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宮崎県 えびの市

平成19年 3月定例会(第 5号 3月13日) 一般質問




平成19年 3月定例会(第 5号 3月13日) 一般質問





 
                       平成十九年三月十三日 午前十時開議





第  一 一般質問





          本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件





   一 一般質問





出 席 議 員(十九名)


     一番   宮 崎 和 宏  君    一一番   押 川 秀 齢  君


     二番   西 原 義 文  君    一二番   高牟禮 宏 邦  君


     三番   谷 口   勲  君    一三番   中 間 從 郎  君


     四番   栗 下 軍 治  君    一四番   宮 野 重 敏  君


     五番   外 園 秀 雄  君    一五番   外 園 三千男  君


     六番   村 岡 隆 明  君    一六番   栗 下 政 雄  君


     七番   西 原 政 文  君    一七番   宮 浦 佳 紀  君


     八番   井川原 志庫男  君    一八番   有 馬 正 雪  君


     九番   溝 辺 一 男  君    一九番   蕨 南 善 之  君


    一〇番   蔵 園 晴 美  君





欠 席 議 員(なし)





議会事務局職員出席者


  事務局長    柳 田 和 幸 君    議事運営係   西 原 邦 浩 君


  事務局次長   今 村 隆 一 君    議事運営係   篠 原 亜矢子 君


  議事運営係長  福 田 孝 正 君





地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者


  市   長   宮 ? 道 公 君  財産管理課長    中 武 正 道 君


  教 育 長   上 野 兼 寛 君  福祉事務所長    木 村 政 一 君


  総務課長    坂 本 謙太郎 君  健康生活課長    西 田   健 君


  企画政策課長  小 崎 久美子 君  環境業務課長    下別府 敏 則 君


  財政課長    栢 木 美代子 君  観光商工課長    平 野 浩 二 君


  建設課長    新屋敷   久 君  税務課長      藤 嶋   勉 君


  畜産農林課長  伊 藤 保 也 君  水道課長      便 元 益 男 君


  農村整備課長  境 田 次 男 君  戸籍保険課長    浜 松 政 弘 君


  学校教育課長  山 下 寿 男 君  農業委員会事務局長 向 原 雄 二 君


  社会教育課長  白 坂 良 二 君  会計課長      泊   秀 智 君


                     老人ホーム施設長  赤 崎 正 史 君





                    開議 午前 十時  〇分


○議長(宮崎和宏君)  ただいまから、本日の会議を開きます。


 本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第五号によって進めます。


 これより、本日の日程に入ります。


 日程第一、一般質問を行います。


 今期定例会の一般質問、発言順位につきましては、お手元に一般質問通告一覧を配付いたしておきましたから御了承願います。


 本日は、井川原志庫男議員、有馬正雪議員、栗下軍治議員の三人を予定いたしております。


 まず、八番、井川原志庫男議員の発言を許します。井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  皆さん、おはようございます。


 ただいま議長の許可をいただきましたので、ただいまより私の一般質問を行います。


 まず最初に、十二月議会において積み残しになっておりました農政問題について、今回は質問をしてまいりたいと思います。


 農政問題につきましては非常に今日いろいろ自由化の問題、そしてまた食管法の撤廃とか、いろいろ農業を取り巻く情勢が非常に厳しくなりまして、米依存型農業では所得の向上がまず図っていけないということで、今までえびの市も米依存型の農業が本当に中心であったわけでございますけれども、ここでやはり農業改革をやっていかないことには農業所得の向上が図れないというのが今の現状じゃないかと思っております。


 今、日本全国におかれましても非常に格差社会の問題が出ております。我がえびの市におきましても非常に米依存型から脱皮できていない状況でございまして、非常に農業においても所得の格差というのができて、非常に厳しい現状になっていると思います。


 今まで農業は、そしてまた農村は持続的発展基盤であると同時に、豊かな自然環境に恵まれた生活空間等を提供してまいったわけでございますが、人口の減少、そしてまた混住化、高齢化、農業後継者不足の進行により、集落の維持と機能が非常に困難な状況になっております。


 そこで、これからの農業振興策について六項目にわたって、まず質問をしてまいりたいと思います。


 まず最初に、通告をいたしております都市と農村の共生と対策についてということから質問をさせていただきたいと思います。


 今、農業後継者が少ない中に団塊の世代が都会での定年の時期を迎えて、そして都市の住民が田舎での暮らし、そしてまた定年帰農の志向が高まる中、我が市も第四次総合長期計画の見直しにも示されているように、グリーンツーリズム等による都会と農村の交流による体験型観光による団塊の世代等の新規就農等の支援を行っていくということで、具体的に市長が方針を示されておるわけでございますが、まず市長がどのように考えていらっしゃるものか、また今後取り組んでいかれるものか、まずお尋ねをしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 都市と農村の共生と対策につきましては、棚田の田植えや稲刈り交流会を開催し、都市との住民の交流を図っております。また、民間でもグリーンネットえびの学舎の皆様が日帰りの交流会を行っておるところであります。


 今後も同様な取り組みを行い、支援してまいりますが、関東えびの会や東海えびの会にも参加いたしまして、そのようなえびの市の取り組みについてPRし、定年後の回帰をお願いしているところでもあります。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  今、市長の方からいろいろ田植えや稲刈り等を含めていろいろ交流を図っているというようなことで、これからもいろいろこのグリーンツーリズム等についても支援を図っていくということで説明がございましたが、今非常にえびのの農家がおかれている現状を、先ほど私の方もいろいろお話をしましたが、この後継者の問題、これをどうしていくのかと、いわゆる今地域が非常に後継者不足の中で、地域の農地の保全とか地域農業、農村、これを守ることができない、そういう集落がそういう機能を果たせない状況に来ているわけです。


 そこで、ただ田植えとかこういうことをやって、果たして後継者がいろいろグリーンツーリズム等の中でいろいろ事業をされて育つものか、私は決して非常に難しい問題じゃないかと、このように考えておりますが、一応昌明寺の関係で、グリーンツーリズムの関係で棚田の関係ですね。これも今までずっとなされてきたと思うんだけど、しかしこの件についてもいつの間にかやってないと、現状がですね。


 そういうふうな話を聞くわけでございますが、ちゃんとやはり後継者を育成するに当たって、目的意識をちゃんと持って具体的にこういうことをやって、いわゆる都市と田舎の方々の交流ですか、交流を図りながらえびのに住みたいと、だから住んで農業したいというような、いわゆる基本的なものをやはりつくっていかなければならない。その点については市長はどのようにお考えですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 農家の後継者づくり、農業の後継者づくりというのが、えびのにおきましては大変厳しいところであります。教育委員会の方でも、小学生におきまして農業に対する体験学習もされていらっしゃるようであります。


 農業後継者につきましての専門的なことは畜産農林課長をして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  御質問の都市と農村との共生ということにつきましては市長より御答弁させていただきましたけれども、プロを育てる農業の対策ということに御質問がなったようでございます。これにつきましては、担い手対策室を中心に現在認定農家の掘り起こし等を行っておりますけれども、そういうような形で今後も集落営農含めて対応してまいりたいというふうに思います。


 先ほど市長の答弁の中で、東海えびの会や関東えびの会の状況についても御説明していただきましたけれども、当然団塊の世代の方々が将来ふるさとに帰って農業したいという方がいらっしゃるんじゃなかろうかと、そういうことを考えますと、ふるさとに住宅並びに農地等が当然、相続関係で生まれてくると思いますので、そちらの方が手っ取り早くお願いできるんじゃなかろうかということで取り組んでいるところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  ただいまの認定農業者の関係ですね、いわゆるこれからの、今、減反政策が十九年度からスタートしますけれども、その中で認定農業者とこれからいわゆる担い手関係ですね。そしてまた集落営農、これはまた後で入りますけれども、ここを中心とした中で事業が行われると、これは当然国の政策でございまして、私が申し上げておるのはえびの市がいわゆる後継者がいないと、だから後継者がいない中に、先ほども市長の方もいろいろ都市との交流と共生の問題について、東海えびの会とか関東えびの会のことも言われたわけでございますけれども、いわゆる一番大事なことは、ただそういう一つの事業を展開するだけの問題じゃなくして、事業を展開しながらえびの市がどうして定住ができる新規の就農者が育つのか、そういう事業をどうして展開していくのか、どこをどのように整備していけばいいのか、そういうことをまず基本的に策定をして、そしてまたグリーンツーリズムとか、あるいは東海えびの会ですか、そして関東えびの会とか、こういうところでいろいろ交流を深めながら、そして定住を図っていただくと、皆さんが住んでみたいと、だからそういうような一つのいわゆる基盤と申しますか基本的なものをつくっていかなければだめだと、だからただいま国がやっております減反政策においての担い手とかあるいは集落営農関係の問題じゃなくして、そこにまつわる入る方々が少ない、協力者がいない、そういう状況の中で、新規就農ということで団塊の世代に対していろいろお願いをし、またそういう機運が高まっているということでございますから、それに向けた対策ですよ。


 具体的にどこをどう整備するのか、例えば新規で就農するのであれば、いわゆる農地についての貸し借りという、そういうものについてどういう対応をしていくのかと、あるいは住宅の関係いろいろあると思うんですよ。そして貸し借りの関係、住宅の関係ですね。そして例えば今畜産をやろうと思えば、新規にやろうと思えば一頭以上持ってないと借り入れというのはできないでしょう。そういうものを緩和するとかいろいろあると思うんですよ。そういうところの土壌の整備をあわせてやっていかないと、ただグリーンツーリズムとか東海えびの会とか関東えびの会で行って、ただ交流図るだけじゃ意味がないと思うんですよ。その点についてどうなのかということを私お伺いしとるんですよ。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  本日の新聞だったと思いますけれども、宮崎市の方で現在新規就農されている方々の御意見等を聞いているようでございます。その新聞の中でも、農地の問題とか住宅の問題、そして資金の問題等がいろいろ議論されているような状況ということで聞いておりますけれども、当然農家を新規にやるということになりますとかなりの資金も必要ですし、その所得が入るまでの生活費等が必要になるかというふうに思います。それらの土壌の整備等もしなければなりませんけれども、まずはそういう人たちに一人でもえびの市に目を向けていただきたいということで、グリーンツーリズムについては取り組んでいるところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  グリーンツーリズムについて先ほど昌明寺の件を申し上げましたけれども、やはり市長の方も、都市と田舎のこの対流と交流については第四次総合長期計画の中でも示されておるわけでございますから、当然私はこれに向けた事業の展開ですね、いわゆるこれもちゃんと予算化して、計画的な事業をここに定住していただくためにやはり進めていかなければ。


 例えばグリーンツーリズムじゃなくしても、東海えびの会、関東えびの会についても向こうから招待が来ますよね、東海えびの会については二回ほどあると思うんですよ。関東えびの会については一回か二回か私わかりませんけれども、ただ向こうから要請を受けて行って、そしてただあそこで交流を図ると、しかし一部の方だけが行って、ただ結果がまるっきりだめということじゃないんですよ。やはり計画的に、例えば農協とか、あるいは農協の方、あるいは農家の方とかいろいろあると思うんですよ。


 地域で集落営農やっていらっしゃったり、いろんな特産品の形とかいろんなところに取り組んでいらっしゃる方とか、えびのを売るというような状況の中で、一つのイベントとかそういうのもちょうどその会にあわせてやると、だからえびのを売っていくということも非常に必要じゃないかと、だからその中でえびののよさというか、ただ自然環境だけじゃなくて、そういうものをアピールして、いわゆる対流、交流を図っていくということが大事じゃないかと思いますけれども、市長はどのようにお考えですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 関東えびの会、東海えびの会につきましては、今までどおりPRをしながら、そしていろいろと話をし、また協力をいただくようにしていきたいと思っておるところであります。


 グリーンツーリズムにおきましては、えびの市の魅力をえびのらしい観点から知っていただくグリーンツーリズムのPRに当面力を入れていきたいと思っております。そうしながら就農相談や個々の移住希望者の多様なニーズに丁寧に対応しながら、情報の提供、充実や受け入れ体制をやっていきたいと思っておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  今までどおり東海えびの会についても関東えびの会についてもやるということですけれども、またグリーンツーリズムについてもちゃんとした計画に基づいてやるというのが、非常に事業をやればそれなりに効果がないといけない。しかしただやって、全然ないということじゃないんですけれども、何が残ったのかと、これが一番大事なことだろうと思うんですよ。


 昌明寺の関係についてもいろいろ話を聞いたわけですけれども、今あそこでもいろいろ県外からも見えて、何年間か行事がなされたと思うんですよ。しかしあのグリーンツーリズムの中で何が残ったのかと、どれだけ投資してどれだけの効果があったのか、それが今どういうふうに今の後継者問題とかそういうものにつながっているのか、これが一番大事だと思うんですよ。


 だから結果をある程度、事業を展開するわけですから、効果を追求していかなければならないわけでございまして、事業する以上はやはりちゃんとした目的意識を持って、それに基づいて計画を立ててやらなければ意味がないと思うんですよ。この昌明寺の関係についてもかなりの参加者があったと思いますけれども、これについてどのような参加者から反応があって、またやめるに至った経緯ですね、何でやめたのか、参加者に対してやめる、なぜやめるのか、そういうことも含めて話がされたものか、そういう点についてはどうですか。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  昌明寺につきましては四年間でしたか、続けてさせていただいたところですけれども、県内では一番目に棚田のオーナーという形もとってまいったところでございます。


 そのやめた理由ということになるんですけれども、もう地元としましてかなり負担が来たということで、もうやめさせてくれというような要望でございまして、いろいろ地元とも協議しましたけれども、もう今までのような状況ではできないということで現在は西内竪の方で三年ほどになりますけれども、続けているところでございます。


 効果ということでございますが、吉田温泉につきましては温泉をメーンとして、また矢岳高原のちょうどベルトンオートキャンプ場もオープンの時期でございましたので、そういったPR等も兼ねてやったところでございます。


 効果としましては新聞等で何回かPRしていただいたということは大きいというふうに思いますけれども、それが残ったのかということになりますと、市内外の方々からは現在も時々情報等をいただいて、えびの市の状況についても聞かせてくれというようなことがございまして、情報の提供等をしておりますけれども、議員さんがおっしゃるように後継者の問題まで、それから新規就農したのがおるかということになりますと、現在のところまだいらっしゃいません。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  いろいろこの取り組みについては問題があるようでございますけれども、やはり農業所得の向上、これに向けた基本的な整備、これがやはりこういう事業でもあると思うんですよ、最終的にはですね。


 だからこれから非常にいろんな事業を行われるわけで、中にこのグリーンツーリズムの関係についてももうちょっと予算化して、それなりにやはり意義があるような、将来のえびのの農業というものがどうあるべきなのか、そういうのを見据えて私は展開していただきたいと。だから事業をただやって予算をつけてやって終わって何も残らなかったと、ただPRだけだったというのでは意味がございませんので。その点については市長しっかりとやはり今後の農業のあり方、今の現状を踏まえて取り組んでいただきたいと思いますが、どうですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 今議員が質問されましたように農業所得の向上というのが一番大事であると思います。ですから、えびの市は今までほ場整備が思うようにできていなかったというようなことで、JAの御協力もいただきましてその構想をつくり、そして着々とほ場整備を行っておるところであります。


 このほ場整備につきましてもかなりの市は負担を出しておるところでございますが、なぜそれをやるかといいますと、今議員が言われますように農業所得の向上を考えてやるところであります。ほ場整備をいたしましても米づくりはできておりますけれども、その裏作ができていない。その裏作につきまして農協の方も営農指導していただきたいということを今月の三日の日に東川北のほ場整備が竣工いたしましたので、そのときにもお願いいたしたところでございますが、農業所得の向上と一口では言いますけれども、大変難しいんです。これはもうやっておるところです。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  私が都会からIターン、Uターンですね、帰ってこられた方を六組ぐらい知っております。しかしその方々がえびの市に帰ってこられて、非常に夢を持って帰ってこられたと思うんですよ。しかし非常に住みにくい。環境はいいんですよ、生活環境が非常に整ってないと。そしてまた六十歳ぐらいでゆとりのある人はいいんだけれども、やはりお父さん、お母さんが高齢で帰ってこられた方なんかでは仕事がない、非常に困っていらっしゃるんですよ。そういう方が六組いらっしゃって、一人の方は帰られました。そして今、大阪から帰っていらっしゃる方がいらっしゃいますけれども、今度三月いっぱいでまた大阪に行こうと、こういう現状が発生しております。


 だから帰ってこられ、アピールして帰ってくる、しかし来られても何をやればいいのか、何で生活すればいいのか、そして非常にいろいろ、おじいちゃん、おばあちゃんとかいろんなことを、介護とかそれで帰ってこられて困っていらっしゃる。だからせっかく帰ってこられて、また都会に帰っていかれるといったら非常に意味がないわけですよね。


 だから先ほども申し上げましたとおり、ちゃんとこうして都会から田舎に帰ってこられたこういう方について、やはりちゃんとした相談コーナーとかそういう支援対策、窓口を開設していただいて、話を聞いていただいて、何らかの形で打開策が得られるような、そういう対応する場というか必要じゃないかと思いますけれども、この点についてはどのようにお考えかお尋ねしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 ただいま議員が質問されましたようなことは非常に大事なことであると思っております。畜産農林課におきましても、そのようなことに対しましては懇切丁寧に相談を受けておると思っております。


 ですから、夢を持ってえびのに帰省された方が何をやっていいかわからない、住みにくいと、そしてまた夢が破れてまた帰っていくというようなことが発生しておるというようなことでございますけれども、できればそのようなことのないようにしなければいけないのであります。


 その点につきまして、畜産農林課長をしてどのようになっておるのか、答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  私どものところに相談に来られる方につきましては、農業をしたいという方がいらっしゃいまして、年に二、三人は聞いておりますけれども、議員さんがおっしゃるようにたくさんの六組という方が帰ってこられて、そのような方がどのようにお困りになってるのかというのは若干わかりませんけれども、今後はそういうような窓口も積極的にPRしていかなければならないというふうに思っているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  ひとつそういう窓口をつくっていただきたいと思います。


 それでは次、先ほど市長の方からいろいろ子どもの教育の関係についても若干話がございましたが、教育長にお尋ねをしたいと思います。


 農業体験学習による農業に対する理解の醸成や職業観の形成について、まずお尋ねをしたいと思います。


 近年、家庭や地域における教育力の低下により自然体験、そして生活体験の不足が懸念をされております。今後の子どもたちが豊かで多彩な体験活動が必要であると思います。そういう中で教育長はどのようにお考えか、まずお尋ねをいたしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 学校教育におきましては、えびの市の教育基本方針及び教育施策というものがありまして、それに基づきまして体験学習、社会奉仕活動、これを積極的に推進しております。勤労体験、職場体験学習、栽培活動、あるいは福祉に関する学習、ボランティア活動など、社会に貢献する方法についてその意義を理解して、積極的に推進していくよう学校の方には進めているところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  今、体験学習やらいろいろな勤労の体験とかボランティア活動とかやっていらっしゃると報告があったわけでございますが、非常に今の子どもさん方というのは農業の地域に生まれて農家を知らないという子どもがかなりいらっしゃるんですよ。だから動植物との触れ合いとかですね、そういうものについても非常に少ない。


 学校関係においては鶏とかウサギとかいろいろ飼っていらっしゃるところもあると思うんだけれども、実際子どもたちが、今いろいろ青少年のいろんな問題ですね、健全育成の問題、そういうのを含めて生命に対し、生きることに対してこの教育というのがやはり徹底して、家庭教育が一番問題があると思うんですけれども、学校教育もやはりそういう家庭教育でできない分野についてはいろいろ学習指導要綱にも示されていると思うんですけれども、いろんな生産活動の関係とか、あるいは体験学習についても積極的に取り入れていくということでなっておるわけでございまして。


 その中で実際、例えば農家体験とか、あるいはいろいろそういう農業関係にまつわる施設とか、いろんな農業にまつわるそのような体験というかそういう活動事項というのがあると思うんですよ。それなりについて、いわゆる具体的に子どもがやはり農業に対して、例えば子どもたちが農業やりたいとかそういう気持ちっていうか、高ぶりというか、やっぱりそういう機運を起こしていただくというのもやはりこの地域におかれた学校教育の一環だろうと思うんです。


 だから、ただいま、さらっとと言ったら失礼ですけれども、体験学習やら行っていらっしゃるということですけれども、具体的にはどのような形で体験学習なり行われていらっしゃるものか、その点についてお尋ねをしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 具体的にということでございますが、小学校におきましては米づくり農業体験のためにJAや保護者、地域の方々の農地をお借りして、JA青年部の御指導と協力を得ながら、田植えから稲刈りまでのその一連を総合的な学習の時間を活用いたしまして実践的に取り組んでおります。また野菜づくり、園芸、畜産につきましても、農家を訪問したり、野菜づくりや園芸につきましては栽培する体験活動をも行っております。


 中学校では職場体験学習において、養豚場、養鶏場、花卉栽培などの実習を二日ないし三日間程度行っております。これらの活動を通しまして、あるいは学習を通しまして農業の楽しさ、厳しさ、大切さ、そういうものを小・中学校段階では学習し、学んでいるところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  いろいろ体験学習についてはやっておられるということでございますが、できれば今自然体験と申しますか、こういうことも非常に取り組んでいらっしゃると思うんだけれども、これを取り組むことによって、そういう子どもを道徳観とかあるいは正義感が身について、非常に自然体験の取り組みをすることによって子どもたちに豊かな心をはぐくむということになろうと思うんですよ。


 だから特に動物とかそういうものについての触れ合い、やはりこういうのも非常に大事じゃないかと思いますから、重ねて、今後またいろいろ事業取り組んでいただきたいと思います。以上で教育長への質問はこれで終わります。


 続きまして、集落営農と農地集積のあり方ということで質問をしてまいりたいと思います。


 経営所得安定対策で示されておるわけでございますが、今までの大綱は農家を対象にして行われてきました。ところが平成十九年度から担い手が経営全体に着目した対策に転換するということで、基準が認定農家で四ヘクタール以上、そして集落営農が二十ヘクタール以上となっております。


 当然えびの市の場合、集落営農を中心とした取り組みになっていると思いますが、その取り組みの状況についてはどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  集落営農につきましては先ほど若干説明しましたけれども、担い手対策室の設置以来、認定農家の掘り起こしを含めて取り組んでおります。各集落にこれまで農用地利用改善団体の設置を推進してまいりましたが、その結果七集落が設置されております。


 集落営農組織への農地の集積につきましては、受け皿となります農業生産法人の設立が不可欠となりますので、法人の設立と認定農家への認定に向けての取り組みを行っているところでございます。


 特に農地の集積につきましては、さきの農業委員会におきましても認定農業者の支援を含めて集落営農への農地の集積等を協力をお願いしたところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  七集落ができているということで、ただいま御説明がございましたが、残りの集落についてはどうなっているんですか。これ認定農家がそういう形で、一応今回のこの営農改善団体の関係の事業には着手されるものか、残りの集落についての対応はどのようになってるんですか。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  集落営農ということで取り組んでおりますけれども、現段階では先ほど七集落の農用地利用改善団体が設立されております。そのほかはどうなっているかということでございましたが、せんだって区長さんを含め集落営農関係の講演会等をしていただいたところでございますが、えびの市の農家関係でいきますと六十四集落がございますけれども、六十四とおりがあってもいいんじゃないかというようなことで、それぞれ現在も集落に担当者が入りまして話し合いをしていただいているところでございます。それぞれ集落によりましてお話をしていただきまして、その集落にあいました集落の対策を考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  七集落以外についてはまだ今後対応するということで理解をさせていただきたいと思いますが、非常にこれからが大事な問題でございまして、営農改善団体を設立して、いわゆる農地や営農の維持などの取り組みが展開されることになっておるわけですが、だからこれらのいわゆる助成金というのが十アール当たり四千四百円ですか、四千四百円のということであるわけですけれども、これからの農業の支援というか、育成というか、この事業に当たってのいわゆる共同活動支援に対しての取り組み、これについては計画が上がっているものですか。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  農用地利用改善団体につきましては議員さんも御存じかと思いますけれども、農地を集落などの地縁的なまとまりのある区域内で所有者、利用者の権利を有する者が組織する団体ということになっています。


 議員さんがおっしゃったものにつきましては農地、水の話になってるというふうに思いますけれども、農地、水関係につきましては農村整備課で対応しておりまして、それぞれ連携を持って対応しているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  時間がないので次に進みたいと思いますけれども、次に農地集積について質問してまいりたいと思います。


 非常に高齢化、農業後継者不足ですね、また国の減反政策等を見る中で、この農地集積についてはできるだけ集落単位で維持していかなくては農地保全及びいろいろな事業利用において非常に問題があると、特に農地法に基づく売買においては三条関係あるいは農業経営基盤強化促進法の中の利用促進法、そしてまた農地保有合理化事業のいわゆるこの事業がうまく地域に連動した対策が必要だと思いますけれども、その方針について、考え方についてどのように考えていらっしゃるものか、農業委員会の事務局長にお尋ねをしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  お答え申し上げます。


 農地の集積につきましては十七年に農業経営基盤強化促進法が改正されまして、認定農業者への集積を強力に進めていくようにという改正がなされたわけでございますが、農業委員会につきましては農業委員会等に関する法律並びに、今先ほど申し上げました農業経営基盤強化促進法の規定によりまして農地についてのあっせんを受けたいとの申し出があった場合、または利用権の設定を行われるようということで申し出があった場合には、農用地の利用関係についての調整により強力に努めているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  非常に集積関係については、いわゆる減反政策とか農地保全のためには非常に大事なことであります。なぜ大事かというと減反政策についても地域のいろいろ取りまとめですね、外部が入ってきたりするとなかなかうまくいかない。


 そしてまたこれからの地域の集落営農のあり方、こういうことを考えたときに、やはり地域でお互いに協力しながらブロックローテーションとかそういう形の中でのいわゆる栽培、取り組み、そうしたときに部外者が入っておればなかなか計画がまとまらない。そして台風災害、いろいろなものを含めて災害発生時において非常に維持管理の問題、ここができない、こういう問題がございます。


 そこで、えびの市が今水田面積が二、三七二ヘクタールあるということでございますが、その中で一応利用権設定が二四三ヘクタールあるということで報告をいただいております。ちなみに平成十七年度においてのこの利用権設定の実績においては一三〇・七六ヘクタールが利用権設定が行われたと、こういうふうに聞いておるわけでございますが、これから非常にまた高齢化社会の中で農業後継者が少なくなる中で、この利用権設定については非常にふえてくるんじゃないかと思っております。


 そうしたときにやはり土地の集積のあり方というのがやはり地域でその土地の移動の関係、借地の関係、そういうことが発生するわけでございますから、であればやはり地域を主体とした中でいわゆる農地保全の問題、あるいは先ほど申しましたとおりこれからの農業のあり方と申しますか、所得向上に向けた対策としてブロックローテーションとかそういうものがございますから、できるだけ地元に地域でそういう借地の権利がなされるような対応をしていただきたいと思います。その点について農業委員会の事務局長の意見をお願いしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  お答え申し上げます。


 先ほど畜産農林課長がお答えされておりましたけれども、現在農用地利用改善団体の設立に向けた取り組みがされておりますけれども、今議員さんが御質問されましたように、地域での農地の効率的な利用というものがこの農用地利用改善団体の最も重要な部分ではないかというふうに思っております。そのような地域で、高齢化で農作業が困難な方等が地域の担い手で受託をしていくという方向で地域内での調整が必要だというふうに思っております。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  次に適格証明の基準についてまずお尋ねをしたいと思いますが、この適格証明については農地法の第三条の第二項の関係、これについて行われておると思うんですけれども、このまず基準についてはどのようになっているのかお尋ねしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  お答え申し上げます。


 適格証明でございますけれども、農地法の三条によります借り受けの農地が五〇アール以上ある方、そういう方につきましては第一の適格証明を出す基準というふうに考えております。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  私が申し上げてるのはその基準は、そこはわかってるんですよ。私が申し上げているのは四項の関係ですよね。一応この四項の関係についていわゆる農業生産、四項と五項の関係ですね。いわゆる農地をそれだけの維持管理の問題、だから距離とかそういうのを含めて、やはりちゃんとした的確な判断をしていただくということが大事でございます。


 だから距離の関係とか、それも農業委員会としては定めていらっしゃると思うんだけれども、だからそこの基準はやはりちゃんとした基準だけじゃなくして、ただ距離においてもその人が完全にいわゆる農地の耕作を畜産とかあるいは耕種関係とかそういうものにちゃんと適応できるような判断を、農地法の第三条の二項の四、五ですね、この関係についてやっていかないといろいろ問題がある、こういうことを私申し上げておりまして、先ほどの五反歩とかそういうことじゃ、それも基準ですけれども、それ以外についてはどのようになってるんですか。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  失礼いたしました。


 ただいまの通作距離、それから農業を営むだけの、例えば農機具を持ってらっしゃるのか、その能力があるのかということにつきましては、これ当然通作距離ですと、農地法の規定にはございませんけれども、要綱で定めて、えびの市から五〇キロ以内、それから時間ですと一時間以内に通作ができる方、それから当然その農業をするための機械ですね、機械は当然受託、委託とかいう形ですべての機械がないといけないということではないんですけれども、そういう条件をクリアしてないと当然その三条の許可になりませんので、そういうことを当然加味をして許可するということにしております。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  一応農地法第三条の規定に基づいた対策はなされていらっしゃると思いますよ。しかしなぜこういうことを言うかというと、こういう競売物件、裁判所が取り扱ういわゆる土地ころがしとか、いわゆるそういう入札についての参加者が少ない例がかなりある。


 だからそういう適格証明についても、そういう条件をクリアされてやられると思うんだけれども、一番困った例があるんですよ。何が困った例か、尾八重野のある方がそういうところで事業が展開なされ、ところが台風が来る、いろんな問題がある、そして災害が来た、本人はいない、対応ができない。だからそういう方はどうなのかと、そういうことも想定してやはりちゃんととした判断をしていかなきゃならないと思います。


 距離も大事ですけれども、いわゆる面積の関係とかそういうのを含めて、例えば一反歩とか二反歩、例えば都城にしてもかなりの土地を持っていらっしゃってもえびのに一反歩しかないとか、一反歩そういう物件が出たと、だから適格証明の申請をして許可された、これはいかがなものかなと思うんです。


 だからそういうのを距離だけじゃなくして、そういうものを含めた中でちゃんとした適格証明の証明書の発行のあり方というのが大事じゃないかと思うんですけど、その点についてはどのようにお考えですか。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  お答え申し上げます。


 確かに適格証明を出すときに、今おっしゃったような災害時の対応ですとかそういうことは当然出てくると思います。農業委員会総会ではそういったもろもろの問題も協議をいたしますけれども、それではじゃあ農地法で許可しないといった場合に、その農家としての倫理を問うところまではなかなか難しいと、あとは農家の土地を求められる農家の方の認識にお任せするという形で、ある程度は許可しない条件になかなかなった場合に、そういう将来そういう管理が十分にできるのかどうかというところまで問えないという問題もございますので、そこは十分総会で協議はしていただいて、当然証明を出されるときに、その願い出人と調整をしてその辺まで十分話をして、そういうことも総会の場で提供しながら協議をしているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  しばらく休憩いたします。


                    休憩 午前 十時五十九分


                    開議 午前十一時  十分


○議長(宮崎和宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  それでは農地法第三条第二項の四、これに農地を取得した取得後において行う耕作または養畜の事業に必要な農作業に常時従事すると認められない場合、こういうのがうたわれておりますけれども、要するにここが一番大事なところだと思うんですよ。ただ距離だけの問題でそれが判断される問題じゃないわけでございますから、やはりここを含めて、やはりちゃんと検討していただくということが大事じゃないかと思いますけれども、その点についてはどうですか。


○議長(宮崎和宏君)  向原農業委員会事務局長。


○農業委員会事務局長(向原雄二君)  お答え申し上げます。


 確かに今すべての要件というものが出てくると思います。そういった従事日数等も規定の中でございますので、農地法に基づいて決定をさせていただきますが、そういったもろもろの問題につきましても十分協議をして証明なり決定なりをさせていただきたいというふうに思います。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  ちょっとしばらく、時間がございませんので、農政問題をちょっと中断いたしまして、市民行政についてちょっと入ってまいりたいと思いますけれども、飯野南部地区の低水圧対策、これ白鳥地区と送配水管の布設工事ということで平成十九年度に行うという計画がなされております。


 飯野南部地区と申しますと東原田、そして南原田の倉元付近ですか、そして駅前の一部と聞いておりますが、この点についての事業計画ですね、これは平成十九年度にちゃんと行われるものか、これは市長の施政方針の中にもありますけれども、どうですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 飯野南部地区の低水圧対策でございますが、これにつきましては平成十九年度に東原田に加圧ポンプを設置いたしまして、水圧不足を解消する予算を今回計上いたしておるところであります。


 詳細につきましては水道課長をして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  続きまして、まず土木行政、土木行政のえびの高原小田線、城ヶ崎付近と上門前付近の県道の改良についてということでお尋ねをしてまいりたいと思います。


 御承知のとおりこのえびの高原小田線の城ヶ崎付近ですね、ここは非常に狭くて非常に交差も厳しい非常に事故が多発する恐れのある場所で、またえびの高原からちょうど加久藤方面に下ってこられたら山の中に入っていくような感じがされるのかわかりませんけれども、ちょうどUターンされて「今、道路間違えました、これまっすぐ行っていいんですか」というようなことで、非常に観光客にとっても道路が、これから大きな道路が続くのか、高速に行けるのかということで非常に心配をされ、また上の白鳥山荘付近の関係、ここは御承知のとおりブロックが積んでありまして、これも下から上がっていけば非常に上からスピードを上げて来たら大変な状況になる。


 これについては非常にえびの市も観光面に力を入れていらっしゃる中で、やはり県との連携、これをちゃんと図りながら、やはり市長も地権者、関係者に相談をしながら、ちゃんと打開策を講じていかなければえびの市のイメージも悪いし、またいろいろ観光としての観光客のダウンにもつながる。いろんな面で弊害があると思いますけれども、これについては、今までどういう状況で地権者あるいは県の機関と話し合いをなされたのか、この点についてお尋ねします。


○議長(宮崎和宏君)  新屋敷建設課長。


○建設課長(新屋敷久君)  お答えをいたします。


 この県道えびの高原小田線の二カ所の未整備区間があるわけですけれども、これにつきましてはもう定期的といいましょうか、県議とも連携を図りながら県の土木部の幹部の方、あるいは知事の方にも直訴して参っております。


 これについて県の方の回答をいただいておるわけですけれども、まず上の方のいわゆる白鳥山荘の付近、これについては去年の二月からいわゆる協議、相手先は都城森林管理署というところで用地取得についての協議がなされていると、その後さらに九州財務局宮崎財務所と今協議が進んでいると、これについて用地取得について、鋭意もって今県の方で事業推進だということでございます。これを待って市の方はまたさらに早期な整備ということをお願いしていくというような格好になっております。


 それから城ヶ崎の方につきましては、これも土木事務所に再三かけ合うわけですけれども、やはり相手方がいると、相手方の要望に県の方が応じられないと、これについて非常に県の方も苦労しているという御説明がありました。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  いろいろそれなりに何回行われたのか、それはわかりませんけれども、対応はされてきたということで御報告はいただいたわけですけれども、実際県の方としては前例をつくりたくないと、前例というのはいわゆる土地を二度買収すると、そういうことの前例もつくりたくないと、だから一応工事については本人のいわゆる税金の固定資産税の関係、これで非常にいろいろ本人が税金をずっと買収されたんだけれども、納めていて財産管理をしたということで、過去そういういきさつがあって、そして本人がいろいろ権利の主張とかなされていらっしゃったと、私、前聞いたことがあるんですよ。


 だからそういうもろもろのことについて、いろいろ打開策というのも、前例をつくらない方向での打開策というのも県と協議をしていくということが私は必要じゃないかと。だからそれをするために何をしていいのか、これはもう土木課長もわかっていらっしゃると思うんだけれども。例えば立木補償とかですね、いろんなやり方もあると思うんです。


 だから本人とえびの市の観光行政にまつわる大事な問題ですから、課長だけじゃなくして市長も地権者の、関係者の方に出向いていただいて相談して、打開策を講じていただくように、そしてまた県道でございますから、当然県議もいらっしゃるわけでございますから、あわせてそういう方面での協議を行って、道路が改良できるような体制をもっていく努力というか、ただもう今の段階としては非常に考え方としては進まないと思うんですよ。こっちでどうして、どういう方向でどうやればどうなるのか、そういうところで市として何ができるのか、そういうことも含めてやはり検討していただいて、関係者と相談していただくということが、私、大事じゃないかと思うんですよ。その点について市長どうですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 県道の城ヶ崎付近につきましては地権者とも話し合いをいたしました。そして前知事のときに総務部長のところに行って相談をいたしましたところ、前々知事のときにえびの市に一番土木行政としてはお金を使っておるというような説明でございましたので、「あんたたちは何を言うとな」と私は言うたんです。「あんたたちはやりやすいところからやって難しいとこばっかり残しとうがな」と、「この難しいところを一つでもやってもらっておればそのようなことが言えるんですが、難しいところだけ残しとって、まだ大明司のあの歩道関係もありますが、難しいところばかり残しとってから何でそげなこと言うやっとですか」ということを県の部長ともやり合ったことがあります。


 前知事のときにもこのことにつきましては盛んにじきに陳情いたしましてどうしてもやってくれと、えびの高原に通ずる観光道路でもありますということで強く要望いたしたところでございますが、現在このようなことになりまして、現知事にはまだこのことについては一回も御相談申し上げておりませんが、陳情しておりませんが、議会終了後は必ず行きたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  県だけの問題じゃないと、だから市が直接いろんな観光行政を踏まえて、市として何ができるのかというところも私はやはり論議をしていく必要があると思うんですよ。だから県はほかの方面についてはえびの市に大きな事業をやってると、こういうことで逃げ腰というか、そういう方面で対応がなされないということでしょうけれども、であれば市としてどうなのかと、市として何がやればできるのかという動きをやはりちゃんとした考え方を示していただいて、今後県との対応をする必要があるんじゃないか、その点についてどうですか、市長。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 県だけではなくして、正直言いまして地権者にも御相談は申し上げておるところであります。しかしなかなか今までの経緯がありまして、もつれた糸をほどくことができませんけれども、また議会終了後でも行きまして御相談はしますけれども、相手のあることでありますので、どうこうということは言えませんが、精いっぱい努力はしていきたいと、それがえびの市のためになるし、またえびの市の観光浮上のためにもなっていくと思っておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  ぜひ打開策を、一応いろんな案を出していただいて検討していただくようにお願いを申し上げたいと思います。


 次に中満永田原線の改良工事についてということですね、この道路は今西のちょうど公民館から鉄道線路沿いにずっと抜けて、ちょうど池島に通じる道路沿いのいわゆる狭い道路でございますが、これは多分過疎関係の事業で今まで計画がなされていらっしゃったと思うんですよ。


 途中で今、中断している状況じゃないかと思いますけれども、非常に今農業も大型化、機械も大型化して交差ができなかったり、いろんな弊害が出てきています。それに対してなかなか予算が少ない中だろうと思うんですけれども、今後のこの工事についての改良についての見通し、これについてはどのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  新屋敷建設課長。


○建設課長(新屋敷久君)  お答えいたします。


 整備の見通しと言われました、これにつきましてはやはり交通量の問題、それから現在進めております事業進捗の状況等を勘案いたしますと、早期に実施するというところまでは至っておりません。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  できれば単独でもそういうふうで維持工事の方で、悪い箇所についての対応ということも考えていただけないものか、再度お尋ねしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  新屋敷建設課長。


○建設課長(新屋敷久君)  お答えをいたします。


 確かに現況の中には非常に幅員が狭いところもかなりあります。これにつきましては改良というところまではできないかもしれませんけれども、離合箇所等々を設置しながら対応してまいりたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  時間がございませんけれども、一応観光行政についてお尋ねをしたいと思いますけれども。


 まず一点目の飯野駅の立て看板の関係、これについては「買い物は地元の駅前で」と書いてありますね。そしてまた「えびの高原登山入り口」と書いてありますけれども、非常にさびも入っておりますし、今この利用についてはほとんどなされてないと思うんですよ。非常にこれはイメージ的にも悪いわけでございまして、この点について撤去をしていただきたいと思いますが、この点についてはどのようにお考えなのかですね。


○議長(宮崎和宏君)  平野観光商工課長。


○観光商工課長(平野浩二君)  飯野駅の立て看板の件でございますが、これの設置につきましては当時飯野商工会と観光協会で建設されたようでございます。その後維持管理は商工会でなされておりましたが、現在につきましては照会いたしましたが、現在されていないようでございますが、今後そういう設置された看板でございますので、関係機関とまた地元の商店街の方々といろいろ協議させていただいて、対応型についてはお願いしていきたいと考えているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  井川原志庫男議員。


○八番(井川原志庫男君)  それではあと一点だけですね、白鳥温泉の関係でお尋ねをしますけれども、この前白鳥温泉に行ったら、露天風呂がお湯が出てないんです。なぜ出てないかというと温泉量がお湯の量が少ないということで、いわゆる源泉、源ですね、ここからお湯を引いていらっしゃるんですけれども、この管が非常に詰まって非常に老朽化していると、だからお湯の量がないために非常に露天風呂についても対応ができないということです。その点については今後の対応策としてどのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  平野観光商工課長。


○観光商工課長(平野浩二君)  源泉の量の確保の件でございますが、その後、現在二月時期の渇水時期に、今言われましたような対応で露天風呂の使用を控えさせていただいてるところでございますが、そういう実態の中で新たな水の供給という形で送水管を布設いたしまして、現在加温をしてます水蒸気のあるタンク前の水槽に配管をいたしまして供給を行っております。その結果、現在としては湯量の確保ができたところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  次に、十八番、有馬正雪議員の発言を許します。有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  議長の許可をいただきました。


 ただいまから、三月議会における私の一般質問を行います。


 通告は市長の施政方針についてということで一番初めに出しております。


 そこで、まずぷらいど21についてでございますが、資料をいただきましてきょうまでの取り組みの状況もわかっておりますが、その中でこのすばらしい企画であるわけであります。中に書いてありましたように、なぜ申請する団体が減少しているのかということをどういうふうに市長としては受けとめていらっしゃいますか、説明をいただきたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 ぷらいど21は地方分権改革が進む中で自主自立に向けた住民主体のまちづくりを誘導する事業であり、今後さらにその意義と重要性が増す事業であると考えております。


 申請する団体が減少している理由を示せということでございますけれども、これまで行政主導で行われてきた地域づくりを脱却し、住民主体へと転換するまでには、つまり市民の自治意識や活動が十分熟成するまでには時間を要するところであろうと思われます。個性を生かした地域発展につながる地域づくりを住民主体で進めてもらうため、市民の皆さんにもっと活用を促していきたいと考えておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  理由についての説明をいただきましたが、この中に生き生きとしたまちづくり、活動が定着、拡大するための支援をするとの方針ですが、具体的にどういうふうに考えていらっしゃいますか、お尋ねいたします。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 ただいまの質問に対しましては、企画政策課長をして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  小崎企画政策課長。


○企画政策課長(小崎久美子君)  生き生きとしたまちづくり活動が定着、拡大するための支援といたしましてぷらいど21助成事業の段階的見直しを行いまして、今後住民主体の地域づくり活動の拡大を図ってまいりたいと考えております。


 十九年度は一部補助期間の見直しをいたしますが、最終的には地域に根差した区、自治公民館単位とかの地縁組織を中心に、こういった取り組みがもっと拡大していく必要があるという認識に立ちまして、まず地域で解決すべき課題はないのか、地域の魅力を磨いて活性化を図れないかといったことなどを、地域でもっと協議をしていただくことは必要かと考えております。


 その協議の結果を地域活性化のための計画としてまとめていただく、そういった取り組みを力を入れてやりたいと。一年間かけてそういった取り組みを促しまして、その地縁組織を中心にした取り組みにつきましては、補助率の見直し等も検討を今しているところでございますが、早急に結論を出しまして、早期に皆様方に呼びかけをいたしまして、一年間かけてそうした協議をしていただきたい、そして計画づくりから取り組んでいただきまして、計画ができますと二年目以降はその計画に沿って活動を展開していただけるのではないかと考えております。


 そういった活動につきましてぷらいど21助成事業で支援をしていきたいということでございます。こうしたことが地域における住民自治の新たな展開につながればとも考えておりまして、次のこういった新たな展開をこうした考え方で図ってまいりたいと考えております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  えびの市自主自立に向けた住民主体の地域づくりですね。これを誘導する事業であると述べていらっしゃるわけでありますが、ぷらいど21は地域ボランティアを育成することが大きな役割と私は考えてるんですが、それについての考え方をお聞きしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  小崎企画政策課長。


○企画政策課長(小崎久美子君)  最終的には、地域の皆さんが自分たちでできることは何かということを考えていただきながら、できることをやっていただくと、個人でできないことは地域の互助的な関係で解決できるものはしていく、それで解決できないことは行政がまたかかわっていくという関係性におきまして、おっしゃいますようにそういったボランティア的な意識で、それを自分のこととして地域のことにもかかわっていただく方がふえていくことが目指すところであろうと考えます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この市長の施政方針等の中にもきちんと出ているわけでありますが、いわゆる市民主役のまちづくり、ほっとな癒しのえびの市の目標とするビジョンがあるわけでありますが、その実現のために自主的な地域ボランティア活動を支援する対応がなければ、生き生きとしたまちづくり活動が定着、拡大はしないと、こういうふうに私は理解をするわけですが、これについての説明を求めます。


○議長(宮崎和宏君)  小崎企画政策課長。


○企画政策課長(小崎久美子君)  おっしゃいますように、ボランティアの育成というのも大変重要なかぎになってくると考えております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この補助率の考え方につきましてもボランティアを育成するという一つの方向づけがあるとするならば、これは質疑でもいわゆる指摘がありましたが、純粋なボランティア活動については補助率を見直すというような考え方は必要じゃなかろうかと、こう思うんですよね。市長の見解を伺いたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 このぷらいど21の助成につきましては今後見直しまして、そしてただいま質問がありますように、純粋たるボランティアの活動についてはどのようにするかというようなことまで十分考えながら精査していきたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  市長、今おっしゃったことはひとつ十分今後のこの施策の中に生かしていただきたいと思います。


 それで、一つの事例としましてちょっと申し上げたいわけでありますが、このぷらいど21基金条例施行規則の第三条で掲げる豊かな生活環境の創設につながる活動で、第一番目に書いてあります通院など高齢者の暮らしを支援する活動と冒頭に上げてあるわけでありますが、取り組みを試みてもなかなか実現しなかった苦い経験を持っているわけであります。下大河平区で有志が集まりましていろいろ中身を検討いたしたわけでありますが、これは平成十七年度三月宮交の路線バスが廃止になりました。関連して交通弱者への救済として地域ボランティア活動で対応したらどうかということで、中身を検討いたしたわけであります。


 ボランティア活動に協力する人はたくさんいるんですよね。例えば運転手でありますが、資格を持った人はこぞって十人ぐらいすぐ登録をしたいという要望が出てまいりました。前向きなんですよ。これは考えてみますといわゆる地域でボランティア活動をしたい人は、これは十分自分の将来も考えてのことだと思うんです。自分自身の五年後、十年後のあるべき姿、そういったものを想定しながら元気なうちにボランティア活動をしたいと、こういう考え方が基本に立って、運転手で協力したい、一日三十分協力してもらえば、なぜこういうことを言うかというと、本当に交通弱者でバス路線が廃止して、病院に通院したいと思ってもタクシーを頼めばこれは大河平地区からでありますから一千円以上かかるわけであります。とてもじゃないがタクシー券での対応はし切れない、そういう状況がありますから、何とかおれらで協力しようと、先ほど申し上げましたように協力する人はいっぱいいるんですが、車の対応ができない。課長らあたりにも相談した経緯がありますが、前に進まないわけであります。


 こういうことを考えますと、本当にある人はこういうことを言ってるんですね。「人間が生活するのに衣食住、これに満足して幸せな生活を送れるということが基本でありますが、この衣食住の衣は本当に安くて、どこでいても手軽に手に入って、衣の方については心配しない。衣食住ですから衣の方は移動する移に変えたらどうか」という非常にユニークな提言があったわけでありますね。


 移動する移というのは車社会でも車に乗れない人がたくさんいるということでありますし、企業が採算ベースに乗らないところは利用する人は考えないで、企業ベースで廃止をしていくというわけでありますから、自主自立でえびの市が今後すばらしい住みたいまち、癒しとぬくもりのあるビジョンに向けての活動をするとするなら、そのことを第一義に考えて解決をすべきじゃなかろうかと、こう思うんです。どうでしょうか、御見解をいただきます。


○議長(宮崎和宏君)  小崎企画政策課長。


○企画政策課長(小崎久美子君)  今後の自主自立に向けた地域づくりの中で移動のそういった自由を確保する、これは大変重要なことでございます。おっしゃいます問題につきましては、私どももえびの市全体の問題であると、今後の大きな課題であると認識をいたしております。


 ただ、以前のバス路線の廃止の段階でもいろいろと御協議をさせていただいた経緯がございますが、ただこういった助け合いの移送というのは今回、後期基本計画の中にもそういったものが必要であるというようなことで課題として掲げさせておりますが、これをどのように運用していくかが現在法との関係、例えばタクシーも公共交通という位置づけがされておりますけれども、それが十分走れるような状況にある地域におきましては過疎地での有償運送、NPO等による有償運送の実現というのは大変大きなハードルが現在ございます。


 しかしながら、それを無償運送という形でやれれば問題はないわけですが、そのあたりを十分解決していくもの、必要がございまして、私どももその辺の研究はずっとやらせていただいているところでございます。ただ、地域の皆さんが、自分たちはここまでやるよという気持ちを持っていただきますと、その解決に向けて随時一緒に研究していきたいと思いますし、ただ地域の皆さん方のやはりそれなりの維持していくための有償運送であれば、運営はいいと思いますけれども、そういった関係を整理していきながら、ぷらいどでお手伝いできるところは立ち上がりの部分についてお手伝いができるかと考えております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  えびの市の高齢化率という点から考えましても、六十五歳以上がもう七千七百人以上いるわけでありますから、とてもじゃないが自分の力で病院に行けない人がたくさん出てくると、こうなんですよね。


 だから先ほどおっしゃったように道路運送法の第八十条の関係ですね、この白ナンバーの関係、こういったものは時代の一つの潮流として、高齢化率が進んでいるところについては特区を設けて解決していくという方向が、これはやっぱり示されていると私は思うんです。だからそういったことについてはもうやはり徹底して勉強していただきまして、そしてどこよりも先に、市民主役の市政を執行するという市長の考え方ですから、そういった形で解決の道を模索してもらいたい。市長、どうでしょうかね、伺います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 今議員が質問されたような形で、そういうことを考えながらこれを検討していきたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  市長、もうぜひともえびの市がおかれております実態を本当に見詰めて、いい解決策を見出していただきたいと、こう思います。


 次に、三番目に通告しております第四次総合長期計画前期の事業実績書を開示してください、これは資料いただきましたのでわかりました。


 市長自身がきょうまでのこの実績を見られましての評価、これ率直に市長の評価をお聞きしたいと、こう思うんです。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 第四次総合長期計画の具体的な事業につきましては、実施計画により財政状況なども考慮をしながら取り組んできたところでございます。


 私といたしましては、厳しい財政状況の中、えびの市の将来像実現に向けて計画に掲げております各施策を全体的に展開することができたと考えておるところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  前期の実績書を見させていただきました。やはり数値目標をきちんと定めて、そして項目ごとにその進捗率を数字で示していただいて、これやっぱり前向きな取り組みだと評価をさせていただくわけであります。


 どうかそういった点では今後、実績に基づいておくれているものについてはもう徹底した目標値に向かっての努力をしていくという、これは市長、あなたはもう絶対の権限を持っていらっしゃるわけでありますから、おくれている担当課に対してはもう指示をしていくということが大事ではなかろうかと思いますので、市長の所見を伺います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 ただいまの議員の質問に対してはそのような形でやっていきたいと思っております。今後この計画を精査いたしまして、おくれておるところはそのような形にぜひやっていきたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この総合長期計画では人口フレームの基本構想の一部を改正することが今議会で提案されているわけでありますが、後期基本計画では活気と魅力あふれるまち、生きがいと豊かさを実感できるまち、そしてさらなる進展を図ると市長は決意を述べられておりますが、えびの市のトップリーダーでございますから、攻めの市政を執行していく、人口減に歯どめをかけることを期待しているわけであります。


 人口フレーム見直しは現実の厳しさを受けとめ、これ以上の人口減にならないように不退転の決意で改正案が提案されることでございましょうから、これから地についた施策を展開されると御理解をいたしております。


 改めまして市長の人口減対策について、主要な項目で結構でございますからお示しをいただきたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 現在えびの市は最大のチャンスを生かす時期にあると考えております。財政的に厳しい状況は地方自治体はどこも同じでありますが、えびの市は他に先駆けて財政の改革を積極的に推進しながら、同時に他の自治体にない地域特性や地域資源を有効に生かして産業の振興を図り、地域の活性化と自立を目指してまいりました。高速道路や広域農道の整備、南九州の中央にあって鹿児島、宮崎、熊本の三空港へのアクセスのよさ、豊かな恵みをもたらす自然など、これらを有効に生かしながら基幹産業である農林畜産業を初め、新たな企業誘致の促進や地場産業の振興など、就業の場を創出、拡大し、市民所得の向上と人口の定住化を図って、市内経済の活性化と商工業の振興に努めてまいります。市民一人一人の皆様とともに目標人口を下回らないように努力を尽くしてまいります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  次に、通告の二番目に行きます。


 災害対策についてでございますが、この前議会でえびの市の被災者に対する県の経済的支援について質問をいたしまして、市長の答弁は安藤前知事に交渉した、県は義援金をたくさんいただいているから、この義援金はえびの市の方に差し上げますと言われたというふうに答弁をされていらっしゃいます。


 平成十七年度の宮崎市周辺の支援より、えびの市の方が多くなる趣旨の発言があったと、市長は答弁されてらっしゃるわけでありますが、義援金の総額とその内容について開示を求めますという通告いたしておりますが、この被災者への義援金の総額、義援金を受けた被災者の数、支給についてはランクづけがあったのかどうか、他に県以外の公的団体、法人、個人からの支援の状況はどうなっているのか、四項目について御答弁をいただきたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 この災害義援金につきましては議員が今お尋ねになりましたとおり、前回の議会で答弁をいたしております。


 義援金のことにつきましての詳細は、福祉事務所長にして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  しばらく休憩いたします。


                    休憩 午前十一時五十九分


                    開議 午後 一時  〇分


○議長(宮崎和宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。木村福祉事務所長。


○福祉事務所長(木村政一君)  災害義援金についてお答えいたします。


 まず県に寄せられました義援金の総額でございますが四千百四十三万一千三百八十二円、市に寄せられました義援金が八百十一万一千三百三十一円、合計いたしまして四千九百五十四万二千七百十三円でございました。


 これに伴いまして義援金の被災世帯へ配分をいたしました。半壊世帯一世帯当たり三十九万円、これに市の災害見舞金を四万円含めまして一世帯当たり四十三万円となっております。


 床上浸水につきましては、義援金の配分が二十六万五千円でございます。これに市の見舞金を含めまして二十九万五千円となってます。


 なお、半壊世帯には七十七世帯、床上浸水は七十二世帯でございます。


 一昨年、台風十四号、平成十七年の台風十四号の際の県の見舞金を申し上げますと、義援金は平均一世帯当たり二万四千円、これに県の見舞金それぞれの市町村の三分の一負担を含めまして二十万円という状況になっております。


 ただいま申し上げました義援金の総額、支給総額が四千九百十七万二千円、残りの三十七万七百十三円、残額が発生いたしております。この残額につきましては、社会福祉協議会の方で災害基金といたしまして積み立てをお願いするという形をとらさせていただいております。


 市内での義援金の団体からの義援金とか個別の義援金等につきましては、直接お持ちいただいた分は掌握しておりますけれども、振込口座でいただきました分につきましては会計課の方で処理いただいております関係上、ちょっと申し上げられませんが、直接お持ちいただいた中では最高額が五十万円という状況であります。


 このほかにライオンズクラブの方から商品券をいただいております。百四十五世帯分といたしまして百十六万円分の商品券をいただきました。


 そしてまた、市の商工会の方からも商品券をいただいております。額面にいたしまして百四万三千円分、百四十九世帯分で七千円で配分いたしましたが、ライオンズクラブとの差が四世帯ございまして、この義援金の中からその商品券分をかえさせていただきまして、総体で百四十九世帯に配分をいたしたところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  被災者の方々はそういった多くの方の団体、個人含めまして全員に感謝をされていらっしゃることだと思います。市といたしましては、こういった内容について広報紙で発表されましたでしょうかね。


○議長(宮崎和宏君)  木村福祉事務所長。


○福祉事務所長(木村政一君)  市の広報に載せたかということでございますが、当時新聞紙上等でも発表されております。広報紙に載せたかどうか、ちょっと今の時点では記憶にございませんので、後ほど確認いたしまして御報告いたしたいと思います。済みません。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  多くの人の温かい善意にえびの市の市民も被災者の皆さん方も本当に心強く喜びをされたと思いますが、そういったところにつきましては、やはり市民共通の一つの喜びとして伝えてもらわないかんというふうに考えておりますので、やっぱり当然市の広報等でこのことははっきりと明示していただきたい、こう思います。後でまた資料ください。


 次に行きます。


 市長の政治姿勢についてで通告をいたしておりますが、この件につきましては、えびの新聞で年頭のあいさつをされました市長に対しまして質問いたしたわけであります。平成十八年度の新年号の新聞の記事はえびの市民にバラ色の夢を与えるに値するスケールの大きい開発計画を見て、えびの市は観光、農業が停滞しているときだけに起死回生のチャンスが到来したと、市民は大きな夢と期待をこのことにかけたことは事実であります。


 市長は計画の中から一つでも早く実現するように市の企業対策室に指示をする、こういうふうに約束をされましたが、そのことについて市長はどういうふうな指示をされたものか伺います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 さきの議会で議員さんから今質問されたようなことを質問いただきましたので、議会終了後、担当課長と室長を呼びまして、この大型観光開発につきましては、できるものから一つでもいいから早く実現していただくようにとお願いしなさいということで指示はいたしました。


 しかし、その後現在に至るまで、まだ進出計画書が出されておりません、というのが実情であります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  その後また三カ月を経過しているわけでありますが、これはやはりどういうふうにこのことについて取り組むかということが市長の私は政治姿勢だと、こういうふうに考えてるんですが、もちろん指示をする、指揮監督権というのが市長には付与されているわけですから、指揮をするということをやってもらいたいんですが、そういったことについてはどうでしょう。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 この大型観光開発はえびの市に進出してくるとすればすばらしい活性化になるということは考えております。しかしまだ正式な進出計画がありませんでしたので、先ほど答弁いたしましたように担当課長を呼びまして、また室長を呼びましてそのように指示したところでもありますし、また私も直接実は関係者の方に、市の活性化につながることだから、できるものからでもいいですから、早くつくっていただきたいということはお願いはいたしております。


 担当の人もそのようにしたいということでお答えをいただいておるわけですが、まだ現時点においては進出計画がなされていないというところであります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  JFCコウワ株式会社がそのときに発表したえびの市における開発計画の内容をいま一度振り返ってみますと、ここにありますが、大型給食製造工場、一日四万食ということも出ております。サーキット場の建設、日本最大級の観覧車、矢岳高原へのこのえびの高原のロープウエー建設、これは変わりまして変更されまして矢岳高原へのロープウエーの建設、リゾートホテル群の建設等々を九項目にわたって、このことを発表されたわけであります。


 私はこのえびの新聞の社主であります新原さんは、ふるさとに対する熱き思いで開発のためのいろんな企画をされてきたと、こういうふうに考えるわけでありますから、十二月議会で申しましたようにぜひ何か一つは実現してもらいたいと、こういう気持ちで申し上げたわけであります。


 その後の経過については、今お聞きしましたのでわかりましたが、同じJFCコウワグループのえびのコウワ株式会社が京町温泉センター建設計画をして、この企画書を私、一市民から入手いたしたわけでありますが、市長はこれについては御存じでしょうかね。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 実は議会が始まりましてから七日の日でしたかね、ある人から電話をいただきまして、そして京町温泉開発計画書が出ておるがというようなことの電話をいただきまして、担当課の方に申し上げましたところ、担当課の方から実はこういうものがありますと、出ておりますというようなことを見せてもらったことはあります。しかし、正式には聞いておりませんし、わからないところであります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  内容を読ませていただいたわけでありますが、(仮称)京町温泉センターの建設構想として具体的な計画では月見荘の買収、大改装計画を進めていると、国民宿舎やたけ荘の跡地と老人福祉センターの跡地及びその隣接地を買収して京町温泉センターを建設すると、こう具体的に書いてあるわけでありますね、写真入りでございます。


 これは国民宿舎の跡地も福祉センターもえびの市の所有する土地でありますから、市長に正式な打診があるべきだと思うんですが、それについてもないんでしょうかね。伺っておきます。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 現時点におきましては正式にはそういうのは来ておりません。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この市有地を、中に市有地を含めてということがありますから、私はこの内容を見まして過去市有地をゴルフ場に開発したいという二十社の会社が希望したときがあったわけでありますが、市としては貴重な市有地の開放については慎重を期して厳しいチェック体制で対応した経緯があります。


 これ市長自身も議員でございましたから、もう御承知のとおりであります。市の顧問弁護士等の指導を受けて、近年時数年の会社の決算書とか資本額、財務諸表を要求して当初三社か四社に絞り込んだと思うんですが、そういった記憶があるわけであります。この件については正式買収の申し入れがある場合、市長としてはどう対応されますか、伺っておきます。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 正式に買収の計画、そして進出計画がなされたときには一応企業調査をしなければなりません。そしてこれなら行けると、そしてまた相談すべく過去の例をとりますときに、ゴルフ場のことを言われましたが、なるほどそうでありましたし、間違いのないような形でやっていきたいと、そしてまた市の土地を買収したいというときには、皆様方に、議員の皆さんにお諮りしなければできないことでありますし、私一人ではできませんので、そのようなことまで含めまして、十分会社の方もよく調査し、そして決めていきたいと思っておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  多くの市民が共有する市有地でございますから、当然そういったチェック体制をきちんとしてもらいたいと、こういうふうに考えております。中身はジェロントロージスタジアムというふうに書いてありますが、これはやはり高齢化社会の到来に備えて重視されてきた老年期の医学とか、心理的、社会経済的研究をこのスタジアムというふうに書いてありますから、内容としてはこれもすばらしいことだと考えているわけでありますが、実際に実現する可能性というものが、これからの一つの課題だというふうに見ているわけであります。


 市長、今この新しい計画に対しての市長としての心構え、そういった考え方でひとつ進んでいただきたいと、希望を申し上げておきたいと思います。


 時間がありませんので、観光のところは割愛をします。


 農政についてでございますが、五点ほど通告いたしておりますが、この中で五番目の国産粗飼料増産対策事業は農協が事業主体だと思いますが、事業内容は減反政策・耕畜連携によるメリット、粗飼料高騰対策・土地生産性向上等々、市の農政と密接不可分な関係がありますので、市はこれに対してどのような取り組みをされていらっしゃるのかお示しをいただきたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  国産粗飼料増産対策につきましては、御承知のとおり諸外国では悪性伝染病による家畜の疾病などさまざまな問題が発生いたしております。


 今後、消費者からはますます農畜産物の安全性が強く求められることと考えております。このことは家畜の飼料についても同様でございまして、昨年水田転作も拡大され、飼料用の稲ワラの不足が心配されたところでございますが、幸い稲刈り時期に好天に恵まれまして、畜産農家は良質な稲ワラを確保することができました。


 当市の国産粗飼料増産対策の取り組み条件につきましては、JAで行う指定助成事業のほかに耕畜連携堆肥利用促進事業等がございますが、この事業は稲ワラと堆肥を交換することによって稲ワラを有効活用するものでございます。


 また、転作でも利用した飼料稲の普及や飼料作物の優良な品種導入のため展示圃等の設置を行っておりますが、現在議員さんから飼料稲の作付状況についてということでございましたけれども、一応減反の対象には平成十八年度の対象でございますけれども、三四・四ヘクタールの面積がございますが、その中で耕畜連携によりますものは九件で一四・六ヘクタール、それから国産粗飼料、これは農協が直接実施していただきますけれども、これにつきましては十九件で一九ヘクタールほど栽培されているようでございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この件につきましては通告も畜産農林課長を指名しておきましたんで、ちょっと細やかに内容を質問いたしたいと思います。


 国富町の飼料用稲生産の耕畜連携システムというのがあるわけですね。これは水田農業ビジョンとの関連で、そして国からの奨励金はもらっているわけですよね。えびの市はそういった転作にかかわる、いわゆる稲作のビジョンに関連して転作にかかわる飼料稲ですよ。サイレージにつくる、これについてはどういう取り組みがされてます。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  御答弁の前に先ほどのちょっと数字が間違っておったようでございますが、国産粗飼料増産対策事業につきましては、十九件と申し上げておったと思いますが、十六件で一九ヘクタールでございます。


 当市の状況でございますが、先ほど申し上げましたように平成十八年度では三四・四ヘクタールの飼料稲が転作として植えられております。これが転作の作物ということでカウントされましたものが二七・三ヘクタール、それから地域で一〇〇%達したものについては上乗せがございますけれども、これに対しましては一二・五ヘクタール、そして担い手対策ということでこれは二万三千になりますけれども、担い手グループ等が植えたものにつきましては上乗せということで二万三千ございますが、これが二六・三ヘクタール、そして団地加算ということで一ヘクタール以上の団地が転作した場合のことでございますけれども、ここが十アール当たり七千円ございますが、八・六ヘクタール、先ほど、済みません、二七・三ヘクタールについては基礎部分でございまして、一反歩当たり一万五千円になります。


 それから地域達成については地域が達成した場合は三千円の加算ということになります。


 それからそれは一応減反関係になりますけれども、先ほど議員さんがおっしゃいました指定助成ということで、済みませんもう一つだけが耕畜連携については減反関係になりますが、一万三千円を上乗せしましてこれが一四・六ヘクタール、そして先ほど言いました国産粗飼料増産対策事業でございますが、これはJAが実施しておりますけれども、一反歩一万円、合計しまして七万一千円ほどの対象になりますけれども、それぞれ入り組んでございまして、例えば地域の達成ができなかったり、また団地達成ができなかたりいろいろございまして、全体的にはちょっと把握しておりませんけれども、最大では七万一千円が対象になるというようなシステムになっております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この地域水田農業ビジョン産地づくりですね。これは私は資料見てびっくりしたんですが、国富町は三百町歩つくってるんですね。そして大体六万六千円ぐらい転作奨励金をもらっているんですよ、総合しますと。


 だからえびの市としましてはもうすばらしい基盤整備が三反歩区画含めまして七〇%近く行ってるわけでありますから、非常に減反いわゆる転作をしやすい状況下に置かれていると、それにもかかわらずこれはもう国富は大体一、五〇〇ヘクタールですから、全耕地が。その中で三〇〇ヘクタールというのは米をつくった後の残った水田に対する転作ですから、それが大体二〇%ぐらいはつくってるということですから、大体三〇〇ヘクタールになります。


 えびの市の状況を考えてみますと、もうどうしても畜産のまちですから、国富以上に取り組みをすべきじゃなかろうかと、こう思うんですよ。どうでしょうかね、課長。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  えびの市の取り組みではちょっと数字が全体を把握しておりませんからあれですけれども、飼料作物関係では全体で七割を占めております。主にイタリアンライグラスが三八二ヘクタール程度になっているようです。それと飼料トウモロコシ、それからソルガム等があわせまして、済みません、先ほどイタリアンライグラスが三八二・二ヘクタールでございますが、トウモロコシとソルガムで約一〇〇ヘクタール程度になっているようです。


 細かい数字については、済みません、ちょっと数字があれですけれども、ところが先ほど議員さんの御指摘の飼料稲関係でございますけれども、これについては国富町さんをどうこうということはないですけれども、普通水稲の地区と早期水稲の地区で若干差があるというふうに思ってます。当然私どもとしましては普通水稲する場合に、飼料稲については作付時期を七月ぐらいにおくらかしていただきたいということで、ちょうど開花期が合わないように普通水稲とはちょっと変えてほしいということで指導してまいった関係で、若干それに対する取り組み等もあるわけでございますけれども、当然私どもの考えとしましては穂ばらみ期に一応霜がおりるような形で収穫をお願いしたいというような取り組みで現在まできておるところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  国富の例はもう本当にすばらしい内容であります。だからえびの市もそういった取り組みを、これは国富町は飼料用稲の生産振興課というのをつくって、そして役場の町農林振興課が事務局を引き受けて、そして耕種農家と畜産農家と代表が参加してもらって、個人的にはどの田んぼに私がつくりますからというのを全部集めて、そしてトータルで三〇〇ヘクタールつくっているわけですから。


 こういったことについてはやはり国の三〇〇町歩つくりますと、大体六万六千円ということは二億円近いお金が入ってきているわけですから、そういった国の転作に対する奨励金というのを、えびの市で私は基盤整備がこれほど進んでいるんですから、そして畜産のまちですから、そういった話し合いが足りなかったんじゃなかろうかと、こう思うんですよ。


 それで後期のいわゆる地域水田農業ビジョンの政策を進めるべきだと思います。十九年度から。そうしますとそれに対しまして前期の十六年から十八年のやつはいわゆる米政策改革対策、十九年度から二十一年度は新経営所得安定対策というふうに分かれておるわけですね。ことしから新しい経営所得安定対策で飼料稲にかかわる産地づくり交付金をもらうためのそういった取り組みをしているということでありますから、もう基本的にえびの市が国富のような一つの組織体をつくってやれば、やれんことはないんですから、せっかく転作にかかわる奨励金を一円でも多くもらって、そして耕種農家もよくなるし、畜産農家もその恩恵を受けていくということで考えてるんですが、取り組みの姿勢としてどうでしょうかね。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  具体的な実例を挙げて申し上げますと、いろいろあるんですけれども、実は普通水稲と飼料稲関係につきましては一応同じような形で栽培をするという形になります。そういうようなことで減反の調査とまた農薬の散布など、さまざまな問題もあるかというふうに思います。先ほど申し上げましたように国富町さんあたりで早期栽培のところは割と飼料稲の取り組みは十分だというふうに考えますけれども、当市ではそのような形でございます。


 現在先ほど言いましたようにイタリアンライグラスを中心とした栽培を推進しているところでございますが、議員御指摘のとおり飼料稲関係についても、もうちょっと対応したいと思いますけれども、農家の方から話を聞きますと経費は稲作と同じようにかかるということがございまして、なかなか対応等もございますけれども、補助金も交付金もそれなりの交付があるということも指導の中では入れて対応してまいりたいというふうに思ってます。


○議長(宮崎和宏君)  木村福祉事務所長。


○福祉事務所長(木村政一君)  災害義援金の広報の件で御報告いたします。


 昨年の十一月号におきまして、十一月八日現在の義援金の総額等を載せまして市の義援金の総額、あるいは県の義援金の総額等を掲載いたしまして広報をいたしてきております。


 また、それに伴いまして義援金、見舞品等をいただいたところに対しましてもお礼状を差し上げてきたところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  福祉事務所長の答弁はわかりました。


 畜産農林関係についてもう少し、転作をすると六万六千円というのが数字が国から交付金が来るわけですね。だから十九年度から新しくそういった地域水田農業ビジョンをつくっていかないかん。その中できちんとした計画をつくって国に上げるわけでしょうから、それはやっぱり時間的に余裕がないと思うんだけど、やっぱり三年間継続していくわけでしょうから、これはひとつ何とかそういう最初のスタートをことしからしてもらうということで、どうですか、もう私は本当米をつくっても計算すると十万円そこそこ、十一、二万にしかならないわけですけれども、所得率からいくとやっぱり六万ぐらいの計算になるんですよね。


 飼料をつくっても奨励金を六万円もらうわけですから、メリットがあるわけです。つくったものは飼料としての価値がありますから、価値の計算をするともう私の試算ですけれども、イタリアンを四十円で見ますと、これもやっぱり六万円の飼料としての価値が、これは養分総量から計算しますとそういうふうになります。だからそこまで掘り下げてこの事業を推進してもらいたい。


 これは市長、どうでしょうかね。そういった提案をして、そして今年度からでき得る限り努力をしてもらうということでお願いしたいんですが。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 ただいまの質問に対しましては担当課とも今後十分検討いたしまして、もらえる奨励金はできるだけもらうようにした方がいいのではないかなと思っておるところでもあります。今後、担当課とも詳細に打ち合わせをしたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  たくさん通告いたしておりまして、もう質問するところが少ないわけでありますけれども、あと教育問題に絞りましてお願いを申し上げたいと思います。時間が余ったらまた農林関係でお願いしたいと思いますが。


 この「連携型・小中高一貫教育」移行を目指して、これは行政機関は教育委員会の委員長の方からも中間議員の質問で内容は大体わかっていたわけでありますけれども、このことについて内容の説明を求めたいと思うんでありますが。


 まず、小中高にまたがる一貫教育の特定認定を内閣府に申請するまでの経緯について説明をいただきたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 一貫教育における経緯でございますけれども、平成十八年八月の初旬のころでしたか、県教育委員会より構造改革特別区域計画認定申請についての提案があり、市教育委員会内部での検討を始めました。


 同年の十月十一日、再度県教育委員会より時限立法で十九年一月の申請受け付けが最終となるというような説明を受けますとともに、本市の申請の意向の打診がありました。


 それに対しまして前向きに市教育委員会で検討するとの回答をいたしました。市教育委員会では教育委員会を開き、県からの提案内容とえびのの教育の将来、これまでの議会質問を勘案いたしまして、保護者、現場の教職員の考えについてアンケート調査を実施することといたしました。


 その結果、一貫教育制度については大半が前向きに考えてよいとの結論を得ることができました。これを受けまして市教育委員会といたしましては申請手続に入ることを決定し、庁議、総務教育常任委員会への説明を行い、申請手続を行いました。


 また特区申請について、該当する飯野小中高におきましては教職員、PTA役員、学校評議員への説明を行いました。これが今までの大きな経緯でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  この申請要件には一貫教育の規模、位置等、具体的内容まで含まれているわけですか。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 申請要件には学校規模や位置等は含まれておりません。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  教育課程の弾力化を可能にする特例を利用することで既存校の結びつきを強化すると、一貫教育を推進するとありますが、特例とは何でしょうかね。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 特例と申しますと、特区を申請いたしまして、それが認可されますと、学習指導要領を弾力化することができます。具体的に申しますと、教育課程いわゆる教育活動の総時間数というものがきちっと枠がありまして、例えば国語は何時間、算数は何時間というふうに区割りしてあるわけでございますけれども、この特区申請が認可されますと、その枠をある程度弾力的に外して自由というわけじゃありませんが、非常に柔軟ないわゆる教科の時数の増減を図ることができるようなことという特典があるわけでございます。それを活用していこうというような考えであります。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  えびの市の高校は唯一飯野高校だけでありますが、飯野を中心としたエリアとなるんですか、お聞きします。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 教育特区はえびの市全部を一応かけてございます。その中で飯野小学校、飯野中学校、飯野高校を一貫教育のモデル的事業として、まず十九年度に調査、研究をし、その準備にかかり、二十年度から小中高一貫教育のモデル事業としてスタートいたします。ほかの小中学校につきましては一年おくれ、二十年度に準備をし、二十一年度にスタートするわけですが、これは小中一貫教育を目指すということでございます。


 それで二十一年度からは全部に小中あるいは小中高一貫教育を進めていくというような考えであります。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  有馬正雪議員。


○十八番(有馬正雪君)  地域の実情に応じた新しい教育を共同で新設するほか、それぞれの学校の教諭が互いの学校に積極的に出向き、授業を行うなどして日常的な交流を促進するとありますが、わかりやすくひとつ説明を求めます。


○議長(宮崎和宏君)  上野教育長。


○教育長(上野兼寛君)  お答えいたします。


 教科に入るわけですけれども、この一つの考え方といたしまして、えびの学というんでしょうか、地域のことについて学習するというような教科も新設いたしたいと考えております。これをえびの学といたしますと、このえびの学ではえびのの歴史や文化、あるいは自然や産業等について学ぶということに、学習するということになります。


 そしてこれを充実させるために、小中兼務職員をあるいは中高兼務職員を発令いたしまして、小学校から中学校、中学校から小学校というようなそういう相乗乗り入れによる授業も進めて、習熟度別指導を行うことで基礎学力の定着を目指していきたいというように考えております。以上でございます。(発言する者あり)


 訂正をさせていただきます。


 先ほどの答弁の中で、私は「相乗」と言ったような気がいたしますけれども、これは「相互」乗り入れです。小学校から中学校、中学校から小学校、相互乗り入れ授業を進めるという、「相互」にかえさせていただきたいと思います。失礼いたしました。


○議長(宮崎和宏君)  しばらく休憩いたします。


                    休憩 午後 一時四十九分


                    開議 午後 二時  〇分


○議長(宮崎和宏君)  休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、四番、栗下軍治議員の発言を許します。


○四番(栗下軍治君)  これより私の一般質問を行わせていただきます。


 先ほど大先輩議員がやった後に新米議員がやるということは非常に厳しいものがございますけれども、私なりに質問をさせていただきます。


 今回の質問は私は農業政策関連に絞って通告書を出しておりますから、ひとつ市長、課長、よろしくお願いします。


 今日のこのえびの市の農業を考えてみますときに、一般市民の目から見ても、この農業に活力はないというような感じがあるんじゃなかろうかと思っているわけでございます。


 そこで私も宮崎県の農業あるいはえびの市の農業はどの程度なのだろうかということをちょっと調べてみましたけれども、それで全国四十七都道府県の中では、一戸当たりの生産農業所得というのは四番目に位置するようでございます。百七十五万円ということですね。非常にいわゆる農業県だという感じはしているわけです。


 ですが、このえびの市この県内で四十四市町村の中で見てみますときに、えびの市は二十四位ですね。百二十一万七千円ということで、県内では低い、しかし宮崎県としては全国的には非常に農家のレベルというのは高いというのはわかってまいりました。(発言する者あり)


 これが十六年度の資料でございますけれども、そういう中でこのえびの市の農業これからどのようにしていわゆる活性化していくかという問題がやはり議論をし、そして取り組んでいかにゃならんのだろうというふうに思っているわけでございます。この農業には私の考え方としては面積当たりの収益の高い農業と、また面積当たりにして低い農業というのがあるんですけれども、所得率のですね、これを日本列島頭に浮かべて考えてみたとき、東北とか北海道、そっちの方にはいわゆる土地利用型の面積をたくさん持って、そしてやる農業と、都市近郊型農業、また我々のこの地域は南九州の団地型農業という形に大きく分かれるんじゃないかというふうに思います。


 そこで、北海道の付近は反当たり収量というのはどのくらいだろうということで見てみますと、反当たり三万七千円ということで、一番低い方になるようでございます。ちなみにこの宮崎県は反当たり十三万二千円ということです。えびの市はまたそれよりも低くて九万七千円ということになっております。


 そういうことで、しかし北海道は三万七千円ですけれども、一戸当たりの農家所得というのが六百六十万円ということで断トツで高いんですね。だから北海道のような農業をすると、こちらでやるということになれば、十分土地利用型の農業というのも行けるというふうに思うんですけれども、宮崎県がこの第四位にいるということは施設型の農業に片寄っているから高い位置にいるということが言えるのじゃなかろうかと思っているわけでございます。


 そのようなことで、今回私は通告を農業政策についてということで出しておりますけれども、前々回九月議会でも農政問題を取り上げまして質問を行わせていただきました。私の質問は市長にこのえびの市の農業を大事と考えているのかというような質問であったと思います。


 それに対して市長は麦とカライモの焼酎原料の契約栽培を実施することができた、またホウレンソウやコマツナの推進を図る、今後耕畜連携により裏作振興、野菜、そして施設園芸、畜産の振興を図り、所得を上げて行ってもらいたいという答弁をされているようでございます。


 私はこの市長の農政はどこに重きを置いて、どの方向に向いているんだろうかという、その大きな道筋がちょっと見えんもんだからですね、どういう考え方でやっておられるのかなということで、この通告しておりますこれがえびの市の基幹産業は農業であると、いつも市長も言っておられますが、市は十年先ぐらいの農業人口、あるいは生産農業所得とか、主な農産物等、いわゆる先を予測した農業政策というのがあるんだろうかということで思いましたので、まずこれをお尋ねをしていきたいと思います。よろしくお願いします。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 えびの市の基幹産業は農業であります。農業の行く手がわからないというようなことでございますが、えびの市の農業の基本はまず米づくりであると私は思っております。このヒノヒカリの米づくりをやりながら、そして宮崎県一おいしい米ということで売り出さなければいけないと思っておるところでもあります。


 この売り出す方向といたしましては、川内川の上流であります、源流の上流であります宝の水を利用し、そして宮崎県一おいしい米を現在つくってもらっております。そして過去二回食味コンクールも行っておるところでございますが、この食味コンクールの上位を占めるのは川内川流域であります。この川内川流域でできる米、そしてひとつも汚染されていない水でできておるえびの産ヒノヒカリを私は宣伝しながら、議会終了後知事を訪問し、知事にもこのヒノヒカリを持参していきたいと思っております。そしてこのヒノヒカリを全国的に売り出していただくために、余分に持っていきまして「ぜひみのもんたさんにもあげてください」というようなことでやり、えびの市の農業を売り出していきたいと思っておるところであります。


 私がそれを庁議のときに言いますと、「市長、余り大きいのじゃなくていいから三キロぐらいの米をたくさん持っていってください」という課長から知恵をいただきました。そしていろんなところに売り出してもらってくださいということでございますので、ぜひそのような形にしたいと思っておるところでもあります。知事も宮崎県一のおいしい米であると、ヒノヒカリということを言いますと、第一印象でぴしゃっと頭の中に入られるんじゃないかなと思っております。


 現在、自衛隊もえびの産ヒノヒカリを主食してもらっておるところでもありますので、まずえびの市の基幹産業としてはこのおいしい米をつくっていただきたい、まず米をつくらなくなりますと農家の皆さんは元気がなくなっていくんじゃないかなと思っておりますので、米はこれから主作ではなくて裏作だというような新聞報道等もありますけれども、えびの市においては何が何でも米が主であるというふうに考えておるところであります。


 問題は農業人口でありますが、この農業所得を上げるようにしなければ、若い人たちが農業にそっぽを向いていくというふうに考えております。ところが聞くところによりますと、畜産農家の中で非常に先進的な経営をされまして、その経営がどんどんどんどん上昇していっておるところもあるようであります。そのようなところを大いに勉強しながら、そしてまたそのようなところから指導を受けながらやっていかなければいけないなと思っておるところでもあります。


 そのようにしながら農業所得を上げていかなければいけないと思っておりますが、何せ農業については私は素人であります。それこそ今議員が言われましたように、議員の方が私よりも農業につきましては大先輩でもありますし、「わいがそげなふでよかか」というような指導もあるかもしれませんが、それがあるならば楽しみにいたしております。


 そのような関係で非常にこの農業所得の向上ということは口で言うのは簡単ですけれども、実際行うことは大変なことだなということを前畜産農林課長のときから思っておりますし、現畜産農林課長の時代になりまして、やっとこの農業所得ということ、売上増進ということで二百億円からの粗生産高を上げておりますと、課長が鼻高々に言っております。


 そのようなことで、これからはそういうのを大いに利用しながら、そして農家の皆さんが元気が出るようにしなければいけないのでございます。そのようなところを十分考えておるところでもありますので、議員の皆さんもぜひ御協力をいただきたいなと、御理解して御協力をいただきたいなと思っておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  今、私、十年後ぐらいのそういうような農業人口とか、あるいは生産額とか農業生産所得とか、そういうものを検討されたことがあるのかということを質問をしたんですけれども、ちょっとお米の話の方に行ったようでございます。


 今の市長の方からも、畜産農林課長は二百億円以上の生産額があるということを言われましたが、実際のこのえびの市の農業所得というのは三十八億四千万円です、二百億円の中の。だから所得は低いんですよ、ここの場合には。これを上げるという何かそのような目標をつくってやっていかんと、ただ生産額だけが上がっても、ここのえびの市に残る金がないということになるんじゃなかろうかと思います。


 そういうような将来の十年先、あるいは十五年先ぐらいの目標もやっぱりつくりながら、考えながらこの農業政策というのに取り組んでいっていただきたい。ただそのとき、そのとき二、三年の一発花火みたいなことでは、ばらまきでは到底このえびのの停滞している農業というのは活気が出てこんと思います。


 あの活気が物すごくあった時期というのが三十年ないし四十年前、いわゆる米を、今市長言われた米を中心に一生懸命農家は取り組んでいた。そのとき子豚も高かった、牛の子もいいというそういう時期がございましたけれども、あのときは物すごい市内に活気があったんですね。だから農家がえびの市を引っ張ってる、動かしてるという感じがございましたけれども、それから三十年余り、三十年過ぎますと非常に停滞している。牛だけは今ちょっといい感じで動いていますけれども、ほかのものがすべてどうも元気がないというような状況でございます。


 そこで、この二番目に私は九月議会でこれも農業振興策の質問をしたわけでございますけれども、課長の方の答弁では「今後早急に取りまとめまして市長の方に答申をさせていただきます」と言っておられますが、その後どうなりましたでしょうか。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  九月の議会におきまして新しい野菜等の取り組み等について検討して、市長に答申してまいりますということで御答弁申し上げたところでございますが、現在の検討の状況につきましては二、三の作物を試験栽培をいたしております。一つは農産加工の会社と契約によります冬まきのゴボウということで一七アール程度、次に長ニンジンでございますが、この冬ゴボウが終わった後に植えたいということで、今準備しているところでございます。


 そのほかにも市長より特に水田の裏作に適した野菜の栽培について検討しなさいということがございましたので、これについていろいろやっておりますけれども、実は今月の十日だったんですけれども、今まで契約栽培でやってるところの関係で八代の方から、八代地域のハウスで夏にできない作物として水菜を植えてほしいというような要望が参っております。これにつきましては近いうちに関係者に視察をさせていただきまして、対応してまいりたいというふうに思ってますけれども、そのほかに菜の花の食用でございますけれども、それについても取り組んでおりますが、実際消費者の消費の動向を見分けなければ、なかなか新しいものというのは難しいかと思いまして、先ほど言いました水菜あたりがこの新しい作物ということで対応できるんじゃなかろうかというふうに考えているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  今とにかく新しいものにも取り組んでいるということでございますけれども、そういう試験をして取り組んでいることを一般市民がみんな知って、そして注目しながらそれを育てていくというようなことも大切なことじゃなかろうかというふうに思っているわけでございます。


 今のこのえびの市の農政というのはやはり一般市民から見てみますと、市の農政の中心的なものというのは市がやっているものというのはほ場整備とか、あるいは減反とか集落営農とかそういうものだというような見方をする人が多いんじゃなかろうかと思っているわけでございますけれども、この農政を進める中でそういうようなハード的なものというのもどうしてもやらにゃいかん問題なんです。


 それと同時に、やはりこの活力を出す農業をつくり出すためには何といってもやはり所得ですね、経済、この面を考えた推進というのをしていかんと、うまく前にいかんのじゃなかろうかと思うわけでございます。それがうまくいってみんなに火がつけば、その反対に今度は減反とか、あるいは集落営農というものもスムーズにいくようになるというふうに思います。


 今何があってもなかなかもうからん、生活ができないというような状況だから、この難しい面もあると思いますけれども、逆にひっくり返して、正面からじゃなくて裏から何か取り組む方法はないんだろうかということを私は考えているわけでございますが、そういう問題について課長、どのように思われますか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 活力のある農政は所得が一番だと、そしてまた経済がよくなることが一番いい方法だと、いい方策だと思っておりますが、詳細につきましては課長をして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  活力のある農政ということで生産・販売活動を中心に置くべきではないかということでございますけれども、私どもとしましてもそれなりの対応をしているとこでございますが、先ほど若干漏れたんですけれども、昨年から加工会社と一緒にゴボウとニンジンの契約栽培を行っておりますけれども、ことしもゴボウにつきまして一応契約を結ぶ段階に入っております。


 それによりますと、もう金額を最低保障価格をいただく形で進めておりまして、そのような形が非常に農家としても安心して栽培できるんじゃなかろうかということで現在取り組んでおりますが、面積的には一ヘクタール等ちょっとということで、まだ規模にも限界がございますけれども、将来は会社の方としましても二〇ヘクタールほど考えているということでございますので、その対応をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  いろいろな農業というのはいろいろな方向から、いろいろな方法があるというふうに思うわけです。ここで私はえびの市の一戸当たりの生産農業所得というのは非常に低いということを今さっきから言っているわけでございますけれども、百二十一万七千円という数字が出ていますが。


 市長、この所得を農業所得というものの倍増運動計画というのを打ち出して、それを真ん中に置いていろいろな事業推進していくと、例えば百二十一万円ですが、これが倍増、もし倍増に成功した場合に二百何万ですね、今宮崎県内の順位でこれで見てますと、佐土原、田野付近のところで十一番、十二番ぐらいのところに行きますかね。その程度ぐらいに上がるんですよ。


 そして今さっき申し上げましたこの生産農業所得、えびの市の所得というのが、えびの市で生産される農業というのが三十八億円だったですか、これが約七十億円ですか、なりますね。毎年そこに約三十八、四十億円近くの生産、農業生産の所得がこのえびの市に入ってくるということになれば、後継者問題とかあるいは高齢者というのも働かないかんじゃろうし、働いたらやっぱり元気になるということもあるでしょう。保育園、小学校の問題とか、あるいは医療の問題とかいろんなものに波及してくると思うんですね。


 だから大きなえびの市の柱というので、それを中心にすべての課が動き出すというようなものができ上っていけば、目標があれば市民もそれに目を向け、またそういう方向についてくると思うんですよ。非常に難しいですけれども、しかし十年でもあるいは十五年かかってでも、やはりそういうような大きな問題に取り組んでやっていってみるということが大事なことじゃないかと、そうすることによって農業委員会も農協も、あるいは共済組合ともこのえびの市内の団体というのも、すべてにそれに巻き込めると。


 今までのこのえびの市の農政というのを考えていけば、前の課長、池田さんだったですか、長く農林課長をされていましたけれども、あの時代からどうも農林課だけに任せて、ほかの人はじゃあ農業関連というのは知らないというような、タッチしないというような状況でこのえびの市の農政というのは進んできたんじゃなかろうかと思っております。これをみんなで食育の問題もあろうし、みんなで取り組んでいくというような大きな柱を打ち立てるということは、こう思ってるんですが、市長はどのように思われますか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  農業所得の倍増計画を主軸にやっていったらどうかということでございますが、過去におきまして日本の総理大臣が所得倍増論ということで政策を打ち出されてやられたこともあります。そのようなことで現在の日本も順調よく成長してきまして、このような日本になっておると思っておりますが、今言われますように農業所得倍増論ということを主軸にすることは大変大事なことであり、必要なことではなかろうかと思います。


 現在、農業認定農家の皆さんが認定されておりますが、この方々は五年間の計画を立てられまして、最終的に四百万円の所得を上げるようにされて計画を立てて行っていらっしゃるようであります。


 そのようなことを考えますときに、この目標を持ってやるとするならば、関係者が一丸となりまして、支援することが大事ではないかなと思っております。市全体の農業所得の向上につきましても推進をしてまいりたいと思っておるところであります。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  今、認定農業者の方々が四百万円という目標を持って取り組んでいるということでございます。この人たちもすべて倍増ということを計画で取り組んでいただくというようなことになりますと、やっぱり四百万円はまだ宮崎県にないですから、三百六十万円が一番上ですから、宮崎県一の農業産地になるということになるわけですけれども、そのくらいもしなったとすれば、税収だって、恐らく今の何倍という形が農家からの税収というのは上がってくるというふうに思います。行政であっても今までほ場整備とか、あるいはこれから投資する畑かん等にいわゆる農業の公共事業に投資したものも回収できるということにもなりますから、これはよだきということではなくて、何が何でもこれをやはり取り組んで目玉にして、そしてやってみるという価値は十分私はあると思います。


 市長、どうしてもそこら辺やってみてくださらんですか。大体サラリーマンというのはかたい路線を行って、絶対外枠にはみ出さないという生き方をするタイプの人たちでございますけれども、市長が言ったらせざるを得んと思いますが、少しでもこれが農家所得が上がればみんなの顔色もよくなるし、生活もよくなるわけですから、市長、もう一回その辺の腹を聞かせてください。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 今議員が言われるとおりであると思います。ですから今後担当課とも十分検討しながら、そしてこの所得倍増につきましてはいろいろと勉強し、前向きに、そして農家の皆さんが喜ぶような形にやっていきたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  今後の市長の取り組みを見守っていきたいと思います。そしてまた機会がありましたら、このような議論をしていきたいということで次に入らせていただきます。


 次は畑かん事業についてということでございます。


 まず、今畑かん事業は少しずつ市民の目に触れるようになりました。現在の進捗状況をお伝えください。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  お答えいたします。


 畑かん事業が少しずつ市民の目に見えるようになったということでございます。議員さんがおっしゃいますように、国営の畑かん事業には国営部分と県営畑総関係がございますけれども、国営部分で申しますと、えびの市内の方でも飯野の駅前の付近がパイプラインの発注がございまして、もうほぼ完了しております。


 田代地区、田代の公民館の前付近ですけれども、あそこも同じく発注がございまして、ほぼ完成間近であります。もう一カ所上江の神社原運動公園と高速道路との間付近、あそこからあの付近がまた新しく発注になりまして、幹路の工事がこれは十一月末ぐらいまでかかりますけれども、実際的に始まっております。


 ダムの本体工事の一期分ということになりますと、研修等もしていただいた関係でおわかりだと思いますけれども、実際的にはまだ、今取りつけ道路をつくっております。一期分の全体工事でいきましたときに、進捗率が二七%、二期分と申しまして、先ほど申しました飯野駅前とか神社原とかそういう幹路ですけれども、尾八重野まで持っていきますが、それの進捗率が四四・六%、全体で一期、二期あわせまして三四・二%の進捗率でございます。


 また、県営畑総関係で尾八重野地区に十八年度は測量設計を入りました。ことし十九年から実際的に県営の畑総関係で幹路、VP管ですけれども、そういうのを実際入るように県の方とも協議がととのいまして始まる、実際に尾八重野地区でもそういう畑かんの事業というのが始まるようになっております。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  今、尾八重野の方でボーリングをして水をついておりますけれども、あれは十九年度にはもう完備するわけですか、十九年度事業で。その辺をちょっとお聞かせください。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  尾八重野地区の暫定水源のことだと思います。前にもう暫定水源でボーリングしておりますけれども、今それの圧というんですか、そういう形を今調査しています。


 今、先ほど申しました県営畑総の尾八重野のことにつきましては実際的に幹路の設置等でございます。ですから県営の畑総分と国営の暫定水源分とは切り離しているんですけれども、国営は国営分で着々と進んでいる状況でございます。最終的には国営でつくりました暫定水源を利用してファームポンド入れまして、それをこの県営畑総の分で畑の方に戻すという考えです。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  だから、尾八重野の畑に水が出て使えるようになるのはいつですかというのを聞きたいんですよ。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  失礼いたしました。


 実際的には二十一年にはその水が使えるんじゃないかというふうにして考えております。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  いわゆるえびの市にもはっきりとわかるのが、この二十一年になったら畑に水がまかれて、いわゆる畑かんが市民の目に見えてくるということになるわけでございます。こういうような事業をする中で、金を出せば事業というのはできるわけやから、終わればそれで終わりということになったらいかんとですよ。


 どうも今までのこの水田のほ場整備等を見ていても、ほ場整備が終わればそれで済んだという形で、何か市役所の農村整備課の方、あるいは職員の方々全部その集落から引いていくというようなものがありますけれども、やはりその後が大切だから、そこのところを地元民にこうしたら、水が来たらこうなるんだよというような夢を持たせながら推進をしていくということが、こういうふうな事業には大切じゃないかなと思っているわけです。そのような取り組みというのはされているんですか。地元民に対しての話しかけ、あるいは夢を持たせながら推進をしていくということはどうですか。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  夢を感じさせるということでございます。私たちも市の職員として農村整備課の職員として何をどういうふうにするかということで、私たちも考えて苦慮しております。実際的には先ほど申しました尾八重野地区が畑総で入ります。そのことについての事前にやはりもちろん市の庁舎内の畜産農林課長、そういう方たちなんかとも協議しながら、それとまた改良普及センター、それとJAなどとも協議しながら、ソフト部門へのバックアップですか、そういう形のものも打合せ会というのも行っております。


 尾八重野地区にいたしましては現在キャベツ、ハクサイ、里芋、ゴボウ等々の露地野菜等が盛んであって、市場も確立されておりますけれども、二十一年にはそういう水が来るということで、もう実際的に露地野菜の品目の増加、それとハウス園芸への準備というのも実際的に考えていらっしゃいます。


 そこの中で私たちはハード部門なもんですから、そこのソフト部門になったときには、やはり先ほど申しますようにいかにして高収益のもうかる農業ができるかということで普及所、改良センター、それとJAさん、それと畜産農林課、それなんかと一緒になって協議しております。


 夢と申しますとイチゴがあり、花卉栽培があり、そういうものが個人的にはシンビジウムとか、そういうのも物すごく水が来てハウスにする、例えば一本の道路の右側がハウス団地であり、左側が露地の団地であるということにいたしますと、経営そのものも変わってきますし、夢そのものもいろんなふうに膨らんでいくんじゃないかと、個人的にもそういうふうに考えております。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  農村整備課の課長にこれを押しつけてもこれは難しい、厳しい問題であろうということはわかっておりますが、今さっきこの農業政策の方でも申しましたけれども、この中でとにかくえびの市の農業の将来という大きなものを、例えば言った所得を倍上げましょうやというようなものを持っていって、そのためにはどうすればいいかということを行政もあるいは市民の間でもやっぱり議論をする、そういうことによって、その事業を推進するムードというのはできていくんじゃないかというふうに思うんですね。


 だから一般の尾八重野地区はもう行って恐らくそういうことはやっておられるだろうとは思いますけれども、その他のところは全然そういうような風も吹かん。ただ畑かんが今どこぎパイプが来ちょたいげなという形ぐらいで、市民の方は農家の方はほとんど動かないと、動いてないという状況でございますから、だから私は先に市長に言ったんですけれども、えびの市の農業はこれからこう変わるんですよというものを市民に大きくPRしながら、アピールしながら取り組んでいく必要があるんじゃないかということを感じているわけです。


 どうしてん市長、この畑かん、これはもう金もいっとじゃから、出さなすまんとやから、そういうような出した金はやっぱりまた回収できる、回転するように循環するような仕組みをつくらないかんと思いますが、どうですか、そういうムードを大きくつくって農協、普及所、市一体となって農家に働きかけるというそんな気持ちはございますか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 畑かん事業におきまして農家の皆さんに夢が持てるようなことを、またムードづくりをやらなければいけないじゃないかというようなことでございますが、この畑かんを誘致する、承諾をとるときには、そのように恐らく農家の皆様方に夢を持たせるような話をされて、この畑かんの推進事業が成立するように同意を得られたと思うんです。


 ところが現在においては、もう既に例えば尾八重野地区に例えますと、尾八重野地区の皆さんが「早く水を引いてくれ」と、「おれたちには夢があるんだ」というようなことを向こうの方から私たちに盛んに言われております。「なよすっとなっち、こう言えばうにゃっち、詳しいことはかたやならんどん」というようなことで計画を持ってされるようであります。JAとも話し合いをしなければなりません。


 しかしこの畑かん事業をするときにでも、ほ場整備でもですが、お金を出すのはほとんどこの行政が出さないといけませんので、今議員が言われましたように、出したお金は回収ができるような形にしなければいけないのではないかというふうに質問されましたけれども、まさにそのとおりで、お互いによかったと、そしておかげで水が来てもうかったと、そしてその見返りを市の方にもしていただくような形にしてもらえたらいいなと思っておるところでもございます。


 ですから尾八重野地区の畑かんにつきましては、尾八重野地区の人たちが事業をしてよかったと言えるようなふうに努力してまいりたいと思っております。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  ありがとうございます。頑張っていただきたいと思います。


 それともう一つ、この前小林市の方のモデル地区を研修させていただきました。その中で堤のモデル地区ではやはり市が半分、五〇%補助して単棟ハウス等をつくっていただくというような取り組みをしているようでございます。そうすることによって、あそこの場合はアスパラを植えていましたけれども、庭先で水を今までに畑で水が来ない、そこに水がいっぱい来るから、直接庭の前で仕事をするというような、本当に高齢者にとってはいい感じだなというのを思ったんですけれども、もしこういう形で水が来た場合、市長、えびの地区でもやっぱり何かそういうような事業に取り組めるのですか、取り組む意思がございますか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 この促進事業のハウスの補助事業につきましては、えびの市の財政事情を考えますと、なかなか厳しいところがあろうと思っておりますが、詳細につきましては農村整備課長に答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  お答えいたします。


 小林の堤地区のモデル地区でのハウス補助金ということでございました。お聞きしたところによりますと、小林市の方の市の補助金の中で、畑かんモデル展示圃という補助のところに促進事業費ということで補助金を十八年度から始まって、されているようでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  えびの市は市長が考えているんですかということを私は尋ねたんですけれども。小林市はこういう形でやっていますと。よろしくお願いします。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 市といたしましては今のところ考えておりません。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  水が来て、畑かんで水が来て、それをどうするかということは水を利用するというのは露地と、あるいは施設型ということになると思いますけれども、やはり所得を上げていただくためにはその水を利用して、上げていただくためには何がしかの、何らかの方法でやはり制度資金なり、あるいは市単独でも手助けをしながらやっていかにゃ、なかなかいわゆる所得を上げるということにはつながらないのじゃなかろうかと思います。


 やはり私も市の財政状況は厳しいというのはもうわかってるんですよ。財政課長の顔見ればもうこれはもう厳しいねとわかるんですけれども、しかし出すべきところにはやはり打っていかんと、うまく回転していかんと思うんですけれども、その辺をどうしてん、やっぱり柔軟に対応していっていただきたいと思うんですが、いかがですか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 えびの市も苦しい中で、この畑かん事業にはえびの市の生命をかけてやれということでやっておるのは事実であります。ですから、これだけの施設を市がやっていくわけですから、いわゆる農家の皆様方にも幾らかの努力はしていただきたいと思っておるところでもあります。


 しかしこの畑かん事業の事業推進を行っておるところで、今後はこの整備が終わりますならば、この先進的な営農活動を支援し、または奨励する上で検討をしていかなければならないと感じておるところでもあります。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  わかりました。そういう形で取り組んでいっていただきたい。そして畜産農林課長、地元の人たちが今までの露地栽培からそういう施設型とかというのに変えたいという希望の人もあらわれると思いますが、そういう場合には、このような国あるいは県の制度資金がありますよというような情報も、やっぱりいつでも出せるような状況でひとつ指導をしていっていただきたい。


 特にこの認定農業者には、一般の人にはなかなかそういう制度資金というのは今流れてこんというふうに思いますが、認定農業者あるいは法人等には、そういうぴしゃっとした理由づけがあれば、そういうのも出てくるんじゃなかろうかと思いますので、その辺の側面から応援できるところは精いっぱいやっていただきたいと、準備がなけりゃだめなんですよ、準備が。お願いします。


 次に、この前にもお出ししたんですけれども、農地、水、環境保全事業についてということで、昨年どうだったですか。そういう集団を募集をされたと思いますが、市長の施政方針のあれを見ると、数は十団体ということになっているようでございますが、その総体の面積とか、あるいは事業費等がわかっていればお知らせを願います。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  お答えいたします。


 農地、水、環境保全事業につきましては十団体がございまして、約二六〇ヘクタールでございます。それにつきまして二百八十五万円だと思いますけれども、そちらの方を新年度予算でお願いしているところでございます。以上でございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  この事業は非常に地元にとってはいい事業で、いわゆる手出しがないというようなところでは、取り組みやすい事業であるというふうに思っているわけです。せっかくこの事業入れるんですけれども、入れたら各集落がどんどんどんどん持ってきたら持ってくるほど、市の負担というのもふえるということにつながっていくと思いますが、やはり今後もまだどんどん希望があれば伸ばしていかれますか。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  この農地、水、環境保全の事業は五年間の制限事業であります。五年以後も自立して活動していくことが必要条件でもありますので、今後も国の施策の状況等を見守りたいと考えております。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  いろんな農業政策の事業というのはあるわけでございますけれども、いろいろな事業に取り組んで、それをやるということになりますれば、やっぱり取り組んだ市民、集落の人たちというのは喜びがあり、またそれに誇りを持って、また希望を持つというような、持たせるようなそういうような事業でなければいかんというふうに思うわけですね。


 例えば観光資源をつくるとか、観光客に来ていただくとかというようなことを考えてみましても、自分たちがそれをやる人たちがまず楽しむということ、楽しみながらやるということ、そしてそこである程度の収益事業につながっていると、収益があるということでなければ、補助金がなくなったときにもうそれで終わりという形も出てきますから、そういうようなことをいろんなことを考えて、その地域の人たちが楽しみながらそれを自分たちでやっていること自体、それに一般の社会の人たちがやはり共鳴して、ああいうことをすりゃいいなという形で観光客とか、あるいは人が訪れたり、話題になったりするということにつながっていくわけです。


 ただ施設をつくる、だから人に来てもらうということは金を出せば簡単ですけれども、このような今この農地、水、こういうような問題の事業というのはこれは人がつくらなければならないんです。毎年ですね。やっていることにほかの地域の人たち、一般の人たちが共鳴する、そういうような形の事業になっていかないかんのじゃなかろうかと思います。ぷらいど21をえびの市はやっておりますけれども、それもそういうことじゃなかろうかと、まずそれをやっているだけで本当に楽しくやっているかどうかと、楽しみながらその事業推進しているかどうかというようなことを考えながら、そういう形の事業の推進というものに持っていく必要があるだろうと、私はこういうふうに思っています。


 ただ補助金をもらえればそれで終わりということにならないように、これからもやっぱり市も金を出すわけやから、十分真剣に取り組んでいっていただきたいと思います。


 もうひとつバイオエタノールについて通告しておりますから、これをちょっと聞いてみたいと思います。


 新聞の方でことし、昨年の十一月だったですね、安倍首相が今農林大臣にガソリンの消費量の一割を国産に転換、いわゆるバイオエタノールに転換すると、せよというようなものを指示をしたということがありましたけれども、この前三月九日の新聞には、松岡農相の方からバイオエタノールの生産拡大工程表というのを安倍首相に報告をしたというのが載っていましたけれども、それは二〇一一年までに五万キロリットルをつくると、また二〇三〇年までに六〇〇万キロリットルになかす、達成するというような記事でございました。


 そこで、このえびの市の場合も、このエタノールの生産というのをどのように考えておられるのか、現段階で、まずそこをお聞きしたいと思います。


○議長(宮崎和宏君)  宮?市長。


○市長(宮?道公君)  お答えをいたします。


 私といたしましては、米の産地として稲作の技術が、また農機具の利活用などを考慮いたしますと、可能かと思いますが、農家としての生産が成り立つか、採算が成り立つかということが一番重要ではないかと考えておりますが、このバイオエタノールの問題につきましては、詳細は畜産農林課長をして答弁をいたさせます。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  バイオエタノール導入関係につきましていろいろ調査したところでございますが、議員が先ほど御指摘のとおり国も前向きに検討されているようでございます。私どもとしましてもこれに対応するということで考えておりますけれども、まだ正式に行政機関の方からの通知等がございませんので、インターネット等で調査を今現在しているところでございますが、その中では若干心配な点が一点ほどございまして、ミニマムアクセスの米をエタノール原料にした場合の購入価格との金額ということを出した場合に、三十円から六十円であるということのようでございます。これではなかなか農家としても採算ベースはとれないんじゃなかろうかというのが一点あるわけでございますが、これに対応するために昔つくりました収量の多い米あたりを検討しなければならないんじゃなかろうかというようなことも考えておるところでございます。


 当然、後でまた議員さんの方から指摘があると思いますけれども、当市では稲作における栽培技術、機械等についてもそれぞれ整備をされておりますので、基盤整備が済んだほ場では対応としてはできるんじゃなかろうかと思いますけれども、先ほど市長から答弁ありましたように、農家としての採算というのが一番肝心じゃなかろうかというふうに思っているところでございます。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  このエタノールについて私たちも勉強させていただいて、研修をさせていただいたわけでございますけれども、現段階ではなかなか採算がまだコスト面で合わんということなんですよ。


 この前のこれは三月九日の新聞には、今ガソリンというのが大体市場価格で六十七円二銭とガソリン税が五十三円八十銭ですか、あわせて百二十一円だということですね。それにブラジル産のエタノールは百四十八円、沖縄の糖蜜でつくったこのエタノールというのが原料代が七円として製造費は八十三円、そしてガソリンが五十三円何ぼということで計百四十四円ということで、高いんですよ、ガソリンよりも高いもんじゃから、つくってもなかなか材料費をプラスしたらあわんというような状況に今あるようです。


 例えば規格外の小麦を使った場合、この場合も百五十二円かかるということでございますから、まだガソリンの方がずっと安いということですね。日本の場合にはこのガソリン税、五十二円リッター、ガソリン税五十三円八十銭ですね、この問題をどうするかという、いわゆる政治的な問題もあるんじゃなかろうかと思います。


 そして、これから取り組んでいかないかん。しかしもしこれをえびの市が、例えば減反とかあるいは裏作とかそういうもので取り組んだとすれば、えびの市は畜産のまちでございます。その畜産の方にも影響が出ていくという可能性もありますし、政府がこれを減反の奨励策として取り入れるのかどうか、その辺はわかりませんけれども、えびの市の場合には畜産とこのバイオの原料の生産、そちらも十分はかりにかけながら取り組んでいく必要があるんじゃなかろうかなということを私は今のところでは感じております。


 ですから、それと心配するのはやはりエタノールというのをアメリカ大統領は出してから、アメリカのこのトウモロコシというのが倍になったというのが載っていましたけれども、日本はやっぱり毎年、一〇〇〇万トン以上のトウモロコシを米国から輸入しているそうでございますが、それが二千億円になるというようなことでございます。


 こういうことで飼料が上がってくれば、やはりえびの市の畜産業というのをどうするかということまで考えた、このバイオエタノール政策というものには取り組んでいかないかんなというものを思っているわけです。まだ今から、恐らくこの税制でいろんな優遇策というのができてくると思いますけれども、そういうものが来て、これはいいぞという形でそっちに行ったら飼料作を、あるいは畜産を守るための優良農地というのがそっちに流れていくんじゃないかという感じもしますから、十分今から検討しながら、この事業には取り組んでいっていただきたいなというものを私も農業者として思っておりますから、ひとつ課長、その付近もよろしくお願いしますが、いかがでしょうか。


○議長(宮崎和宏君)  伊藤畜産農林課長。


○畜産農林課長(伊藤保也君)  先ほど御答弁申し上げましたように、行政レベルでの話というのがまだつかんでおりませんけれども、十分これについては検討させていただきたいというふうに、勉強を今からさせていただきたいというふうに考えております。


○議長(宮崎和宏君)  境田農村整備課長。


○農村整備課長(境田次男君)  先ほどの答弁の訂正をお願いしたいと思っております。


 先ほど議員さんの方から農地、水、環境保全対策事業のことでお尋ねがありました。十団体二六〇ヘクタールと申しまして、金額の方を二百八十五万円とたしか申しました。申しわけありません二百八十六万円でございます。訂正方をよろしくお願いいたします。


○議長(宮崎和宏君)  栗下軍治議員。


○四番(栗下軍治君)  このバイオの問題というのはまだ今ちょっと頭を出しただけでございますから、今からだと思いますけれども、もう既に東北の米の産地はこれの方に目を向けているようでございます。宮城県の登米市ですか、というところなんかはことしから、今度の三月議会で通れば、ことしから試験栽培をすると、市が五反分、そして農協が五反分、一町歩のいわゆる多収穫米の試験をするということで取り組んでいるようでございます。


 そしてまたそのほか新潟県等の方でもいろんな動きを農業団体がやっていますが、えびの市の方でも恐らくいろんな風が吹くと思いますから、十分ここは畜産ですから、その問題等をうまく考えながら、この事業には取り組んでいく必要があるなというものを感じましたので、よろしくお願いを申し上げまして私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。


○議長(宮崎和宏君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(宮崎和宏君) 御異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。


 次の本会議は、明日十四日午前十時から開き、一般質問を続行いたします。


 本日は、これをもって延会いたします。


                    延会 午後 三時  十分