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鹿児島県 鹿児島市

平成12年 第3回定例会(9月) 資料 請願・陳情審査結果一覧表




平成12年 第3回定例会(9月) 資料 − 請願・陳情審査結果一覧表







〇請願・陳情審査結果一覧表



   民生環境委員会


番  号件     名結  果
陳情第四号精神障害者対策の推進について四項採択
すべきもの
 (審査経過)
 本件は、精神障害者家族会・ボランティア組織の活動拠点の提供について要請されたものである。
 本件に対する当局の対応状況等について伺ったところ、市精神障害者家族会連合会及びボランティア組織は現在、保健所を事務局としており、例会等を開催する際は、県精神保健福祉センターや保健所等を利用されているところである。同会としては、精神障害者についても、専用の活動拠点をもって活動を行っていきたいので、まずは、身体障害者や知的障害者の団体と同じように心身障害者総合福祉センター(ゆうあい館)内に団体事務局を設置させてほしいとの意向を持っておられる。ゆうあい館の団体事務室には、既に四団体の事務局が置かれており、スペース等の関係もあるので、これらの関係団体とも現在、協議を行っているとの説明がなされた。
 委員会においては、本件の取扱いについて協議した結果、「活動拠点の場として、精神障害者総合福祉センター(仮称)の設置方の要請がなされている同陳情の一項が継続審査となっているので、本件についても継続審査としたい。」という意見や、「ゆうあい館内でのスペースの確保については、各面からの課題もあるが、陳情の趣旨を了として採択したい。」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、継続審査の取扱いは否決された。そこで委員会としては、改めて意見の開陳を願った結果、全会一致で採択すべきものと決定。





   建設委員会


番  号件     名結  果
陳情第一号西鹿児島駅西口周辺の整備計画と交通対策について一項採択
すべきもの
 (審査経過)
 本件は、西鹿児島駅西口側広場の活用と周辺整備計画を明らかにし、地域住民の要望を取り入れるよう要請されたものである。
 本件に対する当局の考え方等を伺ったところ、西口広場の整備計画については、同広場が西口方面の居住者への交通サービスや東口広場の機能を補完する役割を担うものであることから、東口広場の計画を踏まえ、平成十二年度の実施設計にあわせて取りまとめを行うこととしており、今後、新幹線の開業に合わせ、平成十五年末の完成を目標に取り組んでいきたいと考えている。また、現在、国・県等の関係機関や交通事業者等と引き続き協議を進めており、東口広場の整備計画の具体化に向けた調整を行うとともに、あわせて西口広場の整備計画の取りまとめに向け検討を行っているところである。なお、整備計画の取りまとめに当たっては、県やJR九州など西口広場周辺に一定の面積の業務用地を有する関係機関等と協議を行い、土地利用の整合性が図られるよう配慮するとともに、市議会及び地元に対して整備計画案を説明し、意見・要望等を実施設計に反映させることができるよう今後取り組んでいきたいとの説明がなされた。
 委員会においては、本件の取扱いについて協議した結果、陳情の趣旨及び当局の対応を了として採択すべきものと決定。





   文教委員会


番  号件     名結  果
請願第三号すべての子どもへの豊かな高校教育の保障について一項、二項、
五項採択
すべきもの
 (審査経過)
 本件は、一項=子どもたちの進学希望をかなえるために、鹿児島学区内公立高校の募集定員・学級削減を行わないこと。二項=受験戦争を激化させ、さらには高校間格差を拡大させる普通科「五%枠」は直ちに廃止すること。五項=希望変更や受験に対する大きな不安を伴う「自己申告による傾斜配点」制度を廃止すること。以上の点について、関係行政庁に対する意見書の提出方を要請されたものである。
 本問題については、請願紹介議員から実情等について詳細な説明がなされた後、当局の対応状況等を伺ったところ、一項=県立高校の募集定員については、これまでも県教育委員会に対して、鹿児島学区の県立高校の募集定員・学級の削減を行わないよう要請してきているところであり、県教育委員会においては、中学校卒業予定者の推移、進路希望状況及び地域や学校の実態を考慮しながら、全県的な視点から総合的に判断して策定されてきている。なお、本市市立高校の十三年度の募集定員についても、同様に中学校卒業予定者の推移、進路希望状況及び地域や学校の実態を勘案しながら募集定員を策定していきたい。二項=五%枠の廃止については、これまでも機会あるごとに県教育委員会に対して申し入れを行ってきているが、県教育委員会とされては、県全体の立場に立って、教育の機会均等や学校選択の自由についてある程度考慮するという観点からこれを導入されたものであり、大方の県民に理解され、定着し、公立高校の活性化に役立っているという見解に立っている。しかしながら、このことについては、様々な意見もあるので、県とされても今後、委員会を設置して、学科の再編や学校の規模・配置のあり方、これに伴う通学区域や五%枠の諸問題を含めて、全県的かつ総合的な見地に立って検討するということである。今後とも本市の実情を理解していただくよう、引き続き要請していきたい。五項=傾斜配点については、生徒の自己申告による傾斜配点をすることにより、生徒の得意教科や個性を積極的に評価するという趣旨から導入されたものである。この傾斜配点の導入は各学校の判断でなされるものであるが、本市市立高校については、各学校においてそれぞれ検討会を設け、協議してきた結果、十二年度も過去と同様に実施していない。教育委員会としては、今後とも各中学校に対し、生徒・保護者に傾斜配点の趣旨について説明が十分なされるよう指導していきたいと考えているとの説明がなされた。
 委員会においては、本件の取扱いについて協議した結果、一項については、請願の趣旨を了として採択すべきものと決定。
 また、二項及び五項については、「継続審査としたい。」という意見や「請願の趣旨を了として採択したい。」という意見が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、継続審査の取扱いは否決された。そこで委員会としては、改めて意見の開陳を願った結果、全会一致で採決すべきものと決定。
 なお、本件を採択すべきものとすることに伴い、関係行政庁に対し、別途意見書を提出し、善処方を要請することに決定。





   議会運営委員会


番  号件     名結  果
陳情第五号議員の日当廃止について不採択と
すべきもの
 (審査経過)
 本件は、議員への費用弁償の支給を廃止するよう要請されたものである。
 委員会においては、各面から検討した結果、地方自治法上では議員は役務の対価として、報酬が支給されているが、その他に職務に要した経費については費用弁償を受けることができることとなっており、費用弁償と報酬は区別されていること。
 また、費用弁償の額については、本市議会において前任期に中核市の費用弁償の支給状況について調査するなど、各面から議論を行い、議員提案により、平成十二年第一回定例会において全会一致で鹿児島市報酬及び費用弁償条例を一部改正し、額を一万円から八千円に引き下げた経過があること。以上のことから、委員会としては、陳情の趣旨に沿えないものとして不採択とすべきものと決定。





   都市整備対策特別委員会


番  号件     名結  果
請願第二号『東西幹線』の計画推進に当たっては、関係住民・地域との十分な協議を行い、「合意」形成を得て実施するなど民主的な手続きを経て進めることについて不採択と
すべきもの
 (審査経過)
 本件は、一項一号=都市計画道路「鹿児島東西線」他四線の都市計画決定手続きを中止すること。鹿児島東西線の都市計画決定区域については、当面「整備区間」である鹿児島インターから高麗通線までとすること。一項二号=高麗通線から国道二百二十五号区間については、南北幹線道路の進捗状況等も見ながら関係住民と合意形成を図るよう、さらに協議を続けること。一項三号=八幡校区の区間については、関係住民の強い要望である「地下道(トンネル)方式」の道路構造にするよう、全国の英知を結集しての検討をさらに進めること。一項四号=当局の最高責任者自ら「住民集会」に足を運び、住民の生の声に耳を傾け、事態を打開する努力を真剣に行うこと。以上の点を関係当局へ早急に働きかけること。二項=市議会においては「出前議会」を「東西幹線」問題についても行うこと。また、関係委員会においては、関係地域住民の意見・要望を聴く機会を設けること。以上の点について要請されたものである。
 本問題については、請願紹介議員から実情等について説明がなされた後、当局の考え方等を伺ったところ、一項一号前段=鹿児島東西線は、鹿児島インターから鹿児島市街地方向へ流入する交通を主に受け持ち、かつ南北幹線道路と一体となって市域内交通を効率的に処理する機能をもった自動車専用道路であり、本市の将来における根幹をなす幹線道路であることから、是非とも実現しなければならないものと考えている。また、既成市街地を通る大規模な、しかも本市域で初めて整備することになる地域高規格道路であることから、都市計画道路の中でも、将来のまちづくりにとって極めて重要な道路である。これらのことから、これまで国・県・市一体となって取り組んできており、地元説明会や公聴会、市議会等での意見等を踏まえ、利用者の安全性・走行性、土地利用の状況、建設コスト等を総合的に勘案して計画案を策定したところであり、県案が最良であると考えている。
 一項一号後段・二号=鹿児島東西線は、南北幹線道路と新港付近で接続することとしており、将来、両路線を接続する段階で地域住民等に対し、再度の影響を及ぼすことのないよう合理的な土地利用を図るとともに、幹線道路ネットワークを構築する必要があること等の考え方に基づき、国道二百二十五号までの都市計画決定が必要であると考えている。また、南北幹線道路については、周辺環境に与える影響や、さらには港湾事業との調整等、県において、あらゆる角度から総合的に検討しているところであり、鹿児島東西線と相まって広域幹線ネットワークを形成するものであること等から、この道路についても一日も早く都市計画決定がなされ事業化されるよう、今後とも国・県に要請していきたいと考えている。なお、都市計画決定がなされた場合の私権の制限については、同区域内での建築物について、地下構造を有しない二階までの木造または鉄骨造り等の簡易な建物しか許可されないことなどもあるので、高麗通線付近から国道二百二十五号までの区間については、現在の調査区間が、早期に整備区間に格上げされ、事業化までの期間が短縮されるよう、最大限努力していきたい。
 一項三号=鹿児島東西線と南北幹線道路は、それぞれ高い走行性と交通処理能力を持つ自動車専用道路として計画され、両路線の接続するジャンクションについては、その構造上、広大な土地空間を必要とすることから、新港付近での接続が最適と考えており、その形式は、利用者の安全性・走行性、土地利用の状況、建設コスト等を各面から総合的に勘案し、高架構造とならざるを得ないと判断している。従って、地元説明会等で地元から出された地下道方式についても、それぞれ具体的な検討を行ってきたが、最終的に天保山インターチェンジ以東については、高架構造しかないと判断したものである。なお、地元から提案された地下道方式三案が困難な理由としては、国道二百二十五号以東の地形的な制約や南北幹線道路との新港付近での接続の関係等から新たな問題が生じること。また、仮に地下道方式にしても、車の乗り降りのためのインターは必要であるので、道路幅員は最大で約六十一m必要となり、現計画案の高架案の約六十二mとほとんど変わらないこと。さらに、下荒田一丁目側と同二丁目側の往来についても、現状どおり通行を確保できるのは、現計画案と同じく天保山橋と荒田川方面を結ぶ道路だけとなることがあげられる。なお、地域分断対策については、子供や高齢者の方々などの利便性にも十分配慮した立体横断施設の設置方についても、実施の段階で地元の方々と協議していきたいと考えており、これらのことについては、地元の方々に説明は行ってきている。
 一項四号=これまで地元説明会や公聴会を含め、都合八回地元との話合いの機会をもつとともに、地元から指摘のあった事項については、文書で回答した経過もある。さらに、説明会等で出された意見・要望等については、各面から慎重に検討し、県案が作成されてきたところであり、住民との対話には十分心がけてきたつもりであるとの説明がなされた。
 委員会においては、本件の取扱いについて意見の開陳を願った結果、「継続審査としたい。」という意見や「結論を出すべき。」との意見が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、継続審査の取扱いは否決された。そこで、委員会としては、改めて意見の開陳を願った結果、「鹿児島東西線は、本市のまちづくりにとって極めて重要な幹線道路であり、是非とも実現しなければならないものであるが、地元説明会や公聴会など所要の手続きを経て、利用者の安全性、建設コスト等を検討した上で策定された現行の計画案に沿って事業の円滑な進捗が図られるべきであること。都市計画決定に当たっては、本市の将来の道路整備計画を見据え、一体的・総合的な計画決定がなされるべきであり、南北幹線道路も含めた幹線道路ネットワークの構築を急ぐべきであること。道路構造については、地元の案等も含め検討されてきたが、南北幹線道路と接続するジャンクションの場所や形式、さらには、そこに至るアクセスなど、技術的見地からの見解も含め考慮すると、県案によらざるを得ないと判断されること。出前議会については、これまでの国・県・市当局と地元との長期にわたる協議経過やその内容が土木技術など専門的な分野にも及ぶこと等から、なじまないと判断されること。以上の点を踏まえつつも、今回、このような請願が提出されたことについては、当局・議会としても真摯に受け止めるべきであり、道路拡幅により移転を余儀なくされる方々への手厚い配慮、さらには、生活権・環境面における地元の不安・懸念解消のため、国・県・市一体となった最大限の努力が必要と思われるので、この点を強く要望し、本件については不採択としたい。」という意見、「鹿児島東西線の必要性は認めているが、これからのまちづくりにおいては、住民参加が基本であり、計画には、住民の意見が反映されるべきであること。これまでの当局と住民との協議は平行線であり、合意形成もほとんどなされていないと判断されること。高麗通線から国道二百二十五号の調査区間まで都市計画決定された場合、同区間においては、長期にわたり私権が制限されることから、今後も都市計画区間等については、協議が必要であること。以上の点から、請願の趣旨を了として採択したい。」という意見、「この計画においては、地元の協力が不可欠と思料されるが、住民の声を無視して事業推進に踏み切った場合、地権者等地元の協力が得られるかどうか懸念されること等から、請願の趣旨を了として採択したい。」という意見が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については不採択とすべきものと決定。