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平成27年文教警察委員会 本文




七、審査経過
       ……………………
        午前十時開会
       ……………………
◯柳 委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教警察委員会を開会いたします。
 本日は、教育委員会及び学事法制課関係の請願・陳情の審査及び県政一般であります。
 それでは、請願・陳情の審査をお手元の請願・陳情文書表により行います。
 まず、継続審査分の請願の審査を行います。
 請願第四〇〇三号を議題といたします。
 義務教育課長の説明を求めます。


◯金城義務教育課長 資料の一ページをお開きください。
 請願第四〇〇三号でございますが、これは、一点目といたしまして、桜丘養護学校の高等部設置及び南部地区の県立学校の空き教室を分教室として使用すること、二点目といたしまして、南部地区へ新たな特別支援学校を設置することを求めるものでございます。
 これらにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 請願第四〇〇三号につきましては、鹿児島市南部地区の状況を見きわめて対応する必要があることから、引き続き、継続審査でお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。


◯二牟礼委員 これにつきましては、保護者の方々の強い要望でもありますので、ぜひ、この趣旨に沿って取り組んでいただくように採択でお願いします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 請願第四〇〇三号につきましては、継続審査と採択を求める御意見がありますので、まず、継続審査についてお諮りいたします。
 請願第四〇〇三号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯柳 委員長 挙手多数であります。
 よって、請願第四〇〇三号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願第四〇〇四号を議題といたします。
 義務教育課長の説明を求めます。


◯金城義務教育課長 請願第四〇〇四号でございますけれども、これは、徳之島に特別支援学校の分校・分教室の設置を求めるものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 請願第四〇〇四号につきましては、生徒数が継続して見込まれるかや、研究すべき課題もあると思われますので、引き続き、継続審査でお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。


◯二牟礼委員 請願の趣旨はもっともでありますし、ぜひ、実現をしてほしいという保護者の強い要望でもありますので、採択でお願いします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 請願第四〇〇四号につきましては、継続審査と採択を求める御意見がありますので、まず、継続審査についてお諮りいたします。
 請願第四〇〇四号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯柳 委員長 挙手多数であります。
 よって、請願第四〇〇四号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願第四〇〇五号を議題といたします。
 義務教育課長の説明を求めます。


◯金城義務教育課長 続きまして、請願第四〇〇五号でございますけれども、これは、屋久島高校に中種子養護学校高等部の分教室設置を求めるものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、質疑を終了いたします。
 採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 請願第四〇〇五号につきましては、生徒数が継続して見込まれるかということや、卒業後の実社会での活動を前提とした高等部に求められる専門性や学習効果が少人数において得られるか明らかでないことなど、今後、研究すべき課題もあると思われますので、引き続き、継続審査でお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。


◯二牟礼委員 これは、保護者の強い要望でもありますし、屋久島町議会からも県教育長に意見書も提出されておりますので、ぜひ、採択でお願いします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 請願第四〇〇五号につきましては、継続審査と採択を求める御意見がありますので、まず、継続審査についてお諮りいたします。
 請願第四〇〇五号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯柳 委員長 挙手多数であります。
 よって、請願第四〇〇五号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 次に、継続審査分の陳情の審査を行います。
 陳情第四〇三六号を議題といたします。
 学校施設課長の説明を求めます。


◯清藤学校施設課長 陳情第四〇三六号でございますが、これは、地震、津波、一般災害を想定した学校整備につきまして、学校給食施設などの大規模な調理施設を整備する際に、災害時における食事提供も視野に入れた国庫補助事業の創設等を求めるものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、これで質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 陳情第四〇三六号につきましては、国、県、市町村の防災計画や災害対策等を総合的に勘案した上で対応を検討するという必要があると思われますので、引き続き、継続審査でお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 陳情第四〇三六号につきましては、継続審査との御意見ですが、継続審査すべきものとすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯柳 委員長 御異議ありませんので、陳情第四〇三六号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 続いて、陳情第四〇三九号を議題といたします。
 教職員課長の説明を求めます。


◯寺園教職員課長 陳情第四〇三九号でございますけれども、これは、鹿屋市立中学校元校長セクハラ問題の真相究明を求めるものでございます。
 一点目といたしまして、県教委として、刑事・民事裁判判決以上の責任と罰を負わせようとしているのであるから、県教委として、公平に徹底した原告側、被告側の独自の調査を検討し、県民への愛情と責任に基づき、この事件の真相究明を求めるというもの。二点目といたしまして、真相究明結果に基づき、本件退職金返還命令処分に対する適切な対応を求めるというものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 陳情第四〇三九号につきましては、元校長は、現在、退職金返納命令を不服とし、知事へ審査請求したと聞いておりますので、そういった状況を注視しながら対応を検討するのが適当と思われます。引き続き、継続審査でお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。


◯二牟礼委員 これは、最高裁におきまして、上告棄却の決定によって、元校長のわいせつ行為が認定されております。さらに、県教委によります退職手当返還命令発出の際の聴聞において、本人の意見陳述等、質問等の機会が設けられ、元校長からわいせつ行為を否定する新たな事実は出されなかったということでありますので、不採択でお願いします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 陳情第四〇三九号につきましては、継続審査と不採択を求める御意見がありますので、まず、継続審査についてお諮りいたします。
 陳情第四〇三九号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯柳 委員長 挙手多数であります。
 よって、陳情第四〇三九号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 次に、委員会付託日から一年を経過した陳情を審査いたします。
 委員会への付託日から一年を経過した陳情につきましては、請願・陳情処理要領第八条の規定により、採択もしくは不採択の結論を出すように努め、結論を得られない場合は、審議未了の扱いをすることができるとなっております。審議未了の扱いを求める場合は、取り扱い意見で、審査未了の取り扱いとしたい旨を申し述べていただき、その可否について採決を行います。
 それでは、陳情第四〇三〇号を議題といたします。
 義務教育課長の説明を求めます。


◯金城義務教育課長 資料二ページをお開きください。
 陳情第四〇三〇号でございますけれども、これは、本県の初等中等教育における教育事業として、ロケット打ち上げ・施設見学を目的とした修学旅行の推進を求めるものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質疑がないようですので、質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 陳情第四〇三〇号につきましては、付託日から一年を経過しておりますが、いまだ、採択、不採択の結論を出す状況に至っておりませんので、審査未了の取り扱いでお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 陳情第四〇三〇号につきましては、審査未了との御意見ですが、審査未了の扱いとすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯柳 委員長 御異議ありませんので、陳情第四〇三〇号につきましては、審査未了の扱いとすることに決定いたしました。
 次に、陳情第四〇三一号を議題といたします。
 義務教育課長の説明を求めます。


◯金城義務教育課長 陳情第四〇三一号でございますけれども、これは、漫画「はだしのゲン」の県内の小・中・高等学校からの撤去、または、閲覧制限を求めるものでございます。
 これにつきましては、情勢の変化はございません。
 以上でございます。


◯柳 委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 ないようですので、これで質疑を終了いたします。
 それでは、採決に入りますが、取り扱い意見をお願いいたします。


◯吉永委員 陳情第四〇三一号につきましては、付託日から一年を経過しておりますが、いまだ、採択、不採択の結論を出す状況に至っておりませんので、審査未了の取り扱いでお願いいたします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか


◯二牟礼委員 私は不採択でお願いします。


◯柳 委員長 ほかに御意見はありませんか。
 陳情第四〇三一号につきましては、審査未了の御意見がありますので、審査未了についてお諮りいたします。
 陳情第四〇三一号を審査未了の扱いとすることに賛成の委員の挙手を求めます
   [賛成者挙手]


◯柳 委員長 挙手多数であります。
 よって、陳情第四〇三一号につきましては、審査未了の扱いとすることに決定いたしました。
 次は、県政一般に係る一般調査であります。
 まず、先般、姶良・伊佐地区での行政視察を実施したところでありますが、これらに関し、委員の方から、御意見、御質問等がありましたらお願いいたします。
 ございませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 質問がないようですので、行政視察につきましては、これで終了いたします。
 それでは、その他の県政一般について質問をお願いいたします。
 教育委員会から事前に資料も配付されておりますが、それらも含めて質問をお願いいたします。


◯二牟礼委員 当初予算の際に質問ができなかった問題で、新たな奨学制度導入について、考え方をお聞きしたいと思います。
 教育長の説明の際にありました四ページにその概要があるわけですが、具体的にどういった形で制度設計を進めていかれるのか、これは、将来、本県産業を担う担い手確保というのが大きな目標になっているわけですけれども、まず、例えば制度設計に当たって、どこか、委員会みたいなものをつくられるのか、あるいは対象である、地元企業に就職していただく方を確保するということでありますので、そういった業界関係の方との協議とか、そういったものがどういった形でつくられるのかというのが一つ。
 それと、対象者というのは、どのくらいを想定されているのかということ、金額というのはどういったものかと。
 例えばここには、入学時の経済的負担の軽減、あるいは就職した場合に奨学金の返済の減免というふうにありますが、もともと就職する企業があるかどうかというのも大きな問題なんですけれども、途中でこの条件を外れて、県内就職したけれども、県外に転職されるというような場合なんかの取り扱いとか、何か少し具体的なものが方向性としてあるのか。これは全額国庫になっていますけれども、財源的な裏づけというのはどういうふうに、例えば、さっき言いました、対象者がふえればふえるだけ国庫がきちんと措置してくれるものかどうか、そういったところを含めて考え方をお聞かせください。


◯山床福利厚生監 新たな奨学制度の検討でございますが、議案概要に記載をしておりますように、大学生等が県内に就職した場合の奨学金の返済を減免する制度と、それから、大学等入学の手続時に一時金を貸与する制度、具体的な制度設計を来年度行うということにしておりますが、これが国の示しました、まち・ひと・しごとの創生総合戦略に基づく国の方向性としまして、奨学金を活用して地元の定着を図るということになっておりますが、まだ、国の制度の概要等が明らかになっておりませんので、それらの概要等を踏まえまして、今後どういった形で検討していくかと、委員会等の立ち上げでありましたり、企業の方々との連携ですね、そのあたりも、国の制度の内容を踏まえて対応等を検討していきたいと。そういうことで、対象者数でありましたり、予算の規模、これにつきましても、国の制度の状況を踏まえて制度設計をしていきたいと考えております。
 ですから、一旦、県内に就職して県外に行った方とか、県外に一旦就職されて県内に戻ってきたり、いろんなケースが出てこようかと思います。そういったケーススタディーもその中で検討していきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 国のそういったものが示されていないということなんですが、ここに、夏までにというふうにあるんですけれども、何か示される予定というのがわかっているんですか。


◯山床福利厚生監 国のほうから近いうちに、そういった通知が、今、情報をとっておりますのでは、来月あたり、出せるのではないかなというふうにはお聞きしているところでございます。


◯二牟礼委員 先ほど申し上げましたように、地元に就職したいと思っても、就職先の企業がきちんと確保されるというのも大きな課題でありますので、特に、大学卒の場合なんかは、地元企業とのニーズときちっとマッチするかどうかというのが大きな課題になってまいりますので、可能な限り、そうした学生の皆さん、受験をされる方、あるいは入学された方のニーズをきちんと把握されて、それに鹿児島的に合うような制度設計をお願いしておきたいなというふうに思います。


◯山床福利厚生監 今、委員からお話のございましたこと等も踏まえまして、今後検討していきたいと考えています。


◯二牟礼委員 次に、高校の再編成の問題で少しお伺いしたいんですが、私は大口高校の出身なんですけれども、ことしの入学者選抜の最終出願数を見ますと、募集定員が百二十に対して六十六名、倍率が〇・五五という、非常に寂しい限りで、これはこの先どうなっていくのかなというふうに心配をしているところなんです。私ども、この文教の委員会でも、大口中学校に視察にお伺いしまして、この四月から、南中、山野中、再編されて、大口中央中学校というふうになって、将来的には菱刈中も統合するという、まことに児童数が減っていく中では、生徒数、減っていく中で厳しいなというのが実感であります。
 そこで、これまでいろんな高校の再編統合というものが行われてきているわけですが、大口市でも、高校の存続、生徒数の確保に向けて、国公立、あるいは難関私立大学へ受験する方へ助成金を出すとか、いろんな対応をしているわけです。特に、この大口高校の場合、五年間で五千万円計上するということにもなっているようでありまして、それぞれの自治体、大口だけではなくて、いろいろ、この出願者数を見ますと、薩摩中央普通科なんか〇・三八というようなところもありますし、地元でも大変御苦労いただいて、何とか生徒数を確保するというのに腐心されているわけであります。
 そこで、地元は地元としてそういう努力はするんですが、高校の設置者というのは県なわけですから、県としても、そういった地元の高校存続に向けて、何か活性化のための責任ある対応というものが必要じゃないかなというふうに思うんですが、その辺についての、設置者としての責任、取り組みというものについてお聞かせください。


◯月野高校教育課長 今、御指摘のとおり、特に、今年度の場合は、出願倍率が〇・九二倍ということでして、七十校中六十校が定員割れになっていると、過去最も低い倍率でもあるということで、私どもは厳しくこの状況を受けとめております。各高校それぞれ、定員の充足ということについては一生懸命取り組んでいるというふうに考えているんですけれども、中学生から、進学先として選ばれる魅力ある高校になるということがまず一番だというふうに考えております。そのためには、私どものほうも、学校に対して、進学の面、就職の面、それからもちろん、大きな前提として、教育内容の面、そういったところで、高校教育課を中心に、関係課で指導をしているところです。特に、それぞれの高校が特色ある教育課程の編成や進路指導、部活動、こういうことに取り組むということが大切だと考えております。このための指導、支援というのは、私ども県教委の責任としてやっていきたいと思いますが、魅力ある高校づくりをする一方で、その魅力が中学生、保護者に伝わらなければ募集にはつながってまいりませんので、やはり、効果的な情報発信や広報活動が必要だというふうに考えております。このことは、私どもも校長会等で指導はしているわけですけれども、例えば、入学者確保に実績を上げている高校におきましては、地元の自治体や同窓会、PTAの協力も得ながら、全校体制で地元への貢献活動などを通して、信頼を得る活動をしていたり、報道機関へ積極的な情報提供をする学校、それから、学校の楽しさや魅力を伝える中学生向けの広報紙、これを高校生が主体となって編集・発行していくなど、学校の特色や地域の実情に応じた取り組みを展開しております。私ども、こうした取り組み例を学校にまた紹介するとともに、外部の方々の支援も得て、学校を具体的に、また今後指導していきたいというふうに考えております。
 私ども高校教育課が中心となって、このような学校の取り組みの指導や支援を行う立場でありますけれども、関係課一緒になりまして、積極的に支援をしていきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 今いろいろ述べられましたけれども、地元は地元なりに、それぞれの行政と学校と協力しながら、あるいはPTAと協力しながら努力しておりますので、県教委としての、これはもう県の高校ですから、責任ある対応というものをぜひお願い申し上げておきたいと思います。
 それで、さっき申しましたように、大口は、募集定員百二十に対して六十六になっているわけで、以前、再編方針というんですか、かごしま活力ある高校づくり計画、あるいは公立高校振興方針、そういったものが、再編整備指針、整理統合基準というものが適正規模で四学級から八学級というのがあったわけですが、これが二学級が三分の一、二年連続したら統廃合の対象というふうにされてきたわけですが、これは既に廃止になって、大隅地区における在り方検討委員会のような、それぞれの地域ごとの独自の取り組みというのが今進んでいるわけですけれども、昨年の九月議会で、月野課長は、適正規模は、やはり一学年四学級から八学級というのが大体全国的な適正規模の考え方というふうに依然としておっしゃっているわけですが、これはもう既になくなっているはずだと思うんですけれども、これをいまだに何か念頭に置いて検討されているんですか。


◯月野高校教育課長 今、委員おっしゃいましたとおり、従前のいわゆる整理統合基準といったものは、活力ある高校づくり計画の期間中のものでありましたので、その計画期間が終了しますと、その基準というのはなくなったということでありますが、一方では、委員がおっしゃいました高校の適正規模といいますのは、これは、一学級当たりの生徒数を、国の標準法に伴って四十人とした上で、四から八学級というふうにしているのが全国的な傾向です。この規模にしている理由といいますのは、やはり、多様で個性的な生徒が出会って、互いに切磋琢磨できる機会が得られるというようなこと、それから、学校行事や部活動が非常に活性化をするということ、それから多様な科目設定など、弾力的な教育課程の編成が可能でありまして、生徒は多くの科目から選択をすることが可能であるということ、そして、この教育課程を実施するに当たりまして、教職員を適正に配置をするということで、これによって、高校の教育の専門性というのを維持できるものというふうに考えております。したがって、一定の規模というものは必要であろうと考えますが、それが、やはり全国的な状況も考えまして、一学年四から八学級というふうに考えているところです。


◯二牟礼委員 この再編整備、整理統合基準がもうなくなったとおっしゃる一方で、全国的には四学級から八学級が適正規模というふうに言われると、何かまだ、この基準が生きているように思えて、これは、大口はそのうち統廃合の対象かなというふうに思えてくるものですから、そこのところを余り強調されると心配になるわけですよ。だから、そこの意向を聞いたんですけれども、そこはもう画一的に、これが全国的には八から四学級ですよというふうに、余りおっしゃらないほうがいいんじゃないですかね、心配しますよ。


◯月野高校教育課長 今、委員がおっしゃいましたように、募集停止も含めました再編整備に当たりましては、各学校や地域の実情がそれぞれ異なるということですので、画一的に対応するのではなくて、地域の実情を考慮しながら、地元と十分協議しながら、個別に検討していきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 そういうふうにおっしゃっていただくと、まだ、地元の声を上げやすくなりますので、それで、地元と協議したいということなんですが、今の伊藤知事になられてから、そういった地元を大事にされる十分な協議というのが一つの高校再編に当たっての方針になっているというふうに理解をしているわけです。
 この間の再編の経過を見ますと、入来と樋脇が六カ月ですね。あと、中種子、南種子が一年半、牧園、栗野も一年半、奄美、大島工業、甲陵と鹿児島西高、これも一年四カ月ですね。かなり、一年前後、時間をとっての地元との協議というのがなされているんですが、これも、昨年の九月議会で質問した際に、最低、私は一年以上は必要だというふうに質問しましたら、時間軸でいうと、ことしで来年すぐということにはなりませんというふうに答弁されているんですが、せめて、一年以上はかけての十分な協議というのが必要だと思うんですけれども、その辺の考えは、再度お聞きしておきたいと思います。


◯月野高校教育課長 小規模な学校の中でも、充足率の非常に高い学校もございます。心配なのは、小規模な学校の中で、やはり充足率の低い学校というものが私どもの心配しているところですけれども、こういった学校につきましては、前年度の段階から、同窓会、PTAなどの学校関係者や市長、町長さんなど、地元の関係者と十分に協議をすることにしております。募集定員の策定に当たりましても、当年度になってからこうした方々とお話し合いするのではなくて、前年度のうちからもさせていただいております。そういう意味で、十分な御理解をいただくためにも、時間をとって協議をしていきたい、情報提供をしたり、意見交換をしていきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 そこで、先ほど言いましたように、大口高校、百二十名に対して六十六ですから、クラス編制でいくと、実質三十人学級になるわけですよ。それで、楠隼も一学級三十人編制なわけですが、この案内を見ますと、一学級三十人編制、さらにきめ細やかな少人数指導を展開しますというふうになっております。
 それで、なぜ、楠隼が三十人学級になったかというのが、これまで何回か、ここだけ何でなったのかというのが議論されてきました。その際、このパンフレットにはそういうふうに書いてあるんですが、この間の経過を拾ってみますと、昨年のときにも、月野課長のほうからは、全国でも初となる公立の全寮制の学校であるということが一つ、それから、県内外から生徒が集まると、そうした、他の県立高校とはかなり異なる環境があると。この三つ挙げていらっしゃるんですが、それに加えて、これで見ると、きめ細やかな少人数指導を展開できると、こうなっているんですけれども、今申し上げたのと、そうすると四つになるんですが、これが三十人にした理由なんですかね、この四つが。それとも、まだほかにあるんですかね。


◯月野高校教育課長 今、四つというふうに言われましたけれども、再度御説明いたしますと、楠隼の三十人学級につきましては、全寮制の寮の収容能力、それから、学校や寮での相談体制、また、県内のみならず、全国から生徒を募集するということもありますので、県内外や大隅地域の学校への募集の影響等を勘案して、定員を六十人というふうに決めたところです。
 そして、その六十人の生徒の人間関係が固定化をしないように、クラスがえを可能にするというふうな必要がございますので、そうしますと、二学級、一学級三十人といったような考え方も出てまいります。こうしたところが、他の県立高校とは状況が違うということで考えております。


◯二牟礼委員 今、幾つか補足して説明がありましたけれども、先ほどから何回も言いますけれども、大口高校は実質三十人学級になるわけですよ。それで、結論なんですけれども、全国の小規模振興策を見ましても、青森とか秋田では三十五人学級、香川とか山口では三十人学級を導入しているわけです。それで、鹿児島県においても、楠隼で三十人学級ができるんであれば、県内のほかの高校、小規模校になっていく、募集が厳しくなっていく、生徒数が減っていく中で、そこの高校というのは、地域の振興活性化にも、中心として役立っているし、また、必要な高校でありますので、どうですかね、楠隼並みに三十人学級を全県に拡大していくと、そういう質問を昨年いたしましたら、月野課長が、基本的にはそうした方向だろうと思いますが、まずは、この楠隼から先に開校して、実際の教育というものを充実させる。その中で具体的な方向というものを考えていきたいというふうに答弁されておりますので、ぜひ、その方向を早く実現してほしいと思うんですが、どうですか。


◯月野高校教育課長 四十人未満の学級を楠隼以外の他の県立高校に波及させることにつきましては、国が定める標準法の教員定数等の関係から、現時点では考えていないところです。楠隼のこの三十人学級につきましては、先ほど申し上げたような事情で三十人となったわけですけれども、現実に他の県立高校、全日制も、平均をとりますと、現在は三十人ぐらいの学級になっております。いずれの場合も、教育の中身ということでいうと、それぞれ学科によって特色は違うわけですけれども、現時点での楠隼の取り組み、他の学校の取り組み、そうしたものをやはり時間をかけて検討していく必要があるというふうに考えておりますが、現時点では、導入を、四十人未満の学級を波及させるということは考えられないというところでございます。


◯二牟礼委員 楠隼を三十人学級にされたというののもう一つのもっと大きな理由は、これは、もう二年前の六月に、当時の海江田高校教育課長が、数が少ないと生徒に目が行き届く、切磋琢磨できる、そういう人数として三十人ということを考えたということで、ここにあります楠隼もその三十人編制にしたというのは、さらにきめ細かな少人数指導を展開できるということが大きな理由になっているわけですから、教育効果を高めると、鹿児島県の教育水準を高めていくという点でも、実質的に三十人学級になっているところもありますので、基本的な方向はそれを目指すということですから、ぜひ、努力していただきたいなというふうに思いますが、国への働きかけ含めて、どうですか。


◯月野高校教育課長 私ども、現場の学校を預かる者の立場としましては、生徒の教育内容の充実ということを一番に考えるわけですけれども、文部科学省の考え方としましても、学級の定員を四十人を減ずるというよりは、加配措置等の教員もいるわけですけれども、学習集団の中で細かなグループをつくって、そこで充実した指導をしていくといったような方向を、基本的に高校の場合は出されておりますので、現時点では、そうした文部科学省の考え方も踏まえて、学習集団としての少人数指導といったものを充実させていきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 現時点ではという答弁でありますので、次へ期待をして、私は終わります。


◯柳 委員長 ほかに質問はありませんか。


◯前原委員 一つ、給食費の問題を少しお聞きしたいんですけど、以前、マスコミでも取り上げられて、払えるのに払わない人たちもいるということで、私も一般質問で一回取り上げたことがあるんですけれども、最近の小学生の給食費の未納額が、二十六年度はまだ出ていないかもしれませんけれども、二十五年度とか二十四年度、二十三年度、三カ年間ぐらい、どのぐらいの額になっているのかちょっと教えていただけますか。


◯鹿倉保健体育課長 給食費の未納の状況でございますが、平成二十四年度の状況でございますけれども、未納者の生徒は、人数でいきますと、千五百八十八人で、子供の割合でいきますと、一%という状況でございます。総額で、二千九百六十八万一千円でございます。未納費の総額です。


◯前原委員 今、平成二十四年度で未納額が二千九百六十八万円、約三千万円ですよね。それで一%ということですけれども、以前は、払えるのに払わない人たちがいるという記事も結構見られたんですが、実際、お母さんたちの話を聞くと、払いたいんだけど払えないという人たちがやっぱりほとんどなんですよね。ですから、払えるけど払わないという人たちは、この一%の中の一%ぐらいで、本当は払いたいんだけれども、所得が、生活が大変で、子供の給食費まで払えないという人たちがほとんどなんで、やはり、その子たちはかわいそうかなという感じがするんで、給食費ぐらい県で見てもらえる気はないのかなというふうに思いますけれども、それはいかがですか。


◯鹿倉保健体育課長 学校給食は、基本、設置者の市町村のほうが見る状況でございまして、市町村におきましても、そういう状況を踏まえまして、いろんな手だてをしているようでございますけれども、例えば、電話や文書による督促とか、あるいは家庭訪問による督促とか、あるいは就学援助制度を活用しているところとか、そういうような取り組みをしているようでございます。


◯前原委員 それはよくわかるんですよね。貸し付けをしたりとかいうのはよくわかるんですが、貸し付けしてもやはり返さないといけないんですよね。ですから、食育という関係でも、子供たちに恥ずかしい思いをさせるのはどうかなと僕も思うんで、市町村単位で、もちろん、やられているというのはよくわかるんですけれども、県としても、やはりこういう状況を考えると、給食ぐらいは、市町村の方々と話をして、鹿児島県はいい県だなと言われるぐらいに、県で見てあげたらどうかなというふうに思いますけれども、そういう気持ちはないかどうか、どうですか。


◯鹿倉保健体育課長 現段階では、基本的には、設置者、市町村の問題でございまして、今、委員がおっしゃるようなことも大変理解できるところでございますけれども、県のほうでというようなことにつきましては検討できないところでございます。


◯前原委員 今の段階で、課長が結論を出すわけにはいかないと思いますので、ぜひ、今後、検討材料にしていただきたいというふうに思います。
 先ほど、二牟礼先生のほうからも話がありましたけれども、今度、新たな奨学金制度というのが導入されましたけど、これ、国庫でやるということで、全国一律の状況、補助だと思うんですけれども、やはり、二牟礼先生が言われたのは、就職するところがないかもしれないという話をされたんですけれども、私ども日置市でいけば、伊集院なんかは人口がふえているんですよね。人口がどんどんどんどんふえていると、そこに人口に対して、いろんな商業施設ができて、就職口がふえてくるという、逆のことがあるんですね。だから、人口がふえると、そこに対して、商売をする人たちがふえてくると、逆に、人口がまたふえるという状況があるので、例えば、奨学金制度、僕らは若い子たちにもよく聞くんですが、大体、四年の大学を出て、うちの施設に就職したときに、教育ローンと奨学金をもらって、約五百万円借金を皆さんしているんですよ。そうすると、その五百万円が卒業したと同時に五百万円借金をして、就職してから、その年の十月から返済が始まるというんですよ。結構、物すごい負担なんですよね。だからもう、自宅に帰って就職するしか返す方法がないと。部屋を借りたら、本当に生活費が二、三万円だという話をして、もう本当に大変だと。それで、友達の中には破産宣告をした子もいっぱいいるんですよという話をされるんですよ。ですから、やっぱり、鹿児島県に若い子たちが帰ってくるような魅力ある鹿児島県づくりをするために、確かに、短大は二年、そして四年大学、六年大学とありますよね。それで、二年すると、二百万円から三百万円、四年すると五百万円から六百万円、六年大学では一千万円ぐらいの借金をして、卒業と同時にその子たちが借金をするんですよね。本当に返済というのは彼ら、彼女らの負担、物すごいストレスがかかっているらしいんですよ。卒業して初めて気づくらしいんですけれども。ですから、例えば、国のいわゆる基準が出てくると思うんですけれども、鹿児島県は鹿児島県で、例えばいろんなケース・バイ・ケースで考えられると思うんですけれども、鹿児島の大学に入った子たちが鹿児島で就職する場合、鹿児島から、いわゆるよその県に出て鹿児島で就職する場合とか、いろんなケースが出てきて、それも二年制大学、四年制大学、六年制大学というふうにあると思うんですけれども、例えば五年住んだら奨学金を半額にするよとか、十年住んだら奨学金を免除するよとかいう制度にしてもらえると、物すごく若い子たちは帰ってきやすくなると思うんですけれども、そういうふうに考えたことないですか。


◯山床福利厚生監 委員からお話のございましたように、今後、返済の免除等も検討していきますが、それに当たっては、いろんなケースが出てこようかと思います。先ほど、二牟礼委員の御質問の中でも答弁いたしましたように、現在考えておりますのが、国の総合戦略に基づく国の支援制度を活用していこうと考えておりますので、そこの制度の内容も十分確認しながら、今後検討してまいりたいと思っております。


◯前原委員 ぜひ、国の制度がまだ確立していないんで、何とも言えないところがあるんでしょうけれども、ぜひ、国の制度が、ある程度、夏までには具体的な制度設計を行うと書いてありますから、これを見て、すぐすぐというわけにはなかなかいかないんでしょうけれども、県独自の奨学金制度というものを、いわゆる軽減制度と、減免という形でもいいし、免除という形でもいいですけれども、ケース・バイ・ケースで、いろんな検討をしていただきたいなということを要望して終わらせていただきます。


◯柳 委員長 ほかに質問はございませんか。


◯持冨委員 本会議でもちょっと質問しましたが、小・中学校の統廃合の話ですけれども、質問したら、それは、設置者である市町村が考えることという感じであったわけですが、実際には、学校がどんどんなくなっていくと、地域も寂れていくわけでして、必ずしも市町村だけに考えなさいよというわけにもいかないんじゃないのかなと思っております。
 それで、実際のところ、先日、質問したときには、本県においても、小学校が六学級以下と、また、中学校が三学級以下というのが、小学校が五百三十校中三百七十七校、中学校が二百二十八校中百六校ということで、五割から六割の学校は、もう対象校になっているわけですよね。大変切実な問題だろうと思っております。
 その中で、学校の統廃合の適否を速やかに検討する必要があるというふうに手引きで言われたわけですけれども、速やかにというのは、どれぐらいの時間を考えているんでしょうか。


◯清藤学校施設課長 今回、文部科学省のほうで手引きが出されたわけですけれども、その中で表現されているのが、適否を速やかに検討する必要があるということでございまして、これについて、具体的にいつまでにというところまでは、まだ、国のほうからは指示等はないところでございます。


◯持冨委員 それで、これ、質問したときに、まずは、設置者である市町村が、学習面、スポーツ面、人間関係の面など、児童生徒に好ましい教育環境を提供することを第一として、地域の実情に応じて、住民の理解と協力を得ながら、主体的な判断で検討をすべきものであると考えていますと、こういう答弁で、それは市町村がすることですよということの答えだったんだろうと思いますが、そこには、県はどのようにかかわるんでしょうか。


◯清藤学校施設課長 基本的に、私ども学校施設課のほうでは、学校の設置あるいは廃止の届け出を受けるという業務になっております。したがいまして、今の段階では、市町村のほうで廃止します、統合します、あるいは統合して新しい学校を設置しますという届けを受けるというのが今の業務でございます。ただ今回、この手引きの中で、具体的にクラス数を示されまして、速やかに検討する必要があるという学校があるということですので、私どもとしては、基本的には、これまでいろんな統合をなされたところのデータといいますか、集積がございますので、どういったふうにやったというような、例えば、住民からの要望があった例はこういうものがありますとか、あるいは、地域でいろいろお話しされてやった市町村については、こういうのがございますとか、そういった事例の紹介というのはできるのではないかというふうに思っております。


◯持冨委員 学校施設課長が答えるというのも、本当に、それは、手続上の話でそうなんだろうなと思いますけれども、先ほどの高校の統廃合のときには、地域で在り方検討委員会みたいなのをつくって、さまざまな方が入って検討をしてという話でしたね。そうしますと、それは小・中学校だから、その校区単位にそういったものを設けながらするのかなという、そういったことはどうなるのかなと。例えば、通学についても範囲が広くなる、時間がかかる、そうなりますと、通学バスを走らせるというようなことが出てくるわけですね。そうすると、地域の中でそういうことを検討する仕組みができていかなきゃいけないのかなと、そういうふうに思うんですけれども、その辺は県は全然かかわらないということなんでしょうか。


◯清藤学校施設課長 近年、統合をした小学校、中学校、こういったところを見てみますと、基本的に地元の教育委員会が中心になりまして、地域の代表ですとか、あるいは、学識経験者等を集めた委員会なりを設置しまして、その中で統合の方向性みたいなのを決めるというのが主流になっているようでございます。その後、統合が決まった後に、それぞれ、PTAですとか、あと、学校関係者、教員も含めてですけれども、その中でいろんな部会をつくって、そのスクールバスの関係ですとか、制服をどうするとか、それぞれの業務といいますか、事業といいますか、そういったものを部会で話し合いながら、スムーズな統合に向けた作業をしているというような実情がございます。


◯持冨委員 大体、わかりました。スタンスはわかりました。
 かねてから言っておりますように、離島とか、過疎地においては、生徒数は激減していくわけでありまして、統廃合というのは一つの事項ですけれども、もう一方で、やっぱり地域の活性化とか、あるいは地域が存続していくためには、学校というのは非常に大事な存在でありますので、以前は、山海留学の話もしましたけれども、いろんな形で子供を呼び込むとか、あるいはその保護者も呼び込んで、その地域の活性化も含めて、学校はそういう役割を担っているというところもやはり考えていかないと、ただ、数が減ってきましたので、子供の教育環境としては適切ではないので統廃合しますよと、機械的に進めていったら、地域は完全に疲弊して、それこそ、離島においては無人島になっていくとか、そういうところがふえていくんだろうなと、そういうところを施設課長が答えるもんですから、届け出の話だけかという、非常に思いがあるわけですけど、これはやはり、省庁を越えてでも検討するような場所が必要であろうなということを一応申し上げておきたいと思います。
 これは、海外の特別委員会のほうで話を聞いたときに、青少年の交流で、香港との交流とか、そういったものは、ほかの部署ではできていたんですけれども、保健体育課がやっていたスポーツ関係の交流が途中からなくなっているんですね。前は非常に、これ一生懸命やって、効果もあったというふうに私は思っていたんですけれども、保健体育課のほうでやっていた青年の交流事業について、いつまでやっていたのか、そしてまた、やめた経緯、やっていたときはどういう効果があったのかとか、その辺少し教えてください。


◯鹿倉保健体育課長 本県のスポーツ交流事業につきましては、昭和五十八年度から香港、そして、平成二年度からシンガポール、平成六年度から韓国の全羅北道、平成十二年度から中国の江蘇省という四つの国・地域と、それぞれ交互に派遣と受け入れを繰り返して、相互交流を実施してきておりましたけれども、平成二十二年の香港交流で水球競技を受け入れたわけですけれども、それを最後に、今現在は事業を休止している状況でございます。
 これにつきましては、事務事業の見直し等によりまして、平成十八年度からそれぞれの各国や地域に順次隔年置きに実施しましょうというようなことで、隔年置きになりまして、最終的には、平成二十二年の香港を最後に休止しているというような状況でございます。
 その間の効果と申しますと、昭和五十八年から平成二十二年まで十七の競技種目が交流をすることができまして、交流人口は、香港のほうで派遣が二百人程度、受け入れが百八十人程度、シンガポールのほうが派遣が百三十人程度、受け入れが百人程度、全羅北道が派遣が百人程度、受け入れが百二十人程度、江蘇省が派遣が六十人程度、受け入れも六十人程度ということで、それなりの交流ができまして、そういったところに参加した青少年は、また、その後のいろんな、スポーツだけじゃなくて、国際交流、そういったところでも活躍しているというような情報は得ているところでございます。


◯持冨委員 それで、ほかの部署でやっている青年交流団の相互派遣というのはずっと続いているわけです。そうしますと、保健体育のここだけできないというのはお金の問題かなというふうなことも思うんですけど、これの予算はどれぐらいなんですか。


◯鹿倉保健体育課長 少し時間をいただけますか。


◯柳 委員長 暫時休憩します。
        午前十一時三分休憩
     ────────────────
        午前十一時三分再開


◯柳 委員長 再開いたします。


◯鹿倉保健体育課長 全羅北道に関しましては、派遣と受け入れで若干金額が違いますけれども、派遣で九十七万円、それから、受け入れにつきましては百二十万円程度、それから香港につきましても、これもその年その年で違いますけれども、派遣のほうで百二十万円程度、それから、受け入れも、競技の人数等で若干違いますけれども、多いときで百六十万円程度、シンガポールにつきましては、受け入れも、派遣のほうも約百万円程度、それから、江蘇省につきましては、受け入れも派遣も約百十万円程度というような状況でございます。


◯持冨委員 若い人たちが交流をしていくというのは、非常に大事なことで、私はすごくいい事業だなとずっと思っていたんですけれども、しかし、これができなくなったと、金額を今聞いてみれば、そんな大変な金額で、県の財政に影響を及ぼすようなお金じゃないわけであって、ほかの部署では青年交流しているわけですので、これはぜひやるべきじゃないかなと、そういうふうに思うんですが、これは保健体育課長はそう思っているかもしれませんから、教育長はどう思われますか。


◯六反教育長 私もかつて、現場でそういう交流を支える仕事もしておりましたので、その意義は大変よくわかるわけですけれども、今お話が出ましたこの四つの地域とは、交流協議会、もしくは交流会議というものを通じて、派遣の旅費はお互いが持ちましょう、受け入れのホテル、交通費等は受け入れ側が持ちましょうといったような約束のもとで、次の年度はどういう種目にいたしましょうかというような話し合いの上で、受け入れ、派遣が決まっていくといったような流れでございました。相手のあることでもございますし、県の財政的な問題等もあります。いろんなことも踏まえながら、今後のグローバル化社会の中での国際的な感覚を持った人材を育成するということについては、有効な事業であろうとは思いますので、どういう対応ができるのか、私どもも検討が必要かなというふうには思っております。今のところ、それを再開するという方向が決まっているということではございません。


◯持冨委員 相手があることだからということであれば、そこは丁寧に相手と詰めていかなきゃいけない話だと思います。でも、県の財政がといったときには、ちょっと説得力を欠くかなと、そんなに、数百万円のお金ですので、効果が大であれば、またほかの部署はやっているわけでして、それは、十分できる話ではないかなと。ぜひ、若い人たちがそういう場所でいろいろと経験を積んで、その後にまた、その経験を生かして活躍できるような舞台づくりはやはりしていくべきだと、そういうふうに思っておりますので、ぜひ、応援をしていただければありがたいと思います。
 ここは終わります。


◯柳 委員長 ほかに質問はございませんか。


◯二牟礼委員 この平成二十六年度鹿児島学習定着度調査と全国体力・運動能力、運動習慣等調査が出されておりますので、この点についてお伺いしておきたいと思います。
 鹿児島県で行っていらっしゃる学習定着度調査というのは、過去、いつから実施されているんですかね、まず、それを教えてください。


◯金城義務教育課長 お答え申し上げます。
 学習定着度調査につきましては、昨年度、二十五年度から実施しております。それまでは、基礎・基本調査ということで実施しておりましたけれども、今の形になったのは二十五年度、今回が二年目ということになります。


◯二牟礼委員 その基礎・基本調査というのは何年からですか。これとはどこか違うところがあるんですか。


◯柳 委員長 暫時休憩します。
        午前十一時八分休憩
     ────────────────
        午前十一時八分再開


◯柳 委員長 再開します。


◯金城義務教育課長 基礎・基本調査につきましては、平成十六年度から実施でございます。


◯二牟礼委員 それと、だから、この定着度調査とどこか違うところがあるんですか。


◯金城義務教育課長 失礼いたしました。これまでは、基礎・基本に重点を置いた調査でございましたけれども、昨年度から、基礎・基本に加えまして、思考・表現といったものを約三割程度出題するようにいたしまして、これまで本県で課題になっておりました、思考力・判断力・表現力等を問う問題を一定程度ウエートを加えたものでございます。


◯二牟礼委員 いろいろこういった実態調査をされた際に、ここにありますように、課題分析をされて、指導方法の改善を毎年出されてきていると思うんですが、毎年出されるわけですよね。それでもなお、なかなか、全国の学力テストにおいても、鹿児島が上位にならないというのは、どういうふうに分析されていますか。


◯金城義務教育課長 御指摘のとおり、全国学力・学習状況調査におきましても、この鹿児島学習定着度調査におきましても、思考力・判断力・表現力等に課題があるということがわかってまいりました。また、今回の調査におきましても、課題がより明確になったというふうに捉えております。これは、とりもなおさず、そういった学力を授業の中で各教員が十分伸ばし切れていないというところに課題があるというふうに考えておりまして、こういった課題につきましては、今回、新年度で計上しておりますかごしま学力向上プログラムの中におきましても、先生方の課題、意識に寄り添いながら、学校訪問を強化いたしまして、県の指導主事、それから市町村の指導主事がチームを組んで、現場の中で、どういった授業づくりをすれば、そういった課題になっております思考力・判断力・表現力等を育むような授業ができるかといったことについて実施したいと考えておりまして、こういった学力向上策をきちんと着実に実施していきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 ですから、平成十六年から、恐らく、その以前にも調査されていると思うんですよね、名称は違うかもしれませんけれども。だから、調査すれば、必ずそこで分析をされて、どこに問題があって、課題は何で、授業方法の改善、学力向上のための対策、いろんな事業というのが、毎年毎年毎年、出てきているはずなんですよね。それでもなお、なかなか向上していかないというところが何かというのを分析しない限り、毎年同じことを、私は、十二月にも言いましたけれども、問題解決的な学習活動を取り入れると、教員の指導方法改善を図ると、毎回出てきていると思うんですよ。過去、比べてみられると、同じ文章がずっと続いていると思うんですよ。それでもなお、改善、向上が図られないというところを、どう分析して、対策をとるかということがないと、全国学力テストは対象が小学六年生と中学三年生、こちらの定着度調査のほうは五年生と中学一、二年生ですから、言いましたように、調査した人は上がっていくわけだから、その学年の分析が引き続いていけばいいけれども、また違った学年を調査すれば、分析結果というのは、以前のものと違ってくるわけだから、だから、そこのところは、何か、調査の方法も、分析した結果も、今申し上げたように、どこに向上しない原因があるのか、もっと細かにしないと、全国学力テストを小学校六年生と中学校三年生対象にやる科目以上に調査しているわけだから、全国学力テストをやる意味も余りないような気がするんですけどね、どうですか。


◯金城義務教育課長 御指摘いただきました、なぜ、課題が継続しているのかという点でございます。
 これまでの成果といたしましては、先ほど申し上げましたように、平成二十四年度まで、基礎・基本に重きを置いた調査を実施しておりまして、基礎的・基本的な知識につきましては、一定程度の定着が図られているというふうに考えています。一方で、思考・表現を問うような、知識を活用する問題につきましてはやはり課題があると。それで、昨年度に調査を衣がえいたしまして、思考・表現を問うような問題を出したと。これは、現場の先生方に対するメッセージとしても有効だと思っていまして、そういった授業づくりを、基礎・基本だけでなくて、授業の中で教え込むのでなく、考えさせる授業をつくっていくということを、ここ一、二年、県としても積極的に現場のほうにもお伝えしているところでございます。また、現場のほうでも分析をしていただきたいということも、こちらのほうからいろんな場面で訴えておりまして、分析も一定程度は進んでおりますけれども、私どもとしては、引き続き、各教科の課題というのを、この報告書、これも今後、各学校に配りますけれども、しっかり分析をしていただいて、各学校の教育課題の解決につなげていただきたいと思っております。


◯二牟礼委員 今後に、ぜひ、期待をしたいというふうに思います。
 この体力・運動能力の結果について、これは過去に調査されたのがあるんですか。


◯鹿倉保健体育課長 お示ししてございます全国体力・運動能力、運動習慣等調査につきましては、平成二十一年度に悉皆調査で行われまして、その後は、抽出調査の時期がございましたり、あるいは東日本大震災で中止になりましたりしまして、また、平成二十五年度に復活しておりますが、悉皆調査が行われておりまして、平成二十六年度ということで、同じレベルでの調査というのは三回目でございます。


◯二牟礼委員 これを見ますと、小学校、中学校とも、小学校は以前の二十一年、二十五年と比較をしても、わずかに改善されているというか、向上しているというか、しかし、中学校のほうは落ち込んでいるように思うんですが、ここに全体考察はあるんですけれども、細かなのはいいですので、鹿児島の児童生徒の体力と運動能力については、どういうのが問題で、どういうふうに改善をすればいいと、取り組めばいいというふうに考えていらっしゃるのか、お聞きしておきたい。


◯鹿倉保健体育課長 まず、運動能力のほうにつきましては、経年変化で見ますと、全体的には向上はしておりますけれども、また、全国のほうも全国平均で見ますと、また、向上しているような状況でございまして、全国平均よりはわずかに低いというような、そういう状況でございます。ただ、種目によりましては、これまで、反復横跳びが鹿児島県はずっと低い状況があったんですけれども、まだ全国平均よりは低いですけれども、少しずつ向上はしている状況もございましたり、また逆に、柔軟性を見ます長座体前屈というのがございますけれども、この長座体前屈等につきましては、二年連続、Tスコアが四十九というようなことで、少し課題かなというふうに思っているところでございます。
 いずれにしましても、全国平均と比べますと、低いような状況でございますので、これらの原因といたしましては、やはり、この資料の六ページ以降に出てきますが、運動時間が、本県の子供たちは少ないという状況がございます。それで、やはり、運動時間が少ないと、運動能力も劣るというような、そういうデータも七ページのほうの(三)に出ておりますけれども、一週間の総運動時間と体力合計点のクロス集計の結果というのがございますが、そういったようなことで、やはり運動時間の確保というのが一番の問題だというふうに思っております。
 そういったことで、「たくましい“かごしまっ子”」育成推進事業というものを実施しておりますけれども、そういった中で、チャレンジかごしまとか、これは幾つかの、六種目ですかね、縄跳びとか、あるいは一輪車に乗ったりとか、そういったもので課題を決めまして、それをクリアした記録を報告して、ホームページ上でこれをランクアップして競わせるような、そういう取り組みでございますが、そういったところで一生懸命取り組んでいる学校につきましては、体力向上の結果もあらわれてきておりますので、こういったようなものをさらに引き続き実施いたしますとともに、中学校につきましても、新しく中学校版のチャレンジかごしまということで、長縄跳びを使った、そういったものを活用して、体力の向上を図っていきたいというふうに思っております。
 あとは、やはり、授業が一番の基本ですので、それぞれの授業におきまして、毎時間の授業におきまして、それぞれの子供たちの一番のウイークポイントというところをしっかり把握させて、そしてその補強に努めていただくような、そういう取り組みを指導していきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 いいです。


◯柳 委員長 ほかに質問はありませんか。


◯井上委員 きのう、吉野委員のほうから少し問題提起をしていただきましたが、高校の寮の問題についてお尋ねしたいと思います。
 明桜館高校のことなんですけれども、私のまちからも明桜館高校に、特に、あそこは柔道が盛んだということで、柔道部に入るためにわざわざそこを選んで入学している生徒がおります。ただ、通学するには、交通の便などでなかなか難しいので、どうしても泊まらなきゃいけない、どこかに宿泊を現地に見つけないといけないということで、寮の問題というのが出てくるわけなんですが、ここには正式な寮というのがなくて、そういう柔道部の関係の方が、好意的に、会社の社長さんなんですが、寮をつくって、そこを運営をしていただいていたということがあったらしいんですけれども、ずっとそれを続けるというのもなかなか難しい面がある、あるいはまた、費用の問題、傷んでくる、そういう補修の問題、いろいろ出てくるということで、保護者の方々が、その運営に対して苦慮しているということで、何とかならないものかという相談を受けたことがあり、担当課のほうにも、私どものそういう事情に対してどう考えるか、学校側はどう考えているんだろうかということで、いろいろ検討をしていただいてきた経緯がございます。
 この明桜館高校というのは、全県から受け入れるということになっている高校だそうでありますが、そういう全県から受け入れるということは、やはり、寮の問題というのが必要な学校ということにもなるんじゃないかと思うんですけれども、そこらの経緯というのはどうなっているんでしょうか。


◯月野高校教育課長 明桜館高校につきましては、活力ある高校づくり計画の中で、甲陵高校と鹿児島西高校を再編整備いたしましてできた高校でございます。この明桜館高校には、二つの学科があるわけですけれども、一つの学科は文理科学科、もう一つの学科は商業科ということで、いずれも学区を持ちませんので、全県的に募集ができる学校であるということになっております。しかしながら、現在の明桜館高校の在籍者と出身中学校の所在地の関係を見てみますと、率にしますと、大体八〇%から八五%は鹿児島市内の生徒が在籍をしております。そういう意味では、全県的な募集はできる学校ではありますが、鹿児島市を中心とした近隣の生徒の在籍する割合が多い学校ということが言えると思います。


◯井上委員 寮のある学校とない学校という、寮をつくる場合とつくらない場合という、その基準というのは何かあるんでしょうか。


◯月野高校教育課長 現在、県内には、県立高校に二十の寄宿舎、寮がございまして、六百五十四人が寮生活を送っております。大体、全体の入寮率は六九・六%という状況ですが、この寮の設置につきましては、例えば、遠方から入学する生徒の割合、またはその生徒が入学を希望しているかどうかといったような、遠方からの入学希望の状況、それからさらに通学の困難さ、それから学校の特色や、またその学校の立地の場所、こういったところを踏まえて、設置の必要性について、各学校ごとに検討するということにしております。


◯井上委員 この明桜館の場合は、柔道部というのがそれだけ、わざわざそこを選んで行こうという、いつごろからそういう伝統のある学校なのかということは、私は経緯は知りませんが、これは、学校として、やっぱり魅力があるということ、特色のある形になっているということだと思うわけです。しかし、そういうところを目指していくというと、近隣から通える人たちからだけだったらいいんですけれども、わざわざ遠くからそこを目指して行こうという人がいるという状況がある中で、そういう環境がないということになると、結局、そこで頑張ろうという人たちの意欲をくじいていくということになるわけでありまして、そういう点から、明桜館におけるこの寮の問題というのはどう考えているんでしょうか。必要のない学校だと、あるいは柔道部というのは、これは明桜館において特色ではないんだと、魅力の中には入らないんだというふうに考えておられるのか、どういう位置づけで見ておられるんでしょうか。


◯月野高校教育課長 明桜館高校の柔道部につきましては、県大会で三連覇をなすなど、大変強豪校ということで、明桜館高校の特色の一つであろうというふうに捉えております。そういう意味では、この柔道部の存在というのは非常に大事な存在であろうというふうに考えております。
 委員御指摘の明桜館の民間の方の施設を利用した寮につきましては、私どもが学校にお聞きするところによりますと、柔道部の寮として運営がなされているというふうにお聞きをしております。柔道部全員が入寮しておりまして、現在は十五名入寮しているというふうにお聞きしておりますが、年によって、柔道部に入部する生徒というのに波があるということで、ある年は十名を入寮生が下回りそうになりまして、保護者会の方々が、寮費のことも含めて、非常に心配をされた時期もあるというふうに聞いております。幸い、その年の一年生がかなりの人数が入りましたので、そういった心配が、現時点では、寮の運営ということではないというふうにお聞きしておりますが、学校の寄宿舎、寮の場合は、先ほど申し上げたような考え方で設置について考えていくわけですけれども、ある特定の部につきましての寮というような性格のものですと、なかなか、学校の寮としての設置というものは難しい部分もございます。
 この明桜館の寮についてという個別の案件について、ここで具体的な回答をお示しするのは控えたいと思いますけれども、やはり、学校の寮というのは、全てのその学校の在籍者を対象にして、先ほど申し上げたような、遠方からの入学希望の状況、通学の困難さ、学校の特色や立地と、こういったものを踏まえて、設置の必要性について検討していくべきものというふうに考えております。


◯井上委員 柔道部の寮というふうに言われましたが、結局、近くには柔道部だけでなくて、下宿をしている人たちもいるという状況もあって、また、私の聞いた範囲では、必ずしも、柔道部だけでない人も入っているようなふうにも聞いたんですけれども、こういうのに対して、何か応援をする手だてというのはないものなんでしょうか。


◯月野高校教育課長 明確なお答えにはなりませんけれども、民間の寮などの補修費等に対して、県のほうで補助を今までしているという例はございません。


◯井上委員 今のままでいきますと、結局、伝統ある柔道部というものが、それを特色として盛り上げていくというよりも、環境が厳しいために、だんだんとすたれていくという傾向になっていくのではないのかなと、あるいはまた、柔道というものを一つの特色として育てていくんだと、魅力のある学校づくりというので、そういう位置づけで育てていくんだということであれば、やっぱり、それなりの配慮とか努力というのをもっとされるべきじゃないんだろうかという感じがいたします。
 そういう点で、学校側も何かもう一つ力が入らない。そして、どこからもそういうのに対して応援がないということになると、掲げられる魅力のある学校づくりというのと逆行する感じがいたします。ここですぐ結論は出ないとは思うんですが、こういう問題に対して、特に、楠隼高校はいい学校づくりというのが非常に宣伝もされているんですけれども、一方で、こういう努力をしているところがなかなか報われないというのも残念な話だなというふうに思いますので、もうちょっとそういうところは努力をされる必要があるんじゃないかということを申し上げておきたいと思います。


◯月野高校教育課長 今の例のような形で、例えば、保護者会等の意見につきましては、学校のほうで十分御意見をお聞きしまして、それを私どものほうにも、学校のほうから確実につないでいただいて、私どものほうも、個別にそれぞれ検討していきたいというふうに考えております。


◯柳 委員長 ほかに質問はございませんか。


◯持冨委員 きのう、予算のところであったんですが、教職員の住宅建設費の償還事業に二億六千万円ぐらいですか、それから、教職員住宅の維持補修事業に一億一千万円ぐらい計上されているわけですね。そうしますと、まず、教員の住宅というのは何戸あって、その中で、どれぐらい入っているのかというのをちょっと教えてください。


◯山床福利厚生監 県の教育委員会が所管をします教職員住宅でございますが、本年二月一日現在で、保有戸数は千五百九戸でございまして、現在、入居率八一%となっております。空き家となっておりますのが二百八十六戸という状況がございます。


◯持冨委員 そうすると、維持補修に一億円以上のお金がかかるということですけれども、それは、それだけもう老朽化していると、こういうことですか。


◯山床福利厚生監 現在所有しております住宅の約七割が、昭和六十年以前に建設されたという住宅でございまして、三十年以上経過をしているというような状況もございまして、こういった維持補修が必要だという状況がございます。


◯持冨委員 維持補修費が非常に高いなという気がしたわけですけれども、最近では、先生方も民間のところに入る方が結構多くなっているんじゃないのかなというふうに思いますけれども、そうしますと、建設の償還の事業で二億六千万円、毎年払っているというのは、これは、今どこの部分を払っているんですか。


◯山床福利厚生監 この住宅建設につきましては、建設する住宅の経費につきまして、共済組合の資金を活用して住宅を建設するということで、毎年、その部分につきまして、共済組合のほうに返還をしているというものでございますが、現在、償還をしておりますのが、平成八年から平成十三年度までに建設いたしました百五十戸につきまして償還をしている状況でございます。


◯持冨委員 先ほど、最近の先生方、民間のところに入る人が多いんじゃないかというふうに言いましたけれども、あきも二〇%ぐらいあるようですけれども、今後、この教員の住宅の確保については、やはり、そういうふうに住宅を提供していくという方向なんでしょうか。それとも、民間のところを借りたときに、そこに住宅手当みたいな形でやっていく、そういう方法なんでしょうか。その辺は今後はどうなるんでしょうか。


◯山床福利厚生監 教職員住宅の整備につきましては、地方公務員法の中で、地方公共団体につきましては、職員の保健、それから、その他厚生に関する事業について計画を樹立して実施をしなければならないという根拠の規定がございまして、これまで、これをもとに、住宅等の整備をしてきたところでございますが、現在、本県の厳しい財政状況も踏まえまして、先ほど申し上げたように、平成十三年度までは建設をしておりましたが、それ以降につきましては、新たな建設計画というのが終了している状況でございます。このため、現在は、先ほど、保有戸数も申し上げましたが、現在の保有している住宅の中で活用を図ってまいりたいというふうに考えております。(「わかりました。結構です」という者あり)


◯柳 委員長 ほかに質問はございませんか。


◯井上委員 済みません、先ほどの件で、もうちょっと、せっかくですから質問しておきたいと思うんですが、私は、柔道部の寮ということだからだめなんだという話があったのに対して、ちょっとひっかかっているんですけれども、柔道部を主体とした寮というのがあってもいいんではないかと。私は、保護者の方から聞いた話では、寮に入っていない人で、近くに民間のそういう部屋を借りている人たちもいるということも聞きましたし、あるいは、柔道部を主体として、また、そういう寮があれば、入りたいという方々がもっといるかもしれないという可能性というのは、聞きながら感じた面でもあります。本当に柔道部というのを特色のある学校として育てようとしたら、この人たちが思い切りやれるような環境というのをつくるということを主体としながら、ほかの人たちも入れるような寮をつくるということを検討するということはできないものですか。


◯月野高校教育課長 委員が御指摘のことにつきましては、私どもも、先ほど申し上げましたように、各学校によりまして状況が異なりますので、各学校で、それぞれ寮の設置につきまして要望がある場合は、学校のほうで、まずお話を十分お聞きをする、そして、それをもとに、私どものほうも検討はいたしますけれども、基本的な考え方は、先ほど申し上げた、学校全体の生徒を対象としながら、遠隔地からの入学希望の状況、それから学校の立地、交通の便といった、こういったことを総合的に勘案して検討させていただきたいというふうに考えております。


◯井上委員 学校のほうでそこをどう考えるかということですが、ぜひ、学校のほうで、そこらを真剣に検討してみるように要請をしてもらえたらいいなと思っているんですが、実際に柔道部に通わせてみて、苦労している保護者の人たちの声として、今の状態での運営というのは、なかなか厳しい、特にお金を出し合って維持費用を出しているわけですけれども、十二月になると、卒業の問題とか、次のいろんなことで、もうやめる人が、出ていく人もあるものだから、そこらの費用が厳しくなったりという、いろんな事情もあるようです。ということは、民間で、その保護者の人たちだけでやりくりしていくということには、やっぱり、今のままでいくと、だんだん厳しくなってきて、そして、柔道部も廃れていくんではないのかなという話にもなってくるというふうに思いますので、特色のある学校として育てていこうということであれば、もっと積極的に、学校の問題だというだけじゃなくて、こういう問いかけをしているわけですから、そこらのところをもっと検討する姿勢があってもいいんじゃないかというふうに思うわけですが、もっとそこらを学校と検討するような話を持つということは、県教委としてはしないものですか、どうですか。


◯月野高校教育課長 今、委員の御指摘もありました入寮生が大きく変動するといったような事情もあるということは、これは、やはり、いわゆる寮といいますか、宿舎の性質として、単一の部活動であるということなどが、入寮が見込まれる生徒が大きく変動する要素の一つでもあると思います。私どもも寮の設置となりますと、一定のやはり入寮生が見込めるといったような条件も必要になってまいります。そういったことを前提としながら、各学校で判断というのではなくて、そういった要望は、もちろん、各学校の時点でも判断いたしますけれども、必ず私どものほうにも、学校ごとに情報を上げていただいて、検討していくというような姿勢で進めていきたいというふうに考えております。


◯柳 委員長 ほかに質問はございませんか。
   [「なし」という者あり]
   [委員長退席・副委員長委員長席へ着席]


◯柳 委員 私のほうから、高等特別支援学校のことについてお伺いしたいんですけれども、せんだっての代表質問でも取り上げさせていただきまして、二十六名の生徒が就職内定をいただいたということで、残りの生徒についても社会へ巣立っていけるような支援をお願いしたいわけですけれども、来年度、四月から、あそこに新しい寄宿舎ができまして、そこでまた、新しい生活が始まっていくわけですが、せんだって、私、行って見てまいりました、新しい寄宿舎ですね。部屋でいいますと、男子が五部屋、女子が三部屋を確保しているということで、校長先生のお話を伺いますと、一部屋四人の部屋となりますということでお伺いをしているところです。
 現在、生徒三十二名の高特支の生徒ですので、一学年がですね、それに対応できるだけの部屋を確保はしてくださっているわけですが、部屋も確かに見させていただいて、四人部屋、ベッド、机いろいろ入って、それなりにやっていくんだろうなとは思ったんですが、いろんな配慮が必要な生徒さんですよね。とにかく学校で過ごして、寄宿舎というのは家庭ですので、帰ってからも四人の部屋、そして、何をするにもほかの生徒がいるわけですよね。いろんな不登校の生徒もふえてきているという現状もあるようです。寄宿舎に帰ってから、やはり、一人になりたいとか、対人関係が苦手な子供、あるいは体調不良な生徒もいるわけですよね。そうしますと、一人の時間というのは、非常にやっぱり貴重な時間だと、これは保護者からも、いろんな声が出ているようでした。まずは、その四人部屋にすることに関しては、今はどうこうは言いませんけれども、せめて、ベッドのあるところだけは間仕切りをしてもらうとか、カーテンを張るとか、いろんな方法もあるかと思うんですが、その辺はどういうふうにして対応をしていこうとされているのか。あるいは、今、四人部屋となっているようですが、これがさらにふえる可能性というのもあるのか、その辺を確認をしたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯金城義務教育課長 高等特別支援学校の寄宿舎についての御質問でございますけれども、現在、寄宿舎指導員も寄宿舎に四月から配置する予定でございまして、生徒のさまざまな抱える課題につきましては、体調管理も含め、生徒指導面も含めて、しっかりケアをしていきたいというふうに考えております。
 また、この部屋数の考え方でございますけれども、三十二名の定員でございますけれども、八部屋で設置ということで、まずは、今の体制でしっかりとして、子供たちのケアをしていきたいというふうに考えております。


◯柳 委員 今現在、四人部屋ということになっているようですが、これが人数によってふえる可能性があるのかどうなのか、そこはどうですか。


◯金城義務教育課長 四人部屋のまま維持していく予定でございます。


◯柳 委員 寄宿舎の生徒の生活を支えるというところで寄宿舎指導員がいるわけですが、指導員の職員定数についてお尋ねしますが、現在七名の指導員で生徒のいろんな生活、細かいところまで配慮するということで勤務していらっしゃるわけですが、これは、一年目は生徒が五名でしたので七名の寄宿舎指導員で十分な対応ができていたと。二年目が十三名になっています。三年目が二十二名になっているんです。来年度は何名になるか把握していらっしゃいますか。


◯井上副委員長 暫時休憩します。
        午前十一時四十九分休憩
     ────────────────
        午前十一時四十九分再開


◯井上副委員長 再開します。


◯金城義務教育課長 来年度は二十九名でございます。


◯柳 委員 二十九名になるということですね。
 そうしますと、国の法定数があるわけですが、法定数でいくと、この二十九名に対して何名必要になってくるんでしょうか。


◯寺園教職員課長 法定数の場合は、必要最低限の数は決まっておりまして、寄宿舎指導員の数。(「指導員です」という者あり)しばらく、ちょっと時間をいただいていいですか。


◯井上副委員長 暫時休憩します。
        午前十一時五十分休憩
     ────────────────
        午前十一時五十分再開


◯井上副委員長 再開します。


◯寺園教職員課長 失礼いたしました。法定数としては十二名となります。


◯柳 委員 法定数だと十二名必要だということが今わかったわけですよね。そうしますと、当初から七名の指導員で当たっていらっしゃるわけです。詳しくお聞きをしますと、非常にやはり細かい配慮が必要な生徒が多いわけですね。トイレの粗相もあったりとか、そういうこともあるやに聞いております。とにかく、対人関係でいろいろと配慮が必要だ。一人の生徒にかかっていると、ほかでまたトラブルが起きたりとかいろいろあるようです。ですので、今現在それでやっていらっしゃるわけですが、七名の指導員と、あと、舎監が一名いらっしゃると思うんですけれども、これを今後、来年度、どういう体制で行われることになるのか、その辺を教えていただけますか。


◯寺園教職員課長 寄宿舎指導員の配置の人数等につきましては、まず、先ほど申しました十二名という法定数というのは、国に対して申請をして、国のほうから定数としてもらうための算定の基準としての数でございます。現在、五校、特別支援の学校はありますけれども、それぞれについて算定をした結果として、法定数が国のほうから来るんですけれども、県としては、まず、寄宿舎の建物の構造、男女別々にあるのか、一つであるのか、それから、当然、入舎生の数、そして、入舎生の小学部、中学部、高等部というような、どういう学部になっているか、それと、障害の態様、程度とか、そういうものを勘案して、配置の人数を決めてございます。その場合、足りない場合は、県単独の定数を加えて配置をしているところでございますけれども、したがって、寄宿舎指導員の配置の、高等特別支援学校の次年度の数については、ここでは正確な数は申し上げられませんけれども、これまで三年間、聾学校のところに設置をされている状態で、大きな課題がなくて対応をしていただいてきていること等も踏まえて、今後の配置人数は考えているところでございます。


◯柳 委員 新しい建物を見ますと、一階が食堂部分、あと、事務室ですね。二階が男子の部屋が二部屋と、あとは舎監室と学習室というのがあります。三階が男子の部屋が三部屋、それとコミュニティールーム、これは、生活訓練室と言われるわけですが、これがあります。四階が女子の部屋が三部屋と学習室というのがありました。もちろん、この泊まりの体制のときには、男子、女子それぞれ一名ずつは必要ですよね。それと、舎監は必ずいなければいけないと思うんですけれども、伺ったところでは、舎監を何か二名体制にするような話も出ているということもお聞きしたんですが、その辺は聞いていらっしゃいますか。


◯金城義務教育課長 舎監の体制でございますけれども、基本的には、寄宿舎指導員一名、舎監一名の体制でございますけれども、四月のうちは、新入生が寄宿舎生活になれない面もございますので、一名ふやしまして舎監二名、寄宿舎指導員一名という体制を考えております。


◯柳 委員 指導員を一名で舎監を二名ですか。


◯金城義務教育課長 舎監二名体制というふうに聞いております。


◯柳 委員 舎監は学校の教員ですよね。寄宿舎指導員のそもそもの仕事の質というのは異なるわけですよね。それを三階、四階に男子女子それぞれ生活をするわけですが、果たして、指導員一名、舎監二名でさまざまなことがあったときに対応できるのか、教員と指導員というのはそもそも違うわけですから、それをどういうふうに考えていらっしゃるのかちょっと疑問なんですけれども。


◯金城義務教育課長 これまで、聾学校の寮の中に高特支の生徒も入舎しておりましたけれども、過去、寄宿舎指導員一名、舎監一名の二名体制で対応しておりまして、二人で対応が困難な事案というのは特に発生していないというふうに聞いております。また、仮に緊急時があった場合には、校長等関係者に電話連絡をいたしまして、速やかに対応できるようなマニュアルもつくっておるところでございます。


◯柳 委員 これは、高等特別支援学校の生徒ですよ。いろんな配慮が必要な生徒、社会に出て行くための、そこで自立のための生活訓練をするところがこの寄宿舎なわけですよね。ここでの生活をしっかりとサポートをしないと、社会へ出てから大変苦労するわけだと思うんですよ。であれば、私は、学校の教員がそれを担っていいのか。生活の場と、また学業の場とは異なると思うんですよね。であれば、やはりその専門である寄宿舎の指導員という人を配置をして、子供たちのサポートをするべきではないかと思うんですが、そこはどうですか。


◯金城義務教育課長 そこは、寄宿舎指導員と舎監が役割分担をしながら、これまでも対応してまいりまして、指導員につきましては、生徒の生活指導ですとか、体調管理や、また、安全確認、緊急時の対応といったことを担ってまいりましたので、引き続き、指導員と舎監とが分担をしながら、子供たちのケアをしていきたいというふうに考えております。


◯柳 委員 その指導員の定数に関しては、現在七名で回しているわけですが、昨年十二月も寄宿舎でちょっと困難な事案も起きているようです。その辺で対応が大変だということもお聞きしているわけですけれども、この七名の体制を、せめて、私は、十名にしていかなければ、昨年末に起きた事案に対しても対応は難しいんだろうと思うんですよね。今後、さらに生徒数も依然として横ばいというか、三十人前後で推移していくんじゃないかなと思うんですが、定数の問題に対しては、どのようにこれからしていこうとされているのか、もう一回お願いします。


◯寺園教職員課長 配置の定数につきましては、先ほど申しました県全体の五つのそれぞれの学校についての配置を総合的に考えてまいりますので、高等特別支援学校の子供さんたちの障害の程度であったり、人数であったり、それから施設の、今まで男女別々であったものが、一つの建物の中で管理ができるようになるといったような状態とかを総合的に勘案して定数は決めているというのが考え方でございます。


◯井上副委員長 十二時になりますが、まだ、質問続きますよね。(「もうちょっと、時間を少しくだされば助かります」という者あり)
 もう少しで終わるそうですので。


◯柳 委員 続けさせていただきます。ありがとうございます。
 この七名、法定数は十二名というのも出ておりますので、今後の対応を、子供たちが、社会、自立へ向けての訓練をする場ですので、そこはやはりきちっとした指導員の確保を図っていただきたいと思いますので、これは強く要望をしておきます。
 それと、寄宿舎を見学して、一階にあった事務室というのがあるんですけれども、ここが、縦横、幅が二・三メーターで縦が九・六ということが出ていますが、ここには、流しがあったり、またいろいろ、これから備品も入ってくる、棚も入ってくるというようなことでした。ここで、寄宿舎指導員七名の会議も行うと、いろいろ、生徒たちに必要な準備もするというようなことをお伺いしたんですが、とても、机を置くようなスペースではありませんでした。ちょっとびっくりしたんですけれども、やはり、指導員の方たちが、本当に細かく打ち合わせをして、一人一人の生徒に対してどういうふうにしていったらいいかということで、日夜話し合いの場を持たれるわけですが、せめて、今、二階と四階に学習室というのもあるんですが、ここは、学校の教室が不足をしているために、あるときには、ここでちょっと授業を行うことも考えていらっしゃるというようなお話でしたけれども、せめて、どこか、指導員の方々が集まってミーティングができる、そういった場もないと、これは、せっかくできた寄宿舎ですので、その辺をどういうふうに考えていらっしゃったのかなと思うんですが、どうでしょうか。机を並べるようなスペースはなかったですよ。ごらんになりましたか。ごらんになりましたか、どなたか。


◯清藤学校施設課長 今回のこの寄宿舎については、学校側と打ち合わせをしながらずっとやってきた経緯はございます。まだ、机の配置等については、また学校のほうと調整をすることになると思います。(「見てはいらっしゃらないですね」という者あり)まだ、建設中は見たんですけれども、実際のところは、完成してからはまだちょっと行っていないです。


◯柳 委員 ぜひ、行って見ていただきたいなと思います。
 いずれにしても、この事務室でそういったミーティングは恐らく無理だろうと思ったわけですが、学習室とかコミュニティールームあたりを活用して、せめて、机ぐらいは並べてミーティングができるぐらいの、そういった環境はつくっていただきますように要望をいたします。
 それと、集団感染、インフルエンザ等、いろんなことが想定されるわけですが、三船病院さんと連携を図っていらっしゃって、昨年末のときにも対応していただいたということでしたけれども、三船病院もちょっとそこから離れているんですけれども、万が一、三十名近くになる生徒が集団でどうこうあったときには、三船病院だけでは対応は難しいだろうと思うんですけれども、その辺、ほかの病院との、お願いをするとか、そういうことは考えていらっしゃらないのかということもあるんですが、例えばインフルエンザだと一週間ぐらい、四、五日休むわけですから、そこでちゃんと対応できるのか、ほかに生徒を休ませておくスペースはないんですが、その辺はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。


◯清藤学校施設課長 基本的に、集団のインフルエンザとかあった場合、例えば、その学習室ですとか、広いスペースがございますので、そこで対応することになろうかと思っております。(「あと、病院の件は」という者あり)


◯金城義務教育課長 病院との連携につきましては、基本的には、一義的には学校のほうで連携先を探すということだと思いますので、学校にも御懸念の向きにつきましてはお伝えしたいと思っております。


◯柳 委員 ぜひ、その辺の、万が一に備えての対応だけは、県のほうでしっかりと図っていただきますようにお願いをします。
 それと、生徒一人一人、今、離島の生徒さん、沖永良部、あるいは屋久島の生徒もいらっしゃいますので、子供たち一人一人に目が行き届く寄宿舎になるように御努力をしていただきたいと思いますので、要望をいたしておきます。
 以上です。
   [委員長席から副委員長退席・委員長着席]


◯柳 委員長 ほかに質問はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯柳 委員長 これで、県政一般に関する質問を終了いたします。
 以上で、当委員会に付託されました議案などの審査は、全て終了いたしました。
 委員長報告につきましては、文案は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯柳 委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。
 次に、鹿児島県議会会議規則第七十五条に基づく閉会中の委員会活動についてお諮りいたします。
 請願・陳情以外の案件に係る閉会中の継続審査事件につきましては、一つ、警察行政について、一つ、教育振興対策についての二項目とすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯柳 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。
 ここで、井上副委員長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。


◯井上副委員長 ここで、御提案を申し上げたいと思います。
 皆様、既に御承知のとおり、長年、地域を含めて、県政発展ため、議会活動に御活躍してこられました当委員会の二牟礼委員とおつじ委員が、今期を限りに御勇退されると表明されております。
 つきましては、ぜひ一言、お言葉をいただければありがたいと思います。


◯二牟礼委員 お時間をいただきましたので、もう時間も過ぎておりますから、一言だけ。
 私、五十八年四月の県議選に当選いたしまして、そのときの教育長は、井之口教育長、歴代、文部省からの派遣が続いたんですけれども、県出身ということでございました。文教商工労働委員会というのがございまして、平成二年度にそこの委員長を務めさせていただきました。いろいろ教育行政にも携わらせていただきました。当時、私学審の会長も仰せつかりまして、姶良町に東海大学附属高校が進出をするということで、私学審議会挙げて反対の声がありまして、私と新納先生、二人でそれの取りまとめに当たりまして、結果的には反対ということになったところでございます。
 皆様方のお仕事、鹿児島の、あるいは日本の将来を担う、また、リーダーを育成するという、大変崇高なお仕事でございます。いろいろ議論はしてまいりましたけれども、ひとえに、子供たちのため、また、それを育成に携わる先生方のきちんとした職場、あるいは労働条件というものが確保される必要があると。これは、教職員の正規の方だけではなくて、きのう議論いたしましたが、非常勤、あるいはそういった方々をサポートしている学校全体としての取り組みが重要ではないかなというふうに思っているところでございます。
 引退しましたら、田舎の山奥に耕作放棄地がございます。山も荒れ放題になっておりますので、そこを何とかしなければ先祖に申しわけないという気持ちで今いるところでございます。
 これまで、本当に、皆様方に温かくお支えいただきました。委員の皆様にも本当にお世話になりました。皆様方のますますの御健勝と鹿児島県教育行政の発展、皆様の御活躍を祈念しまして挨拶とさせていただきます。
 本当に長いことありがとうございました。(拍手)


◯柳 委員長 二牟礼委員、ありがとうございました。
 それでは、このメンバーで最後の文教委員会でございますので、当席と副委員長から、一言、御挨拶を申し上げたいと思います。
 時間も過ぎてしまいまして、申しわけありませんでした。ふなれなために、皆様に御迷惑もおかけいたしまして、でも、一年間、当委員会、活動がしっかりとできたのではないかなと思っております。六反教育長を初め、執行部の皆様には、御協力をいただきまして、本当にありがとうございました。
 今年度、三回、行政視察も行うこともできました。それぞれの場で頑張っていらっしゃる皆様方、これからも鹿児島の子供たちのために、しっかりと取り組みをしていただきたいと思います。それには、まず、働く職場の環境づくりというのが一番大事ですので、特に教職員といいますと、メンタルで休む方々が最近非常にふえてきているのが気になっているところです。ぜひ、そういった職場の環境改善にも心配りをしていただければと思います。
 また、委員の皆様にも、この一年間、大変御協力をいただきまして、ありがとうございました。
 まず、一番、いろんな意味で衝撃だった楠隼中・高も、この四月から開校をするわけでございますので、まずは、鹿児島の学校、ソフト・ハード両面含め、少しでも楠隼に近づけるような鹿児島の教育が進めばと思っておりますので、これからもまた、改選を迎えますけれども、新しい委員の皆様、そして、執行部の皆さんが一体となって、鹿児島の教育推進のために頑張っていければと思います。
 どうも一年間、ありがとうございました。(拍手)


◯井上副委員長 一年間、この文教警察委員会というところ、私も初めて委員会に在籍しまして、大変勉強させていただきました。委員長を十分に補佐できませんでしたけれども、教育というのは大事なんだと、また、地域からも非常に関心が高いものでありますし、もちろん、もともと教育というのは、国家百年の大計と言われるように、国を支える、そして、個人の人生にとっても、本当に大事な柱を育てていく部門でございます。それだけに皆さんの御苦労も、また、いろいろと感じさせていただいたところでございます。
 どうか、鹿児島県の教育が、今後ますます充実発展できますように、魅力ある、特色のある鹿児島の教育行政がなされるようにと期待しながら、お礼の挨拶にさせていただきたいと思います。
 また、委員の皆様、本当にありがとうございました。(拍手)


◯柳 委員長 最後になりましたけれども、執行部を代表いたしまして、六反教育長に御挨拶をお願いしたいと思います。


◯六反教育長 発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。執行部を代表いたしまして一言、御礼の御挨拶を申し上げたいと思います。
 柳委員長、井上副委員長を初め、委員の皆様には、この一年間、本県の教育行政の推進のために、活発な御議論、御視察もいただきまして、また、的確な御指導、御助言もたくさんいただきました。まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
 また、今議会では、三月の補正予算、それから来年度の当初予算案を初め、各条例等の議案等につきましても御審議をいただき、お認めいただきましたことに重ねて御礼を申し上げます。
 今年度の各定例会におきましても、児童生徒の学力向上でありますとか、競技力や体力の向上、高校の再編、特別支援教育、家庭教育、教職員の資質の向上など、本当に多岐にわたる御議論をいただき、貴重な御指導、御助言も数多くいただきました。いろいろ取り組んでまいりました各施策等につきまして、この四月には、土曜授業の本格実施が始まり、楠隼中高一貫教育校が開校し、聾学校も移転開校、それから、先ほどお話がございました高等特別支援学校の寄宿舎の利用開始も始まります。また、地方教育行政法の施行、そして、新しい奨学金の制度設計も予定されております。
 執行部といたしましては、新年度も児童生徒の一人一人が確かな成長を実感できる教育を実践するために、さらに努力を重ねてまいりたいと考えておりますので、今後とも、本県教育行政に委員の皆様方の御指導、御支援をよろしくお願い申し上げます。
 最後になりますが、委員の皆様の今後ますますの御健勝と、来るべき選挙に出馬なされる皆様方におかれましては、選挙における御活躍を祈念いたしまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。
 まことにありがとうございました。(拍手)


◯柳 委員長 教育長、ありがとうございました。
 これをもちまして、文教警察委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。
        午後零時十六分閉会