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宮崎県 延岡市

平成18年第25回定例会(第5号12月 8日)




平成18年第25回定例会(第5号12月 8日)





議  事  日  程  ( 第 五 号 )





第二十五回延岡市議会(定例会)第十一日


平成十八年十二月八日(金) 午前十時開議





 



第十一日(平成十八年十二月八日)


 議事日程


 本日の会議に付した事件


 出席議員


 欠席議員


 説明のための出席者


 事務局職員出席者


 開  議


 議案第八一号(平成十八年度延岡市一般会計補正予算)ほか三十二件


 議案に対する総括質疑及び一般質問


  佐藤 勉君(北桜会)    個人質問


    一.市長の政治姿勢


      (1)平成十九年度予算編成に臨む市長の基本的な考え方について


    二.新市建設計画及び新長期総合計画


      (1)新市建設計画と新長期総合計画の整合性について


      (2)旧町での過疎・辺地計画における事業計画の優先的推進について


    三.TR高千穂鉄道


      (1)沿線の交通弱者(高校生・高齢者等)に対する具体的な方策について


      (2)経営を引き継ぐ新会社の今後の動向について


    四.洪水対策


      (1)曽木地区における洪水対策と運動公園の整備について


         ?曽木運動公園の掘削による曽木川河床の拡大について


         ?曽木運動公園の掘削に伴う代替地としての延岡農協曽木出張所跡地


          の整備について


   市長答弁


  佐藤 勉君    再質問


   市長答弁


  児玉武羅雄君(北政同志会)    個人質問


    一.行財政改革


      (1)行財政改革について


         ?職員数百二十名削減の具体的な手法について


         ?年間九億円の経費節減の項目ごとの大まかな節減額について


    二.道路整備


      (1)道路整備について


         ?国道三八八号と県道北川・北浦線の改良計画について


    三.ごみ対策


      (1)ごみ対策について


         ?有料化の方法と実施時期について


         ?不法投棄対策について


    四.いじめ対策


      (1)小中学生のいじめについて


         ?延岡市内各小・中学校におけるいじめの状況とその対策について


   市長答弁


   市民環境部長答弁


   都市建設部長答弁


   教育長答弁


  児玉武羅雄君    再質問


   市長答弁


  林 一成君(黒潮同志会)    個人質問


    一.市長の政治姿勢


      (1)第五次行財政改革について


         ?職員数の百二十人削減について


         ?市町村合併の調査研究について


      (2)高千穂鉄道(TR)について


    二.防災対策


      (1)古川町など過去に何度も水害を受けた地域への対策について


      (2)竜巻災害を受けた人々への心のケアについて


      (3)災害時の病院対策について


    三.環境問題


      (1)鳥インフルエンザ対策について


      (2)軽油代替燃料の導入について


    四.観光振興


      (1)延岡、北浦間の旧道整備について


   市長答弁


   総務部長答弁


   福祉保健部長答弁


   農林水産部長答弁


   商工部長答弁


  林 一成君    再質問


   市長答弁


 総括質疑及び一般質問の終結


 議案の委員会付託


 請願及び陳情の付託


 散  会





第一   1議案第 八一号 平成十八年度延岡市一般会計補正予算


     2議案第 八二号 平成十八年度延岡市国民健康保険特別会計補正予算


     3議案第 八三号 平成十八年度延岡市下水道事業特別会計補正予算


     4議案第 八四号 平成十八年度延岡市老人保健特別会計補正予算


     5議案第 八五号 平成十八年度延岡市農業集落排水事業特別会計補正予算


     6議案第 八六号 平成十八年度延岡市漁業集落排水事業特別会計補正予算


     7議案第 八七号 平成十八年度延岡市介護保険特別会計補正予算


     8議案第 八八号 平成十八年度延岡市水道事業会計補正予算


     9議案第 八九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    10議案第 九〇号 延岡市長の給料の特例に関する条例の制定


    11議案第 九一号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する


              条例の制定


    12議案第 九二号 延岡市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改


              正する条例の制定


    13議案第 九三号 延岡市特別職職員報酬等審議会条例の一部を改正する条例


              の制定


    14議案第 九四号 延岡市副市長の定数を定める条例の制定


    15議案第 九五号 延岡市北方コミュニティセンター条例の制定


    16議案第 九六号 延岡市税条例の一部を改正する条例の制定


    17議案第 九七号 延岡市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一


              部を改正する条例の制定


    18議案第 九八号 延岡市選挙公報の発行に関する条例の制定


    19議案第 九九号 公共下水道事業等に地方公営企業法の規定の全部を適用す


              ることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定


    20議案第一〇〇号 延岡市下水道条例の一部を改正する条例の制定


    21議案第一〇一号 延岡市農業集落多目的集会施設条例を廃止する条例の制定


    22議案第一〇二号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定


    23議案第一〇三号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第一工区))


    24議案第一〇四号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第二工区))


    25議案第一〇五号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第三工区))


    26議案第一〇六号 市道の路線廃止(七路線)


    27議案第一〇七号 市道の路線認定(二十九路線)


    28議案第一〇八号 公有水面埋立て


    29議案第一〇九号 訴えの提起


    30議案第一一〇号 製造請負契約の締結


    31議案第一一一号 宮崎県後期高齢者医療広域連合の設立について


    32議案第一一二号 和解及び損害賠償の額の決定


    33議案第一一三号 工事請負契約の締結(延岡市新清掃工場(仮称)建設工事


              )





第二    一般質問





第三    請願及び陳情の付託





本日の会議に付した事件





日程第一 1議案第 八一号 平成十八年度延岡市一般会計補正予算


     2議案第 八二号 平成十八年度延岡市国民健康保険特別会計補正予算


     3議案第 八三号 平成十八年度延岡市下水道事業特別会計補正予算


     4議案第 八四号 平成十八年度延岡市老人保健特別会計補正予算


     5議案第 八五号 平成十八年度延岡市農業集落排水事業特別会計補正予算


     6議案第 八六号 平成十八年度延岡市漁業集落排水事業特別会計補正予算


     7議案第 八七号 平成十八年度延岡市介護保険特別会計補正予算


     8議案第 八八号 平成十八年度延岡市水道事業会計補正予算


     9議案第 八九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


    10議案第 九〇号 延岡市長の給料の特例に関する条例の制定


    11議案第 九一号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する


              条例の制定


    12議案第 九二号 延岡市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改


              正する条例の制定


    13議案第 九三号 延岡市特別職職員報酬等審議会条例の一部を改正する条例


              の制定


    14議案第 九四号 延岡市副市長の定数を定める条例の制定


    15議案第 九五号 延岡市北方コミュニティセンター条例の制定


    16議案第 九六号 延岡市税条例の一部を改正する条例の制定


    17議案第 九七号 延岡市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一


              部を改正する条例の制定


    18議案第 九八号 延岡市選挙公報の発行に関する条例の制定


    19議案第 九九号 公共下水道事業等に地方公営企業法の規定の全部を適用す


              ることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定


    20議案第一〇〇号 延岡市下水道条例の一部を改正する条例の制定


    21議案第一〇一号 延岡市農業集落多目的集会施設条例を廃止する条例の制定


    22議案第一〇二号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定


    23議案第一〇三号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第一工区))


    24議案第一〇四号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第二工区))


    25議案第一〇五号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事


              業(第三工区))


    26議案第一〇六号 市道の路線廃止(七路線)


    27議案第一〇七号 市道の路線認定(二十九路線)


    28議案第一〇八号 公有水面埋立て


    29議案第一〇九号 訴えの提起


    30議案第一一〇号 製造請負契約の締結


    31議案第一一一号 宮崎県後期高齢者医療広域連合の設立について


    32議案第一一二号 和解及び損害賠償の額の決定


    33議案第一一三号 工事請負契約の締結(延岡市新清掃工場(仮称)建設工事


              )


日程第二  一般質問


日程第三  請願及び陳情の付託








◎午前十時零分 開議





○議長(稲田和利君)  これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおりであります。





◎日程第一 1議案第 八一号 平成十八年度延岡市一般会計補正予算


      2議案第 八二号 平成十八年度延岡市国民健康保険特別会計補正予算


      3議案第 八三号 平成十八年度延岡市下水道事業特別会計補正予算


      4議案第 八四号 平成十八年度延岡市老人保健特別会計補正予算


      5議案第 八五号 平成十八年度延岡市農業集落排水事業特別会計補正予算


      6議案第 八六号 平成十八年度延岡市漁業集落排水事業特別会計補正予算


      7議案第 八七号 平成十八年度延岡市介護保険特別会計補正予算


      8議案第 八八号 平成十八年度延岡市水道事業会計補正予算


      9議案第 八九号 延岡市特別職職員給与条例の一部を改正する条例の制定


     10議案第 九〇号 延岡市長の給料の特例に関する条例の制定


     11議案第 九一号 常勤特別職職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定


     12議案第 九二号 延岡市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定


     13議案第 九三号 延岡市特別職職員報酬等審議会条例の一部を改正する条例の制定


     14議案第 九四号 延岡市副市長の定数を定める条例の制定


     15議案第 九五号 延岡市北方コミュニティセンター条例の制定


     16議案第 九六号 延岡市税条例の一部を改正する条例の制定


     17議案第 九七号 延岡市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の


               一部を改正する条例の制定


     18議案第 九八号 延岡市選挙公報の発行に関する条例の制定


     19議案第 九九号 公共下水道事業等に地方公営企業法の規定の全部を適用


               することに伴う関係条例の整理に関する条例の制定


     20議案第一〇〇号 延岡市下水道条例の一部を改正する条例の制定


     21議案第一〇一号 延岡市農業集落多目的集会施設条例を廃止する条例の制定


     22議案第一〇二号 延岡市北浦運動公園条例の一部を改正する条例の制定


     23議案第一〇三号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事業(第一工区))


     24議案第一〇四号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事業(第二工区))


     25議案第一〇五号 議決事項の一部変更(延岡市ケーブルテレビエリア拡大事業(第三工区))


     26議案第一〇六号 市道の路線廃止(七路線)


     27議案第一〇七号 市道の路線認定(二十九路線)


     28議案第一〇八号 公有水面埋立て


     29議案第一〇九号 訴えの提起


     30議案第一一〇号 製造請負契約の締結


     31議案第一一一号 宮崎県後期高齢者医療広域連合の設立について


     32議案第一一二号 和解及び損害賠償の額の決定


     33議案第一一三号 工事請負契約の締結(延岡市新清掃工場(仮称)建設工事)


 日程第二 一般質問





○議長(稲田和利君)  日程第一 議案第八一号平成十八年度延岡市一般会計補正予算外三十二件を一括議題といたします。


 これより、ただいま一括議題といたしました三十三件に対する総括質疑及び日程第二の一般質問を行います。


 これより四八番 佐藤 勉議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


     〔四八番(佐藤 勉君)登壇〕


○四八番(佐藤 勉君)  おはようございます。


 北桜会の佐藤 勉でございます。


 通告に従いまして、市長の政治姿勢について質問をいたします。


 本年二月六日に首藤市長が就任し十カ月が過ぎ、二月二十日には合併による新延岡市が誕生して九カ月が経過しました。


 市長は、市長選挙において、市民の目線に立った市政運営と経営感覚による行財政運営の視点に立って五つのマニフェストを掲げられました。そのうち、行財政改革の推進については、さきの行財政改革推進委員会の答申を受けて、第五次の行財政改革大綱を定め、行財政改革に臨む強い決意と大綱に定めた各種の施策を確実に実行するために、職員と一丸となって最大限の努力をすることを述べられました。


 また、職員数の削減と人件費の低減についても、行財政改革の主要目標として掲げられ、給与水準の見直しについても、市長みずからの給与等の削減条例を今議会に提案されたところであります。


 情報公開の徹底と透明な政策決定についても、定例の記者会見を初め、市長交際費の公開など、格段の進展が見られていると思っております。


 災害に強いまちづくりについては、五ヶ瀬川水系水防災対策特定河川事業の推進など、懸案事項が残っておりますが、本年の九月の台風の竜巻被害時の敏速な対応や防災情報メールの配信の導入など、評価されるものもあります。


 そこで、市の財政状況は、国の三位一体の改革により、地方交付税が減額されるなど厳しい状況であり、行財政改革は確実に実行されるべきでありますが、先に述べたように、市長マニフェストの一部についても一定の評価がされる中で、首藤カラーが全面に出てくるような施策も期待されます。平成十九年度の予算編成に臨む市長の基本的な考え方と、不足が予想される財源の対応について考えをお伺いします。


 次に、新市建設計画と新長期総合計画及び旧市・町の事業計画についてお尋ねします。


 御承知のとおり、新市建設計画は、市町村の合併の特例に関する法律第5条の規定により、合併協議会において作成し、旧延岡市、旧北方町、旧北浦町の住民と議会に対して、新延岡市の将来のビジョンを示し、合併の適否を判断する材料として策定されたものであります。


 旧北方町においては、小規模市町村を取り巻く国の情勢、少子高齢化の進展、日常生活圏の一体化等、総合的に考慮するとともに、新市建設計画に定められた施策を了承して、合併を選択し、今日に至ったものであります。


 新市建設計画書の新市の施策の中で「新市建設計画は、各市町の総合計画や過疎・辺地計画など個別の地域振興計画などを踏まえて策定しており、また、新市の総合計画は、基本計画と整合を図り策定されることから、新市では、各市町がこれまで取り組んできた各計画や、それに基づく施策などを尊重し、それぞれの地域の持つ特性を生かしたまちづくりを計画的に実施していくこととなります」という記述があります。


 合併協議会の審議経過においては、各市町村の振興計画に記載された事業そのものを掲載すべきであるという意見も出されたが、前述のようにまとめられたという説明を受けているところであります。


 また、旧北方町では、平成十七年度から平成二十一年度までの「過疎地域自立促進計画」の中の交通通信体系の整備において、町道、現市道の整備を、国・県の各種制度事業により計画されるという説明を受け、合併後も過疎・辺地計画事業が推進されると理解しているところであります。


 なお、旧北方町においては、事業を実施するに際して、国・県の補助事業を主体にして、過疎債・辺地債などの有利な起債を財源とする財政運営をしていたのでありますが、合併後の延岡市も過疎地域として同様の財政手法がとれることになっております。


 しかしながら、有利な過疎債・辺地債も借金であることは変わりなく、すべての事業計画が実施されることは不可能であることと十分承知しているところであります。


 以上が、私が理解している新市建設計画と合併前の旧町の過疎・辺地計画の関係であります。


 そこでまず、新市建設計画の主要事業を、現在策定中の新長期総合計画にどのように反映するのか、お伺いいたします。


 また、合併前の旧町の過疎・辺地計画に記載されている事業計画のうち、国・県の補助事業などの採択を受けたものは優先的に推進されるものと理解しているところでありますが、市長の所見をお伺いいたします。


 続きまして、北方延岡道路建設と曽木地区の洪水対策についてお尋ねいたします。


 国道二一八号北方延岡道路については、舞野から延岡インター間が本年二月十八日に開通し、北方インターから舞野までは平成十九年度末までに完成予定で工事が進められているところであります。


 また、国道二一八号から北方インターに接続する宮崎県の北方インター線トンネル工事についても、平成十九年十二月開通予定で進められ、県道大保下停車場線についても道路改良が進められているところであります。


 さらに、北方インターに接続する市道柳瀬下渡橋線と川水流うそ越線等についても工事が進められ、接続する一部地区の圃場が大幅に埋め立てられるなど、曽木地区の景観は大きく変化しようとしております。


 この埋め立てる圃場と県道大保下曽木停車場線改良工事に関係する圃場は、曽木川に隣接し、洪水時には作物が冠水する被害が発生しますが、反面、遊水池として、下曽木地区、柳瀬地区の水害を軽減する機能を有しているところであります。


 一方、この地区には、曽木川の河川敷に隣接して、地区が管理する曽木運動公園がありますが、少子高齢化の中で、近年はゲートボール場としての利用が中心となっているのが現状であります。


 また、昭和二十三年に曽木農協として発足以来、五十八年間にわたって旧北方町の東部を中心として地域の農業者の経営指導、信用、購買、共済事業など、地域のよりどころでありました延岡農協曽木出張所が今年九月に北方支店に統合され、現在は北方インター関連事業者が事務所として借用をしております。


 北方インター関連業者については、工事完了後は引き払い、農協として遊休資産の処分を考えると思うわけであります。


 北方インター線工事に関連して、面積が減少する代替地として、曽木運動公園を掘削して河床を拡大し、その運動公園の代替地として延岡農協曽木出張所跡地を地区のコミュニティ広場として取得することで、防災面とコミュニティ面の振興が図られると思うのであります。市長の考えをお伺いいたします。


 次に、第三セクターによる経営を断念した高千穂鉄道関係について市長にお尋ねします。


 民間で設立された新会社が引き続き経営する意向を示しているところですが、その方向性がはっきりしない現状を放置することで、さまざまな問題が生じています。


 先ほどの質問にも関連しますが、高千穂鉄道曽木鉄橋は、川の水面から低く、橋脚が多いため、洪水時には流木等がかかり、流れをせきとめるために、上流の柳瀬、後曽木地区が浸水する原因の一つとなっています。


 また、沿線の高校生や高齢者などの交通弱者は、通学や通院などの際に遠方のバス停留所まで不自由をしており、川水流駅から延岡駅間の部分運行を望む声も出ているところであります。


 九月二十七日に開催されました北方地区まちづくり懇談会において、市長は「高齢者の通院のための交通手段の確保の部分と通勤・通学の交通手段の確保の部分を分けて、根本的に公共交通機関をどうするか考えたい」と答えられていますが、具体的な方策と高千穂鉄道を引き継ぐ新会社のその後の動向についてお尋ねいたします。


 以上で、壇上からの質問を終わります。


(降壇)


     〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの佐藤 勉議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、当初予算編成についての基本的な考え方についてのお尋ねでございます。


 平成十九年度当初予算編成に当たりましては、住民に最も身近な自治体として、市民福祉の向上、生活基盤の整備、安全で安心なまちづくり等を担うために、健全な経営のもとで持続的な発展を遂げることが重要であり、施策の選択と集中を図り、効率的、効果的な行財政運営を進めていく必要があると考えております。


 一方、その財源につきましては、国の歳出・歳入一体改革の出発点となりますことから、これまで以上に本市を取り巻く財政環境は厳しさを増すものと見込まれております。新年度も基金に頼らざるを得ない状況に変化はないものと考えているところでございます。


 しかしながら、先に策定していたしました「行財政改革大綱」で計画しております業務の民間委託等の推進や、事務事業の効率化による歳出の削減、また、受益者負担の適正化による歳入の確保など、各種項目を確実に実行していくことによりまして、足腰の強い、基金に頼らない健全財政に改善できていくものと考えているところでございます。


 次に、長期総合計画についてのお尋ねでございます。


 御案内のとおり、現在、第五次長期総合計画の策定を進めておりますが、計画策定の基本方針におきまして、新市の一体的発展を図るため、新市建設計画を踏まえて、合併後のまちづくりを推進することを、まちづくりの視点の一つとして掲げながら取り組んでいるところでございます。


 そのため、新市建設計画の施策や主要事業につきましては、第五次長期総合計画の基本計画の中に反映させていきたいと考えているところでございます。


 次に、過疎・辺地計画に記載されております事業についてのお尋ねでございます。


 事業の推進に当たりましては、全市的なバランスを考慮するとともに、地域の均衡ある発展を踏まえながら行ってきており、これまでも合併前の旧町の過疎計画や辺地計画に記載があるもののうち、国・県との協議が整っているものにつきましては、過疎債や辺地債などの有利な起債を活用しながら、事業の推進を図っているところでございます。


 しかしながら、議員のお話にもありましたように、有利な起債につきましても必ず返還が伴いますので、今後の事業の選択に当たりましては、それぞれの制度の趣旨を踏まえるとともに、地域間のバランスや財政状況等を十分に考慮した上で、検討を進めてまいりたいと考えているところであります。


 次に、曽木運動公園の掘削とその代替地としてのコミュニティ広場整備についてのお尋ねでございます。


 曽木運動公園のある個所につきましては、現在、下曽木地区水防対策事業によりまして、輪中堤を築堤する工法で地元と協議を進めているところでございます。


 県によりますと、治水上支障のある個所につきましては、土砂の掘削を行い、輪中堤に有効利用する方向で計画したいとのことでございます。


 また、コミュニティ広場の必要性につきましては十分理解しているところでございますが、水防災事業との関連もございますことから、関係機関とも調整を図りながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。


 次に、高千穂鉄道についてのお尋ねでございます。


 高千穂鉄道につきましては、運休以来、通勤・通学のための代替交通手段を確保するため、宮崎交通にお願いし、朝夕二往復のバスの増便を図ったところでございます。


 また、運休によりまして、高齢者の方が大きく影響を受けている地区としては、上崎地区と曽木地区であるかと思いますが、両地区とも、これまでの「さわやか号」の運行表を見直し、今月一日から新たに運行するようにいたしたところでございます。


 特に、上崎地区につきましては、このほど上崎橋が開通いたしまして、バス路線であります国道二一八号とのアクセスが大きく改善されたのではないかと思っております。


 「さわやか号」の運行につきましては、この二地区に限らず、運行の状況を見ながら、利用者の方々の御意見を参考に、今後とも住民の皆様の交通手段の確保に努めるとともに、根本的な公共交通機関の見直しをも行ってまいりたいと考えているところでございます。


 次に、神話高千穂トロッコ鉄道についてのお尋ねでございます。


 高千穂鉄道につきましては、新会社がTRに経営権や資産譲渡を申請している高千穂〜槇峰間では、TRが再度一年間の休止届を提出しておりますが、槇峰〜延岡間につきましては、新会社が事業認可の手続を進めておりませんので、休止の延長は厳しいと判断し、TRから廃止届が出されたところでございます。


 こうした中、新会社の運行再開に向けての動向につきましては、九州運輸局を通じ、本省と事前協議を行っていると伺っておりますが、その後の経過につきましては説明がございません。現時点では、はっきりした方向性が示されていないのが現状でございます。


 また、資産譲渡の問題につきましても、TRや県におきまして弁護士や会計士等に相談しながら最善の解決策を検討中でございますけれども、いまだ結論には至っていないのが現状でございます。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(稲田和利君)  佐藤 勉議員の再質問を許可いたします。


○四八番(佐藤 勉君)  大体、理解するような答弁をいただいたわけですけども、四つについて再質問をしたいと思います。


 まず、過疎・辺地計画に記載される事業に関してでございますけれども、地域間のバランスや財政状況等を考慮した上で検討を進めたいという答弁をいただきました。周辺部の市道、農道は、中央部に比べて日常の生活道路として使用しておる関係で、まだまだ整備が必要ではないかと思います。


 一つの例を挙げますと、延岡の中心部と我々周辺部では、環境や形態が変わりますので、そう一概に言えませんけれども、現在、綱ノ瀬線、祝子川綱ノ瀬線の片内地区から菅原地区において水道工事がされております。ここは今、時間規制で水道工事が行われておるわけですけども、一日に三回ですか、十時から十五分間程度、そして昼休みが一時間、それから三時に十五分間、こうして迂回路がないために、上鹿川、下鹿川の人たちは大変不自由をして、日之影回りで約二十分以上かけて日之影を回る。そしてまた、林道がありますけども、林道はまだ舗装していないために通行がなかなか困難であるというようなことで大変不自由をしております。


 確かに、地域間のバランスをとるのは必要でしょうけれども、そういう意味では、市道、農道、林道というのは、周辺民においては生活圏の道路でありますので、なお一層、今後も整備をしていく必要があると思いますが、そのことについて一点、お尋ねいたします。


 それから、曽木運動公園の河床掘削と代替地に関してですが、現在、延岡でも遊休資産の処分を考えておりまして、地元で活用できれば、地元に優先的に譲渡するというような話も聞いております。


 現在、下曽木の運動公園はゲートボールが主体で、ほとんど、前は子供がソフトボールとか、いろんなスポーツをやっておりましたけれども、もうゲートボールだけでありまして、農協跡地でもゲートボール場は確保できると思いますので、ぜひ前向きに取得を前提として検討していただきたいと思いますが、再度お答えいただきたいと思います。


 それから、まちづくり懇談会において市長が言われた、高千穂鉄道が運転されていない状況の中で、高齢者の通院のための交通手段の確保、それから通学生の交通手段の確保の部分に分けて、根本的に公共交通機関をどうするかというふうに答えられておりますが、私は高千穂鉄道が運行されていない現状と宮交バスの運行形態、また旧北方町が運営しておりました「さわやか号」だけの運行ということから、全く違った交通機関というイメージがしておりましたので、そのことについても、再度市長の考え方をお尋ねしたいと思います。


 それから、高千穂鉄道の新会社に関連してでございますけれども、市長も民間出身の社長でありまして、民間会社ならば即断しなければならない問題であろうと思います。行政が出資をしておりまして、地域住民の心情を考えると、即断できない点もあろうかと思いますけれども、市長が述べられておる経営感覚からすると、即断をしていただいて、早目に高千穂鉄道の方針を決めていただきたいと思います。そうしないと、いろんな弊害が出てくると思います。


 例えば、これは建設部長で結構ですけども、これは後でまた尋ねます。


 以上。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 四点の御質問でございました。


 まず、第一点目でございますが、これからの地域間バランスについての再度のお尋ねでございました。


 御指摘のように、生活道路の整備を望むという御要望が大変強いことは十分に承知いたしております。非常に現在限られた財政状況ということも現実問題としてある中で、そうした御要望に対して、どうおこたえしていくかということがなかなか難しいところではございますが、基本的には整備による効果がどの程度見込まれるかということについても、これも考慮することが必要だろうと考えますし、そういったことも含めて、優先順位をきちんと定めていくと。そして、その優先順位を考慮しながら、その上でその一地域に偏ることなく、市全域にわたって、今後の整備につきましても、事業の計画につきましても展開していくことが必要であろうと考えておりますので、地域間バランスにつきましては、そういう意味合いで、制度事業を活用しながら、年次的に、そして計画的に進めていきたいと考えているところでございます。


 次に、曽木出張所の跡地利用の問題についてのお尋ねでございました。


 御案内のとおり、延岡農業協同組合の遊休資産につきまして、今、議員御指摘のような方向性があることにつきましては存じております。


 しかし、今回の御提案の曽木運動公園の代替地に、曽木出張所跡地をコミュニティ広場として整備することについては、このことの前提としまして、下曽木地区の水防災事業がどうなるかということが、まずはあるであろうと考えております。


 ですから、その前提となる事業がどうなるかということについての推移をまずは見守ってまいりたいと考えているところであります。


 次に、公共交通機関についてのお尋ねでございます。


 この公共交通機関につきましては、これは高千穂鉄道ももちろんその中に入るわけでございますし、あとバス路線もその中に入るわけでございますが、これは北方町に限らず、全市的な課題であろうととらえております。そういう意味合いで、これから根本的な公共交通機関のあり方の見直しをしていかなければいけないであろうと考えているところでございまして、例えば、高千穂町でやっておられますように、幹線と支線につきまして、その運行形態を変えることによって、それを組み合わせることによって、その町内の公共交通機関を構築するという考え方もあろうかと思います。


 こういったことも含めて、これからの全市的な課題として、従来の公共交通機関を柱としまして、それにコミュニティバスや乗り合いタクシーなどの運用も含めて、総合的に、効率性に配慮した地域公共交通のあり方を構築してまいりたいと考えているところでございます。


 そして、最後にTRの今後の方針を早く決断して決めてほしいというお話でございました。


 これにつきましては、現在、TRは運休しておりますけれども、まだその会社自体は存続しておりまして、現在の事業主体は、やはり高千穂鉄道株式会社であります。そして、これからの事業がもし復活するとなれば、これから先の事業主体は新会社になるかと思います。


 ですから、こうしたTRの今後の動向、そして新会社の今後の動向が事業主体としての動向として、まずは重要であろうと考えておりますので、これから御指摘のような水防災上の問題ですとか、不都合な部分が出てくることにつきましては、自治体としてTRですとか、もしくは県との協議、こうしたことによって対応してまいりたいと考えております。


 しかし、今後の方針につきましては、先ほど申し上げたような事業主体の動向を、まずは見きわめた上で考えていかねばならない状況にあると思っております。


 以上でございます。


○議長(稲田和利君)  これをもって佐藤 勉議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 これより四三番 児玉武羅雄議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


     〔四三番(児玉武羅雄君)登壇〕


○四三番(児玉武羅雄君)  北政同志会の児玉武羅雄でございます。


 平成十八年二月二十日の合併により新生延岡市としてスタートし十カ月が経過、少しずつ変化があらわれてきたような感がいたします。


 将来の延岡市発展の姿を、夢と希望を持って期待いたしているところでございます。


 それでは、通告に従い、次の四点について一般質問を行います。


 まず第一点目、行財政改革についてでございますが、先般、答申のあった第五次行財政改革大綱においては、基本目標に、健全な財政と効率的で効果的な行政運営の実現と、透明で開かれた協働による市政の実現を掲げ、その視点として、財政の健全化、市民と協働した行政運営の推進、行政の担うべき役割の重点化、行政運営の効率化と広域化が掲げられています。


 中でも、行財政改革の主要目標と具体的な取り組みにおいては、財政の健全化で十項目、市民協働型行政の推進で十一項目、行政運営の再編で二十七項目、公共施設の効率的な設置・運営で三項目、計五十一項目について取り組むこととし、職員数の削減目標を百二十名、経費の削減効果は年間約九億円と掲げられております。


 改革の内容を見てみますと、公共事業のコスト縮減、補助金等の見直し、下水道使用料の見直し、ごみ処理有料化、手数料の見直し等々、見方によっては市民負担がふえるだけの改革にしか見えません。


 そこでお尋ねですが、職員数百二十名削減の具体的な手法について、どのように考えておられるのか、また、年間約九億円の経費節減効果を図るとありますが、項目別の大まかな節減目標額をお示しください。


 次に、道路整備についてお伺いいたします。


 旧北浦町は、国道三八八号を初めとし、県道二本が大動脈となり、それに補完する形で町道が配置され、地域の産業を支えてまいりました。


 道路整備なくして北浦町の発展はなかったと言っても過言ではありません。今後も東九州自動車道の整備を核とし、さらなる基盤整備が必要であることは言うまでもありません。


 このような中、旧北浦町においても、東九州自動車道のつち音がやっと聞こえてまいりました。


 今年九月には地元との設計協議確認書の調印も整ったとのことで、今後、工事に向けた作業が急ピッチで進んでいくものと期待いたしております。


 最近、北浦から市内に向けて車を走らせてみますと、以前に比べ北浦方面に向かう交通量がふえたように感じます。合併して市と町の境がなくなったことで、同じ市民としての一体感が醸成され、気軽な感覚で交流が進んでいるのではないかと考えております。


 特に、北浦町で実施したイベントの「さくらマラソン」や「海鮮・山鮮・きたうら市」などの参加人員は、例年を大きく上回ったともお聞きしています。


 このような地域間の交流を支えるためにも、道路の整備は不可欠でございます。


 市内と北浦を結ぶ幹線道路は国道三八八号であり、現在急ピッチで整備が進められています。市尾内工区については、本年度開通予定とのことで、日々さま変わりする地区の状況を目の当たりにすると、大変うれしく思います。


 さらに、旧北浦町において強く要望してまいりました浦城〜川島間の新バイパス建設は、状況から早期の実現が望めない状況であることは認識いたしておりましたが、折川内地区において、交通安全施設整備事業で勾配の修正や追い越し車線の設置が図られる旨の事業説明会があり、歓迎いたしているところであります。


 このように、道路整備は着々と進んでおりまして、今月二十日には無鹿バイパスが開通し、市内〜北浦間の時間短縮が図られ、さらに交流の輪が広がるものと期待される中、市内から北浦に向けて進行する際に川島から東海方面に向かう三差路付近において、特に通勤時間帯には右折レーンがないために、直進車両が一回の信号で通過できないことがしばしばあります。


 市内〜北浦間で右折レーンがない個所はここだけでありまして、当個所は変則的な交差点となっており、それも交通渋滞の要因ではないかと考えております。


 本来であれば右折レーンがあって当然の交差点と考えていますが、今後の計画があれば、お示しいただきたいと思います。


 また、来年合併する北川町を結ぶ主要地方道北川北浦線も、現在、北川町内で一部改良事業が実施されているようでございますが、市内関係部分も未改良区間が残っているようであり、この路線についても今後の計画についてお示しいただきたいと思います。


 次に、ごみ対策についてでございますが、いよいよ新清掃工場も着工の運びとなり、一日も早い完成が待たれるところでございます。新工場の機能を長く保ち、維持管理費用を節減するためにも、有料化によるごみ減量はぜひとも必要であると理解いたしております。


 その有料化の制度については、合併後三年をめどに実施するとなっておりますが、有料化にもいろいろな方法があろうかと思います。その方法と料金について、現在作成中とは思いますが、現時点での当局のお考えをお示しください。


 また、環境問題については、自然破壊や資源確保など地球規模で議論されているところでありますが、我が国においては、資源の有効活用とクリーンな環境のため、平成十三年四月一日、家電リサイクル法が施行され、消費者がその費用の一部を負担することになったことによって、市内でも、テレビ、冷蔵庫などの家電の不法投棄が増加したと聞いております。


 それに加え、従来から延岡市において受け入れしていないタイヤ、バッテリー、農機具なども、国道や県道から一歩わき道に足を踏み入れれば、至るところに投棄されている現状については、当局も十分把握されていると思いますが、このような状況を少しでも改善するためには、市民の意識改革を図ることが最も重要であることは認識しておりますが、自然環境保護と美しい郷土の保全のため、家電リサイクル料金の補助及び現在受け入れしていない品目の収集を行うことが必要不可欠と考えます。


 財政も大変厳しいことは承知しておりますが、当局の前向きな御答弁をお願いいたします。


 次に、いじめについてでありますが、最近、新聞、ニュースで、小学生、中校生の深刻ないじめ問題をよく耳にします。


 自殺に追い込まれている子供たちの気持ちを考えますと、非常に胸が痛みます。現在、小中高生をお持ちの方々の中には、このことについて、戦々恐々とされている保護者の皆さんも少なくないのではないかと思います。


 この反社会的な行為とも言われております、いじめについて、先ごろ、政府の教育再生会議では、いじめ問題への緊急提言を決定しております。


 その内容は、いじめをした子供に対する指導や懲戒の基準を明確にし、社会奉仕や別教室での教育など、毅然とした対応をとるよう学校に求めるとともに、いじめを見て見ぬふりをする者の指導を学校が子供に徹底することも促すなど、いじめに加担するだけでなく、放置、助長した教員も懲戒処分の対象とすることなどを明記しております。


 このようなことから、今後、国の指導により、市町村におきましても、いじめに対する具体的な取り組みが現実味を帯びてくるのではないかと考えます。


 このような状況の中、我が延岡市における各小中学校のいじめの現状について、あるいはそれらの対策については、どのようになっているのかをお伺いいたします。


 私の母校である三川内小中学校では、小規模校ということもあるのでしょうが、子供たち同士が非常に仲がよく、地域の住民や訪れた人たちに対しても、よくあいさつをし、ボランティア活動などにも積極的に全員で参加しており、いじめはないものと信じております。


 いじめであることの確定、あるいは断定が非常に困難なケースも多いというように伺っておりますが、そこらも踏まえた上でお伺いいたします。


 以上、四点について、当局の明快な御答弁をお願いいたします。


 また、答弁によっては質問席より再質問させていただきます。


(降壇)


     〔市長(首藤正治君)登壇〕


○市長(首藤正治君)  ただいまの児玉議員の御質問にお答え申し上げます。


 行財政改革についてのお尋ねでございます。


 今回策定いたしました行財政改革大綱では、厳しい財政状況を反映して、職員数百二十名の削減と年間約九億円の経費節減を大きな目標として掲げたところでございます。


 まず、職員数の削減につきましては、民間委託や事務事業の効率化の実施にあわせ、退職者の補充調整によりまして実現を図ってまいることにしております。


 また、節減経費につきましては、民間委託等の実施もございますので、人件費などの削減される経費から新たに生じる委託料等の経費を控除して、すべての取り組み事項の積み上げを行ったものでございます。これらの最善の手法等を具体的に検討してまいりますころから、現時点では項目ごとの目標額についてはお示しできないところでございます。


 今後の進捗管理の過程で、適宜、行財政改革推進委員会等へ状況を御報告申し上げてまいりたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと思っております。


 以上でございます。


(降壇)


     〔市民環境部長(柳田米敏君)登壇〕


○市民環境部長(柳田米敏君)  お答えいたします。


 まず、ごみ処理有料化についてのお尋ねでございます。


 ごみ処理有料化につきましては、議員御指摘のとおり、合併協議会の中で、合併後三年間をめどに有料化を実施することが確認されており、現在「延岡市ごみ減量化対策懇話会」の意見を伺いながら、その実施内容の検討を行っているところでございます。


 その実施方法につきましては、「燃やすごみ」と「燃やさないごみ」は、大・中・小の三種類程度の指定有料袋による均一従量制とし、袋に入らない「粗大ごみ」は、ごみに張る有料シールにより、そして「直接搬入されるごみ」につきましては、搬入時の計量による重量換算で料金徴収する方法などを考えております。


 また、料金につきましても、他市の事例などを参考にしながら、同懇話会の中で具体的な検討を行っているところですが、「資源物」につきましては、リサイクルの推進を図るという観点から、これまでどおり無料とする方向で検討されているところでございます。


 次に、不法投棄対策についてのお尋ねでございます。


 まず、家電リサイクル料金の補助につきましては、家電リサイクル法により小売業者の引き取りや、製造業者によるリサイクルの実施を義務づけるとともに、消費者には、家電四品目を排出する際に、リサイクル料や収集運搬料を負担することが定められております。したがいまして、リサイクル料金は、排出者の責任において負担すべきものと考えております。


 また、タイヤ、バッテリー、農機具などは、市の施設で受け入れても適正な処理が困難な廃棄物でございます。したがいまして、今後も排出者の責任において、販売業者や処理業者での処分をお願いしたいと思います。


 なお、不法投棄対策としましては、現在、車両侵入防止さくの設置や職員によるパトロールなどを実施するとともに、延岡警察署、延岡保健所などの関係機関と連携した組織的な取り組みを行っております。


 今後も、これらの取り組みを強化して不法投棄の防止に努めてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


    〔都市建設部長(沖米田 孝君)登壇〕


○都市建設部長(沖米田 孝君)  お答えいたします。


 国道三八八号と県道北川北浦線の改良計画についてのお尋ねでございます。


 国道三八八号線と県道浦城東海線との川島町交差点につきましては、管理する県にお聞きしたところ、現在のところ具体的な改良計画はないとのことです。


 今後は、議員御指摘の通勤時間帯の渋滞状況や利用者の御意見など、まず実態の把握に努めていただくよう、県にお願いしてまいりたいと思います。


 次に、県道北川北浦線の改良計画につきましては、現在、県が北川町松葉・抱石地区におきまして、平成二十年度完成を目指し、改良工事を実施中でございます。


 本路線は、北川〜北浦間を結ぶ主要道路であると認識していますので、今後とも、引き続き北浦町小長谷地区の事業化に向け、県に要望してまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


     〔教育長(牧野哲久君)登壇〕


○教育長(牧野哲久君)  お答えいたします。


 いじめの現状とその対策についてのお尋ねでございます。


 文部科学省は、いじめにつきまして「自分より弱い者に対して、一方的に身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの」と定義いたしているところでございます。


 この定義に基づき、学校がいじめと認定した件数は、本年十月末の時点で一件でございます。しかしながら、嫌がらせなどの、いじめにつながるものや発展する可能性のあるものについては、八十九件の報告がなされております。


 学校では、嫌がらせ、仲間外し、嫌なあだ名など相手に不快な思いをさせないよう日常的に指導いたしておりますが、今後とも、いじめることは絶対に許されないことを繰り返し指導してまいりたいと思っているところでございます。


 また、いじめ等の起きた場合は、担任はもちろん、関係する子供の保護者にも責任と当事者意識を持って取り組むようお願いするとともに、教育委員会としても、解決に向けた支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(稲田和利君)  児玉武羅雄議員の再質問を許可いたします。


○四三番(児玉武羅雄君)  一点だけ、行財政改革の取り組みについて再度のお尋ねをします。


 先ほどの答弁では、これからの関係者と協議によって具体的なことが検討されていくことから、現時点での項目ごとの目標額は示せない、適宜、行財政改革推進委員会等に状況を報告したいとのことでございました。


 確かに、具体的な内容は定まっていない中で、それぞれの項目の節減額をお聞きしても、その後の変動があるとことを考えますと、御答弁の内容も理解できるわけであります。


 しかし、先ほども申し上げましたように、改革の内容は公共事業の縮減、補助金等の削減、公共料金の値上げなど、住民の負担増は避けがたいものであります。


 市長は、市政運営の前提とし、情報公開と市民参画を掲げておられます。行財政改革につきましても、市民の十分な理解のもと進めていかなければ、不満のみが募ることとなります。円滑な改革の推進のためにも、行財政改革推進委員会への報告にとどまらず、積極的に市民への状況の報告を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、御所見をお伺いいたします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 行財政改革の市民の皆さんへの状況報告についてのお尋ねでございます。


 この行財政改革の項目ごとの数値目標につきましては、先ほど申し上げましたように御理解を賜りたいと存じますが、その進捗状況につきましては、定例の記者会見でありますとか、それから広報のべおか、あるいは市のホームページ、あるいはケーブルテレビの市政だよりでありますとか、さまざまな報告の方法が考えられると思っております。


 こういったいろいろな手法と申しますか、こういったものを活用しながら、適宜、積極的に市民の皆様へは進捗状況につきましてお知らせをしてまいりたいと考えております。そして、この行財政改革の内容について、市民の皆さんに御理解いただけるように、しっかり努めていきたいと思っております。


 以上でございます。


○議長(稲田和利君)  これをもって児玉武羅雄議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 これより一九番 林 一成議員の総括質疑及び一般質問を許可いたします。


     〔一九番(林 一成君)登壇〕


○一九番(林 一成君)  黒潮同志会の林 一成です。


 今定例会、最後の登壇者になりました。二十番目ともなれば、先の登壇者と重複した質問が出てきますが、視点を変えながら質問をいたしますので、御理解をお願いいたします。


 まず初めに、去る十月に開催いたしました「海鮮・山鮮・きたうら市」におきましては、過去最高の二万人にも及ぶ多くの方々から御来場をいただき、イベントにかかわった一人として、市長を初め、延岡市民の皆様に厚くお礼を申し上げます。


 それでは、通告に従い、質問をいたします。


 市長並びに関係部局長の明快なる御答弁を期待するものであります。


 第五次延岡市行政改革大綱について質問をいたします。


 行政改革の主要目標の中で、職員数を百二十人削減する計画が示されておりますが、何もこの計画に反対するものではありません。財政状況のよくない現状でありますので、いたし方ない思いであります。


 しかし、職員が減れば心配されるのが、市民へのサービス低下と支所機能の低下であります。職員が減れば、当然、残った職員への仕事の負担がふえて、今以上に忙しくなり、今のサービスが保てなくなるだけでなく、北浦では支所機能の低下するおそれがあります。これにより地域住民に大きな不安をもたらすことになりかねません。


 公協サービスについては、市民、NPO法人、事業者等への分散型システムの転換も考えているようですが、公共料金の値上げが予想される中でのことですので、市民の理解が得られる形で行っていただきたいものです。市長の御見解をお伺いいたします。


 また、この中で市町村合併への取り組みが明記されておりますが、もともと市長の公約で、将来は二十万都市づくりを目指すことがうたわれており、道州制の話も本格化しそうな気配もありますので、当然と言えば当然ですが、旧北浦町にとっては二月に合併したばかりで、制度や料金体系等の変更で不満や戸惑いを口にする市民も多く、まだまだ落ちついた状態ではなく、市民の融和も図られていると言える状況ではありません。


 大きくなることも大事でしょうが、来春合併する北川町も含めた新延岡市が将来、首藤市長が目指す中核都市構想の基礎、土台であるわけですから、市民が合併してよかったと感じられる、すばらしい新延岡市を創造することが最優先課題ではないかと考えますが、御所見をお伺いいたします。


 また、このようなときに次なる合併論を論じるのは、いささか時期尚早とは感じておりますが、市長が望む合併の相手先と、その時期はいつごろと考えておられるのか、お伺いいたします。


 次に、TR高千穂鉄道についてでありますが、昨年の台風十四号で大打撃をこうむり、運行休止を余儀なくされている本路線の復興は、資金面と将来の利用者が減少する状況にあることなどの理由で経営断念が承認され、あとは民間の新会社の推移を見守るとの見解が九月定例会で示されました。


 この新会社では、ある部分区間の営業と鉄道と道路の両方を利用できる車両の導入が検討されているという報道を目にしましたが、これについては現在どうなっているのか、わかる範囲で結構ですので、お聞かせください。


 確かに、復興には大きな資金が必要になることは承知しておりますが、延岡の財源不足や中心市街地活性化問題などの解決を図るには、観光振興は欠かせないことだと思います。


 延岡市圏域の内外から多くのお客さんを集め、町ににぎわいを持たせ、活性化を図らなければ、首藤市長を初め、市民が望む元気な延岡の復活はあり得ません。


 その観光の主体が高千穂鉄道ではないでしょうか。神話の里、天孫降臨の地、高千穂から深い渓谷を縫うように走り、その景色を眺め、風情を楽しみ、延岡におり立つさまが幾度となくテレビの全国放送で放映されました。高千穂鉄道の特異性と観光面での質の高さは、全国民の認めるところであります。


 しかし、鉄道がなくなれば、テレビ等でのこの地域の紹介も半減してしまい、そのうち国民の頭の中から少しずつ影が薄れていくことも危惧されます。


 延岡市も、この路線を考える上で資金の問題が大きいことはわかっておりますが、将来の延岡を語る上で、高千穂鉄道はなくてはならない財産だと思いますので、ぜひ存続を願うものであります。市長の御所見をお伺いいたします。


 次に、防災対策についてであります。


 第一点の、古川町など過去に何度も水害を受けた地域への対策については、現在、河床整備工事などが行われておりますので、今回は質問を割愛させていただきます。


 昨年の水害に続き、ことしも竜巻の襲来という予期せぬ災害が二年連続で延岡に降りかかってきました。被害に遭われた方々に対しまして、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。一日も早い復興を願うものであります。


 また、被災地においては、ボランティア活動やごみ収集等、浜町では夜になって大きなライトをつけてくれて助かったなど、災害に対して迅速な対応に多くの感謝の言葉が聞かれ、このことにかかわられた関係各位に対して深く敬意を表し、感謝を申し上げる次第です。


 竜巻被害を受けた人の中には、大変な恐怖を味わい、心に深い傷を負った人も数多くおられました。また、住む家を失い、将来に大きな不安を抱えたお年寄りもおられました。


 このような人たちへの対応は解決できたのかどうか、また、悩みを持っている方に対して長期にわたる対応ができるのか、お伺いいたします。


 また、被災地では、ボランティアではなく、見物に来る人たちから家の中をのぞかれ、プライバシーが保てなく、精神的苦痛を訴える人も数多くおられ、この対処も必要だと思いますが、いかがですか。


 次に、災害時の病院の対策についてですが、被災された方の中には「車に乗ることができないため、遠くの病院には行くことができず、やむなく近くの病院に行けば、患者が多く、待ち時間が長かった。そのため、自宅の片づけもままならない。何とか災害時の病院などを振り分ける対策はないものか」との意見がありました。今すぐのことではありませんが、今後は被災時の病院同士の連携を考える必要があると思いますが、いかがですか。


 次に、環境問題についてでありますが、まず、鳥インフルエンザについて、先日も韓国での鳥インフルエンザ発生のニュースが流れ、この病気の恐ろしさをまざまざと見せつけられたところでありますが、この病気が出れば、その被害は、安全性を初め、その地域の産物などの大きなイメージダウンにつながり、地域経済は壊滅的な打撃を受けることになります。まだ延岡周辺では被害は確認されておりませんが、隣県の大分県でも、一昨年ごろ渡り鳥が原因と見られる鳥インフルエンザが発生しており、延岡で発生しないという保証はありません。


 したがって、そのための対応を講じておく必要があると思いますが、いかがですか。


 また、最近では、この鳥インフルエンザが人にも感染するおそれがあるとも報じられており、既に中国や東南アジアでは人への感染例が報告されております。これが人から人への感染が確認されたときに、新型インフルエンザとなるわけですが、この場合において医療機関の対応と、それについての対策も講じる必要があると思いますが、市長の御見解をお伺いいたします。


 次に、軽油代替燃料の導入についてでありますが、経済環境委員会の神奈川県大和市への行政視察で、市のごみ収集車の燃料に廃食用油からつくったバイオディーゼル燃料を使用して大きな効果を上げていることを聞きました。


 この燃料は、植物系燃料のため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の地球温暖化ガスの排出量が極めて少なく、ディーゼル車をそのまま使用することができ、油の価格も安いとのことで、欠点は、多少てんぷらのにおいがするぐらいで、現在、二台稼働させているが、将来的には四、五台まで増車をする計画であるとのことです。


 このことは、廃油を使用した車の使用結果が良好であることの裏づけでもあり、一方、現在主要燃料である石油も、以前から限りある資源と言われております。


 新生延岡市になり、面積も広くなり公用車の行動範囲も広範囲にわたるようになった今、環境に優しく、経費の節減効果も大きい上、大規模な施設の必要がないこの方法を延岡でも導入を考えてよいと思いますので、市長の考えを聞かせください。


 次に、観光振興について、延岡〜北浦間の旧道整備についてでありますが、かつては「日向松島」と呼ばれ、すばらしい眺めを誇り、現在では国道三八八号をそのまま走るもよし、ちょっとと遠回りをして潮風を受けながら車を走らせ、日向灘、リアス式海岸を眺めながら一休みするもよし、といった選択が楽しめるこの路線ですが、最近は通行する車両も少なく、路肩の草木も伸びほうだいで、かつての眺望はありません。


 日本風景街道に選定された今、もう一度、日豊海岸国定公園のすばらしい眺めを復活させ、市民を初め、多くの皆様に味わっていただきたく、案内板の設置や眺望の確保ができないものか、お尋ねいたします。


 以上、壇上での質問を終わります。


 以後の質問につきましては、質問席にて行います。


(降壇)


○市長(首藤正治君)  ただいまの林議員の御質問にお答え申し上げます。


 まず初めに、行財政改革についてのお尋ねでございます。


 行財政改革は、社会経済情勢によりまして変化いたします行政需要に的確に対応しながら、市民サービスの安定的提供を図るという観点から、その形態や手法を見直すとともに、効率的な行政組織の確立を進めていくものでございますけれども、財政状況の厳しい今日、避けて通れない最重要課題の一つでございます。


 今回の取り組みに対しましては、市民サービスや支所機能低下の不安があるとの御指摘でございますけれども、改革は単に職員数を削減するのではなくて、一部、直営業務の民間委託や職員の適正配置のほか、組織機構の効率化等をあわせて行い、合併後に行政サービスが低下したと言われることのないように、十分に配慮してまいりたいと考えております。


 また、今回の改革では、近年の市民参加意識の高まりに伴い、市民との協働による行政運営を推進することとしておりますけれども、その前提となる情報公開と市民参加、その取り組みをこれまで以上に進め、市民の皆様に改革の趣旨を、ぜひ御理解いただけるよう努めてまいりたいと考えております。


 次に、市町村合併についてのお尋ねでございます。


 これからの地方分権時代におきましては、従来にも増して多様な住民ニーズに迅速かつ的確に対応していくためには、市町村合併等を通じて、住民に一番身近な基礎自治体であります市町村の行財政基盤の強化と自立能力の向上が求められてくるものと考えております。


 また、道州制の議論が盛んに行われる中で、制度導入を見据えた権限と発言力を備えた都市の形成を目指す必要性があると考えておりますが、市町村合併はそのための有効な方策の一つであると考えております。


 しかしながら、一方では、合併により行政区域が拡大することで「住民の意見が反映されにくくなるのではないか、行政サービスが低下するのではないか」などの不安があることも確かであります。


 こうしたことから、今後の市町村合併につきましては、まずは本市が進めました一市三町の合併が成功事例という評価をしていただけるような、そんなまちづくりを進めることで、近隣市町村の理解を得ることが重要であると考えております。そして次の合併の時期や、その相手についても、中・長期的な視点に立って、あらゆる可能性を検討してまいりたいと考えているところであります。


 次に、高千穂鉄道についてのお尋ねでございます。


 初めに、デュアル・モード・ビークル(DMV)についてでございますが、御案内のとおり、線路と道路の両方を走行する新型車両として、JR北海道が開発を行っているものでございます。


 新会社では、鉄橋が流出した槇峰〜川水流間をつなぐ方法として、導入に期待を寄せ、本年五月には新会社の社長や関係者が視察を行っているようでございますが、その具体的なお話については伺っておりません。


 新会社においては、現在、鉄道事業法上の国の認可のための事前調整を行っている状況でございますが、仮にDMVを導入する場合でも、事業認可後の検討課題になるものと思っております。


 次に、高千穂鉄道の存続についてでございますが、高千穂鉄道につきましては、昭和四十七年に開通して以来、地域住民の生活の交通手段や観光資源として、圏域の貴重な財産であることは私も十分認識いたしております。


 しかしながら、平成元年に第三セクター高千穂鉄道となって以来、県や沿線自治体で二億五千万円の拠出を行い、支援を行ってまいりましたけれども、毎年赤字経営となる中で、約十六億六千万円あった基金も、十七年度末で約二億四千万円まで減少しております。


 このような状況の中で、昨年の台風十四号により甚大な被害を受け、取締役会等で検討した結果、仮に多額の事業費をかけて災害復旧を行い、営業を再開したとしても、さらに多額の公費を恒久的に投入し続けなければならなくなるおそれもありまして、昨年十二月の臨時株式総会において、第三セクターでの経営断念が決定されたものでございます。


 現在、TRが清算に向けた準備を行っているところでございますけれども、先に申し上げました民間の新会社の動きなどもありますことから、今後の推移を見守りたいと考えております。


 次に、軽油代替燃料についてのお尋ねでございます。


 軽油代替燃料でありますバイオディーゼル燃料は、原料に植物油や食用油の廃油を使うことから、温室効果ガス削減や廃油の有効利用の観点から、環境に優しい燃料として注目されております。


 既に、市営バスや、じんかい車等で実用化している自治体もございますけれども、この事業の成否には、廃油の回収、精製、利用のそれぞれの段階で合理的なシステムづくりが必要となってまいります。


 廃油の回収では、いかに良質な廃油を安価に大量に集められるか、また、高品質な製品の精製工程及び安定した利用等の確保についても重要でございまして、御紹介のありました神奈川県大和市では、回収から利用までの仕組みづくりが、うまくできているようでございます。


 本市では、廃油の回収、製品の利用等に多くの解決すべき課題がございます。したがいまして、他のバイオマス燃料等も含めて、今後の検討課題とさせていただきたいと考えているところであります。


 以上でございます。


(降壇)


     〔総務部長(後藤和則君)登壇〕


○総務部長(後藤和則君)  お答えいたします。


 被災地でのプライバシー対策についてのお尋ねでございます。


 今回の竜巻災害では、被災直後からボランティアなど多くの方々が駆けつけ、献身的に被災地の復旧作業に取り組んでいただいたところでございます。


 その一方で、国内でも初めての大規模な竜巻災害ということもありまして、現地を一目見ようと訪れた人も多く、そのような中、精神的苦痛を感じられた被災者の方もいらっしゃるようでございます。


 しかしながら、被災現場への立ち入りを制限することなどの対策は、復旧活動を進める上で支障になるなど、現実には難しいこともありまして、基本的には各人のモラルによるところが大きいと感じているところでございます。


 本市といたしましては、まず、被災された方の不安や精神的なショックをできるだけ軽減できるよう、より早い段階から職員が被災地を訪問するなどの体制づくりに努め、今後とも被災者の心のケアに取り組んでまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


     〔福祉保健部長(渡部恭久君)登壇〕


○福祉保健部長(渡部恭久君)  お答えいたします。


 まず、竜巻後の心のケアに関するお尋ねでございます。


 今回の竜巻は、被災された多くの方に、かつて経験したことのない恐怖感や不安感、生活環境の変化によるストレスをもたらしました。


 そのため、延岡保健所の協力もいただきながら、被災直後から地区に入り、戸別訪問や区長さんなどからの情報収集に努め、心のケアを意識した相談に取り組んできたところでございます。


 この訪問を通じて、特に心のケアが必要と思われる方については、延岡保健所を中心としたメンタルケアチームにつなぎ、継続して相談支援を行っているところでございます。


 また、新たな対応として、今月中に被災地区三カ所において夜間の健康相談会、ミニ講演会も計画をいたしております。


 今後につきましては、保健所や医師会等の関係機関・団体とさらに連携を図り、区長や民生委員、児童委員などの皆様の御協力を引き続きいただきながら、被災された方々がふだんの生活に一日も早く戻れますよう、サポートをしてまいりたいと考えております。


 次に、被災時における病院間連携についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のとおり、今回の台風十三号は、予期せぬ災害で、また、当日が日曜日であったため、在宅当番医などに患者が集中し、混乱を来たした事態がございました。


 そのような中で、救急医療現場におきましては、早く手当てをする必要性から、診療可能な医療機関への振り分けが行われたところでございます。


 今後は、災害時に備えて、被災者の地域ごとの受け入れ医療機関の検討等を医師会等と協議してまいりたいと考えております。


 最後に、新型インフルエンザ発生時における医療機関の対応とその対策についてでございます。


 新型インフルエンザ対策につきましては、延岡保健所において、新型インフルエンザ対応に関する連絡会議が設けられ、毎年協議を行っているところでございます。


 この会議は、県が策定した新型インフルエンザ対応指針に基づき、保健所、県立延岡病院、延岡市医師会、延岡市及び北川町で構成された組織で、保健所の指導のもとに、県立延岡病院と延岡市医師会の間で新型インフルエンザの感染拡大防止や、重病患者の病床確保等の役割分担から、緊急事態における一般救急患者対策まで、幅広く具体的な取り決めがなされているものでございます。


 市といたしましても、保健所の指導のもとに、市民の感染防止、感染拡大防止や医療の確保等に万全を期してまいりたいと考えているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


     〔農林水産部長(永田哲夫君)登壇〕


○農林水産部長(永田哲夫君)  お答えいたします。


 鳥インフルエンザ対策についてのお尋ねでございます。


 いわゆる鳥インフルエンザは、渡り鳥など野鳥との接触することで感染すると言われており、本市においても十分発生が危惧されるところでございます。


 万一、発生を見た場合は、初動防疫で県の防疫機関が発生農業の封鎖消毒や殺処分など速やかな防疫活動を行い、ウイルスの動きを封じ込めることとなっており、本市も口蹄疫発生のときにならい、対策本部を立ち上げ、県との協力体制のもと、防疫活動を行うこととなります。


 鳥インフルエンザは、家庭で飼育している鳥も含め防疫対象となっておりますので、万一に備えまして、既に広報誌により自主防疫の呼びかけや養鶏農場の巡回指導などを行い、侵入防止に努めているところでございます。


 以上でございます。


(降壇)


     〔商工部長(飯干泰志君)登壇〕


○商工部長(飯干泰志君)  お答えいたします。


 海岸ルートの整備についてのお尋ねでございます。


 日豊海岸国定公園の大きな魅力として、リアス式の美しい海岸線がございますが、道路からの景色がのり面の草木に遮られ、見えにくくなっている区間があり、対応が求められているところでございます。


 このような中、蒲江、北浦を結ぶルートが「日豊海岸シーニックバイウエイ」として日本風景街道に選定され、現在、国土交通省を初め、関係機関や地域団体等において、今後の方針等について協議を行っているところでございます。


 この協議の中で、議員御提案の案内板の設置や眺望の確保等も含め、今後の観光振興や地域の活性化につながるような計画の作成について要望を行ってまいりたいと考えております。


 以上でございます。


(降壇)


○議長(稲田和利君)  林 一成議員の再質問を許可いたします。


○一九番(林 一成君)  丁寧なる御答弁、まことにありがとうございました。


 一点だけ、再質問をいたします。


 延岡を取り巻く道路が年次的によくなっておりますが、道路事情がよくなれば、ほかの都市や観光地が時間的に近くなり、消費人口の流出が考えられます。そうなれば、商店街を初め、地元産業に大きな打撃を与えることになります。その一つの対抗策が観光産業になるわけですが、新生延岡にとって今後、力を入れなければならない重要な事業となると考えます。市長、これはわかっていただけますか。


 延岡の周りには、大分、別府、湯布院、黒川、阿蘇、宮崎と、全国で名立たる観光地がありますが、そこと競争して勝たなければ延岡の観光は成り立ちません。温泉、火山、スポーツなど体験・滞在型の絶対的に魅力を持ったその地にどうやって勝ち抜くのか。合併によって食は充実してきましたが、延岡で時間を費やす何かがなければ、観光客は来ないと思います。


 そこで登場するのが、先ほど質問をいたしました高千穂鉄道なんですが、本路線は観光客を引きつける魅力は先ほど説明いたしましたので、いたしませんが、魅力があるはずです。


 今は延岡市の観光客は、年間大体百万人ぐらいですが、将来は三百万、五百万、一千万人の観光客を集めなければなりません。そのときには、高千穂鉄道が延岡観光の大きな柱となるはずです。新会社への移行になりましたが、私は延岡のために残すべきだと考えますが、再度、御所見をお伺いいたします。


 また、延岡の観光を考える上で、ほかの地域に負けないようにするための方策がありましたら、御所見をお伺いいたします。


○市長(首藤正治君)  お答え申し上げます。


 高千穂鉄道、そして本市の観光のあり方についてのお尋ねでございます。


 議員御指摘のとおり、高千穂鉄道につきましては、この県北地区の観光資源の一つであったと思っております。しかし、第三セクターでの経営を断念し、今、新会社が設立されております。今その動向を見守っているところであります。これから、その動向によりまして、またこれから先の市としての対応が出てくるのかなと考えているところでございます。


 そして、関連しまして本市の観光につきましてでございますが、合併によって非常に豊かな資源でありますとか、農林水産業、食材にしてもそうですが、こうしたものが厚みを増してきたと考えております。ですから、こうした地域資源が厚みを増してきたことで、これからの観光を考えていく必要があろうと。その中で、滞在型とかツーリズム型という観光についての一つのスタイルがよく言われるところでありますので、そうした滞在型、あるいはツーリズムというスタイルでの観光の振興についても考えていかなければいけないなと思っております。


 そして、観光に対する取り組みについては、本市のみならず、実際に北浦町と佐伯市の蒲江との間で特に中心になって取り組んでいただいておりますような、例えば、東九州伊勢えび海道でありますとか、こういう広域的取り組みがこれからますます重要になってこようと思っております。


 この広域的な取り組み、これについては、今この宮崎県北、随分多彩な自然を初め、いろんな神話伝説、あるいは食材、さまざまな観光資源に恵まれていると思っております。こうした地域資源を十分に活用できるような観光の振興に努めてまいりたいと思います。


 最初に議員から御指摘いただいたような高速交通時代、高速道路時代を十年後には迎えるわけでございますので、そういう時代に対応できる観光の振興に努めてまいりたいと考えております。


 以上でございます。


○議長(稲田和利君)  これをもって林 一成議員の総括質疑及び一般質問を終わります。


 以上で、今期定例会における総括質疑及び一般質問はすべて終了いたしました。


 これより、ただいま議題となっております三十三件の議案について、委員会への付託を行います。


 まず、議案第八一号平成十八年度延岡市一般会計補正予算につきましては、歳入を総務財政委員会に、歳出につきましては、それぞれ所管する常任委員会に審査を付託いたします。


 また、議案第八二号から議案第一一三号までの三十二件につきましては、審査付託表のとおり、それぞれ所管する常任委員会に審査を付託いたします。





◎日程第三 請願及び陳情の付託





○議長(稲田和利君)  日程第三 請願及び陳情の付託を行います。


 議長において受理いたしております請願及び陳情は、お手元に配付いたしております文書表のとおり、請願一件、陳情六件の計七件となっております。


 お諮りいたします。


 陳情第三一号延岡市議会議員の定数削減に関する陳情書については、議員定数検討特別委員会に付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶものあり〕


○議長(稲田和利君)  御異議なしと認めます。よって、陳情第三一号については、議員定数検討特別委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。


 次に、その他の請願及び陳情については、お手元の文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。


 お諮りいたします。


 委員会審査のため、明十二月九日から十二月十七日までの九日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。


     〔「異議なし」と呼ぶものあり〕


○議長(稲田和利君)  御異議なしと認めます。よって、明十二月九日から十二月十七日までの九日間、休会することに決定いたしました。


 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。


 次は十二月十八日午前十時から会議を開き、委員会の審査結果の報告及び請願・陳情の処理等を行います。


 本日は、これをもって散会いたします。





午前十一時四十七分 散会