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鹿児島県 鹿児島市

平成12年第4回定例会(12月) 12月15日−07号




平成12年第4回定例会(12月) − 12月15日−07号







平成12年第4回定例会(12月)



   議事日程 第七号

     平成十二年十二月十五日(金曜)午前十時 開議



第 一 第五六号議案ないし第七五号議案

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   本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

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   (出席議員 五十人)

  一  番   川  越  桂  路  議員

  二  番   山  口  た け し  議員

  三  番   古  江  尚  子  議員

  四  番   仮  屋  秀  一  議員

  五  番   豊  平     純  議員

  六  番   大  園  盛  仁  議員

  七  番   白  賀  雅  之  議員

  八  番   中  尾  ま さ 子  議員

  九  番   北  森  孝  男  議員

  十  番   井  上     剛  議員

  十一 番   伊 地 知  紘  徳  議員

  十二 番   の ぐ ち  英 一 郎  議員

  十三 番   柿  元  一  雄  議員

  十四 番   志  摩  れ い 子  議員

  十五 番   谷  川  修  一  議員

  十六 番   小  森  こうぶん  議員

  十七 番   永  田 けんたろう  議員

  十八 番   桑  鶴     勉  議員

  十九 番   藤  田  て る み  議員

  二十 番   ふくし山  ノブスケ  議員

  二十一番   森  山  き よ み  議員

  二十二番   う え だ  勇  作  議員

  二十三番   政  田  け い じ  議員

  二十四番   小  川  み さ 子  議員

  二十五番   幾  村  清  徳  議員

  二十六番   鶴  薗  勝  利  議員

  二十七番   上  門  秀  彦  議員

  二十八番   中  島  蔵  人  議員

  二十九番   平  山     哲  議員

  三十 番   安  川     茂  議員

  三十一番   川  野  幹  男  議員

  三十二番   秋  広  正  健  議員

  三十三番   入  佐  あ つ 子  議員

  三十四番   三 反 園  輝  男  議員

  三十五番   ふ じ た  太  一  議員

  三十六番   山  下  ひ と み  議員

  三十七番   長  田  徳 太 郎  議員

  三十八番   日  高  あ き ら  議員

  三十九番   下  村  祐  毅  議員

  四十 番   西  川  かずひろ  議員

  四十一番   入  船  攻  一  議員

  四十二番   中  園  義  弘  議員

  四十三番   上  川  か お る  議員

  四十四番   小  宮  邦  生  議員

  四十五番   竹 之 下  たかはる  議員

  四十六番   片  平  孝  市  議員

  四十七番   泉     広  明  議員

  四十八番   平  山  た か し  議員

  四十九番   赤  崎  正  剛  議員

  五十 番   中  島  耕  二  議員

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   (欠席議員 なし)

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   事務局職員出席者

  事務局長   緒  方  寛  治  君

  議事課長   徳  永  文  男  君

  総務課長   垂  野  賢  一  君

  政務調査課長 宇 治 野  和  幸  君

  議事係長   鶴  丸  昭 一 郎  君

  委員会係長  北  山  一  郎  君

  秘書係長   西     浩  一  君

  議事課主査  井手之上  清  治  君

  議事課主事  奥     浩  文  君

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   説明のため出席した者

  市長     赤  崎  義  則  君

  助役     内  村  勝  美  君

  助役     藤  崎  和  久  君

  収入役    戸  川  堅  久  君

  選挙管理委員会委員長

         松  元  兼  俊  君

  教育長    下  尾     穗  君

  代表監査委員 山  元  貞  明  君

  市立病院長  武     弘  道  君

  交通局長   谷  口  満 洲 雄  君

  水道局長   中  村     忍  君

  総務局長   井 ノ 上  章  夫  君

  総務局参事  福  永  信 一 郎  君

  市民局長   内  田  龍  朗  君

  市民局参事  住  吉  紘 太 郎  君

  環境局長   徳  重  芳  久  君

  健康福祉局長 永  田  哲  夫  君

  経済局長   中  尾     洪  君

  建設局長   木  村  耕  一  君

  消防局長   吉  田  一  郎  君

  病院事務局長 坂  元  生  昭  君

  企画部長   渡  邊  眞 一 郎  君

  総務部長   大  平  和  久  君

  財政部長   森     博  幸  君

  市民部長   吉  原  正  裕  君

  環境部長   福  永  永  康  君

  清掃部長   水 之 浦  俊  夫  君

  健康福祉部長 上  田     稔  君

  福祉事務所長 馬  原  文  雄  君

  保健所長   折  田  勝  郎  君

  商工観光部長 川  原     勤  君

  農林部長   家  村  高  芳  君

  建設管理部長 中 津 川  正  宏  君

  都市計画部長 園  田  太 計 夫  君

  建築部長   野  間  孫 一 郎  君

  道路部長   新  山  省  吾  君

  交通局次長  平  瀬  俊  郎  君

  水道局総務部長小  田  光  昭  君

  教育委員会事務局管理部長

         大  西  義  幸  君

  選挙管理委員会事務局長

         邦  村  昇  蔵  君

  秘書課長   中  園  博  揮  君

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 平成十二年十二月十五日 午後二時二十四分 開議



△開議



○議長(下村祐毅君) これより、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第七号のとおりであります。



△第五六号議案─第七五号議案上程



○議長(下村祐毅君) それでは、日程第一 第五六号議案ないし第七五号議案の議案二十件を一括議題といたします。

 件名の朗読を省略し、前回の議事を継続して質疑を続行いたします。



△個人質疑(続)



△発言の取り消し



○議長(下村祐毅君) ここで、大園盛仁議員から発言取り消しの申し出がありますので、発言を許可いたします。

   [大園盛仁議員 登壇]



◆(大園盛仁議員) 本会議におきます私の個人質疑につきましては、会議規則や発言通告等のあり方についての申合せを十分に理解していないままに発言通告書を提出し、個人質疑を行った結果、会議規則や申合せに違反した質疑となり、皆様方に大変御迷惑をおかけいたしましたことを、この場を借りて深くお詫び申し上げます。

 十二月十三日の本会議におきます私の質疑につきましては、すべて取り消していただきますようお願い申し上げます。

 どうかよろしくお取り計らいくださいますようお願いいたします。

 なお、以上で、私の個人質疑を終了させていただきます。まことに申しわけございませんでした。



○議長(下村祐毅君) お諮りいたします。

 ただいまの大園盛仁議員の発言取り消し部分については、申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(下村祐毅君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 なお、ただいまの発言取り消しに関連する部分については、会議録調製の際、速記録を調査の上、しかるべき措置をいたしたいと存じますので御了承願います。

 次は、上川かおる議員。

   [上川かおる議員 登壇](拍手)



◆(上川かおる議員) 平成十二年第四回定例会に当たり、公明党市議団の一員として個人質問をいたします。

 まず初めに、市営住宅、ツインハウス南林寺の空き店舗活用策について伺います。

 この市営住宅は、平成六年三月に一棟目が、平成八年九月に二棟目が完成し、今日に至っています。職住近接、学校も隣にある市街地住宅として大変人気のある市営住宅の一つであり、よほどのことがない限り退去する方がいないため、毎回の空き家募集戸数は少なく、昨年六月は九十八倍、ことし六月は百四十五倍、九月は百五十三倍と大変な競争率になっています。

 ところが、久しぶりに同ビルの商店街を訪れてみたら、買い物客も少なく、地区改良事業前のかつてのにぎわいを知っている者としては寂れた感じを受けてしまいました。よく見ると、三店舗のシャッターがおり、入居者募集の張り紙がしてありました。十八店舗中三店舗が空き家になれば、商店街が寂しく感じられるはずであります。商店の方々と話してみると、来店するお客さんは上層階の市営住宅の居住者とビル周辺二、三百メートル範囲の方々であるとのことでした。周辺地域以外の通行人や車で通る人々には、ビルの中に十八店舗もの商店街があるとは見えませんので、フリーの客が立ち寄らないのは当然であると改めて感じた次第であります。商店街を道路から見えないようにビルの中に閉じ込めた配置にした設計が妥当であったのかとの思いを強くいたしました。

 空き家の三店舗については、平成九年三月の店舗完成以来、一度も使用されていないのが二店舗、一度は利用されたが閉店されたものが一店舗のようであります。

 終戦直後の昭和二十年代から不法占拠状況にあった旧南林寺ビル隣接地の払い下げ予定を中止して、南林寺ビルを含めて一階を商店街、二階に駐車場や地域の方々も利用できる集会所、三階以上を市営住宅にする高層複合ビルを建設すべきであると昭和五十三年に初めて主張して以来、その実現を促し続けてきた者として、上層階の市営住宅の入居希望者の高倍率に比べ、商店街の店舗が長い間、三件も空き家になっているのが残念でなりません。

 伺いたい一点は、完成当初から今日までの空き店舗の家賃収入の予定額はそれぞれ幾らで、合計幾らになるのか。

 二点は、入居者募集は、「市民のひろば」や空き店舗のシャッターへの張り紙でなされていることは承知していますが、それ以外にどのような方策をとってきたのか。それでも入居者があらわれない原因は、どこにあると分析しているのか。

 三点は、民間のテナントビルであれば、三年もたな子がなければ建設資金の返済計画が狂い、銀行管理になりかねない問題であります。今後も引き続き当てのない募集を、あと何年続けていくのか。そろそろ行政財産の変更手続をして他の目的に利用すべきではないかと思いますが、見解を伺います。

 四点は、ここの店舗組合のツインプラザ南林寺商店街では、空き店舗を借り上げて買い物客のための休憩所等に利用したいとの思いがあるようです。このような市営住宅の附属店舗である商店街であっても、商店街空き店舗活用支援事業の対象になると思うがそのとおりか、見解をお伺いします。

 次に、桜島地区の諸課題について伺います。

 まず、浦之前港防波堤のかさ上げ工事の促進についてであります。

 かねてこの港に係留している船は、台風が接近すると、その進路が桜島を直撃するのか、それるのかが明らかでない二、三日前には宇土港に避難をしなければならず、毎回不便な思いをされているようです。直撃するとわかってからでは宇土港が避難船でいっぱいになり入港できないことがあるため、早目に避難せざるを得ないとのことです。台風時にも、この港にそのまま係留できるようにしてほしいとの地元の要請を受けて、台風時の高波を防ぐためのかさ上げ工事が平成十一年度は約十五メートル程度なされたようですが、十二年度は中断されています。現地の方々は、なぜ毎年継続して事業をしないのだろうか、一たん着手した工事であれば、毎年継続した方が機材その他の手当てをする面から見ても工事費が安くつくはずだがと疑問を呈しながらも、一日も早く事業を完成させてほしいと要望しています。

 事業計画はどのようになっているのか、事業規模、事業費、国・県の補助率、十二年度事業費を計上しなかったのはなぜなのか、何年後の完成を目指しているのか伺います。

 次に、桜島地区の肉用牛生産農家のための水源施設整備について伺います。

 本市の桜島地区における肉用牛の飼養戸数、飼養頭数の推移を当局の資料で見ますと、昭和四十年代は雄牛の短期肥育と種雄牛の育成が盛んで、各戸一、二頭飼いがほとんどで畜産専業農家はいなかったようです。昭和五十年度を見ると、飼養戸数は百二戸で百四十頭と、戸数の割に飼養頭数が少ない状況が数字にあらわれています。昭和五十二年度以降は桜島降灰、火山ガスの果樹部門や畑作への被害増大に伴い、農家戸数の減少に伴い飼養戸数も減少を続けていますが、多頭飼育や畜産との複合経営が進み、飼育頭数は右肩上がりに増加してきています。五十六年度以降は、第三次防災営農対策事業で畜産部門が対象事業となり、これを活用して昭和六十年度までに九団地が整備されています。五十九年度以降、国の肉用牛部門導入対策事業に加えて、市単独の畜産施設整備事業も実施され、雨水貯水槽設置に対する助成もなされています。平成三年度以降は桜島地域肉用牛一貫経営促進事業、高齢者等肉用牛導入事業により、和牛の生産牛の導入が促進されています。これらの事業の結果、平成元年度の肉用牛飼養農家は七十三戸、九百七十二頭、生産牛飼養農家は一戸、十二頭であったのが、十一年度は肉用牛飼養農家は四十八戸に減少したものの飼養頭数は千七百二十五頭に増加し、生産牛の方は二十三戸、四百三十六頭まで増加しています。

 そこで問題になってきたのが水不足であります。高齢者等肉用牛導入事業で、高齢者等が和牛の生産牛を数頭飼育する分には、市単独の畜産施設整備事業で設置する雨水貯水槽で間に合いますが、青壮年が畜産専業で生計を立てるため多頭飼育をするには、雨水貯水槽では水不足になり困っているとの声が寄せられています。これらの方々が、桜島町が各集落に設置している農畜産用の水源施設から気兼ねをしながらトラックにポリタンクを乗せて購入しているのです。同様の施設を本市の桜島地区にも早く設置をしてほしいとの強い要望があります。

 ことし宮崎で口蹄疫が発生したときには、消毒用の大量の水を要したため桜島町から給水を拒否され大変困惑し、農林部を通じて桜島町と交渉していただき事なきを得たということもありました。桜島地区で今後も肉用牛飼養を奨励するのであれば、畜産用の水源開発に早急に着手されるべきと思いますが、見解を伺います。

 二点は、肉用牛飼養農家四十八戸中上位五番までの飼養頭数は何頭で、合計何頭か。これらの農家の貯水槽は何基設置されているのか。それで水は十分と理解しているのか。

 三点は、これら五戸の分を含めて、現在までに設置された雨水貯水槽は何基あるのか。一基当たりの基準容積は幾らで、費用はいかほどかかり、補助率はどのようになっているのか伺います。

 次に、桜島地区への同報系戸別受信機設置についての進捗状況を伺います。

 このことについては、平成十一年第三回の我が党代表質問に続き、ことしの第一回定例会で災害通信計画から戸別受信機の具体的設置状況を示しながら、桜島地区の皆さんが現状に不安を感じている理由を述べ、桜島町が平成七年に町内の全千九百戸に設置した例を挙げながら、本市の桜島地区にも設置してほしいとの要請をどのように思うかとの私の質問に対し、市長は、一、桜島の爆発の前兆現象があらわれ始めた時点から、住民に対して的確な情報伝達ができる体制を整備することに努力をした、二、緊急時には、各地区の広報担当者の戸別受信機による伝達と、さらに同報無線屋外拡声支局や広報車等による伝達を行うことにしている、三、本市独自の施設として、各家庭のテレビ等を利用して映像と音声による情報連絡や避難勧告等を直接市民の皆様に呼びかける緊急情報連絡システムを本庁に設置している、四、毎年桜島爆発総合防災訓練を行っているが、現在の広報連絡体制で特に支障があるというふうには感じていない、五、しかし、市民の方々が安心して暮らしていただけるということは市政の原点であるので、情報連絡体制をさらに充実するという面から、その必要性を含めて今後はさらに研究してまいりたいと考えておりますと、大要、以上のような御答弁でありました。

 去る十一月中旬の夜、園山、浦之前、宇土、塩屋ケ元地区の皆さんの集会に出席した折、再び戸別受信機設置の件の質問がありましたので、さきの市長答弁をそのまま報告いたしました。

 その結果、一、自分たちが求めているのは桜島爆発の前兆があらわれ始めてからというような緊迫したときの情報伝達ではない、梅雨どきや台風時の風水害や土石流発生のおそれがあるとき、屋外拡声機での伝達が聞きづらいので戸別受信機の設置をお願いしているのである、二、桜島爆発総合防災訓練でも現在の広報連絡体制で特に支障はないとは何事か、事前に何回も周知されていることであり当然である、情報の発信側が現在の広報連絡体制で支障がないと満足していても、受ける側では聞こえないから改善をお願いしているのである、三、通常のテレビ放送を中断して、各家庭のテレビ等を利用して避難勧告等を直接市民に呼びかける云々というような大規模災害への対応ではなく、暴風雨時に桜島の特定の地域の全戸への情報連絡が簡単にできる戸別受信機の設置である、四、一度でよいから風雨の強いときに来て、住民とともに一夜を過ごして実験調査をすれば、屋外拡声機の声が風向きにより聞きづらいことがわかるはずだと、当局になりかわり苦言をちょうだいをいたしてまいりました。

 そこで伺いたい一点は、平成十二年度の四月以降今日まで、桜島地区の同報無線屋外拡声機による広報連絡は、何回程度なされたのか。

 二点は、その必要性も含めて今後さらに研究してまいりたいとの御答弁の後、市長からどのような指示がなされ、今日までどのような調査、研究をされてきたのか、具体的にお示しください。

 以上、第一回目の質問といたします。



◎市民局長(内田龍朗君) お答えいたします。

 桜島地区の同報無線につきましては、桜島の火山爆発及び土石流等による各種災害時の情報伝達手段の一つとして、緊急情報連絡システムや広報車による広報などと同様、重要なものであると位置づけていることから、閉庁日を除く毎日、試験放送を行っているところでございます。また、東桜島支所や町内会からのお知らせも、随時放送しているところでございます。

 次に、三月議会において要請のありました同報系戸別受信機の桜島地区への全戸配布につきましては、その必要性を含め、今後さらに研究するよう市長から指示を受けているところでございます。

 今年度に入りましてからは、現行の無線設備の定期点検を行うほか、実際に職員が現地で屋外拡声子局の音量や受信状況の確認を行ったり、住民の方々に音声の状況をお聞きするなど調査してまいりました。また、他都市の状況や事業に取り組む際の補助制度等についても調査してまいりましたが、桜島地区の同報系無線設備の更新時期も視野に入れ、それと整合性を図りながら、さらに各面から検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◎経済局長(中尾洪君) ツインハウス南林寺ビルの空き店舗の活用策についてお答えいたします。

 本市では、商店街が空き店舗を公共性のある施設や共同事業等で活用する場合に助成を行っておりますが、おただしのございましたように、商店街が空き店舗を買い物客等の休憩所として活用する場合は、その対象となります。

 次に、東桜島地区の肉用牛の関係でお答えいたします。

 東桜島地区における畜産農家のための水源確保についてでございますが、新たに地下水源を要望されている地域につきましては、既存の地下水源を活用できないか、関係の方々と協議をして進めてまいりたいと思っております。

 次に、東桜島地区における平成十一年度の肉用牛生産農家の飼養頭数上位五番目までを多い順に申し上げますと、三百三十二頭、二百七十八頭、百三十九頭、九十三頭、八十二頭となっており、その合計頭数は九百二十四頭でございます。

 次に、ただいま申し上げました五戸の多頭飼育農家の貯水槽の設置数でございますが、国の事業で一基、市の事業で七基の計八基を設置しているところでございます。なお、貯水槽で不足する分につきましては、地下水や水道水を利用しておられるところでございます。

 次に、東桜島地区におけるこれまでの貯水槽の設置数でございますが、国の事業で八基、市の事業で四十八基の計五十六基となっております。また、貯水槽一基当たりの基準容量、設置費用、補助率を順に申し上げますと、国の事業につきましては七十トン、約三百五十万円、十分の九以内、市の事業につきましては、二十トン、約百二十万円、四分の三以内となっております。

 以上でございます。



◎建設局長(木村耕一君) お答えいたします。

 ツインハウス南林寺についてでありますが、まず空き店舗に入居していた場合の家賃は、本年十一月末現在で二店舗が四十四カ月分、一店舗が二十六カ月分で約八百四十二万円になります。

 次に、「市民のひろば」等以外の募集方法といたしましては、テレビやラジオによるスポット放送、地元新聞への掲載を行っております。また、空き店舗の原因といたしましては、商店街の意向を受けまして、不足している業種を主に募集していることや事業所等の事務所を断っていることが考えられます。

 次に、用途の変更のおただしですが、ツインハウス南林寺は職住近接の都市型住宅として、また地域の商店街の振興を図るために整備を行ったものでありますので、その趣旨の範囲内で対応を検討してまいりたいと考えております。

 次に、浦之前港の港湾改修事業は平成二年度から平成五年度にかけ実施いたしましたが、東防波堤については強風時に波が防波堤を越え、船舶等への被害が生じたところであります。その防止策として、その後、改正された設計基準に基づき、これまで防波堤改良の検討を行い、平成十一年度に越波の激しい防波堤の先端部のみをかさ上げ工、延長十五メートル、事業費約四百三十万円で施設改良を行ったところであります。本年その効果が確認できましたことから、東防波堤延長八十五メートルのうち残りの七十メートルを、今後年次的に施設改良を実施できるよう検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

   [上川かおる議員 登壇]



◆(上川かおる議員) ツインハウス南林寺の空き店舗について御答弁がありましたが、完成以来四十四カ月間ないし退去後二十六カ月間の家賃収入の欠損額が合計八百四十二万円になるとのこと。また、テレビ、ラジオによるスポット放送や新聞への掲載で募集しても三年以上も入居者がいないのは、不足している業種募集に限定していることや事務所等を断っているためとのことですが、商店街へ人々が立ち寄る一助になる施設として利用できるよう検討方を見守りたいと思います。

 商店街組合による空き店舗の借り上げは他の地域と同様の助成対象になることが確認されましたので、組合からの相談には、住宅課、商工観光部が連携して対応されるよう要請しておきます。

 関連して一点だけ伺いますが、商店街の各店舗に附属する駐車場は店舗と一体として貸し付けるのが当然であると思いますが、現在は行政財産の目的外使用であるとして、上層階の市営住宅の居住者同様に一年更新の貸し付けをしています。このため商店の方々は毎年大変わずらわしい思いをしているようです。店舗の契約と同様に、一度契約すれば退去するまで自動的に更新されるようにすべきと思いますが、そのような方策をとる考えはないのか伺います。

 桜島地区の諸問題について、それぞれ御答弁いただきましたが、浦之前港の防波堤かさ上げ工事については、十一年度のかさ上げ工事で効果が確認されたので、年次的に施設改良を実施できるよう検討してまいりたいとの局長答弁でありますが、効果が確認されたのですから、検討でなく、早速十三年度から工事を継続して、残り部分については二、三年で完成できるよう、予算措置をされるよう、市長に強く要請いたします。

 肉用牛飼養農家のための水源確保については、既存の地下水源を活用できないか、関係の方々と協議をしてまいりたいとの局長答弁でありましたが、既存の水源は、昭和四十八年度に畑地かんがい施設用としてボーリングをされ、五十一年度から受益農家五十戸、二十ヘクタールを対象に給水を開始し、現在は五戸、十五ヘクタールに利用されている高免町の施設と、昭和五十年度にボーリングをされた野尻町の施設の二カ所であります。この既存二カ所の水源からの利用ができない場合は、第三次防災営農事業で畜産部門も対象になったのですから、当然、畜産のための水源確保事業を行うべきであります。

 高齢過疎化が進むあの地域で、集落を守るためには若い方々の定住が欠かせません。若者が畜産で生計を立て定住するには多頭飼育が不可欠であり、そのためには水源確保が必須条件であります。

 千七百二十五頭のうち上位五戸の農家だけで、残り四十三戸の農家の飼養頭数八百一頭より百二十三頭も多い九百二十四頭を飼養していることが明らかにされました。これら多頭飼養の意欲のある方が規模拡大をするには、人間のための上水道を利用せざるを得ないため水道料金が膨大になり経営に影響するので、現地での規模拡大は困難とのことです。既に、ことし四月に水源のある牧之原に移転され、六百頭飼養に規模拡大された方もいます。そのほかにも移転予備軍がおられるようです。

 桜島で生まれ育ち、畜産で生計を立てるために規模拡大の意欲のある方を定着させるためには、水源確保を急がなければなりません。水源がないために、意欲のある青壮年がよそへ移転せざるを得ないという現状を市長はどのように受けとめますか。現在の畑地かんがい施設利用者の御理解のもとに、畜産農家も利用可能な水源施設ができれば最良の方策であります。もし既存水源が利用できない場合は、早急に水源探査を開始し、施設整備に着手していただきたいのです。それまでは桜島町の施設を利用させてもらえるよう相談もしていただきたいと思いますが、市長いかがでしょうか、見解をお伺いいたします。

 同報系戸別受信機の設置についての御答弁がありましたが、同報無線屋外拡声機による試験放送は閉庁日を除く毎日行っており、東桜島支所や町内会からのお知らせも随時放送し、職員が現地で音量や受信状況を確認したり、その上、住民の方々に音声状況を聞くなどの調査をしてきたとのことであります。それでも当局の皆さんには苦情が入らず、私が夜間に訪問して大勢の皆さんとゆっくり語り合うと、一人、二人でなく、多くの方から必ず出てくる相談であります。毎日屋外拡声機で放送しているから、なおさら風向きにより聞こえないときがあるため、戸別受信機で毎日確実に聞きたいとの思いが強いのだと思います。

 検討、検討で数年もかけることなく、市長の今任期中に実現できるよう期限を設けて検討され、その結果、もしも必要性がないので設置しないとの結論が出たときは、市長の口から直接説明をしていただきたいと思います。毎回一生懸命に赤崎市長を応援した純真な桜島の皆さんに、喜んでいただける結果を期待していますと申し上げておきます。

 次に、田上台三丁目から四丁目の通学路の市道編入についての見解を伺います。

 この道路は、地元の方々と田上団地、紫原団地を経由して日之出町方面へ、あるいは宇宿町方面へ抜ける通勤道路に利用している星ケ峯団地、西郷団地等の一部の方々にとっては重要な道路でありますが、同僚議員や当局の皆さんにとってはほとんど知られていない道路でありますので、場所を理解していただくために少し説明をいたしますと、星ケ峯方面から大牧トンネルを抜けて田上団地中央線へ入り、約三百メートル先を斜め右へ上る道路に入り、五十メートル先を山の手へ右折して上っていくとでこぼこ道が続き、須賀龍郎知事の私邸の前を通り、県道永吉入佐線の紫原北口の信号前に出る道路のことです。

 この道路は、海江田団地を初めとするミニ開発により字絵図と実際が一致しない地図混乱地域で、農道や私道から成り立っていますが、どの部分がどの地籍に該当するのか不明確であります。通学路になっているにもかかわらず、でこぼこ道のために何とかしてほしいと地域の町内会長を中心に認定外道路整備の申請の署名を集め、当局へも陳情されたことが何度かあるようですが、ふくそうする地権者の了解が得られず放置されたままであります。余りにもひどいときは、他の工事の余りもののアスファルトで一つ二つの穴を埋めていただいているようであります。

 一部分を除き、それなりの道幅もあるこの道路が私道であると知るのは地元の人だけで、よその地域からの通過車両は知るよしもなく、鹿児島市道と思って通過しているものと思われます。そして、市は何で側溝もないでこぼこ道を放置しているのだろうと、不満をぶちまけながら通っているのが容易に想像できます。

 広木小学校や紫原中の通学路になっているため、田上台四丁目側の市道上に朝七時から九時までの指定方向外進行禁止の標識と路上標示がありますが、その標識、標示のある先にも、この道路につながる道路が数本あるため、子供たちの通学時間帯にも通過車両が数多く通過していきます。歩道のない道路を車を避けながら通学する子供たちが事故に遭わないかと地域の方々は心配され、側溝や歩道が整備された通学路になるよう待ち望んでいます。

 伺いたい一点は、道路部の皆さんは、この状況をどのように掌握しているのか。市道と県道を結ぶ通過道路として不特定多数の人々が利用しているこの道路の実態を知れば、今の状態のまま放置してよいとは決して思わないはずであります。市道編入のための手続等をとられる考えは持たないのか。その意思があるとした場合は、何が隘路になるのかお示し願います。

 二点は、この道路敷に関係する地権者は何名程度で、そのうち毎日ここを利用しているのは何名おられるのか。掌握していればお示しください。

 以上、二回目の質問といたします。

   [市長 赤崎義則君 登壇]



◎市長(赤崎義則君) 上川議員にお答えを申し上げます。

 桜島の畜産農家、とりわけ多頭飼育農家における家畜の水の問題のおただしがございました。家畜の飼育におきましては、水の確保ということは極めて重要な基礎的な課題でございますので、水の確保については、その方策も含め十分に検討してまいりたいと考えております。



◎建設局長(木村耕一君) お答えいたします。

 ツインハウス南林寺の駐車場は市が直接管理しておりまして、使用形態の確認等のために一年ごとの使用許可の方法をとっております。御指摘の件につきましては、商店街組合の方々と協議してみたいと考えております。

 次に、田上台の私道の市道編入についてですが、当該道路は田上台三丁目紫原北口交差点付近から田上台四丁目田上団地第五公園付近までの延長約七百メートルの道路で、地域住民の生活道路として、また周辺の大型団地からの通勤や児童生徒の通学などにも利用されている道路であります。

 市道認定に当たっては、本市が制定しております認定基準に適合していることと用地の寄附等が要件となっておりますが、これまで市道認定ができなかったのは、地権者からの同意が得られなかったことによるものであります。なお、地権者数につきましては、当該道路を構成する土地の地番や境界が明確でないため、正確な数は把握できていないところであります。

 以上でございます。

   [上川かおる議員 登壇]



◆(上川かおる議員) ツインハウス南林寺の商店街の駐車場の賃貸契約は行政財産の目的外使用として一年契約で、そのたびに保証人関係の書類を提出させていることについて、商店街組合の皆さんと協議してみると前向きの答弁でありました。

 平成三年四月一日に出された建設省の「公営住宅の敷地内における駐車場の設置及び管理についての通達」に想定されていないケースであります。公営住宅の店舗の賃貸契約と同様の契約方式をとっても問題ないと解釈されますので、要望を聞き入れて契約方式を改善されるよう強く要請をしておきます。

 田上台三から四丁目の通学路の市道編入について答弁がありましたが、現実に鹿児島市道並みに不特定多数の市民が通過道路として利用されている道路でありながら、道路敷の地権者が何名いて、そこを利用している地権者が何名いるか等のことは道路部でも掌握していないようであります。平成五年から十年にかけて十一地区を十一億五千七百八十七万一千二百六十九円の巨費をかけて行われた地図整備事業に、この地域が対象にならなかったのが残念であります。

 この道路敷に関する地権者で、ここを利用しているのは多分二、三名ぐらいで、あとは市内の各地や東京、徳之島等に住み、この道路が幾ら荒れようが差しさわりのない方々ばかりです。しかし、地元住民としては、どの方が、どの部分を、どれだけ所有しているのか明確でないために、市道編入のための寄附採納のお願いもできないのであります。

 再び面的な地図整備事業ができれば一番よいのですが、先ほどのような膨大な費用がかかりますので、そこまでは求めませんが、市道編入の作業が進展できるように、道路敷部分だけでも市の方で線的に地図整備事業をされる考えはないのか、市長にお伺いします。

 市長も今までに何気なく通られたことはあるかもしれませんが、ぜひとも問題意識を持って何かの折に通ってみてください。必ず改善の必要性を痛感されることと思いますので、よろしくお願い申し上げておきます。

 以上で、私の個人質問を終わります。(拍手)

   [市長 赤崎義則君 登壇]



◎市長(赤崎義則君) おただしのございましたこの道路は、これまでの長い間の経過を考え、そこに住んでおられる方々の心情に思いをいたしますと大変気の毒に思っておるところでございます。私も、ここの道路はそれこそ何回となく通行したことがございます。

 道路を市道に移管する場合に、土地の実態が明確であるけれども、市道移管について土地所有者の御理解が得られないということであれば、たびしげく土地の所有者に対してお願いをするなり、あるいはまた地元の皆さんの御協力を得ながら何らかの形での折衝ができますけれども、今回のこの道路のように、土地の実態そのものが全く不明確な状態である場合におきましては、現在のところ解決につきましては、解決を急ぐべきという気持ちは十分持っておりますけれども、その方法が見当たらないというのが実態であろうと私はそのように考えております。しかし、いろんな面から研究はさせてみたいと思っております。



○議長(下村祐毅君) 次は、のぐち英一郎議員。

   [のぐち英一郎議員 登壇](拍手)



◆(のぐち英一郎議員) 私は、原発と戦争のない地球と核廃棄物を離島に押しつけることのない政治に尽力する無所属草の根市民の会の一員として、また、ローマクラブによる「成長の限界」が出版され、ただいま着用の衣服が製造されました一九七〇年代前半に生を授かりました二十代の市民といたしまして、ただいまより個人質疑を行います。なお、通告内容の一部と本日までの質疑によって理解に至りました点を割愛させていただきますので御了承願います。

 まず初めに、新世紀の導入役という大変な重責を担われる市長に複数の角度からお伺いいたします。

 国の借金が六百四十五兆円に上り、先進工業国と称される国の一つとして、私たちは限界まで世界中の自然界を破壊し尽くしてまいりました。私は、こうした犠牲にすがって維持してきた現在の消費生活が、これまでと変わらぬままに営める時間もあとわずかであろうと考えております。当市の財政は、これまでのところ表面上大過なく運ばれておりますが、これらの状況、推移を踏まえ質問します。

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 二つ目、市長は将来に向けて、どのような財政計画のイメージをお持ちか。できましたら、公的サービスの質や量といった視点を付加してお聞かせください。

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 次に、環境面から幾つかお尋ねいたします。

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 二つ目、昨年秋の報道に、国連環境プログラムが出した報告書についての記事がありました。その報告書の中には、現在の危機的な地球環境状況のこと、先進工業国の資源消費を九〇%減らすことを目標にすべきという提言がなされ、そうしなければ未来の世代は大きな生命の危機に直面するであろうと結論が出されているとのことです。このことは私の研究課題である南北問題とも密接に関連しておりますが、市長は、この余りにも重い報告をどのように受けとめていらっしゃるのか、率直な見解をお聞かせください。この質問は、鹿児島市の経済にいつまで成長を求めるのかという市長の市政に臨まれる根幹に対する問いかけであります。

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 続きまして、第六五号議案、アレキサンダー・アーキペンコ自身によって鋳造されました作品名「すわる女」の購入と、近年、若い市民からも大変な注目を浴びておりますアートとの相関性から期待の声が数多く寄せられております市立美術館の運営について質問をいたします。

 一、これまで昭和五十九年以降、約三十億円をかけて美術品の購入がなされておりますが、これら所蔵品の外部貸出状況をお聞かせください。また、公立美術館同士の所蔵品貸し借りは原則無料と仄聞いたしますが、それは事実かお教えください。

 二、美術という言葉は、絵画や彫刻ばかりではなく、デザイン、写真、映像、テキスタイル、工業生産品、建築なども内包すると考えられますが、今後こうした分野に対し、どのように取り組まれていくおつもりか、今後の方針をお示しください。

 三、当市の美術館のコレクションは、郷土作家以外では、欧米の模倣こそ美術であるとの認識だけお持ちであるかのような西洋美術だけがなぜ柱なのか。アジアの美術はどのようにごらんになっているのかお聞かせください。これまでに台北のビエンナーレを公費あるいは自費で学芸員、職員の方、見に行かれた方はいらっしゃらないのかお教えください。

 四、美術品選定委員会の会議録を通読いたしますと、選定委員の発言に、これなら市民もわかりやすいという趣旨の発言が散見されますが、これは市民の美術理解の能力を過小評価しているようにも受けとめられますが、委員は市民の存在をどのように考えているのかお教えください。また、選定委員に公募の枠を設けることは検討できないのか。できないのであれば、選定委員会に公聴会を加えることはできないのか、見解をお聞かせください。

 五、入館者の世代分析をお示しください。入館者に対してお客様という意識を持っているのか。コスト意識のある集客の努力をなしているのか。近年の実績をお示しください。

 六、時代背景を踏まえ、商業主義的な美術館のあり方を取り入れてもよいのではないか。コマーシャリズム的な美術館の運営をどのように考えているのか。

 七、カンディンスキー作品の評価と集客の実数をお示しください。三億円近い作品ともなると、観覧希望者は全国各地にいると思われますが、借り受け依頼の実績数もあわせてお示しください。

 八、今回の勉強会資料においては、制作年が一九二〇年、作品そのものが実際につくられたのは一九五四年というアーキペンコ作品の購入に当たり、情報提供の依頼先はどういう基準で選ばれたのか。また、日ごろどういう手法で作品の情報収集をしているのか。ITの活用状況などもあわせてお聞かせください。

 九、六五号議案、アレキサンダー・アーキペンコの作品、四千七百万円の「すわる女」について、価格の妥当性ほか購入の経緯など各面よりお伺いいたします。

 まず、本品は、先にニューヨークの個人が所蔵されていたとのことですが、その方の購入価格はお幾らでしょうか、お示しください。

 近年のオークション状況を調べますと、一九九八年十一月十七日に競り落とされました制作年が本品と同じ一九一二年の「スタンディング・ウーマン」は、素材がブロンズで高さも六十六センチと、座っている、立っているの違いこそあれ、素人にも二つの作品は近い精神性を有するものであろうことが、両品の写真を見る前の段階でうかがい知れます。しかしながら、アーキペンコの作品流通状況を見ますと、テラコッタを素材に使う以前の制作ペースはおよそ一年に一モチーフのペースであり、いくら絶頂期のアーチストとはいえ、そこまで取り組めたものかどうか疑問が残ります。

 そこで、調査を進めましたところ、この二十一万一千五百ドル、一ドルを百十円で換算いたしますと約二千三百万円で競り落とされましたこの「スタンディング・ウーマン」が、今回購入予定の「すわる女」と姿形はおろか、製造ナンバーまで完全に同一の彫刻であることが判明いたしました。極めて驚くべき事態であります。

 このことを踏まえ、質問いたします。

 美術館サイドは、このことを把握していたのか。わずか二年前の取り引きであります。しっかりと理由を添えて御説明ください。

 今のことに関連して伺います。

 九八年の取り引きを把握できていなければ、一体どの段階からこの「すわる女」の売買状況を把握しておられるのか。細かく、わかりやすくお示しください。

 今回の購入金額は四千七百万円とのことですが、保険料や運搬費、また仲介者であるギャラリーに対する料金や税金など、内訳をお示しください。

 私のアーキペンコに対する尊敬は価格で揺らぐことはありませんが、市立美術館は私立ではなく市民の美術館であろうと考えます。価格の妥当性について疑念が噴出してまいります。また、美術品選定委員会はこの事実を把握していたのか、あるいは知らされていなかったのかお聞かせください。

 国内に目を向けますと、この「すわる女」と制作年の近い徳島県の収蔵作品は購入価格が千五百四十五万円と、当市購入価格のおよそ三分の一であります。そもそもアーキペンコは、市立美術館の収集計画における中心的な骨格対象作家ではありません。その上、未収の骨格作家がジャコメッティ初め三人も残っております。なぜ今アーキペンコなのか、わかりやすい説明をお聞かせください。

 仲介者から今後の収集に係る優良なオファーでもあったのか。そもそも仲介者は美術マーケットにおいて、手数料を何%受けとるものか、相場をお聞かせください。

 さらには、今回ニューヨークの個人から購入ということでありますが、好景気の国においては美術品需要そのものが上がっているためにマーケットが過熱ぎみで、普通に考えても、その市場に参加することは高い買い物にならざるを得ないということをお考えにならなかったのか。限りある予算のやりくりをどのように考えていたのか。アメリカ合衆国の美術品市場に対する見解とともにお聞かせください。

 さきに触れましたように、本市はこれまでに約三十億円を美術品購入に費やしております。これらにより購入された作品の価格は、今現在妥当性の客観評価に耐え得るものでしょうか。議案を出されている以上、裏づけが重要であることは言うまでもありませんが、もし納得のいく答弁をいただけない場合には、世界中に複数現存すると見られるアーキペンコの「すわる女」を追跡し、今後の市民の汗による美術品購入に臨む姿勢の再考を要望したいと考えております。

 十、企画展「バウハウス展」においてバルセロナチェアを展示したと写真と文が年報に記載されておりますが、それはチェアではなくオットマンだけだったのではないか。もしそうであるとすれば、世界各地で収蔵作品ともなっているバルセロナチェアという世界的に有名な工業生産品に対する誤解を市民に与えかねないということを考慮しなかったのか。

 また、バウハウスの活動終止もまるで革新性が原因かのような記述がなされているが、それはナチスの弾圧であるという史実の認識はなされているのか、見解をお聞かせください。

 もし、誤解を招きかねないとの認識をお持ちであれば、訂正と再説明を美術館関連の発行物に急ぎ記載をするおつもりはあるのかないのか、見解をお示しください。

 十一、これまでに当市の美術館から外部に売却した作品はあるのか、価格と件数をお示しください。これまでにそのようなオファーがあれば、その際の対応もお示しください。

 十二、近年、巡回展を開催した件数をお示しください。件数自体が少なければ、その名称もお示しください。

 以上で、私の一回目の質疑といたします。



○議長(下村祐毅君) しばらくお待ち願います。

 ただいまの質疑に関連し、発言通告と質疑のあり方について精査をする必要があると判断いたしますので、ここでしばらく休憩いたします。

              午 後 三時二十五分 休 憩

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              午 後 四時四十七分 開 議



○議長(下村祐毅君) 休憩前に引き続き会議を開きます。



△会議時間の延長



○議長(下村祐毅君) ここで、本日の会議時間について申し上げます。

 本日の会議時間は、議事の都合により延長いたします。

 ここで、しばらく休憩いたします。

              午 後 四時四十八分 休 憩

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              午 後 七時四十八分 開 議



○議長(下村祐毅君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。



△発言の取り消し



○議長(下村祐毅君) ここで、のぐち英一郎議員から発言取り消しの申し出がありますので、発言を許可いたします。

   [のぐち英一郎議員 登壇]



◆(のぐち英一郎議員) 本会議を休憩していただき、大変御迷惑をおかけいたしました。

 先ほどの私の質疑の中において、発言通告等のあり方についての申合せに反する部分がありましたので、取り消しをお願いいたします。

 取り消しをお願いするところは、財政の部分の「一つ目、今後の経済構築を」から「お聞かせください」まで、及び「三つ目、時代を」から四つ目の「受けとめております」までの部分。また、環境の部分の「一つ目、冒頭に」から「お聞かせください」まで、及び「三つ目、二十一世紀型の」から「お聞かせください」までの部分。さらに、市民参加の部分の「次に、市民参加の」から「お聞かせください」までの部分の取り消しをお願いいたします。

 どうか、よろしくお取り計らいいただきますよう、お願い申し上げます。



○議長(下村祐毅君) お諮りいたします。

 ただいまの、のぐち英一郎議員の発言取り消し部分については、申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(下村祐毅君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 なお、ただいまの発言取り消しに関連する部分については、会議録調製の際、速記録を調査の上、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。



◎総務局長(井ノ上章夫君) お答えいたします。

 今後の財政運営の方向についてでございますが、少子高齢化、国際化、情報化の進展など、社会経済情勢の変化に適切に対応していくためには、中・長期的な展望に立ち、将来の財源の的確な見通しのもと、各種施策を選択的に実施していくことが必要であると考えております。これまでも限られた財源の重点的かつ効率的な配分を行いながら、健全な財政運営の堅持に努めてきたところでありますが、今後においても引き続き長期的視点に立って、健全財政の堅持に努めたいと考えております。



◎環境局長(徳重芳久君) 環境行政に関連して申し上げます。

 二十世紀の経済的繁栄を支えてきた大量生産、大量消費、大量廃棄という社会経済システムは、今日、地球温暖化やオゾン層の破壊など、人類の生存基盤をも脅かす問題を生じさせてきており、このシステムを循環型社会へ転換することが重要であると言われております。最近、国連の環境機関が報告した「地球環境の展望」においても、そのための省資源やリサイクルなどの必要性を提言しているようでございます。

 このような地球環境問題も視野に入れながら、本市においては、先ほど環境への負荷の少ない循環型の快適環境都市づくりを目指した環境基本計画を策定したところであります。今後、この計画を着実に推進していくことが、持続可能な社会の形成につながるものと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(下尾穗君) 市立美術館の運営等についてお答えいたします。

 まず、収蔵品の貸出状況につきましては、平成九年度はセザンヌの「風景」など二十点を九件の展覧会へ、十年度はルノアールの「バラ色の服を着たコロナ・ロマノの肖像」など百五十七点を十四件の展覧会に、十一年度はピサロの「ポントワーズの農園」など十二点を五件の展覧会へ、それぞれ貸し出しております。また、公立美術館同士の貸借は、原則として無料となっております。

 次に、市立美術館では、郷土作家の作品、郷土の風土に取材した作品、並びに印象派から現代までの西洋作家の作品を収集するという方針を定め、計画的に収蔵品の充実を図っているところでございます。美術の領域は写真、建築など幅広い分野があり、西洋に限らず、アジアなど世界全体を調査・研究的に見渡すことは必要と思いますが、市立美術館といたしましては、先ほど申し上げました収集方針に基づき収集してまいりたいと考えておるところでございます。また、アジアの美術につきましては、近年注目されているようでございますが、台北のビエンナーレにつきまして職員を派遣した経緯はございません。

 次に、選定委員会は美術に関する学識経験の豊かな方に委嘱し、作品収集について審議をいただいております。また、お触れになりました、市民もわかりやすいという表現は、市民に親しみやすい美術館といった視点から発言されたものと理解いたしております。

 次に、委員の公募や公聴会につきましては、収集対象作品が現行の選定委員の専門外である場合には臨時に選定委員を委嘱しておりますので、考えていないところでございます。

 次に、入館者についてでございますが、細かい世代分析はいたしておりませんが、平成十一年度は小・中・高・大学生が三三%、一般が六七%となっております。入館者対策につきましては、小企画展の開催、ギャラリートークなどを行って、入館者増に努めているところでございます。今後もできるだけ多くの市民に鑑賞してもらえるよう努めてまいりたいと思っております。また、カンディンスキーの作品は高い評価を受けておりますが、個々の作品の集客人数につきましては特定できないところでございますが、他館からの貸出依頼はこれまで三館でございました。

 次に、作品を収集するに当たっては、国内の公立美術館等に納入実績があり、また、海外の美術市場やコレクターに精通した信用のおける画廊を中心に情報収集を行い、その中から情報提供を得ております。また、必要に応じて、直接画廊や所蔵者のもとへ出向いて作品調査を行っております。

 次に、今回のアーキペンコは収集対象作家の一人でございます。アーキペンコ作品の最近の取引例は把握しておりますが、おただしの所蔵者が取得した価格、仲介料などについては把握していないところでございます。

 本市が購入を決定するに当たっては、包括して御答弁申し上げますが、可能な限り、この作家の作品の情報を収集し、最近の取引例と比較するなどして検討したところでございます。また、選定委員会は作品の美術的価値を判断してもらうために開催するものでございます。

 次に、昨年の小企画展「バウハウスの作家たち展」は、所蔵品によってバウハウスの作家を紹介したものであり、当館のエントランスホールでかねて入館者に自由に使っていただいているものを、バウハウスを身近に感じてもらうという意図で展示したものでございます。展示物に関して観覧者に誤解を与えることは好ましいことではございませんので、今後配慮してまいりたいと考えております。

 次に、当美術館の作品の売却の申し出についてはこれまでなく、売却した作品もございません。

 次に、過去五年間に開催した巡回展は、平成七年度の「マリソール展」及び「橋口五葉展」、八年度「親と子で見る二十世紀美術展」、九年度「シャガール展」、十年度「ジョルジュ・ブラック回顧展」及び「和田英作展」、十一年度「パリ、プティ・パレ美術館展」の七回でございます。このうち、「橋口五葉展」、「親と子で見る二十世紀美術展」、「和田英作展」の三回は、鹿児島市立美術館にて企画立案し、当館が運営の主体となって全国に巡回させた展覧会でございます。

 以上です。

   [のぐち英一郎議員 登壇]



◆(のぐち英一郎議員) それぞれお答えいただきました。

 重ねて、幾つかお伺いいたします。

 国連の環境に関する報告書に対する答弁の中で、持続可能という表現をお使いになられましたが、これは環境基本計画の実行により、これまでと同じレベルの成長が可能であるという意味で用いられたと理解してもよろしいでしょうか。

 続けまして、美術館の運営に関して、六五号議案につきましても質問いたします。

 収集対象作品が現行委員の専門外である場合には、臨時に選定委員を委嘱しているということでしたが、これまで実際に選定委員を委嘱したことがあればお示しください。特に骨董の世界では、昔から「七たび問うて真贋を疑え」ということも言われております。

 もう一つ、美術館の商業的なあり方についてお答えいただきましたが、収集計画終了後は、今後の計画を立てる際には高価な作品の一点購入ではなく、若者が再度入館したくなるような幅広い作品の収集など、商業的なあり方を加える時代を迎えているのではないかと考えますので、再度教育長の見解をお聞かせください。

 また、第六五号議案の作品の購入についてでありますが、先ほどの質疑の際にお伺いいたしました、九八年に競り落とされました「スタンディング・ウーマン」と、今回購入が予定されております「すわる女」が同一のものであったかということを、把握をまずなさっていたかどうかということ、及び美術品選定委員会はこの事実を把握していたのか、あるいは御存じなかったのか。先ほどのお伺いに対しましてお答えをいただけなかったので、再度お伺いいたします。

 最後の質問に入ります。

 ここ数年、児童虐待や子育てに対する社会整備の未熟など、子供と社会の相関性に、これまで以上に市民の関心が高まりを見せておりますが、こうした背景を踏まえ、当局で子育てに関する横断的な組織、いわば子供課とでもいうようなものの創設の検討はできないのか。子供に関するすべてのことを一カ所で対応し得る何らかの手だては検討できないのか、見解をお聞かせください。

 以上で、二回目の質問といたします。



◎総務局長(井ノ上章夫君) お答えいたします。

 子育てに関する組織についてでございますが、子育てに関することは保健、福祉、教育等広範囲にわたっており、関係部局の連携を図ることが重要であると考えております。横断的な組織の設置につきましては、広範な業務を一つの課で対応することとなり、困難であろうと考えております。

 なお、子育て支援のための施策を総合的かつ計画的に推進するため、現在鹿児島市子育て支援計画に基づき、関係部局による推進委員会を設置して子育て支援行政に取り組んでいるところでございます。

 以上でございます。



◎環境局長(徳重芳久君) 先ほど申し上げました持続可能な社会という表現は、本市の環境基本計画の目指す、循環と共生を基調にした社会という意味で用いております。

 以上でございます。



◎教育長(下尾穗君) お答えいたします。

 これまで臨時の選定委員を委嘱したことは、書及び薩摩焼の作品の寄贈を受けたとき、二回ございます。

 次に、美術品の収集につきましては、先ほども御答弁申し上げましたように、収集方針を定め、それに基づき収集をいたしておりますので、今後も収集方針に基づき収集してまいりたいと考えております。

 なお、おただしのことにつきましては、企画展の開催などで対応してまいりたいと考えております。また、同一作品であったということにつきましては承知いたしておりました。

 以上でございます。

   [のぐち英一郎議員 登壇]



◆(のぐち英一郎議員) 御答弁いただきました。

 子供課に関しまして、私自身、明らかに家庭内で虐待を受けていると見てわかる子供たちと遊んだことがありますが、そうした子供たちが安心して健やかに成長できるようなまちづくりは、市民全体にとっても緊急の重要な課題であると言えるのではないでしょうか。

 あっさり「困難であろう」と、また「推進委員会で取り組んでいるところでございます」ということではなく、もっと現実的な、せめて通信の窓口だけでも現行以上の配慮をいただくことを要望いたします。

 美術品、六五号議案の購入に当たりましては、同一であることを承知しているというお返事でございましたが、そうなりますと、さきの質問で指摘してまいりました点と、いろいろな意味での開きがあるのではないかというふうに感じておりますので、今後とももっと親しまれるような美術館をつくっていくために、いろいろな面で追求をさせていただきたいというふうに考えております。

 以上をもちまして、私の個人質疑を終了いたします。(拍手)



○議長(下村祐毅君) 次は、竹之下たかはる議員。

   [竹之下たかはる議員 登壇](拍手)



◆(竹之下たかはる議員) 平成十二年第四回市議会定例会に当たり、引き続き個人質疑を行い、市長並びに当局の見解をただしてまいります。個人質疑の最後になりました。これまで質疑が交わされた点は、できるだけ重複を避けて質疑を行います。また、時間の関係で一部を割愛することがありますことをあらかじめ申し上げておきます。

 質疑に入ります前に、さきに行われました市長選挙において見事五期目の当選をされました赤崎市長にお祝いを申し上げ、新世紀の始まるこれからの四年間、首長として五十五万市民の負託にこたえられますよう期待をいたしておきます。

 今回の市長選に対して、赤崎市長は四期十六年間の経験と実績を訴え、二十一世紀に市民が夢を抱けるような市政を創造するには自分が最適任と審判を仰いだわけであります。結果は、次点候補との僅差の大接戦であり、他の候補の票数が現職を上回るものでありました。こうした結果を真摯に受けとめるとも述べておられますが、市長自身にとっては不本意なことだったろうと思われます。この選挙のしこりやわだかまり、亀裂が残らぬように配慮して、これからの市政運営に当たられるよう希望いたします。

 まず、市長の基本的姿勢について伺います。

 市長は間もなく五期目の任期に入られるわけでありますが、五期目の就任に当たっての政治姿勢について伺います。

 市長選の結果はわずか千八百四票の僅差であり、これまでの十四回の市長選挙で最小得票差による選任であります。この選挙を踏まえて、今後の市政運営に当たっては、より広く、より多くの市民の声に耳を傾け、その声を市政に生かし、信頼される市政を目指す、そして、市長と市民の間にギャップが生じないように配慮し、常に心がけることが最も重要と私は考えますが、市長の基本的な姿勢について、見解を明らかにしていただきたいのであります。

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 次に、市民対話と市民参加の市政について伺います。

 市長はこれまでの答弁で、市民の目線で行政を行い、公正、公平で清潔な市政運営を心がけて、市民が主役となる市民参加の中でまちづくりを進めると述べておられます。こうした考えを進めるためには、ますます多岐にわたる行政課題の情報公開や共有化と、市長と市民のきずなを強めることが最も重要と考えます。

 「テレビ報道や行事のあいさつ等で赤崎市長を知っているが、偉くて身近さを感じない」と市長を評し、距離感を抱いている市民もいます。身近な市長として、もっと積極的に市民参加を進めて、ひざを交える位置から市民参加の市政を進めるべきと考えます。市長の市民対話と市民参加の見解、今後の取り組みについて明らかにしていただきたいのであります。

 次に、本市の活性化について伺います。

 高度情報通信技術、IT時代の到来は、地理的なハンディを持つ本市にとって、これを克服できる有効な手段であり、活性化を進める上で明るい材料でもあります。赤崎市長が描いておられる、これからの都市間競争の時代に打ち勝って他都市に先んずる都市創造をするために、IT時代を本市活性化にどのように取り込んでいくのかお示しいただきたいのであります。

 政府は、IT戦略が二十一世紀の日本経済発展の牽引力となる重要な施策であると同時に、今後の地域経済や市民生活にも大きな影響を及ぼすものとしてIT戦略会議を設置し、さきの臨時国会においてIT基本法を成立させ、国家戦略として取り組んでいます。

 そこでお伺いいたします。

 本市においてもIT戦略会議を発足させ、市の戦略として位置づけて、都市間競争に打ち勝ち、全市民的に取り組むべきと考えますが、市長の見解をお聞かせいただきたいのであります。

 次に、市街化調整区域の活性化について伺います。

 本市の均衡ある発展を目指すためには、周辺地域、市街化調整区域の活性化が不可欠であります。都市計画法に基づく線引きによって市街化調整区域となっている本市の周辺部の過疎地域の活性化をどのように進めていくのか、市長の考え方を、また具体的な施策をお示しいただきたいのであります。

 私は、これらの市街化調整区域に、ITランドや学園の誘致あるいは近郊農業生産品ショップの整備など、活性化策を図るべきと考えます。あわせて、市長の見解をお示しいただきたいのであります。

 次に、総合計画について伺います。

 総合計画策定の準備作業が進められておりますが、この総合計画策定に当たっては、引き続き市民対話や広聴活動により市民の意見を取り入れる市民参加の総合計画とすべきと考えますが、市長の基本的な考え方と、その手法を明らかにしていただきたいのであります。

 次に、広域行政、自治体合併について伺います。

 県は国の指針に基づいて市町村合併推進要綱案を策定し、具体的な合併パターンを公表しました。自治体合併について、市長はこれまでの答弁で、今は白紙の状態と、慎重な見解を繰り返されました。その慎重な取り組みは一応理解できるものの、県都の首長としては避けて通れない課題であります。

 二十一世紀に向かって、環境行政や介護保険サービス、救命救急医療、防災対策など、広い分野での広域行政による広域的行政対応がますます求められてまいります。時代の動きに対応した自主的、主体的な、そして積極性のある自治体合併の検討、市長のリーダーシップが求められることになります。市長の自治体合併のこれからの取り組みを明らかにしていただきたいのであります。

 以上で、一回目の質問といたします。

   [市長 赤崎義則君 登壇]



◎市長(赤崎義則君) 竹之下議員にお答えいたします。

 今回の選挙の結果につきましては、私といたしましても真摯に受けとめ、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。私は、これからの市政は市民と行政がお互いに協力し、市民が主役のまちづくりを進めることが大事であると思っております。そのため、市民参画条例の制定や新世紀一〇〇年プロジェクト会議を設置をいたしまして市民参加の市政を進めるとともに、私自身も常に市民の目線で、市民の皆様の声を反映した市政を進めてまいりたいと考えております。

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 また、私はこれまで市民との触れ合いを大事にし、「こんにちは市長です」を初め、本市の行事や会議あるいは各種団体の集まりなど、さまざまな機会を通じて可能な限り市民の方々の声に耳を傾け、市政を推進してまいりました。また、今回の選挙におきましても短い期間ではございましたが、市内の各地をくまなく訪れることができまして、多くの市民の方々の声を直接お聞きすることができまして、その中で、私に対する信頼、友情、市政への期待といったものをひしひしと肌で感じ、市民と行政との情報の共有化や、あるいは双方向のコミュニケーションを図ることが非常に重要であるということを改めて認識いたしたところでございます。私は、今のこの新鮮な気持ちをこれからも大切にしながら、市民の声を反映させる市政、市民に信頼される市政をさらに進めてまいりたいと考えております。

 次に、ITによる本市の活性化についてでございますが、御案内のように、IT革命の進展は時間や距離、場所などの制約を解消するなど、社会経済活動や市民生活に大きな変革をもたらすものでございます。このような中、本市におきましては、これまで市民生活の向上と地域経済の活性化を基本目標にいたしまして地域情報化計画を策定し、私を本部長とする鹿児島市地域情報化推進本部を設置するとともに、学識経験者などからのアドバイスをいただきながら、この計画を推進してきておるところでございます。

 今後さらに、行政の分野における電子市役所の構築のほか、産業、経済の分野におきましては、成長産業として期待の大きい情報関連産業の育成・支援策の充実を行い、また、人材育成の面では、情報教育や生涯学習の情報教育の充実など、IT革命に対応し、各面において積極的な施策を展開し、地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、市街化調整区域の活性化についてでございますが、私はこれまで農村地域の良好な生活環境の整備はもとより、交流施設となる健康の森公園やあるいは都市農業センターの建設、そして指定既存集落への住宅建設を進め、市街化調整区域の活性化を図るとともに、定住人口の増加策を講じてまいりました。今後も、ふれあいスポーツランドの整備や優良田園住宅制度の導入検討を行いまして、市街化調整区域の活性化をさらに図ってまいりたいと考えております。また一方では、自然環境の保全、活用を図る中で、農業生産環境の保全や集落の生活環境の整備も充実していかなければならないと考えております。

 最後に、市町村合併に対する私の考え方でございますが、先般来申し上げておりますように、行政サービスの高度化、専門化に伴いまして、その水準を維持し、向上させるため行財政の効率化を図るなど、行政推進体制の整備が求められております。そのような意味で、今後市町村合併へ向けた取り組みが重要な課題になってくるものと考えております。先日も申し上げましたとおり、本市と隣接町村との合併につきましては、今の時点ではまだ白紙の状態でございますが、今後各面から具体的に検討してまいりたいと考えております。

 なお、合併の検討に際しましては、それぞれの市町村において歴史的な経緯や地形的な問題、とりわけ住民の方々の合併に対する機運の高まりというもの等を総合的に判断することが必要であろうと、そのように考えておるところでございます。



◎企画部長(渡邊眞一郎君) 次期総合計画につきまして申し上げます。

 今後基本構想の素案を公表し、市民の皆様の意見募集や、市民及び各種団体の方々との意見交換会を開催するなど、広く市民の皆様の御意見を伺いながら策定してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

   [竹之下たかはる議員 登壇]



◆(竹之下たかはる議員) 市長の基本的な姿勢について伺いました。

 五期目の就任に当たって、市長選の結果を真摯に受けとめながら、市民が主役のまちづくりに、市長も市民の目線で、市民の声を反映した市政を進めてまいりたいという御答弁をいただきました。さらに具体的な方法について検討されて、積極的に取り組まれるよう要請いたしておきます。

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 市長対話と市民参加についても御答弁をいただきました。

 選挙を通して市民と行政との情報の共有化、市長と市民のコミュニケーションは非常に重要であると改めて強く認識され、それを大切にして、市民の声を反映させる市政を進めるとの答弁がありました。ぜひ、留意して、重点を置いて実行に移していただきたいと考えます。

 市民対話について、末吉市長の取り組みが印象に残っています。昭和四十二年の谷山市の合併後、現職の三ツ井市長にかわって当選をされた末吉市長は、市民と市長との対話によって市民と市政を直結させ、市民とともに考える市政の確立に努めています。参加者が不特定多数の市民が主催する集会、テーマが市政にかかわる地域的な問題を取り上げ、市長を初め市の部課長の幹部が出席する市民対話集会を行い、二期八年間の在任中に延べ百七十六回、対話出席者二万一千百三十四名との対話を実施して市政の運営に当たっておられます。任期中の年平均の開催回数は二十二回に及んでいます。

 赤崎市長は当時、たしか市の管理職であったと思われます。その様子は、よく御承知のことと存じます。こうした市民対話を通して、ちびっ子広場の建設や敬老パスの発行などの政策を進め、身近な市長として親しまれたのであります。

 昭和四十八年には、市を二分する大きな論議を呼びました鴨池陸上競技場の処分の問題がありました。私もこの議場におりましたが、一度議会で否決された処分案が再度提案をされ可決されました。この処分案の結論を得るに至った経緯には、当時の市長の進めた市民対話の市政が世論に影響を与え、それなりの役割を果たしたとも言われました。

 末吉市長にかわった山之口市長も「市長と語る会」を開催、地域や団体が市政に何を期待し、何を望んでいるかを把握する姿勢を示されました。

 そして、山之口市長からバトンを受けた赤崎市長は、これまで四期十六年間、「こんにちは市長です」という名称で市民対話を行い、今日に至っています。その回数は、昨年までの十五年間に延べ七十一回となっております。この間の回数を年平均いたしますと、四・七回。三ないし四期目の最近では、年間に二ないし三回、出席者も一回五十名足らずと少なくなっています。この開催数は末吉市長のときに比較いたしますと、回数でおよそ五分の一、出席者数で八分の一と、かなり低い数値であります。もちろん時代の違いや、赤崎市長が全国下水道協会長や全国市長会長など要職につかれ、その時間的な制約があったことはあるにせよ、年二ないし三回の実績からしてみれば、市民からの「身近さに欠ける」「テレビ報道やあいさつのみで接点が少ない」という声に、今率直に耳を傾けることが私は必要と考えます。

 今日、ライフスタイルや価値観の違いが見られています。また、人工島問題のような市民の大きな論議を呼ぶ政策課題がこれからも予想されるわけであります。こうした時代こそ、市長みずからが進んで垣根を外して、市民の目線で市政を考える立場をより強くすべきであります。これまでの市民対話の取り組みと今後の市政について改めて伺います。

 また、IT時代に対応して、時代に即応したように市長のホームページの開設をすべきと提唱いたしますが、市長の見解をあわせてお聞かせいただきたいのであります。

 活性化のIT戦略について御答弁をいただきました。

 IT時代に対する活性化策として地域情報化計画の策定、市長を本部長とする市地域情報化本部を設置し、推進してきたとの御答弁をいただきました。電子市役所の構築や民間産業育成のためのソフトプラザかごしまの建設など、その積極的な取り組みは評価されますが、ITの全市的な広がりは課題であり、また、人材の育成は、私は急務と考えます。

 隣国、韓国でのインターネットの普及率は、包括的IT政策、サイバーコリア21によって今年八月には三五%に達し、ネットの普及人口は五百万人を超え、一部専門家だけではなく、主婦など女性層にも浸透し、オフィスから家庭ネットまでの普及が進んでおり、日本を抜き去ったとのレポートがあります。IT関連のソフトに関しては世界一のレベルにあると言われるインドを初め、シンガポールやマレーシアなど東南アジア諸国の先進的な取り組みが注目を集め、国際競争の時代に入っていると伝えています。

 本市が国内のIT時代の都市間競争に打ち勝つためには、今回国が補正予算に計上したIT講習推進特例交付金を活用し、より多くの市民が気軽にIT講習を受けることができるよう、全市的な取り組みが早急に実施されるよう強く要望いたします。また、公民館講座を拡充し、より多く受講できる体制づくり、小中学校に配置されているパソコンの増設、市民にも開放するなど、具体的な施策を進められるよう重ねて御要望申し上げておきます。

 市街化調整区域の活性化についても御答弁をいただきました。

 健康の森公園や都市農業センターに続いて、ふれあいスポーツランドを建設することで交流施設の整備を図り、指定既存集落への住宅建設あるいは優良田園住宅制度の導入などによって活性化を図りたいとのことでありましたが、これだけでは過疎化で悩む市街化調整区域に夢や明るい展望を与えることにはならないと私は考えます。ITランドの建設や学園の誘致、近郊農産物のショップ建設など、積極的な取り組みを要望申し上げておきたいと思います。

 次期総合計画については、その素案を公表し、市民の御意見を聞く姿勢の答弁を了といたしたいと思います。

 自治体の合併について、白紙の状態であるが、各面から検討したいという答弁でありました。自治体の合併は、二十一世紀に向けての時代の流れであります。住民の機運の高まりも不可欠ですが、時代の動きに対応した、先ほども申し上げたように自主的、主体的な検討を進められて、市長としての判断、市民のリーダーシップを果たされるよう要望申し上げておきます。

環境基本計画の推進について伺います。

 都市の発展を支え、市民生活に物質的な豊かさ、そして利便をもたらした大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動や生活様式は、一方では、自動車公害、騒音、生活排水による水質汚濁、廃棄物の増大、身近な自然の減少など、いわゆる都市生活型の環境問題を生じさせるようになりました。これらの問題は、私たちの日常生活や通常の事業活動に起因しており、市民の生活様式や事業者の経済活動を環境への負荷の少ないものへ変えていくことなしに解決できないものになっています。

 本市の良好な環境を保全、創造し、次の世代に引き継ぐために、市の施策全体を環境配慮型とし、行政、事業者、市民のみずからがその役割を理解し、果たしていくことが進められています。このため鹿児島市環境基本計画を策定し、二〇〇〇年から二〇一一年度を目標とした「環境と共生を基調とした環境文化都市かごしま」の実現を目指しています。策定されたこの基本計画が、これから具体的に着実に推進できるかが問われています。

 そこで、環境基本計画の推進について質疑を進めてまいります。

 環境基本計画推進についての第一点は、組織体制の確立についてであります。

 環境基本計画の推進に当たっては、従来の縦割りの体制では不十分であります。横断的な組織で取り組むべきと考えます。広範囲にわたる環境基本計画の実施に当たっては、行政関係部局から成る職員構成に基づく全庁的プロジェクトチームをつくり、ここをベースに各種会議等を開催して、その機能を関係部局に流すべきであります。この横断的機能ないし関係部局の職員を配置することによって機能させるべきと考えますが、見解を明らかにしていただきたいのであります。

 次に、市民の啓蒙運動について伺います。

 廃棄物の減量化、資源化の推進に当たっては、市民の啓蒙活動が重要であり、行政と市民、事業者の意識を一致させることが不可欠であります。現状では、市民、事業者にはいまだ一般廃棄物、産業廃棄物に対する理解が希薄であり、基本的認識や十分な理解がないまま、その上の段階の項目を並べて市民や事業者に協力を求めても機能しない、また実効は上がらないと考えます。

 本計画に、これが欠如しているのではないか。行政の市民啓蒙活動をこれからどのように進めていくのか、見解をお示しいただきたいのであります。

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 次に、周辺市町村との連携について伺います。

 本基本計画を推進するためには、周辺自治体との連携、行政レベルを合わせることが求められます。日常生活圏がますます拡大していく周辺市町村とのごみの有料化、処分料金のアンバランスは、行政区域から行政区域外へのごみの移動、搬入や搬出につながる可能性があります。計画推進に当たっては、周辺自治体との連携を図るべきと考えますが、当局の見解をお示しいただきたいのであります。

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 以上で、二回目の質問といたします。

   [市長 赤崎義則君 登壇]



◎市長(赤崎義則君) 今日、市民の行政参加はいろいろな場面で行われておりまして、まちづくり出前塾とか、あるいは次期総合計画一〇〇人会議、ワークショップによる環境基本計画の策定、そしてまた「市長への手紙」、電子メールによるご意見箱など、いろんな面でこれまで、市政に対する市民の皆様方の御意見をいただいてまいりました。また、先ほども申し上げましたように、私はいろいろな会議や行事に出まして、市民の方々とできるだけ直接お会いして御意見をいただくことに心がけておるところでございます。

 竹之下議員がお触れになりました「こんにちは市長です」は、日ごろお会いする機会の少ない方々とお会いするという特殊な私の対話集会でございまして、例えば短大の女子学生の皆さんとか、あるいはゲートボールを愛好しておる方々とか、さらには痴呆性の老人を抱えておられる女性の皆さんのグループとの対話とか、そのような特殊な面における、かねてお会いできない方々との対話でありますので、そのようにひとつ御理解をいただきたいと存じます。言いわけをするわけではございませんが、そのほかの農業関係の対話とかあるいは地域づくりの対話とか、いろんな面につきましては数多くのお話し合いをしておるところでございまして、そういうことについては、ひとつ御理解をいただきたいと思っております。

 なおまた、この「こんにちは市長です」におきましては、私はやはりお互いに本音で話し合いましょうということで、部課長をだれも連れていかずに私自身一人が「こんにちは市長です」には出席をして、お互いに本音でお話をしましょうということで行っておるところでございます。いずれにいたしましても、市民との触れ合いということは大変大切なことでございますので、今後もできるだけ時間をつくり、時間の許す限り多くの機会を持ちたいと、そのように考えております。



◎市民局長(内田龍朗君) お答えいたします。

 ホームページの開設についてのおただしでございますが、市民の皆様方のお声をお聞きするという方法、手段につきましては、いろいろあろうかと思っております。本市におきましても市長が御答弁申し上げました方法により、できるだけ多くの市民の皆様方のお声をお聞きする機会を設けているわけでございまして、まずはこれらの充実に努めてまいりたいと考えております。

 しかしながら、おただしの方法につきましては、IT革命も急速に進展している今日、極めて有効な手段であろうかと思いますし、また、実際実施している都市もあるようでございますので、これらの都市の調査、さらには方法等について研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎環境局長(徳重芳久君) 環境基本計画について、順次申し上げます。

 この計画を推進していくための体制の整備は極めて重要なことであると考えております。このため、市長を会長に、すべての局長等を委員とした全庁的な組織として環境政策推進会議(仮称)を設置し、各課の具体的な取り組みを徹底してまいります。

 また、市役所が事業者、消費者としての立場から取り組む率先行動計画につきましても、部長を推進責任者、課長を推進員とした実行組織を整備し、全職員が一丸となって環境に配慮した取り組みを行ってまいります。

 市民への啓発について申し上げます。

 廃棄物の減量化、資源化の推進に当たりましては、市、事業者、市民の三者が意識を一致して取り組むとともに、一般廃棄物と産業廃棄物の区別の徹底を図ることが極めて重要なことであると考えております。このようなことから、今後ともさらに三者が一体となって廃棄物の減量化、資源化が推進できるよう、きめ細かな広報啓発に努めてまいりたいと考えております。

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 周辺自治体との連携に関して申し上げます。

 一般廃棄物につきましては、各自治体が区域内で処理することが原則となっております。御指摘のとおり、自治体によって手数料などに差があることから、周辺自治体との間でごみの搬入や搬出が生ずることが予想されます。今後手数料等を改定するに当たっては、市外からのごみの不法な搬入を防止するため、周辺自治体との連携を考慮する必要もあると考えております。

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 以上でございます。



◎建設局長(木村耕一君) ─────────

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   [竹之下たかはる議員 登壇]



◆(竹之下たかはる議員) 市長並びに関係局長から御答弁をいただきました。

 市長は、ぜひ身近な市長への努力をさらに続けられるようお願い申し上げ、インターネットのホームページの開設についても御努力をお願い申し上げておきたいと思います。

 環境基本計画の推進について、組織の体制確立等について伺いました。

 環境政策推進会議の設置が示されました。具体的な実施に当たって必要が生じれば、実務レベルのプロジェクトチームをつくることも考慮しつつ、計画の実効が上がるよう体制を整えていただきたいと存じます。

 市民の啓発についての御答弁もいただきましたが、市、事業者、市民の三者一体の意識の一致がなければ、この計画の推進の支障になると考えます。具体策と、その効果を注視してまいりたいと思います。

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 周辺市町村との連携につきましては、御答弁をいただきましたように、一般廃棄物は各自治体区域内で処理することが原則になっております。自治体間のごみの有料・無料の差、あるいは処分量のばらつきが行政区域外のごみの搬出・搬入につながる可能性があります。現状の対策としての周辺自治体との連携を求めてまいりたいと思います。

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 環境基本計画の推進に当たって五項目に絞って質疑を交わしてまいりましたが、課題が多くあることがわかりました。これらを具体的に期限を定めて取り組み、計画の推進が図れるよう要望しておきます。

 間もなく、新たな世紀が始まります。この節目に赤崎市長が確かな役割を果たされ、赤崎市長に託してよかったと評価されるような活動をこの四年間にすることを期待し、二十世紀最後の個人質疑といたします。



○議長(下村祐毅君) しばらくお待ち願います。

 ただいまの質疑に関連し、発言通告と質疑のあり方について整理をする必要があると判断いたしますので、ここでしばらく休憩いたします。

               午 後  九時一分 休 憩

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               午 後 十一時七分 開 議



○議長(下村祐毅君) 休憩前に引き続き会議を開きます。



△延会



○議長(下村祐毅君) ここでお諮りいたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、十二月十八日に延会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

   [「異議なし」と呼ぶ者あり]



○議長(下村祐毅君) 御異議なしと認めます。

 よって、そのように決しました。

 なお、十二月十八日は、午前十時から会議を開きます。

 本日は、これにて延会いたします。

               午 後 十一時八分 延 会

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   地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。



            市議会議長   下  村  祐  毅



            市議会議員   仮  屋  秀  一



            市議会議員   井  上     剛