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宮崎県 都城市

平成17年第4回定例会(第2号 6月15日)




平成17年第4回定例会(第2号 6月15日)





 
平成十七年第四回都城市議会定例会議事日程(第二号)


                    六月十五日(水曜日)・・・・・・・・・午前十時開議





第一 一般質問





本日の会議に付した事件


 日程 第一 一般質問





出席議員


 永 井 弘 美 君   西 川 洋 史 君


 神 脇 清 照 君   今 村 美 子 君


 立 野 和 男 君   森 重 政 名 君


 本仮屋   勉 君   本 田 和 夫 君


 竹之下 一 美 君   杉 村 義 秀 君


 蔵 屋   保 君   龍ノ平 義 博 君


 山 田 裕 一 君   徳 留 八 郎 君


 山 下 博 三 君   福 留 一 郎 君


 大 浦   覚 君   東 口 良 仲 君


 岩 切 正 一 君   本 郷 貞 雄 君


 益 留 道 雄 君   内 村 仁 子 君


 楡 田   勉 君   児 玉 優 一 君


 下 山 隆 史 君   橋之口   明 君


 黒 木 優 一 君   奥 野 琢 美 君


 植 村 浩 三 君   来 住 一 人 君


 永 山   透 君   藤 井 八十夫 君





欠席議員


 なし





説明のための出席者


 市長          長 峯   誠 君


 助役          土 持 正 弘 君


 総務部長        安 田 良 信 君


 企画部長        亀 沢 幸 治 君


 財務部長        前 田 四一郎 君


 生活環境部長      松 元 清 光 君


 健康福祉部長      横 山 成 保 君


 産業部長        長谷川 慈 弘 君


 土木部長        堀 川   渉 君


 水道局長        日 高 邦 晴 君


 合併対策事務局長    七牟礼 純 一 君


 大学設置推進事務局長  松 尾 久 丸 君


 行政改革推進担当理事  三 角 光 洋 君


 総務課長        高田橋 厚 男 君


 財政課長        岩 崎   透 君


 教育長         玉 利   譲 君


 教育部長        今 村   昇 君


 農業委員会会長     大久保 辰 男 君


 選挙管理委員会委員長  宮 田 基 久 君


 監査委員        吉 原 秀 治 君





事務局職員出席者


 局長          中 間 俊 幸 君


 次長          長 倉 重 久 君


 補佐兼総務担当主幹   元 明   晃 君


 議事担当主幹      稲 吉   稔 君


 議事担当副主幹     中 島 恵利子 君


 議事担当副主幹     永 盛 譲 治 君


 議事担当副主幹     藤 崎 雄 三 君





◎教育長あいさつ





○議 長(藤井八十夫君) おはようございます。開議に先立ち、ここで本日六月十五日付で就任されました教育長よりごあいさつをいただきます。


○教育長(玉利 譲君) (登壇)おはようございます。ただいま御紹介をいただきました本日付で教育長に就任いたしました玉利譲でございます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。一言ごあいさつ申し上げます。


 御案内のとおり昨日までは、教育委員長の職にございましたが、欧米の先進国が教育ということを最重要課題として、国家戦略として、重点を置いておりますこと等を考えまして、また、今日、当都城市の置かれている教育に関する諸々の問題を考えましたときに、これ以上教育関係者は言うまでもなく、市民の皆様に御心配をおかけすることは許されない、と考えまして、微力ではございますが、この重責を担わせていただくことに相なりました。


 お引き受けいたしまた私ではございますが、学校を出ましてからおおよそ五十年の間、英語を教えたり、学校経営等の仕事に今日までついておりました。もともと、浅学非才の身でありますので、議員の皆様はもとより、周囲の方々の御指導、御鞭撻をいただきながら、私の最善の努力を尽くす覚悟でございます。改めて、何とぞよろしくお願い申し上げ、ごあいさつといたします。


 ありがとうございました。(降壇)





=開議  十時〇三分=


○議 長(藤井八十夫君) ただいまの出席議員は定足数に達しております。


 これより直ちに本日の会議を開きます。


 本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第二号によって進めることにいたします。


 暑い方は、適宜上着をおとりください。





◎諸般の報告





○議 長(藤井八十夫君) 日程に入るに先立ち、この際御報告いたします。


 都城市定期監査報告書及び例月出納検査結果報告書の写しを各位のお手元に配付いたしましたので、御了承願います。





◎日程第一 一般質問





○議 長(藤井八十夫君) 日程第一 「一般質問」を行います。


 発言の順序は、お手元に配付いたしております一般質問通告書の順によることにいたします。


 まず、西川洋史議員の発言を許します。


○(西川洋史君) (登壇)おはようございます。


 前回の三月議会の折には、初日の七番目ということでございましたけれども、今回は議員各位の心温まる抽選会で、私はトップのくじを引かしていただきました。残りくじだったんですけども、トップのくじを引かしていただきました。今日は、一番最初の登壇かなと思っていましたら、教育長が先にここに登壇されたということで、二番目ということで、少しリラックスしております。本当に、教育長さんにおかれましては、御就任、本当におめでとうございます。個人的にも前から存じ上げておりました尊敬する方が、今度教育長になられたということで、一安心しておるところでございます。一応、今年の十二月三十一日までの期間でございますけれども、ひとつ、都城市の教育界のために頑張っていただきたいと思います。どうかよろしくお願いします。


 それでは、きょうの質問に入らせていただきます。


 市長におかれましては、全国最年少の市長として誕生され、約半年が経過いたしました。なかなか、好転しない経済状況、少子高齢化の急速な進展など、厳しい社会情勢の中で、市民のニーズは多種多様化し、都城市のかじ取り役としての手腕に市民は注目しております。そこでお尋ねしますが、今まで観客席から見ていた市政と、実際、市の中に入りまして、プレイヤーとして市を任された現在、理想と現実のギャップがあると思われますが、率直な感想を一言聞かせていただければありがたいと思います。


 次に、土木部長にお尋ねします。


 都城地域と志布志港を直接つなぐ道路としては、昭和三十年代から両地域の強い要望であり、その名も「弾丸道路」と呼ばれるほどに歴史的には古く、地域間の自動車交通の高速化が望まれておりました。その後、平成に入り、ようやく地域高規格道路すなわち「都城志布志道路」として具現化し、現在に至っているところであります。この道路の整備効果については、特に産業的意味合いが強く、都城地域の農畜産業の活性化はもとより、都城市の中心市街地の活性化に大きく寄与するものとして、関係住民の期待はますます強くなってきているのが現状でございます。


 そこで、この道路の全体区間の状況と、今後の見通しについて御説明をお願いします。


 また、聞くところによるとこの道路は、国・県で事業を取り組んでいるとのことでありますが、それぞれの状況と今後の見通しについて、あわせてお答えください。


 産業部長にお尋ねします。


 現在、金御岳公園へのアクセス道整備として、工事が進められているふるさと林道「サシバ線」についてお尋ねいたします。


 そもそも、ふるさと林道緊急整備事業とは一体どのような事業であるのか、事業の内容等について御説明ください。


 また、サシバ線の工事進捗と今後の予定、さらには事業費についてもお答えください。


 生活環境部長にお尋ねします。広域行政の事業の分野であることは、十分承知いたしておりますが、市民にとって最も関心のある問題でもありますので、あえて質問させていただきます。


 新しく計画されております清掃工場建設についてですが、現在の進捗状況と今後の予定などをお示しください。


 後は、自席で質問させていただきます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) (登壇)西川議員の御質問にお答えいたします。


 理想と現実のギャップがどうかというようなお話でこざいました。


 私自身は、市長になる前は県議会議員をしておりまして、県政の方をいろいろと携わらせていただいておりました。ですから、行政としては、県政として、ほぼ相似形といいますか、そういった形で、思った以上に、理想と現実のギャップはないというのが率直な感想でございます。


 しかしながら、その理想にですね、一歩でも近づけて行くための改革を進めなければいけないというふうに思っております。それについてもですね、非常に高い意識と能力を持った職員の方々が、私が予想する以上のいろんな改革案の実行へ向けての検討をしていただいておりまして、「ローマは一日にして成らず」と申しますので、多少時間はかかるもしれませんが、理想に向かって着実に一歩ずつ前進していける、そういう確信を持っているところでございます。


 以上です。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。


○土木部長(堀川 渉君) (登壇)おはようございます。


 それでは西川議員の質問にお答えしたいと思います。


 道路行政についてということで、地域高規格道路の今後の全体的な作業の状況、それから見通しについてということでございます。


 最初に、全体的な状況をお話をいたしますと、御承知のとおり、高木町のインターチェンジから鹿児島県の志布志湾をつなぐ計画路線でございまして、約四十キロメートルの延長でございます。


 平成六年に計画路線の指定を受けまして、国、それから宮崎県、それから鹿児島県の工事区間というふうに三つの事業主体で現在進めているという状況でございます。


 御質問のありました、全体区間と各事業主体の状況と今後の取り組みにつきましては、鹿児島県側と宮崎県側の二つに分けまして、説明をさせていただきます。


 まず、都城市管内を通ります宮崎県側になりますが、高木町の都城インターチェンジから乙房町、横市町、平塚町、五十町、今町、梅北町を経由します二十一キロメートルの延長ということでございます。まだ、一部鹿児島県境のところが計画路線でございまして、まだ調査区間になっておりませんが、今後この延長につきましては、提言活動をしていきたいというふうに思っているところでございます。


 それから、国道十号と交差をします五十町のインターチェンジを区切りとしまして、これより北側の都城インターチェンジまでの約十三キロメートル、これが国の直轄区間でございます。


 それから、五十町インターチェンジから南側県境まで約八キロメートルございますが、これが宮崎県の施工区間でございます。


 それでは、宮崎県の方についてちょっと説明をいたしますと、現在は国道十号五十町インターチェンジから、先ほど説明しました梅北インターチェンジ、約三キロメートルを「都城東環状線」と称し、事業化されておりまして、現在県の方で用地買収等を行っております。一部、五十町インターチェンジから今町の国道二百六十九号のインターチェンジまでは、事業化されておりまして、現在大淀川の橋梁、それから国道二百六十九号と交差いたします今町インターチェンジの橋梁の下部工事ができておりまして、平成十七年度につきましては、両方の橋梁の上部工事が発注をされるということでございます。


 それから国道二百六十九号の今町インターチェンジと、梅北インターチェンジ間は地域高規格道路の構造基準等の見直しによりまして、本年の四月にですね、ルートの変更がなされております。これは、どういうことかといいますと、国の基準の見直し等がありまして、経費をなるべく落として効果を上げるというような経費節減ですが、そういう見直しがあったわけでございます。一部梅北川を渡りまして、梅北城の横を通る路線が決定をされておりましたけれども、今回、それではかなりの費用がかかるというようなこともありまして、右の方へ右折をいたしまして、一部変更になったところでございます。


 当然、この変更につきましては、地元に十分説明をいたしまして、了解をもらって、都市計画が決定をされたということでございまして、今後、県の方で詳細設計をいたしまして、地権者の方に相談をしながら用地買収にかかるということで、地元説明会を待つということでございます。


 梅北インターチェンジから南の区間につきましては、県境を含む区間でありまして、現在ルートは決まっていない状況でございまして、市としましては、調査区間指定へ向けて、強く要望を進めていく必要がございます。


 続きまして、国土交通省の区間を説明いたしますと、国道十号五十町インターチェンジから、都城インターチェンジまでを「都城道路」ということで、取り組んでいただいているところであります。本線が交差いたしますJR日豊本線、市道母智丘通線と交差する南横市インターチェンジ、それから県道御池都城線と交差する乙房インターチェンジをそれぞれ区切りといたしまして、大きく四つの工区に分けてあります。国道十号の平塚側から先行して、今整備が進められております。その区間でございますが、現在、用地買収が四割程度というふうに聞いております。あと残りの六割程度を今年度からかかるということでございまして、これは国の直轄の区間でございます。用地買収等が済みますと、当然埋蔵文化財の発掘調査ということでございます。現在、一部その四割の買収が終わったところにつきましては、発掘調査がなされているというような状況でございます。当然、直轄はこの区間が一番早いわけでございますけれども、ここが終わりますと、当然北側の方に工事が進められていくというような話を聞いているところでございます。


 次に、鹿児島県側につきまして、説明をさせていただきます。


 宮崎県の県境から志布志港まで、約二十一キロメートルございます。そのうち末吉インターチェンジから松山インターチェンジ間の約四キロメートルございますが、この道路につきましては、平成十七年二月十八日に供用開始を一部したところでございます。これに続きまして、現在、松山インターチェンジから、有明インターチェンジまで、工事が進められているような状況でございます。


 それから、有明インターチェンジから志布志間でございますけれども、これは平成十六年に調査区間指定を受けまして、ルートの選定のために調査が実施されているというような状況でございます。鹿児島県側は、県境から志布志港に向かって順調に、今整備が進んでいるというような状況でございます。


 最後に、厳しい財政状況であるということもありまして、事業等は少し遅れているような思いがしますけれども、今後、鹿児島県の曽於郡、そしてまた促進協議会の皆さんと協力をしながらですね、早期着工といいますか、早期完成に向けまして、更に要望活動を進めていきたいというふうに思います。


 以上でございます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。


○産業部長(長谷川慈弘君) (登壇)おはようございます。


 西川議員の方で、道路行政につきまして、二問目にふるさと林道「サシバ線」についてのお尋ねでございましたので、お答えしたいと思います。


 まず、ふるさと林道緊急整備事業の内容はどういうことかということでございますけれども、本事業につきましては、山村地域の振興と定住環境の改善、それから森林整備の推進及び地域森林活動促進のために、林道整備を目的に平成五年に創設されました事業でございます。その内容は、国県道等の主要幹線道路と集落を結ぶ道路とか、あるいは主要基幹道路と公園等の拠点施設を結ぶ道路、こういったものの整備事業でございます。林業の振興面につきましては、多目的機能を有する森林の適正な整備及び保全を計り、効率的かつ安全な林業経営を確立するためには、必要不可欠な施設であるというふうにとらえております。


 それから二問目で工事の進捗と今後の予定、あるいは事業費についてお尋ねでございました。工期につきましては、本事業は平成十一年度から着手をいたしておりまして、本年度十七年度までの工事期間でございます。したがいまして、今年度で工事が完了するということになっております。


 次に事業の進捗状況でございますけれども、平成十六年度までに全線の開設工事を一応終えまして、本年度は舗装と安全施設等の設置を残すということになっております。


 なお、事業費につきましては、全体事業費が十一億一千万円、それから事業量が延長千八百六十一メートル、幅員七メートルの事業ということになっております。


 以上でございます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 生活環境部長。


○生活環境部長(松元清光君) (登壇)おはようございます。それでは、西川議員の御質問にお答えします。


 御承知のとおり、現在の清掃工場は昭和五十七年に稼働しております。この間、平成十二年度から平成十三年度にダイオキシン類対策のための排ガス高度処理施設整備を実施しておりますが、老朽化に加え、ごみ排出量の増大等から、より高度な処理機能を持つ新清掃工場建設が重要な課題となっているところであります。


 新清掃工場計画につきましては、宮崎県で策定されましたごみ処理広域化計画に基づき、都城市及び北諸県郡一市五町の可燃ごみを処理する施設として、平成二十三年度に稼働する計画であります。


 現在、都城北諸県広域市町村圏事務組合で、新清掃工場建設の計画を進められているところですが、市町村合併を控え、今後、新市建設計画等の調整を図り、関係機関で検討しながら鋭意努力してまいります。


 以上です。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) それぞれ御答弁いただきましてありがとうございます。


 それでは引き続き質問させていただきますけれども、市長ですけども、県政でだいぶん勉強をされてきたということでですね、思った以上に市長になられてからもギャップはないということでございまして安心しましたけれども。また、都城市の職員の皆さんが見識が高く、意識も高いといった職員が多いということでですね、お誉めに預かったようでございます。ありがとうございます。私もうれしゅうございます。


 だけど、「ローマは一日にして成らず」というお言葉もおっしゃいましたけれども、また、次は市長選挙がございますよね。先ほどの教育長と同じように、今年の、十二月三十一日で職を皆さん辞さなければならないということですけども、また、選挙に勝って出ていった場合には、「一日にして成らず」ということも言えますけども、短期間の中にですね、市長の思いを込めたことを、やっていただきたいなと思いますので、一つ努力をしていただきたいと思います。


 それでは、市長に対しまして、人事関係と財政状況、サブシティ構想について基本的な方針、また考え方についてお伺いしたいと思います。


 まず、一点目の人事関係ですけれども、市長就任以来半年が経過しようとしていますが、いまだに収入役の席が空席のままでございます。市長からかねがねよく耳にするのですけども、「しがらみのない市政」ということで、いろんなことが市長の耳にはささやいてくると思いますけども、そういうことがあってのことで、収入役は置かないのかなと思っておりますけども、今後、在任期間中ですね、収入役の見通しはあるのかどうかちょっとお聞かせいただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) 御質問にお答えいたします。


 皆様御案内のとおり、人事の問題は大変難しい問題でございまして、私も収入役に適任の方がいらっしゃればという思いでですね、いろいろと思いを巡らせているところでございます。


 しかしながら、なかなか人選中というお答えしかできないような状況でございます。在任中の見通しについてということですが、残りが六カ月ですかね、十二月三十一日までですので。そういったこともございまして、この間の見通しについてですね、今日しっかりと皆様に明言できるような状況ではないということで御理解をいただきたいと存じます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) 残すところあと六カ月間ということで、御理解をということでございますけれども、収入役というポストは重要なポストでないのかなというふうに私は考えますけども。助役さんは決まった、収入役さんも当然そうなるのかなと思ってましたけども、まだ一向に出てこないということもありますけれども。


 実は、新市になりまして、来年合併ですね。四町の区長さん方が出てきます。約年俸一千万円クラスの方が四名できるわけですね。大体金額がそのくらいになるんじゃないかなという私の推測ですけれども。そうなってきますと、部長以上で三役以下のような形の方かなとも思われますし、収入役が一人いない分だけ、今のところは税金のむだ遣いをしなくても済む。収入役がいなければいないで済むのだったら、もうこのまま特別職のスリム化ということで、行政改革としては高い評価を受けるはずですので、もうずっと置かない方がいいんじゃないかなと私自身は考えるわけです。どうしても必要な役だったら、今すぐにでも決めていただかなければならない。決められないということは、要するにあんまり必要ではないのじゃないかなと。行政によっては、収入役を置いてない都市もあるということでございますので、厳しい財政状況のもとでもございますし、市民の貴重な税金を節約する意味でも、この際、先ほど言いましたように、収入役はもう都城市は必要ないということを、決定できないのかということを、私はちょっとお尋ねしたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) 御指摘のようなお話は、あちこち言われることもございます。しかし、私は収入役というポストが要らないという認識は持っておりませんし、また税金のむだ遣いとも認識いたしておりません。現在、収入役不在のことによりまして、その職務をしていただいている会計課長さんにはいろいろと御苦労を強いておるところもございます。そういった関係で、収入役は必要だということは考えております。ただし、現在、人選中であるという状態でございますので、御理解いただきたいと存じます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) 御理解いただきたいということでございますけれども、ちょっと理解に苦しむわけですね。優秀な職員がいるから、今のところやっていけるわけです。だけど、将来もまた優秀な職員がいるわけです。都城市、また北諸四町の中にもですね。いっぱいいると思います。


 ですから、この際また職員の数が増えるわけですから、収入役を置かずに合併の折には、それぞれの区長さんがいますので、いろんな行政のことについてもですね、いろいろと働いてくれると思いますので、私は少し、今まで置かなくて、これからも今年の十二月三十一日まで置かないというのはおかしいなと、理解にちょっと苦しむということでございます。余り、いくら言っても押し問答でございますので、このくらいでやめたいと思います。


 次に、先の三月議会の折に、教育委員の案件が提出されました。市長の説明不足でしたということで、報道の方では、出ていたようでございます。「非常に説明不足でした。」と、その一言で済まされないようなものがですね、市民の中にはいろんな団体とか思惑が出ております。それだけでは片づけられない、もうちょっと根の深いところがあるのじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。


 ちょっと御説明いただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。


 根の深いところがあるんじゃないかと言われますと、そうかもしれないなということしか言えないのですが、あのとき私が説明不足と申し上げましたのは、この議場でですね、質疑等いただきました中で、なぜ行政職の方を突然教育委員に推挙するのかといったことが言われました。それについて、私なりの思いというのが当時あったわけでございます。そのことをですね、しっかりと御説明していないと。だから、不可解だということで議会の方で御判断をされたということに対しまして、やっぱり率直に反省をしなければならないなという意味で、説明不足でしたということで、お話を申し上げました。その後の状況につきましては、いろいろと状況が変わりましたが、三月の時点ではですね、そういったことでこれを一つの自分を磨く材料にしよう、糧にしようという意味で反省をしたということで説明不足という表現をさせていただきました。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) 市長さんもすごく若いだけありまして、反省されておるということで、あんまりしつこくお尋ねするのも私も嫌になったような気もするんですけれども、もうちょっと言わせていただきたいと思います。


 そもそも二十年前ですね、瀧内市長さんと、前市長の岩橋さんと戦いになられました。激しい選挙戦でございました。ちなみにそのときの投票率がですね、八二・〇五%、考えられないですね。岩橋さんの獲得票がですね、四万三千六百九票。今までの市長選挙ではトップです。そのとき、「このままではいかん」という市民の声がものすごく出てまして、都城市の市政の流れを変えようという合い言葉で、私もちょうど市長と同じ、三十代の若いときでございました。私の父や、また市長の今回の選対本部長さんも一緒になりまして、そしてまた多くの市民の方々が一丸となって燃え上がり、大きな風が吹いたわけです。高い得票率、高い獲得票のあらわれは、その結果ではなかったかと思います。しかしながら、岩橋市長は当選されてからですね、そのときの教育長にお辞めになっていただきたいということは一言も触れませんでした。教育のことは、教育委員会の方々にお任せするという形で二十年間ずっとやって来られました。教育長が辞めた場合には、前任者の教育長が次の教育長を選ぶと、お願いするという形で、ですから、教育界の方には口を挟まないという姿勢で来ました。敵も味方も平等に扱うというのが、岩橋市政の精神ではなかったかと思います。


 それこそ、選挙の功労者の言いなりにならない頑固な面も持ち合わせていたと思います。それがまた魅力でもあったと思いますが、それが欠点でもあったんじゃないかなと思います。しかし、二十年間という長い市政執行者になれたのも、魅力の面が多分多かったからでしょう。取り巻き人に左右されない自分らしさを前面に出していく、これは今の長峯市長であっても同じでございます。どうか、自分のお考えをですね、外野席からいろんなことを聞かれてもですね、慎重に慎重に取りかかって都城市の発展のために、私としては尽くしていただきたいなと思います。


 しがらみのない市政を目指すには、ということでございます。助役、いいですか。質問の通告の中にも助役と書いていましたので、何が来るかわかりませんけども、助役、ちゃんと聞いててください。あなたの存在は、非常に大事な立場でいることを認識していただかなければならないと思ってます。しがらみのない人事で、助役に抜擢されたと私は思います。そうでしょう、市長。「うん。」とうなずいておられます。若い市長の補佐役として、これからもますます頑張っていただきたいと思います。


 しかし、前任の助役、また収入役はですね、市役所の職員であればですね、まだ現役です。北村前教育長も今年が定年の年でございます。まだまだ活躍できる年齢であったはずです。彼らには、行くところも帰るところもありません。首長選挙の結果で、仕方がないといえば、仕方がありません。しかし、助役、あなたには県という大きな受け皿があり、帰るところもあるわけです。ときには、若い市長に対しまして外圧を受けたときは盾になったり、それから市長の制御役として、ときには悪者にもなったりして言うべきことは言わなきゃいかんと私は思います。都城市のさらなる発展のために、土持助役さん、一つよろしく頑張っていただきたいと思います。


 そういうところで、私は助役に就任されてから、一番身近で土持助役が長峯市長を見ているわけです。長峯市長をどのように評価されているかなと。「ここがいいから、私はついて行くんだ。」と、一つお答えいただきたいと思います。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(藤井八十夫君) 助役。


○助 役(土持正弘君) 西川議員からの、私自身は今、激励というふうに取りましたけれども、私の与えられている職務の中でですね、おっしゃるようにやはり市長さんをあらゆる面で支えていかなければならないというのが私の役目であるというふうに思っております。


 市長を見て、どういうふうにという質問でございますけれども、私、市長さんが県議会の方に見えてから、ずっと存じ上げているわけでございますけれども、やはり市長さんになられて非常に幅広い、何といいますか、市民の皆さん、それからいろんな方に対する配慮といいますか、そういうところを非常に感じているところでございます。県議時代といいますのは、役人と議員さんでございますので、あんまりそういう深い交流はないわけですけども、近くで見ておりまして、そういうふうに感じております。私自身ですね、こういう職務につかせていただきまして、行政事務の執行という意味では、そう違和感はないといいますか、市と県とでそんなに大きな違いはあるというふうには感じておりませんけれども、まだまだその市長の補佐役といいますか、補佐役は補佐役としての役割を十分皆様からそう言われるように、果たしていないというふうに感じておりますので、今後とも皆様方のいろいろな御指導をいただきながら、職員の皆様から信頼され、また、市民の皆様からも信頼されまして、十分その市長さんとのつなぎ役が努まりますように、頑張ってまいりたいというふうに感じておるところでございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) ありがとうございます。助役さんの決意のほどをお伺いしたような感じがしまして、市長もそばに土持助役がいるからには心強いのではないかと思っております。


 市長は、今回の教育委員の人事、教育委員会に任せておけばよかったはずだと言いましたが、政策や人事の面においても、前任者が行ってきたものでもですね、よいものはよいという評価をしてもらって、よいところはどんどんどんどん取り上げて、そして引き継ぐことも、一つの知恵かもしれないと私は思っております。


 若いだけありまして、すぐ吸収することはできると思いますので、頑固なところもないようにお見受けしますので、ひとつこれからもよろしくお願いしたいと思います。


 持ち時間の関係上、また先に進めさせていただきます。もし、時間が残りましたら、先ほどの質問通告の中の分をもう少しやってみたいと思いますから、よろしくお願いします。


 土木部長より先ほど、地域高規格道路について御説明をいただきまして、ありがとうございます。大体、様相が見えてまいりました。国も県も厳しい財政状況の中でございますけども、関係近辺の町と市と一緒になって、またいろいろとスクラムを組んで頑張っていただきたいと思います。早期の完成を目指しながら、さらなる努力をしていただきたいと思います。


 ところで、二点ほどお尋ねします。計画路線でありますが、でなかったら、済みませんけども、下長飯町の斎場へ通じる道路は大淀川をまたぐ橋梁部分など、ほとんどが完成しているようですが、これは平成十五年度に開通する予定が、いまだに開通していないと。なぜなのかということで、今後の見通し。それと、姫城町の市民広場に隣接している神柱通線の一番南の端に当たるところでございますけれども、東側道路の幅員が田んぼがありまして、狭くなっていますよね。その部分の拡幅の予定はあるのかなと。もう既に、西の方からずっと東の方に市の道路が延びてきています。そこと通じる重要な道じゃないかなと思っていますので、この二件について、少し説明をいただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。


○土木部長(堀川 渉君) それでは質問にお答えいたします。まず、一点は下長飯町の南墓地北通線のことであると思いますが、この路線につきましては、もう今御指摘のとおりでございます。大変、地権者との交渉が長引いてですね、現在は遅れているような状況ではございますけれども、ただ、担当課の努力によりまして、今年三月でしたか、御理解いただいて、契約をいただいたということでございます。あと五十メートル程度残っておりますけれども、移転の場所、移転工事等が終わりましたら、早速工事に取りかかるという予定でございます。


 ただ、地権者の方もですね、当然代替地に移転をされるというような状況もありますので、いろんな検討をなされているところでございまして、私どもも中に入りまして、いろんな方策を地権者の方と相談をいたしているというような状況でございます。


 今回、そういうことで長い間の懸案でありましたけれども、御理解をいただいたということで、今後また慎重に対応をしていきたいというふうに思います。


 それから、二問目の姫城運動公園前の道路ということでございます。私もちょっと現場を見ました。一部狭くなっておりまして、今の状況では途中までいいんですが、大変不便になっているところがあります。これは、宮崎国体のときに、都市計画道路として整備をされたところでございます。今回現場を見ますと、農耕車、農業される方の車とか、近道をされるような一般の車がありますけれども、今のところは交通量がさほど多くないということもありまして、現在は計画になっていないという状況でございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) 下長飯町の斎場に通じる道でございますけれども、五十メートル程度が、あと残っていると。今年の三月ですかね、もう調印が地権者と終わっているということも聞いておりますが、早急に完成すればいいなと思っています。最終的には私どもも利用する道でございます。全員多分利用するんじゃないかなと思いますのでひとつ、便利のいい道でございますので、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、姫城市民広場に隣接するところですが、利用頻度の高い道路になるんじゃないかなと思いますので、完成に向けてなお一層の努力を払っていただきたいなと。予算の関係があるかもしれませんけども、あそこを早めに地権者から譲っていただくとか、努力を怠らないよう、していただきたいなと思います。途中までできている道がなかなか通じないというのも都合が悪うございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


 産業部長にお尋ねいたします。


 サシバ線の説明、非常に私の質問項目では、必要性はということで、びっくりなさったと思います。いろいろと私も、今、土木部長が説明した大変な道路事情ということもありまして、サシバ線について、もうちょっと強く突っ込んでいこうかなと思いましたけども、あと残すところ今年で完成を見ているということでございますので、もうそれ以上突っ込むことはできないなと思っています。サシバ線は林道といえども、それこそ普通、林道はメートル二万円ぐらいでできるわけですね。でも、サシバ線に当たっては相当な金額が入っています。二車線道路になる。完成後はこのサシバ線の果たす役割、効果のほどがどのくらいあるのかなと思います。わかっている範囲内で結構ですので、その効果のほどを教えていただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 産業部長。


○産業部長(長谷川慈弘君) サシバ線に関する二問目にお答えしたいと思います。


 先ほど申し上げましたとおり、本年度が最終年度ということで、担当課の方で鋭意取り組みをいたしておりますが、このサシバ線につきましては、地元住民は当然でございますけれども、市民の長年にわたる念願でございました金御岳公園への、大型バスですね、こういった乗り入れの問題を解消することとあわせまして、林道としまして、林業の振興を図ることを目的に計画されたものでございます。したがって、このサシバ線が開通しますと、御承知のとおり、金御岳公園、それからその中にありますスカイスポーツの離陸地、それと全国から観賞に来られます渡り鳥サシバの探鳥会の方々の活動の場として、恐らく全国的にもさらに注目されていくんじゃないかというふうに考えております。今後、地域の憩いの場、あるいは林業の面からもこれまで以上に多目的に利用されていくことは間違いないわけでございまして、地域の活性化からも私どもは十分に期待できる施設ということでとらえております。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) ありがとうございます。平成十一年度から七年間の大がかりな事業で十一億一千万円の予算が投資されているわけですね。このサシバ線には。今年度で工事が完了するわけですから、何も言うことはないんですけども、あと開通後、金御岳公園が本当にあの地域の方々だけじゃなくて、市民がこぞって行けるような場所というようなことで、利用されればいいなと。また、林業振興のためにも大いに活用されればいいなと思っています。すごく、都城市並びにあの地域が活性化することを期待してサシバ線については、一応質問を終了いたします。


 これは、生活環境部長でしょうか、先ほどお答えをしていただきましたが、清掃工場の新設計画についてですけども、場所の決定で、多分苦労しているということを聞いております。ごみの収拾の場合、ごみの処分で一カ所だけというのも、志和池地区に余りにも集中してくると、関係車輌が、どんどんどんどん入ってきて、交通渋滞も予測される。今あるだけで最終処分場があって、それからリサイクルプラザもできました。今度は新しい清掃工場をつくるということになると、あそこに全部集中して、便利的に言えば、この中心部あたりが一番ごみが出るんじゃないかなと思います。そうなってきたとき、ちょっと距離が遠いような気がするのですよ。前は大岩田町の方に最終処分場がありまして、非常に中心部分の人たちは楽しておりました。ものは考えようで、道路にもすごく整備費がかかることになると思いますので、私は燃やせるごみの量が地域的にどのくらい出ているかなと。地域別の統計をとって、それを目安にして作業車、パッカー車ですね、パッカー車が最も効率のいい動きのできるところはどのあたりかなということでですね、考えていただくという点と、焼却炉がありますよね。燃やします。その余熱を利用して、例えば今、いこいの家がやっているように入浴施設、もっと大きく言えば、都城市には公認プールがございません。公認プールと併用した形で温水プールも便利のいいものでないかなと。要するに市民が憩う場所、楽しめる場所を考えたところ、果たしてあの場所でいいのかな、どっかいいところがあるはずですよ、と私は言いたいわけです。総合運動公園の計画もありました。断念もしました。そういった場所でも、迷惑施設と言われますけども、今の清掃工場は迷惑施設ではありません。本当に見学者がいっぱい来まして、楽しいものがいっぱいあるようなところが今の清掃工場になっています。よそで視察に行きますけども、素晴らしいです。もう、ごみは出ません。灰もそんなに出ません。ガラス状の粒が出てくるような感じでですね、処分するものがほとんどない。完全に燃えきってしまうというような炉を構えているわけです。ですから、場所とか、そういうのももうちょっと慎重に、部長がするんじゃなくて、広域圏がするんじゃなくて、市長、ひとつそこ辺も考えていただきたいと思います。質問しようかと思ったけども、この件は時間の都合上またカットさせていただきます。


 松元部長に再度質問します。来月の七月十七日、この日はもう既に皆さん方ふれが回ってますけども、夏季環境美化の日です。市内各所で自治公民館を中心に清掃作業を行う市民総ぐるみの活動が展開されます。私も地域の役員としてこの二十五年間、ずっと参加しております。しかしながら、地域において以前より空き地や空き家が増え、雑木雑草の処分に困っております。つい最近、空き地の草に原因不明の火が燃え広がり、消防自動車が出動する騒ぎが早鈴町でありました。幸いに大事に至りませんでしたが、空き地の所有者には市役所を通じて再三の草刈りをお願いしていますが、そのままの状態で放置されていた。その場所が火事になったわけです。消防署の職員の方にも聞きましたけれども、だれの持ち物か、近所の方もわかりませんでした。そういったところが市内には各所あると思います。


 六月十二日の報道によりますと、政府は人口減少社会に入る今後、利用予定のない空き地や空き家が増え、都市周辺部を中心に景観や防犯、防災面の課題になることを予測する土地白書を閣議決定したとありましたが、まさに私たちの近辺にそのような場所が点在しています。空き地や空き家の相続人が市内にいない。相続人の数が数十人に上り、相続の確定もできず行政サイドもなすすべもなく苦情の解決がいまだにできていない。そういう箇所がたくさんあるようです。このような低・未利用地については、政府見解でいくと市町村や地域住民らで管理する仕組みが必要だと提言している。生活環境課で把握しているような苦情件数と今言ったような地域や市町村、地域住民らで管理すると書いてありましたが、今後どうやって対応していくのか、その辺がわかればお知らせいただきたいと思います。わからなければ時間が短こうございますので、よろしゅうございます。苦情件数だけでも結構です。


○議 長(藤井八十夫君) 生活環境部長。


○生活環境部長(松元清光君) それでは、苦情件数のみ時間の関係でお知らせいたします。荒地や廃墟などの雑木雑草などの苦情件数につきましては、平成十一年度が三百五十一件、平成十二年度が三百八十一件、平成十三年度が四百四十七件、平成十四年度が四百十一件、平成十五年度が四百三十一件、平成十六年度が四百二十九件となっておりまして、やや増加傾向となっております。


 以上です。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) ありがとうございます。非常に、こう、都会だけのことじゃなくて、我が都城市のこの近辺にも結構そういう場所が数多くあるということです。もうちょっと政府の出した土地白書のそういうのも検討していただきまして、地域住民が管理するとなっておりますが、どういうふうに管理したらいいのか、ちょっと私どももわかりませんので、もうちょつと担当課で研究を重ね、いい方向にいくように。できれば毎年くる環境美化の日がすばらしい環境美化になるようにいければいいなと思っております。


 時間を相当食ったもんですから、サブシティ構想についても市長に聞かなければならないと思っていたんですけども、もう前回もやりましたので、一言で結構でございます。


 中心市街地の旧寿屋の件を、何か情報がありましたら、一言で結構でございます。教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。なければないで結構でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。旧寿屋の件につきましては、皆様に発表できる段階の情報は、現在のところはございません。ただ、期待をして見守っているという状況でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 西川洋史議員。


○(西川洋史君) なかなか、発表する段階でないということで、大学についても発表する段階でないということで、非常に我々議員に先に発表しなくてどこに発表しているのかな、新聞記者さんに発表しているのかということでですね、非常に疑問に思っているんですけども。できれば信用していただいて、口がかたいですので、議員もですね、内々でも結構でございますので、教えていただきたいなと思います。それが、私ども市民から選ばれた議員として、市民を安心させることにもなるんじゃないかなと思っていますので、これからもひとつそこ辺も考えていただきまして、教えをいただきたいと思います。


 なかなか時間がたつのが早くて、まだまだいっぱい準備してたんですけども、今回の質問をこのぐらいで終了させていただきます。


 どうもありがとうございました。


○議 長(藤井八十夫君) 以上で、西川洋史議員の発言を終わります。


 十分程度休憩いたします。


=休憩 十一時 四分=





=開議 十一時十五分=


○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、本仮屋勉議員の発言を許します。


○(本仮屋 勉君) (登壇)皆さん、こんにちは。今回、初めて質問をします大志会の本仮屋です。本仮屋という名前、非常にわかりづらい名前ですが、最近は朝の連続ドラマの「ファイト」で、非常に宣伝してもらっておりますので、あんまり間違えられることもなくなりました。よろしくお願いいたします。


 私、昨年の十二月まではここの都城市にあります陸上自衛隊都城駐屯地に勤務しておりました関係で、議員としての一番最初の質問につきましては、この陸上自衛隊都城駐屯地が将来にわたって、現在のように都城市とともに、共存共栄できるという観点に立ちまして、長峯市長の自衛隊に対する考え方を伺いたいというふうに思っております。


 長峯市長には、市長就任に伴い、自衛隊協力会都城支部長就任ということで、本当に心から感謝申し上げます。市長の自衛隊に対する思いにつきましては、この自衛隊協力会都城支部長就任ということで、十分にわかるのではないかという思いがあると思いますが、やはり長峯市長御自身から、都城駐屯地に対し、いかなる考えをお持ちか、この機会に率直な考えを伺いたいと思います。


 都城駐屯地は、全国に約百五十あります陸上自衛隊の駐屯地の中でも、地元と非常に良好な関係にある駐屯地ということで、自衛官の間ではよく知られております。あえて序列を挙げますと、恐らく三本指に入ると。それぐらい非常に良好な関係にある駐屯地ということです。このことにつきましては、都城市が明治以来、軍都として栄えてきた、そのような歴史的な背景もあると思いますが、やはり歴代の市長を初め、市民の皆さんの温かい御理解と御支援、そして自衛官自身もやはりこの郷土を愛する、郷土の自衛隊ということで、このよき都城市民になろうと、一人一人が努力した、そういった結果であるというふうに思います。


 岩橋前市長につきましては、いろいろ自衛隊の行事に参加されまして、その都度隊員に対して、「自衛隊は都城市のバックボーンである。」と常に感謝の気持ちを述べておられました。このことにつきましては、自衛官にとりましては大変大きな励ましであると同時に、ここまでやはり期待されますと、「郷土のために、郷土とともにある自衛隊」という思いが非常に強くなるものです。都城市のバックボーンという発言につきましては、多少なりとも社交辞令はあると思いますが、あながち社交辞令ばかりではなくて、自衛隊が都城市にとっていろんな分野で大きな貢献をしていることを存じ上げた上でのバックボーン発言であるというふうに思っております。


 皆さんもよく御存じのとおり、やはり南九州は非常に災害が多うございます。したがいまして、これまでも都城の自衛隊は、たびたび災害派遣に出動して、この地域に貢献しております。


 また、経済分野、これは余りよく知られていないんですが、都城駐屯地は今、約千二百名、これはやはり都城市では最大の組織でありますが、ここの駐屯地で年間に執行されます経費、これは都城市の一般・特別会計を含めた予算の実に一割に相当する額、非常に大きいです。このうち、相当な額がこの都城市で消費されておるわけでして、経済面にも非常に大きな貢献をしているということです。


 次に、この都城市から毎年百名以上の若者が自衛隊の何らかの組織に入学、入隊ということで、非常に雇用面でも大きな窓口になっております。そのほか、各種スポーツにおいても多くの分野で、都城市のスポーツ振興の役割を果たしております。さらに、都城市で現在約百七十名ぐらい、自治公民館長おられるのですが、そのうちの一割が自衛隊のOBの方が公民館長を務められております。そのほか、民生員等含めますと、相当数のOBの方が地域のリーダーとして活躍されております。このような関係を承知された上でのバックボーン発言であると思います。


 現在の市長の率直なお考え、この点を考慮された上でですね、お伺いしたいと思います。今回は、初めてということで余裕がございませんので、質問については一つ一つやっていこうと思っています。これ以降の質問は自席から行いたいと思います。


 よろしくお願いします。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) (登壇)本仮屋議員の初質問にお答えをいたします。


 自衛隊の存在についてでございます。都城駐屯地は本市の強い希望によりまして、昭和二十六年、旧都島高校跡地に誘致した警察予備隊都城キャンプを前身といたしまして、地元の熱烈な歓迎のもと、鹿屋市より第十二連隊第二大隊が移駐して発足をいたしました。昭和三十七年の陸上自衛隊第四十三普通科連隊への改編を経ながら、今日までの五十三年余り着実に発展をされております。都城駐屯地は、我が国の平和と安全を守るという崇高な使命のもと、風水害時や、林野火災等に対する迅速な救助・復旧活動にも多大なる御尽力をいただいております。また、各種文化活動や社会福祉活動などにも積極的にかかわっていただき、市民とともにある自衛隊として地域に根ざした献身的な活動を展開していただいております。


 また、ただいま議員の方からも御指摘がございましたけれども、OBの皆様方がお若いうちは都城市の企業や公の施設等でお仕事をしていただいておりますし、またその後も地域の活動等に積極的に参加され、地域のリーダーとして御活躍をいただいておるところでございます。このように本市にとりまして、都城駐屯地はなくてはならない大きな存在だと考えております。


 さらに私の持論でございますけれども、今、公共心が非常に失われているということが言われております。これに対しまして、大上段から愛国心ということで、理解をしていただこうと思っても、なかなかぴんと来ないんじゃないかなというふうに思っております。それよりも、もっと身近なところで、かつ具体的にそういったものに接する機会があればいいと思っております。


 例えば、自衛隊の皆さん方、あるいは警察の皆さん方、あるいは消防署、消防団の皆さん方、こういった身近でですね、公のために自らの生命の危険も顧みずに体を張って頑張っていただいている方々、こういった方々を称賛し、たたえるような文化をつくり上げていくことで、社会の公共心というのは芽生えていくんじゃないかなというふうに思っております。


 私は、ヒーローをたたえる文化をつくりたいというふうに思っておりますが、そういった意味でも、都城駐屯地が身近な存在として、都城市民から愛される存在になるように私どもも力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。


 以上です。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) ただいま市長の方から、大変心強いお言葉をいただきまして、本当に心強く思います。このことを、都城の駐屯地の隊員も聞けば、本当にまた郷土に役立つ自衛隊ということで、さらに一生懸命努力してくれるんじゃないかなというふうに思います。しかしながら、現在のように、良好な関係というのが続けば、この都城駐屯地というのは全くその存続については問題はないわけですが、やはり時代の趨勢と申しましょうか、現在、憲法の改正の動きがあります。その中でやはり、自衛隊の地位とか役割、それから国際情勢の変化に伴う自衛隊の編成、あるいは装備の見直し、いろんな点で、今後は自衛隊が変化する。そのことは当然この都城駐屯地にも何らかの影響を及ぼすわけですが、特に、昨年末の予算折衝において、財務省は自衛隊の大幅な定数の削減を要求してまいりました。極端にいいますと、数万単位の人員削減を要求してまいりました。その最も大きな理由というのは、米国と共同開発する皆さんもよく御存じのように、ミサイル防衛システムに多額の経費がかかると。じゃあ、その分、人を減らせと、まことに無茶な要求でありました。しかしながら、もし定数削減になりますと、先ほど陸上自衛隊百五十駐屯地があると申しましたが、必ず駐屯地の削減あるいは統合問題、これが起きてまいります。その点、やっぱり都城は非常に良好な関係にあるから大丈夫だよと、思われる方もおられましょうが、都城駐屯地というのは、この九州の中で、最も面積の狭い小さな駐屯地なんです。もともと、都島高校の跡地に誘致されたということで、一般の駐屯地に比べますと、本当に面積的には半分、あるいはそれ以下、それぐらい大変狭隘な駐屯地であります。また、周囲が市街地化されまして、これ以上の拡張は望めない。まして、普通は隊員が居住する地域と訓練する施設、場所、これは一緒になっているんです。ところが、都城の場合は非常に狭いということで、この訓練場が分離していると。そういった立地条件を考えますと、非常に厳しい条件にある。ですから、将来、都城駐屯地が削減の対象にならない、こういった保証はないわけです。今言ったように、立地条件で言えば非常に厳しい。このことは非常によく御理解いただきたいというふうに思います。そのためには市民の皆様、市長を初めとする行政の皆様、本当にしっかりと声援していただければありがたいなというふうに思います。


 それでは、次に市長に対して、イラク人道復興支援部隊に対する支援体制に関する考え方についてお伺いしたいと思います。


 昨年の二月以降、陸海空三自衛隊がイラク人道復興支援のために、イラクに派遣されていることにつきましては、皆さんよく御存じのとおりだと思います。しかしながら、現地がなかなか安定をしない。今日もテロで十八名死亡とかですね、そういった記事が載っておりましたが、なかなかマスコミも正確な情報がとれない。そういうことで、だんだん自衛隊の活躍というのが、マスコミで取り上げられることも少なくなりまして、「今は自衛隊は何やっているんだ」というような質問も受けます。また、このイラクの派遣の是非についてもよく問われますが、これについては各人それぞれ考え方も異なりますし、この点に対して、長峯市長のお考えをお伺いするつもりはございませんが、少なくとも国際社会における日本の果たすべき責任は何だと、日本の国益をやっぱり一番先に考えるわけですね。そのために、日本の国のためということで、日本国政府が派遣を決定して、派遣される自衛官につきましても、今、政情が安定しない非常に危険な状態にあるイラク、ここで有効な支援活動ができるのは、やはり我々をおいてほかにはない。そういった確固たる信念のもとに、派遣される隊員というのは、全員志願して行っております。自分で納得をして行っております。今、大変暑い夏の盛りですから、自然環境も厳しい、当然砂嵐もあります。なおかつ政情も安定してない、そういったような非常に厳しい条件下で、自衛官はイラクの人と一緒に働いているんです。本当に、デモが来たと、何のデモかと言ったら、我々は自衛隊を支持する、自衛隊を我々が守ってやると、そういったデモだったという話も聞いております。それぐらいイラクの人と一緒に汗を流して頑張っているわけです。


 現在、陸上自衛隊につきましては、北の部隊から、順番に三カ月で交替でイラクに行っております。今現在、第六次部隊ということで、中部方面隊、これは関西の部隊です、これが行っております。先日、新聞でも発表されましたように、いよいよ八月になったら、九州の部隊が出発をすると。これはまず北部九州の部隊ですね、自衛隊四師団。これを主体とする部隊が八月に第七次隊として出発をします。ただ、それ以降の派遣についてはどうするんだということについては、十二月十四日でとりあえず、まず定めた派遣期間というのが切れます。さらに派遣を延長するのか、あるいはそのまま打ち切るか、これについてはまだ今後の決定を待つところではありますが、もろもろの情勢を考えますと、やはり日本だけ、じゃあ、もう当初予定の期限が切れました、帰りますよと、それはできないんじゃないかなというふうに思います。


 いずれにしても、その期限が切れないにしろ、今度は第八次隊として、南九州の部隊、これが派遣される可能性は十分に大きいわけです。そうなりますと、南九州から部隊が派遣されると都城の部隊というのは、当然主力部隊ということで、相当数の隊員の派遣が予測されます。もし、そのようになった場合、派遣される隊員に対する激励や、あるいはこちらに残された留守家族に対する支援、当然やらなきゃいけないということですね。私たち自衛隊OBについては率先して、これらの活動に取り組む所存ですが、やはり先ほどの長峯市長もこの都城の自衛隊というのは、なくてはならない存在なんだというふうにおっしゃいましたが、市としても、ぜひこの派遣隊員に対する支援活動を起こす必要があるというふうに思います。今まで派遣された自衛隊の所在する自治体は例外なく、何らかの形で派遣される隊員及び留守家族に対する支援活動を行っております。


 今、私が胸に黄色いハンカチを差してますが、このバッジもそうなんですけれども、これの意味するところは一番最初、イラクに派遣されました北海道の第二師団の部隊なんですけれども、これは司令部は旭川市にあります。ここの旭川市が隊員の無事帰国、この願いを込めて町のメインストリートに黄色いハンカチを飾ったわけです。アメリカでは、出征兵士の無事帰国を願って、出た家族の家の門には黄色いリボンを飾る。それから来たんだと思いますが、旭川市の場合、皆さん覚えてますか。映画の『幸福の黄色いハンカチ』、夫の帰りを待つ妻が、黄色いハンカチを飾った。そういった映画から、無事に帰ってくれるようにということで、旭川市のメインストリートに黄色いハンカチを飾ったわけです。これが全国に広がったというふうに聞いております。


 最初にお話ししましたとおり、この都城市というのは全国に知られた、本当に自衛隊を大事にしてくれるそういった町です。したがいまして、都城市はどういった支援をしてくれるのだろうと、注目していると思います。


 当初申し上げましたように、都城駐屯地の隊員が派遣される、されない、現段階では、これは断言はできませんが、状況的には非常に可能性が高いわけです。秋以降ということになりますが、やはりそろそろ準備、検討をしていただきたいなというふうに思っております。


 この点、市長、御意見をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) 御質問にお答えいたします。


 先日、第七次復興支援群として、九州全域を管轄する陸上自衛隊西部方面隊が派遣準備を始めたという報道がございました。これにつきましては、もうしばらく前に、私もお聞きをいたしておりました。イラクでは、まだ依然としてテロが続いている状況でございまして、非常に厳しい状況下での復興支援活動でございますので、派遣される隊員の皆様方の安全と、そして無事に帰国していただけることを私どもも切に願っているところでございます。もしも、都城駐屯地から派遣されるということになりました場合につきましては、自衛隊協力隊や父兄会、隊友会等の皆様と連携をして支援をしてまいりたいと思っております。先だって、立花連隊長が先日の新潟の地震の折に、山古志村に自衛隊の方々が入られた。そのとき、ヘリポートがあるような場所ばかりではありませんので、あぜ道にロープで下りていった隊員の方がいらっしゃった。そして、お年寄りのお家に着いたときに、「あー、もう自衛隊さんが来てくれたから大丈夫だぞー。」というふうに家族の方がおっしゃっているのを聞いて、それまでの疲れが一遍に吹き飛んだというようなお話をされておりました。


 去年、都城市に台風が来ました折も、自衛隊の方が出動していただきまして、ボートを出していただいた。私はその現場におりましたけれども、そういった日ごろの都城市に対しての御貢献に対して、私どもができるせめてもの恩返しというのは、こういった激励だと思っております。ですから、そういった意味で、私どもも自衛隊の皆様方が胸を張っていけるような、そういった激励を申し上げたいというふうに思っております。


○議 長(藤井八十夫君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) ただいまの市長の大変心強いお言葉、本当にありがとうございます。


 私も昨年まで約三十年以上にわたりまして、自衛官として勤務しておりましたから、もし派遣されるとしたらですね、彼らが何を都城市の皆様に望むだろうかと。その気持ちについては十分にわかっているつもりではありますが、恐らく彼らの本音というのは、物が欲しいとか、何をください、あるいは金銭的な支援が欲しい、そういうことではないと思います。簡単に言えば、都城じゅうを黄色いハンカチ、これでですね、あるいは旗で飾ってほしいと、みんな一人一人が自分たちを支援してくれているんだと、あるいは無事の帰国を待っているんだと、心の支えを形で表してほしい。ただそれだけだと思います。


 もし、派遣されることになりましたならば、都城の自衛隊員も誇りを持って必ずや立派にそのイラクの人々のために役立つ仕事をしてくれるんじゃないかと思います。本当にありがとうございます。


 それでは、次の質問、環境管理に対する取り組み方について、ということです。


 一応、私も環境管理士という肩書きを持っております。したがいまして、二十一世紀は環境管理の世紀だと。そうしないと、地球は滅びると、こう言われております。環境管理に関心を持たないことは、本当に、今許されない、そういった時代になっているということで、この環境管理に対する都城市の取り組み方、これについて質問したいと思います。


 一つは、ちょっと気になっておりました公用車への環境に優しい車の導入について、二点目は都城盆地における水資源の確保について、この二つについて質問したいと思います。


 都城市は、平成十六年に、ISO14001の認証を取得して、環境問題に真っ向から取り組んでいるわけですが、宮崎県も今年度から環境立県を目指しているわけですから、県と歩調を合わせて本当に時代にマッチしたすばらしいことだというふうに思っております。


 今年四月には、リサイクルプラザもオープンして、資源の循環型社会への構築へまた一歩前進したわけです。今年度、都城市地域新エネルギービジョンを策定されたのを読ませていただきました。これはですね、本当に将来を見据えた自然エネルギーの活用や環境に優しいエネルギーの追求に取り組む、そういった積極的な姿勢がこの紙面にうかがえて、大変心強い、省エネルギーへ取り組む意識、この都城市は非常に高いなというふうに感じました。


 しかしながら、これらの施策というのはこれまで以前に打ち出された施策でして、三月議会における長峯市長の所信表明においても、環境管理に関しては、我々の耳には一般的な事項を述べておられるにとどまっているというふうに私は感じました。市長の環境管理に対する考え方というのが十分に伝わってまいりませんでした。


 特に、市長に就任されてから、市長の公用車、前回も質問がありましたが、ハイブリッド車から通常動力のワゴン車に変えた点、これはいろいろ理由はあるとおっしゃいました。環境管理よりも優先すべき理由があるにせよ、少なくともISOの認証を受けて、環境管理を強力に推進しようとしております市の姿勢に逆行していると。先ほども述べました新エネルギービジョンの中、これにはこう書いてあります。既存車両を更新時にあわせてクリーンエネルギー自動車へ転換をする。明確に記入されております。ISO14001の認証を受けるためには、やはり相当な努力と資金、これを投入したはずです。ISO14001の認証を取得したということは、環境保全に関しまして、ここは大事です、みずから目標を定めて目標に取り組む姿勢、後退があってはならないんですね。意識が継続的に評価されるわけです。したがいまして、絶対に環境保全施策が後退するようなことがあってはならない。こういうことです。


 今まで使用されておりましたハイブリッド車の公用車の導入も平成十五年度のISO推進室の年度目標に掲げて購入したわけです。したがいまして、これはISO取得としての一環であったはずです。今、時代の趨勢として市の行政機関が率先してハイブリッド車、あるいは電気やガスを動力源とする環境に優しいクリーンエネルギー車を積極的に導入して、さらに大手物流会社、これも次々とハイブリッド車に切りかえている現況において、都城市においては、現在ハイブリッド車を三台保有しておりますが、今後さらに保有車両のクリーンエネルギー車の積極的導入を進めることについて、どのように考えておられるのか、総務部長にお願いしたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 総務部長。


○総務部長(安田良信君) それでは、本仮屋議員の御質問にお答えいたします。


 先ほど言われましたように、確かに都城市としてハイブリッド車は三台でございます。市の管理している公用車というのが、集中管理あるいは各課が保有している、すべての台数を申しますと、三百台程度ございますが、これに対しまして、今、三台ということで、まだまだ少ないなという感じはいたしております。


 今後、車の購入に際しましては、既存の車の廃車の時期に購入するという考え方でおりますが、こういう公用車の更新計画の中で低公害車等の購入を順次進めていきたいと。それから、導入と普及に努めていかなくてはいけないということですが、クリーンエネルギー車の導入については、国の施策として、積極的に推進が求められておりますので、本市におきましても、先ほど言われましたようにISO14001の推進、地球温暖化防止、環境負荷低減に積極的に取り組むために、可能な限り低公害車の導入促進を市だけではなく、一般の方にも進めてまいりたいというふうに考えております。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) いろいろ経済的な問題もあるし、また車両も順次更新していくということで、これから先少しずつではありますけれども、クリーンエネルギー車化が進むというふうに理解したいと思います。


 ただしですね、今は予算的な問題もありますけれども、クリーンな環境というのは、お金で買わなくてはならない、そういった時代になっておりますので、経済を優先させることも大事ですが、それ以上に環境保全を優先するという考えもあろうと思いますので、今後御検討いただきたいというふうに思います。


 また、このクリーンエネルギー車、これはやはり経費的にも非常に高いということで、まず行政が率先して導入して、そして範を垂れること。これが本当に大事だというふうに思っております。


 そのほか、市としてこのクリーンエネルギー車を積極的に導入している事業所、こういったことについても積極的に検証して、そしてこういった施策を推し進める、そのような施策も大事じゃないかなというふうに思います。


 それでですね、じゃあ、国はどうしているかといいますと、国の各機関では、グリーン購入法に基づき低公害車の優先的な調達、これを非常に積極的にやっています。国が今一番、ちょうどきのうかおとといの新聞でしたね、このようになっていました。一般公用車については、平成十三年に内閣総理大臣が「原則として、平成十四年度以降三年をめどに、すべて低公害車に切りかえること」と指示したんですよ。そうしたら、平成十四年度までに、幹部用公用車すべて低公害車になりました。一般公用車の四五%が低公害車導入が進んだということです。先週の新聞では、政府の一般公用車、これが二〇〇四年度に一〇〇%低公害車化を達成したということです。やっぱり姿勢だなというふうに思います。


 その点ですね、地方自治体の市長の公用車の低公害車は、まだ二二%だということです。要はやる気というか、環境に対する意識、機関に温度差が非常にあるとこういうことです。よくこの点を御考慮願いたいと思います。


 それでは次に、都城の水資源の確保に対する今後の取り組みについてお伺いしたいと思います。


 市長は、所信表明で「水道事業も施設等の更新や危機管理体制を構築し、利用者のニーズにこたえられる良質の水を安定的に提供する」とありますが、この点を具体的にお答え願いたいと思います。


 私は以前、沖縄で勤務したことがあります。沖縄では、ほとんど全部一〇〇%雨水に飲み水を頼っております。半年間の隔日断水、これは雨が降らない、台風が来ない。非常に長い一日おきの断水があるわけです。これを二年連続して経験しました。雨が少なかったり、台風が来ないと、この貯水池の水を一年間、何とか持たせなければ、水がなくなるわけです。人工的な雨を降らせたり、あるいは人工的に海水を真水に変える。そういった導入、検討をしておりました。大変、飲み水というものについては苦労しております。


 しかし、この都城は、沖縄からこちらに帰ってきて、本当にいつでもおいしい水が飲めるということは、本当にありがたいことだと、水のありがたみというのをつくづく感じました。やっぱり都城の水は大変おいしいです。千葉県で勤務した折りは、江戸川の水を取水しております。そうすると、水道から出る水を何か透かすと色がついて、飲むと油臭く感じます。したがいまして、浄水器が欠かせない。その点ここでは、いつでも水道の水をひねればおいしい水がふんだんに飲めます。本当にありがたいと思います。


 とは言いながらも、先日交流プラザで行われました環境学習会において都城の地下水位というのは、着実に低下していると。十年間で約一メートルの割合で地下の水位が下がっている。その現象として、昭和五〇年代に早水地区、今の早水公園です。ここは湧水の宝庫で、日に四千トンもの、自然湧水があったそうです。したがいまして、早水地区には至るところに養殖場があったというふうに聞いてます。しかしながら、現在は当時の百分の一、日に四十トンしか出ないんだそうです。それだけ非常に地下水位が下がっている。本当に今まで水を不自由したことのない都城でも今、だんだんだんだん地下の水位が下がっている。それが端的にあらわれた例じゃないかと思います。その当時は、早水地区だけではなくて市内の至るところで自然の湧水の井戸があったと。現在は早水地区しか自然湧水はない、それぐらい非常に環境が悪化しているということです。


 さらに、いろいろ畜産、農業そういった関係で都城盆地の地下水にも硝酸性窒素がまざって、汚染が進んでいる。生活環境課の報告では、汚染は逐次改善されつつあるとのことですが、地下水の状況というのは、きのう、きょうやったから、すぐあしたは大丈夫だとそういったようなスタンスの問題じゃないんです。浅い井戸水は二十年前に降った雨水を利用しているわけです。深い井戸は五十年前、それからもっと大きな目で見ますと、富士山で溶けた雪は百年、二百年経て下のところから湧き出している。それぐらい地下水というのは長い時間をかけて、そして出てくるものなんです。そのことを一つ念頭においてほしいというふうに思います。


 このように、都城市の水事情というのは決して安泰と、私は思っておりません。着実に悪化しているんじゃないかというような危機感を抱かずにはおれません。この都城市が、子々孫々まで、本当においしくて安全な水を提供できる、そういった観点に立ちまして、安全でおいしい水、そして豊富にいつでも好きなだけ水が飲める。そういったような各種の施策について、長期的なビジョンでお答えを願いたいというふうに思います。


 よろしくお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 生活環境部長。


○生活環境部長(松元清光君) それでは質問にお答えします。


 現状とこれからの具体的な対策について述べさせていただきます。議員がおっしゃるように、都城盆地地域は、水道水源を初め、地域の用水のほとんどを地下水に依存しております。地下水保全は極めて重要な課題ということでありますが、仮に地下水が汚染された場合、代替水源の確保等、経済的負担は大きく社会的影響は甚大でございます。


 この地域の貴重な循環資源であります盆地の地下水を、将来にわたって保全するために、都城市では平成四年三月にですね、都城市議会における地下水保全都市宣言決議を受け、平成五年度に都城市地下水保全推進計画を策定しているところであります。都城市の地下水は、都城盆地を一つの集水域としていることから、広域的な取り組みを要するわけです。したがいまして、平成七年度より関係します一市八町、これは市、それと北諸県郡の五町、高原町、末吉町、財部町で構成です。これで、都城盆地地下水保全対策連絡協議会を組織しまして、宮崎大学地域共同研究センターと共同研究を行っているところであります。


 さらに、地下水の質的汚染の現状を解明するために、平成十二年度から平成十四年度まで環境省の硝酸性窒素総合対策推進事業を受託しております。本事業では、科学的な検証をもとに、効果的な対策の立案のために各種調査を進めているところであります。


 それで、この各種調査の結果によりまして、議員が言われましたように、地下水位の測定を行い、水位低下の傾向が見られているということでございます。これは市内四カ所の地下水の水位観測井戸の昭和六十年から平成十六年度まで水位測定結果により、十九年間の平均で九十五センチの水位低下が見られております。現在も、水位観測を継続しておりまして、平成十四年度には丸谷町、平成十五年度には横市町に宮崎県の水質観測井戸を利用しまして、水位観測体制を強化しているところであります。少し長くなりますが、その原因としましては、道路、宅地などの都市開発に伴いまして、雨水の不浸透面の拡大が考えられているところでございます。


 そして、地下水の質的保全の問題としまして、硝酸性窒素の濃度が高い現状がございます。その原因といたしましては、次の三つが考えられるわけですが、都城盆地硝酸性窒素削減対策基本計画、これは平成十六年度策定なのですが、この計画によりますと、河川・土壌の窒素供給量の観点から、家畜排せつ物の不適切処理、農地への施肥、生活排水への影響であります。三つあるわけです。


 しかしながら、平成八年度から平成十四年度までの地下水の硝酸性窒素濃度の平均値は、環境基準は一〇ミリグラムパーリットルであるわけですが、それ以下の五・一ミリグラムパーリットルから六・二ミリグラムパーリットルの範囲で推移しておりまして、上昇傾向は見られないということでございます。


 それでは、市として具体的な対策は何をするかということなんですけれども、地下水の量的保全対策をいたします。これは宮崎大学地域共同研究センターと降雨人工涵養システムを開発して実用化に努めておるところであります。


 これにつきましては、市施設への雨水浸透施設の導入をしているわけですが、これを申し上げますと、本庁南別館、中郷地区市民センター、ウエルネス交流プラザ、上長飯小学校等六施設に面積にしまして、九千百二十一・四七平方メートルの導入面積となっておるところであります。


 設置したのは主に雨水浸透桝、透水性舗装、そういったものでございます。そして、昨年度から雨水浸透施設、貯留施設の補助要綱をつくりまして、三分の一の補助、三万円が限度ですけれども、これを設けて市民の方々への普及策を進めているところでございます。


 そして次に、地下水の質的汚染対策としまして、宮崎県が都城盆地を対象として、平成十六年六月に都城盆地硝酸性窒素削減対策基本計画を策定しています。この基本計画は、本地域の硝酸性窒素について先の汚染要因から一番目に家畜排せつ物対策、二番目に施肥対策、三番目に生活排水対策の三つの柱を立てまして、関係行政、住民などの多様な主体の参加を得まして、具体的な行動計画を推進するものであります。この基本計画をもとに、平成十六年八月二十五日に都城盆地硝酸性窒素削減対策協議会が設置されたところでございます。


 さらに平成二十二年度を第一次ステップとしまして、先ほど申し上げました各項目について具体的な対策を進め、評価・見直しを行う実施計画を策定する予定であります。また、本年度は熊本大学の島田教授に地下水の循環機構に関する研究をお願いしているところであります。


 今まで述べましたことをまとめまして、今後、大学、環境省の共同研究などから得られた成果については、市民の皆さんにわかりやすい形で説明会、広報紙等でお知らせし、アカウンタビリティの確保に努めます。地下水の保全には、地下水の利用者と汚染原因者との二つの可能性を持つ住民の理解と協力を要します。したがって、情報の共有化と科学的に裏づけられました合理的な対策を基本にしまして、地下水保全を進めていく予定であります。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) やはり、我々は生活の糧、この水をこの盆地の地下に頼っているわけです。盆地というのは、出口がないんです。本当に大事にしなければ自分たちの首を絞める結果になる。こういうことで、長期的なビジョン、よろしくお願いいたします。


 二月の宮崎日日新聞のコラム「くろしお」というのがありますが、ここで次のような話がありましたので、覚えておられる方もあると思いますが、紹介しておきます。


 「池の蓮の葉が毎日倍の早さで大きくなっている。池の半分を覆うのに五十日かかった。では、池全体が蓮で覆われるのにあと何日かかるか。」半分で五十日かかったから、あと五十日かかる、そのように悠長に考えてはいけない。答えは「あと一日」で、池全体が蓮の葉で覆いつくされてしまう。池は蓮の葉で光が遮断され、そして暗黒の世界になって、酸素も奪われ、池は死の世界になる。環境問題を考えるとき、今の地球の環境の状況は、池と蓮の葉の関係でいけば、何日目あたりだろう。そういったような投げかけですね。環境問題というのは、取り組みが早ければ早いほど、処置もできます。特に、水については先ほど言いましたように、長い、今我々のやっていることは何十年後に出てきます。しっかりお願いしたいと思います。


 それでは、最後に都城市における教科書採択要領について、質問したいと思います。今年は四年に一度の教科書採択の年で、八月三十一日までに次年度の教科書を選定しなければならない、大切な時期が近づいております。この採択の要領と現況について、質問したいと思います。


 最近、中国・韓国における反日運動これは大変記憶に新しいところと思いますが、その主な原因は一つは小泉首相の靖国神社参拝問題、一つは歴史教科書問題にあると彼らは主張しているのですけれども、真意のほどはわかりません。首相の靖国参拝については、首相の確固たる信念でやっておられることですから、この問題については賛否両論もありまして、ここではあえて言及するつもりはありません。


 しかしながら、問題となっております歴史教科書問題については、その選定にあたって、中国とか韓国、これは歴史観も国内事情も全く異なる他国が介入すること自体、日本国民であれば、だれしも疑問に思うところではないでしょうか。


 教科書の採択の方法については、特に義務教育である小・中学校、中等教育学校の前期課程及び盲・聾・養護学校の小・中学部の教科書については、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律で定められているそうですね。細部の説明は避けますが、要は採択の権限は市町村の教育委員会や学校長にあるわけですよね。宮崎県の場合、教育事務所単位の七つの採択地区に分かれて、それぞれ教科書を採択することになっております。すなわち、西臼杵、東臼杵、児湯、宮崎東、西諸県、南那珂そしてこの都城市の場合は都城市と北諸県郡の北諸県地区の七地区ということになっております。


 これは、無償措置法に採択に当たっては、市もしくは郡の区域またはこれらの区域を合わせた地域、ここを採択地区として、地域内の市町村が協議して種目ごとに同一の教科書を採択すること、こうなっています。その際、地区採択協議会の下に、選定委員会と調査員を調査・研究をして、ここからが大事なんですけれども、その地域に最も適した教科書を選定することとなっております。それぞれ考え方の異なる方々が、採択地区ごとにそれぞれ採択するわけですから、当然宮崎県内で採択する教科書にも地域差があってしかるべきだというふうに私は考えます。ところが今問題となっております中学校の歴史教科書と公民の教科書については、平成九年と平成十三年、今から四年前、八年前それぞれ採択する時期です、それぞれ八社から提出された八種類もある教科書のうち、偶然にもすべてが東京書籍のものが採用されています。平成九年も平成十三年も。さらに、歴史教科書、公民教科書、この両方です。東京書籍の教科書というのが、内容的に圧倒的にすぐれていた、あるいは国の学習指導要領に極めて忠実なものであったから、このような結果になったのかなと、当然受け取れるのですが、しかしここまで偶然が重なれば、県の教育委員会の統制があったか、あるいは特定の組織の圧力があったんじゃないかと考えざるを得ません。


 県の教育委員会は、教科書採択に当たって、市町村の教育委員会に対する、ここです、指導・助言・援助ができますが、統制はできない。大変疑問が残ります。


 また、宮崎県は日本で最も豊富な神話の国であると言われておりまして、ほとんど神話に触れていない、これが東京書籍の教科書なんです。いわば、地域にとって、最も不適切と思われる東京書籍が宮崎県に最も適しているとの判断、これは大変疑問です。今年は四年に一度の教科書選定見直しの年です。八月三十一日までに、来年度以降使用する教科書を決定するわけですから、どのような教科書を、どのようにして選定するか、大変関心があるところです。教科書の採択は今後四年間使われる教科書を選ぶという、本当に教育にとっては重要な事柄です。四年間の子供たちの教育が任される教科書を選ぶという作業ですね。したがいまして、各市町村の教育委員会の方にとりましても、やはり任期中における最も重要な仕事の一つではないでしょうか。


 特に、私が言いたいのは、教科書の採択について適正かつ公正に検討して選択に当たってほしい。しかしながら、先ほど申し上げたような疑問点があるということです。したがいまして、今現在、採択地区協議会を設置して、調査・研究を行っている段階ではないかと思うのですが、どのようになっているのか、どのような方たちがどのような手順で採択に当たっているのか、現況について一つはお答え願いたいと思います。


 もう一点、公正、厳正な、教科書採択についていかに努力しておられるかということです。やはりですね、平成十四年に教科用図書検定調査審議会は、「教科書制度の改善について(検討のまとめ)」これを取りまとめて、文部科学省はこれを受けて、同年八月に採択の一層の改善に努めるように通知しております。その中で、教科書内容についての十分な研究調査機関を確保するため、多くの市町村教育委員会が都道府県教育委員会の指導を待って、調査研究を開始している現状を改めて、今後は教科書見本が送付され次第、速やかに調査研究に着手することが必要とし、より市町村教育委員会の主導性が強調されております。


 また、採択手続きの改善策として、静ひつな採択環境を確保していくため、都道府県教育委員会及び採択権者は、それぞれの地域において、広く関係者の理解を求めるとともに、仮にさまざまな働きかけにより、円滑な採択事務に支障を来すような事態が生じた場合などには、採択権者は関係機関と連携を図り、毅然とした対応をとることを必要とし、さらに開かれた採択の一層の推進を図るため、採択結果や理由などの採択に関する情報のより積極的な公表に努めるとともに、採択への保護者の参画をより一層進めていくことが必要、このように指導しております。


 この点についても、公正厳正な教科書採択という観点から現況についてお伺いしたいと思います。


 よろしくお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 教育長。


○教育長(玉利 譲君) ただいま、本仮屋議員の大変気合いの入った御質問がございましたので、私の初答弁でございますけれども、気合いを入れてお答えしたいと思います。


 まず、地区の採択協議会の構成についてでございますけれども、教科用図書北諸県地区採択協議会規約第四条に「協議会は、採択地区内のすべての市町教育委員会の教育委員長・教育長及び保護者代表をもって組織する。」とうたってございます。したがいまして、その規約にのっとりまして、一市五町の教育委員長、教育長、保護者代表三名、計十五名によって組織されております。


 また、地区の採択協議会は県教育委員会の指導・助言・援助を受けながら、採択の対象となる教科書について、調査・研究を行い、その結果をそれぞれの市町に報告し、それを受け各市町で決定することになっております。この調査・研究を行うに当たり、専門的な知識を有する学校の校長及び教員から構成される専門委員会を設置しております。現在、第一回の採択協議会と専門委員会が終わったところでございます。


 次に、公正・厳正ということがございましたが、これは地区の採択協議会が十分に機能しているかということではないかと思います。そのことについてでございますが、県の教育委員会の指導・助言等をお受けしながら、専門的な知識を有する学校関係者が公平・公正に調査・研究を行っておりますので、各地区の生徒の学習指導に合った適切な教科書の調査・研究がなされていると考えております。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 本仮屋勉議員。


○(本仮屋 勉君) はい、わかりました。当然、この教科書の採択というのは、今回私は特に歴史と公民の教科書に絞って質問をしたわけですが、今後四年間、子供たちがこの教科書によって、教育を受け、人間が向上していくわけです。したがいまして、この教科書の採択ということにつきましては、本当に大事な、大事な作業であるというふうに思っております。今お聞きしましたが、本当に十分に検討していただきたいと思います。特に今、一番問題になっておりますのは、歴史教科書、公民の教科書、これについてはそれぞれ見本が皆様お手元に届いていると思いますので、しっかりと読み比べていただきたいなというふうに思います。そして、宮崎県のために、あるいは都城市のために、子供たちのためにどの教科書が一番いいのか、ここをしっかり見極めて選択していただきたいというふうに思います。また、できましたら、その開かれた採択の一層の推進、こういった関係から採択の過程と結果につきましても、後ほどきちんと説明できるようにしていただきたいと思います。


 以上、私の質問を終わります。ありがとうございました。


○議 長(藤井八十夫君) 以上で、本仮屋勉議員の発言を終わります。


 午後一時十五分まで休憩いたします。


=休憩 十二時十四分=





=開議 十三時十五分=


○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、本郷貞雄議員の発言を許します。


○(本郷貞雄君) (登壇)質問の通告をいたしておりますので、このところ市民が待ち続けている極めて重要な行政課題、大学再誘致の現況についてお尋ねをしてまいります。


 本日、新聞報道があったわけでありますが、報道は報道の立場で市民にお伝えになった。そのように考えております。


 申し上げることでもないのですけれども、やはり改めて前置きしておきたいわけであります。


 この大学再誘致の緊急実現は、来年一月一日の新生都城市の船出を控えて、行政の皆さんはもとよりでありますが、市民の声や願いをありとあらゆるところから負託を受けている議員の願いも同じであります。そして、圏域経済やまちの活性化、商業の振興を期待している、例えば商工会議所とか、関係する通り会とか。また、多様な行政協力を日常的に担っておられます行政協力委員、行政協力補助員、公民館長といった立場からもそうでありましょうし、さらに言えば大学周辺に学生の入居を想定して建てたアパート・マンションの管理者からも「まだ、だめですか。」とする切実な声が上がっているわけであります。あわせて、地元に大学ができれば、安心して通えて、かつ経済的負担が軽減されるのだがと考えておられる進学希望を持つ高校の生徒と父母、教諭たちの切実な願いも当然熱いものがあるわけであります。若い人が地域社会にたくさん多くなれば、ボランタリーな市民活動も熱気を帯びてくる。ただいま遊休化している前大学撤退後のキャンパスに、卒業後の就職選びに困らない大学間競争に打ち勝てる時代に合ったユニークな学部・学科をつくってほしい。実現してほしい。若い人たちが町にいっぱいいる、そうある姿が早くほしい。これは、全市民が等しく願う待ったなしの課題であります。所管部局及び市長は平成十九年春の開学を想定してどのような努力を重ねてきたか、市民につなぎ得るものはまだないのか。


 まず、大学設置推進事務局長にお尋ねしたい。


 学生の姿が完全に消えて一年半近いでしょうか。どのような提案や申し出とかかわってきたのか、オファーであります。まことに残念であるわけでありますが、公私協力の方式が挫折をした。このたび、新年度あるいは昨年度決意を新たにしている本市の戦略は何か。また南九州地域のこのところの動き、推移についても基本的な認識をお示しいただきたい。簡略に願います。


 以下、自席より続行いたします。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。


○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) (登壇)ただいま、本郷議員から質問がございました件についてお答えする前に大学誘致につきまして、市の緊急課題ということで大変皆様方に御心配をおかけいたしております。専任体制をとって早一年をちょっと過ぎまして、担当部長としてまだ十分な成果が出せないことにつきまして、市民の皆さん方に深くお詫びを申し上げます。


 それでは、今御質問がありました件につきまして順次お答えを申し上げます。質問内容が前後するかもしれませんけれども、三問御質問いただきましたので、三問について御説明を申し上げます。それでは、まず挫折を教訓とする戦略についてということで、お答えをいたします。大学は最高の学問の府として永続することが最大の使命であります。したがって、永続し得るには教育の質をいかに保証していくかであります。


 今回の産経大学の撤退を教訓として、これからの大学誘致に当たっては、この永続性と教育の質の保証の維持を図り、時代が求める人材の育成を目指して、常に改革に取り組む法人でなければならないというふうに考えております。また、大学誘致は大学開学で終わるのではなく、そこからがスタートだということで、行政・市民が一体となって、地域の大学を育てるという、その努力をしなければ大学は永続しないというふうに我々としては教訓を学んでおります。そこで、新たな大学を誘致するに当たりまして、基本的な方針として、大学志願学生のニーズの高いもの、つまり国家資格等の資格が取得できる分野、それから卒業後の人材としての社会的要請の高いもの、就職に強い分野、それからウエルネス都市に合致した学問、健康指向をフォローアップする分野、畜産基地の役割と使命に貢献できる学問、食の安全志向を育てていく分野、圏域の産業振興につながる学問、高齢社会を支える人材育成の分野、これらを成果目標に掲げ、また平成十七年度の当初予算にかかる市長の施政方針でもありましたように、新たな大学誘致は市の最重要かつ緊急の課題と位置づけ、地域における大学の役割は教育・研究機能を生かした人材育成、教育文化の振興はもとより、産業振興、生涯学習、地域活性化を図る上で大変重要として今後教育の質の保証と特色のある教育内容が求められる中、地域の育つ大学、地域を育てる大学という、地域実践型の大学の誘致実現を表明しています。


 こうしたことを踏まえ、公私協力方式による大学誘致の実現に向けて、積極的に現在取り組んでいるところでございます。


 次に、キャンパス閉鎖前後からどのようなオファーがあったかということでございますけれども、私たちはこれまで交渉してきた相手につきましては、現に大学を運営されておられる関係もございまして、影響が極めて大きいと思われますので、お名前の公表は控えさせていただきます。


 ただ、交渉いたしました法人の数字で申し上げますと、九州管内で三法人、九州外で二法人、そのほかにも打診の段階で可能性がなかったものもいくつかあります。また、相手から提案があったものの、私の判断でお断わりした提案もございます。それから、南九州地域の大学にかかわる現状の推移ということですけれども、急速な少子化により、十八歳人口は予想を上回る早さで激減しております。全入時代到来とまで言われ、大学を取り巻く現状は大変厳しいものがございます。国公・私立を問わず、どの大学も生き残りをかけて時代を見据えた改革に必死の状況であります。ただ、四年生大学への進学率は徐々にではありますが、上昇してきております。特に、女子の進学率が伸びております。今後はいかに女子学生を確保するかも大きな視点であると考えております。


 南九州の動向につきましては、大学・短期大学の収容率で申し上げますと、平成十二年度は全国平均四〇・〇%に比較して、南九州四県では二五・一%、宮崎県では二〇・三%と全国平均を大きく下回り、極めて収容率の低い地域でございます。つまり大学・短期大学等の数が少ないということでございます。さらに、大学のみでの収容率は全国平均四一・三%に対して、宮崎県は一六・一%と全国四十七都道府県の中、四十位でございます。南九州の中でも最も低い水準にございます。このため、大学進学者の約八割が他県の大学に流出しており、大学進学残留率も全国三十一位となっております。具体的には、平成十五年度の県内高校卒業者で大学に進学した人数は四千五百八人となっておりますが、うち県内の大学への進学者は九百十六名で大学進学者の二〇・三%となっております。県外の大学へ進学した人数は三千五百九十二人となっております。したがって、大学設置計画は若者の県外流出を抑制し、県内への定着を図るために地域の期待に大きくこたえるものと考えております。


 以上で終わります。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) 局長、ありがとうございました。


 時代の流れに合った大学をつくらねばならないということで、収容率、進学率、女子の確保そしてオファーがこの九州内外で五つプラス若干というようなことでございます。地域間競争、都市間競争そして自治体間競争に大学についてもたもたしていると、もう遅れを生じていると。都城市は既にはるかに遅れをとっているわけです。そして大学の相互の中でも競争に打ち勝っていかなければならない、学部学科であります。


 九州東海岸の人口十二万四千人の大分県別府市がアジア諸国とつながる立命館アジア太平洋大学は三千六百人の学生を擁している。また、この県北の人口十二万六千人の延岡市が九州保健福祉大学を立ち上げて二千五十名の学生を擁している。そういう状況を私たちはいつも頭の中に置いているわけです。ですから、時代に合ったユニークな大学をぜひ、やってもらいたいというふうに考えておるわけですが、我が市も戦略はお持ちになっておられるようであります。その戦略を私たち議会はいただいているのかなと思いながらお聞きしておりました。


 市長にお尋ねをいたします。都城市がこの二月から熟考・協議を重ねてきた交渉の相手方と、五月十九日、大学設置について基本的な合意に至った。この内容は申し上げますと、五月二十六日に、まず東京から都城に見えて大学設立趣意書を提出をして、大学をつくることを確約をする。


 二つ目に、六月議会開会の六月九日でありますが、協定の眼目について調印をし、議会に報告をした後、報道各社に発表、市民が知ることになるという、一連の動きをしっかりとセットしておられたわけであります。両者が、細部はまだ先にしても、大筋を固める作業を十分に、今御答弁いただいた大学設置推進事務局の皆さん方の御苦労も踏まえて、積み重ねてこられたわけです。相手方は「この協定の取り交わしは九月ごろでもいかがでしょうか。」というお話をされたわけですけれども、当局が六月議会あたりであらましができてないと、議会筋もいろいろあるのでということで、六月に急がさせた。


 それが、先方がお見えになる五月二十六日の前日突然、五月二十五日夕方に「大学設置ができなくなった。」伝達をされたわけです。理由はと尋ねられますと、「市長の政治的苦渋の判断ということで、私たちはお伝えはできません。」と、そういうことの由であります。しっかりと合意をしておいて、直前になってからお断わりになった。言わば、よく言われる、新聞等で言われている言葉があるわけです。突然になってからの解約破棄ですね。私は当局の皆さんが、今もお話がありましたように、複数の交渉を同時進行的にやられるような可能性はあるだろうというふうに思います。ですからその相手先、交渉の成熟内容とかそういうことのいわばレベルです。私たちは情報の提示は受けていないわけですから、知る由もない。


 しかし、今度の件については市が契約を結んでおられるコンサルタントの日本開発構想研究所でも「おおむねよし」という、ゴーのサインを出しておられたように聞いておるわけですね。ですから、そういう意味でこの良好な事前の協議がしっかりと固められてきて、議会の皆さんにも、表明をしていただける、お話ができるというふうに、相手方は認識をしていた。それがそうでないわけですから、まさしく驚愕であります。断念を伝えられた判断と理由は何でありましょうか。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えを申し上げます。


 詳細につきましては、お相手があってのことですので申し上げることはできません。また、理由につきましても公の場で申し上げますと、お相手に不利益を与える可能性が十分ございますので、ここで答えることは差し控えさせていただきたいと存じます。


 ただ、御理解いただきたいのは、大学というのは法人の設立、それから大学の運営、特に資格を取る大学であれば実習をしなければいけません。あるいは卒業後この地域でどれだけの人材が受け入れてもらえるのか、そういったところを総合的に判断をしまして、今回の判断に至ったわけでございます。


 また、今、本郷議員が御指摘されたことの中では、ちょっと情報に違う部分が幾つかはあるかなと思っております。そういったところを総合的に判断しながら結論を出しました。


 私どもはオファーが来たものについてはすべてに対して、誠実に対応いたしておりますので、そういった誤解が生じたということは、非常に残念に思っております。


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) 公の場では相手方に不利益を与えるので、差し控えたいと、そういう高度な判断を理解をしてほしいという市長の答弁であります。


 それでは話にならないと、そんなふうに思うんですね。


 本日、報道されております西日本新聞の記事と、市長が今、もっと語っていただいたらいいのにと思いつつお聞きした「相手に不利益を云々」ということと含めて、考えてみたいんであります。


 確かに、相手との交渉であります。信頼関係とか、機運とか、ムードとか、お互いにバックグランドを理解し合っていくプロセスとか個別の条件提示とか、契約・協定をつくっていく上でいろいろあるだろうと思うんですね。いきなり、こちらの要望を言うわけにもいかない。切り札を出すわけにもいかない。相手の条件と、こちらの提示とがバランスがとれてきているのか、見極めがいるだろうというふうに思います。


 しかし私が不思議でならないのは、この新聞が報道をした相手方です。日本列島に広がる二百何がしを超える病院、福祉施設群を持っておられる。そして、お聞きするところによると一年間に医療職全般千六百人ほどの就職を受け入れておられる状況とか。大学を持っていない、学校法人も持っていない、しかし、総合的な世界に通じるこの保健、医療、生命科学にわたる大学をつくって、大学人をつくっていきたいという情熱は多分に持っておられる、経営理念ですね。


 ですから、そういう状況を十分踏まえられた上で市長は四月二十五日に東京本部でお会いになってらっしゃるわけですけれども、「これ以上の最良のパートナーはいない。」「薬学部を考えてくださるんなら、全面協力したい。」という御認識を持たれて事務当局の事務集積を急がせてこられたわけであるわけですね。お聞きしていて、判断のよりどころは差し控えるということでありますが、しかし判断をされたわけですから、その判断はどこから発生をしているのか。大学設置推進事務局と断念する理由について十分協議をしたというふうには聞いていない。私たち議会も、聞いていない。


 我々議会は、聞き知っているこれまでの大学の設置についての情報では、前市長が申されておられた「ものつくり大学」設置へのアプローチ、あるいは去られる少し前でしょうか、「獣医学部」設置の模索などの程度しかない。先ほど大学設置推進事務局長がおっしゃったいわゆる今年度の都城市の戦略ですね、もうそれすら、私たち議会はあまりお聞きしていないんです。本当は、この地域の農畜林産の特徴を生かしていく道がないのかということもあるわけですけれども、あったのか、なかったのか、つぶれたのか、相手方が断わってきたのか、こっちが断わったのか、全くわからない。このたびは、局長のお話によるとウエルネス都市としての健康とか、そういう生命科学とか、健康科学とか、そういうことでの伏線を張りつつ、交渉してこられて、そして私が聞き知っている範囲では、南九州の薬学部設置については文部科学省の方でも熊本も含めた延岡等の中九州のゾーンと、南九州にはもう一校しか配分がない。都城が名乗りを上げたらOKであるというような可能性もしっかりと出されているというようなことを私は聞くんです。


 でもやはり市長、もう一回、もう少し、これは市長がこれから先、大学をどういうふうに誘致するのか、それからいろんな面で影響することでありますから、もう一度、何が合意できて、何が合意できなかったのか、こちらからお断わりになられたわけですから。サッポロビールの新九州工場が日田市にできますとき五年前、四百人の雇用を持っておりますけども、水の地域ということで、都城市も候補に上った、水も都城市はいい、しかし、水のいいところはもっと日田市の天領水があったということで、向こうに持っていかれた。


 ですらか、向こうが断わったのと、こっちが断わったのでは随分状況が違うわけです。


 市長、もう一回答弁をお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えをいたします。


 私自身ですね、前市長時代のさまざまな交渉につきましても、就任後すべて承知をいたしております。さまざまなお相手とさまざまなレベルでの交渉をしております。


 しかし、それを全てつまびらかにするということは、余りにも影響が大きい。そして、今後の大学誘致に向けて悪い影響が出ないとも限らない。そういう危険性を非常にはらんでおります。


 今回の件につきましても、けさほど報道がありまして、今後の影響というのが非常に懸念されるところでございますが、そういったことを総合的に判断をいたしまして、この場でその理由を明らかにすることは控えさせていただきたい。そういった厳しい交渉を常にしながら、ほんの小さな端緒からでも何とか活路を見出そうとして、必死で努力をしている。私は前市長のやってこられたことを見てもその様子が非常にうかがえました。そして、私が在任してわずか五カ月ですけれども、その間にもいろんなお話が盛り上がっては、とんざしたということがございました。そういったこともありましたけれども、何とか一日でも早く皆様にいい御報告がしたい。議会の皆様にも市民の皆様にもいい御報告がしたい、そういう熱意で取り組んでおるということで御理解をいただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) 市長は、わかっていただきたいというふうにおっしゃるわけですけれども、新聞報道で出されている中身というのは、これは、相当の中身だ。


 私が聞き知っている内容、もちろんこれに沿っているわけですけれども、私は市長の姿勢は相手方を考えながら、これから先の都城市の戦略も含めてということをおっしゃられるわけですけれども、しかし、言ってみれば、時代に合った学部学科で、しかも別府市、延岡市に迫り得る、そういうのどから手が出るほど、いわば渇望している案件だと。そして、それが議会に報告する直前まで来て、いわば申しわけなかったと。


 しかも市長は、相手方に大学設置推進事務局を行かせているわけでしょう。市長は直接、申しわけなかったということは言っておられないわけですよね。小さなことで幾つかの私のとらえ違いやら、状況把握が違うのかもしれませんけれども、交渉の経過とか、案件について一切公開はしない、お話はしないというのが、大学設置推進事務局のお考えだそうです。


 こんな重要な案件を議会は何も知らないで、私が問題提起をしなければ、なかった話ということでいくつも通ってるのでしょうか。


 先ほど、本仮屋議員が自衛隊があることによって生じている経済的メリットは、一般会計、特別会計合わせた一割とおっしゃいましたが、おおよそ推察すると八十億。我々は大学不毛、大学空白地帯を行政の皆さんがつくっておられるお陰で発生している逸失利益はいくらぐらいだろうか。皆さん方がお願いをしているコンサルタントはちゃんと計算を出しているわけでしょう。五十億とか、六十億とか、毎年、それぐらいの市民の損益を積み重ねてこれが二年目に入った。市長がそういうことをおっしゃって、これでいくのであれば、二年目、三年目も市民が受けるべき社会的な利益はないままずっといくんだろうと。そんなことがあってもいいのかなというふうに私は思うんですね。応援のしようがない。大学設置推進事務局も市長もいろんなことの絡みがあるので、とおっしゃるんですが、どこが市長を直前に判断を変える影響力を与えられたのですか。大学を待つ市民のエネルギーとか、そういう渇望する部分は満ち満ちているわけですよね。そうしますと、市長の判断に影響力を与えたのはどこだろうか。少なくとも議会は与えていませんよ。


 一月下旬に都城市とこの相手方が接触をされまして、二月二十八日に市が公募している締め切りに間に合わせる形で、都城市における大学設立に関する申請書が出されました。これには明確に市長宛と並んで、都城市議会宛にも、大学を設置させていただきたいという意向が述べられております。都城市における大学設立に関する申請書、二月二十八日であります。そして、五月二十六日に確約をした大学設立趣意書が届けられることになっていたんですよ。三月、四月には、先ほど言いましたように、市長はブラボーのサインを述べておられるんです。この法人以上に最良のパートナーはないと。そうでしょう、そうですよね。私は四月ごろ、せめて新しい任務をお持ちになった正・副議長、あるいは新しい特別委員会の任務配分をお受けになった大学問題対策特別委員会などに、やはり真摯に状況を伝えてほしかった。大きなプロジェクトであるだけに、成功したときの喜びはもう何百倍じゃありませんか。


 それが、相手があるからとか、交渉だからとか、煮詰まっていないからとか、何やらいつでもそういう形で私たち議会に対応しておられるんですね。新聞報道でたまげるわけです。そうしますと、市民は「お前たちは何をしとるんだ。」と、その繰り返しで来ているような気がするものですから、まことに残念でなりません。


 私は、市長が申されないんですけども、何度も言うんですけども、どこが反対をされたんだろうか。市長は、相談なさっていらっしゃるはずですからね。これだけの規模の大きな医療保健福祉の人材をいわば育てていく分に、都城市が立野町のキャンパスを提供しておもろしくないと、思われる方たちなのか、その方はどんな方たちなんだろうか。よしんば反対をされる向きがあったにしても、この二十一世紀のフィリピンから看護、介護職の人が日本に職場を求めてFTA交渉が成り立って、入ってくる状況。フィリピンの看護師、介護士は一生懸命日本語を今、勉強しているわけですよね。「オカゲンイカガデスカ」「オネツハアリマスカ」「オカラダノグアイハドウデスカ」ということを一生懸命、今勉強して、来たるべきマーケットが開かれたときに持って見えるわけですから。私はそういう状況から言えば、誤解や偏見があるやもしれないけれども、大学とともに地域を振興していきたいということについて、御理解いただけないかという努力を市民ぐるみでやっていくのが、市民協働の都城市の施政方針じゃありませんか。


 行政の力だけでは限界があるんですと、いろんな領域で、いつもおっしゃる。市民に力をいただけばいいじゃありませんか。市民は力を持ってないでしょうか。議会は力を持ってないでしょうか。「議会は余計なことをいつもせんさくする、あのメンバーには余り知らせない方がいいぞ。基本方針があっても、できるだけ見せないでいけばいいよ。」ということで、いいんだろうか。確認でありますけれども、大学設立趣意書を私持っております。大学設立趣意書を相手がつくられたものをね。お出しいただいて、議会と市民に伝えられる直前にお断わりになった。先ほど市長に申し上げましたように、大学設置推進事務局に東京に伝えさせ、そして、間に立っておられる方にも職員を派遣されていらっしゃるから、直接お話をされていらっしゃらないですよね。私は、直前にお断わりになった、極めて都城市のこれからの地域振興で決定的な宝を生むやもしれない部分をお断わりになったわけですけれども、相手方と、議会に対して何かお気持ちをお持ちであるのかどうか。


 また、これは後で触れる問題とも絡むんですが、政治的な責任は、市長御認識はあるんだろうかと思うんですね。


 もう一つ。この時期に来ての、この判断であります。大学設置推進事務局の皆さんは、本当に大変な労力を積み重ねてこられたろうと私は思うんですよ。相手方は膨大な資料を受け取っておられます。そうしますと、次なる可能性に向けて構築はあるんだろうか。来年春、開学申請する四月、再来年春、キャンパスオープンはもう決まっているわけですね。


 その二点についてお伺いします。


○議 長(藤井八十夫君) 大学設置推進事務局長。


○大学設置推進事務局長(松尾久丸君) 市長がお答えする前に、少し議員の知っておられる情報に若干、間違いが見られると思いますので、大学事務局の担当として、申し上げたいと思います。


 まず、二月ぎりぎりになって、市が公募に間に合うように申請書を提出したというふうに言われましたけれども、私どもは公募はいたしておりませんし、御提案をいただくときには、いつでも御提案をいただくようにすべてお受けをしておりまして、日にちの期限をしておりません。ですから、二月二十八日にお見えになったときに、公募に間に合うようにということで、バタバタとお出でになったというような言い方をされておりますけれども、私たちはそのようなことは一切相手の方には申し上げておりません。まず、最初に、議員の方がどういうお方からその情報をお聞きになったのか、私どもは全然わかっておりませんので、申し上げるのですが、残念ながら議員の方から私どもの方へ事実確認が全然されておりませんので、間違った情報の中で、御質問をされると非常に困るということで、訂正させていただきます。


 それから、申請書についてということで、申請書が議会に対して出されたというふうに今おっしゃいましたけれども、私たちがお預かりしたのは、確かに申請書と名前は書いてございました。それは、出された方が申請書という意図で書かれたのか、どうかわかりませんけれども、しかしその名義人というのは、まだ実在をしていない団体でございまして、大学設立準備委員会という名前でございましたけれども、代表者の方の名前も何もございませんでした。御本人に確認をいたしましたときにも、まだこの組織はできていないということでしたので、そのような組織のないようなものを申請書として、お受けすることはできないということで、我々は申し上げましたけれども、ただ、提案書、企画書、資料、その程度のものとして内容を検討させていただくというようなことであれば、お受けいたしましょうと。ただ、議会に対して、我々としてはこれを申請書として提出するようなことはいたしませんということで、それにつきましては、相手方の方にもその場で御了解をいただいております。


 それから、一番最初の大きな前提になるんですけれども、議員がおっしゃっておられますように、私どもと相手方の方が既に最終的な確認をすべて済ませた状態になっていたというふうな認識でおられるようですけれども、情報を得られた方がそういうふうに判断をされたんだろうとは思いますが、私ども、相手方と直接お話をする中で、正式に設立趣意書を出していただくと、その時点が我々としては正式な交渉に入ると。いわゆる、向こうの代表者の方が言われたのは、「この時点がキックオフだよ」と、言われましたし、私どもの方も「そうですね、ここから本格的な交渉にスタートするんですね」ということで、確約していたということではなくて、お互いの意見が私どもの方の申し上げた意見、それから向こうの方が申し上げられた提案、その提案がある程度、すり合わせが終わったというふうな判断をしております。


 それから、事務局の方が膨大な労力をということでございますけれども、これは我々の仕事でございまして、別に膨大であろうが、なかろうが、大学設置推進事務局としての仕事で、我々はやっているだけで、特別にそれによって大きな迷惑をかけられたとか、そういった考え方は一切持っておりません。


 以上です。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えをいたします。まず、今、局長の方からもお話がありましたが、直前まできてという認識に少し差があると思うのですよね。私どもは、先ほども申し上げましたが、どんなお相手にも誠実に対応する。つまり、こちらが持っている情報資料はすべて提供して、検討していただくという姿勢で臨んでおります。そういった意味では、お相手の方は「うちだけをこうしてすっかり都城市は乗り気で、話を進めている」というふうに御認識をされたかもしれませんけれども、それについては「おたくはこうだから、もう最初から話をしませんよ」という姿勢をとっておったんでは、この厳しい状況の中でなかなか我々もチャンスがつかめないというふうに思っておりますので、どんな法人を全く持っていないお相手でも、個人の方でも、とにかく大事に大事に拾い上げていくという姿勢で今、努力をしておるところでございます。


 また、先ほどお話の中で市民からの応援はもらわないのかと、議会からの応援はもらわないのかと。とんでもございません。もう本当に、皆さんの応援だけが頼りでございます。今まできましたさまざまなオファー、そして私どもといろんな法人をつないでいただいた方もほとんど市民の方であったり、あるいは都城市に何かしらの御縁のある方、こういう方が御紹介をしていただいております。実は、この議会の中にもそういう御紹介をいただいた議員の方もいらっしゃいますし、現在進行形のこともあります。そういった方々の、本当につてを頼りながら、我々は少しでも活路を見出そうとして、いろんなお相手と話をさせていただいております。今後とも市民の皆様にも、議会の皆様にもどんなに小さな情報でも結構ですので、教えていただければ、積極的に私どもはそれに対応したいというふうに思っております。


 それから、お相手に対してどう思っているかということでございます。本当に、お相手の方が、この新聞報道等でも「残念だった、市長の判断であり、やむを得ない」というようなコメントをいただいておるわけでございますけれども、そういった意味では御縁がなかったといいますか、申しわけなかったなという気持ちはございます。しかしながら、これは交渉事ですので、こちらが一歩妥協すれば、向こうは一点取る。こちらが向こうに一歩向こうに踏み出せば、向こうは一点取られるということの、実は厳しい交渉も中にはございます。そういう中で、私どもとして譲れる線、そしてこれ以上は譲れないなという線がございますので、そういった中で決断をしました。もちろん、私どもとしてこの法人にぜひ来てほしいということで、最終段階までいって向こうに振られるということも、またもちろんあるわけでございます。


 しかしながらそういった意味で、今回は少しお話が進まなかったことに対しては、申しわけないなという気持ちがございます。


 それから、政治責任の話でございますけれども、これにつきましては、私の重大な判断ミスがございまして、もし大学を誘致する貴重な機会を逸したということであれば、それは責任を感じざるを得ません。


 しかし、今回の場合は、恐らく私どもが得ております情報をすべて総合すれば、どなたが市長であってもと言うと言い過ぎですが、同じ判断を下されたんじゃないかということは、私は自信を持って言えます。


 それから、これから先、次の候補があるのかということですけれども、これはいつ聞かれても同じ答えしかできないのですが、我々はとにかく可能性を模索して、ひたすら努力し前進していくだけでございます。そういったことで皆様からの御支援をぜひともお願いしたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) ありがとうございました。


 局長の御答弁は、幾つかの私の方の状況把握のずれがある部分もあるかもしれない。しかし、書類上云々というようなことについては、これがうまくゴールインをしたら、すべて吹っ飛んじゃうことなんです。キャンセルになったから皆さん方も「私たちは事務上そんなふうに相手方にいわばフリーハンドを与えて全部OKということじゃないですよ」ということをおっしゃるんだろうというふうに思いますし、それから、職員として一生懸命にやってきた部分に特別なことはないというのもそのとおりです、しかし、大変だったろうなと思いますので、申し上げただけでですね。


 市長の今の話も、どなたにも一生懸命、誠実に対応したということですね。私はやっぱりこの二点ですね、ちょっと申し上げておきたいんですけど、大学再誘致というのは、いわば甲と乙とがお互いの立場でこの契約・協定を結ぶということです。経営能力の不十分なところと約束をしますと、御覧のとおりになりますから、見定めをしっかりとしなければいけない。それは大学設置推進事務局が局長の立場でお断わりになる例もあるということで、よくわかるわけです。私たちは、十三年前のキャンパスを同じように市民の財産というふうにとらえております。貴重な税金を投入して、町が発展していくように、大切な市政の柱、人づくりに投入をしたわけですから、成功することを心から願っている。そして、公私協力方式ということでありますから、そういうことで挫折を教訓にして早くこれからの若い人を呼びこんでもらいたい。


 昨日、議会の大学問題対策特別委員会の皆さんが現地を視察されましたので、私も委員長のお許しをいただいて、委員外議員として出させていただきました。見させていただいて、やっぱりいろいろリニューアルが必要かなということを感じたり、それから現状認識として、局長が年間最小限度、維持管理に年千五百万円程度、そして台帳の上で三十二億円ほどの財産価値があるというふうにこのお話をされたんですけれども、先ほど、次なる対応で市長の答弁をいただきましたときに、それはまだわからないということですけど、この財産価値も年ごとに少なくなっていく数字なんですね。また一方で、大学から人が去り始めた。閉鎖が決定して日限が切られて、もうがらんどうでだれもいない。その後の活用策の一つ二つも失敗をしているわけでしょう。そうしますと、大学が空白になっていることで、市民が得るべき利益はどうなっていくのだろうかと、やっぱり再度申し上げたい。策を打ち切れず、あるいは百点満点のベストの契約・協定を求められているのか、市民が今現実に失いつつある逸している利益というのは、どのぐらいになるもんだろうかというふうにやっぱり考えざるを得ない。


 もう一つ。再度申し上げるんですけれども、議会に意見を求めることはされなかったんですよね。いや、こういう正式な文書じゃないんだから、議会に云々ということの局長の答弁でありますれけれども、相手方は当局と議会に大学をやらせていただきたいというお願いは、明確にメッセージは伝えておられたわけですよ。情報管理をして、漏らさないようにされてきたわけですから、私が皆さん方に質問のしようもないわけですよ。質問のしようがない。お話をされないのだから。私があるいは見逃しているのかもしれないのだけれども今年度の、どういう大学をつくるのかという基本的な構えは、議員に御提示いただいたのだろうか。


 当局及び市長には市長の最高決裁をする立場があるんですけども、何か私は改めてその二つ目に開かれた形でこの緊急の課題を実現させていく道はとれないものだろうかというふうに考えますが、市長いかがでしょうか。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えをさせていただきます。


 市の大学誘致に取り組む方針ということで言うならば、平成十七年度当初施政方針の中で私は述べさせていただきました。その中身は、大学誘致が喫緊の課題であるということ。それから、地域における大学の役割は教育研究機能を生かした人材育成、教育文化の振興、産業振興、生涯学習、地域活性化を図る上で大変重要だということです。それから、今後教育の質の保証と特色ある教育内容が求められる中で、「地域に育つ大学」、「地域を育てる大学」という地域実践型の大学誘致をしたいということで、申し上げております。


 開かれた形と御指摘を受けましたけれども、確かにほかのいろんな課題についてはそういった必要は、全般的にある。一般論としてそういうことは十分理解ができます。しかしながら、都城市の情報公開の基準の中にも、交渉をしているものについては、非公開の対象としていいというふうになっております。やはり交渉事というのは、どうしてもオープンになると、こちらの条件が著しく悪くなるといったものや、相手方に特別な不利益を与える、そういったおそれが非常に高いものがございます。


 ですから、交渉の中身を皆さんと御相談しながら進めていくというのは、非常に難しい部分がございます。ただ、議員の皆さん方も先ほども申しましたが、さまざまな人脈を持ってらっしゃいますので、いろいろな情報がありましたら、ぜひとも我々とともに、大学誘致のために汗を流していただきたいなというふうに思っておりますので、御協力をお願い申し上げまして、お答えとさせていただきます。


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) はい。開かれた形を具体的に進めていくというのは、市長がおっしゃるように難しいですよね。確かに、おっしゃるとおりだ。


 きょう、私が申し上げているのは、こういうような問題提起が議会から出たということを十分頭の中において、工夫をした展開をやってほしいという意味があるわけです。大学再誘致についての議会の質問を調べてみますと、この四年間、十四年度、十五年度、十六年度、十七年度で四人ですから、他の課題、例えば総合文化ホールの設立とか、それに比べてもずっと少ない。自戒をすることであります。これからの私たちの町の命運を決めるはずになる大学立地でありますから、私は今も申し上げましたですけれども、失敗をする、お断わりになる、お断わりをいただいた、これからも、高いレベル、そうでないレベル、いろいろあるでしょう。私は当局はこの大学立地という観点については、やはりもう一度市民各層の支援をしたいというこの意志にかかわるような、組み立てをやっぱり考えていただきたい。今回、明らかになったことは、学部が二つということであります。都城市からの意向、提案を踏まえた薬学部薬学科百五十名と、相手方が取り組みたいとする健康科学部看護学科百名。薬学科コースは六年になりますから、合わせておおよそ千三百名の若い人たちが大学空白地帯を埋めることになるんですね。先ほど言いましたように、別府市は三千六百名、延岡市二千五十名ということですね。交渉でありますから、市長が再三にわたっておっしゃるかみ合せの問題はそうでしょう。しかし、一面で例えば昨年三月、一年三カ月前に同僚の山田議員がお尋ねになったことに対して、当時の企画部長が、「この圏域にふさわしい学問分野の確立と、それを設置する主体が明確になった時点が第一段階の公表の時期と考える」というふうに答えておられますから、実は今まさにその時期だったんですね、六月は。六月九日本会議開会は、大変一つのメルクマールであったわけです。


 市長、もう一回お尋ねしますね。


 相手方は、今でも来年春開学に全力を挙げたいというふうに思ってらっしゃいます。協議再開を強く希望しておられます。担当者がお伝えになったときには、ぶ然とした対応でされたわけですから、これは大人の対応です。真っ向から血相変えて「何を、今さら」ということはなさらないですね。AとB、甲と乙の関係ですから、それは大人の対応をされた。


 もう一つ、先ほど次なる構築でお話をしたわけですけれども、協議再開をしてほしいと言っておられますから、そういう意味で市長のお考えを直されることはできませんかという、これはお願いです。


 それからもう一つは、都城市の戦略はわかったわけです。健康科学とか薬学というのが大きな筋になると。さまざまな医療の職種のことは後から出てくるんでしょうけれども、こういう学問分野に関連するそういう立地を努力をするということについては、これからも努力をされるんですが、もう一度これもお聞きします。どうなんでしょうか。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。


 今回の決定を翻す考えがあるかということでございますが、それは、お願い、要望ですね、はい。


 学問分野についてでございますけれども、こちらがあまり限定的に絞ってかかると、またお相手との交渉でいろいろありますので、ある程度幅は持っております。ただ、しかしながら、その中でウエルネス都市に合致した学問、健康志向をフォローアップする分野、このことをうたっております。同時に畜産基地の役割と使命に貢献できる学問、食の安全志向を支えていく分野、このことを併記させていただいております。さらには国家資格等の資格が取得できる分野ということで、いくつかは併記させていただいておりますが、それを原則といたしまして、お相手が望む学部というのもありますので、なるべくこの地域特性に合った、そして地域の産業とも連携がとれるそういった分野をしっかりと確立をしていきたいというふうに思っております。


〔「市長、先ほどの前後の相手との…」と呼ぶ者あり〕


 はい、相手との交渉をもう一度する気はないかということでございましたけどれども、これにつきましては、もう決定をさせていただいたわけでございまして、新たなほかの要素が出てくればまたあれでしょうけれども、現時点では、また新たな交渉相手としっかりと誠意を持って交渉していきたいと思っております。


○議 長(藤井八十夫君) 本郷貞雄議員。


○(本郷貞雄君) 時間が少々でございます。私の繰り返しのしつこいこの問いかけに対しまして、述べられました。「覆水は盆に返らず」であるわけですね。しかし、繰り返し申し上げておきたいんですけれども、一つですね、相手方は、やはり憮然として「お役に立てるはずなのになあ」と言っておられたわけですね。細かい財政の負担の状況とか、そういうのはこれから先のお話にしても、大綱の調印を前にして大義を逸したのかなと。都城の地域社会からいいますと、渇望できる大きな力を持った特定医療法人だったなというふうに、やはりそんなふうに思います。


 二つ目に、これから先相手方がこういう形で破棄をされて、なかった話とされるのかな。市民として少々危惧を感じております。公開質問状とかそういうふうなことはないのかなというふうに思うんですね。ちょっと危惧をしております。


 三つ目、市長は、大変この人事権も含めて、予算編成権も本格的におやりになる。市長はこの果断な実行力と、これまでの枠にとらわれない諸判断ができるということで、首長におなりになったわけですから、市民の財産が今生き返るはずであった、その折であるだけに、あまり枠にとらわれない諸判断をしていただいていいんではないかと、そういうふうに私は思いますね。


 四つ目に、市議会及び関係市民組織にもこういった案件のポイントについて、適切な情報開示をして、支援・サポートを得るやり方を前向きに、市政を発展させていく上でうまく機能するように、行政と市民の協働の地域社会をつくっていくということですから、強い指導力を期待いたしたい。


 五つ目に、私は百点満点をとれなくていいと思うんですよ。損をして得を取る。そういうようなことも、先々長い戦略でお考えになっていいであろうと。それからもう一つ、コスト意識を持っていただきたい。財産が眠っている。市民が得るべき社会的な利益がどんどん少なくなって今、ある意味で経済効果どころか、経済的損失を市民が受けているわけですから、そういうコスト意識を持てば発想と行動が違ってくるはずじゃないのかなと、そんなふうに思います。


 そして最後に、職員の皆さんも公務を進める、そして首長の判断ということで、そのあたりに幾つかの乖離があるんではないのかなということを感じながら、このたびの質問をいたしました。


 どうぞ、市民の要望に沿って、早くこの大学再誘致が実現しますように、心から願って、私の質問を終わります。


○議 長(藤井八十夫君) 以上で、本郷貞雄議員の発言を終わります。


 十分程度休憩をいたします。


=休憩 十四時 十五分=





=開議 十四時二十六分=


○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、山田裕一議員の発言を許します。


○(山田裕一君) (登壇)それでは通告に従いまして、順次質問をしてまいりたいと思います。先日の田植えで体のどこそこが痛いのですが、頑張ってまいります。


 現在、建設中の総合文化ホールの工事が、来年のオープンに向けて着々と進行しているようであります。都城の文化・芸術の拠点施設としてその完成を待ち望んでおられる市民の方が多くいらっしゃる一方で、この厳しい財政状況下での多大な建設コスト、さらに毎年かかる維持管理費の投入に疑問視をされる方もおられます。現在、社会における景気が思わしくないのですから、もっとその予算を雇用や企業誘致、社会保障関係に振り分けてほしいという声にも、十分な説得力があるわけです。


 さらに、現在使用されている市民会館をどうするのか、その存続問題や新たな利用のあり方が、現在まで明らかにされていないことも不安な要因となっています。そこで企画部長にお伺いいたします。先日、この問題を検討する庁内職員からなるプロジェクトチームが中間報告書を出されました。存続か、解体か、さらに存続するのなら大規模改修か、あるいは部分的なものか、そのそれぞれに対してどれぐらいの費用を伴うのかといった試算を出されました。そして、存続か解体についての決定をプロジェクトチームとして今年の年末までに報告したいとあったと思います。


 それで間違いないでしょうか。


 さらに、それを受けて市としましても、年内中に正式に存続か解体かの決定をされるのか、まずその確認を求めたいと思います。さらに試算をされました額につきましては、いつ、どこの機関が行った試算であるのかも重ねてお聞きしたいと思います。そしてもし、取り壊したとして、その後に残るこの土地をどう利用されようとしているのかをお尋ねいたしたいと思います。


 続きまして、都城市におけるゆとり教育と、その中身である週五日制、総合学習の現状についてお尋ねいたします。


 平成十年、当時の文部省が新学習指導要領を出し、平成十四年から、いわゆるゆとり教育を打ち出しました。そこで掲げられた「みずから学び、考える力を養う」というスローガンは、大変すばらしいものですが、その内容はといえば、従来の学習内容を三割削減し、暗記することを詰め込み教育としてとらえているように見えます。


 そこで今、教育現場で何が起こっているのか、子供たちを取り巻く教育環境、あるいは学力はどう推移したのか、本当に今のゆとり教育が、子供の感受性や学ぶ意欲を引き出すものになっているのか、週五日制は教師や親や子供たちに果たして歓迎されているのか。子供を地域で育てようという取り組みや総合学習は、本当に各地域で成果を上げているのか、教育長には一般論ではなく具体的に、この地域の実情をお示しください。


 最後は、庁内における職員の意識改革の問題です。


 長峯新市長が市長になられてから、半年ほどがたちますが、その間、職員の働く意欲、姿勢、市民に対するサービス意識はどれくらい変わったのでしょうか。市長の率直な感想をお聞かせください。


 以上で、壇上からの質問を終わり、二問目以降は自席で行います。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 企画部長。


○企画部長(亀沢幸治君) (登壇)私も初答弁でございまして、大変上がっているわけでありますが、誠意を持って御答弁を申し上げる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。


 今、山田議員の市民会館の御質問についてお答えを申し上げますが、御質問の中に市民会館の存続問題や、新たな利用のあり方が明らかにされていないという御指摘がありましたものですから、またこれからの答弁にも関連がありますので、若干お時間をいただきまして、これまでの経緯等について述べさせていただきます。


 市民会館は御承知のとおり、昭和四十一年四月、約二億三千二百万円をかけまして建設をいたしております。設計者は皆さん御承知のとおり菊竹清訓、きよのりとお読みするのだそうですけれども、菊竹先生でございまして、これもメタポリズムという非常に難しい横文字でございますけれども、前衛的なそういう建築で扇形の建物は高い評価をいただいているということも聞いているところでございます。しかし、開館後三十九年の年月を経ておりまして、老朽化や、あるいは舞台機構が古めかしいということで、数多くの問題点を抱えているのが現状でございます。来年十月の総合文化ホールの開館を前にしまして、これまで平成十五年度には市民アンケートを実施いたしまして、あるいは昨年度には市職員で構成しました、市民会館管理運営対策プロジェクトを立ち上げまして、中間報告を今年の三月に行ったところでございます。


 中間報告については、現状のまま存続、あるいは改修して存続、そして三つ目は解体、この三つの場合を想定いたしまして、それぞれを検証いたしたところでございます。本年度も同様にプロジェクトを立ち上げまして、今度は中間報告からさらに突っ込んだ検討を行う予定になっているわけでございますが、その間に七月に予定をいたしておりますけれども、都城市民会館存続問題市民懇話会というものを設置いたしまして、専門家あるいは関係の住民の皆さん、そういった方たち十名に集まってもらいまして、年七・八回程度考えておるわけでございますが、懇話会を設置いたしまして、その諮問答申等を行いまして、その内容によりまして先ほど申し上げましたプロジェクトで具体的な詰めを図っていく、そういうような予定になっておるわけでございます。


 大変前置きが長くなったわけでございますが、先ほどの御質問にお答え申し上げたいと思いますが、存続か否かの決定の時期でございますが、先ほど申し上げましたプロジェクトにおいては、十二月に最終的な判断ということで計画をいたしているわけでございます。しかし、その結果がまだ議論の必要があったり、あるいは合併もあるわけでございまして、状況の変化等も変わる要素もあるわけでございまして、次の年、あるいは次年度にずれ込む可能性もあるということでございます。


 ただし、市民会館の機能としては、市民会館は一年前から予約ができるという規則があるわけでございますので、市民会館としての機能を廃止するのであれば、本年度中にその決定をした方がベターであるという考え方は当然あるわけでございます。


 それから試算でございますが、先ほどのプロジェクトの中間報告に出しているわけでございますが、これについてはプロジェクトの方で試算をやったわけですが、その内容によりましては、非常に専門性を帯びておりますので、例えば構造診断料ということで二千二百四十二万円という額を出しているわけでありますが、ここは先ほど申し上げました菊竹清訓設計事務所の方に見積もりをいただいたものでございます。また、改修費用が二億一千万円から、三億円というふうに出ておるわけでございますけれども、ここも菊竹清訓設計事務所等を通じてやったわけでございますが、改修した場合に、何を改修するかということがまだ具体的に決まっておりませんので、一応、解体費用を上回らない程度で計上させてもらった経緯等もあるわけでございます。


 それから、解体費用でございますが、二億一千万円から約三億円ということで積算をいたしておるわけでございますが、これは市の建築課の方で見積もってもらったものでございます。これは金額に幅を持たせているわけですが、市民会館が特異な構造になっているために、そのような幅が出てまいったものでございます。


 それから、解体をした場合に、その跡地についての御質問であったわけでございますが、ここについても一応、四つほど選択肢を示して中間報告があったわけでございますが、ただ、大方の意見については、一番ランニングコストがかからない、市民会館周辺の公共施設の関連を考えまして、将来的な跡地利用に支障を来さない最小のランニングコストで抑える一つとして、芝生公園を予定をしているということで、出ておりまして、結論を報告では出したところでございます。


 以上でございます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 教育長。


○教育長(玉利 譲君) (登壇)失礼します。初めてが二人続きまして恐縮でございます。そのうち慣れさせていただきますけども。


 ゆとり教育についてでございますが、山田裕一議員は事前に資料を提示していただきまして、大変ありがとうございました。実は出所は私も読んでおりまして、文芸春秋社が五月号に教育再建という特集を出しております。その中に『「ゆとり教育」A級戦犯は誰だ』というタイトルでジャーナリストの森健さんが書いておりますし、そしてその前には『「学力低下」世代が教師になる日』というので、尾道市立土堂小学校の校長さんの陰山英男さんが書いております。私もいろんなマーカーでべっとりになっているんですけれども、大変参考になるいいものであったというふうに考えているところでありますが、一口に、ゆとり教育と申しますと、これは教科内容の三割削減、それから総合的な学習時間、それから学校週五日制だというふうに考えております。


 三割削減ということは、当然、基礎基本を徹底して、わからない子供をなくすということ、それから、生きる力をつけるための総合的な学習時間、学校週五日制。結局時間が少なくなるわけですから、どうなるかということは、ある程度自明の理ではないかというような、私は気がいたしております。


 さて、ゆとり教育は御案内のとおり、平成十年に当時の文部省が生きる力の育成というスローガンを打ち出したときの教育の基本的なスタンスであらわした言葉でございます。具体的には先ほども申しましたが、従来の学習内容の三〇%削減、授業時数の一五%削減があります。当時問題となっておりました詰め込み教育を見直す方向としても注目されました。


 しかし、このゆとり教育実施以来、国際的な学力調査も実施されましたが、我が国の子供たちの学力は、世界の中で低下傾向にあることが指摘され、国力を人材育成で補っている我が国としましては、極めて気がかりなことであります。


 また、学力の低下傾向と同時に心配される点として、「勉強が楽しい」と答えた子供の割合が国際的にも最低であることや、家で勉強する時間よりもテレビを見る時間の方が長いという調査結果が明らかになったことがございます。少々全国レベルの話になってしまいましたが、議員の質問にありますように、問題を都城市に絞って、お答えいたします。


 まず、学力につきましては、小学三年生、小学五年生、中学二年生を対象として、県の基礎学力調査が実施されていますが、全体的に見ますと市内の子供たちは、県内では大体平均に位置していますが、小学生が低位、中学生が中位でした。高校入試段階では上位という状況であります。ただ、気になりますのは、上位クラスと下位クラスの二極化現象が見られるのが事実であります。俗に七・五・三現象。つまり小学生の三割、中学生の五割、高校生の七割は勉強についていけない子供がいるということが言われますが、本市の子供たちも少々心配な状況がございます。


 ただ、このような学力の低下状況が、すべてゆとり教育が原因であるかどうかは判断できない部分もございます。例えば、原因として考えられることの一つに、子供たちの生活状況の悪化もございます。基本的な生活習慣と言われるものでございますが、十分な睡眠時間をとらない子や、昼夜逆転の子、生活のエネルギー源である朝食抜きの子が多いこと、テレビやゲームに熱中して、自然体験がめっきり減ったこと。特に一日数時間のテレビやゲームの熱中は、脳の正常な発達に悪影響を及ぼすことも医学的に取りざたされているところでございます。


 本市内の小・中学校にアンケート調査をいたしましたところ、ゆとり教育によって、体験活動の場が増えたり、個に応じた指導が可能になった。総合的な学習の時間によって、調べ学習などにより、みずから考える力が身についてきたという成果もございましたが、反面、学力の定着のためにもう少し授業時数がほしいという課題も上がってきました。


 教育委員会としましては、朝や放課後の時間の有効活用、夏休み中におけるサマースクールの実施、市の教育研究所における教師の基本的な指導技術の錬成と普及、家庭と連携しての子供たちの基本的な生活習慣の確立などに努めていきたいと考えております。


 特に、このような大変な状況の中で、一生懸命頑張っている学校や先生方を心から応援していきたいと考えているところでございます。


 以上でございます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) (登壇)山田議員の御質問にお答えいたします。


 私が当選して、職員の市民に対するサービス意識が変わったかどうかということでございます。これにつきましては、見る方によって、それぞれではないかなというふうに思っておりますが、「ひとっも変わっちょらん」ということを聞くこともありますし、ただ、「非常に市役所の雰囲気がよくなった」という話はあちこちで聞かせていただいております。それが、私の成果がどうかは定かではございませんが、しかしながら、庁内の全課の朝礼に出させていただきまして、またあるいはメール等で職員の方とコミュニケーションを図り、そして月に一度は、おはようメッセージを引き継ぐ形で「ハートtoハート」という全館放送をさせていただいております。そういった中で、意識改革につながるようなお話を一生懸命させていただいております。「市役所に入ったときに非常に雰囲気がよくなった」と言われる方がいらっしゃるんですが、それの一つには、一階の入り口にこども課を持っていったことが功を奏しているのかなと思います。小さなお子さんや若いお母さんが割とたくさん出入りすることが多くなりましたので、それであの辺の雰囲気が柔らかくなったというのはあるのかなというふうにも感じております。今後とも、こういった意識を向上していただけるような働きかけを続けてまいりたいと思います。


 以上です。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) それぞれありがとうございました。


 今、市長のおっしゃった市民サービスの向上の部分のこども課の創設、私もそう思います。先日、子供さんでにぎやかだけど、子供があそこで待っていると大変だから、絵本ぐらい置くようなことはどうですかと、課長に御提案させていただきましたら、早速そういう対応なり、検討するといううれしい答えもいただいたところでございます。この件は一番最後にお話しさせていただきたいと思います。


 市民会館の問題でございますが、この市民会館の存続問題、それとこの新しい総合文化ホールの問題というのは、最初から関連の問題でございました。大体、当局の考え方としましては、来年の新ホールの完成まではどちらにしても今の市民会館は使うんだから、その存続の決定はその時、ないしはその直前ぐらいでいいというような御回答がありました。しかし私は、それははっきり間違っているというふうに申し上げたいと思います。


 やはり、今のうちにしっかりとした見直しとか、計画というのをつくっておいて、本来であれば、その総合文化ホールの建設の是非というのは、その計画の市民会館の利用の決定をもって、仰ぐべきではなかったのかなというふうに私は当初から思っておりました。


 中間報告、プロジェクトチームが存続か解体かという決定を年内までにするという確認は今、いただきました。そして、その過程の中で、市民による検討委員会も立ち上げるということをお話しされましたが、あくまで検討委員会の声を参考にして、そしてプロジェクトチームが市長の方に答申をするわけです。ですから、私としてはやはり最終決定は市長でございますから、市長も年内にしてくださるんですか。そして、あるいはその解体かあるいは再利用するときの内容や、そのものに関しても年内にしてくださるんですか、というお話を続けてしたいわけでございますが、先ほどの話では少しずれ込むかもしれないというような話でございました。やはりここは、ずれ込むなら、ずれ込むとしましても、しっかりと期限を決めていだいて、きちんとお話をしてお伝えをしていただきたいなというふうに思います。これはかなり来年に控えております市長選挙等の争点の一つにもなるのではないかなというふうにも考えておりますので、ぜひ先送りとか、そういった先延ばしというのをせずに、今最も大事な問題は、できるだけ前もって、先手を打って対応していただきたいということをお願いをしておきたいと思います。


 それでは、二問目の本題に入りますが、中間報告でいくつかの案に対する試算が出されております。しかしながら、そこで建築課による算定をされたという算出の出どころというのを聞いたわけですが、どの額も大変大きくかつ継続的に必要な費用であります。そこで私は、今回この費用を、従来の市の予算から出すのではなくて、新たに住民参加型市場ミニ公募債というものを発行して、広く市民から集めてその使途に充てることに提案をしたいというふうに思っております。実は、これは平成十四年度から地方債計画において創設されました住民参加型ミニ市場公募債というものでありまして、現在まで、多くの各地方公共団体に活用をされており、今後ますます伸びていくことが確実な状況になっております。


 特色といたしまして、他のいろいろな地方債と比べて比較的人口の少ない市町村においても発行ができます。また、その額も数千万とか数億とか、小規模・中規模程度が多くて、その使用目的を明確に地域住民に示すことができるために、安心して市民が投資することができる画期的なものと言えるものであります。例えば、群馬県が全国初のミニ公募債、愛県債というのを発行しましたところ、わずか十八分です。十億円分が完売になりました。その後、鳥取県の西伯町では特別養護老人ホームの建てかえ資金の一部にというふうに、非常に限定した目的をつくりまして、そこの費用に充てようとして五千万円分のまちづくり西伯町民債の販売を開始しましたところ、五千万円の募集に対して、一億八千五百三十万円の募集が集まって、抽選をしたそうです。一番身近な例として御紹介しますと、御存じだと思いますが、お隣の宮崎市。これが生目の杜運動公園や生目の古墳群史跡公園整備事業の目的に二〇〇三年に十五億円、二〇〇四年に二十億円分を発行しております。通称、アイビー債と言います。あそこの球場は「アイビー球場」と言いますので、アイビー債という親しみやすい名前をつけているわけですが、五年償還で利回りが〇・七八%、市民は一人百万円までしか買えませんが、これもすぐに完売をしたという状況であります。


 私が強調したいのは、アイビー債の場合は〇・七八%という利回りはあるんですが、私はその利回りとかいう部分とは別にして、やはりそこに住んでいる市民が、このお金はその地域に自分のお金を役立てたい。そして、それも具体的にここの分野にこういうふうに使ってほしいという、はっきりと自分の意志を示したお金ではないかということなんです。


 私は、今回の市民会館の問題解決のための費用、いわゆるこうした福祉とか文化とか、教育とかいう、心の根幹にかかわる問題にこそ、そして必ずしもはっきりとした正解がない問題にこそ、市民の意識や関心の醸成のために、こういう資金を公募して活用すべきだと思っているわけでございます。


 文化や教育といったようなものは、単に経済的な物差しや短期的な即効性といったものとは違う、国家百年の大計とも言える大切なものだと思っております。しかしながら、だからといって、このように厳しい財政状況や社会の経済状況の中、この分野だけは当然のように予算が上がり続けてもいいんだとか、そういうふうな議論をするのは、やはりもう終わりに近づいているのではないかと思うわけです。やはり基本は、行政は最小の費用で最大の効果を出すべきだし、市民の方も、やはり、ただ市のお金を自分たちのお金としてきちっと意識してもらうためにも、こういった文化に対する支出に関しては、一定の痛みや覚悟、自分たちでこの文化を育てる決意といったものを感じていただきたいなと思うからであります。それでこそこの施設のあり方や文化教育に対しても、より真剣にその使い道を監視することができるでしょうし、出資をすることで本当に自分たちの手でつくった施設だという思いも強く感じるのではないでしょうか。私はそうしたしっかりとした手ごたえというものを市民が感じたときに、本当に市長が常々おっしゃってらっしゃる市民参画のまちづくりというのができ上がるのではないかと思うわけでございます。


 このミニ公募債の活用というものをぜひ強く求めたいと思いますが、実施の可能性、検討につきまして、当局の説明を求めたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 財務部長。


○財務部長(前田四一郎君) それでは、御質問の住民参加型ミニ市場公募債についてお答えいたします。ミニ市場公募債につきましては議員御指摘のとおり、地域住民の皆様にまちづくりの参加意識を高めてもらうという効果があると同時に、地方自治体にとりましては、資金調達の方法の多様化が図れる制度でございます。こういったことで、財政としては認識をいたしております。しかし一方で、このミニ公募債につきましては、定期的、継続的な発行が必要であること、それから一定規模以上の発行額の確保が必要であること、そして発行条件であります利率等の設定が必要であること、それから明確な対象事業の提示などの慎重な検討を要すべき事項が多く存在しております。


 そのために、本市では議員も紹介されましたとおり、宮崎市に職員を派遣するなど、情報の収集それから調査を行い、そのメリット、デメリットについて詳細に検討をしている状況であります。


 このミニ公募債は地方債の一形態でありますが、発行に当たっては、地方財政法の第五条の規定に基づきます公共施設の建設事業費であること、それから県知事の許可も必要でございます。また、発行後は従来の地方債と同様、元利償還金が出てまいります。そして、ミニ公募債は満期一括償還ということで原則的にとらえられております。


 このようなことから、ミニ公募債を発行する場合は、その他の資金と比べた有利性、それから本市の実施計画、そして将来にわたります起債計画全体を見据えて検討する必要があるんではなかろうかというふうに考えております。


 今後、継続して積極的に調査、研究を重ねてまいるということで今考えているところでございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) 全国の自治体で、こういったミニ公募債が活用されている。これは利回りというのは、それぞれが発行するわけですから、〇・七八%というのは確かに、ちょっと高い金利をつけているわけですけれども、私は先ほども申しましたように、金利の高さで市民が投資したのではないのではないかというふうに思っているわけです。


 やはり、市のたくさんの政策事業の中で、たくさんの予算が振り分けられているけれども、なかなか自分たちが本当に使ってほしいものに使われているかどうか、ということに対する手ごたえのなさみたいなものがあったのではないかなというふうに思うわけでございます。


 そして、非常にこういった市民会館にしても、こういった文化とかいったものというのは、短期的に効果を出すということが非常に難しい分野でございますし、また一方では、非常にその人たちの思い思いがはっきりと大きく違う分野でございますので、やはりこのミニ公募債が仮にこの市民会館の活用というものに法律的に使えるとしたときに、たくさん集まれば、「あ、やはりこの分野に関しての市民の関心は非常に高いな、自分たちの貴重なお金を出しても、この問題に対しての関心を持っているんだな」という市民の意識を本当の意味で、アンケートとかそういうものとはちょっと違う意味で、覚悟として受けとめることができるのではないかなと、ぜひ、いろいろ発行するに当たっての厳しい条件、使用目的があるということを今、財務部長からありましたけれども、ぜひ検討していただきたい。アイビー債で実際にお隣の宮崎市でやっているわけでございますので、これも余り検討、検討という形で先延ばしにしないで、先を見て進めていただきたいなと思っているところでございます。


 続きまして、現在の市民会館の跡地に関しまして、市民会館が解体になれば当然そこの場所が空きます。今の企画部長のお話では芝生公園というお話でしたですね。中間報告書に載っております。二通りの芝生公園ですね、これは半永久的に、あの芝生公園にしようという計画ではないのではないかと私は認識しました。とりあえず、何にでも多様に使えるようにというような形で御提示なさってらっしゃるものと考えましたが、現在、市民会館の周辺には、まだほかにも空き地というものがあるわけでございます。例の国の合同庁舎ができた絡みで、そこの施設が広口の方に移転をいたしましたので、それに生じた空き地というものがございます。そして、この一部はもう既に利用されておりまして、既に今まで市民会館の駐車場として借りておりました西側の駐車場、これは民間の方がお持ちのものでしたので、これをずっと借りてたわけですが、今年の三月末をもちまして、借用をお断わりし、今は裁判所の南側の方を利用されているという現状でございます。


 そして、今、明道小の建設に伴う工事事務所として使用されております検察庁の跡地でございますが、こちらの方も行く行くは空き地になるでしょう。あるいは、現在使用はしておりますが、法務局等の建物もあります。これらの方の利用計画というのが、現在どのように進んで、変化をしているのか、私が数年前にこの跡地利用の問題のお話をさせていただいたときにも少しお示しいただきましたが、数年たってここの部分が、この市民会館の存続、解体の決定に何らかのつながりというものを持ってくるものなのかどうか、その辺の計画についてお示しをいただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 企画部長。


○企画部長(亀沢幸治君) それではお答えをする前に、先ほどの第一問目で答弁に間違いがございましたので、訂正をさせていただきます。都城市民会館存続問題市民懇話会の設立について申し上げたところでございましたけれども、これは諮問、答申という形で申し上げるということで御説明をしたわけでございますが、これは文字通り懇話会ということでございまして、広く皆さん方の意見を聞くという趣旨でございますので、お詫びして訂正させていただきます。


 それでは、市民会館周辺の跡地利用計画でございますけれども、今、地方裁判所の残地あるいは検察庁の跡地については、市民会館の駐車場ということで予定をしているわけでございます。ただ、検察庁跡地につきましては、今、明道小の工事のために現場事務所等がございまして、まだ普通財産のままでございますが、そういう状況になっているわけでございます。


 利用計画についてはなかなか難しい問題があるわけでございますが、市民会館として存続をすれば、おのずと駐車場になってくるわけでございますが、まだ結論が出ていないわけでございまして、次、何をつくるか、存続するか、あるいは解体するか、その辺を含めて検討しなければいけないということでございまして、また合併の状況等を見ながら、考え合わせていきたい。そのように考えているところでございます。なかなか早急に結論が出せなくて大変申しわけなく思っているわけでありますが、我々はそういう取り組みで今考えているところでございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) ぜひ、この一体化された利用の仕方というもの、それぞれの空き地というものは、いろいろな事情によって、別な理由で生じたものでございますが、結果的にあの周辺に空き地ができる。その一体化、つながりのある計画をお示しいただきたいなと思うものであります。なぜなら、あの地域というものはここからも近いわけでございますが、行政地域で、そして学校もあります。そして、商店街にも近いという、いわば行政、教育、商業の非常にバランスのとれた良好な地域であると認識をしております。ですから、今までのような単一的な目的で使う。縦割りというといけませんが、そういうものではなくて、例えば極端に言うと平場で使うのではなくって、駐車場は一階でそのまま使ってもいいけれども、二階以上に例えば民間活力を入れたスーパーを入れてもいいではないか、あるいは市営住宅をつくって、そこの地域の人は車はそこの場所にはとめられませんよ、基本的にコンパクトシティで、歩いて暮らせるまちづくりを推進するために車は市役所の市民会館のお客さんに供しますが、やはりそういった上の方は良好な住宅地として提供しますよといった、非常にダイナミックな計画というのを計画していただきたい。それでこそ、民間出身であり、若さあふれる市長のだいご味というか、一番の仕事の発揮の見せどころではないかと思っているところでございます。


 こういったことは、今まではなかなか法的なことでありますとか、そういったことで夢物語というか、絵に描いた餅みたいな感じがしたわけでございますが、以前、私がこの議場で述べさせていただきました国の構造改革特区構想というものがありまして、こういったものを使えば、実際に、官、民との共同事業でありますとか、例えば前から私、市民会館の中はもう思い切って、飲めや踊れ、飲食ができるというようなそういう文化ホールがあってもいいんじゃないかというようなことも申し上げましたけれども、こういったことも申請をしていって特区構想が認められれば、ドイツのビアホールみたいな感覚で、中の方で、あの巨大な空間の中で、自分たちが飲んだり踊ったり、前のステージの人と一体化になってということができるわけでございます。


 実際に、何月でしたか、商工会議所の方に経済産業省の鈴木さんという課長さんがお見えになられまして、実にダイナミックなお話をしてくださいました。助役を初めとして市役所の職員の方も、十数人聞かれていると思います。私もあの話を聞きまして、ものすごい可能性を感じました。そして、すぐにあの方にメールを、あの方二十四時間いつでも連絡していいと言われたんで、夜中の一時ぐらいでしたか、メールを出させていただきました。すぐ返ってきました。ですから、国もそういうふうに構造改革、そして構造改革特区の中で規制緩和をすることで、地域力、自力をつけるということに本当に真剣になっております。ですから、こういったことこそ地方自治体は自分たちから積極的に取り組んでいくんだという姿勢をぜひ見せていただきたいと思います。


 もしかしたら、ないかもしれませんが、今、特区構想についてあの話を聞かれた中で、少し取り組みや検討している問題がありましたら、教えていただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 企画部長。


○企画部長(亀沢幸治君) 昨年の六月議会におきまして物流特区や教育関係の特区を検討した経緯はあるわけでございますが、その後、特区についての具体的な進展はございません。しかし、特区に対する関心というのは、それぞれのセクションで深い興味を持っておりまして、合併後のまちづくりのために、今後その特区によって解決をしていく、そういう状況等も出てくると思います。その場合には積極的に特区の活用を考えていきたいというふうに思っているところでございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) ぜひ、よろしくお願いします。


 教育問題の方に移らさせていただきます。今、教育長がおっしゃったことは、非常に私と同じ資料を読んでいるということもございますが、非常に同感する部分でございました。やはり、学力というものは必ずしもその勉強量だけではなくて、生活習慣といったようなことも大いに影響をしているんだという視点は、非常に正しい視点だなというふうに思いました。


 このような問題をここでお聞きするのも、皆さん大体御承知だと思いますが、今、世界において日本の学生の学力というのは低下しているという声があります。事実、二〇〇三年実施の経済協力開発機構というところが行いました学習到達度調査におきましても、数学が一位から六位。読解力が八位から十四位へ低下をしております。そしてこの調査によれば学校の宿題や自分の勉強をする時間が国際平均よりも年間約百二十時間も少ないというふうに言われております。こういったデータを見るまでもなく、私も小さい子供がおりますので、参観日に行ったり、子供の勉強する様子や、いわゆる表現力とかを見てても「うん、若干ちょっと言葉づかいやそういったものが幼稚かな。」というふうに思う節もございます。一方で、テレビとかゲームとか、インターネット、携帯電話というのが低年齢層の方にかなり普及しております。そして、こういったものへの利用時間が急速に伸びた結果、子供たちの寝る時間がかなり遅くなっている。これは皆さん実感なさってらっしゃると思います。


 つまり、例えば土曜日が休みだ、日曜日が休みだとなると、やはり金曜日、あしたは休みだからということで、やはり金曜日、土曜日はどうしても遅くなるわけでございます。今までは土曜日だけだったのが、金曜日も夜遅くなるわけでございまして、こういったことが非常に生活習慣が崩れて、子供たちから元気を奪ってしまい、学力低下を招いてしまっているのではないかなというふうに思うわけです。つまり、もともとのゆとり教育というのは、本来みずから学んで考える力を養うという目的だったのが、休みが増えたことで、かえって夜遅くまで起きているようになり、慢性的な睡眠不足、体力低下に陥ってしまっているのではないかなというのが、私の今回の分析でございます。このことは先ほど教育長からも指摘がありましたが、百ます計算ということで非常に有名になりました飛躍的な成果を上げている尾道市立土堂小学校校長の陰山英男氏がはっきりと指摘をしております。


 ですから、本来は、ゆとり教育とか、週五日制というものは、子供がみずから学んで考える力を養うために有効に土日を活用する。そして、たくましく生きる力をつけるための時間だと。それがまさしく総合的学習であったはずであります。しかし、現実をよく考えていただければ、土日に休めない。特に、サービス業の方というのは、今増えているわけです。いろいろなサービス業というのがございますけれども。ですから、そういうところの家族もたくさんあるわけでございまして、そういう家庭の子供たちはかえって、土日の休みが増えても親と触れ合う時間が少ない。ですからかえって、時間を持て余してしまっている。かといって、地域で子供たちを引き受けるというシステムも、恐らくまだ都城市においては十分に機能を果たしているとは言えないのではないかという思いがあります。


 そうすると、学力の二極化という問題を今おっしゃいました。これは非常に深刻な問題で、やはり経済の問題に関係してまいります。やはりそうなりますと、子供を学校で教える勉強時間も減る。土日も休みになると、やはり学力は低下するのではないかと、当然心配する親が出てきます。しかしながら、裕福な家庭の親は、学力の低下を心配して塾とか私立の学校とかそういうところに行かせることができます。しかしながら、そういうことのできない家庭も多いですから、ここに収入による教育の格差とか学力の二極化というのが、生じてしまっているわけです。


 これでは、ゆとり教育というのが、本当のゆとり教育ではなくって、三割の学習指導要領を削減したということは、わからないものを削減してわかるようにするのではなくて、「あ、それはわからないからもう除いていいですよ」ということで、わからない子をなくしたという意味においては、ゆるみ教育になっているのではないかということを二〇〇一年に、当時のこれは官僚のトップであります小野文部次官という方自身が実は言っているわけです。


 ですから、週五日制というものが、本来最初に目的と効果を出すものであったものが、どうもいろんな分野に思わぬ悪影響が出てきているのではないかなということが最近少し指摘をされております。


 そして、本来負担が軽減されていいはずである教師もかえって、土曜日は休みになったんですけども、夏休みがその分少なくなったり、毎日の中で持ち帰る仕事が非常に多くなって、精神的にも体力的にも大変だというふうに私は友人の教師からも聞かされて知っております。


 ここまで来ると、学校の教師のためにもどうかな、親のためにもどうかな、子供のためにもどうかな、地域のためにもどうかなって疑問符ばかりなわけですね。ここまで来ると、もうこの地域における教育状態がこのままでよいとは、私にはとても思えないわけでございます。これに対する抜本的な解決というのは、これはもはや一つしかないと。既に首都圏の私立中学の七割は、週五日制というのを、もう導入しておりません。ですから、この事実も踏まえて、市長はこの地域の教育をどうされようと考えておられるのか。ずばり、その週五日制を、この地において一回思い切って見直すようなダイナミックなお考えを持っておられないのかどうか。例えば、きのうの南日本新聞にお隣の鹿児島県が、これは市立でございますけど、玉龍高校は来年から中学校を新設いたします。新たに中・高一貫校としてスタートをします。お隣の保守的な鹿児島県でさえも、こういう積極的取り組みをして、学力の水準を図ろうとしておられる。こういったことに対して、教育に対する市長の持論、特に週五日制に対するお考え、これはあえて教育長にはお話をお伺いいたしません。市長の夢の部分とか、持論の部分でですね。前一度、私は市長に個人的に、私立学校と県立学校とのいろいろな教育の役割分担といったものもお伺いしたこともございます。


 そういったことも含めて、この週五日制に対する思いや考え方をお聞かせいただければ幸いだと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) お答えいたします。


 教育委員会の所管でございまして、越権行為にならないように慎重にお答えさせていただきたいと思いますが、私は実はこのゆとり教育、週五日制が導入された平成十四年度に県議会の文教委員長をしておりました。実は県議会の中では、宮崎県だけは六日制でいこうという意見が非常に多くて、それはできないかということも現実的に模索したぐらい、やはりこの週五日制に対しての危機感というのがございました。当時、さまざまな学者の方とか、ジャーナリストの方が、ゆとり教育は絶対に崩壊するということで警鐘を鳴らしていらっしゃったことが、ことごとく今、現実化してきているということに対して、非常に危機感を持って見ている国民の一人でございます。今、我が県出身の文部科学大臣の中山大臣もそういった問題提起をされておりまして、今後国民的な議論の中で、進んでいかれるだろうというふうに思っております。ちなみに、地方自治体が公立学校を、単独で週六日制にするというのは、法律上できないという形になっているそうであります。


 ですから、教育長に御質問されても、たぶん答弁は酷な答弁になるかと思いますが、私自身は山田議員と非常に共感を持って、問題意識を共有しているということでございます。


 以上です。


○議 長(藤井八十夫君) 山田裕一議員。


○(山田裕一君) ありがとうございました。


 私も、そういう教育の部分に関して、いろいろなまだまだ国やいわゆる教育委員会も含めた関与といいますか、そういった取り決めがあるということは承知しております。しかしながら、やはり教育というものが、子供を持つ親御さんにとっては最も関心が強い部分であることも一人の親として認識をしているものでございます。


 そして、毎年いろんなデータとか試験結果が出ますが、宮崎県、そして都城市はどうかわかりませんが、若干低迷をしているという状況は非常に悲しい気持ちもしております。


 ぜひ、この圏域で学んだ子供たちがしっかりとした学力をつけて、そして全国に羽ばたいて、世界に羽ばたいて、しっかりした形でまた郷土に戻ってきてくれる。そういった思いも含めて、ぜひ学力の充実を一生懸命取り組んでいただきたいというふうに思うものでございます。


 最後の職員の意識改革について、先ほどいろいろ御説明をいただきました。具体的なところというものはなかなかお示ししにくい面もおありでしょうし、またおっしゃるように、市長が変わられたから、そうなったのか、そうでないのかという問題はもちろんありますけれども、私から見ても庁舎内の雰囲気というのは、だいぶんよくなったのではないかなと思いますし、特に応対の部分ですね、窓口の応対部分のサービス面というのは、向上したなというふうに感じられる面が多々ございます。


 私などにおきましても、特に庁内を歩いていると、最初の二、三年は顔も覚えていただけなかったんだと思うんですけど、すーと行ってしまわれる方が多かったので。随分職員の方があいさつもしてくださいますし、言葉も交わしてくださるようになりました。ぜひ、市民の一般の方にもそういうふうに接していただきたいと思いますし、首からかけておられるネームプレートも私は好評だというふうに思っております。


 ただ、欲をいいますと、服装は今の例のクールビジネスで軽装でよいのですけれども、やはり私は庁内をどこでもスリッパでペタペタペタペタ歩いていくのは、やはりあんまり見ていて感じのいいものではないなというふうには思っております。


 また、廊下とか喫煙室といったようなところで、やはり余り長時間おしゃべりをするといったような行為も、大いなるコスト意識の欠如であるという気持ちはぜひ持っていただきたい。コミュニケーションとか、たばこを吸うことが一概に悪いといっているのではありませんけれども、しかしやはりここは職場でございます。そしてやはり勤務中でございますので、何よりも仕事を優先していただいて、例えば、たばこにおいても、耳の痛い方もおられるかもしれませんが、やはり昼休みというのがあるわけですから、せめて午前中と午後と一回ずつとか、そういう自発的な取り組みというのを持っていただきたい、そういう自覚を持っていただきたいなというふうに思っております。市民というのは、実によく見ておられます。だれが、どこで、どれぐらい喫煙室に行っているか、職員のたばこ休憩時間が年間にどれくらいの金額の損失になるか計算をして総務課に抗議している人もいるんですよ。そういうことをやっぱり考えると、これから市長のリーダーシップのもとでこういう身近なことも、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思っているところであります。


 今回もたくさんの問題点を指摘し、質問をさせていただきました。私はいつも思うのですが、私たち議員は自分たちの専門の分野であるとか、興味や関心の深い問題、そして市民からいろいろ伺った問題を、調査して自分たちの視点で質問をいたします。当然、その質問というのは各議員違いますので、項目も多岐にわたり複雑ですので、答える方は大変だろうなというふうに思います。それでもこの場は当局と議会側が公式に議論を交わして、その一句一句が記録として残る貴重なものでございます。ですから、この時間の大切さというものを思うときに、相手と本当に真剣なやりとりが交わされ、市民にも十分理解できることばで市政発展のための前向きな議論をすることが大切であると思います。


 今回、多くの質問に交えていくつかの提案をいたしました。ぜひそれに対しても、当局側からも積極的なさらなる情報の収集と早急な対策をとられ、できるだけ採用していただくことを強く願いながら、私の今回の一般質問を終わりたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 以上で、山田裕一議員の発言を終わります。


 十分程度休憩をいたします。


=休憩 十五時二十一分=





=開議 十五時三十一分=


○議 長(藤井八十夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 次に、楡田勉議員の発言を許します。


○(楡田 勉君) (登壇)それでは、通告に従って順次質問をしてまいります。


 今回は大きく二点についての質問になります。


 まず、放課後児童クラブについてでありますが、この放課後児童クラブの制度は平成九年の児童福祉法の改正により、新たに法律上に位置づけられたものであることは、御案内のとおりです。そして、その目的は小学校に就学しているおおむね十歳未満の児童であって、その保護者が労働等により、昼間家庭にいないものを対象に、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して、適切な遊び、及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものと明記されています。本市においても、今年度は市内の二十三の小学校の中で、十一の小学校と一つの保育児童館において市直営で実施されておられます。さらに四つの保育園等を利用しての委託事業と、合計十六カ所で放課後児童クラブ事業が実施されていると承知しております。


 そこで、健康福祉部長にお尋ねいたします。本市における放課後児童クラブ事業の実施状況で、利用児童数が全体で何名ぐらい利用されているのか、三年生未満の対象児童のうち、放課後児童クラブを利用している子供たちの割合はどのくらいなのか、そして放課後児童クラブ開設の要望はほかにないのか。この三点目の放課後児童クラブ開設の要望はほかにないのかという質問については、市の委託事業でなく、数カ所の民間保育園が自主事業として実施していると聞いております。こうしたところは、なぜ委託できないのか、お尋ねいたします。


 次に、障害者の利用可能なトイレの設置状況についてであります。


 今回、このことを取り上げたのは、私の身の回りにも多くの障害者の方々が、その障害にめげずに一生懸命生きておられます。そして、近年屋内、屋外問わずバリアフリーが叫ばれる今日、その整備が進むにつれて、障害者の方々も積極的に遠出され、行動されている方が目についてきました。このことは、大変喜ばしいことであります。


 そして、行動半径が広がれば広がるほど、やはり問題になってくるのはトイレのことです。


 そこで、お尋ねいたします。現在、市内の公共施設を初め、民間の施設等も合わせて車いすなどで利用できるトイレが幾つ完備されているか、そして地域別設置の状況がわかればお知らせください。


 以上、後は自席から質問をいたします。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(横山成保君) (登壇)それでは、ただいまの楡田議員の御質問にお答えをしたいと思います。


 まず、放課後児童クラブについてでございますけれども、放課後児童クラブの目的等については、議員の方からお話がございましたので、省略いたします。放課後児童クラブというふうに通常呼んでおりますけれども、これは正式には放課後児童健全育成事業と呼んでおりますものでございます。その利用状況ということでございますけれども、市内十一の小学校と五つの児童館等で実施をいたしておりますけれども、その利用は一年生が二百九十三名、二年生が二百四十二名、三年生以上が百五十七名の合計六百九十二名ということでございます。


 利用率ということでございましたけれども、利用率は一年生から三年生の数が市内で合計三千九百二十五名ということでございますので、先ほどの数字をこの数字で割りますと、十七・六三%という数字になります。おおよそ二割の子供たちが利用しているということになります。


 それから、自主事業で保育園で、この放課後児童クラブを実施しておりますが、その開設状況を申し上げてみたいと思います。これは、議員のおっしゃいますように、保育園の自主事業ということでございます。卒園児を主に対象に預かっているようでございます。あるいは、その保育園に在園しているお兄ちゃん、お姉ちゃん、小学生ですね、こういう子供たちを預かっているようでございます。その数は合計いたしますと、百七十七名の子供たちが利用をいたしております。自主事業でございますので、この経費につきましては、そこを利用する子供たちの利用料、あるいは保育園の持ち出しで、運営をなされています。


 開設の要望ということで、ないかというお尋ねでございますが、現にこの保育園の自主事業でやっております保育園からも、ぜひ直営の放課後児童クラブで実施していただきたいと、委託でお願いをしたいというお話は二、三承っております。


 なぜ、開設のそのような形がとれないのかというお話でございますけれども、これにはやはり一小学校一つというような枠もございまして、今現在、お願いをしていないところでございますけれども、同じような取り扱いが、やはりベターではないかなと思っておりますので、この自主事業の放課後児童クラブにつきましては今後、検討していきたいと思っております。


 それから、二番目の車いすで利用できるトイレの設置状況でございますけれども、これは、実は議員も御承知のとおり、本市におきましては平成十三年十二月に、都城市福祉のまちづくり条例を制定いたしまして、障害者や高齢者が安心してできるバリアフリーな施設づくりを柱としたまちづくりに取り組んでいるところでございます。


 その中で、障害者が利用しやすいトイレということになりますと、ある程度の床面積は必要でございますし、手すりの設置も必要でございます。また、出入り口につきましては、開き戸ではなくて、引き戸というようなことが必要になってまいります。そのようなことでございますので、施設をつくる場合には、その事業者といいますか、施主といいますか、その方々の御理解を得ながら、整備をしているところでございます。その状況でございますが、地区別というようなお話がございましたけれども、全体的な数を申し上げますと、正式に調査を実施した経緯がございませんので、数を正確に把握はできておりませんけれども、今現在、把握しております数では七十八カ所ということになります。その中で、公衆用トイレといいますか、私どもが設置しております公園等で整備をいたしておりますが、それにつきましては、早水公園、神柱公園また最近では中央東部の区画整理を実施いたしましたが、その街区公園ですね、一号、二号ございますが、それらに二十七カ所整備をいたしております。


 その内訳でございますが、姫城地区に二カ所、小松原地区に六カ所、妻ヶ丘地区に三カ所祝吉地区に五カ所、五十市地区に二カ所、横市地区に二カ所、沖水地区に一カ所、志和池地区に三カ所、そして庄内地区に三カ所というふうになっております。


 設置状況は以上でございます。(降壇)


○議 長(藤井八十夫君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) ありがとうございました。


 現在の本市における放課後児童クラブ事業の状況は、大まかにわかりました。これは、今問題になっています少子化問題、そして若いお父さんお母さんたちが働いていらっしゃるわけですから、特に帰りが遅いということで、子供一人を置いては危険だというようなことで、こうした放課後児童クラブがあるんだろうと思いますけれども、市内全体では二割近い子供たちが利用されているということですので、これは先ほど申し上げた、まだ委託されていない、あるいは民間の保育所が自主的にやっている、そういうところからも、もし要望があれば、これはぜひ小学校校区に一校というようなことじゃなくて、ぜひこれは取り組んでいただきたいというふうに要望しておきたいと思います。


 今回、私このことで質問をさせてもらったのは、先の三月議会で承認された放課後児童クラブ予算関係で、とりわけ私の母校の生まれ育ったところですけれども、宮崎市の大宮小学校に次いで、九百六十六名という児童数を抱えて、県内でも二番目のマンモス校となっております沖水小学校のことであります。昨年までは、空き教室を利用しての放課後児童クラブ事業が実施されておりましたが、四年前から、新入生の三十人学級編成でクラスの増室に伴って、いよいよ今年度は空き教室がなくなるという事態になってきたわけです。そのような中で、市当局も厳しい財政事情の中で、本市では初めての試みであると認識しておりますが、約九百数十万円の予算措置をしていただきました。そして、放課後児童クラブの専用教室を設置してもらえるということであります。このことは、関係する保護者の熱心な思い、昨年からの市当局に対する陳情と、それと中には私ども同僚議員の協力もあったと聞いております。そうした地元の要望に対して、市当局が御理解いただいたことは、地元選出議員としましても本当に感謝を申し上げたいと思います。


 そこで健康福祉部長に、もう一回お尋ねいたしますが、三月の当初予定では専用教室の設置には工事請負費となっておりましたが、今議会に提案されている資料では、使用料及び賃借料と組みかえられております。この理由をお聞かせいただきたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(横山成保君) それではただいまの御質問にお答えをいたします。


 沖水小学校の放課後児童クラブの専用教室ということでございますが、沖水小学校は、私の母校でもございます。というわけではございませんけれども、今回、予算の組みかえをお願いいたしたところでございますけれども、これにはやはり当初の予算で計上いたしました部屋の面積は百平米おおよそ三十坪程度ということでございました。しかし、現状を見てみますと、やはり議員が御指摘のとおり、大規模校でございます。したがいまして、対象となる児童も大変多ございます。今現在、もう七十名を超えているという状況でございますので、やはり百平米では狭いのではないかというようなことでございましたので、地元の方からも保護者等から、いろいろと要望があってたわけですけれども、もっと広くと、そしてトイレをと、あるいはクーラーをいうようなお話がございましたけれども、そういうところをいろいろと勘案いたしまて、今回、面積を百五十平米に、そしてバリアフリー仕様の出入り口、あるいはトイレを段差のないものに設計をし直すというような形で整備をしたいというふうに考えたところでございます。


 ではなぜ、工事請負費ではなく、使用料及び賃借料なのかということでございますけれども、これは当初の計画では、とりあえずその計画がございませんでしたので、トイレの設置費等が工事請負費よりも安くなるという点、あるいは実際工事着手までの準備期間が短縮可能であるということ等によりまして、予算の組みかえを行いまして、金額的には少し膨らみましたけれども、五年後には無償で譲り受けることができるということでございますので、使用料及び貸借料に組み替えたということでございます。ただ、クーラーの設置の要望もございましたけれども、これは三月議会でもお話を申し上げましたように、天井扇で対応をするということにいたしております。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) はい、ありがとうございました。


 実は、ことの経過を申し上げますと、私も三月議会の前の資料で初めてこのような予算を知ったことを地元の議員として、本当に恥ずかしく思いました。もし、その当時以前から、私どもにも、そういうことがあれば、もっと地元議員として市の当局にお願いすることができたんじゃないかなということで、本当に、自分自身反省をいたしております。ただ、その後、その児童クラブの父母の会からの方もいろいろ要請がありまして、もう一方、同僚議員の沖水選出の奥野議員さんやら、相談をいたしまして、担当課のこども課、そして沖水小学校の学校現場の当局ともいろいろ私たちも話をして、できるだけ当初の予定の教室の広さが狭い、そしてトイレがついていないということでは、これはもう不完全だと、そういうものに予算をつけてもらっても困るというようなことまで申し上げまして、何とか対応してくれということで、お願いをしてきたわけです。


 そのことが、今、部長が答弁されたことになったんだろうというふうに思いますけれども、このことに関しては、本当に感謝を申し上げたいと思います。ただ、建物が、やはりプレハブということですから、最近のプレハブはかなり以前のプレハブと違って、すばらしいプレハブもあるようですけれども、夏休みも利用するとかそういうことになると実際問題、天井扇なんかで対応ができるのかどうか、子供たちの健康管理にですね。


 ただ、考えますと、学校の校舎そのものは、クーラーはついてないわけですから、学校現場の方からいくと、これはぜいたくだという思いがあるかもわかりません。


 ただ、今先ほど言いましたように、夏休みも放課後児童クラブは利用するということでございますので、今年の夏には間に合わないかもわかりませんけれども、来年以降、もし、子供たちが万が一、そうした脱水症状とかそんな事態になれば大変ですから、これはまた一つ前向きに当局も取り組んでいただきたいと思うわけです。


 今回、取り上げましたのは、当局がこんなにも沖水小学校の、先ほど言いましたように市内で初めてですから、専用の放課後児童クラブの教室というのは、そういう意味では本当に感謝を申し上げて、そして、関係するお父さんお母さん方の希望を酌んでいただいたということで、地元の議員としてお礼を申し上げたところでございます。


 あとは、要望として先ほど言いました今後クーラーの問題、そういうところは実際できあがってみて、子供たちの利用状況を見ながら、前向きに取り組んでほしいと思います。このことは要望にしておきたいと思います。放課後児童クラブのことに関してはこれで終わりたいと思います。


 次に二つ目ですが、障害者の利用可能なトイレの設置状況についてでございます。先ほど答弁をいただきました。市内には、かなり七十を超える障害者のトイレが完備されているということでございますが、実は私も健康福祉部の方から、これは県のインターネットで出していただいたということでございますが、バリアフリーの情報マップといういわゆる障害者が利用できるトイレが完備している施設、公園、あるいは体育施設も含めて、民間の施設、かなり分厚いものをいただきましたけれども、この数をとっても、今、部長から報告いただきました七十幾つかになるようです。これをもとに質問させていただきますと、ほとんどがやはり時間に制限があります。例えば民間施設でもそうです。こういう市役所でもそうですけれども、朝八時半から、多分、夕方五時ごろまででしょう。そして、こうした公共施設、あるいは民間施設でも、やはり休日があります。そうなると私が今回取り上げたいのは、そういう設置の数は各地区ごとにもたくさんあるように思われます。そして、民間の方々も事業所もかなり協力をしていただいて、いつでもお使いいただいていいですよということですが、しかし、この時間の制限、休日、こういうものを除くと、だいぶん限られてきます。いわゆる二十四時間、三百六十五日、いつでも使えるというトイレはかなり限られてきています。ちょっと先ほどの部長の地区別の情報と若干、私は自分で拾い上げましたので、私の方がちょっと資料としては不完全かもわかりませんが、大体、地区ごとに十一地区に分けて一つか二つぐらいかなと。その二十四時間三百六十五日、いわゆる利用できるのは。特に、また障害者の方が多く利用する運動公園とか、そういう広場にはありますけれども、小さな公園にはまだ設置されていない。例えば私の沖水地区をとると、私も現場を見てきましたけれども、沖水農村広場にはトイレはあるけれども、障害者用のはないということですね。ただ、県が出しましたこの資料から見ると、その近くに県の北諸県農業改良普及センターが新しく高木町にできました。ここも県のこの資料には載っています。使ってもいいですよということですけども。しかし、先ほど言いましたように、休日があるし、時間に制限がある。そうなると沖水地区はどこがあるかなと思いましたら、地場産業振興センターの駐車場のところにあるんですね。それは、こういうものには載っていません。県の施設にはですね。


 だから、私が言いたいのは、何とか窓口を一つにしていただいて、市の健康福祉部の障害福祉課ですか、すべての部署の、例えば県の施設でもよいし、市の施設、民間施設、まとめていただきたいと思うわけです。


 今回の資料を調べるに当たっても、市役所でも三カ所、四カ所、私も電話をかけ直さないといけなかったです。管理するところが全く別なんです。母智丘の多目的広場は商業観光課が担当して管理しているということです。私なんかは、広場ですから、多分スポーツ振興課が管理しているんだろうと思っておりましたけれども、そういうふうに違ってきます。同じ土木部でも、梅北でしたか、あそこは維持管理課かどこかが管理しているというようなことでありました。ですから、市役所内の設置してからの維持管理はそれぞれ部署があるでしょうけれども、障害者が使用できる、障害者用のトイレは都城市内、県の施設、民間施設、あるいは市の施設問わず、幾つありますか、どこにありますかというときには、どこか窓口が一つになってちゃんとまとめておかないと、これはおかしいんじゃないかなと。それこそ縦割り行政を言われるんじゃないかなという気がするわけです。


 そこで、お尋ねしますが、先ほど部長が言われた各地区別にそうしたトイレが数カ所あるような御報告でしたけれども、今後、障害者の方がいつでもどこでも使えるような、そういった障害者のトイレ設置の計画があるのかどうか。


 それと、私、話に聞くと、このトイレの設置というのは、ものすごく費用が高くつくのだそうですね。今度完成した東部地区のあのトイレは、これは特別でしょうけれども、壁画まで入れたら三千万円だったそうですけれども、そんな高価なトイレは必要ないと思いますけれども、せめて各地区ごとに運動公園とか、市民広場そういうところに一つずつあれば、あと一カ所、二カ所、計画的にできないかどうか、そういうところお尋ねをいたしたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。


○土木部長(堀川 渉君) それでは関連がありますので、私の方からお答えしたいと思います。


 まず、公園事業の中でのトイレの設置ということでございますけれども、当然、今、バリアフリー等の関係もありまして、近年につくった施設ですね。五年前ぐらいからつくっておりますけども、当然バリアフリーを考えた施設、それと障害者の方、それから乳幼児の子供さんの利用ができる、多目的トイレをつくっております。ただ、今、言われますように、各地区につきましては、ないところもありまして、今、御指摘のとおり、小さい児童公園等は当然ありません。ただ、これを全部変えるということになりますと、今ありましたとおり一千万円程度の費用が要るわけですけれども、ただ、バリアフリーと、それから障害者の方のトイレを修繕といいますか、改良するということでは、可能であるというふうに思っておりますが、ただ、今、財源の問題もありまして、全部というわけではないわけですが、ただ、地区地区を調査をいたしまして今後そのような対応を考えていきたいと思っているところでございます。


 ただ、新しい都市公園等につきましては当然このような施設をつくるということでございます。


 以上でございます。


○議 長(藤井八十夫君) 健康福祉部長。


○健康福祉部長(横山成保君) 先ほどトイレにつきましても、庁内も二、三カ所の部署にまたがるというようなお話でございました。そして、県のインターネットで検索をいたしますと、議員が御指摘の県のホームページからアクセスできるわけですけれども、バリアフリー情報マップというようなサイトがございます。ここの更新を常日ごろ心がけておれば、情報提供するようになっておりますので、私どもの方で情報を収集いたしまして、県の方のホームページの方を更新をしていただくというような形で、よりリアルタイムでの、そういう情報提供ができるというふうに思っております。そのように心がけたいというふうに思っておるところでございます。


 それから、先ほど二十七カ所というふうに地区別にいろいろと申し上げましたけれども、これは二十四時間対応のトイレの数でございますので、申し添えておきます。私の方がちょっと答弁が舌足らずでございました。


 それから、この二十四時間使用可能なトイレの設置の場所につきましては、一応お気づきになっているかもわかりませんけれども、市内に平成十三年度から平成十五年度にかけまして、幹線道路に案内標識板を六カ所設けております。これは、六カ所と申しましても左側につけておりますので、一カ所のトイレの案内用にですね、両サイドに二カ所、反対から来てもわかるように左側につけてあります。そのようなことで、六カ所は表示をいたしております。


 以上つけ加えておきます。


○議 長(藤井八十夫君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) それでは具体的にちょっと場所を明示しまして、今後の障害者用トイレの設置ができないか、御見解をお伺いしたいと思います。


 実は、私の方に要望があったのは、梅北の市民広場というところです。これは所管課がどちらかわかりませんが、そして、母智丘の多目的広場ということもありましたけれども、これは先ほど申し上げましたように、私が調べてみましたら、ある担当課に電話したら「ないようですね」と言われるものですから。しかし、この多目的広場の維持管理は、商業観光課ということで、そこにお聞きしましたら、「あります」ということでございました。私は市民の方からそういう要望がありましたから、市役所が「あそこはないようですね」いや、担当課は「あります」と言われますけれども、これは自分で行って見ないといかんなということで、実はもう、けさ、朝一番に行ってきて見てきました。確かにありました。ありますけれども、方向がその障害者用の入り口の方が通常のトイレと全く陰になっておりまして、表示はあったんですが、私に要望のあった方はそれを見過ごされたのかなという気がいたしました。そういう面ではそうした案内板も、もうちょっと目につくような大きな案内板をつけていただきたいと思いますが、あと一つ今先ほど言いました私の地元、沖水農村広場、沖水地区は大きな市民広場がありませんので、この農村広場が限られているんですが。ここあたりの設置計画はないか担当課がどちらかわかりませんが、お尋ねをいたしたいと思います。


○議 長(藤井八十夫君) 土木部長。


○土木部長(堀川 渉君) それでは関連がございますので、私の方からお答えをしたいと思います。


 まず、梅北の市民広場のことであります。今、つくる場合は課が違うわけでございますけれども、ほとんどの公園は維持管理課の方で、一部を除いてですが、管理をいたしております。そういうことで、この広場についてちょっと私が調査をしておりませんけれども、早速調査をしまして、後でまたお知らせをしたいというふうに思います。


 それから、沖水の農村広場でございますけれども、ここも多分、うちの方で管理をしていると思います。今、新しい農村公園もつくるときには農政課の方でやりますけれども、維持管理の方は私どもが維持管理をするということになっておりまして、ここにつきましても、調査をしましてまた報告をさせていただきたいと。今、答弁できませんけど、そういうことでよろしくお願いします。


○議 長(藤井八十夫君) 楡田勉議員。


○(楡田 勉君) 先ほど私ちょっと感想を申し上げましたけれども、その施設をつくる課によって、後の管理が違う。つくっても後の維持管理は維持管理課がするというようなことで、私はこの障害者用のトイレは、やはり設置するという段階では、もう健康福祉部がまとめて、やはり掌握しておいてもらった方がいいんじゃないかなという気がするわけです。


 産業部の方にあるとか、それができたら維持管理課が維持管理するとか、そうじゃなくて、管理はいいと思いますけれども、設置するときには、やはり健康福祉部ととってらっしゃるかもわかりませんけれども、障害者用トイレはどこにあるんですかと聞いたときには、新しく設けていただきたいというときには、もう健康福祉部の方でまとめてもらう方がわかりやすいんじゃないかなということを希望をしておきたいと思います。私は、今回の質問は四十分で終わるということで、約束を自分でしておりましたので、これで終わりますが、新市長が、いつまでも、新市長じゃないですね、失礼しました。長峯市長にこの障害者用のトイレのことで、通告をしておりませんが、見解を聞いて私の質問はこれで終わります。


○議 長(藤井八十夫君) 市長。


○市 長(長峯 誠君) いろんな示唆に富んだ御指摘をいただいたんですが、中でも、やはりこういった管理というか把握を縦割り行政であちこちに散逸しておって、情報を一カ所でとっていないというのは、私も議員時代は「何でそうなるんだ」ということでですね、よくお話をしておったんですけども、確かに、そういう問題意識を持って見ないとなかなか気づかない点であります。


 そういったところは、今回のこの御指摘を糧にして、しっかりと管理ができるように図っていきたいと思っております。


○議 長(藤井八十夫君) 以上で、楡田勉議員の発言を終わります。


 お諮りいたします。


 一般質問者があと十九名残っておりますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。


〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議 長(藤井八十夫君) 御異議なしと認めます。


 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。


 次の本会議は、十六日の午前十時から開くことにいたします。





◎延 会


○議 長(藤井八十夫君) 本日はこれをもって延会いたします。





=延会 十六時 八分=