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宮崎県 延岡市

平成19年第 2回定例会(第3号 6月13日)




平成19年第 2回定例会(第3号 6月13日)





議  事  日  程  ( 第 三 号 )


 第二回延岡市議会(定例会)第九日


平成十九年六月十三日(水)午前十時開議





 



第一   1議案第四二号 延岡市恩給条例の一部を改正する条例の制定


     2議案第四三号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


     3議案第四四号 政治倫理の確立のための延岡市長の資産等の公開に関する条


             例の一部を改正する条例の制定


     4議案第四五号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定


     5議案第四六号 延岡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例


             の一部を改正する条例の制定


     6議案第四七号 延岡市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部


             を改正する条例の制定


     7議案第四八号 財産の取得


     8議案第四九号 宮崎県北部広域行政事務組合を組織する地方公共団体の数の


             減少及び宮崎県北部広域行政事務組合規約の変更について


     9議案第五〇号 工事請負契約の締結(高機能消防指令装置設置工事)


    10議案第五一号 市道の路線廃止(三路線)


    11議案第五二号 市道の路線認定(三十三路線)


    12議案第五三号 工事委託契約の締結(平成十九年度北川広域基幹河川改修事


             業に伴う市道山瀬白石線白石橋架替工事)


    13議案第五四号 宮崎県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数


             の減少について


    14議案第五五号 専決処分の承認(平成十九年度延岡市老人保健特別会計補正


             予算)


    15議案第五六号 延岡市過疎地域自立促進計画の変更について





第二    一般質問





本日の会議に付した事件





日程第一 1議案第四二号 延岡市恩給条例の一部を改正する条例の制定


     2議案第四三号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


     3議案第四四号 政治倫理の確立のための延岡市長の資産等の公開に関する条


             例の一部を改正する条例の制定


     4議案第四五号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定


     5議案第四六号 延岡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例


             の一部を改正する条例の制定


     6議案第四七号 延岡市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部


             を改正する条例の制定


     7議案第四八号 財産の取得


     8議案第四九号 宮崎県北部広域行政事務組合を組織する地方公共団体の数の


             減少及び宮崎県北部広域行政事務組合規約の変更について


     9議案第五〇号 工事請負契約の締結(高機能消防指令装置設置工事)


    10議案第五一号 市道の路線廃止(三路線)


    11議案第五二号 市道の路線認定(三十三路線)


    12議案第五三号 工事委託契約の締結(平成十九年度北川広域基幹河川改修事


             業に伴う市道山瀬白石線白石橋架替工事)


    13議案第五四号 宮崎県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数


             の減少について


    14議案第五五号 専決処分の承認(平成十九年度延岡市老人保健特別会計補正


             予算)


    15議案第五六号 延岡市過疎地域自立促進計画の変更について


日程第二   一般質問








◎午前十時零分 開議





○議長(新名種歳君)  これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおりであります。





◎日程第一 1議案第四二号 延岡市恩給条例の一部を改正する条例の制定


      2議案第四三号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


      3議案第四四号 政治倫理の確立のための延岡市長の資産等の公開に関する


              条例の一部を改正する条例の制定


      4議案第四五号 延岡市火災予防条例の一部を改正する条例の制定


      5議案第四六号 延岡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条


              例の一部を改正する条例の制定


      6議案第四七号 延岡市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一


              部を改正する条例の制定


      7議案第四八号 財産の取得


      8議案第四九号 宮崎県北部広域行政事務組合を組織する地方公共団体の数


              の減少及び宮崎県北部広域行政事務組合規約の変更につい


              て


      9議案第五〇号 工事請負契約の締結(高機能消防指令装置設置工事)


     10議案第五一号 市道の路線廃止(三路線)


     11議案第五二号 市道の路線認定(三十三路線)


     12議案第五三号 工事委託契約の締結(平成十九年度北川広域基幹河川改修


              事業に伴う市道山瀬白石線白石橋架替工事)


     13議案第五四号 宮崎県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の


              数の減少について


     14議案第五五号 専決処分の承認(平成十九年度延岡市老人保健特別会計補


              正予算)


     15議案第五六号 延岡市過疎地域自立促進計画の変更について


 日程第二 一般質問





○議長(新名種歳君)  日程第一 議案第四二号延岡市恩給条例の一部を改正する条例の制定外十四件を一括議題といたします。


 これより、ただいま一括議題といたしました十五件に対する総括質疑及び日程第二の一般質問を行います。


 これより六番 松田満男議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔六番(松田満男君)登壇〕


○六番(松田満男君)  おはようございます。私は、きずなの松田満男でございます。


 今回、質問の機会を与えていただき大変光栄であり、深く感謝しております。何せ初めてのことでありますので、先輩議員の皆様のような立派な質問はできないかもしれませんが、私の選挙時のスローガンの一つであります、市民の皆様の声を市政に届けますという立場から質問をさせていただきますので、御当局の明快、熱意ある御答弁を期待いたします。


 初めに、高速道路の活用の関する今後のまちづくりについてでございます。


 高速道路の早期整備促進は、本市を含む県北地域の長年の課題でありました。平成十七年度には、国道一〇号延岡道路や国道二一八号北方・延岡道路の一部が供用開始されました。


 また、東九州自動車道につきましては、県境から北川間が着工し、十年後の完成を目指しており、門川から西都間も七年内の完成を目指しています。


 このように延岡市も着実に高速道路時代がやってこようとしていますが、今やるべきことは、魅力ある延岡にするため、市民参加のまちづくりを積極的に推進していくことではないでしょうか。


 例えば、企業誘致や海、山、川など豊かな自然を生かした観光客の誘致などについても、広く市民の声に耳を傾けて、長期展望に立ったまちづくりをしていかなければ、延岡市も単なる通過都市となってしまいます。


 今回、商業観光課がつくりましたパンフレットがあります。「まるごと延岡」というパンフレットが新しくでき上がり、私たち議員も拝見させていただきましたが、自然、レジャー、歴史、文化、アスリートタウン、祭り、お勧め観光コースなど、内容がとても豊富であり、だれもが延岡に行ってみたいと思うほどすばらしいパンフレットになっております。


 こうした新しい延岡をよりグレードアップするため、高速道路開通までに、市内でおもしろい発想、企画をお持ちの方々で、(仮称)おもしろまるごと延岡プロジェクトなどをつくり、市外、県外に広く延岡をアピールし、多くの人が集まる元気なまちづくりを積極的に行うことを考えますが、高速道路を活用した今後のまちづくりについて、市長に御見解をお伺いいたします。


 次に、商業の活性化について、特に地域商品券の導入についてお伺いいたします。


 ことし三月三十一日、中心市街地活性化の起爆剤として期待される複合商業施設「ココレッタ延岡」がオープンしました。さらに、山下新天街アーケードも建てかえられ、周辺道路も整備されるなど、中心市街地の活性化に向けた取り組みが進められていることは、大変うれしいことであります。


 私は、この活性化に向けた取り組みをさらに強化するためには、地域商品券の導入も考えていくべきと考えます。


 埼玉県狭山市では、商工会議所が実施主体となり、市内の中小商店で利用できる共通商品券、五千円単位に五百円券十枚を発行し、市の補助金一〇%のプレミアムをつけたところ、発売日には市民の長い列ができ、翌日には完売したということであります。また、参加店からは、お客様の数がふえたという声が多く聞かれたとのことであります。


 延岡の商業者も生き残りをかけて、毎日頑張っております。


 地域商品券の発行によって市民が市内のお店で買い物をする機会がふえ、それが商業者全体に活力をみなぎらせ、後継者不足や空き店舗も減少し、元気な延岡になるのではないでしょうか。


 市長も、地域商品券は、万能ではないが、お金を回すための呼び水の役割を果たすと言っておられます。地域商品券導入について、どのようにお考えなのか、市長にお伺いいたします。


 次に、南方地区におけるコミュニティセンター整備についてお伺いいたします。


 本年三月三十一日に複合商業施設「ココレッタ延岡」内に岡富地区コミュニティセンターがオープンしました。現在、延岡市では、一ヶ岡地区・恒富地区・川中地区・岡富地区・東海地区など七カ所にコミュニティセンターがあります。市長は、平成二十五年度までに既設を含め、二十一カ所のコミュニティセンターを整備したいと言われておりましたが、地域のきずなや連帯感が薄れる中、大変すばらしいことだと思っております。


 しかしながら、まだ整備されていない地区が市内には十四地区あり、各地区とも早期実現を願っているところでございます。


 特に、南方東地区は、広範な地域でもあり、都市化の進行が著しく、地域活動の拠点の場である集会場探しに大変苦労しております。昨年の南方地区区長会におきましても、コミュニティセンター整備について早期実現を決議し、市に陳情が提出されたところであります。


 コミュニティセンター設置は、地域の連帯意識の醸成や社会福祉活動の推進、大規模災害時の避難施設の役割などを担う大変重要な施設でもあります。


 そういった意味からも、早期設置をしていただきたいと思うところでありますが、コミュニティセンター設置について、今後どのように推進されるのか、市長に御所見をお伺いいたします。


 次に、県立延岡西高校跡地の有効活用についてお伺いいたします。


 延岡西高校跡地は、公認の四百メートルトラックや五十メートルプール、野球場、サッカー場など約一万四千坪の広大な敷地を有し、また、交通の利便性の高い立地条件などを考慮しますと、その活用方法によっては県北地域の活性化に大きく貢献できる可能性を秘めているものと考えられます。


 平成十九年三月五日に県営施設としての整備を図るなどの要望書を、市長、議長の名で知事に提出をされておられます。


 延岡西高は市長の母校でもありますので、西高同窓会や市民の思いを胸に、知事としっかり向かい合って、皆さんが納得いくような跡地活用をお願いしたいと思いますが、県との協議の進捗状況など今後の動向について、市長にお伺いいたします。


 次に、施設内にある遊具の安全対策並びに公園等の環境美化対策についてお伺いいたします。


 昨年八月に、埼玉県の市営プールで小学生が死亡する事故が起きました。


 ことしは大阪の遊園地で遊具による事故が発生し、とうとい命が失われております。


 いずれの場合も、施設の安全点検を確実に行っておれば、事故は起きなかったと思われるケースであります。


 夏に向けて子供たちの活動が活発になり、公園や学校などの遊具で遊ぶ機会もふえてきますが、埼玉や大阪のような事故は、延岡では決して起こしてはならないと思うところであります。ここで、公園等にある遊具点検はどのように行っているのか。


 また、遊具ばかりでなく、公園における環境美化は、快適に利用できるばかりでなく、犯罪防止にもなります。今からの季節になりますと、雑草が生い茂り、蚊、虫も多くなり、せっかくある公園を利用する気持ちにもなれません。


 そこで、公園等の環境美化について、特に雑草等の対策はどのようにされているのか。また、市民協働まちづくりということで、地域の方々による美化運動が実施されている公園はあるのか、都市建設部長にお伺いいたします。


 次に、防災対策についてお伺いいたします。


 六月一日に梅雨入り宣言が出され、ことしも水害の発生しやすい季節となりました。去る六月二日付の夕刊デイリーを見ますと、宮崎県水防協議会は、県管理河川の重要水防箇所を見直し、百七十七河川の四百九十五カ所を、堤防の高さ不足などで浸水の危険性が高い順に「重要水防箇所A」「重要水防箇所B」「要注意箇所」の三つのランク分けを行っております。


 ここで注目すべきは、浸水被害の危険度が特に高いAランク二百四十三カ所のうち、県北関係が約六割の百四十二カ所、延岡土木事務所管内においては、五ヶ瀬川、北川など六十七カ所と最も多い状況であります。


 現在、激特事業で五ヶ瀬川、大瀬川等の河道掘削、漏水防止等の工事が行われており、浸水被害防止に懸命に努力をされていることに対し、深く感謝するところでありますが、延岡市内の堤防の強度が不足している箇所数と重要水防箇所の解消に向けた取り組みについて、都市建設部長にお伺いいたします。


 次に、消防本部が特に力を入れ、推進されている自主防災組織と消防団との連携についてお伺いいたします。


 五月二十六日、二十七日の両日に県総合防災訓練が実施されましたが、関係各位の熱心な取り組みがわかり、心強く思ったところであります。


 本市は、市長の災害に強いまちづくりを受け、防災対策の専門セクションとして防災推進室を設置し、防災システム構築に努力されておられます。


 その一つとして、自助、共助といった観点から、地域の自主防災組織結成に努力され、その数は増加しているようであります。


 しかしながら、いざ大規模災害が発生しますと、消防本部はもちろんのこと、特に地元消防団の活躍は欠かせません。そこで、地域を中心とした自主防災組織と消防団との日ごろの連携が、大変重要となるのではないでしょうか。


 一部では、自主防災組織はあるのはわかっているが、消防団とのかかわりがわからないとの声を聞いたことがあります。大変残念に思ったところであります。


 災害に強いまちづくりからも、消防本部、防災推進室、消防団、自主防災組織の日ごろからの情報交換など連携を図るべきと思いますが、消防長の御所見をお聞かせください。


 次に、消防団組織の育成と強化に関してお伺いいたします。


 初めに、消防団活動に対する予算についてお伺いいたします。


 延岡市消防団は、第一支団(東海・南浦)、第二支団(中央・南方)、第三支団(恒富・土々呂)、第四支団(北方)、第五支団(北川)、第六支団(北浦)の組織で構成され、災害時に出動、出初め式、夜警巡回、操法訓練、水防訓練、地域の行事等の協力を行いながら、日夜、市民の生命と財産を守るため、訓練に励んでいるところであります。


 合併により団員数二千二十五名となり、活動範囲も広くなりましたが、新入団員などの制服一式の数が足らないため、古い消防服で訓練や活動をしていると聞いています。このことは、これから頑張ろうとする新入団員のやる気をそぐものであり、非常に残念なことであります。


 また、台風時に河川を巡回する際、団員は自分を守る上でもライフジャケット及び救助用ロープなど、その他いろいろな備品が必要でもあります。


 財政的に厳しいのは十分認識しておりますが、市民の生命、財産を守るために一生懸命頑張っている消防団員のためにも、ぜひ必要な予算を確保していただきたいと思いますが、消防長の御所見をお聞かせください。


 次に、操法大会における練習場所についてお伺いする予定でありましたが、昨日、佐藤大志議員の意見、答弁を聞きまして、この操法大会における練習場所の件については、割愛させていただきます。


 最後に、消防団新団員の加入促進についてお伺いいたします。


 現在、消防団員は、三北との合併により、延岡千五十一名、北方三百九十七名、北川三百八名、北浦二百六十九名の計二千二十五名となっております。延岡市消防団条例では定数が二千二百名となっており、それからすると百七十五名の不足であり、さらには団員が高齢化している中、若い人の入会活動を熱心に行っていますが、入会する若い人は少ないのが現状であります。


 各地域での消防団活動は、縦のつながりであり、その中で人間関係を学び、人間的成長することにより、地域のリーダーとして地域を守り、育てていく存在であります。そういった意味からも、災害に強いまちづくりには、強固な消防団組織は不可欠であり、さらなる充実のために、新入団員の加入が絶対に必要となります。新入団員確保について、消防長の御所見をお聞かせください。


 以上で、壇上からの質問を終わります。


(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの松田満男議員の御質問にお答えいたします。


 まず初めに、高速道路を生かした今後のまちづくりについてのお尋ねでございます。


 高速道路の整備状況につきましては、御承知のとおり、国道一〇号延岡道路及び国道二一八号北方延岡道路、この一部開通に象徴されておりますように、着実な進展を見せているところでございます。


 このような状況の中で、今後は、開通後を見据えたまちづくりを推進していかなければなりませんけれども、以前は扇のかなめという言葉がよく使われておりましたように、この東九州の交通の要所として、産業や文化が交流する東九州のかなめとして、さらなる企業誘致を図るとともに、新たな産業やイベントを積極的に支援していきたいと考えているところであります。


 また、本市の有する美しい景観や魅力ある自然を生かして、人を呼び込む企画としては、例えば、カヌー体験のできる修学旅行ですとか、ダイビングツアーなどに取り組んでおられる方もいらっしゃいます。そういった方々の御意見なども取り入れながら、市外から人が集まるような企画について、しっかりとサポートしていくことが大事であると考えているところでございます。


 次に、地域商品券の導入についてのお尋ねでございます。


 地域経済活性化のためには、地域内でお金が回るという形ができることが大変重要でございます。その上で経済の自立度を高めることが重要な課題であると認識しております。


 このためには、地域で提供できる商品やサービスを地域の住民の方々が購入する機会をふやすとともに、需要にこたえられるような元気な産業を育成すること、そして商業サービスを充実させることが不可欠でありますし、そのような仕組みをつくる上で、議員御提案の地域商品券も有効な方法であると認識いたしております。


 地域商品券の導入につきましては、現在、商店街が主体的に取り組んでおられますので、市といたしましても、このような商店街の取り組み、あるいは商工会議所の取り組みについて連携をとりながら、支援してまいりたいと考えております。


 次に、南方地区におけるコミュニティセンターについてのお尋ねでございます。


 このコミュニティ施設の整備目的につきましては、言うまでもないことでありますが、近年、希薄化しつつある地域住民の連帯意識を取り戻し、そして、それぞれの地域における市民の皆様の地域活動の活性化を目指すために、その拠点となる施設を整備するものでございます。


 現在、市内で七カ所の施設が配置されておりますが、今後、平成二十五年度までをめどとして、地区社会福祉協議会のエリアを目安に整備をしていこう、合計でおよそ二十一カ所の配置をしたいと考えているところであります。


 御質問の南方地区の施設整備につきましては、昨年九月に六千名を超える地区住民の皆さんの署名を添えた要望書をいただいておりまして、当該地区の機運の盛り上がりを感じますとともに、整備の必要性につきましても十分に認識いたしたところでございます。


 したがいまして、できる限り早い段階において、既存施設の活用も含めての検討を進めてまいりたいと考えているところであります。


 次に、延岡西高校跡地活用についてのお尋ねでございます。


 議員のお話にもございましたように、県立延岡西高校の跡地は約一万四千坪もの広大な敷地を有しておりまして、また、高速道路の延岡ジャンクションインターチェンジにも近いなど、すぐれた立地条件を備えております。その有効活用については、本市のみならず、県北地域の振興に大きく役立つものであると強く認識いたしております。


 そのために、昨年七月に引き続きまして、本年三月にも議会と合同で宮崎県、そして宮崎県議会、さらには宮崎県教育委員会に対して、県営施設として整備を図っていただきたいということ、その具体的用途については、スポーツ施設、教育施設、保健福祉施設をという、この分野の中で整備をしていただきたいという要望を行ったところでございます。


 県におきましては、在校生への配慮ということもありまして、これまで明確な方向性を示してきておりませんけれども、既に閉校式も終了しておりますので、以前にも増して地元県議の皆様とも連携しながら、本市の要望の実現に向けて働きかけを行ってまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


   〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 三点についてのお尋ねでございます。


 まず、公園などにある遊具の安全点検についてのお尋ねでございます。


 市内には、都市公園や学校などに多くの遊具が設置されておりますが、特に、身近な都市公園などにつきましては、約百カ所に設置しております。


 これらの公園につきましては、二カ月に一回、職員などによる定期点検を行っており、遊具のふぐあいなどが確認された場合は、危険度や緊急度などを勘案しながら、修理などの対応を行っている状況でございます。


 なお、遊具の基礎部分など、目視だけでは確認できない部分につきましては、年に一度、専門業者による機械などを用いた点検を実施し、安全性の確保に努めているところでございます。


 また、学校に設置してあります遊具につきましても、教職員が月一回程度の点検を行っている状況でございます。


 次に、公園における雑草などの対策と地域参加型の環境美化についてのお尋ねでございます。


 市内には、約百九十カ所の公園がありますが、草刈りなどの環境美化につきましては、市民の皆様に公園を快適に利用していただくように、特に夏場を中心に、適宜実施しているところでございます。


 しかしながら、公園数が非常に多いことから、すべての公園に十分な対応をすることは困難な面もあり、街区公園などの身近な公園につきましては、地域の利用者の方々に公園緑地愛護会を組織していただき、草刈りや清掃をお願いしているところでございます。


 現在、八十九の団体が愛護会として活動していただいておりますが、今後は、身近な公園を地域コミュニティの拠点として十分に利用していただくためにも、また、市民協働のまちづくりの観点からも、公園緑地愛護会をさらに充実させてまいりたいと考えているところでございます。


 最後に、県管理河川の堤防の強度不足箇所と重要水防箇所の解消に向けた取り組みについてのお尋ねでございます。


 重要水防箇所は、過去に浸水被害が発生した箇所や堤防の高さ、断面積、密度が不足し浸水被害が懸念される箇所、あるいは堤防そのものがない、いわゆる無堤地区などを浸水被害の危険度が高い箇所として指定しているものでございます。


 したがいまして、お尋ねのような強度不足に限定したカウントがなされていないため、箇所数は不明でございます。


 また、県管理区間におきましては、これらの危険箇所の解消のため、現在、五ヶ瀬川及び北川におきましては水防対策特定河川事業で、祝子川及び北川白石地区では広域基幹河川改修事業で、また、松山川、家田、川坂川、浦尻川では総合流域防災事業が実施されており、築堤や護岸の整備、堤防や宅地のかさ上げ、掘削による河道拡幅などが鋭意取り組まれているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔消防長(川嶋重徳君)登壇〕


○消防長(川嶋重徳君)  お答えいたします。


 消防本部、防災推進室、消防団、自主防災組織との情報交換等についてのお尋ねでございます。


 議員御案内のとおり、当市は台風や地震、津波等の災害を受けやすい自然環境下にあり、過去には、大型台風や竜巻等の襲来により甚大な被害を受けたこともございます。


 大規模な災害に対応するためには、常備消防である消防本部・署はもちろん、地域に密着した活動を行っている消防団との連携は、必要不可欠なものでございます。


 また、地域の自主的な防災活動が効果的かつ組織的に行われるためには、地域ごとに自主防災組織と消防団の連携が必要になってまいりますので、今後は、本市の防災機関との訓練指導等を通じまして、消防団及び自主防災組織との連携や情報交換等を図り、災害に強いまちづくりに努めてまいりたいと存じます。


 次に、消防団活動に対する予算についてお尋ねでございます。


 消防団活動に要する所要経費は、すべて市からの予算で計上しているところでございます。


 議員御案内の消防団員の制服ですが、全国的に消防団員服制が大きく変わり、平成十五年に、延岡市消防団員の服制に関する規則の改正を行ったところでございます。改正されてまだ期間が短いことから、旧延岡市団員にも全部が行き渡っていないのが実情でございます。


 消防団員に貸与する制服等については、整備計画を立て、全体的に不足するものを支給していきたいと考えておりますが、消防団員数が多く、多額の費用を要しますので、現在各団で貸与しているものは、そのまま使用しながら、段階的に貸与してまいりたいと考えております。


 なお、ライフジャケットや救助ロープ等の救助用品につきましては、団幹部と相談しながら検討してまいりたいと考えております。


 最後に、新団員の加入促進についてお尋ねでございます。


 消防団は、地域における消防防災体制の中核的存在として地域に根づいた活動を行っており、その役割と住民の期待はますます大きくなっております。


 議員御案内のとおり、消防団員数は年々減少し、全国的な問題となっており、新団員の確保は切実な問題となっております。


 このようなことから、現在、消防団幹部や地元区長さんなどから各地域において、入団の募集の呼びかけを行っていただき、新入団員確保に努めているところでございます。


 また、行政といたしましても、市内の各事業所等に出向き、消防団活動への理解と協力をお願いするとともに、国が推奨する消防団員確保対策としての機能別消防団員制度や消防団協力事業所表示制度等の導入についても、現在検討しているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


○六番(松田満男君)  御丁寧な御答弁、ありがとうございます。


 堤防の強化について、もう一度、都市建設部長にお伺いいたします。


 堤防などの河川の設備が進み、住民はもう堤防の決壊はないといった何か安心感あるみたいで、本当この重要水防箇所が六十七カ所、延岡にもあるということで、地域住民にもう少し周知する必要があると思いますので、この件について、もう一度所見をお伺いしたいと思います。


 以上です。


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 重要水防箇所などの周知徹底についてのお尋ねでございます。


 浸水被害発生の危険性につきましては、浸水ハザードマップなどの配布などによりまして注意を喚起しているところでございますが、今後とも、国・県など関係機関などと連携しながら、危険箇所の周知徹底に努めますとともに、自主防災組織の結成促進などを通じまして、市民の防災意識の向上も図ってまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


○議長(新名種歳君)  松田満男議員の再質問を許可いたします。


○六番(松田満男君)  再質問ではないんですけど、要望をお願いしておきます。


 消防団員の予算につきまして、非常に厳しい状況ということはわかっておりますけど、ぜひとも新入団員だけには早期に制服が渡るようにお願いしたいところでございます。


 また、新入団員について、以前、前の議会のときに、消防団員入会について、市の若い職員の方にぜひとも消防団に加入してもらいたいという御要望が出ていたと思うんですけど、やっぱり今この消防団員の減少について非常に厳しいと思いますので、ぜひともそういう若返りをするためには、市の職員の方々や、今、自主防災のボランティアで加盟されている若い人たちに呼びかけてもらって、消防団員の入会に力を入れてもらいたいと思います。


 以上で、終わらせてもらいます。


○議長(新名種歳君)  これをもって松田満男議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 これより二六番 三宅為二議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔二六番(三宅為二君)登壇〕


○二六番(三宅為二君)  無所属クラブ 三宅為二でございます。熱い答弁を期待いたします。


 まず、市長の政治姿勢でございますが、県政運営の指針であります「新みやざき創造計画」についてお伺いいたします。


 一.郷土の宝「宮崎人」づくり戦略、二.成熟社会における豊かな暮らし戦略、三.経済・交流拡大戦略、この三つの戦略からなり、それぞれ重点推進事業がございます。市長は特にどのような事業に期待されるか、お尋ねいたします。


 また、新みやざき創造戦略基本指標一覧を見ますと、二十三の項目にそれぞれ目標値が設定されております。


 新規企業立地数、四年間で百社、新規雇用創出数、四年間で一万人、県外観光客数、四年間で四百五十万人を五百四十七万人、合計特殊出生率全国六位を二位と、すばらしい数字が並んでいます。事は県民総力戦であります。言葉を変えれば、市民総力戦が期待されているということでもあります。市長は、この目標値をどのように評価し、これからの行政運営にどう生かしていかれか、お尋ねいたします。


 二、高速道路時代を見据えた地域活性化策についてですが、東九州自動車道、九州横断自動車道延岡線が開通しますと、地域(集落)は衰退することも十分考慮に入れておかなければなりません。今こそ、開通までに魅力あるオンリーワンの地域づくりを進めていく必要があります。どのように進めていかれるか、お伺いいたします。


 三、次世代への豊かな自然づくりの将来ビジョンについてですが、近年ブルーツーリズム、グリーンツーリズムと言われておりますが、交流の場として農林水産を楽しむこの発想は、農山漁村にとってこれからの地域づくりの核になると考えます。そのためにも、次世代へ渡す豊かな自然づくりが必要です。どのような施策をお考えか、お伺いいたします。


 多重債務対策。


 多重債務問題について、市の対応をお伺いいたします。


 多重債務者は全国に二百万人以上もいて、自殺、夜逃げ、離婚、犯罪などの原因となっています。多重債務者のほとんどは、家族にないしょで借金して、一人で悩んでいます。破産や任意整理といった法的手段で、ほとんどの多重債務は救済できます。


 しかし、法的処理を支援する弁護士や司法書士は、国民から見て敷居が高い存在となっており、多重債務者はなかなか解決への道筋を見つけられません。そうした状況の中で、住民に身近な自治体が多重債務者救済に積極的に取り組めば、大きな効果が上がります。国も積極的な取り組みを求めています。


 お金を借りた人に問題があることはもちろんであります。しかし、その人が悩んで自殺してしまうのを放置していいのでしょうか。多重債務者の子供は思うように進学できない、多重債務者が原因で夫婦が離婚し、子供も貧窮生活を余儀なくされる、あるいは、子供の虐待にまでつながるといったことも珍しくないわけであります。多重債務が解決できれば、本人だけでなく、配偶者や子供など、家じゅうが平穏な生活が取り戻せるのです。


 多重債務者の中には、税金や国民健康保険の保険料、公共住宅の家賃、学校の授業料や給食費などを滞納している人も多いのが実態です。多重債務が解決できれば、こうした滞納が解消します。最近では、サラ金会社から多重債務者が百万円単位の払い過ぎた金を返してもらうことが多く、滞納を一気に解消する事例が各地で報告されています。多重債務者を救うことは自治体への直接的なメリットでもあります。


 昨年、自殺対策基本法が施行され、国や自治体で自殺対策の取り組みが始まっています。日本の年間の自殺者は三万人を超えており、七千人から八千人は経済問題が原因と言われ、その大半が多重債務者と見られます。多重債務者救済に取り組むことは、自殺対策でもあります。そういった中で、市が取り組むべき具体的な施策を提案いたします。


 まず、相談窓口の整備、強化ですが、多重債務者に詳しい担当者のいる相談窓口が必要です。相談窓口で解決方法があることを知るだけで、多重債務者には希望の光が見えてきます。


 地方税や国民健康保険の保険料、学校の授業料、公営住宅家賃、水道料金などの滞納者には、多重債務者が多いと言われます。滞納者に対して督促する担当は、相手が多重債務者であることが把握できることが多く、生活保護の申請者にも多重債務者は多いと言われます。当然、申請窓口の担当者は申請者が多重債務者であることに気がつく機会が多くなります。


 夫と離婚して生活困難になっている女性の家庭や家庭内暴力が起きている家庭も、多重債務で苦しんでいることが多いと聞いております。こうした相談に乗る福祉関係の担当者も、相談相手が多重債務問題に直面していることを把握できる機会が多いと言えます。


 滞納者への督促をする担当者や生活保護の担当者が多重債務であることを打ち明けられたら、市の多重債務相談窓口を紹介します。こういった対応がスムーズにできるよう、多重債務者の相談窓口の部署、徴収関係の部署、福祉関係の部署で連携をとっていく必要があります。先進的な取り組みをしている市では、こうした役所内ネットワークがフル機能しているのが実態でございます。


 多重債務者の多くは、多重債務の解決方法や相談先を知りません。このことは、実に惜しいことです。解決方法を知らないまま、一人で悩んで自殺してしまう多重債務者が多いのが現状です。多重債務の解決法や相談先の周知、広報を積極的に行う必要があります。市の広報紙で多重債務問題の特集を掲載したらいかがでしょうか。出前口座も活用して、住民に多重債務の解決法や相談先を知らせていくといったことも必要です。


 多重債務の解決法や相談先を解説した文章をチラシに掲載して、そのチラシを滞納の督促をする部署、生活保護の担当部署など多くの部署に備えておくことも必要です。こうした部署に来た人が多重債務者であることがわかった場合は、チラシをすぐに渡して、多重債務の相談窓口に行ってもらうようにします。これらの施策を行うために、職員への多重債務問題の研修が必要です。多重債務相談の窓口の担当者は無論のこと、税金などの徴収部門、生活保護などの福祉部門の職員に、しっかりと多重債務問題を研修してもらう必要があります。


 一.多重債務スペシャリストのいる窓口。二.役所内ネットワークのフル機能。三.広報紙での多重債務問題の特集。四.出前口座。チラシの多くの関係部署への備えつけ。関係部署職員による研修についての現状と今後の取り組みについてお伺いいたします。


 なお、多重債務問題に取り組む市の基本姿勢については、市長にお願いいたします。


 救急医療でございますが、脳は、四分の血流停止により重大な損傷を受けます。救命曲線であらわせば、心臓停止後、三分で五〇%死亡、呼吸停止から十分で五〇%死亡、多重出血から三十分で五〇%が死亡と言われています。このように、救急車到着までの処置がどれだけ大事が御理解いただけると思います。


 AEDとは、自動体外式除細動器の略称でございます。心臓突然死の原因の一つであります心臓の心室細動が発生した場合に、心臓に電気ショックを与えて、心臓が本来持っている機能を回復させる装置です。心臓細動とは、心臓が本来のリズムを失い、小刻みに震えている状態で、不規則な収縮を繰り返しているため心臓のポンプ機能が失われ、血液が送り出せない状態になることです。


 北浦町、北方町、北川町におけるAEDは、どこに設置され、今後の設置予定はどのようになっていますか。


 事故は二十四時間起こります。十分活用できる体制になっているのでしょうか、お尋ねいたします。


 観光行政についてお伺いいたします。


 延岡市北川鏡山牧場公園についてでありますが、鏡山山頂からの眺めはすばらしく、訪れた人に感動を与えることのできる景勝地であります。山頂から飛び立つハンググライダー、パラグライダーによる空の体験飛行は、忘れることのできない思い出となります。


 牛の出産、子牛へのミルク、親牛へのエサやり、放牧の手伝い等は、生命の営みを子供に伝えることのできる教育の現場でもあります。既存の施設でありますレストハウス、風車、草スキー場の再開は考えておられないのか、また、建物の損傷が激しいのであれば、その代替はどのようにお考えでしょうか。


 県道日豊海岸北川線の峠から鏡山公園に至る道路は寸断され、現在、通行どめとなっています。鏡山に至る一番欲しい道路であります。復旧はいつになるのでしょうか。


 ことしも「第二十一回鏡山スカイスポーツフェスティバル二〇〇七」が、パラグライダーの部の四月二八日、二九日、ハンググライダー大会五月五日、六日に開催されました。主催者の方々の御苦労に心から感謝を申し上げます。


 JHF、すなわち社団法人日本ハング・パラグライディング連盟は、鏡山での日本選手権の開催は十分可能との判断を示しております。パラグライダー日本選手権を開催するについて、市にはどのような助成があるのか、お聞かせください。四、五年前、市長も空の体験飛行をしたとのことで期待しております。


 また、風力調査が行われているとのことですが、その進捗状況はどのようになっているのでしょうか。


 次に、社団法人北川町畜産公社鏡山牧場についてお伺いいたします。


 牧場の飼育者が、手狭になっています。畜舎の増設は考えておられないのでしょうか。現場は風が強く、防風対策が必要です。どのようにお考えでしょうか。また、牧場周辺には鹿が多く、放牧地の草を食べ尽くします。牛を放牧しようにも、エサとなる牧草が育たないため放牧できません。これは購入する飼料の出費増という形ではね返ってまいります。


 鹿対策についてお尋ねいたします。


 北川鏡山牧場公園に取り組む市の基本姿勢についてお伺いいたします。


 今から百六十一年前、弘化三年(一八四六年)よろず覚書の中に出てきます島浦メキシコ女王伝説。海に浮かんでいる木棺を発見し、引き上げたところ、中には宝石や黄金の王冠とともに、銀髪の女王の死骸がありました。船頭は災難を恐れ、島の南側にある沖の小島に埋めたと言われる島浦のメキシコ女王伝説ですが、夢のある話であります。この資源を今後どのように活用されるのか。また、沖の小島に漂着の記念石碑を建て、観光資源として活用するお考えはないか、お尋ねいたします。


 また、浦城は、鎌倉〜室町期、大分県深島と並ぶ倭寇や水軍、海賊の本拠地であったと言われます。浦城湾は入り江が狭く、深く入りこんでいるため、沖合からの発見は困難で、水軍の城を築くにも好適の地であったということであります。


 松田水軍が隠し持っていた金銀財宝は、天神様の金の御幣に刻まれた「朝日輝く、夕日輝くところにある」と伝えられている浦城水軍伝説ですが、屋敷跡と城跡の石垣の復元をし、観光資源として活用するお考えはないか、お尋ねいたします。


 次に、教育行政についてお伺いいたします。


 教育改革関連三法案についてですが、いずれの法案も国の権限と管理を強めようとする色彩が濃く、本当に教育の再生につながるのか、甚だ疑問だと考えますが、御所見を伺います。


 教員免許を十年更新とする教員免許法改正についてですが、主要先進国で、教員免許更新制を導入しているのはアメリカだけです。世界的に傍流の更新制を採用することには、否定的な専門家も多いと言われます。


 文部科学省が昨年実施した勤務実態調査では、小中学校教員の勤務日の平均残業時間は約二時間、平均休憩時間は七分から一〇分という調査結果が出ています。


 二〇〇九年四月一日から施行される予定の免許更新講習による慢性的な欠員が、学校現場から、さらに時間的な余裕を奪う可能性が高いと言われます。教員が子供たちと触れ合う時間がますます少なくなり、学校そのものが魅力を失っていくのではないかと危惧いたします。


 勤務は過酷、就職しても十年先に資格を失うかもしれない。教員希望者が少なくなるのではないかと心配されます。教員免許法改正に関する御所見をお伺いいたします。


 教員の多忙化についてでありますが、教員が少しでも子供のそばにいられる時間をふやすために、どのような対策を講じておられるか、また、学校の警備、木々の刈り込み、草刈り、教師を目指す学生の部活動への参加、カウンセラー志望学生の相談員等の学校のボランティアによる学校支援はどのように行われているのかお伺いいたします。


 社会における子供の居場所づくりについてですが、学校でいじめを受け、家庭では虐待を受けるといった子供を社会で受け入る体制が必要です。その対策についてお伺いいたします。


 また、虐待の場となる家庭へ、どのような支援を行っているのか、子供たち自身にいじめをしない、させないための授業をどのように取り組んでおられるのか、お伺いいたします。


 以上で、壇上からの質問を終わります。


(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの三宅議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、県の総合計画についてのお尋ねでございます。


 この事業において期待する事業はどれかという御質問でございますが、どの事業も大変重要なものと考えておりますけれども、それでも強いて挙げるとすれば、経済・交流拡大戦略の重点施策とされております、戦略的企業誘致の推進でありますとか、東九州自動車道、九州横断自動車道延岡線の整備促進などには、特に期待いたしたいと考えております。


 また、重点施策の基本指標につきましては、知事のマニフェストに掲げられたものを含め、二十三項目の数値目標が掲げられておりますが、社会情勢の変化に的確に対応したものになっていると感じております。


 本市におきましては、現在、第五次長期総合計画の策定を進めておりますが、その中で施策ごとの数値目標を掲げることにしておりますので、この県の総合計画との整合性を十分に図りながら、策定に取り組んでまいりたいと考えております。


 次に、魅力ある地域づくりについてのお尋ねでございます。


 御案内のとおり、高速道路がそう遠くない将来において、他地域とつながる時代を迎えました。この高速道路の効果として、企業誘致や新たな産業立地のための条件が整ってくると考えてよいと思いますので、そのような企業誘致、産業おこしに積極的に取り組んで、地域の活性化を図っていかなければなりません。


 また、都市間競争がますます激しくなる中で、議員御指摘のように、魅力ある地域づくりが必要となってまいりますが、そのためには、本市の持つ地域資源を最大限に生かして、市外から人やお金を呼び込むような経済構造づくりとともに、地産地消の推進や中心市街地の活性化によって市外から得た人やお金が地域内で循環する構造づくりを行って、そして地域経済活力の強化を図ってまいりたいと考えております。


 また、市民生活の快適性を向上させることも重要な課題となってまいりますので、福祉や教育文化の充実、さらには都市基盤の整備といった市民生活に密着した環境の整備にも積極的に取り組んでまいりたいと思っております。


 次に、多重債務問題に取り組む市の基本的姿勢についてでございます。


 多重債務問題は、安心・安全な市民生活を実現する上で、極めて深刻な問題であります。市全体の発展にとりましても、この及ぼす影響を懸念いたしております。


 その総合対策として、政府は四月に、相談体制の充実や被害予防のための消費者教育の強化などを柱とした「多重債務問題改善プログラム」を決定いたしております。


 このプログラムは、国、自治体、そして関係団体が一体となって、三年後の実現を目指して取り組むこととされておりますが、地方自治体に対しましては、住民との接触機会が多いことから、被害者の立場に立った丁寧な対応のとれる相談窓口を整備するように求められております。


 したがいまして、庁内関係部署間の連携による体制づくりや、消費生活センター等専門機関との協力による市民啓発など、可能なものからその実施に取り組んでまいりたいと考えているところであります。


 以上でございます。


(降壇)


   〔企画部長(中嶋 弘君)登壇〕


○企画部長(中嶋 弘君)  お答えいたします。


 多重債務者対策についてのお尋ねでございます。


 本市におきましても、多重債務に関する相談は増加傾向にありまして、その救済対策は重要であると考えております。


 現在、多重債務の相談につきましては、消費生活センター等の関係機関と連携し、対応しております。また、市民啓発につきましては、広報のべおかやパンフレット等を配布する等によりまして、被害防止と相談窓口のPRに努めているところでございます。


 今後は、国の「多重債務問題改善プログラム」に基づき、この問題に対する職員の意識改革を図る一方、丁寧な聞き取り、具体的な解決方法の検討、助言ができるよう相談体制の充実を図る必要があると考えております。


 そのため、早急に庁内関係課による連絡会議を開催するとともに、専門機関と協力し、研修を実施するなど担当職員の資質向上も図ってまいりたいと考えております。また、市民の皆様にも、これまで以上に効果的な啓発や情報提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


   〔福祉保健部長(渡部恭久君)登壇〕


○福祉保健部長(渡部恭久君)  お答えいたします。


 北浦・北方・北川町におけるAED設置状況並びに今後の設置予定と活用体制についてのお尋ねでございます。


 北浦・北方・北川町における自動体外式除細動器、いわゆるAEDの設置状況につきましては、現時点では北浦診療所に一台が設置されております。今後の設置予定としましては、本年度中に、北浦・北方・北川の各総合支所にそれぞれ一台ずつ設置することにいたしております。


 活用体制につきましては、区長会、子ども会等、住民にAEDが設置されている場所の周知を図るとともに、だれもがすぐに操作できるよう、総合支所の職員を初め、市民を対象とした講習会を実施し、夜間の対応についても万全を期してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔農林水産部長(佐藤勇介君)登壇〕


○農林水産部長(佐藤勇介君)  お答えいたします。


 次世代へ渡す豊かな自然づくりについてのお尋ねでございます。


 今回の合併によりまして、海、山、川といった豊かな自然や多くの農林水産物が新たな地域資源として加わり、こうした資源の活用によるまちづくりは、大変重要であると認識しております。


 その活用の一つの方法といたしまして、脚光を浴びているグリーンツーリズム、ブルーツーリズムを進めるためには、農林水産業の振興はもとより、魅力ある農山漁村集落の原風景の維持、保全を図ることが不可欠であると思っております。


 「森は海の恋人」とも言われますように、豊かな山が清流をはぐくみ、豊な海を形成するものであり、そのためには、森林の整備を図ることが重要であると考えております。


 このことが、議員御提言の次世代へ渡す豊な自然を守り育てることにつながると思っておりますので、今後とも、それぞれの地域に合った農林水産業の振興を図ってまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


   〔商工部長(飯干泰志君)登壇〕


○商工部長(飯干泰志君)  お答えいたします。


 島浦メキシコ女王伝説、浦城水軍伝説の観光資源としての活用についてのお尋ねでございます。


 これらの伝説は、日豊海岸国定公園の美しい海資源に夢を添えるものとして、延岡観光協会のホームページや、今回新たに作成いたしました観光パンフレットにも掲載するなど、PRを行っているところでございます。


 今後とも、情報発信に努めてまいりながら、観光資源としての可能性につきましても研究してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔教育長(牧野哲久君)登壇〕


○教育長(牧野哲久君)  お答えいたします。


 初めに、教育改革関連三法案についてのお尋ねでございます。


 学校教育法、地方教育行政法、教員免許法及び教育公務員特例法の、いわゆる教育改革関連三法案につきましては、教育基本法の理念を具現化するためのものであると考えております。


 言いかえれば、我が国の教育が抱える全国共通の課題について、どの地域においても公平に取り組むための基本的な方針などを定めたものでありまして、これに基づいて各自治体が取り組む具体的な対策が教育の向上につながっていくものと期待いたしているところでございます。


 次に、教員免許法改正についてのお尋ねでございます。


 教員には、常に研究と修養に努め、専門性の向上を図ることが求められておりまして、各学校におきましては、これまでも、学校内外の研修で教員の資質向上に取り組んでまいりました。


 教員免許更新制につきましては、社会状況が変化している中で、高い専門性や生徒指導力の資質能力を高め、時代の要請に対応できる教員を育成するための一つの方法でございまして、法の趣旨を十分生かした取り組みが必要であると考えております。


 次に、教職員の多忙化についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のとおり、教職員が子供たちと接する時間を十分に確保することは、子供の健全育成のためにも大切なことでございまして、国や県において、今後とも必要な対策や制度見直しが講じられるべきだと考えております。


 市の教育委員会や学校におきましても、会議の精選やと効率化を図る上で、子供と教職員が向き合う時間をつくり出そうと努力いたしているところでございます。


 次に、学校ボランティアについては、登下校を見守る安全ボランティアや花づくりを手助けするボランティア、本の読み聞かせを行うボランティアなど、高齢者を含めた地域の方々に支援をいただいております。また、不登校生徒の学習をサポートする学生ボランティアにも活躍いただいておりまして、これらの取り組みも教職員の負担軽減につながるものと思っているところでございます。


 最後に、いじめや虐待等を受ける子供の社会における受け入れ態勢、支援事業についてのお尋ねでございます。


 いじめの場合は、学校と家庭とで全力でその解決に向け取り組みをいたしておりますが、仮に不登校となった場合は、不登校対策の一つとして、市が設置する適応指導教室において必要な支援をいたしております。


 また、虐待の場合は、早急に関係機関が協議対応を行い、必要があれば児童相談所での一時保護や児童養護施設での一時預かりを行うなど、緊急避難対策をとっているところでございます。


 次に、家庭等の支援につきましては、少子化、核家族化の中、子供の発達段階に応じた子育て講座の開催や、小中学校等での親の心構え、子供の心理などを学習する家庭教育学級の開設に取り組むなどいたしております。


 また、子供自身にも集団でのルールや規則、人を思いやる心など、生きる力を身につけるために、異なった年齢の集団の自然体験、社会体験等を行い、良好な人間関係を築く力を養い「いじめをしない、させない」子供の育成に努めているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


   〔北川町地域自治区区長(染矢俊一君)登壇〕


○北川町地域自治区区長(染矢俊一君)  お答えいたします。


 鏡山関係のお尋ねでございます。順次お答えをしてまいりたいと思います。


 まず、鏡山のレストハウス、これはサニーハウスのことだと思いますが、それに風車、草スキー場の再開と損傷が見られる建物の代替についてのお尋ねでございます。


 各施設は、平成十三年三月をもって閉鎖しております。施設のうち、風車、草スキー場は非常に老朽化いたしております。復旧のための、いわゆる改修といいますか、修繕費用もかさみますし、また、管理上の問題もありますので、再開は厳しいのではないかと考えております。


 しかし、鏡山の頂上付近は、馬の背のそれこそ原野、そしてまた天然ツツジ等が非常に生い茂っております。自然が残っております。それとまた、晴天時には島野浦、阿蘇などの日豊海岸はもとより、四国が視界に入るなど、それこそ風光明媚な景観を有しております。心のいやしの場などとしても貴重な観光資源であると思います。


 こうしたことから、訪れた観光客の休憩所がない現状を考えますと、サニーハウスにつきましては、改修等も考えられますけれども、含めて、いわゆる広域的な幅広い視野での対応が必要であろうと考えているところであります。


 次に、県道日豊海岸北川線から鏡山に通じる道路の復旧についてお答えいたします。


 御指摘の道路は、鏡山牧場内の牧道であります。約二百メートルの区間で台風等の大雨によりまして、路面の損傷、あるいは陥没が激しいために通行どめをいたしております。


 復旧につきましては、国・県事業等で対応できないか検討を加えておりますが、現在のところ復旧の時期は未定でございます。


 御迷惑をおかけいたしておりますが、復旧までの間につきましては、熊野江からの林道熊野江線のルートを御利用いただいているところでございます。


 次に、ハンググライダー・パラグライダーの日本選手権開催の件でございます。


 鏡山のスカイスポーツフェスティバルは、自然条件、あるいはまた立地条件が参加者に大変好評をいただいております。旧北川町の時代を含めますと、ことしで二十一回目の開催となったところであります。昨年度までは、いわゆる北川の観光、あるいは鏡山のPRを目的として、北川町の観光協会が大会を支援してまいりました。しかし、御案内のとおり、ことしは合併いたしておりますので、延岡観光協会が大会を支援していただいたところでございます。


 ハンググライダー及びパラグライダーの日本選手権は、JHFが定める競技に関する基準をクリアできれば開催が可能であると考えられるところでありますが、この場合の補助制度については、観光協会の協賛金、市の助成制度のみならず、県等の事業に該当するものがないかどうか、調査、研究しておりますと同時に、関係機関と連携していかなければならないと痛感いたしているところでございます。


 次に、風力調査のお尋ねでございます。


 現在、風力調査は、民間サイドで実施いたしております。


 株式会社技術開発コンサルタントが、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(通称)NEDOから採択を受けて、風力発電フィールドテスト事業を実施しております。風の状況調査等を行っているものでございますが、期間につきましては、平成十八年十一月一日から平成十九年十月三十日までの一年間でございます。その後、調査結果を分析の上、平成二十年一月末ごろには、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に報告書が提出される予定になっているところでございます。


 次に、鏡山牧場の飼育舎の増設についてお答えいたします。


 飼育舎の増設につきましては、生産体制、あるいは経営状況をにらみながら検討したいと思います。


 次に、防風林対策でございますが、御案内のとおり、非常に鏡山は地形上、風も強いわけですけれども、厳しいという条件がございます。これは今後の課題ということで考えたいと思っております。


 次に、牧草地の鹿対策であります。


 御指摘のとおり、鹿による牧草地の食害は、非常に頭の痛い問題でもございます。鏡山牧場が急傾斜地であり、周囲が約十キロメートルに及んでおりますために、その対策には大変苦慮いたしております。今後におきましては、県等の補助制度を活用しながら、対策を検討してまいりたいと思います。


 また、鏡山の牧場公園が、現時点では鳥獣保護区に設定されております。今後、見直し作業等において指定が解除できないか関係機関と協議を重ねてまいりたいと思います。


 最後になりますけれども、北川鏡山牧場公園と社団法人北川町畜産公社鏡山牧場に取り組む市の基本姿勢についてのお尋ねでございます。


 北川町の鏡山牧場は、昭和四十五年に開設をいたしております。牧場で生産した優良牛を町内の肉用牛及び繁殖農家に安定的に供給するという目的でございまして、社団法人北川町畜産公社を同時に設立いたしております。


 現在、牧場には、母牛が八十頭、育成牛が六頭、子牛が六十八頭の飼育をしております。北川町畜産公社が管理運営を行っていますけれども、かなり厳しい経営状況になっております。


 このため、昨年度から、いわゆる公社では、生産、管理体制の見直しを進めるとともに、本年度につきましては、指導の中で、それこそ一貫体制をとろうということで管理指導をとりながら、経営改善を図っているのが現状でございます。


 いずれにせよ、今後、公共牧場の公益的な役割を踏まえながらも、まず健全な経営の確立を目指して、畜産公社の管理運営の指導に当たりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  三宅為二議員の再質問を許可いたします。


○二六番(三宅為二君)  魅力あるオンリーワンの地域づくりについてですが、やはり私は、地域が打って出るべきだと思う、そのように思います。


 平成八年三月に「お帰りなさい、ふるさと五ヶ瀬で心のやすらぎ」を基本コンセプトにした夕日の里づくり推進会議が発足しまして、夕日の里五ヶ瀬町桑野内、ここを拠点にしまして、交流ツアー、そして福岡に発信しております。発信先は福岡です。都市との交流を続けてきて、地域住民にとって夕日の里の五ヶ瀬の自然と人々の営みの中ではぐくまれた文化、そして大切な、人情がいかに大きな宝物であるかを学ぶことができた。また、ここから自然の恵みである農林産物を加工し、特産品開発に取り組む女性グループが誕生しております。既に一千万円の売り上げを年間しております。


 自分たちの生業である農業体験をしてもらいながら、宿泊ができる農村民泊は、九軒の農家によって昨年八月からスタートしております。


 今後の取り組みは、農業を生かし、観光や商業等と連携で域内経済循環を図る、あるいは各年代層に合った人材の育成活用と就業機会の創出といった経済効果を高めていくことが必要と、このようなところまで既に来ております。


 延岡市にも、人情の厚い地域はいっぱいあります。地域が成功するには、やはり十年を要します。安心院もやはり十年かかったと、直接、私聞いたことがあります。


 これからの地域のあり方を示していますし、地域経営の視点で推進を図っていかなければならないと思いますが、市長にお尋ねいたします。


 多重債務問題ですが、私も、相談を受けることがやはり多々あります。


 最近の例ですと、二百万円が返ってきました。とうとう年金では支払いができずに、やむにやまれず相談に来ていただいたんですけど、やはり二百万円バックしてもらって、一人で悩んでいた男性の方ですが、大変喜ばれました。自殺させなくても済むのです。滞納者が優良納税者に変わるんです。


 国の多重債務改善プログラム、これは二十九年の末までということになっておりますが、やはりあすでも、これは自殺される方が実際いるんです。そして職員の方も、とにかく意識です。高い意識があれば、私は、ネットワーク、そして窓口も専門の方を置けば、十分もうあしたからやっていけると思います。


 朝日新聞のきのうの社説ですね。人助けを広げよう。命を救ってくれてありがとう。奄美市市民相談係の禧久孝一さんへの言葉ですが、十年間、禧久さんはやっておられます。


 また、滋賀県の野洲市の嘱託職員、生水裕美さん、女性の方なんですが、市の消費生活相談員として、多重債務者が年間百人ぐらい相談に来るということです。来たら、間髪入れずに、そのまますぐ司法書士、弁護士に連絡し、その後も追跡して、最後に金を受け取るか、事件が終結するまで面倒を見るということなんですよね。窓口で、あちらに行け、こちらに行けというのは、行かない人もおるわけなんですね。だから、そこまで追跡する。やはり十三万人の人口の市であるからこそ、やはりそういう方も私は多いと思うんです。ぜひ早急の対応をお願いいたします。ご所見をお伺いいたします。


 AEDの北浦診療所に一台ということですが、夜間に万全という答弁を今いただいたんですが、具体的にもう一度、答弁をお願いいたします。


 日本選手権開催は、地元に誇りが生まれ、知名度が上がります。また、そのノウハウを学ぶことは、本当にすばらしいことだと思っております。染矢区長に伺います。市の助成制度のみならず、県等の事業で該当するものがないかどうか、調査、研究し対応していただけると、このように今の答弁のように理解してよろしゅうございますか。お願いします。


 次に、市長にお伺いいたします。


 鏡山牧場公園の観光資源としての価値、須美江と下阿蘇を結ぶという視点も必要と思います。どのように評価しておられるか、お伺いいたします。


 島浦メキシコ女王伝説、浦城水軍伝説でございますが、今回新たに作成した観光パンフレットに掲載しているからこそ、少なくとも場所の特定が必要と考え、提案した次第でございます。御所見をお伺いいたします。


 最後に、教育行政ですが、子供たち自身が、いじめをしない、させないために、さまざまな体験を通して良好な人間関係を築くとの答弁でありましたが、具体的にはどのような事業を行っているのでしょうか、お伺いいたします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 まず、魅力ある地域づくりについてのお尋ねでございます。


 五ヶ瀬町の夕日の里という取り組みについての御紹介がございました。このような取り組みについては、これからこの延岡でどのように取り組んでいくのかということであったかと思いますが、今の御質問の中で地域の宝物という言葉があったように思います。こうした地域の宝という認識が、やはり私たちにとっては大事ではなかろうかと。こうした地域の持つ宝を認識する、もしくは掘り起こしていくことは非常に重要であろうと思います。


 このような地域の持つ宝を地域資源としてしっかり認識して、それに基づいた魅力ある地域づくりにつなげていくこと、これが非常に重要な視点であろうと思いますので、これから、今御指摘いただいたような先進事例も参考にさせていただきながら、取り組んでまいりたいと思っております。


 そして、二番目に多重債務問題についての再度のお尋ねでございました。


 国の取り組み、国の多重債務問題改善プログラム、これについては、まだ時間がかかるではないかと、早急に庁内では意識を持つような取り組みをするべきではないかという御指摘でございます。


 これにつきましては、先ほども答弁申し上げましたように、庁内の関係部署の連携をとりながら、これからその体制づくりに努めてまいる所存でございますので、そうした中で、まずは多重債務問題に対する職員の認識、そして何かこちらで横につないでいく、例えば、先ほど申し上げたような消費生活センター、こうした専門機関につないでいくことで解決ができるような部分があるのであれば、そうしたことに対する意識をしっかり持つようにということは職員の間でこれは早くやれるかと思いますので、こうしたことについては取り組んでまいりたいと考えております。


 そして、三番目に鏡山の取り組みについての、これも再度のお尋ねでございました。


 鏡山は、確かに、眼下にリヤス式の日豊海岸が広がるわけでございまして、大変、風光明媚な景勝地と言えるかと思います。


 そして、周辺には、これもお話がありましたような須美江家族旅行村、それから浜木綿村、こうした施設も近くにございます。こうした日豊海岸国定公園エリア全体の中での取り組み、観光という面で、そのエリア全体をどう生かしていくのか。その中に、御指摘いただいたようなメキシコ女王伝説、こうしたことも資源の一つとして活用できないか、こういったことも折り込みながら、全体として組み立てていく取り組みを、ぜひしていきたいと考えております。


 以上でございます。


○福祉保健部長(渡部恭久君)  お答えいたします。


 AEDについての再度の質問でございますが、北浦診療所におけるAEDの活用、対応についてということでございまして、医師と看護師が常勤をいたしておりますので、北浦診療所については、このAEDの活用は問題ないだろうと考えております。


 AEDにつきましては、設置するだけではなくて、後の万一の場合の活用体制についても十分配慮してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。


 以上でございます。


○教育長(牧野哲久君)  お答えいたします。


 子供たちの良好な人間関係を醸成するための具体的な活動事業名ということでございますが、私どもが実施しております活動につきましては、農林水産業等の、いわゆる職業体験活動、それから宿泊等を伴います体験学習、そういったものを異年齢で構成する子供たちの触れ合いの中で、子供たちの協調性なり自主性を培うものでございまして、具体的に申し上げますと、延岡地区においては、はらはら、わくわく、どきどき探検隊という項目で実施しております。


 また、北方地区におきましては、いきいきサマーキャンプ、自然と地域のふれあい隊。さらに、北浦地区におきましては、チャレンジ農場、さらに、我がまちの産業理解、そういったことでございます。また、北川町におきましても、ホタル・・通学合宿、さらに、チャレンジディ北川の夏、こういった地域の特性を生かした活動を展開しているところでございます。


 以上でございます。


○北川町地域自治区区長(染矢俊一君)  再質問にお答えいたします。


 ハング・パラグライダーの日本選手権を開催する場合の助成制度の件でございますが、これはいずれにいたしましても、やはり日本選手権大会、やはり要領等がございますので、それをやっぱり調査、研究をする必要があろうと思います。そして、それがまた決定した上で、やはり有利な制度事業について調査、研究をいたしたいと考えているところであります。


 以上であります。


○議長(新名種歳君)  三宅為二議員の再質問を許可いたします。


○二六番(三宅為二君)  市長、地域の宝を探すだけではないんですよね。そこに住んでる人の意識を変えにゃいかんとですよ。だから、田舎であれば、都会地との人との交流をせんといかんとですよ、本当。


 そういう意味で、総合支所なら総合支所、市には市というようなところで、兼務の担当の方が一人おって、事務的な処理をしてもらって、あくまでも、やる気のある人たち、元気な地域、モデル地区なら地区を一カ所つくってやっていって、そうすれば、あとの方は、言ったら次々出てくると思うんですよね。だから、そういうところの自立できるところをやはり育てるというのが一番楽だと思うし、自立心を育てる、それがやっぱり僕は行政だと思うんですよね。金を出してほしいんですけど、それだけじゃなくてですね。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 魅力ある地域づくりについての、また重ねてのお尋ねでございますが、これからの延岡市の魅力ある地域づくりには、いわゆる協働のまちづくりは、これはいつも出てくる話ではありますが、こうした協働での取り組み、市民の皆さんの意識ももちろん高まっていく、それから行政の側の取り組み意識も高まっていく、そうしたことが相まって、そして魅力ある地域になっていくと考えます。


 ですから、そのような協働のまちづくりという視点で、先ほど御指摘いただいたような先進事例といいますか、他市町村での事例等も参考にさせていただきながら、これからの取り組みを進めさせていただきたいと思います。


 以上でございます。


○議長(新名種歳君)  これをもって三宅為二議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 議事の都合により、しばらく休憩いたします。


午前十一時四十六分 休憩


午後 一時  零分 再開


○議長(新名種歳君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 これより一四番 ?木益夫議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔一四番(?木益夫君)登壇〕


○一四番(?木益夫君)  皆さん、こんにちは。無所属クラブの?木でございます。


 私が町議会議員になった平成七年、国・地方の借金は約四百兆円でした。現在、一千百兆円とも、また一千二百兆円とも言われております。こういう状況の中で市町村合併論議が始まり、北川町は、このままではやっていけんという判断のもとに、合併という、町がなくなるという、究極の選択をしてまいりました。


 しかし、合併は、すれば終わりというものではありません。合併は、大変厳しい行財政改革の始まりであります。やっていけないから延岡に来ました。しかし、その延岡も火の車、これでは話になりません。


 職員数、議員数の削減。そして、その待遇の見直しについても、求められております。第三セクターも、親方日の丸的な体質から、自助努力を厳しく要求され、見込み亡き者は廃止を含めて検討しなければなりません。


 民間でできることは民間でやる。公がやるべきことも、「最少の経費で最大の効果」が今、求められております。


 それでは、通告に従って、一般質問を行います。


 まず初めに、行財政改革についてお尋ねいたします。


 第一に、先日、財務大臣の諮問機関「財政制度等審議会」は、「小中学校の統合の推進」、「ジェネリック医薬品の利用の推進」を打ち出し、「地方公務員の人件費の抑制が必要であり、特に技能労務職が民間の給与水準を大幅に上回っている。地域の民間給与水準を適切に反映する必要がある」と提言しました。


 むだをなくし、最小の経費で最大の効果をもたらす市町村経営、まさにこの経営が要求されているのであります。


 延岡市の財政健全化計画の中で、基金に頼った財政運営が続けば、基金の枯渇とともに財政が破綻することになる。早急に体質改善を図る必要がある。そして、何も対策を講じない場合には、最初は平成二十年だったんですけども、五月にもらったのには、平成二十三年度には財源調整用基金が枯渇するということになっております。


 延岡市株式会社の経営者であります市長、この財政制度等審議会の提言について、どう思われますか、市長の見解をお尋ねいたします。


 次に、ごみ処理の有料化についてお尋ねいたします。


 いつから実施するのか。また、ごみの有料化に伴い、林道等への不法投棄がふえると思われます。どのような対策を考えていらっしゃいますか。


 不法投棄の通報があった場合、原因者が判明した場合には、報奨金等を払ったらどうかと思います。御見解を伺いたい。


 三番目に、十九年三月、本市の総務財政委員会が、自主財源確保へ積極的に取り組むようという提言をしております。


 きのう矢野戦一郎議員がいろいろ言われましたけれども、その中で、それとは別にまた同じような見解で、ごみ有料化の際、ごみ袋にコマーシャル等を入れたらどうでしょうか。ほかに財源確保の手だてを考えているとするならば、あわせて御答弁願いたいと思います。


 次に、公用車の中に二千CCを超す大型車が何台ありますか。環境問題になっているCO2の削減、そして維持費、燃費を考えますと、これらを小型車に買いかえる方がよいと考えます。


 また、市長専用車について、廃止する考えはありませんか。


 昨日、小田議員の質問に対して、当分の間、現在の車両を使用したいという旨の答弁がなされましたが、改めてお考えをお聞かせください。


 続きまして、旧北川町内の小学校の統廃合について、四つほど質問いたします。


 まず、その時期はいつか。タイムスケジュールをお示しください。


 二番目に、送迎方法は、スクールバスという形をとるのか、それともタクシーという形をとるのでしょうか。どちらか考えていらっしゃると思いますけれども、お示し願いたいと思います。


 三つ目に、学校跡地の活用はどう考えていますか。いろんな質問がきのうも出てましたけれども、ちなみに宇目町は、旧重岡中学校跡地をインターネットで公募し、民間に払い下げて、現在、宅地として多くの方が住んでおられます。


 四番目に、教職員住宅は、一般の入居が可能な形で迅速な対応をしていただきたい。


 祝子川につきましては、入るのがおくれましたので、せっかくきれいにした住宅が古くなってしまいました。ですから、もし統合したならば、その時期が間に合うとするならば、すぐに入れるような形をとっていただきたいと思います。


 以上について、見解をお伺いいたします。


 続きまして、ふるさと創生についてお伺いいたします。


 少子高齢化は、恐ろしいほどの勢いで、田舎を飲み込んでおります。高齢化により、お年寄りがふるさとを離れたため、耕作放棄地が年々増加し、「こんままでは荒れてしまう。銭は要らんき、だれが住んでくれんとかい。畑も使うていいんじゃけどな」と言う人がたくさんいらっしゃいます。


 田舎を守り、移住希望者の定住を図り、団塊の世代のふるさと志向も満足させる施策として、空き家、耕作放棄地の田畑、山林などを登録し、賃貸、もしくは販売するような、ふるさと貸しますというような名目のバンクは創設できないでしょうか。当局の御見解をお聞きしたい。


 同じく、ふるさと創生として、周囲十二キロの太平洋に浮かぶ島、離島、島浦。中学生は、プールができるまでは学校で着がえて、浜まで歩いていきました。その後、埋め立てが進み、現在は海で泳げません。夏休みは、船で対岸の阿蘇に泳ぎに行っている状態であります。


 四方を海に囲まれた島なのに、海で泳げない。そういう島は、日本でもそんなにはないと思います。中学校のある宇治から太平洋側へ、山道を歩いて三十分、山を越したところに、ひいの浜があります。ひいの浜は、島浦自慢のきれいな浜です。島の活性化、観光客の誘致、ひいては若者定住のためにも、車の通れる道路が必要であります。市長の見解をお伺いいたしたいと思います。


 次に、安全・安心なまちづくりについてであります。


 平成九年九月十六日、台風十九号、毎年の水害にはなれているはずの北川町民も、堤防を越流した濁流にはどぎもを抜かれ、その後の甚大な被害状況を目にするに当たり、復旧を考えると本当に途方に暮れました。


 幸い、国・県の予想をはるかに超える迅速な対応で、河川激特事業が採択され、北川にある自然環境をできるだけ損なうことなく、暮らしの安全を確保する、二十一世紀に向けての新しい川づくり、ふるさとづくりの夢を形にというキャッチフレーズのもとに、新河川法のもと、五年間で百九十億五千万円の事業費で災害復旧と河川改修工事が開始されました。


 しかし、個人の被害への保障はなく、大きな災害をこうむった地区においては、家財、車、農業資材等、一千万円を超えるような被災者もいました。


 多くの被災者がダムの管理のあり方に疑問を呈し、大水害の一端は北川ダムにあるのではないかとなり、町当局、議会、公民館長会合同で、大分県及び大分県企業局に対して、北川ダム管理に関する要望、北川ダム操作規定の早期見直しを提出し、それに対する大分県の説明も聞かれました。


 しかし、双方の意見の隔たりは大きく、大分県が示した改善策は、とりあえず洪水調節容量を四百九十トンふやし、千二百二十万トンとし、予備放流方式で対応するという、決して地元として納得のいく対応ではありませんでした。


 また、ダム操作の是非をめぐって被災者住民との裁判にまで発展したことは御存じのとおりであります。


 被災から十年。激特工事も完成しました。しかし、北川の住民のとっては、あの洪水のトラウマは消えておりません。少し強い雨が降ると水上がりの心配があり、夜も寝れない人たちもいらっしゃいます。


 そして今日、北川ダム契約更新。平成二十一年三月三十一日が迫っているわけであります。


 そのため、旧北川町では、北川町ダム対策検討委員会を立ち上げ、大分県との協議の準備を始めてまいりましたが、合併により、現在休止中であります。


 そこでお尋ねいたします。


 北川町ダム対策検討委員会は、新市に引き継ぎ、下流域住民の方々を加え、充実強化して再出発とお伺いしております。あと賞味一年足らず、国・大分県・宮崎県との協議も考えると、時間との勝負になります。現在どういう状況なのか、今後のスケジュールも含めてお示しください。


 二つ目に、北川町長井五区協議会からは、検討委員会あてに、契約を更新しないようにという要望書も提出されています。契約更新に当たって、どういうことを交渉し、具体的な行動、対応をしていくか、遅くとも年内には地域の総意としての方針の決定が必要であります。地域住民の切実な要望でありますダム、洪水対策、安全・安心なまちづくりを希求される市長の、北川ダム問題に取り組む姿勢をお示しください。


 安全・安心なまちづくり、二番目について、区画整理についてお尋ねいたします。


 岡富古川地区、多々良地区、平成三十年度までに、総工費百六十億八千万円、本事業により同地区が洪水の常襲地帯から脱却することは、本当に喜ばしいことであります。


 さて、この地区のほかに、きのう矢野戦一郎議員からもありましたけれども、区画整理を必要とする地区が、川島、稲葉崎、大門、柚の木田、川原崎、別府、伊形など、ちょっと挙げただけでも七カ所あります。これらの地区は、車がすれ違えないような、消防車も入らない細い道があります。もし、この地区で火災が発生した場合、どう対処するのか、消防長、お示しください。


 また、防災上、車のすれ違える道路の確保は不可欠です。しかし、財政状況から、岡富古川地区、多々良地区の事業展開中は、新規の着工は無理だと思われます。未整備地区の安全を確保し、日常の利便性を上げるために、どのような施策を考えますか。道路改良ができない場合は、一・五車線的な改良、待機所を考えてはと思います。所見をお尋ねいたします。


 次に、自助、共助、公助についてお尋ねいたします。


 住民が自分たちでできる簡単なことについては、市から原材料と最小限の経費をもらって自分たちがやるという方式。地域が一つになり、共同で地域の住環境の整備に当たる。財政難のこの時期、地域のつながりが薄くなる昨今、非常によい制度だと思います。北川では、定着しています。延岡市における利用件数と金額を示していただきたい。


 二番目に、ボランティアに点数制を導入してはと考えます。


 たとえどんな仕事でも、やりがい、達成感が必要であります。ボランティアとて同じであります。作業の難易度によってランクを分け、点数をつけて、その点数を積み上げていく。やる気と達成感と生きがいを持たせることは大切であります。ボランティアに点数制を導入してはと考えます。市長の見解を求めます。


 少子化対策についてお尋ねいたします。


 少子化は、子供を一人か二人しか産まないということも原因ですが、適齢期以上の、結婚しない、結婚できない者が多いのも要因の一つだと考えます。


 最近は、農山村の嫁不足はマスコミの話題にも上がりません。少子化対策を本気で取り組むつもりなら、それこそ本気で嫁不足に取り組んでほしいと思います。御見解をお示しください。


 二つ目に、子育て二法、基本法と推進法では、やっぱり思ったとおり少子化に歯どめがかかりません。子供は欲しいが仕事もしたい。そしてこの不況。将来の教育費を考えると、二の足を踏む。子供を育てる困難さが、不安として若者たちの中にまん延してるのであります。


 そこで提案いたします。国でも、幼児教育の義務化が議論されている今日、現在、延岡市では、子供の数に応じて第二子半免、第三子全免となっている保育料を第二子から全免にして、安心して子供が産み育てられる環境を全国に先取りしてはどうかと考えます。当局の考え方をお尋ねいたします。


 観光振興についてお尋ねいたします。


 延岡が戦場となった日本最期の内戦、西南の役。国を思う若者が敵味方に分かれて戦い、ある者は戦場で命を落とし、ある者はみずからの命を絶ち、また、ある者は明治政府の要人となって後世に名を残しております。


 西南の役にゆかりのある人が集い、政府軍、薩軍に分かれて、陸上競技、水泳競技、最後は参加者全員で大綱引きを行うような、西郷どんと西南の役祭り、全国区になり得る祭りだと思います。市長、やってみませんか。


 高知では、二泊三日で「竜馬脱藩ルート」と銘打ってやっております。延岡もやらんですか。西郷どんと高千穂鉄道の旅とか銘打ってですね。


 全国版にしたいと思います。市長の御所見をお聞かせください。


 最後に、高速道路の整備についてお尋ねいたします。


 よく言われます、完成後、単なる通過点にならないために、いろんな協議をして準備をしておこうと言われております。


 今、南道路ができ、門川から大型バス、大型車等は高千穂から門川の方から、すべて延岡を迂回して高千穂へ行き、そしてまた宮崎へ行っている状況であります。準備をしておかなければ、平成二十六年には開通を目指して国土交通省も頑張っております。あと七、八年でその時期が来ます。


 今、私たちがやらなければならないことは、その高速道路ができた後の、自分たちがどういうまちをつくるのか、こういうまちをつくるんですよということだろうと思います。その話は、きょうは抜きにさせていただきます。きょうは、一番目に、道の駅「はゆま」のパーキングとして整備したらどうかということです。


 税金で整備する区間、門川〜佐伯間には、基本的にパーキングエリアは原則として設置しません。当然、その間はトイレもありません。話に聞きますと、川南〜津久見間はトイレがないということであります。


 旧北川町は、道の駅「はゆま」をパーキングエリアとしてもらうべく、国に対して要望してまいりました。新市においても協議するよう求めるものであります。御所見を伺いたいと思います。


 高速道路の整備、二番目に、須美江ハーフインターの整備についてお伺いいたします。


 県道日豊海岸北川線は、長年にわたり延岡市、北浦町、北川町で期成同盟会を立ち上げ、整備促進の要望活動を展開してまいりました。おかげさまで、トンネルによるバイパス工事が計画されました。しかし、県の財政状況の悪化とともにとんざして、ああ、もうがっかりだねと、あきらめていましたところ、高速道路の整備の一環として、須美江ハーフインターなる構想があるとお聞きしました。


 そこでお尋ねいたします。その真意のほどと実現の可能性、そしてそれには要望活動はしなくていいのですか。いや、準備しとったけども、結局いろいろ工費がかさむから、できんかったわというようなことにならないようと思います。県道日豊海岸北川線の代替としても重要な道路であります。


 また、自席でまた再質問するかと思いますけれども、いろんな観光を開発していくのにも、やはり須美江に下りるというのは、本当に大事なことではなかろうかと思います。


 以上、ここでの質問は終わらせていただきます。再質問等があれば、また質問席の方でやらせていただきます。よろしくお願いいたします。(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの?木議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、国の財政制度等審議会の提言についてのお尋ねでございます。


 御承知のとおり、先日、財政制度等審議会によりまして、平成二十年度予算編成の基本的考え方について、こうした提言がなされております。


 この中には、議員御指摘の項目以外にも、例えば、地方における歳出改革の堅持や地域間の財政力格差の是正、また、地方向け補助金・負担金の整理合理化など、地方自治体に直接関係する項目が盛り込まれているところでございます。


 今後は、この提言等を踏まえながら、国の予算編成方針がかたまっていくこととなりますけれども、私といたしましては、これまでに行われたような大幅な地方交付税の削減を初め、地方財政にしわ寄せが来るような改革は、ぜひとも避けていただきたいと強く思っているところであります。


 いずれにいたしましても、今後とも国の動向を注意深く見守るとともに、現在、国を上回る目標を掲げております第五次行財政改革の取り組みを積極的に進め、本市財政の健全化等を図ってまいる所存でございます。


 次に、島浦のひいの浜の活用についてのお尋ねでございますが、ひいの浜は、かつての宇治の浜や下阿蘇の浜と違って大きな砂浜ではございませんので、泳ぐのに適当かどうかということについては疑問のあるところでもありますが、確かにきれいな浜であることは間違いないと思っております。


 この地区の活用につきましては、過去にさまざまなプランが検討されておりますけれども、費用の面など困難な面もありまして実現に至っておりません。そのような経緯を考えますと、議員御提案の道路を抜いて整備することについては、現状においても難しいものがあると思っているところでございます。


 次に、北川ダム問題に取り組む姿勢を伺いたいとのお尋ねでございました。


 北川ダム問題につきましては、引き続きダム対策検討委員会を設置し、論議されることになっておりますので、この委員会の御意見や流域の住民の皆様の意向を尊重しながら、これから対処していきたいと考えているところでございます。


 なお、このダム対策検討委員会の現在の状況等につきましては、北川町地域自治区区長よりお答えを申し上げます。


 次に、ボランティア点数制についてのお尋ねでございます。


 ボランティア活動につきましては、一般的には自分の身近なところでできることを、みずから進んで行う活動であると。そして自主性、社会性、無償性といった原則があると言われておりますけれども、議員のお話にありますような方法につきましては、地域において何らかの活動をされる方々のやりがいや達成感につながる場合もあると考えております。


 現在、本市におきましても、道路美化や、ごみ減量などにおきまして、市民や団体を表彰する制度を設けているところでもありますが、今後、議員御提案の手法も含め、よりよい方策を研究してまいりたいと考えております。


 次に、保育料の軽減についてのお尋ねでございます。


 現在、本市におきましては、国の基準では二人以上の子供を持つ世帯の負担軽減のために、第二子を半額負担、第三子以降を十分の一の負担と設定されているところでございますが、市独自で第三子以降につきましては、さらに負担軽減を図る目的で全額免除にしているところであります。


 議員御提案の保育料の軽減につきましては、本年度から保育所のほかに、幼稚園や、それから認定子ども園、こうした施設を利用している子供も含めた算定を行って、軽減の拡大が図られることになっておりますので、現状の保育料軽減措置につきましては、御理解いただきたいと考えております。


 いずれにいたしましても、少子化対策は、国や県と一体的に取り組むことが必要であります。子育ての経済的負担の軽減も含めまして、市としましては、安心して子育てのできる環境の整備に努めてまいりたいと考えております。


 次に、西南の役をPRする祭りの開催についてのお尋ねでございます。


 和田越から北川町にかけての一帯は、西南戦争の決戦の地でありまして、西郷隆盛が宿泊した民家が資料館として保存されているなど歴史の地でありますことから、これまでも情報発信に努めてきたところでございます。


 また、俵野地区では、薩摩軍が可愛岳を越えて脱出したことにちなみまして、毎年十一月に「俵野文化財顕彰会」を中心として可愛岳登山を開催しております。これには、地区外からも多数の参加者が訪れる行事として定着していると伺っております。


 このような地域行事も積極的に発信をしていきながら、将来的には議員御提案のような観光振興の仕掛けづくりにつきましても検討してまいりたいと考えております。


 また、西郷隆盛にちなんだ観光ルートの御提案でございますが、現在、合併で多彩になりました、こうした資源を結ぶ市内観光ルートのほか、日向市や高千穂町と連携した広域的な観光ルートにつきましても検討を進めているところでありまして、これらの取り組みの中で研究してまいりたいと考えている所存です。


 以上でございます。


(降壇)


    〔総務部長(後藤和則君)登壇〕


○総務部長(後藤和則君)  お答えいたします。


 初めに、二千CCを超える大型車両の台数についてのお尋ねでございますが、対象となります車両は、スクールバス、消防車両等を除きますと十三台でございます。


 大型車から小型車への買いかえにつきましては、延岡市グリーン購入指針に基づきまして、車の用途等を考慮しながら、低燃費で、かつ低排出ガスの車両への買いかえを順次行っているところでございます。


 今後とも、適正かつ効率的な公用車管理を努めてまいりたいと考えているところでございます。


 次に、市長専用車についてのお尋ねでございます。


 御案内のように、市長の公務につきましては、市内はもちろん、市外、県外での行事や会議への出席など多忙を極めておりまして、迅速かつ効率的な移動が必要な状況にあります。


 また、この迅速性、効率性に加えまして、移動時におけつ安全確保の面からも、市長専用車は必要であると認識いたしているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔市民環境部長(柳田米敏君)登壇〕


○市民環境部長(柳田米敏君)  お答えいたします。


 初めに、ごみ処理有料化の実施時期と不法投棄対策についてのお尋ねでございます。


 まず、ごみ処理有料化の実施時期につきましては、北川町との合併協議の中でも、合併後、二年をめどに実施することが確認されておりますので、新清掃工場が供用開始となる平成二十一年度の実施を目標に、具体的な準備作業に取り組んでいるところでございます。


 また、不法投棄対策につきましては、ごみ処理有料化後に、議員御指摘のとおり、不法投棄の増加が懸念されますので、これまで以上に市民への十分な啓発や関係機関とのさらなる連携を図るほか、不法投棄パトロールなどの取り組みを強化するととに、不法投棄監視カメラ設置の検討など、不法投棄の防止に努めていく所存でございます。


 議員御提言の通報者への報奨金などの支払いにつきましては、産業廃棄物の不法投棄対策を所管とする県とも相談しながら、研究してまいりたいと思います。


 次に、ごみ処理有料化の際の財源確保についてのお尋ねでございます。


 本市では、現在、延岡市ごみ減量化対策懇話会での意見交換を踏まえて、ごみ処理有料化の具体的な実施方法の検討を進めているところであり、有料指定袋のほか、袋に入らない粗大ごみに張る有料シールの販売や搬入ごみにつきましては、重量換算による料金徴収などを考えているところでございます。


 議員御提言のごみ袋にコマーシャルを入れることも財源確保の一手法として認識しておりますが、民間事業者との関係もありますので、今後、延岡市ごみ減量化対策懇話会などで検討してまいりたいと思います。


 また、その他の財源確保につきましても、現在、有料で収集しております臨時収集ごみなどの料金の見直しも検討しているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔農林水産部長(佐藤勇介君)登壇〕


○農林水産部長(佐藤勇介君)  お答えいたします。


 初めに、「ふるさとを貸します」バンクについてのお尋ねでございます。


 議員から御提案のありました取り組みといたしましては、団塊世代の定年をにらみ、定年後に水田一アールを貸し付けし、定住につなげようとする沖縄県の八重山支庁の試みや故郷の島に帰り、年金暮らしをしながら、みかんづくりをする人たちの支援をしている山口県周防大島町の事例がございます。


 このような取り組みにつきましては、本県において、今年度策定された「新みやざき創造計画」のメニューの中で、おもてなし日本一移住促進事業が計画されており、四年間で百世帯の県内移住促進を図ることとなっております。


 本市におきましても、この事業を活用しながら、移住促進についての検討を行ってまいりたいと思っております。


 次に、農山村における花嫁対策についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のとおり、農山村における後継者の未婚率は高く、花嫁問題につきましては、大変深刻な状況となっております。


 農山村の花嫁対策につきましては、古くて新しい課題であり、この問題の解決のためには、他産業並みの所得が得られるような、魅力ある農林業の後継者育成が必要であると思っております。


 この花嫁問題につきましては、現に切実な問題でありますので、今後、いろいろな角度から問題解決の取り組みを行ってまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 四点についてのお尋ねでございます。


 まず、区画整理未整備地区の防災対策についてでございますが、市内には、消防自動車などの緊急車両の入れない狭隘な市道が数多くあり、家屋が密集していることから、道路用地の確保や家屋補償に多額の費用を要するなどの課題がございます。


 現在、狭隘道路拡幅整備事業により、寄附を受けた道路用地の整備や、全線改良ではなく、離合箇所の設置により交互交通を可能にするように努めております。


 議員御提案の一・五車線的道路整備は、限られた財政の中で、見通し確保や待機所の設置など安全性の向上が図られることから、今後とも制度事業の活用を検討してまいりたいと考えているところでございます。


 次に、里道整備の現状及び今後の対策についてのお尋ねでございます。


 議員御提案の同様の事業につきましては、新市におきましても実施いたしております。


 平成十八年度実績といたしまして、旧北方、北浦を含め、細かな件数については把握しておりませんが、十二地区の原材料支給を含まして約二百五十万円を支出しております。


 今後とも、市民協働の観点から、引き続き事業を継続してまいりたいと考えているところでございます。


 次に、道の駅「はゆま」をパーキングエリアとして整備するよう協議を続けてほしいとのお尋ねでございます。


 現在、東九州自動車道の県境〜北川間が新直轄方式で整備されることが決定し、工事が進んでいますが、この区間はトンネルや橋梁が多く、議員御指摘のようにパーキングエリアなどの休憩施設を設けることが困難な状況であります。


 幸い、新直轄方式で整備されるこの道路は、完成後は無料で通行できることになっておりますので、国においては、北川インターチェンジの降り口に位置する道の駅「はゆま」を休憩施設として有効利用する構想を持っていると伺っております。


 宮崎県の北の玄関口として、道の駅「はゆま」を多くの人に利用していただくことで、地元特産品の販売や、地元観光資源などの情報発信基地としての活用が期待されますので、今後も国と協議をしてまいりたいと考えているところでございます。


 最後に、須美江のインター線の整備についてのお尋ねでございます。


 このインター線につきましては、日豊海岸北川線の代替案として、須美江に設置する案が浮上した経緯があるようでございます。


 現在、東九州自動車道の県境〜北川間については、国と県による新直轄方式で整備が行われておりますが、インター線による整備につきましては、現在、県で検討を行っていただいていると伺っております。


 この代替案が実現しますと、須美江家族旅行村など南浦地区の観光客誘致や災害時の緊急避難路としての効果、また、救急医療時の搬送にも大変役立つものと考えておりますので、今後、市といたしましては、インター線整備に向けた働きかけを国や県など関係機関に行っていきたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔消防長(川嶋重徳君)登壇〕


○消防長(川嶋重徳君)  お答えいたします。


 道路狭隘な地区で火災が発生した場合、延焼を食いとめるための対処方法についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のとおり、本市には大型の消防車両が進入できない道路狭隘な地区がございます。このような地区で火災が発生した場合には、消防車両停車位置や消防水利場所の選定など、日ごろから現地調査や警防戦術等の検討を行っているところでございます。現在、約百五十地区を道路狭隘地区として確認しております。


 車両が進入できる地区での火災防御活動につきましては、火元家屋を消防車両で包囲し消火活動を行いますが、消防車両が進入できない地区での消火活動につきましては、消防隊員等によりホース延長を行い、火元家屋を包囲し、一挙に消火鎮滅を行い、隣接家屋への延焼防止を図っているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔教育長(牧野哲久君)登壇〕


○教育長(牧野哲久君)  お答えいたします。


 北川町の小学校の統廃合の時期に関するお尋ねでございます。


 旧北川町におきましては、教育問題対策審議会を設置し、今後の学校設置にあり方について検討していただいた結果、早期に三つの小学校を北川小学校に統廃合するとの答申を受けて、統廃合の方針を決定いたしております。


 また、一市一町の合併協議会におきましても、この答申を尊重するという調整方針が出されております。


 これらのことを踏まえまして、教育委員会といたしましては、できるだけ早い時期に統廃合を考え、現在、準備作業を進めておりまして、今後、議会の皆様に御説明をしていただき、御理解いただければ、本年度末の統廃合を予定したいと思っているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔教育部長(由良公明君)登壇〕


○教育部長(由良公明君)  お答えいたします。


 三点についてのお尋ねでございます。


 初めに、旧北川町内の小学校の統廃合の児童生徒の送迎についてでございますけれども、旧北川町におきましては、平成十四年度末に、松葉中学校、祝子川中学校、下赤中学校、瀬口中学校を北川中学校に統廃合いたしましたが、統廃合になった中学校の生徒につきましては、現在、三台のスクールバスで送迎を行っているところでございます。


 統廃合を行った場合の、小学校の児童につきましては、現在のところ、スクールバスでの送迎を考えておりまして、児童に今より負担のかからない運行方法を検討してまいりたいと思っております。


 次に、統廃合後の学校跡地の活用方法についてでございます。


 学校施設を地域振興のために活用していくには、教育財産の処分や補助金適正化法に基づく諸手続が必要となってまいります。


 議員御指摘のとおり、民間活力を導入することも有効な活用方法の一つであると考えているところでございます。


 いずれにいたしましても、地域自治区における公共施設の利用計画と適正な配置などを考慮にいれながら、関係各課と調整を図り、有効な活用方法を検討してまいりたいと考えております。


 最後に、統廃合後の教職員住宅の空き家利用に関するお尋ねでございます。


 北川地域自治区内における教職員住宅は、約半数が空き家となっております。この空き家は、相当の年数が経過し、老朽化が著しく、補修などが必要な状況でございます。


 今後、統廃合が現実となった場合には、さらに空き家が多くなることも予想されます。


 この住宅を、引き続き教育財産として維持管理していくこととなりますが、地域の居住対策と施設の有効活用の観点から、一定の条件のもとに、目的外使用等の事例もございますので、地域の実情に応じた活用を検討してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


○北川町地域自治区区長(染矢俊一君)  お答えいたします。


 ダム対策検討委員会の現在の状況と今後のスケジュールについてのお尋ねでございます。


 ダム対策検討委員会の現在の状況は、新対策委員会の委員の人選をしておる段階でございます。


 今後のスケジュールにつきましては、六月中に委員の人選を終了して、新委員会の第一回会議を七月中に開催したいと考えているところであります。


 なお、水利権更新の手続が、いわゆる期間満了から六カ月前から一カ月前ということになっているようでございますので、平成十九年度中に調査研究の結果を踏まえ、意見を取りまとめたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  ?木益夫議員の再質問を許可いたします。


○一四番(?木益夫君)  市長にお伺いいたします。


 まず、財政のことですが、先ほどの答弁で、第五次行財政改革に積極的に取り組んで、本市の財政の健全化を図ると言われましたけれども、五次をピシャっとやれば、二十三年度以降の財政は大丈夫ですかということをお聞きしたいと。ですから、五次をピシャッとやっていけば、もうある程度大丈夫ですよという答弁を聞かせていただきたいと思います。


 二つ目に、島浦の件でございますが、市民と同じ目線の中でやりたいという方針があると思いますけれども、先ほど三宅議員の中の発言の中で、市長と同級生の五ヶ瀬の飯干町長の桑野内のことがあったわけでございます。


 桑野内は、行っていらっしゃるかどうかわかりませんけれども、本当にこういう所でこんな事業が成り立つだろうかというような山の中でございます。遠くに阿蘇の山並みが見えるようなですね。しかし、今、県道の改良が行われております。それである程度、日が当たって、そして五ヶ瀬ワイナリーがすぐそばにできましたので、非常に風が吹いているというような感じでございます。


 それで、島浦の件ですが、三宅議員が言われたメキシコ女王の物語、あそこのかいわいには、日本一のテーブルサンゴがあります。先ほど市長も言われました日豊海岸の国定公園、そして南浦地区のブルーツーリズム、そして市長が言われました地域の宝も大切にしたいということで、島浦は宝でございます。そういう形で、東九州道が来年三月には佐伯まで来ます。ですから、佐伯まで来たときに、準備をどうするか、そして平成二十六年には全線開通を目指して頑張っておるということですので、そうゆっくりはしておれません。やはりその中で、島浦を含めて、南浦、先ほど言われました鏡山、その地区の開発、そして客の呼び込みが必要じゃなかろうかと思います。所見を伺いたいと思います。


 それと、ダムのことについてお伺いいたします。


 市長の答弁の中で、委員会が決め、そして住民の要望があるならば、そして意向を尊重しながら対処しますということだったんですけれども、委員会とか、そして住民の要望が決まりましたら、それに対して全力で、そして不退転の決意で取り組んでいただけるかどうか。これは、私たち流域の者にとっては、流域じゃない方にとっては大した問題ではないと、一部の地区の問題と思われるかもしれませんけど、私たちにとっては、今後、何年で更新するかわかりませんけど、今回を逃したら今度はいつになるだろうかということでございます。期待をして、平成二十一年が早よこんかということで来ておりますので、ぜひその件についても御所見をお聞きいたします。


 それと、最後になりますけれども、西南の役ですね。きのうの河野議員の質問に対し、見る観光から、体験、学ぶ観光へシフトがえせないかんと言われていました。そして本日の松田議員の質問にも、人を呼び込みたいということで答弁をされております。


 西郷隆盛は、全国的に人気の高い人物だと思います。それで、私の母校の延岡高校の先輩の牧水もありますけど、牧水よりは人を呼べるんじゃないかなと。もっと広範囲でと思いますので、ぜひ西郷隆盛に関しましても、私は名刺なんかをつくって、旧北川町では記念館を名刺につくっておりましたけど、それでなくてもう少し進んだ名刺をつくり情報発信するという形が必要でなかろうかと思います。成功すると思います。それで、ちょっと後先になりますけど、議長に許可を得ましたので、本を見させてもらいます。


 これが、私たち北川町が合併する前につくったハザードマップですね。これが中学校が平成十六年に沈んだときでございます。病院も全部沈みました。そして、これが激特のとき、採択したときのパンフレットでございます。そしてこれが大水害ということで、平成九年の大水害が終わった後に編集したあれでございます。市長のお手元にあると思いますけど、また見ていただいて、検討していただきたいと思います。


 それと、西郷隆盛の件ですけれども、これが「街道をゆく」というやつの中で、竜馬脱藩ルートの道というのがあります。ですから、私は、あえて西郷隆盛、例えば高千穂鉄道の旅と言ったのは、そういう形でこれ二泊三日でやってるんですよね、現実に。そういう形で、これ議長から許可をいただきましたので、そういう形でやったらどうかなと思っております。ですから、座して死を待つではなくて、やはり前に出ろと。先ほど三宅議員も言いましたけども、常に前に出て、そして転んだらいいじゃないかと。坂本竜馬が、まさにそうですね。前に出て、死ぬときも泥水の中に顔を突っ込んで死ぬぞという形ですので、市長、気持ちをわかっていただいて、先ほど三宅議員も言いましたが、熱い返事をしていただきたいと思います。


 これが北川町がつくった北川町の歴史という子供に配った本でございます。これも西郷隆盛が入っております。これは千円で西郷記念館に売っております。西南の役を訪ねてというものでございます。これが延岡ガイドマップ。これに十何ページにわたって西郷隆盛と西南の役が載っております。ぜひ、そういう形で、全国に発信できるような話でございますので、市長も事あるごとにやっていただいて、お大師さんのときの侍行列もいいでしょうけど、あの中に西郷隆盛と坂本竜馬とか、ああいうのもしたら全然違ってくるのではないかと思います。そういう形を変えたまちづくりに挑戦をしていただきたいと思います。


 期待をして、私の発言を終わります。市長よろしくお願いします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 まず、財政についてのお尋ねであります。


 第五次行財政改革に取り組んでいるけれども、将来きちんとこの第五次行革に取り組めば、延岡市の財政はそれから後は大丈夫かという御質問でございました。


 昨日も答弁申し上げましたように、今現在、約六億円程度の基金を取り崩しながら運営がなされているという状況でありますし、私自身は、こうした基金に頼る予算編成、こういった財政運営は非常に問題であると以前から考えておりました。ですから、こうした基金を取り崩しながらの運営がなくなっていくことが非常に大きな課題であろうと思います。


 そして、これは昨日申し上げたことですが、この第五次行革の中で、単年度で九億円の改善をすることが一つの数字として上がっておりますので、先ほどの六億円という数字と比較をしていただければ、一定の成果をおさめる、これをきちんと取り組みができれば、一定の成果を上げ、相当に改善がなされると信じているところであります。


 また二番目に、島浦について、ひいの浜を含めて、こうした地域資源を、今後しっかり活用してほしい。東九州自動車道がいずれ開通するけれども、その開通時期までに開発を考えてはどうかという御質問だったと思います。


 こうしたことにつきましては、先ほど答弁申し上げたとおりでございます。やはり今、議員幾つか列挙されましたような、この地域の中にあります幾つかの地域資源、こうしたものがきちんと相乗効果を上げるような観光面を含めた取り組みができればと思っておりますので、またそうした考え方で進めさせていただきたいと思います。


 そして三番目に、北川ダムでございます。


 これについては、これも先ほど申し上げましたとおりであります。これから検討委員会でさまざまな意見が出ると思っておりますので、そうした検討委員会の中での御議論、それから流域の皆様のお考え、また、もっと大きく見れば、延岡市全体としていかにあるべきかということ、こうしたことを総合的に判断し、そしてその結果に対しては真摯に取り組んでいきたいと思っているところであります。


 そして四番目に、西南の役、それから西郷隆盛にまつわる地域資源、こうしたものを有効に活用してはどうかということであります。


 これは五ヶ瀬町のお話も今いただきましたが、いずれにしても、この延岡、旧延岡市と三町の合併が成立して、この旧一市三町の枠内で非常に多彩な地域資源、観光資源も含めて多彩な地域資源がふえたと考えておりますので、合併の一つの成果として、こうした地域資源が相乗効果を上げるような取り組みをぜひともしたい。特に観光については、そうした点を線につなぐ。そして線をさらに面展開に持っていくという感覚で進めていくことができればと考えておりますので、また御指導、御協力いただければと考えているところであります。


 以上でございます。


○議長(新名種歳君)  これをもって?木益夫議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 これより九番 甲斐正幸議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔九番(甲斐正幸君)登壇〕


○九番(甲斐正幸君)  私はこの四月、三町合併後初めて行われました選挙におきまして、ニックネームは「ひげかん」、このひげかんと申しますのは、ひげの監督の略であります。そして「新しい延岡のため」を掲げ、千百七十七人の市民の支援を受け、初当選いたしました新生会の甲斐正幸でございます。


 議員となって一カ月余り、今日、この千百七十七という票の重みを痛切に感じています。初の議会におきまして、質問の機会を与えていただき、大変光栄に思っておりますが、今回は、私が公約に掲げましたアスリートタウン構想をメーンとして、市長の政治姿勢、県の裏金問題、県立延岡西高等学校跡地利用、農業振興、そして愛宕山運動公園整備につきまして質問させていただきます。既に質問を終えた他の議員の方々と重なる部分もあろうかと思いますが、多少視点を変えてお伺いいたします。


 何分にも初めてのことでございますので、不備な点や要領を得ないところも多々あろうかと思いますが、どうかお心広くお許しいただき、当局の皆様方の簡潔でわかりやすいお言葉、表現での御答弁をよろしくお願い申し上げます。


 また、市議会議員の諸先輩方におかれましては、今後とも、会派、党派を超えた御指導をよろしくお願い申し上げます。


 それでは、ただいまより、通告に従いまして質問をさせていただきます。


 まず初めに、首藤市長に政治姿勢についてお伺いいたします。


 統一地方選挙が終わった後、地元新聞に、市議会議員はもちろん、市議会、そして市長に対する市民の投書が多く記載されておりました。その内容は、延岡を何とかしてほしい、変えてほしい等々、市長、市議会、市議会議員に対する市民の大きな期待であったと思います。


 市長も、昨年、市民の大きな期待を担って当選され、市長になられたわけでございます。市長就任後、一年四カ月ほどたたれましたが、この間を振り返っての取り組みと今後のお考え、目標等をお伺いいたします。


 次に、本県の裏金問題についてお伺いいたします。


 本年二月に東国原知事が就任されました。「宮崎を何とかせにゃいかん、どげんかせんといかん」という知事のお言葉に、県民の期待も大きいものと思います。そのお言葉をあらわすかのように、県内だけではなく、全国を飛び回る知事の行動力のすごさには、ただただ驚くことばかりです。


 就任後わずか四カ月余りでありますが、鳥インフルエンザに始まり、県庁観光ツアー等々、いろいろな面で注目されている本県です。


 そして、今マスコミをにぎわせているのが、県の裏金問題です。このような県の不適切な事務処理に対して、本市としての対応と市長の御所見をお伺いいたします。


 また、昨日、本市ではこのような類似問題について調査されたのかという質問を小田忠良議員もされましたが、その答弁の中で、調査の結果、現在はなしという報告を受けておりますということでしたが、類似問題防止への取り組みに向けた本市の状況、対応策等をお伺いいたします。


 次に、私のメーンとしておりますアスリートタウン構想についてお伺いいたします。


 この件につきましては、少々長くなりますが、熱く語らせてください。


 市長が就任されたのが十七年度末です。平成十七年を目標年次とした第四次延岡市長期総合計画の基本計画「一部 交流都市を目指して」、アスリートタウンの中に、本市のイメージ向上・交流の人口の増大を図るため、全国に情報発信できるスポーツイベントの充実や、新たな合宿・イベントの誘致に取り組むとともに、推進体制の整備充実を図り、市民一体となったアスリートタウンづくりを進めますとありますが、アスリートタウンを掲げる本市。私といたしましては、この中にもありますように、市民一体となったアスリートタウンが理想だと思います。しかし、私から見た現状は、残念ながら、一部のアスリートのためのアスリートタウンとしか思えないような気がしてなりません。


 市長は、アスリートタウンとしてどのような構想をお持ちでしょうか。近い将来、法人化を目指しております延岡市の体育協会には、所属人数の多少の差はあろうかと思いますが、四十一団体が加盟しております。しかし、延岡市における各団体の練習施設等は、まだまだ不十分と思われる部分ばかりです。練習場のない団体もあると聞いております。


 西階陸上競技場は、ことし三月末にトラック・フィールドや選球控室等の全面改修が終わり、公認二種のすばらしい施設になりました。


 先月もこの施設を利用し、全国各地からトップアスリートが集まり、「ゴールデンゲームズinのべおか二〇〇七」が多くの市民のボランティアの協力により、盛大に行われました。そして、ことしは日本歴代二位となるすばらしい記録も誕生し、幕を閉じました。


 この西階陸上競技場には、県内はもとより、国内でもトップに入るようなすばらしい芝生を敷き詰めたフィールドがあります。しかし、このフィールドは、大きな大会以外ほとんど使用することができません。芝生の管理が大変であることはよくわかりますが、もう少し市民が気軽に使用できるようにならないものでしょうか。


 競技場の隣にあるサブグラウンドや広場につきましては、雨が降れば土砂が流れ、石がむき出しになります。広場にいたっては、水路ができて、ひどい状態になります。


 それから、ラグビー場、サッカー場等々、多目的に利用できる妙田運動公園。毎年、芝生、実際には芝生というほどの物ではないかと思いますが、芝生の養生ということで、六月ぐらいから数カ月使用できなくなります。その後、表面上はきれいにはなっても、一度グラウンドに足を踏み入れると、年々でこぼこがひどくなるばかりです。こちらの施設も、子供たちから社会人まで、幅広い年齢層が一年を通じて利用します。西階運動公園サブグラウンド、広場、妙田運動公園ともに危険な状態にあり、早急な改修を希望します。


 各種団体のキャンプや合宿、イベントの誘致につきまして、かつて西階野球場を中心としてプロ野球の春のキャンプが行われていました。そのほかにも、当時の全日本のサッカーチームがキャンプをしており、市内の選手たちとも練習試合をしたこともあったと聞いております。


 現在は、プロ野球のキャンプはお隣の日向市、宮崎市等、サッカーにつきましては、宮崎市や西都市、綾町等に移っております。これも受け入れ施設の問題が大きなハードルとなっていることは確かではないでしょうか。


 延岡市では、ここ数年、サッカーJ2のベガルタ仙台がキャンプをしております。市長も御存じのとおり、ことし二月には三浦知良が所属するJ1の横浜FCのキャンプの予定もありました。


 しかしながら、ベガルタ仙台とのキャンプ日程が数日重なったために、グラウンドの調整がつかず、結局、横浜FCは熊本でのキャンプとなりました。わずか数日のために、延岡のキャンプはなくなってしまったのです。非常に残念なことです。この数日のためにマイナスになった経済効果は、今後のことも考えると相当大きなものだったと思います。


 現在、ベガルタ仙台と本市は、NPOアスリートタウン延岡や(NATS)延岡アスリートタウンサポーターズのおかげもあり、地域間交流として夏休みに少年たちが仙台に招待されたり、延岡で少年サッカー教室を開いていただいたりして交流を深めております。仙台市と本市、そしてベガルタ仙台と本市の関係は、県内他市では例を見ないすばらしいものになってきております。昨年は、公務でお忙しい中、市長も仙台を訪問していただいたと聞いております。


 スポーツを通して青少年の健全育成を目指して、また、延岡から将来のJリーガー、世界に通用するプレーヤーを育てようと子供たちに指導をしている私です。子供たちも、テレビ等ではなく、実際に間近でJリーガーのプレーを見ることで、自分もあんな選手になりたいと、大きな夢を持つことでしょう。サッカーだけではなく、いろんなスポーツ選手が来ることにより、その競技に関わっている子供たちはもちろん、我々指導者にとってもいい刺激を与えてくれることは間違いありません。


 ここでは、屋外でのスポーツをメーンにして述べましたが、室内競技についても同じようなことが言えるのではないでしょうか。


 本市のイメージ向上、交流の人口の増加を図るため、全国に情報発信できるスポーツイベントの充実や新たな合宿、イベントの誘致に取り組むため、施設の充実や施設改修は不可欠なものだと思います。今のままの施設環境では新たな合宿やイベントの誘致は、とてもできないものと思います。


 北川町、北浦町、北方町と三町合併により、スポーツ施設も多少は充実してきたように思われますが、今後とも施設の充実を図っていただき、スポーツ合宿やイベントの誘致に全力を注ぎ、活気ある延岡市、本当の意味でのアスリートタウンにしたいと思います。私も未熟ではありますが、現役アスリートの一人として、この件に関する市長の御意見をお伺いいたします。


 次に、午前中に松田満男議員からも質問がありました県立延岡西高等学校跡地利用の問題につきまして、お伺いいたします。


 県立高校再編整備計画に伴い、この三月末で閉校となった県立延岡西高等学校。延岡市には西階運動公園とここにしかない五十メートルプールを初め、四百メートルトラック、野球場、体育館等々、場所的にも西階運動公園にも近く、施設も充実しております。


 県立延岡西高等学校の跡地利用につきましては、昨年七月に安藤前知事、ことし三月には東国原知事に、市長、市議会議長名で要望書を出されたようですが、その後、どのようになっているのでしょうか。


 宮崎県の施設ということもあり、今後の利用方法を延岡市単独で検討することはできないかと思いますが、提出された要望書の中に、一、当該施設の活用には、県営施設としての整備を図ること、二、具体的な用途については、スポーツ施設、教育施設、保健福祉施設を望むこと、とありますように、多くの市民が利用でき、本市の発展に貢献し得る多目的施設として整備していただくことを、再度、早急に県当局への要望をお願いいたします。


 県立延岡西高等学校跡地利用問題の今後の陳情等の予定についても、お伺いいたします。


 次に、農業振興についてお伺いいたします。


 三月の北川町との合併により、九州で二番目の面積となった本市。空飛ぶタマネギやブリ、カンパチ等々のブランド品はもとより、農林水産業の振興につきまして、今後ますます力を注いでいかなくてはならないと思っているところですが、今回は、農業委員会農業委員についてお伺いいたします。


 農業委員の役割は、農業者の農地の利用開発の調整や農地の保全、有効利用の促進などであり、農業振興のために欠かせない存在であります。今後も、ますます御活躍いただかねばならないと思っているところです。


 昨年六月の議会に、ある議員から、農業委員の改選に向けて、どのような選挙区割りと定数を考えておられるのかとの質問があり、その質問に対し、農業員会林田会長が「平成二十年七月の農業委員の改選に向けて、選挙区割りと委員定数につきましては、農業委員会等に関する法律に基づき、適正な選挙区割りと委員定数を決め、条例化させていただきたいと考えております。条例改正時期につきましては、平成十九年三月をめどに考えているところでございます」と答えていらっしゃいました。


 既に六月になっております。条例改正はどのようになったのでしょうか。この件につきましては、その後の結果を農業委員会会長にお伺いいたします。


 最後の質問になりますが、愛宕山公園整備につきまして、お伺いいたします。


 二〇〇四年八月に、新日本三大夜景・夜景百選事務局より、夜景百選が発表されました。その中の一つであります愛宕山公園。標高二百五十三メートルの愛宕山公園の展望台から見る景色は、夜景のみならず、すばらしいものがあります。


 県は、五月二十九日、平成十九年度元気のいい地域づくり計画「ひむかラブラブプロジェクト」延岡市、日向市、美郷町の二市一町に対し、三カ年総事業費一千四百二十四万六千円、うち、延岡市県補助金として三百二十一万四千円が採択されました。


 この事業の概要を見ますと、若者をターゲットとした広域連携による観光振興及び出会いの場の創造による配偶者確保対策と定住促進とあります。


 本市の愛宕山、日向市のクルスの海、美郷町の恋人の丘と、広域観光ルートとしてはすばらしいものでありますが、ここに掲げてあります定住促進となりますと疑問があります。定住促進として、本市としましては、どのような対策をお考えでしょうか。この計画の詳細を企画部長にお伺いいたします。


 また、愛宕山運動公園につきましては、市民の散歩コースにもなっており、健康管理のために毎日登っておられる市民の方もいらっしゃいます。遊歩道も整備されましたが、既にところどころ、さくが壊れているところも出てきております。


 南側の登山道につきましては、道幅が狭く、車の離合もできないところが多くあります。雨が降ればがけが崩れ、至るところに石が落ちているのを見かけます。市民の安全確保のためにも早急に対策をお願いいたします。この件につきましては、都市建設部長にお伺いいたします。


 以上をもちまして、壇上からの私の質問を終了いたします。御答弁によりましては、質問席からの再質問を行いますので、どうかよろしくお願いいたします。


(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの甲斐正幸議員の御質問にお答えいたします。


 まず初めに、私の市長就任から、これまでの間を振り返っての取り組みと今後の目標についてのお尋ねでございます。


 御承知のとおり、私は、市民感覚を政治へ、経営感覚を行政へという信念のもとに、行財政改革の推進や情報公開等を通じた透明な市政運営、災害に強いまちづくりの推進、それから小地域コミュニティの再生などをマニフェストに掲げまして、積極的な市政運営に努めてまいっております。


 これまでの主な取り組みといたしましては、まず、行政改革におきましては、特別職報酬及び職員の給与の引き下げや職員数の削減に取り組み、人件費の抑制に一定の成果を見たと思っております。


 また、ホームページ等によります市長交際費の公開や市内九地区において実施しました、まちづくり懇談会、さらにはケーブルテレビでの定期的な市政報告などによりまして、開かれた市政運営にも努めてまいっております。


 さらには、喫緊の課題となっておりました防災対策におきましても、市役所の組織体制の充実を図りながら、地域自主防災組織の充実や災害ボランティアの組織の育成強化、また、災害情報伝達システムの充実等を図ってきたところでございます。正直なところ、この一年四カ月は、あっという間に過ぎたとい感じがいたしております。


 今後とも、私のマニフェストの達成はもとよりですけれども、合併後のまちづくりを初め、財政の健全化や行政運営の効率化、農林水産業や商工業等の産業振興、さらには中心市街地の活性化など、本市が抱える重要課題の解決に向けて、これからも精いっぱい努力してまいる所存でございます。


 次に、県の裏金問題についての所見と本市の状況についてでございます。


 県の預け金、いわゆる裏金と言われている問題でございますが、これにつきましては、使途につきましては、事務用品、文具、備品類などに使われているようでありますけれども、他県のように私的流用については確認されていないと伺っております。


 しかしながら、私的流用がなかったとはいえ、預けそのものが不適切な処理であると認識しております。


 また、本市の状況でございますが、調査の結果、現在は「なし」との報告を受けているところでございますが、今後もそのような事例が発生しないよう、コンプライアンスに対する意識の徹底や防止に向けたシステムづくりをしていきたいと考えております。


 次に、アスリートタウン構想についてのお尋ねでございます。


 本市は、陸上や柔道、水泳競技などにおきまして、多くのトップアスリートを有しております。そして一方では、「ゴールデンゲームズinのべおか」や「のべおか西日本マラソン」などの全国レベル、九州レベルの大会が開催されておりまして、さまざまな種目で合宿等が行われております。


 これらの取り組みを通じた本市のアスリートタウンづくりは、地域イメージの向上や交流人口の増大を図るとともに、広くスポーツの振興を図る観点から重要な施策であると考えております。


 御承知のように、現在、新たな長期総合計画を策定中でございますので、この中で、今後のアスリートタウン構想について、より明確にしながら、市民の皆様や関係団体等との十分な連携のもと、今以上に本市の活力につながるまちづくりの一環として推進してまいりたいと考えております。


 次に、スポーツ施設の整備、充実についてでございます。


 御案内のとおり、西階陸上競技場のフィールドは、芝の状態が高い評価をいただいておりまして、大会や合宿で利用される皆様に大変喜ばれているところでございます。


 これは、年間を通して最良の状態を保つために、一部その利用を制限することに対して、関係団体の御理解と御協力をいただいていることによるもので、感謝をいたしているところであります。


 こうした中で、さらに利用範囲を広げることにつきましては、引き続き工夫を重ねてまいりますけれども、ことし三月に、西階と同様の芝のピッチを盛った北浦海浜運動公園も完成いたしましたので、市民の皆様には広く御利用いただきたいと思っております。


 また、その他、御指摘のスポーツ施設につきましては、引き続き整備、充実に努めてまいりますが、合併によりまして、さまざまな競技に対応できる施設が市内各地に加わりましたので、その利用促進を図りながら、市民の皆様にも喜んでいただけるアスリートタウンのべおかを目指して頑張ってまいりたいと考えております。


 次に、延岡西高等学校の跡地利用についてのお尋ねでございます。


 御案内のとおり、延岡西高跡地の活用につきましては、昨年七月に引き続き、本年三月にも議会と合同で宮崎県、宮崎県議会及び宮崎県教育委員会に対し要望を行ったところでございます。また、それ以外でも、機会あるごとに、この件につきましては、県御当局にお願いをしてきているところでございます。


 現在、グラウンド、体育館を延岡高校が管理いたしておりますけれども、今後の活用についての具体的な考えは、いまだ示されておりません。


 しかしながら、廃校後、既に二カ月を経過しておりますので、以前にも増して地元県議の皆様とも連携をとりながら、本市の要望の実現に向けて、さらに積極的に働きかけを行ってまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


   〔企画部長(中嶋 弘君)登壇〕


○企画部長(中嶋 弘君)  お答えいたします。


 定住促進対策についてのお尋ねでございます。


 このたびの「ひむかラブラブプロジェクト」は、県北地域に数多く残されている神話や伝説に着目し、広域的な連携を図りながら観光ルートの形成を図ろうとするもので、延岡市のニニギノ尊とコノハナサクヤ姫の出会いの地と言われております愛宕山、それから日向市のクルスの海、さらに美郷町の恋人の丘をつなげ、出会う、かなう、恋人と物語性を持たせたイメージづくりを行い、若者の交流人口の拡大を図ろうとするものでございます。


 また、三カ所はもともと景勝地であり、こうした心温まる話題を提供することで一般の観光客の興味を引き、若者に限らず、幅広い年齢層の観光客誘致も期待できるものと考えております。


 こうしたことから、交流人口が増加すれば、民間主導によるお土産品などの開発も期待でき、ひいては新産業の創出や若者交流人口の拡大による定住促進等にもつながるものと考えております。


 本事業は、定住促進を含む地域づくりのための取り組みの一つでありますが、定住促進対策といたしましては、今後とも総合的な産業の振興や新産業創出による就労の場の確保に努めるとともに、団塊の世代を初めとする都市住民を本市に誘導する「二地域居住」といった新たな定住促進対策等にも取り組んでまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 愛宕山公園の遊歩道のさくの補修と登山道路についてのお尋ねでございます。


 この遊歩道につきましては、愛宕山公園整備事業の一環として、平成十二年度までに整備をいたしたところでございます。


 しかしながら、設置から七年間以上が経過し、議員御指摘のとおり、破損している箇所が二、三カ所あるようでございますので、早急に補修を行いたいと考えております。


 また、南側の市道につきましては、愛宕山の尾根を利用した作業用道路として整備した経緯がございます。このため南北両側が急斜面になっており、全線幅員の拡幅が困難な状況ではありますが、今後、一部離合箇所を設置できないかなど、調査してまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔農業委員会会長(林田 毅君)登壇〕


○農業委員会会長(林田 毅君)  お答えいたします。


 農業委員の改選に向けての進捗状況についてのお尋ねでございます。


 昨年の北方町、北浦町との合併後、農業委員会内に設置した選挙区・定数検討特別委員会で、選挙区・定数について検討を重ねておりましたが、八月に延岡市、北川町合併協議会が設置されるなど、北川町との合併が現実のものとなったため、急遽、北川町を含めた検討委員会に再編いたしました。


 そのため、改めて旧一市三町の農地面積、農家世帯数など最新の情報をもとに、また、農業者にとって、よりよき相談相手である農業委員との関係が疎遠にならないよう、地域性なども十分考慮しながら検討を進めており、遅くとも年内には条例化させていただきたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  甲斐正幸議員の再質問を許可いたします。


○九番(甲斐正幸君)  丁寧な御答弁をいただき、ありがとうございました。


 御答弁の中にありましたお約束事を、ぜひ実施していただくように、よろしくお願いいたします。


 時間が多少ありますので、質問ではございませんが、要望としてお聞きいただきたいと思いますので、御答弁の必要はございません。


 まず、県の裏金問題につきまして、本市にそのような事例が発生しないように、防止に向けたシステムづくりをしていきたいと考えておりますということでしたが、この御答弁からしますと、まだ具体的なシステムがつくられてないようでございますので、早急なシステムづくりをしていただき、管理されることを望みます。


 次に、北浦グラウンドの問題ですが、これは場所的に、古江港のすぐ脇にあり、台風等の際に海水をかぶるおそれが十分にあると思います。ある意味、芝生の管理につきましては、西階陸上競技場以上に大変かと思います。この芝生の管理につきまして、やはり今後の対策として検討していただきたいと思っております。


 あと、農業委員改選に向けての条例化の件でございますが、北川町との合併問題があり、対応がおくれているということでございますが、条例化に向けましては年内ということでありましたが、年内と言わず、一日でも早い時期に条例化をしていただきたいと思います。


 以上です。どうもありがとうございました。


○議長(新名種歳君)  これをもって甲斐正幸議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 議事の都合により、しばらく休憩いたします。


午後二時三十八分 休憩


午後三時 十五分 再開


○議長(新名種歳君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 これより五番 大金賢二議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔五番(大金賢二君)登壇〕


○五番(大金賢二君)  こんにちは。民主市民連合の大金賢二でございます。


 何分新人で、議会での登壇は初めてでございますので、重複した質問や要領を得ないことがあるかもしれませんが、どうか心広くお許しください。


 また、昨日、質問をちょっと読み返したところ、時間的にどうやら早く終わりそうです。ゆっくり、はっきり質問いたしますので、御答弁の方もゆっくり、明快にお願いいたします。


 それでは、通告順に従いまして、質問いたします。


 まず、市長の政治姿勢についての中の中国大連市金州区との友好都市締結に向けた取り組みについてでございます。


 市長に副議長も同行しての訪中でしたので、そのときの状況やこれからのことをお伺いしたいと思います。


 先月十一日の地元新聞に「延岡市、中国大連市金州区と交流へ」という記事が掲載されました。突然の報道に驚いた市民は多かったようであります。経済発展の著しい中国の都市と接点を持つことは、本市の将来を考える上で意義が大きいと思いますが、一部の官民関係者だけによる余りに急速な展開に、市民の一人として、私は一抹の不安を抱いております。


 既に五月二十九日に、現地での友好都市締結に向けた協議を開始する覚書の取り交わしを済ませ、今後、協議を進めていくことになりますが、将来にわたっての具体的なメリットを見定め、慎重な取り組みを求めるところであります。


 そこで、次の三点についてお伺いいたします。


 第一点目、今回の訪中で得られた大連市金州区の印象をお聞かせください。


 第二点目、覚書調印式には、当初、議会に説明のあった出席者以外にも多くの方々が参加されているようであり、既に友好都市締結を前提として進められている印象を市民には与えております。経済界の方々を中心に、大人数での訪中に至った背景と理由をお伺いいたします。


 第三点目、今回の一連の動きを見ていると、大連市金州区、あるいは本市の企業サイド主導で、すべてのことが運ばれております。しかも、交流の形態は経済交流が主体であることから、本市経済の空洞化現象にますます拍車をかけるのではと、私は危惧の念を抱いております。友好都市締結に当たっては、市民に何のメリットが約束できるのかを、まず明確にすることが第一であります。本市の描く友好都市構想をお示しください。


 次に、歴史民俗資料館及び美術館建設についてお伺いいたします。


 本年三月の北川町との合併により、旧一市三町の合併が完了し、本市は九州で二番目に面積の広い市となりました。


 それに伴い、旧三町から引き継いだ文化遺産や歴史資料、美術品も増加したことと思います。それらの中には、未整理状態で保管されているものも多数あると聞きました。中でも、延岡市には内藤家の能面や武具を初め、多くの皆様から寄贈されました歴史的、文化的財産が人目に触れることなく眠っております。これらをしっかり保管し、市民に常時公開できる施設の建設が急務であると考えます。常時公開、展示できる施設は、教育文化の振興や観光資源として、経済面にも多大な効果を生み出します。


 しかし、延岡市ばかりではなく、県北には、宮崎県の博物館、美術館等の文化施設は何もありません。歴史民俗資料館と美術館をハイブリッド方式による併設での建設ができないのか、制度事業の活用の検討を行っていただきたいと思います。


 高鍋町は、独自で美術館を建設しました。展覧会などがあると、多くの延岡市民が高鍋に足を運びます。市民の多くの方々は、高鍋町にできて、どうして延岡にできないか。延岡の方が歴史的、文化的、また美術的にもより多くの遺産や財産を持っているはずなのに、残念で情けないという声が聞かれます。


 そこで、次の二点についてお伺いいたします。


 一点目は、延岡市独自での資料館、美術館建設をどのように考えておられるのか。また、延岡市民や企業は、どういう形で参加、協力していけば、建設への第一歩が踏み出せるのか、御所見をお伺いいたします。


 二点目は、全国には、廃校となった建物を美術館や資料館として活用し、その地域の活性化に役立てている例があります。他県から芸術家を居住させたり、地域や団体に管理させての廃校施設の利用について、お伺いいたします。


 次に、高千穂鉄道についてお伺いいたします。


 TR高千穂線は、御存じのとおり二〇〇五年九月六日の台風十四号で多大な被害を受け、全線で運転休止となり、はや二年を迎えようとしております。その間、高千穂鉄道は、神話高千穂トロッコ鉄道株式会社として再出発し、本年九月までに、高千穂〜日之影温泉駅間の十二・五キロメートルの運行再開を目指しております。そのために、支援金を募集し、延岡市内や県内外からも支援の輪が広がっているのは、報道されているとおりでございます。


 しかし、槇峰駅〜延岡間は、昨年九月に国土交通省へ廃止届を提出しており、神話高千穂トロッコ鉄道株式会社も、将来的には延岡までの全面復旧を目指すとしているものの、いつまでという目安もわかっておりません。


 延岡市を東西に走り、三十キロメートルに及ぶ線路は、いまやさびつき、長々と横たわっております。駅舎や鉄橋、トンネルも補修をしていかなければ、時間とともに危険度は増すばかりです。


 幸い、東国原知事も、みずからのマニフェストである高千穂地域の交通基盤整備の支援に沿って、運行再開の意欲を述べております。


 今後、本市が宮崎県、高千穂町、日之影町と連携をとって、運行再開に向けてどのように取り組むか、今後の見通しについてお伺いいたします。


 次に、中心市街地の活性化についてお伺いいたします。


 私自身、商業者出身の議員であり、これまで商店街はもちろんのこと、地域コミュニティも含めました活性化のために、さまざまなまちづくり活動にも参加し、商業の振興に取り組んでまいりました、


 しかし、これまでの取り組みにもかかわらず、商店街を取り巻く環境は依然として厳しく、商業者の置かれている苦しい立場を、身をもって感じているところであります。


 このような中、山下新天街のアーケード建てかえやココレッタ延岡のオープンなど、中心市街地が目に見える形で整備されました。周辺の商業観光も整備され、今まさに活性化の槌音が聞こえ始めたと感じているところですが、これもひとえに、これらの事業を積極的に推進していただいた首藤市長の御努力のたまものであると、感謝申し上げるところでございます。


 市長は、中心市街地再生の取り組みは始まったばかりであり、この流れをとめることのないよう、継続した取り組みを進めていかなければならないと言われております。私も全く同感であり、商業者のあすを考える立場にあるものとして、ぜひとも積極的な取り組みをお願いいたします。


 幸いなことに、山下新天街では、商店街独自で、あるいは高校生、大学生を巻き込んだイベントが展開されております。また、今後は、ココレッタ延岡と周辺商店街が連携したイベントも開催されると聞いておりますが、このような取り組みを大変心強く感じるとともに、商店街を中心としたまちづくりの土壌が育ってきているのではないかと感じております。


 私は、商店街の活性化は、まず商店街が主体となって積極的に取り組むべきであるとともに、市長の言われる市民協働によって進めていく必要があると考えております。そして、行政は、関係者の意見調整を図るコーディネーター役として、まちの将来像をデザインする役割も担っていると考えております。


 そこで、昨年のまちづくり三法の改正と相まって、現在、全国的にさまざまな取り組みが進められているようですが、これからの本市の中心市街地のあり方について、市長はどのように考えていらっしゃるのか、また、活性化についての現在の取り組みと今後の方向性について、あわせてお伺いいたします。


 次に、観光行政についてお伺いいたします。


 先ほど述べましたとおり、本年三月の合併が完了し、九州で二番目に面積の広い市と本市はなりました。それに伴いまして、豊かな自然を初めとする観光資源も実に多彩なものとなっておりますので、今後、これらを積極的に売り出していただきたいと思っているところであります。


 中でも、物産販売所や道の駅、レジャー施設など、観光施設については、これから新延岡市の施設となるわけですから、それぞれの特産品を総合的にPR、販売したり、各レジャー施設間で連帯することにより、魅力を増幅させ、集客につなげることが可能ではないかと思います。


 また、一方で、多くの施設を有することは、その分、管理運営経費も増大するわけですので、効率的な運営による経費節減への取り組みも必要であると思います。また、根本的な見直しも必要になってくるかと考えます。


 そこで、商工部長にお尋ねいたしますが、新延岡市として、これらの観光施設の管理運営を、どのように取り組んでいくおつもりなのか、御所見をお聞かせください。


 また、観光施設を初め、本市の観光ポイントに多くのお客さんに来ていただくためには、効果的なPRが必要なことは言うまでもございません。


 このたびの合併に伴い、観光パンフレットも一新され、三町の物産や観光資源も数多く盛り込まれておりますが、市民の中には、これらの観光資源をよく御存じない方がたくさんいるようであります。


 このため、市内外へのPRの充実とあわせ、市民に新市の観光資源を知ってもらうような取り組みが必要ではないかと考えますが、あわせて商工部長の所見をお伺いいたします。


 次に、JR延岡駅鉄道高架事業についてお伺いいたします。


 本市並びに市民の長年の懸案であったJRの鉄道高架事業も、ようやく調査の段階に入り、動き始めたようです。ただ、これから事業が完成するまでに、どれくらいの年数と費用がかかるかを考えると、期待よりも、果たしてできるのかという不安の方が大きくなります。


 しかしながら、駅前再開発、中心市街地活性化にとって鉄道高架はまちづくりを大きく左右する最も重要な事業であることは間違いありません。


 鉄道高架事業をどの区域まで広げるかで、建設の時間と費用も大きく変わってくると思います。延岡駅を中心とした五ヶ瀬川以北の区間、五ヶ瀬川以南の南延岡までの区間、二つの区間を合わせるのか、またはもっと短い区間のみで高架が可能なのか、検討していかなければならないと考えております。


 そこで、今後、JR延岡駅鉄道高架事業にどのように取り組んでいかれるのか、どのような見通しであるのか、御所見をお伺いいたします。


 次に、西環状線の整備促進についてお伺いいたします。


 西環状線につきましては、本市における道路網整備の最重要課題の一つとして取り組まれており、着実に進展しつつあります。


 しかし、富美山地区には、交番、病院、消防団もなく、二一八号線への道は狭く、大型車は通行できません。西環状線が(仮称)岡富橋まで完成し、大貫、恒富地区とつながれば、延岡消防署、県病院、延岡警察署と短時間で結ばれることになり、富美山地区ばかりでなく、祝子川流域の住民の生命と財産を守る安心を与えてくれる重要な道路となります。この区間の一刻も早い完成が望まれます。


 そこで、富美山町から(仮称)岡富橋間の進捗状況と今後の事業展開の見通しについてお伺いいたします。


 次に、都市計画道路須崎中川原通線における拡幅整備についてお伺いいたします。


 この件につきましては、以前、先輩議員の質問や三つの高校、延岡商業、延岡東高校、延岡学園高校の校長や東海の区長会による陳情書に対して、整備の必要性は十分認識しているが、樫山町から富美山町間を優先するため、現状では、中川原地区の拡幅整備を並行して行うことは大変難しいとの答えでありました。


 しかしながら、祝子橋のかけかえが始まり、数年後には国道一〇号及び三八八号とつながるため、通行車両の増加が見込まれます。歩道、自転車道のない中川原地区間では、通勤、通学の日常的な危険性が増すことが考えられます。また、川北の中心市街地へのスムーズな導入路となるには、中川原地区のこの区間がネックとなります。


 そこで、祝子橋かけかえを機会に、拡幅整備の事業展開を図るべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。


 次に、富美山地区及び川原崎・桜園地区の浸水被害対策についてお伺いいたします。


 富美山地区の浸水被害は、祝子川の増水で河川水位が上昇することにより内水位が上昇する内水被害であります。富美山町中央区を中心に、過去数回にわたり浸水被害が起こり、平成十七年九月にも多大な被害をこうむりました。


 対策として、その年から柚木谷川の改修工事や逆流防止ゲート止水壁の設置をし、今年度から台風時には仮設ポンプの設置も行う計画となっております。しかし、平成十七年と同じ程度の雨量があったとき、これらの対策で大丈夫なのでしょうか。地域住民は、それが一番心配です。


 富美山町には、どの程度の雨量であれば大丈夫なのか、これから先に実施していかなければならない対策があるのか。また、川原崎・桜園地区の浸水被害も、川原崎地区を中心に過去数回にわたって発生し、平成五年の浸水被害を受け、国土交通省より中の瀬排水機場を設置していただきました。以来、台風時に土木課より仮設ポンプを設置してもらっている状況であります。


 しかし、平成十七年にまた大きな被害を受けました。より抜本的な雨水対策を行うには、下水道の事業認可区域としての、しっかりとした雨水整備計画を実施すべきと考えていますが、御所見をお伺いいたします。


 以上、壇上からの質問を終わります。


(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの大金議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、大連市金州区の印象についてのお尋ねでございます。


 金州区は、約六十万人の人口を擁しておりまして、多くの日系企業を初め、各国の企業が進出しておりまして、工業都市として目覚しい発展を続けております。


 大連市も金州区を工業移転や産業展開の中心地として位置づけ、都市化、近代化を積極的に進めるために多額の投資をしており、まさしく日々変化する町という印象を受けたところです。


 また、最近では、リゾート開発にも取り組んでおり、まちや人々の活気、そしてそこから生まれるエネルギーの大きさには目をみはるものがございました。


 前回の九州市長会においては、日中都市間交流がメーンテーマとなっておりまして、実態を見てみましても、九州の都市の約三分の一が中国の都市と友好都市の関係に今ございます。近年、各地でこうした交流が急速に深まってきておりますけれども、今回の訪中で、先ほど申し上げましたような中国の持つエネルギーが、これらの交流の大きな誘因になっているのであろうと感じたところでございます。


 次に、覚書を交わす場に参加された方々についてのお尋ねでございます。


 今回の覚書を交わす席には、私と市議会の後藤副議長が参りましたけれども、ちょうどこの時期に日中国交正常化三十五周年を記念しまして、大連ジャパンウイークが開催されておりまして、これにあわせて開かれました「中国大連・日本地方トップフォーラム」には、岩手県知事や北九州市長など日本全国から二十数名の自治体の首長が参加しておられました。


 この大連ジャパンウイークには、延岡市からも民間企業の皆様が、この中のイベントに参加するために訪中しておられまして、せっかくの機会ということで覚書を交わす場に同席されることになったものでございます。


 その後、民間企業の皆様は、金州区の企業の代表の方々と意見交換会を行ったとお聞きしております。


 次に、金州区との今後の交流のあり方についてのお尋ねでございます。


 今回の覚書は、これから友好都市に向けて努力していきましょうという趣旨で交わしたものでございまして、今後、経済面のみならず、教育や文化、スポーツの分野などにつきまして、さまざまな角度から交流のあり方をお互いに探っていく必要があると考えております。


 本市には、積極的に日中友好活動を展開しておられる団体もございますので、団体の皆様にも御相談申し上げながら、どのような交流が可能か、そして最終的には友好都市となることが、市民にとってよいと判断されるのかどうか、こうしたことについて検討してまいりたいと考えております。


 次に、資料館や美術館の建設についてのお尋ねでございます。


 御案内のとおり、本市には、内藤家の歴史的遺産など、歴史的、文化的に大変貴重なものが多くございます。


 私としましても、その保存、展示はもとより、教育・文化の振興や本市活性化のための施設整備の必要性は十分に認識いたしているところでございます。


 しかしながら、現在、消防庁舎の移転新築でありますとか、新清掃工場などの大きなプロジェクト事業が進行しておりまして、また、火葬場や最終処分場の建設など、市民生活に密着した事業を優先させねばならないという現状もございます。


 そのようなことから、今後とも、財政状況に配慮しながら制度事業の活用等について検討を行ってまいりたいと考えております。


 また、市民の皆様や企業の参加、協力ということにつきましては、具体的なアイデアや、もしくは寄附等をいただくといったことがまずは思い浮かぶところでありますが、まずは市民の皆様が延岡の歴史・文化に興味を持っていただき、理解を深めていただくことや、歴史・文化を生かしたイベントに積極的に参加していただくことなどが、こうした機運の醸成の一歩になるのではないかと思っております。


 次に、高千穂鉄道についてのお尋ねでございます。


 高千穂鉄道につきましては、御案内のとおり、平成十七年九月の台風十四号によりまして、鉄橋二本が流失するなどの甚大な被害を受け、以来、運休となっております。


 こうしたことから、復旧にかかる経費の調査をJRコンサルタンツに依頼したところ、全線の復旧に二十六億三千六百万円、さらに、今後十年間での累積赤字や維持費等を含めると四十億円が必要という見通しが示されたところです。


 このことを踏まえ、取締役会で協議を行った結果、近年の年間赤字が平均七千万円に及ぶ中、復旧に多額の経費がかかり、さらに、人件費等の経費削減や料金改定などの経営改善を行っても赤字が避けれらないこと、また、少子化による利用者の減少などにより、赤字幅のさらなる増加が見込まれることなどから、第三セクターという形態により経営を続行することは困難であるという結論に至りまして、平成十七年十二月の臨時株主総会で承認された次第でありまして、そのようなことから、今後こうした形で自治体が経営に参加することはないと考えております。


 また、こうした中で、民間の方々が中心となった新会社 神話高千穂トロッコ鉄道株式会社が設立され、高千穂〜槇峰間の運行を目指して、現在、国土交通省と事前協議がなされているところでございます。


 今後は、新会社の動向を見守りながら、株主総会に諮った上で、経営権や資産の一部を新会社へ譲渡するための手続を行うとともに、高千穂鉄道株式会社を清算するための準備を行っていくことになるものと考えております。


 次に、中心市街地の活性化についてのお尋ねでございます。


 山下新天街のアーケードの建てかえとココレッタ延岡のオープンは、町の雰囲気を明るくし、回遊性とにぎわいの創出に大きく貢献しているものと思っております。


 これらの相乗効果によりまして、周辺商店街の空き店舗への出店も増加しております。市といたしましても、空き店舗への出店助成やイベント活動などを積極的に支援しているところであります。


 中心市街地の活性化は、今まさに出発点にあります。この歩みをとめることなく取り組んでいく必要がございますが、その主役は商店街や地元住民の皆様であります。地域全体の一体感が醸成されることが重要であると考えております。


 その第一歩として、延岡駅前周辺の商店街や区長を交えたまちづくりについての意見交換会を開催するとともに、関係課で組織する「まちなか再生プロジェクト会議」においても協議、検討を進めているところでございます。


 今後とも、延岡駅前を中心としたにぎわいの再生に向けて努力してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔商工部長(飯干泰志君)登壇〕


○商工部長(飯干泰志君)  お答えいたします。


 まず、観光施設の管理運営についてのお尋ねでございます。


 議員御提案のように、市内観光施設の集客増を図るためには、各施設の有機的な連携を図っていくことが必要であると考えております。


 このようなことから、現在、共通のイベントや特産品販売、PR等の実施につきまして、観光協会、行政、各施設の担当者による連携した取り組みを進めているところでございます。


 また、各施設の特色やロケーションに着眼しながら、大学等のスポーツ合宿誘致など、新たな取り組みの検討も行っているところです。


 しかし一方では、各施設ともオープンから年数が経過し、メンテナンス費用等が増加しているため、施設運営の見直しも必要となってきております。


 このため、集客増への取り組みを強化するとともに、各施設の経営についての点検、評価等を行い、施設の健全な運営を図ってまいりたいと考えているところでございます。


 次に、観光資源のPRについてのお尋ねでございます。


 本市観光を推進していく上では、市内外への積極的なPR活動が必要でありますが、その中でも、まず市民の皆様に本市のすばらしさを知っていただき、観光客の皆さんを迎えていただくような態勢づくりが大変重要であると考えているところでございます。


 そのため、あらゆる機会を通じ、観光パンフレットなどによる情報発信を行っているところでございますし、北方町、北浦町、北川町の自然や物産をめぐるバスツアーなど、市民の皆様に参加していただくような取り組みも計画しているところでございます。


 また、観光協会と連携し、タクシーの運転手さんなど、市民の皆様と直接触れ合う機会の多い方々に対し、定期的な観光講習を実施し、本市観光の広告塔となっていただくような取り組みも進めながら、PRの充実を図ってまいりたいと思っております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 三点についてのお尋ねでございます。


 まず、JR延岡駅周辺の鉄道高架事業の取り組みと今後の見通しについてのお尋ねでございます。


 事業の取り組みといたしましては、平成十七年度に五ヶ瀬川以北の延岡駅周辺について、鉄道高架化の可能性等について調査委託を行い、あわせて庁内においてプロジェクト会議を結成し、平成十八年度まで調査、研究を行ってまいりました。


 調査研究の結果、現時点では、補助採択基準を満たしておらず、条件をクリアするには、都市計画道路の追加やまちづくりの必要性が明らかになってきたところでございます。


 このようなことから、鉄道高架事業は、関連事業を含め多大な経費と商工業者との市民協働の事業展開も必要となりますので、現在、中心市街地活性化の取り組みの中で、地元の方々と意見交換を行い、鉄道高架の役割についても議論をしているところでございます。


 今後も、本市にとり重要な課題として、調査、研究してまいりたいと考えているところでございます。


 次に、西環状線の富美山町から(仮称)岡富橋間の進捗状況と今後の見通しについてのお尋ねでございます。


 この区間につきましては、富美山町からTR高千穂線までを組合施行の多々良土地区画整理事業で、また、TR高千穂線から南を市施行の岡富古川土地区画整理事業で整備に取り組んでいるところでございます。


 多々良地区につきましては、昨年八月に組合設立の認可を受け、事業を着手されたところであります。現在、仮換地指定の作業が進められており、平成二十五年度完成を目指して、本年度から工事着手の予定でございます。


 また、岡富古川地区につきましては、本年三月、仮換地の指定を行い、家屋の移転交渉を開始したところであります。


 全体の事業は平成三十年度完成予定でございますが、西環状線の整備につきましては、地元の御協力をいただきながら、多々良地区の完成と同時期に供用ができるよう努力してまいりたいと考えているところでございます。


 最後に、都市計画道路、須崎中川原通線の祝子橋から中川原町間の県道未整備区間の整備についてのお尋ねでございます。


 須崎中川原通線の県道区間につきましては、改良済みの区間において、歩行者などの安全確保のためバリアフリー化に取り組んでいただいておりますが、祝子橋から中川原町間については未改良区間となっております。


 このため、県においても通勤、通学時の危険性については十分認識していただいておりますが、現在、須崎中川原通線の祝子橋や岡富古川土地区画整理事業と関連した(仮称)岡富橋架橋など西環状線の整備を、市内において最も優先して整備する路線として位置づけ、市とともに整備に努めていただいておりますので、並行して中川原町の未改良区間の拡幅を行うことは大変厳しいと思われます。


 したがいまして、祝子橋を初めとする街路事業の進捗状況や西環状線の整備に伴う交通量の変化等を見ながら、未整備区間の整備手法、整備内容について関係機関と協議、調整を行ってまいりたいと思っているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


    〔上下水道局長(遠藤伸昭君)登壇〕


○上下水道局長(遠藤伸昭君)  お答えいたします。


 まず初めに、富美山地区の浸水被害対策についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のように、地元の皆様の御心配は十分認識いたしております。


 この浸水被害対策につきましては、地元の皆様と十分協議を重ね、平成十七年度から柚木谷川の整備や住宅地内に逆流を防ぐためのフロートゲートの設置及び県道沿いに止水壁を設置し、今年度には完成するところでございます。


 これらの対策は、過去二回の浸水被害時の雨量や祝子川の河川水位をもとに雨水流出解析を行い、平成十七年浸水被害と同程度の雨量にも対応できるように整備を進めているところでございます。


 今後の計画といたしましては、雨水を一時的に貯留する調整池や排水ポンプ場の設置につきまして、国・県と協議を行っているところでございます。これらの計画を実施することにより、大きな浸水軽減効果が発揮されるものと考えております。


 次に、川原崎・桜園地区の浸水被害対策についてのお尋ねでございます。


 当地区は、祝子川と五ヶ瀬川に挟まれた水の集まりやすい場所であり、将来は中の瀬排水機場などの既存施設を活用しながら、下水道整備とあわせて総合的な排水処理が必要な地区でありますが、そのためには下水道事業認可区域への編入が必要であります。


 しかし、この地区は都市基盤整備が不十分で、今後のまちづくりとの整合性を図ることや地区住民の皆様の意見も重要な要件でありますので、今後、事業認可区域への編入に向けて関係各機関と調整を行いながら、早急な検討を行ってまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔教育部長(由良公明君)登壇〕


○教育部長(由良公明君)  お答えいたします。


 廃校施設の活用についてのお尋ねでございます。


 現在、本市には、廃校に伴い、校舎が北方地区に二棟、北川地区に一棟ございます。このうち、北川地区の一棟につきましては、老朽化が著しいため、本年度中の解体を予定しております。


 また、屋内運動場は三棟ございますが、これらについては、既に社会教育施設として地域の皆様に活用いただいているところでございます。


 未利用の校舎二棟につきましては、議員御指摘の美術館等への活用も事例としてございますが、廃校施設の状況や立地条件なども異なりますので、地域の実情も踏まえながら、有効な活用方法について検討してまいりたいと考えております。


 あわせまして、管理運営方法につきましても、既に一部の施設につきましては、地元に管理をお願いしているところでございますが、その他の施設につきましても、施設の有効活用とあわせて検討してまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  大金賢二議員の再質問を許可いたします。


○五番(大金賢二君)  再質問をさせていただきます。


 一点だけですが、TR高千穂鉄道に関しての御答弁では、新会社の動向を見守りながら、余り積極的には存続運動には協力しないようでありますが、そうであれば、高千穂線が廃止になった場合も考えておかなければならないと思います。万が一、高千穂線の廃止が決定した場合、延岡駅から西へ三十キロにわたって市内を横断している線路や駅舎などが残されます。それらがこれからの延岡市のまちづくりや交通、災害対策等の計画に大きく影響を与えてくると考えております。


 現時点で、高千穂鉄道が廃線になった場合、その敷地や施設をどう活用するのか、これからどのように取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 高千穂鉄道の今後ということでございますが、先ほど申し上げましたのは、第三セクターとしての経営は断念ということについての今までの経緯をお話ししたということでございますので、これからの新会社としての運行について云々しているという意味ではございません。


 もちろん、私どもも大変その新会社の経営については期待をしております。それは、新会社が民間会社として順調なスタートを切っていただいて、この高千穂鉄道の後を受けて神話高千穂トロッコ鉄道として、これは第三セクターではございませんから、こういう形でこの鉄道の再開がなされれば、それがベストだと私も考えております。


 ですから、それに対しては、もちろん今までの高千穂鉄道の資産の活用をこの新会社にしていただくことについては、最大限の配慮をしていこうということで、そういった意味での支援は沿線の自治体はみな、これはそろってやっていこうということにしておりますので、そこは誤解のないようにしていただきたいと思っております。


 それから、これからの廃止後の手続等でございますが、株主総会での承認の後、これは高千穂鉄道株式会社清算のための手続ということで、資産はそれぞれの沿線の自治体に寄附されることになると考えております。


 この資産の活用の仕方につきましては、これは将来、先ほど申し上げた新会社 神話高千穂トロッコ鉄道が、どうこれから運行されるのか、それが将来にわたってどうなのかということを、きちんと慎重に見きわめながら、この資産の今後のことについては考えていかなければいけないと考えているところでございます。


 以上です。


○議長(新名種歳君)  これをもって大金賢二議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 これより八番 佐藤 誠議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


    〔八番(佐藤 誠君)登壇〕


○八番(佐藤 誠君)  市民の皆様とあすの延岡を考え、未来に夢と希望を語り、それを形にしていく新しい延岡市とともにフレッシュな、クリーンな風を起こそうと結成いたしました延岡清風会の佐藤 誠でございます。


 延岡清風会は、エネルギッシュで、若さあふれるフットワークのよい四名の同志で立ち上げました。お互いの合い言葉は「清く、正しく、美しく」でございます。皆様とともに、元気で住みよいまちづくりを目指し、全力で議会活動に取り組みますので、今後とも、御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。


 市民の皆様の声を受けとめ、一人一人の声が市政に生かされることを使命と考え、通告書に従いまして質問させていただきます。


 北川町との合併で新生延岡市が誕生いたしました。市民は、さわやかさと若さあふれる行動力、知力と経営感覚を持ち合わせた首藤市長のもと、新しい延岡に大変期待を寄せています。市長には、大いにチャレンジしていただき、新しい延岡のかじ取りをお願い申し上げます。


 市民の目線で市政の課題を共有するとの市職員の使命は重大であると考えます。市職員においては、庁内のことから市政に至るまで、自分の意見を述べる提案制度があると聞いております。最近は、その提案の申し出が少ないようでございますが、市長から見た市職員の市民との協働をどのように感じているのか、感じたままをお聞かせいただきたいと思います。


 また、将来を見据えた市政づくりの市長の理想的なビジョンをお聞かせいただきたいと思います。


 次に、災害に強いまちづくりの観点から、森林環境税使途事業の森林づくり活動について提案いたします。


 旭化成が四月、日之影町に森林づくりボランティア活動として植樹活動を行いました。これは、企業と県、森林所有者と森林管理者の四者が協力して行う事業ですが、国土保全のすばらしい事業だと思います。北浦の漁業団体も計画中とのことですが、本市においても、五ヶ瀬川上流の植樹活動は、防災に強いまちづくり、水利保全の関係から、積極的に行うべきと考えております。自治会や市民グループ等が参加できる県の森林づくり応援団支援事業は、水害被災地の本市として、今後、どうかかわっていくべきなのか、関係部長に所見をお願い申し上げます。


 延岡市の農業振興策から、農業の方針についてお伺いいたします。


 農業は、自然、天候等に大きく影響を受ける産業であり、また、産業という側面だけでなく、国土、環境保全、人間教育、伝統、文化継承機能など、多面的、公益的な機能を生かしていることは、皆さん御周知のとおりであります。特に、昨今の青少年の数々の事件を考えると、農業を体験して学ぶことは、大いに意義深いものがあり、農業の振興は情操教育の一躍を担うものと考えております。


 さて、最近の農業経営は、高齢化、後継者不足、零細的規模、燃料費経費拡大など厳しい局面に立たされております。経営の体系も、水稲、和牛を中心に受託作業型経営、自立完結型経営とさまざまですが、延岡は兼業農家が大半を占め、高齢者農家、作業委託農家の担い手として十個の団体の営農集団が活躍しております。


 しかし、オペレーターの高齢化、大型機械の導入、委託農家の増大、基盤整備の農地集積のおくれ、あわせてEPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)などの農産物輸入の進展と価格の不安から、ますます厳しい経営が予想されます。


 これらのことから、本市の農業規模からすると、自己所有の農地を守り、個人の所有する小型農機具のメンテナンスを行いながら、お互いに作業を請け負い、人材を有効に活用する。休日農業、勤労農業の影響を受けながらも、水稲はもちろん、水稲以外の作物の生産技術を共有し、地域の農業を推進する、そのような集落単位の営農の形が効果的と考えられます。


 集落営農体系づくりをどう進めていくか、御所見をお願いします。


 次に、インショップ野菜販売農家の支援対策についてお伺いします。


 地産地消と農家の所得向上を目指し、JA延岡の技術支援を受けて、市内大型スーパーJAの直売店六店舗において、新鮮野菜生産者コーナーが人気を集めています。


 参加農家は、平成十七年三十六名でスタートし、十八年は三百五十名となっております。売り上げは、十七年に四千四百八十万円、十八年は九千五百七十万円と、実にJA延岡の取り扱っています野菜果樹販売の二九%になり、ことしは一億円を超える勢いです。豊かさを実感できる農業を目指すその生産者にとって、一つの明るいニュースであります。


 年間を通じて各種の品目を出荷することは、生産者も限界があり、出荷時期が一緒になり同じ季節の品物が大量に店頭に並ぶことになります。年間を通じて各種の野菜を生産、販売するには一アールの小規模の簡易ハウスが必要であり、JAによりますと、現在約二十名の生産者が支援を希望しているということでございます。担い手の高齢化や価格低迷の厳しい状況において、販売農家の意欲を高め、行政から支援をいただくことは、農業振興を高め、担い手の新たな農業政策が図られるものと考えられます。


 県の補助事業の関連も考慮しまして、ハウス補助の有効な対策はとれないものか、関係部長の御所見をお願い申し上げます。


 次に、市道平田中三輪線に付随します平田地区の農免道路についてお尋ねいたします。


 平田中三輪線におきましては、順調に工事が進み、関係者の御努力に感謝申し上げます。


 さきの議会におきまして、舞野郵便局周辺の道路改善提案がございました。御答弁の中で、平田地区農免道路に直結する舞野郵便局前周辺の道路につきましては、住宅地を避けるバイパス案が数件検討されているとのことでしたが、農免道路の青写真ができて、交通面での安全性などの総合的な見解から検討がなされるものと考えております。


 平田地区農免道路の十九年から二十四年の本年度の事業費が三千百五十万円予算計上されておりますが、農免道路完成の見通しと具体的な整備スケジュールを、また、平田、舞野区民への地元説明をどうなされるのか、関係部長にお伺いいたします。


 次に、おせったいのまち延岡についてお尋ねいたします。


 ここで、皆さんにちょっと御協力をいただいて、目をつむっていただいて想像力を働かせていただきたいと思います。


 市外から電車に揺られて観光客が延岡におりる。正面にそびえ立つ勇壮な大師像を見上げ、「おせったいのまち延岡だ、牧水の町だ」と長旅の後の感激にひたりながら、おもむろに腹痛を訴え、あたりに目もくれずトイレに駆け込んだ。安堵して用を足して、はっと気がつくと、あるべき物がそこにない。皆さんどう思いますか。何だ延岡は。皆さん御存じのように、トイレにはペーパーがないんです。トイレの入り口に書いてあります。ペーパーの要る方は売店に売っておりますと表示されてますが、売店は時間にも限界がございます。管理施設のJRは何をしてるんだと言いたくなりますが、そこは延岡の玄関であります。JRと相談することも必要ですし、延岡の古紙を再生したペーパーのおかえりなさいを売り込むチャンスとも考えられます。


 おせったいは、もてなしの心であり、思いやりの心であり、感謝の心、気配りの心。私たちは、延岡の玄関口から延岡市民として、おせったいを実践していくべきかと考えますが、いかがでしょうか。


 協働のまちづくり、延岡はいい町だと喜ばれる郷土のまちづくり。我々はそれを実践しようではありませんか。商工部長の御所見をお願い申し上げます。


 次に、活力のあるまちづくりの観点から、アスリートタウン延岡を象徴するような本格的なクロスカントリーコースの新設を提言いたします。


 大瀬川、五ヶ瀬川の両岸には、河川を利用できるクロスカントリーに適当な場所が見受けられます。健康増進、ウオーキング、ジョギンクの健康志向の今日、さわやかな川の空気に触れながらジョギングをしていく。市民の体力づくり、実業団の陸上選手の基礎訓練、あるいは小学生、中学生、全国の高校、大学生などの練習強化が図られ、滞在型合宿も充実したものになると考えます。将来的には、各層に応じた大会を誘致し、アスリートタウン延岡のイメージアップにつながり、ゴールデンゲームズとの連携も図られるものと考えます。


 国土交通省との調整もあるでしょうけれども、今後の御方針をお聞かせください。


 次に、平成四年につくられました妙田野球場の外野席拡張整備について提案いたします。


 当球場は、外野席までが両翼九十メートルであり、フェンスが低く、衝突防止のラバーもありません。県内では、公式野球場は随分整備されており、お隣の日向には二つの公式野球場がございます。


 この球場の両翼を九十八メートルに広げ、安全性を図ることは、市内の高校野球関係者の悲願でもあり、市内に二つの公式野球場を利用することにより、大きな大会の誘致開催も可能となり、九州自動車道、東九州自動車道の高速自動車道を利用した交流拠点都市延岡の役割も大きなものとなり、市外からの訪問者の増加により敷地内のヘルストピアの利用拡大に寄与するものと考えます。今後の計画と方針をお伺い申し上げます。


 次に、愛宕山全体を考慮した市民公園の構想について提言申し上げます。


 現在、愛宕山に日向灘を一望できる展望台があり、周辺広場も市民の憩いの場として利用されております。


 日本夜景百選にも選ばれ、昨年は結婚式も挙行されたと聞いております。また、延岡音楽向上委員会のチャリティーイベントも開催され、先ほどから御紹介されておりますけど、県の元気のいい地域づくり計画に、ひむかラブラブプロジェクト事業が採択され、美郷町、日向市ととに若者の交流人口をふやそうと、地域活性化の期待がなされております。これらの事業に御努力されている関係者の方々に、心から敬意を表したいと思います。


 このように、県北を視野に入れた事業が展開される中、愛宕山全体を考慮した開発が、延岡市民に希望と期待を担うものと考えます。


 私は、先ほどの音楽やラブラブプロジェクトなどのほかに、台風等の大災害、不安おののく地震津波、昨年被害を受けた竜巻等、あらゆる災害を想定した場合、愛宕山のような高台に広範囲の広場を確保し、有事の際は災害物資の保管場所として、また、避難所として仮設住宅がすぐ配置できるような、防災対策を兼ねた市民創出の公園づくりはできないかを考えております。これは、市民協働の観点から、将来にわたり、市民それぞれの提案からなる、みんなの公園づくりを目指し、単年度事業でなく、五年、十年、十五年、長期展望に沿った形のものはいかがかと考えます。


 ほかにも、赤ちゃんや高齢者が集まり、ひなたぼっこのできる陽だまりのゾーン、サーキットトレーニングやジョギングコースが山を一周していく。消防団や企業団体が一堂に介して、野外広場でイベントを行う。花を愛する人、鳥を観察する人、風景を楽しむ人、グラウンドゴルフや体操をする人、高齢者施設、市民それぞれの思いを寄せた市民創出のシンボル的な公園づくりを提言いたします。


 次に、都市計画内の土地利用についてお尋ねいたします。


 四十五年に市街化区域と市街化を抑制する市街化調整区域に分けられ、現在に至っております。この制度は、乱開発等のまちづくりを防ぎ、計画的なまちづくりに成果を上げたと考えております。


 今日進行する道路網の整備促進により、幹線道路を初めとする整備が進み、住宅地や商業地の価値の変化により、土地利用をめぐる環境も大きく変化していると思います。


 十六年度より市街化調整区域でありながら住宅建築が可能となる地区計画制度が始まりました。しかし、一定規模の面積に制限があり、農村集落においては、進展がなかなか見られないと聞いております。


 農業振興のための市街化調整区域は、高齢化が進み、農村集落の人口が心配されるところであります。


 市街地から離れた農村集落においては、住宅等が増築整備され、若者が定住し、人口の回復を図り、農業の振興を進め、地域の活力を維持することは極めて重要なことで、いまや若者の減少が厳しい農村集落は、死活問題であります。改めて、どうしたら住宅が建築できるのか、そのための条件、あるいはどのような方策があるのか、都市建設部長にお伺いいたします。


 次に、災害に強いまちづくりの観点から。


 地球規模の温暖化傾向により、日本は近年、大型の台風や竜巻の被害を再三にわたり受けております。延岡は、五ヶ瀬、祝子、北川の清流に囲まれ、台風水害のときは市民の不安は絶えませんが、ふだんは河川敷の広場は市民の触れ合いの場として活用するに十分であります。


 大災害のときに頼りになるのが、地域の消防団であります。今回、組織の再編を図り、六支団、十九分団、百七部、二千名の大きな世帯になりました。市民としては頼もしい限りであります。


 消防団の活動は、機動力が一番だと考えます。現場に直行する敏速な消防団の対応は、高齢者や子供に安心感を与え、機械器具の充実と的確な操作は、市民の信頼を得ることは十分であります。


 しかし、その消防団が水害や火災を想定しての操法技術を訓練する場所が極めて少ないのを御存じでしょうか。


 私の経験から、操法訓練のスペースは、河川の敷地を生かした場合、一台の車両ポンプで縦が七十メートル、横が十メートルのアスファルト舗装が確保できれば、十分に技術向上の訓練が図れるものと考えています。


 ふだんは市民の河川駐車場として開放し、夜間は騒音等で市民に迷惑がかからないように、消防団の練習場所として使用する。そのような河川の適材地は至るところにあり、消防団本部との連携により、早急に改善を図っていただきたいと思います。


 この件につきましては、今回、佐藤大志議員、松田満男議員と私で三人目ですが、それだけ重要な問題と判断していただきたいと思います。


 防災の観点から、河川管理の国土交通省、県土木事務所との連携が重要と考えますが、今後の取り組みをお聞きしたいと思います。


 最後に、市長は十九年度施政方針におきまして、一つ、市民との連携、協働、二つ、行政改革、三つ、活力のあるまちづくりを掲げ、大きく三つに分けてそれを推進してまいりました。中でも、市民の連携、協働が、今後の行政改革を推進する上で極めて重要なポイントと考えます。


 このように、市民と行政が一体となって取り組む中、大人予備軍の小学生、中学生の子供たちの視点や慣性を取り入れた協働のまちづくりはできないものでしょうか。子供の創造は無限大であり、時には将来のまちの施策にヒントを与えるようなアイデアも浮かべ、子供たちが大人になる過程において、自分たちのまちが、こんなだったらいいなと想像し、まちづくりのビジョンを考えることは、年齢を超えた市民協働と考えております。


 これから、将来にわたるまちづくりを、市民協働でなし遂げる中、学校と子供たちに未来の延岡を創造し、また、次代を担う子供たちが自主、自立とは、延岡の協働とは何かを考えてもらえるようなテーマを、未来の延岡に置いた絵画展、あるいは意見発表の企画はないものでしょうか、教育長の御所見をお願い申し上げます。


 以上で、私の質疑を終わりますが、皆さんの明快な回答を期待いたします。


 なお、御答弁によりましては再質問もあると思いますが、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。


(降壇)


    〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの佐藤 誠議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、市民と職員との協働についてのお尋ねでございます。


 御承知のとおり、本市におきましては、まつりのべおかや薪能、そして延岡西日本マラソン大会などに職員が自主的に参加し、また、昨年の竜巻災害時には多くの職員がボランティア活動に参加するなど、一人一人の協働意識は非常に高いものがあると思っております。


 今後さらに市民協働の取り組みを推進するためには、職員一人一人が協働の考え方を十分に理解し、そうした協働の体制の実現に向けて積極的に取り組むことが、なお大切であると考えております。


 私たちは、今月一日から「天下一マナー運動」を開始しておりますけれども、物事を市民の目線でとらえ、適切な対応を行うことによって、ますは市民の皆さんとのよりよい関係を築いていく必要があると思います。


 また、市民協働の取り組みをより一層進めていくために、先日も宮崎市のNPO法人の方を講師としてお招きし、庁内の管理職を対象に研修を行ったところでございまして、今後とも、私どもの意識のさらなる高揚に努めてまいりたいと思っております。


 次に、本市の将来を見据えたビジョンについてのお尋ねでございます。


 まず、今後の市政運営におきましては、市民の自主的な行動力や判断力、郷土愛等を総称して、最近よく言われます、いわゆる市民力を大いに高めていただき、市民協働による足腰の強い基盤づくりを進めていくことが、ひいては地域力の向上につながるものと思っております。


 幸い、本市では、まつりのべおかや薪能、ゴールデンゲームズinのべおか等の各種イベントを通じて市民の皆さんの自主的な参加が多くみられ、また、昨年の竜巻災害では、ボランティア活動が災害復旧の大きな原動力ともなっております。


 今後、(仮称)市民協働まちづくりセンターや地域コミュニティ施設の整備と活用等を通じて、市民活動のさらなる活性化に努めてまいりたいと思います。


 また、都市の活力を向上させるためには、安全・安心で快適な市民生活を確保するためのインフラ整備を進めることはもとよりですけれども、産業の振興や広域観光などの推進によって地域外からの財貨の獲得を促し、交流人口の拡大を図ることや、財貨を地域内で機能的に循環させ、地域経済をより活性化するための施策も積極的に進めていかねばなりません。


 御承知のとおり、現在、新たな長期総合計画の策定作業を進めておりますが、今後、この中で具体的な施策等をお示ししていきたいと考えております。


 いずれにいたしましても、元気な延岡の再生を目指して、市民の皆さんとともに、積極的な市政運営に努めていきたいと思っております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔企画部長(中嶋 弘君)登壇〕


○企画部長(中嶋 弘君)  お答えいたします。


 初めに、クロスカントリーコースの新設についての御提言でございます。


 現在、本市では、クロスカントリーを含むジョギングコースが十三カ所ございまして、トップアスリートから家族ぐるみ、あるいは初心者でも楽しむことができるようなコースが設定されております。


 今後とも、多くの皆様に利用してもらい、健康増進や競技力の向上にむつびつけていけるようにしたいと考えております。


 議員御提案の大瀬川、五ヶ瀬川といった河川を利用したクロスカントリーコースの新設につきましては、防災の観点から、河川に構造物を設けることについての河川管理上の問題や、現在、国の河川激甚災害特別緊急事業、いわゆる激特事業が行われているという状況もございますので、今後の研究課題とさせていただきたいと考えております。


 次に、愛宕山の開発についてのお尋ねでございます。


 愛宕山は、城山、今山と並び市街地に位置するシンボル的な山の一つとして市民に親しまれており、多くの愛護団体等に景観整備などに御尽力をいただいているところでございます。


 また、愛宕山は、公園としての整備を一応終了したことから、遊歩道も整備され、多くの市民の皆様が散策を楽しんでいる姿が見受けられます。また、車道も整備され、離合も可能になっていることから「日本夜景遺産」や「夜景百選」「美しい日本の歩きたくなるみち五百選」に認定され、本年には「ひむかラブラブプロジェクト」が県の採択を受けております。今後も、観光資源として活用してまいりたいと考えております。


 議員御提案の件につきましては、資源保護の観点から風致公園としての整備を行っておりますので、長期的な視点に立った関係団体との協議が必要かと思われます。


 いずれにいたしましても、今後とも、市民の皆様に親しまれるシンボル的な市民公園を目指し、研究してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔農林水産部長(佐藤勇介君)登壇〕


○農林水産部長(佐藤勇介君)  お答えいたします。


 まず初めに、森林環境税の使途事業についてのお尋ねでございます。


 森林環境税の使途事業といたしましては、大きく「県民の理解と参画による森林づくり」と「公共的機能を重視した森林づくり」の二つに分けられております。


 お尋ねの森林づくり応援団・支援事業は、市民参加型の事業で、自治会や市民グループ、ボランティア団体等が、植樹など森林づくりの活動をみずから提案し、環境税から活動費や苗木代を支援するようになっております。


 本市におきましては、既にアースディ実行委員会による植樹活動や須美江地区、長浜地区の海岸松林の自主管理活動など、ボランティア団体や地域住民による森林づくりの輪が大きく広がっております。


 今後、さらに森林環境税を活用した市民参加型の森林づくりなどを促進し、水を蓄え、災害に強い森林づくりに積極的に取り組んでまりいたいと思っております。


 次に、農業の担い手についてのお尋ねでございます。


 本市の農業の担い手を育成、確保し、農業振興を図るためには、認定農業者や地域営農集団を育成していくことに加え、集落営農の組織化を図っていく必要があると考えております。


 集落営農の組織化につきましては、これまで旧延岡市の二集落、旧北方町の四集落、旧北川町の一集落、旧北浦町の一集落を重点推進地区として、東臼杵北部農業改良普及センター、JA延岡等とも一体となり、集落説明会を開催するなど、集落営農組織の設立に向けた取り組みを行ってきているところであります。


 今後、さらに集落の役員の方々と十分な連携を図りながら、集落内のアンケート調査、先進地視察を行い、できるだけ早く一カ所でもモデル地区となるような集落営農組織の立ち上げができるよう努めてまいりたいと考えております。


 次に、一アール小規模ハウスの補助についてのお尋ねでございます。


 議員の御説明にもありましたように、地産地消を促進するため、現在、市内には農産物販売所として、直売所、生産者コーナー設置店、朝市等を含め二九カ所が設置されており、販売額も年々増加しております。


 これらの販売所に出荷されている農家が各種野菜を生産するための小規模ハウスの助成につきましては、平成九年度から十三年度までの五年間にわたり、市単独事業により取り組んできた経緯がございます。


 しかしながら、この小規模ハウスの助成につきましては、本市の財政改善の取り組みの中で補助金等の見直しを進めていることや、また、ハウスの導入費用が約十五万円程度であり、受益者負担という原則を含め、いろんな角度からの慎重な検討が必要であると考えております。


 いずれにいたしましても、県の制度事業も調査するとともに、今後とも、JAを初め関係機関団体とも十分に協議してまいりたいと考えているところでございます。


 最後に、平田地区農免農道についてのお尋ねでございます。


 平田地区農免農道は、平成十九年四月に九州農政局より事業の採択決定を受け、今年度から平成二十四年度までの予定で東臼杵農林振興局により県事業として取り組んでいただくことになっております。


 今年度は、工事着手に向けた測量、設計を実施するとともに、地域の皆様に対しまして説明会を開催し、一部用地の買収を行う計画であり、工事につきましては、来年度、着手予定と伺っております。


 本市といたしましても、早期完成に向けて、地元と一体となり事業が円滑に進められますよう努力してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔商工部長(飯干泰志君)登壇〕


○商工部長(飯干泰志君)  お答えいたします。


 延岡駅のトイレの充実についてのお尋ねでございます。


 延岡駅のトイレにつきましては、これまでもJA九州に改善の要望を行っているところでありまず。これらの要望に基づき、女性用トイレを一部洋式トイレに改修していただいたほか、壁面の塗装につきましても、現在計画していただくなど、一定の御配慮をいただいているところでございます。


 また、トイレットペーパーの設置につきましてもお願いしてきたところですが、トイレットペーパーやポケットティッシュを設置しても、大量に持っていかれ、すぐになくなる状況であることから、やむなく窓口での配布とさせていただいているとの回答でございました。


 このように、管理上難しい面もございますが、乗降客の利便性に配慮する必要もございますので、今後、他市の状況に調査してまいりますとともに、関係機関とも協議してまいりたいと思っております。


 以上でございます。


(降壇)


   〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 市街化調整区域の建築の条件などについてのお尋ねでございます。


 御案内のとおり、市街化調整区域では、開発や建設が制限されておりますが、この背景には農林漁業を無秩序な都市化から守ろうとする目的もございます。


 したがいまして、農村集落などの活力を低下させないように、線引きの時点から市街化調整区域においても建築可能な建築物が定められております。


 例えば、一定の条件はありますが、農林漁業に従事する人の住宅や分家住宅は建てられますし、市街化調整区域内に住む人の日常生活に必要な店舗や昭和四十五年以前から家が建っていた宅地においては、第三者でも建築は可能でございます。


 そのほかにも、地域の条件など、内容によっては許可要件に該当する場合もございます。御不明の際は、担当窓口でもあります建築指導課でいつでも御相談をお受けしておりますので、気軽に声をかけていただきますようお願いいたします。


 以上でございます。


(降壇)


    〔消防長(川嶋重徳君)登壇〕


○消防長(川嶋重徳君)  お答えいたします。


 操法訓練場として河川敷の活用についてのお尋ねでございます。


 議員御提案の河川敷での操法訓練や大会は、現在、中央分団が松山町五ヶ瀬川河川敷において行っているところでございます。


 現在の操法は水だし操法であることから、容易に水利の確保ができ、訓練スペースもある河川敷が適していると考えております。


 専用の訓練用地確保が困難な状況でございますので、消防団幹部会議等で操法訓練場としての河川敷候補地を選定いたしまして、使用につきまして河川管理者と協議を進めてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔教育長(牧野哲久君)登壇〕


○教育長(牧野哲久君)  お答えいたします。


 未来の延岡をテーマにした絵画展や意見発表会についての御提言でございます。


 教育委員会では、延岡の将来に夢と誇りを持ち、延岡を愛する子供たちを育てるため、ふるさと教育の推進に努めているところでございます。


 例えば、毎年実施している「こども議会」などは、子供たちがまちづくりを考えるよい機会となっております。また、延岡の花であります「カンナ絵画展」を実施し、ふるさと意識の醸成にも努めているところでございます。


 議員御提案の未来の延岡をテーマとした絵画展の実施につきましては、市内の幼稚園、小中学校の図工・美術担当の先生方で構成しております造形教育研究会が毎年行っております学童美術展もございますので、その中で取り入れることができないか協議してまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔教育部長(由良公明君)登壇〕


○教育部長(由良公明君)  お答えいたします。


 妙田野球場の拡張計画と方針についてのお尋ねでございます。


 妙田野球場は、利用団体といたしましては、少年野球から社会人野球まで幅広く、また、西階野球場とともに利用頻度も高い施設となっております。


 同球場は、平成四年に完成いたしましたが、ホームベースからセンターまで百十メートル、両翼が九十メートルで、球場の規格、あるいは構造的に軟式野球場の球場として整備されたものでございます。


 御案内のように、最近、新設されます野球場は、両翼を広くするなど、プロ野球にも対応できる施設として整備される傾向がありますが、妙田野球場の拡張につきましては、文化センターや市道が隣接していることから、大変難しい状況でございます。


 したがいまして、同球場を硬式野球場で利用する場合には、これまでどおり基礎的な練習を中心としたものをお願いし、各種の大会を開催する際には、西階野球場が利用できるよう調整に努めてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(新名種歳君)  佐藤 誠議員の再質問を許可いたします。


○八番(佐藤 誠君)  それぞれに的確な御返答、ありがとうございました。


 それでは、質問を変則的になりますが、市長に三点ということで、あと森林使途事業につきまして一点ということで、四点再質問したいと思います。


 まず、延岡駅のトイレの充実の件ですが、私も前々から聞いておりました。ペーパーがなくなるからということでですね。しかし、私たちとしましては、あきらめてはいけないと思います。市民にわかってもらうまで、何度でも努力すると。私たちは、延岡駅を快適なエリアとしてやはり運動すべきではないかと。いつも出ますけど、あれかこれかじゃなくて、まずこれと思います。


 私は、座ってボタンを押せば、牧水の歌が流れ、また別のボタンを押せば、弘法大師の説法が聞かれるような、そんなトイレがあるといいなと思っております。みんなでまちをよくしようとの気持ちがないと、先ほどから出ていました延岡駅の開発も難しいかなと思ったりもします。


 難しい問題ですので、市長には九州の市長さんたちと連絡をとり合いながら、そういった同じような駅の改善について、どういったことをやったらいいか交渉すべきような、そういったこともいかがかと思いますが、ひとつよろしくお願いします。


 また、変則的な御質問ですけれども、愛宕山市民公園クロスカントリー、それから消防団の練習場、それぞれ国の資産が絡んでいることでございます。この前、地方分権の改革推進委員会ということで、第六回の会議がありまして、基本的な考え方を取りまとめたと聞いております。権限移譲や国と地方の役割分担の見直しを進め、地方の活力を高め、強い地方を創出すべきとして、身近にある河川や国有林など国の所有物であっても、私たちは管理責任、使用責任の立場を主張して、自立した創意工夫のまちづくりを構築するためには、延岡から積極的に地方の共有財産として使用管理を国に働きかける、そういう努力をすべきじゃないかなと思います。


 もう一点、行財政改革の大綱の中で、選択と集中の重要性がうたってあります。しかし、地方行政の自立に向けたそれぞれの地方の競争になると考えますので、そのあたりを市長の方から御返答いただきたいと思います。


 もう一点、森林使途事業の関係ですが、延岡は防災に強いまちづくりということでテーマに上げております。やはり水害の未然防止としまして、この事業は積極的に進めるべきだと考えます。地元の防災関係者、また河川周辺の市民、防災ネットワークのボランティア団体、そういった団体などの働きかけは行政の方からしてもいいんじゃないかなと思いますが、そういったことはどのように考えていらっしゃるか、この四点、ちょっと変則的になりますけど、よろしくお願いいたします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 では、私の方から、まず三点につきまして答弁をさせていただきたいと思います。


 まず、トイレットペーパーを含めて駅のトイレの充実についてというお尋ねでございました。


 これにつきましては、他市とも連携をとりながらやってみてはどうかというお話もございました。他市の状況も、機会があればいろいろお伺いすることもしてみたいと思いますが、これまでもJR九州に対しましては、例えば福岡に国土交通省等々への要望活動が時々ございますけど、そういう折に、その合間の時間にJR九州等には、こうした要望にお伺いしたりということはしてきております。そうしたことも踏まえて、先日はJR九州さんからも内装のやりかえ等については要望を受けて実施をという回答もいただいておったところでもございます。これからも、このトイレットペーパー等につきましては、そういう中でまた要望もしていきたいと思っております。


 ただ、そのトイレットペーパー、大量にごっそり持っていかれるということについては、これは私も聞いてびっくりいたしましたし、こうした部分、どうしたものかなということも反面あるわけでございます。


 二番目に、地方分権という流れが進んでいる中で、国の施設等であっても市が管理運営ということを進める、そういったことについてはどうかということでございます。


 これまでも、県からの権限移譲でありますとか、こういったことが最近は緒について進んできております。そうした中で、我々として、この延岡市の中でやはり自主的に、自分たちのまちとして運営していくべきだという部分については、積極的に市からの要望をしていきたいと思っております。


 そして三番目に、行財政改革については、スピードが重要ではないかという御指摘がございました。


 スピードということは、本当に重要なことだと私も考えております。以前、自分自身も会社経営に携わっておりましたので、この改革のスピードが、確かに民間と行政とでどうしても違ってくるということは、これは法的制約が違うという環境条件の問題もございますが、しかし、そうしたことはまた別としましても、でき得る限りのスピードで事に当たっていきたいと意を新たにしているところでございます。


 以上でございます。


○農林水産部長(佐藤勇介君)  お答えいたします。


 地元や市民各種団体への森林環境税使途の働きかけについての御質問でありました。


 県におきましては、平成十八年度から県民全体で森林を守っていく仕組みの一つといたしまして森林環境税を導入し、県民総参加の森林づくりをスタートしているところでございます。


 この県民総参加の森林づくりにつきましては、浸水被害などの自然災害防止の観点からも大変重要な取り組みであると思っております。


 したがいまして、流域住民の皆さんや消防団、ボランティア団体などへ積極的にPRし、本事業への参加を機会あるごとに働きかけてまいりたいと思っておるところでございます。


 以上でございます。


○議長(新名種歳君)  これをもって佐藤 誠議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 お諮りいたします。


 議事の都合により、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(新名種歳君)  御異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決定いたしました。


 あすは午前十時に会議を開き、本日に引き続き、総括質疑及び一般質問を行います。


 本日は、これをもって延会いたします。


午後四時五十七分 延会