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大分県 杵築市

平成 21年 6月定例会(第2回) 06月24日−04号




平成 21年 6月定例会(第2回) − 06月24日−04号









平成 21年 6月定例会(第2回)


平成21年 第2回(定例)杵築市議会会議録(第4号)
平成21年 6月24日(水曜日)

〇議事日程(第3号)
平成21年 6月24日午前10時開議
  日程第1  各委員長審査報告
         (質疑・討論・採決)
  日程第2  追加議案
         (上程)
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本日の会議に付した事件
  日程第1  各委員長審査報告
         (質疑・討論・採決)
  日程第2  追加議案
         (上程)
 追加日程第1 議員提出議案第1号から議員提出議案第3号まで
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〇出 席 議 員(21名)
 1番 渡 辺 雄 爾 君      2番 岩 尾 育 郎 君
 3番 阿 部 長 夫 君      4番 加 来   喬 君
 5番 吉 田 正 信 君      6番 井 門 仙 一 君
 7番 上 野 辰 治 君      8番 中山田 昭 徳 君
 9番 西   紀 子 君     10番 堀   寿 満 君
11番 河 野 有二郎 君     12番 河 野 正 治 君
13番 田 邉 公 一 君     14番 田 辺 節 士 君
15番 小 春   稔 君     17番 神 鳥 修 行 君
18番 鈴 木 六 朗 君     19番 真 砂 矩 男 君
20番 有 田 昭 二 君     21番 阿 部 幸 市 君
22番 上 杉 健 治 君                  
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〇欠 席 議 員(1名)
16番 富 来 征 一 君                  
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〇欠 員(な し)

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〇事務局出席職員職氏名
局長  宮 脇 正 直 君      次長  山 本   泉 君
書記  成 久 博 子 君      書記  廣 岩 紀 彦 君
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〇説明のため出席した者の職氏名
市長………………八 坂 恭 介 君   副市長……………堀 田 幸 一 君
教育長……………土 江 晃 弘 君   秘書広報課長……河 野 盛 壽 君
総務課長…………伊 藤 淳 一 君   企画財政課長……泥 谷   修 君
会計課長…………大 村 政 信 君   税務課長…………渡 邊 次比古 君
市民課長…………阿 部 晃 喜 君   生活環境課長……三 河 伸 治 君
上下水道課長……荷 宮 一 郎 君   山香振興課長……金 高 英 俊 君
大田振興課長……小 林   茂 君   商工観光課長……真 鍋 公 博 君
農林水産課長……田 邉 貞 夫 君   建設課長…………阿 部 光 孝 君
福祉課長…………古 賀 秀 一 君   健康推進課長……吉 広 和 男 君
山香病院事務長…糸 長 明 彦 君   介護保険課長……緒 方   薫 君
教育委員会管理課長…………………………………………………田 邉 利 一 君
学校教育課長……松 木 教 生 君   生涯学習課長……伊 東   猛 君
文化・スポーツ振興課長……………………………………………井 村 哲 士 君
企画財政課課長補佐…………………………………………………細 田   徹 君
総務課係長………佐 藤   剛 君   総務課係長………井 門 裕 司 君
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午前10時開議

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○議長(上杉健治君) 皆さん、おはようございます。これより、本日の会議を開きます。

 直ちに日程に入ります。

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△日程第1各委員長審査報告

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○議長(上杉健治君) 日程第1、議案第49号から第55号まで、請願陳情第3号から第8号までを一括議題といたします。

 各常任委員長の審査報告を求めます。

 それでは、総務常任委員会の審査報告を求めます。河野正治委員長。



◎総務常任委員長(河野正治君) 総務常任委員会委員長報告を申し上げます。

 当委員会は、去る22日の午前10時から、市長をはじめ関係職員出席のもと、予算議案2件、条例議案1件、一般議案1件について慎重審議をし、審査を終えましたので、その経過と結果について御報告をいたします。

 最初に、予算議案について御報告いたします。

 まず、議案第49号平成21年度杵築市一般会計補正予算(第2号)でありますが、当委員会に付託されました案件は、歳入全款及び地方債、歳出では2款総務費、12款諸支出金であります。

 質疑において、委員より「空き家改修費補助金の詳細について伺いたい。」との質問があり、担当課長より「今回初めて申請があり、空き家改修費補助金交付要綱に基づき要件を満たした対象者に最高30万円を上限に支給するものである。当初予算での計上はなく、今後も申請があれば今回のように補正予算を組んでいく。」との答弁がありました。また、他にも質疑がありましたが、担当課長より詳しい答弁がありました。

 その他に特に意見もなく、審議の結果、原案を可決すべきものと決しました。

 次に、議案第50号平成21年度杵築市ケーブルテレビ事業特別会計補正予算(第1号)については、委員より「ケーブルテレビへの加入状況、新規加入の際の費用について」の質問があり、担当課長より詳しい答弁がありました。その他、特に質疑、意見等もなく、審議の結果、原案を可決すべきものと決しました。

 次に、条例議案について御報告いたします。

 議案第52号杵築市行政財産使用料条例の一部改正については、特に質疑、意見等もなく、審議の結果、原案を可決すべきものと決しました。

 最後に、一般議案について御報告いたします。

 議案第54号杵築市過疎地域自立促進計画の変更については、質疑において、委員より「今後、今回のような事業計画の変更については、簡単な図面等、資料の添付をお願いしたい」との要望がありました。その他、特に質疑、意見等もなく、審議の結果、原案を可決すべきものと決しました。

 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。



○議長(上杉健治君) 次に、厚生文教常任委員会の審査報告を求めます。田辺節士委員長。



◎厚生文教常任委員長(田辺節士君) 厚生文教常任委員会の審査報告を行います。

 当委員会は、去る19日午前10時より、市長以下関係職員の出席を求め、付託されました予算議案1件、条例議案2件、請願陳情1件について、審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 議案第49号平成21年度杵築市一般会計補正予算(第2号)でありますが、当委員会に付託を受けましたのは、歳出、3款民生費、9款教育費であります。

 委員より、「新体系サービス移行助成事業補助金を豊後高田市、豊後大野市内の事業者に補助するのはなぜか」との質疑があり、「杵築市出身者の補助対象者が入所しているので交付する」との答弁があり、また委員より「バス利用通所者に補助する通所サービス利用促進事業補助金の申請額は幾らか」との質疑があり、「基準額が66万円で、実施は10月から半額補助の33万円、対象者は5名」との答弁がありました。

 さらに、委員より「社会教育総務費補助金は、条例のどの規定により支給する補助金か」との質疑があり、「杵築市補助金交付規則の中の地域振興各種補助金により交付」との答弁がありました。

 また、「文化財保護費補助金のコミュニティ助成金の交付については、幅広く交付するように要望する。」との意見もありました。

 その他にも、質疑・意見等がありましたが、原案を可決すべきものと決しました。

 議案第51号杵築市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、委員より質疑もありましたが、担当課長より詳しい答弁があり、原案を可決すべきものと決しました。

 次に、杵築市スポーツ施設条例の一部改正についてでありますが、特に質疑、意見等もなく、原案を可決すべきものと決しました。

 最後に、請願陳情第8号後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書提出の請願についてでありますが、委員より「国民も賛成・反対といういろいろな意見もあるが、以前もこの問題に対して協議をいたしたが、結論を見い出せなかったので継続審査にしたらどうか」との意見があり、審議の結果、全会一致で継続審査とすることに決しました。

 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。



○議長(上杉健治君) 次に、産業建設常任委員会の審査報告を求めます。井門仙一委員長。



◎産業建設常任委員長(井門仙一君) 産業建設常任委員会の審査報告を行います。

 当委員会は、去る18日午前9時より請願について現地視察を行い、引き続いて、市長以下関係職員の出席を求め、委員会を開会いたしました。

 当委員会に付託されました案件は、予算議案1件、一般議案1件、請願陳情5件の計7件であり、その審査を終えましたので、経過と結果を報告いたします。

 最初に、議案第49号平成21年度杵築市一般会計補正予算(第2号)についてでありますが、本委員会に付託されました案件は、5款1項農業費、6款1項商工費、7款2項道路橋梁費であります。

 委員より、「なぜ商工費で他の課の事業を緊急経済対策費として計上しているのか」との質疑があり、「商工観光課が窓口になり、国・県の補助金を申請し、各担当課で事業をお願いしている」との答弁がありました。

 また、委員より守江湾干潟活性化事業委託料について、「具体的な場所は決まっているのか。」との質疑があり、執行部より「場所等の説明があったが、再度、地元等と協議し精査して事業をしていきたい。」との答弁がありました。ほかにも質疑がありましたが、審議の結果、本議案については、全員異議なく原案を可決すべきものと決しました。

 次に、議案第55号市道路線の認定についてであります。以前に、請願陳情があり、採択した経過があるので、全員異議なく原案を可決すべきものと決しました。

 次に、請願陳情についてであります。

 まず、請願陳情第3号農業公社の運営に対する支援を求める意見書の提出を求める請願書についてでありますが、特に質疑・意見もなく採択とすることに決しました。

 次に、請願陳情第4号市道樋掛元河内線の改良及び農道エコランド山香線との接続について、請願陳情第5号市道横断一号線工事の延長及び熊丸溝井線の早期着工について、請願陳情第6号農道(里道)の市道編入方について、特に質疑・意見もなく採択とすることに決しました。

 最後に、請願陳情第7号米価の安定対策と農地法の改悪中止を求める請願についてでありますが、特に質疑もなく、意見として「国の根幹の問題であり、国の方で議論するのが先である。」不採択にすべきや、「農地法の利用権については、今回規制緩和され優良農地に関し、企業は耕作し、採算がとれなくなれば撤退してしまうのでないのか。」採択にすべきとの意見がありました。

 採決の結果、本請願陳情については不採択とすることに決しました。

 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。



○議長(上杉健治君) これより、質疑に入ります。ただいまの各委員長の審査報告に対する質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。

 これより、討論に入ります。請願陳情第7号に対する討論の通告がありますので、これを許可します。4番、加来喬議員。



◎4番(加来喬君) 日本共産党の加来喬です。請願陳情第7号米価の安定対策と農地法の改悪中止を求める請願の不採択に対し、採択すべきとの立場から反対討論を行います。

 現在、農業を取り巻くさまざまな状況、特に、高齢化や耕作放棄地の拡大、限界集落などの危機的状況、食料自給率の緊急的課題、向上の課題、地球温暖化を含める環境問題、国土保全等の問題を考えるにあたり、再生産のできる農産物の価格保障や農家の所得保障はあらゆる面で解決策になり得ると考えます。

 周辺部の農家の皆さんが採算のとれない中でも、何とか農地を守っているのは先祖代々受け継いだ田畑を荒らしてはならないという思いからです。その農地を、孫・子に受け継いでもらいたいと心の中では懇願していても、採算のとれない状況では帰って家をついでくれと言えない状況です。

 お隣はこないだ入院した。あそこは老人ホームに入った。部落でこれまで必死に農地を守っていた方々が1人、2人とやめていかざるを得ない状況が生まれています。機械の更新もままならず、農用地や池の管理も困難な状況が生まれています。

 田んぼはダムの役割も果たします。山間部で降った雨を保水し、秋には豊かな実りをもたらします。日本の国土で生産できる農産物をわざわさCO2を排出してまで海外から輸入する状況ではなくなっています。何より、今杵築市でも限界集落を解決することが喫緊の課題となっています。

 このような状況を解決するためにも、農産物の価格保障、所得保障が必要だと考えます。

 第2に、農地法の問題です。

 今回の農地法改悪により、農地の利用権の規制緩和が行われました。今回の農地法改悪は、農業への企業算入促進が目的です。これによって、外資系を含むあらゆる企業が農業算入できるようになりました。農地法改悪が行われる以前でも、農業への企業参入はありました。杵築市でも、茶団地やユズ団地、トマト団地など企業参入が行われています。

 全国的に見ても、ユニクロやワタミなど、大手企業が農業へ参入しました。しかし、農業に参入した企業の6割から7割が、撤退もしくは赤字に陥っています。生産から加工、販売まで一手に引き受ける農業参入に有利と言われている第六次産業でさえ、撤退している状況です。

 原因は2つ考えられます。1つは、もともと農業では採算がとれないこと。2つ目には優良農地ではないことです。企業には効率のよい優良農地の確保が必要だからこそ、今回の農地法改悪が行われました。

 同時に、この事実は、採算のとれない農地、効率の悪い農地には借り手がないことを示しています。加えて、農産物は工業製品と異なり天候に左右されます。採算が合わなければ撤退するのが企業の常です。昨年末の派遣社員の首切りはこのことを如実に示しています。

 今回の農地法改悪は、優良農地を企業が利用したいがための改悪です。優良農地以外は現状とかわらず、高齢化が進み、耕作放棄地が進み、地域崩壊が進むことをとめられないままとなっています。

 農業の問題は、農家だけの問題ではありません。食料問題という国民的課題を含むものです。この国民的課題をこれまで必死に頑張ってきた農地を守ってきた農家に見切りをつけ、いつ撤退するともわからない企業にまかせれば問題解決するというのは愚の骨頂です。

 個人的にはタイムリミットは後5年と感じています。少なくとも、今後10年の間には個人農家が採算のとれる農政への大転換を図らなければ、外国に胃袋をつかまれた日本に未来はないことを訴えます。

 地域の実情が痛いほどわかる地方自治体だからこそ、農業を取り巻く現状を訴え、その解決のために、国が米価の安定対策を真剣に行い、農地法の改悪を中止するよう意見書を上げるべきとの考えから不採択に対し反対し討論といたします。



○議長(上杉健治君) 以上で、通告による討論を終わりました。ほかに御意見ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) これにて、討論を終結いたします。

 これより採決いたします。まず、議案第49号から第55号、請願陳情第3号から第6号まで、請願陳情第8号を一括して採決いたします。各議案に対する各委員長の報告は、議案第49号から第55号は可決、請願陳情第3号から第6号までは採択、請願陳情第8号は継続審査であります。

 議案第49号から第55号、請願陳情第3号から第6号まで、請願陳情第8号は各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 異議なしと認めます。よって、議案第49号から第55号、請願陳情第3号から第6号まで、請願陳情第8号は委員長の報告のとおり決しました。

 次に、請願陳情第7号を採決いたします。御異議がありますので、挙手により採決をいたします。請願陳情第7号に対する委員長の報告は不採択であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。

(賛成者挙手)



○議長(上杉健治君) 挙手多数であります。よって、請願陳情第7号は、委員長の報告とおりに決しました。

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△日程第2追加議案

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○議長(上杉健治君) 日程第2、追加議案の上程をいたします。

 議案第56号監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。

 地方自治法第117条の規定により、13番、田邉公一議員の退席を求めます。

(13番 田邉公一君 退席)



○議長(上杉健治君) 提案理由の説明を求めます。八坂市長。



◎市長(八坂恭介君) 平成21年第2回杵築市議会定例会に提出いたしました追加議案につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。

 議案第56号監査委員の選任につき同意を求めることにつきましては、杵築市議会より推薦のあった田邉公一氏を本市の監査委員に選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。

 何とぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(上杉健治君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第56号については、会議規則第40条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 異議なしと認めます。よって、議案第56号は委員会付託を省略することに決しました。

 これより、議案の質疑に入ります。議案第56号に対する質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。

 これより、採決いたします。議案第56号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 異議なしと認めます。よって、議案第56号は原案のとおり同意されました。

 田邉公一議員、御入場ください。

(13番 田邉公一君 入場)

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△追加日程第1 議員提出議案第1号〜議員

  提出議案第3号

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○議長(上杉健治君) お諮りいたします。ここで議員提出議案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号及び第3号までを一括議題といたします。

 提案理由の説明を求めます。まず、提出者、小春稔議員。



◎15番(小春稔君) 議員提出議案第1号「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書について、上記の意見書を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。平成21年6月24日、提出者、杵築市議会議員、小春稔。賛同者、真砂矩男議員、西紀子議員、吉田正信議員、岩尾育郎議員。

 朗読をもって、また御採択をお願いを申し上げたいと思います。

 「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書、日本社会における労働環境の大きな変化の波は、働くことに困難を抱える人々を増加させ、社会の問題となっている。

 また、急速な構造改革により、経済、雇用、産業、地方などの様々な分野において格差が生じている。働く機会が得られないことでワーキングプア、ネットカフェ難民、偽装請負など新たな貧困と労働の商品化が広がっており、障がいを抱える人々や社会とのつながりがつくれない若者など、働きたくても働けない人々の増加は日本全体を覆う共通した地域課題となっている。

 一方、NPOや協同組合、ボランティア団体など様々な非営利団体は、地域の課題を地域住民みずから解決することを目指し、事業を展開している。その1つである「協同労働の協同組合」は、働く者・市民が協同で出資し、協同で経営し、協同で働きながらコミュニティの再生を目指す活動を続けており、社会問題解決の手段の1つとして注目を集めている。

 しかし、現在この「協同労働の協同組合」には法的根拠がないため、社会的理解が不十分であり、団体として入札・契約ができないことや、社会保障の負担が働く個人にかかるなど問題がある。

 既に、欧米では労働者協同組合(ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ)についての法制度が整備されており、日本でも「協同労働の協同組合」の法制度を求める取り組みが広がり、1万にも及ぶ団体がこの法制度化に賛同している。

 雇用・労働の問題と地域活性化の問題は不離一体であり、だれもが「希望と誇りを持って働く」、仕事を通して「安心と豊かさを実感できるコミュニティをつくる」、「人とのつながりや社会とのつながりを感じる」、こういった働き方を目指す「協同労働の協同組合」は、市民事業による市民主体のまちづくりを創造するものであり、働くこと、生きることに困難を抱える人々自身が社会連帯の中で仕事を興し、社会に参加する道を開くものである。

 よって、国におかれては、社会の実情を踏まえ、課題解決に有力な制度として「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」を速やかに制定するよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成21年6月24日、大分県杵築市議会、各関係機関殿。

 以上でございます。



○議長(上杉健治君) 次に、提出者、真砂矩男議員。



◎19番(真砂矩男君) 議員提出議案第2号義務教育費国庫負担制度維持・教育予算拡充を求める意見書について、上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。平成21年6月24日、提出者、杵築市議会議員、真砂矩男。賛同者、小春稔議員、神鳥修行議員、富来征一議員、中山田昭徳議員、吉田正信議員。

 義務教育費国庫負担制度堅持・教育予算拡充を求める意見書、子どもたちに豊かな教育を保障することは、社会にとっても極めて重要なことです。現在の社会経済不安の中で、経済的な理由から高校生の中途退学者も増えています。日本の子どもに関する公的支出は、先進国最低レベルとなっており、諸外国並みに家庭の経済状況が厳しい子どもに係る給付拡充などの施策が必要です。

 また、家庭の所得の違いによって子どもたちの教育や進路に影響が出ないための高校教育の無償化、就学援助・奨学金制度の抜本的拡充など、公教育の基盤充実が不可欠です。

 しかしながら、義務教育費国庫負担金の負担割合が2分の1から3分の1に縮小されたことや、地方交付税削減の影響、地方交付税化された旅費・教材費が満額使われていない現状からも、自治体において教育予算といえども現状維持すら厳しくなっています。

 一方で、きめ細かな教育を保障するために、30人以下学級や少人数教育の推進、複式学級の解消、学校施設の充実、就学援助・奨学金制度などの教育条件整備は十分とはいえません。自治体の財政力や保護者の所得の違いによって、子どもたちが受ける教育水準に格差があってはなりません。

 つきましては、次の事項の実現について要請いたします。

 1、子どもたちに教育の機会均等と教育水準を保障するために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度について、国負担率を2分の1に復元することを含め、制度を堅持すること。

 2、きめ細かい教育の実現のために、30人以下学級・複式学級解消を基本とした次期教職員定数改善計画を実施すること。

 3、家庭の所得の違いによって子どもたちの教育や進路に影響がでないよう、就学援助制度を拡充すること。また、そのための国の予算措置を行うこと。あわせて奨学金制度について、「貸与」から「給付」方式に改善すること。

 4、学校施設整備費、教材費、図書費、旅費、学校・通学路の安全対策など、教育予算の充実のため地方交付税を含む国の予算を拡充すること。

 5、教職員に人材を確保するため、教職員給与の財源を確保・充実すること。あわせて、40年振りに実施した文科省の勤務実態調査の結果を施策に反映し、実効ある超勤縮減対策を行うこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成21年6月24日、大分県杵築市議会、各関係機関殿。

 議員各位の御賛同をよろしくお願いします。



○議長(上杉健治君) 次に、提出者、井門仙一議員。



◎6番(井門仙一君) 議員提出議案第3号農業公社の運営に対する支援を求める意見書の提出について、以上の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。平成21年6月24日、提出者、杵築市議会議員、井門仙一君。賛同者、小春稔議員、西紀子議員、中山田昭徳議員、上野辰治議員、渡辺雄爾議員、加来喬議員。

 農業公社の運営に対する支援を求める意見書、農業公社は民法第34条の規定による公益法人として全国155市町村に設立されている。

 大分県においても、平成6年以降に、地域の農業振興を図るため、実践機関として10市町村に公社が設立されて次のような事業が行われている。

 ?優良農地の荒廃対策として、農地保有合理化事業、農地保全管理事業。

 ?担い手育成対策として、中核農家の育成、新規就農者支援活動、認定農家の育成。

 ?高齢者対策として、農作業受委託事業による農地保全。

 ?農産物の生産指導、販路の拡大、特産品の開発など。

 ?都市との交流事業。

 公社は、多岐にわたる事業を行い、地域農業の振興と高齢化が進行する限界集落の支援など農業福祉的役割を果たしており、地域に必要不可欠な存在として重要な機関となっている。

 しかし、中山間地域は農業の担い手不足、高齢化、過疎化等の進行による生産力の低下が危惧されるとともに、昨年からの資材価格の高騰、農産物価格の低迷が脆弱な生産構造の農家に打撃を与えている。

 公社が行う事業は、集落営農組織や担い手が取り組まない山間地の狭隘な農地や点在する農地など条件不利地が多く作業効率が極めて悪く、経営収支が厳しい状態に直面している。

 このような状況の中、公社が使用する施設、農業機械、車両は行政並びに関係機関から貸与を受け、かろうじて運営が行われているが、公社が設立して10年が経過し、農機具等は既に耐用年数を超え、機械によっては修理不能など深刻な状態にあり、早急なる更新を迫られている。

 各公社とも厳しい運営の中、余剰金を積み立てできる財務状況にはなく、今後の運営が危ぶまれている。

 一方、市町村の財政状況も逼迫しており、単独では公社支援は困難な状況にあります。

 農業公社が、今後とも地域農業の振興並びに担い手の育成、地域集落の支援、都市との交流事業等をさらに推進拡大を図るためには、国、県、市町村、行政が一体となった御支援をいただきたく、下記の事項について着実なる対策を講じることを強く要望し、ここに意見書を提出いたします。

 1、農業公社に対する農作業機械及び施設整備に必要な事業の創設。

 2、過疎地域における農地保全と雇用の場の確保を行うため、農業公社支援事業の創設。

 3、公益法人制度改革に伴い、農業公社の行う事業を公益目的事業として政令で定めること。

 4、農業公社を単位費用とした交付税の創設。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成21年6月24日、大分県杵築市議会、各関係機関殿。

 以上でございます。



○議長(上杉健治君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第1号から第3号までにつきましては、会議規則第40条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 加来議員。



◎4番(加来喬君) 日本共産党の加来喬です。議員提出議案第1号「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書について、この議案は委員会にきちんと付託をして、中身を十分議論をした方がいいと私は思いますので、委員会付託を省略するというのは私は反対をいたします。



○議長(上杉健治君) 今、委員会付託を省略することに反対の意見がありましたので、これについてを議題といたします。

 委員会付託を省略することについて賛成の議員の挙手を求めます。

(賛成者挙手)



○議長(上杉健治君) 挙手多数であります。これにより、委員会付託を省略することに決しました。

 これより、議案の質疑に入ります。3議案について質疑ありませんか。加来議員。



◆4番(加来喬君) 日本共産党の加来喬です。議員提出議案第1号「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書について、質疑をしたいと思います。

 まず初めに、具体的にこの要求はどういったものなのかということをお聞きしたいと思います。(発言する者あり)私が今質問しているんで、それについてまず発言をさせてください。(発言する者あり)



○議長(上杉健治君) 加来議員。



◆4番(加来喬君) はい。



○議長(上杉健治君) もう、議会で決定したことですので、これはもうちょっと取り下げてください。(発言する者あり)



◆4番(加来喬君) いやいや、質問があるから質疑をしてるんですから、これをとめる権限はありませんよ。(発言する者あり)



○議長(上杉健治君) 簡潔にお願いします。(発言する者あり)



◆4番(加来喬君) あのう、いいですか。質疑がありませんかということで今私は質問をしているので、それについてとやかく言うことはないと思います。



○議長(上杉健治君) 加来議員、簡潔にお願いします。(発言する者あり)



◆4番(加来喬君) では、簡潔に質問したいと思います。

 この提出議案の内容についてですが、具体的にどういった法整備を求めているのかお伺いをいたします。第1点です。

 で、第2点、この、例えば協同組合がどういった事業を行おうとしているのか質疑をいたします。

 まず、2点、よろしくお願いします。



○議長(上杉健治君) 小春議員。



◎15番(小春稔君) この問題については、働く者、市民が協同で出資をして、協同でもって経営をして、そして働いて、そしてコミュニティの再生を目指すその活動、これを支援するものでありますから、まずこれに対する法制度がなされてない。

 例えば、福祉活動等、あるいはデイサービス等々ですね、そういった問題にいたしましても支援をしていく、この法制度がされてないということで、今任意でもってやっておる。それを法制度を国に求めて、そしてこれを支援していこうと、そういうものであります。

 で、これに対しましての、前々から日田市議会等々がこれにもう採択をしておりまして、個々には実際もう事業の展開をしている、そういう実態があります。

 まだこの県北地域では私はまだはっきりしておりませんけども、県北の市議会議長会、県北議長会でもってこの問題についても各市議会で採択しようじゃないかというような動きをされまして、恐らく3月議会あるいは6月議会にかかってきたんじゃないかなあというふうに思っております。

 よろしく御理解をお願いいたします。



○議長(上杉健治君) これにて質疑を終結します。(「議長」と呼ぶ者あり)終結します。

 これより、討論に入ります。議案に対する御意見はありませんか。加来喬議員。



◎4番(加来喬君) 討論に入る前にまず一言。質疑は、再質疑3回まで認められているはずです。それを議長が一方的に打ち切るというのは、これは言語道断だと思います。強く抗議したいと思います。

 その上で、「協同出資・協同経営で働く協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書について、現時点でこれは賛成しかねるということの討論を行いたいと思います。(発言する者あり)いや、だから現在この出されましたこの案に関して、具体的にどういった法整備を行うのか、またどういった事業が対象になるのか、それから、この中身について具体的な熟慮が必要だと思います。

 そういう意味でも、私は委員会付託を行って、その中で具体的に質疑を行い、それによってやっぱり私は採択をするかしないかということを決するべきだと思います。拙速であり、こういった内容のものは現時点では私は継続にすべきだというふうに感じます。

 この内容について、冒頭の、例えば働く機会が得られないことでワーキングプア等々諸課題、日本全体が行う共通した地域諸課題が出てきている。このことについては同感します。しかし、この問題では、こういった協同出資、協同経営で働く協同組合法(仮称)の法律が制定したからといって、これが有力な課題解決の制度として成り得るかということに関して私は否定的であります。

 これまで行われきた構造改革によって、不安定雇用の拡大、低賃金化、それから雇用の場の創出、特に農林水産業、合併や民営化に伴って支所、出張所などの雇用の創出の場が失われてきた。こういったことの反省なしに、こういったものだけを制定しても、私は問題は解決しないと思います。

 ですので、内容に関しては、本当に私はどういったものか理解しかねます。だからこそ、質疑の中でどういった内容をしたいのか、何を要求するのか、それによってどういった問題を解決していくのか、このことが明記された上で私は意見書を出すべきであると思いますし、今回のこの意見書は継続をすべきだと考えます。

 以上です。



○議長(上杉健治君) これにて討論を終結します。

 これより、採決いたします。議員提出議案第1号は、異議がありますので挙手をもって採決したいと思いますので、1号を原案のとおり可決することに対して挙手を求めます。本案のとおり賛成の議員の挙手を求めます。

(賛成者挙手)



○議長(上杉健治君) 挙手多数であります。よって、議員提出議案第1号から3号までは、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(上杉健治君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号から3号までは原案のとおり可決されました。

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○議長(上杉健治君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました議事はすべて終了いたしました。

 これにて、平成21年第2回定例会を閉会いたします。

 御苦労でございました。

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午前10時51分閉会

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 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。




  平成21年6月24日

   議  長   上 杉 健 治

   署名議員   渡 辺 雄 爾

   署名議員   岩 尾 育 郎

   署名議員   阿 部 長 夫