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宮崎県 日南市

平成20年第1回定例会(第5号) 本文




2008年03月11日:平成20年第1回定例会(第5号) 本文

                     =開議 午前十時零分=
*開 議
山元敏郎議長 ただいままでの出席議員二十二名、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、お手元の議事日程第五号により進めることにいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第一 市政に対する一般質問


山元敏郎議長 日程第一市政に対する一般質問を行います。
○谷口重紀議員個人質問


山元敏郎議長 最初は、谷口重紀議員の質問です。
 十一番、谷口重紀議員の登壇を許します。


十一番(谷口重紀議員)(登壇) 公明党日南市議団の谷口重紀でございます。
 先日、テレビを見ていましたら、きょう三月十一日、宇宙飛行士土井隆雄さんがスペースシャトル「エンデバー」に乗り、宇宙へ出発するというニュースが流れていました。国際宇宙ステーションに日本初の有人施設となる日本実験棟「きぼう」を取りつける作業がいよいよ始まるという内容でした。数時間後にはいよいよ出発ですが、ぜひ成功と無事故を祈りたい思いです。
 このニュースを通して、私は特に尊敬する公明党の創立者池田大作SGI会長が若い人たちを前に講演されたことを思い出しました。
 その内容の一部を紹介します。「私が一番言いたかったのは、皆さんは、地球人として、地球市民として生きてほしいということです。私はたくさんの宇宙飛行士と会ってきました。だれもが宇宙から地球を見るとその美しさに感動すると言っていた。かけがえのないふるさとだと実感するそうです。宇宙からは人間が引いた国境なんか見えないとも言われていた。そして美しいと同時に地球が人間によって物すごく汚染されているのが宇宙から見るとよくわかると言っていました。本当に悲しいと嘆いていました。
 だから、二十一世紀は人類みんなが同じ地球市民なんだという意識にならなければ大変です。今確かなのは、この広大な宇宙の中で、みんなはこうして地球を選んで、しかもこの瞬間ともいうべき今、一緒に生まれてきたという事実です。宇宙ができてから二百億年とされているのに対して、人の寿命はせいぜい百年、一瞬です。その一瞬を選んで同じ地球に生を受けた。しかも同じ人間として、心を静めて考えれば、偶然の一言で済ませるには余りにも厳粛な事実です。そのことを思えば、自分のかけがえのない一生を無駄にしてはいけない。必ず何か使命があったからこの地球にやってきたのです」と、若い人たちを前に講演されたのを思い出しました。
 また、きょう三月十一日は小樽問答記念日です。昨年、公明党日南市議団の行政視察、運河を生かしたまちづくりで運河を散策したり、小樽市公会堂を見たことを思い出しています。こうした意義ある日に市民の代弁者の一人として個人質問をさせていただくことに心から感謝を申し上げます。
 さて、二月二十九日に衆議院を通過した二〇〇八年度予算案の一般会計総額は、社会保障や地方の税源偏在是正政策などへの経費が上積みされ、二〇〇七年度当初予算をやや上回る八十三兆六百十三億円となっています。歳入の不足分を埋める新規国債発行額も二十五兆三千四百八十億円で、四年連続の減額となり財政健全化の路線を堅持しました。二〇〇八年度予算案のポイントは、成長力の強化、地域活性化、生活の安全・安心といった重要な政策課題に対応していることで、生活者にきめ細かく配慮された予算案となっています。また、各省庁の随意契約の見直しや独立行政法人改革など徹底した無駄の削減も進められています。
 いよいよ舞台は参議院に移りました。本格的な国会の攻防があります。その中でぜひ充実した審議ができればいいと思っています。最も大事なことは、税制改正案は予算案と一体だから、ぜひ年度内に成立させ、新しい年度から円滑に予算が執行できるようにしなければならないということです。参議院審議の課題について焦点は道路特定財源が大きいと思っています。より多くの国民に理解がいただけるような審議をしてほしいものだと考えます。
 日南市においては、市長は、市民みずからが主体となって考え、行動しやすい環境をつくり、市民と行政が連携を深めながら開かれた市政を進めることを基本理念に平成二十年度の関係議案の提案をなされました。
 そこで、まず、道路特定財源について本市の立場から質問します。
 今、国会で最大の争点になっているガソリン税など道路特定財源の暫定税率について全国の地方自治体からは一斉に暫定税率維持を強く求める声が上がっています。各自治体は、暫定税率が廃止されれば、住民生活に大きな支障が出ることを訴えるとともに、廃止を声高に叫ぶ民主党の姿勢を批判しています。本年において廃止されると税収減が見込まれ、市の予算の執行にも影響が出るものと危惧しています。国・県補助金とあわせ、どれくらい削減されるのか。道路関係はもちろん、その他医療、福祉、教育などへの影響が懸念されますが、どうなのかお伺いします。この問題を遠視眼的、近視眼的、そして正視眼的という三つの視点でとらえたときどのような御見解かお尋ねします。
 ガソリン税の廃止の問題は、原油価格の高騰も背後にあるものと思います。その影響をもろに受けておられる農業者、漁業者、そして中小企業の経営者、低所得者、高齢者などへの配慮をどのように考えておられるかお聞きいたします。通学路の歩道整備や生活道、側溝整備が影響あるものと危惧しています。具体的にどういうところかお尋ねいたします。
 次に、交流人口策などについてであります。
 交流人口をふやすことで、日南市の活性化が図られるものと考えます。観光、スポーツ、キャンプ、中心市街地活性化、文化芸術など主に四つの視点から質問させていただきます。
 九州経済調査協会情報研究部によると、宮崎県は今後ますます観光が重要になる、観光はかぎとなる産業で地域振興にもつなげられる。農業も追い風が吹いており、可能性が高い。観光と農業の広がりが今後の宮崎県経済のかぎを握っていると展望しています。
 そこで、観光の振興について質問します。
 まず、飫肥城等周辺地域についてであります。飫肥のまちづくり整備が進み観光客が増加しており、市長を初め関係者の取り組みのたまものと思いますが、その現状と課題をどのように認識しておられるかお尋ねします。
 あちこちに空き家が残っています。今後の空き家対策と石垣対策はどこまで進んでいるのかお聞きいたします。
 横馬場通りで有刺鉄線が設置され、周りの景観と合わないところがあります。このような状況をどう考えておられるかお伺いいたします。
 次に、油津港、堀川運河と周辺地域についてであります。
 油津港では、昨年、大型観光客船の入港があり、港がにぎわいました。今年度の大型観光客船、自衛隊掃海艇などの入港予定をお尋ねいたします。
 また、港油津朝市は回を重ねるごとに盛況で、日南市の名物の一つとして定着したように思われます。今後の展開と課題をお尋ねいたします。
 堀川運河には夢見橋や護岸整備などもおおむね完成し、市民の大切な宝の一つとして喜ばれています。歴史的環境整備街路事業を含め、堀川運河全体の整備の進捗状況をお伺いします。
 また、津の峯展望台から眺める堀川運河、風田の浜、油津港などの眺めは最高です。しかし、入り口が不便です。今後の計画はどうなっているかお伺いいたします。
 堀川運河沿いのどこかに運河の駅をという観光客などの声があります。それを設置する考えはないか、また、戸村レストランのオープン予定はどうなっているかお聞きいたします。
 日南海岸といえばマリンスポーツ、サーフィン、磯釣りです。ロケによるPR効果は「わかば」、「寅次郎の日記」などで証明済みです。釣りバカ日誌のロケ誘致をという声があります。いかがお考えかお聞きいたします。
 猪崎鼻公園内のフェニックスが枯れたままに立っていたり、切り倒したままになっています。その再生は観光客を初め市民の望むところです。風光明媚なここの景色は見る人をハッピーな気持ちにしてくれます。ここの整備とキャンプ場との利活用をどのように考えておられるかお尋ねいたします。
 次は、かつて観光客の宿泊施設になっていたサンヒル日南についてであります。ここが廃止されて数年がたちました。その後、どのような状況になっているのかお尋ねいたします。
 次に、スポーツ、キャンプの振興についてであります。
 天福球場の改修工事が終了しました。それを記念して、同球場でキャンプ中の広島東洋カープと西武ライオンズの練習試合があり、およそ四千人の市民やファンが詰めかけ、久しぶりに油津の町に賑わいが戻ってきました。新しくよみがえった天福球場を今後どのように利活用されるのかお伺いいたします。
 次は、日南市総合運動公園についてであります。
 全天候型陸上競技場の完成に伴い、公式大会の誘致が以前より多く進むものと期待しています。他の施設とあわせ、名実ともに日南市総合運動公園として完備したと思います。この全体の利活用についてどのように考えておられるのか。また、経済効果のみならず優秀なスポーツ選手の育成などそのメリットをどのように考えておられるかお尋ねします。
 次に、中心市街地活性化と油津商店街の空き店舗の利活用についてであります。
 中心市街地と位置づけられる油津商店街は運河通りと言われる油津一番街とサンプラージュと言われる岩崎商店街に分かれると思います。その空き店舗対策は大変難しいものがあると考えます。油津一番街のほうはまちづくり会社を立ち上げられ、公社で購入した施設を含め、にぎわいの創出を目指し進んでいるものと思います。その進捗状況をお尋ねします。
 岩崎商店街には「ふれあい交流プラザ」や「元気や」があります。その通りに公園も完成しました。空き店舗の一つを油津港、堀川運河にまつわる昔ながらの漁具や工具などを展示する常設資料館として活用し、集客力の拠点にできないものかと考えます。これに対しいかがお考えかお聞きします。
 次に、文化芸術の振興についてであります。
 文化芸術及びその交流は、政治などの環境に左右されない永遠の友情のネットワークを世界に築き上げるといわれています。宮崎県が進める宮崎・韓国草の根文化交流事業の一環として、二月二十三日、二十四日の二日間、小村記念館にて日南・韓国文化交流会として開催されました。最初はささやかでもこうした積み重ねが友好の輪を広げるものと思います。今後、どのように展開されるのか。また子供も含め日南市の文化芸術の振興をどのようにお考えかお伺いいたします。
 次に、中山間地の振興について質問します。
 公明党地域活性化推進本部は、過疎集落実態調査を行いました。私も参加しました。この調査は、共同体として機能維持が困難な集落や将来消滅のおそれのある集落の実態を把握するために行ったものです。本市として過疎集落の実態をどのように認識しておられるのかお尋ねします。
 中山間地での加工グループは安定的に売れる商品づくりが課題といわれます。来年度から県単独の地域農産物加工推進モデル事業を創設される予定であり、国の支援策も活用しながら、農、商、工連携の取り組みを加速化させ、活力ある中山間地づくりを進めていくということですが、本市としてこのよう取り組みをされる考えはないかお伺いいたします。
 中山間地などでふえる空き家に都市部の移住希望者を呼び込む事業についてであります。二月八日から十日にかけて関東在住者を対象にモニターツアーを実施されたようですが、その結果はどうでしたか。また今後このような取り組みを考えておられるのかお聞きいたします。
 最後に、医療行政について質問いたします。
 公明党救急医療対策推進本部は、全国千百四十の二次救急病院でアンケート調査を行いました。さらに都道府県、政令市の医師会、看護協会、消防本部など二百二団体からヒアリング調査も行いました。この調査結果で、「救急患者を受け入れるための空床情報を消防に提供するシステムがない」と四割近くの病院が回答しています。そこで短期的には救急医療の情報システムをしっかり確立することが最優先課題との認識で法案をまとめました。
 二次救急医療を担う県立日南病院では、休日夜間急病センターにこられる患者さんの八割が入院を必要としない軽度の方ということでした。そのため、その数も多く、当直医が疲弊していると言われました。中には専門外の医師、例えば耳鼻科医であったり、眼科医であったりとの対応であります。また当直明けですぐに来たりということもあるそうです。その中には、その対応のプレッシャーなどでやめたいという医師もいると伺いました。
 南那珂医師会との協力体制をとろうとしているが、現実は住民の御理解、御協力が得られなくて困っているとのことでした。本市として今後どのように対応されるつもりかお尋ねします。
 また、中部病院、そして南那珂医師会の日南市休日夜間急病センターは医師が計画的に交代で対応されると伺いましたが、その実態はどうなのかお伺いしまして壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 谷口議員にお答えいたします。
 初めに、道路特定財源に関する一連の御質問です。
 道路特定財源に関しましては、現在、国会で論議がなされているところでありますが、仮に道路特定財源の確保ができなくなった場合には、国の直轄事業として整備が進められております東九州自動車道の清武──日南間の完成が大幅におくれるとともに、いまだ基本計画のままとなっております日南─志布志間についても整備の見通しが立たなくなるのではないかと思われます。
 お尋ねの道路特定財源の暫定税率廃止に伴う本市への影響額につきましては、平成十八年度決算ベースで申し上げますと、自動車重量譲与税を初め、自動車取得税交付金、地方道路譲与税及び国庫補助金で約二億一千万円になると試算しているところであります。このため、廃止となりますと、年次的に整備を行っております生活道路、通学路及び側溝など市民生活に直結した道路整備に多大な影響があるものと十分認識しておりますが、その具体的な事業量などにつきましては、本市財政運営の総枠の中で考える必要があり、現在のところお答えできません。
 先日、議会におかれましても、道路特定財源の確保は絶対に必要であるとの意見書を提出していただきました。また、市といたしましても、その必要性について市民の皆様へチラシを配布し理解を求めるとともに、国等へも機会あるごとに訴えているところであります。今後も、議会の皆様、市民の皆様と一緒になって引き続き強く訴えてまいりたいと存じます。
 次に、原油高騰対策についての御質問です。
 最近の原油価格の高騰は市民生活に限らず、農林水産業、商工業、流通業などに大きな影響を与えていることから、その対策については喫緊の課題であると認識しております。
 まず、ハウス農家に対しましては、燃油の節減が図れるようこれまで国や県の補助事業を活用し、二重被覆施設、循環扇、多段サーモの導入に対して助成を行ってまいりました。また、平成二十年度予算において、原油・家畜飼料価格高騰対策農業緊急支援資金に対する利子の助成を計上しております。
 なお、漁業に対しましては、国において水産業燃油高騰緊急対策が本年二月に創設されたところであります。その他の低所得者層などへの対策につきましては、国や県へ要望を行ってまいりたいと考えております。
 次に、飫肥の観光の現状と課題についての御質問です。
 飫肥を訪れる観光客は、飫肥城由緒施設の入館者数に限って申し上げますと、年ごとに変動はありますが、年間約十万人前後と一定の観光客数で推移しております。これは、飫肥城の復元をもとより、ボランティアによる観光ガイド、定期的な人力車体験、泰平踊披露、さらには、先月、飫肥の多くの商店の店先におひな様を飾って観光客に楽しんでいただくなど、市民の皆様のおもてなしの心を持った取り組みによるものであると考えております。これらの活動に心より感謝を申し上げます。
 一方、飫肥を訪れる観光客の滞在時間は、観光ガイドボランティアの会からいただいた資料では、団体に限って申し上げますと、おおむね一時間から一時間半となっているようであります。この滞在時間を少しでも長くなるようにするためにどのようにしていくのかが今後の課題ではないかと考えます。
 次に、飫肥城と周辺地域についての御質問です。
 飫肥重要伝統的建造物群保存地区内の空き家数につきましては、市補助事業による改修等により、平成十四年に二十五棟ありました空き家が現在十五棟に減っております。これらの空き家のうち、修理・修景事業を既に実施もしくは活用の予定があるものが八棟で、残る七棟につきましては、所有者の意向もありますが、今後とも活用していただけるよう働きかけてまいりたいと考えております。
 次に、飫肥の歴史的景観上、重要な要素となる石垣や生け垣、門などにつきましては、昭和五十二年から平成十八年までの三十年間で百三十八件の修理、修景を実施してまいりました。今後も飫肥の歴史的景観の保存と活用を推進するため必要な修理、修景は実施してまいりたいと考えております。
 次に、油津港、堀川運河と周辺地域についての御質問です。
 まず、観光客船の入港につきましては、昨年行いましたポートセールス活動によりまして、本年八月二十六日に郵船クルーズ株式会社の飛鳥IIの油津港入港が決定されており、さらにその他二船の寄港打診もいただいているところです。また、自衛隊掃海艇の入港につきましては、本年一月に佐世保地方総監部等を訪問し、掃海艇寄港の要望を行ったところであります。
 次に、港あぶらつ朝市の今後の課題についての御質問です。
 朝市の継続的な発展を図るためには、来場者から高い評価を得ることが必要です。そのためには、新鮮な地場産品を低廉な価格をもって提供することに努めてまいりたいと考えております。
 次に、堀川運河周辺の事業進捗状況についての御質問です。
 まず、堀川運河の整備につきましては、県の歴史的港湾環境整備事業による見法寺橋から堀川橋までの一期工区が本年度末で完成することとなっております。堀川橋から下流の漁港区域につきましては、漁港環境整備事業により整備が行われており、本年度から石積み護岸の修復に着手されております。
 また、港振興交付金事業により、堀川公園の再整備及び堀川運河の一部しゅんせつを行うこととしており、本年度はテクノセンター付近公園の遊歩道整備が行われております。本市といたしましては、堀川運河を中心として、まちづくり交付金事業による周遊道路の整備や歴史的景観の保護育成のための港町油津景観計画を策定するなど、市民の皆様の御協力をいただき、国や県とも連携を図りながら歴史を生かしたまちづくりを推進しているところであります。
 道路等の整備につきましては、高質空間形成施設事業として、サピア前の西町材木町線を初め、横山整骨医院前の春日堀川筋線、福岡内科前の園田堀川筋線に着手しており、油津赤レンガ館周辺につきましても、本年度、設計、デザインを行い、来年度から順次、整備に取りかかることとしております。
 次に、津の峯についての御質問です。
 津の峯には、梅ケ浜と津の峯団地付近から登山できる二つのルートがあります。それぞれの登山道入り口に地元の方が入り口を案内する看板を設置されております。津の峯登山についてのお問い合わせには、NIC21が作成されたマップをお渡しし、比較的わかりやすい津の峯団地側からのルートを案内しております。しかし、その周辺は交通量も多く、看板を設置する場所も限られておりますので、今後調査してみたいと思います。
 次に、運河の駅についての御質問です。
 物産品を販売する運河の駅の設置について御提言をいただきました。堀川運河周辺ではテクノセンターがあり、地元物産品を販売しておりますが、中心市街地活性化事業の事前調査を進める中でも、いわゆる駅をつくったらどうかとの市民の皆様の御意見もいただいておりますので、今後このことを含め、周辺の物産品販売所のPRに努めてまいりたいと考えております。
 なお、戸村レストランにつきましては、社長にお聞きしましたところ、現在、設計の段階であるが、六月末ごろまでにはリニューアルオープンしたいとの考えで準備をされているとのことであります。
 次に、日南海岸のPRについての御質問です。
 日南海岸には、サーフィンや磯釣りなどマリンスポーツを楽しまれる方が数多く訪れています。日南海岸を初め本市をPRするためには、映画やドラマ等のロケを誘致し、映像を通じて本市の情報を全国に向けて発信することが非常に有効な手段であると考えております。
 しかし、「釣りバカ日誌」の誘致にはかなりの経費がかかるといった話も伺っており、難しいのではないかと考えます。今後もパンフレットやホームページを充実し、PRに努めてまいりたいと考えております。
 次に、猪崎鼻公園についての御質問です。
 猪崎鼻公園には二百本を超えるフェニックスが植栽されており、ヤシオオオサゾウムシの被害で多数のフェニックスが立ち枯れし、随時伐採を行っております。一方、平成十八年度から二年間、県林業技術センターの御協力でフェニックスの幹から薬剤を注入し、ヤシオオオサゾウムシの被害を食いとめる実験を行っていただき、一定の効果が得られたとお聞きいたしております。
 今後、関係機関の御指導をいただきながら、この薬剤注入による防除を含め、フェニックスの管理を行いますとともに、猪崎鼻公園以外のフェニックスにつきましても、フェニックス立ち枯れ対策事業や県木「フェニックス」保全総合対策事業により適正な管理に努めてまいりたいと考えております。
 なお、今後の猪崎鼻公園の活用につきましては、県の生活環境保全林整備事業により展望台やキャンプ場など散策しやすくなりましたので、市民を初め市外の方にも遠足や憩いの場として活用していただけるようそのPRに努めてまいりたいと考えております。
 次に、サンヒル日南についての御質問です。
 平成十七年二月末に閉館いたしましたサンヒル日南につきましては、現在、宮崎社会保険事務局で管理されているところです。宮崎社会保険事務局としましては、閉館時から廃止、売却を考えられており、平成十八年一月二十三日に第一回目、平成十九年二月五日に二回目の公売による入札を実施されましたが、いずれも不落であったとのことであります。今後の計画につきましては、近々のうちに三回目の公売入札を実施したいとの意向をお聞きしているところであります。
 次に、スポーツ、キャンプの振興についての御質問です。
 初めに、天福球場の利活用につきましては、市内の少年野球から社会人野球を初め、大学野球やプロ野球のキャンプ地など年間を通して幅広く多くの方に使用していただいております。
 特にプロ野球につきましては、春と秋のキャンプや秋のフェニックスリーグの球場として、また先月二十四日には完成記念として広島東洋カープ対埼玉西武ライオンズの練習試合が開催されたところです。キャンプや練習試合には多くの観光客や報道陣も見え、練習試合ではテレビ中継されるなど、リニューアルした天福球場が全国的に紹介され、その効果は絶大であり、今度の利活用に大いに寄与するものと期待されます。
 このようなことから、県内外から球場使用についての関心も高くなり、大会等も多く見込まれますので、引き続き各種大会を誘致し、スポーツ交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。
 次に、日南総合運動公園につきましては、各種競技の競技力の向上はもちろん、ジョギングやウオーキングに親しみ、市民の健康増進として、また市民の憩いの場として多くの方に利活用いただいております。
 次に、各種競技の公式大会等の誘致等につきましては、日南市体育協会の関係団体とも連携し誘致等を図ってまいりたいと考えているところです。既に陸上競技場におきましては、六月の県民スポーツ祭の陸上競技の部や八月の高校一年生大会の開催が決定し、四月には全国的に有名な企業の陸上部からも合宿を行いたいとの意向を受けているところです。
 さらに六月にはサッカーのアンダー18の県大会の開催が決定しましたのを初め、ラグビー、グランドゴルフ等の市民レベルの大会も既に開催を決めていただいております。
 このように県内唯一のナイター施設を完備しております陸上競技場は、サッカーやラグビー等も含め、県大会レベルの大会がナイターで開催できることも可能となり、大会の誘致についても大きなアドバンテージとなるものと考えているところです。
 これに加えまして、既存施設のテニスコート、多目的体育館、おびすぎドームなどの公園内の他の施設ともリンクさせ、運動公園の総合的な利活用によりスポーツ交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えているところです。
 次に、選手の育成に関しましては、指導者の育成と施設整備を含めまして中長期的に計画していかなければならないと考えます。天福球場や陸上競技場のように施設整備が進むことで競技環境が整い、小中高校生などの競技力の向上にもつながり、今後必ずや今まで以上の成果や成績をおさめるチームや選手が輩出されるものと大いに期待をいたしているところであります。
 次に、中心市街地活性化と油津商店街の空き店舗の利活用についての御質問です。
 議員も御承知のとおり、中心市街地活性化基本計画は、来年三月末に内閣総理大臣に対し認定申請を行う予定となっています。この基本計画は、油津地区を中心市街地として位置づけ、区域内に市民の方々あるいは観光客を含めにぎわいを創出することを目標としています。
 実態を把握するため市民の皆さんにアンケートを既にお願いしており、その結果を踏まえてこれからワークショップの開催、商工会議所を中心とした中心市街地活性化協議会との協議、さらには国との協議を重ねながら基本計画を策定してまいります。基本計画に盛り込む項目の一つに商店街の活性化があり、議員御指摘の空き店舗対策も基本計画を策定する中で必要不可欠な事業となります。
 また集客拠点として、漁具などの常設資料館の御提言をいただきましたが、このことを含めて、中心市街地活性化基本計画策定事業の中で関係機関及び商店街の皆様も含め協議してまいりたいと存じます。
 次に、過疎集落の実態についての御質問です。
 本市における平成九年から平成十九年の十年間での人口推移について区単位で申し上げますと、人口が増加した区が十六区、一〇%未満の減少となった区が二十七区、一〇%以上二〇%未満の減少となった区が四十三区、二〇%以上三〇%未満の減少となった区が十七区、三〇%以上の減少となった区が八区となっております。
 過疎化の傾向につきましては、細田、酒谷及び鵜戸地区の中山間地に顕著にあらわれております。また、市街地においても、商店街を有する区について人口の減少が著しい状況にあります。
 このような過疎化傾向に歯どめをかけるためには、地域に根差した産業の振興などにより活性化を図る必要があると考えております。このため今後も総合計画後期基本計画に基づき各種施策を着実に展開してまいりたいと考えております。
 次に、農、商、工の連携についての御質問です。
 民間主導でのこのような取り組みは、農業はもとより地域活性化を図る上で有効な手段であるとの観点から、本市におきましても、これまで有限会社地頭鶏ランド日南の取り組みや本市のかんきつ類を原料としてチーズケーキを生産される株式会社シェ・しらはまの取り組みに対し支援をしてきたところであります。今後とも、農、商、工の連携の取り組みにつきましては積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
 次に、定住化対策についての御質問です。
 まず、先月の八日から十日にかけて行いました日南いいもの探訪と田舎暮らし体験ツアーの結果でありますが、今回のツアーは関東方面の方を対象としたもので、定員三十名に対し四十六名の参加申し込みがあり、本市への関心の高さを感じたところであります。ツアー期間中は、市民の皆様の大変な御協力をいただきながら、本市の自然、気候、歴史、生活環境、人柄などを紹介してまいりました。
 ツアーの最終日に行いました参加者へのアンケートで、「将来的に日南市へ移住を希望したいと思いますか」との問いに対して、参加者の半数近くになる十三名の方が移住等の意向を示されましたことは今回の大きな成果でありました。
 また、三日間を通した参加者との意見交換で、短期滞在施設の必要性など定住化施策の新たな課題も見つかりましたので、これまでの日南いいもの発信事業を充実させるとともに、定住等希望者の立場に立った新たな施策の構築も検討してまいりたいと考えております。
 次に、救急医療体制の実態等についての御質問です。
 本市における救急医療体制につきましては、宮崎県の救急医療体制の中で、初期救急は日南市休日夜間急病センターと救急告示施設の中部病院及び南郷町の百瀬病院で実施し、二次救急医療は県立日南病院で対応いたしております。
 また、南那珂医師会で取り組まれている「かかりつけ医」制度に基づき、民間医療施設でも臨機に対応していただき、本市における救急医療は充足しているのではないかと認識しているところでもあります。
 御質問では、救急医療現場では専門外の医師や当直明けの医師が診療することについて御指摘もありましたが、救急現場におきましては、急患ではない患者さんが県立日南病院の救急センター等を時間外に利用するといった現象もふえ、このことが勤務医師の疲弊につながり医師確保の障害になっているとの分析もあります。このようなことから、今後は住民に対する啓発活動も重要な課題と位置づけているところです。
 なお、川口敏治議員にも御答弁いたしましたが、今年度策定予定の宮崎県医療計画に救急医療も盛り込まれますので、県や関係機関等との連携を維持し対応していく必要があると認識いたしております。(降壇)


安野喜宏教育長 谷口議員にお答えいたします。
 日南・韓国文化交流会についての御質問です。
 議員御承知のとおり、先月二十三、二十四の両日に、小村記念館におきまして日南・韓国文化交流会が開催されたところです。この交流会は、昨年度、県の宮崎・韓国草の根交流促進事業を通して日南と韓国との交流の輪が広がり、今回、韓国華道三団体十六名の方をお招きしたものであります。
 また、交流会においては作品展も開催され、韓国の華道、日南の華道、絵画、書道など約百点余りの作品が展示され市内外から七百名の方々に御来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
 今回の日南・韓国の文化交流による合同作品展は初めての試みでしたが、韓国の団体も非常に感激されており、大変有意義なものでありました。市といたしましても、日南文化芸術協会と協力しながら、日南・韓国の文化交流を今後とも継続していきたいと考えているところです。
 次に、文化芸術の振興についての御質問です。
 市内三十八の芸術・文化団体により日南文化芸術協会が設立され、各団体での催し物を初め総合文化祭や美術展等に積極的に参加していただくとともに、本市を初め南那珂地区の文化芸術の振興に日夜御活躍いただいております。
 子供の文化振興に関しましては、県教育委員会や文化庁の補助事業を通して、プロとして御活躍されておられる芸術家や芸術団体を市内小中学校へ招き、鑑賞体験事業を行っているところです。これらの事業は演劇や音楽の鑑賞型、児童・生徒が芸術家とともに創作を行う体験型を通じ、青少年の豊かな心と感性をはぐくむことを目的としております。
 市といたしましては、日南文化芸術協会を初め各種団体や各学校と協力していきながら、積極的に文化芸術の振興に取り組んでまいりたいと考えております。


十一番(谷口重紀議員) 時間が許す範囲で再質問をいたします。
 まず、道路特定財源では、日南市はどれくらいの影響があるかということで、二億一千万円という回答がございました。いろいろな方面に影響が出るものと思っております。これは国のことですので、国にお任せという思いもあるのですけれども、地方の声を国に届けたいという思いで質問をさせていただいております。
 特にある新聞のコラムを読んでみますと、こんな内容がございましたので、日南市の積極的な取り組みは評価します。ちょっと御紹介します。
 「安全で、安心できる道路を早く整備するために暫定税率を維持することが必要です。県民の皆様の御理解をお願いします。」こんな五段広告が二月二十九日の新聞、高知県の地元新聞に掲載されたということでした。広告を出したのは高知県と高知県の市長会、また県町村会。大雨のたびに土砂崩れで通行どめになる道路とか、救急車がすれ違いできない道路、また歩道がない危険な通学路など厳しい道路事情を写真で具体的に示されていたということです。
 仮に暫定税率が廃止された場合、県内の道路整備予算は国、県、市町村の合計で三百十一億円が減少する。整備のおくれや休止する事業だけでなく、福祉や教育への影響も考えられるのとのことです。
 「あなたは目の前の二十五円を選びますか、それとも高知県の将来を選びますか」という表です。私もピンときました。一月下旬に開かれた県民の賢明な選択を求める内容が目を引いたということでした。「公共交通機関が少ない地方では、車を運転する機会が多いだけに道路整備のおくれは地域全体にかかわる最重要な問題だ。安易な廃止論者には地方が抱える構造的な悩みの声は聞こえていないに違いない」と載っておりましたけれども、市長はこの文言に対してどういうふうに感じられたかお願いします。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 確かに通学路その他地方道の整備が非常に困難になるというのもあります。そして何と言いましても、私が中央に申し上げておりますのは、明治の中央集権始まって以来の地方分権という大きな時代が着実に今目の前にあります。そうなりますと九州が一つにならなければ九州自体の発展とか振興は図れない。そのためにはネットワーク化、西がよくて東は従来のまま、北ばかりがよくて南は昔のままではよくない。東も南も社会基盤の整備はきちっとしておかないとさまざまなことを工夫してもやはりネットワークが大事ですと申し上げております。
 そういう大所高所から、そして地元の小さい道路の整備、いろいろなことが必要であることから、この件については議会の皆様、市民の皆様も一緒になって声を上げるべきであると私は思っております。


十一番(谷口重紀議員) 市民の皆さんと対話する中で、暫定税率の暫定というのがなかなか理解されないみたいです。
 私、ある県知事の記事を読んで共鳴したのですが、「暫定の税率が三十年も続くのはおかしいという人がいる。これは当たらない話です。三十四年前に始まった制度ですが、全然議論しないで今日に及んだのではありません。五年ごとに道路計画の成立とあわせ、国会で必要性が吟味され、その都度延長することが適当という判断がされてきました。三十何年前に決めたことだからおかしいというのは極めて乱暴な議論です」と言われていましたが、私もこの意見に賛成であります。
 また、本当に必要な道路とはどういうものかということで、ある県知事が話しておられましたが、「道路は生活基盤の確保や社会経済発展の最も基本的はインフラ整備の一つであり、時には命の道路として欠かすことのできないもので、道路というものはつながって初めて大きな意味をなすものだ。地方にはまだまだ未整備区間、つながっていない道路がたくさんあります。そういう意味では今地方がつくろうとしている道路は本当に必要な道路だ」と語っておられました。共感いたしました。
 特に夢を運ぶ東九州道の早期完成がおくれないかと私も感じております。仮にこの税率が成立してもなかなか進まないわけですから、延期されたり廃止になると、なお一層夢が遠のくような気がします。ぜひ市民の皆さんにも啓発をするということでしたので、チラシでも結構ですからやってほしいと思っております。
 では、先ほどるる答えていただきましたが、その中で交流人口策についてですが、抜けているのが一つございました。飫肥城と周辺地域についてで、有刺鉄線が張りめぐらされている部分がありますが、ここはどんなふうに考えておられるかお願いします。


田村利和生涯学習課長 お答えいたします。
 有刺鉄線につきましては、現在、所有者の方と好ましい景観にしていきたいということで協議を進めまして、歴史的な景観に合った修景をするということで合意はできております。今後早い時期に修景できるように努めてまいりたいと思っております。


十一番(谷口重紀議員) 公明党の推進によって、二〇〇七年一月に観光立国推進基本法が施行されました。二〇〇八年秋には観光庁が設置されます。国内の観光を活性化させ、地域振興とか日本経済の基盤を構築していくことで、とにかく日本も観光立国にしていこうというのが今の方針のようです。日南市もそういう立場から、歴史的、文化的、そして自然環境という面では非常にすばらしいものがありますので、ぜひ推進していただきたい。非常に意欲的でございますのでよろしくお願いします。
 それから、客船飛鳥IIの入港が決定ということですが、ぜひにぎわいの創出のため、やってほしいということでうれしく思います。
 それから、自衛隊の掃海艇の入港に対しても、一月に訪問を要望したということですが、これも粘り強く取り組んでほしいと思っております。
 それから、堀川運河全体の整備の進捗状況も述べられ、県では一期工区が本年度末で終了すると。私も夜、散策してみました。ちょっと寒かったんでしょう、それが影響したかどうか知りませんが、風邪が入りまして非常に聞きづらかったと思います。鼻声で質問となりましたけれども、非常にすばらしいと感じました。漁港区域も本年度から着手されるということでぜひ周辺整備を推進していただきたいと思っています。
 それから、運河の駅について、港の駅めいつですが、入場者が二十万人を突破した。非常にすごい勢いで突破したということで、季節メニューなどが好評だということですけれども、運河の駅についてもう少し具体的に何か考えておられるかお聞きしたいと思います。レストラン戸村の六月末のオープンに対しては非常にうれしく思っております。


藤元憲治商工観光課長 運河の駅の御質問についてお答えいたします。
 先ほど市長の答弁では、いわゆる駅という表現をいたしました。もう一つは、中心市街地活性化推進事業の中で私どもが市民の方といろいろとお話を聞いたりワークショップ的なことを現在事前調査でやっておりますけれども、その中で、実は運河の駅という名称ではなくて、例えば、空き店舗を使って町の駅であるとかいう話が出てまいりました。したがって、運河の駅をどういう形つくりますという計画は、今は申し上げられませんという話が一つ。
 いわゆる駅については、今後、基本計画策定の中で市民の皆さんともお話をしていくべきものだろうということで先ほどの市長の答弁になったと御理解いただきたいと思います。しかし、それはやりますよということではございませんので、誤解のないようにお願いいたします。


十一番(谷口重紀議員) わかりました。
 猪崎鼻公園の整備とキャンプ場の両方の利活用についてです。猪崎鼻は昭和五十四年九月十六日に第三十四回国民体育大会のヨットレースの会場となって現在の天皇、皇后両陛下が皇太子時代に立たれた所だということで記念碑も建っておりますが、ぜひ整備をしっかりしていただきたい。
 特に猪崎鼻公園の出入り口がはっきりしない、非常に危険だという声も聞きますし、路面のでこぼこ、陥没もある、ガードレールなどのさくもないということで、しっかりと整備していただきたいという声もありますが、この点はいかがでしょうか。


野邊泰弘建設課長 お答えいたします。
 猪崎鼻に通じる市道の保全と申しますか、そういった御質問だろうと思います。確かに路面等々が非常に老朽化しておりまして、傷んでおります。
 また、防護さくにつきましても、かなり古くなってきておりますので、今後再度そのあたりの調査を行いまして、その都度対応していきたいと考えております。


十一番(谷口重紀議員) スポーツ、キャンプ振興について。
 県内キャンプ観客動員数ですが、過去最多の五十五万五千人ということでした。広島東洋カープは二万六百三十人とある新聞に載っておりましたが、ことしは天候にも非常に恵まれまして、また皆さんのスポーツへの関心が深くなったり天福球場が整備されたりということで増になったのではないかと思います。
 できるまでは皆さん建設に向かって死に物狂いでされるんですが、建設は死闘、破壊は一瞬という言葉があります。市民の関心がだんだん薄くなっていつの間にか最初の勢いがなくなるということがないように取り組みをよろしくお願いしたいと思います。これはもちろん日南市総合運動公園の利活用もであります。
 それから、小林市は全天候型を早くから実施されて、その取り組みが行われて、全国に通用する多くの優秀な選手が育っているわけですけれども、日南市の場合は先ほどるる申されましたが、今後具体的なものがあれば教えていただきたいと思います。


田村利和生涯学習課長 お答えいたします。
 小林市の例を出されまして全国的に通用するというのは、長距離関係の駅伝とか全国レベルの選手が出ているという意味合いでという御質問と思いますが、実は小林市にあるいくつかの高校は県のスポーツの強化指定校ということが一つあります。そういう意味では周辺地域から優秀な選手が集まりやすい状況、また全天候型も整備されているという意味では、多くの選手が輩出されている状況にございます。
 本市におきましても、小学生の中では陸上クラブもあります。その中では全国大会にリレーとか短距離で出場している選手もおります。また中学校、高校と優秀な陸上選手指導者もいらっしゃいますので、そういう意味では、先ほど市長が答弁いたしましたように、小学生とか地元の中学、高校に残り、今後競技力のアップにつながると期待しているところでございます。


十一番(谷口重紀議員) 中山間地振興についてです。農、商、工の連携ということで、県でも国の事業を取り込むということで、特に日南の加工関係、加工グループはどのくらいあって、現在どんなものを具体的に進めておられるか。その辺がわかるとありがたいと思っています。


田原義人農林水産課長 日南市の加工の実態はといった趣旨のお尋ねだと思いますが、私どもの調査によりますと、今、二十七の団体とか個人の方々が加工活動をしてらっしゃいます。
 団体といたしましては、古くから日南市特産加工グループ、日南市漁協女性加工グループ、はまゆう農協女性部加工グループ、こういった方たちが、日南市のいろいろな食材等を使ってやっていらっしゃるわけであります。
 特に漁協女性部におかれましては「宮崎かつお海っこ節」とか、「大堂津天」とか、もう一つは「魚うどん」とかいろいろな加工をやっていらっしゃいますし、農業関係におきましては「きんかんシロップ漬け」とか「きんかんジャム」といった加工品をつくっていらっしゃいます。
 今度は売り先になってくると思いますが、御案内のとおり日南市には農産物販売所が各地区に建っているわけでありますが、そういったところと連携をして農産物の販売等を行っていらっしゃいます。大きく農産物加工の段階ではそういった状況にあります。


十一番(谷口重紀議員) 農、商、工の連携が最近言われています。特に基幹産業であります農業と零細を含めた商業部、町にある工業が連携していくことが最近言われている地域の活性化だと思いますが、今ある地域資源を活用し、地場に元気を出してもらうということで、今言われたような取り組みをされている。ただ、いろいろつくっても売れないということも聞くわけですが、売ることも大事なんですけれども、売れるものをつくってほしいとある方が言われていました。今後の取り組みですが、どういうふうに考えておられるか。


田原義人農林水産課長 売れるものをつくっていく。当然、私ども農林水産課といたしましては、そういった研究と申しますか、今やっていらっしゃる地域の方々と一緒になって製品の質の向上とかをやっているわけであります。今言われますとおり、売れるものでないとどうしようもないわけです。
 特徴なのが、市長が壇上から申しましたように、一つには地頭鶏でしょうし、一つにはシェ・しらはまが今やっていらっしゃいますケーキでもありますでしょうし、地域と連携をした取り組みをもっと充実をしなければいけないと思っています。繰り返しになるかもしれませんが、各道の駅とか物産販売所とも連携をとりながらさらに質の向上、量の拡大を今後進めてまいりたいと思っております。


十一番(谷口重紀議員) 最後になりますが、医療行政についてです。
 先ほど壇上からも申し上げましたように、県病院も時間外に二次救急病院で対応しなくてもいいような患者もたくさん見えて、お医者さんの悲鳴も聞こえるような状況です。どういう形で啓発されるのか。住民の御理解、御協力を得るのが非常に難しくて困っているということですが、もう一度お願いしたいと思います。


竹井 豊健康長寿課長 住民啓発につきましては、県の医療計画の中におきましても大きな課題と位置づけてあります。
 本圏域におきましても、既に南那珂医師会、あるいは当該病院、県立日南病院あたりと情報交換をしながら、例えば広報誌とかを通して住民啓発を行っているところでございます。今後もさらに実効ある啓発活動をと思っているところでございますけれども、基本的には初期から三次までの救急医療施設の役割分担がございます。
 したがいまして、この役割分担について広く周知をすることが一番大事なことだろう。それから正しい救急車の利用も大きな課題だろうと認識しております。したがいまして、そういった啓発活動をやりながら安定的な救急医療体制の構築が究極的な課題だと思っておりますので、実効ある施策につきましては、今後さらに関係機関等と調整しながら対応してまいりたいと思います。
 議員におかれましても啓発の一端を担っていただきまして住民の方々にお知らせいただきますと幸いでございます。どうぞよろしくお願いします。


山元敏郎議長 以上で谷口重紀議員の質問を終結します。
○前田幸雄議員個人質問


山元敏郎議長 次は五番、前田幸雄議員の登壇を許します。


五番(前田幸雄議員)(登壇) 公明党の前田幸雄でございます。
 昨日、北郷町議会におきまして合併関連議案が可決されました。しかも議長を除く全会一致であります。大変重みのある議決がなされました。日南市議会、南郷町議会では二十四日にこの合併関連議案の採決に臨むわけでありますが、民主主義に反しない判断をしていきたいと考えております。
 通告に従い一般質問をいたします。市当局の明快なる答弁をお願いいたします。
 まず一点目、飫肥城についてであります。
 私はもともと他県出身ということもあり、日南市に初めて足を踏み入れたのは今からかなり遠い三十数年前の中学校の修学旅行であります。まず、大分県の高崎山、地獄温泉などの温泉めぐり、そして宮崎へ。宮崎では宮崎市の平和台公園、こどもの国、鬼の洗濯岩と表現される日南海岸、それから鹿児島へという二泊三日のルートでした。他県からの私たちにとって宮崎のイメージは暖かく、海岸が大変に珍しく、また綺麗ということをお聞きしていましたので、初めてあの洗濯岩と言われる海岸を目にしたときのあの感動は今もくっきりと脳裏の中に残っております。しかし、残念なことに飫肥城に立ち寄ったのかどうかは記憶に定かではありません。しかし、今はこの飫肥城を圏内に入れる飫肥地域に在住している一市民であります。
 さて、数年前放映されました連続テレビ小説「わかば」放映中はもちろんのこと、放映後もしばらく続いた交流人口の増加。あのときのわかば効果は途切れがなく、日曜、祭日はもちろんのこと、一週間を通し毎日が飫肥城の駐車場は常に満車、人の流れも目を見張るものでした。
 また、瞬間的ではありましたが、「男はつらいよ」の撮影中も物すごい集客がありました。人の常として、何かイベント等があると人は心が傾きます。しかし、何があっても、なくても一定の流れを保つのは確かに難しく一朝一夕ででき上がるものではありません。
 しかし、こういう中にあって一つの手だてとして環境整備にも工夫を注入する観点からスピーカーを例えば大手門通り、または観光案内所あたりに取りつけ音楽を流すことにより観光客の足先に弾みがつき、観光の行動範囲の拡大につながる媒体になるものと思われます。また、飫肥城がトイレ休息のための観光地点になっているのでは、そういう意味からもスピーカー設置についてどういう見解を持っておられるのかお尋ねいたします。
 次に、二点目、交通安全対策について。本町通りについてお尋ねいたします。
 この本町通りと交差する市道は幾つかありますが、特に前鶴線と交差する地点は現在は手押し、いわゆる歩行者専用信号機が設置されていて多少の安全対策ができているとはいえ、前鶴橋方面から本町通りを横断する際、歩道地帯には一定の間隔で植樹がされており、その植樹のために安全確認がしづらい状況にあります。夜間においては車のヘッドライト、灯火により車の存在は確認できるのですが、日中においてはそれが視界を遮る状況になります。せめて交差点から一番近い箇所だけでもこの植樹のカットなどの見直しができないものかお尋ねいたします。
 次に、三点目、土木行政について。
 一項目、橋梁整備についてお尋ねいたします。
 日本国内における橋梁の建造は、約半世紀前の一九六〇年代の高度経済成長期につくられており、全体的に橋の寿命なるものが到来している状況にあり、国の指導のもと、延命とでも言うべき修繕計画の作成が求められています。また、県内の市町村での管理する橋は約千七百箇所ほどあります。その延命計画作成のための点検は、平成十九年度までの五年間で八%しか終えていない状況とのこと。この橋梁について県庁内で国土交通省の担当者を招いての説明会があり、実際に現場において橋梁の点検実施があったと伺っております。
 さて、鵜戸地域の手洗橋の状況については、片方のガードレールの一部が川に落下したまま放置状態にあります。また、腕で支えていた部分が腐食し、むき出しになっており、少人数ではあるものの生活道でも通学路でもあり、しかも鵜戸中学校までの自転車通学路であります。他の地域でも同様にガードレールのさびが目立ち、一部破損している橋も見受けられます。このような状況について維持管理、整備計画はどのようになっているのかお尋ねいたします。
 次に、二項目め、側溝整備についてであります。
 この場所も手洗橋近くの市道坊園線であります。この市道に一部側溝が整備されてありますが、この側溝の先端から流水が河川まで移動するにあたって地面を浸食するような状況になっており、特に流水の落下地点部分については四十センチから五十センチほど沈下しております。この川は近隣の方にとっては生活環境の一部として利用されており、また交流の場としても利用されております。この地盤沈下を防ぎ、よりよい環境整備のためにも川までヒューム管などを利用しての延長ができないものかお考えをお聞かせください。
 四点目、最後の質問、市営住宅についてであります。
 市営住宅を希望される方の理由はさまざまでありますが、ほとんどの方が急を要する方であります。今すぐに入居手続をと思うわけでありますが、しかし、現実には待機者がいらっしゃるということで、このルールという壁を破ることができないのが現実であります。そこで相談を受けられる方の身になってお尋ねいたします。
 まず一点目、市営住宅の待機者数について何人か。またその中で特に待機者数の多い住宅についてお伺いいたします。
 次に二項目のひとり暮らしの入居者数は何人で、全体の何%にあたるのか。また単独入居において何歳から入居できるのかについてお聞かせください。
 以上で壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 前田議員にお答えいたします。
 初めに、大手門通りなどにスピーカーを設置して、雰囲気に合った音楽を流すことはできないかとの御質問です。
 飫肥城下まつりでは、パレードを行います本町通りでパレードが始まる時間まで演技を披露する四地点で「飫肥ロマン」を流しており、祭りのにぎわいを醸し出しております。静かな城下町のたたずまいとその雰囲気がイメージとして定着している飫肥で、大手門通りなどで音楽を流すことにつきましては、周辺の施設管理者、ガイドボランティア、地域住民の方にお聞きしてみたいと思います。
 次に、本町通りの交通安全対策についての御質問です。
 本町通り、いわゆる国道二百二十二号を管理している日南土木事務所と市合同で三月五日に現地調査を行いました。その結果、議員が御指摘されるような状況は見受けられなかったところであります。日南土木事務所としましては、交通安全の観点から今後も定期的に剪定を実施していきたいとのことであります。
 次に、橋梁整備についての御質問です。
 鵜戸小学校前の橋のガードレールにつきましては、昨年度整備する計画でありましたが、現場状況を調査した結果、橋の構造上、ガードレール設置が困難との判断に至った経緯があります。しかしながら歩行者等に危険を及ぼすことも考えられるため、応急処置として危険な支柱の頭部を撤去したいと考えております。
 ただし、抜本的な対策を行うためには再度詳細な検討が必要と考えております。また、橋梁の維持管理、整備計画につきましては、今後実施する橋梁点検の結果を踏まえて検討したいと考えております。
 次に、市道坊園線の側溝についての御質問です。
 本路線の側溝流末につきましては、現在、議員御指摘のとおり土水路であります。その土水路の用地を調査しましたところ、河川と側溝流末の間の一部用地が民地であります。したがいまして、関係地権者の承諾並びに河川管理者である日南土木事務所との協議を進めてまいりたいと考えております。
 次に、市営住宅の待機者についての御質問です。
 坂口議員にお答えいたしましたとおり、入居希望者の状況は三月一日現在三百二人となっています。多い順に申し上げますと、園田団地九十三人、山瀬団地四十五人、今町団地と津の峯団地が三十八人となっております。
 次に、ひとり暮らしの入居者数についての御質問です。
 市営住宅の単身者の入居申し込みについては、昭和三十一年四月一日以前に生まれた方と規定しております。また、ひとり暮らしの入居者数は全体の二九・九%となっております。(降壇)


五番(前田幸雄議員) 済みません。先ほどの答弁でちょっと聞き漏れがあったのですが、ひとり暮らしの入居者数は何人とおっしゃいましたか。


岩崎正澄建設課参事 お答えいたします。
 ひとり暮らしの入居者数は、現在、三百六十一世帯、二九・九%となっております。


五番(前田幸雄議員) 世帯で三百六十一世帯。人数ではわかりませんか。


岩崎正澄建設課参事 単身入居ですので、世帯で三百六十一世帯、人数で言いますと三百六十一人となります。


五番(前田幸雄議員) 済みません。勘違いしていました。
 まず、飫肥城について質問したいと思います。
 先ほどの谷口議員の答弁にもありましたが、年間十万人の観光客が来るということで、自分の席で計算しましたら、一カ月八千三百人のお客さんで、一日にしたら三百人。共通券は確か一枚が六百円だったと思うんですが、この三百人の方すべてが買うことはないのでしょうけれども、仮に買ったとして、十八万円になるんです。私のスピーカーを設置したらどうかという提案は、日にどれだけ観光客が来ていただいても、素通り観光ではなく、やはり何らかの形で金を落としていただくという意味で質問させていただいたんです。
 関係者に聞いてみますと、今はガイドさんも、「入場券を買わなくてもいいですよ。見らんでもいいよ」とお客さんに任せるような案内をされるそうです。昔はツアーの中にセットが含まれたと思うんですが、今は共通券を買うことに関して旅行会社との連携ですか、その辺はどうなっているんでしょうか。


藤元憲治商工観光課長 お答えをいたします。
 まず、先ほど市長が壇上から御答弁申し上げました意味について申し上げますけれども、飫肥城周辺を含めてスピーカーで音楽を鳴らしますと、周辺に居住されている住民の方たちがうるさいと言われたらもうおしまいなんです。そういう意味で施設の管理者であるとか住民の方たちに一回相談させてみてくださいというのが、市長が答弁した内容でございます。
 それと、ツアーの話ですけれども、先ほど谷口議員にもお答えをしましたが、観光でお見えになる方の今後の課題は何ですかという問いがございまして、その中で、実は観光バスで見えたツアー客の方たちが一時間から一時間半しか滞在をしていただいていない。私どもとすればこの人たちか長い時間滞在をしていただくことによって、もちろん資料館等も含め、本町通りまでおりていただいて経済の活性化も含めた人的な活性化を考えているんです。
 少し歴史を申し上げますと、過去にはツアーで入場券も料金を含めてあったようです。ところが最近はそのツアーとおっしゃる部分は安くあげたいというところもあって、入場券等については買っていただいていないのが実情です。この前も少し内部的にも相談をいたしましたが、何とかこの打開策はないだろうかといろいろやっているんですけれども、先ほど申し上げました一時間から一時間半を何とか延長できないかというところも含めて、私どもが今後取り組む課題だろうと思っているところです。今後検討してまいりたいと思います。


五番(前田幸雄議員) 今答弁にありましたように、ぜひ前向きによろしくお願いしたいと思います。
 先ほどは市営住宅でいきなり聞いて勘違いで申しわけなかったんですが、再度、市営住宅についてお聞きしたいと思います。
 昨日の坂口議員とのやりとりの中で平成十九年に住宅セーフティーネット法という法律が整備されたことで、可能な限り適用するという市長の答弁があったかと思います。三月一日現在で三百二人の方が待機されていることもあって、この中にも低所得者の方がいらっしゃると思うのですが、住宅セーフティーネット法が整備されて実際適用された方がいらっしゃるのかお尋ねいたします。


岩崎正澄建設課参事 お答えいたします。
 セーフティーネット法が昨年の七月に制定され、昨日市長が申しましたとおり、当市でもそれに対応すべく準備を進めている段階でございます。当然、今、待機者の中にはセーフティーネット法に該当する方、高齢者、妊婦の方とか、子育て世帯といった方もいらっしゃいます。中には、待っていらっしゃる方が多数いますので、待機者の少なくなった住宅、可能な箇所というのはそういう意味で、今回三月に実施しますのは吉野方木造公営住宅において、二世帯ほど対応していきたいと思っております。待ち順の方がいらっしゃいますので、セーフティーネット法による公募を一斉に実施すると非常に困難を招くと思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。


五番(前田幸雄議員) わかりました。
 次に、入居者において連帯保証人を二人立てて入っていただくわけですが、昨年、数年前に亡くなっている連帯保証人の入居者に対し、かわりの連帯保証人を立てるよう一斉に通知案内が来たとのことです。その中で一生懸命かわりの保証人を探しているが、なかなか見つからない状況の方がいらっしゃいますが、このことについて当局としてはどのように考えていらっしゃるのか。


岩崎正澄建設課参事 連帯保証人の変更対応についての御質問だと思います。
 いつも議会で出ますが、家賃の滞納といった状況も年々ふえてくる状況にございます。その対応策の一つとしまして連帯保証人、これは非常に重要な役目もしております。連帯保証人につきましては、条例におきまして、入居の際、二名を立てていただく。また、連帯保証人が死亡、またはその他適当でないという理由が生じた場合は新たな保証人を立てていただくことになっております。これは日南市営住宅管理規則で定めてございます。
 また、連帯保証人は入居者と連帯して債務を負うこととなっておりますが、近年ではひとり暮らしの高齢の方の入居者も多くなっており、病気や孤独死等で万一の場合における緊急の連絡先や身元引き受け的要素も多分にあると感じております。そこで当市におきましては、昨年三月時点での市営住宅入居者全体の連帯保証人状況調査を行いました。それに伴いまして八月及び十二月に該当される入居者の皆様に連帯保証人の新たな選任をお願いする通知をしたところでございます。
 議員御指摘のとおり、高齢等の事情により新たな連帯保証人の選任に苦慮されておられる方があることも聞き及んでおります。お困りの際は、電話、それから来庁等による個別相談に応じ、事情をお聞きして対応しているところでございます。また、報告のない方につきましては、こちらから電話等を差し上げ、事情をお聞きした上で対応いたしているところでございますので御理解を賜りたいと思います。


五番(前田幸雄議員) 八月と十二月に通告をされたということですが、その中でまだ見つかっていらっしゃらない方は何人ほどいらっしゃるんでしょうか。


岩崎正澄建設課参事 お答えします。
 まだ御報告のない方が五十名程度ございます。


五番(前田幸雄議員) この五十名の方、察しますに本当に苦慮されて保証人を探されていらっしゃると思います。今後、保証人制度について見直し、提案されるのではないかと思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。


岩崎正澄建設課参事 保証人につきましては条例等で規則が決まっておりますので、先ほど申し上げました緊急時や引き受けの点、また債務の履行といった点を考えますと、変更は難しいのではないかと考えております。


五番(前田幸雄議員) 私の聞き方がおかしかったかと思うんですが、保証人がなかなか見つからないことで、保証人のあり方、仮に今二人だけれども一人にするとかそういう意味合いで変更できないか。もしその見通し、計画があればお尋ねしたいと思います。


岩崎正澄建設課参事 保証人につきましては、まず、現時点で保証人がなかなか見つからない方、これは原則として市内に在住する方ですが、調査の上、身内であれば市外居住者でも認めることにしております。全くないということはないと思うんですが、一人しかいないという方もおられます。そういった場合は、入居されている方ですから、今さら退去していただくこともできませんので、その場合は、一人の方で債務等の履行ができるか調査を行った上で認めるかどうか対応をいたしているところでございます。


五番(前田幸雄議員) 今後、心配される方に対しては行政として、安心できる指導、言葉づけをしていただきたいと思います。
 平山の市営住宅ですが、この中で空いている部屋が見受けられます。これは待機される方の部屋として取り扱っているのか。何で空いているのかお尋ねしたいと思います。


岩崎正澄建設課参事 取り壊し予定のない住宅、また楠原住宅等のように政策的に空けていない住宅については、現在空いている住宅は待機者の方がいらっしゃいます。退去時の修繕または改修ということで空いてすぐに入居とはいかない事情もありますので、なるべくその期間を少なくして入っていただくように思っております。


五番(前田幸雄議員) 今の平山住宅の空き部屋に関しては、改修されて入居していただく状況になっているわけですか。


山元敏郎議長 暫時休憩します。
                   =休憩 午前十一時四十分=
                   =開議 午前十一時四十分=


山元敏郎議長 再開します。


岩崎正澄建設課参事 失礼しました。
 平山第一アパート、平山第二アパートのことをお聞きかと思いますが、ここは用途廃止予定のところでございます。


五番(前田幸雄議員) 用途廃止ということは、市営住宅としては、今後、そこは要らないということになるんですか。


岩崎正澄建設課参事 現在入居されている方が退去が終わった段階で処分する予定の箇所でございます。


五番(前田幸雄議員) わかりました。
 次に、市営住宅と市有住宅があると聞いているんですが、この違いをお聞かせください。


岩崎正澄建設課参事 市営住宅と市有住宅の違いについての御質問です。
 市営住宅は、公営住宅法または住宅地区改良法の規定により、国の補助を受け、市が整備した住宅及び市が単独で整備した住宅のことでございます。
 一般市営住宅としまして、高層・中層耐火、簡易耐火二階建、簡易耐火平屋建、木造としまして千七十七戸がございます。また、瀬西地区改良住宅として九十戸がございます。これが市営住宅と言われるものでございます。
 また市有住宅は、教職員住宅で住宅を借家することの困難な地に勤務する職員等の居住の用に供する目的をもって設置した住宅でございまして、現在は五戸がございます。このほかに山村定住住宅三十五戸がございます。


五番(前田幸雄議員) 市有住宅は教職員の方のための住宅ということですので、民間の方の入居は考えられないということですか。


岩崎正澄建設課参事 市有住宅は、先ほど申しましたように教職員の用途に供するためでございますので、一般の方は入居できませんし、管理は教育委員会の管轄になっております。


五番(前田幸雄議員) 最後になりますが、交通安全について要望だけして終わりたいと思います。
 先ほどの答弁では、危険と見受けられなかったとありましたが、実際交通事故が起きています。事故の詳細を述べたいと思いますが、夕暮れ時に、前鶴橋方面から本町通りを横切る際、稲荷下橋方面からの車が、夕方でヘッドライトをつけてなく、この植樹のために視界が十分でなく事故につながったという事実があります。実際事故があったということは、危険があったということになると思いますので、植樹に関しては今後定期的に剪定をしていただきたいと思います。いつごろから可能か、よろしくお願いします。


野邊泰弘建設課長 お答えいたします。
 本町通りの樹木の剪定についてのお尋ねでございますけれども、日南土木事務所に現在の管理についてお伺いしましたところ、現在はお盆のころとお正月のころの年二回ほど剪定をされているとのことでございました。
 先ほど議員お話しのように、事故等が発生すると困りますので、今後も剪定の回数について、現在二回ですが、それを多めにしていただくような取り組みができないか、土木事務所と協議をしていきたいと思います。


五番(前田幸雄議員) ぜひ今の二回以上にしていただくように重ねて要望して質問を終わります。


山元敏郎議長 以上で前田幸雄議員の質問を終結し、午後一時まで休憩をいたします。
                  =休憩 午前十一時四十六分=
                  =開議 午後 零時五十八分=


山元敏郎議長 再開します。
 午前中に引き続き、一般質問を続行します。
○柏田登美子議員個人質問


山元敏郎議長 十番、柏田登美子議員の登壇を許します。


十番(柏田登美子議員)(登壇) 公明党の柏田登美子でございます。三点について質問いたしますので、御回答よろしくお願いいたします。
 まずは、第二十回岩切章太郎賞に本市が選ばれ、まことにおめでとうございます。観光振興に功績のあった全国の団体、個人に贈られ、県内では初めて、そして今回で選考を終えるとのこと。まさに歴史と文化のまちづくりに行政と市民が一体となって取り組まれた結果の賞ではなかったかと思います。四月二十四日の表彰式が滞りなく行われますようお祈りし、質問に入らせていただきます。
 昨年三月末現在、千八百二十七市区町村で災害時要援護者の情報を把握しているかとの消防庁の調査では、七四%、千三百五十七団体の自治体がしていないとの結果が出ました。
 昨年三月の能登半島地震で震度六強を観測した石川県輪島市は、死者一人、重傷者四十六人、全半壊した建物は千五百九十九に上る大きな被害に遭っています。その中で、六十五歳以上が約半数の特に高齢化の進んだ門前町地区では、死者、行方不明者ともにゼロで、地震発生から数時間後にはすべての高齢者の安否確認がとれていました。それは同地区が日ごろから行政と民生委員が協力し、要援護者の情報を把握していたためで、寝たきりは桃色、ひとり暮らしは黄色と色分けし書き込んだ独自のマップが役立ったようです。
 このように、いつ起こるかわからない自然災害や、最近特に火災発生で要援護者の被害も出てきており、避難訓練などを含めた防災体制が改めて見直されている状況でありますが、本市では要援護者の把握及び取り組みはどのようになされているかお尋ねします。
 また、各地区の自主防災組織の訓練状況、平成十八年度、平成十九年度の火災発生件数、発生原因をお教えください。
 次に、一九四九年、奈良の法隆寺金堂の火災で国宝の壁画が焼けたのを機に制定された一月二十六日の文化財防火デー。
 本市では、豫章館を初め由緒建築物の消火訓練を毎年行っていますが、昨年、全国の自治体では全体の五割以上が火災消火訓練を実施せず、また、県内では二六・七%と低い実施率でありました。
 火災原因はさまざまですが、最大の脅威は地震による火災です。地震に耐え得るためには建物の耐震化が必要になりますが、由緒建築物及び伝統的建造物群保存地区内の個人所有の残さなければならない建築物の耐震化はどうなっていますかお尋ねします。
 次に、平成七年に発生した阪神・淡路大震災。犠牲者が六千四百人を超える大災害となり、そのとき災害の規模が大きいときは消防や警察、役所など公的機関も被災するため、初動の救出、救助、消火活動などが制限され限界があるとの教訓で、民間の防災リーダーの養成目的に、平成十四年七月にNPO法人日本防災士機構が内閣府の認証によって設立されました。防災の専門知識を備え、災害時に地域、職場などの要請により避難や救助、救命、避難所の運営などに当たり、地域自治体など公的な組織やボランティアの人たちと協働して活動する防災士は、二〇〇八年、本年一月末現在で二万一千八百九十一人がその資格を取得しています。
 いつ発生するかわからない地震、水害、火山噴火、土砂災害などの災害時にリーダー的役割を果たせる防災士。消防団員が減少している本市において、防災士育成に取り組むお考えはございませんかお尋ねします。
 次に、環境及び温暖化対策についてお伺いします。
 二〇〇五年四月、温室効果ガス排出マイナス六%を実現するために発足した地球温暖化防止のための大規模国民運動。昨年夏六月一日から九月三十日のクールビズの効果は推計約百四十万トンCO2の削減、これは約三百万世帯の一カ月分のCO2の排出量で、参加した企業、団体の数約一万七千二百七万人が実践した結果でした。
 さて、本市では昨年十一月から全職員の職場と家庭で二酸化炭素の排出を四十五トン抑えようという温暖化防止作戦を本年一月までの三カ月間取り組まれました。特に家庭との同時進行は県内では大変珍しく、注目されていました。庁舎内ではさまざまな取り組みがなされましたが、皆さんが利用している自動販売機の夜間消灯は考えられなかったのか。この自動販売機の夜間照明を消すことで電力量、CO2削減効果も出てくると思いますが、実施のお考えはございませんか。
 また、市内にはどのくらい自動販売機が設置してあるのか。その自動販売機の夜間照明の消灯はできないかお尋ねします。
 次に、山口県宇部市では、今月から一年間、市民に自転車利用を促しCO2排出量の削減を目指すエコサイクル事業を行い、楽しく健康的に取り組めることを目的に公募したモニター三十人は市が提供するサイクルコンピューターを自転車に取りつけ、月一回程度走行距離を事務局に報告することになっています。また、実施前と終了後にモニターの健康診断や体力測定を行い、健康面の効果も確認するというものです。
 さきの本市職員によるエコ大作戦のチェックシートの項目の一つに「自転車や徒歩で移動する」がありますが、一日当たり四百五十八グラムのCO2削減量で四十一項目中二番目の多さでもあります。このエコ大作戦の効果は、十一月、十二月の二カ月間で四十九・六トン、目標の四十五トンを一カ月も早く達成し、今後は小学校、中学校、家庭、団体に向けホームページなどで啓発し取り組むと昨日の市長答弁でございました。
 さて、来年度より特定健診が導入され、メタボ対策にはもってこいのエコサイクル事業。市民向けへの第一歩であり、体と環境のエコ対策と考えますが、取り組むお考えはございませんかお尋ねします。
 次に、昨年全国の成人者三千人を対象にした森林と生活に関する世論調査の結果、二酸化炭素の吸収が地球温暖化防止に貢献が五四・二%でトップ。以下、災害防止四八・五%。水資源を蓄える四三・八%と続き、二〇〇三年と一九九九年の調査時トップだった山崩れや洪水など災害防止は二番目に順位が下がり、CO2など温室効果ガスを吸収する森林の働きへの関心が高まっています。
 さて、天福球場や全天候型陸上競技場の完成で駐車場などの整備も着々と進み、今後スポーツ人口の増加を初め交流人口の大きな流れを期待する一方、酒谷川流域から各堤防沿いに植樹が少なく、もてなしの心はいずこと思わざるを得ません。
 三月下旬から四月中旬ごろまで、北郷町、南郷町入り口には県道沿いに咲く桜並木が歓迎してくれます。自然と歴史を生かしたまちづくりがこれで終わることなく、景観形成、環境整備促進のため植樹をするお考えはございませんか。
 最後に、がん対策についてお尋ねします。
 都道府県ごとのがん対策強化に向けた推進計画づくりが今年度中にでき上がる予定で、がんに負けることのない社会を目指し、自治体の今後の取り組みに期待がかかります。
 さて、一月二十九日、がんと語ろう、県民フォーラムの模様が新聞紙上に掲載されていました。そのときの講師、国立がんセンターの垣添忠生名誉総長は「がんによる死亡者のほとんどが検診おくれ。国内の検診受診率は、二〇〇〇年時点で平均一七%。これを五〇%くらいまで引き上げる必要がある」と早期発見の重要性を強調。患者、家族、がん医療従事者、そして行政が総合的に力を合わせることが求められていると締めくくっておられました。
 さきの十二月議会質問で検診率を伺ったところ、大腸がん以外県の平均より上回っているとのことでしたが、国の目標値にははるかに遠く感じます。その後、がん検診向上のための対策はどう進まれていますかお尋ねします。
 最後に、日本ではことしから女性が生涯を通じて健康で充実した日々を過ごすことを支援するため、三月一日から三月八日の国際女性の日までを女性の健康週間とし、社会全体が一体となってさまざまな活動を展開することになりました。公明党女性委員会では、女性の一生を総合的に支援する女性の一生サポートトータルプランの策定を進め、女性の健康や医療について調査、研究を専門的に担う女性健康研究総合センターの設立を提案中であります。
 さて、リンパ浮腫は、乳がん、子宮がんなどの手術で転移を防ぐためにリンパ節を切除したことで体内の老廃物を運ぶリンパ液の流れが滞り、皮下組織にたまって手足がはれる症状で、重症化すると服や靴が入らなくなるほどで、また炎症を起こしやすくなります。そのケアには欠かせない医療用サポーターがこの四月から保険適用されることになりました。乳がん、子宮がんがふえる中、リンパ浮腫に悩む患者さんにとって大変な朗報でありますが、リンパ浮腫患者さんの把握及び保険適用の周知はなされていますかお尋ねし、壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 柏田議員にお答えいたします。
 初めに、各地区における防災対策の取り組みや独居世帯の把握についての御質問です。
 防災対策につきましては、各地区の自主防災組織や消防団を中心に、消火訓練や避難訓練の実施など、多くの住民が参加し、さまざまな取り組みが行われております。
 市といたしましても、自助、共助の観点から自主防災組織の強化を図るため、区長会等を通じ、自主防災組織の組織化や防災資機材の配備、訓練のノウハウメニューの提供を行っております。
 また、独居世帯の把握につきましては、消防を主体とした災害時要援護者情報登録制度により九十七名、愛の訪問連絡員により六百五十六名の方を把握しております。
 次に、各区における自主防災組織の訓練状況についての御質問です。
 自主防災組織の訓練につきましては、例年十区程度で実施しております。平成十九年度におきましては、飫肥の原ノ迫区、油津の木山区など九区で訓練を実施しております。また、東郷の殿所区、油津の下東区、吾田の隈谷団地区におきましては、自主防災組織と消防署、消防団とが連携した総合的な防災訓練として、避難、救助、炊き出しなどの訓練を実施しております。
 次に、飫肥城周辺の伝統的建造物群の防火・防災対策についての御質問です。
 まず、耐震対策につきましては、旧山本猪平家や小村寿太郎生家など、阪神・淡路大震災以降に改修整備された家屋につきましては実施していますが、それ以前のものにつきましては実施しておらず、今後の課題であります。
 なお、民間所有の物件につきましては、補助事業により壁面自体を改修する場合に必要に応じて補強されておりますが、本格的な耐震工事は実施されていないところです。
 次に、防火対策でありますが、飫肥の場合、京都の町家のように道路に面して木造家屋が連なる町並みでないことから延焼の危険は低いと思われます。
 しかしながら、毎年、一月の文化財防火デー前後に消防本部による査察も行い、各家から火を出さないように十分注意されているところです。
 次に、防災士の育成についての御質問です。
 防災士は、防災に関する専門的な知識・技能を有し、災害発生時の地域防災リーダーとして活躍が期待されております。
 現在、本市におきましては、十一名の方が防災士の資格を取得しており、さらに、一名の方が取得予定となっております。防災士の育成につきましては、県が行う自主防災組織リーダー研修会について、広報誌や区長会等を通じ広く参加を呼びかけ、資格取得のための知識普及や地域防災リーダーの育成に取り組んでいるところであります。
 市としましては、防災士の資格希望者の把握などを行うとともに、県における取り組みを有効に活用しながら防災士の育成に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、清涼飲料水の自動販売機についての御質問です。
 まず、市内に設置されている清涼飲料水販売機の設置数は約千三百台です。
 次に、自動販売機の夜間消灯ですが、消費電力量の減少によるCO2削減効果はあると考えます。屋外に設置してある自動販売機については、付近の照明の役目を果たしているのもあると思われますので、設置者と協議したいと思います。
 また、公共施設内に設置してある自動販売機については、利用状況により可能なものは、随時、実施していきたいと考えております。
 次に、エコサイクル事業についての御質問です。
 本市では、本年度のエコ大作戦の取り組みを踏まえ、ワークショップ等の学習会の開催、チェックシートによる家庭生活全般にわたったCO2削減を考えております。
 なお、自動車利用に伴うCO2排出量は極めて大きいので、家庭生活全般の啓発と並行して、先進事例を参考に自転車利用を促進し、CO2排出量の削減を目指す手法も検討していきたいと考えております。
 次に、堤防の植栽についての御質問です。
 植樹については、環境保全上も大切なことだと思います。河岸等の河川区域内の植樹については、河岸等の植栽基準に基づき、河川管理者の許可が必要となります。河川区域内で植栽を行った最近の事例としましては、妻手川の河川敷にあじさいの植栽をボランティア団体が行ったケースがあります。これはボランティア美化活動を行う団体と県が川や海の応援団制度による協定を締結して行われたものです。
 今後も、堤防の植栽については、環境保全のためにも関係機関、関係団体等に働きかけていきたいと考えております。
 次に、がん検診受診率向上についての御質問です。
 川口和也議員にもお答えいたしましたように、受診率を高めるためには、未受診者に対する個別の受診勧奨や要精密検者に対する家庭訪問等を実施するなど、あらゆる機会をとらえた受診勧奨に努めてまいりたいと考えております。
 次に、リンパ浮腫患者についての御質問です。
 リンパ浮腫につきましては、治療用装具の購入費用が平成二十年度診療報酬改定案に盛り込まれたことを報道等で承知しておりますが、現時点では詳細につきましては不明であります。今後、関係機関等との連携を図り、適切かつ適正な対応を図ってまいりたいと考えております。(降壇)


福山敏夫消防長 柏田議員にお答えいたします。
 火災発生件数、原因についての御質問です。統計上、暦年でありますので、御了承いただきたいと思います。
 まず、平成十八年でありますが、火災件数は三十七件であります。火災原因につきましては、草焼きからの延焼九件、てんぷらなべの放置五件、たばこの不始末が五件、たこ足配線等の不備による出火四件、交通事故によるオイルへの引火二件、溶断の余熱からの延焼二件、摩擦熱による発熱発火、ストーブ使用不良、ふろかまどの過熱、排気管からの出火、仏壇ロウソクからの延焼、石油バーナーによる延焼、焼身自殺が各一件で、調査中が三件であります。
 次に、平成十九年でありますが、火災件数は三十三件であります。発生原因につきましては、てんぷらなべの放置八件、草焼きからの延焼七件、放火三件、車両機関部からの出火二件、延長コードのショート、たばこの投げ捨て、石油ストーブへの誤給油、ふろの煙突からの飛び火、火遊び、バイク転倒時の引火、炭火の消し忘れ、花火からの延焼、焼身自殺が各一件で、調査中が四件であります。


十番(柏田登美子議員) 自主防災組織の訓練状況もしているところ、していないところとありますが、私も何軒か回らせていただいて、特に市営住宅にあります消火器なんですけれども、使いこなせない場合が多いのではないかと懸念しているんです。というのは消火器の場所はもちろん出入り口や階段のそばにあったり、津の峯みたいなところの一棟一棟にありますけれども、消火器の大きさというか重さは決まっているんでしょうか。


福山敏夫消防長 大きさについてはいろいろありますけれども、その機能によって大きさは違います。ABCとか粉末とかいろいろあるんですけれども、その機能とか容量等によって大きさ等は違ってまいります。


十番(柏田登美子議員) 私が回った津の峯団地の場合は五・一六キロ、そしてほかの大堂津とか松原とか見ましたら六・四キロありました。機能によって違うというのがちょっと意味がわからないんですけれども。中身が違うんでしょうが。どこもですけれども、そこに住んでいらっしゃる方は、高齢者が大変多くなっております。そうするとそれを使いこなすまでがどうかなというので、五キロの消火器を運ぶ。その段階もまだ難しい。それを使いこなすのもまた難しいでしょう。
 だから、自主防災組織に任せるのではなく、消火訓練、特に団地の場合はあけるところからまず始まって取り出してそれを使う。その準備が必要ではないかと私は思うんです。あけ方がまずわからない。津の峯の場合はこうしてプッシュすればあきますが、いざというときに使いこなせない。
 そしてほかのところに聞きますと今度はかぎ。すぐに外れる形なんですが。そういうことはこの訓練の中では全然ないということで、いざとなったときが心配です。皆さん団体で消火訓練されるときは、ただそこに集まってじゃっとする訓練だと思うんです。
 ですから、団地等に住まっていらっしゃる方たちの訓練というのは、まずあけるところから始めるのが本当ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。


郡司 均総務課長 ただいま御指摘の団地等におきます消火器を用いた消火訓練という御質問でございますが、確かに御指摘のとおりだと思います。これから高齢化が進みますとそういう取り扱い等について事前に十分訓練をし、対応すべき事柄ではないかと思っていますので、また関係課とも協議した上で自主防災組織に任せるだけではなく行政としても積極的にかかわりを持っていきたいと考えております。


十番(柏田登美子議員) それと、消火器のことばかり言いますけれども、その重さに高齢者が耐え得るかどうか。ですから、そこのところも考えていただきたい。各家庭にももちろん設置を義務づかせる。そしてその出入り口にある消火器もどのくらいが団地に住む人たちに使いやすいか、それも考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 この消火器の使用期限でしょうか、これは何年なんでしょうか。


福山敏夫消防長 消火器の耐用年数といいますか、中身の期限は三年であります。


十番(柏田登美子議員) 三年ですか。そうしたら松原のは平成十七年ですから、ちょうどことしが交換時期ということですか。


福山敏夫消防長 平成十七年だったらことしが中身の入れかえの時期であります。


十番(柏田登美子議員) あれはその中身をかえるんですね。


福山敏夫消防長 点検が三年です。今、中の入れかえの時期については調べておりますので、ちょっとお待ちください。


十番(柏田登美子議員) これは自主防災組織に任せるのではなく、しっかりとそういうところからきちっと皆さんが安心して生活できるような形をいつもつくっていただきたいと思っております。
 次は、伝統的建造物群保存地区の耐震化に移ります。耐震化がまだ進んでいないみたいですが、きのうも地震がございました。きょうは火災もありました。本当にいつ起こるかわからないのがこういう自然災害、また火災でございますが、韓国で一カ月前に国宝第一号の南大門が火災になりました。
 あそこは観光客が必ず行く場所ということで警備体制はどうだったかということが新聞に載っておりました。そのときの状況といいましたら、消火器が八本、スプリンクラーなし、夜は警備が無人であったということで、放火でした。復元するのに二十二億七千万円かかると書いてありましたけれども、果たしてこの飫肥の伝統的建造物群保存地区、この警備体制は盤石なのか。いかがでしょうか。


田村利和生涯学習課長 お答えいたします。
 二つほどあるかと思うんですが、まず由緒施設の関係と民間の方がお住まいの伝統的建造物群保存地区内ととらえた場合を御説明申し上げます。由緒施設につきましては、それぞれ消火関係も含めて消火設備、それとまた文化財防火デーを通じながら消火の訓練等を行っております。由緒施設以外の民間につきましては、特別に防火訓練というのは日常的な防火体制、例えば個人個人が自宅に消火剤等を置きながらとか、そういうものでまち並みを保存していくというふうに努めているところでございます。


福山敏夫消防長 先ほどの消火器の使用期限ですけれども、三年で点検、五年で薬剤の入れかえということになっております。


十番(柏田登美子議員) 由緒施設の警備体制はどうでしょうか。


田村利和生涯学習課長 警備体制といいましょうか、日常的には職員がおるんですが、あとは防犯、業者に委託して、そういうシステム等を使って火災が起きたときは連絡が行くシステムにはなっております。


十番(柏田登美子議員) システムですか。


田村利和生涯学習課長 失礼いたしました。警備保障会社と契約いたしまして、例えば不審火が出たときの防火体制については契約でなっているところでございます。


十番(柏田登美子議員) 先ほど飫肥城付近の防火体制というのは延焼は低いという市長の御答弁でしたけれども、地震が起きた場合にどうなるのか。火災が発生してとかシミュレーションをつくるところがございます。これは国土交通省と財団法人都市防災研究所が開発したシステムなんですけれども、まずいろいろな地域内の建物の構造とか道路幅などのデータをコンピューターに入れて、そして震度幾つのときはどういう状態になるか、それが画像に出るということなんです。
 地域の皆さんにそれを見ていただいて、その火が出た時点で自分の家までどれくらいの時間で延焼するか、それが映像で見られるシステムらしいんです。それを各自治体で取り入れているところもあるそうです。それはリアルに自分の家も画像に出ます。ですから、発火点からどのくらいの時間で自分の家が延焼するのかというのが一目瞭然なんです。
 そういうのを見た場合に耐震化の問題をきちっと考えていく、そういう心構えもできるということを聞いております。ですから、ここは大体大丈夫なんですよというのは除いていったほうがいいのではないかと思うんです。家がかたまっている地域の耐震化、昭和五十六年以前に建てられた家がどのくらいあるのかという把握も必要ではないかと思うわけですけれども、いかがでしょうか。


郡司 均総務課長 ただいま御指摘いただきました文化財等だけではなくて、住民、市民の生命を守る上からもそういう災害シミュレーションを事前につくっておくべきではないかということで、先ほど財団法人都市防災研究所のお話もございましたが、確かに今後そういった部分では十分検討していく必要があるのではないかと考えております。


十番(柏田登美子議員) 地区の区長さんたちにまず自分の地区は地震があったときはこういう状況になるんですというのを見せていただいたときに、その自主防災組織も活発になるのではないかと思うわけです。ぜひ研究していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 防災士の件ですが、十一名いらっしゃるということです。あと一名が予定をしている。この防災士は講習費用として受講料、登録料、六万一千円ぐらいかかるということなんです。それを県が補助しているということなんですけれども、これはそういうところまで広報はしていらっしゃるんでしょうか。


郡司 均総務課長 この件につきましては、平成十五年度から資格取得が始まった新しい制度でございまして、平成十八年度から県が制度として自主防災組織活動強化事業というので取り組んでいるように聞いております。日南市からもこの事業の支援を受けて参加されている方もいらっしゃいます。もちろん自主防災組織のリーダー的な方も参加されております。


十番(柏田登美子議員) どういう方が受けられるのか。私、調べましたら、地理に詳しい郵便局の方とか、そして被災のときに拠点となるコンビニエンスストアとかガソリンスタンドの店員さんたちも受講しているということもお聞きしております。自主防災組織の各地区の長の方たちにもこれはぜひ勧めていただきたいと思っております。お仕事をしていれば休まなくてはならないかもしれませんけれども、補助もあるし、ぜひ受講を勧めていただきたいと思っております。現在十一名、あと一名が受けられる予定ということですが、どういう方でしょうか。


郡司 均総務課長 ただいま御答弁しましたとおり、既に十一名の方がいらっしゃいまして、うち消防士の方が二名いらっしゃるようです。今回三月中に取得される方が一名いらっしゃいます。これも平成十九年度の県の事業によって受けられる方ということで、職業については確認していませんが、必要であれば後で御報告いたします。


十番(柏田登美子議員) この防災士の知識があるのとないとではリーダー的な誘導もできないのではないかと思います。ですから、きのうみたいに議会最中に震度二の地震があった。宮崎市とか都城市は三だったそうですけれども、いつ起こるかわからない地震でもございます。職場でもということもあります。消防長もいらっしゃいますけれども、ここの何十人かの中の何人かがそういう資格を持っていれば皆さんをリードもされるのではないかと思いますので、ぜひそのところをよろしくお願いいたします。
 がん対策についてお尋ねします。なかなか受診率アップが厳しいみたいなんですけれども、国民健康保険を使用している人たちが人間ドックを地域、職場で受けられる方たちの把握できていないからということもあるんでしょうか。そうでもないですか。


竹井 豊健康長寿課長 子宮がん検診について申し上げますと、宮崎大学の学生がなぜ受診率が上がらないのかといろいろな調査をいたしております。そうすると、女性のそういう検診でございますので、羞恥心の問題だとか、あるいは検診料金の問題とか、そんなことも受診率が上がらない一つの要因になっているのではないかという分析もございます。
 ちなみに本市の子宮がん検診の受診率を申し上げますと、平成十八年度が一三%でございます。さらにそれを年齢別に分析いたしますと二十歳代が一・三六%、三十歳代が三・三六%、四十歳代が七・七七%、五十歳代が二二・四三%、六十歳代が三五・一八%、七十歳代が二七・七三%という実態になっております。
 それで、いろいろな調査をしてみますと、受診率の向上対策の一環として啓発活動は当然ですけれども、それとは別に例えば個別検診を集団検診に変えたらどうかとか、あるいは検診時間を昼間から夜間に変えたらどうかという検討も行われているように伺っております。したがいまして、本市におきましては、そういう先進事例を調査研究しながら受診率向上に結びつけたいと考えております。
 一方では、議員も御指摘になりましたように、宮崎県のがん対策推進計画、それから医療計画におきましても高い受診率目標数値が掲げてございますので、こういう関係計画との整合性を保ちながら対応してまいりたいと考えております。


十番(柏田登美子議員) 二十歳代が一・三六%ですか。本当に低受診率だと思います。この子宮がん検診が二十歳からになったのは二年前ですか。乳がんの場合は四十歳、子宮がんは二十歳。ここの低年齢というのも深い意味があると思うんです。今後の教育面においてもいろいろ問われていると思いますが、課長のほうから何かございましたらお願いします。


竹井 豊健康長寿課長 最前申し上げましたとおり、このがんにつきましては、国のほうも四疾病と位置づけて重要視しております。それに伴いまして宮崎県の医療計画、あるいはがん対策計画、そういったものも本年度中に策定することになっておりますので、いわば上位計画との整合性を保ちながらこれからも受診率向上に向けて取り組まなければならないと実感いたしております。


十番(柏田登美子議員) 環境及び温暖化対策の中で自動販売機が市内に千三百台設置してあると。これのCO2排出量削減量は計算していらっしゃいませんでしょうか。


横山嘉男環境対策課長 CO2の自動販売機の消灯による削減でございますが、中の蛍光灯を十ワットとして、夜の時間を十時間とした場合に、一カ月間の千三百台の排出量は約千四百七十キログラムに相当します。


十番(柏田登美子議員) 千四百七十キログラム。佐賀県の武雄市は五千台と多いんですけれども、計算すると民家の標準家庭百五十戸に相当するらしいんです。この千四百七十キログラムでもすごいと思うんです。ですから、これは地権者にもよりますでしょうし、メーカーにもよりますでしょうけれども、ぜひ夜間だけでも、街灯は街灯でつけていただいて、CO2削減のためにも努力していただきたいと思います。何かございましたらお願いします。


横山嘉男環境対策課長 先ほど市長が答弁いたしましたが、屋外に設置してある自動販売機につきましては、自動販売機がありますよという表示と、それから付近の明るさというのにも役に立っている部分もあるかと思います。ですので、設置者の方々、それからそれを消した場合に対応できるのかも含めて調査、検討をしてまいりたいと思います。


山元敏郎議長 以上で柏田登美子議員の質問を終結します。
○井上 進議員個人質問


山元敏郎議長 次は、二十一番、井上進議員の登壇を許します。


二十一番(井上 進議員)(登壇) 自民党市民クラブ、議席番号二十一番の井上進であります。
 昨日、北郷町議会が合併議案であります廃置分合議案を全員賛成で可決されたことを心からお祝い申し上げる次第であります。合併調印式典において倉岡北郷町長のあいさつの中に、北郷村から数え百二十年の幕引きをする気持ちを吐露されましたが、歴史の流れとはいえ、将来の発展のために決断されました北郷町長を初め北郷町議会議員各位にこの壇上から敬意を表するものであります。谷口市長に、まず今回の合併成功の階段が一歩上がれたことに対し、その御苦労に改めて感謝を申し上げる次第であります。ありがとうございます。
 さて、市長、あなたの任期もあと百三十日となりました。その席に再び座っていただくことを願いながらの今回の質問であります。
 まず第一点目は、市長の政治姿勢についてであります。
 二期目に向かって現在も鋭意努力をされておられますが、谷口市長が二期目に向けて何をされようとされるのか、その説明を求めるものであります。
 昨日来の答弁で、今回の予算御提案理由の中に、平成十六年七月に第十五代日南市長に就任されてから四年間、市民みずからが主体となって考え行動しやすい環境をつくり、市民と行政が連帯を深めながら開かれた市政を進めることを基本理念とされ、市政運営に邁進されたことの説明をお聞きいたしております。
 そして「あなたが創る夢のある日南市」を目指され、市民みずからの市政運営のまちつくりの推進、生産重視型のまちづくり、若者に魅力のあるまちづくり、市民福祉優先のまちづくり、国や県との緊密連携の以上五項目の公約を掲げられての施策として、今年度の予算に、第一に活力のある元気なまちづくり、二十三件の約四億二千五百万円。第二に地域特性を生かした生きがいの持てるまちづくりに六十一件、約六億三千六百万円。第三に安全で快適なまちづくりに四十四件、約二十四億一千七百万円。第四は健康で安心できるまちづくりに五十五件の約四十六億五千四百万円。第五に郷土を愛する心豊かな人づくりに三十八件の約三億一千二百万円。第六に参加と連携による計画推進に十九件の約三億三千二百万円と提案をされております。平成二十年度当初予算の概要によれば、新規事業は総計二十件であります。
 総計の八十七億七千六百万円が今回提案されておりますが、しかしながら、今年度は市長選挙の年であります。歴代の市長は予算編成に当たって骨格予算を組んでこられたところであります。どの方法がよいのかわかりませんが、少なくとも行政の停滞は許されませんので、私はこの通年予算編成には評価をするものであります。
 そこで、今定例会に平成二十年度の予算は通年の予算が提案され、この予算は谷口市長の意向が十二分に反映された、そしてあなたのマニフェストと認識してよろしいのかお伺いを申し上げる次第であります。
 第二点目は、水産業振興対策についてであります。
 国の平成十九年度農林水産関係補正予算の概要を見てみますと、農林水産関係予算一千八百二十二億円のうち、その他の一般予算の中に水産業燃油高騰緊急対策として百二億円が組まれています。これは、燃油価格の高騰に対応するため、省エネ設備への転換やグループ操業の支援、地域、グループ一斉の省エネ型新操業形態への転換支援、輪番制休業体制のもとで休業者が行う生産力向上の支援等を行うための基金の造成と説明をされています。
 このような国の予算措置を受けまして、県及び我が日南市は日南漁業者に対し、どのような支援が行われ、指導されたのか。また、今後どのような施策の展開を考えておられるのかお伺いを申し上げたいと存じます。
 次に、三点目は、コミュニティバス導入についてであります。
 今年度の予算編成の中に新規事業としてコミュニティバス運行事業が予算化されています。「利用者の減少により廃止代替バス運行路線となっている細田、酒谷地区の路線について、新しい交通システムとしてのコミュニティバスを運行する」と説明をされています。
 また、「バス路線の見直しを行い、地域住民が利用しやすい機能的な運行により、みずからの交通手段を持たない高齢者や児童等、地域住民の生活交通路線の確保を図る」として一千八百三万六千円予算が組み込まれ、事業内容としては、バス車両二台購入し、バス運行を委託するものとなっております。路線数は細田・隈谷方面六路線、酒谷・吉野方方面六路線となっていますが、これらの導入に至った経緯と今後の運行方法は、廃止代替バス運行路線の現状がまだまだ拡大傾向に対し、国、県の支援はどのようになっていくのかお伺いを申し上げたいと存じます。
 次に、第四点目は、釈迦尾ケ野地区急傾斜地崩壊対策についてであります。
 この地区はシラス地帯で急傾斜の地点が多く、常に崩壊の危険が伴い、住民の皆さんは生活の中に不安を駆られておられます。急傾斜地域の崩壊による災害は早急に防止しなければなりません。市民の生命及び財産が急傾斜の後背地に一定の戸数がなければ防止が図られないとなっていますけれども、予算的な問題もありますが、できるだけ早急な整備が望まれております。
 今年度は急傾斜地崩壊対策事業として釈迦尾ケ野第二区に調査費、補償費ほか九十メートルに対して五百万円が組まれていますが、日南高校を取り巻く周辺は全くのシラス地帯であり、崩壊の迫る危険地帯であります。今後、釈迦尾ケ野地区の急傾斜地崩壊対策事業の整備状況はどのように検討され、そして施策を打たれるのかお伺いを申し上げたいと存じます。
 最後になりますが、第五点目は、楠原地区旧ゴルフ場跡地に樹木葬・公園の設置についてであります。
 このことは市民の皆様からぜひとも市営で設置してほしいとの要望があり、提案するものであります。当市には、幸い、先般、楠原ゴルフ場跡地を取得しており、その土地があります。私は、取得されたときに、市民ゴルフ場にされたらいかがかと提案いたしましたが、現在はMRTの鉄塔が建っております。公共の施設でありますので反対するものではありませんが、残地はなかなか使用するのに難しい土地になってしまっております。
 また、指摘の場所は、花いっぱいの公園にしたいとの谷口市長の思いもあったやに記憶をいたしております。先日現場を視察してまいりましたが、地区住民の皆様のグランドゴルフ場としての使用と、そしてプラス樹木葬のできる場所として整備されればまことに最適の場所ではないかと思考した次第であります。
 少子化と高齢社会が進展していく現在、団塊世代の将来の思いと、後継者のいない御家族にとって、死後の墓地は好むと好まざるとにかかわらず心配ごとの一つであり、永久の安住の地を求められるのは必要なことであると思うのであります。
 ゴルフ場跡地の公園化と花と樹木の生い茂る場所としての樹木葬の受け入れられる整備を早急に望むものでありますが、いかがでしょうかお伺いを申し上げまして壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 井上議員にお答えいたします。
 初めに、平成二十年度予算についての御質問です。
 市長選挙がある年度の予算編成は、過去は通常予算でありましたが、平成八年度に暫定予算、平成十二年度と平成十六年度に骨格予算とした経緯があります。
 平成二十年度の予算につきまして、通常予算として編成し御提案しましたのは、公債費負担適正化計画に基づく公共事業等の抑制のために、投資的経費が過去三回の骨格予算などと比較しまして減少しているからであります。このような状況の中で、平成二十年度予算を骨格予算とした場合には、年度当初から発注する投資的経費がさらに減少するとともに、肉づけ予算までの六カ月の空白期間が生じるなど本市経済へ与える影響が大きいと判断し、通常予算としたものであります。
 なお、今回の予算は、マニフェストとしてではなく、第四次日南市総合計画後期基本計画に基づき編成したものであります。
 次に、水産業における燃油高騰対策についての御質問です。
 議員御案内の水産業燃油高騰緊急対策はことし二月上旬に公表されました。公表後、水産庁においては、本対策が緊急かつ効果的に実施されるよう、全漁連を中心に漁業団体や全国の漁業者に対し積極的な啓発を行っており、本市においても、今月十四日の福岡でのブロック説明会の後、今月中に県漁連から詳細な説明を受けることになっています。
 今後、事業の詳細が明らかになりますが、市といたしましては、日南市漁協と連携を図りながら、漁業者の実態に即した燃油高騰対策の導入について検討してまいりたいと考えております。
 なお、現在、日南市漁協においては、燃油使用量の削減を図る取り組みを行っています。船の速力を落とし、エンジンの出力を減少させ、燃料消費量を抑制すること。また、カツオ漁業においては、干葉県以北の燃油価格は西日本と比較して少し安いため、例年より早く千葉県勝浦沖で操業を始め、北日本を拠点に操業すること等、使用量の削減に努力しています。
 また、今は試験的な取り組みですが、カツオ一本釣りの百トン級の大型漁船を十九トンの小型船に転換することで効率的な経営を目指す取り組みも行われております。
 したがいまして、今回の緊急支援対策には現在の漁協の取り組みを強化するような事業もありますので、より効果的な対策が図られるものと考えております。
 次に、コミュニティバス導入についての御質問です。
 まず、導入の経緯についてでありますが、本市では、これまで十八系統を廃止路線代替バスとして、県補助金を活用しながら宮崎交通に運行を依頼しております。その中で運賃収入から運行経費を差し引いた欠損額を宮崎交通へ補助しておりますが、利用者の減少に伴い、その補助額は年々増加しております。
 さらに、市内のみを走る廃止路線代替バスにつきましては、平成十九年四月から県の補助率が二分の一から三分の一と引き下げになり、平成二十年十月からは廃止が決定されています。
 そのような中、市政一新計画でも廃止路線代替バスの見直しを掲げ、酒谷や細田地区のバス路線対策協議会及び各区の区長の皆様方の御協力もいただきながら見直しを行い、今回の運行計画を策定したところであります。
 次に、運行方法についてでありますが、道路運送法第七十八条の自家用有償旅客運送の適用により、運行主体は市となります。なお、運転業務につきましては、安心面や安全面を考慮し、一般旅客運送の資格を有する事業者に委託を行う予定としております。
 今回、バスを小型化することにより、酒谷方面では上新村や坂元、石原、そして吉野方地区なども新たな路線として加えることが可能となりました。同じく細田方面でも、毛吉田や隈谷地区、そして中部病院などを新たな路線として加え、地域住民の利用しやすい形態といたしております。
 次に、導入に際しての国や県の支援についてであります。これらの運行経費の支援につきましては、県より車輌購入の補助が二分の一以内、運行経費についても、二年間ではありますが二分の一以内の補助を受ける予定であります。
 次に、釈迦尾ケ野地区の急傾斜地対策についての御質問です。
 まず、現在、県において工事が進められている釈迦尾ケ野地区急傾斜地対策事業の進捗状況について日南土木事務所にお聞きしましたところ、平成十七年度から工事に着手し、平成十九年度末の事業進捗率は五一%とのことでした。
 次に、市施工の釈迦尾ケ野第二地区の整備計画につきましては、平成二十年度より調査設計に着手し、用地取得や工事に取り組み、その完成は平成二十二年度を見込んでおります。
 また、日南高校裏側の急傾斜地の対策につきましては、今後、日南土木事務所と現地調査を実施し、対応について検討してまいりたいと考えております。
 次に、楠原ゴルフ場跡地利用についての御質問です。
 樹木葬については、墓地、埋葬等に関する法律の対象外であり、同法では自然葬を禁ずるものではないと厚生労働省は見解を示しているようですが、県内では事例もなく、墓地経営許可等における県の見解は定まっていないとのことであります。
 また、県外の事例として、北海道長沼町では、樹木葬公園をめぐり、地元住民と運営団体とが地下水の飲用や農産物の風評被害などで町を巻き込んだトラブルとなっているようであります。
 このようなことから、人家も近くにあり、設置した場合に風評などさまざまな問題が考えられますので、新たな形態による樹木葬・公園については、楠原地区に限らず慎重に検討すべきであると考えております。
 次に、ラジオ放送局用地を除いた残地の活用及び貸借条件についての御質問です。井福議員の質疑にもお答えしましたとおり、ゲートボール、グランドゴルフや植栽など地元楠原地区の方々の健康増進、親睦の広場として親しんでいただいております。貸借につきましては、維持管理をしていただくことを条件に無償としております。現状では以上のような活用の継続を考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。(降壇)


二十一番(井上 進議員) 御答弁をいただいたわけでありますが、まず一番目の市長の政治姿勢について、今回の予算案については自分のマニフェストではない。第四次総合計画の後期計画によるところのものであるという御答弁をいただいたわけでありますが、あなたのやろうとされているこの四年間の中での最後の、いわゆる仕上げではないかと私は感じておったんです。これについてそういうとらえ方ではなかったのか。
 あるいはまた、先ほどあなたのマニフェストといいますか、公約を改めて壇上で読み上げたわけでございますが、それに照らしてのいわゆる第四次総合計画、あるいは日南市の後期財政計画等々にあらわれるものではなかったのかとこのように実は私考えておったわけでございます。今回のこの予算がマニフェスト以外であるということについての答弁についてはいささか納得ができないわけでありますが、もう一度説明があればお承りしたいと考えております。いかがでしょうか。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 今まで四年間やってまいりました中で私の公約、それと私の公約の中で市民の皆様の話を十分に聞いてという市政運営の方法、それを申し上げてまいりました。それで一年目、市政運営基本条例を策定しまして「しゃべろやかたろや」、あるいは市民委員会、さまざまな議会の御意見、御提言もいただき、それで第四次日南市総合計画後期基本計画を策定したところです。
 今度の予算につきましても、マニフェストというか私の公約ももちろん入っております。そしてプラス市民の皆さんの御意見、議会の方々の皆様の御提言、そういうものもすべて盛り込んだのが後期基本計画でございまして、これに沿って組んだ予算と認識しております。


二十一番(井上 進議員) ただいまのような御答弁であれば納得がいくわけであります。そのマニフェストから全く離れた予算が提案されますとこれからの予算審議についても一応考えなければいけない。しかし、そうであるならばまた私自体の考え方も受け取り方も違う。このように思うわけでありますので、今回の予算案についても将来に向けての最後の通年予算ですから。だれが次、百三十日後に仮にほかの方であってもこの通年予算を実施しなければならないと。このようにもなりますし、再びあなたがこちらにお出でになればそれで実行されるということでありますので、あなたの本当の公約とこのように受け取った次第であります。
 また、これ以外に自分は二期目にはこうやりたいというものがあればお聞かせいただきたいと思います。この際でございます、よろしくお願いしたいと思います。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 この四年間にやってまいりましたこと、冒頭の方針の中で申し上げました。そこでそのやってきたことに対する、昨日も申し上げましたが、芽が出始めたと思っております。今後はこの芽を大きく伸ばしたい。そして花を咲かせ、将来市民の幸せという実を結ばせたいというのが今後のことであります。
 その第一段としてことしは今進んでおります合併等を積極的に着実に進めながら、そして総合計画後期基本計画にのっとって大きく伸ばしていきたい。それも市議会の皆様、市民の皆様の御協力がないとできないと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。


二十一番(井上 進議員) 頑張っていただきますことをお願いしたいと存じます。
 二点目の水産業振興対策についてでありますが、今回、国が百二億円の補正で組んだわけであります。その中で御答弁の中にもございましたとおり、漁業者に対する燃油の船の動かし方等々の問題等からお入りになりましてエンジンの出力が減少すると消費量も減ります。このようなソフト的な対策かと思いますが、ハード的な対策について当市としては今後考えられないのか。そしてまた、県もこれにあわせてどのような振興策といいますか、対策を立てていかれるのか。その辺の県の考え方と、そしてまた市の考え方がもしあればお伺いをいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。


田中利郎農林水産課参事 まず、ハード対策と申しましょうか、その対策についてお答えいたします。
 日南市漁協におきましては、カツオ、それからマグロが主体となっております。そういった中で考えられるのはカツオ対策についてどうかと考えております。現在カツオをとるにはそれぞれの漁船がそれぞれの漁場へ出漁してとっております。そこに例えば探索船を入れる。それから運搬船を入れる。そして給油船を入れるといったようなことを導入すれば省エネにつながっていくのではないかということを今考えております。さらに、沿岸漁業といたしましては、グループ操業などを考えてみたいと思っております。
 これにつきましては、今のところ国の助成は二分の一相当ではないかと言われております。県にお伺いしましたところ、県においては今回の対策について今のところ助成の予定はございませんということでございました。市といたしましては、県の今後の動向を見ながら考えていきたいと思うところでございます。


二十一番(井上 進議員) 今のカツオについての探索船とか。お伺いしますが、探索船というのは魚がいるかどうかの探す役目、あるいはまた釣った魚を持って帰る役目といったようなとらえ方でよろしいのか。
 それから、答弁でございましたとおり、最大速力を〇・五ノットとすると燃料消費量は約九%、一ノットで約三〇%燃料がカットできるわけでございます。そういうような指導を果たして漁業者に対して今までに実施されたのか。それとまた、これは排水量型船と滑走型舟艇の漁船では違うそうでございまして、最大船速が一ノット落とすと燃料消費量が約九%減少、二ノットで約一九%の燃料消費量の減少につながるとこのようなことでもございますし、それが果たして指導が現在なされておるのかどうか。その辺についてはいかがでしょうか。


田中利郎農林水産課参事 まず、探索船と運搬船の件でございます。
 御指摘のとおりでございまして、最初に探索船が出ましてそこで魚群を探す。その後に後続の漁をする船が参りましてそしてとったものを運搬船へ運ぶという流れでございます。
 それから燃料消費量について、少し実績を申し上げたいと思います。カツオ、マグロについて調べたところでございまして、平成十八年度、総燃料使用量が一万二百四十八キロリットルでございました。平成十九年度につきましては、九千六百四十四キロリットルでございまして、一年間で大体七百四キロリットルが削減できたと聞いております。それからその費用については三千百万円ほど削減できたと漁協のほうから聞いておるところでございます。


二十一番(井上 進議員) 現在のようなこのまま燃料高騰で行政に対して漁業組合のほうから何らかの要請があったのか。その辺についてはいかがでしょうか。


田中利郎農林水産課参事 組合のほうからの要請でございますが、このことにつきましては、国の施策にかかわることでございますので、国に要望していただきたいという要望を受けまして全国市長会等々通しまして要望活動を行ってまいりました。その結果、こういった今回の緊急対策支援事業ができたのではと考えているところでございます。


二十一番(井上 進議員) 大変な事態でございますし、また、けさのテレビ等では南郷漁協にカツオが上がったということで大変うれしいニュースも一方ではございます。第一次産業が疲弊しないように行政の最大なる御配慮をお願いしておきたいと思っております。
 そして、今回、市民の皆様から提案されました樹木葬につきまして、お手紙もいただいておりました。もう一つ私の考え方とは違うというよりも大体似通っているんですが、はしょって説明をしていきたいと思います。
 今回のこの提案は、谷口市長の花いっぱいの公園をつくりたいというあなたの思いにも通ずるのではないかと思います。また、樹木葬というイメージが受け入れられなければ、この提案者は樹木葬の「葬」を「想」に変え、「樹木想」に変更し、ぜひとも楠原ゴルフ場跡地の利活用を考えるべきであると提案をされています。
 また、構想としては、MRTの鉄塔の周囲を樹木によって分ける。桜の木のコーナー、梅の木のコーナー、椿の木のコーナー、樫の木のコーナー、あるいは椎の木のコーナー。そして芝生の広場、花畑、グラウンドゴルフ場、飫肥杉の休憩所を兼ねた記念館を建て、樹木想に眠る人たちの作品なり思い出の品を展示し、故人をしのぶところの場所の創設もよいのではないかと思っております。
 また、後世の市民が弁当を持って遊びに行ける憩いの場所「樹木想」である。生きているときに鋭意賛同される市民が、ここが自分の骨を埋めるところという気持ちを込めて生前に自分の木を植えてもらう際に、もちろん墓石などは建てないのでありますけれども、自分の墓を建てる気持ちで、いわゆる寄附金を十万円でも五十万円でも百万円でも出せるほど寄附を願い、公園の維持費を捻出できるように計画を立てたらいかがでしょうと。
 これが市民の方々の私にお便りいただいた方々の提案でございます。なかなかいい提案だと思います。市長、どうでしょうか。もう一度お伺いいたします。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 花をふやす、木をふやす、緑をふやすというのは生活面からも環境面からもすばらしいことだと思います。しかしながら、先ほど申し上げましたように、すぐそばに民家がたくさんございますし、その辺の住んでいる人たちとの調整というか、意見交換も大事なことではないかと思っております。そういうことを含めて慎重にというか、検討したらいかがかと思っております。


二十一番(井上 進議員) 行政がある程度のリーダーシップをとっていただいて住民の方々と検討会をお持ちになるのもいいでしょうし、市長がいつも言っておられるように、協働という言葉、市民がみずからつくり上げるその公園。あるいはその樹木葬の思い出が残る公園。このような形で御指導されればどんな人でも一度は行くところでありますので、それがどこにするかという問題だと思います。夢があって将来の自分は樹木想のあの木の下に眠るんだというような思いが伝わってまいりますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。二度目の再選されてからの一つの大きなお仕事になろうかと思いますけれども、ぜひともまた当選されましてこのような企画もお立てになり、取り組んでいただきたい。このように思うわけでございます。
 続きまして、コミュニティバスの件でございます。行政が市民の足を確保することにつきましては、大変な時代が来たなとこのようにも実は考えておる次第であります。町中を走るバス、本当に空気を運んでいるような状況下にございます。そういう状況下がいつまでも続くとは思いませんで、早晩このような形で来るのではないかということも実は危惧いたしておりました。今回の代替廃止バスの予定が十八路線のうちの五路線でございますか、そういう形になりますと、まだほかのあとの十三路線も今回のこの資料を拝見いたしますとまだまだ危ない状況に現在なっております。
 ここで利益を出している路線はほとんどないような形でございまして、企業がバス運行ということになりますと黒字を出さないことにはこれは続かないわけでございます。コミュニティバスの考え方というのは今後の行政の大きな一つの仕事になるのか。あるいはまた、その媒介して県は二年後にはやらないと言っておるわけでしょうから、これを地方自治体への、市として今後全国の市がこのような形でやっていかなければならないのか。その辺について見通しがあればお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。


長鶴浅彦企画政策課長 バス路線の今後の見通しということでございます。議員が御案内していただきましたように、バス路線につきましては、日南市例外に漏れずということで今回は市内のみを走る路線ということで細田地区、酒谷地区あわせまして五路線、それと産業道路を走っておりました一路線がございますので、実質は六路線が市内単一路線として補助金の廃止となった。残り広域にまたがる路線ということで北郷―日南間を走っております十二路線については今後ともまだ補助金が確保できるということでこのままの継続運行となるわけでございます。
 今後どうなるのかということでございますが、当然、合併という大きな問題も絡んでおります。合併してしまいますと日南、北郷を走っている十二路線につきましては、次は日南市の単一区間を走る路線ということになりますので、県補助廃止の対象となってまいります。
 ただし、合併に際しましては、激変緩和措置がとられるということで、合併したから一気に補助金が廃止になるということはないとは伺っておりますけれども、いずれそういった形をとることになる。
 これは日南市もそうでございますけれども、県内もそうでございます。小林市あたりについても既にコミュニティバスを導入してまいっております。今後の傾向としましては、事業者等に運行を依頼している路線に赤字が続き、補助金額が高くなるということになりますと経費全体的なことを考えていった上でコミュニティバス等の新たな交通手段によって通常の経費の中でできるようなシステムというのは日南市のみならず宮崎県下、全国的にもさらに促進される事業であると私どもは考えておるところでございます。


二十一番(井上 進議員) 今回、この問題を取り上げたいきさつは、今回初めての新規事業でございますし、利用される方が大体特定される。そして病院に行かれるか、あるいは児童であるというようなとらえ方からでき得ればいつでも動けるタクシーのほうがいいのではないかという感じを実は持っておりました。しかし、先月タクシー会社に聞いてみますと酒谷の奥から日南駅まで来るのに約ウン千円、六千円相当、往復一万二千円ということになりますとこれまた問題。では、それを幾らまで原価下げていただけますかということになる相談だと思ったんですけれども、これまた難しいという考え方に立ちました。
 したがって、タクシー券の配布というのは難しいのかと思いながら計算をやってみましたら、現在は県の補助金が一千七百八十一万一千円に対して、日南市の欠損額が四千百七十五万七千九百六十九円が日南市が手出しをしている金額、このようにこの表ではなっております。ましてお隣の北郷町が現在二千百四十九万四千五百四十六円で、合併後は何と六千三百二十五万二千五百十一円の欠損額が生じてくる。
 これに対して今回の提案の一千八百三万六千円は内訳を尋ねてみますと車両代二台分とバス停の設置、あるいはまた委託料ということでございます。では一月幾らかかるんだということをお尋ねいたしますとおおよそ百八十万円から二百万円程度ではないかというようなことでございます。これを十二カ月で掛けてみますと二千百六十万円で差し引き日南市の三千四百万円から引きますと一千二百四十万円の損金の削減が可能というような計算式が成り立っての今回の提案だということで実はうなずいたわけでございます。そのようにとらえてよろしいのか再度お尋ね申し上げます。


長鶴浅彦企画政策課長 今回のコミュニティバスの提案につきましては、議員も御案内いただきましたように、これまで日南市が廃止代替バス路線に対しまして県補助金を差し引きました残りの一般財源として支出しておりました金額、これ以下に抑えるということで今回バスの構築をいたしておりますので、議員御案内のとおりでございます。


二十一番(井上 進議員) そうなりますと財政効果の適正な使い方ということで納得をするわけでございます。今後、まだまだそういう事態が出てくるやもしれませんけれども、大変な時代になったということを実は思っておるところであります。
 それから最後になりましたが、釈迦尾ケ野地区の急傾斜地域の問題でございます。今回提案なされておりますこの五百万円は向こう二年間にわたって九十メートルの防災をやっていただくわけでありますが、内容について御説明をいただきますとありがたいと思います。よろしくお願いいたします。


野邊泰弘建設課長 お答えいたします。
 釈迦尾ケ野の第二地区の整備計画の内容でございますけれども、平成二十年度予算は五百万円ということで工事に係ります実施設計、それから用地等が伴いますので、それらの用地測量等々の調査設計を行います。また、状況が許せば平成二十年度において一部用地、それから補償等の取得に取り組んでいきたいと考えております。それらを受けまして平成二十一年、平成二十二年で工事を進めていくという計画でございます。


二十一番(井上 進議員) 今年度は五百万円。あと平成二十一年、平成二十二年で一千万円、一千万円の総事業費二千五百万円というとらえ方でよろしいんでしょうか。


野邊泰弘建設課長 お答えいたします。
 総事業費につきましては、今おっしゃいましたように、この金額はあくまでも見込みということでございますので、御理解を賜りたいと存じます。


二十一番(井上 進議員) 答弁の中で県土木事務所、いわゆる日南土木事務所管内の急傾斜地の施工と日南市が単独でやらなければいけない工事、この二つに聞こえてきたんですが、そのようなとらえ方でよろしいのかお尋ねしたいと思います。


野邊泰弘建設課長 お答えいたします。
 確かに今おっしゃいましたように、県施工によるもの、それから市施工によるものと二つのタイプがございます。そこの違いはそれぞれの採択要件等々がございまして、例えば県で行う工事の場合はがけ高が十メートル以上、それから保全人家が十戸以上ということになっております。
 また、市が行う場合におきましては、がけ高が五メートル以上、それから全戸数が五戸以上という採択要件になっておりまして、その違いが必然的に事業が異なっているということでございます。


二十一番(井上 進議員) 日南高校のあの落差を考えてみますと、五メートル以上はあるところと十メートル以上のところといろいろあるみたいですけれども。今工事を始めておられるのはその高さによって、あるいはまた後背地の戸数によって違うということでございますね。となりますと今後まだまだやっていただかなければならない地域は非常に高低差が低くて、あるいは戸数的には十戸近いと思っておりますが、そのようなときには県事業になるのか、あるいは市事業になるのか。その辺については検討されたことはございませんか。もしなければ結構でございます。あれば教えていただきたいと思います。


野邊泰弘建設課長 お答えしたいと思います。
 今おっしゃいましたのは日南高校裏の急傾斜地ということであろうかと思いますけれども、先ほどの市長答弁にございましたように、今後の対応を検討する上でまずその実態を把握する必要がございます。そのために現地調査を土木事務所のほうと行っていきたいと考えております。議員もおっしゃいました状況の対応については現地調査の中で検討、判断していきたいと考えております。


二十一番(井上 進議員) 今回五点ほど質問を申し上げました。できるものできないものございましたけれども、ぜひ谷口市長におかれましては、合併が成功すること。そしてあなたがここにもう一度お帰りになること。これが今回私が質問いたしました最後のお願いになるのかな、このように思います。四年間の御苦労に感謝を申し上げますとともに、今回最後の二十四日には我が日南市議会も賛成多数でなく全員賛成という形でこの議案が可決されることを心から願いまして個人質問を終わりたいと思います。


山元敏郎議長 以上で井上進議員の質問を終結し、午後三時まで休憩をいたします。
                   =休憩 午後二時三十八分=
                   =開議 午後二時五十九分=


山元敏郎議長 再開します。
○中島欽也議員個人質問


山元敏郎議長 次は、二十三番、中島欽也議員の登壇を許します。


二十三番(中島欽也議員)(登壇) 自民党市民クラブの二十三番、中島欽也でございます。
 質問の前にちょっと申し上げたいことがございます。先ほどはうちの井上議員がマニフェストではないかということで市長の本音を引き出したようでございましたが、実は三月三日の総括質疑の折に平原議員の御質問がございました。本年度は通常の予算ということで、なにゆえに骨格もしくは暫定でなかったのかの問いに答えて甲斐課長が御答弁になりましたけれども、恐らく基本的な初めての年間予算ですので、できるならばこの件については市長みずからはっきりと御答弁をなさるべきではなかったかと思っております。
 二十八ページほどありました提案理由説明の中に一言でも、こうやって通常の予算を立てたということは言ってほしかった。それがあなたの二期目の姿勢として映ったのではないか。これは他意はございません。できるならば力強いお言葉で実はこうこうしたんだということをおっしゃっていただきたかった。私、そう感じましたので、よろしくお願いしておきます。
 三月の七日でございましたが、先ほどもお話がございましたとおり、合併の調印式がございました。東国原知事も立ち会いにお見えいただいて盛大に行われました。先ほどもお話がありましたように、北郷町は全員賛成ということでございました。しかし、今後、新しい日南市になるためには調整項目が山積しております。そして多岐にわたっております。いろいろな議論がなされる中でスムーズにいくといいんですが、これから綱引きが始まるのではないかと思っています。
 しかし、三市町それぞれ住民に約束事をされたようです。こうなりますよ、ああなりますよ。住民に説明されるときに後でいいことばかりだが、その後どうなっているのか。そんなにうまいこといくのかなという話がございました。なるほどあの説明の中身は市民というものについてはそうサービスが低下するようなことは申し上げられませんでした。
 そういった約束をした中に今後の市政が市民サービスが低下したり、いろいろごちゃごちゃなりますと、これはまず市長に行くのではなく、まず議会のほうに反発がくるのではないかという気がしております。ですから、四十二名の皆さん方がああでもない、こうでもないということで市民をそちらに置いて議会だけで論議するということにつきましては、ひょっとしたら議会解散のリコールが出てくるのではないかという気がいたしております。
 いろいろなところに行っていろいろな話を聞きますと、全国で何カ所かあったようです。一度議会ができてスムーズに行っている。ところがその議会の中で終わってしまったので、あと一年あるけれども、前倒しで議会解散を市民から押しつけられて解散されてやっているところもあります。
 ですから、今後は当局も議会もその旨向かってきちっとやっていかないと。市民の声というのは非常に大なるものがございますので、我々も慎重に、そしてその議員たるものの意を強くして進まなければならないということを強く念じておるところでございます。
 本質問に入りますが、合併後の諸点についてです。
 一点目ですが、住民への説明の中に、今回の合併は行財政改革が最重要とされております。住民の説明の中に、五十七ページにあったんですが、その中の後段のほうに七項目、七ページにわたっていろいろ説明がございました。その中で一番ありましたのは人件費の問題であります。十年後に百三十一名減ずるという、きのう坂口議員からもお話がありましたが、これの数値はちょっと話を聞いておりますと、類似団体の職員数に置きかえた仮の数値ではなかったかと受け取っております。
 ですから、改めて一市二町が合併したときにその組織機構がどのような形になるかということ。つまり本庁と総合支所、二つあるわけですが、そこら辺の組織というものが全然論じられることなく、ただ人数だけで人件費を落とすということははなはだ荒っぽい論議ではなかったかと思っております。
 できるならばどのような形にするのか。本庁というのは大体わかっています。支所をどうするのかということをきちっと機構をやって、それからどういう形でその人数を整理していくかということ。こういったことを申し上げますと、いや、説明に行った我々も責任があるんですが。組織機構をどのような形にするかということを、あと一年ありますが、一市二町の首長のほうで早急に論議を重ねてどのような形がいいのかということをすべきではないか。組織機能をどうするかということです。
 それから二番目です。これに伴って三市町の職員の職掌も含めた人事交流を早急に積極的にやるべきではないかと思っております。
 それから三番目です。市民に対してもちろん行政サービスは落とすことなく平均的に以前よりもよくなるような形でなくてはならないんですが、その行政の姿勢が変わったとき、例えば今論議になっていますごみの問題とか、早急にしますとかありますが、そういったときには早急にやっていかないと、いつごろからどういう形でしますとちゃんと献立をしておかないと。そのときの説明にはなかったというのでは困ります。そういったことを逐一理解させるためにはどのような形でPRされるのかということです。
 それから四番目ですが、外部監査制度の問題です。これは以前申し上げたとき、中核都市までは一つの行政体の中でできるけれども、それ以外の人口の少ないところについては、条例を制定してやらなければならないということでございました。一市二町が合併をするんですから、できるならば外部監査の導入はどのような形でやられるか。ぜひともこれはやってほしいと思っております。
 それから二点目ですが、日南市学校活性化研究事業についてです。
 教育委員会は今日まで毎年一、二の事業を立ち上げられていろいろおやりになっています。月刊の「にちなん」という市報ですか、あの中にはめくっても教育委員会のこうこうだったとかああだったとかいうようなことは余りPRされていないようです。
 そういうことで今回はこの研究事業についてどのような形でやられたのか。今日、日南市の小学校、中学校が出ていますが、ややもしますと中学校から、もしくは高校から宮崎に行ったりほかのところに行ったりするわけです。できるならば日南市教育委員会がどのような形になっているのか。
 あるときこういうことを教育長にお話をしたことがございます。半年ぐらい前ですが、ある校長先生だったということです。これは風評ですから直接聞いたわけではないんですが、「日南市の高校はだめだ。宮崎かどこかへ行かないと上へは行かれんぞ」というような話があったものですから、直接教育長のところに行ってこういうことですよと言いました。
 ですから、そういう風評が立つとこれは人口減につながるんです。ますますもって向学心に燃えた家庭は奥さんが向こうに行って子供たちも向こうに行くんです。ですから、こういったことにつきましてですね。だから、ここに活性化研究事業とありますので、この中身について詳しく御披瀝をお願いしたいと思います。
 それから、消防防災についてです。
 消防防災につきましては、御案内のように、当局の皆さん方も議員の皆さん方も何人か行っていらっしゃったと思いますが、飫肥地区でありました第一回目の合併説明会ときに消防云々について「飫肥は北郷に、油津は南郷に」という話があって、特に飫肥の区長さんから随分と激しい口調で言われました。
 また、消防本部も区長さんやら消防団員を集めて御説明になったんですが、その説明を受けたほうが真剣に考えているかどうかわかりません。こんなことを言うと怒られますが、消防署のほうは説明に行った。ところが、区長さんとかはただ話を聞いただけだということがありまして、その後一、二回会合を開かれたようです。
 ですから、まずは油津と飫肥が従来と変わらないような防火体制であるならば何も言いません。これは地域住民の理解と協力が欲しいんですが、どのような形でこれをお考えになっているのか。
 どうしても不安な材料がたくさんございます。こういったことにつきましては、平成二十三年の四月一日からこうなりますとおっしゃいますが、あと三年あります。その中において市民の皆さん方が、「ああ、いいですね」ということになればいいんですが、これがどうも地域住民のほうに負担がかかるようです。
 二番目にいきますが、特に消防団員の確保が本当に重要なんです。特に油津は七十人程度しかいないんです。一番少ないんです。先ほども柏田議員がおっしゃっていましたように、防災士あたりも育てなくてはならない。だから一からやり直すか、そこら辺です。先ほどの木山と油津は自主防災ができて云々ですが、そういうばらつきがあるわけです。できるならば安心をさせるために早急に関係の皆さん方に対して消防署として指導を早くやられるべきではないかと思っております。
 それから三番目ですが、油津の津の峯団地の横に消防車庫があって消防車が一台入っています。これは過去に津の峯団地ができるときに、この海岸地区というのは例えば梅ケ浜、それから春日、それから油津地区、全部橋でつないであるわけです。地震があってこの橋がつぶれたときには全くもって行き来ができない。それならばあそこに消防車を一台置いてくれということで格納庫までつくっていただいたんです。
 と申しますのは、今ある油津の出張所がすべて常備隊員がいなくなったときにあそこに消防分団の消防車があるんです。そこまでに行くまでに燃えるんです。初期消火が一番大事なのに、あそこまで行かなければならない。海岸にあの消防車があるんですから、できるならばあれを一つの分団としてではなくて、分団とはちょっと大げさになりますが、できるならば地域の皆さん方に安心できるような形として認めてもらってあの消防車を利活用すべきではないかと思っていますので、その点についてお願いしたいと思います。
 次に、旧サボテン園のその後はどうなりましたかということなんです。と申しますのも、これは国定公園、日南海岸のスポットでございまして、昔はサボテン公園と言いました。サボテン公園というのは入場料が要らなかったんです。ところが、いろいろと運営上難しくなりまして、サボテン園になって、それからサボテンハーブ園になったんです。
 これは岩切章太郎さんが宮崎交通の社長のときにおつくりになったんです。つまり岩切章太郎さんの遺産なんです。ですから、先ほどありましたように、第二十回の岩切章太郎賞を受賞された経緯からして何か寂しい。表彰を受けたのは何か後ろめたい気持ちがしないでもないわけです。しかし、時代の流れと申しますか、あるいは私ものになってしまって残念ですが、その後、これらについて相手側との接触等はあったのか。もし進展をしておればお示し願いたいと思います。
 それから五番目です。公金未収金の徴収対策とその後の対応についてです。
 これは十二月議会に申し上げました。平成十八年の決算で全部で六億七千二百五十一万円残るということでございます。そしてせんだって新聞等でタイヤロックの話が出ました。タイヤロックとはどんなものかなと思っていましたら、写真を見たり、きのうからの説明でわかったんですが、今後、これらのことについて市民に理解を求めるためにどのような方法で浸透させ、理解をしてもらうのかということです。
 それから二番目、これら市民と接触される職員の方々は大変だろうと思います。これは職務ですからしようがない。そこで、今どのような方策で徴収がなされておるのか。せんだっては徴収の全庁的なものを洗い直して、そしてプロジェクトチームをつくって個人の公金未収金を全部整理して云々ということがあったんですが、どのような形で徴収をされているのか。
 それから、タイヤロックは税金の納入対策の一環として導入されたようですが、その他の公金未収金対策についても活用されることはないかお尋ねをいたします。
 と申しますのは、使用料にしても何にしてもとにかく納めてもらうべきものは納めてもらわないといけないわけです。ちゃんと納めた人と不公平になってしまうんです。ですから、未収金は予算の中の歳入という形になりますから、今度の予算についても市民が直接かかわり合いがあるものが最低は十万円からマイナスになっておりました。収入源としてそこにあるんですから。できるならばこういったこともちゃんと、市長、頼みます。お金がないので何もできないということでは困るわけです。よろしくお願いいたします。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 中島議員にお答えいたします。
 初めに、合併後の組織機構についての御質問です。
 新市の組織機構につきましては、坂口議員にお答えいたしましたように、合併決定後に協議することになります。組織機構は、新市の基礎となりますので、本年六月をめどに本庁と総合支所を基本として構築することになります。したがいまして、現時点では、組織機構の基本的な考え方についても明らかにしておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。
 次に、三市町の人事交流についての御質問です。
 職員の人事交流につきましては、合併後の組織機構が決定し、職員の配置計画に着手する段階で三市町で調整を図っていくことになります。私としましては、合併後は、新日南市を担う職員が一日も早く一体感を深めるため、また、それぞれの地域の実情について理解を深めるためにも職員間の人事交流を計画的に進めるべきであると考えております。
 次に、合併後の市民へのPRについての御質問です。
 合併が決定したら、来年度におきましても合併協議会を継続させる考えであり、また、これまで同様に広報誌を発行する計画であります。その中で、合併協議会の協議内容や進捗状況を随時住民の皆様に情報提供するとともに、合併に関し必要な事項を事前周知してまいりたいと考えております。そのほか、ホームページでの周知を図るとともに合併啓発リーフレットの作成も考えているところであります。
 議員御案内のように、合併におきましても、その主人公は住民であります。合併前と合併後に必要とされる情報につきましては、適切に住民の皆様にお伝えしたいと考えております。
 次に、外部監査制度の導入についての御質問です。
 外部監査制度につきましては、現行の監査委員による監査に加えて、外部の専門的な知識を有する方と契約を結び、市の財務の監査を行う制度であります。新たな財政負担は伴うものの、監査機能の独立性、専門性の強化を図る観点から有効な制度であると認識いたしております。
 しかしながら、合併に際しましては、電算システムの統合や例規の整備を初め、合併までにやり遂げなければならない数多くの調整項目を抱えております。まずは、数多くの調整項目を無事に終え、新市へ円滑に移行することを最優先にすべきと判断いたしております。したがいまして、合併に際しての外部監査制度の導入につきましては考えておりませんが、合併後の検討課題であると認識いたしております。
 次に、合併後の消防防災についての一連の御質問です。
 まず、油津、飫肥地区の今後の対応についての御質問です。
 議員の皆様には全員協議会、市民の皆様には合併説明会でお話をしましたように、消火栓の増設や消火栓ボックスを設置し、自主防災組織を活用して初期消火体制の万全を図ってまいります。そのためには、自主防災訓練を定期的に実施し、防災意識の高揚を図ってまいります。
 次に、団員確保における消防署の対応についての御質問です。
 団員確保の問題は、全国的なものであり、近年、消防団員は激減し、全国では九十万人を切っております。そのような中で、幸いにも、本市におきましては、定員の七百九十八名の消防団員を確保いたしております。これはひとえに消防団幹部の皆様の御苦労のおかげであり、感謝を申し上げる次第であります。
 次に、津の峯団地敷地内にある消防自動車を活用して海岸地区に新たな部を設けられないかとの御質問です。
 消防自動車は、海岸地区が孤立した場合を想定して常駐している車両であります。新たな部の設置につきましては、今後、油津分団を含め、正副団長及び団幹部と検討してまいります。
 次に、旧サボテンハーブ園についての御質問です。
 平成十七年三月末に閉鎖しました旧サボテンハーブ園につきましては、平成十八年二月に県内企業が買収されています。その後、企業の社長がお見えになり、また、地元の方々も本社に行かれ、意見交換、要望等を行ってきたところです。その後、平成十九年二月に社長から担当課長に、「自社開発をするのはやめた。他の資本を入れて開発したい。決定するまで二年はかかる。決まったら連絡する」旨の内容の電話をいただき、現在に至っております。
 次に、公金未収金の徴収対策についての御質問です。
 まず、タイヤロックのPRについてのお尋ねでありますが、タイヤロックは、滞納処分の一環として国税徴収法及び地方税法の差し押さえ規定に基づき導入したものであります。タイヤロックは自主納付を促すことを目的としており、広報することによるアナウンス効果や抑止力効果があると思いますので、今後とも新聞等のマスコミにもお願いしながら、税務課窓口や支所、出張所などにタイヤロック装置の写真等を掲示する予定にいたしております。
 次に、徴収方策の現状についてのお尋ねであります。督促状及び催告書を送付しても納税に応じない場合は、電話催告や訪問で滞納者と接触し、生活実態を把握した上で個々の状況に応じた納税指導を行っております。なお、再三の催告にも応じない方につきましては、財産調査を行い、預金、給与、生命保険等の債権や不動産の差し押さえを行っております。
 次に、タイヤロックをその他の公金未収金対策に活用できないかとの御質問です。
 市の有する債権は、その徴収根拠、滞納処分根拠などにより大きく三つに分かれます。まず、市税などの滞納処分の規定のある公債権。次に、住宅使用料などの滞納処分の規定のない公債権。さらに、水道使用料などの私債権に分類されます。
 今回のタイヤロックにつきましては、市税と同様に、滞納処分の規定のある公債権であります保育料などの滞納処分として活用できます。しかしながら、他の債権につきましては、民法の適用によります訴訟を行わなければ債権の回収はできませんので、現在、迅速な訴訟手続ができるよう事務手続の見直しを行っているところであります。今後も引き続き、全庁的に滞納額の減少に取り組んでまいります。(降壇)


安野喜宏教育長 中島議員にお答えいたします。
 日南市学校活性化研究事業についての御質問です。
 学校活性化検討委員会は、宮崎大学教育文化学部の河原国夫教授を委員長に、幼・小・中・高校代表、青年団、区長会、PTA、商工会代表など十一名の委員で構成されており、現在まで三回の会議と小中一貫教育の先進地であります日向市の視察を行ってまいりました。
 御存じのように、小中一貫教育推進の形態としましては、小中学校が同一校舎内にある併置型、小中学校が隣接した併設型、既存の校舎を生かした連携型があります。検討委員会では、一つの案として、七中学校を中心とした形態を現在検討いただいております。
 会議の内容としましては、各学校の児童・生徒数の推移の状況や地域の実態を踏まえ、今後の本市の小中一貫教育のあり方やふるさと振徳学としての郷土日南学、目指せ寿太郎侯国際化の特色ある科目など、九年間を見通した教育計画などを検討いただいているところです。


二十三番(中島欽也議員) 日南市学校活性化研究事業、ただいま教育長がおっしゃったように、ぜひともこれは進めなくてはならない。過去に学校区とか統廃合とかいろいろあったんですが、全然今まで進んでおりませんので、ぜひともこの機会に一つの結論を出していただいて、子供たちがいかにして競争しながら学力をつけていくか。それには地域の皆さん方の十二分なる理解がないといけないわけですから、できるならば大いに進めてほしいと思います。
 なお、壇上で申し上げたとおり、そういったものをでき得れば月刊の市報の中に逐一、先ほどのような風評が出るようなことがないように「日南市の教育委員会はこういうことをしている。小学校の皆さん、中学校の皆さん、学力も含めてすばらしい学園都市になりますよ」というような形をPRしてほしいと思います。よろしくお願いしておきます。
 合併につきましては、来年の平成二十一年三月二十九日まで法定合併協議会が生き残りますので、その後二カ月おきぐらいに会合が開かれるときにはその都度市民の皆さん方にはPRが行くんだろうと思います。
 壇上から申し上げました中で一番大事なのが、当然納めなければならない方、納めることができるのに納めない人ですね。それでタイヤロックの新聞報道から、平成十八年度の収入未済額は累計で一般市税が二億五千四百万円。それから国民健康保険税が二億六千万円とありましたが、その中で高額滞納者の人数と滞納額がわかれば、大変な数字になるかと思いますが、もしお手元にあればお示し願いたいと思います。


小坂邦彦税務課長 お答えをいたします。
 高額滞納者についてのお尋ねでございますけれども、五十万円以上の額でお答えをしたいと思います。一般市税、国保税に分けてただいま議員も御指摘のありました平成十八年度決算でお答えをいたします。
 まず、一般市税でございますけれども、五十万円以上が八十七名いらっしゃいます。そのうち一番多いのが五十万円から百万円ということで五十九人の合計約四千百万円でございます。それから、百万円から五百万円、こちらのほうが二十六名ということで合計合わせまして五千四百万円ほどございます。そして五百万円以上の方がお二方いらっしゃいまして合わせて二千四百万円でございます。一般市税合計で五十万円以上の高額滞納者ということになりますと、先ほど申し上げましたように八十七名ということで約一億二千万円でございます。
 次に、国民健康保険税でございますが、こちらのほうは五十万円以上の方は七十八名いらっしゃいます。五十万円から百万円の方が六十八名ということで合計約四千三百万円でございます。それから、百万円から二百二十万円でございますけれども、こちらのほうが十名ということで約一千四百万円。国保税の場合、五十万円以上の高額滞納者は七十八名ということで、約五千七百万円になります。


二十三番(中島欽也議員) 相当な金額ですね。言葉は悪いんですが、正直者がばかを見ないようにしたいものです。皆さん一生懸命仕事をしながら納めているわけですから、不納欠損になる方というのは割と。
 これは現年度から徴収していくと思うんですけれども、過去の分についてはだんだん薄くなっていくような格好ですので、できるならば全庁的に動いていただかないと税務課だけではなかなか大変だろうと思います。現在、税務課は何人おってどのような形でおやりになっていて、滞納者と接触されるのはどのような形でおやりになっているのか。現状、どういうぐあいに税務課がおやりになっているのかお尋ねしたいと思います。


小坂邦彦税務課長 滞納者との具体的な接触方法についてのお尋ねかと思います。市内の七地区を職員八名で分担しておりまして、議員ただいま御指摘のございましたように、現年度分と過年度分に分けまして対応しているところでございます。昼間働いておられる関係もございまして市役所になかなかお越しいただけない滞納者の方のために夜間であるとか、あるいは土曜日、日曜日に納税相談を税務課内に設けているところでございます。
 しかしながら、こういった場を設けておるわけでございますけれども、督促状、あるいは催告状を送付いたしましても、ただいま申し上げました場を設けてもなかなか見えない。このような方につきましては、先ほど市長の答弁の中にもございましたように、強い姿勢で毅然たる態度で接しておるということで、自宅訪問あるいは電話催告を行いながら、どうしても対応ができない方については直接聞き取りを行いながら差し押さえを実行している現状にございます。


二十三番(中島欽也議員) 大変なお仕事でしょうが、実を言いますと、十二月議会で副市長のほうから滞納については、先ほど壇上から申し上げたような形の中でプロジェクトチームをつくるということをおっしゃったんですが、現在どのような形になっているのか。


奥田敏雄副市長 お答えいたします。
 滞納対策プロジェクトをつくりまして、現在おくれぎみですが、検討を行っております。その成果の一つが、先ほど議員御指摘のタイヤロックであり、インターネット公売といったものでございます。そのほか納付の利便性といいますか、コンビニ納付とかクレジット納付といったものですとか、あと市役所の中で総合滞納リストといったもののオンライン化みたいなことを検討いたしております。あるいは全庁的なものといたしましては、管理職等の徴収とかそういったものを現在検討しております。今後できるだけ順調に進めますように努力したいと思っております。


二十三番(中島欽也議員) 先ほど言いましたタイヤロックなんですが、例えばロックする場合、車所有者の事前調査はどのような形でおやりになるのか。また、その車を使用する方と所有者が異なる場合、タイヤロックをすべきなのか。そこら辺わかりましたらよろしくお願いします。


小坂邦彦税務課長 タイヤロックの所有者、さらには使用者と所有者が違う場合の対応のお尋ねかと思います。
 まず、所有者の確認の方法でございます。議員もおわかりだと思いますけれども、大きく分けて普通自動車と軽自動車があろうかと思いますが、普通自動車につきましては、九州運輸局宮崎運輸支局へ問い合わせをすることになろうかと思います。また、軽自動車につきましては、宮崎県の軽自動車協会に文書等々で問い合わせをすることになると思います。
 そういったことを踏まえながら、ただいま御指摘のあった使用者と所有者が違う場合の取り扱いでございますけれども、基本的には使用者と所有者が同一でないと差し押さえはできません。ただし、軽自動車については可能だと私ども今回判断いたしております。先ほどから申し上げておりますように、大きく分けまして普通自動車と軽自動車とあるわけでございますけれども、普通自動車につきましては、国税徴収法上、不動産的な取り扱いをする関係もございまして、使用者と所有者が同一でないと差し押さえできない。
 また、軽自動車につきましては、国税徴収法上、動産の扱いをしますので、使用者と所有者が同一でない場合でも占有しておれば差し押さえ可能だと判断をいたしておるところでございます。
 そういう関係で今回二百二十四件の差し押さえ予告書を送付したわけでございますけれども、そのうち普通自動車に乗っておられる方が二十名、あとは軽自動車ということで二百四名ほどいらっしゃいます。こういったところを十分に吟味、調査しながら今後差し押さえを実行していくということになろうかと判断しているところでございます。


二十三番(中島欽也議員) 北郷町でしたか、タイヤロックをする前に予告をしたら、「いや、納めますから」と納められたのが二件ほどあったそうです。予告した場合、どのような効果が予測されるんでしょうか。予測がないとこの仕事はできないわけですから、そういったことはお考えになっていないのか。


小坂邦彦税務課長 タイヤロック予告書の効果のお尋ねかと思います。今回の例を申し上げますと、先ほども申し上げましたように、二百二十四件の予告書を送付いたしたところでございます。三月七日現在でございますけれども、八十五件の滞納者の方の反応がございました。その内容としましては、一括納付された方、あるいはまた分割納付を開始したいという方、さらには、分割がこれまで中断していたわけでございますけれども、再開したいといった方がいらっしゃいました。納付額につきましては、一般市税が約三十七万円程度、国保税が約三十六万円程度。こういった額が入ったところでございます。
 最終的な見込みですけれども、二月二十二日付でタイヤロックの予告書を送付いたしておりますので、具体的にはわかりませんが、私どもは七、八割程度は反応があるのではないかと思っております。また、反応のなかった方の中からタイヤロックをすることになるわけでございますが、先ほど議員のほうからいろいろお尋ねのあった件、使用者であるとか、所有者であるとか、そういったことを明確にしながら、ただし、軽自動車につきましては関係なく差し押さえを実行してまいりたいと思っているわけでございます。
 十分に吟味してタイヤロックをすることになりますが、早い方では今月の終わりから四月の初めにはタイヤロックを実行したいと私どもは考えているところでございます。


二十三番(中島欽也議員) 今、課長が申されたとおり、財政的にも非常に困窮しておりますので、市長、でき得ればこういったことは号令をかけて、そして今、課長がおっしゃったようなことをPRするにはどのような形でPRしたらいいか。徴収についてお考えがあればお願いします。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 冒頭から仰せのように、税の公平性、これは絶対に確保しなければいけない。ごね得の人が生き残るような世の中ではいけないと考えております。そういうことでタイヤロック等々を進めておるわけですが、これは市民の皆様、また、滞納者に知らせるためには広報等さまざまな機会を通じて、あるいはまた、全庁的に取り組んでいきたいと考えております。


二十三番(中島欽也議員) 次に、消防のほうです。署長、ホースと筒先、それからハンドルですか。この三つを地区地区で要望のあったところに、消火栓のところに収納というんですか、そういった箱をつくる場合にこれは消防署のほうで箱をつくるのではなくて地域で箱をつくるんですか。それで管理するんですか。聞きましたら地域の皆さん方には箱をつくりなさいという話があったというんですが、それはどうなんですか。


福山敏夫消防長 現在は各区で消火栓ボックスをつくってもらって消防署のほうでホースとハンドル、筒先等を持っていっております。今回提案しています飫肥と油津につきましては、消火栓ボックス及び中身については全部市のほうで配布したいと考えています。


二十三番(中島欽也議員) 今、後がちょっとわからなかった。ボックスはあなたのところでつくるの、全部。


福山敏夫消防長 合併に伴って配布するボックスについては全部消防本部のほうで作成いたします。


二十三番(中島欽也議員) 先ほど壇上から申し上げたとおり、できるならば海岸のあの消防車、宝の持ちぐされにならないような形の中で十二分に利活用ができるんです。でないと今の消防署のところに、油津分署にあったときに、例えば海岸から走っていったら初期消火にはならないんです、実を言うと。できるならばあそこに分団の消防を置くよりも、金の要ることですが、とにかく消防車庫は地域の皆さん方に一番近いところにつくらないといけないんです。過去には一度統合したんです。できるならば分散してやらないと。一市二町の合併の中ではそういったことは入っていないんですか。


福山敏夫消防長 一市二町の合併の際にはその件については入っていませんでしたけれども、先ほど市長も言いましたとおり、今後、油津分団を含め、正副分団長、団幹部と検討してまいりたいと存じます。


二十三番(中島欽也議員) 私が一番腹が立ったのは、油津のやつは南郷に行く、飫肥のやつは北郷に行く。平均したらその部分だけを受けもつんです。だから、出ていくなら出ていくようにちゃんと。極端なことを言えばあのまま置いておいて、北郷と南郷につくったほうが一番いいのではないかと思ったんです。そういった検討は過去の経緯からして多分されなかったのではないか。できるならば今のまま置いておいて。でないと、消火栓一つつくると幾らかかるんですか。また三点セットでつくった場合、どのくらいですか。


福山敏夫消防長 消火栓は大体一個につき六十万円と計算しております。消火栓ボックスが四十万円と計算しております。


二十三番(中島欽也議員) 百万円だったら消防車の一台や二台はできそう。とっつけてぱぱっとやったような形で北郷、南郷に顔だけつくっておって日南のほうの油津、飫肥、どうなるのかなという気がするんです。そこら辺のことについては区長なりに御理解をいただいたのか。


福山敏夫消防長 区長さんにつきましては、十二月の区長理事会、それと各地区の区長会に出向いて説明をしております。消防団につきましては、十二月十二日と一月十八日、二回説明をしております。飫肥地区につきましては、合併説明会でいろいろ質問が出たということで、二月十四日の飫肥地区の区長会に出向いて再度説明をし、消火栓の今の現状と将来の予定、消火栓ボックスを配置する場所等をお示しして、またここ二年間で飫肥の区長会と協議していくことにしております。


二十三番(中島欽也議員) あの消火栓を設置して、三点セットを置いて、そして地域の皆さんとか消防団が初期消火でやるわけでしょう。簡単にできるものではないと思うんです。特に海岸の東のほうは、本当のこと言ったら七十、八十歳の人ばかりなんです。とにかくあそこの人が言うんです。火が出たら逃げないということを言っているんです。とにかくあなたたちは消火というのは関係ないと。できるならばそういったことを指導しながら年次的に油津地区はどこどことか、例えば木山とか下東に自主防災ができているとおっしゃるから、そこら辺を手本にして進めていただきたいと思います。私、消防団に入っていたんですが、昔言っていたんです。「火災になる。ああ、月給取りにやらせておけ、後はいいが」と言っておったんです。そういった形がなくなりましたので、頑張るようにお願いしておきます。


山元敏郎議長 以上で中島欽也議員の質問を終結します。
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*延会議長発議


山元敏郎議長 この際、お諮りいたします。
 本日の会議は、議事の都合によりこの程度にとどめ延会にしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                  [「異議なし」と呼ぶ者あり]


山元敏郎議長 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
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*諸報告


山元敏郎議長 明日は、本日に引き続き市政に対する一般質問を行います。
─────────────── ○ ───────────────
*延 会


山元敏郎議長 本日は、これをもって延会いたします。
                   =延会 午後三時五十五分=