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宮崎県 都城市

平成20年第1回臨時会(第3号 1月30日)




平成20年第1回臨時会(第3号 1月30日)





 
平成二十年第一回都城市議会臨時会議事日程(第三号)


                   一月三十日(水曜日)  午前十時開議





 ※ 議案の審議(委員長報告・質疑・討論・採決)





第一 議案第一号 専決処分した事件の報告及び承認について


第二 議案第二号 平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)








本日の会議に付した事件


日程 第一 議案第一号 から、日程 第二 議案第二号 まで








出 席 議 員


本仮屋   勉 君       山 田 裕 一 君


神 脇 清 照 君       福 留   明 君


永 井 弘 美 君       今 村 美 子 君


荒 神   稔 君       坂 下 邦 男 君


竹之下 一 美 君       岩 切 正 一 君


末 永 悦 男 君       西ノ村   清 君


相 葉 一 夫 君       下 山 隆 史 君


江内谷 満 義 君       東 口 良 仲 君


美 原 純 裕 君       福 留 一 郎 君


宮 元 正 文 君       藤 井 八十夫 君


中 田   悟 君       竹 森 隆 雄 君


坂 元 良 之 君       徳 留 八 郎 君


大 浦   覚 君       黒 木 優 一 君


楡 田   勉 君       植 村 浩 三 君


永 田 照 明 君       村 吉 昭 一 君


榎 木 智 幸 君       永 田 浩 一 君


西 川 洋 史 君       橋之口   明 君


蔵 屋   保 君       児 玉 優 一 君


上 杉 順 市 君       森 重 政 名 君


永 山   透 君       来 住 一 人 君


橋 口 浩太郎 君





欠  席  議  員








説明のための出席者


市長          長 峯   誠 君


副市長(総括担当)   池 田 宜 永 君


副市長(事業担当)   前 田 公 友 君


山之口町自治区長    轟 木 休 五 君


高城町自治区長     上 東 正 治 君


山田町自治区長     蔵 満   勇 君


高崎町自治区長     佐 藤 忠 房 君


総務部長        亀 沢 幸 治 君


企画部長        二 見 重 弘 君


市民生活部長      前 田 四一郎 君


環境森林部長      松 元 清 光 君


健康福祉部長      横 山 成 保 君


農政部長        長谷川 慈 弘 君


商工部長        高田橋 厚 男 君


土木部長        日 高 邦 晴 君


会計管理者       神 田 資 治 君


水道局長        八十島 行 範 君


消防局長        明 利 敏 博 君


大学設置推進事務局長  松 尾 久 丸 君


総務課長        田 爪 邦 士 君


教育委員会委員長    内 田 國 昭 君


教育長         玉 利   讓 君


教育部長        岩 崎   透 君


選挙管理委員会委員長  中 川 興 二 君


監査委員        宮 原 忠 人 君





事務局職員出席者


局長          日 高 裕 文 君


次長          坂 元 昭 夫 君


補佐兼総務担当主幹   常 盤 公 生 君


議事担当主幹      稲 吉   稔 君


議事担当副主幹     藤 崎 雄 三 君


議事担当副主幹     川 島 和 之 君


議事担当主査      福 留   知 君


議事担当主査      穂 満 康 秀 君





=開議 十時〇〇分=


○議 長(下山隆史君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は定足数に達しております。


 これより直ちに本日の会議を開きます。


 本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第三号によって進めることにいたします。


 議会運営委員会を開催するため、しばらく休憩いたします。


=休憩 十時〇〇分=





=開議 十時四十分=


○議 長(下山隆史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。





◎日程第一 議案第一号





○議 長(下山隆史君) 日程第一 議案第一号「専決処分した事件の報告及び承認について」を議題といたします。





◎産業経済委員長報告





○議 長(下山隆史君) 本件について、産業経済委員長の報告を求めます。


○産業経済委員長(上杉順市君) (登壇)ただいま議題となりました議案第一号「専決処分した事件の報告及び承認について」、産業経済委員会が審査いたしました概要と結果を御報告申し上げます。


 この議案は、平成十九年度都城市高城健康増進センター等管理事業特別会計補正予算について、高城健康増進センター室内プールの天井の一部が落下し、緊急に修復工事を行う必要等が生じたため、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分し、同条第三項の規定に基づき報告し、その承認を求めるものです。


 以上の内容について、商工部長、高城産業振興課に説明を求め、審査いたしました。


 採決の結果、議案第一号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


 ここで、産業経済委員会の意見・要望を申し上げます。天井落下等による人災防止の観点からも、類似施設について確認を行うことを望むものであります。


 以上で報告を終わります。(降壇)





◎質 疑





○議 長(下山隆史君) 産業経済委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。





◎討 論





○議 長(下山隆史君) これより討論に入ります。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。





◎採 決





○議 長(下山隆史君) これより、議案第一号の採決を行います。


 本件は、委員長報告のとおり、原案を可決することに御異議ありませんか。


〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 御異議なしと認めます。


 よって、議案第一号は、原案を可決いたしました。





◎日程第二 議案第二号





○議 長(下山隆史君) 次に、日程第二 議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」を議題といたします。





◎総務委員長報告





○議 長(下山隆史君) 本件について、総務委員長の報告を求めます。


○総務委員長(荒神 稔君) (登壇)おはようございます。


 ただいま議題となりました議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、総務委員会の審査の概要と結果を御報告申し上げます。


 第一表「歳入歳出予算補正」については、歳入予算及び歳出予算をそれぞれ五億七千百四十五万六千円増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ六百九十九億六千七百八十七万八千円とするものであります。


 歳入予算については、総務費国庫補助金としてまちづくり交付金が新規計上されているとともに、公共施設整備等基金繰入金及び合併特例事業債が増額補正されております。


 次に、歳出予算については、第一〇款 総務費に都城島津家から寄贈を受けた史料等の活用を図るため、土地と建物の取得費や補償費等を含む都城島津家歴史資源活用事業が新規計上されております。


 第二表「債務負担行為補正」は、都城島津家歴史資源活用事業における建物等の実施設計及び地質調査について、その委託契約が二カ年に及ぶため、債務負担行為を設定するものであります。


 第三表「地方債補正」は、都城島津家歴史資源活用事業に対して、合併特例事業債を新たに充当するため、起債事業の限度額を増額するものであります。


 本議案の審査に当たり、上程された事業予算に係る直接の関係部署であります企画部長、経営戦略課、財政課はもちろんのこと、教育委員会から教育部長、文化財課また、まちづくり交付金事業の関係で、中心市街地活性化室、さらには土地鑑定に関する部分では、不動産鑑定会社及び道路公園課用地担当者についても出席を要請し、質疑を行い、審査の参考といたしました。


 採決に当たり、賛成討論と反対討論がそれぞれあり、賛成討論としては、「今回の計画は、島津家のためでなく、都城盆地にとってお金にかえがたい大きな財産の取得であろうと思う。ここで購入しないということになれば大きな損失になり、禍根を残すことになる。」、「一万点の史料がまとまって残っていることが、非常に価値が高く、全国的にも珍しいということであれば、観光客も呼び込めると思う。まちづくりという観点からも、積極的に手を打つべきであり、そのためにも購入すべきである。」、「建築学的にも、すぐれたものであり、有形文化財としての価値も非常に高いものであり、もし壊されるということになれば、市民にとっても大きな財産の損失になる。」、「島津の歴史が、都城盆地が一体となった非常に大切な歴史であるということを認識するならば、財政的な部分だけの議論で購入しないというのはおかしいことになると思うので、賛成である。」というものでありました。


 反対の立場からは、さきの「請願第二号 島津邸購入に対する請願書」の審査での討論内容と一部重複することもありますが、「この事業は、島津邸の購入、史料館の建設が先にありきの事業である。」、「史料館の建設等については、国の重要文化財として指定された後に、市民との議論を通じて結論を出せばよく、現時点で決定するのは早計である。」、「まちづくり交付金事業の時間的条件を理由に、市民及び市議会に議論する余裕を与えない非民主的な手法で提案されているので同意できない。」といったものや、「これまでは盛んにパブリックコメントを強調し、市民の声を求めてきていたが、今回の計画は、市民に周知される時間もとっていない。」、「土地購入は事業を展開する上で、最も重要な条件であるにもかかわらず、根抵当権が設定していることを市長は承知されていなかったということが、今回の総務委員会で明らかになった。これらのことからして、この計画は、庁内で十分な論議がないままに提案されたものであり、島津邸の購入が先にありきの計画と言える。」、「現在、都城市は、新清掃工場、新給食センター、高城生涯学習センター建設と大事業が進行中であり、財政的な負担も多くなっており、この状況を忘れてはならない。」、「今の政治状況では、交付金や合併特例債の交付条件も、今後、どうなるかわからない点が多く、不安に思うところである。」、「貴重な史料を県民、国民の宝として位置づけ、県立や国立の資料館の誘致を今後も粘り強く行うべきである。」、「もし、計画するとすれば、現在の歴史資料館を核とした周辺の整備によって、最小限の施設とすべきではないか。」といった理由から、「今の時点での島津邸の購入は、必要ないと考えているので、同意できない。」という意見がありました。


 採決の結果、議案第二号については、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


 なお、賛成された委員から、「今回の計画については、島津邸の購入だけではなく、現在の歴史資料館の利用、さらに、都城盆地全体の歴史のつながりや、それをどう活用していくかという議論をしっかりした上で、着手してほしい。」といった意見や、「今回の審査で、事業費についての論議も多くなされたが、今後の事業化の推進に当たっては、事業費の圧縮に努めてほしい。」といった要望があったことをお伝えいたしておきます。


 以上で報告を終わります。(降壇)





◎質 疑





○議 長(下山隆史君) 総務委員長の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。





◎討 論





○議 長(下山隆史君) これより討論に入ります。


 討論の通告がありますので、発言を許します。


 まず、坂下邦男議員の発言を許します。


○(坂下邦男君) (登壇)おはようございます。


 ただいま議題となっております議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、反対の立場から討論をいたします。


 平成十八年一月一日をもって一市四町が合併し、新しい都城市が誕生いたしました。旧北諸県四町は財政の厳しい中で、地域間競争の中に埋没してしまうのではないか。そういった町民の将来のことを考え、苦渋の選択の中に対等ということで合併に賛成をしてまいりました。結果は、市民との協働の社会づくりがうたい文句ではありましたが、自治公民館等への補助金の削減や、農道整備等においても「財源がない。」ということで、置き去りにされているのが現状であります。そういう中で、今回、都城島津邸歴史資源活用事業というむだ遣いの事業が提案されていますが、私たち民主としては、賛成に手を挙げることはできません。


 まず、都城島津家が歴史的に重要な位置づけにあることは理解をいたしますが、本宅を昭和十年当時に再現し、石蔵を男爵家をイメージしたレストランへ改造したり、土蔵を質の高いミュージアムショップへ改築して、新しい史料館として生まれ変わっても、年間三万人の見学者は、到底見込まれないと考えております。年間三万人ということは、休館日を毎週月曜日と年末年始としたとき、休館日が約六十日ということになり、一日当たり九十八名が来館するという計算になります。私は、とてもではないが無理だと考えております。


 そして、史料館の建設ということでありますが、国宝級が何点かあり、琉球国王宛朝鮮国王国書、また、甲冑等が九州国立博物館から貸し出しの要請があるとのことです。それはそれで貸し出せばいいのではないかと思います。そして、他の重要文化財に対しては、国の財産ということですから、県の歴史博物館で多くの方々に見ていただき、改めて都城市を知っていただくこともできるのではないでしょうか。


 そういったことを考えますと、史料館の建設を含め、島津邸の購入に対しては、全くのむだと言わざるを得ません。私は、もっと、今ある都城歴史資料館の活用を図るべきだと思っております。


 例えば、都島地域の道路整備等を図って、市民及び観光客の方々が行きやすくなるように整備を進めるべきだと考えます。


 最後に、都城歴史資料館を歴史、文化、観光の拠点として、歴史資源のネットワーク化を図っていただくように要望いたしまして、反対の討論を終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 次に、永田照明議員の発言を許します。


○(永田照明君) (登壇)議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、賛成の立場で討論いたします。


 都城島津氏は、江戸幕府の一国一城令により、元和元年(一六一五年)、今の城山公園から現在の明道小学校、市役所付近を居所として領主館を移しました。明治維新後の明治二年(一八六九年)、版籍奉還によって政府に領地と支配権を国に返上することになり、明治十一年(一八七八年)、領主館を都城島津家は、後世のために学校にした方がよいと譲られ、明治十二年(一八七九年)に現在の地に転居されておられます。また、現在の地に転居されてから、百二十九年の年月がたっており、屋敷内の建造物は、歴史的、建築学的に価値ある建物が数カ所あると考えられます。


 ただいま、都城島津家の史料一万点以上の中には、正平十三年(一三五八年)、六百五十年前後からの長い間保存されてきた古代、中世、近世期等の歴史を研究する上で第一線級の史料が数多くあり、国宝級の史料や美術工芸品もあると聞いております。


 現在、担当者の方が国の重要文化財指定に向けて、調査、整理中であると聞いております。なお、島津邸保存について、都城市民一万六千人もの署名をいただいていることを思い考えれば、我々議員は、市民や住民の意見、思いを重く受けとめ、都城市の歴史的建造物、史料、史跡等の重要文化財を、都城市民の文化的財産、さらに、鹿児島本家、都城島津家ともに郷土芸能との関係が、あげ馬、奴踊りなど数多くあり、これら郷土芸能も特色あるまちづくりとして、後世に継承していく必要があると私は考えます。


 自分の地域のことを話して恐縮ですが、私の自宅隣にある石山観音池公園敷地内に走湯権現神社があります。これは、石山片前地区の氏神様で、私が氏子総代会長を二十三年間務めています。この神社に残された堂領文書と呼ばれている古文書によりますと、南北朝時代、高城の月山日和城城主であった肝付八郎兼重を攻略するために、今の静岡県伊豆付近から参加した土肥平三郎実重が、山之口町麓に居住し、領内の鎮守として延元二年(一三三七年)に麓に建立し、その土肥氏の子孫が天授二年(一三七六年)約六百三十年前に石山片前地区に移り住み、現在の地に分祀されたと言われています。長年の間傷んでいたものを今から七年前、地元住民の協力により、立派な境内、神社に改築いたしました。また、同じ石山観音池公園の東側山中にある有名な安産の神様で石山観音寺は、島津本家の直轄領となり、何回となく参拝に来られたとの記述があります。近年、いろいろな事情で荒廃していた参道や境内等を旧大字石山地区の財産とわかり、平成十六年石山地区住民が管理運営に協力、整備し、今では数多くの参拝者が来ておられます。


 なお、高城町には議員各位も御存じと思いますが、島津家の祖先である北郷忠相は月山日和城城主として、天文七年(一五三八年)から二十一年間居住され、高城地区を治め、三俣院高城で生涯を終わられましたため、長年恩恵を受け、その人徳により慕った高城の人々は、大井手春日神社横の東竜寺跡地に高さ約三・六メートルという巨大な一対の石塔を北郷忠相夫妻の供養墓として建立し、今も大事に供養されています。また、一昨年は都城島津家第二十八代当主久厚氏の許可を得て、北郷忠相公が着用されていたと言われる鯨鱗南蛮胴具足の鎧の複製が完成し、高城町の郷土資料館に展示してあります。さらに、昨年、国の登録有形文化財に指定された旧後藤家商家交流資料館の整備、これらは町議会議員時代、高城町の歴史的に大切な文化財を子供たちの目線で体験学習し、また観光の面からも多目的に利用しながら後世に継承し、大事に保存する気持ちから、地域住民と一体となってでき上がったところであります。現在、旧後藤家商家交流資料館も開設以来年々見学者がふえてきているということであります。このことは、歴史的文化財の保存を高城町が小さいながらも核とし、NPO法人と観光協会が一体となり、地域住民主体で保存継承を行っているあかしでもあります。


 このように全国のさまざまな地域で、歴史的に大切な資料、工芸品、史跡や神社仏閣及び町並みを残すなど、古きよきものを保存、保護しながら、後世に継承すべく歴史的文化財遺産や文化史料を多くの方に知っていただき、その地域の文化振興に寄与し、地域活性化のため、さらには、多くの人との交流を図るための保存を、行政、地域住民が一体となる取り組みが進んでいます。


 今回、臨時会において、議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」で島津邸購入を提案されましたが、私の考えとしては、島津邸内にあった史料や家具、工芸品は島津邸にあってこそ価値があり、先日、議案質疑のときに、何人かの同僚議員が言われたように、これから先、どのような形につくり上げていくかは、島津邸を購入し、史料館建設について執行部案に反対であれば、市民、議会、執行部、みんなで早急に協議、検討を重ね、つくり上げていけばいいことであります。


 島津家発祥の地として、現在、都城市は、県内外に発信をしております。屋敷、史料や工芸品等の利用価値は多大なものがあると私は考えます。今回、我々議員が上程された予算を否決し、島津邸を残さないということになれば、都城市民から歴史的、文化的価値を知らない、また、他県や他市町村から「文化財の価値を知らない市議会」と言われても仕方のないことだと私は考えます。議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」は、島津家発祥の地が都城市であるという歴史的、文化的価値を考え、児童や学生の学習の場、町並みづくりや観光の面からも、多目的に利用、活用しながら、後世に残すことは大変重要なことで、文化財保存や保護は地域振興のため、都城市民のために絶対に必要であるとの思いから賛成し、討論を終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 次に、来住一人議員の発言を許します。


○(来住一人君) (登壇)ただいま議題となっております議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、日本共産党を代表して反対の立場から討論をいたします。


 本補正予算は、早鈴町にある島津邸の土地及び家屋等を約五億七千万円で購入し、同土地にいわゆる島津史料館を建設することを中心とする島津邸整備活用計画、総事業費十三億三千五百万円を実施するための予算の補正、債務負担行為及び地方債補正を行おうとするものであります。


 本事業についての、我が党の立場は、昨年九月議会、十二月議会及び本臨時会において明らかにしてまいりましたが、本日は本事業の実施を認めるか否かを決定する重要な議会でありますので、本議会で明らかになった問題点を含めて指摘し、討論するものであります。


 改めて強調いたしますが、島津の歴史を含めて郷土の歴史を総合的、全面的に我々がとらえ、同時に後世に継承することは重要な責務であると承知いたしております。歴史資料や文化財等を寄贈された島津氏の行為を大切にしながら、その史料等をどう生かすかは市民の生活及び文化状況、市の財政状況、さらには、歴史資料館を初め本市の文化教育施設の現状を深く考慮し、一定の時間を保証した市民的議論を通じて決定することが特に重要であると考えます。


 「本補正予算が否決されるなら、島津の歴史資料等が即、民間に流出するのでは。」という意見が一部にありますが、これは、島津氏の意思とは無関係に論じたものであり、むしろ島津氏に対する失礼な態度と言わなければならないと思います。島津邸整備活用計画は、島津邸の購入と、同所に島津史料館の建設先にありきとなっていることであります。市長及び市当局は、島津邸購入に関する請願書や島津邸の存続を求める署名をもって、この事業が市民の要求であるかのように述べておりますが、請願書も署名も島津史料館の建設を求める文言は一切ないのであります。この事実から見ても、本事業が市民の要求から出発し、市民に根ざしたものでないことを物語っております。これまでもそうであったように、開発先にありき、事業先にありきの事業はことごとく失敗しているように、本事業も市長や計画立案者たちの思うほどの成果を上げることは、到底できないでしょう。市民から見るなら、十三億三千五百万円の税金が使われ、その上毎年、歴史資料館を含めると、五千五百万円の維持管理費を負担させられ、それに見合う成果が上がらないのに、だれ一人として責任をとる者を見ることも、また、反省の弁を聞くこともないと思います。


 第二に、島津史料館なるものを早鈴町の島津邸に建設することを今、決定しようとすることに同意できないものであります。史料館建設の大義をどこに求めているかというと、島津氏からの寄贈品を一括して国の重要文化財の指定を受けるため申請する。指定されたら、耐震耐火等の基準をクリアする鉄筋コンクリートの史料館でなければ陳列、収蔵できないというものであります。審査の過程で明らかになったことは、一つに、指定を受けるのに耐震耐火等の史料館の建設が条件となっていないこと。二つに、指定の決定は平成二十三年か二十四年ごろになること。三つに、計画では、現在の資料館等にある島津史料は、新しくつくるその史料館に移設させる。四つに、計画では島津邸の土蔵等は売店やレストランにするというものです。五つに、島津邸に史料館を建設するのは、島津邸に建造物が残っているからということのようであります。


 このことから言えることは、どのようなものが国の重要文化財に指定されるのか、決定された後に、どのような史料館が必要となってくるかを市民的に議論し、決定するのが筋であると思います。また、島津の居城であった都島町のお城風の資料館には、島津の史料は陳列せず、古墳等から出土した文化財や農具等を陳列するというものであります。島津の史料を陳列しないということになると、同資料館は政治的にも実質的にも死に体になることは必須であります。ひいては島津邸に建設する史料館も成り立ち得なくなると思います。さらに、土蔵等を売店やレストランにする計画であることは、手を加えずにそのまま市民に見ていただくほどの文化的価値がないことを認めているもので、この点から見ても、島津邸に史料館を建設しなければならない理由はないわけであります。


 将来、島津史料館建設が市民的課題となったときに、現資料館駐車場北側に約五千平方メートルの土地開発公社の土地があります。ほかにも資料館西側には、六万平方メートルの土地があります。この地域に建設することを提案します。島津の長い歴史を学ぶ上でも、最もふさわしい地区であると思います。さらに、小・中学生たちが移動することなく、郷土の歴史全体を学ぶのに最も合理的であると思います。


 第三の問題として、市の財政の問題があります。都城市の借金はすべて合わせて一千三百四億二千九百七十三万八千円であり、市民一人当たり七十六万三千円であります。財政力指数、経常収支比率、公債費比率などなどの係数も深刻なもので、平成十八年度監査委員会意見も、いずれも危険ゾーンの中にある。財政構造の弾力性は失われ、硬直化が続いていると指摘しております。


 今回の事業は、まちづくり交付金や合併特例債も地方交付税で措置されるために、市の実質負担は二〇・一%であるとして、つまり、市民の税負担は二〇・一%であることを最大のよりどころにしているようであります。しかし、まちづくり交付金も地方交付税も、都城市民を含めた国民が納めた税金であります。また、合併特例債も元利償還金七〇%が地方交付税として措置されると言われますが、政府予算の中で地方交付税は、毎年、減らされているのが現状であり、総合的に見ることが大切であります。例え有利だからといって、何をやってもよいというものではなく、借金をして行う事業であるがゆえに市民の要求と合致し、市民生活の向上に役立ち、効果の上がるものでなければならないと思います。この姿勢は、ストップ・ザ・借金を掲げた長峯市長の公約ではなかったかと思います。


 島津史料館建設後の管理、運営費は、毎年二千五百万円から三千四百万円が必要と試算されております。積算基礎が提出されておりませんので、この金額も定かではありませんが、今言えることは、建設しようとする島津史料館に、現在の資料館の実に三・三倍の年間三万三千六百人の入館者があることを前提にしております。したがって、入館者が予定より少なければ、管理費、つまり市民の税負担はふえることになります。現在の都島町にある資料館に対する市民の負担は、確実に増加することは間違いありません。


 第四に、市民の生活実態は島津邸の開発を望んでいないことであります。今日の深刻な雇用状況や農業や零細業の経営状況、高齢者の命綱である年金の減額などなど、私が申すまでもありません。多くの市民の皆さんがわずかの生活費を切り詰めて税金を納めているということを片時も忘れてはならないと思います。この立場から、文化教育施設という点からつけ加えておきますと、年間に十八万人の市民が利用している市立図書館がありますが、蔵書の不足や施設条件の不備などから、批判と不満が高まり、史料館より図書館が先ではないかという声が高まっており、文化施設の優先順位から言うなら、我が党は図書館の建てかえ整備を優先させるべきと考えます。


 第五に、本事業の提案が、市民と議会を無視した方法で行われていることであります。本事業を行うため、調査費が提案されたのは昨年九月であります。そして、事業の概要、事業費などの全体像が示されたのは一月十八日であり、まだ十二日しか経過をいたしておりません。さらに、計画に関する算定基礎なども、議員が要求しなければ提出しないというもので、提出された資料に基づいて、質問する機会さえ得られなかった議員は多数でありました。まちづくり交付金の関係で、今日の提案となったというものでありますが、市民と議会に調査や研究の時間を与えず、結論を求める。そのために作為的になされていると言わなければならず、ここにもこの事業の確信のなさを示していると思います。


 最後に、私は二十二年間市議会議員として生活をしてまいりました。この生活の中で、事業先にありき、開発先にありきという事態に幾度も出会いました。そして、その事業の結果は、我が党の指摘が誤りでなかったことをこれまでも幾つも証明してまいりました。こうした事業の失敗は、首長一人の責任に転嫁できるものでないことは自明のことであります。それゆえに、政党としても、また、個々の議員個人としてもその責任は重いと思います。こうした自覚と責任のもとに討論を行ったものであります。


 以上で終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 次に、江内谷満義議員の発言を許します。


○(江内谷満義君) (登壇)私は、議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」都城島津家歴史資源活用事業について、賛成の立場から討論いたします。


 私は、今回の都城島津邸の取得のための予算及び設計委託のための債務負担の提案が当局からあり、懸案であった都城島津家史料の恒久的な保存と活用について、ようやく大きな道筋をつけることができることを心よりうれしく思います。


 御承知のとおり、都城島津家は島津本家四代忠宗の六男資忠が足利尊氏から、旧都城市の北西部から山田町、高崎町にかけて三百町歩を与えられたことに始まります。今から実に六百四十年以上も前のことであります。都城島津家のこの長い歴史の中ではぐくまれた史料群が、平成十六年に都城市に寄贈されました。その数は約一万点にものぼる膨大なものでありました。このことは、都城島津家という、ほかの自治体が欲しくても持つことのできないすばらしい財産であります。これは、都城市の財産でありますが、十七万市民の宝物でもあります。これからの地域間競争に打ち勝つ強力な資源を持ったことになるのではないでしょうか。


 今、この史料の継承と公開という根本的な問題について、都城島津邸の取得及び史料館整備で解決したいということで議論がなされてまいりました。臨時会の補正予算という形ではありますが、その内容は、市の財政事情を考慮しての国の補助金の有効活用のためのまちづくり交付金事業への参入、そして位置づけ、そしてまた都島町の歴史資料館との連携、兼ね合いの問題、また、周辺関連施設とのネットワーク化による効率的な付加価値等につきまして、当局の説明を繰り返し受けながら、時間をかけて熱心に議論をしてきたところであります。


 同じような施設であります高城郷土資料館は、平成四年三月に開館したものであります。私は、その当時、行政の担当部署におりましたが、今回の島津家と同様、歴史、文化の保存継承について賛否両論、厳しい議論が繰り返されたものでありました。開館後、十五年を経過しておりますが、今、高城地区の先人の築いた歴史、文化の拠点としてしっかりと地域住民に根づいております。民間企業の経営感覚で言うならば、当然、厳しい見方もあるかもわかりません。しかしながら、いにしえから営々と築かれた歴史、文化の保存継承は、営利のみで片づけることのできないものと、今、痛感しておるところであります。


 都城市は島津本家の発祥の地でもあり、今回の都城島津家史料群はすばらしい歴史、文化を刻んだものであります。今、都城島津家史料が都城市民十七万人の財産になったということは、私たちはそれを後世に引き継ぐ大きな責務があります。この問題を考えるときに、重要なことは、私たちは六百年を超える、長い歴史の一つの分岐点にいるということだと思います。そのような歴史的な転換点にある私たちが、都城島津家史料の行く末を決定することになります。都城島津邸が整備され、島津邸の中に入り、貴重な建物や史料を目にする中で、都城市に生まれたことを誇りに思うことができるはずであります。


 高齢社会にあって、だれもが気軽に入れることができる施設であることは重要であります。地域の本物の歴史を本物の場所で体感する、このようなことは、さまざまな市民活動の活性化にもつながり、都城島津邸の史料活用においても最も効果の期待できる事業プランであると考えるところであります。


 私は、今、このような大きな歴史の転換点にいることの重大さを認識しつつ、議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」都城島津家歴史資源活用事業に賛成するものであります。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、私の討論を終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 次に、森重政名議員の発言を許します。


○(森重政名君) (登壇)ただいま議題となっております議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、反対の討論を行います。


 この補正予算の歳出、都城島津家歴史資源活用事業五億七千百四十五万六千円は、島津邸の土地家屋の取得費用であることから反対をするものであります。


 この事業につきましては、私も昨年の九月議会での調査費可決後、多くの市民の方々に声をかけ、島津邸の整備等について話を聞いてまいりました。中には歴史に詳しい方からは、「歴史的に重要な屋敷であり、ほかの事業よりも率先して購入すべきだ。」との声。しかし、ほとんどの方々は、「屋敷の存在を知らない。健康増進施設も整理がつかないまま、仕事はパートなどの非正規雇用等の低賃金の不安定職場、農家も不安定な収入で明るい兆しが見えない。なぜ、今の時期に新規事業を取り組まなければならないのか。」の声でありました。今回の計画自体を市民に周知する時間がなかったこと。これまでには、パブリックコメント、パブリックコメントとしきりに市民の声を求めてきていましたが、当局の説明ではまちづくり交付金の関係で意見を求める時間がなかったと説明をされています。


 まちづくり交付金事業は、平成十七年から平成二十一年までの期間がありながら、なぜ、臨時会を開いてまでも提案をしなければならなかったのか。そして、九月議会では島津邸に根抵当権が設定をされていることが明らかになりましたが、土地を購入する際に重要な根抵当権の設定を、長峯市長は知らされておりませんでした。このことが今回、明らかになりました。これらのことから、計画自体が庁内で十分な論議がないままの提案であり、島津邸購入先にありきの計画と言えます。


 今、都城市は山田町に建設が進められている新都城清掃工場、建設費百億円以上、完成しつつある新給食センターが四十数億円、高城生涯学習センター建設が十一億円と、大きな事業が進められていることを忘れてはなりません。今回の市民の皆さんの声には、「島津邸の整備をするよりも、図書館を改築してほしい。」。現在の図書館の蔵書は、約四十五万冊と言われております。常時閲覧できるのは、わずか約十万冊とお聞きします。特に都城市に転入されてきた方々からは、「人口十七万都市にしては、貧弱な図書館だ。」と「何とかしてほしい。」というふうに訴えられております。ちなみに、隣の三股町の図書館でありますが、蔵書、閲覧とも十万冊と聞いております。ほかの要望としましては、地区公民館改築、学校の体育館の雨漏りを修理してほしい等々の声でありました。


 また、今の政治情勢では交付金や合併特例事業債の条件も先行き不安だと思います。私は島津氏が市に寄贈された歴史的価値のある史料について否定をするものでありません。むしろ積極的に、活用すべきだと考えます。そのためには、貴重な宝を県民、国民の宝として、県や国の施設としての誘致を粘り強く要請すべきであります。また、市独自の計画であれば、現在の歴史資料館を核として、周辺の整備を進めるべきだと考えます。何よりも重要なのは、時間をかけて市民の声を十分に聞くべきだとそのように思うからあります。


 以上のようなことから、島津邸の土地、家屋の購入については必要ないとの理由で、都城島津家歴史資源活用事業には同意できません。


 以上で反対討論を終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 次に、山田裕一議員の発言を許します。


○(山田裕一君) (登壇)ただいま議題となっております議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、賛成の立場で討論をいたします。


 これから南九州の中核都市として歩んでいこうという都城市にとって、この都城島津家にかかわる歴史はとても重要なもので、それを象徴する島津邸とその史料及び極めて貴重な工芸品を大切に保存し、また、市民の共有財産として触れることができる施設を持つことは、市民が郷土の歴史を知り、そこに住むことに誇りを感じてもらうためにも、とても重要なことだと考えます。なぜならば、都城市や市民にとって、この地域の歴史を知ることは、そこに住んできた先人たちの生き方を尊敬することのあかしであり、また、それによって、これからもずっとここに住んでいこうとする我々の精神的な支えやよりどころを確認することができるからであります。


 確かに現在、我が国を取り巻く経済状況は厳しいものがあります。市における財政状況が逼迫していることは事実であり、我々の生活の苦しさも一向に回復の兆しを見せないのが現状であります。しかし、だからといって、財政的な見地だけでこの歴史的な価値を持つ島津邸を否定し、それに伴う貴重な品々が散逸されるようなことがあるとすれば、我々はこれまでの先人たちから何を学び、そして、後世の子供たちに何を語っていくものがあるというのでしょうか。すなわち我々は、物質的なものの前に、精神的に死んだということになりはしないか。私はそのことをとても心配をしております。


 今回の総事業費の約十三億円のうち、土地、建物に対する評価は、五億七千万円ほどであります。これは、専門の不動産鑑定士が鑑定を行った評価に基づくものであり、言いかえれば、それだけの財産価値がしっかりと残されるものを都城市が購入するというものであります。さらにそこに、今回、島津氏から寄贈していただいた一万点にも及ぶ史料や工芸品を展示する史料館を建設する、その費用は約四億三千万円となっております。この施設は、完成後、直営もしくは指定管理者制度に基づいて運営され、幾らかの入館料をいただきながら、効率的に運営をされていくことになります。その整備費用の財源でありますが、まちづくり交付金事業と合併特例債を活用し、市の一般財源は総事業費の三%しか使用いたしません。もちろん、まちづくり交付金事業も合併特例債も借金ですが、後に国からそれぞれ四〇%ほど戻されるお金があるため、実際の市の負担額は全事業額の二割程度と軽減されます。言いかえれば、約二億六千万円の負担で五億七千万円の土地、建物を取得できるばかりか、史料館建設費を含めた残りの七億六千万円分の整備ができるということであります。そして、この施設は、都城市の観光の目玉として、全国的に売り出していきます。これまで、いま一つぱっとしなかった都城市の観光が花開き、地域が明るくなります。我々、都城市民も、自分たちへの歴史と土地への愛着心が生まれてまいります。


 ここで、島津邸と都城市の全地域との関係について述べてみます。この島津邸が市役所のすぐ近く、いわゆる中心市街地にあるために、「どうして町中ばかりを優遇して事業を行うのか。」という疑問が市民の中にあると聞きます。しかし、私はそれは違うと思います。むしろ、今回の計画は、島津邸を中心にした歴史資源のネットワーク化によって、中郷や庄内、西岳といった地域だけでなく、山田町、高崎町、山之口町、高城町すべての地域の活性化につながることを目的に計画をされています。


 例えば、山田町は島津発祥の地としての薩摩迫跡があり、また高崎町には、観音瀬水路、山之口町の人形浄瑠璃、高城町の後藤家、月山日和城跡など、すべての地域に島津やその地域にかかわりの深い貴重な郷土の歴史があります。これらをつなぎ、まとめ上げ、それぞれの郷土文化を盛んにしていく、その最初の施設がこの島津邸なのです。ここを手始めに、さらに四町のよいところを守り、また、四町を伸ばしていかなければならないと思います。そのためにまず、町の顔である中心市街地を商業面で栄えさせ、文化教育の拠点として、ここの島津邸を整備するのです。この次は、四町を中心とした地域の商業活性化であり、住んでいる人が豊かで元気になる事業の具現化であるはずです。私はそのポイントとなるのは、その地域でできることや賄うことのできるものは、まず、その地域で行うということだと思います。それはもちろん、地域内でお金やものを消費しようという地域内消費であり、地域内で一定規模の活動を完結させるという試みであると思います。


 近年、地域が広域化してしまい、それに伴い商業活動を初めとするあらゆる活動が余りにも広がり過ぎました。それによって、確かに便利になったものもありますが、かえって隣人との関係が希薄になり、すぐ隣の店を素通りして、わざわざ車を使って大型スーパーに買い物に行ったり、かつてのような御近所同士で、味噌、醤油を貸し借りするといった密接な人間関係を避けるようになりました。これを少しでも改め、このかつてのすばらしい地域を取り戻し、自分たちのすぐ周りにある身近なものを見回してみるきっかけとして、自分たちの地域の郷土の歴史を今一度、地域の人がしっかりと再認識し直してみるのです。こういう取り組みが起きれば、それぞれの地域はもっともっと元気になると思います。その最も大きなきっかけが、この都城島津に関する歴史を学ぶ場と機会の提供であるはずです。そして何より我々都城市民は、この島津という歴史と伝統のもとに心を一つにまとまることができるのです。さらに、市を元気にし、そこに住む市民を元気づけるには、財政問題を解決するだけでは決してできません。


 私は、財政を節約するのは、いわば部屋にあるものを捨てたり、掃除をすることだと思います。捨てたり掃除をすれば、部屋は確かにすっきりなり綺麗になりますが、それだけでは潤いがなくなります。やはり、綺麗に片づけた部屋には少しはこざっぱりした家具やいすを置いたり、花を飾ったり、絵を壁に掛けて楽しんだりしないといけません。そういう意味では、私は、今こそ合併したばかりの我が都城市には、こういう飾りや潤いが必要だと思っているのです。節約に努めながらも、たまには楽しみや潤いを味わう。そういう明るく前向きな気持ちが、今の都城には大切だと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。


 都城の市民が、この節約と潤いの気持ちで一致団結して新しい都城、新しいまちづくりに手を携えていく。そんなすばらしい都城発展の第一歩に、この島津邸購入の問題が大きく寄与することを確信して、私の賛成討論を終わります。(降壇)


○議 長(下山隆史君) 以上で、通告による討論は終わりました。


 ほかに討論はありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。





◎採 決





○議 長(下山隆史君) これより、議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」の採決を行います。


 この採決については、橋口浩太郎議員ほか四名から無記名投票によられたいとの要求と、永田照明議員ほか四名から記名投票によられたいとの要求が同時にあります。


 よって、いずれの方法によるかを都城市議会会議規則第七十条第二項の規定により、無記名投票をもって採決いたします。


○議 長(下山隆史君) 準備のためしばらく休憩いたします。


=休憩 十一時四十二分=





=開議 十一時四十三分=


○議 長(下山隆史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。





◎議場閉鎖





○議 長(下山隆史君) 議場の閉鎖を命じます。


〔議場閉鎖〕





◎投票用紙配付





○議 長(下山隆史君) 議長を除くただいまの出席議員は四十名です。投票用紙を配付いたします。


〔投票用紙配付〕


○議 長(下山隆史君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 配付漏れなしと認めます。





◎投票箱点検





○議 長(下山隆史君) 投票箱を改めさせます。


〔投票箱点検〕


○議 長(下山隆史君) 異状なしと認めます。


 ただいまから投票を行います。


 念のため申し上げます。本件について、記名投票または無記名投票のいずれか希望する方を丸で囲んでください。


 もう一度繰り返します。本件について、記名投票または無記名投票のいずれか希望する方を丸で囲んでください。





◎事務局長点呼・議員投票





○議 長(下山隆史君) 事務局長が氏名を読み上げますので、順次、投票を願います。点呼を命じます。


○事務局長(日高裕文君) それでは、順次氏名を読み上げますので、前方の記載所において記載の上、投票箱に御投票をお願いいたします。


 読み上げる順序といたしましては、議場の左前列議席から順次読み上げます。


 本仮屋勉議員、神脇清照議員、永井弘美議員、荒神稔議員、竹之下一美議員、末永悦男議員、相葉一夫議員、江内谷満義議員、美原純裕議員、宮元正文議員、中田悟議員、坂元良之議員、大浦覚議員、楡田勉議員、永田照明議員、榎木智幸議員、西川洋史議員、蔵屋保議員、上杉順市議員、永山透議員、橋口浩太郎議員、山田裕一議員、福留明議員、今村美子議員、坂下邦男議員、岩切正一議員、西ノ村清議員、東口良仲議員、福留一郎議員、藤井八十夫議員、竹森隆雄議員、徳留八郎議員、黒木優一議員、植村浩三議員、村吉昭一議員、永田浩一議員、橋之口明議員、児玉優一議員、森重政名議員、来住一人議員。


○議 長(下山隆史君) 投票漏れはありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 投票漏れなしと認めます。


 投票を終了いたします。





◎議場開鎖





○議 長(下山隆史君) 議場の閉鎖を解きます。


〔議場開鎖〕





◎立会人指名





○議 長(下山隆史君) 開票を行います。


 都城市議会会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に岩切正一議員と本仮屋勉議員を指名いたします。


 よって、両議員の立ち会いをお願いいたします。





◎開 票





○議 長(下山隆史君) 開票いたします。


〔開 票〕





◎投票結果報告





○議 長(下山隆史君) 投票の結果を報告いたします。


 投票総数四十票。これは先ほどの出席議員数に符合いたします。そのうち、有効投票四十票、無効投票ゼロ票。


 有効投票中、


 記名   十九票


 無記名 二十一票


 以上のとおり、無記名が多数であります。


 よって、採決の方法は無記名投票にすることに決定いたしました。





◎採 決





○議 長(下山隆史君) これより、議案第二号の採決を無記名投票をもって行うことにいたします。


 これより議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」


の採決を行います。


 この採決については、無記名投票をもって行います。





◎議場閉鎖





○議 長(下山隆史君) 議場の閉鎖を命じます。


〔議場閉鎖〕





◎投票用紙配付





○議 長(下山隆史君) 議長を除くただいまの出席議員は四十名です。投票用紙を配付いたします。


〔投票用紙配付〕


○議 長(下山隆史君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 配付漏れなしと認めます。





◎投票箱点検





○議 長(下山隆史君) 投票箱を改めさせます。


〔投票箱点検〕


○議 長(下山隆史君) 異状なしと認めます。


 ただいまから投票を行います。


 念のため申し上げます。原案を可とする議員は賛成と、否する議員は反対と記載願います。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、都城市議会会議規則第七十二条第二項の規定により否とみなすことを申し添えます。


 もう一度繰り返します。原案を可とする議員は賛成と、否する議員は反対と記載願います。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、都城市議会会議規則第七十二条第二項の規定により否とみなすことを申し添えます。





◎事務局長点呼・議員投票





○議 長(下山隆史君) 事務局長が氏名を読み上げますので、順次、投票を願います。点呼を命じます。


○事務局長(日高裕文君) それでは、順次氏名を読み上げますので、前方の記載所において記載の上、投票箱に御投票をお願いいたします。


 読み上げる順序といたしましては、議場の左前列議席から順次読み上げます。


 本仮屋勉議員、神脇清照議員、永井弘美議員、荒神稔議員、竹之下一美議員、末永悦男議員、相葉一夫議員、江内谷満義議員、美原純裕議員、宮元正文議員、中田悟議員、坂元良之議員、大浦覚議員、楡田勉議員、永田照明議員、榎木智幸議員、西川洋史議員、蔵屋保議員、上杉順市議員、永山透議員、橋口浩太郎議員、山田裕一議員、福留明議員、今村美子議員、坂下邦男議員、岩切正一議員、西ノ村清議員、東口良仲議員、福留一郎議員、藤井八十夫議員、竹森隆雄議員、徳留八郎議員、黒木優一議員、植村浩三議員、村吉昭一議員、永田浩一議員、橋之口明議員、児玉優一議員、森重政名議員、来住一人議員。


○議 長(下山隆史君) 投票漏れはありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 投票漏れなしと認めます。


 投票を終了いたします。





◎議場開鎖





○議 長(下山隆史君) 議場の閉鎖を解きます。


〔議場開鎖〕





◎立会人指名





○議 長(下山隆史君) 開票を行います。


 都城市議会会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に相葉一夫議員と坂元良之議員を指名いたします。


 よって、両議員の立ち会いをお願いいたします。





◎開 票





○議 長(下山隆史君) 開票いたします。


〔開 票〕





◎投票結果報告





○議 長(下山隆史君) 投票の結果を報告いたします。


 投票総数四十票、これは先ほどの出席議員数に符合いたします。そのうち、有効投票四十票、無効投票ゼロ票。


 有効投票中、


 賛成 二十票


 反対 二十票


 可否同数であります。


 よって、地方自治法第百十六条の規定により議長において本件に対する可否を裁決いたします。





◎議長裁決





○議 長(下山隆史君) 議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」については、議長は可決と裁決いたします。





◎閉 会





○議 長(下山隆史君) 以上で、本臨時会の付議事件はすべて終了いたしました。


 これをもって、平成二十年第一回都城市議会臨時会を閉会いたします。


=閉会 十二時十六分=