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宮崎県 西都市

平成26年  6月 定例会(第3回) 06月16日−02号




平成26年  6月 定例会(第3回) − 06月16日−02号









平成26年  6月 定例会(第3回)



              平成26年6月16日

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●議事日程(第2号)

                      平成26年6月16日(月曜日)

                           午前10時00分開議

第1 一般質問

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●本日の会議に付した事件

 議事日程(第2号)に同じ

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●出席議員(18名)

       1番  井上久昭君    2番  曽我部貴博君

       3番  楠瀬寿彦君    4番  岩切一夫君

       5番  恒吉政憲君    6番  荒川昭英君

       7番  太田寛文君    8番  田爪淑子君

       9番  荒川敏満君    10番  中武邦美君

       11番  兼松道男君    12番  北岡四郎君

       13番  井上 司君    14番  中野 勝君

       15番  河野方州君    16番  黒木正善君

       17番  狩野保夫君    18番  黒木吉彦君

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●当局出席者

市長        橋田和実君   副市長       三輪公洋君

総務課長      大西秀邦君   財政課長      阿萬 浩君

総合政策課長    中武久充君   危機管理課長    冨山喜市君

市民協働推進課長  浜砂 磐君   税務課長      鈴木俊文君

商工観光課長    吉野弘人君   スポーツ振興課長  橋口智俊君

建設課長      横山真一君   建築住宅課長    清  隆君

農政課長      大坪立芳君   農地林政課長    緒方一男君

生活環境課長    藤代武司君   市民課長      黒木政博君

健康管理課長    大西良和君   地域医療対策室長  中武康哲君

会計管理者     甲斐祐子君   福祉事務所長    渡邊 敏君

上下水道課長    児玉宗聖君   教育長       竹之下 悟君

教育政策課長    黒木郁夫君   社会教育課長    大河内敏雄君

監査委員      神田 守君   監査事務局長    今井愛子君

農業委員会事務局長 本部定澄君   消防長       川崎貞生君

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●議会事務局出席者

事務局長      片岡昌宏君   事務局次長     中武資貴君

議事係長      江川知成君   議事係       橋口 慎君

議事係       杉尾博之君

                          午前10時00分 開議



○議長(井上久昭君) これより本日の会議を開きます。

 本日の会議は、議事日程第2号によって進めることにいたします。

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△一般質問



○議長(井上久昭君) 日程第1、一般質問を行います。

 一般質問の通告者は12名であります。

 質問の順位は、自席に配付の通告書のとおり決定いたしました。

 これより順次質問を許します。

 まず、10番中武邦美君の発言を許します。



◆10番(中武邦美君) (登壇)おはようございます。

 本年4月の市議会議員選挙後、初めての一般質問であります。そのトップバッターで質問をさせていただきます新風会の中武でございます。

 本日は、たくさんの市民の皆さんが議会傍聴に来ていただいておりますが、貴重な時間を割いての傍聴、心から感謝を申し上げたいと思います。

 それでは、通告に従いまして順次質問をしてまいりますので、市長及び当局の明快な御答弁をよろしくお願いをいたします。

 なお、3月議会一般質問でも同じような質問をしましたので重複する部分があるかもしれませんが、事前にお断りをしておきたいと思います。

 まず初めに、「食の拠点」施設整備事業と関連する諸問題についてお尋ねをいたします。

 1点目は、前回の質問で、「この計画は関係団体や市民の皆様の理解が得られていると判断されているのか」との質問に対し、「現段階では『食の拠点』の設置目的が十分理解いただけていない方がおられるのではないかと考えている。また、一部の関係団体の参加が得られず、関係団体による作業部会が開催できなかった」と答弁をされております。

 また、昨年12月議会で「食の拠点」施設整備スケジュールについて、「平成26年度が基本設計、実施設計、開発許可申請及び用地取得等を実施する」と答弁されたにもかかわらず、「平成26年度一般会計当初予算案には実施設計や用地取得の予算が全く計上されていないが」との質問に対して、市長の答弁は、「関係団体による作業部会が開催できなかったため、意見を伺ってから予算計上すべきと考え、当初予算案には計上するのを見送った。また平成26年度当初に農林業や商工業の関係団体や市民の皆様に基本計画を説明し、御意見を伺った上で予算案を議会に提案させていただく」と答弁されております。

 今議会に提案されている予算補正議案を見ると、地域農政対策費として1億3,780万9,000円が計上されておりますが、農林業や商工業の関係団体や市民の皆さんに「食の拠点」施設の設置目的が十分理解していただいたと判断されたのか、お伺いをいたします。

 2点目は、予算編成についてお伺いいたします。

 私は、3月議会の一般質問でも補正予算について法的な定義について質問をいたしました。地方自治体では、地方自治法第218条第1項で「予算の調製後に生じた事由に基づいて、既定の予算に追加その他の変更を加える必要が生じたときに、補正予算を編成することができる」と規定をされております。にもかかわらず、平成26年度一般会計当初予算に計上されていない1億4,000万円が補正予算議案として今議会に提案されておりますが、地方自治法及び地方財政法等に抵触しないのか、お伺いをいたします。

 3点目は、せんだって西都市「食の拠点」施設整備基本計画書が配付をされました。説明もいただきました。記載してある内容、数字等についてお伺いをいたします。

 この施設への立ち寄り人数の算定は過去の道路交通センサスのデータで算出されており、その数は174万9,293人であります。データから割り出した数字とはいえ、1日4,793人もの人が利用されると思われているのか、お伺いをいたします。また、事業収支計画では収入を1億6,096万5,000円見込まれております。その対象利用者は25万5,000人で、これを1日平均に直しますと700人でありますが、それに対して正職員が4名、臨時職員が17名しか配置されておりませんが、十分な接客サービスができるとお思いですか、お尋ねをいたします。

 次に、営業開始後20年間の収支計画が作成してありますが、事業開始1年目は62万6,000円の剰余金が計上され、20年目には316万2,000円の剰余金が計上されており、一応右肩上がりの収支が確保された計画であるが、仮に減価償却をしなければならない事業者が経営すると仮定した場合、約3億円の償却資産があるわけですから毎年赤字経営になると思いますが、市長の見解をお伺いいたします。

 次に、施設の管理運営についてお伺いをいたします。

 3月議会一般質問での市長の答弁は、「運営についてはいろいろなケースを検討し、一番よい方法での運営を取り入れたいと考えておりますが、現時点ではまだ決まっておりません。今後、市民や関係団体の皆様からの御意見等をいただきながら、できるだけ早い時期に方向性を出したいと考えております」と答弁をされておりますが、管理運営の方向性は出されたのか、お伺いをいたします。

 第2は、西都児湯医療センターの地方独立行政法人化に向けた進捗状況と関連する諸問題についてお伺いをいたします。

 この問題については、平成25年12月に示された地域医療政策に係る基本方針で述べられているとおり、本年4月から地域医療対策室を設置され、地方独立行政法人化に向けた準備作業が本格的に動き出したと思います。対策室が設置をされわずか2カ月程度ですが、法人化に向けた作業の進捗状況をお尋ねいたします。

 次に、法人化に向けての進行スケジュールでは、平成27年上半期に地方独立行政法人設立を計画されておられます。同時に西都児湯医療センターの法人解散手続等もされると思いますが、解散行為に関して行政が関与しないと解決できないような問題が現時点であるのか、あるとすればどのような問題点があるのか、お尋ねをいたします。

 最後に、西都児湯医療センターの平成25年度決算収支の実績状況についてお伺いをし、壇上からの質問を終わります。(降壇)



◎市長(橋田和実君) (登壇)中武邦美議員の御質問にお答えします。

 まず、JA西都や商工会議所との協議の経緯についてでありますが、基本計画をもとに協議することとしておりましたので、説明する機会を設けていただくよう依頼を行ってまいりました。商工会議所につきましては、4月22日に会頭、副会頭に基本計画の概要を説明し、6月10日に会員全員を対象とした説明会を開催しております。この中では、基本計画の収支計画や交通量、西都市全体の経済波及効果などに対する質問が出されましたが、ぜひ進めてほしいという賛成の御意見もあったところであります。JA西都につきましては、4月以降、理事の皆さん方と意見交換をお願いしてきましたが、ようやく6月末の理事会において説明する機会を設けていただくことになったところであります。

 また、市民の皆様へは、市内7地区で開催した市長と語る西都づくり懇談会や市の広報紙において基本計画の内容についてお伝えしたところであります。西都づくり懇談会では、東九州自動車道の北九州宮崎間の開通や広瀬バイパスの開通を間近に控えるなど交流新時代を迎える中、このまま何もせず衰退の一途をたどるのではなく、西都市の強みである食を生かした交流人口の拡大を図り、本市の活性化を図る必要があることを説明しました。反対意見も一部ありましたが、御質問には丁寧にお答えし、その結果、整備の必要性について一定の御理解をいただいたと考えております。そのようなことから、市民の期待に応え西都市を活性化させるために、今回、補正予算案を上程させていただく判断をしたところであります。

 次に、予算編成についてであります。

 本年度見込まれる事業を全て網羅し、当初予算に計上するのが理想ではありますが、「食の拠点」につきましては準備中であったため、本体に係る予算は6月補正となったところであります。御質問の地方自治法第218条第1項の予算の追加の解釈についてでありますが、追加とは予算の増額や新しい予算科目の創設とされており、またその額についても制約がありませんので、地方自治法及び地方財政法等に抵触はしないものと考えております。

 次に、施設への立ち寄り人数についてでありますが、休憩だけに立ち寄る方も含めた人数を国の一般道路休憩施設計画の手引を参考に、24時間交通量から算出した人数であります。売り上げにつながる利用者数、いわゆるレジ通過者数は年間18万2,000人程度を見込んでいるところであります。

 次に、職員数、接客サービスについてでありますが、職員数は県内の道の駅の職員数等を参考に算出した人数であり、現在の計画では十分な接客サービスが確保できるものと考えております。今後利用者数等の状況に応じて、接客サービスの低下を招かないよう職員数を増やすなどの対応をしてまいりたいと考えております。

 次に、経営に関する御質問でありますが、「食の拠点」は西都市内のあらゆる農畜産物や加工品、料理の提供を行うとともに、西都市独自の食の開発や各団体の連携による6次産業化の推進、西都ブランドの確立、食や観光情報の発信による交流人口の拡大など、市全体を活性化させ経済を浮揚させるための公益性の高い施設であります。また、「食の拠点」は農林漁業の振興等による定住の促進など、農山漁村の活性化を目的とした国の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金や西都児湯地域の市町村が口蹄疫からの復興を図ることを目的とした県の口蹄疫復興対策運用型ファンド事業の活用を予定しており、これらの点からも高い公益性が求められます。このようなことから、民間事業における償却資産としての考え方はなじまないと考えております。

 次に、管理運営の方向性についてでありますが、収益部門であるレストランや物産販売施設につきましては民間のノウハウを生かした運営を、加工研修施設や観光案内所、休憩施設などについては公共性を持った運営を行いたいと思います。

 次に、西都児湯医療センターの地方独立行政法人化についての御質問にお答えいたします。

 まず、法人化へ向けた作業の進捗状況でありますが、市としましては4月には許認可権者であります県と協議を行い、今回の地方独立行政法人設立計画に問題がないことを再度確認しております。5月には庁議を開催して、市として地方独立行政法人設立の意思決定を行ったところであります。また、室長から、児湯郡内全町村への地方独立行政法人設立に至る経緯等の説明等を行いました。

 今後は、各町村の参加協力の意思確認を行うこととしております。また、医療センターにおきましても、4月から地方独立行政法人設立に向けて専任職員を配置されております。また、今月開催されます理事会、評議員会において地方独立行政法人化への承認を行っていただくこととしております。今後も地方独立行政法人設立に向けて、行政とセンターが連携して取り組んでまいります。

 次に、医療センターの医療法人解散に関する御質問でありますが、まず土地建物等に関して医療法人設立時の協定により、解散時には市への返還が必要となってまいりますので、そのことに係る諸手続が行政側にも発生してまいります。また、今後の収支状況にもよりますが、貸付金返済につきましては地方独立行政法人設立後の医療法人清算業務の中で行っていくことになりますので、再度の貸付期間の延長が必要になるのではないかと考えております。さらに引き継ぎ時点での医療法人が債務超過となっている場合には、その清算時にある程度の支援が必要とも考えております。

 次に、医療センターの平成25年度の決算状況についてでありますが、評議員会がまだ開催されておりませんので未確定値でありますが、常勤内科医不在による影響が大きく約8,800万円の当期損失を見込んでおりまして、貸借対照表上は約3,900万円の債務超過となる見込みであります。

 以上でございます。(降壇)



◆10番(中武邦美君) 御答弁ありがとうございました。

 それでは、引き続き質問席から質問を続けさせていただきたいと思いますが、まず1番目の「食の拠点」施設整備事業については、壇上からも申し上げたとおり3月の議会一般質問で同じような質問をさせていただいております。その答弁もいただいておるわけですけれども、3月の答弁の内容につきましては、「この事業の内容、目的について我々の説明不足により関係団体や市民の皆様に御理解いただいていない。市民の皆様に十分説明を行い御理解をいただいた後で、できるだけ早い時期に予算の提案をさせていただきたい」と述べられておるわけです。今回の答弁では商工会議所については6月10日、会員全員を対象にした説明会を開催したと、商工会議所の会員は何名おられるのですか、お尋ねいたします。



◎農政課長(大坪立芳君) 商工会議所の会員は約800名と聞いております。



◆10番(中武邦美君) この前10日の日の説明会、その800名のうち何人出席をされておりますか、お伺いいたします。



◎農政課長(大坪立芳君) 当日の出席者数は55名でありました。



◆10番(中武邦美君) ここで、「ぜひ進めてほしいという賛成の意見があった」と答弁されておりますけれども、55名のうち何人の人たちが賛成という意見を言われたのか、これは確実じゃなくてもいいです。極端に言うと過半数の人たちが「ぜひ進めてくれ」と言われたのか、極端に言うと10名以下であったのか、5名以下であったのか、お答えを願いたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 発言をされた方は限られておりました。数名でありますけれども、その中において、この「食の拠点」の整備については大方賛成という御意見がありました。それから「飲食関係のところから反対意見が強い」という御意見を持った代表者の方が説明されましたが、その方も「『食の拠点』整備はいいことだ」と、そのことはおっしゃっていました。その会で黙っていらっしゃる方は、大方私は賛成じゃないかなと考えております。

 以上です。



◆10番(中武邦美君) ほかにもまだこのことについては、ちょっと次の質問も含めて後でまた質問をさせてもらいたいと思いますけれども、商工会議所の場合はこの答弁でいきますと会員全員を対象にした説明会と。800人も会員がおられるのに、55名の参加をいただいてそこで説明をして、会員全員を対象にした説明ができたと言えるんですか、これは。お伺いいたします。



◎市長(橋田和実君) できれば全員に来ていただきたかったんですが、それぞれ事情があるでしょうし、関心を持っておられる方が私はおいでいただいたと思っております。



◆10番(中武邦美君) それであれば、こういう答弁じゃなくて「会員800人に全部連絡をしました。ただそのうちに55名しか参加をいただけなかった。その中で数名の方に賛成の意見がありました」というのが答弁のつくり方だと私は思います。

 関連しまして次にいきますが、今度はJAについては6月末の理事会で説明をされるという答弁であります。6月末に説明をされるという未来のことを、この設置目的、事業の内容について十分理解されていると考えておられるんですか。



◎市長(橋田和実君) 何回となく説明の機会を与えていただきたいということをお願いしてきましたが、なかなか先方の事情でそれができませんでした。正式に文書でお願いして、また再度お願いしたところ、6月末に、この理事会というのは月に1回しか行われないということで、そのときにお願いしたいということでございました。



◆10番(中武邦美君) 何回も連絡をしても来ていただけないということは、余り乗り気じゃないからじゃないですか。普通、一般常識ではそういうふうに私は判断すると思います。今この商工会議所あるいはJA、それから7地区で行われました市長を囲む座談会等で説明をした結果、一定の御理解をいただけたと判断したので今回の補正予算として提案をしたと。改めてお伺いしますが、そういう判断で間違いないんですか。



◎市長(橋田和実君) 私は、全ての方が御理解いただくとか賛成はできないと思っております。それぞれの利害関係があろうかと思いますので。しかし、私は7カ所のそれぞれ語る会を行った中で、説明によってある程度理解をいただいたと思っておりますし、また商工会議所関係で来られた方についても説明しまして、「食の拠点」の設置については大方御理解いただいたと、そのように考えております。



◆10番(中武邦美君) 私たち質問する側も、やはり質問に関しては綿密な過去の市長の発言あるいは資料、現在出されておる議案に対する説明資料、こういうものをできる範囲ですけれども一生懸命やっぱり勉強するわけです。少なくとも私は、このことについてはもう20日ぐらい前から資料を集めていろいろ質問の準備をさせてもらっております。やはり質問に対しては、やっぱり壇上からも申し上げましたけれども、誠意ある答弁を私は願いたいと思います。といいますのは、6月議会が開会したのはいつですか。わかっておりますけれども、改めてお伺いいたします。



◎市長(橋田和実君) わかっていると思いますが6月9日でございます。



◆10番(中武邦美君) 6月9日に開会をしたということは、この時点でこの補正予算というのは提案がされているんですよ。そして商工会議所については6月10日でしょう、説明されているのは。JAについては6月末ですよ。こういう説明をまだされていない前に理解が得られたということで、この補正予算を提案される私は神経がわからんのですけれども、市長の見解をお伺いします。



◎市長(橋田和実君) その2つの団体についてはそうかもしれませんが、これも何回となくお願いをしてきてやっとそれができた、実現できた状況でございます。それから、西都市内7つの地区につきましては説明を行わせていただいて、ある程度理解が得られたと思っています。市民に対しては。



◆10番(中武邦美君) この2つの団体についてはそういうことであるということですけれども、西都市のこの「食の拠点」の関連する関係団体、この中でこのJAと商工会議所というのは西都市でも一番大きな経済団体です。そこの説明がなされていないうちに一定の理解を市民から得られたというのは、これは私は答弁としてなっていないと思いますけれども、再度お伺いいたします。



◎市長(橋田和実君) 農協の幹部の方々に以前説明をしたんですが、そのときは「反対ではない」という回答をいただいております。それから商工会議所の幹部の方々にも「反対ではない」と、「今後内容を煮詰めていくべきことはいろいろある」ということで聞いております。



◆10番(中武邦美君) 反対ではないイコール賛成という判断をされるんですか。



◎市長(橋田和実君) 「食の拠点」の設置については御理解いただいていると思っています。



◆10番(中武邦美君) 私は、この問題については3月の議会でもあえて質問をさせてもらいまして、その後、この市街地あるいはある程度農村部にも、この「食の拠点」の必要性なるものを率直な意見を伺って回っております。その中で、私は決してもろ手を挙げてこの「食の拠点」の施設整備について賛成をされている人は本当に少ないと思うんです。今日もかなり傍聴に見えておりますけれども、もちろん賛成の方も見えていると思いますけれども、この「食の拠点」のことについて関心があるから傍聴に見えていると思うんですけれども、私はやっぱり市長が前から言われております市民が主役の政治を目指すというのが基本理念ですから、やはりもう少し市民の生の声というのは、小さな意見でも率直に取り上げて判断をされるべきではないかと思いますけれども、いかがですか。



◎市長(橋田和実君) 6月10日に商工会議所関係の説明をさせていただいたときに、帰り際に何名かの方が「ぜひ進めてください」と、発言はされなかったけれども、私は発言をされない方の意見もやはり聞くべきじゃないかなと思っています。



◆10番(中武邦美君) 日本の言葉には無言の賛成というのがありますから、意見を言わなかった人は賛成だというふうに解すればほとんどの方が賛成という判断ができると思いますけれども、このことについてはほかの議員もまだ後で質問されるようですから、次に移っていきたいと思いますが、今回この予算の追加について、地方自治法あるいは財政法に抵触するのではないかという質問をしたわけですけれども、市長の答弁では抵触はしないとの判断のようですけれども、これは市長みずからが平成26年度施政方針の中で本年度の事業実施を明言されておるわけです。年度当初ですよ、これ。その年度当初にこの予算が計上されていないわけです。しかもこんな多額な金額が、3月の当初予算を審議する議会が終わって2カ月後にこういう補正予算が計上されるというのは、私は決して許されることじゃないと思いますが、お尋ねをいたします。



◎財政課長(阿萬浩君) 3月のときは検討はしておったんですけれども、まだ準備する部分もありました関係上、今回の6月ということになったところでございますので、御理解いただきたいと存じます。



◆10番(中武邦美君) この法律の解釈というのは、それぞれ解釈する人によってある程度意味合いが、受け取り方が変わってくると思いますけれども、この補正予算とは、これは3月の議会でも聞きましたけれども、補正予算というのは何を指すかというのは既定の予算、既に定めてある予算、既に定めてある予算に追加その他の変更を加えることを予算の補正というんです、法律では。これに答弁では、「追加とは予算の増額や新しい予算科目の創設とされており、またその額についても制約がない」と答弁されておりますけれども、これはこういう規定がどこにあるのか、その資料を議長を通じて後で私に出してください。



◎財政課長(阿萬浩君) これは先ほど答弁で申し上げましたのは、地方自治法の解釈の解説書がありますけれども、それに基づいて答弁をしておるところでございますので、そのページにつきまして後で資料を提出させていただきたいと思います。



◆10番(中武邦美君) よろしくお願いしておきますが、ここでその後で資料を提出されたものについて私も精査をしてみたいと思いますけれども、私が今調べている中では、やはりこの地方自治法の218条の1項の解釈の仕方ですね、過去の裁判あるいはそういったものでの解釈の仕方が載っているんです。その解釈でいきますと、今さっき言いましたとおり、「予算の補正というものは既定の予算に追加その他の変更を加えることを予算の補正という。予算が成立した後に生じた事由に基づいて既定の経費の不足を充足しまたは既定予算の変更を行うため、一旦は整理した予算の科目もしくは金額を追加もしくは更正しまたは事項に変更を加えることであり、追加予算の増額を目的とするものである。更正というのは成立した予算を変更または金額を減少する」と書いてあるんです。今答弁いただいたように、予算の増額や新しい予算科目の創設を年度途中でしていいとは書いてありませんけれども、後でこういう解釈ができる資料があるそうですから、後でまた精査をしたいと思います。

 私は、今補正予算の提案のこの予算編成のことについていろいろ質問しておりますけれども、これはさっきも言いましたけれども、年度当初に市長が堂々と事業計画を述べられて、しかもその事業のスケジュールまで明記をされておって、そのものが年度当初予算に上げてないということについては、予算編成上決して私は望ましいものではないと思います。今後このことについてもほかの議員が質問されるかもしれませんけれども、私はこのことについては要請を含めて厳しく指摘をしておきたいと思います。

 時間がなくなりますので次にいきますが、次に、「食の拠点」施設整備基本計画についてでありますが、1番目に立ち寄り人数についてお尋ねをしたわけですけれども、過去の交通量等の調査資料、データから算出をすると170万人ぐらいの人がこの「食の拠点」の施設に立ち寄られると、これを1日換算に直すと4,793人です。こういう大勢の人が今度計画をされている施設に寄られると本気で思っておられますか、お尋ねします。



◎市長(橋田和実君) 「食の拠点」の一部に道の駅というのを設置するわけでありますが、道の駅は24時間立ち寄りができます。駐車場もありトイレもあり休憩施設もありますから。それと、結局そこの通過台数から計算してやっているということでありますから、これはコンサルも含めてそういう計算をしておりますので御理解いただきたいと思います。



◆10番(中武邦美君) だから壇上からも言いましたけれども、そういう過去のデータ、あるいは現在のデータをもとにこの数字が出されておると理解はできるんです。しかし、単純に考えて幾ら24時間そこには寄られるかもしれませんけれども、夜中は圧倒的に車は少ないわけです。それなのに年間に百何十万台の車が通って170万人以上の人たちが立ち寄りをされると、そしてここの施設に立ち寄っていただくお客さんというのは、利用されるのは別です、駐車場に寄ったりトイレに寄ったりする人を含めて1日4,793人ですよ。私はとてもじゃないけれど、こういう人たちがあそこに「食の拠点」、道の駅をつくっても、とても寄られるというふうには私は思いません。今度はこれがこの「食の拠点」の整備計画書、これの計算基礎になっているんです、この数字が。ずっと後も。

 次が2番目に、この施設に何らかの形で収入をもたらしてくれる人は25万5,000人だったですかね、これ1日平均に直すと700人です。これも市長、妥当な数字と思われますか。



◎市長(橋田和実君) たしか25万5,000人でなくて18万2,000人という答弁をさせていただきましたが、ただ、私はもっと多く見込めるんじゃないかなと逆に考えています。



◆10番(中武邦美君) 資料からいくと25万5,000人です。直営施設の収入のところに書いてある人数は。今言われた18万人というのは、この中で自動販売機を利用する人が除いてあると思うんです、7万3,000人、これを除くと言われたように約18万になるわけです。ただ、この施設を利用してお金を落とす人には変わらんわけでしょう。これ25万5,000人と書いてあるんですから、これを1日平均に直すと先ほど言いましたとおり1日700人です。そしてこの700人が計画してありますけれども、この人件費等の明細を見てみると、この中で施設の主任とか正職員、それから販売所、清掃員、レストラン、こういうふうに人員配置が詳細に計画してあるんです。レストランに配置してあるのは男性職員かもわかりませんが、30万円の給料の方が1人、それから多分ウエイトレスさんだろうと思いますけれども、2人、12万円。3人しか配置してないんです。1日平均110人ということは多い日には二、三百人の人が昼食に訪れると思います。この人数で接客サービスができると考えておられますか。



◎市長(橋田和実君) レストランの形式によると思います。例えばバイキング方式で農家レストラン方式にすれば、それでもできると思います。



◆10番(中武邦美君) 実際そのようなレストランにされる考えですか。これにはそういうことは書いてないですよ、計画書には。だから質問に応じてそのときそのとき、その場逃れの答弁は、私はやめてもらわないといけないと思います。この計画書にはそんな書いてないですよ。全て私が言っているのは、この計画書がもとになってこの「食の拠点」、いわゆる道の駅、これはずっと計画してあるんです。6億5,000万円の予算についても、これから全部積み上げてきた数字だと思うんです。これが全部基礎になっているんですから、この基礎に書いてある数字というのは大事に捉えていかないと大変なことになると思うんですよ。例えば50坪の家をつくるのに、30坪の基礎をつくったらどうしますか。見解を伺いたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 私は例えばの話をしたわけでありまして、恐らくこのデータは、ほかの道の駅のそういった状況を調べて、それの平均的なものをとったと思います。



◆10番(中武邦美君) 先ほどから言いますけれども、いろいろなところのデータを参考につくられたのはわかるんです、これ書いてあるから。でもあそこにつくるいわゆる「食の拠点」、道の駅がこのデータをもとに計画をしていいかどうかというのは判断できると思うんです。私はこの計画は非常に甘い考えだと思います。これはコンサルの人がつくって、将来このとおりいかなかったときにはどうされるのですか。「それはやり方が悪い」と言われればそれまでですけれども、私はとてもこの計画書どおり道の駅の経営ができるとは思いません。

 3番目に、壇上からも言いましたけれども、経営についてでありますけれども、「公益性の高い施設であるので、民間事業における償却資産としての考え方はなじまない」という答弁がされています。私はむしろ逆と思います。民間が経営する施設であれば、赤字が続けばやめられるんです。いわゆる一般用語で倒産と言いますけれども、撤退すればいいわけです。ところが行政がつくるこういうものは、赤字が出たからってやめられないでしょう。これやめられるのですか、もし赤字が続いたら。



◎市長(橋田和実君) この今回の施設は西都市の活性化を狙った施設でありまして、いろんな角度から公益性を持っておりますが、いわゆる採算を重視していく部門と公益的な部門とに分かれてやっていきますので、その辺はいろいろあろうかと思います。



◆10番(中武邦美君) この「食の拠点」の施設については、市長の考えでは交流人口も拡大すると、この施設をつくることによって交流人口も拡大できる、あるいは市全体の活性化も経済浮揚もできるんだというコンセプトでこの道の駅の計画をされている。これが結果、今私さっきも聞きましたお客も余り来ない、したがって市全体の活性化もできない浮揚もできない、経済の。そういう結果が生じたときには、これは誰が責任とるのですか。



◎市長(橋田和実君) そうならないようにいろいろと考えて精一杯努力します。



◆10番(中武邦美君) 20年間の収支計画が提示されています、この計画書で。先ほども言いましたけれども、初年度は60数万円の利益が出ております。最終の20年目には300万円ぐらいの利益が出ている。これはコンサルタントの人がおられれば聞きますけれども、こういう計画をつくらなかったらこの計画は成り立たないわけです。

 この中の数字を見ると、減価償却は1円もしてないんです。これは今言う「交流人口の拡大とか西都市全体の経済を浮揚するためだから、そんなことはなじまない」という答弁ですけれども、行政がする事業だからこそ、そこ辺はきちんとしていかないと私は大変なことになると思うんです。これが毎年私が今言っているように、この減価償却が1円も見てないわけですから、この建物をつくって20年間修繕とかいろいろ少しは見てあるようです、金額的に。減価償却を見ないで、わずか60万円から100万円くらいの収益が出る、これは減価償却を見たら多分3億円ぐらいありますので、償却する資産が。年間1,500万円か2,500万円ぐらいの償却を見ていかないといけないわけですよ。ということは最初から、私は赤字がでると思うんです。

 この前、コンサルの人の話では、「経営はどうされるんですか」とお聞きしたら、私ではありませんけれども、ほかの議員がお尋ねしたときには、「指定管理になるでしょう」ということです。指定管理にすれば、いいですよ何ぼ赤字が出ても。西都市が2,000万円赤字があれば2,000万円委託料払って経営をさせればいいわけですから。だからそういう施設をつくったら、結局西都市民にとっては長いスパンで負の遺産を負わせることになるんです。ですから私も再三言いますけれども、つくったらいかんと言っているんじゃないんです。もう少しこの商店街の人やら、あるいは経済団体とじっくり話して計画変更もされて、そういうめどが立ってからでいいんではないですかという話をずっとしているんですが、そういうことは考えておられませんか。



◎市長(橋田和実君) そういった赤字にならないようにやっていくことを、絶えずこれは綿密に考えてやっていきますが、経済団体の方々には今後ともいろいろ御意見を賜りながら進めていきたいと思います。



◆10番(中武邦美君) 誰も、経営を始めて赤字になるという事業はしないわけです。一定の収益が上がると見込まれるから、そういう金額を投資されるのが事業家なんです。ところが、そういう絶対的な自信を持って投資をされたにもかかわらず、やはりうまくいかない事業がたくさんあるわけです。だからそこ辺を私は非常に心配をしているわけであります。

 この「食の拠点」整備については、昨年の9月からずっといろいろ議論をされておりますけれども、どうも私が考えると、市長はどうしても建設ありきという考え方が非常に強いというようにしか私は受け取れません。市長は先ほども言いましたけれども、市民が主役の政治を目指すと述べられておりますから、各団体や市民の皆様ともう少し時間をかけて幅広く議論を行い、意見の集約等を図り十分な理解と合意が得られた上でこの事業を今後実施されるべきと思いますけれども、市長の見解をお伺いいたします。



◎市長(橋田和実君) 私は今回、これまでもそうでありますが西都市の人口はかなり減ってきております。2040年には、日本の1,700ある自治体のうちの900近くが消滅するだろうと言われております。宮崎県においても26市町村ありますが、そのうちの15市町村が消滅するだろうと言われております。そういう状況が予想される中で、何とかこれを持続可能な西都市にしていかなきゃいけないと絶えず思うわけでありまして、今回東九州自動車道の開通しましたが、ぜひ高速道路乗ってみてください。ものすごく台数が増えてきております。また、西都インターチェンジでの乗り降りも非常に増えてきております。

 しかも西都市、これまで私はスポーツランドづくりであるとかあるいはグリーン・ツーリズムをやって、そして交流人口拡大をやってきました。倍ぐらい増えました。しかしこれも今となっては頭打ちになってきています。これから西都市の特色を生かすとすれば、農業のまちでありますから、農畜産物が、本当にいいものがたくさん生産されています。これを単なる大消費地に送って販売するだけじゃなくて、ぜひこの新鮮でいいものをこの地で食していただきたい、この地で購入していただきたい、そのことが私は西都ブランドにつながってくると思っておりまして、西都市は発信していく、それから西都市に引き込んでいただく、引き込んでくる、そういったことをやらなければ、このままでは私は西都市はだんだんと衰退していくと、そのように考えておりますので、時期的には今やらなければ逆に遅いぐらいだとそのように思っておりますので、御理解いただきたいと思います。



◆10番(中武邦美君) 市長は繰り返し「食の拠点」、いわゆる道の駅なるものをつくって西都市にお客を引き込む施設とするんだという話をされますけれども、したがって高速のインター近くにそういうものをつくるんだと。ただ、基本的に先を急ぐ人がいるから高速に乗るわけです。高速に乗って途中何か買い物でもする所がないかときょろきょろするお客さんは私はいないと思います。先を急ぐから高速を利用するだけであって。宮崎から、佐土原からそこの「食の拠点」の道の駅に人が来るとおっしゃいますけれども、あそこに来て目的のものを買ったらそのまままた宮崎、佐土原に帰られると思うんですよ。あそこで、例えばスタンプかなにか用意していてスタンプをついて、このスタンプを持って西都のまちに買い物に行くと3割引きになりますよとかいうような特別なことをされれば別と思います。でない限りは、私は市長が言われる人を集める施設に私はならないと思います。

 このことをいつまでも議論しても、時間がありませんので次にいきますけれども、次は西都児湯医療センターの地方独立行政法人化に向けた進捗状況でありますが、市長の答弁では、4月に許認可者である県と協議を行い、今回の地方独立行政法人設立計画に問題がないことを再確認したとの答弁でありますけれども、3月のときも質問しましたけれども、全国的に独立行政法人への移行形態を見ると、本市が目指しているような医療法人財団からの移行事例がないわけです。だけれども今の答弁では何ら問題はないということでありますが、そのような私が考えているような心配はしなくてよいのか、再度確認を含めてお尋ねいたします。



◎市長(橋田和実君) 今回考えております地方独立行政法人というのは、この地方自治体、西都市あるいはその周辺の市町村もあるかもしれませんが、新しく設立することになります。また同時に、現在あります医療法人財団、これはそのときに医業の廃止を行って、そして解散手続に入ります。ですから表面上は医療センターから地方独立行政法人に移行する形態といいますか変更になりますが、法的には全く独立した廃業と設立という、そのようになりますので、地方独立行政法人のあくまでも新規設立というふうになりますから法的には問題ないと思います。



◆10番(中武邦美君) そのように改めて確認をさせていただきたいと思います。

 それから、5月には庁議を開催し地方独立行政法人設立の意思の決定をしたと、室長からは関係する町村へ法人設立に至るまでの経緯等の説明もなされているようでありますが、市長の過去の答弁等見てみますと、「この法人化は西都児湯二次医療圏の中核病院あるいは災害拠点病院という位置づけから、関係する市町村が何らかの形でこの法人化にかかわっていく必要性があると考えており、早急にそういう協議を進めていきたい」という答弁をされたわけです。各関係する町村の首長さんとはどのような協議をされてどういうふうに進行しているのか、お伺いいたします。



◎市長(橋田和実君) 先ほどもちょっと答弁をさせていただいたんですが、室長が各町村に出向いてその説明をし、それ以前にも私は各首長に出向いて行っていろいろと説明をさせていただいております。ただ、最終的に今回機会を設けまして近いうちにその説明と協力をお願いした上で、それぞれの首長さんの意思の確認をさせていただきたいと考えておりまして、どういった意思が示されるかわかりませんけれども、もしそれが各町村の参加ができないというようになっても、私は先ほどから申し上げますように西都児湯の中核医療施設であり、また10万5,000人の医療圏の災害拠点病院である。今回南海トラフ地震とかそういう想定される中でしっかりした医療機関を、救急医療機関を設置しておかなければ一番困るのは市民である。市民の安全・安心のためにも西都市独自でも私は設立すべきだと考えております。できる限りそういった説明の努力はして、また協力への体制は、各市町村からの協力の体制はしっかりと、その形を維持できるように御理解をいただいていきたいと思っております。



◆10番(中武邦美君) 過去の状況を見てみますと、必ずしも関係市町村の首長レベルでの独立行政法人に向けての意思疎通が必ずしも私はできていないと思いますので、今、答弁されたようにぜひお願いをしておきたいと思います。

 次に、この西都児湯医療センターの解散手続時に発生する諸問題についてでありますけれども、もちろん無償提供を今しております土地とか建物、あと医療器具については協定書のとおり返還されることになると思いますけれども、問題は収支状況なんです。「医療法人が解散するときに債務超過になっている場合には、ある程度の支援が必要との考えであります」という答弁をいただいておりますけれども、これを具体的にもう少し説明をお願いしたいと思います。



◎地域医療対策室長(中武康哲君) お答えいたします。

 議員御質問のように、平成25年度末の帳簿上の合計がマイナスになるということが考えられますので、市長からの答弁がありましたとおりでございますが、これにつきましては帳簿上での負債の大きな要因が、医師会病院から引き継いでおります職員の退職手当引当金、これが大きな割合を占めております。そのために23年度から設立されました医療法人だけの責に帰すということはできないと考えておりますので、26年度、今年度の収支の状況を見ながらその支援の方策については考えてまいりたいと思っております。御理解いただきたいと思います。



◆10番(中武邦美君) そのことについては、退職金に相当するものが貸借対照表の中には多分1億6,000万円ぐらい計上されておったように記憶をしております。当然それは引き継がれたんですから、当然その引き継いだところが責任を持っていくのが当然であろうと私は思います。今年3月5日付の医療センターの平成25年度損益計算書、これはもちろん見込みであります、の資料では5,993万869円、約6,000万円が赤字になるという数字だったと思いますけれども、今回の答弁では、未確定値ではあるけれども約8,800万円の当期損失を見込んでいるとのことです。行政と違いましてこういったところは決算は連携しておりますので、前期繰越損益が今さっき言われました退職金との関係もあって1億7,833万7,434円あるわけです。ということは、当期末の未処分損益というのは2億6,000万円ぐらいになるというふうに理解をしてよろしいんですか。



◎地域医療対策室長(中武康哲君) お答えいたします。

 議員御質問のように各年度決算の損益額の25年度末総額であります当期未処理損失につきましては、議員御質問のとおり約2億6,000万円程度になると見込んでおります。

 以上でございます。



◆10番(中武邦美君) せっかく今新しい医師が4月から来ていただきまして、今度は1人増えたんですから収支の状況も若干は改善できると思います。今後、この医療センターの収支の状況については、また機会があればお聞きをしていきたいと思います。

 これで質問を終わりますけれども、最後に1つだけ発言の取り消しをいたしたいと思います。

 といいますのは、先ほど資料の請求を行いましたけれども、一般質問では資料の請求はできないということになっておるそうですから、このことについては資料の請求についての部分についての発言の取り消しをお願いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(井上久昭君) 暫時休憩をいたします。

                          午前11時02分 休憩

                          午前11時10分 開議



○議長(井上久昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、15番河野方州君の発言を許します。



◆15番(河野方州君) (登壇)新緑会の河野方州でございます。

 4月20日の市議会議員選挙では、今回も少数激戦ということでありました。このような中に、投票率の低さが特に目立ちました。投票率状況一覧表によりますと、今回は期日前投票を合わせても66.37%でした。前回の72.07%より5.7%も低く、毎回低くなっているようですので、今後はとても心配であります。要因は、投票当日が雨だった影響も少しはあったと思いますけれども、何よりも西都市の中心市街地の低さがとても気になっております。これは私だけの問題ではないというふうに思いますけれども、幸い、今期の市議会で議会改革調査特別委員会も設置できましたので、市民の目線に立って開かれた議会を目指し、若い人が議員に挑戦できるような西都市議会にすることが投票率のアップにもつながると信じておりますので、このような議会改革になりますことを心から願って質問に入らせていただきます。当局の誠意ある御答弁をお願い申し上げます。

 まず1番目、政府の規制改革会議の農業改革提言についてでありますが、5月14日の政府の規制改革会議が農業改革に向けた提言を発表いたしました。余りにも唐突で一方的であり、私、JA西都出身者としても驚きは隠せませんでした。

 このような中、与党である自公両党が農業改革案の主なものとして、農協に対しては中央会を新たな組織に移行する、全農や農林中金を株式会社への転換を可能にする、農業生産法人については一般企業の出資制限を総議決権の50%未満に緩和する、農業委員会は公選制を廃止し、市町村長は議会の同意を要件として選任制にする、推薦選任は廃止し、委員の数も半分程度にする、となっております。

 そこで、3点ほど市長に御見解をお伺いいたしたいと思います。

 まず1番目に、農協制度の見直しの中で、全国中央会を頂点とする中央会制度を廃止することについてであります。

 政府は、中央会制度を廃止することで、地域農協の経営の自由化を高めるためだということでありますけれども、現状では中央会が中心になって地域農協への指導はもちろんのこと、農業問題をはじめ、地域の問題等も含め政府との交渉も行ってまいりました。それが廃止になるということは、求心力とともに農家・農業の弱体化につながると思います。自民・公明の与党案は新たな組織に移行する、また同時に今後5年間を農協改革集中推進期間とし、農協もみずから改革を要請するなどとなっていて、まだ流動的な部分はありますけれども、市長の御見解をお伺いいたします。

 2番目に、企業の農業生産法人の規制緩和についてであります。

 一般企業の出資制限を総議決権の25%以下から50%未満に緩和するとなっておりますが、自公の与党案も同様であります。このことは、企業の農地所有を推進するものであります。このような中、その企業が撤退した場合など、耕作放棄地がますます増加し、それらの原状復旧は今以上に困難になり、その上、農地の転用についてもどんなものになるのか恐れられると思います。何より低い日本の食料自給率の改善にはならないと思いますが、市長の御見解をお伺いいたします。

 3番目に、農業委員会委員を公選制から市町村長の選任制に移行することについてであります。

 西都市も今年が改選期となっておりますが、公選制から市町村長の選任制に移行するとともに、農業団体や議会等の推薦も廃止し、その上、委員数も半減させるというものであります。自公の与党案は、議会の同意を要件とする以外はほとんど同じであります。農業委員数を半減にした場合、私たち農村部では、今でも農業法人などの進出や農業形態の変化等で重要な時期であり、今でも多忙であるのに、半数でその任務を全うさせることができるかということであります。都市部においては、そのような地域も半減してもいいような地域もあるかもしれませんけれども、余りにも農村部の現状を把握していない案件であると思いますが、市長の御見解をお伺いいたします。

 2番目に、「食の拠点」づくりについてでありますけれども、先ほど中武邦美議員から、内容については詳しく質問がありましたけれども、私からはこれからの3点ほどお伺いしたいと思います。といいますのは、今回の予算につきまして、「食の拠点」づくりに1億3,780万9,000円の補正予算が提案されております。そのことで伺いたいと思います。

 まず1番目に、JA西都や商工会議所等の会議についてであります。

 3月定例会の一般質問でも取り上げておりますけれども、御答弁では、平成26年度当初に農林業や商工業の関係団体の皆様に説明し、御意見を伺いたいと考えておりますということでしたが、その結果はどのようになったのか、市長にお伺いいたします。

 2番目に、西都市内の同業店への影響についてであります。

 「食の拠点」の一部に道の駅が建設されますが、その中に農林畜産物をはじめとする販売物品を西都市内で販売されておられるお店が多数あります。つまり、同業者と言えるお店であります。これらの方々への影響をどのように考えておられるのか、市長に御見解をお伺いしたいと思います。

 3番目に、市街地商店街との話し合いについてであります。

 「食の拠点」に来場された多くのお客様をどのようにして市街地商店街に足を運んでいただくかが課題の一つであると確信をしております。このことも平成26年度当初に説明されるということでしたが、どのような形で説明され、どのような御意見があったのか市長にお伺いいたします。

 4番目に、あいそめ広場と宮崎交通バスセンターとの一体的な整備についてであります。

 先ほどの市街地商店街との話し合いについてにも関連がありますが、「食の拠点」に来場された多くのお客さんに、どのようにしたら市街地商店街に足を運んでもらえるのか、またどんな商店街にすれば来ていただくかであるかと思います。

 そこで、計画されておりますあいそめ広場と宮崎交通バスセンターとの一体的整備についてでありますが、3月定例会での一般質問の御答弁の中で、「食の拠点」づくりと並行して進めてまいりたいということでしたが、進捗状況とあわせて市長にお伺いいたします。

 3番目に、イタリアで発見された伊東マンショの肖像画についてであります。

 3月定例会の一般質問では、伊東マンショの顕彰事業の中で献上品についてお伺いをいたしました。今回は3月18日読売新聞、同じく21日に宮崎日日新聞に「伊東マンショの肖像画がイタリアで発見」と掲載されました。関係者をはじめ、大変話題となっております。それは、伊東マンショの肖像画に間違いないという信憑性として、着物姿でなくスペイン風の衣装を着用していること、絵の裏にローマ字だと思いますけれども「Mansio」と記されていること、イタリアの有名な画家ドメニコ・ティントレットが1585年に、マンショ等がベネチアを訪問した際、縦54センチ、横43センチの油絵として描いたものであると判断されたことにあります。ミラノのトリブルツィオ財団のパオラ・ディリコさんがともに発見され、学術誌にも論文されることなどから、本物であるとの見方が強いようであります。

 また、良い知らせということだと思いますけれども、御覧になった方もたくさんあるかと思いますが、去る11日午前7時20分からでしたけれども、約9分間にわたってNHKのBS1で「キャッチ!世界の視点」という番組が放送されました。内容は、伊東マンショの肖像画発見として大きく取り上げていただき、都於郡小学校、都於郡城跡のマンショ像も紹介していただきましたし、その中で注目すべきと私が思いましたのは、イタリア側が「日本側の伊東マンショの肖像画等の借り入れについては承知をしている、日本で展示会が実現されれば光栄ですばらしいことです」との発言もありましたので、大いに期待できると感じ、わくわくしているところであります。里帰りという言葉が正しいかどうかわかりませんが、生誕地であります西都市で展示会を開催し、この肖像画を見学できるようになれば一躍全国で有名になり、歴史家をはじめ観光客が押し寄せ、このことが「食の拠点」づくりのオープンと同時期になればなおさらのこと、観光資源とのネットワークの超ブランドになることは間違いないと思います。

 そこで、西都市としての取り組み方について、市長にお伺いいたします。

 最後に、都於郡城跡ガイダンスセンター建設についてであります。

 この件につきましては、最近話題として聞こえませんので取り上げました。私どもに伝わっている話では、都於郡城跡大駐車場の西側にあるトイレ手前の市の空き地、現に駐車場でありますけれども、そこに建設を予定しているというふうにお聞きしておりましたが、その後かなり時間も過ぎましたし、何年に建設に着手されるのか、場所はどこに決定したのか、規模も事業費も不明で、何年に完成するのか、不安のみが頭をよぎっております。

 先ほどの伊東マンショの肖像画の取り組みとも関連がありますので、建設準備委員会等とあわせて進捗状況を市長にお伺いいたしまして、壇上からの質問を終わります。(降壇)



◎市長(橋田和実君) (登壇)河野方州議員の御質問にお答えします。

 まず初めに、政府の規制改革会議が提言した農業改革における農協制度の改革の内容について、全国中央会を頂点とする中央会制度の廃止が示された点についての御質問でありますが、私はそれぞれの時代に合わせてさまざまな要件等を緩和し、修正・変更を行うことは大事なことだと常々考えているところであります。

 しかしながら、今回の農業改革案については、余りにも性急な感じが否めず、本市の基幹産業である農業の崩壊、そして農業、農村が持つ多面的機能の喪失につながらないか、一抹の不安を感じているところであります。

 御質問の農協の改革案につきましては、現在、流動的な部分が多々ありますが、地域の実情や現場の幅広い意見を十分に反映した議論が行われているとは思えず、このまま性急な判断がされるのではないかと大変危惧しているところであります。

 このようなことから、先日、県内9市の市長と協議し、宮崎県市長会を通じて、規制改革会議農業ワーキンググループ座長及び県選出国会議員に対し、性急な判断がなされないよう、緊急要請を行ったところであります。

 これが功を奏したかどうかわかりませんが、多方面からさまざまな意見があったようで、先日の報道によりますと、全国中央会制度を廃止せずに、新たな制度に移行する方向性にあるとのことであります。今後もより具体的になってくると思われる改革案について注視してまいりたいと考えております。

 次に、企業の農業生産法人の規制緩和についてでありますが、農地の所有権を有することができる農業生産法人の一般企業の出資制限を総議決権の50%未満に緩和し、また役員の過半数に農業従事を義務づける役員要件を1人以上に緩和されようとしております。このことは、議員御指摘のとおり、一般企業の農業参入を推進するもので、地域の実態を知らずに農業を行い、撤退すれば農地の後処理の問題、耕作放棄地化等が懸念されます。それに、地域での出役等の協力体制等も懸念されます。現行出資者要件には、法人と連携して事業を実施する一定の関連事業者の場合には、総議決権の2分の1未満の出資が認められています。また、市町村長の農業経営改善計画の認定を受けた農業生産法人については、農業関連事業者も含め、総議決権の2分の1未満の出資が認められています。そういったことを鑑みますと、現行要件でいいのではと考えております。

 次に、農業委員会委員を公選から市町村長への選任制についてでありますが、農業委員が公選制を準用した選挙で選出されるのは、農業者の代表を担保するためで、農業委員は農業者が大事に管理し、耕作をしてきた農地を扱うことが仕事であります。農業者にとって財産である農地の問題は大変重要で、公共性も高く、地域から選ばれた代表であり、地域からの信任を得た農業委員だから円滑な権利移動に関与できると思います。

 自民党は市町村長の選任制へ変更する案をまとめたようでありますが、地域の農業者の代表性や中立性、公平性等が担保されるべきであると思っております。

 次に、農業委員を半減した場合の見解ですが、本市では現在1人の農業委員が4集落から16集落を担当し、農地の権利移転等の相談、耕作放棄の調査、農業者年金の相談等の業務をされており、大変多忙であると聞いております。これが半減されますと、担当する範囲が倍増し、とてもこなせる業務量ではないと思います。農業委員数は地域の実情を考慮すべきだと思います。

 次に、食の拠点づくりについての御質問にお答えします。

 JA西都と西都商工会議所との会議についてでありますが、基本計画をもとに協議することにしておりましたので、説明する機会を設けていただくよう依頼を行ってまいりました。商工会議所につきましては、4月22日に会頭、副会頭に基本計画の概要を説明し、6月10日に会員全員を対象とした説明会を開催しております。この中では、基本計画の収支計画や交通量、西都市全体の経済波及効果などに対する質問が出されましたが、ぜひ進めてほしいという賛成の御意見もあったところであります。

 JA西都につきましては、4月以降、理事の皆さん方と意見交換をお願いしてきましたが、ようやく6月末の理事会において説明する機会を設けていただくことになったところであります。

 次に、市内の同業店への影響についてでありますが、民間の農産物直売所等は、地域住民に密着した日常の買い物の場として、市民を主なターゲットとしていると思います。「食の拠点」は市外、県外からの観光客等を主なターゲットとしています。

 また、「食の拠点」では、中心市街地や観光地等の情報とあわせて、民間の農産物直売所等のPRも行いたいと考えております。民間の農産物直売所や「食の拠点」が連携し、お互いが磨き上げを行うことで、新鮮な農産物や加工品を販売する施設が充実し、「食のまち西都」のイメージアップにつながり、西都市全体の活性化が図られると考えております。

 次に、市街地商店街との話し合いにつきましては、商店街だけを対象とした話し合いは行っておりませんが、6月10日に行った商工会議所の会員全員を対象とした説明会に、これは全員に御案内したということです、商店街の皆さんも多数出席していただきました。伺った御意見については、先ほど申し上げた内容となっております。

 次に、あいそめ広場と宮崎交通との一体的整備についてであります。

 市長マニフェストにおいて、地域コミュニティ、市民協働の新たな拠点施設を整備することを掲げており、現在のところ、あいそめ広場周辺に公共交通機能、市民活動支援センター、妻北・妻南地域づくり協議会事務局、障がい者交流拠点機能、コミュニティ機能等を持ち合わせた拠点施設整備について検討しております。今月中に関係各課による検討委員会を立ち上げ、年度内に施設の概要の取りまとめを行うことにしております。中心市街地の活性化は喫緊の課題であると認識しておりますので、可能な限り短期間で施設建設着工ができるようにしたいと考えております。

 次に、伊東マンショ肖像画に関する取り組みについてお答えいたします。

 伊東マンショの肖像画につきましては、県知事とも協議しており、県と市が一緒になって市内及び県内で展示会ができるよう働きかけを行うことにいたしております。現在は、県のほうで駐日イタリア大使館と接触しており、その結果をもとに県と市で今後の対応を検討していたところでありますが、NHKのBS1放送内で日本の肖像画の展示会については、好意的で光栄にも思われていることから、今後は県とも連携確認をとりながら早急に対応を協議してまいりたいと存じます。

 また一方では、肖像画を市史に掲載するための方策をとるとともに、本年が平成遣欧少年使節団をヨーロッパに派遣する年であることから、その際、肖像画を見学できるように、天正遣欧少年使節ゆかりの地である5市1町の首長名で、要望書を財団に、駐日イタリア大使館を通じて提出いたしたところであります。

 次に、都於郡城跡ガイダンスセンター建設についての御質問にお答えいたします。

 平成25年度は、建設検討委員会及び委員の先進地視察を実施し、委員会の意見を集約して、都於郡城跡ガイダンスセンター建設基本計画を策定しました。基本計画では、ガイダンスセンターを支える要素として、都於郡城跡、伊東マンショ、ナウマン象の3つをコンセプトに掲げたところであります。施設規模は約500平方メートルで、常設展示室、企画展示室、管理事務所等があり、建設場所は市有地の都於郡城跡大駐車場に配置しているところであります。

 ただし、検討委員会では、アクセスしやすい県道沿いのほうが望ましいという意見もあるため、今後、継続的に検討することとなっております。事業費は約2億円程度で、着手年等、詳細については、継続的な議論や市の財政面を踏まえながら決定していくことにしております。

 今年度はガイダンスセンター建設に向けた準備部会等、地元協議を行い、地域の機運の醸成を図っていきたいと考えております。

 以上でございます。(降壇)



◆15番(河野方州君) 御答弁ありがとうございました。

 それでは、質問席のほうから質問させていただきたいと思いますが、まず、政府の規制改革会議の農業改革の提言についてでありますけれども、農協制度の見直しということで、全国中央会、これは各県にあります中央会もそうでありますけれども、それを廃止するということでしたけれども、先ほど壇上から言いましたように、自民党執行部の新たな組織に移行する案とか、JAグループからの反発意見も多くて、政府も与党案の修正に合意をしたというふうに受けとめております。ということで廃止を断念したようでありますが、今後5年間を農協改革の集中推進期間ということで落ち着いたようでもあります。また、この中で新たな組織に移行するとしても、具体的にはどんな組織というのはまだ決まっていないようであります。

 またそのほか、これも壇上から申し上げましたが、全農とか経済連を株式会社へ転換させるという案も出ておりますけれども、「与党やJA組織の判断にそれはもう委ねるんだ」というふうに修正がなされたようであります。このことは御存じのように、独禁法というのがありますけれども、これを株式会社にすると独禁法が全面に適用されるということになりますので、そうなりますと今やっております共同出荷や共同計算などができなくなるのではないかなというおそれがあります。政府の言う農家の農業所得を向上させるということには、私は相反する、つまり逆行するのではないかなというふうに思っております。

 このように、今回の政府の規制会議の農協制度の見直しは、余りにも農業・農家の実情を把握していないという提言であったと思いますが、現地の調査もされないまま、机上論的であると指摘しておきたいというふうに思います。

 これは、先ほど市長から御答弁はありましたけれども、改めてこのことについて御見解を伺いたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 先ほど壇上から私の見解については申し上げたと思うんですが、今、農家の高齢化とか地域の過疎化、あるいは耕作放棄地の拡大などが今、急激に進展しております。西都市もその状況にありますが、このままいけば日本の農業は大きく衰退していくだろうと、そのような考えを持っております。

 そこで、政府が推進します農業の成長産業化ということをうたっておりますが、それはそれで正しいと思いますが、しかしながら、具体策として今浮上してきている案が本当にそういった農業の成長産業化につながるものなのかと、そういった点、本当にこれから地方の農業を支えた施策なのかと、そういうことについては私は疑問であると言わざるを得ないと思っています。

 こういったことから今後もこの点を見きわめつつ、特に日本の農業というのは北は北海道から南は沖縄まで、亜寒帯から亜熱帯まであります。本当に気候も違いますし、耕作条件も違いますから、そういったことをやはりしっかりと見きわめながら成長産業化にしていかなければいけないのではないかなと思っておりますので、性急な判断がなされないよう日々の動向を注視してまいりたいと、そのように考えております。



◆15番(河野方州君) 確かにそうだというふうに思います。余りにも急な提言でしたので戸惑ったと思いますけれども、これからも私ども一緒になって、自民党としてもそういうふうに要望していきたいというふうに思っております。

 次に、企業の農業生産法人の規制緩和についてでありますけれども、壇上でも言いましたけれども規制緩和をするということは、一般企業の農業生産法人が増加してくるということも間違いないわけであります。そうなりますと、それはほとんどが企業でございますので、企業は利益が最優先であります。経営が悪化すればすぐにでも農業から撤退するというふうに思います。撤退しますと、後は耕作放棄地になります。そして、またその農地を転用するということになると、どんな事業が出てくるかもわかりませんし、儲かる事業は持ってくるだろうというふうに推測をされるんですけれども、そうなりますと農地ではなくなるのではないかなというふうに思います。

 現在の日本の食料自給率は40%で横ばいでありますけれども、これでは将来に向けた食料自給率を改善するには困難と思いますけれども、このことについて市長の御見解を伺いたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 私が一番この地方に生まれて育って、住んでおって感じますことは、2040年のいわゆる市町村が消滅するという問題もありますけれども、まず日本は食料を自国で確保していくというその方針は私は捨ててはいけないと思うんです。その中で農地が荒れていく、あるいは耕作放棄地になっていく、このことが一番懸念されると思っております。

 ですから、机上論的には農業を活性化するために企業を参入して、農業をやってもらえばいいではないかと言われますけれども、しかし企業はそれがいわゆる利益をもたらさないとなった場合にはすぐ撤退する、そういったものがありますから、このことがさらに耕作放棄地化を助長していくのではないかなと考えております。

 このことを全国的にやっていけば、全国での食料自給率が逆に減ってくるわけでありますから、私はそういうことが食料自給率の阻害要因を高め、阻害要因につながってくると考えておりますので、慎重に取り組んでいかなければならないと思います。



◆15番(河野方州君) 同じ考え方でありますので、これからもそれも推移を見守るしかないと思いますけれども、よろしくお願いをしておきたいと思います。

 続きまして、農業委員会を公選制から市町村長の選任制にするという方法でありますけれども、農業委員は御案内のように、農家個々の実情を把握するとともに、極秘な部分もあります。信頼のおける人物を求めておりますことはもう皆さん御案内のとおりでありますけれども、その意味では、人選には十分慎重にならねばならないというふうに思います。

 政府の規制改革会議も、壇上からも申し上げましたけれども、自民党執行側の市町村長の選任制に同意はするけれども、同時に議会の同意を条件としてつけるということで合意したようであります。その中で、農業団体側との推薦による選任制は、それはもう廃止をするということで、こちらも合意したようであります。

 そこでお伺いしたいのですが、公選制から市町村長の選任制ということになりますと、これは各首長、つまり西都市では市長の責任の重大さが問われると思いますけれども、これについて市長の御見解をお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 国家の財産といいますか、農地というのはそれをどう管理運営していくかという、もちろん私有の財産でもありますけれども、そういった面では、農業委員を市町村が選任していくことは非常に重大な責任を負っていると思っております。特に西都市は、面積が非常に広いということで、やはり地域にある程度精通した方々でないと、農地あるいは農業に精通した方でないと、私はうまくいかないんではないかなと、そのように思っておりまして、特にこの選任に当たっては、関係団体等の御意見もいただきながら、議会のそういった承認もいただいて、厳正に行っていかなければならないと、そのように考えております。



◆15番(河野方州君) 確かに責任も重いかと思いますけれども、議会にも諮られるということですから、議員は各地から出ておりますので、その人選については十分承知している人が出てくると思いますので、それについては一緒になって審査をさせていただきたいというふうに思います。

 それでは、そのことは終わりまして、次に「食の拠点」づくりについて伺いたいと思いますけれども、まず最初に伺いたいのは、先月下旬に市長と語る西都づくり懇談会が市内7カ所で開催されましたけれども、その結果をどう受けとめておられるかでありますが、先ほど中武邦美議員の中でも同じような質問がありましたけれども、市長にお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 西都づくり懇談会を7カ所で開催させていただきましたが、たくさん参加者がありまして、私は非常によかったなと思っておりますが、なぜこの「食の拠点」をつくらなければいけないかということを、いろいろと過去の経緯から、そしてその必要性についてお話をさせていただきました。一部、反対意見もあったんですけれども、いろんなそれぞれ御質問いただいたんですが、それには丁寧にお答えしてまいったわけでございます。その結果、この整備の必要性については、私は一定の御理解をいただいたと考えております。



◆15番(河野方州君) 先ほどの質問で、十分中身は聞かせていただきました。

 そこで、これちょっと重複する部分があるかと思いますけれども、JA西都や西都商工会議所、これについての会議について、基本計画を会員に説明したということでありますし、その中では経済波及効果について意見があって、賛成の意見もあったということは先ほど聞きましたけれども、逆に、商工会議所側から行政に対してこうしてほしいんだというような要請等はなかったのか、お伺いしたいと思います。



◎農政課長(大坪立芳君) 商工会議所の会員の方々を対象としました説明会では、「お客様が道の駅に寄っておいしい商品を見つけ、その商品を販売するお店に行くなど、広がっていくようなことを考えてほしい」、また「山間部や林業が脚光を浴びているが、そのようなものを取り扱ってほしい」などの要望がありました。JA西都につきましては、説明会の開催についてお願いをしてきましたが、ようやく6月末の理事会において説明する機会を設けていただくことになったところであります。

 以上でございます。



◆15番(河野方州君) これも先ほど御答弁をいただいたものでありますけれども、この中でちょっと思うんですけれども、この商工会議所の中のは今、話がありましたけれども、農協についてですけれども、JAについて、今月の6月末の理事会で説明会を図るというふうになったというふうに今ありましたけれども、先ほどの御意見も中武議員の中でありましたが、もうちょっと早くできるというような、早く開催をするというような方策はなかったのか、ちょっと改めてお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 我々としましても早く説明をさせていただきたいと思っておりましたが、7つの場所で説明をさせていただいたときにも、農協の職員の方もいらっしゃいましたし、また農協の理事をやっている方も何人かはいらっしゃいました。それから、いろいろと農協の幹部の方とお話ししますと、直売所、これが一つのネックとなっているようでありまして、今のいっちゃが広場との関係であろうかと思います。それから、いっちゃが広場周辺の土地を利用したいという農協の考えもあるようでありまして、そういった点で、場所の点が一つのネックになったのかなと思っております。

 ただ、我々としては、西都市全体の農業の活性化、あるいは高齢者の生きがいづくりとかあるいは西都ブランドづくり、そういったものをしっかりと今後御説明申し上げて、理事の皆さん方にも御理解をいただきたいと思っておりますが、時期が遅くなったとおっしゃいますけれども、前から接触はさせていただいておりまして、ようやくその時期を6月末に迎えたということで御理解をいただきたいと思います。



◆15番(河野方州君) 結局、何度か呼びかけをしたけれども、いろんな事情があったと思いますけれども、それでもその説明会をする機会がなかったということで判断させていただきたいと思います。

 やはり、中に入るといいますか、そんな人たちを立てて、もうちょっと接触するいい機会といいますか、そういうのをつくられたらまだよかったんではないかなと思いますけれども、そこらについてはもう済んだことでありますけれども、ぜひ今後からはそういう形で、誰かを仲介するとかというのもいいでしょうし、そういう形で進んでいけたらいいというふうに思っております。

 それから、この食の拠点づくりについての中の西都市の同業者、同業店への影響についてでありますけれども、確かに壇上からお答えいただきましたけれども、地域密着型というのはこの直売所はわかるんですよね。西都市内にあるやつは、ほとんどの直売所は地域密着型であるというふうに思います。

 しかしながら、食の拠点がオープンした場合ですけれども、これはもうその新しい店に行きます。それが私は人間の心情ではないかと思うんですけれども、だから心配して質問いたしたのですが、そういうような中で、農産物直売所のPRを含めて連携するということがありましたけれども、その連携とはどんなことを具体的にされるのか、お伺いしたいと思います。



◎農政課長(大坪立芳君) 「食の拠点」と市内の直売所が一緒になりまして、例えばスイートコーンやマンゴーの収穫時期には市内全域で収穫祭を行ったり、節句の時期にはお雛様周遊ルートなどをつくる市内の直売所のチラシの作成とかスタンプラリーなどいろいろなことが考えられると思います。このような取り組みを一緒になって考えていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◆15番(河野方州君) 結果的には直売所のお手伝いもするということですので、ぜひ一緒になってやってもらうといいと思います。そうでないと、せっかく今やっておられる店が衰退するようなことではいけませんので、よろしくお願いしておきたいと思います。

 それから、「食の拠点」づくりの中での市街地商店街との話し合いについてでありますけれども、これは「市街地商店だけとの話し合いは行っていないが、西都商工会議所との説明会には会員として出席していただいたので、先ほどのような意見が出たのだ」という答弁がございました。

 そこでお聞きしたいんですけれども、先ほど商工会議所側からも申しましたけれども、市街地の商店街から、「食の拠点」からお客さんに足を運んでもらうというためには、「商店街はこうしてみたい」とか、あるいは「こうしてみてはどうだろうか」というような声は日常含めて聞かれなかったのか、市長にお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 商工会議所の関係からは、そういう御提案というのはいただいていないんですけれども、私はまずこの西都市全体のお客さんのパイを大きくしたい。パイを拡大したい。そのパイを大きくした中でどう消費を進めていくかということだろうと思います。そういうことで、今後もう「食の拠点」ができる前から、例えば飲食店組合の方々と、西都の食材を使った料理の研究といいますか、それを中央からそういったシェフとかいろいろな方を呼んできて、そういう研究会もしていきたいと考えております。そのことによって、西都市全体の食のブラッシュアップといいますか、それも図っていきたいと考えておりますし、もちろん連携等については、やはり商店街の魅力を創出していくということが大事であろうと思いますから、市のほうでできるそういう魅力創出については、いろいろとお手伝いをしていきたいと考えております。

 ただ、もう一つは、それぞれの商店が努力していただくと、これも私は必要であろうかと思っておりますので、中には、ある飲食店でありますが「食の拠点」は大歓迎だと。そこにお客さんはたくさん呼べと。そのお客さんを私はまだ引きつけるぞと、そういう方もいらっしゃいます。特色ある品物を出して、あそこに行けばこういうのが食べられるんだというものをしっかりと私は提供していくんだと、そういうこともお聞きしましたので、その辺もまたあわせて進めていきたいと思います。



◆15番(河野方州君) 確かに商店街の声を聞くというのが非常に大事かなと思います。ぜひ商店街の具体的な意見といいますか、今あったような意見をやっぱりこちらから聴取していくと、聞いていくということの努力が大事だろうと思います。これが「食の拠点」を前向きに進める必要事項とも思いますので、ぜひ御努力をお願いしたいと思います。そのことによって意見が出て、行政としてどうするんだというのができれば、商店街の人も行政のほうに話してみようかということになるんだろうと思いますので、ぜひお願いをしておきたいと思います。

 それから、同じ食の拠点の関係ですけれども、あいそめ広場と宮崎交通バスセンターの一体的整備についてでありますけれども、これについてはいろいろ説明がありました。6月中に各課による検討委員会、今年度内に施設の概要の取りまとめをするということですけれども、宮崎交通との話し合いはどのくらいできているのか。進捗状況ですけれども、これをお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 宮崎交通の社長をはじめ、西都市の御出身でありますが、幹部の方との話し合いはもう数回行っております。ただ、具体的な点にいきますと、宮崎交通のいろいろな事情がありますのでなかなか進まないところでありますが、これから市としましても、この市の庁内でのプロジェクトをつくり、素案をもとに今度は商店街あるいは商工団体の方々と一緒になったプロジェクトといいますか、そういう会議をつくって青写真をまとめていきたい。その中でそれを宮崎交通に提示して、その辺が御理解いただければそれで進めていきたいと思いますし、そうでなければ、また新たな方策も考えていきたいと思っております。

 以上です。



◆15番(河野方州君) 3月の議会の答弁では一緒になって進めたいということでありましたので、ぜひ早目に取りかかっていただきたいと思うんです。喫緊の課題ということで御答弁がありましたけれども、これを喫緊ということですけれども、もう最終的には案としては何年ごろには着工できるというふうにはまだ決まっていないのか、そのことをちょっとお伺いしておきたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 中心市街地の活性化という点では喫緊の課題であると認識しておりますが、今後そういった手順をちゃんと打ってやっていかないといけませんので、いつごろということについては、まだ予定は立っておりません。



◆15番(河野方州君) これはやはり今市長も言われましたけれども、市街地商店街との活性化という意味でも重要な案件ですので、できますれば一日も早く取りかかっていただきたいというふうに思っておりますので、よろしく努力をお願いしたいと思います。

 ちょっと時間が過ぎておって申しわけないんですが、ずっと急いできましたけれどもなかなか進みませんが、お断りしておきたいと思います。

 それでは、イタリアで発見された伊東マンショの肖像画について御質問させていただきたいと思います。

 まず、西都市の取り組み方についてでありますけれども、市と県とで合同で市内及び県内の展示会を開催できるように、県が駐日イタリア大使館との交渉へということですので、これに期待をしたいと思います。壇上からも申し上げまして、御答弁もありましたが、NHKのBS1放送の通訳をそのまま受け取れば、イタリア側は日本での展示会に喜びを感じ取れる発言だったと思います。

 そこで、教育長のほうにお伺いしたいと思いますけれども、市・県の今後のイタリア大使館との交渉をどのように教育長として捉えておられるのか、それとNHKのBS1放送の内容で、イタリア側の発言をどう受けとめられるのか、お伺いしたいと思います。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 今回の伊東マンショ肖像画の発見はすばらしいことであり、伊東マンショ顕彰の絶好の機会であると考えております。今後の対応といたしましては、市長の答弁にもありましたとおり、伊東マンショ肖像画の展示会を市内及び県内で開催できるよう一緒に働きかけを行いたいと存じます。

 また、当初、貸し出しは難しいと聞いておりましたので、今回の放送を見て友好的であり、日本での展示会開催の可能性が大いに膨らみました。私も喜んでおりますと同時に、開催に向けて動く必要性を感じているところです。

 以上であります。



◆15番(河野方州君) 回答を市長からいただきましたけれども、平成26年度は平成遣欧少年使節団をヨーロッパに派遣する年であるというふうに思います。その使節団に発見された伊東マンショの肖像画を見学できるように、使節ゆかりの地5市1町の市長連名で要望書を駐日イタリア大使のほうに提出されたということですけれども、そこでお伺いしたいんですが、これは市長にお伺いしたいと思います。少年使節団の人数と、それから市町名、そしてこの時期はいつごろになるのか、お伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 平成遣欧少年使節というのが今あるんですが、これは天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議としてずっと交流しておりますが、それの中には長崎県の大村市、それから姉妹都市である西海市、そして雲仙市、南島原市、波佐見町と、この5市1町で実施してきております。

 そこで、派遣人数につきましては、今回事務局は南島原市となっておりますが、そこから団長が1名、それから構成市町の中学生男女各1名の計12名、そしてそれぞれの構成市町の引率者各1名ということで、計19名を予定しております。派遣の時期は、平成26年8月2日から9日までとなっております。



◆15番(河野方州君) ありがとうございました。

 それでは、この西都市からも中学生が男女1名ずつ2名ですか、行かれるというように思いますけれども、その中学校名をちょっとお伺いしたいと思います。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 この件については、今募集をかけて、今出そろって、これから選考委員会を行って決定するというスケジュールでありますので、まだ明らかにできない状況であります。

 以上であります。



◆15番(河野方州君) わかりました。今からということですね。よろしくお願いしておきたいと思います。

 それでは、もうちょっと質問したいのですけれども、この前、伊東マンショ肖像画を里帰りさせる会というのが都於郡でできているわけですけれども、その皆さんがこの前の日曜日でしたか、市長も行かれたということですけれども、日曜日でしたけれども、1時半ごろからだったというふうに聞いておりますが、あいそめ広場において署名活動をされたというふうに聞いております。

 そして、私も出席したかったんですけれども、ちょっと親友の子どもさんが結婚式のために出席できなかったんですが、宮日新聞にも掲載されており、ありがたいことでありますけれども、飯牟禮純比古地域づくり会長の話によりますと、準備委員会員が中心に市の区長会役員なども合わせて約20名でその準備をして、約200人近くの署名ができたというふうに聞いております。

 今後も活動を続けていくことになろうかと思いますけれども、西都市挙げての署名活動になるんではないかなというふうに思っておりますが、これは県にもどんどん普及していくことになることと思います。この署名活動について、参加された市長は直接されたと思いますけれども、教育長も含めてお2人の御意見をお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 署名活動を通じて、地元からこういった皆さん方で盛り上がりを出していただけるということは非常にありがたいことでありますし、ぜひ市民全体、そしてまたおっしゃったように県民全体にこれが盛り上がっていくことを非常に望んでおりますし、できれば全国的に盛り上がっていけばありがたいなと思っております。そのことが私は伊東マンショの顕彰ということにつながっていくのではないかなと思いますし、西都市の活性化にもつながっていくのではないかと思います。



◎教育長(竹之下悟君) 署名活動を通して、地元の方々の盛り上がりを感じました。また、この署名活動には児童・生徒も参加しており、子どもたちも非常に興味、関心を持っており、誇りに思っていることが伺えたところでありました。今後も、さいと学での学習など、機会あるごとに取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



◆15番(河野方州君) 本当にこの盛り上がりというのをどうやっていくかということが、もう署名活動が一番手っ取り早いのではないかなと思いますし、その意味では非常にいい企画だったのではないかなというふうに考えております。ぜひこれからも、市内はもちろんですけれども、私どもも含めて署名活動を増やしていって、県内のほうに普及がいくように、そしてできたら全国からのそういうのをいただいて、これは市・県だけではなくて国の一つの仕事としてお願いをしたいというふうに思っております。

 ところで、ちょっと話がずれますけれども、これ、竹下勇先生が収集された記録誌からなんですけれども、昭和24年ですから戦後間もない1949年ですけれども、当時の宮崎県議会で伊東マンショ顕彰会の発足が決議されております。しかしながら、どうしたことか、この顕彰会は何らかの理由で立ち消えになっているんです。とても残念なことであります。戦後でしたからいろんな事情があったんだと思いますけれども、その当時、県議会では先ほど言いました伊東マンショの肖像画を描きました画家ドメニコ・ティントレット、発音が正しいかどうかわかりませんが、油絵として伊東マンショの肖像画があるということを、その当時の県議会ではもう察知をしておられたようであります。ただし、そのことを知っておったけれども、その後、その画家が1594年に亡くなったということですけれども、その後はその肖像画がそれから先は所在不明になったと。その所在不明になったことも認知されておったということです。何もかも知っておられたことになりますけれども、それから今回の発見になりますと実に420年ぶりということになるようでありますけれども、こういうことが県議会であったということについて、答弁というよりもコメントとして、市長と教育長にコメントがあればお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 昭和24年といいますと、私はまだ生まれておりませんでしたけれども、私も一時、県議会に籍を置かせていただいておりましたが、この当時にこういうことがあって、もしそのティントレットの肖像画が発見されておったら、また違う展開になったのではないかなと思いますが、ぜひこういったことが議会で取り上げられたということを、知事あるいは議長にもお伝えして、ぜひ県も一生懸命これに取り組んでいただきたいと、県民挙げて取り組む、こういう里帰りという名前がいいかどうかわかりませんが、そういったことに頑張りましょうということをお伝えしていきたいと思います。



◎教育長(竹之下悟君) 顕彰運動の広がりを期待するものでありますが、このことについてのコメントは差し控えさせていただきたいというふうに考えております。

 以上であります。



◆15番(河野方州君) ぜひこういうことがあったんだということは、今市長からありましたけれども、ぜひ知事も県議団も知っておられると思います。内容はわかっていると思いますけれども、こういうことがあったんだから、今回は絶好のチャンスだから、里帰りという言葉は本当に正しいかどうかわかりませんが、できるように御尽力をお願いしたいと思います。これについては、教育面からもそうでありますので、また教育長の努力のほうもお願いしておきたいと思います。

 そのマンショの肖像画についてでありますけれども、壇上からも申し上げましたけれども、今回のNHK放送のBS1の放送の中で、発見者のパオラ・ディリコさん、これも発音がちょっとわかりませんけれども、その中でその人の発言者が、通訳で私たちは聞いたわけですからわかりませんけれども、日本の要請は、先ほど壇上から言いましたけれども、その展示会をすることですね、要請は承知しているんだと。だから、日本で展示会が実現すれば光栄ですばらしいことですと言われた言葉が耳から離れませんけれども、これは市・県・国を挙げて最大限の努力をお願いしたいわけでありますけれども、そこで、伊東マンショの故郷であります西都市での展示会が実現すれば、これも壇上から言いましたけれども、「食の拠点」づくりと同時期にもしなることになったら、これ、伊東マンショの肖像画として脚光を浴びて、これこそ西都市でなければ見られないものになるのではないかなというふうに勝手に解釈をしておりますけれども、そうなりますとこれは全国だけではなくて、ヨーロッパからも来てくれるのではないかなというふうに確信をしております。

 これについて、市長の御見解と、それに対する決意をお伺いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) まだイタリアにいろいろ問い合わせしてみなければわからないと思いますが、いずれは早い時期に県と市で調査団というか文化交流団を組織して、イタリアに派遣しなければいけないと考えておりますが、時期的に来年がミラノ万博、ミラノ博ということで、知事も何か宮崎県の食品を発信したいと、ブースを設けたいと言っておられますけれども、その後、28年あたりにこちらにそういった肖像画が里帰りできるのであれば、非常に喜ばしいのではないかなと。まさにこの「食の拠点」と一緒になれば、私はこの「食の拠点」とそれから伊東マンショというのがいわゆる日本だけではなくて世界に発信できるのではないかなと、西都市の歴史と西都市のよさを世界に発信できる絶好の機会ではないかなと思っておりますので、そういった点が同時に開催できるようにこれからも努力していきたいと思います。



◆15番(河野方州君) ぜひこの伊東マンショ肖像画というのは、本当にラッキーなことになるのではないかなというふうに思っております。ぜひ最大限の御尽力をお願いしたいと。これについては、先ほどの地元のほうも一緒になってやってくると思いますので、御協力を特にお願いをしておきたいと思います。

 時間の都合もありますけれども、このことでお願いしておいて、次に進めたいと思いますが、都於郡城跡のガイダンスセンター建設についてでありますけれども、これについては進捗状況について、これは去年の3月でしたけれども、25年3月に一般質問で私がしたときに、27年ですから来年度には建設を予定しているということだったと思いますけれども、この件について市長はこのようにお答えになったというふうに思いますが、これについてちょっとお伺いしておきたいと思います。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 都於郡城跡ガイダンスセンターにつきましては、基本計画を委員の方々の意見を集約して策定した結果、当初予定よりも大幅に予算を上回る建物になったことから、現在、教育委員会にて進めております学校や本庁舎の耐震化等の進捗状況を踏まえながら、建設については計画してまいりたいと考えておりますので、御了承いただきたいと考えます。



◆15番(河野方州君) ちょっと回答が先に行ってしまったような気がしますけれども、私は27年度に建設を予定するということだったが、それはどうなったのかということをお聞きしたかったんですけれども。逆に先に答えを言われましたけれども、この今の基本計画というのが、学校の耐震化のために遅れるという話でありますけれども、ちょっと前後しますけれども、壇上からの御答弁では、平成25年に策定された建設基本計画、これは500平方メートル、坪にして151坪ぐらいだというふうに思いますけれども、場所は今の大駐車場の一角に計画しているということで、それはそういうふうに受けとめをいたしました。

 しかし、建設委員会での、アクセス面で県道沿いが望ましいのではないかという意見が出たと。それと同時に、建設に向けた地元の機運が不足しているということで、継続的にもなっているということも一つの理由だというふうに思いますけれども、それについては一応、県道沿いがいいということと、機運が足らないということについては一応理解はできますけれども、一方で、財政面ということで、事業費約2億円というのが先ほどありましたけれども、財政を踏まえながらと言われますのはそのことだろうと思いますが、この事業の具体的な説明を、この財政を踏まえながらというのはどういう意味を言うのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



◎社会教育課長(大河内敏雄君) 財政面ということで、基本計画策定委員会の話し合いの中で新しい項目が3項目出てきまして、伊東マンショのガイダンスセンターだけではなく、都於郡城跡、それからナウマン象も含めた施設にしたらというようなことがありまして、事業費が2億円になったということで、この辺で財政的な部分も、今教育委員会の進めています学校の耐震化及び本庁舎の耐震化等の進捗状況を含めながら建設ということで、2億円ということになったということでございます。



◆15番(河野方州君) 事業費が膨らんで、先ほどちょっと重複しますけれども、学校の耐震化のことでお金がないと言えば一言だろうというふうに思いますけれども、そういうふうになったと思いますが、それでは最終的にはいつごろにこのガイダンスセンターの建設が行われるのか、お伺いしたいと思います。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 基本計画は策定いたしましたが、地元の盛り上がりも必要と考えておりますので、建設時期については早い時期にということで、いつというのは決定をしておりません。御理解を賜りたいと存じます。



◆15番(河野方州君) 非常に遠くなったような気がいたしますけれども、この地元の機運を上げるということについては、私どもも集落の会合等に呼ばれますので、その機会があった毎にこの事についてはお願いをしていきますので、何らかの形でそういう機運が上がってくるというふうに思っておりますのでよろしくお願いしたいと思いますが、ただ、皆さんの期待がそれだけ大きいといいますか、農業と観光のまちの中の観光の一部として、この「食の拠点」でも観光案内所ができるのに当たっては、やはりそういうものがないと都於郡城への案内も難しいんではないかと思うんですよね。ですから、ぜひこれについては前向きに、なるだけ早く取り組んでいただきたいと思いますが、最後に市長のほうにこのことについてお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



◎市長(橋田和実君) 都於郡城跡、伊東マンショとも、私は非常にいい資源だと思っております。そういった点では、今後、何とかしてそういったものの観光客等を受け入れる体制を整えていかなければならないと思いますが、まだ市民の機運も醸成はまだ盛り上がっておりませんし、また、いわゆるガイダンスセンターの中にいろんなどういったものを展示するかと、そういったこともまだまだ決まっておりませんし、運営をどうするかということも検討されておりませんから、そういったものを含めながら、できるだけ早い時期にということで御理解をいただきたいと思います。



○議長(井上久昭君) 暫時休憩をいたします。

                          午後0時20分 休憩

                          午後1時14分 開議



○議長(井上久昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、2番曽我部貴博君の発言を許します。



◆2番(曽我部貴博君) (登壇)こんにちは。公明党の曽我部貴博です。

 サッカーワールドカップが開催し、昨日の日本対コートジボワール戦では、善戦むなしく惜しくも2対1と惜敗してしまいましたが、私自身元気をいただきました。残り2戦を勝利し、必ず決勝トーナメントへ進んでくれるものと信じております。私もその気概で、市政発展のため一兵卒となって働いてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 今回、議員となって初めての一般質問をさせていただきます。未熟なため、何かとお聞き苦しいところがあるかと思いますが、御了承ください。また、諸先輩議員におかれましては、どうぞお手やわらかにお願いいたします。

 それでは、通告に従い順次質問してまいります。御答弁をよろしくお願いいたします。

 初めに、地域包括ケアシステムについてであります。

 日本は、世界でも例のない超高齢社会へ突入しております。65歳以上の人口は現在3,000万人を超えており、国民の約4人に1人の割合です。2042年の3,900万人でピークを迎え、その後も75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。内閣府が発表した平成25年度版高齢社会白書では、総人口に対する75歳以上の割合が2012年の11.9%であるのに対し、2025年には18.0%になると予測されています。また、ひとり暮らしの高齢者が高齢者人口に占める割合は、2010年では男性11.1%、女性20.3%に対し、2025年には男性14.6%、女性22.6%の増加が予測されています。このように高齢化が進む一方、社会保障費の見直しや介護の担い手不足も予想される中、高齢者が住みなれた地域で自分らしい生活を続けられる新しいケアシステムの構築は、これからの深刻な高齢社会への対応に欠かせない喫緊の課題と考えております。

 このようなことから厚生労働省は、2025年をめどに、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けられることができるよう、住まい、医療や介護、予防、そして生活支援など、地域の包括的な支援、サービス提供体制として、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。これまでは、どちらかといえば高齢者を診る視点は、介護の側に重点が置かれておりました。しかし、医療の側からの視点も取り入れていこうとするのが、この地域包括ケアシステムの大きな取り組みの一つと言われております。構築に当たっての主な課題として、医療、介護、福祉の行政の縦割り制度の弊害の克服や、良質な医療と効果的な介護予防を地域ごとにどのように提供していくかなどが挙げられています。

 そこで、全国の事例として岩手県一関市の取り組みを紹介させていただきます。

 岩手県一関市にある旧藤沢町では、1982年の福祉医療センターの設立をきっかけに、保健、医療、福祉の連携が始まりました。現在は、同市国保藤沢病院を中核として、老人保健施設や訪問看護ステーション、高齢者総合相談センターなどが一体となり、住民を支援する体制を構築しています。また、関係事業所の担当者が連絡会議を毎週行い、利用者の情報を共有しています。さらに患者の退院後の受け入れ先などを含め、サービスを切れ目なく提供できるよう関係機関が密に連携をとっています。この藤沢病院では、地域住民と医療従事者が話し合うナイトスクールを約20年前から続けており、地域医療に対する住民意識の高さも良質な医療の重要な後押しとなっています。

 そこで、お尋ねします。

 本市の地域医療ケアシステムへの取り組みはどのようになされているのかお聞かせください。

 次に、認知症問題についてであります。

 さきに述べました地域包括ケアシステムでは、認知症対策が大きな柱の一つとなります。今後、高齢者が急増する上で、認知症患者、または予備軍も増えるものと予想されます。これまでテレビや新聞等で大きく取り上げられております認知症問題ですが、警察庁のまとめによると、昨年1年間で認知症として行方不明者届が受理されたのが1万322人に上ることがわかりました。このうち98%に当たる1万88人は、昨年中に警察の捜索などで見つかりましたが、今年4月末時点で151人の所在がわかっていません。前年分も含めると、所在のわからない人は計258人に上るそうです。認知症の行方不明者に関する集計は、2012年から実施され、今回で2回目、12年の不明者は9,607人で、このうち107人の行方が今年4月末時点でも判明していません。昨年中に所在がわかった人のうち、受理から1週間以内に見つかった人が9,949人で6,443人は受理当日に判明。一方で、一、二年後に発見されたのは11人、2年を過ぎていた人も32人いました。発見時に生きていた人は9,509人で、388人は既に死亡していたそうです。残りは親戚宅に立ち寄っていたなど、行方不明でなかったことが判明したケースもありました。

 厚生労働省では、認知症施策推進5か年計画を2012年9月に公表しました。これまでの基本的な考えとして、認知症の人が行動・心理症状等により危機が発生してからの事後的な対応を主眼としてきましたが、今後目指すべきケアの考え方として、危機の発生を防ぐ、早期・事前的な対応に基本を置くとしています。この早期・事前的な対応への取り組みの一つに、簡単に認知症のチェックができるシステムを導入している自治体が幾つかあります。興味深い内容でしたので、ここで東京国分寺市の導入事例を紹介させていただきます。

 5月29日より国分寺市ホームページに認知症チェッカーが掲載。これは、パソコンや携帯電話、スマホで簡単に認知症のチェックができるものです。1「これって認知症?」は家族・介護者向け。2「わたしも認知症?」は御本人向けです。1、2いずれかを選択し、次にチェック項目の画面の設問の中の該当すると思われるものをクリック。チェックした後は結果とともに相談先や制度のリストが表示されます。また、認知症に特化したホームページのサイトも充実し、市内で認知症の相談ができる医療機関が表記されます。これにより、「どこに相談に行けばいいの」というお声に応えることができるようになりました。市もプレス発表するなど力を入れ、新聞掲載後からアクセス数が一気に増え、認知症への不安を抱えておられる方の多さを改めて痛感したそうです。

 次に、全国の幾つかの地域では、認知症サポーターキャラバンの推進を図っています。この認知症サポーターとは、認知症の人や家族に対してできる範囲の手助けをする人のことです。養成講座を受講することでサポーターになることができます。さらに、その養成講座の講師役をキャラバン・メイトと呼び、両者は合わせて498万9,053人に達しました。

 そこで、お尋ねします。

 本市における認知症の実態とそれに対する関係機関との連携、取り組みをお聞かせください。

 次に、認知症サポーターキャラバンについてお尋ねします。

 本市でもこの認知症サポーターキャラバンのような取り組みが広がれば、周囲の認知症に対する偏見や誤解が減り、認知症本人の事故を未然に防ぐことができるのではと思いますが、お考えをお聞かせください。

 次に、教育現場での福祉授業についてお尋ねします。

 小・中・高校といった教育の場でもこの認知症サポーターをはじめ、福祉のことを学ぶことで健康に対するありがたさや、人を思いやる共助・互助の精神が培われ、社会に貢献できる人材が育つのではと思います。既に事業の一環に取り入れていましたら、その事業内容を教えていただきたいのと、今後のさらなる取り組みのお考えをお聞かせください。

 次に、「食の拠点」についてであります。

 5月17日の東米良を皮切りに、全7会場で市長と語る西都づくり懇談会が開催されました。その中の一つに、本市の一大プロジェクトとも言える西都市「食の拠点」施設整備基本計画について市長から御説明がありました。また、活発な質疑応答もあり、私自身、市民の方々の率直な思いをお聞きし、大変勉強になりました。この「食の拠点」基本計画概要の中の計画と背景の目的にこうあります。「西都市が持つ資源である食を通じて雇用の創出や地域の活性化を図り、市民や訪れる人々に癒しと活力を与える食創生都市を目指すこととし、本市の農作物や料理、加工品の販売とPRをはじめ、新たな食の開発、食と観光の有機的な連携を進め、食創生都市を実現するための中心施設として『食の拠点』を整備します」とあります。とてもすばらしい内容だと思います。

 そこで、お尋ねします。

 この「食の拠点」の目的の一つに、多くの観光客の流れを望んでいるわけですが、それに伴い、おのずとトイレの利用も増えていきます。言うまでもなく、障がいを持った方々も利用するわけですが、この施設にはオストメイト対応トイレの設置は計画されていますでしょうか。

 次に、小中高の授業の連動についてであります。

 人間に限らず、生きとし生ける全ての者は、食べることで命をつないでいます。赤ん坊も生まれてすぐ、誰から教わったわけでもなく無意識に母親の乳を飲みます。まさに、食、それは命の源と言えます。提案になるのですが、授業の一環として、この施設を学びの場に一部でも開放し、うまく活用することで子どもたちの食育に役立つと思いますが、市長、教育長、それぞれの立場でのお考えをお聞かせください。

 次に、既存施設との共存についてお尋ねします。

 この「食の拠点」のオープンに伴い、既存の観光施設や商業施設、個人商店などへの客離れなどが危惧されるのも事実であります。当然、そのような事態を回避するために、西都全域との連動、バランスの配慮も念頭にあると思いますが、そのお考えをお聞かせください。

 話は変わりますが、長野県の健康促進の取り組みを紹介したいと思います。

 既に御承知の方もいると思いますが、厚生労働省が発表した都道府県別生命表において、長野県が都道府県別の平均寿命で男女とも1位となり、沖縄にかわる新たな健康長寿県を印象づける結果となりました。都道府県別の生命表は5年ごとに作成されるもので、今回で10回目です。男性は昭和40年で全国9位、女性は全国26位でした。その後の調査では、男女とも右上がりに順位を上げ、女性は平成22年度に1位に、男性は平成2年から平成22年の5回連続で1位になっています。

 長野県の健康長寿の総合的要因として4つの点が挙げられます。1つ、高齢者の就業率が高く、生きがいを持って生活している。2つ、野菜の摂取量が多い。3つ、健康ボランティアによる自主的な健康づくりへの取り組みが活発。4つ、専門職による地域の保健医療活動が活発とあります。この中で私が注目したいのは、2つ目の野菜の摂取量が多いということです。平成18年から22年の調査では、1人当たりの野菜摂取量が男性は全国平均301グラムに対し379グラムで1位、女性は全国平均285グラムに対し353グラムで同じく1位、ちなみに、県民1人当たり高齢者医療費は全国で下から4番目となっております。

 話を戻します。これも提案なのですが、この「食の拠点」の概要には、「西都市は農業を基幹産業とし、農作物の一大生産地であり、食の宝庫です」とあります。であるならば、この「食の拠点」というすばらしい施設をつくるのであれば、本市も長野県の取り組みをヒントに、西都市の最大の魅力の一つである地元農産物を西都市民がどんどん需要・摂取し、地産地消を促し、健康長寿日本一を目指したキャンペーン等を展開してはいかがでしょうか。

 以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。(降壇)



◎市長(橋田和実君) (登壇)曽我部貴博議員の質問にお答えします。

 地域包括ケアシステムの構築のためには、在宅医療と介護連携の推進が重要と考えられます。本市では昨年度、「医療や福祉資源の把握と活用」と「在宅医療・介護連携」に関する研修を実施しました。また、地域包括支援センターや医師会でも同様の研修会を実施しておりますが、本市においては、ようやく医療と介護の連携強化に向けての取り組みを開始したところであります。今後は、関係機関との連携のもと、西都市における地域包括ケアシステムの構築に向け取り組んでまいります。

 次に、西都市における認知症の実態と関係機関との連携、取り組みについてお答えします。

 平成25年度末の要介護認定データによりますと、日常生活に支障を来すような症状・行動が多少見られても、支援者がいれば自立できる日常生活自立度?以上の高齢者の数は1,184人で、65歳以上の人口に対する比率は11.6%でありまして、全国平均より高い率にあります。このような状況を受けて、西都市では認知症になっても安心して暮らしていける地域をつくるため、西都市認知症に優しい地域づくりネットワーク委員会を社会福祉協議会に設置しております。その取り組みの一つが、西都市認知症SOSネットワークです。認知症徘徊者の通報・連絡が来ると、まず、消防本部やタクシー防犯組合などの第一次SOSネットワークに捜索の協力依頼があり、家族の同意があれば、地域包括支援センターを中心とした第二次SOSネットワークに情報提供があります。第二次SOSネットワークでは、地域包括支援センターから区長連絡協議会や公民館連絡協議会などに連絡が行くことになっております。

 その他の認知症対策としましては、認知症地域ケア推進会を包括支援センターに設置し、昨年度は小地域SOSネットワーク模擬訓練を三納地区で実施しました。訓練に先立ち、認知症の理解を得るために、認知症サポーター養成講座及び地区福祉座談会等を開催しております。訓練当日は、認知症役の方に地区を徘徊していただき、情報伝達訓練と声かけ訓練を行いました。今年度は、穂北地区で訓練を予定しております。そのほか、防災無線の利用や市民への携帯メールでの協力依頼等についても現在検討中であります。また、昨年度におきましては、西都市で支える認知症のパンフレット作成や認知症サポーター店の登録を行い、現在、妻地区に13カ所、都於郡地区に1カ所の登録があります。また、市が実施しております認知症サポーター養成講座も、これまで約40回の開催で1,000人近くの方が受講されており、一般高齢者向けの認知症に関する講座も実施しております。今後も関係機関との連携を密に、認知症対策に積極的に取り組んでまいります。

 次に、認知症サポーターキャラバンにつきましては、今後も養成講座等を幅広い年代層に継続して実施することにより、認知症に対する偏見や誤解のない認知症に優しい環境づくりができるものと考えております。

 次に、「食の拠点」についての御質問にお答えします。

 オストメイト対応トイレの設置につきましては、大変貴重な御提案であると受けとめています。多くの皆さんが利用しやすい施設にするため、前向きに検討させていただきます。

 次に、小中高の授業との連動についてでありますが、食育の推進のためによい提案でありますが、「食の拠点」施設は、市外・県外の観光客を引き込むゲート並びに情報発信、ガイダンスの場として考えております。御提案の学びの場としての機能につきましては、中心市街地において市民交流プラザの建設構想を持っておりますので、その中で検討してまいりたいと思います。

 次に、既存施設や西都市全域との連動についてでありますが、「食の拠点」は、観光客を西都市に引き込むためのゲートとして考えており、交流人口の拡大を図り、パイを増やしていくことが整備目的であります。さらには、「食の拠点」と市街地や観光資源、スポーツ資源、産業資源など西都市が有する各種資源とのネットワークを構築し、市外・県外へ向けた情報発信と「食の拠点」が引き込んだ観光客を市内の観光地や商店街に誘導し、西都市全体の経済浮揚を図りたいと考えております。

 次に、地産地消、市民の健康向上についてでありますが、西都市は、第4次西都市総合計画において食創生都市を目指すこととしております。その機運を盛り上げていくためにも、議員の御提案のような地産地消を取り入れた市民運動的な取り組みも必要だろうと思います。今後、「食の拠点」施設の整備とあわせて、西都市全体の取り組みとして食と健康、スポーツなどをテーマに健康長寿日本一を目指すような取り組みも考えていきたいと思います。

 以上でございます。(降壇)



◎教育長(竹之下悟君) (登壇)曽我部貴博議員の御質問にお答えいたします。

 2番目の認知症問題についての3番、教育現場での福祉に関する授業につきましては、まず、その現状でありますが、中学校1年生がさいと学として西都市の福祉の現状と課題について学んでおります。また、高齢者福祉施設を訪問したりする体験活動を実施しています。小学校6年生においても社会の学習で福祉について学習し、よりよい社会を実現するために自分たちが何をなすべきかを学ぶ学習をしております。

 次に、認知症に特化した教育については、平成24年度より三納小・中学校が認知症サポーター養成講座を受講しています。認知症や認知症を介護している方々への理解を深め、受講した児童・生徒が認知症サポーターに登録されています。今後も学校において福祉に関する授業の充実に努め、全ての人に優しい社会を子どもたちが実現できるような福祉教育を推進していきたいと考えていますが、認知症に特化した教育については、今後、学校側と十分協議して検討してまいります。

 次に、3番目の「食の拠点」についての2番、小中高の授業の連動の御質問にお答えいたします。

 「食の拠点」を食育の学びに活用できないかということでありますが、これまで各学校における食育に関する大きな取り組みとして、弁当の日が挙げられます。また、日常の給食指導についても食育の観点から取り組む学校が全てであります。三財中学校の本年度の修学旅行では、京都市内で生徒たちが西都産の食物、ピーマンをPRするという活動に取り組む予定です。「食の拠点」の活用については、例えば、各小学校がさいと学で栽培した米や野菜を自分たちで食することはこれまでもありましたが、今後PRを行うことなどを学校側と協議していきたいと考えております。

 以上であります。(降壇)



◆2番(曽我部貴博君) 御答弁ありがとうございました。

 先ほど地域包括ケアシステムの中で述べましたけれども、ここで1点、こちらからは1つだけ質問させていただきます。

 内閣府発表の高齢社会白書ですが、本市に置きかえた場合の総人口に対する75歳以上の割合が、2012年当時と、また2025年の予測データがありましたら教えてください。



◎健康管理課長(大西良和君) 2012年当時におきましては、男性13.8%、女性20.1%であります。また、2025年の推計によりますと、男性19.1%、女性25.5%となっておりまして、いずれも5%以上の増加が予測されております。

 以上でございます。



◆2番(曽我部貴博君) ありがとうございました。

 本市も例外なく深刻な超高齢社会が予想されると思われます。高齢者が可能な限り住みなれた地域、また我が家で自分らしい暮らしを続けることができるよう、紹介した事例も参考に本市の実情、また特性に合った仕組みづくりをさらに構築していただきたいと切に願います。

 また、先ほどのオストメイト対応のトイレの件ですが、オストメイトは常に排せつに関わる面で緊張と不安の中に置かれています。周囲の何気ない気配りや温かいまなざしがあれば、その緊張と不安も解消されます。障がいのある人もない人も安心して利用できる施設づくりをぜひお願いいたします。

 以上で、私の全ての質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(井上久昭君) 暫時休憩いたします。

                          午後1時40分 休憩

                          午後1時49分 開議



○議長(井上久昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、13番井上司君の発言を許します。



◆13番(井上司君) (登壇)こんにちは。新緑会の井上司と申します。

 まずは、今回4月に行われました西都市議会議員選挙におきまして、市民の皆様の御理解をいただき、4回目の当選をさせていただき、この場をかりましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 早いもので6月梅雨の季節であります。梅雨に入ったと思いしや、宮崎県児湯郡地区から県の北部にかけて豪雨が襲い、大変な被害が起き、災害に遭われた方々へお見舞いを申し上げます。今後、自然災害が起きないよう願いたいものでもあります。

 さて、西都原の大地にも春を呼び、菜の花に桜、真っ赤に染まるミツバツツジが咲き、今は新緑の香りが漂い、人々に癒やしと感動を与えてくれております。大地も夏にかけて口蹄疫の復興の思いを込めてヒマワリの花が太陽の輝きを乗せて咲き、風になびかせ、自然の喜びを西都原大地に広げてくれることと思っております。

 それでは、通告に従って順次質問をさせていただきたいと思います。

 九州を取り巻く高速道路が延岡まで開通し、活発な食産業が展開を始めたようであります。農業と観光で歩く西都市であります。輝く「食の拠点」、食創生、元気な日本のふるさと“西都”へ向かっているようであります。誰にも喜びが求められる「食の拠点」になることを切に願いたいと思います。

 また、西都市の史跡、古墳、世界文化遺産登録へ向かって歩こうとしている西都原史跡と歴史文化が世界に反映することを願いたいと思っております。

 そこで、第1の質問は、観光と史跡文化についてお尋ねいたします。

 古事記編さん、古代1,300年の時を超えて、現代によみがえる西都市の史跡と文化であります。西都原には、宮内庁管轄の男狭穂塚、女狭穂塚を中心に311基の古墳が点在し、取り巻くように南に国分寺あり、その中に木喰上人のおつくりになられた五智如来像が南を向いて祭られています。北にニニギノミコト、コノハナサクヤ姫、ロマン記紀の道、人々に癒やしの心を与えてくれます。そんなすばらしい大地、西都原であります。

 現在、国指定、国府、国衙跡の完成はいつごろになるのか、また、国衙跡、大地から発掘された出土品はどのようなものなのか、今後、発掘の出土品はどのように展示されていくのかお伺いいたします。

 いま一つは、国指定になった国分寺跡について、現在どのように進んでいるのか、今後の取り組みや国分寺をどのように生かされていくのかを伺います。また、この西都原大地ふるさとの原点とも言える歴史と史跡、文化を生かした観光ビジョンへの結びつきはどのように考えておられるかもお伺いいたします。

 第2は、県の考古博物館、西都原古墳群、学術調査が、1912年、大正元年でありますが、西都原古墳群の発掘調査から100年になるそうです。それに関連して、県が運営する流動式とも言える西都原考古博物館10周年記念特別展示として、古代西都原の宝物であります舟形埴輪、子持家形埴輪、並びに国宝の金銅馬具の逸品たちが里帰りをし、すばらしい感動を与えてくれました。

 そこで、4月19日から6月15日まで、市外の人々がどれほど考古博物館に見えたのか伺います。同時に、西都市の皆さんは県立考古博物館へこの間、どれほどの方が見えたのかもお尋ねをいたします。

 次に、福祉行政について伺います。

 全国どの自治体でも少子高齢化については大変深刻な今後の課題だと思います。

 そこで、高齢者について伺いますが、西都市の高齢者数、人口の約32%ほどと聞きます。その中でひとり暮らしの方はどのくらい住んでいらっしゃるのかお聞きをいたします。また、ひとり暮らしの人への安心・安全への配慮はどのようにされているかも伺います。

 次に、コミュニティバスの運用について伺います。

 現在、三納、都於郡地区を運行されていますが、今後の運行について伺います。

 今後、高齢者社会が進む昨今、車を持たないバス路線もない高齢者の皆さんは、コミュニティバスの運行を心待ちに待っていらっしゃるようであります。

 そこで、質問をいたします。

 バス路線のない三財地区の運行はできないか伺いたいと思います。

 いま一つは、妻、市内商店街へのバスの乗り入れの運行は考えていないのか、市長の見解をお聞きして、壇上からの質問を終わります。(降壇)



◎市長(橋田和実君) (登壇)井上司議員の御質問にお答えいたします。

 史跡と歴史文化を生かした観光ビジョンへの結びつきについてでありますが、観光ビジョンにおいて、基本戦略1の「周遊型、宿泊滞在型、観光メニューの創出」の施策の一つとして、「歴史・文化遺産を活用した観光の推進」を掲げております。その具体的な取り組み内容として、西都原を中心とした周遊型観光メニューの開発に取り組むことにしております。西都市の代表的な観光地である西都原古墳群を十分に活用した観光を積極的に推進するとともに、西都原への来訪者が西都原だけではなく、記紀の道や日向国府跡、日向国分寺跡、都於郡城址など古代から中世にかけて政治経済、文化の中心であった歴史を探訪し、神楽や土地の料理を堪能するガイドつきツアーなど、西都市ならではの観光メニューの開発に取り組んでいきたいと考えます。

 次に、高齢者のひとり暮らしについてでありますが、住民基本台帳上の平成26年5月1日現在の西都市の人口は3万2,211人であり、うち65歳以上の人口が1万248人であります。このうち単身世帯の方は2,799人となっています。高齢化率が進む中、ひとり暮らしの高齢者も増加し、孤立死の問題等も深刻化しています。民生委員児童委員や福祉委員による見守りをお願いするとともに、地域の団体とも連携をとりながら、地域での見守り体制の強化に努めてまいります。

 次に、安心・安全への配慮についての御質問でありますが、本市では、常時注意を要する高齢者及び障がい者を対象に、緊急通報機器の貸し出しを行っています。機器のボタンを押すだけで24時間受信センターにつながり、協力者への連絡や救急車の要請を行います。昨年度の貸し出しは75台であり、緊急の通報は16件ありました。また、防火のためのひとり暮らしの高齢者世帯の危険機器類の点検や火災警報器、自動消火器、電磁調理器の給付も行っています。これに加え、地域での見守り支援として、区福祉推進会を中心としたふれあい・いきいきサロン等の活動や、単位高齢者クラブによる訪問活動も行われています。このような住民同士の支え合いや顔の見える関係づくりを行い、地域の安全・安心につながるよう努めています。

 次に、コミュニティバスの運用についてお答えします。

 まず、三財地区における運行でありますが、コミュニティバスの導入に当たっては、高齢者及び小学生の移動手段の確保、バス路線地域の拡大、現行予算規模での実施、低運賃の体系の4つの基本方針に沿って検討を行っているところであります。このため、現行予算規模の観点から、現在運行されている西都・国富間の廃止路線代替バスの効率的な運行等について、国富町と協議を行っているところでありますが、協議が長引くことも考えられますので、先般の3月定例会において答弁しましたとおり、交通空白地域への補完的な形の小規模なコミュニティバスの運行についても検討を行っているところであります。

 次に、西都市内商店街へのバスの乗り入れについてでありますが、現在のコミュニティバスの運行経路につきましては、西都ショッピングセンター及び西都バスセンターを発着地点とし、一部、市内商店街を通過する経路で運行されています。このため、運行経路の沿線にある商店街等施設への一定の利活用は図られているものと考えております。今後、運行経路となっていない商店街等へのバス乗り入れ、路線の変更に関しましては、利用者のニーズも把握しながら検討してまいりますが、公共交通空白地域の割合が高い三財、穂北地区への新規導入を含め、平成27年度からの運行見直しに反映できるように取り組みを進めてまいります。

 以上でございます。(降壇)



◎教育長(竹之下悟君) (登壇)井上司議員の御質問にお答えいたします。

 まず、国指定日向国府跡についてお答えいたします。

 整備の完成はいつごろになるかということですが、現在、遺構等を特定することを目的に発掘調査を進めており、平成28年度には終了する予定です。この発掘調査の成果をもとに、保存整備計画、基本計画を策定する予定であり、完成については確定しておりません。

 次に、発掘された出土品についてお答えします。

 全体的には古瓦を中心に土師器、須恵器、銭貨、貨幣のことでありますが、等が出土いたしております。特に、墨書土器やすずりに加え、日本で最初の流通貨幣である和同開珎と萬年通寶は古代遺跡から出土したのは南九州では初めてのことであり、注目されております。

 続いて、今後、発掘調査の出土品をどのように展示するのかについてお答えいたします。

 平成23年度には、墨書土器を中心に、日向国府跡発掘調査速報展を行いました。翌平成24年度に和同開珎、萬年通寶を歴史民俗資料館の企画展として展示しました。今後も特徴ある遺物等が出土した場合には企画展として展示してまいりますが、全体展示は、周辺に日向国分寺跡も所在していることから、総合的に検討をしていかなければならない課題であると考えます。

 次に、国指定日向国分寺跡は、現在どのように進んでいるかについてお答えいたします。

 日向国分寺跡については、現在、保存整備を目的に、地元の方々の御協力を得て公有化を進めております。

 さらに、今後どのように取り組み、生かしていくのかについてお答えいたしますが、公有化後については発掘調査を行い、その成果をもとに基本計画を策定し、最終的には保存整備を行い、活性化の目玉として活用を図りたいと考えております。

 続いて、西都原考古博物館10周年記念特別展における市外と市内の方の来客数についてお答えいたします。

 特別展の来館者は、昨日、6月15日現在で2万8,753人と聞いております。ただし、市内と市外の区別はしていないそうです。また、昨年同時期の入館者は2万1,560人で、7,193人の33%増となっております。

 以上であります。(降壇)



◆13番(井上司君) ありがとうございました。

 それでは、質問席のほうから少し質問させていただきたいと思います。

 今、西都市は、史跡と歴史の文化が非常に県内外から注目を浴びているようでありますが、そこのところをやっぱり一般の皆様方にも十分にわかっていただくように質問させていただきました。

 先ほどからいろいろとお話をしていただきましたが、整備の完成は28年ごろには終了する予定とありますから、国府跡が。その完成はまだ未定であると、発掘調査の成果をもとにして基本計画策定の予定で完成は確定なしとのことであります。先ほど言われましたように、古瓦を中心に墨書土器やすずり、いろいろなものが出土し、奈良時代に鋳造され、日本で初めて通貨として流通した和同開珎、萬年通寶の銅銭が4点ほど出土されたと聞いております。出土したのは、南九州では先ほど教育長が言われましたように初めてと。また、鋳造された和同開珎は5,000枚、萬年通寶は8,000枚全国で出土し、その中で南九州は1%にすぎないとされています。律令国家の行政機関だった国府下だからこそ貴重な資料ではないかと思いますが、国府跡から出土しました大切な和同開珎、それから萬年通寶、こういったのが今展示をされておりますけれども、この国府跡、これが完成した後には、どういう形でできるかわかりませんけれども、完成した後にここで発掘されたものをその場で展示していくということはできないものか、ちょっと伺いたいと思っております。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 日向国府跡の周辺には、日向国分寺跡も所在しておりますので、展示場所等については、これらを踏まえて今後の検討課題としたいというふうに考えております。

 以上であります。



◆13番(井上司君) ありがとうございました。

 やっぱり史跡文化、歴史文化、これは重要なことであります。やはり国府が置かれたということは、西都市は日向の国の中心だったということがもう完全に出ているわけでありますから、やっぱりこの日向の国という言葉、今、西都市は西の都でありますけれども、やっぱりこういったものを重点的に、先祖から預かって、そして、ここに国府が置かれたということは、まず西都市の皆さん方は理解をし、そして全国に発信できるようにしていただきたい、そういう考えであります。それをするためには、やはりそこで出土したものはそこに展示ができるようにして、恐らく将来、観光地になるでしょうから、その観光の場としてこういったものがここから出ているよと、そういった方向づけにしていただければありがたいと思っておりますから、そういったのを切に考えておいていただきたいと思っております。

 それから、日向国分寺でありますが、これは聖武天皇でありますかね、全国にあった66の国に建てられた国分寺の一つであるという予想であります。敷地面積は約1万9,200平方メートル、寺の広さは東西が約150メートル、南北は大体190メートルと推定されるとあります。日向国分寺は8世紀後半に建てられ、9世紀末に弱体しております。この様なことから、九州の分離、それから中国でしょうから清の国といいましたが、そういったので結ばれたのが出土した瓦から出ている。迎賓館のものと同じものであるということもされておりますから、ここも教育長言われたように観光のメッカとしてまた結びつけていただければありがたいと思っております。

 そして、国分寺には、先々やりたいと思いますが五智如来、木喰上人がとられた5体の仏像があります。これはまだ知っていらっしゃらない方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、この五智如来には全ての意味があるそうでありまして、きょうは言いませんけれども、そういったものがたくさんあるわけでありますから、やっぱり教材として、そして西都市は古墳時代からいろんなものができたことを十分に知らしめていただきたい、これはお願いでありますから、そういった点にもひとつお願いしておきたいと思っております。

 続きまして、史跡と歴史文化の固定した観光ビジョンに入らせていただきたいと思いますが、観光ビジョンにつきましては前々からとにかく史跡文化を生かし、歴史文化を生かし、観光面にいろんな配慮をしていって西都市の観光を世に広めていきたいという考えを持っていらっしゃったようでありますけれども、いろいろ考えますと、西都市にはたくさんの文化遺産と歴史遺産があります。例えば、都於郡城もきょう出てまいりましたが、都於郡城もそうでありますね、伊東マンショの関係から450年の歴史を持っております。そして、西都原の男狭穂塚と女狭穂塚ですね。この男狭穂塚、女狭穂塚、前にも言ったことがあるんですが、ここの大地、この塚の上に生えている木なんですが、市長、こういった木を何とか伐採できないものでしょうかね。やっぱり観光のメッカはここだろうと思うんですよ。これ、いろんな方が言われます。県の県議さんのある方も何とかしたらいいなと。やっぱりこれが開いたら、東京は宮内庁さんが言われますけれども、宮内庁は東京はビルの街でありますから、それは山林があって山があって新鮮なものがいいかもしれませんが、こっちは周囲を見渡すと全て山であります。ですから、その中にぽつんときれいなものができ上がってくると、西都市はすばらしく伸びてくるような気がするんですが、ちょっとちぐはぐになりましたがお聞かせいただきたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 今、あそこの男狭穂塚と女狭穂塚、森林が育っておりまして、例えば考古博物館から見てもわからないし、どこから見てもわからないということでありますが、できれば私ももう少し、特に杉の木は切っていいんじゃないかなと思っておりますし、少しやっぱりうっすらとでもいいから外から見えるような形にしていただくといいんじゃないかなと思います。もともとは木はなかったと思うんですね、原形は。できればそのようになると、後はエロージョンを起こさないようにちゃんと補修しないと木の根っこが穴になって、腐ったら穴になって壊れてきますので、そういった点はちゃんと補修しないといけないと思いますが、できればそう私も思っております。ですけれども、宮内庁がなかなか厳しいということでありまして、また県も県議会もそのように願っているようでありますから、その辺を今後、世界遺産という中で、見れるようになればいいなと思いながら、その努力はしていかなければいけないと思いますが、この前、あそこはヒメボタルの生息地で、準絶滅危惧種にヒメボタルは指定されておって、木をもう切ってくれるなと。切ったらヒメボタルがいなくなるということで、そういう要望も受けておりまして、なかなか難しい問題だなと思いながら、自然を大事にするということと古墳の活用という点で、非常に私自身も悩んでおります。それを御理解いただきたいと思います。



◆13番(井上司君) なかなか難しいことでありますけれど、我が西都市にその大地がそびえているということなんですよ。ですから、やっぱり市長も担当される方も、できれば宮内庁にやっぱり少しぐらい行っていただきながら、我が西都市を少しでも観光のメッカにし、やっぱり広々としたこの地域古墳、その歴史とそれから史跡を大いにやっぱり世界に発信することが一番大事じゃないかと、そんな気がするんです。やっぱりそれは、皆、恐らくあそこを生かしたら皆望んでいると思いますから、また市長この点については、ひとつ本気でちょっとぶつかってみてくれないですか。そんな気がしますがね。

 と申しますのは、西都原に、宮崎大学の調査、81号古墳、前方後円墳、国内最古級、一番古いと言われている古墳があるんですね、81号だったと思いますが。こういったのを、やっぱり何となくくすんでいるんですよ、表に出ていない。ですから、古墳をつくった形が西都市のそこの81号が一番日本の古代であるならば、こういったのもどんどん発信しないといけないだろうと思うんですよ。西都市の史跡と文化と、それから歴史を観光のかなめとするならば、やっぱりよく眺めながら引っ張り出していかないと、いつまでたっても同じことばかりしか進んでいません。私も12年議員させていただきながら、この観光方面には大分携わってきてお願いしてきたと思いますが、やっぱり実質的に観光の形はできていても、来てゆっくりと眺めて西都市の地に休んでいただくということは、まだできていないですよね、来て帰っていくだけであります。ですから、それは何が違うかといったら、私、魅力がないと思うんですよ。強いて言えば、もとは墓でありますから、それは古墳という名前なんですよ。ですから、そういったのに磨きをかけて生かしていただく、そして先ほど市長が言われました食との結びつきができてくると、私はどんどん伸びてくるんじゃないかなと、そんな気がするんですよ。その点について、市長はどういうふうにお考えですか。もう一回聞きます。



◎市長(橋田和実君) 今、81号墳だったですね、そういったものをもうちょっと脚光を浴びさせるようにしなければいけないと思いますし、例えば、13号墳でも中が見られるようになっています。あるいは、あそこのガイダンスセンターの近くの横穴墓、あそこも中が見られるようになっていますが、なかなか中を見せていないんですよね。鬼の窟とかそういうところをちょっと見せて、はい、さようならという感じですが、やっぱり最も古い前方後円墳とか13号墳の中を見ていただくということは、私はもっと観光ガイドの中でしていくべきことではないかなと思いますし、もう一つ、金銅製馬具が出土したと言われる百塚原、これ、三納、永野の上のほうなんですが、ここにはまだ百塚というぐらいだから大分塚があるんじゃないかなと思うんですね。しかも、まだそれこそあれは、金銅製馬具は国宝ですよね。国宝が大分眠っているのではないかなと私も思うんですが、その辺をやっぱり整備して、そして発掘やらそういうことをしていくべきじゃないかなと思っておりますので、もうちょっとその辺の周辺の整備も含めて取り組んでいかないといけないなと思っています。単なる癒やしだけではなくて、そういった面での活用もやっていくべきだと考えております。



◆13番(井上司君) ありがとうございます。

 やっぱりそういうふうに描きながら、一つ一つこの西都市の観光に面してつくっていただければありがたいと、そう思っています。先ほど市長が言われましたように、西都市の古代宝は3つありました。舟形埴輪とそれから子持家形埴輪と、さっき言いました金銅馬具ですね、これはもう宝物でありますけれども、その中の子持家形埴輪なんですが、これは親があって中に小さいのがあるんですよ。この解明というのはできていないもんでしょうか。解明されるとやっぱり形が違うと思うんですよね。確かにいろいろと話が今、新聞どんどん出ておりますけれども、子持家形埴輪に対して、この住居がどういうふうに使われてどういうふうになっていたのかというのがわかれば、ここで教えていただければありがたいと思っております。



◎教育長(竹之下悟君) お答えいたします。

 子持家形埴輪については、皆さんも御承知だろうと思いますが、1つの母屋と4つの小屋から成っております。詳しく言いますと、中央の竪穴住居形式の母屋、左右に平床式の切妻造りの小屋、さらには前後に平床式の入母屋造りの小屋、こういうつくりでございます。今、お尋ねの部分については、いろいろな機能を持った部屋を表現したものではないかと言われておりますし、けさの宮日新聞にも説も載っておりましたが、結論から言いますと、はっきりしたことはわかっていないというふうに聞いております。

 以上であります。



◆13番(井上司君) はっきりしたことはわかっていない、そうですよね、確かにそうであります。ここを発掘された人が、こんなこと言っていいでしょうかね、もと王朝の中心じゃなかったかという形で発掘されましたよね。ですから、そういう考えもいろいろあったんでしょう。途中でいろいろとまってしまって、いろんな宝も東京のほうへ向かっていったわけでありますが、それから何十年、目が覚めてやっと今、公表されていくようになったわけですから、またこういったものをいろいろと調べていただいて、本当の基本にできたのはどういう形なのか、じゃ、これ、どういうふうに維持していたのかというところまで調べていただければ、やっぱり史跡とそれから歴史というものが重なってくると思うんですよ。西都市にいっぱいあります。それを本当に観光のメッカにするならば、思い切ったことをやらないと私はだめだと思っております。それが、やっぱり人口増にもつながってくると思いますから、またひとつ市長、目に見えない難しいことでありますけれども、お願いしておきたいと思っております。

 次、行きます。次は高齢者です。今、本当に高齢者の皆さんが大変どんどん増えております。これから10年後、今、西都市が65歳以上が32%ぐらいですよね。10年たちますと約40%になってくるんじゃないかとまで言われております。そうなりますと団塊の世代でありますが、この方たちが75歳を超してくるわけですよ。その多くなってくる中に、働く人は多分25%から30%ぐらいと思いますよ。どんどん高齢者が増えていきます。いまでもそうであります。歩いてみますと、確かに民生委員の皆さん方も一生懸命やっていただいております。社会福祉協議会も一生懸命やっていただいております。それはよく理解しております。けれど、歩いてみますと、なかなか手の届かない人がたくさんいらっしゃるんですよ。やっぱりそういった人を私は救わないと、安心・安全と言えないんじゃないかと思うんですよ。今まで一生懸命やってきて、西都市に住んで、そして歩いてきた人たちが、最後では、言葉が悪いですけれど、昔でいう納戸の隅で亡くなっているという、こんなことではいけないと思うんです。今こそ手を打っておかないと、10年後大変なこと起こりますよ。私もそうです。10年たつといえば80歳前ですから、大変なことなんです、あっという間です。ですから、今、そういったところにかけて手をつけていただきたいと私の願いでありますが、ちょっと聞きたいと思います、市長。



◎市長(橋田和実君) 私も井上司議員と同様に歩いてみますと、ひとり暮らしの家庭が非常に多いというのは実感しておりますし、また、いろいろそういった緊急通報機器を設置したいんだがと、ところが子どもさんは福岡県に住んでいたり、宮崎市に住んでいたりしておられて、お父さんかお母さん、特にお母さんが多いんですが、ひとり暮らしでやっておられるということで、いろいろと心配をされておられます。だから、私は地域で見守りしていかなければいけないなということで、地域づくり協議会とかそういったものをつくっていただいて、そしてみんなで見守りしていこうと、そしてもちろん社協やらあるいは福祉委員の方々にお願いして、それから民生児童委員の方にもお願いしてやっていっておりますので、その辺の活動が活発になるように、市としましてもみんなで見守りができるようにいろいろと取り組んでいきたいと考えております。



◆13番(井上司君) ありがとうございます。

 市長から答弁がありましたように、最初、緊急通報機器の貸し出し、昨年度の貸し出しは75台ということですが、この貸し出しは大体どんな方たちが預かっていらっしゃるんでしょうか。ちょっとお聞きします。



◎福祉事務所長(渡邊敏君) お答えいたします。

 緊急通報機器の貸し出しはどのような高齢者の方が対象になっているかということでございますが、ひとり暮らしの高齢者や高齢者夫婦世帯などの高齢者のみの世帯の方で、常時注意を要する慢性的な疾患、例えば心疾患などの持病がある方、疾患により救急搬送歴のある方、通常電話での通報が困難な方などが対象となっています。

 以上です。



◆13番(井上司君) わかりました。

 今、ひとり暮らしの高齢者の方が2,334人という話をしました。その中の75台であります。残りは2,259名いらっしゃるわけであります。その中の75名が今、この機器を使用し、ボタン一つか何かで緊急体制ができているということでありますが、これ、ほかの人たちはやっぱり申し込まないとできないというわけなんですか。それとも、担当のほうでそういった人たちをちゃんと見て、調べて必要性があるなということで75名なんですか、お聞きします。



◎福祉事務所長(渡邊敏君) この件に関しましては、申請のあった方が75名ということでございまして、緊急通報機器装置につきましては、民間でこのような装置を貸し出しをされているところもあります。福祉事務所のほうで利用されている方は、先ほどの対象となられている方で申請をいただいた方々が75名ということでございます。

 以上でございます。



◆13番(井上司君) わかりました。

 やはり申請をされる人、されない人、困っている人、たくさんいらっしゃると思うんですよ。やっぱりもう少し地域の、先ほど市長が言われましたが、地域活性化事業、こういった皆さん方にもお願いしながら、やっぱり一遍調べてもらう。というのは、私、昨年、こんな言葉はいいのか悪いかわかりませんが、歩いていましたら92歳のおばあさんがおりました。私の顔をじっと見て、名前言われたんですが、よく覚えていらっしゃるなと思ったんですよ。そのとき寒い中に大根1本洗っていました。その方がこう言われました。「井上さん、この西都市に100歳の方が何人いらっしゃいますか」と言われました。これは事実であります。ですから、「三十二、三人、多分いらっしゃると思いますよ」と言ったら、「私はそこまで生きられますでしょうか。でも生きないといけないんですわ」と。「何でですか」と言いましたら、「向こうの玄関見てください」と。50歳代の息子さんが寝ているんですよ、元気よかったんですけど。宮崎市で働いていたらしいんですよ。「今、私が息子を見ております。私は2万円の年金があります。これはありがたいですよ。畑の仕事をして、2万円で生活をして、息子を見なければなりません、死ぬわけにはいかない」というわけです。「息子さん、障害年金もらっていますか」と聞いたら、「おかげさまでありがたいことでありますよ」と。「けれど、それを使ったら、私が亡くなったときにはこの子はどうなるでしょうか」と言われました。大人ですよ、けれどお母さんですから、こんなこと言っておられます。そこにも民生委員の方がお見えになっているかもしれませんけれども、「不安でたまらない、いつも一人で考えております。何とかお願いできないでしょうか、安心できる方法は」というわけなんですよ。だから、取り上げてみたんですよ。

 今、西都市は実質的に表はどんどん前に進むかしれません。けれど、足もとを歩いてみますと、いろんな大変な人がたくさんいらっしゃいます。ですから、私はこれ、今、手がけていただきたいとそういう願いであります。今後とも、担当に携わっていらっしゃる課長も大変でしょうけれども、やっぱり把握しながら、本当に困っている人にはどうやって対応するか、そして安心・安全に住んでいただくことを、何も金ではないですよ。木城町の話しますと、木城町は牛乳屋さんにお願いをしている。牛乳を配達しているそうです、ひとり住まいの方。それは公費です。あくまでも公費でやっている。ですから、本当に山村ほど困っているから、行政も力入れているんですよ。そういったところもひとつ十分考慮していただきながら、どうやったら安心できるか、それが初めてやっぱり西都市のこの大きな大地の中で、農業と林業のまちで安心して住めるのではないかと、そういう気がいたしますから、ひとつお願いしておきたいと思います。これに何かコメントありましたら、市長、ちょっとお願いします。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



◆13番(井上司君) 続いて、関連になってきます。コミュニティバスについてです。

 現在、都於郡と三納と走らせていただいております。いろいろバスの運行については、補助金を出しながら、いろんな人が助かっているわけであります。このコミュニティバスというのは、やっぱり今、路線がある県道40号、県道24号、県道沿いはバスが走ってくれますから、まあまあ何とかなるんですけれども、走っていないところの地域の皆さんであります。特に三財地域は、私、三財ですから、石尾から上がってきますと、加勢の道路、昔の旧道、あの辺に行きますと、必ずこういうふうに言われるんですよ、何とかしていただけないだろうかと。息子を呼ぶんだけれども、なかなか来てくれないと。ですから、たまたまいた人にお願いしながら買い物に出かける。買い物に出かけると1週間か10日分買って帰らないといけないと。冷蔵庫入れておきますと。コミュニティバスが1日1回か2回通ってくれれば、一緒に乗ってそこに行って買い物をしてまた帰れるということであります。ですから、そういった点の運行の通路ですが、市長のほうでよかったらお話をしていただいて、この路線をお願いしたいと思います。



◎市長(橋田和実君) 三納と都於郡地区のコミュニティバスの路線を開設するときに、三財とか穂北も同時にできないだろうかということで考えたんですが、どうしても三財地区は国富町との関係、それから穂北地区は高鍋町、新富町との関係がありまして、その辺を何とかしなければいけないということで、ちょっと今、協議中でございますが、できる限り先ほど申し上げましたように、ミニコミュニティバスみたいなものを、いわゆる県道路線とつなぐそういうコミュニティバスといいますか、そういったものを時間帯を考慮してそれが設置できないか、できるだけ早い時期に検討して、その辺の設置についてやっていきたいと思います。



◆13番(井上司君) ありがとうございます。

 できたら、そうやって少しだけできるだけ早く足の流通がお年の方が安心できるような体制をとってもらうとありがたいと思っております。

 私どもはちょっと、話変わりますが、総務委員会にて23年10月でしたか、このコミュニティバス、向こうは市民バスと言っておりました。ここに調査に行ったことあるんですよ。そのとき、「きゃっするくん」というバスがありました。これは、市が8台バスをまず借り入れて、そして、2台は予備において、それを預けるんですね、バス会社に。そのバス会社に預けて、それで運行してもらうと。そして、隅々まで回るということでありました。なかなか非常にいいことだなと思いました。もちろん運賃は200円、70歳以上は100円、中学生から下も100円ということでありました。人口も西都市と余り変わらないです、3万7,000人ぐらいですから。そういったところはそういう方向をやって、一生懸命やっぱり高齢者、今まで歩いてきた人たちのために高齢化時代がやってくる中でやっておられます。ですから、こういった点についてはまた一生懸命、ひとつ市長、大変でしょうけれども、お願いをいたしたいと思いますが、すみません、お願いします。

 それともう一つであります。

 私、西都市のまちの中でよく見かけますが、バスが通らない、まちを。昔の宮交路線はあります。けれど、四方八方にバスが通っていかない。ほかのまちはよくバスがまちの中を通っているんですよね。ですからバスを通すことにより、例えば、小野崎から中央通、本町にかけて、そして宮交の本社に回っていくとか、そういた路線をつくっていただければ1日2往復ぐらい、それで地方をずっと、さっき言ったコミュニティバスみたいな形で回っていただければ、非常にまちの中の活性化になるんだと思うんですよ。まちの人たちは、やっぱり昔ながらの商売をしていらっしゃいます、今も。言葉悪いですが腰かけ商売です。来る人を待っていらっしゃいます。だったら、買い物に非常に困るお年寄りが、買い物がしやすいまちの中に語りのできる、そうすることによって、商人も行く人もよくなるんではないかと思うんですが、このバス路線の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。



◎総合政策課長(中武久充君) お答えいたします。

 今のお話がございました市内の周遊のバスの関係でございますが、これは当然、議員御指摘のとおり、高齢者の需要たくさんございます。例えば、一つは買い物であったり、またあるいは医療機関であったり、またあるいはいろんなところの集会所であったり、いろいろニーズがございますので、27年度の10月からのバスの運行の見直しを今、前提として検討いたしておりますので、そこらあたりの現在の運行のバス路線、これの見直しと合わせまして、市内の周遊、そういうものができないかどうかを含めまして、一応検討をしてまいります。



◎市長(橋田和実君) 今、基本的には総合政策課長がお答えしたとおりでありますが、運行をしてみて、乗り手がいるかどうかその辺を確認しなければいけないと思っておりますので、その辺のときにはまた変更もあると思いますが、その辺は御理解いただきたいと思っています。

 路線を変更して、伸ばせば伸ばすほどコストもかかりますので、その辺も考えて、利用の状況に応じて対応していくと、そのようにさせていただきます。



◆13番(井上司君) よくわかります。確かにコストもかかります。そして、ひょっとしたら乗らないかもしれないですね。それはよくわかるんですよ。けれど、やらなかったら、これ前には進みませんよ。先ほどの皆さん方が言った食と一緒ですよ。いろいろ出てきましたけれども、やらなければ話になりません。やってみた後は結果をどうするかですから、やっぱりそういったところに力を入れていただくと、まちの商店街の皆さん方も、ちょっと話はずれる、ごめんなさい、「食の拠点」に対しては理解が出てくるんじゃないかと思いますよ。私はそう思います。そして、やっぱりつないでいけば、西都市の市内のまちとそういったところが流通されていくと。そして、お年寄りも安心して買い物に行けると。私は非常にいいと思うんですが、それはコストはある程度かかるかもしれません。そこはやむを得ないと思います。ですから、そういう方向を一生懸命ひとつ考えていただけますか、市長、もう一回言って、終わります。



◎市長(橋田和実君) 私、やらないと言っているのじゃなくて、やってみていろいろ検討していきたいと思っています。



◆13番(井上司君) ありがとうございました。勝手なことばかり申しましたけれども、どうかひとつ西都市の高齢化、そして我々が進んでいくこの大地でありますから、どうかお願いしまして終わります。ありがとうございました。



○議長(井上久昭君) お諮りいたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(井上久昭君) 御異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決しました。

 明日は午前10時開議、一般質問を続行いたします。

 本日はこれをもって延会いたします。

                          午後2時37分 延会