういうことで、今、10町歩の、10ヘクタールの計画を地元では持っているところですので、こういう施設については、また既存の方々とも今から十分検討をし、話し合いもしていかなければならないと思っております。

 この川内高城温泉活性化計画の中心となるのは、名湯百選に選ばれた川内高城温泉の持つ優れた、他にない機能を最大限に生かすところであります。先ほどの図面説明の中でも示したし、申し上げた4つの機能を生かすために構想されている施設の中で、特に強調して申し上げたいのは、健康と福祉の観点から、温浴施設を持つ温泉資料館であります。それから、これらの施設を新しく活性化させた川内高城温泉の付加価値を高め、また、最も特徴づけるものです。すなわち温泉浴施設を単に従来の温泉施設としてではなく、市民の健康づくりのために、より積極的に健康増進、予防医療の施設として温泉を利用し、指導者を配置して、温泉の付加価値を高めることです。

 もう一つは、高齢者を対象にレクリエーション、食事、入浴施設を整備することです。このことによって、川内高城温泉に高齢者、子育ての中の家族を対象にした新しい特徴を生かしたこれからの温泉としてよみがえるものと信じます。

 温泉資料館等の計画の経済性・採算性については、懸念があるとの指摘もありますが、これについては、地元の活性化計画の中で、本施設を利用する方々の居住の範囲と利用の想定を予測し、さらには、近隣の高尾野町の「高尾野温泉センターもみじ」の集客力、利用状況との比較で調査がなされていますが、「高尾野温泉センターもみじ」では、地元高尾野はもとより、出水、阿久根、野田、長島、鶴田、宮之城をその利用圏域に持つ温泉センターですが、圏域人口の中でもみじを利用する圏域人口は、人口利用率、利用回数から推定すると6万6,000人でありますが、実際の利用者数は、昨年は9万人で推定の1.3倍の利用者があったことが聞き取り調査でわかっております。

 川内高城温泉の場合は、推定しますと、商圏を同じくする施設の競合、また、昔から日常に利用された川内高城温泉の特徴から利用圏域を想定しますと、厳しく見積もっても、川内、阿久根、東郷、野田、高尾野が想定されます。

 そのような想定の中で利用される商圏人口は約7万8,000人であります。利用者はもみじと同じとして、また、利用回数は、高城温泉の集客力を考えて想定しますと、10万2,000人の年間の客が見込まれるわけであります。また、営業収支についても十分営業ができるものと想定されています。

 現在、川内市で実施に向けて計画が進められていますコミュニティーバス運行が実施になれば、市街地中心からの高齢者を初めとする市内、市外からの利用客の増加の促進につながり、さらに利用者が増加するものと想定されます。

 今までるると地元が構想しております川内高城温泉活性化計画について述べてまいりましたが、実現に向けて、用地買収の問題等には地元として全面的に協力する体制ができておりますし、私自身も協力し、労を惜しまない所存であります。ぜひ次期総合計画の中に川内高城温泉を中心としたこの地域を「心身の再生と健康ゾーン」として地域指定をしていただくことと同時に、その活性化計画を盛り込んでいただきたいと思います。

 また、温泉掘削を初めとする各温泉利用施設の整備計画を推進していただき、地元が構想したり、活性化に支援をいただきたいと考えている次第であります。

 私は、自分の政治信念として、地元の農産品、温泉、自然というような恵まれた資源を地元住民の生活向上・健康向上・福祉向上につなげる施策の具体化、実現を図ることを信条としてきました。

 このような観点から、地元が構想しております川内高城温泉活性化計画について、また、地元の川内高城温泉組合の同意を得て、平成12年の5月17日に出されました、さきにも市長の方からも説明がありましたが、湯田町民会長、川内高城温泉振興会長、川内高城温泉旅館組合長、湯之元公民会長連名で、温泉掘削の要望に対して受理の通知書をいただき、その結果では、トンネル工事で出る捨て土を活用して、駐車場やイベント広場を計画している段階です。温泉掘削はその後ということですが、施設整備関係の整合性の関係もありますので、早目に検討されて、温泉掘削を早目に実施してくださるように、地元も一丸となっておりますので、強く要望をいたしておきたいと思います。

 2番目の阿久根−川内間の交通構想について2回目の質問を行います。

 今、隣の阿久根市では、九州新幹線やそれに伴うJR在来線の問題、計画の見えない南九州西回り自動車道建設の問題、水産業の不調など、おせっかいと思われるかもしれませんが、事態は深刻であろうと想像いたします。

 もちろん川内市も財政健全化や市税等滞納特別対策など全庁的に取り組んでおられ、事務事業の見直しや税収確保に一生懸命頑張っていただいており、大変厳しい状況にあることは理解をしておりますが、こういう世の中の荒波の大転換期に、阿久根市とともに何かをやってみようということは、市の施策の一つとして時機を得たものではないかと思っております。

 阿久根−川内間の新しい交通構想について、まず、ネックとなるのが財源の問題であろうと思いますが、本年になって、首相の諮問機関である政府税制調査会は、4月に小委員会を開き、道路整備など一定の財源支出に充てる特定財源について枠組みの廃止も視野に入れ、抜本的に見直す方向の意見を集約しており、また、さらに5月には、国税の一定割合を地方へ配分する地方交付金の見直しの意向を表明するに至っております。このままでは、地方自治体の財政が今後ますます疲弊、硬直化、破綻と危険的な状況に陥ることが予想されます。しかし、これらの事柄は、まだ決定したわけではなく、今後の極めて重要な案件ということに認識をとどめたいと思います。

 阿久根−川内間の新しい道路財源として、ぜひ市長に獲得をお願いしたいのは、一つには、核燃料税の配分であります。原電立地12道県のうち、平成11年度までに市町村へ配分しているのは、半分以下の道県でありますが、平成12年度から新たに新潟県が、また、平成13年度から島根県も予定している状況にあり、逆転して配分をしない県が少数となりつつあります。

 次に、もう一つは、本年4月に自由民主党政務調査会商工部会・内閣部会、原電立地等の推進に関する調査会合同会議がまとめた原子力発電所施設立地地域の振興に関する特別措置法案によると、原子力発電所施設等立地地域の振興に関する計画の支援措置であります。

 これによりますと、特例措置として、補助率のかさ上げや地方債発行の特例等が許される法令案であります。あらゆる機会をとらえて、これからの2点の有利な財源の早期獲得について、市長が努力されるよう要望を申し上げます。

 市長は、平成12年度の施政方針等予算の概要の中で、また、かねがね地方拠点都市地域指定の都市にふさわしく、北薩の中心都市として周辺市町村とともに発展する広域行政を推進することをまちづくりの抱負として述べてこられました。阿久根市との交流を促進するために、ぜひ市総合開発計画に取り上げていただくよう要望をいたします。

 道路の建設については、地元の協力と熱意が一番重要なことと考えますが、既に一部の有志で勉強会をする動きも出ておりますので、今後とも御支援をお願いいたします。

 3番目の家畜の防疫対策についての2回目の質問をいたします。

 畜産農家の現状、防疫対策の協議会の状況などについて御答弁をいただきました。幸い我が鹿児島県では影響はなく、市や協議会の取られた対策や努力に対して敬意を表したいと思います。

 このような極めてまれにしか起こらない危険的な状況は、まさに災害であります。そしてそのような状況が発生した場合、重要なことは、初動体制であり、危機管理意識であろうと考えます。

 3月に我が国で、しかも隣の宮崎で、92年間なかった口蹄疫の発生を保健所に報告された家畜獣医は、まさに普段から危機管理意識を持った人であり、この人の行動が大事に至らずに済んだ最大の功労であると、私は敬意を表します。

 行政の仕事の難しいことの一つが、範囲の広いことだろうと考えますが、職員一人一人が絶えず危機意識を持って当たってもらうようお願いをしたいものであります。

 もう一点は、畜産農家の輸入稲わらの状況についてどのように把握されているのかお尋ねをいたします。

 今回の口蹄疫の感染経路は、実はまだよくわかっていないそうでありますが、その原因の一つに、海外からの輸入稲わらにあるのではないかと疑われております。

 5月10日に宮崎県では、口蹄疫の終息宣言が出されて翌日、5月11日には、遠く離れた北海道で感染した2頭の牛が発見され、同時に飼われていた家畜すべてが処分されております。いずれも輸入稲わらを飼料として与えていたことがわかっております。

 私は、先ほど阿久根−川内間の交通構想の質問の中で、川内港を基地とした海外との貿易振興について意見を開陳いたしましたが、川内港が植物輸入港の指定を受け、これからさらに強力にポートセールスを進めるためにも、家畜の防疫のためにも、ぜひ市内の家畜農家の輸入稲わらの飼料状況や、どこからどのようなルートで入ってくるのか、実態調査は欠かせないと考えます。わかっておればお知らせをいただきたいし、そうでなければ、今後の取り組みについてどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。

 これで2回目の質問を終わります。



◎市長(森卓朗君) 2回目の御質問でございますが、川内高城温泉の開発構想についていろいろと御意見を述べておられます。湯田校区で独自につくられました開発計画構想をもってお示しをいただきながら、さらに認識を深められたいという励ましのお言葉をいただいたところであります。

 いろいろと今、そのつくられた構想を拝見いたしますというと、いわゆるクアハウス的な、いわゆる健康づくりの施設、決して高齢者のみならず、地域はもとより県内外からこの施設を整備して、その温泉施設の中でいろいろと健康づくりをするようなことを考えるべきであると。また、温泉を利用してのいろんなハウスをつくって、そこでできた特産品を、地場産品を販売することによって、その地域が活性化するんじゃないかと。いろいろな構想を立てておられるようでございますが、市としましても、そういう施設をつくることができれば大変結構なことでございますが、なかなか厳しい問題もありますので、これらについては、地域の地元の皆さん方のアイデアを十分生かしながら、お互い民間でできるところ、公共でしなければならないところを区分して、そして目的に向かって努力をしていかなけりゃいけないと、このように考える次第でございます。

 とりあえず土地の取得については、この4月から法律が改正されまして、土地開発公社で土地を購入する場合は、議会の方の議決を必要とするというようなことになったようでございますので、土地取得につきましては、いずれの時期か議会の方にお諮りをしていかなけりゃいけないと、かように思っているところでございます。

 それから、温泉の掘削についてもお触れでございますが、これについても先般要望を持ってみえられました。そのときも申し上げたわけですが、大変いいことだと。しかし、とりあえずその土地を獲得して、そしてまず、県道の整備が始まって、土砂を埋め立てて広場をつくることがまず選定条件であると。その後、温泉の掘削等についても考えていかなきゃいけないと。

 この市街地を掘削する場合は大体1,000メートル、1億かかると言われておりますが、高城温泉地区におきましては、そんなに深く掘らないでも、地元の温泉街の皆さん方のお話によりますというと、150メートルも掘ったら、もう相当の量が出るんではないかと、こういうお話でございますので、これも近い将来に向かって、夢と希望を持ちながら、お互い連携を深めて、地域の皆さん方とも話し合いをしながら、いかにして川内高城温泉が活性化するか、そして市民の皆さん方が健康づくりのために、また、観光の温泉客がおいでになるか、工夫をしていかなけりゃならないと思う次第であります。

 温泉街を地域の健康づくりゾーンということで指定をしていく考えもないかということでございましたが、きのう福田議員の方からも、高城温泉については、そういう特別用途地域の指定をして、温泉ゾーンとか観光ゾーンとかするような考え方を持つべきではないかという御示唆も、御意見もいただいておりますので、これらも、これは都市計画の用途地域内の特別用途地域との関連もありますが、この地域はそういう地域になっておりませんけれども、地域の指定ということについては、また特別な意義があろうかと思いますので、都市計画の問題とは切り離して考えてみたいと思う次第であります。

 次に、道路の問題でございますが、阿久根市と十分連携を取っていくべきではないかということでございまして、もちろん阿久根の市長さんともお話をする機会もたくさんございますので、その必要性についてもいろいろと協議をしてまいりたいと思いますが、いずれにいたしましても、西方からほとんど阿久根の大川までは阿久根市の行政区域でありますので、阿久根市がどの程度財政負担ができるのか。阿久根市と川内市だけではなかなか難しいものもございますので、まずはこれは県道として考えられないのか、先ほどから申し上げておるわけであります。

 もし先ほどから申し上げておりますとおり、県ではなかなかこれは、さきの県道と県道とを結ぶ新しいわずか1,700メートルの新設道路についても県もなかなか難しいような感触を持っておるようでございますが、これについては、なおさらまた難しい問題があると思います。

 したがって、財政的な問題で厳しい問題がありますが、先ほどから申し上げておりますとおり、新しい法律案、原発にかかわる地域振興策の法案が、この7月4日か5日に召集されます特別国会に提案されまして通りましたら、先ほどから申し上げますとおり本市としては財源が10分の5.5だけは見つかると、こういうことになろうかと思いますが、隣接との協議も大変大事でございますし、これは研究課題ということで、ひとつお互い努力をしていく必要があると、このように思っております。

 川内市の総合計画にも組み入れていけということでございますので、これらは13年度を起点といたします第4次総合計画案なるものを今、いろいろといろんな角度から研究をしていただいておりますので、そういう中に組み入れられるのかどうか検討してまいりたいと存じます。

 最後に、家畜振興、畜産振興の関係の中で、稲わらのいわゆる飼料対策についてのお尋ねがございましたが、今、飼料の関係を調べてみますというと、稲わらは、市内で大体4,511トン産出されておるようでございます。また、外国産の稲わらをこれまで140トン、植物輸入港としての指定を受けましてから、昨年の4月から140トンの稲わらを入れておるようでございます。韓国の方から入っております。また、このほかに羊草と言われる牧草も入れておるところでございます。

 口蹄疫の問題があって、国産稲わらをこれから奨励するようにしていかんないかんのじゃないかと。どこで取れた稲わらであるかわからんようなのを飼料にするというと、また病気が発生するんじゃないかと御心配しておられます。

 稲わらをなるだけ自給自足していくような、そういう特殊な、稲を穂を採るんじゃなくて、稲わらを採る、そういうものの種子もあるそうでございまして、よその県ではつくっておるそうでございます。これらも本県といたしまして、また本市としても導入していくことはやぶさかでないと、このように考えておるところでございます。

 飼料の自給対策と川内港の利活用とがまた相反することになります。せっかく指定港となりまして、外国からも飼料、稲わらやら入れようとしているわけでございますが、今度は自作の日本の、あるいは自分の市内でできた稲わらだけを消費していくということになると、港の方がまたちょっと宙ぶらりんになるということで、痛しかゆしでございますけれども、うまくここは研究を重ねて、両立するように畜産振興を通じても考えていかなきゃならないという課題もあるわけでございますので、御理解いただきたいと存じます。



○議長(今別府哲矢君) 以上で、橋口博文君の総括質疑並びに一般質問を終わります。

 これをもちまして、通告者全員の総括質疑並びに一般質問は終了いたしました。

 ここで、上程の議案13件の取り扱いについてお諮りいたします。

 これらの議案13件につきましては、議会運営委員会で御協議願いましたところ、議案第66号平成12年度川内市一般会計補正予算は、これを分割し、その他の議案とともに、お手元に配付しております議案付託区分表案のとおり、それぞれの常任委員会に付託してはということでありますが、そのとおり付託することに御異議ございませんか。

 [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(今別府哲矢君) 御異議ないと認めます。

 よって、上程の議案13件につきましては、議案付託区分表案のとおり付託することに決定いたしました。

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            議案付託区分表



総務文教委員会
議案第55号 川内市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
議案第56号 平成12年度組織見直しに伴う川内市関係条例の整理に関する条例の制定について
議案第62号 川内市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について
議案第63号 川内市立体育館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について
議案第64号 川内市立武道館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について
議案第65号 川内市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について
議案第66号 平成12年度川内市一般会計補正予算
         第1条第1項及び第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」のうち歳入全款、歳出中2款総務費1項総務管理費1目一般管理費及び5目財産管理費、9款消防費、10款教育費


企画経済委員会
議案第66号 平成12年度川内市一般会計補正予算
         第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中2款総務費1項総務管理費20目集会所建設費、6款農林水産業費4項林業費、7款商工費


保健福祉委員会
議案第57号 廃棄物処理施設灰固形化施設建設工事請負契約の締結について
議案第66号 平成12年度川内市一般会計補正予算
         第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中3款民生費、4款衛生費
議案第67号 平成12年度川内市老人保健医療事業特別会計補正予算


建設水道委員会
議案第58号 川内市公園条例の一部を改正する条例の制定について
議案第59号 住居表示を実施する市街地の区域及び住居表示の方法を定めるについて
議案第60号 川内市公共下水道根幹的施設の建設工事(宮里処理場建設工事)委託に関する基本協定の締結について
議案第61号 土地改良事業の施行について
議案第66号 平成12年度川内市一般会計補正予算
         第1条第2項の「第1表 歳入歳出予算補正」歳出中6款農林水産業費3項農業土木費、8款土木費



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△日程第15、陳情第26号−日程第17、陳情第28号



○議長(今別府哲矢君) 次は、日程第15、陳情第26号から日程第17、陳情第28号の陳情3件を、会議規則第35条の規定に基づき、一括議題といたします。

 ここで、本件の取り扱いについてお諮りいたします。

 本件陳情3件につきましては、議会運営委員会で御協議願いましたところ、お手元に配付しております陳情付託区分表案のとおり、それぞれの委員会に付託してはということでありましたが、そのとおり付託することに御異議ございませんか。

 [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(今別府哲矢君) 御異議ないと認めます。

 よって、本件につきましては、お手元に配付しております陳情付託区分表案のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。

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            陳情付託区分表



陳情名
所管委員会


陳情第26号 介護保険制度の緊急改善に関する陳情書
保健福祉委員会


陳情第27号 介護保険制度の緊急改善に関する陳情書
陳情第28号 義務教育費国庫負担制度を堅持するための陳情書
総務文教委員会



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△散会



○議長(今別府哲矢君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。

 次の会議は、7月5日午前10時に開きます。

 なお、それぞれ付託された委員会において、その審査結果報告のあった案件について、7月5日の本会議において討論される議員は、7月3日までに発言通告書を提出願います。

 本日は、以上をもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

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            午後2時10分散会

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