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宮崎県 日南市

平成22年第2回定例会(第7号) 本文




2010年03月17日:平成22年第2回定例会(第7号) 本文

                  =開議 午前九時五十九分=
*開議前の諸報告
影山一雄議長 会議に先立ち御報告いたします。
 本日の会議における欠席、遅刻の届け出のありました議員について報告いたします。
 和足恭輔議員から欠席の届け出が、井上進議員から、おくれて出席する旨の届け出が提出されております。
 以上、御報告いたします。
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*開 議


影山一雄議長 ただいままでの出席議員四十名、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、お手元の議事日程第七号により進めることにいたします。
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*日程第一 市政に対する一般質問


影山一雄議長 日程第一市政に対する一般質問を行います。
 これより順次質問を許します。
○野川喜美子議員個人質問


影山一雄議長 一番、野川喜美子議員の登壇を許します。


一番(野川喜美子議員)(登壇) 改政クラブの野川喜美子でございます。
 早いもので、私が議員となって三年の年月が流れました。その間、市民の皆様から負託を受けた者として、どれだけの議員活動ができたのかと自問自答しております。一般質問においても、先輩諸氏に比べてとても未熟で、いつも質問終了後に猛省しなければならないていたらくです。
 しかし、残された一年、懸命に研さんして、市民の皆様の負託にこたえていきたいと考えております。
 さて、さきに提出しておりました一般質問通告書に従いまして、三つの項目について質問させていただきます。
 かつて自閉症は母親の責任と言われていた時期がありました。親は、どこかほかの子供と違うと違和感を持ちながら子育てし、周囲からは育て方が悪い、愛情不足との批判を受け、孤立した子育てを余儀なくされていました。
 しかし、その後研究も進み、二〇〇五年、平成十七年に発達障害者支援法が制定されました。これにより、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害が、心の病気ではなく脳機能障害であるということが法律の中ではっきりと定義されたのです。
 しかし、この法制度が整備されるまでの親の悩み、負担はとても大きなものがありました。今回、私はある御家族から相談を受けましたが、御家族の中でも事を公にすることに対して意見が真っ二つに分かれています。そこで、個人が特定される危険性を避けるために、今回はほかの市町村での事例をとってお話させていただきます。
 執行部の方々には、聞き取りの段階である程度のお話をさせていただいておりますので、それをお含みおきの上、お聞きください。
 学校において、発達障害と思われる児童・生徒が見受けられたときに、教師のサポートがとても重要になります。ある児童は、知的レベルはとても高いのですが、集団行動ができなかったり指示を守ることができませんでした。ある程度の学年までは、理解ある教師のもとで普通学級で学びました。
 しかし、学年がかわり、教師がかわったことで対応も大きく変わりました。教師はこの児童に対して、奇妙なやつ、怠けていると思いました。教師は、その児童がディスレクシアであることを見抜けないばかりが、対応の仕方も知らなかったのです。児童はクラスで孤立し、その対応に追われた母親は疲弊しきってしまいました。児童には兄弟もいましたが、疲弊しきった母親は、ほかの子供の育児をすることすら困難になりました。
 県内で受け入れていただく学校あるいは施設を探されましたが、適切な場所が見つけられませんでした。なぜなら、発達障害は知的障害ではないため、療育手帳をもらえません。支援学校に入学する際の提出する書類の中に、障害の区分及びその障害の程度が証明できるものとあります。この児童は支援学校には入れない、普通学級にはなじめないという状況でした。
 結局この児童は、ようやく受け入れていただくことになった県外の学校へと転校していきました。県内では受け入れ可能なところがなかったのです。
 さきに述べましたように、発達障害者支援法が制定された今日、日南市内でも特別支援学級とは別に、情緒障害で教室も設置されています。ならば、さきに述べたような状況の児童も、県内あるいは市内の学校に転入が可能でしょう。しかし、一度拒否されてしまった、あるいは理解してもらえなかったというトラウマを持ってしまった児童やその親の受け入れは、受け入れ側にとっても大きな覚悟と理解を必要とします。同じような失敗は二度としてはならないのです。
 ここで、ある東大生の事例を申し上げます。教授がパソコンのスイッチを切っておいてと言い残して教室を出ました。教授が帰ってくると、パソコンの電気コードがはさみで切ってありました。
 もう一つ、同じく東大生がバスの検診車に乗ったときのことです。検診を終えてバスからおりようとしたそのときに、この学生は、出口がないと言いました。係は、今入ってきたそのドアから出ればいいんだよと言いました。するとこの学生は、ここは入り口であって出口ではないと騒ぎました。
 このような事案が発生したときに、皆さんはどう対処されるでしょうか。
 おまえには常識がないのか、あほか。あるいは、あいつは頭はいいけど変なやつだとなじられるでしょうか。パソコンの場合は、教授は、「パソコンの電源をオフにして」とおっしゃればよかったのです。また、検診車については、バスの乗降口に「出入り口」と書いておけばいいのです。
 このように、発達障害について詳しい方がそばにいらっしゃると、発達障害児もパニックを起こさなくて済みます。市内の学校には、発達障害児に対する専門家は何人配属されていますかお伺いいたします。
 次に、ファミリーサポートセンターについてお伺いいたします。
 私は合併前の南郷町時代に、ファミリーサポートセンター事業について質問したことがあります。そのときの執行部の回答は、子育て支援センターがあるからファミリーサポートセンター事業は行う必要がないとのそっけないものでした。しかし、このときは合併を控えていましたから、合併後に設立に向けて動こうと考えました。合併後、早速担当に、ファミリーサポートセンターについて尋ねますと、設立に向けて動いているとの回答いただきました。
 この回答を受けてうれしく思っていたのですが、ところが十二月の議会で、井福議員が同じくファミリーサポートセンターについて質問された際に、市長も部長も、依頼会員と援助会員との体制整備が必要なので、すぐの事業実施は困難であると回答されています。しかし、先ほど示されました日南市総合計画では、子育て支援体制の充実とうたってあります。県内では今、延岡市、日向市、宮崎市、高鍋町で実施されています。運営主体は行政直轄であったり、NPO法人であったりと、市町村によって違いはありますが、子育て世代に好評なのは言うまでもありません。
 看護師、保健師、幼稚園教諭、保育士、教員等の有資格者を対象に援助会員の講習を三回ほど行い養成します。もともと子供の育児教育に関するスキルを持った有資格者が対象ですから、養成はそれほど難しいものではないでしょう。依頼者は、事務局のコーディネーターに連絡し、その後は、依頼者と支援者と直接交渉します。大体一時間当たり五百円から七百円ぐらいのようです。
 高鍋町では、女性職員がこのファミリーサポートセンター事業の実現に向けて、懸命に努力をされました。高鍋町では、援助会員のことを「おたすけ会員」、依頼会員のことを「おねがい会員」とわかりやすい名称で呼ばれています。
 高鍋町でやれたのです。あとは日南市のやる気です。本気で子育て支援の充実を考えられるのならば、すぐの実施は難しいなどと言わず、年度を区切って、できれば平成二十二年度中に養成講座を実施するほどのやる気を見せていただきたいと思います。
 次に、男女共同参画社会づくりについて質問させていただきます。
 同じく、日南市総合計画の中に、審議会等の女性委員の構成比率を平成二十六年までの目標値として三〇%を目指すとあります。何を根拠にこの数字を出されたのでしょうか。この数値を達成するために、具体的にどう動かれるのでしょうか。
 私の手元に、女性の登用の市町村別集計項目の表があります。これによると、地方自治法第二百二条の三に基づく審議会等における登用状況は、日南市は一〇・三%です。また、地方自治法第百八十条の五に基づく委員会等における登用状況は御存じでしょうか。ゼロです。管理職においては、管理職総数六十四名のうち、女性は二名です。その二名の女性の職場は、図書館と市立中部病院の看護課長です。一般行政職にはこの図書館長の一人の管理職しかいません。パーセントでいくと、女性比率一・九%です。しかも、この図書館長は三月で退職されます。目標値の三〇%は夢また夢の状態です。掲げられた目標値の達成に向けて、どのように動かれるのか具体的にお聞かせください。
 以上で、私の壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 野川議員にお答えいたします。
 初めに、ファミリーサポートセンターについての御質問です。
 ファミリーサポートセンターの設立につきましては、サポートをしていただく側、援助会員の体制整備が必要であり、育児援助者養成講座の受講等が必須となっております。そのため、新年度から子育て支援ネットワークを構築し、その中から人材を掘り起こすことによりファミリーサポートセンター事業へとつなげていきたいと考えております。
 次に、市の審議会等における女性委員の構成比率向上についての御質問です。
 女性が市の審議会等へ積極的に参画いただくためには、まず社会全体の男女共同参画意識の醸成と、女性参画を促進できる具体的な施策が必要であると考えております。このことから、県と連携した男女共同参画講座の開催のほか、PTAや地域の団体などが主催する各種研修会等への無料講師派遣など、男女共同参画意識の醸成を図る事業に取り組んでおります。
 また、市の審議会等への参画意欲のある女性を事前に登録する女性人材バンクも創設しており、このバンクデータを各種審議会の委員募集等の際に活用し、女性の積極的な登用を推進しているところです。
 一方、このような施策を推進するために、日南市男女共同参画社会づくり条例に基づいた審議会や副市長を会長とする庁内の推進委員会を設け、施策の推進体制も整備しているところであります。
 今後は、このような取り組みをさらに充実させるほか、平成二十二年度に策定を予定している男女共同参画基本計画により、総合的で計画的な施策の展開を図ってまいりたいと考えております。
 次に、管理職の女性比率についての御質問です。
 現在、女性の管理職は二名であり、課長補佐級が十三名、係長級が四十六名であります。男女共同参画社会の実現には、意欲と能力のある女性職員の育成が重要であるとともに、女性職員が働きやすい職場環境や組織づくりを進めることが必要であると考えますので、市政運営のさまざまな分野におきまして、従来、男性職員が主に配属されていた職務につきましても積極的に女性職員を配置するよう努めているところであります。
 特に今年度は、新規研修として、将来の女性管理職を養成する市町村アカデミー主催の「ブラッシュアップ女性リーダー研修」に課長補佐級一名を、女性のキャリア開発を目的とした市町村職員研修センター主催の「女性職員きらめきアップ研修」に係長級を含む二名を派遣し、女性職員の研修の充実に努めたところであります。
 今後も、男女を問わず、優秀な職員は積極的に登用してまいりたいと考えておりますので、女性職員の登用は必然的に生じてくるものと考えております。(降壇)


安野喜宏教育長 まず、議員の皆様方にお礼を申し上げます。議員の皆様方には、昨日はお忙しい中にも、市内各中学校の卒業式に御臨席いただき、教育委員会を代表しまして心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
 それでは、野川議員にお答えいたします。
 認定を受けていない発達障害のある児童・生徒について、また、特別支援教員等がどれぐらい配置されているかとの御質問です。
 市教育委員会といたしましては、これまでに発達障害のある児童・生徒によりきめ細かな対応をするために、非常勤講師や特別支援教育支援員の配置も行い、障害種や障害の程度に応じて、障害のある児童・生徒への支援教育に配慮しているところであります。
 また、認定を受けていない発達障害のある児童・生徒につきましても、通常学級における個別の支援、教育を行っているところであります。
 また、本市では、発達障害のある児童・生徒を受け入れるために、特別支援教室を小学校十九教室、中学校は九教室に配置し、通級指導教室として言葉の教室が三教室、心の教室を一教室開設しております。
 各小・中学校には、特別支援教育コーディネーターとして、すべての小・中学校に配置しております。また、特別支援教育支援員は一名、非常勤講師を特別支援教育に活用している学校が六校あり、油津小・中学校には、学習生活支援員を五名配置しているところであります。


一番(野川喜美子議員) 発達障害児教育について、再質問いたします。今、教育長の答弁を伺いまして安心いたしました。
 ここで、発達障害と思われる著名人を少し挙げさせていただきます。
 アインシュタインやエジソンはAD/HD、アスペルガー症候群ではなかったかと言われています。トム・クルーズはLD(学習障害)だと御自身で告白をされています。LDは、文字を図として認識したり逆さまに見えたりするために、文章を読むことができません。トム・クルーズは文字が読めませんので、セリフは一遍テープに吹き込んでいただいてから覚えていらっしゃるそうです。文字が読めない分、表現力が発達するのではないかと言われています。「窓ぎわのトットちゃん」で有名な女優さんは、簡単な足し算、引き算ができないそうです。でも、彼女が聡明な女性であることは皆さん御存じのことです。
 このように、発達障害児は、決して知的障害児ではないのです。むしろ、たくさんの可能性を含んだすばらしい人材なのだと私は思います。私が今回、この問題をあえて取り上げましたのは、まだまだ発達障害に対する認識が低いと感じたからです。今後、発達障害への理解を深めていただくために、広報等で発達障害という問題に関してお知らせいただくことはできませんでしょうか。お伺いいたします。


村田豊年教育次長 発達障害について、広報等でお知らせする気はないかということでございます。
 答弁の内容については、先ほど教育長が詳しく申し上げましたとおりでございます。今後、広報でしていきたいと考えておりますが、各学校では、それぞれ障害の程度に応じて対応していることも御報告させていただきたいと思います。


一番(野川喜美子議員) ありがとうございます。
 今現在、お子さんを学校に通わせている親御さん関係、御家族の方は、教育長や次長がおっしゃってくださったように、学校が今一生懸命取り組んでくださっているということはわかっていらっしゃるんだと思うんです。実にありがたいことだと思っております。でも、学校に関係なくなった世代の人たちは、残念ながら、今言っていただいたような取り組みを知りません。やはり、地域で見守ることも必要かと思いますので、ぜひそれを実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 先ほど、県外にお子さんを通わさざるを得なかったお母様は、宮崎県は発達障害の対応が二十年おくれていると表現されました。でも、今度延岡市では、統合された高校の校舎を利用して、延岡総合特別支援学校が設立されるようですね。日南学園でも、発達障害児の高等部への入学を考えていただいているそうです。日南市でも、先ほどから伺っておりますように、もろもろ一生懸命取り組んでいただいておりますことをありがたく思います。取り組みによっては、この子供たちは大学に進むことも可能になると思います。そこから、やがて大きな花を咲かせてくれるかもしれません。御家族は、地域の方々に理解を求める活動を続けながら、我が子をサポートし、我が子が生まれ育ったこの地域で自分らしく成長していくことを望まれています。どうか、よろしくお願いいたします。
 次に、ファミリーサポートセンターについて再質問させていただきます。
 先ほど、市長の答弁によりますと、子育て支援ネットワークの講座をことし開催してくださるとのことですが、どうかその講座を通じてファミリーサポートセンター事業に結びつきますように、そこまで頑張っていただけましたら大変ありがたく思いますので、よろしくお願いいたします。ファミリーサポートセンターについては期待を込めて、これで終わります。
 次に、男女共同参画社会づくりについて、再質問させていただきます。
 ここに、北郷町地域協議会と南郷町地域協議会の委員名簿があります。各団体の長となると、どうしてもこのような構成になるのでしょうか。かつて女性の参政権すらなかった時代は、女性が夫やしゅうとめに気兼ねなく外出できたのは、婦人会だったそうです。でも、今ではその女性も活動の場を大きく広げていきました。女性は、まちづくりやボランティア団体などでとても目覚ましい活動をしています。将来、このメンバーの中から、女性議員が誕生するのではないかという期待も持っております。それほどすばらしい女性たちがおります。
 どの団体で、どのような女性が活躍しているのか、当局はどれくらい把握されているでしょうか。先ほど、人材バンク、データバンクがあるとおっしゃいましたが、その割には、相も変わらず、登用されている女性団体が同じようなかわりばえのないと言ったら失礼ですかね、いつもお見かけするお顔ぶれような気がするのです。そこのところ、もう一度お伺いさせていただきます。


藤元憲治市民部長 私からお答えいたします。
 まず、女性人材バンクの話でございます。
 現在、十九名の方に登録していただいております。その方法としましては、例えば、審議会や何とかの委員でもいいんです。自分がなる場合に、どのような分野でと。簡単に言いますと三十六項目に分けていまして、それぞれ、例えば土木や建設の分野でありますとか、市民交流の分野でありますとか、農業・林業の分野でありますとかに一人の方が登録していただく。私はこういうところがわかる。こういうところの、例えばいろいろな構成をしたり委員になってもいいですよということで、登録していただいている方が十九名ほどいらっしゃいます。
 その中から、今度は私のほうは、各部課の中でいろいろな審議会なり委員なりを立ち上げられる、あるいは更新をされるときに、こういう方がいらっしゃいますよと各分野にお知らせをしているということで、いわゆる女性の審議会等への参画を促している状況にございます。
 そういう意味でいいますと、まだまだ女性の方たちが委員会なり審議会に参画していただくのは少ない状況にございます。今おっしゃいましたように、法律等、あるいは条例もございますので、私ども行政として今後もできるだけといいますか、進んで皆さんから参加していただく体制をとっていくことについて、検討しているところでございます。


一番(野川喜美子議員) 人材バンクに登録した時点で満足してしまって、それが活用されなければ何の意味もなさない。現実を物語っていますから。ですから、大きな可能性を秘めた女性がたくさん活動していますので、どうか固定観念にとらわれず、人材発掘をさらに進めていただいて女性の能力をさらに伸ばしていただきたいと思います。
 宮崎県外の役所に勤める私の友人は、入庁してからは男性の職員のほうが研修の機会が多かった。もし、自分が男性と同じように研修の機会が与えられていたら、私は男性職員に負けなかったと頼もしい言葉を言いました。日南市でも、そのような研修の機会の差があるのでしょうか。先ほど答弁をお伺いしたら、ことしいろいろな研修に派遣していくという、うれしいお言葉ももらいましたが、これまでのことで、研修の機会の差があったのかどうかお伺いいたします。


長鶴浅彦総務部長 日南市におきまして、新日南市は一年足らずでございますけれども、旧日南市、旧北郷町、旧南郷町時代から含めまして、男女に関連して研修に差を設けていることはございません。全職員を一律に研修対象として扱っているところでございます。
 近年、男女共同参画社会が叫ばれる中、その充実が図られる中で、先ほど市長が壇上から答弁しましたように、現在逆に女性だけに特化した研修が特別に女性に与えられた機会として存在しているのが事実でございますので、あくまでも研修については職員一線の状態で研修に派遣いたしております。


一番(野川喜美子議員) その割には、女性の管理職が育たなかった現状は、一体いかがなものなのかという疑問がどうしても拭い去れません。日南市では、過去管理職につかれた職員が、その後に辞退されたと聞いています。なぜ辞退されたのか。もし理由がおわかりでしたら教えていただけませんでしょうか。


長鶴浅彦総務部長 議員仰せのように、過去に日南市、最近で言えば二名の管理職の方がいらっしゃいました。いずれも、若くして退職をされております。その理由につきましては、あくまでも個人的な主観による退職だと考えておりますので、そのことを、私からどうだった、こうだったと言うのは差し控えさせていただきたいと考えております。


一番(野川喜美子議員) 私たちからすると、もったいないですね。ぜひ頑張っていただきたかったことですけど。
 女性が研修や昇格を敬遠する理由に、家事労働の分担制ができていないことも一つに数えられると思います。共働きだった場合、夫の家事分担は必須になります。しかし現状は、妻は仕事終わりに買い物をして、帰ってからは家事に追われます。さらに、子育て中は、これに保育所等の送迎が加わります。その間、夫はおふろを済ませ、素知らぬ顔でテレビを見ながらビールを飲んでいるという光景はないでしょうか。
 市長にお伺いいたします。男女共同参画社会を提唱してくださっておりますが、家事や育児はどれぐらい手伝われましたでしょうか。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 私の事例ということかと思いますが、ここ五、六年はさぼっておりましたが、市外、県外におりますときは、よく買い物に一緒に行ったり、あるいはそれぞれ分担してやったり。最近ではたまにしかやらなくなったのですが、掃除機をかけたりお皿を洗ったり、そういうことも時々やります。もっともっと足りないとは思っておりますが、そんな状況です。


一番(野川喜美子議員) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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影山一雄議長 暫時休憩します。
                    =休憩 午前十時三十分=
                    =開議 午前十時三十分=


影山一雄議長 再開します。


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影山一雄議長 暫時休憩します。
                   =休憩 午前十時三十一分=
                   =開議 午前十時三十三分=


影山一雄議長 再開します。


一番(野川喜美子議員) また再質問を続けていきたいと思います。
 かつては夫が管理職につくためには、妻は退職することが条件だった時代もあったようです。また、一部の意見として、夫婦ともに市役所で働いている場合は、どちらか一人はやめるべきだという声があります。雇用の機会の極端に少ない日南市の現状にあっては、そのような声が上がるのも無理からぬことと思いますが、しかし、これでは男女共同参画社会づくりの概念に反します。二人は入庁のための試験を突破し、たまたま同じ職場で知り合い、結婚したにすぎません。どうか、女性職員も研さんされ、ともに管理職を目指すほどの意気込みを持って職務に当たっていただきたいと思います。
 また、先ほど女性リーダーの話をしましたが、宮崎市では、女性リーダー養成講座を開催されて、たくさんの女性リーダーを送り出されました。日南市では、この女性リーダー養成講座を開催されるおつもりはございませんでしょうか。先ほど答弁の中に、もろもろの講座、研修等を計画していると言っていただきました。そういったところにも、ぜひぜひ女性の参画をお願いしていきたいと思っております。
 先ほどの、宮崎市が開催いたしました講座からは、たくさんの女性リーダーを輩出いたしまして、DV被害の女性の駆け込み寺とも言える「ハートスペースM」の運営をしている女性もおります。また、県主催の「いきいき女性アドバイザー」の受講生からは、多くの議員も輩出いたしました。今や、夫が家庭を守って妻が宇宙に飛び立つ時代です。ここにいらっしゃる皆様の認識を大きく変えていただいて、目標として立てていただいている三〇%の達成に向けて、邁進していただきたいと思います。
 以上で、私の質問のすべてを終わります。


影山一雄議長 以上で、野川喜美子議員の質問を終結し、十分間休憩をいたします。
                   =休憩 午前十時三十六分=
                [三十八番 井上 進議員 着席]
                   =開議 午前十時四十六分=


影山一雄議長 再開いたします。
 引き続き、一般質問を続行します。
 次は、十六番、中尾貞美議員の登壇を許します。
○中尾貞美議員個人質問


十六番(中尾貞美議員)(登壇) 改政クラブの中尾でございます。個人質問をさせていただきます。
 通告に従いまして、七項目について質問させていただきます。市当局の明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
 なお、吉野方地域では、県道元狩倉日南線と旧広域農道交差点に、現在信号機の準備が進められており、長い間交通事故等の危険性の高い交差点でもありましたが、これらの不安が解消できますことに地区民は大変喜んでおられます。
 なお、前回お聞きいたしました向田の酒谷川の河川工事につきましては、水の流れを抑制する方法で工事が施工されました。県の予算状況も厳しい中で施工されたと思いますが、今後も状況を見守っていきたいと思います。
 また、県道元狩倉日南線の道路改良工事も計画区間については完成させていただきました。県営圃場整備事業も、今年度で完成の予定となっております。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 一項目め、飫肥のまちづくり対策についてであります。
 排水路の汚水対策についてであります。
 飫肥のまちづくりについては、いつも問題視されるのが排水路の汚水対策であります。飫肥地区は、伝統的建造物群保存地区でもあり、観光客も多く訪れますが、いつも、排水路に汚物が付着しておりにおいがあって見苦しいとよく聞きます。そういった中で、その周辺の整備ということで、飫肥のまちの景観、環境の整備を進めることで、何か事業を使った整備方法はとれないのかお尋ねいたします。
 旧飯田医院の存続についてであります。
 このことについては、前回も質問いたしておりますし、長友議員も質問されましたけれども、今回、旧飯田医院の存続活動を図るということで市長に各種団体から要望があったと聞きましたが、どのような内容であったのか。また、このことについては、まちづくり交付金等を使った整備も考えられるのではと思いますが、建設水道委員会で神奈川県三浦市にチャッキラコ三崎昭和館があり、その中で、チャッキラコの資料展示、昭和時代の暮らしに関する展示、土産物コーナーの展示とありましたが、これらの活性化推進事業の活用を図って旧飯田医院の再利活用は考えられないのかお尋ねいたします。
 旧高橋源次郎邸のPR促進についてであります。
 今回、高橋源次郎邸につきましては、市に御寄贈いただくとお聞きいたしました。私も見に行きました。今回一般公開された中で、邸内には珍しい興味深いふすま絵や中庭があり、建築された住居も明治初期ということで、大変珍しいので広くPRすべきと思われましたが、今後どのような活用方法を考えておられるのかお尋ねいたします。
 諸観光対策についてであります。
 今回、三浦市に視察に行ったが、そこでは年間二百万人の観光客が訪れると聞きました。その対応もいろいろ考えておられるとのことでした。飫肥城でも年間二十万人ぐらいと聞きますが、今後、高速道路の整備が進むことや鹿児島まで新幹線がつながることもあり、日南市にも観光客がふえることも予想され、各種整備を急ぐべきと思われます。例えば、旧山本猪平邸前の無電柱化の時期はいつごろが予想されるのか。
 また、商店街の活性化策、あり方を今後どのように図られるのか。地元ではいろいろそれなりに努力され、例えば、九州の小京都飫肥有志の会での年間活動、また各商店会の「食べあるき・町あるき」活動、飫肥楽市楽座による人力車乗車無料体験、あるいは本町商工会活動、各種団体での活動等、その中でも、二月、三月での「おひなさまめぐり」等々行われてきております。
 このように、飫肥地域ではさまざまに活動されてきておりますが、市でも何らかの手段を講ずるべきでは。PRや全体的な活動助成のあり方は考えられないのか。また、伝統的建造物群保存地区等の拡大はできないのか。他の整備すべき箇所としては、五百祀神社の庭園のあり方や大迫寺石塔郡の紹介、整備等が考えられ、もう少しこれらを整備すべきと思われるが、何かの事業にのせて紹介・整備することは考えられないのかお尋ねいたします。
 観光客呼び込み策の展開についてであります。
 新聞で、宮崎は交通の便が悪いというイメージを払拭するためにも、自治体や各交通機関などが一緒になって取り組む必要があるとありました。日南市でも、今回合併したことで、観光客の増大を図るために何らかの対策を打ち出すべきできではと思われますが、各交通機関とはどのような協議をされているのか。このことは、飫肥に限らず、日南市全域に言われることと思いますが、どのように対応されているのかお尋ねいたします。
 二項目め、南浦文之の小冊子作成についてであります。
 一月十一日から、「島津に尽くした学僧、南浦文之」という記事が連載された。南郷出身の方で、串間市の川崎永伯さんが二十年にわたる研究をされているとのことであったが、それらをまとめた小冊子を日南市で作成することはできないのか。日南市の歴史の偉人であるとも思われるが、一般に広く知らしめるために、小冊子の作成は考えられないのかお尋ねいたします。
 三項目め、「坂の上の雲」での小村寿太郎侯についてであります。
 「坂の上の雲」は、今後二年間放送されるとも聞いており、小村寿太郎侯の出番が多くなるのではと期待しております。飫肥城下まつりで、その配役の竹中直人氏を呼んで、城下まつりのパレードを盛り上げるため、また、「坂の上の雲」での小村寿太郎侯の出番を盛り上げるためにも、行列に参加してもらうことはできないのかお尋ねいたします。
 四項目め、農山村住宅用地の確保についてであります。
 農山村の小学校は今、急激に児童数の低下を招いており、今後、この状態が続くと農山村の小学校は児童数も減るばかりで後継者のいない集落が多くなってきたようにも感じられます。このことは以前から何回も聞いております。農山村の水田の整備は進んだが、今後は後継者のいない水田地帯が多くなっていきつつあることも考えられ、人の住める環境を推し進めるべきと思いますが、住宅用地を農山村に整備することができないかお尋ねいたします。
 五項目め、林業の推進についてであります。
 飫肥杉の活用についてであります。
 二月五日の新聞「岬太郎」で、「飫肥杉製キッチン完成。材木店と幼稚園の園長が協力。親心が詰まった独自のキッチンをつくった」とあり、この中で、「子供の成長に大切な要素が少なくとも二つあるという。一つは、ままごと遊びを通じて、多くのルールを学び、会話が豊かになること。二つは、木に触れ、生命が共生する森を身近に感じること。子供から飫肥杉に親しむことで、低迷する林業の活性化につながってほしい」とありました。
 また一方では、商店街の活性化を促すために、飫肥杉木材を使い、イベントを開催し、買い物客を楽しませる。
 このように、飫肥杉使用については、いろいろな活用方法があると思われますが、飫肥杉の価格低迷を打破するためにも、活用方法のアイデアが大事と思われます。これらについて、市民にアイデアの募集を図ることができないのかお尋ねいたします。
 六項目め、限界集落対策についてであります。
 二月四日のニュースで、若者を呼び寄せる対策として放送がありました。限界集落に近づきつつある地域とか、その状況に近い集落と協議して、その問題解決、または問題点課題解決に「絆はじめよう」ということで、国の事業で地域おこし協力隊という制度があると聞きました。小さな集落施設を支える都会の若者が、秋田県八木沢村集落に二人が移り住んだ。村から十六万円を受け取り高齢者を見守る制度で、国の補助事業があると聞きました。八木沢集落では、毎日の集落の家々を見守る、自身の力で集落を支える、ありがとうという言葉が充実を感じる。かつて、農林業で栄えていた集落では、八木沢番楽は二十年前になくなっていた。八木沢番楽を復活させることで、集落を復活させることを実施したい。信頼のきずなをつなぐようにしたい。新たなきずなが集落を活気づけた。ことしの夏にも、番楽を復活させたいとありました。
 このように、地域おこしをこの制度で取り組むとありましたけれども、日南市でもこの状況に近いところがありますが、このような制度にのせた地域復活おこしは考えられないのかお尋ねいたします。
 七項目め、少子化社会における公立学校での特認校についてであります。
 今回、二月二十二日と二十三日で、改政クラブの視察研修を行ってまいりました。その中で、鹿児島県錦江町では、地域小学校のあり方検討会を設置され、学校のあり方を検討されていると聞きました。錦江町は人口九千人で、その区域は九名の学校生徒であったのに対して、地域の人口対策で林業家が雇用促進され、人口増が図られ、七名の児童数がふえ、現在十六名で学校存続を図っているとありました。
 またこの中で、特認制度を使って住所を変えないで地域の特色を生かして、そこの学校で勉強したい子供を地域の学校へ送る制度がある。また、通学バスを使って行っているとありましたが、日南市では、こういった制度に取り組むことはできないのかお尋ねいたします。
 以上で、壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 中尾議員にお答えいたします。
 初めに、飫肥の環境整備についての御質問です。
 飫肥のまちは、多数の史跡や伝統的な町並みなど豊富な観光資源を有しており、毎年多くの観光客に訪れていただき、自由な散策を楽しんでいただいております。
 議員御指摘のように、排水路の状態は、観光地として決して好ましいものではなく、場所によっては悪臭がするところもあります。原因といたしましては、家庭からの雑排水や事業所の排水、また浄化槽の管理が不十分なことによるものと思われます。
 水質の保全や水質浄化の問題は、下水道整備や合併浄化槽の普及などハード面からの整備も必要ではありますが、各家庭や個人の意識や努力によるものが大きく、食用油を家庭から流さないなどそれぞれの取り組みが大変重要であり、水質保全につながるものと思われます。
 幸いにして飫肥の自治会では、昨年環境部会を立ち上げられ、住民みずから水路の清掃やEM菌の投入計画など、水質浄化対策に取り組まれているところであります。
 市といたしましても、飫肥の自治会や環境部会、またさまざまな環境活動団体などと連携し、地域住民と一体となった水質浄化の啓発活動を推進し、飫肥のまちの水質浄化に取り組んでまいりたいと思います。
 次に、旧飯田医院についての御質問です。
 初めに、市内のまちづくり団体の皆様からの要望内容につきましては、議員も同席されておりましたので御存じのことと思いますが、旧飯田医院の賃貸借契約を延長してほしい。歴史まちづくり法による歴史的風致維持向上計画策定を検討してほしいの二点でありました。
 次に、まちづくり交付金等を使った整備につきましては、長友昭三郎議員にもお答えいたしましたとおり、今回、市内まちづくり団体の皆様から、やるべきことを模索するので市も協力してもらいたいとの強い要望がありましたので、まちづくり団体や市民の動向を見きわめながら、歴史まちづくり法による歴史的風致維持向上計画の策定に取り組んでまいりたいと思います。
 次に、観光対策についての一連の御質問です。
 まず、旧山本猪平邸前の無電柱化についての御質問です。
 無電柱化の実施につきましては、第六期無電柱化推進計画において、対象路線となる必要があることは、これまでもお答えしているとおりであります。その第六期無電柱化推進計画の基礎となる無電柱化推進計画骨子がようやく固まり、今後九州ブロックでの協議、その後、各県での協議が進められ、対象路線が決まることとなっております。今後の事業実施につきましては、制度事業を有利に活用できるよう、まず歴史的風致維持向上計画の策定に取り組んでまいります。
 次に、飫肥商店街の活性化策についての御質問です。
 飫肥商店街の振興につきましては、地域の歴史や文化を生かし、地域外からの交流人口の増を図りながら活性化を目指していかなければならないと考えております。
 市といたしましては、本年度県の補助事業を活用し、飫肥商店会が地域のさまざまな団体と連携し取り組まれております「おひなさまめぐり」、観光特急「海幸山幸」のお出迎えなどの城下町おもてなし事業や「食べあるき・町あるき」事業について支援を行っているところです。
 今後とも、商店街の活性化のため、商店会と連携しながらさまざまな活動を支援してまいりたいと考えております。
 次に、各交通機関との協議についての御質問です。
 昨年十月からの観光特急列車「海幸山幸」の運行開始に伴い、九州旅客鉄道株式会社や宮崎交通株式会社と観光面で強力な連携が図られ、定期的に観光情報の交換や観光プランなどの協議を行っております。また、本市の豊富な観光資源を商品化いただき、観光ツアーも多く発売され数多くの観光客でにぎわっているところでもあります。今後は、本市への観光プラン等の作成に向けて、レンタカー会社とも協議を行ってまいりたいと考えております。
 次に、城下まつりのパレードについての御質問です。
 議員御提言の、竹中直人氏のパレードへの参加につきましては、今後可能かどうか検討してまいりたいと考えております。
 次に、農山村住宅用地の確保についての御質問です。
 本市におきましては、現在のところ、農山村地域はもとより市内全域にも住宅地開発の計画はありません。なお宅地造成につきましては、場所、規模、住民ニーズ、事業費などを総合的に判断しなければならないと考えております。
 次に、飫肥杉の活用方法についての御質問です。
 飫肥杉の活用、商品開発につきましては、市内の木工関係者と東京のデザイナー、飫肥杉課で組織するにちなん飫肥杉デザイン会で協議を行い、設計図の作成、試作、強度試験を繰り返し、商品化しております。来年度におきましては、飫肥杉で観光土産品などに取り組む計画であります。
 そのアイデア等につきましては、広く市民の皆様からも募集していくことにいたしております。
 次に、限界集落対策についての御質問です。
 議員御提案の地域おこし隊につきましては、本年度より国土交通省の人材関連施策として実施されている事業であり、今後、限界集落の活性化策の一つとして研究してまいりたいと考えております。(降壇)


安野喜宏教育長 中尾議員にお答えいたします。
 まず、旧高橋源次郎邸についての御質問です。
 高橋家の御好意もあり、先月の二十日から二十八日の九日間、特別公開を行いました。最終日はチリ地震の津波警報が出されている中ではありましたが、期間中に二千三百八十一人の方に御見学いただき、多くの方から、大変すばらしいとの評価をいただきました。今後の保存と活用につきましては、地元飫肥地区を初めとする市民の皆様の御意見を伺いながら、来年度策定予定の歴史的風致維持向上計画の中で検討してまいりたいと考えております。
 次に、伝統的建造物群保存地区の拡大についての御質問です。
 議員御案内のとおり、現在の伝統的建造物群保存地区の周囲にも、保存すべき建物や石垣が数多く残っております。こうした歴史的遺産こそが飫肥城下町の歴史的風致を構成する重要な要素となっていますので、今後保存のための措置が必要であると認識しております。そうした建物や石垣が連続、もしくは集中する範囲については、伝統的建造物群保存地区の見直しも研究してみたいと考えています。
 また、五百祀神社や大迫寺跡石塔群等の紹介、整備等については、現在策定中の歴史文化基本構想と文化財保存活用計画において市内全域の計画を策定しておりますので、その計画の中で可能なものから対応してまいりたいと思います。
 次に、南浦文之の小冊子作成についての御質問です。
 市内の「読み語りの会 ぐりとぐら」の皆様が、県の補助金と市民からの寄附を集めて「南浦文之の生涯」の伝記絵本四千冊を作成され、市内小・中学生のために、二千五百冊を寄贈していただきました。
 市民主体の文化活動として画期的な事業であると考えております。ぐりとぐらの皆様と、御協力いただいた市民の皆様に心から感謝申し上げます。
 この伝記絵本の寄贈、販売によって、南浦文之につきましては、かなりの周知が図られるものと考えております。
 次に、公立学校での特認校制度についての御質問です。
 議員御案内のように、本市におきましても、少子化の進行により小・中学校の児童・生徒の減少が進み、学校経営等に影響を及ぼしている現状であり、憂慮いたしているところであります。
 特認校制度は、自然環境に恵まれた小規模の小・中学校で、きめ細かな学習指導により、基礎学力の向上と一人一人の能力を伸ばすことを目的としております。県内でも、現在特認校制度を取り入れている市町村がありますが、有効な手だてとなっていない状況にあります。市教育委員会といたしましては、今後の他市町村の動向を見ながら総合的に判断してまいりたいと思います。


十六番(中尾貞美議員) それでは、順次再質問してまいりたいと思います。
 まず、飫肥のまちづくり対策であります。
 飫肥の市街地の側溝の中で、特に旧飯田医院前は、悪臭がするほど側溝に不純物が堆積するところなんです。先ほどお話がありましたように、EM菌とかが使われ、側溝に水が流れて今は悪臭はないようですが、常日ごろは非常に悪臭がするところであります。
 この水は、楠原頭首工から用水を引かれて飫肥に流入されていると聞いています。年間を通して、こういった側溝に水が流れることができれば、悪臭発生も抑制されるのではないかと思うんですが、そのような対策はできないか。また、高さの関係があって排水の流れが悪いところもあり、悪臭の発生もあります。そういうことを解消することで、飫肥水郷のイメージアップにもなりますので、何かそういったことについての対策は考えられないかお尋ねいたします。


藤元憲治市民部長 お答えいたします。
 まず、先ほど市長が答えましたように、実はやっと飫肥の自治会でも環境部会をつくられて、今現在、日南市で昨年つくりましたエコネットワークという任意団体とタイアップしながら、この水路についてはEM菌団子とかをつくって、においも含めて自分たちできれいにしようということを昨年から取り組んでいただいています。それによって、少なくとも家庭雑排水の流入が少しでも住民の皆さんの意識でもって防げるように私どもは期待しておりますし、また行政もここにかかわっておりますので、そういう取り組みをまた進めていきたいと思っています。
 御質問の水の話なんですけれども、通常でいいますと、土地改良区の御好意もありまして、ずっと通水をしているのが現状でございます。ところが、平成二十一年度は施設の維持補修工事をやっていらっしゃいまして、その期間、水がとまったということがございます。お聞きしましたところ、平成二十二年度も用排水路施設の補修をするということで、稲作終了後の二、三カ月ぐらいとまるようなんです。それはしかし、今のところ物理的にいたし方ありません。だから、その間については、住民の皆さんの取り組みも含めて、においがすれば我慢をしていただかなくてはならない事情が出てくると思います。


十六番(中尾貞美議員) 今、言われましたように、ある時期とまる時期があるんです。そのときに、結局そういった汚物がある程度発生する状況がありますので、例えば、本町通りの水路の側溝は、それから分かれているものの高さが違うと思うんです。だから、今後はそこを基本としていただいて、そういった水路の高さのやりかえがもしできるのであれば、検討していただきたいと考えております。
 それから、旧飯田医院の存続です。旧飯田医院の利活用としては先ほどもお話がありましたように、飫肥では「食べあるき・町あるき」事業を歴史資料館の館長を中心として推し進めていただいているのですが、やはり、この事業は観光協会なりが取り組んでいただくということで、前から何回も訴えております。例えば、旧飯田医院に事務局を配置するとか、また聞くところでは、飫肥商店会の事務局があるんですけれども、事務局をそこに置いてもいいですよという話も聞いております。もちろん、事務局は、今のところ使用料とか何とかを払ってから借りられております。そういった措置もされると思いますので、そういった方法もあります。
 また、旧飯田医院の跡には池があったということで、その池を掘り起こせば、またいろいろ活用というか、飫肥にあった池が風情の演出ができるのではないかと思います。
 また、泰平踊りもそこで定期的にやってもいいですよと、泰平踊りの人たちからもお話を聞いております。このように、さまざまな活用方法がありますから、一般に公募すれば、まだまだ旧飯田医院跡地の活用方法は出てくると思います。
 また、何らかの事業にのせることが可能であれば、ある程度必要な資金については、飫肥の団体が中心になって寄附活動を起こしてもいいということで、各種団体ではぜひ存続を図っていただきたいということを言われております。そういうもろもろのことについて、市としてはどのように考えておられるかお尋ねいたします。


田原義人産業経済部長 今、議員からいろいろと御提案をいただきました。
 御案内のように、飫肥に限らず、日南市には新たな観光名所が資源的にもいっぱいあるわけです。そういった意味では、御提案のことも含めて、今どうあるべきかを私どもいたしましても研究しておるところでございます。その中で、いつも申し上げておりますが、行政と民間の役割を明確にしながら進めていかないと、なかなか行政して即そこをやっていくとかは、なかなか困難な面もあります。そういった意味では、今回策定いたしました総合計画に基づく横軸といいますか、縦軸と申しますか、協働の精神を持って今後ともそういった施策については、十分住民の皆様方と話し合いをしながら進めてまいりたいと思っております。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 旧飯田医院の保存と活用についてということでございます。
 市内のまちづくり団体の皆さんの御協力をいただいて、積極的にかかわっていただいておりますことは、大変ありがたいことだと思っております。
 近年のまちづくりにつきましては、市民とまちづくり団体、行政の協働が何よりも求められておるところでございますので、そういった意味におきましても、まちづくり団体や市民の皆様の積極的なかかわりは、旧飯田医院の活用を市の事業として取り組むための基礎的な条件であると考えているところでございます。
 議員も御承知のように、まちづくり団体にかかわって御指導いただいておりますので、今後とも積極的な活動、また支援をよろしくお願いしたいと思います。


十六番(中尾貞美議員) 歴史的環境形成総合支援事業というのがあるわけですけれども、そのコア事業の中に、歴史的風致形成建造物の復元、修理、買い取りまたは移設という項目があるんです。こういった中で、例えば買い取りはできないか。ある程度、足りない部分は地元が頑張りますよというお話もあるんですけれども、こういった事業を使っての買い取りは考えられないかお尋ねいたします。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 先ほど教育長が御答弁申し上げしたとおりでございますが、歴史的環境形成総合支援事業についての御質問だと思います。
 長友昭三郎議員にお答えしましたとおりでございまして、市内のまちづくり団体や市民の皆様が募金活動等で積極的にかかわっていただくことが前提となるわけでございます。歴史まちづくり法に基づきまして、歴史的風致維持向上計画の策定に現在取り組む考えでございますので、御理解いただきたいと思います。


十六番(中尾貞美議員) この高橋源次郎邸のPR促進ですが、例えば飫肥には由緒施設が残っているわけでございまして、先ほどお聞きしました旧飯田医院もその一つと思います。これらを含めて、ぜひ利活用を図ってほしいと考えます。このことで、飫肥全体への観光資源の充実が図られると考えているのですが、今後、このことをどのように進めていかれるのか、何かありましたらお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 観光の面でどう生かすのかという視点でのお尋ねだと思います。
 日南市といたしましては、旧高橋源次郎邸にいたしても旧飯田医院にいたしましても、すばらしい観光地になるとは思っております。したがいまして、先ほど教育長からもお話があったのですが、歴史的風致維持向上計画をとにかくつくると。そういったことを一体的に進めることによりまして、今後こういった活用計画もおのずと出てくると思っております。そういったものとあわせて、今後とも進めていきたいと思っておりますので、御理解賜りたいと思います。


安野喜宏教育長 先ほど、旧高橋源次郎邸の答弁の中で私、先月の二十日から二十八日の九日間「特別公演」と申したと思いますが、「特別公開」でございましたので、訂正しておわび申し上げます。「特別公開」ということでございます。よろしくお願いいたします。


十六番(中尾貞美議員) 例えば、こういった施設を今後管理運営するものの一つとして、例えば、この前改政クラブで鹿屋市の串良町柳谷に行政視察に行かせていただいたんです。地域おこし「やねだん」というのがあり、「やねだん」の取り組みを研修してきました。その中では、地域活性化を図るために、空き家利活用の促進を進められて、そういった中で、芸術家関係の方が何名か活動されている状況を視察してまいりました。
 飫肥でも、このように空き家や空き店舗が非常に多くなってきつつあるんですけれども、このことを市としても勉強されて、空き家、空き店舗対策に取り組んでいくことは考えられないか。旧高橋源次郎邸もそうですけれども、今後いろいろな施設の中で御寄贈があった場合でも、そ受け入れ対策として、いろいろ考えられるのではと思われるのですが、これらを検討されるお考えはないかお尋ねいたします。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 飫肥の空き家、空き店舗対策についての御質問でございます。
 議員御案内のように、空き家、空き店舗対策については、飫肥城下町の歴史的景観でありますとか、コミュニティーの問題だけではなくて、今後市内全域の問題となることが懸念されております。
 議員御案内のような対策を含めまして、関係課、関係団体とも協議しながら、今後検討してまいりたいと考えております。


十六番(中尾貞美議員) 諸観光対策についてであります。
 観光対策の一つと思われるんですが、以前から何回も聞いておりました五百祀神社の屋根がわら復旧に対するふるさと納税制度の活用を図る事業については、どのように対応できるようになったのか。また、今後五百祀神社の庭園の充実を図ることも大切と思うんですが、そういった散策コースの確立をどのように推し進められるのか。
 それと、前鶴の勝目氏庭園があるんですけれども、そこの道路石垣が今にも壊れそうな状況になっていて、大変見苦しいという声が強いんですが、早期復旧はできないのか。さらに、これは以前も聞いたことがある気もいたしますが、鹿児島新幹線駅でのPR状況をどのように展開されているのかお尋ねいたします。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 五百祀神社の件と勝目邸の今後についてでございます。
 これは前回の議会でもお答えいたしておりますが、文化庁の登録文化財に申請中でございまして、ふるさと納税制度による寄附の意思を示しておられる方にも、現在までの経過を既に御連絡申し上げしたところでございます。したがいまして、来年度中には、ふるさと納税制度によります寄附を活用して屋根がわらの修理が可能となると考えております。
 それから、前鶴の勝目氏庭園の石垣につきましては、議員御指摘のとおり、以前に比べてかなり石垣に凹凸ができております。本年一月には、文化庁の調査官にも現地を確認してもらっておりますので、近い時期に原形復旧したいと考えておるところでございます。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 九州新幹線への対応ということでございます。
 御案内のように、鹿児島新幹線につきましては、全線開通が平成二十三年三月となっておりまして、あと一年という状況でございます。そういった状況の中で、ある意味ではもろ刃の剣と思っているんですけれども、ぜひ宮崎県、いわゆる県南地域にお客さんを呼び込んでいきたいという思いから、県、関係市町村、関係団体も含めて、九州新幹線誘致対策協議会を立ち上げております。この中でいろいろな活動を行っているわけでありますが、特に本年度につきましては、鹿児島中央駅等で「海幸山幸」のPRとかも行ったところでございます。


十六番(中尾貞美議員) 観光客呼び込み策の展開であります。
 例えば、飫肥の「食べあるき・町あるき」事業を拡大して、これを日南市一円にすることに、観光協会や商工会議所で取り組む等の対応は考えられないのか。また、このことより全体的なまちづくりの飛躍につながっていくのではと思われるのですが、このことについてはどのようにお考えかお尋ねいたします。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 飫肥の「食べあるき・町あるき」を、ある意味では市内一円に広げるべきではないか。それがお客さんを呼ぶ方法になるのではないかという趣旨の御提言でございますが、確かに御案内のように、今飫肥の関係者と申しますか、住民が主体となってそういった取り組みを行っていただいております。非常に評判になっておりまして、すばらしい取り組みだというお褒めの言葉もいただいているところでございます。
 しかし、それを日南市一帯に広めるべきかどうかにつきましては、それぞれの地域において、それぞれの資源があると思っております。例えば、油津におきましては、十二月一日、第一回のんさるき大会を住民が主体となって開いていただきました。六百人近くの皆さんに参加していただいたとお伺いしています。
 そういった状況を見てみますと、その地域に合った事業と申しますか、取り組みが重要だと思っております。したがって、そういった方向で、私ども日南市としては進めていきたいと。地域に合った取り組みをしていきたいと思っております。そうなってきますと、では、事業の実施主体はどこになるかということになってきますが、それを商工会議所なりあるいは観光協会で持つべきではないかということも御質問の中でありました。その点につきましても、地域が主体となってやっていただくわけですから、ぜひ地域主体、事業実施主体で事務局体制も含めてやっていただきたいし、当然それについては、私ども市としても支援をしてまいりたいと思っております。


十六番(中尾貞美議員) 前回質問した中で、このことについては坂口議員が言われたこととも関連するんですけれども、「食べあるき・町あるき」事業と並行して、食の観光を推し進めるべきではとお聞きしたんですが、その後の開発状況は。これは何か開発されたとお聞きしておりますが、そういったものを、今後どのようにまちづくりに活用できるのか。また、新御当地グルメとして、どのようにPRされているのか。また、グルメの本ということがありましたけれども、そういった中での紹介もされているかとは思うんですが、そういった状況についてお尋ねいたします。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 坂口議員にもお答えしたとおりなんですが、新日南市に新たなそういった食を題材としたPRができると。それも、日南が合併をいたしまして、日本一のカツオ一本釣り漁業のまちでございますから、そういった素材を生かしたPRができると私どもとしても思っております。
 五月一日から本格胎動となりますけれども、そういった状況の中で、当然その間に「九州じゃらん」という観光専門雑誌でも、四ページにわたって特集をいただくとか伺っております。したがって、いろいろなメディアと申しますか、新聞等も活用させていただきながら、まずはPRに努めてまいりたいと思っております。


十六番(中尾貞美議員) この南浦文之の小冊子作成なんですが、ぐりとぐらさんがつくられたものを見させていただいたんです。これを見ますと、南浦文之という方、恐らく時代が四百年ぐらい前ということで大変古いということであります。
 その中で、ここに南浦文之の絵本がございますが、大変立派なすばらしいものをつくっておられます。この「南浦文之の生涯」の十九ページに、一五四三年、日本に初めて鉄砲が伝来した種子島での様子を種子島家に伝わる記録や聞き書きを参考にして、文之は五十二歳のときに細かく詳しくまとめ、これは世界的に見ても歴史的文化資料としても、大変貴重な記録ということでここにあります。
 また、文之は生前、直弟子の泊如竹という方に死後の出版を任せたと。泊如竹は、文之が五十二歳から六十三歳の十年間に書いた詩とか論文、雑文を編集して、文集一巻、詩集一巻、戯言一巻にまとめ、文之の死後九年目の一六二九年に白文の南浦文集を、その後二十九年目の一六四九年に文之点付の南浦文集として刊行したとあります。
 また、二十二ページには、文之は六十一歳のときに書いた幼年期からの思い出の文集の冒頭に、「私の生まれは日向の国の飫肥南郷である(予本日州合ビ南洋の人也)」といった表現で書いてあるんですけれども、誇りを持って宣言しているとあるんです。
 また、この本の中の二十四ページでは、最後は加治木町に住まわれたということです。加治木町の人々によって毎年法要が営まれて、南浦文之和尚をたたえる記念碑の碑文があるんですが、それは御存じ東郷平八郎が碑文を揮毫しているということです。この東郷平八郎は、本町の小村寿太郎侯の記念碑の碑文も揮毫されておりますので、日南市の偉人であることは疑いもありませんが、今後、南浦文之の顕彰をどのように進めていかれるのかお尋ねしたいと思います。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 日南市の歴史的な偉人の顕彰についての御質問でございます。
 本市は御承知のとおり、小村寿太郎侯や南浦文之和尚を初めとして、多くの偉人を輩出いたしております。例えば、図師幸憲先生の「飫肥藩先人伝」によりますと、二百八名の人物が取り上げられております。こうした先人のすぐれた業績を再刊する等の方策も、今後私どもとしては研究していかなければいけないのかと考えているところでございます。


十六番(中尾貞美議員) これは、恐らく市でつくられたと思うんですけれども、ここに、「小村寿太郎侯と小倉処平の詳伝」というのがあります。今すぐにということではないのですが、今後は、もちろん「南浦文之の生涯」も立派につくられていますから、これも参考といいますか、四百年ぐらい前のことですから、こういった本にすることはなかなか難しいとは思うんです。もちろん「南浦文之の生涯」の中でもよく理解できるんですが、もう少し調べることが可能であれば、こういった冊子をつくっていただいて、広く一般の方にも見ていただけるようにしていただけると、南浦文之和尚の歴史を今後皆さんわかっていただけるのではないかと思います。
 私も、小村寿太郎侯と小倉処平のものを市から買って、一個一個持っていていつも見ているんです。いつも見ていますから、いいのではないかと思いますので、今後そういった点について検討していただきたいと思います。
 また、この本の中に、加治木町の大瀧小学校の歌の中にも、南浦文之の表現がしてあるということです。また、そこには顕彰碑とか記念碑が本の最後のページに紹介がしてあるんです。できたら一回は、市のほうで視察なりの計画をしていただけたらいいのではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、一月二十九日の新聞で、小村寿太郎侯「正直」訓話の背景ということで、飫肥藩の士風影響、三つの資料に記録残るということでありました。資料は「山田三代功記」「川崎手記」「幕府巡見使」の記録三点でありました。新聞では、小村記念館の長友学芸員の説明による内容が載っておりましたが、こういった資料を、なかなかな以前のものは漢字なんかが見にくいものですから現代文的に直して、資料として一般に広く市民が講読できるようにはならないのかお尋ねいたします。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 飫肥藩の関係資料の公開についての御質問でございます。
 飫肥藩関係の資料につきましては、これまで「宮崎県史資料編近世四」におきまして、基本資料の公開がなされております。また、旧日南市におきましても、日南市文化財調査資料集として、毎年少しずつではございましたが資料の公開を行ってきております。
 今後についてでございますが、資料の公開と共有化を進めるためにも、議員御提案の資料の公開が行えるように努力していきたいと考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。


十六番(中尾貞美議員) 来年の十一月二十六日が小村寿太郎侯の没後百年のようなんですけれども、こういったこともございますので、次回の機会にそういった点についてお尋ねしたいと思います。
 それから、四項目め、農山村住宅用地の確保ということでございます。
 現在、若い人の住宅建設状況は、都市計画区域内に土地を求めて、そこに家をつくられるのが状況ではないかと思います。
 要するに、今の農山村は水田があるにもかかわらず水田をつくる人がいなくなってくる。人が住まないという状況が生まれてきております。やはり、今の状況を変えないと、農山村の水田を守る人がいなくなってしまうと思われますが、農山村は容易に農業振興地域を抜け出すことができず、農山村の人の住まない状況が生まれてくるようにも思います。
 例えば、十年前と比較して、農業後継者の割合は現在どのようになっているのか。その対策は今後どのように考えておられるのか。お尋ねいたします。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 十年前と比べて、農業後継者の割合はどうなっているのかといった趣旨の御質問でございます。
 私どもが農林業で一番目安としていますのは、一つは農林業センサスです。それにつきましては、今年度は今調査中でございます。データが古くなりますけれども、一九九五年と二〇〇五年の農林業センサスのデータで申し上げますと、十五歳以上の同居後継者のいる販売農家につきましては、一九九五年が八百五十三戸でございましたけれども、二〇〇五年には四百六十三戸に減少しております。数で、約三百九十戸減少している状況にございます。
 それで、後継者対策をどうするのかといった視点でのお尋ねでございますが、これは議員御案内のように、農山村地域におきましても私どもが一番目指しているところは、農山村で所得というか、そこで飯を食うことが大事なことだと思っております。そのために今まで農業関係、農山村におきましては、農村関係、農業基盤の整備等を行ってきたわけでございます。議員御承知のとおりでございます。
 その土地、農地をいかに有効に活用してそこで所得を上げるかということがございます。今回の総合計画にも上げておりますけれども、そういった農業所得の向上を目指して、農産物の生産振興はもとより、あわせて生産振興する方々の認定農業者の育成とか、あるいは法人化とかを含めて、人的にも生産物の生産振興につきましても、総合的な施策を展開して農山村地域の活性化に努めてまいりたい。
 具体的な施策につきましては、御案内のとおりでございますので、内容については差し控えさせていただきたいと思います。


十六番(中尾貞美議員) 次は、お答えは要らないんですが、吉野方にも農業後継者の会というのがございます。その中で、後継者の会全体で七、八名おられるんですが、この前たまたま一人の方に会ったら、「中尾さん、農業やめました」と言われたんです。「今、宮崎のほうに仕事に行っているんですよ」と言われて、なかなか厳しいんだなということを感じたんです。そこを解消できるように頑張っていただきたいと思います。
 それから、林業の飫肥杉の活用です。林業の推進に関連いたしまして、学校林というのがあり、吉野方にも学校林があるんですが、その活用をどのように考えられるのか。また、他の学校でもそういった山林があった場合、どのように活用されているのか。また、学校が独自にそういった学校林というのを考えていいのか。
 また、猿害対策、今市有林を切られるんですが、山林の頂上部に猿害対策になるような実のなる木を植栽することはできないか。そういう点についてお尋ねいたします。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 学校林を独自に使えないかということだろうと思いますが、学校林につきましては、小学校が十校、中学校が三校現在保有いたしております。この管理につきましては、学校林等基金条例に基づきまして、運用と管理を行っているところでございます。その活用方法でございますが、これは造成管理を行った当該学校の経営に必要な経費でありますとか、その造成管理に要した経費、その一部を補うための財源として使わせていただいております。したがいまして、学校林の活用についてでございますが、事前に学校林を保有する学校と市、実際の契約は国と市が契約をするわけでございますが、学校が直接契約できませんので、市と学校がその協定書を結んで管理いたしておりますので、最終的には市の予算から支出をすることになるわけでございます。市と学校とが協議をした上で、その使途を決めて、予算化して支出していくということでございますので、自由には使えないといいますか、協議が必要ですということで御理解いただきたいと思います。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 野猿対策というか、有害鳥獣対策につきましては議員仰せのとおりでございまして、長期的な対策として、実のなる木を植えることも重要でございますので、今までも取り組んでおりますし、今後ともそういった方向で取り組んでまいりたいと思っております。


十六番(中尾貞美議員) 吉野方の学校林もちょうど伐期が来ているんです。私は吉野方小教育ネットワークの会長をさせていただいているんですが、それを有効に使ってと考えているんです。今後また、その点については打ち合わせさせていただきたいと思います。
 それから、限界集落ですが、そういった過疎は日南市ではどれくらいあるのか。そういった地域ではどのような対策を考えておられるのか。また、今後こういった対策を打たなければ、人口減少、過疎化が進むばかりと思うのですけれども、これらに対して、何らかの対策は考えておられるのかお尋ねいたします。


長鶴浅彦総務部長 まず、限界集落等の状況でございます。
 これにつきましては、平成二十一年四月一日現在でございますけれども、私どものほうで住民基本台帳から整理した数値がございますので、まずそれを御紹介申し上げたいと思います。
 限界集落につきましては、御存じのように、六十五歳以上の方の占める割合が五〇%以上ということでございますので、新日南市になりまして、十八自治会、地区がございます。限界集落につきまして、地域別に申し上げさせていただきますと、飫肥に一地区ございます。細田に六地区、鵜戸に四地区、酒谷が五地区でございます。そして、北郷地区に二地区、南郷地区には限界集落はございません。
 そして、もう一つ予備軍となります準限界集落といわれる五十五歳以上の人口の比率が半分を超えるものも分析しております。当然、次の対策を打たなくてはならない地域となりますけれども、こうなりますと、市内全体で百五十四地区のうち、七十地区が準限界集落地区ということで出ております。
 それぞれ議員の皆様方、地域を抱えておられますので、参考までに御紹介申し上げたいと思いますけれども、飫肥地区が十四地区でございます。これは、先ほどの限界集落は含んでおりませんので、それと限界集落を足していただくと十五が五十五歳以上とお考えいただきたいと思います。吾田地区でも四地区ございます。油津地区につきましては、準限界集落が八地区ございます。東郷が四地区、細田地区が十一地区、鵜戸地区が四地区、酒谷地区が四地区、北郷地区については十五地区、そして南郷地区が六地区でございますので、締めますと七十地区となります。先ほどの限界集落十八と合わせますと、これはそれぞれ被っていない数字で申し上げましたので、八十八ということで、半分以上の地域がそういった状況にあると。
 これにつきましては、農山村に限ったことでないのを御理解いただくために、ちょっと事例を申し上げますと、先ほど言いました中心市街地を含めましていろいろな事業の計画をやっております油津地区におきましても、岩上、岩下、材木が準限界集落地域でございます。と申しますのは、商店街の機能が失われる中で、高齢者の皆様が次第にふえていると。こういう現状を考えたときに、どういう対策を打っていくのかとなりますと、市内だけで考えていますと一部の地域に人口を誘導するような策では、一方に若者がふえれば、一方に高齢の方のみが残ってしまうという現象もございます。
 そうするためには、もともと日南市、それぞれの地域が持ち得ている特性を最大限に生かしたそれぞれのまちづくりをすることによって、そこに若い方がしっかりと根づいていただかなくてはいけない。
 その例としまして、先ほどあえて油津の話を申し上げしたのは、商店街地域の商業が活性化しないことには、若い人も根づかない。そして、農山村地域でも、魅力ある農業づくりができるようなスタイルをつくってまいりますと、そこで生計が立てられ、子供をしっかり育てられるような環境ができますと、住民がお住まいになる。
 ということは、全体的な対策につきましては、これは日南市総合計画に示しておりますように、総合的に地域ごとの特性を生かした施策を推進していくことによってしか解決の方法がないと。それに加えまして、今回総合計画でベットタウン化構想もお示ししております。宮崎近隣の皆さん方にこちらに来ていただこうと。逆に、日南市から出ていっていた方をそのまま日南市にとどめていこうと。こういった対策を今後総合的に打つ必要があると考えているところでございます。


十六番(中尾貞美議員) 三月十一日の新聞のくろしお欄に、今部長が言われたこと等があります。小規模校だったところは、子供たちの声や人影が校舎から消えるということで、地域の落胆が激しいということが載っておりましたので、またそういうことも……。


影山一雄議長 以上で、中尾貞美議員の質問を終結し、午後一時まで休憩をいたします。
                  =休憩 午前十一時五十二分=
*再開前の諸報告


影山一雄議長 再開前に御報告いたします。
 井上進議員は、午後から欠席届が提出されております。
 以上、御報告いたします。
                  =開議 午後 零時五十九分=


影山一雄議長 再開いたします。
 午前中に引き続き一般質問を続行します。
○中島欽也議員個人質問


影山一雄議長 次は四十二番、中島欽也議員の登壇を許します。


四十二番(中島欽也議員)(登壇) 四十二番、中島欽也でございます。
 今回、質問するに当たっては、冒頭に書いてありますように基本構想十カ年、そして前期基本計画五カ年、あわせて行政改革大綱、組織の見直しと。そういうことで、日南市の第一歩を踏み出すことになりました。
 せんだっての坂元啓一議員の答弁において、市長の政治姿勢と内容が大体わかりました。全く旧日南市の市長のときと同じようにリーダーシップがない。もう少し力を入れて自分の本音をおっしゃるのかと私は思っていたところです。ところが全くない。何をしようとしているのか全くわからない。
 それともう一つ、今回の議会の冒頭に坂口議員がわたりの話をされました。市職員の給与体系というのは年功序列的にある程度上がったならば、役職をつくってその中にはめ込めばいいんだと。話を拡大解釈すればそうなります。
 現状の日南市は、せんだって井福議員がおっしゃったように、一生懸命働いても年間百五十万円か二百万円に満たないと。大多数の人が結局はそのように毎日の生活を一生懸命されています。
 市役所は、市民の役に立つところなんです。ところが、答弁その他を今日まで見ておりますと、どうも市役所は市職員のために役に立つところとしか思えない。全体の予算の中身を見ておりますと、坂口議員のお話でございましたように、実質公債費比率もぎりぎりですが、いずれにしても日南市の行く末はどうなるのだろうかと。
 この十カ年計画を見ておりましても、何かこれぐらいでいいだろうと。一生懸命やればいいだろうと思ってらっしゃいますが、十カ年計画もしくは五カ年計画がどのようになろうとも、合併をしたんだからあなたたちは自立しなさいと国は言っていますが、なかなか自立はできない。今回の予算措置を見ておりますと、足りない部分を約三十億円近いものが起債に上がっています。支出で約四十億円、結局はその起債残の元利の支払い額が示されております。ですから、市民一般から要求がありましても、なかなか市民の言うとおりにはならない。いずれにしましても沈没しなければ、はい上がるような力があるのかないのかわかりませんが、恐らく北海道の夕張市以上に経営内容は悪いのではないかと思います。
 私ども議員もそうですが、三役、市職員も含めて、旧北郷、南郷の議員の皆さんには申しわけないんですが、一〇%程度カットしてやるぞという心構えを。要は銭ですよ、お金です。お金がなければ何もできない。だから、職員の皆さん方はお金があればどんどん前に進むんです。お金がないものだから、今日の議会での答弁においても、やりたいけれども先立つ金がないから「検討します」で終わりです。そういったことを踏まえながら、この厳しい世の中に自治体は一生懸命していらっしゃいますが、何かしら前に進まない。
 ですから、市長の政治姿勢につきましては、先ほど申し上げましたとおり重複しますので、質問の項目から省かせていただいて、答弁も要りませんので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、中心市街地活性化構想についてです。
 これについては、昨年暮れに一応結論が出るかと思っていましたら、結局、一年後の今日でもまだまだ結論が出てないようでございます。中心市街地活性化の現時点での進捗状況はどうなのか。具体的にお答えをいただきたい。
 これは商工会議所、日南まちづくり株式会社の動向もあると思います。何か聞くところによりますと、二十五日の七時から商工会議所で一連の話をされようとしていらっしゃいますので、私もそれに出席しようと思うのです。それらを踏まえて今日どうなっているのかお尋ねしたいと思います。
 それから二番目です。中心市街地のエリアの中には、実は海岸地区も入っているんです。その真ん中に旧漁業地の中央突堤があります。建物は漁協組合のものだったんですが、あれが撤去されてきれいになっています。それで、今回予算を見ますと、約一億円近い金で倉庫をつくられる予定です。倉庫をつくられるならつくると、なぜ地元の皆さんにお話しにならなかったのかという気がしないでもないです。これはまた再質問で申し上げます。
 それから三番目です。赤レンガ館がもうすぐできますが、私もあそこは近いものですからたびたび見に行くんですけれども、主屋が非常に貧乏たらしく見えるんです。どうなのかと思っています。何か続きの計画があればお示し願いたいんですが、余り聞かないですね。
 それから、これの管理はどこなのかと思っていましたら、教育委員会だそうです。一般財源でおやりになったんだから、私はそういう形で全体的に眺めておやりなるのかと思ったら教育委員会だと。教育委員会に後でちゃんとお聞きしますので、よろしくお願いします。
 それから、今回まちづくり推進室というものを入れたんですが、このまちづくり推進室の意味合いがどうもわからないんです。部や課を越えて協議会運営がなされるものと思いますが、どのような形でされるのか。
 旧日南市のときでしたが、吾田のホームセンターのところにタイヨーが出てくるということで、反対の陳情にお伺いしたことがございました。その折に、日南市はどういうまちづくりをされるんですかと。結局は一市二町で合併しましたけれど、「北郷はどういうまちになるの。南郷はどういうまちになるの。日南の統合はどうなるの。吾田はどうなるの。飫肥はどうなる」と、そういうことをきちんとしとかないと、民間があらゆる面において出てくるわけです。出てきた後に、いや、あんなものが出てきて困ったもんだと。だから、いつか申し上げたとおり、今のところ日南はパチンコと葬儀屋のまちですよと。
 もう少し何をするまちかを、先ほど限界集落と出ましたが、そこら辺は考えてやっていかないと、十年後に五万八千と想定されましたけれども、これは至難のわざですよ。そういうところで、まちづくり推進室ができたのかなと思っていますので、その内容等についてお示し願いたいと思います。
 それから、公金の未収金です。
 後で旧北郷町、旧南郷町の町長がおられますので、北郷、南郷でどうおやりになったのか。もし答えられなければ、総合支所の担当者にお答え願いたいと思います。
 やはり日南というところは、ずっと一年以上私はこの件でかみついているんですが、市長や部長がお答えになるのと、現場つまり税務課でやってることとが全然違うんです。税務課というのは、昔言いましたように、私が区長をしているころに、油津の公民館に大体三時、四時になると担当者が来ていたんです。「今から行くんですか、御苦労さん」と言って送り出していました。税務課の職員が、滞納者のところに行って、訪問してやられたことは聞かないんです。
 九月議会、十二月議会の答弁書を見ますと、臨戸訪問をしたと言われたんですが、全く中身、現場のことを知らない市長と総務部長。まあ、総務部長は知っておられるかもしれないけれども。だから、そこら辺を十二分に把握しておかないと、とんでもない答弁になるんです。だから、現場のことをよく知って、そして答弁をやらないと。
 本当に頭にくるのではなくて、大体議会というのは議員と市長が対等にやるものです。足りない分については部長なり課長なりがおっしゃるんでしょうが、どちらかというとほとんど市長がここに立って答弁された後は市長を指名しても……。細部のことについては部長、課長がいいんでしょうけれども、何か最初から発言を控えるというんですか、控えると言ったほうがいいんでしょうね。もう少し積極的に私はこう思うんだと。議員あなたが言っていることはそうじゃないと。私はこう思うんだということを議会とやるべきです。
 こんなことを言ったら取り消しになるかもしれませんが、言葉の遊びですよ。こんなことを言ったらいけませんが。全くもって真実なのか。本心からおっしゃっているのか。ただ時を過ごせればいいのか。そのあたりが私には全くもって見えない、聞こえてこない。議会が終わると、こうやっています。いずれにしても、終わった後のむなしさ。全然ぴんと返ってこないんです。言いっ放し、聞きっ放し。
 それが、先ほど申し上げたように役所にお金があればと。一〇%ぐらいあって五億円ぐらいを浮かせて自由に使ってくださいと。それならうちの課でやりますという形で職員が生き生きとするような財政でないと困るんです。
 だから、一年以上もかかってこんな公金の未収金対策を言うべきではないと私は思います。市立中部病院のことにつきましては、後でまた詳しく専門家みたいな人が言いますので別にしておきます。
 それで、悪質滞納者への対策は、いつか申し上げとおりパソコンと電話でやっているわけです。訪問はしてないんです。百人のうち一人か二人は行かれたかもしれませんが。
 悪質滞納者をつくったのはだれなのか。役所です。今、例えば日々チラシを見て一円でも二円でも安いところに行かれるんです。そういう厳しい世の中で自分の生活が先です。そして自分の生活をしたら残らないんです。そういう生活をされている中で、市民が安心して納めるように、役所に納めたらこれだけのものが返ってきます、仕事をしてくれますということを前提に、皆さんは期待して納めているんです。
 先日、税務課に息子の市県民税を納めに行ったら、まあ対応の悪いこと。やはり市民が直接納めに来たんだから、「ありがとうございます、本当遠いところを」と言ってもいいんじゃないんですか。それが全然、何か「あのがきどみはばかたん」と思いましたよ。私が納めに行ったんですから。
 だから、部長たちも三役も、できたら一事が万事、そういう一つのものができてきたとき、そういう問題があったときには、その課程を含めて結末はどういうぐあいになったんだということをやらないとだめです。その中で職員とのコミュニケーションができ、そこの課が何をしているのかが……。もうちょっとやっていただかないと困ります。
 ですから、一番目のタイヤロックの問題、旧三市町と現在の日南市とどういうぐあいになっているのか。
 それから二番目。さっき少し申し上げましたが、臨戸訪問を随時実施した旨の答弁がありました。うそごと言っているなと思いました。随時訪問されるんですが、どう訪問されたのか。また。滞納者と接触されますよね。そのときの記録簿が存在しているのかどうなのかです。多分残っていないでしょう。
 三番目。滞納者に対してそれぞれの職員で地域別に分担しているところがあるという発言がありました。あったんだけれども、その課長が──税務課長ばかりではなくてほかの課もそうですが、一日一日だれが何をしたという記録がちゃんとあると思います。特に税務課の場合には滞納者と接触するわけですから、どういう形で対応されたのか。どういう形でやったら、皆さんに了解をもらって納めていただけるのか。そこら辺のことを考えておやりになっているかどうかです。
 それから四番目。年度末になります。五月が出納閉鎖ですが、各税の徴収率を去年と比較してどうだったのかと。この前は、役づきの皆さんと税務課の皆さんと一緒に回られたんで、少しは取れたんだろとう思います。少しですよ。どのぐらい取られたかわかりませんが。いずれにしましても、どういうぐあいに税率がよかったのか悪かったのか。
 それから五番目。これはもう三回目です。国民健康保険税の徴収率は昨年の十月と比べて二・三七ポイント減とのことであったが、現在の状況と最終徴収見込み率は。また、九二%の目標に向けて努力されていると思います。どのような努力をされたのかお尋ねします。
 それから二番目です。滞納対策のプロジェクトをおつくりくださいと申し上げました。それで、市税等徴収特別対策本部会議において、これこれこれと申し上げたら、すべての公金と称されるもの、使用料から何から全部、延べ一万三千人なんです。大体一万二千幾らだったですが。
 滞納者によっては、一人で数種類の公金を滞納していると思われるが、一元の管理をできないものかどうなのか。あの人は幾らあると。行く。どれから納めますか。これこれと。やっぱりちゃんと名前を、背番号にはまだなってないんですが、そういうふうに一連のものをやっておかないと。何かちょっと片手落ちになるんじゃないか。どちらを中心にやるのか。
 だから、この前も申し上げたとおり、一人の人がトータルしてお持ちになったときには債権として──債務者ですよ。債務があなたは幾らありますと。すべてを含めてやらないと、一つ一つをチェックしていったらなかなか難しいです。どれから先らやるのかと。いずれにしましても、現年度に近いほうから消していかれるわけですから。一元化はできないものかどうか。
 それから二番目、集金についてです。これは五月末日までですね。せんだって新聞にも載りました。課長さん方にも大変御苦労であったんですが、どのようなことをされて、どのくらい収納をされたのか。
 そして、あなたたちが集められた中で、一人一地区で何軒か持っているわけですか。そこに直接行かれましたか。多分、住居探しで時間を食ったんではないかと思っています。ですから、その滞納者のところには恐らく行かれたことがないと思います。
 なぜこれをやるかと言いますと、日南市は先ほど言いましたように財源がないんです。経常収支比率九八・三%。一億円あったときに百から引くとわずかです。だから、もう時間がありません。十二分に納得いくように答えていただくように。また、ないときは六月にしますので、よろしく。以上で終わります(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 中島議員にお答えいたします。
 初めに、中心市街地活性化についての一連の御質問です。
 まず、現在の進捗状況につきましては、井上議員にお答えいたしましたとおり、定住人口、交流人口の二つを指標と定め、事業効果による目標数値の積算を行っているところです。
 今後、中心市街地活性化基本計画の素案として、内閣府に事前相談に行き、市民の皆様へのパブリックコメント等により御意見を伺った上で本基本計画を策定していく予定にいたしております。
 次に、旧漁協跡地についての御質問です。
 細田議員にもお答えいたしましたとおり、景観に配慮した漁具倉庫の建設に向けて、現在各種手続を進められているところであります。
 その事業の内容につきましては、種子島周辺漁業対策事業を活用し、延床面積七百八平方メートルの漁具倉庫を建設されることになっております。
 次に、今後の活用といたしましては、にぎわい創出や漁業振興の観点から、日南市漁業協同組合及び関係機関と調査研究を進めてまいりたいと思います。
 次に、まちづくりの推進体制についての御質問です。
 今回、総務部内に設置を予定しておりますまちづくり推進室につきましては、まちづくり施策を一元的に推進するためのものであり、現在、課を横断して実施しております各種まちづくりに関連する事業の政策決定機能を一元化し、調和のとれたまちづくりを目指すものであります。
 議員御質問の中心市街地活性化事業につきましても、市全体のまちづくりの一環としてとらえ、総務部門で担当することといたしております。
 また、まちづくりの推進に当たりましては、これまで同様に課、係が連携した取り組みを実施してまいります。
 次に、公金滞納対策についての一連の御質問です。
 まず、合併前と合併後のタイヤロックの実施状況につきましての御質問です。
 合併前につきましては、旧日南市及び旧北郷町でそれぞれ一台に対し実施しております。合併後につきましては、昨年十二月と本年一月に計三台の軽自動車にタイヤロックを実施いたしました。一台につきましては、その場において滞納額全額を納付されたためロックを解除し、他の二台につきましては、後日来庁し、分納誓約書を提出されましたのでロックを一時解除としたところであります。
 次に、臨戸訪問の具体的な内容についての御質問です。
 滞納者に対しては、当初、未納の連絡、そして催告、さらには警告書等の文書を発送いたしますが、その時点で大半の方からは納付、もしくは連絡があります。
 しかし、それでも連絡のない滞納者につきましては、差し押さえに向け年金、預金、給与等の調査を行うと同時に、接触調査を目的に臨戸訪問を行っております。その状況につきましては、担当者がシステムに入力し、個別に記録として保存しております。
 次に、滞納対策の協議と管理についての御質問です。
 税務課納税係では、滞納対策のために電算システムを活用しておりますので、全員が担当職員ごとの経過記録を把握することができるようになっております。
 係では、このシステムデータを活用し、課長を含め毎月事務打ち合わせを行い、業務の計画と滞納対策を協議しております。
 次に、本年度の市税の徴収率についての御質問です。
 まず、本年二月末現在における市税の現年度分の徴収率と昨年度同月との比較につきまして、税目別に申し上げますと、個人市民税は九一・〇九%で〇・五九ポイントの増。固定資産税は九六・一七%で一・〇六ポイントの増。軽自動車税は九四・七七%で〇・一二ポイントの減となっており、市税合計では九四・一一%で〇・四五ポイントの増となっております。
 本年度の最終的な市税の徴収率は、近年の景気悪化の状況から予測が困難でありますが、昨年度の徴収率を超えるよう努力をしてまいります。
 次に、国民健康保険税の平成二十一年度の現年度分の徴収率につきましては、昨年の十二月定例会でお答えいたしました二・三七ポイントの減の状況から、二月末現在七三・二二%で昨年度の同月と比べて〇・三八ポイントの増と向上したところであります。引き続き、通常の徴収時には管理職徴収においても現年度の国民健康保険税を重点的に徴収することにより、九二%以上の徴収率を目指します。
 次に、市税等徴収特別対策本部会議についての一連の御質問です。
 まず、市税、国民健康保険税、保険料、使用料等の公金滞納につきましては、現在一元化はしておらず、それぞれの所管課で対応しております。
 しかしながら、滞納者が重複していることも事実であり、滞納対策プロジェクトにおいて情報の共有化と体制の強化の観点から、システム化を含めて引き続き検討しているところであります。
 次に、管理職徴収の実施状況につきましては、柏田議員にお答えいたしましたように、管理職と担当者の二人一組で夜間臨戸訪問等を行い、本年二月末で合計百九人から二百十六万四百四十五円の徴収実績を上げたところであります。
 今後も市税等の公平性の確保と滞納の縮減に向けて、出納閉鎖期間である五月末まで管理職徴収を続けてまいります。(降壇)


安野喜宏教育長 中島議員にお答えいたします。
 油津赤レンガ館主屋についての御質問です。
 旧河野宗泰家主屋が正式な名称となっておりますが、油津赤レンガ館利活用検討委員会や庁内の検討会の中でも、レンガ館との一体的な活用を図るべきとの結論に至っております。
 平成二十二年度以降のまちづくり交付金の事業調書においても、主屋の整備活用事業の採択を国土交通省に要望しております。
 次に、油津赤レンガ館の改修工事が登録有形文化財に与える影響につきましては、文化庁とは事前に協議を行い、現状変更申請を行っておりますので、工事完了後も登録有形文化財として取り扱われます。


四十二番(中島欽也議員) ただいまの赤レンガ館。完成が間近なものですから、これをどのような形で管理されるのか。
 以前は上町地区で管理されていたものですから、管理と申しますか、かぎを預かっておりまして、二月か三月に一回ずつ草取りをずっと今日までやってきたんです。地元との関係で、管理という面について、もしくは指定者管理というのもありますし、どのような形で管理をおやりになるのか、ありましたらお願いします。


村田豊年教育次長 赤レンガ館の完成後の管理はということでございます。
 当面は市直営として教育委員会で管理することで予定をいたしております。


四十二番(中島欽也議員) ちゃんと聞こえない。


村田豊年教育次長 当面は市直営としまして、教育委員会で管理する予定でございます。
 将来的には、議員御案内のように民間や地元の皆さんによる管理をお願いしたいと考えているところでございますが、その手法につきましては、今後、指定管理者でありますとかNPO等を含めて検討していきたいと思っております。


四十二番(中島欽也議員) あそこは管理を地元でさせていただいておるんですが、ガラスが上から下までだーっとあるんですけれども、台風か何かが来たときに汚れるんです。そのメンテナンスまでは管理の中に入らないと思います。メンテナンスはどうされるんですか。


村田豊年教育次長 お答えいたします。
 ガラスが多いので、そのメンテナンスまでということでございますが、それを含めて、建物全体の管理ということで考えております。


四十二番(中島欽也議員) それはちょっと無理だ。特殊なもの、はしご車か何かなければ外からはふけないわけです。だから、そこら辺をもう一度、地元に貸したにしても、地元で管理されるにしても、なかなかそれは無理な話です。もう一遍検討してください。
 それから、以前この説明にお見えになったときに、駐車場はどうなっているのかと言ったら、駐車場はありませんと。ここは歩いて来て、ここでくつろいでという話だったんです。
 今の世の中に駐車場がないというのは、全くもって孤立するわけです。駐車場をどういう考え方をされるのか。あそこと旧外山医院との間に空き地があるんですが、あれを借りないと。近くの葬儀屋があそこの目の前を借りているんです。葬儀屋もちょっとはね。そこら辺はどうされるつもりなんですか。


村田豊年教育次長 完成した後の駐車場はということでございます。
 議員御案内のように、近辺に空き家等もあるし空き地もあります。私も日南に参りまして何回か現地を見に行かせていただきました。一番近いところでは、最初、港を考えておったんですが、ちょっと遠いかと思いましたので、その後、部内で検討いたしましたときに、近辺の空き家、空き地等をどうにかならないかということで今のところ考えておるところでございます。


四十二番(中島欽也議員) それはちょっと無理。私は近くに住んでいますが、適合するような空き地、つまりあそこと道路を挟んで向こう側ではぐあいが悪いです。だから、できるならばそこら辺を早急にお願いしたいと思います。
 また、いろいろなことがありましたら、地元との話し合いも今後続けていただきますようお願いします。
 先ほど、公金の未収金のところで旧北郷町と旧南郷町はどういうぐあいに集金をされたのか。何か出納閉鎖があるころになると、みんなで用意どんで集めに行っていたという話もちょっと聞いたものですから。そこら辺はどうだったのか。あればお答え願います。


高橋一久北郷町総合支所長兼統括部長 旧北郷町時代の滞納対策ということで、お答えいたします。
 確かに、旧北郷町時代も収納対策につきましては、重点課題としての位置づけがありましたけれども、町税、使用料、保育料等を所管する課をもって収納対策会議というものを設置しておりました。
 今、議員からありましたように、出納閉鎖前とかの時点につきましては、一時期管理職等も含めた形の中で収納対策に対応してきましたけども、基本的には所管する課をもって重点的に収納対策に当たったということであります。また、個人ごとのリストといいますか、町税、使用料等につきましては一覧表にまとめて情報を共有しながら、滞納対策に当たったということであります。


渡辺文明南郷町総合支所長兼統括部長 旧南郷町の収納及び滞納対策でございますけれども、先ほど高橋支所長が答えましたとおり、旧南郷におきましても同様の取り組みをしております。
 ただ、旧南郷町の不動産、動産の差し押さえ等につきましては、既に国・県並びに民間の金融機関が差し押さえ、または抵当権を設定しておりますので、どちらかといいますと金融債権、預金等の差し押さえを重点的にやっておったというところでございます。


四十二番(中島欽也議員) 財源の一つでございますので、今、北郷と南郷の方がおっしゃったように、参考にしながら積極的にお願いしたいと思います。
 いずれにしましても、現場のことを十二分に把握して、現場がもう少し足りないならば、どういうことをさせるかです。現場が勝負なんです。市民との対話というのは全部現場なんです。そこら辺を十二分に把握してやっておかないと、あの人たちは何をしてるのかということになるということを言っておきます。
 先ほど、ちょっと言葉は悪いけれども、言葉のやりとりで、わかったわかった、うん、いいって言っていますが、全然わかってないと。だから、そこら辺は一生懸命やっていただきたいと思います。
 昨日、油津中学校に行きました。そうしたら、日南はスイートピーの生産日本一だそうです。スイートピーの花言葉を知っていますか。門出、旅立ちだそうです。新しく日南市が旅立つわけですから、市長、各部長もそうですが、今後とも、もう少し命令権をもって命令するようにちゃんと言っていただかないと、職員は動きませんよ。
 よろしくお願いいたします。終わります。


谷口義幸市長 指名はなかったんですが、お答えしたいと思います。
 命令もさることながら、ようやく新しい市の目標もできました。計画もお示ししております。そして、それに伴う財源も工面する施策が固まりました。ですから、これを全力で取り組むことが、これから大事だと思います。そういう意味で、職員ももとより市民の皆さんと一緒にやる気を持って取り組む。これが大事だと思います。
 お答えになるかどうかわかりませんが。


影山一雄議長 以上で、中島欽也議員の質問を終結し、十分間休憩をいたします。
                   =休憩 午後一時四十四分=
                   =開議 午後一時五十五分=


影山一雄議長 再開いたします。
 引き続き一般質問を続行します。
○磯江純一議員個人質問


影山一雄議長 次は、三十二番、磯江純一議員の登壇を許します。


三十二番(磯江純一議員)(登壇) 市民自由クラブの磯江であります。中島先輩の質問の後は大変やりにくうございますけれども、一生懸命やってみたいと思います。
 この国は一体どこを向いているのでしょうか。聞こえのいい友愛と命を巧みに使いながら、民主党党首鳩山総理は平成の脱税王。懲りない男、影の黒幕小沢幹事長は元秘書石川衆議院議員ほか二名の逮捕で四億円の不動産取得に絡む金権疑惑。週刊誌によると、沖縄県名護市に何を目的としたのか、不動産を所有。政党助成金の迂回疑惑等、まさに政治と金にまつわる悪徳政治家であります。国民の約八割が辞任を求めているのにもかかわらず、憮然としたあの態度はいかがなものでしょうか。
 政策目玉でありますマニフェストの子ども手当、公立高校の授業料無償化は、我が国の将来にどんな影響を与えるのか。深刻な派遣問題がある中、あのテント村の一部連中が二万円をもらって行ったところはパチンコ屋と飲み屋だったことは御案内のとおりであり、次に行くところは生活保護受給の相談手続ではないかと考えております。
 このような環境は、社会で努力や競争する意欲がなくなり、困れば国や役所が何とかしてくれるだろうという甘い考え方が蔓延し、先人から受け継いだ豊かな感性が失われる危険性を、私はひしひしと感じております。
 一方、法案を提出しようとされている改正国籍法。これは、日本人の父と外国人の母が、婚外子であっても父が認知すれば国籍を取得できるとするもので、既にペルー人、中国人、フィリピン人が逮捕されております。
 永住外国人の地方参政権付与法案は、連立を組む国民新党も反対の声を上げており、加えて全国の県、地方議会からも多くの反対意見書が出されており、私ども自民党も帰化することが前提であると考えております。
 もう一つは、夫婦別姓問題であります。資料を見ますと、賛否両論いろいろあり、民主党内、自民党内も一枚岩ではないようであります。しかし、これをやられて何かよくなることがあるのか。現場は混乱するだけで、何で今これをやらなければならないのか。今でも、社民党党首福島みずほさんは別姓を実践されておりますから、したい方でやられればいいのではないかと存じます。
 民主党がどっちを向いているのか。日米の対等な立場としての外交、防衛をうたいながら、ロシア、中国を近隣の友好国としてイデオロギーにはとらわれず、仲よくやっていこうと考えておられるのかもしれません。
 民主党連立政権は、呉越同舟でありますから、今後の民主党の政策は、すべての面で地方の議会ではありますが、慎重に見きわめなければならないと考えております。
 前置きが長くなりましたが、質問に移らせていただきます。
 初めに、格差社会における行財政改革についてであります。
 市民、納税者の皆様の平均年収が約百八十万円ということは前定例会で申し上げております。先の見えない不安な日々が続く中、各種税の滞納者がふえるものと考えております。ワーキングプア、貧困率等が問われている今、市職員の給与の妥当性について市長は前定例会で、職務に沿った適正な給与であると答弁されておりますが、再度市長の考えをお伺いします。
 わたりについては、北川市長当時から是正すべきであると申し上げてまいりました。本市のわたりの歴史は、河野禮三郎市長が市役所に赤旗が立ち並ぶぐらいの抵抗があった中、当時、宮崎国体の行事に協力しないという労使間の対立がありましたが、わたりを廃止されております。
 しかし、それが川越光明市長時代に復活され、その後、宮元市長時代に県からの指導があり、やめさせたいと言われていたことを覚えております。私もしばらく取り上げておりませんでしたが、先日、宮崎日日新聞に報じてあり、総務省の調査内容が出されておりました。
 本市もわたりを準用しているとの指摘であり、県内六市町四百九十八人が対象とされております。格差社会が問われ、税収がままならない中、是正される考えはないかお伺いします。
 「自治体基金増への腐心」という見出しの三月一日の宮崎日日新聞によると、本市は同規模の自治体に比べると積立額は県内でも低いとありましたが、基金が枯渇すれば国民健康保険税が大幅に値上げされている自治体もあり、住民生活への影響も懸念されております。そうなる前に、人件費の見直しが急務であると考えますが、市長の考えをお伺いします。
 前定例会で、市職員の夫婦共働きについて御意見を申し上げました。その後も市民感情として調査すべく、国会図書館から資料を取り寄せてみました。夫婦共働きの是非については明確な根拠もなく、さまざまな意見があるようであります。
 大分県日田市の大石市長は、「本市は農業や木工業が主要産業で大企業は少なく、民間は低賃金が長年続いており、零細な地場産業から見れば、市職員の給与は高過ぎるという声がある。市役所は、いい人材でいいサービスを提供し、給与は低く抑えるのが最も望ましいのではないか」ということから、夫婦共働きについてそれぞれの給与を二割カットする条例案を提出されようとしましたが、総務省から地方公務員法に照らし、適正に判断してほしいとの見解が示されたため、断念された経緯があります。しかし、労使間では全職員の給与を一律五%削減するための交渉が進み、合意寸前だったということであります。「市の財政が厳しいのはわかっている。組合としても、協力できることは協力しようと考えていたのに」という組合書記長のコメントも出されております。
 ちなみに、日田市には三十三組の夫婦職員がおり、二〇〇五年三月合併で職員数が四百四十人から約七百四十人に増加したほか、財政面でも約十五億円に上る赤字に苦しんでおられるようであります。
 以上の点から、本市も市民の皆様の厳しい経済環境や財政事情、夫婦共働き七十三組、市民感情も含めて職員の給与削減について労使間で真摯に交渉の場についてもいいのではないかと存じますが、市長の考えをお伺いします。
 二点目は、土木行政についてであります。
 のり面業者が一般土木業者指名に参加するには、一千万円の工事実績が必要となっていますが、業者が倒産、廃業する中、コンクリートから人への政策転換からも、どのように実績を上げればいいとお考えなのかお伺いします。
 のり面工には附帯工事を伴っております。これは土工であり、土木技術者を雇用、配置しておかねば仕事はできません。過去、のり面業者は旧日南市では一社しかありませんから、指名のたびに市外、県内に事務所を持つ業者を含め、指名に苦労されていたことは存じております。
 しかし、最近の指名を見ますと、市内だけでもできるようになりました。それは、一般土木業者がのり面の指名に入り出したからであります。一般土木の中にものり面工事が含まれると、それを下請に出しても実績として評価され、それが原因となっているからであります。
 一方、のり面業者が一般土木指名業者に参加するのに、技術者を雇用し、附帯工事(土工)を約三割含む点からも理解しがたい。配慮されてもしかるべきと存じますが、市長の考えをお伺いします。
 指名審査委員会の権能についてお伺いします。
 指名は公平・公正なのかについてであります。合併前の一市二町の格付、これは県との比較になりますが、問題はないのか。新市になって、それを引き継いでおられることから、業者からの不満の声も聞いております。加えて、公共事業の減る中、新年度の新たな事業を合併特例の範囲で機能させられるかお伺いします。
 最後は観光行政についてであります。
 鵜戸山は本市の観光の拠点の一つであり、年間約百万人もの観光客が訪れておられます。三ツ和荘さんから神宮までで終わっている方もおられると存じますが、私はつるやさん側から神宮まで歩いてもらえるのがいいのではないかと考えております。
 先日、その行程を歩いてみましたが、階段を上り、トンネルを抜けると上りと下りをセパレートした手すりつきの階段があり、途中の店は商いがあるのかどうか。これでは後継者もなく、寂れるばかりではないかと考えました。
 三ツ和荘さん、つるやさん、どちらが入り口であってもいい環境を私はつくるべきだと考えました。地域の人たちも参加していただき、鵜戸山に昔のにぎわいを復活させたいと思い、この質問をさせていただきました。
 八丁坂を上ると左は旧七浦七峠、右に階段を上がると雄大な海が見渡せ、そこには歴代別当の墓地群や廃仏毀釈の往時をしのばせる石仏群等、私は初めてでありましたがすばらしいものがありました。市民の皆様でも来たことがない方も多いのではないかと考えております。
 鵜戸山には天皇の御陵やほかにも見るものはいっぱいあります。この一帯を新たな観光の目玉として取り組まれる考えはないかお伺いし、壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 磯江議員にお答えいたします。
 初めに、市職員の給与についての御質問です。
 職員の給与につきましては、地方公務員法第二四条に職員の給与は生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従業者の給与、その他の事情を考慮して定めなければならないと規定されております。
 本市におきましても、従来から国家公務員の給与水準や給与制度に準ずることが、地方公務員法の趣旨に最も合致するものという考え方に立ちまして、毎年の給与改定も人事院勧告に基づいた国家公務員の給与改定に準じて行っているところであり、適正であると判断しております。
 次に、わたりについての御質問です。
 さきに、坂口議員にお答えいたしましたとおり、本市と国の職務分類表の相違であり、わたりであるとは認識いたしておりません。
 次に、人件費の見直しについての御質問です。
 本市の財政状況が非常に厳しいということにつきましては、私も十分に認識いたしております。これまでも、退職者の不補充や民間委託等による職員数の削減、特殊勤務手当の廃止、自宅に係る住居手当の廃止、時間外勤務手当の縮減等により、人件費の削減に努めてまいりました。
 今後は、現在策定を進めております第一次日南市行財政改革大綱に基づき職員数の適正化を図り、総人件費の削減に努めてまいりたいと考えております。
 次に、職員給与についての御質問です。
 私は、本市職員は行政職員として多岐にわたる複雑な業務に昼夜を問わず励んでおり、その能力及び業務に見合う報酬を受けているものであると考えておりますので、職員の給与をカットすることにつきましては、現在のところ考えておりません。
 財政難の解消につきましては、行財政改革大綱の中で御説明いたしましたように、職員数を計画的に減員することで行政組織のスリム化と人件費の縮減に努めてまいります。
 次に、新規業者の資格要件についての御質問です。
 新規業者の資格要件といたしまして、工事実績を求めております。今回の新市の基準では、申請業種の過去二カ年における工事完成高が合計一千万円以上であることとしております。
 旧日南市の工事完成高は、単年で一千万円以上となっていましたが、合併調整において新規の参加を容易にするため、新市での要件は緩和いたしております。
 なお、実績に計上できる工事につきましては、市内・市外、官・民及び元請・下請を問うものではありません。
 次に、土木一式工事の実績についての御質問です。
 建設業法による建設工事の種類は、二十八の業種区分によるものとされています。議員御質問ののり面工事につきましては、とび、土工、コンクリート工事であり、土木一式工事ではありませんので計上できないことになっております。
 次に、指名審査委員会と指名業者の資格審査及び等級格付についての御質問です。
 指名審査委員会につきましては、副市長及び関係部課長十名の委員をもって組織しております。委員会は、市が発注する建設工事等の競走入札に参加することができる者の資格及び指名について厳正に審査し、契約及び工事施行の適正を期するために設置いたしております。
 次に、格付、指名及び発注基準についてであります。
 旧三市町の公共工事等の制度につきましては、それぞれに要綱が定められ、基本は同じですが、基準及び運用については異なっていました。
 合併協議における調整方針は、新しい内容、体制に統一することを基本に、当分の間現行どおりとするとなっております。
 議員御承知のように、この一年間、旧市町の格付、指名及び発注基準に沿って行ってまいりました。現在、公共工事等の制度見直しの中で、制度統一を見据えた検討を行っております。
 次に、鵜戸山八丁坂付近の観光開発についての御質問です。
 鵜戸神宮は、年間百万人を超える観光客が訪れる本市を代表する観光地であります。日向を代表する神社である鵜戸神宮の魅力は、山幸海幸神話の舞台でもありますように、歴史が古いことです。
 議員御提言のとおり、鵜戸崎とその周辺には多くの史跡、伝承地がありますので、その魅力をさらに情報発信するために、鵜戸神宮や鵜戸地区の皆様と連携を図ってまいりたいと考えております。(降壇)


三十二番(磯江純一議員) 最初に土木行政からお伺いします。
 のり面工というのは、格付は要らないんですね。ないんですね。そのことをお伺いしたいと思います。


長鶴浅彦総務部長 のり面工の位置づけでございます。
 これは先ほど壇上から市長が答弁しましたように、建設業法で定める許可業種分類──私、今手元に持っているわけでございますけれども、この二十八種類の中におきましては、あくまでものり面工事というものにつきましては、とび、土工、コンクリート工事に分類されるもので、その中にモルタル吹きつけ、種々吹きつけ等ののり面処理も含むという整理がされているものでございます。


三十二番(磯江純一議員) そうであれば、さっき言いましたように、一般土木の中にのり面があったら、それを下請に発注させて、工事の実績ができますよね。
 のり面の場合は、三割の土工があっても認められない。ただ、これには格付がない。Aクラス、Bクラス、Cクラスがないという意味ですよ。そうなったときに、何でのり面の業者に格付のある、この中に特AやAの業者がのり面の指名に入るのか。これが私にはちょっと公平・公正の観点からも理解できません。のり面には資格が要らないわけですね。とび、土工でいいわけですよ。格付のA、Bが要らないわけだから。その業界の仕事に大手が乗り込んできて、仕事をとるような条件をつけておるんですよ、今。
 のり面には、さっき言いますように三割の土工がある。ただ、のり面だけではない。側溝をつくったりいろいろな仕事も入ってくるわけです。それでも実績として認められない。一般土木が、のり面の仕事が一部入っていた。これを自分のところでできないから下請させる。あなた方はこれも実績として一般土木は認めているんですよ。そうなったときに、この格付がいい加減なものだというのはわかるでしょう。そうしたら、これはのり面は単独で分離発注できるかどうか確認しときます。これは分離発注でやれるよ。


長鶴浅彦総務部長 のり面工事そのものについては単独分離発注ということでございますけれども、のり面工事におきましても、当然基礎となる部分からのり面を構成する全体の工事が関連いたしますので、工事内容等によっては単独で分離できることもあろうかと思います。発注の方法としては、例えばちょうど道路等、民地等に面するところから最上段まで、ここをあくまでも総合的に整理する中での発注の方法として私ども考えておりまのすで、今後もこの考え方で進みたいと考えています。


三十二番(磯江純一議員) 今度の富土小目井線の入札がこの前あったんです。そのときに、指名業者が足りませんから北郷の三社、日南の五社、その中には新規で入った一般土木も、初めて聞いた名前が二社入っていました。
 今、合併の特例はどうですか。北郷で出た仕事は北郷、南郷で出た仕事は南郷でと、前そういう業界での申し合わせみたいなものがありますよね。この仕事はそういう指名によりまして北郷がとったんですよ。その辺のことを見て、この業界だけがおかしな状況だとあなたたちはわからないですか。
 だから、指名のあり方も出したわけです。のり面だけなら日南の指名した業者がとってもよかったわけです。ところが、これをとったのは北郷の業者です。一千六百万円。こういった事態もあるから、私は申し上げているんです。日南市にしかいないのり面の業者が一社だけ何で苦しまないといけないのか。一級土木技術者を雇用しているんですよ。一級は今幾ら月払っていますか。昔は月三十五万円という枠がありましたが、今はそんなもの出せないと思いますけれども、そういう中で苦しんでやってるんです。
 この話を課長としたときに、僕はこんなことを言いました。「一般で今一千万円の工事実績が必要だ」と。そしたら、「今そんな仕事はないから、業者も下請にそんな仕事よう出さんだろう」と。そしたら、「磯江さん、民間もありますよ」と。そしたら、「その民間のある仕事をおれに教えてくれんか」と。もうそれで話はだんまりです。その後に、「今、指名ランクをつけてもDクラスですよ」と言われますから、「Dクラスでもいいじゃないか、入れてくれ」と。そしたら、「Dクラスは仕事ありません」と。そんなやりとりを私たちはしているんです。
 市長、そのあたりの意見をお聞かせください。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 細かなところはわかりませんが、私は常に地場産業育成と総合評価方式等を取り入れたということをいつも言っております。できる限り、可能な限り地場産業育成という方針でやっております。


三十二番(磯江純一議員) 今まで造園にしても建築にしても管工事にしても、ずっと土木の一般の部に出てきた事実がありますよね。そのころはまだ景気もよかった。今のこういう時期に、会社を守るのがやっとの時期に、一社しかないのり面業者が附帯工事を伴う仕事をしながら、何で指名に入ることができないのか。Dクラスで仕事がなくてもいいんです。僕はそういう考え方でこの提案をしています。
 野邊部長、その辺の考えをお聞かせください。


野邊泰弘建設部長 お答えいたします。
 確かに、なかなか複雑な問題であると思っております。しかし、議員の言われることを理解しつつも、先ほど市長が申しましたようにそういったルールがございますので、そのルールの中で我々はやっていくということでございます。


三十二番(磯江純一議員) 本当に皆さん方はそういう枠の中でしか物を言われませんから。
 今、市長が言われたでしょう。民間の活性化のためにはと。そういうことを言われたんですよね。どうやったら民間が、今自分の会社を守って、何とか自分の持ってる能力を生かしていこうとしているのに、それを阻害してるじゃないですか。
 一級土木技術者というのはどんなものかわかりますか。仕事ができるんですよ、現場が持てるんです。またこのことはちょっと時間がないですから後でやります。
 もう一つは、指名審査委員会。
 合併特例の範囲で決まったとおりにやりたいと言われましたが、今、建築なんかは特に、土木も一部あるんじゃないかと思うんですが、数が足りないと北郷の仕事でも日南の業者が指名で入るわけです。入ってますよね。南郷の仕事も足りないと日南の業者が入ったりするわけです。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長くなると、・・・・・・がトラブルにまで発展するんです。
 次年度はそれなりの仕事はありますよ。学校関係、消防関係、いろいろありますから。これは、早くやめたほうが、・・・・・・・が膨れ上がってトラブル等が起こる可能性があるから、この問題を出しているんです。ちょっと契約の副市長、あなたの意見を聞かしてください。


阪元勝久副市長 お答えいたします。
 これにつきましては、私どももいろいろと検討しておるわけでございます。合併時に、業者の皆さんからそれぞれ旧三市町である現在の格付で、当分の間そのままでやってくれというお願いをされておりますので、私どももそれを重視しながら今の入札制度をやっております。
 今、議員が御指摘の問題についても、やはり南郷でもそういう問題がありました。三社しかないから、最低五社以上ということで決まっておりますので日南のほうから二社入れましたら、日南の人がたまたま落札されたという事例もありました。
 これは相対的に見て、日南市全体の中で私たちは考えています。市長が先ほど申し上げましたように、日南市外から入れようというのではなくて、日南の地元の業者を重点にして入札制度を行っておりますので、理解賜りたいと思います。


三十二番(磯江純一議員) 僕が言いたいのは、当然日南の仕事は管内でと、ただ、今特例の中で北郷の仕事はできれば北郷の業者がとると。そういうことですから、結局これは余り長くすると、トラブルというのか、・・・・・・・・・・あれを返してくれということが膨れ上がってしまうと。できれば今言われましたように、業者の意見を聞かれたら、早目にそれをやめるべきかどうか聞いてください。お願いしておきます。
 それでは、観光のほうに行きます。
 さっき、鵜戸神宮の観光客が年間百万人と。意外とこの中には外国人が多いと聞いております。そうであれば、鵜戸山の魅力が生かされているのか、はっきり言って私は疑問です。その証明として、店舗が少なくなり高齢化している。これが事実であります。
 再度原点に立ち、鵜戸山全体を再点検していただき、新しい魅力づくりと土産品、特産物の開発等考えていかなければ、近道を利用しての神宮だけの参拝で終わってしまい、地域への活性化が図れないと将来への不安を抱えております。
 今、油津や飫肥のまちづくりに取り組まれておりますが、本市の活性化には鵜戸山は大きな存在であります。この点についての市長の考えをお聞かせください。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 議員仰せのように、鵜戸山は年間百万人と申し上げましたが、非常に日南市においてはすばらしい観光資源だと思っております。
 合併をしましてからもうすぐ一年ですが、やはり北郷にはセラピー、温泉もある、南郷には海やら亜熱帯植物がある。日南にも歴史文化を持ったものがある。やはり、それぞれがそれぞれのよさを生かして発展していく。これから先もっともっと発展していく。その発展していく中で、いろいろな観光客の方が周遊するというか、楽しんでいただくという地域社会にしなくてはいけないと思っております。
 産業の振興とか行財政の改革とか申しておりますが、その中では観光も大きな産業の一つだと考えております。


三十二番(磯江純一議員) 私も鵜戸山にこの前行ったときに寂しいと思ったんです団体バスが入っているときはそれなりに人が動いているんですけども。その証拠に、店舗が入口のつるやさんや三ツ和荘さんを入れても五軒しかないんです。その間の三軒は多分もう商いはできてないぐらいの状況でしたから、何とかここを。
 今から提案しますが、今、市民の皆様でも八丁坂のあたりとか、あの界隈は行っておられない方もいらっしゃるんじゃないかと思っております。そういう意味で、これは市民の皆様への再認識と申しますか、歩いて散策するコースづくりや森林セラピーのような、地域の人が案内できるような仕組みづくり等、積極的な取り組みも必要ではないかと考えていますが、そのあたりの意見をお聞かせいただければ。


田原義人産業経済部長 お答えいたします。
 先ほど市長が壇上から申し上げましたように、私どもも十分その魅力については感じておりますので、鵜戸神宮はもとよりでございますけれども、鵜戸地区の皆様とも十分話し合いをしながら進めてまいりたいと思っております。


三十二番(磯江純一議員) この質問をさせていただくことになった前ぶれといいますか要因は、八丁坂が集中豪雨時の水路となって、再度にわたり店舗に多大な損害を与えたことであります。奥さんが地元の方で、何度店を閉めようかと考えたかもしれないと。しかし、母への思いもあり、被害には負けず頑張っておられるというその姿であります。後継者の息子さんもおられます。職員の方々にも被害調査をお願いし、一応応急的な処置をしていただき、その後は問題は起こっていないようです。
 そのときに、だんなさんから、上がってすばらしい光景を見せていただいて、いや、これはやっぱり考えなくてはいけないのかと。鵜戸山全体を考えるべきだと考えまして、鵜戸山マップと申しますか、鵜戸山全体の名所、旧跡のパンフレットみたいなのをつくって、店舗に置いて来る人に案内してもらったり。中では、観光ボランティアの育成。さっき言われましたように、地元の人が一体となってやらないと僕はだめだと思うんです。
 そういうことも含めて、地域を挙げての取り組みを考えられたらいかがかと思うんですが、市長の考え方をお伺いします。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 鵜戸山の活性化ということだと思うんですが、今、議員仰せのように、鵜戸地域におかれましてはシーニック・バイウェイ、あるいはかっとしやる協議会、さまざまなことに今住民の皆さんが取り組んでいらっしゃいます。行政もそういうところを大いにバックアップしていこうと思っております。
 また、大事なことは二百二十号線が風評被害も出たこともありまして、人が住んでいらっしゃる、観光客もたくさん見える。そういう中で、住民の皆さん、観光客に迷惑がかからないように、道路をきちっと防災もしていただくために、国にも訴えていくことを同時並行で進めていきたいと思っております。きのうも申し上げましたが、おととい二十七日にはまた大会もやったりして、全力を挙げてこの防災対策も取り組んでいきたいと思っております。
 これは、ひとえに官民一体となってやらないといけないという気持ちでおります。


三十二番(磯江純一議員) 今、官民一体という言葉を使われたんですが、シーニック・バイウェイという形があるんでしょうけれども、一部の人だけで地元の人には全く共鳴されていないということがありますから、あえて私は地域の全体で盛り上げていくべきだと。
 物ができ上がってからやるというのではなくて、何か目的があって、みんなでやって成功させないと物事はできません。そのことをあえて申し上げておきます。
 今度は一番目に移ります。
 今定例会で井福議員から援護射撃をいただきました。民間の賃金の厳しさと若者がふるさとに残ってくれて果たして結婚できるのかという市民の皆様の実態であります。こういう観点からも、夫婦共働きの是非については、地域間格差の一つとして考える余地はあると存じますが、ここでは深くは申し上げません。
 市長は職員の給与は職務の沿った適正な給与であると事もなく言われておりますが、市民の皆様の所得は朝早くから大した手当もなく、頑張って平均年収が百八十万円と言われておりますから、それ以下の人も多いものと考えます。
 これが市民の適正なものと考えられますか、市長、お伺いします。


谷口義幸市長 適性かということですが、その前に行財政改革大綱、四月から総合計画とともにスタートするわけですが、これを着実に進めて効率化を図り、職員等の適正化も図っていきたいと考えております。
 私がいつも職員に言っておりますのは、納税者の目線に立って、市民の目線に立って仕事を全力で取り組むと。これが公務員としての役目であるということでございます。


三十二番(磯江純一議員) 私が聞いているのはそれではないです。市民の給与が適正かということを聞きました。
 朝早くから働いて、井福議員が言われるように月十二、三万円の給与をもらい、一時金もないと。そういう厳しい中で市民が働いている。これが適正かと私は聞いたんです。
 市長どうでしょうか。何と答えられますか。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 規制緩和によりまして、派遣社員、そういういろいろな労働者がふえている中で、給与が非常に低く抑えられているというのも事実です。政権交代で現政権になりましてから、そういうものを是正しようという国の動きもあります。ですから、非常に皆さん苦労されているということは感じております。


三十二番(磯江純一議員) 市長は全く実情を御存じになりません。市内で派遣職員というのはそんなにいらっしゃるものではないんです。零細企業以下の、そういったいろいろな方たちが働いておられて、王子製紙とかある程度大きな会社の話はしてないんですよ。ただ、井福議員はある製材所のことだったと僕は思っていますけども、一般の人はそういう状況の中で働いているんです。
 だから、こういう「朝ズバッ!」なんかでもわたりについてこの前やっていましたが、こんな給与制度を岡山市はやっていました。
 係長、困難係長と二つ役職があります。課長補佐、困難課長補佐、課長、困難課長。人数を教えてください。困難係長何十何人、係長ゼロ。困難課長何十何人、課長補佐ゼロ。困難課長何十人、課長ゼロという給与体系。これが高度成長時にはこういうことはやれたんです。それをまだ引きずってやる。こんな厳しい時代に引きずっているから、こういう声が出てくるんです。そこら辺は市長はわかりませんか。何でそういうことが出でくるんですか。そしてまた、総務省のあの数字は。じゃああの調査の数字は間違いなのか。
 六市町で五百九十何人か、数が出ているんです。総務省の間違いということですか。お願いします。


長鶴浅彦総務部長 わたり報道につきましてでございます。
 総務省の調査につきましては総務省の調査のやり方がございましたので、当然総務省についてはそれぞれの自治体が持っております規則等に照らし合わせて、それがどうなのかということが、今回の最大の議論となったところでございます。
 議員も御承知かと思いますけども、日南市が指摘されておりますのは、職務関係の分類表がございますが、あくまで、この分類表を明確な書き方にしなさいということです。はっきり申し上げますと。
 と申しますのは、今回、早速検討の協議を行いながら、私どもの書き方が規則上まずければ直そうということで整理させていただいたところでございます。これにつきましては、三級職について高度の知識、経験という言葉で整理しておりましたので、そこの是正。四級の場合も同じ高度の知識、経験という言葉を使っておりましたのを、それを明確に整理しなさいという御指摘を受けておりましたので、その分を整理させていただいたところでございます。


影山一雄議長 暫時休憩します。
                   =休憩 午後二時三十七分=
                   =開議 午後二時三十七分=


影山一雄議長 再開します。


三十二番(磯江純一議員) 今、部長が言われたそれがまさにわたりだと僕は思います。
 再度同じことを言うかもしれません。わたりは、高度成長期の遺産であると言っても私は過言でないと確信しております。これは、明らかに税金の無駄遣いであり、納税者の市民の立場からすれば許されないことであります。
 今こそ、時代に沿った適正な給与のあり方と民間並みの職務能力判断による給与体系をつくらないと市はやっていけませんし、市民には到底納得できないと私は考えます。
 部長が今言われるには、私はビアだると言うんですけれども、組織の中が太ってしまっているんです。四級、五級あたりが集中的に集まっていますから。わたりはそこに問題があるんです。同じ階級の人がいっぱいそこに集まること自体が、無駄なお金使いだと思いますから。一般はそうじゃないですから。それが公務員の社会です。
 そこら辺で、今僕の言ったように民間の企業体系からして、わたりのことを市民の方が知られたら怒りますよ。税金払いませんよ。
 このことを言って、市長の考え方をお伺いします。


谷口義幸市長 壇上から御答弁申し上げましたように、わたりというのは認識しておりません。


三十二番(磯江純一議員) いよいよ市長も何の選挙協力であったのか私は知りませんが、そういう認識が市民の方にどんどん広まることを覚悟しておいてください。
 進めます。私には、日田市長の考え方は財政がままならない中で、市民感情を理解し、何とかしたいと思われた熱い思い。これは私は十分に理解できるものであります。
 格差社会と行財政改革についてるる申し上げておりますが、いくらきれいなことを言われても、職員の削減か人件費の削減を図らない限り、あすの日南市はないものと考えております。
 ここで紹介しておきますが、本市の人口のピークは昭和三十五年、六万一千九百七十四人に対し職員四百七十人。平成十五年、四万四千八百四十五人に対し五百三十八人と省力化を進めるパソコンを導入してからも職員は削減されていないのであります。
 谷口市長がその重荷を背負われていることは理解します。理解はしているんです。経営者でありますから、思い切った改革をしていただかねばなりません。こんな時代が来ることは、だれもが予想できなかったことであります。そうであれば、大分の日田市がある程度理解してくれていたように、職員もわかってくれますよ。
 そこで、さっき言いました人員削減。生首は切れません。給与の削減、見直し、労使の交渉の場を設けられてもいいのではないかと考えますが、市長、いかがなものでしょうか。
 中島議員も言われました、夕張市どころじゃないよ。経常収支比率九八・三%。何ができますか、この中で。職員の給与は職務に合った、能力に沿った適正な給与であると力強く市長は言っておられるのですが、大丈夫ですか。あえてお伺いしておきたいと思います。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 議員仰せのように、戦後、高度成長の中で公務員の数がふえてまいりましたことは御承知のとおりです。そういう中で、バブル崩壊、税収減というものが国も地方も続いてまいりました。そのために、旧三市町でも改革を推し進めてまいりましたが、合併によってまた人数がふえました。借金もそうです。
 そういう中で、これから職員数をいかに減らしていくか、これが行財政改革大綱であります。総合計画を実現するためにも行財政改革を着実に職員数の見直しを含めて実行していかなければいけないと考えております。


三十二番(磯江純一議員) 今、市長の言われた職員数の削減については、毎年出る退職者の数しかないと私は思うんです。
 それと、給与の適正化と言われますが、給与の適正化はどんなふうにされるんですか。
 市長、答弁をお願いいたします。そんなに職員の数は減らせませんよ。


谷口義幸市長 先ほど、壇上から答弁しましたように、各種手当等さまざまなことを改革してまいりましたが、今後も人事院勧告を尊重しながら改革していきたいと考えております。


三十二番(磯江純一議員) これは自分の考えですが、さっき国家公務員の話をちょっとされましたけれども、日南市の初任給が国家公務員よりも高い時期もあったことは御存じですね。それも私から言えば問題点であります。
 もう一つ大事なことは、県職員だって県内での転勤、異動があるんです。市長、日南市の職員は管内におるだけで一ラスパイレス指数で国家公務員よりも高い給料をもらっていた時代もある。これは地方公務員の大きな今後の課題だと私は思います。
 市長、今言ったように、管内の異動もない。ここの中だけで四十年なら四十年働ける。国家公務員はどこに飛ばされるかわからないんですよ。その環境と一緒ですか。警察は命をかけた危険が出てくるんです。それからすると、私はもっと考えてほしいと思いますが。
 市長、その御意見をお聞かせください。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 議員仰せのとおり、今後の課題だと思っております。


三十二番(磯江純一議員) ぜひそうしてください。
 終わります。


影山一雄議長 以上で、磯江純一議員の質問を終結し、午後三時まで休憩をいたします。
                   =休憩 午後二時四十五分=
                   =開議 午後三時  零分=


影山一雄議長 再開します。
 引き続き一般質問を続行します。
○甲斐 登議員個人質問


影山一雄議長 次は、二十二番、甲斐登議員の登壇を許します。


二十二番(甲斐 登議員)(登壇) 市民自由クラブの甲斐でございます。
 ある偉い人が、住民のための住民による住民の政治と言われました。そして、市民にはうそを言ってはいけないと思います。こういうことを胸に秘めて、これから質問に答えていただきたいと思います。要するに誠実であってほしいということであります。小村寿太郎が出た地でもありますので。あの方の信条は誠実であります。
 ということで、今から質問に入っていきます。
 まず一つ目、福祉行政についてであります。
 今年度まで北郷では、乳児、一歳児、三歳児の健診が北郷の保健センターで行われておりました。聞くところによると、平成二十二年度からはそれが廃止されるということであります。ちなみに、平成二十一年度の今日までの受診者は九十一人中八十名と。実に八八%強の乳幼児が受診しているんです。その中では本の読み聞かせをして、ブックスタート制度ということで行われております。ぜひ、いろいろ事情はあろうかと思いますが続けていただきたいと、住民からの要望でもあります。
 そして二点目、中部病院の不祥事問題についてでございます。
 中部病院の不祥事問題が発覚した当初、いち早く、行政でも市長、副市長の二人が一〇%の給与カットを市長が三カ月、南郷からの副市長が二カ月、北郷が一カ月という状況でした。さらに進んで十月二十日の宮崎日日新聞によると、この使い込みの総額は五千万円を超えると。これは被告供述であるということでございました。指揮監督の立場にある者として、それらについて当初の一〇%三カ月で済むのか。二カ月で済むのか。この金額からしてそれで済むものではないと思っております。それらについて市長のお考えをお伺いしたいと思っております。
 続いて三点目、日南市議会議員の報酬についてであります。
 市長は今の議員報酬のあり方についてどのように考えておられるのかというのが一つ。そして、前奥田副市長は法定合併協議会の中で一年後に見直すと言っておられたと。このことについて、その後の考えはどのようになっているのか。もう一年になりますから。そのことについて伺いたいと思っております。
 私の考えとしては、旧日南市、旧北郷町、旧南郷町は対等合併ということで一回閉庁したわけです。それから新日南市がゼロからスタートしたんです。それを認めたわけですから、要するに理論的には差があってはいけないと思うんです。同じ議員でありながらなぜ差があるのか。そのことについて以前にも述べられたかと思いますが、再度考えを伺いたいと思います。
 そして四点目、教育行政について。
 今、年々図書館の利用者が非常に少なくなっていると伺っております。そこで図書館とは何なのかということについて伺いたい。それと利用者増のための対策をとっているのか。とっておるとすれば、どのような対策をとっているのか。そして将来、指定管理者制度にする考えはないか。この三点について当局の考えを伺いたいと思います。
 そして、次は同じく教育行政ですが、教育課の削減問題について。
 これは十二月議会でも私は伺っているところでございます。十二月議会とその後の全員協議会でも本会議のような議論をしました。まだ新しいからわかっておられると思います。このことは、法定合併協議会の場で、組織機構改革によって第一段階で三年、第二段階はおおむね十年後を目標に組織の再編をするとはっきり議事録に記録として残っているんです。今の総務部長の名前まで載っています。
 そしてこのことについては、北郷の地域住民との懇談会の場でも前町長あるいは前北郷町の課長等が、三年間はこのままで行くと、四年後から今言いました第二段階に入ると明確に述べています。議事録に名前が載っていなくても、そのときにいた者が名前をチェックしております。間違いないところであります。半年ごろからこういうことが出てきたんです。合併して十カ月ですか。住民に対して、そういうことまで言って合併させたかったのか。あるいはその後の選挙のことまで考えたのか。その辺が住民からすれば非常に不愉快な部分です。合併したらすぐこのようにしていったと。これは極めて大きな問題であります。この件は、答弁によっては再質問をさせていただきたい。これを重点に考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 五点目、総務行政ということで、議会対策。
 これは前、私は一般質問では取り上げなかったんですが、前言か結言かで言って、私が質問を終わると言ってから、ずるいことに総務部長が答弁の形で言ったんです。私はもうその後は立てないんです。
 議会があるたびに課長クラスが──約三十五名程度と私は掌握しておりますが、この議場の下にいると。今でもいるわけです。私はこの一般質問のときだけかと思ったら、議会中ずっといるというんですね。これは相当な、年間にすると延べ三千人、あるいはそれを超すかもしれない。これだけの人員は日常業務において要らないということです。極端に言えば削減できるということです。
 総務部長が前、勉強のために置いておくと言いました。勉強は個人でやればいいんですよ。それが不十分であれば、行政が計画して、ある期間教育をやるとかするのが教育であって、平常時からやらなければならない仕事をさておいて議会傍聴というか。
 今、ラジオで聞いているそうです。モニターはないんです。ケーブルテレビ等で放映するとか何らかの対策があればいいと個人的には思っております。私がこういうふうに一般質問を述べている状態は市民にはわからない。だれがどういうことを言っているかわかりません。それは市民にも責任があるんですよ。傍聴に来ておりませんね。今は五名です。もっと市民が議会に関心を持って、ここが満席になるぐらい来ていただければ、議会のことがもっともっとよく理解いただけると思っております。
 以上で壇上からの質問を終わります。(降壇)


谷口義幸市長(登壇) 甲斐議員にお答えいたします。
 初めに、乳幼児健診についての御質問です。
 本年度の乳幼児健康診査につきましては合併前と同様に行ってまいりました。北郷地域での受診者は五名から十名でありますが、健診の実施が三カ月ごとですので、適切な健診時期の該当者はこの三分の一となります。本庁では毎月健診を実施しておりますので、適切な時期に受診を希望される方は、本庁で受診する事例がふえてきております。今後もこの傾向は続くものと考えられ、北郷地域での実施を継続した場合、毎回の受診者は二、三名になることが予想されます。
 また、健診を委託する小児科医師は市内に三名しかいらっしゃらず、そのうち一名は高齢であることから、健康診査の負担の軽減を求める意見も医師側から出されておりました。
 以上のようなことから北郷地域での健康診査を本庁での実施としたところであります。このことにより、北郷地域の該当者の方にとりましては、受診機会が増加し、適切な時期の受診が可能となることに加え、乳幼児健診の目的の一つであります「母親同士の触れ合いの場」も確保されるものと考えております。
 また、対象の方が混乱されることがないよう事前の案内等に努めているところです。
 次に、中部病院の不祥事についての御質問です。
 元嘱託職員による窃盗事件に係る公判につきましては、本年三月十五日までに六回の公判が行われました。公判の経緯につきましては、平成二十一年二月から七月までの間に、総額七百五十四万四千百八十円の窃盗に係る起訴がなされ、元嘱託職員もその事実を認めております。
 現在までの検察官の起訴の手続は最後に窃盗した月から、過去にさかのぼる方法で、毎月ごとに追起訴の方法で進められてきております。
 病院の現状につきましては、宮崎地方検察庁及び日南警察署からの要請に基づく捜査協力として被害額の内部調査、資料作成等を引き続き行っている状況であります。
 今後も必要に応じ、議会の皆様に御説明してまいりたいと思います。また、当時の中部病院の管理職を含めた責任につきましては、現在刑事事件の公判中でありますので、判決後に、事件の全容を踏まえ懲戒審査委員会に諮り処分を検討したいと考えております。
 次に、議員報酬についての一連の御質問です。
 まず、合併時の議員報酬につきましては、平成二十年六月三日に、日南市・北郷町・南郷町合併協議会の会長であった私の諮問により、新市特別職報酬等審議会が慎重審議され、その結果として八月六日に答申を受け、合併協議会により決定されたものであります。
 次に、平成二十二年度の議員報酬につきましては、平成二十一年十月十九日に特別職報酬等審議会へ諮問を行い、慎重審議の結果として十一月二日に答申を受けました。その答申内容を尊重し、据え置きとしたものであります。
 次に、教育委員会の組織見直しについての御質問です。
 これまでも御説明いたしておりますように、今回予定している見直しにつきましては、本庁、総合支所の全体を対象に実施した検証の結果、教育委員会に限らず合併後三年間の第一段階の期間内でありましても早い時期に見直し、組織体制を整えることが行政事務の効率化と住民サービスの向上につながると判断したものについて調整を行ったものであります。
 次に、管理職の議会対応についての御質問です。
 管理職につきましては、部下等を統括しながら、市民生活の向上と市政の発展のためにその担当する任務を背負った職場のリーダーであります。市民の代表者である議員の皆様の御意見や御提言をお聞きし、市政運営に関する私どもの考えを認識することは管理職として必要不可欠なことであります。また、市全体の行政運営を行う上で、管理職は横断的に物事をとらえておく必要があるため議会中に配置しております。したがいまして、待機させているものではありません。そのほか休憩時間等につきましても、行政内部でのそれぞれの情報交換の場として有効に活用されており、今後も管理職の配置を継続してまいります。(降壇)


安野喜宏教育長 甲斐議員にお答えいたします。
 図書館運営についての一連の御質問です。
 初めに、図書館の役割の認識につきましては、図書館は図書、記録、その他必要な資料を収集し、整理保存して市民の利用のために資料や情報を提供するところであります。
 次に、利用者増のための対策につきましては、市民の方々にいかに図書館を利用していただけるか。そして図書館を身近に感じていただくかが、貸し出し増につながるものと考えております。
 市内四つの図書館は合併と同時にシステムの統一を図り、その結果、利用者は市内のどの図書館でも借りたり、返却したりすることが可能となりました。現在、図書館に来館しなくても、インターネットを利用した蔵書の検索・予約が可能となっており、その予約した本は市内の図書館及び七カ所の支所等で受け取ることが可能となっております。また、おはなし会や各種体験講座、図書館まつり等を通じて来館する機会をふやすことで、新たな利用者の確保に努めております。
 さらに、市内の小学校で希望がありました各クラスに三十冊の団体貸し出しを行っており、学校との連携も読書活動支援の上から大切なことと考えます。
 このほかにも平成二十二年度には移動図書館車たいよう号の市内全域の運行を開始することで、図書館から離れた地域の方々へのサービス向上が図られると考えております。
 次に、指定管理者制度の導入についての御質問です。
 旧三市町の合併によりまして、現在単独館と複合館からなる四館でそれぞれ特徴ある運営を行っているところです。なお、指定管理者制度の導入につきましては、第一次日南市行財政改革大綱に沿って今後検討してまいりたいと考えております。


二十二番(甲斐 登議員) それでは、順次再質問させていただきます。
 まず、当初に述べた乳幼児等の健診です。
 今の政府も、自民党側から見るとばらまきと言われるような子ども手当等を実行しています。そういう中にあって、サービスが低下するような政策でいいのか、その件について具体的に伺いたい。これはわずかな金ですよ。確かに、医者が高齢とか不足しているとか伺っております。どうですか、もう少し子供を育てやすくする点からも、年間に何回でしたか、回数は大したことないです。このぐらいは北郷に出向いていただいてサービスすることはできませんか。具体的に答弁願います。


藤元憲治市民部長 私からお答えいたします。
 まず、この件に関しましては、今、議員がおっしゃったようにいわゆる経費のところで云々という議論はしておりません。市長の答弁にも少しありましたけれども、北郷で今やっている状態は三カ月に一回だと。それで、一歳六カ月で受けようとしたときに、例えばこの日が都合が悪くなったというときには、もう三カ月後にしか受診することができないと。この北郷の中で限られたときにです。それでいいのだろうかというのがまず一点論議になりました。それを比較したときに、結局、日南本庁に来ていただければ毎月健診をやっています。したがって、例えば一歳六カ月得健診の月に行けなくても翌月にはまた行けるという態勢がとれますので、一歳六カ月児であれば、一歳六カ月児なりの健診等が受けられるだろうということが一つございました。
 もう一つは、北郷で三カ月という期間なものですから、自分の都合で受けられないときには、既に北郷の方も本庁においでいただいているという状況もありました。
 それからもう一つには、数の少ないところでと言うと大変失礼な言い方かもしれませんが、一歳六カ月でも三歳半でもいいんですが、自分の子供の成長の過程はどうだろうというのが一番親御さんが心配されることだろうと思います。そういう意味で言うと、本庁の場合、大体一回について五十人ぐらいの数になるということですけれども、その中ではいろいろな子供さんの成長過程の比較もできるのではないか。あるいは本庁でとなったときには、親御さんが心配であれば、いろいろな相談ごとも、実はぴよぴよ十カ月教室というのもがやっておりまして、保健師、歯科衛生士、看護師さん、栄養士、こういう方たちの相談もその場で受けることができるということもあります。そこら辺のメリットのほうが大きいだろうということです。ただ、デメリットを考えますと、親御さんが長い距離をかけて出てこなくてはいけないと。そこを我々は一番心配しました。しかし、子供さんのことを考えていただければ、やはり親御さんもそこまでは苦労していただけないだろうかというところで今回こういう形をとったところでございます。ぜひ御理解いただきたいと思います。


二十二番(甲斐 登議員) 市民部長はコンピューターでもう少し短くまとめて簡潔に話していただきたい。
 それはこっちの言い分としてわかる。ところが、やっぱり保護者とか北郷、南郷、遠隔地にいるものからすると近くでやっていただきたい。非常にいい制度なんです。保護者、親御さんたちに対しても、いろいろ医者から教育が受けられるし、私、さっき言いましたが、ブックスタートということで読み聞かせとかやっています。実は私も子育てネットワークに入って子育てサポーターをやっていたのでわかるんです。そういうものは、多少行政からすると不便があっても続けるべきじゃないかと私は思いますし、大した金ではないから検討していただきたいと思っております。これについては以上で終わります。
 続いて、二点目の中部病院問題です。
 これは、当初二十何万だったかで女性が検挙されたとき、あの後もいろいろ議論してなぜその嘱託職員を長年配置していたのかといろいろ問題点は追及しましたのでその辺については申し上げませんが、非常にこれは問題が大きいです。その前にもあって、中部病院におけるそういう不祥事は一回ではないんです。これについての責任問題は以前に追及しましたので余り深くは申し上げませんけれども、これを放置していた責任は非常に重大です。このときは旧日南と旧南郷町が経営責任者です。現に日南市長であり現南郷出身の副市長で……、北郷出身の副市長も一〇%の一カ月という責任上の処罰があったけれども、本来は余り関係ないんです。ちょっと籍を置いたから一〇%私もやろうかという程度でやったわけです。
 こうやって判明してきました。五千万円以上は間違いないというような数字が報道されているわけです。あれで済んだというふうには思っていないと思いますけれども、その点、今後はっきりした時点で、さらに大きな責任、あるいは当時の会計責任者とか、そういう当事者たちの責任まで及ぶと考えておられるのかどうか。
 これは市長答弁願います。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 先ほど壇上から申し上げたとおりですが、管理職を含めました責任につきましては、現在刑事事件の公判中ということもございますので、判決後に事件の全容を踏まえまして、懲戒審査委員会に諮って処分を検討したいと考えております。


二十二番(甲斐 登議員) まだ司直にゆだねられておりますので、それが出てからと。いつごろこれが出るであろうかと。そういう情報等は全く現時点で入っていないのかどうか。その辺について伺います。


渡邊秀美中部病院事務局長 公判の状況の見込みという御質問だと思います。
 今の段階につきましては、検察官と裁判官との刑事事件の公判でございますので、私ども行政ではなかなかそういう状況についてはわからない点が多々ございます。ただ、日南警察署の刑事とのお話では、私どもといたしましても、速やかに判決が出ればいいなとはお話ししておりますけれども、具体的な今後の状況については全くお聞きしていないところでございます。


二十二番(甲斐 登議員) 予測がつかないということがきりがございませんね。さらに情報収集に努めていただきたいと思っております。そして、その都度報告をお願いしたいと思っています。では、この件については終わります。
 次は、議員報酬です。
 これは先ほども述べましたが、前奥田副市長が一年後には見直すということを言っておられたということであります。これは議事録に載っておりますので間違いないと思います。そして、私個人的に考えても、先ほど壇上からも言いましたけれども、旧日南市、旧北郷町、旧南郷町は一回閉じたんです。それで新しい市ができたんです。そして、これは対等合併だったんですよ。それで、在任特例だと。実は私は反対したんです。市長と一緒に選挙をやればよかったと思っているんです。しかし、なぜ在任特例を使ったかというと、周辺地域、要するに北郷町、南郷町の意見がより多く、大きく反映されるようにということでした。より多くの南郷町、北郷町の議員も出て、一番大きいのは日南市ですので、対等にとまでは行きませんけれどもと、私の考えはそうだったんです。いずれにせよ日南市より少ないんだという考え方だったんです。しかし、在任特例でこのようになったわけです。
 在任も認めたということは対等合併であると。一回閉庁してゼロからスタートしたんです。日南の議員はそのまま残ったわけではないんです。日南市議員として在任特例で残っているんです。でも、一緒なんですよ。これはどこが違うんですか。
 市長、どこが違うんですか。答弁願います。
                [三十八番 井上 進議員 着席]


谷口義幸市長 どこが違うかにつきましては担当から説明させます。


長鶴浅彦総務部長 在任議員の皆さん方はどこが違うかということでございますけれども、何ら違いはございません。それぞれ合併前の市、町を代表されて、新市の在任特例期間中の議員として本席に着いていただいている議員ですので、すべて同じ関係、同じ立場で議会運営等を含めて業務に当たられているというものでございます。


二十二番(甲斐 登議員) どこも違うところがないというのであれば、すべて違ってはいけないわけです。私は自身の俸給を上げてくれとは言っておりません。しかし、理論上はおかしいです。合併前から私はそれを言っております。南郷町との研修会があったときも言っております。そのとおりだと言うわけですよ。我々は旧北郷町の報酬、南郷は旧南郷町の報酬、日南は旧日南市の報酬ですよね。一つわからないのは、副議長は南郷選出ですよね。副議長は旧日南市の副議長の報酬なのか。それとも、旧南郷の議員の報酬に副議長の差額、その分をつけ足したものであるのか。その件について一点伺います。


長鶴浅彦総務部長 副議長の報酬につきましては旧日南市の副議長の報酬でございます。


二十二番(甲斐 登議員) それ一つとってもおかしいではないですか。我々旧北郷町、旧南郷町の報酬、南郷選出の副議長、南郷町の議員報酬に日南であった副議長の報酬をプラスするのが正しいんじゃないですか。その辺はおかしいんじゃないですか。南郷の選挙で選ばれて、南郷の報酬を今まで受けていたんです。南郷の給与よりも一人だけ優遇ということですか。
 どうですか、総務部長。


長鶴浅彦総務部長 この報酬につきまして、どの金額がどうこうということは差し控えさせていただきたいと思います。この報酬等につきましては、日南市・北郷町・南郷町合併協議会の中の当時の新市特別職報酬等審議会に内容等の審議をゆだね、大局的な観点からそれぞれの委員さんたちから意見を出し合っていただきまして、その中で整理された報酬として、議長、副議長の報酬、旧三市町の議員の皆さんの報酬が答申され定められましたので、これについてはぜひ御理解おきを願えればと思っております。


二十二番(甲斐 登議員) 理解をいただきたいと言われても、理解できない部分なんです。理論的におかしいんだから。その部分だけがいいと。いいですか、何でもかんでも審議会に諮問して、その回答を尊重するとか。してない部分が早速あるじゃないですか。合併協議会で審議した事項、その後取り合っていないでしょう。何でも都合がいいところは答申を尊重すると。それでは住民は納得しないでしょう。すべて公平にやれば納得するんです。違いますか。この議事録にもちゃんとこれ載っているんです。「幹事長の奥田でございます」というところから載っておる。その人が言っているんです。これについてはどのように考えているのか。
 先ほど担当者に答弁させますということでしたが、これは市長の問題です。以前の副市長が法定合併協議会で明確に言っているでしょう。これは法定合併協議会ですよ。
 市長、見直す考えがあるんですか。


谷口義幸市長 私がどうせいこうせいというわけじゃありませんが、そういう趣旨にのっとって、去年十月の特別職報酬等審議会にこれでいいのかと諮問したわけです。慎重審議をしていただいて、十一月に答申を受けましたのが、その後ということで、それを尊重させていただいたということでございます。


二十二番(甲斐 登議員) 何回聞いても同じようでございますが、諮問した、ゆだねたということであれば、もうこれは何回も言いたくないんだけど、副市長制、区長制も法定合併協議会にゆだねられていたんです。新たに出てきた地域協議会は審議した期間はぐっと短いんですが、そっちのほうを取って決められたんです。都合のいいほうに決めないでください。住民の意見を広く聞いてから反映していただきたい。
 市長は常々言っておられるでしょう。住民の意見を反映する。住民のニーズにこたえると。こたえていないじゃないですか。住民のための政治です。市長個人のための政治ではないです。我々議会は住民の代表なんです。どっちを重視するか。何でもかんでも議会に提案すれば通ると、そういう考えを持っている者がいないとも限らない。そういうことをちらちら耳に入らんでもないわけです。議会を軽視しないでください。
 これ以上この話は進みませんので、今言ったことは肝に銘じて、少なくとも、検討という言葉は私は好きではないが、前向きに検討していただきたいということでこの件は終わりたいと思います。
 次いで、教育問題。
 図書館については先ほど答弁がありましたが、私、肝心な一般質問の日に詳しい資料を持ってこなかったんですね。ただ、利用者増のための具体策でこれだけやれば大丈夫だというものと、指定管理者制度についてもう一回、どう考えておられるか伺います。
 教育長。


安野喜宏教育長 お答えいたします。
 どういうような方策でそういった図書館の利用者をふやしていくのかという御質問です。
 先ほど申し上げましたとおり、こういったことを一つ一つ着実に実施しながらふやしていきたいと考えております。
 指定管理者制につきましては、今後関係部局等と検討会等を持つなどしてまた検討してまいりたいと思っております。


二十二番(甲斐 登議員) それでは、私が最重視するというものは最後にして、議会対策。
 先ほど言ったとおり、大きな人員を割いて下で待機させていると。このことを住民が知ったら大変なことだと思うんです。というのは、日南市は類似団体に比較して非常に職員が多いんです。ほかの議員も何回も言っておりますね。
 先般、我々会派で大分県の宇佐市に視察に行ったんです。ここは人口約六万人で、やや多いぐらいか大体同等です。宇佐市も安心院と院内と合併したということで日南市と同じような状況にあるんですが、職員数を聞いたら、どこも正規職員は変わりません、日向市も日南市も宇佐市も変わりませんけれども、嘱託・臨時を含めると圧倒的に日南市が多いんです。あちらが正しい数字を本当に言ったのかと疑うぐらいです。日南市と宇佐市を比べると、私が聞いた話では四百五十ぐらい違うんです。そんなに違っていいのかと思っています。
 これは調べておられませんかね、総務部長。この数字について資料があるかどうか。


長鶴浅彦総務部長 ただいま宇佐市の話が出ましたけれども、宇佐市の数字については今のところ細かい数字まで拾い出せませんでしたが、後ほどもし拾い出せましたら、この時間中にお答えさせていただきたいと思います。大変申しわけございません。


二十二番(甲斐 登議員) そういうことで、課長クラスの待機は即やめていただきたいと思っております。
 次、最後になります組織機構改革です。
 これは当初は組織機構改革として、市全般の組織改革を出そうとされたんではないかと私は思っているんですが。委員会で組織機構改革の図を出されましたよね。それでは議会を通らないということで、それなら規則だけでいいからと切り離して出されたんじゃないかと。うがった考えかもしれませんが、そういうふうに思うんですが。
 これはどうですか、総務部長。


長鶴浅彦総務部長 今回、平成二十二年四月を目指しました組織の見直し等につきましては段階的にしております。
 これまでの経緯につきましては、新市がスタートしまして、まず一月過ぎたときに、組織が果たして機能しているのか。そして三カ月後はどうなのか。六カ月後はどうなのかという形の中で、私どもは順次精査し、問題のある点についてピックアップしながら、それをどう次の段階に振り向けるかということでございました。その中で、当初十二月に出した分につきましては、六カ月段階までで整理していったほうが、住民サービスを含めて業務が効率的に運営できるだろうという項目についてでございました。その後、さらに私どもはずっと精査を続けておりましたので、二月にお話し申し上げた案件につきましては、さらにこの点についても改善を図るべきだということでございました。それぞれの見直し過程の中で出てきた都度、早目にやったほうがいいものについて、それぞれ提案する形になったものでございます。
 それと先ほどはいきなりでしたので、宇佐市でございますけれども、二十年四月一日の普通会計の職員数の資料と。あくまでも普通会計でございます。宇佐市については普通会計で六百三十七人ということでございます。逆に、普通会計上から言いますと、日南市の四月一日の七百六十五人については病院事業でありますとかが入っております関係上、六百三十七人の宇佐市の普通会計の職員は決して少なくはないという印象を持っております。


二十二番(甲斐 登議員) 私は、嘱託・臨時を含めた数字を言っているんです。一般市民はその部分がわからない。正規職員しか言わないから一体、臨時・嘱託を含めたら何人おるかがわからない。それを含めたら圧倒的に差があると言っているんです。
 この件について、もう一回。


長鶴浅彦総務部長 大変申しわけございません。嘱託・臨時等の調査までは全国的に公表されるような数値の中に入っておりませんので、大変恐縮でございますけれども、先ほどの職員数だけの答弁で御了解願いたいと思います。


二十二番(甲斐 登議員) それがずるいところなんです。その嘱託・臨時だけでも四百五十違うといったら、いくら報酬が安いと言っても恐らく八億円前後あると思います。それは大きな問題です、税収が吸い込まれるわけですから。
 では、もう一点。先ほど言った法定合併協議会で三年間据え置くという第一段階、第二段階は十年目標とすると言ったことについて。これは現総務部長の名前が出ているので、これは間違いないかどうかについて、間違いないならないと簡潔に。


長鶴浅彦総務部長 間違いございません。


二十二番(甲斐 登議員) だったら、今、教育課あるいは水道部局も同じ、削減するというのは約束違反じゃないのか。
 市長、これは約束違反じゃないんですか。どうですか。


谷口義幸市長 お答えいたします。
 全体の教育のそれを削減ということについては別に約束違反ではないと思っております。


二十二番(甲斐 登議員) 今、総務部長も間違いないと。三年間据え置くと言っているんだから、約束違反でしょう。法定合併協議会の場で住民に言っているわけだから。違うんですか。
 約束違反じゃないんですね、もう一回答弁願います。


長鶴浅彦総務部長 議員仰せになりましたように、私、法定合併協議会、そして地域の住民説明会等におきましても、組織につきましては第一段階として、課を細かく分離し、新市の基礎をつくるべく細かな体制で臨みますと。そして、三年後に見直しを行い、最終的に日南市の目指す姿をつくりますと申し上げたことについては間違いございません。
 ただし、私からもう一点だけつけ加えさせていただきますならば、当然、三年後の抜本的な見直しについては、最終を目指したものであると。逆に、現在私どもが一部でございますけれども既に着手しましたのは、現行の制度を運用する上でより効率的に運用できる体制にするための見直しを行なったということです。ですから、私は約束違反ではないと認識しているところでございます。


二十二番(甲斐 登議員) これは法定合併協議会でもしかり、地域懇談会でもそうなんです。何かそこでも答弁がないから──副市長はばーっと上見てるけれども、副市長とか前課長とか地域懇談会でも三年間はそのまま行くということでちゃんと記録が残っているんです。
 そういうことですね、副市長、一言。何かやっぱ言わないといけないでしょう。


倉岡清美副市長 甲斐議員は、旧北郷町時代から子育て支援、健全育成、福祉の問題について私と相当ちょうちょうはっしの議論をした経緯がございますので、今でも教育サイドに焦点を絞って、やはり我々にお話しをされております。
 今、第一段階の三年以内のことで、組織体制に不備があるのかないのか。完璧であるのかないのか。そして働きやすいような組織なのかどうか。総務部長が申し上げたとおり、第一段階三年以内でですよ。その点について三カ月、六カ月、検証いたしております。これは私も北郷町長でしたので、教育改革を進めて、この組織でいいのかどうかは、それこそ相当私も庁内で論議をいたしております。組織が改革じゃなくて、改善する余地がないか。先ほど言ったように、そういう点に絞って十分検証いたしました。長くなりましたけれども、そういうことで、この組織がベターであるということで進めさせていただき、御理解をお願い申し上げたいと思います。


二十二番(甲斐 登議員) 今、ありましたけれども、両方どっちも日南市側も、北郷町長、旧北郷の課長たちも、住民にはそのように説明しているんです。三年間はこのまま置くんですと。そしたら合併したとたんにそれを変えようとしておる。
 もう一言、前北郷町長にお伺いします。
 これはあなた方が進められたことでありますが、今、勇断を持って見直す考えはないかどうか、倉岡副市長。


倉岡清美副市長 この幼保小中一貫教育は合併と同時に去年四月にスタートいたしました。これは全国に情報を発信いたしました。北郷町立ではなく日南市立の幼保小中一貫教育と。そして、小中一貫教育については文部科学省の特例校です。これは日南市の学校教育課の命運をかけて取り組むという姿勢を出してありますので、このままの体制で、教育委員会だけではなく日南市全組織を挙げてこの幼保小中一貫教育については優秀といいますか、いい学校に育て上げたいものだと思います。


二十二番(甲斐 登議員) わかりました。
 では、これでいいのかどうかについて私は声を大にして市民、住民に訴えてみたいと。かつての町長初め市当局の住民に対する背信行為ではないかと私は思っております。
 では、ここでもう一回教育委員会についてお尋ねします。
 十二月の私の質問で、教育委員会の中で十分議論されたのか、審議されたのか。教育委員長に一言と言いました。そうしたら、十分議論したというふうにはこの議事録には書いてないんです、持ってきていますけれども。しかし、話を詰めたというようなことは書いてあります。そして、決めたんだというふうに書いてあります。
 あのときは教育委員長に聞いたので、今度は教育長に聞きます。教育委員会という組織の中で、十分議論されて今日に至ったのかどうか、教育長。


安野喜宏教育長 お答えいたします。
 このことにつきましては川口敏治議員にもお答えしていると思います。教育委員会の中で、まず事務局からこういったことになるという説明を受けました。それに対しまして、各委員からいろいろ意見も出ましたけれども、こういった方向性が出ているということで協議し、了解というか納得したというところでございます。


二十二番(甲斐 登議員) 私がそのことを質問したのは十二月です。一月九日にそれぞれ成人式がありました。その場に前北郷町教育長、今、日南市教育委員会委員の彼が来ていたんです。私は「茂晴さん、ちょっと」と言って呼んで、実はこういうことになっているが、どう思うかと言ったら、彼はこの議論に加わってないんです。知らないと。それはいけないと言うんです。それは検証し返しておかんといけないという話になったんです。
 それでも十分協議されたと言われるんですか、教育長。


安野喜宏教育長 お答えいたします。
 私としては十分協議がなされたと思っています。


二十二番(甲斐 登議員) 教育委員、前北郷町教育長が中心になって一貫教育を進めていったんです。その彼が知らない。その場にいなかった。それでも十分されたと言われるんですか。
 教育委員長、どうですか。


影山一雄議長 暫時休憩します。
                   =休憩 午後三時五十六分=
                   =開議 午後三時五十六分=


影山一雄議長 再開します。


梅田明人教育委員長 お答えいたします。
 十二月に議員から質問がありました。その前に、何月だったかもう記憶がありませんが、事務局から説明があって、そしてその話は十二月、一月、二月というふうにしてきたところであります。松浦委員がということは私としてもいろいろと話はしておりました。だけど、十分な論議がなされなかったということです。それは私が委員長として責任を感じるところであります。


二十二番(甲斐 登議員) 少なくとも議会では人をごまかすようなうそを言ってはいけません。アメリカは宣誓しますよ。ここでそういうでたらめは言っていただきたくないです。私は十分教育委員会で審議したのかと言ったんです。してないじゃないですか。前教育長が中心になって一貫教育をやったんですよ。その彼が知らないなんてことがありますか。前々から言われますけれども、そんな教育委員会だったら要らないのではないですか。
 教育長、もう一回伺うが、教育長になられて何年か知らないけれども、今の新市になる前からやっていると思います。教育長になられて、あなた自身の力、発案で画期的な改革をやられかどうか答弁願います。


安野喜宏教育長 お答えいたします。
 私がどういう画期的なことをやったかというようなことは、学校または保護者、市民の皆様で評価していただきたいと思います。


影山一雄議長 暫時休憩します。
                   =休憩 午後三時五十八分=
                   =開議 午後三時五十九分=


影山一雄議長 再開します。


梅田明人教育委員長 議員も御承知のとおり、教育委員会で毎月、事務局からの議案と私たち教育委員からの議案と、そういうものを定例的にやっておるんです。定例会である一定の時間をかけて一回は論議して、そこで了解は得ております。


二十二番(甲斐 登議員) 改めてそれは松浦前教育長に伺いたいと思っています。
 そこで、この改革、南郷も教育課と水道部局、同じようものです。この案に私は反対ですけれども、南郷の議員の方には賛成という方もおられるそうですが、南郷の下水道処理率は一番低いんです。三〇%ぐらいと。なぜなのかなと。我々言ったように、地域の意見を反映するために在任特例で来たはずなのになぜかなと。全議員の方の賛同を得られるようここで改めてお願い申し上げて私の質問を終わります。


影山一雄議長 以上で甲斐登議員の質問を終結します。
─────────────── ○ ───────────────
*延会議長発議


影山一雄議長 この際、お諮りいたします。
 本日の会議は、議事の都合によりこの程度にとどめ延会にしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                  [「異議なし」と呼ぶ者あり]


影山一雄議長 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
─────────────── ○ ───────────────
*諸報告


影山一雄議長 明日は本日に引き続き市政に対する一般質問を行います。
─────────────── ○ ───────────────
*延 会


影山一雄議長 本日は、これをもって延会いたします。
                     =延会 午後四時一分=