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鹿児島県 鹿児島県

平成27年海外経済交流促進等特別委員会 本文




七、審査経過
       …………………………
        午前十時一分開会
       …………………………
◯日高委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから海外経済交流促進等特別委員会を開会いたします。
 当委員会への付託事項は、海外経済交流を促進する施策等に関する調査でございます。
 ここで、調査日程等協議のため暫時休憩いたします。
        午前十時  休憩
     ────────────────
        午前十時一分再開


◯日高委員長 再開いたします。
 日程につきましては、お手元に配付してあります日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯日高委員長 御異議ありませんので、日程案のとおり進めることに決定いたしました。
 それでは、ただいまから調査を始めます。
 まず初めに、執行部からの説明があります。
 平成二十七年度における主な海外経済交流関係事業の概要について、関係課長から説明をお願いいたします。
 まず、生活・文化課長の説明を求めます。


◯福永生活・文化課長 それでは、生活・文化課関係につきまして、資料は、お手元にお配りしております、平成二十七年度における主な海外経済交流関係事業の概要(人的交流関係)で御説明申し上げます。
 まず、文化芸術交流促進事業は、全羅北道及びシンガポールとの交流会議等における合意に基づき、文化芸術団体を相互に受け入れまたは派遣し、文化交流の促進を図り、国際性豊かな感性を備えた県民の育成と特色ある郷土文化の発展に資することとしており、平成二十七年年度につきましては、全羅北道から青少年の文化芸術団体を受け入れ、本県からシンガポールに芸術文化団体を派遣しまして、公演や交流会等を通じまして、相互の交流を図ることとしております。
 次に、霧島国際音楽祭運営事業は、ことしで三十六回目を迎えますが、国内外の著名な音楽家や多数の受講生を迎えまして、みやまコンセールを中心に、趣向を凝らした多彩なコンサートや講習会などを開催し、本県の音楽文化の振興と若手音楽家の育成、そして国内外との交流を図ることとしております。
 以上で、生活・文化課の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。


◯日高委員長 次に、青少年男女共同参画課長の説明を求めます。


◯迫 青少年男女共同参画課長 青少年男女共同参画課関係につきまして御説明申し上げます。
 上から三番目にございます環黄海青少年派遣事業は、今後、一層の経済発展が期待される環黄海経済圏の主要都市であるソウル、上海、台北に本県の青少年を派遣し、訪問国の若い企業人等との交流や経済活動の現場体験等を通して、次代の鹿児島の産業・経済界をリードする国際的な人材を育成することとしております。
 次の青少年海外ふれあい事業は、香港・シンガポールの青少年の受け入れ及び本県青少年の両国への派遣を通し、国際的感覚やふるさとを愛する心を醸成するとともに、次代の鹿児島を担う青少年リーダーを育成することとしており、平成二十七年度は、香港及びシンガポール青少年を受け入れることとしております。
 以上で、青少年男女共同参画課関係の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。


◯日高委員長 次に、交通政策課長の説明を求めます。


◯仲澤交通政策課長 交通政策課関係の事業概要について御説明いたします。
 鹿児島空港国際化促進事業につきましては、国際定期路線であるソウル線、上海線、台北線、香港線の安定的運航や利用促進を図るため、航空会社に対する運航支援や旅行会社に対する誘客支援などに要する経費であります。
 以上で、交通政策課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。


◯日高委員長 次に、観光課長の説明を求めます。


◯倉野観光課長 観光課関係の主な事業につきまして御説明いたします。
 資料一ページの下から二番目になります。YOKOSO!KAGOSHIMA(海外誘客強化)事業でございます。海外対策の基幹となる事業でございますが、アジアを中心とする海外からの誘客を図るため、官民一体となって、各種の誘客促進活動や受け入れ体制の整備を進めるための経費でございます。
 二ページをお開きいただきまして、上から二番目、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業。これは、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の経済効果や社会的効果を本県に波及させるため、同大会の参加国等に対する事前合宿の誘致活動を官民一体となって推進するための経費でございます。
 以上で、観光課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
◯次に、国際交流課長の説明を求めます。


◯富永国際交流課長 国際交流課の主な関係事業を御説明申し上げます。
 資料は、関係事業の概要の二ページでございます。
 上から三つ目の第十八回鹿児島・シンガポール交流会議につきましては、アジアの貿易・金融の中心地として目覚ましい発展を遂げているシンガポールとの各般にわたる交流を促進するため、シンガポールにおいて交流会議を開催するのに要する経費でございます。
 下のほうになりますけれども、下から二つ目の精華大学との交流促進事業につきましては、平成二十五年度に締結した精華大学との包括協定に基づき、人材育成や人的ネットワークを構築するため、経済、青少年、学術などの分野において交流事業を実施するのに要する経費でございます。
 英国留学生派遣百五十周年記念 薩摩スチューデント派遣事業につきましては、薩摩藩英国留学生派遣から百五十周年を迎えるに当たり、未来の鹿児島を担うグローバル人材の育成等のため、青少年を英国に派遣して交流等を行うのに要する経費でございます。
 以上で、国際交流課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。


◯日高委員長 ただいま、二十七年度における主な事業につきまして説明が終わりました。
 次に、質疑を行います。
 質疑がありましたらお願いをいたします。


◯下鶴委員 私からは、二つの事業について簡潔に一つの点でお伺いしたいと思います。
 これまでの委員会でも、チャンス、機会は平等に均等にという観点からお尋ねさせていただいているわけなんですが、具体的には、こちらの一ページの環黄海青少年派遣並びに二ページ一番下の薩摩スチューデント派遣事業、これらは非常にいい事業だと思っております。やはり青少年のうちに国際感覚を養うためには、行くのが一番なんですけれども、なかなか家庭の経済状況によって、どうしてもお金がかかることですから、皆が皆行けるわけじゃない。その中で、家庭の経済状況が厳しい子たちでも、こういう事業を活用することによって、青少年のうちにそういう機会を持つことができる、非常に重要な事業であると思っております。したがいましてやはり、冒頭申し上げましたけれども、チャンス、機会というのは平等にあるべきだというふうに思っております。
 これまでこの委員会での質疑において、せっかくいい事業なのに倍率低いんじゃないかなという疑問を呈させていただきました。すなわち、もっと知ってもらえれば、もっと手を挙げ得るはずなのに、募集自体がなかなか、こういうことをやっていますよということ自体がなかなか行き渡っていないとすると、知っている人は得をして、知っていない子供はそのチャンスがないということを私は問題として提起をいたしました。
 そこで、具体的な質問としましては、来年度派遣する環黄海並びに薩摩スチューデント派遣について、どのように県内あまねくしっかりと募集をやっていくのか、そして機会の均等というのを図っていくのかということを示していただきたいというふうに思います。


◯迫 青少年男女共同参画課長 ただいま、環黄海青少年派遣事業の周知につきまして御質問をいただきました。
 これまでも、関係機関への通知でありますとかホームページへの掲載、あと報道機関への情報提供等をしておりましたけれども、来年度は、特に対象が若者でございますので、広報課のツイッターであるとかフェイスブック、そのような広報媒体を活用して募集をしたいと思います。
 また、環黄海青少年派遣事業でありますとか、青少年の海外ふれあい事業でありますとか、年度当初に何かリーフレット等をつくりまして、いろいろな経済団体等の会合等で配布するような新たな取り組みもしたいと考えております。
 そういうことで、従来に加えまして、そのようなSNS、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの活用でありますとか、各団体へのきめ細やかな情報提供ということで、もちろん中小企業の団体のほうにも情報提供いたしまして、幅広く県内の青少年に周知をして、参加できるような取り組みをしてまいりたいと考えております。


◯富永国際交流課長 お尋ねのあった薩摩スチューデント派遣事業についての広報・周知についてでございます。
 既に、予算発表がなされたときに地元紙のほうにも掲載をされまして、それを受けまして、幾つかもう問い合わせも来ているという状況もございます。
 ただ、委員がおっしゃられるように、県下全域に全てきちっと周知を図らないといけないということで、ホームページ等へ掲載するのはもちろんですけれども、全戸配布の「県政かわら版」等にも、その事業内容について掲載をさせていただきたいというふうに思っております。また、青少年ということですので、関係機関への周知等も行いたいと思っております。
 また、この事業につきましては、関係自治体とも連携してということになりますので、関係自治体のほうでもそれぞれ広報をしていただくというふうにしております。
 以上です。


◯下鶴委員 ありがとうございます。
 今、団体等への広報の充実ということも答弁ありましたけれども、そちらも当然重要なんですけれども、やはりSNSの活用といったような、主に団体等に属していない一人一人の方にも行き渡るようにしていただきたいなということを要望したいなと思います。
 といいますのも、恐らく団体等の方々とは従来、担当課の皆さんも密にとられていらっしゃると思いますし、また、団体等に入っている方々というのはそういう情報は入ってくると思うんですね。問題は、そこに属していない一人一人の会社もしくは若手経済人の方々が、情報伝達という点で課題になってこようかと思いますので、先ほど広報課との連携というのもありましたので、ぜひ、せっかくいい事業をやっているわけですから、より使ってもらえるように、よりチャンスが広く行き渡るように引き続き取り組んでいただきたいなというふうに思います。
 以上です。


◯日高委員長 ほかにございませんか。


◯瀬戸口委員 今の派遣事業について関連して質問をさせていただきたいと思うんですけれども、近年、いろいろと若者たち、私どものところでも農業研修生ということでたくさんのメニューを持って、アメリカだけじゃなくてヨーロッパ、それぞれ募集をするんですが、年々年々、定数に対して応募が少ないという実態。今の若者はいろんなまた、昔と違っていろんなことで世界が狭くなったというのもあると思うんですが。
 そういう中で、今、下鶴委員からありましたように、海外にやはりこうして若者が行っていただくということが、私も個人的にも大変期待をいたしているところでありますけれども、その中で今、特に環黄海青少年派遣事業とかありますけれども、これで大体、人員に対して応募というのはどのくらいのどういうものなのか。
 それと、もう一つお伺いしたいのは、やはりできたら女性の方にぜひとも行っていただきたいというのが私の希望であります。と申しますのは、いろんな研修をして次に生かしていくのは、やはり女性というのは何か、帰ってきてからいろいろと、研修をされた方々と交流を毎年されていて非常に、一過性のものじゃなくて、ずっと継続していろんなものを研修会をやっているのが、私どもの農業団体では農政部がやっております女性の海外研修においては、毎年、期数ごとに必ず集まって情報交換をしたり、いろんなものをまた十年たっても十五年たってもそういうのが見られますので、大変有意義じゃないかなと思っているんですが、女性の今までの研修に参加された方というのは、割合はどのくらいなのかなということをお聞きいたします。


◯迫 青少年男女共同参画課長 環黄海青少年派遣事業に関連しまして、これまで応募の状況ですね、それと、女性の参加した割合ということで御質問をいただきました。
 平成二十六年度につきましては、応募が九十六名おられまして、九十五名決定をしております。実際は辞退等もございまして、派遣は九十三名ということになっております。
 女性の参加の状況ということですけれども、平成二十六年度につきましては、ソウル、台北、上海の三コース合わせまして九十三名でございますけれども、男性が五十一名に対し、女性は四十二名ということで、かなり多い人数、参加していただいております。平成二十四年度から実施をしておりますけれども、女性の参加が増加しているような状況にございます。


◯瀬戸口委員 今、お聞きいたしましたけれども、女性の方々も結構多くなってきているということでありがたいなと思っておりますが、先ほど下鶴委員が申されていましたように、これを見ますと、応募すればもうみんな行けるというような話でありますので、ぜひ、興味を持っていただくようなそういった広報というのを私のほうからも重ねてお願いして、終わります。


◯持冨委員 一ページの下から三番目の直行便を利用した海外誘客特別キャンペーン事業、新しい事業でありますけれども、ちょうど二億円ですか。もうちょっと詳しく内容とそしてまた、どんな進め方をするのかというようなスケジュールも含めて教えてください。


◯倉野観光課長 予算的に、この資料でございますとおり二億円ということで、これは地方創生の消費喚起型の交付金を充てております。三月補正ということでございましたけれども、実際の執行は新しい年度になってからになります。今、こういう取り組みを、各県同じような交付金をいただいておりますので、制度設計で各県をちょっと横にらみしながら、鹿児島らしい、鹿児島に来ていただくような制度設計をしようと。
 ただ、今あるあの中では、幸い鹿児島空港に四路線、定期路線がございますので、その地元の旅行会社というところとはかなり以前から、我々もセールスを行ったり、あるいは向こうから来ていただいたりしてルートがございますので、その旅行会社に旅行を企画していただく。ただ、国外の旅行会社でございますので、基本的にはこちらの国内の取りまとめ機関みたいなところをまず選びまして、調整をさせたいと思っております。
 旅行代金といいますより、こちら、地元に来ていただいたときに県の特産品とか地場産品を買っていただくようなインセンティブで、旅行商品にプラス上乗せした形でお得感を出してやりたいと思っております。ただ、ルートとか時期とかいうのはまた今後、効果的な期間、やり方を考えていきたいと思っております。
 四路線それぞれ、航空会社のほうとも我々は以前からいろいろ連携をしておりますので、そういうタイアップ、現地での旅行会社のタイアップを一括の機関、もちろん観光連盟とか県のほうも支援しながらやっていくというようなスキームになっていくと思います。


◯持冨委員 本会議でもちょっと申し上げましたけれども、丸投げして予算だけぽんぽんと、せっかく予算がついたんだからということではいけないのであって、やはり鹿児島として主体性を持ってこういう形で進めたいと。もちろん知恵は現場にありますので、それはしっかりと活用しながら、しかしながら、県としてやっぱり一つの戦略を持ってやっていかないと、予算がついたから、あそこにここにと予算を投げてしまっては進まないんだろうなと。
 だから、今、最後のほうでおっしゃったけど、観光連盟とかいろんなことをおっしゃったけど、そこ辺の進め方の段取りといいますか、そこにまた県がどうかかわっていくかというようなこと、そういうことをしっかりと最初で決めないといけないんじゃないのかなと。その辺はどう考えておられますか。


◯倉野観光課長 ただいま、執行前でございましたので、こういうアイデアというかスキームの案を申し上げましたけれども、先ほど事業の中で御説明いたしました、YOKOSO!KAGOSHIMAという事業、これはずっとインバウンドを取り組んできた基幹となる事業と申し上げましたけれども、これはもちろん県の戦略も反映しておりますけど、県の観光連盟が主体となって事業を展開しております。今申しました四路線での現地での旅行会社とか航空会社とかとのネットワークもとれておりますので、観光連盟主体で進めさせて、ただ、県のほうと協議しながら進めていくというようなことで考えております。


◯持冨委員 わかりました。しっかり取り組んでいただきたいと思います。
 それで、ここを見ますと、本県への誘客を図るということと消費喚起を図ると書いてあるわけですが、これによってどれぐらい観光客をふやそうかと、あるいはまた経済効果はこれぐらい見込むというようなところの思いはどうですか。


◯倉野観光課長 これも割引率というものが使えます。もちろん旅行商品価格に対して、先ほど申しましたとおり県産品、いわゆるお土産代ということで考えております。その割合を幾らにするかということで、予算がこの予算でございますので、逆に誘客対象人数というものがはじき出されるんですけれども、割引率あるいは制度のスキームというものはやはり四月以降、ほかの県のやり方も見ながら、やはり鹿児島にぜひ来ていただきたいということがあるものですから、いろいろ情報収集しながら、来ていただくかなり強い商品にしたいと思っております。


◯持冨委員 恐らく各県同じようなことをしっかり取り組むようなことになると思うんですね。だから競争になると思いますので、そこはしっかりと頑張っていただきたいと思います。
 もう一点いいですか。
 二ページの上から二番目の二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致事業ですね、六百五十万円なんですけど、誘致するというわけですけど、どういう競技を、どこの国をというようなことで考えて、またどういうふうに進めていかれるおつもりなのか、教えてください。


◯五田観光地整備対策監 二〇二〇年東京オリンピックの事前合宿の誘致でございますが、まず、二〇二〇年の東京オリンピックにつきましては、二十八種目、メダルの数でいうと金メダルが約三百個ぐらいの規模のオリンピックというふうに聞いておるところでございます。
 これにつきましては、実は二月から三月にかけまして、事前誘致をしたいという市町村に対しまして、オリンピック組織委員会のほうが事前の説明会をしております。そういう意味では、その説明会を受けまして各市町村、自分たちが持っている自分たちの市町村にある競技場あるいは宿泊施設、その辺を見まして、今後、具体的にターゲットとなる国であるとか種目というものを詰めていくことになろうかと思いますが、これにつきましてはやはり具体的に専門的な調査も必要ということでございますので、二十七年度の調査におきましては、これは委託になりますが、委託調査で、鹿児島県において誘致できる可能性のある種目でありますとか国、この辺の絞り込みといいますか、調査をまずしていきたいと思っています。
 それに基づきまして県として、手を挙げる市町村と一緒になりまして誘致推進本部、これは仮称でございますが、これを立ち上げて、経済団体、観光団体と県、市町村あるいは競技団体、一体となった推進体制を立ち上げて、具体的には来年度の、直前の二〇一六年のリオのオリンピックで関係者が集まりますので、そこから具体的な誘致活動が始まるということになっております。
 それと、組織委員会のほうでは、国際競技連盟の基準を満たした施設については、これを事前合宿の候補地として、世界各国の競技連盟に公表するという手続をとるということになっておりまして、これは非常にハードルが高い施設になってくるんですが、一流の競技施設になりますが、もしそういうのが県内にありまして、その基準に適合するとなりますと、そちらのほうにもエントリーをして、こちらはオリンピックの組織委員会経由で全世界に手挙げができると。一方、先ほど申し上げました誘致本部では、ある意味でピンポイントで、一番可能性のあるところをピンポイントで鹿児島県として誘致をするという二本立てで取り組んでいきたいというふうに考えているところです。


◯持冨委員 委託されるということでしたが、委託というのはどこにされるんですか。


◯五田観光地整備対策監 まだここは具体的に新年度になって、具体的な委託先は決めることになりますが、スポーツでありますとか合宿等々に知見のあるところを含めまして、一方で鹿児島県の実情も知っているところというところの中で、具体的に選んでいきたいというふうに考えているところであります。


◯持冨委員 一過性のものにならないで、それが誘致をきっかけにして交流がしっかり進むような形でまた取り組んでいただければと思います。
 終わります。


◯日高委員長 ほかにございませんか。


◯田之上委員 一ページの生活・文化課、霧島国際音楽祭についてお尋ねをしたいと思います。
 昨年の八月、この委員会で霧島国際音楽祭台湾公演を鑑賞させていただきました。霧島国際音楽祭として初めての海外公演でありましたが、本県出身の下野竜也さんの指揮のもと、国内外の著名な演奏家が結集したキリシマ祝祭管弦楽団のすばらしい演奏に、台湾の方々とともに大きな感動をいたしました。
 我がふるさとに根づいた、長年にわたっての音楽祭が世界に打って出たあの瞬間を目の当たりにいたしまして、大きな感激、感動をいたしましたが、そこでお尋ねをいたしますが、まず、霧島国際音楽祭の認知度向上と誘客促進を目的に開催された、音楽祭初の海外公演となった台湾公演につきまして半年が過ぎようといたしておりますが、台湾公演の成果をどのように総括あるいは評価されているのか、お尋ねをいたしたいと思います。


◯福永生活・文化課長 霧島国際音楽祭はアジアを代表する国際性に富んだ音楽祭ということで、一昨年、東京で開催しました。そして昨年は台湾公演ということで、本県への誘客促進等を図るということでやっています。
 去年につきましては、台湾の国家音楽堂において、ほぼ満員となる約九割方の観客を得まして、すばらしい感動の中で実施できたところであります。この音楽祭の成果といいますか、実施状況につきましては、台湾の公共放送などを通じて、また、国内におきましては地元の放送局を通じて放映をいたしているところでございます。
 認知度につきましては、よさといいますか、そういうのが非常に世界的に、アジアを中心とした国々、そういったところに認識できたものと、PRできたものと認識しているところです。


◯田之上委員 今、総括をしていただきましたが、次に質問は、この音楽祭を受けまして、今後、アジアを代表とする音楽祭が根づいていくことを大いに期待を申し上げながらお尋ねしますが、今後の海外での公演の方向性についてお示しをいただきたいと思います。


◯福永生活・文化課長 今回、初めての海外公演ということで台湾のほうで開催したところでございます。今後の海外公演につきましては、今回、三十五回目で初めてということでありますので、すぐすぐというわけではございませんけれども、やはり何周年とか、そういう記念するので開催できないかと、そういったことを含めて今後、検討をしてまいりたいと思っております。


◯田之上委員 今、答弁をいただきました。
 霧島国際音楽祭は、今、答弁にもありましたとおり、ことしの夏で三十六回目を迎えることになります。私としましては、この霧島国際音楽祭は文化的な資源であると思っております。海外の方々にとりましても魅力ある素材だというふうに思いますので、今、答弁にもありましたが、難しい、今おっしゃいましたとおりの問題はあるかとは思いますが、先ほど観光の中でも質問がありましたとおり、我が県は四つの国際定期航空路線を持った県でありますので、答弁にありましたとおり、新たな海外公演を視野に入れて検討をしていただくことを大いに期待を申し上げて、終わりたいと思います。
 以上です。


◯井上委員 私は、二ページの国際クルーズ船誘致促進事業についてお尋ねしたいと思います。
 昨今、中国のほうからの観光客が春節に向けて大挙して日本にやってきておられるとか、あるいはクルーズ船で来られる流れが相当増加しているとかというニュースが新聞に時々出ます。それで、本県としてもこのようなクルーズ船の誘致促進、定着化ということを目指して取り組むんだということでございますが、まず、本県の場合に、クルーズ船が規模がいろいろあると思うんですが、どのぐらいの規模のものを受け入れられる港湾がどの程度あるのか、そこらの整備状況というのはまずどうなっているかということを伺いたいと思います。


◯立元港湾空港課長 本県の主なクルーズ船の来る港湾としましては、鹿児島港、それから宮之浦港、名瀬港、これがベストスリーかと思われます。
 鹿児島港につきましては、現在までに十二万トン級のクルーズ船が入港しております。それから宮之浦港については三万トン、名瀬港については八万トンという船が入ってきている状況でございます。大型についてはそういう状況でございまして、あと隻数でございますが、鹿児島港では過去十年間に二百六十三隻、宮之浦港では二百二十一隻、名瀬港では六十三隻というような入港の実績があるところでございます。
 以上でございます。


◯井上委員 今、三つの港を言われましたが、ほかのところはどうなんですか。


◯立元港湾空港課長 そのほかにつきましては、クルーズ船といういわゆる観光旅客船でございますが、西之表港におきまして五万トン級が入っております。隻数につきましては十年間では十三隻と、かなり隻数としては差がついておる状況でございます。


◯井上委員 宮之浦というのはどこだったですかね。(「屋久島」という者あり)屋久島ですか。名瀬は奄美ということですよね。世界遺産に向けてのいろんな働きかけを行い、準備をしてきているという中で、そういう港の整備というのも大切になってくると思うわけですが、例えば川内港なんかは整備状況というのはどうなんですか。


◯立元港湾空港課長 川内港につきましては、大きさでいうと一・四万トンの新鑑真号が来ていたわけですが、ここ二十四年、二十五年と入港はございません。それ以前に、多い年で四回ほど来ていまして、十年間では十六隻ということで、川内港につきましてはちょっと入港が減っているというようなことでございます。


◯井上委員 何万トンの船が着くという、何万トンということでちょっとイメージがわかりにくいんですが、例えばクルーズ船でいった場合は、十二万トンというのは何人ぐらいの規模の船なのかとか、何かわかりやすい目安というのはないものですか。


◯立元港湾空港課長 まず、大きい船から申しますと、十二万トン級では乗客数が二千六百七十名、長さでいいますと約二百九十メーターございます。それから八万トン、名瀬港に入っている船でございますが、乗客定員数が千九百九十名、長さでいいますと二百六十一メーター、それから屋久島の宮之浦港に入っているような船でございますが、約三万トン級の船は、乗客数四百七十六名で長さが百八十三メーターというぐあいでございます。


◯井上委員 これは、今の十二万トン、二千六百七十とか、八万トンで千九百九十、こういうのはもう上限なんでしょうか。本当はもっと大きい船も入港できる余力はあるということなのか、これがもう目いっぱいだということなのか、そこらはどうですか。


◯立元港湾空港課長 ただいまの御質問は、港の規模としてという話。


◯井上委員 はい、入港できる船の規模といいますか、深さとかいろんな関係で船がどのぐらいまで入港できる能力があるのかと。


◯立元港湾空港課長 わかりました。
 ただいま申し上げた三港につきましては、もうこれが限度であろうというふうに思っております。理由というのは、船というのは長さ、それから深さという物理的なものが決まっております。それに対しまして港の施設というのは当然、岸壁の長さ、それから深さ、水深等も必要になります。それから、船が接岸それから離岸するときに回頭と言いますが、Uターン、船が回って港の外に出ていくもしくは港の中に入ってくる、そういう防波堤と岸壁との距離、これも必要になります。通常タグボートとか、船の後ろだけじゃなくて横にもスクリューがついている船もございます。その場合に船の長さの二倍程度の水域が、回頭水域が必要とされております。
 あとは、防波堤と防波堤の船の航路の幅というのも、船が入ってくるときに防波堤が両岸から迫っていますと、船がなかなか入りづらい、車に例えますと車庫の幅といいますかですね、ゲートの幅といいますか、そういうものも規定で決められていまして、そういうような物理的な港の大きさ等によりまして、現在のそれぞれの港の最大の船というのが現在、決められているような状況でございます。


◯井上委員 港湾の整備というのは、なかなかこれはまた大変な予算と準備が要るものだと思いますので、一応現在のある内容を前提として、誘致運動をするということなんだろうと思います。
 そこで、次に移りますけれども、そういうクルーズ船が来た場合に、その客をバスでいろんな観光地に回すとか、あるいはショッピングに回すとか、いろいろとその人たちを満足させるための配慮をする、旅行社なのか何というのか、受け入れ組織というそういうのは鹿児島県としては幾つぐらいあるものでしょうか。


◯倉野観光課長 数からいいますと一つ。一元的に受け入れをいたしております。例えばバスの手配であるとか、おもてなし、お見送りの催し物の設定であるとか、鹿児島海外観光客受入協議会というのがございます。ただ、これは一元的にと申しましたが、県、鹿児島市、商工会議所、観光連盟、コンベンション協会あるいはNPO法人等が入った組織でございます。といいますのは、いろんな国から要請がございますし、それと船会社も結構いろいろございますので、一元的にやっております。これはもう定期的に協議会も開いたりしておりますし、特に鹿児島市も入っておりますので、鹿児島市内の港湾に入ったときは必ず受け入れをするという体制が整っております。


◯井上委員 新聞の記事なんかで、例えば福岡に今、たくさんクルーズ船が来ていると、バスが足りないと、福岡とか長崎というのはもうバスが足りないというような状況があるという話がありましたが、そういう例えばバスの手配というのが、鹿児島県の場合はどの程度の能力があるということになるものでしょうか。


◯倉野観光課長 先ほど港湾空港課長から御説明あったとおり、十二万トンクラスが入ってくるとすると二千人以上、一気にオプショナルツアー等に繰り出す可能性がございます。これは、今までの受入協議会の実績を見ますと、例えばバスのといいますか、クルーズ以外の旅行のピーク時期という場合には、なかなか調達に苦労はしておりますけれども、今のところ、船会社等の意向に沿った調達は、一社とかいうことじゃなくて数社から応援をもらったりという形で対応しております。今のところ、クルーズ船が一気に二隻とか入ってくるような事態は特にございませんけれども、そういう事態があると不足することも今後、想定されるのではないかということで、受入協議会が中心となりまして、バスの今後の体制ということも課題にしながら協議をしているところではございます。


◯井上委員 鹿児島海外観光客受入協議会という組織についてもうちょっと伺いたいんですが、これは、鹿児島市と民間とあるいは県も一緒になってつくっているという協議会なんでしょうか、どんな感じの規模の協議会でしょうか。


◯倉野観光課長 例えば、今申しました六つの組織ですね、もう一度申しますと、県、鹿児島市、鹿児島商工会議所、県の観光連盟、鹿児島観光コンベンション協会、NPOのゆめみなと鹿児島というところでございます。それぞれ負担金を持ち寄って事業の運営管理をいたしております。ちなみに県のほうで申しますと、単年度で二百六十万円負担という形で、それぞれ金額は異なりますけど、それぞれ負担していただいております。


◯井上委員 受け入れ体制をどれだけのキャパシティーをつくっていくか、そしてまた、一般質問なんかでもたしか出たと思いますが、そういう外国からの方々が見えた場合に、案内できるガイドがどのぐらいいるものかとか、あるいは案内板なんかがどのぐらい充実しているあるいは整備されているものか、あるいは買い物をする利便というのはどの程度あるものか、免税店というのはどのぐらいあるのか、そしてまた、来られた人たちは県内の観光コースというのがどのぐらい準備されているものか、そういうことに対するいろいろな準備、手配、検討というような、これはこの協議会を中心にいろいろ検討されているんでしょうか。


◯倉野観光課長 ただいま申しました協議会でも、そういうバスであるとか、マリンポートの受け入れのやり方とかいうことを対応はしておりますけれども、例えば、委員おっしゃいました通訳の関係とか標識、昨年の十月から適用になっています免税店等のそういう受け入れ拡大、整備体制の拡大ということを全面的に担っておる組織ではございません。
 ちなみに、例えば通訳案内士でございますと、直近で県内で六十三名ということになっております。数字的にそんなに多い数ではないかと思います。そのうちの英語が四十六名でございますので、今後、ふえてまいると思われますアジア諸国からのクルーズ船で中国の方とか韓国の方とか来られた場合には、これは国家試験の通訳案内士と言っておりますが、不足するであろうということで、九州各県がアジア観光アイランド特区に一昨年の六月だった思います、特区申請をしておりまして、これが認可されておりますので、九州内では特別に、国家資格ではございませんで、九州全体一体となった九州観光推進機構あるいは各県が協力して特区のガイドを特別にまたふやそうとしております。
 これもまだ数は多くございませんが、今後ふやしていかないといけないというようなことで、例えば先ほど申しました免税店の拡大という部分につきましても、これは基本的には民間主導の動きでふえていくことであろうかということですけれども、やはり中国の方々は特にふえてくるということの背景がもう察知できておりましたので、昨年三回ほど県のほうで、この制度のメリットとか制度の概要とかいう実技的なセミナーを県内三カ所ほどで行いました。
 という例えば例を挙げましたけれども、そういう受け入れ体制の整備については、民間の取り組み、行政の取り組み、県観光連盟あるいは市町村の取り組み等がそれぞれ相まって対応できているということで、結論的に申しますと、先ほどの受入協議会が全部担っておるわけではございません。


◯井上委員 急速にこういう動きというのは今後、ふえてくるのだろうというふうに予想がされるわけであります。それに対して、県のほうでは観光課が中心になるのか、そういう受け入れ体制の整備・拡大というものに対して、状況を見ながらのことだと思いますけれども、ぜひ力を入れて取り組んでいただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。
 それと、例えばちょっとさっきに戻りますが、川内港なんかを、そういう一・四万トンの鑑真号だけじゃなくて、もうちょっと大きいのが入れるような港にしてもらいたいと、ならないのかとこういうふうになった場合は、これはどんなものなんですか、取り組みというのは相当大変なことになるのか、どのぐらい大変なんですか。


◯立元港湾空港課長 まず、世界におけるクルーズ船の数というのが、二〇一三年で二百六十五隻しかございません。まず、隻数が非常に少ないという状況にあります。それから、それの今度は大きさの割合で申しますと、五万トン以下が全体の四〇%、約百隻ちょっと、それから五万トンから十万トンも百隻ちょっと、大体四〇%ぐらい、十万トンを超えるものが二〇%、大体こういう比率になっているわけです。
 数少ないクルーズ船をいろんな港が誘致活動をしているわけですが、まず、クルーズ船を持っている船社がどういうところにクルーズ観光を商品化するのかというような、まず観光地としての魅力とか知名度とかいうようなものがないことには、なかなか船会社もそういうクルーズの商品化というものをやっていただけないというような状況にございます。
 先ほど言いました鹿児島港、名瀬港、宮之浦港というのは、それぞれに観光地の質といいますか、及びその数ですね、例えば大型の船ですと、いきなり二千六百人の方がいらっしゃって、その方々がいろんな観光地に分散していくという、質もさることながら数も、平日、朝から夕方まで皆さん、オプショナルツアーで行くわけですから、ある一定の魅力なりそういう観光地の質、数というのがやはり船会社の意向として優先視されている状況にあるというふうに分析をしております。
 御質問のあった川内港ですけれども、港としては、コンテナ船等も入っておりますので、そこをクルーズ船を着けるというようなことは可能ではございますけれども、受け入れ体制、観光地の商品化というようなところも、まず需要というのを高めていかないと船会社がなかなか動いてくれないというような状況にあろうかと思います。現在のところは川内港におきましては人流というよりは物流のほうを、コンテナ船等で二万TEUを超えまして史上最高記録を達成しておりますので、各港々の特色を生かした整備方法とかいうようなことを考える必要があるのかなというふうに思っております。
 以上でございます。


◯井上委員 大体概要がわかってきました。今後の新しい時代といいますか、今後の時代を見ながら、やはり今、言われました外国の人たちを受け入れていけるような観光地としての魅力をどういうふうに各地域地域でつくっていくか、国内観光から外国人の観光というものに向けての視点でもって、各地域に魅力的な観光地づくりを進めていくかと、これに対してやっぱり真剣に取り組んでいかないと、より大きな流れは生まれてこないのではないかというふうに思われますので、ぜひ観光交流局におかれましては、そういう外国人を視野に入れながらの新たな鹿児島の観光地づくりというのに対しては、ぜひ力を入れていただきたいと要請をしておきたいと思います。


◯桑鶴委員 精華大学とのMOUについては鳴り物入りで盛んに言っていらっしゃるんですけど、MOUに基づいて、経済あるいは青少年、学術の分野において交流事業をと、この交流事業の具体的な内容というのは、この予算でやって計画づくりをなさるわけですか、それとも、これに基づいてそれぞれの実施の段階に入っていくということなんですか、どちらですか。


◯富永国際交流課長 精華大学との交流につきましてここに掲げさせていただいておりますけれども、この予算につきましては、具体的に経済、青少年、学術などの分野における交流事業をこの予算で行うということになっております。ただ、実施の仕方につきましては、国際交流課のほうで現在、一括して計上しておりますけれども、例えば経済であれば今年度、商工政策課のほうに予算を移しかえてさせていただいたということで、それぞれの専門分野のほうで、効果的に事業ができるようにということで実施をしたいというふうに考えております。


◯桑鶴委員 こういうものは、例えば大学と大学とかあるいは自治体と自治体というのが普通なんですけれども、大学と自治体と包括協定を結んだというのは初めての話なんですが、自治体のほうの対応の仕方ですよね、先ほど言われたように、経済の交流であれば商工政策課のほうにという、そこでもう縦割りになってしまっているんですよね、縦割りになりますよね。こういう交流こそ産官学の連携というのが一番問われてくる話だと思うんです。
 だから、ここで言われるこの予算を消化するについて、予算を認めるときに、やはりこの分野についてはこういう事業を実施したいと、あるいは青少年の交流事業についてはこういう事業を実施したいと、そして、外国人もそうですけれども、こういう人物像というか人材育成のこういう内容に基づいた人材育成とか、あるいは人的なネットワークについてはこういう方向づけでやりたいとかというものは説明があってしかるべきだと思うんですけど、いかがですか。


◯富永国際交流課長 精華大学との交流事業につきましては、二十六年度の取り組み状況から少し申し上げますと、やはり今、委員もおっしゃられたように、精華大学という中国の学の部分といいますか、大学のほうと、あと我々鹿児島県という地方自治体との包括協定ということで、それにつきましては本県の初めての取り組みということになっております。
 そういった意味で、我々としましては、中国との連携の可能性を探るという中で、精華大学とのこういう包括協定を結んだわけなんですけれども、そういう中で手法的にいろいろな、精華大学側のほうのニーズ、シーズがどこにあるのか、もしくは我々鹿児島県としてのニーズ、シーズがどこにあるのかということを踏まえながら、調整をしながら事業を進めてきているという状況でございますので、そういった意味では、非常に今年度の事業につきましては具体的になかなか、今、委員おっしゃられるように、そういうふうにこういうことでやりたいという考えは持っておりますけれども、精華大学という相手先がございますで、いろいろな意見調整等をしながら進めてきたというのが現状でございます。
 ただ、今年度、二十六年度いろいろと事業をする中で、具体的に二十六年度にやった例えば経済交流の事業とか学生交流の事業とか、そういうものにつきまして今後も展開できるというようなことが確認されたものもございますので、そういうものにつきましては、国際交流課のほうが取りまとめということになっておりますけれども、関係各課のほうも集めまして連絡会議等を開催をして、そしてその中で意見交換とか情報交換をしながら、今後の進め方というものについてはしっかりと考え方を持って取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯桑鶴委員 鹿児島市も巻き込んだMOUでしたよね。


◯富永国際交流課長 鹿児島市のほうは、MOUの締結の際には特に参加されていらっしゃらなかったかというふうに記憶してございます。


◯桑鶴委員 これに基づいて、特区の申請で認められて、まちづくりの中でも認められたでしょう。それには鹿児島市は入っていなかった。


◯富永国際交流課長 地域活性化モデルケースのお尋ねかと思いますけれども、地域活性化モデルケースにつきましては、県の提案と鹿児島商工会議所のほうの御提案を一本化しまして、共同提案ということでして、鹿児島市のほうは別にたしか御提案されていて、採択になっているというふうにお聞きしております。


◯桑鶴委員 今、課長の答弁を聞いていますと、とりあえず包括協定を結びましたと、予算をつけましたと、そしてお互いに交流事業を進める中で何が有効なのか、どの事業を展開すればどうなのか、これから手探りでやっていきますというような、内容はそのようなことに聞こえたんですけど、本質的にそうなんですかね。


◯富永国際交流課長 とりあえず包括協定を結んで進めるということではございませんで、もちろん考え方としましては、非常に発展なり経済成長のある中国との連携を図ることによって、鹿児島県の振興につなげたいという思いがございまして取り組んでいるものでございまして、二十六年度も行いました経済、青少年、学術などの分野におきまして、精華大学との交流事業を一つ一つ積み重ねていくことによりまして、まず人材育成を行いたい、そしてさらに、それによって人的ネットワークの構築が図られるだろうと、そういうことを通じまして交流人口が増大し、また本県の認知度が中国において向上するということにより、中国の活力も取り込めるのではないかということで、そういうことを通じまして地域活性化に資する先進的取り組みとなるように努力をして、地域活性化モデルケースとして取り組んでいきたいというふうに考えているところです。


◯桑鶴委員 こういう交流事業というのは、お互いに向こうの主体、こっちの主体ありますが、お互いの主体がウィン・ウィンの関係でなければならないと思うんですね。今、説明をされたのは、一方的に鹿児島県のメリットだけ言われるんですけど、精華大学にとっても、鹿児島県と交流をする中で得るものがなければ何もならんわけですが、鹿児島県の売りは何だと思われますか。


◯富永国際交流課長 鹿児島県のほうと精華大学のほうと、今、本当に委員おっしゃられるようにそれぞれがやはりウィン・ウィンの関係で、互恵関係といいますか、そういう形での交流というものを進めていく必要があろうかと思っております。
 今年度も交流をする中で、鹿児島のほうに来ていただいた学生さんとか医療関係者の方々もいらっしゃいましたけれども、非常に、まずは鹿児島のほうの観光的な資源といいますか魅力といいますか、そういうものを非常に気に入っていただいているということもございます。また、医療交流のほうもいたしましたけれども、医療交流につきましても、鹿児島県内にあるそういう先端的な施設等を見られて、そういうものには非常に興味を持っていただいたということもございます。そういったものを鹿児島側のほうとしては魅力として精華大学のほうと交流を進めていきたいというふうに考えてございます。


◯桑鶴委員 要するにこの交流を通じて、やはり国際社会に通用するような人材の育成とか、あるいはお互いにウィン・ウィンの関係になって、鹿児島から得るものがなければ、彼らもこの交流事業というのは長続きしないと思いますよ。我々はまた向こうから吸収すべきものをいっぱい吸収しながらやっていくという、特に大学との交流ですから、学術面における成果が出てこなければいけないと思っていますので、国際交流課が中心になってやられるのであれば、それらの関係各課のどっかが取りまとめをちゃんとしっかりした上で、方向づけだけはきちんとやって実施されたいということを御要望いたします。
 もう一点、私どもは行政視察に台湾、香港へ行ったんですけれども、香港の旅行社の社長さんが口を酸っぱくして言われたのは、バスが足りない、しかもバスに対する規制が多過ぎるというのを物すごく言われたんですよね。それは一自治体で対応できるものではないのかもしれませんけど、向こうからお客様を送り込んで、安心してそこから鹿児島空港を起点にバスを利用されるわけですから、人数分のバスがどうしても足りなくなったらどうするのか、あるいは日本のバスの運行に関する規制が非常に厳し過ぎるということに対して、観光立県としての対応をどうなさるのか、何かその辺のところがちょっとわからないんですけど、教えていただけませんか。


◯倉野観光課長 大変大きな課題であるということで、県だけではございませんで、受け入れの県内のバス会社等も苦慮しております。バスの台数もございますし、国の制度で適正な料金設定をせよという制度ができておりますので、いわゆる料金の設定、それから運転手、人材的な不足というもの、課題も我々もあちこちで耳にするところでございまして、国のほうへの要望ということも、なかなか一気に解決できるものではないものですから、地元のバス会社等とも連絡、情報交換をいたしておりまして、あるバス会社といたしましては、ちょうど今、委員おっしゃいました例えば香港からの送り込みというのは、宮崎と鹿児島を合わせますと、デイリーカーのような格好にといいますか、宮崎と鹿児島の便をアウト・イン別々にしますと、さらに鹿児島に入って来られる方も多くなるということで、ある業者としましては、宮崎のほうにもバスのチャーターが可能な申請をされている事例もございます。
 いずれにしましても、そういうバス会社の努力を待っておりましても絶対的な数は足りませんので、対策的には非常に苦慮をしておりますけれども、そういうバス会社等あるいはバス協会等と、今おっしゃいましたインバウンドだけではございませんで、修学旅行のピーク時も大変大きな問題になっておりまして、そういうところの分野分野の受け入れ体制の協議というのは、関係者を集めて昨年から具体的な検討を何回か行ってきているところであります。


◯桑鶴委員 いろいろな誘客キャンペーンをなさっているわけですけれども、例えば航空会社に対する助成とか、あるいは現地エージェント等と連携してお土産のクーポンを出すとかと多大な予算を使っていらっしゃるんですけれども、バス会社に対するまたいろんな助成策もあってもいいのかなと思っているんですよ、台数をふやすとかそれらのものは考慮をされてもいいのかなと。そうすると誘客はまた、あそこはバスがちゃんと台数がそろうから送り込もうよという話にも結びつく話だと思っていますので、その辺のところは何か予算の中で検討をされないものかどうか、見解は。


◯倉野観光課長 バス会社への直接の支援というものは、受け入れの体制からでは今のところございませんが、旅行商品を企画されたときに、例えば海外の旅行会社等に送客実績に応じて支援金を用意するという形で、先ほど申しましたYOKOSO!KAGOSHIMAの事業の中で組み立てているものはございます。それはバス代に当たっているというのみならず、旅行全体で旅行人数に対して幾ら支援しますというような形での支援はございます。


◯桑鶴委員 要するに、バス料金を下げるための努力とか、あるいは人数に応じて支援しますとか、それでバスの利用客がふえれば必然的にまたバスをふやそうかということになっているかもしれませんけれども、最初からもう全くバスが足りませんよという悲鳴が聞こえてくる中で、バスの台数をふやす努力というのも念頭に置いて対応の必要性があるんじゃないかと思っているんです。そこをちょっとお伺いしたところなんですけど。


◯武盛観光交流局長 台数の問題は、時期的に不足するという要素が非常に大きゅうございまして、鹿児島においでになる観光客のうち、海外からのお客様の割合というのは三%にすぎないのでありまして、秋の行楽シーズンは日本全国から鹿児島はお越しいただいています。特に宣伝をしなくてもおいでいただくシーズンというのがあります。そのシーズンは、海外の方々にとっても魅力のあるシーズンでありまして、やはり海外のエージェントの方々もそのシーズンに鹿児島に送りたいわけでありますが、そうしますと、その時期は国内からもたくさん観光客がお見えになりますので、その時期はバスがどうしても逼迫してしまうということでありますが、翻ってオフシーズンになりますと、決して足りないという状況ではございませんで、バスを経営される側からしますと、ピークシーズンのためにこれ以上バスをふやすというのは、また非常にリスクの大きな問題でございます。
 それと、このバス問題の経緯をさかのぼりますと、もともとは路線バスを持っておられるところが観光バスも持っているというのがあったわけですけれども、バスに対する規制緩和が相当進みまして、路線を持っていないところもバス事業に参入できるということで、いわゆる観光バスだけを持っている会社というのが相当数ふえてまいりました。その結果、安売り合戦という問題が起こりました。何が起こったかといいますと、皆さん記憶に新しいと思うんですが、高速道路での居眠り事故、長距離バスで居眠り事故が起こってという大きな災害があって、それで国のほうがバスの運賃について適正化を図るということで、昨年からだったでしょうか、これ以上、値下げしちゃいかんという一律の基準を定めました。
 したがいまして、特に海外の方々から見ると、突然バス料金が上がったという受けとめをされておりますが、これは、安全を重視するためにこの料金だけはどうしても守らないと、昔の安売り合戦で事故というのに戻りかねないということでございますので、それはそれで、我々は御理解をいただく努力をし、ほかのところで旅行商品をつくりやすい魅力というのを提供するというのも考えていかざるを得ないところです。
 バスにつきましては、台数の問題をふやすための助成というよりは、今申し上げたようないろんな複合的な要素がございますので、総体的なところで海外の旅行エージェントの方々に御理解をいただいて、たくさん送客をしていただくという方向で考えたいと思っております。


◯桑鶴委員 よくわかるんですよ、本当に局長が言われるのも我々も十分わかった上で質問しているんですけど、かといって、行ったときに社長さんが言われた話、今の答弁をそのまま持っていくと、何だ、何もこれは鹿児島県は受け入れ体制をつくっていかないのかなというような考えに結びつくと思いますよ。だから、そういう話が強く出された、要望が強く出されたことは申し上げて、終わります。


◯日高委員長 ほかにございませんか。


◯井上委員 今のバスの不足ということで、もしバスが必要だという状況が急に出てきた場合に、県外から融通するというようなことはできるようになっているんでしょうか、どうなんでしょうか。余っているところからお願いして引っ張ってくるという、そういう県外からの融通というのは規制されているのか、できるのか、そこはどうなんですか。


◯倉野観光課長 バス会社の登録の制度で異なるといいますか、対応ができるというふうに聞いております。ただいずれにしても、鹿児島のバス会社が、県外あるいはその他、県外から来る場合には、発着いずれかが県内でなければならないというふうな制度であるというふうに聞いております。


◯井上委員 できるんだという話と、いや、それはなかなか簡単にはできないんだという話と二つちょっと聞こえているものですから、今おっしゃった発着をどうするかということが条件になっているとかと、何かそういうことなのかどうなのかなと思ったものですから質問したんですが、今の答弁しかないもんですか。
 今の桑鶴委員の質問にありましたように、結局そこらの融通がきかないということになると、受け入れ能力がもう不足しているということで話が進まないということにつながってしまうということなのかなということになりますので、そういう場合の対応策というものは何かあるものか、そこらも研究をしておいていただきたいというふうに要請します。
 終わります。


◯日高委員長 ほかにございませんか。


◯高橋委員 それでは、質問が出なかった項目についてお聞かせをいただきたいと思います。
 まず、環黄海青少年派遣事業についてでありますけれども、これについて、本県の青少年を派遣ということでありますが、これの年齢的には何歳から何歳ぐらいまでを対象にして、予算的には少ないわけですけれども、募集方法、人数等についてお考えをお聞かせください。


◯迫 青少年男女共同参画課長 環黄海青少年派遣事業の募集について御質問をいただきました。
 この青少年派遣事業につきましては、鹿児島県内に居住または鹿児島県に所在する企業等に勤務する者で、おおむね十八歳以上、三十歳代前半までの者ということで募集をしております。学生を含んでおります。
 あと募集の方法につきましては、ホームページ等に掲載をするほか、あと報道機関のほうに情報提供、あと関係団体等についても募集をしております。また、県内の大学等につきましても周知をして募集をしているところです。


◯高橋委員 主要都市であるソウル、上海云々と書いてあるんですが、今回のこれは、どこに何人ぐらい想定しているんでしょうか。


◯迫 青少年男女共同参画課長 今回、資料で平成二十七年度の事業として、こちらはソウル、上海、台北への派遣ということで事業内容を掲載しておりますけれども、おおむね三十名程度の派遣を予定しております。


◯高橋委員 先ほど大学という言葉もありましたけど、やはりせっかくの事業で効果が出てこないとならないわけでありますが、企業等であれば当然こちらに残ってくれますけれども、大学であれば、卒業したら県外へほとんどが出て行ってしまうような現状もありますので、そこら付近はやはり地元に残る的な部分を強く押し出していただきたいと思います。そしてまた、派遣した後の効果的なものをどうやって残していくか、お互いの連携、つながりというものも必要だと思うんですが、そこら付近についてのお考えをお聞かせください。


◯迫 青少年男女共同参画課長 派遣後のつながりということでございますけれども、環黄海青少年派遣事業につきましては、実際に外国のほうに行きまして、今まで知らなかった知的刺激であるとか、異文化体験によっていろいろな気づき、行動を体得するという目的もございますけれども、実際参加する方々が異業種であったり、異年齢であったり、そういう方々の親交を深めるというのも大きな目的の一つにしております。参加者の間でネットワークが形成されるように、事前の研修を行ったり、また事後の研修でも交流を深めるような形をしておりまして、参加者のネットワークが促進されるように、引き続き、研修の内容をですね、事前の研修であったり、事後の研修について充実を図っていきたいと思っているところです。
 以上です。


◯高橋委員 先ほど、三十名ぐらいを想定しているということでありましたが、三十名、これはいろんな募集の仕方で希望があるかないか、また会社の事情等にもよると思うんですけれども、この三十名という数字の根拠についてはどうでしょうか。


◯迫 青少年男女共同参画課長 三十名の根拠ということでございましたけれども、派遣先ごとにおおむね三十人程度ということにはしております。実際の応募状況によりまして、今年度につきましては、結果としまして、ソウルのほうが応募が少ない状況もございまして二十六人、台北のほうが三十一人、上海のほうが三十六人ということで、実際の応募状況を見まして、おおむね三十名程度の中で、派遣先ごとに少し人数等は場合によっては調整をしながら、なるべく希望がある青少年がこの派遣事業に参加できるように工夫をしているところでございます。


◯高橋委員 派遣して、派遣先の活動期間的には大体どれぐらいの期間を考えておられて、派遣先での受け入れ、それから研修、そういったことについてちょっとお聞かせをくださればと思います。


◯迫 青少年男女共同参画課長 研修日程につきましては、三泊四日を予定しております。その中では、集団研修と個別研修ということで大きく分かれておりまして、集団研修としまして全員が受講するような形態の研修、それと個別研修といいますのは、小グループに分かれまして、それぞれテーマを決めまして研修をするような形をとっております。


◯高橋委員 海外を見るということは大変大事なことだと思っておりますので、所期の目的が達成されるようよろしくお願いいたしたいと思います。
 それから、その下の下ですけれども、鹿児島空港国際化促進事業の中で、先ほど支援についていろいろな論議があったんですが、例えば今やっている事業は、他県と同様な助成というか、そういう状況だろうと思うんですけれども、関係者のほうから、もっとこれは助成してもらったら、鹿児島へ誘客がもっとあるんじゃないかというような意見もあろうかと思うんですけれども、これをもっと助成を大きくしたら本県へ来る可能性はどうなんでしょうか。


◯仲澤交通政策課長 国際線の定期路線は、安定的な運航を果たすためにさまざまな支援をしております。具体例を申し上げますと、団体ツアー助成、それから海外ビジネスツアー助成、こういった事業を継続しております。
 平成二十五年度に制度を改正しまして、さらに使いやすく利便性をよくする改正をいたしました。例えば乗り継ぎ便利用者への助成を拡充するために、乗り継ぎ便を利用した方に対しては倍額を助成しますといったものですとか、または修学旅行の利用者、こういった方たちに対しては、上限額がございましたけれども、それを撤廃するなどの見直しをしております。他県の状況も踏まえながらこういった対応をしておるところですけれども、より効果的に、こういった差別化というところをより意識して取り組んでいきたいと思います。
 また、広告に対しても、さまざまなアウトバウンドの対策をさせていただいております。やはり魅力周知を図る、こういったところからマッチングですね、先ほども委員からいろいろな御指摘ございました。やはり欲しい情報を早く適切に利用者の方にお伝えできるように、またそれが不公平な形にならないように、制度をきちんと周知をしていく努力をしているところでございます。宮崎や熊本こういったところも含めて、広くアウトバウンドの対策を強化しておりまして、広告またPR活動、そして旅行会社や航空会社も含めた形で需要増につながるような形で取り組みをしております。


◯高橋委員 香港で出た話ですけれども、やはり料金が高いという話が出ました。料金の助成についてはいろんな考え方があると思うんですけど、やはり安ければいろんなところへみんな行きたい、もうそれは一番だろうと思うんですけれども、九州でいうとどうしても福岡のほうがメニューが多いと、したがって、そこよりもやはりもっと金額的なサービスをすることによって、鹿児島に来てくれるんじゃないかなというふうにも思ったんですけれども、そこら付近についてもっと支援措置は考えられないのか、そこはどうでしょうか。


◯仲澤交通政策課長 料金を下げることは本当に利便性を向上させる上で大変効果的な策ではあるんですけれども、当県も四路線抱えておりまして、それを全て一斉に下げるとなると非常にコストもかかります。それから、運航会社が持続可能な形で制度を活用していくためには、やはり長い目できちんと財政基盤も含めた形で、航空会社が会社として、ビジネスの事業体としてきちんとした組織形態、それから経営手法、こういったものをきちんと確立をしていく必要があると思っています。
 そういった観点から、運賃だけではなくて、きちんと情報のあり方ですとか、またそれから利便性を高める上で運賃以外に何が必要なのか、こういったところもさまざまな形で意見交換をしてきているところでございます。
 香港線が昨年、再就航という形でされましたけれども、九カ月の間に二万二千人利用されています。しかしながら、これはインバウンドの方が非常に多くございます。これからは、他の路線についても言えることなんですけれども、アウトバウンドをどういう形でふやしていくか、こういったところをさまざまな形で意見交換しながら、また、福岡を初めとして、他の空港での取り組みともどういう形で協調、差別化を図れるのか、こういったところも意見交換をしながら取り組んでいきたいと思っています。


◯高橋委員 いろんなキャンペーンや取り組みも考えられると思いますので、ぜひまた御努力をお願いしたいと思います。
 それから、二ページでございますが、在外県人会等育成事業があるんですけれども、これに家族会とか県人会等とあるんですが、現在、幾つぐらいの会があり、どういう活動をされているのか、そこら付近の会の状況について把握されておられたら教えてください。


◯富永国際交流課長 今のお尋ねは、県人会の世界における状況ということでよろしいでしょうか。(「はい」という者あり)
 県人会につきましては、我々のほうに御連絡をいただいて、現在、我々のほうで把握しているものが世界で三十二ございます。ただ、県人会自体が任意団体ではあるものですから、それぞれの県人会によって活動というのはさまざまだろうと思いますが、基本的には、県出身者とか、ゆかりの方々が集まっておりますので、その方々の親睦を深めていただいて、また、我々鹿児島のほうからのいろいろな情報を提供しておりますので、そういうものをそれぞれの国や地域においてPRをしていただいていたりとか、もしくは私どもが訪れた際に一緒に交流をしたりとか、そういうことをしているという状況でございます。


◯高橋委員 これは、家族会、県人会含めて三十二ぐらいということでよろしいんでしょうか。


◯富永国際交流課長 済みません、今、県人会の話をいたしましたが、海外移住家族会のほうは、鹿児島のほうにあります組織でございまして、主に南米が中心になりますけれども、海外に移住した鹿児島県出身者に対するいろいろな協力等につきまして、活動をされているという状況でございます。
 具体的なところは、例えばブラジルのほうの鹿児島県人会の創立記念等があったときには、鹿児島県の派遣団をつくりまして訪問をいたしましたけれども、そういう記念行事を行われたときの対応、やりとりする場合に、この海外移住家族会等も一緒になって県のほうと連絡をとっていただいたりとか、もしくは鹿児島のほうで、移住をしたんだけれども、消息が不明であるので知りたいというようなお話が時々、国際交流課のほうにもまいります。そういうときに、海外移住家族会のほうも通じまして、また地元の県人会のほうにも連絡をしまして、そういうものを確認をしていただいたりとかいうようなこともやっております。
 さらに、南米のほうにつきましては、現在、県費留学生ということで、移住者の子弟の方々を鹿児島に受け入れまして、鹿児島で留学をしていただくというようなこととか、あと技術研修員制度ということで、海外技術研修員ということで南米のほうから、いろいろ日本の技術を学びに来ていただいておりますけれども、そういうときにも一緒になって受け入れをしていただいたりとかいうようなことで活動をしていただいているところです。
 今の海外技術研修員とか県費留学生につきましては、事業的には別になりまして、海外技術協力の事業のほうでさせていただいているところです。


◯高橋委員 今、南米の説明がありましたけど、東南アジアの家族会的なものはないでしょうか、どうなんでしょうか、そこは。


◯富永国際交流課長 東南アジアにつきましては、県人会等はございますけれども、特に鹿児島県側のほうの家族会的なものは、現在は我々としては把握してございません。


◯高橋委員 金額はわずかなんですが、援助促進というのは情報が主ですか。


◯富永国際交流課長 援助促進の中身につきましては、今、言われたように、鹿児島のほうの情報提供が主ということになります。


◯高橋委員 いろんな形で交流を進める中では、やはり県人会とか家族会、そこら付近との情報を密にする、情報を知るというのは非常に大事なことだと思いますので、しっかりと連携というものの対応方をよろしくお願いいたしたいと思います。
 それから、その下に海外技術協力等推進事業とあるんですが、これにつきましても、どういう国から何人ぐらいの想定なんでしょうか。


◯富永国際交流課長 海外技術協力等推進事業でございますが、中身的には海外技術研修員と県費留学生という二つの仕組みがございます。
 二十七年度の事業予定について申し上げますと、海外技術研修員のほうは、現在、調整中ではございますけれども、ブラジルから一名、パラグアイから一名、中国から一名の三名を受け入れる予定で今、調整を進めているところでございます。実際の受け入れは、九月から翌年の二月までということの予定です。
 また、県費留学生のほうにつきましては、ブラジルから二名、ペルーから一名ということで現在、調整をしておりまして、これにつきましては、もう四月早々、来日をされまして、翌年の二月までの十一カ月間ということで考えてございます。


◯高橋委員 わかりました。
 先ほどから国際交流についてはいろんな意見があったんですが、十数年前に、一県だけでは対応できないということで、鹿児島・宮崎・熊本三県一緒になった対応が必要だと、WAC21という形でつくられました。それからほとんど中身的には活動はしてきていないんですけれども、観光という点では、やはりもう九州は一つの中で、先ほど出たバスの問題、それからさまざまな問題についても対応していかなければならないというふうに思っております。そういう点では、近隣との連携、九州管内での連携、そういった協議やいろんな推進が必要だろうと思っておりますので、ひとつまた今後そういう点も力を注いでいただきたいというふうに思って、終わります。


◯日高委員長 ほかにありませんか。


◯井上委員 アジア地域との交流のところをもう少し聞いておきたいと思います。
 韓国の全羅北道、中国江蘇省との交流協議会の開催や訪問団の受け入れ等の交流事業ということで書いてありますが、こことは姉妹関係でですかね、交流の関係にある地域だと思うんですけれども、昨今の韓国との日韓関係の冷え込み等がある中で、昨年はどの程度だったのか、そして二十七年度においてはどういうことを考えているものか、そこをお聞かせください。


◯富永国際交流課長 韓国の全羅北道とは、交流協議会を設けておりまして交流を進めているところでございます。今年度、平成二十六年度、全羅北道との交流の状況でございますけれども、まず、霧島国際音楽祭への講習生の受け入れを、これは生活・文化課のほうになりますけれども、一名受け入れております。また、これは国際交流協会が実施されました韓国全羅北道文化探訪団派遣事業というのを行っておりまして、県内の写真家の方々を全羅北道に派遣しまして、全羅北道の写真家の方々と交流をしていただいたり、全羅北道の写真を撮ったりというような文化交流もしております。また、アジア・太平洋農村研修センターにおけます日本語・日本文化研修生の受け入れということで、一月下旬に全羅北道の大学生を受け入れております。
 二十六年度はそのような形で、今、委員がおっしゃられたように、国と国との関係ではいろいろ難しい問題もありますけれども、交流事業のほうについては進めさせていただいているという状況でございます。
 また、二十七年度につきましては、ちょうど二年に一回、交互の地で交流協議会というのを開催しておりますので、ちょうど来年度、平成二十七年度が韓国の全羅北道のほうでこの交流協議会というものを開催する予定にしておりますので、鹿児島県側からの訪問団を派遣したいというふうに考えております。
 またそのほか、先ほど言いました霧島国際音楽祭の交流とか、もしくは国際交流協会の韓国全羅北道文化探訪団派遣事業等は引き続き行いたいと思っておりますし、また、アジア・太平洋農村研修センターにおける日本語・日本文化研修のほうの受け入れも、これは韓国の全羅北道のほうから大学生が来られる部分ですけれども、そういうお話があれば受け入れる予定で事業のほうを考えております。


◯井上委員 中国の江蘇省との関係は。


◯富永国際交流課長 中国の江蘇省との交流でございます。
 中国の江蘇省とは毎年、これは交互の地で交流協議会を開催いたしまして、毎年度の交流を進めているという状況でございます。二十六年度につきましても、鹿児島県から江蘇省のほうに派遣をいたしまして、協議会を十二月に開催をしたところでございます。
 交流実績でございますけれども、この訪問団の派遣のほかに、まず、県のほうへ受け入れています国際交流員につきましては、江蘇省から一名を受け入れておりますし、先ほどお話に出ました海外技術研修員につきましても、中国の江蘇省から一名を受け入れております。こちらからの派遣につきましては、江蘇省のほうへ三月に、これは土木関係の専門家ということで職員を江蘇省に派遣いたしまして、いろいろと情報提供をしたり、情報交換をしたりということをしております。
 また、中国語派遣研修ということで、南京師範大学のほうに中国語の研修ということで県の職員を派遣しておりますし、そのほか、鹿児島県立短期大学と南京農業大学国際教育学院のほうとも学術交流をしておりまして、それぞれ学生の交換留学も実施をしているというような状況でございます。
 そのほか、江蘇省のほうの便宜供与を受けまして、商談会等への出展もしてございます。昨年十月に南京の老齢産業博覧会という展示会にも出展をしておりますし、江蘇農業国際合作商談会というものが九月に行われておりますけど、そういうところで鹿児島県産品のPRをしたりというようなことも実施をしているという状況でございまして、非常に江蘇省とも、国との関係は非常に難しい部分もございますけれども、非常にいろんな面で交流をしているという状況でございます。
 また、二十七年度につきましても、今度は交流協議会につきましては鹿児島県での開催ということになりますので、江蘇省のほうから派遣団を受け入れるというようなこと、また、先ほど申し上げたような交流につきましては、引き続き交流を続けていきたいというふうに考えてございます。


◯井上委員 一応状況はわかりましたので、終わります。


◯日高委員長 ほかにございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯日高委員長 ほかにありませんので、この件につきましては終了いたします。
 ここで、資料を配付いたしますので、しばらくお待ちください。
 それでは次に、鶴田委員から、海外経済交流の促進に関する提言につきまして、発言を求められておりますので、これを許可いたします。


◯鶴田委員 それでは、私のほうから、提言について御提案をさせていただきます。
 当員会は、成長するアジアとの経済交流等をさらに進めるために、戦略的な取り組みが求められていることから、県産品の販路拡大、企業の海外展開、観光・国際交流の促進等を図るため、平成二十五年第一回定例会において設置されております。
 平成二十五年度には主に産業交流に関する調査を行い、二十六年度、今年度には主に人的交流に関する調査を行っております。そして昨年六月議会では、アジア諸国等との人的交流の促進、九月議会で、海外からの観光客の誘客促進、十二月に、海外との文化・芸術、青少年の交流促進ということで、毎定例会ごとにテーマを設けて活発な議論を行ってまいりました。
 また、八月四日から九日にかけまして、台湾、香港を訪問し、霧島国際音楽祭台湾公演を鑑賞したほか、ジェトロ、現地旅行社、現地大学の日本語学科の学生との意見交換を行うなど、幅広い調査を行ったところであります。
 そして、この調査を通じて、直行便をフルに活用して、我が県の豊かな自然、温かい人情味あふれる人的な交流、こういったことをさらに促進することによって、県勢の発展につなげていくべきだということを感じました。
 中でも、霧島国際音楽祭台湾公演につきましては、我が県出身の下野さん指揮による霧島国際音楽祭の台湾公演、大変に文化交流の裾野の深さ、交流の深さというものを感じました。
 また、EGLツアーズの袁社長初め、スタッフとの意見交換につきましては、一般ツアーはもとより、例えばJR九州主催のななつ星、これにつきましても、我が国でも大変に高級なツアーでありますが、これを貸し切って行ったツアーというものが大変に好評であったということを聞きまして、我が県の旅行に対するニーズの多様性というものを感じたところであります。
 そこで、お手元にこの一年間の議論や調査を踏まえた「海外経済交流の促進に関する提言(案)」をお配りさせていただきましたので、御参照いただきたいというふうに思います。
 この提言でありますけれども、昨年十二月議会終了後に、当委員会に所属する各会派から選抜をした委員の皆様方で、一月から二月にかけて検討並びに取りまとめを行ってまいりました。
 そこで、この提言の内容について御説明をさせていただきます。
 その構成でありますけれども、一番目に、提言の背景、これを書かせていただきました。二番目に、三つの項目にわたって具体的な提言をさせていただいております。
 内容でありますけれども、提言の背景、これはただいま私が述べましたことに加えまして、国において、二〇二〇年オリンピック・パラリンピック東京大会を見据えて、平成三十二年に訪日外国人旅行者数を二千万人にするという目標を掲げて進んでおりますので、我が県もハード面・ソフト面、これをしっかりと整備をして受け入れ体制を確立することによって、この動きをしっかりと取り込んでいきたいというようなことを趣旨に書かせていただきました。
 また、提言でありますけれども、一番目に、アジア諸国等との人的交流の促進、二番目に、海外からの観光客の誘客の促進、三番目に海外との文化・芸術、青少年の交流の促進という観点から提言をさせていただいております。
 さらにその後に、この提言を行うに当たってのバックグラウンドデータというものもお示しさせていただきました。
 以上、この一年間の議論、調査を踏まえた提言を提案いたしますが、これを作成するに当たってのこの一年間の執行部の皆様方の御協力、これに対しまして心から感謝を申し上げたいというふうに思います。
 そして、委員の皆様方には、この提言に対しまして内容の確認並びに御意見いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 以上であります。


◯日高委員長 ここで、暫時休憩いたします。
        午前十一時五十九分休憩
     ────────────────
        正   午    再開


◯日高委員長 それでは、再開いたします。
 ただいま鶴田委員から、海外経済交流の促進に関する提言を執行部に対して行いたいとの提案がありましたが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯日高委員長 異議なしで全員の賛同が得られましたので、委員会として、海外経済交流の促進に関する提言を行うことを決定いたしました。
 提言の文案等につきましては、配付いたしましたとおりとし、字句の修正等につきましては当席に御一任いただきたいと存じますが、御異議ございませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯日高委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 その他の件で何かありますでしょうか。
   [「なし」という者あり]


◯日高委員長 ありませんか。
 ここで、お諮りいたします。
 委員長報告には、これまでの議論の中で各委員から出された意見、要望等を盛り込みたいと思います。
 委員長報告の文案は、当席に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯日高委員長 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
 ほかにございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯日高委員長 当委員会では、海外経済交流を促進する施策等に関する調査を付託事項として、これまで調査を行ってまいりましたが、今回の定例会において調査を終了いたします。
 本日で委員会が最後となりますので、当席及び副委員長から一言御挨拶を申し上げさせていただきます。


◯日高委員長 それでは、私のほうからまず御挨拶を申し上げます。
 当委員会は、平成二十五年三月定例会において設置をさせていただき、二十五年度には主に産業交流に関する調査、今年度は人的交流に関し、各定例会ごとにそれぞれテーマを設定いたしまして調査を行ってまいりました。
 この一年間の調査を踏まえまして、委員会として、昨年に引き続き、提言という形で整理をさせていただきましたが、今後の経済交流の展開に向け、既に皆様方が取り組まれております施策や、御説明いただきましたとおり、二十七年度も新規を含む多くの事業を予定しているようでありまして、議会といたしましても十分に後押しできるような提言になっているのではないかと考えております。
 御案内のとおり、国においても、地方創生を最重要課題として取り組みを進めている中、急激な過疎、高齢化等に伴う人口減少に直面している我が県にとっても、国内外との交流人口をさらにふやしていくことは大変重要なことだと思っております。
 このような中、航空路線においても、昨年の香港線就航に続きまして、四月には上海便も週二便から週四便に増便されることも決定されておりますが、今後、海外からの観光客の誘客や海外との文化・芸術等の交流など、相互の人的交流がより促進されるものと大いに期待をいたしているところでございます。
 当委員会は、今回の定例会で調査を終えることになりますが、これまで、当局の皆様方にさまざまな資料の提供などをいただき、御意見もいただき、当委員会の運営に御協力いただきましたことに心より感謝を申し上げます。
 また、昨年八月には、台湾、香港を訪問いたしまして、霧島国際音楽祭台湾公演を鑑賞したほか、現地旅行社の方々との意見交換を行うなど、調査を行ってまいりました。その折には、現地の事務所の皆様方にも大変お世話になりました。皆様方からよろしくお伝えいただければと思っております。
 今後も、海外との経済交流が一層促進されるように、そして、さすが観光立県鹿児島と言われるように、皆様方にはさらに頑張っていただきたいと、かように思っております。
 私どもは今度は選挙になるわけでございますが、改選後、私どもも常任委員会や他の機会を捉えまして、海外経済交流につながるような調査、施策を皆さんとともに取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 また、委員の皆様方には大変お忙しい中に、この四月には選挙という中でありましたが、皆様方にはきょうも活発に御意見を出していただきました。観光に対する思いというのを本当に感じたところでございます。また、執行部の皆様方もその思いを受けていただいたと思っております。このような気持ちで、我々委員もしっかりと改選後も取り組んでいくことを皆様方に改めて申し上げさせていただきたいと思います。
 そして、もうきょうが最後でございますが、どうぞ皆様方、四月ということで異動時期に入ってまいりまして、いろんなところに行かれる方もいらっしゃると思いますが、どこに行っても、やはりこの観光、総合産業ということでございまして、一つでも外れるとなかなかうまくいかないというのは皆様方が十分わかっていることと思いますので、どうぞひとつこれからも鹿児島県、さらに前進するために御努力をいただきますことを心よりお願い申し上げ、そして、この一年間いろんな意味でお世話になりましたことに感謝を申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
 本当にありがとうございました。お世話になりました。(拍手)


◯日高委員長 それでは、ふくし山副委員長に御挨拶をお願い申し上げます。


◯ふくし山副委員長 一言御挨拶を申し上げます。
 日高委員長の補佐役として一年間務めさせていただきました。十分ではなかったというふうに思いますけれども、委員の皆様、そしてまた執行部の皆様の御協力をいただきまして、無事にこの委員会が今年度、終了することを心からお礼を申し上げたいと思います。
 海外経済交流、大変これから重要な課題でございますけれども、それだけに、特にアジアの国々とはしっかりとした関係を構築をしていく、そのことも求められているだろうというふうに思います。
 執行部の皆さん、そして委員各位のますますの御健勝をお祈り申し上げまして、御礼の御挨拶にかえさせていただきたいと思います。
 本当にありがとうございました。お世話になりました。(拍手)


◯日高委員長 それでは、これをもちまして、海外経済交流促進等特別委員会を閉会いたします。
 どうも皆さん御苦労さまでした。
        午後零時七分閉会