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大分県 日田市

平成 23年 6月定例会(第2回) 06月13日−02号




平成 23年 6月定例会(第2回) − 06月13日−02号









平成 23年 6月定例会(第2回)


平成23年第2回日田市議会定例会会議録  

第2号  

平成23年6月13日(月曜日)午前10時開議

────────────── ○ ──────────────
1.出席議員(24名)
 1番 大 谷 敏 彰        13番 赤 星 仁一郎
 2番 石 橋 邦 彦        14番 日 隈 知 重
 3番 岩 見 泉 哉        15番 田 邉 ? 子
 4番 樋 口 文 雄        16番 中 野 靖 隆
 5番 羽 野 武 男        17番 嶋 ? 健 二
 6番 坂 本   茂        18番 溝 口 千 壽
 7番 古 田 京太郎        19番 坂 本 盛 男
 8番 森 山 保 人        20番 松 野 勝 美
 9番 居 川 太 城        21番 財 津 幹 雄
10番 吉 田 恒 光        22番 ? 瀬   剛
11番 立 花 正 典        23番 飯 田 茂 男
12番 権 藤 清 子        24番 井 上 明 夫
────────────── ○ ──────────────
2.欠席議員(なし)
────────────── ○ ──────────────
3.出席した議会職員(5名)
事務局長          長 嶋 篤太郎
書  記          田 中 孝 明
 同            佐々木 豊 文
 同            戸 山 孝 徳
 同            柴 田 和 明
────────────── ○ ──────────────
4.地方自治法第121条による出席者(18名)
市  長          佐 藤 陽 一
総務企画部長        原 田 文 利
地域振興部長        横 田 秀 喜
市民環境部長        藤 田 信 幸
福祉保健部長        諌 山 泰 之
商工観光部長        黒 木 一 彦
農林振興部長        樋 口 虎 喜
土木建築部長        坂 本   誠
会計管理者         ? 瀬 幸 男
総務課長          桑 野 桂一郎
財政課長          佐 藤 公 明
水道課長          江 藤 隆 秀
教 育 長         合 原 多賀雄
教育次長          佐 藤   功
教育総務課長        行 村 豊 喜
農業委員会事務局長     阿 部 祐 一
選挙管理委員会事務局長   財 津 文 憲
監査委員事務局長      ? 倉 誠 二
────────────── ○ ──────────────
5.議事日程
第1 一般質問
────────────── ○ ──────────────
6.本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
┌────┬───────┬────────────────────────────────┬─────┐
│議  席│質  問  者│    質問事項                        │ 答弁者 │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 7 番│ 古田京太郎 │1.市の防災対策の在り方について                │ 市 長 │
│    │(社民クラブ)│  ・大地震等によるダム決壊の対応               │ 教育長 │
│    │       │  ・災害時における情報収集と情報伝達の整備ほか        │ 部 長 │
│    │       │2.市のエネルギー政策について                 │ 教育次長│
│    │       │3.教育予算について                      │     │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 4 番│ 樋口 文雄 │1.安心、安全のまちづくりについて               │     │
│    │(市政クラブ)│  ・東日本大震災の被害                    │ 市 長 │
│    │       │  ・市民への災害対応ほか                   │     │
│    │       │2.省エネルギー対策の取組について               │ 部 長 │
│    │       │3.豆田伝統的建造物クンチョウ酒蔵について           │     │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 20番│ 松野 勝美 │1.災害対策について                      │     │
│    │ (公明党) │2.節電対策ついて                       │ 市 長 │
│    │       │3.豆田の酒蔵について                     │ 部 長 │
│    │       │4.選挙について                        │ 局 長 │
│    │       │5.地上デジタル放送について                  │     │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 21番│ 財津 幹雄 │1.市長の基本的政治姿勢について                │ 市 長 │
│    │ (互認会) │  ・人材育成に対する市長の基本的な考え方           │ 教育長 │
│    │       │  ・人口減少に対する考え方                  │ 部 長 │
│    │       │  ・絶滅が危惧される技能、技工ほか              │ 教育次長│
│    │       │2.非常時の対応について                    │     │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 14番│ 日隈 知重 │1.クンチョウ酒蔵活用基本構想(案)の見直しについて      │     │
│    │(日本共産党)│  ・説明会での市民の疑問、意見と基本構想(案)の見直し    │ 市 長 │
│    │       │  ・岩澤重夫画伯作品保存検討委員会の議論と答申ほか      │     │
│    │       │2.旧小山小学校跡地の整備計画見直しについて          │ 部 長 │
│    │       │3.障がい者の働く場所の拡大につながる市の取組について     │     │
├────┼───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│ 11番│ 立花 正典 │1.市の各種スポーツ競技大会への取組と交付金、補助金拠出について│ 市 長 │
│    │ (互認会) │  ・各種スポーツ競技大会の振興、サポートほか         │ 教育長 │
│    │       │2.クンチョウ酒蔵購入とその活用について            │ 部 長 │
│    │       │  ・購入の経緯                        │ 教育次長│
│    │       │  ・購入後の活用                       │     │
└────┴───────┴────────────────────────────────┴─────┘
────────────── ○ ──────────────
7.会議の顧末
午前10時開議


──────────────○──────────────



○議長(井上明夫君) おはようございます。定足数に達しましたので、直ちに本日の会議を開きます。

──────────────○──────────────



△日程第1一般質問



○議長(井上明夫君) 日程に基づき、会議規則第62条第1項の規定により、市政に対する一般質問を行います。

 なお、今定例会におきましても、一般質問については、会議規則第56条及び第64条の規定により、質問回数を制限しないことといたします。また、質問時間につきましては、従来どおり答弁を含め60分以内であります。質問は、私から順次指名いたします。

 7番 古田京太郎君。



◆7番(古田京太郎君) [登壇]

 おはようございます。通告に基づきまして、3点について一般質問を行います。1点目は、日田市の防災計画、2点目は、本市のエネルギー政策、そして、3点目は、教育予算ということであります。

 それでは、まず1点目、日田市の防災計画の見直しについてお伺いをいたします。

 このたびの東日本の大震災は、地震、津波、原発事故で未曾有の大災害をもたらしました。大地震、大災害への確かな備えをする決意を新たにするとともに、いつ起きてもおかしくない災害に対する対策や体制強化を図らなければなりません。全国の自治体においても、大震災を教訓として防災計画の見直しが図られています。岩手県宮古市田老地区に築かれた万里の長城と言われた10メートルの大堤防さえ津波でもろくも崩壊しました。

 翻って、九州北部地域でマグニチュード8・9というような直下型大地震が起きた場合に、本市にある45年以上経過した下筌・松原ダムは大丈夫だろうか、大方の市民は想像したのではないかと思われます。ダム決壊という万が一に備えての対策はどうなっているのか、決壊時のシミュレーションや避難対策などについてどのような計画の見直しがなされているか、お伺いをいたします。

 次に、災害から市民の生命、財産を守り、市民の安全・安心を確保することは、市の重要な責務であります。今回の大震災もそうでありましたが、大規模な災害時においては、情報収集、情報伝達体制に支障を来すことが強く懸念されます。通信手段を確保するために、市は、情報収集と情報提供の体制をどのように整備しているのか、お伺いをいたします。

 次に、防災体制の機能向上を図る消防防災GISの利活用について、お尋ねをいたします。

 このシステムは、財団法人消防科学総合センターが開発した市町村の共有システムであり、防災関連データの管理、ハザードマップ作成機能、災害時オペレーション機能、避難所運営支援機能など、多岐にわたって機能が備えられています。現在、総務省消防庁の指導のもとに管理運営されていると聞いております。本市において、防災全体の業務に対してどのように運用されているか、お伺いをいたします。

 次に、災害が起きたときに、命を守ることは、何よりも最優先でなければなりません。地域力低下が叫ばれ、個人情報に対する過剰反応や誤解なども壁となっている状況の中、災害時要援護者の支援対策について、要援護者情報をどのように共有し、最新情報をどう維持し、また、支援体制づくりの課題と対策について、お伺いをいたします。

 2点目は、日田市のエネルギー政策についてお伺いをいたします。

 大震災で起きた福島第一原発の事故は3カ月経過しましたが、いまだに制御できずにいます。原発安全神話が崩れた今、電力エネルギーに対する日本人の価値が変わりつつあります。環境系のシンクタンク幸せ経済社会研究所が、4月にまとめた調査によると、30年後には、72%が原子力発電が減っていることを希望し、93%が自然エネルギーの増加を望んでいます。

 経済界でも、ソフトバンクの孫正義社長が、原発にかわる自然エネルギーについて政策提言をする財団設立を表明するなど、脱原発の主張は広がりつつあります。再生可能エネルギーの導入には、現段階では克服すべき課題が多いが、原発のリスクを知った今、再び原発推進に戻る選択肢は厳しいと思います。

 そこで質問ですが、福島原発事故を契機に、エネルギーの在り方が根本から問われています。今後は、原発依存からの脱却と地球温暖化防止という課題に取り組んでいかなければなりません。大分県も5月に、自然エネルギーの導入を柱とするエネルギービジョンを発表しました。日田市の再生可能エネルギーの普及促進をどのように描いているのか、お伺いをいたします。

 2つ目は、森林資源に恵まれた本市では、木質バイオマスを活用した都市づくりを目指すべきだと考えますが、どのような方針を持っているのか、お伺いをいたします。

 3つ目は、化石燃料を減らし、地球温暖化防止の観点からも、廃食油を精製したバイオディーゼル燃料の活用を公用車から進めるべきだと思うが、市のお考えを伺います。

 4つ目は、公共施設に導入したペレットストーブや太陽光発電などにより削減した二酸化炭素の排出量を取引する経済産業省の国内クレジット制度や、市有林の間伐による二酸化炭素の吸収量増大分を取引する環境省のオフセット・クレジット制度の取り組みの現状と今後の方針について、お伺いをいたします。

 5つ目は、エネルギーの過度の消費を抑え、省エネ、節電の取り組みが一段と必要になりますが、公共施設での節電対策及び市民にどのように啓発をしようとするのか、お伺いをいたします。

 大きな3点目は、教育費に係る保護者負担軽減についてであります。

 教育現場や保護者からの要望が強かったものであります。本年度、保護者負担を大幅に軽減することが実現し、これまでと比較して、保護者負担が3分の1程度になったと思われます。保護者から、大変助かります、今後もずっと続けてください、続けてほしい、などの意見が多く聞かれます。

 このような義務教育制度における保護者負担軽減事業は全国でも数少なく、大分県下でも初めてであります。市長及び市教委の教育を大切にしたいという思いが伝わってきます。この軽減事業が、今後も継続して行われる事業であるととらえてよいのでありましょうか。

 また、昨年度、初年度とあって、学校現場では戸惑いがあるようですが、これまで保護者から徴収して購入していたものに対する軽減事業ととらえ、使い道は学校の主体性を尊重するということでよいか、お尋ねをいたします。

 以上、壇上での質問を終わります。再質問は自席から行います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) [登壇]

 おはようございます。私から7番議員さんの御質問のうち、日田市の防災対策の在り方についてお答えをさせていただきたいと思います。

 初めに、改めて東日本大震災で多くのお亡くなりになられました方々へ、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。現在、保健師等職員を石巻市に派遣し支援をいたしておりますが、今後とも、被災地の復旧、復興を支援してまいりたいと考えております。

 さて、3月11日に発生しました東日本大震災では、マグニチュード9.0、震度7の巨大地震と10メートルをはるかに超える高さの大津波が押し寄せ、国や東日本の自治体の想定をはるかに超える被害が発生しております。

 現在、国の中央防災会議では、専門調査会を設置しまして、東日本大震災のメカニズムや被害を分析し、地震の規模の推定や被害想定の算出方法について見直すほか、今回課題となった津波の際の迅速な避難や広域での瓦れき処理などについて検討がなされております。この秋までには検討結果をまとめ、国の防災基本計画に反映させるとされております。

 また、大分県では、県下市町村を含めました大分県地域防災計画再検討委員会を立ち上げ、専門家によります県内の地震や津波を想定した大分県地域防災計画の見直しが進められております。

 日田市といたしましても、防災計画再検討委員会を立ち上げ、これから国や県の見直しの内容の調査研究をやる一方で、孤立集落等への対応、避難所での生活支援、被災者のケアをどうするか、食料や生活必需品等の備蓄と供給をどうするか、また、他の自治体や企業との災害協定など、被害想定から具体的な支援対策まで再検討を行ってまいりたいと考えております。

 そうした中、議員御指摘の松原ダム、下筌ダムの決壊につきまして、両ダムを管理いたしております国土交通省九州整備局筑後川ダム統合管理事務所にお尋ねいたしたところであります。国の管理しますダムは、河川管理施設等構造令に基づき、地震に対する十分な安全性を確保するよう設計されており、今回の東日本大震災、また岩手・宮城内陸地震、さらには阪神・淡路大震災でも倒壊例はなく、松原・下筌ダム地点に最も影響を及ぼすと思われる最大地震は、別府万年山断層帯の震度6強程度と推定され、両ダムは、地震に対する安全性は守られているというふうに伺っております。

 また、災害シュミレーションは、現在のところ行っていないそうでありますが、全国的に今回の地震を踏まえた検証や研究が行われることから、その動向により対応したいと、こういう回答をいただいたところであります。

 したがいまして、日田市の見直しに当たっては、被害想定をどこまで大きくする必要があるかなども含めまして、今後の国や県の検討結果を注視しながら、日田市防災会議、日田市水防協議会で検討協議してまいりたいと考えております。

 以上、私から御答弁させていただきまして、他の案件につきましては部長等から御答弁いたしますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) [登壇]

 私からは日田市防災対策の在り方のうち、災害時における情報収集と情報伝達及び消防防災GISの利用についてお答えいたします。

 まず、災害時における情報収集でございます。

 気象台や国土交通省、県などの関係機関から発令されます気象情報や土砂災害警戒情報、河川の水位情報などにつきましては、電話回線と衛星通信を使って瞬時に入ってくるシステムとなっております。

 また、防災担当職員の携帯端末には、県や民間の気象情報会社から気象警報などの情報が直接送信され、すぐに初動の警戒体制をとれるようになっております。

 また、市内の被害情報につきましては、市民や大分県の土木事務所など関係機関からの通報、パトロール班からの連絡を災害本部で集約いたしておるところでございます。

 次に、市民への情報伝達方法でございますが、市町村合併後の市域全体に現在今整備を行っております防災行政無線による屋外拡声子局や自治会長さん宅に配備いたしております戸別受信機からの放送と情報基盤整備事業により整備いたしました光ケーブルでの告知端末やKCVの告知放送並びに各報道機関を通じて、市民へ伝達を行っております。

 また、災害時には、市の広報車や消防団の車両を使って巡回放送による情報伝達も並行して行っておるところでございます。

 次に、消防防災GISの利活用についてでございます。

 消防防災GISは、議員からも御紹介ありましたが、地域情報システムを利用して、避難所や災害危険箇所等の防災情報、通行どめ箇所等の被害情報を地図上に登録し、災害対策に活用するシステムでございまして、財団法人消防科学総合センターが、消防庁の指導のもと開発したものでございますが、その利用につきましては、市町村の判断に任されており、現在のところ大分県を初め、県内すべての市町村は利用いたしておりません。

 しかし、今年度、大分県が同様のGIS機能を持っている九州広域防災ポータルサイトを使って、県下各市町村の被害状況を収集することに決定しておりますことから、市といたしましては、県との情報の共有が図れ、近隣市町村の災害情報も入手できる九州広域防災ポータルサイトを利用することといたしております。

 次に、バイオ燃料の活用についてお答えいたします。

 本市におきますバイオ燃料の活用状況といたしましては、現在ディーゼルエンジン仕様の給食配送車2台におきまして、軽油の代替品として地元福祉団体がてんぷら油を製油してつくりましたバイオ燃料を使用し、21年度から運行を行っており、平成22年度の実績としまして、年間約2,000リットルを消費している状況でございます。

 したがいまして、今後もこの2台につきましては、バイオ燃料を利用していく計画でございますが、平成17年度以降の排ガス規制適合ディーゼルエンジン車につきましては、排ガスを浄化するために設けられています触媒装置に悪影響を及ぼすというおそれがありますので、バイオ燃料の使用をメーカーから控えてほしいという説明もあります。現状では、使用車両の増車は考えていないところでございます。今後、ディーゼル車両を製作しますメーカーのバイオ燃料使用への対応が整えば、導入を考えたいと思っております。

 次に、省エネ、節電の取り組みについてお答えいたします。

 本市におきましては、平成10年に認証取得しましたISO14001に準拠し、全施設において従前より、エネルギーの使用量抑制に努めているところでございます。その中の一つであります電力使用量抑制の具体的な取り組みとしましては、冷房運転の温度設定を28度、暖房運転の設定温度を19度とした省エネ運転の実施、蛍光管の間引きによる総本数の削減、昼食時間帯の執務室照明の消灯、本庁舎会議室への個別冷暖房の設置、省エネ型蛍光灯への更新など、ハード面での取り組みを行い節電を行うとともに、あわせまして、本年度は、軽装での執務執行ということでクールビズを前倒しで実施したところでございます。

 次に、節電に対する具体的な目標につきましては、現在ISO14001の準拠により、前年度電力使用量以下に抑えるとの目標を定めて節電・省エネ対策に取り組んでいるところでございます。

 なお、市施設におきまして、大きく電力を消費していますものは、空調機器、照明機器、OA機器の3つが大きな要素となっていますことから、今後は、市施設におきます照明機器の省エネ管への更新、OA機器の省エネタイプへの更新などを計画的に進め、さらなる節電・省エネ達成ができるよう努力していくつもりでございます。

 また、供給電力抑制による節電・省エネ化の一環としまして、市役所本庁舎への太陽光発電の導入なども検討してまいりたいと考えているところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 市民環境部長。



◎市民環境部長(藤田信幸君) [登壇]

 私からは7番議員御質問のうち、日田市のエネルギー政策についてお答え申し上げます。

 まず、再生可能エネルギーの普及促進についてでございます。

 市では平成23年3月に、第2次日田市環境基本計画を策定しました。その中の施設の柱の一つとして、地球温暖化対策推進を掲げまして、その目標を市のエネルギー需要量のうち、再生可能エネルギーの利用割合を、現在の約4.5%から10%までに引き上げることとしております。今後は、この目標達成に向けて各種の再生可能エネルギーの普及促進に努めてまいりたいと考えております。

 このため、市では、平成21年度から住宅用太陽光発電を設置する市民に対しまして、市単独の上乗せ補助制度を創設いたしまして、住宅用太陽光発電の普及促進に努めてまいりました。昨年度は、173件の申請をいただいたところでございます。

 このように、住宅用太陽光発電に対する市民からの需要、関心が高いことから、市といたしましては、まず、住宅用太陽光発電の普及促進を重点的に進めていきたいと考えております。また、小水力発電等、その他の再生可能エネルギーにつきましても、設置や導入が可能なものから導入を図っていきたいと考えております。

 次に、国内クレジット制度及びオフセット・クレジット制度の取り組みについて、お答え申し上げます。

 国内クレジット制度につきましては、平成9年に採択されました京都議定書の目標達成計画において規定されている制度でございます。平成20年度から、政府全体の取り組みとして開始をされました。大企業等による技術、資金等の提供を通じて、中小企業等が行った温室効果ガス排出削減量を認証し、みずからの目標達成等のために活用できるものでございます。

 一方、オフセット・クレジット制度につきましては、環境省が創設した制度でございます。国が積極的に支援すべき取り組みの種類を特定し、温室効果ガス排出削減量や吸収量のうち、一定の基準を満たすものをクレジットとして認証するものでございます。

 両制度は、地球温暖化対策の一環として、温室効果ガス排出削減量やCO2排出削減量等について、企業間の取引を可能にし、地球温暖化を防ぐことに貢献する制度として創設されたものでございます。

 その一方で、市といたしましても、一事業者として、市の公共施設で利用する電力や化石燃料に起因するCO2排出量の削減に努める必要があることから、地球温暖化防止実行計画の事務事業編を策定し、目標達成に向けた取り組みを進めているところでございます。

 また、平成20年度に地球温暖化対策の推進に関する法律及びエネルギーの使用の合理化に関する法律が改正され、市も事業者として、温室効果ガスの排出量の報告が義務づけられております。

 このように、市といたしましても、計画や法律等に基づく温室効果ガスの削減を求められている状況でございます。仮に、温室効果ガスの削減量をクレジット化した場合、温室効果ガスを削減していないとみなされてしまいますことから、温室効果ガス等の削減目標が達成できなくなることも考えられます。このため、関係します計画や法律との兼ね合いを見定めながら対応してまいりたいと考えております。

 また、国内クレジット制度及びオフセット・クレジット制度のうち、オフセット・クレジット制度に関しましては、市内では、平成21年度の12月に上津江町のトライ・ウッドが、間伐推進事業を登録しているところでございますが、他の事業者等の活用は見られないことから、まだまだ導入が進んでいるとは言いがたい状況でございます。このため、両制度の普及啓発もあわせて取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、省エネ・節電の取り組みについてでございます。

 市民、事業者等に対する啓発活動につきましては、これまで第1次日田市環境基本計画の基本施策の一つとして、省エネ、省資源の推進を掲げ、家庭及び事業者に対する省資源、省エネルギーの意識啓発を行ってきたところでございます。具体的には、緑のカーテンや省エネ家計簿の推進など、家庭や事業所において身近にできる節電対策を進めるほか、市民環境講座や広報等を通じて、地球温暖化防止活動の一環といたしましても啓発活動を行ってまいりました。

 また、第2次日田市環境基本計画におきましても、市民、事業者が、身近に取り組むことのできる環境配慮行動のガイドラインとして、環境行動指針を策定しております。市民の環境行動指針につきましては、節電、省エネ家電の買いかえに関する項目のほか、節水、エコドライブの勧めなど、日常生活における環境負荷を低減するために、市民一人一人が自主的に取り組むべき行動の指針を示しております。

 一方、事業者の環境行動指針につきましては、事務室における節電や節水、エコ事務用品の購入やごみの排出についてなど、事業活動から発生する環境負荷を低減するために取り組むべき行動の指針を示しているところでございます。

 さらには、環境マネジメントシステムの導入やエネルギー使用量の把握及び削減計画等を立てることなどの項目を含んだものとなっております。

 また、市では、この環境行動指針の普及の一環といたしまして、省エネ活動に取り組む家庭を対象にエココンテストを実施しております。

 また、昨年に引き続き、緑のカーテンコンテストにつきましても実施することとしております。エココンテストにつきましては、市が本年度作成いたしますエコカレンダーに電気使用量等を記帳していただき、省エネ活動に取り組んでいただくというもので、電気使用量を削減する取り組みを通じて、CO2排出量の少ない世帯を表彰するものでございます。

 さらに、事業者に対する取り組みといたしまして、業種に適した環境マネジメントシステムの導入を促進するために、環境省が作成しておりますエコアクション21を推進してまいりたいと考えております。このエコアクション21は、中小企業等が環境への取り組みを効果的、効率的に行う環境マネジメントシステムであり、中小企業等でも取り組みやすいという特徴があります。今後、県と連携を図りながら、普及促進に努めてまいりたいと考えております。

 このほか、市民、事業者、行政が、ともに環境について考え行動する日田市民環境会議のエネルギー部会におきましては、節電の街頭啓発を実施する予定となっております。このような市民と協働して行う啓発活動も、積極的に進めていきたいと考えております。

 議員御案内のように、東日本大震災の影響を受け、省エネ、節電の取り組みへの関心が高まっております。この大震災を機会として、市民一人一人が、日常生活を環境への負荷の少ないものへと見直していただく必要があると考えておりますので、今後も、省エネ、節電の意識啓発等に努めてまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(諌山泰之君) [登壇]

 私からは、災害時要援護者の支援対策についてお答えいたします。

 本市では、高齢者並びに障害者の支援体制につきまして、日田市災害時要援護者登録制度実施要綱を定め、民生委員・児童委員並び自治会の御協力により、要援護者の台帳登録に取り組んでまいったところでございます。

 この台帳には、御本人の情報や医療・福祉サービスの利用状況、緊急時の家族等の連絡先並びに避難の手助けを行う避難支援員等を登録しているところでございまして、平成23年2月末現在で登録の御承諾をいただいた1,830名の方を災害時要援護者台帳に登録したところでございます。

 この災害時要援護者台帳と要援護者の自宅の地図をセットにしたものをそれぞれの担当地区の民生委員・児童委員の方々へ配付をいたしたところであり、現在、配付後において新たに登録を行う方などの台帳整備を早急に行っているところでございます。

 議員御質問の災害時要援護者の情報共有につきましては、現在行っております追加登録などの台帳整備が完了する7月上旬ごろには、自主防災組織並びに地元消防団等の関係機関へ順次情報を提供し、情報の共有化を図ってまいりたいと考えております。

 次に、災害時要援護者の最新情報の維持についてでございますが、災害時要援護者台帳には、一人一人の要援護者の個人情報などが多く含まれており、その保護に留意することはもとより、災害時に迅速かつ適切な避難を行うためには、情報の更新が必要であると考えているところでございます。

 このようなことから、今後におきましても、民生委員・児童委員の皆様からの情報提供を得て台帳の更新を行うとともに、今後未登録の要援護者につきましては、市の福祉部局が保有する要介護等認定者や身体障害者等の情報を災害時要援護者台帳の情報との突合により抽出し、未登録要援護者台帳として台帳整備を行うなど、最新の情報維持に努めてまいりたいと考えております。

 次に、自治会単位での支援体制づくりにつきましては、災害が発生し、またはそのおそれが高まったとき、要援護者の避難誘導等を迅速かつ適切に実施するためには、あらかじめ要援護者一人一人についてだれが支援し、どこの避難場所などに避難させるかを定めておくことが必要でございます。

 このため、整備されました災害時要援護者台帳をもとに、自主防災組織等の実際に避難支援に携わる関係者が中心となって、要援護者に対する避難場所、避難方法、情報伝達方法などについて具体的に話し合いながら、一人一人の個別計画を作成いただく必要がございます。今後におきましては、それぞれの自主防災組織内での個別計画作成に伴う支援体制づくりなどについて、関係機関と連携を図りながら体制の整備を進めてまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 農林振興部長。



◎農林振興部長(樋口虎喜君) [登壇]

 私からは7番議員さん御質問のうち、木質バイオマスを活用した都市づくりの方針並びに市有林の間伐等におけるCO2吸収量増大分のオフセット取引の現状と今後の取り組みについてお答えいたします。

 まず、木質バイオマスを活用した都市づくりの方針についてでございますが、御案内のとおり、日田市は、杉、ヒノキを中心に豊富な木質バイオマス資源に恵まれております。この有効な資源を新エネルギーとして活用することは、環境問題に積極的に取り組む本市にとりまして重要な課題でありますことから、平成14年2月に、日田市地域新エネルギービジョンを策定したところでございます。

 このエネルギービジョンは、国、県、市、木材関係者などにより策定したものでございますが、ビジョンの実現につきましても関係者が連携し、また、それぞれの立場での取り組みによりまして、木質バイオマス発電所やバークペレット製造工場など、木質バイオマスを利活用した施設の建設につながったものと考えております。

 次に、市有林の間伐等におけるCO2吸収量増大分のオフセット取引の現状と今後の取り組みについてお答えいたします。

 市では、オフセット事業の一環として、平成20年度から日田市独自で森のサポーターモデル事業に取り組んでおります。これまで日田市内の誘致企業を中心に事業への支援を呼びかけているところでございます。現在、幾つかの企業に興味を持っていただいておりますが、協定までには至っていない状況であります。

 本事業は、オフセット事業の要素もございますが、市独自のCO2吸収量に認証書を発行し、支援いただく企業の皆様の林業体験や環境保全活動のフィールドとしての提供も目的としています。場所につきましては、前津江町の椿ケ鼻の市有林でございまして、本年4月には県道の改修事業も完了し、交通アクセスの向上によりまして注目を集めている場所でもありますことから、今後さらに積極的に呼びかけを行ってまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 教育長。



◎教育長(合原多賀雄君) [登壇]

 私からは7番議員さん御質問のうち、教材費の保護者負担軽減につきましてお答えをいたします。

 教材費の保護者負担軽減事業につきましては、教材購入に係る保護者の経済的負担を軽減することにより、子どもに安心して教育を受けさせることができる環境づくりのため、本年度から取り組みを始めたものでございます。

 具体的には、これまで保護者の皆さんに負担をお願いしておりました道徳の本や社会科資料集などの副読本類や、テスト、ドリル及び練習帳、学習帳といった授業の実施や教育効果を高める上で必要不可欠となる教材の購入に係る費用を公費で負担することにいたしたものでございます。

 教材費保護者負担軽減事業の取り組みによる保護者負担軽減額につきましては、本年度、各学校が作成いたしました事業計画書から推計いたしますと、小学校では、年間1人当たり7,155円、中学校では、年間1人当たり1万2,271円となります。この事業は、今後も継続して行われるのかとの御質問でございますが、市教委といたしましては、日田市の教育環境を充実するとの趣旨から、今後とも継続して事業を実施していくものでございます。

 なお、事業の実施に当たりましては、5,500万円ほどの一般財源を要しますことから、計画性を持った効果的、効率的な予算執行が求められることになります。このため、各学校に対して、計画的な教材費の購入を行うための年間計画書や実績報告書の作成及び提出を求めながら今後2カ年ほどをかけて検証を行い、保護者の皆さんが負担軽減を実感できるような事業内容となるように取り組んでまいります。

 次に、教材の選定に係る学校長の裁量についての御質問でございますが、もとより、カリキュラムの編成権は学校長にありますことから、教材の選定につきましても、学校長が責任を持って行うべきものでございます。したがって、本事業の実施に当たりましても、これまでと同様に学校長の裁量により教材を選定することとなります。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 7番 古田議員。



◆7番(古田京太郎君) 大変詳しい答弁をいただき、ありがとうございました。

 それでは、再質問をさせていただきます。

 防災関係の件でございますが、この地域の防災計画というのは、常に最悪の事態というものを想定しておかなければならないと思いますね。今回の東日本大震災においても、これはもう想定外と言うんですが、想定外で済ませてはいかんと思うんですね。ですから、これはもう、先ほど市長からありましたように、震度6強を想定しているということでありますが、それ以上の地震が起こり得る可能性は、いつだってあるわけですね。

 だから、国交省としても、そこ辺で安心・安全というような設計で行われていると思うんですが、しかし、やはりここはこのダム津波という、決壊という、ダムは確かに強固かもしれません。その周辺の土砂崩れにより決壊をする可能性もあるわけですから、そうしたことも十分想定してシミュレーションを行い、そして、どういうところに避難をすればいいかということを、しっかりとやっぱり見直しておかなければいけないんではないかなというふうに思います。そのことをぜひハザードマップに、見直しをしていただきたいということをお願いしたいと思います。

 時間がありませんから、次に行きます。

 災害時の情報入手と、それから、情報伝達ですね。これは、災害が起きたときに麻痺することがたびたび起こるんですね。情報入手は、先ほど高度情報通信ネットワークで得るということでありますが、いいと思います。そのほかとして、アマチュア無線のグループの方であるだとかいう人は、本当にその現場を見て、いわゆるその情報を送ってくれるわけですから、その辺の提携というものをしっかりしていただきたいというふうに思います。

 また、国では全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートという方法、これは、必ずしも何ですか、気象関係ではなくて有事の関係もあるわけですね。この全国瞬時警報システムJアラートについては、日田市はどのように整備をされているのかね、その辺をお聞きしたいと思います。

 それから、情報伝達の在り方ですが、これは、先ほども防災行政無線が中心だということで、市の広報や消防車や個々の自治会長、個々の受信機、あるいは、光ケーブルでと、放送でというふうにありますが、もう一つ提案をしておきたいのは、携帯電話を使った、今緊急速報、エリアメールというようなものが、今開発をされております。そのエリアを指定すれば、送信元から瞬時に伝わるというやつですね。

 それと、もう一つは、電話回線等が寸断されて方法がとれないといったときに、衛星回線、衛星電話を利用したワイドスターという方法もあるわけです。ですから、そういう方法もぜひ今後、伝達する手段として検討していただきたいと、そういうふうに思います。

 まず、いろいろ質問しましたが、答弁お願いします。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) まず、アマチュア無線の関係ですけども、これにつきましては、現在、地域防災計画の中にも盛り込んでおります。現に21年度の大分県の総合防災訓練のときには、アマチュア無線の団体の方の協力を得ながら訓練も実施したところでございまして、今後も大災害等発生すれば、アマチュア無線の関係団体と連携を深めなければいけませんので、今後もそういった形で進めていきたいと思います。

 また、全国瞬時警報システムJアラートですけども、これにつきましては、気象庁から送信される気象関係情報や内閣官房から送信される有事関係情報を人工衛星を利用して地方公共団体に送信し、日田市の、先ほど紹介しました防災行政無線を瞬時にもう起動させて住民の方に避難情報を提供する、緊急情報を伝達するシステムですけども、これにつきましては、平成22年度に機器の整備のほうを一応済ませたところでございます。

 いろんな緊急情報といたしまして18種類、地震情報や津波、火山、気象、弾道ミサイルとかの有事関連情報、いろんな情報が流れてきますので、日田市としてはどれを選択するかということで今調整をして、また、市民の方に事前にお知らせしてないと、急にびっくりされると思いますので、その辺を選択しながら、事前に住民に周知をしながら、早目に供用したい、運用したいということで、今準備を進めているところでございます。

 次に、エリアメールですけども、ドコモの利用者に限ってということでございますが、いずれにしても、こういった携帯電話を使った通信方法につきましては、災害時には有効であろうと思います。現に携帯電話を使いました形では、安心メールとかいう形で文字放送にかえて登録者には送信する仕組みとかいろいろありますので、そういったのも参考にしながら、今後通信手段をいろんな形で検討する必要がありますので、見直しを検討の中で調査検討させていただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 7番 古田議員。



◆7番(古田京太郎君) ありがとうございました。

 次に行きたいんですけども、ちょっと時間がありませんから、国の災害対策基本法の第5条に、市町村は災害時には、先ほど申し上げたように、住民の命と財産を保護する責務があると、明確にこう定められているんですね。これは言うまでもないことですけれども、このことから、やはり防災に対しては遺漏のないように、ぜひきちんとした取り組み、一丸となって今後取り組んでいってほしいということをお願いしておきたいというふうに思います。

 次に、時間がありませんから、エネルギー問題に行きたいと思います。

 市長にお伺いをしたいと思うんですが、このたびの大震災において人災と言われるような原発事故が起こったわけですね。それで、この日本のこのエネルギー政策とういうのが、見直されてきています。

 本市の首長としてこの原発問題に対して、どのような考えを持っておるのか、そして、そのことをどう、そのことに関して今後日田市のエネルギー政策はどうあるべきだということを市長にちょっとお答えをお願いしたいというふうに思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 今回の東日本大震災、また、その地震や津波により福島第一原子力発電所のこの被害状況というのは、私は、ほんとに大変憂慮すべき事態であり、これまで安全と思われた地域の人々が、これから住めないような状況に今至っております。

 これまでの原子力政策を、私は国としてしっかりこの見直しなり、反省なりしていただきたい。そして、この原子力をどうしていくか、これも、国として国民挙げての議論の中でその対応を考えていかなければならないことではないかというふうに思います。

 といいますのも、これまで私たちが、いろんなエネルギー、これは原子力も含めてでありますけども、そのおかげによって、今のこの便利な世の中を享受できるわけであります。

 ですから、原子力を全部閉ざしてしまうということは、あしたは無理だと思います。私は、あしたのエネルギーをどうするのか、これを考えなければいけないのとあわせて、将来のエネルギーをどうするか、これも、しっかり考えていかなければいけないと思いますし、将来のエネルギーをどうするかということについて、原発については、今の状況では私はやめると、代替を考えていかなければいけない、そういう状況に現時点ではあるんじゃないかというふうに思っております。

 私たち日田市は、玄海の原発、また、四国には伊方、鹿児島川内、こうありますが、いずれも、調べたところ、100キロは超えて離れております。しかしながら、原発に対して、この安全性は、しっかり国等に求めていかなければいけない。また、その経過によっては、場合によっては原発をやめて、新しいそのエネルギーを模索すると、そういうことを将来的には考えていかなければいけないと思ってます。

 また、日田市につきましては、従前から環境日本一を目指すという中で、CO2削減のための再生可能なエネルギーの取り組みをこれまでさまざまな形で進めております。

 今、いわゆる再生可能エネルギーで日田市にないのは、私は、地熱だけではないかなというふうに思っております。それ以外の太陽光にしろ、風力にしろ、小水力にしろ、バイオマスにしろ、日田市は、これまで具体的な形で進めてきておりますが、ただ、量がまだまだ微々たるものでありますから、先ほど部長が御答弁申し上げましたように、現在は4%程度でありますけど、10年後は、これを10%に向けて取り組んでいくというようなことで、日田市ならではのこの新しいエネルギーの在り方、これから検討しながら、調査しながら、そして、具体的に実現していきたいというふうに思っております。



○議長(井上明夫君) 7番 古田議員。



◆7番(古田京太郎君) ありがとうございました。

 市長の口から、脱原発というふうな期待をしていたんですが、しかし、市長は、原発にかわる代替エネルギーをという将来的には考えるべきだというふうにお考えのようですから、これについては、やはり環境都市ひたを標榜するのであれば、今のように、市長の言われるように、自然代替エネルギーを積極的に推進していくと、リーダーシップを発揮してほしいなというふうに思います。

 この大分県日田市は、大分県もそうですが、自然エネルギーのこの自給率と言えば全国一なんですね。それで、県も、次世代エネルギーパーク構想というものを推進しています。17の見学の対象を設けているんですね。17施設。その中で、日田地域には、日田市には6施設あるんですね。バイオマスから、太陽光からずっと入れて6施設あります。なお、九重町の地熱を入れれば7施設あるんですね。

 ですから、日田玖珠地域に来れば、日本で実用化されている自然エネルギーのすべてを見学することができるんです。したがって、これから先、この自然エネルギーというものを日田市は、森林のバイオマスであるだとか、今資源化センターのバイオマスであるだとか、小水力発電、さらには風力発電、さまざまなものがあります。これから先、それを全国に売り出していけばですよ、自治体の見学、あるいは議会の視察、企業の視察、研究機関の視察、そして、学校の修学旅行というような形で売り出していきたいと、いってもらいたいと。

 いわゆる、この日本一の自然エネルギーのまちという形で、日田市ならではのエコ・ツーリズムをぜひ企画、立案をしてもらいたい。グリーン・ツーリズムだけじゃなくて、このエコ・ツーリズムというものを全国に売り出していただきたい。

 そして、そのためには、やはり率先してこの日田市の恵みである森林のバイオマスというものをしっかりと利用する方向、そして、水郷日田である水を利用する小水力発電であるだとか、そういうものをしっかりと推進しながら、ぜひそのエコ・ツーリズムの企画、立案をして、全国に売り出してほしいというふうに提案をしたいというふうに思います。部長、お答えをお願いします。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) 今の修学旅行等の教育旅行の関係でございますけれども、まず、従前でしたら、基本的には観光地とか、観光施設とかということが、一つの教育旅行ということだったんだろうと思いますけれども、今、議員さんのほうが御指摘のとおり、環境をやはり重視した修学旅行等の誘致につきましては、大変重要なことであろうかと思います。私ども、観光ツーリズム振興課のほうにおきましても、昨年から、修学旅行の誘致関係につきましても取り組んでおります。

 また、今年度も、そういった環境をテーマにしました現地視察等も行う予定にしておりますので、ぜひそういうことに取り組みまして、今、議員さんのほうが御提案ありました分につきましては、積極的に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 7番 古田議員。



◆7番(古田京太郎君) もう時間がありませんから、このエネルギー政策については、今後、私も非常に興味のあるテーマでありますから、これからの議会、あるいはいろいろな場でこのエネルギー政策についても、今後引き続いて市長、あるいは、市との政策論議をしたいというふうに思っております。

 質問を終わります。

──────────────○──────────────



○議長(井上明夫君) 4番 樋口文雄君。



◆4番(樋口文雄君) [登壇]

 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

 去る3月11日、東日本を巨大地震と大津波が襲いました。太平洋沿岸の都市は壊滅的な大被害を受け、今なお多くの人たちが避難生活を強いられており、大変胸が痛む思いです。被災された方々には、心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。

 なお、全国からの義援金につきましては、まだ隅々まで行き渡っておらず、用をなしていないと聞き、歯がゆい思いをしているところでございます。一刻も早く被災者に渡るようにしてもらいたいというのが、私の願いでございます。

 さて、この未曾有な災害に対して、私たちも、たくさん学ぶところが多いと思われますが、地球温暖化が一段と進んでおり、いつ、どこで、どのような災害が起こり得る予測がつかないのが現状だろうと考えております。安心・安全のまちづくりについて、行政としては、どのような計画を練っているのか、まずお伺いをいたします。

 次に、東北大震災の被害が詳細に報道されておりますが、この被害に対して行政としてどう受けとめるか、お尋ねをいたします。

 次に、市民への災害に対する対応はどういう形で行っておるか、また、市民が自発的に災害対策を持つことも、一つの大きな要素であると思いますが、そのような動きがあるかどうか、お伺いをいたします。

 また、地域でも、災害に対する要望が出されております。三花地区におきましても、21世紀を考える会から出されておりますが、なかなか実現をしていないのが実情でございます。特に、藤山地区の河川、住吉地区の河川等から出されております災害予防の工事要請に対しては、市としては、国、県にどういう対応を求めているのか、お伺いいたしたいと思います。

 次に、省エネルギー対策についての取り組みについてお伺いをいたします。

 福島原発事故による節電が、全国的に今多く行われていると聞いておりますが、当市は、九電からそういう要請があったかどうか、まずお尋ねいたします。そして、あったとしたら、どういう内容を、対応をしていくかということがありましたら、教えていただきたいと思います。

 まず、この省エネ対策にいたしましても、まず、行政が、率先して取り組む課題であると考えております。そして、市民にお手本を示して、そして、全市一体となって省エネを進めていくというのが、基本的な原則であろうと思いますが、具体的にどういう取り組みをしているのか、まずお伺いいたします。

 次に、行政としてはこの際、今職員が夜遅くまで行っている残業対策も、節電につながるかと考えるわけでございます。毎月残業がたくさん行われておりますが、節電に対する考えとしては、これを縮小していくという考えがあるかどうか、まずお尋ねをいたします。

 それから、3番目の豆田伝統的建造物クンチョウ酒造についてのお尋ねでございます。

 さきに6月5日の市民への説明会が行われたと聞いておりますが、この際出ましたクンチョウの美術館問題等は、先延ばしされていくという報道がされておりますが、そこ辺の内容をお伺いいたしたいと思います。

 そして、クンチョウ酒造は、市民の要望としましては、建物の保存は大事ということは、地元もみんな納得しているわけでございますが、美術館構想は切り離して考えたらどうかという声が大きいと聞きますが、その考え方、対応についてお伺いをいたしたいと思います。

 あとは自席において再質問させていただきます。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) [登壇]

 私から4番議員さんの御質問のうち、豆田地区にある伝統的建造物である酒蔵の問題についてお答えをさせていただきたいと思います。

 初めに、私は昨年の3月議会で、平成22年度の市政執行方針として、将来の日田の展望を切り開いていくため、水郷日田、天領日田、文教日田を柱に活力創造プロジェクトとして取り組み始めることを述べさせていただいたところであります。

 日田のこの活力を生み出す源は何かというふうに考えますと、1つは、隈地域での観光の元気を取り戻すこと、またそのために、屋形船やウ飼いを活用したい、していけばどうかということであります。

 2つ目は、豆田地区での新たなにぎわいを生み出すこと、このために、岩澤重夫画伯の美術館や酒蔵の活用を考えていきたいということを申し述べたところでありますが、隈と豆田により多くの人が訪れるようになれば、その活力を市全体に及ぼすことができると考えております。

 さらに、3つ目は、この隈と豆田の中間にある咸宜園の世界遺産登録に向けた取り組みであります。まずは、隈、豆田、咸宜園など、市中心部が今まで以上に活性化することが、何より市全体の活性化につながるものと考え、これらの取り組みを推進したいと考えておるところであります。

 そこで、豆田での岩澤重夫画伯の美術館と酒蔵の活用でありますが、豆田地区振興協議会からの市での酒蔵を取得、保存する要望があり、岩澤重夫画伯の保存検討委員会から、市が取得するならば酒蔵に美術館をという答申があり、これらを踏まえ職員による酒蔵活用プロジェクトチームをつくり検討をいたしましたが、酒蔵は幾つもあり、中庭も含めますと、その活用は美術館を含め、いろいろあるのではないかという結論に至り、東京芸大の河北教授のグループに検討を依頼し、基本構想としてまとめたところであります。

 一方、3月議会では、新聞報道を受けさまざまな論議となり、市長が、一民間企業を助けるためにやっているのではないかということも言われました。私からすれば全く心外な話であり、このまま事を進めれば市民に誤解を与えてしまい、今までの取り組みが無に帰してしまうと考え、3月11日に土地の買収依頼を取り下げるとともに一たん白紙に戻し、これまで市の考えてきた酒蔵活用の基本構想案を市民の皆さんに説明し理解を得たいと発表したところであります。

 また、3月14日には、市議会からも、酒蔵活用による美術館構想に慎重な検討を求める決議もいただいておるところであります。

 そこで、このたび基本構想案がまとまりましたので、市民の声を説明し聞くため、6月5日にパトリア日田にて説明会を開催いたしました。この説明会におきましては、美術館の建設や経営、また、食事どころを設け、観光拠点として活用することに対し、市民の皆様からさまざまな御意見をいただいたところでございます。

 日田の名誉市民でありました岩澤画伯は、文化功労者であり、日展を代表する日本画の大家でございます。私は、記念美術館をつくり、画伯の作品をたくさんの方に見ていただくことが、御寄贈いただいた御遺族に報いることであり、また、文教日田の実現に資するものであり、日田の魅力の増加にもつながるというふうに考えております。

 また、豆田地区の古い酒蔵は、江戸時代、日田随一の掛屋であった旧千原家の遺産であり、広大な敷地に建ち並ぶ酒蔵や煙突のある景観は、天領の栄華を今に伝える貴重な遺産であり、天領日田の財産として今後も継承していかなければならないと考えております。

 さらに、日田市の観光の現状は、平成17年をピークに観光入り込み客の減少が続いており、豆田地区においても同様に厳しい状況にあります。酒蔵の活用は、この減少傾向にある観光客に歯どめをかけ、もっとたくさんの観光客の皆さんを豆田や、そして、日田に呼び込むためのものと考えております。

 そこで、岩澤画伯の記念美術館の建設と歴史的文化遺産である酒蔵の保存、この2つのことを取り入れ、あわせて、観光を拠点として取り組んでいくことを考えたのが、市でまとめました基本構想案でございます。

 今後の対応につきましては、この基本構想案のとおりに計画を進めるというものではなく、現時点では、今後のことは白紙で考えていくことにしております。これからも、パブリックコメント手続等により、市民の声を聞きながら理解を得られるような計画となるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、酒蔵の保存と美術館の建設を切り離して考えることができないかとのことでありますが、この2つを別々に取り組むということになれば、酒蔵のほうは、中身を何もなくて単に保存するだけでよいかということにもなります。文化財や伝建物を保護していくということは、文化財保護法にもありますように、保存して活用するというところにあろうかというふうに思います。

 そこで、基本構想案では、市や県の美術関係者等で組織します岩澤重夫画伯作品保存検討委員会の答申を受け、酒蔵に記念美術館を設けるのがふさわしいと考えたものであります。

 しかしながら、御寄贈いただいた岩澤画伯の貴重な作品を安全に保存管理していくことが、まずは第一でございます。酒蔵のこうじ菌の調査や修理方針を決定し、初期費用や運営経費、敷地全体の活用等を総合的に判断し、酒蔵での美術品の保存、展示が難しいということになれば、記念美術館を切り離すことも考えなければならないと思います。

 また、基本構想案にもありますように、記念美術館では、日田市出身の芸術家の企画展や県立美術館との連携を図った作品の展示についても、検討をしていくことにいたしておるところであります。

 以上、私から御答弁申し上げまして、その他につきましては担当部長等からお答えさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) [登壇]

 私から4番議員さん御質問のうち、安心・安全まちづくりの防災対策及び省エネルギー対策についてお答えいたします。

 今後の防災対策につきましては、7番議員の御質問に市長からお答えいたしましたように、東日本大震災が、これまでの想定を超える甚大な被害であり、これまでの防災計画では対応できないこともあることから、国や県が進めています防災計画の見直し内容を注視し連携しながら、日田市防災計画の見直しを行ってまいりたいと考えております。

 国、県においては、津波対策を重点に置いて検討が進められておりますが、日田市におきましては、被害想定から災害時の避難対策などを中心に検討を行うことになると考えておるところでございます。いずれにしましても、日田市地域防災計画再検討委員会や防災会議等で協議いたしてまいりたいと思ってます。

 次に、防災訓練の実施状況についてでございますが、災害に備えた訓練は重要であり、毎年さまざまな状況に対応できるような訓練を実施いたしております。6月5日に実施しました防災訓練は、6月3日の午後から断続的な雨が降り続き、5日の早朝に総雨量450ミリを超え、今後も断続的にまとまった雨が降り、河川のはんらん及び土砂災害の危険があるとの想定のもとに、市の災害対策本部と消防団及び三本松自治会、各振興局管内の自治会住民、約6,300名の参加のもと、避難勧告発令から住民への広報、関係機関への情報伝達訓練のほか、市指定避難場所への住民の避難訓練を行ったところでございます。

 また、三本松自治会におきましては、三本松自主防災組織としての避難誘導や要援護者の救助の確認、さらに、炊き出し訓練などを行っていただき、住民の方々は真剣で迅速な行動で訓練に臨んでいました。

 さらに、避難所では、非常持ち出し袋や非常食などの防災グッズの展示及び自衛隊の被災地支援活動写真の展示を行い、防災意識の普及も行ったところでございます。今後も、市民の避難誘導を担う自主防災組織と共同した訓練を実施し、組織の活性化と職員並びに住民の防災意識の向上に努めてまいります。

 次に、節電・省エネ対策における市の対応策についてお答えいたします。

 7番議員さんの御質問にお答えいたしましたが、本市の節電・省エネ対策は、ISO14001に準拠した取り組みを行っているところであり、前年度の電力使用量以下に抑えるとの目標を設定し、目標達成に向け照明節約による節電やクールビズの前倒し導入などにより、目標達成に努めておるところでございまして、九電から電気使用量の抑制はまだございませんが、今後計画的なハード面の充実により、さらなる節電対策に努めるものでございます。

 最後に、残業についてお答えいたします。

 平成22年度の時間外勤務の状況でございますが、時間外勤務は、臨時・緊急的な業務として、また、5時以降でないとできない業務として行っており、その総命令時間数は8万9,312時間で、平成21年度と比較しまして、7,161時間、7.42%の減となっております。

 時間外勤務の縮減につきましては、昨年5月に時短検討委員会の見直しを行い、本部委員会と各部ごとに小委員会を設けまして、昨年度から、次の事項について取り組んでおります。時間外勤務の事前申請の徹底を図る。内部会議は、原則1時間以内とする。資料作成は最小限にするなど事務量を削減する。毎週木曜日をアットホームの日とし、時間外勤務をしない日と設定といった事項をもって、時間外勤務の縮減対策に当たっておるところでございます。

 引き続き、時間外勤務の縮減に取り組みますとともに、夜間の不要な電気を消灯するなど徹底した形で、節電に努めてまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 市民環境部長。



◎市民環境部長(藤田信幸君) [登壇]

 私からは4番議員さん御質問のうち、省エネルギー対策の取り組みについてお答えを申し上げます。

 まず、原発事故による節電について、市はどう受けとめているのかとの御質問についてでございます。

 さきの東日本大震災に伴います東京電力福島第一原子力発電所の重大事故を契機に、原子力発電所の安全性、信頼性が問われております。静岡県の中部電力浜岡原子力発電所は、政府の要請を受け、冷温停止の措置がとられたところでございます。

 九州電力玄海原子力発電所におきましては、定期検査のため一部原子炉の運転が停止され、現在におきましても、再稼働のめどは立ってない状況にございます。これにより、九州電力は、夏場の電力不足を解消するため、企業などに最大15%の節電を9月末までに求める方針を示したことから、市といたしましても、この事態を非常に重く受けとめていたところでございます。しかしながら、さきの報道では、火力発電による電力供給に一定のめどがつきつつあるとの理由から、15%としていた数値目標は、当面見送りとなったことが報じられたところでございます。

 このような電力状況下の中で、電力需要がピークとなる夏場を迎えるわけでございますが、昨年の記録的な猛暑に見られますように、当市の夏場の気象状況は、最高気温が35度を超える猛暑日が連日のように続いておりますことから、市といたしましても、増大する電力需要を少しでも抑える必要があると考えております。

 また、省エネルギー・節電対策は、ひいては、地球温暖化防止対策にもつながっていきますことから、一時的な措置として済ませるのではなく、引き続き率先して省エネルギー・節電対策に取り組んでいきたいと考えております。

 次に、市民への協働や働きかけについてでございます。

 省エネルギー・節電対策を広く実施していくためには、市民や事業者の主体的な取り組みが必要となります。このため、市といたしましても、短期的、応急的な取り組みとならないように、継続した啓発を続けていかなければならないと考えております。

 具体的な働きかけにつきましては、先ほど7番議員さんの御質問の中でもお答えしたところでございますが、第1次環境基本計画の各施策を踏まえ、第2次日田市環境基本計画が策定されたところでございます。

 この計画に定められました市民、事業者の環境行動指針を初め、再生可能エネルギーの普及促進を支援する住宅用太陽光発電システム設置補助などの取り組みを通して、日常生活から環境に負荷を与えない社会の構築を目指していくとともに、子どもたちへの環境意識の向上のために、小中学校を対象といたします学校版環境ISO認定制度や環境子ども会議、そして、エコ幼稚園・エコ保育園支援事業などの取り組みにより、幅広く環境教育を推進していきたいと考えております。

 今後におきましても、市民、事業者の省エネルギー・節電対策の機運を高めていくために、各種事業を実施するとともに、市のホームページを初め、市報への掲載、そして、日田市情報センターの自主放送等を活用いたしまして呼びかけを行い、一層の啓発に努めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 土木建築部長。



◎土木建築部長(坂本誠君) [登壇]

 私からは、御質問のありました災害に関する要望についてお答えいたします。

 議員御指摘のとおり、毎年、三花地区21世紀まちづくり委員会より、地域振興に関する要望をいただいており、中でも、地区を縦断して流れる花月川の改修は、災害の不安があるということで毎年要望事項として上げられております。

 花月川は、管理区分が小野川との合流点より、下流部が国土交通省、上流部が大分県となっており、市では、個々の要望箇所や内容を国土交通省並びに日田土木事務所へ報告し、現地調査をしていただいた上で採択できる事業や対策の見通しについて回答をいただき、地元に報告をいたしております。

 また、市としましても国に対し、筑後川河川事務所長との意見交換会など、機会があるたびに改修の要望を行っているところでございます。

 次に、要望に対する優先順位に関する考え方でございますが、国、県ともに、過去に人命や家屋などの被害があった箇所を最優先に、順次危険度の高い箇所から取り組む方針であり、御要望の箇所の事業化には至っていない現状でございます。今後とも引き続き、国、県に対しまして、実施に向けた取り組みの要望を行ってまいりたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) では、再質問をさせていただきます。

 東北大震災は、想定外の事故がたくさん起きてきたわけでございますが、やはり机上でつくったいろんな方法もたくさんあるかと思いますけど、実際、具体的にやはりそれが、今度のような場合に活用できるかどうかという点も、いろんな面で報道されておるところです。

 そういう面からみますと、やはり市民への啓発、または、市民が自発的に立ち上がっていくということが一番基本じゃなかろうかと思いますけど、一応いろんな計画が、先ほどからも述べられておりましたけど、いわゆる市民がやっぱり取り組みを自主的にやるというようなことを、何か地域によってつくったらどうかと思うんですけど、そこ辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 災害対応に当たりましては、自治会に自主防災組織を設置していただいております。そういった中で、自主的に地域の確認や訓練といった形で、いざというときに機能するようにやっていただいておるわけですけども、最近、震災後にやっぱり地域の方も、いろんな形で地域を守りたいということで、市のそういった防災講座を開いてほしい。宅配講座ですけども、そういった要請が結構あっておりますので、そういった機会を通しながら、防災意識の啓発、さらには、自分たちで地域を守るんだ、自分の身は自分で守るんだという意識づけも、一方ではしていきたいということで考えております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 今、自治会としても、各公民館に防災倉庫ができて、1年に1回の防災訓練はやっておるわけでございますけど、なかなかやっぱり関係者だけになって、もう一つ市民に広がらないという点で問題点があるんじゃなかろうかと思います。

 先ほど私が申しましたように、そういうのも一つの方法ですけど、やはり地域を指定して、自分たちで自主的にやる地域を、例えば、三隈川沿線、沿岸とか、あの地域、いわゆる災害の起こりそうな三花地区でも構いませんけど、そういうところを1つか2つ抜てきして、こういうことを市民の人が率先してやるということも、やっぱり一つの裏づけになるかと思いますけど、そういう構想は考えられんですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 答弁の中でも申し上げましたけども、三本松自治会が、そういった自主防災組織としての体制が非常に整っております。救護班とか、連絡班という形でそういう体制が整った中で、今回、本部と連携して避難訓練等実施したわけでございます。

 こういった形をやっぱり年々広げながら、そういった訓練、特に被害が大きく、今度想定されるような地域というのが、今後少しずつ明らかになってくると思いますので、そういったところを中心にしながら、共同した訓練というのを今後考えていきたいと思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 計画は具体的にわかるわけですけど、やはり実際いろんな想定外の災害が起きた場合は、地域の人こそが実態を知ってる一番基本だろうと思います。

 例えば、寝たきり老人とか、家庭とか、そういう人たちの連絡体制とか、民生委員を通じて一応連絡ルートはつくってますけどね、やはり、いま少しその幅広い、市民の協力あってこそ、そういうのが実現できるかと思いますので、そういう点は何らかの、机上だけの格好じゃなくて、具体的にどうするかというのを実際つくっていただきたいと思うわけでございます。災害が起きてからでは、なかなか対応ができないというのが現実でございますので、ひとつそこ辺を十分踏まえてやっていただきたいと思います。

 日田地域を見ましても、やっぱり災害の頻度の大きいところとかいうのは、もう具体的に行政としてもつかんでおると思いますので、そういう危険地帯に対する、やっぱり安全・安心の取り組みが今出されたですけど、長期と短期の計画でもあったら、もう一つ、いま1回、答弁をお願いしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 長期、短期という計画ではございませんけども、災害復旧するところはしていくとか、そういった応急対策ということで、危険箇所については、長期的な形でおくれのないような対応をとると。で、そういったソフト面についても、即できるところはやっていくと、また、地域等に啓発を促していくという形で、今回防災計画を大きく見直すようにしてますので、そういった形で住民に周知を図りながら、安心・安全のまちづくりに努めていきたいと思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 2番目の項目の省エネルギー対策の取り組みについてお伺いをいたします。

 省エネルギーは、市の方針としては、ずっと取り組んでおるということで今答弁がありましたが、やはりまず、行政が率先して省エネをやりながら、その結果が市民に伝わる基本じゃなかろうかなと思うわけでございます。今、庁内を見ると、昼間に電気を消したり、いろんな格好で一応やっておると思いますけど、具体的にその、どのくらいの数字を目標にして省エネをやるかという考えがあるかどうかをお尋ねいたしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 数値目標はございませんが、前年度使用量以下に抑えるということで毎年取り組みをしておるところでございます。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 東京のほうでは、20%、25%節電の目標が、具体的に電力会社から出されております。もし日田市の場合でも、九電から具体的な数字の目標が、例えば、15%とか20%出てきたときに、私は、いろんな対策委員会をつくっても、その目標をある程度設定せんことには実効が不可能と思いますが、そこ辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 九電から具体的な数値は示されれば、それにこたえていくということで、当然やらなければいけないと思っております。

 で、日田市庁舎に限って言いますと、もう最大限、最大限といいますか、そういった節電に努めておりまして、仮に今、九電が15%という数値を示してきた場合、今、日田市役所の照明だけでいくと、それを達成するには、もう全部の電気を消さなければいけないというような今、日田庁舎内の使用実態、電気の使用実態ということであります。御理解いただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) そりゃ、対策をつくっていろいろ計画はしていると思いますけど、やはり実際、前年度に対してどのくらいの省エネをしたとか、電気料金が幾ら下がったとかいうことも、私は、具体的な市民に対する説得になると思うんですよ。ただ、そういう格好で対策委員会をつくりましたというような格好だけじゃ、私は、市民に対する示しがいまいちつかないと思いますけど、そこ辺どうですかね。



○議長(井上明夫君) 答弁いいですか。市長。



◎市長(佐藤陽一君) 従前から日田市は、省エネということでいろいろ取り組んでおりますし、ISO14001を取得して、それ以来、この庁舎の中のいろんなエネルギーを節電していこうという取り組みを進めてきております。

 やり方が、今市民の皆さんにきちっと伝わってないという御指摘でありますが、ISO14001の結果については、これ、公表をきちっとできてなければ、一度点検して公表させていただきたいと思いますし、市の取り組みが、もう少し市民の皆さんの理解を目に見える形で伝わってないとすれば、もう一度、そのあたりを見直して、市役所も一生懸命やってるぞということを市民の皆さんに示していくような形で、また啓発にも取り組ませていただきたいというふうに思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) そういう具体的な、やっぱり市民にわかりやすい伝達方法ですかね、これはもう一番大事なことと思います。例えば、この議場内でも、クールビズでいろいろ対応してますけど、これに対してどのぐらいの電気の省エネがあるかとか、あるいは、今、緑のカーテンをつくって何%の省エネをしよるとかいうことも、やはり身近なことに、机上でいろいろ考えても、市民の方はなかなか納得せんわけですよね。

 ですから、そこ辺が私は一番ね、行政はこういうふうに苦労してやりよるということも、やっぱり市民に知らせる必要があると思うんですよ。だから、そういうのは小さいことでもありますけど、やはりそこがこそ、やはり省エネの基本であろうと思うんですけど、そこ辺はする気があるかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) なるだけ数値で示せるものがあれば示していきたいと思いますし、長年ISOの取り組みもいたしてきております。その辺の成果なんかも、少し市民の方にお知らせをしながら理解を得ていくし、また逆に、そういった形で今後電気量の抑制というのは、もう当然市民にも強いられてくるようになりますので、市としましても、率先してそういった形に努めていきたいと思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 今の内容が、私は残業問題でも似たり寄ったりと思うんですけど、やはり対策委員会はつくって、いろんな残業に対する検討はやっていただきよると思うんですけど、実際、具体的に数字を何%に減らしてやるかということは、やはりある程度、その対策としては、具体的に目標を持ってやらにゃいかんと思うわけですよ。

 今どうですかね、日田市の市民の人口も減っておりますし、職員体制も少しは減ってますけど、それにしても、契約職員とかいうことであわせ持ってすれば、相当のやっぱりまだ人材が、今、日田市は雇用していると思うんですよね。そういうことをあわせ持って、やはり残業問題を全般的に考えるためには、やはり必要な残業は、そりゃ、私は認めんわけではありませんけど、そこ辺がどこまで検討されるかということが一番大事なことであると思うわけです。

 ほかの行政のいろんな取り組みも見ましても、やはり残業しよる現場に出ていって、監視をして回るとか、いろんな意見を聞くとか、そういうこともやってる行政もあるわけなんですよね。だから、私はそこまで踏み込んだ、やはり市民に対して、これだけの残業が必要だというのを説得する具体的な数字があってこそ、市民は納得すると思うんですけど、そこは辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 残業、時間外の縮減につきましては、減らそうという、要は、無駄な残業ということではしているわけじゃないんですけども、少しでも減らして、職員の健康管理もありますので、そういった縮減対策をるる考えながら、計画しながら、時間外勤務の縮減に努めておるところでございます。

 そういった中で、今、議員から御提案ありましたけども、残業している人を監視するということでございますが、以前、第二と第四木曜日はノー残業デーということで設定したときには、不用意に残業している者はいないかとかいうような形で監視したこともありましたけども、現在、毎週木曜日はアットホームの日と、家庭に帰りなさいと。

 だから、その日には、なるだけ仕事を入れないようなスケジュールを組んでの事務体制というようなことでしてますので、特別にそういった監視はしてませんけども、いずれ時短検討委員会の中でいろんな提案をいただきながら、縮減に結びつくというような形の取り組みをしておりますので、それも参考にさせていただきながら、縮減に向けての取り組みをさせていただきたいと考えております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 具体的に、やっぱり市民の場合は、こういう残業がどうしても必要と、夜遅くまでせにゃいかんですよというような内容がわかれば、私は、今残業しよる人が悪いちゅうわけじゃないですよ。だから、私も、前回の質問でもお伺いしましたけど、やはり何か改革をして、やはり一般の民間の会社は改革をせんことによって、もう企業自体が、行き詰まっていくというような場合もあるわけなんですよね。

 だから、そこまで私は危機感を持ってね、やっぱり残業問題は取り組んでいただいて、市民にほんとに数字を出して納得してもらうということが、私は一番大事じゃなかろうかと思うんですけど、ただ、その検討委員会だけつくって検討しておりますと、前年度とあんまり変わりませんというような格好で報告があるわけですけど、これじゃ、やっぱり納得せんと思うんですけど、具体的に数字を持つ考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 職員の時間外については、私もこの時間外、職員が好んでやってるというふうには思いません。健康の問題もありますし、家庭の問題もありますし、やはり私は議員御指摘のように、必要な残業をやってるというふうに基本的には考えております。

 ただ、本当にそうか、もっとこのいろんなやり方ができないか、そういうのを考えてもらうために、今時短のこの短縮の検討委員会を持って、先ほど部長の、答弁させていただいたような形で取り組んでおりまして、昨年より減っております。

 ぜび議員も、残業している職員のところに行って、ほんとに無駄な残業やってるかどうか御確認をいただくというのも、一つではないかと思います。超勤の時間トータルの数字で御議論いただくというよりも、議員がそこまでその職員が無駄な残業やってるんじゃないかという御指摘があるならば、一度その夜、庁舎に来られて、職員の実態をごらんいただくのも、一つではないかなと思っております。決して時間外をふやすというのが、これはいいことじゃありません。減らすために努力を私も含めてやっておりますので、そこは、ぜひ御理解を賜りたいというふうに思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 夜、住民の方にいろんな施策の説明とか、そういうのは、やっぱり必要だろうと思うんですけど、住民側としても、行政がこげん時間短縮しよるから、例えば、夜8時じゃないからつまらんとかいう住民の声に対しても、やはりそこはもう少し時間を早めていただけないでしょうかとかいうような説得も、私は一つの方法やろうと思うんですよ。

 ですから、向こうの言うままになるんじゃなくて、やっぱり皆さんの税金を使って、私たちは残業してますので、と言うわけにはいかんでしょうけど、なるだけそういう一つの方法、説得ですかね、理解していただくということも、やっぱり一つの方法じゃないかと思うんですが、そこ辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 夜間の地元説明会等ですかね。地元説明会等は、昼間働いてる方が多くおられますので夜開催しているということで、地元の方がもう少し早めていただけるということであれば、そういった対応をしていただきますし、また、昼間の会合でいいよということであれば、そういった対応をぜひ我々としてもしたいところでございますが、いずれにしても、夜間ではないと多くの方がそろうことができないということで、夜間にそういった説明会が開催されているのが現状でございます。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) ぜひ、さっきのいろんな問題でもありますけど、やはりある程度目標を持った取り組みをしていただきたいと、これが一番、やっぱり市民に対する説明にはほんとなると思います。前の議会でも出ましたように、夜、市役所の前を通ると電気が明々とついておると、何をしよるじゃろうかという素朴な疑問に答えるためには、実際行政としても対策委員会をつくって、何パーセントの目標を持って頑張っておりますよと。

 ですから、市民の方も協力もしていただきたいというこういう関係こそが、私は、行政が信頼される基本だろうと思うわけでございますので、ぜひ、そういう具体的な数字を持った対応をしていただきたいと思うわけでございます。

 節電に対しては、いろいろ方針に基づいていっておりますが、具体的にやはり自動販売機の問題とか、エレベーターとか、私はこの際、今の省エネの時期に、私はエレベーター1台ぐらい使わんで省エネをやっているというアピールも、私は大事じゃなかろうかと思うんですけど。特に、自動販売機なんかも、市内にたくさんありますので、そういう対策も、私は一つの考え方じゃないかと思いますが、そこ辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 本庁舎のエレベーターでございますが、現在3基あるわけでございます。仮に1基をとめたらということで、ちょっと試算をしてみましたが、1基を1日とめたというときには、消費電力量は約15キロワット、金額にして140円削減にはなります。そういった試算はしてみましたけども、しかし、1台がとまれば、2台がまた稼働がふえるというようなこともありますので、実態を少し調査してみたいと思っております。

 そういった中で、少しでも電力の消費削減につながれば、また、そういった形で市民に理解を得るような形で運行を少し停止するとかいうことも、今後取り組みも考えていかなければいけないかなと思ってます。

 自動販売機につきましては、もうこれも結構、省エネタイプが入っております。聞くところによると、昼間少し電気を切ってその余熱で冷やすとか、もう場合によっては、商品照明の蛍光ランプをもう落としているというような自動販売機も見られるわけですけども、現在、市の庁舎に設置をしております自動販売機は、市が直接しているものじゃありませんから、いずれにしても、そういった形で省エネ対策がとられないかということでお願いしていきますけども、現にもうそういった形で取り組んでいただいておりますが、再度申し入れをしていきたいと思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) ぜひ、いろんな面から検討していただいて、やっぱり市民にわかりやすい省エネ対策をやっていただきたいと思います。

 次に、河川の問題ですが、先ほども申しましたように、毎年要望書が出されております。で、現場にも行ってみると、本当に非常に石垣が膨れて、すぐでも災害を受ける可能性があると。

 特に、藤山町は、河川の護岸と同時に、橋のやっぱり痛みもひどいわけなんですよね。だから、そういう現状を見ながら、毎年出されて、どういう感覚かどうか、私はちょっと理解しかねるわけですけど、優先順位とか、いろんな問題もあるかと思いますけど、ある程度、基準をやっぱり市民には知らせる必要があると思いますけど。回答はいただいておりますけど、いつかわからないちゅうような回答の内容ですけど、もう少し具体的に、何かわかる方法があったらお知らせいただいたらと思います。



○議長(井上明夫君) 土木建築部長。



◎土木建築部長(坂本誠君) 花月川に関連します改修計画でございますけれども、県によりますと、花月川の県管理河川につきましては、今のところ、具体的な計画はないということでございますけども、先ほど、議員御指摘の藤山町の藤山橋の上流につきましては、県としましては、災害で対応したいというような考えのようです。

 これについては調査をした上、災害の対応を考えるというような回答も、今までしたところでございますけども、現況としましては、災害の認定を受けるような状況じゃないというような判断をしているということでございます。

 それから、住吉地区も、要望が出ておりますけども、築堤の要望と、それから、坂本橋の上下流の雑木の伐採につきまして、ことしの5月にも地元坂井町自治会より要望があっております。これにつきましても、市といたしましても、その上流域の河道掘削とともに、国交省に要望をしてまいっているところでございますけども、国交省の回答によりますと、築堤及び河道掘削については、河川整備計画があるということでございますので、その必要性については十分に認識をしているということでございます。

 しかし、今現在、筑後川の流域におきまして洪水対策として重点的に、国はそちらのほうに整備をしているということで、当該箇所について、具体的な改修計画は上げられないというような状況の報告を受けております。

 で、要望のあったもう1点の雑木の伐採につきましては、河川上の管理に支障があれば、そちらのほうの伐採は考えてみたいというような回答を得ているところでございます。いずれにいたしましても、今後引き続き、国、県に対しまして、実施に向けた取り組みをしていただけるよう要望してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 河川の問題は、石垣が膨れて今にも落ちそうになっておるということが、具体的になっているんですから、その根本的な大改造ちゅうのは、なかなか大きな金額が要るかと思いますけど、やっぱり市民の安全・安心のためには、何らかの部分的な改修でも、さきもってやっていただくということが、やっぱり一番大事じゃなかろうかと思いますので、ぜひそこ辺もお願いいたしまして、毎年出される要望書が同じ回答の繰り返しでは、市民は納得しません。ぜひそこ辺を踏まえて、行政としても力を入れて取り組んでいただきたいと思っております。

 次に、先ほど、市長からお答えをもらいましたが、クンチョウ問題ですね。白紙に戻していいということで理解をしたいと思うわけでございますが、伝統的建造物クンチョウの建物は、やはり地域にとっても一番大事なものではなかろうかということは、私どもも認識をしております。

 ですから、できたら美術館を別なところにしていただくとかちゅうような方法も、私は一つの案であるし、先ほど市長が答えておられましたように、岩澤画伯だけじゃなくて、日田にも名立たるやはり画家の人もおりますので、そういう人たちの作品もあわせ持って鑑賞できたら、また文化的な水準が日田はあるんだということのやはりPRになるかと思いますけど、そこ辺はもうそういう格好で理解していいんですかね。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 酒蔵の保存ちゅうのは、重要だということで御指摘いただき、私も酒蔵は、これは豆田のため、日田のために守らなければいけないというふうに思っております。ただ、その酒蔵を守っていくときに、その酒蔵をどう活用していくか、蔵は幾つもあります。中庭もあります。だから、そういうのも一方では考えていくべきだというふうに思っております。

 そういう中から、岩澤画伯に絵をいただき、あそこを美術館にということで基本構想を策定させていただいたところであります。で、今後いずれにしろ、いろんな調査はやりませんと、これからの運営の問題もありますし、そういうのを含めて判断していかなければいけないというふうに思っております。

 私は、岩澤画伯からいただいたあの絵を多くの人に見てもらう美術館は必要だと思いますし、日田市にも、たくさん美術家の方もいらっしゃいますので、そういう作品もあわせて、今展示できるような形で、今酒蔵で検討をいたしているところであります。検討いたしているというより、やるという基本構想をまとめたところでございますので、これからこれを市民の皆さん、いろんな意見を聞きながら、今は白紙でありますが、意見を聞いてどうするかというのを今後検討していきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいというふうに思います。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 構想自体は、いろんな方面から検討してやはりするということが、やっぱり日田の観光行政にとってプラスになれば、市民にとっても、私は有益だろうと思うわけです。それは、もう間違いなくそういうふうに思ってますけど、今度の6月の5日ですかね、パトリアで開いた、ああいうやっぱり市民を対象とした報告会ですか、話し合いですかね、話し合いになると思いますけど、そういうのを大きなプロジェクトを組むときは頻繁に開いていただいて、そこでいろんな議論があったら、これはちょっと延ばそうとか引こうとか、これは取り入れてもらいたいとかいうようなその行政の考え方を納得していただくような場は、私は、今から先もぜひ必要だと思うんですけど、そういう点では、いい豆田のクンチョウ問題が出てきて、結果としては、市長も、そういう点では、一応白紙に戻そうというような格好の考え方になったちゅうのは、私は一歩前進だろうと思うわけです。

 ですから、今後とも大きなプロジェクト、いろんな日田市の将来にとって行う施策に対しては、やはりある程度時間をかけて市民との対話をしながら進めることが一番重要だと思いますけど、市長、その辺はどうですかね。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 今回、市民の皆さんに説明をするということについては、私は、基本的に基本構想案ができないと、これは市民の皆さんに何を説明していいかと、私ども内容がございません。ですから、基本構想案ができたら説明をするということで予定はいたしておったわけでありますが、その前に説明してないやないかと、いろんな御意見がありまして、ですから、もう1回白紙に戻してゼロからということで、今回基本構想案を、説明会つくったところであります。

 確かに、議員おっしゃるとおり、きちっと説明をして理解を得られながら、この大きなプロジェクトを進めていくというのは、私も、そのように理解をいたしておりますんで、今後十分その辺には配慮しながらやっていきたいというふうに思っております。



○議長(井上明夫君) 4番 樋口議員。



◆4番(樋口文雄君) 市長も先ほど言ったように、やはり日田の観光の……。



○議長(井上明夫君) 時間です。

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○議長(井上明夫君) ここで昼食のため休憩いたします。会議は午後1時から続行いたします。

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午後0時01分休憩

午後1時00分再開

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○議長(井上明夫君) ただいまから本会議を続行いたします。

 引き続き、一般質問を行います。20番 松野勝美君。



◆20番(松野勝美君) [登壇]

 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

 なお、7番議員と4番議員に重複する質問がありますが、簡単で結構なので答弁のほどよろしくお願いします。

 初めに、改めて東日本大震災で亡くなられました皆様を初め、被害に遭われました皆様に心からお見舞い申し上げます。また、一日も早く復興されますよう御祈念をいたします。

 大震災より3カ月がたち、死者は1万5,000人を超え、行方不明者は8,000人以上、また、避難所での生活者は9万人とも言われております。ライフラインは断絶し、建物の倒壊の現実を報道で見ましても、改めて今回の大地震がすさまじい規模であったかがうかがい知れます。今までの防災政策や対策の常識を超えた自然災害のはかり知れないメカニズムの実態を示しております。

 災害対策基本法を見ますと、国や自治体の役割があります。災害予防や発生後の支援策とし、例えば、災害対策基金、起債の特例、災害融資、減免措置などが上げられております。現在、政府は、さまざまな対応策を考えておりますが、対応のおくれや現場感覚のない姿勢に批判が出ております。政府は、避難生活の実態を非常事態と認識し、まずは、避難生活者ゼロの実現に全力を傾注すべきであると思います。

 一方、子どもの学校や仕事などのため、避難所に残らざるを得ない現状もあり、避難所の環境改善が必要となっております。梅雨入りを前に腐敗した水産物に群がるハエ、悪臭に加え、避難所では蚊やダニの発生に見舞われ衛生対策が急がれております。一方で防災対策を初め、燃料、食料問題、流通、道路規制なども問題となっております。東日本大震災の教訓を踏まえ、災害に強いまちづくりを考えていかなければなりません。

 そこで、今回の災害を受け、我がまちの地域防災計画の見直しが必要ではないかと考え、以下伺います。

 人間の想定をはるかに超える自然災害が実際に起こり得るという現実を今回改めて思いました。そこで、現時点での防災計画が、1、日田市としてどの程度の災害を想定し、どのように対策を講じているのか、2、防災計画に問題点はないのか、お尋ねいたします。

 大きな2点目とし、節電対策についてお尋ねします。

 さきに質問しました震災の影響、原子力発電所の事故収束の解決の展望が見えません。深刻な電力不足が考えられ、節電目標、企業、家庭などの取り組みが言われております。暑い夏を迎えようとしておりますが、今回の節電目標を踏まえお伺いいたします。1、役所内での節電対策は、今までどのようにされていたのか、また、今後どのように取り組んでいくのか、2、今回の節電目標に対して市民や企業にどのように周知していく考えか、お尋ねいたします。

 大きな3点目に、豆田の酒蔵についてお尋ねします。

 豆田地区振興協議会から、重要伝統的建造物保存地区で豆田の酒蔵の保存や用地の取得について市に要望があり、昨年4月、検討委員会を立ち上げ、その後、この酒蔵についてどう美術館を絡めて検討していけばいいか議論していると言われておりました。3月議会でも論議となりましたが、基本構想ができた段階で市民の皆さんの話を聞きながら、また説明会等をやっていきながら、検討していくとのことであったかと思います。

 先月5月26日に、地元豆田で基本構想の説明会があり、また、今月6月5日に、パトリアでも説明会をされました。そこでお伺いいたします。1番目に、基本構想の考えを簡単に簡潔にお聞かせください。2番目とし、次に、豆田とパトリアでの説明会での状況はどうであったのか、お聞かせください。

 大きな4点目とし、選挙について、ここでは期日前投票についてお尋ねします。

 ここ数年で期日前投票も利用しやすくなり、投票率に占める割合も、随分と上がってきていると思いますが、県議選、県知事選、市議選など、ここ何年かで期日前を利用される方の推移をお聞かせください。

 また、以前にもお尋ねし検討していただきたいとお願いしました高齢者や障害を持った方が、本人の希望があれば嫌な思いをせず投票できるように、親子の証明が確認できれば黙って付き添うことができないか、独特の雰囲気の中で後ろから親御さんが見守っているだけで落ちついて判断ができる方たちであります。高齢者や障害を持った方が危険のないように、嫌な思いをせず投票できるそういった取り組みをお願いしましたが、現在の取り組み状況、そして課題などがあれば、お聞かせください。

 最後に、5点目とし地上デジタル放送の完全デジタル移行まで、あとわずかとなりました。地デジ化100%への道のりは容易ではないと思われます。昨年9月末時点で普及率90.3%となった地デジ対応受信機は、家電エコポイント人気により、地デジ対応テレビの売れ行き好調も手伝い上昇が見込まれる一方で、現在も地デジ未対応世帯は総務省によれば、200万とも250万世帯とも言われております。この問題は、前回の議会でも、ほかの議員より質問がされたと思いますが、全国的に今なお未対応、特に高齢者がいると伺います。

 そこでお尋ねします。1つ目に、我がまちのデジタル化の推進状況はどのようになっているのか、2番目とし未対応世帯の今後の対応はどのようになっているのか、お聞かせください。

 以上で壇上での質問を終わり、あとは自席で再質問をさせていただきます。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) [登壇]

 私から20番議員さん御質問のうち、防災対策の在り方、節電対策について、お答えいたします。

 まず、防災対策でございますが、3月11日に発生しました東日本大震災は、国や自治体が想定していた震度や津波の高さを大きく超え、甚大な被害をもたらしております。

 その中で、地震発生と同時に危険を感じた中学生が、指定された第一避難場所へ自主避難する姿を見て、隣の小学校の児童も後を追った。しかし、第一避難場所も危ないと判断した中学生たちは、小学生の手をとり高台の第二避難所へ向かった。途中、必死に避難する保育士と園児の姿を見た中学生たちは、幼児を抱き抱えて避難し、全員津波から生き残ることができた。釜石の奇跡として紹介されております。

 そこで、日田市の防災対策でございますが、防災計画に予防、応急対策として定めており、その中で、住民周知を図る上で防災ハザードマップを作成をいたしてます。防災ハザードマップは一定災害を想定し、地域がどのような状況になるかを市民に事前に示したものでございまして、災害発生時にどこに避難したらよいかなどの判断材料にしていただくもので、市民の自発的な避難の備えと円滑かつ迅速な避難を可能とし、災害による災害を最小限にとどめることを目的としております。

 日田市の災害ハザードマップは、平成19年に作成し、平成20年6月に市内全戸に配布を行っております。その浸水想定区域につきましては、筑後川本流と花月川が国土交通省、その他の玖珠川、赤石川、有田川、高瀬川等は、大分県の浸水想定区域指定に基づくもので、土砂災害危険箇所、防災関連施設、避難場所など、あわせて掲載いたしておりまして、筑後川、花月川の浸水想定は、降水量をおおむね150年に一度起きる大雨、48時間で521ミリを想定し、河川のはんらんで浸水した場合に予想される水深や区域を表示しております。

 また、住民の避難でございますが、避難場所につきましては、小中学校、公民館などの屋内施設が96カ所、グラウンド、公園などの屋外避難所が39カ所、あわせて135カ所の市の避難所を設けております。

 その対策は問題ないかということでございますが、さきに答弁いたしましたように、今回、東日本大震災を受けまして、大きな見直しが必要となっておりますので、市といたしましても、国や県の防災計画の見直しとあわせて、災害想定並びに避難所の在り方なども含め、防災計画の再検討を進めてまいりたいと考えております。



○議長(井上明夫君) 市民環境部長。



◎市民環境部長(藤田信幸君) [登壇]

 私からは、節電対策に対する市民、企業等への周知についてお答え申し上げます。

 市民、企業等に対する啓発活動につきましては、これまで第1次環境基本計画の基本施策の一つとして、省エネ、省資源の推進を掲げ、家族及び事業所に対する省エネルギー、省資源の意識啓発を行ってきたところでございます。今後の市の取り組みといたしましては、先ほど7番議員さん、4番議員さんの御質問でもお答えしたところでございますが、昨年度末に策定いたしました第2次環境基本計画における市民、事業者が、身近に取り組むことのできる環境行動指針の普及に努めることが第一と考えております。

 具体的な取り組みにつきましても、さきの御質問でお答えさせていただきましたところでございますけど、市の施策といたしまして、学校施設に対する太陽光発電設備の設置など、各公共施設への再生可能エネルギーの導入や住宅用太陽光システムの普及啓発と導入支援の取り組み、市内水路等における小水力発電の設置など、再生可能エネルギーの普及促進を図ってまいります。

 その一方で、市民、事業者に対しましては、日常生活や事業活動において発生する環境負荷を低減するために、市民一人一人が自主的に取り組むべき節電等の指針をお示しし、主体的に取り組みができるよう推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) [登壇]

 私からは20番議員の御質問のうち、地上波デジタル放送への移行につきましてお答えをいたします。

 まず、地上デジタル放送対応受信機等の普及率でございます。日田市の状況を調査いたしたものはございませんが、総務省が本年3月に発表いたしました地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査によりますと、地上デジタルテレビやチューナー等の地上デジタル放送受信機の全国普及率は、94.9%になっております。また、大分県では、全国平均を上回る97.1%となっております。また、年代別の普及率につきましては、65歳以上の高齢者のみで構成される世帯の普及率は、95.9%となっております。

 次に、地デジ移行に伴う周知につきましては、国や放送局はテレビやラジオ、新聞等の広報媒体を通じ広く周知を図っており、今後その頻度は増すものと思われます。また、6月27日から8月26日までの2カ月間、市役所1階ロビーにおきまして、国のデジタルサポートセンターによる地上デジタル放送無料相談窓口を開設し、地デジ移行への相談等を受ける予定となっております。

 市としての対応といたしましては、これまで広報紙による地デジ化への周知を7回、昨年9月からは、毎月1日号に地デジ化推進記事を掲載しており、先月5月15日号では、2ページにわたり地デジ移行への周知を図ったところでございます。

 また、昨年度の地域情報基盤整備事業の工事で、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジアナ変換装置を導入しております。平成27年3月までの暫定措置ではございますが、デジタル放送に加え、変換したアナログ放送も同時に送信することで、現在御使用のアナログテレビをそのままお使いいただけるようにしております。これは、KCVさんも同様と伺っております。

 したがいまして、市の現状といたしましては、デジアナ変換によるアナログ放送という措置も行いますが、さきに申し述べました総務省発表の地上デジタル放送に関する浸透度調査の大分県の地上デジタル受信機の普及率97.1%から推計しますと、日田市の全世帯2万6,600世帯のうち770世帯の方が、まだ地上デジタルに対応されてないということになります。

 そこで、今後市といたしましては、自治会長さんへの協力依頼や地デジ移行に向けたチラシの全戸配布を行い、7月24日の地デジ完全移行への周知を図りたいと考えております。

 次に、国の地デジチューナー支援事業や日田市光ネットワークの減免制度の状況と周知についてでございます。

 国は、経済的な理由で地上デジタル放送がまだ受信できてない方に対しての支援策として、生活保護世帯などのNHK受信料の免除世帯に対し、簡易なチューナー等の無償配付を行っており、追加策として本年1月から、市町村民税非課税世帯への簡易チューナーの無償配付も開始いたしております。

 本市におきますチューナー等の支援状況につきましては、6月1日現在で、NHK受信料免除世帯へのチューナー等の支援が、852件の申請に対しまして、440件が完了し、非課税世帯へのチューナー支援は、43件の申請に対しまして、26件が完了している状況でございます。チューナー支援等の周知につきましては、国が、これまで行ってきましたものに加え、市といたしまして、広報紙による制度普及を3回行い、また支援内容や申し込みに関する問い合わせ相談の対応等を情報課にて行ってきたところでございます。

 今後も、地デジへのスムーズな移行を図るため、国の要請に積極的に協力、支援をするとともに、市民の方からの相談への対応を行ってまいります。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) [登壇]

 私から20番議員さんの御質問のうち、豆田の酒蔵についてお答えいたします。

 まず、酒蔵活用の基本構想案について御説明申し上げます。

 この酒蔵活用の基本構想案は、市職員で組織いたしますプロジェクトチームで考えたものでございます。地域の皆様が守り続けてこられた重要伝統的建造物群保存地区に選定されます豆田の古い町並みは日田の宝であり、そのシンボルとも言える丸屋と呼ばれました旧千原家の遺産であると考えております。これらの酒蔵や煙突を守っていくことは、市の責務であると考えているところでございます。

 また、たくさんの美術品を御寄贈いただきました亡き岩澤重夫画伯の御遺族の御厚意に報い、文教日田としてのこれからの日田のまちづくりにつなげていくためには、岩澤重画伯の記念美術館の建設は必要なことと考えております。

 そこで、プロジェクトチームでは、岩澤重夫画伯の作品の保存を酒蔵の一部といたしました岩澤重夫画伯作品保存検討委員会からの答申を受け、酒蔵の保存と記念美術館の建設、この2つのことを取り入れ、たくさんの方々が訪れる場所となる酒蔵の活用を考えることにしたところでございます。

 この基本構想案では、日田市トータルデザイン顧問であります河北秀也教授を初め、まちづくりアドバイザーや建築家などで組織いたしますクンチョウ酒蔵活用検討委員会の意見を取り入れ、将来的に日田市の観光拠点となり、歴史、文化を継承、発展させるような酒蔵の活用を描いており、基本構想案の柱として3つの方針を定めております。

 まず、1つ目は、歴史、文化、芸術の継承と創造のための活用として、岩澤重夫画伯のアトリエの再現、記念美術館の開設、歴史・文化遺産としての建物の保存、そして、日田の歴史や文化を企画、展示するミュージアムとしての活用を考えております。

 2つ目は、観光振興及び伝統産業の継承と創造のための活用として、魅力ある観光拠点機能やインフォメーションの機能の充実、伝統産業の活性化のための交流の場づくり、伝統的建造物を守っていく木造建築技術者の育成や人材支援体制の整備を考えております。

 そして、3つ目は、食文化の堪能と創造のための活用として、食文化を楽しむ憩いの場、新たな食文化を創造していく場としての活用を考えております。

 このように、酒蔵は岩澤画伯の記念美術館としてではなく、日田の歴史と文化を集積し発信していける観光拠点施設として活用していきたいというのが、プロジェクトチームとして考えた構想案でございます。

 次に、豆田地区及び市民説明会で市民の理解が得られたのかとのことでございますが、説明会におきましては、酒蔵の保存、活用に係ります金額やその財源についての質問や、そのほかにも、急がず論議を重ねて計画を進めてほしい。酒蔵の保存と記念美術館として活用することを切り離してはといった御意見をたくさんいただきました。市民説明会で、初めて市民の皆様へ基本構想案の概要を御説明いたしましたことから、これから、さらに市民の皆様にたくさんの御意見をいただきながら、今後の計画を考えてまいりたいと考えております。

 また、そうした中で、酒蔵の保存、活用に係ります経費の算出や具体的な活用方法を考えていくには、酒蔵が重要伝統的建造物群保存地区内の特定物件になっておりますことから、建物の履歴調査等を進め、どのような方法で保存をしなければならないかを日田市町並み保存審議会と協議していかなければならないと考えております。

 このため、市で酒蔵を取得し保存していくことに理解が得られれば、調査を進め、全体的な経費等を明らかにし、酒蔵の具体的な活用方法につきましては、市民の皆様と一緒に考えてまいりたいと思います。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 選挙管理委員会事務局長。



◎選挙管理委員会事務局長(財津文憲君) [登壇]

 私からは20番議員さんの御質問のうち、期日前投票の状況及びその問題点と課題について御答弁申し上げます。

 御案内のとおり、期日前投票制度は、従来行われてきた不在者投票の面倒な手続を省き、選挙期日前の投票であっても、その時点での選挙権の確認により、選挙期日における投票と同じく、投票用紙を直接投票箱に入れることができるという投票の利便性に配慮した制度でございます。平成15年の公選法の一部改正により導入され、現在運用されているところでございます。

 本市におきましては、平成16年7月の参議院普通選挙より適用されたもので、期日前投票制度を利用した有権者数は4,506人で、当該選挙の投票者総数に占める割合は、13.65%でございました。以後、制度が有権者に広く認知されたこともあり、次の平成19年7月の参議院選挙では16.75%、昨年8月の同選挙では22.11%を占めるまでに推移いたしております。

 また、統一地方選につきましても、平成19年4月の県知事選挙で13.03%、同月の市議選では13.75%でございましたが、本年4月の県知事選では18.6%、同月の市議選では19.26%と、参議院選と同様に伸びております。

 次に、期日前投票の問題点や課題についてどう考えているかとの御質問でございます。

 2年前の第4回定例会の一般質問で、当時の事務局長が御答弁申し上げておりますように、以後、当委員会では現行法規に従い投票が公正にかつスムーズに運べるよう、あわせて、有権者の方々の利便性や信頼が得られるよう努めているところでございます。

 特に、利用者の多い市役所内の期日前投票所では、高齢者や障がい者の皆様方が、投票しやすい環境づくりに注視し、投票事務従事者を分担して必要に応じ増員するなど、迅速かつ優しい対応がなされるよう努めているところでございます。

 また、期日前投票所での個人の投票の秘密の保持、介護者の投票への介入がなされないよう、家族や介護者にかわって投票管理者が指名した投票事務従事者が介助を行うようにいたしておりますが、介護者の同伴を希望する障がい者の方々につきましては、受け付けの時点で事務従事者がその旨をお伺いし、投票管理者が投票立会人の意見を聞いて、介護者が直接的に投票行為に介入をしないことを条件に、投票所内への立ち入り、同伴を認めることにいたしております。

 また、期日前投票制度は、選挙当日、投票場に投票に行けない理由が、特例として認められる理由に相違ないことを誓う宣誓書の提出が、期日前投票をするための条件となっております。本市では、投票所内の宣誓書記載場所に、宣誓書担当の事務従事者を複数配置し、記載方法の指導や助言を行っております。宣誓書は原則、本人が自署することとされておりますが、特に高齢者や障害を持たれる方々には、心理的負担をおかけしないよう状況に応じた対応を心がけておるところでございます。

 時には、御本人、介助の御家族の御意向をお伺いし、あわせて、投票管理者の指示を仰ぎ、宣誓書の代理記載を行い、できるだけお待たせすることのなく、スムーズに受け付けが終われるよう努めているものでございます。

 なお、現行の宣誓書の様式でございますが、有権者の御意見を参考に県選管とも協議のもと、昨年簡易な様式に改良を加えたものでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) それでは、再質問をさせていただきます。

 午前中に、7番議員さんと4番議員さんが質問されましたので、なるべく重複する質問は避けたいと思いますが、1つ目、結局、避難場所ということでお話がありましたが、学校や公共施設、公民館等、そういった避難場所になっているところの場所の耐震化の構造とかいうところの問題点はないのか、お尋ねしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 避難所につきましては、学校の体育館、公民館ということでございますけども、すべてまだ耐震化補強ができているわけではございません。木造については、ある程度できてますけども、学校とか、今随時進めている面もありまして、まだ、すべてが耐震施設ということになっていない状況で、詳細については、今各所管している課に照会をかけているところでございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) いきなり全部、耐震構造ができるというのは、ちょっと難しいことだとは思いますが、避難所ということであれば、やっぱり耐震化は進めていくべきであると思いますし、今回の震災関係でいろいろ問題になりましたけど、そういった耐震関係も進めていっていただきたいと思います。

 先ほど、再質問でもちょっとありましたけど、臼杵市のほうでは、これは海に近いんで津波の想定ということで、臼杵市は、当初は3メートルの津波の想定を今回10メートルの想定に切り上げて、ハザードマップの再検討に入るということで報道がありましたけど、どうしても自治体とかいうのは、国とか県任せになって、こういった災害対策が後手後手に回ることが多いと思います。

 先ほど市長のほうが、もうなるべく早目に着手したいということで話をしてましたけど、とにかく一日も早く、こういった災害対策に関しては取り組みをしていただきたいと思いますので、これは、答弁は結構です。

 それから、これは一つ提案なんですけど、今回の震災を受けて、被災者支援システムの導入を考えられないかということで、これは一応提案ということで、またいろいろ考えもあるとは思うんですけど、このシステムは、1995年に阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けた兵庫県西宮市が独自で開発した被災者支援システムということであります。

 災害発生時の住民基本台帳のデータをベースに被災者や台帳を作成し被災状況を入力することで、罹災証明書の発行、支援金、義援金の交付、救援物資の管理、仮設住宅の入居時での一元化をできる管理システムということになっております。

 この導入は、東日本大震災までには、同システムの導入の申請があったのが、約220自治体ということだったんですけど、今回の被災した東北地方では、ほとんどこの導入自治体はなかったと、で、今回の震災を受けて、5月26日までに現在では300の自治体が、この導入システムを取り入れたということで伺ってます。

 このシステムは、午前中もありましたけど、結局義援金が滞るとか、被災証明が出ないとか、そういった形が起こらないように、スムーズに行われるようなシステムで、財源状況が厳しい中でありますけど、このシステムは、ソフトはお金は要りませんし、初期費用は20万から40万で、2年目以降は電気代のみというようなシステムでありますので、こういったシステムの、今被災がないから取り組まないとかじゃなくて、やっぱりこういったシステムは、この間、私たちの党の山本さんという議員さんが、参議院の予算委員会でも、このサービスの取り入れを迅速にやっていただきたいということで質問したところに、片山総務大臣も、改めて自治体にも注意喚起を促していきたいという答弁をされておりますので、こういうシステムの、費用もそんなにかかるわけじゃありませんし、被災したときにすぐに対応できるシステムとなっておると思いますので、この点の考えをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 議員、御紹介いただきました被災者の支援システムでございますが、これにつきましても、総務省や財団法人地方自治情報センターより、このシステムを活用するよう各市町村に対して要請がなされておったところでございます。

 現に県下の市町村も入れてないというのは、もうこういった大きな被害というのは想定してなかったわけですから、当然、被害者、被災者が多くなれば、このシステムがないと、ほんとに事務処理というのが困難な状況であります。

 そういった中で、もう実際東北においては、こういったシステムを入れておるかと思いますので、そういった状況も確認しながら、また防災計画の見直しの中でも検討させていただきたいと思っております。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) ぜひ、いろいろと検討しなきゃいけないこともありますし、防災計画の中で検討をしていただきたいと思います。

 次に、この節電対策についても、午前中に質問がありましたんで、これは、かなり厳しいかもしれませんけど、企業等では、結局、時間差出勤とかいう対応をとったりとか、いろいろ東京のほうがされているということが、実際されているということを聞きましたけど、かなり厳しいことだとは思いますけど、行政としてこういった取り組みとかいうのはどんなふうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) 東京においては、きょうの朝のニュースにありましたけども、もうサマータイムということで、1時間以上早く始業するというようなことで、東京都の、それにもありましたが、大きな企業取り組んでおります。実際、この市役所としてとらえますと、一番電気の消費のピークちゅうのは2時から3時ですので、その時間帯に節電するということが、なかなか時差出勤したりとか、早く出勤を始めて早く終わるとかいうことでは、なかなかそういった効果が具体的には見えないかなと思っております。その辺は、もう少し慎重に考えさせてもらいたいと思ってます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 先ほど、部長のほうも、ちょっと言われましたけど、午前中の質問の中でも、結局、市民に啓発活動、企業に啓発活動ということで話も出てましたし、私も、議場のほうで話をしましたが、特に夏の消費電力とかいうのは、家庭では3割を占めるということでデータが出ているとお聞きしました。

 やっぱり啓発活動とかそういったことが、非常に大事になってくると思いますけど、ちょっともう一度、家庭とか企業に対する啓発活動等の考えがあれば、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 市民環境部長。



◎市民環境部長(藤田信幸君) 事業者に対する省エネなどの取り組みの推進ということのお尋ねでございますが、先ほどの答弁の中にも、お答え申し上げましたけど、環境配慮行動のためのガイドラインとして、環境行動指針というのを作成をしております。この中には、これは市民向けでございますけど、節電、省エネの家電の買いかえ時に関する項目とか、エアコンの設定温度などのポイントを示しております。

 また、事業者に関することにつきましては、事務室での節電やエコ事務用品の購入、エネルギーの使用量の記録などをこの環境行動指針のほうで示しているところでございます。今後におきましても、省エネ・節電対策の機運を高めていくために、当該事業や広報等で啓発をしていきたいと考えております。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) ぜひお願いしたいと思います。で、これも、ちょっとまた午前中に重複する質問で出ましたけど、特に日田市は、市長も先ほど言われてましたけど、環境都市日本一を目指すということで、太陽光発電の補助とか、そういった取り組みとか、小水力発電とか、こういった取り組みを早くから着手して、その点については日田は進んでいると思いますけど、こういった災害ということもありましたので、さらに、これ、強力に進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次に、豆田の酒蔵について、ちょっと再質問させていただきたいと思います。

 部長のほうも、先ほど説明会でのときの状況等をお話ししていただきました。で、まことに、これは、もう私の見解です。まことに申し上げにくいんですけど、今回のその酒蔵の問題については、これは個人的な意見ですけど、私は、これは市の対応や進め方が、ちょっと問題があったんじゃないかなというふうに思いました。

 だから、そうですね、なかなかこう理解していただけないとか、なかなか進んでいかないということが大きな原因じゃないかなと。先ほども、話がありましたけど、豆田のこの酒蔵は、やはり豆田にとっても大事な建造物であります。やっぱりこれから後世にも伝えていかなければならない建造物だと、私も思います。

 また、日田市としても、大変重要な財産だと思いますので、この点については、反対の方もおいでになるかもしれませんけど、結構、賛成される方っていうんですかね、これはもっともだと思われる方が多いんじゃないかと、私の主観でそういうふうに認識しておりますが、ただし、どうも話の中で美術館構想ありきということで、市民の方が、だから、美術館をするために酒蔵がと、そうじゃないんでしょうけど、そういうふうにとられてる節があるんじゃないかと私は思いましたけど、この辺についてどういう思いをされているか、ちょっとお尋ねします。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) 今の御質問でございますけれども、その前に、ちょっと一つ訂正をお願いしたいというふうに考えております。実は、先ほどの答弁の中で、酒蔵を日田の歴史、文化を発信していける観光拠点施設として活用していきたいとの答弁の中で、実は、「岩澤画伯の記念美術館としてだけではなく」と答弁いたすべきころを、「岩澤画伯の記念美術館ではなく」というふうに、私、答弁したようでございますので、発言の訂正をお願いいたしたいと、よろしくお願いします。

 それから、今、松野議員さんの御質問でございます。まず最初に、市の対応、進め方等、問題点があったんじゃないかということでございますけれども、私も、市民説明会の前に、豆田の皆様方のほうの説明会のほうに出席をさせていただきました。

 やはり、そのときに皆様の意見の中では、多種多様な御意見がございましたですけれども、私も、その中で申し上げましたのは、やはり地元の方々の、要するに要望があって、それから、基本構想ができるまでの間、何もその地元のほうに説明をしてなかったということはもう事実でございますので、確かに、この辺で意見集約等なかったというものについては、私もその場で申し上げさせていただきましたが、反省すべき点は反省をして前に進めさせていただきたいというおわびも申し上げたところでございます。

 それから、美術館構想ありきという御質問でございますけれども、やはり私ども、プロジェクトチームで考えましたのは、やはり保存検討委員会のほうからの答申を受けまして、酒蔵を活用しましょう、なおかつ美術品をいただきました御遺族の意向に沿うように考えましょうということで、一つの提案として今回、基本構想案を示させていただいたところでございますので、皆様方の御意見をこれからパブリックコメント等も実施しながらお聞きしていきたいというふうに考えておりますので、先ほど、午前中も市長のほうが御答弁申し上げましたとおり、計画等につきましては、また白紙の状況で今から考えていくと。ただ、酒蔵の保存と、それから、美術館の建設というのは、市としては必要であるというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 聞いていると、やっぱり酒蔵ありきに聞こえます。なかなかちょっと厳しいかなと、その理解していただくのは、だから、美術館が悪いとかそういう意味じゃなくて、私も、豆田の説明会には参加させていただきました。パトリアの説明会にも参加させていただきました。

 豆田の説明会のときに、当然基本構想がまとまったら、市民の皆さんに説明をするということで、それをお聞きしていたんですけど、恐らく、あそこに集まってた方はですよ、結局、この酒蔵をどうするか、美術館構想を絡ませてどうしていくかという説明が主な内容であって、結局、そこで基本構想をばあーんと出したもんですから、そこで食堂をつりますよ、そこが豆田のちゅうか日田の中心の発信基地になりますよと。

 ですから、こんな大きい構想になって、お金が幾らかかるかわからないじゃないかなと、そういった、結局話になったんじゃないかなと、私は聞いてて、そういう感じがいたしました。

 やはり、まずは、あの酒蔵を豆田としてどうして残していくか、日田市としてどうして残していくかで、先ほども4番議員が言いましたけど、やはり美術館構想とその酒蔵を残していくというのは、私は、切り離して考えたほうがわかりやすいんじゃないかなというふうに感じております。

 その話ができた段階で、この酒蔵をどう利活用していくかということを説明したほうが、市民の方は、よくわかるんじゃないですかと、私は思いました。だから、結局、建物を市がその企業を助けるとか、そういったふうに思われてしまうというのは、そういった流れが悪いからそういった話になってしまっているんじゃないかなと思います。

 だから、美術館がいいとか悪いとかということじゃないですよ。私が言ってるのは、だから、この利活用をどうしていくかというのは後の話じゃないかなと、私はそういうふうに認識しましたので、ちょっと、これは、私の意見ですけど。

 それと、パトリアの説明会で、坂田所長さんが説明っていいますか、特別講演をされてましたけど、この方は検討委員会の委員なんでしょうか。ちょっと教えてください。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) 6月の5日に開催いたしました市民説明会での折の坂田先生につきましては、検討委員会の委員になっていただいておりました。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) このパトリアで、坂田所長さんが、私の聞き間違えであったら、ちょっとまた言っていただきたいんですけど、この酒蔵を活用するということはいいことだけど、結局、やっぱりこうじ菌の問題があるので、ここに岩澤先生画伯のアトリエをするというのはいいと思うと、だけど、美術品は回遊するような形のほうがよくはないかという話があったと、私は聞いたような気がしますけど、その辺は、これは検討委員会の意見なんでしょうか、それとも、坂田所長の意見なのか、ちょっと教えてください。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) 今の御質問でございますけれども、クンチョウ酒蔵の活用検討委員会、これは、当然坂田委員さんも入っておりますし、河北先生も、当然委員長としてかかわっていただいております。

 その中で、日田市のグランドビジョンとクンチョウ酒蔵の活用計画というのを、案をつくっていただいておりますけれども、その中にも、一つは問題点の整理ということで、何ていいますか、美術作品の適切な温度とか湿度、それからカビが増殖しないとか、そういったものについては、例えば、増殖しない施設とか、空調システムは当然必要ですよというような提言もいただいておりますし、これは、市民説明会での折での坂田先生の御発言は、個人の見解ではなく、委員会としての考え方でございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 委員会としては、結局、あれですか、やはりアトリエとかそういった形ではいいけど、美術品としては、やっぱり回遊がいいという委員会の方向性ということで認識してよろしいわけですか。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) カビの関係につきましてはこれはいろいろ、このクンチョウ活用委員会のほうからも提言をいただいておりますし、その中で、私どもとしましては、当初予算の中でカビの調査を行うということで予算を計上いたしておりましたんですけれども、3月のときにいろいろな議論がございまして、減額修正をされたというところでございます。

 ですから、私どもとしましては、このカビの調査等も進めながら行わないと、今のその酒蔵の状況がどうあるのかというのがわからない状況でございますので、この辺を事務的には進めていきたいというのが思いでございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 今お話がありまして、こうじ菌の調査の費用ということがありまして、これも、豆田のほうで出ました。で、議会のほうが、この予算をカットしたとかいう話が出ましたね。部長も当然いましたよね。

 これは、やっぱりちゃんとした議会等の見解があるわけでありまして、議会としては、市長のほうは、所有権があるから所有権を移さないと、なかなか調査できないということだったと、私は思いました。

 だけど、調査をですね、酒蔵の所有者の方に言って調査をしたいけどということは確認したんでしょうか。ただ、こっちが、そういうふうな所有権の問題があるから買わなければって言ってるのか、それとも、こういうことで調査をしたいけどって言っているのか、どちらですか、教えてください。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) これにつきましては、私も、担当部署のほうから聞いておりますのは、調査をするためには、地盤の関係もございましてボーリングも行うと、で、ボーリング調査を行うということは、まだ、購入するかどうかもわからないところを掘るというようなことになりますので、今まで市としましては、そういった調査を行うためには、まず、所有者から市のほうに所有権を移しまして、市として調査を進めたいというのが、今までの流れでございました。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 時間がちょっと、あとのほうがなくなってきましたんで、いずれにしても、私、最初に言いましたけど、結局、僕は思うんですけど、やはり持っていき方が、そうじゃないと言われるかもしれませんけど、進め方に問題があったんじゃないかと、酒蔵をどう活用していくかということを基本に置いた進め方をしていかないと、なかなか市民の皆さんの理解を得ることは難しいんじゃないかなと。

 先ほど市長も言われましたけど、白紙の状態で、また市民の皆さんといろんな意見を交わしながら進めていきたいということがありましたんで、とにかくよくよく、私は、個人的ではありますが、あそこを利活用する方法を後から市民の皆さんとしっかり協議をして進めていくのがベストではないかと、私は思いましたので、ちょっとそれは申し述べて、次の質問に行かせていただきます。

 期日前投票の件で、期日前投票のほうもなかなか、前に得票率もどんどん上がって、利便性もよくなってきているということで、大変いいことではありますが、福岡県のほうでは、結局、投票整理券、はがきですよね、皆さん方に1枚来る。そのはがきの中に、もうそこで誓約書が後ろについて、それで、不在者って、どうしてもそのときに行けない方は、その不在者にちゃんと明記して名前も書いて、マル、バツをしっかり書いて不在者投票に行くと。

 私が聞いたのは、結局、御年配の方とか、本当に利便性があって、さらに行きやすくなったということでお聞きしましたんで、ちょっと福岡の、これは朝倉市のほうからちょっとコピーを取り寄せて見せてもらいましたけど、こうなると、物すごく不在者投票も、さらにいいんじゃないかなとは思いましたけど、いろいろ問題もあると思いますんで、その辺のところちょっとお聞かせいただけますか。



○議長(井上明夫君) 選挙管理委員会事務局長。



◎選挙管理委員会事務局長(財津文憲君) 議員おっしゃられるように、はがき、福岡県内では幾つかの市町村で入場券と、それから、今おっしゃられた宣誓書、併用というか、裏側が宣誓書になっているというふうな取り扱いをやっているところもございます。

 ただ、大分県につきましては、そういった事例は、現時点ではございませんけれども、私どものほうも、実はそういった関係については、従前ちょっと調べをいたしました。基本的には、期日前の宣誓書については自署していただくということが、一つ原則というふうになっておりますけども、事前に書いてこられると、その確認がとれないという部分もあるだろうかという懸念もございますけれども、事実、反して、福岡県内ではそれをやっているという事象がございます。

 それと、私どものほうで、実は、昨年から入場券につきましては圧着式のはがきということで、1世帯4人まで記載できて、入場券を御案内するということにいたしておりますが、現時点、様式になりますと、非常に宣誓書をその中に様式を取り込むという形になりますと、文字が小さくなりまして非常に見づらくなると、あるいは記入をしないといけない箇所がございます。で、記入がしづらいというようなことになります。

 もし、そういうふうにするということであれば、1枚のはがきに今度は変えないといけないということになれば、実は、選挙の執行経費につきましては、事業仕分け以降、1世帯単位について一応施行基準とするということになっておりますんで、従前は、有権者、選挙人1名の方にはがきを出しておりましたけども、先ほど申し上げましたように、1世帯単位ということで今出しておりますし、経費の部分でその部分、単費でまた見ないといけないというようなことも発生いたします。現時点では、そういったこともございますので、状況をちょっと見ているというところでございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) 今、確かに4人家族は4人でこうしてるかといったことがあると思いますけど、できれば、福岡の現状とか等々調べていただいて、これが利便性等々考えて、取り入れられるのであれば、さらにいいんじゃないかなと思ってますので、それは、これをするとかしないとかじゃなくて、よろしく検討していただきたいと思います。

 最後に、もう答弁は要りませんけど、地デジの再質問をさせていただきますけど、これ聞いたんですけど、結局、チューナーとかつけると、リモコンが2つになりますよね。高齢の方とかは、特に一つのリモコンでも、よく操作がちょっとわかりづらいとかいうことで、下手すれば操作を、設定をやり損なって、全部操作をやり直さなきゃいけないとか、そういったことが起こって、わかりづらいとかいう声もお聞きしましたので、先ほど部長が言いましたけど、相談窓口とかも置いてますよということで、なるべくそういうのが落ちつくまで、しっかり皆さんの対応をしていただけるような対応をしていただきたいと思います。

 一言だけお願いします。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) ただいまのリモコンの操作につきましては、御指摘のように、非常に今回、地上デジタルになりまして、リモコンの機種の使い勝手がよくなっております。反面、お年寄りはやっぱり使いにくいといいますか、そういう苦情が今現在来ております。テレビが映らないとか、まさにリモコン操作ができないという状況が出ております。

 これにつきましては、今回、地域情報基盤整備事業で登録をいただきました業者の皆さん、それから、市内の電気屋さんが104社ございます。直接テレビを販売されたメーカーの皆さんに、私どもから、もう少しリモコンの使い方について徹底するように、高齢者のところについては、使い方を説明するように要請をいたしたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 20番 松野議員。



◆20番(松野勝美君) ぜひ、地デジ関係、皆さんに地デジちゅうか、当日来てから映らないということがないように、しっかり対応していただきたいということで、質問を終わります。

 以上です。

──────────────○──────────────



○議長(井上明夫君) 21番 財津幹雄君。



◆21番(財津幹雄君) [登壇]

 私は、今回の市議選で初当選し、その仲間5名とともに新会派互認会を立ち上げました。その名の示すとおり、お互いの立場を尊重し、お互いを認め合う社会実現を目指す会でございます。本日は、議員として初めての発言の機会に緊張もし、責任も感じているところでございます。本市の最高責任者としての市長の立場を尊重しながら、通告をしておりました件について質問をいたします。

 まず初めに、市長の基本的政治姿勢ですが、これは広範にわたりますので、本日は人材育成に対する基本的な考え方を伺います。

 人材、いわゆる人のことですから、人口減少のことから聞かなければなりません。私が小学生のころ、昭和30年代後半ですが、日田の人口は約7万人と言われておりました。その後少しずつ減少し、平成17年に市町村合併があり、新日田市としては8万人弱となりましたが、その後も減少を続け、現在は7万2,000人余りと聞いております。

 人材を人的財産ととらえたとき、日田市の財産は年々目減りをしていることになります。市長もこの現実を見据えて、施策を講じていると思いますが、改めて思いを伺います。

 次に、本市の勤労世帯の方々は、厳しい経済社会情勢の中で日々の生活を送っているわけですが、とりわけ職人と言われる職業についておられる人材の未来に希望が持てるかという観点から所見を伺います。

 日田市は林業のまちとして発展してきましたが、近年、その後退は木材関連事業所従業員の減少を見れば推察できます。それに伴い、日田材を使う在来工法の大工あるいは左官が転職または廃業を余儀なくされました。大工、左官だけにとどまりません。関連する畳、建具、表具、板金なども絶滅が心配される職種人材となりつつあります。

 これらの現実は、建築関係にとどまりません。何百年と受け継がれ、地元に根づいた伝統技能、伝統技法が、人材の激減とともに存亡の危機にあります。それは、あなたの努力が足りないからというのか、地場産業振興の上から、あるいは職業人材育成の上から、行政として何らかの責任施策が求められると思いますが、いかがでしょうか。

 人材育成の話をするとき、根本的なことは、日田市の教育が市長、教育長が目指す方向でなされているかを聞かないわけにはいきません。教育は大きな意味で人類の後継者を育てる営みでございます。日田市の後継者を育てる営みであります。日田市の人材を育てる大変重要な責務です。

 教育を大別すると、幼児教育、学校教育、社会教育になりますが、時代の変化、考え方の多様化などにより、それぞれに難しい問題もあろうかと思いますが、本市ではどのように独自性を持って取り組んでいるか伺います。

 あわせて、保護者の役割、地域の役割も大変重要です。保護者、地域といえば、地域コミュニティーの拠点というべき公民館ということになります。本年度よりその運営システムが変わったと聞きます。どのようになったのか。また、本来の公民館の業務、役割に影響はないのか。加えて、館長、主事など職員の資格、身分、資質向上のための対策などもあわせて伺います。

 いずれにしましても、人を育てるには、その技術もさることながら、熱い思い、ほとばしる熱意のある指導者が望まれます。そんな指導者の育成についてもお答えをお願いいたします。

 次に、非常時の対応について伺います。

 ことし3月11日、東日本は、未曾有の大災害をこうむりました。地震、津波に加えて原発事故が追い討ちをかけ、終わりの見えない避難生活を強いられています。今や想定外はないのは常識となりました。

 そこで、本市の非常時をどのように想定しているか、伺います。その時々の避難体制等は準備されているか。

 最後に、一番大事なことですが、執行部の対応訓練はできているか、3点を伺います。

 今回の政府の対応を見ればわかりますが、指示を出す立場の人がそういうことを日常的にやっている人ではないということが問題だと思います。対応すべき立場の人が、日常的に訓練を行うのか、それともその時々の非常時の形態に応じて対応すべき指揮官、スタッフを備えておくのか、そのあたりが初動にあらわれてくると思われますので、あわせて答弁をお願いいたします。

 これで、本席での質問を終わります。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) [登壇]

 私から、21番議員さんの御質問のうち、人材育成に対する考え方、また人口減少に対する考え方についてお答えをさせていただきたいと思います。

 まず、人材でありますが、議員も御指摘のように、日田市がよくなるのも悪くなるのも、日田市に暮らす市民の皆さんの力がどう発揮され、どうあらわれてくるか、これにかかわっていると私、考えております。したがいまして、日田市の振興発展には、あらゆる分野で人材の育成が欠かせないというふうに考えます。

 市が取り組みます事業はたくさんございますが、広く言えば、多くの事業に底流として人材育成の視点があると私は考えております。その中、特に取り組んでおりますのは、一つは、日田の将来を担う子どもたちの育成であります。子どもたちの教育環境をよりよいものとするため、木造を基本に耐震化を進め、エアコンを整備し、また保護者負担を軽減したり、学校と保護者をつなぐ携帯メールシステムを整備するなど、咸宜園のある日田にふさわしい子どもを育てていきたい、そういう教育を行っていきたいというふうに考えております。

 2つ目は若者の育成であります。これまでの日田を引き継ぎ、人口減少や高齢化、また我が国の経済がこれからますます成熟化してくる。その中での情報化やグローバル社会の進展など、これからの時代に日田をどう展望を切り開いていくか、そのためには若者の力が不可欠だというふうに思います。

 このため、現在、若者をヨーロッパへ派遣し、産業、経済、福祉、文化、教育など、これらに触れて、また学んで、これを生かして、日田のまちづくり、新しい取り組みやみずからの事業に生かしてもらいたいというふうに考えております。

 3つ目は、女性の人材育成でございます。女性の皆さんに活躍の場をもっともっと広げてもらう取り組みが必要だというふうに考えております。今年度から、地域や社会、職場、家庭での女性の在り方や社会的役割と責任を担ってもらう意識の醸成や各種組織のリーダーを養成する、このようなことを目的に、女性人材育成倶楽部キアラというのを開設いたしました。

 また、農村女性の後継者の育成事業として、農産物の加工や、もうかる農業の取り組みを女性の視点から進めてもらう、このような取り組みも行っておるところであります。

 私は、市民の皆さんが元気で活躍する日田、将来に夢や希望の持てる日田、そして楽しく安心して暮らせる日田、このような日田にしていくことを目標に、市政に取り組んでおりますが、そのためには、議員御指摘のように、人材の力が不可欠であります。目標実現は、この人材の育成と相まっていると、かようにも思っておりますので、これからも人材育成、そして後継者の育成にしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。

 次に、日田市の人口減少に対することについてお答えをさせていただきたいと思います。

 国勢調査におきます日田市の人口の推移を見てみますと、調査が始まりました明治以降、議員も御指摘のように、私も子どもでありましたが、昭和30年の調査で、9万9,948人、これをピークに、その後はずっと減少いたしております。さきの合併直後の平成17年に7万4,165人、そして昨年の平成22年の国勢調査の速報値では、7万922人と、この間、この5年間で3,200人余りの減少ということになっております。

 現在、人口ピラミッドという言葉がございますが、日田市の人口ピラミッドは、エジプトのピラミッドじゃございませんで、つぼのような形をしております。一番くびれているところが、若者の層であります。

 したがいまして、この人口減少対策として、私は何より若者の働く場の確保が大切であると考えております。

 このため、まずは外からの力によるものとして、企業誘致の取り組みに力を入れてまいりました。私が就任以降、景気低迷が続く中ではございますが、日田キヤノンマテリアル株式会社や、九州ジージーシー株式会社の立地が実現できました。これらの企業誘致によりまして、将来的には1,000人を超える雇用の場ができるのではないかと期待をいたしておりますし、また直接的な雇用でなく、市内関連企業へのこの波及効果を及ぼすことも大いに期待をしていきたいというふうに考えております。

 また、一方で、このように外からの力だけでなく、私たち日田市にはさまざまな魅力ある資源があると思います。日田の地場産業の振興による働く場の確保も大変重要であると考えております。

 工業統計調査によりますと、4人以上を雇用する日田市の事業所のうち、4割弱が木材関連産業であります。日田杉に代表される基幹産業としての林業・木材産業振興のため、これまでも日田材の需要拡大を初め、住宅関連産業への波及をねらったさまざまな施策の展開を図って、林業関連産業で若者が働ける、そういうことにもしていきたいというふうに思っておりますし、農業の分野でも、日田梨を初めとしましたブランド化によります安全・安心の農産物の流通拡大によりまして、もうかる農業の振興を図り、後継者が日田に残れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 さらに、日田には、大丸・日田展の会場に、全部日田の品物で地場産品で大丸の催事場を埋め尽くすことができましたが、歴史や分野に培われ、脈々と受け継がれております多くの魅力ある資源があると思います。それらをこれまでひたん寿司やリキュール「梨園」などに代表されるように、いろんな新しいものが生まれておりますが、さらに新しいものをつくり、新たな価値を創造する、そういうことも大切ではないかと思っておりますし、またこれらの多くの魅力ある資源を経済につなげていく、そういう手段の一つとしては、観光も大きな役割を果たすと考えております。

 観光産業は、宿泊のみならず、輸送、飲食、土産品など、すそ野が広く、また農業を初め、他の産業への波及も大変大きいことから、観光振興による経済活性化にも力を入れていきたいというふうに考えております。日田の観光の3本柱といいますと、まず私は豆田と隈と、そして天ヶ瀬ではないかというふうに思っておりますが、それ以外にも日田ならではの資源を活用し、福岡や阿蘇方面からのお客さんに来ていただくことによりまして、人が動き、物が動き、その結果として、日田の経済が潤ってくる、そして働く場、雇用につながってくる、そういう取り組みをぜひやってまいりたいというふうに考えております。

 これからも、今御説明申し上げました外の力を取り入れる一方で、内の力を発揮して、いろいろな可能性を伸ばし、人口減少に歯どめをかけ、逆に人口がふえる日田にしていきたいというふうに思っております。

 以上、私から御答弁させていただきまして、その他につきましては、担当部長等よりお答えさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(井上明夫君) 総務企画部長。



◎総務企画部長(原田文利君) [登壇]

 私からは、非常時の対応についてお答えいたします。

 まず、非常時は、大雨、洪水、暴風、地震により、災害発生のおそれがある場合を想定しており、日田市地域防災計画で災害発生の際の対応策や体制を定めております。

 大雨や洪水注意報が発令され、かつ民間気象会社の水防対策支援レベル2以上が発令された場合、災害警戒準備室として、本庁担当職員2名、各振興局に防災担当1名を配置し、気象情報の収集に当たります。大雨洪水警報が発令されますと、本庁の防災担当職員4名と各振興局に防災担当2名を配置して、警戒を強化し、気象情報や災害の情報の収集に当たります。

 災害発生のおそれがある場合には、本庁総務課職員と各振興局の総務振興課職員を参集させ、さらに災害が発生し、各関係機関との協力が必要と判断される場合は、1段上の災害警戒室を設置するとともに、土木、農林担当職員も、道路や農地、林地の災害情報の収集に当たっておるところでございます。

 そして、被害が全市的あるいは甚大であるか、またはそのおそれがある場合は、市長を本部長とする災害対策本部を設置して、市民の安全対策に当たることになっております。

 市民への避難勧告の発令につきましては、大雨、暴風、洪水の警報が発表され、避難の準備を要すると判断されたとき、河川が避難判断水位を突破し、なお水位が上昇するおそれがある場合、山崩れやがけ崩れによる危険が切迫していると認められたときなど、数項目の判断基準に現地の状況や夜間暴雨時の中での避難行動ができるかなど、必ずしも数値で明確にできないものも含めて、総合的な判断の上に市長が市民の安全確保のため、避難勧告を行うことにしております。

 なお、災害対策本部が設置されれば、県の防災行政無線や通信衛星などから逐次送られてくる気象情報、河川情報、各種警報の発令情報、振興局や現場パトロールから送られてくる被害情報等は、対策本部に一括して集約されることになり、本部会議について、その対策を決定し、市長がいろんな勧告等を発令するようになっております。

 避難体制につきましては、全自治会に自主防災組織を組織していただいておりますので、組織の体制強化や訓練の実施をお願いしているところでございます。

 さらなる地域防災力の向上を図るため、平成21年に6月1日から7日を防災週間として制定し、防災意識を高めるとともに、この時期に合わせて避難訓練を実施するよう呼びかけているところでございます。

 しかし、訓練実施率は昨年では21%と低調であるため、市としましても、市民の安全で迅速な避難を担う自主防災組織に対しまして、引き続き訓練の実施をお願いするとともに、防災知識の習得や防災意識の啓発に努めていきたいと考えております。

 また、市職員につきましても、毎年気象情報や災害状況の収集、避難所の開設、避難勧告の発令、情報伝達などの各種訓練を実施し、災害対応能力の向上に努めているところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(諌山泰之君) [登壇]

 私からは子育て支援と行政のかかわり並びに幼稚園、保育園と小学校との連携についてお答えいたします。

 近年、少子化の進展や核家族化の進行、共働き家庭の増加などによりまして、家庭や地域の子育て環境は大きく変化してきております。

 そういう中にあって、子育てをしているすべての人が安心して子育てができるよう、行政としまして、出産前には母子健康手帳の交付、妊産婦健康診査や妊婦相談、たまご学級の開催など、また出産後は新生児訪問、健康診断等を実施しているところでございます。

 さらに、子育ての相談等を行える施設といたしまして、チャイルドプラザや児童館、子育て支援センターを設置しており、保護者の情報交換の場ともなっております。

 保育園におきましては、保育指針に基づきまして、地域社会との交流や連携を図ることを求められており、市内の保育園では地域での世代間の交流や子育て講座の実施など、地域に開かれた保育園として、地域活動事業を継続的に実施しており、本年度は公立保育園を含め、20園が実施予定でございます。

 次に、幼稚園、保育園と小学校との連携につきましては、地域活動事業などを通して、世代間交流を行っております。また、平成21年度から園に入園している子どもの就学に際し、保育園から保育所児童保育要録を、また幼稚園からは幼稚園幼児指導要録を小学校に送付しており、子どもの育ちを支えるための資料として活用されているところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 商工観光部長。



◎商工観光部長(黒木一彦君) [登壇]

 私からは、21番議員さんの御質問のうち、伝統的な技能、技巧の減少等についてお答えいたします。

 御案内のとおり、木造建築に携わります大工、左官等の技術者を取り巻く状況は、住宅着工件数の減少や建築様式の多様化により、大変厳しい状況であると考えているところでございます。

 そこで、国内の新築住宅の着工状況を見てみますと、平成22年は約81万3,000戸と、平成21年に引き続きまして100万戸を下回り、20年前のピーク時と比較いたしますと、約半数となっており、大きく減少いたしております。

 このような中、本市におきましては、大手ハウスメーカーの進出により、木造建築に携わります市内技術者の活躍する場が減少しており、若者の技能離れによります後継者不足が深刻な状況であると認識をいたしているところでございます。

 特に、重要伝統的建造物群保存地区を有する本市では、これからの建物の維持、修復工事に伝統的な建築技術を継承する人材の育成が必要不可欠であり、大変重要であると考えているところでございます。

 そこで、現在、市が発注いたします公共建築物につきましては、可能な限り、木造とするよう取り組んでいるところでございます。

 また、日田共同高等職業訓練校の運営や、日田市技能大会の運営に対しまして、支援を行うなど、技術者の育成に努めているところでございます。

 特に、日田市技能大会は、日田地域技能士会が、県下で唯一開催し、技能、技術の向上に努めており、大分県技能祭では、2年連続して団体優勝に輝くなど、各種目において、大変優秀な成績をおさめているところでございます。

 しかしながら、一方では、優秀な技術者を育成いたしましても、技術者が活躍できる場が確保されなければ、若者の技能離れに歯どめをかけることは困難であるとの課題もございます。

 このため、今年度、日田地域技能士会を中心といたしました関係団体と協議会を立ち上げ、技術者が活躍できる場をふやすにはどうすればよいのか等、協議を進めていくことといたしております。

 この課題は、早急に解決できるものではございませんが、この協議会の中で、関係団体の皆様が知恵を出していくことによって、活躍の場が確保されるものと考えているところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 教育長。



◎教育長(合原多賀雄君) [登壇]

 私からは、21番議員さんの御質問のうち、学校教育、社会教育等での人材育成についてお答えします。

 初めに、学校教育での人材育成についてでございます。

 学校教育においても、将来自立した社会人、職業人となるよう、人間関係を築く能力などの育成に取り組む教育が求められております。

 この教育は、キャリア教育と呼ばれていますが、学校教育での人材育成にかかわる分野であろうと思います。

 現在、日田市の小・中学校でも、地域の方を講師としてお招きしたり、職場を訪問したりする活動などを通して、段階的にキャリア教育に取り組んでいるところです。

 義務教育は、社会人、職業人としての基礎づくりの時期であると私は考えます。日田市の将来を担う小・中学生には、子どもの活動や学びを支えてくれる方々との触れ合いを通して、学力はもちろんのこと、健康で豊かな人間性や社会性を兼ね備え、郷土日田に愛着や誇りを持てる子どもに育ってほしいと願っています。

 次に、日田市では、独自性のある学校教育が行われているかという御質問にお答えします。

 日田市では、従来からあいさつ、掃除、学習規律など、学校生活のさまざまな場面に咸宜園教育の理念が取り入れられてきました。この廣瀬淡窓先生の「師弟同行」、「治めてのち学ばせる」などの教えは、現代の学校教育においても大変大切な内容です。

 そこで、ことしは市内小・中学校すべての学校の学校経営に、咸宜園教育の理念を生かすことにいたしました。どんな理念を教育活動のどの場面で生かすかについては、学校に任せています。このことは、県下の他地区とは違った日田市の学校教育の独自性と言えるかと思います。

 また、市内各校の独自性がどうかという点でお答えいたします。

 学校の教育活動には、教科の学習のように、すべての学校において同じ内容で実施されるものと、茶畑や学校林、地域の伝統行事を生かした体験活動や児童会、生徒会が取り組む活動など、学校ごとに取り組む内容が違います。

 学校ごとに取り組む内容が違う教育活動は、学校間で見た目の違いがあります。しかし、学校長が教育上の意義を認めて、保護者や地域も一体となって、学校長の経営方針のもとで実施している活動であるという点では、学校による違いはありません。学校の教育活動の独自性は、学校間の比較ではなく、それぞれの学校でどのような取り組みが行われ、どのような教育効果が見られるかで評価していただければと思います。

 教育委員会としましては、日田市小・中学校の教育活動は、学校長のもと、教職員が一丸となり、保護者や地域の方々の協力に支えられて、子どもたちの健やかな成長に資する結果を上げていると把握しています。

 学校で取り組むことが増加している今日、ますます学校は人的な支援を必要としております。現在も登下校の見守り、読み聞かせなど、学校ボランティアといった形での協力をいただいております。

 今後、さらに日常的に学校の教育活動を支援していただけるようなボランティアもお願いできればと思っております。

 次に、社会教育、生涯学習での人材育成についてお答えいたします。

 近年、情報技術の進歩や少子高齢化、景気の低迷など、大きく社会が変化していく中で、人と人とのコミュニケーションを保つことが難しくなってきています。その結果、家庭内での親子のきずなや地域住民同士の結びつきが弱まり、また本来、基本的な生活習慣であるあいさつを交わす雰囲気が希薄になっている場合も見受けられます。

 このようなことから、公民館の役割としましては、子どもたちにさまざまな体験の機会を与えること、地域の学習の拠点であること、住民の地域づくりの拠点であること、家庭や学校、地域社会の連携の拠点となることなどが求められています。

 そこで、日田市の地域密着型の公民館の在り方として、次のように運営の改善をいたしました。

 日田市では、今年度より市の出資による一般財団法人日田市公民館運営事業団を設立し、この財団法人が指定管理者として20地区公民館の施設の管理を一体化し、地区公民館には、地区公民館運営委員会の皆様と一緒に公民館事業の企画、立案、事業を行う館長、主事を配置し、公民館事業を展開しています。

 また、中央公民館については、全市的な公民館事業の展開、地区公民館との連携と支援、人材リーダーの育成を生涯学習課直営として行っています。

 次に、現在の公民館の社会教育主事の配置や役割、人材育成についての御質問にお答えします。

 現在、地区公民館には主事を19名配置していますが、そのうち12名が社会教育主事の資格を取得しており、中央公民館にも社会教育主事の資格を取得した職員を1名配置しています。社会教育主事は、地域で行われるさまざまな学習、文化活動を通して、活動に参加する方や社会教育に取り組む方などに対してアドバイスをし、地域の人々の学習、文化活動などをサポートする役割を担っています。

 公民館事業は、子どもの野外体験学習やパソコン教室などの成人セミナー、高齢者を対象とした講座など、特色ある事業を行うことが求められています。このため、社教主事の資格、社会教育主事のことですが、の資格を持った公民館主事を配置することがより効果的な事業展開につながることから、毎年計画的に社会教育主事資格の取得を進めています。

 公民館でまず大切なことは、地域に密着し、多くの市民が利用しやすいことが求められています。そのため、公民館職員は、公民館を地域住民がだれにでも気軽に立ち寄れる雰囲気にすることが大切です。職員の資質としましても、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の学習要求にこたえるため、学習プログラムを企画、立案、展開する能力、住民に対する学習相談能力、地域づくり能力を身につけることが重要であります。

 このような公民館職員の能力を向上させるため、社会教育主事資格の取得を初め、館長、主事を対象とした年間研修プログラムを作成し、計画的かつ効果的な各種研修会を実施し、地域に根差した公民館事業が展開できる職員の育成にさらに取り組んでまいります。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) 前での発言の中で、日田市の人口の認識が、私の認識が若干違っていたかもしれませんので、現在の人口が7万2,000と言ったかと思いますが、7万余ということで訂正をお願いしたいと思います。

 それで、市長から人材育成についていろいろお答えをいただきましたが、午前中の質問にも出ましたが、豆田酒蔵の件でございます。これについていろいろ意見が出ておりましたが、最終的には、外部の方のコンサルタントとかいろいろな先生方の意見も参考にしたということが出てきましたが、私は、市に700人余の職員の方がおられますので、いろいろな職員の方々の職員力の底上げを図るということが大事になってくるのではないかと思っております。

 そういうところを、専門外のことについては、職員の方も難しい点があるということもありましょうけれども、700人余の職員の方がおると、市内には7万人余の市民の方がおると、そういう中では、まず職員力、市民力の活用から入るのがいろいろな事業をやる上でも大事になってくるでしょうし、人材の育成、職員の技量の育成からも大事になってくると思いますので、そこあたり、市長から再度お答えをいただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 議員御指摘のように、この日田市7万余の力が発揮できて、いいものができ上がっていく、これが基本だというふうに思っております。

 しかしながら、私どもにない知恵もありますし、またこの日田というのは、外の人は来たら、みんな褒めてくれます。例えば屋形船がすばらしいとか、豆田がすばらしいとか、隈がすばらしいとか、天ヶ瀬温泉もすばらしいと、こう褒めてくれるんですが、中の人に聞くと、いやあんなものはというような声も時々ありますので、私は、外の知恵といいますか、外の見方、これも謙虚に受け入れながら、日田の力がどう発揮できるか、考えていくべきではないかなという感じがいたしております。

 今回の酒蔵につきましても、そういう意味から、まずは岩澤先生の美術館については、市の職員では、学芸員はいませんし、先生の絵がどういうものかと評価できませんので、外部の方も入っていただいて、検討いただきました。

 また、酒蔵の活用につきましては、これは職員のプロジェクトチームで取りかかっております。関係の職員を集めて、酒蔵がどのような活用ができるか、いろいろに議論をして、検討を重ねてまいりました。その中で、いろんな活用ができるぞという話になって、今、東京芸大の河北先生にいろいろ顧問デザイナーということで相談いただいておりますので、先生に相談したら、1回、日本ですぐれた地域づくりの方とか、建築家の方とか、おれの知っている一流がいるから、1回日田に連れてきて、考えてみようということで検討委員会をつくらせていただきました。

 そこで、いろいろなお話を聞くと、日田というのはすばらしいと、何で天領になったのかというようなお話も、歴史的な見地から、また環境の面から、いろんな文化も含めて、高い評価をいただきました。

 そういう評価というのは、外の方にいただいても私は構わないと思います。しかし、現実、事を動かしていくのは私どもでありますので、外の方じゃありません。そういう知恵をいただいて、これから市民の皆さんと一緒に、どういう形がいいか考えていきたいなというふうに思っております。

 ですから、日田市役所に勤める職員は、決して優秀じゃないという意味じゃなくて、しっかり仕事をしていただきますし、そういう力が発揮できる場であれば、発揮したいと思いますが、今回の場合は、そういう意味で、外の知恵をいただきたいということで、そういう形の中でやっております。

 最終的にプロジェクトチームで基本構想案はつくっておりますので、職員がつくったということで御理解いただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) 私も質問になれないもので、ちょっと聞いた内容とは若干違うようなお答えをいただいたかなと思いますが、とにかく、職員力といいますか、職員の持てる力の底上げを図っていくということが、やはり市長としては大事な仕事の一つではないかなと私思いましたので、そういう方向での職員研修なり、危機管理とか、非常時の対応についてもそうですけれども、とにかく今の部署に部長以下、いろいろな仕事をされていると思いますが、それについては、何十年も勤められた方ですから、精通しているとは思いますけれども、思わぬいい技を持っている方も多いと思います。市長についてもそうじゃないかと思います。人には言わないけれども、いわゆる隠し芸といいますか、隠し技を持っていて、例えば写真とかに造詣が深いとか、いろいろな700人からおれば、7万人からおれば、いろいろな能力を持った人材が潜伏していると、そういう隠れた能力を引き出させるという、100%の仕事をしていただくと。出し惜しみをさせないというような、言い方は悪いんですけれども、そういうふうなことも図りながら、適材を適所に配置しながら、職員力といいますか、持てる力を十二分に発揮していくというような体制をとるということが、そうすれば、おれは言いたかったけど、それに呼ばれなかったとかいうような不満を持っている職員の方も、ひょっとすればおるかもしれません。

 だから、そういうところも目を配りながら、日ごろの仕事ぶりを見ながらとか、何らかの手をとって、職員力を上げていくということが必要になってくると思います。ですから、私としては、そういうことがありますので、安易に意見を求めたということではないと思いますから、これは外に意見を求めればお金が伴うわけです。だれもただでは知恵を出してくれないということでございますけれども、職員であれば、あるいは市民であれば、あるいは今回の話になっております係る事業の地元の人であれば、まだいい知恵が出ているかもしれないと、そういうことが、人材の発掘とか育成とかが、この係る問題といいますか、午前中に出た問題の中にも人材育成の見地から、もうちょっと考えていただいたほうがよかったのではないかなと思っております。

 それから、人材育成、市長、先ほど言いましたが、専門的については、外部に意見を求めるということ、大事だと思いますが、思い切って、そういう場所に研修に出すとかいう市も、例えば吉本に研修に出したとかいうような、佐伯市でしたか、あったかと思いますが、とにかくそういう人材は、おまえ勉強してこいというようなことも大事になってくるかと思います。

 それとあわせて、人材育成と婦人リーダーの育成のための事業というのが、市長のお話の中でありましたので、そこあたりをもう少し詳しくお答えをいただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 女性の人材育成倶楽部キアラにつきましては、昨年、男女共同参画推進条例ができました。女性の方が、もっともっと社会に出て、いろんな活躍をしてもらいたい。そういう意味で、今、日田市内を見渡すと、なかなか女性の方がまだいろんな場面で前に出て活躍してもらえるというのが少のうございますので、若い方を中心に、いろんな、1年間を通じて、ボランティアの勉強をしてもらったり、市の仕事の勉強をしてもらったり、いろんな勉強をしてもらって、将来的には、例えば社会に出て、責任のある役割を果たしてもらう。そういう方になっていただきたいということで、今回、キアラという女性クラブを立ち上げたところでございます。

 また、農業の関係につきましては、今6次産業ということが言われておりますが、生産するものを加工して、付加価値をつけて売っていく、そのためにはいろんな勉強をしていかなければいけませんので、いろんな普及員の話を聞いたり、流通業者の話を聞いたり、また現場に訪れたりしながら、女性、これは農家の若い女性の方が中心でありますが、そういう取り組みを今していただいておるところであります。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) 私、人材育成にこだわりますけれども、実は、昭和57年、もう縄文時代のような話でございますが、石松市長の時代に、若者に夢を、女性に希望をということで、青年人材育成事業というのが始まりまして、議長も私も、まだ髪の毛が多い時代に参加いたしまして、これはこの事業は、3年間を通じての青年人材育成事業ということでございまして、1年次、2年次、3年次ということで、国内研修、自主研修、海外研修ということで、3期生まで募集をしたというような経緯がございましたし、女性リーダー研修につきましても、2年次の事業を組んだということもありまして、やはり単年度事業では、先ほど私の質問の趣旨がわかりにくかったと思いますが、青年人材育成のヨーロッパ派遣ということが出ましたので、そういうことが、どういうふうになっているかということで、単年度事業では、なかなか結果は出ないといいますか、成果が上がらないので、同じ人が1年次、2年次、3年次とかというふうで継続して研修を深めていくとか、そういう事業を実施するほうが効果が上がるのではないかと、そこあたりの説明がございませんでしたので、我々のときの青年人材育成事業あるいは婦人リーダー養成人材育成事業と、正確な名前はちょっと誤りかもしれませんけれども、複数年にわたって同じ人が研修を深めたということで、我々も何らかの、そういう公民館が中心になって取り組んだ事業でございますが、その後も自主的に集まって自主活動を続けてきたというような経緯もございますので、やはりそういう、過去に学ぶといいますか、公民館が窓口になりますが、所管になりまして取り組んだ事業でありますけど、そういう過去の例もひもときながら、より効果のある青年人材育成事業あるいはキアラであってもらいたいと思います。そこあたり、答弁があればお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 先ほど説明した若者、そして女性についても、いずれも今単年度でやっております。ですから、今、議員御指摘のように、2年、3年、同じ人が学んでもらえれば、いい人材につながっていくのは、私も間違いないなという思いがしておりますが、今のところ、単年度でやっておるのが現状でありますので、さっき公民館のお話もさせていただきましたので、昔のことも学ばせていただいて、いい人材が育つためには、どういうやり方がいいか、今、議員の御指摘も受けとめて、検討させていただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) それから、学校教育、いわゆる教育委員会が所管します人材育成、先ほど教育長からわかりやすいお答えをいただきましたが、私は、咸宜園教育をもとにした、咸宜園の理念を現在に生かした取り組みを行っているということで、お話をいただいたわけでございますが、私は、これも子どものころの話になりますが、日田市の霊柩車、昔の、黒塗りのボンネットバスタイプでございましたが、そこに上がっております日田市の市章が書いてございましたが、それは霊柩車のマークだと久しく思っていたわけでございます。それは青ではなく、水色ではなくて、黒い車に金色で書かれておりました。

 しかし、今、頭上にといいますか、正面に右にかかっております市のマーク、市章です、これが正しい市のマークだと認識しております。これは、市民憲章あるいは市の歌、市歌、こういうものが、教育の現場にどのように生かされているかということを、ここあたりもやはり市を象徴するマークでございますし、市民憲章でございますので、そういうところも、市民憲章は、市制30周年を記念して制定されたのではないかなと思いますが、こういうこともやはり先輩たちが築き上げたよい伝統というものは、機会あるごとに利用していくといいますか、活用していくべきではないかと思いますが、そこあたり、教育長、どうでしょうか。



○議長(井上明夫君) 教育長。



◎教育長(合原多賀雄君) 市章、市民憲章、そういうもの、それから市の歌です、市歌、そういうものは子どもにとって遠い存在であっては困ると思います。今議員さんがおっしゃられましたように、霊柩車のマークと思ってもらったらとんでもない話でございます。

 ここ二、三年で、日田市の学校には、日の丸と市の旗、全部配りました。恒常的に上がっていると思います、ほとんどの学校が。市の市歌につきましては、歌うところは少ないです。子どもが耳にするのは、鼓笛のときに耳にする。これは市の歌ですということで。市民憲章のほうは、残念ながら、多分ほとんどの学校は、何も取り上げていないだろうと思います。ぜひ今度聞いてみたいと思います。大事なことですから。

 以上です。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) それから、先ほどの教育長のお話の中で、咸宜園の理念を基本としながらも、取り組むべき独自性については、各学校の校長の裁量に任せている部分も多いということで、学校間で同じようなことをやっているわけではないというようなお話がございましたが、同じことをやらなければいけないということではないと思いますが、やはりそこに、校長の力量あるいは担任の先生の力量というものが、学校経営あるいは学級経営に反映される面が多いんではないかと思います。そういうところの独自性、校長の持ち味を発揮しながらも、いいものを持っている校長、各担任の先生であっても、なかなか発表の仕方が、発揮の仕方がわからないというようなこともあろうかと思いますので、そのあたりの職員研修といいますか、そういうふうなところについては、どのように考えておられますか、お願いいたします。



○議長(井上明夫君) 教育長。



◎教育長(合原多賀雄君) 各学校、全くばらばらということではございません。やっぱり大事にしていることは、共通項は一つあります。必ずあいさつは大事にしましょうということがありますけれども、日田市で一番よそから見えられた先生方で、びっくりなさるのは、掃除の時間です。教員も子どもも一緒に掃除の時間は掃除をして、学校を磨くということは、どの学校も行われています。そのことは、校長会、教頭会、ほかの機会をとらえて指導をしております。

 今、基盤になるところは、そういうところはあるわけですが、例えば南部中学校では、校門を入るときに一礼をします。東部中学校では、掃除の時間、ひざまずいて、女の子が、スカートをはいてひざまずくのも何だろうかなとは思うんですが、床を磨きます。咸宜では、入学式、卒業式では、休道の詩を朗詠いたします。

 そういうこと、いろんな場面とか、いろんな活動がそれぞれの学校であります。伝統に支えられているところもありますし、今議員がおっしゃるように、リーダーのリーダーシップが強いか弱いかと、やり方がいいか悪いかということもあろうと思います。そういう意味合いもございまして、日田市の教育センターでは、毎年リーダー、校長、教頭、中堅職員のリーダー研修というものを行っております。それぞれの学校でも、そういうマネジメント研修等もいたしております。ですから、若干の違いはあろうかと思いますが、それぞれの学校で努力をしているというふうにとらえています。



○議長(井上明夫君) 21番 財津議員。



◆21番(財津幹雄君) わかりました。

 次は、答弁は求めませんが、私の質問に関係する取り組みをやっておる学校、ここは愛知県の刈谷市でございますが、刈谷市の小・中学校21校が2008年6月から回収しているペットボトルのキャップが1,000万個を突破したということで、表彰を受けたということで、エコキャップ集めは、各校がし、環境課の呼びかけで始めたと。そして、小垣江東小は、これより前に女子児童が自主的に集め始め、次第に校内に広がった。また、子どもたちが先生に提案して、始まった例も多いということで、これは先ほどの話も出ておりましたが、環境問題、それから集めたエコキャップによって、800個に1本のワクチンを送ることができるということで、1,000万個は、それを800で割ればいいんですけど、ちょっと書いてないです。計算ができませんけども、1万2,500人分です。のワクチンに相当するということで、エコキャップを市環境課の呼びかけで始めたけど、その前に始めた学校もあるということで、掛け算の教育ができるといいますか、人材育成ができるわけです。たかが1個のエコキャップでございますが、取り組みによって環境問題あるいは世界の困った子どもたち、病気のおそれのある子どもたちに1万2,000余のワクチンを送ることができる。そういうふうな。



○議長(井上明夫君) 財津議員、時間です。

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○議長(井上明夫君) ここで20分間、休憩いたします。会議は午後3時20分から続行いたします。

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午後3時01分休憩

午後3時20分再開

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○議長(井上明夫君) 引き続き、一般質問を行います。14番 日隈知重君。



◆14番(日隈知重君) [登壇]

 きょう、私はクンチョウ酒蔵の活用構想、旧小山小学校跡地の整備計画、障がい者の働く場所の拡大の、以上3つについて一般質問を行います。

 初めに、クンチョウ酒蔵活用基本構想の見直しを求めて、3点お聞きします。

 1点目の質問です。

 市はクンチョウ酒蔵活用基本構想案について、5月26日に豆田地区で地元説明会、6月5日にパトリア小ホールで市民説明会を行いました。

 私も、6月5日の市民説明会に参加し、会場の市民から出される疑問や意見等、それに対する佐藤市長の受け答えを直接お聞きしました。

 説明会に参加した市民から出された意見は、酒蔵と美術館を切り離して、クンチョウありきではなく、完全白紙に戻した上で、市民の意見の積み上げをなど、クンチョウ酒蔵活用基本構想の見直しを求めています。

 こういった市民の意見に対し、市長は、意見交換の場は設ける。やるかやらないか、基本構想がそのままでいいのか、いろんな意見を受け入れた中で考え直すと答えています。

 市民との意見交換の場を、どのように開くのか。そして、クンチョウ酒蔵活用基本構想の見直しをどう進めるのか、市長にお聞きします。

 2点目の質問です。

 6月5日の市民説明会では、美術館の場所が酒蔵に決まった経緯がわかる議事録を公開すべきだという意見も出ました。私が、ことし1月に情報公開請求でとった岩澤画伯作品保存検討委員会の議事録、ここにあります。委員は6名で、委員長は横田地域振興部長、昨年度は4回、検討委員会が開かれております。昨年第1回は、4月25日、岩澤画伯の作品保存、展示する場所について、既存施設のリフォーム、博物館で保管し、パトリアで展示、画伯のふるさとである豆田町などの意見が出されております。

 第2回は、昨年5月16日、事務局が保存場所はクンチョウ酒蔵と提案、もう一度読みます、事務局が保存場所はクンチョウ酒蔵と提案、委員からは、岩澤の生家の隣でふさわしい、展示もできるなどの賛成する意見が出され、市長に答申することが決まっています。

 第3回は7月27日、作品の保存、展示方法について、酒蔵の中なので、防湿、防カビ、防火対策が必要、伝統的建築物の修復などで、どこまでできるか確認などの意見が出されております。

 第4回は、ことし1月22日、クンチョウ酒蔵活用検討委員会の経過説明があり、三和酒造からカビ関係の説明を受けたことや、二階堂酒造と山崎蒸留所の例で、周辺の家の白壁が真っ黒になったなどの報告を受けたことが説明されております。

 この保存検討委員会の副委員長をしております佐藤県立芸術会館副館長が、こういうふうに発言しております。クンチョウは、美術館や収蔵庫としては適さないというふうに言って、その後検討委員会の協議の中で、美術館収蔵庫を天領資料館に変更することを決めております。

 つまり、昨年5月の第2回検討委員会で、保存場所はクンチョウ酒蔵と市長に答申をし、ことし1月の第4回で、クンチョウは、美術館や収蔵庫としては適さないと、真逆の結論になっております。

 これは、検討委員会の進め方としておかしいのじゃないでしょうか。しかも、保存場所は、クンチョウ酒蔵と答申を決めた昨年5月の第2回検討委員会のときに、委員の中から、絵が傷まないような保存が必要という意見も出されていたのだから、慎重に検討すべきだったのではないでしょうか。岩澤画伯作品検討委員会の議論と、クンチョウ酒蔵を保存場所とした答申について説明を求めたいと思います。

 3点目の質問です。

 6月5日の市民説明会では、クンチョウ酒蔵活用検討委員会がつくった基本構想が、市のつくったクンチョウ酒蔵活用基本構想案に生かされていないという意見も出ました。私もそう感じました。私は、クンチョウ酒蔵活用検討委員会の坂田守正デザイン文化科学研究所長の講演で、クンチョウ酒蔵活用検討委員会がつくった基本構想の中身を初めて知りました。これはまちの個性を歴史、文化で表現する、日田を元気にする基本構想として、これから生かすべき価値のあるものです。

 しかし、市のつくったクンチョウ酒蔵活用基本構想案に生かされておりません。だから、説明会に参加した市民から、いろんな施設を詰め込み過ぎて心配。美術館は必要だが、レストランや土産物店は要らないなどの疑問や意見が出されたのではないでしょうか。

 市長は、6月5日の市民説明会で、クンチョウ酒蔵活用検討委員会がつくった基本構想が、市のつくったクンチョウ酒蔵活用基本構想案に生かされていると答えておりますが、その説明を求めたいと思います。

 次に、旧小山小学校跡地の整備計画について、見直しを求めて2点お聞きします。

 1点目の質問です。

 旧小山小学校跡地の整備計画は、ことし3月議会に提案をされ、校舎改修のための設計費326万6,000円、校舎改修工事費4,935万円、合計5,261万6,000円の当初予算がつけられております。

 校舎改修後の活用方法は、紅葉祭など地域行事の開催、自閉症児を中心にした学びの場所、自閉症児、自閉症者と家族が利用する宿泊施設、障がい者などがゆったり利用できるデイケアの場所、福祉人材の研修の場所など、地域住民と福祉団体の協働により地域福祉活動を展開する拠点施設として活用すると説明されていました。

 ところが、この整備計画を知った自閉症児を持つ保護者から、私たちの意見を聞かず、私たちのことを決めないでほしい。ここでは利用できないなどの意見が出されております。整備計画の見直しについて、どのように検討しているのか、お聞きします。

 2点目の質問です。

 地域振興部長は、昨年9月議会のときに、地元の方も何とか残していけるなら残したいという意向、ただ具体的にどうするかという話になっていないと答えていました。

 その半年後のことし3月議会で説明した整備計画と当初予算説明では、地域住民と福祉団体の協働により、地域福祉活動を展開する拠点施設として整備するとなりました。

 しかし、福祉団体の協働の裏づけは、先ほども言ったように、何もなかったといっていいんじゃないでしょうか。5,261万6,000円の当初予算と整備計画の提案の仕方に問題があったのではないか。校舎改修後の活用方法について、十分検討すべきではなかったのか、お聞きをしたいと思います。

 最後に、障がい者の働く場所の拡大につながる市の取り組みについて質問いたします。

 障がい者の雇用促進の現状と、今後の新たな取り組みについて説明を求めます。

 以上で、壇上からの質問を終わり、あとは答弁に応じて再質問を行います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) [登壇]

 私から、14番議員さん御質問のうち、クンチョウ酒蔵活用検討基本構想案の見直しについてお答え申し上げます。

 4番議員さんにも御答弁申し上げましたが、天領の面影の残る古い町並みを守ってこられた豆田地区の皆さんの取り組みや、市として歴史的な町並みを歴史・観光拠点と位置づけ、保存整備をしてきたことをあわせ考えると、豆田地区のシンボルであります酒蔵や煙突を保存していくことは重要なことであり、市民共有の財産としてその景観を守っていく必要があると考えております。

 また、私は、昨年度、日田の将来の展望を切り開くため、水郷日田、天領日田、文教日田を柱とし、5つのプロジェクトを打ち出しました。その一つが、岩澤重夫画伯の記念館の設置の検討であり、岩澤画伯の記念美術館の建設は、文教日田として、これからの日田のまちづくりに必要なものと考えております。

 酒蔵に記念美術館を設けることは、市や県の美術関係者を入れた検討委員会からの答申を受け、市職員で組織するプロジェクトチームで考えたものですが、こうじ菌の調査や、建物の履歴、耐震調査など、終えていませんから、現時点では美術館を建設するために、どれだけの金額がかかるのか、またどのような工法でつくれるのか、これもわかっていない状況であります。

 酒蔵を保存することと、記念美術館を建設することを切り離して考えていくという御意見が多ければ、分けて考えていくことも必要かもしれませんが、まずはどのくらいの金額がかかるのか。どのような美術館が建設可能なのか、調査を進めることが必要ではないかと考えております。

 いずれにいたしましても、現時点で、次のステップ、基本構想の次のステップとしては、基本計画というものを考えておりますが、次のステップは白紙であります。基本構想案を説明し、市民の皆さんの声を反映させながら、今後の計画を進めてまいりたいと考えておりますので、これからパブリックコメント等による意見をお伺いしながら考えてまいりたいというふうに思っております。

 次に、クンチョウ酒蔵活用検討委員会の意見がプロジェクトチームで考えた構想に反映されていないのではないかということでございますが、委員会では、日田市は、環境、文化、産業、経済の潜在的な力が、過去から現在に脈々と流れた場所であるという評価とともに、これらを生かした「歴史と文化の創造都市ひた」をグランドビジョンにすべきだという、日田市への高い評価とともに、酒蔵は、豆田のみでなく、広く日田の拠点性を持たせたものとして整備すべきであるとの御意見をいただいたところであります。

 これを受け、酒蔵に天領以前の歴史、日田の通史、これらを企画展示する歴史文化ミュージアムや、市民の宝と誇りを発表できる場、地域の食文化に出会える場を設けること、また伝建地区を守っていくための技術者の養成を図っていくことなど、その考えは、基本構想案のいろんなところに生かされていると考えております。

 また、この酒蔵活用検討委員会でいただきました歴史と文化を主軸にした日田の場所づくりについての考えは、これからの日田の振興発展を考える上で、大いに参考にしたいと考えております。

 これから取り組みます観光ツーリズム振興基本計画や、日田市総合計画にも取り入れながら、水郷日田、天領日田、そして文教日田にふさわしい私たちが暮らします日田という場所を誇りに思い、誇れるようなまちづくりを進めてまいりたいと考えているところでございます。

 以上、私から御答弁申し上げまして、その他につきましては、担当部長等からお答え申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) [登壇]

 14番議員の御質問の岩澤重夫画伯作品検討委員会において、クンチョウ酒蔵を保存、展示場所として答申がなされた経過についてお答えをいたします。

 岩澤重夫画伯作品保存検討委員会につきましては、平成21年11月に岩澤画伯が急逝された後、画伯の御子息より、作品の寄贈について申し入れがありましたことから、貴重な作品を適正に保存、展示するために、昨年4月に設置したものでございます。

 委員につきましては、画伯の御子息を初め、県立芸術会館の副館長や市内外の有識者を合わせて6名で構成をいたしております。

 第1回目の保存検討委員会の概要を申し上げますと、懸案事項といたしまして、寄贈の要望に沿える早急に保管場所を整備すること。安全で良好な保存が長期に行えること。展示等活用方法については、長いスパンでの計画を持つこと。運営面において、財源の確保を行うことなどが上げられております。

 場所の選定につきましては、アクセスがよく集客が見込めること。市民のみならず、外部からの観光客等の集客が期待できること。岩澤画伯のふるさとである豆田町ゆかりの場所が望ましいこと。海外でも見られるが、他の目的で建築された施設のリフォームも考えられることなどが条件として上げられました。

 そして、幾つかの具体案が出ておりましたので、次回にその場所等について調査の上、提案することにいたしました。

 さまざまな御意見をいただく中で、第2回目の委員会では、作品保存場所の選定について、第1回目の具体案をもとに、調査結果等を報告し、検討を行いました。その内容でございますが、まず博物館構想における新設の博物館に併設の案につきましては、現在博物館構想を策定しているところであり、建設時期等は未定であるため、見通しが立たないということで報告をいたしました。

 次に、昨年オープンいたしました咸宜園教育研究センター内にという案につきましては、作品を保存するスペースがないということでありましたので、その報告をいたしました。

 次に、観光客の集客を見込める豆田町の西国浪漫館跡という案がございましたが、この施設につきましては、市の防災センターを設置の予定であり、その報告をいたしました。

 次に、岩田屋跡マンション1、2階の空きスペースという案もございましたが、商業施設の確保を図るということが優先するということで報告をいたしました。

 以上のとおり、御意見のありました場所につきましては、調査の結果、いずれの場所につきましても可能性がないという結論に至ったところでございます。

 そこで、事務局としては、意見にもありましたアクセスのよさ、集客の見込めるところ、また保存、展示スペースを十分確保できるところとして、豆田のクンチョウ酒蔵ではどうかと提案し、検討いただいた次第でございます。

 この酒蔵につきましては、さきの条件にも十分該当するのはもちろんですが、豆田地区振興協議会からクンチョウ酒蔵の保存についての要望があったことも提案した理由の一つであります。

 さらに、岩澤画伯の生家の隣であり、生前から酒蔵での展示を望んでいたというお話も御子息から伺っておりましたので、条件とあわせて、作品の保存、展示場所としては適切な場所であるものとして、委員会において判断をいたしましたので、意見をまとめ、答申をしたものであります。

 また、第3回目以降に、カビの問題などが出ておりますが、先ほど申し上げましたアクセスのよさ、集客の見込めるところ、また保存、展示スペースを十分確保できるといった条件により、場所を決定し、答申いたしておりますので、クンチョウ酒蔵のカビの問題や、伝建の修復の限度等については、今後の課題としてとらえておりました。

 カビの問題につきましては、平成23年度の当初予算に調査費130万円を計上いたしたところですが、3月議会におきまして取り下げておりますので、現状では調査を行っておりません。

 さらに、4回目の委員会では、天領日田資料館について、委員で現地を視察し、検討いたしております。これにつきましては、岩澤重夫画伯記念美術館プロジェクトチームにおいて、こうじ菌等が作品に悪影響を及ぼす可能性があるのではないかという指摘から、諸条件に適合する場所として同施設を検討したものであります。

 また、豆田町には、長福寺の住まいに代表されるように、岩澤画伯が残された作品などをめぐる岩澤ロードなどの地域を盛り上げる一環としても利用できるのではないかという意見もあり、クンチョウ酒蔵が保存展示場所として問題があれば、同じ豆田町内である天領資料館での可能性について、委員会で議論をいたしております。

 いずれにいたしましても、保存、展示場所の答申内容を天領資料館に変更し、決定したわけではございません。

 以上が、岩澤重夫画伯作品保存検討委員会において、クンチョウ酒蔵を保存場所とした経過でございます。

 次に、旧小山小学校跡地の整備計画、見直しについてお答えを申し上げます。

 旧小山小学校については、御存じのとおり、地域の方々が建設にかかわり築き上げた思い出の詰まった校舎であります。この校舎を活用し、地域振興に生かすべく検討をしてまいりました。

 検討に当たっては、地域の皆さんの思いを大事にする。学校と地域のつながりを大事にする。学校は地域の心のよりどころであるという点を大事にしながら進めてまいりました。

 検討の結果、ことし3月議会で御説明申し上げましたとおり、地域資源を生かしたイベントの開催や、地域間交流事業、福祉グループによる福祉活動への活用を行い、地域の活性化を図るための拠点施設を整備するとした辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定し、今年度必要な予算を措置したところでございます。

 整備計画の内容につきましては、総務委員会で説明する際に、福祉活動への活用の具体的な内容として、自閉症児の学びの場所とすることや、その家族が利用できる宿泊施設といった活用方法などを御説明申し上げたところでございます。

 そして先般、自閉症児が利用する施設の一つから申し出があり、保護者会との意見交換会を行いましたが、その中で、施設の利用に当たっては、旧小山小学校は市街地から遠いや、校舎の周辺には危険箇所が多いなどの意見をいただいたところでございます。

 ただ、整備計画の中の活用方法としては、主となるものは、地元の方々の活用であり、福祉活動への活用としてもほかに障がい者や高齢者等がのんびりできる場所とすることや、保育園や幼稚園などの遠足の場所、福祉人材などの研修の場所とすることなど、地域福祉としての活用をし、地域の方との交流を行うことも考えております。

 以上のことから、今のところ、現在整備計画を見直すことは考えておりません。また、今後も福祉団体等から御意見があるときは、本市の福祉部門と協議しながらお聞きしていきたいと考えております。

 次に、整備計画の関連予算の計上のタイミングでございますが、今年度の当初予算を計上するまでには、地元の方とお話をし、地元から要望や活用案などを示していただき、地元の方々の跡地を活用して、地域を元気にしたいという思いを確認をいたしております。

 また、地域福祉としての活用の延長にあります福祉グループによる活用についても、専門家などの意見を参考にしながら、実現できるような活用方法を検討してまいりました。

 ただ、その点につきましては、検討の余地もあったかもしれませんが、地元の意向を大事にし、早期に施設整備を行い、運営を始めるため、市としても積極的に進めていくほうがよいと判断し、今年度予算に計上したところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 福祉保健部長。



◎福祉保健部長(諌山泰之君) [登壇]

 私からは、障がい者の働く場所の拡大についてお答えいたします。

 まず、障がい者の雇用の現状でございますが、市全体の就労状況につきましては、ハローワーク日田に確認いたしましたところ、統計資料がないとのことでございますので、大分県内の状況について御説明いたします。

 平成22年6月における雇用障がい者数は2,066名で、前年度と比較すると60名増加いたしておりまして、実雇用率では全国4位の2.16%となっております。

 ハローワーク日田の求職登録状況によりますと、平成22年度の1年間の障がい者の有効求職者数の合計は187名で、そのうち、延べ59名の方が新たに一般就労をしている状況でございます。

 また、市役所職員の雇用状況につきましては、平成23年4月1日現在で11名となっております。

 次に、市の障がい者雇用の新たな取り組みでございますが、本年4月1日から知的障がい者とその家族などで構成されております日田市手をつなぐ育成会に、市役所内郵便物の各課への配付業務や、緑のカーテンの苗、土づくり業務を委託し、障がい者の雇用促進を図ったところでございます。

 今後も、各課の再利用できる資源の回収や整理業務、老人福祉施設入所者の話し相手となる業務など、受託者との協議を重ねながら、委託業務内容の拡充を図り、安定的な雇用の場の整備に努めたいと考えております。

 また、昨年度より延寿寮に臨時職員として知的障がい者1名を雇用しており、実際昨年度1年間雇用した方につきましては、ことしの4月には福祉施設への就労が実現したところでございます。

 今後も計画的な雇用を推進するとともに、任期満了後の福祉施設等への一般就労に向け、障がい者就業・生活支援センターと連携した取り組みを進めていくことといたしております。

 また、平成20年度から市役所におきまして、日田支援学校の生徒を現場実習生として年に2回程度、定期的に受け入れ、卒業後の就労能力の向上を図っており、今後も希望に応じて現場実習の場を提供していくとともに、現在バイオマス資源化センターでは、センターで発生します液体肥料を利用した野菜などの栽培を研究しており、液体肥料での栽培が有効となりましたときには、障がい者の皆さん方の雇用の場につながるものと考えているところでございます。

 私から以上でございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) じゃあ再質問します。クンチョウ酒蔵の活用基本構想についてです。

 まず最初に大事なことですので、岩澤画伯の作品保存検討委員会の中身について、最初に確認もしたいし、今の答弁も、疑問の余地が残るところがありますので、確認をしたいと思います。

 プロジェクトチームがつくった5月26日と、それと6月5日に説明した中身というのは、この冊子になっている中身ですけれども、これの中に、構想策定の目的というのがありまして、ここには、「クンチョウ酒蔵の活用においては、岩澤重夫画伯作品検討委員会の答申を尊重し、岩澤画伯の記念美術館を開設するとともに」というふうに書かれておりますので、作品保存検討委員会の答申というのが、重要なものだというふうに考えています。

 これを検討した中身、議論の中身と、答申の中身がどうだったのかということで、先ほどお聞きした内容です。

 まず、1回目のことですけれども、いろいろな委員から、いろいろな意見が出たということで、アクセスがよく集客が見込めるとか、画伯のふるさとである豆田の町であるということが、そういった意見に基づいて幾つかの案が具体案が出されていたということですけれども、この、先ほどお見せしました情報公開でとった議事録です。議事録の中には、具体案がどういうふうに出されたのかとか、あるいは画伯のふるさとである豆田町などが望ましいということがまとめの報告書にはあるんですけれども、議事録にはないんです。だれが言ったかわからない。議事録にないので、ほかの意見はありますけど、議事録には載ってないです。これはどこから、第1回で、だれが意見を出したんですか。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) だれが言ったかという問題ですか。

 まず、第1回目を、保存検討委員会におきまして、私どもが問題点として保存検討委員会でございます、提示をいたしましたのが、台帳管理の問題がありますよ。それから、実地棚卸しの問題があります。適切な保存管理の問題があります。展示の問題がございます。貸し出しの問題がございます。修復の問題があります。その他がございます。それから保存展示場所について検討していただきたいという内容につきまして、委員さんに議題を提案いたしております。

 その中で、いろんな場所が第1回の委員会の中で出てきております。それにつきましては、さっき申しましたように、第2回目の委員会において、答えていったということ。

 それから、委員の中に、美術品保存委員会の委員長もございます。この方からは、廃校になった学校の利用はできないかという意見も出ております。

 しかしながら、廃校であれば、所蔵品の保存状態がよろしくないという、管理の面で問題があるということで議論した経過がございます。

 それから、博物館を3階建てにして立派なものはできないかという意見もございました。

 そういった意見を踏まえながら、第2回目の委員会のときに、さっき申しましたように、場所等についての検討の結果をお示しし、提案をいたしたという経過でございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) その後、これは具体案として、その中に、西国浪漫館というのがありますから、それを言った方が、岩澤さんの生家、ふるさとの豆田にしたほうがいいという意見で、西国浪漫館というのを出したんですか。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) これまで具体的にどの方がどういう意見を言ったというのは、議員も議事録をお持ち、情報公開でお持ちと思いますので、差し控えたいと思いますけど、そういった西国浪漫館であるとか、岩田屋跡地、それから中央公民館、学校跡地と、いろんなところの意見が委員さんから出てきております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 議事録に、その豆田のクンチョウに決める経過として、第1回の中で、少なくともクンチョウ酒蔵という意見は、第1回では全くなかったわけですね。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) 第1回目の検討委員会におきましては、クンチョウ酒蔵という表現は出てきておりません。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 先ほど部長が保存検討委員会の経過を説明する中で、それで博物館、咸宜園、そして西国浪漫館、岩田屋となる。これについては、消去法で、これはだめ、あれはだめ、全部だめで、それで事務局からクンチョウ酒蔵を提案したということですね。だから、第1回には出なかったけども、第1回のときに出た具体案の全部が難しいと、美術館としては難しいということで、豆田の振興協議会からも保存してほしいという要望書が上がっているので、事務局として、執行部として、クンチョウ酒蔵を保存場所にするということを2回目の検討委員会で提案したということですね。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) 第1回目の委員会において、クンチョウ酒蔵という表現は出ておりません。

 しかしながら、場所については、アクセスがよく観光客を含め、集客が見込めるところ。それから、画伯のふるさとである豆田町等が望ましいということ。保管につきましては、当面は、現在、京都で保管しておりますけど、京都で保管できると、そういった意見も出ておりましたというのは事実でございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 先ほどから言っているように、議事録では、豆田の町が、岩澤画伯のふるさとである豆田の町がいいというのは、議事録には載ってないんです。載ってないけども、その検討委員会のまとめの報告書、担当の係が出した報告書には載っている。どこかでそういった意見が出されたんでしょう。ただ、議事録にはそのことは書かれておりません。これだけははっきりしている。

 それで、もう一つ、重要なことを言われたんですけど、第4回で、天領資料館、第3回で、カビの問題が出て、場所がそういった問題も、今後の課題としてとらえていたということであります。

 4回目のときに、先ほど登壇して言ったんですけれども、この検討委員会の副委員長である県立芸術会館の副館長の佐藤委員が、そのクンチョウ酒蔵活用検討委員会の経過、先ほど言いましたけれども、5回検討委員会をやっているんですけども、2回目に、三和酒造からカビの関係の説明を受けて、3回目に、二階堂酒造と山崎蒸留所の例から、周辺の家の白壁が真っ黒になったなどの説明を受けた。それがあった後に、佐藤委員が、こういったことで、結果として、クンチョウは、美術館や収蔵庫としては適さないということになったというふうに議事録は書いてあるんです。副館長でもありますし、検討委員会の副委員長でもありますから、この発言は非常に重たいと思うんですけれども、このことは、そしてその後、天領資料館の現地視察をして、ここはいいんじゃないかと、これは可能性があるよという委員の話。だけどこれは、そこに決定したわけではないということですね。クンチョウ酒蔵はだめです。天領資料館を見に行った。ここならいいんじゃないかとした。

 2回目の検討委員会で答申を出した中身と、私は、間逆の結論になってるんじゃないかと言ったんです。なってませんか。決めたわけじゃないから、それでいいということですか。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) ただいまの質問でございますが、第4回の委員会で、保存検討委員会の中で、先ほど委員が御指摘ございました3つの日田の歴史、それから三和酒造の方よりカビの関係の説明、それから二階堂と山崎蒸留所からの周辺の家の白壁が真っ黒になった等の説明というのは、これは職員で構成します職員プロジェクトの中から私どもが把握した意見でございまして、こういう意見が出ておるということで、当然私ども、保存検討委員会は、当初から場所を酒蔵にするということで、こうじ菌の問題があるということも把握をいたしております。ですから、こうじ菌の調査、それから伝建地区でございますので、この建物の改修等については、今後の課題としてとらえておりますので、何ら矛盾する点はございません。

 それから、天領資料館ということで検討はいたしておりますけども、先ほど申しましたように、第3回目の委員会のときですか、ある委員の方から、先ほど言われましたように、豆田地区を岩澤画伯の記念ロードにしたらどうかという提案もありましたので、いろんなお寺であるとか、天領資料館であるとか、隈のほうにも、先生の作品があるというのも聞いておりますので、まず天領資料館をみんなで調査をしようということで、調査をしただけでございますので、何ら最初の答申どおりと変わったものではございません。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 第2回目に出した検討委員会の答申と変わってないということ。じゃ、クンチョウ酒蔵を第1候補の岩澤作品の保存展示場所と考えているということですか。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) 先ほど言いましたように、答申をいたしております。こうじ菌の調査あたりの問題があります。3月議会で、こうじ菌の調査をしてみないと、どういうこうじ菌の問題があるのか、白こうじ、黄色いこうじ、いろんなこうじ菌には種類があるようでございます。酒こうじにつきましては、黄色いこうじが問題のようでございます。ただその中の、具体的に、そのこうじ菌が作品に影響を及ぼすのか、3月議会でも申し上げましたように、先生の日本画の中には、胡粉という材料が使われております。そういったこうじ菌が、画伯の作品にどういう影響を及ぼすのか、まず調査をしてみないとわからないというのが第1点でございます。

 それから、第2点につきましては、こうじ菌の対策、温度設定でいいのか、湿度設定でいいのか、ろ過器の必要はあるのか。そういったもので、対策はできるのか、そういったことを勘案しまして、3月議会で130万の予算を計上をいたしておったという状況でございます。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 先ほど市長に答弁もらいましたけど、このクンチョウ酒蔵活用検討委員会の日田市のグランドビジョンと、酒蔵活用計画案です。この中身と、市が出した基本構想には、この検討委員会が出した中身が生かされてないという話をしたんですけれども、あらゆるところで生かす、いろんなところで生かされているということで、先ほど市長答弁ありましたので、まず、先ほどの場所の問題です、場所の問題で、酒蔵活用の考え方のところに、こう書いてあるんです。クンチョウ酒蔵と美術品の保存管理を考慮すると、現在の天領資料館に岩澤重夫美術を展示、保管、管理、クンチョウ酒蔵の活用に岩澤重夫氏のアトリエ及び企画展として一部を展示、演出。つまり、現在の天領資料館を岩澤重夫美術館にというふうに、これ、活用計画には、検討委員会の計画の中にはこういうふうに書いてあるんです。

 それで、先ほど言ったように、主な施設の考え方、市がつくったものですけれども、それには、主な施設のどうするかということで書いてある中身です。この中身は、説明会ではそこまで詳しくは説明してもらえませんけど、これを見ると、(仮称)岩澤重夫記念館は、菌調査の結果により、展示内容の詳細について再検討を行うと。そして、記念館のほうです。記念館、つまりクンチョウ酒蔵の活用のほうです。(仮称)岩澤重夫記念美術館のほうです、美術館のほうは、岩澤重夫画伯の記念美術館及び収蔵庫については、今後の菌の影響調査やコストを踏まえ、天領日田資料館の活用を含めて検討するということになってます。

 そして、先ほど市長が言った。これは市長が考えていることと違うのか、基本構想が違うのか、プロジェクトが違うのかわかりませんけれども、クンチョウ酒蔵を、先ほど部長の答弁伺いましたけど、クンチョウ酒蔵を岩澤重夫画伯記念美術館にするというのが第1候補なんですか。それをそのために、菌の調査や耐震だとか、いろんなものを調べて、そして大体どれぐらいの金額がかかるのか、出して、そして、市民の皆さんの意見を聞いてやるといったんですけど、第1候補はクンチョウ酒蔵なんですか。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) これまでも御答弁申し上げましたが、私がやらなければいけないと思っていることは、一つは、岩澤先生から絵をいただきました。これは文化功労者におなりになった先生の絵ですから、これを大切に保管していくこと、これは私はやらなければいけないと思っております。

 もう一つは、クンチョウの酒蔵でありますけど、これは江戸時代の掛屋であります千原家の蔵でありますから、蔵については、これも豆田の伝建であります。守っていかなければいけないと。この2つをどうするかということで、これまで議論をしてきたわけであります。

 先ほど申し上げました岩澤重夫画伯の保存検討委員会からは、酒蔵でどうかという意見、答申をいただいております。

 また、検討委員会の中では、酒蔵は美術館だけじゃ、もったいないということで、いろんな意見を、河北先生のグループに検討いただいて、答えをいただいております。

 その中で、こうじ菌の問題がもう出ております。こうじ菌のあるところに美術館をつくって、岩澤先生の絵をかけて、これをだめにしてしまうようなことはできないのは、当たり前であります。ですから、議員も御指摘のとおり、こうじ菌が問題で、あそこに美術館ができなければ、ほかの美術館を当然考えなければいけないわけでありますから、そういう内容も含めて検討委員会では、一つの案として天領資料館があるじゃないかということが言われているわけであります。

 ですから、私どもとすれば、この酒蔵を生かす、そして先生の絵を多くの人に見てもらう。そのためには、酒蔵に美術館を併設するのがいいんではないかというのが、今出している基本構想案であります。

 ですから、議員も御指摘の、こうじ菌、こうじ菌とおっしゃいますが、どんなこうじ菌がどのくらいの量いるかというのは、議員もおわかりにならないと思います。今、検討委員会でもこれはわかりません。一般的に、酒蔵にはこうじ菌がいっぱいおると。それは私どもそうだなと思います。ですから、それは、美術品を保存するのはおかしいぞと言われれば、それはそうですよと言わざるを得ません。

 しかし、どういう展示の仕方をするか、例えば収蔵庫をあの中につくり込むのか、収蔵庫は別のところにつくって、展示だけする。しかも、長期間じゃなくて短期間する。そして、ほかの日田市内の美術家、芸術家の人の作品も飾るとか、いろんな工夫をしていくことによって、あの酒蔵が検討委員会のほうから出されております、豆田だけじゃなくて、日田が持っている歴史文化、そういう環境も含めた一つの拠点性のあるものとしてつくっていったらどうかというのが、今の基本構想案でありますから、私も、基本構想をつくって、できたら、その次には基本計画という形で、具体的にどうするかという議論をこれからしていくわけであります。

 その点については、白紙だということを、この前の説明会でも申し上げております。ですから、これから、できれば調査をやりたい。他人の土地に行ってボーリングするとか、壁を削るとか、そういうのは、いかがかなと思うので、所有権を切り離したいということを考えたわけでありますが、これもちょっと誤解を得たので、今は取り下げております。

 したがいまして、今回は、私どもが考えた基本構想案、その先生の絵を保存するということと、酒蔵を活用する。これをこういうふうに考えたということを今説明申し上げているわけでありますから、これは市民の皆さんが、それは美術館と酒蔵は別にしたほうがいいと。酒蔵にはこんなものをいろいろつくり込んでいったらどうかとか、いろんな御意見がこれからあろうかと思いますので、そういうことを受けることについては、今全く白紙でございますから、これから多くの皆さんの意見を取り入れてやっていきたいということを、先ほど御答弁申し上げたところです。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 持論をたくさん述べられましたけれども、私の質問は、検討委員会が出した基本構想と、それとプロジェクトチーム、庁舎内のプロジェクトチームがつくった基本構想案の中身が、本当に生かされているのかということで聞いているわけです。

 そして、市長は、クンチョウ酒蔵の美術館にするというのが、第1案だということですけれども、私がこうじ菌、こうじ菌と言っているわけではありません。この中に詳しく書いているから、このことを説明してくれと言っているわけです。こうじ菌、こうじ菌と私が言っているわけじゃない。ここに問題になっている。クンチョウ酒蔵活用検討委員会で、問題点の整理として書かれているから、これはどうなのかと。

 そして、先ほど言った保存検討委員会で、2回目の答申を、クンチョウ酒蔵を活用するということを答申を出した後に、4回目で、検討委員会の副委員長が、クンチョウ酒蔵は美術館収蔵庫をできないという発言をしているという議事録をもって質問しているわけですから、問題をすり違えないように、私が言っているみたいに言っておりますけど、この中身に書いてあることですから、それを説明する責任は市長にあります。

 それで、先ほど言ったように、一番最初の答弁で、この基本構想は、見直しはしないと。基本計画は白紙だけど、基本構想は見直ししないと言っているわけですけども、6月5日の説明会で出た市民の意見は、一部ですけれども、すべての方が、この基本構想から見直すべきだと言ったんじゃないですか。そういうふうには受けとめておりませんか。お聞きしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) こうじ菌は、私も大変心配しておりますので、調査しなければいけないと思っているのは議員だけじゃありません。私もこうじ菌については、同じであります。

 見直しについては、先ほどもお答え申し上げましたように、これをベースにいろんな意見をいただきたいと思っております。

 この前の説明会のときは、確かに御意見いただいたのは、反対の方のほうが多かったかと思いますが、それは見直しをしなさいという意味じゃなくて、基本構想がおかしいぞと、こういうふうに考えるべきじゃないかということをおっしゃったというふうに思っております。

 また、今から、その基本構想の前までさかのぼって、基本構想をさらにつくり直すということは、私は必要ないと思っております。これをベースに、いろんな意見をいただいて、もし前に進めということになれば、どういう進み方をするか、それを考えていきたいというふうに思っております。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 市長もおかしなことを言いますね。基本構想は、市民から、おかしいなと、基本構想はおかしいなという意見が多かったと。それは見直しをしろということではなかったということですか。おかしいなという意見が、あれほど出たのに、見直しをしないというか、基本構想から見直しをしたらどうかという意見だったということではないというふうに、今答弁されましたけども。

 それと、パブリックコメント等で市民の意見を聞くというふうに言いましたけども、意見交換はするんですか。これからどうするんですか。それは先ほど答弁なかったんですけど、どのようにするか、いつするか、お聞きしたいと。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) この前の説明会は、議員御指摘のように、反対される方の御意見ばっかりでございました、正直言って。ですから、私は賛成される方の御意見もあろうかと思いますので、パブリックコメントだけでこれを済ますわけにはいかないと思いますので、今、できるだけ、きめ細かくどういう形で市民の皆さんと意見交換できるか、指示をいたしておるところでございます。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) クンチョウ酒蔵の活用の問題、市民の中で議論になっている問題、これは20番議員も言ったように、私はクンチョウ酒蔵をどう残すのかということと、岩澤重夫画伯の美術館をどうするのかというのは、別に考えるべきだと。それが説明会で、基本構想の中の意見として、市民の多くが意見を出した中身だというふうに思います。

 そして、先ほど言った、作品保存検討委員会の経過のことや、あるいはクンチョウ酒蔵活用検討委員会の意見などを考えれば、これは方向転換をして、それぞれ考えなくてはいけない問題だということになっているのではないかというふうに思います。

 それで、進め方の問題なんですけども、これも6月5日の、あるいは5月26日の地元説明会でも出たことだと思いますけれども、市長は進め方が一方的だというふうに言われたわけです。けども、一方的ではないと、ちゃんと地元の方の意見も聞いているし、今回、市民説明会も行って意見を聞いたと。これからも行っていくと、今答弁あったように、意見交換会もやっていくということですから、一方的ではないというふうに市長は思われていると思いますけれども、行政がつくったこの計画、これに対して、市民に意見を求めるというのでは、納得できないと。一緒に考えてほしいと。だから、豆田の地元、あそこのクンチョウ酒蔵の伝統的建築物を残すということについては、地元の方が主体になって話をしていく。美術館の構想については、それに関心のある市民の方が主体的にかかわって、意見を述べれば、これが住民が主人公のやり方じゃないですか。それをしないから、市民からあれほど意見が出るわけです。これまでつくってきて、いろいろお金もかけてきました。すばらしい方に来ていただいて、わざわざ日田市に来ていただいて、そして意見をいただいて、すばらしい日田市を元気にする基本構想をつくってもらいました。お金をかけたけど、すばらしいものはできていると思います。これを生かすのも、これから先は、基本構想をそのままじゃなくて、基本計画のほうで考えていくと言っていますけど、基本構想はだめですよという意見が出ているんだから、そういう関心のある方と一緒に中身をつくっていく。住民主体の公共事業の在り方、市政の進め方が今問われているんじゃないでしょうか、どうでしょうか。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) この前、6月5日ですか、会場に来られた方の意見は、確かに分けて考えろとか、おかしいんじゃないかとか、いろいろ御意見いただきました。しかし、私はあれがすべてではないというふうに考えております。ですから、さっきから御答弁申し上げましたように、もしクンチョウの酒蔵に美術館をつくらなくてもいいよという声が多ければ、これは別に考える。それは私もやぶさかじゃありません。今白紙というのは、そういう意味でまさに白紙であります。こうじ菌がたくさんある、美術館をつくるのはおかしいぞ。それは別に考えればいいわけで、それをまた基本構想までさかのぼって、全部考え直せと、もう1回市民の皆さんと一緒に議論して立ち上げていけ、つくり上げていけということは、御意見としては私も承りますが、これまでの進み方は、そうしておりません。

 ですから、そういう意味では、もっともっといろんな市民の皆さんの御意見を聞けばよかったのかもわかりませんが、まずは今回のことについて、私が思ったのは、どういうふうに考えればいいのか。どういうふうなことの可能性があるのか。それは、市のほうで考えて、それを市民の方に説明して御意見をいただいて、具体的なものを決めていく。これも一つのやり方だろうというふうに思っております。

 ただ、3月の議会でも申し上げましたが、基本構想案がまだできてない。その段階で、あれはどうだ、これはどうだと言われておりましたので、私はまず、基本構想をつくり上げて、それからそれを説明して、いろいろ御意見をいただいて、次のステップに上がっていきたいと。そういう今御答弁申し上げたので、上がるにあたっては、全く白紙ということで、今は考えております。



○議長(井上明夫君) 14番 日隈議員。



◆14番(日隈知重君) 私が言っているのは、6月5日の説明会はいろんな意見が出て、私は言おうかと思いましたけれども、言う機会がありませんでした。ほかの方がたくさん言われたので。あれはすばらしい説明会だったと思います。ああいう意見を交換する場が、今いろんな行政を取り組む中で、政策を取り組む中で必要なことだと、だから市民の皆さんも関心を持って行ったわけです。あれを全部御破算にして、なくしてしまえという意見ではなかったと思います。基本構想をゼロにしてしまえという意見ではなかったと思います。ここはおかしいんじゃないか。ここはこうしたほうがいいんじゃない。ここは心配だという、本当にあすの日田市のことを考えて言っている、とても建設的な意見だと思います。そういう中身を、この市政で取り込んでいくかどうかということでありますので、つくり方として、基本構想をつくって、そして住民に説明をして納得をしてもらえば行政が進んでいく、政策が進んでいくという時代は終わって、皆さんと一緒に、今6月5日の、どなたか言いました。卑下して言われているんです。市民の皆さんはそれほど頭はよくないけれども、いろいろ聞いてもらったら、いろいろ意見はありますよと、こういうふうにやりませんかというふうに市長に投げかけた、丸投げするのはちょっとと言いましたけれども、丸投げじゃない、一緒につくっていくんです。そのことをやっていくかどうかということが、私は今回の問題で問われていると思います。もう一度答弁をお願いします。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) やり方はいろいろあろうかと思います。ゼロから市民の方と一緒につくり上げていく。これもやり方としてはあると思いますが、私はまず、市として考えをまとめて、それを市民の方に説明をして、そして意見をいただいて、どういう形で今後進めていくかというのを考えていく。これも一つのやり方だろうと思います。市民の。



○議長(井上明夫君) 時間です。

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○議長(井上明夫君) ここで、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ、午後6時まで時間延長いたします。

 引き続き一般質問を行います。11番 立花正典君。



◆11番(立花正典君) [登壇]

 通告に基づきまして、2点について質問を行いたいと思います。

 まず、市長におかれましては、国政や市政運営で多くの問題を抱え、困難な時代を迎えていますが、これらの解決に向け、日田市民の幸せのために努力奮闘され、率先してリーダーシップを発揮されていますことに、敬意を表します。今後も7万市民のためによろしくお願いします。

 さて、5月の選挙で、図らずも市民の負託を受けることになりました。皆様が喜んでいただける仕事をしなければと強く念じています。

 質問の一つは、日田市における各種スポーツ競技大会の振興、育成などのサポートについてです。

 23年度の市政執行の基本方針は、一つ目に、市内経済の下支えをする景気雇用対策、2つ目に、楽しく安心して暮らせる社会づくり、3つ目に、日田の底力を発揮するとあります。そのために、市長は現場に足を運ぶ、市民の目線に立つ、市民と対話する。現場主義を基本に、市民が元気で活躍できる日田、将来に夢と希望が持てる日田、楽しく安心して暮らせる日田を目指し、人と自然が共生し、安らぎ、活気、笑顔に満ちた交流都市の実現に向けると所信を述べています。

 市長のミッションには、市の繁栄の意気込みが感じ取られます。ぜひ、目に見える、成果の上がる政策を期待したいと思います。

 ところが、所信には、産業活動などに関しては、多くの政策をされようとしています。しかし、市民の健康やスポーツなどへの取り組み、振興などは少ししか見られません。市長は、将来に夢と希望とか、楽しく安心して暮らせる日田を目指していくと述べておられますが、具体的にどのように取り組んでいくのか、説明をお願いします。

 日田市は、高齢者の人口が2万人を超えて、超高齢化社会を迎えています。私はこのような現実で、これから先、大事なことは、市民が長い将来を、元気で楽しく暮らしていける政策が重要ではないでしょうか。すなわち、行政が市民の健康、体力の維持向上について、どのようにサポートし、取り組んでいくかが必要ではないかと思います。

 政府は、昭和36年の法律のスポーツ振興法のすべてを改正し、超党派でスポーツ基本法案を本国会に提出し、今週にも成立する見込みです。その基本法案の10ページにわたる資料がここにあります。その提案の理由として、スポーツに関する政策を計画的に推進し、国民の心身の健全な発達や明るく豊かな国民生活の形成、そして活力ある社会の実現、国際社会の発展に寄与し、国や地方公共団体の責務を明らかにするとあります。

 市長も、スポーツに造詣が深いかと存じますが、附則の中にこのようにあります。日常的にスポーツに親しみ、楽しみ、活動に参画することのできる機会が確保されなければならないとあります。そして、地域におけるスポーツ活動への支援などには、第11条に、次のように定めています。国及び地方公共団体は、国民がその興味または関心に応じて、身近にスポーツに親しむことができるよう、参加機会などへの情報提供、円滑に参加できるような措置や自発的な組織活動への支援を行うように努めなければならないと定めています。

 このように、昭和36年、最初のスポーツ振興法から50年たって、ようやく国家戦略として国民にスポーツを通して、心身の発達、健康の促進などの奨励を進めようとしています。

 競技スポーツなどでの活躍は、市民や国民に誇りと喜び、大きな夢と感動を与え、国民の意識の高揚と活力を生み出していることは言うまでもありません。

 私は、長い間、部活動にかかわってきましたが、皆さんも一度は聞いたと思いますが、ある年配の国会議員が、記者から、なぜそんなにあなたは元気なんですかと聞かれ、その返事に、次のようなことを言ったことを覚えています。それは、私が今でも元気なのは、学生時代に運動したおかげだということです。御案内のように、9月に開催されます16郡市対抗の県民体育大会への支援はもちろんですが、多くの市民がみずから取り組んでいる各種競技団体などが実施する大会などに積極的な援助や支援が必要だろうと思います。

 市長におかれましては、市民が競技や大会を通して、健康で生きがいを生み出す力となる各種スポーツ競技への支援、振興について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。

 次に、交付金、補助金の拠出についてです。

 23年度の日田市の予算は381億円余り、私にはその膨大な金額の大きさには、見当もつきませんが、このお金、すなわち税金を使って、1年間、日田市が円滑な事業を進めることにより、市民にとって、豊かで楽しい生活や、満足する環境の整備ができれば有効な活用になると思います。どうぞ、市民から税金の無駄遣いとの声が起こらないようによろしくお願いします。

 そこで、今でも市民各競技団体が開催、参加する多くの各種スポーツ競技大会がありますが、これらに対する交付金や補助金の拠出について、どのようなお考えですか。また、それに拠出しているのは、どのような根拠であるかをお聞きします。

 日田市には日田市コンベンション誘致事業助成制度を21年度から発足したようですが、これが日田市民には認知されていますでしょうか。

 続きまして、大きな2つ目の質問に移ります。既に3人の議員さんが質問していますが、酒蔵購入の経緯についてお聞きします。

 御案内のように、今、日本の最大の関心事は、東北大震災の復旧復興対策と思われます。政府は、このことにつきまして、スピーディーに進めなければならないわけでしたが、それができていなくて、このことで、内閣不信任決議案が提出されました。否決はされましたが、現首相がペテン師呼ばわりされるなど、国民不在の政治が続いています。

 さて、我が日田市民の最大の関心事といえば、豆田地区のクンチョウ酒蔵購入の問題だと思います。私は、豆田の近くで長く勤務をしていましたので、天領日田の町並みを残す豆田かいわいが大好きです。電柱を地下に埋設した町並みは、特に雪の降った冬の夜、通りと白壁の雪景色の中を歩くと、あの赤穂浪士の討ち入りにタイムスリップした光景そのものです。本当に観光客に見せたい光景です。

 また、十数年前、町並み調査を当時の高校の生徒と調査のお手伝いをしたことや、平成18年10月、天領まつりに合わせた千年あかりの行事に、学校を挙げてお手伝いをして、地域の方々から大変喜ばれました。そして、筑紫哲也氏の現地放送で、観光客の増大につながったことを覚えています。豆田のフォルムの保存は、日田市の観光事業にとって宝の場所と思います。

 しかし、今回の案件は、スピーディーにというわけにはいかないでしょう。膨大な税金を投入しようとしているからです。市民のコンセンサスがなければ、混乱が起こり、市政に対して不信が広がることは間違いないと思います。6月5日のパトリアでの説明会に参加し、るる説明を聞きました。最初から酒蔵購入ありきから始まっていて、すべての面でボタンのかけ違いがあったと思われます。

 市長も説明会で、市民に誤解を与えたことはおわびする。計画は進めたいと考えているが、今後については白紙、市民の反対が多ければ計画を中止するとの考えを話したと私は受けとりました。

 今からでも遅くありません。ボタンのかけ違いを解消し、時間をかけて、市民の理解を得て、豆田の発展のための方策をお考えになってください。

 ここに、こども病院移転計画調査委員会報告書があります。福岡市のこれでありますが、22ページにわたってあります。福岡市の福岡市立こども病院移転計画のことを御存じだと思いますが、平成19年、老朽化したこども病院をめぐって、最初にアイランドシティ移転ありきで始まりました。このことで、市民を巻き込んだ議論は、新聞をにぎわせました。そのために、市政は調査委員会を設けて見直しをしてきました。市民に広く公開し、さまざまな立場の人が検証を行い、より多くの市民の理解を促すために、いきさつの検証や検討を行い、5年の年月を経て、先月結論が出ました。多数の市民の長い取り組みの成果でした。

 この混乱の原因の一つは、市の仕事のガバナンスに課題があり、市の行ってきた意思決定のプロセスに納得できない、疑念をぬぐい去れないという意見が市民から多くあったことです。

 具体的には、移転の検証、検討を市役所内部のみで行い、この過程を真摯に市民に説明をし、理解を得ようとする姿勢に欠けていたことが上げられます。そして、調査委員会は、市に対して、重く受けとめてもらいたいと結んでいます。

 このことと、酒蔵購入も同じだと思いませんか。ここに日田豆田町の資料冊子があります。平成16年3月に日田市教育委員会がまとめてつくったものです。調査報告であります。

 豆田町は、平成14年、15年に、伝統的建造物群保存対策調査を実施し、多くの地元の建築専門の方々が調査に参加しています。その調査の始まりは、近世日田の繁栄を象徴する貴重な歴史的遺産が、時代の波にさらされて、次第に衰退し、崩壊の危機にあったことでした。

 町並みに再び光を当てたのは、豆田の歴史と文化の再構築に熱い思いを抱いた地域の有志であり、保存とまちづくりに汗を流し、その取り組みは、優に20年を超えるものであったと、当時かかわった方々が話されています。

 ここに、大量のクンチョウ酒造活動基本構想等の資料がありますが、平成22年から進められた酒蔵購入などの案件は、7名の著名な建築家やコンサルタント、それにデザイナーなどに活用計画をゆだねています。

 私は、思っています。この地域の建物の特徴、町並み景観の把握、伝統的景観の復元、地域住民の意識調査、保存の提言、分析、評価を行った当時の調査をされた方に、まずは相談することが最良の方法ではなかったのでしょうか。

 そして、調査をされた専門家に、建物の保存や修理などの可能性、おおよその見積もりができ上がってからは、酒蔵購入という事業のスタートラインにつけるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 次の酒蔵購入後の活用についてですが、市長は、説明会で、今後については白紙で、市民の反対が多ければ計画を中止するとの考えを示唆したと記事にあります。また、きょうは何度もそういう話をしておりますけれども、市長は現在、市民の反対が多いとか少ないとかの判断基準について、どのようなことを思って決断なさるのでしょうか。また、7月には市長選挙が予定されていますが、そこで市長にお聞きします。市長選において、酒蔵購入について、どのような公約を市民に示すでしょうか。このことをお聞きして、その後の質問は自席で再質問とさせていただきます。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) [登壇]

 私から、11番議員さんの御質問に答弁させていただきます。

 幅広い御質問、また御提言もいただきました。私も市長として日田を元気で市民の皆さんが活躍できる、また将来に夢や希望が子どもたちにも持てる、そして子どもたちからお年寄りまで楽しく安心して暮らせる日田、そういう日田をこれからつくっていきたいと思っておりますし、そういう中で御指摘のありましたスポーツ振興というのも、やはり大きな要素であるというふうに思っておるところであります。

 県体で今3位ですが、これが2位、1位になるということは、やっぱり市民にとって元気の出る源でもあるでしょうし、また地域でのソフトボール大会等は、地域の輪づくりに向けても大きな力が発揮されていると思います。スポーツをやることは楽しい、楽しいことをやれば仲よくなる。そして、安心できるような日田につながっていくんではないかなと、そういう思いもしておるところであります。そういう思いでこれからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 また、クンチョウの酒蔵の関係で、いろいろ御質問いただきました。

 まず、この構想を考えていく中で、これまで豆田の町並み保存審議会の委員であります、亡くなられましたが、宮本雅明先生には、十分御相談しながら、どういう形でやっていけばいいのかというのは、御指導いただいたところであります。その中で、修理修景基準に基づいた酒蔵の保存に係る経費をどうやって出していくか、それはこれからいろんな調査をやっていかなければわからないというようなところまでで、今は終わっているところであります。

 この問題につきましては、これまでも答弁させていただきましたが、私は福岡の市民病院とはちょっと違う、こども病院とは違うと思います。あれは結論を出して、その結論に対して、いろんな市民の皆さんの御意見があって、その結論に至る経過を市民に意見をいただいてなかった、市役所の中で決まったというのが、私も事情に完全に詳しくはございませんけども、そういうことではなかったかなと思います。

 ただ、今回のクンチョウにつきましては、今基本構想を説明している段階でありますから、これは結論ではありません。この前も説明会で申し上げましたように、白紙ということで、基本構想に対する御意見をいただきながら、またいろんな調査もできればやりたいと思うんですが、そういうのを踏まえて、今後どう進めていくか、それについては、現時点では白紙と、これから市民の皆さんの意見を聞いて、結論に持っていくと。そういう意味で、福岡のこども病院とはちょっと違うなという思いがしております。

 ですから、これから白紙でありますので、どういう形でこれを決めていくかということでありますが、まずは、市民の皆さんに初めて今回基本構想案を説明した段階であります。これからも何度となくいろんな団体、またこの前のようなパトリアみたいな形がいいのか、いろんな説明の機会、また意見をいただく機会、そういうのを求めていかなければいけないというふうに思っております。

 そういう意味で、今回の市長選挙でつくるというのを打ち出して、これで選挙をするということは考えておりません。あくまでこれは白紙ということで、これから私が選挙で当選したらやるぞと、落ちたらなくなるぞというような形で判断すべきことじゃないと思っております。ましてや、私がそれにかける必要もないと思います。これまでも申し上げましたように、岩澤先生の美術館は、これはやっぱり文教日田、実現する一つとして、つくっていいんではないかと思っております。

 また、酒蔵は、千原家の大いなる歴史資産であります、文化遺産でもありますから、守っていかなければいけない。この2つはやらなければいけないと思っておりますが、どうやるか、美術館も含めてやるのか、美術館は別につくるのか、大きなお金をかけるのか、少ない経費でやるのか、そういうことについては、これから私どもが、この基本構想という形で、今一つの案を提案しておりますから、これに対して御意見をもらいながら、いろいろな意見を踏まえて、その結果として判断していくものというふうに思っておりますから、これからたくさんの御意見を聞きながら、聞きながらというより、聞く場を設けて、その結果として、判断をしていくべき事柄だというふうに現時点では考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

 その他の案件につきましては、教育委員会のほうから御答弁申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(井上明夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐藤功君) [登壇]

 私から、11番議員さんの御質問のうち、市の各種スポーツ競技大会への取り組みと、交付金、補助金の拠出に関する御質問にお答えをいたします。

 るる御意見をいただきましたが、まず初めに、スポーツ競技大会の振興、サポートに関するお尋ねにお答えをいたします。

 現在、日田市体育協会主催の市民体育大会を初め、体育協会加盟の各種競技団体が主体となったスポーツ大会につきましては、社会体育振興の観点から、会場の確保や施設使用料の減免のほか、名義後援などの支援を行っているところでございます。

 また、競技スポーツ振興のため、選手やチームが地区予選を勝ち抜き、県大会以上の九州大会や全国大会などの大会に出場する際、スポーツ激励金を交付し、大会に参加する選手等の負担軽減を図っております。

 さらに、議員からも御紹介がございましたが、市外から参加のあるスポーツ大会の開催は、地域経済への波及効果も大きいことから、延べ100人以上が市内へ宿泊した場合に助成をいたしますコンベンション誘致事業補助金につきましても、各種競技団体等に周知活用を促しておるところでございます。

 この制度の目的でございますけども、事業費用の一部を補助することによりまして、市内へのコンベンション誘致の促進を促し、経済的波及効果等の効果を期待するものでございますが、対象といたしましては、県大会規模以上のもの、あるいはその内容がスポーツ大会を初め、会議、講演会、そういったもの、そして先ほど申し上げましたけれども、市内の宿泊人数が述べで100人以上であること。あるいは市からほかの補助金を受けてないこと、こういった条件をクリアしたものと申しますか、大会に助成をしておるところでございます。

 また、この実績でございますけれども、この制度自体が平成21年度からのものでございまして、平成21年度は6団体に6件の大会、そして補助金は全体で70万円を交付いたしております。

 このうち、4件がスポーツ関係ということでございまして、スポーツ関係の大会には交付額が50万円となっております。

 また、昨年度の実績といたしましては、全体で5団体、7件に交付額が65万ございまして、スポーツ関連の大会には4団体、6件に55万円交付いたしておるところでございます。

 次に、各種スポーツ競技大会における交付金、補助金の拠出についてでございますが、現在、市が補助金を交付しておりますスポーツ大会は、ひた42195チャレンジウォーク大会、奥日田グリーンマラソン大会、鯛生剣道大会の3つの大会でございまして、これらは市町村合併前から旧市、旧村が財政的な支援を行っていたものでございます。

 このうち、奥日田グリーンマラソン大会と、鯛生剣道大会につきましては、スポーツの振興に加え、地域の活性化を図るという観点から、補助金を交付しているところでございます。

 また、ひた42195チャレンジウォーク大会につきましては、市が委嘱した体育指導員が中心となり、市民の健康維持増進を目的に開催されており、行政の立場からも積極的にこの種の事業を推進していることから、補助金を交付しているものでございます。

 また、大会が厳しい既存のスポーツ大会も中にはあろうかと思いますけれども、こうした大会への補助金等の新たな支援策についての考えが今のところどうかということもあろうかと思います。今の時点では、市内で開催されております各種の競技スポーツ大会は、その運営に当たり、主催者の御努力や工夫のもとに開催されており、大会参加者にとっては自分の努力の成果を試し、競技力を高める絶好の機会となっていることを承知しております。

 しかしながら、こうした大会に補助金を交付することにつきましては、各大会ともその規模や参加者のレベル等に応じた参加料などの財源で運営されることが基本と考えておりますことから、新たな制度を設けることは考えておりません。

 なお、今後の日田市におけるスポーツ振興に関する施策あるいは具体的事業につきましては、現在、福祉団体の方も含めた関係団体の方々とともに、策定いたしておりますスポーツ振興計画において、具体的な内容を決めてまいりたいというふうに考えておりますので、スポーツ振興施策の推進は、その計画策定を待って、具体的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) 今、市長と次長から話をお聞きしまして、まずはスポーツ関係の振興についてですが、非常に先ほど言いました高齢化社会ということの中で、やはりいろんな競技をするということが、しにくい方々もいらっしゃいます。そういう方々に対して、健康であるような施設の整備がいかがかなと思っております。

 一つの例でありますが、実は豊後高田に、昭和の町ということで非常に売れておりますが、花いろ温泉という場所があります。私はここに、何回も温泉に入っていったことがありますが、実は市健康交流センターという複合型健康センターであります。どういうことかというと、温泉に入って、そこでエアロバイクとかランニングマシンとかいった9種類のスポーツ的な要素のもの、あとは文化施設、そして簡単な食事ができるということで、豊後高田の市がなぜそういうものをつくったかというと、やはり健康を害して病院に行けば、多くのお金がかかる。負担をしなければならない。できるだけ市民に健康であってもらいたい。そういうために、日本人はだれもが温泉が大好きでありますので、そういうものとそういう施設を設けて、あの小さい豊後高田でそういうことをやっております。

 毎日の入場者は400人であると言われております。これは、市が市民の健康、体力の育成を上げてやっていると、市民の健康のために行政がしているということでありますので、参考にしてください。

 先ほど、日田には3つの補助事業というのがありました。どういうことかといいますと、実は、補助金のカットというのが、以前あったようなんですが、私が思いますのは、現在3つの補助事業はカットしようということじゃありませんが、いろんな競技団体に市から少しの補助を出すと、出すとですね、一生懸命せなならんと、これは余り言いにくいんですけど、いろんな補助金でやられているということが、広範囲にわたってありますけれども、スポーツは自分が好きだからやっているということもありましょうが、かなり競技団体も無理なことをやっております。

 先般、なくなった大会は、日田市民の大多数が参加する行事であれば別だけども、県外、市外の方が多く参加するのは、日田市のスポーツ振興ではないと、このような考えを市長がされたということが議事録に出ておりますが、私は逆だと思います。市長は、観光の浮揚でよそからいっぱい来てもらいたいということを先ほどから何度も言われておりますが、私も先般の3月のひなまつりマラソン大会に出たわけでありますけれども、大半が市外です。それも、非常に遠隔地から来られている。聞きましたら、家族で泊まりがけで来たと。要は、競技に勝つということじゃなくて、そういうものを楽しみにきている。多分、前の日に、二、三百人の方は泊まられたんじゃないかなと私は推測しております。

 そういうことで、いかにして呼び込むかと、競技団体が非常に努力をしているわけです。私もソフトテニス協会の一員で、私も会長をしたことがありますけれども、いかにしてよそから来てもらうか、そして技術の向上を図るか、そして泊まってもらいたい。先般、11月に行われましたけれども、来た人全員で泊まっていただいて、サッポロビールで全員で懇親会をしたということを計画しましたけれども、いかにして来てもらうかということをいろんな競技団体は苦労しているわけです。

 やはりそういうことで、好きな人がやっているじゃなくて、あんなことをやっているから、市の冠をつけたようなカップを出すよとか、そういうこともいいと思います。振興をぜひ図っていただきたい、こう思っております。

 ちなみに、3つの補助事業には、市内出身の参加者というのは、チャレンジウォークは6割ですが、剣道に至っては3割、グリーンマラソンは2割と、それも地域の活性化ということでしょうが、失礼な言い方になるかと思いますが、鯛生剣道大会には五、六十人しか出てないのに40万円の補助金を出しているということです。

 そういうとこから言いますと、実はきょうの朝のニュースにも見た方がいらっしゃるかと思いますが、国東市が、これは6月6日の月曜日の新聞でありますけれども、実は国東市が補正予算で被災県チームの高校駅伝チームを3校東北のほうから呼ぶと、それに175万円の予算を計上したということがありました。すごいなと。どういうような競技をやっているかというと、これは、私も非常にこういうものに興味がありますが、九州瀬戸内高校女子駅伝大会が、もう既に十数回行われているようですが、この毎年やっているその駅伝大会、ほとんどが県外だそうです。県内の有力チームが二、三校出ますけれども、京都の前哨戦ということで、県外からたくさん来ると。それに400万円の補助予算をつけている。実は、国東市の補正予算が出ておりました。国東市の今年度の予算は185億円、日田市より200億円少ないわけです。それに、この補助事業に400万円プラス175万円ですから、575万円出して、市がPRをかけているということです、要は。そしてそのほか、とみくじマラソン大会というのもずっと20回ほどやられているそうですが、これに対しても300万円の補助をしていると。

 そういうことで、毎年700万円、非常に財政の厳しい町でさえ、そういうことをして、市民の活性化と同時に、それによって多くの観光、または町名、市を売ると、そういうことをやっているようであります。

 今後とも、日田市におかれましても、何かそういう知恵の出るような、まただれからも見に来たいというような、そういうものをつくったらいかがかなと思っております。

 一つの例で、私言いますけれども、実は、例のカメルーンが来た中津江のサッカー場でありますが、これは私が前かかわったこともありますけれども、今高校生の練習マッチということで、7月下旬と8月の中旬に、それぞれ12チームぐらいが参加して練習交換会をやっている。大体300人から400人の参加を高校生がしているということで。これこそ、今非常にメジャーなスポーツでありますから、高校の教員が一生懸命取り組んで実施しております、こういうものに対しても、もう一度、中津江のグラウンドをサッカー場を知らしめる、そのことになるのではないかなと思っております。

 いろいろと話しましたけれども、要は、そういうことについて、新たなことをお考えであるか、また考えていこうという思いがあるか、お聞きしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐藤功君) 先ほど例としてマラソン大会のこともお出しいただきましたけども、議員も御案内のことと思いますが、この大会、年々参加者がふえております。それで、市の補助金がなくても、決算の剰余金が出るようなところまで、いろんな協賛団体の御支援もいただきながら、大成功におさまっております。ですから、これは、こういった大会はその方向で進んでいいただければそれでいいんではなかろうというふうに考えてます。

 また、競技力の向上の関係についてでございますけれども、先に補助金的な制度を考えるよりは、先ほど申しましたスポーツ振興計画の中でも、まず練習の環境をきちんと整えてあげる。あるいは指導者、指導力を向上してあげる。そういったところに着目して、スポーツ振興を考えていくべきであろうと。

 御紹介のありました幾つかの案件については、それはそれこそ、地域おこしの部分で、もし必要であれば、考えていくような施策ではなかろうかというふうに考えておりますので、議員さん、御質問がまずスポーツの振興という切り口でございますので、そういうふうにお答えをさせていただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) 私、ちょっと驚いたのは、スポーツの振興ということは、若者も、老若男女、いろんな方がやっていくということは大事だろうと思いますが、実は竹田公園に、数十年前、私が小さいときからありましたが、テニスコートが3面あります。聞くところによると、公園というか、更地にしてしまおうというようなことを仲間から聞きまして、それこそ、年配の方が楽しくやっている。きちんとした整備もやっている中で、取り上げようということをしているようなんですが、これについては、いかがでしょうか。



○議長(井上明夫君) 教育次長。



◎教育次長(佐藤功君) 竹田公園につきましては、整備計画がある、計画を策定中であるということはおっしゃるとおりでございます。

 ただ、テニス場をどうするかということについては、それこそまだ具体的に協議を進めてるものではございません。ですから、競技団体の方とも御意見を交わしながら、御意見をいただきながら、今の大原の総合テニス公園で、全天候型に近い施設の中で、ソフトテニスができるのかとか、あるいは一般的な利用状況が、大原だけでは足りないのかと、そういったところも分析をしながら、最終的に新たなそういう施設が要るのか、あるいは今言う竹田公園との整備の中で、そこがなくなっても、今の大原の競技場の中で御利用いただける範囲にあるのか、そういうものを冷静に見ていきたいということでございますので、何もまだ結論が出ているものではございません。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) 結論はいつ出るんですか。かなり前から話があったということを私も聞いております。直接に、協会の役員がお話されていると思いますけれども、実は、そこの大原のテニスコートは、私はつくったときからかかわっておりますけれども、後ろが少し狭いわけなんです。公式競技ではちょっと使えないと。プロ的な人が来ると、後ろが狭いと思われるぐらいの、そしてオムニといって、全天候のコートなんです。

 しかし、ベテランとかの方々は、非常にやはり厳しいわけです。やったことがあれば、わかるかと思いますが、例えば大原の陸上競技場で走ってみてください。東部中学校のグラウンドで走ってみてください。どのくらい体に負担が来るか。そういうことから見れば、竹田公園の3面の土のコート、クレイのコートは非常に貴重品です。地域の方も、子どもたちも来ます。

 そういう意味で、ぜひとも、ここで、いやあれはそのまま現存して、協会がいろいろと活用して、また整備もやっていく。草1本ありません。

 そういう面で、ぜひともお年寄りというか、シルバーの練習をしているところを、更地にしても、何ら地域の方は喜びません。そういうことで、早く結論を出していただきたいと、こう思います。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) 竹田公園については、かなり施設も老朽化しております。全体としても、公園として規模がちょっと果たせないような状況になっておりますし、そのことを地域の方からも要望も受けて、どういう整備がいいのか、今検討しているところであります。まだ結論がそういう意味では出ておりません。地域の人が、竹田公園を川にも近い場所にもありますし、これから若宮地区の地域の元気が生まれるような形で、何か整備ができないかということを、都市整備のほうで、今検討をしておるところであります。

 したがいまして、その中で、あそこはプールもありますし、相撲場もありますし、テニスコートもありますし、ある意味、昔で言えば、何もかんも詰め込んだような場所になっておりますので、全体として日田市のスポーツ、例えばテニスの場合、この大原との、さっき教育次長もお答えしましたが、あれとの兼ね合いの話とか、それとかプールはどうするかとか、これからいろいろお話を聞きながら、考えていかなければいけないところでありまして、まだ基本構想まで至ってないといいますか、地域の人の話を聞きながら、今検討しているという状況でありますから、いつ結論が出るかというと、しばらくかかるかなと思いますので、なくなるということになるのかどうかというのは、わかりません。早く決めてくれんと困ると言われても、こっちも困りますので、そういう状況でございますから、またいろいろ御意見を聞きながら、計画を進めますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) ぜひ竹田公園は、非常に環境のいいところでもあります。地域の方々の憩いの場所でもありますし、小さい子どもも遊びに来ておりますので、お年寄りが楽しんでいるシニアのコートを現存のままお願いしたいと、こう思っております。

 次に、美術館構想についてお聞きいたしますが、この冊子には、岩澤重夫画伯からの作品には950点余りを掲げてあります。びっくりました。膨大な量が寄贈されたということで、私、先般聞きましたけれども、じゃそのすべてが絵なのか。聞くところによりますと、それはどこに置いてあるかというと、先ほどから、京都にまだ保管されているということを聞きましたが、その、どういうふうな場所に置いておるかを先般聞きましたら、6畳程度の広さに置かれていると。ちょっとびっくりしたわけでありますけれども、どういうようなものをいただいておるのか、絵画はどのくらいあるのかということを、まずお聞きしたいと思います。



○議長(井上明夫君) 地域振興部長。



◎地域振興部長(横田秀喜君) 申しわけありません。ただいま手元に950点の内訳のリストを持っておりません。ただ、私が認識しておる範囲では絵画もございます。それからアトリエもございます。先生が生前使われておりましたアトリエもございます。それから、世界的に収集をしてきました墨がございます。この墨については、かなり中国で使われた大きな墨もございますし、それから焼き物もございます。一番、950点ということで、今点数的には出ております。その中にはスケッチブック50冊が入っております。このスケッチブック50冊を入っておりますけど、これは1ページ、1ページ、それなりの絵が入っておりますので、実際の点数にしたら、1万を超えるぐらいの点数があるんじゃないかと思っております。私どもは、これを何とか早く市民の皆さんに見ていただきたいという思いを持っております。

 以上でございます。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) たくさんの遺品を寄贈したということは、非常に日田市にとっても大きな貴重品じゃないか、宝ではないかと思っておりますので、その保存につきましては、できるだけ早くしなければならないと、こう感じておりますが、まず先ほどから3人の方々もおっしゃっておりましたが、その場所に、今のクンチョウ酒蔵に美術館を云々ということがありましたけれども、私ははっきり言って無理だと思います。現状を見てきましたし、どのくらい金をつき込んでこの建物が現状復帰、そしてそういうような建物になるかと。このさっきの検討委員会のことにもありましたけれども、莫大なお金を投資しなければならないし、構造的に言いましても、はっきり言って、柱、壁、はり、そういうものがほとんど傷んでおります。そして、屋根も、もう軒先なんかはへたれております。かわらも全部かえなきゃならん。そういう状況の中で、こういうような芸術品、美術品を置くということは非常に無理でありますし、こうじ菌云々ということが言われておりますけれども、その除去とかいう、そのリスクを負ってまで、そこにつくらなければならないか。こういうことを私提案したいと思います。

 先ほど一つ出ましたけれども、実は新しい美術館を私は新築の箱物は要らないと思います。後のメンテナンスにしろ、非常に運営費、高くつくと思いますが、ここにいらっしゃる皆さんは、別府市美術館というのを御存じか知りませんが、ここにパンフレット、私も現場に行ったわけですが、別府市の上人ヶ浜のほうに、海辺にありますが、この美術館は、実はいつつくられたかといいますと、もう随分昔ですが、昭和59年にホテルであったのを、別府市に寄贈されて、改築して、別府市美術館としたと。もう既に27年目を過ぎている。非常に立地条件が余りよくないけれども、かなりの入場者がいるということです。

 浜田市長も、県立美術館構想で手を挙げたけれども、取れなかったということで、非常に残念がっていたということであります。

 ここの中には、常設展示に日本画は福田平八郎とか、洋画は梅原龍三郎、彫刻家の朝倉文夫とか、漫画家の富永一朗などの漫画室なんかがあります。そのすべてのギャラリーの面積ですが、485平米があります。収蔵庫が50平米というぐらいですが、それで、これに見合うような建物がどこかありはせんかと。それが、振興部長がちょっと言いましたけれども、日田市中央公民館、場所は上城内です。この建物は、皆様、すごい建築家が設計されたということを知っているかと思います。黒川紀章です。壁は当時、光る壁ということで設計をしてつくったんです。しかし、コンクリートのひび割れで、また上から舗装しましたので、今は光っておりません。

 彼は、私は非常に好きだったんですが、最後、亡くなる前に何をつくった建物があるかというと、東京の六本木にミッドタウンがありますが、そこに国立新美術館、別名、森の中の美術館をつくっております。非常に、自然との共生で、巨大な青いサボテンのイメージをした建物です。びっくりします。

 そういうことの、黒川紀章という方がつくられたこの建物を、やはり残していく。これに美術館をすれば、非常に合っているんじゃないかと。実は、中央公民館も、昭和53年ですから、もう33年も経過しておりますけれども、聞けば耐震構造は終了していると。ですから、あの2階、3階にギャラリーがありますが、面積がどれだけがあるかといいますと、日田は564、さっき別府は485平米と言いましたが、2階、3階のギャラリーが564平米あります。ですから多いわけです。そして、いろんな部屋があります。かなり中央公民館から分岐して、隣にはもう既に地域の公民館もできております。

 そういうことから言えば、そこにつくったらどうかと。そして、どなたかも言いましたけれども、企画展の構想を、岩澤さんの美術品だけじゃなくて、例えば近くにはブリヂストン美術館があります。ここには、いろんな地元出身の美術品が多いです。東京にもブリヂストン美術館がありますけど、これはほとんど外国の洋画が入ってきております。

 それとか、近くでは、日出に二階堂美術館があります。これは二階堂酒造がつくったんですが、蔵のイメージをしてつくっております。大きさ、展示室は535平米、そこには福田平八郎の、また横山大観などの所蔵されております。

 こういうことで、同じものを常設するんじゃなくて、企画展をやるなどして、日田にそういうものをつくる。要は、現存するその建物をもう少し生かし、リニューアルして、そこに早目に美術館構想をしたらいかがかなと、これは私の提案であります。そこを黒川ミュージアムとか、黒川ミュージアム日田とか、そういうようなニックネームで呼ぶとかして、少し人が集まるようなことを考えたらいかがかなと思いますが、どうでしょうか。



○議長(井上明夫君) 市長。



◎市長(佐藤陽一君) いろいろ御提案いただきましたが、一つ、御理解いただきたいのは、クンチョウの酒蔵を守るということがあります。守る、保存するということは、どういうことかというと、今へたっている、まさにかわら、全部やり変えなければいけないかと思います。壁にしろ、柱にしろ、かなり痛んでおります。これは全部やりかえないと、あれは保存できません。ですから、美術館をつくろうがつくらまいが、あそこには保存をするということを決めれば、それなりの経費をこれから何年か文化庁の補助金ももらいながらですが、かけていかなければいけません。

 それは、かなりな金額に、わかりませんけど、なるのかなと。あれだけ建物が大きいわけですから。ですが、これは美術館をつくるために修復するわけじゃなくて、まずは蔵を守るためには、それだけの修復をしなければいけない。処理をしなければいけないというのがあるわけです。

 一方で、修理になった後の蔵をどう活用していくかということで、そこに美術館を入れたらどうかというのが基本構想でありますから、美術館をつくるために蔵を修復していくというんじゃなくて、蔵の保存は保存としてやっていかなければいけないわけでありますから、そこは御理解いただきたいと思います。

 修復がなれば、そこに美術館を入れたらどうかというのが、基本構想案でございますので、それ以外の施設も入れ込もうというのが基本構想の案ですから、そこは御理解いただきたいと思います。



○議長(井上明夫君) 11番 立花議員。



◆11番(立花正典君) 私は、クンチョウの酒蔵をそのまま放置しようということじゃありません。やはり修復をしなければなりませんが、それには莫大な費用と時間がかかるということです。例えば、奈良の唐招提寺、先般オープンしたわけですが、約10年かかったわけです。全体を覆って、この酒蔵は5つの棟からなっております。非常に大きな建物です。一つのはり、柱を修復するにしても、相当の時間とお金がかかると思います。ですから、その代替として、そういうものを美術館をやって、その中には、先ほどから21番議員が言いましたように、技能職の研修の場、そういうものもつくりながら、地域の技術、伝統を継承する、そういうようなものづくりの場所を考えたらいいかなと。

 要は、あの建物を修復してしまうということは、相当の時間がかかるということを私は思っております。そういう方、専門の方に言わせても、同じことを言うんじゃないかと思いますけど、そういうことで、ぜひ日田に町並みを残す、酒蔵を残すということはいいかと思いますけれども、安直に早計にやらないようにしていただきたいというのが私の考えであります。

 以上で終わります。

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○議長(井上明夫君) 以上で、本日の一般質問を終結いたします。

 なお、16日の一般質問は、午前10時から再開いたします。

 本日はこれで散会いたします。お疲れさまでした。

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午後5時21分散会