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宮崎県 日向市

平成15年  3月 定例会(第2回) 03月20日−07号




平成15年  3月 定例会(第2回) − 03月20日−07号







平成15年  3月 定例会(第2回)



  議事日程                             第七号

                    平成十五年三月二十日午前十時零分開議

日程第一 市長提出議案第八号〜第四四号審議(除く議案第二二号〜第二八号)(各常任委員長報告、質疑、討論、採決)

日程第二 請願等審議(各常任委員長報告、質疑、討論、採決)

日程第三 日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員長最終報告(質疑、討論、採決)

日程第四 継続審査中の所管事務調査報告(質疑)

日程第五 市長提出議案第四六号及び第四七号審議(上程、提案理由説明)

日程第六 市長提出議案第四六号審議(質疑、討論、採決)

日程第七 市長提出議案第四七号審議(質疑、損害賠償事件審査特別委員会設置、付託)

日程第八 市長提出議案第四七号審議(特別委員長報告、質疑、討論、採決)

日程第九 議員提出議案第一号〜第七号審議(上程、提案理由説明、質疑、討論、採決)

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◯本日の会議に付した事件

 一、市長提出議案第八号〜第四四号(除く議案第二二号〜第二八号)

 二、陳情第二五号〜第二八号

 三、日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員長最終報告

 四、継続審査中の所管事務調査報告

 五、市長提出議案第四六及び第四七号

 六、市長提出議案第四六号

 七、市長提出議案第四七号

 八、市長提出議案第四七号

 九、議員提出議案第一号〜第七号

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             出席議員(二十三名)

                 一番  黒木敏雄君

                 二番  清水稔久君

                 三番  黒木円治君

                 四番  (欠員)

                 五番  片田正人君

                 六番  鈴木富士男君

                 七番  鈴木三郎君

                 八番  (欠員)

                 九番  日高一直君

                 十番  黒木康弘君

                十一番  奈須泰典君

                十二番  赤木紀男君

                十三番  岩切 裕君

                十四番  河野俊彦君

                十五番  河内政男君

                十六番  甲斐敏彦君

                十七番  黒木 優君

                十八番  (欠員)

                十九番  西村豪武君

                二十番  松木良和君

               二十一番  松本弘志君

               二十二番  江並 孝君

               二十三番  坂口英治君

               二十四番  荻原紘一君

               二十五番  那須和代君

               二十六番  黒木万治君

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      説明のための当局出席者

            市長       山本孫春君

            助役       弓削哲郎君

            収入役      黒木國衛君

            総務課長     黒木久典君

            職員課長     鈴木一治君

            企画課長     後藤 明君

            財政課長     林 雄治君

            建設課長     田辺英雄君

            教育長      宮副正克君

            教育次長     土工冨志夫君

            社会教育課長   山本正志君

            日向サンパーク温

            泉施設レジオネラ 黒木 一君

            症被害対策室長

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      議会事務局出席者

            局長       日高利夫君

            局長補佐     中里光男君

            議事係長     大久保雅登君

            主査       柏田武浩君

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△開議 午前十時零分



○議長(黒木敏雄君) ただいまから本日の会議を開きます。

 日程に入ります前に報告します。

 市長から、本日付で、地方自治法第百八十条第一項の規定に基づき、専決処分した事項について、すなわち、「日向サンパーク温泉施設、レジオネラ症集団感染事故による損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解について」の報告がありましたので、その本文の写しをお手元に配付しております。

 なお、この報告については、本文中の別紙写しは従来どおり配付を省略しましたので、御了承願います。

 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程により進めることにします。

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△日程第一 市長提出議案第八号〜第二一号及び第二九号〜第四四号審議(各常任委員長報告、質疑、討論、採決)



○議長(黒木敏雄君) 日程第一、市長提出議案第八号から第二一号まで、及び第二九号から第四四号までの三十件を一括して議題とします。

 ただいまの議案に対する委員会審査について、各常任委員長の報告を求めます。まず、総務常任委員長、十九番西村豪武議員。



◆十九番(西村豪武君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会におきまして総務委員会に付託されました議案は、条例一件、平成十五年度当初予算二件の計三件であります。

 委員会といたしましては、去る三月十七日、十八日の両日に、所管課長等の出席を求め、慎重に審査いたしましたので、委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。

 まず、議案第一〇号日向市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算中、総務委員会付託部分の二件は、いずれも委員会といたしましては、別段異議なく全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、議案第三十一号平成十五年度日向市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、委員会といたしましては、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 なお、委員会審査の過程で次のような意見が出されましたので、付言しておきます。

 平成十五年度予算の歳入に関して、景気低迷など昨今の経済情勢から見て、税収の確保、徴収率の向上については非常に厳しい面もあると思われるが、市当局におかれては、今後一層公平・公正かつ安定した自主財源の確保に向け努力されることをお願いしたい。

 以上、御報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、文教厚生常任委員長、十三番岩切裕議員。



◆十三番(岩切裕君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会において文教厚生常任委員会に付託となりました議案は、条例九件、一般会計及び特別会計予算六件の計十五件であります。

 委員会におきまして、去る三月十七日、十八日、十九日の三日間にわたり、所管課長等の出席を求め、慎重に審査いたしましたので、委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。

 まず、議案第八号日向市環境基本条例、議案第九号日向市の環境と自然を守る条例、議案第一一号日向市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第一二号日向市手数料条例の一部を改正する条例、議案第一三号日向市公民館条例の一部を改正する条例、議案第一四号日向市日知屋児童センター条例の一部を改正する条例、議案第一五号日向地区小児夜間急患センター条例の一部を改正する条例、議案第一六号日向市納骨堂使用条例の一部を改正する条例、議案第三五号平成十五年度日向市城山墓園事業特別会計予算、議案第四二号平成十五年度日向入郷地域介護認定審査事業特別会計予算の計十件については、委員会としまして、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、議案第一七号日向市介護保険条例の一部を改正する条例、議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算中、文教厚生委員会付託部分、議案第四〇号平成十五年度日向市国民健康保険事業特別会計予算、議案第四一号平成十五年度日向市介護保険事業特別会計予算、議案第四三号平成十五年度日向市老人保健事業特別会計予算の五件については、委員会としては、採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 なお、審査を踏まえ、次の五点を委員会の意見として付記することにしましたので、申し添えます。

 まず、環境基本条例に関連して、例えば、公共事業等による環境破壊の実態など現状を正確に把握し、この条例の制定を契機として、今後この基本条例の趣旨、内容をきちんと生かした環境施策の推進に努力していただきたい。

 二点目に、民生費の障害者福祉費及び衛生費の保健衛生費に関連して、高齢化の進展を背景とする痴呆老人問題の深刻化に伴う痴呆予防事業や、難病患者等在宅生活支援事業などのさらなる充実に努めていただきたい。また、いよいよこの四月からスタートする支援費制度の運用については、障害者及び家族の権利を守る立場で制度の移行を図り、自治体の責任をきちんと果たしていただきたい。

 三点目として、民生費の高齢者福祉費、「ぷらっとバス」の運行業務委託料に関連して、利用促進協議会で改革に向けて検討が行われ、路線の延長・変更、曜日ごとの運行順路変更の廃止、運行回数の増など改善を行うとのことであるが、市民の間には、運行経路等に公平を欠くのではとの不満の声もあるので、市民の不公平感をなくすよう最善を尽くしていただきたい。

 四点目に、民生費の児童福祉費及び教育費の社会教育費に関連して、四月一日にオープンする大王谷公民館及び大王谷児童館は、周辺地域の代表も入る「児童館運営委員会」を設置して運営に当たるとのことであるが、地域住民に積極的に情報を提供し、参画を求め、地域に根ざした運営に努めることで、豊かで個性的な活動を生み出せるよう努力していただきたい。

 五点目として、教育費に関連して、鵜毛分校の再開や各学校の施設整備の充実、また、新規事業である小中一貫教育の研究、教育ボランティアや市内在住の外国人英語講師の採用、小学生向け英語教材本の作成など、総合学習施策の積極的な展開は評価した上で、今後それらが十分な成果を生むよう努力をしていただきたい。

 特に、施設整備の充実という点で、洋式トイレへの改造や古くなった体育館の補修・改築など、切実な課題には積極的に対応していただきたい。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、経済常任委員長、十七番黒木優議員。



◆十七番(黒木優君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会におきまして経済委員会に付託となりました議案は、当初予算二件であります。

 委員会におきましては、去る三月十七日、十八日の両日に、所管課長等の出席を求め、かつ現地調査を踏まえ、慎重に審査いたしましたので、委員会における審査の経過並びにその結果について申し上げます。

 議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算中、経済委員会付託部分、議案第三九号平成十五年度日向市農業集落排水事業特別会計予算の二件は、いずれも委員会といたしましては、別段異議なく全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 なお、委員会審査の中で次のとおり意見が出されましたので、付言しておきます。

 まず、農林水産業費中の補助金について、例年多くの補助金が交付されているが、所管課においては、補助金の目的、内容、実績を正確に把握し、行政改革大綱に沿った整理・合理化に努められたい。

 次に、商工費、観光費中、日向サンパーク温泉施設改善事業費について、今回、日向サンパーク温泉施設の再開に向けての事業費が計上されているが、施設改善に当たっては、安全で安心して利用できる施設として徹底した検証のもと衛生管理を行うとともに、設計の段階で、保健所との協議はもちろんのこと、二十四日から行われる説明会においては積極的な情報提供に努め、経営面についても健全運営に努められたい。

 なお、今回の予算審査に当たっては、積算の根拠が明確に示されないなど、審査がたびたび中断された。当局の説明については資料を十分精査の上、慎重な対応をされたい。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、建設常任委員長、十五番河内政男議員。



◆十五番(河内政男君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会におきまして建設委員会に付託となりました議案は、条例二件、事件決議二件、当初予算九件であります。

 委員会におきまして、去る三月十七日に、所管課長等の出席を求め、慎重審査いたしましたので、委員会における審査の経過並びにその結果について申し上げます。

 議案第一八号日向市法定外公共物管理条例の一部を改正する条例、議案第一九号日向市水道事業給水条例の一部を改正する条例、議案第二〇号市道の路線の廃止について、議案第二一号市道の路線の認定について、議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算中、建設委員会付託部分、議案第三〇号平成十五年度日向市公営住宅事業特別会計予算、議案第三二号平成十五年度日向市財光寺南土地区画整理事業特別会計予算、議案第三三号平成十五年度日向市財光寺南第二土地区画整理事業特別会計予算、議案第三四号平成十五年度日向市用地取得特別会計予算、議案第三六号平成十五年度日向市細島東部住環境整備事業特別会計予算、議案第三七号平成十五年度日向市簡易水道事業特別会計予算、議案第三八号平成十五年度日向市下水道事業特別会計予算、議案第四四号平成十五年度日向市水道事業会計予算の計十三件は、いずれも委員会といたしましては、別段異議なく全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 以上で各常任委員長の報告を終わります。

 ただいまの各常任委員長に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。



◆二十四番(荻原紘一君) それでは、まず、経済委員会の委員長に質問しておきたいと思います。

 ただいまの委員長の報告の中には、日向サンパーク温泉施設の再開に向けての事業費の計上がなされているということにかかわりまして、今回の予算審査に当たっては、積算の根拠が明確に示されないなど審査がたびたび中断されたと。後続いているわけでございますけれども、この点について、これは非常に重要な点なので、このことは明確にしておいてもらいたい。後の方は、資料を十分精査の上、慎重な対応をされたいというようなことも述べてあるわけですけれども、あえて経済委員会委員長に対しましては、この点ひとつ大事な点が抜けないように、どういうような審議がなされているのかということについてお聞きしておきたいと思います。

 次に、建設委員会委員長にお尋ねをしておきます。

 命と安全を守るという観点から、私は、本会議で議案質疑のときに、既に水道の今回の会計、水道事業会計予算にかかわりまして、いわゆる鉛管の問題、このことをやはり重視しなきゃいけないのではないかという点についてお聞きしたところでありますが、当委員会では、今回のこの水道事業、実際に鉛管対策事業というのは進められてきているし、これからも進められるわけでありますが、どのように審議をされているのかということについて伺っておきます。



◆十七番(黒木優君) 二十四番議員にお答えいたします。

 日向サンパーク温泉施設の整備費でございますが、十五工事請負費の一億三千六百万円について額は示されておるものの、資料の提供を当初になされませんでした。それで各委員から、こういうことでは、大きな事業の目玉の一つであるから、審査の対象というか質疑のしようがないというような意見が多く出されまして、当局にその根拠の資料を求めましたけれども、なかなか示されないままで翌日に持ち越した次第であります。ようやく施設整備あるいはまた建設関係の個々の事業について、改修あるいは新設しようとする個々の事業項目について示してあるものの、これはあくまでも当局の説明によると、コンサルタントから示されたもので確定したものではない。したがって、三月二十五日までにその詳細については積み上げて今作業中であるという説明がなされました。

 しかしながら、概算的なものであっても、施設あるいは建設その他についての大きな項目について示すことは可能であろうという各委員からの要請がありまして、それを翌日に持ち越して、当局は内部で検討するということで持ち帰って十八日に示されたのが、委員会の要望に不十分ながら答えたというような経緯がありました。そういう意味で、一億三千六百万円の中身については大項目的に中身が示されたということでございます。



◆十五番(河内政男君) 荻原議員にお答えいたします。

 委員会審査においては、鉛管使用の件についての質疑は別段ありませんでした。ただ、本会議での議案質疑の中で荻原議員が質疑されたように、鉛管対策補助ということで、答弁の中で、一万二千軒で管の使用が九キロにわたっては鉛管を使用しているという報告は受けております。以上であります。



◆二十四番(荻原紘一君) 経済委員長の方から、一億三千六百万円の今回のサンパーク温泉の施設改善につきましては、大きな項目について示されたという答弁であります。この点につきまして、この温泉施設改善の内容、大項目といっても内訳ですね、そして、その点で今の時点で問題点というものはないのか。そういうことも慎重に審議されているというふうに思いますので、今の答弁で大体のことはわかりますけれども、経済委員会ではもっと立ち入って審議がなされていると思いますので、この際はひとつその点を踏まえてもう一つ補足答弁をお願いしておきたいと思うんです。

 それから、建設委員会におきましては、鉛管対策ということについては何も質疑の中ではやりとりされていないわけですね。としますと、やはり水道事業というものが進められる場合に、鉛の管を使っているということにつきまして、意見を申し上げるということはもうできませんが、お隣の延岡市の水道局でも実態調査をして、延岡の場合の割合とか言わなくていいけれども、それに必要な対策というものがとられている。日向においても必要な対策というものはとられていると思うわけであります。私が所属している文教厚生委員会でも、子ども、幼児の命を守るという点から、保育所を初めそういう施設の関係ということも含めまして、どういうふうに実情がなっているのかということも含めて、そのことについてお聞きもして、水道課との連携を強めていくという答弁もいただいているわけであります。私はそのことはこの際指摘しておかざるを得ないんですが、もう一度、建設委員会委員長はその辺はどういうふうにお考えになっているのかをお聞きして終わります。



◆十七番(黒木優君) お尋ねの施設の項目でございますが、まず、高温貯湯槽、水温調節工事等、これが概算の中では三千六百万円という説明でございました。それから、給湯給水工事二千七百万円、ろ過器改善工事につきましては二千七百万円、それから、配管改善工事等につきましては二千百万円、建築関係で建築改善工事締めまして二千五百万円、計の一億三千六百万円という数字が説明がなされました。

 改善は、安全・安心をモットーに秋口に再開するという方針のもとに、塩素殺菌装置を新設する。そして上水受水槽を新設して、そしてまた、ろ過器の前に塩素殺菌機を移設するというような、殺菌と衛生面に大変な苦慮というか配慮をしておるという説明であったわけであります。以上。



◆十五番(河内政男君) お答えします。

 安心・安全でおいしい水を供給するということは、これは常に担当課長も言っておりますし、当然のことであります。本会議で鉛の濃度が検出されなかったということで、あえて委員会ではその件に関しての質疑はなかったということであります。以上です。



◆十九番(西村豪武君) 経済委員長にお尋ねをいたしたいと思います。

 一応委員会の報告については尊重するものでありますけども、設備改善について一億四千百五十万の予算計上ということで、市民も含めて関心のあるところであります。そういう中にあって、本来、今回の施設改善については、当初この建物をつくる段階で設計を提案された設計業者、ここ辺の設計上の問題点があったんではなかろうかという思いがするわけなんですが、そこ辺のところ、瑕疵担保上の問題点、こういった面についてどのように論議が委員会でなされたのか、一点だけお尋ねをいたしておきます。



◆十七番(黒木優君) お尋ねの件ですが、設計業者について瑕疵担保的な案件については論議はなされませんでした。以上です。



○議長(黒木敏雄君) 以上で質疑を終わります。

 討論に入ります。

 ただいま議題となっております市長提出議案第八号から第二一号まで、及び第二九号から第四四号までの三十件について一括して討論を許します。討論はありませんか。



◆二十三番(坂口英治君) 私は、議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算についてのみ反対討論を行います。

 まず、温泉施設は、日向市の観光産業の上から、そしてまた、地域のさらなる発展の上からも重要な施設であると考えます。そして、衛生管理の安全性は最優先の課題であります。しかし、今回の予算額で完璧な衛生管理の安全性が確保できるのか、不安がよぎるのであります。また、衛生管理の安全性の確保はもとより、経営の安全性、安定性も確保しなくてはなりません。物産館と温泉館の従業員の効率的な活用ができなかった現実を見るにつけ、現在の体制ではなく、早急に経営能力のある経営のプロ、経営責任者を採用することが重要であります。また、適切な時期に経営コンサルタントの指導を受けることも必要であります。衛生管理と経営の安全性の両方を確保した上で、確保した後に再開に踏み出すべきであります。

 今回、三月議会に改善計画に沿った予算を提出するのではなく、市民と再開や廃止まで含めた議論をし、いろいろなシミュレーションを試みることが、将来市民を安心できる方向へと導いていくリーダーとしての市長の責務であると考えております。少し改善の時期がおくれても、資金計画や県との関係においても十分クリアできると確信しております。くれぐれも十分な検討の時間、思索の時間を確保した上で、歩みを一歩進めるべきであると指摘します。

 温泉施設の改善に係る予算のみ反対であります。しかし、予算不可分の原則から、すべてに反対いたします。

 以上で反対討論といたします。



◆五番(片田正人君) 私は、議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算について、賛成の立場から討論いたします。

 当議案中の商工費、観光費中の日向サンパーク温泉改善事業費についてですが、まず、市当局におかれましては、先ほどの経済常任委員長報告の付言事項を十分尊重されることを切に望むものであります。あわせて、すべての施策にもかかわることでもありますが、特に当事業に関しましては、市民の意見に対する十分な応答責任、説明責任を果たすべきであります。これは一般質問でも述べたように、市長の政治理念である市民参画を全うするためには不可欠なものであるからです。

 なお、当事業費につきましては、あえて年度当初予算での提案でありました。経済常任委員会においても提案時期についての議論があったとお伺いしております。私は、提案時期の意義について、当施設が秋口再開が前提のための施設改修ではなく、不完全な施設の最低限の改修であり、本議会での一般質問や常任委員会での議論及び市民の声を伺った上で、市の施策として、日向サンパーク温泉施設が明確に位置づけられ、全体の計画など策定するために十分な時間を確保するためのものであるという理解と希望を示して、賛成の討論とさせていただきます。



◆二十四番(荻原紘一君) それでは、まず、議案第一七号、さらに二九号、三一号、四〇号、四一号、四三号について、簡潔に反対討論を行います。

 一七号の介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、今回保険料の減免の関係ということについても出されているわけであります。しかしながら、その中心となる問題は、全国的にも問題になっている介護保険料の見直しによる今回の大幅な引き上げになってきております。この点では、もちろん、国が介護保険制度にかかわる国庫負担というそういう面でもこれを引き下げてきたという問題があります。我が党は、五%だけ引き上げる、三〇%国が見るだけでも介護保険料は引き上げなくても済むという、こういうような問題も提起しているわけであります。市には九千万円の介護保険料の積み立て基金がありますが、こういうのも使って、今最も切実な課題である介護保険料、この負担を軽くすることが重要であるという立場であります。我が党が要求してきたという面では、利用料の半額、低所得者の負担を軽くする、こういうようなことも出されておりますが、以上のような点から、今回はどうしても同意できないという点でございます。

 続きまして、日向市の一般会計予算につきましては、これまで国庫補助負担金の削減の問題、また税収の関係でのもっと大きなところからそれ相当の応分の負担をしてもらうというような問題なども指摘してきましたが、今回はそのことは繰り返しません。

 内容といたしまして、どうしても同意できないというような問題が幾つかあるわけであります。順不同でその点について申し上げていきたいと思いますが、例えば、地方分権推進という名目で今、任意合併協議会がつくられ、入郷全体がこれに参加をしようかというそういう状況になってきています。今度任意合併協議会ができてその情報というのも出されておるわけでありますが、その中に、どうして今市町村合併を考えるということで、地方分権の推進から、国、地方の財政の悪化問題など含めて四項目について内容が掲示されています。しかし、この内容を見ますと、これは総務省がつくったものを引き写しているんではないか。これは全国的にも問題になっているわけでありますが、そういうようなこれは内容になっています。だから、地方分権の推進の時代だと言っても、分権とは相反する画一的なそういう合併推進というものを進めていく、そういうようなことになってきているという、このこと一つとってみても問題がある。時間の関係でこれ以上立ち入りませんが、この合併そのものが真に住民の意向を尊重して進めていくべきだという点での問題点のこれは一つだということを言わざるを得ないわけであります。

 それから、続きまして、人権教育に関する問題でも、国連の十年日向市行動計画、そういうものを進めるという、このことについては必要な点でありますが、我が党がいつも強調していますように、人権の問題というのの柱に同和の問題というものを位置づける。ここから、今日二十一世紀に入っている中で、人権問題を憲法に基づいていかにこれを実情に基づいて取り組むかという点で、やはり思い切った是正が図られなければならない。その中に人権問題の職員研修などについてもこれまで指摘してきたとおりであります。私は、一般行政に同和行政を移行して、今深刻なすべての人権問題、子どもの権利条約を含めてでありますが、そういうことこそもっと真剣に対応しなければならないということを強調しておきたいわけであります。

 これ以上立ち入りませんが、最後に、命と安全を守るというこういう点から、平和の問題について、非核平和宣言都市としての取り組みを進められているわけでありますが、さらにこの問題は思い切った取り組みが求められている。きょうはイラクの問題が焦点になってきているわけでありますが、これは後でまた強調したいと思いますので、このことは今取り上げませんけれども、平和の問題、さらには、先ほど経済委員会の委員長にお尋ねしました日向サンパーク温泉の改善計画についても、その内容をお聞きしましたけれども、これについては、市民の命と安全を守るという立場から、慎重に、そして、必要なことは皆情報を提供するというこの立場を貫いてもらうということも、この際、強調させておいてもらいます。

 次に、第三一号日向市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について反対討論を行います。

 これについても、繰り返しこれは指摘している問題であります。住宅新築資金等の貸付制度が、不当にもこれが悪用される。そのために今日のように市民の税金からこの貸付金というものを支払わなければならない。これは監査委員の意見書でもこの問題については指摘されてきているとおりであります。このことはどうしても認めることができない、そういう立場を強調して反対討論といたします。

 次に、議案四〇号国民健康保険事業特別会計予算、四一号の介護保険事業特別会計予算、四三号の老人保健事業特別会計予算は関連していますので、一括して反対討論を行っておきたいと思います。

 介護保険のことについては先ほど取り上げたとおりでありますが、国民健康保険税につきましては、どういうような深刻な実態になってきているのか。国民健康保険税の滞納額が今年の二月末現在で、現年度分が二千八百九十三件、二億一千八百四十七万七千四百八十三円、過年度分が二千三件、三億四千八百八十三万二千九百九十二円、合わせて五億七千万円近くを占めるわけであります。

 私どもが行ったアンケート調査でも、高過ぎる、負担が大変だというのは、介護保険料とあわせて、この国民健康保険税であります。払おうと思っても払えない世帯に対して資格証明書が、二月末段階で二百二十件、短期保険証が同じ二月末現在で八百二十六件であります。これは命にかかわる問題であります。これ以上立ち入りませんが、国民健康保険法、憲法が保障している生存権、これは人間として命の尊厳がなされ、お医者さんに診てもらうということなどは、これは人権の問題であります。こういう問題から、今、国のやり方が一番の問題でありますけれども、同時に、何らかの形で日向市においてもこの国民健康保険税を引き下げる対応というものが求められている。その面では一番の原因を明らかにして国民健康保険基金の積み立て基金もこれを取り崩す必要がある。今年度では、これも二月現在で四億一千三百七十七万五千円の積み立て基金があるということでありますけれども、これも思い切って取り崩して、そして、政府に対して思い切った要求運動を展開していく必要があるということだけは強調しておきたいと思います。

 さらに、老人保健事業の問題につきましても、これまで指摘してきたとおりでありますけれども、この面でも、お医者さんにかかろうと思っても、医療費全体が引き上げられる。高齢者の一割負担、こういうものが受診抑制につながってきている。その中で、高額療養費というものがふえてきているという問題はそこに原因があると我が党は見ております。平成十年度の一般でも一万二千四百九十八人の高額療養費を受けた被保険者数となっていますが、これが平成十四年度の一月末現在では一万四千七百六十七人に、一般だけ見てもこういうふうに高額療養費の対象者がふえてきている。額も当然ふえてきているわけであります。こういう面から、今こそ医療費の負担を軽くする。高齢者に対するむごいほどのこういうやり方というものは改めるべきだということを強調して反対討論といたします。



◆二十二番(江並孝君) 議案第二九号平成十五年度日向市一般会計予算について、賛成討論を行います。

 分権型自治体を目指す上で必要な施策として、十年前から提案していました日向市地域新エネルギービジョン策定事業とか、介護予防施策である高齢者食生活改善事業、さらに休日保育事業など新しい事業、また、日向市初のエレベーターつき住宅の建てかえ事業、介護保険制度に利用料を減免する制度を導入した事業など、さまざまな事業に取り組むことは評価できると思っています。

 ただし、日向サンパーク温泉施設改善事業一億四千五百万円については、一般質問などの論議から推察するに、説得力ある内容ではなかったと思われます。

 一つは、市長の政治理念である「誠実・公平な市政」「清潔で透明な市政」「民主的で開かれた市政」から判断すると、九月再開を急ぐ理由がなぜなのかわからない。つまり、市長の政治理念と温泉再開の進め方の手法との整合性が合わないと思うからである。

 二つは、議会に対しても、説明責任(アカウンタビリティー)が担保されていない。それは、情報の公開、情報の共有などの政策を掲げて百人委員会などの市民参加を進めている市長としては、積極的に資料などを提出し、明確な数値を裏づけに、安全性、コスト、人的体制を発表すべきではないか。

 三つは、九月再開の結論を先に決めた後、さらに議会で予算などの議決を諮った後に、市民に改善計画の説明会を開くということは、市長の政治理念からすると、情報の公開、情報の共有化を図ると言っていることと矛盾があり、進め方の手法が逆である。

 以上の観点から想定すると、レジオネラ症集団感染事故に対して重大な問題であるとの認識と、この事態を教訓にしていくという真剣な思いが弱いように思われる。そこで、行政と議会のあり方から、議員として、現時点での地方自治法の限界と権限の行使を考えた上で、賛成討論の中で問題点を述べさせていただきました。市長としては、市民との説明会の中で、明確な数値の裏づけをもとに、安全性、今後市民が継続して負担していくコスト、人的体制などをわかりやすく、市民が納得できるような説明を行い、市長の政治理念である情報の公開、情報の共有化を図り、全力で信頼回復に努めることを要望して、賛成討論といたします。



◆十三番(岩切裕君) 私も、平成十五年度一般会計予算、議案第二九号について、日向サンパーク温泉施設整備事業を通して賛成討論をさせていただきます。

 恐らく皆さん職員も議員も、恐らく市長も、この判断は非常に迷われただろうというふうに思っています。私も非常に迷っています。それはなぜなのか。一言で言えば、余りにも拙速に過ぎるのではないかということであります。現状で市民に説明責任をきちんと果たせるのか、これで情報共有をして市民参画を果たせるのか、これで安全性を確立してもし事故が起こったときに、市の職員の皆さん方は自信を持って責任がとれると言えるのか、これで将来的に本当に安定した運営が可能なのか、こういうふうに市民から問われたときに、私は具体的に納得できる説明をする言葉を持ちません。専門家ではないのだから、議会で詳しいことはわからない、議会は執行権を持たない、そういう形で我々の議員としての責任を線引きするなら別でありますけれども、しかし、それは市民が許さないと私は思います。

 これまで、特別委員会の委員としても、市の当局の皆さん方に具体的な説明をるる求めてまいりました。しかし、日程的な限界、また委員の間の意思の一致がなかなか難しいという委員会の避けがたい難しさもあって、施設の細部あるいは再生策に至るまで十分な議論ができたというふうには言えないと思います。それは双方の関心が常にすれ違ったまま結論を出さざるを得なくなってきたという、委員の一人として個人的に残念に思っております。それでも、かなり重要な事実がいろいろ明らかになりましたが、それで、じゃ、十分に納得できたかというと、やはりそれは足りないと言わざるを得ないのであります。

 どんな場合でも、事故の再発の防止策にはその原因の徹底究明から始まります。原因をなくすことが再発防止の決め手、それ以外にはありません。私は原因は次のように考えます。安全意識の欠如、国・県だよりに対する関係職員、関係課間の連絡調整のなさ、そして、みんなで考える、いわゆる職員参画、市民参画の不十分さ、この四つだろうと思います。じゃ、それの一つ一つについて本当に解決ができているのか。私はこれは正直にノーと言うしかありません。

 例えば、安全意識の欠如に関しては、確かにレジオネラ菌の専門家を招いて勉強しました。でも、これはそういう問題ではない。自分たちの行政の執行単位の中に、本当に安全性という観点ですべての行政体制を見直す、そういう部局をつくって徹底的にやる、私はそういうことを意味しているんだろうと思います。

 それから、職員間、関係課間、それから調整ということについても、行政執行体制のあり方を抜本的に見直す、そういうところで初めてこの問題に対する反省が出てくるんだろうと私は思います。そういうものがなければ、いかに安全性を尽くしても、いかにハード面、設備をやっても、私はまた再び事故は起こるというふうに思います。

 そういう観点で考えたときに、繰り返しませんが、この四点について私はとても不十分だというふうに判断せざるを得ません。したがって、今回の予算についてこれはどういう意味を持つのかと私なりに考えました。そして、結局それは一億三千六百万という範囲でとにかく改修工事を行う。そういう意思表示をされたと私は理解します。それ以外の一切何物も意思表示をされていない。今後どのように安全策をするのか、具体的にどのように安全確保をするのか、どのように再生プランをつくるのか、そういうことはすべて今後の問題であります。

 だけど、私は、一億三千六百万をかけてこの再生のスタートを切りたいという市長の思いを是として、それについては賛成いたしますが、課題はすべて残っているということを考えますし、それに対する最大限の努力をお願いいたしまして、一般会計予算賛成討論にかえさせていただきます。以上です。



○議長(黒木敏雄君) 以上で討論を終わります。

 採決します。

 まず、議案第八号から第二一号まで、及び第二九号から第四四号までの三十件のうち、議案第一七号、第二九号、第三一号、第四〇号、第四一号及び第四三号の六件を除く二十四件について、一括して採決します。

 ただいまの議案について、関係常任委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、ただいまの議案は原案のとおり可決されました。

 次は、議案第二九号についてのみ採決します。

 ただいまの議案について、関係常任委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(黒木敏雄君) 起立多数であります。したがって、ただいまの議案は原案のとおり可決されました。

 次は、議案第一七号、第三一号、第四〇号、第四一号及び第四三号の五件について、一括して採決します。

 ただいまの議案について、関係常任委員長報告のとおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(黒木敏雄君) 起立多数であります。したがって、ただいまの議案は原案のとおり可決されました。

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△日程第二 請願等審議(各常任委員長報告、質疑、討論、採決)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第二、請願等審議であります。

 陳情第二五号から第二八号までの四件を一括して議題とします。

 ただいまの請願等に対する委員会審査について、関係常任委員長の報告を求めます。まず、総務常任委員長、十九番西村豪武議員。



◆十九番(西村豪武君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会におきまして総務委員会に付託されました陳情二件について、委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。

 まず、陳情第二五号金子容子さんの早期救出を求める陳情についてであります。

 陳情者は、兵庫県加古川市別府町緑町一−四〇六、加古川市議会議員・大矢卓志さんであります。

 陳情の内容は、「法輪功の愛好者であり、現在、中国当局により拘束され、一年六カ月の強制労働を言い渡されている金子容子さんの早期救出に全力を尽くすよう、国に対して意見書を提出していただきたい」というものであります。

 委員会では、この問題に関しては、人道的見地に立つと早期の解決が望まれるが、法的な問題等も含め、逮捕・拘束に至った理由について明確な事実確認がされておらず、現段階においては採択の結論は出せないとの意見が出され、採決した結果、不採択にすべきものと決定しました。

 次に、陳情第二七号政府に「平和の意見書」の提出を求める陳情書であります。

 陳情者は、宮崎市花ケ島町赤江町一三二二−一〇三、ネットワーク「地球村」宮崎代表・上野匡毅さんであります。

 陳情の内容は、「今、世界の各地で起こっている戦争や紛争に関し、国連決議に基づかないすべての軍事行動に反対することはもちろん、唯一の被爆国である日本が、中立国として平和的解決に貢献するということを、日本の基本姿勢としていただく、「平和の意見書」を政府に提出していただきたい」というものであります。

 委員会としましては、世界の平和を願う心は万人皆同じであり、陳情の願意については賛成できるが、政府に提出する意見書としては妥当ではない部分があるということ、また、イラク問題に関し、別の意見書案も提出され、審議される運びとなっていることから、本陳情については趣旨採択が適当ではないかとの意見が出され、採決した結果、全員一致をもって趣旨採択にすべきものと決定しました。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、文教厚生常任委員長、十三番岩切裕議員。



◆十三番(岩切裕君) [登壇]御報告申し上げます。

 本定例会において文教厚生委員会に付託された陳情第二六号、陳情第二八号について、委員会における審査の経過並びにその結果について申し上げます。

 まず、陳情第二六号保育所運営費の一般財源化等に反対する陳情書について、陳情者は、宮崎市原町二丁目二十二、宮崎県保育三団体連絡協議会会長・木本宗雄さん外三名です。

 陳情の要旨は、子育てをめぐる環境が大きく変化し、保育所機能の社会的要求が強まる中、少子化対策の中心である保育所における子育て支援は国の責任で行うべきであり、保育所運営費の一般財源化等に反対し、国に対して意見書を提出していただきたいというものです。

 委員会審査の中で、重要な陳情であるとともに、趣旨も妥当性があり、理解を得られるものである。少子化対策の上で今後ますます重要な役割を担う保育所における子育て支援は、保育所運営費を一般財源化することなく、国の責任で行うべきであるとの意見が出され、採決の結果、全員一致で採択すべきものと決定いたしました。

 次に、陳情第二八号県立延岡病院の救命救急センターの整備充実に向けた県への意見書提出についての陳情書について、陳情者は、延岡市愛宕二丁目五−五、県北の救急医療を考える会会長・吉里かすみさんです。

 陳情の要旨は、昨年末の麻酔科医辞職により、県立延岡病院の三次救急医療機関としての機能が麻痺し、県北二十七万県民が大きな不安と生命にかかわる重大な影響を受けている。麻酔科医確保のためには、県立延岡病院の整備充実が緊急かつ最重要の課題であるので、県へ意見書を提出していただきたいというものです。

 委員会では、審査の中で、この問題については、いち早く閉会中に調査申し出を行い、審査してきた経緯があり、委員会の行ってきた申し入れ等の趣旨にも合致する。専門医の配置など救命救急センターの整備充実を求めることは重要であるとの意見が出され、採決の結果、全員一致で採択すべきものと決定いたしました。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) ただいまの関係常任委員長報告に対する質疑はありませんか。



◆二十四番(荻原紘一君) 総務委員会の委員長の報告につきまして、今日、平和を守る課題というのは非常に重要な課題になってきていますので、この点についてもう少し立ち入った答弁をお願いしたいと思います。

 お聞きしたいのは、この陳情の願意については賛成できるが、政府に提出する意見書としては妥当でない部分があると。これはどういう部分が妥当でないというふうに言われているのか、そういうことについてまず伺って、その後、採択か不採択かと、こういうことにならないで、趣旨採択とこういうふうになっているわけですけれども、世界平和を実現していく上で、平和を願っている人たちの意向をいかに尊重していくかということは重要なことだと思いますが、この趣旨採択に基づくいわゆる意見書、これは今報告されたそれぞれの文教厚生委員会、私、所属しているんですが、ここでもこれに基づく意見書案、こういうものを当然準備をしているわけであります。総務委員会ではこのあたりはどういうふうになっているのかをお聞きしておきます。



◆十九番(西村豪武君) 二十四番議員の質問に答弁をいたします。

 まず、政府に提出する意見書のことなんですけども、陳情第二七号の「平和の意見書」の提出を求める陳情ということで、この要旨の中に、「唯一の被爆国である日本が中立国として」とか、あるいはまた「平和的解決に貢献するということを、日本の基本姿勢としていただく「平和の意見書」を政府に提出していただきたい」ということでありますけども、趣旨は理解できると。そして、唯一の中立国というものは安保上問題があるんではないかというような意見とか、あるいはまた、イラクの問題が今大変な問題が起きているわけですけども、平和を求めることについては趣旨には賛同できるというような意見も出ております。それと、信賞必罰な国際的な問題も含めて出ておりまして、趣旨は理解できるが、この文章を採択するについては趣旨採択をしたいというようなこと等、あるいはまた、案文が幾つか出ているので、議会の意見書として議会の意見書を出せというようなほかの問題が出ておりますので、その中に包含して、議会として願意を含めた上でのことで論議がされているということで、この問題につきましては趣旨採択が望ましいというような意見が出ておりました。

 それと…、失礼しました、趣旨採択の意見も含めて今申し上げましたので、以上です。その他のことについては、詳細については出ませんでした。



◆二十四番(荻原紘一君) 今の答弁を聞きまして、政府に提出する意見書としては妥当でないという部分というのがどの点かということが明らかにされていると思うんです。この陳情者が言われている中立国というこういう点についても、日米軍事同盟、日米安保条約というようなことが中心になって、妥当でないんだと、こう言われていますが、それはいろいろな立場で論議されているわけでしょうけれども、ここで言われている中立というこういう日本が進むべき道こそ、日米軍事同盟から離れてそういう道を歩むことこそが求められているという、そういうことから、もう少しこういう問題は重視して、これはこれとして、趣旨採択ということでもありますけれども、意見書をこれに即した形で提案すべきだということを私は指摘して終わります。



◆十九番(西村豪武君) 付け加えます。

 先ほどの政府に提出する意見書としては妥当でない部分という下りにつきましては、安保上、中立国としての表現等が書かれているということで、その点について問題がありというような委員の意見が出たところであります。以上です。



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 討論に入ります。討論はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 討論を終わります。

 採決します。

 まず、陳情第二五号について採決します。

 関係常任委員長報告は、不採択でありますので、原案について採決します。

 本案を採択することに賛成の方の起立を求めます。

    〔起立者なし〕



○議長(黒木敏雄君) 起立者なしであります。したがって、陳情第二五号は不採択に決定しました。

 次に、陳情第二六号及び第二八号について採決します。

 関係常任委員長報告は、いずれも採択であります。本案は、委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、陳情第二六号及び第二八号は採択に決定しました。

 次は、陳情第二七号について採決します。

 関係常任委員長報告は、趣旨採択であります。本案は、委員長報告のとおり趣旨採択することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、陳情第二七号は趣旨採択に決定しました。

 しばらく休憩します。



△休憩 午前十一時八分

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△開議 午前十一時二十分



○議長(黒木敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第三 日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員長最終報告(質疑・討論・採決)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第三、日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員長最終報告を議題とします。

 特別委員長に報告を求めます。十七番黒木優議員。



◆十七番(黒木優君) [降壇]日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員会(以下「特別委員会」という。)における審査内容等について報告します。

 一、はじめに

 日向市が施設を設置し、「株式会社日向サンパーク温泉」に管理運営を委託していた「日向サンパーク温泉お舟出の湯」で、平成十四年七月下旬、レジオネラ属菌を原因とする集団感染事件が発生、議会としても独自の対応が必要であるとして、八月十二日の第三回臨時市議会において本特別委員会を設置し、調査を始めました。

 以後、今議会までの約八カ月間、類似事件が発生した茨城県石岡市への調査団派遣、警察当局に許可を受けての「お舟出の湯」の現地踏査のほか、市の関係課長、サンパーク温泉施設支配人、宮崎県日向保健所職員、同温泉施設設計業者、設備配管施工業者など参考人の出席を求め、計十回の特別委員会を開催しました。また、関係書類として、「株式会社日向サンパーク温泉」の定款や業務委託契約書、設計図・簡略図など可能な限り提出を求め、さらには、参考人質疑で不十分な点等については、文書による回答を求めるなど詳細な調査に努め、それらの資料、回答文書等も参考にしながら審議を積み重ねてきました。

 石岡市には、委員長ほか三名の委員を派遣、質問事項として八項目二十九の設問に整理して事前に送付し、その設問について説明を受け質疑を行うとともに、施設見学を含めて視察調査を実施しました。

 石岡市からは、事案に対する取り組みや経過等が詳しくわかる資料の提供を受けたほか、質疑の概要と石岡市議会の真剣かつ積極的な取り組みの実態を見聞できた旨の報告を第五回特別委員会で行いました。

 次に、特別委員会の審議を進めるにあたっては、特に、参考人を招致して審議する場合、限られた時簡に、できる限り内容を深めるため、また審議の効率性を高めるため、参考人に対する各委員からの質問事項を整理集約して事前に送付しておき、特別委員会の冒頭にそれに答えていただき、それを踏まえて質問を行う方法で審議を進めてきました。

 また、審議内容を市民、被害者及び関係者に広く知らせることを目的に、特別委員会はすべて公開としました。

 なお、委員会の経過及び審査内容の概略については、本報告書末尾に資料として添付します。

 二、事件の概要(事実経過)

 平成十四年七月十八日、日向保健所に市内の病院から、レジオネラ症肺炎を疑う患者が三人受診し、三人とも日向サンパーク温泉お舟出の湯(以下「お舟出の湯」という。)を利用しているとの情報が寄せられ、その情報に基づき、同日夜、日向保健所は、市に対して「レジオネラ症の疑いのある肺炎患者が同施設を利用しているので、明日(十九日)九時から水質検査を行う。」との連絡を入れ、当日、源泉タンク及び六台のろ過器に接続されているそれぞれの浴槽からサンプル水を採取するとともに、営業自粛の要請を行っていました。

 しかし、市は、いろいろな状況を判断し、二十四日から営業を自粛すると日向保健所に連絡を行い、二十日、業者によるろ過器の点検、二十二日に浴槽等の清掃・消毒を実施していました。

 翌二十三日、日向保健所が行った患者のかく痰検査等の結果、市内の五十代の男性からレジオネラ菌を検出したことから、同日、日向保健所は、十九日に採取したサンプル水から基準を超すレジオネラ菌が検出される可能が高いので、再度営業自粛をしてほしい旨の連絡を行っていました。

 宮崎県保健薬務課は、二十五日、今回の事故の事実関係をマスコミに発表。同三十日、患者のかく痰と浴槽から検出したレジオネラ菌のDNA配列パターンが一致したため、県は、今回のレジオネラ症集団発生の源を同施設と確定し、同施設に対し、六十日間の営業停止の行政処分を行っています。この行政処分はその後三回延長され、現在も営業停止が続いています。

 最終的に、同施設を利用し、かつ医療機関から保健所を通じて報告のあったレジオネラ症患者及び疑い患者は、死亡者七名を含む、男性百五十九名、女性百三十六名、総数で二百九十五名となっています。また、七月二十七日に日向市が設置した日向サンパーク温泉施設レジオネラ症対策本部が今回の事件で損害賠償の対象者とした人数は、県外三十二名、県内七百九十四名、市内四百九十三名、総数一千三百十九名となっています。

 なお、平成十四年六月二十日、二十一日の二日間の体験入浴と七月一日から休館する二十三日まで二十日間の利用者数一万九千三百七十三人で、一日平均九百六十八人となっています。

 三、原因、責任の所在にかかわると考えられる重要な事実等

 所管課長等の出席を求めての質疑を踏まえて、レジオネラ症集団感染の原因、責任の所在にかかわると考えられる重要な事実、また発言内容を、主要な点に絞ってまとめると、次のとおりです。

 まず、第一点、責任の所在ということに関しては、所管課長等に対する質疑に関連して提出を求めた「日向市」と「株式会社日向サンパーク温泉」との間で締結している「日向サンパーク温泉施設管理運営委託契約書」の第一条第二項に、委託事務の範囲として「温泉施設の維持管理」が明記してあり、この契約に係る両者間の「申し合わせ事項」には、衛生面の保守管理は、温泉側の費用負担で行うこと等が明記されているにもかかわらず、受託者である「株式会社日向サンパーク温泉」には清掃規則があるのみで、殺菌、消毒等を含む衛生管理に関する規則は全く設けられていなかったこと。

 第二点、塩素注入とともに、衛生管理の基本の一つである温度管理の限界が問題視されている「電気ヒーター」を導入することに関する協議から決定に至るまでの経緯については、従来、市議会本会議、特別委員会等で答弁・説明されてきた「国定公園内だからボイラーは設置できない。」という法令等の制約規定等はどこにも存在せず、県の自然環境保全審議会の中で「自然にやさしい設備にしたらいいのでは」との意見が出され、それが市の上層部に伝えられたという以外の事実経過は明らかにされなかったこと。また設計段階においても、「電気ヒーター」設置が既定の事実として考えられており、ボイラーとのコスト比較も十分に行われたとは言いがたく、特に、市当局においては全く検討されていなかったこと。

 第三点、「電気ヒーター」は、最高でも五十八度Cまでしか昇温できず、しかも実際に加温する配管部ではその温度を下回っており、したがって、新しいレジオネラ症防止マニュアルの基準(常に六十度C以上に保つ)を満たしていなかったこと。しかし、日向保健所が相談を受けた段階では既に設置されており、ボイラー等への転換は、設備工事の進捗状況からもはや不可能なため、日向保健所は、塩素注入による安全衛生管理、いわゆるソフト面での管理をしっかり行うことを前提に電気ヒーターによる加温設備を許可したということ。

 第四点、衛生管理のかなめとも言える塩素注入による濃度管理については、基準では、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を一日二時間以上〇・二から〇・四ミリグラムパーリットルに保つことが望ましいとされているにもかかわらず、日向保健所の立入調査があるまで、ろ過系統で六つ、大小十二ある浴槽のうち、大浴槽の一つについてわずかに一日一回測定を行っていただけで、しかも担当社員は、「〇・二ミリグラムパーリットルで自動的に注入される。」と認識しており、したがって、その測定結果を書き込む記録表は〇・二という数値の羅列になっていたという衝撃的な事実が明らかになったこと。

 第五点、開業当初の設備の操作、取り扱いに関する引き継ぎについては、温泉施設社員が他の仕事に忙殺されていて、一般的には三、四日で終わる程度の引き継ぎ事務が、業者がプレオープン一週間前から常駐していても十分に引き継ぎの時間がとれないありさまで、それが結果的に施設側の衛生面に係る管理の甘さにつながってしまったこと。

 第六点、安全衛生面に関する関係機関との連携という点では、同温泉の設計・監理業者、設備施工業者、同温泉施設社員、また市の担当者も、設備施工業者が「レジオネラ防止マニュアル」の存在をホームページで知るまで、衛生管理指導の直接の窓口である日向保健所に相談をしていなかったこと。ただ、日向保健所は、「日向サンパーク温泉利用施設基本計画書」(平成十一年三月)を策定した「温泉利用施設開発促進協議会(会長・日向市助役)」を構成する十五名の委員の一人に職員を参画させていたこと。また、温泉建設当時、既に国からの通知で静岡県掛川市や茨城県石岡市の集団感染事例を承知していたわけで、したがって、温泉開業の許可権を持つ県の窓口として当然に関心を持つべきであり、「相談に来なかったから、改善の指導ができなかった」という説明は、許認可事務を行う機関として余りにも後ろ向きとのそしりは免れず、当初からもっと積極的な関与があってよかったのではという指摘もあながち否定はできないこと。

 第七点、温泉施設社員及び市の担当職員のレジオネラ感染症に関する認識という点については、日向保健所の説明によると、「レジオネラ症防止マニュアルに基づく改善指導を行った際、極めてわかりやすいパンフレット及び詳しいマニュアルをもとに、塩素注入による管理の重要性を力説し、そのパンフレットとマニュアルを渡した。」とのことであるが、このことが、いずれの社員・職員の記憶に定かに残っておらず、持って帰った温泉施設支配人もしまい込んだままで、極めて残念なことに日向保健所の指摘・指導が見落とされてしまったこと。同じような指摘や指導は、「開業前の事前検査の際にも行われた。」と給排水設備業者が説明しており、レジオネラ菌に対する基本的な認識の欠如、注意力の不足が事件の根幹にあるとも言えること。

 第八点、上記に関連して、塩素管理の重要性を指導した日向保健所は、その指導内容が実行されているか否かについて、開業前の検査で確認していないこと。この点についての本特別委員会からの文書による問い合わせに対しても明確な回答は示されず、法的な責任はないにしても、集団感染を防止できる歯どめの一つとして作用しなかったこと。

 第九点、被害の拡大につながったとされる日向保健所の自粛要請後の営業続行判断については、「続けるか否か葛藤はあったものの、当時、まだ設備機器は新しいし、市外客からレストラン利用の予約を受けていて、また、休業するにしてもその理由となるべきレジオネラ菌の存在もその時点では疑いの段階であり、予約日以後に清掃・消毒を行えばいいのでは」と考え、株式会社日向サンパーク温泉社長(日向市長)に報告して営業を続行したということ。

 最後に、第十点として、レジオネラ菌の増殖を招いたと思われる温泉施設の整備、機器面の主要な問題点として、各委員から次の事項について指摘があったこと。

 ?すぐに使用を中止したものの、オーバーフロー水を循環して再使用する配管システムになっており、汚染の拡大を招いた要因の一つに考えられること。

 ?給湯口、排水口の配置が適正を欠くため、あるいは大浴場の踏み込み台の下が空洞になっている等のために、お湯の滞留が発生しやすい構造になっていること。

 ?浴槽水のオーバーフローを防ぐため、水位調節の電極棒の設定を浴槽の縁以上にならないように調整しており、したがってオーバーフローをせず、換水がなされなかったこと。

 ?湯量、構造が異なる二つの浴槽の水位を一つの電極棒で調整するシステムになっているため、それぞれの浴槽で適正な水位調節、給湯がなされていなかったこと。また、その二つの浴槽をつなぐ配管を通して相互に汚染水の流入が起こっていた可能性があること。

 ?洞窟ふろは、水滴やしぶきで周囲の凹凸やすき間に湯だまりができる構造になっていて、これが腐敗し、腐臭を放ち、極めて不衛生であること。

 ?例えば、予期せぬ入浴中の排せつなども考えられるため、一般的に完全換水方式になっている家族ふろが循環式になっていること。

 ?レジオネラ属菌の感染媒体となる小さな泡沫を発散するため、循環式の浴槽では設置しないよう指導されているジェットやジャグジー等が設置されていること。

 ?ろか器の逆洗水の濁度を目視できる透明な配管や、また、ろか器に流入するお湯をサンプリングできるような衛生管理を行いやすいシステムになっていないこと。

 なお、詳細については、まとめの表を本報告書末尾に資料として添付します。

 以上の点のほか、レジオネラ属菌の増殖には直接関係しませんが、施設の安全性という点について、滑りやすさ、ふろの深さ、また、障害者利用を考えている多目的ふろの使いにくさ等問題点についても指摘があったことを付記しておきます。

 四、改修計画や施設の今後における協議について

 本特別委員会の審査が進む中で、十月二十八日には、「宮崎県福祉保健部レジオネラ症対策本部」が中間報告書を公表し、汚染原因として、源泉タンクの衛生管理の不備、源泉を消毒せず、うめ水として使っていたこと、高温タンクの温度維持の不十分さなど八項目を指摘し、日向市に対し、改善計画書の提出を指示しました。市の「日向サンパーク温泉施設レジオネラ菌原因究明等委員会」は、十一月二十八日、第二回目の会議を開き、県が指摘した八項目に、配管に水抜システムがなかったことなど三項目を加え、計十一項目を汚染原因とする見解を発表。年が明けて一月二十九日に「日向サンパーク温泉施設レジオネラ菌肺炎患者集団発生についての調査報告書」を発表し、これらに基づき、同三十一日には県に対し、全二十数項目から成る「日向サンパーク温泉『お舟出の湯』に係る改善計画書」を提出しました。

 これらを受けて、第九回、そして、市長の出席を求めての第十回の特別委員会では、さきに述べた技術的な問題点、また、再開に向けた取り組み等についても質疑が行われました。再開に向けた取り組みでは、湧出量の再確認の必要性、うめ水として水道水を使うことの是非、また、設計基準である入場者数六百人を超えた場合の制限の方法、また、その可否、市民と情報を共有し、市民の声を聞いて対策を検討することの大切さ等について意見が出されました。また、市長に対しては、市長が示す「秋口再開」方針に対して、拙速に過ぎる、まず、全体の再生計画を立て、それに基づき改善計画を立てるべきで、順序が逆さまで、秋口再開にこだわるべきではないなどの指摘・質疑が相次ぎました。

 五、まとめ

 以上のとおり、本特別委員会は、約八カ月間にわたり審議を続けてきましたが、昨年末までは、警察による関係者への事情聴取が続いている中での委員会開催で、招聘した参考人のほとんどがその対象者でもあり、事情聴取中であることを理由に説明等を拒否された質問も多くありました。特に、配管施設設計・監理業者である設計業者からは、ほとんど説明を拒否され、これに対しては、後日文書で疑問点を提示し、回答を求めましたが、その内容は丁寧、詳細を欠き、また、本特別委員会が独自に専門家を参考人として招致することもなかったこともあり、設備・機器の技術的な疑問点については十分に解明できないままに最終報告を行うことになりました。

 また、それぞれの参考人の間で説明内容に食い違いも見られ、それを整理して矛盾点を解きほぐす作業、あるいはまた、新たな問題点を明らかにし、できる限り事実関係を究明するべき努力を重ねてきました。しかし、参考人の十分な協力が得られず、一方で市当局の原因究明作業も進み、報告書、改善計画書等が出され、再開時期が公表される中で、細かな事実関係の究明より、今後の課題へと質疑の中心を移さざるを得ず、時間的な限界もあって、未解明のままの問題も残りました。

 しかしながら、これまでの審議を踏まえ、また、最終的に各委員から出された意見をもとに、本特別委員会は、まとめとして、次のような点を提示します。

 ?市職員及び温泉施設社員に、安全・衛生に関する基本的な認識、問題意識、注意力が決定的に欠けていたこと。これが十分であれば、いずれかの段階でこの不幸な事態を回避できた可能性が高く、したがって、今後は、職員の意識を高め、行政全般を安全・衛生の観点で徹底的に見直すことが求められていること。

 ?このことは、職員、関係課、関係機関間の連携、報告、情報共有のあり方にも言えること。日向保健所の塩素注入による衛生管理の指導が課長ほか担当職員にきちんと伝達され、それを受けて関係者間で協議がなされ、その対応策の実施が確認されておれば、事件は防ぎ得たはずであること。現行のあらゆる事務事業の進め方についてもこの点で問題はないか、情報共有に基づく各課横断的な事務事業執行体制の確立も含め、真剣な検討が必要であること。

 ?審査を通して、行政職員、温泉施設社員、設計・施工業者ほか関係者各人の仕事に対する責任感の欠如も大きな問題点として浮かび上がってきました。それぞれがそれぞれの仕事を安全・衛生の観点できちんと責任を持って執行しておれば、いずれかの段階で安全装置が働いたであろうこと。したがって、このことをいま一度確認すべきであること。

 ?市及び温泉施設社員に大切なことは、国・県がきちんと指導してくれるだろうという上級機関任せでなく、自己決定、自己責任の自覚が不可欠であること。

 ?施設再開に向けた今後については、まず、できるだけ多くの市民等の生の声を聞き、具体的な取り組みに際しては、各関係者間の連携を密にし、施設の安全性を徹底的に点検、確認して、また、経営面でも安定運営の見通し、対策を市民に提示し、管理運営面で安全・安心が確保されるまで再開を急がないこと。

 以上の主要な点のほか、各委員からは、まだまだ多くの意見が出されました。市当局には、本特別委員会で出されたそれら意見を謙虚に受けとめていただき、今後の施設改修に、また再開に向けた取り組みに生かしていただくことを強く望むものです。

 六、おわりに

 八カ月間に及ぶ本特別委員会の活動は、同時に、議会の役割を見直す作業でもあったということができます。本来、議会は、団体意思と機関意思決定の機能ばかりでなく、市民にかわって執行機関を監視・監督する機能も付与されています。今回の不幸な感染事故の可能性を事前に全く指摘し得なかったことに対しては、大いに反省もし、これを教訓に、初心に返り、市民の負託に十分こたえられるよう精進することを改めて認識したところです。さきのまとめに述べた事柄は、基本的に議会も議員も真摯に受けとめなければならないことばかりです。

 サンパーク温泉「お舟出の湯」は、今後、再開に向けた新たな一歩を踏み出すことになりますが、議会としても、十分な注意力を持って事態の推移を見守っていく必要があります。また、審査の過程で、多くの説明員や参考人に本特別委員会に出席をいただき、貴重な説明や意見を述べていただきましたことに対し、深く感謝申し上げます。

 最後に、今回の事故で御逝去されました方々並びに御遺族の方々に対しまして、心からお悔やみと哀悼の誠をささげるとともに、御冥福をお祈り申し上げます。さらに、現在も療養されています被害者の皆様の一日も早い全快を御祈念いたしまして、本特別委員会の最終報告とします。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 以上で特別委員長の報告を終わります。

 ただいまの特別委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。



◆十九番(西村豪武君) 詳細なる報告をお聞きしまして、委員会の皆さん、本当に御苦労さまでしたと申し上げておきたいと思います。

 先ほども議案質疑の中で申し上げてきたんですけれども、経済委員会の審議のことでも発言してきましたが、今回この報告書の中の第三点目、三ページですね、電気ヒーターのこと、あるいはまた、十点目に?から?まで詳細に報告書が書かれておるわけでありますけれども、本来、設計者は依頼者の意見を尊重して設計するというのは常識だろうと思うんですけども、しかし、これも法規に照らして妥当であるかということを含めて設計提案されるものが一般的だというふうに思うんですね。この電気ヒーターの六十度に至る昇温の問題点とか、あるいはまた、当時の助役が担当しておったというふうに思うんですけども、当時の議案質疑の中にも委託料の中で、全国でこういう温泉を手がけて高度なノウハウを持っておられるところに特命で委託をしたというような、記憶であいまいな点がありますけども、そういうような助役の答弁もいただいておりまして、そういう発言を聞いた記憶があるんですけども、特にこの配管システムですね、十点目の?関係ですが、ここ辺を各委員の意見として出されたものを総合しますと、やっぱり原因は設計者にもかなりの問題点があったんではないかというふうに推測できるんですね。

 ところが、この報告書にもありますように、配管施設の設計監理業者である設計業者からはほとんど説明を拒否されたというのが、六ページにずっと下りがあるわけですけども、ここ辺について、瑕疵担保のことについてどういう議論がこの特別委員会の中で論議されてきたのか、そこ辺のところをもう少し詳細にお聞かせ願うとありがたいというふうに思います。



◆十七番(黒木優君) 十九番議員にお答えいたします。

 経済委員長報告の中でも質疑がありましたが、全くそのときに答えた答弁のとおりでございます。ただ、配管業者についての質疑は中にはありましたけれども、当局の説明によると、当時の設計業者の選定については、しかるべき手順を踏まえて正当な手順で最高の業者を選定したという答弁にとどまっております。それ以外の御指摘の瑕疵担保的なものが設計業者に問われるんじゃないかというようなことは論議はなされませんでした。以上です。



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 討論に入ります。討論はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 討論を終わります。

 採決します。

 ただいまの特別委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、特別委員長の報告のとおり決定しました。

 ただいまの議決により、日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員会への付託事項の調査はすべて終了しました。

 したがって、この特別委員会は本日をもって消滅しました。委員各位には大変長い間御苦労さまでございました。

 ここでしばらく休憩します。



△休憩 午前十一時五十七分

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△開議 午後一時五十一分



○議長(黒木敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第四 継続審査中の所管事務調査報告(常任委員長報告、質疑)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第四、継続審査中の所管事務調査報告を議題とします。

 なお、所管事務調査については特に報告を義務づけておりませんが、文教厚生常任委員長から、さきの一月の臨時会で急施事件として認定し、閉会中の継続審査事件としておりました「県立延岡病院の救命救急センター麻酔科医不在に係わって日向市民の第三次救急医療を守ることに関する調査」の件について、調査報告の申し出がありましたので、許可したいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。

 文教厚生常任委員長、十三番岩切裕議員。



◆十三番(岩切裕君) [登壇]御報告いたします。

 文教厚生委員会委員長報告(継続審査中の所管事務調査)

 さきの臨時議会において、急施事件として認定した「県立延岡病院の救命救急センター麻酔科医不在に係わって日向市民の第三次救急医療を守ることに関する調査」について、委員会の審査報告をいたします。

 平成十五年二月五日、健康管理課長に出席を求め、一回目の委員会を開催しました。審査の中で、救命救急センターに専門医が配置されていなかったなど、麻酔科医辞職の背景が明らかとなり、市長が、北部広域行政事務組合で要望書を提出し、口頭にても知事へ要請を行った経緯はあるものの、麻酔科医五名全員の辞職に至る事態を招いた県当局の責任は重大であり、市民の命を守る立場から、同病院の機能回復のための早急な取り組みを求める要望を文書にて行っていただきたい旨、市長に対し申し入れを行うことを決定。二月十日、市長に同申し入れ書を提出しました。

 二月十七日、二回目の委員会を開催、県立延岡病院を第三次救急医療機関とする本市にとって、その機能が果たされない異常事態が続くことは、大きな不安であるばかりでなく、救急医療体制そのものの信頼を損なうことから、早期の事態解決のためには、県知事だけでなく、県立延岡病院長へも文書にて申し入れを行うことを決定しました。

 三月三日、三回目の委員会を開催、病院長あての申し入れを議長名で行うことを確認。翌四日、同申し入れを送付したところです。

 審査の中で、厚生労働省等への意見書提出の必要性も協議され、救命救急センターの整備充実、麻酔科医の確保及び医療体制の整備充実について、国の果たす役割の重大性から、厚生労働省へも意見書を提出することになりました。その意見書については後ほど議員提出議案として提出することにいたしております。

 以上、報告を終わります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 委員長報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 報告については以上のとおりです。

 なお、本件については、後ほど意見書を議員提出議案として提案したいとのことであります。

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△日程第五 市長提出議案第四六号及び第四七号審議(上程、提案理由説明)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第五、市長提出議案第四六号及び第四七号の二件を一括して議題とします。

 市長に提案理由の説明を求めます。



◎市長(山本孫春君) [登壇]議員各位におかれましては、連日の御審議まことに御苦労さまでございます。

 本会期中にぜひとも御審議をいただきたい案件がございますので、追加提案をさせていただきたいと存じます。

 案件は、条例一件、事件決議一件の計二件でございます。

 まず、議案第四六号日向市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。

 日向サンパーク温泉施設におけるレジオネラ症集団感染事故につきましては、本市行政の最高責任者である市長としての監督責任を明らかにするため、市長給料を減ずる改正をここに提案をさせていただくものでございます。

 減給の内容は、給料月額の十分の三を、平成十五年四月から平成十六年三月までの一年間減ずるものでございます。

 本件事故につきましては、これまで御報告を申し上げてまいりましたように、日向市有史以来の未曾有の大惨事となり、市民の皆様並びに温泉施設を利用された多くの方々に多大な不安と御迷惑をおかけいたしました。ここに改めて深くおわびを申し上げるものであります。

 事故発生以来、被害者救済を最優先課題として全職員一丸となって取り組んでまいりましたが、亡くなられた七名の方につきましては、次の議案第四七号で御提案をいたしております一名の方を含め、すべての方の和解が成立をしたところであります。

 きょう現在、被害を受けられた方で、まだ示談が成立していない方が十五名おられますが、最後のお一人まで円満解決に向けて誠心誠意対処してまいりたいと考えているところでございます。

 また、事故原因の究明につきましては、日向サンパーク温泉施設レジオネラ菌原因究明等委員会を設置し、専門家の方々の御意見、御指導を賜りながら検討を重ねてまいりましたが、一月末に委員会からの調査報告書の提出がなされたところでございます。市では、この報告書や、県の中間報告等をもとに、施設の再開に向けた改善計画書を策定をし、県(日向保健所)に提出をしておりましたが、一昨日十八日に日向保健所長から、改善計画書承認についての通知を受けたところでございます。

 今後は、この内容を市民の皆様へ御説明申し上げ、御意見を拝聴しながら、衛生的で安心・安全の施設の再開を目指し、万全を期して取り組んでまいりたいと存じます。

 今回の事故は、温泉を市民に提供する上で最も注意を払わなければならなかった安全衛生管理が欠如していたことが大きな原因の一つとして挙げられておりますが、これは極めて残念なことであり、深く反省すべき点でございます。

 二度とこのような事故が起こらない体制を構築すべく、危機管理のあり方、責任体制の確立、職員の意識改革など、徹底的な見直しを行い、市民の皆様の一刻も早い市政への信頼回復に向けて全身全霊を傾ける所存でございます。

 これらのことを踏まえ、市長として負うべきこの重大な責務を改めて深く認識するとともに、みずからを戒めるために本議案の御提案をさせていただくものでございます。

 なお、助役及び収入役につきましては、市の三役の立場から、監督責任を明らかにするため、自発的に給料を返納するとの申し出がありましたので、それを認めることといたしたところであります。

 返納により減ずることになる給料は、助役については、給料月額の十分の二を平成十五年四月から同年十二月までの九カ月間、収入役については、給料月額の十分の一を平成十五年四月から同年九月までの六カ月間でございます。

 次に、議案第四七号損害賠償額の決定及び和解について御説明申し上げます。

 今回のレジオネラ症集団感染事故に係る被害者の救済については、鋭意補償交渉を続けてまいりましたが、十四日の本会議でも御報告いたしましたように、亡くなられた方一名について御遺族の方の御理解が得られ、和解が成立し、示談書を取り交わす運びとなったところでございます。このため、損害賠償額の決定及び和解について御提案を申し上げ、同意を得たいとするものでございます。

 以上でございますが、詳細につきましては、担当課長をして説明をいたさせますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次に、提案理由の補足説明を総務課長に求めます。総務課長。



◎総務課長(黒木久典君) それでは、私の方から、議案第四六号の条例一件及び議案第四七号事件決議一件の計二件につきまして、市長の提案理由に補足説明をいたします。

 まず、議案第四六号日向市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。

 議案書は一ページでございます。議案参考も一ページに記載しておりますが、議案参考により御説明をいたします。

 市長が提案理由で御説明申し上げましたが、今回のサンパーク温泉施設レジオネラ集団感染事故に関し、市長の給与を減額するものでございます。

 条例改正の方法は、アンダーラインを付しておりますように、本条例附則に第九項を新たに設けまして、平成十五年四月分から平成十六年三月分までに限り、市長の給与を六十万五千五百円とするものでございます。

 議案参考上ほどに記載しておりますが、第三条第一号に、市長の現行給与は八十六万五千円となっておりまして、今回の改正で月額にいたしまして二十五万九千五百円の減給となるものでございます。減額率は三割となります。

 本条例は、平成十五年四月一日から施行することといたしております。

 次に、議案第四七号損害賠償額の決定及び和解について御説明申し上げます。

 恐れ入りますが、議案書二ページをお開きください。

 今回の事件決議は、地方自治法第九十六条第一項第十二号及び第十三号の規定により提案するものでありますが、損害賠償額五百万円を超える案件について審議をお願いするものでございます。

 第一項は、賠償の相手方についてでございますが、「上記感染事故に係る被害者」と記載をいたしておりまして、患者の人権の保護及び個人情報の保護に配慮するために匿名としております。

 第二項は、賠償額でございますが、三千二百万五千四百五十円でございます。

 第三項は、和解の要旨でございますが、第一号から第四号まで示談書の要旨を記載しております。以上でございます。



○議長(黒木敏雄君) 以上で提案理由の説明を終わります。

 ここで、しばらく議案熟読のため休憩いたします。



△休憩 午後二時五分

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△開議 午後二時十六分



○議長(黒木敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第六 市長提出議案第四六号審議(質疑、委員会付託省略、討論、採決)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第六、市長提出議案第四六号を議題とします。

 質疑に入ります。質疑はありませんか。



◆二十四番(荻原紘一君) 今回のこの日向市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、先ほど市長の方からも提案がありました。改正の内容という点では、三割、平成十五年四月分から平成十六年三月分まで一年間三〇%減ずるという、そのほか助役、収入役についてもそれぞれ提案を受けたところであります。既に私どもは代表質問の中でも、市長の責任のとり方といいますか、責任をとるということについてどういうふうにお考えかということについても問いただしているところであります。意見を述べるということにはなっていきませんが、私どもがアンケート調査をやった中でも、多数の人からいろんな御意見をいただいて、その中でも、市長は責任を早く明確化すること、市長はいつ責任をとられるのでしょうかとか、最高の管理者である市長の責任というそういうようなことについてアンケートの中でも寄せられているわけであります。

 そこでお聞きしますが、もう一度改めて、今回のこの提案に当たって、先ほども報告されましたが、今、私がアンケートの中でも具体的に寄せられている意見について述べましたが、もう一度だけ、市長が責任をとられると、明確にするという点で、どのように基本的に考えておられるのかということを、この議案に関してお聞きしたいと思うわけであります。

 関連いたしまして、今回の提案というのは、責任の問題というのももちろんあるわけですが、その基準というのはどういうことで提案されているのか、何が基準なのかということをひとつお示し願いたいと思うわけであります。以上であります。



◎市長(山本孫春君) お答えいたします。

 私は、このレジオネラ症集団感染が発生して以来、一貫して、まず最優先課題は被害者の最後の一人まで円満解決をするということが第一点、そして、温泉としての目的を持って施設の整備を進めてまいりました。この施設を当初の目的どおり、市民の健康増進あるいはいやしの場として、あるいは南部振興につなげる、さらに観光振興等の一翼もかっていただきたい。世代間の交流や地域振興の拠点としたい、そんな思いで道の駅、物産館等も進めてまいりました。そういう中で、必ず温泉として安心・安全の施設として再生・再開をさせると、このことを申し上げてまいりました。その気持ちはいささかも変わりません。

 なお、今回、ただいま提案いたしましたように、三〇%の減給、一年間にわたってのそういう方針を明らかにしたわけでありますが、提案理由で申し上げましたように、これだけ未曾有の大きな災害を起こしました。それに対する最高責任者として、一つに、みずからの戒めであり、みずからを律する、そういう気持ちで今回提案をさせていただいたわけであります。

 なお、給与処分の基準については、一般職の場合は、「市職員の懲戒の手続及び考課に関する条例」により、減給は、一日以上六カ月以下の給料の十分の一以下を減ずると規定をされてあるようでありますが、今回の事件の重大さ、十分その重みを今回の私みずからの処分にあらわしたわけであります。以上です。



◆二十四番(荻原紘一君) 先ほどお尋ねしましたアンケートに基づいてのその中での幾つかについて具体的に挙げさせていただきましたけれども、もちろんそれ以外の安心に利用できる、そういうふうにしてほしいという、そのことについてもしかし市民の意見をよく聞いてというようなことなども述べてあるわけであります。

 そこで、もう一度あえて率直にお聞きしておきますが、今度のこの提案というものを、一年分と、こういうふうになされたというこのことについてはどうなのかということをあえてお聞きしておきたいと思います。



◎市長(山本孫春君) ちょうど今回年度末でもありますし、さらに、亡くなられた七名の皆さんたちの示談交渉も成立をいたしております。そういう中で、私自身の任期も来年三月三十一日ということであります。温泉再開と同時に私はその時点でみずからの進退については市民の皆さんの御意向を伺うということにしてありますが、ひとまず今回はそのけじめという形で提案をさせていただいておることを御理解いただきたいと思っています。以上です。



◆三番(黒木円治君) ちょっと関連をしてお聞きしたいと思うんですけれども、まず第一に、先ほど、日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染問題対策特別委員会の委員長報告がございました。この報告について市長の認識を、どのように受けとめられたかということをまず一点お聞きして、それにもしお答えができるならですね。

 この四六号ですけれども、監督責任を明らかにするためにということでございますけれども、通常、民間の関係での責任の所在とか、あるいは管理責任、道義的責任というのは、この程度のものではないというふうに私は考えているんですが、その辺の民間の責任のとり方と行政の長としての責任のとり方の違い、市長の考え方ですね、そのあたりをお聞かせ願いたいと思います。



◎市長(山本孫春君) お答えいたします。

 先ほどの特別委員長の報告に対しては、提案外の問題でありますし、そのことは真摯に受けとめさせていただきますが、いずれにいたしましても、議会に特別委員会を設置いただきまして大変慎重審議をいただき、提言をいただいたことについては、今後の温泉再生に向かっての安心・安全な施設の中に十分反映をさせていただこうと、このように思っておるところであります。

 なお、民間の場合のこういった事件に対する処分のあり方等どう思うかということでありますが、私は、市長としてこの施設を建設を進めてまいった。そのすばらしい施設が完成した段階で、運営は第三セクターにお願いをするということになりました。九二%の出資をしておる日向市長という立場で温泉施設の社長という立場を兼ねることになりました。そういう中で、今回の警察における事情聴取等、その結果として、一月二十八日に書類送検をされたわけでありますが、その書類送検は、あくまで温泉の社長として、あるいは副社長として、支配人、そしてまた衛生管理者、いわゆる配管関係の現場責任者、こういった皆さんたちが書類送検ということでもあります。これが今後検察庁の方で十分精査をされてしかるべく処置がされると思っておりますが、その段階で私は社長としての責任も十分重く受けとめなくちゃならんと、このように考えておるところであります。以上です。



◆三番(黒木円治君) わかりました。市長なりの考えがわかったわけですけれども、ただ、問題は、私は、七名亡くなっているということが重要な問題だと思うんですよ。特に、この補償交渉に当たっては全職員もそのように対応したということです。ただ、市長のおっしゃるのもわかるんですが、これはあくまでも七名亡くなった。それに対して、市長は、いわゆる再開のめどが立った時点でみずからの進退ははっきりしたい。トップというのは、やはり自分できちっと決めるべきじゃないか。後援会の皆さんにとかしかるべき人たちと相談をしてというそういうお考えですけれども、やはり行政のトップというのはそれなりのちゃんとした信念があって、それに基づいて行動を起こす、あるいは発言をしていくというのが私は必要じゃないかというふうに考えるわけですけど、そのあたり、市長、どんなでしょう。民間は、通常でしたら、早くやめられて次の方にバトンタッチ、次の方が意を受けてしっかり立て直していくというのが、通常民間のシステムですが、そのあたり、もう少しわかるように説明をしていただけませんか。



◎市長(山本孫春君) お答えいたします。

 行政は継続をするわけでありますが、そういった面では、私が前任者の意思を引き継いだ形でこの温泉は取り組ませていただきました。そういう中に、衛生管理の面で大きな欠陥を生じてこういう最悪の事態を起こしたんですから、したがいまして、私がここでみずからも投げ出した場合には、この事態収拾はますます混乱を深くすると、このように判断をしました。したがいまして、私みずからが補償交渉の最後の一人まで誠心誠意円満解決に最善を尽くす。同時に、先ほども申し上げましたように、温泉として整備をしたお舟出の湯であります。ほかの目的に使うことは全く不可能であります。したがいまして、県の御指導等いただいて安心・安全な施設にするために改善計画を提出をし、県もそのことを十八日に承認していただいたんですから、それを成し遂げるのが私の今、課せられた大きな責務だと、このように感じております。以上です。



◆三番(黒木円治君) 最後になりますが、ということは、自分しかいないと、そういうことですね。あなたしかこの再開をする人はいないというふうに理解してよろしいんでしょうか。



◎市長(山本孫春君) 当然そのように受けとめております。



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 お諮りします。

 市長提出議案第四六号については、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議がありませんので、そのように決定しました。

 討論に入ります。討論はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 討論を終わります。

 採決します。

 市長提出議案第四六号について原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、市長提出議案第四六号は原案のとおり可決されました。

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△日程第七 市長提出議案第四七号審議(質疑、特別委員会設置・付託)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第七、市長提出議案第四七号を議題とします。

 ただいまから質疑に入りますが、この案件は、後ほど議長を除く全員で構成する損害賠償事件審査特別委員会を設置して審査する予定でありますので、お含みの上、質疑をお願いします。

 それでは質疑を許します。質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 お諮りします。

 市長提出議案第四七号は、議長を除く全員で構成する損害賠償事件審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議がありませんので、そのように決定しました。

 なお、本特別委員会は、申し合わせにより、副議長を委員長に、総務常任委員長を副委員長とします。

 ここでしばらく休憩します。



△休憩 午後二時三十二分

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△開議 午後二時四十分



○議長(黒木敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第八 市長提出議案第四七号審議(特別委員長報告、質疑、討論、採決)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第八、市長提出議案第四七号を議題とします。

 この議案に対する損害賠償事件審査特別委員会委員長の報告は省略することにしたいと思います。御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議がありませんので、そのように決定しました。

 ただいまから質疑に入ります。質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 討論に入ります。

 ただいま議題になっております市長提出議案第四七号について討論を許します。討論はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 討論を終わります。

 採決します。

 この案件に対する特別委員会の決定は原案可決であります。特別委員会の決定のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、ただいまの議案は原案のとおり可決されました。

 ここでしばらく休憩します。



△休憩 午後二時四十一分

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△開議 午後三時三十一分



○議長(黒木敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第九 議員提出議案第一号〜第七号(上程、提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決)



○議長(黒木敏雄君) 次は、日程第九、議員提出議案第一号から第七号までの七件を一括して議題とします。

 提出者に提案理由の説明を求めます。まず、二十二番江並孝議員。



◆二十二番(江並孝君) [登壇]それでは、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。

 議員提出議案第二号

 交通死亡事故等の根絶及び交通マナー向上に関する決議(案)

 悲惨な交通事故、特に交通死亡事故を抑止し、安全で快適な地域社会を実現することは、市民すべての願いである。

 本市議会では、昭和四十一年に「交通安全都市宣言」を行って交通事故の根絶のために交通安全の意識高揚や諸施策を図るべく市民に表明したところである。

 しかしながら、近年の道路交通を取り巻く情勢は、自動車運転免許保有者数、保有台数の増加及び本市が近隣町村の経済中枢都市となっていることなどから交通量が増加し、市民の生活様式の二十四時間化、人口の高齢化が進展したことにより、道路交通要素も質的に変化しており、関係機関・団体の必死な努力にもかかわらず、本市の交通事故発生状況も厳しい状態にあり、今後も猶予できない状況にある。

 こうした、厳しい状況に対処し、「みんなでつくる、心豊かな住みよいまち日向」を目指す本市としては、交通事故による犠牲者を一人でも減少させることが緊急の課題である。

 よって本市議会は、関係機関及び市民とともに交通死亡事故を含む、交通事故の根絶及び交通マナー向上のために、次の施策の実施に総力を結集して取り組むことを表明する。

 一.事故多発地点や交差点の危険箇所における交通安全施設整備を一層推進する。

 二.市民総ぐるみで、交通安全マナー向上のための交通安全教育の実施と広報啓発活動を一層推進する。

 以上、決議する。

        平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 [降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、十三番岩切裕議員。



◆十三番(岩切裕君) [登壇]それでは、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。

 まず、議員提出議案第一号

 米国のイラク攻撃の中止と、問題の平和的解決を求める決議(案)

 米国は、「最後通告」の期限としていた日本時間今日午前十時、イラクに対して武力攻撃を開始した。

 米国の攻撃の理由は、イラクが大量破壊兵器を開発・保有している疑いがあることである。

 もちろん、イラク政府は直ちに大量破壊兵器の開発・保有に対する国際社会の不安と懸念を払拭し、大量破壊兵器の全面廃棄を国際社会に明確に示すべきである。しかし同国が大量破壊兵器を保有しているという疑いが、米国の先制軍事攻撃を正当化することにはならないこともまた明らかである。米国は、直ちに攻撃を中止すべきである。

 国連憲章は、侵略を受けた場合に安全保障理事会が適切な措置をとるまでの間の一時的な自衛のため以外、一切の武力行使を禁じている。

 米国が実際にイラクを攻撃すれば、イラクの多くの市民、国民が傷つくと同時に、中東情勢はいっそう不安定になる。

 今、世界規模で「イラク攻撃反対・平和的解決」を求めて多くの市民が声をあげ、この声は国際世論になっている。また、日本国民の多くは米国のイラク攻撃によって日本の平和と安全、国民生活が脅かされることを強く懸念している。

 よって本市議会は、国において憲法の平和条項を生かして、国連憲章の理念に沿った平和的解決にむけて国際世論を広げ、米国の武力攻撃中止を求めて全力を尽くすよう強く訴えるものである。

 以上、決議する。

         平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 続きまして、議員提出議案第五号であります。

 保育所運営費の一般財源化等に関する意見書(案)

 近年、子育てをめぐる環境が大きく変化し、家庭や地域の子育て能力の低下が言われ、乳幼児の子育てを支援する役割を担う保育所機能が社会より強く求められています。少子化にもかかわらず、保育所への入所が増えている現状が、このことを如実に示しています。

 私たちは、一致して十月三十日の地方分権改革推進会議の報告に対し、下記の理由により反対します。また、児童権利条約の批准国として子どもの健やかな育ち、子どもの権利を守ることは国の責務であります。ただ単なる財源論や親の利便性からの議論からだけでない保育施策を強く要望します。

 陳情内容及び理由

 一、保育所運営費と保育所整備費の一般財源化に反対します。

 少子化社会への対応に向けた、政府を挙げての取り組みが現に進められているこの時期、国の責任はますます増大しています。保育所運営費は、国と地方自治体が保護者とともに子どもを育成する責任を明確にしたものであり、公費負担の二分の一ずつを国と地方自治体で負担する現行制度を変えることは、それぞれの責任の所在を曖昧にします。少子化対策の中心である保育所における子育て支援は国の責任で行うべきものです。

 二、保育所と幼稚園の一元化について

 保育所は、子どもの家庭に代わる生活の場であるばかりでなく、地域の子育て支援・地域のネットワークづくりなどの多様な福祉活動もしており、これは幼稚園機能で代替できません。それぞれの制度の中で地域の実情に応じて整備充実を図るべきです。したがって報告に示されている一元化には反対です。

 三、保育所の調理施設の必要性は変わりません。

 保育所の食事は保育の一環であり、調理場面を子どもたちが見たり、調理する人とのふれあいの中で、食事に対する興味や関心を高め、食事を通じた子どもの育ちの充実を図っていくことが大切であり、調理施設の必要性は変わりません。

 子どもの食の状況が危機的に悪化する中、保育所ではアレルギーなどの除去食、ゼロ歳児から五歳児までの年齢に応じた食事、家庭的な背景に対応する食事、食事時間をずらした個別食なども提供しており、外部から搬入する調理給食での対応は現実的に不可能です。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

         平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 続きまして、議員提出議案第六号

 宮崎県立延岡病院救命救急センターの整備充実を求める意見書(案)

 昨年末の宮崎県立延岡病院の麻酔科医一斉退職については、県北二十七万人に大きな不安と混乱を招き、地方自治体病院の使命である住民の命と健康を守ることが出来ない状態にあります。

 これは病院全体の重症患者を収容する集中治療室を一手に引き受けていた麻酔科医達が、病院の重症患者窓口となる救命救急センターでの初期治療の重要性とその充実を訴えてきたにも関わらず、それを無視し続けた病院幹部と県の医療行政に対する失望からでありました。

 麻酔科医不在の状態での県立延岡病院の手術数は例年の十分の一程度であり、三次救急医療だけでなく、安心して医療をうけることさえ不可能な状態に陥っています。宮崎県医療行政は三次救急医療圏を全県と指定していますが、交通の便などから、実情は県立延岡病院が県北唯一の三次救急医療機関です。この問題は、県民にとって緊急かつ最重要課題として早急に解決されなければならない問題です。

 四月から新院長が内定し、麻酔科医確保に向けての第一歩を記しましたが、麻酔科医辞職の原因となった専門医の配置など救急救命センターの整備充実を行うことにより、その早期解決も図られるものと考えます。

 県においては救命救急センターの整備充実を早急に行い、一刻も早い県立延岡病院の機能正常化に努められるよう強く要望します。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

        平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 最後に、議員提出議案第七号

 救命救急センターの整備充実及び麻酔科医の充足を求める意見書(案)

 当市市民が三次救急医療機関として最後の拠り所にしている宮崎県立延岡病院で、昨年末、麻酔科医五名全員が一斉に退職し、その結果重傷者や大きな手術が必要な患者は市外病院への転院を余儀なくされるなど、三次救急医療機関としてほとんど機能しない異常事態が続いています。

 この事態に立ち至った直接の原因は、救命救急の専門スタッフの配置など救命救急センターの整備充実を怠ってきた宮崎県当局の医療行政にあることは明らかで、県当局に対し、すでに当市を始め周辺自治体、また市民、住民からも、早急な事態の解決を求める要望が出されています。

 しかし、他方で、国の医療行政の問題として、平成十六年度から予定されている医師臨床研修の必修化など制度改革の影響で、大学病院が地域医療機関に派遣している医師の引き揚げ、派遣打ち切りを始めており、最近の全国調査によれば、とくに、安全な手術に欠かせない麻酔科医が不足する病院が増えつつあるという事実も明らかにされています。

 このような状態が続けば、地方の中核医療機関は慢性的な医師不足に悩まざるをえず、なかでも麻酔科医の不足は手術を要する重傷者の生命の確保、また救命救急センターの機能低下に直結し、国民の生命を危機にさらす重大な事態に発展しかねません。

 よって政府におかれては、国民が等しく安心して医療を受けられるよう宮崎県に対して指導、援助を行うとともに、救命救急センターの充実及び麻酔科医の充足など医療環境の整備に全力で取り組まれたい。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

        平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 以上であります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 次は、二十四番荻原紘一議員。



◆二十四番(荻原紘一君) [登壇]それでは、議員提出議案第三号、さらに議案第四号を提案させていただきます。

 議員提出議案三号

 アメリカのイラク攻撃反対・査察の継続、強化で平和解決を求める意見書(案)

 イラク情勢が緊迫するもとで戦争、それとも平和解決かの重要な局面を迎えている。米国は、イラクが大量破壊兵器を開発・保有している疑いを理由に、同国への武力行使の道をしゃにむに推し進めてきた。イラクはさまざまな問題点を抱えながらも大量破壊兵器の査察と廃棄を求めた国連安全保障理事会の決議を受け入れ、国連監視検証査察委員会の査察が進められてきた。今回、同委員会は、イラクの積極的協力があっても「数ヶ月の査察継続が必要」との報告を行っている。こうした中で、イラクの査察を三月十七日までと期限を切った国連安保理での米英修正決議案が提出され、わが国の小泉内閣はこの議案を支持することを表明した。これは実施不可能な要求を突きつけ、それができないからとして武力行使に道を開くものであることを示した。当然のことながら、この決議案は国連安保理でも支持されず撤回に追い込まれ、ブッシュ米大統領はイラクへの最後通告を行うに至った。イラクのフセイン政権を倒すために戦争をはじめるなどというのは最悪の内政干渉であり、世界の秩序を破壊するものである。また、この戦争は罪のない子どもたちを含め、多くの尊い命を奪い、はかりしれぬ惨禍をもたらすものであり、断じて許されない。これは、第一次世界大戦、第二次世界大戦などの苦い教訓と国連憲章に基づく平和のルールを守ろうとする世界諸国民の声である。

 今求められていることは、世界中の平和を願う人々とともに、アメリカの無法なイラク戦争に反対し、中止させること、あくまでも査察の継続強化による平和解決を図ることである。

 よって非核平和宣言都市を行っている日向市議会は、日本政府が憲法の平和原則を踏まえ、戦争支持を撤回し、あくまでも米国等による戦争に加担しないよう強く要求する。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出します。

        平成十五年三月二十日

            宮崎県日向市議会

 続きまして、議員提出議案第四号

 健康保険本人三割負担等患者負担増の凍結を求める意見書(案)

 長引く不況のもとで国民の暮らしと生命、健康を守る課題は切実となっている。こうした中で昨年十月には高齢者の医療費の負担増が実施され、治療の中断や薬を減らすなど命と健康にかかわる事例が相次いでいる。この上、健康保険の三割自己負担が実施されれば働き盛りの住民への影響は大であり医療費の増と診療抑制を招き、重症患者の増大が懸念されるところである。

 よって国においては、健康保険の医療費三割負担の実施を凍結するよう強く要望する。

 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

 以下は同文であります。[降壇]



○議長(黒木敏雄君) 以上で提案理由の説明を終わります。

 質疑に入ります。

 ただいま議題となっております議員提出議案第一号から第七号までの七件について、一括して質疑を許します。質疑はありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 質疑を終わります。

 お諮りします。

 議員提出議案第一号から第七号までの七件については、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議がありませんので、そのように決定しました。

 討論に入ります。討論はありませんか。



◆二十四番(荻原紘一君) 私は、議員提出議案の第六号と関連いたしまして議案第七号に、一括して賛成討論を簡潔に行います。

 宮崎県立延岡病院の救命救急センターの確立を図るというこのことにつきまして、既に私ども日本共産党市議団は、昨年の十二月に山本市長に対しまして、県立延岡病院の救命救急センター改善充実に関する要望書を提出をいたしました。その後、署名運動なども取り組んでまいりましたが、直接県への要求交渉、または厚生労働省に対しての要求交渉等も行ってまいりました。

 この問題はどこにあるのかということにつきましては、既にこれまでの委員長の報告、そしてただいまの議員提出議案の中にも網羅されているとおりであります。ただ、重要な問題であるだけに、我が党がいろいろな関係者に会って調査したことなども含めまして、一番の問題がどこにあるのかと、この問題につきましては、退職された五名の麻酔科医の先生たち、この方たちは麻酔が専門であって救急医ではないと。しかし、この先生方が救命救急センターや集中治療室もかけ持ちで責任を持っていたと。だから、助けられる人も助けられない。つまり、常勤の専門医師が配置されていない。専門の救急医が必要だと。こういうことが明らかになってきたわけであります。

 しかし、県は、今日に至っても、麻酔科医の補充というものを考えるにしても、専門医の配置を行うというようなそういう措置は今回の予算措置でもとっていないのであります。ですから、この点を真正面に据えて、県民の、特に県北二十七万人の命を守っていくというそういう点から、今回のこの意見書の提出は、関係者の皆さん方、県北住民の皆さんの声としても非常に重要だということを強調いたしまして賛成討論を行うものであります。



○議長(黒木敏雄君) ほかにありませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 討論を終わります。

 採決します。

 まず、議員提出議案第一号米国のイラク攻撃の中止と、問題の平和的解決を求める決議について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議員提出議案第二号交通死亡事故等の根絶及び交通マナー向上に関する決議について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議員提出議案第三号アメリカのイラク攻撃反対・査察の継続、強化で平和解決を求める意見書について、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(黒木敏雄君) 起立少数であります。したがって、議案第三号は否決されました。

 次に、議員提出議案第四号健康保険本人三割等患者負担増の凍結を求める意見書について、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕



○議長(黒木敏雄君) 起立少数であります。したがって、議案第四号は否決されました。

 次に、議員提出議案第五号保育所運営費の一般財源化等に関する意見書について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議員提出議案第六号宮崎県立延岡病院救命救急センターの整備充実を求める意見書について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議員提出議案第七号救命救急センターの整備充実及び麻酔科医の充足を求める意見書について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(黒木敏雄君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第七号は原案のとおり可決されました。

 なお、ただいま可決されました意見書については、本議会終了後、速やかに内閣総理大臣を初め、各関係省庁等に提出しますので、御了承願います。

 これで本日の日程は全部終わりました。

 ここで、市長からあいさつの申し出がありましたので、これを許します。



◎市長(山本孫春君) 議長のお許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。

 おかげを持ちまして、三月三日から開会をいたしました平成十五年第二回日向市議会定例会におきましては、提案いたしました議案、すべて原案のとおり可決をいただいたところでございます。

 会期中、議員各位におかれましては、連日の慎重審議を賜り、また、議会の円滑なる運営に御尽力をいただきまして衷心より敬意を表し、厚くお礼を申し上げます。

 市政の基本方針でも申し上げましたように、我が国の社会経済情勢は、少子・高齢化社会の到来を初めとする多様な変化に加えて、経済の長期的な停滞等不透明感という混迷の中にあって、非常に厳しい状況にございます。

 これを受けて、地方財政はさらに厳しい情勢に置かれることは必至であり、国、地方を通じての財政構造改革は喫緊の課題として位置づけられることから、本市におきましても、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め、財源の効率化を図り、財政体質の健全化に努めてまいらなければならないと考えているところでございます。

 さて、このたびの日向サンパーク温泉施設レジオネラ症集団感染事故につきましては、議員各位を初め、市民の皆様方に大変御迷惑、御心配をかけてまいりました。被害者の救済に当たりましては、今後とも全力を尽くし、最後のお一人まで誠意を持って対処してまいりたいと考えております。

 また、施設の再開につきましては、先日、県の御承認をいただきました改善計画書に基づき、加えて、市民の皆様方からの御意見等も反映をしながら、安心・安全な施設を目指して取り組んでまいる所存でございます。

 今回の事態を職員一人一人が教訓とし、しっかりと受けとめ、このような事故が二度と起こらないよう、危機管理体制等の構築を図りながら、全職員が一丸となって失われた市政の信頼回復に向け、最善の努力をしてまいりたいと考えておるところでございます。

 議員各位から会期中に賜りました貴重な御意見、御要望につきましては、今後十分検討いたしまして、市政運営に遺漏のないよう努めてまいるつもりでございます。なお、予算の執行に関しましても、さらに慎重を期してまいる所存でございます。

 さて、議員の皆様には、本年五月十二日をもって任期満了を迎えることになりますが、今期をもって御勇退をされる議員におかれましては、今日まで市政発展に多大な御尽力を賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。

 今後とも、豊かな議員経験を生かしていただきまして、市政に対する御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げます。

 また、引き続き、議会議員を目指される皆様におかれましては、日ごろの議員活動の成果を、実績を市民に訴え、御健闘いただき、議席を確保されまして市勢のさらなる発展のために、市民福祉の向上のために御活躍をいただくことを心から祈念を申し上げる次第であります。

 終わりに、皆様方の一層の御健勝、御活躍を心からお祈り申し上げ、お礼のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。



○議長(黒木敏雄君) 私の方からも、今定例会が任期最後の議会になろうと思いますので、一言ごあいさつ申し上げます。

 議員各位におかれましては、何かと御多忙中にもかかわらず、三月三日開会以来、議会運営に御協力いただき、本日まで熱心に御審議を賜り、おかげさまで平成十五年度予算の成立を見ることができましたことを厚くお礼申し上げます。

 ここで、少しだけこの四年間を振り返ってみたいと思います。

 私たちが議員に当選した平成十一年は、コンピューター西暦二〇〇〇年問題が世界的に大きな関心事でした。ありがたいことに用意周到であったことから、何事もなく過ぎてしまいました。あれほど大騒ぎしたことが今では遠い昔のことのように思われますが、つい四年前のことでした。

 平成十二年は、四月に地方分権一括法が施行されました。地方公共団体の事務に関する記述のある法律のうち、改正が必要な四百七十五本の法律の改正部分を一本の法律として改正したものであります。このことは、日本の歴史の中でも初めてのことであったと思われます。従来の中央集権から地方分権の新しい枠組みがスタートしました。すなわち、地方自治体の自己決定・自己責任が問われることになりました。この年、同僚議員であった松木良政さんが海の事故で亡くなられたのは残念なことでした。

 平成十三年は、市制施行五十周年の輝かしい年でした。記念式典ではたくさんの方々の祝福を受け、日向市発展に尽くされた多くの先達の努力に感謝し、だれもが住んでみたくなるまちの実現のため、今後一層の奮起を誓い合ったものであります。

 平成十四年は、一転して、本市有史以来の極めて悔い多き年になってしまいました。日向サンパーク温泉施設「お舟出の湯」でレジオネラ症集団感染事故の発生を見たのであります。被害者の皆様方には改めて深甚なるお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。重ねて一日も早い被害者の完全救済を望むものであります。

 今議会で、温泉の改善費も承認されたところでもあり、今後、何としても日本一安全で安心できる温泉として再生できることを議会としても見守っていかなければならないと思っております。失った信頼回復のために、市長を先頭にして、職員の皆さんの一層の御努力を期待するものであります。

 さらには、市町村合併の問題が大きく取り上げられた年でもありました。市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)が平成十七年三月までということで、今、任意協議会で協議されておりますが、日向市の基本にかかわることであり、みんなで十分に論議していかなければなりません。

 さて、私たちは、来るべき五月十二日をもって任期が満了しますが、特にこの機会に、市議に再出馬されない議員各位には、今後ますます健康に留意されまして、本市発展のために御指導、御協力賜りますようお願いを申し上げます。

 さらに、今回、市議選に際して再出馬を予定されている各位におかれましては、来る四月二十七日の選挙において全員が当選の栄位を得られ、再びこの議場において顔を合わすことができますよう、格段の御努力、御奮闘をお祈り申し上げる次第であります。

 最後に、四年間、議長として私を支えていただいた市長を初めとする市当局の皆様方、及び同僚議員各位及び市民の皆様方に心から感謝を申し上げ、意を尽くしませんが、私のお礼のごあいさつといたしたいと思います。まことにありがとうございました。

 以上で、平成十五年第二回日向市議会定例会を閉会します。



△閉会 午後四時五分