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宮崎県 延岡市

平成21年第11回定例会(第1号 2月24日)




平成21年第11回定例会(第1号 2月24日)





議  事  日  程  ( 第 一 号 )


 第十一回延岡市議会(定例会)第一日


平成二十一年二月二十四日(火)午前十時開会





 



第一    会期の決定





第二   1議案第 八七号 平成二十一年度延岡市一般会計予算


     2議案第 八八号 平成二十一年度延岡市国民健康保険特別会計予算


     3議案第 八九号 平成二十一年度延岡市食肉センター特別会計予算


     4議案第 九〇号 平成二十一年度延岡市老人保健特別会計予算


     5議案第 九一号 平成二十一年度延岡市介護保険特別会計予算


     6議案第 九二号 平成二十一年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算


     7議案第 九三号 平成二十一年度延岡市水道事業会計予算


     8議案第 九四号 平成二十一年度延岡市下水道事業会計予算


     9議案第 九五号 定住自立圏の形成に係る議会の議決事件を定める条例の制


              定


    10議案第 九六号 延岡市定住自立圏推進基金条例の制定


    11議案第 九七号 延岡市移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の一部


              を改正する条例の制定


    12議案第 九八号 延岡市一般職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    13議案第 九九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    14議案第一〇〇号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する


              条例の制定


    15議案第一〇一号 延岡市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定


    16議案第一〇二号 延岡市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定


    17議案第一〇三号 延岡市須美江家族旅行村条例の一部を改正する条例の制定


    18議案第一〇四号 延岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定


    19議案第一〇五号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定


    20議案第一〇六号 延岡市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定


    21議案第一〇七号 延岡市へき地保育所設置条例を廃止する条例の制定


    22議案第一〇八号 延岡市北方母子健康センター条例を廃止する条例の制定


    23議案第一〇九号 延岡市学校給食共同調理場条例の一部を改正する条例の制


              定


    24議案第一一〇号 延岡市体育館条例の一部を改正する条例の制定


    25議案第一一一号 指定管理者の指定(延岡市南方東コミュニティセンター)


    26議案第一一二号 辺地に係る総合整備計画の変更


    27議案第一一三号 市道の路線廃止(二十六路線)


    28議案第一一四号 市道の路線認定(四十九路線)


    29議案第一一五号 工事委託契約の締結(平成二十年度五ヶ瀬川水防災対策特


              定河川事業に伴う市道貝の畑天下堤防線道路改良工事)


    30議案第一一六号 議決事項の一部変更(工事委託契約の締結)


    31議案第一一七号 専決処分の承認(平成二十年度延岡市一般会計補正予算)








本日の会議に付した事件





日程第一  会期の決定


日程第二 1議案第 八七号 平成二十一年度延岡市一般会計予算


     2議案第 八八号 平成二十一年度延岡市国民健康保険特別会計予算


     3議案第 八九号 平成二十一年度延岡市食肉センター特別会計予算


     4議案第 九〇号 平成二十一年度延岡市老人保健特別会計予算


     5議案第 九一号 平成二十一年度延岡市介護保険特別会計予算


     6議案第 九二号 平成二十一年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算


     7議案第 九三号 平成二十一年度延岡市水道事業会計予算


     8議案第 九四号 平成二十一年度延岡市下水道事業会計予算


     9議案第 九五号 定住自立圏の形成に係る議会の議決事件を定める条例の制


              定


    10議案第 九六号 延岡市定住自立圏推進基金条例の制定


    11議案第 九七号 延岡市移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の一部


              を改正する条例の制定


    12議案第 九八号 延岡市一般職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    13議案第 九九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    14議案第一〇〇号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する


              条例の制定


    15議案第一〇一号 延岡市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定


    16議案第一〇二号 延岡市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定


    17議案第一〇三号 延岡市須美江家族旅行村条例の一部を改正する条例の制定


    18議案第一〇四号 延岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定


    19議案第一〇五号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定


    20議案第一〇六号 延岡市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定


    21議案第一〇七号 延岡市へき地保育所設置条例を廃止する条例の制定


    22議案第一〇八号 延岡市北方母子健康センター条例を廃止する条例の制定


    23議案第一〇九号 延岡市学校給食共同調理場条例の一部を改正する条例の制


              定


    24議案第一一〇号 延岡市体育館条例の一部を改正する条例の制定


    25議案第一一一号 指定管理者の指定(延岡市南方東コミュニティセンター)


    26議案第一一二号 辺地に係る総合整備計画の変更


    27議案第一一三号 市道の路線廃止(二十六路線)


    28議案第一一四号 市道の路線認定(四十九路線)


    29議案第一一五号 工事委託契約の締結(平成二十年度五ヶ瀬川水防災対策特


              定河川事業に伴う市道貝の畑天下堤防線道路改良工事)


    30議案第一一六号 議決事項の一部変更(工事委託契約の締結)


    31議案第一一七号 専決処分の承認(平成二十年度延岡市一般会計補正予算)








◎午前十時十三分 開会





○議長(新名種歳君)  これより第十一回延岡市議会定例会を開会いたします。


 直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおりであります。


 この際、今期定例会における会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員に一一番 太田龍議員と二〇番 平田信広議員を指名いたします。





◎日程第一 会期の決定





○議長(新名種歳君)  日程第一 会期の決定についてお諮りいたします。


 会期は、本日から三月十八日までの二十三日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(新名種歳君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から三月十八日までの二十三日間と決定


◎日程第二 1議案第 八七号 平成二十一年度延岡市一般会計予算


      2議案第 八八号 平成二十一年度延岡市国民健康保険特別会計予算


      3議案第 八九号 平成二十一年度延岡市食肉センター特別会計予算


      4議案第 九〇号 平成二十一年度延岡市老人保健特別会計予算


      5議案第 九一号 平成二十一年度延岡市介護保険特別会計予算


      6議案第 九二号 平成二十一年度延岡市後期高齢者医療特別会計予算


      7議案第 九三号 平成二十一年度延岡市水道事業会計予算


      8議案第 九四号 平成二十一年度延岡市下水道事業会計予算


      9議案第 九五号 定住自立圏の形成に係る議会の議決事件を定める条例の制定


     10議案第 九六号 延岡市定住自立圏推進基金条例の制定


     11議案第 九七号 延岡市移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の一


               部を改正する条例の制定


     12議案第 九八号 延岡市一般職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


     13議案第 九九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


     14議案第一〇〇号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定


     15議案第一〇一号 延岡市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定


     16議案第一〇二号 延岡市営住宅条例等の一部を改正する条例の制定


     17議案第一〇三号 延岡市須美江家族旅行村条例の一部を改正する条例の制定


     18議案第一〇四号 延岡市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定


     19議案第一〇五号 延岡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定


     20議案第一〇六号 延岡市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定


     21議案第一〇七号 延岡市へき地保育所設置条例を廃止する条例の制定


     22議案第一〇八号 延岡市北方母子健康センター条例を廃止する条例の制定


     23議案第一〇九号 延岡市学校給食共同調理場条例の一部を改正する条例の制定


     24議案第一一〇号 延岡市体育館条例の一部を改正する条例の制定


     25議案第一一一号 指定管理者の指定(延岡市南方東コミュニティセンター)


     26議案第一一二号 辺地に係る総合整備計画の変更


     27議案第一一三号 市道の路線廃止(二十六路線)


     28議案第一一四号 市道の路線認定(四十九路線)


     29議案第一一五号 工事委託契約の締結(平成二十年度五ヶ瀬川水防災対策


               特定河川事業に伴う市道貝の畑天下堤防線道路改良工事)


     30議案第一一六号 議決事項の一部変更(工事委託契約の締結)


     31議案第一一七号 専決処分の承認(平成二十年度延岡市一般会計補正予算)





○議長(新名種歳君)  日程第二 議案第八七号平成二十一年度延岡市一般会計予算外三十件を一括議題といたします。


 市長の提案理由の説明を求めます。


 なお、この際、あわせて平成二十一年度施政方針の説明を求めます。


     〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  平成二十一年度当初予算案並びに各議案の提案に当たりまして、私の市政運営に関する所信を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。


 私は、市長就任後、初めての施政方針におきまして、地方分権の進展や、少子高齢化・人口減少といった社会構造の変化など、目まぐるしく変わる時代潮流の中でも、しっかりと自立していくことのできる、元気な「新生延岡」をつくっていきたいと決意を述べさせていただきました。


 以来、この三年間、まずは行財政基盤の安定化を図るため、徹底して行財政改革を実施し、地域特性を生かしながら、一体感のある合併後のまちづくりを進めるとともに、長年の懸案でありました新消防庁舎や新清掃工場などの大型事業、災害に強いまちづくりや大学を生かしたまちづくりなどにも精力的に取り組んでまいりました。


 また、職員一人一人が経営感覚をしっかりと持ち、全庁的に機動性の高い行政運営を行うために、部局長マニフェストの策定など庁内分権を積極的に進めるとともに、行政サービスの原点と言える「天下一マナー運動」を全庁的に展開するなど、市民の皆様に親しまれ、信頼される市役所づくりに取り組んでまいりました。


 こうした取り組みにより、本市の発展基盤は、着実に前進していると考えております。


 一方、昨今の市政を取り巻く状況に目を転じますと、昨年の金融資本市場の危機に端を発した急激な景気後退により、国内においては、製造業を中心に企業業績は悪化の一途をたどり、雇用情勢も極めて深刻な状況になっております。


 こうした百年に一度と言われる経済危機の中、本市においても、地域経済や地元企業等を取り巻く環境は、かつてないほど厳しく、今後も予断を許さない状況にあります。


 そうした中、本市では、先月、緊急に本市独自の経済・雇用対策を発表いたしましたが、二十一年度におきましても、地域経済や景気・雇用対策に配慮した事業を積極的に進めてまいります。さらに、今後、国の二次補正予算の動向等も注視しながら、本市としては、的確かつ迅速に、できる限りの対策を講じてまいる所存でございます。


 また、この経済・雇用対策とあわせ、「新生のべおかプロジェクト」を発表いたしましたが、これは、将来を見据えて短期的な視点に加えて、中期的な視点からも、この延岡を元気にしていく取り組みを、重点的かつ積極的に進めていきたいという強い思いから策定したものであります。


 御案内のように、本市は、新たな国土形成計画の九州圏広域地方計画中間整理において、九州で十カ所の基幹都市の一つに位置づけられております。また、同じく国の提唱している定住自立圏構想においては、二十年十月二十八日に全国十八カ所の先行実施団体の一つに認定され、中心市としての役割も期待されております。


 さらに、東九州自動車道等の整備が順調に進展し、高速道時代が間近になる中、ただいま申し上げた本市を取り巻く環境にも新たな動きが出てきており、まさに、今、本市発展の好機が到来していると言っても過言ではありません。


 一方、これからの行政運営は、依然として財政状況が厳しい中で、事業の優先順位や投資効果等を精査し、財源の確保を図りながら、「選択と集中」の視点に立った事業展開が求められております。


 そうした状況を十分に踏まえて、この「新生のべおかプロジェクト」におきましては、本市のこれからの目指すべき方向性を、より明確にお示ししたところでございます。


 賑わいの再生と東九州の基幹都市機能の整備を目指し、雇用創出、中心市街地の活性化、公共交通の充実といった三つのメーンプロジェクトと、それを下支えする地域医療、教育振興、生活環境施設の充実といった三つのベースプロジェクトをまちづくりの柱としております。


 新年度は、「新生のべおかプロジェクト」が動き出すプロジェクト元年になりますが、私は、本市に訪れたこの発展の好機を確実に捉え、本市の持つポテンシャルをさらに大きく開花させるためにも、このプロジェクトの実現に向け、攻めの姿勢で取り組んでまいりたいと考えております。


 平成二十一年度における、これらのプロジェクトに係る施策としましては、工業団地の整備や地産地消拠点施設整備に関する協力・支援、また市民力を生かした観光戦略の推進や中心市街地活性化計画の策定、さらには地域医療体制の充実に向けた支援や学校施設の耐震化など、さまざまな事業を実施してまいります。


 以上、これから重点的に取り組んでいくプロジェクトにつきまして、まず、御説明させていただきました。


 続きまして、市政全般にわたり、さらに具体的に主要な施策につきまして、第五次長期総合計画の六つの基本目標に沿って御説明いたします。


 まず初めに、「人と物とが活発に行き交う交流拠点都市づくりについて」であります。


 広域交流の基盤となる高速道路網の整備につきましては、東九州自動車道の佐伯〜北川間が新直轄方式により、また、北川〜延岡間が国道一〇号延岡道路として国の直轄事業により順調に整備が進められております。さらに、門川〜西都間につきましても着実な進展を見せており、西日本高速道路株式会社からは、先月、開通予定を一年前倒しして、平成二十五年度までに整備すると公表されたところであります。


 また、将来、九州横断自動車道延岡線の一部となる一般国道二一八号北方延岡道路におきましては、既に北方IC〜延岡間が供用開始されており、現在、蔵田〜北方IC間の用地買収が進められております。


 このように、県北地域の整備が目に見える形で着実に進んでおりますが、その一方で、御案内のように道路特定財源が一般財源化され、国の直轄事業費が減少するなど、高速道路整備のための財源確保が大きな課題となっております。


 本市といたしましては、これまで以上に地域の皆様や関係団体と連携し、道路財源の確保と高速道路網の早期整備を国や関係機関に強く要望してまいります。


 また、公共交通は、買い物や通院など、市民の皆様が安心して暮らすための交通手段として欠かせないものであります。今後とも、路線バスやコミュニティバスの利便性を高めることを意識しつつ、公共交通空白地域への乗り合いタクシーを引き続き導入してまいります。二十一年度は、新たに小川町・細見町上野地区及び須佐町・鹿小路地区の二路線に乗り合いタクシーを導入し、公共交通の空白地域の解消に努めてまいります。


 また、「乗って残す、乗って生かす公共交通」という視点に立ち、利用促進にも努めてまいります。


 大学を活かしたまちづくりにつきましては、これまで地域経済や文化の向上等に大変大きな効果をもたらしております。九州保健福祉大学も、ことしで開学十周年を迎えることから、大学おうえん協議会等と連携を図りながら、大学の活用や学生への支援、地域社会との連携交流などをさらに進めてまいります。


 アスリートタウンづくりにつきましては、市議会からも御提言をいただいておりました担当部署の一元化を図るとともに、推進計画に基づき、本市の情報発信や交流人口の増加等を視野に入れ、特色あるまちづくりを進めてまいります。


 また、合併後のまちづくりにつきましては、さらに新市としての一体感の醸成を図るとともに、一段とポテンシャルが高まった農林水産業や観光、スポーツや商工業において、販売力等の向上につながる特色ある取り組みを推進いたします。


 二つ目は、「多彩な産業が織り成す活力のある都市づくり」についてであります。


 まず、商業につきましては、経済状況の悪化により、中小企業者の皆様の資金繰りが大変厳しくなっていることから、昨年末には緊急に金融特別相談窓口を開設いたしております。


 二十一年度も、引き続き、中小企業者の皆様の円滑な資金繰りに迅速に対応できるよう、融資に関する情報提供の充実や体制強化に取り組んでまいります。


 一方、このように地域経済が低迷する中、若手商店主の皆様が中心となって、商店街の活性化を考える会議を立ち上げ、新たなイベントが開催されるなど、自発的な取り組みも出てきております。こうした活動を支援するとともに、空き店舗への出店助成を初め、各種支援事業のさらなる充実に努め、商店街のにぎわいづくりを図ってまいります。


 さらに、二十一年度は、延岡駅の周辺整備を柱とした中心市街地活性化基本計画を策定することにしております。冒頭申し上げました「新生のべおかプロジェクト」が目指す「賑わいの再生」の核となる取り組みでございますので、商工会議所を初めとする関係機関と十分に連携を図り、実りのある計画づくりを進めてまいります。


 工業の振興につきましては、地元工業会を初め、関係機関ともさらなる連携を図り、延岡市工業振興ビジョン推進会議を通じて、ビジョンの具現化に努めてまいります。具体的には、設計技術者の不足など、課題の一つ一つを分析し、対処することで、地元中核企業はもとより、県外企業からも受注が可能となるような対策を講じてまいります。さらに、地元工業会の技術力を活用し、一次産品のブランド化、省力化に取り組み、農・商・工連携も積極的に進めてまいります。


 また、企業立地につきましては、大型製造業やコールセンターなどの企業ニーズに迅速に対応し、早期立地を実現するため、クレアパーク延岡工業団地第二工区の整備、情報関連企業誘致のためのオフィスビルの確保等に取り組んでまいります。さらに、将来的な工業団地の候補地についても、適地調査を行ってまいります。


 このように、地元工業の振興や企業立地により新たな雇用の創出を図るとともに、国・県が行う雇用対策諸事業と連携して雇用状況の改善に取り組み、さらには、現在、地域雇用創造推進事業等に取り組んでいる延岡地域雇用促進協議会の活動を支援し、雇用の安定と拡大に努めてまいります。


 観光物産につきましては、観光振興ビジョンに基づき、豊かな自然や物産を活用したツーリズム観光や食を生かした観光の推進のほか、産業遺産等を活用した新たな観光ルートの開発を計画的に進めてまいります。


 また、観光ナビゲーター養成や市民バスツアー等を実施しながら、「おせったいの心」で観光客をもてなす態勢づくりを図ってまいります。さらに、広域観光への取り組みを進めるとともに、大都市圏での観光物産展の開催など、本市の観光と物産を積極的にPRしてまいります。


 農林水産業につきましては、担い手の高齢化や後継者不足など厳しい状況もありますが、近年の地産地消の取り組みや全般的な食料品への安全・安心志向により、地場農産物等への消費者の関心が高まっております。


 このような状況もあり、本市においては、第一次産業の振興を図るため、現在、農林水産業振興ビジョンの策定を進めているところであります。


 今後は、担い手対策や生産基盤の整備、ブランド化や高付加価値化などの取り組みはもとより、農・商・工の連携をさらに強化していくことが必要でございますので、このビジョンの策定過程で十分に検討していきたいと考えております。


 二十一年度の施策として、まず農業につきましては、稲作中心の農業から畜産や園芸など多様な品目へと転換を図っておりますが、引き続き農地集積の促進や、新規就農者支援など多様な担い手の育成を初め、農産物のブランド化や高付加価値化、地産地消拠点施設の整備など、生産性の高い農業経営と生産販売体制の拡充に努めてまいります。あわせて、圃場整備や農道、水利施設等の基盤整備を図ります。


 畜産業におきましては、耕畜連携や有機資源のリサイクルを進め、資源循環型農業を推進いたします。また、肉用牛の産地として優秀母牛の増頭に取り組むとともに、家畜飼料価格の高騰対策として、自給飼料の増産や未利用資源の利活用を推進するなど、畜産生産基盤の強化に努めてまいります。また、家畜伝染病に対する防疫体制の強化を図ってまいります。


 林業につきましては、林道開設等の基盤整備に努めるとともに、有害鳥獣対策にも粘り強く取り組んでまいります。また、治山事業や植栽未済地対策など、災害に強い森林づくりを推進するとともに、シイタケ、シキミなど、特用林産物の振興にも努めてまいります。


 水産業につきましては、生産基盤となる漁港を初め、生産性の高い養殖場の整備等に努めるとともに、津波や高潮対策など災害に強い漁村づくりを推進いたします。また、つくり育てる漁業やブランド化・高付加価値化等をさらに進め、県内屈指の漁業基地としての振興策に取り組み、活力ある漁業・漁村づくりに努めてまいります。


 三つ目は、「共に支え合う安全・安心の地域づくり」についてであります。


 市民が安全で安心して生活できる社会を実現するためには、地域におけるさまざまな交流を通じて、市民一人一人が地域の一員としての自覚と地域への愛着、誇りを持ち、自分たちで地域を守り、つくっていくというコミュニティ意識を再構築していくことが必要であります。


 引き続き、地域連帯意識の醸成を初め、市民活動の支援、また地域活動の担い手育成など、地域力の高揚を図るとともに、市民と行政が対等の立場で補完し合う、協働によるまちづくりを推進してまいります。


 防災につきましては、本市は、これまでも大きな自然災害に見舞われておりますが、近年、地球温暖化等の影響もあって、局地的な集中豪雨や大型台風の発生など、異常とも言える気象現象の変化が危惧されております。


 このようなことから、本市では、災害の発生に備えて、地域の自主防災組織結成を促進するとともに、防災リーダーの育成や防災学習の推進、さらには災害ボランティアとの連携強化を図り、「自助」「共助」の考え方を基本とした地域防災力の向上に努めているところでございます。


 また、近隣自治体と相互支援体制を築くとともに、あらゆる災害に対処するため、引き続き関係機関との連携を図り、あわせて消防庁舎内の防災研修センター等を有効に活用して、市民の防災意識の高揚と自主防災組織の育成強化に努めてまいります。


 さらに、二十一年度は、世界的な流行が心配される新型インフルエンザの発生に備えて、感染予防のためのマスクや感染防護器材の備蓄を行うとともに、本市の「新型インフルエンザ対策行動計画」の策定に取り組みます。また、高齢者等の人的被害を防止するため、関係機関と連携して、災害時の要援護者対策の方針である「災害時要援護者避難支援プラン」の策定にも着手し、災害に強いまちづくりの、より効果的な推進に努めてまいります。


 消防につきましては、市民の皆様の安全で安心な暮らしを守るために、延岡市消防整備基本計画に沿って消防施設の整備充実を図るとともに、消防・救急救助体制の充実強化に努めてまいります。


 特に、年々増加傾向にある救急需要に対応するため、救急救命士の育成を初め、医療機関と連携したメディカルコントロール体制及び救急高度資機材の充実、市民に対する応急手当の普及啓発等を進めてまいります。また、消防団の施設整備や処遇の改善などを積極的に進め、消防団のより一層の活性化に努めるとともに、消防力の強化を図ってまいります。


 交通安全対策につきましては、近年、高齢者の事故等が多発しており、引き続き警察や関係団体との連携を図り、交通安全意識の高揚や環境の整備に努めるなど、交通安全の取り組みをさらに強化してまいります。


 また、防犯につきましては、昨今の社会情勢の変化から、地域における犯罪が急増しております。今後とも、地域ぐるみで犯罪を許さない体制づくりを進め、市民の防犯意識のより一層の啓発に努めてまいります。


 消費者行政につきましては、近年、本市においても、多重債務に関する相談が急増しており、男女共同参画センターに専門窓口を設け、問題の解決に当たっております。今後とも、専門機関との連携に努めながら、きめ細かな対応を行ってまいります。


 社会福祉につきましては、「だれもが安心して健やかに暮らすことのできる地域社会の実現」を目指し、地域の福祉力向上を図りながら、市民と行政の協働による新たな福祉のまちづくりを推進してまいります。また、市民の健康は、活力あるまちづくりを進める上で基本となるものであり、「健康のべおか21」計画に基づき、関係機関や団体、地域との連携を図りながら、市民一人一人の主体的な健康づくりを推進してまいります。


 また、御案内のように、県立延岡病院における医師不足等により、県北の医療はまさに危機的状況にあることから、本市におきましては、本年一月に地域医療対策室を設置して体制強化を図ったところであります。


 二十一年度におきましても、地域医療体制の充実を本市の重点施策と位置づけ、内科、外科、小児科等における初期救急医療体制の整備を図るとともに、新たに医師会病院の医師確保や開業医の診療時間延長対策などの地域医療体制の整備にも精力的に取り組み、市民の皆様が安心して医療が受けられる体制づくりに全力を尽くしてまいります。


 また、全国一斉に二十年度から特定健診・特定保健指導が始まりましたが、本市におきましても、「特定健康診査等実施計画」に基づき、各種事業を展開しております。二十一年度も、引き続き関係機関や団体、地域と連携を図りながら、積極的に取り組んでまいります。


 さらに、後期高齢者医療制度につきましては、今後も運営主体である広域連合と連携を図りながら、適正な窓口対応や制度のPR等に努めてまいります。


 次に、高齢者福祉におきましては、各種の福祉施策と介護保険の連携を高め、市民の皆様の利便性とサービスの向上を図ってまいります。また、第四期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、介護予防を初め、各種介護サービスや高齢者支援施策、地域ケアシステム等の充実を図りながら、今後の高齢社会に対応した福祉施策を推進してまいります。


 障がい福祉につきましては、身体、知的、精神等の障がいのある方々の多様なニーズに対応するため、障がい福祉サービス体制の充実や、ライフステージを通した相談体制等の強化を図り、社会参加や自立した地域生活への支援に努めてまいります。


 次に、少子化対策としましては、次世代育成支援行動計画の後期計画策定に取り組むとともに、引き続き多様な保育サービスの充実や子育て家庭のための支援施設の整備を図ります。また、妊婦健康診査の公費負担回数を大幅にふやすなど、母体や乳幼児の健康を守り、子供を安心して生み育てることのできる環境づくりに努めます。


 さらに、生活保護行政におきましては、経済情勢や雇用環境が急激に悪化していることから、きめ細かな相談支援を行うとともに、民生委員等関係機関と連携し、制度の適正実施に努めてまいります。


 四つ目は、「のべおかの未来を拓く人づくりについて」であります。


 まず、学校教育におきましては、「たくましい体」「豊かな心」「すぐれた知性」を備え、社会の変化に主体的に対応できる心身ともに調和のとれた児童生徒の育成に努めてまいります。特に、レベルアップ延岡学力向上協議会を中心として、小学校と中学校が連携を図り、一貫した教育を図ることによって、学力向上や生徒指導の充実に取り組んでまいります。あわせて、機能的な学校運営に努めるとともに、学校安全につきましても、学校安全ボランティアの方々の御協力もいただき、家庭、地域、関係機関と連携を図りながら進めてまいります。


 学校施設につきましては、施設の耐震診断を引き続き実施するとともに、二十一年度からは耐震補強工事にも着手いたします。また、学校施設の新増改築事業も年次的に推進してまいりますが、二十一年度からは、旭小学校の校舎改築に着手いたします。さらに、学校施設の一般的な補修工事等も引き続き行い、安全・安心な学校づくりに取り組んでまいります。


 青少年の健全育成につきましては、引き続き学校、家庭、地域が一体となった取り組みを行ってまいります。また、教育の原点と言える家庭の教育力の向上を目指すため、毎月第三日曜日の「家庭の日」の普及啓発を推進するとともに、訪問型家庭教育相談体制の充実や放課後子ども教室の推進等に取り組んでまいります。


 さらに、地域で学校を支援する学校支援地域本部事業などに取り組み、地域の教育力の活性化を図ってまいります。


 スポーツ振興につきましては、総合型地域スポーツクラブの運営や設立に向けた取り組みを支援するなど、市民の皆様が気軽にスポーツに親しめる環境づくりを進めてまいります。また、スポーツ施設につきましても、アスリートタウンづくりと生涯スポーツの振興を連動させながら整備を進めてまいります。二十一年度からは、西階庭球場のコート全天候型化や市民体育館の空調設備の設置に向けた取り組みに着手いたします。


 文化の振興につきましては、本市の歴史的文化財を活用した「天下一薪能」などの取り組みを引き続き実施するとともに、「郷土芸能大会」の開催等を通じて、伝統文化の振興と保存伝承に努めます。


 また、文化センターの音響・照明設備の整備など、文化施設の機能充実を図るとともに、市美術展の開催などによる市民の自主的な文化活動の促進、さらには、学校への芸術家派遣事業等の活用により、次代を担う子供や青少年の芸術鑑賞機会の拡充にも取り組んでまいります。


 市立図書館におきましては、広く市民に図書館サービスを提供するために、北川・北浦分室における図書データの電算化を推進するとともに、延岡市子ども読書活動推進計画に基づき、学校、家庭、地域、民間団体などと緊密な連携を図りながら、より一層子どもの読書活動の推進に取り組んでまいります。


 男女共同参画につきましては、二十一年度は、内閣府、地元民間団体との共催によります全国男女共同参画宣言都市サミットを本市で開催し、多様な主体による交流・連携・協働が促進されるよう努めてまいります。


 また、人権につきましては、「人権教育のための国連十年」延岡市行動計画を継承し、新たに人権教育啓発推進方針を策定することとしております。


 五つ目は、「豊かな自然と安全で快適な暮らしを守る環境づくりについて」であります。


 本市の環境保全につきましては、「延岡市環境基本計画」に掲げる施策を計画的に推進するため、環境マネジメントシステムISO一四〇〇一の手法を用いて進行管理しているところでございます。ISOは、二十年度までにすべての総合支所まで適用拡大いたしましたが、さらに、新清掃工場についても適用範囲に加えるよう、二十一年度から準備作業に取り組んでまいります。また、市全域にわたる野生動植物の分布状況の把握と保護のため、引き続き調査を進めてまいります。


 ごみ処理につきましては、循環型社会の構築に向け、より一層のごみ減量化とリサイクル推進を目指し、二十一年度からごみ処理の有料化を実施いたします。また、新清掃工場につきましては、円滑な運用に努めるとともに、引き続き工場周辺地域の環境整備事業に取り組んでまいります。


 さらに、新最終処分場につきましては、建設予定地の用地取得や文化財調査のほか、実施設計などを行うとともに、取りつけ道路の測量調査や設計業務などの取り組みも進めてまいります。


 火葬場につきましては、昨年、地元の皆様の御協力を得て、新悠久苑の建設地が決定したところです。二十一年度は、用地取得や基本計画の策定のほか、実施設計や造成工事など具体的な建設事業に着手し、二十四年度中の供用開始を目指して取り組んでまいります。


 次に、道路整備についてでございますが、本市の交通体系の骨格を形成する西環状線につきましては、二十一年度も、県と連携しながら、須崎中川原通線大門工区における道路改良工事や岡富古川、多々良両地区の土地区画整理事業による富美山通線の整備に取り組むとともに、未着工区間である愛宕通線別府工区の地質調査を実施いたします。


 また、市民生活に身近な市道につきましても、バリアフリー化を含め計画的な整備と適切な維持管理に努め、市民の皆様の安全で暮らしやすい環境づくりに努めます。また、市民協働という視点から、新たに「協働・共汗道づくり事業」を開始し、地域の皆様が簡単な市道の維持補修を行う場合には、原材料の提供や機械の貸与等を行ってまいります。


 次に、良好な居住環境の形成についてでありますが、新年度も、岡富古川、多々良両地区の土地区画整理事業により市街地の整備を推進するとともに、開発許可制度や地区計画制度等を活用した民間開発の指導・誘導、狭隘道路の整備や既存住宅の耐震化による住環境の整備に努めてまいります。


 あわせて、公園緑地の整備充実や市民協働による適切な維持管理、良好な景観形成に向けた景観計画策定にも取り組んでまいります。


 市営住宅につきましては、住宅マスタープラン及び公営住宅ストック総合活用計画に基づき、高齢者世帯向け住宅等を含めた一ヶ岡A団地の建てかえを推進するとともに、桜ヶ丘第四団地等のストック住宅の改善を行い、安全に配慮した良質で低廉な住宅の提供に努めてまいります。


 水道事業につきましては、上水道事業において、引き続き給配水管の整備を進めるほか、水質の安全強化策として、まず祝子水源の浄水施設を整備するための調査委託を実施いたします。簡易水道事業においては、引き続き上北方地区簡易水道の管路の整備を進めるほか、北川地区の自家発電施設に着手いたします。また、簡易水道統合計画に基づき、施設の効率化に努めてまいります。


 下水道事業につきましては、引き続き東海地区における公共下水道の整備と普及促進を図るほか、雨水処理施設の整備として、岡富土地区画整理内の雨水ポンプ場や富美山地区の雨水枝線を整備するなど浸水対策を進めます。また、妙田処理場やマンホールポンプ場など、老朽化した施設を更新し、耐震化対策を進め、生活環境の改善を図ってまいります。


 河川事業につきましては、五ヶ瀬川激甚災害対策特別緊急事業や水防災対策特定河川事業などの国・県事業の進捗にあわせ、岡富古川地区土地区画整理事業など関連する事業を一体的に推進し、災害に強いまちづくりを進めてまいります。


 最後の基本目標になりますが、六つ目が「自立と市民協働の都市づくりについて」であります。


 市民協働のまちづくりにつきましては、二十年四月に市民活動の新たな交流拠点として、市民待望の「延岡市民協働まちづくりセンター」がオープンいたしました。現在、センター一階部分の改修等、さらなる施設の充実を進めており、本年四月にはグランドオープンいたします。今後とも、このセンターを核として市民活動の輪を着実に広げ、市民と行政が一体となった協働のまちづくりを積極的に推進してまいります。


 また、開かれた市政をさらに推進するために、広報面においては、市民アンケート調査の結果をもとに、市広報紙やケーブルテレビの市政番組について、より市民の皆様に役立ち、親しまれるよう内容を充実してまいります。さらに、市ホームページや定例記者会見等を通して、市政情報の積極的な発信と提供にも努めてまいります。


 広聴面におきましては、これまで各地区で実施しております、まちづくり懇談会の内容充実を図るとともに、市民の皆様への広報周知を徹底し、年代層も幅広く、より多くの皆様に御参加いただけるよう努めてまいります。


 さらに、パブリックコメントの活用や市政モニター制度の実施など新たな手法も検討しながら、広報広聴の充実に努めてまいります。


 行政及び地域の情報化につきましては、庁内電算システムの最適化やインターネットデータセンターの活用等により、効率的な運用に努めてまいります。また、携帯電話のエリア拡大など、引き続き情報通信網の整備を行い、本市の情報環境づくりに取り組んでまいります。


 効率的な行財政運営という視点からは、二十一年度が最終年度となる第五次行財政改革を着実に実施し、安定的な行財政基盤の再構築を図ってまいります。また、第三セクターの経営改善につきましては、業務委託した経営診断結果を受けて、二十一年度は、本市としての経営方針や改善策等を検討し、取りまとめてまいります。


 また、二十年度に引き続き、公的資金の補償金免除繰り上げ償還制度を活用し、一般会計、企業会計、合わせて約十七億円の繰り上げ償還や借りかえを行い、将来の利子負担軽減に取り組んでまいります。


 さらに、世界的な金融危機と景気低迷による企業の業績不振、雇用情勢の急速な悪化等の影響を受け、市民税収入が大幅減となるなど、本市の歳入を取り巻く環境が大きく変化している中、公平公正な課税を行うため、今後も引き続き適正な課税客体の把握に努めます。


 あわせて、自主財源確保のため、さらに徴収体制の強化を図りながら、収納率の向上にも努めてまいります。


 人事管理と組織の整備につきましては、昨今の多様化する市民ニーズや新たな行政課題に迅速かつ的確に対応し、市民の皆様の期待と信頼に応えていくために、簡素で効率的な組織体制の構築と時代の要請にこたえ得る人材の育成が重要であります。


 そのため、定員管理の適正化に努めるとともに、職員研修や天下一マナー運動の継続的な実践により、能力・資質の向上と組織の活性化、一体感の醸成に努めてまいります。


 庁舎整備につきましては、現在、基礎的な調査・研究を行っているところですが、新庁舎建設には多額の事業費を要することから、今後とも長期的な財政状況等を見据え、総合的に検討してまいります。


 以上が、長期総合計画の六つの基本目標に沿った主要な施策の概要でございます。


 続きまして、平成二十一年度当初予算について御説明申し上げます。


 まず、国の平成二十一年度一般会計予算の規模は、前年度比六・六%増の八十八兆五千四百八十億円で、政策的経費であります一般歳出についても、九・四%の増で五十一兆七千三百十億円となっております。


 一方、地方財政計画におきましては、社会保障関係経費は増大いたしますが、人件費や地方単独費などの歳出抑制を図り、その規模につきましては、前年度比一・〇%減の八十二兆五千五百五十七億円となっております。


 このような状況のもと、平成二十一年度当初予算編成におきましては、景気後退の影響などにより、市税収入が大幅に減少するなど、大変厳しい財政状況となっております。


 このため、企業誘致の推進や中心市街地の活性化、あるいは地域公共交通体制づくりや地域医療体制の充実などに重点を置き、また、雇用の確保や地域経済の活性化に十分配慮するなど、庁内分権のもとで事業の選択と集中を図りました。あわせて、地域づくり推進事業基金や財政調整基金などを活用し、財源の確保、調整を図りながら、最少の経費で最大の効果が得られるよう予算編成を行ってまいりました。


 議案第八七号平成二十一年度延岡市一般会計予算の規模は、五百十三億一千七百万円で、前年度に比べ二十八億二千三百万円の減少で、伸び率は五・二%のマイナスとなっておりますが、道路新設改良事業など公共工事の確保に努め、地域経済にも配慮した予算といたしました。


 歳入では、市税が全体の二七・四%を占める百四十億八千三百九万円で、前年度に比べ九億一千五百三十七万八千円の減少となっております。地方交付税は二六・四%の百三十五億四千万円、国庫支出金は一二・五%の六十三億九千七百五万九千円、県支出金は七・一%の三十六億四千四百四万四千円であります。市債につきましては、一〇・三%の五十二億六千六百万円となっております。


 以上が主な財源でありますが、不足を補うため、財政調整基金などの財源調整用基金から約十五億円を繰り入れております。


 歳出につきましては、今回、喫緊の課題であります景気・雇用対策事業はもとより、将来を見据えた短・中期的な視点から「新生のべおかプロジェクト」関連事業を計上いたしました。


 歳出の目的別内訳では、民生費が全体の三一・六%を占める百六十二億三百三十一万二千円、土木費が一三・三%の六十八億九百八十六万二千円、公債費が一七%の八十七億二十五万九千円などが主なものであります。


 また、性質別内訳では、義務的経費のうち、人件費が定年退職者の増加により前年度と比較して三億六千八百七十二万九千円の増、公債費が繰り上げ償還の影響もあり四億四千七百九十三万五千円の増となっております。


 次に、議案第八八号から第九四号までの各特別会計並びに各企業会計予算について御説明いたします。


 国民健康保険特別会計予算は、事業勘定で、百五十六億二千六十七万四千円、前年度比五・四%の減少、直営診療施設勘定は、二億二千七百十五万四千円で、前年度比二・〇%の増加となっております。


 食肉センター特別会計予算は、八百二十三万七千円、老人保健特別会計予算は、三千九百八十六万六千円で、前年度比九七・七%の減少、介護保険特別会計予算は、九十九億三千八百八十万五千円で、前年度比三・三%の増加、後期高齢者医療特別会計予算は、十三億八千四十八万六千円で、前年度比四・八%の増加となっております。


 また、水道事業会計予算は、四十一億二千二百三万九千円で、前年度に比べて二三・七%の減少、下水道事業会計予算は、七十二億六千三百八十五万六千円で、前年度に比べて一三・四%の減少となっておりますが、いずれも地方債の公的資金補償金免除繰り上げ償還金返済額などが大幅に減少したことなどによるものであります。


 以上、平成二十一年度当初予算につきまして、その概要を御説明申し上げました。


 私は、冒頭申し上げましたように、本市の市長として、この三年間、行財政基盤の再構築を図りながら、揺ぎない本市発展の基盤づくりに努め、市民の皆様の期待と信頼にこたえる市政運営に全身全霊で取り組んでまいりました。


 今後は、こうした基盤の上に立って、本市にさらに活力を生み出し、「都市力」を高め、東九州の基幹都市としての役割を十分に果たしていくことが大切であります。


 現在、内外ともに大きな変革の渦中にありますが、私は、本市の進むべき道をしっかりと見据え、「新生のべおかプロジェクト」を初めとする各種施策を着実に推進し、今後とも、確固たる信念と使命感を持って、本市のさらなる発展に全力で取り組んでまいる所存であります。


 議員各位並びに市民の皆様には、今後、より一層の御指導、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、私の施政方針といたします。


 次に、その他の議案の概要につきまして、御説明申し上げます。


 議案第九五号は、定住自立圏の形成に係る議会の議決事件を定める条例の制定でございます。


 本案は、本市を中心市とする定住自立圏構想を実現するため、本市と周辺市町村が人口定住のために必要な生活機能の確保に向けて定める定住自立圏形成協定の締結、変更及び廃止につきまして、議会の議決すべきものとする条例を定めるものでございます。


 議案第九六号は、延岡市定住自立圏推進基金条例の制定ございます。


 本案は、定住自立圏構想の先行実施団体である本市に交付されます地域活性化・生活対策臨時交付金の割り増し交付金を積み立てる基金につきまして、地方自治法第二百四十一条第一項の規定に基づき、条例を制定するものでございます。


 議案第九七号は、延岡市移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の一部改正でございます。


 本案は、携帯電話のエリア未整備地区における鉄塔施設整備につきまして、電気通信事業者から徴収する分担金を対象世帯数に応じた額に変更するため、所要の改正を行うものでございます。


 議案第九八号は、延岡市一般職職員給与条例の一部改正でございます。


 本案は、人事院勧告に基づき、国において医師の初任給調整手当の限度額が引き上げられたことから、本市においても、国に準じて医師に支給する初任給調整手当の限度額を引き上げるものでございます。


 議案第九九号及び議案第一〇〇号は、地域自治区区長の職が、平成二十一年三月三十一日をもって廃止されることに伴い、同職の給与及び退職手当につきまして規定した条例を改正するものでございます。


 まず、議案第九九号は、延岡市特別職職員給与条例の一部改正でございます。


 本案は、地域自治区区長の給与につきまして規定した条項を削除するものでございます。


 次に、議案第一〇〇号は、常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部改正でございます。


 本案は、地域自治区区長の退職手当につきまして規定した条項を削除するものでございます。


 議案第一〇一号は、延岡市道路占用料徴収条例の一部改正でございます。


 本案は、地価の下落や社会情勢等の変化を受け、本市の道路占用料について見直すものでございます。


 議案第一〇二号は、延岡市営住宅条例等の一部改正でございます。


 本案は、市営住宅等の管理につきまして、指定管理者制度を導入するため、延岡市営住宅条例ほか、関係条例を改正するものでございます。


 議案第一〇三号は、延岡市須美江家族旅行村条例の一部改正でございます。


 本案は、須美江家族旅行村森林レクリエーション施設内の一部遊戯施設につきまして、運行を廃止するとともに、須美江家族旅行村の利用促進を図るため、ビーチの森すみえの入場料を無料にするものでございます。


 議案第一〇四号は、延岡市企業立地促進条例の一部改正でございます。


 本案は、多くの雇用が見込まれるコールセンター等の情報関連企業の誘致を図るため、新たに賃貸施設整備助成制度を創設するものでございます。


 議案第一〇五号は、延岡市介護保険条例の一部改正でございます。


 本案は、三年ごとの介護保険料の見直しにより、平成二十一年度から平成二十三年度までの介護保険料を定めることに伴い、所要の改正を行うものでございます。


 議案第一〇六号は、延岡市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定でございます。


 本案は、介護従事者の処遇改善のため、四月から介護報酬が増額されることによる介護保険料の急激な上昇を抑制するため、国からの交付金を積み立てる基金につきまして、地方自治法第二百四十一条第一項の規定に基づき、条例を制定するものでございます。


 議案第一〇七号は、延岡市へき地保育所設置条例を廃止する条例の制定でございます。


 本案は、平成十六年度から休園しております浦城保育所につきまして、僻地保育所としての用途を廃止するものでございます。


 議案第一〇八号は、延岡市北方母子健康センター条例を廃止する条例の制定でございます。


 本案は、延岡市北方母子健康センターにつきまして、その用途を廃止するものでございます。


 議案第一〇九号は、延岡市学校給食共同調理場条例の一部改正でございます。


 本案は、学校給食法が改正されたことに伴いまして、同法を引用する部分につきまして、所要の改正を行うものでございます。


 議案第一一〇号は、延岡市体育館条例の一部改正でございます。


 本案は、旭化成東海体育館を延岡市東海体育館として供用開始することに伴い、使用料等について所要の改正を行うものでございます。


 議案第一一一号は、指定管理者の指定についてでございます。


 本案は、本年四月にオープンします延岡市南方東コミュニティセンターの指定管理者に、延岡市南方東コミュニティセンター管理運営委員会を指定するものでございます。


 議案第一一二号は、辺地に係る総合整備計画の変更でございます。


 本案は、北方町の早日渡辺地に係る公共的施設の整備につきまして、平成十七年六月に旧北方町において策定されました総合整備計画の一部を変更するものでございます。


 議案第一一三号は、市道の路線廃止でございます。


 廃止いたします路線は、岡富古川土地区画整理事業に伴う路線整備による古川松山線など二十六路線、総延長五千九百三・二メートルでございます。


 議案第一一四号は、市道の路線認定でございます。


 認定いたします路線は、岡富古川土地区画整理事業に伴う路線整備による古川松山線など四十九路線、総延長八千八百六十四・四メートルでございます。


 議案第一一五号は、工事委託契約の締結でございます。


 本案は、五ヶ瀬川水防災対策特定河川事業に伴う市道貝の畑天下堤防線道路改良工事につきまして、昨年八月に宮崎県と締結しました契約に関し、工法等の変更により、契約額を一億五千五百三万九千円とするものでございます。


 議案第一一六号は、議決事項の一部変更でございます。


 本案は、平成二十年六月議会で議決いただきました工事委託契約につきまして、契約金額を二億八千六百八十五万三千円から二億五千三百六十四万二千円に変更するものでございます。


 議案第一一七号は、平成二十年度延岡市一般会計補正予算に係る専決処分の承認でございます。


 本案は、緊急を要するために、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分をいたしましたので、これを報告し、その承認を求めるものでございます。


 今回の補正は、歳入歳出それぞれ一千七百五十六万円を追加し、予算総額を五百四十八億五千二百五十四万七千円といたしまいた。


 補正予算の内容は、急激な地域経済の悪化を受け、緊急雇用対策として行う事業のうち、現計予算では対応できない道路維持補修事業などの三つの事業につきまして予算を補正したもので、財源として繰越金を追加計上したものでございます。


 以上が議案の概要でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  ただいま説明のありました施政方針及び議案三十一件に対する質疑は、三月三日から行われる総括質疑及び一般質問の中で行います。


 お諮りいたします。


 議事の都合により、明二月二十五日から三月二日までの六日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(新名種歳君)  御異議なしと認めます。よって、明二月二十五日から三月二日までの六日間、休会することに決定いたしました。


 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。


 次の会議は三月三日午前十時に開き、総括質疑及び一般質問を行います。


 本日は、これをもって散会いたします。


午前十一時十三分 散会