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大分県 臼杵市

平成12年  6月 定例会 06月06日−02号




平成12年  6月 定例会 − 06月06日−02号 − P.0 「(名簿)」












平成12年  6月 定例会



 平成十二年六月六日

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一、議事日程第二号

  平成十二年六月六日(火曜日)午前十時開議

 第一 一般質問

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一、本日の会議に付した事件

 日程第一 一般質問

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 出席議員(二十一名)

      一番  匹田 郁

      二番  林壯一朗

      三番  武生博明

      四番  吉岡 勲

      五番  衛藤忠一

      六番  小野栄子

      七番  藤原一弘

      八番  三浦正行

      九番  加茂千恵子

      十番  平川哲郎

     十一番  児玉善生

     十二番  牧 宣雄

     十三番  山本正嗣

     十五番  長野景行

     十六番  見河洋子

     十七番  首藤新一

     十八番  池田和秀

     十九番  藤丸利光

     二十番  川野方男

    二十一番  板井孝太郎

    二十二番  西水忠夫

 欠席議員(一名)

     十四番  大塚忠治

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 事務局職員出席者

     局長         藤原眞一

     次長         三浦拙夫

     次長兼総務係長    吉田修二

     書記         矢野龍二

     書記         尾本 浩

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 説明のための出席者

     市長         後藤國利

     助役         亀井敏夫

     収入役        佐世和彦

     教育長        村上 直

     消防長        二村修次

     総務部長       高橋洋児

     市民部長       安野正道

     文化産業部長     佐藤和人

     建設部長       河野為三郎

     教育委員会事務局長  野上泰洋

     総務課長       足立 功

     企画財政課長     亀井重忠

     健康課長       神品賢二

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  午前十時一分 開議



◎事務局長(藤原眞一君) おはようございます。

 ただ今の出席議員は二十一名です。



○議長(藤丸利光君) おはようございます。ただ今報告のとおり定足数に達しております。

 よって、本日の会議は成立致しました。

 これより本日の会議を開きます。

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△日程第一 一般質問



○議長(藤丸利光君) 日程第一、これより一般質問を行います。

 お手元配付のとおり、十二名の議員から通告書が提出されております。

 このうち四名の議員から介護保険に関する質問を受けておりますので、この件については集中質問扱いと致します。

 それでは発言順序により逐次発言を許可します。

 牧 議員。



牧 宣雄君の通告事項
一 介護保険制度について



 [十二番牧 宣雄君登壇]



◆十二番(牧宣雄君) おはようございます。十二番の牧 宣雄でございます。通告に従いまして一般質問をさせて頂きます。

 私は、今年四月から実施されました介護保険制度について四点ばかり質問致します。

 我が国も少子化・高齢化社会となり、高額医療による政策として先進国のドイツを手本に作られた制度でありますが、当のドイツでは介護保険制度も行き詰まった状態であるというふうなことも聞いております。国も地方分権等により、保険料の費用負担は国と県が三十七・五%で、市町村が十二・五%になっております。残りの五十%は一号被保険者、二号被保険者が負担をするようになっております。

 また、一号被保険者には半年間保険料徴収を凍結し、その後の一年間は半額とし、その間の財源の穴埋めを臨時特例交付金として各市町村に交付されるもので補うことになっております。

 こうして発足した介護保険制度も二カ月が経過致しました。その間に問題が少しずつ表面化しておるように聞いております。中でも一番の問題となっておるのは、一割負担が介護者にとっては大変な苦痛となっておるようにも聞いております。介護保険制度が出来るまではショートステイ、デイサービス、デイケアを安い費用で自由に選んで介護を受けることが出来たのであります。臼杵市が現在「生き生き生涯現役」と名を打って進めているのに逆行をするような気が致します。このような観点から、次の四点についてお尋ねを致します。

 一番目に、臼杵市は今六十五歳以上の高齢者が九千百三十九名おります。四人に一人が高齢者となっております。今回の介護保険の対象者は、平成十二年三月末で今申しました九千百三十九名が対象になっております。それに対しまして申請者数が千五百八十七名、そのうちが要支援から要介護までが、介護五までの該当者が千四百六十四名になっております。そのうち自立と判定された人が百五名になっております。介護保険制度は自主申告のために、申請をしなかった七千五百五十二名の中には介護を受けられる人も数多く含まれていると思われますが、この実態を調査し、確認する必要があると思いますが、市の考え方をお聞きをしたい。

 二点目に、自立と判定された人も、高齢者ゆえに生活機能も非常に低下しております。非該当者に対するケア対策として臼杵市はどのように考えておるのか、介護保険料が強制的に徴収されていますので、何らかの対策を講ずるべきじゃないかと思います。

 三番目に、介護認定を受けても、一割負担は当時者にとっては容易に受け難い状態となっております。介護を受けようとしても、受ければ受けるほど負担が高額になってくるために介護を受けにくくなります。年金生活をしている高齢者に対して、大変負担が大きくなっております。もっとこの個人負担の軽減措置となる対策はないのか、また市の考え方をお聞き致します。

 四番目に、介護認定の基本となる一次聞き取り調査が非常に重要であります。例えば、痴呆などの外見的に表われにくい人に対する審査、出来るだけ判定を正確にする必要があると思います。どのようにしておるのか、また介護判定に不満を持つ人はいないのか、市の考え方、市のお考えをお聞きしたい。

 以上で質問を終わりますが、答弁の方をよろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 児玉議員。



児玉善生君の通告事項
一 介護保険実施の問題について
 1 介護保険実施に伴う問題点について
 2 受け入れ施設と問題点について
 3 医療保険と介護保険の実態はどうか
 4 横出し上乗せ部分の実態について
 5 財政的負担状況について



 [十一番児玉善生君登壇]



◆十一番(児玉善生君) 皆さんおはようございます。また、傍聴者の皆さんおはようございます。十一番の児玉です。通告に従いまして一般質問をさせて頂きたいと思います。牧議員と重複する点があろうかと思いますが、ご容赦を頂きたいというふうに思います。

 私は、介護保険の実施の問題点について、五点にわたって質問を致したいというふうに思います。

 本年四月一日より、介護保険制度が実施に移されました。昨年から介護保険の準備に携わってこられました関係職員の皆さん、また、介護保険制度が実施直前まで決まらなかったことから、関係者の負担も大変なご苦労がされたというふうに思います。また、これまでの間、大変ご苦労でございました。

 いよいよ介護保険制度が始まったわけですが、新ゴールドプランに基づく保健福祉計画の完全達成と、さらなる介護サービスの基盤整備、拡充は不可欠で、今後も充実した取組みが必要であります。特に六十五歳以上の方々や障害を持つ人々にとって介護の認定が受けられるのかどうか一番心配をなされたというふうに思われるわけであります。実施後の問題点や、あるいは苦情処理等どのような解決策が立てられ、どのようなまた取組みが行われているのか、今後臼杵市における福祉のまちづくり事業としての高齢者福祉事業の中で、「生涯現役まちづくり」の方針が出されました。そのような方針にどのような方向で今後活用を図っていくのか。福祉基盤整備の拡充は行政の力だけでは、財力、人的にも限界があり、どうしても市民の協力が不可欠であります。むしろ市民一体となって進める必要があるかと思われます。

 在宅介護サービスの質的、量的向上を図るため、ボランティアの方々にどのような協力をお願い出来るのか、また、法人化されていないNPOの方々の協力をどのように進めていかれるのか、また育成していくのか。介護を希望する方々が平等な立場で介護を受けるためにも、諸施策をやって頂きたいというふうに思うわけであります。そういう点で五点についてお尋ねを致します。

 まず、一点目が、介護保険実施に伴う問題点についてお尋ねを致します。

 介護認定申請者と要支援、要介護の認定人員はどのような実態になっているのか、また実際の認定洩れに対する対策について、介護を受ける側に立った適切な対応をしたのかどうかについてお尋ねします。 ロ として、介護認定を申請し、介護の認定者と認定漏れ者は何人で、介護保険実施までにサービスを受けた人でも認定漏れの人、そのような方に対してどのような対応を図ってきたのか。

 ハ としまして、認定にあたって、具体的な苦情処理等相談窓口についてどのような対応をしているのか。

 ニ として、臼杵市の第一号保険者であります保険料について、三千五百三十八円と県下で一番高くなっているわけですが、国からの援助により半年は無料と、その後は半年は二分の一、その後は全額負担になる利用料について、自己負担の重さや支給限度額が少ない等、具体的な問題が今後上がってきます。個人的に支払いが出来なくなる懸念も出てくるかと思われます。今後負担金の軽減措置や低所得者対策等に具体的にどのような対策をとっていくのか。

 ホ としまして、利用料の自己負担が大きいことから、従来受けていたサービスを減らしたということを耳にするわけですが、そういう実態があるのかどうか、どのように把握しておられるのかお聞きします。

 ヘ としまして、介護保険制度の通知が不十分であったために、ケアプランの作成やサービスの提供は契約に基づくものであることとなっていますが、周知の徹底についての対応に問題はなかったのか、あるいは人材確保、育成、待遇改善、そのような問題についてどのような取組みを図っておるのかお尋ね致します。

 大きい二点目は、受け入れ施設の問題であります。

 臼杵の場合は施設の方は充実していると聞いておるわけですが、介護サービスの基盤は確保されているが、施設の待機者や在宅介護で困っている人が入れないという実態は現在あるのかどうか。更に低所得者対策に対する対応というものをどうしておるのか、在宅サービスの対応についてどのように対応しておるのか。また、在宅介護の臼杵市が単独事業というものは、具体的なそういう措置が考えられておるのかどうかについてお尋ねします。

 大きい三点として、医療保険と介護保険の実態についてであります。

 今までの医療により賄っていたと思うんですが、今後介護保険で賄う部分で、臼杵市としての老人保険と介護保険が実施された場合、臼杵市としての一般財源の持ち出しが当然多くなってくるというふうに思われますが、どのような状況なのかお尋ね致します。

 大きい四点として、横出し上乗せの部分の実態についてであります。

 各種の自治体によって横出し上乗せ部分が違うと言われておりますが、現在臼杵市の場合はどのような実態になっておるのか。また、今後横出し上乗せ部分について具体的な対応というものが考えていくお考えがあるのかどうか、お尋ね致します。

 最後に五点目ですが、財政的負担の状況であります。介護保険制度の発足によりまして一般会計からの繰出しについて今後どのようになっていくのか、制度の利用度によって財政面の負担というのは今後出てこないのかどうか、あるいは財政安定化基金との利用の可能性についての関連があるのかどうか、具体的な回答を頂きたいというふうに思います。

 どうか明解な回答をよろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 加茂議員。



加茂千恵子君の通告事項
一 介護保険について
 1 介護保険制度の問題点と改善は



 [九番加茂千恵子君登壇]



◆九番(加茂千恵子君) おはようございます。加茂千恵子でございます。重複することが多いんですけれども、私なりに介護保険制度の問題点と改善をお尋ね致します。

 日本は世界的にも稀な速度で高齢化社会に突入しています。先の新聞報道によりますと、県がまとめた高齢化率は二十一・三%で、昨年度よりも〇・六ポイントアップしています。郡部を中心にさらに高齢化が加速し、臼杵市も二十四・七%と総人口の四分の一が高齢者となりました。平均寿命が延びたこともありますが、出生率の低下が大きな要因となっています。

 今日、社会保障制度の全ての分野にわたって、制度見直しと再構築が求められているのは、この少子化という要因を読みそこなった結果です。高齢化社会での深刻な課題が介護の問題です。社会全体で支え合う介護保険制度も開始から約二カ月余りが経過しました。この間介護の現場からの意見や課題などが寄せられていることと思います。施設、在宅介護の基盤整備や利用者負担の軽減、また、痴呆性高齢者の要介護度については実際より低い認定結果が出てしまうなど見直しが迫られています。

 また、要介護者もプランどおりの介護サービスを受けているか、現在のサービスに満足しているか等、どのような声が上がっているのでしょうか。また、行政として介護保険制度をより良い方向に改善していくためにも問題点をお教え下さい。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



平川哲郎君の通告事項
一 福祉
 1 介護保険を市民の役に立つものにしていくことについて



 [十番平川哲郎君登壇]



◆十番(平川哲郎君) 皆さんおはようございます。日本共産党の平川でございます。これまで三人の議員の方が質問したことに重なると思いますが、私なりに質問したいと思います。

 この四月から介護保険が始まりましたが、私どもにもたくさんの不安や不満の声が届いています。一番の問題は、これまでも出ましたように利用料の負担が大きくなったことです。それによってデイサービスの回数を減らしたり、病院にかかるのを控えたりするお年寄りが増えています。介護を支援するために出来た制度が、お年寄りや家族の方を苦しめる制度になってきているのではないかと懸念されます。

 なぜこのようになるのでしょうか。その大きな原因は、厚生省がこの制度を始めるにあたって、国の財政支出を約二千五百億円削減したことにあると思います。この二千五百億円を介護保険に使えば、全国の六十五歳以上の非課税世帯のお年寄りの利用料と保険料をゼロにすることができると言われています。国にこのような減免制度を作らせることが切実に求められているところですが、当面の問題として臼杵市独自の対応が今必要ではないでしょうか。他の自治体では低所得者の利用料を三%に減らしたりして工夫をしています。

 また、十月から保険料の徴収が始まりますが、これも減免策を示している自治体が少なくありません。臼杵市においても利用料や保険料の減免制度を是非作ってほしいと思いますがいかがでしょうか。

 利用料の負担増による施設などへの影響も深刻なものがあると聞いています。ショートステイの利用状況が四月以前と以後の状況がわかればお聞かせ下さい。

 ある新聞に、介護保険の発足によって十年前の介護状況に戻ってしまったという記事がありましたが、そういうことのないように介護保険制度を本当に市民の皆さんの役に立つものに改善していくことが強く求められていると思います。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 以上で質問を終わります。

 これより答弁を求めます。

 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) ただ今の質問に対しまして、「介護保険制度の問題点と改善」につきましてまずお答え申し上げます。

 介護保険制度が始まりましたのが四月一日でありました。四月一日・二日は土曜日と日曜日に当たるため、不測の事態に備え、担当職員を待機させておりましたが、特に問題もなく、新しい制度に移行することが出来ました。

 しかし、その中でショートステイサービスについては、制度上の運用が制度開始直前の三月に決定するというようなことになったために十分な対応が出来ず、サービスの利用がしにくい状況となっているということであります。介護する家族の介護疲れを癒す時間を確保することがこの制度の重要な目的でありますので、今後、この制度を利用し易いものにすることが大きな課題となっております。

 生涯現役との関連についてでありますが、市民全体で自立して楽しく暮らせる地域社会、互助、協力、こういったようなことを実現するために、現行の介護保険制度の運営を見極めたうえで、行政がどう補っていくべきかということは慎重に考えていかなければならない課題であるというふうに考えております。

 他の質問につきましては部長より答弁申し上げます。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。

 [市民部長安野正道君登壇]



◎市民部長(安野正道君) 牧議員ご質問の「介護保険制度」についてお答えを致します。

 介護が必要な人で、申請をしていない人の把握と確認については、介護サービスの要手続きがわからないためにサービスが利用できないことがないよう、制度の説明会・パンフレットの配布や市報での広報を行って参りました。

 更に、旧制度における福祉サービスを利用していた人で要介護認定の申請がない人については、民生委員の協力を頂き、制度説明と認定申請の意思の有無を把握するなどの方策を講じました。

 今後も福祉委員や地区役員の方々に協力を頂き、制度の広報に努めて参りますが、認定の申請をされていない方はお申し出頂ければ直ちに対応したいと思っております。

 介護保険で非該当者に対するケア対策については、平成十一年度まで福祉サービス等を利用していた人で、再調査により継続してサービスが必要と認められる方に対しましては、引き続きサービスが提供出来るよう、生きがいデイサービスとして「生きがい活動支援通所事業」及び、ホームヘルプ類似事業として「生活管理指導員派遣事業」を本年度四月から実施をしております。

 また、高齢者が要介護状態に陥ったり、状態が更に悪化することがないようにするための介護予防事業、一人暮らしの高齢者が自立した生活を確保するための配食サービス等の整備を進めているところであります。

 これからの事業につきましても、現在実行しております「生涯現役まちづくり計画」の事業とリンクさせながら、高齢者が健康で生きがいを持って自立した人生を送るための施策を検討して参りたいと考えております。

 次に、介護度による利用者負担の格差についてでありますが、介護保険の報酬体系は、要介護度やサービス提供時間・施設としてふさわしい人員配置や設備環境の評価及び人件費の地域格差により報酬の設定がなされております。

 訪問系のサービスは、基本的に時間により費用が定められていますが、通所系及び施設サービスは要介護度や人員配置・設備環境により厚生省が基準を定めておりますので介護度により利用者負担額に差が生じております。

 介護認定の基本となる認定調査の方法は、市の保健婦及び居宅介護支援事業者等に委託し、実施をしております。調査方法等の研修を県事業として、臼杵保健所を中心に、臼杵・津久見・佐賀関合同の研修を昨年度中に三回実施を致しました。今年度も二市一町の合同研修を行い、調査の公平・公正を図って参りたいと考えております。

 次に、児玉議員ご質問の「介護保険実施の問題点」についてお答えを致します。

 昨年十月から今年三月までの準備要介護認定期間における要介護認定申請者数は、延べ千五百八十七人。そのうち三月末までに審査判定された人は千四百六十四人であります。判定区分ごとの人数は、「自立」と判定された人が百五人・「要支援」二百四十一人・「要介護1」四百八人・「要介護2」二百十一人、「要介護3」百六十二人、「要介護4」百八十八人、「要介護5」百四十九人となっております。自立者に対する支援対策と致しましては、生活支援事業等の高齢者福祉施策によりサービス提供を行います。その内、特に旧制度のもとでデイサービス・デイケア・ホームヘルプサービス等のサービスを受けていた人で、市の調査により継続してサービスが必要とされる人には、生きがい型デイサービス・生活管理指導のサービスも提供致します。

 次に、苦情相談に対する窓口は、介護保険対策係で対応しておりますが、今のところ不服申立てに至るまでの認定結果等に関する苦情はありません。

 高齢者の保険料の市町村格差は、市町村ごとの介護サービスの質や量に比例して発生するものであります。臼杵市は他市に比べ、特に入所施設等が充実しており、更にこれを利用している高齢者の割合が大きく、保険料は県下で総体的には高くなりました。

 一号被保険者の保険料は、保険料の額を五段階に区分して、所得の低い人に軽減の配慮がなされていますので、今のところ制度円滑導入のための特別対策以外の、新たな軽減措置は考えておりません。

 また、利用料につきましては、高額介護サービス費の支給につき、自己負担額に上限を定め、市民税の課税状況等により負担の軽減が図られる制度となっております。この他に経過措置として、特養旧措置入所者の利用料につきましては、五年間は旧措置制度で負担していた金額を大きく超えないよう軽減措置を行っております。更に、施行制度前一年の間にホームヘルプサービスを利用していた人につきましても、所得状況により利用者負担割合を三%に軽減しており、これら以外の軽減は今のところ考えておりません。

 制度の周知徹底につきましては、これまで平成十年度以降、市報・地区説明会・各種団体への説明会・パンフレットの全戸配布などを行い、最大限の努力をしてきたところであり、特に問題はないと考えております。

 また、新聞・テレビ等のマスメディアでも頻繁に取り上げられ、大方において概要は周知できたものと考えております。国の制度の確定が、施行直前でありましたので、今後とも、より良い制度に育てていくよう引き続き周知徹底に努めて参ります。

 次に、受け入れ施設と問題点につきましては、臼杵市では施設サービスとともに、在宅サービスの基盤も充実しており、不足はないものと考えており、施設入所希望者で、入所希望施設を特定しない限りは待機する必要はないものと思います。

 次に、医療保険と介護保険の実態については、介護保険がスタートし、二カ月が経過したものの、老人医療費、介護報酬の請求も受けておりませんので、現時点では実態を述べることは出来ません。半年間程度の推移を見ながら分析したいと考えております。

 横出し・上乗せ部分の実態については、県下においてこれを実施しているところはなく、介護保険制度で行う場合、高齢者の保険料を増額して徴収し、実施することになるため、保険料が確定し、現在進行中の事業運営期間の三年間は介護保険事業では、実施しないことにしております。

 財政的負担状況についてですが、法に定める義務的負担として、介護保険給付費の十二・五%と事務費を一般会計から介護保険特別会計に繰入をすることになります。

 なお、安定化基金の利用の可能性については、保険料の徴収率及び介護給付費等が関係するため、現地点では申し上げることは出来ません。

 介護保険制度とは別に、高齢者福祉サービスとして、配食サービス事業等の生活支援対策事業、生きがい対応型デイサービス事業等の介護予防・生きがい活動支援事業、並びに家族介護用品の支給等の家族介護支援対策を実施致します。

 また、生涯現役まちづくり計画の中で、身近な地域で介護予防を目的とした事業の実施に向け、準備を進めているところであります。

 次に、平川議員ご質問の「介護保険」についてお答えを致します。高齢者の保険料につきましては、所得等により五段階区分により保険料の設定をすることで、低所得者への配慮がなされております。

 介護サービス利用料につきましても、高額介護サービス費・高額居宅支援サービス費として所得区分等によりサービス利用世帯への負担が過重にならない制度となっております。

 また、介護保険施設入所者の食事代につきましても、所得状況による配慮がなされており、現時点での特別な利用料の軽減措置・保険料の減免制度は考えておりません。

 なお、市内二施設のショートステイサービス利用状況は、今年三月の利用実績が利用延べ日数で五百七十五日、四月の利用延べ日数二百七十三日、五月の利用延べ日数三百六日となっております。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 答弁が終わりました。

 これより再質問に移ります。

 一括再質問と致します。再質問のある方は挙手を願います。

 牧 議員。



◆十二番(牧宣雄君) 四番目の質問の中で、聞き取り調査につきましてちょっと聞きたいんですが、調査する方は専門医で非常に詳しい方がするんでしょうが、先ほど申しましたように、本人に直接するのでしょうが、家族等が一緒に同席してするのか。

 どうしてそういうことを聞くかと申しますと、認定を受ける人は質問に対して出来ないことも出来るというふうなことをよく言うそうでございます。その辺の調査医に対する聞き取りと言いますか、研修等を重ねて不公平がないような認定をして頂きたいなというそういう声も聞いておりますので、これまあ要望でございますので、そういう形で不公平のないようにお願いしたいということと、介護制度が非常に理解をされてない点がございますので、PR等には先ほど答弁でいろいろな形でやるということでございますので、これからいろんな問題が出てきますので、対応を即座にしながら立派な介護制度にして頂きたいと思います。

 答弁は要りません。以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 児玉議員。



◆十一番(児玉善生君) 受け入れ施設の中での問題で、施設の充実ということは臼杵は一番進んでおるわけでありますけど、特に在宅介護に対する、臼杵として特にそういう単独な補強的な措置とかそういうものが考えられておられるのかどうか。その在宅支援に対しての貸出しなり、あるいはそのケアなりそういう部分で、特別に臼杵市として今後そういう対策というかそういうものが考えられたのかどうかこの点と、食事サービスの問題でありますけど、今後の、特に社協との絡みにもなろうかと思いますけど、そういうボランティア的な関連を含めたかみ合いを、食事サービスを含めての今後市としては取り組む考え方があるのかどうか、その点の二件だけお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



◆十番(平川哲郎君) 今答弁で、利用料と保険料については減免制度は考えていないというような答弁ですけど、本当に真剣に市民の皆さんの実態を把握して、状況を本当にその人の身になって考えてるんであれば、そういう冷たい私は答弁は出来ないと思うんですよ。やはり出来ないか出来るかというのは検討してみなければわからないんですけど、考えていないというのは、全然考慮に入れてないと、全然市民のことを考えていないというような答弁じゃないでしょうか。是非検討してそのようなことを国に要求したり、市でどうするかということも検討して、やはり市民の皆さんの実態を把握して、それについてどうするかということをやはり市の対応として考えるべきで、検討すべきではないかと思うんですが、それについて市長いかがでしょうか。

 それと、ショートステイの利用状況が、今答弁では三月が五百七十五、四月が二百七十三。ということは半分以下というような利用状況だと思うんですけど、これはどうしてこのようになるとお考えでしょうか。それと市長がショートステイの改善を考えていかないけんというような答弁でしたけども、どのようにその改善していくのか、方向性だけでも教えて頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) 利用料等の問題についてでありますけれども、先ほどの部長答弁の中でも申し上げましたように、利用料の中でいろいろな部分がありますけれども、例えば特別なサービス、上乗せしたり横出ししたりするという、こういうようなサービスにつきましては三年間ごとに区切って考えるということで、三年間の料金設定をすでにしているというようなことで、その中で新たなサービスを付け加えたりすることが出来にくい状況である、また新たな徴収態勢を組替えることが出来ない状況であるということを先ほど申し上げたところであります。

 そして、ただ今のところ、利用料の軽減措置とか保険料の減免制度というようなことに、新たな考えは今のとこ持ってないということにつきましては、介護保険制度始まったばかりであります。そしてそういった中でこの六カ月間は徴収免除というようなそういうような特別な環境の中で今進んでおります。しかもこの二カ月間のものに対する請求がまだ出てきていない、そしてこの限度額等がよくわかっていないというようなことで、今そういうような新たなことを考える時期までまだきておりません。この問題につきましては、今後この制度が落ち着いてきた中で、一体どこに問題があるのか、国が改善出来るのはどこまでなのかというようなことをよく見極めた上で考えていかなければいけないというような問題であろうかというふうに考えております。

 介護保険制度も健康保険制度と同じように保険で運用します。健康保険制度の場合、健康保険で制度で運用されているから、だから病気のことについて市は何もしないでいいのかということは、これはもう健康保険制度があるから、だからお医者さんに全て任せておけばいい、そういうようなことにはいかないので、そういう健康保険制度のある中でも、市は市としての特別な検診であるとか、いろいろその中での指導とかそういったようないろんなことをやるわけですが、介護保険制度についても同じでありまして、介護保険制度という保険制度、みんなで支え合う、社会全体で支え合う、そしてそれぞれが応分の負担をするというこの制度がしっかりと動き出したその中で、それをどこがその、どの部分を自治体がカバーしなければいけないのかというようなことを見極めた上で行動をしたいとそういうようなことであります。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。



◎市民部長(安野正道君) ただ今の児玉議員の再質問にお答え致します。

 特別給付は現在介護保険制度では実施をしておりませんが、高齢者福祉対策の中で実施をしております。



○議長(藤丸利光君) 再々質問のある方は挙手を願います。

 市長。



◎市長(後藤國利君) ショートステイ、確かにそれ以前に比べますと四月時点ではショートステイの利用者が少なくなっているというようなことではありますけれども、ショートステイが少なくなったという中で、特養が多くなったとか様々な要因というものも考えられます。そういった中で、今のショートステイが急に決まったために利用しにくい状況であるというようなこともわかっておりまして、そういった中で在宅介護の点数をショートステイの方に振り替えるというようなそういうような措置等、この改善に向けていろいろな工夫も現在この制度の中でもなされております。そういったようなこともあるかと思いますが、数字も四月よりも五月の方が上向いてるというようなことで、これもそのうちに落ち着きを見せるだろうとそういった中で、一体本当に問題があるのはどこなのかということを見極めないと、今のこの始まったばかりのこの時点で、にわかな結論を出すのはちょっと遠慮したいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



◆十番(平川哲郎君) 今答弁で、制度が始まったばかりでまだ定着していないというような答弁ですけども、全国でも利用料の減額実施しているところが百六十八自治体あります。それと保険料の低所得者減免については百五十自治体が実施しております。市長もCATVのときには先進的なところをすぐ見に行ったりしてますけど、そういう減免制度をしているところの自治体などに、職員なり市長が直接調査に行って、どういうことをしてるんかというようなことも研究して実施するようなやはり考えと言いますか、そういう進んだことを今までしてきたんで、是非この介護保険制度でもそういう進んだ自治体の例を参考にして是非実施して頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) 臼杵市は臼杵市なりに、こういった介護保険制度というものが導入された中で、どうしたらいいかということにつきまして、「生涯現役計画」を市の中心に据えるということでやっているわけであります。福祉自治体ユニットというこういった介護保険制度、福祉について先進的な自治体ばかりが集まったそういうような自治体の会合といいますか、そういう団体がありますが、臼杵市もそれに参加をしておりまして、そこに時々集まる、あるいはまた情報を頂くというようなことで、どういう自治体がどういうことをやっているかというようなことにつきまして、ある程度は勉強はさせて頂いているところであります。

 そういった中で、自治体の中にそれぞれの事情があります。大変裕福な自治体が、裕福であって、それで福祉介護等につきましても、これまでもいろんな実績がありまして、今後ともそれをやっていく、それだけの力があるところというものもあります。

 そしてまた、一方で過疎自治体というようなことで、特別な補助を受けながらいろいろやれるというようなところもあります。

 そういった中で、臼杵市は臼杵市なりの財政状況、そして臼杵市なりのこれまでの歴史、そういったようなものの中での様々な事業が行われているわけでありますから、そういうようなことも十分勘案しながら、今後この介護保険制度をどうやって活かしていくか、そして臼杵市の市民が生涯を通して自立して生活を楽しむ、人生を楽しむ、そういうような期間を出来るだけ長く持って、できることなら最後の瞬間まで楽しむことが出来るようにという、そういうような地域社会といいますか、そういう健康なそういうような市になりたいというふうに思っております。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



◆十番(平川哲郎君) 今答弁がありますように、そういうふうに住んで良かったと言える臼杵市、住んで良かったと言えるようなことをお年寄りが実感出来るように、やはり今の時点で、週に二回デイサービスに行ってたのを金がかかるから一日にすると、一回にするというようなそういう実態は私は聞いております。そういう人が行きたいのに負担が多くていけないとそういうことがあるんで、やはりそういうことの実態をふまえて、本当に臼杵市に住んで良かったと言える臼杵市にしたいという、本当に思っているんなら、そういう人をその実態をふまえた形の対応をしていかなければならないと思います。是非そういうふうにして頂きたい、またほかの質問の中でまた発言したいと思います。



○議長(藤丸利光君) 以上で質問及び答弁が終了致しました。これまでの質問及び答弁に対して一括して関連質問を行います。

 関連質問のある方は挙手を願います。

 (なし)



○議長(藤丸利光君) 以上で介護保険に関する集中質問を終わります。

 これからは介護保険に対する質問以外の一般質問を行います。

 川野議員。



川野方男君の通告事項
一 観光行政について
  日蘭交流四〇〇年記念行事が市民総参加の下、内外の注視を集め盛大且つ成功裡に終了した。しかし、これは一過性のものであってはならない。臼杵市内への観光客数の増加により、市の活性化へ結び付けるべきである。
  次の点につき、お尋ね致します。
 1 二年後の高速道路の開通は確定である。この際、湯布院町との観光推進姉妹都市協定を締結し、臼杵市では津久見島・黒島の海水浴場、日蘭四〇〇年記念公園、石仏を含めた市内の歴史散策等、海と歴史のまちとして。一方、湯布院町は、雄大な自然が織りなすヨーロッパ風の雰囲気、高原別荘と町内散策等、共に貴重な観光資源である。同町との締結を前向きに検討する時期に来ていると思うが所信を伺い致したい。
二 人件費と物件費の現状と今後の推移について
 1 職員数は、平成八年度四〇六名が平成十年度三八〇名に減少しているが、人件費比率は、逆に上昇している。物件費(人件費を含む)も平成八、九、十年度と上昇している。如何なる理由か、又、今後五年間の人件費、物件費の推移の予測はどうなるのか。
三 第四次総合計画策定について
  第三次計画が年半ばであるが、社会状況の激変により第四次総合計画の策定の必要性に迫られている。
  次の諸点につきお尋ねを致します。
 1 計画の骨子は生涯現役まちづくり、中心市街地活性化情報化計画等予想され、これらは、職員市民手作りのものが求められる。如何なる手法で実現されるのか。
 2 二年後には高速道路が開通、五年後には日豊線へ新幹線車両の乗り入れ(フリーゲージツレイン構想)計画があると聞いている。これにより、県南一帯の人口、観光、商圏の動態に大変革が起こることが予想される。
  第三次計画の轍を踏まないためにも、又経費節減の上からも五ヶ年計画で策定し、後半五年は、社会状況の推移を見て考えるべきと思うが答弁を承りたい。



 [十九番川野方男君登壇]



◆十九番(川野方男君) おはようございます。十九番の川野方男でございます。通告に従い、三点につき一般質問を行います。

 まず第一点の観光行政につきお尋ねを致します。

 日蘭交流四百年記念行事並びに各種イベントが、日蘭両国皇太子をお迎えし、盛大に催され、各界、各方面より人々がここに合い集い、かってない盛り上がりの中で、成功裡に終了致しました。

 私は、この行事を一過性のものではなくして、いかにして臼杵市の活性化発展の起爆剤としてあらゆる施策への展開を試みるべきと考えております。私は次の事項につきご提案を致したいと思います。

 平成十三年十二月には高速道の供用開始もほぼ確実視されております。湯布院町へは約一時間の行程で非常に近くなり、この際湯布院町へ観光推進姉妹都市協定の締結をもって、両地域の発展に両自治体がスクラムを組み、取り組むことが肝要であります。両地域が所有する観光資源は重複することなく、お互いがそれを利用することにより、観光資源の補完がなされ、観光客に海と山、温泉と高原の魅力を十分に堪能して頂くことができるものと確信をしております。

 臼杵市の津久見島及び黒島の海水浴場、並びにオランダ友好記念公園、石仏を含めての市内の「歴史の道」散歩等、リアス式海岸の素晴らしい景観、海鮮料理等々、湯布院には自然が織りなす雄大な景観はヨーロッパの雰囲気を醸し出しております。温泉と高原と別荘と町内の散策はまさに年間三百万人にも上る観光客にその魅力を遺憾なく提供しております。九州の軽井沢とも言われることもその辺にあるのかもしれません。

 このように、両地域にない観光資源をお互いが補完を致し活用することは、臼杵市、湯布院町双方の利益に合致するものでございます。日蘭交流四百年の記念すべき年、湯布院町に協定の締結を申し入れるべきと考えますが、市長のお考えをお尋ね致します。

 第二点、人件費と物件費の現状と今後の推移についてお尋ねを致します。

 平成八年度より十年度の決算額並びに財政指数は次のようになっております。職員数四百六名が平成十年度には三百八十名に減少したにも関わらず、逆に人件費は〇・八%上昇、物件費は決算額で二億四千万の増額となっております。この一因は退職者の年次集中にあることも考えられますが、その主たる要因はどこにあるのか、お尋ねを致します。

 更に、平成十一年度は三百七十七名に漸次職員数の減少をみておりますが、今後五カ年間の退職者数と新規採用者のバランスが人件費及び物件費にいかなる結果になってあられるのか、その試算をお示しを頂きたいと思います。

 第三点、第四次総合計画の策定についてお尋ねを致します。

 第三次総合計画は平成七年度より平成十七年度の十年間のまちづくり計画が策定をされました。情報通信・介護保険・交通体系等々の社会動向の激変により、中間点にある現在その見直しが迫られております。これからの計画は来るべき世代に即応する計画に用意周到、緻密に計画策定がなされなければなりません。計画の骨子は介護保険、情報通信、生涯現役のまちづくり、市中心市街地活性化対策等がその中心になることが考えられます。

 市長は、職員、市民の手作りの計画策定を念頭に置かれておるようでございますが、素晴らしいことと歓迎をするものでございます。いかなる手法をもってこの計画を実現されるのかお聞かせを下さい。

 第四次総合計画も向こう十年間の策定計画と承っております。今後は政治及び社会情勢の未だかってない激変が予想されます。国、県、地方自治体の財政赤字が公共事業に与える影響、特に県南におきましては二年後に高速道の開通、五年後には日豊線へのフリーゲージツレイン構想の実現もあると聞いております。これらは県南一体の人口、観光、商圏の動態に大変革が起こることが予想されます。

 第三次計画の轍をふまないためにも、また経費節減のうえからも、当面五カ年計画をもって策定、後半五年を迎える適切な時期をとらえ計画を策定すべきと考えます。いかなる構想を持っておるのかお聞かせを下さい。



○議長(藤丸利光君) ここで十分間休憩致します。

  午前十時五十六分 休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午前十一時七分 再開



○議長(藤丸利光君) 再開致します。

 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) 川野議員ご質問の観光行政についてお答え致します。

 先に開催されました日蘭交流四百周年記念式典並びにオランダフェスティバルでは、市民の方々をはじめ県内外から大勢のお客様をお迎えし、大成功のうちに終えることが出来ました。臼杵が日蘭交流の発祥地であること、また、歴史文化に彩られた多くの観光資源に恵まれたまちであることも十分にアピール出来たと感じております。これも偏に市民の皆様方、また議員の皆様方はじめたくさんの方々のご理解の賜物であると感謝しているところであります。

 議員ご指摘のとおり、平成十三年度の東九州自動車道臼杵開通により、短時間のうちに多くの観光地を移動出来る広域観光が可能になります。そのような広域観光の一つの地に仲間入りすることが出来るかというふうに思っております。観光地も互いに連携をもって宣伝しあう必要が生じております。

 臼杵市と致しましても、大分県観光協会を通じ、観光宣伝、また、臼津関地方振興局を中心とした「北あまべ観光推進協議会」や佐賀関町以南の自治体と観光協会による「豊後水道観光協会」を組織し、それぞれの地域の特色ある観光宣伝と情報提供を行っているところであります。

 湯布院町との関係では、一部のホテルや旅館に、歴史文化に育まれた観光や海のレジャー、フグを中心とした魚介類などの食の文化を紹介した臼杵の観光パンフレット等の設置をお願いし、臼杵まで観光の足を延ばして頂くように努めております。

 しかし、より積極的な観光客の誘致を図っていくためには、湯布院町等の関係機関とも連携し、情報交換や交流を深める必要を感じております。今後、より緊密な宣伝と情報の発信に努め、広域観光推進のあり方について検討して参りたいと考えております。

 他の質問につきましては部長よりお答え申し上げます。



○議長(藤丸利光君) 総務部長。

 [総務部長高橋洋児君登壇]



◎総務部長(高橋洋児君) 川野議員ご質問の「人件費と物件費の現状と今後の推移について」お答え致します。

 臼杵市では、様々な改革によりスリム化を図り、自主的な財政再建を図っていますが、職員数においても平成八年度の四百六名から、平成十二年度には三百七十七名にまで減少しています。

 平成十一年度の人件費における決算見込みでは、平成八年度に比較して二・四%の増加となっておりますが、退職手当を除いて比較しますと、〇・三%の減少となります。

 人件費の中には退職手当が含まれており、各年度の退職者数の動向や決算総額により人件費比率は若干の増加はありますが、人件費は平成十年度をピークに、今後減少していくものと思われます。

 一方、物件費においては、これまで経費の節減に努めて参りましたが、安生寮や保育所の民間委託、介護保険等による委託料の増加により上昇を余儀なくされており、今後五年間においても増加が予想されます。

 財政健全化のためには人件費・物件費のトータルでの抑制が必要であり、引き続き行財政改革に努め、経常収支比率、起債制限比率の適性化を図りたいと考えております。

 現在参考資料として整備している企業会計による分析やCATVの情報基盤整備事業を通して、「市民によるサービス評価システム」を確立することで、効率的な行財政運営を図りたいと考えております。次に「第四次総合計画策定」についてお答え致します。

 現在の社会情勢の急激な変動により、第四次総合計画策定の必要性はご承知のとおりでありますが、第四次総合計画は生涯現役まちづくり計画や中心市街地活性化計画、地域情報化計画などを骨子に策定していきたいと考えております。

 ご指摘のように、高速道の完成や情報化社会の到来は、臼杵市の生活環境を目まぐるしく変化させるものと認識しております。その上でも十年後の臼杵市のあるべき姿をしっかり描いた上で、基本構想は十年間、基本計画は五年間をめどに策定をしていきたいと考えております。

 策定方法につきましては、市役所内に生涯現役実行委員会を設け、各課職員の手で第四次総合計画の素案を作ります。また生涯現役を語る会を各地区で開催し、地区住民と共にまちづくりについて考えることにしております。

 それとともに、昨年度から作成を進めております中心市街地活性化計画等を第四次総合計画に反映させ、市民、職員の手作りによる策定を考えております。

 計画策定後も、市民の生活満足度や健康度などを把握しながら、実施計画を継続変革させていく考えであります。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 川野議員。



◆十九番(川野方男君) 二点につき質問を致します。

 物件費の中で、十年度のサービス形成勘定にあります総務関連のものが一番突出をしております。その中で特に総務関連の中で突出しておるのが電算事務処理ということで、大体二十五%を電算処理が占めておる。これはやはり人件費を抑えるということで、かなり電算事務にウエートを置いてると思いますが、人件費がなかなか減っていかないと、削減出来ないというのはまだ電算事務に投資する必要があるんかどうか、あるいは電算事務だけでは人員削減なりあるいは人件費の抑制は出来ないんかということをひとつお聞きをしたいと思います。そして、今、向こう十カ年計画について説明がございましたが、大体手作りする部分が何パーセントか、それともコンサルには今度はもう全然頼まないで発注をしないでやれるか、もしコンサルに発注をするとすれば、この部分のどの部分がコンサルがやり、コンサルのやる部分が何パーセントぐらいになるんかということをお聞きしたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 休憩します。

  午前十一時十六分 休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午前十一時十七分 再開



○議長(藤丸利光君) 再開します。

 総務部長。



◎総務部長(高橋洋児君) まず最初の電算処理の関係でございますが、一概に電算処理をすることによって人件費を削減出来るということは考えておりません。

 二点目の総合計画でございますが、これは市の職員の手作りということが基本でございまして、最終的な製本とかまとめについてはコンサルに依頼したいと考えております。



○議長(藤丸利光君) 川野議員。



◆十九番(川野方男君) 手作りにする分とコンサルに発注をする分と、大体その割合といいますか、どの程度その外注をせねばそれが出来ないのかというのが私が聞きたいところでございます。

 さっきの物件費の答弁の中で、電算処理が必ずしも人件費の削減にはならないのだということをちょっとお聞きしましたが、ちょっとそれは私は納得が出来ませんが、それでいいんですか。



○議長(藤丸利光君) 休憩します。

  午前十一時十八分 休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午前十一時十九分 再開



○議長(藤丸利光君) 再開します。

 総務部長。



◎総務部長(高橋洋児君) まず電算処理の件でございますが、これは、先ほど電算処理だけでは人件費の削減は難しいということを申し上げましたけれど、やはりこの面につきましては、いろいろ仕事量とかいうことを考えましたときに、今後いわゆる機構改革とかいろんな面でこの点を考えて、人件費の削減に努めていくべきじゃないかと考えております。

 それともう一点の、総合計画の委託の面でございますが、もちろん市の職員によります手作りということが基本でございます。そういうことで一概に、その作業量が多いことは間違いないんですけれど、これを金額に換算をすることは非常に難しい。ただ、九割方は市の職員の手作りであるというお考えを頂ければと思います。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 以上で川野議員の質問及び答弁が終了致しました。

 川野議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手を願います。

 小野議員。



◆六番(小野栄子君) 基本構想についてなんですけれど、大変手作りで計画されているということで、私たちは大歓迎だと思っておりますけれど、その中で素案をまず市役所で作って、構想十年、計画五年というふうに伺いましたけど、その中から市民の声を入れていくという大変ありがたい制度になると聞いておりますけれど、どうか本当に、本当の意味で市民の声が反映できるような構想にして頂きたいと思います。

 今まで、ともすればお役所的と言ったら言葉は悪いんですけれど、いろんな会を通じて直線的に流れるだけというような市民への認知の仕方でしたので、なかなか生の声が聞こえないということが多ございましたので、今回は本当に素晴らしい計画であり、市にとっても大変重要なことと思いますので、本当に、特に女性の声とかが反映出来るような方法でお役所も対応して頂きたいと思います。これは要望です。是非よろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 以上で川野議員の質問に対する関連質問を終わります。

 次に児玉議員の発言を許可します。



児玉善生君の通告事項
一 幼稚園問題について
 1 現状による二年制実施について
 2 幼稚園、小学校の統廃合化について
二 小学校問題について
 1 小学校の空教室利用と活用方法について
 2 小学校の統廃合について



 [十一番児玉善生君登壇]



◆十一番(児玉善生君) 十一番の児玉善生です。通告に従いまして一般質問をさせて頂きます。私は幼稚園問題と小学校の問題について二点で質問をさせて頂きます。

 幼稚園問題ですが、まず一点目の、現状による二年制実施についてお尋ねを致したいというふうに思います。

 子どもの少子化や核家族化が進む中で、幼児期は人間形成を培う最も重要な時期であります。幼稚園教育は生涯学習の第一歩でもあり、保育施設は子どもたちが健やかに育つ社会、誰もが安心して生み育てられる社会、男女が共に仕事と育児が両立出来る調和とゆとりのある職場、家庭、地域生活の実現に向けて社会環境を整備する必要があろうかと思います。

 今後多様な就労形態で子育てをしながら働く男女労働者が見込まれる中で、保育サービス、学童保育の拡充が望まれ、仕事と家庭を両立するためにも保育施設や子育て支援策は不可欠であります。

 今回の教育委員会の振興計画は問題を先送りにすることしかならないというふうに思うわけであります。私もこれまで保護者の立場に立って質問をしてきたわけでありますが、現在、幼保連絡会に対しまして幼稚園教育振興計画として、二園を一園に統一し、場所は未定というふうに聞いておりますが、南幼稚園は当面存続する、更に延長保育、送迎バスは三園が統一された時点で実施するというふうにお聞きをしておるわけでありますが、核家族化が進む中で夫婦共働き家庭が増加の傾向にあり、特に保護者の要望は延長保育や預かり保育を希望している現状にあります。教育の充実を図る上で、二年制保育の実現と並行し、解決されるべき問題というふうに思うわけであります。

 また、地域的な配慮がなされていない点もあります。二園を一園に統一する場合、送迎バスのない市街地の子どもは入園が出来ないということにもなるわけであります。そのことは地域の格差、更には過疎化を助長する原因にもなり、市内に住居を移転する原因にもなっておるというふうにも思うわけであります。なぜこの問題について具体的にその解決策を一緒に解決しようとしないのかどうか。

 また、三月議会では、臼杵幼稚園の建て替えが必要で、約一億三千万円の資金が必要だという説明を受けたわけでありますが、現施設は建築四十八年ということで非常にまあ古くなっておりますが、一定の改修費を手当てすれば使用出来るんじゃないかというふうに思うわけであります。市浜幼稚園につきましては昭和四十六年に建設をし、現在二十七年が経過をしておりますけど、四百五十万円という起債が残っておりますし、南幼稚園は二十一年が経過をしておりまして、一千二百万円の起債が残っておるというふうに聞いております。二園は二年制を実施しても十分出来る施設というふうに判断出来るわけであります。

 また、臼杵幼稚園のみ当面の補修対策を検討した中で、現施設による二年制の実施と、更には時間外保育の取り入れた対策というものを是非とって頂きたいというふうに思うわけです。この点についてご質問を致します。

 更に、二点目としまして、幼稚園、小学校の統廃合であります。先般の三月議会でも質問を致しましたが、臼杵市の財政状況は非常に厳しい環境条件に置かれております。平成十年度には北中学校の建設をはじめ、十一年度は小中学校共同調理場の建設、更には、本年度は北中の屋内運動場と、まだこれから屋外プールや下南体育館、海辺体育館等教育委員会に関係する公共投資は目白押しで、今後も多額の投資が必要とされます。

 特に、今後少子化が進む中で、現在前三月議会では、教育長は三園を一園に統廃合問題は適正規模による学級編成によって、これからの時代に適応出来る幼児教育を実現したいという願いから統合案を提案したと言っておるわけですが、幼稚園だけが先行し、四歳児が六十名、五歳児が六十人の二学級と、二年制にしても現在の臼杵市には小学校が十三校あるわけですが、そのうちの七校は十名以下で複式学級をせざるを得ない現況にあります。幼稚園のみが三十人学級になっても教育効果は上がらないのではないでしょうか。

 今後小学校の生徒も五年間で約六十名の減員傾向が数字的に出てきておりますし、小学校の空き教室も増えてくると思います。特に余裕教室を幼稚園と統廃合・併設し、当面対応すべきではないでしょうか。幼稚園のみが先行だけしても小学校の複式や子どもの減少はやまないし、幼児一貫教育にはならないかと思います。

 現施設による四歳児、五歳児の二年制実施をまず先行し、小学校の人員の推移や、あるいは地域のPTAと十分な協議を行い、小学校の統廃合や併設の時点でこの問題についての解決を図っていくということが望ましいんじゃないかというふうに思いますんで、この点についてのお尋ねを致します。

 大きい二点目でございます。小学校の空き教室利用と活用方法についてお尋ね致します。

 文部省は平成五年の四月に「余裕教室の活用指針」というものを示し、学校教育でなく社会教育施設等への転用を打ち出し、平成七年には四月と六月に「公立学校施設整備費補助金に係る財産処分の承認について」という方針を出した中で、余裕教室の一層の活用を図るため、財産処分の全面改定して簡素化を図り、地域の実情に応じ、余裕教室を社会施設等、学校以外の施設の転用することを促進することをした方針を出し、同時に原則として十年を経過した学校施設の公共用又は公用施設への無償による転用は納付金は不要であることを明文化しています。余裕教室の活用を図るためには、学校側や保護者の理解が必要で、開かれた学校づくりが求められておるわけであります。今後の活用方法について伺いを致したいというふうに思います。

 二点目に、小学校の統廃合問題でございます。

 市長部局や学識経験者、あるいは市民を交えた検討委員会を組織し、児童生徒数の将来の予測を行うとともに、余裕教室の活用指針を策定しなければならない時期にきておると思うわけでございます。今後、学校・地域の共有財産として今後どのように活用を図っていくのか、あるいは地域の生涯学習の場として活用出来ないのか、見直す時期にもあると思われます。それぞれの学校施設が古くなり、毎年施設の更新が迫られてくるわけですが、将来を見据えた絶対必要な施設整備かどうか、更には、今後臼杵市の第四次の総合計画の見直しの時期にもきておりますが、今後五カ年を見通した中で、市長として今後どのような方向でこの問題を考えていくのか、幼稚園のみでなく小学校に関連して市長のお考えを聞かせて頂きたいというふうに思います。以上で質問を終わりますが、明解なご答弁をよろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) ただ今児玉議員ご質問の、小学校の統廃合問題につきましてお答え申し上げます。

 議員ご指摘のように、臼杵市でも少子化が進み、平成十七年度に進みますと、小学校十四校中八校がその児童数が六十未満となってしまうというような深刻な事態であります。そのうち複式学級は県独自の解消措置をとりましても六校で十学級になると想定をされております。

 現在、各々の小学校は地域の教育文化の拠り所として歴史的な役割を果たしてきた伝統もあり、地域の人々は、地元の学校の振興には協力を惜しまず、存続を願う気持ちが強いと思います。また、これ以上の過疎をくい止めるためにも学校の存在は大きいものがあります。

 しかしながら、将来的には適正規模の効果的な教育を進めていく上で小学校の適正配置について協議しなければならない時期が早晩やってくるものと思っております。

 このことにつきましては、現在、総合計画の見直しを行っているところでありますが、総合計画に合わせて検討しなければならない問題と考えて、課題であると考えております。

 他の質問につきましては教育長よりお答え申し上げます。



○議長(藤丸利光君) 教育長。

 [教育長村上 直君登壇]



◎教育長(村上直君) 児玉議員の幼稚園問題についてお答えします。

 現状による二年制実施についてでありますが、このことにつきましては公立幼稚園、公立保育所問題審議会の答申に基づき、幼児数の大幅な減少から振興計画の作成を期に、公立幼稚園三園を一園に統合し、合わせて二年制保育を実施し、将来にわたって効果的な幼児教育を行うことを幼稚園問題協議会で協議し、基本的な方向のとりまとめをして頂きました。

 更に私立幼稚園、保育所との適正な配置等調整の問題がありますので、幼保連絡協議会を四月二十六日に開催し、ここでも賛同を得たところでございます。

 現状による二年制保育をというお考えですが、出生数の大幅な減少、現施設の老朽化等から考え、これからの子どもが社会の変化に主体的に対応出来るように、自主的で創造性のある資質を育成するために、一園で二学年とも二学級の、より切瑳琢磨出来る教育環境を将来にわたって維持し、公立ならではの幼稚園教育の実現を目指したいと考えております。ご理解頂きたいと思います。

 時間外保育につきましては、ご指摘のように時代の要請でもあり、文部省も地域の実情に応じて延長保育や預かり保育を進める方向を打ち出しております。保護者の要望も強いものがありますので、実施出来るようにしたいと思っております。

 次に、空き教室利用と活用方法についてお答えします。

 幼稚園三園を、それぞれ隣接小学校の空き教室を利用して、小学校に併設してはどうかというご提案ですが、幼小一貫教育や経費節減のメリットはあるものの、幼稚園には職員室のほか保育室、遊戯室、保健室、便所などの施設の確保や独自の園庭も必要で、安全な保育環境も考えねばなりません。現在の小学校の空き教室の状況ではそんな余裕はないものと思います。

 空き教室の活用につきましては、ご指摘のように文部省の方針も出されておりますし、学校開放の視点から、生涯学習の場等に地域への積極的な開放を指示しております。今後とも空き教室の増加が予想されますので、有効活用について指導して参りたいと考えております。以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 児玉議員。



◆十一番(児玉善生君) 教育の振興計画ということで、幼保連絡会でも検討されたということでありますが、現施設は先ほど話をしましたように、市浜の幼稚園にしても南幼稚園にしても、施設自体としてはまだ弁済が終わってないと、施設自体は十分使える施設であるというふうに四十年間という期間の起債を起こした時点で当然それの施設というものが建てられておるというふうに判断出来るわけでありますが、そういうものを全部なくして、更に二億近い金を新規投資をして、まあ場所も未定だということでありますが、それだけの投資効果というのは、先ほど言いましたように、できるだけ人を集めて集中したそういう教育を受けるということで、環境条件は非常に良くなると思いますけど、それにしても送迎バスの問題にしても解決をしてない。

 更には、人員にしても、小学校に入れば三名、四名の一年生で学校がそのままにやっていくというような状況が現実にあるわけで、そういう点では地域性ということから見れば、現それぞれの幼稚園の施設というのは地域性を兼ね備えた、また地域から通える範囲の対応ということで、それなりの現施設の対応というのもあると思うんですが、少なくとも五年先には約七十名近い人員が、幼児が少なくなるわけで、二百六十名近くの人員になると、三百四十名から二百六十名近くの子どもが少なくなると、そういう絶対的な条件がある中で、今それぞれ私立と公立での人員的な取り合いといいますか、そういう問題も出てこようかと思いますが、公立がこれまでに落ち込んだ原因というのが、二年制保育を実現出来なかった、あるいはその時間外保育の対応についてそういう対応をしなかったと、そういうことが大きく公立幼稚園自体の経営を悪化し、人員が減ってきた大きな要素にもなってきておるというふうに判断出来るわけです。

 そういう点について、現在二年制を実施をしていこうという方向での考え方については早く実施をするべきだという考えは同じでありますけど、現実にはそれによる今後考えるというような先ほどの話では、特に時間外保育の問題については実施出来るようにするという言葉を出したわけですが、どのように実施するのか、具体的に幼保連絡会の中ではそういう時間外保育の問題については解決をしてないというふうに私は聞いておるわけですが、その点について具体的に間違っておれば、内容的に説明を頂きたいというふうに思います。

 それから、今市が考えておる三園を一園に統一して新しい場所という、この場所の問題についても具体的に決まってないということでありますし、具体的に計画を立てて実施をするということになれば、来年の四月から実際に採用するという時期までの建設計画というのが早急なそういう対応が出来られるのかどうか、その点についてもかなり問題が出てこようかと思いますので、その点についてどのような考え方か。今話をしましたように今現ある施設をもっと有効活用した中での対応ということで、五年後の対応としてそういう総合計画の関連も市長としても小学校の問題については総合計画の中で考えたいという話が出たわけですが、非常にこの小学校を、それぞれ地域では特色ありますし、小学校を廃止するということについては相当抵抗があると思いますし、我々としても小学校核がなくなれば過疎化のまた一因にもなるということで、非常に心配するわけですが、しかし子どもたちの教育にとってどうなのかということを考えれば、そういう問題も将来的にはやっぱり考えていかねばならん大きな課題になると思います。そういう点で、是非、そういう問題を含めた中で、幼稚園だけでなく、また小学校とのかみ合いとしてもどのような位置付けを持って、本当にその園を一園に統一することが全てそういう解決につながっていくのかどうか、そういうことを含めてお考えをお聞きしたいと思います。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 教育長。



◎教育長(村上直君) お答えします。

 二年制保育の実施が以前から懸案になっておりました。平成三年だったと思いますけど、幼保連絡協議会まで協議を持ち込んだこともございます。しかし定数の問題等で実現が出来ませんでした。この際、何としても二年制保育を実施したいという願いから考えております。その中で、これからの幼児数の減少、あるいは私立幼稚園、保育所等の関連等を考えますと、三園でこのまま二年制を実施した場合は、どうしても人数が少人数で分散した形になります。それよりも一園に統合して、先ほどお話申し上げましたように、これからの新しい幼児教育を確立するために、適正規模で幼児教育を実施したいと考えております。

 それから、時間外保育の問題につきましては、職員の勤務等の問題もありますので、どういう形で時間外保育が出来るのかまず職員と十分協議し、それから預かり保育とかいろんな関連もありますので、そういう問題について検討して参ります。そして統合した幼稚園がスタートする時点では実施出来るようにしたいと考えております。

 小学校との関係につきましては、先ほど市長が統合の問題でお話し申し上げました。これから小学校の児童数が極端に減っていきますが、その段階で総合計画の見直しに合わせて小学校の問題を考えていきたいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 児玉議員。



◆十一番(児玉善生君) 三園を一園に統一するという場所的な問題も、今の時点では臼杵幼稚園ということで話は一番初めあったわけですが、その後の状況として具体的にこの三園を一園に統一するという考え方に立っての考え方ということに立って場所的な問題を検討しておるのか、あるいは具体的にその問題については結論が出た時点後に対応するのか、その点考え方があったらお聞きしたいというふうに思います。

 それから、職員と協議をしていきたいと、時間外保育の問題については協議をしていきたいということですが、基本的には答申までにというそこまで踏み込んだ今意見があったわけですが、この送迎バスの関係について、この点についてもうまったく実施をするという考え方がないのか、その点も含めてご答弁を頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 教育長。



◎教育長(村上直君) 新しい幼稚園の設置場所につきましては、当初は臼杵幼稚園を予定しておりましたが、交通の問題等で臼杵幼稚園ではちょっと問題があるんではないかというご指摘も頂きましたので、現在ほかの場所も含めて検討しているところでございます。それから、送迎バスにつきましても審議会等で送迎バスの必要も指摘されておりますので、募集の状況を見て、市内全域に広がるような可能性があれば当然送迎バスも考えていかなければいけないと思っております。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 児玉議員。



◆十一番(児玉善生君) 是非送迎バスをということなんですが、この問題については、その今二年制実施という問題との絡みもあるわけですけど、再度お尋ねしますが、あくまでも三園統一でその考え方以外は基本的にはもう考える余地がないということで今後進められるのか、それを進めるとすれば、そういう先ほど言ったような問題が具体的にきちっと実施される中で、本来そういうものということにあくまでも皆さんの要望を全部含めて、あえて二億何千万の金をかけて、当初その場所もまた、土地、場所によって金額もかなりの金額も増えてくると思いますが、これから目白押しに公共投資という問題からみても、非常に学校施設の投資というのは莫大な金額がかかってくるわけで、そういうことの中で、あえて今三園を統一してそこまで強行に実施していくという方向なのかどうか、その点再度お尋ね致します。



○議長(藤丸利光君) 教育長。



◎教育長(村上直君) 幼稚園問題協議会、それから幼保連絡協議会等で三園統合の方向で提案して参っておりますので、その方向でご審議して頂いた結果で進めて参りたいと考えております。



○議長(藤丸利光君) 以上で児玉議員の質問及び答弁が終了致しました。

 児玉議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手をお願い致します。

 匹田議員。



◆一番(匹田郁君) 私は小学校の空き教室利用と活用方法についてというとこで、少し一部統廃合についても絡むかと思いますが質問したいと思います。

 と申しますのは、私も常々、議員になりましていろいろ調べた中で、非常に教育の中で一番是正しなければならないことは複式学級であるという私はずっと一貫して言って参りました。その中で、そのためには統廃合も視野に入れなければならないということもこれまで随分言ってきたつもりですが、小学校の空き教室利用、つまりその地域の中で生涯学習の場として皆様に使って頂く、あるいは活用して頂いていくことが、その地域の中でまた学校が生き残る一つの方法ではないかということは共通の認識ではないかと思います。

 そこでちょっとお伺いしたいんですが、グラウンドや屋内体育館等は確かに地域の方々に開放されていますが、空き教室として、小学校の空き教室としてどういうふうに地域の方々に利用されているのか、少し具体的にお聞かせ願いたいと思います。先ほどの答弁では生涯学習の場として使われていると、そしてこれからも生涯学習の場として推進していくというふうにご答弁があったようですので、具体的にどういうふうに取り扱われているのか、またどういうふうにするのかをもう少しお聞かせ願いたいと思います。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 教育長。



◎教育長(村上直君) お答え致します。

 グラウンドや体育館はご承知のとおりだと思いますし、北中学校の場合はコンピューター教室とか家庭科教室とか図書館とか、あるいは美術教室とか外部から簡単に入れて利用出来るように、夜間でも利用出来るように現在施設としては使われております。

 だけど空き教室につきましては、現状ではほとんどないのが実情でございます。これから学級が減っていけば増えていきますけど、現状ではそれぞれ児童会室とかいろんな形で使っておりまして、小学校ではほとんどないのが現状でございますので、今の段階ではそれぞれの教室を利用して生涯学習の場に提供するようにということは指導しておりますけど、空き教室そのものの利用として定期的にその教室を利用するとかいう状況は今の段階ではありません。しかし、将来は空き教室が増えていきますので、先ほどお答えしましたように、是非生涯学習の場として、あるいは地域のいろんな会合等に、積極的に活用するようには指示しております。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 以上で児玉議員の質問及び答弁に対する関連質問を終わります。

 休憩します。午後一時三十分に再開を致します。

  午前十一時五十二分 休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午後一時三十分 再開



○議長(藤丸利光君) 再開致します。

 山本議員の発言を求めます。



山本正嗣君の通告事項
一 福祉
 1 臼杵市地域ケア会議について
 2 病後児デイサービスについて
二 道路
 1 臼坂有料道路の無料化について



 [十三番山本正嗣君登壇]



◆十三番(山本正嗣君) 十三番山本でございます。通告に従い、一般質問をさせて頂きます。

 質問の要旨について初めにお断わりしておきますが、福祉関係の二つ目の少子化対策について、二つ目は少子化対策についてと訂正させて頂きます。よろしくお願い致します。

 それでは、まず福祉関係の一点目、臼杵市地域ケア会議についてお尋ね致します。

 去る三月末に策定された、臼杵市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画の中に、高齢者保健福祉計画に関する行政等の体制等の柱の一つとして、「高齢者が介護や支援を必要とする状態になっても、住み慣れた地域で安心して生活出来るようにするため、基幹型在宅介護支援センターを核とした地域ケア会議を設置します」と謳われております。

 既に、設置運営要綱を定め委員の委嘱をお願いしている段階にあり、準備が進められているとのことでありますが、これは今回の臼杵市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画の策定に伴い、昭和六十三年に定めた高齢者サービス調整チーム設置運営要綱を廃止して設置するものであります。

 この高齢者サービス調整チームの会議はここ何年間は一度も開催されることもなく、まったく機能していない組織であったと思います。ですから廃止するのは当然のことでありますけれども、新たに設置する地域ケア会議は、このような二の舞をおかすことのないようお願いしたいと思うわけであります。必要があって要綱を定めたわけでありますから、その目的を達成する組織でなければなりません。

 そこで、地域ケア会議の組織構成の具体的な内容と病院の役割はどんなものなのでしょうか。また基幹型在宅介護支援センターを核として設置とありますが、行政との関係はどのようになっているのでしょうか。あるいは、また、第一回の会議はいつごろ開催する予定でしょうか。以上三つの点について見解をお聞かせ下さい。

 次に、二点目の少子化対策の一つとして、まず病後児デイサービスの取り組み姿勢についてお尋ね致します。

 病後児ディサービスの正式な名称は、「乳幼児健康支援デイサービス事業」ということであります。この事業は、現に保育所に通所中の児童が、病気の回復期にあり、医療機関による入院治療の必要はないが、安静の確保に配慮する必要がある時、集団保育の困難な期間であり、かつ保護者の勤務の都合、傷病、事故、出産、冠婚葬祭など社会的にやむを得ない事由により、家庭での保育の困難な期間、一時的にその児童のデイサービスを行うことにより、保護者の子育てを支援する事業であります。平成六年六月二十三日に、厚生省児童家庭局長から事業実施の通知があり、県内でも大分市と宇佐市などで実施されています。

 昨年の六月三十日、少子化対策臨時特例交付金が単年度事業の特例措置として交付されましたが、その際希望する事業者があったのでありますが採用されず、他の優先する事業に使われたとのことであります。採用されなかったその理由と、病後児デイサービス事業について将来取り組むお考えの有無についてお聞かせ下さい。

 次に、妊婦の出産までと産後にかかる費用についてお尋ね致します。

 妊婦一般健康審査は、前期一万八千円、後期一万円の費用がかかり、また、出産までの妊婦定期健康診断は五万円から七万円くらいの出費を要します。少子化対策として子育てや出産のしやすい環境づくりが重要と思いますが、執行部の取組み姿勢についてお尋ね致します。なお、厚生省児童家庭局から出された少子化対策関連資料によりますと、いろいろな制度がありますので、取り入れられるものから早急なご検討をお願い致します。

 最後に、道路関係で、臼坂有料道路の無料化についてお尋ね致します。

 臼杵坂ノ市有料道路の無料の声は数年前からよく耳にする話と思いますが、臼杵坂ノ市有料道路は昭和五十三年、一九七八年十一月供用開始以来二十一年を経過し、料金徴収満了までの残りの年数は八年余となりました。借入金の償還残額は政府貸付金が二〇〇二年で終了し、あとは県の出資金が約十億円程度残るだけであります。

 東九州自動車道の工事も着実に進展しており、現時点では津久見インターチェンジまでは来年度末までに供用開始されると見込まれております。

 高速道は遠距離への移動・移送が主であり、一般道路が担っている生活道路としての機能を全て担うものではありません。特に県南関係住民にとっては、一般道を使用しても高速道を使用しても料金負担が伴う状態で、他の地域に比べても甚だ不利益となります。

 去る三月三十日、七名の県議会議員で構成する大分県南日豊沿線議員懇談会が、早期無料化の要望書を平松知事に提出されたと聞きました。臼杵市としても県南市町村と一体となって、東九州自動車道の供用開始までに無料化のめどがつくように県知事に陳情する運動を起こしてはいかがでしょうか。市長のお考えをお伺い致します。

 以上で質問を終わります。



○議長(藤丸利光君) 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) ただ今山本議員ご質問の「臼坂有料道路の無料化について」お答え申し上げます。

 ただ今お話のとおり、臼杵坂ノ市有料道路は、総事業費七十二億六千万円をかけまして昭和五十三年十一月十四日に供用を開始されました。この道路は県都大分市と県南地域を結ぶ幹線道路であることから産業経済活動に大きく貢献することが見込まれ、完成当初から無料化の要望が強かったところであります。

 臼坂道路は有料のため県南振興にとりましては大きなマイナスの要因となっております。無料化は臼杵市民をはじめ県南地域の悲願でありまして、これまでも臼杵商工会議所をはじめ各種団体の協力を得ながら官民一体となった取組みを行ってきたところであります。

 しかし、この有料道路は国・県及び金融機関からの借入金等で建設されたものでありまして、現在も通行料金により借入金を返済中のため、無料化は困難であるという返答しか今のところ得ることが出来ません。

 平成十一年度末の償還金残高は二十一億二千八百万円、交通量は一日平均六千八百六十九台となっておりますが、これは平成十年度の交通量の一日平均七千六百二十一台に比べますとかなり少なくなっており、平成九年度をピークに致しまして、交通量は年々減少しているというのが実情であります。

 大分県では、このような中での現時点での無料化は困難であるという姿勢は崩しておらず、東九州自動車道開通後の交通量を見ながら償還計画の平成二十年度までには無料化の意向をというようなことであると伺っております。

 この件につきましては、志村県議も県議会で強く要望し、また県南の県議会議員が一致団結して、運動をして下さっているところであります。

 このような状況の中でありますけれども、臼杵市にとりましてはこれは緊急な非常に大きな課題であります。そして、また、ゴミの広域化の交通問題と併せまして、これは問題になる路線でもありますので、今後も無料化に向けまして県南の他地域との連携を図りながら、強力な運動を続けて参りたいと思っております。議会におかれましても、どうぞよろしくご協力のほどをお願い申し上げます。

 他の質問つきましては部長よりお答え申し上げます。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。

 [市民部長安野正道君登壇]



◎市民部長(安野正道君) 山本議員ご質問の「臼杵市地域ケア会議」についてお答えを致します。

 臼杵市地域ケア会議は臼杵市全体の地域・医療・保健・福祉の総合調整の場として位置付け、医師会、自治会連合会、民生児童委員協議会、保健所、市健康課、福祉課の代表者からなる代表者会議と、医療・保健・福祉関係機関等の実務者から構成される実務者会議の二本立ての組織としております。

 実務者会議は、基幹型支援センターを事務局として、事例検討を含む高齢者の介護サービス及び介護予防生活支援等のサービスの総合調整や介護サービスの質的向上を図るための情報・意見等を集約する会議とし、第一回地域ケア会議を六月中に開催するべく準備を行っております。

 今後この会議を関係機関等のご協力を得ながら、効果的に機能出来るよう努めて参りたいと考えております。

 次に病後児デイサービス実施についてお答えを致します。

 この事業は、病気快復期にあり入院の必要はないものの安静の確保に配慮すべき児童で、かつ、保護者の勤務の都合、病気、事故等のやむを得ない事由により、家庭で育児を行うことが困難な児童を対象にするもので、現在県内では大分市と宇佐市において実施をされております。臼杵市では今のところ保護者等からの問い合わせ、要望等もない状況でありますので、現時点での実施は考えておりません。今後ともニーズの動向把握に努めて参りたいと思います。

 次に、国の少子化対策関連予算を活用した取組みにつきましてお答えを致します。

 従来から母子健康事業等他制度事業により妊婦健康診査及び乳幼児健康診査料が無料となっている他、乳幼児医療費の現物給付を本年二月から実施するなど利用者受給手続の簡素化を図りました。

 また、本年六月から児童手当制度の改正による対象年齢の拡大や従来から実施しております延長保育等、利用者の多様なニーズに対応した保育サービスの充実、保育環境の整備に努めているところであります。

 平成十一年度におきましては、国の少子化対策特例交付金を活用して主に、保育所、幼稚園等の施設整備を行い、園児の安全、保育の充実を図って参りました。

今後とも有利な国、県の補助事業に留意しながら少子化対策に必要な事業を検討して参りたいと考えております。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 山本議員。



◆十三番(山本正嗣君) 臼坂の有料化、有料道路の無料化のことでちょっと再質問なんですが、市長さんとして、県南の関係市町村と一体となって臼杵市が音頭をとって、まあ来年ぐらいの早い、早いというか高速道路が開通する前の時点ぐらいで総決起集会みたいなことをやられてはどうかと思うんですが、そういうお考えはいかがでしょうか。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) ただ今のご意見大変重要な提案だというふうに受け止めまして、県南の一致団結したそういう主張を通すためのそういうことを考えていきたいというふうに思います。



○議長(藤丸利光君) 以上で山本議員の質問及び答弁が終了致しました。

 山本議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手をお願い致します。

 池田議員。



◆十八番(池田和秀君) ただ今の山本議員の臼坂の無料化についての関連でございますが、これ私の独自な考え方でございますけど、やはり芝崎市長のときから本会議のたびにこの無料化というものが提案されて参ったわけでございますが、新しく私のその考え方としましては、大体債務が今二十一億ぐらい残っておるということでございますので、この当時のその借入れの金利についても非常に高い、五十三年ぐらいということになれば、借入れの金利もかなり高い数字じゃないかということでございますんで、できればこれを三十年ぐらいにもう一回引き直して頂いて半額にするというようなことも考えられますが、その辺について市長はどういう考えを持っていますか。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) 有料道路につきましては、これは県の道路公社の関係でありますから、この借金の返済、そして金利の引き下げ等について私どもからとかくのことを申し上げることも出来ませんが、元々有料道路を造るというときに、いろいろな有料道路を造るための制限がありました。そういう制限の中でどこかに有料道路を造りたい、造らなければならないとこういうようなことで発足したというようなそういうようないきさつがあります。

 従いまして、その条件というのはどういうことかと言いますと、そこに有料道路を造って、有料道路を通れなくなったときにそれに代わる県道が存在しているというのがそれが大きな条件でありました。もしあの当時に九六位線の今の大分臼杵線が開通していた中でのそういうような事態であれば、恐らくあちらの方に出来ていたんではなかろうかというふうに思うんですけども、そういった中で、臼杵坂ノ市線は六ヶ迫を通った御所峠を通ったあの道路があるということで、それをショートカットするとこういう理由であそこに造られたと。で同じような形でもう一カ所ということでつくられたのが湯布院の道路でありまして、湯布院から湯の平に至る道路がやはり県道であると、その県道がちょっと回り道してるからそこに橋を架けるというのは都合がいいだろうということで有料道路化というのを選択致しました。

 そういったようなことで選択された結果、特に湯の平の道路については大変赤字をずっと抱え続けているとこういうような状況であります。

 その中で、臼坂有料道路については、かなり採算性は上がってきてたとそういうような中なんですけれども、あそこが有料道路であるために広域農道が開通するとかそういった新しい事態を受けまして、やはり通行量も減少してくるとこういうような事態を迎えております。そういうような中で、県南に入ろうというふうに思いましたら、国道一〇号線を通って入ってくる、それから大分の米良の有料道路を通って入ってくると、そして臼杵のただ今の臼坂有料道路を通って入ってくると、これがメインになってるんですが、一〇号線はご承知のとおり定時性を保てないとそういうような道路であります。そういうことですから、県南の方に入るにあたっては、いずれにしろまともにしっかりした時間に入ろうと思いますとお金を取られてしまうと、そういう関所があるというようなそういうようなことになってるんで、かねがね県の方には申し上げてるんですけれども、県南にはもうみんな行かなくてもいいと、もし行きたかったら高い料金を払って関所を通って県南に入りなさいとこういうようなことを言ってるに等しいんじゃないですかというようなことを申し上げているところであります。そういった中での話ですが、先ほどのご提案、今のこの時期にそれをやるんがいいんじゃないかというこういう提案だと思います。今のようなそういう事態に加えまして、更に有料道路が出来たということで、あと二年後に東九州自動車道が開通した暁に、どこを通ってもみんな県南にはお金がかかるとこういうようなことではたまらんというようなことで、今その高速自動車開通、東九州自動車道開通のそのときを一つのめどにして運動を、大運動を展開するというのがタイミングとしてはベストなタイミングであって、最後のタイミングと言っていいかもしれないというふうに思いますので、強力に運動をこれからしていかなければいけないというふうに考えているところであります。

 池田議員の金利等のそういうようなことにつきましては、貴重な提言ではありますけども、そういうことで、まあそんなことが出来るのか出来ないのかということは、今のさしあたっての無料にしてくれというお願いと関連させながら、その動向を見極めて、先ほどのご意見等を伝えて参りたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 池田議員。



◆十八番(池田和秀君) 今のちょっと質問がご理解頂けないと思うんですが、私の言いたいことは、やはりあと償還期限が七年ということでございますし、この二十一億という金を一応借入れして返済し、それで今度はこの資金でもう一度三十年にこの二十一億をしき換えると、そしてそれによってやはり月の返済額も変わってきますんで、それででくればその半額、今の三百十円を百五十円ぐらいの金額に下げるというようなひとつそういう方向もできないかなというこれ要望でございますけれど、ひとつその辺もおくみ取り願いたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 以上で山本議員の質問及び答弁に対する関連質問を終わります。

 次に、加茂議員の発言を許可します。



加茂千恵子君の通告事項
一 南蛮資料館の建設計画
 1 南蛮資料館の構想は
二 循環型社会
 1 リサイクルステーションの増設は
三 男女共同参画社会
 1 女性対策室と女性登用率のアップを
四 道路行政
 1 臼坂有料道路の無料化を



 [九番加茂千恵子君登壇]



◆九番(加茂千恵子君) 皆様こんにちは。加茂千恵子でございます。介護保険制度を除きました四点についてお尋ね致します。

 最初に、南蛮資料館建設についてです。南蛮資料館は平成五年、ポルトガルとの交流四百五十周年記念事業の一つとして、平松知事立会いのもとに、臼杵市に建設することが決まったとお聞きしています。しかし建設用地や資料の収集、そして一番大きな要因は財政難のため今日に至っていると思います。市議会としても各地の美術館や資料館等視察研修して参りましたが、維持管理に多額の経費が使われ、思ったほどの集客は期待出来ないとのことです。

 このたび、アズレージョで壁画を飾った久家の大蔵が完成しましたが、ここが南蛮資料館に活用出来れば最高だったのですが、それは火災、盗難、湿度管理などの面から考えて困難であるとお聞きしました。市長は「この大蔵を南蛮文化交流の拠点の一つとして、臼杵の中心市街地全体で南蛮文化を体現出来るようなまちづくりを目指したい」とおっしゃっていますが、資料館建設も併せてどのような構想をお持ちになっておられるのかお聞かせ下さい。

 二番目に、循環型社会です。

 先の国会で循環型社会基本法が成立しました。二〇〇〇年度を循環型社会元年と位置付け、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会から資源を有効に活用することで、環境への負担を出来る限り少なくする循環型社会へ変革することを基本理念としています。その上でゴミの扱いについても優先順位を明らかにしています。

 一、製品を長く使うことによるゴミの発生抑制

 二、中古品や部品としての再使用

 三、原料や素材としての再利用

 四、燃やしてエネルギー源とする熱回収

 五、無害化して埋め立てるなどの適正処分と処理

となっております。

 国や地方自治体、事業者、国民のそれぞれに対する責務を定めており、ゴミゼロ社会実現へ初めて国民に進むべき道が示されました。基本法の規定にはゴミを出す事業者が、環境に悪影響を及ぼした場合に、現状回復の費用を負担する義務を負う排出者責任、また製品の設計段階からゴミを極力出さないか、あるいは再利用し易いように工夫する拡大生産者責任などが盛り込まれたことは、今後のゴミ問題を考える上で画期的なことだと思います。

 当臼杵市でも市民の皆様のご協力を得ながら、リサイクル運動も着実に進められています。しかし高齢者世帯の増加する中、リサイクルステーションまで運ぶことが困難だという声をお聞き致しました。隣近所で助け合えるとよいのですが、それもままならない状況です。

 そこで、立地条件など考え合わせながら、特別希望の多い地域にリサイクルステーションを増設して頂くことは出来ないでしょうか。ゴミを減らそう、リサイクルしようという前向きな市民の声を是非お聞き入れ下さい。

 三番目に、男女共同参画社会の実現です。

 二十一世紀に向けて、平和、福祉、環境、人権、教育などソフトパワーによる人間に視点を当てた質の高い社会を構築するためには、社会システムの転換と共に女性の地位向上が緊急の課題です。女性と男性が互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合い、性別にとらわれることなく、その個性と能力を十分に発揮することの出来る真の男女共同参画社会の実現が急がれます。男女共同参画とは、単に女性が社会に進出するだけでなく、男性も家事や育児や地域活動などに積極的に関わって、人生の多様な喜びを見出すことであり、男女が共同で社会責任を果たすことでもあります。

 この件については何度かお尋ねしましたが、女性対策室をはじめ実行性のある具体的な行動計画の策定が必要と思います。政策決定への女性の参画は諸外国に比べ大きく遅れをとっているのが現状です。

 今議会で、人権擁護委員に新たに女性が登用され、六名中三名が女性となり大変喜んでおります。今後も特に審議会メンバーや議員等、将来的には五十%を目指すことが自然だと思いますが、市長はどのようにお考えですか。また、どのように計画をされていますか、お尋ね致します。

 最後に、臼坂有料道路の無料化ですが、これは山本議員と趣旨は同じです。産業経済活動に大きく役立っているこの臼坂道路は、今や生活道路として定着しています。若者の定住や臼杵市の活性化のためには、県都大分市と隣接している地の利を生かさない手はないと思います。東九州自動車道も開通間近に迫った今こそ、臼杵市の最優先課題として取り組むべきではないかと思います。

 市長も県議の頃よりお骨折りを頂いていることは存じておりますが、今回この件に関して答弁は要りませんが、再度県当局へ積極的に働き掛けをお願い致します。

 以上で終わります。



○議長(藤丸利光君) 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) 加茂議員ご質問の「南蛮資料館の建設計画」についてお答え致します。

 南蛮資料館の建設は、ポルトガル国との国際的な約束事項ではありますが、当初計画した規模の資料館は、現状では建設することが困難であると考えられることから、臼杵市の身の丈に合った計画で取り組んでいきたいと考えております。

 このたび完成しました久家の大蔵を南蛮資料館として活用出来るかどうかとの可能性を探っておりましたが、ポルトガル国立古美術館の学芸員の来訪を受けて、いろいろ意見も伺いましたが、ポルトガル本国が所有する貴重な資料の展示には多くの課題があるとの指摘を受けたところであります。今後は、臼杵市とポルトガルの歴史的関わりを市民の方々によく知って頂くその「場」として利用していく中で、内部の利用についてはいろいろな意見を求め、検討して参りたいと考えております。

 また、構想をということでありますが、今後財源等様々な解決しなければいけない問題がありますが、可児醤油跡地に南蛮文化を中心に、臼杵の歴史と文化を体験出来るスペースを確保出来ればいいというふうに考えております。また、民間の美術館の特別展示場をポルトガルの貴重な資料の展示場として活用することが可能だということもわかりましたので、そのようなことをする中で、臼杵市街地全体で南蛮文化を体現出来るようなそのような流れを作っていくことが可能であると考えております。

 男女共同参画社会につきましては、後ほど総務部長より詳細に答弁致しますが、女性の参加を少しでも多く、そしてそれぞれの種類にもよりますけれども、できるだけ五十%に近い、半分に近い参加を得られるように今後とも努力を続けていきたいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。

 [市民部長安野正道君登壇]



◎市民部長(安野正道君) 加茂議員ご質問の「リサイクルステーションの増設」についてお答えを致します。

 リサイクルステーションは地域の状況にもよりますが、概ね五十世帯に一カ所を基準に二百七十カ所を設置し、月に一回の回収を行っております。市民皆様方の分別意識の高揚とともに、リサイクルについても深く関心をもって頂き、資源物の回収についても定着をみているところであります。

 しかし、昨年八月に実施致しました「生涯現役のまちづくり」のための調査によりますと、約十%の方より「資源置場が家から遠い」との回答を頂いております。

 そこで、現在計画中のゴミ処理広域化や、ペットボトル、カレットビン等容器包装の回収に伴い、ステーションの見直しも重要課題でありますので、見直し時には地理的条件、収集車両、高齢者や障害のある方への配慮等、十分考慮し、収集効率のよい収集態勢を検討したいと考えております。

 市民皆様方には、引き続き現体制での収集にご理解とご協力を頂きながら、廃棄物循環型社会の構築に向けて減量化並びにリサイクルを推進して参りたいと考えております。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 総務部長。

 [総務部長高橋洋児君登壇]



◎総務部長(高橋洋児君) 加茂議員ご質問の「男女共同参画社会」についてお答え致します。

 昨年の六月に、「男女共同参画社会基本法」が制定されましたが、この基本法では、男女共同参画社会の総合的、計画的な推進を図るための基本計画の策定について、国や県は義務付けられ、市町村は努力義務とされております。

 具体的には、国や県の基本計画の策定を受けて、市の計画を作っていくこととなっておりますが、国の基本計画は、本年度の策定に向け、「男女共同参画審議会」で、現在審議を進めております。

 臼杵市と致しましても、依然として根強く残る「男性は仕事、女性は家庭と子育て」など固定的な男女の役割分担意識を地域に住む一人ひとりが改めていく必要があり、そのための行動計画を独自に検討する必要があります。

 実行性のある行動計画の策定に、女性対策室を設置して取り組むことのご提案についてですが、市の地域性をふまえた行動計画を策定するには、単独の課や係で取り組むより、市役所全体の男女共同参画という意識の改革も含めた取り組みとして、男女や年代別構成を考えた全庁的な職員のチーム組織により問題点や課題等を整理し、具体的な計画についての検討や調整を進めていく方がより効果的であると考えていますので、現在、チーム組織での対応について検討を進めているところでございます。

 また、政策や方針を決定する場に、将来的には、女性の意見が十分反映されるよう、女性が決定に参画されることが理想であると認識しております。

 現在でも、各種委員会、審議会等様々な分野に一人でも多くの女性を登用することに努めておりますが、今後とも理想的な姿に一日でも早く近付けるよう積極的に取り組んで参りたいと考えております。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 加茂議員。



◆九番(加茂千恵子君) 一点だけ、男女共同参画社会ということで、今全庁的にチーム組織を組んでとおっしゃっておりましたが、これは大変結構なことだと思うんですが、まずその前に形を言うのはおかしいんですが、やっぱり女性対策室なり各市がまだあまりたくさんできてないんですが、その先進地として臼杵市もやはりそういう形のものを設置して頂いて、その中でそういう全市的に取り組んで頂けたら、まず窓口があるということが大事なことではないかなと思いますので、是非前向きにご検討下さい。よろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 以上で加茂議員の質問及び答弁が終了致しました。

 加茂議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手を願います。

 板井議員。



◆二十一番(板井孝太郎君) ただ今、加茂議員の質問の南蛮資料館建設計画についてお尋ねを致します。

 先ほど市長からの「フロム市長」を見ると、百億もかかるようなお金がないので、南蛮資料館は百年先でなければ出来ないというようなことをはっきり書かれておりました。その後の「フロム市長」を見ると、国際協約であるので、これは何とかしてやらなきゃならないというようなことも言っております。時々、時々に思いついたような発言をされ、この南蛮資料館の平松知事さんにお願いしたのは、当時芝崎市長が、議会の全員協議会に私は一回、二回と諮りながら、どうするかということで、将来的にやはりこれは県にお願いして造るべきじゃないかというような議会の一致した意見によりまして、県は、宇佐には風土記の丘という県営のものがあります。それで県営によって南蛮資料館は是非造ってもらおうじゃないかというようなことで、用地の提供は臼杵市がして、上屋等については県にお願いをしてやってもらおうというようなのが議会の意思であったわけでございますが、驚くことに、市長は、これは百年先でなければ無理だということを一人で勝手に決めて「フロム市長」でそういう発表をされ、またその後は、国際協約だから、これは何とかしなければならないと、また今日聞きますと、可児醤油の跡地、あの半分の残ったところに何とか出来ないかというような、一人での思いつき思いつきで行政をされたのではどうにもならんのではなかろうかと。こういうような問題については長期的に、また皆さんの意見を聞きながらやって、是非やって頂きたいと、私はこのように思うわけでございますが、市長の思いつきによる行政にももうこりごりです。是非皆さんのつまらない意見も聞きながら、是非そういうことで、知事さんも国際協約でポルトガルとの約束の中で、南蛮資料館というのは出てきておるわけでございますので、このままにはならないとこのように私も思うわけでございますので、金がなければ国・県にお願いしてするとか、何とかの方法を考えながら、約束は約束として守るべきじゃなかろうかなというように思うわけでございますが、ここら辺について、市長が百年先だと言ったことと、その後どうしてもやらなきゃならないと言われた心境の変化等について、どういう考え方か、また今日言われた可児醤油の跡地にどういうもんを考えておるんかということについて、答えができりゃあよろしくお願いしたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) この南蛮資料館の計画が出来た当時、私は県会議員をしておりまして、その当時のいきさつについても全然知らないわけでもありません。そしてまた、前市長が知事のところにお願いに行ったときのその陳情のときにそばに私はおりました。

 そういうような中で、臼杵市がどういうふうに認識をされていたかということは、その中身について私は知りませんが、この南蛮資料館の建設というのは、県はやりたくないと、県がしたいと言ったことは一度もないと思います。県がやらないという前提のもとで、それは臼杵市がやってくれということで、それを臼杵市が引き受けたというのが実際のところであります。

 そういうようなことで臼杵市が計画を立てまして、その計画を立てたのがだんだんだんだん大きな計画になっていったというような中で、私はそういった中で市長に就任致しまして、最初に知事にお願いしたのは、これは臼杵市だけで出来る問題じゃないから、資料は津久見市にもたくさんあります。たくさんでもないんですけど、津久見市も持ってます。大分市も持ってます。そして県も大いに関係したことであります。だから県と大分市と臼杵市と津久見市、ここが一緒になってこの計画を進めるということを今後はやって頂けないだろうかというお願いをしましたけれども、それはそういうことを言わずに、約束したことだからまあ臼杵市がやってくれないかとこういうような返答を頂いたわけであります。

 そういった中で考えますが、臼杵市がその当初の計画どおり、確かに当初の計画したときにはいろんな方が関わっていたと思いますけども、その南蛮資料館をその通りにもし造りましたときに、資料館を造ったとしてもその資料なるものはない。建物は確かに造ることが出来ます。そしてそこにお客さんに来て下さいと言って宣伝することも出来ます。しかしその中に飾る価値あるものは実際には持っていないと。そういうような状況の中で、一方でマカオが返還されるということになりまして、既にマカオは中国に返還されてしまいました。

 マカオが中国に返還されるにあたり、ポルトガルの文物を臼杵に頂けるんではなかろうかとこういうような期待もあったやに伺っておりますけれども、実際にはマカオはその文物はそのまま中国に引き渡して、今後とも中国と仲良くやっていくというようなそういうことで、そのまま中国に引き渡されました。そういうような中での話であります。

 私は確かに出来ない、このままじゃとてもじゃないけど出来ないとそういうふうに考えてます。で、五十年、百年ということにつきましては、これは五十年、百年というのは、実際にはなかなか今すぐにということは、これを建設する力は持っておりませんけれども、もしかしたら将来そういうような、経済状態がどうなるかわかりませんが、そういった中でそういうようなことが出来るゆとりがあるということも皆無ではない。そして国際的なそういうような約束もあるということから、あれは出来ませんというふうにお断わりするわけにはいかないとそういうようなことですから、今すぐには出来ませんけども、遠い将来にやるということで、今しばらく考えさせて下さいというのが私の話の趣旨であります。

 そういった中で、ポルトガルはやはり臼杵市に対する期待というものは大なるものがある。そしてソワレス大統領もこちらに見えて、そして中央公民館の前に黒御影の碑が建っているというこういうような事実もあって、その後、事あるたびごとにいろんな関係でポルトガルの方もこちらにいらっしゃいます。

 そういう中で、何とかしてその約束したものは将来まで引き延ばすと言いますか、将来まで延ばすにしても、出来るものがあったらその出来るものを市内で整えて、それがまた市の発展、活性化に役立つものならそれはしなければならないし、そういうようなことを計画したいというふうに考えているところであります。

 そういうようなことでありますから、もし今後の、今まだ構想段階でありまして、実際に予算の折衝までも至っておりませんし、それをやるということなりましたら、まだまだいろいろな検討を加えなければいけませんけれども、南蛮資料館、南蛮資料館といいますか、臼杵の歴史と文化について、それを市民の方、それから市内にいらっしゃるお客さん方がわかるような、そういうような説明が出来るような、そういうような資料館、簡単な資料館、こういったようなものがもし出来れば、それを市の活性化の事業の中の一つと位置付けることが出来れば、それも一つの方法であるとこのように考えているということを申し上げているということでありますから、どうかご理解を頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 板井議員。



◆二十一番(板井孝太郎君) ただ今の市長の説明である程度わかってきたわけでございますが、平松知事さんとそういうやりとりがあったのであれば、なぜその当時に、南蛮資料館については「フロム市長」に出すより前に、議会の皆さんにこういう形で大変今の財政事情では難しい状態だと、しばらくこれはまあ凍結と言うんですか、長い間かけてやらなきゃならない問題だと今考えておりますというぐらいのことは言ってほしかったなとこのように考えます。

 それと、今後に向かって、国際協約でございますし、市の財政力からいってもどのようなものを造ればいいかということが、もう市長の中でこうしてここにこういうもんを造りますということが決まって、予算をぽんと出すのでなくて、こういうことを発想し、こういうことで考えて、この程度ならどうだろうかというようなときに我々議会にも説明をして頂いて、そういうことの理解を得た上で是非やってほしいなとこのように思います。どうも我々が知らん間に全てが決まってしまい、予算が出てくると、あわててその予算はいい、悪いと議会としては言わなきゃならないというようなことになったんでは大変気まずい思いをしますので、そういうことのないように配慮を是非して頂きたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(藤丸利光君) 以上で加茂議員の質問及び答弁に対する関連質問を終わります。

 ここで十分間休憩致します。

  午後二時二十二分 休憩

     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午後二時三十三分 再開



○議長(藤丸利光君) 再開致します。

 三浦議員の発言を許可します。



三浦正行君の通告事項
一 ポルトガル訪問について
 1 ポルトガル訪問の成果
 2 旅費について
二 久家の大蔵について
 1 活用方法について
 2 外壁(アズレージョタイル)に対する防護策



 [八番三浦正行君登壇]



◆八番(三浦正行君) 八番の三浦です。通告に従いまして一般質問をさせて頂きます。

 まず、市長のポルトガル旅行の成果についてお伺い致します。

 市長は、先月の三日から約十日間、ポルトガル訪問を含めた欧州旅行に旅立たれましたが、今回の市長のポルトガル訪問はいろんな思いが込められた旅行だったと思います。平成五年にポルトガルとの交流四百五十年を記念して、大分市で式典が開催され、当時のポルトガル大統領のソアレス氏と平松知事立会いのもとに、南蛮文化資料館を臼杵市に建設するという協定が臼杵市とポルトガルとの間で交わされました。

 そしてその協定を受けて、海辺地区に公園を併設した資料館を建てるという計画になっていました。臼杵市の文化の向上及び観光浮揚の一環として大いに期待されていました。ただ、規模的にも大きすぎる上に、肝心の展示する資料も乏しいという状況の中で計画はそのままになっています。

 しかし、市とポルトガルとの約束があり、また当時の市議会としてもポルトガルとの協定を支持した以上、臼杵市としても何らかの形を示さないわけにはいかないのが実情だと思います。市長としても、一つにはそのような思いもあり、今度のポルトガル訪問になったのではないでしょうか。

 ところで、臼杵市としては四月に日蘭修好四百周年が成功裡に終わりました。これからもオランダとの交流は続けなければなりませんが、一つの区切りはできたのではないでしょうか。そして臼杵とポルトガルとの間に協定が交わされ、ポルトガルが臼杵市との交流を期待している以上、友好関係を壊さないためにも今後はポルトガルとの交流を一つの柱として考えていくべきではないでしょうか。

 このような状況の中で、今回の市長の訪問はポルトガルとの信頼関係をより深くするには十分だったと思いますし、その意味では大きな成果があったと思います。

 ただ、それとは別に、臼杵の文化に溶け込めるようなものや、資料館にふさわしいもの、またこれからの臼杵のまちづくりについて、何かヒントのようなものが得られたのかどうか、お聞かせ下さい。

 次に旅費についてです。今回の市長のポルトガル訪問は、先ほど述べたように信頼関係の確立に対して大きな成果があったと思います。もし市長がこのままポルトガルに何のアクションも起こさなければ、臼杵市とポルトガルとの信頼関係も微妙なものになっていたかもしれませんし、臼杵市のみならず、臼杵市とポルトガルの仲介をとって頂いた大分県の外交面においても、この旅行の意味合いは非常に大きなものだったと思います。

 ところがそのような重要な意義ある旅行の費用を、市長は私費で賄われたそうですが、今回の旅行については公費でよかったのではないでしょうか。公費でよかったというより公費にすべきだったのではと思いますが、市長のお考えをお聞かせ下さい。

 次に、久家の大蔵についてお伺いします。

 久家の大蔵の外壁の修復とアズレージョタイルの工事も完成して、先月に竣工式が行われました。特にアズレージョタイルの仕上がりは私たちが想像していた以上の出来上がりだと思います。今月の十日には大蔵の中でジャズコンサートも行われますし、これからマスコミにも徐々に取り上げられていくと思います。

 また、周辺の道も石畳に整備されましたが、一つの観光の拠点になることは間違いないでしょうし、黒壁の社長である長浜の笹原さんも、この蔵は使い方によっては集客力を持った素晴らしい建物になると述べていました。そして外壁が素晴らしい出来上がりだけに、内部の活用方法に大きな期待がかかります。

 中心市街地活性化計画案の中では、展示場、物販、飲食などが上げられています。また、南蛮資料館の候補にも上げられています。しかし、展示場や資料館のようなものだけでは人を集めるのには難しいでしょうし、リピーターもあまり期待出来ません。デザイン会議やその他のグループ、そして一般市民からもいろんな意見が出ていますが、具体的な案は出ていません。ただ、観光客だけではなく市民も気楽に楽しく集える空間として何か考えるべきではないかという意見が圧倒的です。そのような意見は行政にも届いていると思います。

 大蔵の活用についてはいろんな制約があり、はっきり言って難しいと思いますが、市として何か考えているのかお聞かせ下さい。

 次に、外壁の保護方法についてお聞きします。最初の頃はアズレージョタイルの色合いが臼杵の町並みに合うのか不安視する声も多かったと思います。しかし工事が進み、全体像がはっきりしてくると、周りとの調和もよく、何か神秘的なものさえ感じられる気がしてきました。蔵の壁面にこのような壁画調のタイルを張り付けているのは全国的にも珍しいものだと思いますし、話題になるのも時間の問題ではないでしょうか。

 しかし、話題になり多くの方が見に来れば来るほど、タイルの保護について不安が募ります。昼間はそんなに心配することはないと思います。問題は夜間です。この周辺は飲食店も多く、蔵の前を往来する人も多いと思います。特に壁面側は暗い場所ですし、タイルを傷付けられないかちょっと心配です。

 また、この辺は無断駐車される方も多く、壁にぶつけられるのではないかという不安もありますが、市としては何か対策を考えているのかお聞かせ下さい。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) 三浦議員の「ポルトガル訪問」に関する質問と「久家の大蔵」の活用に関する質問についてお答え致します。まず、ポルトガル訪問の成果についてでありますが、先月三日から十二日まで休暇を頂き、ポルトガルなどを尋ねました。ポルトガルにつきましては、南蛮関係の資料の提供やレプリカ製作など、その可能性を探ったり、街の活性化に具体的に生かせる南蛮文化を探ることを主な目的と致しました。

 平成五年に臼杵に訪問頂いたソアレス前大統領とも会見することが出来ました。南蛮資料館建設につきましても意見を交換することが出来ましたし、ポルトガル国立古美術博物館長とも懇談することが出来ました。

 その中で、ポルトガルにある南蛮資料のレプリカや資料の作成については協力を約束をして頂きましたことは、今後の具体的な準備に向けた大きな進展だと考えております。

 久家の大蔵を資料館として活用することについても伺ってみました。このことにつきましては、先月十九日に国立古美術博物館の学芸員アレクサンドラ・コルベール・カンポスさんを臼杵に派遣頂きました。実際に現地を見て頂きましたが、窓や床などの構造的な部分や火災、盗難、湿度管理などの点で、これを資料館とすることは相当難しいというような感想でありました。このことも久家の大蔵の今後の活用方法を実際に考えていく上で一つの成果であったと考えております。

 また、ポルトガル料理は魚介類中心で日本人にも親しみやすく、特に魚介類が豊富なこの臼杵にとって、まちの活性化にうまく活用出来るポルトガルの文化の一つであるということもわかりました。今後の文化交流のあり方等にも思いを馳せて帰って参りました。

 今回の旅行は、休暇による私的な旅行でありました。今回行く前は具体的な成果を確実に得る自信はありませんでしたが、ポルトガルに参りまして、思いのほか様々な進展が見られ、成果が得られた実りの多い旅行に結果的にはなりました。

 この旅費についてでありますが、今回の旅行は市の具体的な計画に伴う訪問ではありません。従いまして、休暇を頂き、私費での渡航とさせて頂きました。

 今回の訪問の成果を生かし、計画が具体化した上で再度渡航するときには公費を使わせて頂きたいと考えております。

 久家の大蔵の今後の活用方法につきましては、今回のポルトガル訪問で明らかになりました資料の展示には多くの課題があることをふまえながら、臼杵市とポルトガルの歴史的関わりを市民の皆様方にお知らせするその「場」として利用することと、臼杵市が進めている「まちづくり」に効果的な役割を担える「場」としての活用を考えて参りたいと思っております。

 他の質問につきましては総務部長より答弁致します。



○議長(藤丸利光君) 総務部長。

 「総務部長高橋洋児君登壇」



◎総務部長(高橋洋児君) 三浦議員ご質問の「久家の大蔵」についてのうち、外壁に対する防護策についてお答え致します。

 久家の大蔵は繁華街に所在していることから、議員ご懸念の点も考えられますが、タイルに直接ふれることの出来る環境が望ましいとの製作者リベイロ氏の意向もございますので、アズレージョは現状のままで、特に夜間の敷地内への出入り等につきましては、アズレージョにスポットライトを当てるというようなことも含めまして、景観を損なうことのないような防護策を講じて参りたいと考えております。



○議長(藤丸利光君) 三浦議員。



◆八番(三浦正行君) 先ほど (聴取不能) 思います。また、市長が行かれていろんな文化にふれ、またそういういろんな資料を提供して頂くということで、臼杵市にとっても臼杵市民にとっても本当にいい (聴取不能) おります。それを今回、実は市長は癒しの旅ということで私費で行かれたわけなんですけど、しかしやはり臼杵の本当のためになるというものだったら、どんどん私は公費を使って行って頂くべきだと思いますし、これからは本当に遠慮しないで、そういう意味では使って頂きたい、そういういい公費は使って頂きたいというふうに感じております。

 それから、久家の大蔵の活用なんですけど、さっき述べたように、ちょっと市民が一緒に楽しめるようなそういうものも何か考えて頂きたいと思うんですけど、市長はそういうあれは何か考え方があるかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。

 それと、このアズレージョのタイルは、製作者の考えで、見るだけではなく実際に触るということで、まあそういうことは本当に私たちもはっきりいって私たちの方からお願いしたいぐらいです。ただ見るだけではおもしろくないと、やはり触ってみていろんな感触を味わうというのも本当に意義あることだと思いますが、ただ、そうなれば防護策というのが出来ないということだと思いますし、それに代わるような何かまた考えなきゃいけないんじゃないかと。特に夜暗いですし、何かこう照明みたいなのを付けるとかいうふうなことが必要ではないかなというふうに感じますし、またちょっと無断駐車のこともありますし、そういうあれも何か考えているのかどうかちょっとお聞かせ頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) 久家の大蔵につきましては、外壁がアズレージョを張ったというようなことで注目されることになったわけでありますが、これが注目されるようになりまして、これでこの中の利用法、どういうふうにしたらいいかというようなことにつきましても、市民の皆さん方、あるいは議員の皆さん方それぞれに新たな可能性というようなことにつきまして思いを馳せることが出来るようになったのではなかろうかというふうに思います。

 久家の大蔵ああいう形で今出来上がっておりまして、一日二日を争うということでなくて、もう逃げも隠れもしないそういうような施設でありますから、急ぎ過ぎる必要もありませんので、多くの方々のご意見をしっかり頂いた上で、どうすればいいかというようなことを検討出来る、それだけの時間をかけて検討して参りたいと思います。皆さんのご意見を伺いたい、集めたいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 以上で三浦議員の質問及び答弁が終了致しました。

 三浦議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手を願います。

 小野議員。



◆六番(小野栄子君) 久家の大蔵のアズレージョにつきましては、まだ公開されていないんですけれど、私どもは日々全国のお客様をご案内すると、物めずらしさもあって、あそこを通り抜けられます。それでアズレージョに対する評価は本当に高いものがありまして、白壁とマッチして非常に素晴らしいんですけれど、リベイロ氏に一回聞いたんですけど、あの物語り、どういうふうな展開でどういうふうにつながっていくのかというのがタイル一枚一枚の解説書しか今のところないんです。それで明確な物語り性というんですか、そういうものがありましたら、私どもみんなで体得しとかんと、説明を聞いとかんといかんなあと言うんですが、今んとこ何もありませんので、より具体的な構想を進めていく中で、一番先にそういうものをお願い出来たらありがたいと思います。すぐ困りますので、手がけて頂きましたら大変ありがたいです。よろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 総務部長。



◎総務部長(高橋洋児君) ただ今のご意見、早速検討して参ります。



○議長(藤丸利光君) 以上で三浦議員の質問及び答弁に対する関連質問を終わります。

 次に平川議員の発言を許可します。



平川哲郎君の通告事項
一 福祉
 2 補聴器の交付を現状に合わせて改善することについて
二 教育
 1 学校図書館を「学校の心臓部」として蘇生させることについて
三 道路・環境
 1 祇園洲・柳原線の拡幅について
 2 広域農道建設に伴う排水対策について
四 政治姿勢
 1 同和対策について
 2 市民の立場に立った市政運営をしていくことについて



 [十番平川哲郎君登壇]



◆十番(平川哲郎君) 皆さんこんにちは。日本共産党の平川哲郎でございます。長時間でお疲れと思いますが、今暫くご辛抱をお願いします。

 介護保険については集中質問で行いましたので、次の質問に入らせて頂きます。

 補聴器の交付を現状に合わせて改善することについて、お尋ねします。

 ある聴覚障害者の方から、補聴器の交付を受けているが、コード付きのものでは聞こえにくいので、もっと性能の良いものがもらえたらよいのにということを聞きました。今は技術の進歩によって、性能も良いが高価なものが出来ておりますので、全額は出なくても自分のほしい機械を購入する補助金をもらえないかということも聞いております。機械の進歩に合った形の交付制度に改善できないかどうかお聞かせ下さい。

 次に、学校図書館を「学校の心臓部」として蘇生させることについてお聞きします。

 一九五〇年、来日した第二次米国教育使節団報告書に、教材センターとしての学校図書館は、生徒を援助し、指導する司書を置いて、学校の心臓部となるべきであると指摘しています。そのときから五十年立った現在、臼杵市における小中学校の学校図書館が、学校の心臓部としての役割が果たせるようなものになっているでしょうか。市浜、臼杵、福良ケ丘小学校など、PTA雇用の司書が設置されているところについては、ある程度図書館としての機能が果たされていると思いますが、他の学校では本の倉庫となっているのが実態ではないでしょうか。

 市長は、これからは情報が大事だということを常々言っております。学校図書館は学校における学習情報センターの役割を果たすこともこれからは求められると思います。このような役割を果たすことは学校図書館に司書の配置が何としても必要になってくると思いますがいかがでしょうか。

 まず、現在司書をPTA雇用している学校に対して補助金を出し、全ての学校に広げていくことから始めてほしいと思いますが、どうでしょうか。

 次に、祇園洲・柳原線の拡幅についてお聞きします。

 祇園洲・柳原線については、私はこれまでこれはまちづくりどころかまちこわしだと言ってきました。この間、市民の皆さんからも何で本丁のような臼杵の町の中でも広い道を広げる必要があるのか、歴史の道を大事にするのであれば、本丁こそ歴史の道の中心ではないのだろうかなど多くの声を聞いています。私はこの計画を進めることが本当に臼杵市のためになるのかという、そもそも論を抜きにしてこの計画を進めていけば大変なことになると思います。

 そこで、今の計画の現状はどうなっているのか、市民の皆さんの意見を聞き、それに基づく計画の見直しも必要だと思いますが、いかがでしょうか。

 次に、広域農道建設に伴う排水対策についてお聞きします。

 関臼津広域農道に伴う排水対策ですが、下ノ江の大野地区周辺においては、この道路の建設が始まってから何度も水の被害に遭っております。私も住民の皆さんと現地を見て歩きましたが、川が広い水路のところもあれば、直角になっている水路、そして途中で狭くなっている水路など、一貫した対策がなされていないのが現状です。農道は県の事業かもしれませんが、排水については市と県と協力して対策を練って頂きたいと思います。

 また、それに関連して、近い将来大浜の方にも農道が通じるようになっていますが、今でも大浜地区は雨が降れば道が川のようになり、水害も多発しておりますので、道路の建設については、排水対策については十二分に対策をしてもらえるよう、県と協議出来るような体制を作って頂きたいと思いますがどうでしょうか。

 次に、同和対策についてお聞きします。

 私は、今年度の当初予算の審議のときに、同和対策費のうちの旅費と補助金について見直しを求めましたが、市民の中から、その使い道について聞かれました。旅費については二百五十七万六千円の内訳なり、領収書などの資料を出してほしい。同和対策事業促進費補助金三百五十七万円はどのように使われているのか知りたいという声が出ています。補助金を出すからには、その団体なりの事業計画や予算書、決算書などの提出が義務付けられていると思います。

 私の所属する臼杵市身体障害者福祉会は、この間総会を開きましたが、以前市から十二万五千円の補助金をもらっていたのを、二年前に二万五千円削減され、今は十万円になっていますが、総会を開き、決算書などもきちんと付けて報告しております。

 三百五十七万というような高額の支出をするからには、資料が提出されていると思いますので、市民の皆さんに公表して頂きたいと思いますがいかがでしょうか。

 次に、市民の立場に立った市政運営をしていくことについて、私はこれまで介護保険や学校図書館の問題などについて質問してきました。介護保険については、質問で、市民の皆さんのために利用料や保険料の減免を要求しましたが、考えていないという冷たい答弁でした。財政が苦しいからということでしょうか。私はお金の使い方が間違っていると言いたいと思います。

 オランダとの修好四百周年には漂着記念公園をはじめ、諏訪山のリーフデ号の遊具など、湯水のようにお金を使い、それが済んだらポルトガルに行き、南蛮資料館の約束を果たすという、それにどのくらいのこれからお金を使おうとしているのでしょうか。

 市長は臼杵市の市民に責任を持つ立場であり、外交官ではありません。市民の暮らしや福祉、教育に多くの施策が求められているのに、それには背を向けて、何が市民の役に立つところでしょうか。私は市民が不況の中で今置かれている現状、介護の現状など、生活の苦境を解決することが先決であり、もっと地に足の着いた市政に対する取り組みを市長に要求して、この質問を終わりたいと思います。

 明解な答弁をよろしくお願い致します。



○議長(藤丸利光君) 市長。

 [市長後藤國利君登壇]



◎市長(後藤國利君) ただ今の平川議員の、私の「政治姿勢」についてのご質問、ご要望につきまして、傾聴に値するところと、それからまた意見がまったく違うなあと思うところと様々ございますが、ご意見をよく受け止めて参考にさせて頂きたいと思います。

 ほかの質問につきましては部長より答弁致します。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。

 「市民部長安野正道君登壇」



◎市民部長(安野正道君) 平川議員ご質問の「補聴器の交付を現状に合わせて改善すること」についてお答えを致します。

 障害者に対して給付対象となる舗装具は、その障害を補うのに足りる最小限度のものであり、その判定は市を窓口として県の身体障害者更生相談所において行っております。

 聴覚障害者に給付される補聴器の種類は、箱型、耳掛型、挿耳型等があり、種類の判定にあたっては身体の状況、通学、生活環境等の諸条件を考慮して、適度な装具を交付することになっております。

 市と致しましては、このような要望があることを県へ伝えたいと思っております。

 次に「同和対策」についてお答えを致します。

 昭和四十四年七月、同和対策事業特別措置法以来、三度にわたる特別法により、同和対策事業を推進して参りました。その結果、事業面におきましては一定の成果を上げているものの、依然として心理的差別は結婚差別や就職差別等を中心にして未だに解消されていないのが現状であります。

 また、近年情報化社会の進展により、パソコン通信、インターネット通信を利用した悪質な差別事象も多く発生しており、人権教育啓発活動の重要性はより一層増しております。

 当市におきましても、平成十一年度末に「人権教育のための国連十年」臼杵市構造計画も策定され、同和問題をはじめとするあらゆる人権の取り組み強化が課題となっており、今後更に人権教育啓発の推進に努力して参りたいと考えております。

 次に、補助金につきましては、地区住民の運動と調和を保ち、自主解放の支援促進するため、臼杵市補助金交付規程に基づき交付をしているものであります。

 内容につきましては、活動費、学習費、研修費、事務費等が主なものであります、申請から精算に至るまでは、臼杵市補助金交付規程により適正に処理をされております。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 教育委員会事務局長。

 「教育委員会事務局長野上泰洋君登壇」



◎教育委員会事務局長(野上泰洋君) 平川議員の質問の教育についてお答え致します。

 子どもたちは今、あふれる情報の中で生活し、教育を受け、一定の価値観や社会規範を身につけながら成長しております。その過程で重要なことは、多くの情報の中から自分にとって必要有益な情報をいかに選択して活用していくかでございます。

 そのような時期に、子どもたちが本と触れあうことによってさまざまな言語表現を学び、感性を磨き、創造力を豊かにするとともに、深い思考力を養うことはとても大切であると考えます。

 活字離れ、読書離れが言われていますが、子どもたちはコンピューターをはじめ様々な情報機器を活用して必要な情報を得ています。そういった情報機器の活用の場としても、身近な学校図書館の果たす役割は大きなものがあろうかと考えます。

 国も、平成九年に学校図書館法を改正し、司書教諭の配置に一定の基準を示し、また、司書教諭の資格取得の道も広げました。

 一方、臼杵市の小中学校の図書館の現状を平成十一年度の調査で見ますと、図書の基準冊数の充足率で百%を超えているのは下北小学校、中臼杵小学校、上浦小学校の三校しかありません。充足率の平均は小学校が九十四・六%、中学校が六十六・〇で、特に中学校の蔵書の整備が課題であります。

 ちなみに、大分県の平均充足率は小学校が八六%、中学校が七十二%、平成十二年度の市の図書費は小学校百四十四万円、中学校九十六万九千円となっております。図書司書は市内の小学校三校に三名、PTAの費用で雇用されています。

 このような状況のもとで各小中学校、幼稚園では、県立図書館の団体貸し出しを受けたり、市立図書館を利用するなど、工夫しながら読書指導を進めております。

 昨年十一月には、上浦小学校で「意欲的に読書活動に取り組む子どもの育成」をテーマに研究発表会が行われ、保護者、地域の人々とも連携をした読書活動が高く評価されたところであります。

 今後の学校図書館の整備、充実につきましては、その重要性を十分ふまえ、充足率を上げるとともに、人的な配置も含め、検討して参りたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 建設部長。

 [建設部長河野為三郎君登壇]



◎建設部長(河野為三郎君) 平川議員ご質問の「祇園洲・柳原線の拡幅について」お答えを致します。

 都市計画道路祇園洲柳原線は、市街地の交通安全対策はもとより、都市防災、中心市街地の活性化など多大な効果が期待されております。実施にあたっては周辺環境に十分配慮しながら、歴史的な町並みにマッチした道路整備に取り組むことになっています。

 また、この祇園洲柳原線の事業実施につきましては、県事業で実施されることになっていますので、現在県の方で路線図を作成中でありますが、この路線図につきましては地区住民の方々の協力を得まして測量も順調に進み、平面図につきましてはまもなく完成をすることになっておりますので、図面の準備が出来次第、地区の皆様方へその説明会をし、意見をお伺いしたいというふうに県から伺っております。その際、今後行います用地測量につきましても、土地の立入並びに境界確認立合などのご協力を頂くようにお願いすることにしております。

 以上でございます。



○議長(藤丸利光君) 文化産業部長。

 [文化産業部長佐藤和人君登壇]



◎文化産業部長(佐藤和人君) 平川議員ご質問の広域農道建設に伴う排水対策についてお答え致します。

 下ノ江大野地区の大野台団地の入口付近の排水対策につきましては、広域農道の事業主体であります県によりますと、早急に調査し、補助事業で対応出来る分については地元と協議しながら進めて参りたいとのことですが、市と致しましても、農地や家屋の浸水防止を強く要望して参りたいと考えております。

 次に、大浜校区につきましては、現在路線の検討を行っているところでありますが、大浜地区内の河川の状況及び地形などについて、詳細な調査の上、地元並びに関係機関と十分協議しながら、排水対策を進めて参りたいとこのように伺っております。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



◆十番(平川哲郎君) 今の市長の答弁は、あまりにも私は期待外れと言いますか、もう少し誠意をもって答えて頂きたいと思います。どのようなところが意見が違うのか、どこが評価というか傾聴に値するのかというのは全然わからない、漠然としてるんで、私も苦労して質問を作って参りましたので、もう少し誠意を持った答弁をして頂きたいと思います。

 それと、学校図書館について、これまでも現在司書を配置しております、PTA雇用で配置しておりますが、生徒が少なくなってPTAの費用では苦しくなっているということも聞いております。これから司書を維持していけないのではないかという不安もあると聞いております。守っていこうと思っても維持出来ないというような状況になろうとしているということですので、是非市の援助と言いますか、そういうことを是非検討して、前も検討するというようなことでしたけども、そういう財政のお金の使い道をもっとそういう市民の皆さんの望んでいる、願っていることにもっと使ってもらいたいと思います。

 それから、中学校で図書の充実度は六十六・〇%というような答弁もありましたけど、やはりそういうところにもっと、今、一番小中学校、特に中学校ですけども、聞くところによりますと小学校よりももっとひどいと、状況はひどいということも聞いております。成長盛りの一番やっぱり本を読もうというような意欲に燃えるような時期に、そういう状況では子どもの成長にとってマイナスになると思いますので、そこのところも十分検討していって頂きたいと思います。

 それから、同和対策についてですけど、そういう漠然とした今度聞いたのはそういうことではなくて、資料ですね、具体的な資料、ちゃんと決算書なり、まあ補助金を要求する際に、こういうことに使うから出してくれというような、ほかの団体では、団体と言いますか、ほかの補助金を申請したり、支出する場合はちゃんとそういう決算書、予算書、事業報告書なりを添付して市に出すと思いますので、そういう資料も、公金を使うのですから当然出す必要があると思いますので、そういう資料を提供して頂きたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 答弁が要りますか。



◆十番(平川哲郎君) はい。



○議長(藤丸利光君) 市長。



◎市長(後藤國利君) 平川議員の市民の立場に立った市政運営をしなければいけないとうことにつきましては、誠に同感であります。しかしながらその内容につきまして、これまでの歴史と文化、そういったものの継続性の中で、関係のある外国との様々な関係も大切にしなければいけないというようなことを私は考えておりますけれども、そういうようなことは重きを置かなくていいんだと、そういうような点につきましては意見が異なるなあとこういうことであります。以上です。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。



◎市民部長(安野正道君) 補助金につきましては、補助金等交付申請書のときに、事業計画書それから予算書あたりは全部徴収をしてございます。

 それから最後に、決算書あたりも全部取ってございます。

 以上です。



○議長(藤丸利光君) 教育委員会事務局長。



◎教育委員会事務局長(野上泰洋君) 司書の関係につきましては十分検討して参りたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 平川議員。



◆十番(平川哲郎君) 私は決して外国との信頼を軽んじた方がいいというふうなことではありません。優先順位をどうするかというようなことでこれまで要求してきましたけども、市民の皆さんがやはり日々の生活に困っている、そういう声もたくさん聞いております。そういうことを優先的に解決することによって、市民の皆さんの支持も得られるんじゃないかと私は思います。そういうことで様々な要求が今渦巻いておりますけど、そういうことを優先してやはり予算化するというようなことで、今の学校図書館でもそうでございますけど、そういうことを抜きにして外国との交流というふうなことも、そういうことを優先して初めて外に目を向けられるんじゃないかと思いますので、そういう立場で取り組んで頂きたいと思います。

 それから今同和対策について、補助金についての申請書なりそれは公表できないものでしょうか。どういう事に使われてるかというのはよくわからないんで、そこのところを、ほかの団体についてはいろいろ手に入れているんですけど、なかなか手に入らないというのが現状ですので、是非検討して頂きたいと思います。

 それから広域農道について、この前大浜の方にも調査したんですけど、今の状況でも中津浦側の川の河川敷ですか、そこがもう急流でえぐれて、人家があってその下に川が流れてるんですけど、そこのところがえぐられて家が壊れるんじゃないかという心配もその近所の方はしておりますので、そういう対策を十分にしていかんと、今反対という声はありませんけど、そういう対策をちゃんとしていかないと大変なことになると思いますので、そこのところもよろしくお願いします。



○議長(藤丸利光君) 市民部長。



◎市民部長(安野正道君) 先程の公表の件でございますけども、人権擁護の観点から公表は差し控えさせて頂きたいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 文化産業部長。



◎文化産業部長(佐藤和人君) 広域農道の大浜の校区の方になると思うんですけど、確かに現状は、今の状況は大変農道を新たに入れて、今の水路をというのは今の状態ではなんかそのままでは難しいんではないかなと、これは私個人的に思ってるんですけど、いずれに致しましても、先程申しましたように、県の方が市も交えて地元の方と協議するということでご理解頂きたいと思っております。



○議長(藤丸利光君) 平川議員よございますか。

 以上で平川議員の質問及び答弁が終了致しました。

 平川議員の質問及び答弁に対し、関連質問のある方は挙手を願います。

 首藤議員。



◆十七番(首藤新一君) 平川議員に対して私反論をするわけではないんですが、これは祇園州・柳原線についての拡張についての件についてでありますが、この件につきましては当時私も、今回は教育民生委員会に所属したわけでありますが、当時は二年間建設委員会に所属をしていたわけでありますし、当時として、建設委員会としては第三次総合計画の中で、まちづくりということで「皆さんどうぞやってください」ということで、これは承諾したわけでありますし、そういうことでございますし、話を聞きますと、私も平川議員に反論をしておるわけではないんですが、その内容を話さねばなかなかわからないんじゃないかとこう思いますし、今の臼杵市の状況から判断を致しますと、非常に経済的、また消費的低迷をしておるということもございますし、私としてはそれはかなりいい面が出てくるんではなかろうかとこのように思っておりますし、その委員も建設委員会、そして県の土木部長とか、また市の各いろんな関係者が皆入っておるわけでございますし、そういう中でこれはよかろうということになっておりますし、そういう都合でございましたので、平川議員も何か納得しない面があるんではなかろうかと思いますが、そういう委員の中で全員が「どうぞ」というようなことになったということでございますので、その点を私から申し添えておきたいと思います。平川議員も気を悪くしないようにその点をよろしくお願いしたいと思います。



○議長(藤丸利光君) 以上で平川議員の質問及び答弁に対する関連質問を終わります。

 本日は以上をもって散会致します。

  午後三時二十二分 散会

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