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宮崎県 都城市

平成20年第1回臨時会(第2号 1月28日)




平成20年第1回臨時会(第2号 1月28日)





 
平成二十年第一回都城市議会定例会議事日程(第二号)


                   一月二十八日(月曜日)  午前十時開議





 ※ 報告(質疑)





第一 報告第一号 専決処分した事件の報告について


第二 報告第二号 専決処分した事件の報告について


第三 報告第三号 専決処分した事件の報告について


第四 報告第四号 専決処分した事件の報告について





 ※ 議案の審議(質疑・付託)





第五 議案第一号 専決処分した事件の報告及び承認について


第六 議案第二号 平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)








本日の会議に付した事件


日程 第一 報告第一号 から、日程 第六 議案第二号 まで





出 席 議 員


本仮屋   勉 君       山 田 裕 一 君


神 脇 清 照 君       福 留   明 君


永 井 弘 美 君       今 村 美 子 君


荒 神   稔 君       坂 下 邦 男 君


竹之下 一 美 君       岩 切 正 一 君


末 永 悦 男 君       西ノ村   清 君


相 葉 一 夫 君       下 山 隆 史 君


江内谷 満 義 君       東 口 良 仲 君


美 原 純 裕 君       福 留 一 郎 君


宮 元 正 文 君       藤 井 八十夫 君


中 田   悟 君       竹 森 隆 雄 君


坂 元 良 之 君       徳 留 八 郎 君


大 浦   覚 君       黒 木 優 一 君


楡 田   勉 君       植 村 浩 三 君


永 田 照 明 君       村 吉 昭 一 君


榎 木 智 幸 君       永 田 浩 一 君


西 川 洋 史 君       橋之口   明 君


蔵 屋   保 君       児 玉 優 一 君


上 杉 順 市 君       森 重 政 名 君


永 山   透 君       来 住 一 人 君


橋 口 浩太郎 君





欠  席  議  員








説明のための出席者


市長          長 峯   誠 君


副市長(総括担当)   池 田 宜 永 君


副市長(事業担当)   前 田 公 友 君


山之口町自治区長    轟 木 休 五 君


高城町自治区長     上 東 正 治 君


山田町自治区長     蔵 満   勇 君


高崎町自治区長     佐 藤 忠 房 君


総務部長        亀 沢 幸 治 君


企画部長        二 見 重 弘 君


市民生活部長      前 田 四一郎 君


環境森林部長      松 元 清 光 君


健康福祉部長      横 山 成 保 君


農政部長        長谷川 慈 弘 君


商工部長        高田橋 厚 男 君


土木部長        日 高 邦 晴 君


会計管理者       神 田 資 治 君


水道局長        八十島 行 範 君


消防局長        明 利 敏 博 君


大学設置推進事務局長  松 尾 久 丸 君


総務課長        田 爪 邦 士 君


教育委員会委員長    内 田 國 昭 君


教育長         玉 利   讓 君


教育部長        岩 崎   透 君


農業委員会会長     穂之上   満 君


選挙管理委員会委員長  中 川 興 二 君


監査委員        宮 原 忠 人 君





事務局職員出席者


局長          日 高 裕 文 君


次長          坂 元 昭 夫 君


補佐兼総務担当主幹   常 盤 公 生 君


議事担当主幹      稲 吉   稔 君


議事担当副主幹     藤 崎 雄 三 君


議事担当副主幹     福 留   知 君


議事担当主査      穂 満 康 秀 君





=開議 十時〇〇分=


○議 長(下山隆史君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は定足数に達しております。


 これより直ちに本日の開議を開きます。


 本日の会議は、お手元に配布いたしております議事日程第二号によって進めることにいたします。





◎日程第一 報告第一号から 日程第四 報告第四号まで





○議 長(下山隆史君) まず、日程第一 報告第一号「専決処分した事件の報告について」から 日程第四 報告第四号「専決処分した事件の報告について」までの、以上四件を一括議題といたします。





◎質 疑





○議 長(下山隆史君) 議題に対する提案理由の説明は既に終わっておりますので、これより質疑に入ります。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(下山隆史君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。


 以上で、報告第一号から報告第四号までの四件を終了いたします。





◎日程第五 議案第一号及び 日程第六 議案第二号





○議 長(下山隆史君) 次に、日程第五 議案第一号「専決処分した事件の報告及び承認について」及び、日程第六 議案第二号「平成十九年度 都城市一般会計補正予算(第四号)」の、以上二議案を一括議題といたします。





◎質 疑





○議 長(下山隆史君) 議題に対する提案理由の説明は既に終わっておりますので、これより質疑に入ります。


 西ノ村清議員。


○(西ノ村 清君) まず、議案第一号でお伺いしますが、このプールの天井が落ちた、この原因は何なのか、まず伺いたいと思います。


 それから、議案第二号で、これはダイジェスト版ですけれども、提案されている十五ページに、都城島津史料館仮称三万人予定と書いてあるのですが、この積算根拠はどういう形で出されているのかお伺いしたいと思います。


 それから、管理運営の事例と方向性というところがありますが、ここに売り上げ利益一千二百万円とありますが、この積算根拠も合わせてお知らせください。


 よろしくお願いします。


○議 長(下山隆史君) 高城町自治区長。


○高城町自治区長(上東正治君) おはようございます。


 専決処分をいたしました高城健康増進センターのプールの天井の材料の件でございますけれども、室内プール用として開発をされました特殊耐湿天井材を採用いたしております。採用した理由といたしましては、吸音効果があり、プール特有のざわめきや反響を抑える効果が期待できるということから、設計に採用されたようでございます。


 落下の原因といたしましては、吸湿効果がある反面、換気をうまくやらないと、吸湿材でございますので、水分過多になる。そういうことから、吸湿材をうまく換気によって緩和する。そういった管理面の関係。そして、プールの温水の温度と室内の温度とのバランスを保つために、換気関係の管理面のバランスが崩れて、材料に重みが加わって、落下したのではないかというふうに考えているところでございます。


 以上でございます。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お尋ねの、まず三万人についてお答えをいたします。


 入場者数について、年間三万人を予想していることについてでございますが、営業日数を三百日といたしまして、小学生、中学生との歴史教育として千六百人、歴史講座、史跡巡り観光、ネットワーク化を前提としてでございますが、観光、歴史講座、史跡巡り観光を合わせて五千人。通常展は、特別展以外が二百日ということで考えまして、三十人の二百日、六千人。企画展、五十日の企画展を年に二回、約一日平均二百人計算しまして、二万人。その他を加えまして、約三万人というふうに予想をいたしております。


 それから、売り上げ収入、利益についてでございますが、売店での売り上げについて、児童を除いてですが、約三割の方がお一人千円程度購入をされるというふうに計算しますと、九千六百人で九百六十万円。入場料収入は約一千三百六十七万円見込んでおりますが、これと売り上げ収入九百六十万円を足しまして、これから企画展経費四百十万円、売り上げ原価の七百二十万円を引きまして約一千二百万円というふうに予想をしているところでございます。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 西ノ村清議員。


○(西ノ村 清君) 今、部長が数字を述べられましたけれども、まず、それを資料としていただけませんか。


 それから、専決の第一号議案ですが、これは、いつつくられた施設ですか。その点もう一度答弁いただきたいと思います。


 それと、一般会計補正予算の中での、このダイジェスト版に出てきている説明資料の中で、津和野町というのがありますよね。私、ここに行ったことがあるのですけれども、街全体が観光地なのですよ。だから、ここと比較してどうなのかなと私は思うのですけれども。それと、旧伊藤邸、ここにも私は行きましたけれども、また、ここと比較するのもどうなのかなと。ですから、さっき三万人の予想の積算根拠を言われましたけれども、果たして比較になるのかどうかと。津和野町は有名な所ですよ。小京都と言われている所で、街全体が観光地ですよ。そういう所が、今、本市で問題になっている島津邸との比較として大丈夫なのかなと、ここがまず、私は疑問になります。その点、なぜ、こういう所と比較しなければならないのか。比較するのであれば、今ある歴史資料館、ここでの数字から見て根拠を出してこないと、それはできないのではないかと思います。三万人なんか、誰が予想できるのでしょう。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(下山隆史君) 高城町自治区長。


○高城町自治区長(上東正治君) 完成年時は、平成十二年の六月オープンでございますので、約七年半経過をしているということでございます。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 津和野町並びに伊藤伝右衛門を、そのまま本市の場合に当てはめて予想したものではございません。ただ、類似の施設としてこういうことがございますと。有名になっている津和野町と、去年オープンしました旧伊藤伝右衛門邸、ここについては、非常にPRがよかったのだろうと思いますけれども、一年足らずで、一年にも満たない間で十四万人という、非常にたくさんの方がお見えになっているという状況もございます。これは、やり方次第といいますか、いろいろな工夫をすること、またメディアを利用すること、そういったPR等を駆使してあらゆることを考え、工夫していけば、その可能性があるということを例としてお示ししたところでございます。ただ、ランニングコスト等につきましては、あくまで、私どもとしては非常にシビアに計算をいたしました。


 さらに来客数等につきましても、歴史資料館で企画展を行ったときの来客者数等を参考にしております。通常の場合には、一日に三十人という予測は、これは非常に厳しく見積もったつもりでございます。そういった点での三万人という数字でございます。多く見積もっているのではないかという御質問の趣旨でございましたら、その点は厳しく見積もったつもりですというふうにお答えさせていただきたいと存じます。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 西ノ村清議員。


○(西ノ村 清君) 今、津和野町との比較はしていないと言われたけれども、比較はしていないと、類似施設だからと言われたけれども、しかしここにこうやって出してくると、あたかもこの三万人という数字が事実のごとく見えてくるのですよ。三万九千二百八人ですね。これは、街全体が観光地で、そして小京都といわれて、学生の皆さん結構来るんですよ。だから、そこの数字をこうやって出してくれば「あ、都城市も三万人の来場者で何とかいけるのではないか。」と、そういうように惑わされてしまう、そういう傾向があるのです。その点、今、シビアに計算したと言われましたけれども、いかがなものでしょうか、こういう比較の仕方はと。


 終わります。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 津和野町につきましては、年間百万人お見えだと思います。ですから、それをそのまま当てはめたことはございません。山口県の森おう外記念館というのがあります。こちらが年間入場者数三万九千人、約四万人ということで、例としてお示しはいたしました。ただ、入場者数につきましては、私どもとして、その津和野町を参考にしてということは全くございません。


 それから、先ほどお尋ね、御要望のありました入場者数とランニングコストにつきましては、一応、計算書といいますか、内訳書としてつくりまして、提出したいと思います。


 よろしく御検討いただければありがたいです。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 榎木智幸議員。


○(榎木智幸君) 議案第二号について質問をしたいと思います。


 市長にお伺いしたいのですけれども、改めて今回この島津邸を購入するに当たりまして、今回、こうして議会に提案されているわけでありますけれども、その基本的な部分、なぜ、購入しなければいけないというふうに思われたのか。その基本的な部分を、もう一度、市長のお言葉で伺いたいと思います。そして、この島津邸の価値でありますけれども、どのような認識を今、持っておられるのかなというふうに思っているところでございます。


 そして、合わせて、今回この島津邸を購入できなかった場合に、民間の方の購入が、近々あるんではないかといううわさも聞くわけでありまして、実質的に市長自身が可能性として、今回、この購入ができなかった場合には、民間の手に渡っていくのではないかなという予測をされているのか、そこも含めて御答弁を願いたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えをいたします。


 今回、この議案を上程させていただきました理由につきましては、やはり都城の歴史の中で、その最も背骨に当たる部分が、やはり島津家の歴史と一致しているわけでございまして、そういった意味で、島津にまつわるさまざまな歴史資源を、保存活用したいということで、今日までも、例えば島津墓地の方でありますとか、あるいは歴史資料館の城の復元といった、そういったことをずうっとやってきたわけでございます。


 そういう中で、今回、島津邸という御屋敷を保存して、活用させていただきたいと。それについては、当然、島津家の一万点に及ぶ史料の御寄贈があったわけでございまして、この活用という上で、島津家の保存した中で活用していくのが最もふさわしいやり方であろうということで、今回、提案をさせていただいたわけでございます。


 さらに、その島津邸の価値でございますけれども、これは建物で言えば、島津邸よりも古い建物というのは、都城市内にも現存はいたします。ですから、古いというだけの価値ということではございませんので、そこに長年島津家がお住まいになられて、さらにこのような街の市街地の中に大きな緑地帯も持ったものが残っていた。さらには昭和天皇が御宿泊になられたということも一つの価値になろうかというふうに思います。


 そういった価値があるということで、保存活用をしたいという思いを持ったところでございます。


 それから、民間の購入の可能性についてでございますが、これについては、島津邸といえども、現在は私有財産でございますので、当然、私どもが関知するところではございません。市の方で保存活用していただきたいという御意向を都城島津家としても持っていらっしゃるということで、お聞きをいたしておりますので、私どもとしては、この議案を御理解いただきまして、市として保存活用したいという気持ちを持っております。


 もしだめだったらどうなるのか、ということについては、これはもう私の立場として申し述べるべきことではないのではないかなというふうに考えております。


○議 長(下山隆史君) 榎木智幸議員。


○(榎木智幸君) 市長自身が、「都城市の背骨」というぐらいの強い意思を持っておられるのだなというふうに受け取ったのですが、次に、この一万点の史料の寄贈を受けたわけでありますが、この前の、全員協議会の説明の中で、国の登録有形文化財としての申請もしているのですよということで、これは、史料すべて一万点を一つ一つ申請するのではなくて、一万点すべてを申請しているのですよということでございましたけれども、今回、この島津邸の購入と、その指定を受けるかどうかという関連性でありますね。これを、島津邸を購入しなければ国の指定というのが、どこか変動していくのか。問題点が何か起こるのか。そこをお伺いをしたいというふうに思います。


 そして、もう一つ。今回、この購入に当たっては、特例債を導入するということの提案でありますけれども、議員の中には、中心市街地への偏った政策ではないのかと。旧北諸四町の、影響というのは、何があるのかという声なども聞くのであります。そうした中で、大切なことだろうと思うのでありますけれども、この都城盆地全体の中で、それぞれ旧北諸四町にこの島津邸の購入がどのように影響を与えてくるのか。そして、その北諸四町にとっても大きな価値であるということを聞いてみたいというふうに思います。


 この二点、まずお願いします。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 文化財指定の関係について、まずお答えをいたしたいと思います。文化財指定をお願いするのは、これからでございます。教育委員会の方で担当されておりますが、それを行うに当たりましては、その史料等の保存とそれから展示、これがしっかり行えるかという、そういった点も審査の内容になるというふうにお聞きしております。したがいまして、申請に当たっては、その点をしっかりいたしますということを前提として申請をあげるということであります。


 一つ実例で、もう正直に申し上げておきたいと思いますけれども、鎧が一点、重要文化財の指定をいただいております。実は、この点について、その収蔵と展示については、どうなっているのかという御指摘を今も受けております。この点で担当課としては、もう少しお待ちいただきたいという説明をしているという状況であります。


 それから、旧四町との関連ということでお尋ねでございますので、お答えをしたいと思います。もう御存じの点もあろうかと思いますけれども、島津という名前は、歴史によりますと、都城盆地の地名といいますか、総称だということでございます。その島津に荘園ができて、それが島津の荘という名前になって、日本で最大の荘園に広がったと。その荘園に、惣地頭ということで来られたのが、惟宗忠久氏でありまして、この方が名前を改めて島津という姓を名乗ったという。このような歴史から始まっております。島津宗家の始まりがそのような経緯でございます。その分家として始まりましたのが、北郷家ということで、山田町にあります北郷三百町歩でしたか、これを認められ、与えられた。これが都城島津家の始まりでございます。この島津が都城の歴史の柱といいますか、骨の部分に当たっているというのは、この都城盆地の全体としての意味でございますから、その点では、新しい都城、実は三股町も含めましてと言った方がよろしいかもしれませんけれども、この共通の歴史をきちっとつなげるといいますか、そのことが都城盆地の一体感につながっていくというふうに考えております。ただ、文化的な面では、収益的な部分というのは、なかなか細うございます。そういった点で、そのことの歴史資源ネットワーク化を一つの好材料として、観光資源に育て上げていくという、この努力は必要になってまいります。そういった点では、「旧四町に…。」と言われますけれども、都城盆地全体の歴史資源を、都城島津家という歴史の中で結びつけ、その時々の時代の状況とか、そういったことを学習とそしてこれを観光資源に生かしていくというふうに考えているところでございます。そういった意味では、ぜひネットワーク化をしなければならないし、このことは新都城市として当然、進めなければならないことであるというふうに考えております。


 島津邸整備計画につきましては、これは完成するまで経営戦略課で担当をいたします。これは、この戦略性、方向性を完成するまでに計画としてネットワーク化も含めまして、しっかりとつくっていきたいというふうに考えているところであります。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 榎木智幸議員。


○(榎木智幸君) 一番先に、先ほどの一万点の件でありますけれども、説明を受けておりますと、今回、そういう史料館等の整備がなされなければ、この一万点については、有形文化財としての指定は受けられないということで、せっかくいただいたものも、指定を受けられないものになっていくというふうに受けとめたところでございます。


 さて、あと二点お伺いしたいのでありますけれども、まちづくりの交付金、これを五億円ほどあてにしておられるようでありますけれども、中には、まだ時間をかけてもうちょっと議論をしたらどうなんだという方もいらっしゃるわけでありまして、今回の補助制度を活用しなければできなくなるのか、それとも自力で次年度に繰り越して議論を深めて、自力の予算でやっていくのか、それともほかの資金を導入して、購入という財政的な余地といいますか、可能性といいますか、そういうものはどうなのかということを改めてお伺いしたいというふうに思います。


 それから、先般も出ておりましたけれども、都城市の歴史資料館とのすみ分けが、まだはっきり伝わってこないわけでありますけれども、島津邸と、既存の都城歴史資料館とのすみ分けを今一度しっかりと、考え方を説明してほしいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) それでは、まちづくり交付金の活用で現在のスケジュールを立てておりますけれども、もう少し時間的な余裕を持ってした場合には、ほかにどのような方策といいますか、他の方法ではできないのかという、そのような検討の余地のことでございますので、現時点での考え方としてお答えしたいと思います。


 現在のところ、国の補助事業等を調べました限りでは、この四割という補助のつくような事業は、まず、ございません。それから、文化財関係の補助が五〇%補助とかあるのですが、これは上限が一千万円とか、二千万円とかいうふうに上限が低うございます。したがいまして、財源として期待が持てません。もう一つ、まちづくり交付金活用事業というのは、今度で終わりではもちろんございませんから、平成二十一年度で終わりまして、それから平成二十二年度から新たに受けたらどうかということもございます。しかし、これは国の方に申請をする中で、一たん、地域指定をいたしまして、整備が終わった地域に改めてもう一回まちづくり交付金事業ということで、地域指定をいたしまして、そこにどのような事業を起こすのかとなりましたときに、国の方から「この地域はもう整備が終わったんでしょう。」と言われてしまえば、もうそれ以上の整備要求も出せるようなものではありません。したがいまして、二重にまちづくり交付金活用事業を申請するということは、大変難しゅうございます。


 それから、新しい事業としてまだ十分な情報ではございませんけれども、政府与党の方で、歴史を生かしたまちづくり事業ということで、二分の一の補助のある事業が新年度予定されているというふうに聞いております。今、調査中でございますけれども、ただ、二分の一以内と、三分の一以内というのがついておりまして、これが聞きますと、上限がわからないんです。幾らまで補助してくださるのかというのがわかりません。もう一つは、来年度の予算を聞きましたら、七億円だと聞きました。ということは、全国で七億円ですから、都城に五億円くださいということは、とても認められる状況ではございません。ただ、これは、まだ現在得た情報ですので、もう少し詳しくお聞ききしていかなくてはいけませんけれども、いずれにしても成立しますのは、新年度予算ということになりますので、それから検討を始めましたら、今のまちづくり交付金事業の計画を進めるのに、今の時点であきらめなければいけないと。あきらめた後で、歴史のあるまちづくり事業といいますか、そちらの方にどうでしょうか、と言っても、それで今の四〇%の補助のある事業よりも有利なものであるかと、その確約が今ありません。そういった点で、現時点では、今のまちづくり交付金事業を活用することが財源の確保という点では、ベストな判断だというふうに思っております。


 それから、城山の方にございます歴史資料館とのすみ分けということでございますが、実は、この名前は「歴史資料館」とつけてありまして、史料等も展示しております。これまでも申し上げましたように、重要文化財は飾ることができません。これは、農林省サイドの確か、林産活用事業というのでしたでしょうか。ですから、木造建築物になっておりますので、したがいまして、一つの観光スポットという意味合いの方が、本来はふさわしかったのかなという気もいたしております。その意味では、歴史資源を活用した一つの観光スポットという点では、そのとおりであろうというふうに思っております。ここでは、重要文化財の展示等はできませんので、それ以外のもの、いわゆる歴史資料的なもので、木造建築物の中でも見れるもの、飾れるもの、こういったものは基本的に飾れますので、そうなりますと、都城の歴史の資料としましては、島津邸の方にあるべきものと、それ以外のものというふうにすみ分けを考えて、整理し整備をするというふうに考えております。もちろん、都城島津家にかかわる部分をゼロにはできませんので、この部分は、重要文化財等でないものについては、レプリカ等もございますので、そういった点で、飾り付けをしたり展示をしたりするという部分は、当然あるかなというふうには思っております。このすみ分けの部分については、今後、もう少し検討をしていきたいというふうには考えております。


 もう一つ、城山は、いわゆる遺跡構でございます。したがいまして、本来からいいますと、建物等を建てるべきではないところでございます。ですから、歴史の遺跡、遺構群として、今後は、文化財的な観点で、整備をすべきところだというふうに考えております。そういう点での活用を含めて、島津邸と歴史遺構と整備したいというふうに考えております。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 児玉優一議員。


○(児玉優一君) ただいま議題となっております二議案中、議案第二号「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」について、幾つかお尋ねをいたします。


 まず、部長にお尋ねをいたしますが、今回、まちづくり交付金をその財源として充てるということでありますが、この話が出たことを、私なりに若干まとめてみますと、私たちが、こういう話があると聞いたのは、新聞紙上でありました。それから、九月議会でいろいろ話が出て、それを調査する予算を認めてほしいということであり、それが可決され、そして、十二月議会で我々が質問した時点では、まだ予算的なものが何も出ていないので答弁ができないということで終わりました。そして年が明けまして、全員協議会でその概要、すべての予算等が発表されたわけですけれども、そして、日にちもそうたっていないこの時点で、なぜこの臨時議会を開いて、これを可決しようとしているかが私にはよく理解できないのです。


 まだもっと十分、我々が、本当の意味で、島津邸をどうしたらいいのか、都城市がどうしなくてはいけないかと考える時間がないのに、なぜこうしなくてはいけないのか。それがこの交付金にあるのかなという気もするのですけれども。もし、今回だめで、もう一度、年度を越えて、新年度で出した場合に、この予算というか、この交付金は受けられないのかどうか、これについて教えてください。


 それと、年間三万人来られると言いますけれども、リピーターをどれくらい考えておられるのか。実際、改めて来られるリピーターもあれば、友人知人がよそから見えたときに、一緒にこういうのがあるから行こうか、行ってみようかというふうに連れて行かれるリピーターを含めてどのように考えておられるのか。その根拠について部長にお尋ねいたします。


 それから、今度は市長にお尋ねをいたします。


 今回の問題が出たときに、いろいろと、いろいろな方とお話をさせていただいたのですが、その中で、こういうことを言われました。「一たん、都城市としては、市長は都城島津家に対して、市が購入できる状況ではないので、御辞退をしたい、という答弁をされた。」ということを、聞きましたが、それはいかがでしょうか。


 そして、都城島津家はこれを受けて、一般の業者デベロッパーの方に売却をしたいということで既に、その話が進んでいたというふうに聞いておりますが、いかがですか。それと、さきの臨時議会一日目で都城市観光協会から出ておりました請願が否決されたことを受けて、市長コメントとして、非常に残念であるけれども、これからまた議会の理解を得ていきたいというふうに言われましたけれども、どのような形で理解を得ようとされているのか。


 以上三点についてお尋ねをいたします。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) それでは、お尋ねにお答えいたします。


 議員御指摘のように、急ぎすぎではないかと、十分な検討時間がないではないかという御指摘については、全く、そのとおりでありまして、申しわけなく存じます。


 本来であれば、このような大きな事業であれば、当初予算の中で、計上すべきであるというふうにも考えております。九月議会からスタートしたというよりは、昨年の三月の時点で当初予算の中で、本来でしたら、事業計画等を含めて御提案をすべきだというふうに思います。


 しかし、まちづくり交付金活用事業で、財源の確保ができるのか、そういった点が、非常にこの事業の、私どもとしては、非常に大きなポイントでございます。その中で、まず九月補正予算で調査費等について予算の方をお認めいただき、早速基本調査に入りまして、その報告が出ましたのが一月八日の委員会でございまして、そこが最初の取りまとめの時期でございました。そして、先日全員協議会で御報告させていただくというようなスケジュールになりました。これは、今後のスケジュールを考えましたときに、どうしても設計を行う期間、それから工事の期間、入札の期間、そしてオープンを平成二十一年三月に一カ月間しなければいけないという、この期間を入れますと、二十四カ月になります。そのために、どうしても三月までに用地取得と、設計委託の契約を行わなければならないというスケジュールがありまして、この臨時議会ということで御審議の方を、どうしてもお願いしたいというふうに考え、御提案をさせていただいているところであります。


 どうぞ、御審議の方は十分いただきたいと思ってはおりますけれども、そのようなスケジュールの中で、考えてきました結果につきましては、御理解をいただきたいと存じます。


 リピーターの件でございますけれども、数字的にはこの三万人の中では、考えておりません。厳しく数字をとらえようということで、新しい方が一日に三十人、企画展では二百人、このような線を基本的に考えております。実際には当然、この方たちが加わってくるとは思いますけれども、企画の内容によって、また出てくると思っております。割合的にはどの程度と、この中に予測は立てておりません。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) 都城島津家の方との交渉の中で、辞退したという経緯があったかということでございますが、これは、ございません。確認書の中にも書いてありますとおり、活用計画が定まった段階で、購入するというふうになっておりますので、活用計画がまだ定まっておりませんということは申し上げておりましたけれども、購入する意思がありませんというふうにお伝えしたことはございません。


 都城島津家の方が、民間同士の売却についてどのような動きをされていたかについては、私の方では承知をしていないところでございます。


 それから、請願が先週、否決をされたということについてでございますが、これについては、請願者と議会の関係の中で決せられることでございますので、私はコメントをするべきではないのではないかなとは思いましたけれども、ただ、今回、議案と密接な関係のある請願でございましたので、そういう意味では否決されたということは非常に残念に思ったところでございます。私どもとしては、議案につきまして、議会の皆様の御理解をいただくべく、しっかりと説明責任を果たしていくということが務めであろうというふうに思っておりますので、しっかりと皆さんの質疑や委員会審議等で答弁をしていくということがやるべきことなのかなというふうに考えておるところでございます。


○議 長(下山隆史君) 児玉優一議員。


○(児玉優一君) もう期間がないということは、行政の方は認めていらっしゃるのですけれども、今回、この質疑を通して説明をしたいということですが、我々は、本来だったら、一般質問の中で十分皆さんと協議をしたいのです。質疑では我々は考えを言えないのです。ただ、聞くだけなのです。それで理解を得ろという方が非常に難しいと、私は思うので、どうなのかなと思いました。


 リピーターについて、厳しくとらえているという答弁でありましたけれども、はっきり言って、リピーターはいないのではないかなと。一回見たら、もう十分だよねということで、私は終わるような気がするのですが、これ厳しくとらえているという数字、本当にこれで大丈夫でしょうか。私が心配するのは、新しい島津史料館にどんどん入ってくれるのは嬉しいのですが、そうなると、今の歴史資料館には当然、入場者はない。高城町にも、山之口町にもそれぞれ城があったり、資料館があったりするのですけれども、そういう所は、今でも少ないのに、これからもう開店休業状態が続くのではないかという危惧があるので、そことの関連を、今、都城歴史資料館のことだけ言っていますけれども、現在ある高城町、山之口町のお城、こういう所とのことも、もっと十分、我々は話をさせていただきたいなという気持ちがいっぱいなのです。都城島津家の方が、民間同士の売却についてどのような動きをされていたかについては承知をしていないということですけれども、もし承知してあって、それを今度は市の方が、また買いますよという答えを出して、もし否決になった場合に、都城島津家としてはもう何を信じていいのか、どうしていいのか、大変なことになるのではないかなと心配をしているので、この確認をいたしました。市長は、断りを言われたことはないということですが、もしかしたら、向こうの方がそういうふうに受け取ったかもしれないということで、このことについて再度お聞きしますけれども、もし都城島津家が民間にそういう話をしていて、今回、また市の方が買いますよという話になってきた。当然、向こうは市に買っていただければ嬉しいわけですから、そちらを期待した。しかし、だめだった。こうなったときに市としては、何の責任もないのでしょうか。そこをお聞かせ願います。


○議 長(下山隆史君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。


 市としての責任ということでございますけれども、これは、確認書に基づく責任というのは、発生していると思います。これは、どういう性質の責任かということについては、議会でも御答弁しましたとおり、法的な責任は発生しないというのが、私どもが確認した内容でございます。しかしながら、だからといって市長の公印がついている確認書でございます。これを、軽軽に扱うということは、これはやはり信義として、道義として、やはり許されないことだろうなというふうに思います。ですから、私たちはその確認書の内容に沿う形で今日までいろいろな検討をしてきたところでございます。


 ただ、あくまで利用計画が立ったら購入するということでございましたので、利用計画が立たない間は、そういったお話もできないわけでございまして、利用計画の内容について今まで検討してまいりました。お示ししましたように当初は四十二億円という総事業費の事業でございましたけれども、これはもうとてもまかりならないということで、何度も何度も差し戻しをしながら検討を重ねてまいりました。文化財課でずうっと担当しておりましたが、それを経営戦略課に移管させて、そして最終的には、今回お示ししております総事業費で十三億円、そして市の負担としては、三億円弱というような案までなりましたので、これならば大丈夫ではないかなということで私としても議会の方に、御提案申し上げた。こういうプロセスで来ているわけでございまして、道義的な責任を果たすべく努力をしていきたいというふうに思っております。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 橋之口明議員。


○(橋之口 明君) 何点かお伺いをしたいと思うのですが、ただいまの議案第二号についてでございます。当初、このお話がまいりましたのが御承知のとおり九月議会ですよね。当時の状況は、八月だったかと思いますが、いわゆる請願書が出て、九月議会で調査費の議案が出てきたと。私どもの考え方とすればどういう内容の調査をされて、結果を見てから判断しようということで、調査費の件については認めたわけですけれども、今回の事業計画が端的に言って、かなり無理があるというのが第一印象です。というのは、この島津邸の現状の保存ということについて、私どもも史談会の会長初め、いろいろな方々と直接お会いしてお話を聞きました。史談会の皆さんがおっしゃる一番の理由は、この貴重な島津邸、土地、建物、史料もひっくるめて、「この貴重な島津邸は、現状のまま保存することが大事なんだ。」と、これをまず言われました。ですから、史談会の方々が言われるのは、現状のまま保存をしてほしいと。これに市が責任を持ってほしいと。


 その次の、市が、今、検討をしております、いわゆる整備活用事業計画、これはもうちょっと慎重に考えてもいいのではないかと。例えば、史料館の設計図がここに出ておりますけれども、こういう、今風のしゃれたものではなくて、やはり歴史がしのぶばれるような形、面影を残すようなものの方がいいのではないのか。あるいはプール等も、そのまま残した方が価値があるのだと。だから、言葉遣いは悪いですけれども、余計な開発はしてもらいたくないと。いわゆる現状保存を最重点的に考えてほしいというお話でありました。そうしますと、当初市が考えておりましたいわゆる歴史と観光のコラボといいますか、そういうのとは少しニュアンスが違うのではないかなというふうに思うのですが、その件については、所見があればお聞かせをいただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 企画部の方で担当いたしました点は、いわゆる事業規模の適当な規模の事業にすること。そして将来のランニングコストを十分抑えられるものを考えること。そして、戦略性を持ったまちづくりに寄与するということ。この点がございます。その点は何かと言いますと、歴史的な価値のあるものの保存、整備、これに加えて都城にしかないこの資源をいかに外に向けてPRするか。いわゆる観光資源としての活用を考えるか、この点がございました。ただ、これは余りに強くいたしますと、ある意味では矛盾する点も出てまいります。ですから、調査委託費をお願いいたしまして、そして専門家の方による調査委員会をつくっていただいて、そこのいわゆるコラボを十分可能な形のコラボにするということを検討していただいたわけでございます。その結果が今度の計画でございまして、調査委託に入りますときも基本的にはそのような考えで行いました。史談会の方がおっしゃることもよく分かります。ですが、市としてやはり将来にこの都城市にしかない歴史を、やはり、一つの観光的な資源として生かしたい。この点をいかに加えていくかということで調査委託をしたという経緯でございます。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 橋之口明議員。


○(橋之口 明君) 要するに、手を加えることによって、その歴史的な資源が生かされるかどうかということなのですよね。もう一つは、部長も萩市に行かれたと思うのですが、例えば萩市の高杉晋作の住居跡というのは、そのまま残されています。いっさい手は加えられておりません。だから、私が言うのは、歴史的な資源というのは、後世の人が今風にアレンジをすることによって、生きてくる場合もあるかもしれません。しかし、逆に死んでしまう可能性もあるわけですよね。それよりも、当時の例えば、島津邸でもそうですが、あの当時にあったプールというのは、こういうプールだったのだというのを、そのまま現状で残した方が見る方に感動を与える場合もある。その辺のところは、私はもうちょっと専門家の方々の御意見を聞くべきではないかと。だから例えば、史料館にしても、中のミュージアムと言うのでしょうか、売店等にしても、どういう並べ方がいいのかというのを、私は性急にすべきではないと思うのです。そういう意味で、今回のこの事業の中では、島津邸の現状を確保するということを第一前提にして、それから先の、現在、市が計画しておられる事業計画については、もうちょっと慎重に考えるべきではないかと。そういう観点から行くと、今回のこの事業計画について、修正をもしできるとすれば、どの場でできるのか。例えば、今回の質疑が終わると、後は委員会があって、本会議で終わってしまいますと、修正はできないわけですよね。そういう意味で、事業計画をもうちょっと慎重にすべきだという声もあるわけですから、当然、その辺のところはまず島津邸の現状は確保するということを前提に、事業計画については、もうちょっと慎重審議をする場を持つべきであると。そういう形で修正ができるのであれば、ぜひ発表をしていただきたい。私たちも前向きに考えたい。そのように考えますが、いかがでしょうか。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えいたします。


 まちづくり交付金活用事業を前提として、変更が可能かという点でお答えをしたいと思いますが、第一点は、なかなか難しいということが一つございます。といいますのは、まちづくり交付金事業が基幹事業という部分と、これが全体の事業の中の七二%、島津邸だけではございません。この中心市街地のまちづくり交付金活用事業という中での、いわゆる基幹事業が七二%、提案事業が二八%という割合がございます。この割合の中で、提案事業の中に、この史料館というのを位置づけて入れております。ですからそのバランスがとれているということでございます。


 ですから、史料館の部分を抜きますとバランスが壊れますので、この点で難しいのかなとは思いますが、もし抜いてそのバランスが壊れた分は、市の持ち出し分か、合併特例債かという部分に変えましょうとすることは、もちろん、変更としては可能だとは思います。ですけれども、これは現時点では、私どもとしましては、財源の確保は、一番大きな問題でございますので、ぜひこの点でこの財源を確保した上で、少ない自己負担といいますか、少ない自主財源でこの事業ができれば一番最適だというふうに考えておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 橋之口明議員。


○(橋之口 明君) 要するに、この計画書をそのまま事業計画として上げていくのかということなのです。この中で、修正できるものを、どこの時点で、どの部分を修正できるのかというのを、この議会中にできるのか、それともこれ以後の事業計画の中で具体的な査定の中でできるのかということなのです。


 例えば、先ほど私が言ったように、現状のまま保存して最低限必要な、例えば史料館を中につくる。これはどうしても、そういう歴史的な価値を高める上で必要だと。だけど、例えば売店だとかその他のものは、周辺にあってもいいではないかと。逆に周辺にあった方が、あのエリアが生きてくるわけですよね。ですから、そういうのを考えると、この事業計画をこのまま御理解いただきたいというふうにあくまで言われるのか、島津邸は確保しますと。そのかわり、事業計画については、皆様の御意見を聞いて十分修正するつもりですと。そういう幅があるのかということを教えていただきたい。だから我々は、先ほど申しましたように、できれば現状のまま保存することが大事だと思う。だけど、どうしても、まちづくり交付金事業の関係でなれば、最低限史料館は、その昔の面影のある史料館をつくるべきだけれども、それ以外の余分な事業はいらないのではないかという考え方なのです。そういう修正を聞いていただける、検討していただけるものがあれば十分考えますよということなのです。そのことの御返事をいただきたい。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 失礼いたしました。


 おっしゃる点については、そのとおり可能でございます。あくまで今回しましたのは、基本設計に基づくものでございます。基本調査に基づくものでございます。中身につきましては、今回で決めるということではございませんで、一つのプランとして活用の内容をお示ししたわけでございます。ただ、史料館は除くとか、この基本的な点は、どうしても財源の確保上必要でございますけれども、その中で、おっしゃるように売店の部分とか、部分的なところにつきましては、まだ設計に入るまでの期間、十分検討する時間もございますし、その点については、先日ちょっと市民の方の意見を聞く機会がないのではないかというお話もございました。ですから、この点については、今後、いろいろな方の意見を取り入れて十分、設計に実際に入るまでにその点を加えていきたいというふうに思っております。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 永田照明議員。


○(永田照明君) ただいま議題となっている議案第二号についてですが、高城町の旧後藤家商家資料館ですけれども、ここが開設当時からすれば、だいぶ見学者もふえてきております。そしてまたNPOと、そしてまた観光協会がタイアップして、今時分だったらひなまつりとか、お茶会とか、琴とか、そういうイベントもその中でやっておられます。そういうふうにやはりみんなで企画しながらやれば、見学者もいっぱい来るのではないかなと思っております。私も昨年の暮れに、恩師のコンサートをあそこで開かさせていただきました。そして、また明治時代のピアノで弾いてもらって、今の歌をうたってもらったということがありました。やはり、これは工夫なのですね。みんなが工夫すればやはり、そういうことができる。それと、議員が一番心配しているのは、史料館をつくったが、屋敷を残したが、その残した後です。今のところ国の有形文化財としての指定を受けていないのですけれども、その指定を受けたときに、どういうメリットがあるのかということを、やはりそういうことを教えてもらわないと、議員方、そしてまた市民の方も理解できないのではないかというふうに思っております。そこらあたりを、ちゃんと詳しく、まず最初に、このように有形文化財に指定されたら、このようなメリットがあるのですよ。そして、このような方向づけして持っていけばいいのではないかというようなことを、ちゃんと説明してもらえれば、理解できるのではないかと思うのです。まず、その点をひとつお願いします。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) それでは、私の方で承知をしております点で申し上げたいと思います。


 登録有形文化財の指定を受けますと、これについての文化財としての補助事業等がございますので、例えば修復、修繕と言いますか、古いものはやはり傷みが出てきます。これについて修復、修繕をする場合の補助とか、建物等については、設計をする場合の設計費に対しての補助とか、そのような点で補助が受けられるというふうに聞いております。


 それから、やはり文化財であるということは、市としての財産でもありますが、観光資源としてPRする上では、一つのやはり箔ですね。観光資源としての価値も高まってまいります。そういった点がございます。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 永田照明議員。


○(永田照明君) 今、部長が言われましたように、やはり登録されればかなりのメリットがあるのです。そういうこともまた、最初に議員に説明して、やはり理解してもらわないと、残すだけで、何もメリットがないのかと。後は全部、市の一般会計から持ち出しばかりかというようなことでは、市民の方も、また議員も理解できないのではないかと思うのです。


 それとまた、もう一点なのですけれども、地元高城町のことを言うのですけれども、やはりこういうものができたとした場合、今の商家の跡から月山日和城ですね。これも島津藩の本家の鹿児島の直轄領として、後ではしていたわけですけれども。また、北郷忠相夫婦の石碑塔も春日神社の横に今も祭られています。それと、観光ルートをちゃんとつくって、そして石山観音寺、観音瀬というような方向づけをちゃんとやっていけばおもしろいルートができるのです。そこらあたりも、今後考えていってもらって、そういう観光ルートとして連係した施策を執行部の方も考えてもらって、つくってもらいたいと思います。


 以上で終わります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) 今、議題となっています議案第二号なのですが、もうそれぞれ私が思っていることを同僚議員が質問をされているわけですけれども、私も今回は、どうしても、この島津邸購入、そして整備計画には悩まされています。大学誘致の問題、市民会館の存続か、解体の問題は、自信を持ってはっきりと態度を示しましたけれども、この問題には、私も悩まされて、十日前の全員協議会で示された整備計画書をもとに、この十日間で昨夜までいろいろな方の意見を聞きました。


 私も当初はもう、市民の税金を投入してやるべきかどうか、ある意味では反対の方が強かったのですが、多くの意見を聞いて用地取得は、ほぼ賛成という方が一般の市民の方もありました。中には、もう絶対反対という方も一部はありました。それをもとに、議会に提案されているわけですから、先ほどもありましたように、もう明後日には採決されるわけですけれども、具体的にちょっとお伺いしますが、全員協議会の席でもありましたが、この史料館のイメージ図、これはもう答弁でもありました。本当に、鉄筋コンクリートではなくて、今後変更があり得るということなのですが、そのことをまず一点お伺いしたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 史料館のイメージ図でお示ししておりますけれども、この形につきましては、十分皆さんの御提案なり、御意見をいただいて、最終的に設計の中に取り入れていきたいというふうに考えております。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) やはりそうですよね。やはりこういう和風のつくりを保存するわけですから、そのイメージに沿った史料館でないと、全くこれは、ある意味では、このイメージ図でいくと和洋折衷みたいな感じで、なかなか理解は得られないだろうと思います。


 ただですね、変更はできても、このスケジュールを先ほどもちょっと同僚議員が聞かれましたが、この議案が可決されると、スケジュールでいくと遅くとも三月末までに平成十九年度三月、用地取得、そして契約、そして設計、いわゆる建物、史料館、土木、平成二十年度は、もうすぐそういうものがあるのですが、我々議員には新たな設計を、いつどこで示されるのか。そして、先ほどもありましたが、こういう質疑では、私たちも全く困るんです。やはり時間を置いて質問などをさせてもらわないとですね。その点は、どのようにお考えですか。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 今回の議案では、設計委託料等につきましては、債務負担行為といいますか、翌年度ということであげさせていただいております。したがいまして、実際の設計に入りますのは、四月以降になります。それまでの間に、いわゆる設計すべき建物の内容等について、十分こちらとしても検討をして、そして委託する設計者にこの内容を伝えた設計をしてもらうというふうに考えております。


 ですから、それまでに二月、三月までには、皆さん方の、いろいろな方たちの御意見等も含めまして、検討を加え、最終的には予算を改めて提案するわけですので、設計委託費ということで、予算の提案をしますときまでには、内容等についての大体の姿を定めていきたいというふうに考えております。その際には、その姿についても、皆さんの御意見等をいただいて決めていくことになります。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) 私たちの意見、市民の意見、専門家の意見を聞いて、これから設計をして、また我々議員に示していただけるということですかね。それでいいですか、そういう理解で。


 ぜひ、先ほどもありましたけれども、長峯市政になって思うのですけれども、こんな大きな事業が、突然、突然です。大学問題でもそう、市民会館の問題でもそう、突然、突然年度途中に出てきて、こうした補正で出されるものですから、本当に、私たちは議員として、市民に対して責任が持てないわけです。そういう意味では、先ほどありますように、やはり時間をかけて年度当初にやはり進めていただきたい。先の答弁でもそうでしょう。平成二十二年の三月にオープンしたいということですか。何かそういうふうに、オープンを設定して、それに逆算して持って来られるから困るわけです。こんな施設のオープンは、年度半ばでもいいではありませんか。何も三月末でなくても、四月一日でなくても。そういうことを考えたりします。


 もう一点、考えられることですが、先ほど史料館とありましたが、これはどこをどうするかわかりませんが、私は、都城市がいろいろな、例えば広域の会議とか、あるいは県内の会議、あるいはひょっとしたら全国会議、全国会議はちょっと人数が多いでしょうから、無理だと思いますが、せめて四〜五十人なりそのぐらいの会はですね、こういう史料館の中にそうした、それこそ和風づくりの会議室なんかができて、都城市外の主だった方々がそこで会議をして、その時間を前後とっていただいてこういう島津邸も観覧していただくと。そういうことが考えられないか。


 そのこともお聞きして終わりたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えをいたします。


 会議室につきましては、二階部分に多目的室というのを、一応、機能として設けるようにしております。利用の方法としては、講義又は会議、映像等を使った研修、そういったことができるものとして考えております。


 それから、平成二十二年三月にオープンをするという逆算でスケジュールを組んでおりまして、これが非常に窮屈になっていることでございます。これは本当に、実はまちづくり交付金活用事業が、どうしても活用した成果を報告しろという点がございましたので、こういうスケジュールを立てざるを得なかったということでございます。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 永井弘美議員。


○(永井弘美君) ただいま議題となっております議案第二号「平成十九年度 都城市一般会計補正予算(第四号)」につきまして質疑をいたします。なお、事業計画につきましては、質疑が出そろったようですので、私は細かい部分について、ちょっと実務的な部分について質疑をしていきたいと思います。


 まず第一点として、今回公有財産購入費及び補償費として五億七千百四十五万六千円計上されておりますが、前回、資料としていただいた不動産鑑定の総括表では、五億七千百二十八万六千円となっております。この十七万円の差が生じていますけれども、この件についてちょっと説明していただきたいと思います。


 二点目として、用地費の三億八千百七十三万九千八百円の内訳を、地目ごとにですね。例えば、宅地とか、山林とかありますけれども、その地目ごとの面積当たりの単価と、地目の面積ですか、相対の面積、要するに三億八千百万円の根拠を数値で示していただきたいと思います。


 三点目としまして、この島津邸のすべての土地の建築数と、土地の固定資産評価額を教えていただきたい。ちなみに参考として、この付近の土地の路線価、これも教えていただきたいと思います。


 四点目として、今回建築物が解体される部分と、保存される部分がありますけれども、これの補償の算定方法の違いですね。どんな形で算定されているのか。これも教えていただきたい。


 五点目として建物、建築物の補償額が一億六千六十八万八千六百円。また、流木、庭園等の補償額が二千二百三十五万八千三百円、合計で一億八千三百四万六千九百円の補償額となっておりますけれども、ただ、この事業計画書の中では、既存施設の改修費用として二億四千万円計上されているというか、これが見込まれております。このことは、この島津邸というか、この建物自体を現状では、施設利用ができないということなので、資産評価としては、相当なマイナスになるのではないかと思っております。ここで確認したいのは、その補償額から、この改修費用の二億四千万円ですか。これが控除されていないのですけれども、このことの説明をお願いいたします。


 六点目としまして、その他に計上されております動産と移転費用の詳細について、説明をしていただきたい。


 七点目としまして、もし、これが可決された場合の用地交渉の基本的な進め方ですね。前回の全員協議会の中でも言いましたけれども、島津邸の希望額と今回の鑑定評価された金額。この五億七千万円。この差をどのようにして埋めるのか、そのことについて説明していただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 実務的な部分でのお尋ねが多うございまして、内容等につきましては、もう一回確認させていただきましてから、資料として整理して御提出させていただきたいと存じます。


 ただ、一番最後の進め方につきましてですけれども、事業の決定をいただきましたら、島津氏の方と交渉を開始することになります。これは、事業補償という形になりますので、その補償費として、土地については購入費、建物等については補償ということになりますけれども、その費用を御提示して、こういう補償費で土地建物等についてお譲りいただきたいというふうにお話しすることになります。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 永井弘美議員。


○(永井弘美君) ちょっと質疑項目が多いものですから。


 ただ、これはペーパーで出していただけるのですね。それでは、一応そういうことで。明日が委員会、採決が明後日ですので、できましたらきょう中にできればお願いいたします。


 その土地と建物を買収、補償の仕方ということですけれども、ただ今回建物の解体される部分についての補償かなと。存続されるものについては、家ごと買い取るという形ではないのかなというふうに私は認識しているんですけれども、これが補償というのが私ちょっと、合点がいかないような気がするのですけれども。その点と、この改修費用、相当額ですけれども、二億四千万円の取り扱いについて、今回、この場で答弁していただかないと、私、判断ができないものですから。


 あとは、私自身の考えの質問になりますけれども、有形文化財的な建物とか、そういうものに本当に値段がつけられるのかということです。土地買収については、私は構わないのかなと思いますけれども、まして、庭園とかそういうものまでありますので、そこのところをもうちょっと整理して答弁をお願いいたします。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 御質問の二億四千万円、改修費用を控除しないのかという点でございますけれども、建物の取得に関しましては、今回の不動産鑑定評価につきましてですが、用地対策連絡会の基準細則というのが基本的に使われているというのは、議員も御承知のことだと思います。その中の再築工法により、積算をされておりますので、その内容としてはその再築する場合に、その費用を自分で出すとしますと、その資金というのが、自分の資金が失われます。そうすると、失われた資金を運用する利益というのも、当然逸失するわけですから、この部分がプラスしてまいります。そういった内容で計上をしてございます。その内容から、建物の改修費を引くということは、これはちょっとできないことだというふうに判断しております。そのようにした事例はないと思います。


 さらにその文化財的な価値の部分です。実はこの点は、この補償費の中には、入っておりません。これを加えるというのも実はございます。国土交通省の定める要領の中では、歴史的な建造物については、個別の評価で引き上げなさいという要領もございます。それをしますと、今回よりももっと上がるということになってまいりますが、今回の鑑定の中では、通常の補償要領に基づきまして、算定をしたということでございます。その点は、他の事業での補償交渉に示します補償額と同じ算定をしたということでございます。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 永井弘美議員。


○(永井弘美君) 用地等につきましては、今のが正論だと私も思います。ただ、常日ごろから市長の方も民間の経営感覚というようなことも申されております。ただこれは、民間ではやはりそういうマイナス商品については、マイナスの資産評価として、算定するのが通常ではないかなと、それは思っております。ただ、質疑があと一回しかありませんので、次に進みます。


 先ほど質疑がありましたけれども、その売上げの利益一千二百万円ですね。これは三万人以上ということで見込まれた試算だということでお伺いしましたけれども、これが例えば、現在の城山の資料館みたいに、例えば一万人をきって七〜八千人とかなった場合に、まあ一万人でもいいのですけれども、どのような影響が今後出てくるのか、というのがまず一点。これは売上げ利益の方も含めてお願いいたします。


 次に、今回の事業で、実質の負担額が二億六千八百三十四万円というふうにされております。ただこれは、合併特例債の金利分というのは、多分入っていないのかな。入っていればそれで結構ですけれども、もし入っていないのであればその分を含めたものでの実際の負担額を、ちょっと示していただきたいと思います。


 それで結構です。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えいたします。


 先ほどの西ノ村議員の御要望のありました資料とあわせて、その一万人の予想という点も含めて、つくって御提出したいと思います。


 それから、合併特例債の金利の部分についてでございますが、一応算定の方をいたしております。現在の利率、これは入札等でいたしますので、決定ではございませんけれども、大体一・五%というふうに予測をしております。三十回、十五年の償還で考えておりまして、全体的な利息は八千六百万円になりますが、実質負担は三〇%ですので、約二千六百万円が市の負担の利息ということになります。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) それでは、議案第二号の「平成十九年度都城市一般会計補正予算(第四号)」の島津邸購入に関しまして、二点お伺いいたします。


 まず一点目は、先日の島津邸購入に関連する請願ですね。議会で否決されたわけですが、その前の総務委員長の説明の中で、この請願が出された時期、それとこの事業が持ち上がった時期、大変タイミングがぴったり一致すると。したがいまして、この事業が完成した暁のこの管理については、そのまま都城観光協会が指定管理者になるのではないか。そのような出来レースではないかというような危惧が議員の中にもあるということがわかったわけですが、やはりこのあたりを、まずきっぱりと否定していただく。今まで、そのような話が都城観光協会と市の間にあったのかどうか。このあたりをちょっとお伺いをしたいというふうに思います。


 それからもう一点。島津家から寄贈されました史料の管理につきまして、お伺いしたいと思います。やはり、今回、島津家から寄贈されました一万点の史料というのは、大変貴重な歴史的な史料でありまして、私自身も、やはり、直接、目にしたいと思いますし、また市に寄贈された史料というのは等しく都城市民全員の財産であるわけですから、一人一人がこれを直接、目にする権利というのもあるわけでございます。


 したがいまして、この史料をしっかり管理して展示する施設というのは、当然、必要なわけですけれども、この前の説明では、この事業が完成した暁には、史料の管理というのは、一点は、市が直接管理するという案、もう一点は指定管理者に任せるという、この二つの案を考えておられるということでありましたが、やはりこの一万点の中の半分は、大変貴重な文化財、重要文化財に相当するような貴重な史料だと。このようなものを、本当に指定管理者に任せていいものかどうか。やはり、こういった貴重な史料については、寄贈を受けた市が直接責任を持って管理するべきではないか。このあたりの考えというのをお伺いしたいと思います。災害、火災、盗難等で、もし、焼却や紛失するようなことがあったら、やはり、ではだれが責任をとるかというようなことまでつながってくるわけです。この管理というものについて、市の今の考え、これをしっかりとお伺いしたいと思います。


 二点について、よろしくお願いします。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えいたします。


 時期が一致したのは、本当にたまたまでございます。企画部の経営戦略課の方で、再度、この事案についての検討に入りました。最後の検討だというつもりで、しっかり詰めていかなければいけないというふうに考えまして、検討に入りまして、その時点では約十二億円の規模の事業ということで、市長の方に報告をいたしました。これが八月でございます。約四カ月かけております。たまたま報告する時期に、都城観光協会としましても、都城の観光を考えたときに、町中に観光資源をという思いでその要望を上げられたということでございまして、たまたま一致したということでございます。


 それから、史料等の保存活用の点で、指定管理者に任せられるかということでございます。この点につきましては、指定管理者ということよりも、いわゆる文化財の保存、整備に堪能な職員をどう配置できるかということが一つだと思っております。最終的に市がどう責任をとるかという点であります。したがいまして、現時点では、市が直接責任を持って対応すべきではないかという点を強く感じておりますので、その線に沿って、どこまで指定管理者、または一部委託ということができるか、そういった点で検討をしていかなければならないというふうに考えております。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) わかりました。それでは、この都城観光協会、これが管理を任せてほしいという請願の内容については、これは次の段階、これはまだ話が進んでいないということできっぱり否定していただきたい。


 これだけをお願いをして終わります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 来住一人議員。


○(来住一人君) 議案第二号について、幾つか確認をしておきたいというふうに思います。


 まず第一に、その一万点の史料について、すべて国の重要文化財の指定を受けるその手続きをされているということが、全員協議会などで明らかになりましたけれども、これはおおよそいつ決定がなされるのかについて。


 それから、三万人を予定されているのですけれども、何人お見えになるかというのは、この事業のいうならば意義だとか重要性というものを判断する上で、非常に重要な内容を持つと思います。つまり、来館者が何名あるかだけでは、もちろん判断できませんけど、しかし、それも重要な内容であることは間違いない。それで、そういう西ノ村議員がお聞きすると、具体的なその積算基礎なるものは持っていらっしゃるようです。私が聞きたいのは、なぜ、そういう資料を事前に我々に出さないのかということです。言わないと出さない。最も重要なことですよ、皆さんがここに何人の方々がお見えになるかという積算基礎を提示するということは。今までも、何回もだまされてきた。温泉開発にしたって、たくさんの利用者があるということを我々は聞かされてきて、実際は、何回も修正されて、そして事実上、ああいう状態になった。何でそういうものを出さないのですか。それを出さないと審議にならないのではないですか。審議ができないではないですか。何で、そういうことに消極的なのかお聞きしたいというふうに思うのです。


 例えば、現在の歴史資料館で、平成六年に「都城の歴史と島津氏甲冑展」という特別企画が二十七日間開かれて、一日平均九十七名の方がお見えになっている。それから、平成十一年には「都城と島津氏」という企画展が行われて、四十五日間開催されて、一日平均百九十四名お見えになっている。それから、平成十六年には「島津の名宝展」というのが行われて、これたったの十四日間です。十四日間しか開催されていないので、一日平均三百五名ということになっております。三万人ということになれば、この数から言えば、そういう企画展を四六時中開催しないといけないということになります。一日三百何名お見えになったというのは、十四間しか開いていませんから、当然集中しますから、一日の人数は多くなります。それは当然のことです。ですから、そういう点から見れば、あなた方が言うように、三万人を予定するとなれば、四六時中企画展を開催しないと、三万人を確保することはかなり厳しい。ある意味では、教育委員会にかなりせっついて、小・中学校の遠足など、相当動員かけないと厳しいということになる。ですから、そういう意味で、私が言っているのは、その三万人になるという、そういう根拠の資料を前もって出さないと、議論ができないわけです。そういうことがないまま決めようとするわけです。そういうやり方について、どうなのでしょうか。そこを一つ聞きたいです。


 それからもう一つ。今のやりとりを聞いていて、皆さんのおつくりになっているこの計画は、変更がきくという意味の話をされていると思うのです。それで、どこまで変更がきくのかというのがあると思うのです。私が言うのは、それを示さないと、あなた方は史料館をつくると言うわけですが、その史料館の中身の平米数が減るとか、部屋が一つふえるとか減るとか、そういう程度のものなのか。それとも、史料館そのものをつくらないというのか、どこまでの修正を認めるかということは非常に重要なことです。でなければ、逆に言えば、この計画は何だということになるわけですよ。もちろん、これは細部の計画ではないですよ。いわゆる設計されたものではないですから。そうすると、この予算は何なのかということになってしまうのです。私が言いたいのは、最低どこまでは、この程度ぐらいまでは修正を認めるという含みを持って、この予算は出しているということを発表しない限りわからないと思うのです。しかし、一回決定してしまったら、これでいくしかないわけですから。その辺は、あなたが今さっき「変更がきく。」という意味のことをおっしゃるけど、それは協議においてしっかりそこは決めておかないと言えない言葉だと、私は思うのですよ。部分的なものはいいのです。部分的なことは当然起こりますから。私はそんなことを言っているのではないのです。史料館を、もしつくらないとか、そうなると、今度は三万人の根拠もおかしくなってしまうのです。あなた方が今つくっているこの計画によって、三万人が来ると言っているのですから。そうすると、それが修正されてしまうと、三万人自身が修正しなければならないということが起こる。プラス修正するか、マイナス修正するかは、別だけど。そうすると、その辺は、むしろこの議案を提案する前に、ある程度アウトラインのようなものを出しておかないと、私は議論できないというふうに思うのですけれども、それはどうなのでしょうか。


 それから、もう一つ。これもちょっと聞き捨てならないと思うのですが、現在の都城歴史資料館は、あそこは遺構が確かにあります。歴史資料館に行けばわかります。あそこに建てるときに、いわゆる遺構があるということはわかっています。文化財の発掘までされて、写真に撮って、その上に建っているところですから。あなたはあそこに、この歴史資料館を建てたことが、誤りであるかのような言い方をされます。建てるべきではなかった、何と言われましたか。何か、そういうことを言われているんです。二回か、三回言われています。これは、重要だと思っています。その真意を教えてほしいと思います。建っているものに対してけちつけるわけです。そしてもっと言うなら、林野庁のそれで建てたと。林野庁の予算で建とうが、何で建とうが、そんなこと問題ではないです。必ず、文化庁のもので建てないといけないということはないと思うのです。だからちょっと遺構の問題と、現在の歴史資料館の関係、ちょっと発言を改めて、問い正しておきたいというふうに思います。


○議 長(下山隆史君) 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 今の、文化財指定の方向性についてですけれども、現在、平成二十一年度までに都城島津家史料につきまして、目録作成を行っております。その終了後に、国の重要文化財指定を目指してまいるということになっておりますが、基本的な方向性といたしましては、一点ごとの指定ではなくて、国宝となっております東京大学の資料編さん場が所有する島津家文書と同じように、島津家史料群として一括の指定を目指しております。この方法のほかに、まず主な史料単体での指定の後、一括指定を目指すという方法もございますけれども、このことについては、今後、県、文化庁と協議を予定いたしております。


 以上でございます。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) どこまで変更ができるのかという点でございますけれども、この事業の設計委託を平成二十年度に行うということで債務負担行為を上げさせていただいております。その中で、設計する中身というのが、基本的に、この計画案なわけです。この案に基づいて一応委託料の積算はしておりますけれども、この中で、先ほどから御質問のありましたように、売店等をどうするのか、もしくは、そのプールの部分をもう少しきちんと保存した修正はできないのかと、そういった点は十分含めるのかなと思っております。ただ、史料館をつくらないということまで含めてかといいますと、それは史料館をあくまで建築するということを前提として、その中での可能な修正というのは、できるだろうと考えているところであります。


 この計画書の中では、基本的に機能として、どのような機能を持たせるかというのが中身でございまして、これをいかに形にしていくかというのが平成二十年度に行います設計でございますので、十分、皆さん方の御意見を加えまして、よりよい内容のものにして、それを形にあらわしていきたいというふうに考えております。


 それから、歴史資料館の件でございますが、済みません。説明が悪かったのかもしれませんけれども、名前が歴史資料館とつけておりますから、本来であればここが重要文化財等も展示できるような施設であるべきだと、そのように考えますと、この歴史資料館では、この名前にふさわしい保存、収蔵、展示ができないという点で、足りていないという認識を持っておりましたので、そのようなつもりでお話をいたしました。したがって、レプリカ等を飾る、もしくは、いろいろな重要文化財等でないものを飾る、そういった点での歴史資料館としての役割しかございません。ある意味では、観光スポットとしての活用をもっと考えなければいけないなというふうに考えております。


 三万人の予想しました根拠につきましては、私の方でつくっております資料が文章体でございましたので、表の形にして御提出をしたいと考えております。ただ、資料として提出すべきだったと言われれば、そのとおりだなと、改めて至らなかったところを恥じております。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 来住一人議員。


○(来住一人君) 文化財の指定は、まとめて平成二十一年度と言われましたかね。平成二十一年度に向けて出されるのかな。もう一遍確認します。とにかく、すべてをその重要文化財指定に申請をされて、そして、それが実際に決定するのはいつになるのか。すべてが決定されるのか、それともその中の「これと、これ、これについて」は、国の重要文化財として指定しますとなるのかは、私にはわかりません。その場合、これは文化庁が指定するのでしょうか。それは、いつの時点で決定されるのかということを、もう一遍ちょっと聞き漏らしているかもしれませんので、確認をしておきたいと思います。


 それから、現在の歴史資料館には、国の重要文化財に指定されているものが耐震耐火になっていませんから、木造ですから、展示することはできない、陳列することはできないと思うのですが、他の物は陳列できないのですか。あなたの答弁を聞いていると、できないような意味に聞こえるのですけれども。現に陳列されているのですが。だから、重要文化財が陳列できないのではないですか。他のものは陳列できるのではありませんか。できるのでしょう。だったら、歴史資料館という名前がふさわしくないという意味の言葉はおかしいのではないでしょうか。重要文化財が陳列できないのでしょう。


 それから、三万人の根拠について、それはいつ出せるのですか。時間がないのではないですか。もうきょう終わったら、あした委員会ですよ。きょう皆さん今からつくられるのですか。資料を持っていらっしゃると私は思うのですけれども。それも、今出さないと議員はわからないですよ。


 それから、計画の修正の問題ですけれども、その修正については、今の話を聞くと、売店については、今後の話し合い、いろいろ市民の皆さんの意見だとか、議会の意見を聞いて売店はつくらないということもあり得るのかなという意味の発言だと聞こえたのです。しかし、これも重要だと私は思っているのですよ。これをつくらないのだということになってしまうと。私が言うのは、どこまでをそうやって認めるのかということ。それは、あなたが一人で決定できるのかなと私は思うのだけれども、庁議が必要ではないですか。どこか一定の線で、ここ辺ぐらいまでは余裕を持っているのだとかいうのがないと、さっきの質問への答弁では、基本的にはそのまま残した方がいいのではないかという質問もありましたよ。ほぼ現状のまま、というのがあったのですよ。そういうことを、今の質疑の中で聞いていると、ほぼ現状のまま残してもいいということを選択肢の中の一つにあるのかなというふうに受け取れるのです。その辺は、基準をぴしゃっとしておかないとまずいと思うのですよ。というのは、きょうは全員協議会ではないですから。あさっては、もう予算を議決しようというわけですから。予算を議決しなかったら別です。議決するわけですから。その辺は、一定のものがなければまずいというふうに思うのですけれども、その辺は市長に、事業のあり方としてどうなのでしょうか、議会との関係で。一定のものがないと、個々の議員、我々は審議のしようがないのではないかと思うのですがいかがですか。


 それからもう一つ。歴史資料館は、どうなるのかなと思うのです。あなた方は、歴史資料館には、都城島津家からもらったレプリカか何かをやると。そして後は全部新しい史料館に陳列するという意味のことですから。ご承知のように、歴史資料館へ行ってみますと、瓦は丸に十の字です。瓦は丸に十の字の島津のもので、ちゃんとつくってあります。そこから、島津のものがほぼ消えると。そして、あの一帯は、いわゆる都城島津家を象徴する城跡です。そこから都城島津家のものが全部消えてしまう。それで残るのは、いわゆる縄文時代だとかそういう時代のもの。それから、いわゆる特攻隊などの、平和ものの資料。それから農具などが残ると思うのですけれども、そうすると、歴史資料館には、ほとんどの政治的な意味合いもなくなるのではないかというふうに私は思うのです。今後は、歴史資料館に人は何人来るのでしょうかね、もし、全部移してしまえば。そこ辺は計算されているのでしょうか。すみ分けとあなた方はおっしゃるけれども。あそこにも何人か人を入れてやっていらっしゃるけど。


 それからもう一つ。私は、島津氏からいただいたそういうものをいい加減に扱えばいいということは、絶対言っていないし、また、そうではないと思います。それで、現在の歴史資料館の周りに土地開発公社が土地を持っていますよね。これが、議論になったことはあるのでしょうか。土地開発公社がどの程度あそこに土地を持っているのかは知っていらっしゃいますか。つかんでいらっしゃいますか。


○議 長(下山隆史君) 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 先ほどの重要文化財の指定に向けてですけれども、平成二十一年度に目録作成が終了いたしますので、そのあと申請してまいりますけれども、当代の市史、先ほどの資料編さん場につきましては、平成八年の二月に開始して、平成九年度には一部指定を受けておりますので、大体一年から二年で指定を受けるという形になります。ただ、先ほどからありますように、重要文化財の指定に当たりましては、基準として明文化はされていないのですけれども、地元での保存体制の整備、充実も加味されるとの見解を文化庁の方からは示されております。


 以上でございます。


○議 長(下山隆史君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。


 今後、実施計画の中で、どのぐらいのことの修正が許されるかというお話でございました。先ほど企画部長が答弁しましたとおり、売店を周囲のところで民間でできるところがあるから、そこでしたらどうかというような御提案等いただければ、それは実施計画の中で、反映できないかどうかを検討することになろうかと思います。庁議等の手続きが一番大変なのではなくて、実はまちづくり交付金をいただくわけでございますので、県や国との調整というものが出てまいります。そうしますと、この基本計画で基本的には、まちづくり交付金はオーケーだよということで、私たちは進んでおりますので、基本計画から史料館もなくします、売店等もなくします、現状のまま、そのままの状態で残しますということになりますと、これは恐らく国の方から、それだったらまちづくり交付金の対象にはならないよということになろうかというふうに思います。ですから、線引きというのを言葉で表現するのは非常に難しいのですが、具体的に言いますと、現状のまま残すということは、これはもう無理だと思います。ただ、売店の規模や場所を変えるとか、そういったことは可能な範囲ではなかろうかというふうに思います。いずれにしましても、今回、基本計画を策定する段階でも、商工会議所や自治区公民館連絡協議会あるいは地元の公民館、都城観光協会、ロータリークラブ等、さまざまな団体から意見聴取をいたしました。


 今後も実施計画の策定に向けましては、議会で御提案いただいた内容、あるいは市民の皆様方の御提言等も盛り込みながら、実施計画を進めてまいりたいというふうに考えております。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 歴史資料館を含めました城山公園についてお答えしたいと思います。この地域含めまして、都島地区は風致地区になっているのが一つございます。それから、歴史遺構群として、今の資料館が建っています西側の方一帯に城跡がございます。まだ市の方で購入しておりませんが、土地開発公社の方で購入し、将来の事業にということで所有している土地がございます。これを含めた城山公園もしくは、都乃城、都城跡の整備事業というのは、今後の事業として、当然、考えていかなければいけないという意味では考えております。


 あと、歴史資料館につきましては、私が言いましたのは、その「歴史資料館」という名前を、私見ですけれども、その名前をつける中で言いますと、重要文化財等まで含めて、きちっと展示等ができるというものであるべきかなと、そういった点では、「不足している、足りていないというふうに考えております。」ということであります。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 来住一人議員。


○(来住一人君) 文化財の指定で、結局、その指定を受けるときに、具体的にその資料館のどこに陳列するのか、どこにそれを置くのか、そういうことを含めて、今からすれば入れ物かな、申請は、そういうものも含めて出しなさいということになるのですね。それは、自分たちがそういうものを仮に持っていなくてもいいのかな、都城資料館、そういう重要文化財を陳列できるその史料館をつくる計画、または、現にその資料館がなければ、その申請をできないのかどうか。これを確認しておきたいと思います。


 それから、歴史資料館の北側にも約五反歩の土地が五千平方メートルの土地がございます。土地開発公社が持っている土地がございます。参考にしてほしいというふうに思います。


 最後に、三万人の根拠については、いつ資料ができるのでしょうか。これだけちょっと確認しておきたいと思うのですけれども。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 資料につきましては、今、作成させておりますので、表の形にするということで。永井議員のお尋ねの分も含めてお出ししたいというふうに考えております。


 午後にでも、できるだけ早い時間にお渡しできるようにいたしたいと思います。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(下山隆史君) しばらく休憩します。


=休憩 十一時五十八分=





=開議 十一時五十八分=


○議 長(下山隆史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 今の、申請について施設がということは、実際に市の方でも重要文化財が一点ございます。ただそれは、常に文化庁から言われているのが、それに対する保存、展示、これがちゃんとなされているのか。やはり、そういう国の文化財というのを、ちゃんと展示する施設というのを文化庁からは、常に指摘を受けているというような状況でありますので、今回、島津家の文化財を重要文化財に指定するとなると、そのあたりが、今までの都城のような姿勢でいくと、かなり厳しくなるということで考えております。


 以上でございます。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 橋口浩太郎議員。


○(橋口浩太郎君) それでは、三点ほどお伺いをいたします。


 これは、事業を、今回、おやりになるということの前提となろうかと思うのですが、先ほど市長がお答えになった中に、さまざまな市内の団体のヒアリング等を行って、この計画を策定されたということなのですが、私ども議会に対しても当然のことですが、それに関係しない市民の皆さんに対するこの計画についての公表というのは、今まで全然なかったわけです。市は常に財政状況が厳しいということをおっしゃっております。また、現実に大変だということも十分認識をいたしております。


 そういった、大変厳しい状況の中で、あえて、熟度が低いとまでは言いませんが、まだ十分とは思えないこの計画でおやりにならないといけない。当然、もう少し丁寧な市民に対する説明が必要ではないかと思うのですが、この点について、どうお考えになっているのか、まず一点お聞かせいただきたいと思います。


 次に、今もちょっと話題になりましたけれども、現在の史料が、どのような保管状況にあるのか。このことについて、示していただきたいと思います。と、申しますのは、かなり今、十分な保存環境ではないということ、収蔵環境ではないということを聞いておりますが、今、大体どのぐらいの部屋に、この史料が置かれているのか。この史料が、本当に十分な状態で収蔵されるためには、大体どのぐらいが必要と思われているのか、聞かせていただきたいと思います。


 あわせて、展示室を二百五十平方メートル程度ということで、お考えのようです。この議場を一回り小さくしたぐらいの面積かと思いますけれども、先ほどから何人お見えになるかということも話題になっておりますが、正直言って、余り広いスペースではないというふうに思っております。大体、何点ぐらい常時展示される予定なのか。一万点といっても、しょっちゅう入れかえるというわけにもいかないでしょうし、やはり、その中でどれぐらい、私どもが見ても理解できるような史料がどのぐらいあるのかわかりませんけれども、常時どの程度を展示される予定なのか。必ずしもその展示施設、史料館としての機能としては、むしろ狭すぎると思うぐらいなのですけれども、その辺についてどういうふうにお考えなのかをお知らせいただきたいと思います。


 それと三点目ですが、今回、整備される島津邸の活用事業ということですが、先ほどからお話を伺っておりますと、教育的な部分を強調されることがあるかと思うと、観光的な部分を強調されるときがある。私がお伺いしていて、どうもそのあたりが、非常にあいまいなまま進められているのではないかと思います。どちらかに特化しろということは言いませんけれども、一方で、たくさんの人に来てほしいと、そういう施設であってほしいという一方で、いや、子供や小・中学生の教育の施設として考えているんだということをおっしゃる。やはり、このあたりは、はっきりとさせないと、施設の性格というものが、非常にあいまいになるのではないかと。やはり、観光的なものというのは、どうしても最初に、先日請願は否決しましたけれども、そういった請願があったりしたと、そういったことが何かこの中に含まれているのではないかというふうな気がするわけです。その辺の性格について、どのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 市民の方の意見を反映させる考えはないのかという点からお答えをしたいと思います。


 一応、制度的にパブリックコメントという制度がございますので、この中でやれないかということも、もちろん検討いたしましたが、時間的に余裕がございませんでしたので、一応、緊急を要する場合でしたので、時間がないということで、パブリックコメントを省略するという選択をいたしました。しかしながら、それにかわる、いろいろな方たちからの意見も、当然求めて、またよりよいものにするために、広く、できるだけ時間の許す限りいただきたいと考えております。だから、次善の方策としてそのような計画も立てたいというふうに考えております。


 それから、予算の関係でありますが、新年度、当初予算等を編成する場合には、やはり全体的なバランスを考えてまいります。この部分だけを突出して、逆に一つの分野の予算を全部削るということもできません。ですから、全体的にバランスをもちろん考えてまいります。その中で、大きな事業として取り組まなければいけなくなりましたときには、その分で自主財源がそれに全部取られてしまいますと、ほかの分野の予算を削るしかないということになります。ですから、そういう点で、財源の確保を第一番に考えた点はございます。全体的な中で、バランスは保てるように工夫をしていきたいと思っております。確かに、債務の部分も大きゅうございます。ですから、債務を縮小する方向にも努力しなければなりません。節約もしなければなりません。しかし、大事なものにも、当然、投資をしなければなりません。そういった点で予算的には組んでいっているところでございます。


 それから、観光的な面を強調しすぎたのかもしれません。その点はおわびをしたいと思いますが、当初、この事業につきましては、教育的な面、子供たちのふるさとに自信と誇りを持ってほしいという点については、最初から重要なことだという点で、ずっと来ております。ただ、それだけでは戦略性に乏しいし、都城のまちづくりにつなげていくことを加味するために、観光としての戦略性をいかに加えていくか、この点で検討を加えてきたところでございます。もちろん、財務的な部分での事業の縮小と、小さな事業で大きな効果を生むということを考えてきたつもりであります。


 そして、史料を保存する、また展示するスペースとして、どの程度のものができるのかということでございます。この点については、まだ何点できるとか、そういったところがまだ決まっているわけではございませんので、展示室のイメージ図ということでお示ししましたように、今でも、多分お客が集まるであろうという、国宝級と言われるものもあるわけですから、こういった点は、ぴしっと展示ができるようにしていきたいというふうに考えております。


 また、鎧甲冑等についても、その時代、時代のものがございますので、それを常設展示なり、企画展示なりということで工夫をしていきたいというふうに考えております。


 狭いのでは、という点でございますけれども、当初文化財の保護とそして展示という点で考えました規模から言いますと、当初は予算二十億円以上の史料館でございました。ただ、都城の身の丈に合わないということで、それはもうできるだけ広いものをつくりたいのはやまやまですが、財政規模等を考えますと、この広さでしか都城としてはつくれないなと。逆に、都城の今の力として、この規模が精一杯だなということでございます。さらに、それで実際に史料の収蔵、展示にどれだけこたえられるかという、そういう点で最小の規模でございますけれども、この規模であれば、何とかやっていけるというような判断をしたということでございます。


 漏れている点がありましたら御指摘ください。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 保存についてでありますけれども、現在、都城島津家の史料につきましては、図書館の収蔵庫の方に収めてございますが、ある程度の湿度管理は行っているのですが、現在の基準からすると、十分とはいえないというような状況になっております。また、保存スペースも十分ではなく、すべて入りきらずに、寄贈していただけることになっております装束、それから刀のつばなどについては、まだ島津家の蔵の方に置いているような状況になっております。今、史料の解析を行っているわけですけれども、実際に甲冑等の調査におきまして、これまでの保存状態では傷みが進み兼ねないということで、一箱に収まっていたものを分けるとか、数箱に分けて保存するとか、また古文書類も整備に当たりまして、一点ごとに袋に入れていくということで、そのスペースも広がっているというのも現状でございます。今後、都城市で保存していく場合は、やはり、保存施設の整備というものが急務というふうに考えております。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 橋口浩太郎議員。


○(橋口浩太郎君) まず、第一点ですけれども、時間が許さないから今回、パブリックコメントもやらなかったというようなお話でございます。これから先、すべての事業について言えると思うのですけれども、はっきり言って、それはあくまでも行政の進め方が悪かったのであって、やはり、まず、市民にきちんとした説明をした上で事業を進めていくというのは、言ってみれば、行政として一番基本になる姿勢ではないかと思うのですよ。ですから、そこの部分が今回の場合にはちょっと拙速だったのではないかと。欠けているのではないかと。ここの所が、私はこの事業を進めていく中で一番の問題点ではないかというふうに思うわけです。


 ですから、今後、この事業もそうなのですけれども、まだまだいろいろと議論をしないといけない点もある。いろいろな声を聞かないといけない点もあると思いますので、今後はどうするのかということで、お答えがありましたので、その方向で、済んだことを言ってもしょうがありませんので言いませんが、ぜひともそこは再考していただきたいと思います。


 次に、史料の保存状況についてなのですけれども、非常に劣悪な状況にあるというのはわかりました。また、そういうものを早急に整備しないといけないということもわかります。現状、今、どのぐらいの面積といいますか、収蔵庫のスペースどれぐらいあるのか。そして、この一万点の史料群を保管していくのに、計画では一応、百五十平方メートル程度の収蔵庫というふうになっております。吹き抜けになったところで何層かに分けてということですので、かなり立体的な工夫はされると思うのですけれども、現在、寄贈されたその一万点にも及ぶ史料群というものがきちんと収蔵されるのかどうか。今後、さらに収蔵をふやしていかれる考えでもあると思いますけれども、そういったものに対応できるのか。それだけの十分なスペースを確保されているのか、この点についてお答えをいただきたいと思います。


 最後に、三点目についてですけれども、もちろん、教育施設だからと言って、それしかないということは、当然、ないわけなのですけれども、ただ、計画の中に、ほかの要素がたくさん含まれております。もうちょっと純粋に、教育施設として考えていくのであれば、そういった対応もあるのかなと。確かに、こういった史料館とか、こういった施設に売店等がつくのは当然だと思いますけれども、そういった余分な機能は、必要最小限にしていただく。やはり、この施設の場合には、特に集客も見込まないといけないというところがあるので、苦しいところはあるかもしれませんが、恐らく史料が中心になって集客をしようというところに、その付加価値部分で集客をしようということにはならないと思うのです。先ほどもありましたけれども、何もこの島津邸の敷地の中に、そういう施設をつくる必要は必ずしもないと思いますので、それについては今後どうされるお考えか、お聞かせをいただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 収蔵のスペースの点でございます。


 現在は、吹き抜けの部分を一階と二階と。そして、二階にもう少しプラスしてあります。将来ふえましたときは、この吹き抜けの部分を三層にも変更ができる。いわゆる、空間を広く使えるというふうに考えております。そういった点での機能性というのを変更がきくというふうに考えておりまして、今の二層で、現在の収蔵は大丈夫だということでございます。


 それから、史料館をなぜあそこにという点は、何度も申し上げたのであれですが、三位一体という言葉が出てきて、そういうふうにお話ししておりますが、これはあくまで都城島津家が都乃城に住んで史料を持っていた。それから、領主館、ここですが、市役所の庁舎に移ってきたときにも、その史料と道具と領主と一体になっていた。この三位一体がそのまま今の島津邸に移っていると。この三位一体のまま今があるという、この稀少性ということですが、これは日本全国でも本当に珍しいということのようであります。ですから、このことをやはり三位一体ということを観光の一つの歴史資源を観光の資源として活用したいと。歴史はどこもあるではないかというふうになりますが、日本でも数少ない三位一体ですよと、こういった点は、やはり、アピールできるポイントではないかというふうに考えております。


 以上です。


○議 長(下山隆史君) 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 現在の図書館の保存スペースは三十坪ですから、約百平方メートル程度ですので、二層を三層にしていただければ十分に足りるということになります。


 以上でございます。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 福留明議員。


○(福留 明君) 議案第二号について、質問をいたします。既に、多くの議員の皆さんが質疑をされておりますので、簡単にやりたいと思いますが、昨年の十二月に議会の方で調査費が認められたわけですが、その後一月八日に委員会に説明があって、十八日に全員協議会で説明されたわけですね。先ほど市長もいろいろな団体へいろいろな意見を聞いたというぐあいにおっしゃったわけですが、その中で、期間の短い間に庁舎内の会議なり、庁議なり、そして今、言いました団体からの意見聴取なり、どういう形で、どういう日程の中で行われてきたのかというのをお聞きしたいと思います。


 それから、先ほど史料の調査の件については、平成二十一年度までに目録をつくって指定に向けていくということでございましたが、建物の方が、有形文化財に、今、指定の申請中だということですが、これの方はいつ指定されるかどうかというのがわかるのか、そこを教えていただきたいと思います。


 それからもう一点が、土地建物の評価の鑑定ですけれども、これにつきましては、どういう形で鑑定されたのか。鑑定はどこに頼まれたのか。例えばこれが一社といいますか、一人の鑑定士に頼まれたのであれば、これがほかの鑑定士に、もし頼まれた場合に、そのあたりの評価差というのが出るのかどうかというのをお尋ねしたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 御質問にお答えいたします。


 会議等の日程等につきましては、時系列で整理をしまして、資料としてお出しさせていただきたいと思います。


 よろしくお願いいたします。


 文化財の指定の方は、教育部長の方から行います。


 不動産の鑑定につきまして、鑑定士が違えばどうかと言われますと、私も率直に申し上げて、わかりませんけれども、不動産鑑定士の方が行いますのは、用地対策連絡会の基準に基づいてされます。再築補償率とかそれぞれの係数は固定されたものを使われますので、その評価をされて数値をあてはめれば、どの鑑定士がされても同じ答えになるのというふうには認識いたします。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 教育部長。


○教育部長(岩崎 透君) 島津邸の有形文化財、家屋の方ですけれども、これにつきましては、七月にプレートが送ってくるということでございますので、七月に指定という形になりますが、それ以前に三月末頃には、官報等に掲載されるというふうに聞いております。


○議 長(下山隆史君) 福留明議員。


○(福留 明君) 先ほど鑑定士が違えば、そのあたりの評価はどうなのかということを聞いたのは、やはり、この鑑定については慎重に私たちも検討しなければいけないと思ったものですからそれを聞いたのですが。例えば、悪く言いますと、その鑑定の内容が、今、部長が言われましたのがいろいろな積算のやり方があって、ほとんどの鑑定士の中でそれは大体同じになるだろうという説明であったのですが、どこもそういう形で本当に明確にやっておればいいのですが、そのあたりが明確ではなくて、例えばそこにいろんな私情が入る部分もありますよとか、そういう鑑定のやり方であればやはり、相当鑑定士によって違う部分が出てくるのかなというように思ったものですから、そのあたりが本当に、すべてがそういう同じような積算根拠の中でやれるものかというのを思ったところです。もう一回、そこについて確認をしたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 不動産鑑定士の方は、もちろん国家試験の有資格者でございますので、国・県・市が積算するにあたり用います用地対策連絡会の定めます損失補償基準書、これは熟知されておられます。ですから、その中で、いわゆる補償の方法というのがございますけれども、こういう場合にはこの方法でということで、例えば再築工法という算定の仕方、それから再築補償ですか、もしくは今度は家引きとかですね、そういったもので、どの補償が一番適しているかという判断をされるわけです。その判断したものについて同じケースをあてていきますので、同じ結果が出るだろうと。このどれが一番最適か、適当かという判断をするのは、このプロである不動産鑑定士の方が一番専門家でございますので、その方に判断を委ねて、評価をしていただいておるということでございます。


 だから、鑑定士さんが違うから、全く違うものということは、基本的にはあり得ないというふうに考えております。


 以上でよろしいでしょうか。


○議 長(下山隆史君) 福留明議員。


○(福留 明君) 結構ですが、そのやり方、方法が二通りあれば、二通りの中で、どちらかを選ぶとした場合に、その選び方によっては、ある程度の差が出てくるとは考えてもいいということですね。それだけ確認して終わりたいと思います。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 徳留八郎議員。


○(徳留八郎君) だいぶ議論が白熱しておりますけれども、私にも市民の皆さんから何件か問い合わせやら来ましたので。今回は、パブリックコメントがなかったものですから、私どもも今までの過去の例のいろいろな責任問題がありますので、財政上、市民のコンセンサスを得るために、質問は避けますけれども。


 先般、自由民主党の古川代議士が、歴史まちづくりの法案が、あした一月二十九日に、閣議決定をされるのではないかということで、私どもはこれが補助率が五〇%ということであれば、平成二十年度が大体先ほどの話で七億円という予想でありましたけれども、しかし平成二十一年度は、いろいろと手を挙げて申請すれば、より一層の増額が見込めるのではないか。また、歴史のまちづくり法案は、地方の活性化をねらったものですから、私どもは、いいチャンスではないかと。都城を全国に、やはり、歴史のまちだということを全国にPRするためには、観光面でも教育面でも、今から先のいろいろな事業は、市民の総力戦。東国原知事が県民総力戦と言いますけれども、ああいうような市民総力戦で理解を得てしていかないと、やはり、いろいろな観光にお見えになった方々も市民の方々が、「あ、どこにあるだろうか。」とわからないようではいけないし、それぞれお見えになった観光の方々も親切に、やはり、お客様を大事にするという気持ちでやらないといけない、理解を深めなくてはならない。そうすることで、永く続くであるだろうし、いろいろな財政的にも豊かになるわけですから。やはり、そういう面では、来年もう一回手を挙げると。そして、都城市を全国にPRするチャンスではないかと、プラス思考で考えているわけでございます。だからそれに対する答弁もお願いします。


 それともう一つは、歴史資料館の話が先ほどから出ておりましたが、建設時の深川助役の先祖が都城島津家の家老だったのです。ですから、私どもも都城島津家を敬愛申し上げておりますけれども。心血を注いで、あそこにつくられて、そしてまた、静山亭といって、ヒノキで坪百八十万円でできた立派な茶室もあります。そういうこともあって、先ほど土地開発公社が買った土地が裏の方にもかなり広く六町一反、平成三年十二月に買っている。それから、さっきから話に出ておりました城山、平成元年の三月には、また下の方のちょうど北側の方に五反歩を買ったわけなのです。


 結局、あそこをどうにかして活用するというのが市民の今の声なのです。私に届くのは。そして、同じものを二つもつくる必要はないではないかということが、市民の声として、ものすごく多いのです。だから私は、今ここで、初代の都城名誉市民である、島津家第二十八代の島津久厚氏の一万点の提供があった。それを今大事に、歴史的にもいろんな本で保存し、広く全国にもPRして見ていただきたいとするためには、結局、今のおっしゃった計画のスペースが狭いか、広いかということは、今の時点ではわからないと思うのですよ。一万点の鑑定を受けてからでないと。だから、私は拙速にバタバタしてすると後悔が先にあると思います。国宝級のものもあるかもしれないわけですから。私どもは期待するし、重要文化財もあるかもしれない。だから、今、拙速に、パブリックコメントもしないままで進めるよりも、ここでやはり土地だけは、今のまま先に買っておいて、必要な補修はして、そして広く市民に公開していく。その間、補助率が五〇%の歴史まちづくり法案にのっとるために努力していく。そういうことを私はできないかと。そして、今の城山公園を大いに活用すると。そして山田町にも島津家の発祥の地やら、薩摩迫、荘園跡地もろもろの観光資源があるわけですから、もうちょっと時間をおいて市民のコンセンサスを十分得た方が、より一層、観光面からも教育面からも、全国に発信できるのではないかというふうに考えております。一万点の史料を展示するのに、今のスペースで広いか狭いかは、今の時点では何もわからないわけですから。だから私は、土地、建物とかそういうものは、特例債だけで買ってもいいのではないか。まちづくり交付金事業で考えていたものは、歴史のまちづくり法案がとおった後でもできるし、またはそういう希望もあるわけですから。だから、土地だけでも特例債で買っても残して、そして、それをちゃんと補修して、一般の人も広く見ていただく。次のチャンスでもある歴史まちづくり法案を大いに活用するということを私はできないかということもあわせて、ここで拙速に行う必要はないということで考えておりますので、その点についての答弁をお願いいたしたいと思います。さっき言った歴史まちづくり法案に手を挙げて来年出す、ということを含めてです。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お尋ねにお答えいたします。


 本当に、財源の確保を前提としてスケジュールを立てたために、非常に時間のない中での御審議をお願いせざるを得ないという、この点については、本当に申しわけなく存じます。できるだけ制度にとらわれずに、限られた時間ではありますけれども、設計に入るまでにはまだ時間がございますので、よりよいものにするために、いろいろと御意見をいただいて、変えていきたいと思っておりますので、この点についてどうぞ御理解をいただきたいと思います。


 そして、お話にありました歴史のあるまちづくり事業についてでございますけれども、現在把握している情報といたしましては、実は、この史料館については補助の対象にならないということでございます。その趣旨は、歴史のあるまちですから、そのままの保存を前提にした事業。昔の遺構とか、まちなみとか、通りの姿とか、そういったものを昔のままで保存するということを前提にした整備事業でございまして、史料館というのは、ある意味では近代的、形はいろいろ考えていかなければいけないと思いますけれども、コンクリートづくりを新築するわけでして、これは対象になりません。したがいまして、今、土地、建物を購入するのを合併特例債事業でしましたら、次の史料館部分につきましても、恐らくこの歴史のあるまちづくり事業の中では、この史料館部分は補助の対象にならないということになるのではないかと思っております。


 その他の部分となりますと、今度の事業では、ほかにほとんどもう残っておりません。したがいまして、活用する部分が少ないかなというふうに思っております。今の情報で、この史料館等もつくれますよとかいうふうに入っておりますと、検討の余地があったかと思うのですが、今の情報の中では現状で残っている昔の姿を整備、保存というために二分の一、もしくは三分の一以内の助成をするというふうになっておるそうでございます。


 以上のようなことを考えまして、やはり今、判断しましても、このまちづくり交付金活用事業しかないのかなというふうに考えております。スケジュールの点は、重々御指摘の点、本当に申しわけなく存じますけれども、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 一般質問ではありませんので、質疑は簡潔にお願いします。


 徳留八郎議員。


○(徳留八郎君) いろいろと苦慮されておりますが、私どもも市民の方への説明に苦慮しています。理解を得るためにやはり総力戦でいかないと、いろいろとそういうふうに拙速に進めると、やはり観光も続きませんので。だから、私は、やはり、ここでこういう計画をしたことについて、島津久厚名誉市民ですが、この計画をお示しして了解を得ているのかどうか。もう全くそれは抜きにしてこちらで進めているのか。名誉市民の意向も十分聞いた上で、これを予算化されたのかをちょっとお尋ねしてみたいと思います。


 今後、やはり都城島津家といろいろな面で我々も協力していかなくてはいけないものですから。そういう歴史史料館をつくることに対して、島津久厚名誉市民の御意見を十分聞かれたのか。私は、深川元助役なんかは、城山公園ですね、あそこが本拠地だったから、北郷義久公がつくったあとに、せっかくつくられたわけだから。あそこを充実した方がいいと思っていらっしゃるかもしれないし、ここをまだそういうふうに狭いかもわかりませんから、その島津久厚名誉市民の方の意向をこの計画の段階で聞いたかどうかをお尋ねしたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えいたします。


 十一月の末に、中間の報告をさせていただきました、全員協議会におきまして。その後、ちょっと日にちは覚えておりませんが、十二月の確か中頃だったと思います。この御報告いたしました中間報告の内容について御説明に上がりました。その時点では、活用していただけるということを、大変すばらしいと、大変喜んでいただきました。それから、今後のことにつきましても、一応お話はいたしましたけれども、全体の事業計画がまとまりましたら、議会の方に予算的なことの上程をいたします。


 その前に、全員協議会で事業の報告をいたしますので、島津氏にはその後にお伺いいたしますということで、先日の全員協議会の後に、実は私の方はちょっと都合がつきませんでしたので、経営戦略課長の方で御報告に行っております。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 山田裕一議員。


○(山田裕一君) 議案第二号について、一点だけ質問させていただきます。


 議員からたくさんの意見が出たわけですけれども、その中で、城山の歴史資料館、これに対するすみ分けでありますとか活用については、若干私も聞いていて少し不安な要素が伺えました。


 そこでお聞きしたいのですけれども、この歴史資料館というのは、今のような活用しか考えられないのか。これまでそういうことしか検討されていないのかお聞かせいただきたいと思います。


 例えば、菖蒲原町に今、文化財課が昔の公共職業安定所ハローワークの跡にあるわけですが。例えば、あそこの機能を歴史資料館の中に持っていくというようなことはできないのか。そうするとあそこの土地が空きますので、例えば民間に将来売却したりして財政の立て直しに貢献することもできる。それから教育委員会の中の生涯学習課とか、そういったものを一部、ああいう場所の中に移設をして、そして管理もさせていきながら、そういった歴史資料館としての役割も並存させていくというようなことは、あの施設の目的上できないのかどうか。また、そういった検討をなさったのかどうか。


 それについて、お聞かせいただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) お答えいたします。


 組織的な関係で、業務の場所として、城山の歴史資料館の方に、どういう機能を移すか、そういった点までは、まだ検討は一切いたしておりません。歴史資料館につきましての検討をいたしましたのは、まだ不十分だと十分思っておりますけれども、重要文化財等でないものの展示、そして都乃城遺構群としての、いわゆる活用の中で、その資料館の方は十分果たせるように考えていきたいということで検討をいたしたところであります。


 以上であります。


○議 長(下山隆史君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) 検討していないということですので、今の私の一つの提案に対してどう思われるかということも含めて、いろいろな形で活用の仕方を、今後もう少し練っていただくことが必要だと思いますので、最後、それに対する私の考えの所見をいただいて、私の質疑を終わります。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 御提案の件につきまして、お答えいたします。


 御提案につきましても、十分検討をいたしてまいります。あくまで、歴史資源ネットワーク化事業の位置づけといたしまして、広く都城盆地の中での遺構群、そして高崎町にあります資料館、都城の資料館、そういった点も全部含めまして、ネットワーク化で考えております。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 坂元良之議員。


○(坂元良之君) 議案第二号について、一点だけお尋ねをしたいと思いますが、一市四町が合併をいたしまして、もう二年になります。


 これからますますといいますか、一体感をねらって努力をしていかなければならないというような宿命がございます。そういう意味で島津邸の購入については、旧一市四町が一体感を図るために、それぞれが島津に関する歴史を持っております。そこの一体感という意味で、先日資料に、資料というか、絵を書いていただきましたネットワークというのを提示されましたけれども、このネットワークを絵に書いただけのネットワークで終わらせるのか、これに予算をつけて形として生かしていくのか、そういうお考えがあるのか確認をさせていただきたいと思います。


○議 長(下山隆史君) 企画部長。


○企画部長(二見重弘君) 予算編成の方を担当します立場で、お答えさせていただきたいと存じます。


 この事業につきましては、歴史資源ネットワーク化を前提として、そのうちの一つとしての位置づけだというふうに考えていただいてもよろしいと思っております。したがいまして、都城盆地の歴史資源ネットワーク化事業というのが頭にあって、その中の一つとして島津邸の整備計画というのがあると。ですから、事業費の問題はもちろんございます。これは、合併特例債等を活用したり、有利な補助事業を活用したりしまして、整備をしていくというふうに考えておりますし、この事業の効果はそこまで整備をして初めてあらわれるというふうに考えております。


○議 長(下山隆史君) ほかに質疑はありませんか。


 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。





◎委員会付託





○議 長(下山隆史君) これより付託を行います。


 ただいま議題となっております議案第一号は、産業経済委員会に、議案第二号は、総務委員会にそれぞれ付託いたします。


 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。


 次の本会議は、一月三十日の午前十時から開くことにいたします。





◎散 会





○議 長(下山隆史君) 本日はこれをもって散会いたします。


=散会 十二時 四十分=