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大分県 豊後大野市

平成18年 12月 定例会(第4回) 12月12日−05号




平成18年 12月 定例会(第4回) − 12月12日−05号







平成18年 12月 定例会(第4回)



          平成18年第4回豊後大野市議会定例会会議録

議事日程(第5号)

                平成18年12月12日(火曜日)午前10時開議

日程第1 一般質問

     清田満作君

     橋本祐輔君

     渡邊一文君

     赤嶺謙二君

日程第2 議案の一部訂正について

日程第3 認定第3号 平成17年度豊後大野市一般会計歳入歳出決算認定について

日程第4 認定第4号 平成17年度豊後大野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について

日程第5 認定第5号 平成17年度豊後大野市国民健康保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について

日程第6 認定第6号 平成17年度豊後大野市介護保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について

日程第7 認定第7号 平成17年度豊後大野市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について

日程第8 認定第8号 平成17年度豊後大野市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について

日程第9 認定第9号 平成17年度豊後大野市農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定について

日程第10 認定第10号 平成17年度豊後大野市公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について

日程第11 認定第11号 平成17年度豊後大野市浄化槽施設特別会計歳入歳出決算認定について

日程第12 認定第12号 平成17年度豊後大野市簡易水道特別会計歳入歳出決算認定について

日程第13 第168号議案 豊後大野市職員定数条例の一部改正について

日程第14 第169号議案 豊後大野市手数料条例の一部改正について

日程第15 第170号議案 豊後大野市コミュニティバス運行条例の一部改正について

日程第16 第171号議案 豊後大野市農林水産物直売所条例の一部改正について

日程第17 第172号議案 豊後大野市農村公園条例の一部改正について

日程第18 第173号議案 豊後大野市俚楽の郷伝承体験館条例の一部改正について

日程第19 第174号議案 豊後大野市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について

日程第20 第175号議案 豊後大野市立幼稚園保育料及び入園料徴収条例の一部改正について

日程第21 第176号議案 豊後大野市と臼杵市との間の消防及び救急に関する事務等の事務委託の廃止について

日程第22 第177号議案 竹田市と豊後大野市との間の消防及び救急に関する事務の委託の廃止について

日程第23 第178号議案 豊後大野市の基本構想について

日程第24 第179号議案 大分県後期高齢者医療広域連合の設置について

日程第25 第180号議案 団体営土地改良事業(久知良地区)の施行について

日程第26 第181号議案 字の区域の変更について

日程第27 第182号議案 字の区域の変更について

日程第28 第183号議案 市道路線の廃止について

日程第29 第184号議案 市道路線の認定について

日程第30 第186号議案 平成18年度豊後大野市一般会計補正予算(第4号)

日程第31 第187号議案 平成18年度豊後大野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

日程第32 第188号議案 平成18年度豊後大野市介護保険特別会計補正予算(第2号)

日程第33 第189号議案 平成18年度豊後大野市農業集落排水特別会計補正予算(第2号)

日程第34 第190号議案 平成18年度豊後大野市公共下水道特別会計補正予算(第2号)

日程第35 第191号議案 平成18年度豊後大野市浄化槽施設特別会計補正予算(第2号)

日程第36 第192号議案 平成18年度豊後大野市簡易水道特別会計補正予算(第2号)

日程第37 第193号議案 平成18年度豊後大野市上水道特別会計補正予算(第2号)

日程第38 第194号議案 平成18年度豊後大野市公立おがた総合病院特別会計補正予算(第2号)

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本日の会議に付した事件

 日程第1から日程第38まで議事日程に同じ

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出席議員(31名)

     1番  衞藤竜哉君      2番  羽田野昭三君

     3番  浅野益美君      4番  橋本祐輔君

     5番  佐藤辰己君      6番  小野順一君

     7番  恵藤千代子君     8番  佐藤生稔君

     9番  長野健児君     10番  津高栄治君

    11番  佐藤徳宣君     12番  安藤豊作君

    13番  小野栄利君     14番  赤嶺謙二君

    15番  高山豊吉君     16番  清田満作君

    17番  宮成寿男君     18番  衞藤正宏君

    19番  生野照雄君     20番  伊藤憲義君

    21番  宮成昭義君     22番  首藤正光君

    23番  深田征三君     24番  三浦正吉君

    25番  後藤章子君     26番  宇薄克哲君

    27番  深田正和君     28番  神志那宗作君

    29番  渡邊一文君     30番  小野泰秀君

    31番  若松成次君

欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

 市長      芦刈幸雄君   助役      喜田正憲君

 収入役     安東忠司君   教育長     首藤正史君

 総務部長    衛藤孝典君   企画部長    赤嶺信武君

 生活環境部長  大塚 敦君   保健福祉部長  柴山茂行君

 産業経済部長  志賀義和君   建設部長    羽田野 修君

 教育次長    大木義政君   消防長     甲斐治英君

 清川支所長   後藤政美君   緒方支所長   羽田野長則君

 朝地支所長   岩男俊一君   大野支所長   足立信夫君

 千歳支所長   田嶋誠一君   犬飼支所長   遠藤廣則君

 総務課長    赤峯和憲君   財政課長    長谷川和壽君

                 監査事務局・

 秘書政策課長  三代良介君   選挙管理委員  三代英昭君

                 会事務局長

 農業委員会           公立おがた総

         山口正美君           嶺 宗一君

 事務局長            合病院事務長

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事務局職員出席者

 事務局長    菅生正義    局長補佐    羽田野光江

 係長      清水康士    主事      羽田野孝信

          開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(若松成次君) 本日の出席者は全員であります。直ちに本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○議長(若松成次君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。

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△一般質問



○議長(若松成次君) 日程第1、一般質問を行います。

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△清田満作君



○議長(若松成次君) 16番、清田議員。

     〔16番 清田満作君登壇〕



◆16番(清田満作君) 16番、清田満作です。

 議長の許可を得ましたので、通告をいたしました地域農業を活性化し、市勢発展につながる施策推進についての質問をいたします。

 我が国の農業政策は猫の目農政と言われて続けてきました。農家、林家は一つの言葉や一つの表現に奔走されながらも営々として頑張ってきたわけでございます。農林業の果たしてきた役割は、その多面的機能や文化、歴史を初め、人や地域の連帯という点に関して極めて大きなものがあります。まさに我が国の風土を醸し出し、文化はここに根差したものであったと言えます。

 近年になり、自由主義経済、自由競争の活力は各分野にわたり目覚ましさを増し、経済的、社会的発展に極めて大きな役割を担ってきたこともまた事実であります。

 しかしながら、その一方において、第1次産業は衰退をし、かつまた、あらゆる分野において格差の拡大を招き、さらに人格、人権感覚の希薄化をもたらし、その結果として社会現象は余りにも悲惨な状況、事象が多発しており、実に悲しい限りであります。

 真に物をつくる、生産をする、このことは農林業にほかなりません。それにもかかわらず、従事者の高齢化、後継者不足、食糧自給率40%等々が言われ出して久しい中にあって、農畜産物価格の低迷、さらに自由貿易の圧力が強まるばかりでありました。食の安全・安心、地産地消の提唱にしても、一時的あるいはごく一部の層において活用される言葉のあやにすぎないと私は多少懸念を抱いております。

 昨今の農林業の状況、そして地方、田舎の現状を見るときに、我が国独自の文化と歴史をはぐくみ、地域や国を愛し……、また美しい国……とのお言葉は、認識不足を通り過ぎ、余りにもひどい誤認識であると言わざるを得ません。

 今述べたような感覚や意識では、農林業の振興はもちろんのこと、地方の産業、文化の振興に結びつく施策はとても打てないと、地方に居住する、また生活する一人としてつくづく考えています。このような背景、実情を再認識していただく中で、農林業を基幹産業として位置づける本市の構想、方針について事例を挙げながら、取り組みを問うものであります。

 1点目ですが、担い手の育成、組織化は、時代に即応するために急務な課題なことは認識をしています。

 本市は大野郡の古き時代より地理地形的に中山間地にあり、普通作物を中心に、また一部特定品目において、かつて農業の時代と言われた時期にあっては、経営は裕福でないにしても比較的生活が豊かで安定していた地域と考えます。時代が変わるわけですが、そのことがかえって大規模経営化がおくれる要因となったとのことも考えられます。農林畜産物の輸入攻勢、後継者難、従事者の高齢化等々まさに逼迫した状況下でありますが、国による施策はいつの時代にも、差し当たり5カ年動けばあとはそのときの対応だと思うしかない、まさに場当たり的農政の繰り返してあったと私は思います。

 平成19年4月施行の農政改革は戦後最大の改革と言われていますが、その内容は明らかではなく、理解しがたい点が多いのが実情であります。その中の主たる点は、農業の中核となる担い手の確保、消費者の視点を重視した食糧政策の構築、農業経営の安定と発展、自然環境機能の発揮の4点を挙げ、耕作面積は4ヘクタール以上の農家と20ヘクタール以上の集落営農組織のみを政策対象としたものであります。

 そこでお伺いをしますが、担い手の定義が大きく変わっているということであります。あわせて「意欲と能力のある」との表現は、線引きにせよ、区別を含めていかに解釈をすればよいのか、大変悩んでおります。そして、制度である以上最大限取り組みを進めていただかなければなりませんし、これまでの市内各地域での実績についても、その点は高く評価をいたします。しかしながら、一方において本市の実情では、前述の規定、要件に適合しない大部分を占める農家は政治的に切り捨てるような感さえいたします。

 今回の制度のもとで本市の農政の根幹を定めた場合、人と人、人と地域、人と物とのつながりを重視して地域力を高めるとの方針をもって市勢発展を期すわけでありますが、その対策こそ重要にして不可欠と考えますけれども、どのように考えているのかをあわせてお伺いいたします。

 2点目ですけれども、現今の社会情勢下にあって、つまり団塊世代の退職者、Iターン・Uターン希望者への呼びかけ、対応を初め、異業種へ新規参入希望者の対応等々、社会情勢を把握し、交流人口の増加、さらに定住促進への取り組みを再度展開してはどうでしょうか。これらへの取り組みについても、また人口の減少傾向も、全国各自治体共通の課題であります。

 しかし、本市の場合は、広大な面積を有しているために地形、耕地、気候、風土、文化、いずれをとっても他市にない利点があります。そのような中で、豊かな自然に恵まれ、また都市からの交通の利便性もよいと考えられています。心休まる人生再発見の場として情報発信をさらに打ち出してはどうでしょうか。

 そのような中で、農地法上規制を外した特区への取り組みで、高齢者、小規模農家、新規定住者が楽しく過ごせる農業の基盤づくりを具体的に推進してはどうか、お伺いをいたします。

 3点目ですけども、企業型農業の誘致についてでございます。

 本市での農業の仕組み、形態は、国の進める担い手の育成型、集落営農型と、この規定に合致しない農業、そして企業型農業に大別されると考えます。

 市内には幾つかの企業型農業が進出をし、すばらしい実績を上げて、地域に多大な貢献をしていただいていますことは周知のとおりであります。一市民として感謝の気持ちでいっぱいでありますし、さらに発展をいたし、事業展開していただきますようにお願いを申し上げ、心からご祈念いたす次第でございます。成功例として活用させていただくことで、今後さらに企業型農業の本市への進出が図られるのではないかという期待もいたしております。

 そこで、誘致するに当たり、受け入れの態勢・制度が必要ではないかと考えます。もちろんのこと、地域、既存の農業が衰退していくようなことでは誘致の意味をなしませんし、競争の中で共存ができ、銘柄確立を期すことができる体制を構築できることが大事であります。地域と企業、さらに行政がそれぞれの立場で責任と義務を果たし、相互の連携、信頼関係がまずもって重要であると考えます。この見解をお伺いいたすわけでございます。この点がまず確認できますならば、この項目について事例を挙げさせていただき、再質問をさせていただきたいと思います。そのことを申し添えさせていただきます。

 まず、意識的なもの、こういうことを理解していただいているのかなというところがまだ出ないと再質問の段階まで至りませんので、議長にお許しをいただきまして、その機会をお願い申し上げたいと思います。

 以上をもって質問といたします。



○議長(若松成次君) 1の地域農業を活性化し、市勢発展につながる施策推進について、?、?及び?の質問ですが、産業経済部長から答弁があります。

 志賀産業経済部長。

     〔産業経済部長 志賀義和君登壇〕



◎産業経済部長(志賀義和君) それでは、16番、清田議員の1、地域農業を活性化し、市勢発展につながる施策推進について、?担い手の育成の組織化は急務な課題であるが、該当しない農業者の対応策はについてご答弁をさせていただきます。

 国においては、平成19年産麦、大豆等の土地利用型作物を対象に品目横断的経営安定対策が実施されますが、この担い手農家の育成を目指す新対策の対象となる農業者は、一定の経営規模を持つ認定農業者や法人化計画を策定した集落営農組織だけとなっております。また、ピーマンやナスなどの野菜、畜産についても経営安定対策の導入が平成19年度から計画をされており、それらもそれぞれの農協生産部会などに占める認定農業者の経営面積の割合や認定農業者本人であることが要件となっております。

 そこで、本市におきましては、市農業が効率的かつ安定的な農業経営体によって担われるような農業構造へ改革するとともに、あわせて、こうした施策に対応するため、関係機関と連携を図りながら集落営農の組織化や法人化を推進しておるところでございます。

 また、議員ご質問の現在のままでは担い手として対象とならない農家等につきましては、関係機関等と協議しながら担い手としての条件整備ができるよう、引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。

 さらに、対象農家となることが完全に不可能な農家に対しましては、農家個々の経営状況を分析し、農協等関係機関と連携をしながら、各農家の生産基盤や条件等に合った他の作物や市の振興作物への転換を市で指導していくことが必要であろうと考えております。

 このことにつきましては、平成19年度より新たに始まる、本市の水田農業のビジョンを見直す水田に関する産地づくり対策を利用し、他の作物への転換を誘導する産地づくり対策を進めていきたいと考えております。

 2点目の現今の社会情勢下、退職者、Iターン、Uターン等の課題を含め、農業特区への取り組みについてのご質問でございますが、農業特区制度につきましては、株式会社の参入のほか、農地取得の下限面積の緩和などにより、市外からの定住者や新規就農者の受け入れ、遊休農地の活用など、地域活性化には有効な制度であります。

 こうした中、これまで合併前の旧町村におきましても退職者やIターン、Uターンの就農の受け入れを行ってきた経緯がございますが、農業に関する認識不足やその後の就農意欲の低下により、離農など多くの面で課題を残してきたことも事実でございます。

 したがいまして、農業特区制度の導入につきましては、現在の社会情勢を踏まえ、先ほど申し上げました課題や豊後大野市担い手育成総合支援協議会が現在実施をしております遊休農地実態調査の結果等を総合的に勘案し、各機関と協議をしながら検討してまいりたいと存じます。

 なお、ご参考までに、農業特区は青森、千葉、兵庫等9件、特に県内では安心院、庄内、竹田市で行われているようでございます。

 3点目の企業型農業の誘致の進め方についてでございます。

 現在、農業者の高齢化や担い手の不足、またそれを主因とする耕作放棄地の増大など、日本の農業基盤の弱体化が予想を越えて進む中において、法人経営体を有力な担い手として推進する政策が加速をしております。こうした流れは、規制緩和も手伝って、従来の農業内部からの法人化だけでなく、農業以外の一般企業等の参入例も増加しているところであります。こうした企業型農業の参入につきましては、大規模な農業経営が展開されることから、税収の増加や雇用の拡大などを始め地域活性化にもつながっていくと思われます。

 このようなことから、本市のおける企業型農業の誘致につきましては、農業や地域の活性化を図るため、将来的には優良な企業型農業者の誘致や農産物原材料の加工業者などの農業関連企業のほか、異業種からの農業参入なども視野に入れ、推進をしていきたいと考えております。

 あわせて、これから企業等の誘致を進めるに当たり、具体的に誘致企業に合った遊休農地等を把握するとともに、農地所有者や周辺農家、特に地域の意向を十分反映しながら、各関係機関や関係団体と協議を進めていきたいと考えております。

 また、誘致企業に対しても、本市及び市農業への有益性などを慎重に精査しながら誘致を進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 16番、清田議員、再質問がございますか。

 16番、清田議員。



◆16番(清田満作君) 今定例会におきましても産業振興、農業振興に関しましては多くの議員の皆さんから質問が出されましたし、それでまた、回答の中で私もお聞きをして勉強ができたわけでございます。

 今、部長の答弁も懇切丁寧に詳細にわたって、極めてわかりよかったということで、これらのお礼を込めて申し上げたいと思いますけども、よく聞くんですけれども、関係機関と連携強化で取り組みを進めてまいりたいと、このことはそのとおりであります。部長も現状を把握され、また制度の中で苦悩されておるという部分も私も酌み取りますし、それを聞くたびに私自身もまた胸を打たれるような思いがするわけであります。

 もう合併して2年、新しい年度が始まるわけでございます。具体的にこの点については、こういう方向でやるんだという線をぜひ今まで以上にまた頑張っていただいて出していただきたいと、そういうことを要望したいと思います。

 それから、これまた制度でございますのでなかなか難しいわけでございまして、多くの国民の皆さんが選んだ政府による政策決定の部分がある。これまた私たちがなかなか手を出せないところもあるんでありますけれども、この制度そのものはいいんです。それからちょっと話が戻りますけれども、担い手の位置づけが、もうかつてこれまで言われてきた担い手というとらえとは、私は随分違ってきていると思うんです。認定農業者、営農集団、これに限られてきた。そして、以前も説明の中でありましたし、国の農水省のチラシも見たわけでございます。意欲と能力のある農家の育成、これが担当課の方でこれまでも何回も回答があったわけでございます。これは事実そのとおりでありますけれども、私は、これは余りたびたび聞くと、どうも気持ちがおさまらない。これは官僚の言い方であって、地方の自治体、行政にあってはそれを踏まえて次にどうするかというところまでやっているんですけれども、そこのところが私たちはやはり確認をし合いたい。こういうところで、ぜひ今後さらに具体的にわかりやすいような方法をお示しをお願いしたいと思います。

 我々も、行政なり周りの人のすることをとやかく言うだけでなく、言うだけの代案に近いものをやっぱり示していく、一緒に取り組んでいくという姿勢が、私もこの発言をする以上、また責任と同時にその気持ちでなくてはならないということも認識をいたしておりますことをお互いに連携をとってやっていきたいと思いますので、お願いしたいと思います。

 それから、Iターン、Uターン、それから団塊世代が退職者という時代になっているわけでございます。私は余り団塊という言葉が好きじゃないんです。やっぱりその年その年に生まれた一人の人間であって、個が大事にされなくてはならないと時代と私は個人的に思っております。しかし、辞書を引くと第2次世界大戦の後にどうだこうだということを書いてありますから、やっぱりこれは通用するんですわな。それはそれでいいですけれども、やはり日本的に同じ時期に田舎で生活してはどうですか、うちの地方ではこういうことができますというようなのが図らずも大概私は同じ時期になるんじゃないかなと思うんです。今逆に少しそれがおさまったんじゃないかなという気がいたしております。だから、あえてやっぱり豊後大野市の特色、独自性を打ち出して、この農業の実態、荒廃地が多いわけでございますけれども、そういう部分を含めて改めた取り組みが私はどうかなと思うんですけれども、その点もひとつ再度お願いをしたいと思います。

 その中で特区でございますけれども、今回の質問に際しまして私も関係機関の方に資料をお願いいたしましたところ、たくさん資料をいただきました。正直言って膨大な資料で、びっくりしております。これは担当課も大変でありましょうし、企画の方もこの部分をぜひ連携をとってやっていただきたいと思うんです。やっぱり荒廃地と高齢者、ここのところをどうするかということが私は大事と思っております。

 特区の例は、私もちょっと正直申しまして、各地方の動きとかがこういうことですよという上辺の部分はわかりますけれども、この資料を見たときに、これはちょっと勉強をし直さないけんなということで、お願いだけにしておきますので、農業特区、例えばほか特区でも構いませんけど、やっぱり特徴を出して、豊後大野市、これは私は幾つもあっても、認定を受けるかどうかは別として、申請はそれぞれの立場で一生懸命やっていただきたいなというお願いを申し上げたいと思います。

 それと、話が戻りますけれども、今私の論旨、趣旨もご理解いただいたようにありますし、部長の回答も、当初申しましたように意気込みというようなもの、事業を推進する際の組み立て、この部分については確認をさせていただきましたので、これまでの事業を振り返る中で今度は少し質問をさせていただきたいと思うわけであります。と申しますのも、畜産法人の関係のことでございます。

 これは旧大野町からの状況で引き継がれたわけでございますけれども、正直なところ、当初の状況から進展した仕組み、形がないんじゃないかという、そういう感じを持っております。そして、私は以前も畜産法人の件で質問をさせていただき、その中で現状を踏まえながら考えを述べさせていただきましたし、課題点についてもほとんど挙げたつもりでございます。しかし、もうそれも1年以上前になりますし、そのことをちょっと気持ちの中に入れてください。

 そして、この事業がとまっているんですね。そのことに対して、一部ではありますけれども、あの人が反対をしよるからできんのじゃということが現実にあるわけであります。それを私がどうこうしてくれとは言いません。私はそのぐらいでへこたれたりはしませんし、打たれるのも少し強くなったなという感じも自分でもいたしております。せっかくの事業で、タイミング的にもいいのではないかということでスタートしたわけでございます。

 しかしながら、前の質問のときにも申しましたように、今はボールを法人の方がつかんでしまって離さない。ノットリリース・ザ・ボールと私は言った記憶があるんです。何でみんなにボールを投げないんだと。これも一つ状況の中に加味をしてください。

 それと、これも申しましたけども、県の方針です。また繰り返しになると思いますけれども、ことしの11月に入っても、県の方から担当者の方がわざわざ見えました。私は稲わらの収納で忙しいからちょっと時間的に無理だとお断りをしたんですけれども、やっぱり来ました。そしてまず開口一番、「時期が時期ですから反対する人がいると市長も対応に困るんですが」と、こうあったんです。「よしわかった、だれが反対しよるのか。あんたたちから色をつけられる覚えはないぞ。それならそれのようにおれも話を仕切るわ」というふうについついまた元気が出るんですけれども、こういうやりとりをこの事業を推進する形の中で今どのように感じておられるのか。

 さきの1、2の点はもう簡単でいいです。もうほかの議員さんの中で確認をされた状況もありますので、それとまた期待をする部分が多いわけでありますから、そういう意識が、そういう誘致をやろう、本市の農業振興のためにやろうということに生かされてきているのかというとらえで私は今お聞きをしたいと思いますので、これは直接行政には関係ありません。私のことでしょう、恐らく。だから私がどうこうじゃない。そういう話がいま広がっている。その状況は正しいのかどうか、お考えだけでいいですからお聞かせをお願いいたします。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) 非常に答弁が難しくなると思うんで、ご納得がもしいかんときにはご容赦願いたいと思います。

 確かに、これは旧大野町時代から引き継いでいる事案でございまして、今、進出しようとする会社の方も本社と最終の詰めをやっておるというふうな状況でございます。私どもは1週間に1回ないし2回こういった会合をやっておるわけでございます。私もこの問題にタッチして1年半を超えようとしているんですが、その間感じたことを簡単に申し上げますと、来ようとしている会社そのものがやっぱりもう少し地元対策をするべきであったということは推測をされます。と申しますのは、地元のそういう関係者、特に今回の場合は畜産法人でございますので、地元の畜産団体、そういったところとの詰めが当初やっぱり会社として甘かったのかなというふうに、これは合併前のことですから私の推測でございますが、そういうふうに正直言って思われます。

 しかしながら、今日に至って過去、大野町議会でも道路の測量とかそういったものが決定をされ、また当時の町長も意欲的であったというふうに聞いておりますし、そういった中で今日を迎えておるんですが、会社の方も正直言って今のところまだ決定はしていないようです。

 ただ、先般私どもが申し上げましたのは、大野町時代に結んだいわゆる覚書等については、新市としてはできませんとはっきりと申し上げております。したがいまして、そういった処理については業者の方で全部処理をしてくださいと、そういうことをはっきり申し上げております。

 したがいまして、先般も話をしたのは、年末から年始にかけて改めて仕切り直しをして、会社としてやっぱり地域の関係者、いわゆる地権者とか直接関係者あるいは間接関係者、それから畜産団体、そういった方ともう1回仕切り直しで十分相談をしないとだめですよということを、先般県と一緒に申し上げた経過がございます、1週間前でございますが。年末がもう近づいていますので、年明け早々そういった対応は、進出予定をされております法人としてはやりたいということでございます。

 したがいまして、本社の意向についてはまだ確定ということについては聞いてございませんが、大分の支社長としては、今日までの経過から見たときに、今までどおりやっぱり大野町に来てやりたいという意向でございます。

 この件については、私どももそれ以上のことは申し上げておりませんが、とにかく地元対応については十二分にするようにということは、支社長の性格から見てやかましく言わんとやっぱりしないようなタイプでございますので、それは口が酸っぱくなるほど伝えておりますことは事実でございます。

 それから、議員が賛成とか反対とか、私どもはそういうふうには考えておりません。議員はやっぱり豊後大野の畜産振興協議会の会長でもございますんで、そこら辺の畜産団体等の意向も踏まえて今対応しておるんだろうと、これもそういうふうに思えます。今後は会長のところにもまた農協等事務局を通じて社の方からご相談が当然あるだろうというふうに思いますんで、その場においてまた協議をしていただければというふうに思っております。今の現状を申しますとそういうことでございます。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 16番、清田議員。



◆16番(清田満作君) なかなか質問と回答が合わんのが一般質問のようにあるんですけれども、その部分については了解をしますが、さきの1点目、2点目については回答のとおりに私も受け取りましたし、そして国の制度に乗っかってやる部分と、むしろできない部分の対応ということをやっぱり早急にお願いしたいと。

 私も日ごろ通るときに、圃場に出て一生懸命頑張っておられる高齢者の皆さんの姿を見たとき、そして声をかけていただいたときに「あんたたちに頑張ってもらわんと、これ百姓もやっていけれん」という言葉を聞いたとき、本当に小さくなる思いがするんです。これまで地域を支えてきた農家の皆さん、そして個々が集まってこそ、この自然環境保全が私はできていると思うんです。だから、そういうところをそれぞれの立場でぜひお願いをしたいと思います。

 それから、8番議員も言われましたけれども、大野町の場合は師田原の畑かんの水があるわけでありますけども、ほとんど見える部分は他県の人が使っている状況が主なんです。やっぱり寂しい思いもしますから、この部分も私もやっぱりまずいな、何とかしないとなという気持ちがあることだけ酌んでいただきたいと思います。

 それから、畜産法人の関係でありますけど、今どうだこうだということは、私は今のことはどうでもいいんです。そして、直接大野町の畜産農家の方々もやっぱり業を煮やしてみずからが動き出したと。去年の段階でも、私も宮崎県に何遍も行きましたし、市の行政の担当者の方とも畜産農家もう一人の方とも行きました。文書をいただきました。芦刈市長の文書をいただいたわけであります。それで、朝5時に起きて朝地から、小林、人吉、そして日帰りをしたわけです。変な話になるかもしれませんけど、そういう部分は私たちは昼飯も晩飯も自分で金を出しておるんです。そういうのをして、少しでもいいものをつくろうと、よそにないものをつくろうと、私はその意気込みがあります。しかし、一方がボールを離さないんだからどうしても協議ができなかった。ここのところの押さえが、やっぱり行政としてもしっかりしたものがなかったということを私は申し上げたい。特に県はその姿勢があるんです。

 話題は違いますけど、子牛市場の再編統合の問題でも同じなんです。一部の声でちょこちょこっと動いて、話をまとめ切りはしない、農家の声を聞きもしないのにもってきて、今はとんざしてしまって、あとは知らんふりをしているんです。これだから大分県は農業の算出額が一番最下位になるんです。これまでほぼ最低に近いラインを守ってきたんですけど、ついに最下位になったと。だから、農家の自助努力も足りないかもしれないけれども、やっぱり県の指導力、行政の指導力、この部分が私は欠落していると、そのことを私は22歳のときに県の担当者の方に言った記憶があるんです。我々も反省をせなできんけれども、先生方も九州で最後から2番目ぐらいの指導力じゃないかなという自覚を持っていただきたいということを言った覚えがあるんです。まだ今だにこれは伝統として引き継がれておるのかなと思うんですな。すばらしいことであろうけども情けない、農業者として。

 そういう部分がありますし、このトップダウン方式がやりとりの裏で物が通っていく、これが私は協働、共創のまちづくりの市かなと。引き継いだとこはまあまあとしても、県がこういう状況です。

 それから、覚書一つ例をとってみましても何かいろんなおもしろいことがあるんですよ。乙というのが畜産法人。それで、乙が例えば500頭増頭する場合には乙と協議をすると。不思議に思いませんか。これがまかり通って交わされているんですよね。すばらしいところだなというふうに思うんです。それと3月3日の日付についても、我々は当時どういう状況でどういう立場であったかということも認識しております。

 だから、くどいようですけども、やるんならよそにないいいものをつくりたい。しかも、福祉じゃ教育じゃと緊急性の高い、必要度の高い施策がたくさんある中で税金を使ってやるんですから、私は畜産の一人として責任も感じますし、また、こうして議員として立場をいただいているこの責任も私は全うしていかなければいけない。安易にあの人がああいうふうに言うからできんのじゃと、それを助長するような背景があるということは、やっぱり同志の一人として、同じ飯を食う人間として寂しい思いがします。こういう実情を踏まえていただいてやっていただきたい。

 それから、法人の地域との連携というのが一番大事であります。この部分はなかなか、よその県は法人は動いてるじゃないですか。部長も行かれました。それで行政も、相談があった時点で、おたくが進出可能な最低限の条件を整備をして出てきてくださいということをはっきり行政として言っている。これが大分県はできないんだ。なぜかなと。優良企業だけ出てこい、出てこいと。そうすると、次に聞く人は半分ぐらい聞いとって、それはいいこっちゃいいこっちゃと。あとは知らんふりしきるから、こういう状況は県民性もあるかもしれないけど、こういう機会にやっぱり改めていくべきと思います。

 だから、私に相談に来なくていいんです。私に来てもらっては困るんです。地域の人とか多くの関係者の方に相談に行ってもらえばいいんです。私の意向でどうにもなる問題じゃありません。そこのところをはき違えないように。それは県の方にも、11月の2回目に来たときに申し添えました。

 だから、すべての事業、政策を推進する場合に、やっぱり行政としてやらざる部分というのはこれはわかり切っておりますけれども、立ち入り過ぎる部分は私はあっちゃまずいんじゃないかなと思うんです。これは部長に言ってるんじゃないですよ。県に言いよるんです。これたまたま全部流れますからな。また違ったことがあれば、県の方から言ってきてもらえばいいんですけども。

 時間がだんだん迫ってきたけど、もうちょっといろいろ言いたいようにあるんですけれども、しかし、この事業に当たろうと。そして仲間と一緒にどうするのがいいか、どうあるのがいいんかという、やろうとしているこの意気込みを何かどこかに曲げられるということは、自分の努力がもちろん足りないんでありますけれども、やっぱりこれはちょっと厳しいなといいますか情けないなという気分しか残りません。

 やっぱり天下りの役人というのは強いんですな。私ら勤めたことがないからわからんのですけれども、あれで物事が通って、1年も2年も早よやってくれな困るぞと、おれ方には覚書があるんぞという調子でやっていくということはどういう神経なのかな。あれをまた優良企業と位置づける県の方も私は何か間違ってるんじゃないかなという気をいたしております。

 牛だけのことでありますから、畜産にかかわることだけでありますから、例に挙げるのはどうかなということで、大分今まで遠慮した部分もあるんですけれども、このままいっておれば、あの人が反対するからできんじゃったということになるのは間違いないんです。だから、こういう場で議論をする、これが私たちの仕事ですから、正々堂々と議論する。考え方がたとえ反対になっても、それは私は構わないと思うんです。こういう場で物を言わせない。密殺する、封鎖するような仕組みは大体やっぱり悪いんじゃないかなという、これは国で私が獅子奮迅、方針をやるような立場じゃありませんけれども、そういう分は十分にお互いに注意をしていただきたいと思います。

 市長も農業公社の理事会の関係のときもおいででしたけれども、農業公社の職員が2年間に6人もやめたと。それで、管理職にある者がオペレータのところに行って仕事をする。それで割増賃金を取る。これは正しいのかということを念を押したわけでありますけれども、具体的なものはない。支給してもよいではなかったな。何かもうちょっとあやふやな言葉じゃった。だからそういう論議をすると、現実に言われたんです、あんたがいろいろやかましゅう言うたからやめたなと。私は余りこういうことは苦にせんのですけど、いや、この点があるからどうなってるのかということで私は正したんじゃと。そして、あの時点では農業公社が畜産法人の堆肥に対応するという取り決めがあったわけでしょう。それでは、農業公社はそれを踏まえて、あんたの立場で何を組み立てていかなできんのかと。庶民のお金を、税金を使ってこういうふうにやって運営をしていると。だからそこのところをもうちょっと明確にして、それぞれの立場で例えば法人を呼ぶ、誘致をする、たった一つのことでもそれぞれの立場でやるべきではないかということを言ってきて、それが何もないから、しかもそういう状況になってきたわけ。しかも職員は、若手のやる気のある者がどんどんやめていった。結局冷や飯を食うのは農家なんです。だからそういうことでいいですかということを、私はそのときだけじゃないんです。それまで言ってきたんです。だから、総体的にもうちょっと組み立てて、行政は指導力、この部分を発揮してもらいたいとそういうように思うわけであります。

 ちょっとくどいようですけども、今後例えば、部長はもう法人の方には言われました。では行政として、今、私るる述べましたけれども、雑談が多かったようにもございますが、心意気をお聞かせ願いたいと思います。

 私たち凡人には、なかなか公正、公平とかいうことはできるもんじゃありませんけれども、やっぱりこれを期すことが職務と思っておりますので、私もその分は踏まえております。部長お願いします。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) お答えをいたします。

 今からどういった企業が市内に希望しておるかと。いろいろ出てくるだろうと思いますが、その場合は、先ほど言いましたように、その地権者はともかく関係住民、関係団体、そういったところと十分やっぱり議論する必要があるというふうに思いますし、また、来ようとする企業の精査も当然これは行政的にしていかなくちゃならんだろうというふうに思っています。したがいまして、何遍も繰り返しますが、そういった関係機関、関係団体と十分当初の詰めをしていくということが基本だろうというふうに考えておりますので、今後はそういうことにつきましては十分過ぎるほどに議論あるいは検討をして、対処していきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(若松成次君) 16番、清田議員。



◆16番(清田満作君) 一言でよかったんです。行政としてその職責を全うするか、指導するか、この部分が私は欠落しておったと。間違いありません。いやそういうことはありませんよと言うのなら、まだ時間は10分ほどありますから、どうぞ答弁してください。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) 16年度当時のことになれば、若干やっぱり欠落しておったというふうに私は推測をします。

 したがいまして、今後はそういうことが二度と起こらないように行政が責任を持って対応するという、そういう方向でまいりたいというふうに考えております。



○議長(若松成次君) 16番、清田議員、よろしいですか。



◆16番(清田満作君) はい。



○議長(若松成次君) 以上で、16番、清田議員の質問を終わります。

 ここで、11時5分まで休憩をいたします。

          休憩 午前10時52分

          再開 午前11時08分



○議長(若松成次君) それでは、再開をいたします。

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△橋本祐輔君



○議長(若松成次君) 引き続き、一般質問を行います。

 4番、橋本議員。

     〔4番 橋本祐輔君登壇〕



◆4番(橋本祐輔君) 4番、橋本祐輔であります。

 文化財保護についてお伺いします。この質問は昨日の高山議員とほとんど重なりますので、できるだけ重複を避けてお尋ねをいたします。

 文化財保護というのは非常に地味であります。ともすれば政策の優先順位の後方に位置づけられかねません。一般には世界遺産にでもならなければ何ら積極的な経済的利益を生むのは難しいものであり、多くの人々は、それがなくなっても生活に影響を及ぼすことは少ないと考えがちであります。ましてや、今の豊後大野市の置かれている状況を見れば、過去の借金にあえぎ、民生費や人件費、物件費の削減に必死に取り組んでいる状況でもあります。

 そんな中で、文化財というものに充てるお金はないと考える向きもあるかもしれませんし、事実、実態はそのようであるとしか思えません。

 しかし、そういう状況であるからこそ、あえて文化財保護の価値を言わざるを得ません。

 そこでまず、豊後大野市の文化財保護の基本方針、指針はどのようなものか、お尋ねをいたします。

 次に、文化財保護のための補助金のあり方についてお伺いをいたします。

 昨日の答弁では、指定文化財は所有者または管理者が維持管理をし、公共のために大切に保存するとともにできるだけ公開する等、その文化的活用に努めなければならないという、文化財保護法第4条の第2項を引き合いに出されていました。これは国民、所有者等の心構えとされるものでありますが、この点で各町村の地元住民及び関係者の方々は自主的に整備、保存に努めてきたわけであります。

 しかし、同法第3条の政府及び地方公共団体の任務では、次のようにうたっています。「政府及び地方公共団体は、文化財がわが国の歴史、文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり、且つ将来の文化の向上発展の基礎をなすものであることを認識し、その保存が適切に行われるように、周到の注意をもつてこの法律の趣旨の徹底に努めなければならない。」と自治体の責任と任務を掲げています。

 合併前の各町村で文化財保護のための補助金が交付されていましたが、合併協議の中で、ほんの数例を除いてほとんど廃止されました。

 昨日の答弁の中でも、文化財は貴重な財産であり、将来の文化の向上、発展の基礎をなすものであるとのお考えのようですので、保存が適切に行われるように、見直しの補助金もあると思われますが、そのお考えをお聞かせください。

 次に、文化財調査委員会もしくは文化財監視委員会の設置については、昨日の高山議員への答弁がありましたので、その再質問という形でお尋ねいたします。

 昨日の答弁では文化財行政の後退はないと言い切っておられましたけれども、私も高山議員と同じく、そのことには疑問を抱きます。確かに1年余ではその影響は見えないでしょう。しかし、今はこれまでの積み上げられてきた関係者の方々の努力という見えざる財産を消耗しているにすぎません。このままでいくとするならば、遠くない将来に必ずどこかでその影響が出てくると思われます。文化財は、失われてしまえば復活することはほとんど不可能、もしくは相当な困難を伴うことは皆さんがご理解されていることでありましょう。そうならないための手だてを講じることが文化財保護の基本的な第一歩だと考えます。

 文化財調査委員のようなボランティアの育成等支援策について検討するとのご答弁でありましたが、いつどのようにして行うのか、具体的な計画をご提示ください。

 以上、よろしくお願いします。



○議長(若松成次君) 1の文化財保護に対する考え方を問うの?については、教育長から答弁があります。

 首藤教育長。

     〔教育長 首藤正史君登壇〕



◎教育長(首藤正史君) 4番、橋本議員の1、文化財保護に対する考え方を問う。?文化財保護の基本方針はどのようなものかについてお答えをいたします。

 文化財は、我が国の歴史や文化を正しく理解するためにはなくてはならないものであると同時に、将来の文化の向上発展の基礎となるものであり、このような国民的財産である文化財の適切な保存、活用を図ることは大変重要なことであります。

 このため、国は文化財保護法、県は大分県文化財保護条例、本市においても豊後大野市文化財保護条例に基づき、文化財のうち重要なものをそれぞれ指定し、保存と活用のためにさまざまな処置を講じているところであります。

 議員ご質問の基本方針につきましては、豊後大野市総合計画及び豊後大野市総合教育計画に沿って次の3つの柱で進めてまいりたいと考えております。まず第1点目が、地域の歴史、文化財、伝統文化の調査研究と保存整備を行うということ。2点目が、歴史民俗資料館などの展示の充実や整備を行い、文化財、伝統文化の情報を発信するということ。3点目が、文化財、伝統文化が次世代に引き継がれるよう市民の愛護意識の高揚を図るとともに、愛護団体の育成と協力を図るということです。

 また、現在の取り組みといたしまして、まず文化財の保存修理事業では、国史跡緒方宮迫東石仏、同じく西石仏保存修理事業、県指定普光寺磨崖仏保存修理事業を進めています。次に活用事業では、国・県・市指定文化財の標柱の立てかえ、案内板の設置、道標の設置等を行い、文化財保護事業の推進を図っているところであります。埋蔵文化財事業につきましては、本市または民間の開発事業に伴う埋蔵文化財確認のための試掘調査を行っています。さらに、歴史民俗資料館においても企画展などを開催し、文化財の保存、活用に努めていきたいと考えております。

 今後におきましては、先ほど申し上げました基本方針に基づいて、先人の築いた貴重な財産を後世に正しく伝えるため保存、活用に努力をしてまいりたいと存じます。

 以上です。



○議長(若松成次君) 次に、同じく1の文化財保護に対する考え方を問うの?及び?については、教育次長から答弁があります。

 大木教育次長。

     〔教育次長 大木義政君登壇〕



◎教育次長(大木義政君) 次に、文化財保護のための補助金のあり方を考え直す必要があると思うがいかがかについてお答えをいたします。

 議員ご承知のとおり、合併前に旧町村で指定文化財の維持管理について、少額ではありますが補助金あるいは交付金にて助成をし、指定文化財の維持管理に当たっていただいておりました。合併協議により、単独補助についてはすべて廃止になったわけであります。新市になりましても、以前もらっていた補助金はどうなったのかなどの問い合わせが来ているところでもあります。

 少額の補助金で指定文化財の維持管理ができていたことは事実であります。また、指定文化財の所有者、管理者の高齢化等により、その維持管理が危惧されているところでもあり、行政が手助けをしないと非常に維持管理が困難な指定物件もあります。

 したがいまして、文化財保護の補助金のあり方につきましては、行政改革大綱や集中改革プランとの整合性を図り、指定文化財が将来にわたり保存活用されるよう検討してまいりたいと考えています。

 次に、文化財調査委員会もしくは文化財監視委員会の設置は考えられないかについてでございます。

 15番議員のご質問でもお答えをいたしましたが、合併前の旧町村には38名の文化財調査委員が委嘱をされておりました。この委員は、文化財の保護及び活用に関して調査、研究を行っておりましたし、また指定文化財の巡視や周辺整備をするなど、文化財の保存、整備に努めてきたところであります。

 文化財調査委員につきましては、合併により文化財審議委員と名称を変え、専門的に保護、活用について審議等をいただいているところであります。

 今後におきましては、文化財保護について県内の状況を調査するとともに、文化財の保存管理の上から文化財愛護意識の高揚を図り、文化財調査委員のようなボランティアの育成等支援策について検討してまいりたいと考えております。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員、再質問がございますか。

 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) これは1、2、3項目一遍にということでよろしいんでしょうか。



○議長(若松成次君) はい。



◆4番(橋本祐輔君) 教育長から基本方針を伺いました。理念でありますが、大事なことであります。そのとおりだろうと私も異論はございません。問題は、それをどう具体的に保護に結びつけていくかという具体策であります。そこで私は、補助のあり方もその一つであろうと思い、お伺いをしたわけであります。

 ここで、緒方の例を卑近な例で紹介いたします。

 先ほど申し上げました国指定の宮迫の東西石仏、中川家の墓石保護、それから尾崎の石風呂、これは国の指定であります。その周辺整備に、今まで5,000円程度の少額でありましたけれども、地域の方々の年間を通じての管理、清掃に対して補助金が交付されておりました。

 小宛地区の中川久豊公の保存塔、これは2,800円という金額であります。全部で2万円ほどでありますが、これも合併の協議の中で全部落ちております。そのほかには、各個人が所有しているものに関して補助金を出したということももちろんあるわけですけども、それも落とされてます。ただ私は、すべての補助金をもとに戻せというつもりは全くありません。個人所有に関しては、それぞれがやはり大事に思うという形で、お金を出さないから保存する、しないというわけでもないし、もちろん地域の文化財についても、その5,000円がないから保存しないとか清掃しないというわけではないわけであります。要するに文化財というのは、その保護する人たちだけが恩恵を得るものではなくて、これは先ほど教育長の中でもおっしゃったように、今に伝えて、それから後世にやはり伝えて我が国の歴史、伝統、文化をきちんと学習する機会になるという大事な過去からの遺産であります。そういったものをほんのわずかなお金でも、申しわけないけれどもこれで何とか地域の方々にも努力していただけないだろうかというのが補助の趣旨であったと私は考えます。

 それが、やはりお金がないというのはわかりますが、全くゼロにして復活の兆しもないと。これは文化財行政に対して金銭の問題ではないんではないかなという考えを持っております。それと同時に、先ほど言いました文化財調査委員はもうなくなって審議会ということで、その審議会の方々はもちろんプロフェッショナルの本当に造詣の深い方々、愛着を持っている方々が選任されておりますけれども、きのうの答弁で高山議員もおっしゃってました。それだけでは非常にやはり難しいわけです。

 豊後大野市は本当に他市に誇る、大分県の中でも国東と並ぶ石仏群やいろんな文化財の宝庫であります。それをきちんと守っていただく。先ほど次長のお話ではボランティア等の育成ということでありました。ですから、それを具体的にじゃあどのように考えているのかと。県内を調査すると、いつどのようにして。そしてまた、その審議会にどのような形で諮るのか諮らないのか、具体的な方法を私は提示いただきたいと思います。まず、その点についてお伺いします。



○議長(若松成次君) 大木教育次長。



◎教育次長(大木義政君) 4番、橋本議員にお答えをいたします。

 まず、補助金の件でありますが、前にも述べましたとおり、すべてカットを合併においてされたところであります。

 条例の第11条によりますと、予算の範囲内で維持修繕等が発生した場合にはできるという条項もありますが、現実にそのような物件等が発生した時点では予算措置をというふうにも考えておったところでございますが、適正を期すためには補助要綱等も必要なのかなというふうには考えておるところであります。

 ただ、各種団体等の補助金についてはどうするかという問題はありますが、これについても内容その他精査が必要かなというふうに考えているところであります。

 それから、2点目の調査委員についての件でございますが、保護の面、維持管理の面、それから観光や地域活性化という利活用の面からどのようなものが必要かということにつきまして、これまで文化財調査委員として協力をいただいた方やボランティアで活動をいただいている皆さんや団体、それから有識者等の意見をいただきながら、どのようなものが必要か検討もしてまいりたいというように考えているところであります。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) なかなかですね。

 先ほど補助金の交付要綱に関しては、合併協議の中で文化財補助事業補助金交付要綱、規則をつくるということになってました。今、つくってないことをご指摘申し上げようと思ったんですが、それはつくる方向でという答弁でよろしいでしょうか。



○議長(若松成次君) そうですね。



◎教育次長(大木義政君) はい。



◆4番(橋本祐輔君) そうすると、補助金、答えにくいのはよくわかります。行政改革の大綱と集中改革プランの整合性といったら、出さないと言ってることをこういう言葉で言うのかなとちょっと私も意地悪く思ったりしましたが、何度も言うようですけれども、本当にこれは、場合によってはなくてもいいんじゃないかと思いがちなんですね、それはなくてもご飯が食べられないわけではないわけですから。ですけれども、やはり理念でこれだけ文化財のことをうたい上げているんであれば、私は何らかのやはりそこに保護する人たちのつながりがもっと形にあらわれると。お金というのは一つの方法でありますけれども、繰り返して言いますが、2,000円、5,000円でそれができるとは思いません。ですけども、その行政の気持ちというものは、そのつながりという中で私は出てくるんじゃないかなと。その気持ちというのは、わずかこの場合では2万円でありまして、ほかの町を含めてもそんなに大きな金額ではないわけであります。どうしても教育行政でそこで厳しいというのであれば、私は市長にやっぱり文化財に対するお考えもちょっとお伺いしたいなと思います。

 議長、お許しいただければ、質問の相手先にはしていませんけれども、市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 それと、その基本的な考えに則して、私が申し上げた補助のあり方も含めて、集中改革プランに整合性が持てるのかどうかということですね。



○議長(若松成次君) それでは、首藤教育長。



◎教育長(首藤正史君) では、お答えをいたします。

 非常に厳しい答えになろうかと思いますが、私もこの部分についてどのように答弁しようかと先ほどから頭の中をめぐらせておりました。文化財を守っていくということは非常に重要なことです。それで、先ほど審議会にどういうふうに具体的に提案していくのかという部分がありましたので、そのことについて審議会にお話をして検討していただきたい、そういうふうに今のところ考えておるということです。

 以上です。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) じゃ、審議会をいつ開いていただけるかも具体的に後でお伺いしたいと思います。

 そして、もう一つ提案であります。これも審議会の方々にお聞きしなければならないわけでしょうけれども、標柱看板、確かに旧町村の町名だけ、村名だけで残っているのがかなりあります。これを全部整備しようとすると、それは何百万以上かかるだろうと思います。それを年次計画を立ててやるべきものだろうと思いますが、私はその看板がきれいになるよりも、標柱の名前が豊後大野市になることよりも、実際に今荒れている、荒れかけている、そこにきちんと手当てをするという優先順位の方が先じゃないかなと個人的には思います。

 それは、保存していれば後で看板も立てられますし、新しく説明も加えられるわけでありますから、少なくともそういった文化財保護行政の中の優先順位としての位置づけをもう一度再考していただけないかなと。それを文化財の保護審議委員会の中で検討いただくことは可能かどうか、お伺いをしたいと思います。



○議長(若松成次君) 首藤教育長。



◎教育長(首藤正史君) お答えをいたします。

 優先順位のことですが、今一番保存が必要な部分があるじゃないかというようなことですが、もちろんその部分については、早急に文化財課の方に上げていただければそれについての対応はするという部分はありますので、ただ、標柱等について、旧町村のままであるということなので、指し寄りこの部分を年次計画を立てて標柱をきちっとやっていきたい。なおかつ、その途中でこの部分の文化財が大変修理が必要ですよという部分については、教育委員会もその部分について補助金を出してきちっとやっておるつもりです。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) 修理の概念についてお伺いします。

 修理は、その本体、物体の破損というものはありますけれども、そこに行く過程、道ですね。それがやはり非常に荒れていくとか、その周辺整備も含めて修理という概念が適用できるかどうか、これをお伺いいたします。



○議長(若松成次君) 首藤教育長。



◎教育長(首藤正史君) 概念まで言われても、ちょっと私も専門家でないのでわかりません。

 私が修理というのは本体の部分ですね。途中の部分については、なかなかそこを考えたことはありませんので。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) いろんなケースがあります。本体が悪くなって修理するのは、これは当たり前だと思います。国指定、県指定、それから修理のための補助金は国から出ますし、県からも出てきます。ただ、この豊後大野市自体で、墓石群なんかやっぱりいっぱいあるわけなんですね。そこに行く道がなくなってしまう。それから、竹が周辺で全部出てきてしまう。これは緒方だけじゃなくて、ほかのところにもあるわけです。そういったところをやはりきちっと周辺整備をするというのは、今しないとできない物件というのがかなりあります。そういうところを認識していただいて、やっぱり教育長、次長も現地に行っていただいて、この保存のために何が必要か。そのために地元住民の方々にお願いするのであれば、本当にお願いしていくというような作業を私はぜひやっていただきたいと。

 文化財を保護する人たちは当然それはわかっているわけですから、その方々との連携をとりながら一歩進めていただきたいということをお願いしているわけですので、ご答弁をお願いします。



○議長(若松成次君) 大木教育次長。



◎教育次長(大木義政君) お答えをいたします。

 まず、文化財をどういうふうな形で維持保存していくかという意味では、よくその位置に人がアクセスするという意味では、文化財行政としてそこまで100%できるかということは大変厳しゅうございますが、地域活性化、それから利活用、それから観光開発といいますか、観光方面等と協議をしながら、どの部分で整備が必要かということで、例えば観光という意味では、大きい意味ではルート的に考えれば道路整備も必要でしょうし、広い道路、主要幹線的な道路も必要でしょうし、狭い幹線道路からそこへ行くまでの狭い道路の里道、それから市道等のものもありましょうから、それも含めて総合的に研究が必要なのかなというふうには考えております。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員。



◆4番(橋本祐輔君) 総合的に考えていただくのはぜひお願いしたいんですけども、現実の対応策を具体的にやはり検討していただきたいと思います。

 そして、もう一度市長に文化財行政に対する、教育長のお考えはもうきっちりわかりました。基本方針も示されて、あとは市長がやっぱり文化財に対してどのようなお考えを持ってこの問題に臨まれるかもぜひともお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(若松成次君) 市長。



◎市長(芦刈幸雄君) 文化財の意義につきましては、重要性は認識をいたしておりますし、また、先ほどから教育長の方からも答弁を申し上げておりますように、やはり保護するだけじゃなくて、これは後世に伝える重要な資産であるというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 4番、橋本議員、よろしいですね。



◆4番(橋本祐輔君) はい、結構です。ありがとうございました。



○議長(若松成次君) 以上で、4番、橋本議員の質問を終わります。

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△渡邊一文君



○議長(若松成次君) 引き続き、一般質問を行います。

 29番、渡邊議員。

     〔29番 渡邊一文君登壇〕



◆29番(渡邊一文君) 29番、渡邊一文でございます。

 私は、18年産米の水稲の災害についてちょっとお尋ねをしたいと思います。

 ことし、18年産米水稲は、日照不足と梅雨の長雨、9月の台風により、最悪の条件となったようでございます。そしてまた、台風の直後では形状が非常によく、この調子でいくと1畝1俵ぐらいいくんかなと思っていましたけど、なかなかそうではなく、また共済の損害評価野帳等も1軒当たり2枚ぐらいしか配ってないと。その方もほとんど立ててないというのが実情でございます。

 また、農林水産省におかれましても、平年の作況指数を100としたときに10月の発表では79と、80%近いというような見方をしていたわけです。また、実際取り入れをしてみましたところ、私のところで大変悪いんですけど、1枚の田んぼを1回回ると大体10袋はできよったんです。それが今回は1回半回ったときにやっと8袋というような不作の状況でございますので、市としてはどういう考え、見方をしているかをひとつお伺いしたいと思います。

 次に、水稲栽培農家に対する災害援助をどのように考えているかということをひとつお尋ねしたいと思います。

 水稲栽培では農機具は非常によけいに要るわけです。大体1軒当たりに一そろいすると1,000万円と、それを近代化資金で購入した場合、1年間平均に最低40万円ぐらい払うことになると思います。そのときに、今年の作柄状況でいきますと1町歩当たり60万円ぐらいしか収入がないんじゃないかと思います。それではとても近代化資金は全く払っていけないと。それにまた、その上に水利費等がかさむのでございますから、大変な出費になるんじゃないかと思うわけです。

 そこで、市としては災害援助の方はどのようなお考えをしておるかをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(若松成次君) 1の18年産米の水稲の災害について、?及び?の質問ですが、産業経済部長から答弁があります。

 志賀産業経済部長。

     〔産業経済部長 志賀義和君登壇〕



◎産業経済部長(志賀義和君) それでは、私の方から29番、渡邊議員の18年産米の水稲災害について、水稲の災害状況についてにお答えをいたします。

 九州農政局は12月5日、今回の作況指数の最終報告を出しました。18年産水稲の作況指数は県平均で79、県南部では平均収量498キロに対し予想収量445キロの89となっております。これは、9月中旬に上陸した台風13号による被害に加え、登熟期前半の日照不足、長雨及び台風通過後、雨がなかったという影響から登熟不良となっているところでございます。

 なお、12月7日現在、JAで集荷した米の数でございますが、ご参考的に申し上げます。8万4,866袋、あとはほとんど残りがないようでございます。これは14年産の約半分、前年度から見ますと4万5,000袋のマイナスでございます。

 作況指数におかれましては、たしか昭和30年から国が作況指数を発表しておるというふうに記憶してございますが、平成5年の大分県の77が一番今まで悪かった。したがいまして、今回大分県は79でございますから、昭和30年以来2番目に悪い作況というふうに記憶をいたしております。

 それから、2番目の水稲栽培農家に対する災害援助はどのようになっておるのかについてお答えをいたします。

 本市におきましては、水稲被害に対する金融支援策として、県と一緒にやるわけでございますが、平成18年産水稲被害に対する金融支援措置を県・市・金融機関の3者で行うこととしております。この金融支援措置制度は、水稲の減収量が平年収穫量の3割以上かつ減収による損失額が平年の農業総収入額の1割以上ある者で、3月末までに市の被害認定を受けた方に対し、大分県農業近代化資金の貸付要綱に基づき行うこととされます。

 また、貸付区分を特別被害者、3割被害者、一般被害者の3段階に分け、減収補てん分に対し個人で200万円、法人で1,000万円を限度に貸し付けを行うように予定されております。

 金利につきましては、通常貸付金利が3.15%となっておりますが、県・市・金融機関が利子助成をすることによりまして、実質貸付金利を特別被害者についてはゼロ%、3割被害者については0.5%、一般被害者については1%と計画ではなっております。なお、貸付期間は2年据え置きの7年間で、利子補給はこの5年間となっております。詳しくは1月の市報に出すように予定をしております。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 29番、渡邊議員、再質問がございますか。

 29番、渡邊議員。



◆29番(渡邊一文君) 一応79という数字を言われましたけど、実質は私とこ辺で53から57ぐらいが正当と思います。

 と申しますのも、私とこで一応共済引き受け反別というのがございまして、私の家ではいいところで570キロ、それから441キロというのが最低ございます。それにことしの生産量を掛けると、どうしても53から55ぐらいしかいきません。

 それで、その農林水産省の見方というのはどういうふうな見方をしてあるのかわかりませんけど、私とこはこれだけできておるんですけど、どこのを見ても指数は変わらん。収量は変わらんという格好でございますので、今後の対応をお願いするのは、この指数を決めるときには、産業経済部も独自にやって、おまえのとこの指数が高過ぎるんじゃないかとか低過ぎるんじゃないかという口入れはしていただいて、もうちょっと正当な数量を見ていただきたいと思うんですけど、そこら辺についてはひとつまたご見解ありましたらお願いしたいと思います。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) これは国の方が定めるようになっておりますんで、市の方がということでございますが、どういう対応をするんか。参考的に申し上げますと、平成11年のときも非常に悪かったんですね。それからおととし、15年も非常に悪かった。そのときに九州農政局の方にも大野郡内の町村長会がいわゆる陳情した経緯もございますし、私ども現場で働く者として九州農政局の方に、15年の例をとりますと89という例が出たんですが、非常に高いということで見直しをしてくださいという申し入れをしましたが、国の方はいろいろございまして、すっぺりこっぺり言っておられたようでございますが、ご参考までに旧朝地町でございまして、これ2カ所か3カ所だったと思います。調査地点がですね。いわゆる坪刈りをして、その平均収量を見るということでございます。

 したがいまして、これはことしも共済組合あるいは県の方には一応そういうお願いはした経過がございますが、改めてまたそういったお話を九州農政局の方にも取り次いでいきたいと思いますが、九州では一番悪かった佐賀が49ということでございます。ほとんど皆無に近いというのは、50を切ればほとんど1俵あるいは2俵あるかなしかということでございますんで、この点については、申し入れは一応九州農政局の方にはしたいというふうに考えています。

 正直なところ、作況指数、私どもも渡邊議員言いましたようにもう少し悪いんじゃなかろうかというのが実態でございます。平均収量は豊後大野市内で5俵ちょっとかなという気がいたしてございます。緒方にまだ一部残っておりますんで、最終の農協に対する出荷量は出ておりませんが、多くても9万袋には届かないというのがけさの情報でございます。

 以上です。



○議長(若松成次君) 29番、渡邊議員。



◆29番(渡邊一文君) 坪刈りのときに、畦と岸の根から3メートルぐらいは稲がいいんですよ。中に入るほど株が小さくなって、中の方は外の株から見ると3分の1ぐらいしかありません、本数が。そういうことは温度不足と日照不足が一番原因じゃないかと思うんですけど、私が市に頼みたいことは、独自に坪刈りをやってみて国の方に要請すれば、もうちょっと低い数字になって共済金等も皆さんの方に下がるんじゃないかと思うわけです。それで、共済組合にいつも任せ切りじゃなくして、市の農業振興課があるんですから、そこでもうちょっと頑張って指数を出してみていただきたいと思います。そこら辺についてよろしくお願いします。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) 作況指数の発表につきましては、これは国の専権事項になっておるんです。うちの方が仮に坪刈り、税務課あたりはいわゆる本年産の収量の坪刈りというのはやっておると思いますが、うちの方で仮に独自でやっても、これはちょっと通らないんです。

 私どもが申し入れをしておるのが、旧朝地町でたしか二、三カ所だったと思うんで、もう少し箇所数をふやしてほしいという申し入れをしてあるんです。しかし、農政局の方も予算の関係とか陣容の関係でとかいうことで今までそれをなされてないんですけど、もう少し箇所をふやしてやっていただきたいということについては、改めてまた申し入れをしたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(若松成次君) 29番、渡邊議員。



◆29番(渡邊一文君) ?はもうこれで結構です。

 ?の方で、一応近代化資金の貸し付けをするというような答弁でございましたけど、できれば反当1万円とかいう見舞金を出すような方法をしたら、私はその方がいいんじゃないかと。1町で10万円でございますので、そういう見舞金というのを出すようなお考えはないか、ひとつお伺いしたいと思います。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) はっきり申し上げまして、それはありません。と申しますのは、今回は水稲だけじゃなくて、水稲も非常に悪いんですけど、たばこも市内で昨年から見ると4億2,000万円下がっておるんですね。いろんな作物そのものがいわゆる生産量が少なくて、非常に苦慮している状況でございます。

 しいていえば、和牛がきょうから競りが始まっておりますが、高いと。酪農にしては非常に戦後最大の危機というような状況でございますんで、米作農家だけにいわゆる見舞金という制度については、これは考えておりません。



○議長(若松成次君) 29番、渡邊議員。



◆29番(渡邊一文君) はい、わかりました。もうこれで何ぼ言っても切りがないのでやめます。これで終わります。



○議長(若松成次君) 以上で、29番、渡邊議員の質問を終わります。

 ここで、2時まで昼食休憩といたします。

          休憩 午前11時53分

          再開 午後2時00分

     〔午後2時00分 3番 浅野益美君退場〕

     〔午後2時00分 11番 佐藤徳宣君退場〕



○議長(若松成次君) それでは、再開をいたします。

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△赤嶺謙二君



○議長(若松成次君) 引き続き、一般質問を行います。

 14番、赤嶺議員。

     〔14番 赤嶺謙二君登壇〕



◆14番(赤嶺謙二君) 議員番号14番の赤嶺謙二です。ことしもあと少しで終わろうとしていますが、平成18年第4回12月議会定例会の一般質問者19名の最後の締めを不肖私が務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 私は、いじめと国体の2つの問題について質問をいたします。

 きょうの新聞を見ますと、お隣の竹田市議会でも3名の方が質問していますし、本市でも定例会一般質問初日の深田正和議員、2日目の安藤豊作議員、それから宮成昭義議員、お三方が質問をしています。重複する部分もありますが、非常に重要かつ深刻な問題でありますので、もう少し掘り下げて質問をしたいと思います。

 ?では、どのような場合をいじめというのか、いじめの定義づけについてお聞きをします。

 いじめの問題は、今、日本国じゅうでカラスの鳴かない日はあってもいじめを言わぬときはなしというぐらいに毎日、新聞やテレビで報道されています。

 いじめられた結果、あしたに希望が持てない。自分の居場所がないほどに追い詰められて、だれにも相談できずに死を選んでしまう。このようなニュースを聞くたびに、つらかったろう、苦しかったろうという思いで心が痛みます。

 いじめる側はこれぐらいはいじめなんかじゃないという軽い気持ち、もっと言えば遊び、楽しみ感覚で罪の意識もなく行っているケースも多いと思います。幸せいっぱいに生きていたい、自分の望む仕事につきたい、みんなのために何かをしたい、愛する人と結ばれたい、人間らしく暮らしたい、こうした願いがかなうこと、そうした願いが邪魔されないこと、それが人間、それが人権という、人権をわかりやすく表現した詩もありますが、どのような場合をいじめというのかお聞かせください。

 ?の本市のいじめの実態把握、件数と内容については、一般質問2日目の同僚議員の答弁で小学校6件、中学校20件、合計26件が明らかになりました。そこで私は、先月11月22日の厚生文教常任委員会での説明資料をもとにお聞きをします。

 小学校のいじめの件数は6件で、すべて女子。2件解消で、4件は継続して指導中。また中学校のいじめ件数は20件で、男子11件、女子9件。14件解消で、6件は継続をして指導中となっています。小中学校合わせて10件がまだ継続指導中ということですが、どのような指導を行っているのか、お聞かせください。

 ?のいじめの発生防止対策、発生時の対応についてお聞きをします。

 一般質問2日目に対応の答弁がありました。学校現場の対応としては、すべての児童・生徒を対象にした面談を実施する。あるいは定期的なアンケート実施の継続をしていく。それから保護者会を開催して情報の共有化を図る。全教職員間での情報交換、職員研修、保護者への情報開示と連携を図っていく。そして、登下校時の情報提供の依頼もする。疑わしい事例も含めてすべて市教委への速やかな報告などの対応でございました。

 また、市の教育委員会の対応としては、いじめの相談専用電話の設置、2カ所の相談窓口の開設、保護者全員へのパンフレットの作成、市内253の全自治会へ回覧板によるお願いなどの対応でございました。

 確かに、いじめの発見という意味ではこのような対策も有効だと思います。しかし、ここで私が一番お聞きしたいのは、いじめをなくすためには何が必要かということであります。発生防止に向けた対策、基本的な考え方をお聞かせください。

 次に、質問事項2点目は第63回大分国体の受け入れ、宿泊についてお聞きをします。

 42年ぶりの2巡目大分国体も、開催まで残すところ1年半余りと近づいてまいりました。この項では、宿泊の受け入れ態勢について、?では営業宿泊施設、ホテル・旅館の確保の状況、民泊その他施設の利用はどれぐらいを考えているのか、お聞きをします。?では、民泊の考え方と経費の試算、民泊に関係する職員の所要人員の試算をお聞きします。

 私が聞いている範囲では、剣道は最初から民泊を計画しているとのことであります。民泊は、営業宿泊施設のホテルや旅館その他の団体施設が使えない場合の最終的な手段にすべきと私は考えております。なぜ最初から民泊なのか、その考え方をお聞かせください。また、民泊を実施した場合の市の持ち出し分の経費と民泊に関係する職員の所要人員の試算もお願いをいたします。

 質問は以上であります。



○議長(若松成次君) 1のいじめの問題について、?、?及び?の質問ですが、教育長から答弁があります。

 首藤教育長。

     〔教育長 首藤正史君登壇〕



◎教育長(首藤正史君) 14番、赤嶺議員の1、いじめの問題について、?今、いじめが大きな社会問題となっている。どのような場合をいじめというのか、その定義づけはという質問にお答えをいたします。

 いじめについては、文部科学省において3点にわたって定義をしております。第1に、自分より弱い者に対して一方的に行うこと。第2に、身体的、心理的な攻撃を継続的に加えるということ。そして第3に、相手が深刻な苦痛を感じているという事例をいじめだととらえています。

 個々の行為がいじめに当たるかどうかについての判断は非常に難しい部分がありますが、表面的、形式的な判断に終わらないように、常にいじめられた児童・生徒の立場に立って判断をすることが大事ではないかなと。市の教育委員会としても、この部分をいじめの定義づけにしてとらえておるところです。

 2番目の小中学校でのいじめの実態はという部分ですが、昨年度、中学校で2件の事例が発生をしていますし、内容としては、いずれも言葉による脅しとなっています。また本年度の発生件数は、先ほど議員も申されましたように小学校で4校6件、中学校で5校20件、計9校において26件の事例が確認をされました。その内容については、複数の内容にまたがったものもありますが、言葉による脅しや冷やかし、からかいが最も多く14件、続いて集団による仲間外しが8件、体を押さえつけるなどの暴力行為が4件、その他、持ち物の隠しや集団による無視などの例も報告をされています。

 現在、10件ほどのいじめがまだ継続中であると。どのように学校で行っておるのかということですが、各学校の事例が違うために一概にこうだということは申されませんが、一例を挙げますと、本人が嫌ということを解決に第一にしております。それから、自信を持って生活できるように観察や支援を行っておるということ。それから心の通い合う学級づくり、こういうことを中心にしながら、その継続をしておる部分についての解決を急いでおるということです。

 3点目のいじめの発生防止に向けた対策及び発生した場合の対応についてでございますが、いじめの発生防止に向けては、常日ごろから教職員と児童生徒及び保護者との信頼関係を深めることにより、教室で学ぶことに対する満足感、子供同士の相互理解を深めることが第一というふうに考えております。このことは、10月18日に開催をした緊急校長会議においても、人件教育の観点をすべての教育活動の基盤に据えながら、子供たちの姿から謙虚に学ぶ姿勢を持つこと、保護者や地域の願いを受けとめ、連携しながら教育活動を充実させることについて、改めて指示をしたところでもございます。

 また、いじめの兆しを早期に発見し、対応することも大切であると考えています。したがいまして、各学校において定期的に児童・生徒を対象とした面談やアンケート調査を完全に実施するとともに、保護者からの声や要望を把握できる手だてを強化することで、より詳細な実態把握に努めてまいりたいと思います。

 さらに、多方面から情報収集を図る手だてとして、教育委員会にいじめ相談専用の電話回線を設置いたしましたし、このことについては全保護者を対象にパンフレットを作成し周知いただくとともに、各家庭で学校のことや友だちのことについて親子で話ができるよう呼びかけも行っています。さらに、市内各自治会にも情報提供を依頼し、児童生徒や保護者を初め、市民の皆様からの情報を発生防止の取り組みに生かしてまいりたいというふうに思っております。

 いじめが発生した場合についてでございますが、各学校ではいじめられている子供は何があっても守るという強い姿勢で解決に向けた取り組みに臨んでおります。迅速かつ詳細な実態の把握を行い、いじめられた子供を守る措置をとるとともに、いじめた子供の保護者とも情報共有と今後の連携を深めながら、その背景を探り、継続した指導と観察を行うことで根本的な解決を図ってまいります。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 次に、2の第63回国民体育大会について、?及び?の質問ですが、教育次長から答弁があります。

 大木教育次長。

     〔教育次長 大木義政君登壇〕



◎教育次長(大木義政君) 続きまして、14番、赤嶺謙二議員の第63回国民体育大会についてのご質問についてお答えをいたします。

 まず、?の営業宿泊施設の確保は。民泊やその他の施設の利用はどれくらいを考えているのかについてでございます。

 平成20年に2巡目大分国体が開催されますが、本市では犬飼町でカヌー競技、大野町でのソフトボール競技の少年男子種別、そして三重町での馬術と剣道競技の4競技が開催されます。また、この4競技で本市を訪れる選手、監督、競技役員等の国体関係者を県の試算では1,788名と見込んでおります。

 国体時に提供できる市内の営業宿泊施設の収容人員につきましては、昨年度県が調査しましたところ10施設588名となっており、今年度、本市独自に宿泊施設の調査をしましたところ、14施設985名となりました。これは、定員256名である大分市ののつはる少年自然の家が利用できる状況になったことが大きな要因となっております。

 このように、新たな宿泊施設の調査や各競技団体との打ち合わせ会議において要望等を聞く中で国体関係者を受け入れる宿泊について精査を進めておりますが、現時点で剣道競技について民泊に取り組むことといたしました。

 剣道競技は、他の競技に比べますとチーム数が多く、成年男子・女子及び少年男子・女子で合計95チームとなります。各チームとも選手と監督を別の部屋に分けて配宿しなければなりませんので、他の競技に比べ、多くの部屋が必要となります。また、同一種別は同じ宿泊環境で配宿しなければならないとの制約もありますことから、今年度の宿泊施設の調査で収容人員はふえたものの、部屋数等が足りない状況となります。このようなことから、成年男子を除き、成年女子、少年男子、少年女子の3種別の計48チーム、320名について民泊で取り組みたいと考えております。

 剣道競技で本市を訪れる選手、監督、競技役員等は、県試算で777名を見込んでおり、民泊の320名を除いて457名が宿泊施設への配宿となります。

 民泊には、1軒の家で1チームの食事、宿泊、入浴を引き受けていただく完全民泊と、数軒の家庭で宿泊、入浴を引き受けていただき、地区の集会所等において共同で調理し、食事を提供していただく共同民泊があります。完全民泊にも取り組んでまいりますが、共同民泊を中心に取り組んでいきたいと考えております。地区ぐるみで共同民泊に取り組むことで、人との交流を通じて本市の活性化や市民の一体感の醸成につながるものと考えております。

 民泊の受け入れをしていただく家庭は、120家庭から130家庭を考えております。また民泊をお願いする地区は、剣道会場の大原総合体育館からおおむね車で20分以内、最高でも30分以内の地域を考えており、共同民泊実施の地区で、可能であれば複数チームの受け入れをお願いしたいとも考えております。

 次に、民泊の考え方及びその際の経費、所要人員についてでございます。

 今国体における民泊につきましては、先ほどのご質問でお答えいたしましたように、民間等の宿泊施設で対応できない分を民泊として取り組んでいきたいと考えています。

 また、民泊を実施した場合の経費につきましては、静岡国体と岡山国体で民泊を実施した市町村を比較検討し、本市に合わせて試算をいたしましたところ、総経費は1,374万8,000円で、民泊を利用した選手、監督等からいただきます宿泊代金が743万8,000円、県補助金が117万7,000円収入として見込まれますので、差し引き513万3,000円が本市の負担となります。この試算は現時点での積算ですので、ご理解を賜りたいと存じます。

 次に、民泊に係る所要人員でございますが、国体推進課の民泊担当職員といたしましては、他の業務と兼務でありますが3名を考えております。

 今後におきましては、自治会を通じ、受け入れ地区の紹介や各種団体への説明、市報での募集等により民泊協力会の立ち上げ、組織化に取り組んでまいります。

     〔午後2時16分 3番 浅野益美君入場〕



○議長(若松成次君) 1のいじめの問題について、14番、赤嶺議員、再質問がございますか。

 14番、赤嶺議員。



◆14番(赤嶺謙二君) いじめの問題についてでありますが、この定義づけですが、私はやはり人間が生まれながらにして持っている、奪われることのない権利を侵す行為、つまりいじめは人権を侵害する行為の一つであるというふうに定義づけることができると思うんです。

 教育長の答弁にもあったように、いじめの内容も調査の結果、冷やかしとかからかいとか脅しといった言葉によるもの、それから仲間外れとか持ち物隠しとか集団による無視、そういう態度によるもの、それと直接暴力によるものというふうに大きく言って3つに分けられるというふうに思うんですが、多様化していると思います。

 このいじめの解消には、特効薬はもうないと思いますし、これはやはり、時間はかかってもいじめは格好悪いものなんだと、許されないものという意識を、それからまた、お互いを認め合うという人権意識のこの芽を、学校現場にだけ任せるんじゃなくて、家庭も地域も、そしてまた行政も一体となって粘り強く、時間のかかることですがやっていく、これに尽きるのではないかというふうに私は思っておりますが、その辺のご所見も伺いたいと思います。

 もう一つは、具体的な部分でお聞きをいたします。

 先日読んだ「月刊ミックス」12月号にいじめの問題が載っていました。現職の教師が学校現場からの報告という形で書いておりました。身につまされたことを紹介しますと、いじめられる子に責任はないということです。私たちはややもすると、いじめる子供も悪いがいじめられる子も悪い。なぜ嫌なことは嫌だと言えないのかというふうに思いがちですが、それを言うことによってその子を死に追い込むことになる。そしてまた一方では、いじめた子の心もストレスなどでいろいろな問題を抱えている。だから両方のケアが必要なんだということを書いておりましたし、何よりも一番の抑止力になるのは、いじめを見聞きしている周りの子供たちであると。この子供たちが、嫌だと言えない子のかわりに「悪いことだからやめろ」というふうに言うことがいじめの抑止力になる。教師の役目は、そんな第三者の立場から物が言える集団づくり、学級経営をすることだというふうに、身につまされることを書いておりました。

 さらに、その教師は結びに、自分もいじめられた経験がある。だから、人をばかにしたりおとしめたりする言葉や態度には、授業中であろうが授業参観中であろうが放課後であろうが、その場にいる子供たちみんなに問いただす。そこで、人を言葉や暴力で傷つけることは絶対に許さんというふうに熱っぽく怒る。そして一つ一つの事の善悪、やっていいこと、悪いことを確認していく作業を学校でも家庭でも、そして地域でも積み重ねていけば、いじめはなくなると思うというようなことを書いていたわけであります。まさにそのとおりであり、私はここにいじめ撲滅のヒントがあると思います。

 そこで質問ですが、クラスや先生たちによっていじめに対する対応にばらつきがあっては効果が薄いというふうに思いますが、発生防止のためのいじめに対応する基準を示したマニュアルといいますか手引きみたいなものはあるのか、そして人権やいじめをテーマにしたホームルームなどの開催をしているのか、それからお助け箱のような投書箱をそれぞれの学校に設置しているのか、その辺について再度質問をしたいと思います。



○議長(若松成次君) 首藤教育長。



◎教育長(首藤正史君) 赤嶺議員の質問にお答えします。

 最初の質問について、人の人権を侵すものだということについては私どももそう思っておりますし、この部分については、先ほど言いましたように、絶対いじめられている子供は何があっても守るという姿勢には変わりがありませんし、人にそういうことをすること自体が許されないということと同時に、人権意識を家庭でも、また学校でも十分やっていかなくてはいけない。そういう意味では、各学校でこの部分については真剣に取り組んでおるところです。

 それから、いじめの防止対策として傍観者をどうするかということですが、私は一番やっぱりこの部分についても言いたい部分です。もちろん子供たちをしっかり守る、いじめられておる子供を守るということと同時に、傍観者をどうするかと。こういう人たちがじっといじめられておるのを見ておって、そのままやり過ごすということ事態がおかしなことなので、このことについても各学校とも傍観者対策、いわゆるそれが学級経営のもとになりますので、この部分についてもしっかり取り組むようにということを指示しております。

 それから、クラスのいじめや対応にばらつきがあるのではないかと。同じようにやりますから、同じ人が同じようなことをするわけではありませんので多少のばらつきがあると思いますが、基本的な部分については変わってないと。きちっと皆さんそろえてやっておるということで、とりたててマニュアルはありませんが、マニュアルといえば、もういじめられておる子供をしっかり守ると。これは絶対悪いんだということをきちんとしておくということが大事だということ。

 そういう投書箱があるかということですが、定期的にアンケート調査を行うということと同時に、学校によっては定期的に個人面談もやっておるというようなことでありますので、そういうことでそういうことは解消できるのではないかと。

 さらに、いじめが発生をするその前の予兆としても、ホームルームでいじめについての話をするとかそういう部分、学級活動でじっくり話し合いを持つという部分をやっておるということでございます。

 2点について、以上です。



○議長(若松成次君) 14番、赤嶺議員、再々質問がございますか。

 14番、赤嶺議員。



◆14番(赤嶺謙二君) もう再々質問になりますので答弁は要りませんが、私の考えを少し述べたいと思います。

 3日前の12月9日に開催された人権を守る市民の集いに参加をしました。「人権についてもう一度考えよう」と題しての講演も大変すばらしい内容でしたが、私が一番胸を打たれたのは、優秀賞に輝いた百枝小学校1年生小野修司君の標語、「ごめんなさい いいよ にっこり きみとぼく」この作品であります。このような感性や心があればいじめはなくなるのになと思った次第であります。

 また、先般11月16日、21日、22日の3日間、厚生文教常任委員会は、「かじか」を含め市内12の小中学校の学校視察を行いました。私も委員の1人としてお邪魔をいたしましたが、どの小中学校も毎日あるいは1日おきに朝読書を10分から15分行っているとお聞きをして、大変うれしく思った次第であります。

 近年、テレビやパソコン、テレビゲームといった機械文明の発達による活字離れの中で、豊かな心、豊かな感性を養うにはやっぱり読書が一番だと私は思っていますし、そのことがいじめの解消にもつながると思うからであります。今後も読書の時間の充実にぜひ力を入れていただきたい。

 最後に、いじめの問題に関しては学校や家庭だけの責任ではない。こんな社会にしてしまった私たち大人にこそ一番の責任があるのではないかということを問題提起申し上げまして、この項の質問を終わります。



○議長(若松成次君) 2の第63回国民体育大会について、14番、赤嶺議員、再質問がございますか。

 14番、赤嶺議員。



◆14番(赤嶺謙二君) この宿泊については、私の思いは、やはり厳しい経営関係の中で日々頑張っておられる市内のホテルあるいは旅館業者の皆さんに、国体というこのような機会だけでもせめて最大限の手だてあるいは潤いを与えるべきではないかという考えから質問した次第です。まして、そのことが経費の節減につながればなおさらのことであります。

 剣道協会の申し入れというふうに私は聞いておりますが、この申し入れは申し入れとして受けとめながらも、やはり本市の置かれている厳しい財政状況もきちんと説明した上で、市としての受け入れ態勢の考え方を剣道協会にも伝える、あるいは理解してもらう必要があったのではないかというふうに思っているわけです。

 答弁を聞いておりますと、言われるままに計画をしているとしか私には思えません。また、私が調べたところでは、経費については先ほど市の持ち出しは513万円ぐらいだというような試算をしておりましたが、私が調べたところでは、やはりこれは、市の持ち出し分は4,000万から5,000万円かかるというふうに聞いております。送り迎えや張りつけ、配置など考えると、職員の所要人員についても3名程度じゃとてもない。1日に70人ぐらい要るんだというふうにも聞いていますので、そこら辺が随分私の調べた部分と次長の答弁に大きな開きがあるわけですけども、私が言いたいのは、決して手を抜くということを言ってるんではなくて、やっぱり民泊はホテルや旅館がない場合の最終的な最後の手段というふうにすべきだと。最初から民泊ありきではおかしいじゃないかということを私は強く申し上げたいわけでありますから、そこら辺、再度答弁をお願いしたいと思います。



○議長(若松成次君) 大木教育次長。



◎教育次長(大木義政君) お答えをいたします。

 宿泊施設の不足する分について民泊に取り組むということで基本的には考えているところでございます。



○議長(若松成次君) 14番、赤嶺議員。



◆14番(赤嶺謙二君) それは、のつはる少年自然の家も使用するんですか。あるいは、ちょっと遠くて1時間ぐらいかかりますけれども、尾平に「ほしこが」という宿泊施設もあります。だから、そういう施設利用は全く最初から考えなくて、最初から民泊ありきで私はやってるんではないかということを申し上げているわけです。



○議長(若松成次君) 大木教育次長。



◎教育次長(大木義政君) お答えを申し上げますが、大分県が調べた中では当初10施設ということでありますが、豊後大野市の方が独自に調べた施設では14施設であります。

 一応、会場が三重町で10分から30分で来られるという場所でありますから、ちょっと「ほしこが」になりますとどうかなということがありますし、のつはる自然の家につきましても時間的にどうかなということもありますので民泊を。一応、成年男子につきましては宿泊施設を計画しているところであります。

 残った成年女子が、監督1名に選手3名の約4人ですが、それと少年男子・女子が16チームずつですが、これが補欠を入れまして8名になりますが、それに監督を入れてこの3種別について民泊でと。それぞれの競技におきまして、同じような条件の宿泊施設で泊まって競技に臨みたいと。あるチームは民泊、あるチームは宿泊施設ということにもなりませんので、今回、こういう剣道について、特に泊まるチーム数も多いという関係上、それから選手、監督は個別に別々の部屋を用意してほしいということもあります関係上、このような配宿を考えているところでございます。

 それと、民泊によりまして地域との交流連携も深めていただきまして、全国に豊後大野市の豊かな皆さんの心と自然等について触れていただきまして発信できればということも含めて考えているところでございます。

 費用については、直接今計算した費用についてがこの部分でありまして、あと確かに人件費といいますか連絡調整として必要な、各民泊協力会の方との連携のためには、当日からになるとは思いますが、連絡調整員等の配置も必要かなということは考えているところでございます。



○議長(若松成次君) 14番、赤嶺議員。



◆14番(赤嶺謙二君) 私が先ほども申しましたけども、とにかくそういう営業で頑張っているホテルや旅館の皆さんあるいは宿泊施設の皆さんに最大限の潤いを与えてほしいという思いからの質問でございます。これ以上申しても堂々めぐりのような気もしますから、これ以上は申し上げませんけども、いずれにしても、まだ時間はありますので、もう少しいい方法があるんじゃないかという気もします。どの方法がいいのかをもう少し国体推進課を中心に十分協議してほしいという旨を申し上げまして、平成18年12月一般質問4日目最終日、質問者19名のトリとなった私の質問を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(若松成次君) 以上で、14番、赤嶺議員の質問を終わります。

 以上で、一般質問を終わります。

 ここで、3時まで休憩をしたいと思います。

          休憩 午後2時40分

          再開 午後3時48分

     〔午後3時48分 11番 佐藤徳宣君入場〕



○議長(若松成次君) それでは、再開をいたします。

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△議案の一部訂正について



○議長(若松成次君) 日程第2、議案の一部訂正についてを議題とします。

 市長から議案の一部訂正についての理由の説明を求めます。

 芦刈市長。

     〔市長 芦刈幸雄君登壇〕



◎市長(芦刈幸雄君) 議案の一部訂正についてお願いを申し上げます。

 連日の本会議で大変お疲れのところ、まことに申しわけございませんが、今議会に上程をさせていただいています認定第3号 平成17年度豊後大野市一般会計歳入歳出決算についての決算書の予算現額の一部に誤りがあることが判明をいたしましたので、議会のお許しをいただきまして訂正をお願いするものでございます。

 誤りの内容につきましては、10款教育費、3項中学校費、1目中学校管理費、15節工事請負費及び14款予備費、1項予備費におきまして、正しい予算現額が決算書に反映されていないものであります。

 監査委員の決算審査に付しました決算書につきましては、正しい予算現額で審査を受けたところでございますが、今議会への認定第3号案件の提出に当たり決算書を出力し、作成したものにつきまして、予算減額が正しく反映をされていなかったところでございます。

 いずれにいたしましても、常日ごろより書類等の作成に当たりましては十分留意するとともに、確認作業に怠りのないように周知徹底する中での今回の誤りにつきましては、大変残念でなりませんし、誤った決算書を議会に提出したことにつきまして、深く反省し、おわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。

 今後におきましては、このようなミスの再発防止策の確立に努めてまいる所存でございますので、どうか一部訂正につきましてお許しを賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

 なお、詳細につきましては担当より説明をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。大変申しわけございませんでした。



○議長(若松成次君) 長谷川財政課長。

     〔財政課長 長谷川和壽君登壇〕



◎財政課長(長谷川和壽君) それでは、今回の決算書の予算額についての訂正とおわびを私の方からさせていただきます。

 まず、今回の経緯でございますが、監査に付した決算書につきましてはA3判の様式により印刷をいたしました。会計課のチェックの後に各課のチェックも依頼し、監査を受けたところでございます。この時点では予備費充用額も予算額に正確に反映をされておりました。

 電算システムの決算書には、A3判とA4判の見開き判、この2種類がございまして、A3判では書類が大き過ぎるということで議案用にはA4判で作成することといたしました。本来、電算処理ということでございまして、同じ結果が印字されることが当然でございますし、旧町村時代も経験のなかったことでございました。現実には、このような異なる数値が印字されたところでございます。

 考えられる原因といたしましては、平成17年度予算執行プログラム、これのバグ、いわゆるプログラムのミスであろうということではないかということで、現在、電算会社と原因の調査を進めているところでございます。

 なお、平成18年度のこのプログラムにつきましては既に修正済みになっておりますので、17年度の不具合というふうにとらえていただきたいと思います。

 いずれにいたしましても、電算を過信していたと、そういうことから議案用の決算書の再チェックを徹底できなかったということが今回の失態につながったものでございます。

 議員の皆様を初め、監査委員様まで多大なご迷惑をおかけいたしまして、深く反省をいたしておるところでございます。どうかご容赦のほどをよろしくお願い申し上げます。まことに申しわけございません。おわびを申し上げます。



○議長(若松成次君) お諮りします。

 ただいま議題となっております議案の一部訂正についてを許可することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。したがって、議案の一部訂正について許可することに決定をいたしました。

 休憩をいたします。

          休憩 午後3時55分

          再開 午後4時08分



○議長(若松成次君) それでは、再開をいたします。

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△認定第3号〜第194号議案の質疑、委員会付託



○議長(若松成次君) 日程第3、認定第3号 平成17年度豊後大野市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第38、第194号議案 平成18年度豊後大野市公立おがた総合病院特別会計補正予算(第2号)の36案件を一括議題とします。

 本36案件については、提案理由の説明が終わっておりますので、これから一括質疑を行います。

 28番、神志那議員。



◆28番(神志那宗作君) 大変時間が迫ってから恐縮でございますが、認定3号、一般会計の決算認定についてお尋ねをしたいと思います。

 これは特別委員会に付託される議案ではございますが、特別委員会には市長は出席をしないというふうにお聞きしておりますので、市長じきじきに質問の内容をお聞きしていただきたいし、また、最後に市長にもお尋ねしたいことがございますので、あえて本日お尋ねさせていただきます。

 歳入歳出決算書附属書類の153ページの中山間地域等直接支払交付金4億2,403万6,015円についてでございますが、これについて大きく2つのお尋ねでございます。

 1つは、各年度ごとの協定数、面積、金額、戸数、そして前期計画と比較してどのように増減になったのかということを一覧表にしてでもいただければありがたいと思いますが、それがお願いできるかどうかということを1つお尋ねいたします。

 次は、何点かにわたってお尋ねいたしますが、一連の問題でございますので5つぐらいについてお尋ねしたいと思います。

 この決算に含まれていると思うんですけども、千歳町柴山集落の813番地、圃区番号が00427−00という番号のようでございますが、この土地の面積、傾斜度及びこれに対するこの決算での支出は幾らであったのかというのが1点のお尋ねです。

 この問題についての2つ目のお尋ねは、実はこの813番地は前期計画で交付農用地として認められておりません。ところが、この年度の後期計画では交付対象用地として認められております。同じ条件の土地が、私は前期計画と後期計画でこの条件が変わったとは思ってないんですけども、なぜ後期計画では認められたのに前期計画では認められなかったのか、この点、その理由をお尋ねしたいと思います。

 次は、この前期計画−−後期計画も同じような仕方をしていると思うんですが−−でのこの土地の国や県に対する申請は一体だれがしたのか。いわゆる地権者がしたのか集落がしたのか行政が申請をしたのか、そこら辺を詳しくご説明願いたいと思います。

 そしてまた、この土地が申請漏れになった原因と責任は一体だれにあるのか。その地権者が申請しなかったからもらえないのか集落が外したからもらえないのか、あるいは申請しなかったからもらえないのか、行政が申請をしなかったからもらえないのか、その責任の所在をどう考えているか、お尋ねいたしたいと思います。

 次に、この問題をめぐって、これに関係するといいますか、平成12年度から始まった事業でありますが、この土地の地権者は、途中でこの土地が外れているということがわかったので行政に訂正をお願いしたけれども、それができそうにないということで、それをもしお金を受け取ったならば、その誤りを自分が認めたことになるということで、平成15年度と16年度の交付金は受け取っていないということでございます。この15年度、16年度の受け取っていないという交付金は一体幾らで、そのお金はどこにどのように保管してあるのでしょうか。

 この質問の最後に、もうこの問題が発生をして随分時間がたっております。緒方の中山間地域の過払い問題、あるいはまた清川の過払い問題、中山間地の過払いの問題がほかにもあって、今いろいろこれに対する行政不信の問題も出ておりますけども、こういう問題は一日も早く解決をしなければならないと思います。早期に地権者との納得と合意を尽くすべきだと思いますけれども、そこら辺の考え方についてお尋ねしたいと思います。

 以上です。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) 6点あったと思いますが、1番について私の方からご説明を申し上げます。

 各町ごとの協定数、面積、金額、戸数を前期の16年度と17年度の比較表ということでよろしいですか。

 あすの朝9時までに表にしてご提出をいたしたいと思います。よろしいですか。



○議長(若松成次君) 田嶋千歳支所長。



◎千歳支所長(田嶋誠一君) それでは、私の方から2点目から6点目までの質問につきましてお答えをさせていただきたいと思います。

 まず、2点目でございますけども、柴山の813番地の面積、傾斜度及び交付金額はということでございます。後期対策から入ってございまして、その面積が971平方メートル、傾斜度は14分の1、そして交付金額は2万391円でございます。

 続きまして、3点目で後期計画では交付対象農地として認められたが、前期計画では認められなかった理由ということでございますけれども、前期計画では当該農地につきましてデジタルオルソ画像によりまして面積、傾斜度とも測量をしておりました。当時の計測の結果が傾斜ゼロでございましたので、交付対象農地から外す結果となったわけでございます。

 ご承知のように、中山間地域等直接支払制度におきましては傾斜の加重平均もできますので、当該農地を含めて加重平均の計算をしましたが、本来急傾斜地として交付できる農地が緩傾斜地になってしまうこと、Sさんとここでは申し上げますが、Sさん本人の管理農地もはかりようによっては緩傾斜地になるというふうなこともありまして、交付金額的には減額になり、損をしてしまうのではなかろうかということも説明申し上げ、当該農地から外す結果となってまいりました。これは、Sさんが弁護士を代理人として立てまして申入書を提出しましたので、その回答の中でも説明をしている内容と同じでございます。

 後期計画では、現地の状況を弁護士とともに確認しまして、里道と当該農地ののり面との所有権境が不明瞭ではありましたけども、Sさんより実測の合意を得ましたので、本人立ち会いのもとで傾斜のみ実測を行ったところでございます。

 前期計画中に実測できなかった理由としましては、これもSさんの代理人である弁護士に回答してございますが、Sさんに説明を再三申し上げてきましたけども受け入れてもらえず、実測の合意に至らなかったと。すなわち実測ができなかったいうふうな状況であります。

 さらに申し上げておきますと、平成13年に集落代表者の説明会の中で、傾斜等に疑問がある農地については実測対応する旨も伝えてございますけども、その当該農地につきましてはその申し出がなかったので、実測をしていないというふうな状況であります。

 次に、申請はだれがしたのか、申請漏れの原因と責任はだれにあるのかということでございますけども、中山間地域等直接支払制度における申請者は、すべて集落協定の代表者が行って、代表者から協定書をいただいております。ただし、協定の根幹であります集落協定書につきましては、認定申請はその地区の代表者名でありますが、協定書そのものは集落協定参加者の同意を得まして総務の方へ認定を申請することになっておりました。ですから、協定農地が漏れていないかどうかの確認及び訂正の申し出等は協定の参加者から代表者に対し申し出ることができますし、当然のことながら、協定書への同意書はそれらの訂正も含めて納得をいただいたものというふうなことで、提出を受け取っておるところでございます。

 補足して申し上げておきますと、集落協定の参加者はSさん本人ではなくて、その娘さんでございます。

 次に、この問題をめぐって地権者は15、16年度の交付金を受け取っていないというが、金額は幾らで、そのお金はどこにどのように保管してあるかということでございますけれども、15年度、16年度の交付金額は5万1,400円掛ける2カ年分の10万2,800円でございます。

 保管方法につきましては、2年度分をまとめて柴山生産組合の通帳に留保をしてございます。中山間組合の代表者に確認をしたところ、15、16年度の交付金につきましては、持参して受け取っていただきたいというふうなことも申し上げましたけども、受け取ってもらえなかったということで、今先ほど申し上げましたように生産組合の通帳に留保する旨を総会で確認をとってあるということで説明を受けております。

 次に、早期に地権者との納得と合意を尽くすべきではないかということでございます。

 この問題につきましては、Sさんが代理人として弁護士を立て、市としましても代理人に対して文書で2回回答し、現地での説明も行っております。Sさんにも、情報公開条例に基づきまして公文書の写しを渡す際、内容の説明を行っております。

 さらに、千歳村の時代にも、担当課、担当者はもちろんでございますけれども、助役、村長からもご理解をいただけるように再三説明も申し上げたところでございますけども、ご理解をいただけなかったということでございます。

 さらに、新市になりましてからも支所、それから本庁、そして県の農山漁村支援課の担当者にも電話をいただいたそうでございまして、再三にわたり電話でその説明を行っておりますけども、納得していただいておりません。

 しかしながら、本問題にかかわる文書は公開条例に基づき渡してありますし、説明内容につきましては同じことを何度も繰り返しているような状況になっております。それで、口頭での説明につきましては言った言わないというふうな水掛け論になってしまいますので、今までの説明、そして公開した文書について疑問等がありましたら、今後は質問状を文書で提出していただきたいという旨をSさんに伝えてあるというふうなことでございます。

 以上でございます。よろしくお願いします。

     〔傍聴席より発言する者あり〕



○議長(若松成次君) 傍聴者は静粛にお願いをいたします。

 28番、神志那議員。



◆28番(神志那宗作君) お尋ねを再度させていただきます。

 今ご説明の中で、申請は集落が、代表者がということであります。しかし、この制度そのものを集落に対して指導、援助しているのは、私は行政であると思います。

 これまで私が本人から伺ったこと等を含めまして、細々した事実について私はどちらの言い分が正しいとか正しくないとかいうことは、ちょっと第三者で判断ができません。

 しかし、大局的に見て、当初この土地が外された原因として農振除外地であるからというふうな説明であったということでありますし、これは先ほど、そういうことが解決をしたら、今回はその土地を含めたら急傾斜が緩傾斜になるから損になるからということでございますが、その根本に使っているのがオルソ画像ということで、今、支所長が答弁いただいたオルソ画像によれば傾斜度ゼロということであったということでございます。

 ところが、今回実測をしたら、それが先ほどご答弁いただいたように急傾斜に値する傾斜があるわけですね。結果的には、このオルソ画像により、オルソ画像は確かに会社に発注したものだと思いますけれども、その発注をしたのは集落が直接したのか行政がしたのか知りませんけども、行政の側でしょう。この地権者本人がしたわけじゃないんですね、そういうことは。しかも、その傾斜度ゼロというのが、私もこれを見ておりますけども、一方には線が入ってなくてゼロと書いてありますけども、今回実測をしたら、それが急傾斜になるわけですからね。先ほどの議案の問題ではございませんけれども、機械に頼ったら、実測をしたら傾斜度が急傾斜の角度があるのに、オルソ画像でやったらゼロと。機械に頼り過ぎた結果じゃないですか。その間違った機械の会社の結果をゼロと判断してこの土地を外したらということを決定したのは、行政の指導に基づく、集落にあるのか知りませんけれども、その指導した行政に基本的な責任があるんじゃないんですか。

 私は、このような大局的な立場で見た場合、個人が何かこれを外してくださいと、あるいはまた、初めから申請漏れを、本人が一筆一筆しなければならないのにこの土地だけ申請漏れをしたとかいうなら本人の責任かもしれませんが、行政が集落を指導して、そしてこういう方針についてやりましょうと。その方針についてやった結果が、結果としては急傾斜で適用できるものがゼロと判断されて外されたわけですよ。その根本責任は私は行政にあるんではなかろうかなというふうに思うわけです。

 しかも、先ほどお話がありましたように、これは途中で追加申請をして、これを適用することも法的には可能であったわけでございますが、本人との合意が至らなかったということでそのチャンスも逃してしまって、結局5年間、さっき言った金額の5倍の金額が本来ならばおおむねもらえるはずのがもらえなかったんですね。

 私はこの問題については、確かに本人との合意、娘さんに説明した説明しなかったとかいういろいろ細々した問題はございますけど、そういう大局的な流れから見て、本当に市長が常々言っております市民の目線に立って、市民の目線に立って、市民の目線に立ってというのは、私は市民の立場に立って、住民の立場に立ってだと思うんです。そういう点についてどうでしょうか。もう行政としては、一切私どもには責任がありませんというのか、私どもにもそういう指導や援助や、あるいはそういう測定の仕方についてやっぱり不備があったんだというふうに認めるのか。その点についてお尋ねしたいと思います。



○議長(若松成次君) 田嶋千歳支所長。



◎千歳支所長(田嶋誠一君) 行政の方に不備があったのかと言われますと、不備とか何とか責任があったとかいうふうなことは別にしましても、やっぱり村の時代から、今先ほど申し上げましたように担当者、課長、それから助役、村長までご理解いただけるように説明をずっとしてきました。ということは、ご理解いただいて、いい方向にというふうなことで説明をしてまいりましたから、責任とかいう格好ではなくて、早くご理解いただくということで一生懸命してきたということでございますけども、結果的には前期対策の5年間のうちに実測をさせていただけなかったということで5年間対象にならなかったということでございますので、そこら辺はご理解いただきたいと思います。



○議長(若松成次君) 28番、神志那議員。



◆28番(神志那宗作君) じゃ市長にお尋ねをしたいと思います。

 これは市長の時代に起こった問題でございませんので、緒方の中山間の過払いの問題と全く同じように前村政の時代に起こった問題でございますんですけども、先ほど私が申し上げましたように、大体今の支所長の答弁でもおわかりのように、本来ならば結果的に見れば、急傾斜でもらえるべき土地が5年間もらえずに来たわけです。それについて、先ほど私が申し上げたように、途中で修正申告をすることも技術的には条件が整えば可能であったわけですけども、本当に市民の立場、住民の立場に立つのならば、そういうことを徹底してやるべきじゃなかろうかというふうに思います。

 また、もう既にこの問題が行政の側に提示をされてから4年ぐらいたっておるんじゃないですか。実は、私が昨年の7月初めの第1回(6月)定例議会に議案質疑でもお尋ねをしたわけですけども、あれからもう17カ月ぐらいたっております。いまだにこの問題が解決をしていない。緒方の問題も大変大きな問題ではございますが、この問題はわずか一個人の問題でございますけれども、やはりこの問題を解決しないと、柴山集落全体の方々も安心をできないんじゃなかろうかと思いますし、また、今後の中山間地の行政運営にも支障があるんじゃなかろうかと。

 また、ひいては中山間制度そのもの、そういうものに対する問題点もあろうと思うんです。私は本人がすべていいとは言いませんけれども、行政の側には、今お尋ねしましたけど、全くミスはなかったようなご答弁でございました、支所長の話では。とにかくご理解をいただいてもらうということだけで、私は行政の側にも、そこいらの実際に間違った機械の結果に頼ってこの判定をしたわけですから、その分については私は行政の側にやっぱり責任があるというふうに思うんですけども、もしそれをお認めになるんならば、私はその地権者に対しておわびの一言ぐらいは言うべきではないかなと言っておきます。

 今さら5年前にさかのぼってそれを払ってくださいと言っても、それは多分不可能なことだと思いますけれども、行政に手違いがないと言うんならば、不備がないと言うんならば、おわびは結構でございます。

 この点について、市長に最後のお尋ねをします。

 以上。



○議長(若松成次君) 芦刈市長。



◎市長(芦刈幸雄君) お答えをいたしたいと思いますが、Sさんが実は11月28日にお出かけ市長室においでになりました。これは、お出かけ市長室というのはいろいろ市民の方に来ていただいて、施策についての提案とかいうのが本来の趣旨でございますが、Sさんが相談ということでおいでになりました。

 ただ、神志那議員さん、緒方とそれから清川の中山間と違うところは、やはり今、田嶋支所長からも申し上げましたように、合併後このことが誤りが出ましたということで、私も真摯にそのことを引き継いで責任を痛感しながら、この前の後藤議員さんの質問にもお答えをいたしましたように、市民の両方の、関係者の立場も思いながら、全市的なことも思いながら、どのような解決を図った方がいいのかということで苦悩しておりますということも申し上げたんですが、また、清川につきましては会計検査でこのことがわかったというようなことで、両方とも、前の緒方の町長、それから清川の村長は全くそのことは知らなかったわけでございます。

 ところが、千歳の町のこの件につきましては、今説明がありましたように助役を経て、また村長を経て、それなら相談をして村長からも説明があったというようにお聞きをいたしております。

 したがいまして、お出かけ市長室のときにも、いわゆる行政というのは法令、自治法、条例、そして中山間の場合はその基準の法に基づいていろいろ処理をされたと思いますと。そして千歳村の村長の時代にそういう話はやっぱりちゃんとしてあると思いますと。したがいまして、どのようなやりとりがあったか私は承知をしておりません。しかしながら、当事の千歳村のいわゆる首長であります村長が対応して、そのようなお互いに話し合いをされたということでございますんで、これについては、私になってこのことを覆すということはできませんと。

 ただ最後に、いろいろやりとりがあったわけでございますが、この件については詳細を承知をしておりませんでしたので、事前にこのような相談があるということで担当課長も来ておりましたので、もう一度Sさんに対して懇切丁寧に、納得がいくような説明を申し上げていただきたいということで別れました。

 以上のようなことで、私の気持ちをご理解いただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(若松成次君) 28番、神志那議員。



◆28番(神志那宗作君) 確かに前村長時代のことでございます。しかし、この問題が尾を引いているのは、前村政時代の行政のやったことがそのままこれに引き継いでいるわけですね。ですから、そのことに基づいてやはりきちんと本人と、そして今の時点でこういう問題を抱えているわけですから、お金をまだ受け取ってもらえないとかいうようなことも引き継いでいるわけですので、やはり私はこの問題について、いろいろな本人と行政の行き違いの問題もあるのかもしれませんし、細かいところはわかりませんけれども、とにかく私は、結果的に見るならば、この急傾斜地に、当時でも丹念にしておれば適用されるべきだったものができてないというのは、現にこれまであってこの問題が起こっているわけですからね。

 そして、そのオルソ画像に頼ってやったというのは、結果として行政がそれをやったことは間違いないわけですから、そういう点については、やはり本人に対しておわびを言うことぐらいは私はできるんじゃなかろうかと。そういうことによってこそ納得がいくんじゃないですか。行政のやったことは100%間違いありませんという立場で幾らご理解ください、ご理解くださいと言っても、私は理解できないと思うんですよ。行政がやったことは100%間違いないと最後までおっしゃるならば、それでも結構ですけどね。

 しかし、何回かその間に追加申請のチャンスも実際にはあったわけですし、また、そういう機械に頼ってやったことが結果として間違った結果を出しているわけですから、そういうことについては、やはり行政の非を認めるところは認めていくべきではなかろうかなというふうに思います。

 そういうことで、とにかく一日も早い納得と合意解決をお願いしたいということにして、質問を終わります。答弁は結構です。



○議長(若松成次君) 引き続き、25番、後藤議員。



◆25番(後藤章子君) それでは、質疑がいろいろあるわけですけれども、特別委員会で質疑ができるもの、それから自分の所属である厚生文教常任委員会で質疑ができるものについては省きたいというふうに思いますので、両方とも質問ができない部分についてちょっとお尋ねをします。

 それから、一つは認定の第4号ですが、これは国民健康保険の特別会計決算ですが、これについては委員会でできるわけですけれども、資料お願いしたいと思いますので、委員会で言われてもちょっと困ると思うんで資料お願いしたいというふうに思います。

 委任払い制度とそれから貸付制度、高額医療費の。これの決算状況、どのくらいの利用があったか、活用があったか、それから貸付がなされたか、そこら辺の資料をいただきたいと思いますので、議長、よろしくお願いいたします。

 それから、次は認定の第12号、ほかの議案にも関係するんですが、平成17年度簡易水道特別会計決算認定、この中で附属書類361ページに一般会計繰入金が決算されております。9,318万5,000円という一般会計からの繰り入れが調定額として記載されております。

 それから、もう一つ、農業集落排水事業、これについては附属書類327ページに調定額として5,148万7,000円の一般会計繰入金が調定されております。

 もう1点、浄化槽施設がありますが、これは70数万で、これは減額をしてゼロになっております。

 したがって、農業集落排水事業と簡易水道特別会計の一般会計からの繰り入れですが、私はこの点について監査委員さんに、決算説明の中で、格差をなくす意味でもぜひここら辺に目を向けていただきたいということをお願いいたしましたところが、ちゃんと基準どおりにしてあると。「そうですか、私はこの問題をずっと取り上げてきたんですが」ということで申しましたところ、「課長が基準どおりに繰り入れてあるというふうに言った」というふうに言われました。したがって、年度の初めじゃなくて、決算時点ではちゃんと繰入基準に基づいた決算に本当になっているのか、その辺のところで統一見解を出してほしいとお願いをしましたが、課長がそう言ったからということでありました。そこが事実かどうか、この点をお尋ねしたいというふうに思います。



○議長(若松成次君) 羽田野建設部長。



◎建設部長(羽田野修君) それでは、後藤議員の質問にお答えをしたいと思いますが、まず、簡易水道でありますけども、9,318万5,000円の一般会計からの繰り入れということであります。総務省の自治財政局長通知によりますところの地方公営企業への繰出基準というのがございまして、それによりますと、簡易水道につきましては元利償還金の2分の1というのがございます。それを見ますと、元利償還金は合計で2億432万725円ということになり、その2分の1以内ということであります。課長が言ったのはこのことだというふうに考えております。

 それから、327ページの集落排水事業でありますけども、一般会計からの繰入金が5,148万7,000円でございます。これにつきましては、先ほど言いました地方公営企業への繰出基準によりますと、特例債については元利償還金の100%が繰入基準ですよというのがございます。それと、臨時措置分といたしましても、これも同じく100%いいですよということでありまして、特例措置分については446万6,000円ということであります。臨時措置分については574万9,000円というのがございます。それが基準ということになりますけども、もう一つ、集落排水事業をすると普通交付税として返ってくるわけでありますけれども、その中で普通交付税の中で見られますよというのがございます。それによりますと、過疎債と下水道債というふうに借りておりますけれども、過疎債につきましては70%を後年度で普通交付税参入額の中で見られますよということになっています。下水道債につきましては50%を見てもいいですよということになってます。それらを勘案しますと、ほぼ全額を見てもいいんじゃないかなと私は考えているところでございます。



○議長(若松成次君) 25番、後藤議員。



◆25番(後藤章子君) この点で、行革プランの中で財政課としては、地方財政計画に基づいた繰り入れをこれからやっていくと。安易に赤字になったからというようなことはしないというふうに言われました。

 地方財政計画では、そういう繰入基準というのは、その財政計画の中で少しずつ毎年違ってくるんではないかなというふうに、これまでの質問を通してそういう思いをしておりますが、17年度の決算時点で繰入基準、さっき言った、例えばこの事業は元金に対して2分の1だとか、あるいは100%だとかそういう繰入基準に基づいてやっていると。金額を示してくださいね。そして、それに対する財政措置ですね。いわゆる交付税あるいは交付金、そういうものが何割、どのくらい財政措置がされるのか、その資料をいただきたいというふうに思うんです。

 浄化槽施設についてはゼロになっておりますので、この2つ、農業集落排水事業、それから簡易水道特別会計、この繰り入れに対するきちっとした資料を出していただきたいというふうに思いますので、その点、それでそれは何の法律に基づいてやられているのか。きちっとそこら辺を明らかにしていただきたいというふうに思いますので、議長、その点ご配慮お願いいたしたいというふうに思います。

 それからもう1点、今のに関連をするんですが、第189号議案の補正の25ページをちょっとあけてみてくださいますか。25ページに一般会計繰入金140万1,000円というのが補正額として上げられております。これの繰り入れの性格は何なのか。

 それから、私は疑問に思うわけです。次の26ページに一般会計から繰り入れをしてあって、今度積立金144万5,000円を支出してるんですね。だから、私は単純に考えて、どうしてこうなのかなというふうに思ったんですが、その辺のご説明をいただきたいと思います。

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△会議時間の延長



○議長(若松成次君) 質疑の途中でございますけども、本日の会議時間は日程の都合によって、あらかじめ延長したいと思います。

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○議長(若松成次君) 羽田野建設部長。



◎建設部長(羽田野修君) 後藤議員の質問にお答えをしたいと思いますが、25ページの一般会計からの繰入金140万1,000円の補正でありますけども、これは16年度の事業に対して県からの交付金が来ます。それが9月の時点で140万1,000円があったわけでありますけども、本来、交付金は基金として積み立てなければならないわけでありますが、9月時点で維持工事の方で工事が緊急を要したということで維持工事の方で使わせていただいたものですから、今回、一般会計からその分を基金の方に繰り入れるということでお願いをしているところでございます。



○議長(若松成次君) 25番、後藤議員。



◆25番(後藤章子君) 大体はわかりましたが、その16年度の事業に対して県から来る交付金というのは、その事業の中のどういう部分に来るのか、そこら辺はきちっとしていると思うんですよ、交付金が来るわけだからですね。それは今でなくてもいいですけども、わかれば今説明をしていただきたいと思います。



○議長(若松成次君) 羽田野建設部長。



◎建設部長(羽田野修君) お答えをしたいと思いますけども、県の交付金につきましては、事業費の10%ということで1,401万2,000円でありますけども、これが10年間で来るということであります。その分について、今年度の予算、入ってくるのがそれの10分の1ということで140万1,000円ということになっております。



○議長(若松成次君) 25番、後藤議員。



◆25番(後藤章子君) もう1点ですね、これも余り深い意味のあることではないんですけども、ちょっと聞かせてください。

 第171号議案、議案書の19ページに使用料の減免というのが、第14条でうたわれております。市長は特別の理由があると認めるときは、使用料を減額し、または免除することができるというふうにうたわれておりますが、この減額ないし免除、それが適用されるのはどういうものが想定されるのか、お聞かせをいただきたいと思います。



○議長(若松成次君) 志賀産業経済部長。



◎産業経済部長(志賀義和君) なかなか想定しにくい部分がございますが、私ども考えられるのは、天災と申しますか自然災害、それから本人のいわゆる災害とか障がい、そういった場合を一応想定いたしております。

 以上です。



○議長(若松成次君) ほかにございますか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) お諮りします。

 ただいま議案となっております認定第3号 平成17年度豊後大野市一般会計歳入歳出決算認定については、議長を除く議員全員で構成する一般会計決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思います。ご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。

 したがって、認定第3号 平成17年度豊後大野市一般会計歳入歳出決算認定については、議長を除く議員全員で構成する一般会計決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定をいたしました。

 休憩します。

          休憩 午後4時58分

          再開 午後4時58分



○議長(若松成次君) 再開します。

 一般会計決算審査特別委員会から委員長、副委員長の互選の結果の報告がありましたので、紹介をいたします。

 委員長に30番、小野議員、副委員長に17番、宮成議員、以上のとおり互選されましたので、報告をいたします。

 お諮りします。

 ただいま議案となっております第186号議案 平成18年度豊後大野市一般会計補正予算(第4号)については、議長を除く議員全員で構成する一般会計補正予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思います。ご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。

 したがって、第186号議案 平成18年度豊後大野市一般会計補正予算(第4号)については、議長を除く議員全員で構成する一般会計補正予算特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定をいたしました。

 休憩します。

          休憩 午後4時59分

          再開 午後4時59分



○議長(若松成次君) 再開します。

 一般会計補正予算特別委員会から委員長、副委員長の互選の結果の報告がありましたので、紹介します。

 委員長に30番、小野議員、副委員長に17番、宮成議員、以上のとおり互選されましたので、報告をいたします。

 お諮りします。

 ただいま議案となっております第168号議案 豊後大野市職員定数条例の一部改正について、第169号議案 豊後大野市手数料条例の一部改正について、第170号議案 豊後大野市コミュニティバス運行条例の一部改正について、第176号議案 豊後大野市と臼杵市との間の消防及び救急に関する事務等の事務委託の廃止について、第177号議案 竹田市と豊後大野市との間の消防及び救急に関する事務の委託の廃止について及び第178号議案 豊後大野市の基本構想についての6案件については、総務常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。

 したがって、ただいま申し上げました6案件は総務常任委員会に付託することに決定をいたしました。

 お諮りします。

 ただいま議案となっております認定第4号 平成17年度豊後大野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成17年度豊後大野市国民健康保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成17年度豊後大野市介護保険直営診療所特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成17年度豊後大野市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成17年度豊後大野市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、第175号議案 豊後大野市立幼稚園保育料及び入園料徴収条例の一部改正について、第179号議案 大分県後期高齢者医療広域連合の設置について、第187号議案 平成18年度豊後大野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、第188号議案 平成18年度豊後大野市介護保険特別会計補正予算(第2号)及び第194号議案 平成18年度豊後大野市公立おがた総合病院特別会計補正予算(第2号)の10案件については、厚生文教常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。

 したがって、ただいま申し上げました10案件は厚生文教常任委員会に付託することに決定をいたしました。

 お諮りします。

 次に、ただいま議案となっております認定第9号 平成17年度豊後大野市農業集落排水特別会計歳入歳出決算認定について、認定第10号 平成17年度豊後大野市公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について、認定第11号 平成17年度豊後大野市浄化槽施設特別会計歳入歳出決算認定について、認定第12号 平成17年度豊後大野市簡易水道特別会計歳入歳出決算認定について、第171号議案 豊後大野市農林水産物直売所条例の一部改正について、第172号議案 豊後大野市農村公園条例の一部改正について、第173号議案 豊後大野市俚楽の郷伝承体験館条例の一部改正について、第174号議案 豊後大野市地区計画等の案の作成手続に関する条例の制定について、第180号議案 団体営土地改良事業(久知良地区)の施行について、第181号議案 字の区域の変更について、第182号議案 字の区域の変更について、第183号議案 市道路線の廃止について、第184号議案 市道路線の認定について、第189号議案 平成18年度豊後大野市農業集落排水特別会計補正予算(第2号)、第190号議案 平成18年度豊後大野市公共下水道特別会計補正予算(第2号)、第191号議案 平成18年度豊後大野市浄化槽施設特別会計補正予算(第2号)、第192号議案 平成18年度豊後大野市簡易水道特別会計補正予算(第2号)及び第193号議案 平成18年度豊後大野市上水道特別会計補正予算(第2号)の18案件については、産業建設常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(若松成次君) 異議なしと認めます。

 したがって、ただいま申し上げました18案件は産業建設常任委員会に付託することに決定をいたしました。

 特別委員会並びに各常任委員会に付託されました案件につきましては、会議規則第103条の規定により、報告書の提出をしてください。

 なお、会議の都合により、提出期限を12月20日午後3時といたします。

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△散会の宣告



○議長(若松成次君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。

 本日はこれで散会をいたします。

 次の会議は12月21日、午前10時とします。

          散会 午後5時06分