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鹿児島県 鹿児島県

平成23年企画建設委員会 本文




七、審査経過
       ……………………
        午前十時開会
       ……………………
◯酒匂委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから企画建設委員会を開会をいたします。
 この際、御報告をいたします。
 傍聴について十五名の方から申し出があり、これを許可いたしました。
 本日は、土木部関係の陳情の審査及び県政一般であります。
 それでは、陳情の審査を行います。
 審査は、請願・陳情文書表の二ページからの新規付託分より行います。
 まず、陳情第三一三五号を議題といたします。
 なお、この陳情につきましては、陳情提出後も署名集めが続けられ、三月八日までにさらに百四十四名分の署名が集まったとの連絡を陳情者から受けておりますので、参考までにお知らせいたします。
 住宅政策室長の説明を求めます。


◯坂野住宅政策室長 請願・陳情文書表の二ページをごらんください。
 陳情第三一三五号は、「原良団地」建て替え問題に関する陳情について、でございます。
 提出者は、鹿児島市明和四丁目十五─八─二十三の明和県営住宅を守る会世話人代表、道元美和子であります。
 また、この陳情は、当初、団地内外の千二百五十九名分の署名を添えて提出されておりましたが、委員長からお知らせがありましたとおり、三月八日に百四十四名分の署名の追加の連絡を受けております。
 陳情の趣旨について御説明いたします。
 原良団地については、可能な範囲で順次、郊外部での建てかえを進めることとしておりますが、四百戸程度は現在地で建てかえを行うこととし、この旨入居者に説明したところ、次の四点について陳情がなされたものでございます。
 陳情の一点目は、建て替え戸数(四百戸)をさらに増やしてください。
 二点目は、老朽化が激しいため、十五年の建て替えの期間を早めてください。
 三点目は、建て替え用仮入居のための空き部屋以外は、住民の要望にこたえて入居させてください。
 四点目は、これからの建て替えにあたっては、間取りやエレベーターの規模など住民の要望を聞き取り、生かしてください。
 以上四点について陳情されております。
 それでは、三ページの執行部の意見を御説明させていただきます。
 本県の県営住宅については、高度成長期のような戸数を確保することに重点を置いた住宅供給から、良好な居住環境を備えた住宅の供給へと移行することが求められていると考えております。
 このため、原良団地等の移転先として、恵まれた自然環境で子育て世帯等にふさわしい郊外部において住宅を供給することとしたところです。
 陳情のあった四点のうち、一点目については、原良団地について、県議会での議論等を踏まえるとともに、地域の実情等に配慮し、四百戸程度は現在地で建てかえを行うこととしたところであり、さらにふやすことは考えていないところでございます。
 二点目については、現在地での建てかえについて、設計・解体・建築等で一棟当たりおおむね三年間を要することや国の予算措置状況を踏まえた場合、今後十五年程度の期間を要すると見込まれることから、建てかえ期間の短縮は難しいと考えております。
 なお、老朽化した既存住棟について、必要な修繕は行うこととしております。
 三点目については、原良団地について、移転及び現地建てかえを前提として、平成十五年度から新規入居の募集を停止しているところでありまして、建てかえを円滑に進めるため、建てかえに伴う仮入居者以外を空き住戸へ入居させることは考えていないところです。
 四点目については、原良団地の建てかえに当たって、これまでも設計段階で入居者へ計画案について説明を行い、意見を聞いたところであります。今後とも入居者の意見を聞く機会を設けることとしておりますが、すべての要望を設計に反映させることは難しいと考えております。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いします。


◯酒匂委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。


◯二牟礼委員 現在の鹿児島市内における県営住宅入居希望者といいますか、毎回空き住宅が出た場合なんかに入居希望をとりまして、多ければ抽選をされたりしますが、その入居希望者の現状といいますか、いわゆる県営住宅に対する需要ですよね。それがどのような状況にあるのかお聞かせください。


◯坂野住宅政策室長 最新の情報としまして、平成二十一年度の応募状況ですが、募集戸数が、鹿児島市ということでしたので、鹿児島市が百十五戸で、それに対しての応募は千八十六ということで、九・四倍の倍率となっております。


◯二牟礼委員 それに対して、これは二十一年度の状況ですが、二十二年度、二十三年度で新しく県営住宅の戸数として、新規あるいは建てかえ、そういったものがいわば供給側としてどの程度出てくるのかということを教えてください。


◯坂野住宅政策室長 新規で鹿児島市内で募集をかけましたのは、松陽台団地のほうに二十八戸の募集をかけております。
 あと建てかえについては、現在入居されている方の建てかえということで、全く新しい方の入居募集ということになりませんので、そういう募集はやっていないということです。


◯二牟礼委員 この二十八戸は二十二年度の分ですかね。来年度また松陽台の計画がありましたよね、松陽台の住宅土地購入。あれは土地購入だけですかね。県営住宅としては新しい戸数は発生しない、来年度は。


◯坂野住宅政策室長 土地購入につきましては、二十二年度も松陽台第二団地の土地を購入しておりますが、建設につきましては、二十三年度から建設しまして、完成は二十四年度になる予定になっております。


◯二牟礼委員 執行部意見に「郊外部において住宅を供給することとする。」とありますが、これはこの松陽台だけですか。ほかにもまた、郊外部における住宅供給というのが予定されているんでしょうか。


◯坂野住宅政策室長 当面、予定しているものは、松陽台団地です。


◯二牟礼委員 はい、わかりました。
 あと、この入居者の「これからの建て替えにあたっては、間取りやエレベーターの規模など住民の要望を聞き取り、生かしてください。」とありますけれども、今後、原良団地で建てかえがされるそれについては、この間取りとかエレベーターというものは、大体どういうふうな計画なんでしょうか。現在はエレベーターはないと思うんですが、間取りをどういうふうに考えていらっしゃるのか。エレベーターの設置というのは考えていらっしゃるのか、それを教えてください。


◯坂野住宅政策室長 まず、間取りについてお答えしたいと思います。
 一応間取りについては、今後の入居者の入れかわり等もあるということで、一般的な家族タイプに合わせて供給することとしておりまして、1DKを約一五%程度、2DKを約四〇%程度、あと3DKを五〇%程度ということで計画しております。
 あとエレベーターですが、原良団地につきましては、既存の五階建てから十階建てに変わるということで、エレベーターを設置するように計画しております。


◯二牟礼委員 はい、わかりました。
 それと先ほど大体九・四倍と、二十一年度の話がありましたけれども、ここ最近の募集と応募の関係というのはどうなっているんでしょうか。ふえる傾向にありますか、どうですか。


◯坂野住宅政策室長 十九年と二十年のデータがありまして、十九年は鹿児島市内が七・二倍、二十年が七・八倍ということになっております。


◯二牟礼委員 はい、わかりました。


◯酒匂委員長 いいですか。


◯二牟礼委員 はい。


◯酒匂委員長 この際、御報告いたします。
 傍聴について一名の方から申し出があり、これを許可いたしました。


◯山田(宏)委員 公営住宅は、以前から、昔のやつは駐車場とかそういったものが整備をされていなかったわけですけれども、今の基準は、駐車場というのはどういうふうな取り扱いになっていますか。


◯坂野住宅政策室長 委員御指摘のとおり以前は、公営住宅の駐車場は、特に具体的な駐車場としての整備はしていなかったところですけれども、国の駐車場整備事業等が創設されたこと等もありまして、現在は、県営住宅につきましては、一戸につき一台の駐車台数を確保しているところでございます。


◯山田(宏)委員 駐車料金というのは、入居費と別にまた取っておられるわけですかね。


◯坂野住宅政策室長 住宅の使用料、家賃とは別に徴収しております。
 以上です。


◯山田(宏)委員 ちなみに幾らぐらい取っておられますか。


◯坂野住宅政策室長 鹿児島市内が二千円、鹿児島市以外が千円ということになっております。


◯山田(宏)委員 原良団地で四百戸建てかえて、駐車場もまた整備をせんないかんと。四百戸分はですね。
 今ある約千百戸ですか、これについての駐車場の現状は今、どうなっているんですか。


◯坂野住宅政策室長 もとの団地につきましては、平成五年に県単の駐車場整備事業で、先ほど申し上げた一戸につき一台の確保ということで整備しまして、一戸に一台の確保がされている状態で、おおむね千九十戸分の駐車場は確保されております。


◯山田(宏)委員 公営住宅法ができて、いろいろ低所得者ということでずっとやって、料金は抑えとったのが今までのやつで、新しくなってから所得に応じた賃料といいますか、それを設定をされているわけですよね。
 民間よりも非常に安くて、使い勝手がいい場所にあるもんですから、応募者が多いというのはよくわかるんですよね。だから、そうした場合にだんだんだんだん今、高額所得者も入っておられる状況になってきたときに駐車場が二千円というのは、やはりそれも所得にスライドした取り方を考えていかなければ、公平性という中で県民ひとしくということを考えますと、住宅の賃料は所得にスライドをしてくるわけですから、やはりそういったところは駐車場の料金については考えられないんですかね。


◯坂野住宅政策室長 駐車場につきましては、平成五年に鹿児島市内、平成六年度に鹿児島市以外を整備しまして、そのときに鹿児島市内を千六百円、鹿児島市以外は八百円ということで定めまして、その後、駐車場使用料の見直しをしまして、先ほど申し上げました二千円と千円ということで引き上げたところでございます。


◯山田(宏)委員 だから、所得に比例してという話ですよ。基準はありますよね。今も公営住宅は所得比例でやっているわけですね、最低を決めて。そういったスライド性は考えられないかということ。一律じゃなくして。


◯坂野住宅政策室長 駐車場につきましては、県営住宅の使用料、家賃と違いまして、家賃のほうは国の家賃の算定基準等がありまして、それで応能応益ということで、収入に応じて家賃の負担を求めるということになっております。
 それで、駐車場の使用につきましては、先ほどちょっと説明不足もありましたが、団地の自動車保管場所管理協議会、団地の中で駐車場に関する自治会みたいなのをつくっていただきまして、そこに使用許可を与えるということで、収入に応じての金額的な変動ということは、現在、考えていないところです。


◯山田(宏)委員 県民全体の財産でもあるわけですので、今の経済状況、いろんなものを考えたときに、やはり余り公平感がなくなるような運用というのはいかがかと思いますので、今後、早急にはできないでしょうけれども、そういったものも検討をしていただきたいと要望して、終わります。


◯酒匂委員長 ほかに質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 ほかに質疑がありませんので、取り扱い意見をお願いいたします。


◯与 委員 原良団地の建て替え計画については、昨年九月以降、再検討が行われ、全戸郊外移転から四百戸程度を現地での建てかえに見直しが行われたところですが、この建てかえの影響をまず、受けるのは、入居者と近隣の住民ですので、これらの方々の御理解と御協力をいただけるように十分な配慮や丁重な説明が主であることは言うまでもありません。
 つきましては、県には、住民の十分な御理解をいただくためにさらに努力いただくこと等お願いするとともに、住民の意見を聞く機会を設け、その意見を生かしていけるような事業の進め方を検討していただくようお願いしたいと思いますが、今回の陳情の取り扱いについては、財政状況なども考慮しながら慎重に検討する必要があると考えますので、陳情第三一三五号につきましては、継続審査でお願いをしたいと思います。


◯酒匂委員長 ほかに取り扱いの御意見はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 それでは、陳情第三一三五号につきましては、継続審査との御意見ですが、継続審査すべきものとすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯酒匂委員長 御異議ありませんので、陳情第三一三五号につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情第三一三六号を議題といたします。
 まず、住宅政策室長の説明を求めます。


◯坂野住宅政策室長 請願・陳情文書表の四ページをごらんください。
 陳情第三一三六号は、住宅リフォーム助成制度と小規模工事登録制度の創設を求める陳情書と題するもので、提出者は、霧島市隼人町神宮四丁目十六番二号の重満忍でございます。
 陳情の趣旨については、地域経済と県民生活はかつてない困難に直面しており、中小商工業者の営業と生活に元気を与え、地域経済の活性化にもつながる制度の施策が求められており、次の二点について、本県でも実施してほしい、というものであります。
 一点目は、地域活性化のために、住宅リフォーム助成制度を創設すること。
 二点目は、中小零細業者の受注機会を増やす、小規模工事登録制度を創設すること。
 以上二点について陳情されております。
 それでは、執行部の意見を御説明させていただきます。
 一点目の住宅リフォーム助成制度の創設についてですが、住宅リフォームについては、消費者が安心して適切なリフォームが行えるよう、相談窓口の設置や増改築相談員の養成、支援等、国の住宅エコポイント制度のリフォームへの活用など適切な情報提供を行い、住宅リフォームの促進を図っているところでございます。
 住宅リフォームは、地域経済の活性化に効果があると認識しておりますが、県として住宅リフォーム一般を対象として、個人に対する助成を行うことについては、慎重な対応が必要と考えております。
 以上で、一点目についての説明を終わります。


◯酒匂委員長 次に、監理課長の説明を求めます。


◯白坂参事兼監理課長 二点目の、中小零細業者の受注機会を増やす小規模工事登録制度を創設して頂くことについて、執行部意見を説明させていただきます。
 県の公共工事の入札参加資格につきましては、工事の確実な履行や品質の確保を図るため、入札参加を希望する建設業者の申請に基づきまして、経営内容や施工実績等についての審査を行い、入札参加資格の登録及び格付を行っているところでありまして、小規模工事につきましても、県の入札参加資格を有する者による指名競争入札等により発注しているところでございます。
 今後とも、県の公共工事につきましては、工種や工事規模など工事の内容に応じまして、入札参加資格を有する建設業者について発注を行い、入札契約の透明性と競争性の確保に努めてまいりたいと考えております。
 なお、入札参加資格は、経営規模にかかわらず、一定の要件を満たせば取得できるものとなっているところでございます。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。


◯二牟礼委員 この陳情書にあります秋田県で実施されている住宅リフォーム助成制度について、全国百七十五の自治体で実施しているという記述もありますけれども、その秋田が実施しているものとこのほかの市町村で実施しているものは大体どういう要件なのか、ここには地元業者発注を条件にとありますが、特徴的にどういう仕組みになっているのか御存じでしたら、教えてください。


◯坂野住宅政策室長 まず、秋田県の住宅リフォーム助成制度ですが、この事業は、秋田県住宅リフォーム緊急支援事業という事業名になっておりまして、平成二十二年度から緊急経済対策の一環として実施された事業でございます。
 助成の内容は、五十万円以上の住宅の増改築・リフォームを行うものに対して工事の一〇%、二十万円を上限に助成する制度で、平成二十二年度の予算額は二十一億六百万円となっているようです。
 なお、工事の内容については、一般のリフォームも対象としているようです。
 以上です。


◯二牟礼委員 鹿児島県の場合は、きのうの予算審議の中でもあったように、かごしま材の家づくりの普及のために住宅ローンの金利等の優遇支援制度というものがあるわけですけれども、この執行部意見の中に、地域経済の活性化に効果があると認識はしていると。しかし、住宅リフォーム一般を対象として、という断り書きがあるんですけれども、何か例えば工事に当たって特別な要件を付すとか、ここにありますように秋田みたいに地元業者であるとか、かごしま材が使われるとか、何かそういう制度の仕組みみたいなものを前提にしてこの執行部意見となっているんですか。住宅リフォーム一般を対象としてという断りをしてあるんですが、何か要件を考えたら検討してもいいという、そういう前向きにとらえればいいんですか。


◯坂野住宅政策室長 秋田県の助成制度は、地元業者ということですが、リフォーム・増改築等、それについてはもう全般的な助成制度ということになっております。
 それで、ほかの県、鹿児島県もですが、地域材の補助を行っているのはほとんどの県ですが、省エネルギー化とか、地域材の活用とか、地域の実情に応じて実施をされているところでありまして、秋田県のようなリフォーム全般という助成制度を採用しているところは、秋田県一県だけではないかと考えております。
 そして、本県におきましては、県産材の利用拡大を図るということで、環境林務部のほうで、かごしま材を活用したもので一定の条件を満たす住宅の増改築等について、平成二十三年度で助成するというぐあいに聞いております。


◯二牟礼委員 その、今説明のあった二十三年度からの事業は、県議会からの政策提言も踏まえて実施されるものなんですが、ここで言う県の執行部の住宅リフォーム一般といいますか、全般といいますか、これについては、ここに慎重な検討という意見が付されているわけですけれども、検討の余地は残されているというふうに理解すればよろしいんですか。


◯坂野住宅政策室長 この最終的に個人の方への助成ということになるわけですが、政策提言の委員会の中でも議論がありましたが、平成十五年の財政改革プログラムの中で、個人資産の形成に対する補助等については、当時ほとんどの助成措置が廃止されたということもあります。
 今回の環境林務部が行いますものは、地域材活用ということでやるもので、政策目的を持った事業になるというぐあいに考えております。


◯二牟礼委員 いいです。


◯酒匂委員長 ほかに質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 ほかに質疑がありませんので、取り扱い意見をお願いいたします。


◯与 委員 まず、一点目にある住宅リフォーム助成制度については、住宅リフォーム一般を対象として、個人に対する助成を行うことについては、効果や財政状況、実施するとした場合には、その条件など慎重に検討しなければならない点が多くあると考えます。
 なお、今定例会には、県産材を利用した増改築について助成を行う、かごしま材の家づくり推進事業を平成二十三年度に創設する予算が提出されておりますので、この事業により要望の一部は実現されるものと考えます。
 次に、二点目の小規模工事登録制度についてですが、現在、県の公共工事の入札について、入札参加資格を有する者に発注していることは、工事の確実な履行や品質の確保を図るためには妥当な手続であると考えられますし、入札参加資格は、一定の要件を満たすものであれば取得でき、中小業者を排除するものではありませんので、新たな制度の創設は必要ないと考えます。
 つきましては、陳情第三一三六号は、不採択でお願いいたします。


◯二牟礼委員 私どもの意見ですが、ここにあります住宅リフォーム一本を対象にする仕組みが秋田県で実施をされていると。それともう一つは、地元業者の発注の機会をふやして経済効果も出るということであります。先ほど二十三年度からの県産材を利用したリフォームへの助成制度というのは、これはこれとして評価すべきものでありますが、この政策目標といいますか、目的といいますかね、それは地域経済の活性化、地元業者の受注機会の拡大というのを目標にすると、目的にするということであれば、新たな仕組みというものを考えることも必要なことではないかなというふうに思いますので、秋田の仕組みと効果を少し勉強させていただきたいというふうに思いますので、継続でお願いします。


◯酒匂委員長 ほかに取り扱いの御意見はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 陳情第三一三六号につきましては、継続審査の意見と不採択を求める意見がありますので、まず、継続審査についてお諮りをします。
 陳情第三一三六号を継続審査とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯酒匂委員長 挙手少数であります。
 よって、陳情第三一三六号について、継続審査すべきものとすることは否決されました。
 それでは、陳情第三一三六号を採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。
   [賛成者挙手]


◯酒匂委員長 挙手がありません。
 よって、陳情第三一三六号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。
 次に、請願・陳情文書表の五ページの委員会付託日から一年を経過していない継続審査分の陳情の審査を行います。
 陳情第三一一九号、陳情第三一二四号、陳情第三一三二号、陳情第三一三〇号、陳情第三一二〇号及び陳情第三一三一号の六件をあわせて一括議題といたします。
 その後の情勢の変化などにつきまして、関係課長の説明を求めます。
 まず、陳情第三一一九号及び陳情第三一二四号について、用地対策室長の説明を求めます。


◯本田用地対策室長 資料は、参考資料の請願・陳情文書表(継続審査事件)でございます。
 十ページ、十一ページをお開きください。
 陳情第三一一九号及び陳情第三一二四号は、いずれも法務局出張所の存続についての陳情でございますが、平成二十二年第四回県議会定例会以降、情勢に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、陳情第三一三二号について、道路建設課長の説明を求めます。


◯久保道路建設課長 文書表の十二ページをお開きください。
 陳情第三一三二号の県道西之表南種子線の整備促進に関する陳情でございますが、第四回県議会定例会以降、情勢に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、陳情第三一三〇号について、道路維持課長の説明を求めます。


◯中野道路維持課長 文書表の十三ページをお開きください。
 陳情第三一三〇号の国道五十八号(上中大宇都地区・島間地区)の整備促進に関する陳情でございますが、平成二十二年第四回定例会以降、状況に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、陳情第三一二〇号について、砂防課長の説明を求めます。


◯伊藤参事兼砂防課長 請願・陳情文書表の十四ページをお開きください。
 陳情第三一二〇号の住民の生活基盤を支える県土防災と建設業振興を求める陳情書でございますが、陳情事項の三項目いずれにつきましても、平成二十二年第四回県議会定例会以降、情勢に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、陳情第三一三一号について、港湾空港課長の説明を求めます。


◯米元港湾空港課長 文書表の十六ページをお開きください。
 陳情第三一三一号の宮之浦港の整備拡充に関する陳情書についてでございますが、平成二十二年第四回定例県議会以降、情勢に変化はございません。


◯酒匂委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。
 質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 質疑がありませんので、取り扱い意見を願いいたします。


◯与 委員 委員会付託日から一年を経過していない陳情第三一一九号など陳情六件につきましては、特にその後の情勢に変化はないとのことでありますので、継続審査でお願いいたします。


◯酒匂委員長 ほかに取り扱い意見はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 それでは、委員会付託日から一年を経過していない陳情第三一一九号、陳情第三一二四号、陳情第三一三二号、陳情第三一三〇号、陳情第三一二〇号及び陳情第三一三一号の六件につきましては、継続審査との御意見ですが、継続審査すべきものとすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯酒匂委員長 御異議ありませんので、陳情第三一一九号など陳情六件につきましては、継続審査すべきものと決定いたしました。
 次に、委員会付託日から一年を経過した継続審査分の陳情の審査を行います。
 陳情第三一一四号、陳情第三一一二号、陳情第三〇二七号、陳情第三〇二八号の四件を一括議題といたします。
 その後の情勢の変化などにつきまして、関係課長の説明を求めます。
 まず、道路建設課長の説明を求めます。


◯久保道路建設課長 文書表の十八ページをお開きください。
 陳情第三一一四号の県道小山田・川田・蒲生線の道路整備についての陳情でございますが、第四回県議会定例会以降、情勢に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、河川課長の説明を求めます。


◯内 河川課長 文書表の二十ページと二十一ページをごらんください。
 陳情第三一一二号の阿久根市根比海岸線の侵食防止策を求める陳情でございますが、平成二十二年第四回県議会定例会以降、情勢に変化はございません。
 以上でございます。


◯酒匂委員長 次に、住宅政策室長の説明を求めます。


◯坂野住宅政策室長 文書表二十二ページ、陳情第三〇二七号及び文書表二十八ページ、陳情第三〇二八号は、明和土地区画整理事業からの撤退を求める陳情でございます。
 平成二十二年第四回定例会以降の情勢の変化につきまして、御説明いたします。
 文書表二十六ページ及び三十三ページをごらんください。
 まず、平成二十三年二月一日の鹿児島市議会建設委員会におきまして、これらの陳情と同様の趣旨で出されている「明和土地区画整理事業実施の中止について」の陳情につきまして、審査が行われ、継続審査となっております。
 また、平成二十二年五月二十七日に、鹿児島市から組合設立発起人会に対して、砂防法及び宅地造成等規制法等関係法令の観点からの協議を成立させることなどを内容とする事業計画の修正命令が出されたことを受け、砂防法等関係法令に係る事前協議が行われております。
 平成二十二年第四回定例会以降の情勢の変化は、以上でございます。


◯酒匂委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。


◯鶴田委員 陳情第三〇二七号及び三〇二八号について、若干情勢の変化があったということでありますから、お伺いをしたいと思います。
 このことは、平成二十年の九月に受理以来、ずっと論議もしておりまして、基本的な認識等はあると思いますから、手短にお伺いしたいと思うんですけれども、まず、開発許可を判断をすべき鹿児島市においてのいわゆる修正命令というのが昨年の五月に出されているんですけれども、これに対する対応の状況を、もう少し詳しいことがわかったら、教えていただきたいというふうに思います。


◯坂野住宅政策室長 鹿児島市が平成二十二年五月二十七日に、組合設立発起人会に対して事業計画の修正命令を三点出しております。
 その内容は、まず一点目が、砂防法及び宅地造成等規制法等関係法令の観点からの協議を成立させること。
 二点目が、調整池の帰属先となる公共施設管理者と協議を行うこと。
 三点目が、事業計画における公園、緑地の技術的基準として、造成のり面の緑化及び既存樹木の保全に努める旨の追加修正を行うことの修正命令が出されまして、これ以降、事業者と県、事業者と鹿児島市の間では、それぞれ砂防法等関係法令に係る事前協議が行われているところでございます。


◯鶴田委員 それでは、その協議の進捗状況とか課題というか、そういったものはここでお伺いすることはできるんでしょうか。


◯坂野住宅政策室長 県が所掌する事項につきましては、砂防法及び急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律、こういうものがありますが、それらについては、現在、協議中ということになっております。
 調整池につきましては、鹿児島市が所掌する事項となっておりまして、それの鹿児島市との協議についてもなされているというぐあいに聞いてはおりますが、具体的にどの程度まで進んでいるかというのは、把握できておりません。
 以上です。


◯鶴田委員 わかりました。
 そうしますと、砂防法並びに急傾斜等のきちっとした法律なりというのがあって、その理に合致するかということをいろいろ協議していると、こういう理解でいいんだと思うんですけれども、そこで、鹿児島市議会のいわゆる論議が、またことしの二月に行われたと聞いているんですけれども、それに対する、どんな論議が行われているか、これは御存じだったら教えていただきたいというふうに思います。


◯坂野住宅政策室長 二月一日に鹿児島市議会の建設委員会で陳情・請願の審査が行われておりまして、その中では、「修正命令の関係で利害関係者が修正命令後の修正内容に応じて事業に関する意見書を提出する機会があるのか」という質問がありまして、それについて「修正した部分については、事業計画の縦覧が行われ、その中で意見書の提出ができる」と。あと「この宅地造成に対して外部から土砂がどの程度入るのか」ということで、その土量が「三十二万立方メートル程度」ということ等が議論されていると聞いております。


◯鶴田委員 わかりました。
 では、このいわゆる修正命令に対する協議の中で、事業のある程度の詳細な、例えば土の持ち込みとかそういったものが明らかになりつつあるというふうに理解をいたしました。
 あわせて縦覧の中で、やはりその不足の部分に関しては、地元の住民の皆様方の御意見がしっかりとそこで述べられていくということでありますし、既存に住んでいらっしゃる方々の住環境というのはどうしても一番に考えていかれることと思いますけれども、ぜひそのことをしっかり担保してやっていただきたいなというふうに思っております。
 それから、この修正命令の中で、要するに環境、緑、これに対する要望等も来ておりまして、鹿児島市におきましては、その景観等も含めてポイントが非常に大きいと思っているんですけれども、それに対する県はどのように考えていらっしゃるのか、考え方をお示しください。


◯坂野住宅政策室長 この緑地の関係については、知事へのたより等も来ておりまして、その知事へのたよりでお答えしているわけですが、考え方としましては、「鹿児島市に残された貴重なまとまった緑は保全すべきものであり、このため、緑地における開発については、慎重に対応するべきものと考えております。」ということで知事へのたよりのお答えをさせていただいております。


◯鶴田委員 わかりました。
 いろいろ細かい関係法令等にも照らしながら、いろいろ判断が、主な事項は鹿児島市が所管しているものが多いと思いますけれども、進んでいくと思いますけれども、やはり地域の住環境は、もうずっとそこに住んでいかれるわけですから、そういった皆様方の御意見等をしっかり反映をしていただいて、進めていただきたいなというふうに考えます。
 どうぞよろしくお願いします。


◯二牟礼委員 根比海岸の件でお伺いいたします。陳情三一一二号。
 ここに侵食状況を把握するための基準点を十二月末に設置したということで、これまで新たな侵食の状況というのは見られていないというふうに前回までは答弁されておりますが、現状はどのようなところにあるんでしょうか。


◯内 河川課長 昨年(後ほど「一昨年」に訂正の発言あり)十二月に基準点を設けまして、定期的に観測をしております。
 一番最近の観測では、本年二月九日に観測をいたしまして、設置してから変化がないことを確認しております。


◯二牟礼委員 ここは保全対象になる人家や公共施設等がないことから、海岸保全区域としての指定の要件は満たさず、事業の実施は困難というのが、河川課、農地建設課、いずれもそういう見解でありますが、おれんじ鉄道近くに、もう二十メートルほどに迫っているわけですね。
 仮に大きな台風が来て、侵食が進んで、おれんじ鉄道に影響が出るというふうになった場合は、どう対応されますか。


◯内 河川課長 その前に済みません、先ほど私、昨年設置したと申し上げましたけれども、一昨年でございました。訂正させていただきたいと思います。申しわけありませんでした。
 それから、仮に侵食が進んでおれんじ鉄道に影響があったときはどうするかということでございます。
 基本的には災害復旧で対応することになるかと思いますけれども、公共土木施設災害の中には、今のところ天然海岸が決壊したものにつきましては、基本的には適用されないんですけれども、公益上特に必要があるものは適用になるということで、人家、公共施設というところがございまして、公共施設の中に鉄道が含まれるかどうかというのは、本省協議になるのかなと考えております。
 あと、鉄道のほうでも実は、災害復旧事業というのもあるようでございますので、どちらかということになるかと思います。
 災害復旧事業の採択につきましては、これらのおそれが大きい場合でもなりますので、まずは侵食状況を把握して、そういうことが起こる前に対策ができるように、今後も観測を継続していきたいと考えております。


◯二牟礼委員 災害が起こってからでは、非常におれんじ鉄道の経営自体も大変になっていくわけなんですよね。おれんじ鉄道は県も出資していますし、経営安定化のための補助金も出しているわけで、言えばおれんじ鉄道がストップするということは、県の持ち出しがさらに大きくなっていくということになりますので、やはり今、おっしゃったように災害が出る前にでも対応ができるのであれば、ここに別段海岸保全区域の指定の要件を満たさないから事業実施は困難だと、そういう見解ではなくて、見解を変えられて、災害が発生するおそれがある場合はきちんとした事業を実施しますと、未然防止も図りますと。本省と公共施設に該当するかしないか協議してみたいなんてね、公共施設ですよ、これは、おれんじ鉄道は。県がつくった公共施設ですよ。そういう認識に立つべきだと思いますよ。


◯内 河川課長 おれんじ鉄道が県にとっても必要な重要な施設であるということは十分認識しております。
 先ほどはちょっと言葉足らずでございました。災害復旧事業でする場合は、そういう協議なり、あるいは該当するかというのは必要だということでございます。
 昨年もちょっと答弁をしておりますけれども、なかなか公共事業では難しい。
 ただ、本当に危険性を認識すれば、県単事業で実施することも考えられるということでありますので、まずは今、起きております侵食状況について、今後も継続的に把握していきたいと考えております。


◯二牟礼委員 わかりました。


◯酒匂委員長 ほかに質疑はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 ほかに質疑がありませんので、取り扱い意見をお願いいたします。
 なお、その際、審査未了の扱いとする陳情につきましては、その旨申し述べてくださるようお願いいたします。


◯与 委員 陳情第三一一四号につきましては、特にその後の情勢に変化はないとのことでありますので、継続審査でお願いします。
 陳情第三一一二号につきましては、県が定点観測により侵食の状況把握を続けるということであり、もうしばらく検討を続ける必要があろうかと考えますので、継続審査でお願いします。
 陳情第三〇二七号及び陳情第三〇二八号につきましては、現在、県や鹿児島市において関係法令に係る事前協議の最中であり、その状況を見きわめる必要があることや、鹿児島市議会でも同様の陳情が継続審査となっておりますことから、継続審査でお願いします。


◯酒匂委員長 ほかに取り扱い意見はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 それでは、陳情第三一一四号、陳情第三一一二号、陳情第三〇二七号及び陳情第三〇二八号につきましては、継続審査との御意見ですが、継続審査すべきものとすることに御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯酒匂委員長 御異議ありませんので、陳情第三一一四号など陳情四件につきましては、継続審査すべきものとすることに決定いたしました。
 以上で、請願・陳情の審査を終了いたします。
 次は、県政全般に係る一般調査であります。
 ここで、港湾空港課長から、マリンポートかごしまの一期二工区の緑地整備基本計画(案)について発言を求められておりますので、これを許可いたします。


◯米元港湾空港課長 マリンポートかごしま一期二工区緑地整備基本計画(案)につきまして、資料に基づきまして御説明を申し上げます。
 まず、マリンポートかごしま一期計画につきまして、これまでの経緯を含めて概要を御説明申し上げます。
 お手元のA4資料一枚目、マリンポートかごしま一期計画の概要とタイトルされているペーパーをごらんください。
 経緯でございますが、マリンポートかごしまについては、平成二年に県総合基本計画へ大型観光船埠頭の整備等として位置づけを行い、その後、国際会議場や見本市展示場等の施設を含む国際交流拠点の形成、広域防災拠点の形成などを目的とする一期事業に平成十一年に着工し、事業を進めておりました。
 その間、社会経済情勢や財政状況が急激に変化し、国際会議場等の建設が困難になる中で、改めてその事業のあり方について検討することを求められました。
 そこで、平成十六年から十七年にかけて、学識経験者や専門家、さらに公募による委員等から構成されるマリンポートかごしまの在り方検討委員会を設置し、一期二工区の埋め立て及びその利用について再検討を行いました。
 その提言やパブリックコメントによる県民意見、さらには、県議会の御意見、県の財政状況、社会・経済情勢等を総合的に勘案した上で、「一期事業の埋め立てについては、今後とも継続して実施する」、「大型観光船埠頭とあわせて、県民や観光客が憩い、海と触れ合える緑地空間として整備する」、「この緑地空間は、災害が発生した場合の対応空間として活用する」、「離島等の急患搬送用のヘリポートを整備する」などの整備方針を決定いたしました。
 この整備方針を踏まえ、平成十八年四月には、土地利用計画の交流厚生用地を緑地に変更するなどの港湾計画の変更を行っております。
 その後、整備を進め、平成十九年九月に一工区を供用開始しております。
 規模といたしましては、既に供用済みの一工区が十・三ヘクタール、現在埋立工事中の二工区が十三・七ヘクタールでございます。
 現在の埋め立ての進捗率は、一期全体で、昨年十二月末現在でございますが、九六%となっており、今のペースで進むとすれば、来年度中にも埋め立てが完了するのではないかと考えております。
 それでは、今回、取りまとめを行った一期二工区の緑地整備基本計画案について御説明申し上げます。
 A4の二枚目、マリンポートかごしま(一期二工区)緑地整備基本計画案と題しておりますペーパーをごらんください。
 基本コンセプトは、「海辺のにぎわいとうるおいの創出」としております。
 整備方針は、平成十七年に策定した整備方針に基づき、「大型観光船が接岸できる岸壁を整備するとともに、県民や観光客が、錦江湾や桜島の雄大な景観を満喫し、憩い、海と触れ合える緑地空間を整備する」「災害発生時には対応空間として活用する」「離島等の急患搬送用ヘリポートを整備する」としております。
 計画策定の経緯でございますが、整備方針を踏まえ、また、昨年十月に行った県民意見募集によりいただいた御意見も勘案の上、緑地整備基本計画案を策定いたしました。
 一期二工区の全体面積は十三・七ヘクタールでございます。
 緑地基本計画の概要につきましては、A3の資料で御説明申し上げます。A3の資料の一ページをごらんください。
 従前の整備方針に基づきました基本コンセプト、整備方針を記載しております。
 これらの整備方針に基づき、中段ほどになりますが、導入機能といたしまして、にぎわい機能、憩い・うるおい機能、安心・安全機能を位置づけ、それぞれ導入ゾーンとして、にぎわいゾーン、憩い・うるおいゾーン、ヘリポートゾーンを設定しております。
 導入ゾーンにつきましては、二ページで御説明申し上げます。二ページをごらんください。
 一─二基本計画全体図でございます。
 一期全体を六つのゾーンに区分いたしました。
 1)でエントランスを意識した道路植栽を施すエントランス道路ゾーン、2)でイベントやスポーツなど多目的に活用する芝生広場ゾーン、3)で芝生広場の周りなどに植樹や休憩所等を整備し、訪れた県民や観光客が憩い・くつろぐ場となる散策・緑地ゾーン、4)で、既に一工区で整備済みでございますが、観光客を迎える場としての歓迎セレモニーゾーン、5)で散策しながら桜島や錦江湾、大型観光船を展望できる散策・展望ゾーン、最後に、北東部先端に6)としまして、ヘリポートゾーンを設定いたしております。
 三ページをごらんください。
 三ページには、二工区に整備する施設を記載しております。
 四ページから七ページまででございますが、各施設のイメージを示しております。
 八ページをお開きください。
 八ページに、全体的なイメージとして基本計画イメージ図を示してございます。
 中央部にイベントやスポーツなど多目的に利用できる芝生広場を計画し、芝生広場の外周には園路や休憩広場を整備することとし、樹木や東屋等を整備することにより木陰を形成するなど、県民や観光客がゆったりと散策できる空間としたいと考えております。
 また、東側先端部には、一工区の展望広場に連続して展望広場を計画し、桜島や錦江湾、さらには、観光船の眺望を楽しむことができます。
 展望広場の近くには噴水広場を整備し、子どもたちが水遊びできるような空間としたいと考えております。
 また、中央部の芝生広場に隣接して芝生観覧席を整備し、座りながら桜島を見渡し、イベントも楽しめる空間としたいと考えております。
 北東部先端には、大型の自衛隊ヘリにも対応できるヘリポートを計画します。
 その他、中央部芝生広場の横と先端部に駐車場を整備し、フリーマーケット等のイベント開催時にも対応できるような計画としております。
 九ページをごらんください。
 整備方針において、「災害発生時には対応空間として活用する」としております。これに基づき、災害対応時における土地利用計画案を検討いたしました。
 十ページのほうで御説明申し上げます。
 大規模災害が発生した場合の土地利用イメージを示しております。
 赤枠で囲まれている部分、一工区で現在芝生広場として使われている二・一ヘクタール、二工区に整備する芝生広場三・九ヘクタール、あわせて六ヘクタールをフラットなオープンスペースということで、避難広場ゾーンとしております。
 災害直後の緊急避難及びその後の一時的避難生活スペースとして活用します。
 青枠で囲まれている部分、救援活動対応ゾーンとしておりますが、人的支援スペースとして自衛隊の駐屯スペースを約二ヘクタール、広域消防隊等の救援・救助の集結スペースを約一ヘクタール、物的支援スペースとして、岸壁を船舶による緊急物資輸送の拠点として、また、ヘリポートをヘリコプターによる緊急物資輸送及び救援活動の拠点として活用し、その周辺部を物資の集積・仕分けスペースとして活用するとしたものでございます。
 十一ページをごらんください。ヘリポート計画の考え方を記載しております。
 現在のヘリポートの利用状況でございますが、谷山と浜町合わせて年間三百回程度の利用となっております。
 ヘリポート計画といたしましては、「ヘリポートは場外離着陸場とする」「設置場所は、風の方向や緑地利用者への影響等を考慮し、北東先端部とする」「離着陸場を一カ所整備し、その規模は、大型の自衛隊ヘリに対応するため、百メートル掛ける百メートルの広さを確保する」など、考え方を整理してございます。
 十二ページには、平面図と横断図を記載しております。
 十三ページをごらんください。
 緑地整備計画を検討するに当たり、マリンポートかごしまの緑地空間に求められる機能やアイデア、整備することが望ましい施設などについて広く県民の意見を伺うため、十月三日(後ほど「十月八日」に訂正の発言あり)から十月二十九日までの約三週間、意見募集を行いました。
 その結果、二十名・団体から意見が寄せられました。寄せられた意見と対応を十三ページから十四ページに表にしてございます。
 基本的な考え方といたしまして、当初御説明申し上げました整備方針に基づきまして、高い建物等の施設、多額の整備費、維持管理費を必要とする施設、緑地空間の雰囲気に合致しない施設等については、今回、採用を見合わせたところでございます。
 十三ページに今回採用させていただいているものを記載しております。
 左のほうに機能として一番から七番まで整理してございます。整備することが望ましい施設として、主な意見としては、花壇や南国らしい植栽、サッカー場などのスポーツ利用、ちびっこ広場、噴水広場、フリーマーケットなどのイベントスペース、展望デッキなどの意見をいただきました。
 これらの意見については、右のような対応方策を考えて計画に反映させていただいております。
 また、十四ページには、その他意見として、今回採用しなかった意見を記載してあります。
 温泉、モノレール、カジノ、ホテル、火葬場といった意見もございましたが、このような施設については、大規模な施設整備となることや緑地空間というマリンポートの整備方針に合致しないのではないかということで、今回は採用しておりません。
 以上が、マリンポートかごしま一期二工区緑地整備基本計画案の内容でございます。
 今後のスケジュールといたしまして、この計画について、県のホームページを用いて県民へ公表するとともに、埋立免許の用途変更を行う必要があることから、鹿児島市へも説明を行いたいと考えております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯酒匂委員長 この件に関しまして、質問等はありませんか。


◯山田(宏)委員 十ページの災害対応時の話でありますが、この自衛隊の駐屯地一・五ヘクタール、駐車場のところがあるわけですよね。支援物資等を集結したりとかという場所はどこになるんですかね。


◯米元港湾空港課長 この一・五ヘクタールの中に、右下のほうでございますが、黒く駐車場の整備を予定しているところでございます。
 災害発生時には、この駐車場のこの区画を物資等の集積スペースとしたいというふうに考えているところでございます。


◯山田(宏)委員 そうしますと、例えば離島の災害時とかいろんな場合は、ここで船舶に積み込むわけですが、道路は散策道が通っていますよね。ここを往復しながら積み込むということなんですかね。それともぐるっと回って道路から持っていくのかと、船に。そこら辺はどう考えておりますか。


◯米元港湾空港課長 まずは、この集積場所から岸壁のほうへの通行でございますが、委員のおっしゃるとおり現在、園路として予定されております薄い肌色と申しますか、黄色で説明しているところ、この部分を緊急時には通路として考えたいというふうに考えております。
 なお、この往来につきましては、往復すると効率的な荷役に支障がありますことから、この園路と、それから従来駐車場として岸壁側に整備しておりました箇所の道路を結びまして、できれば一方通行等をしていただけば、より効率的な運用が図られるんではないかというふうに考えているところでございます。


◯山田(宏)委員 いいです。


◯鶴薗委員 マリンポートのこの建設に当たっては、本当に過去、いろいろ県全体を巻き込んでの議論もございましたが、こういった青写真が具体的に示されると、本当にその当時予定されておったもろもろ等が本当に具体化してくるんだなと。
 特に鹿児島県都以外のいわゆる地方では、なかなか説明しても具体的なものとして理解できなかったのが、救急搬送の救急ヘリポート。これは必要性を非常にみんな求めているんだけれども、なかなかぴんと来ないということが、過去にはありました。
 これが具体化して、いよいよ百メートルかける百メートルのヘリポート基地、大型の自衛隊ヘリが対応するための広さを確保するというような、こういうようなのが具体的になってきますと、非常にすばらしいものができ上がっていくなというのを感じておりますが。
 そこでお尋ねしたいんですが、このヘリポート等は、いつごろを大体めどにスケジュールとしては考えられておるのか、まず一点。
 それから、今、谷山、浜町へのこういう実績等々もあるわけですが、これらが完成後には移行するというふうに一応理解すればいいのか。それが二点。
 それから、三点目には、自衛隊の大型ヘリが対応するための広さを確保ということなんですが、例えば県警とか通常の消防防災ヘリなんかは、並行して、並行してというか時間はちょっとずらさなければならないと思うんですが、何機ぐらい同時にそこに離着陸できる準備体制ができるようなそういう機能があるのか。そこをちょっと教えていただけませんか。


◯米元港湾空港課長 申しわけありません。先ほど私の説明の中で一部誤りがございましたので、訂正させていただきたいと思います。
 県民への意見募集の期間を先ほどは「十月三日から十月二十九日」というふうに御説明を申し上げましたが、正しくは「十月八日から十月の二十九日まで」の三週間でございました。ここで訂正させていただきます。
 それでは、委員の御質問のほうでございます。
 まず、ヘリポートはいつごろできるかというお話でございました。
 実は、この緑地整備計画を計画するに当たりまして、港湾空港課だけではなくて、実際のヘリポートの使用が想定される消防防災ヘリを運用する消防保安課でございますとか、あるいは県警等含んで、この施設については検討を行っているところでございます。
 実際のこのヘリポートの整備自体は、港湾空港課でやるのか、それともこの関係課が共同してやるのか、それについてはまだ今後実際の実施計画を整備する際にそのような細かい費用の負担まで含めて検討させていただきたいというふうに考えておりまして、現在のところいつまでという検討まではまだ進んでいない状況でございます。
 それから二点目が、このマリンポートのヘリポートが完成した後の谷山や浜町のヘリポートの取り扱いと申しますか、移行されるかという御質問がございました。
 現在、ヘリポートの利用につきましては、浜町と谷山で説明がありましたが、年間合計で約三百回程度利用しているところでございます。
 これにつきましては、まず、谷山のヘリポート、これは鹿児島港の埠頭用地内にございまして、県の土地の上にある状況でございます。
 一方、浜町ヘリポートにつきましては、現在は民間の土地を借りて利用している状況であるということで、それについても一つの課題になるんじゃないかというお話で、検討課題が出てまいりました。
 特に現在も谷山ヘリポートと浜町ヘリポートを使い分けている、例えば昼夜、夜間の区別でありますとか、あるいは風向きと、それから利用状況等も含めて使い分けされているような状況ではないかというふうに考えているところでございます。
 今回のマリンポート、ヘリポートにつきましても、特にフリーマーケット等になりますと、一万人とか二万人規模が来られることも想定されますので、それらも勘案しますと、運用等からは複数箇所必要になるのじゃないかという御意見もありましたことから、このヘリポートの運用形態も含めて、今後また、想定される、利用される消防防災ヘリを運用する消防保安課でございますとか、特に海上保安部等も多うございますので、そこら辺の機関と協議して検討してまいりたいというふうに考えております。
 それから三点目、自衛隊の大型ヘリとか防災ヘリが同時に何機離着陸するかという質問でございましたが、これにつきましても検討会の中で議論を重ねたところでございます。
 ただし、常駐はしないということで、一回の離着陸を考えますと十分から十五分程度ということになりますと、複数機の待機はなかなか考えづらい。
 ただし、万が一の場合につきましては、ヘリを先着の分を例えば横にずらしてヘリポートにするとか、着陸面以外に移動させれば、二機ぐらいは何とか運用できるんじゃないかという意見もございましたので、そういうふうな対応で行きたいというふうに考えているところでございます。


◯鶴薗委員 一点確認をさせていただきますが、御答弁いただいたように、今からまだまだいろんな各関係部署との検討を重ねていくということですが、その検討後、ここは二十四時間体制になるというふうに理解すればいいんですか。それもまだ今後の検討事項ですかね。
 といいますのは、やはりこのマリンポートを建設するに当たっては、地方ではやはりこの救急搬送、いわゆるヘリポート基地というのが一つのある意味での期待感でもあったわけでございますので、その辺はちょっと教えていただけませんか。


◯米元港湾空港課長 現在、谷山でヘリポートを運用しておりますが、これにつきましては、周辺をフェンスで囲んで、利用者がそれぞれ、消防保安課でございますとか、かぎを持って出入りするという形で二十四時間対応しているところでございます。
 今回のマリンポートのヘリポートにつきましても、基本的には使われない場合には施錠して、現在も入り口をふさいでいるところでございますが、これにつきましては、そのヘリポート運用者がかぎを持ってそれを使う形での二十四時間での対応も可能ということになっております。


◯酒匂委員長 ほかに質問はありませんか。


◯外薗委員 先ほども話がありましたとおりすばらしい計画ができまして、一工区は我々もクルーズ船がよくあるとき行きおったんですよね。
 大体この概要が出てきたんですけれども、大体去年のクルーズ船の動きはわかりますかね。


◯米元港湾空港課長 マリンポートかごしまにおけるクルーズ船の就航状況でございますが、これが昨年、暦年で申し上げますと、四十九隻が寄港した状況でございます。


◯外薗委員 年々ふえている状況であるんですかね。


◯米元港湾空港課長 これにつきましては、特に鹿児島港の場合は、外国の船が多い関係もございまして、かなり変動がございます。
 昨年が四十九隻でございましたけれども、一昨年が二十数隻、その前が三十隻代というふうにやはり変動は大きい状況になってございます。


◯外薗委員 すばらしい施設をつくっていただくような計画なんですけれども、全体の計画ですから、事業費が幾らぐらいなのか、大体で結構でございますから。
 それと完成年度を大体何年度ぐらいに考えていらっしゃるのか。わかるだけで結構ですけれども、教えていただければ。


◯米元港湾空港課長 現在はこのようにイメージ図と申しますかゾーニングが今、決定した状況でございますので、詳細な実施設計は、今後、行いたいというふうに考えておりますが、事業費について一期一工区の緑地整備がございましたけれども、このときが約二十億円弱ぐらいかかった状況でございます。
 今回は大規模な施設はございませんが、やはり面積が広いこともありまして、同程度ぐらいはかかるんではなかろうかと、概算ではございますけれども、考えているところでございます。
 それから、完成時期でございますが、まだ実際の実施設計を行っておりませんので、どの手法で整備していくかというのも今後の課題になるかと思います。
 そういうふうな整備手法が確定すれば、完了年度は予想されるところでございますが、今はまだ予想していない、まだ完成予想年度を把握できない状況でございます。


◯外薗委員 数十億円のお金がかかるということで、一工区、二工区と、県民からはマリンポートにはいろいろありましたけれども、こういうのを見ることによって、県民の憩える、そしてまた、子供たちにも相当いい施設だなと僕は思うんですけれども、やはり埋め立て完了後、やっぱりスピーディーに供用開始というか、そういうヘリポートも含めて、今、いつ何時、桜島も含めて、災害があるかわからないので、災害の常襲地帯である我が鹿児島県の中の防災基地的な機能も備えておりますので、ぜひスピーディーな整備をお願いをしたいなと思っております。
 それとあと一点、県民から募集をされたということでございましたけれども、十月八日から十月二十九日の二十二日間という、何か期間がもうありありで、県の方針というのはもう大体固まっていて、ただ、パブリックコメントというような形でちょっと県民から聞こうかという感じのような気がするんですけれども、そんなとらえ方だったんですかね。それともやっぱり多くの県民から寄せられた意見の中で、計画に反映された部分があったんですかね。どうなんですか。


◯米元港湾空港課長 今回の県民の意見募集に関しましては、特に緑地空間として整備することがさきの在り方検討委員会で検討されておりましたので、それにふさわしいものという観点で意見募集を行ったところでございます。
 ただ、使われ方につきましては、もっと柔軟な発想もあるのではないかという視点もございまして、そういう使われ方につきましては、特にまた意見を広く募集したいと考えて意見募集を行ったところでございます。
 それと、先ほど観光船の数字でございますが、正確に申し上げますと、平成二十二年が四十九隻、平成二十一年が二十六隻、それから平成二十年ですね、申しわけありません。さっき三十数隻と申し上げましたが、正確には四十一隻でございました。これにつきましては訂正させていただきたいと思います。


◯外薗委員 鹿児島に来て桜島を洋上から眺める、クルーズ船で見るというのが非常に今後、多くなってくる。そしてまた、停泊すると、外国の方々には目にとまる緑で、非常に鹿児島に来てよかったな、すばらしいところだなと思われるんですよね。だから、こういう計画図もできたので、もうスピーディーに整備をしていただきたい。新幹線開業もありますし、財源が大変厳しい折でしょうけれども、ぜひ速やかな整備をお願いをしたいと思います。
 以上です。


◯中山委員 この避難広場のことなんですけれども、本当にいい施設なんですが、二次災害について、津波があったときに、その津波と液状化への対応はどういう形で進められておるんですかね。


◯米元港湾空港課長 基本的には、この避難施設に関しましては、九ページの右下のほうを見ていただければと思いますけれども、おおむね三種類の使われ方が予想されるんではないかというふうに考えております。
 まずは、発生直後、それから発生直後から三日間程度、それから数週間から数カ月以上というふうな災害の対応を考えているところでございます。
 発生時でございますが、発生時につきましては、特に委員がおっしゃるような津波とかになりますと、海辺に近づくとは逆に考えられないというふうに考えておりますので、津波等につきましては、この緊急時、三日間以内での対応はないんじゃないかと考えています。
 ただし、もし津波等で家屋等が倒壊したとか一時的な住居が必要になる方々、そういう方々に対しては、この避難スペースに、例えば仮設のテントでございますとか仮設の住宅を建てまして、長期的な対応方法で対応させていきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、液状化でございますけれども、液状化に関しましては、特に各地の地震等で液状化の話は出てくるわけでございましたけれども、今回、桜島の土石流土砂を主体として考えております。
 この土石流土砂は、流下土砂でございまして、微量な細成分といいますか、細かい砂部分につきましては、流下の際に既に抜け落ちておりまして、割と目の粗い土砂だけが残っている状況となっています。その残っている土砂を用いて大部分の施設を埋め立てを行ったところでございます。
 想定される震度によりどの程度の液状化が起こるかというのは、定期的な判断はちょっとしかねますが、そういう意味では、通常の埋立地よりは液状化しにくい、もともと砂がそういう液状化しない土砂によって形成されているのではないかというふうに考えているところでございます。


◯中山委員 液状化が一番考えられる海の埋め立てですので、最新の施設ですので、それには二次災害が起きないように施設整備をお願いいたします。
 以上です。


◯二牟礼委員 私どもは、このいわゆる人工島建設に反対してきました立場からしまして、このような形で、当初は国際会議場、展示場等を建設して、年間九十一億円の経済効果を発揮するというふれ込みでしたけれども、残念ながらそれが、経済状況の変化等もあって頓挫して、結果的には緑地空間と、それとヘリポートという形になりました。
 私どもは、当初は反対しておりましたけれども、現実にこの一工区が供用され、二工区の埋め立てが進んでいく段階で方針を転換し、現実的に対応すべきだという考えで、この予算議案についても賛成をするという立場に転換をいたしました。
 そうでなければ、今、お示しのあった具体的な今後の緑地の整備計画に対しても、反対をしておけば意見を述べることはできませんので、そういった現実的な対応に転換をしてきたわけであります。
 それでまず、この一工区・二工区の埋め立てに要した経費、完成が来年とおっしゃいましたかね。来年度までの、完成までの経費、これが幾らだったのか明らかにしてください。


◯米元港湾空港課長 マリンポートかごしまの平成二十二年度までの事業費でございます。
 まずは、基盤整備にかかわる部分が、これは護岸とか岸壁等も含んだ基盤造成に係る事業費が約二百二十四億円、それから緑地とか待合所等の上屋の整備に係る事業費が約十六億六千万円、合わせて二百四十億円ほどが平成二十二年度の当初予算までの額でございます。
 来年度護岸等の工事を完了して、埋め立てに係る整備のすべての整備は完了する予定でございますが、来年度予算につきましては、六千九百万円を予定しているところでございます。


◯二牟礼委員 今後も緑地等整備されていくということになりますと、二百五、六十億円かける巨大プロジェクトでありますので、今後は、これが県民の財産として有効に活用できるようにしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。
 具体的に少しお聞きしますが、先ほど、夜についてはかぎをかけるという話でしたけれども、ここが通行可能、利用可能という時間帯というのは何時から何時までを想定されているわけですか。


◯米元港湾空港課長 現在の利用時間でございますけれども、現在、開園時間と申しますか、一期一工区の開園時間でございますけれども、四月から六月と九月・十月、これにつきましては午前六時から午後八時まで、それから七月と八月の夏場は午前六時から午後九時までというふうになっております。
 また、十一月から三月までの冬場につきましては、午前七時から午後七時までというふうになっているところでございます。


◯二牟礼委員 今後もそれは踏襲されるということなんでしょうか。


◯米元港湾空港課長 これにつきましては、この一期二工区がかなり面積が広くなりますので、そういうふうな利用状況を踏まえて検討はさせていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯二牟礼委員 それと駐車場が何台分整備される予定なんでしょうか。
 ついでに、トイレが何個整備されるのか、あわせて教えてください。


◯米元港湾空港課長 現在想定している施設でございますけれども、これにつきまして、まず、駐車場、これにつきましては四百十五台分を予定しているところでございます。
 それから、トイレにつきまして、これにつきましては、現在、三カ所を新たにつくることを想定しております。


◯二牟礼委員 駐車場については、利用の頻度とか、例えばここでいろんなイベントをされるということになると、四百何台で十分可能かどうかという検討も必要ではないかなと思いますし、そうしたイベントの際のトイレの数というのが十分なのかということもやっぱり検討すべきではないかなというふうに思いますが、その点についてはどうでしょう。


◯米元港湾空港課長 このトイレ等の施設の配置につきましては、今後の実施設計の中で具体的に指導数を検討させていただいております。
 また、駐車場の利用でございますけれども、現在、一工区の芝生広場等もございますので、大規模なイベント等で車の利用が多いというのを想定される場合におきましては、この芝生広場の一部を使って駐車等も対応したいというふうに考えているところでございます。


◯二牟礼委員 それと災害対応時における土地利用計画なんですけれども、ここに例えば大規模災害が発生した場合とかありますが、噴火、地震というふうにあるんですけれども、どういう災害で、どの程度の規模を想定されているんですか。


◯米元港湾空港課長 それにつきましては、詳細はまだ、運用の話になりますので、また関係課と協議を続けさせていただきたいというふうに考えています。
 基本的にまず、緑地としての土地利用を最初に決定いたしまして、それから災害対応時空間という位置づけをしておりますので、多少災害対応時空間としては使いづらい部分は発生するかもしれませんが、それにつきましてもなるべく使いやすい形での対応をしたい、今後の検討で対応したいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 なぜこういうふうに聞くかといいますと、鹿児島市は、風水害が発生した場合は、一次避難所として各学校とかそういうところを指定しているわけです、既に。ここに発生からおおむね三日程度とありますけれども、一時的避難というのは、ほかの地域でもそうなんですけれども、避難場所というのは現に存在しているわけですよ。だから、ここが必要性が本当に出てくるのかというのが一つあります。
 それともう一つは、ここに先ほど中山委員のほうからありましたけれども、仮設住宅による数カ月以上にわたる生活の場とありますけれども、数カ月もここに仮設住宅をつくると、気象の条件で、強風が、あるいは集中豪雨が来たりとか、とてもここでは私は数カ月の仮設住宅というのは対応が困難だろうと、あるいは風雨によって津波が発生する。津波というか何というか、波が越波してくるとかね。数カ月はとてもできないですよ。
 だから、このこういった数カ月にわたる仮設住宅というのは、恐らくここではなくて別なところにつくらないと、私は対応はできないというふうに思いますので、今、申し上げた点は、鹿児島市の避難計画とも十分な整合性を持たせる必要性があると思いますよ。
 その点はどうですか。


◯米元港湾空港課長 鹿児島市とも協議を今、進めておりまして、ただ、鹿児島市の御意見といたしましては、実際に完成して運用の、避難計画になりますと避難の話になりますので、完成した状況を見ながら検討したいという御意見もいただいているところでございます。
 これにつきましては、確かに委員のおっしゃるとおり避難の話もございますし、また一方、鹿児島港でございますので、例えば離島に対する支援物資を運ぶ避難基地、避難というか支援スペース等も利用も考えられますので、あわせて協議を図っていきたいというふうに考えております。


◯二牟礼委員 ここにこういったスペースを持っておくということは、それなりに意義があると思います。今、おっしゃった離島への災害が発生した場合にここから物資を供給するとか、あるいは自衛隊の長期にわたる駐屯に備えておくとかですね、それは必要だと思いますけれども、今、申し上げたように一次避難の計画というのは鹿児島市はつくっているわけだから、十分協議してください。
 終わります。


◯宮島委員 一点だけですが、一期一工区の供用開始以来、いわゆる大型観光船の発着時とか非常時とかを除いて、平時に一体どれぐらいの人が訪問というか利用しているものなのか、把握というかカウントしていらっしゃるもんでしょうか。


◯米元港湾空港課長 観光船の利用を除いてというのは、ちょっと今、除く数字がございませんが、含む数字でございますと、ことしの一月末で約二百三十万人、これまで利用いただいているところでございます。
 多い実績といたしましては、例えば平成二十年の十月三日から四日のフリーマーケット、往々にフリーマーケットはございますが、これで二万三千人、それから平成二十一年の十月十七日から十八日、この二日間で同じくやはり二万三千人、それから同じく二十一年度の十月二十四日から二十五日で一万二千人というふうに、二日間の利用でございますが、御利用いただいているところでございます。


◯宮島委員 ぼっこみの総数ということ、あるいは目だった数字の今、答弁がありましたけれども、第二工区ができますと、本当に憩いの場というか、そういう要素というのがすごく高まってきますので、平時にもどれぐらい人は、県民は訪れるのかと、利用するのかというようなカウントの取り方もこれから必要じゃないかなと思うんですね。
 だから、平時の利用をまた高めるPRも必要でしょうけれども、その辺の視点も入れてこれから進めていってくださればと思っております。


◯酒匂委員長 ほかに質問はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 なければ、県政一般の質問をお願いいたします。


◯鶴薗委員 ちょっと一点だけ、建築技監ですかね、ちょっとお尋ねしますが、私どもが今期就任するちょっと前後に、例の姉歯事件がございまして、建築構造物の。非常に国のほうがいろいろ規制をぼんぼんかけてきて、末端の建築設計事務所等々も大変混乱をした経緯があるんですが、今、大分そういったニュース等がないんですが、その流れというのは、県はこれまでどういう対応をとってきて、どういう状況なのか、ちょっと教えていただけませんかね。


◯釜谷建築技監 姉歯事件以降のさまざまな困難に関しましては、県としても建設業の皆様、建築設計の関係の皆様の意見を聞きながら対応してきたところですが、当初、建築確認であったり、建築の活動が落ちた後、しばらくして、鹿児島県とするとある程度戻ったんですけれども、やはりずっと日本じゅう混乱が続いているということで、さまざまな対応がなされているところであります。
 直近で言いますと、昨年の夏から一定程度の確認の合理化、簡素化等も動いているんですけれども、今また新たに国土交通省を中心にその手続の合理化的なことを進めておりますので、鹿児島県としても国に対して必要な意見を言いながら、よりよくなるように努力していきたいと思っているところであります。
 また、これは報道で聞いているところでありますけれども、さらに根本的な建築確認を中心とする建築規制関係をどうしようかということを、建築基本法を考えるということも含めて検討するということが動き始めているので、また必要によりまして、適宜こちらの委員会にも報告させていただければというふうに考えているところであります。


◯鶴薗委員 あわせまして、ここ数年の中で建築確認等々を市のほうにおろしてきて、あるいは建築主事の養成とかそこあたりを県のほうで相当対応してきた分野もあろうと思うんですが、今、建築確認を市町村で対応できているところ、それからこの建築主事をどのぐらい近々の中で養成されて市のほうにおられるのか、そこあたりのところをちょっと数字的なものを押さえているのがあれば教えていただけませんかね。


◯西薗建築課長 まず、県内の市町村の状況なんですけれども、鹿児島市は、もう法律に基づいた特定行政庁でございますので、従来確認をやっております。
 権限移譲に基づきまして県のほうで独自に建築確認の業務を移譲しておりますのが、霧島市と薩摩川内市、鹿屋市の三市でございます。
 これは住宅等の小規模なものについて限定をして一応いたしておりまして、限定特定行政庁という形でなってございます。
 今、確認の状況なんですけれども、県内の確認の件数を一〇〇%としますと、霧島市で大体全体の四・八%ぐらい、あと薩摩川内市で三・三%、鹿屋市で五・一%ぐらいのシェアを処理していただいているという状況でございます。
 そしてあと、建築確認をするには建築主事という国家資格が必要になります。これは一級建築士を持っていて、かつ二年間以上の建築確認等の行政実務があって、さらにその試験を受けて合格するという形になります。順次市町村のほうでも実務を重ねて受験をしていただいて、現在、それぞれの市にも、霧島市及び鹿屋市に二名、薩摩川内市に一名の資格者が出てきた状況でございます。
 現在、県のほうでは、総合的にやっぱり苦情とかいろんなものがあって難しい問題もございますので、そういった総合的な調整をするという意味からも職員を派遣してございまして、現在、霧島市に一名、薩摩川内市に二名、そして鹿屋市に二名を派遣しているところでございます。
 以上でございます。


◯鶴薗委員 県の建築関係につきましては、それぞれ所管課で予算編成をされて、営繕室等々が中心になって設計施工管理とかいろいろされるというふうに伺っておるんですが、特に営繕室長、対策監でもよろしいんですが、そういった県の施設等々の建設をしていく中において心がけているとか、例えば具体的に申せば、明日いよいよ新幹線が開業するわけですけれども、やはり我々も景観条例をつくったり街並みのいろんな議論をするんですけれども、やっぱり駅からおりたときにその地域の古風といいますか、そういう地域の香りがするような、建物ではなくて、やっぱり何か、福岡がミニ東京であれば、鹿児島がミニ福岡を目指しているというようなそういう比較をされるわけですけれども、こういった県の建物なんかについてのとらまえ方をちょっと、考え方があれば出していただければなというふうに思っているんですが。
 何か考え方はございませんか。


◯西薗建築課長 県の建物のデザイン上の考え方なんですけれども、県民共有の非常に重要な資産ということでございますので、利用者に対する安全性とか機能性、耐久性、あるいは文化性といったものを初め現在では高度情報化とか高齢化とか、あるいは環境という観点、こういったもの、それにコスト削減と、そういったものもろもろを考えながら、いろんな長期的な視点も踏まえて、多様なニーズに頼れるような設計をできるように検討というか、設計の段階から工夫をしているところでございます。
 特に委員おっしゃいましたように、景観というのは非常に重要でございますので、そこの場所の特性というのを読みながら計画をしているところでございます。
 ただ、一つの建物がよくなってもなかなか周りはよくならないというのはございます。現在、景観条例等を市町村で整備されておりますので、そういった計画に沿った形できちっとできるような形で工夫をしているところでございます。


◯酒匂委員長 ほかにありませんか。


◯園田委員 二点ほどお伺いをしたいと思います。
 まず初めに、私ども周辺部に住んでおりますと、少子、過疎、高齢化が進んできております。
 この中で、いつも地元のほうにおりますと話題になるのが、河川愛護の話でございます。二級河川と、市町村に行きますと、準用河川、普通河川、そして危険渓流とございますけれども、こうした中で、今回も河川愛護につきましては予算も組まれているようでありますけれども、現在、今、県内にこの河川愛護を実施している団体と申しますか、それは今、どれぐらいあるもんなんですか。


◯内 河川課長 河川愛護につきましては、河川愛護団体、それから水辺サポーターという制度もございます。
 二十一年で愛護団体が四百三十九団体(後ほど「九百二十九団体」に訂正の発言あり)、水辺サポーターは八十九団体ございます。
 以上です。


◯園田委員 その中で二級河川、県の管理河川に対する愛護団体の活動状況というのをどのようにとらえていらっしゃいますか。二十一年度、二十二年度含めて。


◯内 河川課長 河川愛護につきましては、郷土の河川を大切にしていただく、きれいにしようという機運の中で、河川愛護月間を中心にいたしまして活動いただいているところです。
 なかなか、非常に熱心な活動をしていただいて、非常に助かっております。県といたしましては、それの支援というところで、例えば混合油を提供いたしましたり、水辺サポーターに関しましては、軍手あるいは傷害保険の加入などの支援を行っているところでございます。


◯園田委員 私どもやはり地方におりますと、道路もそうですけれども、河川というものに対する地域民の対応と申しますか、高齢化が進んでなかなかやっていけないということもよく言われるんです。これからまた、梅雨時期になってまいりますと、このことにつきましては、建設業者とか事業所の協力を求めながら各集落がやっているわけでありますけれども、今後の考え方の中で、県単の河川等の防災の中で保全系とか河川の護岸整備とかいろいろするわけですけれども、現在の状況の中で、今後の検討課題として、県の管理河川で結構ですので、県の管理河川の伐採、それからでき得る範囲の寄り洲の除去とか、この河川愛護団体に対する、それから水辺サポーターに対する支援のあり方というのを、今まではこれでよかったかもしれません。今後、高齢化がどんどん進んでいく中で、なかなかやろうと思ってもできないという状況が、もう今、生まれつつあるというか、もう生まれているんです。このことに対しまして、県として、河川課としての考え方というものをお伺いしたいと思います。


◯内 河川課長 いろんなところで協力をいただいて、伐採なんかをしていただいているところでございます。
 ただ、河川愛護活動につきましては、非常に危険を伴います。そういうことで、例えば、安全なところの伐採なり、あとごみ拾いですとかそういうのをお願いしておりまして、危険な箇所につきましては、県のほうの河川修繕の県単の事業もございますので、そういうののほうで対応いたしまして、危険なところは管理者みずからするし、集落の方が気軽にというわけではございませんけれども、できるところは、先ほど申しました郷土の川を大切にしていただくという意識のもとでしていただくということで、そういうすみ分けといいますか、当然危険なところは河川課の人がみずからするという考えで実施したいと考えております。


◯酒匂委員長 ここで、昼食等のため、暫時休憩いたします。
 再開は、おおむね午後一時十五分といたします。
        午前十一時五十九分休憩
     ────────────────
        午後 一時 十四分再開


◯酒匂委員長 再開いたします。


◯園田委員 午前中に河川愛護に対しましてるる御答弁をいただいたわけでありますけれども、市が管理する普通河川、準用河川の場合は、河川断面が小さいという関係もありますけれども、県の管理河川になりますと二級河川以上、本当に高齢化が進む中でなかなか厳しい部分というのが、これはもう県内各地域でこのことは発生しているだろうと思っております。
 そうした中で、最後にこの河川につきましては、河川愛護活動を進めていく中で、この広報活動と申しますか、これはどのような体制と申しますか、市町村との連携と申しますか、広報活動に対する県の考え方というのを御説明いただければと思います。


◯内 河川課長 広報活動のお答えをする前に、午前中、河川愛護団体の数を私がお答えしました。
 二十一年度の実績で、河川愛護団体が「四百三十九団体」とお答えしたところですけれども、これは混合油などの支援をした団体が四百三十九ということで、実際活動した団体は「九百二十九団体」でありました。訂正させていただきたいと思います。
 それから、河川愛護活動についての広報でございますけれども、河川愛護月間を通じまして、その期間内、河川愛護思想の啓発・普及を図るということで、河川愛護ポスターを作成しまして配布。それから、パンフレット、川の水、水辺の安全ハンドブックの配布です。あるいは県の広報紙あるいは県のホームページによる広報を通じまして、広く県民の皆様に河川愛護の思想を啓蒙していっているところでございます。
 以上でございます。


◯園田委員 もう一点につきましてお伺いをしたいと思いますけれども、近年、異常気象の中で、高潮と申しますか、異常潮位の現象というのが、先日の報道の中でもありましたけれども、鹿児島県の場合は全国で三番目に海岸線の延長を長くする県として位置づけられているようでありますけれども、こうした中で、高潮被害も何年か前に熊本県で多くの人命を失ったという事例等もございました。台風、それから波浪による越波もございますけれども、異常潮位と高潮の関係について、多分ここに記載されている河川、港湾のほうでの高潮対策というのは、波浪による越波、それから台風による高潮だろうと思いますけれども、異常気象による異常潮位による高潮の関係というのはどのように県内の状況をとらえていらっしゃいますか。


◯酒匂委員長 暫時休憩いたします。
        午後一時十八分休憩
     ────────────────
        午後一時二十分再開


◯酒匂委員長 再開いたします。


◯内 河川課長 地球温暖化によりまして、海面上昇なりいろんな影響があるのではないかということが懸念されております。
 IPCC、気候変動に関する政府間パネルという機関が予想したところによりますと、百年後には、地球の平均海面水位が十八センチから最大五十九センチ上昇するのではないかというような報告があるようでございます。
 これによりまして、今、国土交通省におきましては、気候変動への適応研究の取り組みということで研究もされているところでございます。
 県といたしましてもいろんな情報を収集しながら、必要な場合は検討を進めてまいりたいと考えております。


◯園田委員 先ほど冒頭申し上げましたとおり全国で三位の海岸延長を持っている本県としまして、このことは、多分調べられたら、県内各地域で、漁港を有するところとか港湾を有するところの周辺部に住居を構えていらっしゃる方々のところは、これは極端な言い方ですけれども、流し台の下まで海水が入ってくるということも、私の住んでいるところでもたびたび言われます。
 大潮と満潮が重なったときなんか、特に漁港付近ですと、水揚げ場と申しますか、競り場なんかにはもう潮が押し寄せてくる。そしてまた、県道に潮が入ってくるということがもう多々ございます。
 こうした中で、あえてまたいつの機会かで高潮と異常潮位ということには、今後、こういう問題等は県内では各地域でやはり起きる可能性があるのではないかなという問題提起の一つということで御質問させていただきました。
 以上で結構です。ありがとうございます。


◯酒匂委員長 ほかに質問はありませんか。


◯宮島委員 まず、北薩横断道路のさつま広橋インターチェンジからさつま町間の約六キロについて、平成二十三年度事業化要望中と、部長の総括説明でも出てまいりました。
 一方で、箇所づけを見ますと、広瀬道路ということで出ておりますが、具体的にもう少し詳しく教えていただきたいと思います、この事業化につきまして。現況とか。


◯久保道路建設課長 現在、北薩横断道路につきましては、泊野道路、そして薩摩道路を実施しております。
 泊野道路(後ほど「薩摩道路」に訂正の発言あり)につきましては、本年補正をいただきまして、事業進捗を図っておりまして、来年、二十三年中の供用開始をしたいと思っています。
 それに引き続く道という形で、今、国のほうに広瀬道路と名称を仮につけておりますけれども、要望しております。ここにつきましては、今、国のほうでまだ予算が動いていますけれども、事務的には、強く県としても国の薩摩道路に続く事業という形で強く要望しているところでございます。
 中身につきましては、まずは六キロぐらいの区間を、さつま町域近くまで持っていきたいと思っていまして、もし予算が確保されましたら、来年度はその測量、そして調査の事業を展開したいと思っているところでございます。


◯宮島委員 たしか泊野道路と言われたけど、薩摩道路ですよね、供用は。


◯久保道路建設課長 済みません。訂正させていただきます。供用開始は薩摩道路でございました。
 失礼しました。


◯宮島委員 もうけさの新聞でも相当地元は期待していますので、ぜひ設計あるいは調査とか、そういうところに二十三年度よろしくお願いをいたしたいと思います。
 もう一つは、この鹿児島市の南北道路なんですが、ちょっと予算なんかにも見えてこないもんですから、質問をさせていただきたいと思います。
 産業道路の混雑解消とか、あるいは物流の効率化とかで非常に物流業者を初め強い希望、要請があるわけですけれども、一方で新港の整備というのは進みつつありますし、一体この南北道路の整備というのは、今も言いましたように予算にもどこにあるのか見えないし、どんなスケジュールになっているのか、いつごろの完成を目指しているのか、ちょっとこの南北道路につきましての現況というか、考え方というか、教えていただきたいと思います。


◯内山高速道対策室長 南北幹線道路につきましては、これまでルート、道路の構造、さらには周辺環境に与える影響などにつきまして、あらゆる角度から検討してきておりますが、市街地や沿岸部を通過する大規模な事業となりますことから、港湾事業との調整や整備手法などの検討など多くの解決すべき課題があります。
 そしてまた、一方、国におきましては、地域高規格道路につきまして、平面交差や現道も活用するなどの構造要件が見直されていますことなどから、鹿児島港の港湾計画とも調整を図りながら、整備手法等の検討を引き続き進めていくこととしております。


◯宮島委員 今の説明でわかったわけですが、いろいろと要因もあるようですけれども、なかなか進まない。ひとついろいろ調査・研究ということですので、できるだけ早い円滑な事業推進に努められればいいなと、こう思うわけでありまして、よろしくお願いをいたします。
 三つ目は、私は住宅供給公社につきまして、一般質問あるいはこの委員会の席で厳しく質問をしてまいったわけですが、ひとつちょっとむしろ遅きに失したような感もあるんですが、すごく今、喜んでいるというか、公社ビルに行きますと、リニューアル化ができておりまして、何でもっと早くされなかったのかなと。消費生活センターオープンとか何かそのタイミングを見ておられたのかなとかいろいろ考えるわけですが、なぜあれだけ、いろんな声があったにもかかわらず、おくれておったのか。このタイミングになぜリニューアルをしたかという質問です、結論は。
 それから、どのような反響というか、声が寄せられているかとか、どのような点がよくなったかとか、そして費用は幾らかかったかと。たしか五〇%以上出資をしているところについては、議会への報告義務があるんですけれども、そういった費用についての報告なんかはどうなっているのか。これからなのかわかりませんが。
 そのリニューアルに関する今、もろもろ二、三申し上げましたけれども、お答えをいただきたいと思います。


◯坂野住宅政策室長 住宅供給公社の公社ビルにつきましては、宮島委員のおっしゃられたとおり、去年の十一月ごろからことしの一月にかけてリニューアルしまして、消費生活センターのオープンとほぼ同時期にリニューアルが終わっております。
 以前から公社ビル自体は老朽化、築後約四十年ぐらいたっていたということがありまして、雨漏りとかそういうものについては、その時々で対応してきておりましたが、全面的な大規模なリフォームというのは、今回が初めての形になりました。
 一応公社のほうとしましては、賃貸の物件のほうが空き家が発生するなどがありましたので、リフォームによってテナントの確保を図りたいということがありまして、今回、取り組んだものであります。
 要した費用については、済みません、具体的に数字を細かく言えませんが、約七千万円ぐらいかけて、ごめんなさい。失礼しました。リニューアルは三千万円程度になっております。
 こういうものについての議会等への報告ということですが、それにつきましては、決算について報告をさせていただいておりますので、そこで報告させていただく形になります。
 それと反響ですが、特にリフォームによってトイレがきれいになっておりますので、実際新しく入ったテナントもありまして、好評を得ているというぐあいに公社のほうからは聞いております。
 以上です。


◯宮島委員 トイレは、身障者用の洋式は一カ所しか、たしか下にしかなかったですよね。だから、各階にもう洋式も備わったし、非常にきれいですし、標示板なんかも色も、本当遅いなと思うんですよね。何でもっと早くできなかったのかなと。だから、テナントの確保も進むと思いますし、また、進めなきゃいけませんわけですから、リニューアルをチャンスにしていただきたいと。
 それと、消費生活センターに来られる方は、当然かなりの相談をするレベルの人たちなんでしょうけれども、やっぱりその関係か、あるいはテナントを入れた関係か、駐車場が結構最近は空いていないときもあるんですよ、時間によってはですね。それと個人的にもう少し駐車料金を安くしてほしいなというのはあります。結構高いと思います。そういう声も県民の方からもあるようですが、ひとつリニューアルを機に公社ビルも活性化して、元気づいて、住宅供給公社全体も大変いろんな問題を抱えておりますから、シビアに取り組んでいただきたいと思います。
 終わります。


◯二牟礼委員 一つは、志布志のバルク港湾について、三月初めにも国交省の選定委員会が開かれて方向が出されるような話を漏れ聞いていたんですけれども、どこまで進んでいるのか。また、県としては、選定の可能性というのをどういうふうに見ていらっしゃるのか。


◯米元港湾空港課長 志布志のバルク港湾についての御質問でございます。
 まず、選定条件でございますが、国は当初、昨年度の十二月までということで予定しているところでございました。
 しかし、これにつきましては、県と申しますか、各港湾管理者からの提案を二回ほどプレゼンテーションを行った結果、もう少し詳細に聞く必要があるということで、年度末まで引き延ばしたところでございます。
 その間、当初、国の委員会が二月十日と三月二日、この二回開催されるということで、県としてはその後に発表されるものというふうに期待していたところでございますが、最近また、三月二日の委員会の後にもう一回委員会を開催したいと。最終的な委員会を三月二十四日とするという国の発表を受けているところでございます。
 三月二十四日の委員会を行いまして、その後に国のほうで検討を行い、年度内に発表したいという御意向でございました。


◯二牟礼委員 その際、三月二日以降、何か県に対して補強の説明とか求められたんですか。


◯米元港湾空港課長 十二月末に一回詳しいというか、再説明という御説明がございましたので、詳細な資料を一月末に送ったところでございます。
 それ以降につきましては、特段県のほうには照会等がないところでございます。


◯二牟礼委員 勝算はどうなんですか。


◯米元港湾空港課長 基本的には、今回の方式は各委員の得点と申しますか、投票によりまして順位づけを行うという形になると聞いております。
 それにつきましては、現在、穀物関係で六港今、応募しているところでございますが、まだ最終的に何港選ぶかという数字をいただいておりませんので、その中では、ちょっと一番にならない限りは確実なお話は多分できないと思うので、あとは何港選ばれるかによって、志布志がどうなるかは決まってくるんじゃないかと考えているところでございます。


◯二牟礼委員 ぜひ南九州の拠点、九州の拠点として選定されることを願っております。
 次に、海上工事の談合のその後について、これからの展開についてお伺いしておきたいと思います。
 排除措置命令が確定して、現在、営業停止処分が行われたわけですが、今後、どういうふうに進んでいくのか。確定をすれば、今後、賠償金の請求という、これは三年間の間に請求と十二月では答弁いただいているわけですけれども、今、どういう段階にあるのか、説明してください。


◯白坂参事兼監理課長 海上工事に関する独禁法違反に関する御質問でございますが、二十二年の十一月九日に排除措置命令が出まして、そしてそのときに指名停止を行ったわけでございます。そして二カ月後に、一月にその命令が確定いたしました。そして確定いたしましたので、県としては、監督処分、営業停止処分を行ったところでございます。
 一月の末から一カ月間、国のほうにおきましては、二月の十七日から一カ月間の監督処分を行ったところでございます。
 その次の段階といたしまして、事務といたしまして、委員御指摘のように損害賠償の請求ということになるわけでございます。
 損害賠償の請求は、契約書におきまして、排除措置命令、課徴金命令の確定した工事につきまして請求するということといたしておりますので、公正取引委員会のほうにその命令の対象となった工事に関する資料を提供をいただいているところでございます。
 そして現在、当該命令に確定した工事に関する工事の確定をいたして、その請求の内容というものを精査を行っている段階でございます。それと請求をどのように行うかという検討を行いまして、その整理がついたら請求をするということとしているところでございます。


◯二牟礼委員 公正取引委員会に対して資料を要求されまして、もう資料は届いたところなんですか。


◯白坂参事兼監理課長 公正取引委員会が命令の対象にした工事に対して資料はいただいているところでございます。


◯二牟礼委員 十二月の際に再発防止策として、格付の変更の見直し、それと入札契約制度の見直しというものを行いたいと。ことしの四月一日をめどに検討を行っていきたいというふうに答弁されていますけれども、その取り組みの状況と中身の主なものというものについてはどういうことなんでしょうか。


◯白坂参事兼監理課長 指名停止を行いましたときに、命令が出ましたときに再発防止策をどうするかということで、入札制度の内容の見直しを行うということで当委員会にも説明をしたところでございます。
 その制度の見直しを現在、他県の例、国の例、排除措置命令等の内容につきまして検討を行っているところでございます。
 その入札制度全般にかかわることでございまして、それにつきまして、入札の格付の見直しもあわせて行うということで説明させていただいたところでございます。
 今現在、その見直しの作業を行っているところでございます。より競争性、透明性を確保する観点で現在、検討を行っているという段階でございます。


◯二牟礼委員 十二月の際には、来年四月一日をめどに検討を行っていきたいというふうに答弁されているんですけれども、もうあと二十日で四月一日になるんですが、そこのところはこれで間に合うんですか。それとももうちょっと時間がかかるとか。


◯白坂参事兼監理課長 まず、格付の観点で申し上げますと、非常に建設業の仕事は、公共事業費、民間事業、非常に少なくなっている段階でございます。そして地域における建設業の育成を図るということで、その格付のあり方、ランク別の業者のあり方をどうするかという観点、地域に技術と経営にすぐれた建設業者をどのような形で育成するかということもあわせて検討をいたしております。
 そういったのをあわせて検討しておりまして、今回、どのような形でその格付なりを行うか、そして入札参加資格をどうするかということで、時間をかけて今現在、慎重に検討を行っているところでございまして、四月一日の施行に間に合うのかどうか、そこを今非常に厳しい状況でございまして、四月以降におくれることも視野に入れながら検討を行っているところでございます。


◯二牟礼委員 ぜひ、今回のこの事件を機に、公共工事における競争性、透明性を高める観点と再発防止、きちんとできるような見直し制度の確立というものを行っていただきたいと思います。
 それともう一つ、少し勉強させていただきたいんですが、今度の議会で錦江湾の横断交通ネットワークについて、かなり知事も意欲的な答弁をされておりましたが、その際、来年度の調査はトンネルの調査ということになっているわけですけれども、それはシールド工法ということを調査するということなんですけれども、これは担当のほうは知事公室なんですが、技術的なところを少し教えていただきたいんですけれども。
 これはどういうものなのか。ここに説明書きはあるんですけれども、なかなかわかりにくいんで、どういうものなのかということが一つと。
 それと、これはシールド工法では、東京湾横断道路とか関門トンネルとか英仏海峡トンネルとか例があるみたいなんですけれども、これが火山活動との関係で、大正の噴火の際には、マグニチュード七・一というふうになっていまして、県の地域防災計画の中でもこれが起こる可能性があるということを記載されているわけですけれども、このトンネルの地震への影響というものについて技術的なところから少し教えていただけませんでしょうか。


◯久保道路建設課長 まず、シールド工法からお話をさせていただきます。
 シールドとは密閉という意味合いがあります。仮に言いますと、茶筒がありますけれども、あの先端の部分がぐるぐる回りながら後ろに押していく。その後に枠をどんどんシステム的につくっていく形です。もぐらが土の中を入っていきますけれども、その後に投入ができるという形ですので、大体丸い形になっておりますけれども、今、いろんな技術が発達いたしまして、形状とか、あとは水深の深さ、また、延長、日本では一番このシールド工法という部分、特に都会部のトンネルとか、あとは先ほど言ったアクアライン等について事業を実施しておりまして、日進月歩技術がどんどん発達する工法でございまして、日本では一番、世界でも日本の技術がすぐれているというお話を聞いております。
 このつくったトンネルが地震にどう影響するかということにつきましては、ちょっとうちのほうで把握しておりませんけれども、ただ、過去、地震によってトンネルが崩壊したというのは聞いておりませんので、それなりの対応といいますか、部分はあるんじゃないかなと考えております。


◯二牟礼委員 完成したときには、そういうふうに大丈夫だと。掘っていくときにはどうなんですか。


◯久保道路建設課長 これは精密性を保ちながら行きますので、地山が崩れたり、あとは地下水が入ってくるのを防ぎながら行きます。ですので、海底トンネルも対応できる分でございます。その後すぐにセグメントと言いまして、枠組みを掘った後、直後の機械の枠組みを入れまして密閉性を持っていきますので、そのままトンネルの断面ができ上がっていくというシステムでございますので、精密性の高いトンネルでございますので、掘っている途中、また、完成時もそれなりの断面が確保できるということでございます。(「わかりました」という者あり)


◯山田(宏)委員 もう私は最後の質問になるわけでありますが、やはり鹿児島県の産業といいますと、やはり公共事業が一番の牽引力があるのじゃないかなと思っております。
 マリンポートにしましても、また新しい事業がずっと展開されようとしてきているんですが、今からの鹿児島県の土木行政のあり方、未来像というものをどういうふうに描いておられるのか。
 長谷場次長、長くやっておられますが、どういうふうに思っておられますでしょうか。


◯長谷場土木部次長 失礼しました。この二年間全然質問がなかったものですから、びっくりいたしました。
 非常に難しい質問で、なかなか即答できないんですけれども、予算の状況を見ましても、一番ピークの平成十年のときには約二千五百億円ほどの普通建設事業費があったかと思いますけれども、それが現在では八百億円ぐらいということで、約三分の一程度になっているという非常に厳しい状況にあります。
 県予算に占める割合も本年度二〇%ぐらいになっているかと思いますけれども、数年前は二〇%台の後半であったかと思います。そのように県予算の中でもシェアは縮まっているわけですけれども、その二〇%の内訳といいますか、県単土木費が大体六%ぐらいで、残りが国からの補助事業等かと思います。
 ほかの県と比べましても、県単土木事業の六%というのは、大体同じぐらいですけれども、本県は全国平均で大体普通建設事業は一五%ぐらいと言われておりますので、大体その差分というのは、ほかの県よりも補助事業をたくさんもらってきております。そういった意味では、これまでも県会議員の皆様方の御支援、御協力があったものと思っております。
 ただ、昨日の鶴薗委員の質問にもありましたように、これが一括交付金化されまして、それの配分方法によると、かなり鹿児島県は減額の影響があるのかなということで、そのように非常に予算そのものがなかなか将来的に見えないということで、そういう中で一般土木行政をどう進めていくかという検討もなかなか開きづらいわけですけれども、そのために平成十八年ですか、公共三部あわせて、今後の社会基盤整備のあり方というのを定めまして、その中で重点事業と地域密着型事業に区分するなどしてめり張りをつけた事業推進を図っていこうということにしたわけでございます。
 重点事業につきましては、対前年度比、必要額をとにかく確保していこうということで、重点事業と地域密着型事業の比率というのが、現在は既に一対一ぐらいになっておりますけれども、今後、総額によっては、重点事業というのがもっとふえてきて、地域密着型というのはもっと逆に言えば減ってくるのかなと。
 そういう中では、地域密着型事業については、地域の実情等を踏まえ、意見もお聞きしながら進めるということで、現在の地域事業連絡会とかそういったもので地域の意見を吸い上げてやっておりますけれども、より一層峻別・重点化を図っていかざるを得なくなるのかなというのが一つの課題だと思っております。
 それから、これらの投資的な部分のほかに維持管理ということがございまして、本県も高度成長期につくられていました社会資本というのが、だんだん更新すべき時期、大量更新時期を迎えようとしておりまして、橋梁につきましては、県管理橋梁の二千四百橋でしたか、それについての計画的な維持修繕をやっていくということで、長寿命化の計画というのは既に計画しておりますけれども、これは橋梁だけに限らず、それ以外の港湾施設であれ、あるいは河川とかそういったもろもろの独立施設について、やはりそういった計画をつくって効率的に維持管理を進めていくということが、これだけ財源が少なくなっていく中では、より重要になっていくのではないかなということで、現在既に各部門でそういう基礎調査に取り組んでいるところでございます。
 また、これは発注者側の話でございましたけれども、このように公共事業費が少なくなってまいりますと、それを受注して実際に工事を行っていただいております建設企業の方々というのは、非常に大変になってくるわけでございますけれども、これだけ事業費が減ってまいりましても、それほど建設企業の数は減っていないということで、いわば供給過剰の状態にあるわけでございますけれども、それを市場原理に任せて業界の淘汰というのをしていますと、どうしても地方部に行けば行くほど疲弊するといいますか、そういう状況がございまして、常々言われておりますそれぞれの地域の企業の重要性といいますか、災害時の緊急出動とか、あるいは地域の経済・雇用を支えているというそういった観点からも大きな問題になってまいりますので、それにどのように対応していくか。
 それは一つは、県でできますことは、入札制度ではないかなと思っておりますけれども、なお、これにつきましては、国のほうも建設産業戦略会議ですかね、というのを設けて、これまでの技術と経営にすぐれた企業というだけではなくて、地域を支える企業といいますか、そういった視点も入れて、今、どのような取り組みをするかというのを、本年六月ごろをめどにいろいろ検討がなされているということが、マスコミ等でも出ておりますので、そういったことも踏まえながら、どのような対応をしていったというのを土木部としても検討していかないといけないのではないかなと思っております。
 ちょっとまとまりのない話になりましたけれども、そのようなことを思っているところでございます。


◯山田(宏)委員 総括的なお話をいただきまして、特に後段に言われましたように、やはり地域を支えていくのが、災害、いろんなもので建設業の果たす役割というのは多いわけで、そしてまた、鹿児島県が七つの地域振興局を持っているわけですが、七つあるということは、それぞれの地域が経済状況が非常に特色があって、一つ一つが違うということでもありますので、今後、土木部の皆さん方には、大変お金がない時期で、事業化をするというのはなかなか大変な話だろうというふうに思っておりますが、また、次長が今、言われましたような観点の中で、企画建設行政を進めていただきたいと要望いたしまして、終わります。


◯酒匂委員長 ほかに質問はありませんか。
   [「なし」という者あり]


◯酒匂委員長 ほかに質問がありませんので、県政一般を終了いたします。
 以上で、当委員会に付託されました議案等の審査は、すべて終了いたしました。
 委員長報告につきましては、特定調査事項を含み、文案等は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯酒匂委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。
 次に、鹿児島県議会会議規則第七十五条の規定に基づく閉会中の委員会活動に関する継続審査事件についてお諮りいたします。
 請願・陳情以外の案件に係る閉会中の継続審査事件については、「県政の重要計画について」、「交通・情報通信体系の整備について」、「県土の保全及び生活環境の整備について」の三項目といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
   [「異議なし」という者あり]


◯酒匂委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。
 ここで、副委員長から発言を求められておりますので、許可いたします。


◯宮島副委員長 この際、皆様方にお諮りをしたいことがございます。
 たった今、最後の質問ということでおわかりのように、当委員会所属の山田宏之委員、今期を限りに御勇退を表明されておられます。
 つきましては、これまでを振り返られても含めまして、一言ごあいさつをちょうだいしたいと思っております。


◯酒匂委員長 それでは、ただいま副委員長から発言がありましたように、御勇退される山田宏之委員にごあいさつをお願いいたしたいと思います。


◯山田(宏)委員 委員長、副委員長初め委員の皆様方に発言の機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。
 きのうもおとといも最後のあいさつがずっと続いているわけでございますが、私は二十年間、県政に本当末席を汚させていただいたというようなことであるわけでありますが、実は三十数年前からいろいろと皆さん方のお手伝いをしておりました。
 その中で、土木行政の中で一番記憶に残っているのが、東九州自動車道であります。当時は全総計画というのがありまして、四全総、新全総とかいろいろありました。高速道路をつくるときも国幹審で官邸で認めないと道路はつくらないよというような状況があって、全国一万キロ構想というものの最後に東九州自動車道を何とか入れんないかんということで、東九州自動車道を最後の国幹審で認めていただいた経緯もありますし、その後、司法が変わりまして、西回りにつきましては、建設省の高速自動車道の建設予算でつくるとか、いろいろスキームが変わってきたわけでありますが、そういったものの中央陳情のすさまじさ、ダイナミックさというようなものも見せていただきましたし、また、その中で、加治木─隼人東間ですか、これはまだ基本計画区間であるわけでありますが、とにかく高速道路をつくって、あの辺の人たちが乗るのか乗らんのかと、採算性はどうかということで、あそこをもう認可をされると同時に道路公団のほうがつくっていただいたと。通常ではできないような話もつくっていったし、新幹線もそうであったわけでありますが、鹿児島側から工事を始めたと。我々の鹿児島県の先輩方がいろんな知恵を出しながら、先行投資的に鹿児島のほうからやると。終点からつくるというのはなかなかないわけでありますが、いろんなことを駆使されて地域のためにやっていただいた。やはり脈々と我々の中にそういったものを生かし続けて努力をしていかなければならないなというふうに思ったところでありました。
 また、マリンポートにつきましても山田国治先生がいらっしゃいますが、もう我々いろいろ署名活動したり、いろいろやって、ゴカイの問題からなんから、非常にやって、でき上がったわけであります。
 鹿児島県は日本の海軍の発祥の地でもありますし、海に関しましては、世界的な軍人として東郷元帥もいらっしゃるわけでありますが、どこの国に行っても練習艦隊が来たら、その港で一番眺めのいいところにとめるというのが儀礼であるそうであります。
 大型観光船が来ても谷山埠頭のサイロの前にとめて、桜島が見えんよとか、においがきついよとかいうのが今まであったわけでありますが、マリンポートができたおかげで非常に眺望のいいところにクルージングの大型客船が入ったと。鹿児島のホスピタリティーといいますか、そういったものも確保をされたんじゃないかなというふうに思っております。
 できることなら、やはりそういう世界の艦隊、練習艦隊が来ていただいて、やはり鹿児島を世界的に情報発信する基地にマリンポートがなればいいなというふうに思っておりますが、最初使うのは、やはり奄美でありますとか、災害訓練のときに補給艦のおおすみぐらいをつけてあそこからいろんなものを離島のほうに持っていくという訓練もしなければならないんじゃないかなと思っておりますので、これは港湾空港課長の先々の仕事になるかもしれませんが、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 総じて、きのうも申し上げたんですが、八・六水害、針原の土石流、根占のがけ崩れ、田代もあったわけでありますが、とにかく我々の県土というのは、一番災害を受けるところでありまして、それについてのノウハウというのは非常に県庁の職員の皆さん方に頑張って、今までの蓄積の中でつくってきていただいたわけでありますので、やはりこういうのが、先ほども出ましたように異常気象とかいろんなのになってくると、もう考えつきもせんようなところが災害が起こってくるわけであります。
 例えば口蹄疫の鳥インフルエンザのそういう防疫体制はやはり鹿児島県が宮崎県に指導せんといかんし、いろんな災害が起こったときには、やはり鹿児島県の土木部がほかの県にも指導したりと。そういったものの蓄積が今からできればいいなというふうに思っております。
 最後になりますが、本当に二十四年間、地域のために微力ながらやってきたと思いますし、それをまた、支えてきていただいた土木部の皆さん方に感謝を申し上げまして、そして最後ですが、委員の皆さん方がまだまだ県政にチャレンジをされるわけでありますので、皆さんが無傷でこの議場に帰ってこられますことをお祈り申し上げまして、あいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)


◯酒匂委員長 ありがとうございました。
 今回で、このメンバーによる当委員会における土木部関係の審査が終了いたしましたので、当席及び副委員長から、一言ごあいさつを申し上げます。
 歴史と伝統あるこの鹿児島県議会企画建設委員会の委員長という職を一年間、何とか無事に終えることができました。心から感謝いたしております。
 この一年間を振り返ってみますと、本当に災害がとにかく多くて、各地をしっかりと視察をして、この委員会で審査ができたと。そしてまた、災害だけでなくて、口蹄疫とか鳥のインフルエンザとか、また、最近では新燃岳、本当に予想もつかないような、通常では考えられないようなこういう人災といいますか、災害もおきまして、本当にいい意味ではない部分でも思い出に残る一年になりました。
 また、この海上工事の談合の問題も、これも本当にこの日本の経済、鹿児島の経済を初め、財政的な状況も含めて、歴史が大きく変わりつつある中で、やはり起きてきた問題じゃないのかなと思っておりまして、こういう過渡期に大変厳しい中で難しい行財政の運営と、我々の委員会も大変その辺は慎重審議というものを図ってきたと思っております。
 本当にこの一年間、初めての委員長という職でありましたけれども、何とか無事に一年間やり遂げられたのは、本当にただいま御勇退のお話のありました山田宏之先生を初めとする委員の先生方の温かい御指導と、また、渡部長さんを初めとする執行部の皆様の御協力のたまものだと思っております。
 いよいよ三月十八日からは、全国都市緑化かごしまフェアも始まりますので、暗い話ばかりではなくて、鹿児島県が明るい未来をしっかりと築いていけるように、本県のますますの御発展と皆様方の御健勝、御多幸を祈念申し上げまして、一言お礼のごあいさつといたします。
 一年間大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
 それでは、宮島副委員長、ごあいさつをお願いします。


◯宮島副委員長 まずもって、きのう全国都市緑化フェアに対してエールを送りました私でありましたが、けさ八時半過ぎ、箇所づけの件で勉強に土木部へ向かっておりましたところ、ぐりぶーのガールフレンド、さくらちゃんにも遭うことができました。本当に最終日にいいタイミングで、ありがたいことでありました。
 さて、私も一期四年目という年に企画建設委員会の副委員長というめぐり合わせで、本当にいい勉強、経験をさせていただきました。すごいメンバーだなと言われるベテランの先生やら、またその先生やらフレッシュな私含めて、非常にいい組み合わせで本当にありがたいことでありました。
 私も霧島、国分のあの重久ですか、あるいは南大隅、根占ですね。そして奄美には、災対協も含めて二回飛びましたけれども、本当に集中豪雨は、百年に一度というのは死語かなと思ったりしました。
 そしてまた、河川激特工事、我がさつま町を中心に終盤に入ってまいりまして、委員会の先生方、執行部の皆さんが、七月二十・二十一日と我がさつま町に視察に入っていただき意見交換をし、その要望が上がってきて、また、九月の委員会で集中審議、回答と、極めて前向きの対応をしていただきました。
 そしてまた、きょうは北薩横断道路の薩摩道路のまた前向きな話もありました。ひとつこういうことを選挙のいい追い風にして、私どもまたここに座りたいと思っているところであります。
 本当に終わりになりますが、委員の先生方、いろいろ支えていただきました。そしてまた、執行部、よく鹿児島県の土木部も頑張っておられたなと、県外に比べますと、農政部だけじゃありません。本当にいろんなことがおきます本県ですけれども、よく頑張っておられる土木部であります。ひとつまた一緒にがっちりと本県を発展させるように頑張れたらいいなと思っております。
 本当に渡部長以下、執行部の皆さんありがとうございました。委員の先輩、同僚ありがとうございました。
 終わります。(拍手)


◯酒匂委員長 ありがとうございました。
 最後になりましたが、執行部を代表して、渡土木部長さんにごあいさつをお願いしたいと思います。


◯渡 土木部長 執行部を代表いたしまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 酒匂委員長、宮島副委員長初め委員の皆様方には、この一年、土木・建築・工業用水の諸般の行政に関しまして、御指導、御鞭撻を賜りまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
 この一年間振り返りますと、先ほどもお話しございましたように豪雨とか、あるいは火山活動の活発化によりまして、相次いで災害が発生いたしました。その一方で、公共事業予算についても極めて厳しい状況に置かれております。
 そうした中で、今後の社会資本整備をいかに効率よく、あるいはスピード感を持って進めていくべきかと、こういうことが常に問われてきたのではないかなと、こういうふうに認識をしてございます。
 また、こうした課題と並行いたしまして、今ほども御指摘いただきました公共工事の発注に際しての競争性あるいは透明性の向上など、事業実施上の諸課題についても引き続いて取り組んでいく必要があると考えてございます。
 こういうふうにどちらかといいますと厳しい話題あるいは重たい話題のオンパレードみたいな状況ではございますけれども、いよいよ明日は九州新幹線の全線開業を迎えまして、いやが応でも胸の高鳴るところでございます。
 私ども土木部といたしましても、来週開幕いたします花かごしま二〇一一、こちらに多くの皆様をお迎えして、県民の皆様には、花と緑のすばらしさを再発見していただき、また、県外の皆様には、本県の魅力を積極的にPRしてまいりたいと、このように考えております。
 さて、この一年、本委員会におきまして、私ども至らぬ点が多々あり、委員の皆様方には大変御迷惑をおかけし、また、その一方で、皆様方からはいろいろと御指導、御助言を賜り、大変ありがとうございました。
 とりわけ山田宏之委員には、今期で御勇退されるということで、まことに残念ではございますけれども、これまで本県発展のために長年にわたって御活躍いただきましたことに心より感謝を申し上げますとともに、県議会議員の立場をお離れになられましても、引き続き大所高所から私どもに御指導、御助言を賜りますようお願いを申し上げます。
 また、その他の委員の皆様方におかれましては、あと一月でいよいよ選挙を迎えられるわけでございますが、私どもといたしましては、今後とも皆様方に引き続き御指導、御鞭撻を賜れますことを御期待申し上げる次第でございます。
 最後になりますが、企画建設委員の皆様方のますますの御健勝と御活躍を心より御祈念申し上げまして、簡単でございますが、お礼の言葉とさせていただきます。
 この一年間本当にありがとうございました。(拍手)


◯酒匂委員長 ありがとうございました。
 以上で、当委員会の日程はすべて終了いたしました。
 これをもちまして、企画建設委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。
        午後二時十三分閉会