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平成27年予算特別委員会 本文




八、審査経過
       ……………………
        午前十時開会
       ……………………
◯たけ委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、付託議案の採決であります。
 当委員会に付託されました議案第二七号から議案第三七号までの十一件につきましては、三月九日の総括予算審査終了後、当委員会運営要領に基づき、直ちに議長を経て、各常任委員会に対し、部局別予算審査に係る調査を依頼したところであります。
 これより、各常任委員長から、部局別予算審査に係る調査結果の御報告をお願いいたします。
 まず、藤崎総務委員長にお願いいたします。
   [藤崎総務委員長登壇]


◯藤崎総務委員長 総務委員会での調査結果の主なものについて、御報告申し上げます。
 まず、地域強靱化計画策定事業に関し、「有識者会議を開催する経費を計上しているが、これで計画が策定されるのか」との質疑があり、「有識者の御意見等を踏まえて、平成二十七年度中の策定を目途にしている」との答弁がありました。
 これに対し、委員から、「どのように有識者の意見を取り入れるのか」との質疑があり、「行政機能、経済活動、インフラなどに施策分野が広がる関係で、県庁内の部局横断的な調整を図りながら、ある程度のたたき台を作成し、その上で有識者の御意見等を聞きたいと考えている」との答弁がありました。
 また、「法律にのっとった計画策定であるが、県の独自色は出せるのか」との質疑があり、「国からガイドライン等が示されており、大きな目標として、大規模災害から県民の生命及び財産の保護、県民生活や経済に及ぼす現状評価等を通じて施策を適切に実施するために策定するという考え方があるので、これを基本的なスタンスとして検討を進めたい」との答弁がありました。
 次に、錦江湾横断交通ネットワーク可能性検討事業の予算の内容について質疑があり、「平成二十一年度から可能性調査を実施し、ほぼ調査項目は網羅した状況であるので、関係機関との連絡協議に要する費用を計上している」との答弁がありました。
 また、「調査の結果、可能性はあるという結論に達したのか」との質疑があり、「可能性調査の結果においては、ルートは鹿児島─桜島間、構造はトンネルとすることなどがプロジェクト成立の条件とされているところである。工事費が九百億から千二百億円という大変大きなプロジェクトであるので、地元の意向や住民の盛り上がりが重要であると考える」との答弁がありました。
 このような議論を踏まえ、委員からは、「鹿児島市と県がお互いしっかり連携をとり、頑張っていく姿勢を前面に打ち出すとともに、国への働きかけもお願いしたい」との要望がありました。
 次に、国民体育大会施設整備等基金造成事業に関し、基金の使い道等について質疑があり、「国体開催のために、今後いろいろな施設整備、運営経費等を予算化する際、財源の一部として活用することになる。なお、鴨池公園の運動施設については、国の社会資本整備総合交付金を活用してこれまで事業を進めてきているところである」との答弁がありました。
 さらに、「今後どの程度の基金積み立てが必要であるか」との質疑があり、「国体開催の準備や開催に係る財政需要を考慮し、また、毎年度の予算編成の状況を見ながら、今後検討することになる」との答弁がありました。
 次に、市町村連絡調整費に関し、地方創生の取り組み支援のために新年度市町村課に配置される職員の配置の経緯及び業務についての質疑があり、「市町村としてどのような事業を推し進めていけばよいのか、どのような戦略をつくっていけばよいのかなど、もっと情報が欲しいという声があったことなどを受けて、市町村からの相談窓口となり、アドバイスを行う人材として三人の職員を配置することとしている。この体制で、しっかり市町村ともコミュニケーションをとりながら取り組んでいきたい」との答弁がありました。
 次に、若者自立支援対策推進事業に関し、「前年度予算と比較してどうか」との質疑があり、「本年度計上した予算額が二千五百八十万円で、前年度より約二十万円減額されているが、これは印刷費等の単価の見直しなどにより委託料が減少したものである」との答弁がありました。
 これに対し、委員からは、「ひきこもりなど若者自立支援に対する問題は深刻であるので、取り組みについてもっと充実しないといけないのではないか」との意見があり、「今回の委託料の減は、事業実施には影響しない。相談センターに直接来所して相談ができない等の場合については、NPO法人と連携をとり、訪問支援を行うなど、ひきこもり等の支援を行っていきたい」との答弁がありました。
 以上で、報告を終わります。


◯たけ委員長 次に、小園産業経済委員長にお願いいたします。
   [小園産業経済委員長登壇]


◯小園産業経済委員長 おはようございます。
 産業経済委員会での調査結果の主なものについて、御報告を申し上げます。
 まず、商工労働水産部関係では、食品関連産業振興プロジェクト事業に位置づけられている食品関連産業ものづくり革新推進事業の平成二十七年度の実施内容等について質疑があり、「食品関連企業の利益力アップを図るため、生産管理の専門家であるカイゼンアドバイザーを設置し、広く県内の企業からの相談に対応するとともに、要請に応じて企業に出向いて助言を行うほか、生産現場の改善の進め方や従業員の意識改革などに関するセミナーを二カ所で各二回、計四回開催する計画である」との答弁がありました。
 次に、二〇二〇東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業の内容等について質疑があり、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会の経済効果や社会的効果を本県に波及させるため、同大会への参加国等に対する事前合宿の誘致活動を官民一体となって推進するものである。平成二十七年度は、参加国の事前合宿の動向等の調査を行い、県内の競技施設や宿泊施設がそれに適合するかどうかなどの基礎的な調査を行うこととしている。また、官民一体で(仮称)東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致推進本部を立ち上げ、誘致活動に向けた体制づくりを行うこととしている」との答弁がありました。
 続いて、農政部関係では、新産地育成普及活動事業の内容等について質疑があり、「この事業は、現在、有効活用されていない、あるいは新たに開発された品種・技術等の特徴や有効性の評価を行い、生産農家と実需者とのマッチングを推進し、新たな産地育成を図るものであり、これまで徳之島のパパイヤなどを対象に実施したところである。平成二十七年度は、トルコギキョウやニンニクなどを新たに対象として実施する予定である」との答弁がありました。
 次に、感動・体験グリーン・ツーリズム推進事業の内容等について質疑があり、「この事業は、県内各地の魅力ある地域資源を発掘し、旅行エージェント等に情報発信することで、本県における都市と農村の交流を図るものであり、平成二十五年度から実施しているところである。平成二十七年度は、これまで発掘された地域資源を活用したモニターツアーの実施などを計画している」との答弁がありました。
 以上で、報告を終わります。


◯たけ委員長 次に、園田企画建設委員長にお願いいたします。
   [園田企画建設委員長登壇]


◯園田企画建設委員長 おはようございます。
 企画建設委員会での調査結果の主なものを御報告申し上げます。
 まず、本年十月に実施される国勢調査に関し、今回の調査の概要及び主な役割についての質疑があり、「東日本大震災後の影響を把握する観点から、調査項目に、現在の場所に住んでいる期間、五年前に住んでいた場所の二項目が追加されている。また、調査方法として、初めてパソコンなどで回答できるオンライン先行方式が全国展開され、オンラインで回答されなかった方は、従来どおり調査票で回答することになる。主な役割は、国・地方公共団体のさまざまな行政課題に対応するための基礎データを提供することであり、また、そのデータは民間企業や研究機関などでも幅広く利用されている」との答弁がありました。
 次に、「明治日本の産業革命遺産」世界文化遺産登録推進事業に関し、ガイドの養成の現状と今後の配置の考え方について質疑があり、「近代化産業遺産普及啓発事業として実施しており、ガイドの経験がある方々などを対象に、世界文化遺産への登録を見据えて、世界遺産の価値などを理解していただき、現地で案内できるよう語り部ガイドとして養成してきている。各資産への具体的な配置計画については、現在、鹿児島市と鋭意詰めているところである。来訪される方のニーズに合うように、できるだけ円滑に対応できるように進めてまいりたい」との答弁がありました。
 次に、独占禁止法違反事案に係る損害賠償金に関し、「調停合意に係る国庫返納金などとして十二億九千万円余りが計上されているが、現在の納入状況や国庫などへの返納の仕組みはどうなっているのか」との質疑があり、「調停において、本年六月末の納期になっていることから、平成二十七年度に改めて請求し、納付されることとなる。損害賠償金のうち国庫補助金相当分である約十二億三千六百二十万円については、減額精算した完了実績報告書を改めて国に提出し、それに基づき返還することになる。また、市町負担金相当分である約五千五百八十万円についてもあわせて市町へ返還することになる」との答弁がありました。
 次に、建設産業担い手確保・育成事業の具体的な内容についての質疑があり、「建設産業においては、若年入職者の減少や高齢化に伴い、担い手の確保・育成が大きな課題となっており、平成二十六年度においては、国の地域人づくり事業を活用した建設業人材確保・育成事業を実施し、これまでに約四十名の新規雇用の創出が図られたところである。平成二十七年度においても、改正品確法などの基本理念も踏まえ、建設業の魅力を発信するとともに、担い手確保・技術力の向上に資する支援などを行い、若者が魅力を感じられる持続可能な建設業の振興に取り組む予定である」との答弁がありました。
 委員からは、「建設業は零細企業が多いので、今後も引き続き県の支援をお願いしたい」との意見がありました。
 以上で、報告を終わります。


◯たけ委員長 次に、柳文教警察委員長にお願いいたします。
   [柳 文教警察委員長登壇]


◯柳 文教警察委員長 おはようございます。
 文教警察委員会での調査結果の主なものについて、御報告申し上げます。
 警察本部関係では、速度取り締まりに伴う経費について質疑があり、「二十七年度は、交通指導取締費の中で、速度取り締まり機器類等の購入費として約一千五百万円要求している」との答弁がありました。
 また、関連して、速度取り締まりに伴う交通反則金についても質疑があり、「交通反則金は、国が歳入として受け入れ、その後、国から県や市町村に対し、交通安全対策特別交付金として交付され、信号や道路標識などの交通安全施設の設置や管理に要する経費に充てられている。二十五年度の納付額は、約七億四千六百二十万円となっており、二十五年度の交付金の額は、県が約六億七千五百万円、市町村が約三億三千六百万円で、合計約十億一千百万円であった」との答弁がありました。
 委員からは、「交通反則金が交通安全に役立つ経費として効果的に活用されているということをもっと周知してもいいのではないか」との意見がありました。
 また、警察施設整備事業費に関して、警察署や交番・駐在所の整備について質疑があり、「築四十年以上経過している七カ所の警察署については、現在、整備を進めている鹿児島西警察署の状況を見ながら、老朽、狭隘等を総合的に勘案して整備を検討したい。交番・駐在所については、二十七年度は、(仮称)川内東交番及び(仮称)徳之島交番の整備を行うとともに、鷹巣駐在所が複数駐在所になることに伴い、職員住宅を一棟建築予定である」との答弁がありました。
 教育委員会関係では、第七十五回国民体育大会に向けた競技力向上対策事業に関し、現状と今後の見通しについて質疑があり、「育成期、強化期、充実期の三期に分けて競技力の向上に取り組んでいる。二十四年度から二十六年度までの三年間は、育成期として、コミュニティースポーツクラブや各競技団体におけるスポーツ教室の実施などジュニアの育成に努めてきた。二十七年度から強化期に入るが、高校運動部活動へのすぐれた外部指導者の派遣、強化指定校や指定クラブ等の指定・支援などを引き続き実施し、さらなる競技力の向上を図りたい」との答弁がありました。
 委員からは、「目標である天皇杯・皇后杯の獲得を目指して、さらに頑張っていただきたい」との意見がありました。
 次に、新規事業のかごしま・英語コミュニケーション能力育成事業の内容に関する質疑があり、「中・高校生を対象として、英語によるコミュニケーションを体験する機会等を設け、グローバル社会で活躍できる鹿児島を担う若い世代を育成することを目的として、県内の公立施設において、二泊三日程度、ALTや留学生、英語専攻の大学生らと寝食を共にし、英語のみの生活を行うイングリッシュキャンプと国際教育に造詣の深い専門家等の講演、留学フェアなどを開催する国際教育・グローバル人材育成講演会の実施を予定している」との答弁がありました。
 また、学事法制課関係では、魅力ある短大づくり事業に関し、バリアフリー化等の施設整備の状況について質疑があり、「エレベーターや身体障害者用トイレ、車椅子用スロープの設置、トイレの洋式化などを順次進めている。二十七年度予算では、体育館で雨漏りが生じたことから、緊急性が高い体育館屋根補修を優先して実施する予定である」との答弁がありました。
 以上で、報告を終わります。


◯たけ委員長 最後に、高橋環境厚生委員長にお願いいたします。
   [高橋環境厚生委員長報告]


◯高橋環境厚生委員長 環境厚生委員会での調査結果の主なものについて、御報告申し上げます。
 地域医療介護総合確保事業に関し、地域医療構想(ビジョン)の策定の趣旨等について質疑があり、「地域医療ビジョンについては、二〇二五年における地域の医療需要の将来推計を行い、二次医療圏ごとに医療機能別の将来の必要量を定め、その地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化・連携を推進するという趣旨で策定するものである」との答弁がありました。
 これに対し、委員から、「国は全体として病床削減の方向で数字を示しているが、県のビジョン策定の考え方はどうか」との質疑があり、「地域医療ビジョンの策定に当たっては、間もなく示される国のガイドラインをベースにしながらも、いかに本県の実情に合った形で地域性を加味していけるかということが大切だと考えており、今後、本県の実情を適切に反映できるようなビジョンを策定してまいりたい」との答弁がありました。
 委員から、「ぜひ本県の実情を加味した形でビジョンをつくっていただきたい」との要望がありました。
 次に、危険ドラッグ対策事業の具体的内容について質疑があり、「危険ドラッグについては、昨年十二月に法が強化されたことにより、販売店舗はほぼなくなったと思われるが、デリバリー販売やインターネット販売等の潜在化したものへの対応も必要となっている。そのためには、若年層を中心に、危険ドラッグを買わせないという啓発が重要であり、危険ドラッグに特化した啓発資材や教材の作成、教育機関、PTA及び薬物乱用防止指導員等を対象としたシンポジウムの開催、学校や各種会合への出前講座の実施等を考えている」との答弁がありました。
 委員からは、「危険ドラッグの恐ろしさがしっかりと伝わるような啓発に努めていただきたい」との要望がありました。
 次に、荒廃した竹林の整備状況等について質疑があり、「雑木竹林の伐採整理については、森林環境税を活用し、継続して取り組むこととしており、平成二十七年度は、里山林総合対策事業費補助のメニューの中で予算額一千万円余り、約七ヘクタールの整備を見込んでいる」との答弁がありました。
 委員からは、「森林環境税を活用した事業であるので、実施箇所にそのことをわかりやすく表示し、また、整備しても放置すると荒れてしまうので、地域の方々が適正な維持管理を行うような形で竹林整備を進めてもらいたい」との要望がありました。
 次に、海岸漂着物地域対策推進事業に関し、補助率と回収対象ごみの変更について質疑があり、「この事業は、平成二十五年度から実施しており、これまでは国庫十割であったが、今回、離島で九五%、半島・過疎地域で九〇%、それ以外の地域で八〇%となり、県平均では約九〇%の助成となる見込みである。また、助成対象については、従来は海岸に漂着したごみだけであったが、来年度以降は、漂着しているごみあるいは海底のごみも助成の対象となる」との答弁がありました。
 以上で、報告を終わります。


◯たけ委員長 以上で、常任委員長の報告は終わりました。
 なお、各常任委員長の調査結果報告に対する質疑は、原則認めないものといたします。
 ここで、暫時休憩いたします。そのままでお待ちください。
        午前十時二十二分休憩
     ────────────────
        午前十時二十二分再開


◯たけ委員長 それでは、再開いたします。
 次は、議案の採決であります。
 議案の採決に先立ち、取り扱い意見を求めます。
 なお、意見は簡潔にお願いいたします。


◯外薗委員 県政を取り巻く環境は依然として多くの課題がありますが、平成二十七年度当初予算案については、国の地域住民生活等の緊急支援のための交付金を活用した三月補正予算と連携し、経済や雇用の回復にも配慮され、また、かごしまニューライフプランに示されました、仕事、生活、絆の「三つの安心」に沿った施策を進めつつ、国の地方創生の動きに合わせた取り組みを的確に行うなど、県民の暮らしや安定への県勢の発展に資する予算となっております。七年連続プラスとなる積極的な予算編成が行われたことや、財源不足を生じない予算編成ができたことにつきまして評価するものであります。
 引き続き、平成二十四年三月に策定されました行財政運営戦略を踏まえ、歳入・歳出両面にわたる行財政改革を着実に推進するとともに、効率的かつ効果的な事業執行に当たっていただくことを要望し、議案第二七号から議案第三七号までの議案十一件につきましては、いずれも可決の取り扱いをお願いいたします。


◯たけ委員長 ほかにありませんか。


◯持冨委員 平成二十七年度当初予算案については、財源不足を解消し、財源調整に活用可能な基金残高を二百五十億円確保するとともに、県債残高も減少するなど、行財政運営戦略を踏まえた改革がなされております。
 また、国の予算編成と連携して、地方創生関連施策に総額二百五十五億円を計上し、地方創生を図る予算であり、我が会派の主張も多く反映されているところから、議案第二七号から議案第三七号につきましては、いずれも原案のとおり可決でお願いをいたします。
 ただ、国は、二〇二〇年までに国・地方の基礎的財政収支を黒字化するという目標を掲げており、今後、交付税等の減少も懸念されることから、国の動向を注視しながら、引き続き、歳入・歳出両面にわたって行財政改革に取り組んでいただきますよう要請をいたしておきます。


◯たけ委員長 ほかにありませんか。


◯ふくし山委員 私のほうから議案の取り扱い意見について申し上げます。
 平成二十七年度予算案につきましては、政府がアベノミクスの名のもとに進めている経済財政対策によるデフレ脱却や景気回復に向けた動きに期待する中での積極的予算案となっています。しかし、アベノミクスの効果は本県には及んでいないのが現状であります。
 新年度予算案は、地方創生に取り組むための予算に力点が置かれていますが、経済の好循環を生むためには、県民の賃金、所得の向上が不可欠であり、今後、これまでの施策の検証を踏まえた実効性のある取り組みが求められます。
 また、県財政につきましても、歳入不足が解消されているとはいえ、その多くは職員や給与の削減によるものであり、県民サービスに対する懸念があります。さらに、地方債残高も減少傾向にあるとはいえ、依然として厳しい状況にあります。
 そうした中にあって、農林水産業や観光産業の振興の二本を柱にし、生活関連産業を織りまぜながら、鹿児島の経済、県民の暮らしの向上を目指すことを基本にしていることは評価をしています。
 格差社会の深刻化を踏まえ、医療、介護、教育などへの支援を含め、事業の推進に当たっては、適切な取り組みがなされるよう要望し、議案の取り扱いについては原案可決でお願いを申し上げます。


◯たけ委員長 ほかにありませんか。


◯まつざき委員 取り扱い意見を申し上げます。
 議案第二七号、第三〇号、第三六号、第三七号については、昨年十月の人事委員会勧告に基づく給与のマイナス改定が行われている点、非現実的な災害対応空間としての人工島マリンポートかごしまに関する事業や島原・天草・長島架橋の調査費、建設促進費、錦江湾横断交通ネットワーク可能性検討事業、スーパーアリーナ調査検討事業など、不要不急の大型開発の公共事業に事業費が費やされている点、また、国の医療・介護の給付抑制、解体路線を具体化し、推し進める事業費が計上されている点などから否決、その他の七件については可決と考えます。


◯たけ委員長 ほかにありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯たけ委員長 それでは、採決いたします。
 まず、取り扱い意見が一致しております議案第二八号、議案第二九号及び議案第三一号から議案第三五号までの七件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯たけ委員長 御異議なしと認めます。
 よって、これら七件の議案は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、取り扱い意見が分かれております議案四件については、起立により採決いたします。
 議案第二七号、議案第三〇号、議案第三六号及び議案第三七号の四件を原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。
   [賛成者起立]


◯たけ委員長 起立多数であります。
 よって、これら四件の議案は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、当委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。
 なお、委員長報告の文案につきましては、当席に御一任いただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯たけ委員長 御異議ございませんので、そのように取り扱います。
 ここで、委員会を閉じるに当たり、私と副委員長から一言御挨拶を申し上げます。
 当委員会は、昨年の十二月に設置されまして、平成二十七年度当初予算については、総括予算審査や、本日冒頭に各常任委員長に御報告いただきました各常任委員会での部局別予算審査も含め、大変熱心に審査していただき、先ほど委員会としての結論を得たところであります。
 この間、委員会運営につきましては、持冨副委員長を初め、理事の皆様にはいろいろ御尽力いただき、また、委員の皆様及び各常任委員会からも御協力を賜り、心から感謝申し上げます。
 執行部の皆様におかれましては、長時間にわたる審査に御協力いただき、感謝申し上げます。
 今後、さらなる県勢の発展を図りつつ、「日本一のくらし先進県」の実現に向けて、本委員会で審査されました予算を効率的・効果的に活用していただきたいと考えております。
 最後に、審査の過程でなされました論議や各委員の意見、要望などにつきましては、十分考慮していただき、今後の予算執行や次年度以降の予算編成に反映されますことを御祈念いたしまして、簡単ではございますが、委員長としての閉会の挨拶といたします。
 ありがとうございました。(拍手)
 それでは、持冨副委員長に御挨拶いただきたいと思います。


◯持冨副委員長 たけ委員長のもとで、副委員長を務めさせていただきました。
 委員の皆様、そしてまた執行部の皆様には活発な議論とスムーズな委員会の運営に御協力をいただきました。心から御礼を申し上げまして、挨拶としたいと思います。
 どうもありがとうございました。(拍手)


◯たけ委員長 以上をもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。
        午前十時三十二分閉会