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宮崎県 日向市

平成16年  6月 定例会(第4回) 06月04日−01号




平成16年  6月 定例会(第4回) − 06月04日−01号







平成16年  6月 定例会(第4回)



  議事日程               第一号

              平成十六年六月四日午前十時零分開会

日程第一 会期の決定(議会運営委員長報告、質疑、採決)

日程第二 市長提出議案第三八号〜第五七号審議(上程、提案理由説明)

日程第三 市長提出議案第三八号〜第四四号審議(質疑、討論、採決)

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◯本日の会議に付した事件

 一、会議録署名議員の指名

 二、諸般の報告

 三、会期の決定

 四、市長提出議案第三八号〜第五七号

 五、市長提出議案第三八号〜第四四号

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             出席議員(二十六名)

                 一番  甲斐敏彦君

                 二番  日高博之君

                 三番  柏田公和君

                 四番  松葉通明君

                 五番  黒木末人君

                 六番  溝口 孝君

                 七番  黒木円治君

                 八番  鈴木富士男君

                 九番  片田正人君

                 十番  河野有義君

                十一番  岩崎寿男君

                十二番  日高一直君

                十三番  鈴木三郎君

                十四番  甲斐誠二君

                十五番  岩切 裕君

                十六番  赤木紀男君

                十七番  黒木 優君

                十八番  西村豪武君

                十九番  黒木敏雄君

                二十番  松本弘志君

               二十一番  松木良和君

               二十二番  江並 孝君

               二十三番  坂口英治君

               二十四番  荻原紘一君

               二十五番  那須和代君

               二十六番  黒木万治君

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      説明のための当局出席者

            市長       黒木健二君

            総務課長     黒木久典君

            職員課長     黒木英信君

            企画課長     水永光彦君

            財政課長     林 雄治君

            市民課長     中田レイ子君

            建設課長     横山幸道君

            会計課長     松田弘文君

            監査委員     甲斐秀夫君

            監査委員

                     村田育生君

            事務局長

            教育長      宮副正克君

            教育次長     土工冨志夫君

            社会教育課長   児玉直人君

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       議会事務局出席者

            局長       日高利夫君

            局長補佐     中里光男君

            議事係長     大久保雅登君

            主査       柏田武浩君

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△開会 午前十時零分



○議長(甲斐敏彦君) ただいまから平成十六年第四回日向市議会定例会を開会します。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△会議録署名議員の指名



○議長(甲斐敏彦君) 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員に十番河野有義議員と、十九番黒木敏雄議員を指名します。

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△諸般の報告



○議長(甲斐敏彦君) 日程に入る前に報告をします。

 市長から、一般会計、各特別会計の平成十五年度日向市繰越明許費について、同じく平成十五年度日向市水道事業会計予算繰り越しについて、平成十五年度日向市都市開発公社事業報告書・決算書について、日向市青果地方卸売市場株式会社決算報告書について、株式会社日向サンパーク温泉決算報告書について、財団法人日向市文化振興事業団平成十五年度事業報告書及び収支決算書並びに平成十六年度事業計画書及び収支予算書について報告がありましたので、その写しをお手元に配付済みであります。

 以上で報告を終わります。

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△日程第一 会期の決定



○議長(甲斐敏彦君) 日程第一、会期の決定を議題とします。

 この定例会の会期及び議事日程について、議会運営委員会の審査の経過並びに結果の報告を委員長に求めます。十七番黒木優議員。



◆十七番(黒木優君) 〔登壇〕御報告申し上げます。

 本日招集されました平成十六年第四回日向市議会定例会の会期及び議事日程につきまして、去る五月二十八日議会運営委員会を開催いたしましたので、委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。

 本定例会に提案されます議案は、人事案件七件、条例三件、事件決議五件、補正予算五件の計二十件であります。

 以上の議案について、当局の関係課長から概要の説明を受け、審査しました結果、会期を本日六月四日から六月二十三日までの二十日間とし、議事日程については、お手元に配付してあります案のとおり決定いたしました。

 それでは、議事日程の内容についての概要を申し上げます。

 まず、一般質問であります。一般質問は、六月十四日から十六日までの三日間を予定しております。質問順位は、先例によりまして、本日の会議終了後、抽せんで決定することになります。なお、一般質問通告書の提出期限は、日程案にも記載してありますとおり、六月七日の午前十時となっておりますので、議会事務局へ提出願います。

 次に、各議案の審議要領について申し上げます。

 まず、議案第三八号から第四四号までの人事案件七件については、本日の日程第三として委員会付託を省略し、一審議で採決まで行うことにしております。なお、本案審議に当たりましては、先例によりまして、議題とした後、休憩し、全員協議会を開催することにしております。

 次に、議案第四五号から第五七号までの各議案については、六月十七日の本会議において質疑の後、それぞれ所管の各常任委員会に付託の予定となっております。なお、議案質疑通告書の提出期限は、六月十六日の午後三時となっておりますので、議会事務局へ提出願います。

 次に、各議案及び請願等の委員会審査は、六月十八日、二十一日及び二十二日の三日間を予定しております。

 最後に、意見書、請願書等の提出期限について申し上げます。

 日程にも記載してありますとおり、提出期限は六月十五日の午後五時となっておりますので、議会事務局へ提出願います。

 以上、本定例会の会期及び議事日程につきまして、その概要を申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。〔降壇〕



○議長(甲斐敏彦君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 質疑を終わります。

 お諮りします。

 この定例会の会期は、本日六月四日から六月二十三日までの二十日間とすることに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は二十日間と決定しました。

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△日程第二 市長提出議案第三八号〜第五七号審議(上程、提案理由説明)



○議長(甲斐敏彦君) 次は、日程第二、市長提出議案第三八号から第五七号までの二十件を一括して議題とします。

 市長に提案理由の説明を求めます。



◎市長(黒木健二君) 〔登壇〕おはようございます。梅雨に入り、雨にぬれたあじさいが一段と鮮やかさを増しております。議員各位には、平成十六年第四回日向市議会定例会に御参集いただき、まことに御苦労さまでございます。

 本定例会の開会に当たりまして、平成十六年度の補正予算並びに各議案の御提案、御審議をお願いする前に、市政運営の基本方針と主要施策について所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 さて、御承知のとおり、成長の世紀と言われた二十世紀も今や昔となり、新たな世紀の基盤づくりが進む中で、私たちは今、地方分権改革を皮切りに、三位一体改革や市町村合併など、時代の大きな転換点に立っております。

 また、国、地方とも厳しい財政状況の中で、あれもこれもという時代から、あれかこれかという選択と集中の時代に変わってきております。一方では、国から地方へ、官から民へという国の構造改革の流れの中で、知恵と競争による活性化が進められており、地域の知恵で国すらも動かすことができる時代を迎えています。

 このような、まさに変革の時代の中にあって、時代が変わったという明確な認識を持ち、市勢発展のための戦略と戦術を根本的に変えていくことが何よりも必要になってきているのではないかと考えております。

 私は、これらのことを念頭に置きながら、山積する行政課題に対して果敢に挑戦するため、市政運営に当たりましては、「誠実・情熱・実行」を基本理念として、元気で活力ある日向の再生を目指してまいりたいと思います。そして、その実現に向けては、「発想の転換」「情報公開と説明責任の徹底」「現場主義」という三つの視点が特に必要であると認識しておりますので、このことを基本姿勢として取り組んでまいりたいと考えております。

 また、何と申しましても、市政の主役は市民の皆さんであります。行政主導ではなく、市民の皆さんの知恵と活力を大きなエネルギーとして結集し、市勢発展の原動力として生かしていくことが求められており、このことが、私が申し上げております「市民が主役の新生日向の創造」そのものであります。そのためには、情報公開と説明責任の徹底により市民の皆様との信頼関係を構築し、さらに真の協働関係(パートナーシップ)へと高めていくことが必要であります。

 しかしながら、選択と集中の時代にあっては、すべての市民の皆さんの要望にこたえるということはなかなか困難であろうと思いますので、あらゆる情報を提供しながら説明責任を果たすことにより、御理解いただけるような努力もしていかなければならないと存じます。

 また、現場に課題があり、その課題を解決する知恵もその現場に存在すると私は信じておりまして、言いかえれば、施策立案の知恵は市民生活の中、まさに現場にありますので、現場に行けば、市民生活に密着したいろいろな施策を立案することも可能になると考えております。

 以上、申し上げましたように、これからの市政運営に当たりましては、「発想の転換」「情報公開と説明責任の徹底」「現場主義」の三つの基本姿勢を胸に刻み、誠心誠意取り組んでまいりたいと存じます。

 それでは、どのような地域ビジョンをもとにして地域活性化を図り、元気で活力ある日向の再生に取り組んでいくのか、その主な施策と考え方について申し上げます。

 まず、第一番目は、雇用・経済対策と産業の振興についてであります。

 産業の活性化は豊かさの、雇用創出は活力の源泉であります。御案内のとおり、本市の大きな財産である重要港湾細島港は、海路と陸路をつなぐ扇のかなめに位置しており、国際物流拠点港としての整備も着々と進んできております。さらに、高速道路の整備などにより、後背地である熊本・福岡などの西九州経済圏との人・物・情報等の流れがさらに活発化してくることが期待されます。

 細島港のこれらの地理的優位性を生かしながら、隣接している工業団地と一体化させて、構造改革特区、いわゆる経済特区の認定を受け、工業団地の持つ大きな可能性をさらに飛躍させ、企業誘致による産業振興と雇用の創出を目指したいと考えております。

 このため、特区認定に向けての調査研究を進めるとともに、細島四区の未利用地については、製造業はもとより、物流基地、試験研究機関、地元の中小企業の団地化構想も含めながら、多面的な活用を推進するため、用途地域の見直しも含めて検討してまいります。

 このほか、高度な企業情報の収集や効率的な企業誘致活動を推進するため、有識者による企業誘致顧問制度を創設し、企業誘致を戦略的に推進してまいります。

 また、町中再生についてでありますが、町中の空洞化に歯どめをかけ、日向入郷地域の顔として、文化の香り高い町中の再生を図ることは、元気で活力のある日向の再生を実現するための重要課題であります。現在、関係機関等の御協力のもと、鉄道高架化事業も平成十八年度完成に向けて順調な進捗を見ており、また駅周辺には八街区や十街区など、魅力的な街区が形成されております。

 今後は、中心市街地活性化基本計画に沿って都市基盤や魅力拠点の整備をさらに進め、地域に密着した活動から新たな雇用を創出する地域ビジネスの振興や、市民生活の豊かさを支える地域産業の振興を図るとともに、人が集まり、人が住み、町中が市民にとって魅力的な空間となり、またにぎわいの創出の場として再生するよう努力してまいります。

 また、農林水産業の振興につきましては、食を供給し、安全な国土や心安らぐ生活空間を保全するという点からも大きな課題であります。特に、農畜産物の価格低迷、従事者の高齢化等、農林水産業を取り巻く環境は一段と厳しくなっておりますが、規模拡大による経営安定化や若者の定着化を図るなど、魅力と活力ある農林水産業の振興に向けた事業の推進に努めてまいります。

 また、本市には変化に富んだ海岸線と白砂青松の海浜からなる日豊海岸国定公園区域や、文化・歴史に刻まれた美々津の町並み等の豊富な観光資源に恵まれております。これらの自然の美、創造の美、人情の美等に付加価値を加えながら、観光の振興に努めてまいります。

 次に、第二番目といたしまして、ゼロからの行財政改革についてであります。

 本市におきましても、行財政改革は待ったなしの状況であります。ゼロからの行財政改革とあえて申し上げているのは、スクラップ・アンド・ビルドの基本に立って、既存事業を含めて一から見直したいということであります。健全な行財政を運営していくためには、常にコスト意識を持つことが必要でありますので、事務事業評価に加え、政策・施策評価を行い、英断をもって事業の見直し等を実施してまいります。

 例えば、ごみ収集など民間での事業実施が可能なものについては民間にお願いし、また歳出全体の見直しを図り、スリム化していくことが必要であると考えております。

 このように、あらゆる方法を視野に入れながら行財政改革に取り組み、加えて、改革による新たな雇用の確保、地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、第三番目は教育改革についてであります。

 二十一世紀は人が大事にされるべき時代であり、国家百年の大計は教育が根幹であります。日向市の将来を担う子どもたちが、豊かな個性を持って心身ともに健康でたくましく成長するためには、学校、家庭、地域におけるよりよい環境づくりが重要であります。個性豊かな人材の育成を図る上からも、(仮称)三十人学級調査研究委員会を設置し、三十人学級の完全実施に向けて具体的な検討を進めてまいります。

 また、ホームスタディ制度を導入し、不登校児童や生徒に対する学習相談等についての取り組みを充実するとともに、偏食や個食、欠食の問題が見られることから、食を通じて子どもたちの健全な心身の育成を図るため、食農教育等にも取り組んでまいります。さらに、子どもたちみずからが体感しながら、そしてふるさとに愛着の持てる教育の充実を図るため、地域学習や体験学習の積極的な導入に努めてまいります。

 次に、第四番目として、少子・高齢化対策についてであります。

 元気で活力ある日向の再生の実現のためには、少子・高齢社会への対応は大変重要な課題であると認識しております。

 私は、自分たちの町は自分たちでつくる、いわゆる市民参画型のまちづくりをしたいというのが根本にあります。そのため、子育てや高齢者の要介護問題や保健・福祉の課題について、地域コミュニティー活動の中で、あるいは公民館の活用を図りながら、安心して暮らせる福祉のまちづくりに向けて、新しい視点で取り組んでまいりたいと考えております。

 例えば、既存の自治公民館等を(仮称)市民かがやきプラザとして、乳幼児から高齢者まで、あらゆる世代の健康づくり活動の拠点として位置づけを図ってまいりたいと考えております。

 また、各種事業の実施に当たっては、地域の皆さんがその担い手として積極的に参加していただくことにより、地域に根差した真の市民参画型のまちづくりと、地域の活力を十分に生かした事業の推進が図れるものと考えております。

 このように、福祉のまちづくりにつきましては、安全・安心をキーワードに、十七年度に策定を予定しております地域福祉計画に十分反映させてまいりたいと考えております。

 次に、その他の課題について申し上げます。

 まず一市二町で進めてまいりました合併協議についてであります。

 御案内のように、法定協議会の設置については白紙の状態となりましたが、一市二町で任意合併協議会を設置し、これまで調査検討を行い、協議してきたことは尊重しなければならないと考えております。今後とも一市二町との話し合いを継続するとともに、市民の皆さんの御意見も十分お聞きしながら、最大限の努力を重ねてまいりたいと存じます。

 さらに、本市と入郷圏域は、古くから文化・経済を同じくする生活文化圏として密接な関係を築いてきており、今後も引き続き連携と協調を図りながら広域連合を一層充実するなど、一体的な発展に努めてまいりたいと考えております。

 次に、環境問題についてでありますが、環境との共生については、二十一世紀の地球環境を考える上での最大の課題であり、行政が身近なところから具体的な行動を起こしていくことが求められております。そのため、みずからの事業活動に伴う環境への影響を把握し、環境への負荷を低減させるため、ISO一四〇〇一を取得することとし、このために適合する環境マネジメントシステムの構築に向けて調査研究を行います。

 次に、人権啓発についてでありますが、同和問題を初めとするあらゆる人権問題につきましては、正しい理解を深めていくことがますます重要になってきております。このため、人権尊重の理念を重視した行政を積極的に推進してまいります。

 また、男女共同参画子どもサミットや、女性のための女性による相談事業などを実施し、男女がお互いに人権を認め合い、責任を分かち合う男女共同参画社会づくりの一層の推進に努めてまいります。

 次に、市民との協働について申し上げます。

 初めに申し上げましたように、地方分権社会にあって、市政の主役は市民の皆さんであります。歴史と伝統にはぐくまれ、豊かな自然環境にも恵まれた限りない可能性を有したこのすばらしい日向を、光り輝く日向を、さらに自信と誇りと、そして愛着の持てるふるさととするためには、市政全般にわたって市民協働による行政の推進は当然のことであります。

 幸いにも、本市には、百人委員会や各種民主団体、グループなど、他市にない市民協働によるまちづくりの胎動を強く感じております。今後とも、市政への積極的な提言をいただくとともに、NPOやボランティアリーダーなどの先駆的な活動を期待しており、そのための活動の場や情報の提供等に努めてまいります。

 最後になりましたが、平成十四年七月に発生したサンパーク温泉施設「お舟出の湯」におけるレジオネラ症集団感染事故につきましては、まだ七名の被害者の方との補償交渉が残されております。市長の職にある者として、責任の重さを十分に認識するとともに、今後とも誠意を持って交渉に当たり、円満解決に向けて全力を傾注してまいりたいと存じます。

 以上、市政運営に当たっての主な施策と考え方について申し上げましたが、私は三十八年間の県職員時代に培ってきた知識と人脈を生かし、また日向市の将来像について職員との意見交換を深め、そして市民の皆さんとの協働を推進しながら、六万市民の福祉の向上を目指し、元気で活力ある日向の再生の実現のため、誠心誠意取り組んでいく決意でございます。

 議員各位並びに市民の皆様の一層の御指導と御協力を心からお願い申し上げ、私の施政方針とさせていただきます。

 さて、本会議におきまして御審議をお願いします議案は、人事案件七件、条例三件、事件決議五件、平成十六年度補正予算五件の合計二十件でございます。

 早速各議案の提案理由の概要について御説明申し上げます。

 御案内のとおり、前助役が四月三十日をもって退任され、また前収入役が四月二十五日をもって任期満了となりましたので、今回新たに選任するため、それぞれ議案第三八号及び第三九号として御提案させていただいたところであります。

 それでは、初めに、助役、収入役の選任に当たっての基本的事項について、若干述べさせていただきます。

 先ほどの施政方針の中でも申し上げましたが、私は、元気で活力ある日向の再生の実現を目指して、四十九項目に及ぶマニフェスト(政策宣言)を公表いたしました。

 したがいまして、これからは、その政策実現に向けて一歩一歩着実に取り組んでいく所存でありますが、それを、私とともに汗を流してくれるよきパートナーの条件としては、?政策について理解し一緒にやっていけること。?将来を見通した先見性、戦略性を持っていること。?円滑な業務執行体制を構築するために、市職員の現役またはOBの方が望ましいと判断したこと。?人格、識見等にすぐれていることは無論のこと、卓越した判断力、実行力を有していることなどなどを総合的に判断いたしまして、選任したところであります。

 それでは、まず、議案第三八号助役の選任について御説明申し上げます。

 議案にお示しのとおり、新たに助役として黒木正一さんをお願いしたいと存じます。

 黒木さんは、昭和四十四年四月に日向市役所に入庁し、以来三十五年にわたり勤務されております。平成八年からは、管理職として市街地開発課長、下水道課長等を歴任され、現在は再度市街地開発課長として、日向市の顔であります駅周辺を含む中心市街地の活性化に向けて、日夜奮闘いただいているところであります。

 黒木さんは、市役所に入庁される前に民間会社に勤務された経験があり、民間における経営感覚や技術等を習得されており、幅広い視点での物の見方、考え方ができる方でありまして、その見方、考え方はこれまでの業績にも成果として多々あらわれております。このような感覚は、社会経済状況の大変厳しい中で、また住民ニーズの多様化や地方自治体の独創性がさらに求められるこれからの時代の中で、必要不可欠な要素であると考えます。

 また、黒木さんは、特にハード面における本市のまちづくりに長く携わってきた経験の豊富さ、また地方自治全般にも深く通じていること、さらには卓越した能力と指導力をあわせ持つことなどから、庁内外における評価も高く、また同僚・部下からの人望も大変厚い方であります。

 これらの豊かな識見と豊富な行政経験を本市の発展のために生かしていただきたいと考えておりまして、助役として最適任と判断し、ここに御提案申し上げる次第であります。

 続きまして、議案第三九号収入役の選任についてであります。

 議案にお示しのとおり、新たに収入役として松田ミチ子さんをお願いしたいと存じます。

 松田さんは、昭和三十四年に日向市役所に入庁し、以来四十年間の長きにわたり勤務をされております。その間、初代の女性行政主幹に就任され、今日の男女共同参画社会づくり事業の礎を築かれました。

 先例の少ない未知の分野の中で、庁内組織づくり、さらには市民組織づくりに孤軍奮闘されるなど、女性の地位向上等を目指し、先頭を切って推進してこられましたが、これらの取り組みについては、県からも高く評価されております。

 また、女性初の課長として、社会教育課長、図書館長の要職を務められ、日ごろからの幅広い人脈を生かしながら、地域の実態に即した生涯学習の推進に心血を注いでこられております。

 収入役の職務は、主に出納その他の会計事務の適正な執行でありますが、松田さんは、財政課、企画課等に在職され、また各課において予算の執行に直接当たってこられた経験から本市財務会計に精通しておられ、さらに女性の視野、視点に立った柔軟な感覚での資金運用等ができるものと期待をいたしております。

 さらに、地方自治にも深く通じておられますので、その豊かな識見と豊富な行政経験を本市の発展のためにぜひ生かしていただきたいと考えておりまして、収入役として最適任と判断し、ここに御提案申し上げる次第でございます。

 次に、議案第四〇号から第四二号固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、一括して御説明申し上げます。

 固定資産評価審査委員会委員三名の方の任期が来る六月七日をもって満了となりますので、次期審査委員会委員に梶田良春さん、黒木幹夫さん、兒玉幸吉さんを選任したいとするものであります。

 前委員の佐藤倉市さんには、平成十年六月から今日までの二期六年にわたり、本市税務行政の遂行に御尽力をいただきましたが、昨今の社会経済状況から、税に対する関心も非常に高くなっており、各般にわたり大変御苦労があったことと存じます。ここに改めて、深甚なる敬意を表する次第であります。

 後任として新たにお願いいたします梶田良春さんは、本市職員として四十年にわたり勤務され、その間、会計課や税務課等の財務部門の業務に従事されており、その経験から税務行政にも精通され、あわせて中央公民館長及び水道課長等の管理職の経験から、その識見も豊かであります。

 また、黒木幹夫さんは、引き続き委員としてお願いするものでございますが、日向農業協同組合に三十九年余り勤務され、役職歴から、特に不動産価格など固定資産の評価に精通されております。

 同じく、引き続きお願いいたします兒玉幸吉さんは、市内の公認会計士、税理士事務所に約五十年の長きにわたり勤務され、会計業務、税業務の全般にわたり長く従事され、評価事務に精通されております。

 お三方におかれましては、役職歴が示しますように、豊富な経験と知識をお持ちでございますので、本市の税務行政にぜひ生かしていただきたいと考えているところであります。

 続きまして、議案第四三号及び第四四号の人権擁護委員候補者の推薦についてであります。

 人権擁護委員の推薦及び委嘱につきましては、人権擁護委員法の定めるところによりまして、市町村長が議会の意見を聞いて候補者を推薦し、法務大臣が委嘱することになっておりますが、本市では、現在七名の方に人権擁護委員として御苦労をいただいているところであります。そのうち、津曲俊郎さん並びに塩月知惠子さんの任期が平成十六年六月三十日をもって満了となりますので、引き続き委員としてお願いしたいと存じます。

 津曲さんは、四十年間の法務行政勤務後、平成六年十二月からこれまで人権擁護委員として務めてこられ、現在、宮崎県人権擁護委員連合会理事等の要職を務めておられます。

 また、塩月知惠子さんは、平成九年十二月から人権擁護委員として務められており、長年にわたる保育園での業務を通じて、特に女性からの信頼、信望が厚く、いろいろな相談を受けておられます。

 お二方とも、人権問題に対する理解と認識が高く、豊かな経験と知識が人権擁護委員としての活動にも十分生かされるものと考えております。

 次に、議案第四五号日向市税賦課徴収条例の一部を改正する条例についてであります。

 本年三月三十一日に公布されました地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律のうち、施行日が本年四月一日とされた地方税法改正にかかわる条例の改正につきましては、さきの臨時会におきまして専決処分の報告を申し上げ、承認をいただいたところであります。今回提案申し上げる条例改正は、施行日が本年七月一日以降となる地方税法改正にかかわる条例の規定について改正を行うものであります。

 次に、議案第四六号日向市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、上納内住宅の建てかえにより、新築住宅が本年七月末に完成し、本年八月に供用を開始する予定でございますので、従来の住宅の廃止と新築の住宅の設置について規定するものであります。

 次に、議案第四七号日向市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例についてであります。

 本年三月二十六日に公布され、本年四月一日に施行されました消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令によりまして、消防団員等公務災害補償等責任共済基金が市町村に対して支払う消防団員退職報償金の支払額が改定されたことに伴い、条例の関係規定を改正するものであります。

 次に、議案第四八号工事請負契約の変更についてであります。

 上納内住宅につきましては、昨年の九月から工事施工をいたしておりますが、住宅の基礎部分について、想定していた支持岩盤の一部が深く、基礎の下に調整用のコンクリート基礎の追加施工を余儀なくされたものでございまして、このため、工事請負変更契約の締結について、地方自治法第九十六条第一項第五号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 次に、議案第四九号町の区域の変更についてでありますが、都市計画道路高砂通線の道路改良事業に伴いまして、町の区域に行政上不都合が生じることから町界を変更するものでございまして、地方自治法第二百六十条第一項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 次に、議案第五〇号辺地に係る総合整備計画についてであります。鵜毛辺地における南日向日の平線の整備につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の制度適用を受けるため、同法第三条第一項の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

 次に、議案第五一号市道の路線の廃止についてでありますが、庄手地区県営土地改良事業の完成による管理の移管に伴いまして、起点、終点の変更が生じ、路線の整合性を図るため、道路法の規定に基づき大庄手線を廃止するものであります。

 次に、議案第五二号市道の路線の認定についてでありますが、庄手地区県営土地改良事業の完成による管理の移管に伴いまして、道路法の規定に基づき、大庄手線外一線を新たに認定するものであります。

 続きまして、議案第五三号から議案第五七号までの平成十六年度日向市一般会計補正予算並びに各特別会計補正予算について、その主な内容を御説明申し上げます。

 まず、一般会計補正予算についてであります。

 今回の補正予算につきましては、市長改選後の肉づけ予算として編成したものであり、公約に掲げました施策の経費を初め、新規事業や補助の内示に基づく事務事業について御提案申し上げるものでございます。その結果、補正後の額は、一般会計で二百二十五億五千九十一万九千円となり、前年の六月補正後の対比で三・五%の伸びとなりました。

 まず、総務費であります。

 第四次日向市総合計画について、平成十三年度を初年度とした五年間の前期基本計画が平成十七年度をもって終了し、平成十八年度から後期基本計画の実施段階を迎えます。このことから、平成十六年度は後期基本計画の素案作成の年度になっており、市民意識調査経費等を計上するものであります。

 次に、民生費でありますが、日知屋東小学校校区において、以前から要望のございました校区内児童クラブを、この七月から日知屋東児童クラブとして新設することとしたところであります。

 次に、衛生費でありますが、粗大ごみ処理施設については稼働後二十三年を経過しており、延命化を図るため、破砕機ローター等の基幹的な改修工事を行うものでございます。

 次に、農林水産業費でありますが、市民のライフラインである水道水、農業用水供給の根幹施設として重要な役割を果たす富島幹線用水路の改修工事を計画いたしておりますが、今回、仮設用水を確保するためのパイプライン布設工事を実施するものでございます。

 次に、商工費でありますが、市民の生活環境の向上と定住促進及び事業の実施により波及する市内産業の活性化、雇用の創出を図るため、住宅リフォーム促進事業を創設するものでございます。

 次に、土木費でありますが、駅周辺土地区画整理事業、財光寺南土地区画整理等、それぞれ国の補助内示に伴い追加補正を行うとともに、今回、新規事業として幡浦地区住環境整備事業、権現原線道路改良事業に取り組むこととしたところであります。これにより、狭隘な地区内における幹線道路の整備、通学路における歩道の整備が図られるものであります。

 次に、消防費でありますが、平成六年度に導入のはしご車について、十年が経過しておりますので、オーバーホール(分解点検)を行うものでございます。また、国の補助内示に伴い、耐震性貯水槽三基を設置し、あわせて年次計画により、小型動力ポンプ付積載車三台の整備等を行うものでございます。

 次に、教育費でありますが、国の補助内示を受け、塩見小学校屋内運動場大規模改造事業、日向中学校校舎大規模改造事業、美々津中学校運動場改修事業等を行うほか、コミュニティー助成事業の決定を受け、権現山公園整備、まつり平岩太鼓整備を実施するものであります。

 今回の補正の財源ですが、歳出に伴います国県支出金、市債等のほか、平成十五年度の決算見込みによりまして、その剰余金の一部を計上いたしているところであります。

 次に、細島東部住環境整備事業特別会計補正予算についてでありますが、円滑な事業推進を図るための代替地購入費を追加補正いたしているところでございます。

 次に、農業集落排水事業特別会計補正予算についてであります。

 農業用用排水の水質保全、生活環境の改善に伴い、定住化、活性化を推進するため、事業計画区域面積九十六・九ヘクタールにより、美々津地区農業集落排水事業に取り組むこととし、実施設計経費等を計上したものでございます。

 次に、日向入郷地域介護認定審査事業特別会計補正予算についてでありますが、要介護認定業務に要するネットワークシステム経費の追加補正でございます。

 次に、老人保健事業特別会計補正予算についてでありますが、平成十五年度の医療費国庫負担金等の精算に伴う返還金の計上であります。

 以上、二十件につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、詳細につきましては担当課長をして説明いたさせますので、よろしく御審議をいただきますようお願いを申し上げます。

 以上であります。〔降壇〕



○議長(甲斐敏彦君) 次に、提案理由の補足説明を関係課長に求めます。



◎総務課長(黒木久典君) それでは、私の方から、議案第四五号から議案第四七号までの条例三件、議案第四八号から議案第五二号までの事件決議五件につきまして、市長の提案理由に補足して御説明を申し上げます。

 それでは初めに、議案第四五号日向市税賦課徴収条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。

 お手元の議案参考で御説明を申し上げます。八ページをお開き願います。

 本条例の改正の理由につきましては、市長が提案理由で説明したとおりでございます。改正の内容についてでございますが、議案参考九ページをお開きください。

 条例第三十一条第二項の表の改正でありますが、均等割が課税される公益法人に防災街区整備事業組合が加えられたことによる改正でございます。

 続いて、議案参考十ページをお開き願います。

 条例第三十四条の二でございますが、老年者控除が廃止されることによる改正でございまして、平成十八年度分以後の市民税について廃止をすることといたしております。

 続きまして、第四十八条の改正でございますが、国内に事務所または事業所を有する法人が、国外で得た所得に対して外国の法人税が課せられた場合は、法人税割額から税額控除されることとされておりますが、この対象に外国法人を加えるものでございます。

 次に、議案参考十一ページでございます。

 第五十一条第一項第五号の改正でありますが、市民税の減免規定に防火街区整備事業組合が加えられたことによる改正を行うものでございます。

 次に、第五十四条第六項の改正でありますが、埋立地等の納税義務者のみなし所得者の規定中、合併特例区を非課税とするものでございます。

 ここで恐れ入りますが、議案書八ページをお開きください。中ほどからの附則でございます。

 本条例は、公布の日から施行することといたしております。しかしながら、ただし書きにより、第一号から四号にかけて、内容ごとにそれぞれ異なる施行日を定めております。

 続きまして、議案第四六号日向市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。

 議案参考は十三ページをお開きください。

 上納内住宅の建てかえにより、別表上納内住宅の項を改正し、新しく建設されました中層耐火三階建て二DK六戸、三DK十二戸を規定するものでございます。

 施行日は、平成十六年八月一日としております。

 続きまして、議案第四七号日向市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。

 議案参考は十四ページでございます。

 改正内容は、退職報償金支払額を定める別表の改正でありまして、支払額を各階級、各勤務年数とも一律二千円の引き上げを行うものでございます。

 施行日は公布の日からとしておりますが、平成十六年四月一日にさかのぼって適用することといたしております。

 続きまして、議案第四八号工事請負契約の変更についてでございますが、議案参考は十五ページでございます。

 住宅基礎の追加のため、請負金額を二億二千四百七十万円から、二億二千八百三十七万五千円に変更し、三百六十七万五千円の引き上げを行うものでございます。十六ページに位置図、十七ページに付近見取り図、十八ページに建物配置図を掲載しております。

 次に、議案第四九号町の区域の変更についてでございますが、議案参考十九ページをお開き願います。位置図を載せております。

 続きまして、二十ページをお開きください。

 町界町名変更図でございます。原町一丁目から高砂町に編入する区域を黒い網かけで、高砂町から原町一丁目に編入する区域を斜線にて示しております。

 次に、議案第五〇号辺地に係る総合整備計画についてでございます。

 議案にお示しの総合整備計画書(案)のとおり策定するものでございます。議案参考二十一ページに位置図を載せております。

 次に、議案第五一号市道の路線の廃止についてでございますが、議案参考は二十二ページでございます。

 大庄手線、延長九百四十七・三メートルを廃止するものでございます。二十三ページに位置図を載せております。

 次に、議案第五二号市道の路線の認定についてでございますが、鉱山口線延長九十メートル、大庄手線延長二千七百十五メートルを市道に認定するものでございます。二十五ページに位置図を載せておりますので、御参照ください。

 以上で私の説明を終わります。



◎財政課長(林雄治君) それでは、議案第五三号から議案第五七号までの平成十六年度日向市一般会計補正予算及び各特別会計補正予算につきまして、市長の提案理由の補足説明を申し上げます。

 別にお配りをいたしております予算参考資料に基づき御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。

 予算参考資料の一ページをお開きいただきたいと思います。

 最初に、一般会計補正予算の歳出につきまして、款ごとに、その主なものについて御説明を申し上げます。

 まず、一行目、款二総務費でございますが、補正額は四百七十四万一千円でございます。主なものといたしましては、八行目の公用車集中管理に要する経費百一万二千円で、車のリース代等でございます。

 また、十三行目の総合計画策定事業につきましては、市長の提案理由にもございましたように、第四次日向市総合計画の後期基本計画策定のための市民意識調査等経費でございます。

 次に、十六行目、款三民生費の補正額は四百三十二万三千円でございまして、補正の主なものといたしましては、二十四行目の放課後児童クラブに要する経費三百九万二千円でございますが、日知屋東児童クラブの新設経費でございます。

 次に、二十五行目、款四衛生費につきましては、補正額が二千四百五十万八千円でございます。主なものといたしましては、次の二ページをお開きいただきたいと思いますが、三十一行目のISO一四〇〇一認証取得事業として、調査研究費、四十九万三千円を計上いたしております。

 三十四行目の草木リサイクル事業につきましては、シルバー人材センターへの事務移管によりまして国の補助制度を活用するとともに、高齢者の雇用拡大を図るものでございます。

 また、三十五行目の粗大ごみ処理施設管理運営費、二千四百万円につきましては、提案理由にもございましたように、老朽化いたしました施設の延命化を図るため、破砕機ローター等の基幹的な改修工事を行うものでございます。

 次に、三十六行目、款六農林水産業費でございますが、補正額は二億八百六十六万九千円でございます。

 まず、主なものといたしましては、四十行目と四十一行目の農業生産総合対策事業、合わせまして四百七十三万一千円でございますが、ミカン園の改植、土壌改良など、ミカン農家の生産基盤の整備を図るものでございます。

 四十五行目の富島幹線用水路整備事業につきましては、施設の老朽化等から、昨年崩落事故等も発生したところでございますが、これらに対処するために、安全なライフラインとして、平成十七年度以降の改修工事を計画いたしているところでございます。今回、改修工事期間中の必要な仮設用水を確保するため、県の工業用水道から富島幹線用水路までのパイプライン工事を行うものでございます。

 次に、四十九行目、款七商工費でございますが、補正額は三千二百二十万円でございます。

 五十二行目の住宅リフォーム促進事業につきましては、提案理由にもございましたように、生活環境の向上と市内産業の活性化並びに雇用の創出を図るため、新たな助成制度を創設するものでございます。なお、この制度の実施に当たりましては、補助要綱に基づくとともに、二カ年の時限措置とするものでございます。

 五十三行目の企業誘致推進事業六百二十八万円につきましては、市長が施政方針でも申し上げました有識者による企業誘致顧問制度に係る経費五百二十八万円が含まれております。

 次に、五十七行目の款八土木費でございますが、補正額が八億八千三百五十八万円でございます。主な新規事業といたしましては、三ページになりますけれども、六十四行目の幡浦地区住環境整備事業が五千万円、六十五行目の権現原線道路改良事業が六千万円となっております。

 また、六十九行目の構造改革特区推進事業五十万円につきましては調査費等の経費を計上いたしております。

 次に、七十一行目の土地区画整理事業費につきましては、国庫補助金等の内示に基づく追加補正、五億二千百十二万五千円でございますが、主なものといたしましては、まず七十二行目から七十四行目までの財光寺南土地区画整理事業を合わせまして、二億三千万円の追加補正でございます。

 また、七十九行目から八十三行目までの駅周辺土地区画整理事業につきましては、補助制度の組み替え補正とともに、合わせまして二億八千八百万円の追加補正を行うものでございます。

 次に、八十四行目の街路事業につきましては、八十五行目から八十七行目までの日知屋財光寺通線改良事業、細島通線改良事業、それから高砂通線改良事業の内示に基づく追加補正で、一億三千五百二十八万円でございます。

 四ページをお開きいただきたいと思います。

 八十八行目公園費は、お倉ケ浜総合公園整備事業の用地購入費、それから九十二行目が細島東部住環境整備事業三千万円でございます。

 次に、九十三行目、款九消防費につきましては、補正額が六千六百七十万一千円となっております。九十六行目の救助・警防体制の強化に要する経費三千万円でございますが、提案理由にもございましたように、はしご車を導入して十年が経過いたしておりますので、オーバーホールを実施するものでございます。

 それから、九十九行目の消防施設費三千六百万八千円につきましては、耐震性貯水槽三基、消防機庫等の新設、それから小型動力ポンプ付積載車三台の整備を図るものでございます。

 次に、百二行目の款九教育費でございますが、補正額は三億四百十九万七千円でございます。

 主なものといたしましては、市長が施政方針でも申し上げましたように、まず百六行目が三十人学級推進事業といたしまして、調査研究費八十一万二千円、百七行目は食農体験事業二十七万六千円、百九行目、ホームスタディ事業経費として六十二万円を計上いたしております。

 次に、五ページになりますが、百十七行目の塩見小学校屋内運動場大規模改造事業七千五百三万八千円、百二十一行目、日向中学校校舎大規模改造事業一億百六十八万五千円、百二十二行目の美々津中学校運動場改修事業八千四百七十六万七千円につきましては、年次計画に基づきますとともに、国の内示を受け実施するものでございます。

 また、百二十五行目の芸術文化事業につきましては、提案理由にもございましたように、コミュニティー助成事業を活用いたしまして、まつり平岩太鼓の整備を実施いたしますとともに、百三十一行目の自治公民館の整備助成につきましても、同じくコミュニティー助成事業によるもので、権現山公園の整備を行うものでございます。

 以上で、一般会計の補正総額は十五億二千八百九十一万九千円となりまして、補正後の総額は二百二十五億五千九十一万九千円となるものでございます。

 次に、六ページの細島東部住環境整備事業から九ページの老人保健事業特別会計までの各特別会計につきましては、市長が提案理由で申し上げましたとおりでございますので、省略させていただきたいと思います。

 以上で、平成十六年度の一般会計補正予算及び各特別会計補正予算の補足説明を終わらせていただきたいと思います。



○議長(甲斐敏彦君) 以上で提案理由の説明を終わります。

 ここでしばらく、休憩をします。



△休憩 午前十一時零分

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△開議 午前十一時十四分



△日程第三 市長提出議案第三八号〜第四四号審議(質疑、討論、採決)



○議長(甲斐敏彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 日程第三、市長提出議案第三八号から第四四号までの七件を一括して議題とします。

 ただいまから、議案第三八号から第四四号までの七件について、順次質疑を許します。

 まず、議案第三八号について、質疑はありませんか。二十四番荻原紘一議員。



◆二十四番(荻原紘一君) それでは、今回提案されております議案第三八号助役の選任につきまして、黒木健二市長に基本的なことについてお尋ねをしておきます。

 これは、もちろん地方自治法に基づきまして、市長が今回選任をされているわけであります。先ほど施政の基本方針、これについても述べられましたけれども、今の現実というのがどういう状況になってきているのか。特に、地方分権の改革、推進と言いながら、実際には新たな地方自治体の再編成という形で、地方自治そのものがまたないがしろにされる。日本の大企業、財界は、きちんとした戦略に基づいて今日合併推進をする立場から、今強行しようとしているのは明らかであります。しかも、今日の地方行財政改革というのは確かに厳しいものがありますが、なぜこういうような状況になってきたのか、どう打開をするのか、こういう点で私は市長と、そしてまたその代理を務めることもある助役の選任は、非常に大事な議案になっていると判断するわけであります。

 そこで、基本的なことについて、市長は先ほども提案理由を述べられましたけれども、今日助役の選任に当たりましては、地方自治法、特に第二条の住民の安全、生活、福祉を、これを守るという、こういう点から、また日向市の置かれている課題、日向市民の置かれている中でのいろいろな意向、これをどういうふうに重視して、これとの関連で今回助役の選任に当たられているのかという、基本的なことについて伺うものであります。



◎市長(黒木健二君) お答えいたします。

 先ほども申し上げましたけれども、助役の選任につきまして、まず私がいろいろと公約を選挙期間中に述べてまいりました。それは第一には、雇用の場の確保とか、あるいはゼロからの行財政改革だとか、教育改革だとか、あるいは今後やっぱり行政が一番の課題として取り組んでいかねばならないのは少子・高齢化だというふうに認識をしておりますから、そういうことを、とにかくそのほかに具体的には先ほど申し上げましたように、四十九項目のマニフェストを私は公表しておりますということも申し上げました。

 ですから、この私の政策、理念といいますかビジョンといいますか、そういったことについてよく理解をして、前向きに一緒にやっていただける方ということがまず基本的になろうかと思います。そして、それは私のパートナーですから、当然のことながらそういうことが大前提となる。そして、なおかつ先見性あるいは戦略性を持って、やっぱり将来の日向市がどうあるべきか、そういう中・長期的な観点で、物事を見きわめる方、そういう懐の深い方、そういったことが重要になってくるだろうというふうに思っています。

 ですから、当然にハード事業といったような問題が、今日向の中では鉄道高架化事業を初め、町中再生といったような形で、区画整理事業等々、いろいろとありますけれども、そういったことも重要でありますが、その中の、そういう中にあって、今度はソフト事業をどうするのか、そしてなおかつこれだけ厳しくなった行財政というものをゼロからどういうふうにやっていくのか。

 確かに助役さんは、これまで技術畑ですから、そういったところに直接は携わってはおりませんけれども、携わっていないからこそ、私は斬新な発想がそこから生まれてくるというふうに思っておりますし、過去に私が尊敬をしております、そして仕えた方々に、早成元延岡市長、この方は生え抜きの高速道路の技術屋さんです。そして松形前県知事は林野行政の技術屋さんです。

 そういう方々が、とにかく教育の問題も、福祉の問題もいろいろな面で、それこそバランスよくやっていっている、そういう実態を見ますときに、私はやはりそういう意味で、新しい視点で、どういったところにポイントがあるのか。

 例えば、福祉計画ですれば、バリアフリーとかいったような問題、あるいは障害者の問題、そして要介護の問題といったものにはどこに問題があって、どういったところのポイントをどういうふうにすれば安全で安心なまちづくりというものができるのか。

 先ほど私は、自分の政策の中で、安心・安全というのが一つです、それから自立がそうです、そして活力がそうですというのが私の政策の中にあるんですけれども、そういうのは当然に、女性の方々あるいは高齢者の方々も、これは安全・安心という、そしてまちづくりも、ものづくりもやっぱり安全・安心がキーワードじゃないかなというふうに思っていまして、そういったことを総合的に勘案して、選任をしたところでございます。

 よろしくお願いします。



◆二十四番(荻原紘一君) 基本的なことについては今答えられましたので。ただ、市長のこの見解というのをお聞きしていますと、国との関係、県との関係、今名前なども出されましたけれども、延岡の市政の場合でも、名前も上げられましたけれども、要するに今求められているのは日向市政の課題という点ですね。

 新産都市建設の失敗、これもやはり大企業、財界本位の政策がとられてきた。今新たにまたそのような方向というものを出されてきているという、そういう状況の中で、きちんとした基本姿勢というものが求められるんではないかというふうに考えているわけであります。

 だから、住民が主人公という立場を貫くというのは、非常にこれは大事なことでありまして、言葉だけではなくて、実際にその立場に立って、やっぱり進めるということが問われる、そういう面からお聞きしたわけであります。

 これ以上立ち入りませんけれども、その面で何か補足するようなことがありましたら答弁を求めます。



◎市長(黒木健二君) 先ほどの新産都市の失敗ということがございましたが、ただ大企業云々ということよりも、とにかくあの当時は三十九年の一月に新産都市の指定になりまして、四十八年のオイルショックがあってから、結局それまでは外国からいろいろな素材というものを輸入して、そして加工して、そして付加価値をつけて輸出するという産業構造だったと思うわけです。しかし、それがオイルショックを境にして、これではやっぱりやっていけないということで、結局企業そのものが構造改革をして、いわゆる軽薄短小型のそういうものに移行していった。そういうものに乗りおくれたということは率直に私も認めますけれども、それは一つはやっぱり飛行場、空港といったようなものに、小さな物が結局飛行機で運んでいって非常な付加価値をもたらしたというようなことで、どうしても高速道路あるいは飛行場といったものの近くに立地が進んでいったということに起因するというふうに思っています。

 それから、住民が主人公ということは、これは私が一番最初に、市民が主役の云々ということは一番最初に言ってきたことでございまして、先ほども私の市政方針の演説の中で、それは百人委員会といったような胎動というものが、しっかりとある意味では息吹が感じられるから、そういう方々ととにかく一緒にやっていきたいということを申し上げたところであります。

 よろしくお願いします。



○議長(甲斐敏彦君) 次に、議案第三九号について、質疑はありませんか。二十四番。



◆二十四番(荻原紘一君) 私は、これは別々に議長の方から諮られておりますので、このことについても、先ほど基本的なことについては、伺いましたけれども、そのことと関連いたしまして、この際市長にお尋ねしておきたいと思うんです。

 この収入役の果たす役割、これも非常に重要だと考えているわけですけれども、会計事務とか、そういうことについても、先ほどの提案理由の説明の中でも触れられております。

 助役と収入役、それぞれ独自の役割と、こういうものがあると思いますけれども、この収入役については、助役とはまた違った、選任する場合に配慮しなければならないことがあると判断しておりますので、この点を一つ重ねて伺っておきます。



◎市長(黒木健二君) 収入役の職務権限というのが地方自治法第百七十条に規定されておりますけれども、普通地方公共団体の会計事務をつかさどると、こういうことになっております。

 例示をすれば、現金の出納あるいは保管、あるいは小切手の振り出し、いろいろございますけれども、とにかく決算を調整して公共団体の長に提出するとか、あるいは資産行為の確認を行うとか、いろいろございますけれども、要は今の財政状況の中で、その全体を見まして、この日向市の財政状況を見て、いつどれだけのお金が要るから、どういうふうに資金を運用していかなければならない、国からいつどういったお金が入って来る、あるいは税金がどうなるといったことを見きわめながら、その資金を運用していくということが大きな仕事じゃなかろうかと思いますが、とにかく予算執行というものは、普通地方公共団体の長が行いまして、会計は収入役が行うというような、そういうふうな規定がされております。これは職務権限でございますけれども、ですから収入役は市長の職務権限の一つであって、市長の会計監督権に服するということになります。

 それから、出納その他の会計事務の執行については、独立の権限を有するものであり、当該事務の執行については、普通地方公共団体を代表すると。だから、執行権は長にありますけれども、出納その他の会計事務の執行については、そういう会計の方にその責任があるということでございます。

 以上でございます。



○議長(甲斐敏彦君) 次に、議案第四〇号、第四一号、第四二号について、質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 次に、議案第四三号、第四四号について、質疑はありませんか。二十四番。



◆二十四番(荻原紘一君) それでは、議案第四三号と四四号につきまして、人権擁護委員の候補者の推薦ということでございますけれども、これも重視して、いつも基本的なことについて伺っておりますので、今回も伺っておきたいと思います。

 と申しますのは、今日暮らしの問題と同時に、人権の問題というのは、非常に切実、深刻になってきているという状況にありますので、ひとつ一番新しい段階での日向市民にかかわる人権の問題というのはどういうような点で起こってきているのかという、この点は、いろいろ条件もあり、日向市民と限定するというようなことができない面があるかもしれませんけれども、大体どういうような人権にかかわる問題が起こってきているのかということはつかめると考えますので、その点をひとつ答弁をしておいていただきたい。

 市長がおわかりになっていらっしゃれば、市長みずから、これは助役人事、収入役人事同時にこれは非常に大事な問題でありますので、お聞きいたします。



◎市民課長(中田レイ子君) 二十四番議員の質問にお答えいたします。

 最近のトータルの数字から先に申し上げてよろしいでしょうか。日向支局管内の平成十五年人権相談の件数が合計で、人権擁護委員さんだけということで、二百六十六件になります。

 それと、人権侵犯にかかわる啓発活動等もやっておりますけれども、特設の相談を開設しております。それが三十件やっております。

 それと、人権侵犯、人権相談にかかわる主な内容ということですけれども、主な内容はやはり住居生活の安全に係るものが圧倒的に多うございます。それと、プライバシーに関することもその次に出てくる問題でございます。それと、人権侵犯事件における人権擁護委員さんの関与率は、平成十五年度で七六%、対前年度比で二八%の増になります。

 以上、主なものはその他というふうにくくりますけれども、個人、プライバシーにかかわることが主なことというような、日向支局の管内の報告を受けております。

 以上です。



○議長(甲斐敏彦君) 質疑を終わります。

 お諮りします。

 議案第三八号から第四四号までの七件について、日向市議会会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議がありませんので、そのように決定しました。

 ただいまから討論に入ります。

 まず、議案第三八号について、討論を許します。討論交互の原則から、まず反対討論はありませんか。十五番岩切議員。



◆十五番(岩切裕君) 市民連合市議団という立場で、議案第三八号、これに同意できないということで反対討論を行いたいと思います。

 人事案件に対する討論というのは、できれば避けたい、本当にこれは厳しい状況に立たされております。ですが、助役について、地方自治法第百六十一条第二項で、「市町村に助役を一人置く。但し、条例でこれを置かないことができる」。次条第百六十二条で、「助役は、普通地方公共団体の長が議会の同意を得てこれを選任する」と規定しております。

 当然、庁内の人事について、私たちは、課長にだれを選ぶかという関与ができません。でも、収入役、そして助役については同意をするということで、いわば責任を持つという立場に立たされているというふうに考えます。

 この議会が、助役、収入役の人事に同意を得るということの意味が、どういう制度として目的を持っているのかというのはうまく私も勉強しておりませんけれども、わかりませんが、でもやはり選任には議会もきちんと責任を持とうということだというふうに言っても、これは基本的に間違いではないだろうというふうに私は思います。

 であれば、同意するかしないかにかかわらず、やっぱりその理由を公の場できちっと話をしていくということが、私は議員の責務だろうというふうに思いますので、会派としてそのように議論をいたしまして、討論させていただくことにしました。

 まず一点目に、手続上の問題というのが、私はどうしてもやっぱり指摘せざるを得ないというふうに思います。最初に、この人事にかかわる問題というのは、要するにやっぱり特定の個人がまないたに乗ります。ともすると、その人の人格だとか識見とか、そういうものをいろいろ言わなきゃいけないこともある。でも、だからこそ私は、議会というところは、これまで代表者会議という事前のクッションを置いて、そしてそこに議長、副議長を通じて市長の方から出していただいて、そこでどうだろうかというのを、いろいろ意見を聞きながら、そして可否は大体全体的な流れをつかんでいただいて、最後、最終的な判断をしていただくという制度が私はできたんだろうというふうに思います。詳しくはわかりませんが私はそう理解します。

 そういうふうにして、そういう制度を私たちは持っていると思ったんですけれども、今回はやっぱりその制度が十分に機能を発揮させていただけなかったということを、私は指摘せざるを得ないというふうに思っています。

 最初に、この提案のお話をお聞きしたときが、四月の臨時議会のときの代表者会議ということになるわけですけれども、そのときの議会の意思というのは、もう市長御承知のとおりでありまして、そういう今までの制度を踏まえていただいて、判断していただけなかったのかなというのが、率直な私たちの気持ちであります。

 次いで二点目ですが、これは期間の問題といいますか、時期的な問題だということになるんですけれども、今さっき言いましたように、私たちが初めてこの提案についてお話をお伺いさせていただいたのは、四月二十三日の代表者会議の前ということになります。そのときの私たちの率直な感想というのは、市長が就任されてまだ一月ぐらいで、ほとんど庁内の方との交流もないだろうし、意見交換もないだろうしという状況で、市政の全体もまだ多分おつかみになっていらっしゃらないときに人事がぽーんと出てきたと。それは正直、えっという気持ちがありましたので、それは大多数の議員がそういう感想を述べられたというふうに思います。

 それから一カ月たちました。その間、個別的にあるいは公の場で、臨時議会もありましたから、市長の考えておられるような意見、一体どのようなことを市政運営で考えておられるのかというのは、私たちはまあまあ一応聞くことはできました。しかし、きょう初めてこの市政基本方針ということで、全体像についてお話しをいただいた。ということは、これは私たちは初めてであります。つまり、一カ月前と現在と私たちは総合的にこの助役人事について判断する、収入役についてもですが、ほとんど情報を持っておりません。ですから、私はそういう意味で言うと、一カ月前にえっという感じがして、その状況と正直変わっていない。あえてそういう状況の中で、やはりじゃあ判断してくださいと言われれば、そっちの方が私はかなり無理があるのではないかというふうにやっぱり思わざるを得ないというふうに思います。これは二点目であります。

 三点目ですが、そのような状況で、市長の全体像が描けない、そしてそれでもやっぱりきちっと同意いただきたいというふうに出されるのであれば、それは私たちは、私たちがどういうふうな、要するに助役の役割とかを考えて、判断するのかという、それに基づいて、同意するか不同意するかを判断させていただかざるを得ないというふうになります。

 るる今市政方針の中でも言われましたが、私も今自治体というのは劇的に変わりつつあるということは、ちゃんと認識をしているつもりであります。したがって、そういう状況の中で、今助役というのがどういう役割を持つべきなのかというのをいろいろ考えます。

 私は、野球はうまくわかりませんが、例えば野球で言えば、私は端的な例で挙げさせていただけば、イチロー選手だとか両松井選手だとか、あるいは野茂投手だとか、そういう人ではないんではないかというふうに思っています。いわゆる足は遅いかもしれない。肩は弱いかもしれない。打率もちょっと低いかもしれない。でも、全体がよく見えるような、そういう即戦力的な、例えばキャッチャーか、あるいはゼネラルマネジャーか、そういう人が私は最適任だろうというふうに思っています。

 そういうような立場で、そういうような人材を今私は一番求められているということに考えざるを得ませんので、そういうふうに三点目として言わせていただきたいと思います。

 特に、私はこう思っています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、民生部門、ソフト部門というのは、一生懸命大きな声で言わなければ進まない。福祉面がこれまで日本の政治の中でおくれてきたという一番の理由は、私はそこにあると思います。なおさら、少子・高齢化、財政状況が厳しい。そして、私は今、地域福祉計画の策定委員会におりますが、地域づくり、ネットワークづくり、つまりソフト面の地域づくりというのは物すごく重要になってきています。それが私は市政の鏡だと言っても言い過ぎではないというふうに思っています。そういう状況であればこそ、やはり私はイチロー選手ではないだろうというふうに思うわけです。

 ですから、そのようなことを三点挙げさせていただきますけれども、今私たちが市長に同意を求められている方は、その人の人格のすばらしさ、能力があるということは、私はこの議案に賛成する、反対するを問わず、きっちりと皆さんが理解していることだろうと思いますし、私もその方の能力、評価、人格を評価することに人後に落ちるという考えでもありません。しかし、そのことが直ちに助役として「はい」というふうにならないというふうに私は思います。

 今、自治体というのは、状況は日々劇的に変化しています。もうそれは今市長が言われたとおりです。きのうの物差しがきょう通用するとは限りません。市長がいつか言われました、例えば群馬県太田市、ここは助役を置いておりません。そして、同じように市長が言われた志木市、ここはシティマネジャーという制度を特区で申請しようかという動きをしております、ここは御承知のとおり、詳しくは言いません。

 つまり、それほど大きな劇的な変化の中で、やはり今市政運営の新たな方向性というのが模索されておるのではないかと思います。ですから、そのような分権の時代に新しい自治の創造を目指して、斬新な取り組みを市長にしていただけますようにということを最後にお願いいたしまして、議案第三八号に同意できないという立場の討論を終わりたいと思います。



○議長(甲斐敏彦君) 次に、賛成討論はありませんか。二十二番江並孝議員。



◆二十二番(江並孝君) 助役の選任について、賛成討論をいたします。

 私は、赤木市長時代の助役選任のときの高木さん、また山本市長時代の助役選任の場合の弓削さん等賛成をしてきました。

 では、今回の黒木さんが、その人たちと比較して認められないと判断するに足りる論理的確証が私にはありません。どちらかといいますと、私は、委員会審査の中で議論を行ってきたことなど、過去の経緯を踏まえた上で考えますと、政策論議などを行う中で、専門的分野における明確な政策ビジョンを持っている人であると認識しています。また、新たな改革を取り入れた施策などを実行する決断力についても、リーダーにふさわしい人であると思っています。

 ただし、賛成する中で、危惧する面が二点あります。

 一点は、市長の政治姿勢、政治手法であります。つまり、人事を含めた総合的なまちづくりの手法が、アカウンタビリティーを視点にした分権型自治体の手法になっていないと思うからであります。それは、人事手法が、過去の市長と同じ体制づくりを先行した手法であり、機関委任事務時代の手法であると思っています。分権型の自治体づくりは、情報公開、説明責任、市民参加を基本にすべきであります。市長もそのように発言しています。

 その基本からすると、市長就任後の最初の仕事は、きょう発表がありました市政の基本方針を発表した後とか、議会での一般質問の論戦を通す中で市長の政策を公開するなどが必要であります。そのような手続を踏まえた上で人事体制を整えるのであれば、情報公開、説明責任、市民参加をべースにした分権型自治体づくりの手法であると理解できると思われますが、その手法をとらないまま、助役など一連の人事に関する体制づくりのみを先行したことは、今後の行政運営を危惧する点であります。

 二点は、市長の自治体経営能力が発揮できるかであります。

 市長が今後、基礎自治体の課題は何か、問われている課題を十分に認識しているかであります。つまり、自己決定、自己責任が問われる分権型自治体をいかに確立できるかが基礎自治体の課題であると市長は思っているのかであります。なぜならば、分権型自治体の職員は、政策法務の能力、市民満足度とコスト意識を志向する、財政規律の能力が問われてくると思われるからです。市長が自治体経営を真剣に考えるのであれば、助役など一連の人事に関する体制づくりのみを先行するのではなく、職員の能力を把握することに最大の力を注ぐべきであると思うからであります。

 分権型自治体の経営の基盤は、人的総合力が確立できるかが課題であります。人的総合力を確立するためには、バランスのとれた人事体制を実現することであります。このバランスのとれた人事を採用できる能力は、市長みずから積極的にデータに基づいた職員能力を把握することに尽きると思います。そのような手続をとらないまま人事に関する体制づくりのみを先行する手法をとる限り、人的総合力が発揮できないばかりでなく、自治体経営に対する能力も発揮できないのではないかと危惧する点であります。

 以上二点、危惧する面を指摘して、賛成討論といたします。



○議長(甲斐敏彦君) 次に、反対討論はありませんか。

 次に、賛成討論はありませんか。十七番黒木優議員。



◆十七番(黒木優君) 私は、議案第三八号助役の選任について、賛成討論を行います。

 黒木市長におかれましては、市政運営に当たって、誠実、情熱、実行を基本理念として、元気で活力のある日向の再生を目指して邁進する決意を表明されたところであります。その実現に向けて、発想の転換、情報公開の説明責任の徹底、現場主義の視点に立って、そういう運営をすることが必要であるということも披瀝されたところであります。

 具体的には、市政の主役は市民の皆さんであり、市民の皆さんの知恵と活力を大きなエネルギーとして、その結果、市政発展の原動力として生かしていきたいということも求められておられるので、そこらあたりに大きな配慮をしながら市政運営に当たりたいということを基本方針の中で述べておられます。

 まさしくそのとおりでありまして、基本姿勢を具現、実行していただくためには、市長とともに汗を流すよきパートナーの選任が急がれるわけであります。

 黒木正一さんは、識見ともに卓越した実行ある方でありまして、長年行政の経験も生かされて、加えて民間における物の考え方、見方にも秀でた識見を持っておられるということも、私、身をもって実感をしているところでございます。

 行政運営に当たりましては、停滞は決して許されません。御多分に漏れず本市におきましては、市長が基本姿勢で述べられましたように、多岐にわたる課題がたくさん横たわっております。その課題解決のためには、六万市民の皆さん方の願いにこたえて、そして市民の幸せを遂行していくためには、早急に助役、収入役の選任が必要であるというふうに考えておるところでございます。

 市政運営の円滑化、効率化に向けて、条件整備を議会としても早急に行うことが緊急の課題であるというふうに認識しておるところでございます。

 行政運営は、頭脳集団の職員の皆さんが組織を挙げてそのサポート、そういうことも必要でありまして、必ずやその組織体の全体が市政運営に向けて、市政に邁進することを期待をしながら、必ずや新しい助役におかれては、よきパートナーとしての、またサポートする補佐としての助役の識見を備えておるということを繰り返し述べまして、賛成討論とさせていただきます。



○議長(甲斐敏彦君) 次は、議案第三九号について、討論を許します。

 まず、反対討論はありませんか。十五番岩切裕議員。



◆十五番(岩切裕君) 議案第三九号につきましても、第三八号と同じように、手続上の問題、それから期間的な問題とかということは共通するんですけれども、さらに収入役については、市長御承知のとおり、今度の合併関連三法案の自治法改正の中で、十万人以下は置かなくていいということもできました。つまり、自治分権改革の中で、地方自治体にそういうことも含めた改革が求められているということはやっぱりあるんだろうと思いますし、それから、それだけでなくて、やっぱり今全国各地の自治体で、経験のある民間の会計経理を見てきたような、経験のある方に最後に締めくくっていただくというのも大きな流れではないかと思います。だから、多様な対応の仕方があるというふうに思いますので、ここでそのとおり、収入役で提案させていただきたいということに対しては、ちょっと再考をお願いしたいということを申し上げまして、反対討論ということにさせていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(甲斐敏彦君) 次に、賛成討論はありませんか。七番黒木円治議員。



◆七番(黒木円治君) 私は、議案第三九号収入役の選任について、同意するという立場で賛成討論したいと思います。

 まず、私は基本的に市政は停滞してはならない、今回新たに黒木市政が誕生したわけであります。それは、市民の審判が下ったということでありますから、市民が望んでいることは、いわゆる住民福祉の向上であり、最近特に言われております行革を早急にやっぱりそういう体制が整ってほしいというのが日向市民の判断の一つであったような気がしてなりません。

 ましてや、四月の臨時議会で、この人事案件については、一部の報道機関からそれなりの報道が流されました。ですから、私はその中で、市長はあえてこの六月に提案したというのは、ある程度議会の雰囲気もつかみながら、今回の提案になったんじゃないかという、そういうふうに考えております。やっぱりそういう配慮は、それなりに黒木市長なされております。

 ただ、私が一番心配し、日向市民が一番心配するのは、人的体制が整えられないと行政はうまくいかないという、そういう心配が先にあるわけです。そして、その人選に当たっては、慎重にやはり議論をしながら、市長自身いろいろな方々と相談しながら、私は人選に当たったと思うんです。ですから、先ほどの選任に当たっての市長の答弁があったわけです。そういう意味で、私はできるだけ早く人的体制を整えていただいて、住民福祉の向上、あるいはそういう意味をもっと早急に整えていただきたいということから、賛成討論といたします。



○議長(甲斐敏彦君) 次は、議案第四〇号から第四四号までの五件について、一括して討論を許します。討論はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 討論を終わります。

 採決します。

 まず、議案第三八号について採決します。

 議案第三八号について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(甲斐敏彦君) 起立少数であります。

 したがって、議案第三八号は同意しないことに決定しました。

 次に、議案第三九号について採決をします。

 議案第三九号について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(甲斐敏彦君) 起立少数であります。

 したがって、議案第三九号は同意しないことに決定しました。

 次に、議案第四〇号について採決します。

 議案第四〇号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。

 したがって、議案第四〇号については、原案のとおり同意することに決定しました。

 次に、議案第四一号について採決します。

 議案第四一号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。

 したがって、議案第四一号については、原案のとおり同意することに決定しました。

 次に、議案第四二号について採決をします。

 議案第四二号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。

 したがって、議案第四二号については、原案のとおり同意することに決定しました。

 次に、議案第四三号について採決をします。

 議案第四三号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。

 したがって、議案第四三号については、原案のとおり同意することに決定しました。

 次に、議案第四四号について採決をします。

 議案第四四号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。

 したがって、議案第四四号については、原案のとおり同意することに決定しました。

 お諮りします。

 あす六月五日から六月十三日までの九日間は、議案熟読のため休会をしたいと思います。御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(甲斐敏彦君) 御異議がありませんので、そのように決定をしました。

 次の本会議は六月十四日午前十時に開き、一般質問を行います。一般質問の順番は、本日の会議終了後、抽せんで決定をします。一般質問発言通告書は、六月七日月曜日の午前十時までに議会事務局に提出を願います。

 これで本日の日程はすべて終わりました。

 本日はこれで散会します。



△散会 午前十一時五十九分